【PSU】新ジャンル「パシリ」十七体目

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405ベア・ナックル 2/2:2009/09/11(金) 23:37:42 ID:HaLi3j/L
410さんの説得をしているわたくしを歪んだ顔で見て、男性は410さんを
自分のほうへ引き寄せました。ビキニパンツにコートの姿で。
「ええい、邪魔をするな!我々に任せればパシリはみな幸せになれるのだ!」
「帰ってくるかもしれないご主人を捨てさせてパシリの幸せとおっしゃいますか」
「そうは言っていない、来ればわかる。パシリは必ず幸せを見いだすことができる」
「幸せかどうかは本人が決めることです!そもそも焦燥感を煽って騙して
連れ去るという手段をとる時点で、誘拐だとばればれですよ!」
「手段や根拠などは問題ではない!友愛さえあれば幸せになる…そういう『パシリ孤児』を救済するのが我々の崇高なる使命…」
目を泳がせ、わたくしの背後にある夕日に向けていっちゃった顔で口を
パクパクさせている男性。駄目だこの人、早くなんとかしないと…
「君は隣の部屋のパシリ、なら君も主人が帰ってこないはずだね?」
「ハァ?主なら今お部屋にいるはずですよ?中からあやしげな障気が出てるでしょう」
「な!?そ、そんなはずはない、嘘をつくな!君の主人は…」
「間違いを指摘されて逆切れとは見苦しい。わたくしを拐かそうなど…正義の名に
おいて、二度と性犯罪に手を染めないですむようにしてさしあげますよ!」
男性は抱きかかえてGH410さんを人質ならぬパシリ質にしようとしたようですが、
丸腰なので全然人質になっていません。遠慮なく拳を握りしめて踏み込みました。
「ま、待て!いいのか?そんなことをしたら愛しあうぞ!」
「愛の意味もわからないでーっ!」
「らう゛ぃっ!」
大地のエネルギーを螺旋状に巻き上げて放たれたアッパーカットが股間に炸裂し、
男性は涙と鼻水とよだれを撒き散らしながら、錐もみ回転で吹っ飛んで倒れました。
「ばかな…武器を持たなければ、友愛さえあれば…攻撃されないと…あのお方は…」
「この間パシリ版淫行条例ができたと聞いてますし、処罰対象です!成敗!」
振りあげた拳をそのままに、夕日を背に受けて決め、です。ところが。
「あ、あの〜…」
「もう大丈夫ですよ。それにしてもあんな方法で誘拐とは卑怯きわまりない…」
おそるおそる話しかけてくるお隣のGH410さん。わたくしのバイオレンスに怯えた
のだろうと思い、にっこりと笑顔で返してあげましたが、帰ってきた答えは。
「『パシリとの接触を禁ずる条例』はデマだと昨日発表されましたけど…」
「……………え?」
そのとき、ぱちぱちと拍手が背後から聞こえました。
続いて、使い込んだ革靴の立てるかすれた足音。
「報告にあがった黒いビキニパンツ、こいつぁビンゴと言えばいいのかねぇ?
現場100回ってのも馬鹿にはできねぇな…現場じゃなく帰り道、だが」
なんだかハードボイルドな捜査員っぽい人が思いっきり見ています。
目の前にはわたくしの必殺の一撃でのびた男性が一人。わたくしは決めポーズのまま。
傷害罪!?どーするわたくし!どーする!?

to be continued...

--------------------------------------------------
といったところでどなたかよろしくお願いします。
406名無しオンライン:2009/09/12(土) 01:50:51 ID:e8Uar3uc
イクサ乙女キター!と言うかナニやってるのー!
ともあれなんてシュアーワールド化ですか>パシリスレ
407名無しオンライン:2009/09/13(日) 23:34:23 ID:zd+AxCex
>>404-405
荒ぶる戦巫女キター
>「君は隣の部屋のパシリ、なら君も主人が帰ってこないはずだね?」
>「ハァ?主なら今お部屋にいるはずですよ?中からあやしげな障気が出てるでしょう」

相変わらず、主何やってんすか!
ともあれ、ビキニ男タイーホで事件解決?

>>406
書き手は自分の書きたいストーリー展開があるだろうから、
スレが「ネタ振って誰かに任せる」パターンのみになってしまうのは考え物だけど、
どんどん繋いでいって1つの作品になるのも(>>339から>>374あたり)
1つの書き方でアリだと俺は思う。

408名無しオンライン:2009/09/14(月) 01:25:13 ID:bQrgQcbP
受け取って書く気力もないので小ネタを。

泊まる所がない時にしていた事務仕事の腕を見込まれ、『ある場所で事務の手伝いをしてくれないか』と言われてキャス姉が向かった先は、ワルキャスの部屋だった。
「いやー、悪いねぇ手伝ってもらっちゃって」
「いえ、こういう関連の仕事には慣れていますから」
……現在、キャス姉はワルキャスに事務仕事のいろはを教えながら、協力してそれを片付けているのだ。
キャス姉の微笑みに少々鼻の下を伸ばし気味のワルキャス。それを見て始終機嫌の悪いワルパシリが一言。
「……おい、鼻の下伸びてんぞ」
同時にドン、ドン、と大きな音を立ててコルトバジュースの入ったグラスが置かれる。
「んあっ、コラ!客、ってーかこの人に向かってなんつー態度とってやがる!」
「……ふんっ!」
ワルキャスの叱咤を無視し、ワルパシリは奥のほうに引っ込んでしまった。
「待ちやがれっての!……すいませんね、キャス姉さん。どうもしつけがなってなくて……」
「いいじゃないですか。嫉妬されるのは少々痛いですが、十分可愛い子ですよ」
それに、なんとなくあの二人……というか一人と一体を思い出しますし、と心中で付け加える。
「……そういえば、パートナーマシナリーの失踪事件があったんですよね」
「ん?あ、ええ。しかもこの前の個人情報流出も関係性が強いと言われていて、それがローグスの連中に流れて……今回の事件に使われた。という事らしいんすけど」
「この前のキャスト至上主義による虚偽条例事件といい、なかなか平和な日常は戻ってきませんね……」
「まあ、それを言っちゃあ俺らの存在意義が無くなりますよ。元々俺らは何でも屋みたいな物なんですから」
会話しながらもキーボードを叩いていた手をようやく止め、んー、とキャス姉は考え込んだ。
「どうしたんすか?」
「……いえ、そういえば私のライセンスも期限が近付いてきたな、と」
「な、なんだって!?そいつぁ危ないですよ!……というわけで、コミュニティー中にも何があってもいい様に俺とカードの交換を……」
「あ、大丈夫ですよ?うちの子にはちゃんと言ってますから。……あと、これ以上親しくなるのも……」
「いやいや全然大丈夫ですって!イッツアオールオッケーィ!」
「……ワルパシリさんが怒りますよ?」
「ほっときゃいいんですよあいつなんて!どうせ襲われてもあいつなら逃げるって……」
「…………おう、コラ」
突然聞こえた低い声。そちらを向くと、浮き輪を取ってツインダガーを構えたワルパシリが。
「いちいち女をッ!」
「インベルッ!?」
「口説いてんじゃネェッッ!」
「ヌービアムッ!!」
「こんのエロキャストォォォォォォォッッ!」
「ゼノグラシアァァァァァァァッッ!!」
見事なヒショウジンレンザンの三段攻撃で宙に浮きながら切り刻まれる、という芸当を軽々とこなすワルキャス。
地に伏したワルキャスと肩で息をしているワルパシリを見て、キャス姉はため息をついた。
「やれやれ、ですね」
「アァッ!?テメェも刻まれたいか!?」
「遠慮しておきます。……たまには手加減位してあげないとダメですよ?」
「っせぇ!コイツが浮気すんのが悪ィんだよ……」
ふくれっ面でまだワルキャスの横っ腹をゲシゲシと蹴り続けるワルパシリ。……どうにも、笑いがとまらない。
「大丈夫ですよ。私はあなたの恋人を寝取るつもりもありませんから。さて、続き続き、っと」
キャス姉にそう言われ、ついにワルパシリの顔が真っ赤になってしまった。
「だっ!?ち、違うっつの!俺はこいつのことなんか……」
「ご馳走様、です」
「うがーっ!違ぇっつってんだろうがぁっ!」
ワルパシリが騒ぐのを見てニコニコと笑いながら、ワルキャスの分も含めた作業を再び開始する。

ワルキャスの人、ちょっと借りてみました。実は『インベルッ!ヌービアムッ!ゼノグラシアァァッ!』がやりたかっただけです。すみませんでした。
409名無しオンライン:2009/09/14(月) 03:06:40 ID:u1II5IGg
>>378
おまたせしたがとってきたよー。
とりあえずビフォー(コロニー在住時)とアフター(モトゥブ引越後)ということで。
ttp://www.psu-wiki.info/upbbs/lib/printimage.php?id=00004306.jpeg

>>401
>>403
>>405
ネタに付き合ってくれてありがとうよう!
ここで一端途中経過ということで二発目をかかせてもらうぜ!

>>406
>>407
というわけで、もう少し風呂敷をひろげますずら。
実は昨日の夜に書いていたが寝落ち+アップデートでデータが飛んでたってのは内緒だぜ。

>>408
せっかく使って頂いたので早速お借りしますずら。
410たまにはお仕事ですとも1/3:2009/09/14(月) 03:10:30 ID:u1II5IGg
屈強のローグス達の警備の中を通り…
カジノ服を纏ったビーストレディに連れられ一つの部屋に案内される。
煌びやかな内装に、専用バーカウンター、並べられるアイテムも高級品ばかり。
その中にピンクのハートアフロをした男がワルキャスを出迎えた。

「よぉ兄弟〜…ローグス時代以来だなぁ元気にしてたか? 黒(ry」
「おっと、今はただのワルキャスだぜ。ヒル・ボル総支配人」
「はっはっはっーそうだったなぁ。ま、座れ座れ」

そう、彼こそ動乱の時代に一大サクセスを築き上げた男、ボル3兄弟長兄ヒル・ボル。
ランディール号を元種に流通会社を設立。
各ショップにて共通倉庫のアイテムを転送できるように計らったのも彼である。
事業も拡大してモトゥブに総合娯楽施設カジノ・ボルワイヤルを建設。
ガーディアンズの数少ない娯楽として重宝されたのは言うまでも無い。
今後はランディール号を買い戻し、フル改造を施してドン・タイラーに返還する噂も。
そんなボル兄弟達とワルキャスは互いに面識があり、
呑み仲間でありローグスとしての絆を今も持ち続ける間でもある。
ビースト女性は二人用のグラスに高級酒を注ぎ、テーブルに並べる。
豪華なソファに向かい合うように座り、まずは乾杯。
互いに喉を潤した所で、早速ワルキャスは話を切り出した。

「実は総支配人のコネを使って、少々情報を売って欲しい…頼めるか?」
「水くせぇなぁ兄弟、俺とおめぇの仲じゃネェか…で、何が欲しい?」

珍しく勤勉なワルキャスにやや驚きつつも、営業モードで対応するヒル・ボル。

「大型流通護衛用のローグスグループのリストが欲しい。
 最近、ドンの計らいもお構いなしに度が過ぎた小遣い稼ぎをする馬鹿が増えてきてる。
 ガーディアンズであり、ローグスでもある俺としては黙ってられるほど寛容じゃネェ」
「で…俺のところに来たと」
「あぁ…頃合をみてガサを入れネェと調子付くからな。
 それ以上に、ドン・タイラーやアンドウ・ユウ…
 新生ローグスとガーディアンズの絆を無駄に壊されるのはたまらんと思ってよ…頼めないか総支配人?」

ワルキャスの依頼にヒル・ボルはグラスを回して酒を一口。

「タイラーの兄貴やアンドウの兄貴(姉御)の名前を出されちゃ、無下にできねぇな…しかし、コレは取引。
 情報は金の種…俺の下で働く兄弟達の手前、おいそれと出すわけにはいかねぇな…」
「もちろん、タダで貰おうなんてずうずうしさはねぇよ。
 もう直ぐ祭典だ…祭りのタイミングでもっと集客を集めてみたくねぇか?」
「ハハッ…コイン10倍だな。銭の宛てはあるのかワルキャス?」

我らが何気なく支給され、受け取っているコイン。
当然ながら、それはガーディアンズが遊戯代としてボルワイヤルに支払っている。
コイン10倍ともなれば、当然遊戯代も10倍。
その分の集客も当然ながら増加する。
ボルワイヤルにとってもガーディアンズにとってもありがたい話である。
しかし、おいそれとできないのは運営側の予算の関係上、当然なのだ。
ニヤリとヒル・ボルのいやらしい笑みに堪えるように、
ワルキャスも酒で喉を濡らして似たような笑みで返答する。
411たまにはお仕事ですとも2/3:2009/09/14(月) 03:14:15 ID:u1II5IGg
「ルウの姐さんにアポ済みだ。この件で情報を拾えたら多少の融通は利かせるようだ」
「はははははっ! そういったところはぬかりネェなワルキャス。相変わらずやらしい奴だぜ」
「褒めてもなにも出ネェぜ? ハッハッハッハッ!」

気がつけば互いにグラスは空。
ゆっくりと立ち上がり手を差し出すヒル・ボル総支配人。

「売った!」

ワルキャスも立ち上がり、その手をしっかりと握って。

「買った!」

交渉成立。

「詳しい打ち合わせはあとでルウの姉御とやっておく。情報はウチのが速達で用意してやるぜ」

そういって、酒を出したカジノ服の女性が頭を下げる。

「(うーん、でかい)助かるぜヒル・ボルの兄貴」
「きにすんな、大事な呑み仲間だからな。今回の件が落ち着いたら呑みにいくか?」
「いいねぇ! ニューデイズでいい巫女酒屋を見つけたんだ、そこで一杯?」
「おめぇの場合はおっぱいのまちげぇだろぉ?」
「ちげぇねぇ! ハハハハハッ!」

〜〜〜

「あれ? ワルキャスさんは?」
「今アイツはボルワイヤルでヒル・ボルの兄貴とお話だってよー。
 どうせ、エロ雑談と呑み話だぜ?」

”ぶえっくしぉらあぁ!”
”お、なんだ? 風邪か兄弟?”
”んー…キャストだぞ俺?”

一方、ワルキャスのマイルーム。
キャス姉が今日も事務仕事を手伝おうとやってきた所で、
ワルパシリはソファに寝そべりながら答えた。

「なら、残ってる仕事を片付けさせてもらいますね」
「んー、頼むわー」

ワルパシリがポリポリとC鎧を齧りつつ週間パシリに目を通す。
そんな中、データ入力を進めるキャス姉が話題を振る。

「そうそう、コロニーでPM失踪事件の現行犯が捕まったとか」
「おぉ! パシリ仲間から噂は聞いてるぜ? 変態パンツ野郎だって」
「そのようで…これで解決に進めばいいんですがね」

ぴょいとソファから立ち上がり、ワルパシリは冷蔵庫をあさる。

「うん…けど、アイツ一人だけにしちゃ、明らかに失踪数が多いんだよな…
 ローグスって基本チームだからよぉ…きっと上がいるはずだぜ?
 あの女帝も友の会とかを考えて対策はしてるみてぇだけど…
 それでもまだ隙をみて盗まれてるらしいぜ…」
「そうですね…それにしても、随分詳しいですねぇ」
「そりゃ、奴が率先していろいろ動いてるからなぁ…やけにはりきりやがって」

二人分のグラスに甘めのコルトバジュースを注ぎ、キャス姉の下にやってきて。
今回は静かにグラスを出す。
412たまにはお仕事ですとも3/3:2009/09/14(月) 03:16:58 ID:u1II5IGg
「ほらよ」
「ありがとうございます。でも…なんだかんだで、良く見られてますネェ…
 ワルキャスさんが張り切るのも頷けます」
「なっ…あいつは仕事やってるんだから、当然だろっ!」
「はい、その通りですね…フフフッ」
「う…うううううぅ…」

なぜか顔が赤くなるワルパシリ。そのまま引きこもるようにソファに戻る。
キャス姉はクールなポーカーフェイスで仕事を進めて。

「頑張ってる人には、なにげないご褒美が一番ポイントが高いですよ?」
「!!」
「独り言です」
「そ…そうか…」
「…フフッ」
「うーっ! 無駄に笑うナッ!」
「はい…クスクス」
「だーかーらーっ! ムキイイイイッ!」

些細な言葉のボールキャッチをしながら、ワルキャスの部屋はわりと平和。


とりあえずここまで。
明日の夜に敵側の動きを入れさせていただきます。
自分のネタ振りに参加してくれて頂いている皆さん、ありがとう御座います!
413途中経過1/2:2009/09/15(火) 00:30:09 ID:nFwhYfv4
というわけで、予告通りにもう少しだけ書かせてもらいます。

複数のモニタがある部屋。
その中の一つにルウがモニターに映され今回の事件の進展を報告している。

”PM紛失事件の途中経過を報告します。
 現在の調査と捜査により、現行犯の逮捕に成功しました。
 加えて、匿名の情報提供者より、主犯ローグスのチーム名、
 規模と基地の場所が判明しました。
 各支部の警備を強化する一方、余力のあるガーディアンズは
 主犯ローグスへの強制捜査、PMの回収をお願いします。

 偏愛趣向ローグス ラブダ・ラプチャ 危険度:B
 基地:西クグ砂漠方面
 特徴:PMに対する執拗な趣向を示す小規模ローグス。
    構成員は元GRMの社員で構成されている。
    今回の現行犯はこのグループに所属するローグスであった。

 旧体制型ローグス ビルデ・ビアス 危険度:A
 基地:ガレニガレ鉱山方面
 特徴:典型的な旧来のローグス集団。
    新生ローグスの体勢に異を唱え、勢力を広げつつある。
    流通警備を装い、自分の艦にPMを密輸入した疑いがある。

 新規参入ローグス ディープ・ロレイ 危険度:?
 基地:地底湖方面
 特徴:判明する主犯ローグスの中で一番情報の少なかったローグス。
    PMの紛失事件当初から関与している模様。

 今後、情報が入り次第各ガーディアンズに展開させていただきます。
 以上、各ガーディアンズの健闘を期待しています”
414途中経過2/2:2009/09/15(火) 00:35:26 ID:nFwhYfv4
モニタの前、一人の男が椅子に腰を下ろし感心するように頷く。

「さすが、歴戦の勇者達…俺達の名前まで挙げられたのは意外だったな…
 まあ、俺は有能な奴も敵も味方も関係ないと思うし…」
「ッ!! ムゥウウ! ムムムゥウ!」

その背後、サボテチェアに縛り付けられ、猿轡で激痛の声も出す事を許されていない男が一人。
それは極限状態のPMに衣服を食い散らかされ、全裸になりながら逃げおおせたローグス。

「敵味方関係なく、俺は無能は要らないと思う。だってそうだろ? 無駄なんだから」

悠々と語る男は立ち上がり、縛り付けられた男に歩み寄る。
激痛により血と涙と鼻汁をとめどなく溢れさせながら懇願するもくぐもった声しか発する事ができない。
そんな彼に首謀者らしき男は能面のような顔をいきなり憤怒の表情にして睨み付け、怒鳴り散らす。

「俺はPMを回収しろと言ったよな? 誰がストリーキングしろつったよ?
 おかげで無駄な情報とバカなグループのメンバーが現行犯逮捕。
 俺らのビジネスにとって、デメリットしか発生しない? バカかお前はバカチンか?
 俺達に不利益を与えて満足かこの屑がッ! 屑は何やっても屑だなこの屑ッ!」
「ムゥウ! ムムウゥ!」

縛り付けられた男の言い訳など聞く耳を持たないとばかりに背を向け、深く深呼吸。

「あぁ、君にはまだ価値がある…先程の言葉は訂正するよ…すまなかっ…たッ!」
「ムゥウウウゥ! ブハッ! ハアァ…はあ…ヒゲブッ!!」

男はサボテチェアごと哀れな部下を蹴り倒した。
その先にはドルァ・ゴーラが口を大きく広げて今夜のディナーを待ち構えていた。

「うちのペットの餌に打って付けだったのを忘れていた…君は有能だ!」

部屋中に響く悲鳴と咀嚼音を堪能しながら男は満面の笑みで餌となる彼を賞賛する。
そんなところに、一人の部下が扉をあけ、残虐ショーを他所に報告を上げる。

「ボス。移動の準備、完了しました」
「時間通り…やはり、私の部下は皆、有能だな。構わんやってくれ」
「ハッ!」

後日…ディープ・ロレイが根城にしていた廃坑は、
ぽっかりと穴を空けて消滅している事が報告される。

事件は…まだもう少し続く。

もう少しだけ風呂敷を広げてみるテスト。
友愛と服食われのローグスは別人にしちゃったぜ!
415パシリ的解決法(俺ばーぢょん):2009/09/17(木) 22:04:57 ID:dSY5sb4r
>>414>友愛と服食われのローグスは別人にしちゃったぜ!
 いいんじゃない?多分別人だし。
 同じような格好をした連中が、こっそり各支部へ……キモッ!

 そして、誰も書かないようなので、書いてみた。

GH4xx 「ご主人様、お呼びでしょうか(つやつや」
主人♀「何よ、随分と満足そうな顔ね。
     ま、まさか、更に倉庫のアイテムをっ!」
GH4xx 「いえ、コミュニティ友の会に、褒章として食事武器や防具をいっぱいもらえました。
     それを毎日食べているだけです」
主人♀「褒章?」
GH4xx 「はい。
     私が偶然に服を食べてしまった相手は、ラブダ・ラプチャというローグスに所属する変態で、偶然それを目撃した会のメンバーが追跡したのです。
     それを報告したところ、総裁からご褒美をいただきました」
主人♀「そう、それは良かったわね……(ぐ〜、きゅるきゅる」
GH4xx 「そのご様子だと、かなり空腹のようですが」
主人♀「もう三日も食事して無い……あんた、食べ物は無い?」
GH4xx 「(予想通りですか……持って来て正解ですね)
     とりあえず、このペロリーメイトとミネラルウォーターで我慢してください。
     食べ終わりましたら、良い場所へお連れします」
主人♀「(もぐもぐ……ごくごく……)ふぅ、とりあえず食べ終わったわよ」
GH4xx 「それでは私の後についてきてください」

 ―――惑星モトゥブ、某廃鉱跡―――

主人♀「ここは、何?コンテナがいっぱいあるし、パシリ達もいっぱい居るし……」
GH4xx 「ここにはありとあらゆる品が貯蔵されています。
     当然、食料もあります。
     存分に空腹を満たしてください」
主人♀「いやそれ、答えになって無いけど」
GH4xx 「私達にも詳しく教えられていませんが、ここの備蓄を好きに食べたり持ち出したりして構わない、と、本部から許可を頂きました。
     何でも、最近頻発しているパシリ誘拐の真犯人に打撃を与えられる、とは聞きましたが」
主人♀「よく分からないけど、とりあえず好きに持って行っていいのね?」
GH4xx 「はい、困っているご主人様達に教えても構わないそうなので、お好きになさって下さい」
主人♀「分かったわ、それじゃ、知り合い達にメールを送って、と……
     これでいいわ。
     じゃ、私も好きなだけ頂いていくから、あんたも食事に困らないようにたっぷりと貰っていきなさい」
GH4xx 「了解しました」

 その後、パート状態のガーディアンズとそのパシリ達によって、倉庫の中はモノメイト一つ無い状態になりました。
 こうして、未知のローグス、ディープ・ロレイの足場崩しは、ひっそりと終了したのです。
 発案者は、情報部のダンディなおじさま、という話ですが、それは噂の域を出ませんでした。

……よし、投げるっ!
416名無しオンライン:2009/09/18(金) 08:22:48 ID:AzcLGqIz
>>415
>誰も書かない〜
1つワルキャス氏に連動するネタはあるが、書く時間が無いって愚痴。
417調査した結果がコレだよ 1/5:2009/09/24(木) 00:40:11 ID:sc3Igwpc
ども、>>416です。何とか書けた。
長くなったのと、今後書くかは不明だけど、
一応、『GH450の人』って事でよろしく。


〜〜〜????〜〜〜
『う、う〜ん』
白いシーツ、薄手の毛布。ベットで私は目を覚ましました。
『あれ、ここは・・・?』
ゆっくりと起き上がり辺りを見回します。ここは・・・医務室?
私の寝ていたのと同じベットが横に並んでいます。ベットの上には私と同じくPMさん達が眠っています。
あれ、この子達何処かで・・・

「ようやく気が付きましたか?」
私の後ろにあった大型モニターから、突然声が聞こえました。
そこには目元のみの仮面で顔を隠し、白い480オッソリアスーツに身を包んだ男が映し出されていました。
「寝心地はいかがでしたか?」
『あ、あの・・・あなたは?それにここはいったい?』
「私はこの施設を管理するものです。あなたの居る場所はPM専用医務室ですよ。」
PM専用医務室。言われてみれば、毛布もベットの大きさも、
すべて私達PMサイズになってます。どうりで寝心地がいいはずです。
でも、そのPM専用医務室にどうして私はいるのでしょう?
「おやおや、まだ寝ぼけてるようですね。
 焦る事はありません。ゆっくり思い出してごらんなさい。」

未だ理解できていない様子の私に、仮面の男は微笑みかけます。
私は言うとおり、目を瞑り、記憶を辿ります。
そう、今日もいつものようにご主人をたたき起こして、一緒に食事をして・・・
その後、準備を整え、ガーディアンズ本部で作戦実行の為、他の皆さんと合流したのでした。
そうです、その時顔をあわせたのが、横で眠っているPMさん達です。
だんだんと思い出してきました。
全員そろった所で、ルゥさんから今回の作戦の指示を受けました。
『そうです。完全に思い出しました!
 私達は今騒動になっているPM紛失事件を解決するべく、
 PM奪還作戦に参加して、ラブダ・ラプチャに来たのです。』
思わず声が出ていた事に気づき、ハっとなる私。
その様子を見て、微笑む仮面の男。自分の顔が真っ赤になっていくのを感じます。
気を取り直して、私はさらに記憶をたどります。
私達は無事、敵のアジトに潜入。PMを監禁しているであろう倉庫に踏み込みました。
でも、そこは空っぽで・・・代わりにあったトラップが作動して・・・
『そこで、私達は爆発に巻き込まれ・・・
 って、ちょっと待ってください。PM専用医務室?
 まさか、ここは!』
何か気づいた様子の私に男は答えます。
「その通りです。ここはそのラブダ・ラプチャ内のPM専用医務室です。」
418調査した結果がコレだよ 2/5:2009/09/24(木) 00:43:22 ID:sc3Igwpc
〜〜〜ラブダ・ラプチャ:PM専用医務室〜〜〜
「本来在ってはならない事ですが、潜入して来たあなた達を間違って負傷させてしまったので、
 ここで治療したのですよ。」
ラブダ・ラプチャのボスである仮面の男はそう続けます。
『ご主人、ご主人様はどうなったのですか?』
私は辺りを見回します。一緒に乗り込んだPM達の姿はあれど、
私のご主人様達の姿は見当たりません。
「さあ?人間風情に興味はありませんから。」
仮面の男は言葉通り、心底興味なさげに答えます。
「まあ、あのトラップに巻き込まれた上、300を超えるマシナリー相手では、
 無事ではない事は確かですがね。」
それを聞き、私は急いで部屋を出ようと医務室の扉に手をかけます。
「無駄ですよ。その部屋の扉はロックされています。
 鍵は私が持っています。中から開ける事は不可能ですよ。」
『なら、ぶち破るまで!』
私は全力のフォイエを扉目掛けてぶち込みました。
豪快な爆音が部屋中に響きます。爆音に驚き、目を覚ますPM達。
これで扉もコナゴナになって・・・
『そ、そんな・・・』
そこには、傷ひとつ無い扉が相変わらず私の前に立ちはだかっていました。
「言ったはずですよ。ここはPM専用医務室。PMに関してあらゆる事が考慮され、設計されています。
 もしもの場合に備え、ここではPMの能力一切が無効化されます。PMの攻撃ではビクともしませんよ。」
私はここに来てようやく私達の置かれている状況をはっきり理解しました。
つまり、私達は手当てされたのではなく、見事、敵に捕まったと言う事のようです。
どう頑張ってもこの部屋から出られない事を悟った私は、
目覚めたばかりで状況がはっきり飲み込めていないPM達に、
現在の状況をざっと説明した後、仮面の男を睨みながら質問します。
『・・・こうやって、コミュニティコースのPM達もこの建物のどこかにいるのですね。』

「勘違いされては困る。今回のPM事件、
 私達はガーディアンズに感謝されこそすれ、恨まれる事はまだ何もやっていませんよ。」
『いまさら、何を言っているのです!
 現にガーディアンズはあなたの仲間を捕まえたではありませんか!』
「見解の相違という奴です。PM救済こそ私達の崇高な理念です。
 その為の行動が、偶々あなた達のいうPM紛失事件と似ていただけに過ぎません。」
『何をぬけぬけと!』
仮面の男は説明を続けます。
「この作戦の指示を受けた時、この組織以外にも別の組織の情報がありませんでしたか?
 あれは私達がそのスジをうまく利用してガーディアンズへ提供するよう仕組んだものですよ。
 私達のかわりにガーディアンズに働いてもらおうと考えての事だったのですが、
 既に逃げられた後だったとか。新生ガーディアンズも高が知れますねぇ」
『確かに、ディープ・ロレイへの作戦は失敗したという連絡はありましたが、
 その情報が入ったのは、ここへの突入直前ですよ!何故あなたはその事を知っているのです?』
「当然です!各PMの基本体重、スリーサイズは当然のこと、
 PMに関する時事問題、今日のPM運勢、現在PMの間で流行っている事柄、
 グラール2ちゃんねるのPMスレの過去ログから週刊パシ通臨時増刊号まで
 PMに関して分からない事など、私にはありませんよ。」
高らかに宣言する仮面の男。私達は生暖かい目で見つめます。
「・・・こほん。とにかく、今言った事は全て事実です。ご理解していただけましたか?」
『監禁状態の私達に敵の言葉を信じろと言うのですか?』
「ごもっともです。ですが、信じてもらう必要はありません。
 何故なら、あなた達は今日、ここで生まれ変わるのですから。」
419調査した結果がコレだよ 3/5:2009/09/24(木) 00:45:10 ID:sc3Igwpc
仮面の男はそう言い放つと、端末を操作し始めます。医務室の中心部分の床が突如開き、
開いた床からディラ・グリーナが顔を出します。
『何をするつもりです!?』
私は思わず杖を構え、臨戦態勢を取ります。
「何って、言葉通りです。
 コイツは特別製でしてね。姿はそのまま、今までの経験や記憶のみを消してくれます。
 大丈夫ですよ。抵抗しなければ痛みはありませんから。」
『そういう問題じゃありません!本人の意思に関係なく、
 ご主人様との今までの記憶を、絆を勝手に消して、
 それがPMにとって本当の幸せだと言うのですか!』
「私は正しい事だと考えてますよ。
 その後、私の作ったPM達の楽園で生活するのです。
 これからは何からも束縛される事なく、自由で幸せな生活が手に入るのですよ!」
 ・・・どうやら、どなたからも賛同は得られないらしいですが。」
気が付くと、私達のやり取りを聞いていたPMさん達が私の周りに集まり、
当たり前だと言わんばかりに武器を取り、ディラ・グリーナと対峙しています。

「まあ、想定通りですがね。少々荒療治ですが、仕方ありません。」
言い終わると、仮面の男は再び手元の端末で何か操作をします。
同時に、ディラ・グリーナが活動を開始、触手を伸ばして私達を捕まえようとしてきます。
私達は伸びてくる触手を弾いたりかわしたりして隙を伺います。
『こいつは確か、吹き飛ばしで暫く行動不能になるはずです!』
『私に任せて。しゅわーっち』
GH411ちゃんが弾いた触手の間をすり抜けて、GH422ちゃんがボッガ・ズッバを繰り出します。
轟音と共にGH422ちゃんの拳が炸裂します。そして吹き飛ぶGH422ちゃん。・・・あれ?
『・・・痛った〜い。』
痛がるGH422ちゃん。対してディラ・グリーナには傷一つありません。
「言ったでしょう?PMの攻撃は無効化されると。
 この部屋に入った時点であなた達は大人しく処置されるしかないのですよ。」
部屋に響く仮面の男の声。
それを聞いてもなお、攻撃を続けていれば何とかなると思っていた私達は、
比較的ダメージの通りそうな装甲の隙間を狙ってみますが、傷つける事が出来ません。
やがて、武器PPが底を尽きると、私達はベットの影に隠れたり、うまく触手をかわすしか出来なくなります。
一方、激しくなるディラ・グリーナの攻撃。触手が絶妙な動きで私達を捕まえようとしてきます。
かわしていて分かったのですが、あの触手、何か・・・その・・・すごくえっちな動きをしてるんです。
『(絶対つかまりたくない・・・)』
つかまったら最後、記憶を消されるという事もありますが、
ここでお話出来そうに無い、大変な事態になりそうです。私達は必死に逃げ回ります。

避ける事しか出来ない、回復や休憩も間々ならない私達とは違い、
ディラ・グリーナは基地からしっかりとエネルギー補給しているのでしょう。
一向に止まる気配がありません。たとえ止まった所で私達の攻撃が効かないどうする事も出来ませんが。
絶望的な状況の中、1人、また1人とPM達が触手に捕まっていきます。
そして、最後まで頑張った私も、ついに触手に絡め取られてしまいました。
「ご苦労様です。まあ、勝負は最初から決まっていましたがね。」
勝ち誇る仮面の男。
『いや!放して、放してください。』
捕まってもなお、抵抗する私達。嫌だ、記憶を消されるなんて!!
ご主人様の事を忘れてしまうなんて!!!!
「もう観念なさい。嫌なのはこの瞬間だけです。」
仮面の男が三度端末を操作します。
ディラ・グリーナから私達を捕まえている触手とは別に
端子の付いている触手が伸びてきました。
「さて、しばしお別れです。目覚めた時、
 あなた達は私にに感謝するでしょう。それでは、おやすみなさい。」
首元に押し付けられる触手。
私達は次々に意識を失います。
そ・んな・・・ああ・・・、ご主・・人・・・・さ・・・・・・
420調査した結果がコレだよ 4/5:2009/09/24(木) 00:52:30 ID:sc3Igwpc
〜〜〜????〜〜
『う、う〜ん』
白いシーツ、薄手の毛布。ベットで私は目を覚ましました。
『あれ、ここは・・・?』
ゆっくりと起き上がり辺りを見回します。ここは・・・医務室?
私の寝ていたのと同じベットが横に並んでいます。ベットの上には私と同じくPMさん達が眠っています。
あれ、この子達何処かで・・・

「気が付きましたか?」
背後からの声。何か激しいデジャヴを感じ、私は身を硬くします。
「ここはPM用メンテナンス室。怖がらないで。」
中級整備士と書かれたバッチを付けたヒューマンの女性がそこにいました。
彼女は手元のデータを確認しながら私に話しかけます。
「細部のチェックはGRM社に頼む必要がありそうだけど、
 軽い記憶障害がある以外は特に問題なさそうね。」
記憶障害という言葉に私は反応します。
やっぱりそうか。私はあの後、ディラ・グリーナに捕まって、記憶を消されてしまったのね。
「無事かぁぁGH450っっ$%&U(I!!1」
突如部屋の扉が開き、男性ヒューマンが飛び込んできました。
『ちょ、落ち着いてください。私は無事ですから!』
私は男の顔を見て言います。
『大体、格好から見れば、ご主人の方が無事では無いでしょう?』
私は軽い火傷や擦傷程度であるのに対し、
ご主人は頭には包帯、右腕と左足はギブス、松葉杖を使っている等
どうみても、私の方が無事で・・・あれ?記憶が消えてない!?
『ご主人様!!!!あなたは、私のご主人様ですよね!!!!』
「・・・頭はお前のが無事じゃ無さそうなんだが?」
この態度、まさしく私の知ってるご主人様です。私はうれしさの余り、ご主人に抱きつきます。
「おい、待て、ちょ、痛い痛い」
でも、何で?あの時、確かに私は捕まって・・・
「救出時の衝撃で少し記憶障害を起こしているだけよ。心配いらないわ。」
整備士の女性は私達を見ながら微笑み、ご主人に私の状態を簡単に説明し始めます。
『あ、あの。いったい何がどうなって・・・?』

〜〜〜パルム西:ショッピングストリート〜〜〜
ガーディアオン本部から出て、GRM社に向かう途中。
私はご主人から、あの後の事を聞きました。
ご主人達は300ものマシナリーの大群をを何とか掻い潜り、ディラ・グリーナに捕まった私達を発見。
PM専用医務室の効果は、ガーディアンには影響しなかったらしく、
記憶を消される寸前で何とかディラ・グリーナを破壊し、私達を助け出してくれたそうです。
ただ、その際無理が生じたのか、私は丸1日、意識を失っていました。
ラブダ・ラプチャの構成員は何名か捕まえる事が出来ましたが、
肝心の仮面の男は、ディラ・グリーナに手を取られている隙に逃走。
ラブダ・ラプチャの端末は全て破壊され、かろうじて残っていたデータにも、
ラブダ・ラプチャ及び仮面の男に関する事は残っておらず、構成員からも情報は無し。
その後の足取りは掴めていません。コミュニティーコースのPM達も発見できず。
どうやら、仮面の男の言った通り、
ラブダ・ラプチャは今回の事件に関して、本当にまだ何も関わっていなかったようです。
『それでは収穫ゼロだった訳ですね・・・』
「実はそうとは言えないが・・・どの道、この怪我じゃ、捜査復帰は暫く無理だわ。」
何か含みのある発言ですが、ご主人の言う通り、この怪我では捜査復帰には暫くかかりそうです。
「とりあえず、お前の調整が終わったら、そうだな〜温泉でも行ってゆっくりするか〜」
『温泉!いいですね〜楽しみです。』
「本当に楽しみだわ。温泉♪混浴♪白い素肌のニュマ子さん♪」
『・・・』
快晴のパルム西に火柱が上がり絶叫が響きます。
どうやら、暫くは自宅療養が続きそうです。
421調査した結果がコレだよ 5/5:2009/09/24(木) 01:02:57 ID:sc3Igwpc
〜〜〜????〜〜〜
「まさか、あの数のマシナリーを凌ぎ切るとは・・・」
正直、予想外だった。トラップの後のあの大群のマシナリー。
倒しきれるはずのないと考えていた大群を倒しきり、彼らは自分達のPMを助け出した。
「いやはや、新生ガーディアンズ、甘く見ていたのは私の方だったようですねぇ。」
代償として、数名の構成員と基地の1つを失った。が、その分の収穫は十分だったと彼は感じていた。
ガーディアンズの現在の戦力を把握出来た事。
今後、彼の計画には必ずガーディアンズが立ちふさがる。
今回の件が無ければ、彼はガーディアンズの戦力を見誤ったまま、計画を実行、
そして敗北する事となったはずだ。それに比べれば、数名の構成員と基地の1つで済んだのはむしろ幸運であろう。
『ご無事で何よりです。マイマスター。』
彼のPM(幾分改良されているようで、型番は分からない)が、彼の帰還を歓迎する。
『報復の準備は出来ています。いつでも出発可能です。』
「いや、報復はしないよ。彼らにばかり構っていられるほど、私は暇ではないのでね。」
男は答える。
『わかりました。ではPM誘拐事件はいかがしましょうか?』
「その件も、このままガーディアンズに任せる事にした。」
『お言葉ですが、本当に彼らに任せて大丈夫なのでしょうか?
 せっかくの情報を敵に出し抜かれるような輩ども、信用に足るとは思えません。』
「確かにその通りだが、私は計画の練り直しをする必要があるからね。あまり表立って騒ぎは起こしたくない。
 それに、もうヒントは残してきたんだ。彼らも2度、同じ間違いは起こさないだろうし。」
基地を逃げ出す直前。端末からラブダ・ラプチャに関する全てを抹消してきた。
ただ、わざと消さずに残して来たデータもある。
それは今回のPM誘拐事件の黒幕1つであるディープ・ロレイに関するデータだ。
せっかく流した情報をガーディアンズが無駄にしたと聞いた時は大変失望した。
同時に最悪、自分達が動かなければいけない事態を想定し、さらに調査を進めていたのだ。
とはいっても、相手も相当キレモノらしく、中々尻尾を見せてはくれず、
判明したのは、彼らが次の基地として移動していそうなポイント数箇所だけだったが。
「さて、この話はこれでおしまいです。私も今日は疲れました。そろそろ休むとしましょう。」
『了解しました。』
そういい残し、彼と彼のPMは奥の部屋へと姿を消した・・・。


主   「えっと、何か、そのホンマスンマセン。」
GH450 『書いてるうちに意外に長くなるわ、収拾つかなくなるわ、
     何書いてるか分からなくなるわ、話の展開が二転三転するわ、大変でしたね。』
主   「一応、見直しは行ったのですが、誤字脱字、意味不明な展開があるかと思いますが
     笑ってゆるしてやってください。」
GH450 『物語を書くと言うのは本当に難しいですね。』
主   「とにかく>>401で参加した、俺はここで終了かな。
     後、仮面の男、何か計画してるような終わりですが、本当にこのPM紛失事件とは関係ありません。
     勝手にストーリーが広がったというか、何と言うか・・・。
     さらに言うと、構想はあるが書いてる余裕があるか分かりません。時間と文才をくれぇぇ〜。
     って訳で、【打ち切り漫画の回収できなかった複線の無理やり回収しました】みたいな感じで1つ。」
GH450 『そもそも、>>413のラブダ・ラプチャの設定を勝手に自分の物にして
     ここまで広げてよかったのでしょうか?』
主   「・・・倫理的におk?」

2人 「それでは、お目汚し失礼しました!」

という訳で誰かにパス。後は・・・頼ん・・・だ・ぜ・・・
422名無しオンライン:2009/09/24(木) 21:54:12 ID:PfBtcaWQ
>>415
>>421
そ、そうきたか〜ッ!(AA略
両氏ともいいボールだぜ、GJ!

ということで、現時点でラブダ・ラプチャの線が消えた感じですな。
マスクで480オッソリアとなると
「パーシリちゃーん、あそびましょ〜」
(あの変声機にかけた感じの声で)
のイメージが…w
そして、エロ触手っていいね!
もろもろ含めて倫理的におk!

現在、言い出しっぺとしてビルデ・ビアスを料理中です。

「此処はしばしワルパシリのセクシーショットをッ!」
「そんなもんねぇから!」
『ワルキャスくーん、あそびましょ〜』
「「?!」」
423その頃、主人さんは……/1:2009/09/25(金) 03:07:33 ID:BZZ9Vr2+
なんとなく電波を受信したので>>417-421の裏側(的なもの)を。パシリ成分ほぼ皆無な上に中二状態です。
GH450と主人氏、こんなネタを書いてしまった事をお許しください。

ローグス・『ラブダ・ラプチャ』の本拠地前。そこには見張りのローグスが二人。
「あれじゃあ『ここが本拠地だ!』ってバラしてる様なもんじゃない」
「ですが、一応見張りは立てておくに越した事はありませんが。敵が中に入ってからではもう遅いですしね」
と、二人の女性が岩陰に隠れて話し合っていた。一人は何故か意味を成していない拘束服を着た低身長のビースト、もう一人は黒のギムナエルセットを装着したキャスト。
「……中では何が起きているかわからない。だから、急いでパシリたちを救出しなければ……!」
と、二人の後ろにいたヒューマンの男性が二人に提案した。
「ええ、『あなたの』パシリも、よね。……まったく、あたしが檻の中に入ってたらこんな事になってたなんてねぇ」
「言っておきますが、女主人さん。あなたは私の『保護監察下』にあるんですからね。私からあまり離れないでください」
「わーってるわよ、キャス姉」
……そう、先日起こったPM接触禁止条例事件にて一年の懲役を喰らった女主人。現在はキャス姉が監察官としてそばにいるお陰で外の空気を吸えている。
「……しかし、問題を起こしたガーディアンを連れて来てよかったのか?下手を打てば……いや、なんでもない」
と、ヒューマンの男……GH450の主人が疑問を口にし、すぐに取り消した。
「あー、うん、大丈夫。問題って言っても不当に拘置所に入れられて、それでムカついて脱走しただけだから。……拘置所は昔を思い出して嫌になるのよ」
「女主人さんは元ローグスですので、こういう場所についてはすぐに見つけることも出来ますし、罠の探知も得意なんですよ」
「まあね、昔取った杵柄というか、なんというか。……で、キャス姉?あたしの頼んだ武器は?」
女主人がキャス姉に問いかけると、すぐに『こちらです』と腕輪型のナノトランサーを女主人に渡した。
「あなたの倉庫から適当に見繕ってきました。ガーディアンズライセンスがまだ剥奪されたままですので、全て装備できるはずです」
キャス姉の言葉に『了解』と短く返し、ナノトランサーを装着。拘束服が収納され、黒のブン・ブーン上下とゴジゴッジブーツが召喚された。
「さあ、いっちょ暴れますか」
ニヤリと顔を歪ませ、女主人が呟いた。

            ***   ***

事の起こりは十数時間前、一人の男がコロニーのベンチで苦悩していた所に、キャス姉が話しかけた事から始まる。
その男……GH450の主人の話によると、長い間自分のPMが帰って来ていない、連絡も付かずにどうする事も出来ないというものだった。
しかも、消えたのは運悪くもPM失踪事件の真っ只中。事件との関連性が強い事が伺える。
そんな時、ルウから全ガーディアンに連絡があった。今回の騒動、実行犯は『ラブダ・ラプチャ』というローグスの可能性が高い、と。
それを聞いた主人は、『そこに450がいるかもしれない!』とキャス姉に言い、すぐに本部へと向かおうとした。しかし、キャス姉はそれを止める。
「……ガーディアンズより、私の知り合いの方がローグスの事を知ってますよ?」
その言葉の後にパルムにある某刑務所へと飛び、女主人を『一時的に監察下に置く』という条件で連れ出してきたのだった。
「あんたも大概はっちゃけるわね……」
「あなたにだけは言われたくありませんが。……先に見張りを倒しましょう」
ロングボウを取り出し、キャス姉が言った。
「……あれ、あんたアクロファイターじゃなかったっけ」
「あなたの装備を借りて、今は一時的にガンテクターをしています。……女主人さんも弓を構えて下さい」
「わかったわよ」
すでにチョウセイソウがリンクされたロングボウを取り出し、構える。……私に合わせる様に、と念を押し、キャス姉がカウントダウンを開始した。
「3……2……1……shot」
二人が同時に放ったフォトンの矢は、確実に見張りの二人を貫いていた。
424その頃、主人さんは……/2:2009/09/25(金) 03:09:17 ID:BZZ9Vr2+
「……それで、この後はどうするんだ?」
主人の質問に、女主人が答える。
「へ?そんなの決まってるでしょ。『見敵必殺(サーチアンドデストロイ)』よ。久々に暴れたかったのよねー」
そう言ってヒャッホーと声を上げながら走り出す女主人。……主人の肩をキャス姉が叩く。
「とりあえず、女主人さんに任せれば何とかなりますので。……私達は取りこぼしを潰しましょう」
真顔で言うキャス姉に対し、そうは言われても、という顔で困った視線を向けることしか出来ない主人だった。

            ***   ***

「フ タ エ ノ キ ワ ミ 、 アッー!!」
そんな奇声を上げながら、女主人がローグス・オッグをナックルで吹っ飛ばす。その横で、冷静にツインハンドガンを撃つキャス姉と、そこそこに応戦する主人。
「……にしても、おっかしいわねぇ」
「どうしたんですか?」
「定石どおりの罠が少なすぎるのよ。……はっきり言って、本当にここを守る気あるのかってレベルの少なさよ」
ナックルをナノトランサーにしまい、女主人がそんな事を言った。
「……確かに、他のアジトと比べて罠の威力はあるが、数が少ないな」
主人もそれに同意する。……やはり、ここは『ラブダ・ラプチャ』のアジトではなかったのか?そんな事を主人が考えていると。
「でね、普通は『ただの弱小ローグスのアジト』と考えて手を抜こうとするでしょう?……ローグスあがりとしてはね、こういう場合には逆に戦力を増強するの。何故だと思う?」
と、ここで女主人は台詞を一旦区切り、キャス姉に四種の強化テクニックをかけるように頼んだ後、こう言い放った。

「……この先には、確実に侵入者を撃退できる物があるからよ」

「そんな、まさか……」
「そう。そのまさかよ。『ここの制圧は楽勝だ』と思わせておいて、横合いから思い切り殴りつける。……そういう味な真似をするローグスもいるのよ」
主人の疑念の声を切り捨て、女主人はそう言い切った……そして、彼女達の進んだ先には。
「……ウソだろ……」
主人が薄い絶望を声に乗せて発した。そこはアジト内でもかなり広いスペース。その中に……300を超えるガードマシナリーがいた。
女主人はそんな現状を目の当たりにし……ふぅ、と軽くため息をついた。キャス姉は肩と首を回して、準備運動らしき事を行っている。
「ま、予想はしてたしね。……キャス姉、ブラストゲージは?」
「満タンです。いつでも発動できますよ?……そういう女主人さんは?」
「ん、最高潮。……で、主人さんは?戦えそう?」
「……い、いやいやいやいや。流石に300体以上のマシナリーは……無理というか……」
明らかに敵う数ではない量を見て怖じ気づく主人。流石に無理もないが、女主人はそんな主人に一言。
「じゃあ、怪我しないように逃げまわってて。ここ、遮蔽物ないみたいだし」
そんな物言いに『なっ』と声を上げる主人だったが、もはや二人は聞いていない。女主人はナノトランサーからソードを取り出し、キャス姉はフォトンチャージをツインハンドガンに使用した。

「それじゃ、ちょっくら暴れるわよ……『X-elion』」
「了解しました。『フィーナ』さん」
425その頃、主人さんは……/3:2009/09/25(金) 03:10:09 ID:BZZ9Vr2+
二言の会話の後、キャス姉……X-elionは後ろに下がり、女主人……フィーナは先陣を切ってマシナリーの軍団に突っ込んでいった。
「オオォォルァァァァッ!!」
衝突する瞬間、直前に一回転して勢いをつけたトルネードブレイクで一気にマシナリーを薙ぎ斬っていく。さらに……
「ッセイヤァァァッ!!」
返す刃でもう一度ソードを振り回し、さらに攻撃を加える。損傷率が危険レベルになり、自爆を開始するマシナリーの上に乗り、マシナリー達の頭上へと飛ぶ。
軽い爆風を背中に浴びながら、ナノトランサーからスピアを取り出す。リンクしてあるフォトンアーツは『ドゥース・マジャーラ』。
「JGN・マジャーラァッ!!」
以前、ビジフォンの掲示板に投稿されていたとある漫画の技を叫びながら、マシナリーの頭上をスピアに乗ってすべるように飛ぶ。
「そしてぇっ……!」
ついに滞空時間が過ぎ、着地せねばならなくなってしまった。しかし下にはマシナリーが蠢いている。……慌てず騒がず、フィーナはドゥース・マジャーラの二段目を発動した。
「ゴールデン・中○斬舞ッ!!」
Gちゃんねるで覚えた危険な技名を叫びながら、スピアによる連続刺突をマシナリーにお見舞いした。自爆を開始したマシナリーの頭に載り、再び跳躍。ドゥース・マジャーラの初段を発動。
それを繰り返しながらぐるりと円を描くようにマシナリーの上を移動し、粗方の数を減らしていった。
「ペケ!悪いけど中心まで運ぶからシュトルムお願い!それで大多数を減らせるはずだから!」
「だから、その呼び方はやめてくださいとあれほど……まあいいでしょう。では、運搬お願いしますね」
今まで主人の前に立って、なるべく主人の方に来させないように牽制していたX-elionは、フィーナの叫びに応じてエクストラスロットをヴィヴィアン・フリューゲからシュトルムアタッカーに変更した。
そのままマシナリー軍団の前に立つフィーナの元に近付き、合流。その直後に……
「ウガァァァッ!!」
叫びを上げ、肉体を変化させた。……ビースト特有の能力、ナノブラスト。それによってフィーナは『無敵』の力を持つ青の獣人に変化した。
「ドケッツッテンノヨ!」
獣人と化したフィーナは、その強大な腕力でマシナリーを文字通りちぎっては投げて道を空けていく。その後ろにX-elionが付き従い、レーザーカノンで倒せなかったマシナリーの止めを刺していく。
「サア着イタワ。コイツラニ一発ブチコンデヤリナサイ!」
「わかりました。……SUVウェポン・シュトルムバースト、召喚」
X-elionの上に軍の衛星と連結した証の幾何学模様のサークルが生まれ、そこからシュトルムバスターが召喚された。ミサイル射出システムの横に突き出たハンドルを握り、トリガーに指をかける。
「では、さようならです」
何のためらいもなく、X-elionはトリガーを引いた。ミサイルが連続射出され、辺り一面が爆風に包まれた。
残弾数がゼロになり、役目を終えた射出装置が軍の衛星に返される時には、マシナリーの大多数が全壊、もしくは破損していた。それでも最初のマジャーラを含め、元いた数の半分は削っている。
すでにナノブラストのタイムリミットが過ぎてヒトに戻ってしまったフィーナは、『よし、後半分!』と叫び、再びソードをナノトランサーから取り出す。
隣でX-elionも、『これくらいならSUV無しでもいけますね』とショットガンをナノトランサーから取り出した。

            ***   ***

そして……そして、全ては終わった。マシナリーの残骸で散らかってしまった部屋の中で、動くものはニつ。
「ペケー、主人さーん、生きてるー?」
「……私は上々です、でも主人さんが大怪我を負っていまして……」
「……あらら」
おそらく、シュトルムアタッカーの爆風で吹き飛ばされたのだろう。主人は全身の打撲、さらに数箇所の骨にひびが入った状態だった。
「あー、とりあえず処置はお願いね。あたしはちょっと奥の方に行ってるから。……主人さんのパシリを探さないと……」
主人の治療はX-elionに任せ、フィーナは一人でアジトの奥へと向かった。
……目的の部屋は簡単に見つかった。何せ、そこでPMの声がしたのだから。すぐに突入すると、そこには……
426その頃、主人さんは……/4:2009/09/25(金) 03:11:46 ID:BZZ9Vr2+
「む、見つかってしまいましたか」
と、慌てる様子のない男……白い仮面と480オッソリアスーツという風体がなんとも怪しい……と。
「……いや、やめてぇ……」
ディラ・グリーナの触手……何故かかなりの数がある。改良型か?……に絡み付かれ、蠢く触手に弱々しいながらも抵抗を見せるPM達。
「…………」
その光景にフィーナはどういった顔をすればわからなかったが……すぐに気を取り直し。
「……っ、倫理的に不可!!」
と、取り出したソードでPMに絡み付く触手を全て斬り飛ばしていった。
「……まあ、やはりといえばそうですよね。どうやらこれ以上ここにいるのもまずいので、退散させてもらいましょうか」
仮面の男はそう言って、ゆったりとした動作で奥の隠し通路らしき穴に入っていった。
「逃がすか!」
そう言って走り出すフィーナだったが……
「ふべっ!?」
何かに足を取られ、ずっこけてしまった。……それは、ディラ・グリーナの触手。流石にまずいと思い、その触手をすぐに斬った。
「……そういえばこいつがいたわね……」
思う所があるのか、少々嫌な顔をしてソードを構える。……見れば、新たな触手がPMたちを襲おうとしていた。
「させないっ!」
触手が彼女たちを絡め取る前に、範囲内から引っ張り出していく。……これで狙われる心配はなくなった、はずである。
「こういう場合は……」
ソードからアックスに持ち変え、アンガ・ジャブロッガをリンク。そして一呼吸置き……
「アンガ……」
アックスを担ぎ、振りかぶって……
「ジャブロッガァァァッ!!」
渾身のジャンプと共に斧を勢いよく叩きつけた。これに対しディラ・グリーナは触手で受けようとしたが、そのことごとくが断ち切られ……
フィーナのアックスは、見事にディラ・グリーナの脳天(?)に突き刺さったのだった。

            ***   ***

「……で、何であいつ等が『関連無し』なのよぉ……」
ここはパルムの某刑務所。例の一件後、再び檻に戻されたフィーナは待ちに待ったその後の情報に、不満の声を漏らしていた。
「ええ、ラブダ・ラプチャは確かにPM誘拐の容疑がかかっています。しかし、それはあくまでも今回の件とは別箇のようでした。
 後の二つのローグス・グループについても未だに情報は入らず、まさに八方ふさがりの状態です」
「あーもう、いつになったら終わるのよ!?」
頭をかきむしるフィーナにX-elionは冷淡に一言。
「少なくとも、フィーナさんが出所する頃には終わってますよ」
「そりゃそうでしょうよ!」
すぐに突っ込みを返したが、それはスルーされてしまった。
「まあ、もし新しい情報が入ったら報告させていただきますので。それまではゆっくりしてください」
「ちょっとペケー!そんな事言わずにもっと熱く何かを語り合いましょうよー!」
「すみませんが、ワルキャスさんの所で事務の仕事がありますので。それでは」
去り際に、『あぁん、ひどぅい』という叫びを聞いた気がするが、あえてX-elionは考えないことにした。

回線切って首吊ってきます……orz
427その頃、主人さんは……/誤字:2009/09/25(金) 03:17:39 ID:BZZ9Vr2+
あ、アタッカーとバーストを間違えてる……orz
428その頃、主人さんは……/誤字:2009/09/25(金) 03:19:27 ID:BZZ9Vr2+
しかもバスターまで……orz

正確には全部アタッカーです。やっぱり見直しはするべきですねorz
429名無しオンライン:2009/09/25(金) 23:27:38 ID:0+tQBatT
テンプレに書いてある容量超えてたから、
次スレ立てといたけど、早かったかな?
【PSU】新ジャンル「パシリ」十九体目
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/ogame3/1253888721/
430名無しオンライン:2009/09/26(土) 01:13:28 ID:VJAJ4xeE
この速度ならまだ大丈夫だろうとは思うけど・・・
どこでどう火がついて加速するかわからんからなあw

とりあえずスレ立て乙!
431後日談 1/2:2009/09/30(水) 19:41:44 ID:KUTY1Vyb
埋めには早いが、新スレも立った事だし、前スレ消化に投下。

〜〜〜マイルーム〜〜〜
とある任務の負傷(より、むしろのその後の火炎弾)が原因で自宅療養中の俺は
ある日、【パシ通オンライン】を読んでいた。
一時期、週間化までされていたパシ通だが、最近では読者層が減ってしまい、著しく発行部数が減ってしまった。
その為、現在は3〜4ヶ月に1度、臨時増刊号が出る、
もしくはネット上で1ヶ月に1度オンライン配信をする形態を取っていた。
それでも、俺は毎回楽しみにしていた。特に今号はある特別な事があった為、普段より一層心待ちにしていた。
「いよっしゃぁぁぁ〜」
思わず、大声で叫んでしまう俺。
『何事ですか?』
料理の準備をしていたGH450が俺の所へ駆け寄ってくる。
「これだよ、これ」
と俺は読んでいたパシ通オンラインの箇所を指差す。
『これは・・・』
そこにはラブダ・ラプチャにさらわれたGH450を探す、男のガーディアンと、
大暴れする、女主人とキャス姉の話が描かれていた。
『この間の任務によく似ていますね。』
「よく似ているも何も、これ俺だぜ?」
『は?』
「実は、ちょうどパシ通オンラインの企画で、
 【あなたとご主人様が経験したちょっと危険なタ・イ・ケ・ン♪】
 って企画があってだな、面白い物があれば、小説として採用します〜
 って事だったから、それに応募したんだ。お前の名前で。」
『・・・いろいろ突っ込み所満載ですが、それで?』
「事実をそのまま投稿する訳には行かないからな。
 多少脚色したんだけど、まさか本当に載るとは・・・。
 どうだ。すごいだろう?」

ちなみに事実はこうだ。俺とGH450は他のガーディアンとそのPM達と一緒に
ラプダ・ラプチャから行方不明のPMを奪還するという任務を受けた。
その際、敵の罠にまんまと引っかかり、全員負傷。
さらにPM達とパーティを分断された上、300を超えるマシナリーの大軍に襲われた。
準備万端ならいざ知らず、負傷している俺達にとって、この大群は非常に厄介で、
始めは何とか凌いでいたが、徐徐に追い詰められていった。
もう駄目かと諦めかけたその時、何処からとも無く、女主人とキャス姉が現れ参戦。
マシナリーを次々となぎ倒していく。
これにより、形勢逆転した俺達は何とかマシナリーの大群を突破した。
その後、分断されたPM達を救出・・・したまではよかったが、
ラプダ・ラプチャのボスは逃走。PM紛失事件に関しても、ラプダ・ラプチャはまだ無関係だったらしく、
目ぼしい成果は得られなかった。

一応、成果は在るには在るが・・・流石に機密情報扱いの為、投稿する訳には行かない。
さらに、新生ガーディアンズのイメージを壊さないよう、
最初に罠に引っかかった事実は省き、あくまで俺は自分パシリを探す1人のガーディアンとして付いて行き、
美女2人が爽快に敵をなぎ倒す話へと仕上げ、パシ通オンラインに投稿したのだった。
432後日談 2/2:2009/09/30(水) 20:06:59 ID:KUTY1Vyb
『信じられません。文才の無いご主人の話が掲載されるなんて・・・』
思わず私は感想を漏らす。
「・・・お前、何気にヒドくね?」
『冗談です。』
「まあ、確かに俺の送った投稿内容を元に編集部の方でうまく編集・構成し直してくれてるみたいだけどな。」
と言って、ご主人はある箇所を指差す。
「ほら、ここの【『ここの制圧は楽勝だ』〜】ってあたりな。流石編集部、俺には思いつかないわ。」
ピンポーン。そう話していると、急にインターホンがなる。
「ちわーGRM急便です。お荷物をお届けにきました〜」
『荷物?何か頼んでましたっけ?』
不思議に思いながらも、私は入り口へと向かう。
「えっと、差出人はパシ通編集部となってますね。あ、判子はココに。」
「お、待ってました♪」
ご主人は何か知っているようなので、私は荷物を受け取り、足早にご主人の所に戻る。
ご主人に促され、私は箱を開封する。中から、今までに見たことの無い、豪華なハムが顔を出した。
「グリングリンファーム特製〜極上ゴル・ドルバハム〜 今回の景品だ。」
『へ?』
私はつい、間の抜けた返事をしてしまう。
「あれ、言ってなかったっけ?この企画、豪華な景品付きだ。でなきゃ投稿しないって〜の。」
『こんな大きな高級なハム、私、初めて見ました・・・じゅるり』
「悪かったな!安月給で!!!」
ご主人が何か言っていたみたいですが、豪華なハムを目の前にして、私はもうそれ所じゃありません。
あ、ヨダレが・・・////
「おいおい、2人で食べるんだぞ!ヨダレ垂らすなよ。とにかく、晩御飯は変更って事で!準備頼むぜ〜」

『了解です。今夜はご馳走ですね♪』


〜〜〜????:仮面の男の私室〜〜〜
『パシ通編集部にいる同士からの定期連絡をお伝えします。
 「指示通り、例の作品を編集し、公開しました。」
 との事です。』
私はそうマスターに報告する。
「報告ご苦労様。どうです?一緒にお茶でも。」
いつものようにマスターは私にお茶を勧めてくれる。私は進められたお茶を飲みながら、疑問を口にする。
『でも、本当に採用してよろしかったのですか?
 編集部にいる同士なら、こんな編集などせず、不採用にする事も可能でしたが?』
「いいのですよ。ほら、女主人さんもこう言ってるでしょう?」
と言い、マスターはある台詞を指差す。


……この先には、確実に侵入者を撃退できる物があるからよ

『ここの制圧は楽勝だ』と思わせておいて、横合いから思い切り殴りつける。
……そういう味な真似をするローグスもいるのよ


「ラブダ・ラプチャは弱い集団だ。世間にはそう思われていた方がいいのですよ。
 来るべき時が来るまでは・・・ね。」
マスターは不敵な笑みを浮かべ、そう言った。
433名無しオンライン:2009/09/30(水) 20:13:53 ID:KUTY1Vyb
と言う訳で投下終了。
>>423-428
キャラを使ってくれた上、裏話を書いてくれてありがとう!
でも、「ご主人はGH450と一緒にラブダ・ラプチャに行った」んだ。
なので、「女主人とキャス姉を主人公にしたお話を投稿したのさ」的感じで逆に使わせていただきました。スイマセン。
>誤字云々
誤字では無いけど、俺は前回、ズッバを思い切りを吹き飛ばしだと勘違いして書いてたんだぜ?

>>422
『マスター、このような話が出ておりますが?』
「ふむ、そのイメージ、悪くないですねぇ。ですが、私はその先の先を行っています。」
『と、いいますと?』
「私のイメージは例えると、
 ・顔だけはやめてほしい、某GRM社新社長
 ・死んだはずなのに、大人の都合でなかった事になっている某不可能を可能にする男
 ・某嘘吐きゲームの司会進行の人達
 ・某蝶サイコーな人
 を混ぜ合わせた感じですかねぇ」
『・・・流石です。マスター(どう考えても、一昔前のような感じが・・・)』
434名無しオンライン:2009/10/01(木) 14:15:01 ID:+hTwXYkr
>>433
>「ご主人はGH450と一緒にラブダ・ラプチャに行った」
おおっと、これは大変申し訳ない。そっか、途中ではぐれてたんだ……
でも、あの二人を動かすにはああするしかなかったんですよ。

「……そういえば。報酬、貰っておりませんが」
ビジフォンを繋ぎ開口一番、キャス姉が言い放つ。
『……それは、どういう意味だ?』
「いえ、あなた方のピンチを救ったのですから、それなりの報酬をば、と思い立ちまして」
通話の相手……450の主人はため息を一つ。
『アレは勝手に、そっちのフィーナって子が言った事だろ?……恩義は感じるが、報酬とまでいくのは……』
確かに。あの場で二人は暴れまわり、最後に女主人が『とりあえず、報酬は後払いでいいからね♪』と言っていた。
「……そうそう。少々噂を小耳に挟みましたが……先日の件を脚色を加えてとあるサイトに投稿したようですね?」
キャう姉の言葉に、450主人は眉をほんの少し動かした。その後に『さて、何のことやら』と答える。
「まあ、それについては他の人の物がそういう風に見えただけかもしれませんが。……確か、当選すると景品が当たりましたよね?」
と、一旦口を止め、考えるしぐさをしてからもう一度口を開いた。
「景品は、たしかグリングリンファームの極上ゴルドルバハム、でしたっけ?
 ……フィーナさん、グリングリンファームの製品を贔屓してましてね。是非高級品が食べたいと言っていました」
『……それは、脅しか?』
450主人の額に汗。……もし報酬を断れば、女主人を部屋に押しかけさせる。キャス姉の言葉はそういう風にも聞き取れた。
「……いえ。ただのカマかけです。……安心してください。この事はフィーナさんには言いませんから」
クスクスと笑い、『私もペロリーメイトの方が好きですから、必要ありませんよ』と付け足す。
その後に、450主人のPMが元気でいるかを聞き、『それはよかった』と微笑む。あとは他愛もない話をして、ビジフォンを切った。
「……本当の所は、フィーナさんに言ってしまったら本気で刑務所のお世話になるかもしれないから、ですけどね……」
もし彼が高級ハムを手に入れた事を話したら、確実に暴れるだろう。その絵面を想像して、呆れと悲しみのため息をつくキャス姉だった。
435ヒュマオの日常風景1/3:2009/10/02(金) 17:52:21 ID:DztJ6eGZ
今日もお店は閑古鳥が鳴いている
カウンター脇にぼーっと立っている私はGH-413、とあるヒュマオのパートナーよ
閑古鳥が鳴くのも当然の事、ここ数カ月何も売ってないんだから
当のヒュマオは季節外れの炬燵でGH-444とオセロをしている
片手間に書類に目を通している姿から形勢は目に見えているわね
「にゃー」
GH-444が奇声を上げて炬燵に突っ伏した
今日何度目の…いえ、既に何十度目かの光景
「お見事です御主人様」
そう言ってGH-450のコーヒーを差し出したコーヒーで一息入れるヒュマオ
「お姉さま〜、マスターがいじめるうう」
私に泣きつくGH-444、元からの性格故かはたまたコロニー落着後のローゼノムで拾って来たからか
この子の演算能力は子供程度しかない
得意ではないと言いつつも様々なゲームを嗜むヒュマオに勝つのは難しいでしょうね
「あんたも少しは手加減してやんなさいよね、ラスカル」
GH-444を宥めながらヒュマオにも苦言を呈する私
「手加減だなんて相手に失礼な事はいません、ね?御主人様?」
なんであんたが言い返すのよGH-450、と言うか何故にそこまでヒュマオを全肯定しちゃいますか。
「まったく、刃物女は御主人様に対しての礼儀がなってませんね!」
「相棒だからこそ苦言を呈するんでしょうがこの色ボケ!」
「「なんですってえ!!」」
私とGH-450の間に火花が散る
436ヒュマオの日常風景2/3:2009/10/02(金) 17:53:11 ID:DztJ6eGZ
「お」
ヒュマオが気の抜けた声を上げたのは部屋がボロボロになった後だった
床、壁、天井には無数の刃傷と焼け跡が刻まれている
GH-444の姿は見当たらない、多分巻き込まれないうちに遊びに行ったんでしょう
「な…なによ…?」
「どう…しましたか…?」
口籠る私達、気まずいとかじゃなくて息も絶え絶えなだけよ
「いや、この前連行した人に対して恩赦請求してたんだが無事受理されたな、と」
そう言えばそんな書類も作成してたわね。
自分で捕まえて恩赦請求というのも不思議な気がするけれど
「罪は罪、仕事は仕事、そしてこれは私事」
とヒュマオは言ってたっけ
「んでまあ、その当人が監視員と「ほぼ」二人でマシナリー三百体を撃破したそうだ」
微妙な表現ね
「ほぼ?」
私は鸚鵡返しに聞き返す
「頭数は三人だったらしいが、詳細は書かれてないな」
ヒュマオにも正確な内容は伝えられていないらしい
「いやー、優秀な人材が多くてガーディアンズの未来は安泰だな」
皮肉の籠った口調、ヒュマオはガーディアンズに批判的だしね
それでもガーディアンズを続けている思惑は謎だけど
437ヒュマオの日常風景3/3:2009/10/02(金) 17:53:51 ID:DztJ6eGZ
「さって、そろそろ行くか」
時計を見ながら呟くヒュマオ、今日からサンクスフェスタだと言ってたっけ
「制限が面倒らしいけど大丈夫?」
ヒュマオは気分で使う武器を変えて戦う事が多い
だから装備可能な武器のPAは最低一つは常時習得してるし、武器も共有倉庫に満載してる
「後は斧が使えればWTは全打撃武器を使える」
が口癖のヒュマオらしいと言えばらしい
因みにヒュマオにとってスライサーは右手装備で打撃属性の射撃武器らしい
「まあ、初日はその辺の具合を確かめにな、って訳で行ってきまーす」
「行ってらっしゃいませ御主人様」
「気をつけなさいよ」
私達に見送られてヒュマオはサンクスフェスタに向かった



翌日以降、珍しくfFになってアギト・レプカとサンゲヤシャを振り回すヒュマオが推奨ユニで目撃されたとかなんとか
ヒュマオ「骨董品を使う機会に恵まれたと思っておこう」
438名無しオンライン:2009/10/02(金) 18:04:58 ID:DztJ6eGZ
ヒュマオ「時事ネタって旬を過ぎると通じにくいよな」
GH-413「そんな訳で軽く説明するそうよ、ほらやっちゃいなさい」
ヒュマオ「俺かいな、まあ、かる〜く説明と言うか注釈と言うか
      1:一応3周年サンクスフェスタ初日(2009.09.24)の話として書いてある
      2:イベミにおいてfTはウォンド+ハンドガン、FMはソード、GMはツインハンド、MFはウォンド
       他は一律セイバー+ハンドガンが初期装備となっている
      3:制限解除は完全に運任せ
      と、まあそんな感じのミッションです、と」
439名無しオンライン:2009/10/09(金) 01:29:54 ID:jgWFRZMD
ギギギ−!
仕事の関係でなかなか筆を取れる機会が…ぬふぅ!

サンクスの後半MAPがパシリも連れて行けるらしいので、
休日になったら足を運んでみるかのう…

440名無しオンライン:2009/10/11(日) 02:22:16 ID:jJgDl4Wy
新スレ落ちた・・・orz

こっちの保守ついでに投下
「・・・う〜ん」
『どうしたんですか?』
「いやな、昨日超星霊だったんで、守護者たちの軌跡ζS3をしてたんだ。」
『いきなり、ずいぶんとメタ発言全快ですね。』
「まあ、そう言うな、でな、その時部屋主だったんだけど、
 乱入してきた人の容姿が、ワルキャスさんっぽかったんだわ。」
『他人の空似ではないのですか?』
「だと思ったんだが、どうにも気になってな・・・・
 ここでならワルキャスさんに話を聞けるかと思ってな。」
『何を聞くのです?』
「ワルキャスさん、ゲーム内で知り合いになってください、とか無理でしょうか?」
『また、ずいぶん直球ですね。』
「俺的には他の書き手の皆さんとも、ゲーム内で知り合いになりたいんだ。
 集会とか出来たらいいなとも思ってるけど、これはあくまで俺個人の感想で、
 自分のキャラを知られたくない書き手の方も居るだろうからな。」
『人の考え方はそれぞれ違いますからねぇ・・・』
「まあ、仮に知り合いになったとしても、このスレにキャラ名載せる事はしないけどな。
 ともかく、知り合いが増えればいいな〜と思って。」
『そういえば、ご主人のパトカ、真っ黒ですからね。』
「(´・ω・`)」

つー訳です。だが、どうにもニアピンかました感じがして仕方ない。
本当に個人的な内容ですが、ワルキャスさんいかがでしょうか?
(ゲーム内キャラは知られたくないってのなら、すっぱり忘れますw)
441名無しオンライン:2009/10/11(日) 16:05:31 ID:2spGGXAK
442名無しオンライン:2009/10/11(日) 16:07:35 ID:2spGGXAK
443名無しオンライン:2009/10/12(月) 00:35:44 ID:8HEhkPU8
>>440
金曜の夜の話だったらたしかに遊んでますぜ―。
もしかしたら逢っているかも…。

俺は一向に構わんっ!
時間を決めてパシリスレメンバーで逢うのも一興ですぜ。
来週の土曜か日曜日の10時あたりがちょうどいいですのぉ?
444名無しオンライン:2009/10/12(月) 01:48:11 ID:FFW468Zd
>>443
返事来てた〜!
だが、俺が会ったその人は土曜日の夜、22:30〜0:30頃なんだわ。
今はロダごと消えてしまったが、>>409に上がってたSSの容姿にそっくりだったので、
もしやと思い、書き込んだけど、人違いだったって事ですな、残念。
直接本人に聞けばよかったけど、他のパーティメンバーにも聞かれるだろうし、
間違いだったらその場の人間全員が困るんで聞けなかったんだ・・・
ま、結果オーライ?

>パシリスレメンバーで逢う
もし他にも参加してもいいよ〜って書き手の方がいるなら、俺も乗るぜ!
来週の土曜か日曜日の10時=22時なら参加できそうだし。

もし、参加したいけど、日や時間が合わない人がいた場合は、
次スレで保守がてら相談ってのもありかと思う。このスレももうすぐ500k到達だし。
445名無しオンライン:2009/10/12(月) 02:26:26 ID:CIYBLHNy
先生!残念ながらコミュです!ww

まぁほとんど何も書いてないからどっちかって言うと読者の方だけど
446名無しオンライン:2009/10/12(月) 17:31:02 ID:9w0ikAZg
U14〜15でやれば問題無いって事だな
447名無しオンライン:2009/10/12(月) 17:34:26 ID:9w0ikAZg
失礼、U14〜16だ
取り敢えず暫定として
10月17or18日U14〜16で22時からって感じかね
448名無しオンライン:2009/10/12(月) 18:25:21 ID:7KX3xYl8
>>445
スマン、俺が勝手に「書き手の方」と言う言い方を使ってしまっただけで、
このスレ民なら参加OKだと思うぞ。

>>447
とりあえずそんな感じかな?それならコミュの人でも参加可能だし。
449異聞〜終局の、ある可能性 1:2009/10/12(月) 22:29:39 ID:dyyjw/SS
とりあえず一連の話が終わったようなので、最後にもう一つ。
流れ読んでPSUチャレンジモード投下は控えてましたが、次はそっちに戻ります。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

んー…難しいです…
わたくし、荒ぶる戦乙女のGH432は、主から出された問題を考えていました。
戦闘こそが本分であるはずなのですが、主はときどきこういった無理難題を押しつけてきます。
意味のないことだと思うのですが、頭を使わせたいという意図のようで、期待に応えようと一応やっています…が、今回の問題は難しすぎます。
「わからないならわからないなりに考えて調べてみなさい。愚者は経験に学び賢者は歴史に学ぶとは言うけれど、考えるのを放棄するものは愚者より劣るわ」
はーい…
タッチペンをくるくる回しながら、ふと先日の事件を思い出してみます。
………
…なんだか、よく思い出せません。断片的な記憶だけがあります。
450異聞〜終局の、ある可能性 2:2009/10/12(月) 22:30:56 ID:dyyjw/SS
その日わたくしは、裁判所でげんなりしていたような気がします。
ラブダ・ラプチャの手先に対する傷害罪でわたくしを訴えた、ジャワロ・ワンオーといういやらしい笑いをする太ったおじさん。ラブダ・ラプチャ代表者です。
彼はそれに加えてパシリに対する権利で、なんとガーディアンズを相手に訴訟を起こした…だったような。
曰く、「ガーディアンズはパシリに対する権利を認めず差別している!ビーストの殺処分や当団体への暴力など、何の力もない善良な一般市民も迫害している!」。
誘拐されたパシリは洗脳を解いたという話でしたが、まだ残りがいたのでしょう、異様な雰囲気で大げさに泣いてみせ、権利を訴えます。
その後ろでコートにビキニパンツの変態集団が控えていました…たぶん。
証言台に誰もが認識しないうちにいつの間にか現れたのは、亜麻色の髪の女性、主でした。珍しく『助けない』ではなく『後から行く』とおっしゃったのですが…
「ライア・マルチネスはここには来ない。彼女は静かなクーデターなどにはつきあわないわ。ばかげた茶番に介入するのは不本意だけど、私が相手をしてあげようというのよ」
その後しばらく主が彼らにしゃべらせていたのと、友愛友愛と言っていて気持ち悪かったのだけは覚えています。
「友愛とは自己犠牲だ!自分の持っているものはすべて他人のために使うことだ!金を持っているものは貧乏人にあわせ、
優れた人間が劣るものにあわせ、すべてのものが平等になれば争いなど起こらない、力を持っているガーディアンズなどいらない!」
どうやってここまで話が進んだのかは思い出せないのですが、彼らの主張がこうでした。
「では、あなたたちは人が等しく無知蒙昧であれ、強いものを犠牲にしてでも弱いものが生きよというのね」
ため息をついて目を伏せていた主が顔をあげます。
「ひとつ面白い話をしてあげましょうか。500年前のことよ。マザーブレインが壊された今、誰もが知り得ないことを」
451異聞〜終局の、ある可能性 3:2009/10/12(月) 22:33:04 ID:dyyjw/SS
「ヒューマンがビーストを創造して、利用していたのは知っている人もいるでしょう。
ただ、それはビーストに限ったことではなかったし、何よりビーストがそれを望んだからだった。
彼らは難しいことは避けようとしたし、自分たちが過酷な環境に耐えられることで分業できることを、
ヒューマンの管理で制限を行なうことで星がもつことを何より理解していた。
あなたたちが今やっているように、その生活が奴隷だと言って煽動したのも一部のヒューマンよ。騒ぎ立てて、儲けるためにやったこと。
怠惰な一部のビーストがのせられて楽をできるという甘い言葉に惑わされ、声はどんどん大きくなっていった。
当時ヒューマンの治めていたモトゥブ政府はビーストの権利をあっさり認めた。
この時点では戦争にはならなかった…戦争になったのは、独立してからヒューマンを排除し、ビーストだけでモトゥブ政府を樹立してからの話。
彼らはヒューマンがやったような循環型の社会を作れなかった。その当時緑化が進んでいたことで過酷でないモトゥブで生きられたからでしょうね、
今のあなたたちと同じ、権利ばかり主張する人たちが識者を排除し、感情的に目先のことに溺れ、モトゥブの植林をほとんど伐採し尽くし、荒れ果てた砂漠の星に戻してしまった。
人は生き残るためなら何でもするものよ…モトゥブ政府は世論に流され、
枯渇した食料資源とエネルギーの確保のため、パルムとニューデイズへの侵略戦争を開始した…これが500年戦争の本当の原因よ。
ハウザーが入る前でもイルミナスという組織が今の社会を不服に思っていたのは当然のことでしょうね…
戦争にならないよう大多数のヒューマンは計らっていたのに、侵略を受けた側だったのに、いつの間にか責任を押しつけられていたのだから」
「でたらめを言うな!」「捏造だ!」「イルミナスの手先か!」
無視して、視線はおじさんに向けられました。
「さて、ジャワロとか言った代表者のあなた。あなたは自分を一番偉いという状況に、
支配しやすい状況にするためにこんな思想を広めようとしたわけだけど、判決を申し渡すわ…極刑よ」
「ちょ、ちょっと待っていただきたい、被告ではなく傍聴席の人に何を言っておられるのですかな!それに有罪かどうか判決するのは私ですぞ!」
「あなたには聞いてない。これは人の裁きを外れた領域よ」
裁判長の言葉は完全無視で、主はビキニパンツ集団に向き直ります。
「あなたがたは弱い集団だと思われているようだけど、私が介入するということは、種のレベルで有害だということよ。淘汰されなさい」
452異聞〜終局の、ある可能性 4:2009/10/12(月) 22:33:48 ID:dyyjw/SS
「淘汰だと!我々には生きる権利がある!人権侵害だ!」
「それがどうかしたというの?あなたたちはもう『人間』とは言えないわ」
ヒステリックな、聞くに堪えない罵詈雑言は、見るものすべてを恐怖に陥れる冷たい視線に気づくと自然にやみました。
「聞こえなかったようだからもう一度言ってあげるわ。淘汰されなさい。あなたたちなんか、いらない」
数人が胸を押さえて、目を見開いて倒れました。周囲がどよめきます。
「…そうね、どうやって死ぬかくらいは選ばせてあげようかな」
主はテクニックを機械なしで使うのが得意です。そういうのをマジックというのですが、簡単なものなら詠唱も動作もしないですることも多いのですが、今のは主が?
「こうやって病原体にむしばまれるのがいい?」
数人が目と鼻と口と耳から血を吹き出して倒れ、けいれんを起こしだしました。ダムメギドの感染とは違う気もしないでもないですが、そうだと思われたようです。
「じ、人権侵害だ!何をしている!ガーディアンズ、早くあの女を拘束しろぉーっ!」
テクニックでもなんとか説明できるのはここまででした。次に主が行ったことは理解を完全に越えたことで、ガーディアンズでさえ動けない状況を作ったのです。
「毒虫に刺されて死ぬのはいかが?」
どこからか現れた、黄色と黒の縞が印象的な空を飛ぶ小さな虫の大群が現れ、数人に群がりました。
刺された人は悲鳴を上げて痛がっていましたが、じきに息を詰まらせて顔を青くして倒れました。
「ひっ…」
「それとも、こんな風に溺死がお好み?」
周りに水気なんてまったくないのに、今度は数人が胸をかきむしったかと思うと、体中がむくんで倒れました。口からはごぼっと水を吐き出しています。
「ひ、ひいぃぃ!おた、おたす…」
「ほら、人権とやら友愛とやらで身を守ってみなさいよ…あなたがたが人の知恵と可能性を否定して、そのかわりに祭り上げたものを見せてみなさいよ」
「お救いをー!神様、星霊様ー!」
「そんな精神だから弱いのだと、まだわからないの?当たり前に起こる事柄に何もできないなんて」
453異聞〜終局の、ある可能性 5:2009/10/12(月) 22:35:15 ID:dyyjw/SS
体中に醜い腫瘍をぼこぼこと発生させて数人が倒れたところで、一緒に訴えられていたガーディアンズの方数人が主を止めようとしました。
彼らはラブダ・ラプチャ本拠地に攻めこんでパシリを助け出した人たちです。
「そこまでだ。あんたが誰かはわからんが、やりすぎだぜ」
「あなたは彼らとは違うわね。その『光』を大切にね」
拳銃を構えたものの、彼も迷っているようです。
こんな異常な現象を人が引き起こせるものか?一人倒したところでこれは解決するのか?
それがまったくわからないうえ、主は拳銃を向けられているのに目をやりもせずに意味不明のことを言うのですから。
「あんたがやってんなら止めろと言ってんだ!どんな悪人相手だろうが、殺しは罪だぜ!」
「私も彼らは許せないけど、そういう人も守るのがガーディアンズなのよ!」
「災難は手加減しないわ」
「そういう問題じゃあねェーっ!」
即死しないようにというのもあるのでしょうが、何より避けられないように腹を狙ったのでしょう。さすがプロです。しかし。
がちっ、がちっと引き金の音だけが鳴ります。
「なっ!?故障だと!こんなときに!」
すかさず他の武器を取り出しましたが、拳銃だけでなく他の武器もまるで眠ってしまったかのように動きません。
武器が駄目ならとビーストの女性が無敵型ナノブラストで変身してつかみかかりましたが、
すぐにでも触れられそうな距離にいるというのに、その手はどれほど伸ばしても主には届きませんでした。
「何ヨ、ドウナッテンノヨコレハ!」
「ごめんなさいね、ちょっとこれは見過ごせないから、本気なの」
そんな彼女に軽く会釈してから主はラブダ・ラプチャの人々を睨め付けました。
「勇敢なるガーディアンズに敬意を表して、最後にチャンスくらいあげましょう。あなたたちに決定的に欠けた『光』をあげるわ。
シグナ・ステラルム・ニグラルム・エ・ブファニフォルミス・サドクエ・シジルム…」
主はここで右手を複雑に動かし、普段あまりしない、場の雰囲気が変わるほどの強力な集中と真面目な詠唱をしました。
ここまでした主を相手にすれば、もうどこにも逃げ場所はありません。
454異聞〜終局の、ある可能性 6
「全ての物事は、確率で構成される。それを制御する力が『光』…ここにあるのは不確定の領域。
あなたたちが『人間』だと少しでも自負するのなら…どんな願いでも好きに叶えるがいいわ。どうなっても私は助けないけど」
ガーディアンズの人たちやパシリにはまったく影響がないようでしたが、ラブダ・ラプチャ構成員の何人かが惚けたような幸せそうな顔をして倒れました。
「私を相手に腹上死とは、もう少し別のことを考えられなかったのかしら」
そして代表者のこの人は。
「何だ!これは!…体が…消え…る…!」
何があったかはよくわかりませんでしたが、ジャワロが何かをやろうとしたとき、その体が急に老人のような、子供のような、赤ん坊のような、
青年のような、認識できないものになり、ぐにゃぐにゃと曲がったように見えて…
「あなたは自分を否定した。自分の現実の姿を見ようとせず、理想だけで、その礎なくして望みを叶えようとした。だからあなたは確定しない」
主は正義に燃えるガーディアンを見てから、男に視線を戻しました。
「パシリを救うために本来なら突破不可能な場所を強行突破したガーディアンズは、ありえない突然変異をパシリで起こした開発者は、
日頃積み重ねた知恵と修練に裏打ちされた『光』を無意識に使って、運命を変えた。
でもあなたにそれはない。礎なき願いは形をとる前に崩れ去る、だからあなたは存在しない。
望んだような、この世の誰よりも優れていて、誰からも好かれて、何事も思い通りにできるようなあなたは存在しない。
最初からいなかったんだから、さようならと言うのは間違ってるわね。こんなときどう挨拶をすればいいのか、私にはわからないわ」
「たすけ…たすけ…て…おか…お母さん…!」
「あなたには母も存在しない。あなたはその歴史を否定した。ついでに言うと歴史は少しだけ姿を変えて元に戻るわ。あなたがいなければ過去の改変は行われないから」
「あああ…!おか…あ…お…も…ぉ…」
そして、もう名前も思い出せないその人は…過去・現在・未来のすべてから消滅しました。
それと同時に、死んだはずの人たちが何事もなさそうに立っていて、洗脳されていたはずのパシリがきょとんとしていました。
「…あれ?今ここに誰かいたか?気のせいか?」
「うわっ、俺なんて格好してるんだ!更衣室はどこだ!?」
「私、こんなところに用事ありましたっけ。ああ、もうこんな時間…夕飯の準備をしないとご主人様が帰ってきます」
「本日は裁判の予定はなかったはずですが…用のない方は早く出ていっていただけますか」
あ、あれ?ここで今大量に人が死にませんでしたっけ…何か問題のある人々が集まっていたような気もするんですが…
主…?怖いです…なんだか、とても。
「そう。帰りましょうか」