【優柔不断】ゾンビゴッコwww【パクリ】

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1本当にあった怖い名無し
やあみんな。
落ち着いて欲しい。
実はゾンビが発生してしまったんだ。

うん、「また」なんだ。済まない。
仏の顔もって言うしね、謝って許してもらおうとも思っていない。

でも、このゾンビ達を見たとき、君は、きっと言葉では言い表せない
「ときめき」みたいなものを感じてくれたと思う。
殺伐とした世の中で、そういう気持ちを忘れないで欲しい。
そう思って、このスレを立てたんだ。

じゃあ、逃げようか。
2本当にあった怖い名無し:2006/05/27(土) 01:46:02 ID:4XG7uD7C0
2get
3本当にあった怖い名無し:2006/05/27(土) 01:47:48 ID:m7KRAmTv0
●基本ルール
試行錯誤しながらルール作成中。
尚、このスレはテスト運営で動きます。
詳しくは準備スレッドにて。

●関連スレ
【仮案】ゾンビ妄想ゲームスレ【準備中】
http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/occult/1148193987/l50

【俺が】ゾンビが発生したら13匹目【囮になる】
http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/occult/1148074986/l50
4男、26、笠原:2006/05/27(土) 03:36:08 ID:f3A/1jZEP
会社行こうとしたら、電車が止まってた。
理由はわからないらしい。なんでだ?
5男、17、河原:2006/05/27(土) 09:25:55 ID:wLT0e9/30
起床
特に何も予定が無い日なので、とりあえずPCの電源付けてマターリ
外は静かだ
6男、23、管原:2006/05/27(土) 10:22:52 ID:DUBEOj2M0
窓の外を見ると道路は人々で埋め尽くされていた。
しかし様子がおかしい。
7男、23、管原:2006/05/27(土) 13:20:01 ID:DUBEOj2M0
気にせずカルチャースクールの朝のレッスンに行く事にする。
8男、26、笠原:2006/05/27(土) 20:54:17 ID:f3A/1jZEP
会社に電話するも、留守電だけ。
取り敢えず、電車が動かないことを連絡して今日は有給をとることにした。
バスもないし、タクシーもだと2時間かかるこんなとこから出勤しろなんていわんだろ。
原付きがあるのは内緒。
9男、17、河原:2006/05/27(土) 21:33:28 ID:wLT0e9/30
家族と焼肉を食べる
煙が気にならないのは田舎ならではだが・・・
ニュースを見ると、どうやら都心部では長い時間交通渋滞が起こっているようだった
10女、22、秋田:2006/05/27(土) 23:45:41 ID:mqnLQBHN0
昨晩から、卒論をやるために大学に泊まっていた。
固い床に適当にダンボール敷いただけの寝床から這い出て、腹が減ったので、1Fにある売店へ行く。ちなみにここは3F。
売店に行く途中、電車が止まったとか、交通機関がマヒっているとかいう噂を耳にする。
が、どうせそんなもんはすぐに復旧するだろうと思いあまり深くは悩まなかった。
売店でおにぎり二個と菓子パン2個、サラダと茶、プリンを首尾よくゲットし、研究室へ戻る。
11西乃山@ゾンビ ◆JWPaeN65Rw :2006/05/27(土) 23:56:16 ID:tqQr6Hnq0
今日はいつものように、妻と2歳の娘に「行ってきます」といって家を出た。
なにもかもいつもと変わらない…はずだった。
しかし俺は作業現場に向かう途中、激しいめまいと吐き気に襲われ、
思わず車を止めて、道路わきに食べたばかりの朝メシを全部、もどしてしまった。
こんなこと、人生で初めてだった。
風邪でもひいたのか?ガキのころから健康優良児の俺が?
車に戻ろうとしたが、なんと足が動かない。力が入らないのだ。
妻と娘の顔が思い浮かぶ。携帯を胸ポケットから出したが、次の瞬間、それは
手からすり抜けて道路へと落ちた。
異様にまぶしい太陽が目に入り、俺は自分の体がアスファルトに倒れこむのを感じた…
12男、31、岬:2006/05/28(日) 00:15:42 ID:zG7w/6SuO
目を覚ますと夜明け前だった。
俺は昨日から徹夜で仕事をしていた。なんとか区切りがついたので少し眠ったんだ。
オフィスには俺しかいない。とりあえず休憩コーナーへ行くことにする。タバコとコーヒーが欲しい。
休憩コーナーの窓から通勤電車の線路が見えるんだが、今日の景色は少し異常だった。
駅でもないのに、線路の上に電車が止まっている。事故でもあったのか?
しばらく眺めていたが、特に動きは無い。まあ俺には関係ない事だ。
タバコをもみ消して、オフィスで他のメンバーの出勤を待つことにした。
13男、26、笠原:2006/05/28(日) 01:10:44 ID:cnp5/7TfP
会社から電話がきた。
…緊急事態?テロの可能性?なんだそれ。
いや、俺は事務系だし…。あーあ、歩いてでも来いかぁ。了解。
スニーカーに履きかえて出発。
14女、22、秋田:2006/05/28(日) 01:49:54 ID:P8+uC2Zz0
買ってきた食料をもごもご頬張りながらぼけっとテレビを見る。
緊急特番とかいって、どのチャンネルも同じ事件を取り上げていた。つまらん。
暴徒が集団でどうのとかテロがどうのとか言ってるが…ひょっとして、実は結構やばげな事態なのか?
電車止まってるとか言ってたが、ということは家まで徒歩?
しかし暴徒がそのへんうろうろしてるなら外出るのもなあ…。むしろもう1泊?いや体力が持たない。
不安になったわたしは、そろそろ学校へ登校しているはずの後輩を探しに講義室へ足を運ぶことにした。
食いかけの食料をバッグにつめ、研究室を出る。
15男、31、岬:2006/05/28(日) 02:15:36 ID:zG7w/6SuO
夜が明けてきた。外は明るくなり、鳥の声が聞こえる。
とりあえず夜のうちに作成しておいた資料を念のためもう一度確認した。
始業までまだ時間があるし、誰もいないので会議室に行ってみる事にした。
会議室にはテレビがある。朝のニュースを見るのは社会人のたしなみだ。
ニュースならネットでも見られるが、これは自分で記事を選んで読まなくてはいけない。
テレビはアナウンサーが次々に読み上げてくれるので楽なのだ。
早速テレビをつけると、ちょうどローカルのニュース番組だった。
何やら臨時ニュースがあったらしく、生放送のスタジオが慌ただしい様子だ。
アナウンサーはイマイチ要領を得ないが、どうもS市内で暴動が起こっているらしい。
…S市って、ここじゃないか。
16西乃山@ゾンビ ◆JWPaeN65Rw :2006/05/28(日) 03:18:54 ID:ArKIioq00
一人の女性が道路を歩いていた。朝起きたら、電車が止まり、タクシーもひろえない状態。
幸い職場までは自宅からそう遠くない。歩くしかなかった。
ふと、女性は聞き覚えのある曲を聴いた。ラジオ?テレビの音?
この曲はたしか「世界に一つだけの花」…。道路のはしに、携帯が落ちていた。
なんだ。着うたってやつか。何気無く拾うと「着信 えり子」とある。
なにか異様な臭気を感じて、女性は携帯を持った手を顔に近づけた。
携帯には悪臭を放つ嘔吐物がべっとりとついていた!思わず携帯を道路に投げ捨てると、
女性は自分の背後に、何者かの気配を感じて振り返った。
そこにはがっちりした体つきの男が立っていた。、作業服の上半身が嘔吐物で汚れている。
虚ろな目、ヨダレのたれた半開きの口、背中は丸く、足を引きずりながらこっちに来る。
「えり子ぉー、えり子ぉー」ろれつのまわらない言葉を、男は繰り返している。
「わたしは、えり子じゃありません…!」女性は男の手を振り解こうとしたが、男の力は
とてつもなく強い。あっというまに組み伏せられ、女性の断末魔の叫びが響き渡った。
数分後、西乃山は、あらかた女性を食べ終わると、家路にむかって道路を歩き出した。
もはや正常に機能しなくなった彼の脳みそだったが、家族の元へ帰ることだけは本能的に
覚えていたようだ。
西乃山が立ち去った道路には、「世界に一つだけの花」が延々と鳴り響いていた…
17男、17、河原:2006/05/28(日) 11:13:11 ID:hlokSZnd0
起床
ニンニクの臭さに自分でも気がつく
相変わらず朝のニュースは騒がしい
こっちがこんなに静かなのがおかしいくらいだ・・・
18男、31、岬:2006/05/28(日) 11:24:57 ID:zG7w/6SuO
ニュースは、S市内の暴動を繰り返し報道していた。
その原因、規模など詳しい事は分からなかったが、死者まで出ているらしい。
とはいえ、S市は広い。俺が働くこのS市は100万都市だ。
同じ市内での事件と言っても、俺には関係ないだろう。漠然とそう思った。
しかしふと思い出した。休憩コーナーの窓から見た、線路の途中で止まった電車。
あの電車が止まったのは、もしかしてこの事件と関係あるんじゃないのか?ぞっとしない話だ。
俺はもう一度休憩コーナーに戻って、あの電車を見てみる事にした。
19男、31、岬:2006/05/28(日) 12:49:34 ID:zG7w/6SuO
止まっていた電車は、まだそのままそこに止まっていた。
それだけなら、事故だと思ったかもしれない。しかし俺は、異常な光景を見た。
中に人がいる。服装から、乗客だと分かる。十数人いるようだ。最初は暗くて分からなかったんだ。
しかし俺が最初にあの電車を見たのは始発前の時間だったから、
あの電車が止まったのは昨日だろう。昨日から今までずっとあの中にいたのか?どういう状況なんだ。
20男、26、笠原:2006/05/28(日) 13:36:19 ID:cnp5/7TfP
なんだよぉ〜。
家を出てすぐの所で変な男に追い掛けられてめちゃくちゃに走った。暴徒のメンバーか?
こんな辺鄙な所に…ここはS市っていっても外れだぞ。


…どこだよ、ここ?
21男、佐藤、17:2006/05/28(日) 14:30:19 ID:7J6Wk0MpO
休日なのに早く起きてしまった。ああーいやだいやだ。昨日のバイトの疲れが残ってるってのに。今日は雨降りだな。一日中引き篭ってよう。
テレビはあるが見れない。電波を受信していないのだ。DVDは見れる。
ダルいので布団に入って文庫本でも読もう。
ああーいやだいやだ。
22女、秋田、22:2006/05/28(日) 15:44:04 ID:P8+uC2Zz0
不安から人恋しくなったわたしは、とりあえず誰かと一緒にいたいと思い、後輩を探すことにした。
どうやら電車は止まっているらしかったが、ひょっとしたらちゃんと学校に来れている可能性はある。
物が雑多に置かれた薄暗い廊下を一人歩く。この学校は総じて採光が悪い。
それに加え、古い建物に特有のなんとも言えない陰鬱さがある。
普段なら気にも留めない些細なことだったが、今日に限っては、それらはやけにわたしの不安を掻き立てる。

普段なら1講目の講義を取る1・2年生で賑わうロビーだが、今日はやけに閑散としている。
この調子では、恐らく後輩は来ていないだろう。胸中でため息をつきつつ、しかし一応講義室の中も覗いて見ることにした。

23本当にあった怖い名無し:2006/05/28(日) 16:07:39 ID:Xlq3MJo00
あsvg
24あぼーん:あぼーん
あぼーん
25西乃山@ゾンビ ◆JWPaeN65Rw :2006/05/28(日) 19:40:25 ID:rA68jry+0
(議論スレで設定が錯綜してるようなので、暇つぶしに西乃山サイドストーリーでも投下)
西乃山は考えていた。妻と子のことを。
山歩きサークルで知り合った、2歳年上の妻えり子。少し気の強いところもあるが、優しくて
いい姐さん女房だ…。そして2才になったばかりの愛娘もも花。目に入れても痛くない…。

ちょうどその頃とある団地にて、主婦トヨ江はタウンページ片手に、片っ端から病院へ
電話をかけていた。小学生と中学生の息子の具合が、朝からおかしいのだ。
高熱を出し、寝たまま動けない状
態。激しい嘔吐が続き、飲んだ水すらも吐き出してしまう。
救急車を呼ぼうとしたが、どこの病院も救急車は出払っていて、一台もいないのだという。
そんなことがあるのだろうか。あげくにタクシーもつかまらない。
夫は会社だし、トヨ江は車の免許を持っていなかった。
その時彼女はひらめいた。そうだ隣の西乃山さんの奥さんが、確か運転できたはず。
息子を病院へ連れてってもらおう。お願いしてみよう。
トヨ江は外に飛び出し、404号室のチャイムを鳴らした。しばらくして、やけにゆっくり
とした足音が、玄関に近づいてきた。
「どなた〜?」ドアから顔を覗かせた女性を見て、トヨ江は後ろにのけぞった。
彼女のエプロンの胸から腹にかけて、血がべっとり付いていたのである!
口元にも、両手にも血が付いている!!ひい〜っ、とトヨ江は声を上げた。
26西乃山@ゾンビ ◆JWPaeN65Rw :2006/05/28(日) 19:41:13 ID:rA68jry+0
「に、に、西乃山さん!あなたどうしたのその血!!」
彼女は焦点の微妙に定まってない目でゆっくりと自分の両手を見た。
「はぁ〜。今食事中だったもので…」
その時、西乃山宅から、けたたましい幼女のなく声が聞こえてきた。
(あの声はたしか2歳のおじょうちゃん、もも花ちゃんの声では?)
トヨ江はぞっとして足が震えるのを感じたが、なぜかその時、とっさに自分でも驚くような
行動にでていた。あるいは主婦の母性がそうさせたのだろうか。
次の瞬間、トヨ江は西乃山の妻に体当たりすると、ドアを押し開けて家の中へ踏み込んだ。
部屋の奥でピンクの服を着た幼児が泣きじゃくっている。見た所怪我はなさそうだ。
あの奥さん、異常だわ…!トヨ江は素早くもも花ちゃんを抱き上げると、部屋をみまわした。
そしてギョッとして息を呑んだ。テーブルの上にばらばらに引き裂かれた鳥の屍骸が
転がってたのだ。確か以前に、文鳥を飼っているという話を奥さんに聞いたことがある。
どうしてペットにこんな酷いことを?しかも「食事中」とはどういう意味なのか?
「痛ッ!」トヨ江は腕に痛みを感じた。見るともも花ちゃんが腕に噛み付いている。
おまりの痛さに、彼女は思わずもも花ちゃんを床に落としてしまった。
転がされたもも花ちゃんは、不服そうな顔をしていらついたように拳を床にたたきつけた。
痺れるような嫌な感覚が腕をはいあがってくる。玄関から西乃山の妻が、
舌なめずりをしながらやってきた。トヨ江はそのとき初めて、蛍光灯に照らされた二人を
見て思った。奥さんもこの子も、やけに顔色が悪いわ…。

西乃山は考えていた。女性の顔と、女の幼児の顔を。
もはや、それが誰で自分とどういう関係があるのか思い出せなかった。ただこう思った。
はら、へった。 ふたりとも くいたい。
27本当にあった怖い名無し:2006/05/28(日) 20:12:18 ID:Xlq3MJo00
◆SI(『スポーツ・イラストレイテッド』(米で2100万人の読者を持つNo.1スポーツ雑誌)2月

「日本において誰も指摘しない大リーグの(実は公然の事実なのだが)秘密がある。
それは、アメリカにおいて、もう野球は人気のスポーツではないという事実だ。
     ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
日本ではこの事実はほとんど指摘されることがないまま、"大リーグはすごい"とメディアも野球選手も大騒ぎしている。
CNNSIのコラム記者が語るとおり、恐らく今世界で最も野球人気がある国は日本である。
28あぼーん:あぼーん
あぼーん
29蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/05/29(月) 02:07:36 ID:lnt92wnfO
S市滞在3日目

ホームセンター内の一画を借り、化粧品販売とメイク指導の為にやってきた。
ほんとに遥々きたよ…
一昨日の夜、会社から6時間もかけて辿り着いた。
昨日は販促物の設置やら、お世話になる方々への挨拶やらで、目まぐるしい一日だった。
疲れと会社への不満でイラつきながら身支度を整え、ホテルの部屋を後にした。
ロビー受付に人がいない。
仕方なくキーボックスに鍵を預け入れ、外へ出た。
もう梅雨入りなのかなぁ…
雨の中、ホームセンターへ歩き出した。
30蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/05/29(月) 03:12:43 ID:lnt92wnfO
人通りが無いことに幸先の不安を感じた。
こんなで売上出るの?会社は何考えてんだか…
暫く歩くと前方におばさんの姿があった。
「こんにちはー、今日からそこのホームセンターでお化粧品の紹介をさせて頂きますので、是非お立ち寄り下さいねぇ」
元気に宣伝をすると、女性はのけ反るように振り向き、こちらへ歩き出す。
えっ?なに?
妙な奇声を上げられ気味悪くなった私は小走りに横切った。
振り向くとまだついて来ている。
ホームセンター正面に着き、ホッとして社員通用口の扉を引く…あれ?開かない
何度ノックしても反応は無かった。
31本当にあった怖い名無し:2006/05/29(月) 03:39:48 ID:V23dSBOk0
1 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:04/04/03(土) 10:00
> たけし軍団ダンカンが付き人のバター犬太郎にしたこと
> バター犬太郎が寝ているアパートに火をつけ全焼にした 焼死寸前
> サル岩石が流行った頃 TVの企画でもなくVTRもなしで無銭ヒッチハイク日本一周させた
> 阪神のスコアブックをつけさせ負けると気絶するまで殴り続けた
> スーパージョッキーを観覧に来てた激ブスをみつけてこの女と結婚しろと言い 結婚させた
> ttp://salami.2ch.net/geinin/kako/997/997004482.html
> そのショックで自殺

バター犬太郎は自殺をしました。原因はいじめだそうです。
以下、ダンカンの悪行の数々
バター犬太郎が寝ているアパートに火をつけ全焼にした 
焼死寸前
サル岩石が流行った頃 TVの企画でもなくVTRもなしで無銭ヒッチハイク日本一周させた
阪神のスコアブックをつけさせ負けると気絶するまで殴り続けた
スーパージョッキーを観覧に来てたブスをみつけてこの女と結婚しろと言い 結婚させた
・後輩の部屋で鍋パーティーやったとき後輩居ない間に鍋の仕込みしたとき
後輩の飼ってたペットを鍋に入れて何もしらない後輩に食わせた
・後輩の父親が亡くなった時に白のタキシード姿で現れてお棺の中にイモ入れて火葬した
・売れてない頃は火事などの事件現場のカメラ前でピースサインするのが生きがいだった
・ダンカンにしくまれて逮捕され留置場に入るはめになった後輩が本気でダンカン殺害計画を立てるも
浅草キッドの二人に止めるように説得される
32岬 31 男:2006/05/29(月) 03:41:34 ID:8fYc8l4fO
その時、携帯が鳴った。俺が参加しているプロジェクトのリーダーからだ…

…リーダーが言うには、今日はいろんな所で電車が止まっているらしい。
そのせいで出勤できないメンバーが多く、仕事にならないので自宅待機しろとの事だった。
全社的にそういう事になったようだ。なんてこった。昨日必死こいて資料あげたって言うのに…
まあいい、今日は帰って寝よう。暴動というのも気になるが、もうこんな所で寝るのはごめんだ。
俺は電車通勤だが、今日はタクシーで帰らないといけないだろう。
とりあえず荷物をまとめ、俺は会社を出た。
33あぼーん:あぼーん
あぼーん
34マサキ:2006/05/29(月) 16:33:05 ID:Vs5IXXkbO
【5月 日曜日 雨】

俺は朝から機嫌が悪かった。今日は家族4人で近くのSCに買い物に行く予定だったが、妹が突然高熱をだし中止になってしまった。
お目当てのジーンズを買ってもらうはずだったのに…クソッ!
35マサキ:2006/05/29(月) 16:33:54 ID:Vs5IXXkbO
…続き

TVを点けると暴動のニュースが流れていた。父も母もTVにくぎづけになっていたが閑静な住宅街のこの辺りは静かなものだ。そのせいか、TVから流れるニュースもどこか遠い国の出来事の様に俺は見ていた。
36岬 31 男:2006/05/29(月) 20:49:57 ID:8fYc8l4fO
俺はタクシーに乗るために駅へ向かった。朝早いこともあり肌寒く、人通りは無い。
駅までは歩いて10分の距離だ。途中には線路沿いの道がある。
あの電車の真横を通る事になるんだが…その地点に差し掛かった時、俺は思わず足を止めた。
電車の中に人がいる事は分かっていた。異様だったのは、その人達が一様に俺を見ている事だった。
電車の窓という窓に張り付いて、こっちを見ているんだ。よく見ると、中には血だらけの人もいる。ますます異常だ…
窓を叩いたり身振りで意思表示する様子も無い。ただうつろな目でこっちを見ているだけだ。なんだ?どういうんだ?
俺がそんな光景に圧倒されていると、駅方面から犬を連れた人が歩いてきた。
老人のようだ。その老人の様子もどこか不自然だ。この違和感はなんだ?
見ていると、老人の手からリードが外れた。犬が強く引っ張ったせいだ。
自由になった犬は、ものすごい早さでどこかへ走り去った。
しかし老人は犬に構わず、まっすぐ俺の方に向かって来る。いや、おかしいだろう。
老人はうつろな目で迫って来る。「ヤバイ」直感的にそう思った。
俺は逃げ出した。わけはわからないが、とにかく俺は恐怖にかられたんだ。
異常に緊張していたせいか、すごいスピードで走る事ができた気がする。
俺は会社に向かったんだが、たどり着いた時も息ひとつ乱れていなかった。
37蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/05/29(月) 22:53:21 ID:lnt92wnfO
辺りを見回した…おばさんの姿はない、誰もいない…
間もなく開店だというのにシャッターは閉まったまま鍵がかかっていた。
携帯片手にホームセンターの周りを歩き出す。
プルルル プルルル…
ガランとした駐車場と駐輪場の片隅に汚れた自転車が2台見える。
会社、同僚共に電話は繋がらなかった。
私は一旦ホテルへ戻ることにして、アノおばさんがいないか通りの様子を窺う。
ん?うっ…ナニかを貧り喰う人達…
道端に転がる足を見てナニかは想像がつく。
ホテルにも戻れなくなった私は物置脇のスコップを持ち、意を決して事務所の窓に振り上げた。
38岬 31 男:2006/05/29(月) 23:58:14 ID:8fYc8l4fO
なんだ…なんだったんだ。あのジジイはなんだ。
なぜか「つかまったらやばい」そんな確信だけがあった。言い知れないおぞましさを感じた。
無理やり例えるなら、腹が減ったら仲間でも食う昆虫のような無感情さ。意識すらしない冷酷さ。
あの表情は普通じゃあない。あんなのがその辺をうろついてるって訳なのか?それが「暴動」か?
それにあの電車の中にいた奴らは?あんなのに気付かず、俺は昨日からここにいたのか?
とにかく逃げて来たはいいが、こんな所に長居は無用だ。
そうだ、車がある。裏の駐車場に、社用車があるはずだ。あれを使おう。
非常事態だ、許可なんて後でいい。とにかく、徒歩で外に出る気にはなれない。
俺はタバコをくわえると、管理部に向かった。オフィス内禁煙?知らん。
社用車は以前使った事がある。キーの場所は分かっていた。キーは4つ。面倒だ、全部取る。
そのまま早足で駐車場へ。一番手前の車にキーを差してみる。ビンゴだ。
39笠原 26 男:2006/05/30(火) 01:36:20 ID:7UHY7D0jP
こっちの方か…?

暴徒の一員と思われる男から追われて、思わず森の中に入ってしまったが、
どうせならと、そのまま会社の方角に辺りをつけて木々の間を歩きだした。
静かだ…いくら森の中といっても周りは一応は住宅街だ。何故こんなに静かなんだ?
そう思った矢先、ガサガサと茂みをかきわける音がした。
40岬 31 男:2006/05/30(火) 02:23:33 ID:ma2zu74PO
とりあえず国道に出よう。しかし今気付いたが、燃料が心許無い。
何だよ、ついこの間「社用車の使用マナーが悪い」って回覧が回ってきた所じゃあないか。
車を使ったら給油しとけって書いてあっただろう、クソッ、イラつくな。
国道に出てみると、すぐに暴徒と思われる集団を見つけた。数人が車道を歩いている。
やっぱりいたか。朝から迷惑な奴等だ。でも俺は関係ないんだ、こっちを見るんじゃあないぜ。
俺は加速して、素早くその集団の横を通り過ぎようとした。
しかしその瞬間、集団の中の一人が進路をふさいだ。
うわバカッ!「ドシャ!」急ブレーキを踏み、ハンドルを切ったが
その前にぶつかった実感があった。よける余裕はなかった。
数m先に男が転がっている…しかし、俺が何かを考える前に男が起き上がった。
こっちを見ている。顔半分がひどく傷ついている。手も足も折れている。
それでもこっちへ歩いてくる。平気なわけはないのに。
気付くと、残りの奴等が車の後ろに取り付いている。うつろな目が、あのジジイと同じ感じだ。
ドアを開けられる…!俺は何も考えられないまま車を急発進させた。ただ恐怖だけがあった。
どうする?俺はパニックだった。とっさに住宅街の狭い路地へ逃げ込んだ。
しかし、しばらく進むとその路地は行き止まりだとわかった。
正面と左側は民家、右側はブロック塀だ。道は狭いのでバックで戻るしかない。
後ろを振り返ると、数人の人影が見えた。また例の奴等か。
こっちへ向かって来るようだ。もう嫌だ、許してくれ。俺は夢中で車の屋根に上り、
ブロック塀を乗り越えた。そこは、ホームセンターの駐車場だった。
41蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/05/30(火) 07:18:23 ID:7BRc49sGO
ガシャーーーン
今の音に気付いてアレが来るかもしれない…
急いで内側に手を回し、鍵を開けると室内へ飛び込んだ。
湿っぽく暑苦しい空気が立ち込めている。
目の前にあるデスクの片方の脚を持ち上げ、縦にして窓を塞いだ。
更にもう一台デスクを押しつけておいた。
隣の休憩室と更衣室を覗いたが、誰も来ていない。
店内からも物音一つ聞こえてこない。
何だか昨日が嘘みたいに思えた。
どうすることも出来ず、事務所の椅子に腰掛けると、デスクに挟まれた社員名簿を見つけた。
とりあえず片っ端からかけてみるか。
42マサキ 22 男:2006/05/30(火) 13:00:56 ID:dfOYP71NO
しばらくTVを眺めていると2階の妹の部屋から物音がした。「ん!?美咲の奴起きたんじゃね?」俺がそう言うと母が席を立った。
きっと美咲の様子を見に行くんだろうと思いながら、ちょうどTVにも見飽きてた俺も母と一緒に席を立ち玄関の方へ向かった。父は相変わらず黙ってTVを見ている、まぁいつものことだ。
43マサキ 22 男:2006/05/30(火) 14:35:12 ID:dfOYP71NO
玄関口で外出しようとした俺を母が必死に止めた、その辺を車で一回りするだけだからと言うとしぶしぶ納得してくれた。
「気をつけてね、行ってらっしゃい…」母の声に、俺は返事をせず携帯と車のキーを持って家を出た。
車に乗る前に妹が心配?になった俺は2階を見上げた…が、ここからではバルコニーしか見えなかったのでそのまま車に乗り込んだ。
44秋田 22 女:2006/05/30(火) 15:05:20 ID:EFd46ijA0
講義室にはやはりと言うべきか、人の姿は見当たらなかった。無論、後輩の姿も。
別に人がいることを期待していたわけではないが、なんとなくがっかりしてしまう。
あまりむやみにうろちょろするのも無駄だろうし、ここはひとつ大人しく研究室でテレビでも見てるのがいいのかもしれない。
その内誰か来るだろう、…多分。
3階まで階段のぼるのめんどいんだよなーもう歳かな息切れんだよなー
適当に物思いに耽りながらわたしは歩き出した…が、数歩もしないうちに、驚いて歩みを止める。
わたしの歩みと物思いを中断させたのは、今まで聞いたことも無い程激しい悲鳴だった。
悲鳴というより絶叫、と言った方がしっくりくるかもしれない。
とにかく、ドラマでよく聞くような「キャー」とかいう生易しい悲鳴ではない。
絶叫はロビーの方から聞こえてきた。わたしはふいに、テロという言葉を思い出した。まさかテロリスト?暴徒?
しかしこんなド田舎の大学にわざわざ来るか?
本来ならどこかに身を潜めるのが妥当かもしれない。しかしわたしの足は、恐る恐る、ロビーへと歩き出していた。
45岬 31 男:2006/05/30(火) 17:55:36 ID:ma2zu74PO
ホームセンターか…見た感じではまだ開店前のようだ。駐車場に車がない。
ここに隠れられないかな…ここから家まではかなり距離がある。徒歩で帰るには遠いし、嫌だ。
あの変な奴等と遭遇したくない。それに開店時間になれば人が来る。そうすればどうとでもなる。
それまでやりすごせればいいんだ。住居侵入だとかの罪になるかも知れないが、そんなのは見つからなきゃ分かりっこない。
そう自分を納得させて、俺は入口を探した。正面シャッターは…閉まっている。まあ期待はしてなかった。
そのまま壁伝いに歩くと、ドアがあった。開かない。しばらく迷ったが、壊すのはやめておいた。
そこまで荒っぽい事はしたくなかったし、自由に出入りできるのは俺だけでいい。
さらに歩いていくと、頭の上くらいの高さに窓があった。手を掛けてみると、開いた。結構マヌケな店なのか?
小さな窓だったが、スライドさせるタイプなのがラッキーだった。2枚とも強引に外して中に落とし、
壁を上って侵入。中から窓をはめ直して鍵をかける。カンペキだ。
ここはトイレの窓だったようだ。ここで、しばらく息をひそめていればいい…
そう思うと、一気に力が抜けた。俺は便器に腰を下ろしてタバコに火をつけた。
隠れて吸うタバコは、いくつになっても格別だ。
46マサキ 22 男:2006/05/30(火) 18:50:56 ID:dfOYP71NO
俺はキーを挿し、ゆっくりと車を動かした…その時!!右側からものすごいスピードで車が走ってきた!?『パアアアァァァン!!』クラクションを鳴らしながらその車は何かから逃げるように走り去って行った。
「なんだよあの車!危ねえなぁ!!」俺はそうぼやき車を走らせた。
日曜日の午前中のせいか住宅街は静かなものだ。俺は回りを見ながら車を徐行させていた。
俺はある物に気付き公園の前で車を急停止させた…
人が倒れている!!!
47秋田 22 女:2006/05/30(火) 21:47:27 ID:EFd46ijA0
怖い物見たさ、だろうか。関わらない方が良いと、理性は警告を発している。それでもわたしはロビーへ向かう。
長い廊下を抜けた先に、ロビーはある。総じて薄暗い印象のあるこの学校で、数少ない光のある場所。
一面ガラス張りの壁、木製のベンチ。普段ならそこは学生で賑わい、活気に溢れている。
薄暗い廊下を抜け、光溢れるロビーに足を踏み入れた。そこにあったのは普段の光景ではなく、少々奇妙なものだった。
複数の人間が、ある一点に集まり床に屈み、顔を寄せている…何かを、咀嚼…している?
わたしは彼等が何をしているのか、理解するのに数秒を要した。
彼等が顔を寄せた先にあるのは紛れもない、人間の体、だ。
彼等は、手も口も何もかもを血で真っ赤にしながら、一心不乱に…人間、を、貪っている…。
わたしは悲鳴を上げた。喉の奥がつかえ、ほとんど声になってはいなかったが。
悲鳴に気づいたのか、人食い集団の内の一人が、緩慢な動作でわたしの方を向いた。
そいつのよどんだ目とわたしの目が合う。
わたしは何かに弾かれた様に走り出した。あれは正常な人間の目ではない。何かが異常だ。
今更吐き気がこみ上げてきたが、どうにか耐えつつ走り、わたしは自転車置き場まで辿りついた。
48本当にあった怖い名無し:2006/05/31(水) 04:15:15 ID:a7BfMUvk0
「お前が一人前になるか、俺がクビになるか、どっちかや。わかっとるのか、お前。」
古葉はどうしても高橋を一番に置き、スピードで点を取るチームを作りたかったのである。
高橋のせいで割りをくった形になったのは、それまでショートを守っていた三村とセカンドの大下だった。
二人はセカンドで併用される事になったのである。
広島の人間は古葉のこの起用を快く思わなかった。
もちろん高橋の事も快く思わなかった。
三村と大下は二人とも地元の広島商業出身だったので、広島の人間は彼らの方が好きだったのである。
古葉はこの事によって広島中の人間から抗議の電話を受けた。
高橋はだいぶ後になって古葉からその事を聞いた。
「あの頃は、なんでお前を使うんだという電話がようかかってきたぞ」
その事を聞いたとき、高橋は古葉が、お前が一人前になるか、俺がクビになるかどっちかや、と言って彼を使い続けた事の意味が初めて分った。
また彼は後に山本浩二と衣笠祥雄に継ぐカープ第三のスタープレイヤーになってからも、地元のテレビに出て何か喋ると広島の人間にこう言われた。
「お前、広島弁を使ってないじゃないか」
当然の事ながら、彼らは広島出身の選手がテレビで広島弁を使って喋ると大喜びをした。
東京で育った高橋は広島独特のそうした雰囲気に最後までなじむ事が出来なかった。
やがて衣笠と話をするようになると、衣笠もそうした雰囲気に違和感を抱いているらしい事を知った。
衣笠はチームの調子が悪くなったときに新聞やテレビで自分一人が非難されると、ウンザリしたようによくこう言った。
「いつもこうだ。浩二だって打ててないじゃないか」
衣笠も京都の生まれで広島弁を使わない選手だったのである。
49あぼーん:あぼーん
あぼーん
50あぼーん:あぼーん
あぼーん
51あぼーん:あぼーん
あぼーん
52佐武 21 男:2006/05/31(水) 10:13:26 ID:hZU0Saf20
いつもの出勤時間。居間でTVを見ている家族にいってきますとだけ行って、家を出る。
あくびをかみ殺して、けだるく感じながらも俺はコンビニに向かう。
自宅から徒歩5分のところにあるこのコンビニは、それなりの賑わいがあった。

住宅街とはいえ、ここは山奥。
買い物をするのに一々ふもとまで降りなければならないという面倒な所を除けば、コンビニが近くにある分それなりに生活がしやすく感じた。
高校の頃から働き続けて、今年で4年目.
口先だけで何の役にも立たない店長にかわって、この店のほとんどを俺達アルバイターが仕切っている。

店に入ると、いつも事務室でふんぞり返っている店長が、珍しく店内に居た。
客と話をしているようだったが、少し様子がおかしい。もめている様に見えた。
気にはなったが、とにかくタイムカードを切るのが先だ。
事務室に入り、制服に着替えてタイムカードを切った。
時刻は8:55.
時間5分前が俺のポリシーだった。
53笠原 26 男:2006/05/31(水) 15:42:23 ID:ipRtXtXSP
木の影に隠れ、音を立てないよう、見つからないように身体を小さくする。
さっきの男だったらやばいな。

いままで意識的に思いださないようにしていたが、じっとしているとはっきりと脳裏に蘇る。あの男のよどんだ目、血にまみれた口、反対側に折れ曲がった腕。
どう考えても暴徒なんかじやない。というより、人ですらなかったような…。

そこまで考えて、俺は走りだしていた。枯木や枯れ葉、つたに足をとられて何度も転んでも立ち上がりただただ、走った。

どれくらい走っただろうか…気付くと足元にはアスファルト。辺りを見渡すと広い駐車場があった。
…ホームセンターだ。
54雪村 16 男:2006/05/31(水) 17:10:24 ID:vtyXBOJu0
今日は厄日か仏滅か、それとも誰かに呪われたのか、下らないことを考えるくらいにおかしい。
いつもどおり学校へ行こうとしたら何故か電車が止まっていて、うちに帰ろうとしたら今度は変質者に追いかけられている。

はぁはぁと荒い息をつきながら走り続けて、部活くらいやっとくべきだったかと、自分の体力の無さを嘆く。
後ろには奇声を上げながら見知らぬ男が迫ってきているのに、もう足が鉛のように重い。
恐怖に体が震えそうになっていると、道に一台の自転車が倒れているのを見つけた。
僅かな体力を消費して一気にそれに駆け寄って、即座に立て直して飛び乗る。
とにかくどこか、人のいるところに逃げ込まないと、そう考えて目に入った建物―ホームセンターに向かって全力で漕ぎ出した。
55蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/05/31(水) 19:30:38 ID:Db7eikHkO
ハァ‥深い溜息をつき携帯をしまった。
なんで繋がんないのおぉ‥警察にすら繋がらないって、おかしいよ、まともじゃないよ!
まともじゃないと思った時、頭にはさっき見た光景が浮かんできた。
人が人を食べ…まるで映画で観たアレと同じ。
あの光景と映画がかぶり、見てもない顔まで想像してしまう。
そんなのが入って来たら…恐ろしい想像が膨らむ。
自分で割った窓に目がいき後悔した。
あのままじゃいずれ押し入ってくるかもしれないし、他の窓も塞がないと。
不安が押し寄せてきた私は店長席から鍵束を持ち店内に向かった。
56笠原 26 男:2006/05/31(水) 21:05:01 ID:ipRtXtXSP
とにかく建物に入りたい一心で、駐車場を駆け抜ける。この時間なら従業員の一人くらいいるだろう。
正面はさすがにまだ開いておらず、裏にまわる。後ろを振り向くのも怖く、駆け抜ける。
裏には事務所のようなものがあり窓が割れていた。
あいつらか?そう思ったが、どうもロッカーか何かで内側からバリケードを築いているみたいだった。
おそらくあいつらは隠れたりしないだろう。
中にいるのはきっと、人間だ…そうじゃなかったら困るんだ。

店内にむかって声をかける。
「すみません、誰かいませんか?中に入れて下さい!」
「助けて下さい!」
57蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/05/31(水) 22:03:47 ID:Db7eikHkO
店内は遮光され薄暗い。
この店で一番大きなガラスといえば、全面ガラスばりの正面入口。
まずはそこをなんとかしなきゃ。
正面入口に向かい歩き出すと、後ろから騒ぎ声が聞こえた。
「誰!誰かいるの!?」
声は事務所の外からした。
私はそこにいるであろう相手に声をかけながら、デスクをよけ始めた。
「ちょっと待って!今、どかすから…おかしな奴らそこにいない?大丈夫?」
58笠原 26 男:2006/05/31(水) 22:16:11 ID:ipRtXtXSP
声がした!
「大丈夫、誰もいないから早く開けてくれ!」
人間が、こちらの言葉を理解してくれる人がいた事に安堵し、その場にへたりこみそうになる。
よかった、よかった、よかった…。
中ではガタンガタンと音がしている。その音に多少の不安を感じつつも、扉の前で待つ。
59蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/05/31(水) 22:57:18 ID:Db7eikHkO
デスクをどかすと、そこにいるべき人の姿がない。
あれ?どこに…
窓から顔を出して見てみると、事務所の通用口扉前に男が立っていた。
「あ、すいません」
苦笑いしながら男に言うと扉の鍵を開けた。
「気が回らなくて…」
そう言いながらもう一度デスクをずらして窓を塞いだ。
「ここの店員さん?あの、変な人達見ました?そこの通りでおかしなの見ちゃって」
私は言葉を濁しながら話し始めた。
60秋田 22 女:2006/06/01(木) 02:40:21 ID:cOVX2AA90
辺りを注意深く見回す。
あのおぞましい人食い集団の姿が無いことに安堵したわたしは、思わずその場に座り込んでしまった。
呼吸がうまく出来ない。喉が、肺が、苦しい。普段運動してないツケがこんなところで…正直、勘弁して欲しい。
それにしてもあれは一体なんだったのだろう。本当にただのテロリスト?暴徒?それとも怪しい宗教の類?
混乱する頭で先程の情景を思い出し、うっかり吐き気を催す。そのままわたしは道端に、胃から出るままにげーげーやらかした。

(ていうか、カニバリズムに関して学術的な興味は前からそりゃあったと言えばあったけど、あれはなんつーか、違うだろ?!
いくら興味があるっつーたって、いきなりあんなもん見せ付けられたらそりゃドン引きするっつーのていうかなんだアレ!)

ひとしきり吐き終えてすっきりしたわたしは、カバンに手をつっこみ、自転車の鍵を探す。逃げよう。うん逃げよう。
徒歩で通うには少々面倒な距離なので、駅から大学まで自転車を利用していることが幸いした。
ごそごそカバンをまさぐるが、なかなか鍵は見つからない。かわりに、携帯電話がぽろっと転がり出てきた。
(そういえば、混乱してたけど、よく考えたら、これって…警察、呼ぶべき…だよなあ。ええと警察って…011?いや110か)
事態をうまく説明する自信はあまり無かったが、とにかく警察に電話を……つながらない。
消防とか救急とか、なんかそれっぽい機関に片っ端から電話、ついでに実家にも電話したが、つながる気配すらない。
何してんだこのくされ警察ちゃんと仕事しろよおい…胸中で毒づきながら、わたしはため息をついた。
卒論に追われながらも、ささやかに平和で幸せだった昨日が懐かしい。
61あぼーん:あぼーん
あぼーん
62あぼーん:あぼーん
あぼーん
63あぼーん:あぼーん
あぼーん
64マサキ 22 男:2006/06/01(木) 16:00:09 ID:kKYYNBy1O
車から左前方の位置。倒れているのは男性だろう…その脇で女性が膝をついて座っている、その回りには夥しいほどの血痕と血が流れていた…。
俺は咄嗟に事故だと思ったが事故にしては何か様子がおかしい!?
その女性は男性のお腹付近に顔を埋め何か動いていた。目を凝らしてよく見るが、この位置からでは女性の背中側しか見えなかった…あの女性は何をしているんだ?車から降りて近付こうか?そう思った時…。


『バン!!』
65マサキ 22 男:2006/06/01(木) 20:20:12 ID:kKYYNBy1O
『バン!!』
突然見知らぬ男が運転手側の窓にへばりついてきた。左側に気をとられていた俺は「うわっ!」と思わず声を上げ助手席側に身体をやる。その位置から窓の男に目をやり背筋が凍る…
男の頬は何かに噛みちぎられたような傷があり傷口からは骨が剥き出しで見えた。顔は血だらけで何より顔に生気が見られなかった…まるで死人のような顔色だ。口を大きくあけ歯を何度も窓硝子にぶつけている。ゴツン、ゴツン歯をぶつける毎に血や唾液のような液体が窓に付着する…
「なんだよ…コイツ……」俺は恐くなり車をだそうとした。
66笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/06/01(木) 21:27:17 ID:JaGUFUFmP
よかった…普通の人だ。扉を開けてもらいながら、安堵のため息をつく。
自然に窓をふさぐところを見ると、彼女もやはりあいつらを見たんだろうか…。
こちらを向いて彼女が聞いてきた。
「ここの店員さん?あの、変な人達見ました?そこの通りでおかしなの見ちゃって」
やはり見たのか。ならあのバケモノは1人じゃないんだな…。
そう考えつつ答える
「見ました!あいつらでしょ?なんか血だらけで、怪我してて、皮膚とかもう、ぐちゃぐちゃで…」
そこまで言いかけて、気付く
「えっ?君、ここの店員じゃないの?…窓ガラス割ったの?」
67蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/06/01(木) 23:18:20 ID:0FwAn/QeO
【10:45 ホームセンター事務所】

「その見たのって、そこの通り?そこで変なオバサンが唸りながら追い掛けてきたり、よくわかんないんだけど…何人かが群がって、人、食べてたと思う。
それで動揺しちゃって、窓から逃げ込んだんです。」
相手の反応を窺うように顔をちらっと見た。
「ここへは出張販売で二日前にきたばっかりなのに…電話も繋がらないし…。
あ、あの私は蝶野です。そちらは?」
人に会い安心したせいか、私は一気に話していた。
「今、他の出入口と窓のチェックに行こうと思ってたんだけど、一緒に廻ってもらえませんか?」
68笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/06/02(金) 01:32:04 ID:4nactr1JP
【10:48 ホームセンター事務所】

「人を食べてた?」
あのバケモノは人間じゃないとは思ったけど、人を食べてた…?吐き気がこみ上げる。
しかし少し前にそんな話をされても、もちろん信じなかっただろう。しかし、あの男を見た後じゃそれが真実にしか聞こえない。
続けて彼女は蝶野と名乗り、店の見回りを提案した。もちろん、俺もここでじっとしてるつもりはない。
「…このお店、確か正面が大きなガラスじゃなかった?あそこシャッターとかないのかな。まず正面から行きませんか?」
そういいつつ自分が名乗ってないことに気付く。
「あ、俺は笠原。よろしく」
「それと、あのバケモノだけど俺はずっと向こうの森を抜けた先の住宅街で追いかけられた。で、男だった。」
話しながら辺りを見回す。ここは事務所みたいだな。
「どこかに店内見取り図みたいなのないかな?」
69岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/06/02(金) 01:57:44 ID:P/l6ZzMlO
【10:50 ホームセンター トイレ】

随分長い時間ここにいる気がする…携帯で時刻を確認。おかしい。普通なら開店時刻はとっくに過ぎているはずだ。
それなのに、人の気配が無い…まあ「なに奴!」とか言う時代劇の剣豪じゃあるまいし
気配なんか分らないんだが、何というか、ざわめきみたいなものが感じられない。
定休日か?それともうちの会社と同じに臨時休業か?
さすがに痺れが切れた。ちょっと様子を探ってみよう…もし誰かに出くわしても、
いま俺は怪しまれない服装ナンバー1のスーツ姿だ。何食わぬ顔して挨拶でもしてやれば、
即通報〜タイホ、なんて事にはならないだろう…多分。
俺は鏡の前でネクタイと襟を直し、最高に自然な態度で探索に出た。
70秋田 22 女:2006/06/02(金) 02:10:32 ID:YGDgGwLx0
【10:35 大学駐輪場】
とりあえず、わたしは自転車で自宅まで向かうことにした。かなり骨の折れる距離ではあるが、他の案が思いつかない。
どうも、あの人食い集団は、それほど機敏というわけではなさそうだった。
自転車で少々飛ばせば、恐らく捕まって食われるようなことはないだろう。多分。

どうにか自宅まで辿りつければなんとかなるのではないかという考えは、どうやら安易過ぎたらしい。
大学の門を出て数分もしないうちに、さっき大学で見たような光景にいくつも出くわす。
遭遇する度に自転車を飛ばしどうにかやり過ごすものの、このままでは体力・精神力共に持たないだろう。
どこか、隠れられる場所が欲しい。しかし、そんな場所がはたしてあるのかどうか。

人食い集団から逃げつつ走っている内に、なじみの無い場所に出てきてしまった。
目の前に大きなホームセンターがある。
わたしは車の無い駐車場をつっきり、なんとなく店まで近づいてみることにした。
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あぼーん
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あぼーん
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あぼーん
79蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/06/02(金) 06:05:42 ID:+3cmIqj4O
【10:53 ホームセンター 店内通路】

>>68「私もあの正面入口の硝子が気になってたんですよ、シャッター下りてるから大丈夫だとは思うんだけど…。
昨日店内廻ったからある程度なら私、分かりますよ。鍵も持ってるし。
一応後で見取り図捜してみます?」
正面入口へ向かいながら話をした。
さっきの笠原さんの話によると、私が見たアレ以外にもいるようだった。
「住宅街にもいるんですよね?あちこちいるのかな…何人いるんだろ。」
恐怖にかられ私は前後左右見回した。
コツ コツ コツ…
「待って!足音、聞こえない?」
笠原さんの腕を引き止めた。
80岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/06/02(金) 10:09:42 ID:P/l6ZzMlO
フロアに出てみて、照明がついていないことがわかった。やはり無人なのか。
巨大な棚が立ち並ぶ中を歩いてみたが、この光景は結構不気味だ。
そういえば小学生の頃、夜の学校に忍び込んだことがある。
あれはトラウマ級に怖かったな。
そんな事を考えつつ最後の棚を通り過ぎ、壁伝いに角を曲がった。
…人がいる(いたのかよ!)二人だ。こっちを見ている。ってことは、
視界に入る前から俺がいることに気づいていたのか。
ビビるな俺。「変な奴ら」がこんな所にいるわけはない。普通の人だ。
ここで立ち止まってはだめだ。それはものすごく怪しい。視線も動かさない。
大丈夫だ、どうって事ないんだ。「当たり前」って顔をするんだ。
そして頭を下げて挨拶する。すると向こうも釣られて挨拶をする。
普通に話せば警戒されない。「変だな」と思っていてもスルーしてしまう。
相手が警察や警備員ならそうもいかないが、あの二人はそうは見えない。
人間なんて大体そんなもんだ。そして自然に立ち去るんだ。カンペキなプランだ。
彼らが出勤してきたって事は、外の様子も心配したほどではないのかもしれない。
俺は覚悟を決めて、二人に向かって挨拶をした。
「おはようございます(OK、最高に自然だ)」
81あぼーん:あぼーん
あぼーん
82マサキ 22 男 ◆e3o8eB21vs :2006/06/02(金) 13:27:31 ID:UFx5pp+pO
【10:00 住宅街公園前】
不意に先程の事故現場に目がいき見ると、女性は立ち上がりフラフラとこちらに歩いて来る。正面から見て初めて気が付いたが、女性の全身は血だらけだ!そして口のまわりにも血がベットリついていた。ゆっくりと女性は近づいて来る…
俺は得体の知れない恐怖に襲われすぐに車は発進させた…。倒れていた男性の側を通り過ぎたがそちらを見る余裕はなかった。
俺はそのまま迂回して自宅に戻ってきた。時間にして20分ほどだ、母もそれほど心配していないだろうと思いながら家に入りリビングに向かった。
リビングには誰もいなかった…
83蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/06/02(金) 16:02:26 ID:+3cmIqj4O
【10:57 ホームセンター 店内通路】

足音に耳を傾け、笠原さんと私は立ち止まった。
目をやる先にスーツ姿の男が現れ、鼓動が早まる。
男も私達に気付いたのか、こちらを見ながら進んでくる。
「おはようございます」
不意に男から発せられた言葉に驚きつつ拍子抜けし、私はペコッと頭を下げた。
誰だろ?社員かな?昨日はいなかったなぁ…。
男は歩みを止めずそのまま私達の横を通り過ぎようとした。
>>80「あ、あのちょっとすいません。お店の方ですか?社員に連絡つかなくて…どこ行くつもりですか?」
84あぼーん:あぼーん
あぼーん
85あぼーん:あぼーん
あぼーん
86あぼーん:あぼーん
あぼーん
87秋田 22 女 ◆cnpU31RcsQ :2006/06/02(金) 18:05:27 ID:YGDgGwLx0
【10:57ホームセンター駐車場】
どうにかここに隠れられないだろうか。辺りを警戒しつつ、ホームセンターに近づく。
よく考えたらもうとっくに開店していてもおかしくない時間なのだが、どうもそういう気配はないようだ。
正面シャッターは閉まっており、そこから店へ侵入するのはまず無理だろう。
とりあえず正面はどう考えても無理そうなので、社員通用口を探すことにする。

数分もせず社員通用口は見つかった。通用口の隣には、事務所かなにかの窓があるわけだが…
どう見てもバリケード封鎖されている。そのうえ窓は割れている。
ということは、誰かが窓を割って侵入し、かつバリケードを張ったと、そういうことになる。
つまり…わたしと似たような境遇の人物、ではないのだろうか?人食い集団の皆様がこれをやったとは、少々考えにくい。
わたしは俄然勇気が出てきた。ようやくまともな人間に出会えるかもしれないのだ。ずっと一人で、心細かった。
ドアノブに手をかけるが、あかない。人食い集団に見つかるかもしれなかったが、わたしは大声を出し、ドアを叩いた。
「誰かいますか!開けてください!誰か!」
しかし返事は無い。引き続き呼びかけ続ける。しまいにはドアに蹴りまで入れたが、足が痛いだけだった。
やむを得ず、わたしは、どこか他に侵入出来そうな場所を探すことにした。
88マサキ 22 男 ◆e3o8eB21vs :2006/06/02(金) 18:51:56 ID:UFx5pp+pO
【10:30 自宅リビング】



先程のことを思い出すと胸がムカムカした、気分転換に俺はTVを見ていた。
『ピチャ……グチュ…ジュル…』何の音だ??TVの音とは別に何か聞こえる?俺はTVを消し部屋を見回した。よく見れば部屋は荒れ、床には血が落ちていた…体中から冷たい汗が溢れでる……
何かをすする…いや、ゆっくりと物を噛むような音…シーンとした部屋で俺の耳にはっきりと聞こえていた。…その音は誰もいないカウンターキッチンの方から聞こえてくる。俺は恐る恐るキッチンの方へ回り込んで行った……
嫌な異臭が鼻にこびりつき…身体はガタガタと震えだした……
89岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/06/02(金) 20:58:08 ID:P/l6ZzMlO
【10:57 ホームセンター 店内通路】

>>83うっ、話しかけられてしまったぞ。まずいな…
うまく答えられないと、不審者扱い→通報→タイホの即死コースだ。
俺が実際不審者だという点には目をつぶるとして、そういう事態は避けたい。
いや、待った。この娘いま「お店の方ですか」って言ったな?うん、言った。
俺が社員かどうか分かっていないぞ。部外者がこんな所に
いるわけはないし(俺がいるが)見た目の印象から言っても恐らく新人か。
なら俺が社員だと言ってしまってもこの娘には分からないって訳だな…
よし、ここは強気に出よう(思考時間0.5秒)
「ええ、そう…」
言いかけた時だった。ドアを激しくたたくような音と、誰かがわめく声が聞こえた。
「なんだ?」
90笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/06/02(金) 21:21:15 ID:4nactr1JP
>>89
蝶野さんと謎の男(バケモノじゃなかった)が話してる間も、俺は辺りをきょろきょろと見回していた。
男の足音で跳ねあがった心拍数と今までの尋常じゃない経験が俺を極度のビビリにしていた。(いつもはこんなんじゃないんだ…多分)
蝶野さんの問いかけに男が答えようとした、その時
ドンドンドンと扉を叩くような音と、何者かの声が聞こえた。
「うわぁぁぁぁぁーーーあいつらだ!早く、逃げよう!!」
思わず叫んでいた…。
91あぼーん:あぼーん
あぼーん
92蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/06/02(金) 22:37:16 ID:+3cmIqj4O
【11:00 ホームセンター 店内通路】

スーツ姿の男は、どうやら社員みたい。
私は救われたように自然と笑みがこぼれた。
しかし心情は一変。
事務所の方から喚き声と大きな音がした。
すぐ横で笠原さんが叫び声を上げ、余計に恐怖心を仰いだ。
>>90「笠原さん!落ち着いて、事務所見に行ってみましょ。」
>>89「すいません。事務所の窓割っちゃって…そこかもしれない。
私より店内詳しいでしょうし、封鎖するの手伝ってもらえませんか?
とにかく今の…見に行かないと。」
急ぎ早に進み出し、振り返って二人に手招きした。
93岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/06/02(金) 23:16:29 ID:P/l6ZzMlO
【11:00 ホームセンター 店内通路】

確かに俺も驚いたんだ。誰だって驚くだろう。それはよく分かる。
>>90しかしこの男のおびえ方は普通じゃあない。俺はむしろそっちの方に驚いた。
どうしたんだ?「あいつら」とは?いや、心当たりはあるんだ…俺は逃げ回っていただけだが、この男は何かされたのか?
それで俺と同じにここへ逃げ込んで来たって訳なのか?有り得る話だ。
>>92この娘も妙に落ち着いているが、何か知ってる顔だ。行動に迷いが無い感じだ。しかし「封鎖」?
もしかして、事態を正確に把握してないのは俺だけなのか?
二人して俺を不安にさせるんじゃあないよ…とにかく、俺は彼女に続いて部屋に入った。
94笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/06/02(金) 23:34:05 ID:4nactr1JP
95笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/06/02(金) 23:49:53 ID:4nactr1JP
【11:05 ホームセンター 店内通路】
>>92「笠原さん!落ち着いて」
その言葉でわれに返る。
ああ…蝶野さんも>>93この男も、一見平常心に見える。取り乱したのは俺だけか?
でもあのバケモノのことを考えると落ち着いてなんかいられない。怖いんだよ。

しかし蝶野さんは動じることもなく、先に進んでいく。男もそれに続く。
まさか俺だけ行かないわけにはいかないし…最後に部屋に入る。

声の主が人間という可能性もあるわけだし、軽く窓の外に声を掛けてみる。
「誰かいますか〜?」
96マサキ 22 男 ◆e3o8eB21vs :2006/06/03(土) 00:11:51 ID:8T0H5nTDO
【10:30 自宅リビング】


俺は震える身体でゆっくりとキッチンの中を見た……

「うああああああああぁぁ!!!」
その光景を見て俺は絶叫し後ろに倒れ込んだ。
キッチンの中で父は血だらけで倒れていた…その傍らで母は父の臓器や肉を貧り食べている……母の両手は父の血で真っ赤に染まり口元には肉片が食べカスのようについていた。
俺は思わずその場に嘔吐し逃げることも忘れていた。やがて母は手を伸ばし俺に近づいて来た、その腕に一瞬噛み傷のようなものが見えた気がした…。俺は我に帰り逃げる態勢を整えた!…が、足が縺れ力が入らない
97秋田 22 女 ◆cnpU31RcsQ :2006/06/03(土) 00:23:50 ID:mhJ2FdIN0
【11:05 ホームセンター社員通用口前】
ドアに蹴りをかました際、どうもへんなぶつけ方をしてしまったようだ。行動に支障は無いが、つーんと痛い。
あう…多分これは青アザになるな…
涙目になりつつ、さて次はどうしたものかと思案する。とりあえず、まだ封鎖されていない窓を探すしかなさそうだ。
>>95ん?今なんか…聞こえた?人の声?
恐らくさっきので、中の人が気づいたのだろう。どうやら青アザを無駄にせずにすみそうだ。
「助けて…開けてください!外に、変な、おっかない集団が、いっぱいいるんです!」
割れた窓に向かって、叫ぶ。
98蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/06/03(土) 01:12:12 ID:SNkj6SXNO
【11:07 ホームセンター 事務所】

>>93「この窓、見ての通りデスク立てて置いただけなんで、押せば倒れると思うんですよ。
ここを完全に封鎖したくて…あと、他の硝子も不安なんで塞ごうと思ってて。
出入口はココと正面入口と商品搬入口だけですか?」
笠原さんは事務所に入ると窓越しに呼び掛けた。
すぐに、焦り上ずった女性の声が聞こえてきた。
>>95「誰かいるわ!」
>>97「社員通用口開けますから!」
二度手間なマヌケはもうしない…私は通用口の扉を開けた。
99秋田 22 女 ◆cnpU31RcsQ :2006/06/03(土) 02:38:54 ID:mhJ2FdIN0
>>98
扉が開き、女性が顔を出した。見たところ、多分自分と同年代といったところだろう。
見たところ、どうやら彼女は正気らしかった。安堵して、一気に言葉をまくし立てる。
「あのっ…外で、外が、大変なんです。なんか、人が人を、食べてるんです…わたしもうずっと、怖くて」
うまく説明しようと思うのだが、どうもうまくいかない。
わたしは、ようやくまともな人間に出会えた安堵感から、泣き崩れてしまった。
張り詰めていた緊張の糸が切れ、その場にへなへなと座り込んでしまう。我ながらみっともないとは思ったが。
100岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/06/03(土) 07:02:06 ID:Yn9NenZ8O
【11:10 ホームセンター 事務所】

>>99部屋に女性が転がり込んで来た。ひどく取り乱している。人が人を…何?
とりあえずイスに座らせる。
「OK、一服つけよう。タバコは?」
箱は差し出したが、もちろん冗談だ。こういうのを一度やってみたかったんだ。
まあ話しかける事が無意味ではないのは確かだ。恐怖や痛みから少しでも気がそれる。
彼女の様子を見ると、そこにいる男があんなにおびえたのも不自然ではない気がする。
やっぱり、俺だけが置いてきぼりな感じだ。
俺はタバコをくわえてデスクに座り、もう一人の女性の方に向き直った。
>>98「この人を見てもあまり驚かないね。君が一番落ち着いてるようだから聞くけど…
事情、教えてくれないかな。イマイチ状況が理解できないんだ。
ああ、タバコ吸ってもいいよね。最近うるさいけど」
いろいろ思い当たる節もあるが、今は確証が欲しかった。
101マサキ 22 男 ◆e3o8eB21vs :2006/06/03(土) 11:23:59 ID:8T0H5nTDO
【10:45 自宅リビング】

何とか足に力をいれ棚に捕まり立ち上がった。
縺れる足でリビングを飛び出し後ろを振り返ると母は俺を追ってくる…恐怖で再び鳴咽が込み上げる。片手で口を押さえながら階段を駆け上がり自室に逃げ込みすばやく鍵をかけた。
ドアに耳をあてると微かな呻き声と足音が近づいてきた、やがて音はドアの前で止まった…
『カサカサ』ドアをさするような音がし、次に
『ダン!!』ドアは強く叩かれ軋みをあげた。
このドアはもたない!?
俺は急いでベッドをドアの前までひきづり、さらに部屋のあらゆる物でドアを押さえた。
102マサキ 22 男 ◆e3o8eB21vs :2006/06/03(土) 13:40:50 ID:8T0H5nTDO
【10:45 自宅自室】


公園にいた連中や母が何なのか俺には全く理解できなかったが、捕まれば殺される…いや喰われることだけは理解できた……。

俺はあることを不意に思い出した。妹が隣の部屋で熱をだし寝込んでいる!何時、母が妹を襲うかもしれない…俺はバルコニーに出て妹の部屋へ向かった。妹の部屋のガラス戸の鍵は閉まっていてカーテンで中の様子は見えなかった。
ガラス戸に顔を寄せ中の様子を探る、やがて部屋の中をゆっくり動く影が見えた。「妹は無事だ!」
俺はガラス戸を叩き妹の名前を叫んだ。
部屋の中の影が近づいてくる……
103佐武 21 男:2006/06/03(土) 14:26:38 ID:bWtc6WnF0
【8:55】
いつもの時間とおりに出勤登録をして、売り場に出ようとした。
すると、店長がさっきの客をひっぱって事務所に入って来た。

「どうしたんですか?」
「ああ佐武君。この人ね、万引きしようとしたんだ。商品もったまま外に出ようとしてね・・・何も言わないし、とりあえず事情を聞いて警察呼ぶ事にしたから。君は売り場に出ててくれないか?」
「はぁ、わかりました」

結局いつもと変わらない、か。
売り場に出て、接客をする。
今日は客もあまりいない。
まぁ、天気もよくないし、午前中のこの時間に客がいないのは珍しい事じゃなかった。
でも・・・・・・妙に静かだな。
104佐武 21 男:2006/06/03(土) 15:17:20 ID:bWtc6WnF0
【9:00】
(ヒマだなぁ・・・・・・)
まだ5分しか経っていないが、もう30分近くレジに立っているようにも思える。
立ち読みしていた客はみんな帰って、さらに静けさを増した。
と、その時。
一人の警官が、こっちに向かってきた。
この近くの交番に勤務している、千葉さんだった。

「やぁ佐武君」
「あ、お疲れ様です千葉さん」

軽く挨拶を交わす。

「店長に万引き犯を捕まえたって通報を受けたんだけど……」
「ああ、はい。店長なら事務室で待ってますので」

そう言って、事務室に案内しようとした。
しかし、その時だった。

一台のパトカーが、猛スピードで店に突っ込んできた。

ガラスがわれ、棚は倒れ、店内に轟音が響いた。

「だ、大丈夫か佐武君!」
「ええ、大丈夫です」

無事、俺も千葉さんも怪我はなかったようだ。
が、今のショックで腰が抜けてしまった。
足腰が言う事をきかず、俺はそこに座り込んでしまった。
105佐武 21 男:2006/06/03(土) 15:18:41 ID:bWtc6WnF0
「おい、いったいどういう事だ!」

店長が血相を変えて事務所から飛び出してきた。

「あ、店長……」
「俺の店につっこんでくるなんて、何を考えてるんだ!」
「店長さん、落ち着いてくだ……」
「まったく!あの客は何もしゃべらないどころかぶつぶつ変な事ばかりつぶやく!だいたいだなぁ……」

ああ、人の身を案ずるどころか、店の心配か。
そう思うと腹が立ち、不思議と足腰も言う事を聞いてくれた。
店長が自分勝手な事をわめき、千葉さんがなだめている時だった。

『ガチャ』

パトカーのドアがあき、一人の警官が現れた。
しかし、どこか様子がおかしい。
目はうつろで、口はだらしなく開き、よだれを垂れ流していた。
「止まれ!」

千葉さんが拳銃を抜き、銃口を「その男」に向けた。
しかし、「その男」は、ふらふらと動き、まるで立っているのがやっとのようにも見えた。
明らかに、様子がおかしい。
106佐武 21 男:2006/06/03(土) 15:19:21 ID:bWtc6WnF0
「お、おい君!私の店につっこむなんてどういうことだ!」

あろう事か、店長が「その男」に食って掛かった。

「店の損害!賠償金!たっぷりもらうからな!え!わかってるのか!」
「店長さん!下がってください!」

千葉さんが怒鳴りつけた。
しかし、それに気を悪くしたのか、さらには千葉さんにも食って掛かってきた。

「おい、うちがどれだけの損害でるのかわかってるのか!お前達のせいだぞ!それをお前は……」

そこまで店長が言った時だった。

「たいほ……するぅぅ……」

「その男」が突然、しゃべったのだ。
そして、ゆっくりと銃口を店長に向けた。

「店長あぶな……!!」

『パン!』

はじけるような音が、店内に響く。
銃口からは煙が出ていた。
107佐武 21 男:2006/06/03(土) 15:20:39 ID:bWtc6WnF0
しかし、不思議なことに店長は怪我一つなかった。

「ひ、ひぃぃぃぃいいい!!!」

それどころか、事務所に逃げていった。
撃たれたはずなのに、何故平気だったのか、そんな事を考えている暇は俺にはなかった。

『パン!パン!』

今度は二回、真横からはじける音が聞こえた。
見ると、千葉さんが構えていた拳銃から煙がでていた。
おそらく、どちらも千葉さんが撃ったものだろう。
銃口を向けられていた先、「その男」は、眉間から一筋の血が流していた。
そして、ふらふらと動いていたその体は、大きく揺れると、後ろに倒れた。

「怪我は?」
「だ、大丈夫です。それより店長が……」
「ああ、大丈夫だよ。一発目のアレは空砲になってるはずだから、店長も怪我はないはずだ」
「そうなんですか、よかった……」

そういえば、一発目は威嚇射撃という事で、空砲になっている。というのをどこかで聞いた覚えがあった。
だから千葉さんは二度撃ったのか。
一息ついた、その時だった。

「うぎゃああああああああ!!!!!!」

事務所から、突然の叫び声が聞こえた。
108本当にあった怖い名無し:2006/06/03(土) 16:16:16 ID:AeYLCGr+0
パクリスレ晒しage
109蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/06/03(土) 17:07:43 ID:SNkj6SXNO
【11:20 ホームセンター 事務所】

そこいた女性は私を一瞬見据え、入るなり動揺しながら話始めた。
>>99「大丈夫?とりあえず休んで…」
言いたい事の見当はつく。
やっぱり、見間違いなんかじゃなかったんだ。
あの光景を思い出していると、男が話し掛けてきた。
>>100「えっ?全然落ち着いてなんか…私も彼女と同じような目にあって…。」
自分が見たモノ、笠原さんから聞いた事、電話が繋がらなくなった事を話した。
「…私が知ってる事はこれぐらい。
そういや、まだ名乗ってなかったですね。
私は蝶野です。そちらが笠原さん。お二人は?」
110マサキ 22 男 ◆e3o8eB21vs :2006/06/03(土) 19:10:18 ID:8T0H5nTDO
【11:00 自宅バルコニー】


カーテンが揺れると同時にガラス戸が割れ、そこから青白い手が俺に伸びてきた。眼前まで伸びた手が突然空をきる。その隙に後ずさりしながら影の正体を見た。カーテンはめくれその中に妹の姿があった。妹の上半身だけがガラス戸を破り
ちょうど前屈のような姿勢になっていた。
お腹にガラスが刺さり血が
ガラスを蔦ってバルコニーに
流れている…
妹は激しく身体を動かし、その度にガラスが深く突き刺さり血が溢れ出していた…。やがて、ガラスは妹の体重を支えられず割れだした。妹はそのままバルコニーに倒れこみ動かなくなった。
111マサキ 22 男 ◆e3o8eB21vs :2006/06/03(土) 19:18:02 ID:8T0H5nTDO
【11:15 自宅バルコニー】



お腹の辺りから大量の血が流れている…
「死んだのか?」そう思い妹の顔を覗きこもうとした………
突然!妹は地面をはいずりながら迫ってきた。
俺は驚き自分の部屋に逃げ込もうとした…「駄目だ…ここのガラスは破られる」
俺はバルコニーから下を覗いた…ズル…ズル……妹はゆっくりと俺に近付く……
寸前の所で、俺はバルコニーから飛び降りた!?
『ベコンッ!!』
バルコニーから飛んだ俺は下に止めていた車の天井に落ち、ボンネットを転がりながら地面に落ちた。
そしてすぐに立ち上がりその場から逃げた……
112秋田 22 女 ◆cnpU31RcsQ :2006/06/03(土) 19:31:25 ID:mhJ2FdIN0
【11:25 ホームセンター事務所】
ひとしきり泣いたらすっきりした。
はしたないと思いつつ、ずびびびびと勢いよく音を立てて鼻をかむ。
「わたしは、秋田といいます。ええと、取り乱してしまって、すみませんでした。もうだいじょぶです。」
ふーっと深い安堵のため息をついてから、わたしはおもむろに、先程タバコを差し出した男性に向かって言葉をかけた。
「すみません、タバコ一本、頂いてもいいですか?えーと…お名前、聞いてもよろしいです?」
飲み会の時や、ストレスがたまってむしゃくしゃした時等、わたしはたまにタバコを吸うことがある。
見た目が割とまじめそう(に見えるらしい)ので、わたしがタバコを吸うと知ると大抵の人は意外そうな顔をする。
のだが、まあ事態が事態だし、そんなことはもう知ったことではない。
113岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/06/03(土) 20:40:45 ID:Yn9NenZ8O
【11:25 ホームセンター 事務所】

>>109俺は彼女が話す事を黙って聞いていた。
とても信じられない事だが、複数の人間が彼女と同じにそれらを見た。
そして俺もほんの少しだが体験した…事実として認めるしかないようだ。
「…なるほど…かなり恐ろしい話だな。でも信じるよ、俺にも心当たりがあるからね。
俺たちはラッキーだな…まあ俺は『結果的に』だけど」
>>112さっきの娘にタバコを渡し、火をつけながら言った。
「ああ、俺は岬って言うんだ。名刺も持ってるよ」
俺は二本めに火をつける。
「ところで、さっき俺はここの店員だって言ったけど、ありゃウソだ。
そこのデスクも俺のじゃあないよ。まあそんな事より、戸締まりしないとね」
114マサキ 22 男 ◆e3o8eB21vs :2006/06/03(土) 21:00:56 ID:8T0H5nTDO
【??? ???】



どれくらい走っただろうか……?
身体中のあちこちが痛みだす。それに裸足のせいで小さな小石を踏むだけで足の裏が痛かった…
それでも恐怖感に煽られ足を進める。
しばらく進むと十字路に差し掛かった…
真っ直ぐ行った先に車>>40が止まっている。何故かあの車が家の前を猛スピードで走り去った車>>46のような気がした。ただ近くに行って確認する気はなかった。この先は行き止まりだ…それに…俺は十字路を右に曲がった…大きな建物が姿を現す。
ホームセンターだ……
115笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/06/03(土) 23:45:07 ID:bQzs1TObP
【11:30 ホームセンター 事務所】

皆の話や、店の様子を考えるとこの事態に気付いてる人は少なそうだ。
>>113「ええっ!店員さんじゃないんですか?じゃあ…どこからから店に?」岬と名乗った男性は先ほど店の奥の方から出てきたのと、
蝶野さんの問いかけに肯定していた事から勝手に店員さんと思っていたので思わず声が出る。
じゃあ、岬さんはこの店のどこから入ったんだ?他にも簡単に中に入れるとしたら、あいつらも中に入ってくるんじゃないか?
考えていると岬さんが戸締りをしようという。大賛成だ。
「じゃあ、奴らが入ってきそうなところからですよね。ちょうど蝶野さんと正面が大きなガラスだからそこをまず見に行こうって話してたんです。そうだ、岬さんはどこから店内に?」
116蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/06/04(日) 01:17:34 ID:sts1/tH7O
【11:35 ホームセンター 事務所】

岬さん、なんで店員のふりなんか…
少し不信感を抱いたが、自ら話したってことは、深い意味はなかったんだろうと考え直した。

「店の鍵なら私が持ってますよ。
うーん‥と、正面入口のシャッターと自動ドアと、商品搬入口のシャッターとストックルームと、そこの社員通用口辺りが鍵のかかる場所みたいですね。
他にショーケースや外のガレージ、自販機…2本はシールついてないなぁ。」
鍵束の用途別シールを読み上げた。
「まずは正面入口から行ってみましょ。窓も何とかしないとマズイですね。」
117岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/06/04(日) 02:35:55 ID:hpNT2Cx/O
【11:35 ホームセンター 事務所】

>>115笠原君はまだ不安な表情だ。俺がだまそうとしたのをバラしたから余計かな。
「俺が入ってきた所がまずヤバイって訳か?まあ当然か。トイレだよ。
俺だけ不法侵入なんだよね…俺も逃げ込んで来たクチなんだけど。
あ、言ってなかったっけ?でもあそこは大丈夫だと思うよ、少なくともここよりはね。
自分が侵入しといて開けっ放しなんてのはマヌケだろ」
実際、あんな所からはもう誰も入ってこないだろう。鍵もかけたはずだ。
>>116一方、蝶野さんは鍵を持っていた。鍵束がなんとも頼もしく見える。
「ああ、鍵があるのか。君は関係者だからな…じゃあそっちは任せてもいい?
俺は窓をふさぐ方をやる。笠原君、ついていってあげなよ」
ここにはいろんなものがある。窓をふさぐ事くらいはできるだろう。
とりあえず、道具を探そう。
118笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/06/04(日) 03:40:36 ID:qYYD2IlHP
【11:40 ホームセンター 事務所】

>>117「ああ、やっぱり分かれて作業したほうがいいですよね…。」
本気で怖い。物音ひとつにもびびってる俺に、あんなガラス張りの所に行けと?
まあ、怖いのは皆一緒。やらないわけにはいかない。それにこんな心の内を話す訳にもいかないし。
「…じゃあ行ってきます。蝶野さん案内よろしく。」
正面入口に向かう為に部屋を出ながら蝶野さんに尋ねる。
「そういやどっかに棒か何かないかなぁ?手ぶらってなんか怖くない?」
119蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/06/04(日) 06:35:31 ID:sts1/tH7O
【11:50 ホームセンター 工具売場】

岬さんの提案に頷き、事務所を後にした。

>>118「うん、そうですね。
スポーツ用品にバットがあるかも。スコップは園芸か工具ですよね。
工具売場なら武器になりそうなものありそうじゃないですか?」
上方にある商品のジャンルを示すコーナープレートを見ながら話をした。

工具売場で物色を始めたが、普段日曜大工も力仕事もしない私にはよく分からない。
ツールポーチを腰に巻き、尖った物や金づちなど数本を入れた。予想外に重い。
棒は軽いプラスチック製の物を持った。

>>118「準備はいいですか?」
120マサキ 22 男 ◆e3o8eB21vs :2006/06/04(日) 13:49:33 ID:BXSj5fQVO
【12:00 ホームセンター敷地内】
正直疲労で歩くことも限界に近かった…ここなら身を隠せそうだ。
俺は敷地内に足を踏み入れた。
今日は休みなのか?それとも…正面のシャッターは固く閉ざされている。しかし横のガラス張りの所から店内の様子が伺えた、せっかく侵入してもあいつらがいたんじゃ意味がない。
ガラスに近付くと髪はボサボサで服には血や嘔吐物がついた自分の姿が写った、おまけに裸足だ。
「ハハ…これじゃどっから見ても不審者だな…」
ガラス越しに中を覗いて見ると人影がこちらに歩いて来るのが見えた!?
俺は咄嗟に身を隠し中の様子を探る
121秋田 22 女 ◆cnpU31RcsQ :2006/06/04(日) 14:49:43 ID:WlMH8eWA0
【11:50 ホームセンター 通路】
わたしは岬さんと行動することにした。
窓を塞ぐとなると、多分それなりに重量のある物を運んだりするだろう。
二手にわかれた方が、ひょっとしたら効率はいいのかもしれないが、
岬さんはともかく、わたしが一人で作業をするのは、少々困難なことのように思える。
まあわたしも一応女性、人並み程度には非力だし。日本語が変だが気にしないように。
>>117「道具…なんでしょうね、板でも窓に打ち付けますか?
まあ、それだけだとちょっと心細いんで、なんか他に重量のありそうなものでフタするとか…そんなとこじゃないですかね」
122笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/06/04(日) 15:11:41 ID:qYYD2IlHP
【11:55 ホームセンター 工具売場】

工具用のベルトを腰につけ、かなづち、鎌、手斧、等を多数ぶら下げる。
奥の方にあったバールのようなものを手に取ったところで声を掛けられる。
>>119「うん、こんなもんかなぁ」
腰にぶら下げすぎたせいでうまく立ち上がれない。これじゃ奴らが来ても早く逃げれないか…
泣く泣く3本に減らし何とか立ち上がる。
ヘルメットも欲しいとこだが、どこにあるか分からないし、正面玄関が先だろうな。後で蝶野さんに聞こっと。
俺が立ち上がるのを見て、彼女が歩き出す。工具をもっただけでずいぶんと安心できる。
「俺が先に歩くから蝶野さんは案内して。奴らがいないとも限らないもんね」
と、声を掛けて先に立つ。
「そこの角を曲がったところだよね?」
123佐武 21 男:2006/06/04(日) 15:19:42 ID:oZEavfpV0
考えるより早く、体が動いていた。好奇心が、恐怖心を上回ったのだろう。
千葉さんと二人で事務室に入ると、そこには喉を噛み千切られた店長の喉元から、血が噴水のように噴出していた。
そして、口元を真っ赤にして、満足そうに見下ろしている、さっきの客がいた。
その光景を目の当たりにした俺は、
124佐武 21 男:2006/06/04(日) 15:25:47 ID:oZEavfpV0
そして、口元を真っ赤にして、満足そうに見下ろしている、さっきの客がいた。
その光景を目の当たりにした俺は、 胃の中にあるもの全てを吐き出した。床が、汚物と血にまみれ、強烈な異臭を放っていた。
男は、こちらに気付くと、さっきの奴と同じようにゆらゆらゆれながら歩いてきた。

「止まれ!動くと撃つぞ!」

そう言って、千葉さんが銃口を向ける。
しかし、その言葉がわからないのか、依然変わらず歩き続ける「男」

「止まれ!」

最後の警告か、その一言だけ言って、千葉さんはグリップを握りなおした。
そして……

『パン!』

再び、はじけるような音が響く。
弾は、男の額に直撃した。
しかし、後ろにのけぞっただけで、倒れることは無かった。
さらに1発、2発と撃ち、ようやく男は倒れた。
動かなくなった男に近づき、千葉さんは銃口をそらさずにつぶやいた。

「一体なんだってんだ……」
125佐武 21 男:2006/06/04(日) 15:33:31 ID:oZEavfpV0
倒れた男は、痙攣を起こしていたが、ようやく動かなくなった。
口の中がまだ胃液でイヤな味がした。
早くこの臭いをなんとかしたかった。

「とにかく、ここを離れて応援を呼ぼう」

千葉さんの提案に、俺は反対しなかった。
そして、店内にあった電話でまずは110番通報を試みる。
しかし、どういうわけか、まったくつながらなかった。

「千葉さん、交番には誰かいるんですか?」
「いや、今日の今の時間帯いるのは僕だけなんだ……12時になったらもう一人くるんだけど……とりあえず、署に行こう。誰も居ないならそこが安全だ」

千葉さんの提案に賛成だった。
店に戻り、さっきの男の死体の脇を抜けて、店を出た。
交番に走ると、案の定誰もいなかった。
千葉さんは、「ここで待っていてくれ」というと、奥に進んでいった。
それにしても、これだけの事が起きているのに、この静けさは不気味だ。
野次馬の一つや二つはおかしくないと思うのに……
126マサキ 22 男 ◆e3o8eB21vs :2006/06/04(日) 16:25:08 ID:BXSj5fQVO
【12:00 ホームセンター敷地内】

身を潜め中の様子を探る…
>>122先頭を男の人が歩きその後を女の人が回りを警戒しながら歩いてくる。
二人とも手に金属棒のような物を持ち腰に金づちやら工具類をぶら下げている。はたから見れば異様な恰好だが、まとも?な人間に見えた。
俺はガラスの前に飛び出しガラスを叩いた。急に人が出て来てびっくりしたのか男の人は叫び声を上げしりもちをついていた。
後ろの女の人も驚いた顔をしていたが冷静にこちらを観察してる様に見えた。
俺は女の人に呼び掛ける。「お願いします、助けて下さい…」
127笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/06/04(日) 16:57:07 ID:qYYD2IlHP
【12:00 ホームセンター内正面玄関】

>>126「うわぁぁぁぁぁぁ!!!ちょ、ちょ、あいつらだ!!!」
思わずうしろに飛び退る。その拍子に後ろに倒れる。
かろうじて倒れることはなく、しりもちを着いたが叫び声をあげたまま。後退る。
「ガ、ガラス…シャッター下げ…ああああぁあ。」
奴はガラスを叩いてこちらに向かって口を開いてる。
128あぼーん:あぼーん
あぼーん
129あぼーん:あぼーん
あぼーん
130あぼーん:あぼーん
あぼーん
131あぼーん:あぼーん
あぼーん
132あぼーん:あぼーん
あぼーん
133あぼーん:あぼーん
あぼーん
134あぼーん:あぼーん
あぼーん
135あぼーん:あぼーん
あぼーん
136あぼーん:あぼーん
あぼーん
137あぼーん:あぼーん
あぼーん
138あぼーん:あぼーん
あぼーん
139蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/06/04(日) 18:50:25 ID:sts1/tH7O
【12:05 ホームセンター 正面入口】

笠原さんが先に歩くと言う、案外男らしいんだ…
>>122「そう、曲がってすぐ…」
正面入口を目前にして、横のウインドウガラスに男が張り付いてきた。
「ヒッ!」男に驚いたのか笠原さんの転倒に驚いたのか自分でも分からない。
男の姿は連中そのものだが、その表情は怯え「助けて下さい」と発した。
>>127「見て!あいつらじゃないわ!」
男にジェスチャーで「待って」と合図して、自動ドアのセンサーキーを押し、シャッターを50cm程開けて男に声を掛けた。
>>126「入れますか?」
これ以上シャッターを上げる勇気は湧かなかった。
140岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/06/04(日) 19:36:41 ID:hpNT2Cx/O
【11:55 ホームセンター フロア】

>>121「そうだな。まずは事務所の窓をなんとかしないと」
俺たちは台車を持ち出してフロアを回る事にした。操縦は秋田さんにやってもらおう。
「これ押して」

ホームセンターに来ると、思わず目移りして必要のないものにまで見入ってしまう。
座布団や座椅子なんかはなぜあんなにも俺の心を揺さぶるのだろう…
いかん、今は日曜大工をやらなければ。金槌をベルトに差し、釘を入るだけポケットに入れる。
次は板材。適当なサイズの板材を台車に積んでいく。
「このくらいで足りるかな。あと、何か要る?」
141秋田 22 女 ◆cnpU31RcsQ :2006/06/04(日) 20:44:16 ID:WlMH8eWA0
>>140「うーん…そーだなぁ…」
何か使えそうなものは無いかと周りをぐるりと見渡す。
特に目を引くようなものは……あった。円筒型の容器に入ったポテトチップスが、ワゴンに山の様に積まれている。
どうやら特売品らしい。別にそのメーカーのポテトチップスがものすごく好物だとかそういうことではないのだが、
いや、なんというか……
腹、減った。ものすごく減った。
いやいやいやいや。今はそれどころでは無い。うっかり菓子なんかに見入ってる場合じゃない。
だがしかし。そういえば朝メシほとんど食ってないではないか。菓子パン半分くらいしか…。涙。
「とりあえず、このくらいでいいかと思います。まっ、なんか物足りなかったら、またここ来て調達すればいいですし」
142マサキ 22 男 ◆e3o8eB21vs :2006/06/04(日) 20:46:07 ID:BXSj5fQVO
【12:10 ホームセンター正面口】

俺の呼び掛けにしばらくするとシャッターは開いた…
>>139数十センチ上がったシャッターの隙間から先程の女性が顔を出した。
腹ばいになりシャッターをくぐると女性はすぐにシャッターを閉めた。
俺は女性にお礼を言い、男性にも驚かしてしまったことを謝った。
ただ自分でも随分無感情な喋り方だったと思う…
シーンとしたフロアの中
俺は棒立ちでぼんやりと店内を眺めていた……
143あぼーん:あぼーん
あぼーん
144岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/06/04(日) 22:11:43 ID:hpNT2Cx/O
【12:00 ホームセンター 事務所】

俺たちは事務所に戻った。ここは実質開放されているのと変わらない。
隙間なく板を打ち付けてふさぐべきか。
とりあえずデスクをどかして、作業スペースを作る。
すると、窓の外に人が立っていた。1秒ほど、見つめあった。顔は血まみれだった。あのうつろな目だった。
「うおおおおおッ!」
145岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/06/05(月) 02:35:52 ID:2P1zp8/YO
【12:00 ホームセンター 事務所】

いた、こんな近くに。
「そいつ」は俺の叫び声に応えるように奇声を発した。
そして両手で掴み掛かって来る。左腕の袖を掴まれてしまった。
「秋田さん逃げろ!」
引っ張りあいをしながら、それだけ怒鳴るのが精一杯だった。なんだこいつは。
何の感情も無い顔。化け物の顔。「殺される」より「食われる」って実感がある。
助けは期待できない。俺がこいつをブチのめすしかない。
左腕を思いきり引っ張った。袖がビリビリ破れて体が自由になったが
その勢いで奴は窓枠につんのめり、そのまま室内に倒れ込んで来た。
窓枠に残っていたガラスがノドと腹に刺さっていたが、気にしていないみたいだ。
「来るな…殺すぞ」
俺はベルトに差してあった金槌を引き抜いた。
146岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/06/05(月) 13:36:31 ID:2P1zp8/YO
「マジで殺すぞ!」
違う…言いたいのはそんなことじゃあないんだ。
なんでノドと腹がそんなに裂けてるのに平気なんだ?
死ぬだろ?痛いだろ?血が出てるぞ?
しかし、俺の警告など聞こえていないという風に、奴は起き上がって
迫ってくる。俺は持っていた金槌を投げつけた。
顔面に当たったが、まったくひるまない。
ふざけんなよ。もうやめろよ。思わず後ずさりすると
足が何かにぶつかった。板材をのせて来た台車だ。
奴がまた掴み掛かってくる。俺は夢中で板を何枚か抱え、
それを盾にしてそのまま突き飛ばした。奴は板に噛み付いていた。
それを見て思った。掴み掛かってくるのは「噛み付く」ためだったんだ。
最初に掴まれた時もそうだった。だから「食われる」と思った。
確かに奴らが「人を食う」とは聞いていた。
しかし「直接噛み付いて食う」イメージは持ってなかった。
さすがにナイフとフォークで食うと思っていた訳じゃあないが…
これじゃあ動物と同じだ…
そう思うと、恐怖よりも怒りが込み上げてきた。
「お前らなんか!」
今度は台車をつかんで振り回した。頭に当たって倒れた。
効いてる。もう1発だ。思い切り振りかぶって打ち付ける。
もう1発、もう1発…そのうち、そいつは動かなくなった。
147秋田 22 女 ◆cnpU31RcsQ :2006/06/05(月) 15:54:33 ID:yMD7+/F60
【12:00 ホームセンター 事務所】
さて、ここはさっさと終わらせて、食事をとりたいところだ。
岬さんと二人で、窓に立てかけられたデスクをどかす。窓の外が見えるようになり、視界がひらける。
……………ええと。
>>144出た!アレだ!やっぱさっき騒いだりドア蹴ったりしたのがいけなかったんだろうか?
>>145逃げろと言われたものの、体がすくんでしまってどうしようもない。どっどっどうしようどうしようこれ?!
岬さんが腕を勢いよく引っ張ると、人の形をした化け物も一緒に室内に引っ張られる形になった。
はっ、と一瞬目が合う。大学のロビーで見たものと同じ、意志薄弱な薄気味悪いあの瞳。
「助け呼んできます!!」
わたしは弾かれた様に走り出した。空腹など、とうに忘れていた。
148岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/06/05(月) 18:22:52 ID:2P1zp8/YO
【12:10 ホームセンター 事務所】

お前らなんか、お前らなんか…
いつのまにか、涙が出ていたみたいだ。
俺の手から、台車が滑り落ちた。
こんなもの、重くて持っていられない。
こいつは死んだ…死んだか…
なんてバカな…なんで、こんなことに…
涙が止まらない。俺はどうしたんだろう。
「はぁ」
ため息をつかずにはいられなかった。
壁にもたれて、そのまま座り込んだ。
なんだか疲れた…
149秋田 22 女 ◆cnpU31RcsQ :2006/06/05(月) 19:35:39 ID:yMD7+/F60
【12:05 ホームセンター 通路】
ひたすら走る。あわててつんのめってこけそうになる。とにかく走る。
売り場に出た。大声を張り上げながら、二人を探す。ええと、なんて言ったっけ?あの二人の名前。
「蝶野さん!笠原さーん!岬さんがアレに襲われてます!!こっち来て、加勢してください!」
ふと、視界のすみにスコップがちらついた。
わたしは半ばやけくそになりながら、そのスコップの柄に無造作に手をかけた。
150笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/06/05(月) 19:43:32 ID:71b9//HJP
【12:10 ホームセンター 正面入口】

>>142「に、人間…?」蝶野さんがシャッターを開けるのを止められず、
ただそこに座ってバールを握り締めるだけだった。
彼は腹ばいになり、わずかな隙間から店内に入り込む。。
髪はボサボサ、服には血と汚れがついている。どう見ても奴等の仲間にしか見えないが
彼が蝶野さんと俺に向かって喋るのを聞き、やっと安心できた。
よく見れば、目は正常な人間のそれに見えた。

ぼんやりとそこに立つ彼に話しかけようと立ち上がりかけた時、秋野さんが叫びながら走ってきた。
151蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/06/05(月) 21:18:26 ID:C4LKNUBnO
【12:11 ホームセンター 店内通路】

男を店内に入れると直ぐ様シャッターに鍵をかけ、自動ドアをOFFにした。

なに、この臭い…
男から異臭が漂ってる。
服には血や得体の知れない液体が染み付いていた。
>>142「その血…怪我でもしてるの?
更衣室があるんで着替えますか?」
>>150「一旦事務所に戻った方がいんじゃないかな、二人に…」

そこまで言った時、店内から>>149秋田さんの呼び声が聞こえてきた。
アレに襲われて!?
私はパイプを持ち店内通路を走り抜けた。
秋田さんに駆け寄り、笠原さんと男の姿を確認すると事務所へ走って行った。
152佐武 21 男:2006/06/06(火) 04:22:54 ID:on8ZYkLE0
【9:15】

ふと、家族の事が気になって電話をかけた。
しかし、電話には誰もでない。
出かけているのだろうか……もしかして、家にも「あいつら」が襲ってきてたら……
不安になり、今度は携帯に電話をする。
しかし、やはり父も母も電話に出なかった。

「お待たせ」

千葉さんが、まるで機動隊のような格好をして戻ってきた。
両手には大きなかばんを持っていたが、格好からして多分武器かなにかだろう。

「あ、千葉さん……家族に電話をしたんですが……携帯も出なくって……」
「……佐武君、家に行ってみるかい?」
「ええ、そうします」
「わかった、僕もついて行こう」

そう言って、千葉さんと俺は外に出た。奴らが中に入ってこないように、
そして、交番に鍵をかけてパトカーで向かった。
153本当にあった怖い名無し:2006/06/06(火) 06:02:45 ID:iLnlIRWK0
154本当にあった怖い名無し:2006/06/06(火) 08:42:55 ID:GZbnl9ec0
ゾンビ達はいっせいにムスコをしごきだした。
そしてムスコを大爆発させ白い液体を次々と飛ばしだす。
ゾンビのリミッター解除のムスコから放たれる白い液体は
ホームセンターの屋根に居る我々まで届く。
もしそれが口や鼻に入り粘膜に触れようものならタチマチのうちに
感染してしまうことであろう。
155マサキ 22 男 ◆e3o8eB21vs :2006/06/06(火) 14:10:49 ID:TnVdrzl2O
【12:10 店内通路】


ぼんやりと店内を眺めながらここなら身を隠せそうだそう思っていた……

シャッターを開けてくれた女性が俺に何か話かけてきたが俺はボーっとしてたのであまり話を聞いていなかった
>>149その時、別の助けを呼ぶ声が聞こえ俺は我に帰った。
振り向くと>>151すでに女性は傍にいた男性と共に声のする方へと走っていた。嫌な緊張感が店内を包む…「…ここは安全じゃないのか……!?」
俺は重い足を引きずりヨロヨロと二人の後をついて行った。
156佐武 21 男:2006/06/06(火) 15:11:13 ID:on8ZYkLE0
【9:18】

家についた。
駐車場に父親が使っているワゴン車がとまってる。外出の様子はない。
が、明らかにおかしい。
玄関のドアが開きっぱなしになっている。

「……まさか!」

奴らに襲われたのか!
そう思うと、居てもたっていられず、家に入った。
居間には父親と母親がいたはずだ。

「父さん!母さん!」

居間に踏み込んだ瞬間、最悪の予想が現実に変わった。
目の前に広がるのは、バラバラの肉塊になった、家族の姿。
そして、それに群がる「あいつら」。
絶望と恐怖で足がすくみ、頭の中が真っ白になる。

『ダァァン!』

突然の銃声。
先ほどの、はじけるような音ではなく、爆発に近いような音だった。
その音で我に帰る。それと同時に、その音に反応したのか、食事中だった「あいつら」が俺達の存在に気付き、一人、二人と立ち上がって、こちらに向かってきた。
逃げなきゃ。ここから。
とにかく、玄関に向かって走った。
157岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/06/06(火) 15:15:31 ID:ucqXZQ1KO
【12:15 ホームセンター 事務所】

バタバタと慌しい足音が部屋に入ってくる。
二人以上いるみたいだ。秋田さんが救援を呼んだのか。
破れた上着を脱いで、顔を拭いて立ち上がった。
足元に転がったものを見下ろす。
俺たちはこれを恐れたから行動を開始した。
こういうことは予想できた。たまたま俺が「あたり」を
引いただけなんだ、どうって事ないんだ…

「こいつは、俺が殺した。もう動かないよ。
秋田さん、怪我は無いか?俺は上着をだめにしちゃったよ」
みんな、倒れているものを見て絶句しているみたいだ。
「見ての通り、ね…作業が全然できてない。早く終わらせないとな。
そっちは終わったのかい」
実際、この建物を封鎖できない限り危険は続くんだ。
目標に変更は無い。
158佐武 21 男:2006/06/06(火) 15:40:59 ID:on8ZYkLE0
「くそっ!化け物め!」

外に出ると、千葉さんがショットガンのようなもので応戦していた。
道路に死体がいくつか散らばっていたが、全部「あいつら」のものだろう。

「千葉さん!」
「佐武君、早くこっちに!」

俺達は急いでパトカーに乗り、エンジンをかけた。
しかし、なんてことだろう。
肝心な時にエンジンがかからなかった。

「くそっ!だから早く修理に出せって言ったのに・・・!」

遠巻きに、車を追うように「あいつら」が近づいてきていた。
どうしよう、もうだめだ。
悔しさで、胸がいっぱいだ。
何もわからないまま、ここで死んでしまうんだ・・・。
159佐武 21 男:2006/06/06(火) 15:41:35 ID:on8ZYkLE0
「佐武君」

千葉さんが、俺の手をとり、鍵を握らせる。

「署の鍵だ。中に入ったら、絶対かぎをかけておく事。あと、奥の部屋に武器がある。万が一の時はそれを使って何とかするんだ」
「千葉さん・・・?」
「いいかい、今この町に何が起こっているかは僕にもわからない。でも、この事を生きている人達に伝えて欲しい。いいね?」
「千葉さん、一体なんのつもりで」

言いながら、カバンからショットガンを二丁取り出し、専用の弾をポーチに詰める。

「僕が時間を稼ぐから、君は逃げるんだ」
「そんな、死ぬつもりですか!」

こいつら相手なんて勝てっこない。
俺の親が死んだように、千葉さんも死んでしまう。
しかし、千葉さんは準備の手を休める事なく俺に言った。

「僕達が助けなきゃいけないのは君達市民。自分の仕事に誇りを持ってるつもりだからね」
「でも、それで死んでもいいんですか!勝てっこないですよ!」
「でも、僕がやらないで誰がやる?」

何もいえなかった。
きっと、覚悟を決める人ってこういうときに覚悟を決めるんだろう。
160佐武 21 男:2006/06/06(火) 15:43:35 ID:on8ZYkLE0
「マニュアル車は運転できる?」
「はい……」
「よし、それじゃ大丈夫だね」
「……」
「丸腰のまんまじゃ、もしもの時危ないね。心もとないけど、コレ持って行きなよ」

そういって、警棒を俺に渡した。

「それじゃ、またね」

そう言って、千葉さんはカバンをひっぱって、外に出てしまった。
俺一人残して。
車の後方に回り、押し寄せてくる「あいつら」の相手をするために。


辛い。目の前で人が自分のために命をかける事がこれほどまでに辛いとは思わなかった。
泣きそうになったが、迷わずに車のエンジンをかける。
だめだ、うまくかからない。

「くそっ、くそっ!このポンコツ!」

叫びながら、必死でキーをまわす。

『ブロロロロン!』

かかった!
後ろを向くと、早く行けと催促するように千葉さんが、追い払うように手を振っていた。
泣きそうになりながら、俺は力いっぱいアクセルを踏み入れ、ギアを1にいれた。
161佐武 21 男:2006/06/06(火) 15:49:38 ID:on8ZYkLE0
まずは、さっきの署に戻る。
それから、落ち着いてゆっくり考えよう。
気持ちを落ち着かせて、何をしたらいいかを考えればいい。

そう考えているうちに、署についた。
鍵を使って中に入り、奥の部屋に向かう。
武器があるといっていたが、そこにあったのは暴徒鎮圧用ショットガンと、専用のゴム弾、それに、拳銃が一丁ずつしかなかった。
それに、ヘルメットと、「POLIS」とかかれている、透明なシールド、あとは防弾チョッキのようなベストが一つずつだった。
ヘルメットをかぶり、ベストを着て、拳銃と警棒をそれぞれのホルダーにいれ、ショットガンを背負い、盾を持つ。
見た目はすでに機動隊そのものだ。
不思議と、自分が強くなったような気分になる。

近くのイスに座り、今まで起きたことを整理してみた。
162佐武 21 男:2006/06/06(火) 15:56:09 ID:on8ZYkLE0
バイト先で、変な客がきていた。
万引き犯だと分かった店長が、事務室に連れていって・・・。
その後すぐに千葉さんが来た。
それから、パトカーが店の中に突っ込んだ。出てきた警官はすでに「あいつら」の仲間だったのだろう。
そこで、店長が事務室に逃げて、それからあの万引き犯に殺された。
とりあえず、それからすぐに交番に逃げて……自宅に向かった。
父さんも母さんももう殺されていた……。
きっと、「あいつら」に殺されたんだ。
そして多分、千葉さんも……。

もういやだ。
きっと夢なんだ。悪い夢なら覚めて欲しい。
そう思うが、しだいに込み上げてくる涙で「これが現実なのだ」と思い知る。
そして、大声で泣き喚いた。
喉が枯れるまで叫び、泣きじゃくった。
163佐武 21 男:2006/06/06(火) 16:05:52 ID:on8ZYkLE0
しばらくして、やっと気分が落ち着いた。
とにかく、この町から出よう。
そして、この町の外の人たちに、伝えれば、きっと助かる。

言い聞かせて、ポーチに弾丸を詰める。
といっても、拳銃の弾もショットガンの弾も、さほど多くはない。
拳銃の弾は120発。ショットガンの弾は、30発しかなかった。
それに、「あいつら」にちゃんと効いているかどうかわからない。
コンビニで倒した「あいつら」も、実は生きているのかもしれない。
まずはその確認をするため、コンビニに向かった。

いない。
店の中で倒れているはずの警官が、そこにいなかった。その代わり、事務室に向かって何か引きずったような跡があった。
やつらは事務室にいるのだろうか。
そうだ、今ここから頂けるものをいただいていこう。
この状態ならきっと許される。
そう思い、かご二つにパンと水やお茶、そしてインスタント食品をいれるだけいれて、パトカーに積み、
それから、懐中時計、電池、町の地図、ライターとジッポオイルを数個いただいて、足早にコンビニから出て行った。
164佐武 21 男:2006/06/06(火) 16:13:18 ID:on8ZYkLE0
パトカーに乗り、とりあえず山を降りて見ることにする。
もしかしたら、生存者もいるかもしれない。
でも、あいつらもいるかもしれない。

だったら……

あいつらと戦えばいい。

俺にはもう、あいつらには恐怖心よりも、復讐心の方が勝っているようだった。
とにかく、あいつらに一度、この怒りをぶつけてやりたい。
そう考えていた。
猛スピードで山を下り、クラクションを派手に鳴らしながら、住宅街を走っていった。
165笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/06/06(火) 17:23:26 ID:E8ySoJizP
【12:15 ホームセンター 事務所】


秋田さんの声でさっきまでいた事務所に走る。そこには、服がボロボロになった岬さんと、あのバケモノが倒れていた。
変な汁が床に。心なしか変な臭いが…。
「げぇぇぇぇおえっうっえっうっ」
床に突っ伏して激しく嘔吐していた。
166マサキ 22 男 ◆e3o8eB21vs :2006/06/06(火) 18:14:38 ID:TnVdrzl2O
【12:15 事務所】

俺はその部屋に最後に到着した。
中に入ると先程の二人とは別にサラリーマン風の男性とスコップを手に持った若い女性がいた。
男性の足元に転がる物を見て思わず目を覆った…

>>157男性の話を聞いて今の現状をなんとなく理解し自然と言葉が出た
「あの…表のガラスの所は
早くした方がいいですよ…あいつらガラスとか簡単に割って襲ってきますから…」そう言うと皆が一斉に俺をみて誰だ?という顔をしたので自分の名を名乗ることにした。
167本当にあった怖い名無し:2006/06/06(火) 19:51:36 ID:MX5IYEEk0
168本当にあった怖い名無し:2006/06/06(火) 20:01:12 ID:54PHtUcr0
【12:15 事務所】

そこへ、男性が息せき切って駆け込んできた。
彼は宅急便の配達員。どうやら、ホームセンター近くの住宅へ
荷物を運ぶ際、その家族に襲われかかったと見え、
おびただしい汁を全身に浴びながら、くず折れるように
室内へ入ってきた。
169本当にあった怖い名無し:2006/06/06(火) 20:15:26 ID:ehyzrXNJ0
>>167
登場人物が日本人のが、俺は好きだがな…
170あぼーん:あぼーん
あぼーん
171あぼーん:あぼーん
あぼーん
172あぼーん:あぼーん
あぼーん
173あぼーん:あぼーん
あぼーん
174あぼーん:あぼーん
あぼーん
175あぼーん:あぼーん
あぼーん
176あぼーん:あぼーん
あぼーん
177あぼーん:あぼーん
あぼーん
178あぼーん:あぼーん
あぼーん
179あぼーん:あぼーん
あぼーん
180あぼーん:あぼーん
あぼーん
181本当にあった怖い名無し:2006/06/07(水) 08:57:17 ID:fcl4Sd9w0
あげるぞ
182本当にあった怖い名無し:2006/06/07(水) 23:08:37 ID:KYqYnCtm0
アゲス
183笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/06/08(木) 00:02:13 ID:d9IIk5OBP
【12:15 事務所】

>>166「あいつらガラスとか簡単に割って襲ってきますから」
床に突っ伏していると、そんな声が聞こえた。今まで吐いていたことも忘れ、立ち上がる。
「正面ガラス割られたらまずくないか?今すぐ塞ごう!」
足元においていたバールをつかみ正面入り口に向かって走り出す。
「…誰か着いて来て。」
184秋田 22 女 ◆cnpU31RcsQ :2006/06/08(木) 01:19:50 ID:NJ9XZ30c0
【12:15 事務所】
「じゃあ、わたし、一緒に行きますよ」
正面入り口まで勢いよく走り出した笠原さんについてゆく。スコップを持って。
こんなもので、わたしの腕力であれをどうにか出来るかは…正直不安だ。だが無いよりは余程いい。
次もしあれに会ったとして、先程のような失態は、もうごめんだった。
あの時は岬さんだけにリスクを負わせてしまった。次はもう、あんな無様な真似はしない。……多分。
ここに皆で立てこもる以上、皆が等しくリスクを払っていかなくてはならないのではないだろうか?
それにしても。立てこもる…一体、いつまで?
「んじゃ、さっさと塞いでしまいましょう。不安ですしね。で、さっさと、お昼ご飯にしましょう。腹が減っては、って言うじゃないですか」
185あぼーん:あぼーん
あぼーん
186あぼーん:あぼーん
あぼーん
187あぼーん:あぼーん
あぼーん
188豊見山なつき、女、11歳 ◆Idh4M59kpE :2006/06/08(木) 11:46:18 ID:sHpj0xMF0
朝。
お父さんとお母さんはいつも通りに出掛けていて、私は一人でご飯を食べる。
バターを付けたパンをレンジで焼きながらテレビをつけると、S市が映し出された。
「何だろう?」
チン、と音がして、パンが焼けた。取り出して口に運ぶ。
上空からヘリで撮影されているらしい。駅のホームに電車が止まっている。始発から動いていないらしい。
もしかしたらお父さんが見えるかもしれない。そう思ってテレビに顔を近づけると、左上のデジタル時計が目に入った。
7:45 ――いけない! 学校、遅刻しちゃう!
驚いた拍子に口の中にあるパンをかたまりのまま飲み込んでしまい、むせながら家の電気を消し、ランドセルをつかむ。
「行ってきまぁす!」
誰もいない家に向かって外出をつげると、私はマンションの廊下に飛び出した。
189豊見山なつき、女、11歳 ◆Idh4M59kpE :2006/06/08(木) 11:47:02 ID:sHpj0xMF0
外に出ると、驚くほど静かだった。一緒に登校するみつきちゃんの家のベルを鳴らしたけれど誰も出てこない。
「みんなで風邪かなあ」
前にもみつきちゃんは一家中で風邪を引いていた事があったから、仕方なく一人で学校へ向かう。
しばらく歩くと道の途中で何かの音が遠くから聞こえてきた。
どこかで誰かCDでも聞いてるのかな? 聞こえるのは自分の足音だけだったから、少しうれしくなった。
そのメロディーを口ずさみながら歩いていると、ようやく初めて人に会った。
「おはようございます」
「おはよう」
歌、聞かれちゃった! 恥かしいなぁ。
顔を真っ赤にして挨拶を交わすと、女の人はにっこりしながら私のすぐ後ろにある道を曲がっていった。
学校に着くと、早速びっくりするはめになった。校門は開いているものの、校舎のとびらがしまっている。
「あれぇ?」
朝の挨拶が始まるまで、まだ時間があるはずなのに。
しかたなく、裏の職員用玄関に行ってみる。専用の階段を登って玄関のとびらに手をかける ――開かない。
「えー、何でぇー?」
しめだされてしまった。私はすっかり泣きそうになって、階段にしゃがみ込んだ。
190豊見山なつき、女、11歳 ◆Idh4M59kpE :2006/06/08(木) 11:47:50 ID:sHpj0xMF0
ずる ぱぎっ ぐちゃ……
寝てしまったらしい。目を開けると、そんな音が耳に飛び込んできた。
何だろう。手すりに上半身を乗せて下をのぞく。
と、目に飛び込んできたのは
「――――ッ!!?」
上を向いている先生の顔と、黒いランドセルを背負った男の子の大きな背中。
そして、周りに広がるドス黒い赤。
真っ赤な水溜りの正体に気付いた途端に異臭が鼻をついた。
男の子が先生を殺してる?
何で? どうして?
叫んだら気付かれる。気付かれたら殺される。
あまりの出来事に真っ白になった頭の中で、わずかに残った理性が悲鳴をあげる。
隠れなきゃ。
とっさにそう思った私はくちびるをかんで息をとめ、そっと、できる限りそぅっと、手すりから体を離す。
足をついた時に小さな砂の音がしたけれど、男の子には聞かれなかったみたいだった。
私は両手で顔をふさいで、その場にへたり込んでしまう。
ランドセルを背負っている事も忘れて。
191豊見山なつき、女、11歳 ◆Idh4M59kpE :2006/06/08(木) 11:48:40 ID:sHpj0xMF0
がちゃっ!

「ひッ」
ランドセルの金具がコンクリートに打ち付けられて、無機質で無情な音を立てた。
「誰だ?」
聞かれた。
「誰かいるのかぁ?」
心臓がはね上がる。
じゃりり、と男の子がこちらを仰ぎ見た気配がする。
気付かれた?
「そこかぁー」
――気付かれた。
男の子の声は言葉の最後に笑いを含んでいた。殺される。
じゃり、じゃり……
こっちに来る。足を引きずって。
背中からランドセルをおろして叩いた。馬鹿。バカ。何で鳴るの。
叩いたって何にもならない。私はランドセルごとひざを抱きよせて、消えてしまいたいくらい小さくなった。
やだよ。死にたくないよ。お母さん。
涙が止まらない。
怖い。怖い。嗚咽がもれる。
何で? 何で? 何で先生が死んでたの? それで私も殺されなきゃならないの?
じゃりぃ……
階段を登っていたはずの足音が不意に消えた。
192豊見山なつき、女、11歳 ◆Idh4M59kpE :2006/06/08(木) 11:49:27 ID:sHpj0xMF0
見ちゃいけない。頭の中に浮かんだ警告。
けれど、何の音もしない。
状況がわからない。男の子がどこにいるのか、私はどうなるのか。
何も分からない事の方が怖くて、思わず伏せていた顔を上げる。
次の瞬間、後悔した。
私のいる玄関の下、階段の踊り場でこちらをのぞき見る男の子と目が合った。
私の顔を見た男の子は、一瞬きょとんと目を丸くして、それから口角を吊り上げて
「見ぃーつぅけた」
そう、とてもとても嬉しそうに言った。
男の子は私が怖がるのを面白がるみたいに、一歩一歩をひどく緩慢に踏みしめて階段を登ってきた。
助けて、誰か。助けて。お母さん。お父さん。
私は耐えられなくなった。ぱっと立ち上がるとランドセルを盾にして、玄関のとびらに体を押し付ける。
男の子は笑っている。
どうしよう、どうしようどうしようどうしよう。
と、突然、校庭の向こうからものすごい音が響いた。
それは車のクラクション。男の子が反射的にそちらを振り向く。
――今だ!
頭の中で私の声が自分に命令をして、私は男の子に突進した。
男の子がはっとこちらの行動に気付いた時には、ランドセルがその喉と胸に当たって、二人で踊り場に激突した。
ランドセルと男の子の体がクッションになったから、私は少しめまいがしただけで済んだ。
男の子は動かない。
殺しちゃったかもしれないと思うと怖くなって、私は階段を駆け下りた。
193豊見山なつき、女、11歳 ◆Idh4M59kpE :2006/06/08(木) 11:50:55 ID:sHpj0xMF0
下につくと先生の姿が目に飛び込んできた。
服を破られた先生のお腹はへこんでいて、ぽっかりと穴が開いていた。
近寄りたくなかったけど、校門へ行くにはそこしか道がなくて、私は泣きながら先生の横を通った。
なるべく先生を見ないようにして、でも怖いから周りを見ながら歩いていると、右足が何かに引っ掛かった。
何が邪魔してるんだろう。その方を見ると、見ると。
先生の腕が伸びて、私の右足首を掴んでいた。
「……ッあ? あ!」
先生の目が、眼鏡越しに私を睨んでいる。
「……す、け…なさい……よ」
爪を立てられる。先生の指が白くなって、つかまれている足がぎりぎりと痛くなった。
「やだ! やだぁあ!!」
足をメチャクチャに動かして、先生の腕を蹴った。
蹴られた腕が力をなくし、私の足が自由になった。片方の靴と引き換えに。
靴は先生のお腹に嫌な音を立てて着地した。
それを見届ける間もなく駆け出す。小石が足の裏に刺さったけれど、私の頭は痛みを感じないで走れと叫ぶ。
校庭ってどうしてこんなに広いんだろう。
ようやく校門に辿り着いた。辺りには誰もいない。でも、隠れてるかもしれない。
私は少しだけ力を抜いて、靴の脱げた右足を擦ろうと屈んだ。
足の裏と靴下を破いて引っ掛かれた傷が痛みだした。
止まっちゃダメ。もしかしたら追いかけてこられるかもしれない。
そう思うと、私は右足を引きずらないようにしながらどこへともなく歩き出した――
――その道の先に、ホームセンターが待ち受けているとも分からずに。
194笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/06/08(木) 19:09:02 ID:u27JTsLI0
【12:30 正面入り口】


>>125「一応、こんな感じでいいかな?」
正面入り口の横に板を打ちつけながら話す。
入り口はシャッターがあったが、その横はガラスばりで守るものが何もなかったため
売り場にあった板や重いものも持ってきて塞ぐ。
結局俺と秋田さんだけじゃ時間もかかるということでこちらにあと1人、こっちに来てもらった。
後の2人は事務所の封鎖だ。

「あとはさ、皆に確認してもらおうよ。おなかすいたし食べ物でも探しに行く?」
195岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/06/08(木) 20:39:31 ID:QztQQXLQO
【12:20 ホームセンター 事務所】

どうやら避難民が一人増えたらしい。が、愛想笑いのできる気分ではなかった。
「岬。よろしく」
それだけ言っておく。とりあえず俺は俺の仕事を終わらせよう。
割れた窓から顔を出して様子をうかがう。誰もいない…今のうちだ。
散らばった板材と金槌を拾って、釘を打ち付けていく。
そんな事をしながらも、俺は他の事を考えていた。漠然とだが…
196マサキ 22 男 ◆e3o8eB21vs :2006/06/09(金) 00:09:30 ID:SKWGsOl+O
【1日目 12:15】-事務所-

>>183>>184二人は事務所を飛び出し正面入口へ向かって行った。
>>195「あ…俺、いや僕も手伝います…ここの窓も塞がないといけないし正面入口の所はもう少し人数いりますよね?」そう岬さんに問い掛け補強作業を手伝った。
197秋田 22 女 ◆cnpU31RcsQ :2006/06/09(金) 00:26:44 ID:+gzPBmYk0
【12:30 正面入り口】
>>192「そうですねぇ…そんな感じで、いいかと思います」
正面入り口の封鎖は、あれに遭遇することも無く順調に進んだ。

先程は>>184あんなことを言ったが、
あれの死体を見た後に食事の話というのは…ちょっとデリカシーが足りなさ過ぎたかな、と実はこっそり反省していた。
「おなかすいたし食べ物でも探しに行く?」
意外と、反省するまでもなかったらしい。
「そうですねぇ…もうお昼ですしね。食べたくなくても一応食べとかないと、間違って襲われたとき逃げれないですもんね。
あ、一応少しなら食べ物と飲み物持ってますよ。でもこの人数に間に合う分は無いので、まーこの店の食料、失敬しますか。」
198蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/06/09(金) 01:27:55 ID:YbnRMG72O
【12:45 ホームセンター 店内】

>>195>>196「後、お願いしますね。」
事務所は二人に頼み、正面入口の封鎖を手伝った。
完璧ではないけど、足止め位は出来るかな。
そんな事を考えながら二人の話を聞いていた。
お昼ご飯か、食欲無いけど食べれる時食べなきゃな。
あ、でも!
大事な事を思い出した私は二人に話し掛けた。
>>194>>197「店内の施錠確認がまだなの。
あと、他に窓があるかも分からないから、食べ物探しながら見て廻りましょ。
ストックルーム内の鍵が3つあるって事はドアか何かが確実にあるはず…そこから行ってみません?」
199岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/06/09(金) 01:41:33 ID:31ro3g7bO
【12:30 ホームセンター 事務所】

興味、と言っては不謹慎なのかも知れないが、俺は「奴ら」について知りたいと思っていた。
奴らは一体何なんだろう。人間らしい理性や自我は感じられなかった。
恐らく言葉も通じないだろう(俺が恐怖を感じるのはそこだ)
それにあの異常なタフさは?体にガラスが刺さっても意に介していなかった。
俺が車で吹っ飛ばした奴も同類だろう。病気、か?
痛みを感じなくなって、人を食いたくなる病気?バカげてるが…
それとも妙な薬でもキマッてるのか?しかし俺が最初に見た奴らは?
電車の中でみんなで薬を?そんな事あるかな。
新型BC兵器の無差別テロなら…いやSFじゃあるまいしな…

俺の隣で作業をしている彼は、どう思っているんだろう。
さぞかし恐ろしい目に遭ったのだろうが…
「君さ…奴らは何だと思う?未来から来た殺人ロボットって訳じゃあないだろうけどさ」
200いつかのスレの>>710 ◆shissouy/U :2006/06/09(金) 12:30:28 ID:Al3GmkyEO
200
201本当にあった怖い名無し:2006/06/09(金) 12:37:13 ID:YTjsKeXDO
202マサキ 22 男 ◆e3o8eB21vs :2006/06/09(金) 13:36:42 ID:SKWGsOl+O
【1日目 12:30】-事務所-

>>199俺は岬さんの問い掛けにしばらく考えた。
(…たしかに、アレは何なんだ?……人を襲い…そして……喰う!たとえそれが身内であろうと……)
…先程の記憶が甦り恐怖で身体が強張る。大量の汗が噴き出し息苦しくなりだした…
「…僕は…ただ逃げ回っていただけなんで…何もわからないです…」
短く答え床に転がる死体に目をやり
「あいつらが襲ってきたら僕は逃げますよ……死にたくありませんから」
荒い息をはき震える手で作業を続けた。
203岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/06/09(金) 21:08:01 ID:31ro3g7bO
【12:40 ホームセンター 事務所】

>>202「そうだよな…」
ひどくおびえている。これ以上聞かない方がよさそうだ。
俺だって死にたくはない。もう取っ組み合いもごめんだ。
しかしあまりにも不条理じゃあないか…

「これでよし」
最後の隙間をふさいだ。ここの作業は終わりだ。
床の死体はドアから外に捨てておく。
次にこのドアを開けた誰かが驚くかもしれないが…
「疲れた、休憩しよう。タバコは?」
箱を差し出してみる。俺は俺でタバコに火をつけ、椅子に座った。
気になることはまだある。俺たちはこんな所にいるけど、他はどうなんだろう。
いつまでもここにいるって訳にはいかないよな…
204本当にあった怖い名無し:2006/06/09(金) 23:56:25 ID:WI3q00cv0
やっぱレイプだろ
205マサキ 22 男 ◆e3o8eB21vs :2006/06/10(土) 00:14:50 ID:nv5wAJ3kO
【1日目 12:45】-事務所-

>>203「あっ僕…タバコ吸わないんで」
俺の断りに気にすることなく岬さんは椅子に座りタバコを吸い始めた。
「…あの岬さん?他に窓とかはないんですか?」
「あるならそこの窓も塞がないと…のんびりタバコ吸ってる場合じゃないですよ…」
206死者の呼び声 ◆XYndhCe37s :2006/06/10(土) 00:43:30 ID:61ydy4A60
トントン・・・カンカン・・・
音はホームセンターから木霊する・・・
その音に死者達は反応し音のする場所へ集結しはじめた。
集まった死者達はシャッターや壁をたたきだす。
そしてその音につられ駐車場内にまた死者達が集まりホームセンターの
周りを囲みはじめた・・・
207笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/06/10(土) 01:25:18 ID:CdM40NoSP
【12:50 ホームセンター 店内】

>>198「ええっ!まだ窓たくさんありそう?場合によっちゃ岬さんとマサキ君呼んで手分けした方がいいよね。」
「もしドアが開いてたりしたら、俺今度こそ死ぬかも。」
さっきまでの恐ろしさなど忘れ、ヘラヘラ笑いながらストックルームに向かう。
正面入り口を封鎖したことによって気が大きくなっていた俺は、通路からストックルームに続く扉を開けた。
「うゎっっ…ぐっ……」
大声を上げそうになった俺の口を、誰かが凄い勢いでふさぐ。
窓から見えたのは、たくさんの手だった。
208蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/06/10(土) 03:13:08 ID:wJiFiB80O
【1日目 13:00 ホームセンター ストックルーム】

バンッ‥ビシャ‥バンッ‥
ストックルームに入るなり、その音と共に目に映ったのは、作業場の窓に張り付く無数の手であった。
逃げ出したい気持ちとうらはらに…
>>197>>207「これ運ぶの手伝って!誰か事務所の二人を呼んできて!早くっ!」
そう言うと、近くにある棚と作業台を押しずらして窓を封じた。

バァーン‥バァーン‥キィー
シャッターが震え、大きな音をたてている。
引っ掻く音が耳につく。
「これ、どうやって塞いだら…もうやだ…」
泣きそうになるのを必死で堪えて、何か無いかとストックルームを見回した。
20911:2006/06/10(土) 12:44:46 ID:zWH9I+nT0
ゾンビ達はいっせいにムスコをしごきだした。
そしてムスコを大爆発させ白い液体を次々と飛ばしだす。
ゾンビのリミッター解除のムスコから放たれる白い液体は
ホームセンターの屋根に居る我々まで届く。
もしそれが口や鼻に入り粘膜に触れようものならタチマチのうちに
感染してしまうことであろう。
210秋田 22 女 ◆cnpU31RcsQ :2006/06/10(土) 13:32:45 ID:zYlMIwm00
【1日目13:00 ホームセンター ストックルーム】
大声を上げそうになった笠原さんの口を反射的にものすごい勢いで塞ぐ。きな声を出してあれらが興奮したらまずいと思ったのだ。
「笠原さん、呼んで来て下さい。わたしはここに残りますから。」
わたしは笠原さんの背中をぽんと押した。
この期に及んで自分が非力だなんだと言うつもりは毛頭ない。わたしと蝶野さんは必死で窓を封鎖する作業に没頭した。
「あーちくしょー…なんだっつーんだホントにこれ…」
思わず、毒づく。世の中ってこんな理不尽だったっけ?いや結構理不尽かもしれないけども、これはなんか違うぞ?!
理不尽だと思っているのは蝶野さんも同じだったようだ。彼女は泣きそうな声で呟いた。>>208
「蝶野さん!大丈夫、みんなすぐここ来るから、焦ったらだめだよ!」
わたしも割と泣きそうではあったが、ここで二人して泣くわけにもいかないだろう。

211マサキ 22 男 ◆e3o8eB21vs :2006/06/10(土) 15:07:39 ID:nv5wAJ3kO
【1日目 1:00 ホームセンター事務所】

>>206「なんだよ…これ?」壁を引っ掻く音や叩く音がホームセンター中に響き渡る。「岬さん…本当にのんびりタバコなんか吸ってる場合じゃないですよ…」
岬さんの話だとトイレにも窓があるらしいので俺はポケットに釘を入れ両手に板材と金づちを持ってトイレに向かった…
こんな所で死ぬのはゴメンだ…
212豊見山なつき、女、11歳 ◆Idh4M59kpE :2006/06/10(土) 15:56:06 ID:ertZgnLr0
【1日目 12:45 ホームセンター駐車場】
右足が痛いのか熱いのか冷たいのか分からない。
気分が悪いけれど、学校から遠ざかりたくて歩き続ける。
なかなか終わらないアスファルトの道からふと目を上げると、ホームセンターが見えた。
ホームセンターは入り口がシャッターで閉まっていて、そこにはいくつかの人だかり。
いつもならもうとっくに開店してて、明るい音楽が流れてて、とってもにぎやかなのに。
なぜかいやな気がして物陰に隠れようとした私は、人だかりの中の何人かに見つかってしまった。
その人たちは私を睨みつけてこちらへ向かってくる。
えっ? どうして?
私の頭にたくさんの疑問符が浮かんで消える。
男の子を死なせちゃったから? 先生を見殺しにしちゃったから?
けれど、混乱する私の気持ちなんてお構いなしに、たくさんの人たちが私を目指して歩いてきた。
どこかに逃げる場所はないかと辺りを見回していると建物の中から物音が聞こえてきた。
人がいる! この人たちと同じかもしれないけど、もしかしたら違うかもしれない。
「た、助けて!」
物音のする方へ言う。
でも、その物音を立てている誰かは私に気付かなかったみたいで、何の反応もない。
「助けて下さい!!」
今度は大声で叫ぶ。お願い、気付いて。
怖い顔の人たちはじわじわと私を取り囲もうとしていた。私は体力を振り絞って、その手から逃げようと走り回る。
「こっち、来ないでぇ」
体中から少しずつ、力が抜けていくのが分かった。私、こんなにダメだったかな。
「誰か助けてよ……怖いよぉ」
道の途中で枯れてしまったはずの涙がもう一度、私の頬を伝って落ちた。

彼らの足音が、シャッターに追い詰められた私をあざ笑うかのように近づいてくる。
213岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/06/10(土) 16:45:32 ID:siQQZnmNO
【13:00 ホームセンター 事務所】

>>211考える事は山程あったが…彼の言うとおり、いつまでもチンタラしてる訳にもいかない。
向こうの応援に行くか…
「ガン」
なんだ。さっきふさいだ所を叩く奴がいる。
「誰だ?」
まあ想像はつくが…返事をしたらドアを開けてやってもいい。
「誰だ?」
もう一度聞いてみるが、返事がない。やっぱりなぁ…
振り返ってみるとマサキ君がいない。素早い…
どうも、ノックの音がするのはここだけじゃあないようだった。
「どうしろって言うんだ」
214マサキ 22 男 ◆e3o8eB21vs :2006/06/10(土) 20:18:16 ID:nv5wAJ3kO
【1日目 1:00 ホームセンター正面入口】

ここには買い物で来てたのでトイレの場所は知っていた、この先の1番奥がトイレだ。
レジを横切り正面入口を通り過ぎようとした時足が止まった…一瞬助けを呼ぶ声が聞こえた!?
ガラスの所には板や家電等で塞いであり隙間からガラスにへばりつく無数の顔や手が見えた…さらにその間から子供が泣きながら逃げ回っているのが見えた。
215マサキ 22 男 ◆e3o8eB21vs :2006/06/10(土) 20:19:44 ID:nv5wAJ3kO
【1日目 1:00 ホームセンター正面入口】

>>212「おい…冗談じゃない…あの子殺される…」
俺はガラスを叩き叫んだ。
「バカ逃げろよ!あきらめんな!」
何人かの亡者達は俺の声に反応しこちらに近づいて来た。
俺は少女にトイレの方を指差しトイレへ走った…
トイレの窓を開けると地面までけっこうな高さがあった>>45ここは高低差になっておりトイレ側の土地は低くなっているんだ…
こちら側に人の気配がなかったのかやつらの姿はなく俺は少女が来るのを待った…
216笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/06/10(土) 21:04:38 ID:CdM40NoSP
【1日目13:00 ホームセンター ストックルーム】

>>210誰かを呼んで来るように言われ、その場を逃げる様に走りだす。
女の人2人だけにさせるべきではないと思ったが、足が動き出すのは止められず、
かすれる声を出しながら店内を走る。「誰か…窓に奴らが…岬さん!マサキ君!」
聞こえただろうか?確かめる間もなく、ストックルームに戻る。
217本当にあった怖い名無し:2006/06/10(土) 21:37:37 ID:zWH9I+nT0
小さい女の子(のゾンビ)の頭を槍で串刺しにしたり、
命乞いをする(腕に歯形のある)女性をサスマタで捕まえ斧で頭を叩き割ったり
年寄り(のゾンビ)達を4輪駆動車で轢き潰すスレ

【優柔不断】ゾンビゴッコwww【パクリ】
http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/occult/1148661931/l50
218蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/06/11(日) 00:50:09 ID:N+j/YQDPO
【1日目 13:00 ホームセンター ストックルーム】

>>210「うん、ありがと…大丈夫。」
心情を察してか、秋田さんが励ましてくれた。
負けず嫌いで人に弱みを見せたくなかったけど、今は優しさを素直に感じてる。

少しして笠原さんが戻ってきた。
二人は?と尋ねる前に、>>215叫び声が聞こえた。
>>210>>216「今の聞こえた?あっちでも何かあったんじゃ!?」
私の足は叫び声に反応して店内に向かおうとした。
どうする?と言わんばかりに二人の顔を見る。
相変わらず窓とシャッターを叩く音は止まない。
その音が気掛かりで足が先に進むのを制御させてる。
219岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/06/11(日) 01:45:39 ID:3j7PW+eBO
【13:05 ホームセンター 事務所】

誰かが叫ぶのが聞こえた。緊急事態だ。こっちも結構ヤバイが…
まだ板張りが破られる気配は無い。ここはもうしばらくもつと信じよう。
通路に飛び出し、声の主を探して走りながら叫んだ。
「どこだーッ!笠原君!」
彼らは鍵をチェックしにいったはずだ。どこだ?奥か?
いた、奥の部屋だ。笠原君が入るのが見えた。
「どうした!」
部屋に入ると、状況はすぐに理解できた。恐ろしい光景だった。
なんてこった、こいつら何人いるんだ。
それに、女性二人で棚を動かそうとしてるのか?無理だ。
躊躇なく俺も棚に取り付く。
「押すんだろ、呼吸を、合わせるぞ」
220深山優 23 男:2006/06/12(月) 00:02:13 ID:LjwVySEE0
「うわっ、遅刻だ遅刻ー!!」
そう叫びながら、僕――深山優はパンを咥えて走っていた。
走るといっても、車。
さらに僕は、学生ではなく警察官なのである。
ただし、今日この日から――
「配属初日なのに、こんなに遅刻するなんて……!」
そう。僕はこの街の警察署に配備されたばかりなのだ。
なんと、時計は午後の4時を回っている。
初日からこんなに遅刻、では怪しまれるだろう。
幸い道路は空いているので、制限速度を越えて車を飛ばす僕。
まあ一応は警官である以上、余りスピードを出し過ぎるのも……

――妙だ。
こんな時間なのに、道路はガラガラ。
と言うよりも、走っている車はいない。
いくらなんでも、これはおかしくないか――?
「あの、もしもし……」
不安になった僕は、署に電話をかけてみた。
しかし、呼び出しコールがただ延々と鳴るばかり。
いくら田舎の警察とはいえ、誰も応答に出ないという事がありえるのか?
「くそ、どうなってんだ……!?」
不安になってきた僕は、ひたすらに車を走らせた。
空までがどんよりと曇り、不吉さを象徴している。
一体、警察署に――いや、町に何が起きているのだろうか。
221深山優 23 男:2006/06/12(月) 00:03:55 ID:LjwVySEE0
僕は駐車場に車を止めると、署内に駆け込んだ。
そこには、誰もいない。
受付の人も、来客も、嘘のように誰も――
そして、床のあちこちには血痕のようなものが付着していた。
「ったく、どういう事なんだ……!?」
事務の机の上には書類が散乱している。その上には、なんと拳銃もあった。
ベレッタM92F、日本の警察で使用されていない銃である事は内緒だ。
僕はその拳銃を手に取って、同様に散乱していた銃弾を込めた。
幸い、腕っ節は弱いが射撃は大の得意である。
「ん、これは……?」
机の上には、メモのようなものが置いてあった。
乱雑な文字で、短い文章が走り書きされている。

『畜生、こんなことになるなんて。同僚はほとんどヤツラにやられちまった。
 このままじゃ、俺もヤツラの仲間入りだ。ここは、応接室に立てこもる事にするぜ。
                                            山田ひろし』
非常事態によくこんなもん書く余裕があったな、とか、もっとはっきり状況を書けとかはいちいちツッコまない。
ただ、日本人名だと雰囲気ブチ壊しだよな。
「さて――」
これは明らかに、応接室に来いということだろう。
この警察署は、何度か下見に来た事がある。
僕はメモをファイルに挟み、応接室へ急いだ。
222深山優 23 男:2006/06/12(月) 00:06:11 ID:LjwVySEE0
「や、山田ひろし先輩……?」
彼のいるという応接室には、カギが掛かっていなかった。
拳銃を構え、警戒しながら応接室へ侵入する僕。
床は血の海。そして20代後半と思われる男が、血を流しながら壁にもたれていた。
彼が、山田ひろし……!?
「や、山田ひろし先輩ですか!?」
「ああ…… お前は確か、新任の深山――」
息も絶え絶えに告げる山田ひろし先輩。
僕は彼に駆け寄った。幸い、傷はそんなに深くないようだ。
「どうしたんです!? 何があったんですか、山田ひろし先輩!?」
「なんでいちいちフルネームで呼ぶんだ……?」
そう言いつつ、彼はポケットに手を入れた。
「うう、これを……」
そして山田ひろし先輩は、僕にカードキーを差し出す。
「これがあれば、この署のかなりの場所に行けるはず……」
「田舎の警察なのに、いちいちこんなので施錠されているんですか?」
多分、それだけじゃないだろう。
どうせ署内には石像を動かさないと通れない扉とか、変な仕掛けがいっぱいあるのだ。
こんな摩訶不思議な警察署で通常の業務をこなしてきた警官達に、僕は追悼の意を示した。
「……っと! それより山田ひろし先輩、いったい何があったんですか!?」
「うう…… 俺はヤツラにはなりたくない……」
「聞けよ、話」
「深山…… 早くここから離れるんだ。もう、俺は……」
もう、助かる見込みはないというのか?
その割には、致命傷という訳ではないような――
「あああ…… ぐぁぁぁぁ……」
奇怪な表情、そして奇怪な唸り声。
山田ひろし先輩は、先程までの衰弱が嘘のように立ち上がる。
「や、山田ひろし先輩……!?」
会話イベントが終了してゾンビ化、襲ってきた山田ひろし先輩を容赦なく撃退し、僕は応接間を出た。
223岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/06/12(月) 21:10:10 ID:M3AUbQQWO
【1日目 13:15 ホームセンター ストックルーム】

とにかく、押す。力いっぱい押してみる。
すると、棚が動いた。でかくて重いが、押せば動くらしい。
こいつで壁を作って、作業台やテーブルで支えればひとまず保つように思えた。
というのも、奴らが壁を叩く力はそれほど圧倒的ではないからだ。
もしあの人数が渾身の力を込めて殴りまくっていたのなら、あのシャッターも
今ごろは形をとどめてはいないはずなんだ。シャッターとは言うが、
実際の耐久力なんてその程度だ。なぜそんな事を知ってるかは…あまり思い出したくない。
ともかく…奴らのその「非力さ」がかえって「意思」や「目的」を感じさせなく不気味ではある…
今は俺たちが壁を作る前に奴らがガラスをブチ破らないのを祈るのみだ。
224本当にあった怖い名無し:2006/06/12(月) 22:05:37 ID:E3FL0IPv0
軍が動き出したのでみんな安心して妄想をやめるんだ
225本当にあった怖い名無し:2006/06/13(火) 00:07:31 ID:A/H9Ly8b0
最初のほうのアボーンは何だ
226笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/06/13(火) 01:58:22 ID:nN9Ij8WhP
【1日目 13:15 ホームセンター ストックルーム】

俺がストックルームに入ったと同時に後ろから足音がする。
棚を押さえてる2人を手伝おうとするが、背後の気配に振り返る。
岬さんだ。ほっとしたのもつかの間、>>219「押すんだろ、呼吸を、合わせるぞ」
の声に俺も棚を押す。
皆一生懸命になって棚を押す。
ずずず…ずず…。少しづつ、少しづつ棚は動いていく。あと少しで窓全体を棚で覆えると思った
その時、「ガシャン」ガラスが割れる音がした。俺が押してる側だ。
「あああ!!ガラスが割れた!!こっちにもう少し押してください!!!!!」
腰を抜かしそうになりながらも、皆に呼びかける。視界の端にチラッと窓の外が見えた気がした。

「ドンッ」その音と共に、棚は窓を完全にふさいだ。そのまま皆で作業台、机等を引きずり立てかける。
なんとかほぼ完璧なバリケードが出来た。棚の向こうではガラスが割れたためか、先ほどよりクリアな音で
何者かのうなり声が聞こえる。
しかし、そんな音を気にする力もなく肩で息をしながら、皆その場に座り込んでいた。
そういえば…「…さっき、俺が…はぁ、呼んだの以外、に、声がしなかった?」
227岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/06/13(火) 21:05:32 ID:+kBhAYlOO
【1日目 13:15 ホームセンター ストックルーム】

>>226「声?分からないな」
俺は確かに叫び声は聞いたが、その時は誰なのか分かっていなかった。
ただ「叫ぶ」といえば笠原君、ってイメージがあったから(失敬)
笠原君だと思っただけで…もしかして、マサキ君もヤバイ目に遭ってるのか?
「実は、マサキ君がどこへ行ったのか分からないんだよね。
俺の態度にイラついてたみたいなんだけど…気付いたらいなくなってた。
とりあえず、探してくるわ…」
事務所も気になるが、もしマサキ君が奴らと出くわしているのなら放っておけない。
228あぼーん:あぼーん
あぼーん
229あぼーん:あぼーん
あぼーん
230あぼーん:あぼーん
あぼーん
231あぼーん:あぼーん
あぼーん
232あぼーん:あぼーん
あぼーん
233あぼーん:あぼーん
あぼーん
234あぼーん:あぼーん
あぼーん
235あぼーん:あぼーん
あぼーん
236あぼーん:あぼーん
あぼーん
237あぼーん:あぼーん
あぼーん
238あぼーん:あぼーん
あぼーん
239あぼーん:あぼーん
あぼーん
240あぼーん:あぼーん
あぼーん
241あぼーん:あぼーん
あぼーん
242本当にあった怖い名無し:2006/06/14(水) 06:49:35 ID:pBSuK/n40
age
243マサキ 22 男 ◆e3o8eB21vs :2006/06/14(水) 16:15:58 ID:bach8XlcO
【1日目 13:15 ホームセンタートイレ】

窓から身を乗り出し少女が来るのを待った。
「遅い…」
入口から走れば十数秒でこれる距離だ。しかし少女は現れなかった…
あのまま奴らに喰い殺されたのか?それともどこかに逃げたか…
「どうする!?」
簡単なことだ、この窓から降りて少女を助けに行けば…
……外に出る?…ハハ…
出れば殺されるだけじゃないか…なんで俺が……
無理にきまってるだろ!!俺は窓を閉め補強作業を始めた。
作業を終えた窓を見てやりきれない後味の悪さだけが俺の胸に残った。
「生き残ろうとしない奴が悪いんだ…」
244忍び寄る亡者達 ◆XYndhCe37s :2006/06/14(水) 23:39:06 ID:LiNFHZdh0
閉ざされたストックルームの窓を次々割り作業台を押す亡者達・・・
やがてささえていたテーブルがバランスを崩す、その瞬間作業台が10cmほど
ずれだした。
わずかな隙間から亡者達の血だらけの手が浸入し再び作業台を押す。
ストックルームに残る蝶野、秋田を襲うために・・・

※危機レス※
この書き込みからリアルタイムで48時間以内に二人(蝶野・秋田)の書き込みがあれば窓を
塞ぐ事ができます。一人だけだとストックルームはゾンビに侵入されます。
尚、書き込みのなかったプレイヤーはゾンビに襲われますので死亡フラグが立ちます。
この危機レスの間、岬、笠原、マサキはストックルームに助けに行くことはできない。
245蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/06/15(木) 08:54:02 ID:D+mjXKrPO
【1日目 13:15 ホームセンター ストックルーム】

私と秋田さんで窓の封鎖をしているところに岬さんがやってきた。
笠原さんも加わり、窓が見えない程に封じた。
はぁ…何とか間に合った
窓硝子は割られ、棚を掻きむしる爪音が聞こえる。

>>227岬さんがマサキくんを捜しに行くと出て行った。
>>226笠原さんもそれに続き出て行く。
「待って!私も‥」
と小走りに踏み出した。

バリッ‥ギ‥ギギ‥
嫌な予感が頭を廻る。
振り向き、窓のある場所を見る。
立て掛けた作業台は傾き、棚と窓の隙間から土気色の腕が無数に伸びていた。
246蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/06/15(木) 09:44:07 ID:D+mjXKrPO
【1日目 13:15 ホームセンター ストックルーム】

咄嗟に棚を押した。
重さと奴らの押す力で動かない。
寧ろジリジリこちら側へずれ、何かを掴もうと開いた手が近づいてくる。
何度も何度も力一杯体当たりをした。
窓と棚に挟まれた腕がゴトリと目の前に落ちる。
大きく息を吸い、全体重をかけて棚を押し付けた。
力を緩めればまたすぐにずらされるだろう。
>>210「秋田さん…窓が…誰か、誰か来て…」
張りの無い声が空しくストックルームに響いていた。
247本当にあった怖い名無し:2006/06/15(木) 10:37:03 ID:vqWI7DCA0
そんなに簡単に骨まですぱっと切れて落ちたのですか(笑)
それはいくらなんでもねぇだろw
248マサキ 22 男 ◆e3o8eB21vs :2006/06/15(木) 13:19:23 ID:LY3G+1mHO
【1日目 13:30 ホームセンター通路】

窓の補強を終えた俺はトイレを後にした。
足取りが重い…喉もカラカラだ…そういえばここに来てから休憩もろくにしてなかったな。
それに服も着替えないと…こんな恰好じゃ気が滅入ってくる。

途中、ペットボトルの水を見つけそれを飲みながら生活品売り場へヨロヨロと歩いていった…
249岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/06/15(木) 14:21:52 ID:7DthLCjhO
【1日目 13:15 ホームセンター 通路】

「マサキ君!」
読んでみるが返事は無い。どこへ行ったのか?事務所を覗いてみたが、誰もいない。
バリケードは破られていない。ノックの音も止んでいるようだ…こっち側は手薄って訳なのか?
それとも俺を待ち伏せしてたりして…考えすぎか。
さて、改めて一回りしてくるか…
250本当にあった怖い名無し:2006/06/15(木) 21:31:03 ID:RWW6mEu1O
秋田早く来てっ!!




良スレage

登場人物わからんなってきかも。
誰がどうやってホームセンター来たのか混乱してる

誰かまとめてくれる人いないかな。

人任せですまん
251本当にあった怖い名無し:2006/06/16(金) 02:45:24 ID:jFQ/8HYN0
>>247は素人
252豊見山なつき、女、11歳 ◆Idh4M59kpE :2006/06/16(金) 11:31:00 ID:tbwduNVD0
【1日目 13:15 ホームセンター駐車場】
誰かの手が指差した方向に、窓があった。
知らない人たちが私を捕まえようと近づいてくる。
間一髪でその手からすり抜けた私は、窓を見て愕然とした。
「ウソ……反対側だ」
私は窓とは逆方向へ来てしまった。そして私と窓の間には知らない人の群れがいる。
彼らは歩いてくる。澱んだ瞳は私を見据えてノロノロと。
弱音を吐きそうになる唇を噛んで窓を見る。開いていた。誰かの手が見える。
――待ってて。助けて。お願いだから。
私は叫びを喉に閉じ込めて、意を決して窓とは正反対に足を引きずって走った。
建物だから、一周すれば届くはず。あそこに行けば助かる。
知らない人たちはどんどんと増えていて、逃げながら進むのはとてもつらかった。
でも、
「あの人は、味方だよね」
差し伸べてくれた、大きな手。
希望が胸の中で小さな火をつけた。
曲がり角で顔を出して、引っ込めて、もう一度出して、誰もいないのを確認する。
そうやって用心しながら進んだ先には逃げ込める場所があると信じて。
最後の壁を曲がれば、あの窓に辿り着く。
少しだけ、ほっと溜め息をついた。
253豊見山なつき、女、11歳 ◆Idh4M59kpE :2006/06/16(金) 11:31:44 ID:tbwduNVD0
【1日目 13:30 ホームセンター駐車場】
「……あ……」
走って、辿り着いた先には誰もいなかった。
知らない怖い大人たちも、そして――あの窓を指差した手の主も。
ウソだ。打ち砕かれた。
神さまは微笑みかけるフリをして、私から希望を奪ってしまった。
誰もいない。窓は閉まっている。木の板を打ち付けられて。
もういやだ。辺りは怖くなるくらい静かで、へたり込んだ私を脅かしている。
少しだけ休ませてほしくて窓の下でひざを抱えた。
と、視界のはじに黒い影が見えた。知らない人が一人いる。ああ。もう立ち上がりたくない。
それでもよろけながら、私は何とか重い腰を上げた。
ついさっき来た小道を引き返す。
歩いていたら壁の向こうから何か物音がした。
誰かいるの? ううん、誰でもいい。もう中に入れるチャンスはないかもしれない。
中はきっと安全なはず。
「助けて。助けて! 今誰もいないから、開けて!」
物音がこちらに近付いて来た、気がした。
254岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/06/16(金) 12:54:38 ID:GvU0Tw8rO
【1日目 13:30 ホームセンター 事務所】

事務所を出ようとした時。誰かの声がした。
外か?はっきり聞こえなかったが…まともな人間が外にいるのか?
「誰だ?」
窓をふさいだ板張り越しに話し掛けてみる。
返事をしたらドアを開けてやってもいい。といって、そう長く待つ気もない。
俺は逃げ道になる出入り口を確認した。あれが封鎖できればもう少しマシなんだが。
255豊見山なつき、女、11歳 ◆Idh4M59kpE :2006/06/16(金) 13:17:41 ID:tbwduNVD0
【1日目 13:45 ホームセンター駐車場】
「助けてください!」
声が聞こえた。人がいる。誰だろう。男の人の声だ。
背を伸ばして窓を叩く。これで気付いてくれるだろうか。
256岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/06/16(金) 13:55:55 ID:GvU0Tw8rO
【1日目 13:30 ホームセンター 事務所】

返事をした。今度はよく聞こえる。
やはりまともな人間なら、質問をされたら答えなくてはいけない。
「よし、ドアを開けるから急いで入れ。5秒、それ以上は待たない」
半分は本気だ。俺には外の様子は分からない。長くドアを開けていたくない。
時間を切れば人間は無駄な事はしなくなる。
俺はドアの鍵を開け、ドアノブに手をかけて待つ事にした。
257豊見山なつき、女、11歳 ◆Idh4M59kpE :2006/06/16(金) 14:24:28 ID:tbwduNVD0
「わ、分かりました!」
ドアがガチリと音を立てて、鍵が開いた。
ドアノブに指を絡ませる。
少しだけ、怖くなる。もし罠だったら?また間に合わなかったら?
本当は、この向こうにはあの人たちが待ち伏せているかも知れない。
けれど私の手は迷うことなくドアノブを回した。
あっけないくらい簡単にドアが開く。こんなにもあっさりと、求めていた場所に辿り着けたなんて。
安堵、緊張、そして恐怖。いろんな感情が入り混じって、私は目を瞬かせる。
壁の向こう側には、少しだけ神経質そうな、でも守ってくれそうな男の人がいた。
258マサキ 22 男 ◆e3o8eB21vs :2006/06/16(金) 14:53:14 ID:uY854DhuO
【1日目 13:30 ホームセンター生活品売場】

>>249岬さんの呼ぶ声がした。
なんだろう?トイレの補強は済んだし一先ずは安心なはずだ…
俺は返事をせず先に自分の用事を済ませることにした。
売場で服と靴を見つけ早速それに着替えた。身体をひねると背中が痛む…湿布でもあればいいんだが、流石にホームセンターに医薬品はないか…。
事務所に行けば救急箱があるだろうか!?岬さんの声も事務所の方から聞こえてたから調度いいか。
いや、それより身を守る物がほしいな、工具売場か農具売場に行けばありそうだが。
「どうしようか…」
259岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/06/16(金) 16:22:04 ID:GvU0Tw8rO
【1日目 13:45 ホームセンター 事務所】

部屋に飛び込んできたのは、小さな女の子だった。
なんてこった、まだ小学生くらいだ。この子もどこかから逃げてきたのだろうが…よく逃げられたものだ。
「OK、大丈夫だ。もう大丈夫だ」
へたり込んだ女の子を観察する。状況がよく分かっていないようだ。
無理もない。正気なのは間違いなさそうだが…
それよりも目を引くのは右足だった。靴は脱げているし、靴下も破れている。
そんなことにかまってられなかったのだろう。これはちょっと不憫だ。なんとかしなくては…
水道水、水道水だ。どこだ?トイレか?それしか思い浮かばない。とにかく、連れて行こう。
「足、怪我してるな?歩けるか?」
260豊見山なつき、女、11歳 ◆Idh4M59kpE :2006/06/16(金) 16:42:27 ID:tbwduNVD0
【1日目 13:45 ホームセンター 事務所】

大丈夫だ、という声が心の奥に沁みていく。それと共に、現実なんだという実感が私を襲った。
でも、助かった。助けてくれた。
ありがとうが言いたいのに、私の喉は言う事を聞かない。
歩けるか、と問われる。
平気です。歩けます。
嗚咽を漏らしながら、私は何度も頷いて立ち上がると、その人の後ろへついていった。
261笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/06/16(金) 17:15:11 ID:E1oU5Cv00
【1日目 13:45 ホームセンター通路】

「はぁ〜あ。」
ストックルームでの一件でかなり疲れた…と言うより、腹が減った。
とりあえず、なんかお菓子とかあったら皆食べるよな。
この店には始めて来るが、大体食べ物レジの近くだろう。
そうあたりをつけ、通路をレジにむかって歩く。

…岬さんの声?マサキ君が見つかったのかな。
「岬さーん!マサキ君いましたぁ?俺おなかすいちゃって…」
262秋田 22 女 ◆cnpU31RcsQ :2006/06/16(金) 23:35:22 ID:rfS2LoRi0
【1日目 13:30 ホームセンター ストックルーム】
とりあえずバリケードで窓を封鎖した。ほっとして、気が抜けると同時にまた空腹を思い出す。
ああ、なんで自分はこんなに燃費が悪いのだろう。おかげで食費がかかって仕方が無い。
少し食っただけで大丈夫な人が羨ましい。あー腹減ったわ。

ぼけっとしていると、>>246蝶野さんの切羽詰った弱々しい声が耳に入った。
どうやら少々ぼけっとし過ぎていたらしい。彼女一人では、棚を支えるのには役不足だ。
安堵していたところに間髪入れず危機的状況。もう叫び出したかった。というか叫んでいた。
「あ゛ぁーもう!ざけんな!こんなところで死んでたまるか!!」
わめきながら蝶野さんと共に棚を抑えつける。だがしかしはっきり言って、このままじゃどうしたって持たない。
どうする。どうしたらいい。沸騰する頭で良案を必死で考えるが、混乱してうまく頭が回らない。
263蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/06/17(土) 00:45:48 ID:S/1oFxaxO
【1日目 13:45 ホームセンター ストックルーム→工具売場】

駆け付けた秋田さんに視線を送り、無言のまま二人でひたすら棚を押し続けた。
手は痺れ、足は震え、感覚がおかしい。
体力の限界まではまだある…あるけど限界がくる前に何とかしないと…。
>>261「秋田さん、一人で持ち堪えれる?私、みんな呼んでくるから…。」
棚から手を離すと立て掛けてあったモップでつっかい棒をした。

覚束ない足取りで通路へ…
前方に人影が見える。
笠原さんだ!
>>261「助けて!ストックルームに行って…」
それだけ言うと通路を進み、工具売場へ行った。
264忍びよる亡者 ◆XYndhCe37s :2006/06/17(土) 01:01:09 ID:BtLhmYxr0
その男は早朝に出勤していた。途中何者かに突然噛まれ逃げるように
仕事場につき身を隠していた・・・
傷口はみるみる化膿していき男は意識を失い・・・やがて息をひきとった。

男は突然意識を取り戻した、いや意識というものがあるのかどうか。
しかし男は小さなうめき声をあげ動き出す。
男はインテリア売り場のソファーの後ろから現れた。
目の前にはマサキがいる・・・マサキは工具売り場の方を見ているため
男にきづかないでいる。
男はぎこちない動きでマサキに向かって歩く・・・

※死亡フラグイベント※
マサキは一人で行動してるため男にきづかない。
近くにいる笠原、蝶野、秋田のうち一人がマサキに危機を伝えなければならない。
さらに危機を伝える書き込み後マサキ本人は男に対して行動レスを
しなければならない。
以上のことを、この書き込みからリアルタイムで24時間以内に行わなければ
マサキに死亡フラグが立ちます。
尚、岬、豊見山なつきは現在地トイレで距離があるためマサキを助けに行く
ことはできない。
マサキ本人は声をかけられるまで行動不能。
265岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/06/17(土) 03:07:20 ID:zgyMAPT/O
【1日目 13:45 ホームセンター トイレ】

>>261笠原君か?
「ああ、行くよ!ちょっと待って」
とりあえずそれだけ答えておく。

「心配ない、あれは友達だ。さて…ちょっとイメージが悪いけど、こらえてくれよ」
女の子を洗面台に座らせ、流水で足を洗う。ちょっとした擦り傷くらいなら、処置としては十分だろう。
「これでよければ」
途中で失敬したサンダルを渡す。靴下は見つからなかった。
「俺は岬。君は?」
266笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/06/17(土) 16:43:25 ID:NanpSzujP
【1日目 13:45 ホームセンター レジ前通路】

>>265岬さんはトイレか。ってことはマサキ君はまだ見つかってないのか?
まあ、とりあえず、食べ物食べ物。
レジにむかって歩き出した俺の背後から物音がする。
急いで振り向くと蝶野さんだ。彼女は>>263「助けて!ストックルームに行って…」とだけ言い
俺の横は通り過ぎて行った。
えっ?またあいつらか?思わず腰に下げたバールを握り締める。
ストックルームは秋田さん1人だったはず。岬さんかマサキ君がいたら心強いけど
そうは行ってられないか。ストックルームにむかって走り出す。
その時、インテリア売り場の方から物音がした。
マサキ君だ。「マサキ君!ちょうど良かった。ストックルームがまた危ないみたいだからいっしょ…」
そこまで言った時、マサキ君の後ろに人影が。ん?!!!!
「マサキ君!!!!!後ろ!!うしろ!あいつが!!!」」
267マサキ 22 男 ◆e3o8eB21vs :2006/06/17(土) 20:48:49 ID:ZS+fFl5+O
【1日目 13:45 ホームセンター生活品売場】

先に工具売場に行こう、やはり身を守る物がほしい。
>>266あれ!?笠原さんだ何か僕に叫んでいる…
ストックルーム?後ろ…?とりあえずストックルームに行けということか…
そう思い振り返る。

「うわああああぁ!…んなな…なんだよ?…こっ…こいつ…」
驚きのあまり後ろによろけて陳列棚に持たれかかる。俺の手には金づちがあったがこんな物であいつらに飛び掛かる気にはとてもなれなかった。何より目の前にいるこの男が怖くてしかたがない…
「か…笠原さん!助けて!」
268笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/06/17(土) 21:09:45 ID:NanpSzujP
【1日目 13:45 ホームセンター生活品売場】


えっ!?お、俺が?
思わず2人に走りよるが、変なうめき声をだす男を殴るのは…怖い。
バールを振りかぶって、男の胸を突く、突く、突く。
…やっぱり痛くないのかよ。ふらつくも、構わず寄ってくる。
あーあーあーいやだいやだいやだ!!!
バールを振りかぶって、頭を殴った。
「ごっ」変な音と感触。
「おえぇぇぇぐぇっ…。」吐いた。
269蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/06/18(日) 01:14:11 ID:2ZWtJpdEO
【1日目 13:45 ホームセンター ストックルーム】

工具売場で釘一箱、板数枚を抱えると元来た道へ急いだ。

>>267叫び声に立ち止まり、周囲に目をやる。
通路の先で>>268笠原さんがバールを振り上げている。
恐怖が全身を走る。
生活品売場へ着くと、そこには笠原さん、マサキ君の姿と仰向けに倒れた男の姿があった。
「死んだ‥の?」
独り言の様に呟いて、ストックルームの扉を見た。
まさか、あの窓から…?
秋田さん無事でいて!
その場を後にし、ストックルームへ駆け込んだ。

‥よかった、間に合って。
秋田さんも棚も持ちこたえてくれた。
270マサキ 22 男 ◆e3o8eB21vs :2006/06/18(日) 12:11:34 ID:UG45b3hXO
【1日目 14:00 ホームセンター生活品売場】

笠原さんも当たり前だが嫌そうだ…
>>268それでも勇敢にバールを振り回し目の前の男を倒してくれた。
「この人はやる時にはやる人なんだ…」
そう思うか矢先笠原さんは死体の横でゲーゲーもどしていた…
笠原さんに声をかけようとしたら側に蝶野さんが駆け付けてきた。
>>269蝶野さんは男の死体を見て足早にストックルームに走って行った。何か緊迫した感じだったな…
「笠原さん吐いてる場合じゃないですよ…僕ちょっとストックルーム見て来ます」
271一般人:2006/06/18(日) 23:43:40 ID:bOj0Y0Tj0
ゴメン、バリゲート壊しちゃった。
うわゾンビが。。。
さよなら、プロパンガスの栓を全て開けて火をつけます
272本当にあった怖い名無し:2006/06/19(月) 00:20:51 ID:PLWse2wXO
>>264に死亡フラグ
273笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/06/19(月) 00:26:09 ID:uqFsgL080
【1日目 14:00 ホームセンター生活品売場】

「ちょ、蝶野さん、マサキ君まって…。」2人とも俺を置いてストックルームに行っちゃったけど…。
この死体どうすんのよ。うつったりしないよな?なんかに入れるかなぁ…でも触りたくないしなぁ。

まあ、後で皆で話しあおう。とりあえず、こいつはここにおいといて。
「皆大丈夫か!」俺はストックルームに駆け込んだ。
274蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/06/19(月) 12:45:30 ID:6l/CQRtMO
【1日目 14:00 ホームセンター ストックルーム】

唸り声は少し離れた所から聞こえてくる。
窓から覗く腕も見えない。
諦めて行ったのか?
>>262「秋田さん大丈夫?奴らいなくなったみたい。休んでて…」

マサキ君、次いで笠原さんがやってきた。
>>270>>273「窓から奴らが押し入ってきて…。どっか行ったみたいだから、今のうちにこの板を打ち付けてくれる?私が板を押さえてますから。」
二人に金鎚と釘を渡すと、窓と棚の隙間に板を差し込んだ。

>>270>>273「あの男…奴らなんでしょ?襲ってきたからなんでしょ?」
言葉を濁しながら問い掛けた。
275豊見山なつき、女、11歳 ◆Idh4M59kpE :2006/06/19(月) 15:13:07 ID:U4BKUf/50
【1日目 13:45 ホームセンター トイレ】

「私、なつきです。豊見山なつきです。」
その人は岬と自己紹介した。
私はちょっとどもってしまった自分が歯痒くなる。
「あの、その……」
ん?という風に岬さんは首を傾げる。
「あ、ありがとうございます。危ないのに、助けてくれて」
それに、足も。そう言ったらなんだか恥かしくなってしまって、岬さんを見上げることができなくなってしまった。
276本当にあった怖い名無し:2006/06/19(月) 17:37:40 ID:DSOmlfdmO
277岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/06/19(月) 23:36:05 ID:D98P9FTMO
【1日目 14:00 ホームセンター トイレ】

「ああ、よろしくな」
ポム、と頭を押さえてやる。なんだろう、モジモジしているぞ。
しかし、よろしく、か…我ながらよく言う。
この子に外の様子を聞きたい所だが、それはちょっと無神経な事に思える。
何とか外の情報が欲しいんだが…
そういえば完全に忘れていたが、マサキ君はどうしただろうか。
笠原君も歩き回っていたはずだから、彼が見つけたかも知れない。とりあえず合流した方がいいか。
「他にも友達がいるんだ、みんなの所へ行こう。腹も減ったしな」
さて、みんなどこにいるだろう…まずはストックルームに戻ってみるか。
278桜木 男 29歳 :2006/06/19(月) 23:36:51 ID:YiQTdRUi0
[13:00 ????]

状況は良く分からないが、俺はまだ、生きている。

これが悪夢なのか、それとも現実なのか、それはわからない。

ただ、今までに何度と無く夢想した「ゾンビの発生した世界」に、俺が今居ることは間違いない。

ラッキーだったのは、今まで何度と無く頭の中でシュミレーションしていた通り、混乱の初期に車(大型のワゴン)と、それにいっぱいの水、食料、武器(と言っても、バール、包丁、金属バット・・・武器と呼んでよいかは微妙だ。)をゲット出来たことだ。

たった半日で、町は混乱し、秩序は崩壊している。食料と武器を入手した雑貨屋から町の中心部まで来る間、何度と無く、元人で有った者達が人を食う様を目撃した・・・

幸い、車の窓を突き破るほどの知能、力は無いようだ。なんとかやり過ごして中心部まで来た。
279桜木 男 29歳 :2006/06/19(月) 23:43:09 ID:YiQTdRUi0
・・・このまま走ったとして、ガソリンはあと3、4時間持つか持たないかってとこだろう。

それまでに仲間と、そして逃げ込める場所/守りのしっかりした場所を探さなくては・・・

アーケードを右手に望む、見通しの良い交差点で、クラクションを鳴らす。
これで、7回目だ。

今までの6回は、奴等が集まってくるだけだった・・・
今度こそ誰か、生き残っているやつが誰か、返事をしてくれないだろうか・・・
280忍び寄る亡者U ◆XYndhCe37s :2006/06/20(火) 00:33:39 ID:xZhlgYmm0
生活品売り場でしずかに横たわる男がいる。
やがて男は静かにうめき声をあげ再び動きだした・・・
胸は何度も突き刺され頭には致命傷ともいえる傷がある
しかし男の行動を不能にするほどの傷ではなかった。
男にはすでに歩く運動能力がなく床を這いながら通路をすすむ・・・
通路の先から二つの人影が歩いてくる、薄暗い店内のせいか
それとも男が這っているせいか二人は男に気づかない・・・

※死亡フラグイベント※
岬、豊見山なつきは男に気づいていない。
岬は24時間以内、豊見山なつきは36時間以内(子供で身長が低いため
男を見つけやすい)にリアルタイムでそれぞれ書き込みがあれば
男を見つけることができます。
書き込みのなかった人物には死亡フラグがたちます。
281笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/06/20(火) 00:59:27 ID:xWEtOz5NP
【1日目 14:00 ホームセンター ストックルーム】

>274「そうそう、気付いたらマサキ君の後ろにいたんだよあのバケモノ。」
板を打ちつけながら話す。
「思わず頭殴ったけど、死んだのかな?なんか気持ち悪いから俺のゲロの横にそのままにしてきたけど。」
「そういや、通路の真ん中に転がしてるから岬さんあれ見て驚くかも。通路の真ん中に転がしたままなんだよ。」
黙ってたらあのバケモノの事を考えてしまうので、俺はひたすら話した。
282秋田 22 女 ◆cnpU31RcsQ :2006/06/20(火) 01:22:49 ID:0V20IUEY0
【1日目 14:15 ホームセンター ストックルーム】
>>263「秋田さん、一人で持ち堪えれる?」
なかなか難しいことを言う。だがしかしこのままでいてもそう遠くないうちに限界が来てしまうだろう。
「分かった。…はやめに頼む」
彼女は棚にモップでつっかい棒をしてから、店内へ人を呼びに行った。
こんなことなら日頃から運動しとけばよかったと、体力のない自分を恨めしく思う。
根性の無い自分だが、さすがにここは負けるわけにはいかない。まだ死ぬ予定はないのだから。
>>269>>270>>273
どれほど時間が経っただろう。
そろそろ手が震え力が入らなくなりつつあったが、最悪の事態になる前に援軍が来てくれた。
>>274蝶野さんの一言に少しだけ甘えることにする。
作業をしている3人から少し離れたところにぺたんと座り込む。どうも手だけでなく足までぷるぷるしているようだ。
やはり朝食をきっちり食べていないのはきつい。なんか体温も低い気がするし。体が冷える感じがする。
しかもよく考えたら朝方まで卒論やってたので、あんまり寝ていないのだった。
本当は動きたくはない。が、食べないとどうにも持ちそうにない。カバンどこやったっけか。
それとも店内の食料かっぱらった方が早いか?
「ちょっと、食料調達してきます。なんかあったらでっかい声だすんで…」




283蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/06/20(火) 04:18:39 ID:1VEU1lrFO
【1日目 14:15 ホームセンター ストックルーム】

“バケモノ”だったのね。良かった思い過ごしで。
あの男が“人間”だったら…そんな不信感を抱いていた私は安堵した。
それにしても笠原さん、死んだのかな?とかゲロの横にそのままとか…暢気と言うか何と言うか。
話を聞きながら、つい笑ってしまった。
>>281「そ、そう。後でアレは外に出しときましょ。
そういえば岬さん、どこ行っちゃったんだろ?」

笠原さんと話していると、秋田さんが食糧調達に行こうとした。
>>282「気をつけて!終わり次第、私も行くから事務所で待ってて下さい。」
284桜木 男 29歳 :2006/06/20(火) 06:48:17 ID:0JZ9O+f20
[13:15 ????]
・・・駄目だ・・・

奴等が寄ってきただけだ・・・
囲まれて身動き取れなくなる前にここから離れよう。

生き残りはもう居ないのか。

もう少し回ってみよう。
その間に仲間か避難する所が見つからなければ・・・

アウト、だな。
285マサキ 22 男 ◆e3o8eB21vs :2006/06/20(火) 12:34:14 ID:fCwqJEgHO
【1日目 14:15 ホームセンターストックルーム】

>>281笠原さんの話には正直笑えなかった。
もしあれが生きていてまた不意に襲われたらたまったもんじゃない…
作業をしながらそんなことを考えていた。
>>282秋田さんは心身共にかなり疲れてるように見えた…
当たり前か一人であいつらの侵入を防いでいたんだ…その間俺は悠長に水を飲んで服を着替えていた…ちょっと後ろめたいな。
ここの作業も一段落しそうだし秋田さんの方を手伝うことにした。
それに…死体も気になる…「秋田さん!俺も行きます」
286豊見山なつき、女、11歳 ◆Idh4M59kpE :2006/06/20(火) 13:15:09 ID:BTs0KOA80
【1日目 14:00 ホームセンター トイレ】

よろしくな。そう言って、岬さんは私の頭に手を置いた。
男の人に足を洗ってもらうなんて。自分でできるのに。
でもきっと、言ったら岬さんに笑われてしまう。
だから、それた話をそのままにして、こちらを向いた背中の後ろを見上げた。
「? 他に誰かいるんですか?」
岬さんは、ああと答えて少し遠ざかる。私は置いていかれないように歩き出した。
子供は不便だ。私は自分の短い足に頭の中で不満を鳴らしながら歩く。
やがて通路に差し掛かった。
ふと、何かが引きずられるような音を聞いたような気がして、横を見る。
――誰かが倒れている。誰だろう。岬さんが言っていた友達だろうか。
その人はもぞもぞと動いている。ひどく汚れている様子から、ケガをしているのだろうかと思った。
「岬さん」
私は言いながら岬さんの服の裾を引っ張る。
「どうした?」
私の行動に少し眉をひそめながらも気遣う笑顔でこちらを向いた岬さんに、指を差してその人を示した。
「誰か、倒れてます。動けないみたいです」
287岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/06/20(火) 14:22:06 ID:lUoDz4JMO
【1日目 14:00 ホームセンター 通路】

>>286
なんだ?立ち止まって様子を見る。
「おい、どうした、何してるんだ?」
…返事が無い。知ってる顔でもない。なんてこった、またあいつらか?まだどこかに穴があるのか?
…まずはこの子を逃がそう。
「戻ってトイレに隠れてろ、早く。すぐ迎えに行くから」
クソッ、ふざけてる、まったくふざけてる…いや、しかし…
俺は奴に向き直った。何か様子が変だ。
288豊見山なつき、女、11歳 ◆Idh4M59kpE :2006/06/20(火) 14:52:54 ID:BTs0KOA80
【1日目 14:00 ホームセンター 通路 トイレの近く】

あ。
目が合った。知らないその人の頭がにじりと動いて、私の平常心を捕らえた。
あの人、違う。
「み、岬さん……」
外にいた怖い人と同じだ。殺してしまった男の子と同じだ。
見捨ててきた先生と同じ眼だ。
その暗い視線が私から外れて、ギョロリと斜め上を睨む。
小説に出て来るヒロインはこんな時、叫ぶんだろう。岬さんに注意を促したり、助けたりできるんだろう。
どうしてこんなに怖いのに、声が出ないんだろう。さっきまで出てたのに。あんなに元気に走り回れたのに。
怖い。怖い。ごめんなさい。助けて。岬さん。助けなきゃ。誰か。誰か。誰か。

――――誰か?


『他にも友達がいるんだ、みんなの所へ行こう』


岬さんの声が脳裏にひらめく。
そうだ。味方がいるんだ。
「……岬、さん。 岬さん!」
私はバカみたいに、繰り返し今日出会ったばかりの優しくしてくれた人の名前を繰り返す。
289桜木 男 29歳 :2006/06/20(火) 16:09:41 ID:0JZ9O+f20
[14:45 ???]
8回目も失敗だった。
何度クラクションをならしても奴らしか・・・

8回目を鳴らしている時に、車の横に立っていた看板で見たのだが、ホームセンターがこの近くにあるらしい。
ここからだと2キロ程度。大通り沿いのガソリンスタンドの角を曲がってすぐか・・・

場所は把握できた。
あと1度だけ、もう1度だけ、生き残りを探してから、ホームセンターに向かうか。
ホームセンターが立てこもれそうに無い場所だった場合に、何とか郊外に逃げ延びれる位の燃料を考えると、これがどうやらギリギリのタイミングだろう・・・
290桜木 男 29歳 :2006/06/20(火) 16:35:32 ID:0JZ9O+f20
[15:50 ホームセンターから1キロのところ]
9度目の挑戦。これがラストだ。

左斜め前に高校(?)があり、30メートルほど向こうに警察署らしきところが見える。

ここならもしかして。
誰か、誰でもいい。生き残っていてくれ!

懇親の力を込めて、

クラクションを鳴らした。
291本当にあった怖い名無し:2006/06/20(火) 21:17:00 ID:WbuZqUOu0
桜木の中の人。
このスレの>>3を参照した方がいいとオモ。
292岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/06/20(火) 21:53:36 ID:lUoDz4JMO
【1日目 14:00 ホームセンター 通路】

思わず後ずさりしてしまったが、俺はなんとか恐怖を飲み込んだ。
…OK、もうパニックは無しだ。
奴が弱ってる事は一目で分かる、動きが鈍い。よし、観察できる…
そこまで考えた時、後ろから俺を呼ぶ声がした。なつきちゃんだ。逃げなかったのか?
「どうした、何してる」かなり怯えているようだ。無理もない。
「なつきちゃん、大丈夫だから…隠れてるんだよ」
ゆっくりと言い含める。一人になるのは心細いかもしれないが…
今言えるのはそれくらいだった。
293忍び寄る亡者U ◆XYndhCe37s :2006/06/21(水) 01:19:11 ID:idHzmLoW0
発見されたことなど男にとってはどうでもいいことであった・・・・・
目の前の餌をただ捕まえて補食する。
男にしてみればシンプルな行動であった・・・・・
逃げ遅れた豊見山なつきの足を掴み牙を剥く・・・
294秋田 22 女 ◆cnpU31RcsQ :2006/06/21(水) 01:27:00 ID:fYhflCWO0
【1日目 14:15 ホームセンター ストックルーム】
>>282「分かりました。じゃあ適当に食料見繕って事務所運んどきますねー」
やや覚束無い足取りでストックルームを後にしようとすると、>>285マサキさんが私に声をかけた。
「あ、そですか?じゃあ一緒にいきましょう。二人の方が心強いですしね」
二人で並んで歩く。そう言えば、さっきストックルームで、なんか出たとかなんとか言ってなかったっけか。
ぼんやりしていてあまりよく聞いていなかった。
「あ、マサキさん。さっきストックルームで話してたこと、教えてください。あんまよく聞いてなかったんで。」
私の問いにマサキさんははっと怯えたような顔になったが、>>274>>281それでもぽつりぽつりと事情を話してくれた。
「ええと…どこに出たんだっけ。雑貨とかあるとこ?
多分食べ物もそこらへんですよね。レジ前とかにもあるかもしれませんけど。」
店の中にいるのは、先程笠原さんが殺した一人だけではないかもしれない。
ということは、単独行動は危険だということになる。
「武器でも取りにいきますか?なんかもう、食べ物よりまずそっちですよね。
二人で警戒しつつ行けばなんとかだいじょぶだと思いますし。」
295笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/06/21(水) 02:31:37 ID:Ef0Ly2MmP
【1日目 14:15 ホームセンター ストックルーム】

皆が行ってしまってちょっと心細くなったが、板も打ち付けたし大丈夫だろう。
嫌なことを考えまいと、俺はずっと話し続けていた。
「…それにしてもあいつら何なんだろう?気持ち悪いよ。胸の辺りをこっちの尖ったほうで強く突いたんだけど、
怯まず近づいてくるしさ。で、言葉も通じないっぽいし。」
「蝶野さんはあいつらを何だと思う?それに他の人たちはどうしたんだろう?ここの店員さんだってなんで来ないんだろ?」
「そうだ…テレビを見よう。ニュースで何かやってるかも。対策とか…。店の休憩室かなんかにテレビないかな?蝶野さん分かる?」
296蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/06/21(水) 11:47:01 ID:rhn1B4i5O
【1日目 14:15 ホームセンター ストックルーム】

よし、これでここからはきっと入ってこれないわ。
板に棚に作業台にと念押しの様に封鎖された窓を見て達成感を感じた。

>>295「病気だったら嫌ですよね。伝染らないか心配で…。
他の人達も隠れてるか、逃げたか…」
それ以上言うのは止めた。
「あ、テレビなら休憩室にありますよ。皆が集まったら観てみましょうよ。」
「そろそろ行きます?
例の男、外に出さないといけないし…はい、これ。」
作業場からゴム手袋を2つ取り、1つ笠原さんに渡した。
ゴム手袋をはめて、品出し用台車を押し出した。
297マサキ 22 男 ◆e3o8eB21vs :2006/06/21(水) 19:35:37 ID:py3DtZWyO
【1日目 14:15 ホームセンター通路】


>>294秋田さんに先の出来事を説明した。
俺はとにかく怖かったので武器を取りに行くのは大賛成だ。「そうですね、じゃあ先に工具売場に行きましょう」
工具売場に行く途中生活品売場を通る。
「秋田さん…ストップ!
‥死体が消えてます…」
床には血の跡が続いている
「これ…血の跡ですよね、向こうまで続いてますよ……血の跡を追えばあいつを見つけることができるが…」
「やっぱり武器がいるな…秋田さん工具売場に急ぎましょう。周りには気をつけて下さいね」
298岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/06/21(水) 20:44:10 ID:fIMbVtmXO
【1日目 14:00 ホームセンター 通路】

「このお!」
夢中だった。奴の顔面を思いきり蹴り上げた。爪先が奴の口にめり込んだ。
ちなみに俺は右利きだが、蹴る時は左だ。
奴は脱げた俺の靴をくわえたまま仰向けに転がった。
「この野郎、汚い手で触るんじゃあない」
なつきちゃんを素早く引き寄せる。
「フェラガモだぞ…うまいか、畜生」
…しかし、こいつはなんで匍匐前進なんかしてるんだ?足はちゃんとついてるのに。
それに仰向けになって分かったが、こいつは傷だらけだ。よく見ると頭も凹んでいる。
多分、俺たちに出会う前に誰かにやられたんだ。それでも死に切れなかったって訳か。
299本当にあった怖い名無し:2006/06/21(水) 22:51:44 ID:6rzEAj1QO
・・・。
300いつかのスレの>>710 ◆shissouy/U :2006/06/21(水) 22:52:27 ID:6rzEAj1QO
300
301笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/06/21(水) 23:25:50 ID:Ef0Ly2MmP
【1日目 14:15 ホームセンター ストックルーム】

>>296「あ〜そうだよね、やっぱり死体片付けなきゃだめか…。」
正直あのバケモノを、死んでるとはいえ触りたくない。
しかしそんなことも言ってられないよな…。
台車を押して進む蝶野さんの後に着いて俺はストックルームを出た。



302蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/06/22(木) 00:11:05 ID:79KDIsK9O
【1日目 14:15 ホームセンター 通路】

>>301「あれ?この辺じゃなかったでしたっけ?」
生活用品とインテリアの間の通路だよねぇ…ここで間違いないのに、おかしいなぁ…ん?
どす黒い血液のようなものが正面口の方へズルズルと伸びている。
「誰か片付けてくれたんですかね?
ほら、血の痕が向こうまで繋がってますよ。
さっきから姿見えないから片付けたの岬さんかもしれない…行ってみますか?」
303笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/06/22(木) 00:24:44 ID:RvbAZoCBP
【1日目 14:15 ホームセンター 通路】

>>302「岬さん…1人で?すごいなぁ。だったらまだ途中かもしれないし手伝いに行こうか。」
俺は必死にバールを握りしめ、蝶野さんと血の跡たどって行く。

「ん…?なんか声がする?」
304秋田 22 女 ◆cnpU31RcsQ :2006/06/22(木) 00:48:52 ID:YmYJDS9N0
マサキさんの言葉にはっとする。>>297確かにこれはどうみても血の跡だ。あとゲロの跡もある。
ほんの〜りすっぱいにおいが漂ってきて胃に来るうげ。うぇ。おぇ。
口ぶりからしてマサキさんはどうも、死体が実は死んでなくてずるずる動き出したと思っているっぽい。
まあ、頭部に損傷を受けたことに気づかないでそのまま生きてたっていう例もあるらしいから、有り得ない話ではない、のか?
にわかにはちょっと信じがたい。まあ今朝から信じがたいことばかり起こっているんだけども。
「武器手に入れてから、一応念の為血のあとを辿ってみた方がいいかもしれませんねぇ」
とりあえずなんにしろ武器は必要なので、私達は警戒しつつ、工具売り場まで辿りついた。
さて、何を持ち出すか。リーチの長い物の方が武器としては有利だろう。とりあえずそこら辺にあったスコップを持ってみる。
「武器って…どんなのがいいんでしょうね…?日用品を武器にしたことなんてないから、ちょっと戸惑いますよね」
305桜木 中身 :2006/06/22(木) 01:51:31 ID:/LE4AIbv0
>>291
なるほど。
準備スレ読んでなかったです・・・
楽しそうだったので飛び入り参加したのです。
ロムに戻ります・・・
306本当にあった怖い名無し:2006/06/22(木) 02:58:44 ID:A5Z62LeBO
>>305
トリップつけて参加すればいいんじゃないか?
人が多い方が変化があって面白いと思う。
307マサキ 22 男 ◆e3o8eB21vs :2006/06/22(木) 13:43:25 ID:PSY9LFzpO
【1日目 14:15 ホームセンター工具売場】

秋田さんは半信半疑だがあいつらの異常性は目の当たりしてきた俺は死体が動いたとしか考えられない…それに岬さんが一人で死体を運んだとも思えないし…
>>304たしかに日用品を武器にしようなんて考えたこともない…
「笠原さんが使っているバールとかどうですか?‥」
「あとはレンチ、鎌、ハンマーいろいろありますね」
その中に農具用のフォークを見つけ手に取った。
「僕はこれにしよう」
それと少し大振りのハンマーを腰に挿した。
「秋田さん決まりました?」
308岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/06/22(木) 17:44:37 ID:1LXnohEVO
【1日目 14:15 ホームセンター 通路】

俺は、今まで出会った奴らの事を思い出していた。
こいつらは普通の傷では参らない。簡単に歩けなくなるとは思えない。足が折れても歩く奴もいた。
なら、こいつはなぜ歩けないのか?思い当たるのは、頭だ。事務所の奴も頭を殴ったら倒れた。
体はタフでも頭に傷を受けると機能不全になるのかも知れない。だから歩けないんだ、多分。
歩けないなら、逃げれば追いついてはこられない。
…頭が急所なのかどうか、確かめよう…今しかない。過剰に怖がることはないはずだ。
309蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/06/22(木) 21:50:33 ID:79KDIsK9O
【1日目 14:15 ホームセンター 通路】

>>303「声?私には聞こえなかったんですけど…」
規則的にギギっと鳴る台車のタイヤ音に気を取られ、声に気付かなかった。
「どっちから声しましたか?」
310笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/06/23(金) 01:00:23 ID:QSqXVunkP
【1日目 14:15 ホームセンター 通路】

>>309「右のほう、正面入口の方かなぁ?岬さんか、もしかしてマサキ君達かな…だったらいいな。」
そういいながらも汗ばむ手でバールを握り、台車を押す蝶野さんの先に立ち正面入口に向かう。
レジの横を曲がって正面入口前に行くとそこには、岬さんと子供、床には先ほど殺したはずのアイツが這いつくばっていた。
「…っ!!!!!」
311桜木 男 29歳  ◆TjAvbk1aao :2006/06/23(金) 01:17:58 ID:923xspHk0
>>306さん有難うございます。
お言葉に甘えます。
改めてよろしくお願いします。

312桜木 男 29歳  ◆TjAvbk1aao :2006/06/23(金) 01:22:26 ID:923xspHk0
【1日目 14:15】
10回目のチャレンジも失敗。
クラクションに寄ってくるのは奴等だけだ。

最後の手段だ。ホームセンターに向かうか・・・
もし、侵入出来なかったら・・・
それはその時考えよう。
313桜木 男 29歳 ◆TjAvbk1aao :2006/06/23(金) 01:36:18 ID:923xspHk0
【1日目 14:25 ホームセンター前】
・・・何とか無事にホームセンター前に到着出来た。

奴等の餌食にならず、ここまで来れたって事は、
まだ、ツイてるってことかな・・・
このツキがもう少しだけ、ホームセンターの中に落ち着くまでのもう少しの間、もってくれるといいのだが。

とりあえず少し離れたところから様子を伺う。
シャッターは降り、扉は閉じてている。
始業前に騒ぎが始まり、開店どころじゃなかったのか、それとも誰かが中に立てこもって奴等を締め出しているのか。
どっちにしろ店内に奴等は居ないってことか。

奴等は・・・店の周りの駐車場に、ざっと10〜20ってとこか。
これなら、もし囲まれても何とか突破できるだろう。
中に誰か居るのか、居ないのか。
一発賭けに出てみるか。

駐車場内に車を進める。
と同時にクラクションを鳴らす。誰か中に居てくれ。
合図をしてくれ!
314秋田 22 女 ◆cnpU31RcsQ :2006/06/23(金) 01:40:10 ID:6r42vB5x0
【1日目 14:15 ホームセンター工具売場】
とりあえず最初に手にしたスコップと、腰のベルトにカナヅチ、バールを差した。
>>307「おっけーです。じゃ、どうしますか。さっきの血の跡辿ります?気になりますしね」
誰かが片付けたなら辿れば誰かと合流できるかもしれないし、もし死体が動き出したのならもう一度叩きのめす必要がある。
どちらにしろ、辿ってみるのは無駄足ではあるまい。
「じゃっ、行きますか」
315蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/06/23(金) 03:10:23 ID:nscFTJGaO
【1日目 14:15 ホームセンター 通路】

>>310笠原さんの話に相槌をうちながら何気なくレジを曲がると…
死体のはずのあの男はズズ‥ズズ‥とはいずりながら岬さんと見知らぬ子供に掴み掛かろうとしていた。
「なんで!死んだんじゃないの?ねぇ!」
緊迫した空気が流れる中、一人動揺して慌てふためいた。
>>288子供は怯えた表情で>>308岬さんの傍らに、岬さんは何か考えがあるのか逃げる気が無さそう。
私は気を落ち着かせて男に見入った。
あれ?この男、ここの店員じゃない?
昨日見た時とは、違っちゃって見えるけど…特徴あるこの顔は同じだ。
316岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/06/23(金) 11:54:06 ID:YN68u7PkO
【1日目 14:15 ホームセンター 通路】

俺はにじり寄ってくる男との距離をキープしながら、武器になるものを探した。
一番近くの棚には木材が置いてあるが、これで頭を潰したりできるか?
頭がい骨はかなり硬いと言うし…ちょっと自信がない。
他に何か無いのか。さっと周りを見回した時、通路の向こうに人がいるのに気付いた。
笠原君と蝶野さんか。いいタイミング。笠原君が特にいい。
「おい、こっち!ヘルプ!ダッシュ!」
思わず両手で手招きした。
317笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/06/23(金) 12:28:29 ID:QSqXVunkP
【1日目 14:15 ホームセンター 通路】

他の人達だといいな〜と言いながらも、そこにはあの男がいるだろうと思っていた。
朝からツイてなかったし、そうそう幸運がやってくるとは思えない。
しかし、角を曲がると岬さんともう1人子供の姿が。
傍らにはバケモノが転がっている訳だけど思わず、「よかった」と小さく安堵の声を漏らす。
しかし、岬さんに手招きされて呼ばれると反射的に、俺はバールを握りしめたまま駆け寄る。
318豊見山なつき、女、11歳 ◆Idh4M59kpE :2006/06/23(金) 12:53:45 ID:G++9SPBB0


岬さんは物凄い形相で、私を掴んでいた男を蹴り飛ばした。
「あ、ありがとうございます」
余りにも近すぎて、上にある顔が見られないままでとりあえずお礼を言う。
よし、今度はちゃんと言えた。
気付いてもらえてよかった。足をつかまれた時には頭が混乱してしまって、岬さんを呼ぶ事しかできなかったけど。
ホッとするのも束の間、ずるりとおかしな音がした。
恐る恐るそちらに目をやると、私を捕まえていた男の人がゆっくりと動き出していた。
手は外れたけれど、男の人はまだ動きを止めてはいない。
岬さんは私を背後に隠して、ふと何かを思案するように動きを止めた。
すると誰かの足音が聞こえてきた。
>>316岬さんはその足音の主を大声で呼び寄せた。
319マサキ 22 男 ◆e3o8eB21vs :2006/06/23(金) 13:48:04 ID:tKQp+bQzO
【1日目 14:15 ホームセンター工具売場】

秋田さんはシャベルを持ち俺はフォーク‥まるで野良仕事に行くみたいだな。
そんなことを考え少し笑ってしまった…
>>314『じゃっ、行きますか』その声に俺は大きく深呼吸をしてから応えた。
「行きましょう!」
そう言うか矢先岬さんの声が近くでした>>316
「今ヘルプって聞こえませんでした?」
二人で周りを警戒しながら声のする方へ歩いて行った。
通路に出て右側を向くと岬さんの背中が見えた。足元にはあの男が!?
「秋田さん来て下さい!‥あの男がいましたよ‥」
320岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/06/23(金) 13:48:15 ID:YN68u7PkO
【1日目 14:15 ホームセンター 通路】

笠原君は素早かった。そして期待通りバールをまだ持っていた。素晴らしい。
「よし、それ貸して。この子たのむ」
笠原君の手からバールをひったくり、代わりになつきちゃんを押しつける。察してくれよ。
「いくぞ」
一言自分に気合いを入れて、一気に振りかぶり、振り下ろした。
勢いじゃないとこんな事はできない。グシャッと、嫌な手応えを感じた。
さらにもう一発(吐きそう)
そして素早く一歩下がる(吐きそう)
どうだ、効いたか?吐き気に耐えつつしばらく眺めていたが、もう動く様子はなかった。
俺が殴らなくても既に致命傷を負っていたから「死んだ」かどうかは
はっきりしないが、期待した効果はあったようだ。
「サンキュウ…これ、死んだよな?」
笠原君にバールを返しつつ、意見を聞いてみた。
321笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/06/23(金) 16:16:25 ID:QSqXVunkP
【1日目 14:15 ホームセンター 通路】

>>320岬さんの「それ貸して」の声と共にバールを奪われ、女の子がこちらに。
抱き上げ、後ろを向かせる。「俺の後ろを見張ってて。」そう言って岬さんの方を向く。

が、何度も吐き気が込み上げる。ヤバイかも。
「蝶野さん…この子向こうに連れて行ってくれる?」レジの陰に女の子を座らせる。

「これ、死んだよな?」岬さんに聞かれ
「そうですね…普通なら完全に死んでますよね。っつーか、なんで動くんだ?こいつらなんなんだ?」
再び戻ってきたバールを握りしめ、誰ともなしに問い掛ける。
322マサキ 22 男 ◆e3o8eB21vs :2006/06/23(金) 17:00:22 ID:tKQp+bQzO
【1日目 14:15 ホームセンター通路】

岬さんの足元にさっきの男がいる。手に持つフォークを強く握りしめ男に近づこうとした…

>>320岬さんは気合いを一ついれ足元の男の頭をバールで殴りつけた。
一発!ニ発‥その度に鈍く気持ち悪い音が聞こえてきた…
おぇぇ‥駄目だ、遠目で見ていても気持ち悪い…
「あ‥秋田さん‥やっぱ来ちゃだめ…見ないほうがいいよ…‥」
323蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/06/23(金) 17:29:57 ID:nscFTJGaO
【1日目 14:30 事務所】

男は動かない…今度こそ死んだならいいけど…

>>321「あ、はい。先にこの子と事務所行ってますね。」
女の子を呼び寄せると、台車をその場に残して事務所へ向かった。

事務所へつくと、女の子を椅子に座らせた。
>>318「暫くしたら皆もここに来るから待っててね。
さっきの二人以外にもう二人いるの。」
皆の名前と性別について簡単に話しておいた。
「あなたのお名前は?ここへは一人で来たの?」
色々聞きたいけど質問攻めは可哀相か。
女の子と話していると外で>>313車のクラクションが鳴り響いた。
324岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/06/23(金) 21:37:38 ID:YN68u7PkO
【1日目 14:30 ホームセンター 通路】

笠原君、ナイスだね…それはそれとして…おえ。まだ吐き気がする。
「そう、普通なら死んでるよな。『こいつらは何だ』って俺も考えた。
でも結局、いい答えは思いつかなかった。それでさ…」
実は、俺にはひとつ思うところがあったんだ。バカらしくて、あえて心の中でもみ消してたヤツが…
俺は飛んでいった靴を拾って履き直した。ちょっと汚い。
「バカだって分かってて言うんだけど…
こういうのって、『ゾンビ』って言うんじゃあないのかな?いや、一般的な解釈としてね」
ゾンビが一般的かどうかはさておくとして、それが俺の率直な意見だった。
「どう思う…?」
325秋田 22 女 ◆cnpU31RcsQ :2006/06/23(金) 22:09:31 ID:6r42vB5x0
【1日目 14:30 ホームセンター通路】
>>322マサキさんの配慮はありがたいが、ちょっと手遅れだった。
例の怪物の頭が陥没し、よく分からんもんが飛び出す様をしっかり目撃してしまう。朝大学で見た食われかけの人間を思い出した。
胃が収縮するのが分かる。吐き気が込み上げてくるが、今吐いても胃液くらいしか出ないだろう。どうにか吐き気を押し戻す。
死体の傍で、笠原さんと岬さんがなにやら話しているようだった。
はっきり言って死体の傍にわざわざ寄りたくはないが、半ば諦めつつ彼らに向かって声をかける。
どうやらこの怪物についての話をしているらしかった。ゾンビ?あの、映画やらゲームやらに出てくる、あれのことか?
そういえばさっき岬さんが殴りつけたアレは、わずかにではあったが確かに動いていた。本来動くはずのないものなのに。
「…実に馬鹿げていますね、ゾンビだなんて。って、ホントはそう言えたらいいなあと思いますよ。ホント。
でも…確かに、状況としては酷似しているって…そう、思います。彼らの生死はともかく、特徴としては…
ゾンビ、というやつに、そっくり…だと思います。ちょっとこんなこと言うのもなんか恥ずかしいですけどね。」


326桜木 男 29歳  ◆TjAvbk1aao :2006/06/23(金) 22:40:53 ID:923xspHk0
【1日目 14:30 ホームセンター駐車場】
クラクションの音に気づいて奴等が寄ってくるため、駐車場内を走り回りながらクラクションを鳴らす。

ホームセンターに近づいて気がついたのだが、窓を板か何かでふさいである箇所がある。
恐らく中に誰かが立てこもっている。

どうやら半日ぶりに生きている人間に会えそうだ。
危険を承知で、クラクションの合間に窓を少し開けて叫んでみる。
「誰か中に居るか!!俺は『人間』だ!!まだ『生きている』!!」
327蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/06/23(金) 23:38:51 ID:nscFTJGaO
【1日目 14:30 ホームセンター 事務所】

何度もクラクションが鳴る。
気ばかりが焦ってしまう。
「とにかく私達がいることを知らせて導かないと…」
自分に言い聞かせるように言った。
窓は封鎖してて合図送れないし、扉は人が来た時だけにしたいし、正面入口は大きく開くから危険だし…
消去法で考えようとしたが良い案が浮かばない。
こうなったら!
意を決し、そぉーっと通用口の扉から顔を覗かせた。
奴らは車を追い、こちらに気付いていない様だ。
片腕を出して大きく振るとすぐに扉を閉めた。
「ふぅ‥今の気付いてくれてたらいいんだけど…」
3287人目の生存者 ◆XYndhCe37s :2006/06/24(土) 00:02:17 ID:EQDCLVGe0
桜木の車が駐車場内にはいってクラクションを鳴らす。
やがて彼は車のエンジンを止めた・・・違う、エンジンが勝手に止まったのだ!
ガス欠だ!!クラクションの音に反応してゾンビたちは車に寄ってくる・・・
・・


※死亡フラグイベント※

桜木は車から降りてホームセンターに走って下さい。
【1】中のメンバー(岬、
蝶野、笠原、秋田、マサキ、なつき)が桜木のクラクションに反応するレスから
イベントスタート。
【2】桜木が店内に入るレスをすればイベント終了です。
【3】桜木はレス番下一桁4or8を踏めば死亡フラグが立ちます。
【4】桜木は1レスごとに5m進みます。入口までは15mです。(連投不可、
必ず誰かのレスを挟まなければならない)
【5】イベントスタートから終了までリアルタイムで72時間以内で行って下さ
い。できなければ桜木に死亡フラグが立ちます。

329桜木 男 29歳  ◆TjAvbk1aao :2006/06/24(土) 00:15:04 ID:RlwrLuHd0
>>327 視界の端、ホームセンターのドアに何か見えた!
人(女の子?)の手だ。
何度か大きく振って、ドアの中に引っ込んでいった。
どうやら気づいてくれたようだ。
・・・あそこのドアから入れってことか。

さーて、どうやって近づくか・・・あれ、何か車の調子が!?
ガス欠!?もうちょっとガスがあるはずだが!?
このボロ車ガス表示がイカれてるのか?

幸い車にはまだゾンビは追いついていない。10〜20メートル位奴等から距離がある。
あの入り口まではざっと20、いや、15メートルってとこか。

・・・やるしかねーか。
食料・水の入ったバッグ、そして金属バットをつかみ、車外に飛び出した。
330岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/06/24(土) 01:15:55 ID:1LrFUaLUO
【1日目 14:30 ホームセンター 通路】

秋田さんが来た。ずいぶん勇ましい格好だな…
>>325「うん、俺も度胸が要った。まったくバカげてるし
こいつが死んだって根拠にもならないよね。
でも、俺のイメージとはピッタリ合う。頭を狙ったのはそれを確かめたかったってとこもあって…
ゾンビなら頭が弱点って相場が決まってるだろ?
もちろん、そんないい加減な理由だけじゃあないけど。
俺は、こいつは死んだと思ってるよ。頭だ、頭が急所だ」
実際、死体はもう動かなくなった。こいつも捨てなきゃあな…
331桜木 男 29歳  ◆TjAvbk1aao :2006/06/24(土) 01:30:13 ID:RlwrLuHd0
【1日目 14:30 ホームセンターまで10m】

よ、予想以上に怖ぇぇ!車の中とは状況が全く違う。
辺りから迫ってくる死臭。腐臭とはまた違って、上手く表現できないが、血と、肉と、本能的に死を予感させる何かの香り。
それらと、言葉にならないうめき声。それが一緒くたになって迫ってくる。

食料の入ったバッグが重く肩にきしみ、中の缶詰たちがぶつかるガシャガシャという音が気に障る。
金属バットを持って走るためにバランスが取れず走りにくい。
パニック的な衝動で、金属バットも、食料の入ったバッグも投げ捨ててしまいたい衝動が何度も押し寄せる。

奴等はまだ車の方に向かっている。
頼む!このまま気がつかないでくれ!
332豊見山なつき、女、11歳 ◆Idh4M59kpE :2006/06/24(土) 09:06:33 ID:38Y4xOkc0
【1日目 14:30 ホームセンター 事務所】

岬さんが呼び寄せると、数人の影が動いた。
その人たちの姿が見えるようになると、女の人もいることに私は驚くと共に安堵感を覚えた。
>>321,323
さっき、私を抱き上げた人は笠原さんというらしい。
そして私をここまで連れてきて椅子に座らせてくれた人は、蝶野さん。
つっかえながら何とかお礼を言うと、蝶野さんはふんわりと微笑んでくれた。
蝶野さんは気が強そうな感じの人。こういう人を美人って言うのかな?
白くて、細くて、キリッとしている様は、安心っていうよりドキドキする。
でもやっぱり助けてくれた人で、怖い人たちの仲間じゃないから私はホッとため息をつける。
ついた途端にまた足が痛くなり出した。
岬さんはあの人を殺しちゃったのかな。耳に、固いものが叩き潰される時の音が蘇……
あああ足がいたァい。
ぴりぴりちくちくびりびりじくじくずきずき。
いーアー。ガマンがまん我満ー。
だって多分いまそれどころじゃないからー。もっと事態は切迫してるからー。あー。
と、痛みに少しばかりぼんやりしていて、肝心の自己紹介を言い忘れていた事に気付いた。
私のバカ! まずはお礼だよね……?
そう思い口を開くと、店内にクラクションの音が響いた。
それに混じって、「誰か中に居るか!!俺は『人間』だ!!まだ『生きている』!!」 と叫び声が聞こえた。
何度も鳴らされるクラクションに、不安が募る。
>>327
蝶野さんが戻ってくると、音は消えた。
「あの、蝶野さん……」
振り向くのを待って、言った。
「怖い人たち、音に反応して近づいてくるんです」
分かってると言いたげに、蝶野さんはちょっぴり眉をひそめた。私は構わずに続ける。
「私が外にいた時たくさんいたから、あのままだと多分、囲まれちゃいます」
333マサキ 22 男 ◆e3o8eB21vs :2006/06/24(土) 10:58:12 ID:W3U0PgKIO
【1日目 14:30 ホームセンター通路】

>>325秋田さんは岬さん達と何か話しにいった。
胸のムカつきが治まりその輪にはいると>>330『ゾンビ』という言葉が飛び交っていた…
映画は知らないがゲームなんかに出てくるゾンビとは確かに特徴が一致していると思い正面ガラスの隙間から外を眺めた…
「み‥岬さん?…あれって人ですよね?」
指をさした先には>>331男が全速力でホームセンターに走ってくるの姿があった‥…。
334岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/06/24(土) 17:55:49 ID:1LrFUaLUO
【1日目 14:30 ホームセンター 通路】

しかし、我ながらゾンビとはな…今どきジョージ・A・ロメロも無いもんだ。
自分にあきれている所へマサキ君も来た。…秋田さんといい、一揆でもやる気か?
彼が持ってるでかいフォークみたいなものを見ると
「UFOを見ただ(なぜか東北弁)」とか言う麦わら帽子とオーバーオールの
アメリカ人を思い出してしまう。俺だけだろうか。
>>333…そのマサキ君が何か見つけたらしい。人がいるって?
「ヒーローが助けに来たのかな」
違うだろうな。ひとまず事務所に行くかな…
335笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/06/24(土) 18:07:57 ID:F/RYPESTP
【1日目 14:30 ホームセンター 通路】

>>330「ゾンビか…そうなんでしょうね。
人を喰う、知能はほぼ無い、腐ってる。これだけ揃えば否定するやつなんていないでしょ。」
で、俺らは喰われておしまい。
そう思ったが、口にだすのはやめた。
「映画じゃ、噛まれて伝染りますよね?こいつらは…」
突然マサキ君の声が>>333「み‥岬さん?…あれって人ですよね?」
正面入口の隙間から指さす先をみれば、1人の男が走ってくる。
「…どこか…開けるべきかな?」
336桜木 男 29歳  ◆TjAvbk1aao :2006/06/24(土) 19:48:43 ID:RlwrLuHd0
【1日目 14:30 ホームセンターまで5m】
荷物が肩に食い込む。
食料を欲張って持って来すぎたか?

・・・奴等気がつき始めたようだ。
そんなに甘くは無いってことか。

このままあのドアから入って、奴等の注意をあそこに引き付けるのもきついな・・・
337蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/06/24(土) 19:52:20 ID:undI/VnwO
【1日目 14:30 ホームセンター 事務所】

>>331あの人はこっちに向かってるんだろか?
確認したい、でもやっぱり扉を開けるのは怖い。
私は扉の側で右往左往していた。

>>332なつきちゃんは状況を理解している口ぶりで私に話してきた。
囲まれたらあの人…その前にどうにかしないと。
音かぁ…他所で音がすれば奴ら、そっちに行くかもしれない。
奴らをどこに誘導するか…群がって来ても入ってこられない場所…そんなとこ…思いつかない。
何箇所かで音を出して撹乱させるか分散させられたら…。
色々考えてみたけどどれも一人じゃできっこない。
338笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/06/25(日) 02:25:46 ID:sH/ojPAqP
【1日目 14:30 ホームセンター 正面入口】

「人間なのかな。“ゾンビ”じゃ…ないよな?」隙間から覗きながら考える。
彼は正面ではなく、事務所の方に走っているように見える。
事務所は多分、蝶野さんと女の子がいるはず。

再び隙間に目をやるとどうもゾンビの野郎、彼に気付いてるみたいだ。
「見殺し…って訳にはいきませんよね。」
「二手に別れましょう。あの人、入ってくるなら事務所ですよね。」
「離れた窓は…トイレかな。トイレの窓から奴らを引き付けれないかな?」
339桜木 29歳 男 ◆TjAvbk1aao :2006/06/25(日) 03:13:36 ID:InWSuP+G0
【1日目 14:30 ホームセンターまで5m 距離変わらず】
やばいな、やつらを振り切ってあのドアから中に入るのは可能だが、このままではやつ等があのドアに一気に押し寄せてしまう。

ドアの強度的にもつかどうか見た感じ微妙だし、どうにかやつ等の注意を他に引き付けたほうが良いようだな。
340岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/06/25(日) 03:26:34 ID:soBepMqAO
【1日目 14:30 ホームセンター 事務所】

>>338見殺しにはできない、か。考えがあるらしい。笠原君に任せよう。
「たのむよ」
それだけ言って俺はそのまま事務所に向かう。
>>337事務所に入ると、蝶野さんが落ち着かない様子だった。
「外、誰か来た?」
外の人間の姿は見ていないが、入れそうなのはここだけだ。
ドアに取り付く。トラブルは無しといきたい。
341桜木 29歳 男 ◆TjAvbk1aao :2006/06/25(日) 05:07:51 ID:InWSuP+G0
【1日目 14:30 ホームセンターまで5m 距離変わらず】
どちらもリスクは大きいが、遠回りして奴らの注意を引き付けてからドアに向かうか、
それともドアの強度を信用してみるか。

>>338 ん?正面のシャッターの中に人が見える。3、いや2人か?
こっちに気づいているようだ。

2手に別れたってことは、何か手を打ってくれるのか?
342マサキ 22 男 ◆e3o8eB21vs :2006/06/25(日) 14:23:09 ID:eZt1TgWmO
【1日目 14:30 ホームセンター正面入口】

岬さんは事務所、笠原さんはトイレにそれぞれ走って行った。二人共何か考えがあるのだろうか?
俺は外の男を見ながら先程見殺しにした少女のことを思い出しやり切れない気持ちになっていた…。

‥あれ?‥待てよ、そういえばさっき岬さんの側に子供がいなかったか!?…
死体の男に気をとられていて気がつかなかったが確かにいたような気がする‥
…事務所‥か?…

その場に残る秋田さんに事務所に行くと告げ俺は走り去った。
343笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/06/25(日) 15:13:49 ID:sH/ojPAqP
【1日目 14:30 ホームセンター トイレ】

トイレにダッシュする…も、>>243窓には板が打ち付けてあった。
「ヤバイ…。間に合わないかも。襲われてませんよーに。」
そう、何かに両手を合わせて補強してある窓をバールで外しにかかる。
かなりデカイ音がするが、願ったりだ。板を外し、バールを力一杯振りかぶる。
「「ガシャーン」」
よし、これで少しは…「うわぁぁぁぁ!!!!!」
窓のすぐ下には5,6人のゾンビが手をこちらに伸ばしていた。
恐る恐る窓からバールだけを出して頭を殴ってみる。
「「わぁぁあぁぁぐぁ…。」」ああああ!無理無理!
売り場に走る。テニスボールや野球ボールを両手一杯持ってもう一度トイレへ。
「こっちこい!」
344蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/06/25(日) 15:33:48 ID:0RsXv8PtO
【1日目 14:30 ホームセンター 事務所】

>>340岬さんがやってきた。
岬さんも外の人に気付いている様子。
じゃあ他の皆も…?
>>340「あ、はい、車で。
通用口から合図送ったけど気付いたかどうか分からないです。
>>332あのままじゃ囲まれちゃうってなつきちゃんが…分散させないとなりませんよね?」
345マサキ 22 男 ◆e3o8eB21vs :2006/06/25(日) 15:44:36 ID:eZt1TgWmO
【1日目 14:30 ホームセンター事務所】

事務所に行くと岬さんと蝶野さんがいた。
そして>>332椅子には子供が座っていた。

やっぱりあの時の子供だ‥よかった…生きていたんだ…きっと他の誰かが別の場所から助けたんだろう‥。
俺は少女に軽く自己紹介をし蝶野さんに話かけた。
「何か手伝うことはありますか?‥」
346岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/06/25(日) 16:38:20 ID:7o1a5vws0
【1日目 14:30 ホームセンター 事務所】

>>344車で?車はいいな。
「合図?開けたの?ここ?」
度胸あるな…まあ無事なら言う事はない。
それより今の蝶野さんの言い回しは妙だ。
『なつきちゃんが』?ここから外は見えないのに、か?
「なつきちゃん、なんで『囲まれる』って思ったんだ?」
蝶野さんは聞いてるのか?蝶野さんとなつきちゃんの顔を
交互に眺めながら尋ねてみた。
347蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/06/25(日) 16:59:14 ID:0RsXv8PtO
【1日目 14:30 ホームセンター 事務所】

>>346「どうにかしないとって焦っちゃって…開けて手を振ったんですよ。
その時は車に乗ってたんだけど…走る音、もう聞こえませんね。」
岬さんは何か引っ掛かった様になつきちゃんに尋ねている。
ん?沢山いるから囲まれる…私には何の疑問も無かった。
「沢山いるからじゃ?だよね?」
なつきちゃんの顔を覗いていると、マサキ君が事務所に来た。

>>345「マサキくん‥外に人がいるの。
それで奴らを分散させようと思ってて…。
あちこちから音立てて気を引きたいんです。
手伝ってもらえます?」
348笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/06/25(日) 19:53:56 ID:sH/ojPAqP
【1日目 14:30 ホームセンター トイレ】

ぼこっ。ぼこっ。一心不乱にボールを投げつける。
そういや、何も考えずにやってるけど、やっぱり皆で協力したほうがいいよな〜?
しかもここになんかどんどん集まって来てるけど…ちょっと怖い。
のぼってきたりしないよな?
売り場に向かって叫んでみる。
「だれか〜!!1人こっち来れません?」
349マサキ 22 男 ◆e3o8eB21vs :2006/06/25(日) 20:15:47 ID:eZt1TgWmO
【1日目 14:45 ホームセンター事務所→ストックルーム】

>>347蝶野さんの言葉に俺は頷き事務所を後にした。笠原さんも蝶野さんと同じ考えでトイレに行ったのかも!?
じゃあ、俺は違う場所を‥と思ったら>>348笠原さんの声がした。
うーん‥どうしようか考え秋田さんに頼む。
「秋田さーん、笠原さんの方手伝ってあげて下さいね!」聞こえたかな?
俺はそのままスイングドアを勢いよく開けストックルームに入り搬入用のシャッターをおもいっきり叩いた。
窓は作業台で塞がれているので外の様子を伺うことはできないが俺はシャッターを叩き続けた。
350岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/06/25(日) 20:55:07 ID:soBepMqAO
【1日目 14:30 ホームセンター 事務所】

沢山いるから、か。変に考えすぎたのかな。外には沢山いるんだ。
>>347>>349蝶野さんとマサキ君は音をたてて奴らを引き寄せるつもりか。
俺はここにいよう…始めからそのつもりだった。「人を助けました、ゾンビも一緒についてきました」というのは面倒だからな…
351蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/06/25(日) 22:05:30 ID:0RsXv8PtO
【1日目 14:45 ホームセンター 通路】

>>349マサキ君は颯爽とどこかへ行ってしまった。
>>346「岬さん、ここお願いします。私も奴らをおびき寄せてみます。」
そう言いながら自分のバックから防犯ベルを取り出して、事務所を後にした。

トイレなら比較的安全かも…窓も小さいのが高い所にあるだけだし、事務所から遠い位置にあるし。
向かう途中、小型懐中電灯と剪定鋏を取り、ツールポーチに納めた。

トイレには既に誰かかいるようだった。
場所が場所だけに入るのを躊躇して先に声を掛けた。
「誰かいるんですかー?」
352笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/06/25(日) 22:25:37 ID:sH/ojPAqP
【1日目 14:45 ホームセンター トイレ】

>>351「誰かいるんですかー?」おっ!誰か来てくれたんだ。
「はいはーい!ここです!」返事をしながらトイレの入口に向かう。
そこには剪定鋏を下げて完全武装した蝶野さんがいた。
「おぉ!蝶野さん。今ここからあいつらにボール投げてるんだけど、
なかなかうまくいかないんだよ。」


「…その鋏で頭切っちゃうの?」
353桜木 男 29歳  ◆TjAvbk1aao :2006/06/25(日) 22:46:00 ID:7qCc+lDo0
【1日目 14:30 ホームセンターまで5m】
>>343俺とは離れたところの、出窓?から声がする。
そっちを向いてみると・・・
その小さな出窓からテニスボール、野球ボールが次々飛び出してくる。

奴等そっちのほうに興味を奪われたようで、どんどん向かって行く。
何体かは、ボールに足を取られて転倒してやがる。
なかなかナイスな陽動だ。

今のうちに!
・・・おっと、その前に。あのままじゃちょっと奴等集まりすぎだな。
出窓を閉めるのにも厄介だな。

こっちでも陽動をしときますか。
足元に転がってきたボールをさっきの車の方に思い切り投げる!
「グワァィーン」、なかなかいい音がする。奴等が何匹かそちらを振り向く。

ついでにもう一つ。今度は別の方向に投げる。ホームセンターのシャッターに当たり、これもいい音を立てる。
よし。動いたはずみに何体かまたボールですっ転んだ。

2個目のボールを投げた後は後ろも見ずにドアに駆け寄る。
やっと到着だ。中に向かって声をかける。「ドアを開けてくれ!」
354蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/06/25(日) 23:26:46 ID:0RsXv8PtO
【1日目 14:45 ホームセンター トイレ】

>>352「あっ笠原さんでしたか。え?ボールを?」
不思議に思いながら割れた窓から外の様子を窺った。
奴ら、集まって来てる。
ボールを避けるでもなし、拾うでもなしに、ぶざまにすっ転びながらも近寄ってくる。
「これだけこっちに集まれば、もう大丈夫そうね。
きっと>>349マサキ君の方にも集まってるだろうし。
新しい板持ってくるんで、この窓の封鎖お願い出来ますか?」

トイレを出て調度いい木材を持ってくると笠原さんに渡した。
「外にいる人が来るかもしれないので、事務所へ行ってますね。」
355笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/06/26(月) 00:13:37 ID:V7fKnkBbP
【1日目 14:45 ホームセンター トイレ】

>354「あ、ああ。」板を渡される。皆結構バタバタしてるみたいだな。
ま、なんかあったらまずいし俺もさっさとここを閉じて事務所に行こうかな。
バールで不器用に板を打ち付ける。
「よし、こんなもんかな?」
あの人大丈夫かな〜。
事務所に向かった。
356岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/06/26(月) 01:11:17 ID:JVlMvBGOO
【1日目 14:45 ホームセンター 事務所】

しかし、うまくいくのか?目の前に獲物がいるのに、
余所で音がしたからと言って奴らは見逃すだろうか。
ゾンビを引き連れたままこのドアにアタックされても、俺は開けない。

>>353来た。まともな人間らしいが、質問は慎重に。
「ひとつ教えろ、ひとりだけか?」
357桜木 男 29歳  ◆TjAvbk1aao :2006/06/26(月) 01:20:37 ID:Zp9/Oruf0
【1日目 14:45 ホームセンターまで0m】
「ああ、一人だけだ。ゾンビは、出窓かなんかの方にほとんどが居る。こちらに気がついているのは2,3匹ってとこか。それも10メートル以上離れている。安心してくれ。」
358岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/06/26(月) 01:32:34 ID:JVlMvBGOO
【1日目 14:45 ホームセンター 事務所】

>>357よし。
素早くドアを開けると、男が飛び込んで来た。
…すごい荷物だな。
「大丈夫か?ケガは?」
359桜木 男 29歳  ◆TjAvbk1aao :2006/06/26(月) 01:44:33 ID:Zp9/Oruf0
>>358・・・ゾンビの伝染の危険性を怪しんでいるのか?それとも純粋に心配してくれてるのか?
「大丈夫だ。奴等にかまれたり、引っかかれたりしちゃいない。肩は荷物で擦り切れて痛いがな。」

「有難う。助かったよ。俺の名は桜木です。」
そう言って目の前の男に握手を求めた。
360岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/06/26(月) 02:08:08 ID:JVlMvBGOO
【1日目 14:45 ホームセンター 事務所】

「俺は岬」
>>359握手か?ナイスガイは苦手なんだが…一応、応じておく。
「OK、タバコは?」
俺は俺で火をつけ、イスに座る。もう休んでもいいだろう。
音、か。うまくいったんだな…それはそれとして、ひとつ気になる事がある。
「さっき、ゾンビって言ったな。なんでそう思う?」
彼は何を見てきたんだろう。
361笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/06/26(月) 02:08:18 ID:V7fKnkBbP
【1日目 14:45 ホームセンター 通路】

事務所に戻る途中、レジ付近に置いてあるワゴンにポテトチップスがあるのを見つけた。
「みんな腹減ってないかな。…とりあえず持っていこう。」
外の男が、店の人間じゃない事を祈りながらレジのビニール袋につめる。
「まっ、緊急事態だ。許してくれるよね。」
事務所の扉の前に来たが、ちょっと怖い。開けたらゾンビもいたりしないよな?


…岬さんと男の声が聞こえる。無事に入れたみたいだけど。
「大丈夫ですか〜?」
事務所の扉を開いた。
362桜木 男 29歳  ◆TjAvbk1aao :2006/06/26(月) 02:15:25 ID:Zp9/Oruf0
>>360少し戸惑いながら男(岬というらしい)は握手に応じてくれた。

握手しながら、「さっき、ゾンビって言ったな。なんでそう思う?」と質問してくる。

「ここに来るまでに、奴等が人を食っているところを何度も目撃した。
あと、下半身が引きちぎれて明らかに死んでる奴が、平気でこちらに向かってくる姿もな。」
「・・・映画で見た知識で偉そうには言えないが、 伝染病やヤクじゃああはならないと思う。
あれはゾンビで間違いないだろう・・・」

>>381 と、ここまで言ったところでドアが開いた。
「大丈夫ですか〜?」
363蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/06/26(月) 03:11:06 ID:AQKvPXj4O
【1日目 14:45 ホームセンター 事務所】

行き掛け「事務所に来て下さい。」と秋田さんに声を掛けた。
マサキ君は?
行ってない所といったら…
ストックルームのドアを開けた。
あ、いたいた。
>>349「もう大丈夫ですよ。事務所で待ってます。」

事務所には既に>>362男がいた。
会話から彼の名を知った。
それにしても、よくこんなに持ってきたものだわ…。
私はその荷物の中身に期待を抱きつつ見ていた。

>>362「無事で良かったです。蝶野です。」
>>332>>360>>361「2人に声掛けたんでじきに来ると思います。
今、何の話してたんですか?」
364本当にあった怖い名無し:2006/06/26(月) 03:48:26 ID:16i1e20E0
うむ
365本当にあった怖い名無し:2006/06/26(月) 03:49:03 ID:16i1e20E0
うむむ
366本当にあった怖い名無し:2006/06/26(月) 03:49:45 ID:16i1e20E0
うーん
367本当にあった怖い名無し:2006/06/26(月) 03:51:39 ID:TKSUYLfv0
そっかー
368本当にあった怖い名無し:2006/06/26(月) 03:52:28 ID:TKSUYLfv0
ふむ
369本当にあった怖い名無し:2006/06/26(月) 03:53:24 ID:TKSUYLfv0
369
370豊見山なつき、女、11歳 ◆Idh4M59kpE :2006/06/26(月) 10:33:58 ID:zbq7pgYZ0
【1日目 14:50 ホームセンター 事務所】

椅子に座ったまま、何も出来ずにいると、たくさんの『仲間』が集まってきた。
それにしても足が痛いなあ。
ぼんやりとかすんだ思考の中で、私の顔を覗き込む人たちが浮かぶ。
>>345何故か辛そうな顔をしてドアを開けて、私を見つけたら安堵の表情を浮かべたマサキさん。
>>346岬さんは何て言ってたっけ?
そうだ。「なんで囲まれるって思ったんだ?」だ。
なんで? ……どうしてだっけ。
そうだ。私はここの周りを回ってたからだ。だから分かったんだ。
あの人たちはみんなが思ってるほど動きが遅いわけじゃないし、とまどう事をしないから。
あの人たちは考えないで進むから、私が立ち止まったらその分、開いてた距離が縮まったから。
あの人たちにとって私は、私たちは、何なんだろう。
足が痛いなあ。

「……って言ったな。なんでそう思う?」

「奴等が人を食っているところを何度も目撃した。……平気でこちらに向かってくる」

「伝染病やヤクじゃああはならないと思う」

「今、何の話してたんですか?」

気が付くと、何か会話が聞こえてきた。
なんだか気になって頭を上げる。
岬さんがいる。蝶野さんも、笠原さんも。
それから、知らない人がいた。この人が多分、外にいた人だろう。助かったんだ。よかった。

でも――食べる物、きっと足りなくなるんだろうなあ。
371マサキ 22 男 ◆e3o8eB21vs :2006/06/26(月) 11:54:54 ID:2ypgRuaTO
【1日目 15:00 ホームセンターストックルーム→事務所】

シャッターを叩き続けていると蝶野さんが来た。
>>363もう大丈夫らしい‥口調からしてあの男の人は無事のようだ。

俺も事務所に行こう‥あー疲れた…ここに来てから次から次へとトラブル続きだ…それにお腹も空いたな…
事務所に入ると先程の男性がいて岬さん達と会話をしていた。
俺は部屋の隅に座り岬さん達の会話を聞いていた。
372桜木 男 29歳  ◆TjAvbk1aao :2006/06/26(月) 14:18:19 ID:Zp9/Oruf0
【1日目 15:00 事務所】
>>360>>361>>363>>371俺がへたり込んでる部屋に、どんどん人が集まってくる。
>>370どこから逃げ込んできたのか、子供までいる。だいぶ疲れているようだ。
無理も無い。この状況だ。

ここは、間取り的に事務所のようだな。


>>360岬という男(年齢的なものか、一番落ち着いて見える/関係ないが岬とは苗字なのか名前なのか?)の質問への答えを続ける。
「・・・奴等をゾンビと断定は出来ない。だが、恐らくゾンビと仮定して行動したほうが、この場合生き残る確率は上がる気がする。」

「まあ、俺一人の情報より、みんなが今まで見てきた情報を集めたほうが状況ははっきりするだろう。」
「出来ればみんながここに立てこもるまでの経緯を教えて欲しい。言いだしっぺの俺から話そう。ついでに自己紹介をさせてくれ。俺の名は桜木。会社員だ。この町の郊外に住んでいる。ここに逃げ込んできた理由は・・・っとその前に、俺の特技を教えよう」
「この横にある食材で、そこそこ美味しいランチを作れるって特技だが、昼飯まだの奴はいるか?」

元気の無い女の子の気を奮い立たせるように努めて明るく言いながら、俺は食料の詰まったバッグを開け、中身をみんなに見せた。
373蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/06/26(月) 17:09:01 ID:AQKvPXj4O
【1日目 15:00 ホームセンター 事務所】


桜木さんに次いで私が口を開いた。
>>372「私もそう思ってました。あんなの…映画でしか観た事ないですもん。
だとしたら、噛まれたら終わりですよね…。」
「私は二日前に派遣でこの町に来たばかりなんです。だから町の事はさっぱり分かりません。
昨日は他の店員も普通に来てました。昨夜から今朝にかけて何かが起きたんだと…思う。」
少し沈黙した。
「あ、皆お昼まだなんです。是非作って下さいよ。私も手伝います。」
「良かったね!」となつきちゃんを見ると顔色が優れない。
具合悪いのかしら?
374桜木 男 29歳  ◆TjAvbk1aao :2006/06/26(月) 21:09:09 ID:Zp9/Oruf0
>>373「ありがとう。助かるよ。」先ほど蝶野と挨拶してくれた女性
(この子がさっきドアから手を振ってくれたのか?)に手伝ってもらい、
スープ(インスタントだが)を作り、パン、缶詰、コーヒーを配る。

「本当に簡単な飯だが、どうぞ。あ、コーヒーは砂糖とミルクは有るから、適当に入れてくれ。」
そう言いながら自分もコーヒーをすする。
先ほどまで凝り固まっていた緊張が少しづつほぐれていく。
・・・助かったんだな。

みんなの方を向き、改めて礼を言う。
「遅くなったが、助けてくれて本当に有難う。」
375豊見山なつき、女、11歳 ◆Idh4M59kpE :2006/06/26(月) 21:46:07 ID:4d8rLGro0
【1日目 15:15 事務所】

>>373
「はい」
答えると、蝶野さんは顔色を曇らせて首を傾げた。
けれど蝶野さんが何か言おうと口を開きかけたその時、知らない人が彼女に声をかけた。
>>374
みんなに配られた食料を見る。私はコーヒー抜き。
何となく、ようやく人間らしい普通の空気が流れる、というか、何というか。
つい先程までの殺気立った緊張感がウソのようだ。
気のせいか体も軽くなったみたい。……多分。

「遅くなったが、助けてくれて本当に有難う。」
そんな事を思いながら、何となく食べる気がしなくて手渡されたパンを見つめていると、
助かった(らしい)人が頬に笑みを浮かべながら周囲の人を見渡してお礼を言った。
邪気のないその人のまっすぐな言葉に、恥ずかしいけれどあまりにも申し訳なくて、私は肩を竦めて白状する。

「あ、あの……ごめんなさい。私、何もしてません……」
376岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/06/26(月) 22:10:16 ID:JVlMvBGOO
【1日目 15:15 ホームセンター 事務所】

事務所にはみんな集まった。
「ゾンビ」ってのが共通認識になりそうだな…

>>374さっきの彼が、昼飯だと色々出してきた。あの荷物はこれか。
もらっておこう。昨日はあまり寝ていないし、腹も減っていた。

>>374「…話の続きを聞きたいな」
コーヒーを飲みながら、彼に促した。
できれば、いい話を聞きたいもんだ。
377桜木 男 29歳  ◆TjAvbk1aao :2006/06/26(月) 22:37:58 ID:Zp9/Oruf0
>>375 「誰が何をしてくれたかじゃなく、みんなのお陰で助かったってのが、うれしいんだよ。」
そう女の子に答える。責任感の強い子だ。もともと大人びてるのか、この事件を通して成長したのか?

>>376 「・・・どこまで話したっけ?えーと、そうそう。ここに逃げ込んできた理由だよな」

・この事件気づいたのは今日の早朝(通勤途中に奴等が倒れた人間を食っているところを目撃)
・家に戻り、ワゴン車と包丁・金属バットを入手、食料が無いことに気づく
・近所のコンビニに向かい(自分が行った時には、床に血の後がついており、誰も居なかった)食料と水を調達。
・郊外に逃げようとも思ったが、助けられる人が居れば助けたいと思い、中心部に来る
・状況把握のための拠点を探してホームセンターに来て、車がガス欠になったところを、助けてもらった

と、今までの経緯をかいつまんで説明した。
「・・・って訳で、要所要所でクラクションを鳴らして生存者を探しながらここまで来たんだ。10箇所位かな。駅前のアーケードのとことか、名前は知らないけどあの大き目の小学校の前とか。」
「10回やって反応は0だ。奴等が寄ってくるだけだった。怖くてみんな隠れてるのかも知れないが、全く人の反応は見えなかった。」
「もしかしたら、どこかに避難所が有るのかも知れない。あまりに生存者が少ないし、町中の奴がゾンビになったにしては奴等の数は少なかった。」

「と、こんなとこかな。ちなみにあの車には、食料と水がこのバッグ5個分ほど積んである。これだけしか今は持ち出せなかったが。」
378笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/06/26(月) 23:37:55 ID:V7fKnkBbP
【1日目 15:15 ホームセンター 事務所】

「桜木さんってすごいなぁ。こんな事言ったら引かれるかもしれないけど
俺はここに逃げる途中、人を助けようなんて一度も思いませんでしたよ。」
言葉が突然だったことに気付き、軽く自己紹介をする。
「そうだ…俺は笠原といいます。よろしく。そういやさっきトイレにいたけど、気付いてくれました?」
取り合えず事務所にいる皆に話しかける。

「あっ、これ売り場から持ってきたんだけど、食べる?」
ビニール袋に入れたポテトチップスを、なんとなく女の子に差し出す。
「ポケットにガムもあるんだけどね。」
379岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/06/26(月) 23:44:15 ID:JVlMvBGOO
【1日目 15:15 ホームセンター 事務所】

俺は桜木君の話す事を黙って聞いていた。
状況は想像していたよりヘビーだ。
テレビで言ってた暴動ってのがこの事だとすると(それしか考えられないが)
少なくともこの騒ぎは都市レベルで起こってるって訳か。

「それだな…俺も避難所があるってのに賭けたい。
10年ほど前、俺はM7を超える大地震を体験したが
あの時も小学校に集まったもんだ。意外と近いかもしれない」

確証もないし、どうやって行くかって問題はあるが、な…
380桜木 男 29歳  ◆TjAvbk1aao :2006/06/27(火) 00:17:16 ID:JZR7VN9m0
【1日目 15:15 ホームセンター 事務所】

>>378「笠原さんか、よろしく。もしかして君がボールを投げて援護してくれたのか?
・・・単に俺は車が有って余裕が有ったからだよ。それに、幸いというか、ゾンビ映画はけっこう見ていたから、比較的余裕を持ってたんだ。」
話しかけてきた青年(俺と同い年くらいか?)に答える。

>>379「小学校は・・・俺がクラクションを鳴らした、『なんとか学園』とか書いてあったのな。は少なくとも駄目だろう。
・・・正門が開いていた。奴等が侵入し放題だ。」
「ただ、岬さんの言う、意外と近くに避難所は有るかもってのは賛成だ。病院や消防、警察書、公民館、そんなところかな。街中にあるんじゃないかな。」

ふと、思い出してみんなに聞いた。
「ここはパソコンは無いのか?何か情報がわかるかも知れない。」


381蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/06/27(火) 00:30:06 ID:+OEPtth3O
【1日目 15:15 ホームセンター 事務所】

なつきちゃんはか細い声で突然謝り、何もしてないと言う。
何か思うところがあるんだろう。
>>375「どうしたの?大丈夫よ。」と背中を摩った。

皆の話に耳をかたむけた。
「車動かせたら積んである食料も取り出せるし、避難所なりなんなり、ここにいられなくなった時に便利ですよね。
どうにかしてガソリン手に入らないですかね?
そういや、笠原さんと皆が集まったらテレビ観てみましょって話してたんですよ。
避難所や町の情報が分かるかも。観てみません?」
382マサキ 22 男 ◆e3o8eB21vs :2006/06/27(火) 00:31:59 ID:BXvBBWl9O
【1日目 15:15 ホームセンター事務所】

>>373>>377>>378>>379
みんなここに来た経緯や外の状況の話をしている。
しかし俺はあまりそういう話には興味はなかった。
ここに来た経緯は話しても仕方ないし…いや話したくもない…
‥外の状況か…帰る場所もないのに俺はどうするんだ?
‥今は考えても仕方ない…か‥。
そういえば秋田さんはまだ来てないな、正面入口にいたよな!?
変に質問されても邪魔くさいし席を外そう。
「あ‥僕、ちょっと秋田さん呼んできます」
みんなにそう言い部屋をでた。
383桜木 男 29歳  ◆TjAvbk1aao :2006/06/27(火) 00:39:36 ID:JZR7VN9m0
>>381なるほど。テレビか。良いアイディアだな。避難所の情報とかを流しているかも知れない。
そう思いながら俺は蝶野さんを見ていた。彼女はそばに居る女の子を何か励ましている。
・・・ざっと見た感じでは、全員悪い奴ではなさそうだ。

>>382一人部屋を出て行った。秋田さん?まだ人がここに居るのか?

蝶野さんに尋ねる。
「どこかにテレビは有る?休憩室とかに有りそうな感じだけど。」
384蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/06/27(火) 01:01:35 ID:+OEPtth3O
【1日目 15:30 ホームセンター 事務所】

>>382マサキ君が出て行ってしまった。
さっき私も声掛けたんだけど…秋田さん何してるんだろう?
マサキ君が連れて来てくれるのを待つことにした。

>>383「ええ。休憩室にありますよ。さっきスープを作ったその部屋です。
ただ、つくかどうか。
電話は回線がダメになっちゃってるようなんで…。」
電力供給が止まってるなら発電機でどうにかなるけど、放送自体が無いとなると…。
ラジオもダメなら情報収集はもう無理だろうなぁ。
385桜木 男 29歳  ◆TjAvbk1aao :2006/06/27(火) 01:14:41 ID:JZR7VN9m0
>>384 「じゃあ、さっきの彼が戻ってきたら、みんなで見に行こうか。」
そう言って、俺は椅子に深く腰掛けた。

慌ててもしょうがない。
まあ、テレビ、ラジオ、パソコンのどれかで、何とか情報収集出来るだろう。
386ラジオ放送 ◆XYndhCe37s :2006/06/27(火) 09:13:19 ID:Jy7xWqfs0
・・・ザー・・・ザザザザ・・・・・・み、みなさザザ・・・
この放送を・・・の皆様・・・S市を中心に治まることのない暴動は・・ザザアー・
・・・ザア・・・彼らは映画に・・くる『ゾンビ』そのも・・です・・・ザザザ
ザ・・・。
皆様・・戸締りをしっかりし・・そこから動かないでください・・・ザザ
直に自・・隊が・・・助に・・・ザーザザ・・・ます。
・・ザザ・・て外には出ない・・・っても彼ら・・・ゾンビと戦かわず逃げ・・・・・
ザザザザァァァァァァァ・・・・・・ザザ・・・ザザザァァ・・・
噛まれれば・・傷・ザザサ・・感染しま・す・・・ザザザザー・・・・
人がいればそれが家族でも恋人・・隔離して・・ザザ・・・・もし・ザザ・・ザ
ー・・・頭部の・破壊・・ゾンビを止める・・・ザザ・・段です・・・ザザザザ
・・ザー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ザザ・・・ザザザザザザザァァァァ・・・・・ザザザ・・・・・・ザ・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ザザ
・・・続いて・・・避難所の・・・ザザザザ・・ァァ・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

387豊見山なつき、女、11歳 ◆Idh4M59kpE :2006/06/27(火) 13:09:05 ID:u0c04FRL0
【1日目 15:30 ホームセンター事務所】

>>378
「あ…ありがとうございます。えーと……笠原、さん?」
差し出されたポテトチップスを受け取り、袋を開いてみんなが座っている中央に置く。
>>380
話を聞いていると、『なんとか学園』と聞こえた。
もしかして、私の学校かな。
そうだったら、あの時に私を助けてくれたクラクションは、この人が鳴らした事になる。
お礼を言いたいな。でも、伝えるの下手だから、また変な風に思われちゃうかもしれない。
……言わないより言った方がいいに決まってるよね。
意を決して立ち上がる。わああ。みんながびっくりしてる。
「私、その。クラクション聞きました。小学校にいたから。お陰で助かったんです。ありがとうございます」
……やっぱり言わない方がよかったかなあ。
顔、真っ赤になってるだろうなあ。肩を落として椅子に座りなおす。
蝶野さんがもう一度背中を擦ってくれるけれど、恥かしいのは消えない。
388豊見山なつき、女、11歳 ◆Idh4M59kpE :2006/06/27(火) 14:32:23 ID:u0c04FRL0
【1日目 15:30 ホームセンター事務所】

話し声はポツポツと聞こえてくる。
逃げるか立てこもるか、かあ。
立てこもるんだとしたら食べ物はどうなるんだろう。逃げるんだとしたら、道々の安全と避難先は?
怖い人たち――岬さんたちはゾンビって言ってた――はどこから出てくるのか?とか。
避難場所はどうするのか?とか。さっき出てきたのだと、学校・病院・消防・警察署・公民館。
小学校はダメ。中学校は……多分、小学校と似たような状況だろう。
あれは病気なのかなあ。もし感染するのだとしたら、病院も危ない。担ぎ込まれたら発病なんて事になってるかも。
警察署や消防署は、逃げ込んでもどうすればいいのか分からない。武器はあるんだろうけど。
公民館は多分、食べ物も身を守る道具も無いだろうと思う。
人が集まれば、その分、ゾンビの人たちも集まってくるのかな?

纏めてから口を開いた。
「あの、外に出るのは危険だと思います。
 どうやって身を守るのかとか、避難先の安全性についてまだはっきりとは分かってません。
 移動する時に、道路とかにはゾンビ?の人たちがたくさんいると思います。
 避難先については、少なくとも小学校はダメでした。それから、ゾンビが感染するのであれば病院もダメだと思います。
 公民館は何かあったと気にみんなが集まる場所だから、身を守る道具はないと思いますし、食べ物はもう足りないと思います。
 それから、警察署や消防署は武器とかは揃ってて、建物自体も頑丈だと思いますけど、みんなが避難するには広さが足りないと思います。
 ……外の様子は気になりますけど、今のままならここから離れない方がいいと思います」
うん。間違ってない、と思う。多分。

でも、ライフラインはいつ復活するんだろう。町の外はどうなってるんだろう。 ―――助けは来るのかな。
そこまで考えて、私は身震いをする。


下を向く。ここ以外は絶望的なのかもしれない。あるいは、ここすらも。
389マサキ 22 男 ◆e3o8eB21vs :2006/06/27(火) 15:16:07 ID:BXvBBWl9O
【1日目 15:30 ホームセンター正面入口→事務所】

入口の所に秋田さんがいた、声をかけ一緒に事務所に行く。
途中で事務所での話や桜木さんのことを伝えた。
そういえばライフラインはどうなっているんだ?水道はでてたよな?電気はどうなっているんだ店内は薄暗く電気はついていない。
レジの側に乾電池があったのでそれを拝借した。

事務所に再び入ると>>388なつきちゃんが自分の考えをみんなに言っていた。
机の上に乾電池を置き、部屋の隅に座り話しを聞くことにした。
390桜木 男 29歳  ◆TjAvbk1aao :2006/06/27(火) 15:22:16 ID:JZR7VN9m0
>>387>>388 あのクラクションに気づいてくれた人が居たのか。自分の行動が少しでも他人を助けた(かもしれない)ことに、自己満足を覚える。
「もう少し俺があの場所で待ってれば、一緒に来れたのか。でも、ここで合流出来てほんと良かった。」
・・・真面目で一生懸命な子だ。ピーピー泣き喚く子供じゃなくて良かった。

>>388 さらに女の子は続ける(誰かが言っていたが、なつきちゃん?間違うと悪いので名前はとりあえず呼ばずにおこう)。
「……外の様子は気になりますけど、今のままならここから離れない方がいいと思います」

そうかも知れない。ただ、これが本当に「今のまま」ならば。
どっちにしろ今出来ることは情報を集めること、そしてここで生き抜くための体勢を整えることだ。

ふと気がついて売り場に出る。キャンプ用品売り場は・・・有った。
そこに有ったポリタンクを有るだけ抱えて事務室に戻る。

みんなが怪訝な顔をするが、構わず部屋の隅に据え付けられた洗面台の蛇口をひねる。
・・・何とか水は出るようだ。

「とりあえずいつ止まるかわからないし・・・この状況下では恐らく遅かれ早かれライフラインは止まっていくだろう。
最低限水は貯めておこう。」
391桜木 男 29歳  ◆TjAvbk1aao :2006/06/27(火) 15:37:48 ID:JZR7VN9m0
>>389水を入れながらふと見ると、知らない女性が居る。これが秋田さん、か?
とりあえず全員揃ったって訳か。
秋田さん?と一緒に戻ってきた青年に話しかける。
「今、みんなでテレビかラジオで外の情報を聞こうって、話してたんだ。」
392岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/06/27(火) 15:52:15 ID:PxCX3ommO
【1日目 15:15 ホームセンター 事務所】

俺はぼんやりと先行きのことを考えていた。どうしたもんかな。
俺の本職は「問題を解決すること」だってのに、何か無いのか…

>>388と、なつきちゃんが突然口を開いた。しっかりした子だな。
俺が子供の頃は…いや、今もしっかりしてないんだが。
「下を向くとな、泥しか見えないんだぞ」
ちょっとうつむいてしまった彼女に、声をかけずにいられなかった。
「希望は捨てるもんじゃない。希望ってのはいいもんだよ。多分、最高のものだと思う」

で、上を向いてみてふと思った。
「ここって、屋上には出られないの?ヘリか何かが飛んでくるかもしれない」
393マサキ 22 男 ◆e3o8eB21vs :2006/06/27(火) 16:41:13 ID:BXvBBWl9O
【1日目 15:30 ホームセンター事務所】

>>388確かになつきちゃんの言う通りだと思った。

仮に避難所があったとして‥ゾンビに感染してる人間が一人でも紛れ込んでいたらアウトだ。
そう考えれば病院なんて論外だし人の集まる場所は危険が多いかもな…

そんなことを考えていると桜木さんが話しかけてくる>>391「あっいいですね‥じゃあ売場からラジオ取ってきますよ」

家電売場からラジオを拝借し事務所の机に置いた。
「電波はいりますかね?」そう言って電池をいれ電源をいれた‥
394蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/06/27(火) 16:48:07 ID:+OEPtth3O
【1日目 15:45 ホームセンター 事務所】

>>388なつきちゃんはよく考えてるんだなぁ…と感心して聞いていた。
なつきちゃんを誉めてあげたかった。
私より先に>>392岬さんが言葉を発した。
その言葉に私は感動した。
「良く頑張った」なんて幼稚な事言わなくて良かった…。

>>392「建物の形から言えば屋上は平面でしょうから上がれなくはないですね。でも外から脚立で登るしか方法ないんじゃないですか?」

>>393マサキ君がラジオを持ってきたようだ。
静まった部屋でラジオに耳を傾ける。
>>386途切れ途切れに何かが聞こえてきた。
395豊見山なつき、女、11歳 ◆Idh4M59kpE :2006/06/27(火) 17:21:26 ID:u0c04FRL0
【1日目 15:45 ホームセンター 事務所】

>>392
希望、かあ。
水汲みを手伝いながら、岬さんの言葉を頭の中で反芻する。
うん。その通りだ。希望はいいもんだ。
思うと自然に笑みがこぼれた。
ポリタンクが一杯になって、元の椅子に座る。
>>393入れ終えると息をつく暇もなく、マサキさんはラジオを探して来た。
すごいなあ。行動派だなあ。
ラジオのスイッチが入ると部屋がしんと静まり返った。
>>386マサキさんの持ってきたラジオがノイズ音をザラザラと響かせ、その合間に不明瞭な声が聞こえてきた。
396マサキ 22 男 ◆e3o8eB21vs :2006/06/27(火) 17:41:39 ID:BXvBBWl9O
【1日目 15:45 ホームセンター事務所】

ラジオの電源をいれるとノイズに混じって声が聞こえてきた>>386

途切れ途切れに聞こえる声に集中した。
外にいる連中は岬さん達が言っていた通りゾンビらしい…自‥隊?‥頭部?…
感染?…雑音がひどく聞きとりにくい。
肝心な避難所の情報も聞きとれなかった‥

「‥今の放送どう思います…?」
397蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/06/27(火) 18:23:28 ID:+OEPtth3O
【1日目 15:45 ホームセンター 事務所】

ラジオからゾンビの名を聞くとは意外だった。そして愕然とした。
私達の判断は間違ってなかった…あの映画が今ここで起きている。
ラジオではゾンビに関する情報を流していた。
映画での知識がある私にはそんな事より救助は?避難所は?と焦る気持ち聴き入った。
直に自…隊?自衛隊が来てくれるの?
避難所の…肝心なところでラジオは途切れた。
避難所がどこかにあると知り、少しだけ安堵した。
398岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/06/27(火) 18:56:38 ID:PxCX3ommO
【1日目 15:45 ホームセンター 事務所】

>>394「そう…残念だな」
脚立か。外に出なきゃならないってのはちょっと面倒だ。
このことは後で考えよう。

>>386ラジオ放送だ。
電波状態はよくないようだが、それでもこの声は
どこかに秩序が存在することの証明だろう。少しの安堵感。

>>396マサキ君は不安げな表情。
「やっぱり避難所があるんだ。そう悲観することもないと思うな。
何もないよりずっといい」

しかし気になるのは「感染」って言葉だ。まるっきりゾンビって訳か。
寄ってくるだけならあしらえもするが、それだけは脅威だ、気をつけないとな…
399蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/06/27(火) 18:58:08 ID:+OEPtth3O
【1日目 15:45 ホームセンター 事務所】

>>396「やっぱりゾンビなんですね…。
救助の人達が来た時に私達がいることを知らせる目印を出しておきませんか?
屋上にSOSとか、旗に何か書くとか‥ね。
でも救助がいつ来るか分からない以上、自力で避難所に行くことも考えておかないと…食糧もいずれ尽きますよ。
避難所に向かう準備もした方がいいと思う。
ラジオはこのままつけておきましょ。避難所の場所や新しい情報が聞けるでしょうから。」
400桜木 男 29歳  ◆TjAvbk1aao :2006/06/27(火) 22:40:37 ID:JZR7VN9m0
【1日目 15:45 ホームセンター 事務所】
>>386自衛隊か・・・逆に考えると、警察ではなく自衛隊が動いてるってことか。
非常事態宣言か・・・戒厳令か・・・
どっちにしろ絶対助けに来てくれる状況とは限らないかもな。

>>398岬さんがみんなを力づけている。
リーダーシップを持っているとは、こんな奴のことを言うのだろうか。

俺とは大違いだ。いざとなったとき、俺は他人を遠ざけ、
自分の思考の範囲で、自分だけで動いて物事を解決しようとしてしまう。
孤独志向とでもいうのか。

・・・そんな悩んでてもしゃーない。今はとりあえず動こう。

「っしゃ!!」気合を入れるために自分の顔を何度か叩く。
ちょっとみんなが妙な顔をしてるが気にしない。

>>399「目印はいいな。出来れば屋上からも、道路側からも見えるほうがいい。他にここに逃げ込んで来る奴が居たら、目印になる。」

「あとは、自衛隊が来るまで耐え切れるように防御を固めることと平行して、いざって時に自力で脱出する手立てを考えておこう。」
女の子を見ながら話しかける。
「君には大事な役目をお願いしたい。時々ラジオを聞いて、新しい情報があるかチェックしてくれ。
みんなと、もちろん君ががそれで良ければこの任務は是非君にお願いしたい。どうやらすごく落ち着いて考えられる子のようだし。」
・・・なんだか自分が無力だと思い込んでるようだ。これが明るくなるきっかけになれば良いが。

岬さんに声をかける。
「後で店内をチェックして屋上に行ける道が無いかチェックしないか?上れるかどうかハッキリしときたい。」
401岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/06/27(火) 23:39:00 ID:PxCX3ommO
【1日目 15:45 ホームセンター 事務所】

>>399
屋上にSOS、ビンゴ。「あのシーン」だ。

>>400
うおっ、気合いが入った…熱血漢?
彼の提案だ。
「そのつもりだったよ」
俺ひとりでやるつもりだったが、彼がやる気なら俺は楽できるかな…
「いくか」
402桜木 男 29歳  ◆TjAvbk1aao :2006/06/27(火) 23:52:18 ID:JZR7VN9m0
【1日目 15:45 ホームセンター 事務所】
>>401「ああ。ついでに防御がもっと必要なところがあるかチェックしながら行こう。」

椅子から立ち上がり、部屋を後にする。

部屋から出たところで岬さんに話しかける。
「・・・正直なところ、この状況でどれくらいここで持ちこたえられると見てる?」
403蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/06/28(水) 00:51:12 ID:4ghptozyO
【1日目 16:00 ホームセンター 事務所】

岬さんと桜木さんが屋上へ昇る術を捜しに行った。
私も準備に取り掛かることにした。
「ちょっと店内行ってきますね。」

カートを押してペンキ売場へ向かった。
赤と黒と白のペンキと大中小の刷毛を入れた。
次にインテリア売場へ行き、白地の布をロールごとカートの下に乗せた。

屋上上がれなかったら無駄になるかもしれないけど…
そう思いながらも何もせずただ二人を待っていられなかった。

事務所に戻り声を掛けた。
「誰か手伝ってもらえませんか?」
404笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/06/28(水) 01:12:28 ID:Dp35w+yVP
【1日目 16:00 ホームセンター 事務所】

>399「SOSかぁ…。」
嫌な映像を思い浮かべてしまう。まあ、あれは映画だし現実なら大丈夫…だよな?
このホームセンターに長時間篭城することを考えると気が滅入る。家に帰りたいなぁ。
そんなことを考えてぼーっとしてる間も、皆忙しく動き回っていた。
っと、小さい子も頑張ってるってのに弱音なんて吐いてられないよな〜と思ってると、
事務所を出て行った蝶野さんが戻ってきた
>403「誰か手伝ってもらえませんか?」
蝶野さんの言葉に
「…俺でよければ手伝わせてもらえる?」
405岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/06/28(水) 01:57:59 ID:OrGJoMceO
【1日目 15:45 ホームセンター 通路】

>>402「どうだろう。相手のあることだからな…
ただ、気持ちはそう長い時間もたないよ。
よくて3日くらいじゃあないかな、今日を入れて」

3日でも十分長い。気持ちが切れる前に、何とかしたいな…
406桜木 男 29歳  ◆TjAvbk1aao :2006/06/28(水) 02:07:46 ID:+JMZ1OPv0
>>405「やはりそれくらいだろうな。もし自衛隊が来ないとしてもどうにか脱出の策を練らなければな。」
彼はやはり的確に状況を見ているようだ。

「まあ、まずは屋上に上る道の確保だ。さあ、行こう。」
彼を促し、店内の確認を再開する。
407蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/06/28(水) 02:20:42 ID:4ghptozyO
【1日目 16:00 ホームセンター 事務所】

>>404「お願いします!一緒に来て下さい。」

私は取り忘れたメジャーを工具売場から持って来て、メジャーの先を笠原さんに渡した。
「まず店の大きさを測るんで、そこで押さえといて下さいね。」
縦と横を測り、店の全周が大体分かると、布を1mごと蛇腹状に折っていった。

「あの‥これ作っても屋上に上がれなかったら無駄になっちゃうかもしれないんですけど、いいですか?」
無駄な労力となったら申し訳ないなと思いながら尋ねてみた。
408樋浦 42 男  ◆0SpbexsBIw :2006/06/28(水) 03:12:10 ID:BSaKw1T20
1日目 15:00 自宅アパート】
「ぬあああああああああああああああああああああ」
俺はぐっしょり汗で湿った布団から跳ね起きる…また例の夢だ。

何度となく同じ夢を見てる。
そう、2年前の雑居ビル火事…。
俺が判断を誤らなければ…アイツと俺は未だ第一線で頑張っていただろう。
だが、アイツは俺の目の前で柱の下敷きとなって死に、俺も心に傷を負った。
炎に焼かれ、徐々に人から炭へ変化していく様を、俺は見届けるしかなかった。
その日を境に俺は眠れなくなった。目を閉じるとアイツの焼かれていくシーンが
瞼の裏でVTRのように再現されるようになったからだ。

その苦しみから逃れるため、睡眠薬を常用し、酒浸りになっていった俺に周囲の連中の反応は冷たかった。
それは女房子供も例外じゃない。三行半を突きつけられ家を追い出された。

俺は消防を退職し、俺の生まれ故郷であるこのS市へとやってきた。
別に当てもない。実家は俺が大学の時に全焼し、両親はその時に死んじまったし。
強いて言うならせめて両親の墓守くらいはしたかったからだ。
42のアル中男にまともな職もなく、今は工事現場の警備員の真似事で日々の酒代を稼いでる有様だ。

時計を見るともう午後3時を指している。
昨日は近所のダーツバーで明け方近くまで飲んでた…と思う。
どうやって家に帰ったかも覚えちゃいない。まあ、何時ものことだ。
409樋浦 42 男  ◆0SpbexsBIw :2006/06/28(水) 03:14:03 ID:BSaKw1T20
布団から起き上がり、ちゃぶ台の上のタバコとライターに無意識に手が伸びた。
「ちっ!空かよ…」
喉の渇きを覚え、台所へと向かう。
コップに水を汲み立て続けに2杯飲み干した。
一心地ついて万年床の上に座り直すが…タバコがないとなーんか落ち着かない。
買い置きは全部吸っちまったし、面倒だが買いに出るか。。。
だが、最近この界隈で唯一あったコンビニが閉店した為にちょっと離れたホームセンターまで買いに行かなきゃ
ならないというのが面倒くさい。スクーターで行けば10分程度だが、鍵何処にやったっけな…。
そういや…ガソリン入れたのいつだったか…まあ、大丈夫だろう。
あちこち引っ繰り返し、諦めて歩いて行くか…と思った時に目に入ったのは壁に掛けっぱなしのドカジャン。
ポケットを探ると案の定スクーターの鍵は入れっぱなしだった。

メット、財布と部屋のキー、飲み屋のねーちゃんのメアドとバイト先の電話番号しか入ってない携帯
…おっと買ったらすぐ吸えるようにライターがねーとな。
それらを持って廊下に出て、下の駐輪場に向かう。

階段を下りる途中、遠くの方で煙が立ち昇ってるが見えた…火事か?
…ま、良いさ。俺にはもう関係のないことだ。火事場なんか見たくもねぇや。
俺は足早に駆け下り階段脇のスクーターに飛び乗ると、キーを回した。
げっ、ガスがあんまり残ってねーな。こりゃ帰りに給油しねーと途中でガス欠か
410樋浦 42 男  ◆0SpbexsBIw :2006/06/28(水) 03:17:06 ID:BSaKw1T20
【1日目 15:30 自宅アパート前】
パイ〜〜〜ン
独特の排気音を響かせ、スクーターは走り出す。

その途中妙な事に気が付く。
まず、何時もならこの時間、車の通りも人通りもそれなりにあるはずの道なのに、人も車もない…なんだこの静けさ。
「まるで夜中じゃねーか…。」

大通りの交差点でようやく人だかりを見つけた。
車の周囲に群がり、取り囲んでいるように見える。野次馬??
暫らくその光景を見ていると、群衆の外側にいる奴と目が合う。

そいつは青ざめた面の片目から血を流し、鮮血に塗れた歯を剥き出しにしていた。
そしてこちらにゆっくりと向かってくる…と同時に、群集が俺の方へ向かって動き出す。
どいつもこいつも青ざめた面、血まみれた歯を剥き出しにしている。

「…な!なんなんだよ!!てめーら!!!!!」

なんだこりゃ!悪夢の続きか!?ついに俺は頭がおかしくなっちまったのか??
連中が掴みかかろうとする寸前、俺はスクーターをスタートさせた。
奴らの手は空を切り俺は一目散にその場を離れた。

しかし、先ほどは静かだった通りの脇道や建物から同じように青ざめた面の連中が出てくる。
まるで夢遊病患者のような足取りで、こちらに向かって歩いてくる。
もう家に戻る道は連中が溢れかえり、俺は呆然とその場で停止してしまった。

そう、これは…昔、結婚前の女房とデートした時に観たホラー映画の1シーンそのままじゃないか!
これは夢なのか?夢なら覚めてくれ!!

パニックに思考が停止し、立ち尽くしたその時、俺の頭の中でアイツの声が響く。
「ひうらああああああああああああ!いけええええええええええ!!お前はいきろおおおおおお!!」
柱に潰されながら叫んだあいつの最後の言葉だった。
411樋浦 42 男  ◆0SpbexsBIw :2006/06/28(水) 03:19:43 ID:BSaKw1T20
【1日目 15:40 ホームセンターへ通じる大通り】
その声に俺は我に帰った。
そしてスクーターのアクセルを全開にし、青ざめた面の群集の脇を走り抜けた。
幸い連中の動きはスクーターのスピードには追いつけないようだ。

向かう先に当てなどない。…良いさ、俺にはどうせ帰るべき場所などないのだから。

どれぐらい走っただろうか。
とにかく連中が現れるたびに方向転換を繰り返し、気が付けばもうガス欠寸前。
「ちっ…こんな事なら先にガス入れとくんだった。」
ふと見ると視線の先に見えるのはホームセンター。
「あそこに行けば、自転車ぐらいは手に入るか…」
とにかく代わりの足と、タバコを手に入れるためにホームセンターへと向かった。
多分、ギリギリガスはもつだろう。

ホームセンター入り口近くでスクーターはガス欠になった。
スクーターは乗り捨て、徒歩で駐車場内へ入る。
412樋浦 42 男  ◆0SpbexsBIw :2006/06/28(水) 03:23:25 ID:BSaKw1T20
【1日目 16:00 ホームセンター内駐車場】
遠巻きに車の陰に身を隠しながら近寄る。
シャッターが閉まってるな…。でも今日は営業してるはずだしな…誰かいるのか?
確かめる方法は…と、ふと腰にぶら下げた携帯電話の存在を思い出した。
ラッキーな事に近くにレシートが落ちてる。こいつに電話番号が書いてあるはずだ…。
俺は震える指で番号を押し辺りを注意深く警戒しながら誰か出るのを待つ。
「何やってる…誰か居るなら出てくれ…」
413桜木 男 29歳  ◆TjAvbk1aao :2006/06/28(水) 03:47:04 ID:+JMZ1OPv0
>>412 「プルルルル、プルルルル」ん?この音は?
見回すとレジ横の電話機の着信ランプが光っている。
電話?もしかして救助の電話か?

慌てて電話を取る。
「もしもし?こちらはS市ホームセンターだ。・・・誰だ?」
414東堂 男 17 ◆bg5irfTuqA :2006/06/28(水) 19:50:58 ID:rQwEDTsAO
俺は部活の合宿でS市を訪れていた。他の部員が体調不良で倒れていく中、
幸か不幸か俺はピンピンしていたので先生は薬を買って来いとのたまった。
『はぁ………ったくワケわかんねーよ…』
俺は悪態をつきながら自転車で坂を下っていた。鼻を撫でるどこか焦げ臭い空気―小さい頃火葬場でに嗅いだ臭いに似ている。
『近くでサンマでも焼いてんじゃねぇ?』
嫌な想像を掻き消すように思ってもいない事を口に出す。今日は町のあちこちから黒煙が立ち上っている…野焼きの煙にしては異常だ。
415東堂 男 17 ◆bg5irfTuqA :2006/06/28(水) 20:35:43 ID:rQwEDTsAO
臭いは次第に濃度を増し、煙が視界を遮るようになってきた。
自転車を傾け角を曲がるとオレンジの焔と重い黒煙を吐き出す民家があった。

『坂の下で家が燃えている!!早く消防呼んで!!』
元来た坂を全速で駆け上り、息も絶え絶えに合宿所の仲間へ叫んだ。
しかし反応がない。入口の扉を開けるが物音すら聞こえな………なんだいるじゃないか。

『おい!歩いてないで早く電話―うわぁぁぁぁぁあ!!!』
緩慢な挙動で近づいてきた『その者』は全身傷だらけであった。
傷というよりむしろ肉が削り取られていると形容した方が的確である。腹部に至っては大きな裂け目から腸がはみ出している。
叫びながら俺の思考と脚は硬直していた。数秒の後、俺は自転車に飛び乗り再び坂を下っていた。
416樋浦 42 男  ◆0SpbexsBIw :2006/06/28(水) 22:24:14 ID:Chls3H9M0
【1日目 16:00 ホームセンター内駐車場】
電話は呼び出しを続けている…まだかまだか…

ブツッ「もしもし?こちらはS市ホームセンターだ。・・・誰だ?」

繋がった!
俺は声を潜め相手に話し掛けた。
「手短に話す。俺は今、お宅のホームセンター前の駐車場に居るんだが、
頭のおかしい集団に襲われそうになって、この場所から身動きがとれねぇんだ。
お宅に一時避難させちゃぁくれねぇか?」

正面の入り口周囲には例の青ざめた面の連中がウロウロしてる。
ここは幸い向こうから死角になって連中からは見えないだろうが近寄れば連中はワラワラと集まってくるに違いない。

「正面は無理くせぇ…。何処か入れそうな所を指示して欲しい…頼むぜ。」
417笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/06/28(水) 22:56:38 ID:Dp35w+yVP
【1日目 16:00 ホームセンター 事務所】

>>407「無駄になんてならないよ。屋上には上がれるし、SOSは気付いてもらえる、ね?」
楽天的だよな…。
でもこんな時こそ、明るく楽天的にいこう。
「そういや蝶野さんって可愛いね」
418蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/06/29(木) 01:01:24 ID:p47hO/fLO
【1日目 16:00 ホームセンター 休憩室】

>>417「そうですね。そう思わなきゃ何も出来ませんもんね。
ここじゃ狭いんで、休憩室に運びます。」
>>405>>406二人から吉報が聞けることに賭けよう。

笠原さんの突拍子もない発言に目を丸くした。
「な、なんですか唐突に…笠原さんこそ可愛いですよっ!」
不謹慎にも場違いな笑い声が響いた。

「‥作業続けましょうか。
この布を屋上から四方に垂らして、生存者と救助者を社員通用口へ誘導しようと思ってるんですよ。
パッと見てすぐ解るように矢印とSOS位がいいかな?って…どう思います?」
419豊見山なつき、女、11歳 ◆Idh4M59kpE :2006/06/29(木) 08:38:21 ID:Z4WzvQ3p0
【1日目 16:15 ホームセンター 事務所】

……困った。

助かった人――さっきの話から察するに、サクラギさん――からラジオ放送のチェックを頼まれた、けれど。
……いくら耳を凝らしていても、ノイズしか聞こえてこない。
「ものすごーく、ヒマかも」
そう口に出して言ってしまうとイヤでも自分が置かれた今の状況が身にしみる。

…………。

はっきりとヒマを自覚した私は、ラジオを持って店内を探索してみようと思い立った。
事務所から休憩室へと移動すると、蝶野さんが笠原さんと布を使って何か作業をしている。

「この布を屋上から四方に垂らして、生存者と救助者を社員通用口へ誘導しようと思ってるんですよ。
 パッと見てすぐ解るように矢印とSOS位がいいかな?って…どう思います?」

その話に、すごいなあと単純に思った。
蝶野さんの顔が赤いのは、気のせいだろうか。
多分、会話に入ってはいけないのだろうと感じて、無言でその場を離れる。

店内に入るとサクラギさん(多分)がレジの所で何かをしていた。
目を凝らすと、電話に出ているらしい。受話器を耳に添えて何か話している。
……あれ? 電話が繋がってる? って事は……外部との接触が可能?
「あの、誰と話してるんですか?」
話しかけるとギョッとした表情で勢いよく振り返られた。
420笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/06/29(木) 11:03:50 ID:SsLK2ET7P
【1日目 16:00 ホームセンター 休憩室】

「…俺って可愛いかなぁ…。」小さな声で呟いてると
>>418「って…どう思います?」
「…んっ?あ、SOSね、いいと思うよ。矢印も。」
「逃げて来る人達は焦ってると思うし、字より記号の方が理解しやすいし。割と国籍問わずだしね。」
そういいながら、布を休憩室に運ぶのを手伝う。
「なるべくなら、暗くなる前に建物のチェックとか終わらせときたいよね。」
「夜になってあいつらが入って来たら…本気でやばいよね。」
421マサキ 22 男 ◆e3o8eB21vs :2006/06/29(木) 14:24:08 ID:LesdK4dKO
【1日目 16:15 ホームセンター事務所】

みんな慌ただしいな‥
そういう自分もさっきまで散々動き回っていたんだが…
机の上に置かれた遅い昼食を食べながらしばらく椅子に座っていた。

>>419退屈なのかなつきちゃんはラジオを持って部屋を出て行った。
足大丈夫かな?休憩室の棚に救急箱があるのを見つけた。
「帰ってきたらこれで治療してやろう‥」
湿布もあったので自分の背中に貼った。
再び事務所に戻りコーヒーを飲むことにした。
422蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/06/29(木) 15:36:10 ID:p47hO/fLO
【1日目 16:15 ホームセンター 休憩室】

2mに切った布の一片をループ状にして接着させ、中央に赤字でSOS。上下に黒字で矢印を書いた。
>>420「こんな感じでどうです?良ければこれと同じ物を2枚お願いします。」
1枚は矢印を下に向けて中央に、SOSを両脇に書いた。

「この町、お店が早く閉まるせいか日が暮れると暗いですよね。日のある内にコレ、屋上へ持って行けたらいいんですけど…。」
「ゾンビって聴覚と視覚で追ってくるイメージなんですけど、違いました?
光りにも反応するようだったら、安易に明かりは着けられませんね。」
423東堂 男 17 ◆bg5irfTuqA :2006/06/29(木) 18:09:24 ID:9+qC5bY9O
顔は青ざめ、四肢に助けを求めていくつか民家へ入ったが、
そこにいたのは然るべき傷を負って死んでいる者と、
死んで然るべき傷を負っても立っている者だけだった
奴らは俺を認めると光を失った目を向け近づいてくる。

誰か…誰かまともな人間はいないのか…

当たりを見回すと300m程先に奴らが群がっているホームセンターがあった。
目を凝らし見ると窓は板で打ち付けられ、各所にバリケードが張ってあった。
あそこなら「まとも」な人が居るかも知れない。
俺は一縷の望みを持ってホームセンターへ向かった。
424笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/06/30(金) 00:38:42 ID:if67gJeNP
【1日目 16:15 ホームセンター 休憩室】

>>422「暗くなる前か…岬さんたちとは別に上がれる所探す?」
「脚立とかはしごがあるから、もしものときは屋根の隙間を通って屋根に上がればいいよ。」
手を動かしながら、話す。
「とにかく、多少のことじゃ破られないようなバリケードを作っとかなきゃだね。」

ふと、辺りを見回す。
「そういやさ、秋田さんが見当たらないよね。マサキ君は事務所で…なつきちゃんはラジオもって売り場の方に行ってたけど…心配じゃない?
何かあったときの為に、なるべく2人か3人1組くらいで動いたほうがいいと思うんだよね。」
「こっちが終わったらちょっと探してみようかな。」
425蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/06/30(金) 02:11:48 ID:qNn5RvaQO
【1日目 16:15 ホームセンター 事務所】

>>424「内部から上がれる所探してみます?最悪、外からなら奴らの手が届かない場所を…。
よし!あとは乾くのを待つだけですね。ご苦労様です。助かりました。」
笠原さんの協力のお陰で、思いの外早く終えることが出来た。
休憩室の床一面に布を敷き、事務所へ戻った。

あれ?ほんとだ。何人かの姿がない。
「心配です…」と呟いた。
なつきちゃん具合悪そうだったし。
笠原さんが言うように複数行動がいいと思った私は…
>>396「一人は危険ですよ。マサキ君も一緒に行きませんか?」
と声を掛けた。
426マサキ 22 男 ◆e3o8eB21vs :2006/06/30(金) 10:28:37 ID:GrwZqYNeO
【1日目 16:15 ホームセンター事務所】

事務所でコーヒーを飲んでいると蝶野さん達が戻ってきた。
>>425「わかりました、僕も行きます」
秋田さんはここに残るのかな!?
飲みかけのコーヒーを置き、蝶野さんに話しかける。「あれ?‥それでどこに行くんですか?」
427本当にあった怖い名無し:2006/06/30(金) 11:40:50 ID:mr+FD2eMO
秋田さんの扱いに誤差が…
428笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/06/30(金) 13:42:19 ID:if67gJeNP
【1日目 16:15 ホームセンター事務所】

よしっ、完成!なかなか良い出来だ。
何人かでまとまって行動しようというと蝶野さんは、事務所にマサキ君を誘いに行った。
後ろからついて事務所に入ると、そこには秋田さんがいた。
「あれっ?秋田さんここにいたんだ。よかった〜姿が見えないから心配してたんだ。」

429東堂 男 17 ◆bg5irfTuqA :2006/06/30(金) 17:24:31 ID:FhpeE5F2O
俺は路端に自転車を置き、ゆっくりと、慎重にホームセンターへ近づく。

正面の奴らに見つからないようにっと…
ん?車を背にして人が…奴らから隠れてるのか?>416
携帯で電話をしてるみたいだけど、、、
あの人は奴らじゃない気がする。何か合図してみよう。

俺は人気の無い民家の塀に隠れ、手を振った。
頼む…気付てくれよ…
430桜木 29歳 男 ◆TjAvbk1aao :2006/06/30(金) 18:45:55 ID:pVGuu1Sm0
【1日目 16:00 ホームセンター】
>>416望んだ救助では無い。生き残りだ。軽い落胆を覚えつつも話を聞くと、
このホームセンターの前に来ているらしい。
入り口を指示し・・・>>419「あの、誰と話してるんですか?」

「ヒャッ!」思わず声を出して振り返る。なつきちゃん(?)だ。
彼女の質問に答える前に、電話に振り返って電話先の男に答える。
「そちらの位置がこちらから見えないから正確には指示できないが、正面玄関に向かって左手に事務所のドアがある。
そちらに来てくれ。ドアの前で待つ。ゾンビが周りに居ないようなら2回ノックしてくれ。ドアを開ける。
辺りに沢山居るようなら、何かで大きな音、そうだな、そこから駐車場に車があるのが見えるか?
それに何か投げつけるか何かして、音を出してくれ。そうしたら奴らをどこかに引き付ける。」

話の後半から、電話線に雑音が入り始め、男の返事を聞く前に電話が切れた。

「生き残りだ!事務所のドアに向かってる!」
と、岬さん、なつきちゃん(?)に叫び、事務所に向かう。

事務所に入ると、
「生き残りだ。このドアに来るようだ。」
と部屋の中に居た人たちに手短に告げ、入ったとき床に転がしていた金属バットを手にし、
ドアの横に立ち、ノブに手をかける。

耳は外に集中している。
・・・ノックか?
・・・他の音か?
431蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/06/30(金) 19:16:02 ID:qNn5RvaQO
【1日目 16:15 ホームセンター 事務所】

>>426「店内から屋上に上がれる所を探してみて、無ければ屋外で安全そうな所を見つけようかと。
岬さん達も探してくれてるけど二手で探した方が早いしね。
バリケード強化すべき所も見て回りましょ。
あと、なつきちゃんも捜さないと…。」

事務所を出ようとすると、桜木さんが走って事務所に飛び込んで来た。
>>430「生き残りが!?外に人がいるの?」
桜木さんがバットを持つのを見て、私も壁に立て掛けておいたスコップを取り、桜木さんの後方に立った。
432岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/06/30(金) 20:26:52 ID:lj35CWvTO
【1日目 16:00 ホームセンター 通路】

>>430生き残り、か。今度もヒーローって訳じゃあなさそうだな。
桜木君は行ってしまった。さて、俺は…
>>419いつの間にか、こんな所になつきちゃんがいる。
「どうした?探検か?俺もだよ」
おっ、レジの脇の棚にいいものがある。花火だ。
「花火、好きか?俺は好きだ。爆発するやつが特に好きだな」
男なら誰だってそうだろう?もらっておこう。
いくつかポケットに詰め込んだ。
433桜木 29歳 男 ◆TjAvbk1aao :2006/06/30(金) 20:29:09 ID:ZBrXvwj+0
【1日目 16:15 ホームセンター 事務所】
>>431後ろを振り返ると、蝶野さんがスコップを持って立っている。

彼女がスコップを持つアンバランスさに一瞬ふき出しそうになるが、張り詰めた彼女の表情を見て、
笑う気は消え、またドアの方を向く。

ドアに意識を集中させながらみんなに言う。
「ゾンビが居なければドアを2回ノック、周りにゾンビが居るなら、何か違う音を出すように言ってある。」
「・・・ただ、最悪の場合はゾンビを排除しながら中に迎え入れることになるかも知れない。一応下がっておいてくれ。
・・・もし、ゾンビが部屋に入ってきた場合、えげつない話だが、そのスコップで頭か首を突くといいと思う。
頭の辺りを破壊しなければ、恐らくやつらの動きは止まらない。」
434マサキ 22 男 ◆e3o8eB21vs :2006/06/30(金) 21:03:52 ID:GrwZqYNeO
【1日目 16:15 ホームセンター事務所】

>>431蝶野さんにテキパキ言われ一瞬頭が混乱する。「えーと、えーと‥どれからすればいいんだ‥?」
と‥とりあえずなつきちゃんを捜しながら…
その矢先、桜木さんが事務所に飛び込んでくる。
>>430「…またですか?」自分でも不謹慎な言葉だ。しまったと心の中で思い、すぐ言葉を発する。
「あ‥じゃあ僕、他の場所からあいつらを引きつけますね」
フォークを両手に抱えトイレへ向かった。
435協力 ◆XYndhCe37s :2006/06/30(金) 22:42:35 ID:2DrauDgc0
樋浦の携帯が突然「プツッ」と切れる。
もう一度ホームセンターにかけ直すが繋がらない・・・
数体のゾンビが樋浦に気がつきゆらゆらと近づく!!
後ろにじりじりと下がると「ドン!」と誰かにぶつかった。
そこには若い青年・・・東堂がいた。
この男はまともな人間だ!樋浦は直感でそう思った。二人のまわりをゾンビが囲
みだす・・・・・
樋浦は東堂を連れて入口に走りだした・・・・・

※死亡フラグイベント※
二人で協力してホムセンの入口を目指して下さい。
【1】樋浦、東堂はイベント終了までリレー進行でレスして下さい。
(順番ではない片方のプレイヤーはその間書き込み不可)
(例)@A@A@・・・の順番。Aがレスする番の時@は書き込み不可。
【2】片方の人の書き込み時間からリアルタイムで12時間以内に次の人は書き
込みして下さい。
【3】12時間以内に次の人のレスがなければ前の人はゾンビに噛まれ死亡フラ
グが立ちます。
(例)Aがレスして@が12時間以内にレスがなければAがゾンビに噛まれます
【4】片方のプレイヤーに死亡フラグが立った場合、もう一人のプレイヤーは強
制的に入口の前に移動します。
【5】樋浦、東堂は1レスで3m進みます。
入口までの距離は15mです。二人は任意で進むor停滞を選択。
【6】イベント中二人の表記は↓
【1日目 17:30 入口まで6m】
【7】入口までたどり着きホムセンに入るレスをすればイベント終了。
【8】二人のレス確認後、死亡フラグ判定開始。

※このレス後24時間以内に二人のレスが確認されなければこのイベントはスル
ー扱いとする。

436樋浦 42 男  ◆0SpbexsBIw :2006/06/30(金) 23:29:45 ID:CBhFlHXh0
【1日目 16:00 ホームセンター内駐車場 入り口まで15m】

>>430「OK、分った…。電話はこのままで頼む。もし、何かあったら…っておい!もしもし?もしもし?」

切れちまった…クソッ!慌ててリダイヤルを押すが「現在回線が混雑しております…」の案内を繰り返すだけであった。
だが、一度でも繋がっただけマシってことか。
携帯を懐にしまうと背中に冷たいものが走る。

ズル…ズル…ズル…ポタポタ…気がつくと例の青ざめた連中が迫ってきてる。
声を聞かれたらしい。なんつー地獄耳だ、こいつら。

「…な!」

近寄ってきた連中をまじまじと観察して驚く。
さっきまでは寝起きで意識がぼんやりしてたのと、逃げるのに必死でよく見てなかったが…あらぬ方向に首が捻じ曲がった者、
顔を食い破られ半分骨が見えてる者、腸がはみ出た者、片腕がない者…こいつら…人間じゃねぇのか!?

やべぇ…こいつはやべぇ…どうする?どうする?
この場を切り抜ける方法を模索しながら後ずさりすると誰かにぶつかった。
はっ!?振り向くとそこには若いおにーちゃんが立ち尽くしていた。
目には生気も感じる。こいつは大丈夫だと俺は直感した。

「おい…にーちゃん足には自信はあるか?ちょいとしんどいが走るぞ!俺について来い!!
437蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/06/30(金) 23:42:43 ID:qNn5RvaQO
【1日目 16:15 ホームセンター 事務所】

ゾンビが居なければノック2回、居たら違う音。もしもの時は頭か首をこれで突く…
>>430桜木さんの言葉を頭の中で復唱して、もしもの時をイメージした。
鼓動は高まり、嫌な汗が出る。‥緊張してきた。
今更ながら怖じけづきそうになる。

「あっ‥」
>>434マサキ君はゾンビを誘導しに行ってしまった。
私も行くとは言い出せず、黙って見送った。

もうやるしかないんだ…。
扉と音に集中して、スコップの柄を強く握りしめ直した。
438岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/06/30(金) 23:57:22 ID:lj35CWvTO
【1日目 16:15 ホームセンター 通路】

しかし、電話とはな。てっきり死んでると思い込んでいた。
俺もかけてみるか?

「………」

回線が混雑してる、か。だろうな、あの地震の時も同じだった。

さて、階段だったな。どこだろう。「その辺」には無いよな、多分。
室内にあってくれれば楽なんだ。あるとしたら
店員しか使わない場所が可能性は高い。
まずは手近なストックルームから見に行ってみようか。
>>419「階段、探しに行くか?」
事務所では立ち回りがあるかも知れない。
なつきちゃんは行かない方がいいだろう…
439東堂 17 男 ◆bg5irfTuqA :2006/07/01(土) 02:39:30 ID:sFzZHdztO
【1日目 16:15 駐車場 入口まで10m】

迫り来る奴らの群れに呆然としていると
「ちょっとしんどいが走るぞ!俺について来い!!」
怒声と共にゴツいオジサンが走り出した。
「はい!!」
迷いが無い―きっと入口を知ってるんだ!
体育会系のような返事をし自分も反射的にスタートを切る。
「でもただ突っ込んでもきっと囲まれます!注意を逸らさないと!」

足元に転がる野球ボールを民家の窓ガラス目掛け思い切り投げる。
「ガシャーン!!」
瞬間、大きな音に奴らの注意が向けられる。
その隙を突き俺達は一気に前進した。
440樋浦 42 男  ◆0SpbexsBIw :2006/07/01(土) 08:12:30 ID:JDPBAKnh0
【1日目 16:00 ホームセンター内駐車場 入り口まで12m】
にーちゃんは意外と冷静なようだ。
腰を抜かして動けないなら担いで逃げなきゃならんかとも考えたが、ボールを
近所の民家のガラスに投げつけ音で連中を陽動する辺り、俺より落ち着いてる(苦笑)。

俺は周囲に使えそうな物がないか見ながら走る。
ん…ありゃショッピングカートか。
駐車場までカートに入れて荷物を運んできて、それをそのまま放置して帰ったようだ。

そして虎縞のナイロン製のロープに赤い三角のコーン。

ジュースの自販機の横には空き缶が大量に突っ込んであるゴミ箱。

そしてドアが開き気味に放置してある車が一台。

…こんな所か。
俺はそいつを使って上手く逃げる方を模索する。
441豊見山なつき、女、11歳 ◆Idh4M59kpE :2006/07/01(土) 09:43:29 ID:kCR8EGHH0
サクラギさん(多分)と岬さんが事務所に走っていってしまい、置いてけぼりになってしまった。
取り残され途方に暮れていると、マサキさんがトイレの方へと向かって行った>>434
「あ、わ、私も行きます」
誰にともなくそう言って、私はマサキさんの後ろ姿を追いかける。
途中のアウトドアコーナーから使えそうな鉄の棒(地面に刺してテントの紐を通し固定するタイプ)をつかむ。
ラジオと棒で両手を塞がれて走りづらいが、役に立たない事もないと思う。
トイレに着くと、マサキさんはゾンビの人たちをひきつけようと窓を開く途中だった。
「マサキさん!」
今度はサクラギさん(多分)のように驚かれたりしないように、入り口からマサキさんを呼ぶ。
「何か、私にできる事はありますか?」
442マサキ 22 男 ◆e3o8eB21vs :2006/07/01(土) 11:16:19 ID:v8Rjv1yVO
【1日目 16:15 ホームセンタートイレ】

トイレの途中岬さんとなつきちゃんとすれ違うが気にせずトイレへ走った。
トイレの窓を見ると誰かが板をはずした跡がある。
「笠原さんがやったのかな?‥無茶するなぁ‥」
板を外そうとした時なつきちゃんの声がする。
>>441「あ‥じゃあ、その棒で窓の板を叩いて‥大きい音をだしてくれる?」
なつきちゃんがいるし板をはずすのはやめとこう…
それに板を叩くだけでもそれなりに音はするし。
外のゾンビが少しでもこっちに寄ってくればいいけど…
「なつきちゃん足大丈夫?後で消毒しないとね」
443Death+ softbank220019182218.bbtec.net+Note:2006/07/01(土) 11:45:39 ID:wyHEiSUr0
wrs
444笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/07/01(土) 12:10:01 ID:sO2aCwNwP
【1日目 16:15 ホームセンター 事務所】

すごいな…近くにまだ生きてる人がいたんだ。
桜木さん、蝶野さんに続いてバールを握りしめ扉に向かう。
そういや、鎌も腰にぶら下げたままなんだよね。首って切り落とせるかな。

…げえっっ…俺的に無理。
「蝶野さん、場所かわるよ。次こそトドメをさすから。」
445本当にあった怖い名無し:2006/07/01(土) 12:11:40 ID:FeGck6BQ0
446岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/07/01(土) 14:10:20 ID:nefFx0k9O
【1日目 16:15 ホームセンター ストックルーム】

「さてさて」
ストックルームに入ると、静けさと暗さと
無理やり張ったバリケードのせいでかなり不気味だった。
あんなに群がっていたゾンビも、もういないらしい。そうだと思った、今なら特に。
散らかった部屋をゆっくり一回りしてみるが、階段や梯子などは見当たらない。
他にめぼしい物も無い。作業場を調べてみよう…
447蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/07/01(土) 14:28:30 ID:ZFsQ9lXUO
【1日目 16:15 ホームセンター 事務所】

>>444「‥はい、すいません。お願いします。」
代わってもらえて良かった…本当に良かった。
正直言って、私にゾンビを倒せるほどの渾身の一撃は無理な気がしてた。
その覚悟がまだ出来ていなかった。
張り詰めた緊張感が解れ、強張った肩の力が抜けた。

>>439ガシャーン!!
微かにガラスが割れるような音がした。
>>430>>444「今の聞こえました!?これ、ゾンビがいるって合図?」
答えを求めるように二人の顔を交互に見た。
448岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/07/01(土) 15:12:27 ID:nefFx0k9O
【1日目 16:15 ホームセンター 作業場】

作業場に入った。ストックルームと一続きのスペース、やはり暗い。
歩き回ってみるが、階段は無いようだ。ハズレか…
気になるのは、部屋の隅にあるドア。
あのドアは、どこへ続いているんだろう?
「まあ、開けるよな」
ボタンがあったら押す。ドアがあったら開ける。
「ガチリ」
かかっていた鍵を開けた。
449桜木 29歳 男 ◆TjAvbk1aao :2006/07/01(土) 18:05:34 ID:Lkk1PWyW0
>>447「そのようだ。蝶野さん、すまないがどこかの部屋で音を出して、奴らを引き付けてくれ。
俺の時と同じようにトイレの出窓からが良いかもな。とにかく安全に奴らの注意を引けるところを探してくれ。
いいか、絶対に安全に出来るところだぞ?無茶は、するな。」

一瞬振り返って笠原君に話しかける。
「君はここに残ってくれ。ゾンビが入ってきた場合に、一人じゃちょっときついからな。
・・・腰のその鎌が活躍するかもな。かまれたり、引っかかれたりしないように気をつけてくれ。」
450東堂 17 男 ◆bg5irfTuqA :2006/07/01(土) 19:42:04 ID:sFzZHdztO
【1日目 16:15  ホームセンター内駐車場 入り口まで9M】
心無しか奴らが俺達を求め集結し始めている気がする。
よしんばホームセンターへたどり着けても、結果怪物御一行様を中へ引率してしまってはマズいだろう。
何か利用出来る物は?
周りにはショッピングカート、ナイロンのロープ、三角コーン、
空き缶がはみ出しそうなゴミ箱、何かが積まれている車がある。

ゴミ箱の空き缶をバラまけば奴らは転び振り切れるかも知れない。でも音に奴らが集まってくるかも。
他にはショッピングカートをロープで振り回すか、カートを楯にして突進するか…
とにかく俺はゴミ箱と虎縞ロープをカートに載せ引っ張って行くことにした。
451マサキ 22 男 ◆e3o8eB21vs :2006/07/01(土) 19:49:04 ID:v8Rjv1yVO
【1日目 16:15 ホームセンタートイレ】

ガン!ガン!ガン!
板を叩く音がトイレに響き渡る。
外の様子がまったくわからないので、もしかして生存者の人はすでに中に入ってるんじゃないかなと思い。
「でも、前の時は蝶野さんがちゃんと声をかけてくれたし…終わったならまた言ってくれるよな…」
独り言をつぶやきながら板を叩き続ける。
452蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/07/01(土) 22:16:06 ID:ZFsQ9lXUO
【1日目 16:15 ホームセンター トイレ】

>>444>>449「わ、分かったわ。二人も気をつけて…」
そう言うと、事務所を飛び出した。
責任の重圧から逃れてホッとしたのもつかの間、心とがめるものがあった。
ゾンビを引き付けたらすぐに戻らなきゃ。

急いでトイレに行くと、中から音が聞こえた。
きっとマサキ君ね。
案の定、その姿が見えた。そこにはなつきちゃんの姿もあった。
>>441「ここにいたの?無事で良かった…これからは誰かと一緒にいてね、皆心配するから。」
>>451「良かったらこれ使って…かなりの音よ。」
マサキ君に防犯ベルを渡した。
453本当にあった怖い名無し:2006/07/01(土) 22:22:35 ID:K4hU1BI7O
ぅ?
454笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/07/01(土) 22:28:43 ID:sO2aCwNwP
【1日目 16:15 ホームセンター 事務所】

>>449
2人か…。バールが手の汗ですべる。
「あいつら、どれくらいで死ぬんですかね?さっき頭殴っても死ななかったんですよね。」
なにか話してないと、心臓の音がうるさくてどうにかなりそうだ。
「噛まれたらおしまいですよね…桜木さん、もし噛まれたらどうします?」
455強襲 ◆XYndhCe37s :2006/07/01(土) 22:53:17 ID:2hAcP7ty0
作業場の隅にあるドア。
岬はノブに手をかけ扉を開けた・・・・・
・・・瞬間、扉の向こうからゾンビがなだれ込み岬に掴みかかる!!

※死亡フラグイベント※
岬に1体のゾンビが掴みかかっています。
ドアは開いたままの状態です。
【1】このレスからリアルタイム24時間以内にゾンビを倒すレスをして下さい

【2】ゾンビを倒すレスをしたら次にドアを閉めるレスをして下さい。
【3】倒すレスから閉めるレスの間は最低3レス分あけて下さい。
(例)レス番495でゾンビを倒すレスをしたとする。岬は次の496、497
、498は投下不可。
499以降ドアを閉めるレスができる。
【4】岬がゾンビを倒すレスからリアルタイム4時間毎にゾンビ1体侵入。
【5】ゾンビの数が4体以上(4含む)になると岬には死亡フラグが立ちます。
456岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/07/01(土) 22:55:08 ID:nefFx0k9O
【1日目 16:30 ホームセンター 作業場】

ドアを開けると、外に出てしまった。
「おおっと」
こんな所にも出入り口があったのか。
驚いて思わず室内に戻りかけたが、思いとどまった。
階段が外にあるって事も考えられる。このあたりにはゾンビはいないはずだ…
ストックルームも静かだったし、ここは事務所の真裏。
ましてトイレからは一番遠い。大丈夫だ、どうって事ない。
外に一歩踏み出す。左右を確認…
「なんだよ」
すぐ後ろに、鉄格子でガードされた梯子を見つけた。さっきはドアの陰で分からなかったが…
外にも出てみるもんだ。さっそく上ってみよう。ドアも開けるし梯子も上るぜ。
457協力U ◆XYndhCe37s :2006/07/01(土) 22:55:45 ID:2hAcP7ty0
樋浦、東堂はゾンビをたくみにかわしながら入口を目指す・・・・・
自分達に迷うことなく突き進んでくるゾンビに恐怖を覚えながらも死に物狂いで
走る・・・・・


※死亡フラグ判定※
死亡フラグ判定開始からリアルタイム48時間以内にイベント終了させなければ
樋浦、東堂に死亡フラグが立ちます。
終了時刻3日(月)02:39:30

※死亡フラグ判定終了※
引き続き行動して下さい。

458樋浦 42 男  ◆0SpbexsBIw :2006/07/01(土) 23:08:47 ID:WxbQ6SE40
【1日目 16:15  ホームセンター内駐車場 入り口まで6m】
>>450にーちゃんは俺が目に付けたものを全部持っていった。
欲張りすぎだよ…にーちゃん(汗)

「にーちゃん!そんなもん引っ張ってたらまともに走れねーよ!!ゴミ箱は
連中に向けてぶちまけちまえ!!」
459マサキ 22 男 ◆e3o8eB21vs :2006/07/01(土) 23:26:27 ID:v8Rjv1yVO
【1日目 16:15 ホームセンタートイレ】

こんな音で本当にあいつらを引き寄せられるのかな?しばらくすると蝶野さんが駆け付けてくれた。
>>452防犯ベル?テレビなんかで見たことはあったが実物は初めてだ…
どうやって使うんだ?
使い方がわからないと言って返すのは恥ずかしい‥ いろいろ触っているとピンがポンとぬけた。
『ビビビビビビビ!!!』ものすごい音がベルから鳴る。
「うわわわわわ!?」
思わず蝶野さんにベルを渡してしまった‥
460桜木 29歳 男 ◆TjAvbk1aao :2006/07/01(土) 23:32:16 ID:v/j8b/4O0
>>449 「・・・もし噛まれたら、縛って他の部屋に隔離する。
俺にも、奴らに噛まれたら映画どおりにゾンビになるって確証は無いしな。」

「ただ、噛まれたらゾンビになる可能性は極めて高い。さっきは言わなかったが、
腕に噛み跡があって、他に傷が無いのにゾンビになった奴をここに来るまでに何体か見かけた。
それに、こいつら恐らく昨日の深夜から今朝までの間に一気に出てきたろ?
噛まれた奴がゾンビになると考えると、奴らの増殖スピードの説明がつく。
空気感染とかも有り得るが、こればかりは情報がもう少し無いとわからん。」

「もし、俺が噛まれたら・・・噛まれた場所を切り落としてくれ。頼む。
左腕や足なら自分でイケル気もするが、利き腕だと自分では切れない。」

そう話したところで笠原君が顔面蒼白になっているのが見えた。
・・・脅かしすぎたか?

「すまない。今のは可能性の話だ。実際になるとは限らない。」
そう言いながら、ドア横の机の引き出しをふと除く。筆記用具などの中に混じり、
軍手がいくつか入っていた。

一つを笠原君に渡し、もう一つを自分ではめる。余ったのは机の上に放り出す。
「・・・気休めにはなるだろ?」
461東堂 17 男 ◆bg5irfTuqA :2006/07/01(土) 23:45:10 ID:sFzZHdztO
【1日目 16:30 ホームセンター内駐車場 入り口まで3m】
「にーちゃん!そんなもん引っ張ってたらまともに走れねーよ!!ゴミ箱は
連中に向けてぶちまけちまえ!!」

「うりゃぁあ!」
怪物の群れへ空き缶をぶちまける。
「カラーン ドスッ」場違いなほど間抜けな音を立て、みな簡単にすっころぶ。
頭から紫の液体を垂れ流し動かない者も見える。
奴らにとって立ち上がることも容易ではないらしく
易々と距離をあけることができた。

カートを打ち捨てラストスパートをかける。
「もう少し…もう少しだ!!」
462岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/07/02(日) 00:02:39 ID:nefFx0k9O
【1日目 16:30 ホームセンター 作業場】

ドアを開けると…
「… …」
いきなり腕をつかまれた。ゾンビだ。
「ううぅぐぅ」
驚きと恐怖で叫びそうになるが、かみ殺す。
相手はゾンビだが、叫ぶって事はビビってるって事だ。嫌な事だ。
「ふざ、けん、なッ」
ドアノブをつかんだ右手をそのまま一気に引く。ドアに挟まれた衝撃でゾンビの手が外れた。
俺はその勢いで後ろに跳びすさった。が…
やはりまったくダメージが無い。奴は部屋に入って来る。
まずいな、ドアが開けっ放しってのが、嫌な感じだ…
後退しながら周りを見回す。何か無いのか。
463蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/07/02(日) 00:20:14 ID:+x/wQPQMO
【1日目 16:30 ホームセンター 正面入口】

耳をつんざくけたたましいベル音が周囲に鳴り響く。
マサキ君はその強烈な音に驚いたのか、防犯ベルを手渡してきた。
私も堪らず、防犯ベルを窓際に置いた。
>>441>>459「我慢出来る音じゃないわ…ちょっと離れましょ!」

正面入口へ出た。
それでも尚、不快な音が耳に入る。
>>459「今の音で大分奴ら、集まったと思いますよ。そのピン無くさないでね。それが無いと音止まらないから…。
じゃあ私、事務所へ戻ります。なつきちゃんのこと、お願いしますね。」
464桜木 29歳 男 ◆TjAvbk1aao :2006/07/02(日) 00:32:06 ID:qA65nKRU0
>>463>>459何だ、この電子音は。
防犯ベル!?奴らの侵入!?
いや、違う。音に広がりが無い。建物全体に広がるような音の強さが無い。
痴漢防止の例のベルだ。・・・誰か面白いもの持ってるな。
あれを何かに使えないか?

・・・ダメだ。こういう緊迫した状態の時、いつもどこかで頭の芯が冴えて来る。
冷静になると言えば聞こえが良いが、ただ、頭の奥の方がキレて、
ネジくれ曲がって頭の回路がつながってしまうようだ。
破滅願望というのか・・・?

・・・笠原君のほうを振り返る。
「痴漢用のブザーって奴かな。奴らの侵入じゃあ、無い気がする。」
もしかしたら、俺は微笑んでいたかも知れない。その表情を隠すように、
ドアのほうにすぐ向き直った。
465樋浦中身 42 男  ◆0SpbexsBIw :2006/07/02(日) 00:41:30 ID:GOjJeb140
【1日目 16:15 ホームセンター内駐車場 入り口まで0m】
>>459何処かでけたたましい音鳴り響いてる。
連中はその音に惑わされているのか、増援が現れる様子はない。
こっちを視認してる連中はぶちまけた空き缶や空き瓶、カートが障害になって
まだ俺達に追いつけない。
行けるチャンスだ!

ようやく指示を受けたドアにたどり着いた。
そして周囲を確認して連中が追い縋るまでに間があるのを確認した後ノックを2回した。

「開けてくれ!!要救助者1名を同伴した!!頼む!!!」

俺はにーちゃんを先に扉の方に押し出し、すぐに扉に入れるように体制を整えた。
466岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/07/02(日) 00:46:48 ID:MupiLFfFO
【1日目 16:30 ホームセンター 作業場】

そうだ、持ってた。左手でライター、右手で花火を取り出し火をつける。この動作は素早いぜ…
「ヘイ、花火好きか?」
投げつける。ネズミ花火だ。踏むなよ。
奴が数歩進んだ所で花火が爆発した。
その音に、奴は足を止めて振り向いた。
「そうだと思ったよ」
続けて数発に点火し投げつける…
これで隙が出来たが逃げる訳にはいかない。その間にドアから新手が入って来るかも知れない。
ドアを閉めるにはこのマヌケなクォーターバックを抜くしかない、それも今すぐ。
周りを見回す。後ろを見ると、バリケードにモップが立て掛けてある。
「こいつで」
俺はモップを手に取り、足で踏みつけてモップの首をへし折った。
467桜木 29歳 男 ◆TjAvbk1aao :2006/07/02(日) 00:47:54 ID:qA65nKRU0
・・・ノック2回だ!

素早くドアを開ける。
「いらっしゃいませ。地上の楽園へようこそ。」

おっさんと、若者の2人が駆け込んでくる。
なかなか異色の取り合わせだ。

ドアを素早く閉めつつ、2人を見る。
・・・パッと見、噛み傷、引っかき傷は無いようだな。
468蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/07/02(日) 01:41:02 ID:+x/wQPQMO
【1日目 16:30 ホームセンター 事務所】

事務所に入ると見知らぬ男性が二人いた。
‥ゾンビは入ってきてないようね。
そうだ、マサキ君達に声掛けてこないと…。
私は黙ってその場を去ると正面入口に向かった。

>>441>>459「外にいた人達来ましたよ。二人だったみたい。事務所に戻ってもう大丈夫ですよ。
‥そのピン貸して。」
マサキ君からピンを受け取り、頭にくるほどうるさい防犯ベルの音を止めて、ポケットに入れた。

事務所へ着くと、私は椅子に腰掛けて一息ついた。
緊張したり行ったりきたり…さすがにちょっと疲れたわ…。
469笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/07/02(日) 01:53:39 ID:J97nSj8IP
【1日目 16:15 ホームセンター 事務所】

「えっ…切り落とすんですか?俺が?……桜木さん…噛まれないで下さいね。」
それにしても…やっぱり噛まれたらゾンビになるのか。
そんな事考えてると、ビビリ具合が表情にでてたのか桜木さんから軍手を渡され
>>460「・・・気休めにはなるだろ?」
確かに…ちょっとは違うよな「あ、ありが…『ビビビビビビビ!!!』
!!!!!!何だ!!「わぁぁぁ!なんかきた!!!?」
思わず叫んでしまうも>>>464「痴漢用のブザーって奴かな。奴らの侵入じゃあ、無い気がする。」
桜木さんは落ち着いて状況を判断する。むしろ笑みさえ浮かべていた様な…。

>>465「ゴンゴン!」ノックだ!桜木さんがすばやくドアを開ける。
用心のため、バールを振りかぶる。…ゾンビがいませんように!
歓迎の声と共に入ってきたのは男の人2人だった。

…また、男性の比率が上がったなぁ。
470樋浦 42 男  ◆0SpbexsBIw :2006/07/02(日) 13:00:54 ID:GOjJeb140
【1日目 16:15 ホームセンター 事務所】
どうやら、俺たちはゴールテープを無事に切れたようだ…。

>>467「いらっしゃいませ。地上の楽園へようこそ。」
地上の楽園?何年か振りの全力疾走にちょいと息があがっちまってる。
男に右手を上げて応えるのが精一杯だった。…こりゃ禁煙しないとだめだな。
その場に腰を下ろし無意識にポケットを弄るが…あ、煙草は無いんだった。

ここはホームセンターの事務所か?見たところそんな感じだ。
事務所の中にはバットやバールで武装した男が二人。格好から察するに店の従業員ではなさそうだ。
>>468女が一人入ってきたが無言で立ち去る。

乱れた息が整ってきたようだ。
「サンキュー、助かった。色々積もる話もあるが、まずは礼を言わせて貰おう。
お陰で助かった、ありがとう。…樋浦だ、よろしく頼むぜ。
こっちのにーちゃんは、そこの駐車場で連中に追われてる最中ばったり出会って連れてきた。
…ほら!おめーもボサっとしてねーで礼ぐらい言ったらどうだ?」
471東堂 男 17 ◆bg5irfTuqA :2006/07/02(日) 20:06:48 ID:M/f4k0t4O
>470樋浦さんに促され頭を下げて言う。
「ほ、本当に助かりました!あ…ありがとうございます。
えっと、俺は東堂です。宜し、く。」
アドレナリンって奴かな…震えて上手く喋れないや(汗)
「樋浦さん…ですよね?連れて来て下さって本当にありが、ありがとう。」
本当に樋浦さんが引っ張ってくれなきゃ今頃どうしてた事か。
一見怖いけど、実は大きくてあったかい。
そんな気がした。
「そう言えばクラッカーみたいな音がしませんでした?>466
地上の楽園だけにパーティーとか?」
…笑えない冗談を言った口に憎しみすら感じた。
それきり俺は俯いて視線を避けることにした。
472岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/07/02(日) 21:08:28 ID:MupiLFfFO
【1日目 16:30 ホームセンター ストックルーム】

折ったモップを構える。狙うのは喉。
「おし来いおらあ!」
俺の声に反応してゾンビがこちらを向いてゆっくり迫ってくる。もっと近付け。
…今!思い切り踏み込み片手突きを食らわせる。当たった、モップが喉に刺さった。
さらに両手で押し込んでダウンさせた。まだダメ、とどめをささないと。
また後ろを振り返る。いいものは…荷出しの台車がある。
これはいい、実績があるもんな。
「よっこいせ」
持ち上げてみるとやはり重い。
立ち上がろうとしたゾンビの頭に振り下ろす。
これもまともに当たった。まったくガードをしない。
もう一発食らわせる。これで、死んだはずだ。
疲れた。新手が来たら、たまらないな…
473桜木 29歳 男 ◆TjAvbk1aao :2006/07/02(日) 21:49:01 ID:imtkplp/0
>>470>>471 なんだか見た目どおりって感じかな。
物腰は荒っぽいが、下品では無いおっさんと、少し気弱そうだが(笠原君といい勝負か?まあ、どちらも単なる第一印象だが。)、
真面目そうな若者(青年?少年?若い奴の年が最近良くわからん。俺も年とったな・・・)。いいコンビだ。
「俺の名前は桜木。さっき樋浦さんからのリザーブの電話を受けたものだ。
何はともあれ無事でよかった。」

>>470「・・・クラッカー?俺の方は聞こえなかったが、どの方向から聞こえた?」
474笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/07/02(日) 22:31:07 ID:J97nSj8IP
【1日目 16:30 ホームセンター 事務所】

>>471「クラッカー?そういえばそんな音がした気が…。」
正直さっきはそれどころじゃなかったしなぁ…でも誰かがやばいとか?
やっぱ見に行くべきだよな。
じゃあ、とりあえず「樋浦さん、東堂くんお疲れ様。俺は笠原といいます。よろしく。」
簡単に挨拶をして休憩室の扉に向かう。

そっとそーっと扉を開ける。
…よかった、誰もいないみたいだ。
続いて、ストックルームに通じる扉を開く。ん?暗くてあまり見えな『ドンッ!』
「うわぁあ!」思わず扉を閉める。
475マサキ 22 男 ◆e3o8eB21vs :2006/07/02(日) 23:27:35 ID:oO8npssDO
【1日目 16:30 ホームセンター正面入口→事務所】

>>463あまりの音にトイレを出る。
>>463>>468蝶野さんが何度か来て事務所に無事生存者が着いたことを伝えてくれた。
「じゃあ、僕らも事務所に行こうか?なつきちゃん」先に事務所に歩いて行く。>>474笠原さんが事務所から出て行くのが見えた。
「‥どこ行くんだろ?」
気にせず事務所に入り新たな生存者2人に自己紹介をした。
476東堂 男 17 ◆bg5irfTuqA :2006/07/02(日) 23:44:22 ID:M/f4k0t4O
【1日目 16:30 -事務所】
>473>475「桜木さんに笠原さん、マサキさんですね、よろしく。
音は…方向までは分かりませんでした。」

>434挨拶を済ませると、笹原さんは心配そうな表情で部屋を出て行った。
年上って偉いな…素直に感心していると悲鳴が聞こえた。
「今の悲鳴…笹原さんの声ですよね?!」
477笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/07/02(日) 23:46:33 ID:J97nSj8IP
【1日目 16:30 ホームセンター 事務所】

やばい…思わず扉閉めたけど、誰かが襲われてるとかじゃ…ないよな。
バリケードはあるし、さっき確認したよな?
大丈夫、大丈夫…扉をそっと開く。

ん?岬さん?『ガシャンッ』大きな音と共に、岬さんらしい人影が大きなものを
振り下ろすのが見えた。近づきながら、話しかける。
「岬さ〜ん!何してるんで…うわぁっぁぁああ!」
478岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/07/03(月) 00:22:37 ID:tEk421ehO
【1日目 16:30 ホームセンター ストックルーム】

死体をまたいでドアに近付こうとした時…後ろで誰かが叫んだ。
「わっ!?」
笠原君だ。びっくりした。
「しー、しー」
片手でドアを指差し、片手で「静かに」と合図する。
今ならいける。ドアを閉めないと。
「おおっと…」
不用意にドアに近付くのは危ない。
ポケットを探る。残りの花火は2発だけだった。火をつけて外に投げる。
…爆発を合図にドアノブを握る。一瞬だけ、顔だけを覗かせて
周囲を確認してからドアを閉めた。ゾンビはもういない。
やれやれ…思わずドアを背にしてしゃがみこんでしまった。
479蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/07/03(月) 00:46:32 ID:2YZAVYiUO
【1日目 16:30 ホームセンター 休憩室】

>>465>>476「怪我してなくて安心しました。私は蝶野です。」

挨拶をしていると、笠原さんが休憩室に入って行くのが見えた。
そういえば布置きっぱなしだったわ。
袋を持って休憩室に入ろうとした時、中から悲鳴が聞こえた。
扉を開けて見ると…あれ?誰の姿もない。おかしいな、空耳?
そそくさと布を畳んで袋に詰め込んでいると、また悲鳴が聞こえた。
今度は間違いない。岬さんと言ってるのが聞こえた。

ゆっくりストックルームの扉を開けた。
>>477「笠原さ‥ん?」
暗がりの中、懐中電灯を照らした。
480樋浦 42 男  ◆0SpbexsBIw :2006/07/03(月) 08:52:07 ID:PjdTC6n20
【1日目 16:30 ホームセンター 事務所】
>>473リザーブね…。この男の言い回しは何処となくキザったらしい。
俺は苦笑した。最近の若い奴は大体こんな感じなんだろうな。
>>471>>474>>475>>479桜木、笠原、マサキ、蝶野…で俺が連れてきたにーちゃんが東堂か。
人の名前を覚えるのは苦手じゃないが、世代も違い、全くの初対面の連中とどう接していいのやら。

「とりあえず俺は1時間ちょい前に起きたばっかりでな。状況を把握してぇ。
誰かちょいと話を聞かせて欲しいんだが…。」

その時部屋の外から男の叫び声が…なんだぁ?
「おい、誰かやられたんじゃねぇか!?」
俺は立ち上がってその悲鳴が聞こえた方向に行ってみた。
481桜木 29歳 男 ◆TjAvbk1aao :2006/07/03(月) 09:15:14 ID:PtlVMsX/0
【1日目 16:30 ホームセンター ストックルーム】
>>477>>478>>480悲鳴?奴らか?
樋浦さんについて事務所を出、隣の部屋に向かう。・・・ここはまだ見たこと無かったな。
と、乾いた破裂音がする。例のクラッカーの音ってやつか。急いでドアを開ける。

入ってすぐに蝶野さんが懐中電灯を持って立っている。
その懐中電灯に照らされて岬さんが座り込んでいる。襲われたのか?

「おい!大丈夫か!?」思わず大声を出してしまう。
482マサキ 22 男 ◆e3o8eB21vs :2006/07/03(月) 12:15:39 ID:GJvsEC7nO
【1日目 16:30 ホームセンター事務所】

事務所に戻って来ると今度は>>477笠原さんの悲鳴に反応して>>479>>480>>481みんなが出ていく。
「笠原さんの悲鳴はあてにならないからなぁ‥」
実際この中にいれば外のゾンビはそう易々とは入ってこれないし‥
きっと猫でもでてきてびっくりしただけじゃないかな!?
そう思い飲みかけのコーヒーをまた飲むことにした。
483豊見山なつき 11 女 ◆Idh4M59kpE :2006/07/03(月) 15:21:22 ID:LMWdeElg0
【1日目 16:45 ホームセンター 事務所】

息つく暇もなく、蝶野さんはどこかへと行ってしまった。
私と入れ替わるようにして、何人もが事務所から出て行く。
……知らない人がまた増えた。
今度、会ったらちゃんと自己紹介しよう。そう思いながら椅子に座る。
「ふう」
自然と溜め息がもれた。
疲れたなあ。いつもなら学校終わってる頃かなあ。
塾のお友達、元気かなあ。町から二駅離れた進学塾の事を考える。あそこ、今どうなってるんだろう。

ラジオはまだ、ノイズ音しか発さない。
484岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/07/03(月) 17:56:24 ID:tEk421ehO
【1日目 16:30 ホームセンター ストックルーム】

笠原君の声を聞いたんだろう、続々と人が集まってきた。
「俺は大丈夫」
よっこいせ、と立ち上がる。これだけでもきつい。
「ちょっと探検してたらそいつが入ってきた。迂闊だったけど」
…殺した。我ながら恐ろしい、「慣れ始めてる」って事が。
人間、どんな事にも慣れられるって言うが…それを体感するとはな。
「俺も笠原君も何ともない。でもちょっと休憩したいな」
485桜木 29歳 男 ◆TjAvbk1aao :2006/07/03(月) 18:27:07 ID:PtlVMsX/0
>>484暗がりで最初は見えなかったが、岬さんの示す方向を良く見ると、
奴らの死体(と呼んでいいのかわからないが、とにかく動かなくなったやつ)が転がっていた。
死体の出す血の匂いと併せて火薬の匂いがするってことは、花火か何かで奴らをひるましたってことか。
あと、どうやらあの扉は外につながっているようだな。
彼の無事にほっとしつつも状況をしばらく(といっても数秒程度)頭の中で整理していた。

ハッと我に帰り、岬さんに話す。
「無事で良かった。ちなみにさっき二人逃げ込んできた。2人とも男性だ。
一人は・・・」と話しながら後ろを振り返り、樋浦さんを見る。
486マサキ 22 男 ◆e3o8eB21vs :2006/07/03(月) 18:27:35 ID:GJvsEC7nO
【1日目 16:45 ホームセンター事務所】

椅子に座ってコーヒーを飲んでいると>>483なつきちゃんが戻ってきた。
机の上に置いてある救急箱を取り話しかけた。
「なつきちゃん、傷口見せて」
動き回っていたせいか傷口からは少し血がでている。まずは血を止めないとな‥消毒液のついたガーゼを傷口にギュッと押さえつける。
「少し染みるけど我慢してね‥しばらくこうしてれば血は止まるから」

血が止まるのを確認してそのまま包帯をくるくると巻いてあげた。
「はい、出来上がり」
487蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/07/03(月) 19:03:18 ID:2YZAVYiUO
【1日目 16:45 ホームセンター ストックルーム→事務所】

岬さんと笠原さんの無事を知って、一安心。
しかし見たからにくたくただわ、岬さん。
>>484「事務所に戻って休んで下さい。ところで、その扉の外はどうなってました?」
壁やフェンスなんかがあれば…という期待を持った。

動かなくなったゾンビに怯えつつ、念のためストックルーム内を懐中電灯で照らして見た。
積み置かれた段ボールの中に自販機のストック分か、見覚えある銘柄の箱があった。
中身を確認してコーヒーとジュースの箱を事務所に持って行った。

「ぬるいけど皆さん飲みませんか?」
488岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/07/03(月) 19:52:56 ID:tEk421ehO
【1日目 16:45 ホームセンター ストックルーム】

よく見ると知らない顔がある。うまくやれたのか。
「岬です。よろしく」
なんだかこんな挨拶しかしていないな、俺。
挨拶がちゃんとできないと育ちが悪いと思われるよ…
まあ実際あまりよくないんだけどさ。
>>487やっぱり気になるよな。
「チラッとしか見てないけど、正面は塀。どこまで続いてるかは分からなかった。
あと、ドアの右手に梯子。屋上、いけるかもね」
時間にして1、2秒。確認できたのはそれだけだった。
最後に、参考までに…
「外、ゾンビ、いなかった。…もらうよ」
人差し指でネクタイをゆるめながら、コーヒーを取る。蝶野さん、よく気がつくな。
いったん事務所に戻ろう…こんな時はタバコとコーヒーに限る。
489東堂 男 17 ◆bg5irfTuqA :2006/07/03(月) 20:45:19 ID:O7NqWKJfO
【1日目 16:45 事務所】
>487-488事務所で立ち尽くしていると蝶野さんと見知らぬ男の人入ってきた。
飲み物を皆に配っている。
そう言えば逃げて来てからから喉がからからだ。
ありがたく頂こう。
「蝶野さん(?)ですよね。ありがとう、いただきます。」
礼をいいながらジュースを受け取る
蝶野さんって凛とした感じの人だなぁ。
思わず顔が赤くなる。
ドアの擦りガラスから差し込む光が赤くてよかった。

男性は岬さんと言うらしい。「東堂と言います。よろしくお願いします。」
なんだかとても疲れ切った様子なので、軽い自己紹介で済ませることにした。

さて…これからどうするかな。
徒手じゃ不安だから、武器になりそうな物でも探しにいくか。
「それじゃぁ、俺は武器になりそうな物を探して来ます。」
そう告げて俺は部屋を後にした。
490桜木 29歳 男 ◆TjAvbk1aao :2006/07/03(月) 21:10:46 ID:34Bd/QSd0
>>487>>488岬さんと蝶野さんは事務室に戻っていってしまった。
目の前のドアを見る。・・・岬さんの話ではここから外に出たところに、屋上に上がるはしごがあるらしい。

後で屋上に上がれるか試してみよう。
ただ、今のまま外に出るのはリスクが高い。まずは装備を整えよう。

そう思い、何か使えるものを探しに俺は売り場に向かった。

491蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/07/03(月) 21:28:45 ID:2YZAVYiUO
【1日目 16:45 ホームセンター 事務所】

>>488「ほんとに?それなら屋上行けそうですね!
さっき笠原さんとコレ作ったんですよ。それとペンキや刷毛も用意して休憩室に置いておきました。」
SOSと矢印を書いた布を見せながら話した。
頑張って作った甲斐があったわ。
無駄にならず良かったと、私は心なしかはしゃいでいた。
「布に使う伸縮ポール取りに行かないと…。」

先に事務所を出た東堂君を呼び止めた。
>>489「ちょっと待って!私も行きます。」
492桜木 29歳 男 ◆TjAvbk1aao :2006/07/03(月) 21:35:49 ID:5yAIif7i0
【1日目 16:45 ホームセンター 売り場】
家庭用品売り場で見つけた小ぶりの包丁と、工具売り場のスパナを一本ずつ持ち、自動車用品のコーナーに向かう。

ここらにもしかしたら・・・無いな。工具の方にもう一度戻る。
有った。アウトドア用品と工具・農機具のコーナーの間にあるラックに、工具用のジャンパーと、
作業ズボンが入っている。今日一日でボロボロになってしまったスーツを脱ぎ、それに着替える。
これなら動きやすい。ただ、さっきよりは動きやすいが、防御力の面では、少しまだおぼつかない。

少し考えた後、工具売り場に有ったメッシュ金網を取り、服に巻きつけ、その上を針金で何重かに巻きつける。
首回り用にもメッシュ金網を切って布に巻きつけたものを作る。

足元は作業服の隣に有った安全靴を履く。

完成。
工事現場のおっちゃん+縛り紐を針金にしたボンレスハムのようだ。
かなり怪しいが知ったこっちゃ無い。

包丁とスパナを腰のベルトに指し、さらに物色を続けていると、
先ほど逃げ込んできた若者を発見した。東堂君とか言ったな。
声をかけてみるか。「君も何か探しに来たのか?」
493東堂 男 17 ◆bg5irfTuqA :2006/07/03(月) 22:49:54 ID:O7NqWKJfO
【1日目 16:45 ストックルーム→売り場】
>491休憩室を抜けたところで蝶野さんに呼び止められる。突然呼ばれたのでビクッとしてしまった。
「蝶野さんも売り場に用が?じゃあ一緒に行きましょうよ。ちょうど誰かに案内して欲しかったですし。」
蝶野さんを待ってから歩き出し、売り場へ出た。
すると目の前で奇怪な姿をした桜木さんが陳列棚を物色していた。
す、凄い格好だ。。。(汗)包丁が鈍い光を放ち怪しさをさらに引き立てている。

>492すると桜木さんから声を掛けてきた。そうだった、武器を探しに来たんだっけ。
「ええ、武器を探しに来たんですよ。喧嘩には自信ないもんで。
…しかし、凄い格好ですね。奴らってそんなに強いんですか?」
494笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/07/03(月) 23:59:22 ID:EuNpDqkyP
【1日目 16:45 ホームセンター 作業所】

「はぁぁぁぁぁ〜ぁ。」
みんなが一気に集まり散っていったが、俺は言葉を発することができなかった。
足も手も、おそらく声も震えているだろう。
そのまま作業所の角に座り込んで前をじっと見る。
「気持ち悪い…。」目の前にあのバケモノ、ゾンビの死体が転がっている。
「生きてないよな?」バールの先で突付く。動かない…よかった。

しばらくここにいるかなぁ。
495樋浦 42 男  ◆0SpbexsBIw :2006/07/04(火) 08:49:00 ID:XzuSjOlw0
【1日目 16:45 ホームセンター ストックルーム→店内→事務所】
駆けつけると、笠原君ともう一人知らない顔の男がいる。
>>484>>488頭を潰されメチャメチャにされた死体が一つ転がっている。
俺以外の全員その事に対して全く平然としてるが、これは「殺人」ではないのか??
俺が寝ている間に世界はどうなっちまったんだ…。

とにかく誰かに今の状況を聞かなくては。

店内の棚から缶チューハイとレジ横のケースからタバコを持ってくる。
非常時とはいえ、他人様の物にお金も払わず手をつけるのは良心の呵責を覚えるが、
誰に金を払っていいのかも分らんしな。…まあ、生きて戻れたらこのツケは払わしてもらうさ。

タバコに火をつけ缶チューハイをグビリ。
チューハイは温く、美味くもなんとも無いがアルコールを口にすると気分が落ち着く。

事務所に戻ると、>>483>>486>>488岬と名乗った男とマサキ君に少女が一人いた。
「確か岬くんだったな。樋浦だ…よろしく頼む。唐突だがちょいと事情を聞きてぇだんだ。
つい1時間ほど前に起きて事情が把握できないんだが、世界はどうなっちまったのか…
そして俺たちはどうすりゃ良いのかが知りたい。教えてくれ…。」
496桜木 29歳 男 ◆TjAvbk1aao :2006/07/04(火) 09:52:42 ID:nK1hjUGv0
>>493「いや、恐らくそれほど力は強くないだろう。ただし、予想通りあいつらがゾンビなら、噛まれたり、引っかかれたりが致命傷になると思ってね。
・・・おっと、君には話してなかったな。俺たちは・・・少なくとも俺はあれをゾンビだと考えている。君はどう思う?」
497岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/07/04(火) 11:39:41 ID:lTQgvZ39O
【1日目 16:45 ホームセンター 事務所】

>>495「ええ、よろしく…結論から言うと『ゾンビ』の世界です。昔、映画でありましたよね」
俺もタバコに火をつける。
「なぜそうなったのかはみんな分かってません。私も同じです。
まったくふざけてる。この年で『七日間戦争』も無いもんですよ」
窓の板張りをコンコンと叩く。
それから、樋浦さんにこれまでのいきさつを覚えている限り話した。

「…私が知ってるのはこれくらいです。とても信じられないでしょうね?
でも、すべて本当です。冗談で人の頭をつぶしたりできません」
突然手が震えだした。コーヒーの缶を持っていられない。タバコから灰が落ちた。

「で、これから…ラジオの情報もちょっと頼りないので
何とか自力で脱出したいと思ってるんですが、『どこへどうやって』という
大きな問題がありまして。せめて屋上からアピールしようとしてるんです」

…俺もまるっきり無策って訳にはいかない。明るいうちに屋上に上りたい。
もう少しだけ休んだら、俺も行こう。
498東堂 17 男  ◆bg5irfTuqA :2006/07/04(火) 15:50:02 ID:0Nu1Tj2i0
【1日目 16:45 ホームセンター 売り場】
>>496桜木さんが淡々と奴等について説明してくれた。・・・ゾンビだって?
困惑しつつも、奴等の事を思い出す。
無数の噛まれたような傷に、むせ返るような腐臭。青ざめた顔と白い目玉。
ふざけんな。そんなの、映画の中のもんだろ?でも実際に奴等は・・・

「信じたくないけど・・・姿かたちを見ると『ゾンビ』みたいですね・・・
じゃあやっぱり『感染』とか・・・・・・・・・じゃあ俺、奴等に効きそうな物取ってきます。」
溜息混じりにそう答える。

『ゾンビ』ったって只の死体野郎だろ?ふざけんな。そんなもんにやられてたまるか。
強がりだって少しくらい勇気の足しになったっていいはずだ。そう自分に言い聞かす。
さて・・・どこからさがそうか。農具売り場なら何か目ぼしい物があるかもしれない。
おっと、蝶野さんを忘れていた。一体何を探しに来たんだろう。
「蝶野さんは何を探してるんですか?」
499マサキ 22 男 ◆e3o8eB21vs :2006/07/04(火) 18:13:26 ID:jdCbY9AiO
【1日目 16:45 ホームセンター事務所】

岬さんが事務所に戻ってきた‥ちょっと疲れた様子だったので話しかけないでいた。
>>495樋浦さんが続けて戻ってくと>>497岬さんと今までの出来事や現況などについて話し始めた。
話しを聞いているとこの建物には屋上があるらしい‥
少し外の空気を吸ってみたい気持ちと町の様子が見れるんじゃないかという好奇心が芽生え屋上に行く時は着いて行こうと決めた。

「あっ!そういえば笠原さんの悲鳴聞こえてましたけど?」
500樋浦 42 男  ◆0SpbexsBIw :2006/07/04(火) 23:53:59 ID:JXD/fk2m0
【1日目 16:45 ホームセンター 事務所】
>>497ゾンビ…あの死体が甦って人の肉を喰らうホラー映画だよな…。
俺が中学の頃公開されて、テレビの金○ロードショーとかで観た記憶がある。
結婚する前の女房とも似たような映画を観た記憶がある。

そんな話はとても信じ難く、この男は頭がおかしいが、俺をおちょくってるのか
…と思いたいが、話の辻褄はピタリと合ってるし、何より俺が起きてから体験した事が、全て合点がいく。

この騒ぎはS市だけなのか?もし日本全国で同じような騒ぎが起きていたら…
別れた女房と子供達の安否が気がかりだ。しかし、俺にはどうする手立てもない。
「己の無力さが情けない…あの時と同じか。。。」
同僚を見殺しにして、今度は家族も見殺しにしちまうのか…。

いや…まだ死んだと決まった訳じゃない。
まずは俺がここから生きてこの町から脱出しなければ。
早い方が良いな。多分この調子じゃ一週間後にはこの町の住人のほとんどが死人と化す。
そうなったら飛んで逃げる以外、脱出不可能だ。
自衛隊なんぞアテにならねぇ。奴らは国を守る為に存在するんであって、大の虫を生かす為なら
小の虫は見殺しにするだろう。たかが数名の俺達を助けに来てくれるとは思えない。

俺は飲み掛けの缶チューハイに吸殻を放り込み席を立つ。
「とりあえず丸腰じゃ不安だ。何か武器を手に入れてくる
無職の能無し親父だが、手を貸してほしい時は声掛けてくれや。」
そして売り場へと向かった。
501蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/07/05(水) 06:56:12 ID:PjnRXJZhO
【1日目 16:45 ホームセンター 工具・農具売場】

>>496桜木さんと>>498東堂君の話を聞いている内に、想像を掻き立てられた。
引っ掻かれる、噛まれる、喰われる=感染=人として死亡=ゾンビ化=だれかれ構わず襲い喰う…
絶対そうなりたくない!
桜木さんの奇妙な防護服も今となると当然に思える。
私も装備しないと…。
ジャンプスーツを片手に果物ナイフとアイスピックを手に取る。
刃先と尖端の鋭さに恐れ、鞘付きの物を選んだ。

>>498「あぁ‥布に使う伸縮ポールをね。インテリアにあるから後で寄ってもらえます?」
502豊見山 11 女 ◆Idh4M59kpE :2006/07/05(水) 09:07:35 ID:v+93mQgY0
【1日目 17:00 ホームセンター 事務所】

>>486「あ……ありがとうございます」
足に巻かれた包帯を見つめながら、マサキさんにお礼を言う。

『感染』という言葉が聞こえてきた。
気付けば結構いた人たちもいなくなっていて、事務所に残っているのは岬さんとマサキさんと私だけだった。
「……あの」
感染するんだろうか。
先生に引っ掻かれてる。先生がゾンビだったら?
「私、その」
二人がこちらを振り返る。どうしよう。
「ゾンビって……」
二人は傷口を確認している。でも気付いているんだろうか。私が―――

「怖いです」
言えなかった。
503笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/07/05(水) 10:08:09 ID:Gkk4GP4CP
【1日目 17:00 ホームセンター 作業所】

「くさい…。」
腐臭?というのだろうか目の前のゾンビからにおいがする。
いつまでもここに居る訳にもいかないか。
「あ〜ぁっ」立ち上がり大きくのびをする。
店の中でも見に行くか。売り場に続くドアを押す。
504岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/07/05(水) 10:40:31 ID:ssdhxM7qO
【1日目 17:00 ホームセンター 事務所】

>>500「ええ、その時は頼みます」
半信半疑だろうが、何か期するものがある感じだ。

>>499「それならアリーナで見たよ。なんともないよ」
せっかく「武器」を持っていたって、ビビりっぱなしじゃあな。
助けにも行かなかったようだし…

>>502おびえているのか。俺だって…もう何が怖いのか分からなくなり始めてるが。
「大丈夫だよ」
自分にも言い聞かせるように言う。
声に出す事が、大事だ…

さて、このタバコが消えたら屋上にアタックするか。
505桜木 29歳 男 ◆TjAvbk1aao :2006/07/05(水) 12:03:20 ID:YccHL3Fv0
>>501なるほど。さっき言ってたSOSサインて奴か。
屋上からつるせば、いい目印になるな。
桜木さんに付き合ってインテリア売り場に向かう。
その途中に工具売り場で腰に巻きつける工具袋を発見。
包丁とスパナをしっかりホールドしてくれ、安心感を与えてくれる。

ついでにレジの横でジッポのオイル、そして百円ライターを発見してそれも工具袋に入れる。
・・・なんかの役には立つだろ。ついでにその横に花火が置いてあるのを発見。さっきの音はあれか・・・
爆竹と、打ち上げ花火を1、2個ポケットにねじ込む。

>>498東堂君も道具を探しに行っているようだ。
少し脅かし過ぎかもしれないが、一人でも現状のヤバさを認識してて欲しいしな。
506日没 ◆XYndhCe37s :2006/07/05(水) 15:50:37 ID:tBIkPihP0
正面入口の左右の壁はガラス張りになっている。
ガラスは全部で4枚・・・
ゾンビ達はガラスに顔をよせ、ガラスを叩いたり引っ掻いたりし店内には不気味
な音が聞こえている。
・・・・・やがて・・・・・・・・
「・・・ピシッ・・」
ガラスから嫌な音がしはじめた!?
ガラス部分は板や家電などで補強している。
だが、内側からの補強ではガラスを割られればゾンビ達は一斉に店内になだれこ
む・・・・・・
さらに、このまま日没になれば辺り一面闇に覆われる・・・・・外にいる者達に
とってそれはすなわち・・・・
・・・・・死・・・
※補強イベント※
このまま放っておくとガラスは破られてしまいます。ガラス張りの壁は外から塞
がなくてはなりません。

【1】外に出て車を取りに行く人を3〜4人決めて下さい。
【2】ガラス張りの壁は4枚。1枚の広さは乗用車1台分です。(トラックなら
2枚分)
【3】その内の1枚を塞ぐイベントです。
【4】駐車場内には桜木が乗り捨てたガス欠の車1台ですので岬が乗り捨てた車
を使ってガラスを塞いで下さい。
【5】日没は18:30です。
18:45になった時点で辺りは暗闇になります。
時間経過はこのレスからリアルタイム12時間毎にゲーム内時間15分進みます

現在の時刻17:00

507桜木 29歳 男 ◆TjAvbk1aao :2006/07/05(水) 20:04:20 ID:zaSXMElX0
【1日目 17:00 ホームセンター 売り場】
>>506・・・急に、異音が鳴り響いた。
インテリア売り場で商品を物色している手を休め、音の鳴ったほうを見る。
「ヤバイ!入り口!」考えると同時に大声を出していた。

すぐに近くの棚を入り口に寄せ集める。
この程度では気休め程度にもならないだろう。入り口のガラスを破られたら、一巻の終わりだ。

外に出て何かでガラスをふさぐしか無い。
大きさ的には車か何かか?

俺の車はガス欠だ。他に・・・
思わず大声を出す。「緊急事態だ!誰かここに車で来た奴は居ないか!」
叫びながら事務室に向かう。とにかく何とかしなければ。

すぐに!
508東堂 男 17 ◆bg5irfTuqA :2006/07/05(水) 20:30:57 ID:LOl1SGlUO
装備はさっきの桜木さんの格好を見習う事にした。
作業服に金網を針金で四肢と胴、首の部分に留め、
運動用品コーナーにあったサポーターを肘、膝、肩に着ける。
手には厚手のゴム手袋をはめることにした。
…みんなにも持っていこう。
棚に掛かっているゴム手袋をまとめてポケットへと突っ込む。

武器は…これかな?中ぶりのハンマーと鞘付きの鉈をベルトに差し込む。

引き続き店内をうろついていると花火コーナーがあった。
「花火かぁ……懐かしいな。」思わず呟く。
花火は俺の心を救ってくれる、なんて言うと大袈裟だが好きなのは確かだ。
何かの役には立つだろう。爆竹1箱と笛ロケット、マッチを工具入れに放り込む。

……こんなもんかな。一通り見切りを着け終わると、何となく自分が強くなった気がした。
インテリアコーナーへ行くと蝶野さんがいた。こちらには気付いていない様子だが構わず声を掛ける。
「蝶野さん?ポールありました?」
509岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/07/05(水) 21:12:08 ID:ssdhxM7qO
【1日目 17:00 ホームセンター 事務所】

「さて…」
タバコをもみ消す。活動再開。いろいろと見たいものもある。

「…なんてこった」
事務所から出ると、すぐに異常に気付いた。
いつもそうだ、なんで予定通りに物事が運ばないんだろう。まったくふざけてる。

桜木君はこの事態に気付いていたらしい。
車?…まあ言いたい事は分かるよ…
>>507「……俺だ」
そう。いつだって俺が貧乏クジだ。なんだってんだ。俺はマクレーンか。

それにしてもなんてカッコだ。やる気十分か?話が早すぎるぜ。

>>507「問題がある、車は裏だ。ぶっつけであのドアを開けなきゃならない。
援護がいる。君はいいカッコだ、道を開いてもらう。やれるか?」
510桜木 29歳 男 ◆TjAvbk1aao :2006/07/05(水) 23:30:46 ID:a3wAUdwi0
>>509「了解だ。キーを貸してくれ。車まで何とかたどり着けたら、車をドアの前につけるから、乗り込んでくれ。
岬さんの他に1,2人人手が有った方が良いだろう。ちなみにどの車だ?」
511笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/07/05(水) 23:41:41 ID:Gkk4GP4CP
【1日目 17:00 ホームセンター 売り場】

>>507「緊急事態だ!誰かここに車で来た奴は居ないか!」
売り場から出たとたん誰かが叫ぶ。ん〜?俺は徒歩だしなぁ。そう思いながら声の主を探すと、
桜木さんだったらしく足早にこちらに向かってくる。
事務所に入るとそのまま岬さんと話し出した。2人とも考えがあるらしく話をしているけど…。
>>509「問題がある、車は裏だ。ぶっつけであのドアを開けなきゃならない。
援護がいる。君はいいカッコだ、道を開いてもらう。やれるか?」
えええええぇぇぇ!外に出るのか…。やばくない?

「桜木さん、岬さん…俺はどっちについていったらいいですか?」
512蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/07/06(木) 00:06:19 ID:PjnRXJZhO
【1日目 17:00 ホームセンター 事務所】

インテリア売場へは桜木さんに付き添ってもらった。
両手に伸縮ポール4本、ジャンプスーツを抱え、手が空かなくなった私は事務所へ戻ろうと考えていた。

急に声を掛けられ振り向くと桜木さんを上回るゴテゴテな防護服の東堂君がいた。
>>508「ええ、見つかりましたよ。‥それ、凄いわね。一見、動きづらそうだけど大丈夫?」
東堂君と話していると突如として>>507桜木さんは叫び事務所へ走って行った。
入口?車?何言ってるの?
把握しきれず混乱した。
訳が解らないまま、桜木さんを追って私も事務所へ向かった。
513マサキ 22 男 ◆e3o8eB21vs :2006/07/06(木) 00:14:50 ID:K2PKJltGO
【1日目 17:00 ホームセンター事務所】

>>509岬さんの言う車には心当たりがあった。
ここに来る途中見た十字路の先にあった車‥きっとあれだ!?
…どうしたら……?
‥怖い…でも何かやらなければ!?…
「‥車の位置は僕も心当たりがあります‥‥僕どうしたら…いえ、手伝います」
514日没U ◆XYndhCe37s :2006/07/06(木) 00:39:59 ID:TDt47FYv0
ホームセンターを取り囲むゾンビの数は少しづつ確実に増えていく・・・・・
駐車場内には50体近くはいるだろうか・・・
この建物の中にいる者達を補食するまで決してあきらめることなくその数も増え
ていくであろう・・・・・


※死亡フラグイベント※
メンバーが決まったら車を取りに行って下さい。

【1】外に出た人は書き込み1レスにつき10m進みます。車までの距離は15
0mです。
【2】外のメンバーは連投不可。必ず他の人(他の外のメンバーでもOK)の
レスを挟んで下さい。
【3】外に出ている間の表記は↓
【1日目 17:00 車まで150m】
距離はレスした人の任意で進むor停滞。
【4】車にたどり着き全員が車に乗り込むレスをすればイベント終了。
【5】運転席に座った人はガラス張りの壁を塞ぐレスをして下さい。
【6】死亡フラグ判定は最初の一人が外に出るレスをした時点から判定開始。
515岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/07/06(木) 00:55:00 ID:8Ne5g4i2O
ちょっと、みんな混乱気味だな。無理もないが。
ここは意思統一させとかないと段取りが狂う。
くだらない事で手間取ったら全員がヤバイ…

「聞いてくれ。裏とは言ったが、塀の向こうなんだ。俺は塀を乗り越えてここへ来たんだ。
つまり車までの距離は近いが、乗れてもぐるっと大回りで来る事になる。
手順はこうだ。今から作業場のドアを開け、塀を乗り越え、車にたどり着き、発進させ、正面に乗り付ける。ここまでOK?
問題になるのは、ドアのすぐ外と塀の向こうに障害がある場合。しかもこの公算は高い。
そこでだ、運転者が車にたどり着き、エンジンをかけるまで誰かがガードする必要がある。
適任と思えるのは…」

桜木君を見る。
>>510「やれるか、と聞いたのはそういう事だぜ…もう一度聞く。やれるか?」
「運転するのは俺だ…」
そう言って鍵を取り出して見せる…4つ。
「事情があってね」
パニックにならずにトライ&エラーしなけりゃならない…笠原君やマサキ君では不安だ。
516蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/07/06(木) 01:56:11 ID:JRg8qkGNO
【1日目 17:00 ホームセンター 事務所】

岬さんと桜木さんの話からおよその察しがついた。
桜木さんの求める人手に私は成り得るかしら?
どっちにしろこの格好じゃ動き回ることすらままならないわ…。
緊急事態の中、着替えてくるとは言えず、無言で休憩室に入ると、急いでジャンプスーツに着替えてツールポーチを腰に装着させて事務所へ戻った。

>>515岬さんの話に聞き入った後、口を開いた。
「屋上からなら駐車場も塀の向こう側もある程度見えるはずです…岬さん達が動きやすいようにゾンビを誘導したりしましょうか?」
517樋浦 42 男  ◆0SpbexsBIw :2006/07/06(木) 02:25:07 ID:5zUYNOsX0
1日目 17:00 ホームセンター 売り場→事務所】
とりあえず岬くんが言うには頭を叩き潰す以外に連中を止める手立てはないらしい。
それと重要なのは連中に傷を負わされると、もれなく奴らのお仲間になれるという事だ。

動きは鈍い。が、連中と組合ったら受傷する確率が跳ね上がる訳だ。
俺の方針としては、まずこっちは身軽な状態で相手の攻撃をかわす事。逃げられる時は逃げる事。
そして戦う時は一撃で頭を叩き潰す事。
以上を踏まえて俺は装備を選んだ。

まず服装は基本的に今のトレーナーとジーパンで良い。
首はタオルを巻いておく。前腕部、足の脹脛はテーピングをしておく。
これで上からドカジャンを着込めば不意を討たれた最初の一撃は防げる。
頭はライトつきのメット。足はブーツタイプの安全靴。手には軍手をはめた。

武器には…あった、これこれ。
両口ハンマー…こいつの扱いはお手の物。ドアや壁を叩き壊すのによく世話になったもんだ。
重さ約4キロ、長さは約90cmと腐ったドタマを叩き潰すには十分すぎる代物だ。
懐かしついでに手斧も貰っとくか。もっとも俺が使った事があるのは救助用の斧だが…相手の頭を一撃でカチ割るのに
救助用も薪割用もねーだろう。

後は…連中を一網打尽にできるような武器を考えるか。
人の安全を守る為に蓄えた知識や技能をこんな物騒な事のために使う事になろうとはな。。。

売り場を回り、カートに必要なものを載せ一度事務所へ戻る事にした。
売り物の位置は一通り見て頭に叩き込んだ。次から必要な物は迷いなく取りに行ける。
固形燃料、ガスボンベ、ライターオイル、釣りセット、針金、カラス避けのゴミネット…使えそうなところはこんな所だ。
後で手の空いてる奴がいたら手伝ってもらうか…。

戻ると岬くんを中心に、深刻な顔で何かを話してるようだ。
「おいおい、言ったろう?手を貸してほしい時は声掛けてくれと。一体、何があったんだ?」
518桜木 29歳 男 ◆TjAvbk1aao :2006/07/06(木) 11:57:57 ID:61SIshRh0
>>515
「なるほどね。やれる。この中では一番適任だろう。
確認だ。必要なのは俺と岬さん。ガード役と運転役だな。
岬さんの持ってる車4台で往復して正面をふさぐと。暗くなるまでにイケルだろう。」

なんか映画のシーンを思い出した。
・・・確か調子に乗った奴が食われてゾンビになるんだよな。
調子に乗らないようにしなければな。
・・・と、思いつつ軽口を無意識にたたいている。
「ちょい悪オヤジコンビ結成だな。」

ハッと気がついて場がしらける前に話を変える。
「全員の分担を決めよう。」
519岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/07/06(木) 14:04:12 ID:8Ne5g4i2O
>>518…??往復してふさぐ?言ってる事が普通に分からない。
俺の頭がイカれたのか?違うよな。
「いや、待て待て。車は1台だよ。鍵だけが4つあるんだ、別々の車の。訳は後で話すよ。
この中のどれが当たりか分からなくなったから、ひとつひとつ試さなきゃならない」
説明が悪かったか?仕切るのは苦手なんだよな…

「車に向かうのは俺を入れて3人だな。留守の間に侵入されてちゃ話にならないから
内側から支える人数は多いほどいい。でもそこにゾンビが集中してたら穴がふさげない。
だから屋上からの陽動は要るだろうね。屋上に2人はいて欲しい。
これが人数的に、ギリギリの線だと思うよ」

>>516「屋上、頼むよ」
ここは蝶野さんに頼もう。なんとかしてくれるはず。

「で、外に出るのは俺と桜木君と…あと1人、行きたい人?」
右手をあげてさっとみんなの顔を見渡す。
誰も行きたくはないだろうけど…
520マサキ 22 男07150922:2006/07/06(木) 14:57:34 ID:K2PKJltGO
【1日目 17:15 ホームセンター事務所】

樋浦さんが事務所に入ってきた。
>>517『手を貸してほしい時は声をかけてくれ』
頼もしい言葉だ‥自分にはとても言えない言葉だった‥
岬さんと桜木さんは外に出る覚悟だ、きっと樋浦さんも一緒に行くだろうな。
この3人に着いて行ったとしても自分はきっと足手まといになる……。
「僕は中からフォローにまわります」
自分の力の無さが嫌になる
521笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/07/06(木) 16:10:34 ID:k35orO9hP
【1日目 17:15 ホームセンター 事務所】

>>519「樋浦さんまで外に行っちゃうと中は若年コンビになりそうなんで、俺も外行きます。
多分、足止めくらいにはなりますよ。声もでかいし。市民を守るのが俺の仕事なんで…一応。」
そういって、敬礼してみせる。

…しかし、怖いなぁ。


522蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/07/06(木) 17:25:28 ID:JRg8qkGNO
【1日目 17:30 ホームセンター 事務所】

>>519「やってみます。」
私にもう少し体力と俊敏さがあったら志願したのに…悔しさを感じた。
だけど残る私達にも大きな役目がある。
外へ行った人達に危険が及ばない様、手助けする事。
ここにゾンビを侵入させず守る事。
どれも人の命がかかってる…責任持ってやらないと。

同行志願の挙手を待つと、意外にも>>521笠原さんが志願に出た。
市民を守るのが仕事?警官なの?
キョトンとした表情で彼を見てしまった。

残る人達に向かって
「‥あの、屋上へ同行してくれる方いませんか?」
と尋ねた。
523マサキ 22 男 ◆iCY9CtqZcY :2006/07/06(木) 18:10:19 ID:K2PKJltGO
【1日目 17:30 ホームセンター事務所】

岬さんの挙手に笠原さんが手をあげる。
>>521市民を守るのが仕事‥えぇ?‥
もしかして…えっ?‥警察官?
敬礼する笠原さんを目を丸くして見つめてしまった。>>522蝶野さんの呼び掛けに我に返る。
こんな自分でも今は何かの役に立ちたい。
「僕でよければ一緒に行きます」
524岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/07/06(木) 18:18:27 ID:8Ne5g4i2O
【1日目 17:30 ホームセンター 事務所】

>>521「OK。…って、笠原君、警官だったのか?
知らなかった。やっぱり成長したらデカになるのか?」
デカはともかく、いい判断だ。それに心強い。警官なら格闘技だってやってる。

「よし決まりだ、さっそく行こう。ドアを閉めるのにあと1人いる。
あとのメンバーはバリケード防御、破られたら全部パアだ。一番大事な仕事だからな、頼むよ」

…俺も集中しよう。いつも雑念で溢れ返ってるけど…不動心。不動心だ。ビビるな俺。
525東堂 男 17 ◆bg5irfTuqA :2006/07/06(木) 18:33:15 ID:VCx5Dym8O
【1日目 16:15 売り場→事務所】
>506桜木さんが何かを叫びながら事務所へ走っていった。
皆只事ではないと感じたようで事務所へ集結して行く。
その後を走って追うが確かに走りにくい。 膝のサポーターを外し床に打ち捨てる。
事務所へ着くともうすでに分担が終わった後だった。
決死の覚悟で外へ出る者
希望をつなぐため屋上へ登る者

こんな格好までして、俺一人だけ何もしない訳には行かない。
「俺も外に出ます!ここに入れてもらわなければきっと、きっと死んでました。
恩を…返させて下さい。」
言ってしまった。ここ出たら入る事は無いかもしれないけど。
「それと…これ、良ければ使って下さい。」
そう言って袋詰めのゴム手袋を事務所の机においた。
526蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/07/06(木) 19:16:03 ID:JRg8qkGNO
【1日目 17:30 ホームセンター 事務所】

>>521笠原さんの意外な一面にマサキ君もキョトン顔だわ…そのマサキ君が一緒に屋上へ行ってくれると言う。
>>523「ありがと‥。じゃ、音の鳴る物と奴らの足止めに使える物を用意して下さい。お願いしますね。」

いざ、行動開始となるところで東堂君がやってきて、彼もまた外組へ志願した。
「待って!そしたら店内、樋浦さんとなつきちゃんだけじゃない。戦力となる人がここにも残ってくれないと困るわ。
笠原さんか東堂君、どちらか残って下さい。」
私はいつになく感情あらわにして言った。
527桜木 29歳 男 ◆TjAvbk1aao :2006/07/06(木) 19:23:32 ID:ikIEZgqj0
>>519「なるほど。俺が理解してなかったな。車がどこか近くに4台あるのかと勘違いしていた。
いやすまない。」

>>521>>523「東堂君、笠原君が来てくれるのか。頼もしいな。」
そう言いながら東堂君のくれたゴム手袋を手にはめる。

>>522>>523「蝶野さん、まさきくんが屋上か。・・・奴らが集中するから、ある意味一番危険だ。
自分の安全を第一に考えて行動してくれ。」
528笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/07/06(木) 19:25:37 ID:k35orO9hP
【1日目 17:30 ホームセンター 事務所】

>>524「いや、俺は刑事にはなれませんよ…苦手ですもん。交通か地域がいいなぁ。」
って、自分の夢なんか話してる暇じゃなかった。
岬さんはとっとと指示をだしてる。
気合、気合だ。
すっかり馴染んできたバールを握り締め気合を入れてると、東堂君が走って来た。
>>525「俺も外に出ます!」
その言葉に、この場の指揮を執る岬さんに目をむける。
529桜木 29歳 男 ◆TjAvbk1aao :2006/07/06(木) 20:00:34 ID:SJ1e2sd50
>>528>>526「っとと。行くのは3人だったな。ガード役に防御服を着てる俺か東堂君のどちらか一人、後は身軽な笠原君のほうがいいかもな。
まー、決めるのはどちらにしろ、リーダー、あんただ。」
そう言いながら岬さんを見る。どうやら、岬さんがリーダーになるのが今は一番しっくり来る。
まあ、異論は無い。
530岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/07/06(木) 20:29:09 ID:8Ne5g4i2O
【1日目 17:30 ホームセンター 事務所】

東堂君が志願してきたが…
>>525「ダメだ。蝶野さんの言う通りこれ以上外に人数は割けない。
勘違いしちゃいけないのは、残る事は怠ける事じゃあないって事だよ。
それにゾンビを排除するなら少しでも経験のある方がいい。
そういう訳で、君には残ってもらわなきゃ困る。みんな困る。OK?」

思いのほか時間を食ってしまった。いつだってそれが問題になる。

「明るいうちに終わらせよう。行こうぜ」
531東堂 男 17 ◆bg5irfTuqA :2006/07/06(木) 21:06:19 ID:VCx5Dym8O
【1日目 17:30 事務所】
>530>526つい冷静さを失った所を岬さんと蝶野さんに制される。
「熱くなってすいませんでした。つい焦ってしまって…
ーわかりました。帰る場所は必ず守ります。
だから必ず無事で帰って来て下さい。」

亀の甲より年の功とは良く言ったものだ。
必ず、必ず無事で帰って来て欲しい。そう思った。

>526>521「マサキさんと蝶野さん、屋上へ行くならこれ持って行って下さい。
中じゃ使えませんから。」
そう言ってマサキさんに笛ロケット花火とマッチを手渡す。
532桜木 29歳 男 ◆TjAvbk1aao :2006/07/06(木) 21:58:18 ID:ICPCC7oy0
【1日目 17:30 ホームセンター 事務所】
>>530
「オッケー。サクサク行こう。」
そう言いながら事務室を出て、例の扉の前に移動する。
・・・やはり緊張するな。汗をぬぐう。

岬さんと笠原君の方を見る。
「まずは俺が出よう。奴らが居なかったら、二人とも出てきてくれ。
その後、蝶野さん、マサキ君がはしごで上に昇ってもらうまで、安全を確保しよう。
後は、岬さんナビを頼む。」

「・・・俺が外に出て、もし奴らの待ち伏せにつかまった場合は、かまわずドアを閉めて、外に出るのは別の手段を考えてくれ。」

そう言い残してドアに向かう。いよいよだな。
「1,2,3でドアを開けるぞ。」
533笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/07/06(木) 22:15:02 ID:k35orO9hP
【1日目 17:30 ホームセンター 事務所】

>>532「分かりました。」
ドアに向かい、バールを構える。
ああああ、手が震える。…気合、気合、気合!!

534桜木 29歳 男 ◆TjAvbk1aao :2006/07/06(木) 22:23:21 ID:ckA4snut0
【1日目 17:30 ホームセンター 事務所】
「1,2ぃーの、3!」
そう叫んでドアを開ける。

ドアの先、3,4メートルのところに一匹だけゾンビが居る。
テンパって声が出そうなのを必死で押さえ、周りを見渡す。
他には居ないようだ。

一気に駆け寄り、こちらを振り向く前に金属バットで思い切り殴りつける。
ガスッとも、グシャッともつかない音がして、ゾンビは地面に倒れる。

念のため、金属バットでもう何発か殴る。
予想通りというか、予想外にというか、1匹1匹はけっこう脆いようだ。
囲まれさえしなければ何とかなるだろう。

初のゾンビ戦。興奮と恐怖が入り混じって手足が震えるが、落ち着くためにあえて事も無げに言う。
「・・・オッケー。出てきてくれ。周りには誰も居ない。」
535蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/07/06(木) 22:53:35 ID:JRg8qkGNO
【1日目 17:30 ホームセンター 事務所→作業所】

岬さんの説得で東堂君も分かってくれたようだ。
>>531「しっかり防御してここを守って。」

「桜木さん、このリュックお借りします。」
そう言うと事務所のガムテとビニール製ロープを取り、休憩室に置いてある布、ペンキ、刷毛を持って来てリュックに入れた。
伸縮ポールはベルトに差し込み、ガムテでとめた。

>>530岬さんの掛け声と共に皆も動き出した。
作業所の扉を目前にして、手が震える。
緊張が張り詰める中、>>534桜木さんが先に飛び出す。
岬さん、笠原さんが出るのを待って私も外へ踏み出した。
536岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/07/06(木) 23:10:15 ID:8Ne5g4i2O
【1日目 17:30 ホームセンター 作業所】

作業所に入った所で、あの時のモップを拾った。
クルクルと振り回してみる。軽い。
「不動心」
自分に言い聞かせる。

桜木君がドアに取り付き、開けた。
何かをひっぱたく音が聞こえたが…行けるようだ。俺も飛び出し、モップを構える。
>>534「ナイスクリア」
二人が梯子に取り付いたら、俺も塀を乗り越えるぞ…
537マサキ 22 男 ◆iCY9CtqZcY :2006/07/06(木) 23:28:04 ID:K2PKJltGO
【1日目 17:30 ホームセンター事務所→作業場】

>>531東堂君からロケット花火をもらい作業場へ向かう。
桜木さん、笠原さん、岬さんがつづけて外に出る。
屋上に出る為蝶野さんも外に出る‥
その背中を見て気合いを入れ後に続いた。
538血死 ◆XYndhCe37s :2006/07/06(木) 23:39:27 ID:TDt47FYv0
先程まで全員が集まっていた事務所・・・・・
その事務所のドアが少し開いている、完全に閉まりきらずほんのわずかでも押せ
ば開くような状態だ・・・
ドアは完全に閉め鍵もかけられていたはず・・・・
だが現実今ドアは開いた状態にある!
偶然そうなったのか誰かが故意にそうしたのかわからない・・・・・
やがてドアの間から獲物を引き裂く指が姿をあらわす・・・・・

※ゾンビ侵入イベント※

ドアが開いてるため、ゾンビが次々侵入してきます。
【1】ゾンビは現在室内に1体います。
【2】リアルタイム1時間毎にゾンビ1体侵入。
【3】ドアを閉めるレスを中のメンバーの内誰か一人でもすればイベント終了。
【4】ゾンビ5体以上(5含む)侵入で事務所はゾンビに占拠されます。

事務所にいる樋浦、東堂、なつき、秋田が対象です。
539蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/07/06(木) 23:55:25 ID:JRg8qkGNO
【1日目 17:30 ホームセンター 屋上】

私は勢いよく梯子に足を掛けて、一気に屋上まで登りきった。
>>537「急いでっ!」
腹ばいになり屋上から顔を覗かせてマサキ君を急かすように大きく手招きした。

何も無いただの白い長方形の上に立ち、味わった事のない恐怖を感じた。
ホームセンターの裏手は住宅街なのか、細い路地が幾つも入り組んでいる。
ちらほらゾンビが佇み、歩んでいた。
マサキ君が上がって来たら梯子も引き上げなきゃ。
万一奴らが登って来たら逃げ場がないわ。
540笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/07/07(金) 00:05:33 ID:LhaImQwMP
【1日目 17:30 ホームセンター 作業所外】

桜木さん、岬さんが飛び出すと続いて俺も外にでた。
うわっ!ちょっと離れた所にゾンビの死体が倒れてる。
桜木さんのさっきの音がこれか…。素早いなぁ。
辺りを見回し、バールを構える。
>>539まず蝶野さんがあっという間に屋上まで登る。

緊張のあまり、バールを握る手がべたつく。
541マサキ 22 男 ◆iCY9CtqZcY :2006/07/07(金) 00:12:51 ID:kkPE3euJO
【1日目 17:30 ホームセンター作業場→屋上】

外に出て迷わず梯子を登る。
気持ちいい風が吹き息を大きく吸い込んだ。
おっとこんなことしてる場合じゃないや
「蝶野さん!梯子をあげましょう」

梯子をあげ一先ず安全は確保できた。
「‥はぁはぁ‥じゃあ援護の準備をしましょう」
東堂君からもらったロケット花火を取り出した。
542日没前死亡判定 ◆XYndhCe37s :2006/07/07(金) 00:14:23 ID:/PxrtTj00
四方八方から襲い掛かる亡者の群れは彼らに掴み掛かり生きた肉を貧ろうとする
・・・

※死亡フラグ判定※

【1】レス番>>534or>>5■■を踏んでれば死亡フラグが立ちます。
【2】死亡フラグ判定開始から死亡フラグイベント終了まで総レス数■以下(■
含む)or■回のプレイヤーには死亡フラグが立ちます。
【3】外のメンバー(岬、桜木、笠原)のみ対象です。レス番踏みは死亡フラグ判定前、イベント終
了後に踏んでる者は無効。

>>534桜木には死亡フラグが立ちました。

※死亡フラグ判定発生中※
引き続き行動してください。
543桜木 29歳 男 ◆TjAvbk1aao :2006/07/07(金) 00:18:33 ID:nMOmXH2W0
【1日目 17:30 作業所外/車まで150m】
蝶野さんそれに続いてマサキ君がはしごを昇って行くのを確認した後、
他の2人の方を向き、目で合図する。

さあ、死のピクニックのスタートだ。
絶対に車までたどり着く。
544樋浦 42 男  ◆0SpbexsBIw :2006/07/07(金) 00:22:26 ID:45NILc3a0
【1日目 17:15 ホームセンター 事務所】
誰も事の詳細を説明してくれねぇもんだから、俺が口を挟む間もなく話は終わってしまったようだ。
手足にテーピングしたり靴を履き替えたりしてる間に役割分担が決まって皆持ち場に散ってしまった。
何だかよく分らんが、とりあえず俺はホームセンター内に居残って外に出てった連中が
またここに戻ってこれるようにしとけばいいか…。

具体的な指示をされてない以上、こっちはこっちで考えてやるしかない。
今の内にさっき積み切れなかった武器の材料を集めておくか。

そういや、ここ電気使えねぇが日没後はどうやって明かりをとるんだ?
カンテラ…蝋燭…売り場のあちこちにセットしておく必要があるだろう。

…なんだ、やる事一杯あるじゃねぇか。
逆に人手が足りねぇくらいだ。
545血死U ◆XYndhCe37s :2006/07/07(金) 00:25:25 ID:/PxrtTj00
ゾンビの侵入を防ぐため勢いよくドアを閉めた!
しかし室内には数体のゾンビが侵入し・・・
虚ろな眼差しで部屋にいる者達を睨み襲いかかる!

※死亡フラグイベント※

侵入したゾンビを撃破or逃げる行動をして下さい。ゾンビを倒すには二人以上の
レスがいります。
【1】ドアを閉めるレスを誰かがした時からイベント開始。
【2】中のメンバーの内誰か一人(仮で@さんとします)がゾンビに攻撃レスを
します。次にそのレスから24時間以内に他の誰かが続いてそのゾンビに攻撃レ
スをすればゾンビ撃破!
【3】12時間以内にレスがなければ@には死亡フラグが立ちます。
【4】中のメンバーはレス番下一桁2or9を踏めば死亡フラグが立ちます。
【5】イベント開始から終了までレスのなかったプレイヤーには死亡フラグが立
ちます。
【6】部屋の出入りは自由です。
【7】事務所にいないメンバー(蝶野、マサキ、外のメンバー)も事務所に入る
レス番からイベント参加とみなします。(入った時点から【1】〜【6】適用)
現在のイベント適用者は
樋浦、東堂、なつき、秋田

※イベント血死でゾンビ5体浸入されていればこのイベントは
スルー扱いとさせて頂きます。
546笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/07/07(金) 00:43:39 ID:LhaImQwMP
【1日目 17:30 作業所外/車まで140m】

塀を乗り越える。皆、口数が少ない。
やはり緊張と、奴らが音で寄ってくるかもしれないからだろうか?
それにしても、外にでるのがこんなに心細いとは!
早く車に乗り込みたい!!
547樋浦 42 男  ◆0SpbexsBIw :2006/07/07(金) 00:48:22 ID:45NILc3a0
【1日目 17:30 ホームセンター 事務所】
俺は、カートに必要と思われる道具を満載して再び事務所に帰ってきた。

チト…欲張りすぎたか。事務所に残ってる奴に手伝だわせて今から明かりを設置しないと。

「おい、ちょいと悪いが…!?なんだてめぇえ!!」

そこに居たのは仲間の誰でもない。腐臭を漂わせる血肉に飢えた2匹の獣だった。

そいつの背後の扉が開いている。
誰だ!?開けっ放しにしやがって…。

ゾンビは俺を見るとゆっくり近寄ってくる。
手元にハンマーは無い。だが幸い腰には手斧があった。

「へっ!残念ながら今日は臨時休業よ!てめぇに売る物なんざ何もねぇ!とっとと帰りな!!」
パイプ椅子を蹴って間合いをとった。
そして素早く背後に回りこみ、肘で半開きのドアを閉める。

そしてドアを背に大声で叫ぶ。
「ゾンビが事務所に侵入したぞ!!皆気をつけろ!!!」

さー…お前らが食事にありつくか…俺がお前らを叩き出すか勝負だぜ。。。
548桜木 29歳 男 ◆TjAvbk1aao :2006/07/07(金) 00:50:43 ID:vuv0H2yE0
【1日目 17:30 作業所外/車まで130m】
笠原君に続き、俺も塀を乗り越える。金網が体に引っかかる。
畜生、わかってはいたがやはり動きにくい。

金網の上から見たところでは、奴らの姿は見えない。
しばらくは無事に進めそうだ。
549岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/07/07(金) 00:53:10 ID:pHGAVcxRO
【1日目 17:30 車まで140M】

よし、行く。
「よっせ」
塀を乗り越えた。着地と同時に構える。住宅街だ…今の所ゾンビの姿は無い。
しかしこの景色には見覚えが無い。車も無い。
どうも車を停めたのとは違う筋らしい。向こうの筋に出るには
家を何軒か迂回しなくてはいけないようだ…
軽く見ていた訳でもないが、予想したより面倒な事になるかも知れない。
「ごめん、筋違うみたい…回って行こう」
550笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/07/07(金) 01:26:40 ID:LhaImQwMP
【1日目 17:30 車まで120m】

>>549「ごめん、筋違うみたい…回って行こう」
その言葉にあせる。
「ど、どどれぐらいで着きそうなんですか?」情けなくもうわずる声で尋ねる。
人間相手ならまだ大丈夫なんだけどなぁ…ゾンビ相手に逮捕術はきかないよな。
551樋浦 42 男  ◆0SpbexsBIw :2006/07/07(金) 01:27:18 ID:45NILc3a0
【1日目 17:30 ホームセンター 事務所】
ゾンビ相手はできるだけ逃げる…方針が変わっちまった。
ここで俺が逃げ出せば、残った連中はこいつらの餌食だ。
畜生…ドアを閉め忘れた奴…恨むぜ。
1体ならどうにでもなるが、2体じゃキツイ。だが…やるしかねぇぜ、やるしか。

「お前ら…風呂入ってるのか…くせぇよ、近寄るんじゃねえ!!」
手斧を左膝の側面めがけ振り下ろす。
「おらぁ!もう一発!!」
2発目で左膝から下を失った一体は床に倒れた。
人体相手に斧を振り下ろしたのは生まれて初めてだ。肉や骨に刃が食い込む感触が
とてつもなく嫌な感触だ。

倒れた相手を飛び越しもう1体と間合いを取る。
頭の中でシミュレーションした時は一撃で相手の頭を潰すつもりだったのに…。
やはり本能的に急所に斧を振るう事を体が拒んだか。
だが、俺がここでやられる訳にはいかねぇ…。こいつらの脳みそぶちまけてでも
生きてる連中を守らなきゃならんのだ。
552岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/07/07(金) 01:40:05 ID:pHGAVcxRO
【1日目 17:30 車まで110M】

あとどれくらいだろう?位置的にはホームセンターの向こう側の端あたりのはずだが
どれくらい迂回する事になるかが分からない。

>>550「距離的には近いはずだけど、迂回するからな…多分100メートルくらいだと思うよ」
走れば十数秒の距離。なぜだか恐ろしく遠く感じる。
なんでこんなに入り組んでるんだこの道は…
553蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/07/07(金) 03:25:47 ID:uBcNDGMEO
【1日目 17:30 ホームセンター 屋上】

梯子を引き上げ、3人が塀の向こう側に降りるのを見届けると、準備に取り掛かった。
マサキ君の手にはロケット花火が握られている。
>>541「何本あるの?3人の位置と来るタイミングを見計らって使わないとね。
私は例の防犯ベルと携帯しかないわ。どっちも電池がなくなれば終わり。」

「まず呼び寄せる方向ね。一つは正面入口から一番遠い裏手の今来た方…作業所からはもう戻れないわ。
戻る時は事務所側に梯子を降ろして通用口からね。
もう一つはリスク高いけどトイレ側…正面入口からそう遠くないから不安だわ。」
554東堂 男 17 ◆bg5irfTuqA :2006/07/07(金) 07:52:45 ID:7c/kNWfNO
【1日目 17:45 事務所】
さて…と。見回りでもしてこよう。
一人じゃ不安だし、まず樋浦さんを探すか。
>547そう思った矢先、樋浦さんの怒声が事務所から鳴り響く。
事務所からどうやって奴らが!?急いで事務所のドアを開ける。

「樋浦さ………!! 」
目の前の背中は樋浦さんではなく奴らだった。
あまりに驚愕して声が詰まる。しかしそれが幸いし、まだ奴は俺に気付いていない。
ベルトから鉈を抜き、そーっとそーっとその背中に近付く。
「うりゃぁぁあ!!」
深く息を吸い、腐った頭へ思い切り振り下ろす。
『ガスッ』妙に浅い音が響く。刃先には被いが着いたままだった。
奴は一瞬よろめいたがこちらへ振り返る。
「!?この野郎ぉっ!!」
『ガン』構わず鉈を振り下ろす。『ゴッ』もう一撃。
頭蓋が変形したのか奴は床に倒れ、体が千切れた節足動物のようにのた打つ。

樋浦さんに目をむける。
「樋浦さ…後ろ!!ゾンビが!!」
555笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/07/07(金) 11:42:49 ID:LhaImQwMP
【1日目 17:45 車まで100M】

住宅街を移動する。
こんなに家があるんだから1人くらい生きた人間に会わないだろうか。
辺りを見回すも、そんな影は見当たらない。
やはり皆…。

556マサキ 22 男 ◆iCY9CtqZcY :2006/07/07(金) 12:37:10 ID:kkPE3euJO
【1日目 17:45 ホームセンター屋上】

ロケット花火は10本セット×3。
細い入り組んだ路地を走る岬さん達が見える。
時折、家や木々の陰で3人の姿を見失う‥
ここからロケット花火を打って効果的に援護できるだろうか?
>>553蝶野さんの話を自分なりにまとめる。
まず、正面入口にいるゾンビを作業場までおびき寄せる。
岬さん達が車でガラスを塞いだら全員事務所のドアから生還する。
こんな段取りかな?
557:岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/07/07(金) 13:59:40 ID:4VQOgLAy0
【1日目 17:45 車まで90M】

夕焼けの中、住宅街を進む。
赤く染まる空を遮る家々の屋根に、奇妙な不吉さを感じる。
子供の頃、いつもより遠くまで遊びに行った日の帰り道。
あのときの寂しさを思い出す。
「静か過ぎるな」
あまりにも静か。この、自分が世界から取り残されたような感覚は
そのせいかもしれない。
何にしても、イヤな時間帯だ。
558蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/07/07(金) 16:28:02 ID:uBcNDGMEO
【1日目 18:00 ホームセンター 屋上】

>>556「ロケット花火は3人に近づくゾンビの気を引くのに使えるんじゃない?
ここは防犯ベルでやってみるわ。」
時折見え隠れする3人の位置を確認した。
微かに見えるアレが目指す車なら、まだ距離がある。
一旦トイレ側に集めてから裏手の壁に奴らを誘導した方がいいかも…。
防犯ベルにビニールロープを括り付け、棒を引き抜く。
けたたましい音が周辺に響き渡る。
奴らの手が届かない高さに下ろす。
正面入口からトイレ側へ誘導を仕掛けた。
奴らのノロノロとした動きにイラっとくる。
集まるまでSOSの布を設置することにした。
559笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/07/07(金) 18:33:48 ID:LhaImQwMP
【1日目 18:00 車まで80M】


「ここに住んでた人達…どこに行ったんでしょうか?」
何か話してないと怖い。本来なら静かに歩を進めるぶきなんだろうが…。
その時、聞き覚えのある音が聞こえた。>>558蝶野さん達だ!
560マサキ 22 男 ◆iCY9CtqZcY :2006/07/07(金) 18:41:29 ID:kkPE3euJO
【1日目 18:00 ホームセンター屋上】

日が少し落ちてきた…
3人と車の距離を見るとまだ半分くらいか?
暗くなるまでにはすべてを終わらせないと‥
>>558蝶野さんはゾンビのおびき寄せ役か‥じゃあ、俺は援護役だな。
細い路地にゾンビがちらほら見える。3人に近づきそうなゾンビ目掛けてロケット花火を打つ‥
『ヒューーーー!!』
音と共に花火は放物線を描いてあさっての方向へ飛んで行った。
「あれ?」結構むつかしい
それでもゾンビは音に反応しているので続けて花火に点火していく。
561蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/07/07(金) 19:34:00 ID:uBcNDGMEO
【1日目 18:00 ホームセンター 屋上】

防犯ベルに括り付けたビニールロープをガムテで屋上に貼付けた。

手が空くと、伸縮ポールを最大に伸ばして布のループに差し込んだ。
困ったな…伸縮ポールを引っ掛ける所が無い。
少し考えて、4枚の布に穴を開けた。
そこにビニールロープを通して4枚が繋がるようにした。
建物の角がそれぞれのビニールロープを支え、屋上に菱形の線を画いている。
菱形の中央に赤いペンキで大きくSOSと書いた。
ついでにガムテで補強を加えておいた。

救助の人、気付いてよ!
あ、そろそろ…集まってきてそうね。
562樋浦 42 男  ◆0SpbexsBIw :2006/07/07(金) 19:51:56 ID:+8aQmw7K0
【1日目 17:45 事務所】
>>554俺の目の前のゾンビが膝から崩れ落ちた…そこに立っていたのは東堂だった。
援軍来たか…あの頼りなさ気な目をしたにーちゃんが、今は頼もしく見えるぜ…。

「樋浦さ…後ろ!!ゾンビが!!」

何!?
振り向くと俺が左足をぶった切ったゾンビが這いずって何時の間にやら俺の足首に
手を伸ばしていた。

「クソったれ!!脳天ブチ割って墓場に帰れ!!」

今度は躊躇しない。俺は渾身の力で手斧をゾンビの頭に振り降ろす。
1回…2回…3回…脳漿が飛び散り、そいつの動きが止まるまで俺は斧を振り続けた。

「おい!にーちゃん!!そっちもきっちり動かなくなるまで止め刺しとけ!!」
563蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/07/07(金) 20:33:32 ID:uBcNDGMEO
【1日目 18:00 ホームセンター 屋上】

トイレ側を覗き込むと…ゾンビ共が群がり蠢いていた。
駐車場には損傷の激しいゾンビが2体。
内臓を引き擦り、骨は剥き出し…それでも尚、這い擦りながらこちらへ来ようとしている。

ロケット花火が放たれた。
それは3人の近くにゾンビがいる事を示している。
>>560「3人は大丈夫よね?車まであとどの位?
こっちは充分集まったわ。そろそろ裏手の壁に誘導してもいい?」
防犯ベルを引き上げ、マサキ君の指示を待った。
564マサキ 22 男 ◆iCY9CtqZcY :2006/07/07(金) 21:00:13 ID:kkPE3euJO
【1日目 18:00 ホームセンター屋上】

子供の頃よくロケット花火で戦争ごっこをしたもんだ…あの時はもっと狙った所へ打てたのにな‥

ロケット花火を手に持ち点火する、タイミングよく手を放し花火は音をたてて飛んで行く。
立て続けに5、6本打ちこんだ、狙い通りにはいかないがゾンビの動きは散漫になった。
>>563「大丈夫です!あと半分って所です、ただ日没に間に合うかは微妙な所ですね」
岬さん急いで下さい!
心の中でそう叫び、蝶野さんに応える。
「そろそろこちらへ誘導しましょう!」
565岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/07/07(金) 21:20:16 ID:pHGAVcxRO
【1日目 18:00 車まで70M】

>>559「さあ。結構、どこにも行ってなかったりしてな」
さっきから不気味なほど静かだ。ゾンビもいない。
家の中にいるのなら、出てきて欲しくはない。
夕方は逢魔が刻と言う。このまま無事に行けるなんて、虫のいい話があるかな…

>>560花火だ。こっち向きだったけど…いるのか?俺からは見えない。

>>559「警戒しよう。いや、ずっとしてるけどね。
死角にいるのかも知れない」
566蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/07/07(金) 22:20:47 ID:uBcNDGMEO
【1日目 18:00 ホームセンター 屋上】

>>564「了解。今から裏手に引き付けるわ。」
防犯ベルの音に釣られ、ゾロゾロ列を成しながら奴らが裏手に回ってきた。
掴み掛かりたい一心で壁づたいをうろついている。
爪が剥ぎ取れても掻き毟る姿は悍ましいものだった。

日没に間に合うかは微妙…不安が過ぎる。
暗闇ってだけでも恐怖なのに…。
「ねぇ‥正面に車が見えたら私達も降りましょ。
もし、日没になっても3人が戻らなかったら…先に事務所に戻って3人を待ちましょう。」
日が暮れたら奴らにとって好都合だわ。
その前に戻りたい。
567東堂 男 17 ◆bg5irfTuqA :2006/07/07(金) 22:33:46 ID:7c/kNWfNO
【1日目 18:00 事務所】
>562樋浦さんが足元のゾンビに止めを刺した。
頭から変な液体を垂れ流し動きを止める。
俺の足元にはのた打つもう一体が。
「うわぁ……こん畜生!」
嫌悪と恐怖を感じながら一歩下がる。
被いを外し、体重を乗せて頭へ鉈を叩きつける。
嫌な手応えだ。
痙攣を続けるゾンビの後頭部に、
めり込んだ鉈を蹴りつけるとやっと奴は動きを止めた。
「はぁ、はぁ、樋浦さん、大丈夫ですか?」
すっかり上がった息で問い掛けた。

>558>556外から防犯ベルと花火の音が聞こえる。
まるで戦争じゃないか。……いや、戦争だな…
568笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/07/07(金) 23:39:26 ID:LhaImQwMP
【1日目 18:00 車まで60M】

>>565「警戒しよう。いや、ずっとしてるけどね。死角にいるのかも知れない」
岬さんの言葉に寒気が走る。
「死角…ですか。」そういわれると、住宅の影に奴らが潜んでるきがする。
「花火に引き付けられてる見たいですね。急ぎましょう。」
569日没前死亡判定 ◆XYndhCe37s :2006/07/08(土) 00:31:32 ID:xWr0KY6d0
四方八方から襲い掛かる亡者の群れは彼らに掴み掛かり生きた肉を貧ろうとする
・・・

※死亡フラグ判定※

【1】レス番>>534or>>548を踏んでれば死亡フラグが立ちます。
【2】死亡フラグ判定開始から死亡フラグイベント終了まで総レス数2以下(2
含む)or■回のプレイヤーには死亡フラグが立ちます。
【3】外のメンバー(岬、桜木、笠原)のみ対象です。レス番踏みは死亡フラグ判定前、イベント終
了後に踏んでる者は無効。

※死亡フラグ判定発生中※
引き続き行動してください。
570選択 ◆XYndhCe37s :2006/07/08(土) 00:41:52 ID:xWr0KY6d0
夕暮れの中、岬達は懸命に走る。
時折、細い路地からゾンビが姿を現す・・・・・
T字路に出た時曲がり角から2体のゾンビが突然襲いかかってきた。
岬達はどうにか撃退したがその際、桜木は足を噛まれてしまった!!
桜木はまともに歩くこともできない・・・・・


※死亡フラグイベント※
桜木は歩くことも困難です。
【1】桜木を担いで移動することができます。
その際1レスにつき5mしか進むことができません。
【2】このまま桜木を残して進むこともできます。その際は今まで通り1レスに
つき10m進めます。

岬、笠原は選択できます。
・・・このまま日没になれば日没後死亡判定が発生します。

※日没後死亡フラグ判定※

【1】レス番>>534or>>540>>548>>558を踏んでれば死亡フラグが立ちます。
【2】死亡フラグ判定開始から死亡フラグイベント終了まで総レス数2以下(2
含む)or■回のプレイヤーには死亡フラグが立ちます。
【3】外のメンバー(岬、桜木、笠原)のみ対象です。レス番踏みは死亡フラグ判定前、イベント終
了後に踏んでる者は無効。

日没になれば上記の死亡フラグが適用されます。
岬、笠原は選択してください。
連れていくのも見捨てるのも自由です。
571血死U ◆XYndhCe37s :2006/07/08(土) 00:50:25 ID:xWr0KY6d0
事務所に侵入したゾンビは辺りを見回し部屋の隅にいた秋田に歩を進める・・・
・・・ウゥ・・・・アァゥ・・・
言葉にもならない呻き声をあげ秋田に覆いかぶさる。赤い血が床に広がり秋田の
断末魔の悲鳴が事務所に響く・・・・ 
樋浦が駆け付けドアを閉める・・ゾンビは2体!
1体目のゾンビの左足を叩き切りその間に2体目のゾンビを攻撃しようと向かい合う。
・・・ジリ・・ジリ・・・少しづつ間合いを詰める。
緊張が走る樋浦の目に東堂の姿が現れた。
東堂は後ろから鉈でゾンビの頭部を破壊し絶命させる・・・・・
東堂は樋浦の後ろのゾンビを見て叫ぶ!
「樋浦さ・・・後ろ!!ゾンビが!!」
左足を切られたゾンビが四つん這いになり樋浦に襲いかかる・・・・・


※死亡フラグイベント※
侵入したゾンビを撃破or逃げる行動をして下さい。ゾンビを倒すには二人以上の
レスがいります。
ゾンビの数はあと1体です。
【1】ドアを閉めるレスを誰かがした時からイベント開始。
【2】中のメンバーの内誰か一人(仮で@さんとします)がゾンビに攻撃レスを
します。次にそのレスから12時間以内に他の誰かが続いてそのゾンビに攻撃レ
スをすればゾンビ撃破!
【3】12時間以内にレスがなければ@には死亡フラグが立ちます。
【4】中のメンバーはレス番下一桁2or9を踏めば死亡フラグが立ちます。
【5】部屋の出入りは自由です。
【6】事務所にいないメンバー(蝶野、マサキ、外のメンバー)も事務所に入る
レス番からイベント参加とみなします。(入った時点から【1】〜【5】適用)
現在のイベント適用者は
樋浦、東堂、なつき、秋田

572岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/07/08(土) 04:43:44 ID:5OuFLD8eO
【1日目 18:00 車まで50M】

>>570「!?」

なんてこった…
「こりゃあ…」
噛まれてる。どうする…

言葉にならない考えが頭の中に閃いては消える。
…まとまらない。
いや、言うんだ…

次のセリフを言うために、もう数瞬を要した。

「桜木君。君を連れては行けない」

笠原君にも聞こえたはずだ。
573桜木 男 29歳  ◆TjAvbk1aao :2006/07/08(土) 07:12:16 ID:7DYmH7YM0
【1日目 18:00 車まで50M】
>>570やっちまった。ちょっと甘く見すぎたな・・・
噛まれた所を見る。どす黒く変色し、血が止まらない。
・・・ゾンビに・・・なっちまうのか・・・
意外にパニックにはならない。なぜか客観的に状況を見ている自分がどこかにいる。

>>572岬さんが辛そうな、そして何かを決心した顔をしてこっちを見る。
・・・俺でもそう言うだろうな、というセリフを彼は口にした。
「りょーかい。懸命な判断をしてくれて助かるよ。自分の口からは言えないとこだった。」
そう言いながら、金網ジャンパーを脱ぎ、笠原君に渡す。
「君がガード役を頼む。気合入れろよ。」

「それじゃあ、俺は最後にカッコウを付けに行って来るわ。一応ヤバくなったら自分でケリをつけるつもりだが、
もし、奴等の仲間になってたりしたら、止めをさしてくれ。」
そう言って2人に軽く会釈して、ホームセンターの方に戻る。

死ぬ前に少しは役に立てれば良いが・・・
574笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/07/08(土) 08:45:20 ID:yP84L3ugP
【1日目 18:00 車まで50M】

>>572「えっ?ええぇぇぇぇ?」…桜木さんを置いていく?
「一緒には…無理ですか…。」置いていくしかない、それは分怪我を見れば分かった。
偽善的な言葉が口からでそうになるも、桜木さんの目をみれば、語尾を濁してしまう。

>>573武装していた服を渡される。
「桜木さん、すみません。」何もできなかった自分に腹が立つ。
そしてまた今見殺しにしようとしてる。


…。

ホームセンターに戻ろうとする桜木さんを引き止める事もできず、ただ見送るだけだった。
575樋浦 42 男  ◆0SpbexsBIw :2006/07/08(土) 08:45:46 ID:1caImzEr0
【1日目 17:45 ホームセンター事務所】
>>571俺の目の前のゾンビが膝から崩れ落ちた…そこに立っていたのは東堂だった。
援軍来たか…あの頼りなさ気な目をしたにーちゃんが、今は頼もしく見えるぜ…。

「樋浦さ…後ろ!!ゾンビが!!」

「何!?」
にーちゃんの声に後ろを振り返ると、それと同時にさっき左足をぶった斬ったゾンビが
俺の足首に両手を伸ばしガシっと掴む。
合皮とはいえ、厚くしっかりした安全靴を履いていたお陰で爪が食い込む事はない。

「クソったれ!!脳天ブチ割って墓場に還れ!!!」
地に伏したゾンビは、がら空きの頭上をこちらに晒す。
俺は手斧を力強く振り下ろした。
1回、2回、3回…脳漿や血が飛び散り、周囲や俺の服を汚そうとそんな事は気にしない。
掴んでいたゾンビの腕の力が抜け、俺の足首を解放した時、事務所の様相は地獄絵図と化している事に気付く。

「やっと…くたばったか…おい!にーちゃん、そっちもきっちり動かなくなるまで止め刺しとけ!!」
576岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/07/08(土) 10:29:12 ID:5OuFLD8eO
【1日目 18:15 車まで40M】

俺は桜木君にもう何も言えなかった。何も。
最敬礼だけを向けた。

…覚悟はできてる。半端は無し。文句は後で聞く。

>>574「日が、暮れる…急ぐぞ」

桜木君に背を向け、走りだした。
577豊見山 11 女 ◆Idh4M59kpE :2006/07/08(土) 10:55:41 ID:tgAPTbjX0
目を覚ます。
そんなに疲れているわけでもないのに、どうしてか今日は気が付くと眠ってしまっている。
覚めたのは、誰かの悲鳴が聞こえたから。
開いた目に入ってきたのは、何故か開いている事務所のドア。
「もー……誰だろう。閉め忘れちゃったのかなあ」
声に出して立ち上がると、呼吸と共に鉄の臭いが体の中に侵入する。

・・・ウゥ・・・・アァゥ・・・

くぐもった音。
嫌な予感がした。その方向へ目をやると、誰かが血まみれで倒れていた。
――違う。何か……誰かに覆いかぶさっている?
「ひッ」
と、後ろでグシャリと何かが潰れる音がして、さっき助かったおじさんの声がした。
「やっと…くたばったか…おい!にーちゃん、そっちもきっちり動かなくなるまで止め刺しとけ!!」
にーちゃん? 他にも誰かいるの?
そう思って辺りを見回すと、確かに、叔父さんと同じ時に助かったお兄さんがいた。
向こうは二人とも私に気付いていないみたいな気がする。
私は映画でするみたいに、両手をあげて物陰から出た。
「あ、あああの……ごめんなさい寝てました……」
578笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/07/08(土) 10:59:05 ID:yP84L3ugP
【1日目 18:15 車まで30M】

>>576「はい」短く返事をして岬さんについて走る。
…もし俺が噛まれたら、桜木さんのように出来るだろうか?
噛まれた事を言えるだろうか…。
579岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/07/08(土) 11:11:17 ID:5OuFLD8eO
【1日目 18:15 車まで20M】

二つ目の角を曲がった。見覚えのある景色だ。
ホームセンター方向へ延びる路地。
突き当たりの角を曲がった先に車があるはずだ。

「この先だ、もう少しだ」
妨害は無い。いける。
580笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/07/08(土) 11:45:01 ID:yP84L3ugP
【1日目 18:15 車まで10M】

辺りは少しずつ薄暗くなってきている。
早く、早く。気ばかりがあせる。
>>579「この先だ、もう少しだ」
よかった。やっとだ…。
581岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/07/08(土) 12:11:38 ID:5OuFLD8eO
【1日目 18:15 車まで0M】

着いた、やっとで。
ゾンビは見当たらないようだが…

「一応見張り、頼む」
ポケットからキーを取り出す。焦るな俺。
一つ目、合わない。二つ目、合わない。三つ目、合わない。
クソッ、出る時は一発だったのに。

「ガコ」
最後のキーでやっと開いた。素早く乗り込む。
>>580「よし乗れ!」
待たずにエンジン始動。スムースだ、いける。
ここから戻るのに5分もかからない。
みんな持ちこたえていてくれよ。
582マサキ 22 男 ◆iCY9CtqZcY :2006/07/08(土) 12:17:25 ID:G6gOCm/iO
【1日目 18:15 ホームセンター屋上】

蝶野さんが作業場の方へゾンビを引き連れてくる。
しかし‥これは、防犯ブザーに反応しているというより俺や蝶野さんを見つけて追って来ている感じだ…
手を空にあげ何かを掴もうとする姿にゾッとする‥
‥こんな所に登って無事降りれるんだろうか?
>>566「そうですね、僕も暗くなってから降りるより明るい内に事務所に避難した方がいいと思います」
583笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/07/08(土) 12:51:05 ID:yP84L3ugP
【1日目 18:15 車まで0M】

車だ!
辺りを見回すが、ゾンビの姿は見当たらない。
岬さんが乗り込み、鍵を合わせている。その時間が永遠にも感じる。
>>581「よし乗れ!」
その声と共に後部座席に乗り込む。

あとはホームセンターに戻るだけ。皆が無事でありますように!
584岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/07/08(土) 12:58:15 ID:5OuFLD8eO
【1日目 18:15 ホームセンターへの道】

「いくぞ」
速やかに発進させる。よく動いてくれた。



散発の妨害を回避しつつ、ホームセンター正面に回り込む。
やや暗い。屋上の様子は分からないが、ゾンビの群れは見えない。誘導がうまくいったんだ。
「つかまってろ」
一気に頭から突っ込み、急ブレーキで停止した。

…これでフタはできた、一応…思わずハンドルに突っ伏し息をつく。

>>583「大丈夫か?」
585東堂 男 17 ◆bg5irfTuqA :2006/07/08(土) 13:28:44 ID:eTh59sDjO
>562樋浦さんが足元のゾンビに止めを刺した。
頭から紫と黄の液体を飛び散らせ動きを止めた。
俺の足元にはのた打つもう一体が。
「うわぁ……こん畜生!」
嫌悪と恐怖を感じ、後ずさる。
被いを外し、ゾンビの頭へ乗せて鉈を叩きつける。
嫌な手応えだ。
後頭部にめり込んだ鉈を蹴りつけると、ゾンビは痙攣を止めた。
「はぁ、はぁ、樋浦さん、大丈夫ですかー
おわぁぁっ!?だ…誰だ!?」
>577物陰から何かが現れ、
思わず身構える。
よく見ると幼い少女だ。よく無事だったな…
「だ、大丈夫?襲われなかった?」
その子に声を掛けた。
586桜木 男 29歳  ◆TjAvbk1aao :2006/07/08(土) 13:46:54 ID:7DYmH7YM0
「18:15 ホームセンター駐車場」
・・・段々足の感覚が無くなってきた。意識も、たまに飛ぶようになっている。

やはり奴等の仲間になりかかっているようだ。そのお陰か、多少離れた距離では奴等はこっちに反応しない。
お陰で・・・何とかホームセンターにたどり着いた。

もうちょっとだけもってくれ。

駐車場の門を入る。SOSの旗が見える。
非日常、緊急事態を表すあのマークなのに、俺の心を何だかホッとさせてくれる。
・・・ホームセンターのみんナ、無事ならいいが。

近くに置き捨ててあったカートを押し、乗ってきた車に近づく。中に有る残った食料のバッグを、カートに積めるだけ積む。

それを押してホームセンター入り口に向かう。
・・・これ位シカ出来なイ。
重イ

な・・・
587笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/07/08(土) 15:25:47 ID:yP84L3ugP
【1日目 18:15 ホームセンター正面】

>>584「うわっと」急ブレーキの衝撃で座席で頭を打つ。
「大丈夫です!」そう答え、辺りを見回す。
「近くにはいないみたいですが…早く中に入りましょう!」
そう言ったとき、音がするのに気付く。
『ガラガラガラ…』
ん?何の音だ?
588豊見山なつき 11 女 ◆Idh4M59kpE :2006/07/08(土) 16:08:01 ID:tgAPTbjX0
【1日目 18:30 ホームセンター 事務所】

>>585「は、はい。 大丈夫です」
何だかものすごくおどろかれちゃった。それはそうか。出てくるのはゾンビかも知れないんだし。
「あ、ありがとうございます……」
あれ?知らない人たちしかいない。
「私、豊見山です。豊見山なつきです。その、みんなはどこですか?」
そういえば助けを呼ぶのに屋上が云々って言ってた気がする。

困ったなあ。肝心な時に寝ちゃうなんて。私、ただの役立たずかも。
ラジオの音も聞こえなくなっちゃったし……。
589マサキ 22 男 ◆iCY9CtqZcY :2006/07/08(土) 16:55:21 ID:G6gOCm/iO
【1日目 18:30 ホームセンター屋上】

>>584車のブレーキ音が駐車場から聞こえた。
入口側に行くとガラスの前に車が止めてある。
岬さん達だ!だが姿は見えない‥まだ車の中だろうか?
いや…いた!桜木さんだ!
「怪我をしている大変だ!蝶野さん早く来て下さい」
車の音に反応してゾンビがまた集まり始めている…
事務所のドアの側に梯子を降ろし一気に降りる。
作業場のドアの方からはゾンビがこちらに歩いてくる。
上を見上げ蝶野さんが降りてくるのを待つ。
590桜木 男 29歳  ◆TjAvbk1aao :2006/07/08(土) 17:33:34 ID:7DYmH7YM0
>>584車が正面玄関に止まるのが見えた。
岬さんと笠原君だ。ホームセンターニタどり着いたんだ。
・・・無事で良カッタ(オイしソウダ)。・・・違う。彼ラは仲間だ。

>>589マサキくん達が屋上から下りてクルノが見えた事ム所のドアノマエにいるニクジャナイ彼らハ仲間だ。

・・・そろそろ終わりのようだ。
カート・・・最後の力で事務、所の方へ押す。カートは事務所のド。アの近くマデ滑ってイッタ。

後スコシダ何ガだイキテ。イルノガ?
ライターオイルを取り出し、作業所のドア。と事務所の前にオイルをまく。
ジッポでそれに火をツケル。
ライター缶のノコリと花火をそのヒノ中にホウリナゲル。
・・・これで奴等はあのドアに近づけなイ。ダロウ火ダコワイコワイ。

そのまま作業所正面の照明灯に近ヅキバットで叩ク。
「ガキーン!ガキーン!」
モウ足はスコシモ痛くない。奴等がオトニハンノウシテこっちに近づいてクル。

そろそろ俺は終わりだ。みんな後は頑張ってくれ。無事で生きてくれると、いいな。

包丁を取り出し、首の血管を一気に切る。
あ、血だ。暖かいな。
死ぬその前に、最後のその前に生きているのを感じた。
生きてて良かった。




・・・・空白。
・・・・その後・・・無。
591マサキ 22 男 ◆iCY9CtqZcY :2006/07/08(土) 18:01:41 ID:G6gOCm/iO
【1日目 18:30 ホームセンター屋上】

作業場の方からゾンビが近づいて来る。
駄目だ‥時間がない!
事務所のドアノブを回す‥あれ?鍵が!‥ドアを叩くが反応がない。
ゾンビはそこまで来ている。
蝶野さんを制止し梯子を駆け上がる。
梯子をあげ「駄目です、事務所に鍵が!呼び掛けても反応ありませんし何かあったのかも!?」
そういえば作業場のドアは鍵はかかってないんじゃ?最後に出たのは俺だし…
岬さん達も一度屋上に上げないと事務所のドアが開かないんじゃ…
>>590桜‥木さん…?
592東堂 男 17 ◆bg5irfTuqA :2006/07/08(土) 19:03:31 ID:eTh59sDjO
>588「ああ、俺は東堂って言うんだ、
よろしく。それとこっちは樋浦さん。
みんなは外と屋上だよ。」
こんな小さな子もいるなんてちょっと驚きだ。
593樋浦 42 男  ◆0SpbexsBIw :2006/07/08(土) 20:13:50 ID:NbvLUb7/0
1日目 17:45 ホームセンター事務所】
はぁ…はぁ…これで片ついたぜ。。。
>>585「にーちゃん…助けられたな。にーちゃんが来なかったらヤバかったぜ。」

>>577背後に人の気配…新手か!?
振り向くとそこには、さっき事務所に居た少女の姿があった。
「あ、あああの……ごめんなさい寝てました……」
寝てたぁ!?こんな状況で寝てられるなんて肝の据わったお嬢ちゃんだ(苦笑)

>>588そういや、お互い自己紹介をしてなかったか。
居たのは知ってたんだが、忙殺されて後回しにしちまってた。
そこでゾンビに喰われて転がってるねーちゃんも…な。

>>592俺が名前を名乗る前に東堂が俺を紹介した。
「よろしく、お嬢ちゃん。怪我はないようだな…。」

正直、腰を下ろして一服したい気分だ。
だが、日没の時間はこうしてる間にも迫ってくる。ここが真っ暗になる前に
ライトの設置だけは終わらせたい。

「にーちゃん、お嬢ちゃん…外の連中が帰ってくる前にライトの設置作業はある程度
終わらせてぇ…。疲れてるだろうが、すぐ取り掛かって欲しい。」

俺はテキパキと設置の場所を指示する。
電池式のランタンとガス式のランタンは使える。それと懐中電灯。
電池は売るほどあるし、ガスのカートリッジもある。
最低限の場所に設置して本格的な設置は外の連中が帰ってきてからで良い。

「ここと、ここ…後、こことここにも頼む。余裕があったら適当に設置してくれ。
にーちゃんが設置してる間、お嬢ちゃんは周囲を警戒するんだ。危なくなったら
腹の底から大声を出して助けを呼びながら逃げろ。絶対一人で何とかしようとか思うな。」
594蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/07/08(土) 20:16:07 ID:RVWGmD4GO
【1日目 18:30 ホームセンター 屋上】

>>584駐車場から急ブレーキの音が鳴った。
「良かった、間に合った…皆、無事‥」
言葉を失った。
桜木さんが足を引き擦りながら裏手に向かっている。
「怪我をしている大変だ!蝶野さん早く来て下さい」
マサキ君の声に何度も頷くが足が出ない。
私の視線は桜木さんだけをとらえている。
>>590作業所の扉付近に火を放ち、照明灯を打ち始めた。
次の瞬間、引き抜いた包丁を首元に…。
「桜木さんっ!!」
血しぶきをあげ、桜木さんは倒れた。
私はその場にへたりこみ動かなくなった桜木さんを見ていた。
595樋浦 42 男  ◆0SpbexsBIw :2006/07/08(土) 20:45:51 ID:NbvLUb7/0
【1日目 18:00 ホームセンター事務所】
俺は死んだおねーちゃんの死体にチラリと目線をやった。
「俺はここの後始末をしてから設置を手伝うから、先に行ってくれ…頼むぞ」
そして二人を事務所から追い出した。これから俺がすることはとても人には見せられないと思ったからだ…
まして青少年に見せるような行為じゃない。

さて…こんな事は金輪際御免だが、やるしかねぇわな。
ゾンビに喰い殺された女の子…名前は何て言ったか。
喉を食い破られ、肩口も喰いちぎられてる…。首筋に手を当て死亡を確認する。
そして頭に白いビニール袋を被せ上からタオルで巻く。
床に横にして手を組ませた。
「すまねぇ…俺が不甲斐ないばっかりにこんな…目に…あの世で先に待っててくれ。
その時に頭…地面にこすり付けて…詫び入れさせてもらうからよ。」
俺はカートに入れてあった両口ハンマーを振り上げ力一杯振り下ろした。
手に頭蓋骨を砕く感触が伝わる…。ビニールの中で血が流れ出てるのが分った。
涙が止まらない…畜生…畜生…気が狂いそうだ…なんで死んだ女の子にこんな事をしなきゃならねぇんだ。
辛うじて理性を保っていられるのは消防士として数々の修羅場を潜り抜けたキャリアと責任感のお陰だ。

俺は事務所の鍵を施錠し、ゾンビと女の子の死体を作業所までカートを使って運んだ。

さて…ライトの設置作業に戻るか。
涙の跡がついてないか鏡で確認する。そしてついてないのを確認して両頬を叩いて気合を入れた。
「しっかりしろ!お前がしっかりしなきゃまだまだ死体は増えるぞ!!」
俺は店内のライト設置作業へと向かった。
596マサキ 22 男 ◆iCY9CtqZcY :2006/07/08(土) 20:53:59 ID:G6gOCm/iO
【1日目 18:30 ホームセンター屋上】

>>590桜‥木さん…?
桜木さんから目を放せなかった…いや、放しちゃいけない気がした…
血を流し地面に崩れ落ちる桜木さんを見て言葉にならない感情が身体中を駆け巡る。
‥なんだ?コレ‥…?
‥何してんだよ?…
「何やってんだよおおっっーーーー!!」
俺は桜木さんに叫んだ、返事なんかするわけないのに必死に叫び続けた‥
597岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/07/08(土) 21:47:24 ID:5OuFLD8eO
【1日目 18:15 ホームセンター正面】

着いた。
「……」

>>587「うん」
笠原君が何か言ったが、よく聞いていなかった。

覚悟してたとはいえ。
考える事は、決まっていた。

覚悟は、できていたんだ。いや、「いた」んじゃあない。これからだ…

「日が暮れる、な」
また、振りだし…いや、それ以下か。
さらに夜が来るって事が、良い事には思えなかった。
休む訳にはいかない、か…
598死亡判定 ◆XYndhCe37s :2006/07/08(土) 21:48:33 ID:xWr0KY6d0
※死亡フラグ判定※

【1】レス番>>534or>>548を踏んでれば死亡フラグが立ちます。
【2】死亡フラグ判定開始から死亡フラグイベント終了まで総レス数2以下(2
含む)or8回のプレイヤーには死亡フラグが立ちます。
【3】外のメンバー(岬、桜木、笠原)のみ対象です。レス番踏みは死亡フラグ判定前、イベント終
了後に踏んでる者は無効。

岬総レス数9  笠原総レス数10
イベント『日没』『血死』終了。
死亡者・・・2(桜木、秋田)
599東堂 男 17 ◆bg5irfTuqA :2006/07/08(土) 22:17:38 ID:eTh59sDjO
【1日目 18:15 売り場】
>593「分かりました。じゃあなつきちゃん、行こうか。」
樋浦さんに指示を受け作業を始める。
アウトドア用品へ行き、ランタンとガスボンベ、電池をカートに積む。

「なつきちゃんって何歳?」
取り留めのない会話をしながら照明をガムテで留めてゆく。
例え小さな少女でも、一人じゃないのは心強い。
なんだか俺よりこの子の方が落ち着いてるんじゃないか、そんな気がした。

>595すると樋浦さんが作業場のドアから出て来た――目が赤い……?
無理もない。今日1日動きっぱなしだったんだし。
「あ、樋浦さん。言われた所は大体付け終わりましたよ。」
明かりに死角があると万が一の時危険だし、何より怖い。
みんなが帰って来たらもっと明かりを増やそう。
600蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/07/08(土) 22:26:56 ID:RVWGmD4GO
【1日目 18:30 ホームセンター 屋上】

マサキ君の言葉は聞こえている。理解もしていた。
でも反応を返せない。
ただただ言い知れぬ思いに打ち萎れていた。

>>596マサキ君の悲痛な叫びが心に響く。
我に還ったように感情が込み上げ、涙が零れ落ちた。
「桜木さん‥ありがとう」
桜木さんの最期の意思に心から感謝して、その気持ちを受け取った。

>>596「行きましょう…事務所の鍵、私持ってますから。」
桜木さんが事務所前に放った火は尽き、細く煙を上げていた。
601笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/07/08(土) 22:40:06 ID:yP84L3ugP
【1日目 18:15 ホームセンター正面】

>>587「岬さん…あれ桜木さんじゃないですか。」
桜木さんが、カートを押して来る。「桜木さん!だいじょ…。」

『ガラガラ…ガラガラガラ…』

荷物を載せたカートが事務所まえまで滑っていく。
「桜木さん…。」
俺はそこに突っ立って、桜木さんを見つめることしか出来なかった。
火が上がる。
そのまま血を流し横たわる。




「…岬さん、行きましょう。」
602樋浦 42 男  ◆0SpbexsBIw :2006/07/08(土) 23:08:05 ID:NbvLUb7/0
【1日目 18:15 ホームセンター売り場】
>>599「よし、俺は逆側に設置するから引き続き作業を頼む…いいか、周囲の警戒は怠るなよ!」

キーッ!!!!!!!!
外でブレーキ音が響く。

正面入り口横を覗くと車が一台駐車されてる。
どうやら、外の奴ら上手くやったようだな…。

「にーちゃん、お嬢ちゃん!外の連中、上手くやったみたいだ。作業を急いで、
明るい店内で迎えてやろうじゃねぇか。」

日没までもう時間がない。この店内が闇に支配される前に、作業を完了させなくては。
俺はランタンに電池を込めて、棚の上部に荷造り用の麻紐で吊るしていく…。
603マサキ 22 男 ◆iCY9CtqZcY :2006/07/08(土) 23:34:56 ID:G6gOCm/iO
【1日目 18:30 ホームセンター屋上】

蝶野さんは泣いていた‥
でも行かなきゃいけないんだ‥
桜木さんがせっかく残してくれた道が消えない内に…>>600「…はい」
最後に桜木さんに一瞥し
「さよなら、桜木さん‥」事務所のドアの側に梯子を立て降りる。
回りを警戒し蝶野さんを待つ。
604東堂 男 17 ◆bg5irfTuqA :2006/07/09(日) 00:04:41 ID:9TgOVNGMO
【1日目 16:15 売り場】
>602「はい!」元気を込め答える。
威勢の良いブレーキ音も俺に希望をくれた。
みんな…上手くいったんだ!!

幾度かアウトドアコーナーを往復し、ランタンで照明の死角を消して行く。
途中、懐中電灯とガスライターを工具入れに放り込んだ。
…よし、こんなもんかな。
「樋浦さ〜ん、こっちは終わりましたよ。」
大声で作業が終わったことを報告する。

…そうだ。
車用品から2サイクルガソリンを、材木売り場から角材を持ってきて、
ガソリンをタオルに浸し巻き付ける。
―松明の出来上がりだ。
これで万が一の時でも安心だろう。
605蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/07/09(日) 01:06:29 ID:jRXpWGKgO
【1日目 18:30 ホームセンター 事務所】

マサキ君に続いて私も梯子を降りて行った。
オイル臭さが燻っている。

事務所の鍵を開けて、>>597>>601車に向かって合図を出した。

>>603「これ桜木さんのじゃ?」
無造作に置かれたカートには、零れんばかりに詰め込まれた食糧入りのバックがあった。
これもきっと桜木さんが…再び涙が頬を伝う。

「念のため気をつけて、扉開けてもらえますか?」
私はカートに手をかけて扉の前に立った。
606樋浦 42 男  ◆0SpbexsBIw :2006/07/09(日) 01:50:26 ID:hU/mBN9z0
【1日目 18:30 ホームセンター売り場】
そろそろ日没の時間だ…だが幸いにも店内は闇に支配されずに済みそうだ。
これだけの人数、限られた時間の範囲内でだが、効率良くセッティングできた。
まあ、若干光量不足ではあるが、後は各自照明器具持参で対応するしかない。

「よくやった…二人ともご苦労さん。もう一頑張りしようぜ。連中が戻るまでに
各部屋のバリケード、施錠の確認だ。」

こいつらを休ませて俺一人でやる手もあるが…もうあの惨劇の繰り返しは御免だ。
連中が帰ってきたら交替で休ませる事もできる。
外からそろそろ戻ってくる頃だろう…何処から戻ってくるのか聞いてなかったが。
まあ、見回り中に何か異変があれば気が付くだろう。

「大丈夫か?じゃあまずはトイレから確認するか…。」
607マサキ 22 男 ◆iCY9CtqZcY :2006/07/09(日) 12:12:10 ID:rv7YkkXhO
【1日目 18:30 ホームセンター事務所扉前】

ノブに手をかけゆっくり回す。
様子が変だ‥
部屋に入ると秋田さんの死体が目に入り言葉を失う。傍らに別の2体の死体が…樋浦さんと東堂君!?一瞬そう思うが明らかに特徴が違う。
一体何が…樋浦さん達はどこに?
気になるが死体を外に運ぶのが先か!?
「蝶野さん問題ありです、来て下さい」
608岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/07/09(日) 12:54:33 ID:7Xii18YpO
【1日目 18:30 ホームセンター正面】

桜木君…いや見るまい。俺ならそれは望まない。

>>601「…ああ」
体を起こして笠原君に答え、車を出る。

>>605蝶野さんからの合図。クリアって事かな。

中は、持ちこたえていたんだろうか。
夜が来る。これからが大変かもしれないな…
609東堂 男 17 ◆bg5irfTuqA :2006/07/09(日) 14:47:04 ID:9TgOVNGMO
【1日目 18:30 売り場】
>606三人でトイレのドアの前に立つ。
「じゃぁ…俺が開けます。なつきちゃんは下がってて。」
『ゴクッ』生唾を飲み込む。
外から見た時ここの窓には板が打ち付けてあったけど、やっぱり怖い。
意を決し、ノブをひねって思い切りドアを開け放つ。
「やっぱ暗いな…」
ライトで中を照らしつつ慎重に入る。どうやら特に異常は無いみたいだな。
窓も奴らの手の届く高さじゃないようだし。
カートの中からカンテラとガムテを取り出しトイレの壁に貼り付けておいた。
610笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/07/09(日) 16:00:45 ID:qhzg/0OAP
【1日目 18:30 ホームセンター事務所扉前】

事務所の扉前に急ぐ。
役目を終えた今、少しでも早く建物に入りたかった。
>>607マサキ君と蝶野さんが扉の前で待っていてくれるようだ。
桜木さんが引き付けてくれたとはいえ、一応辺りを警戒しつつ扉へ。
マサキ君が中をのぞき、声を上げる。
…どうも、事務所には誰もいないらしい。マサキ君の後ろから中をのぞくと、血の跡が…。
まさか…中にもゾンビが…?皆…。
急いで事務所に入り、辺りを見回す。
「誰か!みんなーーー!!?」
611蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/07/09(日) 19:08:54 ID:jRXpWGKgO
【1日目 18:45 ホームセンター 事務所】

事務所の扉が開かれた。
マサキ君が異常を示す。
血が‥!?
私が声をあげる前に>>610笠原君が皆を呼んだ。
警戒しながらカートを引き、事務所内へ入った。

床に広がる血は朱色の鮮血であった。
血の上に靴跡がある。
僅かに点々と血の滴りが延びているが、忽然としてそれは消えていた。
「この血‥奴らのとは思えないわ。」
怪我してここで処置を?…でもこの血の量、重傷なんじゃ?

ここでぼやぼやしてても仕方ないわ。
「トイレ側、ストックルーム側に手分けして皆を捜しましょ。」
612笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/07/09(日) 21:02:03 ID:qhzg/0OAP
【1日目 18:45 ホームセンター 事務所】

>>611「分かった!俺はストックルーム見てくる。」
胸騒ぎがする。
嫌な予感がするものの、休憩所につながる扉を開ける。
「あれ…?」
さっきと様子が違う。照明がついている。
「樋浦さんたちかなぁ?」
なら、大丈夫に違いない…そう信じて声を出す。
「秋田さーん!樋浦さん!なつきちゃーん!東堂くん!!!」
スットックルームへ続く扉を開けながら、なおも叫ぶ。
ん…?さっきはなかった物が作業所の隅っこに…。
「わああああああああぁぁぁぁぁっぁぁ!!!!」
613樋浦 42 男  ◆0SpbexsBIw :2006/07/09(日) 21:45:28 ID:XqlaUSma0
【1日目 18:45 ホームセンター売り場】
>>612「ん…何か今悲鳴が聞こえなかったか?」
作業場の方から聞こえたような…
まさか!?あのゾンビかねーちゃんの処置の仕方が甘くて
甦って戻ってきた誰かが襲われたんじゃ…それか、新手のゾンビが侵入してきた
可能性もある…やべぇ!

「おい、二人とも作業場へ行くぞ。誰か襲われたかも知れん…」

俺は作業場へ向かい、扉を注意深く開け、ゾンビが何時襲ってきてもいいように警戒した…。


614マサキ 22 男 ◆iCY9CtqZcY :2006/07/10(月) 11:12:09 ID:lp6NwyX+O
【1日目 18:45 ホームセンター事務所→作業場】

日は暮れて辺りは真っ暗になってしまった。
事務所を出るとランタンが置かれていて明るい。
>>612笠原さんの悲鳴が聞こえた。
事務所の異変もある、今度はただ事ではないかも!?
声が聞こえた作業場の方へ走る…>>613ちょうど樋浦さんが警戒しながら作業場へ入る所だ…
樋浦さんに続き作業場へ入る。うす暗い作業場の隅に笠原さんがいた。
その脇にビニール袋を頭から被せられた遺体があった…
顔は確認できないが服装や身体の特徴でわかる‥
…秋田さんだ‥
615蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/07/10(月) 19:27:00 ID:EHy40WkCO
【1日目 18:45 ホームセンター 作業所】

>>612ストックルームへ向かった笠原さんの悲鳴を聞き、>>614マサキ君は即座に動いた。
私も懐中電灯を持ち休憩所からストックルームへ向かった。

懐中電灯を照らす。
>>588>>609>>613「無事ですか!怪我はありませんか!?」
作業所の手前を歩く3人を見つけて駆け寄った。
秋田さんの姿がない‥。

作業所の奥に笠原さん、マサキ君、そして2人の影に横たわる4本の足。
見覚えのある服。
「秋田さん‥なんですね」
誰にでもなく、ボソッと私は呟いた。
616東堂 男 17 ◆bg5irfTuqA :2006/07/10(月) 19:53:01 ID:chpsTlfEO
【1日目 18:45 作業場】
樋浦さんに遅れて作業場に着くと笠原さん、蝶野さんととマサキさんの
4人で何かを囲んでいるようだった。

「よかった、無事だったんですね。」
声を掛けたが返事が無く、無言で立ち尽くしている。
「どうしたんです?………えっ!?」
思わず呻きが漏れる。
みんなが囲んでいたのは、頭を白いビニールで覆われた女性の遺体だった。
首と肩に喰われた跡がある。
俺はここにいちゃいけない、そんな気がして遺体に背を向けた。
617岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/07/10(月) 20:11:03 ID:4DtQXpTXO
【1日目 18:45 ホームセンター作業場】

血。笠原君の声。
これ以上、ひどい事……もうやめてくれ…
いいようのない不安と焦燥にかられて作業場に入る。

「なんてこった…」
秋田さんか。
チラと樋浦さんを見る。何か、知ってるはずだな…
618笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/07/11(火) 10:20:41 ID:k/5/1miyP
【1日目 18:45 ホームセンター作業場】


なんだこれ…。
なんで秋田さん死んでるんだよ…?
肩と首に傷がある。
噛み傷…。

「…ゾンビに?」

何で?桜木さんと岬さんと俺で入って来ないようにしたのに…。
桜木さんが犠牲になって…。
バールが震える。
619マサキ 22 男 ◆iCY9CtqZcY :2006/07/11(火) 12:38:06 ID:mPkdYsFMO
【1日目 19:00 ホームセンター作業場】

‥今日一日で、一体いくつの死を見てきたんだ?…
こんな状況なのに未だに自分の置かれた立場が夢に思える‥
‥これからどうなるんだろう…?

無言でドアに立ててある農具用のフォークを取り作業場を後にした。
ふらふらと店内を歩きインテリア売場のソファーに沈み込む様に座った。
ぼんやりとランタンの明かりを眺め、絶望感に苛まれる気持ちを抑えようとした‥‥
「俺も死んじゃうのかな‥?」
620蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/07/11(火) 12:59:45 ID:raGAX0pUO
【1日目 19:00 ホームセンター 作業場】

どうしてこんな目に合わなきゃならないの!
桜木さんも秋田さんも…
なんで?なんでよ…。
怒りとやるせなさが込み上げてくる。
なんで2人が死ななきゃならないの?なんて、言っても仕方ない。
言えば誰かを責めてしまいそうになる。
私の責任かもしれない…私がもっとしっかり誘導してればこんな事にはならなかったかもしれない。
喚き散らしたい感情を必死で押し殺し、無表情に装った。

「‥さっき、桜木さんも亡くなりました。」
それだけ告げて、その場を去って行った。
621笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/07/11(火) 21:51:53 ID:k/5/1miyP
【1日目 19:00 ホームセンター 作業場】

死にたくない…死にたくない…死にたくない。
自分がこのホームセンターから脱出する姿が想像できない。

喰われるんだ。
ただ腐り、人肉を求めてうごめく。知性もなくなる。
外にいる奴等の仲間になるんだ。

「わああああああああっぁあぁっぁァァァァァあぁあああああああああががががああああ」

622岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/07/11(火) 22:41:19 ID:knXea5hMO
【1日目 19:00 ホームセンター作業場】

笠原君、耐え切れないのか。
分からないとは言わないが…自分を信じない奴はダメだぜ。

>>621「ヘイ、ヘイ、落ち着けよ…タバコは?」
箱を差し出す。

まあ、俺だって逆転の作戦がある訳じゃあない。
でも何か、何かあるはずだ。考えるんだ。
車は使ってしまった。日も暮れた。2人も死んだ。
もうさっきみたいな作戦は無理だ。物理的にも、精神的にも。
そうなると…当然、考えられる事は限られてくるな…
623東堂 男 17 ◆bg5irfTuqA :2006/07/11(火) 23:04:55 ID:yk8GejByO
>620「桜木さんが…死んだ!?」
桜木さんが死んだ。
桜木さんが死んだ
桜木さんの死
桜木さんが?あんなに強そうな桜木さんが?うそだろ…?

「なんで…?なんで桜木さん、死んだの?」
誰にでもなく半泣きで問い掛ける。
死…ここには死が蔓延している。そして、すぐ傍まで…
一人で落ち着く時間が欲しい、そう思い俺は売り場へと出た。
624樋浦 42 男  ◆0SpbexsBIw :2006/07/12(水) 02:26:00 ID:Ry/cA/Ar0
【1日目 18:45 ホームセンター 作業所】
>>618作業所に入ると笠原くんがさっき運んだねーちゃんの遺体の傍らで立ち尽くしてる。
>>614>>615>>617続々と外の連中が作業所に入ってくる。

「全員無事か?…桜木くんは何処にいる?」
俺の言葉は耳に入っていないようだ。
無理もない、身近な人間に死人が出たんだ。40男の俺でさえ気が狂いそうなのに
まだ若い奴らには尚の事辛いだろう…。
こういう時、俺はこいつらに何をしてやれば良いんだ。
…分らねぇ、こんな特殊な状況下は俺の人生の中じゃ初めてのことだ。

「…今は落ち着いて話せる状態じゃなさそうだな。」
俺は作業所の扉の施錠を確認して作業所を出た。売り場で、ウイスキーの小瓶を手に入れるために。
625樋浦 42 男  ◆0SpbexsBIw :2006/07/12(水) 03:23:10 ID:Ry/cA/Ar0
【1日目 19:00 ホームセンター 作業所】
一杯引っ掛ければ少しは頭が冴えるかと思い、一杯引っ掛けて再び作業所に戻ってきた。
しかし、そこで俺が聞いたのは思考を停止させるような蝶野さんの衝撃的な一言だった。
>>620「‥さっき、桜木さんも亡くなりました。」

…彼も死んだのか!?

彼が電話を取ってくれなきゃ俺はくたばってた。
皮肉なもんだな…俺みたいなクズ野郎が生きて、彼のような勇気ある男が…。
間違ってるぜ、神様よ…。

ポケットから小瓶を取り出し一口含む。

桜木くん…あんたならこの状況をどう治める?
ふと、岬くんと目が合う。
彼はまだ冷静か。

「岬くん、ちょっと話がある。休憩室で一服しながら話せないか?」
626蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/07/12(水) 08:10:23 ID:F15PPhcPO
【1日目 19:00 ホームセンター インテリア売場】

誰のせいでもない。
責めても責められても2人は戻って来ないんだから…これ以上考えちゃダメ。
『2人を忘れない』
私なりの終結だった。

あてなく通路を歩き出すと、インテリア売場でぼんやりしているマサキ君がいた。
私は少し距離を取って話し掛けた。
>>619「もう外は真っ暗ね‥ここで夜を明かす事になりそうだわ。
皆疲れてるし交代で仮眠取らないと‥休憩所がいいわね。後でそのソファー持って行くわ。」
こんな状況で寝れるわけもないのに…そう思いつつ、気を紛らわそうと一人勝手に話していた。
627マサキ 22 男 ◆iCY9CtqZcY :2006/07/12(水) 18:00:15 ID:7VR5kt1gO
【1日目 19:00 ホームセンターインテリア売場】

しばらくすると遠目から蝶野さんが話しかけてくる
>>626「なんか悪い夢みたいですね‥‥ランタン…樋浦さん達ですかね?この明かりがあるだけで気持ちが軽くなりますよ‥」
蝶野さんも辛そうだ…
こんな時岬さんなら気の利いた言葉を言えるだろうなと思うが自分にはそんな言葉は思い浮かばなかった…
「ソファー運ぶ時言って下さい、手伝います。ちょっと僕売場から懐中電灯探してきます」
蝶野さんに笑いかけその場を後にした。
628東堂 男 17 ◆bg5irfTuqA :2006/07/12(水) 21:36:55 ID:vh6E46yeO
【1日目 19:00 ホームセンター売り場】
「ック…グス なんで…死んじゃうんだよ…」
薄暗くタバコ臭いトイレで一人泣いていた。
ー心の隅で、俺達は誰も死なないと楽観視していたのかもしれない。
だけれども、現実は。
文字通り命の恩人と、名前すら知り合う暇もなかった女性の死。
甘ったれの心には大きな衝撃だった。

でも、俺達は生きなきゃいけない。
あの女性のいた事務所に俺がいたら俺が死んでいた。
桜木さんが外へ出たのは俺達を助けるため。
2人が死んだ事を無駄で終わらせないために。
「よし!」
身を振るい気合いを入れて、涙を袖口で拭きトイレを出た。
629岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/07/12(水) 22:13:21 ID:hIejcOfxO
【1日目 19:00 ホームセンター作業場】

>>625「ええ、いいですよ」

何か思いつくかも知れない。俺の気持ちはまだ切れてない。
諦めるには早い。まだ一日なんだぜ…
630本当にあった怖い名無し:2006/07/12(水) 22:29:55 ID:WSFgCePt0
高原俊宏
631本当にあった怖い名無し:2006/07/12(水) 22:30:45 ID:WSFgCePt0
高木泰三
632蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/07/12(水) 22:41:54 ID:F15PPhcPO
【1日目 19:15 ホームセンター カウンター】

ランタン?気付かなかったわ。
店内各所に掛けられたランタンのお陰で周囲を見回す事が出来た。
燭が頼もしく目に映る。
>>627「分かりました。それじゃあ私は休憩所片付けてくるわ。」

インテリア売場でマサキ君と別れ、事務所へ向かった。
扉を開けると鉄サビの様な異臭が鼻をつく。
血だまりは黒光りし、渇きかけていた。
うっ‥。
デスクに置いてあったゴム手袋をはめ、モップで水拭きを済ませた。
限界‥吐きそう。
臭いに吐き気をもよおし、壁を伝いながらカウンターまでやってきた。
633東堂 男 17 ◆bg5irfTuqA :2006/07/13(木) 01:04:23 ID:+35ATby0O
【1日目 19:15 カウンター→トイレ前】
なんの気無しに歩いていると蝶野さんがカウンターの辺りで
壁に身を擦りながら歩いているのが見えた。
見れば顔は真っ青でいかにも吐きそうな風体だ。

「蝶野さん大丈夫ですか?
こ、ここじゃダメですよ(汗)。もうちょっと頑張りましょう。」
背中をさすりながらゆっくりゆっくり蝶野さんをトイレまで連れて行く。
……中まで一緒に行ったらかえって迷惑だよな。
そう思い蝶野さんを中に行かせ俺はトイレ前で待つことにした。
634樋浦 42 男  ◆0SpbexsBIw :2006/07/13(木) 02:21:01 ID:GM30/gHo0
【1日目 19:15 ホームセンター休憩室】
日はとっぷりと暮れ、休憩室にはガス式のカンテラの明かりが燈っている。
「フッ…何となくキャンプみたいだな。こんな状況なのに何か心がウキウキする。」
そう言いながら、向かいに座る岬くんにライターの火を差し出す。

「話ってのは、今後どういう方針で動くかって事を皆で意思統一した方が良いんじゃないか
って事なんだが…皆に話す前にあんたに色々意見を聞きたくてね」

「まず、俺達の最終目的はここを脱出して安全圏へ逃げる事だ。それには3つの手段が考えられる。
1つはここへ篭城し、救出を待つ事。
2つ目は何処からか車等の移動手段を調達し、安全圏へ脱出する事。
3つ目は…マンホールから下水道へと降りて下水道から安全圏へ脱出する事。」

俺は指を1本ずつ立てながら自分が思いついた案を岬くんに話す。
「1つ目。こいつはぶっちゃけ、日を追う毎に状況は悪化していくだろう。
明日にでも救助が来てくれれば良いが、1ヶ月先なら絶望的だ…。
食料が尽きるかバリケードが破られた時点でアウト。多分1週間後には
アリも這い出る隙間すらなくなってる。
2つ目。日が浅い内ならゾンビの囲みを破って町を探索できるだろう。
現在生き残りは7人…。ワゴンとかマイクロバス…トラックなら何とかなる人数だ。
しかし、車両の調達にかなりの危険を伴うし、首尾よく手に入れられても
道路が麻痺してたらアウトだ。
3つ目。俺はこの間まで水道局の工事の警備員のバイトをしていたから、
マンホールの位置関係はある程度把握してる。ホームセンターの前の道にも
一つある。そこから下水を使って町の外へ出る…。
ゾンビどもは恐らく地上にはウヨウヨいるだろうが、下水には少ないと思う。
ただ…これだってあくまで希望的観測だ。もし下水道であいつ等に囲まれたら逃げ場はない。」

個人的には2案か3案を推すが、この強行作戦は失敗した時は即全滅だ。
俺は提案はするが最終的にはここの連中全員が決めて欲しい。

「どうだ?あんたも良い案があったら聞かせてくれ。」
635岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/07/13(木) 13:02:01 ID:AYef3pJMO
【1日目 19:15 ホームセンター 休憩室】

「当然『3』でしょうね」

脱出経路としてはそれしかないと思っていた。

「戦車があればもっといい。
篭城は論外です。車を探すにしても、見つかる可能性に対してリスクが大きすぎる」

方針だけで言えば、な…
ゆっくりと煙を吐きだす。

「ただ、重大な前提が抜けていますね」

俺も同じような事は考えた。しかし、その度に同じ問題にぶつかった。

「安全圏って、どこです?」

この一点につきる。

「パワープレイは嫌いじゃありませんが…
みんなそこまで踏み切れますかね?
実は、数時間前までラジオが生きていたんです。
もう少しだけ、待ってみたいですね」
636マサキ 22 男 ◆iCY9CtqZcY :2006/07/13(木) 20:14:42 ID:fmUUSbpJO
【1日目 19:15 ホームセンター売場→インテリア売場】

蝶野さんと別れ売場からリュックを取り必要な物を入れていく。
懐中電灯を取り、ロープ、ガムテープ、ネコ缶2つ、ドライバーセット、乾電池、それと東堂君から貰った花火の残りとライターをリュックにいれ背負う。
懐中電灯で売場を照らしながらインテリア売場に戻ってきた。
蝶野さんはいないようだ…しばらく待ってみて、来ないようなら一人で運ぼう‥
637本当にあった怖い名無し:2006/07/13(木) 22:18:30 ID:GSbBjLmpO
(´_ゝ`)フーン
638蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/07/13(木) 22:32:12 ID:TVvDF3E6O
【1日目 19:15 ホームセンター トイレ→事務所】

東堂君に支えられ、トイレにやってきた。
繰り返し吐き気が襲う。
空調の利かないトイレもまた異臭が立ち込めている。
余計キモチワル‥。
トイレから出ると東堂君がいた。
>>633「ありがと‥ちょっと休めば治ると思うから。」

事務所へ戻る途中、消臭スプレーを取った。
「血の匂いがどうもダメみたいで‥」

手で鼻口を押さえ、事務所へ再び入って行った。
プシュッ プシュー プシュー…
幾分マシになったかな?
休憩所のドアノブに手を掛けると>>634>>635中から声がした。
当然3?安全圏?何の話?
639本当にあった怖い名無し:2006/07/13(木) 23:36:58 ID:bs2qCphyO
639
640包囲 ◆XYndhCe37s :2006/07/13(木) 23:57:27 ID:qIXvkh4T0
ホームセンターのある区画は現在停電している・・・・
太陽は沈み、永遠とも思える闇が訪れた・・・・・
・・・・夜・・・・・・闇・・・・・・・・
・・・街灯も点かず、深淵の闇が街を包む・・・・・
やがて、ホームセンター内から漏れる明かりや音につられて闇の中から無数の足
音が近付いてくる・・・・・
足音は1つ、また1つとホームセンターの敷地内に続々と侵入してくる。
ホームセンターから漏れる明かりに照らされた時、そこには無数のゾンビが姿をあ
らわした・・・
駐車場はゾンビに埋め尽くされ建物の周りをすき間なく包囲していく・・・・・
・・
壁や扉の向こうからは獲物を狙う息遣いや呻き声が際限なく聞こえてくる・・・
・・

※これより先、外にでることは困難になりました。
641樋浦 42 男  ◆0SpbexsBIw :2006/07/14(金) 01:34:34 ID:iXDhyPOG0
【1日目 19:15 ホームセンター 休憩室→家電売り場→休憩室】
>>635「安全圏って、どこです?」
そういう疑問は当然湧くだろう。しかし、それが「ない」と仮定した時点で
俺達はここで篭城して来るか来ないか分らん救援を待つという選択肢しか残らなくなる。
「現状では『分らない』としか言えないよな…だが、それを見つけなきゃ俺達に明日は無いんだ…。
脱出の準備は情報収集と同時進行で行うって事で皆の納得は得られんかな?」

情報収集といえば…ふと気になったことがある。

「なあ、岬くん…テレビ見てみないか?」
岬くんの表情は『電気もないのにどうやって?』と言ってる。
「家電売り場に車載テレビが置いてあるのに、さっき明かりの設置作業中に気がついたのさ。
あれって確か乾電池でも見られるタイプだったと思う。画面は小さいが、アンテナに繋げば
普通のテレビとなんら変わりなく見られるはずだ…ちょっくら取ってくるわ」

俺は家電売り場へ急いだ。
そこには「展示品処分!現品限り25000円!!」の値札のついた車載テレビが置いてあった。

「これこれ…単三10本か…結構電池食うな、これ。」
俺は売り場から電池とテレビを持って再び、休憩室に戻った。

休憩室にある28型の古めかしいテレビからアンテナ線を抜いて
電池を込めた車載テレビに繋ぎ直し、スイッチを入れてみた…。
642笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/07/14(金) 12:34:49 ID:4IduZ5dfP
【1日目 19:15 ホームセンター 作業所】

あ〜やってしまった…。
どう考えても頭おかしい奴だな、俺。
だって怖いんだよ。
しかし恥ずかしいな…奇声を発して部屋の隅に座り込むなんて。


…まあ、仕方がないよ、怖いものは怖いんだし、あいつらゾンビだし。

そういや何人か休憩室を出入りしてたみたいだから休憩室に行こう。
人数が多い方が安心だしね。
643蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/07/14(金) 14:12:33 ID:lGh6tFgxO
【1日目 19:15 ホームセンター 事務所→インテリア売場】

立ち聞きは良くない。
でも‥何故そんな大事な話を2人切りで?
まさか相談して2人だけで逃げる気じゃ!?
疑心暗鬼になった私は聞き耳を立てた。
>>641「‥皆の納得は得られんかな?」
会話の内容からすぐにその疑いは晴れた。
疑って申し訳なくなり、その場を後にした。

事務所を出るとインテリア売場にいるマサキ君が目に入った。
>>633「一緒にソファー運ぶの手伝ってくれる?」
東堂君に一声掛けて、インテリア売場へ向かった。
>>636「休憩所の片付けはまだだから事務所にでも持って行きます?」
644マサキ 22 男 ◆iCY9CtqZcY :2006/07/14(金) 17:08:59 ID:0zg2SbsQO
【1日目 19:30 ホームセンターインテリア売場→事務所】

10分程待つと蝶野さんが戻ってきた。
>>643ソファーはとりあえず事務所に運ぶことになった。
事務所には誰もおらず、床の血は綺麗に拭き取られていた。
‥蝶野さんが掃除したのかな?…
ソファーを部屋の隅に置き一段落つく。
自分も含めてみんな憔悴しきった顔をしている…
「何か食べますか?‥無理にでも口に入れた方が…」
645テレビ ◆XYndhCe37s :2006/07/14(金) 23:51:20 ID:eXOPPPYy0
画面はゆっくりと明るくなり映像が浮かび上がる・・・
画面は歪み音声は届いていない・・・・・
時々画面は鮮明になり、ゾンビの歩く姿・・怪我人・・事故現場・・・燃え上が
る建物などを映し出す。
画面はまた歪みだし、しばらくするとまた鮮明になる・・・・・
次に映ったのは自衛隊が国道にバリケードを作る映像・・・車輌が何十台と一列
に並びどこかに向かう映像・・・そして十数機のヘリが待機しその近くに整列し
ている自衛隊の姿・・・・・
上官らしき人物がインタビューに答えているが音声がないので内容はわからず画
面はまた歪み映りが悪くなっていった・・・・・・・

646樋浦 42 男  ◆0SpbexsBIw :2006/07/15(土) 08:46:26 ID:gIfpK+U30
【1日目 19:30 ホームセンター 休憩室】
「おい、みんなちょっと来い!!テレビが映ったぞ!!!」
…なんだよこりゃ…音が出ねぇ…アンテナに繋いでこれだけ乱れてるって事は
電波障害か、これは??
時々鮮明なる映像に全神経を集中する。
見覚えのある風景がいくつか飛び込んできた。だが、細かくは思い出せない…。
クソ!何言ってるのかわかりゃあしねぇ…読唇術習っとくんだったぜ。
ついに映像は歪んだまま再び鮮明に映る事は無かった…。

「おい…誰か今の映像で何か気付いたか?何でも良い…気になる事があったら発言してくれ」
647豊見山なつき 11 女 ◆Idh4M59kpE :2006/07/15(土) 09:14:39 ID:DD71Ma8M0
【1日目 19:30 ホームセンター 休憩室】

「・・・・・・大丈夫、ですか?」
>>642休憩室に入ってきた笠原さんが座った場所の近くに私も座り、声をかける。
「怖いですよね」
こんな時、何て言ったらいいか分からない。
「私、ホントはこれが夢じゃないかって思うんです。目が覚めたらいつも通りなんだって」
笠原さんは理解不能といった風に私を見て、目をそらした。
「まだちゃんと名前も教えてない人が死んじゃったり、よく話してない人が死んじゃったりして。
 でも、現実なんですよね。認めたくないけど」
体育座りになって、自分のひざを抱える。
泣きたくなる。だけど、こんなところで泣いたらほかの人が困るから、代わりに笠原さんの手を握る。
「あ、あの……もし嫌だったらごめんなさい。でも、少しだけこのままでいさせて下さい」
顔は見れないけれど、もしかしたら苦笑いされてるかも知れない。

「私、分からないんです」
少ししてから口を開けた。
「桜木さんが何で死んじゃったのか」
それ以上の疑問が、前からずっと頭の中で渦を巻いていた疑問が喉元から競り上がってくる。
この人に話しても許されるかなあ。
この状況下で狂いそうなほど辛い人だから、きっと繊細なんだろう。
けど、止めようとした頭とは裏腹に、私は言葉を発してしまった。
「それに、ゾンビの人だって元々は人間だったはずなのに、何で皆はためらわずに殺せるのか
 ―――分からないんです」
648蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/07/15(土) 10:12:20 ID:AmlDRDFMO
【1日目 19:30 ホームセンター 事務所→休憩室】

>>644「そうね‥何か食べる物用意しときます。」
桜木さんが残してくれたバックに手を掛けた時、>>646休憩室から声がした。
テレビが!?
合図の如くマサキ君、東堂君と目を合わせ休憩室へ入った。

小さな画面には不明瞭な画像が映し出されている。
音声は…ノイズばかりだ。
樋浦さんが気になる事を発言してくれと言う。
「バリケードされた国道、あれはどの辺りかしら?
何十台もの車輌とヘリと自衛隊…救助や救援物資があるという事じゃ?でもあれじゃ、向かってる先が判りませんね。」
649マサキ 22 男 ◆iCY9CtqZcY :2006/07/15(土) 12:40:16 ID:zXMXZBqcO
【1日目 19:30 ホームセンター事務所→休憩室】

ちょうど食事の用意をしようとした時>>646樋浦さんの呼ぶ声がした。
>>648蝶野さんの後に続き休憩室に入るとみんなテレビを見ている。

テレビを見終わり>>646樋浦さんは気付いたことはないか?とみんなに問い掛けた。
「前半の街の様子は状況はあまり良くなっていない感じがします、後半は何でしょう?バリケードって街全体が隔離されているんですかね?」
650東堂 男 17 ◆bg5irfTuqA :2006/07/15(土) 18:15:09 ID:IN00gGMdO
【1日目 19:30 休憩室】
>648>649蝶野さん、マサキさんの後に続き休憩室へ入る。

>649樋浦さんに呼応しマサキさんが口を開く。
街の状況は悪化し、ココは隔離された…
悲観的に聞こえるけれど映像を見る限りそう考えるのは妥当だ。
「わざわざバリケードを作っておいてその中へ助けに来る、
ってのはない…ですよね…。」
それだけ言って口をつぐんだ。
651笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/07/15(土) 18:26:50 ID:BGyGsfWbP
【1日目 19:30 ホームセンター 休憩室】

>>647「・・・・・・大丈夫、ですか?」
休憩室に座り込んだ俺の横になつきちゃんが座り、話しかけてくる。
「怖いですよね」
「…夢じゃないかって思うんです。」
そう言うなつきちゃんの横でぼんやりと空を見つめる。

「あ、あの……もし嫌だったらごめんなさい。でも、少しだけこのままでいさせて下さい」
その声と共に控えめに手を握られる。俺は無言で強く握り返す。

「私、分からないんです」
「桜木さんが何で死んじゃったのか」
ああ、桜木さん…噛まれて…そのとき、桜木さんの言葉を思い出す。
『もし、俺が噛まれたら・・・噛まれた場所を切り落としてくれ。頼む。』
立ち竦む俺の横をすり抜けゾンビ達へ向かって歩いていく。何もできなかった俺。
責められてるような、そんな気分になる。

「それに、ゾンビの人だって元々は人間だったはずなのに、何で皆はためらわずに殺せるのか
 ―――分からないんです」

「桜木さん…噛まれて…連れて行けなかったんだ…。」
「岬さんも樋浦さんも葛藤してると思う…少なくとも俺よりはね。俺があいつらを殴ったとき、
何も考えなかったよ…ただただ、怖かった。それだけなんだ。」

休憩室が慌しくなってきた。
「もう少しこのままでいい?」握った手を二人の間に持ち上げて聞く。
「いい年した男がこんなこと言うのもおかしいけど…なんか落ち着くんだ。」
652岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/07/15(土) 21:11:19 ID:QwTYDjYOO
【1日目 19:30 ホームセンター 休憩室】

テレビは映ったが、なんとも歯切れが悪い。まあ過剰に期待してた訳でもないが…

「少なくとも『バリケードの向こう』はある訳ですよね」

いずれ突破はしなきゃならない。あとは覚悟の問題だ。

「希望があるって事ですよ」

篭城は無い。気持ちが乱れるのが予想より早かった。
嫌な考えが浮かぶが…やめよう。俺が心配する事ではない。
さて、どうやって道を開くか…
653樋浦 42 男  ◆0SpbexsBIw :2006/07/15(土) 22:54:24 ID:9FaAjbqb0
【1日目 19:45 ホームセンター 休憩室】
>>648「あれは多分隣の市との境だろうな。見覚えはあるが具体的に何処というのは特定できないが。」

>>649「外に出られる道は自衛隊が封鎖して隔離されてるのは間違いない。バリケードがゾンビ、市民問わずに
この町から外に出さない物なのかどうかは分らんな…。」

>>650「ゾンビが伝染病と同じに認識されてるならまず、中の人間を助けるより被害の拡散を防ぐのが先決だ。
封鎖が完了して、救助する側の安全が確認されたら助けに来るだろうが、それが何時になるか分らん。」

>>652「その通り。今回の映像で唯一の救いはバリケードの向こう側は俺達の求める『安全圏』である
可能性があるって事だけだ。あのヘリが今すぐ飛んで助けに来て来れば良いが…アテにはできねぇ」

どうやら休憩室には全員集合したようだ。丁度良い。
「皆に提案がある、ちょっと聞いてくれ…。」
俺は先ほど岬くんと相談した>>634の案を皆に伝えた。

「…どれもリスクを伴う。だが、現状でアテのない救出を待って篭城ってのが一番リスクが高い。
下手すれば、今こうしてる間にもゾンビがバリケードを破って侵入して来てもおかしくない状況だ。
何時でもここを逃げ出せるように準備だけはしておいて欲しい。動くのに邪魔にならない程度には
ある程度の装備はすぐに持ち出せるように手近に置いておいてくれ。それと靴だ。
底の滑りにくい靴を選んで履いておくように。」

無職のおっさんが偉そうに何言ってんだ…
この場を仕切ってる自分に自虐的な気分になりつつも話を続ける。

「それと、こっからは体力勝負だ。イザって時に疲労が溜まりすぎてると判断力が鈍る。
…かといって全員で休んでる間にゾンビどもがなだれ込んで来たらアウトだし、
チーム分けをして交替で休憩をとる事を提案したい。」
654闇夜 ◆XYndhCe37s :2006/07/15(土) 23:32:20 ID:livef1Vl0
売り場には証明が各所に設置されている。オレンジ色に照らされた店内に人影が映し出される。誰であろうか?皆に悟られ
ず売り場を歩く・・・・・そして、設置された照明を1つまた1つと破壊していく。
店内は闇に包まれる・・・・・人影はトイレへ移動し窓の板を剥がしていった。
そして開放された窓の外に脚立を置いた。
ゾンビは脚立をのそのそと登り窓からトイレに侵入する。
トイレの床に頭から落ち、ゆっくり立ち上がった時そこに人影はもうなかった。
ゾンビは暗闇の店内へ姿を消す・・・・・
休憩室の6人はその人影が部屋から忽然と居なくなり何食わぬ顔で戻ってきたこ
とに誰も気付かなかった・・・やがて7人は店内の異変に気付きだす・・・・・


※死亡フラグイベント※
開放されたトイレの窓を補強して下さい。
照明を壊され店内は真っ暗です。
現在店内にはゾンビ2体。

【1】窓の補強には5レス消費します
文末に1/5といれて他プレイヤーにわかるようにして下さい。
補強を手伝っている次のプレイヤーは2/5と表記してカウントして下さい。
【2】一度事務所を出たプレイヤーは店内で最低3レス消費して下さい。
(例)@650事務所出るA653店内行動B659店内行動Cレス目661以
降で事務所に戻ることができる。
プレイヤーは連投不可。
【3】このレスより開放された窓からリアルタイム24時間毎にゾンビ1体侵入
【4】このレスから50レス消費でイベント終了。
イベント内ゾンビと遭遇しても倒すことは不可。
イベント終了後可能。
【5】事務所から出るレスをした時点からそのプレイヤーには死亡フラグ判定開
始。
事務所、休憩室、店内の出入りは何度でも自由です。

655闇夜死亡判定 ◆XYndhCe37s :2006/07/15(土) 23:35:35 ID:livef1Vl0
・・・アァ・・・・・ァウゥ・・ァ・・・・・・
店内に不気味な呻き声が響く・・・・・

※死亡フラグ判定※

【1】レス番>>6■■or>>■■■を踏んだプレイヤーには死亡フラグが立ちます。
【2】レス番踏みは事務所、休憩室にいる時は踏んでも無効です。
【3】ゾンビ1体侵入する毎に死亡レス番1つ追加。>>■■■>>■■■>>■■■

※死亡フラグ判定発生中※引き続き行動して下さい。

656岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/07/16(日) 01:57:32 ID:75MAMsh8O
【1日目 19:45 ホームセンター 休憩室】

休憩、か。昨日は2〜3時間しか寝ていない。正直、ものすごく疲れている。
一度座ると立つのもきついほどに。しかし、この状況で休めるほど自信家でもない。

「俺はいい。どうも、手ぶらなのは俺だけみたいだ」

そう言って席を立つ。装備なんて真面目に考えなかった。モップもどこかに捨ててしまった。
まず思いつくのは靴だ。安全靴がいい。この靴を捨てるのは惜しいが…

「…?」
店内に通じるドアを開け、一歩踏み出してから立ち止まる。

「こんなに暗かったか…?」
…嫌な感じだ。
657樋浦 42 男  ◆0SpbexsBIw :2006/07/16(日) 11:41:36 ID:O7sZTye80
【1日目 19:45 ホームセンター 休憩室】
岬くんはとっとと先に部屋を出て行った。
俺は彼を引留める
「おい、待てよ。あんたは今日一番働いてるんだから先に…??」

立ち止まってる岬くんの肩越しに店内を見ると何かおかしい
…さっきまで薄明るかった店内が真っ暗になってる。
・・・アァ・・・・・ァウゥ・・ァ・・・・・
…店内から聞こえる獲物を求める獣の唸り声。
「何で真っ暗になってる!?」
ゾンビどもが消した?奴らにそんな知能があるのか…??
少なくとも今日俺が遭遇したゾンビどもには人間としての知性を感じさせる
行動をとったゾンビは居なかったが。。。
何かおかしい…事務所の鍵の一件から何かが…。

「なんてこったぁ…おい!皆武器持て、ゾンビが店の中にいる!!」

俺は休憩室の入り口に立掛けてあった両口ハンマーを持った。
「休憩は、もうちょっと先延ばしになりそうだな…。」
658マサキ 22 男 ◆iCY9CtqZcY :2006/07/16(日) 14:09:30 ID:HBNoJit/O
【1日目 19:45 ホームセンター休憩室】

>>657樋浦さんの声に緊張が走った…
ドアの向こうに見える景色はさっきと違って真っ暗だ……そしてゾンビの唸るような声が確かに聞こえる…
なんで?…いつの間に?…一体どこから?…
頭に色々と言葉が駆け巡る。
「何なんですか?なんでゾンビが中にいるんですか?」
言いながら頭の中で状況を整理した。
ゾンビが中にいるってことはどこかに抜け道があるのか、バリケードが破られたかだ…それにしてもなんで暗いんだ!?
フォークを両手で握りしめドアの向こうを見つめた。
659笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/07/16(日) 15:05:57 ID:NBxaOkPTP
【1日目 19:45 ホームセンター休憩室】

>>657「なんてこったぁ…おい!皆武器持て、ゾンビが店の中にいる!!」
樋浦さんが叫ぶ。

あああああいやだいやだいやだ…疲れた…。

今日で何度目だろうか、バールを握り締め扉に向かう。
「やつら、店内のどこら辺にいるんですか?」

660東堂 男 17 ◆bg5irfTuqA :2006/07/16(日) 18:38:28 ID:EtkKgOu7O
>657樋浦さんの声と共に、
>658>659真っ暗なドアの向こうから不穏が侵食する。

「なんで明かりが!?見回りした時には穴はなかったのに!!」
パニックになりそうな自分を鎮めようと覆いを取った鉈を握り締める。

「とにかく…このままじゃマズい、ですね…」
661蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/07/16(日) 18:41:36 ID:sZds8LWuO
【1日目 19:45 ホームセンター 休憩室】

皆の意見と樋浦さんの提案を聞き終えると>>656岬さんが出て行った。
後を追い>>657樋浦さんも…。
先決すべきは準備ね。
席を立ち上がると、樋浦さんの叫び声がした。
「なんでまた‥窓は全部封鎖したはずじゃあ!?」
咄嗟に疑問を口にした。

アイスピックを片手に>>658マサキ君、>>659笠原さん、>>660東堂君の後ろをついて行った。
視界に映るのは真っ暗闇の店内だった。
662樋浦 42 男  ◆0SpbexsBIw :2006/07/16(日) 20:00:44 ID:O7sZTye80
【1日目 20:00 ホームセンター 売り場】
俺はメットのライトを点灯して売り場に出る…一体何処から入ってきた…?
皆が帰ってくる前、バリケードのチェック済ませたのに。
とりあえず、またさっきみたいに奥からチェックしていくしかねぇぜ。
まずはトイレからだ…。
663岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/07/16(日) 20:09:39 ID:75MAMsh8O
【1日目 19:45 ホームセンター フロア】

「まったく、誰の陰謀だ」
嫌な声が聞こえる。ゾンビが侵入してきてるのか?バカな。戸締まりはしてるはずだ。
それにこの暗さは?出来過ぎてる。

…部屋の中に戻るか?
いや、ここだけ明るいというのが逆にまずい。
ゾンビの数は分からないが、ここに向かってくるのは間違いない。
奴らはド低能だ、ルートはある程度分かるはずだ。ここは闇に紛れよう…

俺は靴を脱ぎすてフロアに踏み出した。これで足音は消える。
入口を探しだしてやる…
664マサキ 22 男 ◆iCY9CtqZcY :2006/07/16(日) 20:15:57 ID:HBNoJit/O
【1日目 19:45 ホームセンター休憩室】

>>659後ろから勇ましい声がした。笠原さんやる気だなぁ…
>>660>>661東堂君、蝶野さんも身構える。
後ろから背中を押され
「ちょ…ちょっと待って下さい!…あの全員で出るのはどうかなと思うんですけど?」
くるりと振り返り
「なつきちゃんもいますし事務所には何人か残った方がいいかと…もし何かあれば合図をだして駆け付けるというのはどうでしょうか?」
岬さんと樋浦さんは早々に売場に出て行ったし…
単独行動は避けたいから今から出るなら2人くらいか!?
665樋浦 42 男  ◆0SpbexsBIw :2006/07/16(日) 21:29:45 ID:O7sZTye80
【1日目 20:00 ホームセンター トイレ】
暗くても売り場の位置関係は分ってるし、問題はない。
ガス漏れ現場で、暗い中をライト一本、手探りで活動した経験がこんな事で生きるとはな…。
何処に居る・・・?気配はすれど姿は見えず…。
俺は後ろを取られないように、ゴルゴ13よろしく壁や棚を背にしながら移動する。
今は連中をぶっ倒すより奴らの侵入経路を探す方が先決だ。

トイレに向かうと男性用トイレのドアが開いたままになってる。
俺はドアで足を開け、中をライトで照らした…。

「なんだこりゃあ…」
窓に補強してあった板が外されている。
こりゃ、外から無理やり押し破ったんじゃない事は落ちている板の状態から推測できた。
「しかし、何であいつらここから…」
窓には高さがある。とてもゾンビが登ってこれるような高さじゃ…
俺は窓に近寄って様子を伺った。
すると…もうそこには次のゾンビが脚立に足を掛け登ろうとしている最中だった。

「なっ!?何で脚立が??」
慌ててそばに落ちてる釘を拾ってハンマーで釘を打ちつけ始めた。
この調子じゃ間に合わねぇ…。

「おい!誰か男子トイレに来てくれ!!バリケードが破ぶられてる!!!」
俺は大声で援軍を求めた。
この声で外のゾンビどもも中のゾンビどもも来ちまうかも知れんが、今の
俺にそんな事を考えてる余裕はない。
少なくとも中の連中に破れてる場所を知らせる方が先決だ。
666笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/07/16(日) 21:43:12 ID:NBxaOkPTP
【1日目 19:45 ホームセンター休憩室】

>>664マサキ君の言葉に頷く。
「あ〜、じゃあ…俺事務所に残っといていいかな?」…ヘタレと思われるかな。
「俺は一応、バールもあるからこのままで大丈夫だけど…。」
「誰か残る?」
667岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/07/16(日) 22:24:33 ID:75MAMsh8O
【1日目 20:00 ホームセンター フロア】

>>665樋浦さんの声だ。トイレだって?…不可解だ、いろいろと。
いや、今は考えてる時じゃあない。

入口がトイレなら、ゾンビはレジ前を通って真っ直ぐ休憩室に向かう可能性が高い。
回り道していこう。途中には木材売り場があるし、拾い物もしていける。

壁際を小走りに進む…

「わっ」
何かに躓いた。何だ?
オイルの臭いがする。缶のようだ。棒が突っ込んである…
松明だ。誰だ、こんな所でキャンプファイヤーしようとしたのは。嫌がらせか。
「まったく…」
蹴飛ばしてやりたいが、やめておく。

木材売り場だ。板を拾ってトイレへ。
「遅くなりました」
新しい板を樋浦さんに渡した。

2/5
668マサキ 22 男 ◆iCY9CtqZcY :2006/07/16(日) 22:45:36 ID:HBNoJit/O
【1日目 20:00 ホームセンター休憩室】

>>666笠原さんは残る!?
以外な言葉に一瞬耳を疑った…普段は臆病だけどやる時はやる人だと思っていたのに…
そうなると残るは‥なつきちゃんは論外だ、蝶野さんは女性だし東堂君は年下だ…
てことはそうだよなぁ…
「じゃあ、ぼ‥僕行きます。笠原さん本当に行かないんですか?」
669闇夜U ◆XYndhCe37s :2006/07/16(日) 23:00:09 ID:wc+wlkUl0
闇に包まれた店内を歩く人間がいる・・・・・
突然、トイレの闇の中から2本の腕が伸びる!!
いきなり掴み掛かれた樋浦はゾンビと共に床に倒れ込む・・・・・


※死亡フラグイベント※

【1】これより10レス以内に他プレイヤーの救助レス(1レスでOK)がなけ
れば樋浦には死亡フラグが立ちます。
【2】又は、樋浦自身が2レス消費すればゾンビを追い払うことができます。

このイベント終了後ゾンビは再び闇に消えます。


※死亡フラグ判定発生中※引き続き行動して下さい。

670笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/07/16(日) 23:06:35 ID:NBxaOkPTP
【1日目 20:00 ホームセンター休憩室】

>>668「いや、東堂君が残ってくれるなら俺は出たいけど…。」
やっぱり俺がリーダーシップを取るのは無理だな。
みんなは俺が守る!みたいな感じだったんだけどな〜。

「なんて話ししてるより、マサキ君行こう、2人が心配だ!東堂君、みんなをよろしく!」
そう言って休憩室を飛び出した。



「…マサキ君暗すぎない?怖いなぁ…。」
671蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/07/16(日) 23:07:28 ID:sZds8LWuO
【1日目 20:00 ホームセンター 休憩室】

マサキ君の意見はもっともかもしれない。
私達が出払った後、ここに奴らが押し寄せてきたら…なつきちゃんが危ない。
かと言ってなつきちゃんを連れて行くのもなぁ。
少し考えていると>>666笠原さんが残ると言い出した。
そんな笠原さんへ念押しする様にマサキ君は問い掛けている。
>>668「一先ず私も残ります。けど、助けが必要な時はすぐに呼んで下さい。
15分過ぎても誰も戻って来なかったら…捜しに行きますから。」
672樋浦 42 男  ◆0SpbexsBIw :2006/07/16(日) 23:09:52 ID:O7sZTye80
【1日目 20:00 ホームセンター トイレ】
「オラ!手出すんじゃねぇ!!邪魔だって!!!」

脚立に足掛けたゾンビが血に塗れ、指が2本ほど欠損してる手を出して補強した
板を払い除けようとする為、中々作業は思うように進まない。
脚立は当然ながら一人ずつしか登れないから後ろでは大勢のゾンビが順番待ちをしている。

「…こりゃ大した人気だな。テレビに紹介されるかぁ?行列のできるホームセンターってな!」
こんな軽口を言ってるのは恐怖心を少しでも紛らわせる為だ。

>>667「遅くなりました」
岬くんが新しい板を持って来てくれた。
「気が利くねぇ…あんた会社じゃヤリ手だって言われてるだろ?」
俺は、板を受け取り窓を塞ぐ。

「ちょいと悪い知らせがある…作業しながら聞いてくれ。これは俺とあんただけの話にして欲しいんだが…」

3/5
673マサキ 22 男 ◆iCY9CtqZcY :2006/07/16(日) 23:21:24 ID:HBNoJit/O
【1日目 20:00 ホームセンター休憩室→売場】

>>670笠原さんは一緒に行くと言ってくれた。
「はい、行きましょう。蝶野さんここはお願いしますね」
ドアの前に立ち
ここから先は死と隣り合わせだ…覚悟を決めろ…
売場に足を踏み入れた。
>>670…そうだ僕懐中電灯持ってますよ」
売場を照らしながら通路をゆっくり歩いて行った。
674岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/07/16(日) 23:38:19 ID:75MAMsh8O
【1日目 20:00 ホームセンター トイレ】

>>669「!?」
ゾンビだ。どうする?
待て、落ち着け…俺にパニックは無い…
周りを見回す。何か無いのか。

…あった。個室のタンクのフタを外す。分厚く重い磁器製だ。
「このッ」
ゾンビの頭を殴りつける。嫌な手応え。効いたはずだ…
675東堂 男 17 ◆bg5irfTuqA :2006/07/16(日) 23:39:21 ID:EtkKgOu7O
【1日目 20:00 休憩室】
>>670「東堂君、みんなをよろしく!」
うぉ、笠原さんってこんなに頼りがいのある人だったろうか?

「わ、わかりましたっ。」
驚きつつ闇へ消えて行く二人に返事を返す。

…唯一照明の恩恵を受けている室内は妙に乾燥して感じられた。
懐中電灯を取り出しドアから売り場へ向け照らす。
676樋浦 42 男  ◆0SpbexsBIw :2006/07/16(日) 23:56:22 ID:O7sZTye80
【1日目 20:15 ホームセンター トイレ】
言葉を言い終えるか言い終えないかのところで急に物陰からゾンビが襲い掛かってきた。

「ぬあぁ!」
慌てて避けようとするが、下に置いてあった板っ切れで足を滑らせバランスを崩した。
俺はゾンビの顎の下を掴み、俺に喰らいつこうとしてる顔との距離をとろうとする。
「プリーズ…キッスミーってか?…お断りだぁ!!」

>>674「このッ」
鈍い音がしてゾンビの力が緩んだ。
俺はゾンビを押し退けて、立ち上がった。

ゾンビも立ち上がったが、フラフラとした足取りでトイレの外へ出て行く。
追って止めを刺す余裕はない。
「はぁ…はぁ…ありがとよ。とりあえずとっとと板を打ちつけちまおうぜ。」
677岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/07/17(月) 00:12:37 ID:HHLuBR8vO
【1日目 20:15 ホームセンター トイレ】

ちっ、殺しきれなかった。これは後々響くな…

>>676「それがいい」
しかし俺は道具を持ってない。とりあえず散らばった板を拾い集めて樋浦さんに渡した。

「で、さっきの話…何です?」
どうも密談ってのは好きになれないが…

4/5
678笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/07/17(月) 00:15:55 ID:4WHKMnxNP
【1日目 20:15 ホームセンター 売り場】

>>673マサキ君の懐中電灯が売り場を照らす。
「映画なんかじゃ、足元照らすと人の足があったりするよね…。」
緊張した空気を和ませようと話すけど、内容もまずいけど声が震えてるんじゃ
ますます和まないよな…。
そんなことを考えながらも足は進む。
アウトドア売り場に差し掛かったとき、>>674鈍い音が聞こえた。
「ん?なんか音が聞こえたけど…行ってみる?」
679闇夜死亡判定 ◆XYndhCe37s :2006/07/17(月) 00:26:14 ID:EjWwRksH0
・・・アァ・・・・・ァウゥ・・ァ・・・・・・
不気味な呻き声が聞こえたかと同時に岬の後ろからゾンビが現れ岬の喉に喰らい
つく・・・・・・

※死亡フラグ判定※

【1】レス番>>677or■■■を踏んだプレイヤーには死亡フラグが立ちます。
【2】レス番踏みは事務所、休憩室にいる時は踏んでも無効です。
【3】ゾンビ1体侵入する毎に死亡レス番1つ追加。>>■■■>>■■■>>■■■

岬には死亡フラグが立ちました。

※死亡フラグ判定発生中※
引き続き行動して下さい。

680岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/07/17(月) 00:55:03 ID:HHLuBR8vO
【1日目 20:15 ホームセンター トイレ】

>>679
背後に気配。
「アホが。さっきの今で俺が警戒してないと思ったのか」
即座に振り向く。しかし…
「うっ…ぐっ」
思わず腕でガードしてしまった。…噛まれた。

「ええい、汚い手でッ!」
そいつの首をつかんでタイル張りの壁に打ち付ける。
ゾンビは崩れ落ちた。腕から血がボタボタと落ちた。

「なんてこった。なんてこった…」
俺とした事が…これまでか…残り時間は?やれる事はまだあるはずだ…
681樋浦 42 男 ◆0SpbexsBIw :2006/07/17(月) 01:00:55 ID:52XpxLtw0
【1日目 20:15 ホームセンター トイレ】
「ああ…そうだった。」
とりあえず、最後の一枚を打ち付け何とか応急処置は出来た。
またちゃんとした形で打ちつけないとな…。

「信じられないかも知れんが…この中にゾンビを中に手引きした奴がいる。」

岬くんの表情は変わらない。固まったのか、それとも予測してたのか…。

「無論、俺だって信じられない…。だが、この板、明らかに外から力技で
破られたんじゃない。それと外に脚立が置いてある。あれは店の中にあった物だ。
ゾンビがやった?違うよな?連中にそこまでの頭があるなら道具を使って正面のガラスを
ブチ破って雪崩れ込んだ方が明らかに早い…。」

その時、再び物陰から魔の手が岬くんに向けて伸びていた事に俺は全く気がつかなかった…。

5/5
682岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/07/17(月) 01:11:33 ID:HHLuBR8vO
【1日目 20:15 ホームセンター トイレ】

>>「ええ…何か人為的なものは感じていましたよ」

「まったく、ふざけてる…おかげで…」
腕の傷を樋浦さんに見せる。

「待ちに待った、赤紙が来ましたよ」

「何も言わずに。時間がない…樋浦さん、マンホール、どこです?」
683樋浦 42 男 ◆0SpbexsBIw :2006/07/17(月) 01:56:38 ID:52XpxLtw0
【1日目 20:30 ホームセンタートイレ】
>>680不意をついて物影から現れたゾンビは岬くんの腕に噛み付いた。

「ええい、汚い手でッ!」
岬くんはゾンビの首をつかんでタイル張りの壁に打ち付ける。
ゾンビは崩れ落ちた。…が、岬くんの腕から血がボタボタと滴り落ちた。

「ゾンビに傷つけられた奴もゾンビになる」
これは岬くんが俺に教えてくれた事だった。俺は言葉を失い立ち尽くす。

>>682「まったく、ふざけてる…おかげで…待ちに待った、赤紙が来ましたよ。」
もう助からない…「大丈夫!しっかりしろ!!」の言葉すら出ない。
柱に押しつぶされ火に焼かれ、死に行く同僚の最期の目と彼の目は同じ目だった。
絶望感に呆然としてる俺に、岬くんは力強く言った。

「何も言わずに。時間がない…樋浦さん、マンホール、どこです?」
マンホール?脱出に使う為のマンホールの事か??
「何で…」
岬くんは俺の目を見据え立てた指を振ってそれを制した。
分った…理由は聞かねぇよ。俺はあんたを信じるぜ…。
「駐車場の入り口を出てすぐ脇に見えるのがそうだ。」
684笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/07/17(月) 02:18:15 ID:4WHKMnxNP
【1日目 20:30 ホームセンター 売り場】

>>680『どんっ』大きな音がする。さっきの音より、でかい。
「ここでじっとしてるより、見に行った方が早いね。マサキ君、行こう。」
音のした方に走る。
確か…トイレの方だよなぁ?
本来なら、声を出しながら行くべきだろうがなにせ、真っ暗闇だ。どこからあいつらが現れるかわからない。
怯え、辺りを見回しながら小走りにトイレに向かう。
…ん?やっぱりトイレか。扉の隙間から僅かに明かりが見える。
扉を押しながら、呼びかける。
「岬さん!樋浦さん!どうし……えっ?」
…血が。
685岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/07/17(月) 02:33:36 ID:HHLuBR8vO
【1日目 20:15 ホームセンター トイレ】

「道を開きます…少しの間ですが…」

桜木君の時を思い出す。噛まれてから、自決するまでどれくらいだっただろうか。
俺たちが車で取って返してからも自我は残っていたはずだ。約10〜15分程度か…
少ないな…

「水、ありますよね、ペットボトル…あれ、欲しいです…持ってきてもらえませんか」

最後の作戦だ。
686蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/07/17(月) 03:03:56 ID:6WKWFtULO
【1日目 20:15 ホームセンター 休憩室】

>>675「いる?近くに見当たらないようなら扉閉めた方が…あいつら視力は健在みたいだから。」


少し沈黙して、さっきから頭にあった疑問を問い掛けてみた。
「あの、ランタンの燃料が尽きたって事は、ない?
んー‥奴らが消したとはちょっと思えなくて。
それに侵入口もね。
ガラスが割れた音とか物音聞こえました?私は聞いてなくて…。
既に割れた封鎖済の窓か扉からかな?って。
どっちにしろ私達に気付かれず侵入して来たの、おかしくないです?
あっ、ところで今何時ですか?」
687マサキ 22 男 ◆iCY9CtqZcY :2006/07/17(月) 10:48:03 ID:kEYodoSPO
【1日目 20:15 ホームセンター売場→トイレ】

>>684笠原さんに連れられトイレに入った…

ライトを照らした先に樋浦さん…岬さん…!!
岬さんの腕から血が流れている‥怪我してる大変だ!救急箱‥事務所に向かおうとした時ライトの光は床に崩れ落ちたゾンビを照らした。
「‥まさか…嘘でしょ……岬さん…」
よく見れば腕の傷は噛み傷だ…そして、岬さんの眼は何かを覚悟している眼だ‥桜木さんと同じ。
僕はもう岬さんにかける言葉はなく、呆然と立ち尽くしていた。
688東堂 男 17 ◆bg5irfTuqA :2006/07/17(月) 10:56:57 ID:CFHfNAISO
【1日目 20:15 休憩室】
>>686一通り周囲を確認して扉を閉める。
辺りにはいないようだ。……多分。

多少の沈黙の後、蝶野さんに疑問をぶつけられた。
「室内にいたときは物音には気付きませんでしたけど。
ランタンは新品を使いましたし…
スイッチを切るか本体壊すかしなきゃここまで暗くなりませんよ。
ゾンビに頭回る奴でもいるんでしょうか…」

懐中電灯で薄暗い室内を照らし時計を探す…あ、あった。
「今はだいたい8時15分ですね。
…いつもなら家で飯食ってんのにな…」思わず愚痴が漏れてしまった。
689豊見山なつき 11 女 ◆Idh4M59kpE :2006/07/17(月) 16:11:50 ID:20HC2Wv30
【1日目 20:15 ホームセンター 休憩室】

「今はだいたい8時15分ですね。 …いつもなら家で飯食ってんのにな…」
東堂さんの言葉に、もう夜なんだ、と気づいた。
「あ、ご飯の用意しますね」
桜木さんが運んでくれた食料の中から、簡易スープを袋ごと取り出して、鍋に入れて火にかける。
「あったかいものって落ち着きますよね?」
何となく、蝶野さんに聞いてみる。少し暑い時期だから、冷たいものの方がよかったかなあ。
人数分のお椀に、熱くなったスープを注ぐ。
「はい、どうぞ」
そのうちの一つとパンを東堂さんに渡す。
「レンジでチンするタイプのご飯もありますけど……そっちにしますか?」
電気は付いてるから、レンジだって使用可能なはずだし。
「……みんな、早く帰ってくるといいなあ」
何でもなかったよ、とか言って。
690岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/07/17(月) 16:56:07 ID:HHLuBR8vO
【1日目 20:15 ホームセンター トイレ】

自分で持って来た板を拾い集める。少しでいい…

振り返ると笠原君とマサキ君がいたが、長々と話してる暇はない。

「いいんだ、どうって事ないんだ…どいてくれ」

時間がない。俺は、ゾンビとはいえ何人も殺した…普通には死ねないと思ってた…

「俺がやる…行く行かないは君らの自由だよ」

ここでおとなしく死ぬのは、面白くない…重い体を引きずり、作業所に向かう。
まいったな…血が、とまらないよ…

途中で、松明の缶を拾った。蹴飛ばさなくてよかった…
691蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/07/17(月) 21:58:45 ID:6WKWFtULO
【1日目 20:15 ホームセンター 休憩室】

>>688「‥そうですか。」
私が含んで言った部分に東堂君は振れてこなかった。
私の思い過ごしなら勘違いならその方がいい。
今はこれ以上、想定話はしないでおこう。
「もう少し待って、誰も戻って来なかったら店内見に行きましょ?」

東堂君と話してる間、なつきちゃんはそそくさ動き回り、スープを持ってきた。
>>689「あ、ありがと‥。レンジはダメ。電気が来てないの。この明かりはランタンだからね。」
なつきちゃんの屈託ない笑顔は状況を理解していないようだった。
692闇夜死亡判定 ◆XYndhCe37s :2006/07/18(火) 00:03:28 ID:EjWwRksH0
【1】レス番676or690を踏んだプレイヤーには死亡フラグが立ちます。
【2】レス番踏みは事務所、休憩室にいる時は踏んでも無効です。
【3】ゾンビ1体侵入する毎に死亡レス番1つ追加。>>669>>■■■>>■■■

25レス経過でゾンビ1体侵入。
死亡レス番1つ追加。
レス番704でイベント「闇夜」終了。
このレスよりゾンビ3体(1体は岬が撃破)はプレイヤーの任意で倒すことが
できます。

693闇夜V ◆XYndhCe37s :2006/07/18(火) 00:11:48 ID:+NRVOgLV0
闇にまぎれていたゾンビはトイレにいる3人を見つけ音も無く
近付き笠原、マサキの後ろに現われたる・・・・・

もう1体のゾンビは東堂の照らしていた光につられて事務所の前まで
近付き事務所の扉を叩き始めた・・・・・
694笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/07/18(火) 00:38:12 ID:p49JN8EiP
【1日目 20:15 ホームセンター トイレ】

「岬さんどうするつもりなんだろ…。」つぶやく。
でも、岬さんが覚悟して何か考えてるなら…怖いけど、残念だけどそれに従おう。
「樋浦さん、マサキ君…うわぁっ!」
岬さんの後を追うため、振り向くとそこには血だらけの男…ゾンビがいた。
「うわぁぁぁっわああああ。」
思わずバールを振りかぶる。そのとき、なつきちゃんの言葉を思い出す。
『それに、ゾンビの人だって元々は人間だったはずなのに、何で皆はためらわずに殺せるのか
 ―――分からないんです 』

…ごめん、死ぬのが怖いんだ。

『ぐしゃっ』
695東堂 男 17 ◆bg5irfTuqA :2006/07/18(火) 02:23:53 ID:f5+ptG0MO
【1日目 20:15 休憩室】
>>689なつきちゃんが手慣れた手つきで食事を配ってくれた。
「ありがとう、俺はパンでいいよ。」
「ズズ…」多少行儀が悪いが熱いスープを音を立ててすする。
うん、美味い。量販品と言っても体に染み渡る心地がする。

>>691蝶野さんの返事にはどこか附に落ちなさが見えた。
「ええ、軽く心配になって来ましたし。
静かなのが逆に不気味で…」

『コン』?『トン』扉から?『バン!』うわっ!『ドン! バスッ!』
「ち、蝶野さんなつきちゃん、ゾンビだ!下がって!!」

鉈を構えて扉と対峙する。奴らと正面切ってやり合うのかよ…
もし噛まれたら?もし引っかかれたら?
もし…いや、集中だ、考えろ。考えろ自分。
696樋浦 42 男 ◆0SpbexsBIw :2006/07/18(火) 07:43:27 ID:nZE1pyCu0
【1日目 20:15 ホームセンター トイレ】
>>685「水、ありますよね、ペットボトル…あれ、欲しいです…持ってきてもらえませんか」
『末期の水』ってやつか…
「分った取ってくる…待ってろ。」

俺は売り場へと急ぐ。

しかし、岬くんは何しようってんだ?
さっき外を見たがまさに「アリも這い出る隙間もない」ほどのゾンビがいる。
扉を開ける事すら危険が伴う状況なのに…マンホールの場所…道を拓く…?
まして街灯もない外は完全に闇だ。とても手持ちの明かりじゃ活動するのもままならんという状況なのに。

一抹の不安を覚えつつ俺はペットボトルの水を持ち、トイレに戻ってきた。

「待たせたな。」
トイレに戻ると岬くんの姿はなかった。
立ち尽くしたマサキくんと丁度トイレから出ようとする笠原くんだけだった。
「岬くんは何処に行った?」

>>694 「うわぁぁぁっわああああ。」
何だ!?
暗闇から新手のゾンビが笠原くんに腕を伸ばしてる。
笠原くんはバールを振りかぶるとゾンビの頭目掛けて振り下ろした。
ゾンビは糸の切れた操り人形のようにその場に崩れ落ち動かなくなった。

俺は二人に呼びかけた。
「岬くんが心配だ。岬くんを探そうぜ」
697蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/07/18(火) 08:25:54 ID:I/fxxCbpO
【1日目 20:15 ホームセンター 事務所】

事務所から物音がする…
『バンッ!!』
歯を剥き出し唸りながら、手の平を打ち付けるその姿が目に浮かんだ。

>>689「ここにいて、何かあったら叫ぶんだよ!」
なつきちゃんを休憩室に残し、近くに置いてあるモップを片手に事務所へ向かった。

>>695「置いて逃げるわけにいかないわ。
扉が開いたら私がモップで奴を押さえ付けるから…トドメさして…」
698マサキ 22 男 ◆iCY9CtqZcY :2006/07/18(火) 11:40:10 ID:FukiSQp+O
【1日目 20:15 ホームセンタートイレ】

放心状態で立ち尽くしていると>>694笠原さんの叫び声で我にかえる。
いつのまにかゾンビが後ろに忍び寄っていた‥
身構えるより早く笠原さんがバールで倒してくれた。
>>696確かにあんな怪我でどこに行くんだろう…
『俺がやる…行く行かないは君らの自由だよ』岬さんの言葉が気になる。
一体何を…?
気になりつつ樋浦さんに賛同して岬さんを捜しに行く…
699笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/07/18(火) 12:00:38 ID:p49JN8EiP
【1日目 20:15 ホームセンタートイレ】


「はぁ、はぁ、はぁ」
>>696樋浦さんの声が聞こえた。岬さんを捜しに行くんだ。
俺も行かなきゃ。…いや、トドメを刺す。また起き上がらないように。
『ドンッ』
『ベチャッ』
『ドンッ』
足になにかが飛び散る。
「…?」
『ドンッ』
『ベチャッ』
『ドンッ』
『ベチャッ』
『ドンッ』
『ベチャッ』


「うげぇぇぇぇえ、おぇええっうっ」気持ち悪い。

「岬さんを捜さなきゃ…。」
700東堂 男 17 ◆bg5irfTuqA :2006/07/18(火) 15:30:00 ID:f5+ptG0MO
【1日目 20:30 休憩室】
>>697蝶野さんの提案に頷く。
蝶野さんが抑えてられるのはほんの数瞬だろうな…一発目で倒さないと。
鉈の握りを確認する。手に張り付いたゴム手の中が蒸れる。

「じゃあ3つ数えてドア開けます!…いち、にぃの、さんっ!!」
扉を開けると全体重を預けていたゾンビは支えが消え室内に倒れ込む。
立ち上がろうともがく背中を
蝶野さんがモップで押さえ込むと黒い血が滲む。

「クソッ!お前等なんだって俺達を!!」
叫びながら打ち首よろしく鉈を首に振り下ろす。
『グジュッ』
嫌な音を立て深々と刺さるが
血は噴き出ず黒々とした血溜まりとなって滴り落ちる。
鉈を抜いてもゾンビは微動だにしなかなった。
「はぁっ…はぁっ…」
荒い息のまま崩れるように近くのソファーに座った。
701岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/07/18(火) 16:23:49 ID:t+5+fLymO
【1日目 20:30 ホームセンター フロア】

作業所の前で、3人が追いついてきた。早く…

「水…」
樋浦さんから水を受け取る。

「みんな、事務所へ…」
息が苦しい、うまく喋れない…

「外、出ます」

それだけを、やっとで喉から絞り出し、ドアに向かう。

ここで松明に点火…多分、桜木君と同じに、俺は襲われない…
それに、火…大丈夫、大丈夫だ…

ドアを開け、外へ…火のせいか…奴らは中へ入ろうとしない…思った通りだ。
ドアは、背中でもたれかかって閉める…

ゾンビがいる、たくさん…でも、やっぱり襲ってこない…ボンクラどもが…
702本当にあった怖い名無し:2006/07/18(火) 17:25:54 ID:r6ljuuy20
\(^O^)/
夏 夏 夏 夏 夏
厨 房 ス レ 立 て て ご め ん な さ 〜 い (;^_^A
学 生 の み な さ ん は マ ダ マ ダ 起 き て ま す か ?
や っと夏休みに入ったことだしね。
ど 〜 せ み ん な 暇 を 持 て 余 し て、夜 遅 く ま で 起 き て る ん で し ょ ?(*^O^*)
マ ダ マ ダ 寝 ち ゃ う な ん て も っ た い ナイナイ(>_<)/~~
せっかく起きてることだし今年のアツイ夏を、みんなで朝まで語 ろ 〜ぜ〜〜〜(^-^)v
703本当にあった怖い名無し:2006/07/18(火) 17:26:25 ID:r6ljuuy20
704本当にあった怖い名無し:2006/07/18(火) 17:27:24 ID:r6ljuuy20
\(^O^)/
夏 夏 夏 夏 夏
厨 房 ス レ 立 て て ご め ん な さ 〜 い (;^_^A
学 生 の み な さ ん は マ ダ マ ダ 起 き て ま す か ?
や っと夏休みに入ったことだしね。
ど 〜 せ み ん な 暇 を 持 て 余 し て、夜 遅 く ま で 起 き て る ん で し ょ ?(*^O^*)
マ ダ マ ダ 寝 ち ゃ う な ん て も っ た い ナイナイ(>_<)/~~
せっかく起きてることだし今年のアツイ夏を、みんなで朝まで語 ろ 〜ぜ〜〜〜(^-^)v

705マサキ 22 男 ◆iCY9CtqZcY :2006/07/18(火) 20:40:31 ID:FukiSQp+O
【1日目 20:30 ホームセンター作業場】

作業場に行くと岬さんがいた…一体何を…?
事務所に行けと指示をだし外に出ようとドアに手をかけた。
「岬さん!今ドアを開けちゃ……」
止める間もなくドアを開けゾンビがなだれ込む!…
一瞬目を覆う…反応が無いのでうっすら目をあけドアの方を見ると
ゾンビは岬さんの持つ松明の火が恐いのか中に入ることができなかった。
そして‥バタンとドアは閉められ岬さんは外に出た。…一体何を?……
頭の中で同じ単語が繰り返される。
706岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/07/18(火) 21:02:57 ID:t+5+fLymO
【1日目 20:30 ホームセンター 駐車場】

みんな、松明を向けると道を開ける…俺を見ようともしない。いよいよだ、な。

正面に回り込む。疲れた…からだが、限界か…
…空には星が見える。今日は、よく見える…あれは乙女座の…なんだっけ…

駐車場、中央。ゾンビは思ったよりはるかに多い…
これがいい…この位置が、ものすごくいい。

松明の木材を井の字に組み、着火…缶を上に乗せる…燃えクサに、板を投入…
ペットボトルを開け、缶の上にかざす…

「ハハ、アハハハ」
707樋浦 42 男 ◆0SpbexsBIw :2006/07/19(水) 00:13:59 ID:bkA7h8et0
【1日目 20:30 ホームセンター作業場→売り場】
>>701「外、出ます」

何!?
「開けたらゾンビが中に入ってく…る??」
開けた扉から大挙として押し寄せてくるはずのゾンビの群れは何故か入ってこない。
「こいつら…火を恐れるのか…?」
何故岬くんがその事を知っていたのか知らないが、事実ゾンビは中には入ってこなかった。

岬くんは正面へ回ったらしい。
俺は店内に戻って、駐車場が見える正面入り口のガラスの所へ行った。
バリケードの隙間から覗き込む。

>>706
「何をしようってんだ…彼は。。。」
しかし、いくら火があるとはいえ、ゾンビどもは彼に見向きもしない。
「ゾンビ化しつつある人間は奴らに認知されないのか?」
708岬 31 男 ◆s7d/2ml3o. :2006/07/19(水) 00:47:15 ID:Nji4w1xoO
数分後…炎でオイルは熱せられ、自然発火の炎が見えはじめた。
恐らく、温度は400℃を超えている。
ここに水滴を垂らすと、水は急激な気化とともに一瞬で1500倍以上の体積に膨張する。
その衝撃でオイルは霧状に拡散、発火し爆発を起こす。
水蒸気爆発だ。
その威力は、10ccのオイルとスポイト1滴の水でも
1メートルの火柱が発生し一斗缶を破裂させる。

「この条件で、それをやったら…どうなるのかな…」
燃料は十分にある…かなりの数のゾンビを吹き飛ばす威力は、あるはず…

手に力が入らない…ほんのちょっぴりの衝撃でも、ペットボトルは落ちる…
俺が意識を失っても同じ…それも時間の問題。もう誰にも、止められやしない…

目が、もう見えない…
さっきまで…星が見えていたのに…



「…もう…持っていられない」

俺がぐらつくと同時に、ペットボトルが落ちた。
意識が消える直前―もう目も耳も役に立たなくなっていたが―
圧倒的な衝撃と閃光が、俺の体を通して広がっていくのを感じた。

※岬 死亡
709笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/07/19(水) 02:06:50 ID:SAowShF/P
【1日目 20:30 ホームセンター作業場】

目の前で岬さんが、外に出て行く。
止める事も、声をかけることすらできなかった。
「みさきさん…。」
>>707樋浦さんが正面に回るのが見える。


…作業所の扉の前から動くことができなかった。
710蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/07/19(水) 11:26:28 ID:jQW944OBO
【1日目 20:30 ホームセンター 事務所】

>>700東堂君のカウントに身構えた。
扉から倒れ込んだゾンビをすかさず片足で踏み付け、モップで押さえ付けた。
東堂君が鉈を振り下ろす。『グジュッ』気色悪い音…

東堂君は緊張が解れたのかソファーに腰掛けた。
私も座って一息つきたい気分だわ…でも、これ。
事切れたゾンビを見た。
切り込まれた首は皮一枚で頭と身体が繋がっていた。>>700「これ、ここに置いとくのはちょっと…作業場に運びませんか?」
休憩室からストックルームの様子を窺う。
懐中電灯に>>709笠原さんが照らされた。
711閃光 ◆XYndhCe37s :2006/07/19(水) 23:19:47 ID:/kQjJIp30
満月は満ち夜空には星が見えていた。
やがて厚い雲が夜空を覆っていき世界は完全なる闇に包まれていく・・・・・
・・・ポツ・・ポツ・・・・
空から大粒の雨が降り出す・・・・・
天井に雨が落ち激しい雨音が響く!!
ドドドドドドドドッ!!!!・・・
あまりの音に隣で話す声も聞き取りにくい状況だ。
・・・・・・カッ・・・・・突然、空が光ったかと思うと
地響きのようなカミナリが襲う。
稲妻が走る度に闇夜にゾンビの姿を映し出した・・・・・・
駐車場内のゾンビは半数近く減ったがそれでもその脅威は衰えてはいない・・・


しかし、安全圏への退路は見えた・・・

※レス番800以降(もしくはGMの指示)より外に出て下水道に逃げ込むこと
が可能です。
それまでに脱出の準備を行って下さい。

712東堂 男 17 ◆bg5irfTuqA :2006/07/20(木) 00:16:35 ID:bIJqkfXfO
【1日目 20:30 ストックルーム】
>>710「運びますか。…なつきちゃん、ちょっと壁の方向いてて。」
休憩室のなつきちゃんに呼びかける。
児童にこんなグロい物見せる訳にはいかないよな。

死体の脇を抱え、踵を引きずって作業場へ向かう。
>>709途中、ストックルームに茫然と立ち尽くす笠原さんが照らし出される。
「笠原さん……?」
返事が無い。全く耳に入っていない様子だ。
713蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/07/20(木) 01:44:46 ID:VrljwmthO
【1日目 20:30 ホームセンター 休憩室→ストックルーム】

>>712「お願いします。」
ゾンビを運ぶ東堂君の行く手を休憩室から照らし続けた。

笠原さんの様子がおかしい…光りにも問い掛けにも無反応でまるで抜け殻。
また何かあったんじゃ?
他の皆はどこ?
胸騒ぎがした。

次の瞬間、強烈な爆音が鳴り響いた。
瞬時になつきちゃんの腕を引き、しゃがみ込んだ。
爆風で扉や窓がカタカタ音を立てている。

なつきちゃんを連れて急いでストックルームへ向かった。
>>709>>712「今の爆音、駐車場の方からだったわ。
笠原さん!皆はどうしたんですか?」
714樋浦 42 男 ◆0SpbexsBIw :2006/07/20(木) 08:04:57 ID:BrNZ8Zcu0
【1日目 20:30 ホームセンター売り場】
物凄い爆発がゾンビたちの中心で起こった。
密集していたゾンビは爆発に飲み込まれ、焼かれ、なぎ倒される。

ビリビリビリ…
衝撃波がガラスを揺らす。

何が起こったか理解できるまで時間が掛かった。岬くんが外へ持った出たもの…
水…オイル…松明…板切れ…

「水蒸気爆発か…」

数年前、主婦がテンプラ鍋を火に掛けたまま電話し、放置してる間に油が発火。
パニクった主婦がバケツで水をぶっ掛けて水蒸気爆発を起した現場に立ち会った。
あれも凄まじい爆発だったが、今の爆発の規模はあれの数十倍だっただろう。

俺はその場に座り込んで頭を抱え込んで泣き崩れる。
「ひどい…ひどすぎる…なんで…」
なんで彼が死ななければならなかったのか…
もう十分だ…誰も死なせたくない

俺は懐の酒を取り出し一杯口に含もうとしたが、また酒に逃げようとする
己の弱さに無性に腹が立った。
「クソったれめ!」
小瓶を壁に叩きつけた。ガシャンという音を立て小瓶は砕け散る。

「あばよ…冒険野郎。あんたが拓いた道で必ず生き延びてみせるぜ。」
俺は立ち上がり、事務所へと向かった。
715マサキ 22 男 ◆iCY9CtqZcY :2006/07/20(木) 10:56:28 ID:6VyWDwnlO
【1日目 20:45 ホームセンター作業場→正面口】

>>707樋浦さんの後を追い作業場を出た。
岬さんが何をするのか?岬さんの最期を見届ける為…
正面入口に着く手前で激しい衝撃に見舞われその場にうずくまる。
何が起きたのかわからなかったが近くにいた樋浦さんが独り言のように
『水蒸気爆発か…』と呟いた…
それでも何が起きたのか理解できなかった…爆発?…
外を見ると暗闇の中チリチリと何かが燃えているのが見えた…
暫くすると、その火を消すように激しい雨が降り出した。
「…涙雨?」
716笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/07/20(木) 11:27:53 ID:eqIj1x0xP
【1日目 20:30 ホームセンター ストックルーム】

>>712>>713
…?
眩しい。
…あぁ、懐中電灯か。
…まぶしいなぁ…。
717樋浦 42 男 ◆0SpbexsBIw :2006/07/21(金) 02:21:13 ID:ts3dgJcW0
【1日目 20:30 ホームセンター売り場→事務所→ストックルーム】
>>715気がつくと何時の間にかマサキくんがいた。
「マサキくん、事務所に来てくれ。今から重要な話がある」
俺はマサキくんを伴い、事務所に入ったが、誰も居ない。

「ちょっと、他の連中を呼びに行ってくるからここで待っててくれ。」
マサキくんを事務所に待たせ、とりあえず作業所にいるであろう笠原くんを呼びに行った。

ストックルームに笠原くんと共に残りの3人もいる。

「すまんが、作業を途中にして事務所に来てくれ。今から重要な話がある。」
時間がない…この雨が止まない内に。岬くんが作ってくれた道が消えない内に。。。
718笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/07/21(金) 03:03:03 ID:PRgG6Az3P
【1日目 20:30 ホームセンター ストックルーム】

>>712>>713
「…さはらさん!皆はどうしたんですか?」
なんだよ…今は何も考えたくないんだ。
誰かの声が聞こえ、最初に考えたのはそれだった。
桜木さんが、秋田さんが、岬さんがどうなったかなんて考えたくない。
自分達の今の状況も…。

>>717
「すまんが、作業を途中にして事務所に来てくれ。今から重要な話がある。」また、誰かの声が聞こえた。
みんな死ぬんだ。ゾンビになるんだ。喰われるんだ。
「…もう無理だよ。」そうつぶやいていた。
719蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/07/21(金) 12:35:02 ID:KEKRpmHYO
【1日目 20:30 ホームセンター 作業場→事務所】

沈黙の中、打ち付ける雨音と地響きのような唸り声がばかりが耳に入る。
無言のまま無反応な>>718笠原さんを不審に感じた。

ゾンビの遺体を東堂君と片付けていると、>>717樋浦さんがやってきた。
その面持ちは深刻そうに、重要な話があると言う。
今の爆発音の事か?それとも…?
不安感を募らせ、樋浦さんの後を追って事務所へ向かった。

事務所にはマサキ君がいる…岬さんはまだ作業中なのか見当たらない。
>>717「重要な話とはさっきの爆発音の事ですか?」
720マサキ 22 男 ◆iCY9CtqZcY :2006/07/21(金) 14:26:32 ID:L5ef5ZDVO
【1日目 20:45 ホームセンター正面口→事務所】

岬さんの姿を追ったが、結局…見つけることはできなかった‥‥
>>717樋浦さんに呼ばれ事務所に行くと誰もおらず樋浦さんはまた出て行ってしまう。
その間に>>689テーブルの上に置かれたスープとパンを口に運んだ。
>>719蝶野さんがすぐ事務所に入ってきた…
話しぶりから岬さんのことは知らないみたいだ…
爆発のこと…とても僕の口からは言いにくい……
……岬さんが亡くなったなんて………
721東堂 男 17 ◆bg5irfTuqA :2006/07/21(金) 19:17:46 ID:sGqNhMXvO
【1日目 20:45  事務所】
>>717樋浦さんに事務所へ集まるよういわれる。
なんだかとても焦った様子だけど……
それとあの轟音。落雷かな?
とにかく集合をかける程だから只事では無さそうだ。
なんだかとても嫌な予感がする。

そう感じながら俺は事務所へ入った。
722樋浦 42 男 ◆0SpbexsBIw :2006/07/22(土) 01:46:58 ID:CgJt8AKc0
【1日目 20:45 ホームセンターストックルーム→事務所】
>>718「…もう無理だよ」
笠原くんは絶望感から心神喪失に陥っているのか?

俺は笠原くんの胸倉を掴んで激しく揺さぶった。

「無理だと思うなら勝手に死ね!自殺するなり、表にいる奴らの餌になるなり
好きにすれば良いさ!!」
そして掴んでいた胸倉を離し、笠原くんを突き飛ばす。

「岬くんは最後の力を振り絞って道を拓いてくれたんだ。俺はそれに応える。
…今からここを脱出して安全圏を目指す。例え俺一人でもな!それが、身体を張った
岬くんに対する俺なりの礼儀だ。」
これ以上構ってる訳にはいかない。俺は皆が待つ事務所へと急ぐ。

「自分の人生なんだ…好きにしてくれ。俺は生きてる人間に責任を果たさなきゃならん。
悪いがもう外の連中と同じように生ける屍になっちまった奴に構ってる暇はねぇ」

来る来ないは彼の問題だ。冷たいようだが、これで何も反応が無きゃ彼はここへ
置き去りにするしかない。
723マサキ 22 男 ◆iCY9CtqZcY :2006/07/22(土) 17:06:34 ID:5dlD6ckyO
【1日目 20:45 ホームセンター事務所】

蝶野さんの次に>>721東堂君が入って来る。
みんな表情が強張っている…
>>722樋浦さんも戻ってきて事務所内は張り詰めた空気が漂っている…
笠原さんがいない!?
樋浦さんは何か話そうとしているし、今は聞ける雰囲気じゃない…
724本当にあった怖い名無し:2006/07/22(土) 22:55:59 ID:yRj8yaKA0
hoge
725 ◆iXT3V5.GX. :2006/07/22(土) 22:58:39 ID:yRj8yaKA0
test
726笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/07/22(土) 23:07:29 ID:xB9CNNczP
【1日目 20:45 ホームセンター ストックルーム】

「…痛いなぁ。」
樋浦さんに突き飛ばされ、ぶつけた頭を抱える。
「次は誰だろ…俺かなぁ。」
事務所のメンバーを考える。「…やっぱり俺だな。」
「樋浦さんどうするのかな。」

ふっ…ははっははははっっはあぁあぁあははは。





「…死にたくないよ。」
727本当にあった怖い名無し:2006/07/23(日) 01:42:27 ID:JgqcW2I/0
 ∩,,∩
 <*`∀´> 
.c(_u uノ
728マサキ 22 男 ◆iCY9CtqZcY :2006/07/23(日) 11:07:34 ID:xTsRssk6O
【1日目 20:45 ホームセンター事務所】

樋浦さんはなかなか話しだそうとしない…
言葉をいろいろと選んでいるようだ。

その間に今の状況を頭の中で整理してみる。
まず、あの爆発…岬さんのおかげで外のゾンビの数はかなり減ったと思う。
そして、火…作業場での出来事からゾンビは火を怖がる‥?
ただいくら火があってもこの真っ暗な中、外を出歩くのは自殺行為だよな。
おまけにこの雨じゃ火はすぐ消えちゃうし…
雨があがるのを待つしかないか…?
729蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/07/23(日) 13:10:40 ID:wDy4shXmO
【1日目 20:45 ホームセンター 事務所】

樋浦さんに投げ掛けた質問の答えを聞けぬまま、私の不安は増していった。
黙り込む皆の顔色を窺って、事情を知ってそうなマサキ君に小声で話掛けた。

>>728「一体どうしたっていうんですか?
さっきの爆発音は駐車場からでしょ?何があったの?
それに笠原さん…放心状態なのか気が抜けたみたいになっちゃってて…。」
しきりに窓の外を気にしたり、ストックルームへの扉を気にしたり、動揺を隠せなかった。
730宮本 女:2006/07/23(日) 13:42:55 ID:AnlVSVu4O
「なんなの?一体」
スレ主かなんかの誘導が下手なため、唐突に秋田と桜木が死んだり、
作品の色合いも変わり、つまらなくなってきた。
私の数時間は無駄になったのた・・・・
これからは才能があるスレ主以外の皆さんでがんばってほしいと思う。
そう、ゾンビの親玉である恋から府中は思ったのだった。
731マサキ 22 男 ◆iCY9CtqZcY :2006/07/23(日) 14:54:21 ID:xTsRssk6O
【1日目 20:45 ホームセンター事務所】

頭の中で状況を整理していると唐突に>>729蝶野さんが質問をしてくる。
笠原さんは放心状態…よほどショックだったんだ…大丈夫かな?
そんな俺に蝶野さんはさらに詰め寄ってくる‥仕方がない。
自分の口から言うのは気が重いが……
「さっきの爆発、あれ岬さんがやったんです…樋浦さんが水蒸気爆発って言ってました。
何故そうなったかと言うと…その‥岬さん腕噛まれて…止める間もなく外に出て‥…だから‥その‥
ハァー‥つまり‥岬さんは亡くなりました‥死んだんです‥岬さん」
732田中聖:2006/07/23(日) 16:27:31 ID:AnlVSVu4O
逃げるなら逃げろよ足が震えてるぜ 走れよほらボク!!
733田村1等陸士 19 男 :2006/07/23(日) 21:39:14 ID:5aLSx8Br0
「第三種非常呼集!2300までに帰隊しろ!分かったな!?」

部隊からの電話だ。訓練か?それとも災害派遣か?
漫画喫茶でくつろいでいたので状況がまったく分からない。せっかくの代休が・・・
とにかく駐屯地に帰ろう。どうせ待機で終わりだろう。
734田村1等陸士 19 男 :2006/07/23(日) 21:48:26 ID:5aLSx8Br0
駐屯地の門をくぐる。
夜なのに駐屯地内が何かバタバタしている。演習か?いや・・やっぱ災害派遣か・・・
「田村1士、ただいま帰隊しました。・・・何かありました?」
「営内で何時出動が掛かっても良いように準備しろ、待機だ。」
735樋浦 42 ◆oQnJHYC.36 :2006/07/24(月) 08:36:54 ID:JTO0U2gF0
【1日目 20:45 ホームセンター事務所】
「待たせたな…早速だが時間が無いんで手短に話す。
さっきのゾンビ侵入騒ぎで岬くんはゾンビに噛まれ、自ら外に出て命を絶った。
爆発音は岬くんが死ぬ間際に水蒸気爆発で駐車場のゾンビを排除した時のものだ。」

俺はそこまで言って一呼吸置いた。

>>653さっき俺は皆の前で3つの方向性について話したな。
俺は3つ目の下水マンホールから安全圏へ脱出するチャンスは今だと思う。
駐車場のゾンビの数が減った。…俺はずっとゾンビどもが何で生者と死者を見分けられる
のか疑問に思っていたんだが、嗅覚、聴力が異常発達してる可能性を考えた。
つまりワン公と同じさ。当然目も見えているだろうが、視力に関しては人並みかそれ以下だろう。
そこでこの土砂降りの雨さ。音は雨音にかき消さされる。臭いも雨で消えちまう。
今なら脱出可能だと俺は判断した。」

ここで一呼吸入れて皆の顔を見回し、反応を見た。

「岬くんが体張って作ってくれたチャンスを俺はモノにする。
今から…30分で準備してここを出るつもりだ。
正直、全員の首に縄つけてでも一緒に脱出したいと思っていたが、俺の考えが正しいとも限らん。
待てば明日にでも自衛隊が救助に来てくれるかも知れん。
だから、無理強いはしない。残って救助を待ちたい人間はそうしてくれ。」

裏切り者の存在は言うべきか言わないべきか最後まで悩んだが、止めておこう。
ここで言ったとしても余計な混乱を招くだけだ。
信じられるのは、俺自身…それだけで良い。
736笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/07/24(月) 11:51:30 ID:vcUq24FnP
【1日目 21:00 ホームセンター ストックルーム】

「雨か…このまま洪水になってあいつら全部流してくれないかなぁ…ハハハ。」
「皆どうする気だろ?あんなゾンビだらけの外にでていくのかな。」

…無理無理無理。俺は絶対無理だ。
あんなに厳重に装備してた桜木さんでも噛まれたんだ…この暗さにゾンビの量。
無理だ。
737マサキ 22 男 ◆iCY9CtqZcY :2006/07/25(火) 09:54:56 ID:FnPMwq5eO
【1日目 21:00 ホームセンター事務所】

>>735下水道‥そういえばテレビを見た後樋浦さんはそんなことを言っていた。
あの後すぐ店内の異変や岬さんのことですっかり忘れていた…

下水道から脱出‥問題ない、これなら行けそうだ。
しかし、30分後?‥ゾンビがウヨウヨしている中、外に出るなんて自殺行為だよな?
ゾンビの特性たって…樋浦さんの言うことには保障がないし…
雨が上がってから松明の炎でゾンビを威嚇しながらマンホールを目指す方がいいんじゃないか!?
蝶野さん達の考えはどうなんだろうか?
「蝶野さん、東堂君どう思います?
738蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/07/25(火) 12:13:09 ID:E26YNNMZO
【1日目 21:00 ホームセンター 事務所】

あの爆発で岬さんが死んだなんて…。

>>735樋浦さんがマンホールから脱出する事を提案してきた。
>>653あの話し合いの場では迷わずマンホールを選んだ。
でも…岬さんが死んだとなると…気持ちが揺らぐ。

>>737「救助が来なかったら、食糧も尽きて奴らに襲撃されて…だからマンホールへ行くべき。樋浦さんの話に賛成よ。」
でも…揺らぐ気持ちで二人に尋ねた。
「マサキ君と東堂君はどちらにするつもり?ここに残る?それとも脱出する?」

私は生き延びる為、少数派につきたくはなかった。
739マサキ 22 男 ◆iCY9CtqZcY :2006/07/25(火) 13:55:44 ID:FnPMwq5eO
【1日目 21:00 ホームセンター事務所】

どうするかを決める前にいくつか疑問があった…
「樋浦さん‥僕の質問に答えてもらえますか?」

「30分後に脱出と言いましたが、もし僕を含めた5人がここに残ると言っても一人で脱出するつもりですか?
雨が止めば火で威嚇してマンホールを目指せますし、救助のヘリの可能性だって…」
「それと…さっきのゾンビ‥どこから来たんですか?
僕らが駆け付けた時トイレに居ましたよね?でも、トイレの窓は高い位置にあるからあそこからゾンビは入ってこれないはず…
樋浦さん、僕たちに何か隠してませんか?」
740東堂 男 17 ◆bg5irfTuqA :2006/07/25(火) 16:33:11 ID:itSUNooeO
【1日目 20:00  事務所】
>>735>>737-738
「俺はマンホールで逃げます。こんな所に一秒でもいたくないですから。」
空気を無視しきっぱりと答える。
早くこんな所から抜け出してしまいたい。
『脱出』その言葉を何よりも魅力的に感じる。

ゾンビの侵入を待って死ぬくらいなら例え可能性が数%でも出て行ってやる。
半ば自暴自棄になりながらやり場の無い焦燥を言葉に込める。
「市民置いて逃げ出す自衛隊なんか当てになるかよ…。」
741樋浦 42 ◆0SpbexsBIw :2006/07/26(水) 00:58:21 ID:Xq2dFhlc0
【1日目 21:00 ホームセンター事務所→売り場】
>>739「すまねぇが、もう長々と説明してる時間は無い。一応、全員準備だけはしないか?
出る出ないは個人の判断だが、出られる準備は全員しておいた方が良いと思うんだが…。
準備しながら質問には答えさせてもらおう。」
途中、笠原くんにも「おい!笠原くんも荷物は纏めておけよ。」と声は掛けた。

俺は売り場を歩きながら質問の問いに大きな声で答えた。
売り場に着いて来ている人間には聞こえているはずだ。

「まず、ここを一人でも脱出するのか?って質問だったな。
答えはYESだ。俺はもうこの機を逃せばチャンスはこねぇと思ってる。
ここに俺達がいる限りゾンビどもはいずれ増える。これ以上減る事が無いって事だけは断言する。
マサキくんは松明で威嚇しながらマンホールを目指すといったが、アリも這い出る隙間が無くなってから
あいつらがモーゼの十戒みたいに道を割って開けてくれる保証はあるのか?
岬くんが無事にあそこまで辿り着けたのは彼自身がすでに生者でなくなっていたからという可能性もある。
そういう意味では俺の仮説とどっこいどっこいだ。」

俺は携帯食料としてマヨネーズを選んだ。水とコレさえあれば暫らくは大丈夫なはずだ。
何より片手で摂れるのがありがたい。

「これ時間が経てばゾンビの数も元に戻る。雨が上がるのが明日の朝だったらアウトだ。
だったらこの雨を逆手にとって逃げた方が生きる可能性は高いと俺は考える。
救助ヘリも同じさ。大規模な避難所ならともかく、ここじゃ見逃される可能性は非常に高い。
外と連絡を取る手段があるなら別だが、現状ではないだろう。
俺一人でも外へ出られればここへ救助を要請できるだろうし、無理に俺に着いてくる必要は無い。
俺の仮説が正しくなければ食い殺されるのは俺一人で良いんだからな。」
742樋浦 42 ◆0SpbexsBIw :2006/07/26(水) 01:14:45 ID:Xq2dFhlc0
【1日目 21:00 ホームセンター売り場】
俺は次に鉄棒を用意し、工具を使い先をほんの少しくの字に曲げた。
これはマンホールの蓋を開けるのに役に立つ。

「全員で脱出するなら一つだけより安全で犠牲を最小限にする手はある。
だが、これは全員じゃなきゃ駄目だ。ここに残る奴がいるなら使えない手だ。
まず、一人がマンホールに辿り着く。そして残りの5人は岬くんがバリケードに
使った車に乗り込み待機。先陣がマンホールの蓋を開いて合図を送ったら一気に
駐車場を突破してマンホールに横付けし、急いで降りて滑り込むって作戦だ。
あの車、まだ駐車場を突破するぐらいのガスはあるんだろ?鍵もついてるはずだ。
これならお嬢ちゃんや蝶野さんがいても問題ない。全員で駐車場を突破するより
大分リスクは減るはずだ。本当は6人乗れれば良いが、あの大きさじゃ…な。」

俺は手鏡を手に入れた。
これは曲がり角や外の様子を見るために必要なものだ。
743樋浦 42 ◆0SpbexsBIw :2006/07/26(水) 01:33:32 ID:Xq2dFhlc0
【1日目 21:00 ホームセンター売り場】
「この手は数が少ない今なら多少のゾンビを跳ね飛ばせるが…大群になっちまったら
無理なのは想像つくよな?先陣は俺が切るから心配するな。本当はやりたくねぇが、
マンホールの位置を知ってるのは俺だけだからな。」

方位磁針。
これがなきゃ下水道内で方向感覚が掴めない。

「質問その2は何か隠していますか…だったな?答えはNOだ。
何でゾンビが入ってきたかは知らん!俺が行った時はゾンビは侵入済みだったし
板を打ち付けたのは俺じゃなくて岬くんだからな!俺は何も見てねぇよ!!」

…すまん。ここで本当の事を伝えれば全員に動揺が走る。今は脱出に全神経を
注がないと裏切り者の思う壺になりそうな気がするんだ。
しかし…裏切り者の目的が見えない。ゾンビを招き入れれば自分だってヤバイだろうに。
第一、俺らをゾンビの餌にして誰が得をするんだ…わからねぇ。
744マサキ 22 男 ◆iCY9CtqZcY :2006/07/26(水) 12:00:18 ID:+/lu5SeuO
【1日目 21:00 ホームセンター事務所→売場】

一応脱出の準備をしながら樋浦さんの答えを聞いていた。
岬さんの車を使う!?正面入口のガラスにはゾンビが多数張り付いている…
さらに隠していることはない……腑に落ちない答えだがいくら反論してもこの人の決意は揺るがないだろう。
近くにいた蝶野さんに耳打ちする。
「蝶野さんどうしますか?正直、僕は気が進みませんがみんなが脱出するなら行くしかありませんね。
今から笠原さんにも話しを聞いてみて、それで決めたいと思います」
発煙筒と水をリュックに入れ笠原さんの所へ向かう。
745蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/07/26(水) 14:22:52 ID:l8v41R+LO
【1日目 21:00 ホームセンター 事務所→売場】

桜木さんのバックから食糧を人数分に分けて置く。
「食糧は各自で持って行って下さい。」
中から水、パン、栄養補給ゼリーとサプリをリュックに入れた。

>>739マサキ君もまた疑問を抱いていたようだ。
数々の疑問と不信感が沸々と甦ってくる。
>>743樋浦さんの言ってる事は本当なんだろうか?

>>744マサキ君は口を開く間も無く、笠原さんの所へ行ってしまった。
笠原さんが残ると言ったらマサキ君も残る気なのか?
それだけは…。

落ち着かないまま、売場へ向かい物色を始めた。
746マサキ 22 男 ◆iCY9CtqZcY :2006/07/26(水) 14:45:45 ID:+/lu5SeuO
【1日目 21:00 ホームセンター売場→ストックルーム】

さっき樋浦さんは笠原さんに声をかけに行くと言ってストックルームに行ったよな!?
ストックルームに入ると笠原さんがいた。
駆け寄り、畳み掛けるように話しかけた。
「笠原さん!笠原さん!
聞きましたか?樋浦さんと東堂君はここを出る準備をしていますよ!
蝶野さんはどうするか決め兼ねていますし、僕も迷っています…
笠原さんはどうしますか?」
ここでヘリの救助を待つ手もある。
今店内は真っ暗だ‥静かにしてればゾンビの数は増えないんじゃないだろうか?
色々な考えが頭を過ぎる…
747東堂 男 17 ◆bg5irfTuqA :2006/07/26(水) 19:42:41 ID:iE4qb0DbO
【1日目 21:00 事務所】
桜木さんのバックからパンと緑茶のペットボトルを、
売り場からカロリーメイトと錠剤ビタミン、タオルをリュックへ入れる。
ついでにスチ-ルウ-ルとガムテ、カメラ用電池を工具入れを放り込む。

準備完了だ。さぁ、行くなら早く行こう。
事務所へ戻り、壁に寄りかかってその時を待った。
748笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/07/26(水) 23:20:07 ID:qk28QxeKP
【1日目 21:00 ホームセンター ストックルーム】

ストックルームの端にぼんやりと座っていると樋浦さんの声が聞こえる。
事務所からも物音がする。
>>746事務所からマサキ君が走ってくる。「……笠原さんはどうしますか?」
答は最初から決まってる。
「…俺は外には出ない。」それしか言えなかった。
「まあ、俺の事はいいんだ。さっきマンホールって聞こえたけどこの雨の中、下水道に入るつもりじゃないよね。」
声を落として続ける。
「大人でもかなり危険だと思うし…なつきちゃんは正直無理じゃないかな」
なつきちゃんは聡い子だ。こんな話聞かせられない。
749 ◆XYndhCe37s :2006/07/26(水) 23:25:32 ID:Wy1/XplA0
750蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/07/27(木) 02:41:52 ID:oc/A0PPQO
【1日目 21:00 ホームセンター 売場】

店内は物で溢れている。
何が必要か…。
下水と言えば、暗い、臭い、汚水。
まずはその対策だわ。
ショルダー付き懐中電灯を下げ、電池、マスク、携帯酸素をリュックに入れると、地下足袋を履き、滑り止め用ゴムを靴にはめた。

次に武器…。
ツールポーチには剪定鋏、果物ナイフ、アイスピックがある。
念の為ポケットに十徳ナイフとライターを入れた。
どれも近距離用…バットも用意しておいた方が良さそうね。
あとはロープ。
ある程度の長さに切り、結び目を幾つか作ってリュックへしまった。
751マサキ 22 男 ◆iCY9CtqZcY :2006/07/27(木) 14:05:01 ID:tk6UTs2RO
【1日目 21:00 ホームセンター ストックルーム】

>>748笠原さんは残る…
なつきちゃんは確かにどうするんだろう?
…この雨だ‥下水道は水かさが増して危険かも!?
やはり雨があがるのを待つべきかな……?


「わかりました、とりあえずみんな事務所にいると思うんで話はそこでしましょう」
笠原さんを無理矢理起こし事務所へ行くよう促した。

脱出か残留か…ここに残るという選択肢はできたわけだ。
752樋浦 42 ◆0SpbexsBIw :2006/07/28(金) 01:59:07 ID:Yj26QOFb0
【1日目 21:15 ホームセンター売り場】
こんな暗闇で動き回るなんて目を暗闇で慣らしたとはいえ、人間の目じゃ限界がある。
外に出てライトを点灯する訳にはいかない。ゾンビどもの格好の標的となる。
幸い稲光でたまに明るくはなるが、この稲光もいつまで続くか…。だが俺には妙案があった。
俺は家電売り場へと足を運ぶ。

「えーっと確かソニーのシリーズだったな…あってくれよ…。」

以前、子供の運動会を撮影する為にデジカメを購入するのに色々なパンフを読み漁った事があった。
その際、購入候補のデジカメの機能に「ナイトショットモード」という機能があったのを記憶してる。
無論、そのデジカメは古い機種なので同じ物は無いはずだが、後継機種にそれが受け継がれていれば…。

あった!これだ。
大分見た目は昔よりコンパクトな物だが、ナイトショットモード搭載と書かれている。

ロープとナイフ代わりに鉈。
ゾンビとの交戦は考えたくないが、手斧だけは持っていこう。
ある程度、必要なものは用意できた。長期戦は考えなくて良い。とにかくまずは
マンホールへ辿り着く事だけに全力を注ぐ。極端な話、明日1日動いて安全圏へ
逃げ延びれなかったら恐らく助からん。

…時間だ。
そろそろ事務所へ行くか。
753豊見山なつき 11 女 ◆Idh4M59kpE :2006/07/29(土) 10:01:02 ID:wB+GVLxK0
【1日目 21:15 ホームセンター事務所】

荷物、といっても、私には食べ物と武器と防具くらいしか思いつかない。
とりあえず店内を歩いて、丈夫そうな靴を見つけて履き替えてみた。……うん、ちょっとぶかぶか。
靴のひもを足首まできつくしめて、少し歩いてみる。調子は悪くないみたい。
それと、ゾンビの人が臭かったから、マスクをいくつかポケットにしまう。
戻る途中にリュックを発見。マスクと作業所に置いてあったハンマーを入れて、もう少し物色する。
泥棒になった気分で歩いてみるけれど、どうしても必要そうなものなんて見当もつかない。
カロリーメイトとウィダーインゼリーを入れてみる。それらしくなってきたかな?
事務所に戻り、ラジオを足元に寄せて部屋の隅に座る。
みんなはここから脱出する話を進めていた。―――笠原さんだけは、様子が違うけれど。
座り込んだ途端になぜか悲しさがこみ上げてきて、泣かないように唇を噛み締めた。
さっきまでの浮ついた気分は逃げて行っちゃったみたい。

私に何ができるだろう。秋田さんが襲われた時、何もしないでぐっすり寝ていた私に。
何もできないなら、邪魔になるだけなら―――

いない方が良い、と言おうとして、岬さんの言葉がよみがえる。
涙がこぼれる。ごめんなさい。私はやっぱり、また下を向いた。

「助かったら、ハンバーグ食べたいなあ」
無理やりにでも気持ちを奮い立たせよう。私にはそれしかできないから。
754マサキ 22 男 ◆iCY9CtqZcY :2006/07/29(土) 11:14:44 ID:lwrRmLudO
【1日目 21:15 ホームセンター ストックルーム→事務所】

事務所に戻ると>>747東堂君は壁に寄り掛かりその時が来るのを静かに待っている。
部屋の隅を見ると>>753なつきちゃんもいつの間にか準備を終えていた。
行くつもりなのか…?
樋浦さんと蝶野さんの姿は見えない。
笠原さんも……一体どうするつもりなのか…

ソファーに座りみんなが来るのを待つことにした。
755笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/07/29(土) 11:58:49 ID:ThYh6HOmP
【1日目 21:15 ホームセンター ストックルーム→事務所】

>>751マサキ君に立ち上がらされ、事務所へ促される。
正直事務所には行きたくなかった
心が揺らぎそうになる。俺だって一人はいやだ、怖い。
でも、無理。一人になることよりももっともっと外に出るのが怖い。

…もしかして、俺はいつからか頭がおかしくなったのかもしれない。
でもそれでいい。外には出たくないんだ。

仕方なしに、事務所へ向かう。さすがにここにへたり込んだままバイバイじゃ、
桜木さんにも岬さんにも顔を合わせられない気がする。
事務所にはいると、皆それぞれ荷物を持ち出て行く準備は万端のようだ。
「…すごいなぁ。」思わずもらす。俺よりずっと若いなつきちゃんでさえ、外に出る準備をしている。
皆が無事に逃げられるといいなぁ。
756蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/07/29(土) 13:21:06 ID:7M6DcDFIO
【1日目 21:15 ホームセンター 事務所】

ここを一旦出てしまったら二度と戻れない。
後悔のないよう荷物を点検して、事務所へ戻った。

それぞれに意気と不安を持った皆の顔を見回した。
>>747東堂君、>>753なつきちゃんは行くのね。
準備を整えた格好を見て、少し安堵した。
>>755笠原さんは作業場で会った時のままの格好。
行かないつもりなのか?
私はマサキ君の隣に腰掛けた。
>>754「笠原さんは何て?…それでマサキ君はどうするの?」

樋浦さんが戻り次第、きっと出発だろう。
時間が無い。
お願い!誰も残るなんて言わないで!
757マサキ 22 男 ◆iCY9CtqZcY :2006/07/29(土) 14:22:26 ID:lwrRmLudO
【1日目 21:15 ホームセンター ストックルーム→事務所】

>>755笠原さんが事務所に入ってくると>>756続けて蝶野さんも戻ってきた。
蝶野さんは隣に座りどうするか聞いてきた。
>>748『…俺は外には出ない』と笠原さんは言ってました」
質問に手短に応え、自分の考えを話した。
「理由はどうあれ、今は外に出ないという考えには賛同できます。脱出にはタイミングが重要です‥今はその時ではないと感じるんです」
「ですから、僕はここに残ろうかと思います…もちろんみんなが出ると言うなら行きますが。
僕だってこんな所で一人でいたくありませんし」
758蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/07/29(土) 18:30:29 ID:7M6DcDFIO
【1日目 21:15 ホームセンター 事務所】

>>757「そう…やっぱり…」
口ごもりながら言った。

マサキ君の言う“タイミング”がどういったものなのか私には分からない。
彼にとっての“その時”が来るかどうかも…。
笠原さんは救助が来るのをひたすら待つ気なのか?
だとしたらマサキ君一人で脱出するはめに…。
出来ることなら皆一緒に、皆でここから脱出したい。

「マサキ君はその時が来たら脱出をはかるのね?
樋浦さんにその旨話して掛け合ってみましょ。」
折り合いつく話じゃない…けどこのままにはしておけないよ。
759マサキ 22 男 ◆iCY9CtqZcY :2006/07/29(土) 20:43:50 ID:lwrRmLudO
【1日目 21:15 ホームセンター ストックルーム→事務所】

>>758「はい、その時がくれば脱出します…
樋浦さんの仮説が正しいとしてもゾンビに気付かれないではなく気付かれにくいだけです…
外にはまだかなりの数のゾンビがいます、その全てに気付かれずマンホールに行くなんて不可能ですよ…
気付かれた時の対処法は?
この雨で火は使えませんよ…
冷静に考えてください、今出るのは自殺行為です
せめて雨が止むのを待つべきです、僕はマンホールへ行くのは賛成です
ただ、よりリスクを減らしたいだけなんです」
僕はみんなに聞こえるように話した…
760樋浦 42 ◆0SpbexsBIw :2006/07/30(日) 18:51:54 ID:r0aIv2Jy0
【1日目 21:15 ホームセンター 売り場→事務所】
>>759「俺は十分冷静だし、自殺しに表に出るわけじゃないんだがね…待たせたな。」
丁度、俺が事務所に入ってきた時マサキくんが皆の前で自説を大声で唱えてる最中だった。

どうも彼は俺に対して不信感を持っているようだ。
まあ、いい。これ以上話し合うのは時間の無駄だろう。彼を納得させるだけの根拠もない。
話し合いは平行線を辿るだけだ。実際、博打に他人を巻き込むという行為自体が間違いだったんだ。
こんな事なら俺が黙ってコッソリ抜け出せばよかったんじゃないかとさえ思えてくる。

「OK、マサキくんに参加の意思が無いのはよく伝わった。笠原くんもそうだな?他にここに残る人間は?
悪いが時間がないから参加不参加の意思だけ伝えてくれ。一々理由は話さなくて結構だ。
一緒に脱出する人間に脱出の方法について説明に時間を割かなくちゃならんからな。」

俺はそう言いながら、事務所の壁に貼ってあった市内地図。そして棚にあった
道路マップを手に入れそこに記憶を頼りに油性のペンで印を書いていく。

「参加者がいないならすぐ出るぞ。」
761ラジオ ◆XYndhCe37s :2006/07/30(日) 23:06:26 ID://4RbufA0
豊見山なつきが抱えるラジオから放送が流れる・・・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ザザザザァ
ァ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ザザ・・・・・・・ァァ・・・・・・・・・・・・・ザザザ・・・・・・・・・
・・・・・・・・・ビによる被害は依然・・束のめどはたたず・・・・・・害は
拡大しています・・・・・ザザ・・・・・・・・ザザザザザァァァ・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・自・・隊によるヘリでの救助は雷雨
により・・・・・ザザァ・・・中止となり・・・・・・・・・ザザ・・・があが
りしだい引き続き救助活動を続行い・・・・ザザザァァァ・・・・・・・・・・
建物から出ず・・・・・・・・・ザザザザザザァァァ・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・ザザァァァ・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ザザ・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・ザ・・・・・・ザザ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

762笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/07/30(日) 23:07:23 ID:DCu3l4wpP
【1日目 21:15 ホームセンター 事務所】

>>760「了解、俺は不参加です。」
ただ…「樋浦さん、外は見なくても分かるほどの大雨です。マンホールを開けてもなかは水で溢れてるんじゃないですか?」
死にに行くのを黙って見てられない。
「でも、俺は止めるつもりはありません。ただ、皆も体力に自信があるわけではないでしょう?
女性も…小さい子もいます。一緒に外にでて、後は自分の命は自分で守れと?」外に出ないものが何を言っても説得力がないかもしれないけど。
763マサキ 22 男 ◆iCY9CtqZcY :2006/07/30(日) 23:39:57 ID:WP88WdvUO
【1日目 21:15 ホームセンター 事務所】

>>760聞く耳持たずか……「僕も改めて言いますが、ここに残ります…
行くというなら僕ももう止めません」

>>761「…今、ラジオ流れました?」
よく聞きとれなかったがヘリの救助がどうとか!?

みんなは聞いたのかな?
それでも樋浦さんは行くのだろうか…?いや、この人は行くだろう……
蝶野さん、東堂君、なつきちゃんもやはり行くんだろうか?
764樋浦 42 ◆0SpbexsBIw :2006/07/30(日) 23:47:15 ID:r0aIv2Jy0
【1日目 21:15 ホームセンター 事務所】
>>761「大雨で救助活動中止だとよ…。」
つまり雨が降り止まない限り絶対に助けは来ない訳だ。
雨が止むまでここで大人しくしてれば助かる?
俺はそう思わんね。雨が止み、周囲の雨音が消えれば生活音が奴らを呼び寄せる。
それに…

>>702
「降り始めてから1時間経ってない。今ならまだマンホールは通れるが、
時間が経てば経つほど水量が増え、より困難になる。
例え雨が上がってもすぐには通れないだろうな。下手すりゃ冠水の危険だってあるんだ。
そうなりゃもうここから出れず、発生する伝染病、ライフラインもヤバイ。
ジワジワと死んでいくだけだぜ。そうなってからじゃ遅ぇんだ!」

自分でもイライラしてるのがよく分る。
落ち着け…落ち着け。

「蝶野さんやお嬢ちゃんが外に出るなら、俺が最善を尽くすさ。
一緒に来るなら方法は指示する。心配ならあんたが一緒に来るか、ここに残るように
説得するんだな。」
765笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/07/31(月) 02:18:48 ID:dbKN2SiYP
【1日目 21:30 ホームセンター 事務所】

>>764「逆に言えば救助活動が出来ないくらい、雨がひどいって事ですよ。
それに、マンホールはどこに繋がってるんですか?下水道の中を進む内にもマンホールから雨は注ぎ込みます。
雨で進めなくなって外にでて、はたしてそこは安全なんですか?
それに俺は、人の命を守れるなんて思ってません。例え一緒に外に出ても、自分の事で精一杯だと思います。
…まあ、それは皆分かってると思いますけどね。」
そこまで一気に喋り、自嘲気味に笑う。
こんなに何も出来ない俺に人を助ける事なんて無理だ。
「俺は、雨音が作業の音を掻き消してくれる内にバリケードを強化します。
売り場の棚で正面、残りの窓、扉を完璧に閉じるつもりです。」
そのまま続ける。
「それと、朝からこんな事が起こって、皆精神的にも体力的にも相当参ってると思います。
果たして樋浦さんのやる強行軍に着いて行けるかが、心配ですけど。
…でも俺は一緒に着いて行く気も、残る様に説得もしません。人の命を預かる事は出来ませんから。」
そう言って、事務所の床に座りこむ。
…あと少し休んで作業を始めよう。
766本当にあった怖い名無し:2006/07/31(月) 06:29:12 ID:Cy1gAlbAO
あげ
767東堂 男 17 ◆bg5irfTuqA :2006/07/31(月) 12:37:05 ID:ZHhGlkJKO
【1日目 21:30 事務所】
壁に身をもたれ黙ってみんなの議論を聞いていた。
……正直、面倒くさい。止まって思考にふけっても絶望にぶち当たる。
なら動いていた方がまだ楽だ。何も考えずに済む。

案外、ゾンビも楽しいかもしれない。奴らは人を探して、喰らう。
それだけだから。

なんだかどうでもよくなってきた。考える事が、面倒くさい。
768ゾンビ:2006/07/31(月) 14:02:32 ID:t/XQqJsf0
ぽんぽんすぽぽーん
ぽんすぽーん!
769マサキ 22 男 ◆iCY9CtqZcY :2006/07/31(月) 18:02:33 ID:hHUddyHrO
【1日目 21:30 ホームセンター 事務所】

もうこれは水掛け論だ…
どちらの言い分も平行線…
ソファーに深く座り溜息をついた………
「樋浦さん…これ以上の話し合いは無駄のようですし、脱出の段取りを説明した方がいいんじゃないですか?少なくとも東堂君はやる気のようですから」
「時間とらせてすみませんでした」
それだけ言って押し黙った…
天井に打ち付ける雨の音を依然強い……
770蝶野 22 女 ◆gHnmkUmKio :2006/08/01(火) 14:58:12 ID:57KTt+xAO
【1日目 21:30 ホームセンター 事務所】

笠原さん、マサキ君、樋浦さんの話、更には予期せぬ>>761ラジオ放送に私は困惑した。

泳ぎに自信あっても、体力的にはなつきちゃんと大差ないわ。
樋浦さんは最善を尽くしてくれると言うけど…この雨じゃ下水道の水かさは増して流れもあるだろう。
なつきちゃんは自力で進む事すら…。
なつきちゃんと私…おんぶにだっこ状態で樋浦さんに縋るわけには…。

私はゆっくり荷物を置いて言った。
>>764「行きたい気持ちはあります。でも、ついて行ける自信がありません。
私は…残ります。」
771東堂 男 17 ◆bg5irfTuqA :2006/08/02(水) 09:00:32 ID:2ojTopQgO
【1日目 21:30 ホームセンタ- 事務所】
>>769「はい、行きます。桶浦さん、計画の説明…お願いします。」
室内は明らかに決裂ムードに包まれている。
さっまで協力して戦ってきたのに。
唯一救いがあるとすれば、皆善意の論争だった事だ。

あとは…なつきちゃん。
小学生と言えども選択は自分の意思でするべきだろうか。
772本当にあった怖い名無し:2006/08/03(木) 14:35:03 ID:KnU3bdFHO
age
773笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :2006/08/04(金) 01:24:25 ID:rWPGxwg1P
【1日目 21:45 ホームセンター 事務所】

「じゃあ、俺は店内の補強に行ってきます。」事務所の皆に告げ、立ち上がる。
これ以上ここにいても意味がない。むしろ外に行く人の邪魔になるだろう。
それよりも今は、どれだけこのホームセンターにいることになるか分からないが立て篭もるのに完璧にしなければいけない。

しかし、暗闇のなかに奴らはいないだろうか。
想像してしまう…暗闇のインテリア売り場の角で、レジの陰で、トイレの中で、ゾンビがじっと獲物を待つ姿を。
考えまい、そう思っても次から次にそのイメージは湧いてくる。


「…はぁ。」大きくため息をつき誰ともなしに声をかける。
「とりあえずトイレの窓が完璧じゃなかったみたいなんで、そこから始めます。
真っ暗なんで、誰か照らしてくれないかな。」
誰か一緒に来てくれ!怖いんだよ!!
774豊見山なつき 11 女 ◆Idh4M59kpE :2006/08/04(金) 10:00:15 ID:nIY8PCZx0
【1日目 21:45 ホームセンター 店内】

>>773「あ……はい、私行きます」
役に立たないかもしれないですけど、という言葉は飲み込んで、立ち上がった。
笠原さんの背中を押すようにして事務所を出る。これで邪魔だって文句は言われないだろう。
店内に入って、今更ながら雨の音が激しいと思う。外に音が漏れないのはいいけど、大事な音を聞き逃しちゃいそう。
「えーと、それじゃあ……必要な物、持って行きましょうか」
左手に持った懐中電灯を真っ暗な通路に向ける。空いた手で、笠原さんの腕を掴んで前に進む。
進むのは、立ち止まるよりきっと良い。多分、笠原さんには困った奴だって思われてるだろうけど。
「雨、すごいですね。それにさっきのラジオだと、自衛隊の人も大変みたいです」
775樋浦 42 ◆0SpbexsBIw :2006/08/05(土) 00:06:28 ID:5QApyqZb0
【1日目 21:30 ホームセンター事務所】
「OK、にーちゃんだけだな?じゃ、今から打ち合わせするぞ。」
しかし、このにーちゃんとは妙に縁がある。
ここに来た時も一緒。そしてゾンビが事務所に侵入してきた時
俺のピンチを救ってくれたのもにーちゃんだった。
そしてここを出るのも一緒か。
…願わくば一緒に外の連中に仲間入りって事態は、避けたいもんだ。

「ここからマンホールの距離はにーちゃんと俺がここに入るのにゾンビと
駆けっこした距離+10mって所だ。だから大体25mって所だろ。
岬くんはマンホールの位置を俺に聞いて最短距離で行ける中間地点で自爆した。
俺らはその最短距離を突き進むことになる。連中は集団行動はとれないから今なら囲みはない。
岬くんが吹っ飛ばした地点を中心に包囲網は破れたまんまのはずだ。
これは桶狭間の戦いよ。大軍相手に俺らが勝つには奇襲しかねぇ…。」

まさに俺たちは今、あの日の信長のように豪雨の中を連中に奇襲を掛けようとしてる。
…もっとも、戦うんじゃなくて逃げるためだが。
776突破 ◆XYndhCe37s :2006/08/05(土) 00:23:29 ID:qimxA+aq0
岬により駐車場内のゾンビは半数ほど減ったようだ・・・・・ゾンビは闇の中を
虚ろに徘徊している。
雷雨によりゾンビの嗅覚、聴覚そして視覚は鈍っているため近くを擦り抜ける人
間になかなか気がつかないだろう・・・・・
しかし、マンホールまで気付かれずたどり着くの薄氷の望みかもしれな
い・・・・・


※死亡フラグイベント※
マンホールまで行き下水道に逃げ込んで下さい。

【1】マンホールまでの距離は30m。
プレイヤーは1レス毎に5m進めます。
任意で進むor停滞。
【2】外のプレイヤーは連投不可。
必ず誰かのレスを間に挟んで下さい。
【3】イベント中の表記は【1日目 21:30 残り30m】
距離は外のプレイヤーで共用。

777樋浦 42 ◆0SpbexsBIw :2006/08/05(土) 00:34:41 ID:5QApyqZb0
【1日目 21:30 ホームセンター事務所】
「注意事項は4点。その1『ライトは付けるな』。その2『ゾンビと戦うな』。
その3『声を出すな』。その4『俺がやられても構わず先に行け』の4つだ。この3点だけは必ず守ってくれ。」
俺は「待て」「行け」それと方向を示すハンドシグナルをにーちゃんに教える。
「マンホールの中に入るまでは会話は無しだ。どうせ雨音で聞こえんだろうが…」

そしてにーちゃんに鉄棒と市内地図を渡す。
「もし俺がマンホールに入れなくなったらにーちゃんはコレを頼りに移動するんだ。
一応、目指す地点や人が通れそうな下水道マンホールの位置を書き込んである。
それとこの棒がないとマンホールの蓋が持ち上がらないからな。」

俺は防水ライトのチェックをした。そしてデジカメをナイトモードにあわせる。
「明かりをつけたら連中が寄ってくる。俺らも大分闇には目は慣れてるが、こいつを
暗視カメラ代わりにする。足元には注意しろ。倒れてる死体も実は足が動かないだけかも知れん。
さ、打ち合わせは終了だ。外に一歩でたらもう会話は出来ない。質問無いか?」
778突破死亡フラグ判定 ◆XYndhCe37s :2006/08/05(土) 00:35:50 ID:qimxA+aq0
雷鳴は轟き、雨は激しさを増していく・・・・・
数m先の視界すら見ることは困難な状況だ。
駐車場内を徘徊するゾンビは樋浦達に気付くことができない・・・しかし、何か
がいる気配を感じとり始めている・・・・・


※死亡フラグ判定※

【1】■■■■■■レスをしたり■■■■■■■を2回すればゾンビに気付かれ
死亡レス番踏み開始。
【2】レス番>>784>>788>>791>>795>>797>>800>>802>>806>>809>>812
を踏んだプレイヤーには死亡フラグが立ちます。
【3】レス番踏みは開始後のみ有効。
開始前、中のプレイヤーが踏んでも無効です。
【4】外に出たプレイヤーはレス番下一桁
樋浦・・・2、東堂・・・8、蝶野・・・5、なつき・・・7、笠原・・・3、
マサキ・・・0
を踏んではいけない。
踏んだプレイヤーは間2レスは投下不可。
【5】最初の一人が外に出るレスをした時点から96時間以内にマンホールにた
どり着き下水道に逃げ込むレスをしていないプレイヤーには死亡フラグが立ちま
す。

※【4】の条件はイベント参加者のみ有効。中に残ってれば無効です。

※このレスより10レス経過で外に出ることは不可。(GMの指示により再び可


779笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA