730 :
宮本 女:2006/07/23(日) 13:42:55 ID:AnlVSVu4O
「なんなの?一体」
スレ主かなんかの誘導が下手なため、唐突に秋田と桜木が死んだり、
作品の色合いも変わり、つまらなくなってきた。
私の数時間は無駄になったのた・・・・
これからは才能があるスレ主以外の皆さんでがんばってほしいと思う。
そう、ゾンビの親玉である恋から府中は思ったのだった。
【1日目 20:45 ホームセンター事務所】
頭の中で状況を整理していると唐突に
>>729蝶野さんが質問をしてくる。
笠原さんは放心状態…よほどショックだったんだ…大丈夫かな?
そんな俺に蝶野さんはさらに詰め寄ってくる‥仕方がない。
自分の口から言うのは気が重いが……
「さっきの爆発、あれ岬さんがやったんです…樋浦さんが水蒸気爆発って言ってました。
何故そうなったかと言うと…その‥岬さん腕噛まれて…止める間もなく外に出て‥…だから‥その‥
ハァー‥つまり‥岬さんは亡くなりました‥死んだんです‥岬さん」
732 :
田中聖:2006/07/23(日) 16:27:31 ID:AnlVSVu4O
逃げるなら逃げろよ足が震えてるぜ 走れよほらボク!!
733 :
田村1等陸士 19 男 :2006/07/23(日) 21:39:14 ID:5aLSx8Br0
「第三種非常呼集!2300までに帰隊しろ!分かったな!?」
部隊からの電話だ。訓練か?それとも災害派遣か?
漫画喫茶でくつろいでいたので状況がまったく分からない。せっかくの代休が・・・
とにかく駐屯地に帰ろう。どうせ待機で終わりだろう。
駐屯地の門をくぐる。
夜なのに駐屯地内が何かバタバタしている。演習か?いや・・やっぱ災害派遣か・・・
「田村1士、ただいま帰隊しました。・・・何かありました?」
「営内で何時出動が掛かっても良いように準備しろ、待機だ。」
【1日目 20:45 ホームセンター事務所】
「待たせたな…早速だが時間が無いんで手短に話す。
さっきのゾンビ侵入騒ぎで岬くんはゾンビに噛まれ、自ら外に出て命を絶った。
爆発音は岬くんが死ぬ間際に水蒸気爆発で駐車場のゾンビを排除した時のものだ。」
俺はそこまで言って一呼吸置いた。
「
>>653さっき俺は皆の前で3つの方向性について話したな。
俺は3つ目の下水マンホールから安全圏へ脱出するチャンスは今だと思う。
駐車場のゾンビの数が減った。…俺はずっとゾンビどもが何で生者と死者を見分けられる
のか疑問に思っていたんだが、嗅覚、聴力が異常発達してる可能性を考えた。
つまりワン公と同じさ。当然目も見えているだろうが、視力に関しては人並みかそれ以下だろう。
そこでこの土砂降りの雨さ。音は雨音にかき消さされる。臭いも雨で消えちまう。
今なら脱出可能だと俺は判断した。」
ここで一呼吸入れて皆の顔を見回し、反応を見た。
「岬くんが体張って作ってくれたチャンスを俺はモノにする。
今から…30分で準備してここを出るつもりだ。
正直、全員の首に縄つけてでも一緒に脱出したいと思っていたが、俺の考えが正しいとも限らん。
待てば明日にでも自衛隊が救助に来てくれるかも知れん。
だから、無理強いはしない。残って救助を待ちたい人間はそうしてくれ。」
裏切り者の存在は言うべきか言わないべきか最後まで悩んだが、止めておこう。
ここで言ったとしても余計な混乱を招くだけだ。
信じられるのは、俺自身…それだけで良い。
【1日目 21:00 ホームセンター ストックルーム】
「雨か…このまま洪水になってあいつら全部流してくれないかなぁ…ハハハ。」
「皆どうする気だろ?あんなゾンビだらけの外にでていくのかな。」
…無理無理無理。俺は絶対無理だ。
あんなに厳重に装備してた桜木さんでも噛まれたんだ…この暗さにゾンビの量。
無理だ。
【1日目 21:00 ホームセンター事務所】
>>735下水道‥そういえばテレビを見た後樋浦さんはそんなことを言っていた。
あの後すぐ店内の異変や岬さんのことですっかり忘れていた…
下水道から脱出‥問題ない、これなら行けそうだ。
しかし、30分後?‥ゾンビがウヨウヨしている中、外に出るなんて自殺行為だよな?
ゾンビの特性たって…樋浦さんの言うことには保障がないし…
雨が上がってから松明の炎でゾンビを威嚇しながらマンホールを目指す方がいいんじゃないか!?
蝶野さん達の考えはどうなんだろうか?
「蝶野さん、東堂君どう思います?
【1日目 21:00 ホームセンター 事務所】
あの爆発で岬さんが死んだなんて…。
>>735樋浦さんがマンホールから脱出する事を提案してきた。
>>653あの話し合いの場では迷わずマンホールを選んだ。
でも…岬さんが死んだとなると…気持ちが揺らぐ。
>>737「救助が来なかったら、食糧も尽きて奴らに襲撃されて…だからマンホールへ行くべき。樋浦さんの話に賛成よ。」
でも…揺らぐ気持ちで二人に尋ねた。
「マサキ君と東堂君はどちらにするつもり?ここに残る?それとも脱出する?」
私は生き延びる為、少数派につきたくはなかった。
【1日目 21:00 ホームセンター事務所】
どうするかを決める前にいくつか疑問があった…
「樋浦さん‥僕の質問に答えてもらえますか?」
「30分後に脱出と言いましたが、もし僕を含めた5人がここに残ると言っても一人で脱出するつもりですか?
雨が止めば火で威嚇してマンホールを目指せますし、救助のヘリの可能性だって…」
「それと…さっきのゾンビ‥どこから来たんですか?
僕らが駆け付けた時トイレに居ましたよね?でも、トイレの窓は高い位置にあるからあそこからゾンビは入ってこれないはず…
樋浦さん、僕たちに何か隠してませんか?」
【1日目 20:00 事務所】
>>735>>737-738 「俺はマンホールで逃げます。こんな所に一秒でもいたくないですから。」
空気を無視しきっぱりと答える。
早くこんな所から抜け出してしまいたい。
『脱出』その言葉を何よりも魅力的に感じる。
ゾンビの侵入を待って死ぬくらいなら例え可能性が数%でも出て行ってやる。
半ば自暴自棄になりながらやり場の無い焦燥を言葉に込める。
「市民置いて逃げ出す自衛隊なんか当てになるかよ…。」
【1日目 21:00 ホームセンター事務所→売り場】
>>739「すまねぇが、もう長々と説明してる時間は無い。一応、全員準備だけはしないか?
出る出ないは個人の判断だが、出られる準備は全員しておいた方が良いと思うんだが…。
準備しながら質問には答えさせてもらおう。」
途中、笠原くんにも「おい!笠原くんも荷物は纏めておけよ。」と声は掛けた。
俺は売り場を歩きながら質問の問いに大きな声で答えた。
売り場に着いて来ている人間には聞こえているはずだ。
「まず、ここを一人でも脱出するのか?って質問だったな。
答えはYESだ。俺はもうこの機を逃せばチャンスはこねぇと思ってる。
ここに俺達がいる限りゾンビどもはいずれ増える。これ以上減る事が無いって事だけは断言する。
マサキくんは松明で威嚇しながらマンホールを目指すといったが、アリも這い出る隙間が無くなってから
あいつらがモーゼの十戒みたいに道を割って開けてくれる保証はあるのか?
岬くんが無事にあそこまで辿り着けたのは彼自身がすでに生者でなくなっていたからという可能性もある。
そういう意味では俺の仮説とどっこいどっこいだ。」
俺は携帯食料としてマヨネーズを選んだ。水とコレさえあれば暫らくは大丈夫なはずだ。
何より片手で摂れるのがありがたい。
「これ時間が経てばゾンビの数も元に戻る。雨が上がるのが明日の朝だったらアウトだ。
だったらこの雨を逆手にとって逃げた方が生きる可能性は高いと俺は考える。
救助ヘリも同じさ。大規模な避難所ならともかく、ここじゃ見逃される可能性は非常に高い。
外と連絡を取る手段があるなら別だが、現状ではないだろう。
俺一人でも外へ出られればここへ救助を要請できるだろうし、無理に俺に着いてくる必要は無い。
俺の仮説が正しくなければ食い殺されるのは俺一人で良いんだからな。」
【1日目 21:00 ホームセンター売り場】
俺は次に鉄棒を用意し、工具を使い先をほんの少しくの字に曲げた。
これはマンホールの蓋を開けるのに役に立つ。
「全員で脱出するなら一つだけより安全で犠牲を最小限にする手はある。
だが、これは全員じゃなきゃ駄目だ。ここに残る奴がいるなら使えない手だ。
まず、一人がマンホールに辿り着く。そして残りの5人は岬くんがバリケードに
使った車に乗り込み待機。先陣がマンホールの蓋を開いて合図を送ったら一気に
駐車場を突破してマンホールに横付けし、急いで降りて滑り込むって作戦だ。
あの車、まだ駐車場を突破するぐらいのガスはあるんだろ?鍵もついてるはずだ。
これならお嬢ちゃんや蝶野さんがいても問題ない。全員で駐車場を突破するより
大分リスクは減るはずだ。本当は6人乗れれば良いが、あの大きさじゃ…な。」
俺は手鏡を手に入れた。
これは曲がり角や外の様子を見るために必要なものだ。
【1日目 21:00 ホームセンター売り場】
「この手は数が少ない今なら多少のゾンビを跳ね飛ばせるが…大群になっちまったら
無理なのは想像つくよな?先陣は俺が切るから心配するな。本当はやりたくねぇが、
マンホールの位置を知ってるのは俺だけだからな。」
方位磁針。
これがなきゃ下水道内で方向感覚が掴めない。
「質問その2は何か隠していますか…だったな?答えはNOだ。
何でゾンビが入ってきたかは知らん!俺が行った時はゾンビは侵入済みだったし
板を打ち付けたのは俺じゃなくて岬くんだからな!俺は何も見てねぇよ!!」
…すまん。ここで本当の事を伝えれば全員に動揺が走る。今は脱出に全神経を
注がないと裏切り者の思う壺になりそうな気がするんだ。
しかし…裏切り者の目的が見えない。ゾンビを招き入れれば自分だってヤバイだろうに。
第一、俺らをゾンビの餌にして誰が得をするんだ…わからねぇ。
【1日目 21:00 ホームセンター事務所→売場】
一応脱出の準備をしながら樋浦さんの答えを聞いていた。
岬さんの車を使う!?正面入口のガラスにはゾンビが多数張り付いている…
さらに隠していることはない……腑に落ちない答えだがいくら反論してもこの人の決意は揺るがないだろう。
近くにいた蝶野さんに耳打ちする。
「蝶野さんどうしますか?正直、僕は気が進みませんがみんなが脱出するなら行くしかありませんね。
今から笠原さんにも話しを聞いてみて、それで決めたいと思います」
発煙筒と水をリュックに入れ笠原さんの所へ向かう。
【1日目 21:00 ホームセンター 事務所→売場】
桜木さんのバックから食糧を人数分に分けて置く。
「食糧は各自で持って行って下さい。」
中から水、パン、栄養補給ゼリーとサプリをリュックに入れた。
>>739マサキ君もまた疑問を抱いていたようだ。
数々の疑問と不信感が沸々と甦ってくる。
>>743樋浦さんの言ってる事は本当なんだろうか?
>>744マサキ君は口を開く間も無く、笠原さんの所へ行ってしまった。
笠原さんが残ると言ったらマサキ君も残る気なのか?
それだけは…。
落ち着かないまま、売場へ向かい物色を始めた。
【1日目 21:00 ホームセンター売場→ストックルーム】
さっき樋浦さんは笠原さんに声をかけに行くと言ってストックルームに行ったよな!?
ストックルームに入ると笠原さんがいた。
駆け寄り、畳み掛けるように話しかけた。
「笠原さん!笠原さん!
聞きましたか?樋浦さんと東堂君はここを出る準備をしていますよ!
蝶野さんはどうするか決め兼ねていますし、僕も迷っています…
笠原さんはどうしますか?」
ここでヘリの救助を待つ手もある。
今店内は真っ暗だ‥静かにしてればゾンビの数は増えないんじゃないだろうか?
色々な考えが頭を過ぎる…
【1日目 21:00 事務所】
桜木さんのバックからパンと緑茶のペットボトルを、
売り場からカロリーメイトと錠剤ビタミン、タオルをリュックへ入れる。
ついでにスチ-ルウ-ルとガムテ、カメラ用電池を工具入れを放り込む。
準備完了だ。さぁ、行くなら早く行こう。
事務所へ戻り、壁に寄りかかってその時を待った。
【1日目 21:00 ホームセンター ストックルーム】
ストックルームの端にぼんやりと座っていると樋浦さんの声が聞こえる。
事務所からも物音がする。
>>746事務所からマサキ君が走ってくる。「……笠原さんはどうしますか?」
答は最初から決まってる。
「…俺は外には出ない。」それしか言えなかった。
「まあ、俺の事はいいんだ。さっきマンホールって聞こえたけどこの雨の中、下水道に入るつもりじゃないよね。」
声を落として続ける。
「大人でもかなり危険だと思うし…なつきちゃんは正直無理じゃないかな」
なつきちゃんは聡い子だ。こんな話聞かせられない。
【1日目 21:00 ホームセンター 売場】
店内は物で溢れている。
何が必要か…。
下水と言えば、暗い、臭い、汚水。
まずはその対策だわ。
ショルダー付き懐中電灯を下げ、電池、マスク、携帯酸素をリュックに入れると、地下足袋を履き、滑り止め用ゴムを靴にはめた。
次に武器…。
ツールポーチには剪定鋏、果物ナイフ、アイスピックがある。
念の為ポケットに十徳ナイフとライターを入れた。
どれも近距離用…バットも用意しておいた方が良さそうね。
あとはロープ。
ある程度の長さに切り、結び目を幾つか作ってリュックへしまった。
【1日目 21:00 ホームセンター ストックルーム】
>>748笠原さんは残る…
なつきちゃんは確かにどうするんだろう?
…この雨だ‥下水道は水かさが増して危険かも!?
やはり雨があがるのを待つべきかな……?
「わかりました、とりあえずみんな事務所にいると思うんで話はそこでしましょう」
笠原さんを無理矢理起こし事務所へ行くよう促した。
脱出か残留か…ここに残るという選択肢はできたわけだ。
【1日目 21:15 ホームセンター売り場】
こんな暗闇で動き回るなんて目を暗闇で慣らしたとはいえ、人間の目じゃ限界がある。
外に出てライトを点灯する訳にはいかない。ゾンビどもの格好の標的となる。
幸い稲光でたまに明るくはなるが、この稲光もいつまで続くか…。だが俺には妙案があった。
俺は家電売り場へと足を運ぶ。
「えーっと確かソニーのシリーズだったな…あってくれよ…。」
以前、子供の運動会を撮影する為にデジカメを購入するのに色々なパンフを読み漁った事があった。
その際、購入候補のデジカメの機能に「ナイトショットモード」という機能があったのを記憶してる。
無論、そのデジカメは古い機種なので同じ物は無いはずだが、後継機種にそれが受け継がれていれば…。
あった!これだ。
大分見た目は昔よりコンパクトな物だが、ナイトショットモード搭載と書かれている。
ロープとナイフ代わりに鉈。
ゾンビとの交戦は考えたくないが、手斧だけは持っていこう。
ある程度、必要なものは用意できた。長期戦は考えなくて良い。とにかくまずは
マンホールへ辿り着く事だけに全力を注ぐ。極端な話、明日1日動いて安全圏へ
逃げ延びれなかったら恐らく助からん。
…時間だ。
そろそろ事務所へ行くか。
【1日目 21:15 ホームセンター事務所】
荷物、といっても、私には食べ物と武器と防具くらいしか思いつかない。
とりあえず店内を歩いて、丈夫そうな靴を見つけて履き替えてみた。……うん、ちょっとぶかぶか。
靴のひもを足首まできつくしめて、少し歩いてみる。調子は悪くないみたい。
それと、ゾンビの人が臭かったから、マスクをいくつかポケットにしまう。
戻る途中にリュックを発見。マスクと作業所に置いてあったハンマーを入れて、もう少し物色する。
泥棒になった気分で歩いてみるけれど、どうしても必要そうなものなんて見当もつかない。
カロリーメイトとウィダーインゼリーを入れてみる。それらしくなってきたかな?
事務所に戻り、ラジオを足元に寄せて部屋の隅に座る。
みんなはここから脱出する話を進めていた。―――笠原さんだけは、様子が違うけれど。
座り込んだ途端になぜか悲しさがこみ上げてきて、泣かないように唇を噛み締めた。
さっきまでの浮ついた気分は逃げて行っちゃったみたい。
私に何ができるだろう。秋田さんが襲われた時、何もしないでぐっすり寝ていた私に。
何もできないなら、邪魔になるだけなら―――
いない方が良い、と言おうとして、岬さんの言葉がよみがえる。
涙がこぼれる。ごめんなさい。私はやっぱり、また下を向いた。
「助かったら、ハンバーグ食べたいなあ」
無理やりにでも気持ちを奮い立たせよう。私にはそれしかできないから。
【1日目 21:15 ホームセンター ストックルーム→事務所】
事務所に戻ると
>>747東堂君は壁に寄り掛かりその時が来るのを静かに待っている。
部屋の隅を見ると
>>753なつきちゃんもいつの間にか準備を終えていた。
行くつもりなのか…?
樋浦さんと蝶野さんの姿は見えない。
笠原さんも……一体どうするつもりなのか…
ソファーに座りみんなが来るのを待つことにした。
【1日目 21:15 ホームセンター ストックルーム→事務所】
>>751マサキ君に立ち上がらされ、事務所へ促される。
正直事務所には行きたくなかった
心が揺らぎそうになる。俺だって一人はいやだ、怖い。
でも、無理。一人になることよりももっともっと外に出るのが怖い。
…もしかして、俺はいつからか頭がおかしくなったのかもしれない。
でもそれでいい。外には出たくないんだ。
仕方なしに、事務所へ向かう。さすがにここにへたり込んだままバイバイじゃ、
桜木さんにも岬さんにも顔を合わせられない気がする。
事務所にはいると、皆それぞれ荷物を持ち出て行く準備は万端のようだ。
「…すごいなぁ。」思わずもらす。俺よりずっと若いなつきちゃんでさえ、外に出る準備をしている。
皆が無事に逃げられるといいなぁ。
【1日目 21:15 ホームセンター 事務所】
ここを一旦出てしまったら二度と戻れない。
後悔のないよう荷物を点検して、事務所へ戻った。
それぞれに意気と不安を持った皆の顔を見回した。
>>747東堂君、
>>753なつきちゃんは行くのね。
準備を整えた格好を見て、少し安堵した。
>>755笠原さんは作業場で会った時のままの格好。
行かないつもりなのか?
私はマサキ君の隣に腰掛けた。
>>754「笠原さんは何て?…それでマサキ君はどうするの?」
樋浦さんが戻り次第、きっと出発だろう。
時間が無い。
お願い!誰も残るなんて言わないで!
【1日目 21:15 ホームセンター ストックルーム→事務所】
>>755笠原さんが事務所に入ってくると
>>756続けて蝶野さんも戻ってきた。
蝶野さんは隣に座りどうするか聞いてきた。
「
>>748『…俺は外には出ない』と笠原さんは言ってました」
質問に手短に応え、自分の考えを話した。
「理由はどうあれ、今は外に出ないという考えには賛同できます。脱出にはタイミングが重要です‥今はその時ではないと感じるんです」
「ですから、僕はここに残ろうかと思います…もちろんみんなが出ると言うなら行きますが。
僕だってこんな所で一人でいたくありませんし」
【1日目 21:15 ホームセンター 事務所】
>>757「そう…やっぱり…」
口ごもりながら言った。
マサキ君の言う“タイミング”がどういったものなのか私には分からない。
彼にとっての“その時”が来るかどうかも…。
笠原さんは救助が来るのをひたすら待つ気なのか?
だとしたらマサキ君一人で脱出するはめに…。
出来ることなら皆一緒に、皆でここから脱出したい。
「マサキ君はその時が来たら脱出をはかるのね?
樋浦さんにその旨話して掛け合ってみましょ。」
折り合いつく話じゃない…けどこのままにはしておけないよ。
【1日目 21:15 ホームセンター ストックルーム→事務所】
>>758「はい、その時がくれば脱出します…
樋浦さんの仮説が正しいとしてもゾンビに気付かれないではなく気付かれにくいだけです…
外にはまだかなりの数のゾンビがいます、その全てに気付かれずマンホールに行くなんて不可能ですよ…
気付かれた時の対処法は?
この雨で火は使えませんよ…
冷静に考えてください、今出るのは自殺行為です
せめて雨が止むのを待つべきです、僕はマンホールへ行くのは賛成です
ただ、よりリスクを減らしたいだけなんです」
僕はみんなに聞こえるように話した…
【1日目 21:15 ホームセンター 売り場→事務所】
>>759「俺は十分冷静だし、自殺しに表に出るわけじゃないんだがね…待たせたな。」
丁度、俺が事務所に入ってきた時マサキくんが皆の前で自説を大声で唱えてる最中だった。
どうも彼は俺に対して不信感を持っているようだ。
まあ、いい。これ以上話し合うのは時間の無駄だろう。彼を納得させるだけの根拠もない。
話し合いは平行線を辿るだけだ。実際、博打に他人を巻き込むという行為自体が間違いだったんだ。
こんな事なら俺が黙ってコッソリ抜け出せばよかったんじゃないかとさえ思えてくる。
「OK、マサキくんに参加の意思が無いのはよく伝わった。笠原くんもそうだな?他にここに残る人間は?
悪いが時間がないから参加不参加の意思だけ伝えてくれ。一々理由は話さなくて結構だ。
一緒に脱出する人間に脱出の方法について説明に時間を割かなくちゃならんからな。」
俺はそう言いながら、事務所の壁に貼ってあった市内地図。そして棚にあった
道路マップを手に入れそこに記憶を頼りに油性のペンで印を書いていく。
「参加者がいないならすぐ出るぞ。」
豊見山なつきが抱えるラジオから放送が流れる・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ザザザザァ
ァ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ザザ・・・・・・・ァァ・・・・・・・・・・・・・ザザザ・・・・・・・・・
・・・・・・・・・ビによる被害は依然・・束のめどはたたず・・・・・・害は
拡大しています・・・・・ザザ・・・・・・・・ザザザザザァァァ・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・自・・隊によるヘリでの救助は雷雨
により・・・・・ザザァ・・・中止となり・・・・・・・・・ザザ・・・があが
りしだい引き続き救助活動を続行い・・・・ザザザァァァ・・・・・・・・・・
建物から出ず・・・・・・・・・ザザザザザザァァァ・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・ザザァァァ・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ザザ・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・ザ・・・・・・ザザ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【1日目 21:15 ホームセンター 事務所】
>>760「了解、俺は不参加です。」
ただ…「樋浦さん、外は見なくても分かるほどの大雨です。マンホールを開けてもなかは水で溢れてるんじゃないですか?」
死にに行くのを黙って見てられない。
「でも、俺は止めるつもりはありません。ただ、皆も体力に自信があるわけではないでしょう?
女性も…小さい子もいます。一緒に外にでて、後は自分の命は自分で守れと?」外に出ないものが何を言っても説得力がないかもしれないけど。
【1日目 21:15 ホームセンター 事務所】
>>760聞く耳持たずか……「僕も改めて言いますが、ここに残ります…
行くというなら僕ももう止めません」
>>761「…今、ラジオ流れました?」
よく聞きとれなかったがヘリの救助がどうとか!?
みんなは聞いたのかな?
それでも樋浦さんは行くのだろうか…?いや、この人は行くだろう……
蝶野さん、東堂君、なつきちゃんもやはり行くんだろうか?
【1日目 21:15 ホームセンター 事務所】
>>761「大雨で救助活動中止だとよ…。」
つまり雨が降り止まない限り絶対に助けは来ない訳だ。
雨が止むまでここで大人しくしてれば助かる?
俺はそう思わんね。雨が止み、周囲の雨音が消えれば生活音が奴らを呼び寄せる。
それに…
>>702 「降り始めてから1時間経ってない。今ならまだマンホールは通れるが、
時間が経てば経つほど水量が増え、より困難になる。
例え雨が上がってもすぐには通れないだろうな。下手すりゃ冠水の危険だってあるんだ。
そうなりゃもうここから出れず、発生する伝染病、ライフラインもヤバイ。
ジワジワと死んでいくだけだぜ。そうなってからじゃ遅ぇんだ!」
自分でもイライラしてるのがよく分る。
落ち着け…落ち着け。
「蝶野さんやお嬢ちゃんが外に出るなら、俺が最善を尽くすさ。
一緒に来るなら方法は指示する。心配ならあんたが一緒に来るか、ここに残るように
説得するんだな。」
【1日目 21:30 ホームセンター 事務所】
>>764「逆に言えば救助活動が出来ないくらい、雨がひどいって事ですよ。
それに、マンホールはどこに繋がってるんですか?下水道の中を進む内にもマンホールから雨は注ぎ込みます。
雨で進めなくなって外にでて、はたしてそこは安全なんですか?
それに俺は、人の命を守れるなんて思ってません。例え一緒に外に出ても、自分の事で精一杯だと思います。
…まあ、それは皆分かってると思いますけどね。」
そこまで一気に喋り、自嘲気味に笑う。
こんなに何も出来ない俺に人を助ける事なんて無理だ。
「俺は、雨音が作業の音を掻き消してくれる内にバリケードを強化します。
売り場の棚で正面、残りの窓、扉を完璧に閉じるつもりです。」
そのまま続ける。
「それと、朝からこんな事が起こって、皆精神的にも体力的にも相当参ってると思います。
果たして樋浦さんのやる強行軍に着いて行けるかが、心配ですけど。
…でも俺は一緒に着いて行く気も、残る様に説得もしません。人の命を預かる事は出来ませんから。」
そう言って、事務所の床に座りこむ。
…あと少し休んで作業を始めよう。
766 :
本当にあった怖い名無し:2006/07/31(月) 06:29:12 ID:Cy1gAlbAO
あげ
【1日目 21:30 事務所】
壁に身をもたれ黙ってみんなの議論を聞いていた。
……正直、面倒くさい。止まって思考にふけっても絶望にぶち当たる。
なら動いていた方がまだ楽だ。何も考えずに済む。
案外、ゾンビも楽しいかもしれない。奴らは人を探して、喰らう。
それだけだから。
なんだかどうでもよくなってきた。考える事が、面倒くさい。
768 :
ゾンビ:2006/07/31(月) 14:02:32 ID:t/XQqJsf0
ぽんぽんすぽぽーん
ぽんすぽーん!
【1日目 21:30 ホームセンター 事務所】
もうこれは水掛け論だ…
どちらの言い分も平行線…
ソファーに深く座り溜息をついた………
「樋浦さん…これ以上の話し合いは無駄のようですし、脱出の段取りを説明した方がいいんじゃないですか?少なくとも東堂君はやる気のようですから」
「時間とらせてすみませんでした」
それだけ言って押し黙った…
天井に打ち付ける雨の音を依然強い……
【1日目 21:30 ホームセンター 事務所】
笠原さん、マサキ君、樋浦さんの話、更には予期せぬ
>>761ラジオ放送に私は困惑した。
泳ぎに自信あっても、体力的にはなつきちゃんと大差ないわ。
樋浦さんは最善を尽くしてくれると言うけど…この雨じゃ下水道の水かさは増して流れもあるだろう。
なつきちゃんは自力で進む事すら…。
なつきちゃんと私…おんぶにだっこ状態で樋浦さんに縋るわけには…。
私はゆっくり荷物を置いて言った。
>>764「行きたい気持ちはあります。でも、ついて行ける自信がありません。
私は…残ります。」
【1日目 21:30 ホームセンタ- 事務所】
>>769「はい、行きます。桶浦さん、計画の説明…お願いします。」
室内は明らかに決裂ムードに包まれている。
さっまで協力して戦ってきたのに。
唯一救いがあるとすれば、皆善意の論争だった事だ。
あとは…なつきちゃん。
小学生と言えども選択は自分の意思でするべきだろうか。
772 :
本当にあった怖い名無し:2006/08/03(木) 14:35:03 ID:KnU3bdFHO
age
【1日目 21:45 ホームセンター 事務所】
「じゃあ、俺は店内の補強に行ってきます。」事務所の皆に告げ、立ち上がる。
これ以上ここにいても意味がない。むしろ外に行く人の邪魔になるだろう。
それよりも今は、どれだけこのホームセンターにいることになるか分からないが立て篭もるのに完璧にしなければいけない。
しかし、暗闇のなかに奴らはいないだろうか。
想像してしまう…暗闇のインテリア売り場の角で、レジの陰で、トイレの中で、ゾンビがじっと獲物を待つ姿を。
考えまい、そう思っても次から次にそのイメージは湧いてくる。
「…はぁ。」大きくため息をつき誰ともなしに声をかける。
「とりあえずトイレの窓が完璧じゃなかったみたいなんで、そこから始めます。
真っ暗なんで、誰か照らしてくれないかな。」
誰か一緒に来てくれ!怖いんだよ!!
【1日目 21:45 ホームセンター 店内】
>>773「あ……はい、私行きます」
役に立たないかもしれないですけど、という言葉は飲み込んで、立ち上がった。
笠原さんの背中を押すようにして事務所を出る。これで邪魔だって文句は言われないだろう。
店内に入って、今更ながら雨の音が激しいと思う。外に音が漏れないのはいいけど、大事な音を聞き逃しちゃいそう。
「えーと、それじゃあ……必要な物、持って行きましょうか」
左手に持った懐中電灯を真っ暗な通路に向ける。空いた手で、笠原さんの腕を掴んで前に進む。
進むのは、立ち止まるよりきっと良い。多分、笠原さんには困った奴だって思われてるだろうけど。
「雨、すごいですね。それにさっきのラジオだと、自衛隊の人も大変みたいです」
【1日目 21:30 ホームセンター事務所】
「OK、にーちゃんだけだな?じゃ、今から打ち合わせするぞ。」
しかし、このにーちゃんとは妙に縁がある。
ここに来た時も一緒。そしてゾンビが事務所に侵入してきた時
俺のピンチを救ってくれたのもにーちゃんだった。
そしてここを出るのも一緒か。
…願わくば一緒に外の連中に仲間入りって事態は、避けたいもんだ。
「ここからマンホールの距離はにーちゃんと俺がここに入るのにゾンビと
駆けっこした距離+10mって所だ。だから大体25mって所だろ。
岬くんはマンホールの位置を俺に聞いて最短距離で行ける中間地点で自爆した。
俺らはその最短距離を突き進むことになる。連中は集団行動はとれないから今なら囲みはない。
岬くんが吹っ飛ばした地点を中心に包囲網は破れたまんまのはずだ。
これは桶狭間の戦いよ。大軍相手に俺らが勝つには奇襲しかねぇ…。」
まさに俺たちは今、あの日の信長のように豪雨の中を連中に奇襲を掛けようとしてる。
…もっとも、戦うんじゃなくて逃げるためだが。
岬により駐車場内のゾンビは半数ほど減ったようだ・・・・・ゾンビは闇の中を
虚ろに徘徊している。
雷雨によりゾンビの嗅覚、聴覚そして視覚は鈍っているため近くを擦り抜ける人
間になかなか気がつかないだろう・・・・・
しかし、マンホールまで気付かれずたどり着くの薄氷の望みかもしれな
い・・・・・
※死亡フラグイベント※
マンホールまで行き下水道に逃げ込んで下さい。
【1】マンホールまでの距離は30m。
プレイヤーは1レス毎に5m進めます。
任意で進むor停滞。
【2】外のプレイヤーは連投不可。
必ず誰かのレスを間に挟んで下さい。
【3】イベント中の表記は【1日目 21:30 残り30m】
距離は外のプレイヤーで共用。
【1日目 21:30 ホームセンター事務所】
「注意事項は4点。その1『ライトは付けるな』。その2『ゾンビと戦うな』。
その3『声を出すな』。その4『俺がやられても構わず先に行け』の4つだ。この3点だけは必ず守ってくれ。」
俺は「待て」「行け」それと方向を示すハンドシグナルをにーちゃんに教える。
「マンホールの中に入るまでは会話は無しだ。どうせ雨音で聞こえんだろうが…」
そしてにーちゃんに鉄棒と市内地図を渡す。
「もし俺がマンホールに入れなくなったらにーちゃんはコレを頼りに移動するんだ。
一応、目指す地点や人が通れそうな下水道マンホールの位置を書き込んである。
それとこの棒がないとマンホールの蓋が持ち上がらないからな。」
俺は防水ライトのチェックをした。そしてデジカメをナイトモードにあわせる。
「明かりをつけたら連中が寄ってくる。俺らも大分闇には目は慣れてるが、こいつを
暗視カメラ代わりにする。足元には注意しろ。倒れてる死体も実は足が動かないだけかも知れん。
さ、打ち合わせは終了だ。外に一歩でたらもう会話は出来ない。質問無いか?」
雷鳴は轟き、雨は激しさを増していく・・・・・
数m先の視界すら見ることは困難な状況だ。
駐車場内を徘徊するゾンビは樋浦達に気付くことができない・・・しかし、何か
がいる気配を感じとり始めている・・・・・
※死亡フラグ判定※
【1】■■■■■■レスをしたり■■■■■■■を2回すればゾンビに気付かれ
死亡レス番踏み開始。
【2】レス番
>>784>>788>>791>>795>>797>>800>>802>>806>>809>>812 を踏んだプレイヤーには死亡フラグが立ちます。
【3】レス番踏みは開始後のみ有効。
開始前、中のプレイヤーが踏んでも無効です。
【4】外に出たプレイヤーはレス番下一桁
樋浦・・・2、東堂・・・8、蝶野・・・5、なつき・・・7、笠原・・・3、
マサキ・・・0
を踏んではいけない。
踏んだプレイヤーは間2レスは投下不可。
【5】最初の一人が外に出るレスをした時点から96時間以内にマンホールにた
どり着き下水道に逃げ込むレスをしていないプレイヤーには死亡フラグが立ちま
す。
※【4】の条件はイベント参加者のみ有効。中に残ってれば無効です。
※このレスより10レス経過で外に出ることは不可。(GMの指示により再び可
)
779 :
笠原 26 男 ◆6aPlXzmMvA :