ハルヒ「アナル、いじめ、シュールのSSはここまで来なさい!」

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1以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
::|       i-ー'ーヽ  ヘ::..   \      i::.  i:. ヽ  ̄`ヽ=、
::|         !     ヽ.  ヽ:::..   ヽ      '::.  l::.  ヽ
::|      :   l     ヽ:.  ヽ、::..  ヽ:..   ':::.  !::.  i
::l  :   .:   !       ヽ:. ヽヽ、::.. ヽ::/  ':::.  !、:. |
:::i ::  :l:   l          \ ヽ \/ヽ:::.   ':.  | ヽ:. !
r┤:::  :l::  |  ̄ ̄```ー- \ ヽ ,r‐ァォヤ、::.  i::: |  ヽ|
.ト| ::::  :l::: | ,r≠T〒ト    \ヽ-┴'´ |、:::. !::: |
.i' i :::::.. :ヘ::. l `ー┴ー'      \、   !::l:::. |::::::|
ヽヾ, :、:. ::ヽ::.!            、 \. |:::ハ:::ハ:::::|
::::\!:::l::.::::::lヽヘ                 ヽ  i::/ }:;' ',::::|  それでも僕がスレを建てないと
::::ヽ:.::::ヘ:::::::! ヽ            / /::/ |'  ',::|    世界が終わってしまうのです
ヘ:::}ヽ::、::',:::::!               /!::{      
 '::| !::Xlヽ:::',、       -―‐‐'  ィ l::i
  '.i ';' ト ヽ:! ヽ、       -  / ! ヽ!ヽ_
  ,/  |  ヽ   ` 、      /  l    、`ー、
.//    !  \     ` ー-r-'   l    !   ` ヽ 、
 /     !     \     /       l      !        ̄ ` ヽ 、
.・SS投下の際は空気を読んでくださぁぃ。byみくる
・長編は完結できるように、途中放棄した日にはあなたのアナルはいただきますよ!by ふんもっふ
・長編投下はわかりやすいようにトリップや文頭にアンカーを付けなさい!by ハルヒ
・…キャラクターの口調、及びそれぞれの呼称についてはまとめサイトを参照すること。by ユキ
・自分で投下した長編はなるべくWikiで自分で編集したほうがいいと思うぞ。by キョン
・落ちを予想するのはやめ・・うをっ チャック開いてるぞ!by wawawa
・荒らしさんにはスルーなのね。by 阪中
・とりあえず気楽に投下するっにょろよ。by めがっさ
・1レスには最大30行、全角で2048文字、1行全角120文字まで入るのです。by ○
・スレが立ってから8日で落ちるのは……既定事項だ。by P&G
2以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 01:28:25.64 ID:8m481nXv0
               / , - ' ¨  \ ` >-、
             / / , ' , '   |‐'´  ヽ
            /ヽ /  / / //ヽ,.'ヽヽ ヽ \
             〉 / ! 〈  {  | |゛゛"''''|│ 〉  !
           〈 ヾ| i ヽ_lyz七リ>   | | /  | l
           /`ハレレ|,,r==ミ     ム,Lハ / ! !
           //,' r | l |`V::ソ       ~∨ / /
          // | ヽ|│!.  ̄    , r=z、 /∨l/
          // │ ヽ! |    rーy    / 〃
         //  !  `、!>、  r、`´   ,ィ / |    「やらなくて後悔するよりも、やって公開したほうがいい」
         //   !!   !  `ノノ )7 </ル'  !                     って言うよね
          rヾ  ̄ ||   lr‐ 'フ, '/ |ヾ| !  |  !
        ,',ヘ ヾヽ||  /   ∠- ァ! \|  !__ヽ
      /!  ヽ | |||/     r--'ヽヽ `ー、ヽ ¨ァ
      ,' 〉  ヽ !_/    ,、┬、二ゝニ \   ヽ!/│
      ! /   / |   ィ´ ! !    | \_   |_ !
     | !  ,,.イヾ \ 」〉  |│    ! /| / ハ|      ! | /  ヽヾ ´/  | ! ,、,、 |〈 ヽイ//ヽ
DAT保管庫(停滞中)  http://haruhiss.xxxxxxxx.jp/
新DAT保管庫+SS推薦 http://vipharuhi.me.land.to/
新まとめサイト      http://www25.atwiki.jp/haruhi_vip/
DATうpろだ       http://www.uploader.jp/home/harussdat/
雑談所(避難所)    http://yy42.60.kg/haruhizatudan/
雑談所携帯用      http://same.ula.cc/test/p.so/yy42.60.kg/haruhizatudan/
=====業務連絡===========
・まとめwikiの管理人さんが忙しいから、せめて長編だけでもSS作者は自分でまとめなさいっ!
・「SS作者だけど自分ではまとめられん!」と言うヤツは「まとめ要請とまとめ人たちの報告スレッド」に
 まとめ要請を書き込んでみるのも一つの手だな。
 まとめ要請とまとめ人たちの報告スレッド
 http://yy42.60.kg/test/read.cgi/haruhizatudan/1196380901/ PC用 
 http://same.ula.cc/test/r.so/yy42.60.kg/haruhizatudan/1196380901/携帯用
3以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 01:37:17.64 ID:smsoV0h2O
乙です
4以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 01:46:25.07 ID:lG6G/JtJO
おつかれさまでーす
5以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 02:01:27.01 ID:s6b8owoWO
ソロモンよ!私は帰ってきた!
6以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 02:24:59.71 ID:XT7I9Axu0
>>1
AAの台詞上手いなw
7以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 02:58:50.99 ID:XT7I9Axu0
おやすみー…

これ、明日の朝まで残ってるか不安だw
8以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 03:54:19.38 ID:XT7I9Axu0
これで…最後だ…寝る
9以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 04:19:55.23 ID:zF/3aJelO
いちもつ
10以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 04:39:20.78 ID:5c5Yp50z0
寝てたら深夜にスレが立ってたw
一乙!
11以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 05:06:03.70 ID:Z8RiIi9GO
AFってアナルファッく?
12以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 05:45:38.32 ID:M/7oW/Q10
ハルヒ「我がSOS団では広くこの世のSSを募集します」
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1255898620/l50
13以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 06:21:48.20 ID:9KKKKQLKO
>>12
14以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 06:39:32.48 ID:IFYJINEp0
おはようー
15以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 07:05:28.09 ID:M+32Xmhn0
長門「ごっともーにんぐ」
キョン「ぐっどもーにんぐ、だろ?」
長門「いいえ、ごっともーにんぐ」
キョン「(間違いを認めない奴だな、長門も)」
16以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 07:37:34.30 ID:IFYJINEp0
ゴットゥーザ様モーニング

★<座布団全部没収しなしゃい
17以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 07:54:38.92 ID:0vxtQ99pO
ハルヒ「すっごいこと思い付いた!」

キョン「ほう」

ハルヒ「『すっごいこと思い付いた』って話をはじめなら無駄にハードル上がらない!?」

キョン「予防線はいいから、すごいことってなんだ?」

ハルヒ「………」

キョン「?」
18以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 07:58:28.35 ID:0vxtQ99pO
キョン「ミカエル・シューマッハ」

ハルヒ「みかんいる?シューマイは?」

キョン「ミカエル」

ハルヒ「ミカエル」

キョン「シューマッハ」

ハルヒ「シューマイは?」

長門「ヘイ海老シュウマイお待ち」
19以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 08:06:51.75 ID:0vxtQ99pO
ハルヒ「ねぇキョン」

キョン「ん?」

ハルヒ「たこやき」むにー

キョン「おぉ、頬っぺたやわらけぇ」ぷにぷに

ハルヒ「ダブル!」

キョン「おぉ!」
20以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 08:09:33.07 ID:0vxtQ99pO
キョン「ずっと大好きだよ」

ハルヒ「ほんと?・・・」
21以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 08:19:47.39 ID:V1i9Gos8O
●<アナフィラキシーショックとは、アナル行為に目覚めた人が感染する一種のショック症状なのだ!
キ<アッー!……って、違うだろ
22以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 08:22:45.04 ID:IFYJINEp0
朝っぱらからw
23以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 08:27:52.42 ID:0vxtQ99pO
ハルヒ「問題!」

キョン「おう」

ハルヒ「パンはパンでも、
坪の内側に張り付けて焼く生地を発酵させないインドのパンはナンだ!」

キョン「パンゲア!」

ハルヒ「おしい」
24以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 08:35:39.52 ID:0vxtQ99pO
ハルヒ「ねぇキョン」

キョン「どうした」

ハルヒ「私のことどれくらい愛してる?」

キョン「愛というは計れないものだよ」

ハルヒ「だからせめて貨幣価値で表すんじゃないの」


ハルヒ「…なんて夢なのよ」
25以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 09:13:38.87 ID:8m481nXv0
おはようございます、と。
26以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 09:15:49.09 ID:0vxtQ99pO
ハルヒ「にゃーん♪」

キョン「あ、猫だ」

ハルヒ「にゃにゃー♪」

キョン「餌ないかな、あ、ポケットにタマネギとアワビがあったぞ」

ハルヒ「なー♪」

キョン「ほれ、うまいか」

ハルヒ「にゃ…」ぼとっ ばたっ

キョン「ああっ!耳が腐り落ちてぶっ倒れた!」

ハルヒ「………」



長門「こんな台本は」

ハルヒ「有希、あなた疲れてるのよ」
27以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 09:44:56.33 ID:p/c0xPNo0
おそよう
28以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 10:05:23.39 ID:0vxtQ99pO
>>27
それ言うの家のおかんだけじゃなかったんだ
29以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 10:19:22.05 ID:p/c0xPNo0
>>28
婆ちゃん直伝だ
30以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 10:23:01.47 ID:0vxtQ99pO
>>29
つまりお前はあれか、俺のねぇちゃんの息子か
いやでもねぇちゃんはまだ独身だしな
31以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 10:25:25.74 ID:p/c0xPNo0
>>30
俺がお前の精子でないと言い切れるかな?
32以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 10:32:49.78 ID:0vxtQ99pO
>>31
まさか、いや、避妊はしてるし……
でも、あの時…でも大丈夫な日だって言ってたよな…?
33以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 10:59:24.96 ID:p/c0xPNo0
>>32
そうなのか
34以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 11:23:30.80 ID:taTqCqGX0
>>1が秀逸としかいいようがない
35以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 11:54:57.15 ID:p/c0xPNo0
今日は人多いのか?
36以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 12:07:18.22 ID:9KKKKQLKO
基本的に平日は人多いよね
37以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 12:10:30.92 ID:zF/3aJelO
お昼ー!お昼だよ!
38以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 12:11:32.95 ID:p/c0xPNo0
>>36
っていうかIDが凄いなw
39以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 12:25:45.80 ID:9KKKKQLKO
>>38
なんだこれ!自分で自分にビビったわww
Kがいっぱい…アナルらしくKoizumiがいっぱいだと思っておこう。
40以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 13:01:46.99 ID:zF/3aJelO
牛丼食べたい
41以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 13:22:03.30 ID:wPAcXoWV0
9
KKKKQLKO
42以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 13:23:19.62 ID:wPAcXoWV0
>>41はミスw こんな感じか

9
K キョン
K 古泉
K 会長
K 喜緑
Q
L
K 国木田
O
43以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 13:53:34.29 ID:s6b8owoWO
セク
44以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 14:26:27.51 ID:s6b8owoWO
Loss
45以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 14:34:47.90 ID:p/c0xPNo0
46以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 15:04:22.14 ID:zF/3aJelO
ちょいと一服
47以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 15:42:09.64 ID:p/c0xPNo0
ほっほっほ
48以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 16:12:25.07 ID:smsoV0h2O
ドドリアさん
49以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 16:32:34.35 ID:i2OAJACp0
ドドリアとかザーボンとか腹が減ってくるじゃねーかよ!

>>23が面白かったのでカレー食いに行ってくる
50以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 16:44:41.82 ID:0vxtQ99pO
>>49
あら有難い
51以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 17:01:39.31 ID:zF/3aJelO
5時ら
52以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 17:11:25.05 ID:0vxtQ99pO
ハルヒ「問題!」

キョン「よしきた」

ハルヒ「原子力発電の際にうまれる核廃棄物は現在地下深くに埋めることで処理しているが、
その場所の確保には地方自治体や住民の理解が必要なーんだ」

キョン「問題だな」



他スレからの流用ですまんが保守
53以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 17:21:59.46 ID:i2OAJACp0
だれうま
54以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 17:34:52.16 ID:0vxtQ99pO
キョン「ハルヒ、ウザいどや顔してみてくれ」

ハルヒ「一瞬だけね」くいっ

キョン「うまいうまい」

ハルヒ「そ、そう?」

キョン「一瞬だけでいいんだぞ?」

ハルヒ「……………」
55以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 17:43:25.24 ID:l3LtleGTO
日常
56以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 17:54:10.34 ID:lG6G/JtJO
休憩中保守
57以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 18:07:20.87 ID:zF/3aJelO
チャーシュー麺うまー
58以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 18:21:52.53 ID:0vxtQ99pO
キョン「なぁ、『ゆ』って字ってかわいいと思わないか?」

ハルヒ「ゆ?」

キョン「丸みをおびていつつもしっかりとした芯があってツンとしている
すごく女性的でいいと思わないか?」

ハルヒ「私は『ふ』も柔らかくていいと思うけど」

キョン「お前には聞いてない」
59以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 18:49:19.82 ID:smsoV0h2O
のしゅ
60以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 19:14:21.49 ID:s7k5AeclO
ゅゆ。゚ ←金魚
61以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 19:19:16.41 ID:zF/3aJelO
ぷ山 ←パワーゲイザー
62以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 19:42:59.36 ID:ADw9dhBk0
ふぇっきしっ!
63以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 19:43:55.17 ID:R/tyo+lc0
ほほほ
64以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 19:51:22.71 ID:KHXwLoHKO
長門「電子レンジでバナナ温めたら緑色のゲル状になったでござる…」
ハルヒ「キョン、有希が壊れた!」
キョン「なんでバナナを温めようとしたのか」


みくる「久しぶりに来たから何書いていいか分からない様です」
古泉「だからってゲームのネタは流石に…」
みくる「そうですよね。ところでIBM5100って知りません?」


ぬるぽ
65以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 20:03:09.02 ID:IFYJINEp0
ガッ
66以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 20:22:06.11 ID:V1i9Gos8O
長門「でつ」
キョン「どうしたいきなり?」
長門「スヌーピーに見える、不思議」
キョン「良く分からんが…」
長門「ちゃんと見て。でつ」
キョン「うーむ……」
67以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 20:23:55.93 ID:lG6G/JtJO
そろそろ危険時間。余裕あるうちに
68以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 20:26:53.22 ID:BI6KucdL0
短編書きたい気分なので一個お題くださいな
69以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 20:30:31.69 ID:FFS0tKjX0
>>68
70以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 20:31:31.61 ID:BI6KucdL0
>>69
毒頂きました
ありがとうございます
71以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 20:56:56.00 ID:BI6KucdL0
ほに
72以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 20:57:39.25 ID:IFYJINEp0
加速注意
73以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 21:13:43.62 ID:smsoV0h2O
ちゅーい
74以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 21:21:59.27 ID:R/tyo+lc0
>>64
佐々木「ほほぅ、面白い事を聞かせてもらったよ。今度やってみるとしよう。」
橘「さ、ささきさん?」
九曜「………―――………」
藤原「き、きていじこうだ…」

橘「誰が食べさせられるのか、未来人が自ずからばらしてしまいました。」
75以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 21:35:42.17 ID:XT7I9Axu0
ちゅうーい
76:2009/10/19(月) 21:38:26.40 ID:BI6KucdL0
僕は確実に蝕まれていた。
『涼宮ハルヒ』という毒に。

いつからだっただろうか。
「機関」という組織で働き出したのは。
中学生の時、謎の能力に出会って苦しんでいた僕を救ってくれた「機関」。
力の使い方を教えてくれて、自分と同じような境遇の人達とも会わせてくれた。
僕は今でもそこで、涼宮ハルヒが発生させた閉鎖空間の処理に追われている。

涼宮ハルヒが所属する高校へと転校することが決まってからは、気が気でなかった。
顔を合わせてしまったら、殴ってしまいそうで。
今まで苦しめられた分、拳に乗せて倍返ししてやる、なんて思っていた。
しかし、そんな可愛い思惑はたちどころに崩されてしまう。

転校してその初日、涼宮ハルヒは僕の目の前に現れた。
そして僕の席の前に立つと、こんなことを言うのだ。
「貴方こんな時期に転校してくるなんて、謎ね! 謎の転校生ね! 私の団に入りなさい!」
まるで意味がわからなかった。
謎? 僕が? どうして?
まさか能力者ということがばれたというのか、と勘繰ってしまったくらい驚いた。
そして言うだけ言って、涼宮ハルヒはどこかへ走り去っていってしまった。

こうして僕は色々あって、SOS団の副団長として団に在籍している。
毎日彼とボードゲームをして暇つぶし、そしてたまに起こるイベントにてんやわんや。
正直に言うと、僕はこんな状況をごく普通の高校生として楽しんでいた。
親の仇レベルに憎んでいた涼宮ハルヒが、こんなにも近くにいるのに。
僕は、僕の心は全く逆の方向に一杯だった。
77:2009/10/19(月) 21:40:53.41 ID:BI6KucdL0
写真で見るよりも端正な顔立ち、そして明るく元気でマイペースな性格。
SOS団で活動していくうちに、僕はどんどん彼女に惹かれていった。
憎さあまって可愛さ百倍とでも言うのだろうか。
あれだけ嫌だった閉鎖空間の処理も、大して気にも留めず行うことが出来るようになった。

彼にしか見せない笑顔を傍から見ていても、何も苦しくはなかった。
むしろ微笑ましく、まるで親のような気持ちで眺めていた。
彼女の言うことにはいはいと賛成の意を唱えて、彼女に褒められるだけで満足だった。
満足なはずだった。
「・・・・・・なのに」

毒はどんどん僕を蝕んでいく。
じわりじわりと、遅効性の毒が体と心を染め上げていく。
いっそ回りきった方が楽だというのに、いまだ毒は僕の全てを侵していない。
もし何もかも染まってしまったのなら、僕はどうなるのだろう。
『涼宮ハルヒ』という毒は、何よりも、どんなことよりも、強烈だった。

解毒剤は多分、無い。
あったとしても、僕は使わない。
こんなにも気分が晴れやかになる毒を自ら手放してなるものか。
それに、手放したらまた彼女を憎んでしまいそうで。


毒は僕を蝕んでいく。
いつまでも緩やかに、いつまでも貪る様に。
78以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 21:41:42.23 ID:BI6KucdL0
終わりです
後二つ・・・
79以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 21:49:09.00 ID:XT7I9Axu0
病んでるなぁ古泉……雰囲気いいけどねw
おもろかったw
80以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 21:55:10.45 ID:IFYJINEp0
ぉっ
81以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 22:15:04.37 ID:FFS0tKjX0
早速乙!
82以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 22:22:55.28 ID:0TrmgBSV0
乙です!
83以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 22:42:59.53 ID:M+32Xmhn0
長門「うっ!」
朝倉「どうしたの長門さん、顔色が悪いわよ!」
長門「わたしの腸の中で……在らざる生物が蠢いている……」
朝倉「ええっ!? 大丈夫なの!」
長門「しかも……繁殖を繰り返して……このままでは……」
朝倉「しっかりして! 一体どんな生物なの!?」
長門「生体コード……ラクトバチルスガッセリOLL2716……及び……ビフィドバクテリウムラクティスDN-173 010……」
朝倉「要するに乳酸菌ね。早くトイレ行ってきなさい」
長門「……はい」
朝倉「……ったく、カレーばっかり食べてるから……」


 ジャー ゴボボボボボ…………


長門「……ふう、スッキリした」
84以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 22:50:16.95 ID:XT7I9Axu0
85以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 22:55:45.48 ID:R/tyo+lc0
…おとこおいどんじゃなかったっけ?
86以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 22:55:53.24 ID:IFYJINEp0
俺のオフクロは以前にマジで甘いカレーを作ったことがある。
チャツネ大匙いっぱいのところをチューブ一本丸ごと入れた。
87以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 23:06:47.90 ID:R/tyo+lc0
玉ねぎ入れ過ぎて甘くなったことならある。
88以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 23:15:36.68 ID:2vQd3PAR0
玉ねぎ食いすぎてゲリした事がある。
89以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 23:32:05.64 ID:smsoV0h2O
うちのカレーには大根とトマトが入る
90以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 23:39:12.32 ID:IFYJINEp0
トマトとヨーグルトを隠し味で入れるな。
もっともトマト入れ過ぎて酸っぱすぎて食えない…
(普段大鍋に一個入れてる所を中鍋に四個入れたらしい)
それが昨夜の晩飯。
それが今日も…
明日も…
91以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 23:41:38.49 ID:2vQd3PAR0
ナス意外とカレーに合うよ
92以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 23:46:00.72 ID:R/tyo+lc0
>>90
エンドレストマトカレー…
93以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 23:47:08.44 ID:H30mhdDCP
眠い
94以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 23:47:51.93 ID:H30mhdDCP
けど投下します
95言いたい事は言えない話:2009/10/19(月) 23:48:40.36 ID:H30mhdDCP


 道行く人が着る上着と同じ様に、外吹く風もその色を変えてきた――今は11月。
 週末恒例となっているこの市内散策も、ただ目的も無く歩くだけでは凍えてしまう季節がや
ってきていた。
 日に日に寒さが強くなるにつれ、どうせ何も見つかりっこない不思議探索などはこの際止め
て、長門か俺の部屋でのんびりゲームでもしていればいいんじゃないかと俺はかなり本気で思
っているのだが、
「みんないい? 今日こそ宇宙人を見つけるのよ! ノルマは1人宇宙人2匹だからね!」
 乾いた大気を震わせるハルヒの声。
 人で溢れる駅前で高らかに妄言を叫んで見せたハルヒには、環境に合わせて行動内容を改め
る等といった考えは、そもそも存在していない様だ。
 それでもまあ、物は試し、百聞は一見に如かず。
「なあ、ハルヒ」
「え、何」
「今日の活動についてなんだが……その、今日は特に寒いから不思議探索は止めて、俺か長門
の家でのんびりしないか?」
 無駄とは解りつつも、俺は活動内容の変更を申し出てみたんだんだが。
「却下」
 左右の眉を再接近させる勢いで顔を顰め、ハルヒは俺の提案を漢字二文字で否定した。
 それと、怒り心頭のハルヒの後ろに見えた古泉が冷や汗をかいていた様な気がする。どうで
もいいが。
96言いたい事は言えない話:2009/10/19(月) 23:49:28.72 ID:H30mhdDCP
「あんた……神聖にして不可侵なるSOS団の活動を何だと思ってるわけ」
 可能性は殆ど存在しない物を週一で探すこの活動はいったい何なのか、ふむ。
 ポケットから外に出した途端、外気に熱を奪われ始めた指先を顎にあてて考える事、数秒。
「宝くじみたいなもんか」
 ほら、確か週に一度当選発表の奴があっただろ。
 俺の回答に対し、ハルヒは額の皺をあっさりと消失させると
「まあ大体そんな所ね」
 くそっ、無駄な所で運を使ってしまったらしい。
「発行枚数だけ見たら誰も当たってない様な気がする宝くじだって、毎回ちゃ〜んと当選者は
出てるのよ。つまり! あたしの運を持ってすれば、そろそろ宇宙人か未来人辺りは見つかる
はずよね!」
 ――そもそも、俺達と同じ様に不思議探索なんてしてる奴なんて居ないんだから、この場合
一枚だけ売れた宝くじで一等を当てる確立の方が正しいんじゃないだろうか。
 とまあ、そんないつもの超理論を展開した後「あんた……さっき、有希の部屋でのんびりし
てたいとか言ってたわね」ハルヒは俺に不審気な視線を向けつつ、その場に居た宇宙人の手を
引いて街の中へと消えて行った。
 おめでとう、ハルヒ。出発と同時に宇宙人1人確保だな。
 結果、その場に残された俺と朝比奈さん。その他一名によって、本日の不思議探索は実施さ
れる事になったらしい。
 いや〜、今日は素晴らしい一日になりそうだ。
「そう言って戴けると光栄ですね」
 ……ふぅ。
 古泉。
「はい」
 お前、皮肉って概念は知ってるか?
「辞書の中で見た事なら」
 どうやら、超能力者には凍てつく視線は効果が低い様だ。誰か暇な奴WIKIに追加してお
いてくれ。
97以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 23:49:37.12 ID:KHXwLoHKO
古泉「朝比奈さんがいつの時代の人間か気になりせん?」
キョン「2018年生まれって言ってたな」
古泉「え?」
キョン「で、2035年から来たんだっけ?」
古泉「あ、あの…」
キョン「お前と妹の子だってよ、しねばいいのに」


古泉「という夢を見たんです…」
ハルヒ「あたしにどうしろと」

おやすみ
98以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 23:50:26.07 ID:KHXwLoHKO
リロードしてなかった
ごめんなさい
99言いたい事は言えない話:2009/10/19(月) 23:50:40.16 ID:H30mhdDCP
 ま、ともかく何処かへ行くとするか。
 このまま朝比奈さんを駅前をうろつく見知らぬ男共の視線に晒し続けるのは忍びない。
 ……とはいえ、こう寒くてはハルヒに呼び出されなければ部屋で昼過ぎまで寝ているに違い
ない俺に行きたい場所があるはずも無い訳で
「朝比奈さん」
「あ、はい! 何ですか?」
 今日も御綺麗ですね、じゃなくて。
「どこか行きたい場所とかありますか」
 俺はさり気なく古泉を視界から外しつつ、その場に居た天使に質問してみた。
 彼女は何かを思案するように小首を傾げて見せた後、
「……えっと、あの。特には」
 あらら、そうですか。
 俺の部屋に行きたいです、とか言い出してくれるのを少し期待していました。
 これは困ったな、ここで立ってるだけってのも寒いだけだし。
「古泉。一応聞くが、お前は行きたい場所ってあるか」
 ちなみに聞くだけだ。
「これといって特には」
 だと思ったよ。
 ハルヒのストレス解消に関わる以外で、お前が何かを提案した所なんて見た事も無いからな。
 この寒空の下では、溜息と一緒に逃げていく体温すら惜しい。
 ――この三人には自主性が乏しいという事を再確認した後、俺達は目的も無く駅前から歩き
始めた。
 これがもし、朝比奈さんと2人っきりだったならば……何の目的も無いこの散策ですら至福
の時間に様変わりするのは間違いないんだがね。

100言いたい事は言えない話:2009/10/19(月) 23:52:17.83 ID:H30mhdDCP
 何となく先頭を歩く形になっていた俺の足が向かったのは、駅前から程近い例の公園だった。
 春には桜で満開になり人口密度が跳ね上がるこの公園も、今は凍てつく寒さのせいで無人の
空間と化している。
 そんな物寂しい公園の中をのんびりと歩いていくと……あ、あれは確か。
 ふと俺が足を止めたのは、公園の中ほどに等間隔で設置されたベンチの一つ。
「確か、ここでしたよね」
 うろ覚えな記憶でそう尋ねた俺に、
「はい! あ、その……ここです」
 俺と同じ様にベンチを見ていた朝比奈さんは、嬉しそうに同意してくれた。
 朝比奈さんと2人っきりでこの公園を歩いたのもあれっきりですね……はぁ。
 肩が俺に触れて初々しく恥ずかしがるあのお姿を、もう一度だけでも拝みたい所なんだが。
「ここで何かがあったんですか?」
 脳内で回想シーンに浸っていた俺の意識を、無遠慮な超能力者が引き戻した。
 まあな、実は……って待てよ。
 あの時の話って、古泉に話しても大丈夫ですか? 
 そんな意味を篭めた俺の視線に対して、朝比奈さんはこくこくと可愛らしく肯いていらっし
ゃる。
 ちょうど歩くのも疲れてきた所だし、休憩ついでに話してやるとするか。
 俺はあの日と同じ様にベンチに座り、自分の右側に朝比奈さん、左側に古泉が座るのを見届
けてから口を開いた。
 ――それは、ハルヒの思いつきによって始まった市内の不思議探索、その記念すべき第一回
の時の事である。
 俺とペアになった朝比奈さんは、この公園で自分が未来人であるという事を俺に打ち明けて
くれたんだ。
 その意味は未だに理解できてはいないのだが、朝比奈さんが未来人であるという事について
は何の疑いも持ってはいない。
 ソースは朝比奈さんの可愛さ。
 あれからもう半年近く経つのか……なんか現実感が無いな。
101以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 23:53:06.88 ID:zF/3aJelO
眠いが支援
102言いたい事は言えない話:2009/10/19(月) 23:54:22.00 ID:H30mhdDCP
「――つまり、朝比奈さんはこの殺伐とした灰色の世の中という絵画に描かれた、ビーナスの
誕生的な存在だって事だ」
 多少俺の主観が混じっているが、大体の所はあの日朝比奈さんから聞いた通りの内容を話し
てやると。
「なるほど、大変よく解りました」
 満足げに肯く古泉は、今日もイエスマンだっ
「ですが……一つ、聞いてもいいでしょうか?」
 ――あれ? 違った。
 いやまあ、別に質問は構わないが。
「俺には今話した以上に詳しく説明はできんぞ。解らない事があったんなら、直接朝比奈さん
に聞いた方が早いと思うが」
「いえ、僕が聞きたいのは朝比奈さんが未来から来ている事についてではありません」
 ……じゃあ何だよ。
 今の会話の流れで他に質問があるってのか?
「貴方についての事です」
「は」
 俺? 何で。
「これは機関の一員としてではなく、個人的にお聞きしたい事なんですが……」
 そこまで言った所で、古泉は口を閉ざして俺から視線を外した。
「朝比奈さん、すみませんが少しの間彼と2人きりでお話させてもらえませんか?」
 古泉が移動させた視線の先、そこで静かに座っていた朝比奈さんは突然の提案にあっさりと
肯くと
「わかりました。あの、わたし公園を少し歩いてきますね」
 何の抵抗も無く古泉の要求を受け入れ、小さく会釈をして去っていってしまった。 
103以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 23:54:25.62 ID:IFYJINEp0
>>92
既にカレーではなく酸っぱい汁だ…
104以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 23:55:29.27 ID:2vQd3PAR0
どーもナスです
105言いたい事は言えない話:2009/10/19(月) 23:55:36.70 ID:H30mhdDCP
 あ、え? あの、朝比奈さん?
 いきなりの事に慌てる俺に一度も振り返る事なく、朝比奈さんは公園の奥へと消えて行って
しまった……後に残されたのは、ベンチに僅かに残った朝比奈さんの温もりと、多分営業スマ
イルを崩していない超能力者だけ。
「古泉、これでお前の質問がどうでもいい事だったら……俺は久しぶりに真面目に怒るかもし
れん」
 ふつふつと湧き上がる怒りに、今ばかりは寒さも感じない。
 さっきまで天使が居たベンチを見つめながら、俺はかなり本気でそう言い切った。 
「では真剣にお尋ねします……単刀直入に言いましょう。貴方の、思い人は誰なんですか?」
 ……は?
 意味不明な質問に振り向くと、そこにはそれなりに真剣な顔で俺を見る古泉が居た。
 冗談で言ってるって訳じゃないらしいが……俺の、思い人だと?
「……随分とまた古い言い回しだな」
 昭和中期の発想だろ、それ。
「他にいい呼び方が思いつかなかったもので」
 まあ意味は通じてるからいいが、
「質問に質問で返すが、そんな相手が居る居ない以前の問題として……お前は俺が好きな相手
が誰なのかを聞いてどうするつもりなんだ」
「SOS団の中にはあれだけ綺麗な女性が揃っているんですよ? その中の誰に興味があるの
かという話題は、この年代の男子にはありがちだと思いますが」
「嘘付け」
 お前が目的も無く、こんなどうでもいい話題を振ってくる様な奴には見えないね。
「……本当の所を言えば、恋に悩む友人を応援してあげたいんです」
 お〜い、古泉。俺がいつ、恋に悩んでるなんて言った?
 お前の脳内では俺はどんな設定になってるんだよ。
106以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 23:56:04.59 ID:8m481nXv0
まめにまめに
107以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 23:56:14.06 ID:M+32Xmhn0
長門「やめてえええ!わたしのためにカレー談義なんて!」
108言いたい事は言えない話:2009/10/19(月) 23:56:27.25 ID:H30mhdDCP
「まあそう仰らずに。そうですね、ここは僕から指定したほうが話し易いかもしれませんし。
……ずばり、長門さんではありませんか?」
 人の話は聞いた方がいいと思うぞ。
「儚さを感じさせる容貌が魅力的なだけではなく、性格も寡黙で平凡がいいと常におっしゃっ
ている貴方の好みに一致しているかと」
「お前が何を思ってそんな事に興味があるのかは知らんが、ノーコメントだ」
「では……涼宮さんはどうでしょう?」
 だから、人の話を聞けよ? なあ?
「彼女の行動的な部分は貴方の悩みの種かもしれませんが、それでも彼女を傍で見守り続けて
いる理由。そこに、恋愛的な感情が無いとは言いきれないでしょう」
 駄目だこいつ、早く何とかしないと。 
 溜息と一緒に首を振る俺に顔を寄せ、
「涼宮さんでもないとなると……朝比奈さん、ですか?」 
 それまでの2人とは違った妙に意味深な声で、俺にそう問いかけるのだった。
 古泉から離れるようにベンチの端へと逃げる俺を、古泉は余裕気な顔で見つめている。
「朝比奈さんだと?」
「ええ、そうです」
 古泉は断言するように肯き、
「普段のあなたの朝比奈さんへの態度を見てもそうですが、先程の貴方のお話を聞いていても
思ったんです。貴方が、朝比奈さんへと向ける視線は他のお2人とは違うのだと。それが恋愛
感情による物なのか……その点については推測の域を出ませんが、何らかの特別な感情は持っ
ているのではないかと」
 芝居がかった口調でそう言い切るのだった。
 誰か、何でもいいからこいつの口に詰め込んでやってくれ。季節的に栗とかウニとかがいい
な、もちろんイガはそのままで。
109以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 23:57:26.48 ID:IFYJINEp0
フレッシュぷ離宮亜!
110以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 23:57:59.41 ID:zF/3aJelO
か、カレーは辛れぇ・・・
111言いたい事は言えない話:2009/10/19(月) 23:58:04.92 ID:H30mhdDCP
「お前、そんな与太話をする為に、わざわざ朝比奈さんに席を外して貰ったのか」
「はい」
 罪悪感、無し。
 とびっきりの無邪気な笑顔がそこにあった、ここまで殴りたい笑顔は初めて見たぜ。
「……そうか、お前も例のモノクロ空間の対処とやらで壊れちまったのか」
 俺の哀れみの視線すら気にする事無く、古泉は俺の返答をじっと待っている。
 待たれても困るだけなんだが。
「あのな、古泉」
「はい」
 お前が俺に聞きたい事は解った、一応な。
「つまりお前は、客観的に見て美人と呼ぶに相応しい女子が揃ったSOS団で、俺がどんなタ
イプが好きなのかを聞きたい。そうなんだな?」
「ええ、その通りです」
 そうかい。じゃあ一応確認しておくが、
「SOS団の中には居ないって返答はありなのか」
「それが本音でしたら構いませんよ? まあ、ありえないとは思いますが」
「……っていうか、ここで俺がハルヒだって言わないとお前としては都合が悪いんじゃないの
か?」
 以前から露骨にハルヒの気持ちに気付けだの言ってたじゃないか。
「機関としましてはそうなりますね。ですが、これはあくまで個人的な質問ですから気になさ
らないで構いませんよ」
 個人的な質問ねぇ……。
 ――今日に限って妙にしつこい古泉に辟易とする俺なのだが、別にこんな質問には適当に答
えてしまえばいいのでは? と、俺も思わないでもないんだ。古泉に人の心を読む力でも無け
れば、俺の言葉が本当かどうかなんて事までは解らないだろうからな。
 しかし、だ。
「……」
 こうして俺に変わらぬ笑顔を見せ続ける古泉にも、やはり俺には言えない事や言うべきでは
ないと思っている事の一つや二つはあるのだろう。
 そしてそれは、俺にも当てはまる事でもある。
112以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 23:58:39.49 ID:2vQd3PAR0
キーマカレーが好き
113以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 23:59:07.45 ID:5lDkwobI0
支援的な何か
114言いたい事は言えない話:2009/10/19(月) 23:59:11.02 ID:H30mhdDCP
 何となく目を閉じ、
「古泉」
「はい」
 ……ふぅ。
 何時に無く重い溜息が漏れた後、俺は目を開けて遠くを見ながら口を開いた。
「今から俺は独り言を言う、いいって言うまでお前は黙って肯いてろ。いいな?」
 朱に交われば赤くなるって奴だろうか、まるで某非公認部活動の団長の様な前置きをした後、
俺は古泉の返事を待たないまま話し始めた。
「ある所に宇宙人が居た。そいつはこの地球に来てから日も浅いせいなのか、人付き合いが下
手で、見るからに回りから浮いてしまった行動を取ってしまう困った奴だった。そんな宇宙人
はやがて、色んな奴と出会い……少しずつだが、人間らしい行動をするようになっている様な
気がする」
 俺の一人語りを、古泉は意外そうな顔で見守っている。
「そんな宇宙人には……多分、特に理由はないと思うんだが、1人の平凡な男の言う言葉に対
して割と素直に従う癖があるんだ。その男もその事にはなんとなく気付いてはいるんだが、宇
宙人が自分の言葉を真面目に聞いてくれるのには、理由があるんじゃないかって思っている」
 続きを促すように肯く古泉を見た後、俺は話を続けた。
「その理由は、所謂刷り込み現象って奴だ。宇宙人が最初に親しくなった相手、それだけの理
由でそいつは慕われてるんじゃないかって……まあ、本当の所は解らないけどな」
 ついでに、俺は自分に対する気持ちが刷り込みであって欲しくないと思っていて……それを
確かめるのが怖いだけなのかもしれないが。
 普段、窓際に座る寡黙な少女の姿を思い浮かべた後、俺はまた口を開いた。
115以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/19(月) 23:59:33.03 ID:IFYJINEp0
おぅ
116言いたい事は言えない話:2009/10/20(火) 00:00:12.93 ID:TY342nHKP
「またある所には、未来から来た天使が居た。その天使は人には言えない役目があり、その役
目を勤める中で……ふとしたきっかけで、1人の平凡な男と知り合いになった。その男は天使
の美しさに一目で心奪われたんだが、天使には帰る未来があり過去の世界での恋愛は色々とま
ずいらしいという事を聞かされた」
 そう、ちょうどあの辺を歩いてる時だったかな。
 かつて俺が朝比奈さんと2人で歩いた道であり、ついさっき朝比奈さんが去っていってしま
った方へと視線を向けてみたが、そこに彼女の姿は見つからない。
「それ以前の問題として、俺みたいな容姿の男に告白された所で、ごめんなさいの返事は確定
してる以上、困らせるだけになるってのは目に見えてるのは解ってるぞ」
 俺にだって、それ位の常識はある。
 思うだけなら構わないんだろうけどさ、そこで暴走したら駄目だろ。朝比奈さんの任務がい
つまでなのかは知らないが、まだ暫くは一緒にいなくちゃいけないんだろうし……あの人を苦
しませる様な結果だけはごめんだ。
 さて、ここまでは古泉も予想できていた内容なんだろうな。
 人間観察が趣味なんじゃないかってくらい人を見ている古泉だ、それくらい予想されていて
も驚きはしないさ。実際問題、俺の言葉をじっと聞いている古泉の顔にはすでに驚きは無い。
 ……だが、多分お前は見えてないんだろうな。
 回りを誰よりも見ているから、見えてない部分が出来るのかもしれない。
「……最後に、超能力者と妙な力を持ってるらしい知り合いについて話してやろうと思う。超
能力者については省略した方がいいか?」
 一応そう聞いてみる俺の目を、古泉はじっと見つめている。
 そうか、それなら話してやるよ――正直気乗りはしないんだけどな。
117以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 00:03:06.34 ID:cjhcP90a0
よーし、順番まち支援だ。がんばれー
118言いたい事は言えない話:2009/10/20(火) 00:03:32.21 ID:TY342nHKP
「その知り合いってのと超能力者には、人には言えない関係がある。その関係は片思いではな
いんだが一方的な関係だ。超能力者は自分の力について、知り合いには秘密にしている。超能
力者については以上だ」
 他に語るべき事は無い。
「問題はその知り合いの方だ。そいつはこの世の不思議を広く求めるなんて事を堂々と公言出
来る様な奴で、普通じゃない奴であれば男だろうが女だろうが何でもいいらしい」
 そこで一旦言葉を止めて俺が古泉の顔を見た時、古泉は同意する様に肯いて見せた。
 結果としてますます俺の気は重くなったんだが……ここで止める訳にはいかないんだろう。
 都合よく話を中断させてくれそうな人影も見当たらないとなると、どうやら諦めるしかない
様だ。
「で、だ。その知り合いってのもだ。何故か知らないが平凡な男に対して……もしかしたら、
お前の言う好意的な物を持ってるのかもしれん。鈍感って事には定評のある平凡な男にだって
それくらいの事は解る」
 でもな……古泉、これが全て事実でハルヒの本音だとするなら……。
「さて、ここで問題だ」
 俺は人差し指を立てて、古泉の前に立てて見せた。
「さっき、俺はその知り合いが好きなタイプを何と言った? ――もう喋っていいぞ」
「え? 彼女の好きなタイプ、ですか?」
 ああ。
「……何より、普通でない事が重要といった内容だったと思います」
 ああ、そんなとこだな。
 聞こえのいい部分だけうまく拾ってる所がお前らしい。
「じゃあ、もう一つ思い出せ。俺は超能力者とその知り合いの関係を何だと言った?」
 質問して数秒の間を置いた後、立てていた指を古泉の顔を隠す様に鼻先へと傾けてやった。
 そうする間に、俺が暗に言っている事がなんなのか古泉も気付いたんだろうな。
 ――そう、あいつが望んでいる相手ってのに当てはまっているのは誰なのかを。
119言いたい事は言えない話:2009/10/20(火) 00:05:24.67 ID:TY342nHKP
 もし古泉があの灰色の空間にハルヒの奴を連れて行ったら、間違いなくあいつは大喜びする
はずだ。俺としては二度と行きたくない場所だが。
 そして、そんな不思議な場所に入れる力を持っている奴に、ハルヒが興味を示さないはずが
無い。
 力なく指を降ろすと、そこには困った顔の古泉がいた。
 お前は、自分の力の事をハルヒには言わないでいる。
 でも、俺はその事を知ってしまっている。
 言えない理由があるのかもしれない、それこそ機関って奴の考え方なのかもしれないな。 
 だが古泉。
 お前は、お前自身は……ハルヒの事をどう思っているんだ?
 ――かつて、俺がハルヒと2人っきりの世界に閉じ込められた時、大人の朝比奈さんや長門
は俺に元の世界に戻るヒントをくれた。
『白雪姫って知ってますか?』
>sleeping beauty
 そこから導き出した答えによって、俺は今こうして元の世界で生活していられる。
 だが、古泉お前は何も言わなかったんだ。
 世界を破滅の危機から救う為に日々奮闘しているはずのお前が、あの時俺に何も言わなかっ
た。ハルヒが俺に惚れているだの、アダムとイヴだのとからかうだけでな……。
 あの時のお前は赤い光の姿だったから、俺にはお前がどんな顔をしていたのか解らない。
 もしかして……あの時お前は、世界よりも自分の気持ちを優先させていたんじゃないのか?
 俺はずっと思っていたその質問を口にしないまま、じっと古泉の顔を眺めていた。
「……」
 じっと俺から視線を外そうとしない古泉は、果たして今何を考えているんだろうか。
 自分の気持ちもよく解らないでいる俺には難しい問題だ。
 沈黙に耐え切れなくなった俺は、古泉から視線を逸らして雲ひとつ見えない秋空へと視線を
逸らした。
120言いたい事は言えない話:2009/10/20(火) 00:06:27.98 ID:TY342nHKP
 ――やれやれ、変な空気になっちまったな。
 せっかくの秋晴れだってのに、何で俺はこいつ相手に2人っきりでこんな話をしなきゃなら
ないんだ……。
 吸い込まれそうな空をのんびりと見上げていると、遠くから誰かの足音が聞こえてくる。
 その足音の方へと顔を向けて見ると、歩道の先からこちらへと歩いて来る朝比奈さんのお姿
が目に入った。
 正直、助かりましたよ。
 可愛らしく手を振っている彼女に笑顔を作って手を振り替えしつつ、俺はベンチから立ち上
がった。
 ……さて、これはどんな意味なんだろうな?
 視界の端に見えた古泉の表情は、俺と似ていた気がする。
「さて……と、お前からの質問だけどな」
「え?」
 お前、俺が誰を好きなのかを聞きたかったんだろ?
「……はい。ですが、それは」
 俺のくだらない独り言を延々と黙って聞いてたんだ、それくらいは答えてやるさ。
 わざと古泉の顔から視線を外した俺は、
「今の所、通俗的な呼び方で言う本命ってのは居ない。もしそんな相手が出来たなら、初めて
親しくなった特権だろうが、未来的な事情や……偶然からの好意なんて物を気にするつもりは
ない」
 ついでに、
「誰かさんによれば、恋愛感情なんてのは精神病の一種らしい。そんな病気にかかっちまった
のなら、ただの高校生にも自称超能力者も関係なく思うままに行動していいと思うぞ」
 そう俺が早口言い終えてからしばらく経った所で、朝比奈さんはベンチの前へと戻ってきた。
 おかげで俺は古泉の顔をまともには見ないで済んだ訳なんだが……さて、古泉は今どんな顔
をしているんだろうな? 少しだけ気にならなくも無い。
121言いたい事は言えない話:2009/10/20(火) 00:07:29.30 ID:TY342nHKP
 そんな俺と古泉の顔を見ながら、
「……あの、戻ってくるの早すぎましたか?」
 いえいえ、ちょうどいい所でした。
 心配そうにしていた朝比奈さんに手を振ってそう答えた。
 さて、と。演技が得意な古泉はいいとしてだ。
 あんな話の後で、普段通りに振舞う自信は俺には無い。すでに変な雰囲気が出てしまってる
のか、朝比奈さんも落ち着かない様子だしな。
 朝比奈さんに席を譲るようにベンチから離れた俺は、
「喋りすぎで喉が渇いんで、ちょっとそこまでジュース買いに行って来ますね」
 当たり前の様な口調で、朝比奈さんに向かってそう言い切った。
「え? あ、じゃあわたしも」
 いえいえいえ、朝比奈さんは今散歩してきたばかりじゃないですから。
「すぐに戻りますから、朝比奈さんはここで待っててください」
 いいか、余計な事は言うなよ?
 そんなニュアンスを篭めた視線をベンチに座ったままの古泉に投げてから、公園の奥に見え
る自販機コーナーへと俺は歩き出した。
 ……まったく、俺らしくない事を言ってしまった気がする。


「いい? 秋だから人肌恋しくなるのは解るけど、SOS団の活動中にデートだなんていくら
古泉君とみくるちゃんでも許されない事なの! ……っていうかキョンは何処に居るのよ? 
まさか1人でサボってるんじゃ――ひゃああああ!!」
 ベンチに座る二人を相手に延々と熱弁を振るっていたハルヒだったが、突然自分の頬に押し
当てられた350ミリリットル缶――銘柄はコカコーラ――の冷たさの前には悲鳴を上げざる
をえなかった様だ。
122以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 00:07:34.26 ID:kZwSudsK0
すこしペース落とした方がいいお
123以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 00:08:18.43 ID:cjhcP90a0
さるよけ支援
124言いたい事は言えない話:2009/10/20(火) 00:09:04.05 ID:TY342nHKP
「ってキョン?! あんたいきなり何すんのよ?!」
 おお、真っ赤だ。特に頬が。
 振り向いたハルヒの顔は、わかりやすく怒っていた。
 ……ふむ、背後からの奇襲を許した事がそれ程悔しかったんだろうか。
「違うっ! 冷たい! 寒い! 冷たい! ああっもうっ!」
 いつもより少しだけ意味不明な言動を、ハルヒは自分の頬を指差しながら繰り返している。
 追撃するなら今しかないんだろうが、これ以上やると古泉の顔が引きつるかもしれんな。
 俺はハルヒをからかうチャンスを泣く泣く諦め、
「朝比奈さんも古泉も、歩き疲れたから休んでたんだよ。で、ジュースを買おうって事になっ
たんだが、みんなで行ってもなんだから俺が買出しに行ってただけだ」
 ハルヒの頬に押し当てた冷たいコーラを古泉に向かって投げた後、ポケットの中に入れてあ
ったあったかいアップルティーを俺はハルヒに渡してやった。
「あったかあぁ……い」
 安い奴だ。
 缶の温もりを頬で味わうハルヒに続き、
「はい、朝比奈さんも好きなのをどうぞ」
 俺は残っていたコーンポタージュとロイヤルミルクティーを朝比奈さんの前に差し出した。
「え? 選んでもいいんですか? ――じゃあ、これを」
 そう言って朝比奈さんがロイヤルミルクティーを受け取った所で、
「ちょっとキョン、それってどういう事よ」
 何故かハルヒからクレームが入った。
 何か問題でも?
 まさか2本飲みたいとか言い出すんじゃないだろうな。
「あんた、どうしてみくるちゃんにだけジュースを選んでもらったのよ」
 はぁ?
 いやまあ、確かにそうだけどさ。
125以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 00:10:15.83 ID:p5sK98vo0
あれ長門さんは・・・?
126言いたい事は言えない話 多分残り2レス:2009/10/20(火) 00:10:57.00 ID:TY342nHKP
 未だに一言も口を開かない長門には、ハルヒの背後に忍び寄っている途中で暖かいアプリコ
ットティーを先に渡してあるし、古泉にはコーラ、ハルヒにはアップルティーを俺は選んで渡
した。
 結果として、朝比奈さんには残った2本から選んでもらったんだが……。
「何か問題でも」
 まさか、俺のコンポタが欲しいとか言い出すんじゃないだろうな。
 ハルヒは自分の持つアップルティーと朝比奈さんの持つロイヤルミルクティーを何度か見比
べた後、
「……何で、みくるちゃんにだけ選ばせてあげたのよ」
 お前は子供か。
 溜息の出る様なハルヒの苦情に、俺はうなだれながら頭を振った。
 ……まったく、誰が誰を好きだのと悩んでた俺が馬鹿みたいだぜ。
 なあ、古泉。
 そこで視線を投げるのもどうかと思い、俺はただ視線を下げて首を振った。
「い、いいから答えなさいよ?」
 へいへい、解ったよ。
 別にどうでもいい事だと思うが、
「自販機でジュースを買ってる時お前と長門の姿が見えたから、お前達の分もついでに買って
きてやったんだよ」
 深く感謝しろ。
「そうじゃなくて? 何でみくるちゃんだけ特別なのかって聞いてるの!」
 おいおい、逆だ。
「え?」
 特別って言い方はどうかと思うが、
「お前の好きそうなジュースにだけ心当たりがあったから選んで買って来たんだよ。他の3人
の趣味は覚えて無かったから後は無難なのを買って来たんだ」
 長門は何でも飲みそうだからポケットの一番上にあったのを渡しただけだし、古泉に冷たい
コーラなのは単なる嫌がらせ……って言うまでもないか。
127以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 00:11:09.36 ID:S7bUVKxS0
さる警報!
128以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 00:11:50.88 ID:p5sK98vo0
いたいた
良かった良かった
129以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 00:12:03.56 ID:kZwSudsK0
五分一レスくらいでもさる発動するお
130言いたい事は言えない話 多分残り2レス:2009/10/20(火) 00:12:45.12 ID:TY342nHKP
 理由を言ってしまえば何ともどうでもいい事であり、こうしてハルヒが顔を赤くして怒る理
由など何処にもありはしない……って、あれ?
 俺の説明を聞いたハルヒは何故か俯いて沈黙していた。
 おいおい、今の説明で解らなかったのかよ?
「お前は普段、果汁100%のジュースが好きだって言ってるだろ。だから、暖かいジュース
の中でなるべく果汁が多い奴を選んだんだ」
 といっても2%だけどな。
 ハルヒは、まだ俯いたままでいる……あ、もしかして。
「アップルティーが苦手だったのか? それなら俺のと換えてやってもいいぞ」
「ち、違う!」
 顔を上げて反論するハルヒの顔は、何故か真っ赤に染まっていた。
「お、おいハルヒ?」
 大丈夫か?
「……うっうううるさい! 見るなっ!」
 慌てて顔を伏せてそう反論するハルヒだが、顔を隠そうとしている腕の隙間からはどう見て
も普通ではない顔色が覗いている。
 もしかして風邪とかなのか? ……ったく、この寒空で出歩くからだ。
「寒気がするとかなら、上着貸してやろうか」
 返事を聞かずに上着を脱ぎ始めると、
「い、いいから! 本当に何でもないの!」
 お前はそう言うが、ますます顔は赤くなってるじゃないか。
 すでにアップルティーの缶より赤い顔のハルヒは、ついにはその場でしゃがんでしまった。
 ベンチが目の前にあるのに。
131支援感謝 ◆C7bwUbeZO91r :2009/10/20(火) 00:13:40.12 ID:TY342nHKP
「だだ大丈夫ですか? お腹が痛いんですか?」
「大丈夫だから心配しないで!」
 朝比奈さんの声にも、ハルヒは顔を上げないまま手を振るだけ。
 何となく長門に視線を送ってみたが、黙々とアプリコットティーを飲んでいるだけで特に反
応は無い。
 って事は緊急事態って訳じゃないのか。
 さて……これからどうしたものかとハルヒを眺めていると、同じ様にしてハルヒを見ている
古泉の顔が視界に入った。
 どうやら俺の視線に気づいていないらしい古泉は、いつもの営業スマイルとは違う――妙に
優しい顔でハルヒを見ている。
 何となく、そんな古泉の顔を見ているのは悪い気がして、俺はポケットに残っていたコンポ
タの缶を開け、暖かな液体を喉に流し込んだ。
 

 言いたい事は言えない話 終わり


 お題「秋空」「リンゴ」「樺太」

 待ってた人どうぞ〜
132以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 00:16:17.21 ID:p5sK98vo0
おつおつおー
133以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 00:17:37.33 ID:cjhcP90a0
おつかれ〜
「秋空」はわたしやねぇ
134以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 00:17:38.10 ID:kZwSudsK0
>>131
おつ!
135以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 00:18:17.40 ID:S7bUVKxS0
おつつつつ!!!!
136 ◆1/dtGJfhU6.F :2009/10/20(火) 00:18:43.20 ID:TY342nHKP
テスト
137以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 00:19:31.68 ID:jdG8D3s1O
ちゃっく!

朝までに来てたらいいな…
138以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 00:19:32.15 ID:TY342nHKP
スペースあったからトリが変わってたのか
また仕様変更かと思ったよ
139以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 00:21:06.46 ID:cjhcP90a0
レシピのひとですね
リアルタイムで読めるとは今日は運がいい
140以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 00:22:50.08 ID:ruRcckDFO
>>131
乙!
141以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 00:38:19.35 ID:kZwSudsK0
そろそろ寝るかな
142以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 00:41:26.40 ID:TY342nHKP
>>117
143以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 00:49:35.24 ID:S7bUVKxS0
もうちょい待つか
144以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 00:52:28.57 ID:cjhcP90a0
>>142&もしかしたら待ってる人
最初に言い訳

昨日の出来事
A:今日早出出勤だから「α」を保守で、「β」は今までの集めたんでまとめに編集しといて
わたし:ほいほい

わたし:えっと、「α」「β」でまとめ編集、と。
わたし:あれ?最終話って書いてるけどいいのか?

A:ただいま。投下した?
わたし:えっとさ、もしかして「α」ってもしかしてまとめたらダメだった?

A:・・・・・・疲れたから寝る。夜にでも投下しといて
わたし:はいorz

いいわけおわり。では投下します
145朝比奈みくるとキョンのなんちゃって時間解釈6:2009/10/20(火) 00:54:22.73 ID:cjhcP90a0
最終話「だからわたしはここにいる」

提供:SOS団と愉快な仲間達

この作品は作者の独断と偏見で作られています。SSなんだから細かいこと気にしちゃダメ。

みくる(大)「今回は最終話のはずです」
キョン「気が付けば、6回。2回ほどレス止めとスレ落としに貢献しました」
みくる(大)「き、気のせいです。そんな規定事項はありません」
みくる(大)「さっそくはじめます」

キョン「そもそも、朝比奈(大)さんはなぜ過去の自分にいろいろ教えてあげないんですか」
キョン「さすがに現状では可哀想だと思いませんか」
みくる(大)「でも、過去のわたしはそれが既定事項なんです。勝手に変えるのは危険ですから」
キョン「それでも・・・・・・」
みくる(大)「じゃあ、逆にキョンくん。あなたは過去の自分に干渉するチャンスは2度ありました」
みくる(大)「七夕、バレンタインデー・・・・・・でもあなたは干渉しなかったよね」
みくる(大)「古泉くんに聞かれた時どう考えましたか」
キョン「それを必要と感じたら考える前に体が動くさ、と」
みくる(大)「そうですか。でも、わたしはそれをすることができないのです」
146朝比奈みくるとキョンのなんちゃって時間解釈6:2009/10/20(火) 00:55:36.90 ID:cjhcP90a0
みくる(大)「涼宮さんの能力は最初から存在したわけではない。時間平面上で突然発現して調べた結果彼女が原因と分った」
みくる(大)「情報統合思念体はだから関心を持ち、わたし達は監視をすることになった」
キョン「そして古泉は超能力を身につけ、機関はハルヒを監視しはじめたわけですか」

みくる(大)「この時空平面は涼宮さんの能力で不安定です。そのなかで規定事項をわかっているのはわたしだけなの」
みくる(大)「ほかの未来人は基本干渉できない。なぜなら涼宮さんが指名した未来人はわたし。SOS団として同じ時間を体験したのもわたし」
みくる(大)「たしかに消失事件のあと彼女の能力がすこしずつ消えていって他の人も干渉するようになった」
みくる(大)「その前で彼女の能力目当てで宇宙人・未来人・超能力者はSOS団に干渉しずらい状況だった」
キョン「言われてみればそうです」
みくる (大)「だから、わたししかこの時間に干渉はできない。でも過去のわたしは何も知らないのが既定事項」
みくる (大)「重要な事件にはわたし自身が干渉する必要があったわけ」
みくる(大)「重要なものでなければ、過去のわたしが思ったとおりに動いても未来に影響はないと解っていたから。E8や映画撮影とかね」

キョン「それなら、少しは教えたほうが・・・・・・」
みくる(大)「未来を知っていることは必ずしも幸せなことじゃないの。ましてその状況を改善したいという思いが今のわたしをつくったから」
みくる(大)「規定事項がすべて終わったとき、涼宮さんの能力が消えた時、本来の未来人としての仕事は終わる。そしたら元の時間に戻らないといけない」
キョン「そのとき、ここにそのままいることはできないのですか」
みくる(大)「ごめんなさい。彼女が時間平面に与えた影響はすべて消える、特殊な事情がないならTPDDをつかった干渉は消えてしまう」
みくる(大)「どうなるかは、最初に話した通りよ」
キョン「(朝比奈さんの表情が悲しそうなのを見て)わかりました」
147朝比奈みくるとキョンのなんちゃって時間解釈6:2009/10/20(火) 00:56:58.30 ID:cjhcP90a0
みくる(大)「わたしがここにいるのは、過去のわたしがみんなの力になりたいと努力した結果。彼女は長門さんや古泉くんと同じようにキョンくんのちからになりたかった」
みくる(大)「SOS団のためにがんばりたいという思い、これは叶ったと思っているわ」
みくる(大)「(そして、その代わりに年齢相応の恋心とか感情を殺し続ける結果になった。ふふ、せめてキョンくんだけには知ってて欲しいけどね)」
みくる(大)「(もちろん時間を管理する以上、これは運命としかいえないのだけどね)」

キョン「ところで朝比奈(大)さん、いまのあなたは幸せなんですか」
みくる(大)「(微笑んで、人差し指で唇をふさぎ)もちろん、禁則事項です」
148以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 00:58:09.35 ID:u+8+RtBv0
さるげっちゅ
149朝比奈みくるとキョンのなんちゃって時間解釈6:2009/10/20(火) 01:01:46.55 ID:cjhcP90a0
みくる「以上、保守SSにお付き合いくださいましてありがとうございました」
キョン「最初に書いたとおり、スレストッパーとか落下要因になってしまって申し訳ありません」

ハルヒ「それで、みくるちゃんにはこういうものを用意したのよ」
みくる「えっ?あたしにですか」
ハルヒ、キョン、長門、古泉「せーの」

ttp://www25.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/1314.html

みくる「これって、あたしの長編ページ」
ハルヒ「そう。みくるちゃんのページ、ほぼ半年更新されていないって鶴屋さんに聞いてね」
キョン「作者が保守SSをまとめるためにたくさん書いたのです」
150以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 01:07:40.75 ID:jJaAHHKL0
そんなに更新されてなかったのか…
151朝比奈みくるとキョンのなんちゃって時間解釈6:2009/10/20(火) 01:08:30.71 ID:cjhcP90a0
長門「友人の長門ファンから原稿の書き直しを要求されて途中おかしくなったと聞いた」
古泉「後日、もうすこし読みやすくするそうです」

・・・・・・
と、ここまでです。というか>>117に「順番待ち」と書いたことを呪いたい
152以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 01:08:58.24 ID:S7bUVKxS0
おっ
153以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 01:22:24.64 ID:9aM9Q79cO
完結乙
154以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 01:30:10.10 ID:S7bUVKxS0
完結の余韻に浸りつつ寝る
155以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 01:55:05.83 ID:qePG5zWcO
乙!
156以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 02:29:04.94 ID:jJaAHHKL0
おやすみなさい。
157以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 03:13:51.93 ID:cjhcP90a0
そろそろ寝るんでその前に保守でも
158以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 03:59:29.90 ID:9aM9Q79cO
たまたま起きたので
159以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 05:25:05.54 ID:qePG5zWcO
●<寝る
160以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 06:13:56.68 ID:jJaAHHKL0
おはよう。
161以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 06:32:43.18 ID:ruRcckDFO
おはよう
そして>>151
162以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 07:08:24.77 ID:igd1ANa10
眠い
163以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 07:30:58.62 ID:EK4tfWTs0
長門「同じく眠い……でも学校行かなきゃ」
朝倉「深夜までゲームやりすぎです」
164以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 08:03:17.25 ID:An0R/jgdO
おはよう
165以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 08:23:33.43 ID:jdG8D3s1O
長門「ミニモニ。に入りたい」
166以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 09:09:20.59 ID:XsgUOHYOO
ハルヒ「長門をプロデュース」
167以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 09:42:03.72 ID:cjhcP90a0
30分経過しているので何か書かないと
お、おはようございます
168以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 10:26:19.05 ID:jJaAHHKL0
なんか暑いね。曇ってるけど。
169以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 10:30:52.28 ID:uREBnv4YO
art-schoolのsad machineを長門とキョンに置き換えて聞いたらつぼった

そんな衝動でいつもプロットを書き始めるけど完成しない…
170以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 11:03:18.89 ID:jJaAHHKL0
十一時です。
171以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 11:20:52.28 ID:BXYMaE250
ほっしゅ
172以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 11:21:32.46 ID:JezaDiKA0
にょろ
173以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 11:34:04.45 ID:JezaDiKA0
にょろろ
174以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 11:52:01.83 ID:uREBnv4YO
ろーん
175以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 12:06:46.40 ID:jdG8D3s1O
長門「タンピンイーペーコウドラドラ」
朝倉「跳満ですね」
鶴屋「にょろーん」
176以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 12:14:57.79 ID:cjhcP90a0
キョン「一つ試したいことがあるので、協力してもらってもいいか」
古泉「おや、僕にお願いとは珍しいですね。どんなことでしょうか」
キョン「ごにょごにょ」
古泉「ほう、そういうことですか。わかりました」

土曜日
キョン「よし、20分前だ」
キョン「おはようございます、朝比奈さん。おはよう、ハルヒ、長門」

ハルヒ「遅い、罰金・・・・・・じゃないわ」
みくる「おはようございます、キョンくん」
長門「・・・・・・(チラ」

古泉「すみません、遅くなりました」
ハルヒ「まだ集合時間前だから大丈夫よ」
キョン「古泉、今日はおまえが罰金だ」
古泉「わかりました」
ハルヒ「・・・・・・・」

みくる「わぁ、ステキなお店ですね」
古泉「ここのお店のランチは先週雑誌でも取り上げられてまして」
キョン「結構な値段するんじゃないのか」
古泉「いえ、僕達高校生でも払える程度の値段です」
ハルヒ「・・・・・・」
177以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 12:53:02.03 ID:ZWxjqIrX0
ふむ
178以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 13:12:02.38 ID:jJaAHHKL0
お出かけ前ほっしぃっしい
179以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 13:48:19.12 ID:cjhcP90a0
うまいオチが思いつかないけど、>>2の朝倉の台詞

ハルヒ「じゃあ、きょうは解散!月曜日にまた会いましょう」
キョン「(そう宣言すると、ハルヒはさっさと改札口に向かって歩き出した)」
キョン「感想あるか」
古泉「あなたの予想通りでした。いつ閉鎖空間ができるかひやひやしましたが」
みくる「ふぇ?」
古泉「涼宮さんにとって、彼に代金を支払わせるのは不思議探しの重要なイベントの一つなんでしょう」
古泉「念のため、最後になるために長門さんに協力をお願いしました」
長門「そう」
キョン「そうか。ありがとうな、長門」
長門「・・・・・・(こくり)」

みくる「あれ?でもそれって・・・・・・」


キョン「こんな時間に誰だ。着信ハルヒ?」
ハルヒ「キョン、あした暇でしょ。買いたいものあるから11時駅前集合ね」
キョン「まて、何を・・・・・・て、電話切りやがった」

みくる「結局、キョンくんが涼宮さんに奢るイベントが起きます」
長門「そうなる」
古泉「いいんじゃないでしょうか。世界は平和なのですから」

やっぱり、俺に甘い話は無理です
180以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 14:16:59.10 ID:BXYMaE250
ほっしゅ
181以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 14:48:03.09 ID:uREBnv4YO
ユメギワのラストボーイ、永遠なる無限。
ユメギワのラストボーイ、触れていたい夢幻。
182以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 15:25:46.33 ID:v5BKGX3GO
1/4喜緑さんをまじまじと見ている所を妹に見られた
183以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 15:45:00.80 ID:XsgUOHYOO
うらやうらやま羨ましい
184以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 16:04:08.11 ID:zTATh0qN0
投下します。
古泉×長門で鬱要素はいりますのでご注意ください。
前作まではこちらから。
http://www25.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/5638.html
185夢見ぬ蛙は終末に鳴く5:2009/10/20(火) 16:05:57.62 ID:zTATh0qN0



穏やかな終業のチャイム。

終礼後、何らかの部に所属しているのだろう生徒達は、鞄を引っ掴んで、我先にと教室を後にしていく。居残り組は班別の掃除当番にあたった週の担当者で、運悪く僕の班は今週に割り振られていた。
さすがにサボるという選択肢は取れそうにもない。僕は仮にも成績優良児としての信用を、「古泉一樹像」のために維持しているのだから。心は急いていたが、多少の遅刻で彼らが居なくなってしまうわけではないのだからと、己を納得させた。
今日は、彼と涼宮さんの両人から、「お付き合い」に関しての報告が予定されている。その後、長門さんを含め朝比奈さんや「彼」と話す機会を求めるには、涼宮さんの下校時刻まで待たねばならないだろう。
未来と連絡すら取れなくなっているという朝比奈さんの件もあることだし、悠長にしている暇はなかった。最低機関を巻き込むことになってでも、長門さんから事の詳細を聞き出さなければならない。
雑巾がけは手早く済ませ、形だけの反省会を終えると、鞄を小脇に抱えて僕は旧舎へ急いだ。既に彼等は到着しているだろうか。

「古泉くん!」
背後から華やかな声が掛かって、僕は自然、速度を緩めた。ぱたぱたと僕を追って駆けてくるのは、我らが団長の涼宮さんだ。

「今部室に行くとこよね?一緒にいきましょ」
快活な笑顔は相変わらずだ。僕は部室に接近するにつれ極限近くまで強張らせていた頬の筋肉を、息つくようにするりと解くことに成功した。染み付いた習性とはいえ、涼宮さんの効能は抜群だ。
太陽のような眩しさが、朝比奈さんとは違った意味でリラクゼーション効果を齎すのかもしれない。
186夢見ぬ蛙は終末に鳴く5:2009/10/20(火) 16:08:06.29 ID:zTATh0qN0
「涼宮さんは掃除当番ですか?」
「ううん。あたしは、馬鹿担任に呼び出しを食らったの。結局勘違いだったけどね。まったく時間の無駄だったわ」
何かトラブルがあったようだが、原因を貶しながらも不機嫌そうではないのは、やはり「彼」と付き合いだしたことがプラスに転じているのだろう。
涼宮さんに幸福になって欲しいと願う想いは三年前から僕の心に不変のもので、だから、長門さんとのことは差し置いても、現状は喜ばしい。
涼宮さんの笑顔ほど、他者を強引に幸福にしてしまうものなどないと、僕は信じているからだ。

「そういえばみくるちゃんも、進路指導で遅れるって言ってたわ。なんか泣きそうな声だったけど……。大丈夫かしら」
朝比奈さんからすれば、進路指導を暢気に受けている気分ではないのだろう。その心境はよく分かる。
「難しい時期ですからね。進路は将来を見定めた上で選ばなければならない、大事です。朝比奈さんも、思うところがあるのかもしれません。皆で話を聞いてみるのがいいかもしれませんね」
「そうね。みくるちゃんは笑ってるときが一番可愛いもの。進路なんてパーンと蹴飛ばしちゃいなさい、って言ってあげるわ」
涼宮さんと顔をつきあわせて笑っている内に、部室前に辿り着く。
順当に考えて、中には「彼」と長門さんがいるはずだった。だから涼宮さんは、相も変らぬ満面の笑顔で、「有希ー!キョーン!」と声を上げながら扉を開き―――




――そこに、悪夢を見た。





187夢見ぬ蛙は終末に鳴く5:2009/10/20(火) 16:15:25.40 ID:zTATh0qN0
+ + +






声が出ない。

今すぐ引き返し、扉を固く閉ざして、涼宮さんの視界を奪い、たった今目前にて演じられている悪趣味な寸劇を遮断しなければならないとわかっているのに。五本指も踵も爪先も、何一つ金縛りにあったかのように動かせず、涼宮さんも状況は僕と似たり寄ったりのようだった。
ただ、前を呆然と向いている。信じられないような――その光景を目の当たりにして。


粘着質な音。唾液を交し合い舌を縺れさせた、男女の濃厚な口付けの音。
這い登る手。
たくしあげられたスカート。覗く白い太股。
上着もブラジャーも無造作に脱ぎ捨てられて、晒された裸体はこんな状況にあっても見惚れるほど美しい。
時折、焦れたように上がる嬌声が、ぞっとするほど艶かしかった。


それぞれ抱き合った相手以外のものは眼に入らないかのように、僕らの存在そのものに意識を払わず、抱き合う二人。
それが、僕らの知る二人でなかったなら、こんな衝撃を味わうことはなかっただろう。
それが、涼宮さんの愛する「彼」でなかったら。
それが、涼宮さんの信頼する友人でなかったら。



涼宮さんは立ち尽くしている。
僕も並んで凍り付いていることしかできない。
188夢見ぬ蛙は終末に鳴く5:2009/10/20(火) 16:17:28.77 ID:zTATh0qN0


頭が真っ白になった。何がどうなって、何故こんなことになっているのか。
「彼」は涼宮さんと付き合っていて、長門さんは形だけとはいえど僕と付き合っていて――それで。
ならば、この冗談のような光景はなんだ?


「彼」は彼女の胸に舌を這わせて、長門さんは陶然と乱れながら身を捩る。明らかに合意の上の、明らかに手馴れた仕草。いつからなんて疑問を放ることも馬鹿馬鹿しい。狭間を縫った逢瀬を、きっと数え切れないくらい重ねてきたに決まっている……。


ああだけど、これでは、まるで――



僕ははっとして涼宮さんを振り返る。
涼宮さんの瞳が、完全に光を失っているのを見、――悪寒が背筋を突き抜けていくのを感じた。この世のあらゆるを凌駕する、それは圧倒的な悲嘆と絶望だった。




「……大丈夫」

長門有希の静かな声が、僕の耳に滑り込む。「彼」の下にいた彼女のその平坦さに、僕は眼を瞠った。
全てが既定事項だと言わんばかりに。任務終了を告げるような、淡々としたいつもの彼女の低音が響く。


「――4802回目のシミュレート完了。……これで、おしまい」

189夢見ぬ蛙は終末に鳴く5:2009/10/20(火) 16:19:25.02 ID:zTATh0qN0


その声が皮切りだった。
床も壁も天井も全てが液状化し、次第に泥のようなものに変化して、ずぶりずぶりと沈み、形を失い、―――
僕は飲み込まれていく「彼」を見、光をなくした黒瞳のまま涙を溢れさせ、沈んでいく涼宮さんを見た。引き摺りあげようとする努力は無為だった。足場と呼べる場所がもう何処にもない。
僕自身の足もみるみる落ち込んでいく。悲鳴を上げる暇すらなかった。
底なし沼に脚を引き擦り込まれ、僕は唯一周囲の状況に呑み込まれることなく立つ長門さんを今際に見た。

「……っ!」

手を伸ばす。
……届かない。



――完全に暗闇に閉ざされた視界のうちに、閉鎖空間の音が聞こえた。
蠢く神人の悲鳴。
拡大していく、誰も手のつけられない領域にまで。

……ああ、これは、世界が終わる。



190夢見ぬ蛙は終末に鳴く5:2009/10/20(火) 16:21:46.42 ID:zTATh0qN0



――眼を見開いたとき、僕は閉鎖空間の真っ只中にいた。
見慣れた灰色の統一世界は、地平線の向こうを超えたところにまでその色を走らせ、銀色に発光する神の人が腕を振るっている様が見える。なだらかな一振りで、廃墟と化していく世界。見渡せど見渡せど、赤い光が宙を舞う姿は見えない。
涼宮さんが本気で世界を創り変える気なら、僕ら能力者でさえ侵入出来ないのは先例により身に染みている。僕がここにいられることが、あるいは例外なのかもしれなかった。

僕自身、超能力者として戦おうという意欲はひとしずくほどにも沸かなかった。このままどんな奇跡も起こることはないだろう。世界が終焉を迎えるであろうことを、僕は既に諦観してしまっていたのだ。
涼宮ハルヒがもしかしたら生まれて初めて愛し、信じたかもしれない者達の裏切り。
その現場を、ああも直に見せつけられたら。誰だって、総てを否定したいと思うに決まっている。

問題なのはそれを狙って行ったのだろう者のこと。
……僕は、彼女を振り返った。

乱れのない制服姿で立つ、長門有希の平坦な瞳。

「……これで、ゲームオーバーというわけですか」
笑みを浮かべようとしたら、随分と皮肉めいたものになった。彼女と付き合いだした頃には、まさかこんな結末を迎えることになろうとは、思っても見なかった。

「どうせ最期なんです。教えてくださってもいいでしょう?」

長門さんはあのデート中の甘えも笑みも幻想であったことを突き付けるような無情さで、転がる石礫を観察するように僕を見ている。
その表情は、申し訳なさであるとか、親愛であるとか……そういった人間の情を僅かにも湛えているようには、見えなかった。
191夢見ぬ蛙は終末に鳴く5:2009/10/20(火) 16:23:44.33 ID:zTATh0qN0
「思念体は何が目的で、こんなことを?」
「観察。実験。……それだけ」

彼女の回答に僕は眉を潜めた。嘘のようには聞こえないが、それにしても信じられない理由だ。大体長門さんは主流派で、強行的な急進派とは意見を異にしていたはず。

「実験――そのために、世界を崩壊させた? 随分と支払うリスクばかりが大きい実験ですね。見合う報酬が得られるとはとても思えません。下手をすれば、統合思念体そのものも消滅する危険性があるというのに」
「リスクはない。些少、関わる端末に影響が懸念される程度」

リスクはない?

「……意味が、わかりかねます」

背筋が冷えていた。長門有希の言葉の裏に一体何があるのか、未だに掴み損ねていた僕を哀れむように、彼女は声を落とした。

「シミュレート4802。ケース『涼宮ハルヒと彼女の「鍵」が交際し、それが裏切られた際の涼宮ハルヒの行動・閉鎖空間規模の想定』。
『裏切り行為を働くのは涼宮ハルヒが好意を抱く人間によるもの』。……情報は収集された。この箱庭は間もなく廃棄される。本物の涼宮ハルヒ及び彼、朝比奈みくる、そしてあなたには、何の影響もない」



理解には数秒とかからず、僕は息を詰めた。
それは僕自身がいつかに考えたことのある、想定だった。

『僕たちはオリジナルの僕たちではなく、異世界にコピーされた存在なのかもしれない』
『たとえば僕たちの意識が、そのままスキャンされてコンピュータ空間に移し替えられたとしたらどうでしょうか。意識だけはそのままに仮想現実空間へ移送されたとしたら』

コピー世界ならば、その世界で誰が死のうが、世界が崩壊しようが、どうということはない。恋愛シミュレーションのゲームと同じだ。攻略方法を間違えてもセーブさえあれば問題ない。
元のセーブデータが残っているなら、そこからやり直せばいいだけの話。コピーは無限に作ることが出来るのだから。
何回でも何回でも何回でも何回でも。オリジナルの本筋を生きる僕たちは、何一つ知らないままに――4802度のシミュレート。
そのたびに廃棄され、新たに世界は構築される。
192夢見ぬ蛙は終末に鳴く5:2009/10/20(火) 16:26:43.30 ID:zTATh0qN0
「過去行われたシミュレートでは、あなたと朝比奈みくるが交際するケース、『彼』とわたしが交際するケース、涼宮ハルヒとあなたが交際するケース、朝比奈みくると『彼』が交際するケースも存在した。今回は、あなたが選ばれた」
「……今回に関しては、あなたは僕への恋愛感情を付加された状態で、シミュレートをスタートさせた。そういう、ことですか……」
僕と長門さんが付き合うことで、「彼」と涼宮さんが交際し易い状況に持ち込み、その後に「彼」を奪い取る。
長門さんの幸福を素直に祝福し、「彼」と付き合うことのできた喜びを噛み締めている彼女には、二重のショックになるだろう。
そしてそのためだけの関係だった。
僕と長門さんの、あの数ヶ月は。


井とはこの世界のことであり、蛙とは僕らコピーされた個体のこと。
この世界が現実ではなく、単なるシミュレート空間だと知らない蛙たちは……きっと最期まで幸福なまま。


「では、世界が閉鎖空間に覆い尽くされるまでもなく、この世界は終わることが決まっているんですね。作り出されたその時から既に」
「……そう」
「フィードバックされることもなく、僕も僕自身の感情も仮想世界に消滅し、本筋の僕は何も知らずにSOS団で楽しくやっていく。なるほど、確かにこれがシミュレートで良かったと思いますよ。これが現実だったら、今の僕には絶望感しかなかったでしょう」
諦めと投げやりの乾いた笑いを漏らすと、長門さんが、幾らか沈黙を置いた後に僕から視線を逸らした。

「――あなたが、初めてだった」
「……何がです?」
「4802回のシミュレートの中、初めて、あなたが世界の異常性に気付いた」

僕は声を喪う。長門さんは虚空を見上げている。
表情を隠すように。

「わたしが事の真相をあなたに打ち明けるのも、これが初めてのこと。他のケースでは例外なく気付かぬまま消滅した。涼宮ハルヒを含めたコピーもろとも、総ての世界で」


初めて、長門さんの声に揺らぎが混入された。先程の彼女の声帯から成る声質とあからさまな違い等なかったのに、僕にはその微々たる変化を聞き取ることが出来たのだ。
――それとも、これも錯覚だろうか。仮想世界で僕が見せられた、最後の都合のいい夢だろうか。
193夢見ぬ蛙は終末に鳴く5:2009/10/20(火) 16:29:05.65 ID:zTATh0qN0
灰色の空に目線を固定したきり動かない彼女に、背後から問い掛ける。
「あなたはどうなんですか。あなたも……この世界限りの存在なんですか?」
「わたしは端末。基本的には消去によって同様に仮想領域での存在が喪われるが、情報はオリジナルにフィードバックされる」

手が震えた。

「それは……」

衝撃が過ぎて、言葉にならなかった。
――本筋の長門有希は、覚えている?
ここでどんな風に僕に恋をし、涼宮さんを騙し、「彼」と口付けたのか。総ての記憶を有しているというのか。今回だけではない、過去4802回のうちに、各々の仮想世界で彼女自身が働いた裏切りも嘘も、彼女が偽りに愛した人のことも、偽りに愛されたことも何もかも。
記憶して、忘れられないまま、生きていく。4802回のうちに繰り返し消去されていった人々の想いも存在も。


世界の真実が海だと、初めから知らされている井の中の蛙に、一時の幸福はあるのだろうか?



沈黙を制するように、長門さんが宣告した。

「……終わりの時間」

タイミングを見計らったように、大空が一文字に白く裂けた。光の橋が架かったようだった。地平線と地平線を繋ぎあわせて、そこから両面を推し進めるように徐々に引き裂いていく。
腕を振るっていた神人が吼えた。光に呑み込まれて滅され、粒子となってその全容は綺麗に失われた。
現実での閉鎖空間崩壊の光景のように、天頂から崩れ、灰の空で光が押し広がっていく。あの光に巻き込まれて、僕達もこの空間と共に消滅することにるのだろう。

見上げた宙は広大だけれど、仮想領域から解き放たれることなく僕はここで死ぬ。
僕の獲得した想いと嘆きは、誰にも手渡されることなく消える。
セーブポイントが残されているなら、僕らは不要。想いを残す術はない。長門さんのように引き継がせることもできない……。
194以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 16:43:13.42 ID:ZLYIJkZ+O
支援
195夢見ぬ蛙は終末に鳴く5:2009/10/20(火) 17:05:22.54 ID:J2oZAAJ20

――でも、ここに、たったひとつ。

「長門さん。4802度目にようやく真相を知ったシミュレート上の僕に免じて、遺言を聞いていただけませんか。もし可能なら、聞かれた直後に、情報を記憶容量から削除して下さって構いませんから」

「………了解した」

長門さんは、天を仰いでいた面を此方に戻した。琥珀の瞳が細められる。僕の声を待って、彼女は滅びの世界の中で僕を見ている。
僕は微笑んだ。繕いではない素のままの笑顔で、あるがままを差し出した。


「あなたに告白されたとき、僕はあなたを好きではありませんでした。いいえ、好意はありましたが、恐らくそれは恋愛感情ではなかった。
あなたと何度かデートをして、あなたに惹かれはした。それでも、僕に恋心は芽生えなかった。理由には後々に気付きました」
「…………」
「……僕が本当に惹かれたのは、あの雨の日のあなただったからです。甘く僕に微笑む、恋愛感情を強制的に付加されたあなたではなかった」

冷たく白い横顔で、「彼」を見据えていた、張り詰めた空気の中で。
あのときのあなたをこそ、僕はきっと愛していた。

長門さんは黙している。それで構わない、それ以上は望まない。
あなたが耳を傾けてさえいてくれるならば。
僕がこのシミュレートされた世界で長門さんと触れ合い、そして唯一『井の外の大海』を知る存在となったことに、きっと意味はあるのだから。

196夢見ぬ蛙は終末に鳴く5:2009/10/20(火) 17:06:58.54 ID:J2oZAAJ20


「覚えていてください。他のどの時でもない、……そのまま今のあなたに、僕は恋をしました」

生まれて初めての愛の告白が世界が終わるその瞬間だなんて、何て笑い話だろう?
それでも僕は手渡す。それしか、ここにある総てに報いる方法はなかったから。
そして、差し出した言葉はもう一つ。この世界が、あなたの呪いにならないように。

「―――あなたの幸福を願っています」


オリジナルのあなたがこの仮想世界の記憶を継いで眼を開くとき、それが、叶う限り優しい目覚めでありますよう。


長門さんの眼が見開かれ、僕に何かを告げようと薄い唇が動く、そのとき既に白い光は視界を焼いていた。
彼女は何を言おうとしたのか。ああ、こんな状況でも僕の不運は折り紙つきらしい。


あとほんの数秒あれば、あなた の  声      を





197夢見ぬ蛙は終末に鳴く:2009/10/20(火) 17:08:00.53 ID:J2oZAAJ20




:No.4802の構成情報は削除されました:

観察記録を移行します。受領データを送信してください。
No.4803-開始まで120時間00分00秒。

:データの送信は拒否されました



198夢見ぬ蛙は終末に鳴く5:2009/10/20(火) 17:09:35.29 ID:J2oZAAJ20
以上です。さるさんに引っ掛かってしまいました。長い間の占領ごめんなさい。
支援さんもありがとうございました。
199以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 17:22:14.86 ID:ruRcckDFO
>>198
乙!
200以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 17:46:37.79 ID:4voksM7l0
201以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 17:49:02.53 ID:9aM9Q79cO
乙です。平行世界か
202以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 18:06:34.22 ID:0dvFiHMb0
●<おつんつん
203以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 18:08:14.11 ID:kZwSudsK0
帰宅したぜ
投下乙なんだぜ
204以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 18:35:00.20 ID:0dvFiHMb0
加速時間帯注意
205以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 18:39:27.94 ID:jJaAHHKL0
実験用箱庭なんだぜ。切ないんだぜ。古泉やさしい。こんな事してたらエラーもたまるはずなんだぜー
206以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 18:54:49.26 ID:kZwSudsK0
晩飯食う
207以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 19:15:28.40 ID:jJaAHHKL0
念のため。
208以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 19:19:18.79 ID:TY342nHKP
今更だけど>>145乙!
209以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 19:30:58.44 ID:ruRcckDFO
牛丼うまー
210以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 19:41:47.73 ID:EK4tfWTs0
キョン「牛丼一筋300年」
長門「カレーは4000年の歴史がある」
211以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 19:48:40.03 ID:YGGZyggj0
キョン「指輪の値段……牛丼千三百杯分」

古泉「三年半分♪」
212以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 20:04:46.73 ID:0dvFiHMb0
牛丼はひいきの店で派閥できたりするよなw
213 ◆/e3.O5pkqDi8 :2009/10/20(火) 20:13:48.32 ID:4+m/Rc7h0
一週間ほど前に「永遠と一瞬」を投下させていただいた者です
前回支援、アドバイス等してくださった皆さん、本当にありがとうございました
続編ができたのですが、投下してもよろしいでしょうか
GOサインが出ましたら始めたいと思います
214以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 20:15:26.08 ID:TY342nHKP
GO!
215ゼロと無限大 ◆/e3.O5pkqDi8 :2009/10/20(火) 20:19:00.32 ID:4+m/Rc7h0
>>214さん、ありがとうございます
ゆっくり5分ペースで投下しようと思いますので、まだ「永遠と一瞬」を読んでおられない方はそちらを先にどうぞ。
おそらく「永遠と一瞬」を先に読まないとわけの分からない部分があると思いますので。
では


『ゼロと無限大』


昼から降り出した雪は、3時過ぎから勢いを増した。
窓に打ち付けられる雪の量が多くなる。
それとともに、窓から見えていた町並みは白にかき消されていった。
今は最後の授業時間のはずだが、いつも時間通りに来るはずの数学教師はまだ来ていない。
周りには無駄話をするグループがいくつかあって、教室の中はそれなりにうるさい。
でも僕は気にならない。
むしろこれくらいうるさい方が、僕も考えに集中できていい。
216以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 20:19:43.18 ID:0dvFiHMb0
情報統合思念体吉野家派も投下を望んでいる。
217以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 20:22:56.60 ID:9aM9Q79cO
やっちまえ
218ゼロと無限大 ◆/e3.O5pkqDi8 :2009/10/20(火) 20:23:52.85 ID:4+m/Rc7h0
すみません、「永遠と一瞬」のアドレスはってませんでした
http://www25.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/5881.html
です



僕は最近考えることが多くなった。
気づけば窓の外をあてもなく眺めながら、頭の中をゆっくりと流れていく言葉の断片を見送っている。
だから、教師に注意される。
それも一度や二度じゃない。
でも構わない。
僕は授業になんて興味がない。
たぶん、僕にとって重要なことが黒板に現れることはないのだから。
僕の求めている答えは、僕自身が見つけなければいけないのだから。
219ゼロと無限大 ◆/e3.O5pkqDi8 :2009/10/20(火) 20:29:03.53 ID:4+m/Rc7h0
時間は残酷なまでに速い。
僕はそれを知っている。
僕が答えを求め始めてから一年が過ぎた。
この一年、時間はいくらでもあった。
そのほとんどを、考えることに費やしたと言っても過言ではない。
その全ては、徒労に終わった。
答えは出なかった。
これは、彼と朝比奈さんから聞いた話だ。
一年前、長門さんは世界を改変した。
元の世界から「彼」だけを連れて。
220ゼロと無限大 ◆/e3.O5pkqDi8 :2009/10/20(火) 20:34:04.72 ID:4+m/Rc7h0
僕は長門さんを愛している。
この気持ちははっきりしている。
でも、長門さんはどうだろうか。
長門さんは僕を愛してくれているのだろうか。
いや、それ以前に僕のことを意識してくれているのだろうか。
ちゃんと考えれば分かることだった。
改変された世界に長門さんが「彼」だけを連れていたのは、長門さんが「彼」を求めたから。
長門さんが「彼」に世界を選択させたのは、長門さんにとって「彼」の意思が重要だったから。
そこに、僕はいない。
長門さんが意識しているのは、「彼」だった。
僕の愛は一方的でしかなかった。
僕と長門さんの距離は、無限大に限りなく近かった。
それは、赤の他人とほとんど変わらない距離だ。
221以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 20:37:03.06 ID:8s3MJiZfO
期待
222ゼロと無限大 ◆/e3.O5pkqDi8 :2009/10/20(火) 20:39:30.12 ID:4+m/Rc7h0
>>221ありがとう!!
嬉しいです


僕はすでに、その事実を受け入れていた。
だから僕の求めていた答えは、これからどうすべきか、それだけだった。
行動を起こすのか、起こさないのか。
彼女に僕の気持ちを伝えるのか、この気持ちを抱え込むのか。
二者択一。
どちらか一つを選べばいい。
たったそれだけのこと。
それだけのことを決めるのに、一年もかかっている。
僕は心のどこかで恐れていたのかもしれない。
彼女の口から直接、最後の言葉を告げられるのを。
そして、彼女がこれ以上僕から遠ざかっていくのを。
223ゼロと無限大 ◆/e3.O5pkqDi8 :2009/10/20(火) 20:44:31.00 ID:4+m/Rc7h0
僕は臆病だ。
だからそのどちらも選ぶことができないでいる。
それだけじゃない。
この一年、いや、長門さんに出会ってからを含めると一年半、いくらでもチャンスはあったはずなのに、僕は何の行動も起こさなかった。
長門さんに近づいていこうとはしなかった。
目の前にチャンスが現れても、頭の中にはいつも失敗した時のことが浮かんだ。
長門さんが嫌悪をあらわにした顔をしている光景。
もちろん、長門さんがそんな顔をしたことなどなかった。
だから普通に考えれば、長門さんが僕を受け入れてくれないにしても僕が想像しているような事態にはならないはずだった。
224ゼロと無限大 ◆/e3.O5pkqDi8 :2009/10/20(火) 20:49:31.71 ID:4+m/Rc7h0
でも僕は、その幻影を消し去ることができないでいた。
そして、僕は安全な方、現状維持を選んできた。
いや、現状維持ではない。
この状態を維持すれば長門さんの心は確実に彼の方に傾いていく、そんなことは明らかだった。
なのに、僕は行動を起こせないまま、一年ただ考えただけだった。
それも、無意味な考えを。
僕がしていたのは追いつめられた人間がする最後の選択、すなわち延命だった。
長門さんに嫌われないように。
長門さんに迷惑をかけないように。
ただそれだけのために、僕は行動してきた。
225ゼロと無限大 ◆/e3.O5pkqDi8 :2009/10/20(火) 20:55:29.60 ID:4+m/Rc7h0
今思えばなんて馬鹿だったんだろう。
もっと早く行動を起こせばよかったものを、僕は無意味な延命で時間を費やし、焦りを募らせていった。
僕の神人との戦いは、積み重なった焦りを消し、少しの間でも長門さんのことを忘れるための手段となっていた。
閉鎖空間が発生すれば、僕は必ず行った。
僕は神人を倒すことに打ち込んだ。
ただひたすら、彼女のことを思い出さないように。
彼女のことを考えないように。
『そんな戦い方してたらいつか死ぬわよ、やめなさい!』
森さんはもっと自分を大事にしろと言ってくれた。
もっと防御に力を入れれば怪我が少なくて済むと。
でも、それでは意味がなかった。
僕は世界のために戦っていたわけではない。
僕は自分のためだけに戦っていたのだから。
僕はヒーローなどではなかった。
226ゼロと無限大 ◆/e3.O5pkqDi8 :2009/10/20(火) 20:58:43.78 ID:4+m/Rc7h0
雪は激しさを増している。
それに合わせるように、頭の中を流れる言葉は加速する。
閉鎖空間が発生しなくなって、僕がもっとたくさんの焦りを感じれば、僕も決めることができるのだろうか。
彼と長門さんが付き合い始めたら、僕は長門さんのことをあきらめられるのだろうか。
それとも、流れに身をまかせる以外ないのだろうか。
分からない。
僕には分からない。
いつも最後はそう、僕が『分からない』という言葉で逃げて終わる。
僕は結論までたどり着けない。
でも、今日は違った。
227以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 21:01:49.80 ID:0dvFiHMb0
大盛りネギだくギョク
228ゼロと無限大 ◆/e3.O5pkqDi8 :2009/10/20(火) 21:03:48.08 ID:4+m/Rc7h0
不意に、雪が止む。
降っていた雪が途切れて、その先にあった町並みが見えてくる。
頭の中を流れていた言葉が止まる。
動いている電車を写真に収めるように、全ての言葉が止まる。
そして、不必要なものは自然に消えて整理されていく。
一つ、また一つ、文字が消え、何もない空間が増える。
最後に、必要な一つだけが残った。
パズルを解いた時のような快感が脳の中を駆け巡った。
一年間求め続けた答えを、見つけた。
229ゼロと無限大 ◆/e3.O5pkqDi8 :2009/10/20(火) 21:08:49.19 ID:4+m/Rc7h0
このあたりから「永遠と一瞬」の設定が入ってきますので、まだ「永遠と一瞬」を読んでおられない方はそちらを先にどうぞ
http://www25.atwiki.jp/haruhi_vip/pages/5881.html
です
一応念のため
230ゼロと無限大 ◆/e3.O5pkqDi8 :2009/10/20(火) 21:13:54.96 ID:4+m/Rc7h0
コンコン。
文芸部室に入る時はノックが基本だ。
いつもこの時間は朝比奈さんが着替えているからだ。
「どうぞ」
中から聞こえてきたのは長門さんの声。
僕はいつもの笑顔に戻る。
ガチャ。
返事から予想できたことだけれど、扉の向こうには長門さんしかいなかった。
彼女はいつもの場所に座っていた。
彼女の長い髪がかすかに揺れている。
その手の上には本があった。
そういう情報は異常なほど冷静に僕の頭の中に入ってくる。
でも頭の中は、これからしようとしていることでいっぱいだった。
僕はいつもの笑顔のまま、いつもの僕が言いそうなことを考えた。
「おや、長門さんだけですか。」
一瞬の間を挟んで長門さんが笑顔になる。
僕には分かる。
彼女の笑顔は純粋な笑顔だと。
僕のような偽りの笑顔ではないと。
彼女の笑顔は素晴らしい。
僕も彼女のような笑顔ができればいいのに、と思う。
でも僕はこの笑顔をやめられない。
僕にとってこの笑顔は、一種の強がりのようなものかもしれない。
自分にはまだ余裕があるという、子供っぽい強がり。
231以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 21:14:56.55 ID:gBPXMyHC0
さるーん
232ゼロと無限大 ◆/e3.O5pkqDi8 :2009/10/20(火) 21:19:18.04 ID:4+m/Rc7h0
>>231さん支援ありがとうございます
前回食らいましたがさるさんは怖いです


「そうよ、まだ他の人は来てないわ。」
彼女の笑顔で僕は落ち着きを取り戻すことができた。
僕は自然体の僕で彼女と接する。
「それにしても珍しいですね、長門さんが本を読んでいるなんて。」
僕の中で長門さんは本を読まない人、そういう位置づけだった。
「なによそれ、私だって本を読みたくなるときはあるわよ。」
長門さんは少し頬を膨らませて、不機嫌といった感じになった。
こんな細かい動作の一つ一つも、愛らしいと感じる。
「申し訳ありません、失礼な言い方でしたね。」
「まあいいわ、気にしないで。ふふっ」
率直に頭を下げた僕に、長門さんは優しい言葉をかけた。
233ゼロと無限大 ◆/e3.O5pkqDi8 :2009/10/20(火) 21:24:12.12 ID:4+m/Rc7h0
なぜだろう。
始めは長門さんと二人きりで話をすることに緊張していたはずなのに、今ではもうほとんど緊張していない。
今の僕は普段の僕そのものだ。
いや、下手に緊張しておかしな動作をしてしまうよりも断然こちらの方がマシだ。
「ありがとうございます。ところで、その本はどうされたのですか?」
これは率直な疑問だ。
本を読まないはずの長門さんが本を読んでいる。
何かきっかけがあったのだろう。
僕はそれを知りたいと思った。
初めて、そう思った。
長門さんは何に惹かれたのか。
長門さんが何に興味を持つのか。
僕はそのどちらも知らない。
それは、僕が知ろうとしなかったからに他ならない。
234ゼロと無限大 ◆/e3.O5pkqDi8 :2009/10/20(火) 21:29:10.65 ID:4+m/Rc7h0
少し間があいた。
長門さんは何かをためらっているようだった。
それは、彼女らしくない行動だった。
「そんなことより、読んでみて。古泉一樹。」
長門さんが初めて僕をフルネームで呼んだ。
僕はそれに驚いた。
でも僕はそれ以上に、長門さんが涼宮さんと直接関係ないことで僕に話しかけてくれたことに驚かされた。
緊張が抑えられない。
鼓動が速くなる。
もはや考えることはなかった。
「了解しました!おや……、変わったタイトルですね。『雪、無音、窓辺にて』ですか………」
僕は差し出された本を受け取った。
長門さんは僕の言葉に答えることなく、ゆっくりと窓の方を向いた。
その姿は少し寂しげで、邪魔をしてはいけないような気がした。
彼女は、遠くを眺めているようだった。
雪雲の向こうの、遥か遠くを。
235以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 21:33:53.73 ID:kZwSudsK0
おおっ
236ゼロと無限大 ◆/e3.O5pkqDi8 :2009/10/20(火) 21:34:23.84 ID:4+m/Rc7h0
僕の中にためらいが生まれる。
さっき決心したはずなのに、それが揺らいでいる。
それが、少しずつ大きくなっていく。
だめだ、ここで負けてはいけない。
ここで負けたら、僕は一生後悔する。
そんな気がした。
ここで負けたら………。
237以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 21:38:08.92 ID:ruRcckDFO
ドンタコスうめぇ
238ゼロと無限大 ◆/e3.O5pkqDi8 :2009/10/20(火) 21:39:11.86 ID:4+m/Rc7h0
ヴーヴー、ヴーヴー。
僕の携帯だ。
分かっている。
僕にかかってくる連絡なんて一つしかない。
機関だ。
今回で三日連続の呼び出しだった。
いつもの僕ならばすぐに出て閉鎖空間に向かう。
でも、今日は違う。
今この瞬間、閉鎖空間に行くか、行かないか、僕は選ぶことができる。
僕の選択はもう決まっている。
僕は迷わず携帯を開き、電源ボタンを押した。
画面に表示されていた「森さん」という文字は消えた。
「古泉くん、行かなくていいの?」
気づけば長門さんがこちらを向いて立っていた。
長門さんは僕のしている事に気がついたようだった。
「ええ」
239以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 21:43:13.98 ID:kZwSudsK0
前も別な人が言ってたけどもうちょっと1レスに詰めたほうがいいと思うよ。
相対的にさるに引っかかりにくくなる。
なんか演出とかの意図があるならそれ以上言わないけど。
240以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 21:44:56.03 ID:jJaAHHKL0

               ___,,,,,..... -一ァ
           / ̄ ´          ,!
           / , -‐-'´ ー- 、._    ,!
         ./ :   ,:-'´: : : : : :  :\_,!
          ./: : : : : : : :   : : : : \ \!
         /:/ : /: : :, : : : : : :/: : :| : : .,!.
         /: : :/: :/;.、=7;、イ;i: : |: |:: ,.!  
       ./!: : /|': :'´ ;/'iァz;、,'ト: :/;イ: :,.!
      /Y :( .!: : : :{  `''゛' '|:/ハ / .,!
      ./  ] : :>,| : : |      ィ)y'/.,!
     /   ノヘ:|'; :|: : |    _  r./!' .!'   
     /   __ .|ヽヘ` | 、  ´, ィ':i/,! 
    ./,    /: :`丶、 `  {_´´l/リ .,!   
   /.    /: : : : : : : \. ト ヽ、  .,!            
  /.   /;: ===: : : : : : L_\:ヽ_ ,!              
 ./  </    ヽヽ: : : : :\= ̄{ ,!
 ヽ、 /      ./'、: : : : :;ヽ、. !,!  
   ``ヽ.、_  / ヽヽ、: : : :ヽ ! ,!
       ``ヽ.、.  \\. : : ,!
            ``ヾ、ヽヽ .,,!  
                 ``ヽ,!
241ゼロと無限大 ◆/e3.O5pkqDi8 :2009/10/20(火) 21:45:02.61 ID:4+m/Rc7h0
>>237
僕も好きです
>>239
すみません
演出を第一に考えて作ってしまったので……


二人の間に静かな時間が流れている。
ここには僕と長門さんの声以外入ってこない。
「僕は決めたんです。」
僕は偽りの笑顔を捨てた。
感情が堰を切ったように流れ出る。
ここまで来てしまった。
もう止まれない。
最後まで一気に行くしかない。
次の瞬間長門さんの口から発せられる言葉がどんな言葉でも構わない。
僕はこの想いを伝える。
「長門さん、聞いてください。僕は……、あなたのことが好きです。いえ、愛しています」
これが僕の出した答えだ。
ポケットでは携帯が振動していた。
242ゼロと無限大 ◆/e3.O5pkqDi8 :2009/10/20(火) 21:48:35.22 ID:4+m/Rc7h0
できるだけ、冷静を装って口にした。
それでも少しまごついてしまった。
でも構わない。
僕は一年前からの問題に答えを出したのだから。
僕は逃げなかったのだから。
僕は長門さんの表情の動きを注意深く見守った。
長門さんは少しの間驚いた表情をしていた。
そしてそのあと、その表情は明らかに困惑の表情へと変わっていった。
瞬間、僕は悟った。
僕の告白は、長門さんにとって迷惑なことだったんだと。
長門さんは僕から告白されることなど望んでいなかったのだと。
「ごめんなさい。私は……、あなたの想いに応えられないわ」
243以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 21:49:13.62 ID:gBPXMyHC0
投下中にレスは不要
244以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 21:52:24.37 ID:kZwSudsK0
投下中に雑談してる人が居るのは今は素支援ができないので偽装支援するためだよ。
245以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 21:52:46.72 ID:0dvFiHMb0
さるったか?
246以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 21:54:39.28 ID:jJaAHHKL0
:.:.:.:./., ‐l:.:.:/:.:.:.:.:l:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l:.:.:.:.:.:.:.:.:./:.:.:. /:.:.:.:.:/  :.:l:.:.:.:l:.:.:.:i:.:.:.:.:.:.i:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.l ヽ:.:.:!
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  /       !:.:.:.. !:.:.:!:l               _   ‐ ´
. /      :.:.:.:.:、.l:.:!:!          - 、 _/   /
/       :.:.:.:.:, -l:.:i           __/:./
       .:.:/   l:l \        ,..':.:.:./
   _ 才´ ̄    ll   丶      /l:.:.:./
  /          !      `  _   ' l:./
247以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 21:55:42.24 ID:dZzjywMW0
あちゃくら「支援しますよー!」
キミドリ「おー!」
248以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 21:59:34.14 ID:kZwSudsK0
00分待ち
249ゼロと無限大 ◆/e3.O5pkqDi8 :2009/10/20(火) 22:00:09.28 ID:4+m/Rc7h0
「……そうですか」
後悔した。
心の底から後悔した
「すみません。では僕は失礼します」
できる限りいつも通りの落ち着いた声で言う。
そして、笑顔も忘れない。
たとえそれが偽りのものだったとしても。
長門さんが渡してくれた本を机に置く。
鞄をつかんで部室を飛び出した。
後ろで長門さんの声がした。
僕を引き止めようとしているようだった。
でも僕は、その声に応えられなかった。
僕に応える権利はない、そう思った。
僕は自分のことしか考えていなかった。
愛している、などという言葉を軽々しく使ってしまった自分をあざ笑いたくなる。
僕が見つけたと思っていた答えは幻でしかなかった。
僕は長門さんのことなど少しも考えていなかった。
それに、今気づいた。
気づくのが遅すぎた。
僕は最低だった。
250以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 22:01:58.58 ID:0dvFiHMb0
支援にAAはどうかと思う
251以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 22:02:42.65 ID:jJaAHHKL0
そうか、ごめん、止めるね。
252ゼロと無限大 ◆/e3.O5pkqDi8 :2009/10/20(火) 22:05:14.74 ID:4+m/Rc7h0
靴を履き替え校門へ向かう。
後部座席のドアが開いた状態で、黒塗りのタクシーが待っていた。
希望は絶望へと変わり、歓喜は苦痛となって僕を襲った。
フロントガラスの上方を流れてゆく空は、閉鎖空間よりも暗い鈍色をしていた。
車内はかなり寒く、この車がどれだけの時間ドアを開いて僕を待ってくれていたのか、それを物語っていた。
僕を運んでいる間、新川さんは一言も口にしなかった。
新川さんは事情を知っているのだろう。
何の前触れもなく車はスピードを落とし、薄暗い市街地の一角で停車した。
十メートル先に閉鎖空間の境界があるのが分かる。
新川さんは後部座席のドアを開け、僕を促した。
僕はいつものように、というよりも惰性で車から降りた。
いつもは新川さんが一言声をかけてくれるのに、今日はそれがなかった。
その一言がないことが、僕をさらに締め付けた。
同時に、僕に過ちの重大さを突きつけた。
そして今、僕は閉鎖空間にいる。
253以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 22:05:32.74 ID:0dvFiHMb0
大きくてどうしても目立つからね
254以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 22:08:51.03 ID:0dvFiHMb0
ここじゃあんまり居ないが挿絵としてAA入れる人もたまに見る
255以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 22:09:30.15 ID:dZzjywMW0
キミドリ「しかし支援と言われましても、具体的にどのようなことをすれば良いのでしょうか?」
あちゃくら「え、ええとですねぇ…んーと…」

あちゃくら「どうすればいいんでしょう?」
256ゼロと無限大 ◆/e3.O5pkqDi8 :2009/10/20(火) 22:10:10.29 ID:4+m/Rc7h0
目の前では神人が暴れ、なぎ倒されたビルの破片が細かい塵となって僕の周りを覆っていた。
空に浮かんでいた赤い球体はもはや見えない。
これは危険な状況だった。
視界が悪い。
神人が襲ってきても分からない。
普段の僕ならばすぐさまここを離れただろう。
でも今の僕は何もしていない。
何もする気がしない。
力が入らない。
僕がここに呼ばれたのは他でもない、神人を倒すためだ。
でも、僕自身にはもう戦う気力がなかった。

僕は何のために戦うのだろう。
そんな意味もない疑問を自分にぶつけてみる。
世界のため?
否。
自分のため?
否。
長門さんのため?
否。
そう、戦うべき理由はない。
僕がここにいる理由もない。
僕を覆っている粉塵が少しずつ青みを帯びてくる。
ああ、神人が近づいてきてるんだな。
僕もここで、終わりなのかな。
最後に、長門さんの顔が見たいな。
神人の足がはっきりと見える。
これまでで一番近い位置で神人を見た。
遠くから見ると青白くてグロテスクなだけだった神人は、近くから見ると奇麗だった。
257以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 22:10:31.02 ID:kZwSudsK0
キャラ板で前見た>挿絵AAつきSS
258以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 22:11:29.26 ID:gBPXMyHC0
>>244
投下してる本人に言ったんだよ
259ゼロと無限大 ◆/e3.O5pkqDi8 :2009/10/20(火) 22:15:06.96 ID:4+m/Rc7h0
それを表すのに他の言葉はいらない。
純粋で。
純粋で。
ただ、純粋で。
それは、涼宮さんの心そのものだった。
真っすぐな心を持った神、涼宮ハルヒ。
その心を表すのに相応しい美しさだった。
僕にも純粋な心があったなら、よかったのだろうか。
僕が初めから本当の笑顔で長門さんに接していれば、長門さんに拒絶される事もなかったのだろうか。
最後に一度だけでいい、その純粋なものに触れたかった。
それに触れれば、僕の心は救われる、そんな気がした。
そして僕は右手を突き出した。
精一杯伸ばした右手は、神人をとらえた。
その感触は、はっきりと分かった。
そして僕は理解した。
260ゼロと無限大 ◆/e3.O5pkqDi8 :2009/10/20(火) 22:20:06.27 ID:4+m/Rc7h0
僕のしていた事、これは、緩やかな自殺だったんだと。
僕は臆病だから、自分で死ぬ事すらできない。
だから、こんな方法を選んだ。
僕は馬鹿だ。
一度失恋したぐらいでこんな事をしてしまうなんて。
でも、これでよかったのかもしれない。
さっき自分で疑った長門さんへの愛は、偽りのものではなかったのだから。
そしてそれを、証明できたのだから。
右肩から全身に向かって強い圧力を感じた。
パキッ。
骨が折れる音がする。
僕が形を失っていく。
暗闇が訪れた。
261以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 22:21:07.67 ID:kZwSudsK0
>>258
なら別に自由じゃね?単発スレでよくレスしながら投下してる人いるし。
個人的には好きではないが統制するような事じゃないと思う。
262以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 22:23:50.30 ID:0dvFiHMb0
支援も今は難しくなったな
263ゼロと無限大 ◆/e3.O5pkqDi8 :2009/10/20(火) 22:25:06.41 ID:4+m/Rc7h0
顔に固い木の感触がある。
まぶたを開いた。
正面には僕の手と、机の天板があった。
ここは………、文芸部室?
僕は……、生きている?
あれは夢だったのだろうか。
顔を上げた。
誰もいない?
いや、一人だけそこにいた。
静かにぽつん、と座っている一人の少女がいた。
窓際のパイプ椅子に座っている彼女は、僕に気づいていないようだ。
肩にぎりぎり届くか届かないかの長さの髪の毛。
そしてその特徴的な色。
珍しく本を読んでいない長門さんがそこにいた……?
264ゼロと無限大 ◆/e3.O5pkqDi8 :2009/10/20(火) 22:30:02.07 ID:4+m/Rc7h0
あれ?
僕の記憶にあるのは「普段本を読まない」長門さんだ。
今どうして僕は、長門さんが「本を読んでいない」のを珍しいと思ったんだろう。
おかしい。
何か違和感を感じる。
大きな違和感ではないかもしれない。
でもなぜか、これを見過ごしてはいけないような気がした。
違和感があるのはこの場面じゃない。
記憶の中、もっと昔の、僕がここで目を覚ます前のいつかのこと……。
……思い出せない。
何か大きな壁に阻まれてその先が見えない。
そこに、真実があるはずなんだ。
僕の知らない、僕の知りたい真実が。
265以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 22:31:31.16 ID:kZwSudsK0
素支援出来た頃は楽だった
266以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 22:33:44.82 ID:ruRcckDFO
ペプシあずきうめぇ
267ゼロと無限大 ◆/e3.O5pkqDi8 :2009/10/20(火) 22:35:00.96 ID:4+m/Rc7h0
窓の外は雪、視界は5メートル程度。
ここは文芸部室。
部室に備え付けてある時計を確認する。
時刻は3時2分。
僕は変化を待っていた。
ここで目を覚ましてから既に三十分が経過していた。
その間、僕の知らない「長門さん」は微動だにせず、ただ窓の外、雪が窓に打ち付ける様子を眺めていた。
僕は最初、「長門さん」に声をかけてみた。
反応はなかった。
「長門さん」は気づいていないのだろうか。
それとも、僕を無視しているのだろうか。
立ち上がり、長門さんに近づく。
長門さんの肩に触れようとした。
その瞬間、驚くべき事が起こった。
僕の手は長門さんの体をすり抜けた。
僕には何が起こっているのか分からなかった。
僕は立ち尽くした。
268ゼロと無限大 ◆/e3.O5pkqDi8 :2009/10/20(火) 22:39:59.12 ID:4+m/Rc7h0
それから分かった事はまず、この部屋からは出られないという事だった。
部室から出ようとした。
すると、ドアノブは僕の手をすり抜けるのに、僕はドアをすり抜けられなかった。
窓も開けようとしてみた。
だが、窓の取っ手は僕の手をすり抜け、僕自身は窓をすり抜ける事ができなかった。
つまり、僕はここに閉じ込められた事になる。
それも、超自然的な方法で。
もう一つ分かった事は、今が今日の二時半過ぎだという事だった。
部室に備え付けてあった時計とカレンダーから分かった事だ。
すると、僕は過去に連れてこられたのだろうか。
僕の知っている限り、人間を過去に転送できるのは朝比奈さんと長門さんと涼宮さんだけだ。
という事は、この中に僕を閉じ込めた犯人がいるのだろうか。
考え事をする時の癖で、外を眺めてしまう。
外の雪は激しくなっていた。
この静かな空間は僕を思考の海へと誘った。
269以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 22:41:56.74 ID:0dvFiHMb0
情報統合支援隊
270ゼロと無限大 ◆/e3.O5pkqDi8 :2009/10/20(火) 22:45:08.73 ID:4+m/Rc7h0
ガチャ。
僕は振り返った。
僕の望んでいた変化は、この上ない驚きとなって僕の前に現れた。
そこに立っていたのは、まぎれもない僕自身だった。
どうして?
今日のこの時間なら教室にいたはずだ。
そして、そこで長門さんの事を考えていたはずだ。
なのになぜ……?
『お待たせしました。』
どういう事なのだろう。
この「僕」が、待たせた、と言ったという事は「長門さん」と「僕」はここで会う約束をしていた事になる。
『…いい』
気づけば「長門さん」が立ち上がっていた。
だめだ。
状況の進行が速すぎる。
『それで、お話というのはどのようなことですか?』
何が起こっているのか知覚する事はできても、理解はできない。
呆然と、ありのままを受け入れる。
『私は古泉一樹、あなたを愛している。』
思考回路を停止させるシグナル。
「長門さん」の発言に僕は言葉を失った。
271以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 22:46:56.72 ID:ruRcckDFO
食う物無くなったがうまー
272ゼロと無限大 ◆/e3.O5pkqDi8 :2009/10/20(火) 22:49:08.02 ID:4+m/Rc7h0
これはなんだ。
この「長門さん」は何を言ってるんだ。
確かにあのとき長門さんは僕を拒絶したじゃないか。
長門さんは僕を拒絶したのに、「長門さん」は「僕」を求めた。
わからない。
出口のない迷路をさまよっているような気分だ。
一体何が……何が起きているんだ。
僕はただ呆然と、「長門さん」を見つめることしかできなかった。
まるで、「長門さん」がすべてを教えてくれる存在であるかのように。
僕をこの迷路から救い出してくれる存在であるかのように。
僕はただ、「長門さん」を見つめた。
273以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 22:51:05.49 ID:kZwSudsK0
うっうー
274ゼロと無限大 ◆/e3.O5pkqDi8 :2009/10/20(火) 22:53:03.03 ID:4+m/Rc7h0
「何言ってるの?長門さん」
優しい、女の人の声がした。
僕の知っている声だった。
僕を救ってくれたのは「長門さん」ではなかった。
振り返ってその人を見て、僕は全てを理解した。
そこにいたのは、朝倉涼子だった。

ああ。
そういうことか。
全てが繋がった。
僕が長門さんだと思っていたのは、実は朝倉さんだったんだ。
そして、今ここにいる、髪の短い少女が長門さんなんだ。
そう、僕の感じていた違和感は解消された。
これからいよいよ、長門さんに一年抱え続けた想いを打ち明けるというのに、僕はさほど緊張していなかった。
それは、あきらめていたからじゃないんだ。
余裕があったわけでもない。
僕の頭では、朝倉さんを長門さんだと認識していたけれど、僕の五感は長門さんを認識していなかったんだ。
そこに長門さんがいない、という事を本能的に知っていたんだ。
よかった。
長門さんは僕の事が嫌いなわけじゃなかった。
むしろ、僕の事を意識してくれていたんだ。
僕と長門さんの距離は、初めからゼロだったんだ。
安心して全身から力が抜けた。
視界がぼやける。
僕の意識も薄れていく……。
275以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 22:54:32.77 ID:0dvFiHMb0
保守はともかく支援は解禁してくれてもいいと思うが面倒だから言わない
276以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 22:58:45.05 ID:kZwSudsK0
00分待ち
277ゼロと無限大 ◆/e3.O5pkqDi8 :2009/10/20(火) 23:00:03.62 ID:4+m/Rc7h0
……誰かが言葉を読み上げている。
小説のような、叙情詩のような。
事実を淡々と述べているようで、その中にこの世のどんな言葉よりも強い感情が込められた文章。
僕の知らない文章だ。
少しずつ、感覚が戻ってくる。
それとともに、後頭部に柔らかい感触があるのが分かった。
そして右手には暖かくて柔らかい、何かがあった。
優しさにあふれている。
僕はそれを心地いいと思った。
ずっと、ずっと、こうしていられたらどれだけ幸せなことだろう、と僕は思う。
目を開く。
正面にあったのは真っ白な天井。
左は大きな窓。
外は暗い。
それは雪雲のせいではなく、単に遅い時間だからというだけだ。
ここは何度か僕がお世話になった場所。
機関直属の病院。
その個室だった。
僕の一番気になっていた右には、朝倉さんがいた。
布団からはみ出ている僕の手を握ったまま、こちらを見つめていた。
僕は上半身を起こした。
朝倉さんの手元には、あの本があった。
278以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 23:02:39.11 ID:9aM9Q79cO
支援策
279以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 23:04:20.44 ID:ruRcckDFO
眠くなってきたがうまー
280ゼロと無限大 ◆/e3.O5pkqDi8 :2009/10/20(火) 23:05:06.80 ID:4+m/Rc7h0
「古泉くん、大丈夫?」
「ええ。ご心配おかけしてすみません。」
閉鎖空間で神人に踏みつぶされたはずの僕が生きている。
それに、目立った外傷もない。
理由は一つしかない。
朝倉さんが僕を治療してくれたんだ。
「ところで、朝倉さん」
僕は間を空けた。
朝倉さんの顔が少し緩み、伏し目がちになる。
その顔にはわずかに後悔の色がにじんでいた。
彼女はあきらめたのだろう。
嘘をつき続ける事を。
僕をだまし続ける事を。
そう、朝倉さんはもう分かっているんだ。
僕が朝倉さんの正体に気づいている事も。
長門さんがいない事に気づいている事も。
そして、僕も分かっていたんだ。
長門さんがいなくなり、朝倉さんが長門さんの代わりに現れたのは避けられない事だったのだと。
朝倉さんはそれを望んでいなかったのだと。
だから、僕が聞くべき事は一つしかない。
281以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 23:10:02.68 ID:0dvFiHMb0
もう23時過ぎか
282ゼロと無限大 ◆/e3.O5pkqDi8 :2009/10/20(火) 23:10:16.85 ID:4+m/Rc7h0
長門さんは、幸せだったのだろうか。
その答えはもう分からない。
でも、僕はその答えが重要だとは思わない。
僕が長門さんを幸せにすればいいだけの事なのだから。
臆病な僕にはできなかった。
でも、今の僕にならできるかもしれない。
ここに朝倉さんがいるのだから。
「朝倉さんは……、長門さんの事をどう思っておられましたか?」
朝倉さんは視線を上げた。
僕もつられてそちらを向く。
窓の先には何もない闇が広がっていた。
止まっていた空気が動いた。
朝倉さんが真剣な顔になる。
そして、朝倉さんは、口を開く。
「わたしは……」
間違えないように、
ゆっくりと、
「長門さんを……」
でも、はっきりと、
朝倉さんは、禁じられたワードをつぶやく。
そして僕は、あの時の朝倉さんの返事の、本当の意味を知った。
朝倉さんは、優しい人だった。
283以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 23:15:14.18 ID:0dvFiHMb0
長門「おかず海苔まゆげは本当は優しい人だった」
284ゼロと無限大 ◆/e3.O5pkqDi8 :2009/10/20(火) 23:15:16.15 ID:4+m/Rc7h0
「朝倉さん、お願いがあります。」
『雪、無音、窓辺にて』を最後まで読んだあとで、僕は朝倉さんの顔を見て言った。
朝倉さんも真っすぐに僕を見た。
「長門さんに……、こう伝えてもらえませんか。文芸部室で待っています、と」
朝倉さんは顔に両手を当ててうつむいた。
小さく嗚咽が漏れる。
朝倉さんの指と指の間から水滴が落ちる。
朝倉さんがすすり泣く声だけが、静かな病室内に響いていた。
不意に、朝倉さんが顔を上げる。
最後に一回、手で目をこすったあと、朝倉さんは笑顔になった。
左目にはまだ、涙が残っていた。
「必ず……、伝えるわ」
窓の外では、静かにゆっくりと、雪が降り始めていた。
285以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 23:16:59.20 ID:kZwSudsK0
うっ
286ゼロと無限大 ◆/e3.O5pkqDi8 :2009/10/20(火) 23:20:03.71 ID:4+m/Rc7h0
長門さん。
見えていますか。
あなたが望んでいたものが、今ここにありますよ。
僕達は、いつでも、あなたの事を待っています。
だからいつかきっと、文芸部室に来てください。
僕と朝倉さんが必ず、いますから。
その時には笑顔で、迎えて差し上げますから……





………おわり。
287以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 23:24:25.43 ID:ruRcckDFO
>>286
乙!
288以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 23:25:55.05 ID:kZwSudsK0
>>286
乙!力作だな!
289ゼロと無限大 ◆/e3.O5pkqDi8 :2009/10/20(火) 23:26:16.28 ID:4+m/Rc7h0
皆さんおつかれさまです
三時間半近くお付き合いいただきありがとうございます
途中、投下中のレスは必要ないなどアドバイスをいただきました
反省したいと思います
僕は今後ROMや支援に回ります
それではまた、次回があればお会いしましょう

最後に、この場を提供してくれた>>1
支援、アドバイスを下さった皆さん
最後まで付き合ってくださったVipperの皆さん
そして、前作をまとめてくださったまとめ師の方に
感謝します

ありがとうございました

そして、これからまとめてくださる方に
よろしくお願いします
290以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 23:26:38.31 ID:0dvFiHMb0
●<おつんつん!
291以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 23:40:23.40 ID:6VSyWmHg0
>>289
乙です
292以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 23:41:38.35 ID:cjhcP90a0
おつかれさまでした
293以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 23:42:34.71 ID:ruRcckDFO
歯磨きタイム
294以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 23:50:05.39 ID:dZzjywMW0
ふわふわタイム


いい話を読んだ後は心が清らかになるな。
295以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 23:57:41.92 ID:6VSyWmHg0
食後にプリンはいかがですか?
ハルヒ「ちょっとキョン!あたしのプリン食べたでしょ!?」
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1256050219/l50
296以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/20(火) 23:59:11.58 ID:qePG5zWcO
297以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 00:12:28.47 ID:usgZOcJRO
>>295
298以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 00:20:12.63 ID:T8gvjCMP0
>>289>>295
乙乙
299以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 00:31:05.05 ID:IdTsIFg70
10分
300以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 00:51:11.94 ID:T8gvjCMP0
早めに!
301以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 01:06:37.09 ID:yfsVpi3U0
昨日は(自分のを除いて)多くのSSを読めて幸せです
今日も保守じゃなくてSSでスレが埋まるように祈願して
これ含めて4レスほど消費の投下を
302以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 01:08:28.88 ID:T8gvjCMP0
どうぞどうぞ
まとめ掲載予定のおまけです
最近の商品はおまけがついているのが当たり前と言われたので

提供:どじっ娘お茶組みともう普通じゃない普通の人

この作品は作者の独断と偏見で作られています

キョン「まとめる際にネタがないから搾り出せといわれたのでもって来ました」
みくる「今回はこの二つについてです」

「規定事項の上書きがいたちごっこ」「雪山の時間の流れがおかしいとは?」
「規定事項の上書きがいたちごっこ」
キョン「そういえば、ほかの未来人が干渉することがありましたね」
みくる「ええ、そういうこともあります」
キョン「じゃあ、妨害がくるたびに対応しないとダメなんでしょうか」
みくる「そもそもの規定事項は道にある電信柱みたいな硬さなんです」
みくる「大概の車は衝突しても折れません。つまり、変わることがないのです」
キョン「がんばれ街の仲間たちですか」
みくる「さーて、なんのことでしょうか。ところが現在この時間平面では標識みたいな硬さになってます」
みくる「そのため、定期的に確認しておかしかったら修復しているわけです」
キョン「結構たいへんな仕事をしているのですか」
みくる「うん。そうだ、キョンくんも協力してください」
みくる「とりあえず、今日は涼宮さんと一緒に帰ってくれると助かります」

「雪山の時間の流れがおかしいとは」
キョン「雪山症候群のなかで建物内の時間の流れがおかしいという話です」
みくる「あたしはなんのことかわからないのですけどどうしましょうか」
キョン「そういえばあの件を古泉のトリックと思っていましたね」
みくる「うん。というか、あの作品中ではあたしはダメな子扱いでした。あんまりです」
キョン「あれ、相対性理論とか関係しているそうですね」
みくる「この時代ではそうです。これもパラパラ漫画のお話で説明しますね」
キョン「お願いします」
みくる「ページをめくる速度が違えば、時間の早さも変わります」
キョン「説明になってないですよ、それ」
みくる「本をめくるとき、ページの真ん中と端とでは明らかに速度が変わりませんか?」
キョン「見た目でわかるくらいに違います」
みくる「そうです、場所によって時間の流れが違うのはそういうことです」
みくる「重力の強いところでは時間の流れが遅くなります。本でいうと真ん中のあたりね」
みくる「分裂で周防九曜さんがこの時空を『時の流れが遅い場所』と表現しています」
みくる「これは、涼宮さんかもしくは佐々木さんかもしれませんが、彼女達の能力を重力にたとえての表現なのですよ」
みくる「あの建物のなかではランダムに速度が変わっていたみたいですけどね」
※この作者の説明ははなんとなくしかしないので信じちゃだめです
※この作品はネタです。突っ込みはお手柔らかにお願いします

すべてをキョンセルできる魔法の言葉
『このSSはフィクションであり実在する人物、団体、事件、その他の固有名詞や現象などとは何の関係もありません。嘘っぱちです。
どこか似ていたとしてもそれはたまたま偶然です。あ、ほかのSSは別よ。職人さんも投下よろしく。他の人もじゃんじゃんSS投下しなさい。
え?もう一度言うの?この物語はフィクションであり実在する人物、団体・・・・・・・・・・・・。ねぇ、キョン。なんでこんなこと言わないといけないのよ。あたりまえじゃないの』

みくる「番外編も以上です。保守SSにお付き合いくださいましてありがとうございました」

>>302
ごめんな。このSSなんだ

チャックをお待ちしています
306以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 01:19:40.71 ID:T8gvjCMP0
>>305
いやいやいやいやいや
乙乙乙ですよ
307以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 01:28:15.16 ID:GqkeA84z0
アナル!!!
アナル!!!
308以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 01:31:06.87 ID:IdTsIFg70
>>305
乙!
309以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 02:01:18.01 ID:IdTsIFg70
午前二時くらいをお知らせします
310以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 02:07:32.60 ID:yfsVpi3U0
キョン「そういえば、この突込みがありました」
みくる(大)「言わなくていいです」

キョン「ハルヒちゃん3巻の3ページ目なんですが」

朝比奈みくる(涼宮ハルヒ役)

キョン「あの本には『ハルヒ』はいません。隅の紹介文でも『ハルヒちゃん』になってます」

朝比奈みくる(涼宮ハルヒちゃん役)

キョン「これが正解なんです。で、あれは偽者なんでしょうか」
みくる(大)「涼宮さん関係だけやたら突込みが厳しいこの男をどうにかしてください」
311以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 02:10:42.63 ID:T8gvjCMP0
アグネスチャンとハルヒチャンはどっちが強いんですか?
312以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 02:36:40.11 ID:r26dzo0JO
ハルヒちゃんは意外と弱いからアグネス
313以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 03:01:12.85 ID:T8gvjCMP0
眠いー
314以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 03:33:44.35 ID:T8gvjCMP0
危な!
315以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 04:02:37.22 ID:T8gvjCMP0
寝ちゃうよ?
316以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 04:15:51.65 ID:ZNibcJRU0
俺漏れも
317以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 04:48:36.86 ID:wbMa9HH50
>>311
涼宮ハルピン最強説
318以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 05:49:42.11 ID:wbMa9HH50
おっと
319以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 05:49:44.66 ID:crxmKgLiO
おはやう
320以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 06:22:09.33 ID:usgZOcJRO
おはようございます。
321以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 06:38:56.44 ID:o+U3unsH0
>>311
ローラチャンだろ
322以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 06:55:31.46 ID:wbMa9HH50
     |┃三          /::::::::ハ、\、::::::::\\::::::::::::', 
     |┃            i:::::::イ  ` ̄ー─--ミ::::::::::::|  
     |┃            {::::::::|    ::\:::/::::  \:::リ-}
 ガラッ. |┃            ',::r、:|  <●>  <●>  !> イ 
     |┃  ノ//        |:、`{  ` ̄ .::  、      __ノ 
     |┃三          |::∧ヘ  /、__r)\   |:::::|
     |┃            |::::::`~', 〈 ,_ィェァ 〉  l::::::》
     |┃            |:::::::::::::'、  `=='´  ,,イ::ノノ从
     |┃三         ノ从、:::::::::`i、,, ... ..,,/ |::::://:从
     |┃        __,,/:::‖|:::::::::::::ト、`'' ─   ノ:::::::ノ丿|
323以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 07:06:40.69 ID:IdTsIFg70
今日はチャック無しか
324以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 07:27:27.87 ID:dw3ECEvC0
少し保守
325以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 07:38:49.09 ID:IdTsIFg70
今日は憂鬱だ
サボろうかな
326以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 08:14:40.85 ID:uiT02rI40
退屈するから行っといで。
327以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 08:21:44.67 ID:AoeUdJDYO
学校行っても退屈するからそのまま消失して、バイクで暴走したら白バイに見つかり動揺、ネズミ取りの陰謀に引っ掛かって大きく憤慨し、分裂病を発症。驚愕の展開になりましたとさ。
めでたしめでたし。


キョン「……なにこれ?」
ハルヒ「さあ……」
328以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 08:53:19.81 ID:yfsVpi3U0
ふむ
329以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 09:28:11.48 ID:yfsVpi3U0
なにもおもいつかん。布団の中でだらだら・・・・・・
330以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 10:02:06.34 ID:yfsVpi3U0
いい天気だから洗濯物干して布団干して・・・・・・
331以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 10:35:16.91 ID:r26dzo0JO
もうすぐ昼か
332以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 11:01:00.27 ID:crxmKgLiO
11時
333以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 11:29:08.26 ID:OYEyUqNP0
がんばる
334以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 11:41:52.98 ID:DsppNsRl0
タントアール
335以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 12:07:52.52 ID:ZaOLWq0T0
今日の昼飯なんにしよう
336以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 12:29:11.55 ID:AoeUdJDYO
ワカメラーメン、トロロコンブかけ
337以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 12:29:25.84 ID:crxmKgLiO
インドの蕎麦屋
338以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 12:39:24.39 ID:uiT02rI40
普段行かないスーパーでメルシャンビストロ赤(のっと甘口)めっけたから買ってきた。
今晩が楽しみ。
339以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 12:53:52.82 ID:ZaOLWq0T0
結局マクドナルド
関西圏ではマクドだっけか
340以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 12:58:54.03 ID:1xLH6HMg0
すっかりメルシャンビストロ赤はアナル御用達みたいになってんのな
341以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 13:08:34.18 ID:uiT02rI40
>>340
ちなみに、他のワインは棚に数本ぴっちり揃ってたけど、
メルシャンビストロ赤(あまくな〜い)だけは、残り一本で棚がスカスカでした。
342以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 13:39:07.56 ID:ZaOLWq0T0
酒飲んで寝てたい
343以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 14:15:10.37 ID:r26dzo0JO
酒は宗玄
344以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 14:32:21.84 ID:lF46K+rSO
昼寝したい
345以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 14:50:06.21 ID:tVU0IQ7yO
バリバリ
346以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 15:08:14.27 ID:crxmKgLiO
おやつの時間
347以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 15:20:13.59 ID:9V7kUmo3O
ハルヒにジョン・タイターの事教えたらどうなるんだろう
348以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 15:31:55.24 ID:ZaOLWq0T0
ジョン・タイターがブームなのか
349以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 15:36:03.01 ID:9V7kUmo3O
>>348
シュタインズゲートの影響かもね
というか未来人がいた事に驚きだが
350以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 16:06:19.00 ID:ZaOLWq0T0
ググって見たがなかなか興味深いな
351以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 16:27:24.51 ID:OYEyUqNP0
まだがんばる
352以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 16:35:43.72 ID:IdTsIFg70
早退してきたぜ
昼寝する
353以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 16:43:01.93 ID:ZaOLWq0T0
不思議を探すんだ
354以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 17:06:13.24 ID:ZaOLWq0T0
定時であがる
355以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 17:07:13.06 ID:TjjbOuOt0
すっぺらぴっちょん
356以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 17:26:08.42 ID:9V7kUmo3O
ハルヒ「IBM5100を手に入れて未来人釣るわよ」
長門「お断りします」
みくる「IBM5100はいらないです」
キョン「一人でやってろ」
古泉「バイト行ってきます…」

ハルヒ「今からでも遅くない…普通の女の子になろう…」
朝倉「残念だけど手遅れよ、貴女はこの先ずっと自分の愚かな行為に悩まされながら生きていくの」
朝倉「ずっと一人で死ぬまで寂しく惨めに暮らすのよ」
ハルヒ「そ、そんな…き、キョンたちが居るわ!」
キョン「冗談じゃない」
長門「これ以上貴女に振り回されるの御免」
みくる「嫌ですよぉ」

ハルヒ「そんな…う、う嘘よ!こんなの…こんな事…はははは!ゆ夢よ、これは夢!悪い…夢…なの?」
キョン「都合が悪くなったら現実逃避か、イカれ女」
ハルヒ「うわあぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

おやすみ
357以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 17:44:13.04 ID:lF46K+rSO
まめな書き込みが落下を防ぐ
358以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 17:56:39.33 ID:XYaLEKpW0
>>356
なにこの欝展開w
359以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 18:02:35.34 ID:crxmKgLiO
今日は観艦式があったらしい
360以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 18:32:35.64 ID:9PXezqHzO
ハルヒ「うわっ、まずそうな牛肉ね」
キョン「体に悪そうだな」
ハルヒ「きっとアメリカ産よ。この牛は多分……えーっと何だっけ……USB?」
キョン「USAだろ」
古泉「BSEですね」

馬鹿共でほしゅ
361以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 19:08:40.72 ID:d4YQCv6B0
あぶあぶ
362以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 19:17:02.83 ID:hyEBKM9i0
少々保守
363以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 19:43:00.55 ID:r26dzo0JO
一応
364以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 20:09:20.46 ID:9V7kUmo3O
ハルヒ「しにたい」
キョン「構わん、しね」
ハルヒ「酷い…酷い酷い酷い酷い酷い酷い酷い酷い酷い酷い酷い」


古泉「嫌な夢を見た…メンヘラの涼宮さんとか閉鎖空間で僕がヤバい」
365以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 20:24:07.71 ID:lF46K+rSO
休憩中保守
366以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 20:24:51.09 ID:LjFOtC0s0
はらいてえ
367以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 20:41:54.26 ID:OYEyUqNP0
はやめに
368以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 21:05:49.52 ID:r26dzo0JO
ほっしゅ
369以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 21:25:24.40 ID:IdTsIFg70
頭痛い
風邪ひいたかな
370以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 21:40:08.00 ID:crxmKgLiO
●<お尻にネギですね!
371以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 21:50:46.92 ID:iUbV7fLAO
★<違いますよぉ〜尿道にパスタですぅ
372以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 22:10:02.69 ID:d4YQCv6B0
想像してきゅん!ってなった
373以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 22:42:45.97 ID:Eh8YBU6TO
プリンが
374以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 22:52:41.76 ID:ih7ygQW80
かわいそうに
アナルはけっこう続いてるのにプリンはもうだめなのか
375以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 22:54:21.36 ID:crxmKgLiO
何分で落ちたんだ?
376以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 23:00:34.63 ID:iUbV7fLAO
元々甘いの書けないからプリンは遠慮してしまう
日常かアホか電波しか無理
377以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 23:00:37.82 ID:lF46K+rSO
長編ss投下の有無はでかい
378以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 23:15:59.88 ID:iUbV7fLAO
朝倉「涼子の『きょうの料理ビギナーズ』! ということで長門さん、何かリクエストは?」

長門「……プリンが食べたい」

朝倉「ごめん、それ無理」

長門「……じゃあピザ」

朝倉「ピザね! わかったわ」

長門(無茶ブリのつもりだったのに)

朝倉「案外と簡単に作れるんだから」
379以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 23:27:04.91 ID:HOLB9oHSO
甘いのか…
ベタなのは書いてて恥ずかしい

読むのは良いんだけどね
難しいなぁ
380以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 23:27:36.59 ID:iUbV7fLAO
朝倉「今回はすごく簡単なズボラ風マルゲリータピザの作り方よ
材料はこんなかんじね。
・小麦粉(強力粉)
・片栗粉(カメリア粉っていうのでもいいらしいわ)
・塩
・ホールトマト缶詰(カットトマトでも)
・チーズ

マルゲリータならこれだけでもいいけど、
その他具材を自由にのせてもいいわね。
オススメはシメジ、ベーコン、小松菜かしら。
海老やイカみたいな魚介なんかのせてもいいわね」

長門「……ズボラ風とは何?」

朝倉「そのまんまの意味、要は手抜きよ」

長門「………………」
381以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 23:33:36.00 ID:yfsVpi3U0
プリンに書いたが、甘い話はハルキョンものしかおもいつかん
そして、それならキャラスレのほうが受けがいい
こまったこまった
382以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 23:35:27.69 ID:iUbV7fLAO
朝倉「まず生地を作るわね」

長門「……強力粉と片栗粉だけで?」

朝倉「発酵させない簡単な生地なのよ」

長門「…カメリア粉とは?」

朝倉「さあ? よくわかんないけど片栗粉で代用できるならそれに越したことないでしょ」

長門「なるほど、ズボラ」
383以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 23:38:10.35 ID:jHln3TYz0
http://lotte-fits.jp/dance/play_dance.php?v=7m58J5-N0Dw
ハルヒの映画!?
最新情報!!!!
384以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 23:38:15.50 ID:crxmKgLiO
腹減ってきた
385以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 23:47:12.90 ID:Qm4uxen5P
354 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2009/10/21(水) 23:05:07 ID:yRVXDaUu
http://lotte-fits.jp/dance/play_dance.php?v=7m58J5-N0Dw
ハルヒの映画!?
最新情報!!!!

355 :名無しさん@お腹いっぱい。 :sage :2009/10/21(水) 23:17:59 ID:7QRnYAy+
あげんなカス

356 :名無しさん@お腹いっぱい。 :sage :2009/10/21(水) 23:35:36 ID:LIN0IhlS
それグロ動画だから注意
色んな板に貼り付けてる

357 :名無しさん@お腹いっぱい。 :sage :2009/10/21(水) 23:41:43 (p)ID:LzQEa0it
356 :名無しさん@お腹いっぱい。 :sage :2009/10/21(水) 23:35:36 ID:LIN0IhlS
それグロ動画だから注意
色んな板に貼り付けてる
>>356
グロだっていうから見たのにグロじゃなかったぞコラ
386以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 23:58:58.78 ID:yfsVpi3U0
そんな胡散臭いものを開く気にならん
387以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/21(水) 23:59:40.94 ID:Jmfrf5tRO
●<男女の絡みはグロ
388以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 00:21:45.75 ID:CRoqkQR4O
グロテスクめんたま飛び散り
グロテスク内蔵爆破
グロテスク流血噴出
389以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 00:21:53.82 ID:hGLeEDlc0
20分経過ー
390以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 00:33:15.12 ID:jXnAji9oO
腹減って眠れない
391以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 01:00:58.02 ID:CRoqkQR4O
マルゲリータピザDADADA!
392以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 01:35:23.14 ID:7JD9poBIO
●<
393以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 01:53:07.05 ID:dPI/Vvgv0
おやすみ
394以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 01:53:07.97 ID:hGLeEDlc0
キョン「なんだ、こんな時間に」

ハルヒ「眠れないから話に付き合いなさいよ」

キョン「俺の安眠を奪ってどうする。そういうときは小説でも読んどけ」

ハルヒ「それだと目が冴えちゃうじゃない」

キョン「読みなれたものだとそうでもない。展開がわかるから切りのよいところで終われる」

キョン「また、逆にはまってしまった時は時間が早く過ぎてしまうのでだらだらとした疲れがない」

キョン「読み終わったときに眠くなるってわけだ」

ハルヒ「へぇ、あんたはそうやってるんだ」

キョン「人によって寝つきの悪いときの対応は違うもんだ。じゃあ、俺は寝るんでさっそく実践してくれ」

ハルヒ「待ちなさい。今日はあたしに付き合いなさい」

キョン「おまえ、俺の話を聞いていたか」

ハルヒ「あたしの方法は、あんたの眠そうなこえをきくことなの。でさ・・・・・・」
395以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 02:12:57.42 ID:jYYgN/ap0
おれはねるぞー
396以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 02:50:06.66 ID:CRoqkQR4O
今日はチャック無しかな
397以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 02:59:45.31 ID:hGLeEDlc0
ハルヒ「ん・・・・・・すぅ・・・・・・」

キョン「やっと寝たか。おやすみ、ハルヒ」

次の日の電話

ハルヒ「きょうはあんたから薦められた方法を試すから。おやすみなさい」

キョン「眠い、是非そうしてくれ。おやすみ、ハルヒ」


目が覚めるとただ一面に広がるくらい灰色の平面(以下憂鬱の該当ページをお読みください)

ハルヒ「あ、起きた」

キョン「・・・・・・」

ハルヒ「寝なおすな!」

キョン「なあ、ハルヒ。寝る前に『涼宮ハルヒの憂鬱』を読んだだろ」

ハルヒ「どうしてわかったの」

キョン「しかも最後のところ。お前、そんなに俺と話したいのか」

ハルヒ「そういうわけじゃないけど。ま、いいわ。暇だから付き合いなさい」

キョン「(寝るにはこいつに前と同じことをしないといけないわけだが、どうすればいいんだ)」
398以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 03:01:31.96 ID:hGLeEDlc0
おかしい。ほしゅついでに書き込みしているのになぜかほかの人と時間が近くなってしまう

寝よう
399以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 04:10:06.72 ID:7JD9poBIO
寝たら死ぬぞ
400以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 04:49:05.28 ID:CRoqkQR4O
>>400ゲット
401以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 05:30:28.66 ID:CRoqkQR4O
早めに
402以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 06:12:41.33 ID:iUHXms2C0
少し保守
403以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 06:30:49.47 ID:dQ/xVwHL0
ぐっもーにん
404以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 07:00:19.47 ID:gwgtsXY40
森「寒いがバイク通勤。これ最強」
405以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 07:22:34.99 ID:KOQfZWQyP
古泉「……えっと、これ……バイクですか?」

森「ああ」

古泉「せ、戦艦じゃないんですか?」

森「アドラステア、という名前のバイクらしい」

古泉「モトラッド艦隊の旗艦じゃないですか!」
406以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 07:28:41.51 ID:dQ/xVwHL0
おい待てwwww
407以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 07:34:18.97 ID:CRoqkQR4O
今のお前は電子レンジに入れられたダイナマイトだ!
408以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 07:38:30.76 ID:gwgtsXY40
森「ナイトロッドかっけえ」
古泉「空冷OHV主体の中で敢えて水冷を選ぶとは」
新川「さすが変人メイド」
409以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 08:16:59.68 ID:xuny4LY8O
会長「ふっ、ツーリングに限るよな、喜緑くん」
喜緑「あら、会長の隣りならどちらでも構いませんわ」
キョン「俺はソフティルの方が好きだぜ。密着できるしな」
ハルヒ「ぎゅ〜」


森「(どいつもこいつも……けっ)」
410以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 08:52:07.59 ID:Id61ozKp0
○<バイ●の話とかいけないのです!
411以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 09:07:11.17 ID:slut0qaCO
長門「リア充はしね」
朝倉「なにこの世紀末なバイク…バイク?」
長門「戦車のエンジンを載せた。リア充という汚物は消毒だぁ!」
朝倉「ヒャッハー!」
412以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 09:42:24.39 ID:1cqpFYoa0
しつこいな
413以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 09:59:44.34 ID:3UrkKFuWO
朝倉「…まさか寝落ちするとは思わなかったわ」

長門「はやくピザを」

朝倉「わかったわ、えーと、どこまでやったっけ?」

長門「生地も作ってない」

朝倉「生地作りね、ありがとう。
まず、小麦粉と片栗粉を9:1の割合でまぜて、塩を適量入れます」

長門「適量とはどのくらい?」

朝倉「適当。ひとつまみかそのへんね」

長門「不安」
414以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 10:13:24.83 ID:3UrkKFuWO
朝倉「次にこの山盛りの粉に水を加えていきます」

長門「粉に対しての割合は?」

朝倉「そうね、"思ったより少なめ"くらいかしら」

長門「………」

朝倉「たくさん入れすぎるとベチャッとしてしまってうまくまとまらないから
様子見ながら少しずつ入れていけばいいと思うわ」


長門「……確かピザーラのチラシがあったはず」
415以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 10:27:55.59 ID:3UrkKFuWO
朝倉「このぐらいかしら?」

長門「…混ぜてみたい」

朝倉「どうぞー」

長門「…………」ぐにぐに

長門「……、不快なくらい手にくっつく」

朝倉「ありゃ、水の量多すぎたかしら?」

長門「くそったれ」むにょんむにょん

朝倉「そういうときは、小麦粉と片栗粉をちょっとずつ混ぜればいいわよ」

長門「……最終的には夥しい量になる予感」
416以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 10:39:12.57 ID:3UrkKFuWO
長門「なんとかまとまった」

朝倉「表面が滑らかになるまでボウルの側面で
押し潰すような感じで手のひらでこねてね」

長門「……これでいい?」

朝倉「まあ、いいんじゃない? これでいいかなって思ったら
ラップを被せてね。生地を落ち着かせましょう」

朝倉「さて、その間に次の作業よ。
トマトソースを作りましょう」
417以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 10:39:27.80 ID:AxXXc5zn0
まゆげかわいいよまゆげ
418以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 10:48:11.80 ID:AxXXc5zn0
まっゆーげ↓スペクタクル
419以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 10:52:23.11 ID:3UrkKFuWO
朝倉「まずトマト缶を開けます。
ホールトマト缶の場合、まずトマトを取り出してぶつ切りにします。
カットトマト缶の場合はこの作業が要らないわね」

長門「……ならばカットトマト缶の方でいいのでは?」

朝倉「どっちでも大丈夫ってことよ。
次にこの細かくなったトマトを、目の粗いザルとかで濾していくの。
こう、スプーンで潰すみたいに」

長門「……内臓、ぐちゃ」ぐちゃぐちゃ

朝倉「そう、うまいうまい」
420以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 11:02:18.57 ID:3UrkKFuWO
朝倉「ホールトマトを使った場合は、濾したトマトに缶に残った煮汁を足してね
これに塩を適量加えれば、トマトソースは完成よ」

長門「もう?」

朝倉「マルゲリータならこれでいいわよ。
ピザソースも家で作れるけれど、説明が面倒なのよ。
長い間煮ないといけないし」

長門「…ちなみにピザソースの作り方は?」

朝倉「それだけでズボラ風ピザの作り方以上の文量になるからパスするわ」

長門「えー」
421以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 11:15:39.55 ID:3UrkKFuWO
朝倉「じゃあ次は生地を広げるわよ。
焼くときのことも考えて、まな板の上とか平らなところにアルミホイルを敷いて、
その上に片栗粉を散らしてね」

長門「……片栗粉はなんのために?」

朝倉「片栗粉は、生地がアルミホイルや手にくっつかないためよ。
片栗粉まみれのアルミホイルの上に生地を適量ちぎって置いて、
アルミホイルやラップの芯(使いきったあとに出るやつ)で伸ばしていくの」

長門「……ラップの芯でいいの?」

朝倉「いいのよ」



俺のバイト先でも使ってます。
422以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 11:19:46.64 ID:3UrkKFuWO
長門「こんなものでいい?」

朝倉「あー、まだまだね」

長門「……薄すぎるのでは?」

朝倉「本当に薄くしないと中まで火が通らないわよ?
逆に薄すぎると生地が破けちゃうかもしれないから気を付けてね」

長門「……なんという投げっぱなし」
423以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 11:41:28.06 ID:3UrkKFuWO
朝倉「さて、生地が広がったら次はお待ちかねのトッピングよ!
生地の上にトマトソースを塗りたくるの。スプーンで乗せて、背中で広げていけばいいわね」

長門「ハイ先生」

朝倉「ハイそこ」

長門「……生地の端っこは厚目にしなくていいんですか?」

朝倉「長門さん、これはズボラ風よ?」

長門「了解した」

朝倉「続けるわね。
本格的なマルゲリータの場合さらにモッツァレラチーズや
フレッシュバジルを乗せるんだけど、普通のとろけるチーズでもいいわ。
でもスライスチーズだと歯応えが無くてがっかりするかもしれないわね」

長門「……フレッシュバジルなんて無い」

朝倉「小松菜で代用してもいいわね。
でも、どうしてもバジルの風味が欲しいなら乾燥バジルをふってもいいわね」
424以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 11:48:37.21 ID:3UrkKFuWO
朝倉「最初にも書いたけど、具材は自由になんでも乗せて構わないわ。
キノコやベーコン、ジャガイモは基本として、魚介なんかもおいしいしわよ」

長門「へー」

朝倉「シロエビは特にオススメね」

長門「所在がバレる」
425以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 12:08:42.79 ID:3UrkKFuWO
朝倉「トッピングが終わったらあとは焼くだけよ。
アルミホイルごと持ち上げて、魚焼き器に入れて生地に焦げ目がつくまで焼きましょう」

長門「……あの」

朝倉「焼く前にアルミホイルから生地をちょっとずらしておけば
焼き上がったときにピザが取りやすいわね」

長門「……無い」

朝倉「ん?何が?」

長門「家に、魚焼き器なんて無い。
魚焼きグリルも、無い」

朝倉「…………」

長門「…………」


426以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 12:18:54.73 ID:AxXXc5zn0
今日の昼食はピザで決まりだね
427以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 12:23:33.26 ID:xuny4LY8O
●<パンツがおまたに喰い込んできました…
●<ムズムズします……
●<直したいのですが、人前でアソコをまさぐるわけには…
●<どうしましょう……
428以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 12:34:09.36 ID:CRoqkQR4O
サイゼ●ヤに行きマルゲリータを注文しトイレでパンツを穿き直しついでにこなたに新興宗教の勧誘をされればパーフェクト
429以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 13:11:05.25 ID:AxXXc5zn0
コンビニのピザパンでした
430以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 13:59:28.08 ID:Vc7DRIrE0
生地の厚さは耳たぶくらいだってうちのわかめさんが言ってたッ(ry
431以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 14:14:36.04 ID:AxXXc5zn0
もしやハルヒがみくるちゃんの耳をかじかじしていた秘密はそこに!?w
432以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 14:29:46.06 ID:BuuIaKFN0
>>425
お昼時に乙!
作りたくなってきたw
433以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 14:35:07.76 ID:3UrkKFuWO
朝倉「具材に小松菜を置いたのは緑の野菜の味が欲しいからなのよね」

長門「というと?」

朝倉「ピーマンやブロッコリーなんかでも美味しいわよ」
434以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 14:57:51.76 ID:3UrkKFuWO
>>432
ありがてぇ
沢山作らないと意外とお腹にたまらないから気を付けてねー
435以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 15:03:33.11 ID:Vc7DRIrE0
過去にヘルメット大の巨大肉まん作った時は、処理が大変だったな…
436以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 15:07:52.28 ID:/GgIGi360
文章で食べ物の魅力を表現するのって難しいけど面白い題材だよね。
437以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 15:16:05.26 ID:q1X6ADNy0
宇宙人マンションの料理係はやっぱり朝倉!
宇宙はわかめにこんぶにのりとミネラルたっぷりの豊な食材が盛りだくさん、まな板で調理して召し上がりたい。
438以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 15:50:00.83 ID:CRoqkQR4O
海藻が多いな
439以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 15:50:39.29 ID:3wKaBbKQ0
喜緑さんを長門の上に乗っけて両方試すだなんてそんなうらやまけしからなすぎる。
440以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 16:13:27.11 ID:q1X6ADNy0
昆布と海苔もよろしこ
441以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 16:31:21.43 ID:kknq4OTq0
お前ら命が惜しくないのかw
442以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 16:32:35.41 ID:TJqMsq4w0
>>439
喜緑「宇宙人バスターと」
長門「………宇宙人ドライバー」
喜緑「どちらから先に試してみたいですか☆」
443以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 16:50:48.60 ID:SY1MSBzc0
●<業界ではご褒美です
444以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 17:10:59.74 ID:dQ/xVwHL0
宇宙はすごいなw

>>425
乙!
445以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 17:31:07.83 ID:xuny4LY8O
おなかすいたぁ…
446以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 18:02:58.27 ID:5XvfW7BQ0
●<僕をお食べ
447以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 18:46:15.11 ID:5XvfW7BQ0
●<スレスト!
448以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 19:17:55.27 ID:7JD9poBIO
おっと
449以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 19:17:58.95 ID:jXnAji9oO
つ =●
450以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 19:57:36.16 ID:5XvfW7BQ0
●ばっか
451以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 20:21:47.18 ID:jXnAji9oO
〇<私もいますよ!
452以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 20:43:36.13 ID:mhJ8cct00
453以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 20:59:02.74 ID:xuny4LY8O
ミヨキチ「わたしの略称も考えてください」
454以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 21:23:11.30 ID:CRoqkQR4O
キチ
455以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 21:32:30.48 ID:dQ/xVwHL0
>>453
既に略章じゃないですか吉村美代子さん。
456以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 21:42:39.04 ID:TJqMsq4w0
見よ!基地!
って事でジャブローという略称を授けよう
457以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 21:45:08.99 ID:ktnJvdsaO
略称は
公式にはミヨキチとキョンとハルにゃんだけか


きょこたんは・・・先に出来たから公式にはムリか
458以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 21:46:42.69 ID:KOQfZWQyP
鶴屋さんの長門っちも追加で
459以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 21:57:16.83 ID:CRoqkQR4O
>>456
増えてるw
460以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 22:00:48.01 ID:kdlVnl+w0
朝倉「Asahiの麦搾りよ麦搾り」

古泉「寒くなってきた中、人を呼びつけて一声目がそれですか……」

朝倉「え。イツキ君、何コートなんか着てるの」

古泉「お答えしましょうか。外が寒いからです」

朝倉「地球人は不便なのねえ。あたしはぜんぜん感じないけど」

古泉「ナメック星人ですか、あんた」

朝倉「それより麦搾りよ」

古泉「あなた、正統派のビールは飲まない主義じゃありませんでしたっけ」

朝倉「や、立派な発泡性リキュールよこれ」

古泉「うわ、度数だけ高い。やっぱあんた酔いたいだけでしょう」

朝倉「これが118円(CO-OP)よ? しかも悪酔いと無縁」

古泉「僕にいわせれば、あんたは常に悪酔いしてます」

朝倉「まあ飲んで飲んで」カシュッ トクトク

古泉「あー前科が山積みになってく……いやいやいやいや注ぎすぎ注ぎすぎ!!」
461以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/22(木) 22:08:15.93 ID:kdlVnl+w0
朝倉「ね、美味くない?」

古泉「……ドラフトワンとかよりはおいしいですけど」

朝倉「スーパードライとかより美味い気がするんだけど、あたし」

古泉「どうでもいいけど、女性なんですから、美味いより美味しいと言ってもらえません?」

朝倉「えー、なにそのお父さんみたいな提言。涼子そういうのめんどくさいなー」

古泉「僕はこうしてちょいちょい呼び出されるの自体、そうとうめんどくさいですがね」

朝倉「だって、長門さんはお酒飲まないし、エミリも興味ないし、きょん君とかはみせーねんだし」

古泉「変換ぐらいちゃんとしてください、何本飲んでんですか」

朝倉「んーっと、麦搾り3本とコーラショック1本?」

古泉「もうだめだこの人」

朝倉「あたしに付き合ってもらえそうな人なんて、イツキ君しかいないのよ。なにしろ実年齢」

古泉「WRYYYYYYYYYYYYYY!!」ガッシャン

朝倉「っちょっと!? ちゃぶ台返さないでよっ!? あたしの缶以外何も乗ってなかったからいいもののッ!!?」

古泉「ビールの缶以外何も乗ってない女子高生の自宅のちゃぶ台がもう異常なんですよ!?」
462以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
飲み過ぎやw