【記録】イスラエルがやってる事を一々覚えていたい15【in議論板】

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1朝まで名無しさん
イスラエルがやってる事と、その関連報道や声明などをいちいち記録するスレです。
主にイスラエル・パレスチナ問題の記事ですが、
イスラエルがかかわる紛争・戦争全ての記事が対象になります。

前スレ
【記録】イスラエルがやってる事を一々覚えていたい14【in議論板】
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/news2/1231778617/l50

関連サイト>>2-7あたり
2朝まで名無しさん:2009/01/26(月) 17:28:23 ID:Ur+MaQQ1
【イスラエル公式情報】
駐日イスラエル国大使館
http://tokyo.mfa.gov.il/mfm/web/main/missionhome.asp?MissionID=43&
外務省: イスラエル国
http://www.mofa.go.jp/Mofaj/area/israel/index.html
イスラエル国防軍チャンネル(YouTube、英語)
http://jp.youtube.com/user/idfnadesk

【パレスチナ公式情報】
駐日パレスチナ常駐代表部
http://www.palst-jp.com/jp/jp_top.html
外務省: パレスチナ(PLO)
http://www.mofa.go.jp/MOFAJ/area/plo/index.html
ハマース公式?(アラビア語)
http://www.pmo.gov.ps/news.php
Paltube(ハマース動画サイト、アラビア語)
http://www.palutube.com/
3朝まで名無しさん:2009/01/26(月) 17:29:34 ID:Ur+MaQQ1
【マスコミ】
日本語で読める記事はGoogle ニュースで
「イスラエル OR パレスチナ OR ガザ」検索するのが手っ取り早い。
Googleが漏らしている記事などは下記から。
海外通信社の場合、日本語版にない記事も多いので注意。

Google ニュース 日本版 - 国際
http://news.google.co.jp/news?ned=jp&topic=w
Yahoo! パレスチナ情勢
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/palestine/
朝日新聞 ガザ侵攻
http://www.asahi.com/special/09001/?ref=tsp
毎日新聞 中東・アフリカ
http://mainichi.jp/select/world/mideast/
読売新聞 パレスチナ情勢
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20081229-507405/index.htm
日本経済新聞 中東情勢
http://www.nikkei.co.jp/sp2/nt15/index20090112AS2M1201M12012009.html
産経新聞 国際
http://sankei.jp.msn.com/world/world.htm
東京新聞 国際
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/
世界日報 中東・北アフリカ
http://www.worldtimes.co.jp/w/me/me2/me.html
(続く)
4朝まで名無しさん:2009/01/26(月) 17:30:25 ID:Ur+MaQQ1
>>3から
TBS 国際
http://news.tbs.co.jp/international/
47NEWS(共同通信社など) 国際
http://www.47news.jp/news/archives_world.php
時事通信社 国際
http://www.jiji.com/jc/c?g=int
フランス通信社 イスラエル軍がガザ地区を攻撃
http://www.afpbb.com/middle/1484
ロイター通信社 ガザ侵攻
http://special.reuters.co.jp/contents/attacks.html
アルジャジーラ(英語)
http://english.aljazeera.net/
アルジャジーラチャンネル(Youtube、英語)
http://jp.youtube.com/user/aljazeerachannel?blend=1
5朝まで名無しさん:2009/01/26(月) 17:31:00 ID:Ur+MaQQ1
【イスラエルマスコミ(全て英語版)】
ハアレツ
http://www.haaretz.com/
エルサレムポスト
http://www.jpost.com/
イスラエルトゥデイ
http://www.israeltoday.co.il/

【パレスチナマスコミ(全て英語版)】
パレスチナポスト
http://www.palestinepost.com/
エルサレムタイムス(自治政府系。Google警告有)
http://www.jerusalem-times.net/
6朝まで名無しさん:2009/01/26(月) 17:31:47 ID:Ur+MaQQ1
【イスラエル情報】
「メムリ」はイスラエル系の中東報道まとめサイト。

■シオンとの架け橋・イスラエル情報サイト
http://www.zion-jpn.or.jp/
イスラエル発:ラジオのニュース
http://www.israel-radionews.com/
メディアに出ないパレスチナ
http://mideastreality.web.fc2.com/
メムリ(MEMRI)
中東報道研究機関
http://memri.jp/

【パレスチナ情報】
パレスチナ情報センターに、パレスチナ関連のたいていの記事はリンクされています。
海外マスコミの和訳へのリンクも。

パレスチナ情報センター
http://palestine-heiwa.org/
上記サイトにある関連地図
http://palestine-heiwa.org/map/s-note/
パレスチナ情報センター(英語、上記サイトとは無関係)
http://www.palestine-info.co.uk/en/
イスラム同胞団(英語、エジプトにあるハマースの母体)
http://www.ikhwanweb.com/
7朝まで名無しさん:2009/01/26(月) 19:50:26 ID:57xRHg5J
「白リン弾」の威力まざまざ=国連機関本部の火消えず−ガザ
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2009012400072

 【ガザ市(パレスチナ自治区)23日時事】イスラエル軍により8日前に攻撃を受けた
国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)ガザ本部の倉庫は、23日夜(日本時間
24日未明)現在も鎮火していない。UNRWA関係者は「燃え方や煙から、白リン弾が
原因なのは疑いない」としており、その威力がまざまざと示された形だ。
 UNRWA本部は今月15日、イスラエル軍とイスラム原理主義組織ハマスの交戦に
巻き込まれ、戦車の砲撃などを受けた。この戦闘でイスラエル側が「白リン弾」を使用した
可能性がある。被害に遭った倉庫にはパレスチナ難民への支援物資の小麦粉や医薬品が
置かれていたが、保管物はすべて焼き尽くされた。(2009/01/24-07:10)
8朝まで名無しさん:2009/01/26(月) 19:52:41 ID:57xRHg5J
ガザ境界の封鎖解除必要 国連機関職員の羽隅さん
http://www.47news.jp/CN/200901/CN2009012401000113.html

 【ガザ市24日共同】国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)職員の羽隅温子さん(35)が
23日、パレスチナ自治区ガザ市で共同通信の取材に応じ、イスラエル軍の大規模攻撃を
受けたガザの復興のため「イスラエルが境界封鎖を解除することが必要だ」と語った。

 羽隅さんによると、攻撃で学校、病院など国連施設だけで53カ所が被害を受け、公共施設の
修復や破壊された住宅の再建が急務。「物資が入らないと再建は進まない。日本を含む
国際社会がイスラエルに境界の全面再開を働き掛けてほしい」と語った。

 ガザの境界を管理しているイスラエルは2007年から封鎖を強化。羽隅さんは「コンクリート
など建設資材がないため建設事業は停止し、住民の失業や困窮を招いていた。今回の
攻撃は状況をさらに悪化させた」と指摘した。

 羽隅さんは、訪問調査をしたことがある一般住民の自宅が今回の攻撃で完全に
破壊されたのを見て「ショックを受けた」という。
2009/01/24 08:43 【共同通信】
9朝まで名無しさん:2009/01/26(月) 19:53:54 ID:57xRHg5J
ガザ情勢めぐり日本基督教団が声明 兵庫教区 
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0001669686.shtml

 イスラエル軍による大規模な攻撃にさらされたパレスチナ自治区ガザをめぐり、
日本基督(キリスト)教団兵庫教区は「ガザに生きる人たちの人権が保障されることを強く願う」
とする声明を発表した。

 阪神・淡路大震災や尼崎JR脱線事故、二〇〇四年の台風23号などを経験した「兵庫に
生きる者」として見過ごせないという。現在は停戦となったが、同教区常置委員会は
「(イスラエル側が)ガザ地区を完全封鎖し飢餓状態に追いやっている状況はまったく
変わらない」とした。「ガザの地に一刻も早く平和と和解がもたらされ、人々が安息を得ることを願う」としている。(畑野士朗)

(1/24 09:04)
10朝まで名無しさん:2009/01/26(月) 19:54:27 ID:57xRHg5J
ガザ地区“停戦”へエジプトの調停再開
2009.1.24 09:26
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/090124/mds0901240927000-n1.htm

 【ガザ市=黒沢潤】パレスチナ自治区ガザ地区で、約3週間にわたって交戦したイスラエル軍と
イスラム原理主義組織ハマスとの調停交渉が23日までに再開した。エジプト政府が22日、
イスラエルと個別に交渉を開始。エジプトは24日にもハマス側とも協議する予定だ。

 イスラエルとハマスは18日、それぞれ“停戦”を発表した。しかし、その後も散発的な交戦が
発生するなど、恒久的な停戦が実現しているわけではない。
11朝まで名無しさん:2009/01/26(月) 19:55:13 ID:57xRHg5J
武器密輸監視でガザ沖へ=ヘリ搭載の仏艦船
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2009012400098

 【パリ23日時事】フランスのサルコジ大統領は23日、パレスチナ自治区ガザへの武器密輸を
監視するため、ガザ沖の公海にヘリコプターを搭載した仏軍フリゲート艦1隻を直ちに
派遣するよう指示した。大統領府の声明によると、イスラエル、エジプト両国と協力して
監視活動を行う。
 英仏独3カ国は、イスラエルとイスラム原理主義組織ハマスの停戦維持のため、ガザの
ハマス支配地に武器が密輸されないよう監視に協力すると表明していた。(2009/01/24-09:28)
12朝まで名無しさん:2009/01/26(月) 19:55:55 ID:57xRHg5J
ガザ停戦継続への協力要請 オバマ大統領がサウジ国王に
2009.1.24 10:25
このニュースのトピックス:オバマ米大統領
http://sankei.jp.msn.com/world/america/090124/amr0901241026018-n1.htm

 オバマ米大統領は23日、サウジアラビアのアブドラ国王と電話会談し、パレスチナ自治区
ガザの停戦を持続させるため、ミサイル弾でイスラエルを攻撃していたイスラム原理主義組織
ハマスへの武器密輸を阻止する枠組み構築への協力を要請した。

 オバマ氏はブラウン英首相とも電話会談し、治安悪化が進むアフガニスタンを「最優先課題」
と位置付け、取り組んでいく必要性を強調。4月にロンドンで開かれる20カ国・地域(G20)首脳に
よる第2回会合(金融サミット)に出席したいとの意向を重ねて伝えた。

 カナダのハーパー首相や国連の潘基文事務総長とも電話で話し、地球温暖化防止に向けた
多国間協力や、国連と米国の関係強化方針を約束した。

 オバマ氏は就任翌日の21日、中東指導者4人と電話会談した。(共同)
13朝まで名無しさん:2009/01/26(月) 19:58:50 ID:57xRHg5J
届けガザへ この想い−大阪・今年5度目の抗議集会−
村山康文2009/01/24
http://www.news.janjan.jp/area/0901/0901235965/1.php

抗議集会の後、京都大学の岡准教授は「攻撃が止まった今だからこそ、無差別殺戮がなぜ
起きているのか、その根本を問い質す必要がある」と訴えた。集会後、アメリカ総領事館から
大阪市役所までデモ行進が行なわれた。

届けガザへ この想い−大阪・今年5度目の抗議集会− | 「パレスチナの平和のための関西連絡会」
をはじめとして約11団体が扇町公園(大阪市北区)に集まった。
「パレスチナの平和のための関西連絡会」をはじめとして約11団体が扇町公園(大阪市北区)
に集まった。
 21日、イスラエル軍はパレスチナ自治区ガザから地上部隊の撤退をし、先月27日から
続いていた空爆と、その後の地上侵攻による攻撃は、とりあえずのところは終了した。しかし、
ガザからの攻撃に、すぐにでも反撃できるよう、境界線における部隊の配備は続いている。
これは、あくまでも米国を頼りにする同軍が、20日のオバマ大統領の就任式を意識したもので、
新政権との間に摩擦を生みたくないとの配慮ではないのか、とメディアは伝える。

 冷たい雨が降りしきる中、大阪で今年に入って5度目の抗議集会
「パレスチナの民衆を殺すな!! 許すな! イスラエルのガザ侵攻 1・22緊急行動 in 関西」が
22日夜、扇町公園(大阪市北区)で行なわれた。

届けガザへ この想い−大阪・今年5度目の抗議集会− | 午後7時前に公園を出発したため、
この横断幕を会社帰りの人たちも見ていた。
 集会の最後、京都大学の准教授で、パレスチナ情勢に詳しい岡真里さんは、参加者の前で次のように話した。

 「とりあえず攻撃停止とありましたが、安心しないでください。根本的な問題は何一つ解決して
いません。現在進行形で殺戮が続いていたときは、この殺戮をやめろと叫ぶことを最優先
せざるを得ませんでした。でも攻撃が止まったことで、わたしたちは今回の大量無差別殺戮が
なぜ起きているのかのその根本を、攻撃が止まった今だからこそ、声を大にして訴えることが
出来るのです」
(続く)
14朝まで名無しさん:2009/01/26(月) 19:59:10 ID:57xRHg5J
>>13より

 さらに、「ガザはこの3年封鎖状態にありました。とりわけこの1年半は完全封鎖状態でした。
『人間が人間らしく生きる』ということのそのすべてをガザの人たちは奪われていたのです。
さらに、ガザの人々は40年以上、イスラエルによる軍事占領下に置かれてきました。
2005年8月のイスラエルによるガザからの入植地撤退というのは、マスメディアが
訴えているような、また、イスラエル政府が決定しているような和平の推進、占領の終結ではありません。

届けガザへ この想い−大阪・今年5度目の抗議集会−
| ガザでの死者は1300人を超えると発表。キャンドルに火を灯し、死者や負傷者を弔った。
 イスラエル軍の徹底によってガザは封鎖され、占領はより効率化され、強化されていたのです。
これは紛れも無い人道に対する罪であり、責任者たちは、国際刑事裁判所で被告となって
裁かれるまで、この出来事を忘れず、わたしたちは訴えていかなければならないと思います」

 集会後、300人を超える参加者は、同公園から駐大阪・神戸アメリカ総領事館(同市北区)を
経て、大阪市役所までの約1.5kmを「イスラエルはハマスと話し合え!」「アメリカは
中東から手を引け!」「イスラエル商品をボイコットするぞ!」とシュプレヒコールをあげながらデモ行進した。
15朝まで名無しさん:2009/01/26(月) 20:58:32 ID:57xRHg5J
The Israeli attacks on Gaza
http://www.guardian.co.uk/world/interactive/2009/jan/03/israelandthepalestinians

英『Guardian』紙による。英語。
赤丸=イスラエル 緑丸=パレスチナ(ハマース)
それぞれの攻撃地点を地図表示

日ごとの双方の死者・負傷者数付き。ただし、パレスチナ側の死者数は報道により誤差があります
16朝まで名無しさん:2009/01/26(月) 20:59:19 ID:57xRHg5J
直接対話はオバマ政権次第=ブッシュ路線修正を注視−イラン高官
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2009012400215

 アハマディネジャド・イラン大統領特使として来日中のサマレハシェミ大統領最高顧問は
24日、都内で記者会見し、オバマ米政権がブッシュ前政権の路線から決別してイラク撤退を
進め、イスラエル支持の政治姿勢などを修正するなら直接対話が可能になるとの認識を示した。
その上で「米国のアプローチ次第だ。どういう政策を打ち出し、行動するのかを見極めている」と述べた。(2009/01/24-15:47)
17朝まで名無しさん:2009/01/26(月) 21:00:03 ID:57xRHg5J
イスラエル兵解放問題が焦点 ガザ停戦から1週間
http://www.47news.jp/CN/200901/CN2009012401000334.html

 【ガザ市24日共同】パレスチナ自治区ガザでイスラエルとイスラム原理主義組織ハマスの
停戦が成立してから25日で1週間。境界封鎖や武器密輸をめぐる対立があらためて
鮮明になる一方、ハマスが約3年前に拉致したイスラエル軍兵士の解放問題が、本格停戦に
向けた焦点に浮上してきた。

 「イスラエルが一方的に撤退し、武装闘争に勝利した。当面は再建が重要で(ハマス)政府と
住民は結束していく」。23日、停戦後初めてとなったガザの金曜礼拝演説で、ハマス幹部の
ムシル・マスリ師は約1000人の聴衆を前にこう強調した。

 イスラエルはハマスが要求する境界封鎖の解除を拒否。これに対し、ガザ南部の
エジプト境界ではイスラエルが武器搬入を強く懸念する密輸トンネルが稼働を再開。
衝突再燃の火種は残る。

 停戦後、イスラエルがハマスに要求を強めているのが、2006年6月に拉致された兵士の
解放だ。オルメルト首相は、ガザ大規模攻撃の結果、兵士解放交渉が有利になるとの見方を
示唆。閣僚からは、兵士と引き換えに、収監中のパレスチナ人を多数釈放する用意があるという柔軟発言も出た。
2009/01/24 16:18 【共同通信】
18朝まで名無しさん:2009/01/26(月) 21:01:15 ID:57xRHg5J
ガザの犠牲者に祈り 在日イスラム教徒ら 東京・代々木
2009年1月24日18時56分
http://www.asahi.com/national/update/0124/TKY200901240151.html

写真イスラエル軍の攻撃で亡くなったガザの犠牲者のため、祈りをささげる在日のイスラム教徒ら。時折すすり泣く声が漏れた
=24日午後、東京都渋谷区の代々木公園、橋本弦撮影

 イスラエル軍の攻撃で犠牲となったパレスチナ自治区ガザの住民のため、日本に住む
イスラム教徒らが24日、東京・代々木公園で祈りをささげた。小雪がちらつく寒さのなか、
100人以上が指導者の声に合わせて死者が天国に行くことを願う礼拝をした。

 1300人を超す犠牲者が出たことに心を痛め、日本イスラム文化センター(東京)などが
呼びかけた。アキール・シディキ会長(64)は「平和を愛する日本にも国際社会の一員として
関心を持ち、行動してほしい」と話した。

 参加したエジプト人留学生のエシーバ・ムハンマドさん(24)は「同じイスラム教徒として、
平和が来るまで祈り続けたい」と話した。
19朝まで名無しさん:2009/01/26(月) 21:04:25 ID:57xRHg5J
【ガザ侵攻】パレスチナの分断、先鋭化 (1/3ページ)
2009.1.24 20:05
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/090124/mds0901242006005-n1.htm

ガザ市郊外の砲撃現場で、夫や息子ら家族9人を失ったマッスウーダさん(左)と、うなだれる親族

 約3週間にわたり、イスラエル軍とイスラム原理主義組織ハマスが交戦した
パレスチナ自治区ガザ地区に23日、入った。ガザでは、ハマスが住民からの支持を一段と
高め、対立するパレスチナ解放機構(PLO)の主流派、ファタハとの分断を一層深めているように見えた。(ガザ市 黒沢潤、写真も)

 「もうさんざん泣いた。涙は枯れて、2度と出ることはないかもしれない」。

 イスラエル軍によって今月上旬、住民約110人が大きな建物に誘導された後に砲撃され、
約30人が犠牲となったガザ市郊外で、夫や乳児(10カ月)ら家族9人を失った妻の
マッスウーダ・サムウニ(21)さんはこう語った。国連人道問題調整事務所(OCHA)も
問題視したこの事件後、マッスウーダさんが建物から飛び出すと、100メートルほど先から
イスラエル軍に左肩を撃たれた。「銃撃後、遠くからイスラエル兵に笑われて…」。出ないはずの
涙がにじんできた。

■ハマス支持

 砲撃の現場ではこの日、約200人が死者に祈りをささげた。「『血』と『殉教』の結婚式」と
名付けられた儀式では、ほとんどの参列者たちはハマスの抵抗をたたえた。

 ハマスに懐疑的だった元欧米メディアの助手も「ガザでは薬不足で1日に350人が死ぬ。
長く待って死ぬより、果敢にイスラエル軍と戦う『突然死』を選ぶ人が増えるはず」と語る。
(続く)
20朝まで名無しさん:2009/01/26(月) 21:06:26 ID:57xRHg5J
>>19より
 ガザのギング国連広報官が断じるように、多数の死者を出した今回の戦闘の後、
ハマス支持者はむしろ増え、ハマスは息を吹き返すようにみえる。

 空爆されたハマス政府庁舎前では、ハマスの私服警官が白昼堂々、機関銃を持ち、
警戒していた。ハマスは自宅を失った住民に対して5200ドル(約46万円)を支給するなど
人心を掌握しつつある。

 ハマスは、対外イメージ刷新に躍起となっている。ハマス関係筋は産経新聞に対し
「ハマスは新しい外交チャンネル作りに必至だ。ハマスのハニヤ元首相の外交顧問
マフムード・ユセフ氏は、米国大学留学時代に交流があったオバマ米大統領に近い筋と
最近まで接触した」と明かした。さすがに最近は途絶えたが、再開を模索しているようだ。

■主導権争い

 ハマスへの反発の声もないではない。「ハマスがイスラエル領に撃ち込むロケット弾は、
たかが『エンピツ』。イスラエルの『精密誘導弾』にかなうわけはない。抵抗した結果、
このザマだ」との批判もある。ただ、これは少数意見だ。

 ヨルダン川西岸ビルゼイト大学の政治学者、ムダル・カシス氏(45)は「パレスチナ社会に
君臨するイスラエルから攻撃される者は、誰であれ住民の信頼を勝ち取る」と語る。

 今回の戦闘後、求心力を高めるハマスと、ファタハとの分断は一段と深くなっているようだ。
ハマス幹部が複数空爆死したのは、ファタハ関係者が居場所をイスラエルに教えたためだと
して、ファタハ系住民175人が暴行を受けた。
(続く)
21朝まで名無しさん:2009/01/26(月) 21:08:19 ID:57xRHg5J
>>20より
 ファタハを率いるアッバス議長は、世界からのガザ復興予算の執行をめぐり支配権を
握りたい考えだが、ハマスとの主導権争いは解決しそうにない。ガザのジャーナリスト、
ハミース・アブナデル氏(66)は「アラファト議長存命のころ、パレスチナは一本化していた」と
ハマスとファタハの対立に懸念を示した。

 ハマス支持者のファデル・ハイデルさん(32)も「(イスラエルと2国家共存に向けて交渉する)
アッバス議長が、イスラエルのオルメルト首相と、ほおにキスすればするほど、彼の信頼は
地に落ちる」とファタハ側を非難した。

 ヘブロン県知事のフセイン・アルアラジ氏(58)は「イスラエルはもともと、ハマスを壊滅する
つもりなど毛頭ない。軍事的にハマスを徹底的に弱体化させ、ハマスを『生かさず殺さず』の
状態で生き延びさせた後、またファタハと戦わせる。うまいものだ。これで簡単に
2国家共存など実現しない」と語った。



 【パレスチナ自治区ガザ地区】 人口約150万人。面積は、東京23区の半分強に相当する
約365平方キロ。1967年の第3次中東戦争後、イスラエル軍の占領下に置かれた。現在は、
周辺を塀で完全に囲われ、自由な移動を極端に制限されている。2007年夏に、
イスラム原理主義組織ハマスが穏健派のアッバス議長率いるパレスチナ自治政府を追放した
後、政治の実権を握っている。
22朝まで名無しさん:2009/01/26(月) 21:09:21 ID:57xRHg5J
村上春樹さんにエルサレム賞
2009年1月24日20時21分
http://www.asahi.com/culture/update/0124/TKY200901240160.html

 イスラエル最高の文学賞、エルサレム賞の09年受賞者に作家の村上春樹さんが決まった。
受賞選定委員長が編集長を務めるイスラエルの有力紙ハアレツは21日付で、受賞理由に
ついて「日本文化と現代西欧文化とのユニークなつながりを描くなど、西側で最も人気がある
日本人作家。読むのはやさしいが、理解するのはむずかしい」と伝えた。

 イスラエル各紙は、村上さんが来月の授賞式に出席すると報じている。(エルサレム)
23朝まで名無しさん:2009/01/26(月) 21:10:14 ID:57xRHg5J
ガザ救援物資、第1陣引き渡し 日本政府
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090124AT2M2402524012009.html

 【アリーシュ(エジプト東部)=安部健太郎】日本政府は24日、イスラエル軍の攻撃で
大規模な被害を受けたパレスチナ自治区ガザの人道支援のため、ガザまで50キロメートル
ほどのエジプト領アリーシュの空港に到着した救援物資第1陣の引き渡し式を行った。

 受け取った国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)ガザ事務所幹部の
キャシー・ハワード氏は「日本の支援はとてもタイムリーで歓迎する。この救援物資はすべてを
失ってしまったガザの人々へ直接届ける」と謝意を述べた。

 救援物資は国際協力法に基づくもので毛布2万9000枚、就寝用マット2万枚などを無償で
提供。パレスチナ自治政府統計局によると、ガザでは約4100戸の住宅が完全に破壊され、
一部損壊も約1万7000戸に上る。道路や送電網などインフラ被害も大きく、国際社会の
復興支援が急務となっている。 (24日 21:01)
24朝まで名無しさん:2009/01/26(月) 21:11:44 ID:57xRHg5J
ガザ地区で学校再開、学童20万人が登校
2009年01月24日 22:18 発信地:ベイトラヒヤ/パレスチナ自治区
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2562861/3719338

【1月24日 AFP】パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)で24日、学童約20万人が
イスラエル軍による攻撃後初めて学校に登校した。

 国連パレスチナ難民救済事業機関(UN Relief and Works Agency、UNRWA)は、合計で
約20万人の学童が通う学校221校の全てを再開したと発表した。これらの学校は戦闘中に
パレスチナ人数万人が避難した。

 ベイトラヒヤ(Beit Lahiya)の小学校では、大きなリュックサックを背負った子どもたちが
広い校庭に駆け出し、イスラエル軍の砲弾で焼け焦げた教室の下の階で元気に走り回ったり遊んだりした。

 国連(UN)によると、同施設は1週間前にイスラエル軍の砲撃を受けて炎上し、避難していた
パレスチナ人1600人がパニックとなった。攻撃で5歳と7歳の少年2人が死亡し、十数人が
負傷した。死亡した子どもの母親は足を切断する大けがを負ったという。

 同校の校長によると家族や自宅を失い不安になっている子どもが多いため、学校再開後の
数日間はカウンセリングにあてられ、子どもたちが自分自身を表現するのを教師らが支援するという。(c)AFP/Joseph Krauss
25朝まで名無しさん:2009/01/26(月) 21:13:52 ID:57xRHg5J
住民の無知利用し反イスラエル焚き付けるハマス
女子供「盾」に国際世論味方につける
http://www.worldtimes.co.jp/news/world/kiji/090124-222435.html

 【カイロ24日鈴木眞吉】昨年12月27日から1月17日まで約3週間に渡って行われた
イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム根本主義過激派組織ハマスに
対する戦闘は、軍事的に見ればイスラエル軍の“完勝”で終了したにもかかわらず、必ずしも、
“全面勝利”にはならなかった“からくり”は一体どこにあるのか。

 イスラエル軍の軍事的完勝は、双方の死者数を比較すれば歴然としている。自治政府の
公式発表によれは、ハマスが実効支配するガザ側における22日間の死者数は1315人
(うちハマス戦闘員は約500人:イスラエル紙)。一方、イスラエル側死者はわずか13人
(兵士10人、民間人3人)。ガザ側の家屋4000棟が全壊、1万7000棟が損壊、被害総額は
約19億ドル(1750億円)だ。

 この圧倒的差は、レバノンのイラン系イスラム教シーア派根本主義過激派組織ヒズボラに
対する昨年5月の戦闘と比較し、イスラエル軍がいかに、指揮命令系統が統一され、緻密な
戦闘を繰り広げて、自軍の犠牲者を最小限に抑えたかを物語っている。対ヒズボラ戦で
指摘された、指揮命令系統の混乱などをほぼ完全に克服し、「中東随一の強いイスラエル軍」
を演出し得たという点では「完勝」したとも言えよう。イスラエル国民の、今回の軍事作戦に
対する高い支持率も、軍事的成功を証明している。
(続く)
26朝まで名無しさん:2009/01/26(月) 21:14:17 ID:57xRHg5J
>>25より
 ただ惜しむらくは、国連施設や学校などに対する誤射が続出、子供や女性の死傷者が
多大であったことだ。(子供の死者は417人)。ただ、この原因は、イスラエル軍による責任も
さることながら、ハマスが戦術として、ロケット弾発射基地や武器弾薬庫を、市街地に隠蔽、
ハマス幹部や戦闘員らが一般住民を盾にして篭るという、国際法違反の極めて卑劣な戦術を
取ったことが大きく、非難されるべきはむしろハマス側とも言えよう。

 イスラエルにとって、多大な損失を蒙むったガザ住民が、多大な損失を招来した為政者、
すなわちハマス指導部を糾弾するようになれば、“ほぼ完勝”なのだが、ここアラブ・イスラム世界
では、民主主義世界と異なり、住民の命と財産を守りかねた為政者を糾弾するどころか、
長年の敵、イスラエルにしか批判が矛先は向かない。

 その原因の一つは、ガザ住民にとって、民主主義を自国に採用するよりも、イスラエルと
戦うことの方が重要と考えているところにある。ハマスは、その綱領からも実態からも、
パレスチナを、イスラム法を厳格に適用したイスラム国家、すなわち非民主的な
宗教的全体主義国家にする意図を明白にする全くの反民主主義団体だ。それにも関わらず、
ガザ住民がハマスを支持する理由は、@ハマスの実態に対する無知、
A民主主義を求める情熱よりも反イスラエル感情が優先する ――ところにある。

 ハマスに対する無知は、ハマスの巧妙な民衆収斂術とも言うべき、医療や法律相談、
貧民救済などの草の根の活動を通じた奉仕活動で、反民主主義のテロ体質を隠ぺいする
戦術に欺かれていることが大きい。共産党が、一党独裁による恐怖政治の体質を隠ぺいし、
奉仕活動で笑顔を振りまき、民衆を欺き続けてきた運動と酷似している。

 民主主義を求める情熱よりも反イスラエル感情が優先するのは、民主主義を実際に経験した
ことのないガザ住民には、民主主義下での言論や集会、出版、表現の自由の価値が
わからないことが原因で、目前の反イスラエル感情が勝ってしまうという悲劇性を生んでいる。

 ハマスは今、アッバス・パレスチナ自治政府議長率いるファタハメンバーらを、スパイ容疑で摘発、逮捕し始めている。

2009/1/24 22:24
27朝まで名無しさん:2009/01/26(月) 21:19:25 ID:57xRHg5J
モロッコ、234トンの人道援助物資をガザに届ける
http://map-japan.jp/012009_1/17012009gaza_humanitarian_aid.html

(ラバト、1月17日)モロッコとエジプト政府の間の援助協定によるガザへの人道支援物資の
空輸は、15日夜終了した。

 この緊急援助は、1月7日にムハンマド六世国王陛下の指示によって開始され、234トンの
援助物資がガザに届けられた。

 援助物資は、エジプトのエル・アリシュ空港を経由して届けられた。物資には、168.9トンの
食糧、54.8トンの医薬品、10.5トンの毛布などが含まれている。

この人道援助は、モロッコ国民のパレスチナ人への連帯を示すものである。

 ムハンマド六世国王陛下は、モロッコの市民がパレスチナの人々に寄付できるよう、
モロッコの中央銀行であるバンク・アル・マグリブに特別に「パレスチナ救済口座」を開くよう指示した。

 モロッコ王国は、イスラエルのガザへの軍事行動と暴力のエスカレーションを強く
非難しており、200名のパレスチナ人負傷者を受け入れ治療する用意があることを表明した。
第一団の負傷者らが先週モロッコに到着した。
(続く)
28朝まで名無しさん:2009/01/26(月) 21:20:30 ID:57xRHg5J
>>27より
 パレスチナの赤十字の幹部らは、国王陛下の人道援助物資送付のイニシアティブと200名の
負傷者受け入れを賞賛している。

インティファーダ犠牲者基金の広報担当であるムスタファ・ムハンマド氏は、パレスチナの人々は
このイニシアティブを大変喜んでおり、「このようなイニシアティブが、アル・クドゥス委員会議長
であるムハンマド六世国王陛下がとられたことは大変な名誉である」と述べた。

パレスチナ赤十字の主席広報担当官であるメイ・アリフ氏は、ガザの人々はこのような国王の
イニシアティブを賞賛しており、モロッコの人々はパレスチナ人に対して真摯な感情を
抱いていることを強調した。

 カイロのパレスチナ大使館の国境担当官であるハリード・アッティアしは、ムハンマド六世
国王陛下に対するパレスチナ人の謝意を表明し、国王陛下が常に世界中に散らばっている
パレスチナ人の立場を理解してくれていることを強調した。
29朝まで名無しさん:2009/01/26(月) 21:21:42 ID:57xRHg5J
密輸トンネル再開へ着々 「ガザに生活必需品運ぶ」
2009年1月25日 朝刊
http://www.chunichi.co.jp/article/world/news/CK2009012502000054.html

23日、パレスチナ自治区ガザのラファで修復される密輸用トンネルの入り口。修復に
当たっていた男たちは直後に、あわてて写真撮影を禁じた=浜口武司撮影
写真

 パレスチナ自治区ガザでの停戦入りから25日で1週間。イスラエル軍の集中的な空爆を
受けたエジプトとの境界の町ラファでは、生活必需品を運ぶ密輸トンネルの修復が着々と
進んでいる。イスラエル軍の猛爆にもかかわらず、数本のトンネルは崩落を免れ、数週間
以内には密輸を再開する予定だ。密輸ルートの壊滅を目指したイスラエルの企図は、
あえなく外れたようだ。 (パレスチナ自治区ガザ南部ラファで、浜口武司)
◆「武器業者は一部だけ」

 エジプト境界まで数十メートル。いくつも並ぶ目隠し用テントの中で、男たちがトンネルの
修復に汗を流す。40代の掘削業者は「幸いわれわれのトンネルは軽いダメージで済んだ。
1週間後には再開できる」と話した。

 トンネルを通じて、エジプトからは食料や燃料、医薬品が運ばれる。犠牲祭などで需要が
高まれば、ヒツジや牛も生きたまま密輸される。「イスラエルがガザを封鎖している以上、
この仕事はわれわれの義務だ」

 密輸業者の男(24)はイスラエル軍の侵攻前まで168本のトンネルが“営業”し、うち1割が
破壊を免れたと打ち明ける。「われわれは生活必需品を運び、武器は扱っていない。そもそも
封鎖が解除されれば、この仕事は必要ない」

 イスラエルは停戦の前提として、国際社会がエジプト政府に協力し、武器密輸を阻止すること
を挙げている。密輸商人は「武器を扱う業者は特別なルートを持っている一部の者だけだ。
欧米が最新機器を提供してトンネルを探すなら、われわれはもっと深く掘るだけだ」とうそぶいた。
30朝まで名無しさん:2009/01/26(月) 22:51:01 ID:57xRHg5J
イスラエル:ガザ停戦1週間 ガザ、復興進まず イスラエル、境界封鎖を継続
http://mainichi.jp/select/world/news/20090125ddm007030082000c.html

 【エルサレム高橋宗男】パレスチナ自治区ガザ地区でイスラエルとイスラム原理主義組織
ハマスが停戦入りしてから25日で1週間。戦闘は沈静化しているが、イスラエルが封鎖を
継続しているため、破壊された町の再建は進んでいない。ガザ地区の復興には早くも暗雲が漂っている。

 戦闘によるガザ地区の被害は20億ドル(約1800億円)に達するとされる。イスラエル軍は
21日にガザ地区からの撤退を完了し、人道物資の搬入を加速したが、ガザ境界検問所の
完全開放には応じていない。鉄鋼やセメントなどの建設資材についても「ロケット弾製造に
利用される可能性がある」として搬入を禁止している。

 ハマスは被害者に総額2860万ユーロ(約33億円)の補償金を25日から支給すると
発表した。内訳は(1)全壊家屋4000ユーロ(2)部分崩壊2000ユーロ
(3)死者1人当たり1000ユーロ(4)負傷者1人当たり500ユーロ−−など。ただ、イスラエルが
封鎖を継続する限り、復興の見通しは立たない状況だ。

 エジプトは現状の不安定な「停戦」を永続化するための調停を再開。22日のイスラエル側との
個別協議に続き、24日にはハマス代表団と協議に入る。イスラエルは、06年6月にハマスに
拉致され拘束されたままのイスラエル軍兵士の解放を、検問所開放の交換条件にすることも
検討している模様だ。

 一方、イスラエル軍のガザ攻撃を巡っては、国連や国際人権団体が「国際人道法違反」
「戦争犯罪」などと非難しているほか、住民から「残虐行為」の証言が相次いでいる。
イスラエル政府は25日にも、国際法違反の訴追を回避するため国家を挙げて軍関係者を
支援する法案を承認する見通し。すでに国内メディアに対し、作戦にかかわった現場指揮官
らの特定を禁ずる報道管制を敷いている。

毎日新聞 2009年1月25日 東京朝刊
31朝まで名無しさん:2009/01/26(月) 22:52:18 ID:57xRHg5J
民主、来月にも訪米団 政権交代にらみ外交活動を加速
2009年1月25日 朝刊
http://www.chunichi.co.jp/article/politics/news/CK2009012502000051.html

写真

 民主党が次期衆院選での政権交代をにらみ、外交活動を活発化させている。特に重視して
いるのはオバマ米政権との関係で、党幹部の動きが目立つ。ただ、小沢一郎代表だけは
一線を画している。

 民主党外交は年明け早々から動いた。アフガニスタンから帰国した犬塚直史「次の内閣」
外務副大臣は6日の記者会見で、武力衝突停止に向けた取り組みをアピール。イスラエルの
攻撃を受けたパレスチナ自治区ガザ情勢に関しては、鳩山由紀夫幹事長らが双方の
駐日大使と面談した。

 各国が日本の政権交代の可能性を予測していることも作用しているようだ。ある党幹部は、
各国外交筋からの面会要望が「かなりある。民主党がどういう考えを持っているのか
聞きたいということだ」と明かす。
(続く)
32朝まで名無しさん:2009/01/26(月) 22:53:04 ID:57xRHg5J
>>31より
 民主党が最重視する対米関係では、オバマ大統領就任前の昨年12月から、新政権との
関係構築を目指し、接触を続けている。

 岡田克也副代表はワシントン、ニューヨークを訪れ、政界関係者らと会談。その後に
菅直人代表代行、鳩山、岡田両氏、前原誠司副代表の代表経験者4人が、次期駐日大使
への就任が固まっているジョセフ・ナイ元国防次官補らと都内で会談。アフガン政策などで
意見を交わした。訪米団を2月にも派遣する方針だ。

 小沢氏が、オバマ大統領の地元シカゴの小学校への支援活動を10年以上続けていることも
あり、鳩山氏は記者会見で「小沢代表とオバマ大統領、民主党と米民主党は、温かい関係を
築けるのではないか」と期待する。

 小沢氏は政権獲得前の動きが「捕らぬたぬきの皮算用」と受け取られることを嫌い、一連の
外交活動にかかわっていない。

 鳩山氏から訪米計画を打診されると、「オレが訪米するのは選挙に勝ってからだ」と言い切った。

 (竹内洋一)
33朝まで名無しさん:2009/01/26(月) 22:54:03 ID:57xRHg5J
イスラエル:ガザ侵攻 考える集い「ガザ・ピースナイト」−−27日、左京 /京都
http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20090125ddlk26040338000c.html

 イスラエルによるパレスチナ自治区ガザ侵攻の問題を考える集い「ガザ・ピースナイト」が
27日午後7時から左京区のタコス店「パチャンガ」で開かれる。パレスチナ問題に詳しい
岡真理・京都大准教授(現代アラブ文学)が今回の侵攻について解説する。

 主催する同店の小林和弘さんは「ガザ地区に暮らす人々のことを知り、私たちに何が
できるかを考える機会になれば」と参加を呼び掛けている。会費1000円(アラブ料理の
軽食付き。500円はガザ地区で被害を受けた人々の支援に充てる)。定員15人で
申し込み・問い合わせは同店(075・712・7891)。【太田裕之】

毎日新聞 2009年1月25日 地方版
34朝まで名無しさん:2009/01/26(月) 22:56:00 ID:57xRHg5J
セメントなど搬入拒否 ガザ復興でイスラエル
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20090125STXKA010725012009.html

 【エルサレム25日共同】イスラエル軍の大規模攻撃で壊滅的な被害を受けた
パレスチナ自治区ガザに対する復興支援で、イスラエルはイスラム原理主義組織ハマスの
支配強化につながりかねないとして、建設工事に必要なセメントや鉄筋の搬入さえも
拒否する姿勢をみせている。

 イスラエルは燃料や食料、医薬品など人道支援物資以外のガザへの搬入を認めず、
境界検問所開放に応じていない。こうした対応は推定計約19億ドル(約1700億円)かかると
されるガザ復興の障害になりそうだ。(25日 16:26)
35朝まで名無しさん:2009/01/26(月) 22:57:08 ID:57xRHg5J
ガザの子供、心に深い傷 次世代へ「暴力の連鎖」懸念も(1/2ページ)
2009年1月25日16時0分
http://www.asahi.com/international/update/0125/TKY200901250001.html

写真小学校が再開し、笑顔を見せる子供たち。教室が避難所になり、校庭で授業をする学級もあった
=パレスチナ自治区ガザ北部ジャバリヤ、井上写す

 イスラエル軍による攻撃を受けたパレスチナ自治区ガザで24日、国連運営の学校(221校)
が再開した。停戦から25日で1週間となるが、自宅が破壊され、家族を失うなど、子供たちが
受けた心の傷は深い。

 ガザ北部のジャバリヤ。ガザ攻撃が始まった翌日の先月28日から休校になっていた
国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)運営の小学校(児童数約千人)に24日
午前7時過ぎ、子供たちが登校した。担任の先生が無事を確認し、子供たちを抱擁する場面も
あった。一部の教室はまだ避難所になっており、校庭にも机といすが用意された。

 ガザ市に隣接するジャバリヤもイスラエル軍の激しい攻撃にさらされ、同校でも少なくとも
4人の児童が犠牲になった。家族や親族が目の前で殺された子供も多く、マドゥフーン校長は
「心のケアが最重要の課題」と話す。

 激しい攻撃を受け、子供たちに暴力を容認する傾向が見え始めたとの指摘もある。

 ガザ北部の地中海に面した通称「ビーチキャンプ」。停戦後も、イスラエルの軍艦が沖合から
漁船に向かって発砲する音が響く。近くの雑貨店に子供たちが集まっていた。

 「爆音がすると、おしっこがしたくなる。トイレに行ってばかりさ」。ムハンマド・メクダド君(15)
が恥ずかしそうに打ち明けた。
(続く)
36朝まで名無しさん:2009/01/26(月) 22:57:53 ID:57xRHg5J
>>35より
 パレスチナ自治政府の治安要員だった父(44)は、6年前からイスラエルの刑務所に入った
ままだ。満期まであと15年。母(41)からは「お父さんは英雄よ」と聞かされ、早く釈放される
よう祈っている。将来の夢は医者になることだったが、攻撃後、考えが変わったという。
「戦闘員になりたい。占領者(イスラエル)と戦うんだ」

 大学生アハマド・アハマドさん(20)も「非人道的な白リン弾を使ってガザの子供たちを
殺しているイスラエルに対して何のおとがめもないこの不公正な世界で、どんな希望を
見いだせるというのか」と憤る。「占領者との対話は不可能だ。力で対抗するしかない」

 世界保健機関(WHO)ガザ支部のマフムード・ダヘルさんは「家族のつながりがたたれ、
圧倒的な軍事力による破壊を目の当たりにした多感な子供たちは、暴力の衝動に
かられやすい」と指摘する。

 子供たちの心のケアにあたるNGOのラウヤ・ハマムさんも「理不尽な封鎖や暴力を受けて
『だれも守ってくれない』との絶望感が子供たちに広がっている。10年後のガザには
(イスラム過激派)ハマスの戦闘員がますます増えていることでしょう」と話す。
(ガザ市〈パレスチナ自治区〉=田井中雅人、ジャバリヤ〈同〉=井上道夫)
37朝まで名無しさん:2009/01/26(月) 22:59:20 ID:57xRHg5J
【ガザ侵攻】密輸人たちは早くもトンネル復旧作業 ガザ地区とエジプトの境界を歩く (1/2ページ)
2009.1.25 20:56
このニュースのトピックス:紛争・クーデター・革命
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/090125/mds0901252059001-n1.htm

空爆された後、復旧作業が進むガザとエジプト間の密輸トンネルの内部(黒沢潤撮影)

 【ガザ地区南部ラファハ=黒沢潤】イスラエル軍が約3週間にわたって空爆した
パレスチナ自治区ガザ地区とエジプトを結ぶ密輸トンネルに24日、入った。密輸人たちは
早くも、手際よくトンネルの復旧作業を始めていた。

 エジプトとの境界沿いの砂地地帯に、空爆された密輸トンネルの入り口が多数あった。
記者(黒沢)が入ったのは、深さ約20メートルの地点にある全長約170メートルのトンネル。
電動ロープで降下した後、エジプト側に向けて約70メートル歩いた。

 このトンネルを取り仕切るアボアダイさん(38)によると、その先が空爆で崩れた。この日は
土を掻き出して、トンネルを再び木枠で固定する作業が続けられていた。作業が終了するのは15日後だ。

 ガザの密輸トンネルは現在、1000以上あると指摘されている。アボアダイさんは、タオルや
おむつ、チョコレート、ポテトチップスなどの「民生品」を運び込むが、原理主義組織ハマスは
武器専用の秘密トンネルを多数持っているという。イスラエル軍は今回の空爆で、全トンネルの
約80%を破壊したとみている。

 イスラエルは今月16日、密輸トンネルを経由した武器流入を阻止することで米国と一致した。
だが、ガザでは、イスラエルによる経済封鎖のため、民生品が極端に不足しており、住民は
「生命線」である民生品用のトンネルまで影響を受けないかと懸念を深めている。
(続く)
38朝まで名無しさん:2009/01/26(月) 23:00:03 ID:57xRHg5J
>>37より
 イスラエルとの交戦が小休止し、ハマスが再び武器密輸を本格的に始めたとの見方も
広まる中、密輸人の間では再空爆を懸念する声も出てきた。だが、アボアダイさんは
「全く怖くない。ガザはイスラエルに占領されているとはいえ、私たちパレスチナ人の土地だ。
空爆(による土砂崩れ)で圧死しても、自分たちの土に埋まって死ぬのなら本望だ」と言い切った。

 ■パレスチナ自治区ガザ地区 人口約150万人。面積は、東京23区の半分強に
相当する約365平方キロ。1967年の第3次中東戦争後、イスラエル軍の占領下に置かれた。
現在は、周辺を塀で完全に囲われ、自由な移動を極端に制限されている。2007年夏に、
イスラム原理主義組織ハマスが穏健派のアッバス議長率いるパレスチナ自治政府を
追放した後、政治の実権を握っている。
39朝まで名無しさん:2009/01/26(月) 23:22:56 ID:57xRHg5J
ジョージ・ミッチェル中東特使についての人物紹介。
ユダヤ人団体「名誉毀損防止同盟」のエイブラハム・フォックスマン委員長が、
「ミッチェルは中立的すぎる。だから心配だ」とコメントしたとのこと。

01/21/2009
Mitchell As Envoy Could Split Center
by James D. Besser
Washington Correspondent
http://www.thejewishweek.com/viewArticle/c37_a14675/News/National.html
40朝まで名無しさん:2009/01/26(月) 23:28:21 ID:57xRHg5J
発信箱:信ずる者は… 福島良典(ブリュッセル支局)
http://mainichi.jp/select/opinion/hasshinbako/news/20090126k0000m070121000c.html

 「たぶん神はいない。悩むのはやめて人生を楽しもう」。ロンドン名物、2階建ての赤いバスの
一部車両に最近、そう大書されたステッカーが張られた。ピンク色の文章が人目を引く。

 英国のコメディー作家、アリアン・シェリンさんが考案し、募金をして出したキャンペーン広告だ。
協力したのは無神論者の動物行動学者、リチャード・ドーキンス氏。

 オバマ米大統領の就任演説を聞いて、そのバス広告を思い出した。演説の中で、
「無宗教者」が米国の諸宗教信徒と同列に置かれたからだ。

 世界の裂け目は国家間よりも、むしろ、宗教社会と、非宗教社会・無神論者の間に
横たわっているような気がする。オバマ演説の隠し味は「聖」と「俗」の問題に触れた点だと思う。

 「イランが目標だ。イスラム教の宗教国家づくりに成功したから」。イスラエルでユダヤ教の
宗教指導者に話を聞いた時、耳を疑った。宗教への熱情は国家間の敵対関係を超越するのだ。

 一方、ドイツの哲学者、ニーチェが19世紀に「神は死んだ」と宣言した欧州ではキリスト教
離れが進む。カトリックの総本山バチカン(ローマ法王庁)がインターネットの活用に
熱心なのは若者を中心とする信徒数減少への焦りの表れでもある。

 宗教の精神をもてあそぶ過激派はテロに走り、自ら運命を切り開く「超人」の必要性を説く
ニーチェの思想はヒトラーのナチスに政治利用された。災禍を招くのは、人間のゆがんだ
使命感と、尊大な万能感だ。

 人類が謙虚さを取り戻した時、価値観の相克を乗り越える力強さを発揮できる。オバマ時代の
幕開けに、そう信じたい。
41朝まで名無しさん:2009/01/26(月) 23:32:27 ID:57xRHg5J
誤植を引用者の責任で訂正。

2009.01.14-2
イスラエルは白リン弾の違法使用に加え新兵器も実験?
http://democracynow.jp/submov/20090114-2

リアルプレーヤーが必要です。こちらからどうぞ
*リアルプレーヤーが見られない方は、こちらのフラッシュ動画をお試し下さい 動画15分

イスラエルが禁止されている兵器や実験兵器を使用した疑いが強まっています。
国際人権監視団体ヒューマンライツウォッチ(HRW)は、イスラエル軍がガザ攻撃に
白リンを使ったことを違法な使用であると非難しています。白リン弾は煙幕によって
味方を守るためや、証明のために使用することは認められていますが、人間に対する兵器と
して使用することは違法です。白リン弾は着弾した後も燃え続け、火災を起こします。
皮膚に付着するとひどいやけどを起こし、白リンがなくなるまで燃え続けます。さらに、
煙を吸い込むと呼吸器系や肺が焼かれてしまいます。ガザ北部の国境からは、連日白リン弾が
人口の密集した難民キャンプやガザ市周辺に次々と打ち込まれるのが目撃されています。
このような人口密集地に白リン弾を使用することは、民間人の被害を当然想定しているはず
だとヒューマンライツウォッチのガラスコ氏は語ります。

それに加えて、イスラエルが実験段階の兵器を使用している疑いが浮上しています。最近まで
ガザの病院で緊急医療に携わったノルウェー人医師の証言では、米空軍が開発したDIMEと
呼ばれる高密度不活性爆弾が与える被害に酷似した症状を示す重症患者たちが多数
みられたそうです。負傷者たちは手足をずたずたに引き裂かれ、ひどいやけどを負っていて、
従来の兵器によるものとは考えられない症状を示していると言います。この武器は2006年に
イスラエルがレバノンを爆撃した際にもレバノンやガザで使用され、EU委員会で調査を
要求する声があがったにもかかわらず、そのままになっていました。
(続く)
42朝まで名無しさん:2009/01/26(月) 23:32:56 ID:57xRHg5J
>>41より
白リン弾にせよ、新兵器にせよ、イスラエルが国際メディアや人権監視団体のガザ立ち入りを
阻んでいるうちは、正確な事実はわかりません。いずれは明らかにされるでしょうが、現時点で
はやや噂が先行している嫌いもあります。白リン弾の使用が違法性を問われるのはどのような
場合なのか、DIMEと呼ばれる新兵器とはどんなものか、そして現時点でわかっている事実は
なになのかを確認しましょう。

もうひとつ忘れてならないのは、ギルバート医師が指摘するように、イスラエルが使っている
最強の破壊兵器は、違法兵器でも新兵器でもなく、150万人の住むガザの徹底した封鎖だと
いうことです。砲撃下のガザの病院に志願して勤務した同医師は、「まさにダンテの地獄編の
シーンだ」とこの状況を描写しています。(中野)

ゲスト
マーク・ガラスコ(Marc Garlasco)人権監視団体ヒューマンライツウォッチの上級軍事アナリスト。ガザ北部国境地帯から出演

マッズ・ギルバート(Dr. Mads Gilbert) イスラエルの攻撃が続く中、ガザ市のアル=シーファ病院にボランティアで赴いたノルウェー人医師

字幕翻訳:永井愛弓/校正・全体監修:中野真紀子
43朝まで名無しさん:2009/01/26(月) 23:36:25 ID:57xRHg5J
家電不振 ハマスより心配 イスラエル、主力技術系企業が低迷
2009/1/26
http://www.business-i.jp/news/bb-page/news/200901260023a.nwc

パレスチナ自治区ガザ北部から発射されたロケット弾の煙。金融危機に比べて経済的な影響は軽微だった=7日、(ブルームバーグ)

 ガザ地区から北に25マイル(約40キロ)。電子機器製造オルボテックの本社の壁には、
イスラエル軍によるガザ地区攻撃が始まった3週間前から地図がはられている。最寄りの
シェルターの場所を示した地図だ。

 オルボテックは、パレスチナのイスラム原理主義組織ハマスによるロケット弾攻撃の
射程圏内にある。しかし同社のラニ・コーエンCEO(最高経営責任者)の心配は
家庭用電子機器市場の低迷にあった。

 ◆株価は大幅下落

 米銀モルガン・スタンレーは20日、5年にわたり毎年4%以上の成長を遂げてきた
イスラエル経済が2009年に停滞するとの予測を出した。世界的な景気の悪化に伴い、
コンピューターや通信機器への需要が減少。同国の輸出の約半分を占める技術系企業の
売り上げが落ち込んだ。株価の下落とともに国民の資産は大きく目減りしている。

 テルアビブ証券取引所の株価指数は、過去6カ月で34%下落。同国の投資家が年金基金や
長期的な預金から200億シェケル(約4400億円)を引き揚げた結果、債券価格が落ち込み、
国内企業の財務状況が悪化した。

 「イスラエルは信用収縮の二次的な影響を受けている」と話すのはオルメルト首相の
経済アドバイザーを務める、国家経済会議の議長マニュエル・トラジテンベルグ氏だ。
「イスラエルの金融機関は健全だが、不確実性への対応を迫られてきた」
(続く)
44朝まで名無しさん:2009/01/26(月) 23:36:49 ID:57xRHg5J
>>43より
 イスラエルの輸出額は、ノキアやシーメンス、ソニーを顧客に持つオルボテックなどの
技術系企業が貢献し、過去5年間で83%増加。オルボテック自体の売り上げも08年の
上期に18%上昇、最終利益は4倍の900万ドルとなった。

 しかし08年第3四半期(7〜9月)までに事態は大きく変わる。オルボテックは年間経費を
6000万ドル減少させるべく、賃金と雇用を削減。過去6カ月間で同社の株価は64%下落した。

 コーエンCEOはイスラエルによるガザ攻撃が、同社の製造や研究開発に影響を与えることは
なかったと話す。「最も近くに落ちたロケット弾でも10キロ以上離れていた」。ただし同国では
40歳以下の男性に毎年一定期間の兵役が義務づけられているため、従業員の何人かが
軍隊に招集されたという。

 ◆新興国へシフト

 ブルームバーグが13人のエコノミストを対象に調査を行ったところ、09年のイスラエルの
GDP(国内総生産)成長率予測は平均0.9%で、02年以降で最も低い数字となった。
5週間前に行った同様の調査では平均予測成長率は1.7%だった。

 トラジテンベルグ氏は技術系企業に牽引(けんいん)される形でイスラエル経済は回復すると
見込む一方で、従来の欧米市場から、中国やインドといった比較的経済状態の良い市場へ
販売の対象を転換する企業の能力に掛かっているとも指摘する。

 コーエンCEOは今後について、液晶テレビに重点を置いて年間約13%の成長を成し遂げる
つもりだと語った。さらにディスプレー専門の調査会社ディスプレーバンクの予測に言及し、
こう締めくくった。

 「イスラエルでのビジネスの潜在性は依然として大きい。マクロ環境を考えると景気回復には
予想以上に時間がかかるかもしれないが、いつか必ず状況は良くなる」(David Rosenberg)
45朝まで名無しさん:2009/01/26(月) 23:48:05 ID:57xRHg5J
ハマス、停戦継続の姿勢 政治部門幹部と単独会見
2009年1月26日7時4分
http://www.asahi.com/international/update/0125/TKY200901250198.html

写真ハマス政治部門ナンバー2のマルズーク氏=25日、ダマスカス、平田写す

 【ダマスカス=平田篤央】パレスチナ自治区ガザを支配するイスラム過激派ハマスの
政治部門ナンバー2で、シリア在住のムーサ・アブ・マルズーク氏が25日、朝日新聞と
単独会見した。ハマスが強く求めるガザの封鎖解除にイスラエルは応じる構えを見せて
いないが、同氏は停戦の長期化に向けたエジプトの調停が続いているとして、当面は
停戦を継続する姿勢を示した。

 ハマスは18日、イスラエルが一方的に攻撃を停止したのを受け、停戦入りを表明。
「1週間以内のイスラエル軍のガザ撤退」と「ガザの封鎖解除」を求めていた。イスラエル軍は
21日に撤退したが、ガザ封鎖は続いている。

 マルズーク氏は「いまカイロに代表団を送って(エジプト政府と)停戦の継続について
話し合っているところだ」として、交渉が決裂しない限りは停戦を維持する考えを示した。
交渉では「すべての検問所を開けるべきだと主張している」と強調。「封鎖解除に踏み切らない
なら戦闘を再開する用意がある」とも述べ、イスラエルを牽制(けんせい)した。

 イスラエルは封鎖解除の前提として、ハマスによる武器密輸を阻止する保証を求めているが、
マルズーク氏は「占領下にある人間は抵抗のために武器が必要だ」と主張。密輸阻止の
ためのガザへの国際監視団の受け入れは「認められない」とした。

 一方で、米政府が今週中にも中東に派遣すると報じられているミッチェル特使については
「現実的な考え方を持ち、最良の人物だ」と評価し、米国の中東政策の変化に期待感を表明。
すでにオバマ米大統領周辺と間接的に接触したことを明らかにした。
46朝まで名無しさん:2009/01/26(月) 23:55:48 ID:57xRHg5J
ガザ支援で英BBCに批判 中立を盾、募金運動伝えず
http://www.47news.jp/CN/200901/CN2009012601000056.html

 【ロンドン25日共同】英BBC放送が報道機関の「中立性」を盾に、パレスチナ自治区
ガザへの支援金要請運動をニュース番組などで取り上げない方針を決めたことに批判が集中、
市民による抗議デモのほか、現職閣僚が再考を促す異例の事態になっている。

 支援金要請運動は、イスラエル軍に破壊されたガザの家屋再建費用などを募るため英国の
13の慈善団体が共同で計画した。

 BBCはイスラエルとパレスチナという2つの当事者がある中、パレスチナ側への
支援金要請だけを取り上げれば、報道機関としての中立性が損なわれるとして放映しないことを決定。

 これに対して「人道支援と政治問題をはき違えている」との批判が起こり、アレグザンダー
国際開発相がBBCトップに見直しを求める書簡を送付。英ITVなどテレビ各局も放映を決め、
BBCの孤立ぶりが目立つ。

 BBC側は「戦争と自然災害による被害は違う」と正当性を主張しているが、25日付の
英各紙は「ガザの子どもたちにはわれわれの支援が必要だ」(サンデー・テレグラフ)
「もし今後放映を決めれば政治圧力に屈したとみなされる」(オブザーバー)と批判のトーンを一段と強めている。
2009/01/26 07:26 【共同通信】
47朝まで名無しさん:2009/01/26(月) 23:56:21 ID:57xRHg5J
日本の支援、被害7千万円=イスラエル軍のガザ攻撃−庁舎や道路破壊・国連調査
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2009012500096

 【ガザ市(パレスチナ自治区)25日時事】イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザで展開した
イスラム原理主義組織ハマスに対する軍事作戦により、日本の支援で建設された建物や
道路が破壊され、79万ドル(約7000万円)相当の被害が出ていることが、国連開発計画
(UNDP)の25日までの調査で分かった。
 日本はガザでの建設プロジェクト支援をUNDP経由で実施している。UNDP関係者に
よると、今月1日のイスラエル軍による空爆で完全に破壊されたガザ市の法務省庁舎は、
日本が77万ドルを拠出し、2005年から07年にかけて建設された。(2009/01/26-02:32)
48朝まで名無しさん:2009/01/26(月) 23:57:21 ID:57xRHg5J
パレスチナ内の和解要請 EU、エジプト外相ら
2009.1.26 10:08
このニュースのトピックス:紛争・クーデター・革命
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/090126/mds0901261014004-n1.htm

 欧州連合(EU)は25日、パレスチナ自治政府、エジプト、トルコ、ヨルダンの各外相を
ブリュッセルに招いてパレスチナ自治区ガザの安定化に向けた協議を行い、イスラム原理主義組織
ハマスとパレスチナ穏健派ファタハの和解が重要との見解で一致した。

 協議後の記者会見で、エジプトのアブルゲイト外相は、ガザ復興に関する国際会議を2月に
開催したいと述べる一方で「復興資金の受け皿として、ハマスとファタハによる“挙国一致内閣”
が必要だ」と指摘。EU議長国チェコのシュバルツェンベルグ外相も「双方の和解は不可欠だ」
と同調した。(共同)
49朝まで名無しさん:2009/01/27(火) 00:00:28 ID:57xRHg5J
ハマスが1年間の停戦提案 仲介役のエジプトに
http://www.47news.jp/CN/200901/CN2009012601000146.html

 【カイロ26日共同】パレスチナ自治区ガザを支配するイスラム原理主義組織ハマス代表団は
25日、イスラエルとの本格的停戦に向けて、カイロで仲介役のエジプト当局と協議した。
ロイター通信によると、ハマス報道官は協議後、ハマスはイスラエルとの1年間の停戦を
提案した、と述べた。

 報道官によると、イスラエルはエジプトに1年半の停戦を提案したが、ハマスはこれを
拒否したという。両提案の詳細は不明。イスラエルとハマスはガザ境界の封鎖解除の是非を
めぐって対立、これが本格停戦実現の壁となっている。
2009/01/26 10:20 【共同通信】
50朝まで名無しさん:2009/01/27(火) 00:43:46 ID:1O4Zztem
ハマス小隊司令官「正面対決避け奇襲攻撃」
2009年1月26日10時36分
http://www.asahi.com/international/update/0126/TKY200901260058.html

 【ガザ(パレスチナ自治区)=村上伸一】パレスチナ自治区ガザを支配するイスラム過激派
ハマスの小隊司令官は23日、朝日新聞の取材に応じ、イスラエル軍との戦闘でハマスが
とった戦術の一端を語った。圧倒的な武力の差があるため、正面対決を避け、地下トンネルに
潜りながら、時々奇襲攻撃をしたという。

 小隊司令官は通称アブジャアファル氏(35)。昼間はガザ市の保健所幹部を務め、夜は
約50人の覆面小隊を率いて、イスラエルとの境界でイスラエル軍の侵攻を警戒している。

 司令官によると、ハマスの戦闘員はイスラエル軍地上部隊の侵攻が始まった3日以降、
移動用に造ったガザ北部の地下トンネルに身を隠し、簡単に標的にはならないようにした。
それまでは隊員同士の連絡は無線で行っていたが、たびたびイスラエル軍の電波で妨害
されてきた。このため今回は人を介して文書を手渡す方法に変えたうえ、各小隊で独自の
戦術を決められる権限を増やした。

 イスラエル軍は300人を超すハマス戦闘員を殺害したとしている点について、司令官は
「我々は戦闘員が殺されれば、栄誉ある殉教者として、モスク(イスラム礼拝所)で公表する。
その合計は48人だった」とし、イスラエル側が犠牲者の数を過大に発表していると指摘した。

 一方、「ハマスはガザの住宅密集地に紛れ込み、市民を盾に使っている」とのイスラエル側の
非難について、「我々はイスラエル軍のように24時間、戦闘に従事するプロの部隊ではない。
1日2交代で、昼か夜のどちらかは家族と暮らしている。イスラエル軍は我々が戦わないで
自宅にいる時を狙って攻撃してくる。家族らを守るためにすぐ反撃しなければならない」と
反論した。ハマスの軍事部門「イッザディン・アルカッサム軍団」(約4万人)の中で、
アブジャアファル司令官のように、昼と夜の顔を使い分ける戦闘員は約7割を占めるという。

 エジプトとの境界にある地下トンネルを使った武器密輸が、国際監視体制の強化で困難に
なる可能性については、「あり得る」と認め、ロケット弾攻撃など今後の戦闘に影響するとの見方を示した。
51朝まで名無しさん:2009/01/27(火) 00:46:13 ID:1O4Zztem
2009年1月26日(月)「しんぶん赤旗」
ミサイルで撃たないで
被弾の少年
ガザ
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2009-01-26/2009012601_02_0.html

(写真)「友だちと一緒に生きたい」と訴えるアタラー君=24日、ガザ市(松本眞志撮影)

 「友だちと一緒に生きたい。イスラエル軍はぼくたちのような子どもをミサイルで撃つのはやめてほしい」

 ガザ市内のシファ病院。病室で家族に見守られていたアタラー・サアド君(12)は、ガザ地区
ジャバリヤ難民キャンプの自宅で空爆を受け、右腕と右足を複雑骨折し、全身に爆弾の破片を
浴びました。母親と兄のオマルさん(24)の妊娠中の妻が犠牲になりました。

 イスラエル軍のガザ攻撃が停止されて一週間目の二十五日、学校の授業が再開
されましたが、アタラー君が収容されたシファ病院は、遺体や負傷者の搬送・搬入で
ごった返していました。一階の廊下の端には、衣類や靴が積み重ねられていました。
亡くなった人たちのものでしょうか。

 入り口では、イスラム武装抵抗組織ハマスの民兵が自動小銃を携え、警戒しています。
(続く)
52朝まで名無しさん:2009/01/27(火) 00:46:51 ID:1O4Zztem
>>51より
 イーサ・ゼータル医師(35)は「電力供給のストップで自家発電機に頼ったが、使用に
たえなかった。酸素吸入も手動でやった」と空爆下の活動を説明。「スタッフ全員の努力で、
電力ストップで患者が死亡するという最悪の事態はまぬがれた」と語りました。

 同医師によると、白リン弾を浴びた患者の皮膚は深部まで焼けただれていました。「傷が
骨まで達したために手足の切断手術が多かった。他の残虐兵器使用の可能性もある」と
告発しました。

 同病院にいたノルウェー人医師は、イスラエル軍が米国製兵器DIME(高密度不活性金属爆弾)
を使用した疑いがあると証言しています。

 イスラエル軍のガザ攻撃では域内の医療施設も攻撃対象になり、大きな被害を受けました。
地区内では、医師五人と看護師を含むスタッフ十五人が活動中に犠牲になったと
いわれています。(ガザ市=松本眞志)
53朝まで名無しさん:2009/01/27(火) 00:47:50 ID:1O4Zztem
EU、ガザ国境監視に協力 外相級会合で表明
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20090126AT2M2600626012009.html

 【ブリュッセル=下田敏】欧州連合(EU)は25日、パレスチナ自治区ガザでの停戦継続に
向け、パレスチナ自治政府やエジプト、トルコなどの関係国を招いて外相級協議を開いた。
EUはガザ・エジプトの国境監視に協力する方針を表明したうえで、特にエジプトに対し、
イスラム原理主義組織ハマスの武器密輸を阻止するよう要請した。

 協議に参加したミリバンド英外相は記者団に「(イスラエルとハマスの)停戦は不安定で、
ガザへの武器密輸を防ぐための行動が必要だ」と語った。EUはエジプト経由の武器密輸を
阻止するため、エジプトの国境監視を支援する要員や装備を提供するとした。
パレスチナ自治政府には、ハマスとの対話に取り組んでいくよう求めた。(13:03)
54朝まで名無しさん:2009/01/27(火) 00:49:43 ID:1O4Zztem
パレスチナ:「ハマス無視では解決なし」 ハニヤ氏政治顧問、オバマ米政権をけん制
http://mainichi.jp/select/world/news/20090126dde007030058000c.html

 【ガザ市(パレスチナ自治区ガザ地区)高橋宗男】イスラム原理主義組織ハマスの
ハニヤ最高幹部の政治顧問、アフマド・ユーセフ氏は25日、毎日新聞を含む海外3メディアと
会見し、ハマスとの対話を除外することは「ブッシュ前政権と同様に時間を無駄にすることに
なる」と述べ、オバマ米新政権の中東政策をけん制した。

 オバマ大統領が就任早々に指名したミッチェル中東特使が今週にも中東を歴訪する。
ユーセフ氏はこの訪問について「われわれとの接触はない」としつつも、「ハマスを抜きにした
解決策はない。いずれ接触してくるだろう」と語り、近い将来の対話実現に自信を見せた。

 エジプトが仲介する停戦永続化に向けた調停では、ガザ地区境界検問所の開放による
封鎖解除を改めて要求していく姿勢を示し、「封鎖継続は宣戦布告に等しい」とイスラエルを
非難した。また、イスラエルがエジプト調停の中で模索しているイスラエル軍兵士
(06年6月拉致)とパレスチナ囚人の交換については「停戦を巡る論議とは切り離すべきだ」と強調した。

 一方、今後の重点政策を(1)ガザ復興(2)パレスチナ自治政府との融和
(3)アラブ諸国との関係強化(4)欧米との関係改善−−と優先度の順に列挙。その上で
「いかに早く復興を進めるかが、住民のハマス支持に影響する」と述べ、イスラエルの
ガザ地区封鎖によって復興が遅滞することへの不安ものぞかせた。

毎日新聞 2009年1月26日 東京夕刊
55朝まで名無しさん:2009/01/27(火) 01:00:13 ID:1O4Zztem
紛争のガザ、子供たちに「心の傷」…おびえ・悪夢見る
特集 パレスチナ情勢
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090126-OYT1T00640.htm?from=navr

イスラエル軍侵攻の様子を描いた幼稚園児の絵
赤一色で描かれた空爆の様子
粘土細工をする子供たち=いずれも三井美奈撮影

 【ガザ市(パレスチナ自治区)=三井美奈】パレスチナ自治区ガザで、22日間続いた紛争に
よる子供たちの「心の傷」が深刻化している。

 ガザ市中心部で3〜5歳の約90人が通う幼稚園では紛争後、子供たちの奇妙な行動が
目立つようになった。友人に殴りかかったり、銃撃するマネをしたり。ふさぎ込んで、話すのを
拒否する子もいる。絵を描かせると、全員がイスラエル軍の攻撃の様子や、空爆下で
逃げまどう家族を描く。

 「黒と赤のクレヨンで画用紙を塗りつぶす子もいた。園児の半数は紛争後、行動に何らかの
異常が見られる」と、スザン・クラーズ園長(29)は指摘する。

 同園に通う4歳の女児の父親ラミ・アブフメイドさん(30)によると、イスラエル軍の戦車が
自宅付近に侵攻して以降、娘の発熱が続き、紛争後は毎晩、悪夢で飛び起きて泣き叫ぶ
ようになった。アブフメイドさんは「活発だった娘が外出を嫌がるようになった。まるで別人の
よう」と途方に暮れる。
(続く)
56朝まで名無しさん:2009/01/27(火) 01:00:33 ID:1O4Zztem
>>55より
 同市の民間医療機関の精神科には、父母から「子供の興奮状態が続き、じっとして
いられない」「小さな音でも極度におびえる」などの相談電話が毎日約20件以上舞い込む。
保守的で精神医療への偏見が根強いガザでは、異例のことだ。

 精神科医ハサン・ゼヤーダさん(45)は、「PTSD(心的外傷後ストレス障害)と診断を
下すのは時期尚早」としたうえで、紛争から数か月後に「心の病」が続出する可能性もあると
指摘。さらに、「紛争時に『親は無力』と感じた子供は将来、親を信用せず、イスラエル軍への
復讐心から、民兵に引かれるようになる」と話し、紛争が世代意識を変化させ、和平構築を
一層難しくすることに懸念を示した。
(2009年1月26日16時10分 読売新聞)
57朝まで名無しさん:2009/01/27(火) 01:28:16 ID:1O4Zztem
反ユダヤ言動、欧州で急増 英では20余年で最悪ペース
http://www.47news.jp/CN/200901/CN2009012601000391.html

 【ロンドン26日共同】国連が指定したホロコースト(ナチス・ドイツによるユダヤ人大量虐殺)
国際追悼デーである27日を前に、ユダヤ人国家イスラエルによるパレスチナ自治区ガザ攻撃
に反発し、イスラエル軍をナチスと同列視するなどの「反ユダヤ的言動」が急増している。

 英国やフランス、オランダでは年明け後、シナゴーグ(ユダヤ教会堂)への放火もあった。
英国ではこれら反ユダヤ的言動が過去20数年間で最悪になったとして、ユダヤ系団体が
懸念を示している。

 「反ユダヤ主義や偏見で、何百万の命が失われたことを忘れてはならない」。ブラウン英首相は
21日、追悼デーをめぐり議会でこう答弁、反ユダヤ主義をなくす教育の重要性を強調した。

 答弁は、欧州で何世紀にもわたる反ユダヤ主義の根深さの裏返しでもある。経済の低迷も
反ユダヤ主義の温床になっているとされる。イスラエルを嫌うイスラム系移民も増えている。

 シナゴーグの自警活動などをしている英国のユダヤ系団体CSTによると、年末の攻撃開始
から1月中旬までの18日間に、全英でユダヤ敵視の主張や落書き、人や建物への襲撃
などが150件あった。記録を取り始めた1984年以来「最悪」。
2009/01/26 16:19 【共同通信】
58朝まで名無しさん:2009/01/27(火) 01:31:50 ID:1O4Zztem
BBCに非難集中、ガザ義援金運動の放映を拒否
2009年01月26日 15:07 発信地:ロンドン/英国
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2563683/3720681

【1月26日 AFP】英国放送協会(BBC)が、イスラエル軍による攻撃で大きな被害をうけた
パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)市民に義援金を送る運動の放送を拒否したことに
非難が集まっている。

 BBCは、英国赤十字(British Red Cross)やオックスファム(Oxfam)などの非政府組織が
参加する慈善団体「緊急災害委員会(Disasters Emergency Committee)」の活動を、
BBCの報道の公平性を損ねる恐れがあるとして放送しない方針を決めた。BBCは義援金が
効率的にガザ市民の手に届くかという点にも疑問を呈している。

 しかし、この決定に怒った数千人がロンドン(London)中心部で抗議活動を行ったほか、
ゴードン・ブラウン(Gordon Brown)首相を始めとする政治家からも批判の声が上がった。
議会ではBBCの決定に「驚愕した」という51人の議員が、決定は「説得力も一貫性もない」
としてBBCに説明を求める動議に賛成した。

 25日に英国国教会の最高指導者であるローワン・ウィリアムズ(Rowan Williams)
カンタベリー大主教(Archbishop of Canterbury)が「BBCは(ガザ市民への)義援金運動を
放映すべきだったと思う」と述べたことで、BBCに対する非難はいっそう高まった。

 一方、BBCのマーク・トンプソン(Mark Thompson)会長は24日、BBCには「わずかでも
放映の公平性を損ねる恐れがある要因を排除する義務がある。これまでに築いてきた報道の
公平性を守るための決定だった」と述べた。(c)AFP
59朝まで名無しさん:2009/01/27(火) 01:33:37 ID:1O4Zztem
近いうちにガザ地区が再び攻撃される可能性が小さい
2009-01-26 16:42:08
http://japanese.cri.cn/881/2009/01/26/1s134416.htm

 イスラエル軍とパレスチナのイスラム原理主義組織ハマスが停戦してから、25日で
1週間がたちました。ガザが再び攻撃されるかどうか人々の注目を集めています。関係者は
「今の状況から見れば、ガザで戦争が再開される可能性は小さい」と見ています。

 まず、イスラエルにとって、近いうちに軍事攻撃を行う必要はありません。イスラエルの
オルメルト首相は25日閣僚会議で、このほどガザ周辺のスデロットなど各地を視察したことを
明らかにしました。その内容は、イスラエル南部の安全情勢が大きく改善されたことや、
「キャスト・リード」作戦の攻撃目的がほぼ実現できたこと、イスラエルはガザ地区にいる
ハマスの武装勢力に十分なダメージを与えたことなどです。このことから、イスラエルは
再びガザ地区を攻撃するはずはありません。まもなくイスラエルの議会選挙が行なわれる
この時期、もしガザ地区を再び攻撃すれば、与党のイメージダウンにつながります。このため、
イスラエル政府はいかに国際社会のガザ地区周辺の安全対策を推し進め、持続的な停戦を
可能にすることに関心を寄せています。
(続く)
60朝まで名無しさん:2009/01/27(火) 01:34:15 ID:1O4Zztem
>>59より
 一方、ハマスにとって、再び戦争を起こすことは彼らの利益になりません。ハマスの
交渉代表を務めるアイマン・タハ報道官が18日カイロで、イスラエル攻撃を1週間停止すると
宣言しました。イスラエル軍の撤退や、人道主義援助の物資のガザ輸送が目的です。
ハマス幹部マルズーク氏は18日夜声明を発表し、イスラエルによるガザ地区の封鎖解除を
目的とする停戦協定を受ける準備を進めていきます。この停戦協定はハマス政権が
2006年発足し、特に2007年6月、ガザ地区を制御してからの一貫した要求でした。
これまでの持久戦ではハマスは目標を達成できませんでした。しかも、停戦したばかりで、
まだ回復はしていません。イスラエル軍が撤退したほか、人道救援物資の輸送も回復して
います。このため、ハマスにとって、イスラエルによるさらに激しい戦闘により、再建のチャンス
をつかんで、外交と内政の両面でパレスチナ情勢を自分たちの有利な方向に推し進めて
いくほうがいいと見られています。

 このほか、双方にとって国際社会からの圧力も避けられません。今ガザ地区は戦後評価
から再建段階へと移る大切な時期に入りました。イスラエルの軍事行動によって、一般人に
大勢の死傷者が出ています。人権組織の厳しい非難のなか、イスラエルは攻撃を再開しないと
見られています。この他、 EUは停戦後ハマスの武器密輸を撲滅する意を表す一方、
ガザ地区の封鎖解除と再建に注目しています。この状況の下で、イスラエルは簡単に攻撃を
再開できません。ハマスはもし戦争を再開すれば、イスラエルの攻撃による一般人の
死傷から得た国際社会の支持を失うほか、これを利用して政治目的を実現させようという悪い印象を与えます。

 イスラエルとパレスチナの停戦はそれぞれ目的がありますが、双方とも近いうちには再開できない見込みです。

 (01/26 担当:Yin 専門家:大澤)
61朝まで名無しさん:2009/01/27(火) 01:36:40 ID:1O4Zztem
ガザ攻撃、「戦争犯罪」との指摘相次ぐ
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4047430.html

 パレスチナ自治区ガザでは、イスラエル軍が戦争犯罪に当たる攻撃を行ったと指摘する
証言が相次いでいます。停戦後の現場に人権団体などが入り、調査が本格化しています。

 「(イスラエル兵が)あの建物に入るよう住民を誘導し、そこに砲撃があって大勢が死にました」(住民)

 地上部隊による侵攻が本格化した今月初め、ここに現れたイスラエル兵が、パレスチナ人の
住民を1軒の建物に誘導しました。その上で建物を砲撃、集められた住民110人のうち、
30人以上が死亡したとみられています。

 「お父さんは両手を挙げて外に出て、『私が一家のあるじだ』と言いました。そしたら
(イスラエル兵に)頭と胸を撃たれたんです」(被害者の子ども)

 ガザでは今、イスラエル軍による残虐な攻撃についての証言が相次いでいます。人を
焼き尽くす兵器「白リン弾」の人口密集地での使用、避難先の学校や救急車に対する攻撃。
こうした攻撃が戦争犯罪に当たるとして、人権団体などの調査が本格化しています。

 一方、集中的な空爆を受けたエジプトとの境界の街・ラファには、イスラエルが徹底的に
空爆で攻撃したはずの地下トンネルが残っています。

 500本とも言われる地下トンネルの修復作業が、着々と進んでいました。依然、イスラエルに
よる封鎖に苦しむガザでは、エジプト側に抜けるトンネルが、パレスチナ人の生活を支えています。

 「空爆で何度壊されたってまた掘ります。(トンネルからの物資なしでは)生きていけませんから」(住民)

 トンネルの多くは食料や生活物資のために使われていますが、武器調達用のものも
残っていると言います。ガザへの武器流入阻止を名目に、イスラエルが再び空爆を
加える懸念は消えません。(26日18:14)
62朝まで名無しさん:2009/01/27(火) 01:37:37 ID:1O4Zztem
「戦争犯罪」追及に対抗策 ガザ攻撃でイスラエル
http://www.47news.jp/CN/200901/CN2009012601000702.html

 【エルサレム26日共同】イスラエルによるパレスチナ自治区ガザへの攻撃で多数の市民が
死亡したことに国際人権団体などから「戦争犯罪」との非難が上がる中、同国の
オルメルト首相は26日までに、軍将校らが外国で戦争犯罪に問われるのを避けるための
検討チームを発足させた。

 今後、英国など欧州でイスラエル軍将校らが「戦争犯罪」の刑事責任を問われる可能性が
指摘されており、チーム発足は、刑事責任追及の動きに備え、軍内部の不安を抑える狙いが
あるとみられる。

 先月27日から約3週間にわたったガザ攻撃ではパレスチナ人1300人以上が死亡、
少なくともうち700人以上が市民とされる。国連学校も砲撃を受け避難中の子どもらが死亡。
国連側は「戦争犯罪」の可能性があると、イスラエルに徹底調査を求めている。

 イスラエル紙ハーレツによると、同チームのトップに任命されたのはフリードマン法相。
政府は今月25日、ガザ攻撃に関連して将校らが外国で戦争犯罪に問われた場合の
支援策を策定することを決めた。
2009/01/26 19:38 【共同通信】
63朝まで名無しさん:2009/01/27(火) 01:40:34 ID:1O4Zztem
パレスチナ各派、エジプト当局と協議開始
ハマス、1年休戦と全検問所完全開放を提案
http://www.worldtimes.co.jp/news/world/kiji/090126-213556.html

 【カイロ26日鈴木眞吉】パレスチナ各派代表団が26日、エジプトの首都カイロに到着し、
オマル・スレイマン・エジプト情報局長官との会談を開始した。

 カタールの衛星テレビ局アルジャジーラによると、26日に協議を開始したのは
パレスチナ解放民主戦線(DFLP)の代表団。イスラム根本主義過激派組織「イスラム聖戦」
代表も同日、カイロに到着、ラファ検問所を通過したメンバーと、シリアの首都ダマスカスから
到着したメンバーらが、27日か28日にスレイマン長官と会談予定。パレスチナ解放機構
(PLO)内第2の勢力であるパレスチナ解放人民戦線(PFLP)代表は27日に、
スレイマン長官と会談予定。

 その他の組織も漸次、同長官との会談を行う予定。議題はイスラエルとパレスチナ間の
休戦期間及び休戦条件、検問所開放、ガザ再建、パレスチナ内部の和解など。

 一方、ガザ地区を実効支配するイスラム根本主義過激派組織ハマスの代表団は25日、
イスラエルとの仲介を進めるエジプト当局と協議、ハマス側は、対イスラエル1年の休戦を提案、
その条件として、エジプトとの境界線上にあるラファ検問所を含むイスラエルとガザ間の
全検問所の完全開放を要求した。

 一方、イスラエル側は、1年半の休戦を提案、検問所では、支援物資や医療関連物資など
限定された物品の搬入を認めるとしている。

2009/1/26 21:35
64朝まで名無しさん:2009/01/27(火) 11:14:03 ID:ZZ3j7xuv
ガザ:イスラエル軍が「拘置所」…住民多数を拘束
http://mainichi.jp/select/world/news/20090126k0000e030053000c.html

イスラエル軍が建設した野ざらしの「拘置所」跡を指すサミールさん=ガザ北部アタトラで2009年1月22日、前田英司撮影

イスラエル軍が建設した「拘置所」の見取り図
 【アタトラ(パレスチナ自治区ガザ北部)前田英司】イスラエル軍の侵攻で
多数の死傷者を出したパレスチナ自治区ガザ地区北部に、陸上競技場の
ような遺物がある。イスラエル軍が土盛りの壁で建設した臨時の「拘置所」跡だ。
軍はここで、ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスのメンバーを
見つけるため、住民を2日間にわたり野ざらしの状態で拘束していた。複数の住民が証言した。

 拘置所があったのはアタトラの一角。高さ約2メートルの土盛りの壁で、
長さ約50メートル、幅約20メートルの楕円(だえん)形状の土地が囲まれていた。
アタトラは、パレスチナ武装組織によるイスラエルへのロケット弾攻撃の発射拠点とされる。

 拘束された住民の話を総合すると、壁の内外に戦車、壁の上には狙撃手が
配置されていた。拘置所内の地面には複数の小さな穴が掘られ、そこで兵士が仮眠していたという。

 近くに住む裁縫業のアリさん(39)によると、今月7日昼ごろ、拘束された。
アリさん方のドアは兵士にハンマーで壊され、家の外で、爆発物を身に
着けていないか確認するためズボンを脱がされた。その後、プラスチック製の
ひもで後ろ手にされ拘置所へ連行された。
(続く)
65朝まで名無しさん:2009/01/27(火) 11:14:24 ID:ZZ3j7xuv
>>64より
 拘置所にはアリさんのほか、男性15人が連れてこられた。周りには鉄条網が
張り巡らされていた。アリさんは目隠しされ、毛布も無いまま冬の寒さに震えて
横になった。2日間の拘束後、軍車両でイスラエル国内の治安施設に移送された。
ハマスとの関連やロケット弾発射地点などについて4日間、尋問され釈放されたという。

 タクシー運転手のサミールさん(55)によると、アリさんより先に別の約70人の
男性とともに拘置所に押し込まれた。一時は女性や子供の姿も見かけた。
2日間、食べ物は「オリーブの実ぐらいしか与えられなかった」。その後、
イスラエル側で6日間尋問された。同じグループにいたラゲブさん(49)は、
一緒にイスラエル側へ移送された23歳の息子が「まだ帰ってこない」と不安そうに話した。

 イスラエル軍報道官は毎日新聞の取材に「数十人のハマス活動家を拘束して、
一部をイスラエル側に移送した」と答えた。ただ、拘置所については「作戦運用に
関することは回答できない」と述べた。住民らは「ハマスと関係ない」と反論。
アリさんは「尊厳を傷つけられた」と憤った。
66朝まで名無しさん:2009/01/27(火) 11:18:35 ID:ZZ3j7xuv
トルコ援助隊、2日にわたりガザ・エジプト国境で足止め
2009年01月25日付 Milliyet紙
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/News20090125_231441.html

イスラエルのガザ攻撃で被害を受けた人たちへ人道援助を行うため、トルコから
ガザ地区に向かった、元国会議員2人と医者多数を含む30人の援助隊は、
エジプト側担当者の許可が下りないため、二日間ラファ国境検問所で足止めされている。

公正発展党所属の元国会議員、スレイマン・ギュンドゥズ氏とムハンメト・ポラト氏を
含む30人の援助隊は、23日に到着したラファ国境検問所で通行を許可して
もらえず、エジプト当局のガザ退避勧告に反して、22日も待ち続けた。

トルコ援助隊の担当者は、ガザへ入るために様々な試みを行ったが、いずれも
結果を得られなかったと説明し、「フランス人、ドイツ人、アイルランド人といった
多数の外国人援助隊がガザ入りを許可されているにもかかわらず、トルコ援助隊に
卑劣な暴力的ふるまいがなされ、許可が与えられないことを理解できないでいる」と話した。 

この記事の原文はこちら
http://www.milliyet.com.tr/Dunya/HaberDetay.aspx?aType=HaberDetay&Kategori=dunya&KategoriID=&ArticleID=1051297&Date=25.0

(翻訳者:岸田圭司)
(記事ID:15653)
67朝まで名無しさん:2009/01/27(火) 16:35:17 ID:ZZ3j7xuv
イスラエル:ガザ侵攻 米国が掲げる人道はどこへ=論説委員・布施広
http://mainichi.jp/select/world/news/20090127ddm007030030000c.html

 ◇ガザ攻撃−−−黙認された罪なき人々の犠牲
 ◇「過激」と「過剰」の連鎖−−−後退する中東和平

 イスラエル軍のパレスチナ自治区ガザ地区への攻撃は後味の悪い出来事だ。
子供を含めパレスチナ側に1300人もの犠牲者が出たのに、米国は最後まで
イスラエルの「自衛権」に重きを置いた。なぜなのか、と首をかしげる人も
多いだろう。米国は「人権」や「人道」を重んじるはずの国なのに、と。

 ガザの惨状を見ながら、98年暮れのクリントン米大統領(当時)の訪問を
思い出した。大統領は、ガザ国際空港にヘリコプターで降り立ち、車でガザ市
中心部へ向かった。そして、今思えば信じがたいことに、パレスチナの人々は、
お年寄りから子供まで、沿道で星条旗を振って大統領を迎えた。ガザにも
つかの間、幸せな時間があったのだ。

 00年には米国でクリントン大統領と当時のバラク・イスラエル首相、
アラファト・パレスチナ自治政府議長による中東和平3首脳会談が続いた。
和平が現実味を帯びた歴史のひとコマだが、3首脳会談は決裂し、バラク首相は
体面を失った。そのバラク氏が今回、国防相として仮借のないガザ攻撃を
指揮したのは象徴的である。

 10年前に比べ、和平交渉で進歩より後退が目立つのは悲しい現実だ。
イスラエル軍のガザ撤退(05年)は大きな動きだが、その後も閉鎖空間の
ガザの窮乏は変わっていない。

 ブッシュ政権は01年の米同時多発テロを受けてアフガニスタン攻撃から
イラク戦争へと突き進み、米政界の重鎮たちが中東和平への努力を求めても
重く受け止めなかった。親イスラエルのネオコン(新保守主義派)との関係が深い
ブッシュ政権の特質ではあるが、米国政治の空気の反映ともいえよう。
(続く)
68朝まで名無しさん:2009/01/27(火) 16:35:47 ID:ZZ3j7xuv
>>67より
 例えば、オバマ政権で国務長官になったヒラリー・クリントン氏は大統領夫人
だった98年、パレスチナ国家の独立を支持する発言をしてユダヤ系組織の
猛反発を買った。そのクリントン氏は上院議員選と大統領選予備選を経験し、
いまやメディアで「イスラエル寄り」の国務長官と形容される存在だ。

 米国最強のロビー団体ともいわれる「アメリカ・イスラエル広報委員会(AIPAC)」
のホームページには、オバマ氏やクリントン長官のAIPACなどへの連帯の
言葉が載る。米民主党歴代大統領候補者の政治資金の6割がユダヤ人社会からの
献金で占められてきたとの調査結果もあるそうだ。

 AIPACの元職員は紙ナプキンを見せながら語ったという。この紙の上に
米上院議員70人(上院の定数は100人)の署名を24時間以内に集められると。
この有名なエピソードは、あながち誇張ではなかろう。イスラエルの軍事行動に対し、
米議会では圧倒的多数で支持決議が可決されるのが常だ。オバマ政権下で
中東政策が大きく変わるとは考えにくい理由もこの辺にある。
(続く)
69朝まで名無しさん:2009/01/27(火) 16:37:43 ID:ZZ3j7xuv
>>68より
 もちろんロビー活動は正当な行為である。自分たちの利益を代弁する候補を
選挙資金などで支援するのも有権者の権利だ。私はイスラエルの研究所に
籍を置いてホロコースト(ユダヤ人大虐殺)の生存者を訪ね歩いたことがある。
胸がつぶれるような彼らの体験談は、米国におけるロビー活動にも色濃く反映しているだろう。

 だが、問題は米国と国際社会の乖離(かいり)である。米国の2人の大学教授が書いた
「イスラエル・ロビーとアメリカの外交政策」(講談社)によれば、米国は72年から06年の間に、
イスラエルに批判的な42の国連安保理決議を拒否権で葬り去った。こうした状況で
世界の懸案を公正に解決できるのか、拒否権行使は本当にイスラエルの平和に
つながるのか、という重大な問題がある。

 「ガザは時限装置付きの原爆だ」とアラブ系ジャーナリストから聞いたのは、
イスラム原理主義組織ハマスがガザで旗揚げした80年代後半だった。希望がなくなると
過激な勢力に支持が集まる。力で抑え込もうとすれば相手はますます過激になり、
こちらの攻撃も激しくなる。誰も止めなければ「過激」と「過剰」の争いはエスカレートするだけだ。

 ハマスも考えなければならない。かつてハマスの幹部は、パレスチナ自治区での
独立国家樹立に満足せず、イスラムの連帯による「大きな家」を建てたいと語った。
これはイスラエルとの果てしない戦いにつながる。だが、戦火に耐える庶民の
苦しみを思えば、非現実的な夢を追わない勇気も必要ではないか。

毎日新聞 2009年1月27日 東京朝刊
70朝まで名無しさん:2009/01/27(火) 16:38:51 ID:ZZ3j7xuv
ハマス幹部 経済封鎖の解除を
1月27日 5時16分
http://www3.nhk.or.jp/news/t10013787931000.html#

イスラエルとの間で3週間余りの戦闘の末停戦したイスラム原理主義組織
ハマスの幹部がNHKのインタビューに応じ、長期にわたる停戦に向けた交渉に
前向きな姿勢を示す一方で、停戦継続の条件としてイスラエル側に対し、
ガザ地区の経済封鎖の解除を強く求めました。

パレスチナのガザ地区ではイスラエルとハマスの双方が一方的に停戦に踏み切った
今月18日以降、戦闘は停止状態となっています。こうしたなか、シリアの首都ダマスカスで
NHKのインタビューに応じたハマスの政治部門のナンバーツー、アブマルズーク氏は
「われわれはエジプトに代表団を派遣し、停戦を長期化させるための交渉を行っている」
と述べ長期にわたる停戦を目指しエジプト政府の仲介で行っている交渉に前向きな
姿勢を示しました。その一方で、「長期の停戦を望むならイスラエルがガザ地区の
すべての検問所を解放することが条件だ」とも述べ、イスラエル側に停戦継続の
条件として経済封鎖の解除を強く求めました。また、アメリカのオバマ新政権が早速、
ジョージ・ミッチェル元上院議員を中東和平担当の特使に選んだことについては
「前向きな動きかもしれないが、アメリカは中東への政策を見直す必要がある」と述べ、
ハマスをテロ組織と呼ぶアメリカの政策そのものを改めるよう求めました。
71朝まで名無しさん:2009/01/27(火) 16:41:00 ID:ZZ3j7xuv
イスラエル、軍幹部名の報道禁じる 戦争犯罪の訴追恐れ(1/2ページ)
2009年1月27日6時15分
http://www.asahi.com/international/update/0126/TKY200901260250.html

 【エルサレム=村上伸一】イスラエル軍が、多数の市民を巻き添えにした
ガザ攻撃で、軍幹部たちが外国で戦争犯罪などに問われる事態に神経を
とがらせている。軍はガザ攻撃にかかわった部隊司令官の名前などがわかる
報道を禁止したほか、政府は25日、幹部や兵士が訴追された場合には
全面的な支援を保証する方針を閣議決定した。

 人口密集地で市民の犠牲が多数予想されるにもかかわらず、攻撃に
踏み切ったことなどが、戦争犯罪にあたる可能性があると指摘されている。

 イスラエルの報道によると、軍報道官室は各メディアに対し、ガザから戻った
部隊司令官たちをインタビューする場合は顔をぼかしたり、身元がわかる情報を
削除したりする命令を出した。敵対するイスラム諸国などに情報が流れることを
防ぐため、メディアは軍の検閲制度に従うことを義務づけられている。

 また、同国有力紙ハアレツによると、軍は幹部たちに外国で訴追される恐れが
あるとして、海外旅行を自粛するよう注意喚起したという。

 先月27日から23日間続いたガザ攻撃では、ガザで1300人以上が死亡。
半数近くが市民と見られている。
(続く)
72朝まで名無しさん:2009/01/27(火) 16:41:40 ID:ZZ3j7xuv
>>71より
 イスラエルでは、これまでも軍幹部が外国で訴追対象になってきた。02年に
ガザでイスラム過激派ハマスの軍事部門司令官を殺害するため、住宅密集地にある
自宅を空爆して家族や近隣住民ら10人以上を死なせた時には、
ヤアロン元参謀総長に対し、06年11月にニュージーランドで逮捕状が出た。

 05年9月には、ガザの家屋破壊を指揮した退役少将に英国の裁判所が逮捕状を出し、
航空機で英国に着いたばかりの同少将が逮捕を免れるため、そのままイスラエルに
引き返したことがあった。

 イスラエルのオルメルト暫定首相は閣議で「ガザに派遣された司令官と兵士は、
あらゆる訴追を免れることができると思っていい」と述べたが、外国で実際に
訴追された場合にどう対応するかには言及しなかった。
73朝まで名無しさん:2009/01/27(火) 16:43:03 ID:ZZ3j7xuv
新政権の中東外交スタート オバマ氏、特使を派遣 
http://www.47news.jp/CN/200901/CN2009012701000137.html

 【ワシントン26日共同】オバマ米大統領は26日、新政権がパレスチナ和平に
「早くから関与し、一貫して取り組めば本物の進展を達成できる」と和平への
意欲を示した。クリントン国務長官やミッチェル中東和平担当特使との協議に
先立ち、ホワイトハウスで語った。特使は協議終了後、2月3日までの日程で
中東・欧州歴訪に出発、新政権の中東外交が始動した。

 オバマ氏は「特使は私と長官を代弁する」と述べ、全権を委ねる方針を表明。
和平は「米国にとっても、私個人にとっても重要」とした上で「精力的かつ一貫した
関与を続けることが特使の任務」と述べた。

 特使は中東の紛争解決に向け、パレスチナ自治区ガザの停戦維持と和平交渉の
再活性化に努める。新政権はイラクの米戦闘部隊を引き揚げ、撤収兵力の一部を
アフガニスタンに振り向ける方針も示しており、アフガンやパキスタンを含めた
包括的な中東政策を進める。

 国務省当局者によると、ミッチェル特使は27日にカイロに到着、翌日からイスラエル、
ヨルダン川西岸のパレスチナ自治区、ヨルダン、サウジアラビア、フランス、英国を
回る予定。ただイスラム原理主義組織ハマスが支配するガザには行かず、
ハマスとの接触も予定していない。
2009/01/27 09:56 【共同通信】
74朝まで名無しさん:2009/01/27(火) 16:44:33 ID:ZZ3j7xuv
ロケット弾を 武装組織公開
2009年1月27日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2009012702000094.html

25日、「アルアクサ殉教者旅団」が公開したロケット弾=パレスチナ自治区ガザで、内田康撮影
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/images/PK2009012702100023_size0.jpg

 イスラム原理主義組織ハマスと共闘してパレスチナ自治区ガザに侵攻したイスラエル軍と
戦った民兵組織「アルアクサ殉教者旅団」は二十五日夜、秘匿するロケット弾を本紙に公開した。

 迎えにきたワゴン車はカーテンを閉め切っていた。運転席からの景色も見えないよう、
座席に横たわるよう命じられた。約五分で到着した住宅密集地。建物一階の車庫らしい
空間に、ロケット弾「アルアクサ103」があった。射程九キロで、長さ一・六メートル、
重さ二十五キロ。素材の多くは民生用と偽って密輸し、ガザで専門家が組み立てる。
推進力向上の材料として砂糖も使っているという。ハマスをはじめ、他の組織でも
同種のロケット弾が広く使われている。

 幹部のワリード氏は「この型だけで数百発はある」と明かす。イスラエル軍は
多くの武器庫を空爆したが、「ガザ全体で、兵器の三分の二は残っているとの見方もある」(地元記者)という。

 同旅団はパレスチナ解放機構(PLO)穏健派ファタハ系だがガザ在住のグループは、
今回の戦闘ではハマスと協力した。 (ガザ市で、内田康)
75朝まで名無しさん:2009/01/27(火) 16:47:07 ID:ZZ3j7xuv
ガザ境界の「密輸トンネル」早くも修復…空爆意味なし?
特集 パレスチナ情勢
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090126-OYT1T00992.htm?from=navr

パレスチナ自治区ガザ南部ラファで、地下トンネルの修復工事をする地元住民たち=24日、尾崎孝撮影

 【ラファ(パレスチナ自治区ガザ南部)=福島利之】イスラエル軍が18日にパレスチナ自治区
ガザへの攻撃を停止して1週間余、大半が破壊されたガザとエジプトを結ぶ地下トンネルの
再建が急ピッチで進んでいる。

 イスラエルはガザ攻撃の目的の一つとしてトンネルを通じた武器などの密輸阻止を
挙げたが、早くもその効果に疑問符がつく展開となっている。

 ガザ側ラファの空き地に、数十張りの白いテントが立ち並んでいた。発電機の音が
鳴り響き、男たちが持ち運び式の掘削機でトンネルの補修にあたっていた。
エジプト側ラファのモスク(イスラム教礼拝所)が、数十メートル先に見える。

 密輸業者のアブー・アハマドさん(50)は、停戦成立の3日後の21日には
再建を開始した。トンネルの入り口は井戸に似た形で、約20メートルの深さまで
垂直に下りる。ここから水平方向に約1キロ・メートル延びエジプト領につながる。
ガザ側の80メートルが破壊されたが、1週間で修復可能という。

 付近の住民によると、トンネルは1980年ごろから存在していたが、イスラエルが
2007年、ガザへの物資搬入を制限して以来、急増。住民が食料などの搬入のため
トンネル掘削に乗り出し、現在では1000本前後あるとされる。空爆で大半は
破壊されたが、武器や爆発物の主な搬入経路であるハマス専用トンネルは「無傷」(地元記者)とされる。
(続く)
76朝まで名無しさん:2009/01/27(火) 16:47:42 ID:ZZ3j7xuv
>>75より
 アハマドさんによると、密輸は境界をはさんだ連係プレーで行われる。
まず密輸業者がガザ市の元締から食料品や羊、テレビなど物資の注文を受け、
エジプト側の協力者に購入を依頼。「準備ができた」という連絡が入ると、
直径約80センチのトンネルをはって進んでエジプト側まで行き、物資を受け取る。
1キロ・グラムにつき20〜30米ドルの報酬が相場という。

 別の密輸業者アブー・サラさん(26)は紛争前、月に8000ドル〜1万ドル稼いだ。
サラさんのトンネルは無傷で、「ガザ封鎖が続く限り商売繁盛だ」と話した。

 こうした状況を踏まえ、イスラエルは空爆再開を辞さない構えを見せる。
現場上空を白いイスラエル軍の無人機が飛び、トンネル復旧に神経を
とがらせていることをうかがわせた。

 ただ、エジプト側とガザ側のラファは1979年にエジプトがガザ統治を放棄するまで
一つの街だった。双方には親族が多く、協力者は簡単に見つかる。アハマドさんは
「意味のない空爆だ。また掘ればいいだけ」と不敵に笑った。
(2009年1月27日07時56分 読売新聞)
77朝まで名無しさん:2009/01/27(火) 17:42:21 ID:ZZ3j7xuv
首相最有力にタカ派のネタニヤフ氏=イスラエル世論調査
http://www.jiji.com/jc/a?g=afp_int&k=20090126020901a

【エルサレム26日AFP=時事】イスラエル紙ハーレツ(電子版)が26日
掲載した世論調査結果によると、2月10日の総選挙後の首相に右派政党リクードの
タカ派指導者、ネタニヤフ党首(元首相=写真)がふさわしいとの回答が
29%に上り、中道右派政党カディマの党首リブニ外相の16%を大きく上回った。

 このほか、中道左派政党、労働党の党首バラク国防相を支持するとの回答は9%だった。
 また、リクードが国会(定数120)で30議席を獲得、カディマは22議席、労働党は
17議席にとどまる見通し。イスラエル軍によるイスラム原理主義組織ハマスを
標的としたガザ攻撃の前に実施された世論調査ではリクードが31議席、
カディマが25議席を獲得するとの数字が出ており、ガザ攻撃後の調査では
リクードとカディマの差が開いた。
 調査は有権者500人を対象に行った。
 この結果、リクードが率いる右派諸政党が国会で65議席を獲得する見込み。
〔AFP=時事〕(2009/01/26-23:53)
78朝まで名無しさん:2009/01/27(火) 17:52:51 ID:ZZ3j7xuv
ガザ停戦後初の金曜礼拝、イスラエルがエルサレム旧市街の立ち入りを制限
2009年01月24日 23:50 発信地:エルサレム/イスラエル
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2562789/3717025

パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)の停戦後初めて金曜礼拝が行われた23日、
イスラエル警察は、パレスチナ人男性ら40人に対し、エルサレム(Jerusalem)
旧市街(Old City)にあるアルアクサ・モスク(Al-Aqsa mosque)への立ち入りを禁じた。
写真は、警戒するイスラエルの警官隊の前で金曜礼拝をするイスラム教徒の
パレスチナ人(2009年1月23日撮影)。(c)AFP/AHMAD GHARABLI
79朝まで名無しさん:2009/01/27(火) 20:12:13 ID:1O4Zztem
2009年1月27日
停戦実現も問題山積−ハマスとイスラエル
パレスチナめぐり分裂するアラブ世界
http://www.worldtimes.co.jp/w/me/me2/kr090124.html

 昨年十二月二十七日から連日、パレスチナのイスラム根本主義過激派組織ハマスに
対する攻撃を続行してきたイスラエル軍は一月十七日に一方的に停戦を宣言、
攻撃を停止した。ハマスも十八日、一週間の期限付きで暫定停戦を表明した。
イスラエル軍は二十一日早朝、地上軍の撤退を完了したが、米国の新大統領就任に
配慮したことで、目標達成は半ばの観があり、ハマスも勝利を宣言したものの、
「徹底的に叩たたかれた」との印象はぬぐえず、双方とも今後に多大な課題を
残す結果となった。一方、ハマスに対するイランの肩入れがさらに明確になり、
今後、イランがアラブ諸国を分裂させる一因となっている現状があらわになった。
(カイロ・鈴木眞吉)
(続く)
80朝まで名無しさん:2009/01/27(火) 20:12:46 ID:1O4Zztem
>>79より
イランの関与、明確に
 イスラエル側が残した課題の第一はハマスの人的・軍事的基盤を完全には
破壊し得なかったこと。第二は、頭痛の種だったエジプトとの国境線に無数に
掘られた武器密輸トンネルの破壊が中途(軍は80%と発表)で終了したこと。
今後の密輸防止策で米国の協力を得ることに成功したものの、完全に
阻止できる保証はない。事実ハマスは停戦後、トンネル利用を開始した。

 第一の課題が残った理由は、ハマスが、ロケット発射基地や武器弾薬を
市街地に多数隠蔽いんぺい、一般住民を盾に、組織の人材・軍事双方の温存を図ったことによる。

 住民を犠牲にしても平気なハマス指導部の非人間性は糾弾され得るが、
対テロ戦の難しさを改めて露呈する結果にもなった。

 第二の課題が残った理由は、どの国が責任を持って、武器密輸阻止を
実行するかが明確になっていないことだ。イスラム国家のトルコとエジプトの
可能性もささやかれたが、エジプトはハマスとの直接対決を望んでおらず
現実味は薄い。エジプト軍が配置されても、結果は今までと同様で、監視して
いると言いながら実質見て見ぬふりをすることが十分予測でき、イスラエルが
信用しない可能性が大だ。

 今回のエジプトとフランスによる停戦提案も、「イスラエルを協議のテーブルに載せ、
まず停戦を引き出すための呼び水」がエジプトの本音で、真剣に密輸阻止を
考えてはいなかったと指摘されてもいる。エジプトのムバラク大統領と会談した
パレスチナのアッバス自治政府議長に至っては、カイロでの記者会見で、
監視団は(密輸トンネルが集中する)エジプト・ガザ間ではなく、イスラエルと
ガザの境界線上に設置されるべきだ、と言明するなど、密輸阻止への姿勢は
定かではない。
(続く)
81朝まで名無しさん:2009/01/27(火) 20:13:40 ID:1O4Zztem
>>80より

 ハマス側に残った課題は、予想を超えた破壊を前に、ガザ住民のイスラエルへの
憎悪がハマス自体にも向けられる可能性があることだ。もちろんその危険性を
知るハマスは、「再建」を旗印に、得意の医療や貧困者対策の分野などで草の根の
救援活動を通じ、住民をごまかしながらでも、支持獲得に動くはずだが、全世界
からの支援物資の流通ルートをめぐり、アッバス議長率いるファタハとの勢力争いが
拡大した場合、苦境に陥ることもあり得る。既に十九、二十の両日に、クウェートで
行われたアラブ経済サミットでは、自治政府を支持する穏健派諸国とハマスを
支持する急進派諸国が対立、ガザ復興基金創設には至らなかった。

 ガザ住民の四割がハマス支持で、二割がファタハ支持、四割が中間という
現状では、ガザ支援は実質ハマス支援となることから、ファタハはガザ支援を
渋る可能性がある。ハマスは、親ハマスの組織や住民にのみ支援を回すという
危険性があり、イスラエル紙は停戦後、国連から搬入された人道支援物資を
「ハマスが略奪している」と伝えた。

 一方、今回の戦闘を通じ、より明確になったことは、アラブ諸国内が大きく
二つの考え方に分裂していること。すなわち、ハマスや(レバノンの)ヒズボラなどの、
政教一致を目指す非民主主義体質のイスラム根本主義過激派組織を、
イランと一緒になって支持する、シリアを中心とした諸国と、政教分離を前提とした
民主主義国家を目指すパレスチナ自治政府を支持する穏健派諸国だ。
イランがハマスに強く肩入れしている実態も、より明確になった。

 カタールが主催、シリアなどが参加した非公式アラブサミットに
アハマディネジャド・イラン大統領が招待され演説している。

 非公式アラブサミットを陰で推し進めた人物はエジプトのムーサ・アラブ連盟事務局長と
みられており、アラブ民族主義者として名高い同氏が、国際主義者に脱皮できずに
限界を露呈したと酷評されている。

(本紙掲載:1月24日)
82朝まで名無しさん:2009/01/27(火) 20:26:00 ID:1O4Zztem
「命綱のトンネル網」ガザで再開:武器やヤギを運ぶ世界をギャラリーで
2009年1月27日
http://wiredvision.jp/news/200901/2009012723.html

Photos: B'Tselem(以下すべて)

エルサレム発――ガザ侵攻の間、イスラエル軍は数百のトンネルを空爆した。
イスラム過激派グループ『ハマス』の武器密輸入ルートとなっていたこれらの
トンネルを封鎖し、ハマスにこれ以上物資を調達させないようエジプトに圧力をかけるためだ。

だが、停戦のわずか数日後、ハマスの指揮の下、これらのトンネルが稼働を再開した。

「ハマスは、ガザ南部にあるフィラデルフィア・ルートの地下を走る密輸トンネルを
すべて掌握しており、1月18日(現地時間)に『Operation Cast Lead』(鋳られた鉛作戦)が
終結してから、追加の武器をガザ地区に運び込んでいる」と『Jerusalem Post』紙は報じている。

[フィラデルフィア・ルートとは、エジプトとガザ地区の間にある、全長およそ20kmの
道路。エジプトとガザ地区を結ぶラファ検問所があり、ガザ地区に武器を入れない
よう、イスラエルとエジプトの監視下にある。パレスチナ武装組織は、これに
対抗し武器をガザに入れるため、フィラデルフィア・ルート各地の地下にトンネルを掘っている]

これらの通路は、「多くの場合、地域のパレスチナ人の氏族たちによって運営
されている。ハマスがこれらのトンネルを支配すると決定したのは、彼らが
ガザにおいて勢力を立て直そうという試みの一環だと考えられている。ハマスは
現在、ガザ地区に密輸される物資を決定することが可能で、武器や爆弾を
優先的に運び込んでいる」という。
(続く)
83朝まで名無しさん:2009/01/27(火) 20:26:40 ID:1O4Zztem
>>82より
ここで疑問が出てくる。エジプトは自国の国境側から密輸入を阻止しようとは
しないのだろうか? カイロにいるイスラエルの外交団は、そのことを主張しようと
している。エジプト国境の軍を2倍、あるいは3倍にも増強することについて
話し合いも行なわれている。だが、この地域の武力政策を長い間観察してきた
ジャーナリストのKhaled Abu Toameh氏によると、実質的な変化は起こりそうにないという。

Toameh氏は、[イスラエルが抱える歴史的および現在の問題を伝える教育機関]
『Project Interchange』が主催した複数のミーティングの1つにおいて、
ワイアードの軍事ブログ『Danger Room』に次のように述べた。

「われわれは振り出しに戻った。(エジプトのホスニー・)ムバーラク大統領に
とっては、ユダヤ人たちを殺すこれらの兵器のために[今のままの方が]都合が
いいのだ。そうでなかったら、シナイ半島あるいはカイロでトンネルを封鎖できるはずだ」

ガザ地区にある、封鎖されたエジプトとの国境の地下に、トンネルが作られたのは
数十年前のことだ。やがてこれらのトンネルは、ガザ地区の人々およびシナイ半島の
ベドウィン(アラブ遊牧民)たちの経済における大きな経路(日本語版記事)となった。

[リンクされている記事によると、これらのトンネルは、イスラエルに事実上封鎖されて
いるガザにとっての「経済的な生命線」にまでなっており、家畜や建設資材から、
勃起不全治療薬『バイアグラ』や密輸品の『iPod』にいたるまで、あらゆる物資が
運ばれているという。ガザでは食糧や燃料などが恒常的に不足しており、
2008年の報告によれば、人口150万人のうち8割が食糧援助に依存している。
2008年1月には、検問所近くの壁が爆破され、ガザ住民がエジプト側に流入して
物品を購入する事態も起きている]
(続く)
84朝まで名無しさん:2009/01/27(火) 20:27:27 ID:1O4Zztem
>>83より
エジプトの役人たちがトンネルの往来に対して見て見ぬふりをしているのには
さまざまな理由があると考えられている。例えば、国境の役人たちが金を得られる。
エジプト国内のイスラム過激派グループの手に武器が渡らないようにする。
また、表向きには反ハマスの姿勢を維持しつつも、エジプトがパレスチナ人
過激派グループを支持していることを示す、などだ。

2008年末に開始されたガザ侵攻・ハマス攻撃の背後にあるイスラエルの
目論みの一部は、エジプト人たちの姿勢を変えることだった。つまり、ハマスと
彼らの密輸ルートがエジプトにとっていかに脅威的であるかを示し、ガザ地区の
難民たちがシナイ半島に流出する可能性があるとの巧妙な警告を送ると
いうものだった。「そのことによって、エジプト人たちは問題に関与せざるを
得なくなる」と、イスラエルの軍高官だったある人物は述べる。

だが、ガザ地区における軍事行動がエジプトの姿勢をどのように具体的に
変化させたのか、と尋ねられると、この人物は肩をすくめ、自分にも「分からない」と語った。

(2)では、イスラエルの人道的団体『B'Tselem』が、『Danger Room』に
提供してくれた地下トンネルの画像をいくつか紹介する。

(2)へ続く


[日本語版:ガリレオ-向井朋子]
85朝まで名無しさん:2009/01/27(火) 20:29:24 ID:1O4Zztem
86朝まで名無しさん:2009/01/27(火) 20:32:16 ID:1O4Zztem
【ガザ侵攻】ハマスとファタハが会談 10カ月ぶりにカイロで
2009.1.27 11:46
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/090127/mds0901271149000-n1.htm

29日、パレスチナ自治区ガザで、イスラエル軍の攻撃を受けて煙を上げる
ハマス系のイスラム大学(AP)29日、パレスチナ自治区ガザで、イスラエル軍の
攻撃を受けて煙を上げるハマス系のイスラム大学(AP)

 パレスチナ自治区のガザ地区を支配するイスラム原理主義組織ハマスと、
対立するパレスチナ穏健派ファタハの当局者が26日、カイロで会談した。
ロイター通信によると、両派の公式会談は昨年3月以来。

 両派の代表団は、イスラエルとハマスの本格停戦の実現に向けて仲介役エジプトと
協議するためカイロに滞在。ファタハ当局者は記者会見で、ハマスと次回協議を
行うことで合意した、と述べた。

 ハマスは2007年6月、ファタハを追い出してガザを武力制圧し、自治区は
ファタハが統治するヨルダン川西岸と、ハマス支配のガザに分裂した。(共同)
87朝まで名無しさん:2009/01/27(火) 20:36:35 ID:1O4Zztem
米オバマ新政権のミッチェル特使、中東歴訪へ
2009年01月27日 11:57 発信地:ワシントンD.C./米国
http://www.afpbb.com/article/politics/2563921/3729240

【1月27日 AFP】バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は26日、中東特使に
任命したジョージ・ミッチェル(George Mitchell)元上院議員の初の中東歴訪に
先立ち、中東和平の「真の前進」に向けて精力的に任務に取り組むよう激励した。

 ミッチェル特使は出発前にホワイトハウス(White House)でヒラリー・クリントン
(Hillary Clinton)国務長官とともにオバマ大統領と会談した。イスラエル、
パレスチナ自治区ヨルダン川西岸(West Bank)、エジプト、ヨルダン、サウジアラビアに
加え、フランスと英国も訪問する。(c)AFP
88朝まで名無しさん:2009/01/27(火) 20:37:40 ID:1O4Zztem
イスラム社会にメッセージ オバマ氏が中東TVと会見
2009.1.27 12:46
http://sankei.jp.msn.com/world/america/090127/amr0901271247012-n1.htm

 オバマ米大統領は26日、中東の衛星テレビ、アルアラビーヤと会見し、
イスラエル政局の混乱などから事実上停止しているパレスチナ和平交渉の
再開を訴えた。オバマ氏が大統領就任後、外国メディアと会見するのは初めて。

 中東のテレビを選んだのは、就任演説で述べたイスラム社会との関係再構築の
メッセージを中東の人々に直接伝える狙いがあるとみられる。

 オバマ氏はパレスチナ問題はシリア、イラン、レバノン、アフガニスタン、
パキスタン情勢と「互いに結び付いている」とも述べ、パレスチナ和平を
より広い文脈の中に位置付け、包括的な中東外交を進める必要性があると語った。(共同)
89:2009/01/27(火) 20:54:12 ID:xh2Q1WMq
ガザ侵攻はナチスのワルシャワのユダヤ人ゲットー包囲より格段に
悪質だな!WWWWWWWWWWWWWWWWW

アラブではドイツ資本がホテルなどに進出してるが解るね!WWWWWWWW
90朝まで名無しさん:2009/01/27(火) 22:58:46 ID:1O4Zztem
2009.01.26
「停戦」、あるいは「一方的」という言葉は何を指すのか
Posted by:情報センター・スタッフ
http://palestine-heiwa.org/news/200901261436.htm

ISM(国際連帯運動)のメンバーとしてパレスチナに滞在した経験を持ち、ガザを訪れたことも
ある清末愛砂さんによる文章です。

(2009年1月18日に書いたものに加筆訂正)
「停戦」、あるいは「一方的」という言葉は何を指すのか

清末愛砂

イスラエル「一方的な停戦」が伝えられました。すでに新聞等の報道で知った方も多いと思います。
朝、BBCのウェブニュースを読んでいるときに、一番最初に目に入ったもの。それは、ガザ南部の
ラファの写真でした。破壊されて、廃墟となってしまったラファ。すぐさま、明日の授業で学生たち
に見せるために、ダウンロードしました。3週間にわたる激しい空爆や砲撃のなかで、ガザは
再び(いや、再び、再び、再び……)「グラウンド・ゼロ」になってしまいました。

ガザ住民を一方的に責め続け、生身の身体をミサイルで粉々にし、生活空間を破壊しつくし、
これ以上の血と涙が出ないほど惨い攻撃をしたあとに、イスラエル政府は何一つ譲歩せず、
「一方的停戦」を勝手に宣言。その内容とは、イスラエル軍が「停戦」の名のもとで、ガザに
地上軍を残るというもの。こんなもの、許されるはずがないがありません。殺人マシーンが
そのまま居残るということなど。ガザから「撤退」したとしても、野外監獄を形成しているフェンスの
すぐ隣に<いつもの>ように駐留するのだから、状態は変わらないのです。すなわち、以前と
同じように封鎖が続くということです。ガザ住民に筆舌に尽くしがたい地獄を経験させたあと
(いや、今もしている)もなお、形を変え、パレスチナ人を支配するのです。ガザ住民にとって、
そんなものは屈辱以外なにものでもありません。
(続く)
91朝まで名無しさん:2009/01/27(火) 22:59:53 ID:1O4Zztem
>>90より
ハマースは交渉を拒絶しているわけではありません。交渉の条件として、占領の終結を訴えて
いるのです。占領下・支配下にあって、どうして、その支配者と交渉ができるというのでしょうか。

一切の耳を傾けようとしないのが、イスラエルの側なのです。拒否しているのは占領者・支配者
であるイスラエルなのです。「一方的撤退」というのはそういう意味です。支配下においている
者の声は一切聞かない、という通告です。

三週間におよぶ激しい爆撃の下で、ガザ住民は持てる最後の尊厳をもって、団結し、
生きのびようとしてきました。生きのびることが、残された彼・彼女たちの闘いでした。ガザの
住民の68%が1948年のイスラエルの建国の過程で、パレスチナの豊かなコミュニティを育んで
きた故郷を喪失した難民です。それらの人々を含むガザ住民は、一年以上にもわたって封鎖されて
きた空間−それはまさしく「野外監獄」です−で、世界の目があるはずのなかで、殺され続け、
あるいは残された最後の可能性を探して避難しようとするなか、ミサイルの雨を落とされ
続けたのです。そして、残された人々は、これからもイスラエルによって支配され続けるというのです。

自分をのぞいて家族の誰一人も残っていない男性の叫び。子どもたち全員を殺され、半狂乱に
なっている親たち。同僚たちが殺され、遺体が地面に転がっているなか、生きのびた男性が
放心した顔で「神は偉大なり」と言い続けている姿。

これらは、世界が許した戦争犯罪でした。ガザ住民は<私たち>を許してはくれないでしょう。
許せるはずがありません。
(続く)
92朝まで名無しさん:2009/01/27(火) 23:00:35 ID:1O4Zztem
>>91より
ガザは、私に「人間であることの恥」を教えてくれた土地でした。2000年に初めてガザを訪問した
私は、占領がガザ住民に与え続けているむき出しの暴力を目にしたとき、人間が人間に対して
行っているあまりの残酷さに声をうしないそうになりました。砂の一粒一粒にすら、占領の暴力が
刻まれている、そう思わせた土地でした。人間は理性など持ち得ていない、と確信させた地
でした。それから9年の間、ガザの状況は悪化するばかりでした。2000年がまだましだったと
言えるほどに。

マス・メディアの多くは、「一方的停戦」をポジティブに報道しています。なぜ、内実を見ないの
でしょうか。なぜ、イスラエルによる国家テロを批判しないのでしょうか。イスラエルのメディア戦略に、
わざわざだまされてあげるのでしょうか。三週間、止まることなく進行し続けたエスニック・クレンジング
をなぜ批判できないのでしょうか。答えは簡単です。そうしないことを「恥」だと感じないから
でしょう。「一方的」という言葉を聞くと、2005年のことを思い出します。イスラエルはポーズとして、
「ガザから入植地を撤退」させました。あのときも「一方的撤退」という言葉が使われたでしょう。
その後のガザは、徐々に徐々に封鎖され、2006年のパレスチナ評議会の選挙でハマース
(イスラーム抵抗運動)が勝利し政権についたあと、欧米諸国(日本も含む)は同政権に制裁を
加えました。そして、猫の額ほどしかない小さな小さなガザはイスラエルによって封鎖されたのです。
パレスチナ人が民主的な手段を行使したことに対する「罰」として。
(続く)
93朝まで名無しさん:2009/01/27(火) 23:01:06 ID:1O4Zztem
>>92より
自分たちが気に入らない政党が選挙で民主的に選ばれると制裁を加え、その一方で、
「中東唯一の民主国家」等といいながら、イスラエルを擁護する。イスラエルは「民主的な国」。
そうかもしれない。では、誰にとって「民主的」だというのでしょう。それはイスラエルのユダヤ人
に対してのみです。イスラエルの占領下にあるパレスチナ人、あるいは、イスラエル国籍を持つ
ものの二級市民扱いをされているイスラエルのパレスチナ人は、「民主的」であれば、<当然>
のごとく与えられているはずの権利を行使することができない状態におかれています。

今回の攻撃で、ガザ住民は何もかも破壊され、命を奪われ、これ以上の地獄はないという
ほどの醜い状況を一方的に押しつけられた挙げ句、要求は何一つ受け入れられなかったの
です。「一方的」という言葉を使うべきところは、ここにあるのではないでしょうか。

清末愛砂(島根大学教員)
94朝まで名無しさん:2009/01/27(火) 23:07:32 ID:1O4Zztem
From: "tup_bulletin" <tup@l...>
Date: 2009年1月25日(日) 午前7時39分
Subject: 速報810号 イスラエルの戦争犯罪を告発するユダヤ教徒カウフマン卿の演説
http://groups.yahoo.co.jp/group/TUP-Bulletin/message/845

ナチスの亡霊にとりつかれたようなイスラエル。目にあまるパレスチナ人虐殺の
惨状の数々。ホロコーストで家族を失ったユダヤ系英国人、ジェラルド・バー
ナード・カウフマン卿は、2009年1月15日、英国議会下院でガザの悲劇をナチス
による大量虐殺に喩える演説を行った。
(翻訳:宮前ゆかり/TUP)
===================================

「ガザにいるパレスチナの祖母たちを虐殺するイスラエル兵士たちよ、ナチスに
殺された我が祖母の死を隠れ蓑にするな」
ジェラルド・カウフマン卿

私は正統派ユダヤ教徒として、そして、シオニストとして育てられました。我が家の
台所の棚には、ユダヤ民族基金のためのブリキの箱があって、そこに私たちは小銭を
入れてはパレスチナにユダヤ人の存在感を築いている開拓者たちを支援していました。

私が初めてイスラエルを訪問したのは1961年で、そのあと行った回数は数え切れません。
イスラエルには家族がいましたし、今でもイスラエルに友達がいます。その一人は1956年、
1967年、そして1973年の戦争に従軍し、そのうち二回では、負傷もしました。
私が今身につけているタイピンは、その友人に与えられた従軍勲章から作ったもので、
彼から贈り物としてもらいました。

私は初代首相ダヴィド・ベン=グリオン以来、イスラエルの首相のほとんどと知り合いです。
ゴルダ・メイアは私の友人でしたし、将軍として1948年の独立戦争のときにネゲブで
イスラエル勝利を収めた副首相イガル・アロンも友人でした。
(続く)
95朝まで名無しさん:2009/01/27(火) 23:08:37 ID:1O4Zztem
>>94より
私の両親はポーランドから避難民として英国に来ました。両親の親族のほとんどがその後
ホロコーストでナチスに殺されました。祖母は、ナチスがスタシュフの町に侵攻したとき、
病床にありました。ドイツ軍兵士がベッドに伏せていた祖母を撃ち殺しました。

祖母の死を、ガザにいるパレスチナの祖母たちを虐殺するイスラエル兵士の隠れ蓑に
しないでください。現在のイスラエル政府は、パレスチナの人々に対する殺戮行為を
正当化するために、ホロコーストにおけるユダヤ人虐殺に対し異教徒たちが抱き続けている
罪の意識を冷酷かつ冷笑的に悪用しています。それは、ユダヤ人の命は貴重であるが、
パレスチナ人の命は価値がないとする視点を暗黙に示唆しています。

2、3日前のスカイ・ニュース[訳注1]で、イスラエル軍のスポークスパーソンの女性、
レイボビッチ曹長が、イスラエル人がその時点で800人ものパレスチナ人を殺していることに
ついて質問を受けていました。ちなみに今の合計数は1000人です。同曹長は即座に
「そのうち500人は戦闘員です」と答えました。

それはナチスの兵士の答えそのものでした。ワルシャワ・ゲットーで命をかけて
戦っていたユダヤ人たちは、戦闘員だということで無視されたことでしょう。

イスラエル外相ツィピー・リブニは、ハマースはテロリスト組織なので、政府は彼らとは
交渉しないと主張しています。リブニ外相の父、エイタン・リブニは、テロリスト組織である
イルグン・ツバイ・レウミの最高運営執行官で、エルサレムのキング・ディビッド・ホテルの
爆破を計画した人物です。その事件では4人のユダヤ人を含む91人が殺され犠牲となりました。
(続く)
96朝まで名無しさん:2009/01/27(火) 23:09:40 ID:1O4Zztem
>>95より
イスラエルはユダヤ人のテロリズムから生まれました。ユダヤ人のテロリストたちは
二人の英国人軍曹を縛り首にし、その死体に地雷爆弾を仕掛けました。イルグンは
テロリスト組織であるシュテルン・ギャングと一緒に、1948年にデイル・ヤーシーンの村で
254人のパレスチナ人の大虐殺[訳注2]を行いました。今日、現在のイスラエル政府は、
好ましい状況ならばファタハのパレスチナ大統領アッバースとの交渉に応じるつもりが
あることを示唆しています。それは手遅れというものです。彼らはファタハの前の指導者で
私の友人でもあったヤーセル・アラファトと交渉することもできたはずです。それなのに、
イスラエル政府はラーマッラーの掩蔽壕にアラファトを軟禁しました。私はその掩蔽壕まで
彼を訪ねたものでした。

アラファトの死後、ファタハの権威が失墜したため、ハマースが2006年のパレスチナの選挙で
勝利を収めました。ハマースは非常に面倒な組織ですが、民主的に選出され、パレスチナで
力を持つ唯一の勢力です。ハマースをボイコットすることは、私たちの政府によるボイコットも
含めて、間違いとして咎めるべきです。その間違いを端緒にして、恐ろしい結果の数々がひき起こされています。

私はかつてイスラエルの偉大な外相であったアバ・エバンと多くの政策で平和のために
共闘したものでした。そのエバンが言っていました。「平和を築くためには、敵と話あうものだ」
(続く)
97朝まで名無しさん:2009/01/27(火) 23:10:01 ID:1O4Zztem
>>96より
ガザでどれだけ多くのパレスチナ人をイスラエルが殺したとしても、この実存的問題を
軍事的手段で解決することはできません。いつ、どのような形で戦闘が終わろうとも、
ガザには150万人のパレスチナ人がいて、くわえて西岸地域には250万人のパレスチナ人が
います。パレスチナ人は、イスラエル人からゴミのように扱われています。何百ヶ所にものぼる
通行止めがあり、身の毛がよだつほど恐ろしいユダヤ人不法入植者から嫌がらせを
受けています。そのうち、今から遠くない将来、パレスチナ人人口がイスラエルの
ユダヤ人人口を上回るときが来るでしょう。

イスラエル政府に対し、同政府の行動および政策は許されないということを私たちの政府が
明言し、イスラエルに完全な武器使用禁止令を命じるときがきました。平和を実現する
ときです。しかしそれは征服による解決ではなく、真の平和でなければなりません。
イスラエルの本当の目的は征服による解決ですが、その達成は不可能です。彼らは
単なる戦争犯罪者であるばかりではありません。愚か者です。

============================================================
ジェラルド・バーナード・カウフマンは労働党員で英国議会議員。カウフマン卿
は、英国において2009年1月15日、下院でのガザに関する討論で上記の発言をした。
============================================================
[訳注1] イギリスの民放ニュース
[訳注2] デイル・ヤーシーン村の虐殺犠牲者は長らく254人とされてきたが、近
年の研究により、首謀者が、パレスチナ人の恐怖を煽るためにその成果を誇張し
たといことが判明している。実際の犠牲者の数は100〜120名。
http://www.deiryassin.org/faq.html

演説のトランスクリプト:Monthly Review Press
http://mrzine.monthlyreview.org/kaufman170109.html

映像リンク:
http://www.youtube.com/v/qMGuYjt6CP8&hl=en&fs=1
98朝まで名無しさん:2009/01/27(火) 23:35:54 ID:1O4Zztem
ガザ義援金運動の放映拒否、BBCに続きスカイニューズも
2009年01月27日 12:35 発信地:ロンドン/英国
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2563923/3729040

【1月27日 AFP】英国放送協会(BBC)が、イスラエル軍による攻撃で大きな被害をうけた
パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)市民への義援金運動の放送を拒否した問題で、
英スカイニューズ(Sky News)テレビは26日、放送の客観性が阻害されるとしてBBCに同調する姿勢を示した。

 問題となっているのは、英国赤十字(British Red Cross)、オックスファム(Oxfam)など13の
非政府組織が参加する慈善団体「緊急災害委員会(Disasters Emergency Committee、DEC)」
がガザ市民への義援金を募るために作成した映像。ガザの子どもたちの惨状をうつした映像と
ともに「紛争の善悪が問題なのではありません。ただ、彼らにはあなたの支援が必要なのです」
とナレーションが伝える。

 この映像について、24時間のニュース専門チャンネルとして英国内では唯一BBCと競合する
スカイニューズの経営トップ、ジョン・ライリー(John Ryley)氏は、「ガザでは依然として予断を
許さない情勢が続くなか、現時点でガザへの支援要請活動を放映することは、公平で客観的な
報道を提供するというニュース・チャンネルとしての役割と矛盾する」との声明を発表し、
DECの映像を放映しない方針を示した。
(続く)
99朝まで名無しさん:2009/01/27(火) 23:36:17 ID:1O4Zztem
>>98より
 BBCには、英国国教会の最高指導者、ローワン・ウィリアムズ(Rowan Williams)
カンタベリー大主教(Archbishop of Canterbury)やゴードン・ブラウン(Gordon Brown)政権の
閣僚に加え、1万1000人を超える視聴者や議員100人以上が、DECの映像の放映拒否を
撤回するよう求めている。

 しかし、BBCのマーク・トンプソン(Mark Thompson)会長はラジオ放送を通じ、「ガザの悲惨な
現状を報じるニュース映像に続いて、同様の映像を用いた義援金要請が放映されれば、
中東問題におけるBBCの視点は一方的だとの印象を視聴者に与えかねない」と説明し、
決定を撤回する考えはないとした。

 一方、DECの経営責任者、ブレンダン・ゴームリー(Brendan Gormley)氏は、「ガザ問題の
政治的解決はわれわれの仕事ではない。われわれは多くの罪のない市民が戦闘に
巻き込まれ、助けを求めているという現状を憂慮している」と訴え、同団体が政治とは
無関係な立場であることを強調している。

 公共放送のBBCを除いたITV、チャンネル4(Channel 4)、チャンネル・ファイブ(Channel Five)
の主要地上波放送3局は、DECの義援要請を放映している。(c)AFP
100朝まで名無しさん:2009/01/27(火) 23:37:56 ID:1O4Zztem
イスラエルとパレスチナは和平交渉を再開すべき=米大統領
2009年 01月 27日 14:13 JST
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-36104520090127

 [ドバイ 26日 ロイター] オバマ米大統領は26日、イスラエルとパレスチナに対して
和平交渉の再開を呼び掛けるとともに、サウジアラビアのアブドラ国王による中東和平に
向けた努力を称賛した。

 大統領は当地の衛星テレビ局アル・アラビアに対し、オバマ政権はイスラム世界との関係に
ついてより包括的な外交アプローチを採ると語った。

 オバマ大統領は「われわれは、パレスチナ・イスラエル紛争だけを考えることはできず、
シリア、イラン、レバノン、アフガニスタン、パキスタンで起きていることを考慮しないことも
できない」とし「これらは相互に関係している」と述べた。

 また、就任後すぐに中東特使にジョージ・ミッチェル元上院議員を任命し、中東地域に
派遣することで選挙公約の実行に着手したと語った。同特使は、26日夜に中東地域に向かう。

 オバマ大統領は「われわれは究極的には、イスラエル人やパレスチナ人にとって、何が
最善であるかを決めることはできない。彼ら自身が何らかの決定を下す必要がある」と指摘。
さらに「双方は、現在たどっている道が同胞に繁栄と安全をもたらさないことを認識する時期が
訪れている。そして、今は交渉の場に戻る時期でもある」と述べた。
(続く)
101朝まで名無しさん:2009/01/27(火) 23:38:29 ID:1O4Zztem
>>100より
 一方、大統領は、サウジ国王がアラブ諸国に対し、イスラエルが1967年以降占領している
地域から撤退することを条件に同国との和平を呼び掛けていることについて「この提案に
全面的には賛成できないかもしれないが、これほど重要な提案を推進するには大いなる勇気が
必要だ」と称賛。

 また、自身がイスラム圏で生活し、イスラム教徒の親族を持つことに触れ、「イスラム社会に
対する私の仕事は、米国民が敵ではないことを伝えることだ」と述べた。

 また、9.11同時多発テロの容疑者とされるアルカイダ指導者からの激しい非難については
「それが示していることは、彼らの計画が破たんしているということだ」と答えた。

 オバマ大統領がアラブのテレビ局のインタビューに応じたのは、就任後初めて。

(c) Thomson Reuters 2009 All rights reserved.
102朝まで名無しさん:2009/01/28(水) 00:01:34 ID:4lG1Nkw/
国連総会で朝鮮代表 パレスチナに連帯表明
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2009/05/0905j0127-00001.htm

 朝鮮代表は15日に行われた、イスラエルによるガザ地区への攻撃に関する国連総会特別会議で
演説し、イスラエル軍を自国の領土から追い出し、自決権をはじめ合法的な権利を回復する
ためのパレスチナ人民のたたかいに全的な支持と連帯を表明した。

 そして、パレスチナのガザ地区に対するイスラエルの侵略行為を国連憲章と国際法に対する
乱暴な違反、中東和平プロセスに対する露骨な挑発であると強く糾弾した。

 また、イスラエル軍の蛮行が米国の積極的なひ護のもとで行われている事実に言及し、
現実は、世界平和の破壊者、人権蹂躙の頭目はほかならぬ米国であることを改めて
実証していると述べた。(朝鮮通信)

[朝鮮新報 2009.1.27]
103朝まで名無しさん:2009/01/28(水) 00:02:15 ID:4lG1Nkw/
パレスチナ:ハマスとファタハ、和解に向け協議 カイロで
http://mainichi.jp/select/world/news/20090128k0000m030020000c.html

 【エルサレム前田英司】ロイター通信などによると、パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配
するイスラム原理主義組織ハマスと、ヨルダン川西岸を支配するアッバス自治政府議長の
出身母体ファタハの両代表が26日、カイロで会談した。対立関係にある両者の公式会談は、
イエメンが和解の仲介を試みた昨年3月以来。

 ファタハ側は「パレスチナの分断を終わりにしなければ、国際社会は相手にしてくれない」と
述べ、イスラエル軍の侵攻に遭ったガザ復興のためにも和解が急務と訴えた。ハマスと
ファタハの和解は、エジプトが仲介するイスラエルとハマスのガザ情勢を巡る調停でも課題の
一つになっている。
104朝まで名無しさん:2009/01/28(水) 00:02:51 ID:1O4Zztem
ガザ境界地帯で交戦、2人死亡=情勢悪化の懸念も
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2009012700722

 【エルサレム27日時事】アラブの衛星テレビ局アルジャジーラなどによると、パレスチナ自治区
ガザからイスラエル領内への攻撃で27日、同国の兵士1人が死亡した。この後、イスラエル軍
がガザ南部ハンユニス近郊に攻撃を加え、パレスチナ側で民間人1人が命を落とした。
 18日のガザ停戦以降、イスラエル側で死者が出たのはこれが初めてで、バラク国防相は
「容認できず、報復する」と述べた。停戦入り後、平穏を取り戻していたガザ情勢が再び
悪化するとの懸念が高まっている。(2009/01/27-21:50)
105朝まで名無しさん:2009/01/28(水) 00:04:03 ID:4lG1Nkw/
「アラブ人に死を」=イスラエル兵
http://www.jiji.com/jc/p_archives?id=20090127101553-7671312&rel=j&g=pho

イスラエル軍の地上部隊が侵入したパレスチナ自治区ガザ市の民家の壁に残された
アラブ人の墓などの落書き。同軍兵士によるとみられる。親族らを失った心の傷に塩を塗る
行為が、住民の怒りを増幅させている(26日) 【時事通信社】
106朝まで名無しさん:2009/01/28(水) 00:05:37 ID:4lG1Nkw/
イスラエル軍による銃撃でパレスチナ人農夫死亡
仕掛け爆弾でイスラエル兵1人死亡
http://www.worldtimes.co.jp/news/world/kiji/090127-193404.html

 【カイロ27日鈴木眞吉】カタールの衛星テレビ局アルジャジーラによると、1人の
パレスチナ人農夫が27日、パレスチナ自治区ガザ中部デール・エル・バラハ南東の
キスフィム地域で、イスラエル軍兵士からの銃撃を受け死亡した。死亡した農夫は
農作業中だったという。同地域はパレスチナ自治区ガザとイスラエルとの境界線付近にある。

 一方、同キスフィムの検問所付近を巡回中のイスラエル兵士らが同日、パレスチナ側が
仕掛けたと見られる爆発物のさく裂により、アラブ首長国連邦の衛星テレビ局アルアラビアに
よると、1人が死亡、3人が負傷した。

 イスラエルが18日、ガザ地区を実効支配するイスラム根本主義過激派組織ハマスに対する
戦闘を一方的に停止するとの宣言を発表後、イスラエル側に死者が出たのは初めて。

 同事件後、地域上空には、多数のイスラエル機が旋回、緊張が高まっているという。
負傷した兵士らはイスラエル軍により収容された。

 

2009/1/27 19:34
107朝まで名無しさん:2009/01/28(水) 00:06:32 ID:4lG1Nkw/
http://mainichi.jp/select/world/news/20090128k0000m030104000c.html
イスラエル:検問所付近で爆発 兵士1人死亡、3人負傷

 【エルサレム前田英司】イスラエル軍によると、パレスチナ自治区ガザ地区との境界にある
イスラエル南部のキスフィム検問所付近で27日朝、爆弾が爆発し、イスラエル兵1人が死亡、
3人が負傷した。ロイター通信によるとその後、銃撃戦に発展し、パレスチナ人1人が死亡した。

 イスラエルが18日にガザ地区への攻撃を停止して以来、同国側の死者は初めて。
イスラエルは事件後、検問所を閉鎖してガザへの物資搬入を停止。バラク国防相は
「受け入れがたい重大な事件だ」と述べた。イスラエルは「停戦違反」には報復すると警告している。

 ロイター通信は付近住民の話として、少数の武装メンバーが境界付近に近づいていくのを
目撃したと伝えたが、今のところ犯行声明などは出ていない。イスラエル軍の反撃で死亡した
パレスチナ人について、ガザの医療当局は農業を営む男性としている。
108朝まで名無しさん:2009/01/28(水) 00:07:04 ID:4lG1Nkw/
ガザ本格停戦、来月5日発効目指す 仲介のエジプト
2009.1.27 22:00
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/090127/mds0901272200001-n1.htm

 アラブ各紙は27日、パレスチナ自治区ガザをめぐるイスラエルとイスラム原理主義組織ハマス
などとの本格停戦について、エジプト政府が2月5日の発効を目指し協議の仲介を行っていると
一斉に報じた。亀裂を深める強硬派ハマスと穏健派ファタハなどパレスチナ各派の対話会合に
ついては2月22日を予定しているという。

 エジプトの中東通信によると、アブルゲイト同国外相は27日の記者会見で、協議で
「前向きな進展があった」とした上で、「2月第1週に持続可能な停戦が実現する可能性が
ある」と述べた。

 エジプトが提案しているガザ復興に関する国際会議については、カイロで2月28日の開催を
予定していると語った。(共同)
109朝まで名無しさん:2009/01/28(水) 00:07:47 ID:4lG1Nkw/
イスラエル軍、ガザに再侵入
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2009012700940

 【エルサレム27日時事】パレスチナ自治区ガザからの情報によると、イスラエル軍は27日、
撤退完了を果たした21日以降初めてガザ南部ハンユニス近郊に侵入、パレスチナ武装組織に
対する掃討作戦を展開した。ハンユニスに空爆も行い、イスラム原理主義組織ハマスの
要員が負傷した。(2009/01 /27-23:55)
110朝まで名無しさん:2009/01/28(水) 11:04:15 ID:/vnrlw+/
イスラエル兵死亡、ガザに報復攻撃
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4048644.html

 パレスチナ自治区ガザとの境界近くで27日、爆発が起き、イスラエル兵1人が
死亡しました。これを受け、イスラエル軍はガザに報復攻撃を行いました。

 27日朝、ガザとイスラエルの境界でパレスチナ側が仕掛けたとみられる
爆弾が爆発し、イスラエル兵1人が死亡しました。これを受け、イスラエル側は
地上部隊をガザに越境させて反撃したほか限定的に空爆し、パレスチナ人
1人が死亡しました。

 イスラエルの国防相はさらなる攻撃も示唆しており、今月18日からの停戦が
継続するのか懸念も出ています。

 こうした中、アメリカのオバマ新政権のミッチェル中東担当特使が最初の
訪問国エジプトに到着しました。今後、中東各国を巡り、イスラエルや
パレスチナ自治政府の首脳と会談することになっていますが、ガザ訪問や、
ガザを支配する対イスラエル強硬派ハマスとの接触は予定されていません。(28日04:10)
111朝まで名無しさん:2009/01/28(水) 11:05:11 ID:/vnrlw+/
ガザ地区、テント学校に芽生える学びの夢
JANUARY 28, 2009 07:06
http://japan.donga.com/srv/service.php3?bicode=060000&biid=2009012813918

しばらく砲声が止み、不安な停戦状態が続いているパレスチナのガザ地区
南部のラファにあるテントにできた学校で26日、子どもたちが床で勉強している。
子どもたちの笑い声が絶えなかった学校は、イスラエルの空襲で消えたが、
子どもたちの夢は、がれきの中で再び芽生えている。
112朝まで名無しさん:2009/01/28(水) 11:06:22 ID:/vnrlw+/
イランは国際社会と協調を クリントン米国務長官
2009.1.28 08:42
このニュースのトピックス:米国
http://sankei.jp.msn.com/world/america/090128/amr0901280843003-n1.htm

クリントン米国務長官(AP=共同)

 クリントン米国務長官は27日、イランとの関係について、オバマ政権の発足は
イランが国際社会との協調に向かう良い機会だと述べ、イラン側に核問題などでの
積極的な取り組みを促した。

 オバマ大統領が中東の衛星テレビ、アルアラビーヤと単独会見して
「イスラム社会は敵ではない」と述べたことに関し、記者団の質問に答えた。
ロイター通信が報じた。

 クリントン氏は中東紛争に関しては、「イスラエルは自国を防衛する権利を有する」
と述べ、パレスチナ自治区のガザ地区でイスラム原理主義組織ハマスと争う
イスラエル側に一定の理解を示した。(共同)
113朝まで名無しさん:2009/01/28(水) 11:30:07 ID:/vnrlw+/
ガザ沖に2000年、天然ガスが発見された。
権利はブリティッシュ・ガス社が6割を、パレスチナ自治政府が1割を持つ。
イスラエルが天然ガス田の横取りを狙って交渉中

Saturday January 10th, 2009
War and Natural Gas: The Israeli Invasion and Gaza's Offshore Gas Fields (Michel Chossudovsky)
The military invasion of the Gaza Strip by Israeli Forces bears a direct relation to the control and ownership of strategic offshore gas reserves.
http://www.informationliberation.com/print.php?id=26383
114朝まで名無しさん:2009/01/28(水) 11:38:49 ID:/vnrlw+/
イスラエルがガザ空爆 密輸トンネル狙い
http://www.47news.jp/CN/200901/CN2009012801000177.html

 【エルサレム28日共同】ロイター通信によると、イスラエル軍は28日未明、
パレスチナ自治区ガザ南部にある密輸用のトンネルを空爆した。南部のエジプト境界に
あるラファの住民らが明らかにした。

 トンネルは、エジプト側と通じており、イスラエル側は生活物資だけでなく、
武器密輸に使われていると懸念している。

 イスラエル軍報道官は空爆の情報について確認を急いでいる、と述べた。
2009/01/28 09:56 【共同通信】
115朝まで名無しさん:2009/01/28(水) 11:40:08 ID:/vnrlw+/
イスラエル総選挙リクードが優位 国民の関心は「安全保障」
http://www.47news.jp/CN/200901/CN2009012801000189.html

 【エルサレム28日共同】2月10日に総選挙が行われるイスラエルで27日、
各党の広報ビデオのテレビ放送が始まるなど、本格的な選挙戦に入った。
パレスチナ自治区ガザへの大規模攻撃を受け、国民の関心は「和平」より
「安全保障」に傾き、タカ派のネタニヤフ元首相が率いる野党の右派リクードが優勢だ。

 イスラエルの最大手紙イディオト・アハロノトが23日発表した世論調査結果によると、
獲得予想議席はリクードが29(現有12)とリード。2位は与党第1党の中道カディマの
25(同29)、3位は与党第2党の中道左派、労働党の17(同19)だった。

 国会定数は120で、選挙で勝利しても連立工作が必要。ただ全体でも
右派政党ブロックが過半数を確保し、ネタニヤフ政権が誕生する公算が大きくなっている。

 リクードは、オルメルト政権が2006年夏のレバノンとの武力紛争で「失敗」した後、
ほぼ一貫してカディマをリード。
2009/01/28 10:28 【共同通信】
116朝まで名無しさん:2009/01/28(水) 11:41:51 ID:/vnrlw+/
【ガザ侵攻】戦争犯罪訴追を…パレスチナ議長がイスラエルを批判
2009.1.28 11:04
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/090128/mds0901281108005-n1.htm

イスラエル軍に空爆されたガザ市のハマス政府庁舎
http://sankei.jp.msn.com/photos/world/mideast/090128/mds0901281108005-p1.htm

 ロイター通信によると、パレスチナ自治政府のアッバス議長は27日、ヨルダン川西岸の
自治区ラマラで記者会見し、多数の民間人が死亡したガザ地区へのイスラエル軍の
攻撃に、「イスラエルの犯罪を証明するため全力を尽くす」と述べ、戦争犯罪として
訴追を求めていく考えを示した。

 議長は「イスラエルは平和を望んでいない。(もし平和を望んでいるのなら)
こんなことはしなかったはずだ」と激しく批判した。

 議長は軍の空爆開始直後に「(イスラム原理主義組織の)ハマスが停戦維持に
応じていれば(イスラエルによる)虐殺は回避できた」とイスラエル擁護とも受け取れる
発言をし、ハマスなどから「イスラエルの協力者」と批判を浴びた。(共同)
117朝まで名無しさん:2009/01/28(水) 14:29:32 ID:/vnrlw+/
イスラエル軍、ガザ-エジプト境界の密輸トンネルを空爆 目撃者証言
2009年01月28日 12:09 発信地:ガザ市/パレスチナ自治区
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2564868/3719984

【1月28日 AFP】イスラエル軍は28日、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)と
エジプトの境界にある密輸トンネルを空爆した。目撃者が語った。

 目撃者によると、ミサイルか爆弾で大規模な爆発が起きたが、負傷者は出なかったという。

 パレスチナ人1300人の死者を出した22日間にわたるイスラエル軍のガザ地区
攻撃の目的の1つは、トンネルを利用したエジプトからの密輸を阻止することだった。
イスラエル側は、同国に向けて発射されるロケット弾などの兵器の密輸に
トンネルが利用されていると主張している。(c)AFP
118朝まで名無しさん:2009/01/28(水) 16:44:28 ID:/vnrlw+/
イスラエル:ガザを空爆 「報復措置」密輸トンネル目標
http://mainichi.jp/select/world/news/20090128dde007030022000c.html

 【エルサレム支局】イスラエル軍は28日未明、パレスチナ自治区ガザ地区
南部ラファのエジプトとの境界に掘られた密輸用トンネルを空爆した。イスラエル軍
報道官は同日、空爆を認めた。

 イスラム原理主義組織ハマス当局者によると、夜明け前に3度空爆があり、
住民が避難を始めたという。負傷者の情報は今のところない。

 27日にはイスラエル南部キスフィムの爆弾テロでイスラエル兵1人が死亡しており、
イスラエル軍報道官は28日、イスラエル紙ハーレツに対し、トンネル空爆は
「報復措置だ」と述べた。

 イスラエル軍は先月末から今月にかけてのガザ攻撃で「武器が密輸されている」
としてガザとエジプトとの境界を集中的に空爆した。停戦後、経済封鎖で困窮する
住民がトンネル復旧作業を行っていた。

毎日新聞 2009年1月28日 東京夕刊
119朝まで名無しさん:2009/01/28(水) 17:13:45 ID:/vnrlw+/
Special Dispatch Series No 2200 Jan/22/2009
ハマス政治局長のいう勝利は何処にある?
―ファタハとPA幹部達の見たガザ攻撃とハマスの行状―
http://memri.jp/bin/articles.cgi?ID=SP220009

 ファタハとPA(パレスチナ自治政府)の幹部達は、ハマス政治局長マシァル(Khaled Mash'al)が
おこなった演説を手厳しく批判し※1、本人の要求が非現実的であり、本人には
金もなければ武器もない、盟友達は本人を見捨て、ガザが受けた被害に照らして
考えれば、本人の勝利宣言は納得がいかないと述べた。この幹部達によると、
マシァルはウェストバンク住民を戦闘にひきずりこみ、新しい正面をつくろうと考えた。
ハマスの指揮官達は戦闘を指揮するどころか地下壕に隠れていた。マシァルは
検問所の開放のためなら住民の生命を犠牲にすることをいとわず、住民の犠牲の
うえにガザにエミール領をつくろうと意図し、反PAクーデターの続きをやった、とファタハ幹部達は批判した。

 次に紹介するのは、本件に関する記事内容である。

現実を直視し物事を理性的に判断できる人物はガザにいないのか

ファタハのスポークスマンでアッバスPA議長のアドバイザーでもあるラーマン
(Ahmad 'Abd Al-Rahman)は、マシァルの声明を非現実的と一蹴し、次のように批判した。

「ハレド・マシャルは、あたかもハマスの戦車隊がテルアヴィヴを包囲しているかの
如く話す。本人はガザを知らず当地を訪れたこともないようだ。ガザでイスラエルは
壊滅的打撃を蒙ったなどといい加減なことを言っているが、イスラエルが…
徹底的に破壊したことに気付いていないとみえる。

 今回のガザ攻撃に苦しんだ者のなかに、きちんと現実を直視し、物事を理性的に
判断できる人、マシァルよりも責任ある立場をとれる人のいることを、切に願う」※2。
(続く)
120朝まで名無しさん:2009/01/28(水) 17:14:12 ID:/vnrlw+/
>>119より
ウェストバンク戦場化はできない

 PAの外務省高官でPA日刊紙Al-Hayat Al-Jadidaのコラムニストであるサデク('Adli Sadeq)
は、ウェストバンク住民に対イスラエル戦線を開けと呼びかけたハマスメンバーを批判し、次のように主張した。

 「連中は、このような戦争のもつ意味を全然考えていない。もし我々が戦端を
開くことができるのであれば、ウェストバンク住民は、壁に対し検問所に対し、
ガザ侵攻に対し、人民抵抗の戦いを敢行できる。第2次インティファダでファタハは
全力をあげて挺身攻撃をかけ、命を失った者逮捕された者もいる。しかしこの
第2次以来ファタハは1発の信管も撃発できない。(もしそうすれば)火炎が我々(全員)を焼いてしまう。

 マシァル君は発火を求めてきた。しかし、火傷治療薬の供給ができなかった。
救済や勝利をかちとることもできなかった。考え方が根本から間違っているので
ある。このようなことをする者は、その行動の故に罰をうけて然るべきである」※3。
(続く)
121朝まで名無しさん:2009/01/28(水) 17:15:26 ID:/vnrlw+/
>>120より
住民が苦しんでいるのにハマス指揮官連はトンネルに雲隠れ

 アッバス議長のアドバイザーでAl-Hayat Al-Jadidaコラムニストのグール
('Omar Hilmi Al-Ghul)もマシァルを批判し、ガザ住民に対する徹底抗戦の
呼びかけについて、次のように反論した。

 「(マシァルは)ガザ住民の生活や命など一顧だにしない。住民が犠牲になったのに、
ハマスの指揮官達は、本当なら先頭に立って敢然として戦うべきなのに、
戦闘を放棄して、事前に準備していたトンネルの中に逃げこんだ。

 マシァルは、“敗北したのではない、抵抗は続いている”と主張している。
マシァルの主張している勝利は何処にある。イスラエルはガザを占領し、
分断し、インフラと住居を破壊した。これが勝利なのか。侵攻したイスラエル軍兵の
損害が十数人であったのに、数千人のパレスチナ人が死傷した。これが勝利なのか」。

ハマスのエリート達は検問所開放のため戦闘員に死を強要する

 グールは続けて次のように論じた。

 「我方の人民には我慢しかない。ガザ地区住民に選択の余地はない。イスラエルの
無差別且つ強力な破壊の前に、毅然として耐えているのだ。無理やり住民に
あてがわれた指導部は、この戦争中一貫してシビリアンを悪用し、ファタハ活動家を
ないがしろにしていたから、住民は耐えるしかない…。

ハマスは、パレスチナ人の生命をいくら犠牲にしても、ラファ検問所を開放したいのである。
パレスチナ人民の血を犠牲にして、当地をエミール領に仕立てあげ緑の旗を
掲揚したいのである。パレスチナ指導部と話合う用意があることを漠然と
ほのめかしているが、真の狙いは別のところにある」。
(続く)
122朝まで名無しさん:2009/01/28(水) 17:16:25 ID:/vnrlw+/
>>121より
グールは、ガザにかつて展開した国際部隊をすべて占領軍≠ニ呼ぶマシァルについて、次のように批判する。

 「マシァルは言い忘れているが、緊急対策として国際部隊を配置することは、
エミール領の終焉、PAの合法的存在に対する(ハマスの)クーデターの終りを
意味するのである。マシァルはいろいろ要求する。イスラエルの侵攻をやめさせよ、
包囲環を解除し封鎖をとけ、検問所を開け、ハマスが統制できるよう(ラファ)検問所に
関する協定を改定せよ等々。しかしながら、どうすればイスラエルの侵攻を
すぐやめさせるのか、どうすれば上記諸要求が通るのか、ハマスは国際社会に説明できない。

 (今回の)軍事作戦の成り行きは、力のバランスによって決まる。そうではないのか。
現在の力のバランスからみて、ハマスは要求を通せると思っているのか。エジプトが
ハマスのこの論理を受入れるとでも思っているのか。アメリカ、イスラエル、ヨーロッパ
特にフランスが、ハマスの論理を受入れるとでも思っているのか。マシァルの盟友達は
土壇場で裏切ったが、マシァルとその友人達は、この要求を通せる秘密兵器でも持っているのか」※4。

 PA放送局アブスマヤ(Basem Abu Sumaya)は、次のように主張する。

 「イスラエルのガザ攻撃時、私はハマスとその幹部達について新しい事実をいくつか
知った。幹部達といっても、ダマスカスからドーハまでアラブの諸首都に散在し、
ガザにいるのは、身の安全を守るため、戦闘初日から雲隠れしていた。我々と
連絡をつけるにしても、隠れ家で録音したものを介してであった。さて、その事実とは次の通りである。

事実第1、ハマスは主義に縛りつけられた運動である。たといパレスチナ人全員の
首がとんでも―今まさにこれが起きつつある―ハマスはその立場から離れられない。

事実第2、ハマスは上級指導部である評議会(Majlis Al-Shura)の立場を固守してきた。
その協議会の構成は、(PAの外にいるハマスメンバー)が平等に配分されていない。
ガザにいる者、ウェストバンクにいる者を同等に代表していない。
(続く)
123朝まで名無しさん:2009/01/28(水) 17:16:51 ID:/vnrlw+/
>>122より
 エリート達が戦闘員に検問所のため、いやトンネル1本のため死ななければならぬ
と言えば、彼等は一刻の猶予もなく命令に従う…検問所担当者は誰であれ、
説教壇と人民を支配する。更にその人物は行政機関、収税、密輸そして商売を
支配する地位に立つ。検問所ひとつのコントロールで、数千本のトンネルは
不必要になるというわけである。

ハマスは、戦争で破壊がガザに見舞っていても構わない。ハマスにとって、
長年希求してきた歴史的使命の顕現が大事で、大打撃をうけても正当化される。
そして、隠していた物資や金をハマスメンバーが運べる検問所を確保できるのなら、
犠牲をいとわない。ハマスは検問所を外部世界への唯一の出口とみている…。

 最近マシァルは、(ラファ)検問所の管理について、PA及びヨーロッパと協力する
用意ありと言った。しかし、それは戦術にすぎない。PAはすぐに検問所管理から
駆逐され、間もなくヨーロッパのモニター要員も逃げてしまうだろう。クーデター時に
起きたことが再現されるのである」※5。
(続く)
124朝まで名無しさん:2009/01/28(水) 17:17:18 ID:/vnrlw+/
>>123より
イランとヒズボラがハマス救援に来ることはない

 パレスチナの駐エジプト大使アメル(Nabil 'Amer)は、次のように書いている。

 「マシァルは、イスラエル軍を撃退するため何処から軍資金と武器を入手するの
だろう。パートナー達の行動を見せて貰おうではないか。試練の時支援する筈では
ないか。イランの戦士達は出国を禁じられ、レバノン各派は南レバノンからイスラエル
めがけてミサイルが数発うちこまれた時、揃いも揃って大あわてで責任のがれをした。
これでも救援に馳せ参じるのだろうか」※6。

※1 演説でマシァルは、ハマスが長期停戦に応じることはないと述べた。長期になると
パレスチナ人民の抵抗権を奪うことになるからである。マシァルは国際部隊のガザ駐留も
反対した。部隊駐留がイスラエルの安全保障の役割を果し、抵抗を潰すというのが
反対理由である。ラファ検問所については、マシァルはPAのアッバス議長に、エジプト及び
ヨーロッパの助けを得てハマスと合意に達する旨宣言せよと要求した。更にマシァルは、
イスラエルがガザ攻撃で目的をひとつも達成できず、ガザの住居一つひとつで抵抗に
直面しただけであった、と述べている。2009年1月10日付www.palestine-info.info を参照。

※2 2009年1月12日付Al-Hayat Al-Jadida(PA)

※3 同上

※4 同上

※5 同上

※6 2009年1月12日付Al-Siyassa(クウェート)
125朝まで名無しさん:2009/01/28(水) 17:57:21 ID:/vnrlw+/
Special Dispatch Series No 2204 Jan/24/2009
ハマス指導者ガザ戦争で勝利宣言
―犠牲が出るのは当然。支援金はPAに渡すな―
http://memri.jp/bin/articles.cgi?ID=SP220409

 ハマスの指導者マシァル(Khaled Mash'al)が公開演説で勝利を宣言、
その模様が2009年1月21日アルクッズTVで放映された。

このクリップを含む画像をみる場合は、MEMRI TVに登録され度。登録は無料。

http://subscriptions.memri.org/content/en/member_registr_tv.htm

このクリップを見る場合は次を参照。

http://www.memritv.org/clip/en/1992.htm  

人民が人民の地で勝利した最初の戦争。ガザ戦争は対シオニスト闘争の転換点

ハレド・マシァル

 そうだ。ガザは勝ったのだ。左様、敵は負け、抵抗が勝ったのである。抵抗の勝利に
よって、我が人民我が民族は勝利した。アッラーの御名を讃えよ。侵略者は
嘘をついている。その協力者共、我々を見捨てた者共は、勝利を疑問視している。
だが、ガザの勝利はそのようなものを払拭する。明白である。敵が目的を達していないと
言えば充分ではないか。敵は政治の分野で敗北したように、戦場でも負けたのだ。
結局3週間後に、敵は、抵抗を拘束ないしは抑制する協定を手にしないで、
一方的に停戦を宣言して撤退せざるを得なかったのである。
(続く)
126朝まで名無しさん:2009/01/28(水) 17:58:04 ID:/vnrlw+/
>>125より
 これは、我が人民が人民の地で勝利した最初の戦争である。最初の大規模戦闘に
勝ったのだ。このガザ戦争は、敵シオニストとの闘争上転換点になった。このタイミングで
偉大な成果をあげたことにより、この戦争は真剣な解放戦略の土台となる。解放は
パレスチナに始まり、人民の支持のもと、四方にひろがっていくのである。

血と魂を捧げた償いは天国でアッラーから受けとる

 家を失った者に対しては、我々は責任を以て対処する。インシャアッラー、我々は
全員に避難所を提供する。精一杯償いをするが、血と魂を捧げた償いは、次の世界たる天国でアッラーより受ける。

 ハマス運動そして兄弟ハニヤの率いる政府の兄弟達は、民族の指導者イスラムの
指導者と共に、既に再建プロジェクトに着手している。家を建て直し、補償し、負傷者の
手当てをするのである。我々はいくつかの国と接触した。なかには我々が直接足を
運んだ国もある。全員が働き蜂さながらに働いている。

 この再建計画について、我々の役割には二つの道である。急を要する道が、
殉教者の遺族と負傷者そして家を失った家族の救済で、特定額の金をやる。
詳細については、兄弟ハニヤの政府に一任する。負傷者の手当ても急を要する。
第二の道は再建計画を含む。被害については補償し、住居を建て直す。

寄付金は腐敗した者どもの手に渡すな

寄付金について(アラブ諸国に)言っておきたい。誰に金を渡すか。充分に気をつけて
貰いたい。腐敗した人間共に渡すな。金を渡すには二つの選択肢がある。ガザにいる
兄弟イスマイル・ハニヤの合法政権は、人民奉仕で実績のある正直な政府である。
金をこちらへ渡せば、再建に邁進する…今日、この金を腐敗した者共へ渡した方が
よいと考えるパレスチナ人はいない。知っての通りだ。その件について、これまで
沢山のいわくある過去を見てきたから…。
(続く)
127朝まで名無しさん:2009/01/28(水) 17:59:34 ID:/vnrlw+/
>>126より
やられたのに勝利とは何事だという者もいる

なかには、目茶苦茶にやられたのに勝利したとは何だ、と言う人もいる。なかには、
戦時中隠れていた穴から、のこのこ出て来た者もいる。この連中は戦争を恐れて
いるのだ。それで、アラブ、イスラムそしてパレスチナ大衆の怒りを恐れ、
声をひそめているのだ。今ではカラスのようなしゃがれ声で、ハマスは、
この地にふりかかった現実を直視すべきだなどとぬかす。

勝利に破壊と犠牲はつきもの

この連中に我々は、損害をうけずして解放された人民はいるか、と問いたい。歴史を見よ。
大都市が破壊され、そして再建された。大きな破壊に苦しんだのだ。第二次世界大戦の
ロンドンを見よ。パリを見よ。ハノイに何が起きたか。レニングラード、スターリングラードに
何が起きたか?レバノンの歴史にかかわった諸派兄弟達に何が起きた?
居留者ではあるが、88日間戦った。1982年のベイルート戦で、あれ程抗戦したのに、
破壊、殺し合い、殺戮があったからといって、何故ガザの徹底抗戦だけをとりあげて反対するのだ…。

交渉はイコール宥和、乞食のすること

ナチスと戦ったチャーチル、ヒトラーに宥和したチェンバレン。イギリス人はどちらを尊敬すると
思うか。ロンドンから本国のナチスに抵抗したドゴール、ビシー政権のペタン将軍、
フランス人はどちらを尊敬すると思うか。ビシー政権など(パレスチナ)自治$ュ府に
そっくりだ。光輝の文字で歴史に記録されるのは、名誉に値する人物だけだ。
(続く)
128朝まで名無しさん:2009/01/28(水) 18:00:29 ID:/vnrlw+/
>>127より
被害回避の名目で(敵に)宥和する者共には、勝利は血を流して初めて得られる、
と言っておこう。チャーチルは、ヨーロッパの血脈であったから、今日の基準では
テロリストと考えられていないが、1940年に政権の座をいくつと直ちにイギリス国民に
覚悟を促した。私は国民に汗と血と涙と辛苦しか約束できない、と言ったのだ。
指導者たる者はかくあるべきである。交渉による解決を求め、乞食のようになってはならないのだ。

スターリングラードで…レニングラードで600人が死んだ…失礼60万がレニングラードで死に、
100万人が家を失った。この事例は我々にもあてはまる。

パレスチナ諸派の和解は徹底抗戦をベースにせよ

ウェストバンクの兄弟達よ、君達の決起する時がきている。かつて君達がインティファダを
やったことは知っている。しかし今回は、反対があって大インティファダの決行をさまたげた。
しかしながら、我々は共同体の重荷をすべてガザに背負わせることはできない。

我々はパレスチナ社会の和解を望む。だが、ガザの教訓を考えると、何をベースに
した和解かが問題となる。我々は抵抗をベースとすべきであると考える。無駄な
交渉をベースにするのではなく、エルサレム、帰還権そして領土上の譲歩を
ベースにするのではなく、我々の権利を堅持する抵抗をベースにするのだ。
(続く)
129朝まで名無しさん:2009/01/28(水) 18:01:00 ID:/vnrlw+/
>>128より
左様、我々はパレスチナ諸派の対話を支援する。しかし、それが真剣で、
うまくいくためには、前提条件がある。第1は、拘置者の釈放。第2が、敵との治安協力の中止である…。

国際社会の理性ある人々、カルテット、オバマ新政権とそのヨーロッパの盟友達に
とって、これ(ガザ戦争)はひとつの教訓であった。彼等はイスラエルをとめるべきだ。
イスラエルに自衛能力がなく、占領に未来がないことを知るべきである。第2の
教訓も学ぶべきである。それは、ハマス排除の動きが3年続いたが、それで充分ということだ。

ハマスと交渉する時がきている。闘争によって、選挙によって、腐敗のない清潔さに
よって、更には人民奉仕によって、ハマスは立派に合法的存在になっている。
そして、この地域最強の軍に勝利して、その存在は一段と確固たるものになった。
きちんとハマスと交渉する時がきているのだ。これで我々が何かを得たいわけではない。
民族が要求しているのである。我々が押しつけているわけではないのだ。
130朝まで名無しさん:2009/01/28(水) 22:08:41 ID:4lG1Nkw/
イスラエル軍、ガザの密輸用トンネルを空爆
http://www.worldtimes.co.jp/news/world/kiji/090128-190621.html

 【エルサレム28日森田陽子】イスラエル軍は28日未明、エジプトとの境界線付近の、
パレスチナ自治区ガザ南部ラファに集中的に掘られている密輸用トンネルを空爆した。
AP通信などが同日、報じた。

 27日、パレスチナ武装組織が仕掛けたとみられる道路わきの爆弾でパトロール中の
イスラエル兵1人が死亡、3人が負傷したことへの報復とみられる。

 イスラエル紙エルサレムポストは28日、同空爆は「報復措置だ」との軍報道官の見解を報じた。

 空爆は、オバマ米新大統領の中東特使ジョージ・ミッチェル氏がイスラエルを訪問、
同国政府指導者らと会談をする数時間前に為され、3回行われた。死傷者の有無は不明。

 先月27日から今月18日まで行われたイスラエル軍による、パレスチナの
イスラム根本主義過激派組織ハマスが実行支配するガザに対する攻撃では、この地域の
密輸トンネルが最大の攻撃目標となっており、同軍によれば、1000カ所以上あったトンネルの
80%を破壊したとしている。ただ、イスラエル軍の撤退後、破壊されたトンネルの復旧工事が
急ピッチで進められていた。

 一方、エルサレムポストによると、28日早朝、ガザ地区から発射されたカッサム・ロケット弾が
1発、イスラエル領ネゲブ西部の平地に着弾した。

2009/1/28 19:06
131朝まで名無しさん:2009/01/28(水) 22:16:29 ID:4lG1Nkw/
ガザ:不発弾が爆発、子供2人死亡…赤十字報告
http://mainichi.jp/select/world/news/20090129k0000m030030000c.html

 【エルサレム支局】イスラエル軍の攻撃で多数の市民が犠牲となったパレスチナ自治区
ガザ地区で、イスラエル軍が撃ち込んだ砲弾の不発弾が爆発し、子供2人が死亡したことが、
赤十字国際委員会(ICRC)の報告でわかった。爆発事故は20日、ガザ地区北部ジャバリヤ
近郊のシャーフ地区であった。詳細は明らかにされていない。

 ICRCは「ガザ地区は世界でも最も人口密度が高い地域で、不発弾の問題が深刻になる」と
警告した。不発弾が被災地での救援活動や復興に影響することも懸念されている。
132朝まで名無しさん:2009/01/28(水) 23:48:58 ID:4lG1Nkw/
ガザ復興協議は、各派和解協議後に―エジプト外相
http://www.worldtimes.co.jp/news/world/kiji/090128-203524.html

 【カイロ28日鈴木眞吉】エジプトのアブルゲイト外相は27日、数日前から開始された
パレスチナ各派との協議の今後の見通しについて概略を説明、ガザ復興協議は、各派
和解協議後にすることを明らかにした。

 欧州連合(EU)のソラナ共通外交・安全保障上級代表が、ムバラク・エジプト大統領と
会談した後の合同記者会見で明らかにしたもの。カタールの衛星テレビ局アルジャジーラが
27日、報じた。

 同外相は、イスラエルとパレスチナとの和平の仲介役を演じるエジプトとパレスチナ各派との
協議は、「合意に向け前向きに行われている」、とした上で、「2月の第1週には、対イスラエル
完全停戦を、第2週にはパレスチナ各派との協議、第3週はパレスチナ各派の和解と統一政府
樹立についてのアラブ・イニシアチブについて、その後、ガザ地域復興に関する協議を行う」、
との見通しを示した。

 ガザ復興協議を最後に持ってきた理由は、ガザ地区を実効支配するハマスと自治政府を
主導するファタハが復興事業への主導権を巡り対立を深めている事情があり、各派間の
合意と和解なしには、復興が各派対立をより先鋭化させるとの懸念があるものとみられる。

2009/1/28 20:35
133朝まで名無しさん:2009/01/28(水) 23:49:52 ID:4lG1Nkw/
シリア副外相:和平交渉は「イスラエル新政権次第」
http://mainichi.jp/select/world/news/20090129k0000m030065000c.html

 訪日中のシリアのファイサル・ミクダード副外相(54)は28日、毎日新聞と東京都内で
会見し、パレスチナ自治区ガザ地区のイスラエル軍による攻撃を「女性、子供ら罪もない
民間人が多数死亡した」と批判した。一方、2月の総選挙後に成立するイスラエル新政権の
姿勢次第で中断中のシリアとの和平交渉の再開は可能と語り、柔軟姿勢も見せた。

 ミクダード氏はガザ攻撃を「戦争犯罪行為だ」と指弾、停戦の延長に向け、イスラエルによる
同地区封鎖の解除などが必要だと指摘した。一方で、パレスチナ自治政府を主導する
穏健派ファタハと、イスラム原理主義組織ハマスなどパレスチナ内各派が分裂状態を解消し
統一政府を実現することも、対イスラエル交渉には「重要」と述べた。

 ガザ情勢悪化で中断した、トルコの仲介によるシリアとイスラエルの間接和平交渉については
「いつまでも中断が続くわけではない」と発言。イスラエル新政権が和平促進姿勢を明示
すれば、シリア側も交渉に臨む用意があると語った。

 また、中東和平促進には米オバマ新政権の積極的関与が重要だと強調。ミッチェル
中東和平特使を指名するなど仲介に意欲を見せるオバマ氏の姿勢を「これまでのところ
期待できる」と評価。アサド・シリア大統領とオバマ氏の直接会談を含めた米国との対話を
歓迎すると述べた。【和田浩明】
134朝まで名無しさん:2009/01/28(水) 23:55:53 ID:4lG1Nkw/
Special Dispatch Series No 2205 Jan/26/2009
ガザの死者は被害者か殉教者か―アラブ世界に湧きあがる宗教論争
http://memri.jp/bin/articles.cgi?ID=SP220509

今回のガザ紛争時の死者の定義をめぐってアラブ世界が二つの陣営に分裂した。その分裂は、
アラブの衛星テレビが使う用語の違いで、如実に示される。アルジャジーラは、カタールを
スポンサーとしてハマス・イラン・シリア枢軸と立場を同じくするが、ガザで殺された者を
殉教者(Shahid)と呼び、これと対蹠的にサウジ所有のアルアラビヤTVは、この用語の
使用を避けている。

アルアラビヤはヘブライ放送局―ヒズボラ書記長

 アルジャジーラの局長シェイク(Ahmad Al-Sheikh)は、殉教者≠フ用語を使う局が
批判されていることに対し、AFPのアラビア語版に「何故我々が殉教者と呼ぶのかとたずねる
代りに、(カザ住民の)殺害をやめよと言ったらどうか。そうすれば、殉教者などいなくなる」と
答えた。更にこの局長は、アルジャジーラがイスラエルのスポークスマンにも時間を与え、
客観的報道姿勢に徹していると指摘。ほかの局はイスラエルを恐れているので、ガザの戦闘に
ついて現実に即した報道をしている唯一の局が、アルジャジーラであると主張した※1。

 一方、アルアラビヤTVを偏見報道と非難する者もいる。例えばヒズボラ書記長ナスララ
(Hassan Nasrallah)は、演説のなかでアルアラビヤをガザ住民に対する偏見報道と呼び、
語呂合わせよろしく、アルアラビヤをアルイブリヤ(ヘブライ)放送と呼びかえたらどうか、
と言った。イスラムオンラインも、サウジのインターネット活動家≠ェ開始した
反アルアラビヤTVキャンペーンについて報じた。この活動家£Bは、紛争で殺されたガザ住民を
殉教者≠ニ呼ばないとして、同局に文句を言っている。
(続く)
135朝まで名無しさん:2009/01/28(水) 23:56:29 ID:4lG1Nkw/
>>134より
アルジャジーラはプロパガンダ放送局―アルアラビヤ局長

 アルアラビヤTV局長ラシード('Abd Al-Rahman Al-Rashed)はロンドン発行アラブ紙Al-Sharq Al-Awsatの
前編集長でもあるが、サウジ日刊紙'Okazに次のように語っている。

 「アルアラビアヤは報道番組を専門にするニュースチャンネルである。他局(アルジャジーラ)は
電波を戦時体制化とプロパガンダの手段に使っている。事実を無視し、報道倫理をないがしろに
して戦時体制化に使い、人民を予め決めておいた目的へ動員していくテレビ局とは、大違いである。

 アルアラビヤは、さまざまな角度から映像を流し、視聴者は、パレスチナ人に対して大きい
犯罪行為がなされていることについて、独自に判断できる。しかし、パレスチナ人擁護が
イラン等の利益のためエジプトとサウジを踏みつけにするものであってはならない」※2。

 アルジャジーラのニュース番組司会者ベングエナ(Khadija Ben Guena)は、アルジェリア
日刊紙Ennahar El-Djadidのインタビューで、ラシードの批判に間接的に触れ、次のように言った。

 「アルジャジーラは、ガザの殉教者を被害者≠ニ呼ぶ代りに殉教者≠ニ呼んだため
批判にさらされている。私はガザの犠牲者のみがこの呼称に値すると思う。無力の女、子供、
一般民を殉教者と呼ばずして誰をそう呼ぶ。私は、殺す者と殺される者を同列に論じることを
拒否する。武力で占領されたパレスチナ人と、攻撃するイスラエル人を同列に扱えるもの
だろうか。こんなことは筋が通らないし、受入れられない。

 アルジャジーラは動員をかけるテレビという人がいるが、結構ではないか。テレビ局にとって
名誉なことだ。局はアラブと世界の世論を動かし、虐殺と破壊の規模を世界に示したのである。
アルジャジーラは創立以来一貫してパレスチナの死者を殉教者と呼んできた。これが開局時
からの姿勢で、誰でも知っている」※3。
(続く)
136朝まで名無しさん:2009/01/28(水) 23:57:13 ID:4lG1Nkw/
>>135より
殉教者と呼ぶのは非イスラム的―サウジのコラムニスト

 この論争はアラブ各紙の論壇にも波及している。サウジ所有のロンドン発行紙Al-Sharq Al-Awsatの
サウジ人コラムニスト、ショバクシ(Hussein Shobakshi)は、1月12日付紙面で、誰が殉教者か
どうかはアッラーだけが決める特権であり、人間が誰かを殉教者に指定するのは非イスラム的
であるとし、次のように論じた。

 「ガザ回廊におけるイスラエルの虐殺と破壊の結果、奇妙且つ技葉末節的な論争が
さまざまなところで起きている。そのひとつが、被害者をどう呼びどう分類するかで、端的に
いえば殉教者(Shahid')と殉教者達('Shuhada')と呼ぶ必要があるという主張である。

 そこで、イスラエルテロ軍の蛮行と狂気の攻撃で死んだガザ住民について、(殉教者ではなく)
被害者≠ニか殺された人≠ニいう用語を使えば、異端だ背教だと罵詈雑言を浴びることに
なる。しかし、尊いコーランを読むムスリムは、アッラーのために殺された者を殉教者≠ニして
記述したくだりがないことに気付くだろう。

 コーランには、ムスリムがアッラーのため、たとい不信仰者と戦って死んでも殺された≠ニ
表現された個所が、沢山ある。例えば、もし汝等がアッラーの道で殺されたり死んだりした
場合、アッラーのお赦しとお情けは、積み上げた財宝よりもはるかにまさる。もし汝等が
死んだり殺されたりした場合、必ずアッラーの御許に呼び集めていただける=iコーラン第3章157-158)
とある。アッラーの御為に殺された人達を決して死んだ者と思ってはならない。彼等は
立派に主の御許で生きている。何でも充分にいただいて=i3章169)といも個所もある。
(続く)
137朝まで名無しさん:2009/01/28(水) 23:57:44 ID:4lG1Nkw/
>>136より
 コーランの第4章74には、現世をすてて来世を願う者は、アッラーのために戦わせよ。
アッラーのために戦う者は、戦死しても勝っても、大いにむくわれる≠ニあり、更にコーラン
第47章4は信仰なき者共と戦う時は、彼等の首を切り落せ。そして降伏する迄殺しまくれ。
(捕虜は)強く固縛し、その後は釈放するなり身代金をとるなりして、戦いが終るのを待て。
アッラーが御望みなら、一度に彼等を(御自身で)打って倒されるであろう。しかし、これは
お前達を互いにぶつからせて、それを試みとなそうとのおはからいである。アッラーのために
殺された者の行動は決して無になさりはせぬ≠ニある。

 尊いスンナにおいて、気高い預言者は、さまざまな戦いで殺された者を誰ひとりとして殉教者
と呼んでいない。尊いスンナにはそのくだりが沢山ある。いつも預言者は誰それは死んだ
と言われる。誰それは殉教した≠ニは言われていない。

 この問題については、(初期伝統第一主義者)イブン・マスード(Ibn Mas'ud)の言葉が
代々伝えられている。誰それは殉教者として死んだとか、誰それは殉教者として殺された
などと言わぬよう。呉々も注意せよ。戦利品をとる為に戦う者、名を上げる為に戦う者、自分が
本物の聖戦の戦士かどうかを確かめる為に戦う者もいる≠ニいう言葉である。

 コーラン注解で知られる高徳の学者クルトビ(Al-Qurtubi)の話もある。イスラム暦627年
ラマダン月第3日(西暦1230年)、敵の攻撃で父親が殺されたので、クルトビが有名なシェイクの
一人に相談したところ、そのシェイクは父親を戦闘で殺された者と考えるべきであると言った。
クルトビさえ自分の父親を殉教者と呼ぶ程厚かましくはなかったのである。
(続く)
138朝まで名無しさん:2009/01/28(水) 23:58:12 ID:4lG1Nkw/
>>137より
 サウジアラビアの長老格聖職者であった故ビンウタイミン師(Sheikh Muhammad bin 'Uthaymin)の
重要な指摘もある。師はこの問題について次のように述べている。

 我々は、ジハードで殺された者について、たといそれがムスリムと異教徒との戦いで
あっても、殉教者とは言わない。預言者がアッラーはアッラーのために傷つく(そして死ぬ)者に
ついて一番よく知っておられるからである。最後の審判の日、本人の傷から血が流れる時に
初めて(我々は知る)。その色は血の色であり、その匂いはじゃこうの匂いがするのであろう。
アッラーがアッラーのために傷つく(そして死ぬ)者について一番よく知っておられるという表現は、
我々にこれが全く判らないこと、できるのは殉教者として受入れられるのを精々望むことだけと
いう意味である。殺された者は、我々が本人を殉教者と呼んだところで、何の得にもならない。
得るものは何もないのである。アッラーが殉教者とお考えになるのなら、殉教者なのである。

 その意味は明確である。殉教の問題はアッラーの特権であり、人間はあれこれ言う立場にない。
あれこれ言う輩が、(真の宗教的)権威がないのに分類したり名をつけたり勝手なことをして、
アラブ世界を混乱させたのである。今やベイルートのような都市には、すべての通りに殉教者の
名がつけられ、宗派や党にも無秩序且つ出鱈目につけられている。

 このようなことをしているから、テロリストの首領がシェイクの敬称をたてまつられ、閣下とか
猊下と呼ばれる過激主義の御歴々が氾濫することになる。

 パレスチナ問題は極めて重要であり、センシティブな問題である。パレスチナとその住民の
支援に力を合わせる必要があるのに、内部紛争に明け暮れ、人間の気持や感情をもてあそび…
分裂を煽りたてる。そんな余裕はない筈である。今必要なのは力を合わせること。世界一
獰猛テロ勢力イスラエルのやっている流血の惨について事実を知らせるため、統一行動が
なければならない」※4。
(続く)
139朝まで名無しさん:2009/01/28(水) 23:58:43 ID:4lG1Nkw/
>>138より
“殉教者”と言わなければ西側の手先と非難される―Al-Hayat紙コラムニスト

 同じ日ビンサリム(Hasan bin Salim)が、別のロンドン発行サウジ紙Al-Hayatに同じ主旨の記事を書いた。

 「メディアが殉教者≠フ代りに攻撃の被害者≠ニか殺された人≠ニいう表現を
使うため、多くの人が気を悪くする。しかし、我々がこの問題に関して本当の基準を設けたいの
であれば、通俗的な感情論ではなく、シャリーアの見解に従ったアプローチが必要である。

 人を殉教者と呼ぶことを禁じるハディース、原典、ファトワがいくつかもある。もっともアッラーと
預言者がそう規定した者は別である。

 説教で同伴者達に、有名なムアッタ襲撃で指揮官達に起きたことを説明された時、預言者は
ザイードが旗のぼりをとった、そして倒された。するとジャファルが旗のぼりをとり、そして
倒れた。次にイブンラワハ(Abdallah Ibn Rawaha)が旗のぼりをとり、これも倒れた。そして
ワリッド(Khaled bin Al-Walid)が指揮官に任命されることなく、旗のぼりをとった。そして勝利を
得た、と言われた。(こう言いながら、預言者の)目に涙があふれた。

 預言者はこの指揮官達を殉教したとは言われなかった。今日なら我々は殉教者にしてしまい
そうだが、預言者はザイードが倒れ、ジャファルが倒れ、そしてアブダッラーが倒れたと言われた。
預言者は我々の良きモデルではないか。

 この点について同伴者達は預言者の例にならった。ムバラク(Ibn Al-Mubarak)とシャイバ
(Ibn Abi Shayba)は次のように説明した。アフマシ(Mudrik bin 'Awf Al-Ahmasi)が言うには、
ウマルと一緒にいると、(有名な同伴者)ムカリン(Al-Nu'man Ibn Muqarrin)の使いが来た。
ウマルは使いに人々のことについてたずねた。すると使いは、誰それは倒れたと言った。
私の知らぬ者達も倒れていた。するとウマルは、しかしアッラーは彼等を知っていると言った。
彼(ムカリン)は、誰それと誰それは倒れたと言ったが、誰それと誰それは殉教したとは言わなかった。
(続く)
140朝まで名無しさん:2009/01/28(水) 23:59:27 ID:4lG1Nkw/
>>139より
 ビンサリムは、ショバクシが彼の記事で書いたように、クルトビ(Al-Qurtubi)とイブンウタイミン
(Ibn 'Uthaymin)から同じような例証をいくつか提示し、次のようにつけ加えた。有名な
宗教法学者でハディースの専門家アルバニ(Nasir Al-Din Al-Albani)は、アッラーの特権を
横取りすることがないように、アフガンジハードで死んだ者を殉教者と規定することを認めないと
裁定し、次のように続けた。

 この問題でシャリーアの考えに従うことは、パレスチナの兄弟達の不動の精神、抵抗そして
犠牲の過小評価を意味しない。この殉教≠ニいう用語を使う者は、(パレスチナ人)の
このような態度を評価する真の基準と考えたのだ。(この人達によると)犠牲者を殉教者と呼ぶ
評論家、新聞或いはテレビ局は、高貴さ、誇りそして抵抗を象徴して、そう表現しているのである。
その逆は、脱走者、こびへつらう者、西側の手先である…」※5。

※1 例えば、2009年1月10日付Al-Jazirah(サウジアラビア)、2009年1月8日付Al-Ghad(ヨルダン)

※2 2009年1月15日付www.islamonline.net

※3 2009年1月29(ママ)日付Ennnahar El-Djadid(アルジェリア)

※4 2009年1月12日付Al-Sharq Al-Awsat(ロンドン)

※5 2009年1月12日付Al-Hayat(同)www.alarabiya.net  に再録
141朝まで名無しさん:2009/01/29(木) 00:02:29 ID:4lG1Nkw/
バラク国防相、イスラエルの軍事力に依拠した和平プラン提唱へ
2009年01月22日付 al-Quds al-Arabi紙
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/News20090123_113206.html

■ エフード・バラク国防相、イスラエルの軍事力に依拠した地域和平プランを提示
■ サウジアラビアの和平案を改めて拒否

2009年01月22日付クドゥス・アラビー紙(イギリス)HP1 面

【ナザレ:本紙、ズヘイル・アンドラウス】

 昨日水曜日(21日)の晩、イスラエル労働党党首でもあるエフード・バラク国防相が、
「イスラエルはパレスチナやシリアを含む隣国アラブ諸国との和平プランを準備している。
そのプランは基本的に、二国間解決ではなく地域的解決 に依拠する」と明らかにした。

 またバラク国防相はイスラエル・テレビ第10チャンネルでの談話で、「そのプランは第一に、
イスラエルが中東地域において最強の国家であることを前提とし、イスラエルはガザ攻撃に
際して数年にわたって忘れられないであろう打撃をハマースに与えたように、敵対する者に
対しては手痛い打撃を差し向けることが出来る」と述べた。

 またバラク国防相は、最近、地域のアラブ指導者数人と会合し、このプランを提案したと明かし、
「彼らはそれに対して理解を示した」と語った。さらに「イスラエルはサウジアラビアの和平案
にも、2002年ベイルートでのアラブ・サミットで始めて提起され、一昨年のサウジアラビアの
首都リヤドでのサミットで決議されたアラブ和平提案にも同意しない」と述べた。
(続く)
142朝まで名無しさん:2009/01/29(木) 00:03:33 ID:c4cWHZSs
>>141より
 またバラク国防相は続けて、「イスラエルが世界に和平プランを提示する時が来た。アラブや
その他の和平案を検討するのはやめるべきだ。また和平プランは、イスラエルの軍事力に
依拠したものでなければならない」と述べた。さらに、ガザ攻撃の前後やその最中に、
イスラエルが「穏健派」と呼ぶところのサウジアラビア、ヨルダン、エジプトなどのアラブ諸国と
イスラエルとの間には共通の利害があることが誰の目にも明らかになったとして、「イスラエルと
これらの国々は、レバノンのヒズブッラーやパレスチナのハマースのような過激イスラーム主義と
闘っており、同様にイランの影響力が地域に波及することを押さえ込もうとしている。それに
加えて、自由主義世界のリーダーたる米政権によるイラン核計画の阻止に向けた尽力に
おいても、両者の利害は一致する。イランの核開発はイスラエルの生存にとって脅威なだけで
なく、地域全体の安全と平和に脅威を与える」との考えを表明した。

(後略)

この記事の原文はこちら
http://www.tufs.ac.jp/common/prmeis/data/qudsarabi/090122qudsarabi_hu.mht

(翻訳者:梅原春奈)
(記事ID:15639)
143朝まで名無しさん:2009/01/29(木) 00:04:44 ID:c4cWHZSs
ガザへの武器密輸はイスラエル側で行われているとエジプトが主張
2009年01月23日付 Al-Ahram紙
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/News20090123_162858.html

■ パレスチナ人に対する武器密輸は、イスラエル国内から行われている証拠がある

2009年01月23日付アル・アハラーム紙(エジプト)HP1面

国家人権評議会のムフリス・クトゥブ事務局長は、イスラエル占領下のパレスチナ人に
もたらされている武器の大部分は、イスラエル国籍を持つ人々によって持ち込まれていることを
示す証拠や文書、自白をエジプトは有していると強調した。武器の売買や秘密取引といった
あらゆる行為はイスラエル国内で行われており、さらにはイスラエル占領軍の武器庫からの
横流しも行われていると指摘した。

クトゥブ氏はまた、エジプトはどのような状況においても武器の密輸にエジプト国境が
利用されることを許してこなかったと述べた。さらに、「エジプト国境付近で電子機器、あるいは
人員による監視を行うための治安協定を締結しようとしているアメリカとイスラエルの試みを
エジプトは拒否する。なぜならそのようなことは、アラブおよびエジプトの国家安全保障上の
要請と合致しないからだ」と述べた。

この記事の原文はこちら
http://www.tufs.ac.jp/common/prmeis/data/ahram/090123ahram_fk.mht

(翻訳者:勝畑冬実)
(記事ID:15645)
144朝まで名無しさん:2009/01/29(木) 00:08:02 ID:c4cWHZSs
ガザは「平穏」=イスラエル軍
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2009012800930

 【エルサレム28日時事】イスラエル軍スポークスマンは28日、イスラム原理主義組織ハマス
など武装組織との交戦から一夜明けたパレスチナ自治区ガザの状況について、「これまでの
ところ平穏で、戦闘は起きていない」と述べた。
 27日にガザに侵入した同軍は、その後部隊を完全に引き揚げた。28日未明にはエジプト
境界のラファで地下密輸トンネルに対する空爆を行ったが、その後は作戦を控えている。(2009/01/28-20:54)
145朝まで名無しさん:2009/01/29(木) 00:08:36 ID:c4cWHZSs
米中東特使:イスラエル入り
http://mainichi.jp/select/world/news/20090129k0000m030074000c.html

 【エルサレム前田英司】米国のミッチェル中東特使は28日、イスラエル入りしペレス大統領と
会談、オバマ新政権による中東外交を本格始動させた。オバマ政権は「イスラエルと
パレスチナの和平交渉を優先課題とする」(クリントン国務長官)と明言しており、パレスチナ
自治区ガザ地区の安定化策などについて意見交換し、米国の具体的な関与のあり方を模索する方針だ。

 特使は28日午前、カイロでムバラク・エジプト大統領と会談した後、イスラエル入りした。
29日にはヨルダン川西岸のパレスチナ自治区ラマラでアッバス自治政府議長らと会談するが、
今回のイスラエル軍のガザ侵攻の一方の当事者であり、ガザ地区を支配する
イスラム原理主義組織ハマスとは、接触しない方針を崩していない。
146朝まで名無しさん:2009/01/29(木) 00:10:34 ID:c4cWHZSs
イスラエル、ベネズエラ大使館員全員を国外追放
http://www.worldtimes.co.jp/news/world/kiji/090128-220110.html

 【エルサレム28日森田陽子】イスラエルは28日、駐イスラエル・ベネズエラ大使館員全員を国外追放した。

 イスラエル紙ハーレツが同日、報じた。

 チャベス・ベネズエラ大統領が先週、イスラエルのガザ攻撃に抗議してイスラエルとの
国交永久断絶を宣言、20日、同国の首都カラカス駐在のイスラエル大使館員全員を追放した
ことに対する報復措置。

 イスラエル外務省は今週初め、ベネズエラ大使館員らに対し、72時間以内の出国を通知していた。

2009/1/28 22:01
147朝まで名無しさん:2009/01/29(木) 00:11:45 ID:c4cWHZSs
ガザの「日本人」7歳少年は無事 「停戦」でガザ残留へ
2009年1月28日22時21分
http://www.asahi.com/international/update/0128/TKY200901280308.html

写真モハンマド君(左)と父親のジヤドさん(右)=パレスチナ自治区ガザ南部ラファ、古谷写す

 【ラファ(パレスチナ自治区ガザ南部)=古谷祐伸】イスラエル軍の攻撃を受けたガザの
住民で日本国籍を唯一持つパレスチナ人の家族が、検討していたガザ脱出をひとまず
取りやめ、ガザに残ることを決めた。

 高知医科大(現高知大)の元留学生ジヤド・アルダフディさん(41)の6人家族。02年1月に
高知県で生まれた次男モハンマド君(7)が「日本人」。当時、日本ではパレスチナ人の両親が
無国籍扱いで、国籍法に従って日本国籍を得た。

 イスラエルによる境界封鎖で住民は原則としてガザを出られない。モハンマド君の日本国籍の
お陰で、ジヤドさんは支援者らがいる高知への脱出を決めていた。だが「停戦」を受け、
高齢の親を心配して残ることに決めた。

 モハンマド君は国連運営の小学校の2年生。「日本に行ってみたい」とはにかんだ。
長女ヌールさん(14)は愛用した赤いランドセルを大事にしまっている。

 「今も毎日、F16戦闘機が飛んでいます」と不安がるジヤドさんは「日本の友人や食べ物が
懐かしい。でも故郷に少しでもいたい」と話した。
148朝まで名無しさん:2009/01/29(木) 00:13:11 ID:c4cWHZSs
ブラジル国内ニュース
ニッケイ新聞 2009年1月17日付け
アモリン外相=共存共栄がない中東=「要塞国家に未来はない」
http://www.nikkeyshimbun.com.br/090117-24brasil.html

 中東五カ国の大統領や外相との会談を終えて帰国したアモリン外相は十五日、イスラエルと
ハマスは国連の停戦決議に従うのが、安保理に対する最小保証だと表明。それがないなら、
猛獣の世界であって文明世界の問題ではないと、中東紛争を糾弾したと十六日フォーリャ紙が報じた。
 外相は、イスラエルのリヴニ外相との会談で「イスラエルが敵に囲まれた要塞国家で
あり続けるなら、イスラエルに未来はない」と忠告した。イスラエルには、パレスチナとの
共存共栄という考え方がないらしい。
 パレスチナに対しても、和平に向けた対話の意識がなく、敵愾心だけでまとまりがないのは
遺憾であると注意したことを記者会見で述べた。
 中東和平は一国の力でなく、国際機関の仲介だけが解決する。米国はイスラエルの
最大支持者でありながら国連決議で棄権したことが、政治的熱意の欠如を示したと外相は批判した。
 中東問題は、ブラジルのような同地域と関係が薄い国々によって、新しい空気を送り込むのが
必要という外相の考えだ。
149朝まで名無しさん:2009/01/29(木) 01:55:31 ID:c4cWHZSs
2009.01.28
「戦争再開」ではない、「停戦」などそもそもなかった
Posted by:情報センター・スタッフ
http://palestine-heiwa.org/news/200901281204.htm

 1月27日、ガザ地区とイスラエルの境界付近で戦闘があり、イスラエル兵士1人が死亡。
イスラエル軍がそこから近いガザ地区内の町、ハン・ユニスを空爆し、パレスチナ人1人が死亡。
 イスラエル側は「パレスチナ側が不当な攻撃を仕掛けたので報復した。さらなる報復をおこなう」と宣言。
 メディアは、「戦闘再開」や「衝突再開」と報道している。

 またここで「報復」とか「衝突」という表現が使われている。
 だが、「一方的停戦」以降も、イスラエルは、ガザ地区の封鎖を一切解いておらず、陸海空は
軍事包囲下にあり、しかも上空には無人偵察機・戦闘機が飛び回っている。散発的な砲撃・銃撃も続く。
 そもそもガザ地区には、2000年の第二次インティファーダ以降、「停戦」などなかったのだ。
それが、02年(大侵攻)、05年(一方的撤退)、06年(ハマス政権)と、包囲攻撃と空爆が
どんどん強化されてきた。08年末からの3週間がことらさら大規模であったが、それが収束し、
その前の状態に戻ったといっても、つまりは、包囲攻撃下にあることは変わりない。
(続く)
150朝まで名無しさん:2009/01/29(木) 01:56:09 ID:c4cWHZSs
>>149より
 もちろん、今回イスラエル軍車両が攻撃を受けたのは、境界線付近とはいえ、ガザ地区の
外側ではなく、境界のガザ地区側でのことだ。イスラエル軍は、ガザ地区から撤退したのでは
なかったのか? そうではなく、ガザ地区中心部から陸軍を引かせただけで、境界線近辺を
うろついているにすぎない。

 加えて、包囲攻撃を加えているのは、イスラエルの軍隊だ。今回そのイスラエル軍を攻撃
したのは、政権についているハマスの組織によるものかどうかわからない。それ以前の
ロケット攻撃についてもそうだ。
 どこかの武装組織が暴れたとして、それはあくまで「犯罪」なのであって、「戦争」ではない。
ガザ地区の住民全体が攻撃を受けるいわれはまったくない。
 もちろん、「戦争」だとしても、民間人が殺傷されていいはずはないのだが、ことガザ地区に
ついては、銃弾一発でもイスラエルの暴挙すべてが正当化されるようなロジックがまかり通っている。

 イスラエルが「一方的撤退」を表明して以降、大手メディアは平穏が訪れたがごとく報道を
控えてしまい、今度のような事態が起こると、やれ「戦闘再開だ」と騒ぐ。
 イスラエルが停戦などしたためしはない。表面的なことに左右されずに、真実を見つめ
なければならない。
151朝まで名無しさん:2009/01/29(木) 02:06:57 ID:c4cWHZSs
Senior UN officials survey 'shocking' aftermath of Israeli offensive in Gaza
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=29630&Cr=gaza&Cr1=

和訳。

イスラエルによるガザ地区攻撃後の様子は「衝撃的」――国連の調査
http://nofrills.seesaa.net/article/113263750.html

2009年1月22日――本日、国連の上級職員が、3週間のイスラエルの軍事作戦の期間中に、
ガザ地区の150万人の住民が受けた損害と破壊を直接確認し、ガザ地区での人道上の
ニーズを査定する作業に着手した。

国連人道問題担当事務次長のジョン・ホームズと、国連中東和平プロセス特別コーディネーターの
ロバート・セリーの共同声明は、「代表団は、ガザ地区の人々のニーズの規模と緊急性、
そしてこの紛争 (conflict) が民間人に及ぼした、重く、さまざまな面のある影響に、衝撃を
受けた」と述べている。

イスラエルが12月27日に、ハマスのロケット攻撃を終わらせるためという目的を述べて
開始した22日間の攻撃で、1,300を超える人命が失われた。そのうち412人が子供である。
また、負傷者は5,450人を超えており、うち1,855人は子供である。このほか、広範な破壊と
被害が引き起こされている。

爆撃・砲撃は、ガザ地区全体を通して、民生設備に多大な損害を引き起こした。基本的
食料品や燃料、電気・水道・公衆衛生サービスの設備は依然として危機的な状態にある。
(続く)
152朝まで名無しさん:2009/01/29(木) 02:07:28 ID:c4cWHZSs
>>151より
いまだ煙のくすぶる状態にある、先週イスラエル軍に攻撃された国連施設の破壊のあとを
含め、ガザ地区の複数の地点での光景について、ホームズ事務次長は「衝撃的な破壊を多く
目にしました」と国際連合放送 (UN Radio) のインタビューで語った。「(UNRWA施設について)
現地に行けば目に明らかなのは、ひとりも殺されていないことがいかに奇跡的なことか、ということです」

国連の潘基文事務総長は、ガザ地区にある国連施設に対する攻撃すべてについて、
イスラエルによる徹底した調査を要求しており、その責任を負う者(実行した者)にその行為の
責任を問うことを要求している。

ホームズ事務次長は、調査が本当に行なわれるということを確実にすることが決定的に
重要であると強調したうえで、次のように述べた。「国連の設備やその作業、また人員に……
非常に大規模な損害があることは明らかです。このため、賠償という問題も浮上することになるでしょう」

損害査定の任務の一環として、ホームズ事務次長とセリー特別コーディネーターは、イスラエル
当局と会談し、すべての物資と人道支援関係者に全面的で時宜を得た無制限のアクセスなど、
ガザ地区の人々に対する人道支援を促進するうえでのイスラエルの役割を強調することになる。

また、事務次長と特別コーディネーターはパレスチナ自治政府 (the Palestinian Authority)
とも会談し、ガザ地区の人道支援を拡大するために最善の方法を話し合う予定である。
(続く)
153朝まで名無しさん:2009/01/29(木) 02:08:43 ID:c4cWHZSs
>>152より
損害査定が終了した時点で、2月はじめにも、国連はガザ地区のための緊急人道支援アピール
を立ち上げることになっている。

一方で、国連食糧計画 (WFP) は本日、ビタミンAを強化したナツメヤシのバーや高カロリー
ビスケットを、ガザ市内の避難民数千人に緊急配給する作業に着手した。この作業では、
病院へのインスタント(レトルト)食品の配給、子供たちへのミルクの支給も行なわれる。
これは、WFPが最近開始した「ガザ・ライフライン作戦 (Operation Lifeline Gaza)」の
一環である。WFPはまた、小麦粉や植物油、ヒヨコマメ、砂糖といった食料品の通常の配給も
強化することになっている。

WFP は、現在計画している通りに毎日600トンの食料をガザ地区に搬入するためには、
ガザ地区へ入るすべての検問所が再度開放される必要があると強調している。これまでの
ところ、WFPの支援物資は、エジプトからのものを含めて、ガザ地区南端のケレム・シャローム
(Kerem Shalom) からしかガザ地区に入っていない。
154朝まで名無しさん:2009/01/29(木) 02:12:33 ID:c4cWHZSs
UN official urges steps to ensure Gaza crisis does not lead to further extremism
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=29645&Cr=gaza&Cr1=

以下は和訳。

ガザ危機がこれ以上の過激主義につながらないようにするための対策が必要――国連高官
http://nofrills.seesaa.net/article/113263750.html

2009年1月23日――ガザ地区に対し、死と損害と破壊をもたらしたイスラエルの軍事作戦を
めぐり、ガザ地区では怒りが増大している、と国連高官が警告し、(法的な)説明責任を
(問うことを)確実にし、地域経済を再建することが、この紛争によってますます多くの
過激主義者を作り出さないために肝要であると強調した。

UNRWAガザ地区所長であるジョン・ギングは、現地からのビデオリンクでニューヨークで
開かれている記者会見に対し、「ここで起きたことについて、人々はますます怒りを増大させて
います。これは100パーセント理解できることです。しかし、私たちは、その感情を何か建設的で
前向きなことに向けさせたいのです」と語った。

イスラエルが12月27日に、ハマスのロケット攻撃を終わらせるためという目的を述べて
開始した22日間の攻撃で、1,300を超える人命が失われた。そのうち412人が子供である。
また、負傷者は5,450人を超えており、うち 1,855人は子供である。このほか、広範な破壊と
被害が引き起こされている。
(続く)
155朝まで名無しさん:2009/01/29(木) 02:13:00 ID:c4cWHZSs
>>154より
ギング所長は、(ガザ攻撃で)起きたことは深い悲しみとフラストレーションと絶望を引き起こして
おり、そのため、過激主義に傾いている人々が「その気持ちを強めている」と警告した。

所長は、法的責任が追及されるということを人々が確信し、平等に、公平に、客観的に
適用される法の支配を頼ることができると確信することがまたできるようにならなければ
ならない、と強調した。「それは大変に大きな課題です」と所長は語り、それ(法的責任追及)が
実現されるかどうかについて、現地では冷めた見方が大きいと述べた。「これができなければ、
私たちは過激派に負かされることになります。単純に、そういうことになります」

ほかに優先されなければならないのは、人々を尊厳ある(人間としての)存在に回復する
ことで、そのための鍵を握っているのが検問所である。ギング所長は、検問所の開放には
政治的な課題や作戦上、治安上の問題があるということは理解していると述べたが、「しかし、
そろそろ他のことよりも人々のためということを前に置き、解決策を見つけていくべき時では
ないでしょうか」と語った。

「ガザ地区の一般の人たちは、あまりにも長い期間にわたって重荷を背負わされてきて
いるのです。彼らはとんでもないほどの代償を支払ってきているのです」と所長は語り、
イスラエルがガザ地区への検問所を閉めたことによってガザ地区の150万人の住民が
被ってきた苦難について述べた。

「人々のニーズを最優先にし、彼らとともに立ち、変化とは検問所の開放を意味するのだと
悟らなければなりません。それによってこそ、ポジティヴな影響という点、単にガザ地区の
人々の日常生活という点だけでなく、治安、安定、和平プロセスということに関する
パースペクティヴの上でも、私たちが実現したいと思っている他の要素が実現できるのです」
と所長は強調した。
(続く)
156朝まで名無しさん:2009/01/29(木) 02:13:36 ID:c4cWHZSs
>>155より
「私たちは、検問所を開放させることに集中する必要があります。そしてそれから、人道支援
だけではなく、ガザ地区の人々の威厳ある存在の回復までも、促進し、可能にしなければなりません」

検問所の問題は、昨晩の、国連人道問題担当事務次長兼緊急援助調整官のジョン・ホームズと
イスラエル政府当局者との会合でも取り上げられた。ホームズ事務次長は、ガザ地区への
人道支援ワーカーや支援物資の常態的で妨害を受けることのない立ち入りが必要であると強調した。

ホームズ事務次長は、昨日、国連中東和平プロセス特別コーディネーターのロバート・セリーと
ともにガザを訪問し、自身の目でイスラエルの攻撃の影響を確認する機会を得た。

二人は暴力の被害者多数、医療チーム、国連機関やNGO、赤十字・赤新月の代表者ら、
人道支援の最前線にいる人々と会った。

国連人道室高官(=ホームズ氏)は、自身が目撃した人道上の苦難と破壊のひどさに
「胸がつぶれるような思いをした」と述べ、「この軍事攻撃で、一般市民がこれほどまでにひどく
苦しめられているということは衝撃的」であると語った。
(続く)
157朝まで名無しさん:2009/01/29(木) 02:14:21 ID:c4cWHZSs
>>156より
一方、ガザ地区のUNRWA運営の学校は、本来の予定から1週間遅れ、明日(24日)新学期を
開始する。学校は新学期開始後1週間は子供たちの心理社会的ニーズに集中し、その後、
基本教科の授業を再開することになっている。

これに加え、UNSCO (国連中東特別調整官事務所: the Office of the United Naitons Special Coordinator for the Middle East)
は、国連地雷対策サービス部 (UNMAS) の地雷作用査定チームが本日ガザに到着した。
不発弾 (unexploded ordnance) の問題の範囲と規模を調査する目的。

UNSCOは、ガザ地区に入ることを許可されるトラックの数をもっと増やす必要があると
強調している。とりわけ、公共インフラや個人の家屋の修復に使われる基本的な建築資材の
搬入のために、スーファ検問所を開放することは決定的に重要である。

これに加え、紛争前にガザ地区の外で治療を受けていた慢性疾患をもつ病人が、即座に
治療を再開しなければならない状況にある。

UNSCOはまた、いくつかの国際組織の職員を除いては、ガザ地区にはまだ現金が入ってきて
いないとの点にも留意している。現金は、民間企業を再始動させ、支援への依存を高めない
ようにするために緊急に必要とされている、とUNSCOは強調している。

また、世界保健機関(WHO)の執行理事会は、WHO事務局長が、緊急を要する保健・人道上の
ニーズを特定し、医療機関の破壊を査定することを目的とし、保健分野の専門家を代表団と
してガザ地区に送ることを求める決議を採択した。
158朝まで名無しさん:2009/01/29(木) 02:19:45 ID:c4cWHZSs
先週末から英メディアのサイトで、「BBCが緊急支援を呼びかける公共広告を
放送しないことに決定した」というトピックが大きく取り上げられていました。

この公共広告は、Disasters Emergency Committee (DEC) が制作したものです。
DECは1963年に設立された、 13の人道支援NGOのアンブレラ・グループです
(Oxfam, Care International, World Vision, Save the Children, CHristian Aid, Islamic Relief
などが参加しています)。近年では、2004年12月のインドネシアの津波や、
2008年5月のビルマ(ミャンマー)のサイクロンといった自然災害や、
ダルフール&チャド、コンゴ民主共和国など武力紛争や攻撃で生じた
人道危機に対応する活動についての呼びかけを行なっています。YouTube にチャンネルがあります。
http://www.youtube.com/user/DECcharity

BBCが「政治的スタンスを取ることになる」と述べて――例えばビルマのサイクロンで
そのようなことをBBCが考えたとは思えませんが――放映を拒否した公共広告、
Gaza Crisis Appealは、下記です。

http://www.youtube.com/watch?v=Ofuvlx-MGRk


「何ポンドあれば何ができます」という告知に続く、This region may be used to violence,
but these children are not. (この地域は暴力には慣れているかもしれません。しかし
この子供たちはそうではないのです)というナレーションの一節が、この公共広告の
内容を集約していると思います。(「ポンドは持ってても下がる一方だからなあ」という方、
英国の銀行口座に眠っているお金を使いたい方、こちらからどうぞ。
https://www.donate.bt.com/bt_form_gaza.html
もちろん、日本の銀行口座で引き落とされるクレジットカードでも寄付できます。)
(続く)
159朝まで名無しさん:2009/01/29(木) 02:20:35 ID:c4cWHZSs
>>158より
BBCが「政治的スタンスを取ることになる」と述べた背景には、多極化……ではなく、
イスラエルの公式のスタンスがあります。イスラエルは、「支援物資は充分にガザ地区に
入れており、人道危機は存在していない」と主張しています。

DEC の公共広告は、月曜日に、IVTとチャンネル4、チャンネル5の地上波民放各局が
放映しました。衛星のSkyがBBCと同じく「放映しない」という判断をしたそうですが、Skyは
私営企業、BBCはパブリック・セクターです。英国に住んでテレビを持っている一般人のお金
(TVライセンス料)で運営されています。

このことについて、英下院でEDMが提出されたことが、BBCなど各メディアで報じられています。
EDM (Early Day Motion) は、前にこのブログで触れたことがあると思いますが、本気で
動議として通すことを目的としているというより、ある事態についての議会のスタンスを
明示したいという目的で提出されることが多くあります。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/7853714.stm

「ガザ危機」と呼ばれるこの事態のひどさと深刻さは、非武装の民間人を巻き込み
(「巻き込む」どころか攻撃対象とした事例まで報告されているありさまですが)、多くの人々が
殺され、負傷させられていること、住宅、貯水タンク、畑など一般人がふつうの生活を送るため
に不可欠な(というかその基盤となっている)設備がものすごい規模で破壊されたことに
集約されます。さらにまた、この攻撃の前から、「封鎖」という形の締め付けがなされており、
ガザ地区には電気や水道もろくに来ておらず、壊れた機械を修復する部品も入ってきて
いなかった、という状態がずっと継続していたということも考えるべきでしょう。そして、それを
行なっているのはイスラエルである、と。
(続く)
160朝まで名無しさん:2009/01/29(木) 10:55:10 ID:jJEraFMq
>>159より
国連は、安保理こそ米国の拒否権行使に次ぐ拒否権行使でろくに動きが
取れませんが(安保理の拒否権というか全会一致の原則って、UN発足時の
冷戦構造という背景で設けられていたんだけどね)、対イスラエルの国連総会決議は
実に多くあります。国連総会決議は下記から閲覧できます(数が多いし、
文書そのものはPDFなので、目的のものを探すのはけっこう大変ですが)。
http://www.un.org/documents/resga.htm

総会決議でイスラエルについて一番新しいのは、2008年12月18日のこれかな。(リンク先、PDFです。)

Israeli settlements in the Occupied Palestinian Territory, including East Jerusalem,
and the occupied Syrian Golan
A/RES/63/97
http://daccess-ods.un.org/TMP/4957920.html

読んでてうんざりしてきたけど、ちょっと抜粋:

Recalling the advisory opinion rendered on 9 July 2004 by the International Court
of Justice on the Legal Consequences of the Construction of a Wall in the
Occupied Palestinian Territory, and recalling also General Assembly resolutions
ES-10/15 of 20 July 2004 and ES-10/17 of 15 December 2006

Noting that the International Court of Justice concluded that
"the Israeli settlements in the Occupied Palestinian Territory (including East Jerusalem)
have been established in breach of international law
(続く)
161朝まで名無しさん:2009/01/29(木) 10:55:38 ID:jJEraFMq
>>160より
あと、これも2008年12月18日。

Israeli practices affecting the human rights of the Palestinian people in the
Occupied Palestinian Territory, including East Jerusalem
A/RES/63/98
http://daccess-ods.un.org/TMP/1035143.html

(以下略)
162朝まで名無しさん:2009/01/29(木) 11:06:15 ID:jJEraFMq
米国でのイスラエル寄り報道の数々。

Media Advisory

The Blame Game in Gaza
Erasing Israeli actions to fault only Hamas
1/6/09
http://www.fair.org/index.php?page=3667


【If Americans Knew - A US project helping to convey alternative perspectives to Americans】
 http://www.ifamericansknew.org/

イスラエル・パレスチナ犠牲者比較(2008/12/9現在)。

子供の死者:イスラエル123人、パレスチナ1050人
総死者:イスラエル1062人、パレスチナ4897人
総負傷者:イスラエル8341人、パレスチナ33034人
1日あたり米国の援助:イスラエル680万ドル、パレスチナ30万ドル
国連の(非難)決議:イスラエル65、パレスチナ0*
抑留中政治犯:イスラエル1、パレスチナ10756
破壊された家:イスラエル0、パレスチナ18147
失業率:イスラエル7.3%、パレスチナ23%
違法入植地:イスラエル223、パレスチナ0

*実際には喧嘩両成敗の形の決議もある
163朝まで名無しさん:2009/01/29(木) 11:14:54 ID:jJEraFMq
「ガザは今」、日本人ボランティアの声
http://news.tbs.co.jp/20090128/newseye/tbs_newseye4049519.html

 イスラエル軍とパレスチナ強硬派「ハマス」との「停戦」。しかし、わずか10日で
その「停戦」は揺らぎ、イスラエル・パレスチナ双方に死者が出ています。そんな中、
被害の集中するガザ地区で支援にあたる日本人ボランティアから届いた写真。
彼らは今、何を思うのか。現場からの声です。

 パレスチナ自治区ガザとイスラエルとの境界付近。「停戦」から、ちょうど10日。
再びガザの地が戦闘状態に陥りました。

 ガザの通信社がパレスチナ過激派から入手したとされる映像。イスラエル軍の
車両の真下で、爆弾が破裂する瞬間を捉えています。爆弾は、パレスチナ側が
仕掛けたとみられ、イスラエル軍兵士が応戦します。その次の瞬間、この爆発で、
イスラエル兵1人が死亡。報復攻撃として地上部隊を越境させたほか、「限定的」
とする空爆も行い、パレスチナ人1人が死亡したといいます。停戦は、脆くも崩れるのでしょうか。

 停戦までのイスラエル軍による攻撃で、ガザは大きな被害を受けました。
このガザには、26日から支援活動のため、「日本国際ボランティアセンター」の2人が入っていました。

 2人は27日、ガザを出ようとしましたが、今回の戦闘により、検問を通ることが
できなかったといいます。

 「昨日は午後2時すぎに行ったが、その時点で『今日は閉まっている』と」
(日本国際ボランティアセンター エルサレム事務所 小林和香子 現地代表)
(続く)
164朝まで名無しさん:2009/01/29(木) 11:15:30 ID:jJEraFMq
>>163より
 停戦から10日。ガザの人々の暮らし、そして復興の兆しは見えるのでしょうか。

 「まだ手当てが必要な人がいれば、半壊の建物やテントで暮らしている、
食糧配給も受けられない状態で暮らしている人たちがかなり多くて、養鶏場で
何百羽も死んだままで、ものすごく臭いがして、家を建てるためのセメントも
入ってこない。今、封鎖が続いているので、イスラエルが言うところの人道支援しか
入らない。餓死しないギリギリの食料と医薬品。セメントとかパイプとか、
そういったものはこの状態では入ってこない」(日本国際ボランティアセンター
 エルサレム事務所 福田直美 現地調査員)

 「『停戦』って何ですか?『停戦後』に悲劇がやって来た」(子供が頭を撃たれた母親)

 戦争の犠牲となる幼い命。いつ死ぬか分からない、その恐怖は心に深い傷跡を残します。

 「おうちの上に、何十もの飛行機が爆弾を落とす様子を描いている」
(日本国際ボランティアセンター エルサレム事務所 小林和香子 現地代表)

 「夜眠れない子供がいたり、トイレに行けない子もいる。驚いたのは、子供たちが
すごく話すんですよ。『兵士が来て、おじいちゃんを撃った』とか。そうやって怒りや悲しみを
表現しないと行き場がない状況になっているのでは」(日本国際ボランティアセンター
 エルサレム事務所 福田直美 現地調査員)
(続く)
165朝まで名無しさん:2009/01/29(木) 11:15:54 ID:jJEraFMq
>>164より
 「アメリカはイスラエルの安全にコミットすることを宣言します。脅威に対する
イスラエルの自衛権を支持します」(アメリカ オバマ大統領)

 アメリカのオバマ大統領は、イスラエル支持を早急に打ち出すとともに
パレスチナ和平への積極関与の意欲も示しています。

 そして、ミッチェル中東和平担当特使はイスラエルに到着しました。ミッチェル
中東和平担当特使はイスラエルとハマス間の停戦について、「延長や強化が極めて重要」と述べています。

 「従来、アメリカは自分の意見を押しつけた。今回は自分たちの知らないことを
教えてもらう。ハマスは非常に強硬な立場をとって自ら外交的に孤立している。
ハマスの声をいかにうまく吸い上げるか」(中東調査会 中島勇 主席研究員)

 一方、日本は、およそ9億円の緊急人道支援を表明しています。

 「ガザは人口の半分以上が子供たち。生活が落ち着いた段階で、メンタル面の
ケアを考えていく必要がある」(中東調査会 中島勇 主席研究員)

 「パレスチナは日本の方にはとっつきにくい部分があるかと思うが、ガザの人たちは
自分たちが自立できない状況に追いやられていることを少しでも理解してもらえたら」
(日本国際ボランティアセンター エルサレム事務所 小林和香子 現地代表)
(28日23:15)
166朝まで名無しさん:2009/01/29(木) 11:44:10 ID:jJEraFMq
米中東和平特使、停戦延長「極めて重要」 暫定首相と会談
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20090128AT2M2803V28012009.html

 【カイロ=安部健太郎】中東歴訪中のミッチェル米中東和平特使は28日、
イスラエルを訪問し、パレスチナ自治区ガザでの停戦継続策などを巡りオルメルト暫定首相らと
会談した。29日にはヨルダン川西岸ラマラを訪れ、パレスチナ自治政府の
アッバス議長と会談する。

 米特使はオルメルト氏との会談後、「停戦を確固としたものにすることが
極めて重要だと話し合った」と述べた。長期停戦は、イスラム原理主義組織ハマスの
武器密輸阻止と、イスラエルにより封鎖状態にあるガザ境界検問所の開放が
前提になるとも指摘。イスラエルとハマスの双方に圧力をかけた格好だ。

 米特使はこれに先立ち、カイロでエジプトのムバラク大統領と会談。イスラエルと
ハマスの調停を続けているエジプトへの支援を表明した。ただ前日には18日の
停戦入り後、最大の衝突が起きており、停戦が続くかどうかも危ぶまれている。(02:20)
167朝まで名無しさん:2009/01/29(木) 11:45:28 ID:jJEraFMq
ミクダード・シリア副外相:イスラエルに「和平交渉、新政権次第」
http://mainichi.jp/select/world/news/20090129ddm007030058000c.html

 訪日中のシリアのファイサル・ミクダード副外相(54)は28日、毎日新聞と
東京都内で会見し、パレスチナ自治区ガザ地区のイスラエル軍による攻撃を
「女性、子供ら罪もない民間人が多数死亡した」と批判した。一方、2月の
総選挙後に成立するイスラエル新政権の姿勢次第で中断中のシリアとの
和平交渉の再開は可能と語り、柔軟姿勢も見せた。

 ミクダード氏はガザ攻撃を「戦争犯罪行為だ」と指弾、停戦延長に向け、
イスラエルによる同地区封鎖の解除などが必要だと指摘した。一方で、
パレスチナ自治政府を主導する穏健派ファタハと、イスラム原理主義組織ハマス
などパレスチナ内各派が分裂状態を解消し統一政府を実現することも、
対イスラエル交渉には「重要」と述べた。

 ガザ情勢悪化で中断した、トルコの仲介によるシリアとイスラエルの間接和平交渉に
ついては「いつまでも中断が続くわけではない」と発言。イスラエル新政権が
和平促進姿勢を明示すれば、シリア側も交渉に臨む用意があると語った。

 また、中東和平促進には米オバマ新政権の積極的関与が重要だと強調した。
仲介に意欲を見せるオバマ氏の姿勢を「これまでのところ期待できる」と評価した。
アサド・シリア大統領とオバマ氏の直接会談を含めた米国との対話を歓迎すると述べた。【和田浩明】

毎日新聞 2009年1月29日 東京朝刊
168朝まで名無しさん:2009/01/29(木) 11:46:49 ID:jJEraFMq
ハマスが迫撃砲 ガザのイスラエル軍へ 停戦後初
2009年1月29日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2009012902000098.html

 【カイロ=内田康】パレスチナのイスラム原理主義組織ハマスの報道官は
二十八日、本紙の取材に、パレスチナ自治区ガザのハマス軍事部門が同日、
イスラエル境界付近のガザ域内にいたイスラエル軍部隊に向け三発の
迫撃砲弾を発射した、と明らかにした。

 ハマス報道官は、攻撃の理由を「イスラエル軍がガザ領内にいるためだ」と
説明した。今月十八日の停戦以来、ハマスによる攻撃は初めて。双方の
戦闘が激しくなる恐れも出てきた。

 ハマスは十八日の停戦宣言で「一週間以内のイスラエル軍撤退」を求め、
イスラエル軍も二十一日にはいったん完全撤退していた。だが、境界付近に
ハマスとは別組織の民兵が仕掛けた爆弾が二十七日爆発し、イスラエル兵が
死亡したため、イスラエル軍は一部部隊がガザ域内に入り、境界付近で警戒を続けていた。

 イスラエル軍は自軍兵士の死亡を受け、ガザに向け戦車砲などで反撃。
パレスチナ人一人が死亡した。同軍はさらにガザ南部を走行中のオートバイを空爆し、
ハマスのメンバーら二人が負傷。二十八日未明には、イスラエル軍はエジプト境界の
密輸トンネル数カ所を空爆した。
169朝まで名無しさん:2009/01/29(木) 11:47:59 ID:jJEraFMq
国連「弱腰」アラブ不信感 潘事務総長、痛手続き
2009年1月29日8時10分
http://www.asahi.com/international/update/0126/TKY200901260251.html

 【ニューヨーク=松下佳世】イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザ攻撃で、
国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長は14〜21日、中東入りして事態の収拾を
目指した。だが、歴訪中に「停戦」が実現したものの、「事務総長の手柄でなく
歴訪のタイミングが良かっただけ」(国連外交筋)との冷ややかな見方が一般的で
国連への評価は低い。事務総長就任後初めて直面した中東危機は、多くの課題を残した。

 潘氏は21日の国連安全保障理事会への報告の中で、ガザの被害状況を調べ、
近く国際社会に対する緊急支援の要請を行うと発表。復興支援に向けた本格的な
取り組みが始まった。だが停戦の決め手は、米新政権誕生をにらんだイスラエルの
外交戦略にあったのは明らか。むしろ停戦に直接貢献できなかった国連への失望感が広がっている。

 痛手だったのが、イスラエルによる度重なる国連施設への攻撃。事務総長が
イスラエルに入った15日、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の
現地本部が砲撃された。潘氏はオルメルト暫定首相らに強く抗議したが、
2日後には国連が運営する学校が攻撃されて避難中の子供らが死傷した。
さらに、面目をつぶされながらイスラエルには「説明と関係者の責任追及」を求めるに
とどまり、「イスラエルに弱腰な国連」を印象づけてしまった。

 アラブ諸国では、23日間続いた人道危機を止められなかった国連への不信感が強い。
潘氏に対し、レバノンでは抗議デモの参加者から「事務総長は帰れ」の連呼が起き、
ガザではハマス幹部から「事務総長はイスラエルの肩を持ち、ガザの窮状を
理解していない」と非難された。

 米国の強い後押しで事務総長に就任した潘氏は、イラク戦争などをめぐって
米国との対立を辞さなかったアナン前事務総長に比べて「米国寄り」と
見られていることも批判の背景にある。
170朝まで名無しさん:2009/01/29(木) 11:49:04 ID:jJEraFMq
イスラエル、ガザトンネル再空襲
関連タグ ハマスイスラエルガザ
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=110606&servcode=A00§code=A00

パレスチナガザ地区の緊張が再び高まっている。

イスラエル軍が28日(現地時間)、ガザ地区とエジプトを連結する地下トンネル地帯を
3回空襲したとAP通信など外信が報道した。ガザ地区を統治している武装政派ハマス側は
「人命被害はなかったが数百人以上が待避した」と明らかにした。イスラエルはこれまで
この地下トンネルがハマスの武器密搬入通路だと主張して来た。

イスラエルがこの地域に対する空襲は臨時休戦後10日ぶりだ。これまで
イスラエルは休戦中にも敵対的行為がある場合、ガザ地区に対する攻撃を
いつでも再開できると明らかにしてきた。特にガザ地区南部エジプト接境地帯の
トンネルに対しては武器密輸を阻むために攻撃を敢行すると数回警告した。

バラックイスラエル国防相は「私たちはガザの事態を悪化させることは願わないが、
いつでも攻撃する用意はできている」と述べた。マリスハマススポークスマンは
「イスラエルは休戦宣言してもハマスに対する攻撃を止めたことがない」と非難した。

中央日報 Joins.com

2009.01.29 08:09:26
171朝まで名無しさん:2009/01/29(木) 12:47:24 ID:jJEraFMq
ガザ封鎖解除のイスラエル案拒否 ハマスの指導者
http://www.47news.jp/CN/200901/CN2009012901000146.html

 【カイロ29日共同】パレスチナ自治区ガザを支配するイスラム原理主義組織ハマスの
指導者マシャル氏は28日、カタールの首都ドーハで演説し、ガザ境界封鎖を
解除する条件として、ハマスが2006年に拉致したイスラエル兵の解放を求める
同国の提案を拒否すると述べた。中東のテレビ局アルジャジーラが伝えた。

 マシャル氏はイスラエル兵の解放は、同国で拘束されている多数のパレスチナ人の
釈放が前提になるとし、兵士解放問題と封鎖解除を関連づけることは受け入れられないとの考えを示した。

 イスラエルのオルメルト首相は28日、米国のミッチェル中東和平担当特使に対し、
ハマスが長期停戦の条件にしているガザ境界封鎖の解除に応じるには、イスラエル兵の
解放問題を進展させることが必要だと述べていた。
2009/01/29 09:01 【共同通信】
172朝まで名無しさん:2009/01/29(木) 12:48:15 ID:jJEraFMq
ガザ侵攻:イスラエルの人権団体、軍に住民拘束の調査要求
http://mainichi.jp/select/world/news/20090129k0000e030009000c.html

 【エルサレム前田英司】ガザ地区に侵攻したイスラエル軍が地元住民を
不当に拘束し、非人道的な扱いをした疑いがあるとして、イスラエルの七つの
人権団体が28日、軍と検察当局に調査を要求した。最大紙イディオト・アハロノト(電子版)などが伝えた。

 人権団体によると、住民らは屋外のくぼ地のような場所に長時間拘束され、
手を縛られて目隠しされたうえ、食料も十分与えられなかった。ガザ地区
北部アタトラには土盛りの壁に囲まれたイスラエル軍の作った野ざらしの「拘置所」跡が
残っており、複数の住民が毎日新聞に同様の拘束状況を証言していた。
173朝まで名無しさん:2009/01/29(木) 12:48:56 ID:jJEraFMq
イスラエルにガザからロケット弾 停戦後初
http://www.47news.jp/CN/200901/CN2009012901000304.html

 【エルサレム29日共同】イスラエル軍によると、パレスチナ自治区ガザから28日夜、
ロケット弾が発射されイスラエル南部の空き地に着弾した。実害はなかった。
ガザを支配するイスラム原理主義組織ハマスとイスラエルの停戦が18日に
成立した後、イスラエル領へのロケット弾発射は初めて。

 ロイター通信によると、軍は29日未明、ガザ南部ラファの金属加工工場を
空爆した。けが人はないもよう。

 27日にガザ境界付近をパトロール中の軍兵士が爆弾攻撃を受け死亡したことを
きっかけに、軍とガザの武装勢力が報復合戦を展開する様相となっている。
2009/01/29 10:38 【共同通信】
174朝まで名無しさん:2009/01/29(木) 12:50:48 ID:jJEraFMq
>>146続報

2009.01.29 Web posted at: 10:50 JST Updated - CNN
ワールド
イスラエル、ベネズエラ大使らを国外退去処分に
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200901290002.html

エルサレム(CNN) イスラエル外務省は今週、同国に駐在する南米ベネズエラの
大使と外交官2人に対し、30日までの国外退去を命令した。ベネズエラは14日、
パレスチナ自治区ガザへのイスラエル軍侵攻に抗議するため、ベネズエラ駐在の
イスラエル大使を国外追放しており、今回イスラエルが対抗措置を取った。

関係者によると、イスラエル外務省は、ベネズエラが数週間前にイスラエルとの
断交を決めたことを受け、イスラエル駐在のベネズエラ大使らに
「ペルソナ・ノン・グラータ(派遣先政府にとって好ましくない外交官)」に指定したと通告した。

ベネズエラのマドゥロ外相は、イスラエル大使の国外追放を擁護し、イスラエルが
軍事行動によって基本的人権を侵害したと非難。外務省のウェブサイトに掲載した
声明で、「われわれの決定は国際平和を求める憲法の精神に沿っており、正当だ」
と明言し、パレスチナ国家樹立を支持する方針と並立していると述べた。

同相はまた、カタールの衛星放送アルジャジーラに対し、ベネズエラ大使らの
処遇問題をめぐってイスラエル当局者と接触していないことを明らかにした。
同相はさらに、「犯罪者らが率いる国家」イスラエルの決定を誇りに思う、と痛烈にコメントした。
175朝まで名無しさん:2009/01/29(木) 12:51:56 ID:jJEraFMq
イスラエル軍がガザ空爆、ミッチェル米特使がアッバス議長と会談へ
2009年 01月 29日 12:30 JST
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-36159120090129

 [ガザ 29日 ロイター] イスラエル軍は29日、パレスチナ自治区ガザの
武器製造施設を空爆した。負傷者は報告されていない。空爆があったのは、
エジプトとの国境に近いガザ南部のラファ。

 イスラエル南部では28日遅く、今月18日の停戦入り後初めてロケット弾攻撃があった。

 空爆直前、パレスチナ解放機構(PLO)主流派ファタハ系の武装勢力が、
このロケット弾攻撃の犯行声明を出した。

 中東歴訪中のミッチェル米中東和平特使は28日、イスラエルのオルメルト暫定首相らと
会談。29日にはパレスチナ自治政府のアッバス議長と会談する。
176朝まで名無しさん:2009/01/29(木) 14:50:22 ID:jJEraFMq
アッバス議長のガザ復権が焦点=米特使、パレスチナ自治区訪問へ
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2009012900512

 【エルサレム29日時事】オバマ米政権のミッチェル中東特使は29日、就任後
初めてヨルダン川西岸のパレスチナ自治区ラマラを訪れ、アッバス自治政府議長と
会談する。米国は、イスラム原理主義組織ハマスが実効支配するガザ地区で
同議長の権力基盤を回復させ、ガザ停戦の恒久化を図りたい考えで、会談を
実現に向けた第一歩としたいところだ。
 オバマ大統領は就任翌日の21日、アッバス議長に電話をかけ、中東和平実現への
尽力を約束。ブッシュ前政権に続き、イスラエルとの交渉路線を取る穏健派の
同議長を後押しする姿勢を鮮明にした。
 同議長は、イスラエル軍によるガザ侵攻の収拾で指導力を発揮できず、
パレスチナ住民の支持を失った。逆風下での復権は容易でなく、オバマ政権が今後、
具体的にどのような支援策を打ち出すのか注目されている。(2009/01/29-14:25)
177朝まで名無しさん:2009/01/29(木) 15:11:54 ID:jJEraFMq
ファタハ系治安機関、西岸でハマース活動家の拘束作戦を展開
2009年01月26日付 al-Quds al-Arabi紙
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/News20090129_150652.html

■ ヨルダン川西岸地区のパレスチナ治安機関、ハマース活動家に対する拘束作戦を展開
■ ファタハ、ガザ地区で幹部17人が処刑されたとハマースを非難

2009年01月26日付クドゥス・アラビー紙(イギリス)HP1面

【ラーマッラー:本紙ワリード・アワド】

 パレスチナ地元筋の情報によると、パレスチナ自治政府所属の治安機関が
ここ数日、ハマースの活動家に対する広範囲な拘束作戦を展開し、数十人を逮捕した。
同筋が本紙に明かしたところでは、この拘束作戦は、イスラエルの刑務所から出所して
一週間にもならない西岸地区南部ベツレヘムの青年にまで及んだという。

 同筋によると、予防治安機関が金曜の晩、ベツレヘム東のアビーディーヤ村にある
サヒーブ・アル=アサー(22歳)の家を急襲し、拘束理由を示さないまま彼を逮捕した。
アサーはハマースの活動家で、約1週間前にイスラエルの刑務所から釈放された
ばかりだった。ベツレヘム選挙区のハマース選出パレスチナ立法評議会議員、
ハーリド・ターフィシュ氏は、アサーの逮捕はハマースを狙った拘束作戦の一環だと語っている。

ハマース側はパレスチナ治安機関が、西岸地区南部のヘブロンで、ハマース支持の
市民50人を逮捕したと非難しており、その中には〔レバノン南部の〕マルジュ・アッ=ズッフールに
〔イスラエルによって〕追放されていたことのある者たちや、釈放された元囚人、
モスクのイマームや教師、学生が含まれるという。
(続く)
178朝まで名無しさん:2009/01/29(木) 15:12:32 ID:jJEraFMq
>>177より
 ハマースは昨日の新聞声明で、今回の拘束作戦の背景には、イスラエルのガザ攻撃が
始まって以来、ヘブロンでハマースが組織してきたガザとの連帯を示す運動があるとして、
その最新の動きが先週の金曜礼拝の後、ヘブロン南部で行われたデモだったと語った。
地元筋は土曜日に、パレスチナ治安機関によってヘブロン市および市の西にある
ベイト・カーヒルとエズナで5人が逮捕されたことを確認している。

 さらに同筋によると、ヘブロン市でパレスチナ治安機関に逮捕された市民の数は
100人以上にのぼり、その大多数がモスクのイマームや教師、大学生だということだ。
ハマースはパレスチナのマフムード・アッバース大統領を批判する声明を出し、
「アッバースの組織が、自分達を利用している者たちの言いなりになっている
従順な下僕以外の何者でもないことが明らかになった。彼らはハマースのメンバーを
無差別に逮捕し、ハマースを支持する市民を怯えさせ、ハマースの呼びかけに応えたり、
活動に参加したりしないよう強制するための不毛な試みをすることで、占領者の
役割を補完している」と述べた。(中略)

 一方、パレスチナ自治政府は、イスラエルによるガザ攻撃の最中、ハマースが
数多くの市民を処刑したとして、公式にハマースの武装戦闘員を非難している。
パレスチナの国営通信社WAFAはハマースに殺害された人たちの診断書を公開し、
イスラエルによるガザ攻撃の最中、ハマースの「民兵たち」はファタハの幹部や
活動家17人を処刑し、数百名に発砲したり暴行を加えたりしたと伝えた。
(続く)
179朝まで名無しさん:2009/01/29(木) 15:12:54 ID:jJEraFMq
>>178より
 ファタハはハマース「民兵」によるファタハのメンバーへの暴力は、イスラエルの
ガザ攻撃開始以来、組織的かつ危険な形で始められたと述べている。ファタハに
よると、ファタハのメンバーに対する組織的な挑発が、ハマース指導部の側から
行われ、ファタハの全メンバーと治安組織の行動が、逐一監視されていたという。

 ハマースの公式ホームページは、ファタハやファタハ系メディアがハマースによって処刑された
ファタハ幹部として報告した氏名、その最新のものはWAFA 通信によるレポートであるが、
それらは実際には、ハマースがガザ地区を制圧する以前に、イスラエルへの内通者として
死刑判決を受けていた人物達の氏名であると発表した。

(後略)

この記事の原文はこちら
http://www.tufs.ac.jp/common/prmeis/data/qudsarabi/090126qudsarabi_ykb.mht

(翻訳者:小林洋子)
(記事ID:15684)
180朝まで名無しさん:2009/01/29(木) 15:14:43 ID:jJEraFMq
エジプトでの治療を終えたパレスチナ人負傷者たちがガザに帰還、アラブ諸国からの支援物資も続々と到着
2009年01月28日付 Al-Ahram紙
http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/News20090129_115018.html

■エジプトでの治療を終え、29人のパレスチナ人負傷者たちがラファハ検問所経由でガザに帰還

2009年01月28日付アル・アハラーム紙(エジプト)HPアラブ諸国面

【ラファハ、アリーシュ(シナイ半島北部):アフマド・サリーム アンマン:諸通信社】

 エジプトの病院での治療を終え、カイロからガザ地区への帰路についた29人の
パレスチナ人負傷者とその同伴者29人が、昨日ラファハ通行所を通過した。これらの
負傷者たちは、ガザ地区へのイスラエルによる攻撃の直後、エジプトの病院で
治療を受けるためラファハ通行所経由でエジプトに入国していたのである。

また、国民民主党ダカフリーヤ県支部と、ブヘイラ県カフル・ザイヤートの
ダグムーン慈善団体から贈られた大量の食糧品も、通行所を通過した。また
通行所には16人のインドネシア人医師と17人の南アフリカ人医師、7人の
カナダ人医師が到着し、通行許可を待っている 。
(続く)
181朝まで名無しさん:2009/01/29(木) 15:16:01 ID:jJEraFMq
>>180より
 アリーシュ空港には医薬品からなる多くの人道支援物資を積んだカタールの
航空機も到着し、ラファハ通行所経由でガザに搬入できるよう、物資の移動が行われた。
同じく大量の医薬品を運んだ航空機がほかにも到着しており、ガザに搬入するため
ラファハ通行所へ運搬される予定である。エジプトと大半のアラブ諸国の間には、
アリーシュ空港を経由してパレスチナ民衆に支援物資を送り届けるための、
空のかけ橋が出来ているのだ。

 同じくアリーシュ空港には20トンの食糧支援物資を積んだサウジアラビアの航空機が
到着している。またヨルダンの首都アンマンからは、封鎖下にあるガザ住民を支援するため、
人道支援物資を運ぶ24台のトラックがキング・フセイン橋〔訳注:イスラエル側の呼称はアレンビー橋〕
を昨日通過し、ガザに向かった。

この記事の原文はこちら
http://www.tufs.ac.jp/common/prmeis/data/ahram/090128ahram_hs.mht

(翻訳者:鈴木啓之)
(記事ID:15677)
182朝まで名無しさん:2009/01/29(木) 15:19:03 ID:jJEraFMq
>>177-179関連

ガザ:ファタハ襲撃続発、ハマス「内通」疑い17人殺害
http://mainichi.jp/select/world/news/20090129k0000e030076000c.html

アフマド・ヘラス氏=2009年1月27日、ガザ市で高橋宗男撮影

 【ガザ市(パレスチナ自治区ガザ地区)高橋宗男】ガザ地区でパレスチナ解放機構(PLO)
主流派ファタハの最高幹部と目されるアフマド・ヘラス氏は、イスラエル軍のガザ攻撃
開始後、ファタハのメンバーを狙ったイスラム原理主義組織ハマスによる銃撃、
襲撃事件が100件以上に上り、少なくとも17人が殺害されたと明らかにした。

 27日夜に毎日新聞とのインタビューで語った。ハマスはイスラエルによる攻撃中、
ロケット弾の発射場所や幹部の所在を内通したとして「イスラエルの協力者」の
取り締まり強化を宣言している。双方の確執は根深く、パレスチナ2大勢力の融和は前途多難だ。

 ヘラス氏によると、「ファタハ狩り」はイスラエルとハマスが、それぞれ停戦を宣言後も続く。
ファタハに属するアイヤッド・アバドラさん(30)は22日にガザ市の病院の警備員詰め所で、
警察の制服姿の5人から「ファタハ野郎」となじられ、2時間も殴るけるの暴行を加えられたと証言した。

 イスラエルとハマスの停戦継続に向け、調停役のエジプトはガザ地区を支配する
ハマスとヨルダン川西岸を拠点とするファタハの和解も仲介する方針だ。だが、
ヘラス氏は「和解協議が実質的に始まるまで1カ月はかかる」と指摘し、当面は
ガザ地区でハマスによる暴力が続く可能性があると危惧(きぐ)した。

 一方、ヨルダン川西岸ではファタハによるハマスメンバーの拘束が相次ぐ。
ハマスのハニヤ最高幹部の顧問、アフマド・ユーセフ氏は「西岸での拘束者釈放」が
和解協議開始の前提条件と強調した。
183朝まで名無しさん:2009/01/29(木) 19:03:31 ID:c4cWHZSs
ガザ地区:ガザ市内にテント病院を設置、外科治療活動を拡充 ―1月26日現在の状況―
2009年01月29日掲載
http://www.msf.or.jp/news/2009/01/1614.php

1 月26日、国境なき医師団(MSF)の複数の医療チームは専門的外科治療を開始した。
治療は、MSFが1月第4週後半にかけてガザ市内に設置した、空気で膨らませるエアーテント内で
行われる。この病院用テントには、手術室2部屋とベッド数12床の術後回復および術後ケアユニットが入る。

27日、ひどい火傷を負った2才の少女と皮膚移植を必要とする4才の少女、および手に
重症を負った22才の男性の3人が手術を受けた。全て爆弾の爆発による負傷者である。
28日は5件の手術が予定されており、その後も手術の予定が続いている。

MSFはここ数日間、ガザ地区全域で大規模な調査を行い、その結果、1月第1週から3週間に
かけて行われたイスラエル軍とハマス間の激しい戦闘で負傷した人びとに二次、および
専門的な手術を行うニーズが非常に高いことが分かった。
(続く)
184朝まで名無しさん:2009/01/29(木) 19:04:02 ID:c4cWHZSs
>>183より
専門的ケアを必要とする戦争の負傷者
http://www.msf.or.jp/files/Image/20090129_05.jpg
MSFのテント病院。

イスラエル─ハマス間の戦闘を通して、多くの負傷者が大混雑で喧騒を極める病院救急室に
運ばれることとなった。医療スタッフは最も重篤な症例を扱うべく優先順位をつけて患者を
振り分けざるをえなくなり、多くの人は手早く簡単な治療だけを受けた後、他の負傷者に場所を
ゆずるために退院しなければならなかった。結果として、傷が十分に治療されずに多くの人が
追加的外科処置を必要とする事態になっている。

ガザ地区におけるMSFの緊急対応コーディネーター、マリーノエル・ロドリーグは語る。
「私たちが見ているのは戦争による痛々しい傷です。整形外科の症例が沢山あります。ひどい
火傷のため皮膚移植を必要とする人びとや、感染を起こした傷や壊死した組織の切除を
必要とする人びとなどです。現時点では、どれほどの人が専門的な外科治療を必要として
いるのか正確に予測するのは困難ですが、その数は増える可能性が高くなっています。
私たちが調査を続け、人びとの間にはこの新たなサービスについての情報が広がりつつあるからです。」
(続く)
185朝まで名無しさん:2009/01/29(木) 19:06:58 ID:c4cWHZSs
>>184より
この外科チームは現在、外科医3人、麻酔科医2人、手術室看護師1人、看護師6人、
支援スタッフ13人の25人からなる。また27日現在、ガザ地区全体では、パレスチナ人スタッフ
80人と外国人スタッフ13人が活動している。

搬送体制の整備
http://www.msf.or.jp/files/Image/20090129_03.jpg
ガザ市にあるMSFの術後診療所。

ガザ地区では、ガザ市内にあるシファ病院と他の診療所との間で、搬送体制が整った。初期の
段階では対応しきれなかった、専門的および二次手術を必要とする患者はMSFの施設に
搬送される予定である。このガザ市内にあるMSF診療所では、術後ケアと治療を行う。この
診療所ではイスラエル─ハマス間の戦闘前からすでに外来患者のケアを行っていたが、
1月第4週にかけて新たに診た17症例のほか、ますます多くの患者を受け入れている。

ガザ地区南部に位置する別のMSF術後診療所では、1月第4週にかけて31人の患者を新たに
受け入れた。受入数の増加に伴い、戦闘が特に激しかったガザ地区で新たに診療所を設ける、
また患者の増加を受けて全てのMSF診療所においてスタッフを増やして態勢を強化する
計画が進行中である。MSFは既に小児診療所をガザ地区北部の町、ベイトラヒアで
運営している。全てのMSF診療所は、ガザ市内のMSF病院施設での対応を必要とする外科の
患者を搬送する予定である。

個々の心理ケアニーズに対応

MSF が以前から実施していた心理ケア活動は、2人の心理療法士を追加して、拡充される
予定である。患者受け入れの最前線に立つ医療従事者の間で特に心理ケアのニーズが
高いことが判明した。これは救急車の運転手、コ・メディカル(医者・看護師以外の医療従事者)、
救急医療スタッフなどである。「紛争においてこれらの人びとの心の問題は、往々にして
忘れられがちです。」とロドリーグは語る。「しかし彼らは日々目にしているものから、非常に
大きな影響を受けているのです。特に医療従事者は、ベイト・ハヌーン、ベイトラヒア、
ジャビリヤ難民キャンプなど、イスラエル軍の地上軍進攻の主力を受けたガザ地区北部で
特に大きく影響を受けています。」
186朝まで名無しさん:2009/01/29(木) 22:39:33 ID:MLOx+ICx
チャンネル桜イスラエルを全面支持

パレスチナ問題】 メディアの偏向報道 【イスラエル
http://www.nicovideo.jp/watch/sm5967278
187朝まで名無しさん:2009/01/30(金) 17:40:23 ID:xaWoPvfJ
h2009年01月29日 5:02 pm JST
ガザ空爆:出口の見えないトンネル
投稿者 新倉由久
ttp://blogs.jp.reuters.com/blog/2009/01/29/%E3%82%AC%E3%82%B6%E7%A9%BA%E7%88%86%EF%BC%9A%E5%87%BA%E5%8F%A3%E3%81%AE%E8%A6%8B%E3%81%88%E3%81%AA%E3%81%84%E3%83%88%E3%83%B3%E3%83%8D%E3%83%AB/

イスラエルは28日、同国兵士殺害に対する報復としてパレスチナ自治区ガザへの
空爆を行った。先週イスラエル軍がガザから撤退して以来、空爆を行うのは初めて。
翌29日もガザからのロケット弾攻撃を受けた後に武器製造工場を空爆した。

18日にイスラエルとハマス双方が一方的に宣言した停戦のもろさを早くも露呈した格好だ。

連日空爆されたのはガザ南部に位置するラファ。ここにはエジプトとガザとを
結ぶ地下トンネルが多数存在する。イスラエルはこのトンネルが武器密輸の
温床となっているとして、これまでにも度々空爆のターゲットとしてきた。

イスラエルのリブニ外相は、同国が停戦後も武器密輸を阻止する「あらゆる権限を
保持している」として、空爆再開を示唆していた。

一方のパレスチナ側は、地下トンネルはイスラエルの厳しい経済封鎖にあって
生活物資を運ぶ生命線だと主張している。イスラエル軍撤退後、ガザの人たちは
すぐにトンネルの修復に取り掛かった。

3人の仲間とともにトンネルを修復しているという男性は「仕事にも就けず、
生活していくためにはトンネルを掘るしかない」と語る。ハマスなどが使うトンネルは
他にあるとされ、この男性は自分は武器密輸はしないと話した。

危険を冒してもトンネルを掘り続けるガザの人たち。空爆を繰り返すイスラエル。
出口の見えないトンネルに、いつか光は射すのだろうか――。

(写真/ロイター)
188朝まで名無しさん:2009/01/30(金) 17:41:50 ID:xaWoPvfJ
イスラエル:南部にガザからロケット弾
http://mainichi.jp/select/world/news/20090130k0000m030035000c.html

 【エルサレム前田英司】イスラエル南部のスデロト近郊に29日朝、パレスチナ自治区
ガザ地区からロケット弾1発が撃ち込まれた。イスラエル軍はこの後、ガザ南部
ハンユニスで、イスラム原理主義組織ハマス関係者のオートバイを空爆。中東の
衛星テレビ・アルジャジーラなどによると、付近にいた子供ら少なくとも8人が負傷した。
ガザ情勢を巡る停戦は揺らいでおり、「暴力の連鎖」に逆戻りするとの懸念が高まっている。

 イスラエルのオルメルト首相、リブニ外相、バラク国防相は29日午後にも、ガザからの
ロケット弾攻撃再開への対応を協議する。国防相は情勢の悪化に伴い、訪米予定を
急きょ延期した。イスラエルは「ガザからの攻撃はすべて『統治者』のハマスに
責任がある」と主張し、激しい報復を警告している。軍によると、空爆で標的にした
ハマス関係者は、イスラエル兵が死亡した28日の爆弾事件に関与していたという。

 一方、米国のミッチェル中東特使は29日、ヨルダン川西岸の自治区ラマラで
パレスチナ自治政府のアッバス議長と会談した。特使はガザ停戦の継続の
必要性を強調し、「ガザへの武器密輸を阻止するには自治政府の管理下で、
物資を流通させる仕組みが不可欠だ」と述べた。

 特使はガザを訪問せず、停戦の一方の当事者であるハマスとは接触しない。
この後、ヨルダンやサウジアラビア、欧州を訪問する。
189朝まで名無しさん:2009/01/30(金) 17:43:49 ID:xaWoPvfJ
イスラエル軍、3日連続でガザ空爆
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20090129AT2M2902K29012009.html

 【カイロ=安部健太郎】イスラエル軍は29日、パレスチナ自治区ガザ南部ラファなどを
空爆した。今のところピンポイントの限定的攻撃にとどまっているが、27日にガザの
武装勢力の爆弾攻撃でイスラエル兵が死亡して以降、3日連続の空爆となった。
イスラム原理主義組織ハマスなどとの報復合戦がエスカレートする恐れがある。

 ラファ空爆では28日、18日の停戦入り後では初めてロケット弾がイスラエル領へ
撃ち込まれたため、武器製造拠点とみられる金属工場を破壊した。ガザ南部
ハンユニスではハマスの警官の乗ったオートバイを狙って空爆し、巻き添えとなった
子供6人を含む計7人が負傷した。(29日 20:04)
190朝まで名無しさん:2009/01/30(金) 17:46:37 ID:xaWoPvfJ
古い記事だが、Googleニュースに入っていたのでさわりを紹介。

真にリベラルな国際主義ビジョンを
――保守派から国際主義を奪還せよ
Smart Power

スザンヌ・ノッセル 元米国連大使補佐官
フォーリン・アフェアーズ日本語版2004年4月号
http://www.foreignaffairsj.co.jp/essay/200404/nossel.htm

(中略)
 さらに、ワシントンは、反米欧の開発途上国ブロックの存在という、時代錯誤も
甚だしい古くからの問題に取り組むべきだ。七十七カ国グループや冷戦期の遺物である
非同盟運動諸国は国連で必要以上の力を持ち、その結果、リビアが人権委員会の
議長国になったり、キューバが国連予算に関する議論で主導権をとったり、
イスラエルが常にスケープゴートとされるような事態が起きている。国連の
クレディビリティーを回復するには、こうした状況を打破することが不可欠だ。
(以下略)
191朝まで名無しさん:2009/01/30(金) 17:48:56 ID:xaWoPvfJ
hハマスとイスラエル、ロケット弾と空爆の応酬再開
パレスチナ人12人負傷
ttp://www.worldtimes.co.jp/news/world/kiji/090129-211607.html

 【エルサレム29日森田陽子】イスラエル軍は29日、パレスチナ自治区ガザ南部
ハンユニスを空爆し、ロイター通信によると、パレスチナ武装組織の2人と通行人10人が負傷した。

 イスラエル紙エルサレム・ポストによると、イスラエル軍が標的にした人物は、
27日に、イスラエルとガザの境界線をパトロール中のイスラエル兵1人を、
道路わきに仕掛けた爆弾で殺害、3人を負傷させた事件にかかわった
25歳のパレスチナ人男性で、オートバイに乗っていたところを攻撃された。

 一方、ガザ地区からは29日朝、イスラエル南部スデロト近郊にロケット弾1発が
撃ち込まれ、28日夜にも、停戦後初のロケット弾が撃ち込まれている。

 イスラエル軍は29日、ガザ南部の金属工場も報復空爆した。

2009/1/29 21:16
192朝まで名無しさん:2009/01/30(金) 17:49:53 ID:xaWoPvfJ
2009.01.29 Web posted at: 21:34 JST Updated - CNN
ワールド
ガザ住民への緊急支援で552億円拠出を要請、国連事務総長
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200901290031.html

スイス・ダボス(CNN) イスラエル軍が先に侵攻したパレスチナ自治区ガザ情勢で、
国連の潘基文事務総長は29日、ガザ住民約140万人への生活物資支援の
ため6億1300万ドル(約552億円)の緊急拠出を国際社会に求めた。ダボスで
開かれている世界経済フォーラム年次総会で訴えた。

飲用水供給、衛生や医療関連施設の確保、食糧支援で今後9カ月間、ガザ住民を
支えるのに必要な額と強調している。事務総長は先週、停戦が一応成立したことを
受け、ガザを視察、一般住民らの被害に重大な懸念を示していた。

国連のまとめによると、昨年末の空爆から始まったイスラエル軍侵攻では、少なくとも
1300人のガザ住民らが死亡、5000人以上が負傷している。家屋の全壊や損壊は
約2万1000戸。イスラエル側の死亡者は、兵士10人を含む13人となっている。

国連人道問題調整事務所(OCHA)のホームズ事務次長は、ガザ住民への
支援物資搬入を円滑に実施するためイスラエルに対し同自治区封鎖の解除を要求した。
193朝まで名無しさん:2009/01/30(金) 17:52:48 ID:xaWoPvfJ
ブラジル国内ニュース
ニッケイ新聞 2009年1月20日付け
政府、多極外交を展開か=統制管理不在が困難=各大臣が非公式に折衝=有識者は無計画政権と懸念
http://www.nikkeyshimbun.com.br/090120-21brasil.html

 ルーラ大統領了解のもとに閣僚や大統領側近による非公式外交を展開することが
十七日に判明し、当局の外交政策から独立した動きがあることに外務省が
戸惑っていると十九日付けエスタード紙が報じた。中東和平やG―20などの
大きな外交課題はアモリン外相の担当とし、南半球連合はギマランエス外務次官、
ラテン・アメリカはガルシア特別顧問、Bricsと米仏はウンジェル戦略相、
国防はジョビン国防相、環境はミンク環境相など。
 中東和平という世界の大問題にアモリン外相が取り組んだことで、中近東以外の
地域に生じる外交問題に、政府は夫々の専門家を派遣する先手外交を展開するようだ。
(続く)
194朝まで名無しさん:2009/01/30(金) 17:54:36 ID:xaWoPvfJ
>>193より
 ブラジルが外交能力を発揮する機会として、世界の火薬庫である中東和平や
国際経済の進路を決めるG―20の他に、国防や環境、南半球連合、
中南米カリブ会議、左翼政権のリオ・グループ、米仏伯枢軸などを手分けで対処する方針。
 ウンジェル戦略相は一月初旬、オバマ新米大統領が組閣中のブレーンと
通商協定や軍事同盟など高度の外交問題を協議、外務省を刺激した。
 同相はその途次コロンビアにも立ち寄り、ウリベ大統領や関係閣僚と会い、
防空問題や科学技術についても話し合った。ルーラ大統領には了解済みとはいえ、
外務省の頭越し外交であった。
 ポーランドのポッツマン環境会議に月末、ミンク環境相の出席が予定されている。
ドイツとノルウェイの協力を得てアマゾニア基金の獲得が目的。これも外務省抜きで行われる。
 他にFarc(コロンビア解放前線)に幽閉されている残りの人質解放やキューバ外交、
ベネズエラとボリビア、エクアドルの左翼政権外交なども緊密化する。外交チャンネルが
増えるほど、混乱や誤解を招く可能性も大きくなる。
 外交のベテランらは多極外交を展開しても、統制管理責任者の不在を懸念する。
戦場で兵士が何の戦略も指揮もなく、バラバラに戦うようなもの。バラバラ外交は、
残る二年の政権もバラバラで計画性がないことを意味するという。
 例えばアモリン外相が中東和平で現地を奔走する一方で、ガルシア特別顧問が
イスラエルを「テロ国家」と呼び、その直後、与党PT(労働者党)が「非戦闘員殺害は
ナチスと同類」と声明を発表した。イスラエル政府は、ブラジル外交を未熟として無視した
195朝まで名無しさん:2009/01/30(金) 17:55:18 ID:xaWoPvfJ
ガザに3日連続の空爆、子供ら10人重軽傷
2009.1.29 22:14
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/090129/mds0901292215006-n1.htm

 イスラエル軍は29日、パレスチナ自治区ガザ地区南部のハンユニスで走行中の
オートバイを空爆し、乗っていた男性と下校中の子供ら計約10人が重軽傷を負った。
軍のガザ空爆は3日連続。軍は、イスラエル兵が死亡した27日の爆弾攻撃に
関与した武装勢力を攻撃したとしている。

 一方、イスラエル南部に28日夜から29日にかけ、ガザから発射されたロケット弾2発が
着弾したが、被害はなかった。18日の停戦成立後、イスラエル領へのロケット弾攻撃は
初めて。軍はガザ南部ラファハの金属加工工場を「武器工場だ」として報復空爆した。

 停戦後、エジプトが長期停戦に向けた調停を行っているが、ガザ周辺では
散発的に衝突が続いている。(共同)
196朝まで名無しさん:2009/01/31(土) 00:10:06 ID:kKqtosk3
米中東特使、パレスチナ議長と会談
http://www.worldtimes.co.jp/news/world/kiji/090130-005807.html

 【エルサレム29日森田陽子】中東訪問中のジョージ・ミッチェル米中東特使は
29日、ヨルダン川西岸パレスチナ自治区ラマラを訪問し、自治政府議長府で、
アッバス・パレスチナ自治政府議長と会談した。

 会談後記者会見した同特使は、報道陣からの質問を受けることなく、議長と
話し合った議題だけを列挙した。特使によると、議題は@人道支援A停戦の必要性
B米国の意図は2国家共存にある―であった。

 その後、記者会見したエリカット交渉担当相は、アッバス議長がミッチェル特使に
訴えた内容を列挙、@ガザ住民150万人への人道支援A停戦はエジプト・イニシャティブで行う
Bパレスチナ内部の和解に向けた対話Cアナポリス会議の合意に従いパレスチナ国家の
樹立と、首都を東エルサレムにDイスラエルの入植活動批判E和平交渉の結果は、
イスラエルが1967年の第3次中東戦争以前の地域に撤退することことにならねばならないこと
F今回のイスラエルのガザ侵攻は西岸とガザを分断する意図のもとに行われた―などだった。

 なお同交渉相は、アッバス議長が特使に対し、パレスチナ内部の和解に向け、
準備していると伝えたことを明らかにした。

 同特使は夕方から、ファイヤド自治政府首相と会談する。

2009/1/30 0:58
197朝まで名無しさん:2009/01/31(土) 00:12:29 ID:kKqtosk3
アッバス議長のガザ復権が焦点=米特使、パレスチナ自治区訪問
http://www.jiji.com/jc/c?g=int&rel=j7&k=2009012900512

 【ラマラ(ヨルダン川西岸)29日時事】オバマ米政権のミッチェル中東特使は29日、就任後
初めてヨルダン川西岸のパレスチナ自治区ラマラを訪れ、アッバス自治政府議長と会談した。
米国は、イスラム原理主義組織ハマスが実効支配するガザ地区で同議長の権力基盤を
回復させ、ガザ停戦の恒久化を図りたい考えで、会談を実現に向けた第一歩としたいところだ。
 AFP通信によると、同特使は会談後、記者団に対し、「持続可能な停戦を確立し、永続的な
和平を実現するのがわれわれの目標だ」と述べ、米国が和平推進に向け積極的に関与して
いく姿勢を示した。
 オバマ大統領は就任翌日の21日、アッバス議長に電話をかけ、中東和平実現への尽力を
約束した。しかし、イスラエル軍によるガザ侵攻の収拾で指導力を発揮できなかった同議長の
権威回復は容易でない。オバマ政権が今後、具体的にどのような支援策を打ち出すのか
注目されている。(2009/01 /29-23:29)
198朝まで名無しさん:2009/01/31(土) 00:15:20 ID:kKqtosk3
イスラエル:ガザ侵攻 揺らぐ停戦合意 ロケット弾に空爆の報復も
http://mainichi.jp/select/world/news/20090130ddm007030123000c.html

 【エルサレム前田英司】イスラエル南部のスデロト近郊に29日朝、パレスチナ自治区
ガザ地区からロケット弾1発が撃ち込まれた。イスラエル軍はこの後、ガザ南部ハンユニスで、
イスラム原理主義組織ハマス関係者のオートバイを空爆。中東の衛星テレビ・アルジャジーラ
などによると、付近にいた子供ら少なくとも8人が負傷した。ガザ情勢を巡る停戦は揺らいでおり、
「暴力の連鎖」に逆戻りするとの懸念が高まっている。

 イスラエルのオルメルト首相、リブニ外相、バラク国防相は29日午後にも、ガザからの
ロケット弾攻撃再開への対応を協議する。国防相は情勢の悪化に伴い、訪米予定を急きょ
延期した。イスラエルは「ガザからの攻撃はすべて『統治者』のハマスに責任がある」と主張し、
激しい報復を警告している。軍によると、空爆で標的にしたハマス関係者は、イスラエル兵が
死亡した28日の爆弾事件に関与していたという。

 一方、米国のミッチェル中東特使は29日、ヨルダン川西岸の自治区ラマラでパレスチナ自治政府の
アッバス議長と会談した。特使はガザ停戦の継続の必要性を強調し、「ガザへの武器密輸を
阻止するには自治政府の管理下で、物資を流通させる仕組みが不可欠だ」と述べた。特使は
ガザを訪問せず、停戦の一方の当事者であるハマスとは接触しない。この後、ヨルダンや
サウジアラビアを訪問する。

毎日新聞 2009年1月30日 東京朝刊
199朝まで名無しさん:2009/01/31(土) 00:17:42 ID:kKqtosk3
イスラエル:ガザ侵攻 イスラエル軍無人機、子供が屋上で遊ぶ住宅も…爆撃
http://mainichi.jp/select/world/news/20090130ddm007030115000c.html

 ◇ガザ調査、国際人権団体が非難

 【ガザ市(パレスチナ自治区ガザ地区)高橋宗男】パレスチナ自治区ガザ地区で、イスラエル軍に
よるガザ攻撃の現地調査を続けている国際人権団体「ヒューマン・ライツ・ウオッチ」(HRW)の
上級軍事アナリスト、マーク・ガラスコ氏が28日、毎日新聞の取材に応じた。同氏は現地調査で、
子供たちが屋上で遊んでいた住宅に対しイスラエル軍が無人機で爆撃した例や、白旗を
掲げた民間人が銃撃されるケースが確認されているとし、同軍の「無差別攻撃」を非難している。

 ガラスコ氏は「住宅内に閉じこもった子供たちは屋上を遊び場にしていた」と説明。それにも
かかわらず、イスラエル軍の無人機が、子供たちが屋上にいる住宅を爆撃したケースが
これまで5件確認されたことを明らかにし、「無人機のカメラを通した映像で子供たちの姿を
確認していたはずだ」と指摘した。
 ◇「白旗持つ民間人銃撃」

 また、白旗を持った民間人に対する銃撃も6件確認されている。調査は継続され、こうした
ケースは増える可能性があるという。

 人権団体や国際機関が非難する白リン弾の住宅街での使用については、複数のイスラエル軍
関係者が現地メディアに対しガザ地区北部ベイトラヒヤでの使用を明らかにしている。
ガラスコ氏は、同軍が砲弾などの発射地点や着弾地点についてコンピューターで
データベース化していることに触れ、「彼らはもう一度データを見直したほうがいい。ガザ市
などでも使われていることは明らかだ」と指摘。「民間人が身の毛もよだつ方法で殺害された」と強調した。
(続く)
200朝まで名無しさん:2009/01/31(土) 00:18:07 ID:kKqtosk3
>>199より
 ◇ハマスの行為も問題視

 HRWは、イスラム原理主義組織ハマスがモスク(イスラム教礼拝所)や住宅地近くに陣取り、
市民に紛れて戦闘した「人間の盾」についても調査を進めている。同氏はイスラエルとハマスの
双方が、民間人の保護をうたうジュネーブ条約に違反した可能性が高いと指摘している。

==============

 ■ことば
 ◇ヒューマン・ライツ・ウオッチ(HRW)

 各国の人権侵害を調査し、関係国政府に改善を訴えるNGO(非政府組織)。旧ソ連などの
人権状況を監視するため、78年に「ヘルシンキ・ウオッチ」の名で創設。本部はニューヨーク。
最近では北朝鮮やミャンマーで不当な刑罰や弾圧が続く実態を報告。弁護士、ジャーナリスト、
研究者などから成り、全世界に約280人のスタッフを擁する。

毎日新聞 2009年1月30日 東京朝刊
201朝まで名無しさん:2009/01/31(土) 00:18:42 ID:kKqtosk3
「入植者6万人撤退」の和平案=イスラエル首相、米特使に説明
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2009013000068

 【エルサレム29日時事】29日付のイスラエル紙イディオト・アハロノトは、オルメルト首相が
28日にエルサレムで行われたミッチェル米中東特使との会談で、占領地ヨルダン川西岸の
パレスチナ住民密集地からユダヤ人入植者6万人に撤退を求める対パレスチナ和平案などを
説明したと報じた。
 それによると、和平案はヨルダン川西岸の全入植者25万人のうち、パレスチナ住民の
人口密集地付近に住む6万人に対してイスラエル領内か、同国が将来的に併合を計画して
いる同域内の別の占領地に入植させることを明記。
 また、パレスチナ自治政府が将来の首都と位置付ける東エルサレムの割譲に基本的に
応じる一方、新たなパレスチナ難民のイスラエルへの受け入れは認めないとしている。(2009/01/30-06:47)
202朝まで名無しさん:2009/01/31(土) 00:21:51 ID:kKqtosk3
「もう来ない」、トルコ首相がダボス会議を途中退席 ガザ攻撃めぐり応酬
2009年01月30日 17:30 発信地:ダボス/スイス
http://www.afpbb.com/article/politics/2566072/3738230

【1月30日 AFP】スイス・ダボス(Davos)で29日開かれた世界経済フォーラム(World Economic Forum)の
年次総会(ダボス会議)で、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)へのイスラエル軍の
攻撃をめぐる討論の最中に、トルコのレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)
首相がイスラエルのシモン・ペレス(Shimon Peres)大統領と激しい口論となった末、
「ダボスには2度と来ない」と捨てぜりふを残して途中退席するハプニングがあった。

 エルドアン首相は、ガザ地区のイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)に対する攻撃を
弁護したペレス大統領の演説に、会場の政府関係者や企業重役らが拍手したことを非難。
イスラエルはガザ地区に「野蛮な」行為をはたらいたと強く批判した。

 しかし、司会者が時間切れを理由にエルドアン首相の発言を遮ったため、ペレス大統領には
25分の発言時間が与えられたのに自分には12分しか与えられなかったと抗議。「発言を
認められなかったから、2度とダボス会議には来ない」と宣言して、潘基文(パン・キムン、
Ban Ki-moon)国連(UN)事務総長や他の出席者の前を横切って、会場を後にした。
(続く)
203朝まで名無しさん:2009/01/31(土) 00:22:21 ID:kKqtosk3
>>202より
 ペレス大統領はガザ攻撃について、ハマスがイスラエルにロケット弾など数千発を
撃ち込んだことで、イスラエルが攻撃せざるを得ない状況に追いやられたとして、「ガザの
悲劇は、イスラエルの責任ではなく、ハマスの責任だ。ハマスは独裁体制を生み出した。
非常に危険だ」などと主張。さらに、エルドアン首相を指さして、(トルコの首都)イスタンブール
(Istanbul)がロケット弾攻撃の標的となったならば、トルコも同様の行動を取っただろうと述べた。

 トルコのアナトリア(Anatolia)通信は、エルドアン首相とペレス大統領が会議終了後に
電話会談し、ペレス大統領が謝罪したと伝えた。またエルドアン首相も同日夜、ダボス会議への
今後の出席について再検討する可能性もあると述べている。

 トルコはイスラエルと国交を持つ数少ないイスラム国家で、エルドアン首相は中東情勢の
調停役として役割を模索してきた。イスラエルがガザ攻撃に踏み切る直前に、イスラエルと
シリアの仲裁に乗り出しており、これに対するユダヤ人団体からの非難に対しては、「わたしは
首相就任初日に、反ユダヤ主義が人道に対する罪であると述べたし、それ以前からそう主張
している」と反論している。(c)AFP
204朝まで名無しさん:2009/01/31(土) 00:23:35 ID:kKqtosk3
ハマス首相、ファタハとの和解交渉も
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4050543.html

 パレスチナ自治区ガザの強硬派、ハマス政府のハニヤ首相が地元テレビのインタビューに
応え、穏健派ファタハとの和解交渉やオバマ政権との交渉に応じる用意があると述べました。

 「我々はパレスチナ同士の和解に向けた対話を始めることを真摯に望み、また、その準備が
出来ています。ただ、対話を始めるためには環境を整える必要があります」(ハマス政府 ハニヤ首相)

 パレスチナの対イスラエル強硬派ハマスのハニヤ首相は、このように述べ、パレスチナ自治政府の
アッバス議長が率いる穏健派ファタハに対し、和解に向けた交渉を呼びかけました。
そのうえで、アッバス議長に対し和解交渉の条件として、ファタハに拘束されているハマスの
メンバーの釈放を求めています。

 ハマスはファタハとの抗争の末、2007年6月にガザを支配下に置いたため、
イスラエル占領下のパレスチナは、ハマスのガザ地区とファタハのヨルダン川西岸とに
分裂した状態が続いています。

 アメリカやイスラエルは穏健派ファタハのみを和平交渉の相手とし、強硬派ハマスに対しては、
パレスチナの選挙によって正式に政権を獲得したにもかかわらず、テロ組織と見なし、
交渉相手とは認めていません。

 ハマスのハニヤ首相は、この日のインタビューで、アメリカに対し、オバマ政権が言葉通り
アラブやイスラム諸国への関係を見直すなら、交渉の窓口を開く用意があると述べています。(30日08:19)
205朝まで名無しさん:2009/01/31(土) 00:24:42 ID:kKqtosk3
聖地の国際管理で一致 和平交渉でとイスラエル紙
2009.1.30 08:46
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/090130/mds0901300847001-n1.htm

パレスチナ自治区ラマラで会談する米国のミッチェル中東和平担当特使(左)とアッバス自治政府議長=29日(ロイター)

 イディオト・アハロノトは、オルメルト政権とパレスチナ自治政府が昨秋まで約1年間行った
和平交渉で、エルサレムの聖地の国際管理や、パレスチナ難民のイスラエル帰還を認めない
方針で一致していたと報じた。

 同紙によると、この内容は28日、オルメルト首相から米国のミッチェル中東和平担当特使に伝えられた。

 イスラエルは占領地ヨルダン川西岸の大規模入植地群をイスラエル領として保持する
代わりに、同面積の自国領をパレスチナ国家に編入。西岸のユダヤ人入植者27万人のうち、
6万人がイスラエル領に退去することになる。西岸と別の自治区ガザは専用道路で結び、
一体性を確保する。

 エルサレムについては、パレスチナ人居住地域をパレスチナ国家に編入。ユダヤ教、
イスラム教、キリスト教の聖地は国際管理下に置き、それぞれの信者の訪問を保証する。(共同)
206朝まで名無しさん:2009/01/31(土) 01:02:19 ID:kKqtosk3
イスラエル/被占領パレスチナ地域 : ガザの生存者たちと語るアムネスティ調査チーム
http://www.amnesty.or.jp/modules/news/article.php?storyid=583

イスラエルの爆撃の3週間後、しばらく人気のなかったガザの通りには、家から避難していた
数万人の人びとが戻り始めたために、ふたたび人で一杯になっている。しかし、ガザにいる
アムネスティ・インターナショナルの事実調査チームが前日に目の当たりにしたように、
あまりにも多くの家がイスラエル軍によって破壊されたため、数千の人びとには帰る家がない。

最新のアムネスティ国際事務局スタッフのブログ「Livewire blog」の中でチームは、ガザ市の
ザイトゥン近郊に行った様子、がれきの真ん中で生存者と話した様子を記している。弔いの
ためのテントで、サムーニ家の生存者たちは哀悼の言葉を受け、イスラエル軍によって
殺された一族の29人のためにお祈りをした。

ガザ市ザイトゥン近郊でがれきの下からサムーニ家の家族の死体を引っ張り出す救助作業者。
(c) Amnesty International
http://www.amnesty.or.jp/modules/wfsection/images/article/20090121gaza.jpg

「サラ・サムーニがわれわれに語ったところによると、イスラエル兵たちは彼らを家から立ち退かせ、
サムーニの家を軍事拠点として使用した。兵士たちは、彼らに道路の向かいにある親戚の
家に泊まるように言ったのだが、翌日にはそこを爆撃してきたという。何人かがその場で
亡くなった。さらに、イスラエル軍は数日にわたって救急車が負傷者を移動させるため家に
近づくことを許さなかったために、何人かが放置されたまま死んだ、と彼らは語った」
(続く)
207朝まで名無しさん:2009/01/31(土) 01:02:47 ID:kKqtosk3
>>206より
チームはまたガザの主要病院であるシファ病院も訪れた。そこで彼らはリンによる火傷などの
傷の処置の難しさについて医療スタッフと話をした。火傷治療担当のチーフが語ったところでは、
最初、スタッフたちは白リンによる傷を処置していたことに気づかなかったという。彼は、
不快な臭気を放ちながらどんどんひどくなっていく尋常でないオレンジ色の火傷について
説明してくれた。数時間後には、傷から煙が上がり始めたという。

「私たちは頭に傷を負った3歳の子どもを診ました。3時間後、ガーゼを換えるとき、傷から煙が
立ち上りました。私たちは傷を切開し、このくさびを取り出しました。それは私たちが今までに
見たこともないものでした。後に、同僚であるエジプトとノルウェーから来た医師たちがガザに
入ることができ、これが白リンだと教えてくれたのです」と、医師は語った。

また医師は、「私たちはこれについて様々なことに気づきました。この火傷は治りません。
リンはおそらく体の内部にとどまり、そこで燃え続けるのです。患者の状態は大体において
悪化します。通常、体の表面の10〜15パーセントの火傷なら回復を期待できるのですが、
今はそのような患者の多くが死亡しています」と語った。

他にも通常使用されていない兵器、おそらく高密度不活性金属爆薬(DIME)などによって
負わされた奇妙な傷があり、それらについて医師たちは処置方法を知らない。「私たちは1日で
8回の切断手術をしました。通常、切断手術を受けた人たちはすべて助かるはずなのですが、
彼らはすべて亡くなりました。私たちには理解できないのです」と、ある医師はチームに語った。

アムネスティ発表国際ニュース
2009年1月21日
208朝まで名無しさん:2009/01/31(土) 01:05:39 ID:kKqtosk3
イスラエル/被占領パレスチナ地域 : イスラエルはガザ攻撃で使用した兵器の開示を
http://www.amnesty.or.jp/modules/news/article.php?storyid=589

アムネスティ・インターナショナルは本日、12月27日に始まった3週間のガザへの軍事作戦の
間、イスラエル軍が使用した兵器、武器弾薬を開示するようイスラエル当局に要請した。

「イスラエル当局はこれまで否定していたが、今や私たちは白リン弾が家屋の密集した
民間人の地域で使用されたことを知っている。現在、私たちはこの兵器の使用について
動かぬ証拠を持っているが、最初の犠牲者たちを治療した医師たちはその傷をもたらしたもの
が何かを知らなかった」と、ガザでのアムネスティ調査チームを率いるドナテラ・ロべラは語った。

紛争犠牲者の中には、傷の原因となった武器弾薬の性質がよくわからないために医師が
治療が困難と言うような傷を負っている者もいる。

「医師たちが私たちに語ったところによると、イスラエル軍の攻撃で負傷したパレスチナ人たちの
中に、これまでにない、説明のつかない傷害のパターンがあるという。イスラエルの空爆の
犠牲者の中には黒こげになったり手足が鋭く切断された状態で運ばれてくる人たちがおり、
彼らを治療する医師たちはどんな兵器が使用されたのかを知る必要がある」と、ドナテラ・ロべラは述べた。

アルシファ病院の外科部長であるスブヒ・スケイク博士はアムネスティの派遣団に対し、
「私たちは切断手術と血行再建手術をたくさん行ないました。通常ならば患者たちの回復が
期待できるのですが、予想外に彼らの多くは術後1、2時間で亡くなってしまいました。
驚くべきことです」と語った。

「イスラエル当局が自ら使用した兵器と武器弾薬などの全ての関連情報を開示することは
重要かつ緊急である。患者の傷害を引き起こしたものやどんな合併症が生じるかを医師が
知らないために、より多くの生命が失われることがあってはならない。救命医療を行なえる
ように、医師たちには十分な情報が与えられなければならない」と、ドナテラ・ロヴェラは述べた。
(続く)
209朝まで名無しさん:2009/01/31(土) 01:06:18 ID:kKqtosk3
>>208より
イスラエルが当初、白リン弾を使用したことを認めなかったために、医師たちは正しい治療を
することができなかった。肉に食い込んだ白リンの小片は燃え続け、火傷が拡大深化するに
つれ激痛を引き起こす。そして、内臓に回復不能な傷害をもたらすのだ。それは患者の身体の
他の部分、もしくは傷を治療する人たちにさえ悪影響をおよぼす。

「私たちは今まで治療した症例とは異なる火傷であると気づきました。数時間後、火傷は
拡大深化し、不快な臭気を発散し、そして発煙しはじめたのです」と、ガザのアルシファ病院の
火傷の専門医はアムネスティに語った。

白リン弾による火傷を負った人びとの症状は急速に悪化することがある。身体の表面の
比較的小さな領域、10〜15パーセントに火傷を負った人たちは、通常は生存するものだが、
こうした人びとでさえ悪化して死ぬことがあるのだ。医師たちが白リン弾による最初の犠牲者を
診た数日後、多くの外国の医師たちがガザ地区に到着してはじめて、地元の医師たちは
傷を引き起こしたものの正体と治療法を知ったのである。

16歳の少女のサミア・サルマン・アルマナヤは、ガザ市の北にあるジャバリア難民キャンプの
家で寝ていた1月10日の午後8時、白リン弾が家の1階に着弾した。10日後、病院のベッドで
彼女はアムネスティに対し、顔と足の火傷のためにまだ激痛があると語った。「突き刺すような
痛みです。まるで私の身体の中で火事が起きているみたいです。とても痛いので我慢
できません。どんな薬をもらっても、痛みはまだとても強いんです」

どんなものであるかを知らないまま、白リン弾あるいはそれから派生した燃える残骸が
当たった家のパレスチナ人たちはあやまって炎に水をかけたが、火勢を強めるだけだった。
医師たちが気づかずに食塩水で患者たちの傷を洗おうとしたために、患者たちは痛みのあまり
叫び声をあげた。また、医師たちは患者の火傷のガーゼを交換したとき、傷から煙が
立ち上るのを見て衝撃を受けた。検査のための手術を行なった際、医師たちは空気に
さらされると直ちに燃えはじめるフェルトの小片を摘出した。
(続く)
210朝まで名無しさん:2009/01/31(土) 01:06:46 ID:kKqtosk3
>>209より
「イスラエルの高官たちは、この軍事作戦はハマスに対してであって、ガザの人びとに対して
ではないと繰り返し述べてきた。イスラエルの攻撃で負傷した人びとへの効果的な治療の
ための重要情報を提供しないままでいることにいかなる言い訳もありえない。イスラエルが
協力しないために、不必要な死と無用の苦しみが起きている。イスラエル当局はガザで
使用した兵器と武器弾薬をすべて開示することで、負傷者への迅速かつ適切な治療を
保証する義務を果たすべきであり、医療チームを助ける他の関連情報も提供すべきである」と、
ドナテラ・ロヴェラは語った。

背景:
2008年 12月27日から、イスラエルによって停戦が宣言される2009年1月18日までの間、
およそ1300人のパレスチナ人が殺され、その内、400人以上が子どもたち、100人あまりは
女性たちだった。5300人を超えるパレスチナ人たちが負傷した。その多くは一生治らぬ障害を
抱えることになった。同時期に、同僚からの発砲で命を落とした兵士4人を含む13人の
イスラエル人が死亡している。3人の民間人を含むその他の 9人は、ハマスなどの
パレスチナ武装グループからの攻撃で殺された。

アムネスティ発表国際ニュース
2009年1月22日
211朝まで名無しさん:2009/01/31(土) 01:08:33 ID:kKqtosk3
イスラエル/被占領パレスチナ地域 : イスラエル兵士によって荒らし尽くされたガザの家々
http://www.amnesty.or.jp/modules/news/article.php?storyid=590

18日に停戦が宣言されたにもかかわらず、イスラエルの砲艦は毎朝ガザの海岸に向けて
砲撃している。ガザのアムネスティ・インターナショナル事実調査チームは21日、イスラエルの
砲艦からのこうした砲撃の結果、9人が負傷したという情報を得た。

アムネスティ・インターナショナルの「Livewire blog」ブログの第5回掲載分で、チームは22日、
最近の3週間に及ぶ紛争の間、イスラエル軍兵士によって家屋を強制的に奪われ、軍事拠点
として使用された家族たちを訪問した様子をつづっている。

訪問した数々の家で、チームは寝袋や医療キット、弾薬の空き箱、空の薬きょうなど
捨てられたイスラエル軍の支給品を見つけた。兵士たちが家屋を占拠していた明らかな証拠である。

チームが訪れたすべての家で、部屋は荒らされており、家具はひっくり返されるか壊されて
いた。そこに住んでいた家族の衣類や書類、また個人の所持品は、床にばらまかれ
傷つけられていた。ある場合には小便がかけられていた。

ガザ北部のサヤファのある家では、排泄物で一杯のいくつかの段ボール箱が家に残されて
いた。兵士たちが使用できるトイレがあったにもかかわらずである。壁にはヘブライ語で
「次はもっと痛めつけてやるからな」というような荒っぽい脅し文句が落書きされていた。
占拠したすべての家で、兵士たちは見張りや狙撃位置として使用するために家の外壁を
壊し穴を開けていた。
(続く)
212朝まで名無しさん:2009/01/31(土) 01:09:21 ID:kKqtosk3
>>211より
クリス・コブスミスは、軍事専門家でアムネスティ・インターナショナルのチームの構成員であり、
約20年間、英国陸軍に在職した士官であった。彼は自分が見たものや、イスラエル軍兵士の
振る舞いと、規律がほとんど保たれていない状態に、愕然としたという。
「ガザの人びとは家を略奪され、故意に破壊され、神聖を汚された。その上、イスラエル軍
兵士はゴミや排泄物の山のみならず、弾薬や他の軍装備品を残していった。これはプロの
軍隊のする行為ではない」と、彼は述べた。

たいていの場合、家族たちは逃げ出すか、兵士たちによって追い出された。しかしながら、
家族が去るのを兵士が妨害し、彼らを「人間の盾」として利用した場合もある。

アブ・アブダラーがアムネスティ・インターナショナルのチームに語ったところでは、ガザ北部の
ジャバリアの東、ハイ・アルサラムにある彼の家を奪った兵士たちは、彼と彼の妻、9人の
子どもたちを地下室に2日間にわたって閉じ込めたという。「私たちには飲む水もありません
でしたが、兵士たちは私たちが外に出て水を得ることを許しませんでした。私は子どもに
飲ませるために小さな容器でトイレのタンクから水をくまなければなりませんでした。私は
何度もトイレに行っては泣きました。子どもたちに私が泣くのを見せたくなかったのです」

アムネスティ発表国際ニュース
2009年1月23日
213朝まで名無しさん:2009/01/31(土) 01:09:59 ID:kKqtosk3
ゴラン高原PKO派遣を半年延長
2009年1月30日9時53分
http://www.asahi.com/politics/update/0130/TKY200901300037.html

 政府は30日の閣議で、国連平和維持活動(PKO)協力法に基づき、中東・ゴラン高原で
国連兵力引き離し監視軍(UNDOF)に参加している自衛隊について、派遣期間を9月末まで
半年延長することを決めた。これに合わせ、輸送担当の司令部に派遣要員を1人追加する。

 ゴラン高原への自衛隊派遣は96年に始まり、イスラエルとシリアの停戦を監視している。
派遣要員は現在、司令部に2人、輸送を担う後方支援業務に43人。昨年12月の
国連安全保障理事会の決議にあわせ、派遣期間を延長した。
214朝まで名無しさん:2009/01/31(土) 01:11:09 ID:kKqtosk3
ライス米大使が“デビュー” 国連安保理で初演説
2009.1.30 12:05
このニュースのトピックス:米国
http://sankei.jp.msn.com/world/america/090130/amr0901301206008-n1.htm

米ニューヨークの国連本部で握手する潘基文国連事務総長(右)とスーザン・ライス米国連大使=26日(AP)

 スーザン・ライス米国連大使は29日、国連安全保障理事会で初めて演説し、パレスチナ自治区
ガザへのイスラエル軍の攻撃について、イスラエル政府に「国際法が順守されていたか
どうかの調査実施を期待する」と述べた。

 来月の安保理で“デビュー”予定だったが、国連内での期待の高まりもあり、登場を早めた。

 イスラエルの攻撃は、アラブ諸国を中心に「戦争犯罪」との意見もあり、発言はこうした非難に
配慮したものとみられる。一方で「(イスラム原理主義組織)ハマスはイスラエル市民への
ロケット弾攻撃などで国際法を侵害した」と指摘した。

 気候変動問題など国際的な課題への取り組みは「1国ではできない」と強調、国際協調の
場としての国連重視の姿勢をあらためて強調した。(共同)
215朝まで名無しさん:2009/01/31(土) 01:12:05 ID:kKqtosk3
オバマ氏「虐殺の片棒」 カストロ前議長が批判
2009.1.30 12:53
このニュースのトピックス:オバマ米大統領
http://sankei.jp.msn.com/world/america/090130/amr0901301253010-n1.htm

 キューバのフィデル・カストロ前国家評議会議長(82)は29日、政府系のウェブサイトに
掲載したコラムでオバマ米大統領について、イスラエルの自衛の権利ばかりを尊重することで
「パレスチナ人大虐殺の片棒を担いでいる」と批判した。

 これまで前議長は、オバマ氏への好意的な発言が目立ったが、主張すべきは主張する
“カストロ節”は同氏に対しても健在のもようだ。ただ一方で「われらが友人オバマ」という
言葉もあり、関係改善に向けたオバマ氏への期待ものぞかせた。

 前議長はまた、100年以上にわたり米国が占有、基地を置いているキューバ東部
グアンタナモについて「キューバ国民の意思に反して基地を維持することは国際法の
基本原則に反する」とし、それを尊重しないことは「尊大で、強大な権力の乱用」だとして
返還を強く求めた。(共同)
216朝まで名無しさん:2009/01/31(土) 02:22:51 ID:kKqtosk3
ローマ教皇、聖ピオ十世会の司教4人破門を撤回
2009年01月30日
http://www.christiantoday.co.jp/main/international-news-2020.html

 ローマ教皇ベネディクト16世は24日、非認可の儀式で聖職に任命されたとして、1988年に
前ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世により破門されていた英国人のリチャード・ウィリアムソン司教ら
4人の破門を撤回すると発表した。米CNNが伝えた。

 CNNによれば、ウィリアムソン司教は先日スウェーデンのテレビ局に対し、ナチスドイツの
収容所で死亡したユダヤ人が20〜30万人はいると認めたものの、ガス室で死んだ者は
いないなどと主張していた。イスラエルのユダヤ人当局者は教皇の決定に強い不快感を示したという。

 ユダヤ人との対話を担当する教皇庁キリスト教一致推進評議会のウォルター・カスパー枢機卿は
CNNに対して、破門撤回が教皇による決定であることを語り、「自分の意見はあるが、教皇の
決定にコメントしたくない」と答えた。

 聖ピオ十世会は、第2バチカン公会議(1962〜65年)の決定に反対した
故マルセル・ルフェーブル大司教によって創立。同公会議以前の教義、規律、秘跡、ミサなどに
基づいて活動している。
217朝まで名無しさん:2009/01/31(土) 02:23:56 ID:kKqtosk3
米国、イラン核問題であらゆる選択肢を保持=大統領報道官
2009年 01月 30日 13:15 JST
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-36193720090130

 [ワシントン 29日 ロイター] オバマ米新政権は29日、イランの核問題について、
米国は外交から武力行使まであらゆる選択肢を保持しているとの姿勢を示した。
オバマ政権は、現在対イラン政策の見直し作業に入っている。

 オバマ大統領は、イランを「悪の枢軸」と位置づけたブッシュ前大統領の強硬路線とは一線を
画し、イランと無条件で直接交渉を行う用意があると表明している。

 ギブズ大統領報道官は、ホワイトハウスで記者会見し「イランに関しては、国益保護のため
可能な限りあらゆる選択肢を駆使しなければならない。そのなかには、選挙戦中に大統領が
表明していたように、可能な場合には外交手段も含まれる」と語った。

 また「解決すべき問題は山積している。大統領は、違法な核プログラム、テロ支援問題、
イスラエルの平和に対する脅威などは、イラン指導部が解決すべき問題のほんの一部に
すぎないと考えている」と述べた。

 さらに、オバマ大統領は武力行使を依然選択肢と考えているかとの質問に「大統領は、
あらゆる選択肢を保持するという視点を変えていない」と述べた。

(c) Thomson Reuters 2009 All rights reserved.
218朝まで名無しさん:2009/01/31(土) 02:24:42 ID:kKqtosk3
2009.01.30 Web posted at: 16:20 JST Updated - CNN
ビジネス
オバマ政権、ガザ住民への人道支援で18億円拠出へ
http://www.cnn.co.jp/business/CNN200901300011.html

ワシントン(CNN) イスラエル軍が先に侵攻したパレスチナ自治区ガザ情勢で米政府高官は
29日、オバマ政権が近くガザ住民への人道支援として約2000万ドル(約18億円)を
追加拠出する方針を明らかにした。

オバマ大統領が最終承認後、現在、中東諸国を歴訪しているミッチェル中東和平担当特使が
発表する見通し。各国との交渉で特使は、ガザでの停戦の永続化やガザを支配する
パレスチナ強硬派ハマスへの武器密輸阻止などの方途を模索している。

追加支援の2000万ドルは、国際赤十字や国連人道問題調整事務所(OCHA)を通じて
提供される。米国務省傘下の国際開発庁は、ガザへの食糧や医療支援にも当たっている。

国連のまとめによると、昨年末の空爆から始まったイスラエル軍侵攻では、少なくとも
1300人のガザ住民らが死亡、5000人以上が負傷している。家屋の全壊や損壊は
約2万1000戸。イスラエル側の死亡者は、兵士10人を含む13人となっている。

国連の潘基文事務総長は29日、ガザ住民約140万人への生活物資支援のため
6億1300万ドル(約552億円)の緊急拠出を国際社会に求めた。
219朝まで名無しさん:2009/01/31(土) 02:25:25 ID:kKqtosk3
国連事務総長、「協力を通じ金融危機に対応を」
2009-01-30 15:54:25
http://japanese.cri.cn/881/2009/01/30/1s134489.htm

 国連のパン・ギムン事務総長は29日スイスのダボスで開かれた世界経済フォーラムで、
「金融危機や気候変動、食糧安全、エネルギーおよび貧困問題に対応するよう各国や企業に
呼びかけました。

 その中で、パン・ギムン事務総長は「危機の前に、責任感を強め、長い目で物事を
運ぶべきである」と強調した上で、「長期的な利益のために、私たちは短期的な利益のための
行動をやめるべきである。核心的価値を見い出さなければならない。経済危機の時には、
民族主義や保護主義などを含むいろいろな主義が生まれるようになる。こうした行為は
全世界の利益という共通な目標を無視することになり、危険である」と指摘しました。

 さらに、現在直面している課題や挑戦について、パン・ギムン事務総長は協力の重要性を
強調し、「この新しい時代に、すべての挑戦を解決するには協力以外ほかの道がない」と語りました。
220朝まで名無しさん:2009/01/31(土) 02:26:19 ID:kKqtosk3
トルコ首相が“凱旋”帰国 ダボス会議退席に市民の支持
http://www.47news.jp/CN/200901/CN2009013001000960.html

 【カイロ30日共同】世界経済フォーラムの年次総会(ダボス会議)でイスラエルの
パレスチナ自治区ガザ攻撃をめぐりイスラエルのペレス大統領と激しくやり合い、途中退席した
トルコのエルドアン首相が30日未明に帰国、西部イスタンブールの空港で首相の行動を
支持する市民ら数千人の熱狂的な歓迎を受けた。

 市民らはイスラエルを非難する横断幕やトルコ国旗を掲げ「トルコ国民はあなたを誇りに思う」
などと叫んだ。首相は空港での記者会見で「トルコ首相としてすべきことをしたまでだ」などと述べた。

 軍事同盟を結ぶトルコはイスラエルにとって中東最大の友好国だが、ガザ攻撃への批判が
トルコ国内で高まり、両国関係は冷却化している。

 同会議では、ペレス氏がガザ攻撃の正当性を、他の発言者より多い時間を使って主張した
ことに首相が反発、討議を終了しようとした司会者を制止し「人殺しをしているのはイスラエルだ」
と述べ、そのまま退席した。
2009/01/30 19:41 【共同通信】
221朝まで名無しさん:2009/01/31(土) 02:27:04 ID:kKqtosk3
イスラエル総選挙
http://www.jiji.com/jc/c?g=tha_30&k=2009013001000

 イスラエル総選挙 全国1選挙区の完全比例代表制で、各政党が国会(1院制、定数120)
議席を争う。有権者は18歳以上の国民。議席獲得の得票最低ラインが2%と低めに
設定されており、今回の選挙では11〜14政党が国会入りを果たすとみられている。(エルサレム時事)
(2009/01/30-19:35)
222朝まで名無しさん:2009/01/31(土) 02:27:42 ID:kKqtosk3
戦争と平和、2つの見解を示すマグネット、イスラエル
2009年01月30日 22:17 発信地:エルサレム/イスラエル
http://www.afpbb.com/article/politics/2566034/3733869

【1月30日 AFP】イスラエルのエルサレム(Jerusalem)の土産物ショップに並んだイスラエル軍
兵士を配したマグネットと、イスラエル人とパレスチナ人が握手をかわす図案の2つの
マグネットは、イスラエル市民の間でも、パレスチナ人との関係をめぐって相反する
2つの見解があることを示している。(c)AFP
223朝まで名無しさん:2009/01/31(土) 11:01:16 ID:p1srnxWf
ガザ停戦維持、イスラエルの自制カギに 米中東特使の訪問終了
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20090131AT2M3004230012009.html

 停戦の先行きが危ぶまれているパレスチナ自治区ガザ情勢などを巡り中東歴訪中の
ミッチェル米中東和平特使は、30日でイスラエル要人との会談を終えた。ガザで再発した
衝突をエスカレートさせないためには、圧倒的な軍事力を持つイスラエルの自制がカギ。
滞在中、停戦の継続が「極めて重要だ」と重ねて指摘した米特使の訪問が功を奏したかは今後明らかになる。

 米特使は30日、2月の総選挙で第1党になる勢いの右派野党リクード党首の
ネタニヤフ元首相のほか、ガザで人道支援活動を続ける国連パレスチナ難民救済事業機関
(UNRWA)の代表らと会談した。31日にはヨルダンを訪問する。(カイロ=安部健太郎)(07:00)
224朝まで名無しさん:2009/01/31(土) 11:13:12 ID:p1srnxWf
ガザ支援に2000万ドル拠出=米
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2009013100104

 【ワシントン30日時事】米国務省は30日、イスラエルによる軍事作戦で
人道状況が悪化したパレスチナ自治区ガザに対し、2030万ドル(約18億円)の
追加支援を行うと発表した。
 追加支援のうち、1350万ドルは国連パレスチナ難民救済事業機関
(UNRWA)、600万ドルは赤十字国際委員会(ICRC)、80万ドルは
国連人道問題調整事務所(OCHA)に拠出される。(2009/01/31-07:38)
225朝まで名無しさん:2009/01/31(土) 11:38:56 ID:p1srnxWf
日々の雑感 138:
ガザ住民への電話インタビュー [3]
2009年1月12日の状況
2008年1月21日(水)
http://www.doi-toshikuni.net/j/column/20090121.html

バッサムは、ガザのNGO「パレスチナ人権センター(PCHR)」のスタッフで、
ジャバリア難民キャンプの出身。彼とその家族は現在、ガザ市内のアパートで
暮しているが、両親や兄弟、親族などファミリーは今もジャバリアで暮している。
2009年1月12日
バッサム・エルアクラ

つい先ほどガザの自宅からジャバリア難民キャンプの実家へ行ってきた。2時間ほど
過ごした。皆元気だ。

(Q・ガザでの空爆や砲撃は現在、どんな具合か)

とても危険な状況で、5分か10分置きに爆撃音が聞こえる。今は夜だが、
誰も通りにいない。ただ砲撃の音が聞こえるだけだ。ジャバリアも私がいたときも
とても危険で、爆撃で3人が殺された。ジャバリアへの入り口、ジョロン地区だ。
私がいたのは午後1時から午後3時までだ。それはイスラエルが「休戦時間」と
決めた時間帯で、砲爆撃を中断する時間のはずだが、実際はそうではない。
住民は砲撃の音におびえている。私の叔父たち(ファウジやファイエズやファフリ)が
暮す家に行ったが、難民キャンプの通りは人通りが少なく、住民はとても恐れている。

(Q・今、イスラエル軍の戦車などがジャバリア難民キャンプやガザ市を包囲
しているのか。中に侵攻しようとしているのか)

はっきりわからない。ニュースが入ってこないから、中へ侵攻しようとしているのか
どうかはわからない。しかし砲撃の音は聞こえる。ほんの半時間前に文化省の
建物が爆撃され破壊された。もちろんそこには人はいなかった。
(続く)
226朝まで名無しさん:2009/01/31(土) 11:40:34 ID:p1srnxWf
>>225より
(Q・周辺で誰かが殺されたのか。そのような現場へ行って遺体などを目撃したのか)

(40人ほどの避難民が殺された)UNRWAの学校へ行ってきた。ファフーラ学校で、
ベイトラヒヤ・プロジェクトの背後にある学校だ。

UNRWAは家を追われた住民の避難場所として学校を開放し、避難民に食料や
寝具などを提供していた。ファフーラ学校は避難民でとても混雑していた。
正確な数はわからないが、1500人から2000人の避難民がいた。そこはとても
混雑していて、1教室に7、8ファミリーが暮していた。机や椅子で、1、2ファミリーずつ
仕切っていた。とても惨めな環境だった。しかし路上で暮すよりはいい。

(Q・その学校で何が起きたのか)

2日前だった。イスラエル軍が砲撃した。被害にあった住民が学校の外に
いたのか中にいたのかわからない。詳細はPCHRの報告書を見てほしい。
35人から40人が殺された。
(続く)
227朝まで名無しさん:2009/01/31(土) 11:41:52 ID:p1srnxWf
>>226より
(Q・どうしてイスラエル軍はその学校を砲撃したのか)

どうしてなのか、わからない。(攻撃したイスラエル兵は)自分をコントロール
できない、気がふれた人間かもしれない。そこは住民が避難している場所なのだ。
1500人から2000人が避難していたんだ。そこを空からミサイル攻撃したのだ。
今日、私はそこへ行ってきた。

イスラエル軍は民間人と武装兵士を区別していない。そこを爆撃したのだ。

(それとは別に)また4階か5階建ての建物も爆撃された。殺された者の中には
女性や子ども、動くことができない身体障害者などもいた。もしそんな家族がいたら、
他の家族もそこで暮らすしかない。イスラエル軍がやっていることは犯罪だ。

女性や子どもの遺体は手足がもぎ取られていた者もいた。その遺体を見た家族は
大きな衝撃を受けた。それを見たあとは人間としての感情を持った者なら誰でも、
食べ物を口にすることもできない。

(Q・他にも破壊された家屋や病院などで何を見ましたか)

すべての殺害、すべての流された血にも関わらず、人びとはまだ希望を持っている。
人間として生きていく希望だ。ガザ地区の誰にも安全な場所はない。イスラエルは、
住民に避難するように警告している。しかしどこへ行けばいいんだ。UNRWA学校に
避難しても爆撃する。避難は保護にはならないのだ。

例えばイスラエル軍は、ベイトハヌーンを包囲し侵攻して住民にガザ市へ
避難するように伝えている。そのガザ市では、10分、15分おきに爆撃している。
だから誰にも安全な場所はないのだ。通りでも家でも安全ではなく、ただ死を
待つだけだ。それがイスラエルが望んでいることだ。それが、イスラエル軍が
住民に要請していることだ。“従順な犠牲者”になることを求めているのだ。
「どこにいても、ただ死を待て」と。
(続く)
228朝まで名無しさん:2009/01/31(土) 11:43:19 ID:p1srnxWf
>>227より
(Q・人びとがまだ希望を持っているというのはどういうことか)

自分の国で人間らしく生きていくという希望だ。何が起きていようと、あいさつでは
「アルハムドゥリッラー」と言う。「満たされている」「神のおかげで」ということだ。
たとえ家族が殺されても、そう言う。世界中の人びとのように、人間らしく生きることだ。

(Q・イスラエル軍はハマスがロケット弾を打ち込むから反撃しているのだという。
ガザの人びとは、「ハマスのせいでこんなに苦しんでいるんだ」と、怒りを抱いてはいないのか)

そんな声は通りでは聞かない。パレスチナ人を代表して発言できるわけではないが、
通りではそういう意見を感じることができない。

イスラエルはガザに2年間、厳しい封鎖を敷いた。(重病の)住民はよい治療を
受けるために外へ出ることもできない。学生はガザの外の大学へもいけない。
ヨルダン川西岸へも海外へもだ。十分な食べ物もない。貧困……。そんな中で
暮らす人びとに何を期待するのだ。「ガザからロケット弾を撃ち込んでくるから
攻撃するんだ」というのはイスラエル側の攻撃の口実だ。その攻撃で(抵抗を)
止められると思うのは間違いだ。何もしなければ、この封鎖の状況で暮すしか
ないんだ。イスラエルは、戦闘機や戦車や軍艦によって、ハマスのロケット弾を
止めようとしている。それでもハマスはロケット弾の発射を続けている。イスラエルの
発表によれば、昨日は35発のロケット弾が着弾したという。つまり、そのような
やり方では止められないということだ。もし戦闘機や戦車や軍艦から爆撃・砲撃
しても、ロケット弾はイスラエルに飛んでくるんだ。そんな状況にあることを想像してほしい。

これはイスラエルによる「懲罰」なのだ。すべてのパレスチナ人を「懲罰」しているんだ。
ガザの住民は民主的な手段でハマスを選んだ。それは民主的な選挙によってだ。
(続く)
229朝まで名無しさん:2009/01/31(土) 11:44:00 ID:p1srnxWf
>>228より
(Q・イスラエルはハマスを壊滅できると思うか)

イスラエルはハマスを壊滅することに関心があるわけではない。ハマスを
自分たちのコントロール下に置きたいんだ。それだけのことだ。そしてイスラエルの
セキュリティーを確保する、つまりイスラエルに対して危険なことは何もしないことを
望んでいる。さらにガザ地区を孤立させ、ラマラを孤立させ、(パレスチナを)
2つの政府に分裂させておきたいんだ。(西岸の)ラマラの政府にもガザの政府にも
イスラエルのセキュリティーを保障させようとしている。ガザを、ファタハが統治しようと
ハマスが統治しようと構わない。ただ、イスラエルのセキュリティーを脅かさないように
したいのだ。だからハマスを壊滅させることには関心はないのだ。ハマスを
自分たちのコントロール下に置きたいだけなのだ。
(続く)
230朝まで名無しさん:2009/01/31(土) 11:45:26 ID:p1srnxWf
>>229より
(Q・住民の精神状態はどうなのか。ガザの人びとの雰囲気はどうなのか)

私は今、人権団体でトレーニングの仕事をしているが、たとえば、人権や民主主義が
いいものであるということをどうやって住民に説得できるだろうか。人びとは、
毎日、住民が殺され血を流しているのを目撃している。こんな状態でも、「イスラエルは
中東で唯一の素晴らしい民主主義国家」だとか「アメリカは世界でもっとも民主的な国」
だと言われ、また世界中で「民主主義」や「人権」の重要性が叫ばれている。
しかしガザで起こっていることに、つまりパレスチナ人の人権が毎日侵害され、
人権宣言の1文1文が侵害されている今のガザの状況にアメリカも世界も押し黙り
何も行動を起そうとしない現状のなかで、明日自分が仕事に戻ったときに、
どうやってガザの人びとに「人権が大切だ」と説得できるだろうか。

ガザで毎日起こっていることに住民は苛立ち、怒り、失望している。それはパレスチナ人が
招いていることではなく、全世界が引き起こしていることなのだ。毎日、イスラエルが
パレスチナ人にやっていることに何もしようとはしないのだ。なぜか。アメリカは
「民主主義」と「人権」の名の元にイラクに侵攻したのだ。

私は今、人権団体として住民に言うべき答えを探している。明日、大学の学生を
対象に人権についてのトレーニングを始める予定だ。しかし私は人権について
どう説明できるだろうか。私は何ができるだろう。私はその答えがわからない。そんな状況を想像してほしい。
(続く)
231朝まで名無しさん:2009/01/31(土) 11:46:29 ID:p1srnxWf
>>230より
(Q・住民はこんな状況の中でどうやって希望を維持できるのか)

わからない。ときどき、この問いを私自身に問うている。これほどの血が流されて
いるガザで、人びとが人間らしい生活を送る日が来るという。なぜそうなのか、
私にもわからない。どこからそのような希望を持てるのかわからないのだ。
とても不思議なのだ。人びとはこんな状況になかでも笑顔を見せる。それを
どう説明したらいいのかわからない。

その人たちは自分の叔父や従兄弟が殺されていたり、隣人が殺されている人たち
なのだ。私にはわからない。しかし希望を感じさせるのだ。それがどこからくるのか私にはわからない。

(Q・食料はどうしているのか)

なんとか生き延びている。35枚のパンを家族のために確保するためパン屋の前に
4、5時間も並んでいる。とてもパンを手に入れるのが難しい。野菜も手に入れるのが
難しい。野菜の生産地であるベイトラヒヤは、イスラエル軍が支配しているから、
そこから野菜を手にすることは難しい。ハンユニス方面からも野菜は手に入らない。
だからトマトやきゅうりなども手に入らない。

(Q・水は?)

今、私の家には水がない。ガザには電気がないためにガザ市役所は、各家庭に
水を配給できないでいる。だから私の住んでいる建物にも水道の水はこない。

問題は電気がないことだ。水も電気がないと各家庭に送れない。水を上げるポンプも
使えない。だから水なしでやっていかなければならない。
(続く)
232朝まで名無しさん:2009/01/31(土) 11:47:21 ID:p1srnxWf
>>231より
(Q・毎日、何時間電気がくるのか)

例えば今日だが、2時間だけだ。それもずっと続けてではない。30分したら切れ、
20分ほどしてまた電気がくるといった具合だ。

(Q・医療面ではどうなのか)

病院での薬品は深刻な状態だ。シェファ病院を訪ねただけで具体的な調査は
していないが、まったく足りていない。手術も手術室ではなく、廊下でやっている。
手術室が足りないからだ。だから病院では深刻なケースだけを扱っている。
重傷や重病でない場合は、家へ帰される。治療する場所がないからだ。

(Q・イスラエル側の侵攻の目的は何だと思うか。完全にハマスを殲滅することか)

私は、それは疑わしいと思う。ハマスをコントロール下に置きたいのだ。
(続く)
233朝まで名無しさん:2009/01/31(土) 12:00:07 ID:p1srnxWf
>>232より
(Q・イスラエルはハマスを追い出し、アブ・マーゼン〔アッバース大統領〕に
ガザを支配させようとしていると聞いたが)

それは疑わしい。私が聞いたところによれば、アブ・マーゼンは、イスラエルの
戦車に乗ってガザに戻ってくることを拒否したという。私もそのような計画には
疑いを持っている。イスラエルはそうするとは思わない。イスラエルが望んでいるのは、
ガザ地区に「弱いハマス」を、ヨルダン川西岸に「弱いアブ・マーゼン」をおき、
(パレスチナ全体を)をイスラエルの支配の下におくことだ。そしてその両者を
互いに戦わせることだ。それがイスラエルが望んでいることだ。私はイスラエルが
ハマスが壊滅しようとしているとは思わない。

(Q・ガザ住民はアブ・マーゼンにどういう感情を抱いているのか)

ハマス支持者たちはアブ・マーゼンに怒りを抱いていることは間違いない。しかし
ファタハ支持者はそうではない。

(Q・私が言っているのは、その両者ではない普通の人々のことだが)

私はその質問には答えられない。他の住民と接触する機会がないからだ。
ガザ攻撃が始まってから、2時間ほど外出して、戻ってくるだけだ。だから
答えられるほど、市井の人たちと会う機会がないんだ。私にはわからない。
(続く)
234朝まで名無しさん:2009/01/31(土) 12:01:41 ID:p1srnxWf
>>233より
(Q・あなたの家族の様子は?)

私の家には40人がいる。ガッサン、ニザールらの家族は今、私の家に避難している。
両親も妹たちもそうだ。叔父のファウジ、ファイエズ、ファフリ、アハマドたちは
そのまま家に残っている。ただ行き場所がないからだ。UNRWA学校にも移れない。
だからとてもたいへんな状況だ。

(Q・1人ひとりの状況を教えてほしい)

今日、母は私とジャバリアへ行ってきた。そこで母は泣いていた。ジャバリアの
家族とまた会えるかどうかわらないからだ。ジャバリアの隣人たちにもだ。

父はラジオでじっとニュースを聞いている。あまり話しをしない。父は自分の弟たちが
まだジャバリアに残っていることをとても心配している。祖母もジャバリアにいる。

ガッサンは電話で指示を受け、あるUNRWA学校に住民を避難させる準備のために
出かけていった。ニザールは、今日は仕事のために病院へ行った。彼は身体障害者を
支援するの国際組織で働いているから。ファウジもファイエズも今は1階で暮している。
爆撃の攻撃を恐れて、みな1階に集まっている。

関連サイト:バッサムが所属するPCHR(パレスチナ人権センター)
http://www.pchrgaza.org/
235朝まで名無しさん:2009/01/31(土) 12:10:14 ID:p1srnxWf
非常に長いので抄録。「アッパチ」は恐らく「アパッチ」の誤り。

日々の雑感 139:
ガザ住民への電話インタビュー[4]
2009年1月14日の状況
2008年1月22日(木)
2009年1月14日
アブ・ハリール(仮名)(ジャバリア難民キャンプ住民)
http://www.doi-toshikuni.net/j/column/20090122.html

(Q・イスラエル軍の攻撃を自身が目撃したことは?)

2度ある。1度目は、3日前に家から遠くないマーケットへ行ったとき。私がキュウリや
トマトを買おうとその値段を訊いていたときだった。突然、爆発音がした。戦車が
マーケットの中にある4階建ての建物に砲撃した瞬間だった。恐ろしいほどの
大きな音だった。被害はその4階建ての建物に限らず、周囲の建物にも及んだ。
私が直接目撃した初めての爆撃現場だったので私自身パニックに陥った。そこは
私が立っている場所から120メートルほど離れたところだった。恐ろしい光景だった。
幸い誰も負傷しなかったが、住民の中でパニックが起こった。

2度目はその日の午後だった。私の家近くの道路で2人の子どもたちが遊んでいた。
突然、アッパチ・ヘリコプターからのミサイルが爆発した。2人は即死だった。
その身体はバラバラになった。すぐに病院に運ばれた。他にも3人が負傷した。
それは戦慄するような事件だった。私の甥が現場近くにいて、バラバラになった
子どもの身体が毛布に包まれ、病院に運ばれる現場を目撃した。その甥が私に
報告にやってきた。甥にとって生まれて初めてそんな光景を目の当たりにした衝撃でパニックになっていた。
(続く)
236朝まで名無しさん:2009/01/31(土) 12:11:24 ID:p1srnxWf
>>235より
(Q・つまり遊んでいた子どもがアパッチに攻撃されたというのか)

子どもたちは遊んでいたのだが、武装青年が道に地雷を埋めているのだとでも思ったのだろう。

(Q・ジャバリア難民キャンプでハマスの武装組織のリーダーが殺害されたと聞いたが)

それは1月1日の夜だった。イスラム大学の教授のニザル・ラヤンが家に戻ったとき、
F16戦闘機がその家を爆撃した。ニザル・ラヤン教授と4人の妻、その子どもたちなど
16人の家族が瞬時に殺された。4階建てのその家は完全に崩壊し、周囲の7軒の家が
被害を受けたが、その住人たちは殺されなかった。イスラエル軍の「指名手配のハマス要員」
の人物の側に住んでいた隣人たちは2、3日前にその家から避難していたからだ。

(Q・家から避難した人たちはどこへ行ったのか)

パレスチナ人社会のネットワーク、社会的なつながりのおかげで、避難した人たちは、
違った場所に住むファミリーメンバーたちに保護される。または隣人、さらに友人の家にもだ。
またUNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)の学校に避難した者もいる。

(Q・しかしそのUNRWAの学校に避難していた人たちも攻撃されたのか)

イスラエルのメディアは、学校の近く、または中にいた2人の武装兵士を狙ったと
いっている。そこはジャバリア難民キャンプの西部にある小学校で、 43人が殺されたと
聞いている。全員が民間人で、ガザ地区北部のベイトラヒヤなどから国連の旗の下に
ある学校に避難してきた人たちだった。43人の死者と多くの負傷者が出た。
(続く)
237朝まで名無しさん:2009/01/31(土) 12:12:24 ID:p1srnxWf
>>236より
(Q・なぜ学校を攻撃したのか)

なぜ攻撃されたのか誰にもわからない。イスラエル側は中に武装兵士がいたと言っている。
UNRWAはこの攻撃を非難している。目撃者によれば、まったく武装兵士はいなかったという。
その前の通りで、子どもたちが遊んでいただけだ。

(Q・あなたの家に電気は来ているのか)

停電でとても苦しんでいる。つい最近も60時間まったく電気がこなかった。今は
6時間だけ電気が来て、あとの18時間は電気がないといった状態だ。その理由は
ガザ内の発電所に十分な燃料がないからだ。ガザ地区南部には(エジプトからの)
電気がある。ガザ北部の我われはイスラエルからの電気に頼っているが、十分な電気を供給されない。

他の理由もある。イスラエル軍の攻撃で、電線が切断されてしまっているのだ。
そんな事情で、電気が来ない時間が増えつつある。

(Q・調理用の燃料もガスもなく、料理はどうしているのか)

調理の問題は、ガザでもう何ヵ月も続いている。燃料が不足し、通常の生活は
できない状況だ。シャワーも十分浴びられず、近所から薪を集めてきて、
料理をしている。幸運なときはお湯が手に入り、シャワーを浴びられるが。
しかしもう何週間にもわたって、通常の生活はできなくなっている。
(続く)
238朝まで名無しさん:2009/01/31(土) 12:13:27 ID:p1srnxWf
>>237より
(Q・高層階で暮している住民は水をくみ上げられずたいへん困っていると聞いたが)

通常、水を上の階までポンプで屋根のタンクにくみ上げていた。しかし電気がないために
それができない。それで1階のドラム缶などに水を貯めている。水道がないので、
UNRWAからの水配給サービスに頼っている。電気が来る1時間ほどの間に飲み水を
確保し溜める。それが唯一の手段だ。ガザ地区の他の地域ではそれさえできないところも
ある。またUNRWAからの水供給サービスさえないことがある。水をくみ上げることが
できるのは電気があるときだけだ。

(Q・今は冬なのに、どうやって暖をとっているのか)

それがとても深刻なことだ。暖房の燃料もなく、電気暖房器具のための電気もない。
頼れるのは薪だけだ。それでいくらか暖まるだけだ。もう1つの方法は、毛布を被ることだ。

(Q・その薪はどこから手に入れるのか)

それも見つけてくるのがとても難しい。お金があれば、あちこち店を探して薪を買う。
ナイロンやプラスティックをマキ代わりに使うのは(有毒ガスが発生して)危険だ。

(Q・子どもたちにとって、この寒さは一段と厳しいだろう。あなたの家の子どもたちはどうやって寒さを凌いでいるのか)

うちの子どもは(風邪で)咳がだんだんひどくなっている。もっと毛布が必要だ。
昼間に陽が照れば、1、2時間でも外を歩くのだが、しかしイスラエル軍に攻撃される
可能性があるから危険だ。
(続く)
239朝まで名無しさん:2009/01/31(土) 12:14:34 ID:p1srnxWf
>>238より
(Q・食べ物はどうしている?)

主食の小麦粉が不足している。通常はUNRWAが難民に配給しているが、もしそれが
なければ、ブラックマーケットでそれを手に入れなければならない。または1キロほどの
小麦粉を友人や隣人から譲ってもらわなければならない。

また野菜もガザ地区全体で不足している。その値段も上がっている。通常、野菜は
ベイトラヒヤ地区やジャバリアの東部などで生産されるが、そこは今、イスラエル軍に占領されている。

(Q・医療関係はどうか)

ガザ地区には全部で10箇所の政府系の病院がある。薬品がまったく不足していて、
特に心臓病のための薬や外科手術のための設備などが足りない。しかしこの2、3日の間に
アラブ諸国などからの支援物資がエジプトとの国境から入ってきている。また、
アラブ諸国から100人ほどの医者が大量の負傷者の治療をするパレスチナ人医師を
支援するためにガザ入りしている。

国境は、エジプトがコントロールしているラファ国境とイスラエル側のケレム・シャロン検問所
(物資用検問所)以外、完全に閉鎖されていている。だから、そこから物資を運び入れられるか
どうかは、国際社会がイスラエルにそれらの物資をガザ地区へ持ちこめるように
どれだけ圧力をかける意志があるかどうかによる。

アラブ諸国からの援助や寄付はラファ国境から入ってくる。だからアラブ諸国が
イスラエルに直接、または間接に圧力をかけ、ラファを通してラファからトラックで
簡単に運びいれられるようにすべきだ。
(以下略)
240朝まで名無しさん:2009/01/31(土) 12:18:32 ID:p1srnxWf
やや遡った記事。

http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/News20090108_223913.html
イスラエル・トルコ、外交駆け引きの舞台裏
2009年01月08日付 Hurriyet紙
イスラエル首相のトルコ訪問から1週間も経たずしてガザになされた攻撃が
トルコ‐イスラエル両政府間に生じさせた緊張が続いている。しかし、トルコは
それでも調停のための接触を継続している。

レジェップ・タイイップ・エルドアン首相は、ガザ攻撃についてイスラエルに対し
強く反発し、「軍事作戦が終了するまでイスラエルの要人とは誰とも面会しない」と決め、
この決定を「個人的には」続けている。しかし同首相の「面会禁止」の一方で、
トルコ‐イスラエル間での交渉はほとんど全てのレベルで継続されている。

外交筋によると、首相が強硬な態度を示した後、イスラエル高官はトルコ外務省に
連絡を取り、イスラエルのリブニ外相が「アンカラ訪問を望んでいる」ことを伝えた。
しかしトルコ政府は、「認めません。現在のようなあやうい状況では受け入れられません」
と返答した。ババジャン外相は妥協点を探り、イスラエル外務省に「ニューヨークに
訪問予定があります。そこで面会しましょう」と伝えた。
実際にババジャン外相はニューヨークに到着するやいなや、火曜日に国連安全保障会議に
出席する直前にイスラエルの外交官に電話をした。

電話会議では、「即刻、軍事作戦を停止するよう」イスラエルに要請した。
(続く)
241朝まで名無しさん:2009/01/31(土) 12:18:56 ID:p1srnxWf
>>240より
■ダウトオウルも接触
この他にもイスラエル筋によると、エルドアン首相の「イスラエルとの面談禁止」に
反して、アフメト・ダウトオウル氏もイスラエルと接触をしている。
イスラエルで発行されているハーレツ紙によると、ダウトオウル氏はエルドアン首相と
共に訪問したダマスカスで、亡命中のハマス最高指導者ハーリド・ミシュアル政治局長と
面会した後、イスラエルとも交渉をもった。ダウトオウル氏は、イスラエルのオルメルト首相の
顧問であるシャロン・トルグマン氏と、「ガザにおける休戦」について話し合った。

この記事の原文はこちら
http://www.hurriyet.com.tr/gundem/10732315.asp?gid=233

(翻訳者:湯澤芙美)
(記事ID:15524)
242朝まで名無しさん:2009/01/31(土) 19:06:58 ID:kKqtosk3
世界の子ども笑顔に 紛争地で心のケア 医師の姿映画化
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009013190135405.html

2009年1月31日 14時11分

映画の一場面。東ティモールの避難民キャンプで子どもたちと歌う桑山紀彦さん(右)
写真http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/images/2009013199135405.jpg

 世界の紛争地を駆け回り、医療活動を続ける医師桑山紀彦さん(45)=山形市=と
子どもたちとの交流を追ったドキュメンタリー映画「地球のステージ ありがとうの物語」が
31日から、東京・JR東中野駅前の映画館ポレポレ東中野で公開された。作品には現実に
直面しながらも、懸命に生きる子どもたちの笑顔が満ちている。 (小川慎一)

 桑山さんは病院勤務の精神科医。1989年にカンボジアの難民キャンプで医療活動をして
以来、東ティモール、ソマリアなどの紛争地を訪れ、子どもたちの心のケアに取り組んできた。
全国の小中学校を回り、医療活動の映像を紹介しながら、自作の曲を歌う活動もしている。

 監督はNHK元ディレクター佐藤威一郎さん(67)。桑山さんのライブを見た佐藤さんは
「命の大切さを伝えていた。この人を案内役に世界を伝えたいと思った」と話す。
(続く)
243朝まで名無しさん:2009/01/31(土) 19:07:37 ID:kKqtosk3
>>242より
 2年がかりで完成した映画の中で、桑山さんは9年ぶりにクロアチアを訪れ、旧ユーゴスラビア紛争の
際に恐怖で言葉を失った少女アリッサと再会する。22歳になったアリッサは笑顔を見せ、
話もできるようになっていたが、桑山さんに心の苦しみを打ち明けてもいる。

 地雷で左手を失ったカンボジアの少年リエム、両親に捨てられ兄と生きるフィリピンの少女
メリジェーン。紛争や貧困に直面している子どもたちの暮らしを淡々と追った。

 桑山さんは、1月15日から5日間、イスラエルの攻撃が続いたパレスチナ自治区ガザで
活動した。6月に再びガザへ行く。「同じ人が何度も行けば、子どもたちは誰かとつながって
いるという感覚を持ってくれるから」

 映画の観客に対しては「私の姿を見て、『私にも何かできるかも』と思ってくれたらうれしい。
どこにいようとも、世界とはかかわれるんですから」と笑った。

 上映は2月20日まで。2月1日には桑山さんの生演奏がある。自主上映についての
問い合わせは、オフィスラフトQUA=電03(5428)3085=へ。

(東京新聞)
244朝まで名無しさん:2009/01/31(土) 19:08:23 ID:kKqtosk3
ガザからロケット弾、負傷者なし 停戦宣言後3回目
2009年1月31日18時11分
http://www.asahi.com/international/update/0131/TKY200901310178.html

 イスラエル南部の都市アシュケロン近郊に31日、約15キロ離れたパレスチナ自治区ガザ
からロケット弾1発が撃ち込まれた。負傷者はいなかった。18日にイスラエル軍と、ガザを
支配するイスラム過激派ハマスのそれぞれが一方的に停戦を宣言して以来、ガザからの
ロケット弾攻撃は3回目。いずれもハマス以外の武装勢力が実行したと見られている。
イスラエルはいかなる攻撃にも「強く反撃する」と表明している。(エルサレム)
245朝まで名無しさん:2009/02/01(日) 20:06:37 ID:T7bx8MO2
The Plight of Al Samouni Family in Gaza: in their own voices
http://www.alhaq.org/etemplate.php?id=416

和訳。
ガザ地区、アル=サモウニ一族の苦難: 彼ら自身の声による
http://nofrills.seesaa.net/article/113381515.html

ガザ地区のアル=サモウニ一族の話は悲劇的で身の毛もよだつようなものである。Al Haqの
フィールド・リサーチのメンバーによると、発端は2009年1月3日、土曜日のことだった。この日、
アル=ゼイトゥン地区にイスラエル軍が侵攻し、砲撃を行なっていた。

翌日の2009年1月4日、イスラエル占領軍は同じ地域を爆撃し、パレスチナ人1人を殺した。

2009 年1月5日月曜日の午前7時、イスラエル占領軍は再度同じアル=ゼイトゥン地区を
爆撃した。ミサイルのうち1発がタラル・ヒルミ・アル=サモウニの家の3 階を直撃した。
負傷しながらも(OR 心的外傷を負いながらも)、家族は消火に手をつくした。その前に、ここの
16人の家族――祖父母と子供たちとその家族 ――は、ガザ地区を襲っている爆弾を恐れて
1階に避難していた。

状況がますますひどくなり、砲撃が激しくなるにつれて、アル=サモウニ一族のさらに3家族が、
タラルの家に避難してきた。これらの家族の内訳は、イブラヒム・アル=サモウニ一家(12人)、
ラシャド・アル=サモウニ一家(11人)とナフィズ・アル=サモウニ一家(10人)であった。合計で
49人のアル=サモウニ一族のメンバーが、タラルの家に集まっていたことになる。

月曜、(人々を移動させた)その後イスラエル占領軍はタラルの家のドアをノックし、集まっていた
一族の人々に、ワエル・アル=サモウニ(家族は11人)の家に移動してほしいと告げた。イスラエル
占領軍はまた、男たちには出口のところでシャツをめくるように言って(これはいずれの文化圏でも、
相手の人間性を奪う態度である)、ワエルの家を包囲し、アル=サモウニ一族の60人を、
24時間水のない状態に置いた。電気に関しては、ガザ地区ではイスラエルの爆撃が
2008年12月27日に開始されてから全面的にストップしていた。
(続く)
246朝まで名無しさん:2009/02/01(日) 20:08:56 ID:T7bx8MO2
>>245より
翌6日、サモウニ家の人々は近くで銃撃の音がするのを耳にした。その後は静かになった。
彼らはイスラエル占領軍が地域から撤退したのだろうと考え、ひとりが表玄関のドアから出て、
喉を渇かしていた子供たちのために家の前においてあった貯水タンクに水を汲みにいった。
彼が驚いたことに、イスラエル占領軍と戦車はまだ家を取り囲んでいた。このため彼は、
すぐさま家の中に引き返した。

5分後、戦車が1発のミサイルを家に撃ち込んで、7人を負傷させた。わずか3分後にイスラエル軍は
別のミサイルを(家の)すぐ近くに撃ちこみ、アル=サモウニ家の人々の多くを殺した。その
ほとんどが子供と女性であった。

22 人ほどの生存者の多くは負傷しており、白旗を掲げ、死者の4人の遺体を抱えてその家を
後にした。イスラエル占領軍は彼らの周囲を銃撃し始めたが、彼らは歩き続け、救急に電話を
かけ収容を要請し、負傷者を助けようとした。しかしイスラエル占領軍は彼らに対し、軍は
救急サービスがこの地域に来ることを禁止した、と教えた。実際に、イスラエル兵士は重武装
していながら、赤十字(のスタッフ)を含む救急隊員や救急車がここに入るのを絶対に
許可しなかった。しかし、1キロ半ほど離れた十字路で、1台の救急車が負傷者を何とか乗せることができた。

一方、死亡したパレスチナ人の死体が横たわっている家では、まだ生存している家族の
メンバーが13人いた。うち8人は子供で、何人かは負傷していた。彼らは、死亡した親や
家族・親戚の死体と一緒に、食べ物や飲み水も一切手に入らない状態で、3日間も、監禁されていた。
(続く)
247朝まで名無しさん:2009/02/01(日) 20:10:08 ID:T7bx8MO2
>>246より
死者や負傷者をその場から出すために赤十字が入ることを許可されたのは、3日後のことだった。
負傷者のほとんどは非常に危険な状態にあり、ベルギーやエジプト、サウジアラビアに搬送されて治療を受けている。

合計して、アル=サモウニ家の人々26人が殺された。うち10人は子供、7人は女性であった。

残された疑問は次の点である。
- これら無辜の市民の犠牲の責任を誰が負うのか。
- イスラエルは人道に対する罪をおかしている。誰がその責任を問うのか。
- 子供や女性、男性たちの生命について、誰が賠償するのか――実際には誰にも(本当の意味で)
賠償などできないことは明らかであるにしても。
- 親や親戚の死体に囲まれて3日間も過ごすことになったこれらの子供たちが、彼らとその家族に
降りかかったひどい違法行為に対する国際社会の沈黙をゆるすときが、いつか訪れようか。

アル=サモウニ家の生存者たちは、正義がなされるべきであるということを含め、これらの
質問への答えを必要としている。

アル=サモウニ家とその苦難についてのこの報告のために入手された情報は、ガザに拠点の
あるAl Haqのフィールド・リサーチ担当者によって集められた。情報はアル=サモウニ家の
生存者から直接聞いたもので、自身でそれを経験した人たちの説明である。
(続く)
248朝まで名無しさん:2009/02/01(日) 20:11:30 ID:T7bx8MO2
>>247より
殺された子供たちの名前:
- Azza Salah Al Samouni, 3歳
- Waleed Rashad Al Samouni, 17歳
- Ishaq Ibrahim Al Samouni, 14歳
- Ismail Ibrahim Al Samouni, 16歳
- Rifka Wael Al Samouni, 8歳
- Fares Wael Al Samouni, 12歳
- Huda Nael Al Samouni, 17歳
- Ahmad Atieh Al Samouni, 14歳
- Mu'tassim Mohammed Al Samouni, 6歳
- Mohammed Hilmi Al Samouni, 5歳

殺された女性たちの名前:
- Rahma Mohammed Al Samouni, 50歳
- Safa' Hilmi Al Samouni, 25歳
- Maha Mohammed Al Samouni, 22歳
- Rabbab Azzat Al Samouni, 32歳
- Laila Nabih Al Samouni, 40歳
- Rifqa Mohammed Al Samouni, 50歳
- Hannan Khamis Al Samouni, 36歳
(続く)
249朝まで名無しさん:2009/02/01(日) 20:12:54 ID:T7bx8MO2
>>248より
殺された男性たちの名前:
- Tallal Hilmi Al Samouni, 55歳
- Attieh Hilmi Al Samouni, 25歳
- Rashad Hilmi Al Samouni, 42歳
- Tawfiq Rashad Al Samouni, 23歳
- Mohammed Ibrahim, 26歳
- Ziyad Izzat Al Samouni, 28歳
- Nidal Ahmad Al Samouni, 30歳
- Hamdi Maher Al Samouni, 23歳
- Hamdi Mahmoud Al Samouni, 70歳

【訳注:死者のリストはあくまでこの時点で判明していた人たちのみ。詳細はエントリ末尾参照。】
250朝まで名無しさん:2009/02/01(日) 20:15:35 ID:T7bx8MO2
エジプト政府、ヒズボラ指導者を糾弾
「イラン政権の代理人に過ぎない」
http://www.worldtimes.co.jp/news/world/kiji/090131-191810.html

 【カイロ31日鈴木眞吉】エジプト政府は30日、声明を発表し、レバノンのイラン系イスラム教
シーア派根本主義武装過激派組織ヒズボラの指導者ハッサン・ナスララ氏を、「イラン政権の
代理人にしか過ぎない」と糾弾した。イスラエル英字紙、エジプシャン・ガゼットが31日、報じた。

 ナスララ氏が30日行った演説の中で、エジプトがパレスチナ自治区ガザとの境界線にある
ラファ検問所を未だ閉鎖状態にしていると批判したことに対し、答えたもの。ラファ検問所は、
イスラエルと境界線を接していない唯一の検問所。

 エジプト政府は、検問所を通じ、一般人を装ったイスラム根本主義過激派組織ハマス関係者が
エジプト側で、偽札の使用や、密輸トンネル工作、反政府の非合法組織ムスリム同胞団
(ハマスの生みの親)との関係強化など、諸々の犯行を繰り広げることを警戒している。

 なおエジプト治安当局は30日早朝、ガザとの境界線下に掘られた密輸トンネルを通じて
エジプト側に侵入した武装パレスチナ人2人を逮捕した。一方、エジプト政府は29日夜、イスラエルと
ハマスとの(昨年12月27日から今年1月17日までの)戦闘中にエジプト側に越境侵入した
パレスチナ人45人を、ガザ地区に送還した。

2009/1/31 19:18
251朝まで名無しさん:2009/02/01(日) 20:18:43 ID:T7bx8MO2
ダボス会議:麻生首相演説の全文…世界経済復活に向けて
http://mainichi.jp/life/money/news/20090201k0000m010069000c.html

 麻生太郎首相が31日、スイス東部ダボスで開かれている世界経済フォーラム(ダボス会議)
年次総会で行った演説「私の処方せん−世界経済復活に向けて−」の全文は次の通り。

 シュワブ会長、

 ご列席の皆様、

 (冒頭)

 今、世界経済は100年に1度と言われる危機に直面しております。本日は、世界は何をすべきか、
その中での日本の役割について、話をいたします。

(私の信念)

 私には信念があります。「経済的繁栄と民主主義を希求する先に、平和と人々の幸福がある
(Peace and Happiness through Economic Prosperity and Democracy)」。
これは、日本が戦後歩んだ道です。経済的繁栄は新しい中間層を創出し、中間層は、更なる
自由、民主主義、平和を希求します。多くのアジア諸国もこの道を歩みました。そして、驚異的な
経済成長と、国によって濃淡がありますが、民主主義の伸張がもたらされたのです。日本が、
アジア諸国を支援することによって果たした役割は小さくなかったと自負しております。この
成功体験により、「経済的繁栄と民主主義を希求する先に、平和と人々の幸福がある」との
考え方が、日本外交の背骨となりました。

 私は2年前、外務大臣として、「自由と繁栄の弧」という考え方を示しました。これも、市場経済、
民主主義を志向する多くの国々を支援し、繁栄の道を共に歩みたいという決意にほかなりません。
(中略)
252朝まで名無しさん:2009/02/01(日) 20:19:48 ID:T7bx8MO2
>>251より
 (中東)

 中東地域の安定も、世界の持続的繁栄のために必須です。

 治安対策と復興支援は「車の両輪」です。日本は、インド洋での海上自衛隊による補給活動に
加え、ソマリア沖の海賊対策に自衛艦を派遣します。また、民生分野は日本の得意分野です。二つの例を紹介します。

 アフガニスタンでは、元兵士約6万人の武装解除と社会復帰を実現、延べ4000万人への
ワクチン供与と50のクリニックへの機材供与、500以上の学校の建設・修復と1万人の教師育成、
30万人の識字教育を行いました。今後も、こうした日本らしい支援を一層推進してまいります。

 パレスチナのガザ地区では、多数の民間人が犠牲となり、人道的見地から見過ごし得ない
状況となっています。日本は、紛争発生後速やかに1000万ドル規模の緊急人道支援を行い、
さらに23日には毛布等、我が国の備蓄物資を供与しました。こうした人道支援に加え、より
長期的な取り組みとして、ヨルダン川西岸地区のジェリコに、「平和と繁栄の回廊」として
農産業団地を開発すべく、イスラエル、ヨルダン、パレスチナ自治政府と話し合い、当事者間の
信頼醸成を図っています。経済的繁栄により平和と幸福がもたらされるとの私の信念の実践です。

(日本のODA)

 国際社会が直面するこれらの課題に取り組むため、私は、厳しい財政状況ではありますが、
近年減少傾向にあったODA事業量を、昨年より増やしました。2009年も、その流れを堅持し、
事業量は、ネットベースで約20%増加する見込みです。100年に1度と言われる危機への、決意を新たにした対応です。
(以下略)
253朝まで名無しさん:2009/02/01(日) 20:27:05 ID:T7bx8MO2
オバマ政権の正体(下)
[特別取材]
2009年02月01日 08:29 更新
http://www.data-max.co.jp/2009/02/post_4433.html

 新政権と直接関連はしないが、ヒラリー・クリントンが国務長官になったため、空席となった
ニューヨーク(NY)州選出上院議員に州知事の要請もあり、意欲を示していたケネディ元大統領の
長女、キャロラインさんが「個人的理由」で1月22日辞退表明した。「政界に出たらどうなるか、
と脅しが入ったからです。いまの米国はブッシュ家とクリントン夫婦が一体化。かつての
ケネディ王朝は政界から完全追放し、今後の米国は両家で仕切るつもりです」(ブッシュ政権に
情報源をもっていたB氏)
 英国の黒い貴族出身とされるブッシュ一族、ユダヤ系のヒラリー、近代世界を支配してきた
アングロサクソンとユダヤの野合そのままの構図である。パパ・ブッシュが大統領時代に掲げた
「新世界秩序」構想にともない、1990年代の金融戦略、そして2000年代の戦争による
実体経済戦略による米一極支配が着々進行。彼らの野望が達成されるかにみえた途端、
彼らの強欲資本主義が破綻。その後始末のために担がれたのがオバマである。    
 彼自身、それを自覚していたからこその大統領選における「チェンジ」であり、
「イエス・ウイ・キャン」だった。しかし、内実は複雑だ。オバマを操る国際金融資本をはじめとする
米国支配層内部に対立、確執があり、対外戦略も経済戦略も選挙中はもとより、いまも定まって
いない。何をする、何ができるか、具体的に何も言わなかったのもそれだ。
 そして新閣僚の顔ぶれは予想通り、アングロサクソン、ユダヤ系のオールキャスト。それも民主、
共和両党にまたがり、新政権が金融、経済破綻の始末をどうつけるか。一つハッキリしているのは、
経済をはじめとする内政ではオバマらしいソフト戦略を打ち出しているが、外交はブッシュ時代の
ハード戦略を棄ててはいないことだ。
(続く)
254朝まで名無しさん:2009/02/01(日) 20:27:31 ID:T7bx8MO2
>>253より
 昨年5月、イスラエルはブッシュにイランの核施設攻撃に核弾道付き最新バンカーバスター
(地中貫通弾)の供与を要請、米国は断ったとされる。「しかし、実際は秘密裡に2基が
提供されている。それに関与した空軍のT准将がその後ピストル自殺しているが、おそらく
消されたんでしょう」(前出B氏)。ブッシュ政権は末期までイラン攻撃の機を窺い、ロシア、
中国との水面下での駆け引きを演じていた。「それにはIMFの埋蔵金分捕り合戦も絡んでいた。
最近、その話し合いがついたといわれるので、米国とイスラエルによるイラン攻撃はいつでも
出来る態勢にある」(前出A氏)。
 オバマは新閣僚の国防副長官に大物ロビイストで軍需産業大手レイセオン社のリン副社長を
起用した。ロビイストは起用しないという事前方針との矛盾を問われたオバマが、記者に
返したのは「I won」の一言。「オレが勝ったんだ。文句あっか」だ。オバマのソフトイメージに
惑わされていると、新政権の真の姿を見失う。(了)

【恩田 勝亘】

*記事へのご意見はこちら

プロフィール◆恩田勝亘(おんだ・かつのぶ)
1943年生まれ。67年より女性誌や雑誌のライター。71年より『週刊現代』記者として長年
スクープを連発。2007年からはフリーに転じ、政治・経済・社会問題とテーマは幅広い。
チェルノブイリ原子力発電所現地特派員レポートなどで健筆を振るっている。著書に
『東京電力・帝国の暗黒』(七つ森書館)、『原発に子孫の命は売れない ― 舛倉隆と棚塩原発反対同盟23年の闘い』
(七つ森書館)、『仏教の格言』(KKベストセラーズ)、『日本に君臨するもの』
(主婦の友社―共著)など。
255朝まで名無しさん:2009/02/01(日) 22:08:02 ID:T7bx8MO2
「一神教聖戦団」爆弾攻撃で声明 イスラエル兵殺害を誇示
http://www.47news.jp/CN/200902/CN2009020101000094.html

 【バグダッド1日共同】パレスチナ自治区ガザとイスラエルの境界付近で1月27日に
イスラエル兵1人が死亡、3人が負傷した爆弾攻撃について、「ガザの一神教聖戦団」を
名乗る組織は1日までにウェブサイト上で、攻撃を認めるビデオ声明を公表した。同サイトは
国際テロ組織アルカイダに共鳴するイスラム過激派系組織が運営している。

 ビデオ映像は5分52秒間で、軍用4輪駆動車が道路爆弾の直撃を受け、炎上するもようが
撮影されている。

 イラクではイラク戦争開戦後、米国人など外国人を拉致し首を切断して殺害する映像を
公開する「一神教聖戦団」が活動。後にアルカイダ指導者ウサマ・ビンラディン容疑者に忠誠を
誓い、イラク聖戦アルカイダ組織と名称変更、指導者のザルカウィ容疑者は米軍の空爆で
06年に死亡した。今回の組織とイラクの組織の関係は不明。
2009/02/01 10:14 【共同通信】
256朝まで名無しさん:2009/02/01(日) 22:20:44 ID:T7bx8MO2
熾烈な国際ニュース競争、日・仏・中がしのぎ―シンガポールメディア
http://www.recordchina.co.jp/group/g28129.html

モバイル版URL : http://rchina.jp/article/28129.html
2009年1月30日、シンガポールの中国語メディア・星島環球網は日、仏、中が
国際ニュースチャンネルを開設、争って世界進出を目指していると報じた。各国は世界での
存在感を高めるため、戦略的に国際放送の拡大に踏み切っている。

今年1月、NHKは海外向け英語放送・NHKワールドTVの刷新を発表、従来15分間だった
ニュースを30分に延長するなどの拡充策を打ち出した。また、欧米のみをカバーしていた放送を
中国、ラテンアメリカ、アフリカなど世界各地に広げ、世界1億2500万世帯で視聴可能にするという。

一方、中国も負けてはいない。香港英字紙「サウスチャイナ・モーニング・ポスト」によると、
中国政府は最大450億元(約5900億円)を投じ、新華社、中国中央電視台(CCTV)、
人民日報の海外向け報道を強化する方針を示したという。24時間の国際ニュースチャンネルが
開設される見込みで、また英語、フランス、スペイン語に続き、アラビア語とロシア語でも
報道されることになる。

またフランスも政府の支持の下、国際ニュースチャンネル・フランス24の強化に努めている。
同局はサルコジ仏大統領が主導し、2006年12月に開設された。欧州、アフリカ、中東で
衛星番組を視聴できるほか、米ワシントンでもケーブルテレビでの視聴が可能となっている。

国際ニュースチャンネル開設のモデルとしてあげられるのが、アラビア語衛星テレビ局・
アルジャジーラ。同局の中東報道は高い評価を得ており、米主要メディアもたびたび
引用している。イスラエルのガザ侵攻後には同局視聴者の60%が米国人によって
占められたという。メッセージを直接他国の視聴者に届けられる国際ニュースチャンネルは、
きわめて重要な戦略的価値を持っているといえそうだ。(翻訳・編集/KT)
2009-02-01 11:15:53 配信
257朝まで名無しさん:2009/02/01(日) 22:38:43 ID:T7bx8MO2
ニュースナビ:ガザ侵攻後の中東 和平へ吹くか「変化」の風
http://mainichi.jp/select/world/news/20090201ddm010030034000c.html

 <NEWS NAVIGATOR>

 3週間余にわたって続いたイスラエル軍のパレスチナ自治区ガザ地区への攻撃は、停戦に
入り、ガザ情勢はひとまず落ち着きを取り戻した。米国で誕生したオバマ新政権は早速、
ガザの停戦維持と中東和平に積極関与する姿勢を打ち出した。2月10日には和平の行方を
左右するイスラエル総選挙が行われる。ガザの傷跡が残る中、長く停滞を続ける中東和平に
「変化」は起こりうるのだろうか。

 ■NAVI1・オバマ政権、仲介に意欲
 ◇特使歴訪「まず聞き役」

 「2国家共存を目指し積極的にかかわっていく」。オバマ米大統領は就任から2日後の1月22日、
国務省で、パレスチナ国家が独立しイスラエルとの共存を目指す中東和平の仲介に、並々
ならぬ意欲を語った。その席でジョージ・ミッチェル中東特使の任命を発表。特使は早くも27日
から中東歴訪を始めた。

 歴代の米政権にとってイスラエルとパレスチナの紛争解決は、外交・安保上の最優先課題の
一つだ。平和的な2国家共存が実れば、サウジアラビアなどイスラエルと国交を持たない
アラブ諸国が、次々とイスラエルを承認し、中東全体の安定につながる可能性があるからだ。

 クリントン元大統領は93年、パレスチナ暫定自治を決めた「オスロ合意」に貢献。中東和平の
完結に精力を注いだが、00年7月、交渉は合意直前のところで決裂、志を達せず引退した。
その意味で米民主党政権にとって和平は宿願とも言える。
(続く)
258朝まで名無しさん:2009/02/01(日) 22:39:38 ID:T7bx8MO2
>>257より
 もっとも歴代米政権はイスラエル寄りの立場で、オバマ政権も例外でない。元大統領夫人で
あるクリントン国務長官は親イスラエルとされ、エマニュエル大統領首席補佐官はユダヤ系だ。
イスラエルにどれだけ譲歩を求めることができるかは不透明だ。

 ただ、ミッチェル特使はアイルランド系の父とレバノン系の母の子供で、血筋的にイスラエルに
しがらみがない。イスラエルとパレスチナの衝突を調停した際まとめた「ミッチェル報告書」
(01年)では、イスラエルにパレスチナ側でのユダヤ人入植地建設の凍結を求めるなど、
中立的な姿勢が目立った。

 一方、イスラエルにとって「親友」だったブッシュ前大統領とは異なり、オバマ大統領は「未知」
の存在だ。ガザ停戦を大統領の就任式直前に一方的に宣言し、陸上部隊を就任直後に
完全撤退させたのも、今後の両国関係に悪影響とならぬよう配慮したとの見方が強い。

 イスラエルはこれまで通り、「テロ組織」と糾弾するイスラム原理主義組織ハマスを蚊帳の
外に置き、パレスチナ自治政府の穏健派アッバス議長との交渉で2国家共存の和平を目指す
方針だ。議長がガザの復興を主導し、ハマスのガザ支配が弱まることも期待している。
(続く)
259朝まで名無しさん:2009/02/01(日) 22:40:02 ID:T7bx8MO2
>>258より
 オバマ大統領がブッシュ氏と同様、イスラエルに歩調を合わせ「ハマス包囲網」を貫いて
くれることも望んでいる。その点でオバマ大統領は、ハマスがイスラエルの生存権を認めず
暴力を停止しない限り、交渉当事者として認めないと強調している。

 パレスチナ自治政府はオバマ政権に「公平」な仲介を求め、遅滞なく和平交渉が再開する
よう期待している。しかし、今回のガザ情勢を受け、アラブ諸国などから、アッバス議長の
出身母体ファタハとハマスの対立解消や、「挙国一致体制」の確立を強く迫られているのも実情だ。

 議長統治下のヨルダン川西岸と、ハマス支配下のガザの分断状況が続く限り、対イスラエルの
和平交渉はうまくいくわけがない。また、イランなどが今以上にハマスとガザへの影響力を
強めれば、分断が固定化してしまう懸念もある。

 国家独立の夢が過去に幾度もついえてきたパレスチナ人は疲弊している。自治政府、米国、
イスラエルの指導者とも、パレスチナ人に希望を与える「変化」を示さないことには、
和平ムードを醸成することはできない。

 クリントン国務長官は、イスラエルとハマスの停戦維持を「短期的目標」に、2国家共存を
「長期的目標」に掲げた。オバマ大統領はミッチェル特使にまずは「当事者からの聞き役に
徹すること」を指示した。交渉再開に向けた具体的な方策は、特使の報告を聞いた後で
練られることになりそうだ。
(続く)
260朝まで名無しさん:2009/02/01(日) 22:40:47 ID:T7bx8MO2
>>259より
 ■NAVI2・イスラエル総選挙
 ◇安全保障争点に 強硬派台頭か

 ガザ情勢は9日後に迫ったイスラエル総選挙の動向にも大きく影響している。当初は
経済対策が最大の関心事だったが、ガザ攻撃で一転して安全保障問題が焦点となった。
ガザを支配するイスラム原理主義組織ハマスや、その背後にいるイランといった「脅威」に
直面する中、右派勢力の台頭が予想されている。

 中東和平の一方のかじ取り役となる新首相を決する選挙に、欧米や周辺アラブ諸国も注視している。

 イスラエルでは過去に単独で議席の過半数を占めた政党はなく、政権は常に連立を組んで
きた。今回も第1党争いを、オルメルト首相の後継役であるリブニ外相率いる最大与党カディマと、
ネタニヤフ元首相が党首の最大野党リクードが激しく演じている。

 現時点で最も政権に近いのが、伝統的な右派リクード。地元メディアの獲得議席予想では、
国会定数120議席のうちの30議席前後を確保しそうだ。

 リクードが支持を固める理由は近年の世論の右傾化だ。05年にガザ地区からユダヤ人
入植地や軍部隊を撤退させたにもかかわらず、ガザからのロケット弾攻撃はやまなかった。
06年の第2次レバノン戦争はオルメルト政権の失策とみなされた。こうした安全保障政策上の
不満を、吸収している格好だ。
(続く)
261朝まで名無しさん:2009/02/01(日) 22:41:18 ID:T7bx8MO2
>>260より
 この状況下でカディマと労働党の連立政権は、ガザ攻撃に踏み切った。67年の
第3次中東戦争以来ともいわれる大規模な軍事力を投入して連日、激しい空爆や地上戦を
展開した。総選挙を間近に控え、自国を守る断固たる姿勢を示すことで信頼回復を狙った
思惑がうかがえる。

 ガザ攻撃は一時、世論の9割近い圧倒的な支持を集めた。だが、それが現政権の追い風に
なったとは言い難い。軍事作戦を指揮したバラク国防相率いる第2与党・労働党は落ち込んで
いた支持を回復したものの、カディマは逆に予想議席数を微減させている。物足りないと
判断したのか、リクードは堅調の上、さらなる極右政党・わが家イスラエルも支持を伸ばした。

 タカ派のネタニヤフ氏が首相を務めた96〜99年、中東和平交渉は停滞を重ねた。右派
連立政権が誕生すれば、オバマ米政権との間で摩擦が生じるとの懸念が早くも浮上している。
首相の座を狙うリブニ外相は「今回のガザ攻撃を(和平交渉進展の)転換点にしなければ
ならない」と訴えるが、思い通りに行くのかどうか。
(続く)
262朝まで名無しさん:2009/02/01(日) 22:42:12 ID:T7bx8MO2
>>261より
 ■NAVI3・攻撃の傷跡
 ◇募る怒り、見えぬ希望

 ガザ地区への空爆や地上侵攻でパレスチナ人死者は1330人以上に上り、NGO
(非政府組織)の追跡調査では、うち約800人が民間人とされた。全壊家屋は4000軒以上に
及び、推定被害総額は20億ドル(約1800億円)に迫る。「イスラエルはガザを破壊したかった
だけだ」。住民らのイスラエルに対する恨みと嫌悪は深い。

 「サモニ家を見ろ。彼らは農民だ。ハマスとは関係ない」。ハマス軍事部門に詳しい
現地ジャーナリスト、オマル氏(31)が指摘した。

 ガザ市の南部ザイトゥン地区で、野菜畑と果樹園を横切る細い道路沿いに、サモニ家の
親族一同は固まって住んでいた。イスラエル軍は、一族を誘導し建設中の平屋建て住宅に
「閉じ込め」(住民証言)、1月5日朝に砲撃。死者は当初約30人と発表され、その後22人に
修正されたが、一連の攻撃でサモニ家全体の死者は計29人に上った。

 現場の道路沿いの家屋は約100メートルにわたって完全に破壊された。イスラエル軍は
両端に残る4階建ての2軒を監視塔に使った。間にあった家屋は、視界を確保するために
破壊された可能性が高い。

 「何度でも来るがいい。おれたちは家を建て直し、大地をまた耕す」。住宅内にいて、娘の
アッザちゃん(2)や父母を亡くした一族のサラハさん(30)は、額に残る傷を押さえて、しぼり出すように語った。
(続く)
263朝まで名無しさん:2009/02/01(日) 22:47:29 ID:T7bx8MO2
>>262より
 イスラエル陸上部隊の侵攻ルートとなった北東部アベドラボも100軒以上の家屋が完全に
破壊された。「弾丸の一発すら発射していない私の家がなぜ崩されなければならないんだ」。
ザーヘルさん(61)は「イスラエルは自分たちを嫌うように仕向けているだけだ」と、怒りをぶちまけた。

 攻撃の跡が生々しいガザでは、中東和平に期待する声など、一切聞かれない。

 北部ベイトラヒヤの墓地。長方形のコンクリート製の墓が並ぶ中、砂を盛っただけの質素な
新しい墓が多く目立つ。地中に埋葬された遺体の頭部とつま先辺りの目印として、粗末な
コンクリートブロックが置かれている。停戦後もイスラエル軍のガザ地区封鎖は続き、墓の
材料のセメントさえ運び込めないのだ。

 砲撃で死亡した妹ヌールさん(17)の墓前にかがみ込むアフマドさん(20)は「妹は死んでも
なお、屈辱を受けている」とつぶやいた。

==============

 この特集は前田英司、高橋宗男、草野和彦、和田浩明、佐藤賢二郎が担当しました。
264朝まで名無しさん:2009/02/01(日) 23:41:34 ID:T7bx8MO2
2009年2月1日(日)「しんぶん赤旗」
イスラエルが残虐兵器
医師告発 身体に深刻な打撃
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2009-02-01/2009020107_02_0.html

 【カイロ=松本眞志】イスラエル軍によるパレスチナ・ガザ地区への攻撃中、ガザ市内の
シファ病院でボランティアとして医療活動に従事したノルウェー人のマッズ・ギルバート医師が、
イスラエル軍の残虐兵器使用を告発しました。カタールの衛星テレビ・アルジャジーラが
二十八日に報じたインタビューで語りました。

 ギルバート氏は同僚の医師とともに治療にあたり、何人もの患者の傷を見ました。その結果、
「イスラエル軍がDIME(高密度不活性金属爆弾)を戦闘地域で使用したとの確信に達した」と述べました。

 DIMEについて、ギルバート氏は「(米国の)実験段階の兵器で、殺傷力は低いが身体に
深刻な影響を及ぼす兵器だとされる。DIMEの傷を受けた生存者の手足の肉体組織は
切断され、骨はシュレッダーにかけたように粉々になる」と説明しました。

 爆薬にはタングステンの細かい金属粒子が仕込まれています。

 同氏は「この粒子が体内に残った場合、患者は四―六カ月でがんが発病する脅威に
さらされることになる」と言います。

 ギルバート氏は、「イスラエル軍がガザ地区を新兵器の実験場として利用したとの強い疑念を
抱いている」と訴えています。
265朝まで名無しさん:2009/02/01(日) 23:43:02 ID:T7bx8MO2
映画:パレスチナ映画、県内初上映 北杜で15日、広河監督「NAKBA」 /山梨
http://mainichi.jp/area/yamanashi/news/20090201ddlk19040058000c.html

 ◇ガザ侵攻後、全国で増える

 フォトジャーナリスト、広河隆一さん(65)が監督したドキュメンタリー映画
「パレスチナ1948・NAKBA(ナクバ)」(08年、131分)の自主上映の申し込みが、
イスラエルによるガザ地区侵攻後、全国で増えている。県内でも北杜市の有志の手で15日、
県内初上映の予定だ。【沢田勇】

 広河さんは40年間にわたりパレスチナ問題を取材し、03年に「写真記録パレスチナ」で
土門拳賞を受賞。報道写真月刊誌「DAYS JAPAN」の編集長を務めている。

 NAKBAはアラビア語で「大惨事」を意味する。タイトルにもある1948年は、パレスチナの地に
イスラエルが建国された年。70万人以上のパレスチナ人が難民となった。

 広河さんは67年に初めてイスラエルを訪れた。以降、撮りためた写真は数万枚、映像は
1000時間を超えた。これらを編集し「1コマサポーター」と呼ばれる650人以上の有志が
資金を出し合って映画化が実現した。
(続く)
266朝まで名無しさん:2009/02/01(日) 23:43:30 ID:T7bx8MO2
>>265より
 上映に際して広河さんは「あらゆる方面で歴史が消去されていく時代に、ドキュメンタリーで
記録を残す作業は重要」とのメッセージを記している。

 配給元のバイオタイドによると、劇場公開後、08年5月ごろから全国約20カ所で自主上映
された。イスラエルがガザ地区の空爆を開始した昨年12月27日以降、問い合わせが急増し、
全国9カ所から自主上映の申し込みが寄せられた。山梨での上映は初めてという。

 「DAYS JAPAN」編集部によると、広河さんは1月28日に出国、ガザ地区へ向かった。

 山梨での自主上映は北杜市高根町東井出の翻訳家、久松重光さん(59)が「今こそ上映
しなければ」と、仲間を募って企画した。

 15日に長坂コミュニティホール(同市長坂町長坂上条)で午後2時と午後6時の2回、上映
される。午後4時半からは板垣雄三・東大名誉教授(中東現代史)が「パレスチナを通して
世界を見る」と題して講演する。

 入場料は499円(中学生以下無料)。問い合わせは「ナクバ」緊急上映実行委員会
(電話0551・47・5239)。

毎日新聞 2009年2月1日 地方版
267朝まで名無しさん:2009/02/01(日) 23:44:21 ID:T7bx8MO2
2009.02.01 Web posted at: 14:13 JST Updated - CNN
ワールド
武装集団がシナゴーグ襲撃、差別的落書きも ベネズエラ
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200902010004.html

武装集団に荒らされた後のシナゴーグ内部=カラカス市内

カラカス(CNN) 南米ベネズエラの首都カラカス市内のシナゴーグ(ユダヤ教礼拝所)が
1月30日夜、武装した約15人の男に襲撃された。犯行グループは管理事務所に反ユダヤ的な
落書きをしたうえ、ユダヤ教の聖典「トーラー」が保管されている部屋を荒らした。当局者が明らかにした。

事件は午後10時頃発生し、犯行グループは31日午前3時頃までシナゴーグ内に
留まっていた。部屋を荒らす前には、シナゴーグの警備員を縛り上げた。事務所の落書きには
「くたばれユダヤ人」「ユダヤ人は出て行け」などの人種差別的な言葉とともに、悪魔の絵が描かれていた。

犯行グループはまた、コンピューターや文書などを事務所から盗み出した。覆面はして
いなかったものの、防犯カメラの映像は犯行グループに持ち去られた。

シナゴーグは、イスラエル軍のパレスチナ自治区ガザ侵攻への反発を恐れ、ここ数週間儀式を
中止していた。ベネズエラはガザ軍侵攻に抗議するため、ベネズエラ駐在のイスラエル大使を
国外追放済み。
268朝まで名無しさん:2009/02/01(日) 23:45:37 ID:T7bx8MO2
イスラエル:ガザ侵攻 「クラスター使用せず」国連見解 自軍被害回避か
http://mainichi.jp/select/world/news/20090201ddm007030155000c.html

 【ダボス(スイス東部)澤田克己、エルサレム高橋宗男】不発弾が市民を殺傷している
クラスター爆弾について、国連のホームズ人道問題調整官(事務次長)は、イスラエル軍が
昨年末からパレスチナ自治区ガザ地区を攻撃した際「使用しなかったようだ」と述べた。
非政府組織(NGO)の専門家も現地調査から「使っていない」との見解を示した。

 狭いガザ地区で不発弾が自軍兵士を殺傷するのを避けたとの見方や、昨年、締結された
クラスター爆弾禁止条約(オスロ条約)を意識して使用をやめたとの見方も出ている。

 スイスで開かれている世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)で29日に行われた
事務次長の会見によると、ガザ地区全域で人道支援などを展開する国連の現地調査では、
クラスター爆弾の不発弾は見つかっていない。

 次長は06年の第2次レバノン戦争でイスラエル軍が大量のクラスター爆弾を使用し、
子爆弾で推定100万発の不発弾が残されたレバノン南部と比較。レバノンでは「不発弾処理が
現在も大きな課題として残る」のに比べ、今回のガザ攻撃では「クラスター爆弾が使われて
いないので、不発弾の問題は比較にならない(ほど少ない)」と述べた。

 一方、国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチの上級軍事アナリスト、マーク・ガラスコ氏は
毎日新聞に「今回の攻撃では使用された痕跡はない」と述べた。同氏はその理由として、
使用を禁じるオスロ条約に95もの国が署名したことから、非加盟のイスラエルにも「国際的な
政治的圧力が働いた」点を挙げた。また、空爆後の地上侵攻を想定すれば、市街地に
不発弾が残り、イスラエル兵が死傷する可能性があり、それを避けようとしたとみられるという。
(続く)
269朝まで名無しさん:2009/02/01(日) 23:46:20 ID:T7bx8MO2
>>268より
 イスラエル政府はクラスター爆弾の使用については言及していない。ただ、国連に対しては
「(国際的に)禁止されている兵器は使っていない」と説明している。

 今年1月にAP通信が報じたところによると、ブッシュ前米政権と協議したワシントン在勤の
イスラエル政府当局者は「ガザでクラスター爆弾を使う計画はない」と述べた。ブッシュ政権は、
米国製のクラスター爆弾が第2次レバノン戦争で不適切に使用されたとの懸念を抱いて
いたため、イスラエル側と協議したとみられる。

==============

 ■ことば
 ◇クラスター爆弾禁止条約

 クラスター爆弾の製造、使用、保有を禁じ、被害者支援や不発弾処理を定めた条約。
ノルウェーなど有志国やNGO主導の軍縮交渉「オスロ・プロセス」が07年に締結運動を開始。
昨年12月、オスロで開かれた署名式で英独仏や日本が署名。署名国は95、批准済みは4。
30カ国の批准後、約半年で発効する。米露中は参加していない。

毎日新聞 2009年2月1日 東京朝刊
270朝まで名無しさん:2009/02/02(月) 01:24:06 ID:ktjt3Fb4
街角:エルサレム 80キロ先の悲しみ
http://mainichi.jp/select/world/news/20090201ddm007070158000c.html

 パレスチナ自治区ガザ地区に対するイスラエル軍の侵攻では、その攻撃の激しさだけでなく、
徹底した「メディア対策」にも驚かされた。

 昨年末の空爆開始直後は、携帯電話が鳴り続けた。外務省から「(ガザからロケット弾が
撃ち込まれるイスラエル南部の町)スデロトに臨時プレスセンターができた」との案内があれば、
政府に近い広報団体からは「何か必要な情報があれば連絡してください。お力になりますよ」。
さらには、政府幹部が「早急に会って現状について直接説明しましょう」……。

 イスラエル政府は外国報道機関のガザ入りを制限し続けた。カメラは少しでも現場に
近づこうと、必然的にガザ境界に近いイスラエル南部の「最前線」に集中した。そこでは、
空爆下のガザを遠巻きにする一方で、ロケット弾の接近を知らせる警報が響き渡るイスラエル側の
緊迫を見て取れる。閣僚らはこぞって、この「最前線」で記者会見を開いた。

 「イスラエルは自国の『被害』に関心を集めようとしている」。そんな、うがった見方も出た。

 ガザ攻撃中、支局のあるエルサレムの街中は平時とさほど変わらなかった。誤って1度、
空襲警報が鳴ったぐらいだ。それが80キロ程しか離れていないガザは激しい戦時下。私は
停戦4日目にしてやっと、ガザ入りを許可された。見渡す限り一面、家屋が破壊された現場が
あった。歩けば歩くほど、人々の悲しみにぶつかった。ガザに入れないイスラエルの一般国民は
果たして、この実態をどれだけ理解できているのだろうか。【前田英司】

毎日新聞 2009年2月1日 東京朝刊
271朝まで名無しさん:2009/02/02(月) 01:25:41 ID:ktjt3Fb4
モロッコ、30名の医師団をガザに派遣
http://map-japan.jp/012009_1/25012009medical_delegation_gaza.html

(ラバト、1月25日)ガザ地区に派遣される30名のモロッコ人医師らは、25日、エジプト北西部の
エル・アリシュ空港に到着し、戦闘によって被害を受けた地域への移動を待っている状況である。

 イスラエルによるパレスチナ地域への攻撃を受けて、ムハンマド六世国王陛下はガザへの
医師団の派遣を支持した。同医師団は、22日間続いたガザへのイスラエルの攻撃によって
負傷した数千人を手当てする予定である。

 医師団には、集中治療を専門とする内科医、麻酔医、外科医、整形外科医が含まれている。

 二機の軍用機が、代表団と、この人道支援に必要な医療機器や準医療活動用機器の輸送を担当する。

 モロッコは、この1月に200名のパレスチナ人負傷者の受け入れを決定し、ラバトの
ムハンマド五世軍事病院に最初の一団を受け入れた。

 ラバトのアヴィセンナ小児病院と多機能病院で先週緊急プランが打ち出され、さらに多くの
負傷者の受け入れを決定したと、保健省は発表した。

 また集中治療病棟にも受入用の病床を確保したとした。

 パレスチナ人同胞への支援の一環として、モロッコは食糧支援や人道・医療支援を実施している。

 モロッコの空港(メクネス、ケニトラ、サレ)からエジプトのエル・アリシュ空港に向けて、
1月7日から17日までにガザへの人道支援物資234トンが輸送された。
272朝まで名無しさん:2009/02/02(月) 01:26:18 ID:ktjt3Fb4
ガザからロケット弾 「停戦」後、初の負傷者
2009年2月1日20時37分
http://www.asahi.com/international/update/0201/TKY200902010114.html

 【エルサレム=村上伸一】パレスチナ自治区ガザからイスラエル南部に1日、迫撃砲弾と
ロケット弾が撃ち込まれた。イスラエル放送などによると、迫撃砲弾でイスラエル人2人が負傷。
18日の「停戦」後、イスラエル側で初の負傷者が出た。

 ロケット弾は1発が幼稚園の近くに、3発は空き地に落ちた。ガザを支配するイスラム過激派
ハマス以外の武装勢力で、穏健派ファタハ系の「アルアクサー殉教者軍団」がロケット弾攻撃を
認める声明を出した。イスラエルのオルメルト暫定首相は1日の閣議で、ガザに対し
「過剰な反撃をする」と警告した。
273朝まで名無しさん:2009/02/02(月) 01:27:02 ID:ktjt3Fb4
ハマス政治部門トップ、イラン訪問
2009年2月1日23時11分
http://www.asahi.com/international/update/0201/TKY200902010141.html

 【テヘラン=吉武祐】パレスチナ自治区ガザを支配するイスラム過激派ハマスの政治部門
最高指導者ハレド・メシャール氏が1日、イランに入った。国営イラン通信が報じた。
最高指導者ハメネイ師やアフマディネジャド大統領と会談する予定。イスラエル軍の猛攻撃を
受けたガザをめぐり、エジプトが調停に取り組む停戦長期化に向けた交渉について、イラン側と
意見交換するとみられる。

 国営イラン通信は、メシャール氏がパレスチナ、特にガザの人々を代表して「抵抗運動への
精神的支援」に謝意を表明するとしている。
274朝まで名無しさん:2009/02/02(月) 01:30:29 ID:ktjt3Fb4
国王陛下、イスラエルの攻撃の停止とパレスチナ人
への包囲の解除に向けてさらに努力を続けると強調
http://map-japan.jp/012009_1/27012009sm_palestine.html

(ラバト、1月27日)ムハンマド六世国王陛下は、27日、イスラエルの攻撃の停止とパレスチナ
地域への占領の終了、ガザ地区への封鎖の解除地域と国際レベルで努力を続けると強調した。

 「あらゆるレベルで、あらゆる地域的・国際的フォーラムで、攻撃の停止と占領の終了、
パレスチナ人民への封鎖の解除を実現するよう、モロッコが努力を続けることを強調する」と
国王陛下は、ラバトで27日に開幕した第8回イスラーム諸国情報相会議でのスピーチの中で述べた。

 国王顧問であるムハンマド・モアタスィムが代読したメッセージのなかで、国王陛下は
「国際的に正当性のある解決枠組とアラブ和平イニシアティブに基づいてエルサレムを首都と
したパレスチナ独立国家の樹立による、アラブ・イスラエル紛争の平和的で、公正で、永続的で、
包括的な解決を実現するよう」モロッコはさらに努力を続けると述べた。

 国王陛下は、モロッコの外交的努力や直接的な政治行動に言及し、緊急人道援助物資や
緊急用医療物資を空輸するなど、パレスチナの人々にあらゆる形態の支援を実施したことに
言及した。国王陛下は、このような支援は、モロッコ国民と政府の連帯と自発的な寄付に
よるものであると述べた。
(続く)
275朝まで名無しさん:2009/02/02(月) 01:32:42 ID:ktjt3Fb4
>>274より
 ムハンマド六世国王陛下は、イスラーム諸国機構の一組織であるアルクドゥス(エルサレム)委員会
議長として、「この服属させられている都市の法的地位の維持し、精神的・文化的
アイデンティティや聖なる宗教的象徴の擁護し、アル・アクサ・モスクという聖域へのあらゆる
侵害に立ち向かうために」努力を惜しまないことを約束した。

 国王陛下は、パレスチナの大義とエルサレム問題を、会議の中心的な議事とする決定を歓迎した。

 「特に我々のパレスチナ人同胞が苦しんでいる痛ましい状況の中で、パレスチナの大義と
エルサレム問題を中心的な議題とするというこの会議の決定を、私は賞賛する」と国王陛下は述べた。

 「ガザ地区へのイスラエルの攻撃と、女性や子供を含む無実の人々へのひどい虐殺行為に
よる深い傷は、アル・アクサ・モスクに対する犯罪的な侵害を想起させる」と付け加えた。

 また国王陛下は、「不満が増大し不利な形勢が続き、その結果、人工的な紛争の悪化に
よって我々のエネルギーが消耗されているという特に現在のデリケートな国際状況において、
主権と領土の一体性を強化し、領土分断とバルカン化を防止すること」を要請した。
276朝まで名無しさん:2009/02/02(月) 01:38:02 ID:ktjt3Fb4
キリストの幕屋。

ひとこと
公平な報道を
http://www.makuya.or.jp/teatime/aj_page/index.htm

 昨年のNHK大河ドラマ「篤姫」は、高視聴率だったと報じていた。いつしか私も毎週
観るようになった。少女時代の彼女に影響を与えた母の言葉が私の心に今も残っている。
その中でもとくに、「問題が起きたときには片方の言い分だけで判断を下してはいけない。
必ず双方の声に耳を傾けよ」、という内容と記憶している。姫は母の言葉を守って、いくつもの
危機を解決したことを、伝えていた。
 昨年の暮れに始まったイスラエルのガザ攻撃、そして地上軍の投入によって被害を受ける
ガザ。爆撃の被害状況、住民の叫び、非難、罵倒等々。新聞、テレビなどの報道はハマス側の
声のみ伝えてやまない。ハマスのテロ行為によるイスラエル側の被害やイスラエルの立場に
ついての報道はほとんど見られない。イスラエルはハマスの施設やロケット発射場、武器等も
密輸している秘密トンネル、兵器製造所等に的を絞っての攻撃である。
(続く)
277朝まで名無しさん:2009/02/02(月) 01:40:39 ID:ktjt3Fb4
>>276より
 イスラエルはガザに食料や医薬品などの生活必需品を運び続けている。6ケ月の
停戦期間に、トラック17000台に満載した必需品を運ぶ。12月26日に90台、27日に63台、
28日に160トン、29日に120台。イスラエルの軍事行動が始まってから12月30日までに
運び込まれた必需品は、トラック275台分、6500トン。ガザの倉庫は満杯で、2週間分の
予備が貯蔵されている。こうしたイスラエルの人道支援行動は、国連や国際赤十字、WHOなどと
タイアップして行われている。このようなイスラエルの支援には一言も触れない。
 また取材記者は、ガザの未来を担うべき子供たちにハマス幹部がユダヤ人への憎悪、
戦闘を指導し洗脳している事実には目を向けない。知ってはいても世界にこの事実を報道
しない、目を閉じるのはなぜなのか。

(下記のサイトをご覧戴ください)
 YouTube - Children of Hamas
http://www.youtube.com/watch?v=eTGbP55HGi8&eurl=http://www.103.fm/programs/event.aspx?R8r06VQ=EHHK&c41t4nzVq=JK&feature=player_embedded

 世界にこの事実を伝え、世論の声をして抑えない限りテロ行為はおさまらないだろう。
 メディアという力を持つ方、関係者に次の聖書の言葉を送りたい。

 あなたがた力ある者よ、まことにあなたがたは正しい事を語り、公平をもって人の子らをさばくのか。(詩篇58:1)

安食 定雄 

2009.2.1
278朝まで名無しさん:2009/02/02(月) 01:59:02 ID:ktjt3Fb4
間違えて前スレに書いてしまった。

ちょっと古いが。原文フランス語。
囲み記事のLe ? tourisme catastrophe ?によれば、イスラエルではガザ空爆見物ツアーがあった。
カッサムロケットで7人の犠牲者が出たスデロットの住民に、復讐を兼ねて人気があったという。

Gaza : la ? frustration croissante ? des humanitaires
Re'daction en ligne
mardi 13 janvier 2009, 19:21
http://www.lesoir.be/actualite/monde/gaza-la-frustration-croissant-2009-01-13-681263.shtml
279朝まで名無しさん:2009/02/02(月) 14:24:13 ID:Z4vKjCpb
【日本よ】石原慎太郎 オリンピック招致競争のメカニズム
2009.2.2 03:10
http://sankei.jp.msn.com/sports/other/090202/oth0902020312000-n1.htm

 2016年のオリンピック招致キャンペーンはいよいよホームストレッチに
入ってきたが、主催候補地の優劣を競う戦いは、ある意味でその国の代表的な
都市の魅力の競合ということで国威の競争ともいえそうだ。これは政治的と
いうよりもむしろ各々の国の文化、文明の比較競合ということだが、それにしても
時間的空間的にいかにも狭小となった現代の世界で、現実に起こっている国際問題が
ことの成否を左右しかねないという意味においては、まさに外交そのものともいえそうだ。

 第一次予選で東京は一応最高点で予選を通過したが、その後の競争は目に
見えにくい隠微な部分を含めて、まさに外交そのものといえる。アジアの代表としての
日本、EUで団結の進むヨーロッパの今回の代表たらんとするマドリッド、世界の
新しい第三第四勢力たらんとして、北に君臨するアメリカへの複雑な意識を構えての
中南米の代表リオデジャネイロ、そして凋落の色濃いアメリカの第二の大都市シカゴ。

 この四者の相克は、実はそれぞれの地域と世界との関わりの歴史的推移を踏まえて、
現代史の本質を表象している。

 それは今世界で起きている幾つかの大きな問題との関わりで簡単に予測を許さない。
そしてそれらいくつかの問題の起因に、アメリカという超大国の引いた引き金がある限り、
アメリカの今後の姿勢とその成果が如実にことを左右するに違いない。
(続く)
280朝まで名無しさん:2009/02/02(月) 14:25:15 ID:Z4vKjCpb
>>279より
 その一つはくすぶりつづけてきたパレスチナとイスラエルの紛争と、それに対するアメリカ政府の姿勢。

 アメリカの金融やメデイアの多くをユダヤ系のアメリカ人が支配しているという現実の
元で、新しい政府がどのような理念をかざし彼らの意に逆らってでも、和平の調停を
どこまでいかに進めることが出来るものかどうか。

 19世紀から20世紀にかけての世界史の原理は植民地主義に他ならなかった。
食うか食われるかの相克が世界中に広がり、日本を除く有色人種の国家や
地域は西欧文明で武装した欧米によってすべて植民地化されてきた。

 日本の起こした第二次世界大戦は結果としてその原理に終止符を打ち、
それぞれの地域での独立戦争や白人の意思による開放の結果彼らは
独立を果たしたが、その推移の過程でパレスチナとイスラエルの問題について
イギリスがついた二枚舌、いや正確には三枚舌の嘘が今日までつづくかの地での
混乱紛争の究極の原因となっているのだ。

 その限りで、パレスチナに共感を抱くイスラム圏の国々の心情は、ガザでの
紛争の推移いかにではより鋭いものになりかねまい。

 加えて、オバマ新大統領はイラクから撤退しアフガンのテロ勢力の制圧に
力を注ぐといっているが、アフガンもまたイスラム圏の一つであり、今後の
展開いかにで20世紀にいたるまでつづいた植民地支配という歴史原理の余韻は、
それぞれ独立を果たして連帯する中東のイスラム諸国に新しい反発を誘発しかねまい。
(続く)
281朝まで名無しさん:2009/02/02(月) 14:26:36 ID:Z4vKjCpb
>>280より
(中略)

 今年の十月という間近に迫ったオリンピック招致都市の決定は、実はそうした
問題の推移解決にも深く関わっている。これはある意味で生の外交や戦争を超えた
複雑な外交パズルといえそうだ。

 オリンピックに関心ある日本の国民も、そうした視点でことの成り行きを見守って
ほしいものだ。これはオリンピックというあくまで文化の祭典を踏まえて世界の推移、
動きつつある現実の歴史について、その本質を知るいい取っかかりに違いない。

 いずれにせよ、この私たちの世界はいかにも狭く小さくなったものだ。

 しかし本当は世界はもっともっと以前からオリンピックによって狭くなっていたのだ。

 オリンピックの別名は「五輪」ともいうが、あの五つの輪のロゴマークが
誕生した所以(ゆえん)をほとんどの日本人は知りはしまい。

 近代柔道の道を開いた嘉納治五郎はオリンピックの創設者クーベルタンと、
体育によって子弟を健全に教育するという方法論を通じて親交を持ち、フランスに
次いで世界で二番目に教育の中にカリキュラムとしての体育を組み入れたのだった。

 そうした論をかざして彼は体育教育の普遍に努力し、IOCで初めてのアジア人と
しての理事となり、以来アジアも加えてということで五輪のロゴが普遍していったのだった。

 そうした優れた先人を持つこの日本が、果たしてこの秋の決勝で再び世界を結ぶ
祭典の主催者になるかならぬか、その結果こそが世界を覆う歴史の流れの一つの表示となるに違いない。
282朝まで名無しさん:2009/02/02(月) 14:27:30 ID:Z4vKjCpb
小池元防衛相がガザ訪問
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009020200029

 【エルサレム1日時事】自民党の小池百合子元防衛相は1日、イスラエル軍の
激しい攻撃を受けたパレスチナ自治区ガザを訪れた。訪問後、エルサレムで
邦人記者団と会見し、「これまでに節目節目でガザを訪れたが、今回の状況は
一番ひどい。(情勢は)さらに不安定化するのではないか」と語った。
 小池氏は先月下旬、日本・パレスチナ友好議員連盟の会長に就任した。この日は
イスラエル軍の攻撃を受けたガザ市内の病院などに足を運び、「公共の建物などが
いとも簡単に壊されていることについて、驚きを禁じ得ない」と述べた。 (了)(2009/02/02-06:47)
283朝まで名無しさん:2009/02/02(月) 14:33:37 ID:Z4vKjCpb
ガザ 停戦後も支援十分届かず
2月2日 7時21分
http://www.nhk.or.jp/news/t10013912141000.html

パレスチナのガザ地区で、イスラエル軍とイスラム原理主義組織ハマスの双方が
停戦に入ってから2週間がたちましたが、イスラエルの経済封鎖によってガザ地区の
住民たちのもとには国際社会からの支援物資が十分届かない状況が続いています。

ガザ地区では、3週間余り戦闘を続けたイスラエルとハマスの双方が停戦に
入ってから1日で2週間となりました。こうしたなか、1日、被害状況の視察の
ためガザ地区を訪れた小池元防衛大臣と会談した国連の援助機関の責任者は、
イスラエルの経済封鎖で各国からの援助物資がガザ地区に入れない状況が
続いており、日本政府が1週間以上前に送った毛布なども、いまだに届いて
いないことを明らかにしました。イスラエル政府は、経済封鎖は物資に紛れて
武器がハマスに渡るのを防ぐためだと説明していますが、国連では引き続き
イスラエル政府に対し、検問所を開放して支援物資の運び込みを認めるよう
求めています。一方、ガザ地区からは1日、ロケット弾や迫撃砲弾あわせて
13発がイスラエル側に着弾し、市民など3人がけがをしました。イスラエルと
ハマス双方が停戦を宣言して以降、イスラエルの市民にけが人が出たのは
初めてですが、イスラエル政府は攻撃はハマスとは別の武装組織によるものだと
みて、今のところ大規模な報復攻撃を控えています。
284朝まで名無しさん:2009/02/02(月) 14:35:56 ID:Z4vKjCpb
ダボス会議が閉幕 新たな国際協調の模索促す
景気減速対応に議論集中
http://www.worldtimes.co.jp/today/kokunai/090202-3.html

 「危機後の世界の形成」をテーマに開かれた今年の世界経済フォーラム年次総会
(ダボス会議)の一連の討議では米国発の金融危機を背景にした世界的な
景気減速への対処に議論が集中。参加者からは「(現在の危機は)一国だけで
克服することはできない」(ブラウン英首相)などと、各国政府と民間企業など
多様な関係者による新たな国際協調体制を模索するよう求める注文が相次いだ。
日本からは二年連続で首相が参加。一定の存在感を示した。会議は一日、閉幕した。

 ▽危機は「脅威」と「機会」

 高度な金融技術を駆使した米国の金融商品。その一つが、現在の金融危機の
引き金になった低所得者向け高金利型(サブプライム)住宅ローンだった。
討議では、サブプライムローンへの適切なリスク管理を怠り、利益最優先で
行動した金融機関や十分な監督体制を取らなかった金融当局への非難が
続出。中国の温家宝首相は名指しこそ避けたものの、米金融街の大手金融機関と
政府当局の対応を今回の危機の「元凶」と批判した。

 今年の世界経済の先行きをめぐっては、悲観論が台頭した。こうした中、
中国の全国人民代表大会(全人代)常務委員会で副委員長を務めた経歴を
持つ成思危氏は、「中国で『危機』という文字の意味は『脅威』と『機会』だ」と
説明。今回の危機を機会ととらえ、各国が協調関係を深めるよう主張した。

 また、多くの参加者は四月にロンドンで開かれる主要二十カ国・地域(G20)に
よる金融サミット(首脳会合)で、具体策を打ち出すことへの期待感を表明した。
(続く)
285朝まで名無しさん:2009/02/02(月) 14:37:09 ID:Z4vKjCpb
>>284より
 ▽大物不在でも米中心

 例年、さまざまな討議で積極的に議論をリードした米金融界の首脳の多くは
今年のダボス会議に姿を見せなかった。発足したばかりのオバマ政権からも
会議の開幕直前に出席を取りやめたサマーズ国家経済会議(NEC)委員長らに
代わってジャレット大統領上級顧問が参加した程度。クリントン元大統領ら
過去の大物は討議に加わったが、オバマ大統領が訴える「変化」の具体的な
内容を新政権メンバーから直接聞く機会はなかった。

 ただ、現役の大物不在でも、金融危機をはじめとした多くの問題で米国が
議論の中心となった。経済討議では米国が現在の危機の震源地となったこと
への批判も聞かれたが、多くの参加者は口々にオバマ大統領の指導力への
期待を表明。中東情勢の討議でも、大統領がミッチェル中東特使をイスラエルなどへ
派遣したことに対し、「米国がオネスト・ブローカー(公平な仲裁者)の役割を
担い始めた。これは過去数年間なかったことだ」(アラブ連盟のムーサ事務局長)
などと、前向きに評価する声が聞かれた。(ダボス=スイス=時事)
286朝まで名無しさん:2009/02/02(月) 14:41:18 ID:Z4vKjCpb
イスラエルがガザ空爆 迫撃弾攻撃に報復、けが人なし
http://www.47news.jp/CN/200902/CN2009020201000105.html

 【エルサレム2日共同】イスラエル軍は1日夜、パレスチナ自治区ガザ南部の
エジプト境界付近にある密輸用トンネルと、中部にあるイスラム原理主義組織ハマスの
治安施設に対して数回の空爆を行った。けが人はなかった。

 軍は、ガザからイスラエル領への迫撃弾攻撃で同日、イスラエル人3人が
負傷したことに対する報復攻撃を行ったと発表した。ガザでは先月18日に停戦が
成立。エジプトが長期停戦に向けた調停を行っているが、ガザの武装勢力による
砲撃や、イスラエル軍による空爆など散発的な衝突が続いている。

 現地からの報道によると、軍は1日夜の空爆に先立ち、南部のトンネル付近の
住民に電話で退避するよう警告した。
2009/02/02 09:14 【共同通信】
287朝まで名無しさん:2009/02/02(月) 14:44:07 ID:Z4vKjCpb
イスラエル軍、ガザ地区の地下通路などを報復空爆
2009年 02月 2日 11:23 JST
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-36229120090202

 [ガザ 1日 ロイター] イスラエル軍は1日、パレスチナ自治区ガザを
実効支配するイスラム原理主義組織ハマスの治安施設と武器密輸用の
地下通路を対象に、数回の空爆を行った。

 軍はこの攻撃について、イスラエル兵士2人と民間人1人が負傷した同日の
ガザからの攻撃に対する報復であることを表明した。

 空爆は6回にわたり、5回はエジプト境界沿いの地下通路、1回はガザ中部の
村の治安本部が対象とされた。イスラエル側は事前にパレスチナ住民に対し、
武器のある建物から退去するよう電話で伝えていた。

 この空爆による犠牲者は報告されていない。

 イスラエル軍によると、ロケット弾と迫撃砲10数発がこの日、ガザ地区から発射された。

(c) Thomson Reuters 2009 All rights reserved.
288朝まで名無しさん:2009/02/02(月) 15:17:03 ID:Z4vKjCpb
イスラエル再攻撃、ハマスに再び緊張
2009年02月02日 13:17更新
http://jp.ibtimes.com/article/biznews/090202/28322.html

 イスラエルのF-16戦闘機が2日未明(日本時間)、ガザ地区南部にある
ハマスの警察署と地下トンネルを爆撃した。同署は完全に崩壊したが、死者はなかった。

 新華通信は、地域住民らの話として「イスラエルが攻撃目標として狙っていたのは、
武器密輸通路と利用されている地下トンネルである可能性が高い」と報じて
いる。3週間の交戦の後、国際社会の仲裁でようやく停戦協定が締結されたが、
約2週間で事実上破られた形。

 停戦以後、ガザ地区ではイスラエル南部地域に数発のロケット攻撃が加えられ、
4人の死傷者が出た。イスラエル軍首脳部は「再び南部イスラエルへのロケット攻撃が
行われるなら、我々は激しく反撃する。これは当然の反応だ」と述べ、強力な
報復攻撃を明言した。

 全面戦に拡大するかもしれないとの懸念が高まる中、国際社会ではイスラエルの
方針に対し非友好的な見方を示している。イスラエルの攻撃に対し、オバマ新米政権は
冷静な様子を見せており、フランスは露骨に批判している。

 今回の爆撃は単発的なものなのか、それとも全面戦開始の前触れか、今後の
イスラエルの動きに関心が集まる。
289朝まで名無しさん:2009/02/02(月) 15:24:41 ID:Z4vKjCpb
米中東特使、サウジ訪問 パレスチナ国家樹立に努力を
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20090202AT2M0200702022009.html

 【ドバイ=松尾博文】中東歴訪中のミッチェル米中東和平特使は1日、
サウジアラビアで同国のアブドラ国王と会談した。サウジ国営通信によると、
両者はパレスチナ国家樹立に向けて国際社会が努力を強めていく必要性を確認した。

 ミッチェル特使はオバマ米大統領が中東和平問題に積極的に関与していく
姿勢を示すものとして米新政権の始動早々に中東入りし、イスラエルのオルメルト暫定首相や
パレスチナ自治政府のアッバス議長らと会談した。(14:22)
290朝まで名無しさん:2009/02/02(月) 16:14:41 ID:Z4vKjCpb
イスラエルがガザ地区を報復空爆、選挙控え政権内に対立も
2009年02月02日 15:50 発信地:ガザ/パレスチナ自治区
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2567066/3746879

【2月2日 AFP】イスラエル軍は1日、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)で、
中部にある無人の警察署と、南部のエジプト境界の少なくとも7本の密輸用トンネルを
空爆した。負傷者はなかった模様。

 空爆時、トンネルでは多くのパレスチナ人が作業していたが、目撃者によると
空爆が始まった直後に全員エジプト側に退避したという。

 これに先立ってエフド・オルメルト(Ehud Olmert)首相は、前月18日に停戦が
発効したにも関わらずガザからイスラエル南部にロケット弾が打ち込まれたことに
対し、ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)への
報復を警告していた。

 一方、エルサレムからの報道によると、イスラエル政府内ではエジプトの仲介に
よる長期的な停戦案をめぐって、エフド・バラク(Ehud Barak)国防相とツィピ・リブニ
(Tzipi Livni)外相が1日、それぞれ相反する見解を述べるなど、分裂が広がっている様子だ。

 イスラエルは10日に総選挙を控えており、連立政権第2党の労働党(Labour Party)
党首のバラク国防相と、連立政権第1党の中道カディマ(Kadima)を率いる
リブニ外相とはライバル関係にある。(c)AFP
291朝まで名無しさん:2009/02/02(月) 17:02:48 ID:Z4vKjCpb
Special Dispatch Series No 2217 Jan/30/2009
ガザでファタハ活動家に残虐行為
―PLO執行委員会書記ハマスを糾弾―
http://memri.jp/bin/articles.cgi?ID=SP221709

 PLO執行委員会書記ラボ(Yasser Abd Rabbo)が、ガザで発生したファタハメンバーに
対するハマスの残虐行為、を非難。その糾弾演説が、アルジャジーラTV
(2009年1月22日)、アルアラビヤTV(2009年1月16日)の各テレビで放映された。
次に紹介するのは、その演説内容である。

このクリップを含む画像を見る場合は、MEMRI TVに登録が必要。登録は無料。

http://subscriptions.memri.org/conten/en/member_registr_tv.htm

このクリップを見るには次を参照。

http://www.memritv.org/clip/en/1998.htm  

ハマスのギャング共がファタハ活動家を襲っている―アルジャジーラTV1月22日放映

ラボ書記

 昨日我々は、(ハマスの)ハレド・マシァルがダマスカスで、パレスチナ諸派の
和解に関して、新しい前提条件をつけたことを知った。その意図は只一つ、
和解と大同団結をはばむことにある。
(続く)
292朝まで名無しさん:2009/02/02(月) 17:03:17 ID:Z4vKjCpb
>>291より
 そして今日。ガザ市中でハマスのギャング共が、野獣の群れの如くファタハメンバーを
襲っている。軍事基地と刑務所が破壊されたので、このギャング共は、ガザの学校、
アルナセル病院、シファ病院放射線科、アルアクサ大学その他モスクなどの施設を
拘置所に変え、ファタハを初めパレスチナ諸派のメンバーを捕まえて、尋問し拷問している。

 数十名が脚を撃たれ、悶絶するまで殴打され、骨を折られた者も多い。ファタハ運動の
メンバーというだけで、そのような扱いをうけたのである。ファタハのメンバー達は、
(ハマスとの)立場の違いをのりこえて、イスラエル占領者の侵攻に対し、ガザで
戦ったのである。それをファタハというだけで捕まえ、残酷な扱いをする。これが
今日ガザで起きていることである。

 この事件は、1991年のすべての戦争の母′縺Aイラク南部でケミカル・アリの
やった輝かしい行為≠想起せしめる。戦場の硝煙が消えた時、ケミカル・アリは
輩下のギャング共をイラク南部に投入し、住民を殺しまくった。この時の大虐殺は
今では誰でも知っている。今日ガザでケミカル≠ノ成りさがった者は誰か。
ガザを新しい虐殺の地に変えようとする者は誰か。
(続く)
293朝まで名無しさん:2009/02/02(月) 17:04:13 ID:Z4vKjCpb
>>292より
 1昨日カタール紙Al-Sharqのインタビューで、アブマズルク(Abu Marzouq)が、
パレスチナ人殺害を許可したと述べた。アブマズルクが言うには、対敵協力者を
(捕まえて)拘置し、そのうち何人かは既に殺した。残りも処刑待ちである。
アブマズルク氏よ、君の言う対敵協力者とは誰をさすのか。勿論アブマズルクは
リストを拡張し、ハマスの政策を批判する者は反逆者で対敵協力者であり、
殺しても構わないと言っている。これが約束のイスラム支配なのか。それとも
これが血糊のついたイスラムの嘘なのか。

 支援物資をガザ回廊へ運ぶトラックを横どりし、ガザの子供達が飢えていると
いうのに、仲間内で分配しているのは、何処の誰だ。ガザの土地を奪い区画分け
をして、ハマス評議会(Shura)メンバーの仲良しグループに配っているのは誰だ…。

ハマスは人民の生殺与奪権を与えられたと感違い―アルアラビヤTV1月16日放映

 人民統治の意味について、(ハマスは)旧態依然たる遅れた考えにとどまっている。
人民統治は、住民が自己の運命を左右する全権を差しだし、思うがままの振舞いを
許すということではない。生殺与奪権を与えたわけではない。ほかのことは
一切考慮せず、人民を戦争と破壊にひきずりこむことではない。

 ドーハ祭≠ゥら何が生まれた。我々に説教をたれ、ガザの血を売物にする
演説以外に何があった。そこに参加した政権は、さまざまな理由で国内的に
破綻したものばかりである。各政権について詳述する気はないが、ひとつは
軍事クーデターをやったところ。国際刑事裁判所(ICC)と問題をおこしている
政権もある。ほかのところもすねに傷持つ政権ばかりである。
294朝まで名無しさん:2009/02/02(月) 17:12:38 ID:Z4vKjCpb
Special Dispatch Series No 2219 Jan/31/2009
ガザの勝利で道が開けた。占領者がパレスチナの地で敗北するまで戦う
―ハマス幹部達の願望―
http://memri.jp/bin/articles.cgi?ID=SP221909

政治局長マシァル(Khaled Mash'al)を初めとするハマス幹部達は、ガザで勝ったのは
ハマスであり、その勝利が、ヤッフォ、ハイファへの道を切り開いたとし、
パレスチナ自治政府(PA)にジハードと抵抗の戦いに参加せよ、と呼びかけている。

次に紹介するのは、ハマス幹部達の発言内容である。

我々の抵抗がアラブと世界の理想になった―マシァル政治局長

 「これは、我が人民が人民の地で勝利した最初の戦争である。このガザ戦争は、
敵シオニストとの戦闘上の転換点になった。敵は政治の分野で敗北したように、
戦場でも負けたのだ。結局3週間後に、敵は、抵抗を拘束ないし抑制する協定を
手にしないで、一方的に停戦を宣言して、撤退せざるを得なかったのである。

 停戦の2週間前、シオニスト存在体は調停者を介して我々に降伏の圧力をかけてきた。
長期停戦(tahdia、鎮静)と非武装化を宣言して、ガザの抵抗をやめよというのである。

 しかし我々は、政治戦と武力戦で徹底抗戦を堅持した。我々はこの条件を
拒否したのである。彼等は攻撃をやめざるを得なくなり、敗北を認め、無条件撤退に
追いこまれたのである。我々は、我が人民の選択と力を信じていたから、頑として譲らなかったのだ…。
(続く)
295朝まで名無しさん:2009/02/02(月) 17:13:05 ID:Z4vKjCpb
>>294より
 敵の指導者達は、いくつかの目的を果したかった。抵抗を粉砕し、敗北に追いこんで、
ガザから叩き出すのが第 1。第2は、イスラム共同体に敗北主義を植えつけ、
ハマス支配をやめさせ、ミサイル発射に歯止めをかけることである。結果はどうなったか?
抵抗は不屈の精神を発揮し、戦力に違いがあるにも拘わらず、同等になった。
ミサイル発射は続き、我方の人民は抵抗に馳せ参じ、動じることがなかった。
ハマスは、イスラエルが撃滅に躍起となったが、逆に力をつけた。抵抗はすでに浸透し、
アラブ共同体と世界が理想とするところとなったのである」。

無意味な政治交渉をやめ勝利の日まで戦え

 「アラブ内部の和解が始まり、嬉しく思う。もっとも和解が成立したわけではないが。
我々はパレスチナ諸派の和解を模索している。しかしながら、ガザの教訓に
学んだ我々は、抵抗と力を基本路線にした諸派の和解を求める。無意味な交渉とか
合意、カルテットのつくった枠組を条件にしないでのである。我々はパレスチナ諸派の
話合いを望む。しかし、そのためには、ガザで起きたように、勝利の日までウェストバンク住民の
蜂起と抵抗が続くことが前提条件となる。

 更にもうひとつの前提条件が、抵抗戦士(注、ウェストバンクでPAが投獄したハマス活動家)を
釈放し、抵抗の武器の神聖さと合法性を認めることである。この前提条件をベースにして
初めて諸派の話合いが可能となる」※1。
(続く)
296朝まで名無しさん:2009/02/02(月) 17:13:32 ID:Z4vKjCpb
>>295より
PLOの時代は去った、新しい最高機関が必要―政治局長とスポークスマンが言明

 カタールで開催されたガザ戦勝°L念集会において、マシァルは次のように言明した。

 「パレスチナ諸派が率先して驚くべき″s動にでて、新しい民族最高機関の設立
に向けて動いている。将来この機関がパレスチナ内外のパレスチナ人を代表する
ことになる。すべての勢力、諸派を統合する機関である。PLOは、今日の状態からみて、
最早パレスチナ人民の最高機関ではない。パレスチナの郷土分断を意図する機関になり果てた」※2。

 この集会で、ハマスのスポークスマンであるバルホウム(Fawzi Barhoum)も
パレスチナ自治政府(PA)に次のように呼びかけた。

 「身を退き休め。君達は消耗した。休まなければならない。立場が変ったのだ。
こちらに勝利あれば、そちらは賭けに失敗したのだ。もう充分ではないか。
もう君達の御時世ではないのだ。時計の針を戻すことはでない。人民が
選んだ道、即ちジハードと抵抗に参加せよ」※3。

ガザの勝利がエルサレムへの道を切り開いた―ハマス幹部ラドワン

 同じく集会でハマス幹部ラドワン(Isma'il Radhwan)は、次のように言った。

 「ガザの勝利が、エルサレム、ハイファ、ヤッフォ、ネゲブ地方、ウェストバンクへの
道をきり開いた。ガザだけが我々の事業ではない。ガザとパレスチナを
含むのである。我々は、パレスチナの地で占領者が敗北するまで戦い続ける」※4。
(続く)
297朝まで名無しさん:2009/02/02(月) 17:13:55 ID:Z4vKjCpb
>>296より
武器取得の邪魔をするな―ヨーロッパに注文をつける政治局長

 このカタール集会で、マシァルはヨーロッパに対し次のような注文をつけた。

 「恥を知れ。我々に対する侵略行為をとめることができず、抵抗の武器の入手を
不可能にしたのは、まさに犯罪行為である。この政策を続けるならば、ヨーロッパと
西側諸国の眉間に恥知らずの刻印が押されることになる…。

 ハマスは闘争によって、そして選挙によって合法性をかちとった。そのハマスと
互恵関係を結ぶ時がきているのである…」※5。

 マシァルはアメリカのミッチェル中東特使にも注文をつけ、抵抗運動を無視するな、と次のように言った。

 「抵抗運動を無視するならば、政治交渉、治安対策、軍事行動はすべて失敗する」※6。

※1 2009年1月21日付www.palestine-info.info

※2 2009年1月21日付(ロンドン)Al-Sharq Al-Awsat

※3 同上

※4 同上

※5 同上

※6 2009年1月29日付(カタール)Al-Sharq
298朝まで名無しさん:2009/02/03(火) 12:19:29 ID:7qQ/J2w3
ハメネイ師「戦争含むあらゆる事態に備えよ」 イラン最高指導者
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20090202AT2M0200402022009.html

 【ドバイ=松尾博文】パレスチナのイスラム原理主義組織ハマスの指導者
メシャル氏が1日、イランの首都テヘランを訪問、同国の最高指導者ハメネイ師と
会談した。シリア在住のメシャル氏はガザ紛争でのイランの支援に謝意を表明。
ハメネイ師は「(イスラエルとの)新たな戦争を含むあらゆる事態に備えよ」と述べた。

 また、イランのモッタキ外相と記者会見したメシャル氏は「ガザ地区の経済封鎖が
続く限り、イスラエルの侵略は続いている」と語り、封鎖を解除しない限り
本格停戦には応じないとの考えを改めて強調した。(17:33)
299朝まで名無しさん:2009/02/03(火) 12:21:33 ID:7qQ/J2w3
停戦2週間…ガザ地区に支援物資届かず
2009.2.2 18:41
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/090202/mds0902021842004-n1.htm

 【カイロ支局】パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスと
イスラエル軍の停戦から1日で2週間が経過したが、ガザ地区に緊急救援物資が
十分に届いていない。イスラエルの経済封鎖が続いているためで、日本の物資も
すでに1週間以上、エジプト側に止め置かれたままになっている。

 ロイター通信によると、1日夜、イスラエル軍は、ハマスの治安施設やガザ南部の
密輸トンネル周辺に空爆を行った。同日午後、ガザ地区からの攻撃により、イスラエルで
民間人1人を含む3人が負傷したことへの報復とみられる。

 1月18日の停戦後、各国は、国連パレスチナ難民救済事業機関などの求めに応じ、
ガザ地区へ医療支援物資や食糧などを送付した。エジプト経由で届けようとしているが、
国境沿いの通行所で、イスラエルの通関当局が、安全面を理由に厳しい通過制限を
設けており、大量の物資が運び込まれていない状況下にある。

 日本政府も1月23日に毛布2万9000枚や破壊された家屋を保護するための
ビニールシート8000枚などを送ったが、まだ届いていない。外交筋によると、
「優先的に運び込まれる物資もあるが、各国の物資も同様にエジプトで止まっている
状態」といい、日本政府はイスラエルとエジプト政府双方に、迅速な対応を取るよう要請した。
300朝まで名無しさん:2009/02/03(火) 12:22:25 ID:7qQ/J2w3
イランの支援に謝意 ハマス指導者マシャル氏
2009.2.2 20:20
このニュースのトピックス:イラン
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/090202/mds0902022021005-n1.htm

 イラン訪問中のイスラム原理主義組織ハマスの指導者マシャル氏は1日、
テヘランでアハマディネジャド大統領、最高指導者ハメネイ師と相次ぎ会談、
パレスチナ自治区ガザを支配するハマスへの支援に謝意を表明した。

 国営イラン放送によると、マシャル氏がイスラエルを倒すには「抵抗こそが
唯一の道だと信じる」と述べたのに対し、大統領は、イスラエルの指導者は
「(戦争犯罪で)裁判にかけられるべきだ」などと応じた。

 マシャル氏はイランメディアとも会見し「(イスラエルによる)占領が続く限り、
恒久的な停戦はあり得ない」と強調、ガザ封鎖解除もあらためて要求した。(共同)
301朝まで名無しさん:2009/02/03(火) 12:28:04 ID:7qQ/J2w3
エジプト政府高官、イラン批判をエスカレート
イランは、パレスチナ内部の不和をかき立てている
http://www.worldtimes.co.jp/news/world/kiji/090202-211331.html

 【カイロ2日鈴木眞吉】エジプト政府高官らは1日、相次いで、「イランがパレスチナ内部の
不和をかき立てている」として厳しく批判した。エジプト紙エジプシャンガゼットが2日、
開会中の諮問評議会での発言として、報じた。

 報道によると、批判した高官はシェリフ諮問評議会(上院に相当)議長(元情報相)と、
ムフィド・シハブ法律問題・議会担当相。

 パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム根本主義過激派組織ハマスの
最高幹部でシリア亡命中のマシャール氏が、イランの首都テヘランを訪問することに対し、
シェリフ氏は、「イラン指導者は、パレスチナ人の歴史的な努力を吹き飛ばそうとしている」と語り、批判した。

 シハブ氏は、マシャール氏がパレスチナ解放機構(PLO)に代わる新たなパレスチナ人
組織を作ろうとしていることに対し、「外国の権力(イランを指す)がパレスチナの不和を
永続させようとしている」と指摘、ハマスに影響力を行使するイランを批判した。

 エジプトは、昨年12月末から約3週間行われたイスラエル・ハマス間の戦闘中、
イランがエジプト政府の姿勢を批判して以来、イランを厳しく批判し続けている。
エジプト政府は現在、イスラエルとハマス間の停戦仲介のみならず、パレスチナ内部の
一体化に向けた仲介を行っており、イランの干渉が、交渉の行方に悪影響を及ぼすことを警戒している。

2009/2/2 21:13
302朝まで名無しさん:2009/02/03(火) 12:29:53 ID:7qQ/J2w3
密輸トンネル監視用カメラ設置―エジプト
http://www.worldtimes.co.jp/news/world/kiji/090202-212010.html

 【カイロ2日鈴木眞吉】エジプト紙エジプシャンガゼットは2日、同国治安当局が1日、
エジプトがパレスチナ自治区ガザとの境界線に、エジプト・ガザ間に掘られた
密輸トンネルを監視するためのカメラと感知装置を設置し始めた、と1面トップで
報じた。同国治安当局がロイター通信に明らかにしたとしている。

 イスラエルや欧米諸国による、エジプトの密輸トンネル監視が脆弱であるとの
批判に応えたものと見られる。



2009/2/2 21:20
303朝まで名無しさん:2009/02/03(火) 12:34:55 ID:7qQ/J2w3
2日連続でガザ空爆 イスラエル軍
2009.2.2 22:03
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/090202/mds0902022204006-n1.htm

 イスラエル軍は2日、パレスチナ自治区ガザ南部ラファを走行中の車両を空爆、
ロイター通信によると、武装勢力の数人が負傷した。ガザ空爆は2日連続。
軍は直前にイスラエルに迫撃弾を発射した武装勢力を攻撃したとしている。

 イスラエルのバラク国防相は地元メディアに対し、ガザからの攻撃には
報復するが、1月中旬までのような大規模攻撃は「するつもりはない」と述べた。
また、ロケット弾や迫撃弾攻撃が続いていることについて「(イスラム原理主義組織)
ハマス以外の小組織が発射しているが、それを止めないハマスに責任がある」と述べ、
ハマスには各組織に停戦を守らせる責任があるとの認識を示した。(共同)
304朝まで名無しさん:2009/02/03(火) 12:35:53 ID:7qQ/J2w3
ガザ義援金放映拒否のBBCに非難集中、英大主教「放送すべきだったと思う」
2009年02月02日
http://www.christiantoday.co.jp/main/international-news-2026.html

 【CJC=東京】英国放送協会(BBC)が、イスラエル軍による攻撃で大きな被害を
うけたパレスチナ自治区ガザ地区市民に義援金を送る運動の放送を拒否したことに非難が集まっている。

 英赤十字やオックスファムなどのNGO(非政府組織)が参加する慈善団体『緊急災害委員会』
の活動を、報道の公平性を損ねる恐れがあるとして放送しない方針を決めたもの。
BBCは義援金が効率的にガザ市民の手に届くかという点にも疑問を持っている。

 AFP通信などによると、この決定に怒った数千人がロンドン中心部で1月24日に
抗議活動を行ない、ゴードン・ブラウン首相など政治家からも批判の声が上がった。
議会ではBBCの決定に「驚愕した」という議員51人が、BBCに説明を求める動議に賛成した。

 25日には、英国国教会(聖公会)の最高指導者であるカンタベリー大主教の
ローワン・ウィリアムズ氏が「義援金運動をBBCは放映すべきだったと思う」と述べた。

 BBCのマーク・トンプソン会長は24日、BBCには「わずかでも放映の公平性を
損ねる恐れがある要因を排除する義務がある。これまでに築いてきた報道の公平性を
守るための決定だった」と述べた。□
305朝まで名無しさん:2009/02/03(火) 12:37:48 ID:7qQ/J2w3
ハマス、1年間の停戦協議受入れを表明
2009-02-02 21:40:57
http://japanese.cri.cn/881/2009/02/02/1s134628.htm

 パレスチナのイスラム原理主義組織ハマスのスポークスマンは2日ガザで、
「ハマスはイスラエルとの1年間の停戦協議を受け入れる」と表明しました。

 ハマスのバルフーム・スポークスマンは、「ハマスは、イスラエルのガザ地区
封鎖の解除とガザ地区の再度開放のため、1年間に亘る停戦協議を受け入れる。
もし停戦によってガザ地区の開放と封鎖解除が実現すれば、ハマスは18ヶ月間の
停戦を考えている」と述べました。

 ハマスは1日カイロへ代表団を派遣し、イスラエルとの停戦協議をめぐって
エジプトの高官と会談しています。
306朝まで名無しさん:2009/02/03(火) 12:44:11 ID:7qQ/J2w3
エジプト大統領、パレスチナ議長、サウジ外相が緊急3者会談
不可解な会談後の行動
http://www.worldtimes.co.jp/news/world/kiji/090202-235813.html

 【カイロ2日鈴木眞吉】アッバス・パレスチナ自治政府議長とファイサル・サウジアラビア外相が
2日、急遽エジプトの首都カイロを訪問し、ムバラク・エジプト大統領と3者会談を行ったが、
会談後のそれぞれの行動をめぐり、報道関係者から「不可解」との声が上がっている。

 カタール衛星テレビ局アルジャジーラによると、報道陣が不可解さを感じたのは、
@アッバス議長は予定していた欧州訪問を中止して急遽カイロにやって来た
A3者会談は事前の準備もなく突然行われたB会談後、何の声明もなく、
5分後にエジプト外務省から簡単なメモが発表されたCファイサル外相と
アブルゲイト・エジプト外相がアラブ首長国連邦(UAE)に急遽旅立った
Dアッバス議長がパレスチナ過激派各派はいずれもパレスチナ解放機構(PLO)を
認めないとしており、対話が成立していないと激しく非難した――などだ。

 アブルゲイト外相は数日前、対イスラエル停戦協議やパレスチナ内部の統一に
関する協議の進展計画を述べていたが、今やそれが全面的に崩壊したとの情報も流れている。

2009/2/2 23:58
307朝まで名無しさん:2009/02/03(火) 12:48:02 ID:7qQ/J2w3
中立報道?BBC四面楚歌 ガザ支援の慈善広告の放映拒否 (1/2ページ)
2009.2.3 00:39
このニュースのトピックス:メディア倫理
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/090203/erp0902030040000-n1.htm

 【ロンドン=木村正人】英国の公共放送であるBBC放送が、パレスチナ自治区
ガザ地区への人道支援を呼びかける慈善広告の放映を拒否したことに批判が
強まっている。「放送の客観性を損なう」というのが放映拒否の理由だ。これに対し、
英国では「人道支援を政治問題とみなすのは誤り」として、英国国教会トップのほか、
現職閣僚を含む下院議員170人以上がBBCに再考を求める事態に発展している。

閣僚ら170人が再考促す

 論争を呼んでいる慈善広告は、英国赤十字など13の非政府組織でつくる慈善団体
「緊急災害委員会」がガザの被災民への救援金を募るため制作した。今回のイスラエル軍による
ガザ地区攻撃で破壊され、街や家を失ったガザの子供や女性が約3分間映し出された後、
「彼らにはあなたの支援が必要だ」と呼びかけている。

 45年間にわたり紛争地への人道支援に取り組んできた同委員会はBBCなど英国の
テレビ局に無料放送枠での放映を要請したところ、先月22日、BBCや衛星放送の
スカイニューズ・テレビ、民放のITVの3社が「放送の客観性を損なう」として拒否した。

 これに対し、数千人の英国市民がロンドンのBBC放送センターなどで抗議活動を行い、
BBCに届いた抗議の手紙は2万1000通に達した。ブラウン英首相の側近の
アレグザンダー国際開発相が「これは人道問題で、BBCは放映すべきだ」と非難の声を
上げると、170人以上の下院議員が同調し、英国国教会の最高指導者、
ウィリアムズ・カンタベリー大主教もBBCに再考を促した。

 結局、ITVは方針を変更して26日に慈善広告を放映し、BBCとスカイニューズは放映しなかった。
(続く)
308朝まで名無しさん:2009/02/03(火) 13:52:12 ID:7qQ/J2w3
>>307より
 英国ではイスラエル軍のガザ地区攻撃を受けて数万人が各地でデモ行進するなど、
子供を含め1300人以上の犠牲者を出したガザ住民に同情する声が強い。

 慈善広告はガザ地区の被害だけを流す構成で、BBCのトンプソン会長は
「ガザの惨状を伝える映像に続いて救援金の呼びかけが放映された場合、
BBCの報道は一方に偏っているという印象を視聴者に与えかねない」と説明し、
BBCの監督機関であるBBCトラストも「会長には放送内容について自主的に
判断する権利が認められている」と支持する姿勢を示した。

 スカイニューズも「公平で客観的な報道を旨とするニュースチャンネルの使命と
矛盾する」としている。

 英紙ではスカイニューズと同じ傘下にあるタイムズ紙を除き、「臆病(おくびょう)な
判断こそBBCの使命に反するものだ」(英日曜紙オブザーバー)「慈善広告を
流すことで自らの報道の客観性が疑われると思いこむほど、BBCは自信がないのか」
(同インディペンデント・オン・サンデー)など批判的な論調が目立つ。

義捐金は300万ポンド

 この騒動によってかえって注目を集めたガザ被災民への救援金は目下、300万ポンド
(約3億8000万円)に達しているが、BBCへの批判の方は収まらず、BBCは
「八方塞がりの状態」(ダイク前BBC会長)に陥っている。
309朝まで名無しさん:2009/02/03(火) 13:52:43 ID:7qQ/J2w3
イスラエル国防相、本格的ガザ攻撃再開は否定
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20090202AT2M0201P02022009.html

 【カイロ=安部健太郎】イスラエルのバラク国防相はパレスチナ自治区ガザ情勢に
関し1日、「我々は第2の作戦に着手するつもりはない」と述べ、本格的なガザ攻撃を
再開する考えはないことを言明した。イスラエルのイディオト・アハロノト紙(電子版)が
2日伝えた。先月下旬からイスラエル軍の空爆やガザの武装勢力による
ロケット弾攻撃などの応酬が散発的に起きているが、イスラエル側は攻撃を
限定的なものにとどめる方針だ。(01:09)
310朝まで名無しさん:2009/02/03(火) 13:54:01 ID:7qQ/J2w3
イスラエル:ガザ侵攻 ハマス指導者、停戦「支援」のイランに感謝
http://mainichi.jp/select/world/news/20090203ddm007030037000c.html

 【テヘラン春日孝之】パレスチナ自治区ガザ地区を支配するイスラム原理主義組織
ハマスの指導者でシリア亡命中のメシャール氏が1日、イランを訪れ、最高指導者
ハメネイ師らと会談した。同氏は先月18日の停戦に触れ「イランがガザでの我々の
勝利に大きな役割を担った」と述べ「支援」に謝意を示した。

 ハメネイ師は、イスラエル軍に対するハマスの「イスラム的抵抗」を称賛した上で、
「ガザでの戦いはまだ終わっていない。新たな状況に備えるように」と促した。

 米国やイスラエルはイランがハマスに武器や資金を供与していると非難しているが、
イランは「政治的支援だ」と反論している。

毎日新聞 2009年2月3日 東京朝刊
311朝まで名無しさん:2009/02/03(火) 13:54:43 ID:7qQ/J2w3
イスラエル:ガザ衝突「ダボスの陣」 トルコとイスラエル、「場外戦」激化
http://mainichi.jp/select/world/news/20090203ddm007020019000c.html

 【エルサレム前田英司】世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)であった、
パレスチナ自治区ガザ地区情勢を巡るエルドアン・トルコ首相とペレス・イスラエル大統領=
の「激突」が、両国関係に影を落としている。両首脳は電話で協議して関係修復を
図ったが、謝罪の有無で水掛け論に発展するなど「場外戦」が激化している。

 ペレス大統領は30日、エルドアン首相に電話し沈静化を試みた。トルコのメディアが
「大統領が謝罪した」と報じると、イスラエル側は直ちに否定。トルコ側は大統領が
「謝罪」している電話の会話録を公開し、不快感をあらわにした。

 イスラエルにとって、トルコはイスラム教国の中で最大の友好国で関係悪化は
避けたいところだ。先月29日のダボス会議では、ペレス大統領がガザ攻撃を
正当化、エルドアン首相が立腹して席を立った。

毎日新聞 2009年2月3日 東京朝刊
312朝まで名無しさん:2009/02/03(火) 13:55:30 ID:7qQ/J2w3
イスラエル:ガザ侵攻 空爆再開 砲撃報復、1人死亡
http://mainichi.jp/select/world/news/20090203ddm007030024000c.html

 【エルサレム前田英司】イスラエル軍は2日、パレスチナ自治区ガザ地区
南部ラファで、パレスチナ武装勢力メンバーの乗った車を空爆、ロイター通信によると、
同メンバーの1人が死亡、3人が負傷した。これに先立ち、ガザから迫撃弾3発が
イスラエル南部に撃ち込まれていた。軍はこの迫撃弾攻撃に関与した武装勢力を狙ったと説明している。

 イスラエルとイスラム原理主義組織ハマスが先月18日に「停戦」した後、イスラエル側への
ロケット弾や迫撃弾攻撃が散発的に続いているが、ハマスではない小規模な武装勢力が
関与しているとみられる。ただ、イスラエルはガザからの攻撃をすべてハマスの責任と
主張し、攻撃には報復を加えると警告している。

毎日新聞 2009年2月3日 東京朝刊
313朝まで名無しさん:2009/02/03(火) 13:56:10 ID:7qQ/J2w3
右派・宗教政党、過半数の勢い イスラエル、総選挙まで1週間
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20090203AT2M0201G02022009.html

 10日投票のイスラエル総選挙まであと1週間となった。世論調査では、
対パレスチナ強硬派のネタニヤフ元首相が率いる右派野党リクードが依然として
第1党となる勢い。右派・宗教政党の獲得議席は国会(定数百20)の過半に
達する見通しで、政権交代の可能性が高まっている。

 1月末にかけて行われた各種世論調査では、現有12議席のリクードが28―31議席に躍進。
一方、現有29議席の連立与党第1党カディマは20―25議席と劣勢が続く。
中道左派の労働党と極右政党「わが家イスラエル」が16議席前後で第3党争いをする構図だ。(07:00)
314朝まで名無しさん:2009/02/03(火) 13:58:29 ID:7qQ/J2w3
シリア、和平交渉再開も イスラエル総選挙後に
2009.2.3 07:50
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/090203/mds0902030751001-n1.htm

ダマスカスで2日、シリアを訪問したアイルランドのマーティン外相(左)と会談した
ムアレム外相(ロイター)ダマスカスで2日、シリアを訪問したアイルランドの
マーティン外相(左)と会談したムアレム外相(ロイター)

 シリアのムアレム外相は2日、首都ダマスカスでの記者会見で、「イスラエルで、
総選挙後に権力の座に着いた者が公正で包括的な和平への意思を示すならば、
それは従来とは違った評価に値する」と述べ、10日のイスラエル総選挙後に
同国との和平交渉再開に応じる可能性を示唆した。

 両国はトルコの仲介による間接和平交渉を行ってきたが、イスラエルのオルメルト首相が
昨年7月に辞意を表明したことで無期限延期に。シリアは昨年末、イスラエルによる
パレスチナ自治区ガザへの大規模空爆を受け、交渉凍結を表明した。

 ムアレム外相は「現在の関心事はガザ住民の苦境をいかに和らげ、封鎖を解除し、
停戦を定着させてガザを再建するかだ」とも指摘した。(共同)
315朝まで名無しさん:2009/02/03(火) 13:59:28 ID:7qQ/J2w3
ハマスと対話拒否示唆 アッバス議長、和解は難航
2009年2月3日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2009020302000075.html

 【カイロ=内田康】パレスチナ自治区ガザ情勢で、パレスチナ解放機構(PLO)
穏健派ファタハを支持基盤とするアッバス自治政府議長は一日、訪問先のカイロで
「PLOの主権を認めない人々とは対話をしない」と述べた。

 名指ししなかったが、ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスに向けた発言。
ガザでの持続的停戦実現に向け、ファタハとハマスの和解が焦点になっているが、
エジプトが仲介する交渉は難航しているもようだ。

 アッバス議長は「彼らは、パレスチナ住民を代表する唯一の組織がPLOと認めねば
ならない。そうすれば、話し合いになる」と述べた。

 ハマス政権のハニヤ首相が最近、「PLOは死んだ。新たな政治組織が必要だ」と
発言したことへの反発とみられる。

 ファタハとハマスの和解交渉をめぐっては、二日もカイロでアッバス議長、
エジプトのムバラク大統領、サウジアラビアのサウド外相が会談した。ハマス代表団とエジプト政府高官も協議する。

 一方、ロイター通信によると、イスラエル軍は二日、ガザ南部で車を空爆し、
パレスチナ人一人が死亡した。一日もガザの密輸トンネル六カ所などを空爆。
同日にガザからイスラエルに向け十発以上のロケット弾や迫撃砲が発射され、
市民ら三人が負傷したことへの報復としている。
316朝まで名無しさん:2009/02/03(火) 14:00:29 ID:7qQ/J2w3
【ガザ侵攻】停戦は脆弱と警告 パレスチナ自治政府議長
2009.2.3 08:59
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/090203/mds0902030900003-n1.htm

アッバス議長(左)を歓迎するサルコジ大統領=2日、パリ(AP)

 パレスチナ自治政府のアッバス議長は2日、パリでサルコジ大統領と会談し、
パレスチナ自治区ガザの停戦は非常に脆弱(ぜいじゃく)で、イスラエルが
攻撃を続けるなら破綻(はたん)しかねないと警告した。

 アッバス議長は、その上で「エジプトの和平努力が継続し、ガザに平穏をもたらすことを望む」と語った。

 ガザを支配するイスラム原理主義組織ハマスは、今回の紛争に勝利したと
主張しているが、議長はハマスを中心に新たなパレスチナ人組織が再編成されることを
拒絶、「民族を代表する1つの政府(自治政府)の枠組みで問題解決を図る」と強調した。(共同)
317朝まで名無しさん:2009/02/03(火) 14:49:36 ID:7qQ/J2w3
パレスチナとは何か [著]エドワード・W・サイード
[掲載]週刊朝日2009年2月6日号 * [評者]永江朗
http://book.asahi.com/topics/TKY200902030116.html

■ユダヤ系知識人が広める”パレスチナ人=テロリスト”

 イスラエルは一方的な停戦を宣言した。ハマスも一方的に停戦するという。
ようやくこれで年末から続いたガザに対するイスラエルの攻撃も終わりそうだ。
千人以上が殺された。その中には子どもたちをはじめ多数の民間人が含まれる。
しかし、パレスチナの平和は遠い。そもそも今回の停戦は「一方的」なものでしかない。
イスラエルとパレスチナが交渉し、合意したわけではない。いつでも攻撃を再開できるのだ。

 エドワード・W・サイードの『パレスチナとは何か』(島弘之訳)を読みながら考えた。
サイードはエルサレム生まれのパレスチナ人で、アメリカの比較文学者、批評家。
1935年に生まれ、2003年に亡くなった。この本では、サイード自身や両親や
伯母の思い出を語りつつ、パレスチナとは何なのか、パレスチナ人とは誰なのかを考察していく。

 1948年、イスラエル建国。これによってパレスチナの人びとは土地を奪われ、
追い払われてしまう。抵抗するものには「テロリスト」の烙印が押される。イスラエルの
強力な後ろ盾となってきたのがアメリカだ。アメリカではユダヤ系の知識人、文化人が、
パレスチナ人=テロリストというイメージを広めるのに一役買う。パレスチナ人が
自前の国家を持つことに、イスラエルはもちろん、アメリカとそのお仲間の国々は
反対し続ける。パレスチナ問題とは、たんにイスラエルとパレスチナの紛争ではない。
(続く)
318朝まで名無しさん:2009/02/03(火) 14:51:13 ID:7qQ/J2w3
>>317より
 今回のガザ攻撃も、ロケット弾を撃つハマスが悪いとイスラエルは主張する。
確かにミクロ的にはそう見えるかもしれない。しかし、元はといえば不当な占領を続ける
イスラエルがいけない。うがった見かたをすると、ハマスを挑発し、わざとロケット弾を
撃たせ、それを口実にパレスチナ人を地上から消滅させようとしているかのようだ。

 この本の原著がアメリカとイギリスで刊行されたのは1986年。20年以上たつのに、事態は一向によくならない。

パレスチナとは何か

著者:エドワード・W.サイード・島 弘之

出版社:岩波書店  価格:¥ 1,260
319朝まで名無しさん:2009/02/03(火) 15:08:57 ID:7qQ/J2w3
>>305続報

ハマス、イスラエルとの停戦協議を否認
2009-02-03 11:58:55
http://japanese.cri.cn/881/2009/02/03/1s134657.htm

 イスラム原理主義組織ハマスは2日、イスラエルと1年にわたる停戦協議を
受けることを否認しました。

 レバノンに駐在するハマスのスポークスマンは同日、「ガザ地区の封鎖が
全面的に解除されなければ、イスラエル側とどんな長期の停戦協議でも合意しない。
全面的にガザ口岸を開放すれば、停戦協議について討議できる」と示しました。

 同日、イスラエルのペレス大統領は、「次のイスラエル政府を誰指導するとしても、
平和プロセスを推進すべきだ」と述べました。

 中東の衛星テレビ局は2日、「カイロに滞在しているハマス代表団はエジプトに、
ハマスはイスラエルとの1年間の停戦協議を受けるという通知を出した」と報道していました。(楊)
320朝まで名無しさん:2009/02/03(火) 16:58:32 ID:7qQ/J2w3
「一人死亡、四人負傷 イスラエル軍により、ヘブロン近くにて」
One killed, four injured by Israeli military fire near Hebron
author Monday February 02, 2009 12:20author by Ghassan Bannoura - IMEMC News & Agencies
http://www.imemc.org/article/58729
321朝まで名無しさん:2009/02/03(火) 17:03:17 ID:7qQ/J2w3
ハマスが「新PLO」構想 パレスチナ、亀裂拡大も
http://www.47news.jp/CN/200902/CN2009020301000540.html

 【カイロ3日共同】シリア在住のイスラム原理主義組織ハマス指導者マシャル氏が
「パレスチナ人を代表する唯一の組織」と認知されてきたパレスチナ解放機構(PLO)に
代わり、ハマス主導でパレスチナ人を代表する新たな組織結成を目指すと表明、波紋を広げている。

 PLOはパレスチナ自治政府のアッバス議長率いるファタハなど各派を束ねる
連合組織で、アッバス氏はPLO議長を兼務。対イスラエル武装闘争を掲げ、
1993年のPLOとイスラエルとのパレスチナ暫定自治宣言(オスロ合意)に
反対する強硬派ハマスは、PLO外の組織だ。

 新組織構想はエジプトの仲介で進められているファタハとハマスの和解協議の
障害になりつつあり、実際に結成されれば両者の亀裂は拡大、オバマ米政権が
積極関与を表明した中東和平の行方にも影響を与えそうだ。
2009/02/03 16:09 【共同通信】
(続く)
322朝まで名無しさん:2009/02/03(火) 17:03:51 ID:7qQ/J2w3
>>321より
もっと知りたい ニュースの「言葉」
Kyodo Zoomハマス(2006年6月10日)イスラム国家の樹立を目指すパレスチナ最大の
イスラム原理主義組織。1987年に創設された。イスラエルの生存権を認めず、
イスラエルとパレスチナの「2国家共存」を前提とした中東和平に反対している。
本拠はガザ地区。自爆テロなどで対イスラエル攻撃を繰り返す一方、教育や福祉活動で
貧困層に浸透している。今年1月のパレスチナ評議会(議会)選で第一党になり、
単独で自治政府内閣を発足させた。欧米諸国やイスラエルがテロ組織に指定している。(共同)

Kyodo Zoomパレスチナ暫定自治宣言(2003年9月3日)イスラエルとパレスチナ解放機構(PLO)が
1993年9月13日に調印した。暫定自治期間を5年とし、この間にイスラエル軍が占領地から
撤退し、パレスチナ側は議会や自治政府などを整備、パレスチナ国家樹立やエルサレムの
帰属問題などを協議する恒久的地位交渉を終えることになっていた。暫定自治は
94年5月にガザ地区などから始まったが、2000年秋に双方の衝突が激化し、
恒久的地位交渉は中断。02年3月に始まったイスラエル軍のヨルダン川西岸への
大規模侵攻で事実上崩壊した。(共同)

Kyodo Zoomパレスチナ自治政府(2006年3月19日)1993年9月にパレスチナ解放機構(PLO)と
イスラエルが調印した「パレスチナ暫定自治宣言」(オスロ合意)に基づき、イスラエルが
占領したヨルダン川西岸とガザ地区のパレスチナ人についての行政を担う。ガザ地区と
西岸都市部の自治区では治安権限も有する。米国などの要求で2003年、内閣を率いる
首相職を設置。対イスラエル和平交渉の権限は、直接選挙で選ばれた自治政府トップの議長が持つ。(共同)
323朝まで名無しさん:2009/02/03(火) 17:17:38 ID:7qQ/J2w3
パレスチナ自治政府議長、サルコジ仏大統領と会談
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20090203AT2M0300A03022009.html

 パレスチナ自治政府のアッバス議長は2日、パリを訪れ、サルコジ仏大統領と
パレスチナ自治区ガザの長期停戦実現に向け協議した。アッバス議長は会談後
「(ガザを支配するイスラム原理主義組織)ハマスをパレスチナ人の代表と
認めることはできない」などと発言、自治政府の支持基盤であるパレスチナ解放機構(PLO)が
パレスチナ人を代表する唯一の組織との立場を改めて強調した。

 ハマスは自らもパレスチナ人の代表組織であると主張している。サルコジ大統領は、
自治政府とハマスの和解を促したとみられるが、両者はパレスチナ人の代表問題を
巡り対立しており、対話は進んでいない。(パリ支局)(13:34)
324朝まで名無しさん:2009/02/03(火) 18:52:55 ID:g9PPsVfL
2009.02.03 Web posted at: 17:47 JST Updated - CNN
ワールド
イスラエルへ長距離ロケット弾攻撃、停戦後、初 ガザ情勢
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200902030019.html

写真http://www.cnn.co.jp/world/images/CNN200902030018.jpg
イスラエル南部、アシュケロン市の工業地帯=昨年3月撮影。停戦後、初の長距離ロケット弾がガザから撃ち込まれた

エルサレム(CNN) イスラエル軍当局者は3日、パレスチナ自治区ガザから同日朝、
長距離ロケット弾1発が発射され、同国南部のアシュケロン市に着弾したと報告した。人的、
物的損害はなかった。

ガザでの軍事衝突で、イスラエル軍とガザを支配するパレスチナ強硬派ハマスは1月18日、
それぞれ停戦を宣言しているが、これ以降、イスラエル内への長距離ロケット弾攻撃は初めて。
撃ち込んだ組織は不明。

停戦実現後も、パレスチナ組織は散発的にイスラエル領内へロケット弾攻撃を仕掛けていたが、
短距離のものがほとんだった。ハマス以外の組織が発射したとの見方もある。イスラエル軍は
いずれも空爆で報復している。

アシュケロンは、ガザ北部から北へ約19キロ離れている。

イスラエル軍によるガザ空爆で昨年12月27日に始まった軍事衝突では、一般住民含め
パレスチナ人1300人以上が死亡し、約5400人が負傷。イスラエル側では兵士10人を含む
13人が死亡している。
325朝まで名無しさん:2009/02/03(火) 23:58:36 ID:g9PPsVfL
不況も軍の近代化には影響しない:防衛省幹部が語る
2009/02/03 Tuesday 16:46:28 JST
http://www.voiceofindia.co.jp/content/view/2505/61/

〈ニューデリー〉インド政府は2日、世界経済の崩壊がインドの軍備近代化に影響を及ぼすことはないと宣言した。

デリーで開催予定の航空ショー「エアロ・インディア2009」に関する記者会見で
プラディープ・クマール次官は、「経済は減速しているが、インドの防衛プログラムはこれまで通り
続く。インド軍の近代化を妨げるものなどあり得ない」と語った。

現在インドは様々な軍需品を世界市場から獲得しようと必死だ。その中には高額な戦闘機、
軽量ヘリ、偵察機、陸・海・空用のミサイル発射装置などが含まれる。インド政府はこれらの
防衛機器を確保するのために今後5年で約300億ドル(約2兆6800億円)以上を支出すると見られる。

クマール次官は、今回の航空ショーのビッグニュースとして、中国の参加を明言した。「中国は
今年行われる航空ショーに10人の代表団と共に初参加するだろう」

クマール氏は「計8ヶ国の防衛閣僚がショーに参加し、40ヶ国以上から代表団が訪れる。主な
参加国は、アメリカ、イギリス、フランス、イタリア、ドイツ、ロシア、イスラエルなど。

「31社からなるドイツとフランス、26社からなるイギリス、24社からなるロシア、20社からなる
イタリア、11社からなるイスラエルが大規模な参加国となる見込みだ」とクマール氏は説明した。
326朝まで名無しさん:2009/02/04(水) 01:41:35 ID:LYatpQ1s
【ガザ侵攻】イスラエル軍が密輸トンネル空爆 ロケット弾に報復
2009.2.4 01:22
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/090204/mds0902040122001-n1.htm

 ロイター通信によると、イスラエル軍は3日夕、イスラム原理主義組織ハマスが支配する
パレスチナ自治区ガザ南部のエジプト境界付近にある密輸用トンネルを空爆した。ガザからは
同日午前、イスラエル中部アシュケロンにロケット弾が着弾しており、これに対する報復と
みられる。ロケット弾攻撃による負傷者はなかった。

 1月18日の停戦成立後も、ガザの武装勢力による砲撃やイスラエル軍の報復空爆が
続いている。イスラエルはガザからの攻撃に対しては反撃するとの強い姿勢を示している。(共同)
327朝まで名無しさん:2009/02/04(水) 01:42:07 ID:LYatpQ1s
ハマス代表団、エジプトと本格停戦協議
2009.2.4 01:26
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/090204/mds0902040126002-n1.htm

 フランス公共ラジオによると、パレスチナのイスラム原理主義組織ハマスの代表団は3日、
エジプトの首都カイロで同国政府高官と会談、パレスチナ自治区ガザでのイスラエルとの
本格的な停戦をめぐる協議を再び行った。

 ハマスは、イスラエルがガザ境界の封鎖を解除することなどを条件に1年間の停戦に応じる
姿勢を見せているが、実現するかどうかは不透明だ。

 一方、サウジアラビアなどアラブ各国の外相は同日、アラブ首長国連邦の首都アブダビで
緊急会合を開き、エジプトの調停を支援する立場を表明した。ハマスに近いシリアは参加しなかった。(共同)
328朝まで名無しさん:2009/02/04(水) 11:23:34 ID:YxACJAIE
日本のガザ救援物資、エジプトに10日間留め置き
特集 パレスチナ情勢
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090204-OYT1T00112.htm?from=navr

 【エルサレム=三井美奈】パレスチナ自治区ガザ紛争で被害を受けた住民のため、
日本政府が送った毛布などの救援物資が10日間、ガザに搬入されずにエジプトで
留め置かれていることが2日、わかった。

 救援物資は、毛布2万9000枚やブルーシート8000枚など9000万円相当で、
1月24日に、ガザ境界に近いエジプトのエルアリシュ空港で、国連パレスチナ難民救済事業機関
(UNRWA)に引き渡された。

 救援物資は通常、イスラエル経由でガザに送られるが、在エジプト日本大使館に
よると、イスラエル政府がガザのイスラム原理主義組織ハマスの再武装を警戒し、
厳しい物流規制を続ける中で、UNRWAは食糧を優先しているため、日本や
外国からの援助物資搬入が大幅に遅れている。

 ガザでは停戦入りした1月18日時点で国連学校などに4万人以上が避難しており、
学校開校後、行き場を失って、テント生活を強いられている人が多い。
(2009年2月4日03時06分 読売新聞)
329朝まで名無しさん:2009/02/04(水) 11:24:54 ID:YxACJAIE
米中東特使、月内に再派遣へ 国務長官が意向
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20090204AT2M0303G03022009.html

 【ワシントン=弟子丸幸子】ヒラリー・クリントン米国務長官は3日、国務省で記者団に、
ミッチェル中東和平担当特使を月内に中東地域に再度派遣する考えを明らかにした。
イスラエルでは10日に総選挙があり、対パレスチナ強硬派が勝利する可能性が
高まっている。総選挙の結果を踏まえ、特使再派遣でパレスチナ自治区ガザの
停戦維持を働きかける見通しだ。

 ミッチェル特使はイスラエル、パレスチナ自治区、エジプトなどの中東歴訪から
2日に帰国。3日朝、クリントン長官に情勢を報告した。同長官は記者団に、特使の
今回の中東訪問は米政府が中東和平に「高いレベルで関与していく(ことを示す)第1弾だ」と強調した。(02:11)
330朝まで名無しさん:2009/02/04(水) 11:26:05 ID:YxACJAIE
ローマ法王に猛反発 虐殺否定の司教破門解除で
http://www.47news.jp/CN/200902/CN2009020401000101.html

 【ローマ3日共同】ローマ法王ベネディクト16世がナチス・ドイツによるホロコースト
(ユダヤ人大量虐殺)の存在を否定する発言をした司教らの破門を解除したことから、
ドイツやイスラエルのユダヤ人団体などが猛反発。3日にはドイツのメルケル首相も
「法王はホロコーストに対する立場を明確にすべきだ」と異例の批判を行った。

 法王は1月下旬、バチカンの命令に従わなかったとして約20年前に破門された
教会内超保守派の司教4人の破門を解除。しかし、うち1人が「ナチスのガス室は
なかった」と発言していたことが判明した。

 法王は2006年の演説でイスラム教の教えを「邪悪」とするビザンチン帝国皇帝の
発言を引用し、イスラム諸国で反発を呼んだ。今回は破門解除でユダヤ教との
不和を招いたほか、カトリック教会内からも批判の声が出ており、一部イタリア紙は「教会の危機」と報じた。
2009/02/04 10:53 【共同通信】
331朝まで名無しさん:2009/02/04(水) 11:31:51 ID:YxACJAIE
【親方日の丸な人々2009】人事は踊る。転勤狂騒曲(1)ウワサに振り回される
2009年2月4日 8:55
http://japan.techinsight.jp/2009/02/oyakata200902040828.html

2月になると、お役人たちは見た目ソワソワ、内心では戦々恐々とし始める。
次年度人事の内容が少しずつ聞こえてくるからだ。
戦々恐々とし出す人は、2種類ある。ひとつは中央から地方(東京から地方都市とか
県庁所在地から田舎町とか)へ転勤させられた人々が、今年こそは都会へ
戻れるかどうかといってアワアワとし出す。
もうひとつは、東京あるいは県庁所在地から一歩も出たくない人が、田舎へ
転勤させられるのではないかといってアワアワとし出すのである。



人口が少ないマチにはそもそも支店を置かない民間企業とは違って、官公庁は
わずかでも人が住んでいるところには行政を行き渡らせなければならない。なので、
どんな田舎町でも辞令一つで行かなければならない。
反対に、アタッシェ(在外公館勤務)を命じられた人は、外国転勤を余儀なくされる。
アメリカとかフランスとかならいいだろうと思うだろうが、それは外務省や財務省などの
一流官庁職員の話。2流3流官庁職員は、アフガニスタンとかイスラエルとかいう
デンジャラスゾーンへ行かされるのが関の山だ。
(続く)
332朝まで名無しさん:2009/02/04(水) 11:32:41 ID:YxACJAIE
>>331より
ところで、お役人の人事のウワサというのは、どのように本人の耳に聞こえてくるか
ご存じだろうか。もちろん内示(発令前に異動先を口頭告知すること)前には、
一切人事の内容は漏れてはいけないことになっているのだが、転勤対象者としては、
どこに行かされるか何も知らないまま泰然としている人は少ないので、武士の情けで
「婉曲かつ暗喩的」に知らせるのだ。
どんなものがあるか、以下に紹介してみよう。

○「9番アイアンだな」
筆者はゴルフをしないので詳しくないのだが、きわめて近い土地への転勤をいうらしい。
正反対なのは「ナイスショットだな」である。本当にナイスかどうかは不明だが。

○「味噌カツときしめんが旨いぞ」
愛知県内への転勤である。新幹線も通っているし、結構な都会なので人気は高い。
産地特産品で知らせるバリエーションは色々あり、「比内鶏がうまいぞ」(秋田行き)
「お好み焼き」(広島や大阪)などがある。

○「海の向こうに希望がある」
東京を起点にすれば、四国・九州・北海道などへの転勤を指す。希に離島の
出張所への転勤である場合もあり、聞いた本人は顔面蒼白になる。
(続く)
333朝まで名無しさん:2009/02/04(水) 11:36:16 ID:YxACJAIE
>>332より
○「石原裕次郎」
ヒット曲はいろいろあるが、通常は恋の町「札幌」を指す。

○「流氷の見える町」「健さん」
首都圏の人はあまり縁がないが、北海道庁の職員に最も恐れられている網走への
転勤である。網走は札幌を起点にした場合、最も移動時間がかかり、冬は交通マヒが多発する。

○「クールファイブだな」「大栄転だぞ」
これもヒット曲はいろいろあるが、「東京砂漠」であって、本省異動を指す。本省異動は
栄転には間違いないが、戦前の徴兵よりひどい生活が待っており、本人は戦々恐々となる。

次回は、非常に難しいと言われる女子職員の転勤事情を紹介する。

(編集部 石桁寛二)
334朝まで名無しさん:2009/02/04(水) 11:41:51 ID:YxACJAIE
緊急援助も検問所で妨害
政治問題化するEUの「ガザ支援」
http://www.worldtimes.co.jp/w/eu/eu2/kr090203.html

 欧州連合(EU)は先週初め開いた外相理事会で、パレスチナのガザ地区での
停戦恒久化と緊急人道支援促進で合意したが、ガザを実効支配する
イスラム根本主義組織ハマスを封じ込めたいイスラエル政府による厳しい検問所
通行制限が続くなど、救援活動は思うように進んでいない。
(ロンドン・行天慎二)

和平プロセス再開が必須
 EU外相理事会は先月二十七日に出した声明の中で、「ガザの苦しむ人々への
人道支援の準備と支給が妨害されないことを要求する。EUは十分な緊急援助を行う
用意があり、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)やその他の国際機関を
強く支援し続ける。また、ガザ地区での復興、再建、持続的経済回復、将来的
経済発展のために働く用意がある。これはただ、ガザへの通行が人道支援物資、
商品、ヒトに対して開かれた場合にのみ可能だ」と述べて、イスラエル政府が
検問所での通行制限をやめるように要請した。
(続く)
335朝まで名無しさん:2009/02/04(水) 11:42:28 ID:YxACJAIE
>>334より
 欧州委員会の人道援助開発スポークスマンを務めるジョン・クランシー氏は三十日、
ロンドン市内で記者会見し、EUはガザに対して今年の五千八百万ユーロ
(一ユーロ=約一一五円)の包括援助に加えて新たに一千万ユーロを追加支援する
予定だとした上で、援助物資の配送が検問所で妨害されていると指摘した。

 そして、今回のガザ攻撃前には毎日五百台の輸送トラックが通過できていたのに対し
現在は百二十台のみで、通関手続きに五日間もかかると不満を述べた。

 イスラエル政府は、ハマスによる武器や弾薬などの密輸を阻止するためガザ地区に
対して過去一年半以上も食糧や薬品など最低限度の生活必需品を除いて経済封鎖を
実施している。人道支援物資に関しては国連機関や国際赤十字などの人道援助団体を
通じてパレスチナ住民に支給されることになっているが、現場では実効支配している
ハマスの党員たちの手を通じて住民たちに手渡されるケースがあると報道されている。
善意の救援物資も政治的に利用される恐れがあり、イスラエル側も通行制限せざるを得ない事情にあると言える。

 英国では、ガザ支援のために英政府が二千六百八十万ポンド(約三十五億円)の
支援を約束しているほか、民間の救援団体が大規模な募金活動を行っている。
「オックスファム」や「セイブ・ザ・チルドレン」など英国の主要十三の救援団体から
構成される緊急災難委員会(DEC)は新聞やテレビなどを通じて募金を活発に
呼び掛けている。ところが、主要メディアのうちで最も影響力が大きい公共放送の
BBCは今回、救援キャンペーンの放映を「BBCの公平性への信頼を落とす危険がある」
として自粛した。これに対して、一万人以上の視聴者のほか、百十二人の下院議員、
英政府のアレクサンダー国際開発相らが批判や失望の意見を寄せた。

 BBCの自粛措置に関しては、「原則的にキャンペーンを拒絶することによって、
BBCは党派的スタンスを取っている」と指摘されるなど、公平性や独立性ではなく
むしろ背景にイスラエルへの政治的配慮があると考えられている。ガザへの
人道援助問題はイスラエル・パレスチナ紛争への政治的スタンスを抜きには
進められないほど微妙な問題になっているのだ。
(続く)
336朝まで名無しさん:2009/02/04(水) 11:43:53 ID:YxACJAIE
>>335より
 EUはパレスチナ復興のために二〇〇〇年以降現在までに約三十億ユーロを
支援してきた最大の支援機関だが、今回のガザ攻撃で破壊されたインフラ設備の
再建には新たに約十五億ユーロが必要だと推計されている。しかし、緊急人道援助は
ともかくも、本格的な復興支援の再開はまずパレスチナ自治政府内での政治的進展が
なければ不可能だとみている。外相理事会声明は、「理事会はアッバス自治政府議長の
背後でパレスチナ人の間の和解を強く奨励する。この点に関しエジプトとアラブ連盟に
よる仲介努力を支援する」と述べている。中東和平四者協議(米国、EU、ロシア、国連)が
支持するアッバス議長を擁するファタハがハマスと抗争している限り、
イスラエル・パレスチナ紛争の解決を目指す中東和平プロセスは始動しないためだ。

 クリス・パッテン元欧州委員(対外関係担当)はパレスチナ側での統一政府の可能性に
関して、「ハマス抜き和平交渉で、いかにしてパレスチナ人を納得させられるか。
外交の秘訣はいかにハマスの孤立化を正当化するかではなく、いかに彼らの
孤立化を和らげ、恒久停戦を支持させるようにするかだ」(ガーディアン紙二十七日付)と
語り、政治的進展のためには米国、イスラエル、EUがテロ組織として接触を拒否している
ハマスをも交渉相手に含めざるを得ないと提言している。

(本紙掲載:2月3日)
337朝まで名無しさん:2009/02/04(水) 12:10:23 ID:YxACJAIE
イスラエルがガザ南部に再び空爆、米特使 ガザへ再派遣へ
2009年02月04日 09:18 発信地:エルサレム/イスラエル
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2567497/3752860

【2月4日 AFP】イスラエルは3日、南部アシュケロン(Ashkelon)に同日、パレスチナ武装勢力が
ロケット弾打ち込んだことへの報復として、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)
南部の密輸用トンネルを空爆した。

 エフド・バラク(Ehud Barak)国防相も同日午後、テルアビブ(Tel Aviv)北部の
ヘルツェリア(Herzliya)で行われた安全保障会議で、「ハマスは遊びで(ロケット弾攻撃を)
やっているわけではない。イスラエル空軍はガザでの軍事作戦を遂行中だ。
われわれは(イスラエル)南部住民に平穏な生活を約束しており、この約束を順守する」
と述べ、ガザ地区で軍事作戦を実施したことを認めた。

 イスラエルとガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)の
双方は前月18日、エジプト政府の仲介により停戦を宣言したが、ロケット攻撃は
停戦に水を差すものとなり、イスラエルのエフド・オルメルト(Ehud Olmert)首相は、
ロケット弾攻撃には「最も厳しい措置で報復する」と公言していた。

 こうした事態を受け、ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)米国務長官は、パレスチナ側に
対しガザからのロケット弾発射の即時停止を求め、ジョージ・ミッチェル(George Mitchell)
中東特使を再度、ガザ地区に派遣すると発表した。ミッチェル特使は、前月末に
同地区を訪問したばかり。(c)AFP/Ezzedine Said
338朝まで名無しさん:2009/02/04(水) 12:12:06 ID:YxACJAIE
ハマスの攻撃停止が不可欠〜米国務長官<2/4 9:19>
http://www.ntv.co.jp/news/128385.html

 アメリカ・クリントン国務長官は3日、中東訪問を終えたミッチェル特使と協議し、
イスラム原理主義組織「ハマス」によるイスラエルへの攻撃停止が和平推進には
不可欠との立場をあらためて鮮明にした。

 「ハマスはイスラエルへのロケット攻撃をやめるべきだとわかっている。
昨日もけさもロケットが発射されている。こうして攻撃されたら(イスラエルに)
自国の防衛以外のことを頼むのは難しい」−クリントン国務長官はこのように述べ、
和平プロセスを軌道に乗せるには、ハマスによるイスラエルへの攻撃停止が
まず必要との認識をあらためて明確にした。

 また、アメリカが中東和平推進に積極的に関与していく方針を強調し、
ミッチェル特使を数週間以内に再び現地に派遣する方針も明らかにした。
339朝まで名無しさん:2009/02/04(水) 12:13:07 ID:YxACJAIE
「ガザに触れず」とオバマ批判 アルカーイダのナンバー2
2009.2.4 11:16
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/090204/mds0902041117006-n1.htm

 国際テロ組織アルカーイダのナンバー2、ザワヒリ容疑者は3日、オバマ米大統領が
就任演説で、イスラエル軍の大規模攻撃を受けたパレスチナ自治区ガザの情勢に
触れなかったことを批判し、イスラム教徒にあらためて対米攻撃を呼び掛ける
音声声明をウェブサイト上に発表した。

 ザワヒリ容疑者は1月6日にもイスラエル軍の攻撃を批判する声明を出している。(共同)
340朝まで名無しさん:2009/02/04(水) 12:15:06 ID:YxACJAIE
イスラエル軍:ガザ南部を空爆…ロケット弾に報復
http://mainichi.jp/select/world/news/20090204k0000e030008000c.html

 【エルサレム前田英司】イスラエル南部の港湾都市アシュケロンに3日、
パレスチナ自治区ガザ地区からロケット弾が撃ち込まれ、イスラエル軍は
報復としてガザ南部を空爆した。ロイター通信によると、事前に軍が地元住民に
避難を警告していたといい、負傷者は出ていない。

 空爆を受けたのは、ガザ南部ラファのエジプト境界に掘られた地下トンネルと、
ハンユニス近郊にあるイスラム原理主義組織ハマス軍事部門の訓練施設。
イスラエル側にロケット弾を発射したパレスチナ武装勢力は不明。

 イスラエル軍によると、1月18日の「停戦」以降、ガザから30発以上の
ロケット弾や迫撃弾がイスラエル側に撃ち込まれたという。
341朝まで名無しさん:2009/02/04(水) 16:17:48 ID:YxACJAIE
イラン衛星打ち上げ、米「重大な懸念」 弾道ミサイル転用警戒
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20090204AT2M0401204022009.html

 【ワシントン=弟子丸幸子】米ホワイトハウス、米国防総省、米国務省の各報道官は
3日の記者会見で、イランが初の国産人工衛星を打ち上げたことについて一斉に
懸念を表明した。ホワイトハウスのギブズ大統領報道官はオバマ政権はイランに
「重大な懸念」を抱いていると表明。国防総省のモレル報道官は弾道ミサイル開発への
技術転用が可能だと強い警戒感を示した。

 ギブズ報道官は「オバマ大統領はイランが国際社会で責任を果たす一員に
なるよう求めている。これは責任ある行動とはいえない」とイランを批判。同時に
「ミサイル、核開発を継続し、イランがテロを支援してイスラエルを脅かすことは、
この政権にとって重大な懸念である」と述べた。

 国防総省のモレル報道官は「一見すると単なる衛星の打ち上げだが、明らかに
(軍民)両用可能技術であり、長距離弾道ミサイルの開発にも応用できる」と指摘。
「イランの脅威は増している」と述べ、ロケット開発を進めたことは、弾道ミサイルの
長距離化を図ろうとしていることを意味するとの見解を示した。(16:01)
342朝まで名無しさん:2009/02/04(水) 22:39:10 ID:LYatpQ1s
「ガザはゲットー」とイスラエル非難=境界解放を要求−駐日パレスチナ代表
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009020400873

 駐日パレスチナ常駐総代表部のワリード・シアム代表が4日、都内で記者会見し、イスラエルが
パレスチナ自治区ガザの住民の出入りを制限し、「パレスチナ人150万人のゲットーを作りだした」
と非難、境界の解放と通行の自由をイスラエル側に求めた。
 同代表は、イスラエルによるガザ侵攻に関し、「民間人の犠牲は受け入れ難い」と批判。
軍事的選択はイスラエル・パレスチナ間の対立の解決策にはならないとして、交渉による
現状打開を訴えた。また、自治政府にとっては、ガザを実効支配するイスラム原理主義組織
ハマスを一政党としてパレスチナ解放機構(PLO)の傘下に組み込むことが重要になるとの見方を示した。
 一方、ニシム・ベンシトリット駐日イスラエル大使も同日、都内で記者会見し、ハマスについて、
テロ行為をやめイスラエルを国家として認めれば和平交渉に参加できると表明した。(時事)(2009/02/04-19:10)
343朝まで名無しさん:2009/02/04(水) 22:40:46 ID:LYatpQ1s
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/090204/mds0902041956008-n1.htm
【ガザ侵攻】エジプト、ガザ境界閉鎖へ
2009.2.4 19:54

 エジプトのメディアによると、同国政府は4日までに、イスラエル軍の大規模攻撃を受けて
人道物資などの輸送のため一部開放していたパレスチナ自治区ガザとの境界のラファ検問所を、
5日から再び閉鎖することを決めた。

 エジプト当局筋によると、ガザからの負傷者受け入れが終了したためで、今後は必要に
応じて開放するという。これにより、すべての人道物資はイスラエル側の検問所を通過することになる。

 外国メディアは停戦後、多数が同検問所からガザ入りしたが、閉鎖でこれも不可能になる。 (共同)
344朝まで名無しさん:2009/02/05(木) 13:33:45 ID:i1w7ofdO
ガザ再建に535億円 自治政府が事業方針
2009.2.5 08:08
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/090205/mds0902050810001-n1.htm

 ロイター通信によると、パレスチナ自治政府のファイヤド首相は4日、イスラエルの
大規模攻撃で破壊されたガザ地区の住宅再建などのため6億ドル(約535億円)
相当の事業を実施する方針を明らかにした。

 全壊または一部損壊した家屋の再建や修復などを行い、5000万ドルを自治政府が、
残りを支援国などが負担する。自治政府の権限は、イスラム原理主義組織ハマスが
支配するガザに及んでいないため、実際の事業は国連機関などを通じて行われるとみられる。

 自治政府は、家屋4000戸以上が全壊するなどガザの建物の約14%が被害を
受け、被害総額は約19億ドルに上るとの暫定的な試算を公表している。(共同)
345朝まで名無しさん:2009/02/05(木) 13:34:46 ID:i1w7ofdO
京のNGO ガザ地区住民を支援
国際民間協力会・スタッフ派遣
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009020500048&genre=C4&area=K00

写真
中東の地図を広げ、ガザ地区支援の計画を練る折居さん(京都市中京区)

 イスラエル軍による攻撃で大きな被害を受けた中東のガザ地区に支援の手を
差し伸べるため、京都市中京区に本拠を置くNGO(非政府組織)「日本国際民間協力会(nicco)」
は5日から、現地に支援スタッフを派遣する。

 昨年末の空爆以来、パレスチナ人が居住するガザ地区では、これまでに
1300人が死亡し、半数は民間人の犠牲とされる。停戦合意後も散発的な戦闘は
続いているといい、現地の病院では医薬品などが不足しているのが現状だという。

 niccoは、ヨルダン川西岸のパレスチナ人居住区に現地事務所を置き、
オリーブの品質向上を指導するなど現地とのかかわりも深いことから、支援を決めた。
第一陣としてniccoの折居徳正事務局長(40)と藤川奈実香医師(37)が現地に赴き、
現地の日本人スタッフと協力して、必要な物資の選定にあたり、病院などに配る予定。
3月下旬までの計画という。

 折居さんは「日本から見ると縁遠い問題ではあるが、多数の市民が犠牲になっている
現実は深刻だ。何ができるかを考え、現地でベストを尽くしたい」と話している。
 また、niccoはガザ地区への緊急人道支援の募金も募っている。問い合わせは
niccoTEL075(241)0681へ。
346朝まで名無しさん:2009/02/05(木) 13:36:35 ID:i1w7ofdO
映画『ルート181』を作ったユダヤ人・パレスチナ人 二人の監督
http://www.news.janjan.jp/culture/0902/0902036765/1.php

1947年の国連決議で採択された、いまは幻のパレスチナ分割線を『ルート181』
と名づけ、車でたどり、現イスラエルの各地で出会う人々の声に耳を傾けるという
ドキュメンタリー映画を製作した監督の対談で考えたこと。
中東 戦争 NA_テーマ2
 『ルート181』という4時間半にわたる長編ドキュメンタリー映画があります。
パレスチナ人ミシェル・クレイフィとユダヤ人エイアル・シヴァンという2人の監督が
共同で制作したもので、1947年の国連決議で採択された、いまは幻の
パレスチナ分割線を『ルート181』と名づけ、車でたどり、現イスラエルの各地で
出会う人々の声に耳を傾けるという作品だそうです。上映された機会が少なく、
私は見ていませんが、2005年10月に東京での上映会を企画した NPO法人
『前夜』が作ったパンフレットを読みました。徐京植さん、清末愛砂さん、高橋哲哉さん、鵜飼哲さんが著者です。

 鵜飼哲さんによると、パレスチナ人監督ミシェル・クレイフィの「ミシェル」という
名前はアラブ人としてありきたりではなく、聖書の天使の名前で、つまりこの監督は
キリスト教徒だということです。パレスチナの解放が、同時にイスラエル人の解放に
つながるような解放のあり方とは何かということが常に彼の関心の中心を占めて
いたそうです。ミシェル・クレイフィはパレスチナを代表しているわけではなく、
パレスチナ人としてとても例外的な人であり、またもう一人の監督イスラエル人の
エイアル・シヴァンももう一度ユダヤ人国家を手放した方がユダヤ人にとって良いと
主張している本当に例外的なユダヤ人だそうです。
(続く)
347朝まで名無しさん:2009/02/05(木) 13:37:30 ID:i1w7ofdO
>>346より
 この2人が対談でこんなことを言っています。

 2人が一緒に映画を撮ったことについて、クレイフィは、この映画にはパレスチナ人が
見たパレスチナ、イスラエル人がみたイスラエルといった主観的視点はなく、2人が
試みたのは、互いの差異を乗り越え、両者の思想、分析、政治的視点をひとつにして
映画を撮ることで、この作品が存在するのは、互いの属性ではなく、共通する
プロジェクトがあったからだと言っています。

 シヴァンは、自ら選択したのではないアイデンティティ(私たちは生まれる場所を
選べません)を否認することなくどうやって乗り越えることができるかという問いを提起し、
この映画は「イスラエル人とパレスチナ人が一緒に映画を撮り、平和への道を
模索している」などといった欺瞞的なものではなく、政治闘争だと言います。
反植民地主義のイスラエル人と進歩的なパレスチナ人は一緒に同盟を組んだほうが
より強いからです。シヴァンはクレイフィと一定のあいだ共に生活することで、
「植民地支配を受けること」がどれほど身体や記録、態度に刻み込まれているかを知り、
クレイフィもイスラエル人について学んだと思うと言っています。互いにエゴを
乗り越えられたのは、お互いに尊重し合い、また政治的状況に直面するという
困難を尊重することを学んだからだと言っています。
(続く)
348朝まで名無しさん:2009/02/05(木) 13:38:28 ID:i1w7ofdO
>>347より
 クレイフィはインティファーダについて「私の答えは簡単です。暴力には反対です」
と言います。そしてこのように続けます。「人々に説教する気はありません。
ただ自分の考えを述べるだけです。武器を持って立ち上がった人々を尊重します。
第一次、第二次インティファーダで皆のために闘った人のことも尊重しますし、
理解できます。しかし、その場合、私は同時にイスラエル軍のことも理解しなければ
ならなくなる。戦争とは、複雑な、人間の病とも言うべき状況です。非暴力的で
あること、また、その立場を受け入れ、引き受けること。それによって私は大きな力と
行動の可能性を獲得し、映画を撮り、パレスチナのイメージや経験を世界に提示するのです」。

 一方シヴァンはシオニズムに未来はないと言います。「排除」のシステムである
シオニズムのもとで平和に暮らすことは不可能で、植民地制度やシオニズムエネルギー
から生まれた「イスラエル性」を、シオニズムから解放して存在させるにはどうすべきか、
これこそが「ユダヤ人」国家ではなく、「ユダヤ人」と「パレスチナ人」からなる
新しい国民国家の挑戦だと言います。そして二民族一国家という考え方こそが
非宗教的民主国家への第一歩だと言います。
(以下略)
349朝まで名無しさん:2009/02/05(木) 13:39:21 ID:i1w7ofdO
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/090205/mds0902051102003-n1.htm
ハマスの支持率増加 パレスチナ世論調査
2009.2.5 11:00

 パレスチナの調査機関が4日発表した世論調査結果によると、パレスチナ自治区ガザを
支配するイスラム原理主義の強硬派ハマスの支持率が、昨年11月の前回調査に比べ
9ポイント増の29%となり、穏健派ファタハの28%を逆転した。

 調査はエルサレム・メディア・コミュニケーション・センターが今年1月末、ヨルダン川西岸、
ガザ地区、東エルサレムで約1200人に面接方式で実施。ガザに対するイスラエルの
大規模攻撃について「ハマスが勝利」と答えた人が47%に上り、「イスラエルが勝利」は10%にとどまった。

 イスラエルが開戦の理由とした同国へのロケット弾攻撃に対しては51%が
パレスチナ人の「目的にかなう」と回答し、同様の設問があった昨年4月の調査の
39%から急上昇。「有害」の21%を大きく上回り、ハマスが唱える武装闘争への支持拡大を示した。(共同)
350朝まで名無しさん:2009/02/05(木) 13:40:56 ID:i1w7ofdO
Nissim Ben Shitrit, Ambassador of Israel  
ニシム・ベンシトリット駐日イスラエル特命全権大使 会見・音声
映像部2009/02/05
http://www.tv.janjan.jp/0902/0902040847/1.php

Waleed Siam, Permanent General Mission of Palestine Representative  
駐日パレスチナ常駐総代表部 ワリード・シアム代表 会見・音声
映像部2009/02/05
http://www.tv.janjan.jp/0902/0902040845/1.php

 駐日パレスチナ代表とイスラエル大使が同じ日に東京・有楽町の日本外国特派員協会で
会見した。2月4日午後に会見した二シム・ベンシトリット駐日イスラエル特命全権大使は、
イスラエルの総選挙と中東情勢などについて述べた。 撮影:伊勢谷謙 Nissim Ben Shitrit,
Ambassador of Israel spoke about Israel facing elections and Middle East peace process,
At the Foreign Correspondents' Club of Japan (FCCJ) in Tokyo,Februry 4. By Ken Iseya
351朝まで名無しさん:2009/02/05(木) 13:41:55 ID:i1w7ofdO
国連「ハマスがガザ援助物資横取り」と非難声明
特集 パレスチナ情勢
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090205-OYT1T00356.htm?from=navr

 【エルサレム=三井美奈】パレスチナ自治区ガザ紛争の被害者支援を行う
国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は4日、ガザを実効支配する
イスラム原理主義組織ハマスが3日に援助物資を押収したとして非難声明を発表した。

 声明によると、ハマス政府は当初、UNRWAに物資引き渡しを求めたが、
拒否されたため、ハマス警察官が3日にガザ市の倉庫に押し入り、毛布3500枚や
食糧など500家族分を差し押さえた。

 AFP通信によると、ハマス政府の厚生相アフメド・クルド氏は、UNRWAによる
物資配布は不公平だと不満を述べ、押収の事実を暗に認めた。

 ハマスは2007年、アッバス議長が率いるパレスチナ自治政府の治安部隊を
武力で追放し、独自にガザ支配を続けている。このため、米欧やアラブ穏健派諸国は
ハマス政府の正統性を認めず、外国からの援助物資は国連経由でガザに
搬入されている。22日間続いたガザ紛争は先月18日、イスラエル軍とハマスがそれぞれ停戦に入った。
(2009年2月5日11時32分 読売新聞)
352朝まで名無しさん:2009/02/05(木) 13:43:08 ID:i1w7ofdO
2009.02.05 Web posted at: 11:50 JST Updated - CNN
ワールド
イスラエル艦隊、ガザ支援物資輸送船を止める
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200902050004.html

ベイルート(CNN) イスラエル軍侵攻で荒廃したパレスチナ自治区ガザ向けの
人道支援物資50トンを輸送していた船が4日午後8時半頃、ガザ沖30キロ余りの
海上でイスラエルの艦隊に止められた。レバノン人支援活動家が明らかにした。

支援物資の輸送船「レバニーズ・フラタニティー」には医療用品や食糧、玩具が積まれ、
レバノン人の活動家6人と宗教関係者1人、英国人の活動家1人、パレスチナ人の
宗教関係者1人の合計9が乗っていた。

イスラエル側は、船がアフリカ西部トーゴの国旗を掲げて航行を続けるのは
国際法違反だと警告した。艦隊にはヘリコプター2機が同行していた。

一方、国連難民救済事業機関(UNRWA)は、パレスチナ警察による支援物資の
没収を厳しく非難した。パレスチナ警察は3日、ガザ地区の物資配給拠点から
毛布3500枚余りや食糧パック400個を持ち去っており、UNRWAは返還を強く求めている。

UNRWAは、ガザを実効支配するイスラム原理主義組織ハマスの社会問題省への
物資引き渡しを拒否したところ、警官隊が倉庫に押し入り、物資を没収したと説明している。
353朝まで名無しさん:2009/02/05(木) 15:36:07 ID:i1w7ofdO
ムバラク大統領、停戦交渉のペース加速をハマスに要求
2009-02-05 12:36:08
http://japanese.cri.cn/881/2009/02/05/1s134774.htm

 エジプトのムバラク大統領は4日、ガザ地区の持久的な和平を確保するため、
パレスチナのイスラム原理主義組織・ハマスが、停戦交渉のペースを速めるよう
呼びかけました。しかしハマスは、エジプトが設定した最終期限の5日までには、
イスラエルと停戦協議は結べないと表明しています。

 報道によりますと、ムバラク大統領は4日「ハマスがガザでの停戦期間の延長を
拒めば、イスラエルからのより強い攻撃を受けるだけだ。ハマスはガザ地区の
人々のことを考えなければならない」と述べました。

 エジプトで行われた停戦交渉に参加したハマスのモハメド氏は4日、「ハマスと
イスラエルとの停戦問題について双方には大きな食い違いがある。したがって
双方が5日までに、協議に調印することはできない」と述べました。(万、林)
354朝まで名無しさん:2009/02/05(木) 15:37:04 ID:i1w7ofdO
ガザ長期停戦 ハマス、5日の発効に否定的見解
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20090205AT2M0500O05022009.html

 【カイロ=安部健太郎】パレスチナ自治区ガザを支配するイスラム原理主義組織ハマスは
4日、イスラエルとの調停に当たってきたエジプト政府が目指した5 日からのガザでの
長期停戦発効に否定的な見解を示した。シリアに在住するハマス幹部の
アブ・マルズーク氏が中東の衛星テレビ局アルジャズィーラで明らかにした。

 エジプトは期限1―1年半程度の停戦合意の取り付けに向け調停を進めている。ハマスは
応じる条件としてガザ境界の封鎖解除を求めているが、同氏は「イスラエルがガザ封鎖終結に
向けてどこまでやるのか不明確な部分があり、説明が必要だ」と述べた。イスラエルは
封鎖の7割程度を解除する意向を伝えてきているという。

 イスラエル側も10日に総選挙を控え、見返りなく大幅な譲歩はできない情勢。エジプトの
アブルゲイト外相は4日、「今後数日間に(停戦発効が)なくとも、エジプトは近い将来に
停戦を確固なものにするため調停を続ける」と述べた。(13:45)
355朝まで名無しさん:2009/02/05(木) 15:37:46 ID:i1w7ofdO
ガザ攻撃で訴追の可能性も=本格捜査には前提条件−国際刑事裁
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2009020500509

 1300人以上の死者を出したイスラエルのパレスチナ自治区ガザへの軍事行動が、
大量虐殺や人道に対する罪を犯した個人を裁く国際刑事裁判所(ICC)の「捜査対象」
となるかどうかが注目されている。パレスチナ当局は1月、ICCにイスラエルの関係者らの
訴追を申請し、既に「予備段階の分析」が始まった。だが、本格捜査には制度上の
問題点など幾つものハードルがある。
 来日中のICC書記局トップのアルビア書記は5日までに、都内で時事通信の取材に
応じ、イスラエル軍関係者の訴追について「進む可能性も進まない可能性もある」と指摘。
捜査までに複数の前提条件をクリアする必要があるとの見解を示した。(2009/02/05-14:47)
356朝まで名無しさん:2009/02/05(木) 16:00:29 ID:i1w7ofdO
日々の雑感 145:
【ガザ現地取材】白旗の少女2人射殺
2009年2月2日(月)
http://www.doi-toshikuni.net/j/column/20090202.html

 ガザ市の東部、イスラエルとの境界から1キロ足らずの村アベドラボの入り口で
車を降りた。村の通りを境界に向けて東に進むと、沿道に破壊された家々が続いた。
さらに歩くと、両側の数階建ての家屋がペシャンコになり、辺り一面が廃虚と
なっていた。昨年中国で起こった大地震の跡に似ていた。
 幼い娘2人を目の前で射殺され、もう1人の娘と母親も銃撃され重傷を負わされた
ハリール・アベドラボ(30歳)の一家の家屋はその奥にあった。ハリールの家もまた
マッチ箱を押しつぶしたように完全に破壊されている。
 事件が起きたのは、イスラエル軍の地上侵攻から4日目の1月7日、午後1時ごろ
だった。この村はその前夜から戦闘機による爆撃と戦車による砲撃を受け、多くの
家々が破壊されていた。ハリールの家も破壊されたが、外に出るのはもっと危険
だったため、崩れた家の階段の下に避難していた。
 やがてイスラエル軍が村の中に侵攻してきて、残っている住民にマイクで外に
避難するように告げた。ハリールの家でも母親と7歳、4歳、2歳の娘が白旗を掲げて
外に出た。その後に起こったことを父親のハリールはこう証言した。

イスラエル軍の戦車が私の家の前に止まっていました。家から10メートルから
20メートルほど離れたところでした。午後1時ごろでした。マイクで家を出てくるようにと
告げられたので、私たちは家を出ることにしました。白旗を掲げ、娘たちと母、
その後ろから私と妻が続いて外に出ました。日中だったから娘たちの姿や白旗は
はっきり見えていたはずです。

2人の兵士が戦車から出て、チョコレートのようなものを食べていました。
5分後、もう1人の兵士が戦車から降りてきました。そしてその兵士が突然、
私たちに向けて撃ち始めたんです。3人の娘と母が撃たれました。4人は身長も
年齢もそれぞれ違っていたのですが、4人全員が真っ直ぐに胸を撃たれていました。
7歳のサアドは12発撃たれ、2歳のアマルは5発、4歳の娘は3発撃たれました。母も3発撃たれました。
(続く)
357朝まで名無しさん:2009/02/05(木) 16:02:44 ID:i1w7ofdO
>>356より
 2歳の娘の傷口から内臓が飛び出していた。ハリールと妻は泣き叫びながら、
娘たちを引きずって家の中に入れた。さらにハリールは母親を引きずって家に
運びこんだ。まだ生存していた4歳の娘が「助けて!」と泣き、水がほしいと
父親に訴えた。しかしその水もなく、与えることができなかった。
 ハリールは耐えられなくて、娘を抱えて外に出て、戦車の上にいる兵士に
「この子を救うことを許可してほしい。病院に連れていくことを許可してほしい」と
嘆願した。戦車の上にいた兵士は応えなかった。10分後、兵士はハリールに「家の中に戻れ!」と命じた。
 「私たちは救助を求めて泣き叫びました。救急車を求めて2時間も泣きながら
そこに留まっていたんです」とハリールは言う。

救急車はやって来ましたが、イスラエル兵たちは立ち去るように命じ、救急車を攻撃しました。

 その後のことをハリールの妻(29歳)は、こう語った。

2歳の娘は出血していました。結局、救急車は来ず、娘は息を引き取りました。
近所の老女たちが泣き叫びながら兵士たちに「救急車が来るのを許可してほしい」
と嘆願しました。「世界のどこでも、救急車は自由にやって来て、負傷者はきちんと
治療を受けられるのに」と。しかし兵士たちは何も応えませんでした。私たちは
携帯電話で救助を求めるテキスト・メッセージも送ってみましたが、誰からも返事はありませんでした。

ラジオのニュースで「3時間の休戦」を知りました。そのとき私たちは階段の下に
隠れていたのですが、休戦時間が始まると、外に出ることにしました。私と夫が娘を
1人ずつ運び、夫の兄弟がもう1人を運びました。負傷した娘を救うために歩きました。
近所に住む私の親戚が私たちを見つけて、負傷者した義母を運んでくれました。
長いこと歩きましたが、まったく救急車は現われませんでした。私たちが歩いて
いるとき、娘の内臓が飛び出してきました。
(続く)
358朝まで名無しさん:2009/02/05(木) 16:06:20 ID:i1w7ofdO
>>357より
そこで事は終らなかった。以下はハリールの証言である。

2キロほど歩きました。私たちが幹線道路に出るとイスラエル兵たちがいました。
兵士たちは、私たちが先へ進むことを望まず、私たちに向けて銃を撃ってきました。
足元や頭上に向けて撃ってきたんです。ゾンモ広場に来ると、馬車に乗った男性に
出会いました。彼は私たちを助けようとしました。すると、イスラエル兵はその男性と馬を撃ち殺したんです。

私たちは歩き続けました。途中、助けてくれる人がいて、負傷した娘と死んだ
娘たちを病院に運んでくれました。私たちは疲れ果て、道路に座り込んでしまいました。
30分後、負傷した娘を追ってカマルアドワン病院へ行きました。病院で2人の娘の死が
宣告されました。もう1人の娘と母も重傷でした。

 妻が訴えた。

娘たちは、撃たれなければならないようなどんな悪いことをしたと言うんですか。
重傷を負った4歳の娘は、病院で泣きながら「兵士はなぜ私を撃ったの? 私が
何をしたの?」と言い続けていました。

あれ以来、娘は車に乗ることさえ怖がり、嫌がるようになりました。病院では
ずっと悪夢にうなされていました。そして、目が覚めると泣きます。イスラエル兵が
やってきてまた撃たれるのではと怖がっているのです。とくに暗くなるとそうです。
(続く)
359朝まで名無しさん:2009/02/05(木) 16:08:49 ID:i1w7ofdO
>>358より
 九死に一生を得た4歳の娘は、現在ベルギーで治療を受けているが、全身麻痺状態で
ある。その娘に父親は付き添えなかった。家が破壊されたとき、ハリールは
身分証明書のすべてを失ったからだ。そのためパスポートを持っていた
ハリールの兄弟が娘の治療に付き添っている。

 妻が言葉を継いだ。

最も辛かったのは自分の娘が目の前で死んでいくのに、何もできなかったことです。
瀕死の娘が「助けて! 救急車を呼んで!」と嘆願しているのに、です。

今は、夜になってもなかなか眠れません。ときどき頭痛がして眠ることが
できないんです。眠るために薬を飲んでいます。死んだ娘の友だちを見かけると、
娘を思い出して泣いてしまいます。その子らは娘の従姉妹たちです。
(続く)
360朝まで名無しさん:2009/02/05(木) 16:09:31 ID:i1w7ofdO
>>359より
「なぜあなたの家が狙われたのか?」と訊くと、ハリールは「どうして私の娘たちを
撃ったのかは、イスラエル軍に訊いてほしい」と答えた。

破壊されたこの地区はイスラエルとの境界からほんの1キロのところで、ここからは
ロケット弾など発射されてはいません。ここには抵抗勢力はいないのです。イスラエルは
ハマスを攻撃していると言うけれど、攻撃されたのは民間人の家屋や子どもたちだったのです。

 ハリールは破壊された家の瓦礫の上に置かれた人形をとり上げて私に見せた。クビがなかった。

殺された2歳の娘はこの人形を抱えていました。この人形も娘と共に処刑されたんです。

 そしてこう付け加えた。

今でもここに建っていた家や、娘たちが元気に遊んでいる姿が目に浮かびます。
自分がそのすべてを失ったことがまだ信じられないんです。
361朝まで名無しさん:2009/02/05(木) 17:27:53 ID:i1w7ofdO
ハマスが支援物資を押収、国連が非難
2009年02月05日 15:46 発信地:ニューヨーク/米国
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2568315/3754721

【2月5日 AFP】国連(UN)のジョン・ホームズ(John Holmes)国連人道問題調整官
(事務次長)は4日、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)を実効支配する
イスラム原理主義組織ハマス(Hamas)が国連の人道支援物資を差し押さえたのは
容認できないと非難するとともに、ただちに返還するよう求める声明を発表した。

 声明でホームズ氏は、「国連は、どのような事情であれ、紛争当事者による支援物資の
流用を認めることはできない」とし、支援物資の配給を脅かしかねない行為だと警告。
ガザ市民150万人に「生活物資と復旧支援物資が間違いなく渡るよう、すべての
関係者に援助関係者および支援物資、支援施設の中立と独立を尊重するよう要請する」と述べた。

■ハマスは平等な分配の必要を主張

 これに先立って、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)が同日、ハマスが
国連支援物資の食糧数百箱と毛布数千枚を押収したと発表。ハマス政府の
アハメド・クルド(Ahmed al-Kurd)厚生相も、押収の事実を暗に認めている。

 ハマス側は、支援物資はガザ地区に広く分配されるべきで、UNRWAが難民と
認めた人々のみに支給が限定されているのは不公平だと主張している。

■ガザ地区、撤去待ちコンクリート60トン

 国連開発計画(UNDP)の同日の推計によると、22日間にわたって続いたイスラエル軍の
ガザ攻撃では、家屋1万4000棟、政府関係ビル68棟、非政府組織の施設31棟が
全壊または部分損壊し、撤去が必要なコンクリートの瓦礫(がれき)は60万トンに上るという。(c)AFP
362朝まで名無しさん:2009/02/05(木) 17:28:58 ID:i1w7ofdO
2009.02.05 Web posted at: 16:20 JST Updated - CNN
USA
中東地域に「事務所」設置を要望、ミッチェル米大統領特使
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200902050012.html

ワシントン(CNN) 米政府高官は4日、中東和平問題に関するミッチェル大統領特使が
中東地域に自らの「事務所」設置を要望していることを明らかにした。中東情勢の
日々日々の動向をより密接に追うための措置としている。

設けた場合、少人数のスタッフも配置する計画。ミッチェル特使は、就任後、初の
中東・欧州歴訪から戻ったばかりだが、イスラエル総選挙が終わった後の2月下旬に再訪する予定。

特使はオバマ大統領に歴訪の報告をしている。また、今回の訪問結果を受け、
クリントン国務長官にも中東和平推進などでの考えを伝えたという。
363朝まで名無しさん:2009/02/05(木) 17:29:58 ID:i1w7ofdO
2009.02.05 Web posted at: 16:45 JST Updated - CNN
ワールド
ホロコースト否定、撤回を バチカンが超保守派司教に命令
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200902050015.html

ローマ(CNN) バチカン当局は4日、ナチスドイツ時代のユダヤ人大量虐殺
(ホロコースト)を否定し論議を呼んだリチャード・ウィリアムソン司教に対し、発言を
正式撤回するよう命令したことを明らかにした。

ローマ法王ベネディクト16世は先月21日、ウィリアムソン司教を含む超保守派4人の
復権を発表。同司教はスウェーデンの公共テレビに対し、ホロコーストを否定する証拠が
あるなどと発言していたため、バチカンには非難の矛先が向けられている。

イスラエル外務省は4日、ホロコースト否定者の復権は全てのユダヤ人を傷つけ、
ホロコーストの犠牲者と生還者に対する侮辱だと厳しく非難。また、バチカンが
ウィリアムソン司教と距離を置いたことは「正しい方向への最初の一歩」であり、
この問題について「より明確な決断」を期待すると述べた。

バチカンの国務長官を務めるベルトーネ枢機卿は、ウィリアムソン司教が発言を
撤回しない場合、聖職者としての職務を禁止されるだろうとの見解を示した。
同枢機卿は、ホロコーストに対する同司教の立場が「無条件に受け入れ難く、
法王に拒絶されている」としたうえで、法王が同司教の見解を復権当時に把握していなかったと説明した。
364朝まで名無しさん:2009/02/05(木) 18:08:51 ID:i1w7ofdO
イスラエル、極右政党躍進の勢い ガザ攻撃への不満吸収
2009年2月5日 17時53分
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2009020501000603.html

 【エルサレム5日共同】イスラエルの総選挙を10日に控え、極右政党「わが家イスラエル」が
議席数を伸ばし第3党に躍進する勢いだ。パレスチナ自治区ガザを支配する
イスラム原理主義組織ハマスやアラブ系イスラエル人への強硬策を掲げ、
ガザ大規模攻撃停止後もロケット弾攻撃がやまないことへの有権者の不満を吸収、支持を拡大している。

 選挙スローガンは「忠誠なくして国籍なし」。ユダヤ人国家イスラエルへの忠誠を
誓わなければ、選挙権も被選挙権も与えないとの趣旨だ。イスラエル建国後も
同国に残ったアラブ系市民(人口の約2割)の排除を念頭に置いている。

 リーバーマン党首は今年初め、テロ組織を支援したなどとして、アラブ系政党の
総選挙参加資格をはく奪する運動を主導。ガザ住民に連帯を示しデモなどを行った
アラブ系市民に対するユダヤ系市民のいら立ちに呼応した動きだった。

 さらに現政権の対ハマス戦略を鋭く批判。同党幹部のランダウ氏は「われわれの
最終目標はハマスをつぶすこと」と明言。ガザからの攻撃がやむまで軍事作戦を
貫徹すべきだったとの世論が広がりつつある中、強硬姿勢のアピールが有権者に受けている。

 最近の世論調査は、国会定数120のうち、1999年結成の同党の獲得議席数を
15−19(現有11)と予測。40年の歴史を誇る労働党を抜く勢いだ。
365朝まで名無しさん:2009/02/05(木) 20:40:54 ID:JsC+2F+E
イマドキ、正月に海外行けないなんて、皇太子妃じゃあるまいしw

ヤフオクでツボに写ったカメラと顔って礼子さん?

礼子さん、自著をアマゾンでオススメレビュー書いたんだって。
恥ずかしいわね。

三代前はk挑戦からボートで・・・
366朝まで名無しさん:2009/02/06(金) 00:43:44 ID:a1KjPNDz
2、3年以内の条約発効に期待 CTBT事務局長
http://www.47news.jp/CN/200902/CN2009020501000572.html

 【ウィーン5日共同】包括的核実験禁止条約(CTBT)準備委員会(本部ウィーン)のトット事務局長は
4日、共同通信と会見し、米国のオバマ政権誕生などで核軍縮に向けた機運が高まっている
ことから「2、3年以内に条約発効が実現すると思う」と期待を表明した。

 CTBT発効には「発効要件国」と呼ばれる計44カ国の批准が必要だが、このうち米国や
中国、北朝鮮、インド、パキスタン、イラン、イスラエルなど計9カ国が未批准。

 ブッシュ前米政権は批准に反対していたが、オバマ政権は批准に向け積極的に動く方針を表明している。

 トット事務局長は米国が来年に批准手続きを開始すると予想。他の未批准国の間にも
批准が広がる「ドミノ効果」の可能性を指摘した。特に未批准国のうちインドネシアが
「積極的」、中国が「真剣」に検討しているとした。

 2010年の核拡散防止条約(NPT)再検討会議に向けて、危機にあるNPT体制を「患者」に
例え「CTBTは唯一の薬」と批准を促した。

 また、核実験を検証する国際監視制度(IMS)についても、06年の北朝鮮核実験後、
監視観測所が計約250カ所まで増えたことや、中国のデータ提供開始など充実ぶりを強調。
(核実験探知の決め手となる)希ガス探知施設も12年には06年の4倍の40カ所に増えるとした。
2009/02/05 18:09 【共同通信】
(続く)
367朝まで名無しさん:2009/02/06(金) 00:44:34 ID:a1KjPNDz
>>366より
もっと知りたい ニュースの「言葉」
Kyodo ZoomCTBT(1998年5月28日)一九七○年発効の核拡散防止条約(NPT)では、
核保有国の核実験が野放し状態だった。このため核爆発を伴うすべての核実験の禁止を
目指し、九六年の国連総会で採択した。期間は無期限。条約実行のため違反の監視網設置や
査察などを定めている。 発効には四十四カ国の批准が必要だが、「核保有国の優位を
固定する」と反対するインド、パキスタンなどが署名せず、発効のめどは立っていない。
核保有国が、核兵器の維持や性能向上のため爆発を伴わない臨界前核実験やコンピューターに
よるシミュレーションを行うことは認められるため、「抜...
Kyodo Zoom核拡散防止条約(2007年4月28日)核兵器保有国を米国、ロシア、英国、フランス、
中国の5カ国に限定し、他の国の核兵器保有を禁じた多国間条約で1970年に発効。非核保有国に
「原子力平和利用の権利」を認める一方、核保有国には「核軍縮交渉を行う義務」を課している。
5年ごとに運用についての再検討会議を実施。事実上の核保有国であるインド、パキスタン、
イスラエルは未加盟。今年1月時点の加盟国は2003年1月に脱退を宣言した北朝鮮も含めて190カ国。(ウィーン共同)
368朝まで名無しさん:2009/02/06(金) 00:45:21 ID:a1KjPNDz
イスラエル大使にも「靴投げ」、スウェーデンで講義中
【政治ニュース】 【この記事に対するコメント】 Y! 2009/02/05(木) 19:23
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=0205&f=politics_0205_003.shtml

  5日付中国網(チャイナ・ネット)によると、イスラエルのベニー・ダガン駐スウェーデン大使が
4日夜、同国のストックホルム大学で講義中に聴衆から靴を投げつけられた。動機は、同国の
パレスチナ政策への抗議という。

  ダガン大使は、同国の総選挙について説明していた。会場には約50人がいた。警察官が、
同大使を襲ったとして、2人の身柄を拘束した。

  中国網は、「靴を投げることは、アラブ社会で相手を侮辱することを意味する」、「2008年
12月に、ブッシュ米大統領がイラクのバグダッドで行った記者会見で、靴を投げつけられた」と
紹介したが、英国で温家宝首相が靴を投げられたことには触れなかった。(編集担当:如月隼人)
369朝まで名無しさん:2009/02/06(金) 01:05:46 ID:a1KjPNDz
ながさき新着ニュース(5日PM 7:55)
長崎新聞
平和市長会議にエルサレム市長参加 イスラエル大使が田上市長にメッセージ
http://www.nagasaki-np.co.jp/kiji2/2009020502.shtml

 一月二十六日に東京のイスラエル大使館やパレスチナ常駐総代表部などを訪れ、停戦の
無期限延長などを求めた「中東の平和を願う長崎市民代表団」は五日、長崎市役所に
田上市長を訪ね、イスラエルのニシム・ベンシトリット大使からの市長へのメッセージを伝えた。

 メッセージは今夏に長崎である平和市長会議にイスラエルが主張しているエルサレム市長を
「参加させたい」という内容。田上市長はメッセージを受け、「イスラエルから参加してもらうことは
平和市長会議への周りの関心も違ったものになる。被爆地長崎を見てもらう意義も大きい」と話した。

 市によると、エルサレムは平和市長会議に加盟しているが、これまで会議に参加したことは
ないという。今後、市として参加の意思を正式に確認する。
370朝まで名無しさん:2009/02/06(金) 01:06:30 ID:a1KjPNDz
ハマス支持、議長派上回る=ガザ軍事作戦後の世論調査−パレスチナ
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2009020500922

 【エルサレム5日時事】1300人以上が死亡したイスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザでの
軍事作戦後に行われた世論調査で、イスラム原理主義組織ハマスに対する支持が拡大し、
国際社会の後押しを受けるアッバス自治政府議長の支持基盤ファタハを上回ったことが5日、明らかになった。
 調査は、パレスチナの調査機関JMCCが1月29−31日、ヨルダン川西岸、ガザ、
東エルサレムのパレスチナ住民約1200人を対象に実施。パレスチナ評議会(議会)選挙が
現時点で行われた場合、28.6%がハマスに投票すると回答し、ファタハは27.9%だった。(2009/02/05-20:25)
371朝まで名無しさん:2009/02/06(金) 01:07:40 ID:a1KjPNDz
UNRWA、ハマスの援助物資差し押さえを非難
http://www.worldtimes.co.jp/news/world/kiji/090205-210441.html

 【エルサレム5日森田陽子】国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は4日、
パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム根本主義過激派組織ハマスが3日、数百個の
食糧を詰めた梱包や数千枚の毛布など、ガザ市民向けに支援された援助物資を差し押さえたとの非難声明を発表した。

 AFP通信が4日、報じた。

 声明では、UNRWA職員に受け渡しを拒否されたハマス警察が、倉庫に力で押し入り、
地域の500家族に配分される予定の食糧を差し押さえた、などと述べている。

 ハマスは2007年6月、ガザ地区を武力支配したことから、欧米諸国など国際社会はハマス政府の
正当性を認めず、国際社会からの支援物資は国連経由でガザ地区に運び込まれている。

2009/2/5 21:04
372朝まで名無しさん:2009/02/06(金) 01:08:17 ID:a1KjPNDz
イスラエル海軍、ガザ救援物資積載のレバノン船を攻撃
アシュドット港に連行
http://www.worldtimes.co.jp/news/world/kiji/090205-210624.html

 【カイロ5日鈴木眞吉】キプロスのラルナカ港から、パレスチナ自治区ガザに向け、支援物資を
運搬していたレバノンの輸送船を4日夜に停止させたイスラエル海軍は5日、兵士が船内に入り、
乗船中のメンバーに向かって攻撃を加えた。カタール衛星テレビ局アルジャジーラが5日、報じた。

 死傷者数や損傷の有無は不明。船内との連絡は現在、途絶えている模様。

 なお、同海軍はその後、乗船者を取り調べるとして、同船を同国のアシュドット港に向け連行している。

 CNNによると、同輸送船レバニーズ・フラタニティー号には、医療品や食糧、玩具などが
積まれている。レバノン人や英国人、パレスチナ人など、支援活動家や宗教関係者など9人が乗船している。

 イスラエル側は、同輸送船が、西アフリカのトーゴの国旗を掲げて航行していることが
国際法違反だとして停船を命じた、としている。

2009/2/5 21:06
373朝まで名無しさん:2009/02/06(金) 01:09:25 ID:a1KjPNDz
ハマス資金10億円の搬入阻止 エジプト当局
2009.2.6 00:37
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/090206/mds0902060039001-n1.htm

 AP通信によると、エジプト治安当局は5日、パレスチナ自治区ガザとの境界のラファ検問所で、
イスラム原理主義組織ハマスのメンバーらが総額10億円以上に当たる米ドルやユーロの
紙幣を持っているのを見つけ、ガザへの通行を阻止した。

 メンバーらは当初、エジプト当局による荷物検査などを拒否。当局が最終的に検査したところ、
スーツケースに900万ドル(約8億円)と、200万ユーロ(約2億3000万円)の紙幣が
入っていた。現金を持っていたメンバー以外は通行を許可された。

 メンバーらはイスラエルとの本格停戦をめぐるエジプト当局との協議のため、同国を訪問。
ハマスは、イスラエル軍の大規模攻撃で被害を受けたガザのパレスチナ人世帯や遺族に見舞金を支給している。(共同)
374朝まで名無しさん:2009/02/06(金) 15:11:36 ID:bQuhYrSM
映画「シリアの花嫁」〜境界線と闘う、姉妹の家族愛
http://www.labornetjp.org/news/2009/1233848123107staff01

●映画案内「シリアの花嫁」

男と、そして境界線と闘う、姉妹の家族愛を描く

甘い恋愛映画ではない。「シリアの花嫁」――イスラエル占領下のゴラン高原・
マジュダルシャムス村。イスラム少数派ドゥルーズの一家の、結婚式の一日を描く。

 純白のドレスで、人生の最も幸福な瞬間を迎えようとする主人公モナ。新郎は
親戚にあたるシリアの人気俳優。だが、一度軍事境界線を越えシリア国籍を
取得すると、二度と家族のもとには戻れない。

新婦を祝福する村人たち。モナとの最後の別れのために、離れ離れだった兄弟たちも帰ってきた。

■さまざまな壁を乗り越えて

長男ハテムは弁護士。ロシア人女性と結婚したため勘当された身だ。父ハメッドは
親シリア派の幹部活動家。投獄の経歴があり、警察の保護観察下に置かれている。
結婚式当日もデモに参加し、妹思いの姉アマルに激しく非難される。

横軸に家族、親族、姉妹兄弟のそれぞれの立場を並べ、個人、慣習、国家、境界線の
縦軸を交差させる。結婚という普遍の舞台装置の上に、厳しい現実の壁をいくつも立てかけている。

花嫁を乗せ、国境へ向かう車列。尾行する警察車両。虎視眈々とハメッド逮捕の
機会をうかがう公安刑事。迫真の演技が見どころだ。息づまる展開のなかで、
太めのビデオカメラマンや、次兄マルワンのコミカルな振る舞いが笑いを誘う。
花嫁モナは、いよいよクライマックスへと歩き出す。
(続く)
375朝まで名無しさん:2009/02/06(金) 15:11:56 ID:bQuhYrSM
>>374より
■姉の絶大な存在感

「長男を迎えたら許さない」と長老に恫喝され、政治活動と家庭の板ばさみになる
ハメッド。新生活への不安を捨てきれないモナ。ひたすら妹の幸せを願って、
家父長的な男たちのプライドや保身と衝突するアマル。

「人間の理解に働きかけて作品を作ることを心がけています」とエラン・リクリス監督は
言う。なるほど。物語の展開はどれも自分の生活に重なり、「あなたなら、どうする」と
問われているようだ。ハメッドに同情しつつ、モナの心情も理解する。力強く困難に挑む
アマルの信念に、心をうたれる。そうだ。この作品は、不条理に敢然と立ち向かう、女たちの闘いの記録なのだ。

彼女たちの勇気が、やがて鉄の門扉をこじ開け、私たちに未来への希望をさし示すに違いない。(Y)

2月21日(土)岩波ホールでロードショー

※公式サイト
http://www.bitters.co.jp/hanayome/
Created bystaff01. Last modified on 2009-02-06 00:35:23
376朝まで名無しさん:2009/02/06(金) 15:15:50 ID:bQuhYrSM
エジプト 政府とムスリム同胞団衝突 イスラム世界、亀裂深刻化も
2009/2/6
http://www.business-i.jp/news/special-page/oxford/200902060004o.nwc

警察に連行されるムスリム同胞団の女性メンバー(左)=1月21日、カイロ(AP)

 1月29日、エジプトの事実上の最大野党「ムスリム同胞団」(MB)に関係した
多数の国会議員が、エジプト当局にパレスチナ自治区ガザ地区に入ることを拒否され、
ラファハ検問所前で抗議行動をした。MBは、イスラエルがガザ地区を空爆した
直後の昨年12月29日にも、大規模なデモを主導し動員力を見せつけた。ガザ地区を
実効支配するイスラム原理主義組織ハマスは、MBのパレスチナ支部から発展した。
ガザ侵攻でMBの反政府運動は強まり、国際化している。

 【分析】

 現在、エジプトでは宗教組織の政党は非合法化されており、イスラム原理主義組織MBは
無所属で候補を立て、人民議会(国会)に議員を送り込んでいる。2005年の議会選挙では、
選挙妨害を受けたにもかかわらず、ムスリム同胞団は445議席中、野党最大の88議席
(全議席の約20%)を獲得した。しかし、06、07、08年とMBへの弾圧が続き、
ほかの選挙に参加することができなかった。

 昨年8月、MBは政府との軋轢(あつれき)は長期的にみて、組織のためにならないと判断し、
対決姿勢を弱めた。来年まで支持者を動員する選挙も、その他の行事もなく、MBは議会内での
積極的行動と非政治活動に集中する方針をとり、厳しさが予想される次の選挙に備えた。
(続く)
377朝まで名無しさん:2009/02/06(金) 15:17:03 ID:bQuhYrSM
>>376より
 ◆ガザ侵攻で一転

 だが、昨年12月末から今年1月に起きたイスラエルによるガザ侵攻で状況は
一変した。エジプト政府とMBの一触即発の対立に火がついたのだ。同胞が
攻撃されたパレスチナ自治区ヨルダン川西岸地区だけでなく、アラブ世界全域で、
民衆のエジプトへの怒りが爆発した。エジプト政府はイスラエルとともにガザ地区を
封鎖し、ハマス封じ込めに協力していたからだ。エジプトをはじめとする、親米、
親イスラエルのアラブ諸国政府は、国民の反発を招き、窮地に陥った。

 1月初め、MBは拠点都市の一つアレクサンドリアで約5万人規模のデモを行った。
これだけの動員力のある野党はない。MBやMBの関連団体「エジプト医師シンジケート団」
はガザ地区で人道活動の先頭に立った。また、MBはイスラエルの攻撃の被害者の
ために5000万ドル(約44億6600万円)を集めた。人民議会でMBの議員は、
エジプト政府はガザ地区でのパレスチナ人の死に責任があると追及し、イスラエルとの
関係を凍結しイスラエル電力公社(IEC)への天然ガス売却を中止するよう政府に求めた。
MBの戦略は、米国とイスラエル寄りのエジプト外交政策に対して民衆の間に広がる
失望感を利用しようとするものだった。

 MBはイスラエルの侵攻を非難するだけでなく、エジプト政府の政策に異議を唱えたが、
慎重に正面衝突は避けた。MBと治安警察の間では、首都カイロ地区でのデモの規模を
制限する合意があったとの報道がある。デモ隊はムバラク大統領への直接攻撃を控えるよう
指導を受けていた。MB内部では、政府との衝突を抑制し、個人攻撃を避けたい年長の
指導者層と、強硬路線を主張する若手メンバーの間で公然と論戦が繰り広げられた。
それでも860人以上が逮捕されたことを考えると、エジプト政府はMBの大衆動員活動を
厳しく取り締まる方針を変えていないことが分かる。
(続く)
378朝まで名無しさん:2009/02/06(金) 15:18:05 ID:bQuhYrSM
>>377より
 ◆イランの影

 ムバラク大統領とその与党・国民民主党が支配するマスコミは、執拗(しつよう)に
MB批判を繰り返している。ハマスと連帯するMBは海外のイスラム主義同盟者を
エジプトの国益よりも優先していると非難する。また、MBはハマスやレバノンに
拠点を置くイスラム教シーア派組織ヒズボラとともに、イランの支援で反エジプト戦線を形成していると責め立てた。

 しかし、MBとイランとの関係を示す証拠はない。MBはスンニ派組織で、シーア派の
イランとは相いれない。実際、かつてMBのメンバーはシーア派を広めようとする
イランと対立したことがある。さらに、MBの幹部の多くが活動するサウジアラビア、
クウェート、バーレーンなどの湾岸諸国では、イランの影響力拡大に対する警戒心が強い。

 ところが、イスラエルのガザ侵攻に対してMBが、イランの支援を受けるハマスを
援助したことで、新しい力学が作用し始めている。

 これまでは節目で妥協してきたエジプト政府とMBとの対立という国内問題に
過ぎなかったものが、中東地域の問題と結びついた。

 MBは、ハマス、ヒズボラ、イランとともに「強硬派」を形成し、「穏健派」のエジプト政府や
サウジアラビアと対峙(たいじ)する構図だ。

 【結論】

 MBは、いまでも、ムバラク政権との正面衝突を避け、卓越した反体制運動としての
地位を固めようと努めている。しかし、イスラエルのガザ侵攻で政治環境は変化し、
若手活動家は大胆になっている。イスラム世界が、イスラエル−パレスチナ問題を
めぐって「強硬派」と「穏健派」に分裂するなかで、これまで抑制されてきたMBの
反体制活動は、長期的には、権威主義体制との厳しい対立に発展するかもしれない。
379朝まで名無しさん:2009/02/06(金) 15:19:37 ID:bQuhYrSM
米仏関係改善に意欲 クリントン国務長官、仏外相と初会談
2009.2.6 10:13
http://sankei.jp.msn.com/world/america/090206/amr0902061015015-n1.htm

 5日、ワシントンで記者会見に臨むクリントン米国務長官(右)とフランスのクシュネル外相(AP)

 ヒラリー・クリントン米国務長官は5日、訪米したフランスのクシュネル外相と就任後
初めて会談し、パレスチナ自治区ガザ情勢などをめぐり、両国が協力していく方針を
確認した。会談後の共同記者会見で同長官は米仏関係を「最も古くて緊密な同盟の1つ」
と評し、イラク戦争をめぐり一時は険悪になった関係の改善に努める姿勢を示した。

 クシュネル外相は、ガザ復興に向けた物資の円滑な搬入のため、ガザの検問所開放を
働き掛けていくことで一致したと述べた。クリントン長官はガザを支配するイスラム原理主義組織
ハマスについて、暴力放棄、イスラエル承認などを受け入れない限り交渉はしないとの立場を繰り返した。

 アフガニスタン情勢についてクシュネル外相は「重荷だが(情勢改善に)成功する
必要がある」と述べ、今後も同国への支援を継続する考えを強調。教育や医療、農業と
いった民生面での取り組みを強化する考えを示した。(共同)
380朝まで名無しさん:2009/02/06(金) 15:21:16 ID:bQuhYrSM
世界での中ロのイメージ悪化=米国改善、最悪はイラン−BBC調査
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2009020600543

 英BBC放送は6日、各国が世界にもたらす影響に関し、21カ国で実施した世論調査の
結果を公表した。それによると、チベット問題を抱える中国や、グルジアに侵攻した
ロシアについては「悪い影響をもたらしている」との回答が増加。一方、オバマ政権が
誕生した米国は、否定的意見が依然多いものの、「良い影響」が増加した。
 調査はBBCと世論調査会社グローブスキャンなどが昨年11月21日から今月1日に
かけ、21カ国の1万3575人を対象に面接または電話で実施した。
 中国は「良い」が39%で、前年から6ポイント減少した一方、「悪い」が7ポイント増の
40%と逆転。ロシアも「良い」が5ポイント減の30%、「悪い」が8ポイント増の42%とイメージ悪化が目立つ。
 米国は「良い」が5ポイント増の40%、「悪い」が4ポイント減の43%。ただ、
12カ国で「悪い」が大きく上回り、依然として厳しい見方も多い。
 主要国で最も評価が低かったのは、「悪い」が55%を占めたイランで、パキスタン(53%)、
イスラエル(51%)が続く。
 日本は「良い」が前年度と同じ56%、「悪い」が3ポイント増の23%。日本に対しては
16カ国で「良い」が「悪い」を大きく上回り、主要国ではドイツ(「良い」が61%)、
英国(同58%)などに次ぐ高い評価を得た。(2009/02/06-14:38)
381朝まで名無しさん:2009/02/06(金) 15:22:44 ID:bQuhYrSM
ハマスとイスラエル、長期停戦の協議合意できず
2009-02-06 13:42:49
http://japanese.cri.cn/881/2009/02/06/1s134841.htm

 ガザ地区の長期停戦について協議するためにエジプトを訪問したパレスチナの
イスラム原理主義組織ハマスの代表団は、イスラエルと協議で合意に至らず、5日、
それぞれダマスカスとガザ地区に戻りました。

 ハマス代表団のメンバーはその日、「イスラエルがガザ地区を閉鎖している問題に
ついて、ハマスとの間で食い違いが存在している」として、ハマス側でカイロ交渉の
再開期日が決まっていないことを明らかにしました。

 また、同じ日、イスラエル国防軍の報道官は「イスラエル軍はこの日の夜、ガザ地区の
境界付近でパレスチナの武装要員を射殺した」ことを明らかにしました。この武装要員は
イスラエルに潜入し、イスラエル軍の警告を無視したため射殺されたということです。

 同じ日、イギリスのブラウン首相とパレスチナ民族解放機構のアッバス議長は会談後、
ガザ地区の再建にできるだけの支援をするよう、国際社会に呼びかけました。
さらに、ブラウン首相は、今週、イスラエルのオルメルト首相に書簡を送り、人道的援助が
ガザ地区で確実に行われるよう求めました。

 このほか、サウジアラビアを訪問中のトルコのギュル大統領は5日、首都リヤドで、
「トルコは引き続きイスラエルとの友好関係を利用して、中東和平プロセスを推進していく」
考えを示しました。(翻訳:ヒガシ)
382朝まで名無しさん:2009/02/06(金) 15:24:45 ID:bQuhYrSM
論調〉 ガザ侵攻の主犯は米国
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2009/05/0905j0206-00004.htm

 現在、国際社会が、イスラエルによるパレスチナのガザ地区に対する武力侵攻行為を
断罪、糾弾している。

 国際法的見地からも国と民族の自主権と人権、平和と正義を重んじる人間の理性と
感情の面からも、ガザ地区に対するイスラエルの武力攻撃は到底許されない犯罪行為
である。イスラエル軍用ヘリが撃ちまくるミサイルに罪のない人々が無残に命を落とし、
住居、公共の建物、学校など、平和的施設が完全に破壊される惨状を目撃して
だれもが怒りに歯ぎしりせずにはいられない。

 ところが、世界で唯一、米国だけは正反対である。彼らはイスラエルをひ護するだけで
なく、イスラエルのガザ地区侵攻を陰に陽に手助けした。

 最近、米議会は、イスラエルがパレスチナのハマスの攻撃に対応する権利を
有していることを、確認するとの決議を採択した。

 米国は国連の安全保障理事会でイスラエルとハマスの即時停戦を求める決議が
採択された際、唯一棄権した。米国のこのような行動は、イスラエルのガザ地区
侵攻を公に支持したのも同然である。
(続く)
383朝まで名無しさん:2009/02/06(金) 15:25:14 ID:bQuhYrSM
>>382より
 さらに重大なことは、イスラエルが殺害した人々の大部分が、ハマスの軍事メンバー
ではなく、一般の住民であるということである。これはイスラエルのガザ侵攻が
本質において、パレスチナ人の自主独立国家建設の志向を抹殺するための
一種の侵略戦争であったことを実証している。

 イスラエルによる今回のガザ地区侵攻は、米国の軍事作戦のコピーであると言える。

 国連と国際社会を完全に無視してガザ地区を不意に侵攻したことにも、その口実にも、
米国のイラク侵攻行為と一脈相通ずるところがある。

 イスラエルのガザ地区侵攻作戦は、米国がシナリオを書いたとの疑念を晴らせなくしている。(労働新聞3日付論評)

[朝鮮新報 2009.2.6]
384朝まで名無しさん:2009/02/06(金) 17:48:44 ID:bQuhYrSM
選挙、エルサレムのかかし

【ヨッスィ・サリド】 選挙が公示されて1週間経ち、対局がすでに明らかに見えてきた。
報道と現実は、決して交わることのない2つの平行線を見せている。

Election Watch / J'lem scarecrow
By Yossi Sarid
http://www.haaretz.com/hasen/spages/1061110.html
385朝まで名無しさん:2009/02/06(金) 17:50:35 ID:bQuhYrSM
2009年選挙、リヴニ外相、「この選挙はユダヤ人国家か2民族1国家かの選択となる」

Elections 2009 / Livni: Election choice between Jewish and binational state
By Haaretz Correspondents and DPA , By Barak Ravid and Lior Dattel
http://www.haaretz.com/hasen/spages/1061113.html


イスラエル政府、アル=ジャジーラのイスラエル国内での活動に制裁を課す予定
【バラク・ラヴィド】

Last update - 07:54 03/02/2009
Government to impose sanctions on Al Jazeera's Israel operations
By Barak Ravid, Haaretz Correspondent
http://www.haaretz.com/hasen/spages/1061115.html
386朝まで名無しさん:2009/02/07(土) 11:27:38 ID:o1AI3sm8
ガザ攻撃後、ハマスの人気高まる パレスチナ世論調査
2009年2月6日22時13分
http://www.asahi.com/international/update/0206/TKY200902060335.html

 【エルサレム=平田篤央】イスラム過激派ハマスに対するパレスチナ自治区の
住民の支持が、イスラエル軍のガザ攻撃後に大幅に伸び、穏健派ファタハを
上回ったことが、パレスチナの調査機関エルサレムメディア情報センターが
5日に公表した世論調査結果でわかった。

 調査によると、ハマスを「信頼できる」と答えたのは27.7%で、昨年11月の
16.6%から急増。一方、ファタハを信頼できるとしたのは31.3%から26%に
減った。イスラエル政府はガザ攻撃で「ハマスに大きな打撃を与えた」として
いるが、結果的にハマスの人気を高めた形だ。

 さらに、イスラエルとの和平交渉に「反対」と答えた人は、昨年11月の35%から
41%に増加。パレスチナ側に強硬な意見が強まっていることを示した。

 調査は1月末、自治区のヨルダン川西岸とガザで行われた。
387朝まで名無しさん:2009/02/07(土) 11:55:12 ID:o1AI3sm8
ガザへの物資搬入中止 ハマスの横取りで国連
http://www.47news.jp/CN/200902/CN2009020601001053.html

 【エルサレム6日共同】イスラム原理主義組織ハマスが支配するパレスチナ自治区
ガザで人道支援を行っている国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は6日、
ハマス側が新たに支援物資を横取りしたとして、ガザへの支援物資搬入を中止したと発表した。

 発表によると、イスラエル側からガザに搬入され、境界検問所付近に保管されて
いたトラック10台分の小麦とコメが5日夜、ハマスの社会福祉省と契約したトラックにより
持ち去られた。UNRWAは「支援物資が返還され、ハマス政府から窃盗行為の
再発防止を保証されるまで、搬入中止を続ける」としている。

 UNRWAによると、ハマスは3日にも、国連施設に保管されていた毛布3500枚と
配給食料約400セットを押収した。
2009/02/07 00:08 【共同通信】
388朝まで名無しさん:2009/02/07(土) 11:55:54 ID:o1AI3sm8
イスラエル兵解放に交渉団 トルコがシリアに派遣
http://www.47news.jp/CN/200902/CN2009020601001068.html

 【カイロ6日共同】トルコの民放CNNトルコによると、同国政府は6日までに、
パレスチナ自治区ガザで2006年にイスラム原理主義組織ハマスに拉致された
イスラエル兵の解放を目指し、シリアの首都ダマスカスに代表団を派遣、シリアの
ハマス指導部と交渉を始めた。

 イスラエル兵の解放問題は、ハマスとイスラエルの本格的停戦の障害の1つ。
CNNトルコは、10日のイスラエル総選挙までに一定の結論が出る可能性があると伝えた。

 トルコはイスラエルとシリアの和平交渉を仲介していたが、イスラエルのガザ攻撃を
めぐって両国関係は冷却化。トルコのエルドアン首相と、イスラエルのペレス大統領が
先月29日、世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)で激しくやり合った。
2009/02/07 00:33 【共同通信】
389朝まで名無しさん:2009/02/07(土) 11:57:46 ID:o1AI3sm8
パレスチナの苦しみ知って
あすと15日ガザ出身鳥大研究員講演
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tottori/news/20090206-OYT8T01072.htm

「パレスチナの本当の苦しみを伝えたい」と訴えるマゼンさん(鳥取市で)

 イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザへの侵攻で、多数のパレスチナ住民が
犠牲になった問題を受け、ガザ出身の鳥取大工学部研究員マゼン・タイエフさん(35)
(鳥取市)が8、15日、鳥取市内で講演する。マゼンさんは「子どもを含む民間人が
大勢犠牲になった。パレスチナの人々の苦しみを多くの人に伝えたい」と訴えている。

 難民支援団体「ピースバード」(同市)やマゼンさんらでつくる実行委が企画した。
マゼンさんはガザで育ち、オランダの大学院を経て2004年に鳥取大大学院に留学。
海岸工学の博士号を取得して昨年7月に妻や子ども4人とガザに帰郷。鳥取大で
研究を続けるため、マゼンさんだけが11月に再来日した。

 今回の侵攻で、パレスチナで1300人以上が死亡したとみられる。マゼンさんは
「友達と親類各1人が亡くなった。近所の人にもけが人がたくさん出た」と悲しむ。
家族は無事だったが「子どもたちは、通学の時にけが人や破壊された建物を見て
恐怖を覚えている」と心配する。

 講演では、知人から入手した、破壊された学校や民家、銃弾を受けて亡くなった
子どもらをとらえた写真や映像を交え、ガザの生活や被害の現状を伝える。

 講演会は8日午後1時から人権ひろば21ふらっと(鳥取市扇町)、15日午後1時から
市国際交流プラザ(同市湖山町西)で。15日はチャリティーバザーもある。

 人権ひろば21ふらっとでは15日(11日は休館)まで、とりぎん文化会館(同市尚徳町)
では10〜13日に、現地の様子を伝える写真展を開催。7、14日にはJR鳥取駅前で
街頭募金を呼びかける。バザーの売り上げや募金はガザの復興支援を行う団体に寄付する。
(2009年2月7日 読売新聞)
390朝まで名無しさん:2009/02/07(土) 11:58:56 ID:o1AI3sm8
UNRWA、ガザ地区への支援物資搬入を中止 ハマスによる取り上げで
2009年02月07日 06:55 発信地:ガザ市/パレスチナ自治区
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2568840/3762089

【2月7日 AFP】国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は6日、パレスチナ自治区
ガザ地区(Gaza Strip)を実効支配するイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)が、
数百トンの支援物資を取り上げたとして、ガザ地区への支援物資搬入を中止したと
発表した。一方、ハマス側は、物資を取り上げたのは手違いだったと述べ、返還する意向を示している。

 UNRWAによると、ガザ地区とイスラエルとの境界にあるKerem Shalom検問所の
ガザ地区側で5日夜、トラック10台分、200トン以上の小麦やコメが取り上げられた。
その後、物資はハマスの社会福祉省と契約したトラックで運び去られたという。

 一方、ハマス側は、物資の取り上げは境界検問所での混乱の中で起こったもの
だとし、物資を返還する意向を表明した。これを受け、UNRWAは物資が返還されない
限り、搬入は再開しないとしている。(c)AFP/Mai Yaghi
391朝まで名無しさん:2009/02/07(土) 12:02:36 ID:o1AI3sm8
イスラエル総選挙:10日に投開票 世論、和平より安全
http://mainichi.jp/select/world/news/20090207ddm007030131000c.html

 イスラエル総選挙の投開票が10日に迫った。中東和平の今後を左右する重大な
選挙だが、イスラム原理主義組織ハマスが支配するパレスチナ自治区ガザ地区への
大規模攻撃の直後だけに、世論の関心は「和平」より「安全」に傾斜している。
各党が支持者を動員し、街頭で横断幕を掲げて宣伝する選挙恒例の光景も今回は
まばらで、政策論争は低調だ。右派勢力が流れを維持する中、中道・左派陣営が
巻き返しを図る形で選挙戦は最終盤に突入した。【エルサレム前田英司】

 ◇ガザ攻撃で利、極右躍進の勢い
 ◇労働党、初の「4位」転落の危機

 先月18日のガザ攻撃の「停戦」後、イスラエル南部アシュケロンに初めてロケット弾が
撃ち込まれた3日、真っ先に現場に駆けつけたのは最大野党の右派リクードを率いる
ネタニヤフ元首相だった。ロケット弾の射程拡大を脅威と叫ぶネタニヤフ氏に、これまで
世論は大きな関心を払わなかった。それが、先のガザ攻撃中に南部の主要都市
ベエルシェバに初めて着弾。都市部に迫る恐怖が潜在的に市民に広がっている。

 「ロケット弾攻撃を阻止する唯一の方策はハマス支配を転覆させることだ」。ネタニヤフ氏が
アシュケロンの現場でぶち上げた。

 ホフナング・ヘブライ大教授(安全保障)は「イスラエルでは『安全』が緊迫している時、
常に右派が伸びる」と指摘。ガザ攻撃も与党より右派を利したとみる。

 6日付の最大紙イディオト・アハロノトの獲得議席予想によると、リクードが25議席で
トップを維持。これに中道カディマ(第1与党)23議席▽極右政党わが家イスラエル(野党)19議席
▽中道左派・労働党(第2与党)16議席▽宗教政党シャス(第3与党)10議席−−と続いた。
極右のわが家イスラエルが躍進する一方、労働党は68年の結党以来初めて第4勢力に
甘んじる危機にひんしている。
(続く)
392朝まで名無しさん:2009/02/07(土) 12:03:19 ID:o1AI3sm8
>>391より
 元イスラエル軍報道官で与党カディマ候補のシャイ氏は「今回『和平』を前面に
掲げていては負けるだろう」と話す。ペレス副首相(現大統領)の外交顧問だった
与党・労働党の女性候補ビルフ氏も「世論は『和平』を喫緊の課題と考えていない。
流れは変わりうるが、今ではない」と認めた。

 カディマ党首のリブニ外相は各地の集会を飛び回り、存在感をアピール。第1党の座を
死守して右派勢力による組閣を阻止することに躍起だ。現政権でパレスチナとの
「2国家共存」を目指す和平交渉を主導した役割を強調し、「次の一歩を踏み出せるか
どうか決断の時だ」と訴えている。

 これに対し、わが家イスラエルのリーバーマン党首は「ユダヤ人国家」としての連帯を叫び、
「忠誠心なくして市民権なし」という過激なスローガンでアラブ系住民をけん制している。

 一方、労働党を率いるバラク国防相は元軍人としての「指導力」を強調。イスラエルを
挟んだ飛び地であるガザとヨルダン川西岸の両パレスチナ自治区を地下トンネルで
結び、パレスチナ人の移動の自由を確保する案を発表するなど、硬軟併せ持つ姿勢で
支持層を広げようと必死だ。

 ただ今のところ、右派が勢いづく構図に変化はない。ハザン・ヘブライ大教授(比較政治)は
「現状では既に、最大の関心事が選挙結果でなく、その後の組閣でどのような連立政権が
できるかになっている」と話した。
(続く)
393朝まで名無しさん:2009/02/07(土) 12:05:20 ID:o1AI3sm8
>>392より
 ◇西岸新規建造、昨年は6割増 遠のく入植地撤廃

 今選挙で右派勢力が躍進すれば、現状よりもさらに困難になるのが、占領地
ヨルダン川西岸におけるユダヤ人入植地の撤廃問題だ。入植地の存在は過去に
パレスチナとの和平交渉を妨げてきただけに、ますますやっかいな障害となりそうだ。

 「新たな入植地を建設する考えはないが、自然増は阻止できない」

 選挙戦をリードする最大野党・右派リクードを率いるネタニヤフ元首相は
1月25日、米露など4者の中東和平特使を務めるブレア前英首相に明言した。
03年に4者が提示した和平交渉の土台「新中東和平案」(ロードマップ)は、
自然増を含む全入植活動の凍結をイスラエルに義務付けている。

 これまでイスラエルはブッシュ前米大統領の「理解」の下、この義務をほごにして、
既存入植地の拡大に走った。07年11月の米アナポリスでの国際会議を機に
再開した和平交渉がつまずいたのも、この問題が発端だった。

 イスラエルの平和団体「ピースナウ」は1月28日、入植地に否定的な米国の
ミッチェル中東特使の到着に合わせ、西岸での08年中の入植活動調査を発表した。
入植地に造られた住宅などの新規建造物は1257棟に上り、07年比で約6割増。
小規模な未承認入植地の撤去は、ほとんど進展しなかった。逆に、ガザ攻撃中も
入植地周辺の道路拡張などが進行したという。
(続く)
394朝まで名無しさん:2009/02/07(土) 12:05:46 ID:o1AI3sm8
>>393より
 一方、イスラエル紙ハーレツは1月30日、国防省当局の極秘データとして、約75%の
入植地の建造物が未許可か、許可を逸脱する形で造られ、30以上の入植地で
建造物の多くがパレスチナ人の私有地に造られていたと報じた。

 次期政権をにらむリクードは、自国の安全強化が最優先で、和平交渉は二の次。
パレスチナとの「2国家共存」を掲げるカディマですら「現時点では西岸から1平方センチも
撤退するつもりはない」(候補者)と言い切る。

 06年3月の前回総選挙は、その半年前のガザ地区からの入植地と軍の撤退を受け、
西岸からも撤退するかどうかが最大の焦点となった。今回は撤退論議が影を潜める。

 「西岸が平穏なのはイスラエルがパレスチナ過激派を抑え込んでいるからなのだ」

 リクードの女性候補で新進気鋭の論客ホトベリ氏は、撤退論を一蹴(いっしゅう)している。

==============
(続く)
395朝まで名無しさん:2009/02/07(土) 12:07:03 ID:o1AI3sm8
>>394より
 ■ことば
 ◇イスラエル総選挙

 国会は1院制、定数120議席。全国1選挙区の完全比例代表制で争う。議席獲得に
必要な最低得票率が2%と低いため、少数政党が乱立する傾向にあり、単独政権が誕生した例はない。

==============

 ■過去の首相と連立政党

首相名            在任期間        政権成立時の連立枠組み

ベンヤミン・ネタニヤフ    96年6月〜99年7月 リクード、宗教政党シャス

エフード・バラク       99年7月〜01年3月 労働党、シャス

アリエル・シャロン(第1次) 01年3月〜03年2月 リクード、労働党

         (第2次) 03年2月〜06年5月 リクード、世俗派政党シヌイ

エフード・オルメルト     06年5月〜現在    カディマ、労働党

 ※カディマはシャロン前首相主導で05年結成。主にリクード、労働党出身者の混成

毎日新聞 2009年2月7日 東京朝刊
396朝まで名無しさん:2009/02/07(土) 12:10:45 ID:o1AI3sm8
右派野党 優位保つ イスラエル『和平より安保』
2009年2月7日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2009020702000061.html

 【エルサレム=内田康】イスラエル総選挙(定数一二〇)は十日の投票に向け
終盤戦に入った。世論調査によると、タカ派のネタニヤフ元首相率いる野党の
右派リクードがリードし、与党はやや苦戦の様相。先月中旬まで続いたパレスチナ自治区
ガザへの侵攻を受け、和平交渉より安全保障を重視する右派野党に勢いがある。

 六日付有力紙ハーレツの世論調査結果によると、予想獲得議席はリクードが
二七(現有一二)でトップ。リブニ外相率いる与党の中道右派カディマが二五(同二九)と、
終盤に入って追い上げを図っている。

 全体として右派優位の基調は変わらず、極右の野党わが家イスラエルは
一八(同一一)で、第三党の地位が視野に入った。与党の中道左派労働党は一四(同一九)と低迷。

 ガザ侵攻は国内世論の圧倒的支持を集めたが、カディマ、労働党といった
与党支持には必ずしも結びついていない。イスラム原理主義組織ハマスなどによる
ロケット弾攻撃は現在も散発的に続いており、むしろ、大規模侵攻を必要とするほど
ハマスの伸長を招いたとの見方から、与党への批判が根強い。

 さらに、二〇〇六年のレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラとの戦闘で、
与党が成果を挙げられなかったことも、野党リクードに支持が集まる要因になっている。

 ネタニヤフ氏は、ガザの軍事作戦は中途半端だったと批判。パレスチナ和平交渉に
ついても「ヨルダン川西岸地域の経済振興を優先すべきだ」と述べるなど、交渉自体の前進には消極的とみられる。
397朝まで名無しさん:2009/02/10(火) 10:56:03 ID:yv7hWcbc
陸自:ゴラン高原派遣、輸送隊の壮行会−−帯広駐屯地 /北海道
http://mainichi.jp/hokkaido/shakai/news/20090208ddlk01040134000c.html

 シリア南部のゴラン高原でPKO(国連平和維持活動)に参加する第27次ゴラン高原
派遣輸送隊(隊長・高木真一3等陸佐)の壮行会が7日、帯広市の陸上自衛隊帯広駐屯地であった。

 同隊は陸自第5旅団(司令部・帯広市)を中心に43人で編成。2月下旬から
順次日本を出発し、イスラエル・シリア間の停戦を監視するUNDOF(国連兵力引き離し監視軍)
の後方支援隊として、生活物資の輸送や道路の補修などを行う。任期は半年間の予定。

 壮行会では、隊員たちが家族らが見守る中、国連の平和維持活動の目印である
青いベレー帽をかぶって行進。高木隊長は「日本の代表として誇りを持ち、
力まずに自然体で任務を遂行したい」と抱負を述べた。

 ゴラン高原でのPKO参加は96年に開始。各地の自衛隊が持ち回りで部隊を編成し、
同旅団からの派遣は師団時代の01年以来2回目。【田中裕之】

毎日新聞 2009年2月8日 地方版
398朝まで名無しさん:2009/02/10(火) 10:56:58 ID:yv7hWcbc
ハマス代表団、長期停戦協議に出席
2009-02-08 14:53:45
http://japanese.cri.cn/881/2009/02/08/1s134915.htm

 パレスチナのイスラム原理主義組織・ハマスの指導者ザハール氏をはじめとする
代表団一行は7日、エジプトの首都カイロへ向かい、イスラエルとの長期停戦に関する会談に出席します。

 ハマス代表団は7日午後、ガザ地区から、エジプトとの境界線を通過してカイロへ
向かいました。その際イスラエル軍が去年末、22日間にわたってガザ地区に対する
大規模な軍事行動を行って以来初めて、ザハール氏が公的な場所に姿を見せました。

 ハマスのバルフーム報道官は7日、「イスラエルに対し、ガザ地区との境界線の
開放を説得し、これが達成できれば、ハマスはイスラエル側の提出したガザ地区への
搬入禁止リストの討議に入る」と語りました。(02/08 翻訳者:Lin チェッカー:安藤)
399朝まで名無しさん:2009/02/10(火) 11:05:14 ID:yv7hWcbc
誰か次スレをお願いします…。


ERROR:新このホストでは、しばらくスレッドが立てられません。
またの機会にどうぞ。。。

【記録】イスラエルがやってる事を一々覚えていたい16【in議論板】

内容:
イスラエルがやってる事と、その関連報道や声明などをいちいち記録するスレです。
主にイスラエル・パレスチナ問題の記事ですが、
イスラエルがかかわる紛争・戦争全ての記事が対象になります。

前スレ
【記録】イスラエルがやってる事を一々覚えていたい15【in議論板】
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/news2/1232958423/l50

関連サイト>>2-7あたり
400朝まで名無しさん:2009/02/10(火) 12:15:36 ID:5UfhJ0H8
【記録】イスラエルがやってる事を一々覚えていたい16【in議論板】
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/news2/1234235670/
401朝まで名無しさん:2009/02/10(火) 12:23:05 ID:5UfhJ0H8
関連サイトなどのテンプレも全て流用なので修正あればお願いします
402朝まで名無しさん:2009/02/10(火) 14:38:59 ID:yv7hWcbc
>>401
ありがとうございました。
403朝まで名無しさん:2009/02/10(火) 15:07:07 ID:yv7hWcbc
Inquiry and Analysis Series No 492 Feb/9/2009
エスカレートする中東の冷戦―其の1:2009年のガザ戦争
Y.カルモン、Y.エホシュア、A.サヴィヨン、H.ミグロン*
http://memri.jp/bin/articles.cgi?ID=IA49209

目次

はじめに

2009年のガザ戦争一時系列でみる経緯

イラン対サウジ/シーア対スンニ―1979年のイスラム革命後の対立構造

アフマディネジャド大統領時代にエスカレートした紛争

アラブ世界に勢力をのばすイラン

イラン・シリア・カタール・ヒズボラ枢軸の抬頭

両陣営の亀裂を深めた2009年のガザ戦争

戦後の状況―既成事実化した両陣営の対立

サウジ陣営の主張―アラブ世界の亀裂はイランのせい

トロイの馬―イラン枢軸の強化に果すカタールの役割

アラブ・イスラエル紛争に対する両陣営の対照的アプローチ

(続く)
404朝まで名無しさん:2009/02/10(火) 15:09:01 ID:yv7hWcbc
>>403より
はじめに

最近のガザ戦争は、国際メディアによってイスラエル対ハマスの局地戦として
報道された。しかしこの戦争は、2006年のレバノン戦争や過去 30年間中東で発生した
軍事紛争或いは政治事件と同じように、ひとつの共通項を持っている。つまり、
宗教革命派イランとサウジ王国の両陣営の紛争がからんでいる。21世紀の中東を
研究するうえで、この紛争が理解のカギとなる。

このサウジ・イラン紛争は、戦略地政学上、宗教上、人種及び経済上のさまざまな
側面を有するが、ホメイニ(Ayatollah Ruhollah Khomeini)率いるイランのイスラム革命
以来、この30年中東に影響を及ぼしてきた。小康状態の時もあったが(特にハタミ大統領時代)、
アフマディネジャドが権力の座について、紛争が再燃した。中東にはイラン枢軸
(イラン、シリア、カタール、ヒズボラ、ハマス)とサウジ・エジプト連合(ほかのアラブ諸国が
これに同調)の二つのブロックが形成され、その対立は冷戦の域に達している。

この対立、冷戦が中東レベルのみならず国際レベルでも大きいインパクトを及ぼす。
外交活動の選択肢を極限し、パレスチナの内部紛争とイスラエル・アラブ紛争そして
イランの核武装化問題の解決を難しくするのである。
(続く)
405朝まで名無しさん:2009/02/10(火) 15:25:37 ID:yv7hWcbc
>>404より
2009年のガザ戦争―時系列でみる経緯

2008年12月27日、ガザ戦争が勃発した。ハマス指導者マシァルが、カイロの仲介する
パレスチナ諸派調停会議への参加を拒否し、ダマスカスでイスラエルとの停戦(tahdia、鎮静)は
終り、延長しないと発表。それに呼応してガザからイスラエルの南部へ向けロケットを
撃ちこみ始めたことに、端を発する。会議不参加は、報道によると、イランの
外相モッタキ(Manouchehr Mottaki)の命令による※1。

戦闘が始まると、シリアとカタールは直ちに行動にでて、ハマス支援を目的にアラブ連盟の
緊急首脳会議を開催しようとした。この動きは、 2008年12月31日カイロで開かれた
アラブ外相会議において、エジプト及びサウジアラビアによって阻止された。
外相会議では、戦闘停止を目的に、国際活動をおこなうことが決まっただけである。
複数の報道によると、エジプトのムバラク大統領はEU外相との非公開会議において
「この戦闘でハマスに勝利させてはならない」と述べた※2。

カタールとシリアはあきらめず、緊急首脳会議の開催にこぎつけた。時は2009年1月16日、
希望国のみの参加という形での開催である。両陣営は会議参加をめぐってほかの
アラブ諸国に圧力をかけた。

会議開催をめぐる衝突は、サウジ・エジプト陣営の勝利に終った。ドーハで開催された
会議は、会議の成立に必要な最小限の出席人数に達しなかった※3。
イランのアフマディネジャド大統領がオブザーバーとして招かれ、出席した
アラブ諸国は困惑した。トルコのエルドアン首相もオブザーバーとして出席し、
ハマスに対する全面支持を表明した※4。
(続く)
406朝まで名無しさん:2009/02/10(火) 15:26:40 ID:yv7hWcbc
>>405より
サウジ・エジプト陣営は、この政治的勝利を更に確実にするため、2009年1月18日(日曜)
ヨーロッパの全指導者をシャルムエルシェイクに招き、特別週末会議を開催し、国際支援を
得た。ヨーロッパの指導者がこぞって出席し、サウジ・エジプト陣営の立場を後押したのであった。

翌1月19日、前から予定されていた経済会議がクウェートで開催された。議題の一部は
ガザ戦争にあてられた。全アラブの指導者が出席したが、会議の主導権は
サウジ・エジプト陣営がにぎった。席上カタールが、ドーハ会議の決議追認を要求したものの、
サウジアラビアとエジプトの反対にあって、追認されなかった。結局この会議は何も決議せず
閉幕した。即ち、エジプトがイスラエルとの平和条約を破棄し、サウジアラビアは中東和平の
先導役から手をひけという要求は、いずれも日の目をみなかった。

1月18日、ハマスは前日イスラエルのおこなった一方的停戦宣言を、受入れざるを得なかった。
エジプトの仲介するパレスチナ諸派調停会議も、然りである。戦争前ハマスは、
この二つを拒否していたのである。

2009年のガザ戦争は、2006年のレバノン戦争と違った結果を生んだ。後者の場合、
これに続く2008年のヒズボラ対3月14日勢力の衝突で、レバノンはヒズボラと
イラン・シリア枢軸の支配下に入ってしまった※5。ガザ戦争は逆の結果を生んだのである。
ハマスは戦場で敗北し、地域レベルではサウジ・エジプト陣営に政治的勝利を与えてしまった。
(続く)
407朝まで名無しさん:2009/02/10(火) 15:28:41 ID:yv7hWcbc
>>406より
イラン対サウジ/シーア対スンニ―1979年のイスラム革命後の対立構造

イラン・サウジ紛争は、戦略地政学上宗教上地域の覇者になろうとするイランの野望に、
ルーツがある。このイランの野望はサウジアラビアの脅威となる。サウジアラビアに対する
イランの態度は、イスラム革命の始まりとホメイニ支配時代(1979-89)から、
イデオロギー上政治上の憎悪にいろどられている。それは、何世紀も前から続く
スンニ・ワッハブアラブ社会とシーア・ペルシア社会の宗教・社会及び人種上の亀裂、
対立に起因する。スンニはシーアをイスラムから分離した政治セクトとみなし、
一方のシーアはスンニ特にワッハブ派を、ムスリムの聖地を乗っとった背教の過激政治セクトと考える。

ムスリム世界の主導権をめぐって、宗教革命派イランがサウジアラビアと競うように
なって、この対立関係に火がつき、1984年に頂点に達した。この年のハッジで、
イランの巡礼者数千名がメッカ市中でサウジ体制の打倒を叫んで、暴動をおこしたのである。
サウジ当局は武力を以て鎮圧し、数年間イランの巡礼者を締めだした。イランの
脅威のため、サウジはイラン・イラク戦争でサッダム・フセインを支持した。

イランのイスラム革命に対する連帯の波はスンニ世界をのみこみ、そのためサウジアラビアは
大車輪でスンニ・イスラム特にワッハブ・イスラムのテコ入れをおこなった。サウジアラビアは
二つの方向で行動している。第一はアフガニスタンのジハードに対する大々的支援で、
1980年代ソ連が敗北するまで続けた。第二は世界中のスンニ派社会に対する支援で、
学校やモスクなど教育や宗教施設の建設及び運営に数十億ドルの金を使った。この分野の
支援は20 年以上も続いた。サウジの努力はむくわれ、イラン革命の人気は相当に後退した。

サウジ・イラン対立は、ラフサンジャニ大統領時代にゆるみ、その後任のハタミ大統領時代
更に緩和した。ハタミ大統領時代イランは、革命輸出努力を弱め、湾岸諸国との融和を
模索するなど、国際社会への復帰をめざした。
(続く)
408朝まで名無しさん:2009/02/10(火) 15:29:54 ID:yv7hWcbc
>>407より
アフマディネジャド大統領時代にエスカレートした紛争

2005年、アフマディネジャドが権力の座につくと、紛争が再燃した。前よりも強い火勢で
ある。アフマディネジャドは、革命輸出を推進し、マフディの出現が間近かとするシーアの
メシア観を前面に打出し、大ペルシア帝国の再現を唱えるなど、サウジを意識した以前の
政策に戻した。大統領に選出された後2回目のテレビ演説で、彼は「(イスラム)革命の
メッセージはグローバルなものであり、特定の場所、時間に限定されない。それは
人類のメッセージであり、前進していく。疑うなかれ、インシャアッラー、イスラムが征服する。
何を征服するかだって?左様世界の山頂をすべて征服するのだ」と言った※6。

革命の価値観再興のメッセージは、アフマディネジャド演説のモチーフとなり、
繰返し唱えられるようになる。例をあげよう。

「今回の選挙は、人民が(イスラム)革命を信じ、その理想の復活を望むことを証明した…
この革命は預言者の運動を継承するものであり、国家の政治、経済及び文化的ゴールは、
イスラムの理想顕現に向けて調整されなければならない…イスラム思想の
聖なる学派の人々が(シーア派のメシアたるマフディの)出現の下地をつくるため、
全力であたっている…人民をこの輝かしき理想へ引き戻し、(他者の)モデルとなる
先進的且つ強力なイスラム社会の建設に向け、誘導するのが我々の義務である…
イランは最強の先進国家にならなければならない…」※7。

「イラン人民と、人民の意志によって生まれたイラン政府は、核開発と核技術の
権利を守る…ここに出席している年輩の人達は絶対記憶していると思うが、
革命時代のスローガンのひとつが全世界を我々の論理でイスラムへ変えよう≠ナあった。
我々は、イスラムの論理、文化、論考が他の思想や論理等々すべての分野で優越することを、確信する」※8。
(続く)
409朝まで名無しさん:2009/02/10(火) 15:35:20 ID:yv7hWcbc
>>408より
今年1月末、イスラム革命30周年にあたり、ホメイニ廟で演説したアフマディネジャドは、
「革命は確かにイランで起きたが、それはイランだけに限定される革命ではない…
30年後の今日でも、(革命は)生きているのである。我々は出発点を出たばかりであり、
前途にはまだ大きな変化が待ちうけている。この偉大なる革命は、正義が(普く世界に)
浸透し、人々の血肉になるまで続く」と語った※9。

アフマディネジャドがシーア・ペルシア帝国の栄光の復活を宣言し、ほかの指導者達も
革命のレトリックを弄し、政権に関与するアヤトラ達がこぞって支持するとなれば、
アラブ諸国とりわけサウジアラビアは、イランの脅威の再来とうけとめる。

イランは地域の軍事大国化を意図し、長距離ミサイルの保有に加えて核兵器の取得を
決意している。そのため軍事上の脅威と重なり合う。国際社会の反対にも拘わらず、
イランが核兵器の開発に狂奔しているのは、スンニ・ムスリム世界によって脅威とうけとめられる。
(続く)
410朝まで名無しさん:2009/02/10(火) 15:45:34 ID:yv7hWcbc
>>409より
アラブ世界に勢力をのばすイラン

この紛争に油を注ぐもうひとつのファクターが、イランの勢力圏拡大政策である。
それは、アラブ世界への影響力浸透をめざすものであり、サッダム・フセインの
スンニ派政権が打倒されると、イランはイラク浸透を強め、同地におけるシーア派の
地位もたかまった。スンニ世界の中心部にイラン/シーアの円弧≠ェ出現する
恐れはいよいよ強まり、サウジを初めとするスンニ諸国は警戒心をつのらせる。

サウジアラビアは支援増を以てこれに対抗した。イラクのスンニ少数派社会、
レバノンのムスリム及びキリスト教諸勢力、領土内でイランの脅威にさらされている
地域(例えばイエーメン、スーダン、パレスチナ)が、その支援対象である。

レバノンにおいてイランの一翼を担うヒズボラは、2006年の戦争で一定の軍事的成果を
あげ、更に2008年のドーハ協定(事実上レバノンをヒズボラの統制下においた)で、
政治的にも成果をあげた。これは、地域ヘゲモニーを狙うイランの政策の一環と
うけとめられる。イラン要人の発言に照らして考えれば、尚更である。例えば
イラン議会の議長ラリジャニ(Ali Larijani)は、ドーハ協定の調印後「我々はこの
政治的勝利を(更に)大きな勝利の先駆とみる…」と述べ、ヒズボラ書記長ナスララが
「教え(ホメイニの)を実践した」とつけ加えた※10。

2006年のレバノン戦争後、イランが地域支配の野望を益々あからさまにするにつれ、
サウジ・スンニの懸念は、アラブ世界においてもっとオープンに突っこんだ形で、
論じられるようになった。エジプトの外相アブルゲイト(Ahmad Abu Al-Gheit)は、
イラン人が「(勢力圏の)拡大につとめ、この地域に彼等の特異なイデオロギーを
押しつけている」と語っている※11。外相は「アラブとは関係のない権益と目的を奉じ、
その実現のためアラブのカードを使っている」としてイランを非難し※12、更に
「イランが核で武装する軍事大国にならないようにしなければならない」と語っている※13。
(続く)
411朝まで名無しさん:2009/02/10(火) 15:46:52 ID:yv7hWcbc
>>410より
サウジとエジプトの新聞にも同じような懸念の声が表明されている。サウジの半官紙
Al-Riyadhでは、コラムニストのマフムード(Muhammad bin Ali Al-Mahmoud)が、
アフマディネジャド下のイラン政策を論じ、次のように述べている。

「イランにおける変動は、当地にナチ的雰囲気をもたらし、空々しいスローガンが
声高に叫ばれるようになった。それは、(1979年の)イラン革命時のスローガンより
猛々しく、大言壮語の羅列が多い…※14。悲しいかな、イランの脅威は、学者が
あれこれあげつらうような机上の空論ではなく、本物になっている。テロ的アルカーイダの
(提示する)モデルと、レバノンでイラン(が提示する)モデル(即ちヒズボラ)の間に違いはない…。

イランは蛸のような拡張をやる。イランはこの地域を支配したい。それもイデオロギーの
伝播によるのではなく、(アラブ諸国で)武装集団を使って実行する…その武装集団は
母国ではなくイランに鞍替えして、忠誠心をそちらへ移す。イランは寛容や穏健の
文化を普及させたいのではない。占領を押しつける人種主義の行動があからさまであり、
その一環として偏ったヘゲモニ―の文化を拡散する国である…」※15。

サウジの半官紙Al-Watanでは、サウジのコラムニストであるムーサ('Ali Sa'd Al-Moussa)が、
アラブ諸国はペルシアの植民地主義≠ノさらされているとし、アラブ世界の地図上に
イランの自治州や自治領≠ェ点在して一目瞭然であると述べ、次のように論じた。

「イランは、アラブの政治のなかで中心的なプレイヤーになった…今日我々は
ペルシア植民地主義の新しい徴候を目の当りにしている。これは新型の植民地主義で、
従来より進化したモデルである。つまり、軍隊が攻めて来て占領するわけではないし、
公共の建物の屋上にその国の旗がひるがえるわけでもない。現代の植民地主義は、
各種の地域勢力がイランに屈従するところに特徴がある…イランはアラブの地図で選び、
引き金を引くことなくそこを攻撃する。その手足になって働くのがアラブ自身なのである」※16。
(続く)
412朝まで名無しさん:2009/02/10(火) 15:48:25 ID:yv7hWcbc
>>411より
イラン・シリア・カタール・ヒズボラ枢軸の抬頭

地域に覇を唱えようとする努力の一環として、政治及び軍事枢軸が形成された。
イラン、イラクのシーア派、レバノン、イエーメンだけでなく、サウジアラビアとエジプトに
盾つくさまざまなスンニ勢力も、この枢軸の構成分子である。イラン・シリア・カタール・
ヒズボラ枢軸がはっきりした形で登場し、サウジ・エジプト陣営に対抗意識をあらわに
したのは、2006年のレバノン戦争時であった※17。その後この枢軸は拡大して、
ハマスをとりこんだ。そのハマスに対するイラン、エジプトのムスリム同胞団からの
支援は、近年増大しつつある。このところシリアとイランはトルコのとりこみに熱心で、
トルコの首相エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)から或る程度の協力を得ている※18。

一方サウジは、イランに組みするスンニ勢力を枢軸から引き離そうとしてきた※19。

シリアの外相ムアッリム(Walid Al-Mu'allem)は、イラン枢軸のメンバーについて、
戦略同盟≠ニいう言葉で説明し、「イランとの関係は戦略的なものであり、トルコとの
関係も戦略的性格を有する。アラブ諸国との関係もそうあって欲しい。カタールとの
関係は戦略的であり、オマン、アルジェリア、リビアとの関係も然りである。将来
(枠が広がって)ほかの国も含まれるように願っている…我々は我々の国益に従がい、
アラブの大義と安全保障の立場で行動している。我々はその主旨に沿ってイラン、
トルコと協力している。恥入る必要はない…我々は共通のゴールに向かって(我々の力を)
結集する…(向かうところは)パレスチナの抵抗及びレバノンの民族抵抗の掩護である。
戦略縦横を形成して、その従割を果たす」と言った※20。
(続く)
413朝まで名無しさん:2009/02/10(火) 16:05:32 ID:yv7hWcbc
>>412より
シリアの大統領アサド(Bashar Al-Assad)は、2008年9月にイランのアルアラムTVインタビューで、
同じような趣旨で次のように語っている。

「過去数十年戦略提携(シリアとイランの)がこの地域にとって重要であることを
証明しているが、実際にその効果が生じたのは、この10年である。即ち、レバノンでは
抵抗運動が勝利し、パレスチナでは、2000年に始まるインティファダ以来不退転の
抵抗が続いている…黒一色のスレートに明るく輝く点が段々大きくなり、輝きも増している。
これは、(シリア・イラン)協力の成果であり、シリア・イラン両国の政治政策の正しさを
証明している。当初この政策に反対していた国も、多くがその正しさを認識するに至り、
似たような政策をとり始めている…」※21。
(続く)
414朝まで名無しさん:2009/02/10(火) 16:06:57 ID:yv7hWcbc
>>413より
両陣営の亀裂を深めた2009年のガザ戦争

戦争勃発に先立って両陣営は非難合戦を演じていた。シリアとイランは、アメリカと
イスラエルに追随し、抵抗活動を妨害しているとして、サウジアラビアとエジプトを
非難した。サウジのアブダッラー国王はシリアによって不信心者≠ナ
サタン帝国主義者の協力者≠フレッテルをはられた。一方エジプトのムバラク大統領は、
故サダト大統領同様暗殺すべき裏切り者≠フ暴君≠ニ呼ばれた。これに対して
エジプト、サウジアラビアは、イランとシリアがアラブの内部問題に介入し、レバノン、
イラク、パレスチナ自治区(PA)で抵抗運動を培養し、これを使って地域の不安定化に
狂奔している、と主張した。サウジ、エジプト両国は、シリアがアラブの分裂をはかり、
非アラブのイランによる中東支配意図を支援して、アラブの権益を害している、と強調している※22。

ガザ戦争の後イランの指導者達は、ハマスに対する支持を自画自賛し、ハマスの
行動はイスラム革命のゴールに進路を合わせたもの、と主張した。彼等は、
サウジ・エジプト枢軸に激しい敵意を燃やして非難している※23。イランの国会議長
ラリジャニは、2006年のヒズボラの勝利とガザのおけるハマスの勝利は、
イラン・イスラム革命の大樹≠ノみのった果実、と言った※24。イランの
公益判別会議々長ラフサンジャニ(Hashemi Rafsanjani)は、集会で「ガザ住民は、
ヒズボラと同じように、イランの恩情にみちた支援のおかげで、シオニスト政権軍を
敗北に追いこんだ」と語った※25。護憲評議会議長ジャンナティ(Ayatollah Ahmad Jannati)は、
テヘランの金曜礼拝説教で「ヒズボラは、イスラム的イランに励まされ、イスラエル、
アメリカ、そしてイスラエルを支援する西側諸国に壊滅的打撃を与えた。今日、
ガザで同じことが起きている。イランが足懸りを持つ所では、必ず(ムスリムを)助け、
救出する…」と言っている※26。最高指導者ハメネイに近い日刊紙Kayhanは、
「イスラエルの対ハマス戦争は新しい中東をつくりだし、イスラエル、アメリカ、EU、
エジプト、サウジが総がかりとなり、大兵力を投入してもハマスのような小さな組織を
潰すことができないことを、証明した」と報じた※27。
(続く)
415朝まで名無しさん:2009/02/10(火) 16:09:24 ID:yv7hWcbc
>>414より
親サウジ陣営は、パレスチナ人ではなくイランとシリアの利益に奉仕しているとして、
ハマスを非難している。エジプトのムバラク大統領は「エジプトはパレスチナ人の
血を犠牲にして政治的利得を手にしたり、勢力圏を拡大することを許さない」と
言明した※28。エジプトのアブルゲイト外相も、配下のアラブを代理人にして
アメリカと取引し、自国の利益増進をはかっているとして、イランを非難しており、
アルアラビヤTVのインタビューで「非アラブはパレスチナの大義から全員
手を引かなければならない。アラブのなかにもちょっかいをだしている者がいるが、
こちらも然りだ」と述べ、「イランは…アラブの取引材料をかき集めている。
中東問題特に湾岸の安全保障或いはイランの核開発等について話合いたいので
あれば…我々と交渉しなければならない…とアメリカの新政権に自分の発言権を
主張するためだ」と語った※29。外相は2007年にも同じような発言している。
イランの活動がハマスを勇気づけ、ガザのクーデターに走らせたと述べ、「これが
エジプトの国家安全保障に脅威を及ぼした。我が国はガザから指呼の間にあるのである」と言った※30。

パレスチナ自治政府(PA)の上級幹部達も、イランのガザ関与を指摘する。PAの
議長府官房長ラヒーム(Al-Tayyeb 'Abd Al-Rahim)によると、イランのモッタキ外相が
ハマスの指導者達に抵抗を再開せよ、パレスチナ諸派の和解交渉にエジプトを
介入させるなと言った。ハマスが停戦延長とファタハとの交渉継続を拒否したのは、
そのためであるとラヒームは述べている※31。PLO執行委員会書記ラボ(Yasser 'Abd Rabbo)は、
ハマスがガザの独立を企んでいると指摘する。ウェストバンクから切り離して、
イランの後押しするイスラム・エミールにするという※32。
(続く)
416朝まで名無しさん:2009/02/10(火) 16:09:45 ID:yv7hWcbc
>>415より
イスラエルがガザ攻撃を開始する数日前、エジプト紙Al-Gumhouriyyaの編集長
イブラヒム国会議員が「ハマス・ダマスカス・イラン―新しい悪の枢軸」と題する
連載記事を書いた※33。イスラエルの攻撃が始まると、イブラヒム編集長は、次のように論じた。

「ハマス・ヒズボラ、ムスリム同胞団そしてテヘランは、パレスチナの大義と
その殉教者をイランに引き渡すことに決めた。しかしながら、誰でも忘れていることが
ひとつある。シリアに身をひそめ、イスラエルに対し弾の一発も撃たぬ狂人共の
思い通りにはさせぬということだ。我々が人民の意志と力をこの連中に引き渡す
ことはない…エジプト、サウジアラビアを含む穏健派アラブ連合の無力を見せつけるため、
この地域全体を火の海とし、パレスチナとレバノンの殉教者を殺しまくる諜略がある…」※34。
(続く)
417朝まで名無しさん:2009/02/10(火) 16:11:49 ID:yv7hWcbc
>>416より
戦後の状況―既成事実化した両陣営の対立

西側のメディアは、大半が中東の新しい現実を無視している。つまり、二つの陣営の
対立が深まり、冷戦がエスカレートしており、これが重大な政治的動向であることを、
認識しようとしない。しかしアラブ世界では、この現実が広く認識され、盛んに議論されている。

ヒズボラのナンバー2であるカッセム(Sheikh Na'im Qassem)は、アメリカ及び
親米アラブ諸国に敵対するイラン枢軸の一員たることはヒズボラの誇りとし、次のように言っている。

「今日世界には、対立する二つの陣営がある。アメリカとその同盟者、抵抗とその
同盟者である。アメリカ陣営はイスラエルを含むが、腐敗、侵略、独占を特徴とする
敵意にみちた陣営である。ここが肝心な点である。従って我々抵抗陣営は、力づくで
対抗しなければならない…(我が陣営が)勝利することは間違いない。抵抗陣営を
支援しない(パレスチナ)連帯はあり得ない…この抵抗の具象化が今日のガザである。
ガザを支持した者は、全員抵抗の陣営、支持せず反対した者は全員アメリカ・イスラエル陣営である…。
(続く)
418朝まで名無しさん:2009/02/10(火) 16:13:14 ID:yv7hWcbc
>>417より
我々をイラン、シリア、ハマスの同盟者と(呼んで)中傷すれば、我々が困惑すると
考えた者もいる。そのようなことはどうでもよい。(ベネズエラの)チャベスとボリビア、
そして自由を求める世界人民を(我々の仲間)に入れるべきである。我々は反米・
反イスラエルの統一戦線をつくるのだ…」※ 35。

シリアの半官紙Al-Ba'athのコラムニストでダマスカス大講師アブマドヒ(Dr.Majed Abu Madhi)は、
ガザ戦争がアラブ世界にみられる二種類の対立構造を明らかにした、と論じた。
抵抗支持派と抵抗否定派の対立がひとつ。あとひとつの紛争が、抵抗に反対する
支配者と抵抗を支持する人民との対立であるとし、次のように主張した。

「どの国が抵抗を支持しているか極めて明白になった。どの(アラブの)政権が
アメリカ言うところの穏健#hなのかも、明白になった。こちらは、抵抗に反対し、
そのための策を弄する派である。切り口を変えると、もうひとつの分裂構造が
みえてくる。政府及び政治指導部の立場が人民から乖離している諸国である。
そこでは、抵抗を否定する支配者と支持する人民との間には、深い溝がある」※36。
(続く)
419朝まで名無しさん:2009/02/10(火) 16:19:53 ID:yv7hWcbc
>>418より
サウジ陣営の主張―アラブ世界の亀裂はイランのせい

親サウジ陣営は、アラブ世界に亀裂をつくりだしたとしてイランを非難する。サウジの
外相ファイサル(Saud Al-Faisal)は、アラブ諸国間の不調和はアラブの問題に対する
非アラブ勢力の干渉≠ノよる、と述べている。つまりイランの干渉である※37。
クウェート首脳会議でエジプトのムバラク大統領は、アラブ世界の分断と弱体化をはかる
内外の勢力≠非難し、イランの干渉を示唆している※38。

サウジ・エジプト陣営に組みする新聞の論説も、イランが地域の覇権を握る一環として
アラブ世界の分断を画策していると指摘し、この協力者としてシリアやカタールのような
アラブ勢力を非難している。エジプトの半官紙Al-Ahram編集局長サラヤ(Osama Saraya)が、次のように論じている。

「昔のペルシア人のように、現代の(イラン人)聖職者は、大西洋岸から湾岸に至る
アラブ人を無学文盲のラクダ番くらいにしか考えていないから、今尚幻想をやりとりできる。
その幻想に見え隠れするのが、彼等の真の意図。つまり、我々の地域を支配し、
再建を夢見る新ペルシア帝国に併合するつもりなのである…君達の宗教を(他国へ)
拡大することはやめなければならない。国内だけにすることだ。君達は(ほかの)
ムスリム諸国を尊敬し、スンニとシーアが調印した協定を守り、相手側の土地を奪ったり
相手の地で自派の信仰をひろめることをやめなければならない」※39。
(続く)
420朝まで名無しさん:2009/02/10(火) 16:21:11 ID:yv7hWcbc
>>419より
前述のイブラヒム編集長は、アル・グムフリヤ紙のコラムに、次のように書いた。

「イランの思想は、(すべての)国籍と国境を排除するところにある。イランのこの
思想が危ないのは、イランがこれを中東のイラン追随者に伝授している点である…
なかでも一番危険なのは、国家内国家の建設を求めていることである…この哲学は
アラブ世界の一部で既に成果をあげている。例ならいくつかある。ヒズボラはレバノンで
選挙に勝ち、その国家は当のレバノンよりも強力である。更にヒズボラの民兵は
レバノン政府軍よりも強い。同じことがハマスにもいえる。バハレーンのシーア派も
然りで、バハレーンに目下壊滅的打撃を与えている。スンニ派のバハレーン王国内に
シーア派国家をつくろうとしているのである。クウェート、エジプト、ヨルダンで
ムスリム同胞団は国会議員選を利用して政界に進出し、政府と国家の指導部を
乗っ取ろうとしている…宗教のために国家を犠牲にするのは、危険な破壊思想である…」※40。
(続く)
421朝まで名無しさん:2009/02/10(火) 16:22:45 ID:yv7hWcbc
>>420より
トロイの馬―イラン枢軸の強化に果すカタールの役割

今回アラブ世界の亀裂を深めるうえで、重大な役割を果たしたのがカタールである。
サウジアラビアとエジプトが困惑したことに、カタールが 2008年1月16日の
ドーハ首脳会議開催の音頭をとったのだ。カタールは、アラブ数ヶ国の意志に反して、
イランのアフマディネジャド大統領を首脳会議に招き、イラン・シリア枢軸会議の
性格を鮮明にした(招請に反対したのは例えばUAEで、参加をキャンセルした)。
親イラン反サウジ路線を鮮明にする首脳会議は、エジプトに対イスラエル平和条約の
破棄をせまり、サウジには和平イニシアチブから手を引くように要求し、その路線の
方向性は一段と強くなった。

ガザ戦争が終った後、ハマスの指導者マシァル(Khaled Ma'shal)は、戦闘時
ハマス運動がうけた支援を多として、カタールに礼を述べた。ドーハ会議の席上マシァルは
「2週間前我々はあなた方のところへ行き支援を求めた。そして今日を迎えた。我々は
カタール、首長そしてその人民に感謝する」と言った。

エジプトの半官紙Al-Akhbar前編集局長ドワイダル(Galal Dweidar)はドーハ首脳会議を
ペルシア(拡張主義)の野望支持会議≠ニ位置づけ、カタールを「ムハンマドの共同体と
スンニ(に属する土地に対する)シーア派ペルシアの侵略に道をつけるトロイの馬」と呼んだ※41。

前出サラヤ編集局長は、同じ主旨で次のように書いている。

「カタールは、ドーハ首脳会議を召集することによって、アラブの行動を阻害するのみならず、
アラブ諸国の亀裂を深め、アラブの統一行動を破壊と悪の枢軸即ちイラン枢軸の手に
引き渡そうと願った。その枢軸の役割は、近年この地域で起きた諸々の事件で
姿を見せ、イスラエルのガザ攻撃時、いよいよ本性をあらわにした」※42。
(以下次スレに続くhttp://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/news2/1234235670/8n
422朝まで名無しさん:2009/02/11(水) 13:59:25 ID:HgbDes/p
イスラエルは糞
423朝まで名無しさん:2009/02/12(木) 11:19:06 ID:tikO22vL
保全
424朝まで名無しさん:2009/02/14(土) 20:53:10 ID:o5iVIxs5
保全
425奥澤宏光:2009/02/15(日) 13:40:51 ID:dw26Djud
ユダヤ人は傲慢な民族。3000年の歴史持つ同族のパレスチナ人殺して
罪の意識はない
426朝まで名無しさん:2009/02/17(火) 10:49:36 ID:YwlQ5LTN
427朝まで名無しさん:2009/02/20(金) 10:00:40 ID:b7h2DUFA
428朝まで名無しさん:2009/02/23(月) 17:50:11 ID:WvNcUH6P
429朝まで名無しさん:2009/02/25(水) 13:14:47 ID:sl1EcsXi
430朝まで名無しさん:2009/02/28(土) 13:48:24 ID:jPpBGmjG
431朝まで名無しさん:2009/03/02(月) 16:08:39 ID:E4udFlB5
432朝まで名無しさん