ディクスン・カー(カーター・ディクスン)Part17
1 :
名無しのオプ :
2014/05/17(土) 18:33:01.53 ID:1mhHSRc3
2 :
名無しのオプ :2014/05/17(土) 18:35:39.21 ID:1mhHSRc3
3 :
名無しのオプ :2014/05/17(土) 18:36:39.38 ID:1mhHSRc3
|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| || ○荒らしは放置が一番キライ。荒らしは常に誰かの反応を待っています。 || ○放置された荒らしは煽りや自作自演であなたのレスを誘います。 || ノセられてレスしたらその時点であなたの負け。 || ○反撃は荒らしの滋養にして栄養であり最も喜ぶことです。荒らしにエサを || 与えないで下さい。 ΛΛ || ○枯死するまで孤独に暴れさせておいて \ (゚ー゚*) キホン。 || ゴミが溜まったら削除が一番です。 ⊂⊂ | ||___ ∧ ∧__∧ ∧__ ∧ ∧_ | ̄ ̄ ̄ ̄| ( ∧ ∧__ ( ∧ ∧__( ∧ ∧  ̄ ̄ ̄ 〜(_( ∧ ∧_ ( ∧ ∧_ ( ∧ ∧ は〜い、先生。 〜(_( ,,)〜(_( ,,)〜(_( ,,) 〜(___ノ 〜(___ノ 〜(___ノ 当スレにいついている荒らしは、自作自演をよく使います。 構ってもらうためには、敢えて自分で自分を叩くレスをつけたりもしますが、最近はシンパを自称し、不自然なまでに自称論考をベタ褒めします。 明らかに名無しで自画自賛しているのがみえみえですが、くれぐれも反応しないよう、宜しくお願い致します。
4 :
名無しのオプ :2014/05/17(土) 18:41:22.57 ID:1mhHSRc3
テンプレ以上 今年も新訳がたくさん出版されますように
5 :
書斎魔神 ◆BVdqSIZJw0RM :2014/05/17(土) 19:00:24.25 ID:DTNgttGy
>>1 すぐ逝け!(w
さあ、ジョン作品に関して熱く語り合いましょう!
既に一切のくだらない制約は無いのですから。
この点に関し、各人、心しておけ!
6 :
名無しのオプ :2014/05/17(土) 19:06:03.20 ID:zeFWD72a
未読だから自分からは話をふることができない馬鹿書斎w
7 :
名無しのオプ :2014/05/17(土) 19:07:00.35 ID:ftBFpxKR
「眠れるスフィンクス」を読んだばかりだった筈なのに 「緑のカプセルの謎」にも出てくるブラウンの詩のことが何のことかわからず ブラウニングとやらかして未読を白状した書斎魔神が何を語るのでしょうか
8 :
名無しのオプ :2014/05/17(土) 19:07:24.73 ID:TojWbD8p
9 :
名無しのオプ :2014/05/17(土) 19:09:24.90 ID:zeFWD72a
ID:TojWbD8pは別回線かい? それとも切り替えたのか?
10 :
名無しのオプ :2014/05/17(土) 19:12:29.51 ID:ftBFpxKR
ネタバレしなきゃ未読認定されるとか寝言ほざいていたが そもそもそんな例が存在しない上に(逆に検索しただけと思われることはあっても) それならメ欄に書きゃいいだけだしなあ
11 :
名無しのオプ :2014/05/17(土) 19:16:01.75 ID:TojWbD8p
せっかくの書斎によるキラ星論考が荒しのレスで流れていく不幸…
12 :
名無しのオプ :2014/05/17(土) 19:18:53.32 ID:ftBFpxKR
読んだ筈なのにわかってないブラウニング論考がキラ星ねえwww
13 :
名無しのオプ :2014/05/17(土) 19:24:26.48 ID:r7ln7WB3
綺羅星って犯人と被害者を取り違えて「論考」する事なのかwww
14 :
名無しのオプ :2014/05/17(土) 20:10:06.97 ID:1mhHSRc3
「魔女の隠れ家」読了 田舎に住んでいるフェル博士、ビールを人に薦めすぎw 劇中、何回「飲むかね?」を繰り返したことか フェル夫人が頻繁に登場するのも意外だった 物語としては、ランポールが本当に生き生きとしている 開始直後の駅でのドロシーとの邂逅(ヒロイン力強すぎw)あたりの内面描写、 大学を卒業した直後の背伸びしたいけれど方法が分からない不安定な若者の気持ちがひどく懐かしい 一方で、被害者たちが詳しく人物描写される前に殺害されてしまうのが惜しいかなと思った まあ、ラストの告白で、はじめて彼らがどんな人物が分かるからいいのかな トリックは、シンプルにして巧妙 視点が基本ランポールだから読者に対し絶好の目くらましになっている ただ、犯人、働きすぎだろ・・・とか気の毒に思ってしまったw 例えばカーの入門書としてお薦めするには最適の一品かも フェル博士初登場作品としてそれ以上のものを感じた 全体的に良バランスで、面白いわ
15 :
名無しのオプ :2014/05/18(日) 01:04:38.34 ID:hbymSvO3
16 :
名無しのオプ :2014/05/18(日) 01:08:53.30 ID:hbymSvO3
>>14 「魔女の隠れ家」はやっぱカーの入門書として最適な作品だよね
カーにしては珍しく暗号について書かれている点もこの作品のポイントだと思う
17 :
名無しのオプ :2014/05/18(日) 07:28:53.54 ID:gbleIWD5
>>14 この作品で非常に感銘したのは、メイントリックがカーの代表作である
ある高名な作品の先駆けとなっており、さらりと処理しているところ。
カーの魅力が、ほどよくバランスよくちりばめられており、文句なく佳作
18 :
名無しのオプ :2014/05/18(日) 08:26:25.77 ID:FXekWSCR
>>16-17 カーの魅力が過剰にもならず、ほどよい匙加減で料理されているから安心して読んでいられた
暗号解読の際、博士がお株を奪われたのには笑ったけど、
ラストの告白でのクソ度胸が挽回するかのように光った
ところどころに執事のバッジの視点で飽きさせない工夫もしているし、
解説でアントニー・バウチャーがベストの一つとしているだけあって良質な一品
19 :
名無しのオプ :2014/05/18(日) 11:26:15.70 ID:k9CFqTEz
カーを勧めたいのに、本屋行くと代表作がかなり絶版になってて買えないんだよね。 ()
20 :
名無しのオプ :2014/05/18(日) 13:25:05.75 ID:hgCDtMz3
馬鹿だからいつもの如く犯人とトリックをネタバレして そんなわけないやろと書く程度でいそいそと絡みに行くんだろうな あとはトンデモファース怪奇なんかを入れて一丁上がりとwww
21 :
名無しのオプ :2014/05/18(日) 13:38:27.89 ID:iIjnKUbb
22 :
書斎魔神 ◆BVdqSIZJw0RM :2014/05/18(日) 17:25:03.72 ID:Po3oGJKZ
>>14 わりと的確な評価かと思うが、前スレで指摘しておいた犯人のキャリアが
西洋人には非常にショッキングなのでは?
という点はどう思う?
23 :
名無しのオプ :2014/05/18(日) 18:28:17.75 ID:gbleIWD5
>>18 ラストの犯人のやけくその告白の後、皮肉なラストニ行は笑ったね。
あんな、最後カ-作品でもないんじゃないかな。
24 :
名無しのオプ :2014/05/18(日) 21:46:46.17 ID:FXekWSCR
>>23 最初は冷静にわたしはメ欄である(キリッとか取り繕っていたけど、
あのラスト二行で一気に説得力が無くなっちゃったねw
シチュエーションで似通ったものはいくつかあるけれど、
ああいったものは珍しいね
とても印象深くて笑ったわw
25 :
名無しのオプ :2014/05/18(日) 23:30:42.18 ID:k9CFqTEz
でもあれ、ある意味人間らしいというか、妙に納得するというかw カーの小説は印象深いシーンが多い。
26 :
名無しのオプ :2014/05/18(日) 23:45:10.69 ID:iIjnKUbb
松田道弘さんが「新カー問答」で初心者向けとして挙げなかった理由はなんだろう?
27 :
名無しのオプ :2014/05/19(月) 13:20:20.97 ID:Fl7etT5L
箸にも棒にもかからないバカ書斎のアホ論考が華麗にスルーされているね。
28 :
名無しのオプ :2014/05/19(月) 17:10:32.18 ID:oSwkdhMO
圧倒されて二の句も告げないんだろう。
29 :
名無しのオプ :2014/05/19(月) 18:25:20.34 ID:Fl7etT5L
>>28 【二の句が継げない】
次に言い出す言葉が出てこない。あきれてあいた口がふさがらない。(大辞林)
確かにwwwww
みんなバカ書斎のアホ論考の中身のなさにあきれてあいた口がふさがらないからレスがつかないんだろうなwwwww
正確に意味を知らない言葉を安易に使うからこうなるんだよバーカwwwwwwwwww
30 :
名無しのオプ :2014/05/19(月) 19:22:34.01 ID:/RkiUwa8
「書斎の痛恨の一撃」 「半可通を気取る」 「返答レス」 なんかもそうだけど、教養がないっていうのはこういうことなんだと 呆れさせてくれるよな、予想の斜め下を行く書斎のバカさ加減は 朝の4時から発狂していた各スレは、本当に「二の句がつげない」状態で 誰も相手にしていない そりゃそうだろ あれだけ恥晒した自演失敗の直後に、輪をかけてバカ丸出しの自演連投 まさに発狂裸踊り 人間としてこんな惨めな晩年だけは送りたくないわ
31 :
書斎魔神 ◆BVdqSIZJw0RM :2014/05/19(月) 19:38:19.17 ID:cDu14DzO
「彼は拳銃自殺をとげなかった。一同が書斎の扉をあけると、 彼は拳銃を少し離してこめかみに向けたまま、 引き金をひく勇気もなく、おこりにかかったように小刻みにふるえていた」 うーん、初読時は、ソーンダーズ牧師カッコわるというのが正直な感想 だったが、後には人間臭く印象的なラストとも思えるようになった。
32 :
名無しのオプ :2014/05/19(月) 19:43:34.55 ID:YD55UPw3
>>25 ざまあww
と思いつつ、自分が犯人だったらと想像すると、ね
告白からして人間臭くて良かった
>>26 ちょっと調べてみたけれど、ほかがあまりに偉大すぎるなぁ
「魔女の隠れ家」は良くも悪くも佳作や秀作の範囲に留まる
自分だったらこれを最初に薦めて気に入ってくれてから、
何冊か適当なのを踏まえた後、ベストと呼ばれる作品を薦める
(「火刑法廷」や「三つの棺」ね)
松田氏はメインディッシュを真っ先に出すタイプと見たw
いまだと新訳も出ている「蝋人形館」、「皇帝のかぎ煙草」、そして「魔世の隠れ家」を個人的には挙げるわ
33 :
名無しのオプ :2014/05/19(月) 19:45:33.53 ID:BFBq2QN+
やあ書斎さんは今日もネタバレに必死ですなあ 犯人をばらすと見事な論考なんですなあ この後シンパがほめてくれますね 馬鹿みたいです
34 :
名無しのオプ :2014/05/19(月) 19:51:57.98 ID:/RkiUwa8
相手にしてもらいたくて泣き叫んでるんだよ、察してあげなよw いつか座敷牢から出られるといいね、書斎 クレジットカードは一生持てないだろうけど
35 :
名無しのオプ :2014/05/19(月) 19:54:01.04 ID:Fl7etT5L
>>33 いやぁバカ書斎さんのアホ論考のすごさにもう俺二の句が継げないよwwwww
36 :
名無しのオプ :2014/05/19(月) 19:57:12.44 ID:zmpXXhZx
得意げのネタばらしって、すごくカッコ悪いんだけどな。 よりによってホームズスレでもやってるよw
37 :
名無しのオプ :2014/05/19(月) 20:00:41.40 ID:PDxYcd7Y
ホームズスレは馬鹿に乗っ取られて、シャーロックスレになりました
38 :
名無しのオプ :2014/05/19(月) 21:45:15.69 ID:3Dpn7OFN
>>26 ミステリマガジン1993年5月号の「新々カー問答」で、松田道弘さん自身が「新カー問答」でベストとした6作について以下のように語っています。
「ばらつきがはげしいですね。
ですから極端なことを言えば、何冊かの作品を読まないと、カーの魅力というものは理解しにくいところがありますよね。
水風呂に入るようなもので、なれてしまえばそんなに冷たくない(笑)。
人にもっとも薦めにくい作家で、受け入れてくれる確立(原文ママ)がそれだけ実に低い。
ロシアン・ルーレットみたいなものです(笑)。」
このように松田道弘さんもカーのベスト選択は苦心したようで、カーのベストのバラつきはある程度仕方のないものかもしれません。
39 :
超電少年でつまつマン ◆VZ06MJxOCbt1 :2014/05/19(月) 22:15:33.53 ID:qLnoVH6U
ねたばれと騒ぐ人はスレチだかや余所へ行って
40 :
名無しのオプ :2014/05/19(月) 23:11:20.05 ID:Fl7etT5L
うわぁオニイタンがコケたから今度は自称中学生の嘘つき野郎が出てきたぞ! めくるめく自演にもう俺二の句が継げないよwwwww
41 :
名無しのオプ :2014/05/20(火) 00:09:54.59 ID:Y1TwkHpr
>>38 おお、勉強になる
しかしベストに苦心する作家ってすごいなw
そして語っている内容も全部頷けるw
42 :
名無しのオプ :2014/05/20(火) 06:35:47.83 ID:JYFOaXxU
まだ未読ならハヤカワ文庫の「死が二人をわかつまで」の若竹解説をぜひ読んでみてくれ カーファンなら自然と笑顔になれるケッサク解説だよ
43 :
名無しのオプ :2014/05/20(火) 11:59:28.31 ID:+n+DVlZj
44 :
書斎魔神 ◆BVdqSIZJw0RM :2014/05/20(火) 22:04:24.20 ID:vfCu0DY9
>何冊か適当なのを踏まえた後、ベストと呼ばれる作品を薦める >(「火刑法廷」や「三つの棺」ね) まあ、必死なんだろうが、バーニングや棺が出て来る時点で、 世評に迎合って感あり(w (ユダ、プレーグコートとか落ちとるよ(w ) カーマニアを自称したいのであれば、緑カプあたりを推さないとNGでしょ。
45 :
名無しのオプ :2014/05/20(火) 22:19:46.97 ID:Q73ezY3S
「感あり」に「NGでしょ」
46 :
名無しのオプ :2014/05/20(火) 22:32:46.16 ID:ufIhOgoM
結局、フェル博士とHM卿ってどっちが凄いの? 「魔女の隠れ家」vs「黒死荘の殺人」 「帽子収集狂事件」vs「白僧院の殺人」 「三つの棺」vs「赤後家の殺人」 「アラビアンナイトの殺人」vs「一角獣の殺人」 「曲がった蝶番」vs「孔雀の羽根」 「緑カプセルの謎」vs「ユダの窓」 「連続殺人事件」vs「貴婦人として死す」 「囁く影」vs「爬虫類館の殺人」
47 :
名無しのオプ :2014/05/20(火) 23:03:40.76 ID:Y1TwkHpr
>>42 入手したら是非読んでみるわ
解説が楽しみってのも珍しいね
48 :
名無しのオプ :2014/05/20(火) 23:14:17.81 ID:Y1TwkHpr
連投失礼 続いて「絞首台の謎」に手をつけているが、なかなか難儀している 「夜歩く」から翌年の作品だけあって、読みにくいったらない (翻訳者のせいもあるかもしれないけれど) けど、謎は抜群なんだよね謎は 喉を切られた運転手が乗る車やら幻の街やら よくもまあこんなうさんくさくも魅力的な装飾を考え付くと思うw はたして今夜中に読み終えるかどうか、オチが楽しみだ
49 :
名無しのオプ :2014/05/21(水) 00:03:25.53 ID:4tl/A4U3
>>42 若竹七海さんはピーター・トレメインの「サクソンの司教冠 」で、「死がふたりを〜」と同じ様なスタンスの解説を行っていました。
ですが、こちらは余り良い評判を聞かないんですよね……。
カーの場合、作品の欠点なども含めて楽しんでいる方が多いようで、作品を揶揄されても妙に共感して笑ってしまうんですよね。
50 :
書斎魔神 ◆BVdqSIZJw0RM :2014/05/21(水) 19:32:56.98 ID:FlPbbi6z
>>46 中島先生によれば、同一キャラと考えてOKらしいが、
(名義により使い分け、まあ、オトナの事情だわな(w )
ちょい異なる印象有りやね。
特に「女」に対する態度が。
>よくもまあこんなうさんくさくも魅力的な装飾を考え付くと思うw
絞首台に関しては完全同意。
ただし、それだけって感もある・・・
トレメインって現代教養文庫だっけか?
俺は縁無しだった。
>カーの場合、作品の欠点なども含めて楽しんでいる方が多いようで、
>作品を揶揄されても妙に共感して笑ってしまうんですよね。
今更なレスではあるが、まあ、同意。
51 :
名無しのオプ :2014/05/21(水) 20:11:14.45 ID:OZ+4Ykk7
>>48 やはり結末がね。。カー作品の中でも腰砕け度が上位レベル。
ホント、謎はいいんだよ謎は。。
ロンドンの紳士の集まるクラブとはこういうものかと、わかったのが収穫だったかな。
52 :
名無しのオプ :2014/05/21(水) 20:43:59.74 ID:u/8VZK0h
絞首台はキャラクター小説として読めば、バンコランの悪人ハンターとしての恐ろしさが 最もはっきり表れてると思うな。そういう意味で俺は最高に楽しめた。
53 :
名無しのオプ :2014/05/21(水) 20:49:51.54 ID:jQeQ2QfR
「絞首台の謎」は雰囲気は最高 ただしトリックは…
54 :
名無しのオプ :2014/05/21(水) 21:00:21.27 ID:QhB1jxtZ
またまた馬鹿書斎のしょぼいレスが華麗にスルーされているね。 みんな馬鹿書斎が書く駄文の中身のなさに二の句が継げないんだろうなwwwww
55 :
名無しのオプ :2014/05/21(水) 21:56:59.07 ID:VYHdRsjy
「絞首台の謎」苦労しつつも読了
魅力的な謎を序盤に提示しているがその後の展開が退屈
で、結局今日までかかってしまった
いつもの
スタートダッシュ→中だるみ→終盤の追い込み
のカー作品にちらほら見られる典型的なパターン
囮捜査を始めるにあたり、バンコランの真骨頂がようやく出だしたって感じ
あそこから先はいつも貧乏くじを自ら引きにいくジェフ・マールくんの頑張りもあって、
ラストまで一気に駆け抜けていった
真犯人含む事件の関係者に対するバンコランの態度が最高の見せ場だね
これぞバンコラン! って当初のだるさを最後で払拭してくれた
>>51-53 みなさんの感想も当方と近しいようで安心したw
この作品、文章や構成次第ではかなり印象が変わると思うんだよね
霧のロンドン、そこに浮かび上がるは絞首台のシルエット、暗躍する謎の殺人者からの脅迫・・・
怪人アンリ・バンコラン活躍の舞台としてはなかなか美味しいものが揃っているのに
いやはや、もったいなくもカーの可能性を感じる一品でした
56 :
書斎魔神 ◆BVdqSIZJw0RM :2014/05/22(木) 19:23:19.45 ID:FNGA7JTa
「絞首台の謎」はポケミスに収録されず、その存在は中島先生の著作等で 早くから知っていたため、アンリシリーズお気に入りだった俺は刊行を待ちに 待ったものである。ゆえに創元推理文庫刊行時は即座に購入、 しかし、内容的にはズコー(w ではあったが、当時はまだ未訳、品切れジョン作品も多く、まあ読めて良かった感も あった。
57 :
名無しのオプ :2014/05/23(金) 19:19:04.93 ID:pA5Mkagd
58 :
書斎魔神 ◆BVdqSIZJw0RM :2014/05/23(金) 20:32:20.56 ID:WQOKHGvv
現代的観点から絞首台に問題有りとすれば、 テディのキャラ(身障かつ知障)がなあ・・・ 単なる脇ならともかく、彼無しには死体の運転トリックを はじめメーンストーリーが成立しないし。 勿論、作品の出来栄え云々の問題もあろうが、 この辺も出版サイドとしては再刊に躊躇を感じるものがあるのやもしれぬ。
59 :
名無しのオプ :2014/05/24(土) 14:56:32.71 ID:vlPFfT4Y
60 :
名無しのオプ :2014/05/24(土) 15:36:18.89 ID:jABUvlyS
ポリティカルコレクトネスを考えれば、書斎の発言は最もだ。
61 :
名無しのオプ :2014/05/24(土) 16:22:01.76 ID:QUT6sXBS
相変わらず優れた論考ですね。
62 :
名無しのオプ :2014/05/24(土) 16:27:54.23 ID:8q0v3tk7
>>60 ×最も
○尤も
漢字が読めない馬鹿書斎に、漢字が書けないシンパ。揃って頭吊って死ねばいいんじゃね?
63 :
名無しのオプ :2014/05/24(土) 18:50:00.85 ID:vk+ezj00
書斎用語は「ポリティカル・コレルトレス」だと 突っ込んでほしいのかなw レスコジキのためには平気で裸踊りをする 恥知らずだからなw
64 :
名無しのオプ :2014/05/25(日) 09:09:40.78 ID:QMjLNMVt
>>62 いや、『最も」の後に『劣悪」とかの文字が抜けちゃったんだよ、きっとw
65 :
名無しのオプ :2014/05/25(日) 21:51:49.13 ID:QdzBSxWX
今年の復刊は、どういう作品がでてくるのだろう。 ここはやはり「貴婦人として死す」を一番に推したい。 オカルティズムこそないが、他のカーのいいところばかりがでた傑作。 トリックもそうだけど、さりげない犯人の隠し方がすばらしい。 再評価されるべき筆頭だと思うのだが。。
66 :
名無しのオプ :2014/05/25(日) 22:59:47.91 ID:/dHbDGgd
>>65 同感!
長いこと絶版になってるし、そろそろ復刊させて欲しい。
67 :
書斎魔神 ◆BVdqSIZJw0RM :2014/05/26(月) 20:21:57.32 ID:flgFe452
貴婦人は叙述トリックとしてはアクロイド以上に巧み。 やはり語り手が・・と思わせる面では先行するアクロイドを 上手く利用している面もあるやに思う。 ゆえに、確かにこの作の品切れは惜しい。
68 :
名無しのオプ :2014/05/26(月) 20:45:14.17 ID:j1LsYwmZ
一角獣は単行本も文庫も同じ訳ですか?
69 :
名無しのオプ :2014/05/26(月) 22:42:41.04 ID:jQu5HlAU
>>66 俺の持っているのが1990年第二刷なんだよね。
なんとかならないものか。新訳でると即買うんだけどな。
70 :
名無しのオプ :2014/05/26(月) 23:39:17.67 ID:hBHDek5K
ここの住人の皆様(未読コテハン除く)はカー作品は全部所有されているのかな? 自分はファンになってせいぜい2年ぐらいで、まだ半分も集めきれていないわ 「髑髏城」「アラビアンナイト」「緑のカプセル」「ユダの窓」は特に読んでみたい作品なのだが まあ焦って安易にネットで探さず、気長に集めようとは思う
71 :
名無しのオプ :2014/05/26(月) 23:47:31.25 ID:G3RE/IhX
72 :
名無しのオプ :2014/05/27(火) 10:38:40.52 ID:Ya3jVmb6
ディクスン・カーター・ディクスン
73 :
名無しのオプ :2014/05/27(火) 17:47:53.51 ID:hDg1KYP6
>>39 常識のある住人はいつまでも君が帰ってくるのを待っているよ…
74 :
名無しのオプ :2014/05/27(火) 18:00:40.84 ID:3cW3QVEV
75 :
ダンディ源太 ver. ゴリアテ ◆s9NLa2GRipY3 :2014/05/27(火) 19:08:51.19 ID:r3TTfAl/
思いたくはないが・・ もし・・少年が死んでたら・・どうする?
76 :
名無しのオプ :2014/05/27(火) 19:48:37.87 ID:s356AfQ/
>>71 お気遣いありがとう
図書館はあいにく苦手で一度しかつかったことがない
それに、愛着ある作家の本は持っておきたいしね
>>74 もちろんチェック済みです
一人で何回も応募可とあるので、はりきって頼み込むことにしますw
77 :
書斎魔神 ◆BVdqSIZJw0RM :2014/05/27(火) 22:21:31.47 ID:+JQCQ2iE
>>68 そう。国書のハードカバーの文庫化。
仮面劇場(原書房)も同様なケースだよ。
>自分はファンになってせいぜい2年ぐらいで、
>まだ半分も集めきれていないわ
これって初学者同然やん(w
それで通ぶるとか・・・
ジョンの新訳(単なる復刊や文庫化でもいいが)は、
ファンの一人としては、どこまで続くかなという懸念は大きい。
前記したとおり、この濃い作風はカレントではないんだよね・・・
78 :
名無しのオプ :2014/05/27(火) 22:55:35.27 ID:UQLZx2un
>>76 2年間で半分近くはすごいよ。俺はcompleteまであと10冊弱かなぁ。
地道に拾っていきましょう。「アラビアンナイト」を早めに読んだほうがいいかも。
79 :
名無しのオプ :2014/05/28(水) 04:04:25.53 ID:mENkq/Mr
初学者は書斎の論考にもっと耳を傾けるべきだね。
80 :
名無しのオプ :2014/05/28(水) 04:05:09.84 ID:fqq70VN6
7月に 『三つの棺(新訳版)』が出るようだ。
81 :
名無しのオプ :2014/05/28(水) 04:10:57.11 ID:33+cu60e
マジかよパイセン
82 :
名無しのオプ :2014/05/28(水) 06:01:44.34 ID:2lhXJ8mu
年明けに予告はされていたけど、やっと来たか。
83 :
名無しのオプ :2014/05/28(水) 11:26:20.27 ID:PGCzK4PW
ktkr
84 :
書斎魔神 ◆BVdqSIZJw0RM :2014/05/28(水) 21:52:17.31 ID:LVVKZFnb
それなりに読み応えがあるアラビアンナイトだが、 最後のギディオンの台詞からもわかるとおり、 あの解決でOKなのか?という疑問は残る。
85 :
名無しのオプ :2014/05/28(水) 22:23:30.15 ID:OB0HwDOZ
>>80 とうとうきたか!
つい最近読んだばかりだけれど、現代の眼の肥えたミステリーファンにも十分通用する傑作だ
是非多くのみなさんに読んでいただきたいね
86 :
名無しのオプ :2014/05/28(水) 23:27:35.99 ID:VPzvjK+Z
遂に真打登場だね。「三つの棺」この本格ミステリの奇跡的な傑作を 数多くの読者に味わって欲しい。 カーにしかできない特大場外ホームランだ!
87 :
名無しのオプ :2014/05/29(木) 00:06:46.74 ID:KWQlsZFv
新訳で読めるとは嬉しいね。 今度はどんなカバーなのか期待。 前のタロットカードっぽいカバーは雰囲気があって良かっただけに、今度のカバーも良いものだったらいいなぁ。
88 :
名無しのオプ :2014/05/29(木) 01:45:28.43 ID:c8Y5TfmB
あの絵柄のタロットカード何処かで作らないかな
89 :
名無しのオプ :2014/05/29(木) 02:43:21.06 ID:33apNIpL
90 :
書斎魔神 ◆BVdqSIZJw0RM :2014/05/29(木) 19:56:34.85 ID:rMQdjq/k
「三つの棺」は、「地中から手が・・・」のカバーでしょ(w 今なら不気味過ぎてNGものだろうが。
91 :
名無しのオプ :2014/05/29(木) 21:12:09.87 ID:Ed/uniUY
>>87 トランシルヴァニアのワンシーンが一番可能性が高いのかなぁ
それともバーナビイが描いた絵とか
山田維史さんのシンプルで想像力を働かせるカバーは良かった
92 :
名無しのオプ :2014/05/29(木) 23:32:47.13 ID:YjZqpbZo
ほんとカー今上げ潮だよねw。新訳、復刊ほんとありがたい。 新たな読者を是非獲得してほしい。
93 :
名無しのオプ :2014/05/30(金) 06:47:49.91 ID:m3nlBZCQ
蝋人形館がたちまち三刷行くんだから どう考えても新しい読者が開拓されているだろう 今じゃ普通の書店のカーの棚は、帽子以降の新訳版だけがズラリと並んでる
94 :
名無しのオプ :2014/05/30(金) 15:59:47.51 ID:9gBY9L4y
95 :
名無しのオプ :2014/05/30(金) 16:29:39.17 ID:0gGqRlCH
書斎がいないと話しにならないからね。 千両役者の登場だ。ヤンヤヤンヤと向かいいれよう。
96 :
書斎魔神 ◆BVdqSIZJw0RM :2014/05/30(金) 20:39:48.07 ID:ltrA8KHk
コテコテオカルティズム有り(初期ジョン作品の魅力でもある)な 「三つの棺」新訳刊行というのは、ど真ん中で勝負に出たという感はあるな。 これがつまらなければジョン作品は向かないと言うてよいほどの作だし。 無難にゆくのであれば、 知名度は劣っても前に話題にあがった緑カプ、貴婦人あたりの方がスマートで コンパクトに纏まった今風の作とは思うが。 いずれにしろ、現在では、まだまだ絶版、品切れ多数なジョン作品、 棺新訳が意外に伸びないとやばいものを感じる。 陰ながら応援して逝くお(w
97 :
名無しのオプ :2014/05/30(金) 21:35:58.43 ID:0gGqRlCH
さすがの論考だなあ。
98 :
名無しのオプ :2014/05/30(金) 21:37:29.47 ID:/FVOS47d
支持者すら投げやりになっている書斎の駄文w
99 :
名無しのオプ :2014/05/30(金) 21:58:04.39 ID:+YJz/X/F
書斎はカーの新訳が売れないのではと心配してくれてるのさ。
100 :
名無しのオプ :2014/05/30(金) 22:02:59.25 ID:71C++CqX
書斎は未読だから売り上げにしか触れられないということがよくわかったw
101 :
名無しのオプ :2014/05/30(金) 22:11:16.50 ID:VG6uy/tG
誰もが予想したとおり、「知名度」「絶版」しか言えない無能のタワ言w かつてさんざん「本当は読んでないんだろw」と笑われたどメジャー作品 「三つの棺」についても、書いてることはこれまたバカの1つ覚え 「オカルティズム」!大爆笑! 新訳が読めない座敷牢暮らしだから「陰ながら」にしか関われないのは みんなわかってるから虚しい見栄は張らなくていいんだぞwww
102 :
名無しのオプ :2014/05/30(金) 22:21:46.62 ID:Ol6Bk+Pb
>>93 行きつけの書店もそうだわw
自分は「殺人と恐喝者」なんか売れるはずないと考えていたから(失礼)びっくり
「三つの棺」で新しいカーの仲間が増えて欲しい
前スレで一度感想は書いたのだけれども、
「三つの棺」はまさに珠玉の一品なんだよね
カーの他作品に見られるものをいいとこ取りして絶妙のブレンドを加えたというか
証人(何より読者)への奇術の基本の如きめくらましを主体に、
とにかくフェアであろうとする姿勢も伺える
まあ、一部、ありゃアンフェアだと思わないでもない点もあるがw
それと、未読の馬鹿がオカルティズムを連呼しているけれど、この作品に関してはむしろ抑え目で、
超常的なものはごくわずかなんだよね
過去の因縁話にしても十分ありうるものだし、せいぜいがシチュエーションとして不気味さを煽っているだけ
起こるはずの無い現実の「謎」をメインにロジックを積み立てる、だから、「密室の講義」があそこで生まれた
あのメタ発言もまた、作者自身の正々堂々とした意思表明だったのではないかな
こう書くと、「オカルティズム」の言葉の定義が云々とかまた言い出すかもね
本当に大切な作品を好きで読む人間の邪魔をしないで欲しいな
103 :
名無しのオプ :2014/05/30(金) 22:54:05.60 ID:VG6uy/tG
誰もが予想したとおり、「知名度」「絶版」しか言えない無能のタワ言w かつてさんざん「本当は読んでないんだろw」と笑われたどメジャー作品 「三つの棺」についても、書いてることはこれまたバカの1つ覚え 「オカルティズム」!大爆笑! 新訳が読めない座敷牢暮らしだから「陰ながら」にしか関われないのは みんなわかってるから虚しい見栄は張らなくていいんだぞwww
104 :
名無しのオプ :2014/05/31(土) 06:20:30.33 ID:291Y2+E4
やはり書斎の論考を皮切りに議論が盛り上がり始めたね
105 :
名無しのオプ :2014/05/31(土) 07:54:12.12 ID:VBckC1A0
それにしてもカーは本屋においてないね。 アガサは見るんだけど。シャーロックも延岡訳は見かけるが他はなし。 この辺が相場なんだろうね。
106 :
名無しのオプ :2014/05/31(土) 08:26:00.24 ID:vyyxRD2D
107 :
名無しのオプ :2014/05/31(土) 08:50:04.87 ID:mNuzqkru
>>78 コンプっていったい何冊なのかね?
私なんかカー歴約20年くらいで約50冊かなあ
108 :
名無しのオプ :2014/05/31(土) 10:43:13.81 ID:gHWSb5Oh
>>107 すごい、そして羨ましい!
やっぱり創元とハヤカワ文庫がメインですよね?
旧訳読んだばかりでも「三つの棺」の新訳は待望している
訳者違いをも求めてしまうのはファンの性だわ
109 :
名無しのオプ :2014/05/31(土) 23:49:06.63 ID:IJmxnet0
>>107 50冊ぐらいじゃないかな。
読めてないのは「バトラー弁護にたつ」、「恐怖は同じ」、「PA PA LAS」とか。
この辺はさすがにきつい。
110 :
名無しのオプ :2014/06/01(日) 13:03:46.92 ID:HfXOLtKP
カーの描く犯人って 前にも書いたけど すでに死んでいたり ほとんど登場しなかったり 登場しても余り しゃべらなかったり 、犯人像を描きにくい。 その穴埋めをしてるのがフェルやHMだと思う。ラストで 延々と しゃべりまくっ くって、語りつくす。だから彼らは探偵であると同時にナレーター でもあるわけで、他の作家のミステリ以上に探偵の存在する意味は 大きいんじゃないかな? 犯人の影の薄さをカバーしてくれいるのだから。
111 :
名無しのオプ :2014/06/01(日) 21:33:19.35 ID:bqDBhbQ7
>>108 もちろんメインは早川・創元文庫
それに単行本が2〜3冊ってとこかな
古いポケミスには食指が伸びない
入手したとしても実際読むには眼がついていけない
歳ですなぁ・・・
112 :
書斎魔神 ◆BVdqSIZJw0RM :2014/06/01(日) 22:48:35.96 ID:pDBaAflE
>一部、ありゃアンフェアだと思わないでもない点もあるがw まあ、棺に関してはこの点は予防線として書かざるを得ないわな(w >超常的なものはごくわずかなんだよね >せいぜいがシチュエーションとして不気味さを煽っているだけ これって棺に限らんことやろ(w ジョン作品はあくまで本格ミステリ、 初期のオカルティズムは作品の装飾(面白く読ませるための)に過ぎないのだ。 この点につき、各人、心しておけ!!! >「PA PA LAS」 これは簡単に手に入るやろ(w 金が無いのか? 創元が出さなかったので、邦訳まで随分とウェーティングはしたが
113 :
名無しのオプ :2014/06/01(日) 23:11:18.57 ID:zSj14zP8
ウェーティングした だと?
114 :
名無しのオプ :2014/06/01(日) 23:49:24.15 ID:IKAO01/t
すげー
自分からふった「オカルティズム」とやらの意味をまるで分かっていない
そして、初期作品の装飾に過ぎないものをわざわざドヤ顔で指摘するみっともなさ
さらに肝心の「三つの棺」に関して何も語っていない
せめて「三つの棺」の中で具体的な例をあげたらいいのにね
相変わらず未読で頭が可哀相な人だ
>>111 昔に比べて自分も読書速度が落ちているのが分かる(笑)
購入<読書 がいまや 購入>読書 になってしまい、
未読の本ばかり積みあがっていくという・・・
しかしその中でもカーは優先的に読むようにしております
115 :
名無しのオプ :2014/06/02(月) 00:07:15.98 ID:r49+JiAZ
>>113 英語が理解できない爺さんが無理して知ったかぶりしているんだ
笑ってやれw
116 :
名無しのオプ :2014/06/02(月) 06:05:56.04 ID:G5+G79Nf
117 :
名無しのオプ :2014/06/02(月) 08:52:50.76 ID:pAjnu3rQ
>>113 おなじみじゃないか。
書斎の十八番だし、ここはヤンヤヤンヤの大合唱があってしかるべき。
118 :
名無しのオプ :2014/06/02(月) 10:22:19.20 ID:T7nB2eQa
書斎しか使っていないことを支持者が認めてしまいましたとさw
119 :
名無しのオプ :2014/06/02(月) 10:31:53.28 ID:niOi7eIQ
トゥギャザーしようぜ!
120 :
名無しのオプ :2014/06/02(月) 18:35:15.41 ID:Zvjy8Trk
ジェントルマンズとポリティカル・コレルトレスしてロベス・ピエールを 返答レスしてアッパーストレートをサー・アガサにマスクマンの人形しちゃう 二の句が継げない書斎でつまつ林さんw
121 :
名無しのオプ :2014/06/02(月) 22:14:36.30 ID:lc7xmib8
書斎による住人の教育が粘り強く続いてるね 少しは住人も賢くなったのか? 義務教育は9年までだから、10年続くこの書斎ゼミには感謝しなきゃだね
122 :
書斎魔神 ◆BVdqSIZJw0RM :2014/06/02(月) 22:51:26.65 ID:/iKs/iWx
「金銭欠乏なのでは?」との指摘には反論せず、
ひたすらワンパターンの罵倒を繰り返すのみな
>>114 憐れ(w
ジョン入門書、ちゅーか、広く読んで欲しいと願うのであれば、
カーマニアは「カー短編全集1 不可能犯罪捜査課」を
もっともっと推してゆくべきでしょ。
久々に再読しているが、短編ゆえオカルティズムやドタバタ等の
濃い装飾がなく、正に密室を初めてとした不可能犯罪の作家ジョンの
面目躍如の作品集という感あり。
「空中の足跡」は笑え、「銀色のカーテン」には感心(タイトルも洒落てる)、
週末に詳細に語り合いましょうよ。
123 :
名無しのオプ :2014/06/02(月) 23:08:13.72 ID:XglJC+WH
新訳で「三つの棺」の新しい読者がどんな反応を示すかも楽しみ カー独特の魅力は抜きにして、かなり好き嫌いが分かれそうだ
124 :
名無しのオプ :2014/06/02(月) 23:50:09.66 ID:s1eIgvnP
めくら頭吊の話を蒸し返したいのか どこまでレス乞食なのかな
125 :
名無しのオプ :2014/06/03(火) 00:42:31.79 ID:+210tNno
>ワンパターンの罵倒 反論出来ずすぐ遁走、そして三歩歩いて忘れまたバカの一つ覚え それだからワンパターンになるのに気付いてないのが未読魔神たる所以www
126 :
名無しのオプ :2014/06/03(火) 01:01:17.54 ID:odD1Jj/I
新訳「三つの棺」は、ほんと楽しみ
127 :
名無しのオプ :2014/06/03(火) 07:53:19.06 ID:1vrzFRyN
新訳などよりも書斎の週末特別講義の方がはるかに意味がある。 ミステリの歴史に残る名講義になる予感・・・。
128 :
名無しのオプ :2014/06/03(火) 07:59:00.55 ID:KQwa0mRM
座敷牢に閉じ込められて書店にも行けなくなった書斎林さん、 本当にみっともないよ
129 :
名無しのオプ :2014/06/03(火) 08:09:31.93 ID:+210tNno
本文内でネタバレしたいだけで後は中身の無いスカスカな講義()にしかならない予感www
130 :
名無しのオプ :2014/06/03(火) 17:34:04.38 ID:fn5Gu7S+
「三つの棺」の新訳は有難いが、加賀山卓朗訳というのが微妙だな まえの「火刑法廷」の訳文は、×だったから でも連投ということは、アレが好評だったのか?
131 :
名無しのオプ :2014/06/03(火) 22:15:57.62 ID:SkcxJTBQ
カーで翻訳の出来不出来とか あまり気にならないんだが
132 :
名無しのオプ :2014/06/03(火) 22:34:27.73 ID:HkxmZucP
>>131 読み比べしたことがあるのは「皇帝のかぎ煙草入れ」だけど、
確かにあまり気にはならなかったな
ただ旧訳の方は文章が硬くてわかりづらい部分もあった
若い読者にはそれだけで敬遠する人もいるだろうし、
程度を守って表現も明快にしてほしいね
自分は「盲目の理髪師」を新訳で読んでみたい
あのドタバタを分かりやすく表現するにはかなりの手腕が必要だと思うw
133 :
名無しのオプ :2014/06/03(火) 22:39:39.77 ID:0ntNe00k
>>127 こんな講義w予告して「キタ…ププ」された恥ずかしい思い出
166 名前: 書斎魔神 投稿日: 2001/04/20(金) 21:44
さあ、講義始めるよ。
今日は本講義の合間の特別講義だから、テーマが自由だね。
「ウルトラマン・ティガに見るラブクラフトの影響について」
「落語におけるホラー」
「書斎魔神のキタ・セクスアリス」
どれがいいか、順次レスしてみて。
準備が出来次第、始めるよ。
134 :
書斎魔神 ◆BVdqSIZJw0RM :2014/06/03(火) 22:58:56.22 ID:wTStzBEF
>>126 なんか敢えて書く必要があるのか疑問なレスではあるが、
まだ、新訳棺の結果(ミステリ的にもセールス的にも)はこれからゆえ、
まあ、ここはウェーティングしましょう(w
カーマニアなら誰しも知るとおり、本邦では棺の抄訳によりジョンの評価が
長期に渡り低くなったという負の歴史もある。
21世紀に入り、今回、同じ作品で勝負に出たわけだが、
何か不吉な予感も・・・
135 :
名無しのオプ :2014/06/03(火) 23:33:56.31 ID:C37JVH55
ばからしい
136 :
名無しのオプ :2014/06/03(火) 23:45:00.16 ID:Z8Evpjeq
昔犯人間違えて訳してたとかいうのは三つの棺だっけ?
137 :
名無しのオプ :2014/06/04(水) 09:23:03.55 ID:cknB/Qyb
>>134 大学の講義、いや、ゼミのような論考だね
138 :
名無しのオプ :2014/06/04(水) 11:08:16.25 ID:WPEVat12
>>136 いやそれはカーじゃなく、クイーンの『飾窓の秘密』(フランス白粉)の話だろ
犯人間違えて、というか、“最後の一撃”まで行かずに途中で終わらせてるから、犯人が違ってくるw
139 :
名無しのオプ :2014/06/04(水) 11:27:03.48 ID:m1QRXUuU
書斎ほレスは博士課程のレベルかな。
140 :
名無しのオプ :2014/06/04(水) 12:47:32.21 ID:1TkiBaaR
書斎の大学&学歴コンプレックスが名無しのレスに如実に現れているね。
141 :
名無しのオプ :2014/06/04(水) 16:39:45.53 ID:oO6FoU25
拝見しましたが、魔神さんの論考って骨がありますね 初学者なので魔神さんのレスを丹念に読んで勉強してみます
142 :
名無しのオプ :2014/06/04(水) 16:52:11.41 ID:m1QRXUuU
学をものした人の論考は素人の感想文とはワケが違うからね。 大いに勉学に勤しんでください。
143 :
名無しのオプ :2014/06/04(水) 16:55:21.59 ID:oO6FoU25
やはりそういう人なんですか それに比べて魔神さんを中傷してる人のレスの中身の無いことときたら・・・
144 :
名無しのオプ :2014/06/04(水) 17:14:27.78 ID:m1QRXUuU
そうなんだよねえ。 特に最近はレベルの低下が著しい。 すべてのやりとりを架空の人物による自作自演と決め付けてから狂ったと思うよ。
145 :
名無しのオプ :2014/06/04(水) 17:33:24.76 ID:nreqszno
「火刑法廷〔新訳版〕」は訳文もいまいちだったし解説が脱力ものだった 「三つの棺」に過度の期待はしていない 最低限、例の単語に気を配ってそこだけは改善して欲しい、と思うのみ
146 :
名無しのオプ :2014/06/04(水) 19:54:21.22 ID:TG2aditl
しかしここまでみっともない自演をしないと気が済まないって… 書斎って完全に頭がおかしいんだな。
147 :
名無しのオプ :2014/06/04(水) 20:01:43.29 ID:/W6RqXFi
>>137 上手い褒め殺しだね。
「論考」ってのはすでに博士になったような人が書くもんなんだぜ。
講義>ゼミ=学生の発表
だから、レベル下げて言い直ししてるしw
148 :
名無しのオプ :2014/06/04(水) 20:08:38.98 ID:m1QRXUuU
頭のいい学生でも論考は書けるよ。 そこらのヲタを基準にしてはいけない。
149 :
名無しのオプ :2014/06/04(水) 20:14:45.96 ID:TG2aditl
頭の悪い老人書斎には書けないと言っているじゃないか
150 :
名無しのオプ :2014/06/04(水) 20:16:58.36 ID:R8RhxxXs
>>145 「火刑法廷」に関しては旧訳の方が出来が良いの?
新訳しか所有していないから興味が湧いてきた
151 :
名無しのオプ :2014/06/04(水) 20:45:16.55 ID:Tp1lOcE0
旧訳の解説は松田道弘さんだっけ 新訳はたしか豊崎由美だった
152 :
名無しのオプ :2014/06/04(水) 21:33:45.09 ID:/W6RqXFi
>>148 で、(頭のいい)学生程度のレベルだと、格下げして言い直したんだろw
153 :
名無しのオプ :2014/06/04(水) 22:42:11.73 ID:oXEp5aiq
毎度毎度これなんだよなあ 「頭のいい学生」レベルじゃ書けない論考だよ、 と言わなきゃいけないのに 援護射撃のつもりで書斎の背中を撃っちゃうのな いや、自分のこめかみに当てて撃ってんのか
154 :
書斎魔神 ◆BVdqSIZJw0RM :2014/06/04(水) 22:55:00.35 ID:P0CjW2rS
火刑も棺も宇野先生(以下「うの」と略す)、 井上先生(以下「カズ」と略す)、田中(西)先生あたりが 訳を担当していればなあ・・・と今でも思う。 創元の方から出てればその可能性大だったのだが。
155 :
名無しのオプ :2014/06/04(水) 23:01:36.59 ID:m1QRXUuU
新訳者の限界か。 最初から見抜いていたしょさの慧眼よ。
156 :
名無しのオプ :2014/06/04(水) 23:06:08.65 ID:oXEp5aiq
(以下「しょさ」と略す)
157 :
名無しのオプ :2014/06/05(木) 05:43:34.51 ID:Kb3oCYGc
>>137 同意
初学者や他学部生の集まりである一般教養の講義ではなく
ディクスン・カーを研究しようと集まった文学部生相手のゼミっていう意味だな
やれやれアンチは知的に劣るのか故意に曲解してるのか
きっと前者だろうが・・
158 :
名無しのオプ :2014/06/05(木) 06:53:18.02 ID:779s5uj2
159 :
145 :2014/06/05(木) 07:05:39.71 ID:6vX0nJ/z
>>150 小倉多加志訳はまだ古本で簡単に手に入ると思うから
よかったら捜してみてほしい
俺はあちらのほうが良いと思う
古典をいまの人の訳でという流れ自体は支持したい
創元推理文庫のカーの担当者からはビジョンが窺える
この訳者ならカーのこの味を出せるだろう、という
それがハヤカワからは感じられない
160 :
名無しのオプ :2014/06/05(木) 07:52:30.40 ID:tXMq2uYB
三つの棺の場合は旧訳があまりにも評判悪いから新訳がこれ以上酷くなることはないだろうけど… 最近の創元は訳もだけど、表紙のクオリティが素晴らしいね。 某角川版クイーンの表紙とは違う方向性で今までとは違ったファン層にもアピールしてると思う。
161 :
名無しのオプ :2014/06/05(木) 11:58:04.67 ID:JWwKfx+K
横溝スレでは表紙絵のことで散々コテハン叩きで荒らしたが、それは無視か。
162 :
名無しのオプ :2014/06/05(木) 13:22:20.59 ID:zWr0O4kJ
横溝スレのことなんか知るかバカ
163 :
名無しのオプ :2014/06/05(木) 17:48:59.05 ID:OkUvdGGg
関係あるよ。 ここでの新訳に対する見解の相違がコテハン叩きに発展したのは板横断的に荒らすコテハンストーカーのせいなんだから。
164 :
名無しのオプ :2014/06/05(木) 18:12:49.71 ID:GJLva2vY
「○○のことなんか知るかバカ」 アンチって窮するといつもこれだからまともな議論は困難だね
165 :
名無しのオプ :2014/06/05(木) 19:42:52.21 ID:L5MIXp6J
で、バカな書斎派は関係ないとを関係あると言い張ってにげることしかできないからまともな議論は困難だとw
166 :
名無しのオプ :2014/06/05(木) 19:47:27.14 ID:K/s0CoyJ
>>163 要引用だな。たぶんいつもの虚言だから該当するレスは出せないだろうけど
167 :
150 :2014/06/05(木) 20:53:31.69 ID:tAIy7vyA
>>159 ありがとう
探してみるわ
>>159-160 創元推理文庫の新訳は確かに企画力(?)がしっかりしている
新しい若年層の読者を引き寄せつつ従来のファンの要望も踏まえているような
アンリ・バンコランなんか新本格好きにはたまらん探偵像だと思う
麻耶のメルカトルを想像したわw
168 :
名無しのオプ :2014/06/05(木) 21:26:14.85 ID:OkUvdGGg
>>166 必死チェッカーで探してみ。
簡単に見つかるから。
169 :
名無しのオプ :2014/06/05(木) 21:51:04.10 ID:oVlFD4HX
こんやは、ショサさん(親しみをこめて)の論考はないのかな? 待ち遠しい・・・
170 :
名無しのオプ :2014/06/05(木) 22:12:40.08 ID:K/s0CoyJ
>>168 「簡単に見つかる」ならお前がとっとと貼れよ、愚図wwwww
171 :
書斎魔神 ◆BVdqSIZJw0RM :2014/06/05(木) 23:18:32.78 ID:4Kks6H51
>三つの棺の場合は旧訳があまりにも評判悪いから新訳がこれ以上酷くなる >ことはないだろうけど… これは同意だな。 繰り返し書いたことだが、総体的に見て早川はもうジョンを強くセールスして ゆく気はないでしょ。 創元の頑張り次第で今後のジョン評価が決定しそうだ。 もう随分前からジョン作品は創元頼りって感はあるが。
172 :
名無しのオプ :2014/06/06(金) 03:07:28.64 ID:Z9BBGYGP
>>166 どこへ行っても叩かれるのは、直前のレスと逆のことを書きさえすれば、
自分がエラくなったように見せかけられるだろうとの浅はかさと、
それさえ間違いだらけな無知ぶり、見え見えの絶讚自演(それさえ褒め殺しになるという無学さ)のせいなのに、
同じ人間に叩かれてるとでも考えないと、心の平穏が保てないんだろうね。
173 :
名無しのオプ :2014/06/07(土) 13:02:18.30 ID:rd00rpks
この6月に早川書房が、ようやく重い重い重い腰を上げて ハヤカワ(ミステリ)文庫の復刊希望図書リクエスト募集を メールとtwitterで行うようだけど、復刊しても翻訳は新訳を おこすことなく、旧訳版で刊行だろうねぇ。 (村崎敏郎訳のカー作品がミステリ文庫には無いのが幸いとは言え) 確証は持てないけど、『ユダの窓』はやはり『火刑法廷』『三つの棺』 同様、加賀山先生の新訳で出るだろうな(この三作はカーの代表作ベスト3 なので)とは思いますが。
174 :
名無しのオプ :2014/06/07(土) 20:26:54.19 ID:mq5WlAHL
175 :
名無しのオプ :2014/06/07(土) 21:00:05.40 ID:mb+GQik4
新訳に対する本音の評価がようやくでてきたねえ。
176 :
名無しのオプ :2014/06/07(土) 21:01:55.72 ID:5QRmxHjF
「クイーンパーフェクトガイド」みたいな本が出ないかな 宝島から「僕たちの好きな〜」とかさ クイーンがあるならカーもいけそうな気がするけど
177 :
名無しのオプ :2014/06/08(日) 04:49:04.34 ID:rMIjh/wz
>>172 以下「しょさ」と略す、に対する本音の評価が出続けるねぇw
178 :
名無しのオプ :2014/06/08(日) 10:42:53.88 ID:7ZR7ezPz
勘違いと物知らずなだけだけどな。
179 :
名無しのオプ :2014/06/08(日) 10:58:54.04 ID:yv3FMSUR
書斎は勘違いと物知らずなだけじゃないだろw 恥知らずでもある。
180 :
名無しのオプ :2014/06/08(日) 11:30:29.42 ID:GtftU6s6
>>176 寄稿しそうな連中は嫌な予感がするけれど、
刊行作品リストは欲しいね
このスレの住人に教えてもらうまで知らない佳作がたくさんあったしなぁ
181 :
名無しのオプ :2014/06/08(日) 12:07:04.80 ID:vtWBbsfT
支持者にすら物知らずと言われてしまう書斎魔神w
182 :
名無しのオプ :2014/06/08(日) 16:03:41.67 ID:QzCQO/RU
>>174 高橋豊訳の死者のノックはもっと酷いぞw
?をめったに付けないうえに、出てくる男共の訪ねる口調がみんな「〜の」だからw
183 :
名無しのオプ :2014/06/08(日) 19:12:48.28 ID:KlSAjDjD
>>157 お前大学通った経験ないだろw
「講義」は何も一般教養だけじゃない。専門課程にも「講義」はあるし、そもそも1年次から専門課程の講義も受講できる大学は少なくない。
むしろ教養課程、専門課程が1年次から並行して始まるのが今の大学では一般的だ。
「講義=初学者や他学部生が集まる一般教養の授業」って、完全に大学の仕組みを知らない人間の的外れな想像だぞwww
184 :
名無しのオプ :2014/06/08(日) 19:49:08.48 ID:rMIjh/wz
ゼミってのも、既存の論文を読み込むところから始まるんだけどね。 既存の論文はもちろん、ネットの感想文をパクったものを「論考」などとは呼ばないよ。
185 :
名無しのオプ :2014/06/08(日) 20:04:16.13 ID:xuIRwTse
最近は、ちょっとクイーンの読み残しを片付けていて、カーが留守になっていた。 クイーン読んで改めてカーを考えてみると、後期作品に違いが顕著と感じた。 例えば、クイーンの「帝王死す」なんか典型的で、 密室といっても、そりゃ部屋に2人いて一人が撃たれ一人が無事であれば、 普通は。。。と思うよな。 クイーンにとって、代作とかの問題もあるけど、「謎」はどうでもよくなってきたんだろうか。 これが、カーだと、同じ密室を取り扱う後期作品でも、色々と装飾をして不可解な状況に 「一応」してみるしな。 二人の作家としての立ち位置が、後期になればなるほど対照的だ。
186 :
名無しのオプ :2014/06/08(日) 20:07:59.60 ID:o/GT4wHg
クイーンとカーの比較論なら書斎が最良の見解を出しているけどね。
187 :
名無しのオプ :2014/06/08(日) 20:09:26.94 ID:tTpO0ofb
最低最悪、だろw
188 :
書斎魔神 ◆BVdqSIZJw0RM :2014/06/08(日) 21:10:49.09 ID:hccFHZI4
>>185 は、既にさんざん指摘され続けて来たことでしょ(w
エルのように妙に社会派や人間ドラマの方向へと行かず
最後まで謎解きおじさんに徹したのが、ジョンの愛すべきところかと思う。
189 :
名無しのオプ :2014/06/08(日) 21:12:12.25 ID:twznj7Ld
>既にさんざん指摘され続けて来たことでしょ それを今さら偉そうに論考だ論考だとほざいている馬鹿がなにをいうのやらw
190 :
名無しのオプ :2014/06/08(日) 21:57:14.88 ID:VRiH22M5
謎に興味が無くなったというより クイーンは初期から「不可能状況という謎」には 主眼を置いていなかった気がするけど 多くの(時には不特定多数の)容疑者の中から 犯人を絞っていく論理展開の面白さを狙ったというか クイーンに密室殺人ってあったっけ?
191 :
名無しのオプ :2014/06/08(日) 22:02:56.22 ID:twznj7Ld
>>190 チャイナオレンジが密室といえば密室だけど…w
192 :
名無しのオプ :2014/06/08(日) 23:15:19.45 ID:GtftU6s6
>>185 >>190 積み木の如くロジックを積み上げていくクイーン
とにかく人を驚かせるびっくり箱のようなカー
このイメージだよね
カーでクイーンに近い作風って「剣の八」かな
その逆でクイーンでカーに近い作風ってなんだろう
193 :
名無しのオプ :2014/06/09(月) 07:11:49.25 ID:tlnrscW5
推理の部分がカッチリしている、という点では、「白い僧院の殺人」とか「皇帝のかぎ煙草入れ」。 ロジック重視の読者が読んでも、このへんは○を付けると思う。
194 :
名無しのオプ :2014/06/09(月) 20:21:32.94 ID:ngROgwNg
>>192 クイーンでカーに近いテイストとしては、「スペイン岬」をあげたい。
謎の発端がが、この不可解な状況はなぜおこったのか?というもの。
謎の提出の仕方が、、カーのある作品に非常ににていると思う。
カーらしさとは少し違うけど、同じ着想でできた作品という意味では
迷わずあげてみたい。
195 :
名無しのオプ :2014/06/10(火) 12:22:00.05 ID:rZfODPsY
皇帝のかぎ煙草入れのラスト zizi-pompomってじじいがポムポムしてたのか いったいどこをポムポムしてたのやら
196 :
書斎魔神 ◆BVdqSIZJw0RM :2014/06/10(火) 19:10:21.85 ID:GvfuV/3l
皇帝を高評価したからというわけではないが、 本作はテースト的にもエルちゅーより完全にアガサ的作でしょ。 叙述トリックにはこの手の書き方もあるかっていう。 アガサやエルには、ジョンのような密室に対する拘泥は無いんだよな。 チャイナやポワクリを見てるとわかる。 ジョンならこれらの状況なら、その不可能性をコテコテに強調する感じの 設定、方向性で書いたと思われだ。
197 :
名無しのオプ :2014/06/10(火) 20:04:14.00 ID:gt5t6xRV
ようやく本物の論考が出てきた。 子供のおしゃべりじゃないんだから、お手本を元に勉学に励んで欲しい。
198 :
名無しのオプ :2014/06/10(火) 21:26:01.42 ID:YnDH14r1
>>193-194 「見立て」や「不可解状況」(不可能ではない)はあるのだけどね
クイーンはじりじり盛り上げていくタイプ
199 :
名無しのオプ :2014/06/10(火) 21:50:53.96 ID:k1bf9FUC
書斎さんを無視するな!!!!!!!!!!!
200 :
名無しのオプ :2014/06/10(火) 22:59:13.05 ID:XzRePiJH
>>198 クイーンはロジック命だからね。カーでいえば「仮面荘」と案外「夜歩く」が
犯人限定に優れてると思う。カーとクイーン代表作がいつでも読める環境は
ありがたいね。100年たっても語り合えるなんてすごいよ。
201 :
名無しのオプ :2014/06/10(火) 23:26:55.16 ID:iORbmN80
>>185 >密室といっても、そりゃ部屋に2人いて一人が撃たれ一人が無事であれば、普通は。。。
カーで言うと『ユダの窓』かな?
撃たれ、じゃなくて、射たれだけど。
202 :
名無しのオプ :2014/06/10(火) 23:31:15.98 ID:s1Lby8oY
第三の銃弾だな
203 :
名無しのオプ :2014/06/11(水) 19:45:41.06 ID:84YgxJjq
>>201 そうだね。ま、「帝王死す」と傑作「ユダの窓」を比較するのは、
クイーンがちと気の毒だけど。。密室に対する姿勢が違うわな。
ただ、この辺の作品は既に代作だったはずだから、
いわゆる後期クイーン問題などとくくるわけにはいかないね。
204 :
名無しのオプ :2014/06/11(水) 22:15:18.00 ID:XulMy8gb
>>200 ああ「仮面荘」もなかなか良いね
「夜歩く」はパリの空気にあてられた印象ばかり強くてw
正直カーが日本でこれほど作品が出版されているなんてファンになるまで知らなかったよ
ドイル、クリスティぐらいで、新本格からこの世界に入った自分はこんなにミステリーの世界が広がっていることに驚いた
本当にこの国に生まれて良かったと、殺人の本を読みつつしみじみ思うw
205 :
名無しのオプ :2014/06/11(水) 22:21:02.79 ID:vBG/Ifoc
後期クイーン問題? なにそれ
206 :
名無しのオプ :2014/06/12(木) 00:07:43.47 ID:+8s4+iJl
>>204 バンコラン雰囲気いいよね。戦前のパリをのぞき見れた気になった。
漢字難しい割にさくさく読めるし、次はどんなパリが出てくるか楽しみ。
創元頑張ってくれ。全力で応援買いする。
207 :
名無しのオプ :2014/06/12(木) 06:17:10.26 ID:x8T+EMkD
>>206 あとはロンドンとか、ドイツのライン川畔の古城とかじゃなかったっけ?
208 :
名無しのオプ :2014/06/12(木) 19:31:04.37 ID:Cyz1uuze
>>207 忘れちゃいけないろーにんぎょー
あと短編もあったね
四つの凶器の舞台は知らないなー
209 :
書斎魔神 ◆BVdqSIZJw0RM :2014/06/12(木) 19:40:18.02 ID:VAxz3s9X
>正直カーが日本でこれほど作品が出版されているなんてファンになるまで >知らなかったよ まさかここまでの初学者がいるとは(w 早川がジョン作品をガンガン文庫化していた70〜80年代を見せてやり たかった。 当時は、棚にジョンとカーターのコーナーが別にあったほどだ。 >本当にこの国に生まれて良かったと、殺人の本を読みつつしみじみ思うw 殺人の本って・・・此奴、紙上で「殺し」を楽しんでいたのか・・・ 少々、ぞっとするレスではある。 アンリものでは、最後の長編「四つの凶器」はフランスが舞台だが、 すっかり爺むさくなってしまった名探偵にがっかりした記憶がある。 作風的にもコテコテの怪奇・グロは無し、何か物足りないんだわな。
210 :
名無しのオプ :2014/06/12(木) 21:35:07.74 ID:yhLg7fr2
「髑髏城」は抄訳だそうだ。新訳で面目一新を望む。
211 :
名無しのオプ :2014/06/12(木) 22:51:58.10 ID:N1OeeMGd
殺しを楽しむなんてぞっとしないね。 カーヲタはそんな連中ばかりなんだろうか。 書斎はさすがにバランス感覚があるが。
212 :
名無しのオプ :2014/06/12(木) 23:32:08.69 ID:E+5xuf/b
蝋人形館で殺人鬼や処刑シーンの蝋人形が見世物になってたり グラン・ギニョールは残虐な劇を見世物にしてたり 素人で犯罪学を研究している登場人物がいたり 当時は犯罪や残虐行為が興味の対象になってたみたいなんだけどな まあ、ほどほどにってことで
213 :
名無しのオプ :2014/06/12(木) 23:41:56.86 ID:HMvposcz
ブラウニング魔神は緑のカプセルくらい読めばいいのに
214 :
名無しのオプ :2014/06/12(木) 23:44:41.28 ID:Cyz1uuze
>>210 「蝋人形」の例もありバンコランものは訳次第で大化けする気がする
ってことで「髑髏城」はよ
215 :
名無しのオプ :2014/06/13(金) 00:19:41.78 ID:n8Ht6Hcs
216 :
名無しのオプ :2014/06/13(金) 02:14:39.76 ID:Bzj2qCjg
>>215 伏線の訳し落としがあったとか、ロジック部分に誤訳があったとかの、
ミステリとしての評価につながる部分での「酷さ」なら「ない」。
妹尾訳の評判が悪いのは、フェル博士やH・Mが「ですます」調で話しちゃうからで、バンコランだとあまり違和感もない。
217 :
名無しのオプ :2014/06/13(金) 02:55:36.48 ID:cmXeXW+T
218 :
名無しのオプ :2014/06/13(金) 05:41:13.89 ID:WkP7X7JQ
誤解が相変わらずひどいねえ。 自演はない。この当たり前の前提に戻ればこういう荒らしレスでバカを晒すことはなかったのに。
219 :
名無しのオプ :2014/06/13(金) 06:38:48.97 ID:AbkNiDIW
10年間一日も休まず自演を繰り返していた恥を知らない人間のクズだからこそ、 自演はないというウソを「前提」にしないと何も言えないと自覚しているんだなあw 書斎は林ヒロシではないということを前提にしろ 書斎は性犯罪者ではないことを前提にしろ 書斎は人気があるということを前提にしろ 書斎の論考は中身があるということを前提にしろ 書斎は育ちのいい資産家ということを前提にしろ 書斎は座敷牢の住人ではなく新刊を自由に買えるということを前提にしろ こんなファンタジーを前提にしないといけない議論の場って、いったいどういう ワンダーランドだよw 罰ゲームか何かかw
220 :
名無しのオプ :2014/06/13(金) 08:24:55.02 ID:WkP7X7JQ
全部事実なんだからしょうがない。 ファンタジーとする根拠をむしろ教えて欲しい。
221 :
名無しのオプ :2014/06/13(金) 09:57:42.75 ID:RUDPgRzl
「全部事実」だとすれば本人ではない名無しがそれを知っているのはおかしい 名無しで自演している当人が「そうだったらいいのにな」と空想したことを 「全部事実」と言い張っている、とすれば説明が付く 空想、夢想、妄想=ファンタジー
222 :
名無しのオプ :2014/06/13(金) 11:01:35.49 ID:PNUUi4EL
白い僧院も新訳きそうだね
223 :
名無しのオプ :2014/06/13(金) 11:34:28.10 ID:WkP7X7JQ
なるほど。 自演をしているという前提か。 アホはまとめてしたらばに逝け。
224 :
名無しのオプ :2014/06/13(金) 12:34:58.22 ID:1wy8j36n
どこが「自演をしている前提」なんだ??? 中立の立場からでも発言内容を考察したら自演があるとしか判断できない って話だろ 論理的なやり取りが出来ないならカースレから出ていけや
225 :
名無しのオプ :2014/06/13(金) 12:57:50.96 ID:WkP7X7JQ
だから、論理的帰結とやらをアンチに求めてみたんだけど答えてくれないんだよね。 論理でなく事実として自演はない。証明すらいらないんだよ、自演がないという主張についてはね。
226 :
名無しのオプ :2014/06/13(金) 13:07:29.87 ID:1wy8j36n
証明すらいらないって、なんでだよwwww 本人が言ってるんだから間違いない というレベルだね 何も証明したことにならないし、むしろ嘘ついてると考えるのが普通 これは事実として自演があるね
227 :
名無しのオプ :2014/06/13(金) 13:53:23.45 ID:WkP7X7JQ
例のヤツでしょ。 あれは自演とは言えないです。 コテハンとしての発言を擁護するために名無しになっているわけではないので。 使い分けとでも言ったほうがいいんじゃないですか。
228 :
名無しのオプ :2014/06/13(金) 21:39:06.03 ID:2aDI5Eyi
>>222 なるべくsageてくれないか
「白い僧院」は『王妃の鏡』に相応しいマーシャ・テートの人物描写が少なすぎたのが少し残念
229 :
名無しのオプ :2014/06/13(金) 22:23:04.53 ID:WkP7X7JQ
アンチのノックアウトされたか。 謝罪の上、二度と出入りしないと誓えや。
230 :
名無しのオプ :2014/06/13(金) 22:44:33.07 ID:RwxgsStL
>>222 まじで?トリックはすばらしく、フォロワーが日本の新本格派にたくさんでたよね。
前半の冗長部分が新訳で読みやすくなってくれることを祈る。
しかし、新訳ラッシュだね。カーファンでよかった。
231 :
名無しのオプ :2014/06/13(金) 22:52:08.12 ID:8RZjYHwd
232 :
名無しのオプ :2014/06/13(金) 23:59:47.33 ID:2aDI5Eyi
>>230 推理小説の基本と言ってもいいあの状況と謎の提示、そしてトリック
序盤の毒入りチョコレートでニヤリ、だけどただのネタで終わらない
これも多くの人に読んでほしい作品だね
233 :
名無しのオプ :2014/06/14(土) 02:29:27.97 ID:c3gerkmg
234 :
名無しのオプ :2014/06/14(土) 02:29:31.17 ID:CiKN0oP4
カー歴も結構長いつもりなんだけど 「殺人者と恐喝者」はまだ未読だったみたい いきなり新訳からいくべきか
235 :
名無しのオプ :2014/06/14(土) 08:51:16.21 ID:ttso2/lA
数で圧倒して荒らすアンチが何を今更。 出て行くのはアンチ。間違いなくな。
236 :
名無しのオプ :2014/06/14(土) 08:53:32.06 ID:Y3HHOIpX
>>234 旧訳はかなり入手困難じゃない?
尼かブコフで探し回るしかない
237 :
名無しのオプ :2014/06/14(土) 09:54:14.50 ID:nk+jZwxn
>>236 古い創元は未だに馬鹿高い。同じ訳の別冊宝石なら比較的簡単。
もう1つの旧訳、原書房版も入手可能なはず。
238 :
名無しのオプ :2014/06/14(土) 09:57:37.59 ID:XkZyNDAj
普通に新訳でいいんじゃないかな。(旧訳よんでないけど) ただ、作品自体の評価が微妙。 犯人の隠しかたが、先行作品ほど綺麗に決まってない。 叙述もなぁ。。。 家庭内悲劇という側面を評価できるかで、評価が分かれるのかな。
239 :
名無しのオプ :2014/06/14(土) 10:16:20.85 ID:ttso2/lA
新訳よりも旧訳という評価が定まりつつあるね。
240 :
名無しのオプ :2014/06/14(土) 11:21:26.81 ID:AwNDWxGg
原書房版はわりに簡単に手にはいるよ。 訳は創元の新訳が一番いいだろうな。 叙述の問題点と言われてるのは、原典の該当部分が受身使役とかを含めた 訳しにくい英語の言い回しに類することも輪をかけてると思う。 だから思いきって意訳しちゃえばすっきりするはずなんだけど、最近は逐語訳を 要求されたりで、勝手な意訳は嫌がられるみたいだし。 ただ作品全体は、読みものとして充分再読に耐えるんじゃないか。 新訳の文庫本は解説もいいし、読んだ方がいいと思うぞ。
241 :
名無しのオプ :2014/06/14(土) 11:23:31.35 ID:tUkbLc4r
書斎さんなら旧訳でも新訳でも同じだよね! 書斎さんは旧訳だろうが新訳だろうが、頭が悪すぎて読めないからw
242 :
名無しのオプ :2014/06/14(土) 11:48:25.89 ID:4NjsUPns
新訳の解説は麻耶雄嵩だっけ? どんなこと書いてるか気になるから買ってみよう
243 :
名無しのオプ :2014/06/14(土) 17:52:49.01 ID:Y3HHOIpX
>>237 >>240 失敬、原書房版の存在を忘れていた
自分は新訳で読んだクチだけど、
テンポも良いし読み物としては面白かった
トリック部分で脱力感があるのはご愛嬌
カーに対しこれを突っ込むのは粋じゃないしね
非難されるべきはやはりあそこの描き方だろうなあ
>>240 さんも仰るようにアンフェアの誹りを免れるよう、
訳として上手な落としどころはなかったものかなと思う
>>242 麻耶雄嵩の解説は読後の自分の感想そのままだったw
なかなかおススメだよ
244 :
名無しのオプ :2014/06/14(土) 18:17:45.12 ID:nKrdMit2
admitted factというのは別に訳しにくい言い回しじゃない どう解釈しても限りなく黒に近い灰色で意訳のしようもないだけ 冒頭の二文は訳さないのが一番かな 物理トリックはたいがいな代物だがカー歴も長いなら耐性はあるだろう 「死時計」の偽アリバイと同じ感慨をいだかせるトリック
245 :
名無しのオプ :2014/06/14(土) 19:25:27.76 ID:qLJ2Yg67
『九人と死で十人だ』も犯人限定のロジックが冴えていると思う。
246 :
名無しのオプ :2014/06/14(土) 19:47:47.51 ID:XkZyNDAj
>>244 耐性という言葉はうまい。まさに、カーファンの心情にピッタリ。
しかし、当時、あの道具は新奇なものだったのだろうか。。
叙述の訳については原文あたってないので、なんともいえないが
admitted factであれば訳は間違ってない感じ。
そうすると、ひっかけすれすれというよりは、さすがにアンフェアだな。
>>245 同感。船上という閉鎖環境が舞台というのがめずらしいんじゃなかろうか。
戦争の色が濃いんだけど、それ自体がミスリードを誘っているのがうまい。
もっと評価されてよい佳作。
247 :
名無しのオプ :2014/06/14(土) 20:38:26.09 ID:ttso2/lA
おい、本名を名乗れよ、卑怯者。
248 :
名無しのオプ :2014/06/14(土) 20:53:10.27 ID:O1OaWTuc
耐性というかプラスチック製の玩具を思い浮かべてしまう
249 :
名無しのオプ :2014/06/14(土) 21:23:45.50 ID:AwNDWxGg
くどいようだけど、たとえば日本語なら単純に「〜があった」「ここに〜がある」 という単純な文でも、英語だと we have とか I know とか It is なんかを使わないと いけないみたいに、a … ed っていうあの単語も「人間によって〜された」っていう 日本語にしにくいニュアンスを含んでいたと思っていた。 だから思いきって「これは、そういう物語である」とかお伽話の語り口みたいに してしまうという力業がなかったかなあと思ってしまったり。 ホームズがルパンを見のがしてやる奇厳城とか犯人が死ぬシーンのあるバスカヴィル みたいな超訳が許されればねえw
250 :
名無しのオプ :2014/06/14(土) 21:55:05.35 ID:CiKN0oP4
自分にとって新訳のありがたいところは 再読の契機になるところかな 所持している本を、もう一回とはなかなか・・・ そうゆう意味で、白い僧院の新訳を願っている
251 :
書斎魔神 ◆BVdqSIZJw0RM :2014/06/14(土) 22:58:03.96 ID:gSegvb5N
ジョン作品に関しては翻訳に批判が集中することが多いが、 前記したとおり、仏のカーことポール作品(マッカートニーではない(w ) の翻訳者である平岡先生に拠れば、原文も読み難い面があるらしい。 手練れの翻訳家でないと、この辺の処理が難しいのだろうな。
252 :
名無しのオプ :2014/06/14(土) 23:15:48.64 ID:Y3HHOIpX
>>244 本棚から引っ張り出してきた
確かにこりゃ冒頭の二文はアウトだね
シンプルでインパクトのある幕開けだけど・・・
>>250 逆パターンで新訳から旧訳を読むのはつらいね
「夜歩く」は絶賛放置中だわ
253 :
名無しのオプ :2014/06/15(日) 12:24:35.63 ID:co3yak+b
>>245 決して多すぎる訳じゃない主要人物が、しかし舞台を出たり入ったりするうちに
犯人を絞り込む手掛かりを置いていくんだよな。
凄く突飛で無茶な部分と極めて自然でロジカルな部分が共存してるのがカー長編の
いいところ。
その『九人と死で十人だ』もそろそろ文庫化されていい頃だと思うんだけど。
254 :
名無しのオプ :2014/06/15(日) 15:53:10.66 ID:kIxlVrAF
新訳批判を中心に和気藹々と会話が続いているね。
255 :
名無しのオプ :2014/06/15(日) 16:22:22.19 ID:oUBnP7oH
「白い僧院」の新訳は待望だった。 「足跡がない殺人」ほ本作によって始まった。 しかも、そのトリックが独創的で凡百のフォロワーの追随を許さない。 装飾を思い切ってすてた、「密室派」の総帥としての側面が前面にでた大傑作。 新訳まってました!
256 :
名無しのオプ :2014/06/15(日) 17:04:12.08 ID:kIxlVrAF
無理に褒めることはないんだよ。 ダメ出しも必要だ。
257 :
名無しのオプ :2014/06/15(日) 17:26:59.95 ID:cUrRuneT
白い僧院は面白いのに、あのびっしり字が詰まってるのと訳が古くなってるのとでイマイチ人に勧めづらかったからな。 テーマ的にも新本格ファンには受けそうだし、新訳出るといいね。
258 :
名無しのオプ :2014/06/15(日) 17:35:10.64 ID:co3yak+b
「白い僧院」も足跡のない殺人という状況にした理由がかなり無茶なのに、 殺人が起きる状況が生まれる流れが凄く自然で、解決編でぞくぞくするよね。 新訳であの解決のロジックと劇的な場面の連続をドラマチックに描いてくれたら うれしいな。
259 :
名無しのオプ :2014/06/15(日) 17:52:31.94 ID:aO8t/lDp
マジック研究家の松田道弘さんが大好きなだけに カー作品には マジック的トリックが多いんだが、「三つの棺」 が まさにマジック的、マジックの種明かしになるので 詳しくは書けないんだけど「サインされたカード」という名作マジックが あって 一種の時空のゆがみが生じるマジックで、どことなく似ている。 あと「Bウェイブ」というメンタルマジックの名作は ほとんど話術 だけを使って観客を巧みに誘導してしまう。これもカー的な味が ある。
260 :
名無しのオプ :2014/06/15(日) 18:14:56.23 ID:Dig+B9e4
自分はマジックが好きで松田さんの本に出会い 松田さんにカーを教えてもらった様なもの 今でも時々読み返している だた爬虫類館を推しているが不思議
261 :
名無しのオプ :2014/06/15(日) 19:59:57.96 ID:co3yak+b
爬虫類館は主人公がズバリマジシャンだし、語り口で騙すところが松田さんの 好みに合ったんじゃないのかな。 手がかりは丸見えにしているのに、語り口で 「別のものを見ていると思わせる」 という名文句の通りに見えなくしている。 犯行トリックばかりじゃなく、犯行動機、実行犯、犯人の容姿、それに 第二の犯行の動機と、全てミスディレクションで見えなくしている。 30年代作品のこってり感より貴婦人として死すや爬虫類館の手管の方が お好みみたいだね、ベストを見ていると。
262 :
名無しのオプ :2014/06/15(日) 22:26:48.01 ID:ci7S8bNn
いつの間にかユダの窓が品切れに なんてこった
263 :
書斎魔神 ◆BVdqSIZJw0RM :2014/06/15(日) 23:06:39.08 ID:Dc7A/9gS
「トリック」というのは人により好みがあるだろうが、 俺は棺のようなマジカルなもの、プレーグコートのようなアクロバティック なものよりも、爬虫類館の掃除機ネタのような巧みな小技的なものの方が 好みだ。本作の評価の際にも指摘しておいたが、空襲下ロンドンという状況 設定も活かされてるのが良し。 まあ、ユダのドアノブを外して撃て!は、あのボリュームの長編に使うには 小技過ぎるという感はあるが。
264 :
名無しのオプ :2014/06/15(日) 23:23:08.50 ID:5HT8NITA
>>259-261 「奇術師」ってフレーズはいろいろな作中に登場するよね
そして、「右手に注目させ左手で仕掛けている」
このマジシャンの基本がメイントリックとは別に機能している
読後にああそういうことか、と膝を打つこともしばしば
だから再読に耐えうるのだろうね
265 :
名無しのオプ :2014/06/16(月) 15:24:05.31 ID:7pGQda5T
>>263 輝く論考だね
並大抵の読書量じゃ書けない内容だ
266 :
名無しのオプ :2014/06/16(月) 20:10:44.99 ID:FXkZpc7S
>>261 > 30年代作品のこってり感より貴婦人として死すや爬虫類館の手管の方が
> お好みみたいだね、ベストを見ていると。
松田さんの言うところの
短編のトリックを長編に引き伸ばした様な作品ということだろうけど
爬虫類館は短編の方が良かったような
同じムリクリ作品でも、三つの棺の方がしっくりくる
267 :
名無しのオプ :2014/06/16(月) 22:00:46.92 ID:Lmsppnlm
He Wouldn't Kill Patience 爬虫類館はこれが堪らなく好きだ
268 :
名無しのオプ :2014/06/16(月) 23:32:36.93 ID:P3uZZ7AI
だからこそ、松田さんはトリックの量じゃなく、扱い方の巧さの方を重んじて 作品の良し悪しを論じているんじゃないかな。 くだんの文でも 「1940年代あたりのカー作品はプロットが単純化されトリックがよくこなれていて 読みやすい。短編の題材といってもいい単純なメイントリックひとつで長編を 構成しているのがこの時期の特徴だ。(略)などどれも読みものとして非常に楽しかった」 と言って高く評価している。 逆に、30年代の「手玉にとって見せるナイフの数の多さを自慢するよう」な 「二重にも三重にも解釈される複雑な謎の」「手のこんだ趣向」の作品は、 「複雑すぎて素人受けしない」「ミステリを袋小路におしこんでしま」うと 否定的な言い方をしている。 まあ松田さんが提唱していた理想を、当時の読者にわかりやすく伝えるための 言い方だったのだろうな。
269 :
名無しのオプ :2014/06/17(火) 00:37:39.79 ID:esvJ/Qo5
爬虫類館は短編にはできないよ。 長さがないと動機の隠蔽や、(死時計の犯人みたいに)一日中下らないことを 考えているわけでもない人間が、いつあんなトリックを考案したのか、という 問題の処理を提示できない。
270 :
名無しのオプ :2014/06/17(火) 21:11:27.55 ID:eHPrNWvK
「爬虫類館」は戦時下、空襲下のロンドンの生活ががよく描かれているけど、 実はその戦争そのものが、トリックの伏線になっているという、ものすごい仕掛けだ。 戦争中にこういう作品ができるとは、そりゃ日本も戦争にまけるよ。
271 :
書斎魔神 ◆BVdqSIZJw0RM :2014/06/17(火) 21:19:29.98 ID:3PA3/bud
>実はその戦争そのものが、トリックの伏線になっているという 前記したとおり、「戦争」でなく「空襲」でしょ。 「戦争そのもの」とか、エスピオナージじゃないんだから(w
272 :
名無しのオプ :2014/06/17(火) 21:32:14.87 ID:f+FjSKnb
爬虫類館が苦手なのは、なによりあのトリックだね
戦時下の雰囲気や展開などは好きなのに
シンプルトリックでも、緑のカプセルや皇帝にくらべ
あの機械(?)的なトリックがだめなんだよな
むしろ
>>270 さんの指しているトリックのほうが印象的
273 :
名無しのオプ :2014/06/17(火) 22:15:35.24 ID:YVPyx8/i
>>270 >>272 そうそう、まさに「戦争そのもの」が事件全体を形作っていた、あそこにたまげた。
メイントリックは子供でも知ってるものだけど、そのトリックの即物的な面だけ
とりあげてああだこうだ言うバカはカーファンにはいやしない。
「夜明けの睡魔」の絶賛も一見そのメイントリックのシーンについて語って
いるように見えて、もっと深い所に感嘆してるよな。
274 :
名無しのオプ :2014/06/17(火) 22:24:08.70 ID:tzYrZb0p
来月は三つの棺が出るけど テニスコートの殺人も出るよ
275 :
名無しのオプ :2014/06/17(火) 23:19:55.50 ID:mMOIRYU9
>>273 まったくもって仰る通り
戦時中だからこそ動物の処分という行動がありえ、
そこから連鎖的にああいった物語が生まれた
メイントリックすら全体の流れのひとつだと絶対にわかるよね
読んでいれば、の話だけれど
276 :
名無しのオプ :2014/06/18(水) 06:48:57.98 ID:aJunuSDK
書斎はまずは教科書通りに書いているんだよ。 初学者も見ていることだしね。
277 :
名無しのオプ :2014/06/18(水) 13:13:06.01 ID:GtKk+D5I
魔女の隠れ家はジョンの入門書として最適だよね? ジョンにしては珍しく暗号について書かれている
278 :
名無しのオプ :2014/06/18(水) 17:25:47.01 ID:ytqdoVtw
またもや恥をさらしたことだけは分かったと見えて、 話のレベルにまったく付いていけない『爬虫類館』の話題から逃走するのかwww
279 :
書斎魔神 ◆BVdqSIZJw0RM :2014/06/18(水) 20:11:14.43 ID:0f5di+zz
戦争自体は「ストーリー」の背景であって、 「トリック」の伏線ではないでしょ(w お仲間を必死に擁護ってのは、作品評価を見誤る主因足り得よう。
280 :
名無しのオプ :2014/06/18(水) 20:18:42.63 ID:efEUq9kH
またもアンチは、キリキリ舞いだね
281 :
名無しのオプ :2014/06/18(水) 20:43:29.06 ID:dQWp9GwG
手許にないけど爬虫類館の説明文て かなりいい加減というか全然内容と一致していないよね 題名だけ見て、書いてしまった感じ
282 :
名無しのオプ :2014/06/18(水) 21:25:26.31 ID:4msuEGv4
>>281 ・第二次大戦下のロンドンで不可解な密室殺人が発生
・死体のそばには大蛇が運命をともにしていた
・殺人手段にはキングコブラが一役買っている
確かにw
作品の魅力も見どころもあったものじゃないね
これじゃあ未読の輩には何も分からないわ
283 :
名無しのオプ :2014/06/18(水) 22:27:18.20 ID:++ea8OH3
書斎発狂www 自分でも何を言ってるのか分からなくなっているんだな というか爬虫類館の殺人すら未読かw よそでワールドカップを「WK」、サッカーの試合の見所を「FWとMF」などと 自慢気に書き込むというバカをやったショックから立ち直れないのかw
284 :
名無しのオプ :2014/06/18(水) 22:43:14.97 ID:/5Cbb2Zc
>>273 時代背景と物語が有機的に結びついていて素晴らしいですよね。
爬虫類館ほどではないですが、九人と死も戦争がなければ絶対に
成立しないミスディレクションが印象的です。
285 :
名無しのオプ :2014/06/18(水) 23:55:27.19 ID:++ea8OH3
九人と死でも、犯行のための小道具や登場人物の立ち位置なんかに 戦時でなきゃ成立しない要素がいくつも詰め込まれてる 連続殺人、囁く影、貴婦人として死す、どれも戦争が犯行動機や 犯人の処遇にまで大きく関わってる 戦後になってからなら書けるかもしれないが、戦火のさ中でこれを 書いてるのはやはり尋常じゃない 瀬戸川さんの言うように、当時他の作家は、戦争から逃避するような ものしか書いていなかったし、それが普通なんだから…
286 :
名無しのオプ :2014/06/19(木) 21:20:04.00 ID:rUgRomW+
カーと戦争か。興味ある切り口だね。 戦時下カーは、ロンドンでBBC向けにラジオドラマを書き続けたし、 空襲の中、ギリギリまで疎開をせずロンドンにいた。 その辺も影響しているのかな。 とにかく戦時下の作品で、「爬虫類館」ほど戦争と見事に融合したミステリーは知らない。 文句なしの傑作。
287 :
書斎魔神 ◆BVdqSIZJw0RM :2014/06/19(木) 22:16:26.08 ID:nMiAriNd
>時代背景と物語が有機的に結びついていて 爬虫類館はこの手の評ならOKなんである。 戦争、戦争と大袈裟に騒ぎ立てるからおかしなことになるわけで(w アグネスが詐欺行為を意図したのは、正に戦時下であってこそという感が あるが、これってフーダニット(動機面)の話なんですな。 トリック(本作ではジョン十八番の密室)の伏線とかではない。 初学者諸君は、「フーダニット」と「トリック」というワード概念に 関して、しっかりと把握しておきたまえ。 これはミステリ板における先達である私からの命令と理解して頂いて 差支えないものである。 心しておけ!!!
288 :
名無しのオプ :2014/06/19(木) 23:09:48.63 ID:hGa3ejFA
で、書斎さん、「WK」ことワールドカップの次の見所は何? 今度は「DFとMF」かい?www
289 :
名無しのオプ :2014/06/19(木) 23:28:07.40 ID:Dlka6Xxk
>>286 家に爆弾を落とされてもめげずに爬虫類館を生み出すから恐れ入る
ナチが出てくる雷鳴の中でもといい、
忌まわしき戦争からナショナリズム等の生臭い要素を取り除き、
あくまでも娯楽作品に容赦なくぶちこんでしまう姿勢が好きだ
290 :
名無しのオプ :2014/06/19(木) 23:42:02.73 ID:D1fzRmht
筆できっちり反撃するのは面白いな しかも主にイギリスでというのがいかにもカーらしいというか
291 :
名無しのオプ :2014/06/19(木) 23:52:00.89 ID:hGa3ejFA
青銅ランプの呪いのモチーフも、戦時色を土台に置いてるな。 知らずに読むとなんであんなけったいなスタイルの犯罪にしたんだ?と 思ってしまうけど、戦時はあれと同じレベルの、正気を失った言動が そこかしこに横行してたんだな。 後からなら何とでも言えるけど、あの構想も、V1 V2がバンバン飛んでくる その中で練ってたんだろう。
292 :
名無しのオプ :2014/06/20(金) 01:12:09.99 ID:xiyw7hFj
>>286 家に爆弾を落とされながら、爬虫類館や九人と死などの
ナショナリズム抜きの作品を書いていらしたとは…。
カー作品が持つ稚気の裏には驚くべき精神の成熟が隠れていたのですね。
ますますファンになりました。
293 :
名無しのオプ :2014/06/20(金) 01:31:52.42 ID:VM0hr1HV
歴史には詳しいひとだったしね 60年代になると反動なのか一気に幼稚になっちゃったけど
294 :
名無しのオプ :2014/06/20(金) 04:53:57.85 ID:qzLFXExP
>これってフーダニット(動機面)の話なんですな。 >初学者諸君は、「フーダニット」と「トリック」というワード概念に >関して、しっかりと把握しておきたまえ。 >これはミステリ板における先達である私からの命令と理解して頂いて >差支えないものである。 >心しておけ!!! フーダニット・・Whodunit(Who had done it) 、犯人は誰か ホワイダニット・・Whydunit(Why done it)、なぜ犯行に至ったか(動機) 偉そうなド素人が無知を晒しているので、間違いを正しておきましょう。
295 :
名無しのオプ :2014/06/20(金) 09:45:38.74 ID:75uoNsKO
いや、書斎が正しいよ。 きちんと論争して決着をつけるのが望ましい。
296 :
名無しのオプ :2014/06/20(金) 10:30:22.24 ID:qdX94nXj
正しいとやっちゃったから今更あれはジョークとはいえなくなったな 恒例の「ボクチンの定義では」とやしてもも先ず単語から違う上に その用語(ホワイダニット)を知らなかったという証明にしかならない まさに「半可通を気取る」ってやつだったなwww
297 :
名無しのオプ :2014/06/20(金) 19:56:48.70 ID:lEi2vnnh
ちなみに、クリスティの戦時中の作品をみてみた。 主なところだと、 1939 ポアロのクリスマス そして誰もいなくなった 1940 愛国殺人 1941 白昼の悪魔 なるほどね。。。カーとは違いますな。 ちなみに本日、三省堂本店で 「九つの答」 「死者のノック」 「時計の中の骸骨」 を大量Get! lこの辺を拾えたのは大収穫だった。
298 :
名無しのオプ :2014/06/21(土) 01:03:11.86 ID:4yK+M3MV
>>297 たしかにカーと違うけど、傑作ぞろいじゃない?
クリスティーでいうと、戦時中1941年の
たしか「おしどり探偵シリーズ」でナチのスパイが出てるけど
えらく牧歌的なんだよね
まだホロコーストとか知られていなかったからだろうけど
299 :
名無しのオプ :2014/06/21(土) 13:08:25.68 ID:s8oHieKp
>>298 そうそう。わりと粒ぞろいなんだよな。
クリスティは疎開してたんだっけか。
300 :
書斎魔神 ◆BVdqSIZJw0RM :2014/06/21(土) 20:24:31.43 ID:IWoo7Zny
爬虫類館をホワイダニットの作とか思っているアホがいるのを知り唖然・・・ アグネスの犯行動機ってのはフーダニット部分の重要な手がかりになって いるんだわな。 状況と人物関係をじっくりと読み込んでゆくと(登場キャラは少ないので 多少消去法が入るのは仕方ないが)、あの船腹許可の件は? となり、そこからたぐって犯人像をキャッチできないこともないのだ。 残るは、本作のセールスポイントであるハウダニットの問題(密室殺人)。 爬虫類館は、ジョン十八番なハウダニットとフーダニットの作なのである。 この点を心しておけ!!!
301 :
名無しのオプ :2014/06/21(土) 20:42:31.96 ID:CcytJ9L3
ビシッと締めてくれましたね。
302 :
名無しのオプ :2014/06/21(土) 20:44:28.32 ID:1CwDqwn3
動機がフーダニット?
303 :
名無しのオプ :2014/06/21(土) 20:52:54.53 ID:UdGf5NUQ
ボクチン定義じゃダメだと予め指導してあげたのに、つかあげたからあの様なのかwww
304 :
名無しのオプ :2014/06/21(土) 21:54:49.51 ID:xw6BRp1t
>>297-299 このあたり、数々の戦争が国内外の多くのミステリー作家たちにどんな影響を与えたのかを考えてみるのも面白いね
国内だと横溝正史は戦争を装置のひとつとして利用した
人物の入れ替わりにはじまるメイントリックから始まり、
召集令状などで強固なムラ社会・環境を崩壊させる手段としても用いた
上記にもあるように戦争が無ければカーの「爬虫類館」は生まれなかっただろう
カーは背景、きっかけ、トリック、一連にわたって戦争を利用したのが素晴らしい
305 :
名無しのオプ :2014/06/22(日) 00:11:12.73 ID:eUH6G676
失礼いたします。 諸事情で永らくこちらのスレに書き込みできずにいた者ですが、不完全な 環境ながらなんとかネットの世界に社会復帰できました。 私信めいたことで申し訳ありませんが今後とも宜しくお願いいたします。 さて新スレになってから、私などには涎の出そうな話題が続いていて、 書き込みできなかったあいだは地団駄を踏みたくなる時間の連続でした。 とはいえ皆様の語りを拝見している方が至福とも言え、こうして自分が しゃしゃり出てくるのは茂見てとしての自分には痛し痒しなのですが。 とはいえ、「殺人者と恐喝者」の高見さんの訳にはGJ!と叫び、スタンディング オペ―ションを送りたくなるほどでしたので、ちょっと酔ったたわごとを失礼して しまいます。 和爾さん訳も駒月さん訳も素晴らしかったのですが、新訳で読んでいる間の 違和感(←ポケミスの作品などには大量に感じたものでした・笑)を最も 感じなかったのがこの「殺人者と恐喝者」でした。 巷では古めかしいと言われてもいる高見さんの訳文ですが、私にはそこが ピッタリ合ったのかもしれません(笑)。
306 :
名無しのオプ :2014/06/22(日) 00:12:29.06 ID:eUH6G676
お恥ずかしい話ですが、子供の頃外国人の名前が覚えきれず、登場人物の イメージが作れないでいた私は、知っている日本の役者を登場人物たちに あてはめて急場をしのぐという、ありそうな悪癖に頼っていたものでした。 そしてカーのヘンリ卿ものを初めて読みだした頃、私はヘンリ卿 : 森繁久彌、 マスターズ :宍戸錠といういろいろ失礼な配役をしていたものだったのですが、 新訳「殺人者と恐喝者」でマスターズが口述筆記中のヘンリ卿を訪れ、主人公の 前で軽口を叩き合うその会話が、当時の私がイメージしたそのままの口調で 響いてきてショックにも似た感動を味わえました。 某アニメの影響でここ数年第二次大戦関係の資料に当たることが多かった ものなのですが、非常識にもこれまで見たことがほとんど無かった「映像の世紀」 などにも触れて、そこでチャーチルが動いている動画をずいぶん見ることになりました。 これまでチャーチルというと、議会で演説をぶっているか、会談時の記念撮影で ルーズベルトあたりと椅子にふんぞり返っている絵くらいしか印象に残っていなかった 私としては、動き回るチャーチルの映像に、 「うわ、リアル・ヘンリ卿だ!」 との思いをどうしても持ってしまったものでした。あまりにも生々しい、生きたヘンリ卿が そこで話をし、笑い、吠えていたのです。そしてこれが、同時代のカーが見ていた 大英帝国のリーダーの姿だったのですね。 自国の平和のためには他国を犠牲にしてでもヒトラーとの対決を避けていた英国が ヒトラーとの全面戦争やむなしとなった瞬間に担ぎ出した反ナチの闘士は、しかし 怜悧な国民から、ヒトラー滅亡後はスターリンすら愕然とするほどの割り切り方で スパッと政権から引きはがされてしまいます。 その間のこのブルドッグのような闘士が戦闘的な思想家として煙たがられ、激しく吠え、 そして淋しく閑職に追いやられる時代が、そのままヘンリ卿の一挙一動のイメージを 支えてくれていたのですね。 このスレでも読書をそそる感想をいただいた「パンチとジュディ」なども、新たな目で 楽しみたいと思っています。 長々失礼いたしました。
307 :
名無しのオプ :2014/06/22(日) 00:21:40.77 ID:XvOcpBKR
最も感銘をうけたとかいう翻訳者の名前くらい 正しく書いてやれよ。だしにしただけなのか むかし都筑道夫は今東光をHMに擬していたな
308 :
名無しのオプ :2014/06/22(日) 05:20:09.68 ID:ho9DUq+x
都筑スレの女荒らしコテが名無しで書き込んでいる。 要注意だよ。
309 :
名無しのオプ :2014/06/22(日) 12:28:12.52 ID:qhkVvB96
自分でワード概念がどうとはほざいていたくせに 俺様定義で適当にフーダニットとホワイダニットを使うバカ書斎w
310 :
名無しのオプ :2014/06/22(日) 12:37:27.71 ID:qhkVvB96
>爬虫類館をホワイダニットの作とか思っているアホがいるのを知り唖然・・・
へーそれお前の知り合いのこと?
「動機」の謎はホワイダニットだと指摘したレスはあったが
まさかそれを誤読?www
>>301 書斎が自分の首をなw
311 :
名無しのオプ :2014/06/22(日) 13:01:24.20 ID:GXF9xHuk
ミステリ通だ論考だ講義だとやる割にそこで使われる言葉を知らないという滑稽さwww
312 :
名無しのオプ :2014/06/22(日) 14:30:32.34 ID:QpRRdQZI
>>305 「殺人者と恐喝者」の新訳は高沢治氏、ね
HMはフェル博士より強権的な面があるから、
現代の日本の役者や著名人に演じてもらうとすると誰でしょうね
「お尋ねしますが、いったい何をなさっておいでなんです?」
「我が輩の回顧録を口述しておる」
「卿の何を、ですって?」
「回・想・録じゃ」
↑を演じきれる面々を想像できないw
313 :
名無しのオプ :2014/06/22(日) 16:03:29.72 ID:KGSOFtlI
>>312 往年の名優で 思い浮かぶのがチャールス・ロートン かな。クリスティ原作の「情夫」で老弁護士を演じた人。 日本の俳優では・・・思い浮かばないなあ。
314 :
名無しのオプ :2014/06/22(日) 16:58:30.25 ID:XjYicZ+C
>>305 「殺人者と恐喝者」は前にもでたけど、地の文でが嘘ついているのが、
やっぱり致命的。カーとしては珍しい失敗、アンフェアだ。
クリスティなんかよくやる手なんだけど(スリーピングマーダーとか)
カーがやっちゃいけないね。、叙述の傑作たくさん書いているのに。。
315 :
書斎魔神 ◆BVdqSIZJw0RM :2014/06/22(日) 17:16:15.84 ID:Y9rVURwW
何でもかんでも2次大戦に結びつければ「何か書いた気になる」とか?
これでは単なる真性厨房でしょ(w
あの大戦無くば長編爬虫類館は無かったかもしれないが、
メーンな掃除機トリックは使えるでしょ。
飛行場近辺の舞台設定にすればOK。
>>314 ジョン作品の叙述トリックでは皇帝ばかり話題になる感じだけんど、
前記したとおり、貴婦人もいい。
あれは見事にミスリード(記述者が犯人かと)されてもうた(w
316 :
名無しのオプ :2014/06/22(日) 17:36:56.57 ID:JQ7cxJBg
見事な論考だね。
317 :
名無しのオプ :2014/06/22(日) 17:43:11.94 ID:XjYicZ+C
「爬虫類館」についてもう少しだけ。 記するまでもないが、本作は親しかったロースンとの交流の中で、メイントリックを 各々独自に処理した作品を競作しようとしてできたもの。 ローソンの作品と違い、カーは、メイントリックをふくらませて、ガジェットとして戦争そのも のを組み込み重層的に仕立て上げたのが本作品。 ここを押さえておかないと、飛行場の近くで云々などという、浮ついたなんともトンチンカン な話になる。 皆様にはご存知の背景かとは思いましたが、あまりに的外れなこという輩がいたので レスしておきました。
318 :
名無しのオプ :2014/06/22(日) 18:22:23.29 ID:XjYicZ+C
失礼。クレイトン・ロースンです。 メイントリックというよりは、あの密室の設定の競作ですね。
319 :
名無しのオプ :2014/06/22(日) 18:58:25.91 ID:WSUPWJEF
>>317 > 記するまでもないが、本作は親しかったロースンとの交流の中で、メイントリックを
> 各々独自に処理した作品を競作しようとしてできたもの。
これの話も松田さんの本で知ったんだけど
たしかネタバレしてあった様な・・・
ロースンの方は未読だが、トリックだけ聞くと
「爬虫類館」に比べ遥かに魅力的だった
320 :
名無しのオプ :2014/06/22(日) 20:50:24.66 ID:JQ7cxJBg
マル公よ、議論がしたいなら名乗れ。 完敗したからとはいえ、再戦は可能だぞ。 例を尽くしてお願いしてみろ。
321 :
名無しのオプ :2014/06/22(日) 21:04:10.39 ID:QpRRdQZI
>>317 本当に作品を読んだ人ならそういう間違いは絶対にしないですよね
一本の屋台骨にしっかりと肉付けをしていたからこそ、
冒頭から事件発生、捜査、解決に至るまでの説得力が生まれる
例えば原題の「He Wouldn't Kill Patience」についてもそう
的外れなことをいう輩はなぜこの題名がつけられたか、
これが物語の中で自然に組み込まれた事実が見えていない
322 :
名無しのオプ :2014/06/22(日) 21:22:44.54 ID:jfft8O7Q
>>317 よろしければ、ロースンの方は何と言うタイトルの本か教えていただけますか?
ぜひ読んで見たいので。
カーと奇術師のロースンっていかにも気が合いそうですね。
人を騙して良い気分になっていただくという点で、ミステリと奇術って共通点がありますね。
323 :
名無しのオプ :2014/06/22(日) 21:38:55.88 ID:alaguixl
松田さんがとりっくものがたりで挙げていたのは、「天外消失」と「見知らぬ部屋の犯罪」の アイデアを二人が提供した話だった。 カーとロースンが、電話ボックスに入った人が消える話と部屋の家具が 全部消えてなくなる話を作りたいけど、トリックが思いつかないと 愚痴をこぼしあっていたら、お互いに相手のアイデアの解答が見つかった… というエピソード。 爬虫類館のアイデア提供とはまた別の話みたいだね。
324 :
名無しのオプ :2014/06/22(日) 21:46:31.45 ID:WSUPWJEF
>>323 そうでしたかどうも、そのエピソードは自分も覚えています
でも目張りした密室を、爬虫類館とは違うトリックで
解決する作品をネタバレしてたという記憶があるんだけど
325 :
名無しのオプ :2014/06/22(日) 21:49:23.16 ID:XjYicZ+C
>>322 「この世の外から」という短編です。
フーディニをからめ、奇術師ロースンらしい好短編。
「魔術ミステリ傑作選」に収録です。
326 :
名無しのオプ :2014/06/22(日) 23:37:37.50 ID:jfft8O7Q
>>325 収録本まで教えていただいてありがとうございます!
短編でしたか。早速読んでみたいと思います。
327 :
名無しのオプ :2014/06/23(月) 01:45:42.02 ID:PMPumVG+
>>323 見知らぬ部屋の犯罪というのは松田道弘のまちがいで実際は
ニューゲートの花嫁
328 :
書斎魔神 ◆BVdqSIZJw0RM :2014/06/23(月) 22:02:48.86 ID:oOZHp9bG
得意気な椰子多数だけど、オタちゅーかカーマニアを気取りたいのであれば、 >家具が全部消えてなくなる話 結局、ジョンはこのネタを書いていないことを指摘しておかないと 駄目でしょ(w ニューゲイトの隠し部屋ネタはおもろいけど、全く異質なネタ。 ジョンのようなミステリ作家には、トリックやフーダニット命(特に前者) ということが、いまだにわかっていないアホな椰子多過ぎでしょ(w 社会派な風もあったとかとでも捏造したいのか、二次大戦どうこうとか(w 結論から言えば、ジョンにとって爬虫類館の掃除機ネタが成立する状況なら オールOKなんだわな。
329 :
名無しのオプ :2014/06/23(月) 22:15:57.75 ID:lNaH1B/8
ハヤカワ文庫の「密室大全集」にも収録されてた。 昭和59年の初版で読んだんだけど、これは今は絶版かな? この間のレスを読んでて、単に密室の設定が共通するだけでなく、 トリックの決め手も共通(メル欄)だって気づいた。この二人すごい。
330 :
名無しのオプ :2014/06/23(月) 23:23:16.71 ID:8OfFtGNO
>>329 「密使大全集」は知らなかったです。決め手はご指摘の通り。
そこをわかっていないか未読だと噴飯物のレスしかかえせないんですね。
かわいそうに。
331 :
名無しのオプ :2014/06/23(月) 23:41:17.89 ID:Hn9zCS9Q
繰り返しになってしまうかもしれないけれど、 あの戦時下というものがどれだけ物語に重要に組み込まれたか、 純粋なミステリーが構成されていく過程でどのような役割を果たしたか、 それを分かっていないからね 実際に読んでいないからこそ、社会派が云々などという、 根本的にずれた言動を思いつくのだろう 例えばあれが別の場所と状況だったら、まず物語が成立しない こんなの恥ずかしいぐらい読めば一目瞭然なのに
332 :
書斎魔神 ◆BVdqSIZJw0RM :2014/06/24(火) 19:31:17.65 ID:p++FpzS1
>>家具が全部消えてなくなる話 >結局、ジョンはこのネタを書いていない 自称カーオタは、この点はギブアップな。 正直でよろし(w ジョン作品の場合は、最優先されるべきものは物語の成立でなく まずトリックの成立でしょ。 これが最大の売りでも魅力でもある。 作家の特質を把握していないようなアホレスは、いい加減勘弁して欲しい ものである(w
333 :
名無しのオプ :2014/06/24(火) 19:44:45.12 ID:6tDXL4ZG
テニスコートの殺人【新訳版】 (創元推理文庫) 発売日: 2014/7/22 来月に来るぞ
334 :
名無しのオプ :2014/06/24(火) 20:02:03.40 ID:l15ZdZmT
他の作品を差し置いて なぜテニスコートの新訳なのか 判断基準に興味があるね
335 :
名無しのオプ :2014/06/24(火) 20:05:50.43 ID:lbblAoNZ
反論なし、か。 またもや書斎の圧勝だな。
336 :
名無しのオプ :2014/06/24(火) 21:15:45.05 ID:1V6YY2RV
>ジョン作品の場合は、最優先されるべきものは物語の成立でなく >まずトリックの成立でしょ。 カーがどれだけ物語作家として評価されているかを全く理解していないんだね。 それにそのトリックを成立させるためには物語が成立していないと駄目だろw >作家の特質を把握していないようなアホレスは、いい加減勘弁して欲しい >ものである(w またもや自己紹介乙、だねww
337 :
名無しのオプ :2014/06/24(火) 22:20:09.13 ID:DnFpSWzL
いよいよ来ますね!テニスコート!
初めて読んだ時、解決篇直前の情景の美しさと緊迫感にドキドキしまくり、
エピローグの大団円に心底感激してしまった人間としては、まあもっと他に
訳し直すべきものがあるだろうとのご意見には誠に仰せのとおりとは
思うのですが…
勝手な想像もしてしまうのですね。
蝋人形館、皇帝、曲がった蝶番、黒死荘と夜歩くもそうですけれど…
どれもトリッキーな本格物としての面も立派に備えてはいるものの、世に言う
「新本格」志向の読者に向けた大技を駆使した大作を描く作家と思われている
カーを届けているにしては、何か方向性が微妙な作品群に思えます。
しかし「蝋人形館」解決篇までの息も止まるようなアクションシーンと極彩色に
変貌するキャラクター、「皇帝」の恋愛模様、「曲がった蝶番」の世にも奇妙な
人間関係とある種異常な恋愛、そして今回のぬけぬけとした大団円を備えた
「テニスコート」と、こう眺めてみると、これらの作品群は、ラノベなどに描かれる
〈奇矯な世界の中の濃いキャラの掛け合いによる濃いストーリー〉という、カーの
エンタメ作家としての資質を知らしめるにはかなり面白いセレクトなのではないかと。
藤原編集室の方々の企画という話も聞きますが、「いまの若い読者」に贈る、読んで
愉しいエンタメとしてのカーが定着していくのを期待したいところです。
>>307 >>312
338 :
名無しのオプ :2014/06/24(火) 22:24:19.24 ID:DnFpSWzL
あわわわわ、また失敗してしまいました。
>>307 >>312 失礼しました。お恥ずかしい次第で、ご指摘痛み入ります。
今も慌ただしい状況下、舞いあがっていて色々失礼をしているかと思いますが。
…お話の叩き台がてら、以前書き込んだ、日本におけるカーの発行状況をとりあえず
まとめたものをコピペしてみました。90年代のカー新刊ラッシュの時期は含んでいません。
■1959年 カー作品集全十二巻刊行
夜歩く 井上一夫訳 [1959-08-05] 再刊
絞首台の謎 井上一夫訳 [1959-05-05]
黒死荘 長谷川修二訳 [1959-03-05] 再刊
修道院の殺人 宮西豊逸訳 [1959-09-05] 再刊
一角獣の怪 長谷川修二訳 [1958-09-25]
曲った蝶番 中村能三訳 [1959-04-05] 再刊
足跡のない殺人 長谷川修二訳 [1959-01-15]
緑のカプセル 宇野利泰訳 [1958-12-05]
連続殺人事件 井上一夫訳 [1959-06-30]
皇帝のかぎ煙草入れ 井上一夫訳 [1958-11-05] 再刊
彼が蛇を殺すはずはない 中村能三訳 [1958-08-15] 再刊
青銅ランプの呪 長谷川修二訳 [1958-07-25]
■1959年 創元推理文庫刊行
1959年 07月 髑髏城
1960年 01月 赤後家の殺人 03月 毒殺魔
09月 帽子収集狂事件 10月 爬虫類館の殺人
1961年 03月 緑のカプセルの謎 06月 アラビアンナイトの殺人
07月 連続殺人事件 08月 皇帝のかぎ煙草入れ
1962年 03月 盲目の理髪師
1966年 04月 曲った蝶番
339 :
名無しのオプ :2014/06/24(火) 22:26:13.27 ID:DnFpSWzL
■創元推理文庫追加ラインナップ 1972年 05月 死者はよみがえる 1975年 08月 死の館の謎 1976年 07月 夜歩く 11月 絞首台の謎 1977年 10月 白い僧院の殺人 1979年 04月 魔女の隠れ家 1980年 07月 血に飢えた悪鬼 12月 孔雀の羽根 1981年 04月 猫と鼠の殺人 08月 仮面荘の怪事件 1982年 04月 テニスコートの謎 12月 死時計 1983年 01月 亡霊たちの真昼 12月 青銅ランプの呪 ■そして90年代末、「エドマンド・ゴドフリー卿殺害事件」を皮切りにした カー新評価・新刊ラッシュを経て、現在の文庫新装ラッシュ 2009年 12月 一角獣の殺人 2010年 05月 51番目の密室 2011年 03月 帽子収集狂事件 08月 火刑法廷 2012年 03月 蝋人形館の殺人 05月 皇帝のかぎ煙草入れ 07月 黒死荘の殺人 12月 曲がった蝶番 2013年 11月 夜歩く 2014年 01月 殺人者と恐喝者 07月 テニスコートの殺人 創元推理文庫の発行ペースを単純に比較すると 50〜60年代 4年間で10冊(新訳5冊) 70年代半ば 4年間で5冊(新訳4冊) 70〜80年代 5年間で9冊(新訳7冊) 00〜10年代 7年間で11冊(新訳10冊) 「帽子」以降の新訳は実質3年間で7冊。これは日本のカー出版史上最速ペースでしょう。 いろいろデータミスがあるかとも思いますが文字通りの叩き台としていただければ。失礼しました。
340 :
名無しのオプ :2014/06/24(火) 22:32:35.59 ID:8/1eRdnh
>>338 ありがとうございます!これを見るとカーファンでよかったなぁrと思います。
まさかテニスコートの謎の新訳が読めるとは。。感涙ものです。
341 :
名無しのオプ :2014/06/25(水) 07:52:29.99 ID:bYh7OfKL
オマケに泰斗と言い得るコテもいるしね。
342 :
名無しのオプ :2014/06/25(水) 08:56:33.92 ID:u2NKQWiz
「WK」に「試合の見所はFWとMF」 いくら待っても回答がないので書斎の敗北とみなす 何回目の遁走?wwwww
343 :
名無しのオプ :2014/06/25(水) 19:58:50.41 ID:Y8dsKMWY
綾辻行人の「どんどん橋、落ちた」って カーの「ロンドン橋が落ちる」をもじったってことは・・・ないか 綾辻はクイーンの方が好きそうだからね
344 :
名無しのオプ :2014/06/25(水) 21:26:55.96 ID:uS+Rou+F
イギリス民謡が綾辻をもじったんじゃね? と、義務的に…
345 :
書斎魔神 ◆BVdqSIZJw0RM :2014/06/25(水) 23:31:29.35 ID:SN7TAmzv
>トリックを成立させるためには物語が成立していないと駄目だろw だから物語はトリックが成立可能なものであれば何でもOKということやろ、 此奴、自分で書いていることが理解できていないのでは?(w 同じ足跡ネタならテニスコートよりは貴婦人新訳やろとは思うが、 テニスロボねた、ロリコン気味な犯人等、 意外に現代受けする要素もあるようには思える。
346 :
名無しのオプ :2014/06/25(水) 23:39:07.86 ID:TPcUDSC+
>>337-339 乙です
「テニスコート」も前の出版から三十年なんですね
読者を楽しませる(翻弄させる?)カーの七色の魔球!
次から次へと楽しみであります
347 :
名無しのオプ :2014/06/26(木) 00:19:09.23 ID:ZQfc7SCm
>>337-339 年表ありがとうございます。
波はあれど昔からカーが読み継がれていたことがわかり勉強になりました。
三つの棺とテニスコートは前から読みたかったのですが、
訳が苦手で手を出せていませんでした。
このラッシュが続くことを祈りたいですね。
348 :
名無しのオプ :2014/06/26(木) 20:06:38.02 ID:pfIUcWe+
>>338 毒殺魔、一角獣の殺人、殺人者と恐喝者が未読だった
「毒殺魔」て読めるのかな
他2冊は入手しやすいけど
349 :
名無しのオプ :2014/06/26(木) 20:25:21.81 ID:v8BRcGhm
350 :
書斎魔神 ◆BVdqSIZJw0RM :2014/06/26(木) 20:45:56.08 ID:a1MTu/3S
「三つの棺」は新訳で初読って椰子はある意味で「ラッキーボーイ」 かもしれん。 (ジョンの場合、女性読者は希少かと思うので) マイナーな作では、「毒のたわむれ」の初文庫化、 「震えない男」のHM文庫化を期待したいところだが、 何と、後者はいまだに一応ポケミス現役なんだな。 売る気はゼロに近いようだが(w
351 :
名無しのオプ :2014/06/26(木) 22:49:00.12 ID:av74a6Av
>>349 尼マジ万能
古本に関しても非常にお世話になっているわ
三つの棺〔新訳版〕 ジョン・ディクスン・カー、 加賀山 卓朗 (2014/7/10)
カバーもいつのまにか発表されているね
352 :
名無しのオプ :2014/06/26(木) 23:06:54.76 ID:6NK3DZxe
>>340 >>346 >>347 ありがとうございます。
拙いまとめに過分なお言葉まことに恐縮です。
現在のカー復権の核となった90年代の復刊ラッシュについても
反響等含めてきちんと整理したいものですが…
(「死が二人をわかつまで」「一角獣殺人事件」などはその年の
「このミス」などで支持を集めてランクインしています)
私は当時のリアルタイム情報にかなり欠落があり、どうしても
後追いにならざるを得ません。
このあたりは必ずや立派な皆様の研究が進んでいるはずですので、
ぜひその精華を拝見していきたいななどと思っています。
(すみません)
353 :
名無しのオプ :2014/06/26(木) 23:08:11.74 ID:6NK3DZxe
さて、「爬虫類館」の話題で、作品世界やそれを構成する要素が 犯行やその際に使われる犯人のトリックを成立させる、という 興味深いお話がされていましたね。 「爬虫類館」は戦争というモチーフでメインの要素を塗りつぶした 巧緻の逸品でしたけれど、個人的に微笑ましいのが90年代の 皮切りとなった「一角獣の殺人」です。 よく言われていることですが、この作品、「こんな奇怪な設定を作ったのは、 このトリックを思いついたからじゃないのか」という意見があるくらいで、 ルパンの亜種を思わせるような変装の名人が跋扈する奇怪な世界は、 「被害者が衆人環視の中で一角獣の角で突かれた傷を負って即死する」 というあの犯行を成立させるための見事な(見ようによってはあやうい・笑) 道具立てになっているということですね。 これもよく「なんであんな奇怪な凶器を」とも言われますが、あのトリックを あの犯行に適用させるためには、凶器は銃のような飛び道具でも、ナイフや 鈍器のようなものでも不可思議さが減じてしまっていたでしょう。 そして何よりあのトリックそのものが、あの漫画じみた世界観の中でなければ 成立しないと思われます。
354 :
名無しのオプ :2014/06/26(木) 23:12:55.34 ID:6NK3DZxe
実は都筑道夫さんの作品にほぼ全く同じトリックを使用した作品がありますが、 そこは都筑氏なので、事件の外観は信じられないほど摩訶不思議なものでも、 犯行そのものは余りにも自然、むしろ事故に近いような必然性に満ちたもので 同じトリックを使ってもこうも扱いの方向性が違うものかと感心する程です。 トリックと呼ばれそうな犯行方法それ自体が同じでも、生かし方で全く作品の 色が変わる。カーはこのトリックを生かすためにあの舞台設定を作って、しかも その設定をさらにひとひねりして読者をだまくらかします。犯人が指摘されて 一番驚いたのは、最初のシークエンスからいきなり事件が始まっていたという ことでした。「いつもの笑えるドタバタかな…」などと思っていたら、いともあっさり カーの仕掛けに乗せられていたということに気付かされたわけで。 メインの事件とストーリーや世界全体が、互いに補完し合って始めて納得のいく 「物語」になる。カーはこういう手管の芸術をいつも追求して、その結果として 宇宙開発並みに明後日の方向にすっ飛んだ作品や、世界観は分かったけど それがこの犯罪と何か関係あったの?と言いたくなる滑りっぷりも披露して くれるわけですが。 しかし、死者はよみがえるにも手を叩いて喜んでしまい、五つの箱も剣の八も 青銅ランプも気にいっている人間です(笑)。新訳で読めば、より楽しめる 作品も多々あるでしょう。まつまつの新刊ラッシュが楽しみで仕方ありません。 「三つの棺」、ちょっと古めかしい感じで、少し安心させられる表紙のようですね。 不安もありますが、新訳を楽しみに待つタイと思います 先ほどようやくルーターを新しくして、家族の目を気にせずに書き込みができる 環境を取り戻せました。皆様、今後もよろしくお願いいたします。
355 :
名無しのオプ :2014/06/26(木) 23:53:54.96 ID:a5F1zOTX
>だから物語はトリックが成立可能なものであれば何でもOKということやろ、 >此奴、自分で書いていることが理解できていないのでは?(w 自己紹介乙というところだな。 言っていることが変わっていることに自分で気づいていないのが痛々しいw
356 :
名無しのオプ :2014/06/27(金) 07:58:15.75 ID:tbKomd8f
メス豚クソコテよ、荒らしは去れ。 おまいのいる場所はしたらばにしかない。 徹底的に追求するぞ。
357 :
名無しのオプ :2014/06/27(金) 12:39:55.26 ID:a4NI0AKd
>>354 >実は都筑道夫さんの作品にほぼ全く同じトリックを使用した作品がありますが
へえ、それは初耳。なんて作品?
具体的に書きにくいようなら、ヒントをもらえれば捜してみるのでよろしく。
358 :
名無しのオプ :2014/06/27(金) 16:48:40.50 ID:mb+qulwp
カーと都筑については自称泰斗のはずの誰かさん、答えてあげたら?
359 :
書斎魔神 ◆BVdqSIZJw0RM :2014/06/27(金) 21:18:24.43 ID:9CMrs2L6
ユダが品切れ状態なのはガイシュツだが(w
「死が二人をわかつまで」もとうに品切れ。
出版されてもわりと短期であぼーんではなあ・・・
ファンとしては悲しい・・・
>まつまつの新刊ラッシュが楽しみで仕方ありません。
何か、現実を見てないという感あり(w
>「なんであんな奇怪な凶器を」
>そして何よりあのトリックそのものが、
>あの漫画じみた世界観の中でなければ成立しないと思われます。
この辺の評はまあまあかな。
屠畜用の凶器って、いまだにビジュアルし難いものはあるが。
>>355 の必死の抵抗(=あがき)にワロタ。
まあ、何か具体的な事を書いてみなさいと(w
360 :
名無しのオプ :2014/06/27(金) 21:20:47.57 ID:DC1Bnlji
>>352-353 「一角獣」は確かにトリックからの逆算の代物かも
そして、”あの”世界観だからこそ読者に対して説得力をもたせられた、と
361 :
名無しのオプ :2014/06/27(金) 21:36:27.41 ID:6fovR35u
>>359 恐るべき読書量に脱帽
本業で多忙なはずなのに…
362 :
名無しのオプ :2014/06/27(金) 23:19:44.63 ID:BNTOvh0n
>>357 何やら大げさな書き方をしてしまい申し訳ありません。
ご質問の都筑氏の作品ですが、「一角獣の殺人」を読んだ方なら必ず
事件の類似性にお気づきになるでしょうし、こちらはカーのスレなので、
名前を出してしまっても差支えないと思います。(タイトルパレ致します)
なめくじ長屋シリーズの大傑作「くらやみ砂絵」の中に収められている、
「雪もよい明神下」です。
何を今さらですが、「一角獣の殺人」は、何人かの人間の監視下にあった
階段を降りようとしていた人物が突然悲鳴を上げて階段を転げ落ち、
人々が階下に降りてみると、至近距離から使わなくてはならない凶器で
頭部に致命傷を受けて即死した被害者の遺体が見つかる。悲鳴が
上がった時に誰か別の人間が階段付近に接近した気配はない…という
不可能犯罪でした。
「雪もよい明神下」は、神田明神下火の見櫓の半鐘が夜半、何者かによって
かき鳴らされます。半鐘を鳴らしていた人間は高い櫓から落下した姿が
遠目に目撃され、続いて番屋の屋根に何かが落ちてきた音が響き、さらに
瓦屋根を転がって戸口に落ちる音。番屋の番人が外に出ると、背中を
刺された男が死体となっており、火の見櫓には犯人の姿がない。凶器は
投げつけられたものではないという「極めて異様な事件」です。
363 :
名無しのオプ :2014/06/27(金) 23:21:54.60 ID:BNTOvh0n
都筑氏の作品は、事件それだけを見たならば、既読者は一角獣のトリックが 少し形を変えて用いられたのだろうと誰でも気付くはずです。 ところがそれでも「事件そのもの」の様子が読者には全く見えないように 話が作られているのですね。 ちょうどここで話題になっていたカーの「爬虫類館」、あるいは「ユダの窓」が トリックそれ自体は子供でも知っているようなものなのに、それを知っている 事実が事件の真相を見抜く手掛かりになかなかならないのと似ています。 そしてそれはある意味で「一角獣」も同じですね。 あのトリックを成立させるためには大前提となる世界全体の奇妙さに加え、 「犯人がその時なぜそんな(ややこしい)事をしなければならなかったか」 という理由付けが必要です。 一角獣では、それを意外なくらい自然かつリアルな形で設定していました。 以前「ユダの窓」の消えたスタンプパッドと、「一角獣」で被害者の部屋から 響く「盗まれた!」という叫び声と窓の外にポイポイと捨てられるケース類を、 読者に対する事件解明の手掛かりになっている点で印象深い例として 並べて挙げたことがあるのですが、ああいうところが真相が解明される時に 読んでいて「効いてくる」作者の手管だと思います。
364 :
名無しのオプ :2014/06/27(金) 23:24:38.54 ID:BNTOvh0n
さて都筑氏の作品も、「犯人がその時なぜそんな(ややこしい)事をしなければ ならなかったか」という点を、カーとはかなりベクトルの違うやり方で解決して 見せてくれています。 人間模様が必然的に犯罪を規定し、しかし犯罪の専門家でもない人間たちの 思惑の絡みは、奇妙な形で不可解な犯罪の様相を作ってしまう。 ミスマガ都筑特集で西澤保彦氏が「退職刑事」についてコメントした文章に、 「なせ犯人はそれをやったかというホワイダニットは、なぜそんな不可解な (あるいは不条理な)状況に陥ってしまったのかと設定とほぼイコールで、 ここに不可避的に絡んで来るのが〈偶然〉という要素だ。」 とありましたが、この「偶然」が絡んだ不可能犯罪というものが、実はカーの 諸作品にも深くかかわっているというのが面白いと思える点なのですが… 今日は都合もありこの辺りで失礼させていただきます。 まとまらない話ばかりで申し訳ありません。
365 :
名無しのオプ :2014/06/28(土) 06:49:45.29 ID:WMEmjtuQ
おい、アホよ。 都筑とカーの話しを絡めたいなら雑談スレでやれ。 ここはプロパーのスレだからな。 自己顕示欲のために公共の場所を使うな、糞が。
366 :
名無しのオプ :2014/06/28(土) 07:28:15.16 ID:q+Ew28lA
>>364 なるほど。大変興味深いですね。
典型的な作品は
・都筑の「ジャケット背広スーツ」
カーでいうならば
「仮面荘の怪事件」、「帽子収集狂事件」
クイーンならば
「スペイン岬の謎」
ですか。
いずれもなぜ、そういう不可思議な状況が出現したか?という謎を前面にだします。
ただ、都筑やクイーンは、ロジカルになぜその状況があらわれたかを解明するのですが、
カーはまた違う料理のしかたなんですよね。偶然が思わぬ方向に転がりだすという。。
余談ですが、ある本で、カーマニアで有名な二階堂先生がカーと対比して都築先生を
痛烈に批判してました(笑)いろいろな読み方がありますね。その多様性がカーファンですか。
367 :
357 :2014/06/28(土) 07:37:10.08 ID:KzhnkQlP
>>362 丁寧な回答を有難う。
都筑氏の「くらやみ砂絵」は間違いなく過去に読んでるけど…問題の作品は記憶に残ってなかった。
まああの本には、他に圧倒的な傑作があるからね。そっちの印象が強すぎるというのはあるかも。
せっかくだから、カーとの比較という視点で読み返してみることにするよ。
このあとは蛇足なんだけど…
不可能犯罪テーマは、ある意味泥臭さがインパクトになって記憶に残る気がする。
面白くするための、カーの臆面の無さなんかを見てるとね。
スマートに処理するほどに、「よくできました」で終わっちゃう感じがあって、
都筑氏や佐野洋氏なんかの密室ものに覚える物足りなさは、そのへんに起因するのかな、なんて思ったり。
368 :
名無しのオプ :2014/06/28(土) 08:16:20.09 ID:WMEmjtuQ
スレ違いはやめろ、カスが。
369 :
名無しのオプ :2014/06/28(土) 10:24:30.90 ID:MKjSLPcO
>>367 泥臭さ=力業みたいに解釈してるけど
そうすると島田荘司に近い気もする
そんな自分だが、斜め屋敷は受けつけなかった
370 :
名無しのオプ :2014/06/28(土) 12:39:17.20 ID:sxs+qT7N
書斎の必死の抵抗(=あがき)にワロタ。 まあ、何か具体的な事を書いてみなさいと(w
371 :
名無しのオプ :2014/06/28(土) 16:25:43.73 ID:MN46NxSH
まあ待てや。 ただ都筑の話しはここでやるべきものではないぞ。 基本を弁え議論してくれ。
372 :
書斎魔神 ◆BVdqSIZJw0RM :2014/06/28(土) 19:49:00.83 ID:wuMva39z
長広舌のわりには、肝心要の綺堂作品への言及無しというのが、 いかにも抜けてるカーオタらしくはある(w スレまたぎのネタばれ解禁の趣旨には賛同しておく。
373 :
名無しのオプ :2014/06/28(土) 20:16:58.72 ID:f+h3j6ZT
カーと綺堂にどんな関連があるというのやらw
374 :
名無しのオプ :2014/06/28(土) 20:53:03.69 ID:MN46NxSH
粋だねえ。書斎は。 そこでこれを持ってくるかと思わず膝を打つ展開。 某が名無しで書き込んでいるようだが、ついてこれるかな(w
375 :
名無しのオプ :2014/06/28(土) 21:05:53.53 ID:CEO3JzNh
>>367 泥臭さというものがよく分からないけれど、
例えばあまりに現実的すぎるものはダメってこと?
自分はカーは状況や背景の描き方が芝居じみていて、
却って何をしでかすかわからないぞというワクワク感がある
ストライクかボールか、ギリギリまで読者に判断できないところとかw
376 :
名無しのオプ :2014/06/28(土) 21:19:42.91 ID:LHB0TAPr
カーで 好きなのはトリックよりも 不可思議な状況設定かな。 「孔雀の羽根」のティーカップ出現の謎 とか「帽子収集狂事件」のポーの原稿事件と帽子泥棒事件が どうリンクするのか、のような奇妙なシチュエイショが どう説明されるのかが 面白い。
377 :
名無しのオプ :2014/06/28(土) 22:15:42.32 ID:1mXdR6cM
>>362-364 素晴らしいご意見ありがとうございます。
両者の該当作品を読んでいたにも関わらず、関係性を全く意識していませんでした。
一つの事件に対して、世界観からアプローチしたカーと人間関係から挑んだ都筑先生。
作家の個性に思いをはせると同時に、物事の解決には多様な方法があるという
普段忘れがちなことまで思い出させてくれました。
読書はやめられませんね。
378 :
362-364 :2014/06/28(土) 23:48:58.79 ID:c/c8O7uK
皆様よりまたもや過分なお言葉をいただき恐縮です。
体調が悪いのに時間がなくて行き当たりばったりの書き込みで申し訳なく思いのですが、
今日もご挨拶程度で失礼いたします。
>>367 実は私も、「一角獣と同じトリックの話」と認識はしていたのですが、それが第二集
「くらやみ」収録作だったという記憶がなく、「きまぐれ」以降の頃の作品かと思いこんで
おりました。
都筑さんは「きまぐれ」の中でこれまた露骨にカーの作品のトリックを換骨奪胎した
作品を書いておられますが、そういうこととは別に、引用した「くらやみ」のあの話は
一角獣のトリックよりも、誰が、なぜそんな犯罪を犯さなければならなかったのかの方が
話の眼目になっていて、とても印象的なシーンが二つほどあり、そちらがストーリーの
第一印象、「顔」となって強く記憶されていたのではないでしょうか。
その意味で、再読される時の方向性が「カーとの比較」という視点からのものになるのも
もっともだと思われます。
379 :
362-364 :2014/06/29(日) 00:51:40.55 ID:Ld/rox2w
貴重なご意見ご指摘がなされていて、スレを読んでいて私も楽しいのですが、
>>366 で取り上げていただいた「帽子」「仮面荘」などによく現れている、
「犯人は決して(警察を愚弄するなどの目的で)不可能犯罪を志向していた
わけではなかったのに、様々な思惑や<偶然>が重なって、結果として
奇々怪々な現象が出てくる」という傾向は、じつはカーの一大特徴なのでは
ないかと以前から思っていました。
カーの長編作品には、殺人などの犯罪が二つ起こるものが少なくないと思うのですが、
その二つの犯罪のうち、どちらかと言えばメインの事件となる一つは、偶然と想定外の
「誰も予期していなかった不可能状況」、もうひとつは犯人が意識的に作り上げた
意図的・計画的、しかしかなりズサンで突飛な犯行になっているように思っていました。
倉知淳さんの「過ぎゆく風はみどり色」の解説で、著者の「天然カー」ぶりが語られていた
時も、二つある犯罪の一つが「トリッキーだけど今ひとつよく飲み込めないもの」で、もう
一つが「何じゃそりゃと言いたくなるくらい意表を突く心理的なもの」というのもカー的だ、と
言われていて笑ってしまったものですが、確かにカーの作品にはそういう面があります。
380 :
362-364 :2014/06/29(日) 00:52:54.25 ID:Ld/rox2w
「帽子」などに代表される「犯人が一番驚き当惑している」類の要素は、主要作品の ほとんどに存在しています。「火刑法廷」の消える侯爵夫人にしても、「テニスコート」の 監視の目をくぐりぬけて消えてしまった犯人にしても、実は関係者の思惑を超えた 偶然が作用していますし、その他代表的傑作の多くのメインの事件が、そうした 当初の計画を越えてしまったといった皮肉な犯罪になってしまっています。 特に印象的なのが「白い僧院の殺人」で、不可能状況が作られた経緯(一般的に言う トリック)よりも、そういう状況が生まれる原因となった前段階が発生してしまった経緯と いうのが、あまりに自然、そしてあまりにリアルなのに驚かされたものでした。 先にもどこかで書いたかもしれませんが、都筑氏がカーを意識していたのには、 自分の志向する「登場人物たちが決して不合理な謎作りにおだをあげたりしては いない犯罪」というモダン・ディティクティブ・ストーリーの胚芽を様々なカー作品が 持っていて、しかしその描かれ方・プレゼンのされ方が都筑氏の志向するものと 妙にベクトルの違う「何か違う」モノになっていたための近親憎悪ではなかったかと 思っていたりします。 サービス精神旺盛なカーが、犯人がトリックを仕掛けるオールドスタイルの謎と 作者が仕掛けるモダーンな謎を、お子様ランチよろしく同じひとつのプレートの中に 強引に盛り付けていたような気がしてなりません(笑)。
381 :
362-364 :2014/06/29(日) 00:54:51.79 ID:Ld/rox2w
ご指摘にあるように、こうした鳴り物入りの「発端の謎の怪奇性」「奇々怪々で 魅力的な導入部分」で読者を幻想の世界にいざないながら、それが論理と 人間性といういわば「常識」「定番」でサラサラッと紐がほどけるように解ける 快楽というものを都筑氏も、そしてカーも目指していたのでしょう。 しかし都筑氏は、魅力的な謎と、(安吾などの言う)人間性に立脚した「筋道」に よって解けるロジックの快楽は、(凄く大雑把な言い方をしてしまうと)それぞれが 単独で存在していたっていいじゃないか、というスタンスでもあったように見えます。 後期の作品には、ハッタリに満ちた「真相の露顕」「探偵による真実の披露」という クライマックスすら存在せず、逆に作品内でオチを見せないことによって、真実を 追求する「論理」それ自体の美しさを分かってほしかったという意図を打ち出した 作品まであったとか。(おもしろ砂絵「いもり酒」などもこの系列なのでしょうか?) それが感心はするけれどどこか物足りない「スマートな処理」になるのでしょう。 その点カーは、都筑氏なら野暮と思って抑制するような部分を、まさに臆面もなく 大上段に振りかぶり、奇声を上げてブンブン振り回して見せます。 解決篇になるとヒロインに危機が降りかかるぞー、主人公は危険地帯に一人で 飛びこんじゃうぞー、犯人を捕まえるために警官が何人も飛びかかっちゃうぞー、 取り押さえた犯人の顔を懐中電灯で照らしちゃうぞー、その後の解説で何度も 「ところで先生、あれは何だったんですの?」と質問させて、真相をこれ見よがしに ショー仕立てで解説しちゃうぞ―!というわけで、まさに満艦飾の阿国歌舞伎。 わびさびと黄金の茶室みたいなもので、都筑さんも「困ったもんだ」と思って 「黄色い部屋は…」でつるしあげて見せていたような気もしてしまいます(笑)。 またすごい時間になってしまいました…。お目汚し失礼いたします。
382 :
名無しのオプ :2014/06/29(日) 08:16:47.75 ID:0iexoSOx
邪魔なんだよ。ブログでも開設してそこでやれ。 信者を増やしたいだけなんだろうからな。
383 :
名無しのオプ :2014/06/29(日) 08:25:39.41 ID:CKiyU8ID
そうだな、書斎なら、もっとコンパクトにまとめて、しかもこんな駄文をはるかに凌駕する、 プロの技を見せつけてくれるよ。
384 :
名無しのオプ :2014/06/29(日) 09:15:06.83 ID:KNbA6tN2
ああ、これは完全な脅迫だね。
立派な警察沙汰だ。
早く通報しないといけないね。
2014年06月28日 > sdWPUQY+
書き込みレス一覧
エラリー・クイーン〜PART15
353 :名無しのオプ[]:2014/06/28(土) 20:27:14.62 ID:sdWPUQY+
セクハラ議員、身辺に気をつけろ!!!
http://peace.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1397913122/353 『読みました』報告・海外編Part.8
383 :名無しのオプ[]:2014/06/28(土) 21:24:14.76 ID:sdWPUQY+
いや、全くもってそのとおり。
感服しまつた。
385 :
名無しのオプ :2014/06/29(日) 11:57:50.61 ID:5htlCJVq
>>378-381 毎度の力作論考、乙であります
事件時における偶発的な要素は確かにカー作品には欠かせませんね
すべてが犯人にとって計算の上ではなく、神の御業か悪魔の悪戯か、
罪を犯した当人さえも惑わし事件をややこしくしてしまうというw
しかしこのあたり、芝居じみた劇中の人物を、間違いを当たり前におかす、
現実にいそうなレベルに見せてしまうからなかなかうまい手だなあと思います
例えば「曲がった蝶番」をはじめとするおける悪魔じみた犯人でさえも、
読者にとって身近で血の通った人物像を描く一因になっているのではないかな、と
探偵と犯人が純粋にロジック対決する話を好む方はあまりお気に召さないかもしれません
双方とも失敗(偶発的なものは勿論皆無)は絶対に許されず、会話の端々で瑕疵を探り合い、
そして最後にわずかな矛盾を突く、常に緊張感を孕んだ物語などです
ただしカーは「そんなの関係ねえ! もっと物語を面白くしようぜ!」の精神なのか(笑)、
とにかく読者を飽きさせない、過剰に装飾する手法を使いまくります
ゆえに私はカーを愛し、おおいに呆れながらも、作品を読んでしまうのでしょうね
386 :
名無しのオプ :2014/06/29(日) 12:28:01.15 ID:0iexoSOx
↑名無しの自演とはこういうものを言うんだよ。
387 :
名無しのオプ :2014/06/29(日) 12:42:04.95 ID:/0ONg+65
と話についていけない名無しの書斎が泣いております
388 :
名無しのオプ :2014/06/29(日) 13:06:06.00 ID:Q4nyDfOY
「帽子収集狂」なんかが典型なんだけど、あの物語は、 気が弱い犯人が、なんとか状況を打破しようとすると、偶然により どんどん状況が悪化して、振り返る不可能状況が形成されるというお話。 決して最初から不可能犯罪をねらったものじゃない。 だから、カーの作品って、第一の殺人は、おもいきり不可能犯罪 なんだけど、偶然は続かないから第二の殺人からは極端に弱くなる作品が多いんだよな。 でも、傑作になると第二の殺人以降が不可能状況が現出するという離れ業がでてくるから たまらない。
389 :
367 :2014/06/29(日) 13:26:00.40 ID:4FmU8cKZ
>>369 >>375 泥臭さ、というのは分かりにくかったか。
面白くする=謎を盛り上げるため、何でもやってやろうというサービス精神、かな。
カーの場合、大阪の芸人みたいなノリを感じる。
新訳が出る「三つの棺」でいえば、“書斎”の事件で、わざわざあんな小道具(でも小さくは無いw)まで持ち出してきちゃう。
都筑道夫や佐野洋のような、理が勝ったインテリには、ちょっとできないwww
ひところの島田荘司は、確かに(力業の)トリック+(臆面のない)偶然という点で、似た面があったかもしれない。
「北の夕鶴」の心霊写真のくだりとかね。あれは、綾辻行人や法月綸太郎じゃ書けない。
このあとは蛇足なんだけど・・・
今年、イギリスの「ガーディアン」紙が発表した密室/不可能犯罪ミステリのオールタイム・ベストは以下の通り。
第1位 ジョン・ディクスン・カー『三つの棺』
第2位 島田荘司『占星術殺人事件』
第3位 ポール・アルテ『七番目の仮説』
第4位 エラリー・クイーン『帝王死す』
第5位 ガストン・ルルー『黄色い部屋の秘密』
第6位 イズレイル・ザングウィル『ビッグ・ボウの殺人』
第7位 クリスチアナ・ブランド『自宅にて急逝』
第8位 アガサ・クリスティー『そして誰もいなくなった』
第9位 ジョン・ディクスン・カー『連続殺人事件』
第10位 ウィルキー・コリンズ『月長石』
390 :
名無しのオプ :2014/06/29(日) 14:00:17.77 ID:0iexoSOx
だらだらとした長文、似たような勿体ぶって丁寧なふりをした書き込み。 自演だと簡単にわかる。 もうやめなよ。都筑のステマは。 そりゃ、売り切れなければ版元への責任問題もあるんだろうけどさ。 十分意義のある仕事はしているんだから、すぐに売れなくとも評価は残るよ。 焦るな。あと書斎に対抗するな。持っている才能が違うんだからな。
391 :
名無しのオプ :2014/06/29(日) 14:43:54.32 ID:5htlCJVq
>>388 そうそうw
逆に言うと第二の殺人が凄いとクオリティが格段に上がるよね
典型的な例が「「三つの棺」か
>>389 島田荘司の御手洗・吉敷もの前半は確かに無理目のものが多くあった
でも、読みながら突っ込み、かつ許してしまう魅力があったね
ここ近年は鼻につく言動が多くなって自分は離れてしまったなあ
そこはエンタメに徹底して最後まで貫いたカーとは異なる
392 :
名無しのオプ :2014/06/29(日) 14:47:30.48 ID:fVOu0fzX
みっともないなあwww どうせ書斎を出しても話についていけずネタバレと草生やして終わりだろうから仕方ないか
393 :
名無しのオプ :2014/06/29(日) 15:01:44.56 ID:BspJgG10
394 :
名無しのオプ :2014/06/29(日) 16:13:45.11 ID:0iexoSOx
アンチがこことは一切関係ないスレを出しているのに、二代目は荒らし扱いしないんだよな。 党派性丸出しだと言われる所為。
395 :
名無しのオプ :2014/06/29(日) 16:16:42.12 ID:tO36gHAM
>>389 さすがにカーは密室の大家だけあって二作ランクインなんだね。
2位が島田荘司ってのがなんか意外だけど、海外でも評価されてるの?
フランスの密室作品ベスト選でもカーの作品が大量ランクインしてたのを思い出したよ。
396 :
名無しのオプ :2014/06/29(日) 16:22:03.61 ID:0iexoSOx
ちょっと疑わしいかな。 リンクもないし。 それでも信じるかどうかの踏み絵でしょうな。
397 :
名無しのオプ :2014/06/29(日) 16:36:24.26 ID:3EuZzf4f
398 :
名無しのオプ :2014/06/29(日) 18:08:58.63 ID:0iexoSOx
>>372 『雪もよい明神下』と半七の『半鐘の怪』が似ているということなのですか?
399 :
名無しのオプ :2014/06/29(日) 18:24:37.70 ID:fVOu0fzX
IDも変えないしたらば監視隊(一人)www
400 :
名無しのオプ :2014/06/29(日) 19:50:29.98 ID:Q4nyDfOY
>>391 ご指摘の通り、「三つの棺」や「火刑法廷」もそうかな。」
クリスティなんかは逆で、第一の殺人はそれなりに練っているのだが、
第二の殺人以降は無計画で偶然がからんできてグダグダになる。「予告殺人」とか。
クイーンはとっては(特に前期国名シリーズ)殺人は、犯人限定の手がかりでしかないので、
無機質に続いていくという感じかな。
そう考えると、触れ幅が広いカーがやっぱり、俺にとってはベストだな。
401 :
名無しのオプ :2014/06/29(日) 21:58:29.02 ID:LmrMm+8H
ID:0iexoSOx = 書斎魔神 詳しい作品の分析を始められたらまったく話についていけなくなってて笑える
402 :
名無しのオプ :2014/06/29(日) 23:18:17.15 ID:0iexoSOx
交通整理の担当だからしょうがないだろ。 逸脱には厳しく対応させてもらうよ。
403 :
378-381 :2014/06/29(日) 23:23:02.63 ID:Ld/rox2w
議論が楽しめる場でとても嬉しく思います。 今日もバタバタしていて深くものも考えられない状況ゆえ、昨日 書き込もうと思って取り落とした感想をひとつ失礼させていただきます。 横溝正史の「本陣殺人事件」は、メインのトリックよりもむしろその 周辺の小技が効いていて、それが作品の味わいを深めていると 言われていたと記憶しています。 例えばなぜ殺人の前に琴が鳴らされたのか、なぜ血染めの指紋は 戸袋などの目立たないところに付いていたのか、なぜ三本指の男は 一柳家の住所を訊いたのか。 そしてそれらの中でも特にある種の評価が高いのは、「犯人はなぜ 密室殺人にしたのか」ということだろうと思います。これが昭和の モダーン・ディティクティブストーリー推進派の人からも、平成に至る いわゆる新本格以降のトリッキーな大作を好む人からも、それぞれ 畏敬の視線を浴びている部分かと思います。 同じように雪の中で、いわば雪を発端に起こった事件である「グリーン家 殺人事件」(1928年)と比較したときに、おなじように雪が降る中で事件が 引き起こされ展開していった作品でも、18年の歳月はオールドスタイルの 探偵小説をここまでモダーンな近代推理小説に進化させたのだ!という 感慨を催しても差支えはないのではないかと思ったりしてしまうのですね。
404 :
378-381 :2014/06/29(日) 23:23:46.96 ID:Ld/rox2w
さてしかし、この「なぜ密室にしたのか」、あるいは「なぜ密室殺人に なってしまったのか」という部分に、作中の犯人ではなく作外の作者が 仕掛けて見せた、いわば新しい推理小説となる必然性のようなものを 読み取っていたときに、ふと思いだして愕然としてしまうのです。 「本陣殺人事件」(1946年)がやったことは、「三つの棺」(1935年)と 「白い僧院の殺人」(1934年)が既にやっていたことだったと。 ともに雪の降る中で始まった三つの作品は、それぞれ「雪」が事件の 不可解さを際立たせてくれた不可能犯罪でした。基本は雪の上に 犯人逃走の足跡が見つからず、降雪時間が事件発生の時刻まで 限定するというものですが、そこに「グリーン家」には無くて、三作品に 共通して存在する要素が、ミステリとしてものを言っているのですね。 よく人間技とは思えない不可能状況を作るのはいいけれど、その解決が しょぼかったら失望も大きくなる…と言われますが、カーの場合解決篇を 読むと、謎の魅力以上にその事件が発生・成立していく経緯が、事件の 発端の時点に予期していたものとはとは全く異なる次元で、しかも凄まじく ドラマチックだったり異常さを際立たせてくれます。 (もちろん豪快にすべったり人々を脱力させたりもしているわけですが・笑)
405 :
378-381 :2014/06/29(日) 23:26:01.41 ID:Ld/rox2w
皆さんおっしゃっておられるように、カー作品の中の「第一の殺人」には 「神の御業か悪魔の悪戯か」「力業のトリック+臆面のない偶然」といった 世はままならぬものよと思わせる要素が多分にあり、犯人が冷徹な智慧で 考え抜いた殺人計画を遂行するというものは実はそんなに見うけられません。 犯人の計画はガスが漏れたり時間が狂ったりといった愉快なサザエさん レベルの計算違いで斜めにズレていきますし、周到に準備された「ユダの窓」、 最も恐ろしい犯人のプランと思われる「囁く影」の第二の犯行などは、しかし その根底そのものがあの体たらくになってしまっています。 松田道弘さんが「作家たちの職業意識を刺激する」とおっしゃっていた 「死人を起す」(死者はよみがえる)の犯人が仕掛けたトリックは本当にアッと 言わされた快作だと私は思っているのですが、じゃあそのトリックを犯人が ひらめいたのはどういう場所でだったかということを考えると、その経緯を 含めて、もはやギャグとしか思えない展開になってきます。 かの某G・F亭が、「殺人者と恐喝者」を「犯人の迎える凄まじい“結末”も含めて、 全体としては『魔女が笑う夜』に勝るとも劣らないバカミス」と評しておられますが あれくらいの豪快なやらかしは、カーの犯人には極めて自然なことなのでしょう。 また時間を取ってしまいましたので本日も中途半端で失礼いたします…。
406 :
書斎魔神 ◆BVdqSIZJw0RM :2014/06/29(日) 23:47:00.56 ID:AB8zbcuW
相変わらずのダラダラっとした長広舌、 読んではみたが、偶然性が絡んだ事件の怪奇化なんてジョン作品に限った ことではないし、そもそもモダーン・ディティクティブストーリーを 志向したミッチー作品とは対極的な存在にあるのが、 怪奇探偵小説の大家ジョンなんだんわ。 この辺、ネタとして狙って書いたのはわかるんだが、作風の相異も考慮 されておらず、完全に外してしまっている。 まあ、ジョンと横溝御大比較論ではありきたり過ぎておもろうないと ウケを狙ったのであろうが、 >都筑道夫や佐野洋のような、理が勝ったインテリには、 >ちょっとできないwww 笑って誤魔化すべきではない受けのレスをはさんで、 結局、最終的には横溝作品を絡めた話題に戻らざるを得ない様になって しまっているのが笑えるものがある。
407 :
名無しのオプ :2014/06/30(月) 00:06:12.70 ID:Ev+Bk0Ov
408 :
名無しのオプ :2014/06/30(月) 00:37:23.34 ID:FLAOFwZc
話についていけずとにかくレッテル貼って違う違うと泣き喚くのみ その考察が合っているかどうかじゃなく、こういうつもりで書いたに違いない それなら失敗してるに違いないと妄想で仮定した相手をバッサリ斬ったつもり 次は名無しでただスゴいスゴいだろうなwww
409 :
名無しのオプ :2014/06/30(月) 00:46:13.78 ID:H3rQJ5TF
本質を指摘しただけでしょ。 餌をばらまいてステマや自演をしているクズを相手に。
410 :
名無しのオプ :2014/06/30(月) 01:16:12.81 ID:N+/J7H5y
「怪奇探偵小説の大家ジョン」とか新味のないレッテル貼りで何かを語った気になっているだけじゃん 実際には単なる思考停止で何も考えていないも同然、本質とはほど遠い上っ面だけの駄文
411 :
名無しのオプ :2014/06/30(月) 05:57:16.13 ID:z4b7sKyT
書斎は議論に溶け込めずにいるね。
412 :
名無しのオプ :2014/06/30(月) 10:32:31.82 ID:MsAnupO5
413 :
名無しのオプ :2014/06/30(月) 11:24:25.09 ID:H3rQJ5TF
最初から仕組まれた議論には与しないのが当たり前だわな。
414 :
名無しのオプ :2014/06/30(月) 11:58:14.49 ID:iDlb2PGn
逃げ口上は達者だねwww
415 :
名無しのオプ :2014/06/30(月) 12:02:01.26 ID:H3rQJ5TF
裏読みができないアホにはそう見えてもしょうがないかもな。 ただ、ミステリ読みとしての適性に問題があるからもう来るな。
416 :
名無しのオプ :2014/06/30(月) 12:30:22.38 ID:TQL9uOsy
>>412 こりゃまた珍しいものを。サンクス!
広告も面白い。リン・ブロックの袋とじミステリとか、読んでみたくなったw
417 :
名無しのオプ :2014/06/30(月) 12:32:19.79 ID:LtNF3rZe
裏読みw 文字すら読めない書斎がなにをいうのやらw
418 :
名無しのオプ :2014/06/30(月) 12:38:24.24 ID:UMDV/UiW
まったくw 戦前と違ってサスペンスやホラーがすっかり定着し 膨大な作品が作られている21世紀だぞ、今はw いまだにカーを「怪奇派」なんて言ってるのは誰だよ さすが中島河太郎の解説だけが頼りのガリ版脳書斎だなw 警察沙汰が不安でしょうがないのか、いつもなら オニイタン辺りにやらせる口汚い罵声が出てお里が知れるしw
419 :
名無しのオプ :2014/06/30(月) 13:56:09.66 ID:H3rQJ5TF
係争して本当に困るのはアンチだけどね。 関係ない人の住所氏名まで晒して。
420 :
名無しのオプ :2014/06/30(月) 14:51:27.60 ID:/UGs1jHO
>>403-404 カーの「三つの棺」(以下「棺」と表記)と横溝正史の「本陣殺人事件」(以下「本陣」と表記)の、モダーン・ディテクティヴ・ストーリイ的観点からの比較・考察は面白い。
しかし、ことその点に限っていえば、「本陣」はまだ不徹底だと自分は考える。“昨日の本格”の尻尾が残っているよな、と。
「棺」は、無茶ではあっても、“書斎”の事件があの“密室”の形にならざるをえなかった事情は、納得できる。いかな都筑氏でも文句のつけようのな無い論理構成。
対する「本陣」の問題点は、降雪による密室状況に、「棺」ばりに施錠による密室を重ね合わせてしまったところ。
両作の“犯人”の立場の違い、そして現場状況の違いを考えてみて欲しい。
「本陣」では、確かに降雪はいかんともしがたい。しかし、だからといって、なぜ駄目押しでわざわざ二重密室を完成させなければならないのか?
そのほうが話が面白くなるから、という作者の事情のほうが優先されてしまっている。
そしてそれは……
あのシリアスなキャラクター(もうひとりの奴なら話は別w)と、行為との齟齬という、モダーン・ディテクテヴ・ストーリイ的には看過できない傷を残してしまった。
ように思うが、どうだろう?
421 :
名無しのオプ :2014/06/30(月) 15:09:16.07 ID:UMDV/UiW
そこは田村高廣の名演と高林陽一の脚本による刷り込みということでw
422 :
403-405 :2014/06/30(月) 23:10:45.90 ID:Us7cH5pr
ご意見ご感想の御言葉、本当にありがとうございます。
ああ!本っ当にそうですね。その部分はかなり本気で見落としていました。
「モダーン」「今日」の肝要な部分は、「こういう性格の人間がこういう場面では
どんな心理からどんな行動をとるか」ということの自然な選択から作られねば
ならないものでした。
確かにその部分の納得のいく流れは説明されていませんね。金田一の解説も
「許容・受容」の部分まではともかく、「駄目押し」の説明にはなっていませんし。
「もう一人」との関係から派生した諦観や反感…といった説明をつけようとしても
それはそれで面白いと思いますが、どうしても二次創作的なエピソードになりますし。
確かに
>>421 のご意見のように、高林映画版はひとつの解答かとは思いますが、
(ワタシも明らかに影響下に置かれておりました、はい・笑)
解決篇までのエピソードに見られる犯人の人となりからこうだと断言できるものとも
言えないでしょう。
今日も時間がなくて、中途半端ではありますがいったん失礼いたします。
ああ予定をこなせない自分の無計画性が憎い(笑)。
423 :
名無しのオプ :2014/07/01(火) 06:21:37.70 ID:giSbLuwx
女狐よ、名乗らずともわかる。荒らしは出て行け。 コテハンでもないから、思う存分叩けるな。
424 :
名無しのオプ :2014/07/01(火) 07:01:58.63 ID:gQSaVd0m
警察沙汰に怯える無職老人、朝から発狂中w
425 :
名無しのオプ :2014/07/01(火) 07:42:08.98 ID:gQSaVd0m
警察沙汰に怯える無職老人、朝から発狂中w
426 :
名無しのオプ :2014/07/01(火) 20:12:44.28 ID:4YWtxSry
カーのもうひとつの側面である歴史ミステリも復刊の流れに 乗ってくれないだろうか。 筆頭はやはり、「ビロードの悪魔」。チャンバラ、意外な犯人、ストーリと一番バランス がとれている。以下、「喉きり隊長」、「ニューゲイトの花嫁」、「火よ燃えろ」の順番かな。 この辺がでてくると、更なるファン開拓になると思う。 ニューオリンズものは、さすがに目を覆いたくなるできなので問題外。
427 :
名無しのオプ :2014/07/01(火) 21:05:24.39 ID:tsPRHOXE
じいさん何で名無し?
428 :
名無しのオプ :2014/07/01(火) 23:40:41.39 ID:pf2B9wvv
>>420 >>422 「本陣」は生々しさがガチすぎてトリックから若干ズレを感じた印象がある
勿論それであの驚天動地の内容はいささかも曇るものではないが
429 :
名無しのオプ :2014/07/02(水) 20:00:42.64 ID:7LyXtySa
「火よ燃えろ」あまりにもトリックがしょぼかったね。 カーとすれば時代が描けてチャンバラができればよかったんだろうけど。。 この辺の歴史ミステリも出来不出来がはげしい。 歴史ミステリでも、傑作になるのは、あたりまえだけどトリックか、 意外な犯人がはまったとき。 そう考えるとやはり「ビロードの悪魔」と「喉きり隊長」が双璧にになる。 タイムスリップ自体が、仕掛けになっているというものすごい離れ業の「ビロードの悪魔」 犯人が意外すぎて、驚くしかない「喉きり隊長」 まさにカーならでは。
430 :
名無しのオプ :2014/07/02(水) 23:52:56.78 ID:dc8FsEYx
発表年代順に作品を追っていくのもいいね カーの作風の変遷も面白い
431 :
書斎魔神 ◆BVdqSIZJw0RM :2014/07/03(木) 00:05:30.36 ID:FXzpNKO0
そもそも、ジョン作品や横溝作品の代表作群を、 >モダーン・ディテクティヴ・ストーリイ という観点から語るという点から完全に外してしまっているわけである。 承知の上で「トリック命」なマエストロたちに対して、キャラや動機等を考慮 したロジック重視な方向性を基準に語っても意味無し。 結論は、ドキュソは逝ってよし!だな(w まあ、過去の売行き不振を見ると、歴史ミステリ群の再刊はNGかと思う。 あえて危険を冒すとすれば、早川でなく創元の方かとは思うが。 翻訳権の問題をクリアしていれば、早川で出版された作が創元で新訳という ケースもあるかもしれぬが、現実性という観点からは?。
432 :
名無しのオプ :2014/07/03(木) 06:42:59.59 ID:JyrGQP4G
>>429 俺は「火よ燃えろ!」は楽しめたよ。
あれのミステリとしての眼目は、その「しょぼ」いトリックが、ではなぜチュビアト(と彼よりに事件を見る読者)の盲点に入ってしまったのか、だから。
もしかして・・・「好事家のためのノート」を先に読んじゃったか?
カーは、1963年に、自作のお気に入りの不可能犯罪ものということで、4長編をあげている。
「死が二人をわかつまで」「「囁く影」「青銅ランプの呪」、そして「火よ燃えろ!」。
作家の自選なんて、いちばんアテにならないものだけどw
でもそのチョイスを見ると、カーがトリック至上主義でないことがよくわかる。
トリックを、どう物語に絡めるか――そこが腕なんだよ、といわんばかりだ。
タイムスリップした主人公だからこそ、不可能犯罪の呪縛から脱しきれない、という趣向には、やはり自信を持っていたんだろうね。
433 :
名無しのオプ :2014/07/03(木) 11:58:59.99 ID:+J6VaOjs
書斎の論考が光り輝いているなあ。
434 :
名無しのオプ :2014/07/03(木) 12:18:09.10 ID:qbxCwF6f
同意 まるで夜空のようだ 満月(書斎の論考)と小さく輝く駄星(長いだけで内容スカスカの駄文) そして暗闇(書斎への根拠なき誹謗中傷)
435 :
名無しのオプ :2014/07/03(木) 12:48:22.27 ID:ii7fcI+1
たしかに 太陽という他者からの光がなければ輝けない月と遠く離れているから小さく見えるだけで 遥かに大きく自ら輝く恒星(自分の言葉で自分の感想を紡ぐものたち) シンパから見たら書斎は月でスレ住人は星なのだろう 距離はまたレベルの違いにも相当する シンパが理解出来るのは近く出来ないのは遠い、そして遠い(理解出来ない)から小さいと断ずる
436 :
名無しのオプ :2014/07/03(木) 15:21:54.51 ID:+J6VaOjs
437 :
名無しのオプ :2014/07/03(木) 22:48:18.20 ID:ii7fcI+1
上手いこと言ったつもりが実は馬鹿晒しただけでリカバーも出来ず負け惜しみ 借り物ばかりの書斎らしいなwww
438 :
名無しのオプ :2014/07/03(木) 22:51:14.37 ID:jVAtxTK0
>>432 なるほど。読み返してみるわ。なんか凶器があの時代にもあったんだという落ちが
記憶に残っていて。。
カーの歴史物を議論できるのも嬉しいわ
439 :
名無しのオプ :2014/07/04(金) 07:18:44.32 ID:h3zd/SLH
>太陽という他者からの光がなければ輝けない 輝きは認めざるを得ないってことか >スレ住人は星なのだろう こんな国語力じゃ小説など読めないな 最後2行にいたっては何を言っているのか意味不明 上手いこと言ったつもりが実は馬鹿晒しただけでリカバーも出来てない よほど悔しかったんだろうな
440 :
名無しのオプ :2014/07/04(金) 08:27:56.08 ID:1YaUD3H5
詩が読めないか。 文学的才能の欠如を自慢しても自爆するだけだと思うんだが。
441 :
名無しのオプ :2014/07/04(金) 11:01:18.90 ID:3/zfisy6
書斎さんの悪口を言うなよ440
442 :
名無しのオプ :2014/07/04(金) 18:06:04.32 ID:j5iG7YqS
漢字もローマ字もカタカナ外来語も読めない書斎さんを責めるなよ 書斎みたいな下等生命体にも生きる権利くらいはあるんだ
443 :
書斎魔神 ◆BVdqSIZJw0RM :2014/07/05(土) 12:31:02.63 ID:hJqtmG3u
>「死が二人をわかつまで」「「囁く影」 この辺をあげて、ジョンが「トリック命」の作家でないとか、 全くどこを見てるんだか(w 後者の被害者による密室トリックは面白く、 ジョンが推すのはわかる。
444 :
超電少年でつまつマン ◆VZ06MJxOCbt1 :2014/07/05(土) 12:47:52.76 ID:SY0ESTfl
ほんと、アンチはどこを読んでゆの 文字を眺めてゆだけざないかしや
445 :
名無しのオプ :2014/07/05(土) 12:59:12.18 ID:DpZ3eKim
>>432 「死が二人をわかつまで」か。わかる、わかる。
トリックはなにやら機械的で、複雑であり、はっきりいってたいしたことはない。
本作こそ、「意外な犯人」さがしと捉えたほうがいい
冒頭のゴルフバックの伏線が見事に、犯人限定に結びついているところなを見よ
まさに、拍手物。トリック、ストーリー、意外な犯人のバランスがとれた佳作だ。
446 :
名無しのオプ :2014/07/05(土) 13:10:32.91 ID:2THpFVjE
アンチは実は文字も読めなくて記号としか認識していないのかも・・・。
447 :
名無しのオプ :2014/07/05(土) 13:29:16.61 ID:jstuuUkU
448 :
名無しのオプ :2014/07/05(土) 13:42:01.96 ID:jstuuUkU
「文字を記号としか認識していない」 というのも、キタセクスアリス、頭吊、陸五郎、文化の枠… といった、まさに文字を記号図形としてしか受けとれていない チンパンジー並みの脳の書斎が笑われていた時の言葉じゃないかw 本当に書斎はサル並みの知性しかないのを、身をもって証明するな さ、相手にするのはやーめよっとw
449 :
名無しのオプ :2014/07/05(土) 14:50:27.32 ID:swIaTUvA
しかし書斎は真のインテリだなあ。 レスの内容や単語がわかる住人がどれほどいるのか。
450 :
超電少年でつまつマン ◆VZ06MJxOCbt1 :2014/07/05(土) 15:20:25.78 ID:SY0ESTfl
真の男でつよね
451 :
名無しのオプ :2014/07/05(土) 16:45:07.11 ID:2THpFVjE
でつまつくんもそうだけど、The Manという称号が相応しいよ。
452 :
名無しのオプ :2014/07/05(土) 18:57:58.86 ID:hshqh3sS
>>432 自分も「火よ燃えろ!」は楽しく読めたクチだ
”火よ、燃えろ、大がまよ、ぐらぐらたぎれ!”の文言がまたいい
あの問題あるトリックも、タイムスリップ(?)を使い、
さらに1950年代の常識で二重の盲点とするやり方で工夫を凝らしている
まあ、本当に描きたかったのは、絶対チェビアトの大活劇だよねw
読んでいて作者がノリノリで楽しんでいるのが伝わってくるもの
ホグベンの小物っぷりがいい味出していたわ
453 :
名無しのオプ :2014/07/05(土) 19:29:13.16 ID:DpZ3eKim
>>452 なるほど。みんな好評価なんだね。ちょっと安心した。
読んだのが大分前なので、凶器についての伏線が読み取れず、
単純にえーと思っただけかも。
エンディングは素敵なハッピーエンドだったよね。
「ビロード」、「喉きり隊長」と並ぶ作品かもしれないとすれば、改めて層の厚さが
群を抜くね。。
454 :
名無しのオプ :2014/07/05(土) 21:34:59.82 ID:kg/KTyly
層が厚いというのを補足すると、カーには書きたい趣向やアイデアが山ほどあって、 まるで1作品1ジャンルみたいなバラエティーに富んだラインナップでものを書く。 だけどどの作品も波乱万丈の活劇にしたいから、クライマックスや解決と言った 全体の構成は決まったパターンに落とし込んでる。 一見似たようなコース料理に見えて、毎回一品一品は中華から地中海料理まで 様々な素材調理が試されてるみたいな。 カーとしては、具材がスパイアクションだったり安楽椅子探偵ものだったりしても このコースの進め方は変えたくなかったんだろうな。 その「形」にとらわれた人は、カーの料理はみんなおんなじ料理だ! と思っちゃうと。
455 :
書斎魔神 ◆BVdqSIZJw0RM :2014/07/06(日) 08:22:25.25 ID:yVQOZQOX
「死が二人を・・・」だが、 >トリック、ストーリー、意外な犯人のバランスがとれた佳作だ。 だから、結局、どういう評価なん? トリックが諸に先頭に来てるやん(w まず、密室トリック有きで、他の要素もなかなか良しということでしょ(w >だけどどの作品も波乱万丈の活劇にしたいから、 このレスは、マジならフルボッコ確定でしょ。 なぜなら、ここは「ミステリ板」、 あくまで、トリック(特にジョンの場合)、フーダニット等が 最重要な場なんである。 この点を心しておけ!!!
456 :
名無しのオプ :2014/07/06(日) 08:38:46.80 ID:OFtLg5au
激しく同意。 ヲタは節度を知ること。
457 :
名無しのオプ :2014/07/06(日) 08:41:20.43 ID:G0lbFEtP
>>453 ラストはフローラもだけどチェビアトも愛される可愛いキャラ造形だよね
>>454 基本の骨組みはあって、そこに二の矢三の矢を被せていくんだよね
最初に謎の提示をして淡々と捜査していくわけじゃなく、
細部も変化させて読者を飽きさせない趣向を凝らしている
今週は「テニスコート」が発売予定か
ヒューのダメダメっぷりが今から楽しみだw
458 :
名無しのオプ :2014/07/06(日) 10:59:57.78 ID:TzoLjYEl
「死が二人をわかつまで」についてもう少し。 前述のように、今回もカーの犯人隠しがさえている。 序盤にでてきて、途中ほとんど姿をけすいつものパターン。 その間を、毒殺魔の正体をめぐるスリラーでつむいでいく。 再度いうように、密室自体は機械的すぎてしょぼい。 が、犯人指摘でがぜん盛り上がり、なんと序盤のゴルフバックから伏線に なっていたという結末となる。 はっきりいって「密室」は本作ではさしみのつま。 これぞ、典型的なカーの脂ののりきった時代の佳作でしょう。 皆様には、いまさらですが、作品内容にまったくふれないで妄言をいう輩がいたので 本作の魅力を改めて。
459 :
432 :2014/07/06(日) 12:02:42.20 ID:iXPC7ds7
>>458 「死が二人をわかつまで」について、俺も少々。
原型の「ヴァンパイアの塔」を踏まえると、カーがこの長編版でやりたかったのは…嘘から出たまこと、のような話。
なので、現場はとりあえず「密室」になってさえいればいい。トリック(目的達成のための手段)なんて、「しょぼ」くてまったく問題ない。
というか、あの作品の状況下で、あの犯人がユニークな密室トリックなんか立案できてしまったら、逆に不自然。
あまりカーを知らないミステリ・ファン(ないしは、読んでいてもトリックしか眼中にない小学生的読者)は、固定観念からカーを、トリック命のバカミス作家と思うだろうけど、
「死が二人を〜」というストーリーに「密室」をどう絡めているか、その必然性の処理を見れば、どうしてどうしてこれは立派な、モダーン・ディテクテヴ・ストーリイではないの。
そのへんがきちんと理解されなかった残念さもあって、カーはあえて「お気に入り」に挙げることで再評価を期待したんじゃないかな。
460 :
名無しのオプ :2014/07/06(日) 12:09:42.59 ID:m0mK4Bhk
日頃文学文学言ってる奴が、今度はトリックが最重要なんだと 頭悪いからいつも矛盾だらけだな
461 :
名無しのオプ :2014/07/06(日) 12:28:01.61 ID:fPXOu3TS
書斎は「月」だから他からの光(スレ住人のレス)が無きゃ輝けないんだとさwww しかし罵倒すらおうむ返しな上に言葉の意味もわかってないとは
462 :
名無しのオプ :2014/07/06(日) 13:25:58.92 ID:Kp0WMJM8
死が二人を ヒロインの^^病は、横溝正史もネタにしていた? ^^病を含めて精神病は、当時のミステリーやゴシック小説によく使われていた。 ただ、優生学の影響が強かった時代だから今から見ればおかしな描写も目立つし、 現実の病気の症状を調べていない作品も多かった。 今のミステリーでも、トラウマやアダルトチルドレンという形で精神病を扱っている (ゴシックよりも社会派的な作品で)。そうした作品は、いい加減に書かずに十分に取材して いるが、その取材対象の精神医学、心理学自体がトンデモ度を増しているから、 昔と大して変わらない。DSMの診断名の拡大解釈、ネットの自称「発達障害」の多さを考えると、 そのように思ってしまう。
463 :
名無しのオプ :2014/07/06(日) 14:18:58.07 ID:bxxkh1O0
464 :
名無しのオプ :2014/07/06(日) 15:38:13.85 ID:1e41/FMk
「ミステリ―板」だから「トリック、フーダニット等が最重要」というのがそもそも幼稚な考え方だしね。 特にカーはストーリーテリングが高く評価されている作家なんだから。 ヲタは節度を知れ? 同感だね。 誰かさんはヲタ、それも何十年も前のヲタそのものの主観しか抱いていないよね。
465 :
名無しのオプ :2014/07/06(日) 17:51:29.91 ID:TzoLjYEl
>>459 そうですそうです、モトねたである「ヴァンパイアの塔」との比較はとても重要な指摘です。
「ヴァンパイアの塔」を読んでみると、「密室トリック」有りきなどというトンデモ発言は、
よほどの馬鹿以外でようがないのです。
もちろん、詐欺師の話のプロットを、三つ折りくらにふくらまかして長編にしているのは、
さすがカーですが。
また、本作を構成する「密室トリック」についてもも密室だけであれば、
しょーもない機械的なものですが、密室を構成するのに必要なものを、
巧妙な心理的ひっかけで、構成して不可能状況を生み出しています。
カーが自慢したかったのは、こちらの不可能状況構成のことでは?と思います。
いずれにしても、この佳作を、元ネタ「ヴァンパイアの塔」も読まずに、
「密室トリックありき」なぞと馬鹿な読みかたをされればカーも浮かばれないでしょう。
466 :
名無しのオプ :2014/07/06(日) 19:02:35.65 ID:fPXOu3TS
草生やしてとにかくトリックなんだと泣き喚くか、それも含めトリックと発狂するか、さてwww
467 :
名無しのオプ :2014/07/06(日) 19:18:18.49 ID:G0lbFEtP
カーの面白さは複合的な要素で読者を騙し、楽しませるところにあるよね メイントリック、文章、ストーリーそのもの、どれか単体ではない いくつかの作品で「おいおい」と思わせるトリックがあったとしても、 それ単体で勝負しているようなものはひとつとしてない 読んでいれば分かるのに
468 :
書斎魔神 ◆BVdqSIZJw0RM :2014/07/07(月) 19:40:24.06 ID:e7NWGt2q
ジョンの語りの上手さは否定するつもりはないが、 (原文はその過剰なまでの装飾ゆえ、読み難い面があるとのことではあるが) あくまで「トリック」や「フーダニット」の面白さあってこその「語り」 なんである。 こんな事は本格ミステリ作家の評価としては当たり前でしょ(w メーンストーリーだけ取り出してみれば、安いロマンスやスリラーであり、 ミステリを除いた面で見るべきものはないと言い得る。 この点は時代ミステリの場合は特に顕著。 早川がジョンからガンガン撤退状態なのは、人間ドラマ等ストーリー性重視の ミステリが主流の昨今、時代にフィットせずとの判断かと思う。
469 :
名無しのオプ :2014/07/07(月) 21:19:54.49 ID:Lf2di/jH
何を語られても理解できない文盲書斎www いつまでたっても中島河太郎の初心者向け解説から1歩も出られないボケ老人w 「安くて見るべきものがない」のは、新刊を読むこともできない座敷牢の 囚人の感想文だよw もうかまってあげないから、一人で警察沙汰に怯えていなさい、シッシッ
470 :
超電少年でつまつマン ◆VZ06MJxOCbt1 :2014/07/07(月) 23:23:36.48 ID:ESXObDDV
アンチはただカーはストーリーテリングがうまいとしか言わないかや 書斎タンの論考は本当に勉強になゆ
471 :
名無しのオプ :2014/07/08(火) 00:32:56.03 ID:kEzKszbv
そんなことは、どうでもいいんです 書斎さん、そして誰もいなくなった に、ポアロが出てるって本当ですか? あの登場人物の中の誰がポアロなんですか? なぜ彼は自分がポアロだってことを最後まで明かさなかったのですか? 書斎さん、明確な返答をお願いします
472 :
名無しのオプ :2014/07/08(火) 05:58:46.90 ID:nF/CR7D2
書斎さんって少なくともアラフォー以上だろ。 まじで恥ずかしくならんか?
473 :
名無しのオプ :2014/07/08(火) 08:50:52.78 ID:3zh3aFsb
書斎が常に核心を突くんだよね。 ヲタはまともに反論できないから荒らして誤魔化し、そこを本物の荒らしにつけこまれる。 議論した方がずっとためになるのにね。
474 :
超電少年でつまつマン ◆VZ06MJxOCbt1 :2014/07/08(火) 12:09:38.67 ID:HqLe6pkj
同意でつ アンチってあれみたい 号泣した議員さん 追い詰めやれゆと発狂してとんちんかんになゆ
475 :
名無しのオプ :2014/07/08(火) 12:20:04.77 ID:Dk4GF38a
アンチにつける薬はないね
476 :
名無しのオプ :2014/07/08(火) 14:37:55.22 ID:kEzKszbv
肛門にでんでん太鼓を3本刺して 全裸で四つん這いになり 町内を深夜に徘徊してるのは、おいらです 何か質問は?
477 :
名無しのオプ :2014/07/08(火) 21:12:28.49 ID:snkCq/CJ
先日話題になった「ヴァンパイアの塔」を久しぶりに取り出した 表題作も勿論だけど、松田氏の「新カー問答」はやっぱり面白いw 内容がすべて頷けるわけではないが、こんな見方もあるのか、とか、 ファンとして積極的にカーを楽しもうとしている姿勢が伝わる オカルティズムではなくロマンだよ、には激しく同意しましたw 末尾の一文がまたいい 昨今の新訳、復刊ラッシュで、願わくばこのままそうなってほしいものである
478 :
403-405 :2014/07/08(火) 23:51:34.24 ID:QhjsII91
すっかり時期外れで恐縮ですが失礼いたします。 ようやくネット接続が復活したものの、現在仕事が追い込みに入ってしまい、 まとまった読書ができないという恥ずかしい状態になってしまっています。 ただでさえじっくり見られないものですからワールドカップなども録画三昧に なっていたり(外付けハードが限界にきたもので、ブルーレイディスクに 焼いていたものが開幕以来いよいよ90枚台に乗ってしまいました。嗚呼…) また昨年ハマった某アニメが劇場にかかったり、某祭典が近付いていたり… いえ、そんなことはどうでもよいのですが、もう随分以前にこのスレでも 話題に上っていた『九人と死で十人だ』のプロットのひねり具合を思いだして、 「ああ、あの作品も『爬虫類館』『ユダの窓』と同じように、トリックそれ自体は 子供向けのトリック全集のような本にまとめられていたりして誰でも知っている ものなのに、いざ作品を読んでみると、そのトリックを使って犯人が何をしようと しているのか、ほとんど読めない作品だったなあ」 などと思ってしまっていたものです。
479 :
478 :2014/07/08(火) 23:52:57.84 ID:QhjsII91
先に挙げていただいたカー自薦作品は、 ・ 元ネタの短編をさらにひねって、誰が何をたくらんでいるのか二重三重に 読めなくなっていくラブロマンス、『死が二人をわかつまで』 ・ 戦争をはさんだ二つの犯罪に予想もつかないような大技で橋をかけ、 それによって一人の女性の流転を浮き上がらせる『囁く影』 ・ いけしゃあしゃあとした離れ業で読者を煙に巻きながら、それと同時進行で とんでもない一本背負いをさらに二段投げで仕掛けた『青銅ランプの呪い』 と、トリックそれ自体は小技に類するものや使い回しのきらいがあるものなのに、 ストーリーの構造それ自体で読者を手玉に取った作品で、カーも(そういう作品は 他にもたくさんあるにせよ、)そういう部分を自慢に思っていたのでしょうね。 ちょうど一つの事件を別の事件がくるんでいくような入れ子細工の組み合わせを 思わせる話の構造が、カーお得意の「実際にあるものを見ていないと思わせ、 実際にはないものを見たと思わせる」というイリュージョンを見せてくれる。 松田さんはそうした手管を常に賞賛され、そのうまさをもっとちゃんと評価してくれ、と 乱歩や中島河太郎さんの作ったコピーを(かなり歪めた形で)信じこんでしまった 日本の人たちに訴え続けていましたね。
480 :
478 :2014/07/08(火) 23:54:35.80 ID:QhjsII91
その松田さんの影響をかなり強く受けていると感じられるたのが、国書刊行会の 『九人と死で十人だ』の解説を担当しておられる千街晶之さんでした。 同書の解説は、パリやロンドンを「骨絡み」のエキゾティズムを通して憧憬していた カーが「魂のふるさと」を求めてアメリカから英国、そして17〜18世紀の歴史へと 「亡命」し続けて行った経緯を語っていて、特に戦後のロマンの香りを無くしていった 現実的なイギリスに対する絶望が1949年作品『疑惑の影』にどのような形で結実 していったかを熱っぽく語る部分は、たとえば日本人が冷笑していた黒澤明の 『羅生門』に戦後ヨーロッパの観客・評論家が文字通り「我がこと」を見て慟哭した 時代背景などを思わせてとても興味深いのですが…。 それに関連して千街さんがまた熱っぽく強調していたのは、「カーのオカルティズム」 というものに対して世間が持っていたいわば「偏見」に対する激しい異議申し立てでした。 いわく、カーは超常的なものなど全く信じておらず、オカルティズムはカーにとっては 『曲がった蝶番』の登場人物の口を借りて語っているように、常に「程度の低い」 「子供っぽい」オモチャでしかなかった、オカルティズムを真に受けるのは愚の骨頂、 ただそのガキっぽさをこそ愛しているのであって、作品の中でもオカルティズムは 常に玩具以外の何物でもなくその作品は不思議なほど即物的であり、かたやクイーンが 人知を超えた暗号にのめり込んでオカルトの様相さえ呈していったのと好対照だ、と。
481 :
478 :2014/07/08(火) 23:56:10.00 ID:QhjsII91
千街さんは、その解説の中で、松田さんの名を挙げて強調しています。 「(『九人と死で…』のトリックは)作中でも触れられているようにカー・オリジナルの ものではありません。しかし、カーはこのトリックを、もう一つのメイン・トリックと 組み合わせることによって巧みに事件を構成しています。 松田道弘氏が名エッセイ『新カー問答』で指摘したとおり、従来トリック・メイカーと 思われてきたカーは、実際にはむしろ『トリックの発明家というより、そのプレゼン テーションの非常に巧みな作家』でした。」 「ひとつのアイデアを中心にプロットを整理し、サスペンスや意外性において 最大の効果をあげる演出法をカーが身につけていたことは、邦訳されたラジオ・ ドラマ集『ヴァンパイアの塔』に明らかです。」 千街さんはまた、「綿密にたてられた犯人の計画が思わぬアクシデントのため頓挫し、 意図せぬ不可能状況が生まれてしまう」という、カーに多く見られるアイデアの 秀逸さにも触れていて、密室のための密室・トリックのためのトリックという弾劾は カーには当てはまらない、と擁護しています。 この文章を読んだ時、、ああいよいよ「松田チルドレン」と言える世代が、批評の主流に なってきたんだなあと思ったものですが、現在のカー新訳新刊ラッシュは間違いなく そうした土壌の上に育ってきた現象ですね。 創元の新刊が、読者からすればライトノベルの延長上の「豊饒な物語」に当たるような 作品をセレクトしてくれていると言ったりしたものですが、歴史ミステリの展開も含めて、 新しい時代のうねりをますます目の当たりにしてゆきたいものです。 一言のつもりが、長々失礼してしまいしました。
482 :
名無しのオプ :2014/07/09(水) 00:09:27.66 ID:WTN2eseM
7/10に三つの棺を買って台風でクチャクチャになる危険を冒すか それとも台風が過ぎ去るまで待つか それが問題だ…
483 :
超電少年でつまつマン ◆VZ06MJxOCbt1 :2014/07/09(水) 00:47:15.16 ID:ahXC/TAx
みんな、台風でわくわくなんでつね^^
484 :
名無しのオプ :2014/07/09(水) 06:21:29.88 ID:58AG4kX/
クソ長文荒らしはしたらば逝け。 髭とマル公コンボの荒らしなんだろうが。
485 :
名無しのオプ :2014/07/09(水) 06:54:32.99 ID:QvAiLhuO
486 :
名無しのオプ :2014/07/09(水) 15:34:08.82 ID:J0bYZWdX
487 :
名無しのオプ :2014/07/09(水) 20:10:23.74 ID:7NGwtvGP
>>481 「九人と死で十人だ」の千街氏の解説引用ありがとうございます。
なんせ、図書館で借りて、読んだ口なのですっかり忘れており新鮮でした。
10年以上前からカーに対する「密室派」、「怪奇派」というステレオタイプの評価から、
大きく変わってきた潮流を感じられますね。
そういう一連の再評価の中で、今週いよいよ最高峰の「三つの棺」が登場。
この奇跡的な作品を素敵な訳で読める幸せを噛みしめたいです。
自薦の中で「青銅のランプ」だけは。。。と思ったのですが。読み直してみましょう。
488 :
名無しのオプ :2014/07/09(水) 22:32:42.44 ID:d+mLbmRx
カー作品の登場人物のセリフってイマイチ わかりにくくない? ストレートに物を言わずに もってまわったように 話す。 カーは大好きなんだけど クリスティー やクイーンの人物 のセリフの わかりやすさと比べるとは 大違いだ。 もしかしたら カーの好きな19世紀の大衆小説や英文学 の影響かもしれない。
489 :
名無しのオプ :2014/07/09(水) 22:57:05.59 ID:uF4XaTeX
>>478-481 千街さんの解説は、まさにこれだ!、ですね
既読と未読でカーの印象はかなり分かれるんじゃないかな
私は伝聞でのカーの印象は(現代と古典を比べること自体愚かなのだが)、
新本格に比べれば稚拙なしょぼいトリックだけの作家だと思っていた
だが実際に読み込むとそんな単純なものではなかったよ
確かにトリックに突っ込むところは多々あるにしろ、
物語全般をありとあらゆる手段で巧みに肉付けして、
松田さんの言葉を借りれば「ロマン」溢れる作品に仕上げている
読者に対し「騙してやろう」ではなく「楽しませよう」という感じなんだよね
乱歩のカー問答の「怪奇趣味とトリック」からようやく解き放たれようとしているのかな
490 :
書斎魔神 ◆AnFGIeGcVrq4 :2014/07/09(水) 23:52:21.25 ID:FCrgPeSN
ジョンのオカルティズムが作品の装飾に過ぎないというのは、 このスレでもとっくに昔に指摘されてることなのだが(w それに中期以降はコテコテじゃないでしょ。 彼氏が「活字のマジシャン」(トリックの名手)とでも 言うべき存在だった点は、俺も是認するのだが あまりに持ち上げようとして、 >ライトノベルの延長上 自爆してまうとは、 その程度のものという趣旨なってまうぞ(w
491 :
名無しのオプ :2014/07/10(木) 02:25:56.99 ID:veDok8op
中身の無い論考()にまた中身の無い自画自賛をするんだろうなあwww
492 :
名無しのオプ :2014/07/10(木) 05:50:38.08 ID:J1NRMVBA
中身の詰まったレスだがなあ。
493 :
名無しのオプ :2014/07/10(木) 07:50:51.97 ID:1V4ROGP5
さっそく中身のない誹謗中傷レスがついたね
494 :
名無しのオプ :2014/07/10(木) 07:56:15.90 ID:VM4yjfSq
カーと言えばオカルティズムしか語れないバカ書斎が、いまごろになって 「ジョンのオカルティズムが作品の装飾に過ぎないというのは、このスレでも とっくに昔に指摘されてる」だとさwwww とにかく「カーの魅力はオカルティズム!オカルティズムが無ければカーじゃない!」 とバカの一つ覚えを延々10年繰り返していただけのバカ書斎ww終了www 116 名前:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w [] 投稿日:2013/03/02(土) 21:05:55.46 ID:M20QRleh 序盤からオカルティズム(幽霊話)を排除したのは、 いささか(注 いささか先生ではない(w )勿体無い感あり。 122 名前:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w [] 投稿日:2013/03/03(日) 18:01:42.74 ID:WawN6O2F しかも、この時期のジョンはオカルティズムやファースというた リーダビリティを高める装飾を排し、 557 名前:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w [] 投稿日:2013/05/08(水) 22:57:56.60 ID:CjMudpO8 オカルティズム皆無のファース風法廷小説ユダは、 やはり一押しには躊躇せざるを得ないなあ。 じゃあ、「一押し」はと言えば、うーん、あえて「三つの棺」とか。 コテコテなオカルティズム、マジカルでアクロバティックな密室トリック、 著名なギディオンの講義等々、ジョン作品の魅力は堪能できる作。 645 名前:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w [] 投稿日:2013/06/14(金) 23:45:15.27 ID:0LbUjJTi ・緑のカプセル→第一のトリックはマジカルなだけ、 オカルティズム皆無な作風も残念。
495 :
名無しのオプ :2014/07/10(木) 07:58:34.08 ID:VM4yjfSq
692 名前:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w [] 投稿日:2013/07/13(土) 01:39:03.96 ID:ncRPy5B9 貴婦人は面白いが、ジョン作品としては、ドタバタはあっても オカルティズムが無いのが売りにくい面かな。 103 名前:書斎魔神 ◆wo8/e6IiAG5v [] 投稿日:2013/10/02(水) 00:41:22.09 ID:Z88JyV+5 代表作のひとつユダもあの密室トリックは短編相当というのが妥当な評価。 長編はオカルティズム、ロマンス、ドタバタ等の過剰とも言い得る装飾が 謎解きミステリとして見た以外の読物としての大きな魅力でもあるのだが、 530 名前:書斎魔神 ◆wo8/e6IiAG5v [] 投稿日:2013/11/15(金) 00:39:49.10 ID:F4I6KNEU 貴婦人はオカルティズムの装飾があったら、アピール力が増したと思うのだが。 866 名前:書斎魔神[] 投稿日:2014/01/01(水) 22:07:50.11 ID:sS1blpKc オカルティズム抜きジョン長編の佳作の一つかと思う。 878 名前:書斎魔神[] 投稿日:2014/01/04(土) 08:10:47.23 ID:OQXf2WTe いずれもジョン十八番のオカルティズムの装飾皆無というのが面白い。 111 名前:書斎魔神[] 投稿日:2014/02/04(火) 23:49:05.17 ID:xBS3wXj6 食いに逃げネタから始まるスピーディな展開は、あざといオカルティズムの 装飾が無いだけに、あらためてジョンのストーリーテラーとしての腕の冴えを 感じさせはするが。
496 :
名無しのオプ :2014/07/10(木) 08:00:09.22 ID:VM4yjfSq
181 名前:書斎魔神[] 投稿日:2014/02/15(土) 14:05:26.77 ID:hXK3cAfV 怪奇小説かおな強烈なオカルティズム、マジカルな密室トリック、 密室講義というお遊び等々、ジョンの魅力がこれ1冊に集約されている 代表作だ。 509 名前:書斎魔神 ◆oZ4sVpFI5g [] 投稿日:2014/03/19(水) 22:47:45.99 ID:0eodOFJX [2/2] ロマンス(当時の読者がこれを好んだのであろうか)は落とせないけど、 オカルティズムは排除という傾向は、ジョンの最初期、初期を愛する 怪奇探偵小説好きな俺には残念な感あり。 520 名前:書斎魔神 ◆oZ4sVpFI5g [] 投稿日:2014/03/20(木) 22:37:32.50 ID:N8h+WrB1 執筆時期的にオカルティズム色は無いものの、 代わる装飾として催眠術ネタが有り、 760 名前:書斎魔神 ◆BVdqSIZJw0RM [] 投稿日:2014/04/27(日) 22:11:25.56 ID:UatiL/OO オカルティズムの装飾は無い作だが、この手の恐怖を描かせたら やはり一流である。 869 名前:書斎魔神 ◆BVdqSIZJw0RM [] 投稿日:2014/05/08(木) 00:48:03.66 ID:Z86cbfs+ オカルティズム色満載の密室もの「三つの棺」はジョンの代表作のひとつ 96 名前:書斎魔神 ◆BVdqSIZJw0RM [] 投稿日:2014/05/30(金) 20:39:48.07 ID:ltrA8KHk コテコテオカルティズム有り(初期ジョン作品の魅力でもある)
497 :
名無しのオプ :2014/07/10(木) 10:08:34.70 ID:YIyzr1QK
書斎さんは都内の赤門がある大学の教授だって聞きました 本当ですか?
498 :
名無しのオプ :2014/07/10(木) 10:43:29.29 ID:VM4yjfSq
499 :
名無しのオプ :2014/07/10(木) 11:50:28.17 ID:ry6aSSbk
書斎の示唆がアンチの頭では理解不能のようだね。 もう少しレベルを落としてあげる必要があるね・・
500 :
名無しのオプ :2014/07/10(木) 12:38:12.71 ID:l6t7NwhK
「頭巾」が読めずに「頭吊」なんて書き込むよりレベルを落とせるのかってw
501 :
名無しのオプ :2014/07/10(木) 12:56:54.63 ID:veDok8op
やっぱりなwww
502 :
名無しのオプ :2014/07/10(木) 15:21:12.75 ID:6Juy+5gz
503 :
名無しのオプ :2014/07/10(木) 22:25:00.77 ID:Ux8A2MLa
新訳! 新訳を手に入れた者はおらんのか!
504 :
名無しのオプ :2014/07/10(木) 22:31:01.56 ID:M8Fr1QrK
多分読み終わるまでネタバレ回避のため来ないんだよ
505 :
書斎魔神 ◆BVdqSIZJw0RM :2014/07/10(木) 23:18:06.33 ID:DAUbtVt0
必死こいて、過去の俺のレスポンスを引用しているのは御苦労さんだが(w 俺は一貫して装飾としてのオカルティズムを評価している(嗜好でもあるが) だけであって、 >「カーの魅力はオカルティズム!オカルティズムが無ければカーじゃない!」 こんな趣旨のレスは皆無なのが笑える。
506 :
名無しのオプ :2014/07/11(金) 00:12:46.88 ID:jFlU/YYI
耄碌ジジイ泣くなよwww
507 :
超電少年でつまつマン ◆VZ06MJxOCbt1 :2014/07/11(金) 01:23:28.32 ID:qfCjBZFk
書斎タン 書斎タンが一貫していゆのはアンチ以外皆わかってまつかや パカは相手にしないほうがいいと思いまつよ アンチは「言っても無駄」の象徴みたいなものでつ
508 :
名無しのオプ :2014/07/11(金) 05:27:24.45 ID:MJr6ROgz
509 :
名無しのオプ :2014/07/11(金) 08:23:32.84 ID:T7zmPmXp
荒らすための叩きなんだからねえ。
510 :
名無しのオプ :2014/07/11(金) 16:40:03.98 ID:YBitFzgh
要するに、 コテはID替えながら複数のコテを使い分けている自演キチガイ ということですよね?
511 :
名無しのオプ :2014/07/11(金) 20:04:55.11 ID:YxSf0UxB
>>489 > 読者に対し「騙してやろう」ではなく「楽しませよう」という感じなんだよね
これを裏返すと松田さんの基本姿勢でもあるよね
トリック当てに集中してないで、楽しく騙されようよ・・・という読者側の態度
そのほうが実りあるミステリー体験になりますよ
カーに対しては正しい方法だと思うけど
512 :
書斎魔神 ◆BVdqSIZJw0RM :2014/07/12(土) 00:04:46.93 ID:NCiW7L8U
>トリック当てに集中してないで、楽しく騙されようよ・・・ トリックに限らずフーダニットの部分もだが、 ジョン作品を読む場合、良き姿勢かとも思う。 この人の場合、トンデモやり過ぎることも多く、 論理性が、フェアな手がかりがとか言うてると、 エンタメとしては楽しめない。 堅物本格ミステリファンなら、 読了後、肥溜めにスローしてまう輩もいるかも(w 勢いで自身もダイブしたりしてな(w
513 :
名無しのオプ :2014/07/12(土) 01:35:20.04 ID:SkgUU2F0
カーをジョン呼びする人初めて見た
514 :
名無しのオプ :2014/07/12(土) 01:55:24.36 ID:P2sSqlbS
>>511 そして作品を読んだ後、カーの意図を推察するのが楽しいw
このトリックを有効にするためにだからこんな手を打っていたのか
あのシーンはこうして犯人から目を逸らせようとしていたのか
等々、カーと読者との対話ともいうべき読後がたまらなく好きだ
515 :
名無しのオプ :2014/07/12(土) 06:31:32.46 ID:jK4QLub0
516 :
名無しのオプ :2014/07/12(土) 07:00:15.52 ID:DSAkXtia
そういう非常識な呼び方をする奴は一人しかいない、ってことが、 マニアの間では常識なわけで…
517 :
名無しのオプ :2014/07/12(土) 07:17:41.73 ID:pj7ZNX98
518 :
名無しのオプ :2014/07/12(土) 10:17:12.36 ID:XrHKXl+l
519 :
名無しのオプ :2014/07/12(土) 10:34:52.86 ID:CPETLIHX
ジョン・トラボルタのことか?それともジョン・マルコヴィッチのことか?
520 :
名無しのオプ :2014/07/12(土) 10:44:39.65 ID:Wzhh5CMk
ジョン・H・ワトソンのことじゃないの
521 :
名無しのオプ :2014/07/12(土) 12:01:00.36 ID:8iot3cGm
>>515 同意
文学や芸能、スポーツの世界じゃこういう現象は枚挙に暇がないね
522 :
名無しのオプ :2014/07/12(土) 12:57:04.63 ID:ZIXTcjW4
ようやく新訳「三つの棺」を入手! 「オールタイム不可能犯罪ミステリランキング 第一位」という帯もすごい。 あとがきには「ユダの窓」の新訳にもとりかかるとのこと。 さぁ、じっくり読ませていただきましょう。旧約のときと同じ感動を。
523 :
名無しのオプ :2014/07/12(土) 17:05:47.10 ID:JgKtFSCn
「ユダの窓」の新訳予定は嬉しいね
524 :
名無しのオプ :2014/07/12(土) 17:18:03.55 ID:jK4QLub0
このスレで書斎が使うとなれば誰でもわかる。 初学者以外はな。
525 :
名無しのオプ :2014/07/12(土) 19:39:56.60 ID:P2sSqlbS
>>522 「ユダの窓」もとはなんという朗報!
エースのカードを次々と切ってくるなぁ
526 :
名無しのオプ :2014/07/12(土) 19:52:00.27 ID:ZIXTcjW4
>>523 >>525 誠に喜ばしいね!「ユダの窓」待ちましょう。
後書きに長編著作リストがついているんだけど、全ての目録がついてるんだけど
圧倒的に何度も復刊/新訳されている作品が一目でわかる。
どの作品かは買ってからのお楽しみ。ちなみに第二位はタイで
「夜歩く」と「プレーグコートの殺人」でした。
さぁ、本当に読み出すぞ!
527 :
名無しのオプ :2014/07/12(土) 22:05:37.35 ID:DSAkXtia
長編リスト、講談社から出た分は『プレーグ・コートの殺人』ではなく『黒死荘殺人事件』。 ポケミスで小倉訳の『火刑法廷』が出たことになってるけど、これって一体?
528 :
名無しのオプ :2014/07/12(土) 22:44:17.21 ID:LKIgS3Nw
台風のせいもあって長引いてしまっていた仕事がようやく一段落しました。
ああこの解放感!おかげでやっと書店に行くこともでき、皆様と同様、
『三つの棺 〔新訳版〕 』を手に入れられました!
御茶ノ水でドーンと山積みになっているのは当然のこととして、地元の
普通の書店でも平積み扱いで、私が買うと残り二冊。どうやらこちらも
早めに版を重ねることは必定のようです。嬉しいですね。
さて、表紙はホームページの画像などのイメージよりも落ち着き過ぎかな…と
思ったら、帯を外すとあら!クリスティ文庫のテイストを狙っていたのですね。
これはこれで何か逆説的な現代感覚が感じられていいかもしれません。
この路線の『ユダ』の表紙にも期待してしまいます!
解説はイヤにあっさりしているなあ、今さら作品リストでもないでしょうに…などと
思っていたら、
>>526 さんのご指摘通り、国内で刊行されたすべてのバージョンの
カー翻訳が、出版年を添えて網羅されています。
早くも
>>527 さんのように疑義が呈されてはいるものの、『絞首台の謎』って4度も
翻訳出版されていたんですね!というような話の切り口にもなりますし、また
それぞれの版の表紙を思い出したり、同じセリフの翻訳比較などの茶飲み話を
始めるいいきっかけにもなれそうです(笑)。
529 :
528 :2014/07/12(土) 22:45:44.61 ID:LKIgS3Nw
さて翻訳は、パラパラ眺めてみたところではどうも期待半分不安半分の気分が
そのままソロソロと付いてくるような気分です。
近年のカー新訳ラッシュのほぼ最初の時期である2011年に翻訳された
『帽子収集狂』『火刑法廷』は、ともに逐語訳に近いような直訳をベースにし、
昔なじみの凝った意訳に比べると妙に索然とした短い言葉のブツ切りに
見えてしまうという感じを抱いたものでした。
>>488 でも話題にしておられますが、カーの文章はそれが地の文であっても
基本的に「語り」であり、一人称のセリフに近いものであることが多いと思えるの
ですが、では作中の本物の語り、登場人物の「セリフ」はどうかというと、これが
文字通り、目で追う活字ではなく、耳で聞く「音」なのだと思えるのですね。
重要人物が肝心な話をなにやら中途半端な所で止めてしまう、女の人が
動揺してしどろもどろな文句をつぶやき続ける、登場人物同士が何やら
険悪な雰囲気となり、よく分からない噛み合わぬ会話を続ける…
これらは伝統的文学の影響もあるのでしょうけれど、むしろ後のラジオドラマに
つながっていく、映画や演劇の「声で演じるセリフ」の定型なのではないかと
勝手に思っております。
530 :
528 :2014/07/12(土) 22:47:09.16 ID:LKIgS3Nw
カーは今でも英語圏ではよく読まれています。 それはもちろん現在の人間が読んでも面白いストーリーであるからなのでしょうが、 それと同時に、我々にはわかりにくい、現代の英語圏の人間が読んでも心地よい 文体にも原因があるのではないかと思っているのです。 私はよくラノベという言い方をしてしまいますが、ふた昔ほど以前、「ブンガク」が およそ古めかしい昭和チックな言葉を交わしていた時期に、漫画のセリフは はるかに現実の口語体に近くなっていたと言われていたものでした。 小林信彦が朝日新聞に『極東セレナーデ』を連載するにあたって、「第二の 言文一致」と言った漫画のセリフなどを参考に現代女性のリアルな言葉を 模索したと言っていましたが、リズミカルで芝居がかった、でも日常生活で 交わす事の多いリアルな言葉遣いは、現在ラノベなどに見られる、漫才のような ダイアローグにその姿を見せているのではないかと思っているのです。 カーの人物のよくやる、誰かと話しているうちに別の人間がはさんでくる話題に 振り回されて話が明後日の方向にズレていくというのは、かつての現代演劇や 現在のアニメなどではよく見るくすぐりではないかと思うのです。 だからカーの翻訳は、脚本のセリフ術と役者の演技力を兼ね備えた力量が 求められる難事だと思っているのですが、さて、今回の新訳はどうでしょう。 近年は『蝋人形館』から『殺人者と恐喝者』まで、読書の快感を味わわせてくれる 好訳に恵まれていますが、加賀山さんのお手並み拝見ですね。 それでは皆様とともに『三つの棺』の豊饒な世界に行ってまいります!
531 :
名無しのオプ :2014/07/13(日) 00:51:29.00 ID:eykPVvC0
駄文を長々と書いてんじゃねぇよ! ここはてめえの日記帳じゃねぇんだよハゲ!
532 :
名無しのオプ :2014/07/13(日) 01:08:00.76 ID:tO81fMIO
おい、528さんの日記帳舐めるな!
533 :
書斎魔神 ◆BVdqSIZJw0RM :2014/07/13(日) 02:16:04.43 ID:+sunO67c
>カーと読者との対話 これが書きたかったんや(w という「対話」であって、フェアな知恵比べではないのが、 本格ミステリとしてはなんだな(w >『黒死荘殺人事件』。 懐かしや、平井先生の名調子や(w 現在も所持し愛読。 創元はそれなりに頑張ってくれてると思うが、早川の出版状況を見る限り、 新訳ラッシュとか浮かれてるのはどうかと思う。 まあ、この点はともかく、 >カーは今でも英語圏ではよく読まれています。 欧米のマーケットのスケールを考慮しない暴言。 現代のカーマニアにあらぬ期待を抱かせるものであり、 強い怒りを感じた。
534 :
名無しのオプ :2014/07/13(日) 07:03:27.71 ID:AjFJtgeO
フランスでもカーは人気ですよー
535 :
名無しのオプ :2014/07/13(日) 07:44:29.46 ID:zBXcYFVW
書斎くらいにコンパクトにまとめる能力がなければ長文は書くな。
536 :
名無しのオプ :2014/07/13(日) 08:07:01.41 ID:Lzwe78JH
長文でも短文でも自演でもなんでもいいんだけどさぁ 自演キチは、面白くない文だから叩かれてるって自覚くらい持って欲しいよな スーパードヤ顔で自信を持って駄文を提出するし、非難されたら確実にキレるし、 レス乞食が行き過ぎて自分自身と会話始めるし 自己愛もここまで来ると最高に気持ちが悪いだけ
537 :
名無しのオプ :2014/07/13(日) 08:43:52.90 ID:rfrDDPiK
↑ 「WK」や「MF」連呼したり、何年も「ウンコ」「座敷牢の囚人」しか言ってない阿呆のことだね?
538 :
名無しのオプ :2014/07/13(日) 11:22:33.39 ID:GSjJrHHg
>>528-530 言われてみると、キャラクター同士の掛け合いが主体で、
物語そのものになんら影響のない会話を繰り広げる作風は、
現代のラノベに通ずるものがありますね
「目」で読む、「耳」で聞くの両者は、似て非なるもの
英語圏の人だったら「盲目の理髪師」なんかもすらすらと受け入れられるのかなぁ
539 :
名無しのオプ :
2014/07/13(日) 17:39:00.97 ID:hxrabRRh 「三つの棺」中盤戦まで読み進めました。 トリックが強烈だったので、読み忘れていたが、第一の殺人で ・なぜ足跡が消えていなければならなかったか? の解釈や、 ・当日の天気をどう考えていたかなど、 論理の構築->崩しを試みているのには、驚きがあった。 ランポール夫人の解釈なぞクイーンばりのロジック。思わず説得されそうになった。 改めて読むと、カーの多様性、魅力が全て惜しみなく注ぎ込んでいる作品だと再確認。 新訳はいたって快調。カーのおどろおどろしさを残しつつ、読みやすさは抜群です。