88 :
名無しのオプ:
>>88 講談社ノベルス3冊で切られた人のサイトだね
日記のほうでも『新・本格推理02』にいろいろと文句をつけている
言ってることはまともなんだが
「じゃ、あんたがこの前じゃーろで発表したのはどうよ?」と問いつめたい
小一時間(以下略)
>89
作家だったの?
91 :
名無しのオプ:02/04/04 09:46
篠田真由美がHPの日記でこの四冊中、三冊をボロッカスに書いてたYO。
つーか、ヒトサマの作品にそんなえらそーなことをどの口が言うんだ、
本格推理にも建築学にもやおいにも、どれにもつかず離れずなモノっきゃ
書いてないくせに、このアマ! とか思ったYO(藁
92 :
名無しのオプ:02/04/04 10:42
>>89 >講談社ノベルス3冊で切られた
乾? 積木?
93 :
名無しのオプ:02/04/04 11:42
78です。
79は優しく見守ってあげてください・・・。
>>91 篠田のHPなんてあったのかと検索して逝ってみた。
職業作家のくせに読点が。でなく.でぶったまげた。
読みづらいことこの上ないので結局読まなかった。
関係ない話でスマソ。
>92
プロフィールは乾と共通点が多いけど、そうなのか
知らなかった
近所の大書店で探したけど、
まだ出てないみたいなんですけど。
97 :
名無しのオプ:02/04/04 23:30
>89
88のサイトの人はサイトを見るかぎり探偵小説研究会に所属してる評論家みたいいだが。
98 :
名無しのオプ:02/04/05 01:27
>>97 乾=市川でしょ。自分は匿名のくせに、他人の作品にはケチをつける最低のドキュソ。
作家は他の作家の作品の悪口を言ってはいけないね。
少なくともネットの中の自分のサイトでは。
褒める分には問題ないんだろうが…。
まぁ、「そんな本を世に出してしまった編集者」の悪口ならいいのか。
101 :
名無しのオプ:02/04/05 03:29
作家が批評や批判を書いてもいいと思うけど、ただの悪口は
普通にダメでしょ。本人は「別人格だから構わない」とか言
いそうだけど、コセコセした理屈はともかく、作家であるこ
とを隠しているのは汚いと言われてもしょうがないね。
102 :
名無しのオプ:02/04/05 11:59
閉鎖しちゃったよ
103 :
名無しのオプ:02/04/05 12:19
104 :
名無しのオプ:02/04/05 12:43
あら、ホントに閉鎖したんだ。
どこに個人情報書かれたんだ? このスレってわけじゃないよな?
うっそ!乾って市川だったの・・・しらなんだ
106 :
名無しのオプ:02/04/05 16:15
>105
乾スレによるとデマらしいぞ。
107 :
名無しのオプ:02/04/05 16:24
>>103 激烈に同意。被害者ヅラして逃げまわるより、公人としての責任を考える
べきなんじゃないか。
>>104 作家であること=「秘匿を前提としていた個人情報」だと思われ。
う、静岡市内の古本屋情報として重宝していたのに
109 :
名無しのオプ:02/04/05 23:11
篠田の日記で確かに感想かいてたけど、ぼろっかすじゃなかったじゃん。
110 :
名無しのオプ:02/04/06 02:31
で、誰か地雷踏んでくれる人いないの〜?
>110
だからまだ出てないんだよ(w
112 :
名無しのオプ:02/04/06 07:19
早く出せ!
評判が良かったら読んでみるから。
NEXTとおなじになるのでは
114 :
名無しのオプ:02/04/07 18:01
そうか。俺は探偵小説研究会の人だったのか…
加賀美雅之の本に二階堂が解説書いてるけど、また笑える自画自賛コメントが
入ってる。いちばん「哀れな仲間」はコイツなんじゃないか。
>114
だれ?
>>114 後半は同意、前半の意味がわからない・・・
117 :
名無しのオプ:02/04/07 18:28
118 :
名無しのオプ:02/04/07 22:02
早くだせや
もうちょっと待ったれや
120 :
名無しのオプ:02/04/09 01:54
121 :
名無しのオプ:02/04/09 01:59
エキサイト翻訳
本格推理とカッパノベルスの哀れな仲間たち
↓
The sad friends of a formal inference and raincoat NOBERUSU
↓
形式上の推論およびレインコートNOBERUSUの悲しい支持者
>121
ワラタ
123 :
名無しのオプ:02/04/12 21:41
まだですか?
124 :
名無しのオプ:02/04/13 00:43
>99
そうなんですか?
結構見かけるよ…。
やるんなら匿名でなく本名でやれ、と。
というか>98が真実だという証拠もないんだがな…
125 :
名無しのオプ:02/04/13 12:52
>>124 状況証拠はかなり上がってるぞ。
大森望の日記内でも、かつて匂わせていたしな。
126 :
名無しのオプ:02/04/15 02:55
感想キボンヌ
頼む、誰か
>>125 あれは匂わせすぎだろ。
詮索しろと日本中に行ってるようなもんだぜ?
127 :
名無しのオプ:02/04/15 17:18
乾のことなんかもうどうでもいいから、カッパ・ワンの評判はどうなの?
っていうか、まだ出てないのか? 俺の近くの大型書店にはまったく置いてない。
128 :
名無しのオプ:02/04/15 17:52
まだ出てないんだろ。
オレも今日探したけどなかったよ(横浜在住)。
上のほうで20日って説があったから20日なんじゃないの?
ジャーロには「中旬」としか書いてない。
一冊買おうと思ってるのがあるからそれは読んだら感想書くよ。
光文社のHPには「2002年4月16日(火)発売」とある。
明日か・・・。
日付で言えば今日だ。スマソ。
131 :
名無しのオプ:02/04/16 23:18
買ってきましたが何か?
同じく買ってきましたが?
宣言通り全冊。
・・・明日明後日にかけて片す予定。
133 :
名無しのオプ:02/04/17 01:27
銀河通信より
・5.20「逝く街の片隅で」本間香一郎/光文社カッパノベルス 781円
・5.20「二人で探偵を」黒田研二/光文社カッパノベルス 781円
・5.20「こいまげ。3」あかほりさとる/光文社カッパノベルス 800円
134 :
名無しのオプ:02/04/17 06:23
とりあえず買おうと思ってた
『The unseen 見えない精霊』林泰広
だけ買って読んだぞ。
インドの森の奥でタブーを犯したせいで
「精霊」に死を宣告された敏腕カメラマン。
彼と仲間たちはシャーマンの使ったトリックを材料に
長老と交渉し、逃げ延びようとするが、
そのためには互いに一方通行の三つの部屋からなる
飛行船の中で「精霊」の与える死から逃れ、
生き残らなければならない。
不可能に見える状況の中で次々に仲間が死んでいき、
追い詰められるカメラマン、いったい精霊の正体はなんなのか?
都築道夫が好きで、推薦文が泡坂妻夫、趣味がマジック。
作風もまんまそんな感じ。
シンプルなトリックで複雑な謎をつくりだしていて、
「本格」より「パズラー」という言葉が似合う小説。
叙述のひねりなど特にデビュー直後の都築の作風に近いが、
人間観が明るくて読後感は爽やか、文章も読みやすい。
ごく普通にエンターテインメントとしておもしろかったよ。
個人的に「読者への挑戦」はいらんような気がするけど、
ま、その辺は趣味の問題。
135 :
名無しのオプ:02/04/17 22:18
たくさん感想きぼんぬ
136 :
名無し仙人:02/04/17 22:36
どれも面白そうだけど
お腹いっぱいになりそうな気も。
とりあえず「双月城」だけ買おうかな。
137 :
名無しのオプ:02/04/18 00:13
誰かカッパワンに応募しないか?
実はメフィストの影にかくれて穴かもしれんぞ
138 :
名無しのオプ:02/04/18 16:03
「こいまげ」ってなんだ?
「ちょんまげどん」みたいな感じか?
139 :
名無しのオプ:02/04/18 16:27
読んだ人はどんどん感想を聞かせてくれよ
140 :
名無しのオプ:02/04/18 17:31
>138
エロ小説
141 :
( ゚ ー゚) フーン:02/04/18 17:54
>>134タン
おもしろそうだ。おいらも読んでみます。紹介ありがとう。
142 :
名無しのオプ:02/04/18 21:16
四冊とも買いたいんだが躊躇う気持ちはわかるだろう?
早く感想をキボンタ
『The unseen』以外は買う気なかったんだが、
これがかなりよかったんで騙されたと思って(w
有栖川推薦の『密室の鍵貸します』も買ってみたよ。
……ホントに騙されたかも(w
関東の田舎町、烏賊川市の大学で映画学科に通う大学生が
彼女にフラれたウサばらしに就職の世話をしてくれる先輩の家まで
ホームシアターでビデオを見せてもらいに出かけた。
長くて退屈なことで有名な映画を観終え、先輩の家で過ごしたその晩、
彼は自分の元彼女と件の先輩の二人の殺人に巻き込まれることとなる。
メインとなるのは先輩の殺人が主人公以外には実行できそうにない
密室状態である第二の事件。
二件の殺人の容疑者にされてしまった主人公は元義兄の探偵に助けを求め、
この二人の捜査とやる気過剰な若い刑事とやる気のない警部の刑事コンビの
二組の捜査が交互に描かれる。
密室が他の仕掛けの結果として出来たものだったりとか、
トリックの構成はよくできてる。
ただ、中途半端なメタフィクション視点とか
ちょと寒いユーモアとかデキの悪い辻真先みたい(w
ま、デビュー作だから仕方ないかもしれないけど。
ただ、二冊読んで思ったんだけど、
このシリーズ、メフィスト賞と比べるのは気の毒だよ。
もっとずっとオーソドックスな小説を出そうとしてるんじゃないかな。
ライトノベルへの妙な色目や若書きの乱暴さへの無責任な礼賛はないし、
かなり丁寧に編集者が作家の面倒みてる気がする。
ん〜あと二冊どーしよーかなー。
『双月城』はちとそそられるんだけど……
マジに他に読んだ人いないんスか?
144 :
名無しのオプ:02/04/18 23:23
じゃ、アイルランドの薔薇明日買ってみる。
『密室の鍵貸します』と『双月城の惨劇』の2冊を買った。
『密室の鍵〜』は、143とほぼ同じ感想。
主人公と刑事達の2つの視点があるのは分かるけど、
途中途中にある中途半端なメタっぽい視点(?)はいらないと言う感じ。
でも確かにトリックの構成なんかは上手いね。
『双月城〜』は、そこそこ良く出来てる気もするけど、
良くも悪くも新本格の連中(特に推薦者)の「雛型」って感じがした。
146 :
名無しのオプ:02/04/19 01:55
>145
感想書いてるんだからageてください。
>『双月城〜』は、そこそこ良く出来てる気もするけど、
>良くも悪くも新本格の連中(特に推薦者)の「雛型」って感じがした。
えーそーなんスか?
オレ的には佐藤賢一の『カルチェ・ラタン』みたいな骨太な歴史推理を
期待してたんだけど、そういう期待しちゃダメな感じ?
147 :
名無しのオプ:02/04/19 11:19
「アイルランドの薔薇」読了。
悪くもないが、すごくもない。
日本ミステリー文学新人賞の受賞作もそうなんだけど、光文社が世に送り出す
新人って、穴もないけど華もないんだよなぁ。
148 :
名無しのオプ:02/04/19 18:06
もっと感想きぼん
メフィスト賞でいえば○○○くらい、みたいな指標で評価してくれると判り易いカナw
光文社って、講談社の子会社じゃなかったっけ?
一応、グループ内の棲み分けとか考えているのかな?
151 :
名無しのオプ:02/04/20 22:10
>>150 それが普通だと思われ。
角川の親元で富士見書房やメディアワークスなどわかれてるから
Kappa-Oneの4冊を読了。
んー、『本格推理』の当選者たちが長編を書いた、
ってだけで、それ以上もそれ以下もない感じだ。
まんま『本格推理』の長編版といったところ。
石持浅海の『アイルランドの薔薇』
小説としてはこれが一番レベルが良かったかな。
細部にも気を使っているし、いろいろ仕掛けもあり、
着地も危なげなくて、バランス良くまとまっている。
が、はっきり言って華がなく、とても地味。
この人、それなりに技量はありそうだから、
今後大きく化けそう・・・な気もするが、
このまま小さくまとまりそうな気もする。
林泰広の『見えない精霊』
奇妙な書き出し、奇妙な事件。
作品全体に「奇妙」な雰囲気が漂っている。
舞台設定が非常に人工臭く、読む手によっては鼻につくかも。
謎が謎を呼び、「本当に解決するのか?」
と疑問を抱くほど事態は混迷していくが・・・。
うーん、ある種のワン・アイデアものだが、
やはりこのネタだけで長編をつくるのにはやや無理があるような。
短編、良くて100ページくらいの話を引き伸ばした感じ。
東篤哉の『密室の鍵貸します』
ユーモラスな筆致で描いており、読み易かった。
人によってはギャグがサムいかもしれんけど。
巻き込まれた主人公が事件を掻き回すことで
どんどん話が複雑になっていくっていう展開だが、
これも短編を引き伸ばしたような印象を受ける。
実際元は短編のネタだったらしい。
ありきたりのユーモア・ミステリって感じで、
作者のギャグに馴染めるか否かがポイントかと。
加賀美雅之の『双月城の惨劇』
三十年代のドイツ、古城、二人の名探偵、密室。
言うまでもなくが、とにかくカーを彷彿とさせる本格ミステリ。
最近のヤツでここまでコテコテなのも珍しいかと思われ。
黎人が強く後押ししてるんで不安を覚える人も多いかもしれないが、
文章は読み易くて黎人の作品ほどかったるくはない。
とはいえ400ページと微妙な厚さ故、少しダルさを覚えるが。
まー黎人が嫌いで嫌いでしょうがないという人にはオススメしない。
黄金時代の本格、特にカーの作風に飢えてる人には良いかと。
カーを読んだことない人には、素直にカーの作品の方を薦めときたいが。
どれも佳作か良作といったところでそこそこ楽しめたが、
「コレ、面白い!」と強く推したくなる本はなかった。
メフィスト賞みたいにゲテモノめいてはおらず、
非常にオーソドックスというか、冒険心がないというか。
最近はゲテモノめいたヤツが目立っている分、
「俺はオーソドックスな本格が読みたいんだYO!」
つー人にはいいかもしれんがね。
153 :
名無しのオプ:02/04/21 12:09
二階堂は新人つぎつぎだして
第二の島田になりたいのかね
それには力不足なんだけど
ハゲに力など一切ありません。
155 :
名無しのオプ:02/04/22 22:34
俺もこの週末にかけて四冊全部読んでみた。
個々の作品については、152の感想が簡潔にして要を得ているので、ここでは繰り返さない。
ただ、刊行された四作品が全て「佳作もしくは良作」というのは、ある意味凄いことではないだろうか?
メフィスト賞の受賞作で言えば、古処誠二の「UNKNOWN」級の作品が四作並んでいるという感じだった。
ただこのレーベル、良い意味でも悪い意味でも、「講談社ノベルズより広範な読者の獲得」を狙っている気がする。
だから今回は、新レーベルを立ち上げるということを優先した結果、多少地味でも大きな欠点のない、そこそこ読める作品をセレクトしたという事なのかも知れない。
その意味では、実質的な公募第一回目となる次回の受賞作に期待したいね。
それによって、このレーベルの真価が問われることになるだろう。
156 :
名無しのオプ:02/04/22 23:02
締め切り8月末日です。
森並のインパクトある受賞作キボーンヌ
157 :
名無しのオプ:02/04/23 07:13
>>155 >メフィスト賞の受賞作で言えば、古処誠二の「UNKNOWN」級の作品が四作並んでいるという感じだった。
実はこの「ひっそりタイプ」が一番伸びるタイプなのではないかと、最近思うようになってきた。
新堂冬樹もあんまり注目されなかったけど、今すごいし。
内輪受け要素がないから話題にならないけど、内輪の外で本当に評価されるタイプがこれ。
ならば、カッパの4人も、安定した技量の持ち主なのかも。
そこそこ楽しめるのは、「作品の質=トリック・アイデア」ではないからだろう。
今後の成長に期待したい。
158 :
名無しのオプ:02/04/23 11:07
>>157 ほぼ胴囲。
派手ではないのに読ませるのは、力量のある証拠。
途中で投げ出したくなるような作品は、一つもなかった。
光文社は編集者に見識があるって話だから、地味でも「これは伸びる!」と感じた人ばかりが選ばれたのかも知れないね。
読者の低年齢化に合わせるトンデモバカミス系作品が乱発され始めた昨今、今回の4作に好感をもったよ。
本格推理シリーズのよさは素人臭とトンデモなトリック・アイデアじゃなかったっけ
>>159 確かに。
責任編集が二階堂に変わってから一編の枚数が増えて、アイディア一発の
馬鹿な作品が選ばれにくくなってしまった。
>>159-160 俺はその逆だと思ってる。
二階堂になってからは、彼の趣味丸だしの選考になってしまったと思う。
今回、堅実な論理物を書いてた人がいたようだけど
インパクトが薄いという理由で落とされたようだ。
二階堂自身も、奇抜さを訴えた結果、応募数に反映したと書いていたが。
鮎川時代の方が、正統派本格の作品が多かったと思うのだけど、どうだろう。
その点では、今回の4人は鮎川時代の出だから
>>158に同感。
地味だけど読ませる力があるのは好感が持てる。
といってもまだ2人しか読んでないのだが。
162 :
名無しのオプ:02/04/23 17:14
ふむ、そうなのか。
地味で読ませる本格ミステリーはけっこう好きなので、しかも最近の講談社ノベルスにはうんざりして
いたところなので、全部読んでみよう。
とりあえず「アイルランドの薔薇」だけ読了したんだけど、なかなかいいね。
章構成なんか非常に美学を感じる。クローズドサークルの設定も秀逸。
探偵の造形も悪くないし、ハッピーエンドも心地いい。
次は「見えない精霊」を読んでみます。
163 :
名無しのオプ:02/04/23 18:10
>二階堂になってからは、彼の趣味丸だしの選考になってしまったと思う。
これには同意。
正直、あれだけ褒めていた田辺正幸の「樽の木荘」は
あまり面白くなかったんだけど、双月城は普通に面白かった。
かといって、新・本格推理01で絶賛していたほどでもないんだけど。
『本格推理』といや柄刀一、黒田研二のバカミスコンビでしょ。
おいおい、カッパノベルス良さそうだな。
なんか素直に読んでみたくなってきたよ。
感想ウプしてくれた人、サンキュー
166 :
名無しのオプ:02/04/24 06:54
>>150 カッパノベルスは、地味でも力のある作家を育てる。大成した作家も逃げない。水田型。
講談社ノベルスは、派手好みで売れなければ切る。大成した作家は逃げる。焼畑型。
てな感じで営業方針を分けてる気がする。
167 :
名無しのオプ:02/04/24 09:41
なんか全然「哀れ」じゃなくなってきたな
168 :
名無しのオプ:02/04/24 09:44
しょうがねぇなぁ。
識者の意見を尊重して大人買いするか。
169 :
名無しのオプ:02/04/24 10:29
4冊とも古処誠二に横並びというのはさすがにいかがなものかと
思ったが、「アイルランドの薔薇」は、ちょっとそんな感じが。
>>166 言い得て妙。激ワラタ
170 :
名無しのオプ:02/04/24 11:33
カッパノベルス、結構評判いいですね。
買おうか迷ってここ見にきたけど・・・
私も大人買いします。
171 :
名無しのオプ:02/04/24 15:14
とりあえず作品的には地味だが、悪くない
――という線でまとまりそうなので、
あえて本としての欠点をあげとく。
巻末の著者インタビューが激いらねえ
……つーか『ジャーロ』の広告ぺージの使い回し。
これなら普通にあとがきか解説つけてくれたほうがよかった。
『双月城』のみレーニン先生のありがたい解説つきだが、
読むと著者が気の毒に思えてくる。
172 :
名無しの探偵:02/04/24 17:48
とりあえず、「メフィスト」みたいな、ミステリもどきと言うのがなくて良さそうだ。
いつのまにかに、本格が廃れ、バカミス(でも本格派廃れてないような言い方がなされていたが)が台頭していたので、これは良い兆候だ。
173 :
名無しのオプ:02/04/24 17:51
「双月城」の開設は、べた褒めしすぎ。
あれはまさに、「映画の予告ムービー」。
期待して読んでは絶対駄目。
面白くないって意味ではない。
佳作を、超大作とうたっているのが、駄目なだけで…。
あぼーん
>173
レーニン先生の解説はべたぼめよりも
「自分の作品を第三者として読めた、
やっぱこーゆーオレ様みたいな作風って最高!」
って具合にけっきょく自画自賛してるだけじゃないの?
あれでは自分なりに一生懸命創作をしてる作者が気の毒だ。
176 :
名無しのオプ:02/04/24 20:59
『双月城』読了。
メフィストより全然良いよ。
良くも悪くも新本格です。
古処級っていうけど、『UNKNOWN』よりは出来が良いと思うが。
彼は2作目以降化けたけど、一作目は地味で大したことなかった。
とりあえず推薦者がこの本を台無しにしてることは確か。
ウチの店では発売日にそれぞれ20冊ずつ仕入れたのだが、今日までの販売部数は下記の通り。
「密室の鍵貸します」 13冊
「双月城の惨劇」 10冊
「アイルランドの薔薇」 8冊
「見えない精霊」 7冊
仕入れた当初はほとんど動きがなくて、週末あたりから急に売れ始めた。
これはやっぱり朝日の三段抜き広告の影響なんだろうな。
「アイルランドの薔薇」と「見えない精霊」はカバーのデザインが悪くて損をしていると思う。
内容的には四作とも甲乙つけがたい出来なのになあ…。
4冊まとめて買うお客も結構いるよ。(今日も一人いた)
案外このスレを見て買いにきたのかも。
もしそうなら、思わぬ宣伝効果だね。
光文社から広告料をもらうか。(笑)
178 :
名無しのオプ:02/04/24 22:28
カッパはやっぱトリック重視の本格推理系のが多いんですか?
点と線は結構評判良いみたいだし、読んでみようかな。
>>178 >カッパはやっぱトリック重視の本格推理系のが多いんですか?
伝統的に本格が強いのは事実だが、「白昼の死角」や「黄土の奔流」も
初刊はカッパだぞ。
>点と線は結構評判良いみたいだし、読んでみようかな。
まだ読んでなかったのか(w 早く読みなさい。
朝日の広告は推薦文がミス研ばかりでなんだかなぁ・・・
新レーベルとして出すほどの意義はまだ見出せないが、
どれもカッパらしく堅実な仕上がりにはなっている。
ところでカッパノベルスのターゲットの年齢層ってどんくらいだろ。
講談社ノベルスよりは上な気がするが・・・
181 :
名無しのオプ:02/04/25 00:18
そう言えば、古処がデヴューしたときも「地味」「短編ネタ」って貶されてたなぁ。
その一方で非常に好意的な評価も多かった。
カッパワン組と似てるねぇ。
本格であっても、読書の面白さを求める人に受けるのだろうと分析した。
182 :
名無しのオプ:02/04/25 02:17
>>181 カバーデザインが地味ダサなところも似てるよw
カッパ・ワンの四作は表紙買いされそうな感じが多少あるけど、やっぱり地味ダサ。
古処の「UNKNOWN」は最悪地味でダサイ。
183 :
名無しのオプ:02/04/25 08:13
>点と線は結構評判良いみたいだし、読んでみようかな。
松本清張はほとんど文庫で読めると思うんだけど。
184 :
らいつびる:02/04/25 10:00
俺が買うとことごとく地雷なのは何ゆえ?
『彼は残業だったので』松尾詩朗
『海の仮面』愛川晶
『奇術師のパズル』釣巻礼公
185 :
名無しのオプ:02/04/25 12:23
>184
ワラタ
その3冊全部読んでないけどw
「6とん」や「コズミック」みたいに駄作すぎてベストセラー並みに
読まれてる作品もあるのに
186 :
名無しのオプ:02/04/25 17:55
この4冊が最低ラインなんだろう
選考ではこれ以上のモノを選ぶよ〜ってことなんじゃないの
187 :
名無しのオプ:02/04/26 00:53
本気で読みたくなってきたよ、河童・腕
貧乏なんで大人買いは無理っぽいのだが、お勧めはどれですか?
188 :
名無しのオプ:02/04/26 02:04
>>187 どれも一定の水準に達した佳作・良作なのだが…。
端正なフーダニットを読みたいなら「アイルランドの薔薇」
大仕掛けなトリックや密室好きなら「双月城の惨劇」
肩のこらないユーモア・ミステリが好きなら「密室の鍵貸します」
ロジックの展開の面白さを味わいたいなら「見えない精霊」
といったところか。どれを買っても損はないと思うよ。
189 :
名無しのオプ:02/04/26 11:27
5/25にジュンク堂である禿人司会のこの四人のトーク・セッションに行く
チャレンジャーっている?
>人数限定ですので、お早めに予約ください。
ということなので、逝きたい猛者は急げ!並べ!はげろ!
191 :
名無しのオプ:02/04/26 21:29
>>189
ここに一人。
新人4人も気になるけど、禿人の方がもっと気になる・・・。
192 :
名無しのオプ:02/04/26 21:46
禿人
193 :
名無しのオプ:02/04/27 04:29
>>189-190 鬱…。
じつは、作家がタレント化したのが講談社ノベルスであり、新本格だと思う。
イベント、共作、企画本、競作、が多いし、「ミタラ○・カフェ」とか見ると、こういう売り方はこれからも続くだろうと思う。
森、清涼院、殊能なんかはアイドルみたいで、ファンの年齢が幼い。
講談社ノベルスは、勿論わかっていて押し出しているし、その営業的煽りは上手い。
カッパワンは、感じとしては作品勝負になりそうな気がして好印象だった。
なのに、こういうイベントは正直言って幻滅…。
本格推理小説そのものの面白さで頑張ってもらいたい…。
あと、いかにも型通りの推薦文依頼もやめて欲しかった…。
194 :
名無しのオプ:02/04/27 05:19
>>193 言いたい事は非常によく判るし、ある意味正論だとも思う。
ただ、新レーベルのより広範な読者への認知という事を考えると、創設期の現在はこの手のイベントもある程度はやむを得ないのではないだろうか。
少なくとも今回の四人の作品は、講談社ノベルズ系の営業戦略で売上げが上がるような作品ではないし、光文社の編集者もその点は判っていると思う。
当の本人たちも、いずれも三十代から四十代の分別ある年齢だから、清流院のようにスター作家気取りの天狗になる心配はないだろう。
ただ、どうもこの企画、レーニン先生の持ち込み企画という気がするのだが…。
もしそうなら、売名行為に利用された四人が可哀相だね。
195 :
名無しのオプ:02/04/27 05:42
>193
胴衣
俺もちょい萎え
殊能スレッドは、アイドルスレッド化しててウトゥ
ハサミ男は良かったのに
美人秘書なんて煽りも、驚異の十代作家も、完全にアイドルの売り方
煽られる読者もあれだが、乗じる出版サイドもどうなのよ
ミステリをおとしめるのは、もうやめれ
こりゃ老舗のカッパノベルズに期待するっきゃねーな!
……なーんて思ってたら、これだもんな
何やってんだか
カッパだけにハゲってか
やっと4冊読了。
感想としては
>>152のレビュー、そのまんまだと思う。
私的な好みで行くと、アイルランド>密室の鍵>双月城>精霊 ってカンジ。
他の3冊より精霊の評価がぐんと落ちてしまった。
序盤でネタがわかってしまったというのもあるんだけど、
やっぱり特殊な舞台設定が読者を選んでしまうというか。
短編を無理矢理引き延ばした感じで、途中の中だるみがきつい。
>195いや、一人一人売り出すわけでもなさそうだし
作者達の抱負やミステリへの考え方が自然に出る・・・ようであってほしい。
なんで禿が出てくるのか不明だし、明らかに人選を誤ってるけど、
四人とも後押しするのは良い。見込んだ作家を大切にするカッパらしさがある。
推す気もない作家をデビューさせる賞に比べれば、本人達もありがたいはず。
>>188 レスサンクス
うわお、なんか全部俺の好みって感じだ。どれを買おうか迷ってしまう
てか、懸賞で図書カード二千円分が当たったから大人買いしてみるかな
禿人たん司会のトークセッション予約しちゃったよ。
201 :
名無しのオプ:02/04/28 13:13
四人の作家にはわるいけどこけてほしい
二階堂にこれ以上でしゃばられたらこまる
二階堂叩きはもういいよ。
たしかに二階堂はイタイ人だけど
「二階堂が推薦してる時点でダメ」みたいな書き込み多すぎ。
書斎魔人じゃないが、しょうもない個人叩き(中傷)はもうたくさん。
203 :
名無しのオプ:02/04/28 18:52
>>202 同感。
そもそも今回の長編の選考は、あくまで光文社内部で行われたものであり、二階堂氏は全く関与していない。
このスレ自身、本の刊行以前は憶測にまかせた叩きが多かったが、実際に作品が刊行されてからはその内容を
真摯に評価する良スレとなっていただけに、201のような書き込みは非常に残念。
何のかんの言っても、最近これだけの高水準を維持した本格ミステリーを一挙に刊行するようなレーベルは貴重
なのだから、作品自体の出来以外の要素で叩くのはやめてほしい。
根拠のない憶測で叩くのは、結局自分自身の内面の醜さを露呈する結果となる。
204 :
名無しのオプ:02/04/28 19:21
そういえば「DOOMSDAY」の作者の人のスレに
四月にカッパからデビューするっていう人が書き込んでいたな。
あれは偽者だったのかな。
「見えない精霊」を読みました。
メイントリックですが、これでほんとに解決されたんでしょうか・・・
(メール欄)ということでいいですか?読解力に自信なし・・・
でも、異様にしつこいウィザード萌えー(w
206 :
名無しのオプ:02/04/28 20:33
>>204 今回の募集に応募したが、選考の結果落とされた奴の自作自演。
207 :
名無しのオプ:02/04/28 20:41
>>206 だから単なる推測で書き込みするのはやめなって。
それともそれは確かな裏付けのある情報なのか? だったらソースをあかしてほしい。
208 :
名無しのオプ:02/04/28 20:48
>>205 それで正解です。
チェスタートンの某短編のバリエーションですね。
>>205 ていうか序盤からわからなかったか?
ウィザードは確かに萌える。
210 :
名無しのオプ:02/04/28 21:32
活字でかすぎ
>>209 ごめん、オレは序盤ぢゃ分からなかったYO。だって謎が出てくんの真ん中辺ぢゃん。
君は先に挑戦状読んだんぢゃないの。後ろから捲ったとか(藁
最近は殊能とか読者を試すようなヒネた構成を確信犯でやる奴が多いから、
「分かった、分かった」ってはしゃいでると、意外と作者に哂われているようで怖いぞ。
212 :
名無しのオプ:02/04/28 23:18
>>210 おっ! 活字の大きさにひいたのは漏れだけじゃなかったんだ!
読みやすくていいんだけどね。
最近なんでも活字が大きくなってきてるね・・・。
老眼気味の知人は「読みやすい」って喜んでるが。
214 :
名無しのオプ:02/04/28 23:57
>211
そうか。わからなかったか…気の毒に。
ネタバレになるので詳しく書けないけど、メール欄の記述だけで
ははぁーアレをやるのかと気付いてしまったヨ。
216 :
名無しのオプ:02/04/29 00:09
>>211 スマン・・・俺も最後までわからなかったのだが、
君の書き込みの後ろ2行はもっとわからん。
>>215 君の書いてくれた理由もそうなんだけど、俺は(mail欄)に問題があると思った。
あれじゃあどんな仕掛けをするのか大体想像がつくから、
読者も最初からそのつもりでネタ探ししてしまうと思うんだけどなあ。
196と215は同一人物かと思ったよ。
っていうか、215の指摘は本当に伏線かあ?
あれで分かったって言ったら勘みたいだけどな。
昔そういうシャーロックホームズのパロディあったの思い出した。
山勘で全然違う手がかりから推理して偶然にも真相を言い当てちゃうの。
なんだっけ、E=MC2をすごい解釈しちゃうやつ。
俺は
>>215の指摘の最初の方でそれ系のトリックをいくつか思い浮かべたけど
最後まではわからなかったクチ。
もちろんその中の一つには正解もあったけど最終的には別のトリックを想像してた(w
>>217のメール欄には激しく胴衣。
あれのおかげで俺も構えてしまったわけだし。
全然話違うけど、他の3冊読んだ人ってあまりいないのか?
アイルランドと双月城をまだ買っていないんだけど・・・
220 :
名無しのオプ:02/04/29 00:52
何もわからず楽しめた自分は幸せモノだとわかりました>精霊
221 :
名無しのオプ:02/04/29 00:57
215のは伏線じゃないと思う。それで特定できるのは凄すぎ。それと分からな
いのが「気の毒」というのは違うんじゃない?むしろ「幸せ」だと思うが。
氷川透のHPの指摘を読んで、それと質問状(挑戦状じゃないのも臭い)の
書き方とかに妙に神経使っているのを見ていると、深読みかもしれないけど
この作者がもしかしたらこんなことを狙っているんじゃないかな、という発
見をした気がしてる。当たってたらかなり意地悪。
>221
いや、215は単に211の煽りに乗っただけじゃないの?
好きな作家のHPは見ないようにしてるんで氷川のその指摘を知らないんだけど、
具体的にその発見とやらを教えて欲しいなぁ。メール欄きぼん。
連続書き込みスマソ
>219
どうなんだろう?
俺のいきつけ書店数軒だと、他の三冊は在庫なしで精霊だけが山積みなんだけど。
前に書店の仕入れと売上情報書いてくれた人、その後はどうだったんだろう?
>218
>E=MC2をすごい解釈しちゃうやつ。
ロバート・L・フィッシュのシュロック・ホームズだよね。
あれはむちゃくちゃ面白いシリーズだったなあ。
スレ本筋と関係ないのでsage
昨日本屋に行ったらアイルランドと精霊だけ残ってた。
一番売れてるのは「密室の鍵」あたりだろうか。
>>223、
>>225 紀伊国屋書店の先週のノペルズ版売上げベスト100によると、
「双月城の惨劇」 31位
「密室の鍵貸します」 51位
だった。ちなみに一位は同じ光文社の「新宿鮫 風化水脈」。
「三毛猫ホームズ」が第三位。
講談社ノベルズの「多重人格 サイコ」が47位、
霧舎の「00学園」が53位だから、
完全に講談社を上回っている。
「アイルランドの薔薇」と「見えない精霊」は、残念ながらベスト100には入っていなかった。
オレの店での売上げは、今日出勤してから集計してみるよ。
「双月城」と「密室の鍵」がよく売れてるね。
特に「双月城」は書店が力を入れているところが多いみたい。
ネットの書評とかあんまり見つからないんだけどどこかある?
228 :
名無しのオプ:02/04/29 04:49
やっぱタイトルからして、キャッチーだからか?
「城」「惨劇」「密室」と。
229 :
名無しのオプ:02/04/29 05:44
>>208 チェスタートンにありましたっけ?ちょっと思い付かないです。
どの作品ですか?メール欄で教えてください。
書店員さんありがとう!
双月城って売れてるのか。
同時に4冊発行されて、他の2つは100にも入ってないなんて
ずいぶん差がつくもんだなぁ。
少し前に誰かも書いてたけど、
精霊とアイルランドはカバーで損してる部分あるよね。
脈絡のない話で失礼。
石持浅海氏って男なのか女なのか?
どっちとも取れるような名前なんだけど気になってしょうがない。
過去の本格推理見ても書いてないし・・・
『見えない精霊』関係。
まあ
「事前に何をやろうとしているのかわかった」
みたいな意見もわからなくはないなあ、
ミステリとしてはワンアイディアのシンプルな小説だから。
ただ、この小説の最終的な落ち、というか読ませたい部分は
「論理的でない解決のほうがひとを救う」
という部分のほうだろうから、
トリックわかった云々で評価されるとちょっと気の毒だと思う。
じつは
>>134書いたのオレなんだけど、
オレはどっちかというとわざわざ説話形式に仕立ててるのに
「読者への挑戦」を入れてしまうことのほうに疑問を感じた。
落ちと読者への挑戦でメッセージが矛盾してる気がしちゃうんだな。
233 :
名無しのオプ:02/04/29 10:14
234 :
(*゚ ー゚) フーン:02/04/29 10:29
「見えない精霊」関連の皆様の御レス、とても参考になります。
変な名前の人たちが、具体的なくせに人工的な世界で
どたばたする感じ、泡坂先生が萌えられたのもわかる気がするです。
でも個人的にはしつこくウィザード萌えー(w
235 :
名無しのオプ:02/04/29 11:58
>>232 >オレはどっちかというとわざわざ説話形式に仕立ててるのに
>「読者への挑戦」を入れてしまうことのほうに疑問を感じた。
>落ちと読者への挑戦でメッセージが矛盾してる気がしちゃうんだな。
俺はむしろそれこそ作者がやろうとしていることのような気がする。本格推理の
フォーマットに乗っ取ってくどいくらいに論理戦をやらかして、さらには「読者
への挑戦」までして読者に論理的な答えを求めるように誘導しているかのように
見えるくせに、実は作者はそれを答えにする気が最初からないことこそが、この
作品の本当のミスディレクションなのではないのかな。小説や世間のフォーマッ
トが要求する答えを正解にするな、というメッセージにも合致するし。さらにそ
の姿勢を予め宣言するために氷川氏が指摘したような構成上の捻じれをあえて作
っているんじゃないかと思うよ。挑戦状、おっと質問状の書き方や、本に挟まっ
ていた宣伝の紙の作者の言葉とかの書き方見て、俺はそう確信している。分かん
ない人に読み落とされるのを覚悟の上でそういう構成にするあたり、確かに読み
手を要求する作家かもしれないね。
236 :
名無しのオプ:02/04/29 12:50
>235
おお、それ当たってそう。
確かに「あなたの答えを聞かせてください」って書き方あたりがキモだね。
そうするとトリック部分を見抜けたってことだけを強調している人こそ、
まんまとこの作者の術中にはまっていることに気がつかないで宣言させられているうえに、
おまけに作品のテーマにばっさり斬られてるってわけだ。
うへ、きついな。
ゴメソ、変な日本語が鬱なので書き直させて。
×:まんまとこの作者の術中にはまっていることに気がつかないで宣言させられているうえに、
○:まんまとこの作者の術中にはまっているのに気がつかないで、そのことを自分で告白させられているうえに、
こう書きたかったのよ、低能でスマソ。
流れとして気になるので一言。
トリック部分を見抜けたってことだけを強調している人
= 術中に嵌っていることに気付かない人と安易に結びつけるのは短絡的。
これまでのレスではトリックを見破れただけとしか書かれてないし、
作家が何を伝えたかったかなどその本人でなければ永遠にわからない。
>235のように自分で思う分にはいいが、>236=>237のように断定するのは
これから読む人にとってもいい影響があると思えない。
因みにオレも中盤ではわかってしまった方だし。
それから、正直精霊は自分の中でイマイチだったので、
個人的には他の3冊の話が聞きたい。
オレの一押しはアイルランドなのだが、どうも売上はイマイチらしいね…
>>238 逆にどの辺がイマイチだったのかあたり聞きたかったり。
引っ張ってゴメン。
>238
今一通り最初からこのスレ見てみたんだけど
理由は前に他の人が書いてくれたのとほとんど同じ。
>>152そのままかな…
オレはアイルランドの設定の絶妙さを高く評価してるけど、
反面あまり人工的で特異な舞台が苦手っぽい。
でもこれは個人的な趣味で、本格推理の頃の作品も含めて
単に肌に合わないだけなんだと思う。
あとは短編一本に800円近くも払ったというコストパフォーマンス的なものかな…
活字のでかさも手伝って長編仕立てになってるけど、
やはりワンアイディアものでは無理があるような。
でも出版社の方も最初から中短編として売り出したのかもね。
失礼しました。
>238じゃなくて>239だな。238はオレだ。
あと、今カバーを見たら「長編本格推理」となってた…
俺もアイルランドは好きだな。
設定も登場人物も魅力的で、すごく丁寧な気がする。
ロジックの構築の仕方が堅実だし、名探偵役がカッコイイのがいいよね。
しかもカッコイイのが日本人なのがイケてる。
そして意外と硬そうな作風に見えて、本格的な茶目っ気というか遊び心があるのが俺の好みに合致する。
アイルランドの空気が感じられて好印象。
精霊の方は、ネットの感想を見ていると真っ二つだね。
ワンアイデアで長編なのは駄目とする意見と、ワンアイデアで長編なのがいいとする意見と。
でも駄目だという意見で書かれている「短編のネタ」というのは何を差すのかがよく分からない。
本当なら短くてすむ話を水増しして長くしているという印象はなかったけど・・・。
むしろ余計な描写は省きまくって短くまとめているし、途中でだれずに興味を引っ張っていたように思うけどね。
ワンアイデアだったら短編でなければならないというのだったら、俺はちょっと違う意見だな。
古典の長編のトリックは一言でトリックを言い切れるものが多いと思うんだけど違ってるかな?
アクロイドとか、オリエントとか、短編のネタといったら短編のネタ。
ローマ帽子なんて煎じ詰めれば帽子だけのネタだしね、それであれだけ論理が転がるから興奮したんだけど。
メイントリックを中心に小ネタを沢山ちりばめないと長編にならないというのなら、好みの問題かな。
ただあんまりごちゃごちゃするのは俺的には満腹感よりも散漫な印象を受けるかも。
最初はまともそうだった238の口調が煽り口調になってきたので、ちょっと弁護してみた。
双月城と密室についても芯をくった意見交換しようよ。
この二作も語りどころがいっぱいあって、真摯な話が出来ると思うよ。
ここだけの話しだけど、占星術殺人事件は短編で十分。
244 :
名無しのオプ:02/04/29 15:43
242は言ってることはまともなんだが、238のどこが煽りなんだ?
むしろそう言う方が煽りととられたし。
>>242 そうか。ごく普通に書いたつもりだけど煽りととられたら申し訳ない。
具体的にどの辺が煽りなのか説明して欲しいところです。
ワンアイデアだったら短編でなければならないというのは確かにそんな決まりはないね。
多分、最近は一つの仕掛けに別方面の仕掛けと二十三重仕掛けの凝った作品が多すぎるから、
一般的にもその傾向が強まったんじゃないかと。
>途中でだれずに興味を引っ張っていたように思うけどね。
オレはこのだるさを感じてしまったんだよ。すまん…
あと、前に誰かも書いてたけどネットで批評書いてるとこがあったら教えて欲しい。
検索してもまだ引っ掛からないし、普段あまり書評サイトを見ないもんで。
アイルランドの感想をもっと聞きたい。
>>240 厚みのわりには値段が高い!と自分も思った。
つーか、最近のノベルスって全部高すぎ。
>>242 古典の短編ネタが長編化されてるものは、
背景とか人間関係とかよい意味でスケールの大きいものが多いと思う。
その辺が否定派の理由じゃないのかなぁ?
ちょっとスレの趣旨とズレてきたようなのでサゲ。
>>245 連休なのでついつい長時間ネット見ている自分が悲しい。
さっきまで芸能板を見てました。
>そうか。ごく普通に書いたつもりだけど煽りととられたら申し訳ない。
>具体的にどの辺が煽りなのか説明して欲しいところです。
あ、俺の誤解だったかもしれない。こちらこそ申し訳ない。
前レスの
>でも出版社の方も最初から中短編として売り出したのかもね。
>あと、今カバーを見たら「長編本格推理」となってた…
という流れがからかい口調に読めてしまった。
俺の方が煽りになっていたという意見もあり反省です。
>あと、前に誰かも書いてたけどネットで批評書いてるとこがあったら教えて欲しい。
>検索してもまだ引っ掛からないし、普段あまり書評サイトを見ないもんで。
>アイルランドの感想をもっと聞きたい。
俺も書評サイトはブックマークしてないんで普段はgoogleで拾ってる。
今回は暇に飽かせてリンクをたどってサーフィンしてみたので、URLを記録してない。
再び申し訳ない。
それと246の古典の作品は背景や人間関係のスケールが大きいという話は、ちょっと納得行かないかな。
アクロイドやローマ帽子は背景のスケールが大きかったり深みがあったりしますか?
煽りに思えたらまた反省なのだけど、俺の記憶ではそうではないと思うし、
だからってその点でこのニ作の評価が変るものではないと思っている。
もっとも精霊とこの古典が並びうるという話しではないので、念のため。
双月城とか密室の鍵とか語り所満載だと思うし、
読んでいる人が多いと思うのでぜひとも感想を書いてほしい。
俺の感想を深めるような新しい視点を希望します。
もちろんアイルランドの感想も楽しみだ。
これは結構、語れる話しだと思うよ。
>235
>俺はむしろそれこそ作者がやろうとしていることのような気がする。
ああ、それはたしかにあるかもね。
だけど、だとしてもあまりうまくいってる気はしないなあ……
そういうテーマならもっと小説的にこなれたやり方をしてほしいし。
その意味でワンアイディアのミステリを支える小説部分がまだ未消化
というのがオレの感想。
ただデビュー作だし、その辺含めて今後が楽しみなひとだと思う。
個人的には天藤真みたいなヒューマンでかつ、
トリッキーな作風の作家になってくれることを期待してる。
『アイルランド』はたしかにうまい。
ただ、うますぎてここでの話のとっかかりが特にない(w
あえて言うなら今度は日本が舞台のものを読みたいかな。
『双月城』は現在読み中。
まだ『双月城』しか読んでないから他の3冊とは比較できないんだけど。
『双月城』に関してはとりあえず巧いと思う。
必読というほどではないけど読んで損はしない。
とりあえず第一の密室は巧いと思った。
凄絶で印象に残る。
第二の密室は少々強引。
他は緻密なのに、ここはかなり危なっかしい。
例えば、犯人がどうしても密室を作らなければならない理由があるのなら
それなりに確立の高いトリックでなければならない。犯人の心理として。
しかし(メール)がそれほど高い成功率なのか疑問。
あとは動機の消去法というのがあったけど、
これも書く必要はないと思う。
動機が小説に味を加えることはあっても、あくまで付属品。
隠された動機がある場合読者には知ることができないし、
動機の軽い重いで殺人を犯すわけではない。
つーか、上に述べたのはほとんどどうでもいいことだと思うw
実際このミステリはよくできてるよ。
250 :
名無しのオプ:02/04/29 18:31
企業のアンケートで貰った図書券が集まったので4冊買ってみた。
ネタにしてやろうという位の軽い気持ちで寝っころがって読んだ。
驚いたことに良かったぞ。
アイルランド。
地味っていうから覚悟してたら、
なんのなんの冒頭シーンからドンパチと派手じゃないですか。
登場人物もキャラがはじけまくっているし怪しさ満開。
ちっとも地味じゃないじゃない。
なによりフーダニットで押しているのが嬉しかった。
ぜひ映画化して日本人の権威回復に役立てたいほどフジが魅力的。
精霊。
短編ネタという予備知識があったので薄い話を読まされるんだろうと覚悟してたら、
これまたなんのなんの、出るわ出るわ現象、話すわ話すわ推理w
確かに核になる原理は驚くようなネタではないのだけど、
むしろ誰でも知っている原理を使ってこれだけバリエーションがあって
使い方のダブらない不可能現象を作ったことに逆に感心したよ。
短編ネタってほめ言葉かも。
密室の鍵。
この辺からスレの評判を疑って読みだした。
これも短編ネタって言われてるけど、案の定、俺の感想は違ったよ。
もしトリック部分を抜き出して短編で書いたら
きっと段取りが続くだけの話になって面白みがないと思う。
これはこの形でトリックと展開が良いバランスになってる。
特に二つめの密室の出来上がる状況が面白かった。
双月城。
長いし、パスティーシュだって話だし、ってびびりながら一番最後に読んだけど、
意外なほどスラスラ読めてビックリした。
解決編に入ってからの迫力が凄いね。
書いた人が徹底してトリックが好きなことがグングン伝わってきて、
もうただ気おされて頷くしかなかったよw
もちろんほめ言葉。
251 :
名無しのオプ:02/04/29 19:34
ほんとに光文社の工作員がいるんじゃないかと思えてきた・・・
ま、ジャケットデザインがカコイイので2つぐらいは買ってもいいかな。
読んだら漏れもカンソUPします。
みんなのレス読んでる限り、全然哀れっぽくないぞ>>スレタイ
253 :
名無しのオプ:02/04/29 19:50
みんな、本当におもしろかったか・・・?
とりあえず「密室〜」を読む。
個人的にはもうちょっとサプライズあると思っていたけど
佳作ではあると思ったよ。新人にしてはこれくらいでしょうか。
講談社の新人に金使うよりはマシと思った程度。
大絶賛のスレの流れからなんか勢いで誉めてないか皆?
255 :
名無しのオプ:02/04/29 20:28
なぜこんなに好意的なのか、誰か分析頼む
256 :
名無しのオプ:02/04/29 20:34
社員が混じってます
おれはあんまり面白いとは思わなかったよ
>254
>大絶賛のスレの流れからなんか勢いで誉めてないか皆?
いや、スレ通して読むとわかるけど、
「大絶賛」してるひとはそう多い訳じゃないよ。
オレは好意的なほうだと思うが、全肯定してるつもりはないしね。
好意的なスタンスをとったのだって、
刊行前のこのスレの「誰が読むんだこんなもの」的な空気のせいだし(w
そういう意味では個人的な趣味の違いはあるけど、
>>152の評価が一番冷静で妥当なものなんではないかな。
要はちゃんと延びシロのある新人の真っ当な良作であって、
年間ベスト級の傑作とかではない。
258 :
名無しのオプ:02/04/29 21:50
好意的な感想が多いのは確かだけど大絶賛てほどじゃないじゃん。
253、255、256は反論あるなら書けば?
大体匿名掲示板で雰囲気に流されるもないと思うが。
酷評する人がいないってことはそれだけレベルが高いってことだろう。
面白くなかった人がいればそれも書いて欲しい。
そっちのほうが議論ができて面白い。
259 :
名無しのオプ:02/04/29 21:54
工作員キタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!!!!
260 :
名無しのオプ:02/04/29 22:30
いやはや、このレーベルは期待できるぞ
261 :
名無しのオプ:02/04/30 00:27
>>257、
>>258 同感。
実際に作品を読んだ人の書き込みを読むと、長所も欠点もちゃんと検討した上で正当な評価を下している。
講談社ノベルズのスレと比較してみると判るが、あちらは本当に酷い。
要するに、今回のこの四作品は、読んだ人間がその長所や欠点をきちんと勘案した上で評価を下したくな
るような魅力があるという事ではないだろうか?
それはそれぞれの作者の「本格ミステリー」に対する真摯な態度や、また良質のミステリーを読者に提供
しようとする編集者の意気込みに裏打ちされたものだろう。だからこそ読んだ人の多くが「好感が持てる」
「大傑作ではないが評価しうる佳作」という感想を持つのではないだろうか?
そもそも、作品の内容について参加者がこれだけ真摯に熱く語っているスレが現在のミステリー板の中に
何件あるだろう? 一人や二人程度のアジテーターの存在では、決してこのような大きなスレの流れには
ならなかった筈。その意味で259の書き込みが何の根拠もない妄言であることは明白。
この四作品を支持するにしても否定するにしても、ちゃんと自分で読んだ上で、自らの言葉でその根拠を
述べた上で評価を下すべきではないかな。それが作者及び編集者に対するエチケットだと思うが。
寝てる間にずいぶん流れてた。。。
まずは
>>242 レスありがとう。
最近のミス板でこれだけ真摯なやり取りが出来るのは素直に嬉しい。
なんていうか、オレの言いたいことは全部
>>257が書いてくれてしまった。
あとこれは作品自体に対してでなく個人的な意見なんだけど、
鮎川時代の本格推理1の頃からこのシリーズを読んでいたので、
その中からデビューする人がいれば素直に応援したいと思う。
実際は絶賛・名作とまではいかなくとも出来は良かったので、
今後どれだけ伸びるか見守りたいと思うよ。
このまま名スレになってくれればよいと思うのだが、
>>261の書いてくれたように現在のミス板では難しいのかもね。でも、がんばる。
カッパはメフィスト賞みたいなのはないのですか?
264 :
名無しのオプ:02/04/30 03:52
『密室〜』のP89に誤植(?)があるような気がするんだが…。
基本的にネタバレでないので書いてしまうが、
上段9行目の「午後十時半」は、「午前十時半」の間違いだろう。
265 :
名無しのオプ:02/04/30 04:34
個人的には、過去の作品やオタク的知識が必要無い作品を書ける作家は、応援したくなる。
メタ・オマージュ・リスペクトも面白いしディープなファンを喜ばせるけど、過去の作品に寄りかかりすぎる作家はのびない(デヴュー作が最高傑作のパターンが多すぎる)
リスペクトは、カヴァー曲で客を喜ばせるミュージシャンみたいなもの。
新本格は、カヴァー曲を自力で作ったと勘違いしてるところがマズイ。
きっかけになった「十角館の殺人」自体クリスティのパクリなんであって、いくら重要なのはトリックだと言っても、小説である以上はオタク以外から見ればカヴァー曲ヒット。
全然「新」じゃない。
新本格も15年経って、カヴァーし尽くしてネタ切れになった感じがある。
リードしてきた作家達は書けなくなってるし、フィクサーになろうとする動きや、小説以外での営業に走り出した。
オタク向けマスターベーションではない、本当の「本格推理小説」が求められる時代に入ったと言える。
カッパ・ワンは、そのひとつの答えだろう。
好意的な意見が多いのは理解できる。
266 :
名無しのオプ:02/04/30 10:04
四冊とも読んだ。感想は、「可」だな。
残念だけれど、「すごく面白かった! みんな、読め! と言いたくなる
パワー」はなかった。「やめとけ」じゃなくて、「読んでもいいんじゃな
い?」って感じ?
レーベル自体に関しては、本格推理受章者でコンペ開いて、しかも編集者
の指導ばりばりでこの四冊だろ?
果たして、このあと続く応募者がどんなものを出してくるかは、まったく
未知数。
つーか、「もう、メヒストなんか、ダメだっ!」とか叫んで、本人はイケ
てるつもりの勘違い投稿者がなだれ込みそうな気がするよ。
>266
そーそー作品的には「可」。
趣味によっては「良」やってもいい、
くらいの話だよ、基本的に。
ただ新人の処女作なんだからそれでじゅうぶんだと思う。
オレみたいな保守的なおっさん読者としては
ジャンルフィクションとして奇形的なもんばっかの
メフィスト賞はJ文学みたいでついてけないから、
こーゆーオーソドックス路線は心情的に歓迎したい、
つーのはあるけど。
個人的にはメヒスト系ってさ評価不能なのが多いもん。
国語のテストに数式で回答してきましたみたいな感じで。
268 :
名無しのオプ:02/04/30 12:00
精霊読みますた
泡坂先生どうしたんだ、褒めすぎだ。
騙しの弟子なら依井がいればいいじゃないか!という気持ち。
269 :
名無しのオプ:02/04/30 18:08
ようするにミステリ板の住人にはカッパ・ワンの4作が出してくれたような
オーソドックスな良作に飢えていたってことね。
誉めたくなる気持ちもよくわかる。俺もそうだ。
例えば今、ミステリー初心者に「本格ってこういうものだよ」と何の抵抗もなく
紹介できる新作は、少なくなっている。
殊能将之なんかはかなり慎重にならざるを得ない。
その点、カッパの四作品は本格として優れているし、文章も難解でないし、何より
小説の作りが真摯だ。
ということで、俺はかなり甘口評価。もちろん不満はある。「見えない精霊」はパ
ズル的要素が強すぎて小説としては読みにくい。「アイルランドの薔薇」は中盤の
歴史解説が教科書的で平板な印象を与える。「双月城」はカー的小説世界に浸るこ
とが出来なければ楽しみにくいだろう。「密室の鍵」は話のテンポが軽すぎて、じ
っくりとロジックに浸ることが出来ない。
しかしどの作品もダイヤモンドの原石のような期待を抱かせる。次作が楽しみだ。
後続者にこの水準が期待できるかどうかは疑問だが、カッパ・ワンのデビュー組は
応援していこうと思った。
年寄りは長文書きたがりぃ
271 :
名無しのオプ:02/04/30 21:14
>>270 いや、それだけ語りたくなるような要素をこれら四作品が含んでいるという事だろ?
実際、最近これほど同じ本を読んだ者同士で語り合いたくなるような内容のミステリーは少ないからなあ。
俺的には「双月城」の詳しい感想がもっと聞きたいと思われ。
>>257 >>258 とりあえず大絶賛というのは取り下げておく。
スイマセン。まだ「密室の鍵〜」しか読んでないけど
それに対する個人的評価と異様なスレの伸び具合から
流し読みで判断してしまったようだ。
一応四冊買ったのであとは全部読んでからにするわ。
数少ない爆発力のある新人を待望するあまり
講談社ノベルスの新人を読む→大概は壁本行き
の繰り返しでなんか自分のピントがずれてきているのかも
しれない。過去の良作でも再読しなきゃならんかな…
加賀美マンセーの宣伝工作員が何人かいるっぽいからな。
正直、耳半分に聞いてしまう。
274 :
名無しのオプ:02/04/30 23:55
カッパ結構売れてるみたいよ。
赤川氏、西村氏はもちろんとして、
双月城もノベルズのトップ10に入ってるみたい。
275 :
名無しのオプ:02/05/01 00:05
>273
自分で読んで確かめれば?
買うのが厭なら図書館で借りるとか。
276 :
名無しのオプ:02/05/01 00:29
>>275 全く同感。
273は別スレ「光文社の本格推理シリーズ」でも加賀美を叩いていた粘着野郎じゃないか?
自分の気に食わない相手が賞賛されるとすぐに「工作員」云々と誹謗中傷する。さもしい根性だね。
このスレのタイトルである「哀れな仲間」とは、お前とその仲間のことだよ。
ひょっとして、このスレを立てた「光文社の工作員(笑)」もこいつじゃないか?
どうせ無責任な中傷で四人の作者と光文社を叩くつもりだったんだろうが、作品の出来がよかった
ために意外な良スレになってしまったので、慌てて煽りにきたんだろう。
もう来るなよ。同じ煽りを入れるなら、少しはスレの流れを読めって。
277 :
名無しのオプ:02/05/01 00:34
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レ'i;;;;l i' i;O;i : ::V i;O:i`i.V i;;;;;;;;;;;;|
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「加賀美マンセー」って
このスレでは『双月城』の話が一番出てきてないんだけど(w
279 :
名無しのオプ:02/05/01 00:44
とりあえず表紙のカッコいい双月城と密室の鍵を買ってみよ。
280 :
名無しのオプ:02/05/01 00:45
↑
お前は表紙で本を決めるのか・・・(;゚Д゚)
んー、でも購買欲をそそる表紙というのは大事な気が。
小説のジャケ買いはあんまりないけど、やっぱ綺麗なのは惹かれるよな〜
どっかのサイトで「アイルランドの薔薇」が4作品のなかで一番タイトルが良いって言ってたけどどうなんだろ?
作品の内容的な感想については、オレの言いたいことはほとんど出尽くしてしまったので、
外面的なものについて考えてみたいと思う。
意中の作品を決めて本屋に行く場合はジャケはあまり関係ないが、
暇だから何か読もうか、なノリで行く場合はジャケで惹かれるものは確かにある。
既出だけど精霊とアイルランドはその点若干損しているように見えるし、二つともなんか怖い。
アイルランドはホラー&サスペンスもの、精霊は民族ミステリのようにも見える。
双月城はタイトルと合わせるといかにも雰囲気出てるように感じる。
タイトルに関しては、
>>226 >>228が書いてくれたあたり、非常に興味深いと思う。
吸引力のあるキーワードがあるかないかによって、こんなに売上に差が出てしまうのだろうか。
まぁ、売上数はもう少し経ってみないと何とも言えないけれど。
なんだかんだいって、これだけ四冊全部買ったという人がいるだけすごいと思う。
インパクトなら精霊。
メフィスト賞みたいなとんでも系じゃなく、まっとうなインパクト。
別にそんな対抗意識むきだしにせんでも、マタ―リしようや。
287 :
名無しのオプ:02/05/01 19:24
>>242 ワンアイデア、短編ネタって言ってる人って『ネタ』しか興味ないのかな。
それって、すでに読書じゃないような気がするけどね。
工作員以前に、本人きぼんぬ
289 :
名無しのオプ:02/05/01 19:47
講談社と光文社。
名前からして戦いあっている。
本社ビルもすぐ近く。。。
>289
ネ、ネタか?(;゚Д゚)
291 :
名無しのオプ:02/05/02 06:26
「双月城の惨劇」読了。
既に何人もの人が指摘しているが、良くも悪くも海外における20〜30年代の探偵小説黄金期の
作品を彷彿とさせる出来だった。
まず長所を挙げてみると、
@文章は非常に読みやすい。外国という設定で、しかも過去の伝説や史実を度々引用しながら、変に
仰々しいクセがついていない。このあたりは巻末に自我自賛的な解説を書いている二階堂の
「人狼城」と比較するとよく判る。また、メフィスト系の新人によくあるような、読者の存在をすっぽ
かしたような暴走した書き方ではなく、常に状況を読者に的確に伝えようとする姿勢は好ましい。
A全編に渡って解決への伏線がさりげなく散りばめられ、しかもそれを読者に悟られないように巧みに
ミスリードしていく手腕は秀逸。これによって解決篇で解明される事件の真相がより大きな衝撃を読者に
与える。フェアプレイに徹した姿勢は高く評価できる。
B二つの密室トリックはかなりオリジナリティが高い。特に「満月の部屋」の密室トリックは、そのスケ
ールの大きさもさることながら、何故そうしなければならなかったかという必然性も充分に納得させられる。
トリックと動機が渾然一体となってストーリーに溶け込んでいる点に注目。
続いて欠点の方は、
@これも既出だが、第二の密室トリックの不確実性。確かにあのトリックは第一の密室トリックに比較すると、
かなり不確実性が高い。突発的な犯行ならまだしも、最初から入念に計画された密室殺人としては、ちょっと
どうかと思う。ただ、笠井潔の某長編の先例もあることだし、ここでは作者は少々の不自然さを犠牲にしても、
あのダイナミックなトリックを確信犯的に使用したのかもしれない。
Aフーダニットとしての要素の欠如。これは@とも関係するのだが、第二の密室トリックが解明できた時点で、
どん舎には犯人の正体がほぼ確実に判ってしまう。元来この作品のようにトリックを重要視する作品は、論理的
に犯人を特定していくフーダニットの要素が薄いのだが、この点はもっと改良の余地があったのではないだろうか。
B探偵役のキャラクターにおけるオリジナリティの欠如。もともとこの作品は、カーのバンコランもののパスティ
ーシュとして書かれたものらしいが、単に探偵役の名前を変えただけという印象を受ける。この点は全体を通じて
最も大きなマイナスポイントだろう。これだけの長編を一気に読ませる筆力もあり、トリックメーカーとしての才能
もあるのだから、ぜひともオリジナルの探偵キャラクターを創造してほしかった。
以上の長所と欠点を総合的に判断した結果、俺の採点では百点満点で七十五点というところだろうか。
何だかんだ言っても、今の時代にこれだけ本格黄金期の雰囲気を漂わせた骨太のミステリーが読めるというのは実に
嬉しい。その意味で、この作者は眼のつけどころもいいし、充分に実力もあると思う。
更なる精進を続けてほしい。次回作に期待している。
「どん舎」ではなく「読者」だった。申し訳ない。
293 :
名無しのオプ:02/05/02 07:56
どうでもいいけど、このスレタイなんとかならないか?
内容的には良スレなのに、このスレタイのおかげで典型的な煽り・叩きスレに見えるぞ。
誰か「カッパ・ワン 登龍門」とかのタイトルで新スレ立てない?
>293
名前が気に入らない、と言う理由での建て直しはやめれ。
それが認められるなら、アンチと信者のスレ立て合戦になるぞ。
それとは別に、293、煽りとか荒らしにかなり弱いっしょ。。。
この程度、ごく普通のスレ名だと思うが。
>>276 こらこら、わずか2行の呟きに、そう無茶苦茶過剰な反応をするなよ。
だからこそ工作員が、と思われるんだぞ。
ちなみに、まったくの的はずれだ。
296 :
名無しのオプ:02/05/02 20:25
>>295 正体がバレそうになると、慌てて否定のスレを書き込む。典型的な煽り・叩き系の2ちゃんねら〜の反応だな。
バレバレなんだよ。下手な自作自演はやめろって。
弁解すればするほど墓穴を掘っているのが判らないのか? 哀れだねえ。
もう来るなよ。ウザいから。
297 :
名無しのオプ:02/05/02 20:36
哀れな仲間たちのスレだろ、ここって
『双月城の惨劇』についてのネタフリ。
読んだ人はメール欄のことは気にならなかった?
メール欄ならもっと楽に密室ができるような気もするけど・・・。
自分的には許せるんだけどミステリーファンの一般認識的はどうなのだどう?
>>296 正体、ねぇ。
そこまで疑われるのも凄いな。
良く見直せ。
あのたった2行のレスに対して、書かれた>276の文章を。
(評価を)耳半分に聞いてしまう、と言っただけで、
「粘着野郎じゃないか?」「さもしい根性だね。」
「慌てて煽りにきたんだろう。」「もう来るなよ。」
だぜ。
>276の方が煽りであり、まともなレスとしてもあまりにも失礼だとはおもわんのか?
300 :
名無しのオプ:02/05/02 22:03
>298
萎える。
301 :
名無しのオプ:02/05/02 22:16
>>299 「失礼」云々と言うなら、全くの自由意志で「双月城」の感想を書き込んだ人間を「宣伝工作員」呼ばわりする行為は
「失礼」には当たらないのか?
俺は276とは何の関係もないが、以前に「双月城」の感想を書き込んだことがあるので、273の書き込みは正直
不快だった。それでもあえて苦言を呈する必要もないと思い放っておいたが、ここに来ての273のあまりにも一方的な
被害者的発言は正直眼に余る。
296の発言に腹を立てる前に、まず自らの「宣伝工作員」発言を撤回すべきだろう。
302 :
名無しのオプ:02/05/02 22:32
>>299 議論で負けそうになるとヒステリックに被害者ヅラして周囲の同情を買う。
煽り・叩き系2ちゃんねら〜の常套手段。
早く消えてね。ウザいから。
303 :
名無しのオプ:02/05/02 22:32
ほんとうに「宣伝工作員」いたりして(w
正直、ちょっと異常すぎないか?
>304
確かに。
301はともかく276=296=302は反応しすぎ
306 :
名無しのオプ:02/05/02 23:20
>>304 お前の書き込みが全ての原因だってこと、判ってないの?
自分がやった事を「あの程度の書き込み」と棚にあげて、自分が非難されるとヒステリックに
被害者ヅラするお前の態度が異常そのものなんだよ。
とっとと消えろって。
307 :
名無しのオプ:02/05/02 23:22
工作員がいる可能性もゼロではない。
だが根拠はゼロ。
たしかに全くの新人が4人も同時にデビューして4人ともそこそこの評価を受けてるのは2ちゃんにしては珍しいことだけど
読んでもないくせに根拠もないデマを流すのは単なる煽り行為。
買って読むのは光文社に乗せられるような気がして嫌なんだったらおとなしく古本逝きするのを待ってればいい。
ついでに言うと
>295
<だからこそ工作員が、と思われるんだぞ。
お前が勝手に思ってるだけだよ。
早いとこ次の新刊が出てくれないと、ネタがなくなって(以下略)
・・・って状況だなぁ(w
正直、すまんかった。
が、ミステリ板ってこんな過剰反応板だっけ?
宣伝工作員発言なんて、書籍系の板いけば大量に転がってる気がするが。
今回、こんなに噛みつかれるのはなんか不思議。
ちょっと言葉が過ぎた。申し訳ない。
ただ、273がどのような意図で「宣伝工作員」という言葉を使ったのか、その点をはっきり
聞かせてほしい。
この発言は過去のある特定のスレを指してのものなのだろうか? もしそうなら、273がそう
思うに至った根拠は何なのだろう?
もし273が実際に「双月城」を読んで、「こんなに絶賛されるほど優れた作品じゃない。だから
このスレでの評価は、特定の工作員によるヤラセだ」と判断したのなら、273自身の「双月城」に
対する率直な評価を聞かせてほしい。その内容によっては、お互いに理解し合える点も見つかるだろう。
せっかく良スレになっていたのに、こんな下らない理由でここが荒れるのは俺にとっても本意じゃないからね。
お互いに胸襟を開かなければ、理解し合うことも出来ないだろう。
>>311 了解。
ただ、そうすると273は、今回刊行された四作を実際には読んでいないのだろうか?
もしそうなら、どれでもいいから一冊読んで、自分なりに感じた感想をここのスレの書き込みと比べてみてほしい。
決してこのスレが一部の「宣伝工作員」などによるヤラセではないことを判ってもらえると思う。
>>298 古いミステリー読みの私としては正直なところその点は気になるし、力任せな泥臭さを感じたのも事実。ただ一方
でこれまで見かけたネット上の感想でこの作品を否定しているものを見かけていないのも事実だ(もしあったら教
えてほしい)。少なくとも私が泥臭さを感じた部分について言及している感想はなかった。むしろそういった点に
立ち入る前に「これぞ本格」という感じで読者は手放しの満足感を得ているという印象を受ける。エレガントさを
求める方向にある昨今の推理小説界において全く逆の方向を読者が歓迎したという現実には素直に驚いた。これは
対メフィスト的な反動ではないのではないか?ミステリーが洗練されてゆくことに逆に読者が飢えているのかもし
れないと思う。その点において既存のプロのミステリー作家の方たちの評価が気になる。
314 :
名無しのオプ:02/05/03 00:39
ふと思った。このスレ、2ch初心者っぽいの多くない?
>298
というか、291も言ってるようにフーダニットはすぐわかる。
その点はマイナスだけど、全体的に良く出来たミステリだと思うよ。
いきなり「実は(メール欄)でした」ってのはムカツクだろうけど、
納得させられる理由があれば私はそれほど気にならないかな。
その点はクリアできてると思うが。
読んだ者から言わせてもらえれば、期待してなかっただけに素直に面白かった。
313も言ってるようにみんなオーソドックスな本格が読みたいんじゃない?
メヒ賞にはうんざりでしょ。
>314
初心者と常連と意見に何か関係あるの?
316 :
名無しのオプ:02/05/03 01:42
>314
軽い意見を流さずに、無理に捕まえて議論のテーブルに乗せようとする。
ゆえにどうでも良いところで論争になる。
このスレを最初から読み直すとよく分かる。
317 :
名無しのオプ:02/05/03 01:46
平積みされてたけど表紙カッパぽくないね
講談社ノベルスかと思ったよ
318 :
名無しのオプ:02/05/03 01:53
>313
力任せな泥臭さってどんなところが?
そういうところを意見交換したいんだけどー。
319 :
名無しのオプ:02/05/03 02:18
佳作という評価は分かるし、漏れもそう思う
けど、不思議なのは、意外と『騙され度』みたいなことが、
話題になってない気がするけど…
あ、精霊が主にそれで、叩かれまくってるか、
きっと、挑戦状のせいだな(藁
他のアイルランド、密室の鍵、双月城の『騙され度』はどんな?
漏れは意外とどれもネタが、早い時点で分かったつもり
一番分からなかったのは双月城でし
だって、メール欄1は、漏れにとっては反則扱い
それと、殺人事件の後なんだし、メール欄2とか思った(藁
でも、城の大ネタは、楽しんだからいいけど
321 :
名無しのオプ:02/05/03 03:01
だんだんと 「哀れな仲間」 らしいスレに 戻って きたね。
>>319 一体どこを見ているの?
「密室の鍵貸します」 70位
「双月城の惨劇」 81位
とちゃんとランキングしているよ。
本当のミステリ評論家がいないか!??
あきらかにシロウトぽくない発言が・・・
324 :
名無しのオプ:02/05/03 03:41
>>322 登場アリガト。
>講談社ノベルズの「多重人格 サイコ」が47位、
>霧舎の「00学園」が53位だから、
>完全に講談社を上回っている。
発売2週目の数字が70位、81位。3週目にはランク外必至。
講ノベは3週目でも47、53位だったんダロ。
>完全に講談社を上回っている。
一体なにを書いているの?(笑)
325 :
名無しのオプ:02/05/03 03:50
>>322 書店員さんを登場させるための罠の仕掛け方とレスの書き方がチョト意地悪ダッタカモ。スマソ。
ま、ランキング見てりゃわかるけど売行きは講ノベもカパノベもどっちもどっちだ。
ベストセラー一冊もない。
ミステリ好き同士で潰しあうようなレスつけあっていてもしょうがナイヨ。それこそ「哀れな仲間たち」。
赤川次郎や西村京太郎(主に光文社)、
森博嗣&京極夏彦(主に講談社)はベストセラー作家じゃないの??
327 :
名無しのオプ:02/05/03 04:10
>>326 「ベストセラー作家ですが、何か?」
赤川次郎 西村京太郎 森博嗣 京極夏彦
ベストセラー一冊も無いって325が書いて宝
329 :
名無しのオプ:02/05/03 04:25
>328
322と328は「4月」の話をしてるんだろ。
春房はもう寝とけ。
あそ
>322と328は「4月」の話をしてるんだろ。
322と325の間違い。房に付き合うとこちらも房になるという見本。
逝ってきます。
いってら
333 :
名無しのオプ:02/05/03 04:41
334 :
名無しのオプ:02/05/03 04:52
もっと売れてもいいぐらいの内容だと思ったがな。
漏れは。
イキナリ糞スレになってしまったな。
俺のせいだスマソ。。
336 :
名無しのオプ:02/05/03 08:47
メフィスト賞、鮎哲賞、カッパ賞ですみわけはどうなる?
337 :
名無しのオプ:02/05/03 09:17
マイナス傾向の言葉が少しでもでると毎回の様に荒れてるな。。。
338 :
名無しのオプ:02/05/03 10:10
メヒとアンチメヒの戦いは興味なし。
どっちから出ようと面白ければ主婦の友社からでもいい。
>>320はイイことイッタ!
「騙され度」は重要よん。
最近はネット見てても「騙され度」は「置いといて」状態になってない?
誉め処も貶し処も違っているような気がするぞ。
素直に「騙され度」で語り合えない本格など。。。
339 :
名無しのオプ:02/05/03 13:07
「騙され度」は可もなく不可もなくといったところ。
薄々気付いてしまうのもあるけど、だからといってツマラナクはならない。
伏線がきっちり張ってあるわけで、それに気付くのも楽しみのうち。
逆に某賞作品がよくやる理不尽な展開がないので好感をもったよ。
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341 :
名無しのオプ:02/05/03 14:36
>320
早々に解ってしまったよ。
伏線を丁寧に張りすぎ。フェアにやろうとしすぎなのかな。
もう少しあざとさが出ても良いと思うけれど、
そういうところがこの4作に好感をもつ要因になってるのかもね。
>338
まぁどこに主眼を置いてミステリを読むかは人それぞれだし。
「双月城」読了したので、
>>291の意見を参照しつつ感想を。
大体の評価は291の通りなんだが、長所と欠点を付け加えてみる。
良かったところ。291の意見ではカーの造形そのまんまの設定はいかがかという事
だったが、俺はそれでよかったと思う。この人って要するに芦辺・二階堂ラインだ
よね? 彼らが現代(もしくは戦後日本)を舞台としてロマンを取り戻すために、
かなり無理のある設定とか、恐ろしく不自然な人物設定をしているがゆえに、「作
りすぎました度」が高く、すごく読みにくい。
それに対して加賀美は、時代も人物も全部1930年代のヨーロッパに戻し、その不自
然さを解消しているといえる。
冷凍とかに比べて読みやすかったり不快感が少なかったりしたのは、その辺が功を
奏したのではないかと思う。
逆に悪かったところ。
@
>>298の指摘もサプライズ度を盛り下げることになっているのだが、それに加えて
(メール欄)のにわざわざややこしいトリックを労して妙に不自然な第二の密室を
作っているところがすごくおかしい。
A人物の言い回しの表現が下手。というかボキャブラリーが少ない。
脇役「まさか・・・ベルトラン、まさか君は!」
探偵「ようやく気がついたようだね。××君、そう、その通りだよ」
このセリフ、一体何回繰り返されただろうか? 同じセリフが登場するたびに、作
者の目論見とは別に、俺としては冷めていった。あと、誤植も多い。
B冷凍の解説が超邪魔。「10年に一度の傑作」!? せいぜい一年に10作は出る力
作のひとつといったところだろう。とにかくこの解説のおかげでせっかく面白い作
品の価値が半減していることは間違いないだろう。まさに誉め殺し。
343 :
名無しのオプ:02/05/03 18:27
他の三作の感想ももっとプリ〜ズ!!ヽ( ´ー`)ノ
344 :
名無しのオプ:02/05/03 21:22
もう感想はおなかいっぱい。
345 :
名無しのオプ:02/05/03 21:29
とりあえず、加賀美は二階堂で損してるということでよろしいですな。
なんかこのスレッド、ある時点からループしてる気がする。
「それぞれ期待すべき新人であり、メフィスト賞へのアンチテーゼたり得ている」
さすがに飽きた。たまにはちがったこという人きぼんぬ。
347 :
名無しのオプ:02/05/03 21:45
>346
だってそれ以外いうことないし。
4作でひっぱるのは難しい。
双月城読了。
P326上段のバンコランって誰だ?(笑)ベルトランの誤植か?
感想はまずまず。端正な本格ですな。
ところで、最初の死体が(メール欄)ってのはすぐ疑ってしかるべきでは?
ま、それでも密室の謎は解けなかったのだが(;´Д`)
長谷川順子氏の今後が気になります。
鮎川哲也賞に応募しようとしてた人はこっちに流れてくるかもしれないね。
権威はないものの、こっちのほうがハードル低そうだし、手っ取り早く
本格系の作品で世に出たいっていう人もいるだろうから
350 :
名無しのオプ:02/05/03 21:56
>349
鮎川賞は既にメフィスト賞に大分流れてるみたいだからこれ以上は減らないと思う(根拠はないけど)。
むしろメフィスト賞→kappaが多いかも。
351 :
名無しのオプ:02/05/03 23:24
長谷川順子って加賀美の妻?
パートナーって書いてあったけど・・・
352 :
名無しのオプ:02/05/04 00:58
「精霊」読了。
何でもありって感じだな。
とりあえず読んでて疲れた。
イマイチ
最近忙しくてKAPPA−ONEのことなんて全然しらなんだ・・・
一通りスレ読んでみた感想は
>>314と一緒。
まぁ、工作員がうざくても実際の作品がよければいいや。
とりあえず連休終わるまでに2冊読んでみよう。
アイルランドと精霊でいいかな
精霊ってヘン。ネットの感想で真逆のことが書かれてる。なんだコリャ?
「読みにくくて負荷を強いられた」「読みやすくてどんどん読めた」。
「中盤の展開がだらける」「主人公に萌えて興奮して読んだ」。
「パズルを読まされているみたい」「テーマがあって読後感が良い」。
「人工的な舞台設定が嫌い」「奇妙な舞台が面白い」。
「ネタが想像ついた」「謎の不可能度が高い」。
「一つ分かればそれでおしまいの話」「一つで全ての謎が解けるのが醍醐味」。
好みの問題かねえ?ちなみに読んだ人、
>>215は伏線なの?怖くてメール欄見れない(藁
355 :
名無しのオプ:02/05/04 02:17
精霊は駄作だとは言わないが、
単なる論理パズルで終わってしまったという感想。
>>347の言うように、4作じゃあまり引っ張るネタが続かん(w
356 :
名無しのオプ:02/05/04 05:03
サバ移転のために下がってるのでいったん浮上。
357 :
名無しのオプ:02/05/04 05:27
連休ってなーにー!!!(自棄
銀行がしまってて不便なだけだーーーーー!!!!
スレの流れで精霊のかんそーね
作者がメッセージにこだわってるの分かったし俺は好きだったけど
ハッキリ言って作者の青臭ささゆえの作戦ミスだともおもたね
本格推理好きな人はやっぱウイザードの方に萌えるとおもわれ
そういう人たちにこそ言いたテーマなのかもしんないけどさー
それならもっとあざといくらいにコッテコテにしなきゃだーめだよー
確かに作品としてはちゃんとメッセージが読み取れるようには
書かれてっけど「読み取れる」という程度では読者次第なのよねー
そう読むしかできないくらいに押し付けがましいのが
ホントはダサダサなんだけど娯楽小説として正解とおもわれ
読み捨ての読者は作者のメッセージなんか興味ないのーよ
興味のないことは熱心には読んではくんないのーよ
城、唖然。巷ではこれが端正なのか…。
・登場人物がステレオタイプ。作者のご都合主義の操り人形で感情移入できず。
・登場人物が書かれていない場面でどう過ごしているのか全く不明。
・ワトソンのミスで人が死ぬのに「起きてしまったことは仕方ない」の一言で免罪。
・名探偵さんは解決章まで何もしないで事件が続くのを黙って見ている。金田一かヨ?!
・全ての密室に密室にする必然性がない。犯人はかえって目を引いて解決しやすくしている。
・事件の後での検証がない。だから謎について興味が沸かず推理する気が起こらない。
・丁寧なのは分かるがなんだかイライラする文章。
・笑っちゃう大時代的な口調の会話。
・登場人物が馬鹿すぎる。ドリフの「志村、後ろ、後ろ」みたい。
・事件の数が二つに減っても逆に後十個あってもたぶんあんまり変んない。
・名探偵対決のはずが中盤でどっちの探偵もなにもしないしすごそうに見えない。
・そもそもメール欄だと思うのは野暮か?
359 :
名無しのオプ:02/05/04 15:45
正直、スレタイ考えた人はうまい。
チョト切ないけどね・・。
議論が活発ですな。
360 :
名無しのオプ:02/05/04 20:23
>>358 >・登場人物がステレオタイプ。作者のご都合主義の操り人形で感情移入できず。
登場人物が作者の操り人形にならなきゃ本格ミステリなんて成立しないだろ!
>・登場人物が書かれていない場面でどう過ごしているのか全く不明。
書かれている事実のみに基いて推理するのがミステリだろ?
>・ワトソンのミスで人が死ぬのに「起きてしまったことは仕方がない」の一言で免罪。
そもそもワトソン役には法的な責任は全くない。後は本人の良心の問題。
>・名探偵さんは解決章まで何もしないで事件が続くのを黙って見ている。金田一かヨ?!
金田一タイプの名探偵は既にパターン化している。本格ミステリの探偵役はつきつめればこのタイプ。
>・全ての密室に密室にする必然性がない。犯人はかえって目をひいて解決しやすくしている。
そりゃ本格ミステリの常套だろ。人目をひいて読者に解決してもらうために本格ミステリは書かれるんだから。
>・事件の後での検証がない。だから謎について興味が沸かず推理する気が起こらない。
事件の後での検証はちゃんとされているだろ?
>・丁寧なのは分かるのだがなんだかイライラする文章。
作者は358の好みに併せて文体を決めているわけじゃないだろ?
>・笑っちゃう大時代的な口調の会話。
そもそも時代設定が七十年以上前の過去なんだって。
>・登場人物が馬鹿すぎる。ドリフの「志村、後ろ、後ろ」みたい。
読者に優越感をいだかせるくらいの設定が作中人物としてはベスト。出てくる人物が全員超天才などというミステリを読みたい?
>・事件の数が二つに減っても逆に後十個あってもたぶんあんまり変わんない。
これは厳密にはネタバレ。掲示板に書く事柄ではない。
>・名探偵対決のはずが中盤でどっちの探偵もなにもしないしすごそうに見えない。
結末まで読めば判るが、作者はそもそも「名探偵対決」など意図していない。
>・そもそもメール欄だと思うのは野暮か?
メール欄のトリックは既に某作家が発表済み。作者はそれに挑戦して新しいトリックを案出したものと思われ。
358は本格ミステリはもちろんエンターテイメント作品全般に拒絶反応を起こすタイプなのでは?
横から口挟むけど、
>>360 358はおそらく多少戯画化して書いたんだろうけど、ありうる「感想」だと思うよ。
作品が、それら諸点を疵として感じせしめるかもしれない弱さを備えてる可能性を指摘した
貴重な異見だと思うべきだ。
空疎なレスでかわして作品を擁護するのみならず、ひとつ真剣に、作品固有の可能性について考察してみて欲しい。
>>361 エンターテインメント一般を拒絶するのならここに書き込んでないだろう
363 :
名無しのオプ:02/05/04 20:53
>362
文章の意味がよくわからないが、>358はたぶん
島田流の「器の本格」にしても、そのレベルが低いといってるだけなのでは?
そうした意見を無視してマンセーを叫ぶのは俺もちょっと。これは同意。
>>358のメール欄だと(俺のメール欄)と思ったけど、
まぁ、後でなんとでもなるかと、しばらくうんうん考えてしまった。
裏のあらすじの「熾烈な推理合戦」ってのはそういえば無かったね(^^;
365 :
名無しのオプ:02/05/04 23:17
精霊のズオウとギレンが習得してる武術の
「バリツ」ってホームズが使った「バリツ」
と同じかな?
小ネタで失敬
366 :
名無しのオプ:02/05/04 23:29
>>360 「密室にする必然性がない」のが普通というのは寂しいね…
密室にするトリックよりも、必然性の方が見せ所だと思うな、僕は。
367 :
名無しのオプ:02/05/05 04:29
>358
密室の理由あったじゃん。
あれじゃ納得できんのか?
見せ方割とうまいとオモタヨ
368 :
名無しのオプ:02/05/05 05:29
「アイルランドの薔薇」を立った今読了。
思いがけずバリバリの本格だった。
論理合戦にどっぷり浸かったよ。
理屈についてはイマイチ納得できないところと、意外と地味だって感じはしたけど
十分すぎるくらい楽しめた。
ちなみに「精霊」否定派の352
369 :
名無しのオプ:02/05/05 05:44
>>365 「バリツ」って、「バーリトゥード」のこと。
ポルトガル語で「なんでもあり」という意味。
薔薇読了。
(メール欄)なんとかだっての、納得いかないんですが。
あと、地の文の人称が時々変。
総じて良かったです。
371 :
名無しのオプ:02/05/05 17:14
つまらなかったです
つまらないって言ってる人は普段そうとうおもしろい本を読んでいると思われる
良かったらどんな本がおもしろかったか教えてくれ
373 :
名無しのオプ:02/05/05 18:27
「双月城」の作者が「二人の名探偵による推理合戦」などを目指していないのは、作品の結末を読めば明らか。
そもそもあれはカーの某長編を読者に意識させることにより、真犯人を秘匿するテクニックの一種。
乱歩の「陰獣」のパターン。
374 :
名無しのオプ:02/05/05 18:50
>>362 いや、358は戯画化という手段によって、あえて自らの書き込みに他者から反論が加えられることをあらかじめ封じてしまっている。
360はその姑息な態度を誡めるために、あえて358と同様の方法をもって応えたのだと思われる。
358が本当に欠点を指摘した上で作者に一層の精進を求めているのだとしたら、291や342のように具体的に該当する個所を明記した上で行うべき。
他人を批判する時にこそ、己を厳しく律することが求められるということを358は知るべき。
双月城読んだ。
伏線をあまりにもあからさまに書きすぎて、
密室トリックがみえみえなのが残念。
それだけフェアともいえるけど、
トリック重視の作品でネタがすぐみえちゃうのはチョット。
あと(メール欄)のに、そのために殺人を犯す犯人には共感できなかったなあ。
むしろ、被害者の方に同情する。
カー好きのオレとしては、雰囲気はとっても楽しめたけどね。
あ、あと、関係者が病死したからといって、この事件を発表していいのか?
378 :
名無しのオプ:02/05/06 09:33
密室の鍵〜の感想もぎぼん
379 :
名無しのオプ:02/05/06 14:06
>>378 密室の鍵〜、個人的には好き。
双月城の次に読んだからかな? 結構軽い感じで読めた。
まぁ、多少納得出来ない部分もあったが、悪くはないと思われ。
380 :
名無しのオプ:02/05/06 15:53
>>360は煽りだろ
双月城というよりも本格そのものを侮辱していると思われ
なのに煽られたレスのあまりさにトホホ(;´Д`)
密室の鍵、メイントリックがあまりに見え見えで引いた。
382 :
名無しのオプ:02/05/06 16:18
>>372 最近では野村進の「脳を知りたい!」新潮社がおもしろかったです。
読んでみてください。
383 :
名無しのオプ:02/05/06 16:34
384 :
名無しのオプ:02/05/06 16:58
双月城マンセーの人たちによる>358への本格コードでの反論きぼんぬ
(メール欄)なら密室にする必要性がないというのは禿同
いや、358がメール欄で得意げに指摘している方法は
「双月城」の設定ではそもそも成立しない。(メール欄参照)
少々強引だが、作中で使われたトリックはその点をちゃんとクリアしている。
387 :
名無しのオプ:02/05/06 19:02
>>385 358は単なる煽りだろ?
同じ煽り仲間の360の回答で充分だよ。
こんな志の低い連中は放っておくのが一番!
>>386 まぁ、その通りなのだが、(メール欄)のが楽そうな気がする。
389 :
名無しのオプ:02/05/06 19:59
このレーベル中々評判良さそうだったので「アイルランド」に挑戦してみた。
感想としては想像していたよりズッと良かった。地味だという指摘が多いみた
いだけれど俺はそうは思わなかった。最後まで楽しめたよ。
まず設定が巧いし、キャラもそこに貼り付いている物語も悪くない。
結末はさして意外でもないが、謎を解き明かす為の伏線にも気の利いたものが
幾つかあったように思う。
不満を書けば、名探偵物の宿命かと思うが、フジの勘が良すぎる。全ての構図
を知っている神(作者)が物語の進行を仕切る為の司会をしているという感じ
がしてしょうがなかった。このあたりは改善の余地がありそう。
あとこれは細かいことなので、書くかどうか迷ったんだけれど
>>370も指摘して
いるようなので、私も指摘しておくが、人称というか視点が変な所がたまにあっ
た様に思う。(総じて読みやすかったし、文章が……と言われる程ではない。
既成作家でもっと酷い奴もいるし)
いずれにしても今後が期待される作者、あるいはレーベルだと思う。この作者の
次作並びに第1回配本の他の作品も読んでみたい。これがまとめかな。
390 :
名無しのオプ:02/05/06 20:01
アイルランドはラストが良いね。
密室の鍵読了。
烏賊川市にワラタ.探偵と依頼人のやりとりも面白い。
ただ、警部が(メール欄)に気付くとこがデキ過ぎな気がした。
タイトルもよく解らないな(w
このスレのおかげで4冊とも購入しないことにしたよ。
サンキュー
393 :
名無しのオプ:02/05/07 01:11
古本屋に行くと、カッパノベルスの方が講談社よりかなり多いのはなぜだ?
新刊本の売れ行きは講談社の方がいいと思うのだが。
売れなくて残ってるんじゃない?
古本屋のことね・・・ゴメソ
単純に考えりゃ
カッパは売りたくなるってことだと思うが。
講談社は持っていたい。
397 :
名無しのオプ:02/05/07 01:43
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398 :
名無しのオプ:02/05/07 02:18
思わず売っとばしたくなる本が多いということか…
399 :
名無しのオプ:02/05/07 02:28
「あ〜、おもしろカッパ」
これが(・∀・)イクナイ!
本格ものってやっぱ売れないのか???
おもしれーのに。
401 :
名無しのオプ:02/05/07 21:26
本格のって表紙とかがイクナイ。
古臭く思われがちだからかな・・?
402 :
名無しのオプ:02/05/07 21:41
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| : :| |
活性化期待age
404 :
名無しのオプ:02/05/10 01:50
今更活性化もないだろ。
次はいつ出るのさー?
405 :
名無しのオプ:02/05/10 02:00
今年中に出したいとさ。カッパの編集長がいうには。
406 :
名無しのオプ:02/05/10 20:01
次スレ(もし出来るなら)
タイトル「本格推理と河童ノベルスの健気(けなげ)な仲間たち」にきぼ。
カッパノベルズには
西村、赤川ベストセラーペアがついてるんだけどね。
アイルランドと精霊を読了。
両方ともよく作ってある。なかなか良かった。
でも、正直作ってるって域を抜けない感じ。
もうちょっとインパクトがないと厳しいかも。
後書は無粋、チョト萎えた。
石持は次も買ってみるかな。
ふう。
「聖霊」「密室」と読了。
やめときゃよかった・・・
どちらも面白かったのは最初の章。
どっちにも共通して思ったんだけど、凝りにこったプロットを
考えてるせいで文章が状況説明に終始してるんだね。
一文一文は平易だからある意味では読みやすくなるが、
文章に魅力がないので通して読むととても苦痛になる。
だれかが設定が人工的だから受け付けない人がいるだろうと
書いていたが、人工的なことがモロに見えるのが受け付けなかった。
鉄筋を頑丈に組んであるのに壁がささくれだったベニヤ張りみたいな印象。
トリックとか推理の部分は、結局時刻表トリックの解決を読んでるみたいだった。
何があったのか考えるのは面倒だけどできたんでしょ?って感じ。
謎に対する魅力が感じられなかったのだな、人工的なのが見え見えなせいで。
410 :
名無しのオプ:02/05/11 00:54
赤川と西村読んでる人いる?
その話題で年末までもつ?w
411 :
Dr.メフィスト:02/05/12 08:57
どうやらこのスレ、もちそうにないな。
今のメフィストよりは、王道本格テイストで嫌いではないのだが。
一応ageておこうか。
なんだかんだと細々と続いてくんじゃないか?
413 :
名無しのオプ:02/05/13 21:44
年末というのはあくまで八月末の締め切りを待っての結果だろ?
出版に値する作品があれば締め切りを待たずに随時刊行していくらしいぞ。
ちなみに「カッパ・ワン 登龍門」はあくまで新人発掘のためのレーベルで、
同じ作者がこのレーベルから二作目以降を出すことはないらしい。
つまり今回デビューした四人も、二作目以降はカッパノベルズに舞台を移す訳だね。
二作目で力量が問われることになりそうだな。一応期待しておこう。
414 :
名無しのオプ:02/05/13 23:25
ところでカッパワンの栞に第一弾「本格編」ってことは
本格じゃないのも出すわけ?
415 :
名無しのオプ:02/05/14 20:56
>>414 いちおう応募規定は、
『ミステリー、本格推理、時代小説、SF、冒険小説、経済小説……ジャンルは問いません』
ってなってるな。
可能性としてはとりあえず本格が集まったからか、
或いは次以降が『時代小説編』『SF編』と決まっているかだな。
416 :
名無しのオプ:02/05/15 02:54
経済小説は勘弁。
>>416 高木彬光『白昼の死角』、森村誠一『銀の虚城(ホテル)』『幻の墓』みたいな経済小説だったらどうじゃ。
メチャメチャ面白いぞよ。
「ジャンルは問いません」ってあたりで、メフィスト路線が出てきたら萎える。
>>418 そうそう、メフィスト系だけは絶対ヤダ!
この点、河童の編集部がわかっていることを祈ろう
420 :
名無しのオプ:02/05/15 11:11
>417
え、「白昼の死角」って経済小説だったの? てっきりピカレスク・ロマンだとばかり・・・。
漏れが苦手なのは、高杉良とか幸田真音とか、そのへんのひとたちの作品。未読だけど、なんだかお馬鹿な漏れには難しそう。
でも、ミステリのひとが書いたものなら読んでみるかな。
>>420 経済ピカレスクロマンなのだよ
お古いところで「産業推理」の邦光史郎。『地下銀行』とか『黒の商標』『影の時間』、波乱万丈で面白いのだ
『欲望の媒体』なんて昭和30年代のテレビと広告の世界を描いて、バブルのころはやった“業界もの”なんかメじゃない突っ込みの鋭さなのだ
422 :
名無しのオプ:02/05/16 05:19
なんだかんだいって本格にこだわって欲しいな。俺としては。
まあ、その辺はわかっているダロ
カッパ編集部としちゃ、「ちゃんとした本格」を中心に据えるつもりらしいことは、
今回のカッパワン四冊を見ても明らかだし
多ジャンル的なラインナップをしても、メフィストっぽいのは全排除だろうな
それ系を書いてデビューしたい人には気の毒だけどね
だって、それやっちゃったら新レーベル立ち上げた意味がなくなるもん
あとはダイソー100ミス軍団の営業攻勢をかわしきってほしいね
424 :
名無しのオプ:02/05/16 07:12
>ダイソー100ミス軍団の営業攻勢をかわしきってほしい
ワラタ
「密室の鍵貸します」と「双月城の惨劇」読んだよ。
正直言って、そこらのベテラン作家の作品よりも面白かった。
同時期にカッパで出た三毛猫&十津川よりもいい出来だぞ!
メフィスト賞受賞作よりもいいと思った。
いいねこのレーベル。
まだ名が浸透してないから売れ行きはそこそこだけど、
この調子で作品を出していけばベストセラー作家も夢じゃないと思われ。
ガンバレ!!
426 :
名無しのオプ:02/05/16 20:08
↑
漏れもそう思った。
文章も上手いし、トリックもしっかりしてるし。
漏れ的にはメフィスト系より断然いいね。
メフィスト系は感じが重い・・・
427 :
名無しのオプ:02/05/17 11:12
428 :
名無しのオプ:02/05/17 12:47
カッパワンじゃなくて、ほかのところから長編出すらしいよ。本格とか。
セミプロっていうか、異形コレクションにも書いてるし、いちおう(失礼)プロでは?
>>428 少なくとも「小説家」は、単行本がない作家をプロって持ち上げちゃあダメだろ
430 :
名無しのオプ:02/05/17 21:23
>>427 深○拓だろ? 芦辺拓にゴマをすりまくって作品を載せてもらっているコバンザメ野郎じゃないか。
コイツは今回の「カッパ・ワン 登龍門」に応募したが編集部による選考で落とされて、自分のHPで光文社のことを糞味噌にけなしていたな。
おかげで「本格推理」シリーズから締め出されたらしいよ。
コイツこそ「哀れな仲間たち」にふさわしい。
久弥とSCAのインタビュー目当てで買った某誌に彼の小説が載ってたな。
最初名前見たときは分からなかったが、しばらくして気づいた。
432 :
名無しのオプ:02/05/18 04:23
>>425-426 胴衣。
伸びる作家ばかりだと思う。
ド派手系でいきなり話題になる作家は、短命か、ハチャメチャ内輪受け路線に走る。
堅実な物を書ける作家はスロースタートのケースが多いし、御意見番きどりにケチをつけられがちだが、勘違いしないから、書けば書くほど上手くなる。
デビュー作でこのレベルなら、今後が大いに期待できる。
/) /)
/ ⌒ ヽ
| ●。 ● |
(〇 ∀ 〇 ) 今日もどこかで殺人光線
/ |
| |_/ |
434 :
名無しのオプ:02/05/19 12:41
本格はもういらん
436 :
名無しのオプ:02/05/21 16:30
すまん、「精霊」を素晴らしいとかんじてしまった…
文章はつたないけどトリックにだまされてしまったヨ
たったひとことですべてがとけるトリックってやっぱいいね
遅まきながら、「双月城の惨劇」「密室の鍵貸します」読了。
「双月城」は重厚で不可能犯罪興味満載な反面、謎解かれるとちょっと萎える。
「密室」の方は、軽い感じだが、こっちの方が本格=パズル型かも。
どっちも面白かった。
この勢いで「見えない精霊」も読むか。
438 :
名無しのオプ:02/05/21 20:56
書店で見る限り、最近ジリ貧だったメフィスト賞作品よりも
売れてる感じがする > カッパ・ワン
でも、それ以外の既成作家の作品が、イマイチ元気ないのは
相変わらず。力量ある作家の作品は、書き下ろしじゃなく
ハードカバーから落ちてきたヤツばかりなんだよなぁ・・・
439 :
名無しのオプ:02/05/22 00:24
黒田研二の「ふたり探偵」発売してた。
これは「メフィスト賞はクズだからカッパの新人買ってね」
という意味があるんじゃと思うくらいヘボだった。
440 :
名無しのオプ:02/05/22 03:34
>439(与作?)
そう? 漏れは嫌いじゃないけどな。
(゚д゚)カッパー
「双月城〜」読んだ。
(メール欄)するなら鍵かけるなよ。
そっちの方が疑われないだろ
しかも第二の犯行…
(メール欄)なら、密室なんて意味ないじゃないか。
443 :
名無しのオプ:02/05/23 22:20
>>442 はあ? 何言ってんの?
第一の密室は首と胴体が鍵のかかった部屋で発見されることにより、犯人の狙った意図が達成するんだろう?
それに第二の密室は、鍵だけじゃなく閂もかかっていたぞ。
よく内容を読んでから書き込みしろよな。
444 :
名無しのオプ:02/05/23 22:33
そう、塔の入り口に閂がかかってたんだっけ?
もうけっこう忘れてしまった。第一の殺人のトリックは結構インパクトあったから
覚えてるけどね。
446 :
名無しのオプ:02/05/24 02:06
>>443 犯人は何を狙ったの?
それに第二の事件を密室殺人にした理由って何よ?
447 :
名無しのオプ:02/05/24 03:59
林泰広「見えない精霊」読了。面白かった。
事件が始まる89頁までが、ちょっとじれったいけど、それ以下は
テンポが速くて一気に読めた。
俺としては、一番面白かったし、久々超お勧め←褒め過ぎ?
たった一言でトリックが説明できるのもスゴイしね。
でも気取った評論家連中は「双月城の惨劇」を褒めるんだろうなあ・・・
確かにあれも面白いけど。
誰か「アイルランドの薔薇」読んだ人いる?
あれ、何となく買う気がしないんだけど、誰か推奨する人いるかなあ。
面白そうなら買いたいけど。
>アイルランドの薔薇
社会的な背景などに詳しくなくてもさらっと読める。
それについての説明もくどくはないし、
もしこれで引いているのなら、その必要はないと思われ。
伏線が丁寧に張ってあって、後で読み返してみると、
にやりとできたりするので個人的には好み。
派手さはないけど、カッパワンの4冊では上位に持ってきたい作品かな。
「アイルランドの薔薇」の作者はむしろ本格推理に
収録されてる短編の方を薦めときたいが・・・
今後そこそこ伸びそうな気はする。4人の中でも特に期待してる。
>449
>450
どうもありがとう。
実はアイルランドの社会背景をくどくど書かれたら萎えると
思って敬遠気味だったんだけど、そうでもないんですね。
う〜ん、せっかくカッパワン3冊まで読んだんだから、もう
1冊ぐらい読んじゃおうかな?
精霊読了。
正直(メール欄)のかと。
あといくらなんでも、一緒にいた仲間達が精霊を”見えない”のはおかしいよ。
状況をいちいちまとめるのがウザかった。シチュエーションは面白いのに。
453 :
名無しのオプ:02/05/25 23:30
>>448=437サンですよね?
なんだかわたしと意見が同じで嬉しいです。
>>452 たしかに(メール欄)は私も思った。あれでトリック自体がなりたたなくなるかもしれない。
以下、ちょっとネタバレ
他の仲間は精霊が見えなかったのではなくて、出会わなかったのでは?
もういちどよく読まないとはっきりとは言えないが。
密室の鍵貸します面白かったよ。
未読の方、オススメです。
456 :
名無しのオプ:02/05/26 14:29
トークセッション行った人いないのん?
感想きぼん
新人4人はみんなちょっとムサイ感じで、
あの冷凍タンが随分と涼しげな紳士に見えちゃったぞ。
林タンはね、キャラがかなり痛い。
Vシリーズの紅子のことを「メール欄参照」って言ってたし。
石持タンは雰囲気・喋り方ともに、どこか公家っぽかったね。
加賀美タンはサラリーマン生活が長かったせいか、
ごく普通のオヤジ色が滲み出てた。
個人的には、東川タンの赤面気味の顔とちょっとうわずり気味の声に
ハアハアしちゃいました。
内容は、書店に自分の本が並んだときの感想、
影響を受けた作家(東川→赤川次郎、石持→東野圭吾・
西澤保彦、加賀美→横溝正史、林→外国映画)、
それぞれの目指す方向性(東川→ギャグを多用した本格ミステリ、
石持→ロジックを重視したクイーン的犯人当て小説、
加賀美→二階堂を見習ってひたすらトリックで勝負、
林→とにかく意外性とどんでん返し)、
今後の執筆予定…などでした。
その後、質問タイムを経てサイン会に突入。
こういうイベントに参加するのは初めてだったけど、
結構楽しめたかな。
ヲタっぽい人があんまりいなくて、女性も結構来てたのが
ちょっと意外だった。
458 :
名無しのオプ:02/05/26 23:40
>>457 外国映画(特に昔のホラー映画)に影響を受けたと話していたのは、林氏ではなく加賀美氏では?
俺もトークショーに行ったけど、四人それぞれの個性が出ていて面白かった。
「ムサイ」ってのはちょっと気の毒じゃないか? 皆それぞれに社会人としての経験を積んでいるから、
安定感のある本格ミステリーを書けるんだろう?
女性客が結構来ていたのも、この四人の作品がメフィスト系のような読者の存在を忘れた若書きではなく、
女性でも安心して読める正統派のミステリーであることの証左じゃないだろうか?
作者の人柄が判ったことにより、ますますこのレーベルに対して好感が持てたよ。
459 :
名無しのオプ:02/05/26 23:58
>>457-
>>458 感想サンクス
結構カッパワン読んでる人いるんだな。
まぁ何にせよ2作目も期待してしまいます。
460 :
名無しのオプ:02/05/27 03:06
アイルランド、装幀で損して買わない人がいるのはもったいないな。
ここで強くお薦めしとこう。
舞台は外国、しかも社会背景がアイルランド紛争だから、一見堅そうだけど、実は
すべてが本格ミステリーの王道「閉ざされた山荘」の造形に奉仕するための装置と
して使われているあたりが、俺的にしびれた。
したがって、アイルランドの政治とか経済とかを勉強する感じはほとんどなし。書
いてはあるけどね。
キャラクターにも好感が持てる。探偵役の日本人の憎めない天才ぶりといい、登場
人物の設定もいちいち凝っていて、感情移入が容易。いやな悪人が全然出てこない
あたり、天童真や初期の西澤保彦を彷彿とさせる。
細部まで徹底されたサービス精神も見事だ。解決編のロジックもなかなか読ませる
が、ネタが二重三重に隠されていて、最後の最後まで油断できない。
とにかく、今年の本格作品では3本の指に入る良作である。読まなきゃ損ですよ。
・・・・ちと誉めすぎたか(w
>>460 確かにちょっとばかり誉めすぎな感はあるけど、見所上手く語っていると思うよ。
ホント、あのカバーは酷いよな。
せっかく面白いのにアレじゃあな。タイトルも微妙だが。
>>454 448=437です。
「見えない精霊」の狭い空間の中での連続殺人というのは、ある意味、パズル型
ミステリィの王道という気も・・・本格ファンにはお勧めの逸品ではないかと。
強いてイチャモンつけると、イタコや催眠術を使う多少安易な設定がちょっと首
ひねりましたけど。
でも、基本的に面白かったから許しちゃいますけどけどね(でも次回作からは、
その辺りもキッチリ書いて欲しい)。
>>452 >一緒にいた仲間達が精霊を”見えない”のはおかしいよ。
「メール欄」って事でお目こぼし、ってワケにないかない?←甘過ぎる?(^^;
精霊が突然現れるトリックですけど、松田道弘著「超能力のトリック」(講談社
現代新書)の第一部→3―霊媒のトリック→78頁以下を読んでおいた方が分か
り易いかも。
精霊のトリックがあの文章だと分かり難いと思うし、こっちなら図解で説明して
ありますから。
(勿論「超能力の・・・」を読んでから「精霊」読んでも、面白さに変化なし。むし
ろメーントリック以外は見当つくので、推理する意欲が高まるかも)
463 :
名無しのオプ:02/05/27 21:15
精霊、トリックは面白い(たった一つのトリックで全てが解決する)とこは好きなんだけど、
神秘的な役割の少女がウィザードの言うことを論理的に否定してるのが、ちょっと不自然に感じた。
今、密室の鍵貸しますを読んでる途中。
464 :
名無しのオプ:02/05/27 22:49
精霊。463と同じ。
少女はもっと非論理的であって欲しかったなあ。
その方か少女(非論理)対ウィザード(論理)の戦いが栄えた。
「闇夜の森を駆け抜けた者」も、
精霊だったのかウィザードだったのか曖昧のままに
してくれた方が余韻が残ったと思う。
とりあえず今後も期待。
465 :
名無しのオプ:02/05/28 00:42
淫獄病棟で折笠愛の喘ぎ声に逝っちまったよ。
エロゲマンセー
466 :
名無しのオプ:02/05/28 00:46
↑…逝ってよし
「アイルランドの薔薇」読了。
>>460 の言う通りです。アイルランドの社会問題が絡むと思って敬遠してる人は、
安心して読んでいいのでは?
多少言及されるけど、クドくない。
でも大掛かりなトリックを仕掛けたり、殊更「意外な真犯人」ってワケじゃない。
登場人物の証言を聞いて、その矛盾点から嘘を曝き、犯人を突き止めるという「
犯人当て」物ですね。
派手さはありませんが、渋い逸品。
殺し屋の存在が読み手を退屈させず、随所でいい味出してると思います。一気に
読み切りました。
これで「カッパワン」4冊全て読了。個人的趣味でランキングつけますと・・・
@見えない精霊
A密室の鍵貸します
B双月城の惨劇
Cアイルランドの薔薇
但し僅差で、逆に「アイルランド・・・」を1位に押す人がいても不思議ないです。
いずれにしろ、久しぶりに「本格」を読んだって感じ。
次回の配本が楽しみです・・・って事で、次の発売まで暫く板から消えます。
>467
>次の発売まで暫く板から消えます。
これは余計だろ。
次が発売されてもお前は来るな。
お前みたいなのがいると、またぞろ工作員ネタで騒ぐ奴が出てくる。
純粋にカッパワンを応援したい人、このスレが好きな人、
ミス板が好きな人、それぞれに失礼すぎるよあんたは。
470 :
名無しのオプ:02/05/28 19:16
>>468 いや、そんなに過剰に反応しなくても…。
コメントを読む限り、467は妥当な評価をしていると思うよ。
467としては、「今回刊行された四作品に対しての自分の感想は以上の通りだから、新刊が出て、それを読んだらまた新たに書き込みに来ます」くらいの意味だったんじゃないかな?
まだ発足したばかりのレーベルだから、語るべき対象となる作品の絶対数が少なく、書き込むべき話題がないというのも一因かもね。
468もカッパワン及びこのスレに好意をもっているが故の発言だろうけれど、467に明確な悪意があるとは思えないから、許してやったら?
実際、このスレはミステリ板上稀にみる良スレなんだからさ。
ここで誉めまくってる人ってトリックとか論理とかばかり書いてるね。
このスレのみんなの基準はそういう部分なの?
472 :
名無しのオプ:02/05/29 00:31
っていうか、いまのところカッパ・ワンの作品を論ずるのに、
他の切り口は無いからね・・・
473 :
名無しのオプ:02/05/29 01:41
>>471 ミステリにトリックと論理は必需です。
というか他に基準があるのならば貴方の意見を書いてみれば?
(´∋`)
トゥルルルルルル
475 :
名無しのオプ:02/05/29 02:37
>>473 論理を無視したお陰で、メフィストが生まれましたとさ。
>>468 どこからデムパ貰ってエラソーな口叩いてんだ、お前は?
>純粋にカッパワンを応援したい人、このスレが好きな人、
>ミス板が好きな人・・・
で、お前はその代表気取りかよ。気持ち悪い野郎だな。
お前みたいな、独り善がりなジコチューがいるから板が荒れるんだよ。
俺は他人様の迷惑になるようなカキコは(お前にイチャモンつけられた今回以外)
した事はないし(お前がいらぬ事言わなきゃ)今後も書く気はない。
お前こそ消えろ!!
>>470 せっかく仲裁に入ってもらったのにスマン。
板荒したくないけど、あんなどこの馬の骨とも判らん奴にインネンつけられて
大人しくしてるほど、俺も人間できてないもんで。
>473
論理やトリック以外の話題ね……じゃ試しに話振ってみますか。
オレはカッパワンの作品て70年代から80年代半ばくらいの
国産ミステリ(社会派じゃないもの)の匂いを感じるのね。
たとえば『密室の鍵』とか4作の中じゃ好きなほうじゃないが、
赤川次郎/辻真先的なユーモアミステリだし、
『見えない精霊』をもっとタイトにしたら、
都築道夫が書いたトリッキーな中編て感じがする。
他のひとの評価は知らんが、その辺にノスタルジー感じて
評価を高くしてる部分が個人的にはけっこう大きい。
だから「スゴい傑作」とか期待されても困るし、
逆にオレなんかは「スゴいもの」を書こうとしてないとこに好感を感じる。
もともと戦後の国産ミステリって大衆向け娯楽読み物なんだから、
島田荘司以降の「ミステリはスゴイんだ」というプロパガンダに
ちょっと違和感あったほうなんで、
メフィストなんかも「キャラ萌え」どうこうより、
巻末座談会に象徴される「これはスゴいんだ」っていう空気についてけん。
いいじゃん普通で……てことで「普通のミステリ、カッパワン」てのはどーよ?
478 :
名無しのオプ:02/05/29 13:59
>>477 一発大仕掛けのトリック小説が乱立してる中
(論理的だろうと破綻していようともはや関係がない)、
カッパワンの4作は確かに【普通】という言葉がしっくりくるかも。
大きな驚きはないが、端正で丁寧。
【普通】というのは決してレベルが低いというわけではなくて。
だから【凄さ】【今まで見たこともない】といった
カタルシスが得たい読者はカッパワンには向いていないと思う。
まぁ4作出ただけで今後どういう展開になっていくのかわからんが、
この方向性でいってもらいたいなぁと強く思うよ。
メフィはメフィでそっちの方向性で良い。同じものはいらん。
〔登竜門〕・・・・そこを通れば必ず立身出世するという関門
いまどき“普通”のミステリで食っていくのは至難の技だと思うが(w
ガンバレ30代!!
480 :
名無しのオプ:02/06/02 19:45
今朝のNHKのBS放送「週間ブックレビュー」で、
泡坂妻夫氏が加賀美雅之氏の「双月城の惨劇」の書評を行っていたね。
泡坂氏は林泰広氏の「見えない精霊」の推薦文を書いていたけれど、
あれはアマチュア・マジシャンとして林氏と面識があった関係上引き受けたもので、
作品としては「双月城〜」の方がお気に入りらしい。
確かに初期の泡坂作品には「11枚のとらんぷ」「乱れからくり」等、「双月城〜」に通じる
大掛かりなトリックを駆使した作品が多かったものね。その影響かな?
481 :
名無しのオプ:02/06/03 13:17
今の泡坂には書けないような(昔は書けた)ミステリーだからね。<「双月城」
アイルランド読んだけど、どーも納得できんなあ。
たとえばメール欄とか。物語の根幹に関わる部分だろう?
もーひとつ。殺し屋の正体は消去法でやればだれでもわかるし、そもそもあの事件そのものがしょぼすぎ。殺し屋が登場する理由付けのために無理矢理でっち上げた感じがするし、
トリックも偶然に頼りすぎ。あれだけで人が殺せるとはとても思えない。
>>483 あんたが納得したミステリってどんなんがあるの?
煽りじゃなくて興味ある
う〜ん。
割と細かいところが気になる方ではあるけど、それでも「どー考えても納得できない」
という読後感が残るミステリーは2割くらいかなあ。
作家別にみると、宮部とか二階堂は結構よくそういうことがある。逆にそういう意味で信頼できるのは東野圭吾でしょうね。
他スレで書いてるけど、北川歩実とかは、あれだけ荒唐無稽なこと書いてる割には大好き。
たとえば482みたいなことは、できる限りもっともらしい理由付けをして読者を無理矢理でも納得させてしまうことも、作者としての技量だと思うんですよね。
ちょっとだけ追加したい。
今日、「聯愁殺」読了したんだけど、結構納得できないところ満載だったんだけど、漏れ的には結構好き。
必ずしも「納得できない」=「気に入らない」とはならないことに気づく。
とはいえ、「アイルランドの薔薇」を気に入った、というわけではないが。
↑ウワッ、酔ってたんで、ひどい文章書いちまったよ!
鬱出汁脳
488 :
名無しのオプ:02/06/11 23:37
>>485 え、東野圭吾って信頼できるか?
初期の頃は酷い作品も結構あると思うけど。
まぁ【本格推理】と銘打って売ってる作者は
ロジックとトリックの批評は甘んじて受けるべきだと思っている。
489 :
名無しのオプ:02/06/12 02:40
アイルランドの薔薇は六十歳のおばさんにも大好評です
490 :
名無しのオプ:02/06/12 09:21
密室のかぎ貸しますが自分の中ではかなりヒット。
トリックもしっかりしているし、
ユーモアやスリルもあるし。
「教授」って情緒不安定っぽいね。
自己顕示欲が強いのに動揺しやすい性格だとなにかとと困るよ。
492 :
名無しのオプ:02/06/14 12:18
公魚スレッドでこう説明されています。工作員、マジすか?
685 名前:名無しのオプ 投稿日:02/06/14 08:47
腐乱タンと馬鹿詐欺師匠の凶作の話より前から逝っていた
みぼりんと馬鹿詐欺師匠の、大量人質ミステリーの凶作の
話はどうなったのでしょうか?
687 名前:名無しのオプ 投稿日:02/06/14 10:08
>685
みぽりん単独名義で「カッパワン」から出そうと画策しているが(そのほうがなんぼか売れるだろう)、
センセイに「契約違反だ!」と怒鳴り込まれて日記で叩かれるのが恐ろしいので放置していると思います。
688 名前:名無しのオプ 投稿日:02/06/14 10:45
>>687 え、それマジで?
カッパワンって基本的にデビュー前の
新人向けかと思ってた。
493 :
名無しのオプ:02/06/15 22:21
>>492 カッパ・ワンは基本的に新人発掘のためのレーベルだから、既にデビューしている作家は原則として駄目でしょう。
今回は第一回目ということもあって、「本格推理」シリーズに入選経験のある人たちから作品を募集し、選考したようだけどね。
494 :
名無しのオプ:02/06/17 15:59
ワールドカップのアイルランド魂に感動した。
『アイルランドの薔薇』の登場人物たちを思い出して、もう一回読み返してしまったよ。
495 :
名無しのオプ:02/06/18 00:20
>>493 募集要項に「プロ・アマは問いません」って書いてあるよ。
>>495 よくそういうのあるけど、普通プロは投稿しないんじゃない?
それより自分の仕事あるだろうし(あれば、だけど)、
すでにプロなった自分より、これから出てくる後輩をたてると思われ。
497 :
名無しのオプ:02/06/18 05:47
仕事のないプロは無数にいるし、後輩を立てるような余裕や最低限の美意識を
すべてのプロが持っているとは思えない罠。あの一派とかあの一派とか・・・。
498 :
名無しのオプ:02/06/19 00:10
今月発売の「ジャーロ」の「新刊チェックリスト 日本編」で、山前譲が「最近の本格推理ではやはりユニークな館や屋敷を舞台にした長編が目立つ」として、以下の作品を挙げているね。
笠井 潔 『オイディプス症候群』
加賀美雅之『双月城の惨劇』
北山 猛邦『クロック城殺人事件』
岩崎るりは『水琴館の惨劇』
大御所である笠井氏の作品を別にすれば、残り三作の中では『双月城の惨劇』が一番本格ミステリとしてよく出来ていると思うのだが、どうだろう?
この書評ではクローズドサークルものの近年の佳作として石持浅海の『アイルランドの薔薇』を取り上げるなど、カッパ・ワンの四作品を結構評価しているようだね。
尤も、版元は同じ光文社だから、その分割り引いておく必要はあるかも知れないが。
499 :
名無しのオプ:02/06/19 01:02
>498
工作員さん?
もう一つの本格推理で突っ込まれてる文体と書き方がそっくりなんですけど。
口調とかも。
500 :
名無しのオプ:02/06/19 01:44
>499
てかなーなんでもかんでも工作員にするなよ。
他人の意見を取捨選択するのは結局自分なんだし、
いちいちうざいよ。
501 :
名無しのオプ:02/06/19 02:05
>>499、501
期待にそえなくて悪いが、そっちには書き込んだことはないよ。
文体をみれば分かりそうなものだけどなあ。
ちなみに、光文社とも何の関係もなし。
ネタのつもりだろうけど、ちっとも面白くないし、500の言っているように他の人間には不愉快なだけだと思うけどなあ。
503 :
名無しのオプ:02/06/19 03:21
俺はカッパワンは1つも読んでないんだけど、
「ジャーロ」の「新刊チェックリスト 日本編」を読んでからこのスレ見てビクリしたYO!
本読まなくてもこのスレの内容だけ切り貼りすればアレって書けるじゃん。
ホントにプロの人なの?
ネットの素人と同じ程度って。。。
意外とホントに本は読まずにこのスレ見て書いてたりして(藁
504 :
名無しのオプ:02/06/19 03:30
>>503 山前譲は一応ミステリの評論家としては名を知られているから、そんなインチキはしないと思うが…。
「カッパ・ワン」以外の作品も同じような口調で論じていたしね。
紋切り型の書評ってどれも同じように見えるんじゃない?
505 :
名無しのオプ:02/06/19 07:49
インチキ書評(斜め読み書評)は、作家の技量とか作品に対する印象とか、抽象的なことを書くのが常。
内容にはほとんど触れず、文章表現の一例を取り上げるぐらいでお茶を濁す。
「バトル・ロワイアル」に対する某選考評のようにね。
山前はそんなことしないだろ?
506 :
名無しのオプ:02/06/19 13:34
誉める場合 → 作家の人気度や自分と作家の付き合いにさり気なく触れる。
貶す場合 → 人気作家の作品と比較して、力不足と言う。
どちらにしてもインチキ評論家は、肝心の内容やストーリーにあんまり踏み込まない。
507 :
名無しのオプ:02/06/19 21:30
2ちゃんねるのコテハン書評の方が信用できる
508 :
名無しのオプ:02/06/21 21:46
ちょっと気が早くて恐縮なのだが、
この四作の中で年末恒例の「このミス」や「本格ミステリ・ベスト10」にランクインしそうな作品ってあるかな?
自分的には「アイルランドの薔薇」あたりが地道に票を稼ぎそうな気がしているのだが。
>>508 漏れはないと思うのだが。
もっといい本は年間通せばもっと出てるだろ。
510 :
名無しのオプ:02/06/21 22:55
>>508 「このミス」はともかく、「本格ベスト10」の方はかなり期待できると思う。
509は「年間通せばもっといい本が出ている」と言うが、対象作品の発売時期は今年の十月までだから、あと四ヶ月しかない。
少なくとも昨年の十一月から現在に書かれた「本格ミステリ」を見渡してみると、この四作はかなりレベルが高い。
あと四ヶ月の間にこの四作を越えるレベルの作品がバンバン出てくれば別だが、現況ではまず無理だろう。
特に「薔薇」や「双月城」は現役の作家や編集者に人気があるようだから、監修元である探偵小説研究会のアンケート投票では高得点が期待できる。
何せ去年は「黒い仏」や「四重奏」がランクインしていたくらいだからな。
あれらに比べたらよっぽど正統派の本格ミステリだろう。
>510
なんで、現役の作家や編集者の人気をしってんねん?
内部の者か?
あと、文章がもう一つの本格スレで暴れてた奴にそっくり。
極端なほどマンセーしてるし、同一人物かや?
512 :
名無しのオプ:02/06/21 23:44
>>511 出たよ。馬鹿のひとつ憶えの工作員発言。
よっぽどこのスレが盛況なのが気に入らないんだな。
いちいちうざいよ。
513 :
名無しのオプ:02/06/21 23:49
>>512 いや、もう相手にしないほうがいいよ。
このテの連中は面白がって相手かまわず喧嘩をふっかけてくるからさ。
放置しとくのが一番だよ。
514 :
名無しのオプ:02/06/21 23:57
>>513 仲裁サンクス。
それにしても、本当に狂犬みたいな連中だな。
515 :
名無しのオプ:02/06/22 00:00
確かに、編集者と作家に人気だと知っているのは謎だな。
作家サイトを見回れば、作家に人気・不人気という事は分かると思うが、
編集者の評価を知っているというのは内部の人間でしかあり得ない。
516 :
名無しのオプ:02/06/22 00:08
出版社のウェブサイトを見たことはないの?
H書房の編集者日記では、かなりカッパ・ワンのことを褒めていたよ。
それに作家のサイトでも、知り合いの編集者との話題として出ていたところがあった。
そんな薄弱な根拠で「内部の者」とか「工作員」とか決めつける方がおかしいんじゃないの?
518 :
名無しのオプ:02/06/22 00:14
このスレなんかきもい・・・
520 :
名無しのオプ:02/06/22 01:42
素朴な疑問ですが・・・
「カッパ・ワン」の第2弾はまだかな?
情報ご存知の方、いたら教えて下さい。
522 :
名無しのオプ:02/06/25 20:15
「鉄路のオベリスト」はかつてカッパで出たんですよね?
何故 だしてくれないのでしょうか
523 :
上げておこう:02/07/13 00:56
めちゃくちゃ下がってるやん。
密室〜&双月城は下手なメフィスト賞受賞作より面白かった。
524 :
名無しのオプ:02/07/19 14:37
登竜門はもう出ないの?
結構楽しみにしてるんだけど
525 :
名無しのオプ:02/08/01 17:58
はやく第二段だせよ。コンスタントに出さないと、今の読者は
すぐ見放すぜ
ミステリーブーム終焉後に現われた悲しい世代ですな
527 :
名無しのオプ:02/08/01 19:15
あれかな。投稿作品にロクなのが無かったんかな。
密室の鍵貸しますは良かったなぁ。
精霊はパズルすぎて俺は受けつけられまへんですた。
八月末が締め切りだから、狙ってる人は今まさに追い込み中だろうな。
応募したor応募しようって人いる?
530 :
名無しのオプ:02/08/15 21:23
あげ
531 :
名無しのオプ:02/08/22 12:34
揚がれ
漏れの予感。
このレーベルで出た人たちは
数年前に「本格」を標榜し鳴り物入りで出てきた
トクマノベルスの1グループ(「不確定性原理殺人事件」など)と
同じ道を歩む気がする・・・単発、そして重版童貞((C)佐藤)
533 :
名無しのオプ:02/08/22 13:04
>>532 >「不確定性原理殺人事件」
なつかしいな!
534 :
名無しのオプ:02/08/22 13:06
湯川薫ってまだ何か書いてるよ。
ほんとーにゴキブリのようにしぶといやつだな。
森の猿真似はいいかげんにやめろっつーの。
535 :
名無しのオプ:02/08/22 13:34
最近の森より湯川のほうが面白かった。
湯川の「IFの迷宮」(だっけ?)がすごかった
ぶっとんだトンデモミステリー。
筒井さんが誉めていたのもある意味でわかった
>536
それは柄刀一の作品。
湯川で似たようなタイトルは「イフからの手紙」。
筒井の推薦ってことは後者だと思うが。
徳間は本格より伝奇の方がウケてるみたいだな。
“神の系譜”とかいう後発のシリーズでも累計10万部越えてるらしいし。
スレ違いsage
>>537 そうだそうだ。ごめん柄刀アンド湯川。
変な小説だった。
スレちがいすぎごめんsage
539 :
名無しのオプ:02/09/08 20:06
東川の「密室の鍵貸します」の続編が年内に出るらしい。
カッパワンの第一回公募入選作と同時刊行を狙っているのか?
うーんと
541 :
名無しのオプ:02/09/24 11:39
第二段マダ〜?
542 :
名無しのオプ:02/09/25 15:38
(・∀・)カッパワン!
↑
これどう?
>539
10月刊行らしいね。タイトルは「密室に向かって撃て!」だそう。
544 :
名無しのオプ:02/09/25 18:39
ワラタ
>「密室に向かって撃て!」
一瞬凄いシーンを想像してしまったんだが、どんな密室ものなんだ・・・!?
545 :
名無しのオプ:02/09/26 14:12
名作映画のタイトルシリーズなのか。
おまえら、3作目のタイトルを予想してください。
紳士は密室がお好き
547 :
名無しのオプ:02/09/26 14:28
七人の密室
548 :
名無しのオプ:02/09/26 14:34
インモラル密室
549 :
名無しのオプ:02/09/26 14:40
チャタレイ夫人の密室
チャタレイ夫人の蜜室
チャタレイ夫人の蜜膣
密室に明日はない
・・・なにかの警告か(w
ドラゴン危機密室
男はつらいよ
密室に泣く寅次郎
555 :
名無しのオプ:02/09/26 15:40
密室っぽいの好き(プヒ〜)
『密室インポッシブル』……そりゃ確かに密室は不可能かもしれませんが
『密室との遭遇』……最後に開かれた密室の扉の向こうから現れたのは
『密室の決死圏』……やっぱり犯人はミクロ化してドアの隙間から脱出?
フロム・ダスク・ティル・密室
オリエント急行の密室
本能寺の密室――明智密室秀――
翼よあれが密室だ
561 :
名無しのオプ:02/09/26 17:49
四畳半密室の下張り
スタンド・バイ・密室
>>369 亀だが、それはないだろ。「日本の古武術」というようなことが書いてあったはず。
バリツなら、ぐーぐるで
バリツ 大槻ケンヂ
と入力すれば出てくるよん。
>>564 出てきた……
しかし、「バリツ」とは・・・一体?当時中学生だったワタシも「?」だった記憶がマサマサ蘇ってきましたよ。格闘技マニアの大槻先生をもってして「知らん」そうなので、
まぁ、作者コナンドイルが「あー、ジャパンは怪しげな格闘技あるよなァ。しかもつえーんだよなァ・・・。でも知識ね−んだよなァ。
ま、いいや。どうせ日本語なんて知ってるやついなし。それっぽい言葉考えちゃおう☆」てところが正解なんだろうなァ。
http://members.tripod.co.jp/nanatyoume/dialy.htm 「シャーロック・ホームズの決闘」
近所の書店で幻冬舎の図書目録をもらってきた。おっ、「ホームズ」がまだ載っている。
「ホームズが宿敵五人を相手に駆使する謎の日本格闘技〈バリツ〉とはいったい何か? 大槻ケンヂ氏が激賞する贋作ミステリの決定版! 解説・東山あかね(日本シャーロック・ホームズ・クラブ主宰者)」
というものです。うーん、そういえば「大槻ケンヂ氏が激賞」という宣伝文句は、当時使っていなかったなぁ。四六判のハードカバーですけど、興味のある方は書店注文でもして下さい。
↑こんな本もあるのか。
566 :
名無しのオプ:02/09/29 20:03
先日の鮎川賞の受賞パーティーで
カッパワンの四人に会い、それぞれ名刺を貰った。
東川は当日二作目の見本刷りが出来てきたとかで
パーティーの最中にも、光文社の担当者と打ち合せをしていた。
ちなみに、三作目のタイトルはまだ考えていないとのこと。
加賀美もすでに二作目を五百枚以上書いていて、年内完成の予定だとか。
石持と林はまだ構想中とのことだった。
話の途中でH書房のI毛課長が加わり
この四人にしきりにリーグでの執筆を勧めていた。
あれは正式なオファーなのか?
リーグも月1くらいで出したいんでしょうな
>>565様。
『シャーロック・ホームズの決闘』、私も読みました。作者は伊吹秀明。
ミステリーというよりもホームズがバリツを駆使して闘う格闘技小説と
いった感じの小説です。でも最後のエピソードでホームズが闘う相手は
ミステリー的になかなかの大物で楽しめます。
569 :
名無しのオプ:02/09/30 17:32
>>566 内部情報ありがd。
東川の作品は、個人的には習作の域を出ないと思っていたので、もっと書きまくって実力を付けていってほしいな。
加賀美は初長編にしては見事だったけど、メリハリが感じられず冗長に思えたから、今度はちょいとメリハリつけてください。
石持と林がまだ書いてないのは残念だけど、じっくり練っていい作品を書いてくれ。
570 :
名無しのオプ:02/09/30 17:36
>>566 絶対に四人のうちの誰かだな。
まっ予想はつくが(W
鮎川哲也氏に恥ずかしくない作品を書いてくれ。
571 :
名無しのオプ:02/10/11 01:35
もう出た?
572 :
名無しのオプ:02/10/11 01:41
いまさらながら>>1の名前欄は寒すぎ。
>1 名前:光文社の工作員(笑 02/03/17 01:04
これ見ただけで読む気がなくなる。
ろくに感想も書き込まれないし、終わってるね。
573 :
名無しのオプ:02/10/11 01:46
4冊しか出てないわりには感想書きこまれてるほうだと思うが
表紙負け
575 :
名無しのオプ:02/10/13 22:40
光文社ノベルスって何日に出るの?
576 :
名無しのオプ:02/10/14 00:14
毎月32日
577 :
名無しのオプ:02/10/14 04:20
↑つまらん
578 :
名無しのオプ:02/10/14 05:06
↑あほ
579 :
名無しのオプ:02/10/14 10:03
カッパ・ノベルスと言ってあげなくてはかわいそうです。
>573
宣伝工作員がいる、
と言われただけで、あほみたいに暴れはじめた奴か?
581 :
名無しのオプ:02/10/15 07:45
↑河童
583 :
名無しのオプ:02/10/22 23:37
「密室に向かって撃て!」発売age
装丁が前作よりダサイのはなんともかんとも。
584 :
名無しのオプ:02/10/22 23:42
タイトルもダサすぎ
585 :
名無しのオプ:02/10/24 14:40
東川買ったよ。
半分くらい読んだ。
586 :
名無しのオプ:02/10/24 16:50
どう?>585
587 :
名無しのオプ:02/10/24 20:29
>586
まだ全部読んでないんだ……。
でも、一作目よりだいぶ良い感じがする。
588 :
名無しのオプ:02/10/25 00:15
そういや自分も
>>539の線を予想していたのだが、
今回東側単発なんだよね。
8月(だっけ?)の締切では入賞者はいなかったのかな。
二階堂の掲示板から、加賀美の書き込み
いやあ、面白かった。東川氏の持ち味である抱腹絶倒のユーモア感覚は今回も絶好調で、三ページに一回は大笑いさせられる事うけあいです。
・・・・・自分は前作であの「ユーモア感覚」が東川の玉に瑕って思ったんですけど。
591 :
名無しのオプ:02/10/29 20:41
個性とパワーがない。
だからメフィストに勝てない。
ガンバレ
「密室に向かって撃て!」読了。
面白かった。
“三ページに一回は大笑い”は言い過ぎとしても、結構笑えた。
だから590のように前作が肌に合わなかった人にはつらいかも。
>>592 うん、まじで辛かった…
でもこの人の作風はこの路線だとわかったのでいい勉強にはなった。
次からは買わなければいいわけだし。
594 :
名無しのオプ:02/11/03 01:22
「こいまげ。」の3巻はまだですか。
595 :
名無しのオプ:02/11/03 22:27
マジに質問。
その東川って人のギャグセンスは石崎幸二と比べてどう?
ぼくの石崎幸二と比べないでくれよ!(w
『密室に向かって撃て』読了。
石崎よりは(はるかに)読めました(マシでした)。
598 :
名無しのオプ:02/11/25 09:01
はやく第2弾だせよ、ボケども
599 :
bloom:02/11/25 09:13
600 :
名無しのオプ:02/11/27 16:24
いつも利用してるブクオフに東川の本が2冊ともあるのを発見したんだけど、
買うべきでしょうか。
東川は、カーや横溝などのファース系ミステリの復活を目論んでるのかな?
個人的には応援したいが、どうなんだろ。
602 :
名無しのオプ:02/11/27 17:34
>>598 ん?KAPPA−ONEはミステリー専門じゃないけど?
603 :
名無しのオプ:02/12/01 02:51
605 :
名無しのオプ:02/12/18 01:47
「アイルランドの薔薇」そこそこ評判いいみたいだが、俺的にはクソとしか思えない。以下に理由を。
1.あの墜死トリックってなんなの?偶然性に頼りすぎてるのみならず、失敗したときのことを全く考えてない。あれが(メール欄1)のやることか?
2.(メール欄1)の登場シーンは一種の叙述トリックのつもりで書いているつもりなのだろうか?(メール欄2)を普通に読んでいけば(正体は)消去法で誰にでも見え見えではないか?
3.そもそも最初の設定がよくわからん。なぜ裏切り者がのうのうと組織に残っているのか?裏切られた方(名前忘れた)は裏切り者を糾弾することもなくなぜあっさり死を選んでしまったのか?
小説全体としてもスカスカな印象だし、どこがいいんだか全く理解に苦しむ。
606 :
名無しのオプ:02/12/18 02:09
秘技透明メル欄です
メフィスト賞の時は一年に出し過ぎやんとか思ってたが
それに慣れちゃってカッパ賞の遅さにやきもき
第二弾早く出ろー
610 :
名無しのオプ:03/01/02 11:43
加賀美雅之は次が決まってるみたいだけど、林泰広はどうなんだろう?
見えない精霊は個人的に去年のベストなので期待してます。
まあ、あまり量産できる作風じゃないとは思うけど。
(^^)
メフィストに負けるな
613 :
名無しのオプ:03/02/02 06:59
あげ
どの作品も「そこそこ」なんだよな。
遅まきながら「見えない精霊」読んだ
これは(メル欄)だったりはしない?漏れの勘違い?
カッパワンの応募要項ってどこで見れる?
光文社のHP見ても載ってないんだけど…
617 :
名無しのオプ:03/03/03 09:00
618 :
名無しのオプ:03/03/14 15:54
この放置っぷりがすごい。
みんな光文社なんかに期待してないってことか。
日本ミステリー文学大賞(だっけか?)をとった奴も
全然話題にもならないしな。
いまのラノベまがいの路線は厭だが、講談社のほうが
やはり一枚上手だな。
まずカッパノベルスは装幀をリニューアルしろ。
ダサイ。
いや、期待はしてるよ。
カッパワンの四冊は全部それなりに面白かったし。
量産すれば良いってもんじゃないが、
とにかく新作が出ないことには話にならん。
ていうか「カッパ」の名称が敗因ではないのか
621 :
名無しのオプ:03/03/14 19:42
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622 :
名無しのオプ:03/03/14 22:51
「メスィスト賞」とか
「メフィフト賞」とか
間違って買う香具師続出。売上倍増!
メフィ又ト賞
〆>т又卜賞
カッパワンに送ってみます。
でも応募要項がわかんないので、ブコフで要項が載ってる
光文社ノベルスを買ってみるか。
普段は光文社ノベルスなんて買わないから。
sageまくれ
前代未聞のsage
カッパワン第2弾が来月から出るらしいage
第2弾でも「精霊」みたいな馬鹿馬鹿しいこけおどしに、大家のいいかげんな推薦文をつけて出すのか?
そこそこの本格なら、とりあえず竹本健治や山田正紀ならホイホイ帯書くでしょ。
(^^)
634 :
名無しのオプ:03/04/20 00:01
5月 「首切り坂」相原大輔
6月 「幻神伝(仮題)」浅田靖丸
7月 「リアル・ウォー(仮題)」佐藤良
とりあえずミステリは購入…。
あほらし。
紙の無駄だから出すなよ
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
ミステリって「首切り坂」だけかなあ?
タイトルだけだとホラーな可能性もありそうだし
第2弾がミステリ無しだったらどうしましょ
639 :
名無しのオプ:03/04/24 12:57
一応上げとくね。
話題もないのにあげんな、ばか
641 :
名無しのオプ:03/04/24 17:07
↑ お前みたいなのがいるから書き込みしたくても後込みする人が出てくる。
匿名だとすぐこうなる、嘆かわしい。なんという心の貧しさだろう。
すぐに次の話題をかこうと思っていたから上げたのに、こんなこと言う輩がいると
書く気も薄れるというものだ。
>641
勘違い野郎
643 :
名無しのオプ:03/04/24 19:41
>642
キ○ガイ野郎
644 :
名無しのオプ:03/04/25 08:01
「首切り坂」は一応本格ミステリみたいだね。
何でも不気味な伝説の伝えられる坂道に立っている地蔵の首が、
いつの間にか人間の生首にすげ替えられていたというような内容らしいよ。
ただ、どうも同じカッパノベルズから出ている霞流一の「首断ち六地蔵」と
印象がだぶってしまうんだよね…。
645 :
名無しのオプ:03/04/26 00:48
>644
同じこと考えてたw
646 :
名無しのオプ:03/05/10 22:35
「河童壱」の募集要項見たんですけど・・・
応募歴・作品発表歴
どのぐらいのことを書けばいいんでしょうか?
647 :
名無しのオプ:03/05/10 23:25
↑ 質問が初歩的すぎる。
648 :
bloom:03/05/10 23:26
649 :
名無しのオプ:03/05/10 23:37
こいまげ。の3巻はいつ出るの?
ふつうに略歴といえば
二次選考通過とか最終選考候補ぐらいしか書いてないけど
応募歴って・・・一次玉砕もいちいち書かなならんのか・・・
作品発表歴・・・同人誌とかショートショートが難しいところだな
途中まで残ったやつならまだしも
一次おちなんか覚えてるかよ!!
653 :
名無しのオプ:03/05/12 07:38
>652
忘れてるな
恥ずかしくて
654 :
名無しのオプ:03/05/12 08:11
まあ、応募歴は原則として選考には影響しないから
「○○社の○○賞に応募経験あり」程度の書き方でいいんじゃないの?
作品発表歴は一応公的な媒体に掲載されたものに限った方がいいかもね。
間違っても、自分の作品が掲載された同人誌なんかを同送しないように。
「何勘違いしてんだ」と失笑を買うだけだよ。(藁)
>応募歴
「講談社の江戸川乱歩賞に応募経験あり」
「講談社のメフィスト賞に応募経験あり」
「光文社の新・本格推理に応募経験あり」
「角川書店の日本ホラー大賞に応募経験あり」
「角川書店のスニーカー大賞に応募経験あり」
「富士見書房のファンタジア長編小説大賞に応募経験あり」
「集英社のノベル大賞に応募経験あり」
書いててかなり恥ずかしい・・・
656 :
名無しのオプ:03/05/14 02:15
創作系掲示板で面白い掲示板発見!
新人賞{本格ミステリ系}限定スレ
657 :
名無しのオプ:03/05/14 02:27
658 :
名無しのオプ:03/05/21 08:14
「首切り坂」読了。
意外にも面白かった。
山田風太郎の明治もののファンは一読の価値あり。
あれ、首切り坂もう出てるのか
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
661 :
名無しのオプ:03/05/23 01:00
幻神伝は伝奇物らしい。
リアル・ウォーは戦闘美少女物らしい。
>戦闘美少女物
それでいいのかカッパワン(笑
「首切り坂」は時代モノ好きな人向けかなあ
>戦闘美少女物
菊池秀行や夢枕獏みたいな
エログロ満載のアクション路線ならいいんでない(w
意外とそういうのデビューの受け皿ないからね。
でも普通にラノベのような内容なら・・・・ドウシヨウ
664 :
名無しのオプ:03/05/25 21:42
伝奇ものは、ちょいと興味あるなあ。
買ってみようかしら。
665 :
名無しのオプ:03/05/26 11:38
トーハン週報より抜粋。
「幻神伝」浅田靖丸
怪奇アクションに輝かしい新星が登場!
呪的都市・京都で鬼による殺害が頻発、
その影にはさらに邪悪な陰謀が秘められていた。
6月19日発売 定価800円
666 :
名無しのオプ:03/05/26 11:47
カッパノベルスってのはなんかイマイチ古臭いイメージだなぁ
松本清張とかと島荘のトラベルものとかの
イメージが未だに強いな
首切り坂読んだ。
うーん、弱いな。どうせならもっと馬鹿馬鹿しいトリックでもよかった。
668 :
名無しのオプ:03/05/27 08:06
>>667 いや、あの作品世界には、トンデモ系の大掛かりなトリックは似合わないだろう。
むしろあの若さで独自の作品世界を作り上げていることを評価すべきじゃないかな?
一時期のメフィストのYA路線寄りの若い作家に比べたら、文章も格段に上手いしね。
とりあえず次回作に期待。
669 :
名無しのオプ:03/05/27 16:59
>>668 あの文章をうまいというのは違うと思う
雰囲気を作りたいのは分かるがまったくできてない
あれならまだ佐藤や西尾のほうがずっとましだよ
>>669 言ってることには同意だけど佐藤とか西尾の名前を出すと
またややこしくなるのでやめてね。
まあ首切り坂の文章は上手いも下手もないよね。要は真似っこって言うか。
671 :
名無しのオプ:03/05/27 20:49
結局KAPPA−ONEってミステリー専門なの?
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
『首切り坂』買ったけど、文章のテンポは悪いと思った。
ゆえに放置ちゅう。
>>661 >>リアル・ウォーは戦闘美少女物らしい。
「ウォー」と「バトル」を混同してそうなタイトルだなぁ(´д`)
675 :
名無しのオプ:03/05/31 03:22
age
そういえば、黒田研二の「ふたり探偵」の話題はこのスレでやるべきなのか
メフィスト賞スレでやるべきなのか
知らん
勝手にしろ
680 :
名無しのオプ:03/06/02 08:16
>>677 くろけんのスレがあるから、そっちで勝手にやってくれ。
しかし、最近は○○○ーネタばっかりだな…。
『首切り坂』は買うべき?
気になってるんだけどまだ買ってないので。
682 :
名無しのオプ:03/06/05 08:00
>>681 トリック自体は小粒だが、雰囲気はなかなかいいね。
ガチガチの本格ミステリを期待すると肩すかしになるだろうけど、
山風の明治ものや貫井の明詞シリーズの雰囲気が好きなら読んでみて。
犯罪を絡めた明治時代の青春小説といった味わいかな。
ちょっと藤村の「春」っぽい部分もあるね。
つーか、殺伐としてるスレだな。メフィスレみたくファンもアンチも
仲良くできないものか…
光文社は
林真理子などの作風は求めてないの?
カッパワンに出したいのだけど
686 :
名無しのオプ:03/06/14 03:39
「首切り坂」を読了したが、とても面白かった。
トリックはかなりしょぼいのだが、雰囲気がいいのと見事なオチで
小説を読む醍醐味を味あわせてくれる。
上質のミステリーだった。
今のところカッパワンにははずれがない。
このままのクオリティを維持していってほしいものだ。
>>683 作品数自体が少ないからしょうがないと思われ。
メフィ賞くらい頻繁に出してくれたら
もうちょっと盛り上がると思うんだけどなぁ。
まぁ地味だから話題になりにくいかもだけど。
688 :
名無しのオプ:03/06/19 08:01
浅田靖丸の「幻神伝」購入。
ノベルズにして500ページ以上もある大作だった。
まだ冒頭の部分しか読んでいないが、緊張感あふれるストーリー展開はなかなか読ませる。
ちょっと夢枕獏の「魔獣狩り」を思わせる。
伝奇アクションはあまり詳しくないが、これからの展開に期待大。
689 :
名無しのオプ:03/06/21 07:58
現代伝奇アクションもの?
時代物かと思ってたーよ。
690 :
名無しのオプ:03/06/22 20:29
俺は本格しか認めん
んで第二弾どうよ?
買って読んで損はないの?
692 :
名無しのオプ:03/06/23 19:01
>>634 ちょっと遅くなったけど質問。その3作って、カッパ・ワンの第2弾なの?
そうだとしたら、情報源はどこ?
>5月 「首切り坂」相原大輔
>6月 「幻神伝(仮題)」浅田靖丸
>7月 「リアル・ウォー(仮題)」佐藤良
情報源も何も、もう「幻神伝」までカッパワン第2弾として出てますが?
そのネタが出た時点でというなら氷川のページあたりじゃないですかの
ちなみに3つめのは改題されたもよん
首切り坂、つまらん。構成に難アリ。
695 :
名無しのオプ:03/06/25 16:35
↑ つまらん、お前の話はつまらん! アンタは大滝秀治か?
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
カッパワン第2弾パート3の『S.I.B』が出てましたよage
あの表紙に怯まずに買った剛の者はおりますか?
698 :
名無しのオプ:03/07/19 12:30
アムロって何よage
700 :
名無しのオプ:03/07/20 02:50
S.I.B読んだ
正直良かった。一読の価値アリだと思うよ。
ライトノベルどころかヘビーノベルって感じです。
701 :
名無しのオプ:03/07/20 09:49
前の二冊よりよかった?
702 :
名無しのオプ:03/07/20 13:31
誰か、「リアル・ウォー」が出たかどうかしらない? それと、仮題だったと思うけど、
本当のタイトルはなんに決まったの?
703 :
名無しのオプ:03/07/20 20:53
「リアルウォー」→「S.I.B」
第2弾の中では「S.I.B」が一番気に入った、というか他二作がダメなだけかも
『首切り』ちょっと読んで、あまりの下手さに放置してあるんだけど、『S.I.B』は買ってみるかな。
705 :
名無しのオプ:03/07/21 22:30
↑
「首切り」の評価は二分されるんじゃないだろうか? というのは、明治を舞台
とした雰囲気作りとか文体とかは見るべき物があるが、トリックそのものは陳腐で
無理がある。また、町の風情の描写などは、明治の雰囲気を出したのは分かるが、
不要で冗長な部分が多々あると思う。時代考証などは、作者の年齢の割には良く出
来ていると思う。
時代小説を求めて手にした奴にはいいんだろうけど
ミステリ好きからすると…辛いわ。
>>706 いつもありがとうございます。応援してます。
709 :
名無しのオプ:03/07/24 23:05
だれか、S.I.B読んだ? 美少女戦士物って、これまでの作品で言うと、
だれの路線に似てるの? それとも、まったく斬新なの?
710 :
名無しのオプ:03/07/25 00:38
>>709 だれに似てるかといえば古処かな
ってか美少女じゃないし
711 :
www.get-dvd.com:03/07/25 00:42
「幻神伝」と「S.I.B」を読了。
「幻神伝」は夢枕っぽい伝奇バイオレンス。
あまりこの手にジャンルに造詣がないんで
細かいことは言えんが、読み易くてそこそこ面白かった。
唯一言及するなら「全編通じて緊迫感が薄い」ということか。
サスペンスやホラーを期待すると肩透かしかも。
ただ、どう考えてもこれ続編を考えてるよな・・・
「S.I.B」は近未来の荒廃都市を舞台にしたアクション。
これも読み易かったが、設定等に魅力を感じなかったことと、
分量がそれほど多くないせいで食い足らず、イマイチだった。
ビリー・ザイツなんてキャラが出てきて萎えたのはともかくとしても、
普通の女子高生たちが凄腕の戦闘集団へ変貌していく過程に
もっとページ数を割いて説得力を付与して欲しかったところだ。
「S.I.B」はあのカバーイラストにもめげず期待して読んだだけに残念。
714 :
名無しのオプ:03/07/28 20:39
俺は本格を読みたいのだよ
715 :
名無しのオプ:03/07/28 21:03
8月に東川・石持タン再登場
716 :
名無しのオプ:03/07/29 00:00
東川はユーモアミステリで、石持はアイルランドの人だっけ?
SOだね
718 :
名無しのオプ:03/07/29 09:47
加賀美氏と林氏はどうしたのかな?
719 :
名無しのオプ:03/07/29 09:52
720 :
名無しのオプ:03/07/29 12:32
同人誌やパンフレットに、「クロスワードパズル」を載せませんか?
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721 :
名無しのオプ:03/07/29 23:55
>718
ジャーロには書いてるらしいけど、読んだことないや。
722 :
名無しのオプ:03/07/30 08:02
>718
加賀美は「監獄島」という第二作をすでに1300枚以上書いているらしいし、
9月に文庫化される「密室殺人大百科」にも書き下ろしの中編が載るみたいだね。
問題は林の方だな。
「ジャーロ」に載った短編以外は全く作品を見かけない。
「見えない聖霊」は結構気に入っていたのに…。捲土重来に期待。
723 :
名無しのオプ:03/07/30 08:40
林ってSEを辞めて作家専業になったんじゃなかったっけ?
724 :
名無しのオプ:03/07/30 13:22
トーハン週報より抜粋。
東川篤哉「豪徳寺家殺人事件」
石持浅海「ムーンライト・キャンプ」
ともに8月20日発売予定。定価819円。
726 :
名無しのオプ:03/07/30 13:41
>>725 逝ってよし!カエレ!ボケ!今度来たら頃す!
727 :
名無しのオプ:03/07/31 08:03
>>724 あれ、東川タンの新作のタイトルは「密室」+「往年の名画」じゃなくなったんだね。
729 :
名無しのオプ:03/07/31 17:16
730 :
名無しのオプ:03/07/31 17:18
(^^)
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
タイトル変更。
「豪徳寺家殺人事件」 → 「完全犯罪には猫が何匹必要か?」
「ムーンライト・キャンプ」 → 「月の扉」
734 :
名無しのオプ:03/08/18 19:15
「完全小説には猫が何匹必要か?」って、やっぱりなんかの映画タイトルのもじり?
俺造詣ないからわからん。
デビュー4人の中では石持が一番好きだったから、石持に期待。
735 :
名無しのオプ:03/08/18 19:35
電球ジョークのもじりかな
736 :
名無しのオプ:03/08/18 20:25
東京都世田谷区にある豪徳寺って招き猫発祥の場所なんだよね。
で、改題では「猫」が出てくると。
「豪徳寺」ってあったとき、俺の地元が!と思ったものの
ただの苗字かぁとがっかりしたんだが、
ひょっとしたらひょっとしますかね。
東川氏の作品は例の烏賊川市シリーズらしいから、
世田谷の豪徳寺は出てこないだろうけど…。
でも、「招き猫」繋がりで登場人物の名前が決まった可能性はあるよね。
ところでこのタイトル、
ひょっとしてニコラス・ブレイクの『野獣死すべし』の中で
名探偵ナイジェル・ストレンジウェイズが妻に言ったジョークの
「オランダぼうふら(?)の味を良くしないためには甘い言葉がどれだけ必要か?」
のもじりなのかな?
判る人、御教示タノム。
739 :
名無しのオプ:03/08/20 11:45
カッパワンて、ミステリだけが対象かね。時代ものとか、そのほかはだめなのかね。
740 :
名無しのオプ:03/08/20 14:07
>>739 SFと伝奇ものがすでに出ておりますが何か?
時代物はいいかも。最近ノベルスに時代物はあんまり見ないから、かえって新鮮かも
しれない。ただ、よほど完成度が高くないとデビューはできないだろうな。
ミステリでも新人にしては結構レベル高いから・・・。
741 :
名無しのオプ:03/08/20 14:48
純粋な時代小説は、エンターテイメントという観点から見るとちょっと不利かもね。
山田風太郎の忍法帖シリーズのような伝奇系時代小説ではどうだろう。
案外狙い目かもしれない。
742 :
名無しのオプ:03/08/22 19:40
「月の扉」読了。
ハイジャックされた機内での殺人を扱ってますが、例によって地味っちゃ地味です。
出来自体は良いと思います。
ロジカルな作風が好きな人向けの作品ですね。
「完全犯罪に猫は何匹必要か?」読了。
ユーモアミステリだけと中身はしっかりしてたので、
今後も楽しみな作家。
744 :
名無しのオプ:03/08/23 20:28
もう売ってますか?
745 :
名無しのオプ:03/08/24 22:11
売ってますよ。
ところで乾の読んだ人、感想きぼんぬ
乾のにはがくしたんえんじたんはるとたんが出てきます
「月の扉」読んだ。
うーむ、正直アイルランドの方が面白かったなあ。ハイジャックの緊張感がもうちょっと
欲しいかも。
748 :
名無しのオプ:03/08/29 23:00
積読していた『首切り坂』、いまさら読了。
何が謎なのかもよくわからないまま終わってしまったよ。
口あんぐりの態です。
>>748 自分も全く同感…オビに騙されたよ
加賀美の作品を期待(題名に惹かれる)
>739 740
『首切り坂』は時代ものミステリですよ
751 :
名無しのオプ:03/08/30 15:02
乾の「林真紅郎と〜」は面白かったよ。
麻耶の短編集「美袋と〜」が好きなら好けるかも。
753 :
名無しのオプ:03/08/30 15:43
カガミの新作ていつ出るの?タイトルも決まってるの?
754 :
名無しのオプ:03/08/30 16:01
こいまげ。の3巻はまだか
この廃れっぷりはナンですか?(笑)
「月の扉」読了。宗教色がキモかったです。以上。
>>753 二階堂のHPによると、今月発売の「密室殺人大百科」の文庫版に
「縛り首の塔の館」という加賀美の書き下ろしの中編が載るみたいだね。
第二長編は「監獄島」というタイトルで、もう1300枚以上書いているらしいけれど、
まだ刊行の時期は決まっていないみたいだよ。
それよりも林の新作はどうなったのかな?(笑)
757 :
名無しのオプ:03/09/04 02:40
赤川次郎の杉原さやかシリーズの単本はいつでるの?
毎年秋ごろだよね
758 :
名無しのオプ:03/09/11 16:23
加賀美の中編が「密室殺人大百科」に、
石持の短編が「異形博覧会」に載っているね。
「本格推理」出身だけに、中短編も得意なのかな?
759 :
名無しのオプ:03/09/17 22:12
「完全犯罪に猫は・・」氷川は絶賛、辛口はボロクソ。さてどっちが正しい?
自分で判断しろや
二階堂が絡むようになってから読む気なくなった
完猫、ちょっと長かったが漏れ的にはそこそこ。
ひと昔前の新本格の基準に照らせば合格点。
763 :
名無しのオプ:03/09/18 08:06
と言うより、辛口の批評なんてアテにならんだろう。
他人の作品を貶めることでしか自己主張できない哀れな輩だもんな。
自称ネット評論家の醜悪なマスターベーションはパス!
月の扉読了。
設定自体はぎりぎりって感じだけど、しっかりミステリしてるところがよいね。
この人の作品は変に力が入ってなくて読みやすい
765 :
名無しのオプ:03/09/24 08:20
加賀美の中編「縛り首の塔の館」読了。
密室トリックは先例のあるものだが、それを他のトリックと上手く組み合わせて
不可能状況を作り出している。
ベルトランによる解明の過程も綺麗に纏まっていた。
正直、師匠である二階堂の作品より上手いと思ったぞ。
いまさらながらに『月の扉』を読んだ。
まあ、正直オレもアイルランドのほうが面白かったけど、
二作目がコレなら品質は安定してると思う。
このひとはアベレージヒッターっぽいからたぶん次も買うでせう。
宗教色というより幻想小説まがいの部分はいらん気がするが
……つーかそういうのは林氏の領分じゃないのか?
早く新作書いてくれ。
「いらっしゃいませ」
「おいしいって聞いたんだけど、
メニューある?」
「ざるそばともりそばがございます」
「ほかには?」
「それだけです」
「…それだけ?」
「はい」
「きつねそばや、たぬきそばは?」
「ありません」
「…」
「おいしいですよ」
「そばが? あの、」
「そばはお嫌いですか?」
「そうじゃなくて」
「そばの味には自信があります」
「だからといって」
「天ぷらそばや月見そばがご希望でしたら、
隣の町に和風レストランもございますが」
「…ざるそばもらおうか」
「いらっしゃいませ」
「おもしろいって聞いたんだけど、
月の扉ってどんな内容?」
「ロジカルな謎解きです」
「ほかには?」
「それだけです」
「…それだけ?」
「はい」
「魅力的な登場人物や、驚天動地のトリックは?」
「ありません」
「…」
「うつくしいですよ」
「ロジックが? あの、」
「ロジックはお嫌いですか?」
「そうじゃなくて」
「ロジックのキレには自信があります」
「だからといって」
「お色気や館モノがご希望でしたら、
隣の本棚にメフィスト賞もございますが」
「…月の扉もらおうか」
やるな
イ(・∀・)イ!!
771 :
名無しのオプ:03/10/09 07:57
「月の扉」ばかりが話題になっているが、
「完猫」の方もなかなか良かったぞ。
第一の殺人のトリックは「金田一少年」の応用だが、
第二の殺人で使われた意外な凶器には驚かされた。
死体に味噌汁をぶっかけた理由も面白かったし。
加賀美と林の第二作が早く読みたい。
772 :
名無しのオプ:03/10/09 12:00
メフィに出そうと思って書いてたんだけど、
次の座談会までに間に合いそうにないんで思案中。
華やかさやインパクトよりもロジックと完成度で勝負のフーダニットだから、
むしろこっちの方があってるかも知れない。
ぐぐっても募集要項みたいなのが見つからないんだけど。
受賞作品の毛色以外のメフィとの違いってどんなところ?
今から十日後くらいに応募したとして、大体いつ頃結果が分かるの?
>772
想像と妄想でレス。
メフィスト賞で講談社からデビューすると、
あとあと、注文がうるさそうな気がする。
やれ「密室本を書け」「JDCトリビュートを書け」なんて。
カッパワンでデビューした作家は、自分の書きたい作品を
やっているように思う。石持の「月の扉」なんて、
「ロジカルな謎解き」だけの、愛想のない作品だと思う。
あの作品を講談社からだそうとしたら、
編集者は(メール欄)なんて注文をつけそうだ。
>>773 JDCトリビュートなんて売れっ子以外書けないよ。密室本も
売れない作家救済の面が強いんだが。
なんか、このスレってアンチメフィストに拘りすぎている。
関係ないじゃん。
石持の短編集
出ないかなぁ。
776 :
名無しのオプ:03/10/09 20:37
25歳。
去年まで金無し君だったけど、オンラインカジノとパチンコで
二年で350万貯めた。一度やってみなよ。
初回のみだけど、1ドル以上のチップを買えば30ドル(4000円くらい)貰える。
もらうだけもらってプレイせずに換金することもできるし、ルーレットで赤か黒に
思い切って賭けてしまえば50パーセントで二倍になる。
金なきゃオフラインでゲームすればいいだけ。暇つぶしになる。
ビデオポーカーとかスロとか色々あるのでマジでお勧め。
http://www.casinoglamour.com/~14ts/japanese/
777 :
名無しのオプ:03/10/10 08:33
>>772 ネタかも知れないが、一応マジレスすると
・応募枚数は400字詰め原稿用紙換算で200〜1000枚
・別紙に題名・梗概・原稿枚数・住所・氏名・電話番号・年齢・性別・職業・
過去の応募歴・作品採用歴を明記
・ワープロで印刷する場合はA4の用紙に30字×30〜40行
・締切りは毎年6月末と12月末
応募先 東京都文京区音羽1−16−6 光文社 ノベルズ編集部
なお、結果の発表については明確な記載がないが、応募者には大体半年くらいで
採否が通知されるらしい。
積ン読だった『密室に向かって撃て』と『完全犯罪に猫は何匹必要か?』を連続読了。
『密室の鍵〜』の内容を忘れてるし、
『撃て』はいちいち前作を引き合いに出すのがちょいとナニ。
全体にハシャぎすぎてる感じがしてうまくノレなかった。
一方『完猫』は照れ隠しのために多用されていたとおぼしきメタ視点もめっきり減って、
ずいぶん小説としてこなれてきたなあという感じ。
辻/赤川系の軽本格狙いという印象は変わらないが、
『完猫』は探偵と警察が事件の別な面を追っていき、
最後に二つがあわさって真相が明らかになる構成がいい
……というかはじめて探偵役を二人にしている意味が出た形。
今後もこの形でやってくれるなら以後も読みたいが、
それだと量産きかなくてツラいだろうなあ。
しかし、シリーズ名が「烏賊川市シリーズ」ってのはどうよ?
779 :
名無しのオプ:03/10/21 12:42
今さらながら『双月城』を読了。この作品に限らないが、
「本格」の中で一般的(科学的)捜査をおこなう難しさ
を、あらためて感じさせられた。犯人が浴びたであろう
返り血、残したであろう指紋・靴跡等をくまなく調べれば、
きっと名探偵などは要らないのでしょうね……。
780 :
名無しのオプ:03/10/22 07:59
>>779 双月城』の犯人が返り血を浴びる要素はあった?
第一と第四の事件は(メール欄@)だし、
第三の事件は(メール欄A)だよね。
その他の点に関しても、
犯人が(メール欄B)だということで、
ある程度警察の捜査を誤った方向に導くことが可能だったんじゃないかな。
漏れとしては伏線をフェアに張ってある分、
「本格ミステリ」としては良心的だと思うのだか…。
御免。メール欄が消えてしまった。
>>780
レスありがとうございます。たしかに(メール欄)を
ミスリードしてゆけば、あらゆる隠蔽が可能でしょうね。
ただ、犯人は被害者の首まで切断しているので、
多量の返り血を浴びていることは確かと思われます。
つまり、翌日には服から靴まで、総取っ替えする必要があり、
その辺のところをベルトランに突っ込んで欲しかったなと……。
なんか、いやらしい話ですんません。
783 :
名無しのオプ:03/10/22 13:53
>>772 二階堂組に入りたいならカッパ
京極組に入りたいならメフィ
784 :
名無しのオプ:03/10/25 15:27
アイルランドの薔薇を読んだけど、
無駄キャラが一人も居ないのに感動した。
良くできてるよ。
785 :
名無しのオプ:03/10/25 21:27
>>772 品質に自信があるならカッパ
量産に自信があるならメフィ
メフィは量産してないやつもいっぱいいるよ
787 :
名無しのオプ:03/10/25 21:30
冷や飯食いだけどな
788 :
名無しのオプ:03/10/27 10:42
何だかんだ言っても、第一期の四人はこのスレで結構話題になるのに
第二期の三人はどうしてこうも盛り上がらないのか……。
やはり「本格ミステリ」でないのがいけないのかね?
789 :
名無しのオプ:03/10/27 12:36
読んでないけど、どんなの?
んー、つまらなくなかったけど、一回話題にしたらもういいや、くらいの内容。
791 :
名無しのオプ:03/11/17 04:18
石持『月の扉』読了。
搭乗人物が浮世離れしてるのはまあ「設定」だとしても、
主要3人が片手に幼児を抱えてえんえん推理したりしてるのは
考えると違和感有り。ロジックはおもしろいけどね。
792 :
名無しのオプ:03/12/03 07:31
『月の扉』が原書房の「2004 本格ミステリベスト10」で第三位にランキング。
意外に善戦したね。
それはめでたい
石持浅海は好きな作家だけに喜ばしい。
795 :
名無しのオプ:03/12/05 18:06
石持浅海、このミスでもトップ10入りage
796 :
名無しのオプ:03/12/05 18:40
でも月の扉ってアイルランドよりネットでの評判悪かったよね?
だから読もうか迷ってるんだけど。
アイルランドは面白かった。
主体性のないやっちゃ
石持はこれで小説だけで食っていける?
799 :
名無しのオプ:03/12/08 07:44
いや、石持氏は某有名食品会社の主任研究員で、
年収も普通のサラリーマンのン倍らしいからねえ…。
作家なんていう不安定な職業に執着しないんじゃないかな?
800 :
名無しのオプ:03/12/11 08:23
「本格ミステリベスト10」の近況によると
林泰広は五つの長編を同時に執筆しているとか…。
その割に次回作の噂が聞こえてこないのは何故?
2ちゃんは暴力、2ちゃんは犯罪。
オマエラハ犯罪者に相違ない。
逮捕されても文句イウナヨ。
おっ、怒ったか。それだけ言い当ててるってことだな。
自分で認めるだけ、わかってると言うことだな。
現実でされたら嫌なことは、ここでもやめとけ。
正気になれ。
802 :
名無しのオプ:03/12/11 08:50
>>801 年末になると必ずこういうのが一人か二人は出てくるな。
樹血街の妄想野郎は放っておこうぜ。
石持ブレイクしてないな。歌野の方は凄いのに。
それはそうと漏れも「月の扉」よりも「アイルランド」の方が面白かったと思う。
どっちも高水準だと思うので「このミス」ランクインを期にどっちも売れて欲しい。
講談社ノベルスでミステリを知ったオイラも今じゃすっかり光文社寄り
805 :
名無しのオプ:03/12/16 19:40
01/17 東川篤哉「学ばない探偵たちの学園」ジョイ・ノベルス
出世?
806 :
名無しのオプ:03/12/17 08:15
カッパ・ワンの四人には既にいろんな出版社から執筆の打診があるようだね。
石持、加賀美、東川の三人は創元社の書き下ろしにも参加するようだし、
E-NOVELSと提携した小学館のミステリーシリーズの候補にもなっているらしい。
派手さはないが、堅実な本格ミステリの書き手として評価されているのかな?
ともあれ、作品を発表する場が増えたのは何よりだね。
俺、林結構好きなんだけどな。
808 :
名無しのオプ:03/12/17 13:18
俺も林の新作待ち。
石持はテーマは好感もてるけど、トリックがくだらない。まだ古処読んだほうがいい
東川が好きだとだめかw?
東川>林>石持>加賀美
なんだが。もちろん加賀美がつまんねーっていってるわけではなく
4人で比べればってだけだが。
俺は
石持>加賀美>東川=林
かな。文章・内容ともに石持が好み。
加賀美は文章が少し肌に合わないが、カーっぽい作風はイイ。
東川は文章・内容ともにまあまあ好みで、林は良くも悪くも奇抜で馴染みにくい。
>>806 東川は創元の書き下ろしとかよりも、
シリーズキャラを確立して量産体制に入ったほうが良い気がする。
ポスト赤川次郎として。
812 :
名無しのオプ:03/12/18 08:18
ぶんか社の「絶対ミステリーが好き!3」に
東川篤哉の顔写真付きインタビューが載っているね。
ミステリを書き始めた理由が「競馬に負けたから」というのには笑った。
作品以上に、本人が一番飄々としている印象だったな。
もはや「哀れな仲間たち」ではなくなったな。
814 :
名無しのオプ:03/12/18 12:35
『月の扉』、早速重版がかかっているね。
おめでとう!
加賀美も嫌いじゃ無いんだが、
執筆ペース遅杉。
質と量のバランスから行って東川が一番見込みありそう?
>>813 本格推理とカッパノベルスの○○な仲間たち
さて次スレは何にしようか? 「地味めな」かな。
せめて「地道な」「控え目な」くらいに…
818 :
名無しのオプ:03/12/19 07:43
>>815 加賀美は兼業だからペースが遅いのは仕方ないと思われ。
来年の六月には二千枚の大長編が上下二巻で出るらしいから、
それまで待ってやるか…。
>>816 「堅実な」「着実な」なんてどう?
819 :
名無しのオプ:04/01/10 11:54
「月の扉」は読者が増えた分、壁本だという評価も受けてるね。
このスレに荒らしが来て盛りあがる日がついに来る!?
↑ 壁本ってなに?
『壁本』
読後、壁に投げつけた本。
四人とも、メフィ作家に比べて格段に大人の印象がある。
なのに何で新本格の中でも厨度の傑出している二階堂が絡んでるんだ。
俺、あいつ嫌いなんだよ。
二階堂氏のところの掲示板でも見てればわかりますよ
824 :
名無しのオプ:04/01/16 08:01
東川篤哉の「学ばない探偵たちの学園」読了。
相変わらず肩の力が抜けているのがイイ。
このいい意味での能天気さは現代の本格ミステリにあっては貴重だな。
この調子でユーモア本格を極めてほしいね。
825 :
名無しのオプ:04/01/16 12:24
>『壁本』
>読後、壁に投げつけた本。
本当か?
827 :
名無しのオプ:04/01/16 18:47
加賀美って兼業なの? 会社員かな。
>827
年に一冊程度のペースだと、作家専業でやっていくのは
たいへんでしょう。
829 :
名無しのオプ:04/01/17 01:10
おそらく、まだ専業作家ではないでしょうね。年に長編3作くらい出さないと。
連載で書いておいて、それをハードカバーで出すのももちろんアリ。
100万部のベストセラーなら、一冊書いて10年くらいは楽に暮らせるけどね。
本格ミステリーの世界では、良くても数万部止まりでしょ? 単価1200円の一割が
印税で二万部として、120×20000=240万円。一年暮らすのは無理でしょうね。
830 :
名無しのオプ:04/01/19 07:33
>>827.828
加賀美氏は某大手出版社のベテラン編集者です。
自分の担当している作家の本を出すのに忙しくて
なかなか作品を書けずにいるのでしょうね。
この四人の中で、作家専業なのは東川氏だけじゃないでしょうか?
831 :
名無しのオプ:04/01/19 07:56
東川の新刊「学ばない探偵たちの学園」、
今朝の朝刊に大きく広告が出ていたな。
しかも西村京太郎と隣合せ。
実業之日本社では既に巨匠扱い?
832 :
名無しのオプ:04/01/19 23:29
827
>>830 サンクス。編集者なのか・・・意外。
833 :
名無しのオプ:04/01/28 23:13
東川の新刊読了。
トリックもうまくまとまってて悪くないね
でも学園物特有の甘酸っぱさはなし
鵜飼シリーズとあんまり違いはないな
834 :
名無しのオプ:04/01/29 13:08
東川氏は、「本格推理は童話と同じで小説とは別の分野だ」と明言している。
卓見だと思う。
835 :
名無しのオプ:04/02/02 07:48
未確認の情報なんだが、
今年のカッパ・ワンの入選作は五月頃に刊行するらしいね。
何作入選したのかは判らないが、
今回は初心に戻って、本格ミステリ性の高い作品が多かったらしいよ。
入選作のひとつは、東川に触発されたユーモア本格だとか…。
836 :
名無しのオプ:04/02/04 01:18
>>835 >今回は初心に戻って、本格ミステリ性の高い作品が多かったらしいよ。
そうそう、カッパ・ワンはNEXTとかのマネしないで、本格一本でやった方が
良いよ。
837 :
名無しのオプ:04/02/14 23:27
東川の「学ばない探偵たちの学園」読んだ。
ロマンスも青春もほろ苦さもクソもない淡泊な味わい。
「これこそ本格」って感じで懐かしくなった。
例によってトリックにそれにまつわる伏線も丁寧にできていたし、本格としては良い。
キャラや舞台に特別な魅力はないが、シリーズ化したら続きも読む。
838 :
名無しのオプ:04/02/26 07:45
「月の扉」いつの間にか三回目の増刷がかかっているね。
本格ミステリ大賞の候補からは惜しくも外れたが、
笠井潔や山田正紀が「大好きな作品」として選に洩れたのを残念がっていたな。
今年は石持ブレイクの予感が…。
加賀美は結構お気に入りです。
『双月城』の(メール欄)トリックなんて最高。
普通こんなん思いつく?
あらぬ方向に飛んで行ったら大爆笑だよね。
でも、これを大マジメにやるところが凄いと思う。
本格は喜劇という手本だな。
>839
聞いた話ではあれより複雑なトリックを扱った作品があって、
「(メール欄)かよ!」とつっこまれたそうな。
841 :
名無しのオプ:04/03/11 07:43
>839
あのトリックはJ・アンダースンや笠井潔も使っているが、
加賀美の場合は古城のおどろおどろしい雰囲気が
トリックの非現実性をうまく中和しているね。
文章が上手いせいでそれほど違和感を感じない。
初期の新本格の連中が、こういうカーばりの大仕掛けのトリックを
そのまま現代の日本の日常で使って玉砕したのとは大違い。
大掛かりなトリックを使用するには、
それに相応しい舞台設定が必要ということかな?
842 :
名無しのオプ:04/03/12 07:22
>>840 それって大坪砂男の「天狗」のことかな?
843 :
名無しのオプ:04/03/13 00:47
>>839 加賀美の実力は同時期デビューの四人の中でもぴか一だね。
なんというか、文章に風格がある。監獄島の出版が待ち遠しい。
844 :
名無しのオプ:04/03/13 00:56
実力は認めるが、あまり長いのは敬遠したいね。
京極なんか一冊読んで止めた。
845 :
名無しのオプ:04/03/15 07:32
何だかんだ言っても、
このスレは第一期デビューの四人を擁護する書き込みが多いね。
某○フィ○トのスレとは大違いの良スレだな。
やはり最後はオーソドックスな本格ミステリが支持されるという事かな?
石持と東川が好き。
ただ東川はジェイノベルに載った短編で
新本格第一世代みたいなノリ(ミステリマニアだけ分かればいい)を見せてたのがもったいない。
広範な読者を得られる作家だと思うので
頑張って欲しいです。
双月城はカーの退屈な部分を拾い出したような感じだった
トリックも839の見て呆れた…他のもアレだったが
ああいうのは黄金時代の作品だったら笑って許せるが、現代では萎え萎え
オイラは斜め屋敷ですらガックシきたほうだから余計にそう思うのかもね
それはともかく…
双月城の歳だの欠点はカーのパスティッシュに過ぎないという所だと思う
同じオドロオドロでも、無理やりカーをマネなくて良かったんじゃないかな
雰囲気にオリジナルが出た時に加賀美氏を評価したいと思いますでつ
メフィストは一部の受賞者が2chで叩かれてるだけで
売り上げはかなり良い。
カッパのはそもそも読んでる人が少ない。
もともと本格に好意的な人しか読んでいない。
このスレで支持されてるからといって
「最後にはオーソドックスな本格ミステリが支持される」とはならんだろ。
第3期はいつだ?
850 :
名無しのオプ:04/03/18 07:30
>>849 昨日の日本ミステリー文学大賞の授賞式で聞いた話によると
六月に第3期作品として二作が刊行されるらしい。
その翌月には加賀美の「監獄島」が上下二冊で出るそうだよ。
851 :
名無しのオプ:04/03/18 07:51
石持の『月の扉』が日本推理作家協会賞の候補に挙がっているらしい。
本格ミステリ大賞では惜しくも選に洩れただけに
今度はぜひ受賞してほしいね。
05-06 加賀美雅之「監獄島(上・下)」
上下巻か。出費が嵩む。
853 :
名無しのオプ:04/03/23 20:34
>>852 チョー期待
重厚なのが読みたかったから嬉しいな
854 :
名無しのオプ:04/03/24 07:22
>>853 噂では原稿用紙で2,500枚以上の分量だとか…。
笠井の「哲学者の密室」級の大長編だね。
このスレって時々宣伝臭漂うんだよな
856 :
名無しのオプ:04/03/24 12:40
2500枚位なら、無理すればノベルズ一冊に収まるんじゃないかな?
その方がコストダウンも図れるし、定価も安く出来るだろうに…。
でも加賀美は好きな作家なので、出たら買うけどね。
>>856 講談社ノベルスのフォーマットでいくと23字×18行×2段=828字だから、
1ページに2枚強しか入らん。
2500枚なら1000ページを軽く越えちゃうよ!
1000枚超えたら素直に分冊してほしい。
厚すぎると親指と人差し指の股が痛くなってくる。
2500枚なら3分冊でもいいな……その分高くなるけど。
859 :
名無しのオプ:04/04/15 20:57
本当の監獄なのかな
なのかな
囚人萌えハート
860 :
名無しのオプ:04/04/16 07:35
>>859 タイトルからすると登場人物の何人かが孤島に集められ、
その島に閉じ込められた上で一人一人殺されていく典型的な孤島ものの気がする。
「監獄」というのは登場人物が島から逃げられないことを象徴する表現かも。
ところで次回のメフィスト賞受賞作は、
1400枚の原稿を三分冊で刊行するらしい。
このペースでいくと、2500枚の「監獄島」は五分冊くらいでもいいのかな?
評判聞いて石持の『月の扉』読んだけど、噂通り面白かった。
手堅いパズラーだし、氷川透とかより数倍まともな文章には安心。いいね。
とはいえ小粒感がないわけでもなく・・・
できれば殊能クラスの本格派でインパクトのある新人が読みたい俺。
加賀美って大掛かりなカーテイストなのか。うーん。文章くどい?
>>手堅いパズラーだし、氷川透とかより数倍まともな文章には安心。
禿同も禿同、つるっぱげになってから
もう一度毛が生えそろうほど禿しく同意。
自分は石持の「薔薇」と「月の扉」、氷川の「眠れないパズル」
と「真っ暗な夜明け」を読んだけど、文章と、ロジックの部分でも
石持が勝ってると思う。
863 :
名無しのオプ:04/04/17 13:32
んなこといってたらキリがない、それが匿名掲示板でしょ。
>863
。・゚・。∧∧。・゚・。
::.:::::/~)(~ヽミ;::.:..:::
 ̄`" ̄"'´ ̄
866 :
名無しのオプ:04/04/17 17:05
月の扉、俺の周り全員地雷認定したよ。。。
まず何にせよ面白くなかったし、ロジックも、ハァ??レベルだった気が。
「月の扉」は○×が別れるなあ。
「このミス」が8位、
「本格ミステリ・ベスト10」は3位なのに
文春のアンケートは確かランク外でしょ。
ミステリ系の書評サイトも評価がバラバラだった。
>>867 キャラ要素皆無・パズラー志向(サプライズ弱め)。しかもカッパ。
この時点で、今のミステリファンの何割かの嗜好から外れるっぽい。
でもメフィスト系の作品に一切興味ない人間には期待されるでしょ。
>>845とそれを受けての
>>848が的を得てると思うな。
869 :
名無しのオプ:04/04/18 12:33
俺、メフィスト系ほとんど読まないが、月の扉は駄目だった。
ただ、あの系統の落ちは嫌いじゃない。
が、あの落ちのレベルは恐ろしく低いと、あの落ちを好む俺でも思う。
もはやメフィスト系って簡単にひと括りには出来ないっしょ。
京極と舞城が娯楽文学・純文学の最高峰に祭り上げられていく現状もあれば
その一方で殊能みたいな先鋭の本格ミステリ書きもいるし、キャラクター系
にしたって森から清涼院までいろいろあって、とにかく幅が広くなりすぎ。
そういう取捨が面倒くさくて、気楽に本格が読みたい人にとって、カッパの
新人さんは無難に受け入れられるんじゃないか。でもまあ地味だよな。
タンヤオとピンフこそ麻雀の基本にして奥義。ミステリも一緒さ
874 :
名無しのオプ:04/04/26 10:05
test
875 :
名無しのオプ:04/04/28 13:44
今月の光文社の新刊の折り込み広告に、第3期の2作品の情報が載っていた。
眼球蒐集家(仮)船越百絵
蒼穹の槍(仮) 陰山琢磨
877 :
名無しのオプ:04/04/30 16:03
船越なんたらは怪奇系かな。乱歩風?
タイトルだけ見ればこっちに惹かれる。
女性作家だろうか。京極の影響受けたキャラ小説だったら嫌だなあ。
878 :
名無しのオプ:04/04/30 16:13
なあ、雑誌で先に発表とかそういうのないの?
いきなり出版しちゃうんじゃ出しっぱなしになるよ(もうなってるようだが)。
879 :
名無しのオプ:04/05/06 01:50
監獄島でてるのか?
880 :
名無しのオプ:04/05/07 07:31
>>879 五月のカッパノベルズの新刊には入ってないようだから、六月以降か?
第三期の二作と同時刊行ということも考えられるな。
林はどうした。もしかして忘れられてたり?
2期生の相坂もきになるところ。
882 :
名無しのオプ:04/05/24 07:59 ID:0ZtW0cC1
今月のカッパノベルズ新刊の挿み込み広告に、
7〜8月の刊行予定として加賀美雅之と相原大輔の名前が出ているね。
加賀美は例の『監獄島』だろうけど、
相原の新作はどんな傾向のものなのかな?
案外『首切り坂』の続編だったりして…。
石持はミステリ・フロンティアから新作が出るようでつ
タイトルは「BG、あるいは死せるカイニス」
どういうのか想像つかない・・・神話系?
884 :
名無しのオプ:04/06/04 14:42 ID:pCVfVzmF
東川も創元で出すとか行ってたような気がするけど・・・
やっぱりミステリ・フロンティアかな。
俺さー船越のほうの大学の同級生だったんだが船越は変なやつで
卒業直前に学校ともめて退学してったな…
>>883 BG = Boy meets Girl
887 :
名無しのオプ:04/06/15 07:50 ID:usGtCVCq
カッパ・ワン第三期の二作品、
「眼球蒐集家」船越百絵
「蒼穹の槍」陰山琢磨
既に書店に並んでいるね。
「眼球蒐集家」はカッパには珍しく、四ページのカラー口絵付き。
内容もドジな女刑事と変人のプロファイラーが
被害者の眼球を抉り出すサイコ・キラーに挑むというものらしい。
作者は二十代の女性らしいし、
いよいよカッパ・ワンもキャラ萌え路線に変更か?
講談社と同じ路線いっても勝ち目無いっしょ!
眼球蒐集家=アイボールコレクター
らしい。秋月臭が……
地雷覚悟で買ってみっか
光文社ミニブックレットより船越百恵自著を語る
私には夢があります。名探偵の助手になるという夢です。立派な探偵助手になるべく試行錯誤していた矢先
疑念が突如やってきました。「一生名探偵に巡り会えなかったらどうしよう!?」焦りは募るばかりです。
涙がちょちょぎれました。あれほど泣いたのは『リーサル・ウェポン』を読んで感動した時以来です。
悲嘆に暮れていても仕方ありません。「名探偵がいなければ自分で作れば良いではないか!」
かくして容姿端麗・頭脳明晰・性格最悪心理分析官(名探偵モドキ)と日本一情けない女性刑事(探偵助手)が
生まれたのでした。しかし作者は未だ名探偵に巡り会えておりません。
読者の皆様に楽しんでいただければ無上の喜びです。
だってさ
ワレ眼球蒐集家ノ入手ニ成功シ、読了ス。
ワレ貴公ニ富士見ミステリー文庫ヘ移ルコトヲ勧ム。
そんなにひどいのか
皆「蒼穹の槍」の話もしてやれよ。
つーか、メヒかカパワンに応募しようか、と思うんだけど、どっちがいいかねぇ?
やっぱ将来性のメヒ? それともてっとりばやくデビウできそうなカパ?
それから、アイボなのだが、ヤンマガのリモートみたいだと思ったのは、漏れだけ?
リモートよりはまともだろ。助手もプロファイラーも
ラノベ臭はそんなに気にならなかったけどダメな人はダメだろうな
眼球がなくなっていた理由はまあまあミステリーしてたよ
898 :
名無しのオプ:04/06/24 07:34 ID:5bMxm6UQ
>895
それでは、御要望にお応えして…。
「蒼穹の槍」はカッパ・ワン初のハイテク軍事スリラーというところが売りかな。
この手の小説の場合、主人公は軍人か傭兵になりがちなんだが、
「蒼穹の槍」は主人公のカップルが両方とも民間人というのが面白かった。
内容も日本が人工衛星を用いた国際テロの標的にされるというもので、
アルカイダによる同時多発テロに日本が含まれていた可能性が報じられた現在、
結構タイムリーな作品かも知れない。
眼球は、昔ジャンプでやってた草薙葵の丸パクリです。
あの漫画つまらなかったなあ。
901 :
名無しのオプ:04/07/02 17:41 ID:pgt9JKPX
眼球読んでる最中だけど、本当に普通のライトノベルだね。
3行取りで
ドガーン!
みたいな描写があかほりさとるみたいだ。
一昔前のヤングアダルトならともかく
今このセンスで書かれると困っちゃうなぁ。
受賞時の選考評価とか詳しく知りたいな…。
うん、眼球は擬音使いまくりだよ。
挿絵もラノベ狙いっぽいイラストとカラー口絵。
ちょっとドジな女の子が警察になっちゃいましたでも頑張る
みたいな。
い、いかん…読みたくなってくる>眼球
メヒで懲りたからこっちに流れてきたのに……
906 :
901:04/07/02 23:58 ID:pgt9JKPX
眼球読み終わったけど、昨今珍しいほどの地雷だった。
文章も特に上手くないけど、一部のメフィ作家みたいに苦痛を覚えるほど下手でもないし、
最初の方は視点が変わりすぎでちょっと読みづらいけど、テンポは悪くないし、
地味で手堅くまとめたまっとうなライトノベルかと思ったら・・・。
つーか、何なのこれ。
いくら何でも、そんなんで犯人が特定できるわけねーだろ、
眼球を持ち去った理由にしても、だから何?って感じだな。伏線も何もないし。
ミステリとしていえば、ぶっちゃけ、高里や秋月の方がよっっぽどマシ。
キャラはステレオタイプの上寒いし、ギャグは滑ってるし。
サイコスリラーとして読もうにも、スリルもサスペンスもまるでないし、
サイコな犯人のキャラは薄っぺらでありきたり。
何かシリーズ化しそうな気配だけど、一体どういう購買層を狙ってるんだろ。
主人公が男なら、腐女子層に多少需要はあるかもしらんが。
>高里や秋月の方がよっっぽどマシ
秋月はまだ未読なんだけど、高里より酷いのか…
いかん、逆に読みたくなってきた。
そういや高里も
3行取りで擬音使いまくる人だね。
女流作家なのも同じだ。
909 :
901:04/07/03 00:11 ID:O2CibFJS
>>905 つーか、これってそもそもミステリじゃないのかも知れない。
だって(メール欄)だし、そいつを犯人だと特定する根拠(?)にしても、
特定する段階になっていきなり明かされるし。
毒舌家の変人美形(薬屋の秋に似てる)とどじで頑張り屋の女の子の
どたばた喜劇なのかなあ。
でもコメディとして面白くないんだわ。
お笑いのセンスが、高里や霧舎レベルっていうか。
第一期四作のクオリティとのギャップに泣きそうだ。
まあ地雷好きなら是非挑戦して、感想を聞かせてくれ。
910 :
901:04/07/03 00:12 ID:O2CibFJS
911 :
905でも907でもないですが:04/07/03 00:20 ID:B29zh5l3
>>901 まんまリモートとかその手のマンガのノリですか?
なんかもう読む気失せたので、眼球を持ち去った理由についても、
メール欄で教えてくれませんか?
912 :
901:04/07/03 00:30 ID:O2CibFJS
リモートは読んでないので分からない。
金田一少年はむかーし読んでたけど、
これほど虚しい気持ちになったことはなかったとオモ。
理由はメール欄に書いておいたのでどうぞ。
>>899を書き込んだものです。
記憶だけで書き込んだので、今日ブクオフで草薙葵を再確認してきました。
あきれるほどパクッてました。ビックリです。まるでノベライズです。
石持や東川らのおかげで手堅い評価を受けていたカッパワンもこのパクリのせいで
止めを刺されました。眼球蒐集家はカッパワンの短い歴史に幕を下ろす作品です。
船越ははっきり言って氏ぬべきです。
売れなかった漫画だからパクッてもばれないと思ったのかなぁ。
914 :
名無しのオプ:04/07/03 00:56 ID:O2CibFJS
>>913 草薙は読んでないのですが、眼球のどの辺がぱくりなのか教えて下さい。
>>914 じゃあ。まず人物編。両者に共通する登場人物。
海外帰りの変人プロファイラー
ドジな新米女刑事
たたき上げの堅物刑事
女刑事は幼いころに会った刑事に憧れて警察に入った。
草薙のほうは父親、眼球は自分を事情聴取した女刑事という差異はあるものの
ほぼ主人公の女刑事の行動原理は同じ。
ちなみに女刑事の愛称、草薙のカナちゃんにたいして眼球はナナちゃん。こんなところまでパクる必要あるの?
916 :
名無しのオプ:04/07/03 01:09 ID:O2CibFJS
庇うわけではないが、その辺の設定は割とステレオタイプなんじゃないか?
連投スマソ。
続いてシーン編。
・初めてプロファイラーの所にきた女刑事に対し、背後から襲いかかって刃物を突きつけるシーン。
自分は脱獄してきた殺人犯だと名乗るがもちろんプロファイラー。
・プロファイラーが女刑事に警察支給の靴を履いてるなんて新米の証拠だというシーン。
・一課に手柄を横取りされ、女刑事は憤慨するがプロファイラーは手柄には興味ないというシーン。
・猟奇殺人の遺族に悪口雑言投げかけて意識を取り戻させるシーン。
・女刑事が犯人に監禁される。
・女刑事が殺される寸前、プロファイラーが犯人の家のチャイムを押す。
そしてトイレを借りるのを口実に家に上がりこむ。
・プロファイラーが、犯人に相棒が来なかったか尋ね、ボロを出させるシーン。
・本気を出した女刑事ちょっと強い。
疲れたし長くなったので取り合えずこんなところで。細かく見ればまだあったと思う。
両方とも読んでないけど、上に列挙してある相似点の中で、
2つめ、3つめ、5つめ、8つめは、この手の話によくある人物造形って感じだな。
他の部分は、もし細部まで似てるんならヤバイかもしれないね。
パクリかどうかは判らんが、ここまで安易なのは駄目だと思う。
>917
確認するけど、ネタばれは含んでないよね?
眼球買ったのに積読だな…まあ読んでみるか
あぼーん
923 :
名無しのオプ:04/07/03 16:22 ID:KV0IRcsp
上記は「眼球蒐集家」と「草薙葵」の相似点ね
ついでにage
924 :
名無しのオプ:04/07/03 17:33 ID:FnmvQ+lj
呆れて物も言えません
完全パクリじゃねーかよ!!
百恵やばいよ百恵
眼球はパクリじゃないんだ。ノベライズなんだよ!
927 :
名無しのオプ:04/07/03 18:30 ID:e1DB9rBT
堂々とネタバレすんなよ。削除以来出しとけよ
なんか鬼の首とったかのように騒いでるやつがいるけど
パクリを事細かに列挙するなんて女々しいマネはやめろよな
そういうことする奴の気が知れない
中丸謙一郎、岐澄森、月島薫の誰かなら怒る気持ちもわかるが
草薙葵はジャンプで読んだことがあるが…。
そうか、パクリなのか。
船越百恵の本は眼球蒐集家も含め今後スルーしとこ。
930 :
名無しのオプ:04/07/03 20:56 ID:kHEDTZzB
>>922 これ読むと、かなりのもんだね。
作者もやばいけど、この作品を選んだ編集者はもっとやばいんじゃないの。
編集者を責めるのは酷だろ。
マイナーな作品まで全部把握するのは無理だよ。
新説を提示。草薙の作者=眼球作者
933 :
907:04/07/03 23:14 ID:Nto4NSgM
眼球収集家読了。
おい、>906高里より面白かったぞ、どうしてくれるんだ。
934 :
907:04/07/03 23:16 ID:Nto4NSgM
んで、パクリ云々について一言だけ。
ラノベにプロファイラーの要素盛り込んだら
大抵こんな作品が出来るんじゃないかと思った。
935 :
907:04/07/03 23:57 ID:Nto4NSgM
連投ごめん。
>931
草薙葵はマイナーじゃない!
…えっ、マイナーなんですか。
>ラノベにプロファイラーの要素盛り込んだら
>大抵こんな作品が出来るんじゃないかと思った。
いや、さすがにそれは無理があるだろ。
>>934 >ラノベにプロファイラーの要素盛り込んだら
>大抵こんな作品が出来るんじゃないかと思った。
ここは同意。
でも、エピソードのひとつひとつまでまんま同じになることなんてあり得ない。
眼球は偶然なんてもんで済まされるレベルじゃないですよ。
938 :
907:04/07/04 00:20 ID:U47t3o7t
>眼球は偶然なんてもんで済まされるレベルじゃないですよ。
それはそう思う。
何か読んでてキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!って連発してしまったし。
もうちょっと何とかなってたら、そこそこ面白い作品になってたと感じただけに残念。
っていうか俺としては地雷じゃなかったのが不満なわけですよ。
あ、ある意味地雷か。
ばれたら二作目はないだろうな。
しかし受賞作をなかったことにはできないし、
カッパワン登竜門の汚点として名前は残り続ける。
編集としては頭の痛いところだろう。
カッパの人ってこのスレチェックしてるのかな。
もし見てるなら何らかの公式見解を発表して欲しい。
ふと思ったんだが、
船越百恵を暗号解読すると中丸謙一郎、岐澄森、月島薫の名前が浮かんでくる
or
中丸謙一郎、岐澄森、月島薫を上手く組み合わせると船越百恵になるとか
んでそれを光文社編集部にいち早く送りつけた人には豪華プレゼント…
な訳ないか。
どこかにキバヤシはおらんのかw
942 :
名無しのオプ:04/07/04 10:31 ID:Fxxn4UCk
内部の人間がこのスレ見てなくても
批評家(書評家か)がこの作品について語るとき、この悪口は使いやすい。
一度でもこの指摘が活字化されれば問題は明るみに出ちゃうよ。
それに「草薙葵」は
少年漫画に探偵ものが増えて注目度が上がり始めた頃やってた作品で
掲載誌が週刊ジャンプでもあり、知名度は高い。
この連載中、誌面上で他の漫画家(木多康昭)とケンカし続けたエピソード
なんかは結構語り草。
500〜600万部のジャンプ最盛期(からちょっと落ちだした時期かな)
連載作品だし、これに似てるってキツイでしょ。凄い人数が読んでるよ。
と、後半は漫画オタクの見解でした。
でもまあ船越氏がこれ続けないで
反省して別の作品書くんならいいんじゃないの、別に。
シリーズ続刊するんならひどいと思うけど。
三雲岳斗やかたやまだいちはパクリに気づかなかったのかな
集英社(つーか草薙の作者)が何かの訴訟を起こすとかしないと
光文社は見て見ぬ振りを決め込むだろうな。
945 :
名無しのオプ:04/07/04 13:49 ID:EDFgGELA
イラストのおかげもあってか、けっこう売れてるよね>蒐集家
首切り坂読了。
文章は上手いけどちょっと冗長かな。雰囲気はまあまあイイ。
あと、犯人の行動に納得できないことが一つ。
既に警察が付近を調べはじめてるのに、そうまでして(メール欄)ことに
何の意味があるんだろう。
盗作疑惑による受賞取り消しなんて過去にいくらでも例がありますが?
マジ? 例えば?
天童真の大誘拐がそうだっけ?
あれは濡れ衣だったけど。
950 :
名無しのオプ:04/07/05 07:48 ID:uR1QDHSl
まあ、加賀美の「双月城」も本来はカーのパスティーシュとして書かれたんだし、
相原の「首切り坂」も京極作品の影響が濃厚だから、
一概に設定が似ているから駄目ってことにはならないだろう。
問題は結末に至るまでのストーリー展開までが全く同一だという事だな。
作者のオリジナリティが全く発揮されていないのであれば、盗作疑惑もやむを得ないかも…。
ところで、「幻神伝」のパート2が近々刊行になるらしい。
洩れとしては「S・I・B」のパート2の方を読みたいのだが…。
その前に眼球のパート2が出る悪寒。
何しろまだ使ってない設定がたくさんあるからね。
次回作では美咲に昔ぬっころされて箱に詰めて送りつけられた妹がいたり
権藤には左遷されたもと刑事の父親がいたり
比較的ものわかりのいい課長が登場したりするにちがいない。
ところで眼球の権藤さん、バーで飲んでるときだけ木場修とかぶるよね。
>>945 眼球が売れてるってどれくらい?
カッパの二期以降ってネットでもあまり話題になってないし、
本屋でもなかなか見かけないから、哀しいくらい売れてないのかと思ってた。
眼球は一応ミステリっぽい体裁だから、蒼穹やSIBより売れてるのは当然として、
相原や最近のメフィスト賞作品よりも売れてるの?
953 :
名無しのオプ:04/07/05 16:09 ID:RC+0XYSk
盗作疑惑で盛り上がっているというのはこのスレですか。
その件、なにか進展あるんですか?
954 :
名無しのオプ:04/07/05 17:49 ID:Yxgo383h
>>950 「S・I・B」のパート2ってないんじゃないの?
でも「S・I・B」ってもっと売れるかと思ったんだけどなぁ。
>比較的ものわかりのいい課長が登場したりするにちがいない。
もう登場してる。
もうあぼーんされたけど>922の出所はそこだったのか…
>>917にある
>初めてプロファイラーの所にきた女刑事に対し、
>背後から襲いかかって刃物を突きつけるシーン。
>自分は脱獄してきた殺人犯だと名乗るがもちろんプロファイラー。
が抜けてるが、多すぎて書き忘れたのかな。
他にもまだまだあるのかも。
しかし、色んなとこからちょっとずつぱくる程度の脳みそも持ってないのか、
この作者は。
カッパの公式見解はないのかなー。
なさそうだなー…。
みんなで抗議メールでも送ってみれば変わるかも知れないけど。
961 :
名無しのオプ:04/07/06 23:37 ID:mrsLAZZk
カッパにいくらメールしたって無視されるだけでしょ。
裁判にならないと駄目だな。
このパクリ作品がアイルランドの薔薇などまっとうな他の受賞作と同列に扱われるのはかなり嫌だ。
カッパは新人発掘といいながら全くのパクリを見抜けなかった責任は重いと思う。
ところで、草薙の作者って最近全然聞かないけど、今なにやってるのかな?
逆にウマーって思ってたりして。
カッパにメールしたら、公式見解はなくても、さすがに船越は干されるだろうな。
草薙がそれなりに知名度あるんなら、たれ込む奴が出てくるのも時間の問題かも知れない。
しかし、ネタにつまったベテラン作家がつい魔が差して・・・
ならまだ理解できなくもないが、
最初っから盗作で勝負してくる奴って何考えてんだろ。
作家の肩書きが手に入れば何でもいいのかね。
>しかし、ネタにつまったベテラン作家がつい魔が差して・・・
>ならまだ理解できなくもないが、
どうでもいいが、俺はそっちの方が理解できん。
ネタがなくなったんならすっぱり引退した方がいい。
あと、光文社宛に2,3日前にメール送った。公式見解まちですな。
草薙は打ち切り作品だから、いくら週間少年ジャンプ作品とはいえ
認知度はここで言われているほど高くない。
だから世間的にはパクリだと気付かれてないかも知れん。
俺も当時リアルタイムで見てたけど、ああなんかプロファイリングの漫画だっけ、
っていうくらいしか覚えてなかったし。
盗作疑惑自体はあるまじき行為なので、しっかりと釈明が欲しい所だけどね。
まぁ正直、金田一少年で島荘パクったときほどの騒ぎにはならないとは思う……。
966 :
名無しのオプ:04/07/07 05:16 ID:QCNxzAG+
>>964 >あと、光文社宛に2,3日前にメール送った。公式見解まちですな。
おお、やるじゃん。その公式見解というのを早く知りたいね。でも、
それまでにこのスレが一杯になる可能性もあるから、しっかりフォロー
お願いしますね(新スレで発表するとか)。
福井健太が自身の日記で
>>957のサイトに言及しているね。
>>965 俺もそのころのジャンプ読んでるはずだけど、内容を全然覚えてない。
作品名もここで挙げられて、そういやそんなのあったな、と思った程度。
盗作疑惑が出る前に眼球読んでたんだけど、漫画的でありがちなキャラと展開だという感想しかなかった。
船越も内容が記憶の片隅にあって、それが出ただけで盗作したつもりはなかったのかもしれない。
>>915,917で挙げられてる共通の要素も単にステレオタイプなだけのものが多いし。
もちろん、擁護するつもりはないんだけどね。
エピソードや展開の一つ一つをあそこまで事細かに思い出しながら、
元ネタの存在について全く思い出さなかったってのも凄い話だな。
970 :
名無しのオプ:04/07/07 18:57 ID:C9ToGnEz
対象がふたつに限られてるから
比較する段において相似点の「距離」がはっきりしないんだよ
つまり、どの程度近いのか、はたまた遠いのかが見えてこない
「眼球」-「草薙葵」-----「沙粧妙子」--------「羊たちの沈黙」
まあ、こんぐらいの距離だろ
質問なのだが、盗作の件は置いておくとして、草薙を越える面白さ、
そしてオリジナリティな部分はあったのか?
草薙をねじ伏せる程の小説だったら(盗作の是非はともかく)、評価には値するかもね。
しかし小説がマンガをパクると大騒ぎになるけど、その逆で騒がれたのは孔雀王と金田一ぐらいだな
外国の推理小説なぞ、どれほどパクられたか分からんのに…。
個人的には、犯人が眼球をえぐる理由は少しだけ面白かった。
それ以外は草薙葵を超えてない。
>>968の言うように、両方とも浅いプロファイル作品という意味で
非常にステレオタイプであることは否定できない。
でも、パクリと指摘されている部分の多くは、ありがちな設定とか
偶然とかで済ますにはあまりにも似すぎ。
オリジナリティはほぼゼロで、カッパワン登竜門という新人発掘プロジェクトの
趣旨の対極に位置する書き手であることは間違いないと思う。
そろそろ次スレの季節かな。
974 :
名無しのオプ:04/07/08 08:58 ID:cgXtOrxR
仮にさあ、有栖川のマレー鉄道の謎とかを、匿名でカッパワンに応募したら、
合格して出版ってことになると思う? 漏れはならないと思うんだけど。
なるんじゃないの?
落ちる理由が理解できないが。
976 :
名無しのオプ:04/07/08 11:02 ID:ADxVa+C5
マレー鉄道はそこそこ面白いが、賞に応募する作品としては出だしのインパクト
とかも弱いし、謎の解明にしても強烈なものがない。だから、漏れはならないと
思う。
三流ライトノベルの船越は元より、
相原の首切り坂だって、謎の解明に強烈なものなんかないぞ。
謎が何かも分からん内に終わっちゃった感じ。
有栖川くらい小説が上手ければ充分通用するだろ。
978 :
名無しのオプ:04/07/08 12:24 ID:ADxVa+C5
976だけど、
まったく有栖川を知らない人が読んだ場合はどうかな?
感性は人それぞれだから絶対とは言えないが。
マレーは受かるんじゃないかな。
ブラジル蝶とかだったら絶対落ちそうだけど。
980 :
名無しのオプ:04/07/08 23:34 ID:/W0j4VtU
プロなら出す作品がすべて受賞できるレベルかというと、そうではないということ
だね。ネームバリューとか固定ファンのおかげで売れるというのもあるからね。
981 :
名無しのオプ:04/07/09 07:28 ID:+wL3FHB0
加賀美雅之の「監獄島」。
浅田靖丸の「幻神伝2」。
共に八月刊行らしい。
盆休み前に出てくれれば、イッキ読みできるんだがなあ…。
982 :
名無しのオプ:04/07/09 07:42 ID:+wL3FHB0
>>981 相原の新作はいつ出るのかな?
情報キボンヌ
983 :
982:04/07/09 07:54 ID:+wL3FHB0
判り難い書き込みでスマソ。
981と982は洩れの書き込みだが、
982は「誰か相原の新作の刊行時期を知ってたら教えて」という意味で、981の続きとして書いたもの。
これじゃ自分の書き込みに自分で答えているみたいで、自作自演に間違われるわな。
鬱だ。逝ってきます…。
気にするな。
ところで幻神伝って面白いの?
985 :
名無しのオプ:04/07/09 12:42 ID:+wL3FHB0
んー、夢枕獏や菊地秀行の作風のいいとこ取りみたいな…。
伝奇アクションとしてはそこそこ面白いかな。
八月刊行って今月末出るってこと?