アルバム全曲レビュースレ in 邦楽版25th

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1名無しのエリー
商業誌/サイトにありがちなオブラートにくるまれているようなレビューではなく、率直なアルバムレビュースレ。

【基本精神】
レビューの数が多いとレビューの精度が上がります。
カブっても気にせずあなたの視点で批評してください。

【ローカルルール】
◆レビュー中の割り込みレスは控えましょう。
◆レビューする側は十分に準備をして短期間に投稿を終えてください。
◆レビューを読む人にとってレビューのレビューは通常のレビューと紛らわしいので禁止。
◆レビュー以外の長文の投稿はスレのサイズオーバーを招き、本来のレビューの邪魔なので禁止。
◆反応すると削除依頼が通らなくなるので上記に対するレス禁止。(上記と同類にみなされます)
→反応さえしなければ削除依頼が通る可能性は十分にあります。
参照:http://qb5.2ch.net/test/read.cgi/saku/1117204058/60
→13thスレで削除依頼通りました。
参照:http://music7.2ch.net/test/read.cgi/musicj/1155204694/78-83
◆上記について何か言いたいことや議論したいことがあれば避難所へ
URL:http://jbbs.livedoor.jp/music/16782/

新レビュー保管サイト
http://www10.plala.or.jp/puusan/review/al_dom/al_domtop.htm
旧レビュー保管サイト
http://www.geocities.co.jp/MusicStar-Guitar/3494/index.html
2名無しのエリー:2011/03/07(月) 18:00:42.59 ID:9FzuraS40
3名無しのエリー:2011/03/07(月) 18:03:16.17 ID:9FzuraS40
というわけで新スレ。

前スレにもレビューがあったBreak Throughですが、
自分もたまたま被っちゃったけど良い機会なんで投稿します。
最近B'z関連のレビューが多いですね。

Break Through/B'z

1.LADY-GO-ROUND ★★★
同時発売されたシングル曲。初期B'z王道のデジタルビートナンバー。
発表から20年以上経ったが、ザラザラしたシンセや「カーン、カーン」とやかましいヒット音は時代の遺物。
稲葉の作詞センスはこの頃から既に開花しており、ブリッジでは「こひしかるべき…」と、古語を導入するという荒業を披露。
そんな古臭いトラックに乗せ、松本はやたらテクニカルなリフを延々と弾いているわけだ。

2.B・U・M ★★★
僅か1分半の小曲で、のっけから「エビバデー!!」とご機嫌な様子。
ラップ、ヒップホップ導入と珍しい試みを行っているが、完成度は可も無く不可も無く。
全英詞だが、稲葉の発音も当時は癖が無く充分に聴けるレベル。
余談だが、80年代後半に小ヒットしたDan Reed Networkの某曲に酷似している。

3.Break Through ★★★★
「Get Wild」を髣髴させるコード進行に、稲葉のサヴァイブ精神を乗せた果敢な曲。
初っ端から「ああ今日もうまく行ってる」とあるが、前作「BAD COMMUNICATION」のロングヒットによる余裕の表れなのか。
当時のB'zの曲は、松本が小室から影響を受けたのか理不尽な転調を繰り返すパターンが多いが、この曲はその代表例。
あまりの強引な転調に稲葉も少々歌入れに戸惑ったらしい。
4名無しのエリー:2011/03/07(月) 18:05:04.16 ID:9FzuraS40
4.BOYS IN TOWN ★★★☆
若者の都会への憧れを歌った疾走ナンバー。シンセは抑えられたバンドサウンドとなっている。
ささやくように歌うAメロから、コーラスやチャンネルの振り替えを駆使したBメロを抜け、一気に転調しサビへ駆け上がる。
そのスピード感が心地良い。向こう見ずにどこまでも駆け抜けてやる、といった若者の心情も良く表れている。
それだけにアウトロは拍子抜けだ。いっそのこと盛り上がったままフェードアウトにしてくれれば良かったのに。

5.GUITARは泣いている ★★☆
タイトルは言わずもがなBeatlesから。しかし曲調はBeatlesへのリスペクトの欠片も無しの純歌謡バラード。
こういうタイトルなだけにエモーショナルなサウンドを期待するが、キラキラシンセのおかげでどうも無機質さすら感じてしまう。
松本のギターは流石にそれなりの仕事はしているが、稲葉に関してはこういう曲は少し早かったんじゃないかと思う。
歌詞は、ギタリストが自分のライブに来ていた女の子に片思いするという、妄想全開のどうしようもないシチュエーション。

6.LOVE & CHAIN ★★★★★
これは名曲。イントロの「ヒラヒラヒラ…」としたシンセが妙に耳を刺激する。要所要所に挟んでくる打ち込みブラスも良し。
Aメロ全編で鳴り響いている松本のワウも印象的で、何故だか頭から離れない。
歌詞は「束縛されないことだけが果たして自由なのか」という捻くれた視点から書き上げたもの。
間奏での稲葉の語りはまさに哲学的な香りがする。いや、本当に哲学なのかもしれない。
5名無しのエリー:2011/03/07(月) 18:06:12.98 ID:9FzuraS40
7.となりでねむらせて ★★☆
イントロから安っぽいストリングスの打ち込みにベースの打ち込みが絡みつき、謎のわざとらしさを感じる。
その後「カカカン!!」と安っぽいヒット音が鳴り響き、安っぽいトレンディドラマのような歌詞を稲葉が高らかに歌い上げる。
脱力するようなリズムのサビから裏でギュギュイ唸るギターまで、何から何まで安っぽい。
要するに安っぽい。しかもコレ、至る所がわざとらしいのでなおさら性質が悪い。絶対に意図的に仕上げているはずだ。

8.HEY BROTHER ★☆
そして#2以来のヒップホップ接近。しかも今度は日本語で、だ。
お世辞にもトラックはあまり良い出来ではなく、その場しのぎで作ったような安易なヒット音の連続。
歌詞も歌詞で良く言えば「時代を感じさせる」だが、悪く言えば「ダッセぇ」で終わり。
「さぁ、2人でいい女でも探しに行こうぜ!!ピギラッ!!」果たして何百年前のノリなんだろうか。

9.今では…今なら…今も… ★★★☆
このアルバムの中でも珍しく時代を感じずに聴ける曲。オリエンタルな音階、バンドサウンドがその要因か。
当時としてはサビがいまいち薄味だが、Aメロからの流れが良いのであまりそれを感じずに済む。
あとは、ギターソロの前半部分が少々手抜き。この部分に関しては再録された「Mixture」バージョンのが良いかもしれない。
歌詞はかつての恋人(新しい彼氏付き)と交差点ですれ違うという設定。うわぁトレンディ。
6名無しのエリー:2011/03/07(月) 18:07:16.13 ID:9FzuraS40
10.SAVE ME!? ★★★☆
いきなり妙にエフェクトがかったギターから始まるダンサブルな曲。
前面に出たギター、あまりにも情けない歌詞、倍音シャウト、「ハァイ!!」という合いの手と、現在のB'zの基礎ともいうべき要素が詰まっている。
マイナーなアルバムに埋もれているマイナーな曲だが、そう考えると結構価値はあるのかもしれない。
サビはまんま「Purple Haze」であることは有名な話。

11.STARDUST TRAIN ★★★
前曲から一転して物悲しげなキーボードソロ、そして怒涛の哀愁系疾走ナンバーへ。
転調したBメロからサビへ至る流れは特筆すべきものだが、それにしては稲葉のボーカルが弱すぎる。
ギターソロはうまい具合に哀愁を効かせているが、どうも印象に欠けると言うか、やっつけ仕事のように感じる。
あとは「BOYS IN TOWN」でも同じことを書いたけど何でフェードアウトしないのかなぁ。っていうより何で転調を元に戻すのかなぁ。

総評 ★★
「B'z1地味な作品」というわけで、めったに話題に挙がらないこのアルバムをレビュー。
こうして聴いてみると、デジタルビートを根本としながら結構幅広く面白いことをやっている。殆どが微妙な出来だが。
物語調の歌詞が多いことも特徴の一つだが、「あぁトレンディ、何もかもトレンディ」といった感じで、その時代を通っていないとキツい節がある。
黄金のバブル時代を懐かしみたい人は是非。そうじゃないんだったらこのアルバムは最後に回そう。
7名無しのエリー:2011/03/07(月) 18:53:13.38 ID:dFJgSgCx0
【政治】 前原外相、「在日韓国人」からの違法献金認める…民主党幹部「議員辞職か、閣僚辞任は避けられない」★26
http://raicho.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1299281359/

発狂する在日韓国人(韓国の奴隷階級(白丁・ペクチョン)の子孫)

300 名無しさん@十一周年 2011/03/05(土) 08:53:14.62 ID:ch2zZKN+0
まともな日本人であれば
在日の方への贖罪意識でいっぱいなのに
ネトウヨの頭はやはりおかしい

691 名無しさん@十一周年 11& New! 2011/03/05(土) 09:15:48.52 ID:eJ7UMkYd0
日本人は 歴史を見直し 謝罪しろ
やさしく、偉大 な 朝鮮人 を繰り返し ひどい目に会わせ
豊かな国を蹂躙し た 日本人
在日朝鮮人全員 に謝罪しろ!
死ぬべきだよ! 嘘をつきまくる 日本人
韓民族 は、この歴史を忘れない。

日章旗を踏む韓国人
http://democraticparty.up.seesaa.net/image/C6FCCBDCB9F1B4FA_B4DAB9F1B9F1B4FA-thumbnail2.jpg
在日韓国人(在日コリアン)の実態。日の丸を排泄物に見立て京都で選挙権要求
http://www.youtube.com/watch?v=md74bsD0csY
成人式で韓国旗を掲げて暴れまわる在日
http://ameblo.jp/doigahama1422/image-10763492875-10974349872.html
朝鮮暴走族
http://stat001.ameba.jp/user_images/20110110/12/doigahama1422/4a/74/j/t02200165_0320024010974392155.jpg
8名無しのエリー:2011/03/07(月) 21:47:00.51 ID:TCpr8JzB0
>>6
スレ立て、レビュー共に乙です。

Theピーズ どこへも帰らない

1.「脳ミソ」★★★★☆
キレのある演奏とノリでグイグイ引っ張っていく一曲目に相応しい曲。
間奏のギターもキレッキレ。ベースラインもうねっててかっこいい。
「いいにしろ悪いにしろ とりあえず今日も死んでねー」という詞は活動再開後のピーズに繋がるものがある。

2.「底なし」★★★☆
手拍子が入ってて楽しげな曲だが、詞がかなり自虐的というか虚無感たっぷり。
前作に収録されててもおかしくなさそう。しかしいいメロディを書くなぁホント。
「カラッポだ 何が自由だ いい眺めだぜ」という部分は、次作のアルバムの雰囲気を予言していたのだろうか。
どうでもいいけどこれ、バラエティ番組のタイアップとってたんだよなぁ。

3.「どこへも帰らない」★★
バンドのことを歌ったもの。
3曲目にして早くもヤケクソ気味な演奏だが、あまり印象には残らない。
「お先真っ暗 充分だ ヒン曲がったまま 引きずったまんま」という部分がこれまた今後のバンドの状態を暗示しているよう。

4.「ザーメン」★★★
曲名がアレだが、歌詞はよく読むと「好きな子への想いは残さずに全部ぶちまけちまえ」と、とれる。ベースラインが良い。
間奏で「ザー○ンぶっかけろオラー」とか言っちゃってるけどホントよくメジャーで出せたな、と。
9名無しのエリー:2011/03/07(月) 21:48:34.35 ID:TCpr8JzB0
5.「とどめをハデにくれ」★★★★★
ノリ重視のライブ定番曲。前作に収録される予定だったが間に合わなくて今回収録されたとかなんとか。
歌詞はバンドのことを歌ったものだが、捉えようによってはクスリを匂わせる。
間奏とアウトロのギターが良い。3分弱という短さながら、バンドの力量を十二分に感じる。

6.「負け犬」★★★★☆
詞がかなり後ろ向きかつ攻撃的。無理矢理他バンドで例えるならクーデターあたりのsyrup16g。
ボーカルにエフェクトがかかっているのが、曲自体にも荒削りな感じを与えている。アレンジの勝利。
「どーせ勝ってもつらそーだ」という詞がいかにもピーズらしい。

7.「Hey君に何をあげよう」★★
彼女になにかあげたいけど、結局何にもできない、哀愁漂うラブソング。
歌詞の繰り返しがちょっとくどいか。
後半のエフェクトがかったギター音が気持ちいい。

8.「Get Back アブ」★★
ライブで真価を発揮しそうなコテコテのロックンロール。歌詞はイミフ
やたらシンバル音がでかいのが気になるが、演奏自体はかっこいい。

9.「何も憶えてねー」★★☆
これもライブ向け。歌詞は実体験なのだろうか。

10.「やっとハッピー」★★☆
曲自体はそこまで突出したところはないが、詞がいい。
この曲書いてるときのはるさん、幸せだったんだろうなぁ。次作を聴くと、涙なしには聴けなくなってしまう
ベストで再録されたが、イントロ部分での演奏が入るタイミングの違いしかわからず。
10名無しのエリー:2011/03/07(月) 21:50:29.92 ID:TCpr8JzB0
11.「じゃますんなボケ(何様ランド)」★★★★☆
前曲での(客観的な)いたたまれない雰囲気を吹き飛ばす名曲をここに配置。
「自分自身がアテになるんだ」と歌うピーズ流の人生応援歌。シンプルながらもツボを押さえたメロディもよい。
前曲と同じく再録されたが違いはそんなにない。

12.「ハニー」★★★
最後にまたもやライブ映えしそうなノリのよい曲。なぜかTr.5のメロが頭をよぎるがそれよりは少し落ちる
ピーズらしからぬ(?)間奏のファンキーなギターソロが聞き所か。
ちなみにDr.Feelgoodのとある曲に激似らしい

総評:★★★★☆
キングレコード移籍後、初のフルアルバム。
前作のレコ発ツアー前にドラマーが脱退したため、サポートメンバーを数名起用(活動再開後に正式なメンバーとなるthe pillowsのシンイチロウ氏も参加)。
そのためかドラムに耳が行きやすい曲が並ぶも、ギター・ベースのフレーズはしっかりと主張している。音はシンプルながらも理想的なロックンロールアルバムとなった。
詞は、今後(というか次作)のピーズの行方を暗示している曲もある一方で、ピーズ流の人生応援歌・ラブソングなど振り幅の広い詞世界を展開。今までの集大成といった感じ。
ライブ映え必至の、ノリがよくキャッチーな曲が並び、後のベストアルバムに大半が収録されるため初心者にも聴きやすい一枚。
11名無しのエリー:2011/03/08(火) 01:28:22.19 ID:QNLOPF0X0
>>6>>10
乙ですお


Southern All Stars/サザンオールスターズ

1.フリフリ'65 ★★★★
サザンとしては珍しくアルバムの1曲目からシングル曲である。ノリノリのロックナンバー。
内容は桑田佳祐お得意のエロ。サビの≪性行為と同義の蜃気楼≫とはどういう意味なんだ。

2.愛は花のように(Ole!) ★★★☆
前曲とは違いラテン系の曲。全部スペイン語で歌っている。
小倉博和のアコースティックギターが良い感じ。

3.悪魔の恋 ★★★
不穏なイントロで始まる曲。歌詞は意味不明。完全に語感重視の歌。
桑田の歌っている後ろで鳴るハーモニカがこの曲の独特な雰囲気を醸し出している。
ちなみに歌詞の中に映画「稲村ジェーン」のタイトルが出てくる。ちゃっかり宣伝までしてます。

4.忘れられた BIG WAVE ★★★
ベストアルバムにも収録されてるアカペラソング。桑田の声を幾重にも収録して作ったとかで。他のメンバーは一切参加していない。
歌詞は映画「稲村ジェーン」について歌ってるのかな。
12名無しのエリー:2011/03/08(火) 01:30:32.31 ID:QNLOPF0X0
5.YOU ★★★★★
アルバム曲だがファンからは比較的人気の高い曲。キーボードの音が軽快で気持ちが良い。
そして間奏のシンセサイザーには哀愁を感じる。桑田の歌い方も1曲目みたいに騒がしくなくとても大人っぽい。
声も歌詞もメロディも完璧。名曲。

6.ナチカサヌ恋歌 ★★★☆
アルバムには必ずある原由子ボーカルの曲。沖縄民謡。戦争で引き裂かれた恋を歌っている。
沖縄のお囃子をバックに原由子が歌いあげている。原由子は良い声してるね。
ちなみにタイトルのナチカサヌとは悲しい、懐かしいという意味らしい。

7.OH, GIRL (悲しい胸のスクリーン) ★★★★★
恋人と別れて落ち込んでいる少女の心情を桑田が甘い歌声に乗せて歌うバラード。
こういう失恋の歌はサザンの真骨頂だね。これも名曲。

8.女神達への情歌 (報道されないY型の彼方へ) ★★★★★
AVをテーマにしたシングル曲。これをシングルで出すか……
なんというか哀愁をすごく感じる。AVにハマる中年の哀愁を……
でも曲自体はすごくかっこいい。こんなかっこよくAVのことを歌う人は桑田佳祐しかいないだろうね。歌詞はすごく情けないけど。
ちなみに桑田はこの曲をえらく気に入ってるらしく、自身が作ったシングルでもベスト3に入るとのこと。

9.政治家 ★★☆
政治家を皮肉った風刺ソング。歌い方、サウンド、歌詞といい桑田ソロの『Keisuke kuwata』に収録されてそうな曲。
メッセージソングだけどいまいち印象に残らない。
13名無しのエリー:2011/03/08(火) 01:32:33.53 ID:QNLOPF0X0
10.MARIKO ★★☆
ジャズテイストの今までのサザンにはあまりなかった不思議な曲。なんかすごいシリアス。
MARIKOという美しい女性について歌っている。サザンって女性の名前をタイトルにした曲が多いね。

11.さよならベイビー ★★★★
シングル曲。失恋をテーマにしたバラード。桑田の甘い歌声が振られた男の心情を歌い上げている。
まぁ7曲目と同じですよ基本は。それでも良い曲。
サウンドが終始暗くて失恋から立ち直れないまま終わってしまうので一切明るい部分がない。
最後のサビの途中で数秒間が空くところがこの歌の切なさを際立たせてる。
意外にもこの曲で初めてオリコン1位を獲得している。

12.GORILLA ★★★
ギターの大森隆志作曲のナンバー。歌詞は一応あるがほとんど掛け声って感じなのでほとんどインストゥルメンタルみたいなモノである。
タイトルがゴリラだけあってどこか大自然を感じるサウンドである。途中ゴリラの鳴き声も入っている。

13.逢いたくなった時に君はここにいない ★★★☆
アルバムのラストを締める曲。失恋をテーマにしたバラード。失恋の曲多いな……
7曲目、11曲目とは違いメロディは暗くない。ただ歌詞は結構暗い。未練引きずりまくり。
これまたファンから人気が高い。桑田はエロ歌と失恋ソングを作るのが本当に上手いね。


総評 ★★★★
「Kamakura」以来5年ぶりのサザン9枚目のオリジナルアルバム。前作とは違い売れ線の曲が多い印象。
『YOU』や『逢いたくなった時に君はここにいない』などはシングルで出しても通用しそう。
ただ印象に残らない曲も結構多い。当時は映画も撮ってたみたいなのでそっちに力を入れてたのかな。
でも良曲も多いので聴いて損は無いハズ。
14名無しのエリー:2011/03/08(火) 16:37:32.64 ID:aANDL4+R0
fripSide 「infinite synthesis」

1.only my railgun ★★★★☆
新ボーカル南條愛乃を迎えて初のシングル曲で、アニメ「とある科学の超電磁砲」の主題歌。
トランス風のイントロに続いて、まくし立てるようなサビで始まり、
昂揚感のあるサウンドで気分を高め、深く考える隙を与えないまま終わる。
のっけからグッと聴き手を鷲掴みするにはうってつけの楽曲である。

2.LEVEL5-judgelight- ★★★★★
2ndシングルで、引き続き「とある科学の超電磁砲」の後期主題歌。
前曲が良くも悪くもタイアップを色濃く反映させていたのに比べると
今作ではタイトル以外そんなことを感じさせない普遍的な作りになっており
アニソンに抵抗ある人でもすんなり受け入れられるかも。
南條のボーカルも音域に無理がないせいか一番良く聴こえる。

3.everlasting ★★★★
OAD「ああっ女神さまっ」第42巻の主題歌。
前2曲と比べるとファーストインパクトが弱く、何故この曲をアルバムの一押しに?と思ったが
何回も聴いてるうちに心がホッコリする良曲に思えてきた。
ピアノのフレーズとかベースラインとか打ち込みとは思えないくらい繊細に作っている。

4.late in autumn ★★★
1のカップリング。他のカップリングを差し置いて何故これ?というのはあるが
おそらくメンバーの思い入れが深いのだろう。南條が作詞に携わっているし。
オリエンタルなメロディが印象的。でも演奏時間6分は長い。

5.future gazer ★★★☆
3rdシングルで、OVA版「とある科学の電磁砲」の主題歌。
1曲目を明るく開放的に爽やかに再構築してみました的な楽曲。
曲順のせいかシングルで聴いた時よりテンポが速く感じる。
15名無しのエリー:2011/03/08(火) 16:38:34.58 ID:aANDL4+R0
6.悲しい星座 ★★★★
北海道在住のシンガー・IKUに提供した楽曲のセルフカバー。
失くした恋に対する切実な想いの解釈や、歌が進むにつれ増幅する悲しみの表現力は
本家に全然敵わないものの、ボーカルはこちらの方がスッキリと聴ける。

7.crossing over ★★★☆
「頭文字D」で流れてきそうな、夜の高速を疾走している気分にさせる曲。
特段良いメロディと言うわけではないが、これまでにないタイプなので印象に残る。

8.closest love ★★★★
PCゲーム「Areas〜恋する乙女の3H〜」主題歌。
ゲーム提供曲の中で唯一アルバム収録となり、確かに後半の中で最も良く出来た曲ではあるが、
この位置だとそれまでに登場した楽曲の美味しい所の寄せ集めに聴こえるきらいがあり、
もう少し早く(2曲目とか)登場していれば、もっと高評価になっていたかも。

9.meditations ★★★
南條単独の作詞曲。トランス色が強く、音域の最も低い所から高い所までをフルに使い切っている。
元々声優さんとして高音の印象が強いが、かすれる一歩手前の低音には色っぽさも感じる。

10.trusty snow ★★
1コーラスのAメロや、Bメロでブレイクを入れてみたり、でもサビは普通で印象に残らない。
なんとなくガルネクっぽい。

11.lost answer ★★☆
7曲目から似たようなテンポ、似たような曲調が続くため、この辺りにくると区別がつかなくなる。
祈りに似たサビの歌声とか、つぶやきのようなAメロとか、単曲として聴く分には良いのだけど。

12.eternal pain ★
satがfripside以前に結成していたdistreviewの楽曲のセルフカバー。
原曲は未聴だが、チェンバロと弦楽器の音のみで歌う1番はともかく、
壮大なアレンジになる2番以降は盛り上がりに欠けるサビや
南條の感情を押し殺した平板な歌い方のせいで、物凄く駄曲に聴こえる。
16名無しのエリー:2011/03/08(火) 16:39:20.18 ID:aANDL4+R0
13.stay with you ★★★
ピアノの伴奏のみで歌う2分弱の小品。
力を抜いた南條のボーカルは、このまま意識が落ちれば気持ちよく眠れそう。


総評 ★★★
ソングライティングとプロデュースを担当しているsatこと八木沼悟志と、
声優の南條愛乃によるユニット。「ファーストアルバム」と銘打っているが、
既に8年の活動歴があり、それまではnao(現:DystopiaGround)がボーカルを担当し、
アルバムも5枚リリースしている。メジャーレーベルでのリリースは今回が初となる。

インディーズ時代はボーカル以外のすべてをsatが担当していたため、
音が割れるギリギリまで出力してみたり、naoの(裏声を駆使して)音域が広いのを利用して
ほぼ裏声のみで構成された楽曲を作ってみたり、「俺様プロデュース」が目立っていたが、
今作では他者にミックス・マスタリングを任せたことで音が洗練され、
南條の声質や音域を意識した、ユニットとしての楽曲制作がなされている。

そのため、従来より聴きやすくなった反面、インディーズ時代のダイナミックさが失われた感もある。
また、今作ではsat曰く、前半がタイアップを意識して作った曲、後半が作りたくて作った曲
という感じで分けているのだが、その後半が似た曲続きでインパクトも弱い。
インディーズ時代の楽曲を知ってるファンからしたら、こんなもんじゃないと思えるだろう。

初めて聴く分には、access(浅倉大介)とか、その影響下にあるユニット(moveとかdatとか)が
好きなら楽しめるはず。でも、1stなんだから全編タイアップだらけにした方がファンは喜んだかも。
「fortissimo-the ultimate crisis-」とか「ひだまりバスケット」とか入れてさ。
曲の繋ぎを工夫するなど、後半を一つの組曲として力を入れたのは十分伝わってくるんだけど。
17名無しのエリー:2011/03/09(水) 22:27:12.71 ID:dYxIP93e0
皆さん乙
スレタテも乙

TUBE 「夏景色」

1. 海の家 ★★★★☆
波のSEから始まる。コーラスのフェードインで本編へ。
この曲はライブ用の曲で、合いの手などもある。
その割には重厚に作られて簡単にできるということではなさそうだ。

2. 太陽の兄弟 ★★★
少し昭和な香りがするロックナンバー。
サビのヴォーカルのメロディやCメロの進行など結構面白い。

3. 夏祭り ★★★★★
アコースティックな響きとともに始まる。
全編を通してこの純粋な曲想はかわることはない。
必要のないパーカッションは用いられず柔らかい音で進んで行く。
透明でそこはかとなく深くに響いて行くようなそんなイメージ。
歌を抜いても十分に楽しめる。
しかし、そんな柔らかい曲に少し悲しい歌詞がつくことによって、TUBE独特の雰囲気を味わえる神経の行き渡った名曲である。

4. 明日の風 ★★★★
ベースとギターのリフの上で進行する。
それにアコースッティックギターも加わりサビへ、歌詞の「自由にそして心を強く」なんてテーマに合わせたかのように爽やかに進んで行く。
組み合わせの美である。ベースの動きも派手ではないがその時々で最適な音列。
18名無しのエリー:2011/03/09(水) 22:27:50.19 ID:dYxIP93e0
5. 月の雫 ★★★☆
キーボードの前奏。
2コーラス目からバンドが入ってくるというTUBEではよくあるパターン。
エフェクトをかけた音とクリアーな音のギターの音色を同時にならしながらどちらの音色も最大限に引き出している。
フェンダーのおいしいところを使い切った作品だ。

6. 涙を虹に ★★★★
ポップな曲調。パーカッションはドラムと電子音で構成されている。
サビの最後のヴォーカルのロングトーンにギターとベースがそれぞれ呼応する。
それを筆頭にして、この手の曲にはどこにも隙がなく、しっかりと作り込まれた曲。

7. プロポーズ ★★★★★
ストリングとギターを中心に始まる。
これも1コーラス目はキーボードと歌の構成になる。
それにストリングも加わってくる。曲調としては、壮大なTUBEならではのバラードである。1曲全体で一つの大きなフレーズを作っているといってもよいそのスケール感は他の追従を許さない物がある。
しかし、特筆すべきは歌詞で、この曲は「プロポーズ」というタイトルだが、一度もプロポーズの言葉は出てこない。
全ては聴く人の心の中にと言うスタンスを貫いているのだ。
大きな愛情を表現しながらも直接的な言葉は最後まで出てこないのだ。
聴き手の発想力に任せるという手法。
間違えれば他力本願な感もあるが、ここまで曲を作り込まれると完成品として扱わざるを得ない。

8. 夢の翼ひろげて ★★★★★
この曲はTUBEの本質をよく表した物である。
TUBEの楽曲は基本的には同じスケール感で進行する。
それが、決して退屈にならないために、並々ならぬ工夫がされている。
歌と間奏へのつなぎ方などが、非常に滑らかで、どの楽器を持ってきてもその技術力と平衡感覚でバランスを常に最適に保つことができている。
タムやシンバルをこれでもかと多用するドラムも、間奏でこでもかと弾き倒すギターも、ギターとユニゾンのベースも、全てが暴れているのに完璧に制御されている。
と思えば、無音すら音楽の大きな流れの一部にしてしまう引き出しの多さ。
そして、それを支えるヴォーカルのパワーは邦楽でも最高峰だろう。
19名無しのエリー:2011/03/09(水) 22:28:20.11 ID:dYxIP93e0
9. みんなキラキラ ★★★☆
急に、曲調は愉快になりサンバ調に、低音を動かすことにより躍動感を演出する。
この曲がこのアルバムの中で一番自然なバンドサウンドに仕上がっている。
ドラムもベースもしっかりと発音をして深い音を録音している。
かと思えばギターは、よく聞かないとわからないほどの音量で録音されている。

10. 月光 ★★★★
今度は伴奏はスパニッシュ。ベースもフレットレスだろう。
このアルバムを通してそうなのだが、ベースが大変大きな役割を持っている。
メロディーメーカー春畑ならではのガットギターや、アコーディオンも哀愁を感じさせる。

11. 光と影 ★★☆
メンバーが奄美大島で習った三線を用いて作られた曲。
世界観自体はいいのだが、あまりはまっているとは言えないと思う。
しかし、やはり新しいもの好きと言うか、様々な物をTUBEにしていくバンドだ。

総評 ★★★★☆
2004年発売の通算24枚目のオリジナルアルバム、アルバムのクオリティは最高水準。
全曲が完璧に作り込まれていて、曖昧な部分や捨て曲などどこにもない。
近年のTUBE作品でも最も作り込まれているのではないだろうか、周辺の作品は作り込まれていいるが、メロディーや歌唱に不安が残ったりという物だったが。
このアルバムは全く別の次元である。
TUBEの中でも5本の指に入るようなアルバムだろう。
20名無しのエリー:2011/03/12(土) 02:40:37.53 ID:74ywIV/20
>>13>>16>>19
需要無視でいきます。

ノースリーブス/ノースリーブス(通常盤)

1.Relax! ★★★☆
アルバムの1曲目であり1stシングルでもある脱力系なエレクトロチューン。
低音〜高音を行き来するベース音がブイブイうるさい。全体的に今っぽい音作りなので
BGMとして聞き流すのもありかな…と思わせたところでセリフが入り、
否が応にも聞き手を引き付ける。1曲目としての役割は十分に果たしている。

2.キスの流星 ★★★
Tr1からガラッと雰囲気が変わり、スパニッシュなギターが鳴り響く3rdシングル。
シングルということでトラックもそれなりに作り込まれている。Cメロの小嶋の滑舌が悪く、
「絶対」が「撤退」に聞こえるのは御愛嬌。

3.3seconds(Remix)★★
Tr2とどことなく似た曲調。Remixとなっているがオリジナルは未聴なので相違点は不明。
「俺」「お前」などの詞から男目線の曲のようだが、「男はいつも愚かだね」とも言っているので、
俺女の可能性もある。3人の低音は意外とかっこいい。
21名無しのエリー:2011/03/12(土) 02:41:27.41 ID:74ywIV/20
4.ハート型ウイルス [no3b ver.] ★★★★
元はノースリーブスの母体でもあるAKB48の楽曲。ノーマークの男にいつの間にか惚れていたのは
ハート型ウイルスのせいだった!という曲。Bメロからサビへの盛り上がりがかっこいい。
2番のサビ後またもセリフが入る。しょぼいギターソロ後のサビとアウトロでは、
ボアダムスのスーパーユーみたいな謎の電子音が入りビックリする。

5.Bye Bye Bye ★★★☆
ノースリーブス結成前からAKBの公演で披露されていた楽曲。アップテンポな曲調で、
別れがテーマだが、悲観的なものではなく「イケている私になって見返してやる!」
という肯定的なもの。「イケている」という詞はなんともイケていない。

6.純愛のクレッシェンド ★☆
Tr5と同様、結成前から存在した楽曲。純愛と謳っている割には、「成り行き次第で抱かれてもいい」
と言い出し、最終的には「欲望のクレッシェンド」になる。昭和歌謡のような情念溢れるナンバー。

7.クリスマスプレゼント (Remix) ★★☆
アルバム唯一の正統派バラード。オリジナルは未聴。クリスマスソングだけあって、
冬っぽいアレンジになっている。全体的には無難にまとめてある印象だが、
サビからAメロの間奏は、妙な浮遊感がある。

8.Lie ★
詳しくはわからないがバラライカ?みたいなエキゾチックな曲調の4thシングル。
何年振りかに藤崎マーケットを思い出すきっかけになるであろう曲。Bメロの盛り上がりは良い。
PVではノースリーブではなくなってしまうというオチもある。

9.タネ ★★★★★
ピロウズのベインドッグを彷彿とさせる半音ハズすようなへなちょこなリフ?と
スーファミレベルのチープな打ち込みが中毒性抜群な2ndシングル。
やっつけ感漂う無理やり押し込んだようなセリフも胡散臭くてグッド。
22名無しのエリー:2011/03/12(土) 02:42:08.92 ID:74ywIV/20
10.Next Heaven ★★
高橋擁するEYES名義の、権力に仕組まれ何かと戦っている曲。曲調は一昔前のエイベックスという感じ。
サビ部分の「ねくすとへぶーーん!」がすがすがしい。暑苦しい高橋の声質にマッチした楽曲。

11.尺が欲しい ★★☆
尺取りアイドル峯岸擁する恋愛運上昇団名義の、テレビ番組の収録と恋愛をかけて
「尺が欲しい」と嘆く曲。「パラッパッパ〜」という気楽なコーラスと峯岸ボーカルが
前曲で負った戦いでの疲れを癒してくれる。

12.嘘でしょ?〜七里ガ浜の七不思議〜 ★★★★☆
小嶋擁するガールズ・ING名義の、バンドサウンドが冴えるロックチューン。
具体的な名称が多く登場するので情景をイメージしやすい。イケメンと付き合えた
女子高生が主人公のリア充ソング。嵐のピカンチダブルのような爽やかさ、完成度。

総評 ★★★
現在大ブレイク中のAKB48より「制服を脱いで秋葉原を飛び出す」をコンセプトに、
小嶋陽菜、高橋みなみ、峯岸みなみの3人により結成されたノースリーブスの1stアルバム。
コンセプト通り、本家AKBのような高校生臭漂う曲は少なく、大人びた曲が多い。
しかし質的には、前者に当たりが多いように感じる(Tr4,5,12)。
そんな中でTr9のタネは白眉。AKBに興味のない人にも是非聞いてもらいたい。
それ以外はアイドルポップスの枠は出ていないので、3人の中に推しがいる、
もしくはDDな人以外には特に薦めない1枚。20分に1度話しかけてくるので
BGMには不向き。ヘッドホン推奨。



23名無しのエリー:2011/03/13(日) 04:15:04.16 ID:MHMQL+6z0
DEVIL/B'z  2002年4月23日発売

1.DEVI  ★★★
MR.BIGやKISSなどを手掛けたパット・リーガンが関わっている。
B'zにしては珍しいモダンヘビネスな曲。
ザラついたように歪んだギターによるリフがカッコイイが歌メロはあまりキャッチーでは無い。

2.Real Thing Shakes ★★★★
ヴァン・ヘイレン、マイケル・シェンカー、レッド・ツェッペリン、ローリング・ストーンズ、ZARDなどを
手掛けたアンディ・ジョンズがプロデュースしている。
AC/DCを彷彿させるゴリゴリのハードロック。
テクニカルで長いギターソロはギターキッズを飽きさせないだろう。

3.Bad Communication E.Style ★★★★★
打ち込み満載のダンス&ロックな曲。
ハードロックエッセンス溢れる演奏をしているがアルバムの中では浮いている……が、名曲である。

4.SLAVE TO THE NIGHT  ★★★
ブラスやコーラスを多用したスローブルースナンバー。
今までの曲が激しく、ノリが良い曲なだけに余計にブルージーに感じる。

5.LADY NAVIGATION  ★★★
アコースティックギターによるスローブルースナンバー。
前曲と同じくこの曲もブルースだが、使用楽器も少なくシンプルになっている。


総評 ★★★☆
韓国限定で発売されたミニアルバム。全曲英詞で2〜5曲は既存曲の再収録。
90年代の全盛期B'zがやっていたキャッチーな産業ロックしか知らない人が
B'zは他にどんなロックをやっているのだろうと興味を持って聞くなら良い。
24名無しのエリー:2011/03/13(日) 11:25:04.79 ID:zf4CbhuK0
>>23

>>3の人と同じかなと思ったりしたが、微妙に違うっぽいね
25名無しのエリー:2011/03/14(月) 03:21:38.21 ID:MoDgvejG0
放課後ティータイムU/放課後ティータイム

1.いちごパフェが止まらない ★★★☆
フジファブリックあたりが作っていそうなイントロとヘナヘナしたAメロ。
1曲目ということでその辺にこだわったのかもしれない。
カレーのちライスと似てるかもね。
かなりポップだが中毒性のあるノリの良いサビが印象的。

2.ぴゅあぴゅあはーと ★★★★★
人によっては(自分含め)ふざけてんのかと言う事間違いナシなタイトルだが、
これがなかなかどうして名曲だった。
ピアノの軽やかなイントロそのまま、澄んだ秋晴れのような爽快感がある。
あずにゃんのリズムギターが本当にいい味出してる。

3.Honey sweet tea time ★★☆
駄作では無いのだがどうしても飛ばしてしまう。
プカプカしたシンセが入っていたり、ムギちゃんの声質(特に高音部)
のせいでテクノ色を感じる。
どうせなら他の楽器もそっちに合わせて遊んでも良かったのではないだろうか。(一応高校生という設定だが)
26名無しのエリー:2011/03/14(月) 03:22:29.55 ID:MoDgvejG0
4.五月雨20ラブ ★★★★★
ベースリフが特徴であるマイナー調の曲。
アルバム中で良いアクセントになっている。とにかく格好いい。
他の曲と比べてギターがやや下がりシンセ等が若干前に出てる印象。
ギターの聴きどころも多いが全然これで良かったと思う。
歌詞はユニークで良い。
サビでメジャーに転調するなど構成も凝っている。

5.ごはんはおかず ★★☆
タイトルでわかると思うがコミックソング。
キャッチーなフレーズがあり、ライブ映えしそうな曲。
ただ途中のやりとりはファンも認めるほど完全に蛇足。

どうしてもブリトラを思い出してしまう。

6.ときめきシュガー ★★★☆
テイストがM1と似ている。こっちのほうがややポップ。
歌詞はちょっと…うまいこと言ってるようで全然言ってない。
サビの疾走感が心地いい。

7.冬の日 ★★★★★
個人的にアーティスト中ベスト。
ハネたリズムが楽しげで雪の日のワクワク感が良く表れている。
マンドリン?やウインドチャイムなどバンド外の音がそっとアクセント。
歌詞は恋愛がテーマなんだけど、
何歳くらいのどんな女の子の気持ちなのか全然イメージできない。
作詞家の顔が見えてこないって逆に凄い。
27名無しのエリー:2011/03/14(月) 03:23:28.88 ID:MoDgvejG0
8.U&I ★★★☆
感謝の気持ちをストレートに書き綴った曲。
ストレートにも限度があるだろと言いたくなる。
そこらの中高生に人気のあるJPOPと遜色無い。寧ろ負けてる感すらある。
メロや演奏は新鮮さこそ無いものの上出来ではないかと思う。
キャッチーだが正直ファン補正入ってます。

9.天使にふれたよ! ★★★★☆
ボーカルが持ち回りで歌うのが特徴。
それ以外あんまり特徴が無いのだが「普通に」良い曲。
完全に余談だが、澪ちゃんの声が一瞬ポケモンのサトシっぽくなる。

10.interlude ★☆
ジャスト1分の「ふわふわ時間」のインスト。

アナウンス「放課後ティータイムのライブは以上で終了です。お帰りの際は…」
みたいな?

11.放課後ティータイム ★★☆
観客「アンコール!アンコール!」

普通にアニソンって感じ。
力の抜けた雰囲気でボーナストラック的な扱いだと思う。
割とキャッチーだが進んで聴こうとは思わない。

HTT「ありがとー!」
28名無しのエリー:2011/03/14(月) 03:23:38.72 ID:MoDgvejG0
総評 ★★★★★
うんまぁ信者乙とか言わないで聞いて欲しい。
元々歌モノが好きでかなりド真ん中に来たのは認めるが。
1曲1曲に力が入っていて捨て曲がないし、聴いていて楽しい。
未発表曲も豊富で意外と作り分けされている。
飽くまでアニソンの域を脱していないが、普段殆どアニソンを聴かない自分でも十分楽しめた。
(でもけいおん!!は観てたんだろ?と突っ込まれたら返しようがないが。)
歌がそんなに上手くないのはご愛嬌。
普段音楽をそれ程聴かない人への配慮か、メインの楽器がとても聞き取りやすい。
特に演奏面にあまり執着せずメロディアスな方が好き、と言う人はジャンルで偏見を持たずに聴いてみてほしい。

Disc2はいずれ…
29名無しのエリー:2011/03/16(水) 19:10:50.12 ID:3zggBP9V0
皆さん乙ですお

ハイド.ランジアが咲いている/ステレオポニー

1.青春に、その涙が必要だ! ★★☆
青春万歳な歌。すごいキャピキャピしてる。
アニメ「けいおん!」のOP曲で放課後ティータイムが歌っててもなんの違和感の無い。
まさにガールズバンドって感じのポップソング。

2.I do it ★★★
3枚目のシングル。彼女たちの姉貴分であるYUIが作曲を担当している。
前曲とは違い結構ロック。歌詞もYUIを意識したのか刺々しい。
ちなみにYUIが歌ってるバージョンもあるけどステレオポニーのほうが全然良いね。

3.木漏れ日のジャーニー ★★☆
哀愁あふれるナンバー。この曲もYUIっぽい。
歌詞はデビュー前の彼女たちに歌っているのだろうか。

4.泪のムコウ ★★★☆
何かのアニメの主題歌だったシングル。この曲でオリコン2位を獲得している。
サビが歌謡曲チックでなかなか良い。ボーカル・AIMIの声も合ってるし。
歌詞は抑制されてる10代の若者の気持ちを歌っている。青臭いね。

5.乙女心 Hey Hey Hey ★★☆
どこかで聴いたことがあるような≪Hey Hey Hey!≫の掛け声が印象的な歌。1曲目同様キャピキャピしてる。
秘密の恋を歌っている。若干ツンデレ。なかなか可愛らしいナンバー。ただサビが単調かな。
30名無しのエリー:2011/03/16(水) 19:12:06.16 ID:3zggBP9V0
6.泣かないで ★☆
ありがちなバラード。別れる運命の男女のことを歌っている。ピアノの音が印象的。
ただ他の曲からは浮いている。正直入れなくてもよかったと思う。

7.effective line ★★
YUIのアルバムにもよくあるような1分ちょいの小曲。
間奏でちょっとしたドラムソロやベースソロっぽいのがあるので演奏能力を見せたかったのかな。

8.スウィート・ブルー ★★★☆
なかなか激しいシリアスなナンバー。
この曲を作っている時期はスタッフたちと険悪だったらしく、歌詞は当時の心境を歌っているのか。
1曲目同様、放課後ティータイムが歌ってても違和感無い。これはED曲。

9.都会ノ森 ★★★
3曲目と同じ哀愁を感じるナンバー。ただ『木漏れ日のジャーニー』がデビュー前の歌ならこちらはデビュー後がテーマ。
故郷の沖縄から上京してきた時の心情を歌っている。

10.幸せの丘で暮らしたい ★☆
2分にも満たない短い曲。とにかく幸せに暮らしたいと歌っている。
箸休め的な曲?なのだろうか。
31名無しのエリー:2011/03/16(水) 19:13:23.85 ID:3zggBP9V0
11.マイミステイク ★★☆
なかなか激しいシリアスなナンバー。8曲目と若干被ってる。
ただ『スウィート・ブルー』とは違い歌詞のテーマは恋愛。なんだかんだで男を捨てられない女の歌。
ライブで演奏すれば盛り上がりそう。

12.ヒトヒラのハナビラ ★★★
彼女たちのデビュー曲。別れ間際で嘆いている男の気持ちを歌っている。
デビューの頃だけあって歌唱力がまだまだ拙い。まぁまだ最初だからしかないけど。

13.青空 Very good day!! ★★★☆
今作のラストを締めるナンバー。1曲目を彷彿とさせるハツラツとした曲。
これも放課後ティータイムが歌っててもおかしくないです。最終回の文化祭ライブで披露しそうな感じ。
とにかく「夢に向かって走って行こうよ!!」というのがテーマ。爽やかだね。まさに青春。
最後は突っ走って行く感じでフェードアウトで終わる。

総評 ★★☆
スリーピースガールズバンド・ステレオポニーの1stアルバム。
一言で言えばムギちゃんが居ないちょっとロックな放課後ティータイムって感じ。いやぁ初々しい。
10代少女特有のハツラツさがあるので聴いててほんわかした気分になる。若いって良いですね。
32名無しのエリー:2011/03/16(水) 22:00:42.94 ID:V9ztCQyg0
皆さん乙です
うわあ新スレ立ってるのに気づかずに前スレに一部投下しちゃったよ、スマソ
てなわけで改めて
33名無しのエリー:2011/03/16(水) 22:01:30.28 ID:V9ztCQyg0
彼らのアルバムでこれだけレビュー無かったな、ということで一つ

rabbit hole/People In The Box

1. She hates December ★★★★☆

拍子感の無い不思議なイントロからゆらゆら掴みどころの無いAメロ、
でもサビで結構熱っぽい歌唱を見せる代表曲にして名刺代わりの一曲。
名刺代わりと言っても「これが俺らだ!」って感じじゃなくて「こんなんだけど、どう?」
って感じのちょっと冷めた雰囲気、1stの一曲目なのに。
Vo.波多野にとっては昔からの曲だが、その頃との大きな違いはDr.山口の存在。
フレーズの間を埋めるように実に多彩でしなやかなドラミングを見せてくれる。
KYっちゃKYだが、それが今まで続く彼の個性として確立してるのでこれで良し、と言った所。

2. Alice ★★★★

アルバムタイトルと合わせてあの有名な話がモチーフなのが分かりやすい、彼らにしては珍しい。
歌詞から多分最初のウサギ穴を落ちていくシーンだろう。
シューゲイザー風のイントロからノスタルジックな歌メロを聴かせてくれる。
サビの「真っ逆さまさ」連呼が重厚なバックの演奏も相まってやたらと耳に残る。
変拍子や変調のインパクトは無いが、後を引くタイプの曲。

3. ブリキの夜明け ★★

同じフレーズをひたすら繰り返しながら盛り上げて、最後にいきなりぶったぎる
狙いが分かりやすい一曲、彼らの曲の中ではアイデア1本勝負過ぎて
(多彩なアイデアを一つの曲として完成させるのが得意、だと思う)ちょっと物足りない感じ。
インストでもいけそうな音作りの達者さが垣間見えるのは良い。
34名無しのエリー:2011/03/16(水) 22:02:23.14 ID:V9ztCQyg0
4. 夜の人々 ★★★★☆

夜が明けたはずなのにまた夜になる、不思議世界を狙ったの狙ってないのか微妙な所。
最初はいかにもアルバム中間っぽく雰囲気重視の展開だが
特徴的なギターリフを挟んでのBメロから化ける。
冷たい夜の地下道で「酸素を!酸素を!酸素を!」と叫ぶエモーショナルな歌メロに変貌。
ドラマチックな展開だけに曲としてはさらっと終わってしまうのがちょっと残念ではあるが。

5. サイレン ★★★

「みんな生きるのが好き、死んだこと無いから」
ドヤって感じだが嫌らしさを感じさせないのはイノセントな波多野の声のおかげかな。
ミドルテンポで色々表情を変えつつ盛り上げる彼らお得意の曲調だが、
割と似た雰囲気の多いこのアルバムの中ではちと地味、特に次曲と比べると。

6. 鍵盤のない、 ★★★★★

終曲、3拍子の細かいアルペジオから始まるが歌いながらこれをひたすらやる波多野のギターはかなり上手いのでは。雰囲気は前曲に近いが、抑える部分と解放する部分の音の幅が非常に広く更に全体としてはどんどん盛り上がっていくドラマチックな展開。
「さあ、眠れ」と子守唄を思わせる歌詞を繰り返すが、最後には「息もせずに」と恐ろしいことを加えポエトリーリーディングに突入
言ってる内容の意味はともかく少年のような声と壮大なアンサンブルによる組み合わせの雰囲気は確かに唯一無比と言えるものだと思う。
ポエトリーリーディングの入る曲は後にもいくつかあるが、これが一番完成度が高いんじゃないかな。
言葉にしにくいけど、凄いってのは分かる、そんな曲。
35名無しのエリー:2011/03/16(水) 22:03:22.34 ID:V9ztCQyg0
総評:★★★☆
people in the boxの1stミニにして残響レコードでのデビューアルバム。
一応この前に福岡時代のCDがあったりするが、それを差し引いてもとてもおおよそ新人とは思えない1枚、色んな意味で。
まずアンサンブルの方向性がこの時点で既に完成している。
そしてひたすら冷徹な雰囲気の曲が並んでおり、全編通して白昼夢のような世界観が出来上がっている、
後のアルバムなら一曲はある轟音系アップテンポの曲が皆無、良くも悪くも若々しさを感じさせない。
そういうアルバムなので1stなんだけどあまり初心者向きって気はしない、
ただこの頃から変わらぬ彼らの非凡さ(褒め過ぎ?)を感じさせてくれるのは間違いないので。
他のアルバムを聞いて気に入ったら是非聞いてみて欲しい1枚。
36名無しのエリー:2011/03/21(月) 12:16:36.22 ID:MEirzgq50

最近レビューが多くて嬉しいなぁ
37名無しのエリー:2011/03/21(月) 22:30:19.13 ID:96GQOqJPO
まとめさん乙です。
今回ははやいなぁ
38名無しのエリー:2011/03/23(水) 14:21:19.14 ID:zwBS2U6Y0
まとめ人さん、レビュアーの皆さん乙です。では自分も

MPACT EXCITER/水樹奈々

1.TIME TO IMPACT EXCITER ★★
2曲目へと繋がるインスト曲。概ね単体でさらっと聴ける出来だが、終盤のブザー音が物々しすぎるか。

2.NEXT ARCADIA ★★★★★
作家チーム・エレメンツガーデンの上松によるアッパー曲。例によって派手だが、いつになく生の奏者に判断の多くを委ねているため理性的な出来に。
音を被せ過ぎて無差別な潰し合いを頻発させていた前作の印象と異なり、奏者が互いの見せ場を噛み合わせて聴き応えのある演奏を披露している。これはいい出来。
まあ元々参加している奏者自体は上手い人だらけだったので、ただ「ガンガンいこうぜ」と指示だけ出してればいつでもこのレベルの仕事はしてくれたんだろうけど。
全体的にすごい手数で忙しそうな曲だが、その中でも上松のピアノが明確な特攻役としてキャラ付けされており、ヤケクソとしか思えない速弾きソロを披露している。
ドラムがかなり意図的に歌メロのリズムに合わせて音を当てにいってるが、露骨にキメキメな感じになっておらず、流れに滞りがない。
ベースもかなり動いているが独り善がりになっておらず、非常に有機的な演奏。小さなキメが幾重にも折り重なった基盤の上に曲全体の大きな流れが生まれてる印象。
前作は音像的に不気味な巨大要塞みたいな曲が多かったが、この曲は構造は複雑だけどムダに空回ってる歯車を余らせてないスタイリッシュな未来都市という感じ。
hibikiによる詞は壮大だが重厚でないといった感じで、真似しようとすれば出来なくもなさそう。60億分の1とか絶対のデスティニーとか、SFあるあるを網羅した作詞ぶり。
39名無しのエリー:2011/03/23(水) 14:22:31.04 ID:zwBS2U6Y0
3.ミュステリオン ★★★
どういう風の吹き回しか、引き続きストリングス大会をお預けにしてバンドスタイルを大事にしたHR。付点を絡ませたリズムの半音下りミュートギターや
運動量豊富に曲を支える裏メロ的なギターオブリ、倍テンでツーバスをドコドコ踏み出すサビ等、かなり本気のHR。あんまり声優の曲という感じはしない。
オプションの一つとして押さえとくにしても、普通ここまでやんないのでは。ただ水樹の歌声が声優然としてないので特に違和感は無い。
裏声ビブラートとかやたら達者で、HR然とした曲に相応しい不気味な迫力が出ている。声が可愛いとは思いにくいが、歌手としての幅は広がったのでは。

4. Silent Bible ★★
大まかな水樹のイメージに納まる、リバーブ過剰気味の派手なアップテンポ。スローなピアノのフレーズで始まったかと思うとテンポアップして同じフレーズを鳴らすイントロからして
ちょっとしつこくて胸焼けがする。アップテンポ曲での水樹の歌い方は以前とは変わってきており、頭拍のアクセントを強調するロック然とした歌い方はなりを潜めて、
もっと長いサイクルでの強弱表現を重視した歌謡曲っぽい歌い方になっている。いわゆるAメロは感情を押し殺すように歌ってサビで感情爆発、みたいに構成を意識した歌い方。
歌でノリを出してる感じではないので、やっぱり異種間コラボみたいな違和感はあるが、そもそもの彼女の資質が演歌歌手なので今までより自然体に近づけたと言えるかも。
こういう歌い方のほうが歌詞の物語性を引き出せるし。と思ったら歌詞がただ好きなシチュエーションとか好きな形容とかを集めただけの趣味の書き物って感じなので
あんまり歌い方云々は関係なかった。作詞は水樹本人。単純に彼女の趣味嗜好を分析したい人にとっては丁度いい資料なのだろうが、個人的にはただ埋まってるだけの詞という印象。
多分彼女の場合はまず完成品の提供曲ありきでその譜割りに当てはめて作詞してるんだろうし、自由度は低いんだろうけど、それにしても何を主張したくて作詞してるのか分からない。
40名無しのエリー:2011/03/23(水) 14:23:54.92 ID:zwBS2U6Y0
5.Young Alive ★★
漢字ナンクロ誌にも出てこないようなマイナー四字熟語に顔文字を組み合わせた歌詞表記が印象的なアッパー曲。一般的に歌詞での四字熟語の使われ方は英語に近く、
短い言葉に意味を凝縮してメロディをすっきりさせられるし、それ自体音読みの塊であることでリズミカルに歌い切れるという点でも使い勝手がいい。
というものだと個人的には思っていたが、この曲では冒頭からいきなり四字熟語を固め打ち。四字熟語自体は有用だと思うんだが、こういう使い方だと単に
冒頭から何言ってんだか分かんない感じになるだけの気が。サビはサビで虹色のマシンに乗って未来を動かそうとかいう話になってて、
序盤で登場したニュアンスの違う四字熟語たちをまとめ切ったとも言えないような。サビ終盤のキメに合わせての「アーユー・レーディー・オーケー・カーモーン・レッツゴー」も
どうかと思う。キメ自体がベタベタなのもマイナス要因だが、さすがにこれだと仮歌レベルにも程がある。作詞は水樹本人。
Bメロの最後の歌メロ音とその後に入るキメのコード基音とサビ冒頭の音が一緒なのもうざったく、転調の足掛かりを踏み固めすぎた感がある。

6.SCOOP SCOPE ★★
メロ追いシンセが食傷気味な、打ち込み強めのポップス。特に終盤で歌がちょっとソロになるところにまでもメロ追いシンセが鳴るためうっとうしい。
無難なメロとの相乗効果でいかにも90年代J-POPという出来の曲。ただ、普通全音符で垂れ流すようなシンセバッキングに微妙な休符を挟んで切れ味を持たせたのはいい感じ。
ゆうまおによる歌詞もありがちだけど筋は通る出来。ここまでがここまでだけに尚更。
41名無しのエリー:2011/03/23(水) 14:25:02.43 ID:zwBS2U6Y0
7.DRAGONIA ★★
彼女のアルバムを数枚聴いた身としてはつい「出たよ…」と思ってしまう、派手にゴテゴテと着飾った短調のアップテンポ。
ダァーンダァーンと鳴るチープなスネア音を聴いてると、ファミコン版の光栄三國志で君主のパラメータを決めてる時みたいな気分になる。
Bメロあたりから楽器も手数も増えてくるが、M2と違い大味な打ち込みがかさばっていて暑苦しいし、キメの強調のしかたが露骨で脂っこい。
水樹の歌い方は狙ってか天然か演歌チックで、ハキハキしているというよりはもったいつけるように粘っこく歌っている箇所が多い。
結構メリハリつけて歌ってはいるが、hibikiによる詞が例によって大風呂敷でよく分からないので、情感の込め方がいいんだか悪いんだかも分からない。
hibikiってこういう詞しか書けない人なんだろうか、と思って調べたら、今まで詞を提供した相手は水樹のみ。ファンなら周知の水樹のペンネームとかなんだろうか。

8.夢幻 ★
彼女の前作を聴いた身としてはつい「出たか…」と思ってしまう、無駄にメロの種類が多いうえにキャッチーな取っ掛かり部分のない曲。
作曲は予想通り上松。Aメロはしっとり演歌ロックみたいでいい感じだが、Bメロへの展開もサビへの繋ぎも強引で、歌謡曲的な流れの様式美は無い。
そもそもメロディが色々動きすぎなので、情感の込めにくさとの相乗効果でかなり歌いにくそうな曲。サビ前の転調の入れ方は「深愛」に近く、
マイナーな間奏も前作の何かの曲を思い出させる。Bメロの後半あたりからサビにかけて、楽器が歌メロをなぞるフレーズが増えてくるのももたれる。
M2の各パートが立った演奏はどこへやら。でもこういうオーケストラヒットがビャンビャン鳴る曲のほうが水樹って感じはするけど。
水樹による詞はいつになく情熱的な慕情を描いてるっぽいが、なんか全然詞が頭に入ってこない。皆が歌詞カード見るわけではないので、
ちょっとは韻とか踏んで詞を印象づける努力をした方がいいと思う。
42名無しのエリー:2011/03/23(水) 14:26:33.46 ID:zwBS2U6Y0
9.夏恋模様 ★★★
何故か平成ライダーシリーズ皆勤の作詞家・藤林が普通の恋愛詞を提供した、ミドルテンポの癖の無いポップス。久々にバックの主張がおとなしい。
取り立てて新鮮な要素は無いが、Bメロでリムショットを使ったちょっとボサノバっぽいアレンジになったりしてて、今までと毛色の違う優しい曲に。
歌詞も非常に分かりやすくて丁寧。これは歌いやすそう。今は別の街で暮らす元彼との淡い思い出に浸る、といった定番の内容。
ファンタジーまみれの彼女の作品にしては久々に外に開けた詞世界で、似たシチュエーションの男性ボーカル曲と続けて聴けば普通にカップリングが成立する。
WEAVERの「She〜キミが最初でよかった」とか。ちょっと新たな既成事実が増える気もするけど。今思い返すとWEAVERのアレって凄い曲。
変なカバーをよく原曲レイプと言うが、他曲と繋げて聴くと勝手に2人の関係が深まるアンサーレイプというのはアレくらいかも。

10.恋の抑止力-type EXCITER- ★★★★
何故かメタルギアの音楽チームが作詞を手掛けた短調のアッパー曲。彼女の曲にありがちな大味打ち込み曲かと思いきや、ドラムは4つ打ち垂れ流しでなく
きちんと表情をつけている。ユニコーンのドラマーが昔やってたVANILLAのデビュー曲みたいな感じ。やや演歌っぽくしたBメロ、
露骨に演歌にしたアウトロも面白く、ある種吹っ切れた感がある。彼女の曲にしてはサビでの詞の繰り返しが多く、「恋の抑止力」という
よく分からない単語の猛プッシュが強く耳に残る。結構いい作詞なのでは。ていうかコレ、作詞側はもっとキュートで明るいアイドルポップを想定してたのでは。
舞台も放課後だし、「(ドキドキ…)」とかいうフレーズも掛け合い用っぽいし。実際にはそれをリバーブ強くかけた声で朗々と歌ってるが。
まあでも水樹の色で仕上げるならこうか。なんか今回スーパー夜桜お七みたいな曲が多いが、名前がナナだからだろうか。ていうか演歌に帰りたいのでは…。
43名無しのエリー:2011/03/23(水) 14:28:22.09 ID:zwBS2U6Y0
11.PHANTOM MINDS ★★★
引き続き短調のアッパー曲で、魔法少女アニメの主題歌らしい。そういえば女児向けアニメの代名詞的なシリーズ作品で声優をやってたはず。
最近はこういう主題歌なのか。歌詞に作品タイトルとか入れてる感じかと思ってた。全然女児向けっぽくない詞だが、水樹に作詞させて大丈夫だったんだろうか。
と思ったら、女児が一切観ない類の魔法少女アニメの声優もやってるそうで、そっちの曲らしい。パパと一緒に観てる女児もいるかも分からんけど。
アレンジはやはり仰々しいが、サビメロが派手なため相対的にやりすぎ感が薄く、丁度いい塩梅。サビメロはかなり厄介なラインで、今までになく
水樹の歌が不安定。いくらなんでも難しくしすぎでは。無茶振りの限界ラインギリギリまで挑んだ感じ。

12.ストロボシネマ ★★
一転して、どちらかというとモデルとかが歌手デビューする時に歌うような感じのキュートなポップス。歌い方も、なんか金髪ボブのウィッグつけて
驚き顔でポーズ決めながら歌ってる感じというか、男子よりも女子にウケが良くて性別間の温度差がある感じの巻き舌ロリータな歌い回し。
取り敢えずの巻き舌でごまかす英語の発音が胡散臭く、日本語英語にしたほうがマシだった印象。でも日本語も巻き舌だしなあ。歌の幅が広がったとは思うけど。
何枚か前の倖田のアルバムに入ってた「待って!私のウサギちゃん〜」みたいな曲に似た系統で、あまり声優って感じではない。
でも声優っぽくないのか否かを確かめようと試しに平野綾のHPを見たらまさに金髪ボブだったので、むしろトレンドなのかも。
あまり高いキーに行かずに段々まったりしていくサビメロが今作中で異彩を放っている。
44名無しのエリー:2011/03/23(水) 14:30:02.27 ID:zwBS2U6Y0
13.囚われのBabel ★★★★
曲はまたかといった感じの短調のアップテンポだし、キメもわざとらしい感じだが、曲の特性を把握したうえでの作詞ぶりが見事なので、
類似の曲調に比べ高揚感のある曲。曲名的に水樹が作詞してるのかと思ったら松井五郎。アリなのか。水樹の周辺は常に同じようなスタッフが固めてて、
利権でがんじがらめになってて外から人が割り込めないのかと思ってた。でも松井がアリなら、もう今後の入閣は確定といっていい仕事ぶりでは。
神話ファンタジーみたいな詞ならさすがに水樹や取り巻きの方が上手いのかと思ったが、そのジャンルでさえ聴く限り松井のほうが上手い。
煽りのフレーズをあれこれ強調せず、基本「運命に赦しまで請うなんて だめ だめ だめ 終わりじゃない」の一本に絞っているので憶えやすい。
最悪他の詞を全然聞かなくてもこれだけ聞こえれば曲の印象が残る。思い返せばやっぱり水樹の詞に付き合うのは結構なMでないとキツイかも。
「だめ」は連呼しても問題ないうえにリズム感もある貴重な日本語フレーズだし、キメにピッタリ。水樹も三連呼の「だめ」を同じ強さで歌わずに
3個目だけ切ない感じに歌ったりして器用に味付けしている。ライダーの人が作詞したのは別の曲だったが、むしろこっちがライダー主題歌っぽい。
人気メニューベストテンを当てないと帰れないバラエティー番組とかにも合いそう。

14.アルビレオ ★★★
詞曲とも水樹が手掛けた、歌謡曲的なメロにケルトっぽいアレンジを施して演歌っぽく歌った感じの曲。壮大なアレンジだが、音圧で息苦しくなるような
感じではなくストーリー性がある。水樹でなければ出来ない、というほどの個性は無いが、バランスが良く安心して聴ける。
詞が好きならもっと聴けるのだろうが、やはり個人的には水樹の詞は意図のない当てはめというか、散って聞こえる。
45名無しのエリー:2011/03/23(水) 14:31:48.12 ID:zwBS2U6Y0
15. Don’t be long ★
かなり過去から水樹に楽曲を提供してきた矢吹による、ベタな90年代ポップス。サビの詞の乗せ方が悪くばたついており、しかも詰め込む所と間延びする所が極端。
なんか聴き所が分からない曲。間奏も単なるサビのカラオケみたいな垂れ流しだったり、かと思えばはいきなり速弾きギターと派手なスラップベースの応酬が来て
水樹ほったらかしだったりで、自己満足の要素が強い印象。利権のしがらみで一枠もらえてるだけなのだろうか。

16. 7月7日 ★★★
エレメンツガーデン所属の上松範康の妹、上松美香が作曲したバラード。ちなみに彼女の夫は同じくエレメンツガーデンの藤間。何かスゲエな。
まさにエレガファミリーと家族ぐるみのお付き合い。こりゃ外から筒美や細野が入り込んでメイン作家になる可能性は無さそう。
確か絢香も音楽塾時代の講師がデビュー後ずっと専属作家として付いて来てたが、色々ここまで育てる為の費用の回収云々あるのだろう。
上松美香はアルパという、ハープみたいな楽器の世界的奏者らしく、曲もそれを生かす丁寧なメロで、アレンジも音を絞り込んでしっとり仕上げている。
いわゆるポップな感じではなく舞台劇じみていて、声優風情が何やってんのと辟易する人もいそうだが、曲や歌、演奏のパフォーマンスは充分では。
あとは直球とも装飾的ともつかない水樹の詞にどこまで浸れるかに拠るところが大きそう。
46名無しのエリー:2011/03/23(水) 14:33:39.30 ID:zwBS2U6Y0
総評 ★★★
声優・水樹奈々の8th。16曲中11曲をエレメンツガーデンの誰かが編曲しており、前作同様エレガの広告塔としての役割が強い。
その中でM1とM2の編曲を手掛けた上松、M3の中山、M14とM16の藤間は個性的ないい編曲をしていると思うが、他の曲を担当した藤田と菊田は
同じような残響強めの打ち込み系歌ものポップスアレンジで区別がつきにくい。作曲家の顔ぶれが前作より増えた割に似た印象の曲が多いのは
主にこの2人の編曲によるところが大きいのでは。切ればいいのでは。水樹の作詞も6曲は多すぎる。個人的に合わないというのが一番大きいが、
SFなりに要求される完成度に至ってないというか、感情の断片以外の設定とか立ち位置とかの部分が今ひとつはっきりしない詞が多く感じる。
それでいて感情の断片はいつもそばにいるとか抱きしめてとかありがとうとかなので、何だか西野カナのラノベ版といった感じ。
出せば一定数売れる人なので、本人は自分の作詞が評価されてると思うわ、エレガはおいしい印税物件を手放すまいと根を張るわで、多分今後も
このまま水樹の作詞とエレガの編曲が増えていく一方になるのだろう。純度は高まるのかもしれないが内向きな印象は強まりそう。
曲数が異常に多いのも、絢香同様に作家の印税云々が絡んでそうなイメージがある。別にエレガも声優やゲーム関連の仕事ばかりしてないで、
嵐やEXILEに楽曲提供したり、映画サントラやったりすればいい気がするが。実力があるのならオファーも来るだろうし。
47名無しのエリー:2011/03/23(水) 14:34:51.17 ID:zwBS2U6Y0
(続・総評)
紅白出場で思うところでもあったのか、水樹の歌い方は演歌にかなり寄り戻しており、ある程度アニメ・声優ファンへの義理立てを済ませたら
演歌に戻りそうな気配が感じられる。実際今作もアニメ声優っぽくは無い。ダンスビートとHRに演歌歌手が挑戦した作品、という印象。
歌い回しのバリエーションはあるが声色自体の変化に驚かされるような要素はほぼ無いので、多分声優としてもさほど長けていないのだろう。
今でこそ訳の分からない作詞をする印象の彼女だが、見方を変えれば彼女は演歌に帰ればいつでも冠二郎を継げる逸材なので、
是非「アイ アイ アイライク演歌〜」とかまして欲しい。あと海賊アニメが流行ってるうちに「バイキング」のカバーで主題歌をゲットしてほしい。
なんか今回全く参考になってない気がするが、個人的には鼠先輩以来の演歌界の混乱を予期させる一枚。戴冠の日は来るのか。
48名無しのエリー:2011/03/23(水) 20:20:59.28 ID:mbXrwO2V0
またおまえか
相変わらず普通のポップスには意図的に低い評価付けるよね
49名無しのエリー:2011/03/23(水) 21:16:53.43 ID:fWVHkfx80
全くだ
7.8曲目こそ神曲なのにな
50名無しのエリー:2011/03/23(水) 21:39:18.51 ID:OQ5/7JgE0
評価は人それぞれなんだし別に良くね?
俺としてはマンセーな感じのレビューよりこういうのの方が聞いてみたくなるし
51名無しのエリー:2011/03/23(水) 22:51:46.33 ID:l8xyx2GNO
評価は人それぞれなんだけど、本人は〜と思ってそうって表現はどうかと思うわ毎回
作品と人格を結び付けすぎだ
52名無しのエリー:2011/03/23(水) 23:11:07.51 ID:DCM/RaKw0
これは違うと思うなら自分のレビュー上げるなり、理屈の通った反論するなりすればいい
53名無しのエリー:2011/03/24(木) 00:00:28.83 ID:DRCxP98z0
>>47
乙です
最近色々といちゃもんつける輩が多いですが自分はあなたのレビュー好きですよ
読み応えあるし
54名無しのエリー:2011/03/24(木) 01:34:04.25 ID:ieILCtAP0
>>47 乙です。
噛み付いてるのは大概過去に自分の好きなアーティスト酷評された奴。
55名無しのエリー:2011/03/24(木) 02:04:56.02 ID:myMY0QdO0
まとめ乙です、では

Spring is here スフィア

1. Spring is here ★★★
春の訪れを表したかのような表題曲。ゆったりと聞かせる感がある。
こういう曲調の方がいろんな意味で破綻は少ない印象。

2. Now loading...SKY!!  ★★☆
打って変わってアップテンポナンバー。ふつうの声優アイドル的ポップと言った趣。
まあ、この曲のリリース時期が夏場だったということもあるが、配置がイマイチな感が。

3. キミが太陽 ★★
凡庸感が否めない曲、というと言い過ぎかもしれないがあんまりインパクトがない曲。
まあ、平均化して個性を出さないようにしている「スフィア」の枠組みではこうなりがち。

4. REALOVE:REALIFE ★
曲調は割と好きなのだが、いかんせん豊崎愛生の特性が活かしきれておらず明らかに浮いている。
いろんな曲調やろうとするのはいいのだが、きちんと活かせば味が出る声なだけに浮かせたのは残念感あり。

5. Congratulations!! ★★★
タイトルがタイトルなだけにまたアップテンポかと身構えたらなんだかアンニュイなメロディで肩透かしを食らわせてくれる曲。
こういう意外性は悪くないと思います。

6. 手のひらに夢 ★★
このへんは落ち着かせるゾーンなのかスロー〜ミドルテンポが続く。
曲自体はそんなに嫌いではないのだが、シングル曲のREALOVE:REALIFEのカップリングなのでアルバムでまで聞きたいとはあまり…

7. 風をあつめて ★★☆
なぜか2009年12月リリースの1stから省かれた2009年11月リリースの曲。
今更感は否めない。まあ曲としては凡庸、かなあ。
56名無しのエリー:2011/03/24(木) 02:06:06.96 ID:myMY0QdO0
8. かってな成長期 ★☆
ここから再びアップテンポゾーンへ。
こういう曲調は好きな方ではあるが、Now loading...SKY!!のカップリングでアルバムにまで入れる曲か?と言われたら
うーんと唸ってしまう。曲自体なら星がもっと付くのだが。

9. MOON SIGNAL ★★★
ベタなアニソンと言った趣。こういうのは私は大好きです。
しかし豊崎愛生はなかなか平均化しにくい個性というべきか、この曲でも気持ち若干浮いている。

10. By MY PACE!! ★★☆
安心感のあるナンバー。個性こそ少ないが、こうあるべしみたいな形には合致しているであろう。

11. Brave my heart ★★☆
いかにもライブ映えしそうなナンバー。実際ライブでは盛り上がる楽曲らしく、合いの手文化にバッチリ対応。
この曲も風をあつめてのカップリングだが、入れてもそんなに異論は出ないであろう。

12. クライマックスホイッスル ★★★
こちらもライブ映えするナンバー。実際武道館などでは大盛り上がりだったとか。
まあこちらもMOON SIGNALのカップリングだが、これもこのアルバムから入る新規さん向けに入れておいてもいいかもしれない。
この曲知らないとライブで乗りきれないなんてことにもなりかねないのだし。

13. 夢奏レコード ★★★
一転して落としにくる、と言った感じの曲。T1のSpring is hereの世界観に近づけてくるような唐突さがある。
新曲だがタイアップ済みでファンにはそこそこ有名かもしれない。

14. 虹を駆ける旋律 ★★☆
眠たくなるようなコーラス系の曲。一応全員声の綺麗さや個性を売りにしているだけあって
ちゃんと合わせるとなかなかきれいなコーラスを聞かせてくれる。アウトロやエピローグ的位置づけなのか短いのが残念。
57名無しのエリー:2011/03/24(木) 02:08:50.56 ID:myMY0QdO0
総評 ★★
とにかくなんだか気合いに欠けるアルバム。シングル4曲そのカップリング4曲オリジナル6曲はちょっと手抜き感がありありとしている。
特典つければファンは買うだろ?ええ?という意図が見え見えでなんだかなー、とため息を吐いてしまうような出来。
現在声優と歌手兼任の先陣にいる水樹奈々や茅原実里もこうまで手を抜いたアルバムはそうないはず。
これを続けるならいっそ妖精帝國のように数年に一回ベスト盤でいいじゃないかとも思う。
1stはオリジナルも多くファンにも受け入れられ愛でられている楽曲も多かっただけに個人的にはただただげんなり。
逆に言っちゃえば、シングル全く買ってない新規さんに薦めるにはもってこいではある。そんな新規さんがわざわざ買うアイテムかどうかはさておいて。
しかし、メンバーは各々歌でもソロ活動始めてしまった今としてはスフィアの無個性感は物足りなさが残るのも確か。
特に高垣彩陽の声楽をベースにした圧倒的世界や、豊崎愛生の声量とか技量を超えたところにある声の世界がまったくもってスポイルされているのは残念至極である。
確かにアイドル的文法に当てはめるには手に余る感は否めないが、そこにチャレンジできるのがアルバムな訳で
次以降はチャレンジして欲しいものだが…そろそろこの枠組みもスケジュールなどから限界が見えつつあるので次があるのか不明瞭である。
ソロ活動に期待するほうが賢い、のかもしれない。とにかく、今回は甚だ残念な感じの出来である。
58名無しのエリー:2011/03/24(木) 02:19:39.86 ID:/tayk6zj0
まとめ、みなさん乙ですお


MY SHORT STORIES/YUI

1.I'll be ★☆
カップリング集で唯一の新曲。ウォークマンのCMソングだった。
歌詞の中にCMのキャッチコピーである『Play You』という言葉が入っている。完全にタイアップのために作った曲。
内容は単純な応援ソング。ウォークマンの視点で「いつも一緒にいるから頑張って」という感じ。
ただタイアップのため急きょ作ったのか手を抜いてるような気がしてしょうがない。なんか全体的に軽い。

2.HELP ★★★
『TOKYO』のカップリング。女子高生がコピーしやすそう。
歌詞が可愛らしい。『CHE.R.RY』みたいなアイドルチックな曲。

3.Last Train ★★★
『Tomorrow's way』のカップリング。イントロからデジタルな音がピコピコ鳴っている。
サビからはストリングが登場しなかなか華やかな感じに。それに対してYUIの歌唱力はまだまだ拙い。

4.Winter Hot Music ★★★☆
『Rolling star』のカップリング。気だるい冬の朝をテーマにしている。
YUIのやる気の無い歌い方がこの曲に合っている。演奏も変に自己主張してなくて良い。
サビの『MUSIC』というコーラスが印象的。

5.JAM ★★★
『LOVE & TRUTH』のカップリング。前曲と打って変わってロック。
とにかく「パンクロックは最高だぜ!!」とYUIが歌っている。なかなか全体的にダサい。
≪何度言えばいいのあなたが思うほど良い子じゃない≫という歌詞が背伸びをしてる感じがして逆に可愛らしい。
ちょっと不良に憧れてる女の子が主役の少女漫画みたいな歌。
59名無しのエリー:2011/03/24(木) 02:21:31.94 ID:/tayk6zj0
6.Skyline ★★★★
『Good-bye days』のカップリングで自身の主演映画「タイヨウのうた」の挿入歌だった。
映画の歌だからかレコーディングのメンバーもなかなか有名な人たちが参加している。
歌詞は映画の主人公の気持ちを歌っている。「部屋に引き籠ってないで外に出たい!」って感じで。

7.Free Bird ★★★☆
『feel my soul』のカップリング。全体的に能天気な曲調。
当時スタッフとよく衝突してたらしくその時の心情を歌っている。「もっと自由にやりたいよ〜」みたいな。
鬱屈してなく楽しい曲。

8.I wanna be... ★★★☆
『Namidairo』のカップリング。アコースティックギターが中心なのでYUIが路上で演奏してそうな歌。
デビューして数年が経ち、「本当になりたい自分になってるのか?」とYUIが自分に問いかけている内容。
デビュー当時に比べると歌唱力が伸びてる。まぁ上手いというわけではないけど。

9.Oh My God ★★★★
『SUMMER SONG』のカップリング。『Oh My God』というタイトルから激しい曲かなと思ったら結構爽やか曲。
「人生すれ違いが多くて辛いけどそれでも人生には期待してるよ!」と歌っている。
YUIの「ah〜ah〜」のコーラスが良いね。歌唱力はまだまだだけど声質は良い。

10.Cloudy ★★☆
『I remember you』のカップリング。今作では一番シリアス。
哀愁を感じるメロディで別れ間際で落ち込んでる乙女心を歌っている。

11.Driving today ★★★
『CHE.R.RY』のカップリング。これもYUIが路上で歌ってそう。
内容は都会での生活に疲れたので遠くにドライブに行きたいと歌っている。
ただ当時のYUIは免許を持っていなかったので結局は「ドライブしたいな」という願望だけで終わる。
≪もう疲れてしまったよ≫という歌詞から当時は病んでたんだなと推測してしまう。
A面の『CHE.R.RY』とは正反対の倦怠感溢れる曲。
60名無しのエリー:2011/03/24(木) 02:23:01.20 ID:/tayk6zj0
12.Understand ★★☆
『My Generation』と両A面だった曲。映画の主題歌。
ストリングが絡んでくるバラード。時が経てば幸せのかたちは変わって行くよと歌っている。
夕暮れの街をイメージするメロディで哀愁を感じる。

13.crossroad ★★★★
『LIFE』のカップリング。3曲目同様にデジタル音がピコピコ鳴っている。
内容は卒業をテーマにしている。前向きで良い感じ。個人的にはA面でも良いと思う。
まだデビューしたての初々しいYUIが聴ける。

14.It’s happy line ★★☆
『Good-bye days』のカップリング。デビュー前に作った歌らしい。
ゆったりとした曲調。聴いていて夕暮れの街角が頭に浮かぶ。
この曲を駅前で歌ってたんだろうね。

15.Why me ★☆
『feel my soul』のカップリング。YUIが初めて作った歌らしい。
初めて作った曲なのでまだまだ拙い。歌詞も中途半端に英語交じりで良く分からないしサビが単調。
最後のフェードアウトもいまいち。ラストを締めるにはこの曲じゃないほうが良かったんじゃないかな。すごい地味。
まぁ思い入れが強かったからこの曲がラストだったんだろうね。

総評 ★★★
YUIが休養前に出したカップリング集。結構バラエティに富んだラインナップ。
A面ではタイアップに合わせた曲や売れ線な曲が多いけど、カップリングでは自分が歌いたい曲を作ってる印象。
一人のシンガーの成長記録としても聴ける一枚だと思う。なかなか良曲も多いし。
ただ『I'll be』はB面でもないし無理に入れなくても良かったんじゃないかな……
61名無しのエリー:2011/03/24(木) 17:23:45.41 ID:flmKAmVr0
COSMONAUT/ BUMP OF CHICKEN

1.三ツ星カルテット ★★★
アルバム一曲目として良い。コスモノートの世界に引かれる。
曲が次に繋がっているのも良い
2. R.I.P .★★☆
歌詞や雰囲気などはいいがサビにいくまでがスローテンポで自分にはあまり合わなかった
3.ウェザーリポート ★★
メロディも歌詞も自分にはあまり好きになれなかった。
4,分別奮闘記 ★★★☆
新境地のバンプ!って感じがする アルバムにこういう曲があるのは良い
歌詞も個人的には面白くて好きだ
5.モーターサイクル ★★★☆
シングルででた時は微妙だと思ったが、アルバムの曲の配置のせいか
よく感じた 歌詞も韻を踏んでいて良い
62名無しのエリー:2011/03/24(木) 17:33:57.34 ID:flmKAmVr0
6.透明飛行船 ★★★★
今回のアルバムで個人的に最も好きな曲
こういうバンプをもっと聴きたいと思う
7.魔法の料理〜君から君へ〜 ★★★★
4.5.6 と鳴らす曲が多かったのだが
ここで一旦休憩といった感じ ギターの音も藤原の声も心地良い
8.HAPPY ★★★
頭に残るメロディな感じ ちょっと長い感じがする
9.66号線 ★★★
友人に送った歌らしい 曲としてはとても良い あんまり言うこともない曲だ
10.セントエルモの火 ★★★★
最初ずっと静かなテンポで進むのかと思ったら
サビでの変調がすごかった 演奏が凄い
63名無しのエリー:2011/03/24(木) 17:41:48.67 ID:flmKAmVr0
11.angel fall ★★
どうやらゴスペルらしい。
個人的にはあまり好きにはなれなかった
12. 宇宙飛行士への手紙 ★★★★☆
このアルバムのシングル曲では一番だと思う
名曲だ
13.イノセント ★★★
人間を良く表している歌詞だと思う
メロディは普通だ
14.beautiful glider ★★★★
最後の締めとしてはとても良い曲だと思う

総評 ★★★★
アルバムとしてはとても良い出来だと思う
曲の流れも まとまっているので 違和感は全く感じられない配置だ
欲を言えば 友達の唄を入れて欲しかった アルバムを少し遅らせて
64名無しのエリー:2011/03/25(金) 06:36:05.25 ID:wyW0hLxm0
>>57 >>60 >>63
乙です。いきなりすごいラッシュw
65名無しのエリー:2011/03/25(金) 07:36:00.55 ID:/gd1XAfp0
>>54
アホか、人格否定と悪い点の粗探しなら誰だって出来るわ
いい点を全く探そうとしない(言ってても大体皮肉)レビューなんか参考にもならん
66名無しのエリー:2011/03/25(金) 09:12:37.53 ID:fwdpjsNt0
じゃあその「誰だって出来る」レビュー投下してくれ
67名無しのエリー:2011/03/25(金) 09:19:47.79 ID:/gd1XAfp0
>>66
そんな参考にならないレビュー見たいのか?
俺は見たくないからやらない
68名無しのエリー:2011/03/25(金) 10:58:07.69 ID:FV6TVq6sO
まぁ問題のレビュアー本人も
レビュー至上主義のスレ住人からですら
「レビュー投下以外しゃしゃり出てくるな」と言われるくらいの人格だから
悪い犬に噛まれたと思ってスルーするしかないよ
69名無しのエリー:2011/03/25(金) 11:23:03.56 ID:+0bOAqB40
藍坊主ベスト出るらしいので、前祝に一枚投下します。
70名無しのエリー:2011/03/25(金) 11:24:22.43 ID:+0bOAqB40
藍坊主「ミズカネ」
1.低迷宮の月 ★★★
オープニングは幻想的なスローチューン。これまで藍坊主のアルバムの一曲目は疾走感のある曲ばかりだっただけにちょっと意外。
曲としてはまあ普通にいい曲だが、あまりこのボーカルにあまり合ってない気がする。
はっきり言葉が聞こえるだけ、滑舌にところどころ違和感が目立つし、もともとボーカルは高音が武器なのに、ちょっとキーが低すぎる感じもある。
とはいえ、サビの突き抜け具合はさすがという感じ。このバンドは(?)という曲も多いのだが、何だかんだサビではまとめてくる力を持っている。
歌詞は幻想的で寓話的な感じ。静かな湖に満月が写っている情景が浮かぶ。
ちなみに、この曲は藤森(Ba)作だが、歌詞はなんだかhozzy(Vo)みたいな感じだなと思い調べてみたらエピソードあり。
ここでは割愛するので興味もったら調べてみてください。

2.ラストソング ★★★★☆
かなりキターな曲。アップテンポで飛ばしてく疾走感満点なロックチューン。
棘々で文字量の多い歌詞がしっかりとメロディーに乗っている。
最近のロキノンのバンドには、歌詞に偏重するあまりメロディーが死んでいる印象があるが、このバンドはうまく両立していて、頭一つ抜けた印象。
またアレンジがうまい。カッティングの掛け合いのAメロからふわっとサビに抜けていく展開はさすが。ギターソロの出来もよい。
「ハロー、ハロー」と繰り返す裏声のサビも心に残りやすい。
ただ難を言えば曲自体が長い。勿論長さを感じさせないよう展開が多く、とても秀逸な作りではあるが、アップテンポで長いと敬遠する人もいるだろう。
ということで★を0.5マイナス。
71名無しのエリー:2011/03/25(金) 11:24:51.81 ID:+0bOAqB40
3. オレンジテトラポット ★★★★☆
彼らは曲調が多彩なバンドだが、この曲は前々作のジムノペティックや前作のハローグッバイの系譜の曲である。彼らの十八番にあたる疾走感のあるギターロックの秀曲。
4つ打ちの淡々としたAメロから、サビの感情の昂ぶりまで持っていく展開が素晴らしい。
さらに二番のサビの前のフレーズは圧倒される。
最後はイントロのシンセ系のフレーズを歌メロに落として曲全体を回収して終わる。
一般的に色々な曲想を見せることは、曲に散らかった印象を持たせてしまうというリスクがあるのだが、このバンドについては一曲ごとによくまとめている印象を受けた。
歌詞も抽象度の高いテーマを分かりやすく書き上げている。ボーカルが哲学大好きなんだよね。


4. ポルツ ★★★☆
火葬の様子を歌った歌である。
といっても葬式行進曲の悲しく重い曲調ではなく、どちらかといえば能天気な感じ。これもアップテンポの曲である。歌詞に注意しなければ火葬の曲だとは気付かない。
曲自体は意味不明な感じ。もちろん狙っているのだが、まるでミスってるような変則的なコード進行、複雑なリズム、歌メロももちろん複雑怪奇である。
しかし、サビではうまく突き抜けたキャッチーなメロディに落とし込んでいる。
また、曲中ではhozzyのラップが披露されている。誤解を招かないように言うと、ラップといっても意味のある文章のフレーズや、韻を踏んだフレーズを歌うわけではなく、数字を喋ってる感じ。
トリッキーな曲はどうしても好みが分かれるところではあるが、この曲に関してはポップさをも獲得しているため少し高評価。
72名無しのエリー:2011/03/25(金) 11:25:45.42 ID:+0bOAqB40
5.おいしいパン食べたい ★★★
ギアを落としてマターリなバラード。内容的には前曲の続きという感じで、亡くなった人への思いを歌っている歌である。タイトルに似合わず切ない系の真面目な曲である。
日常的な風景になぞらえて、うまく悲しみや切なさを表現している文学的な歌詞と、ちょっと前に出てるピアノの音色がかみ合っている。
ただ、曲としては若干冗長なイメージで、マターリしすぎた印象。もしかしてボーカルがそもそもまったり系バラード向いてないのかも。
サビは相変わらずキャッチー。メロディには困ってなさそう。
好き嫌い分かれそうだから星3つ。個人的にはスルメな曲。

6.グッドパエリア ★★★★
だんだん意味が分からなくなってくるカオスゾーン突入。
この曲は物語チックだけど、歌詞の言葉は気取った感じではなく、「ヘイ、ババァ」とか言っちゃう。
それでも最後はなんとなく切ない感じで終わる。このアルバムはなんとなくツンデレっていうかそういう裏表な曲多い気がする。ひねくれてるなあ(いい意味で)。
曲はどこから説明したらいいやら・・・
アコーディオンみたいな音色とコーラスが前に出たイントロから、のどかで牧歌的な感じでAメロが流れる。そこからなんかメロコアっぽくなる。
しかしシンセ系のカオスなメロディが曲を引っ張っていって、疾走感に引っ張られてギターソロやら何やら色々入ってきて3分くらいで曲が終わる。
メロディのセンスとアレンジの構成力が高すぎる。曲としては非凡な才能が発揮されまくってるのだが、ついて来れない人も出始める頃だろうか。
73名無しのエリー:2011/03/25(金) 11:26:17.68 ID:+0bOAqB40
7.氷に似た感応 ★★★☆
前々々作の「水に似た感情」の続編?派生物?みたいな立ち位置の曲。ベースだけ似てる。
今作から現れたラップ炸裂。さらにそれも裏声でラップしてるから気持ち悪い(いい意味で)。
演奏隊がかなり頑張っている。ドラムいいね。ボーカルはほぼ常時裏声だから本当に気持ち悪い(いい意味で)。
なんていうか、よく作ったなって感じの曲。実験的とかそういう次元を超えている。
歌詞もまた凄い。ほんとにぶっ飛んでる。二番のメロとか「あなた」って左右から連呼してるだけ。
最後のサビで轟音投入。カオスな感じのまま特に回収されず終わっていく。
こういう曲は受け付けない人いるだろうよ。個人的には大好きだけど。Peopleとか好きなら気に入るのでは?

8.創造的進化 ★★★
これは以前カップリングであった「シータムン」という曲の続編?派生物?の立ち位置の曲。こちらはメロディーが似てる。
単調な4つ打ちに、わけわからん歌詞をひたすら唱え続けるボーカルが乗るカオスで怖い曲。洗脳されそうな感じ。
コーラスが入るとさらに気持ち悪くなる(よくもわるくも)。
サビではきちんとキャッチーなロックて感じになる。
こういう曲をメジャーシーンできるのは凄いと思う。
だが、いかんせんプロは大衆を相手取るわけで、これは受け入れられないよな・・・って感じ。完全にヲタ向けな曲。
個人的には好きだけど、これは一般的な観点からいくと平均切るんだろう。
ドラムが頑張ってたり、ギターアレンジが秀逸だったり、聞き所は多いし、最後に曲全体をぐちゃぐちゃにして終わる辺りもかっこいい。
これが気に入らなくても藍坊主ファンにはなれるという一曲。
ちなみに曲が終わってからピアノのつなぎインストが入る。
74名無しのエリー:2011/03/25(金) 11:26:45.84 ID:dMUClkwP0
噛み付いてる奴は>>47の書いてきた★4とか★5のレビューも読んだ上で言ってるのかね
確かに自分の嗜好に合わないものには嫌味を連発してるが
そういうところに良くも悪くもレビュアーとしての個性を感じるけどね
75名無しのエリー:2011/03/25(金) 11:26:51.92 ID:+0bOAqB40
9.マザー ★★★★★
これは文句なしでしょう。ここまで来て初めてのシングルナンバー。
シングルで出たときから神曲と名高い優しいバラード。hozzyがファザーになった時に作った曲。
全ての人を生み育むのは「愛」という意味で、ここでの「マザー」は「愛」のこと。
歌詞、メロディ、どこを取っても素晴らしい曲。これが嫌いという人はあまりいないんじゃないかな。
ただ優しく綺麗事を歌うのではなく、深い考察と思考や、歌手として、人間としての経験を得たhozzyにこそ歌える曲という感じ。
バラードは合わない、と序盤で言ったが、この曲に関してはとても活き活きとしたボーカルが聞ける。
気持ちが入っているからというのもあるだろうし、歌詞を詰め込んだことで歌いやすくなったのかもしれない。
曲調は割と定番な感じだけど、ストリングスを使い大きく広げるようなことをせず、バンドの音だけで仕上げたのは正解だと思う。
とても小さなところ、個人的なレベルから普遍的なレベルへ繋がっていくような曲。

10.伝言 ★★★★☆
実はこのアルバム、このシングルゾーンはかなり神がかりゾーンです。
この曲は前作の愛というテーマに対し、hozzyでなく藤森が出した答え。
hozzyのひねくれた歌詞もいいですが、藤森の素直な歌詞もいいのですよ。曲の最後でしっかりした答えが出ている。
疾走感のある爽やかな曲調は藍坊主の代名詞。といってもこのアルバムでは初めてか。ちょっと違うけど、「桜の足あと」とかそっちの曲調。
滅多に使わないストリングスが結構前に出ている。「雨の強い日に」を思い出した。
とても爽快ですっきり聞けるので、初めて藍坊主聞く人にいいかも。
76名無しのエリー:2011/03/25(金) 11:27:35.50 ID:+0bOAqB40
11.沈黙(月まで響くような彼らの幻灯) ★★★★★
この曲は「名前の無い色」のカップリングだった曲。それのストリングスアレンジバージョン。今回ストリングス出てくるね。
ピアノが前面に出たバラード。これもまた神がかってる。どんな人生送ればこんな曲書けるのかと思った。
またしてもテーマに「愛」を据えていて、歌詞は愛シリーズの決定版とも言うべき内容。
hozzyの個人的な思考が曲になった感じ。だからそれだけ感情移入もしやすいし、順を追ってhozzyの思考を辿っていくような印象を受けた。
初聴だとサビが少し弱いかなあ、と感じるけれど、実は一番最後に別メロの大サビが控えているという構成。そこが持つ引力が尋常じゃない。
hozzyはノルウェイの森好きみたいだけど、世界観はそれに近いかも。

12.名前の無い色 ★★★★
これもシングルナンバー。アップテンポで爽やか、ポップでキャッチーな曲。
つばき(バンド)の一色さんに向けて書いた曲らしい。歌詞は一色って名前から引っ掛けたのか色の話。
表現できない感情、みたいなのがテーマになっている。
「たった一枚のキャンバスに零れた涙が花の形になるかもしれない」っていいフレーズだなあと思う。
曲自体もどことなくつばきっぽい。少なからず意識しているんだろうな。
ちなみにこの曲はとてもボーカルに合ってるなあというイメージ。軽やかに歌えてる。個人的にPVも好き。
これも初聴に向いた曲だと思う。ただ、自分の好みとしてはギターリフをもう少し前に出して欲しかった。
77名無しのエリー:2011/03/25(金) 11:28:58.33 ID:+0bOAqB40
13.いわし雲 ★★★★
ラストは元気の出そうな、爽やかなミディアムバラード。
サビの突き抜け具合がいいね。とても元気にはきはきしてる感じ。これ聞いてたらなんでも出来そうな気がしてくる。
明るくていい曲。ラストじゃなかったら埋もれたかもしれないが、ラストにあってこそな感じで、しっかりと役目を果たしている。
歌詞はよく読むとニート賛歌なんだけどねwww
これまでのアルバムのラストナンバーは、やや地味な郷愁ものバラードが多く、若干尻すぼみというか、終わり方が微妙なものもあったが、今作についてはぴったり終わっている感じ。
アルバムを爽やかな印象とともに聞き終えることができる。

総評 ★★★★☆
小田原発、藍坊主(あおぼうず)の自信作、過去最高傑作と銘打たれたアルバム。
このバンドの特長は疾走感だったり、爽やかなポップさだったり、歌詞だったり、メロディやアレンジのセンスだったり、結構いっぱいある。
だから誰が何を聞いてもどこかしら引っ掛かって「おっ?」と思うものはあるはず。
(ただし時期によりジャンルが違うので注意。初期はパンク寄り、中期はポップロック寄り、今はギターロック寄りである)

ボーカルは高音が特徴で、ギターはアレンジや音作りのセンスがあり、ベースは安定しているバンドの要、ドラムは手数が多く疾走感に一役買っている。
某弱者の反撃のように、キャラ意外は立たないようなメンバーがおらず、ワンマンじゃないのも魅力。(個人的にはどっちのバンドも好きです)

さて、今作については、本人達の自信も頷ける内容。マジョリティーからマイノリティーまで、誰が聞いても納得できる仕様になっている。
作曲の力もさることながら、それをアレンジして詰めていくのが上手いバンドだから、全曲それなりの水準にある。
だがそれだけ、これまでは「これ」という曲がなかった。
しかし、今作では明らかに頭一つ抜けたような曲がある。
よって、これからの成長や展開に期待を込め、満点はつけなかった。
だがもちろん、十分好評価に値する作品である。
誰でも聞ける作品。特にロキノン好きでチェックしてない人は是非。
78名無しのエリー:2011/03/25(金) 11:30:04.83 ID:+0bOAqB40
かなり長くなりました。申し訳ありません。
79名無しのエリー:2011/03/25(金) 11:30:08.77 ID:dMUClkwP0
>>77 乙です
投下中とは気付かず間に入ってすみません
80名無しのエリー:2011/03/25(金) 11:31:23.77 ID:+0bOAqB40
>>79
いえいえ。ちょっと長すぎたのもありますし。
またそのうちロキノン支援しに来ます。
ではでは。
81名無しのエリー:2011/03/25(金) 13:43:49.61 ID:uHP5yqLh0
ロキノンって何ですか?
82名無しのエリー:2011/03/25(金) 15:33:01.50 ID:LwvscEYj0
ロキノンとは、ロック系の月刊雑誌「ROCKIN'ON」または「ROCKIN'ON JAPAN」の略称である。
1986年発刊。
また、この雑誌に良く出るようなアーティスト・バンドは総称として「ロキノン系」と呼ばれ、
そのアーティストを好んで聴く人は「ロキノン厨」と呼ばれる。
83名無しのエリー:2011/03/25(金) 20:59:05.48 ID:XEjZq2BS0
マジックディスク/ASIAN KUNG-FU GENERATION

1.新世紀のラブソング ★★★★☆
作風が大幅に変わったことで話題があった13thシングル。
個人的にはよくいわれるスルメ曲だと思う。曲の完成度が非常に高くアルバム1曲目としてもちょうどいい
名曲なのだが最初はなれないと思う。
2. マジックディスク ★★★★
アルバム表題曲 消え行くCDのことを歌っているのだが これも結構自分好みだった。
後藤の声にずっとエコーが掛かっているような感じでこれも斬新でよかった
3. 双子葉 ★★★☆
マジックディスクから続くような感じで入ってくるのだが これが良い
自分にとっては結構存在感のある曲だ。
4. さよならロストジェネレイション ★★★★
しゃべるような感じで歌うのだが アジカンらしくていい
サビもいいが 後藤が大サビ前につぶやくような歌い方をするのも個人的には良かった。
5. 迷子犬と雨のビート★★★★☆
15thシングル これも従来のアジカンとは全く違う路線のような気がする
けれども良かった。 ライブではこの曲のために楽器を用意するらしい
6. 青空と黒い猫 ★★★★
バラードのような曲 曲としての完成度は非常に高い。
これも従来のアジカンにはなかったなあ・・・
84名無しのエリー:2011/03/25(金) 20:59:46.00 ID:XEjZq2BS0
7.架空生物のブルース ★★★★
前曲と似たような曲調の曲。前曲が良かったのでもちろんこちらも良い。
曲順のせいもあってか アルバムで聞くと落ち着ける感じの曲だ
ピアノが使われている
8.ラストダンスは悲しみを乗せて★★★★☆
バラード続きだったがそれを解消。 最初聞いたときはあまりの変化になれなかったが
何回も聞くと良曲になるスルメ曲だった。新境地の割には完成度がすごく高い曲でもある
9.マイクロフォン ★★★★
これは従来のアジカンのような唄だ。でも少し変化があって
マンネリ化を防いでいる印象。 非常に安定したいい曲でもある 
10. ライジングサン ★★★★
この曲は好きな人と嫌いな人の差が結構あるとおもう。
しかし自分は好きな方だったので この評価で
サビが特に良かった
11. イエス ★★★★
これころ従来のアジカンのような曲だ。ただ歌詞カードを見ないと後藤がなにを言っているのかわからないww
アジカンの曲といえば歌詞がわかりづらいものだが この曲はその中でも分かりづらい部類に入ると思う
ただ曲としてはいいので 特に減点はしなかった。そこがアジカンらしいさでもあるので
12.橙 ★★★☆
個人的に歌詞が非常に練られていると思う曲。これも従来のアジカンにあったようでなかった曲だ
13.ソラニン ★★★★
映画主題歌の14thシングル
アルバムを占める曲として非常に出来ていると思う
曲としての完成度も高く 何回訊いても飽きない印象
10秒ほどのギャップがあるのが 残念だが 仕方はないと思う
85名無しのエリー:2011/03/25(金) 21:09:24.23 ID:XEjZq2BS0
総評★★★★☆
こうして書いてみると自分でも驚くほどの高評価だった。
しかし個人的にはすべての曲の完成度が非常に高く マンネリ化を防ごうと同じような曲が少ないのも
好印象なので この評価でも特に問題はないと思っている。 個人的に名盤。
86名無しのエリー:2011/03/25(金) 22:16:17.03 ID:2G8/jDKZ0
>>77>>85
マザーのレビューの最後の一行がすごく共感できる
87名無しのエリー:2011/03/26(土) 05:48:29.74 ID:3QHmnuym0
>>74
嗜好に合わない作品なら無理して聴かなくてもいいんじゃないか?
「合わないからsage」とかヲタのageバイアス並みに邪魔だろう。
88名無しのエリー:2011/03/26(土) 05:58:45.80 ID:agoxYbXz0
>>85


>>87
もうどっかへ消えろよゲンナリするわ
89名無しのエリー:2011/03/26(土) 10:44:52.16 ID:+4uqjG800
>>85
あまり参考にならないなあ
もう少し具体的に書いて欲しかったです
90名無しのエリー:2011/03/26(土) 11:34:43.23 ID:F2Lyr6j+0
SUPER BEST U/CHAGE & ASKA

1.モーニングムーン ★★★
ポニーキャニオン移籍後の初シングル。CHAGEのトレードマークであるサングラスはこの頃から。
時代はユーロビート、シンセポップが台頭してきた86年、日本でもTM NETWORKが徐々に売れ始めていた。
それ故になのかは知らないが、この曲もシンセバリバリのデジタルポップナンバーに仕上がっている。
元々チャゲアスはフォーク出の人達だったので、CHAGEのグラサンといいこのアレンジといい、ファンは相当な衝撃を覚えたそう。
しかし今聴くと流石に「昭和末期」の臭いがまとわりつく。

2.黄昏を待たずに ★★☆
前曲引き続き、またまた安っぽいシンセがオープニングから鳴り響くアップビートな曲。
歌詞は所謂「友達以上恋人未満」の2人がドライブして次のカーブでどうたらこうたらといったストーリー仕立てのもの。
ハネた8ビートにグイグイとうねるベースがなんとなくドライブ感を醸し出していたりするが、それにしちゃぁ歌メロが安っぽすぎる。
いずれにせよノリの良い曲で終わりそう。

3.Count Down ★★
前曲が歌詞的にもサウンド的にも軟派だったので、そこから来ているのか妙にシリアスなメロディの曲。
しかしシリアスとは言うもののブラックな香りはまったくせず、どちらかというと「○○レンジャー」系。怪獣倒すぞってなノリ。
いきなり古臭いシンセのキメと共に「カウンダーウン!!スリーツーワーン!!」なんて言われても困惑するしかない。
何をカウントダウンしているかは、歌詞を読んでもいまいちよく分からない。
91名無しのエリー:2011/03/26(土) 11:35:52.01 ID:F2Lyr6j+0
4.指輪が泣いた ★★★
左右に振り分けた打ち込み音から始まる怒涛の疾走ナンバー。
チャゲアスにしては珍しくメタルがかった曲調で、(B級メロスピ+ムード歌謡)÷2といった感じ。
どこがサビなのか分からないあやふやなメロディだが、急な転調が幾多も繰り返されるのであまり飽きることなく聴ける。
あとはこういうアレンジについて行けるかどうかだ。

5.SAILOR MAN ★★★☆
イントロのベースが印象的なポップナンバー。所謂メロディアス・ハード。
あまり目立たなく大してヒットもしていない曲だが、前曲と聴き比べると時代の臭いがすっかり消え去っており、洗練されている。
キャッチーなサビと下世話の一歩寸前で留まるシンセ、そして2人のコーラスワークと、現在のチャゲアスに通じる基礎が感じられる。
そういう意味では中々重要な曲ではないのかと思うが、やはり中々人気が無いのは何でだろう。

6.ロマンジングヤード ★★★
珍しくCHAGEがメインボーカルを取った、数少ないシングル曲。
ギターがいつにも増してハードでリズムもタテノリだが、いかんせんメロディがオシャレんなので男臭さはあまり感じられず。
しかし間奏では「Have a fight!!」なんてシャウトしていたりするので、何を狙って作っているのかよく分からない。
サラリーマンの無常観を綴った歌詞は、現在にも充分通ずるものがあったりする。

7.恋人はワイン色 ★★★★☆
「SAILOR MAN」と同系統か、もしくは荒々しさを薄めてAOR風に格調高くまとまった1曲。
イントロのキーボードからオシャレ感バリバリで、よくもまぁ「モーニングムーン」からここまで来たなぁと妙に感心する。
歌詞も曲調に合わせ大人びたストーリー(昔のトレンディドラマ的な)が展開され、中々楽しめる。
サビ直前の英詞のフレーズも高ポイント。
92名無しのエリー:2011/03/26(土) 11:36:47.10 ID:F2Lyr6j+0
8.ラプソディ ★★★
前曲とはまた違ったオシャレポップナンバー。初っ端からギラギラシンセが炸裂するが、まぁ時代だし…。
Aメロと抜けるようなASKAの歌唱は良いが、Bメロが若干手抜きに感じられる。Bメロというよりは、サビまでのブリッジ的な役割か。
それでもサビはいつも通り綺麗にまとまっているのであまり問題も無くサラッと聴ける。
ちなみに当初は光GENJIのデビューシングルとして提供する予定だったらしい。よりにもよってこんなオシャレな曲を。

9.Trip ★★★☆
「指輪が泣いた」以来のアップテンポナンバーだが、ところどころに陰りがあるメロディ。
イントロのスキャットが印象的だが、そこで終わらず1番サビ終わりの間奏に巧く組み込めていたりする。地味ながらも良い仕事。
この時期のチャゲアスにしては珍しくラウドなギターがサビで鳴っているが、どうしてもそこばかりに気を取られてしまう。
ちゃんと聴けば良い曲なんだけどなぁ。メロディの暗さがどうしても地味さに繋がるのかもしれない。

10.WALK ★★★★
フォークからAOR調の歌謡ポップへと変化していったチャゲアスが、本格的に自分の音楽を追求していくきっかけとなった曲。
前半はゆったりとくぐもったスローバラードだが、Bメロから伴奏が入りサビで大きく盛り上がる…と、短い時間の中で緩急が付けられている。
この手のバラードはアップテンポナンバーが全盛期だった80年代末期、バブルの時期には似つかわしくなかったかもしれないが、
最終的にチャゲアスがこの曲で見せた独自性は多くのファンに受け入れられ、脅威の大ヒットへと繋がっていく。
93名無しのエリー:2011/03/26(土) 11:37:39.71 ID:aLiV+ipOO
Mr.Children
「SENSE」
1 I ★★★★
メロディーも歌詞も今ままでのミスチルにはあまりないような感じの曲
少しクセのある歌い方がまた新鮮でそこがさらにいい感じ

2 擬態 ★★★★
これぞミスチル
王道のポップナンバー
メロディーが綺麗で歌詞はけっこう好みが別れそうな曲
3 HOWL ★★★★ シーソーゲームのような歌い声でけっこうバンドサウンドが特徴な曲
韻のふみかたが上手いと思った
しかしピアノは正直この曲には必要ないと思った
4 I'm tolking about LoVi'n ★★★
初期の頃のミスチルの時期によくある恋愛ソング
ベースがいい感じ
94名無しのエリー:2011/03/26(土) 11:37:43.31 ID:F2Lyr6j+0
11.LOVE SONG ★★★★☆
タイトルの通り直球のラブソングで、ハネたリズムが印象的なバラードナンバー。
何が良いかってメロディが良い。イントロのキーボードから泣きそうなほど憂いを帯びているが、至って爽やか。
歌詞も全体的に幸福感に満ちており、過去の顛末から今現在までを綴った情景は秀逸。
今の時代こういう純粋なラブソングが少ないので、こういう曲は重宝されていくことになるはず。

12.DO YA DO ★★★
清涼感溢れるアップテンポナンバー。アルバムからの先行シングルということもあってキャッチーなメロディ。
だが、Aメロからサビまでの急な転調が妙な違和感を覚え、少々いただけない。
「DO YA DO」は「どうするつもり?」という英語のスラングらしく、そんなことは当然知らないASKAが仮歌でこのフレーズを吹き込んだら、
それが偶然意味のある言葉で、歌詞にも合っているのでそのまま採用した、という逸話がある。

13.太陽と埃の中で ★★★★★
ロングヒットしたバラードナンバー。代表曲までにはいかないが知名度は高い。
ブラス隊を導入し、堂々としたメロディをさらに引き立たせている。中間のブリッジのノスタルジックな感じも良い。
極めつけは最後の「DAY AND NIGHT TIME…」のコーラス。これを聴くとまさに大合唱したくなる気分に駆られる。ライブ行ってみたかった。
それにしても「追い駆けて 追い駆けても つかめない ものばかりさ」は名フレーズ。
95名無しのエリー:2011/03/26(土) 11:38:09.53 ID:F2Lyr6j+0
14.SAY YES ★★★☆
言わずもがな「101回目のプロポーズ」の主題歌であり、超絶的大ヒットを飛ばしたバラード。
今でもテレビでこの曲は頻繁に聴くので今更評価の付けようが無いというのが実際の感想だが、良い悪いと言われると間違いなく良い出来。
ただ、サビのアレンジが少しあっさりしすぎている感じはある。あと欲を言えばもう少し間奏を多く取ってほしかった。
それでもケチをつけるところはここら辺しか無いわけだから、普遍的な名曲であることは間違いない。

15.僕はこの瞳で嘘をつく ★★★☆
チャゲアスの中では最もロック調、バンドサウンドが前面に出ている曲。前作の流れで大ヒットを飛ばした。
出だしのメロディパートをさらに盛り上げるような形でサビが作られているが、こういう構成は結構新鮮かもしれない。
バンドサウンドとは言っても当時のビーイング系のようなものではなく、ブラスセクションを取り入れた軽快なもの。
こういった聴きやすさが、ロック調でありながら大ヒットとなった所以かもしれない。

総評 ★★★★
チャゲアスの音楽的にも商業的にも最盛期(「YAH YAH YAH」の時期は外れているが)を迎えていた時代をまとめたベスト盤。
前半のシンセバリバリの古臭いアレンジのオンパレードも楽しめて聴けるが、やはり「WALK」前後じゃ平均点がまったく違うような気がする。
チャゲアスの音楽的変化をシングル曲を追って聴けるので、単なるシングルコレクションには留まらずいつまでも興味を持って聴ける。
そうじゃなくとも手軽にヒット曲が聴けるお手軽なアルバムだし、是非聴いてみては…。
96名無しのエリー:2011/03/26(土) 12:06:12.41 ID:aLiV+ipOO
5 365日 ★★★★
これもおきまりミスチル王道バラードソング
最初はピアノから入って徐々にバンドが入ってくるおきまりの展開
しかし桜井にこういう曲を作らせると本当に上手いと思った
6 ロックンロールは生きている ★★★
過去曲で表すとフェイクみたいな曲
ギターソロが田原と桜井に両方あって歌詞の内容はタイトル通りで途中桜井のラップがある

7 ロザリータ★★★★
メロディーはすごい歌謡曲チックでまさに大人のような曲
サビはロザリータ連発
しかしクセのある曲でなかなか飽きないこのアルバムで一番好きな曲

8 蒼 ★★
シンプルなピアノのバラード
97名無しのエリー:2011/03/26(土) 12:32:45.17 ID:aLiV+ipOO
9 fanfare ★★★
曲単体でみると星満点なんだけどアルバムでみると曲の時間が長いせいか飛ばしたくなってしまう…
しかし曲自体は韻のふみかたも上手いしバンドサウンド全開で素晴らしいと思う
ただアルバムだと…
10 ハル ★★★
これもピアノから入って徐々にバンドサウンドになるタイプの曲
歌詞の内容は今の時期にぴったり

11 Prelude ★★★★★
曲の時間が7分以上あるのにまったくそれを感じさせない応援ソング
ギターのカッティングが素晴らしく全てにおいて完璧の曲といってもおかしくないぐらいの名曲
12 Forever★★★
またまたピアノ全開のバラードでサビでかなり韻をふんでる

総評 ★★★★
一言で表すと全く飽きがこないアルバムだった
特に前半の流れがよくてすんなり聞けました
桜井の歌い方が曲によって違うのでそれも飽きがこない点だと思う
98名無しのエリー:2011/03/26(土) 12:42:48.24 ID:KuTkcNwA0
>>95
乙、当時スーパーベスト2は一家に一枚あった気がする

>>97
乙なんだけどなるべくまとめてレスして欲しいかな…
99名無しのエリー:2011/03/26(土) 12:45:09.49 ID:jCNVNNkq0
>>85 >>95 乙です
>>87 元々「聴かず嫌いアーティストをレビューする」っていうところから始まってる
嫌われ者だったレンジに高評価付けたり、
最近だとレミオやモンテビやバクチクに意外性ある高評価つけたりしてるから一定の説得力を持ってる
100名無しのエリー:2011/03/26(土) 16:02:36.06 ID:nK7m+4PN0
それでもGreeeenに見せるデレは金輪際無さそうだ
いや、あったら困るけど
101名無しのエリー:2011/03/26(土) 16:22:15.78 ID:F2Lyr6j+0
エイプリルフールのGReeeeN誉めまくりレビューから早1年
102名無しのエリー:2011/03/26(土) 17:51:56.28 ID:lrgo76qk0
去年のエイプリルフールにGreeeenのベスト盤の絶賛(笑)レビュー投下してたな
103名無しのエリー:2011/03/26(土) 19:41:18.48 ID:oVSCsZak0
別に困らないけど
今度はアンチが発狂するだけで
104名無しのエリー:2011/03/26(土) 21:11:12.98 ID:G1iT1kI8O
グリーンの人、遊助書いてくれませんか?
105名無しのエリー:2011/03/26(土) 21:25:05.08 ID:kCM+xcuP0
クソニート生活保護
106名無しのエリー:2011/03/26(土) 21:59:33.68 ID:rursRojP0
皆さん乙乙


I LOVED YESTERDAY/YUI

1.Laugh away ★★★★
春らしいとても爽やかなナンバー。聴いていて春の街角が目に浮かぶ。この季節にピッタリ。
最後にもうひと盛り上がり欲しかったけど良曲。

2.My Generation ★★★
シングル曲。学園ドラマの主題歌だったため学生時代のときの心情を歌っている。
曲自体は無難。耳に残るサビと学生受けしそうな歌詞だ。女子高生がコピーしやすそう。
前曲同様最後にもうひと盛り上がり欲しかった。なんかあっさり終わる。
ちなみにドラマ自体は大コケしたがこの曲で初のオリコン1位を獲得してる。

3.Find me ★★★★
どことなく切なさを感じる曲。YUI曰く、コーラスに力を入れたらしい。
デビュー時よりだいぶ歌唱力が上がったなぁと感じる。

4.No way ★★
1分ちょいの小曲。この曲を入れる必要性はわからないけど可愛らしい曲。

5.Namidairo ★★☆
シングル曲。推理ドラマの主題歌だったがこれは普通のラブソング。
シングルにしては地味。ストリングスのアレンジが以前聴いたことがあるような気がしてしょうがない。
ちなみにドラマ自体は大コケし、この曲もオリコン1位を逃した。
107名無しのエリー:2011/03/26(土) 22:01:13.62 ID:rursRojP0
6.Daydreamer ★★★☆
前曲とは打って変わってアッパーなロックチューン。「空想ばかりしてないで実際に行動しろ」的な歌。
とても疾走感がある。ライブで演奏したら盛り上がりそう。

7.Love is all ★★★★★
今作最大の問題作。音楽評論家や週刊誌に対する苛立ちが爆発している。痛快痛快。
YUI曰く、あまり聴いてもいないのに自分の作った曲に対してべらべら語る評論家に怒りを覚えてこの曲を作ったらしい。
『CHE.R.RY』や『Laugh away』を歌うような人がこういう曲を作るとは思ってもみなかった。攻撃的ナンバー。
Cメロが良いね。自分の作った唄に対するYUIの愛を感じる曲。

8.I will love you ★★★★
前曲と打って変わってすごい爽やかなラブソング。『Namidairo』とは違いベタベタしてない感じが良い。
こういう曲にYUIの声は合ってる。若い不器用なカップルの純愛、ピュアなナンバー。
この曲もCメロが良い。YUIはCメロにこだわるタイプなのかな。

9.We will go ★★★☆
今作では一番激しい曲。「わたしがいるから頑張って」と歌っているので応援歌的なモノか。
Cメロを聴いていてホントにYUIの歌唱力が上がったのを実感する。けっして上手いというわけでは無いが。

10.OH YEAH ★★★★
新社会人の朝をテーマにしている。朝の情報番組のテーマソングだった。
希望で満ち溢れてるような曲。すごい前向きで爽やか。朝にピッタリ。
ところどころ入るコーラスが良い。
108名無しのエリー:2011/03/26(土) 22:03:04.93 ID:rursRojP0
11.My friend ★★★☆
ノスタルジー溢れるナンバー。学生時代の男友達との思い出を歌っている。
≪好きだとは言えなくて さよならも言えなくて 大人になったけれど≫という歌詞が切ないね。
それでも過去を忘れずに頑張って行くよと最後締めている。まさに淡い青春の思い出ってやつだな。

12.LOVE & TRUTH ★★☆
シングル曲。沢尻エリカで話題になったあの映画主題歌だった。もうあれから4年も経つのか……
曰くつき映画の主題歌だったがYUIにとっては自信作のナンバー。
当初この曲を映画スタッフに聴かせたところ、曲のインパクトが強すぎるので別の曲にしてほしいと言われたらしいが
YUIは頑なにこの曲を推したらしい。「この曲はこの映画だからこそ生きる」と。
ただ個人的には空回りしてる印象。おおげさなストリングを用いてるけどそれに対するYUIの歌唱力がまだまだ未熟。
なんか貧弱な感じがしてしょうがない。

13.Am I wrong? ★★★★☆
今作のラストを締めるナンバー。人と分かりあうことの難しさをテーマにしている。
「自分は真剣に音楽づくりをしたいのに周りは真面目に考えてくれない」という苛立ちを吐露している。
まさか最後にこういう曲を持ってくるとは。『Love is all』が外野に対する怒りにだとするとこちらは身内に対する怒り。
最後に≪Am I wrong?≫とリスナーに問いかけて終わる。

総評 ★★★★
YUI3枚目のアルバム。前作より確実に成長してると思う。歌唱力も確実にアップしてるし恥かしい歌詞も減っている。
全体的に前作よりポップにになってるかな。ただアルバム曲は良いけどシングル曲がイマイチ。
7曲目、13曲目からも分かるように当時は色々とストレスを抱えていたらしく、このアルバム発売からしばらくして休養に入ってしまう。
復活してからは作風が変わってしまうのでYUIの第一期は今作で終了する。良作。
109名無しのエリー:2011/03/26(土) 22:31:37.05 ID:b8gHOj480
>>99
>一定の説得力を持ってる

いや無いから つーかあのGReeeeNのエイプリルフールのやつは醜すぎてドン引きした
GReeeeNは全く好きではない、むしろ嫌いな俺から見ても
あんなのはレビューまとめに載せてはいけないだろと思った ちゃんと真剣にレビュー書いてる人達に対しても失礼なレベル
110名無しのエリー:2011/03/26(土) 23:13:06.30 ID:G1iT1kI8O
あの人の真面目レビューは用語もジャンルも詳しいし、なかなかレベル高いよ。
111名無しのエリー:2011/03/26(土) 23:19:13.30 ID:YfJ3RL0LO
>あんなのはレビューまとめに載せてはいけないだろと思った

これは同意

やたら受けてたけど
これをOKにしていいの?って思う

あと今年はもうやらなくていいから
112名無しのエリー:2011/03/26(土) 23:20:06.62 ID:+33iea1a0
アンチ野郎の言い分がどんどん苦しくなってるな
113名無しのエリー:2011/03/26(土) 23:22:43.27 ID:V1PwVti90
>>95 >>97 >>108
乙です。別の話題でスレが賑わってるけど何といってもレビューが多いのが嬉しい
114名無しのエリー:2011/03/26(土) 23:25:19.17 ID:5nTbUYmI0
GReeeeNのあれは河村の「Love」のレビューと同じ類だろう

でも、後者は単純明快に貶してるからネタとしても逆に気持ちがいい
せめてもっと短くまとめてくれたらいいんだけどなあ
115名無しのエリー:2011/03/26(土) 23:26:11.01 ID:YfJ3RL0LO
アンチ野郎って?
私はエイプリルフールネタのことを言ってるんだけど
116名無しのエリー:2011/03/26(土) 23:33:30.58 ID:+33iea1a0
>>112>>109に対してね
投稿時間で前後したことくらい分かって欲しいが
117名無しのエリー:2011/03/26(土) 23:56:35.24 ID:vkPbjqPW0
その河村の「Love」のレビュー、まとめサイトには載ってないんだよねw

てかGReeeeNのあれは
ただ単にGReeeeNが叩かれてるから受けてるのであって
エイプリルネタで受けてるわけじゃないような
それこそ「Love」のレビューネタ元の人に失礼っていうか
118名無しのエリー:2011/03/27(日) 00:55:55.10 ID:5hpluN4M0
正直ずっとROMってる俺の本音としちゃ
どんなものだろうがレビューが見れるだけでも有り難い

載せる載せないはまとめ人の裁量で良いから、頼むからレビュー減るような話題しないでくれよ
別に金払ってる読んでる訳じゃねーんだから
119名無しのエリー:2011/03/27(日) 02:47:21.85 ID:jDWyBTt90
てゆーかGReeeeNのあれってそもそも例の人が書いたものですらないと思ってたんだが
120名無しのエリー:2011/03/27(日) 08:38:50.38 ID:f+78w+0/O
そんなことみんな承知だと思うのだが
121名無しのエリー:2011/03/27(日) 14:59:34.23 ID:yqaHGSD10
今さらだけどDisc2もレビューします

放課後ティータイムU(Disc2)/放課後ティータイム

1.Introduction
インストのため割愛。

2.ふわふわ時間 ★★☆
これが通算5つめ(シングル、アルバムで二つ、特典CD)のバージョンとなる、HTTの代表曲。
この曲はボーカル含めた新録。唯の声からは分かりにくいが、コーラスの澪の感じが明らかに違うので聞き分けがつく程度だが。
まあ、ファンとしても食傷気味であろうが、劇中での高校時代最後の演奏って体なので致し方なし。

3.カレーのちライス ★★☆
1stに続いて登場の楽曲。コーラスや合いの手の入り方からしてボーカル含めた新録。
感想については上記同。

4.私の恋はホッチキス ★★☆
こちらも前二曲同様1stからの出典。澪パートが明らかに違うのでボーカル含めた新録。
感想についても…上記同ってところである。

5.ふでペン〜ボールペン〜 ★★☆
上記同。澪パートが明らかに違うのでボーカル含めた新録。しかし、澪役の日笠陽子は歌うたびに違いが見えておもしろい。
こういうのは賛否あるだろうが、私は全力で頑張ってる感見えていいと思います。

6.ぴゅあぴゅあはーと ★★★★★
こちらもアルバム用に歌い下ろした新録。集中しなくとも違いが分かる。
CDっぽく歌えないのはどうなんだという声もあろうが、擬似ライブ感が楽しめるのはいいんじゃないかと思う。
個人的には原曲より評価しています。
122名無しのエリー:2011/03/27(日) 15:00:29.78 ID:yqaHGSD10
7.いちごパフェが止まらない ★★★☆
こちらはボーカルはDisc1の使い回しだが、演奏と合いの手、コーラスがライブ感ある感じのものに差し替えられている。
合いの手がライブっぽいせいか、原曲よりなんとなしにテンションが上がる感あり。

8.Honey sweet tea time ★★★★
こちらはボーカルはおそらく使い回しだが、演奏がだいぶ様変わりしており
シンセ音がだいぶ減ってテクノっぽさが減り、キーボードがピアノ音中心で通常のバンドサウンドっぽいシンプルな味わいになっている。
人によっては評価がだいぶ変わりそうな演奏になっている。

9.ときめきシュガー ★★★
こちらは演奏差し替えだが、原曲からぶれた点は少なく特筆すべき点はそんなにない。
シンセ音が減っているが、そこまで劇的に違いをもたらす違いではないと思われる。

10.冬の日 ★★★
T8と同じく生演奏っぽく、バンドメンバー以外の音がなくなりシンプルに仕上がっている。
ただ、個人的にはこの曲はいろんな音が鳴ることで軽快さを奏でる曲であると思うので
やや物足りなさが残る。無論、こっちのバージョンのほうが本来の設定の彼女たちには近いんだが。

11.五月雨20ラブ ★★★★☆
この曲もシンセ音がキーボード一つでやれる音数に減っており、明るい音が減ってよりダークな感じ?に仕上がっている。
好みがより分かれそうである。個人的にはどっちも好きだけど。

12.ごはんはおかず ★★★
ボーカル含めた新録。合いの手や掛け合いのノリが多少明るくなっている感じ。
こういう曲は明るくてナンボなので多少原曲より評価上げ。

13.U&I ★★★
ボーカル含めた新録。とは言え、元からシンセ押しでもなく、ライブシーン用の曲なのであまり変化はない。
評価も据え置き。
123名無しのエリー:2011/03/27(日) 15:01:32.39 ID:yqaHGSD10
Disc2のみ評価 ★★★
前回よりは劇中で意味のあるモノを再現した音源なので、1stより気合の入った仕上がりになっている。
まあ性質上新曲がないので評価はちょっと抑えめにしたが、こっちのアレンジのほうがよく出来ている曲もあると思う。
1stよりはお得感のある仕上がりであろう。

Disc1含めた総評はまとめに乗ったレビューで書いたので割愛。
124名無しのエリー:2011/03/27(日) 20:05:25.18 ID:hggD4Joq0
ベストをお祝いとは
たいしてキャリアの無いバンドのベストは
終了の前触れなのに
125名無しのエリー:2011/03/27(日) 20:30:08.50 ID:QaayR6mR0
藍坊主か?むしろ勝負に出てるんじゃね
同時期発売のシングルが初のタイアップだし
126名無しのエリー:2011/03/27(日) 22:56:23.79 ID:TDss/JrN0
>>123
127名無しのエリー:2011/03/27(日) 23:48:43.19 ID:N8n17pwlO
アニソンに星評価いるか?
128名無しのエリー:2011/03/28(月) 00:35:10.40 ID:FQTQc3+U0
音楽として評価してるならいるんじゃねぇの?
129名無しのエリー:2011/03/28(月) 10:08:23.46 ID:+mLs5sdiO
>>118

だいたいレビューってのはいい評価してる内容のだけが聴きたくなるわけじゃなく、悪くとぼしてる内容のでも逆に聴きたくなったりするもんだしな。
130名無しのエリー:2011/03/28(月) 11:46:59.81 ID:TkxEeE32O
いちいちぶりかえすなカス
131名無しのエリー:2011/03/28(月) 11:48:55.28 ID:G1U65b5w0
>>127
逆に何でいらないと思うのか分からん
132名無しのエリー:2011/03/28(月) 12:13:28.49 ID:l5kIRMpm0
>>127にとってアニソンは音楽じゃないからだよ
133名無しのエリー:2011/03/28(月) 12:50:40.95 ID:+mLs5sdiO
>>130

じゃあお前もいちいち頭悪いレスなんかしないでスルーしろよカス
134名無しのエリー:2011/03/28(月) 13:01:33.98 ID:5yf+oxmkO
いい加減どうでもいい話は避難所でやれば?
135名無しのエリー:2011/03/28(月) 16:46:29.83 ID:xxJJ+r4B0
>>129
はげど
136名無しのエリー:2011/03/28(月) 19:48:01.42 ID:1FqIbERP0
>>129
>とぼしてる

けなしてる、な
137名無しのエリー:2011/03/28(月) 21:22:04.24 ID:nPUOkpmdO
Mr.Children
「SENSE」

テーマは「ギタイ」。YouTubeとかでさんざんにちゃんばりに煽ってた。そしてバナナの皮よりも滑ってた。

1 I ★★★★
鬱な歌詞とかモロB'zの擬態。だがしかしメロディーがいいのは認めよう。

2 擬態 ★★★★
キレイなミスチルの擬態。もはや方向性失って自分達が自分達をパクッてる模様。たがしかし(ry

138名無しのエリー:2011/03/28(月) 21:23:13.69 ID:nPUOkpmdO
3 HOWL ★★★
サビのために展開しましたよって感じ。こういうサビだけ曲は捨て曲ともいえないからタチが悪い。

4 I'm talking about LoVi'n ★
フワフワした感じでキモさMAX。スイーツ(笑)。
正直、所詮は僕らアニマルなんですをヒットさせた人間とは思えない。ブレ過ぎ。会いたいバイブ西野カナの方が筋が通ってるように思えるくらい。

5 365日 ★★★★★
CMという洗脳により、良曲という反応が連発。
だがCMで初めて聴いた時点で「はい?」だった俺は騙されなうわなにをする
はい、神曲デス。

139名無しのエリー:2011/03/28(月) 21:23:30.07 ID:nPUOkpmdO
6 ロックンロールは生きている ★★★★★
久しぶりに個人的に超ヒット。間奏のギターの歪さがいい仕事してる。正直これだけのために買った。

7 ロザリータ★★
平井堅辺りの劣化擬態。Aメロ→Bメロでもっていって、来ると思ったらロザリータ僕のロザリータ。マジで本気出せと舌打ち。

8 蒼 ★★★
最初は数秒聴いて飛ばしていたが、ひととおり聴いて聴くものなかったから改めて聴いたら思ったよりは良かった。
ゴミ箱からカップ麺のかやくを見つけた感じ。

9 fanfare ★★
ワンピース主題歌。迷走っぷりにちょっと待てと本気で言いたい。アニヲタの持ち上げっぷりに吐き気が。
ヲタと尾田にドン引きしたので★一個マイナス。
10 ハル ★★
正直蒼と区別つかない。どっちかいらない。
140名無しのエリー:2011/03/28(月) 21:23:46.44 ID:nPUOkpmdO
11 Prelude ★★★
初期のミスチルに擬態。列車が走る辺り、ミスチルはもう地獄逝きの列車を止まれないのかもしれない。

12 Forever ★
最近のオワコンのミスチルに擬態。もう転調バラードはお腹いっぱいだよ。

総評 ★★★★
今までのミスチルのいいとこ取り+その他の歌手のいいとこ取りがメイン。よって必然的に総合的な評価も高い。
また、ロックンロールは生きているにミスチルの次の世界を感じたので次回作の期待も込めて+★一つ。
141名無しのエリー:2011/03/28(月) 21:45:54.34 ID:hJDGy6yS0
とぼしてるワロタwww
142名無しのエリー:2011/03/28(月) 22:00:13.36 ID:SKuPpdrj0
マジックディスク/ASIAN KUNG-FU GENERATION
1 新世紀のラブソング ★★★★
序盤がラップ調で?となったファンも多いだろう サビで今までのアジカンに変化する曲
賛否両論な曲だが俺は好きなので星4つ

2 マジックディスク ★★★☆
アルバム発売前から出ていた曲 後藤のシャウトが最近あまり聞けないので聞けて良かった
多分後藤の声全てにエコーがかかっている かなり良い

3 双子葉 ★★★
これもアルバム発売前から出ていた曲 マジックディスクから間をなくして始まる
この繋ぎは良かった それ以外は普通な曲 人によって評価はもう少し変わる曲だと思う

4 さよならロストジェネレイション ★★★
序盤は後藤が話すようにして歌う社会風刺 サビで曲になる
大サビ前の後藤のつぶやきが印象に残る曲 

5 迷子犬と雨のビート ★★★★
これは今までにないような曲 このアルバムの表題曲だと思う
歌詞も曲調もなかなか良かった 
143名無しのエリー:2011/03/28(月) 22:12:16.01 ID:SKuPpdrj0
6 青空と黒い猫 ★★★★
ここから2曲バラード シングルカットしてもいい曲
マジックディスクの完成度が高いことを分からせる曲

7 架空生物のブルース ★★★☆
前述したようにバラード ピアノが使われている
同じような曲だが飽きさせないで聞かせるのはさすがアジカンといったところか 

8 ラストダンスは悲しみを乗せて ★★★
イントロを聞いて?となった曲 パーカッションが入っているのかな
これは本当に今までになかった曲 後藤の「トゥナーイトゥ」がツボった

9 マイクロフォン ★★★☆
これはアルバムの中でも従来のアジカンに近い曲
それでも多少変化は見られる 電子音が使われているのか?
144名無しのエリー:2011/03/28(月) 22:24:21.79 ID:SKuPpdrj0
10 ライジングサン ★★☆
前向きな歌詞 新世紀のラブソングと同じように
アジカンの変化に戸惑う人が多いと思われる曲
何回も聞いていたら良さが分かる曲かな

11 イエス ★★★
従来のアジカンの曲にかなり近い 後藤の歌い方を除いては
サビの前が何を言っているかわからない

12 橙 ★★★
これもアルバムの中では従来のアジカンに近いポップな曲かな

13 ソラニン ★★★☆
エクストラトラックという名目でアルバムに入った曲
橙で終わるのも微妙だったのでいれて正解だったと思う

総評 ★★★★
完全に今までのアジカンとは違うアルバム
新境地に入ったということだが 曲自体はそんなに適当に作った感じはしない
君繋5mのようにコンセプト・アルバムではないのでここがアジカン2期の始まりかな
いいスタートを切れたと思う 
145名無しのエリー:2011/03/28(月) 23:08:16.71 ID:wbsQrbZE0
とぼしてみよう
146名無しのエリー:2011/03/29(火) 08:49:56.62 ID:kPyXEBYmO
そんなにとぼしてるって面白いか?
つまらん。
147名無しのエリー:2011/03/29(火) 12:07:44.13 ID:nMAuXSf5O
スルーすればいいのに
そうやって
とぼしてるネタを引き延ばすとは
なかなかの性格の悪さだな
148名無しのエリー:2011/03/29(火) 12:51:53.43 ID:ZuA+aqh10
とぼぬなら
とぼしてみよう
糞レビュー
149名無しのエリー:2011/03/29(火) 14:43:58.52 ID:1oGoJ92VO
レビュー童貞が得意げに持論を披露する
流れのほうが痛面白いな
150名無しのエリー:2011/03/29(火) 15:28:18.88 ID:+KMXt4K5O
とぼす
151名無しのエリー:2011/03/29(火) 16:54:41.14 ID:T+48Q6cuO
アニソンレビューしてるやつは、本当に広めたいの?
なんか自己満足というか、知ってるの前提でむかつく。
152名無しのエリー:2011/03/29(火) 18:04:50.50 ID:5ky4OyIiO
このスレのレビューをお願いします
153名無しのエリー:2011/03/29(火) 22:40:49.11 ID:WIIFMHZc0
レビューなんて多かれ少なかれ自己満足でしょ
そことぼすなら自分で聞いてカウンターレビューするなり黙殺するなりしたらいいと思うけどね
このスレって商業誌に対するアンチテーゼが始まりなんだし
154名無しのエリー:2011/03/29(火) 23:29:08.85 ID:IFSPvKpd0
ここでレビューして良いのかわかんないけど書いちゃったんで投下

松尾清憲&本秀康「チョコレート・ラヴ」

1.何%チョコレート・ラヴ ★★★★★
ビートルズ的なシンプルなポップス部分と、明らかにお遊び要素な壮大な部分がバランスよく融合した名曲。
というかむしろ壮大な部分にこそビートルズを感じる。なんというかちゃんとお遊びだって分かるとことか。
だからといって手抜きでもなんでもなく、妙に凝ったアレンジをしてることからやたらポップス愛が滲み出てる。

2.ワイルドマウンテン ★★★★
三拍子のまったり曲。ペダルスチールとアコギが何とも言えないフォーキーな心地良いサウンドを生み出してる。
ピアノ→バイオリン→スライドギター→コーラスの順で入ってくる間奏も良いアクセント。
アウトロはバンジョーを交えてカントリー風味にあっさりと締める。柔らかな風が吹き抜けていくような優しげな曲。

3.ダンス・ダンス・ダンス ★★★
タイトルからしてダンスナンバーだが、少しお洒落でスペーシーな雰囲気を持つ不思議な曲。
華やかな楽器勢が楽しそうな雰囲気を演出。間奏のピアノはこじんまりとしながらも小気味良い仕事。
こういう曲ってどうも印象に強く残るフレーズが無いせいか長く感じる気がするんだけど、この曲は案外さっぱり終わる。
155名無しのエリー:2011/03/29(火) 23:30:26.77 ID:IFSPvKpd0
4.のそのそ ★★★★★
タイトルからは考えにくい、クラシカルな味付けが印象的なバラード。かといって古臭さや敷居の高さは感じない。
飼い犬について歌う歌詞は何か間抜けな感じだけど、感動的なメロディと合わさって絶妙な雰囲気を生み出してる。
そして中盤と最後の転調でまた感動。のそのそと歩くような飼い犬を持つ人に是非とも聞いて欲しい。

5.カレー・イン・ザ・ライフ ★★★☆
どことなく漂う神秘的な雰囲気やインドな音色の楽器はまさにジョージ・ハリスン。
単語を並べただけの歌詞は意味不明。思考を放棄したくなってくる頃に「Curry,My Life」と歌ってくるせいで
とりあえずカレーが好きなんだなぁという印象は強く残る。メロディは妙に良いので聴いていると心地よくなってくる。

6.マザーシップが呼んでいる ★★★
夕暮れ時を思わせるシンプルなバラード。コーラスの入れ方が何とも言えない浮遊感。
しかし特徴的ではない訳ではないが、どうも印象に残りにくい。曲調がなんとなく前曲とかぶってるからなのか。
何か「良い曲」で終わってしまってる気がする惜しい曲。単体で聴くと結構良い感じなのに。

7.マジョリティ・マイノリティ ★★★★☆
切なさをさらに強調しているかのようなポップさ。コーラスも底抜けに能天気明るくて逆に切なさ倍増。
歌詞のほうも思春期の冴えない男子生徒っぽい生真面目さが出ていてさらに切ない。だけどやっぱり明るくて聴きやすい。
他に五つ星をつけた曲と違って絶対的な名曲って感じじゃないけど、個人的にはこのCDブックで一番印象的な曲かも。
156名無しのエリー:2011/03/29(火) 23:31:45.49 ID:IFSPvKpd0
8.SAY HELLO,SAY GOODBYE ★★★★
涙を堪えながら明るく振舞い、別れの言葉を投げかけるような場面が浮かぶ曲。
このCDブックの中で最もロックな音で、ギターの綺麗な音色がまたメロディの美しさを引き立てる。
聴き終えた後のすっきりした清涼感のおかげで、CDブック全体に心地良いさわやかな印象が残る。

総評:★★★★
松尾清憲が漫画家・本秀康と共同で製作したCDブック(のCD部分)。
漫画が本担当、音楽が松尾担当なのでこの音源のほとんどが松尾によるもの(8の冒頭の部分に少しだけ本が登場する)。
とにかくビートルズ。全曲ビートルズを髣髴とさせるポップさで、超天才が完璧なものを作り上げた、というより
確かな実力派が自らの実力をしっかり発揮した作品。いつでもどこでも聴けるし、泣いたり笑ったりも出来る超良作。
また、本の担当の漫画もかなり独特の絵柄から不思議なオーラを醸し出していて、このCDブック全体で
シュールとも感動とも言い難い、面白い雰囲気が出てる。少なくともこの二つが一緒になってる必然性はあると思う。
自分自身、本屋で凄く目に留まったので表紙買いしてしまったが、かなり満足だった。気軽に読んで&聴いてみては?
157名無しのエリー:2011/03/30(水) 00:00:43.10 ID:BT+Zysp70
BUMP OF CHICKEN 「FLAME VEIN」



1.ガラスのブルース ★★★★★
この曲を聞くだけで強く生きていける気がする。


2.くだらない唄 ★★★★★
ノスタルジーな恋を感じられる。


3.アルエ  ★★★★★
傷ついた少女を想う歌。ピュアなラブソング。


4.リトルブレイバー ★★★★★
聞いてると勇気が沸いてくる。


5.ノーヒット・ノーラン ★★★★★
大切なことを伝える為にどうすればいいか。


6.とっておきの唄 ★★★★★
恋人達の日常。


7.ナイフ  ★★★★★
自分を肯定する歌。
158名無しのエリー:2011/03/30(水) 00:01:04.86 ID:BT+Zysp70
総評★★★★★
藤原のメッセージは日本中の若者に影響を与え革命を起こしている。
バンプオブチキンの掲げるロックは100年や200年経ってもけっして色あせない。
そんなバンドの初作品が今作である。

アンチからは荒削りな部分があるとよく言われるが、
そういった荒削りな部分を敢えて狙って出しているかのような完成度としか思えない内容である。

もしも、日本語が世界中で使われるスタンダードな言葉なら、この作品がリリースされたと同時に
世界の音楽事情が変わっていたに違いないと言わざるをえない。
159名無しのエリー:2011/03/30(水) 01:23:53.36 ID:2d3ekogO0
>>156 乙です。
>>158 わざとやってるなら失せろ。
160名無しのエリー:2011/03/30(水) 08:56:45.36 ID:ho1/Hj/20
とぼしてやるなよ
161名無しのエリー:2011/03/30(水) 11:35:18.63 ID:TQvVlrVTO
とぼすって方言あったような
162名無しのエリー:2011/03/30(水) 18:31:10.03 ID:RTAJkLhn0
初めてレビューします。

LINKAGE/川田まみ

1.succession ★★
導入インスト。1分満たない曲だが、ハードなギターリフを重くダンサブルな打ち込みビートに乗せるという、近年のI'veサウンドのひとつの類型が見える曲でもある。

2.CLIMAX ★★★
で、♯1の流れのまま実質1曲目のこれへ。4つ打ちのキックに重層的なシンセ、エフェクト強めのヴォーカルというこってりした曲だが、音は整理されていてグッタリするほどは疲れない。
ギターリフも部分的使用に留めてあって、その使い方も曲の勢いを増すことに奉仕している感じ。
アルバムの冒頭としては理想的な一曲。

3.PSI-missing ★★★☆
アニメ「とある魔術の禁書目録」の初代OPとしてファンに親しまれている、疾走感のあるシングル曲。
OP曲ということで、キャッチーな曲が多い本作中でも特に展開が分かりやすくてポップ。
シンセの音もクリアで耳に痛くなく、聴きやすい。
とはいえリズムトラックは強靭。ズムズム響くキックを聴くにつけ、バックボーンがクラブミュージックにあるんだなあと再確認。

4.TOY ★★★★
「いつまでもお姫様じゃないわ」というわりとベタなテーマの曲。
小悪魔的な、可愛らしくもちょっと拗ねた感じのメロディに合わせて、川田の歌もいつもよりコケティッシュ。
しかし、実は作中でも屈指のリズム偏重の音作りになっていて、聴き終えて印象に残るのはドドタドドタと目立ちまくる打ち込みビートとシンセベースで、上モノの印象はほとんど無し。
逆に言えば、歌メロを邪魔する余計なフレーズが無いので掴みどころがはっきりしているとも言えそう。
かなり好き。

5.言葉、心の声 ★☆
ミドルテンポのバラードナンバー。
しかし箸休めになるどころか、今までの中では一際こってりしていると感じた。
妙に低音に迫力のある曲で、リズムトラックはもうI'veだからしょうがないとして、そこにメタリックなギターリフを重ねているからなおの事ずっしり来る。どら焼きの上に生クリームみたいな。
川田の歌が、ブレスが悪目立ちするものの押しが強い感じではないのでまだ胸焼けまでは行かないが、バランス的にはギリギリだと感じた。
163名無しのエリー:2011/03/30(水) 18:32:26.17 ID:RTAJkLhn0
6.Prophecy ★★★
OVA「灼眼のシャナS」のOP曲で、ミドルテンポながら作中では最も「I'veのアニソン」してる曲。
つまり、透明感のあるキーボードのフレーズとノイジーなギターリフ、エッジの効いたビートに切なげなメロディが乗っかるというすごく分かりやすいアレである。
サウンド的には正直面白みは感じないが、職人的な上手さは感じる。音の出し入れとか巧みだし。

7.in answer ★★
いきなりレイヴィーなシンセが飛び出してきて何事かと思わされる作中随一のダンスナンバー。
っていうか、その、何だこの溢れ出るベルファーレ臭。
メロディがメロディなら、「ポゥ!」って合いの手入れても合いそうである(残念ながらそういうメロではない)。
シンセやリズムの音色から総合して、「モダンに重装備した全盛期のtrf」と言っても過言ではないと思うが気のせいかもしれない。
とにかくやたらハイテンションで、空元気だろうとなんだろうと盛り上がることは盛り上がりそう。
個人的にはBメロとサビの繋ぎの部分での「チュゥン」ってエフェクトがチープで大好きである。
しかし作中で浮きに浮いてるのは間違いないと思う。
好きだが高評価は出来ない、という困った曲でもある。

8.masterpiece ★★★
「とある魔術の〜」2代目のOPであるが、曲単体で聴くとあまりアニソンという感じはしない。
というか、作中でも随一のヘヴィナンバーである。
♯7と合わせて、明らかに盛り上げにかかっている。
ギターやらノイズやらエフェクトボイスやらをガッツリ重ねまくったAメロから開放的になっていき、サビで視界が開ける展開は単純に気持ちいい。
ただ、アニメに合わせた部分もあって、視界が開ききる感じまで至ってはいないのがちょっと残念。
バックコーラスがいい感じ。

9.アウェアネス ★★☆
ようやく爽やかな曲である。
バラードなのにやけに音数多いのはI'veだからしょうがないとして、♯5みたいに低音目立ち過ぎではないし、シンセストリングスをフィーチャーした音作りは(比較的)柔らかく、アルバムのペースを変えるには十分なんではないだろうか。
メジャーコードの癖のないメロディが素直に良い。
164名無しのエリー:2011/03/30(水) 18:33:08.66 ID:RTAJkLhn0
10.linkage ★★☆
アルバムタイトル曲がこの位置に登場。
かなりバンドよりのアレンジで、ライヴ用という感じもある。
とはいえ展開は素直とは言い難く、サビでガクンとスピードを落として大仰に押していく展開は良し悪しだろう。
筆者としては、こういう曲はグイグイ頂点まで引っ張っていってもらいたいので、サビ前で逐一停止してテンポを落とすのはじれったく思える。
後半はテンポを落とさなくなり、グッとスムーズになるが、ちょっと短いかも。
メロディや演奏は決して悪くない(むしろ良い)だけに惜しい。

11.未来の粒 〜I'm formed〜 ★★★★
疾走感に特化したダンスナンバー。
リズムもシンプル、メロディもシンプル、展開もシンプル。だけど、一番聴き飽きない。
無駄が無いとも言えるだろうが、シンプルな曲なりに丁寧な作りになっているからだと思う。
特にメロディが滑らかで綺麗。これはいい。
バックコーラスが素敵。#8でも同じ感想を持ったなあと思って作曲者を見たら同じ人だった(井内舞子)。

12.All in good time ★★
本編ラストはバラードナンバー。
ギターリフが♯5以上に目立っているが、意外と聴けるのは音数ちょっと絞り気味(I've基準で)だからかも。
しかし、正直に言うとやっぱりうるさい。I'veのバラードは筆者には合わないようだ。
ギターソロは微妙。やけに短いし、これなら入れないでもよかったんでは。

13.DREAMS ★★★
ボーナストラック的な立ち位置のこの曲は、クランベリーズのカバー。人によってはフェイ・ウォンによるカバーの方が通じるかもしれない。
このバージョンはどちらかというと、音の押し出しの強さからいってフェイ・ウォンの方に近いかもしれない。
川田の歌い方もいかにもこの曲用といった趣。
終始ブリブリ鳴りまくってるシンセベースがI'veらしさといったところか。
……ちょっとうるさいけど。曲想を損なうまでにはギリ行ってないと思う。
165sage忘れすいません:2011/03/30(水) 18:34:22.24 ID:RTAJkLhn0
総合:★★★
I've所属のヴォーカリストとして、ここ数年では最も活躍していると思われる川田まみの3rdアルバム。
全体的には手堅い作りで、カバー曲などあれど、これまで築き上げてきたイメージを壊すような冒険は無いように思う。
ただ、作りこみはしっかりしてあるので、ファンを大きく失望させるようなことは無いだろう。
川田の声が、I'veの中でも灰汁が強い方ではないということもあり、I've入門としても機能するのではないだろうか。
ただ、筆者はあまり歌詞を気にしない人間だからいいが、気にする人にはちょっとしたハードルになるかもしれない。
上では触れなかったけど、ある種の青臭さはある。
音楽的には、クラブミュージックが基盤にあるので、ギターリフがギャンギャンなっている曲でもインダストリアル・メタル的にはならずにあくまでリズム主導なところがチャームポイントかな。
まあアニソン系だからと言わずにどうぞ。普通に踊れるしね。
(文中敬称略)
166名無しのエリー:2011/03/30(水) 20:46:20.48 ID:aMwA1mVO0
レビューって意味あんのか?
結局自分で聴いてみないと好みに合うかどうかなんてわからんのに
167名無しのエリー:2011/03/30(水) 21:06:36.64 ID:+Jl6rD2A0
>>166
意味あると思う人はこのスレに居ればいいし
意味ないと思う人はこのスレにこなきゃいいよ

俺はそのアルバムに気興味持つきっかけになるし
知ってるアルバムでも他の人の受け取り方が自分と違うと面白いし
168名無しのエリー:2011/03/30(水) 21:07:56.41 ID:+Jl6rD2A0
あ、あと>>165乙です
169名無しのエリー:2011/03/30(水) 21:13:10.09 ID:EeZVqn4WO
何ていうか知らないアーとか色々あって引き出しになるし、レビュー見ながら聞いたりするし
170名無しのエリー:2011/03/30(水) 21:14:48.64 ID:EeZVqn4WO
でも星はどうなんだろ?
星いらなくね?
171名無しのエリー:2011/03/30(水) 21:16:42.89 ID:EeZVqn4WO
かぶったw
172名無しのエリー:2011/03/30(水) 21:22:39.27 ID:pbjEUrao0
個人的には曲ごとの星は欲しいな
どの曲から聴くべきかの一つの指標になるし
173名無しのエリー:2011/03/30(水) 21:24:04.44 ID:b3VLskkC0
>>165


>>166
もしかしてレビュー丸ごと鵜呑みにしようとしてる?それなら意味ないよ。
レビューで高評価だけど聴いたら糞だった、レビュアーが悪い、なんて認識だったらね。
誰かが自分の代わりに解説してるんじゃなくて、あくまで当人の価値観で語ってるわけだから
自分で取捨選択しないとね。
174名無しのエリー:2011/03/30(水) 23:21:21.92 ID:hCP79UHAO
まー俺も星はいらんと思うわ
175名無しのエリー:2011/03/30(水) 23:25:09.77 ID:Rm9e9H160
そうでもない
176名無しのエリー:2011/03/31(木) 00:21:32.92 ID:T+51fdmv0
俺は聴いたことあるアルバムのレビューだけ読んで
「これ書いてる奴わかってねーな」って悦に入ってる。
177名無しのエリー:2011/03/31(木) 03:49:11.01 ID:xHHQeTNvO
香ばしいやつキター
178名無しのエリー:2011/03/31(木) 07:05:21.53 ID:1JOH+r9M0
ただこのスレは結構ちゃんと聞いてるレビュアーが多いよね
内容はどうあれ
179名無しのエリー:2011/03/31(木) 10:11:10.00 ID:Fqv6uYalO
「インストだから星評価なし」の意味がわからない
180名無しのエリー:2011/03/31(木) 12:07:09.71 ID:T/yKgCUz0
星あると「自分のこの曲に対する評価」を文章で表現しきれなくても
直感的にやれるんでレビューの敷居が下がっていいと思うんだけどな
181名無しのエリー:2011/03/31(木) 20:37:21.52 ID:Yon+TH44P
>>179
自然音の録音とかの場合星はつけにくい
演奏の場合は同じく理解しがたい
182名無しのエリー:2011/04/01(金) 00:10:14.78 ID:+sMU+axdO
曲?音?単位では星つけづらくても前後の曲との流れとか、アルバムの中での存在感というか位置づけとかで評価してもいいだろ。

183名無しのエリー:2011/04/02(土) 00:34:36.56 ID:XqrR66i2O
星だって自分のレビューを分かりやすく伝える手段の1つ。
付けたい人は付ける、付けないで良い人は付けない、星見る人は見る、見ない人は見ないで良いじゃないの。外野から何も言う事は無いよ。
184名無しのエリー:2011/04/02(土) 13:47:17.17 ID:qDyIoi1oO
遊助のアルバムのレビューお願いします。買おうか迷っています。
185名無しのエリー:2011/04/02(土) 14:01:27.31 ID:dvqUljAh0
文句なしの名盤だから買え
186名無しのエリー:2011/04/02(土) 18:27:30.25 ID:qDyIoi1oO
んなわけないからw
187名無しのエリー:2011/04/02(土) 18:58:41.84 ID:4dsBBDtgO
買う気なんてそもそもなくて酷評レビューが見たいだけだろどうせ
188名無しのエリー:2011/04/02(土) 20:17:15.68 ID:vHIeI9QJO
個人的にゃ、>>165氏に他のI've作品(MIRAGE・Perfect World等)レビュー書いてほしいなぁと…
189名無しのエリー:2011/04/03(日) 01:35:24.47 ID:nVOgNNna0
友達がやっているインディーズバンドの全国流通してないと思われるCDのレビューはしてもいい?
190名無しのエリー:2011/04/03(日) 04:20:42.40 ID:ZKhn6xiv0
規模の大小はともかく、一応は流通ルートに乗っかっているCDならどうぞ〜
個人的に感想を聞かせてあげるほうがいいとは思うけどねw
191KICK OFF:2011/04/03(日) 10:24:26.58 ID:etbcTCbGO
@いじわるね Darlin' ★★★★★
とにかく可愛らしい。特に曜日を英語で言うところなんか。
A真っ赤な自転車 ★★★★
確かに良い曲だと思うのだが激推しされるほどの曲ではないと思う(新田さんが一番目立っていたからか?)・・・
Bシーッ!愛はお静かに・・・★★★★
まったり系の曲だと思ったら‘いちゃいちゃしましょう’とか地味に過激な歌詞が(笑)
Cセーラー服を脱がさないで★★★★★
その過激な歌詞に隠れているけどメロディーやサウンドが秀逸です。しかしこの曲を聞いたあとではどんな過激な歌詞も霞むww
D夏のクリスマス★★★★★
80年代洋楽チックなところが好き。
E愛の倫理社会★★★★
こんな歌詞を歌わせる秋元さん鬼畜だなww
あとサウンド的にFと曲順を入れ替えたほうがいいかも
F早すぎる世代★★★★★
Cが入門編ならFは応用編といったところ?アルバムの中でもやや異質なCに比べて十分に溶け込んでいます。アルバムの核は@でもAでもCでもなくて実はF?
GFENを聴かせて★★★★
普通に良い曲だと思うのだがいかんせん地味。この曲だけはシングルで切るのは難しそう。
HLIKE A CHERRY BOY★★★★
なかなか面白い曲。それだけですが。
I放課後に落ち込んだ少女★★★★★
かなり重い曲。まさか最後にこんな爆弾(?)が仕込んでいたなんて思いもよらなかった。

総評★★★★★
とにかく神アルバム。基本的に捨て曲無しですが特にオススメは@CDFI(ついでにAEも)
あと内海さんの歌唱力が光っていますが新田さんの歌唱力は・・・
192名無しのエリー:2011/04/03(日) 21:08:55.37 ID:8DJKXclr0
なんかマンセーになってもうた orz

LUNA SEA / LUNA SEA(2011)

1.FATE ★★★☆
いきなりすごい音圧に圧倒された。
もともと短い尺でノリ一発のような曲だが、実はSUGIZOのギター等綿密に計算されていたことに気づかされる。
ラストの真矢の激しい2バスドラミングも圧巻。
ちなみに歌詞中のフレーズ「ばらばらに壊したい」が「ばらばらに壊す」になっている。断言。彼らの自身の表れか。

2.TIME IS DEAD ★★★
テンポを少し落としたゆえ切れ味は劣るものの、重く安定したグルーヴが楽しめる。
ギターソロが若干ライヴ仕様。

3.SANDY TIME ★★★★★
INORAN作のミディアムだが、この曲の存在を忘れている人も多いのでは。
原曲が今一つ響いてこなかったのは、楽器隊の迫力以前に何よりRYUICHIのヴォーカルが荒々しすぎて曲のもつ性質を引き出せていなかったからだと思う。
しかし伸びやかでかつ狂気を再び帯びるようになった今の彼が歌うことによって、曲が元々持っていたダイナミズムが一気に引き出された。
今回の再録で一番化けたのはこの曲なんじゃないかな、と。

4.BRANCH ROAD ★★★★☆
これも化けた。
複雑な展開をする曲だが、今回の再録によって強引な〆など若さゆえの妙なアレンジが浮き彫りになるのも面白い。
あとの感想は『SANDY TIME』と同じ。あまり人気のない曲だけどこれを機に評価が上がるかも。

5.SHADE ★★★★
この曲に関しては予想通りのブラッシュアップで特筆すべき感想はあまりないのだけど、凶暴だった昔の声より深みを増した今の声のほうにより狂気を感じるという。
狂気を演出するにはシャウトとかデスヴォイスでも出しときゃいいだろ、などと思っている人たちはこれを聴いて考え直してほしい。
193名無しのエリー:2011/04/03(日) 21:10:45.78 ID:8DJKXclr0
6.BLUE TRANSPARENCY 限りなく透明に近いブルー ★★★
基本的に原曲を尊重した今作において、リアレンジの箇所が多いような。タイトルのような透明感が増した気がする。
でもそれ以上に、叫ぶRYUICHIの声が印象的。

7.THE SLAIN ★★★
不気味さが増した。いきなり絶叫するRYUICHIも怖い。

8.CHESS ★★★★☆
彼らの中でもっともテンポが速い曲だが、今回もほとんどスピードは変わらず。それでいて重厚感が増したのだから堪らない。
そして体中から声を振り絞らんばかりのRYUICHIの絶唱も圧巻。
原曲はアレンジこそ凝っているもののダサく思える箇所があったが、ここまで圧倒的なパワーのよる再録だとそこすらカッコよく思える。

9.MOON ★★★
メジャー1stでも再録されており、ややそちらよりのアレンジ。
段違いのスケールを魅せてくれるが、元々メロディーが地味目なのが惜しい。

10.PRECIOUS... ★★★☆
終幕時のベスト盤『PERIOD』でも再録されていたが、そちらとテンポがほぼ同じにもかかわらず段違いのグルーヴを感じる。もはや原曲以上の切れ味。
そもそも前者はバンドが死んだ状態であったためテンションの時点で違いすぎるのだが。
しかも今回は『PERIOD』版やLIVEでは省略されていた高速アルペジオが復活したのも嬉しい(埋もれさせてはいるが)。

総評 ★★★★
LUNA SEA“REBOOT”第1段。YOSHIKI主宰のレーベルEXTASY RECORDからリリースされたインディーズ盤の再録音アルバム。
このアルバム発売前の12月25日にはLUNACY(前身バンド)として黒服限定無料GIGを行ったりも。
インディーズ盤は彼らの狂気と初期衝動が詰まった佳作だが、音のしょぼさがあまりに致命的過ぎる1枚。(リマスタリング盤も出ているがむしろ元の録音の悪さがますます目立つ結果に。)
しかし今回はメンバー全員がやる気充分気合充分ということでグルーヴ感が物凄く、それに贅沢な録音・mix・マスタリングが加わることで他ではなかなか聴けない“良い音”になっている。
ダイアモンドの原石がついにダイアモンドになったと言えよう。もうほぼニューアルバムと捉えてもいいと思う。
やや異色の1枚ではあるため入門編としては少し辛いかもしれないが、ロックバンドのアルバムとして純粋にカッコいいので是非。
194名無しのエリー:2011/04/05(火) 01:05:30.81 ID:9AaGkwFq0
倖田か浜崎のアルバムのレビュー希望
195名無しのエリー:2011/04/05(火) 02:20:44.09 ID:OxJnnkwNO
レビューなんか見ないでつべで聴けよ
196名無しのエリー:2011/04/05(火) 21:16:44.09 ID:iP6RuF820
>>192
乙です
再結成モノとしては出来が良さそうなのね
197名無しのエリー:2011/04/06(水) 18:58:54.00 ID:HchFnw3LO
I'veはオムニバスのGIRLS COMPILATIONシリーズとかもレビューしていいの?
タイアップで聞かず嫌いだったけど聞いてみたらかなり良かったから
レビュー考えてるんだけど
198名無しのエリー:2011/04/06(水) 19:41:03.99 ID:B2f35SXc0
オムニバスも歓迎です
どんどんレビューしちゃってください
199名無しのエリー:2011/04/10(日) 15:29:55.25 ID:uQ/HgpXzP
何かと話題のw
斉藤和義/ジレンマ

1.僕の踵はなかなか減らない★★★☆
勢いのあるアコギのカッティングで始まるロック曲。
ワウギターが目立つ音作りはなかなかハード。ブリッジで挟まれる三拍子が聞いてる。
歌詞は斉藤一流のダウナーなもの。「想像の中では当たり前でしょう/想像通りで当たり前でしょう」

2.ワッフル ワンダフル★★★
再びアコギ始まりの三拍子曲。
逆回転と思われるギターなど、サイケの片鱗が見える。歌詞は単純なラブソングだがヒマワリが踊ったりしている。
メロディは綺麗。

3.郷愁★★★★☆
アコギ+ハーモニカのシンガーソングライター然とした音作りの曲。しかしキーボードのオーバーダブなどはロックの流儀。
斉藤和義得意のマイナーでのツーファイブがカッコいい。

4.ジレンマ★★★★
タイトルトラックであり、代表作の一つ。
ずっと同じコード進行に乗せてひたすら自己嫌悪を歌う。特に解決はしない。「不器用といえば聞こえはいいが/隠してみたってただの小器用」
CDではキーボードがアクセントのレゲエ調だが、ライブではそのパートをギターで弾きロック調になる。生で聴いたことないけど。

5.すっぱいぶどう★★★
リフものハードロック。歌詞はやっぱりダウナーだが曲に合わせ攻撃性も帯びている。
まわりの名曲にくらべると、やや地味か。

6.君が百回嘘ついても★★★
ジレンマをより極端にしたような曲。
ドラムのフェードインで始まり、その後も間奏以外はドラムとベースのみで延々同じことを繰り返す。長いのだが、結構飽きずに聞けてしまう。
歌詞はやっぱりダウナー。
200名無しのエリー:2011/04/10(日) 15:32:56.28 ID:uQ/HgpXzP
>>199
×三拍子が聞いてる
○三拍子が効いてる

7.印象に残る季節★★★★☆
一転してアコギのアルペジオ弾き語り。郷愁と同じく、マイナー感のあるメロディが綺麗。
歌声も素直でよろしい。今まで歌ものらしい歌ものがなかったのでここで堪能できる。

8.進めなまけもの★★★★☆
ここでおもむろに超がつくほどにポップな曲。やはりアコギ中心で、スライドギターが曲を引っ張る。ドラムとベースは左に寄せられているのでリズムよりコード進行に意識が行く。
歌詞がかわいい。

9.ドライヴ★★★★★
オカズ入りのアコギから始まる、フォークロック風の曲。
切ないメロディのA&Bメロを終えて転調し、ブルースギター弾きまくりのパートに。弾きまくりが一段落してから再びAメロに戻るまでのつなぎの部分が美しい。名曲。

10.幸福な朝食退屈な夕食★★★★★
人気曲。
エレキカッティングが印象的なストーンズマナーのバッキングに乗せて、ナンセンスな詩を喋る喋る。
のちにも似たような路線の曲は多く出たが、やっぱりこれが一番かな。

総評★★★★☆
斉藤和義の代表なアルバム。全10曲と短めのためか流れがしまっており、楽曲も粒ぞろい。
そして何より、歌詞からにじみ出るだらしなくも誠実な世界観がこのアルバムを名盤たらしめている。
手に入れやすいと思うのでよかったらどうぞ。
201名無しのエリー:2011/04/11(月) 00:04:02.53 ID:IVurzRk90
>>200
乙。自分もドライヴが一番好き
202名無しのエリー:2011/04/15(金) 13:17:24.16 ID:d6yTy0n+0
みなさん乙です。では自分も

guitarissimo/miwa

1. ありえない!! ★★
1曲目はいかにもオープニングな長調のアップテンポ。大まかな印象では90年代かそれ以前のビートパンクで、一昔前ならリンドバーグ、
最近ならジュリアンビートクライシスの系統だが、アレンジはもっと露骨に甘口なので、むしろリア・ディゾンのアルバム曲という感じ。
ミュートの刻みで地味に仕上げたAメロ、間奏の唐突なブレイク、コール&レスポンス用の「ノーノーノー!」等、ちょっと対象年齢を低く見積もり過ぎてて
分かり易い「ロック調」にデフォルメしすぎた感が。声質がミックスっぽくて軽いのも難点か。歌が雑だとは思わないけど。
髪型変えても気付かないし絵文字つきのメールに返信もないあなたってありえない!でもその笑顔で許しちゃうの、という詞もちょっと安直すぎな気が。
女の子のおしゃべりの主成分は共感、とはいわれるが、上の一行で収まる程度の内容を一曲かけてやられると、普通のおしゃべりすぎるというか、
ちょっと気が利かなすぎに思える。等身大なのは良い事なんだろうけど、一曲目からコレだとホントに尖った主張がない、若さだけの人みたいで寂しい。

2. don’t cry anymore ★★
低音のA・Bメロからサビ頭で思い切って高音へ移行する、短調のアップテンポ。Aメロをアコギメインで仕上げたり、ストリングスをふんだんに盛り込んだり、
アレンジはある程度聞き手が若手女性シンガーソングライターに期待する、YUIテンプレ的なものに沿って作ってるように感じる。サビ前のHRなギターはちょっと方向性違うけど。
歌は丁寧にこなしており、裏声を多用するものの声量がさほど落ちて聞こえないので聞き心地は安定しているが、やはりパンチがないので、感情表現が
切ないほうに寄り過ぎに感じる。Dメロとかで力強くなるとこもあるけど、曲名的から連想するほど決意に満ちたパワフルさは無いかも。
203名無しのエリー:2011/04/15(金) 13:18:04.02 ID:d6yTy0n+0
3. friend〜君が笑えば ★★★★
学校のチャイムや雑談をSEに使うあたりのベタさに彼女らしさが出たミドルテンポ。歌謡曲的なメロディ運びだが、サビでは四角四面に演歌っぽく区切らずに
小節を滑らかにまたがせるフレーズが多く、テンポよく聞ける。洋・邦の良さを折衷した普遍的ポップスという感じ。全詞曲を手掛けるmiwaだが、
二十歳という年齢を考えれば曲は書けるほうなのでは。アレンジが意図的すぎるから曲ごとの印象は散るけど。あどけなくて柔らかい歌い口調も曲にマッチしている。
ビブラートを控えめにしてるあたりにも歌い手の意図を感じる。天使の琴声とでも呼ばせたいのだろうか。

4. 春になったら ★★★
裏打ちオープンハットからサビの頭打ちへのリズムの変化が軽やかなアップテンポ。イントロから転調して入るギターポップ然としたA・Bメロから、
力強く転調して早口のサビへ。2小節ごとに対になるようなメロの反復でリズム感をつけるAメロ、4小節のメロディのセットをほぼ反復するBメロ、
もっと奔放に長いサイクルで組み上げたサビメロという作りには、作り手の構成の意図を感じる。歌い方も湿っぽくならないよう、キュートな感じに
歌い分けてるように感じる。ケータイとかが頻繁に詞中に出てくるのも、きちんと年齢相応の視点で作詞してる感じが出てる。それで退屈にはなってしまうけど。

5. hys- ★★★
ハードなギターと小刻みなベース、手数が多いながらもドスドス鳴らしすぎずに軽やかにまとめたドラムで彩った16ビートのアップテンポ。
歌もパワフルではないがリズム感は良く、Aメロの早口もきっちり乗り切ってテンポよく仕上げている。RADWIMPSとかその辺のイメージに近いか。
さらっと聴けるが、サビで裏声に頼りすぎてるのでインパクトに欠け、あくまでアルバムの中での変化球レベルに収まってしまった感も。
204名無しのエリー:2011/04/15(金) 13:19:16.65 ID:d6yTy0n+0
6. オトシモノ ★★★
反復から装飾へ、というメロディ展開の流れに彼女らしさが出たスローテンポ。4小節のメロディを反復しそうでしないサビがドラマ性があって良い。
かなり理性的に作曲するタイプのようで、大きく外さない代わりに冒険がない印象。チャットモンチーとかが好きな人には不向きそう。
声質的にはこうしたしっとりした歌謡曲が向いてるように感じる。それでも抑えるとこはともかく出すとこは出したほうが起伏のある歌になるとは思うが。

7. Dear days ★★
他の曲でもベタなギターフレーズとか頻発してたが、この曲はベタなピアノでスタート。人生で初めてCD買う人とかをターゲットにでもしてるんだろうか。
確かにこれから音楽に興味を持つ層というのは常にいるので、一定の需要が見込めるが、音楽の入り口のとこをウロウロして入門者に売る手法って
究極的にはGReeeeNくらいの音楽レベルになってしまうことが証明されてるような。まあmiwaは取っ掛かりが欲しい段階なんだし、ある程度ベタにしとかないと
固定層がつかないんだろうけど。最終的に彼女の元に残る人達もある程度ベタ好きだろうし。曲のほうは作りは丁寧だが歌の迫力が不足気味で印象薄。

8. 醒めない夢 ★★★
他曲に比べバックが派手なアップテンポ。特にベースが、比較的シンプルな歌メロのバックでグリグリと動き回る。miwaの声に他曲ほどのか弱さを感じないが、
厚めにコーラスかませてるからかも。兎にも角にもバランスは良くなってるので、曲にそこまでひねりは無いながらも聴ける曲に。
しかし声の印象が違いすぎるというか、低音から裏声に至るまでKOTOKOっぽい。それで別の需要は生まれるかもしれんけど。
205名無しのエリー:2011/04/15(金) 13:20:37.11 ID:d6yTy0n+0
9. chAngE ★★
メロディ的にはここまでの彼女の曲に準じてる感じで、やはり規則性があることが足かせになり出してる印象だが、GSっぽい懐メロギターリフが登場して
ちょっと毛色が変わる。ギターソロも妙に熱い。手元にクレジットが無いが、どれが彼女のギターなんだろ。このギターリフはかなり本人っぽいが。
毛色が変わるといっても彼女の曲の中で相対的に味があるというだけで、基本的にはmiwaルールを出ないので、さすがにマンネリ感が出てくる。
やっぱりアッパーな曲くらいは裏声使いまくらずにパワフルに押し切ってくれないと、アルバム全部同じような歌い方に聞こえてしまう。
抑えるとこは配慮してるので起伏はあるが、これだと抑えるとこを抑えつけすぎに感じる。歌詞も印象的な言い回しがなくて聞き流しがちになる。

10. めぐろ川 ★★
発売時期を配慮してか、春を舞台にした曲が再登場。素朴な歌い口と落ち着いたピアノ伴奏、ストリングスで仕上げたスローテンポ。川嶋あい路線か。
やはり丁寧ではあるが有り得るメロディで埋まっていて飽きがくる。アルバムにちょっと入れる実験的な曲とかに本人の嗜好が出たりするんだが、
それがいつ出るかを待ってる間にもう10曲目。あまり自分を出さないおとなしい人なんだろうか。

11. ハツナツ ★★★
単体のメロディフレーズではかなり被りも出てくるが、16ビートのドラムとハッピーなピアノ、軽快なアコギで毛色を変えてくるアッパー曲。
普通に間奏とかが聴き応えある。今作の序盤ではアレンジが彼女のイメージを決めすぎてるように感じたが、この辺まで聴くとむしろ彼女の曲が決まりきってるので
周囲が頑張ってアレンジしてるように思えてくる。歌詞も砂浜に貝殻並べてハート書いたりとかベタすぎなのでは。これ女子の共感あるのか?
206名無しのエリー:2011/04/15(金) 13:21:10.74 ID:d6yTy0n+0
12. リトルガール ★★
いよいよ登場した実験的な曲。Aメロの誇張しすぎた英語発音がなかなかにムカつく。いちいち4小節ごとにイェーイェーとかワーオとか合いの手入れるのも
いよいよもってムカつく。しかし曲は強引な転調をねじ込んできたりしてて攻めの姿勢がうかがえる。でもサビは普通。
こういう変化球が来たか…。例えばニューウェーブやりたいとか、昭和歌謡やりたいとかの本人の隠れ第一志望が見えるものが出てくるかと思ったら、
どっちかというとスタッフに勧められてB級ポップス入れようって話になった感じか。仮にそうだとしても、敢えて崩せる器用さもポテンシャルではあるけど。

13. 僕らの未来 ★★
規則性のある曲を作りがちな彼女にしてはとっ散らかっててまとまりに欠ける印象のミドルテンポ。いきものがかりに近いか。
初期衝動感が一番あるのはこの曲かも。規則性があるほうがアレンジャー側はイメージを決めやすそうだが、やはりメロディが気ままだと
その分だけアレンジのサポートも必要になり曲の統一感がなくなる印象。しかし見方を変えればまとまった曲より盛り沢山になるという
スタジオマジックが発生する。これ聴いて初めて意識したが、個人的に感じてたいきものがかりの本質ってそのスタジオマジックかも。
miwaが同じようなことを考えて、敢えてスタジオマンを忙しく奔走させる作曲をしたのかは知らないが。

14. つよくなりたい ★★★★
アコギ弾き語りで始まるしっとりしたスローテンポ。今まで声量不足で非力な印象が強かった彼女の歌声が、今はまだ非力なことを認める詞世界のもとで
今までに無い説得力を持つ。サビ以外では不安にかられる描写ばかりで、サビだけ首の皮一枚ギリギリの強気で「強くなりたい」と必死に繰り返すさまが、
無責任なポジティブソングと一線を画すリアルな精神バランスに迫ってるように思える。曲終盤のDメロまで来て「闇が押し寄せる どうすればいい?」と出てくる薄暗さ。
どこか安全なところから「キミならできるさ!」と歌ってるのではなく、本人も不安のさなかにいて、それをかき消すために震えながら歌ってる感じ。
これは共感できるのでは。背伸びして強がらない等身大のスタイルがいい結果に結びついてる印象。
207名無しのエリー:2011/04/15(金) 13:22:05.85 ID:d6yTy0n+0
総評 ★★★
全詞曲を手掛ける二十歳のシンガーソングライター、miwaのメジャー1st。
インスピレーションで作曲するタイプというよりは計画的にメロディを積み上げていくタイプのようで、破綻なくまとまった曲群が並ぶ。
しかし新世代の旗手というよりは従来の売れ線を上手く消化した早熟の即戦力という感じで、今の時点では個性が薄め。
漫画家でいえば、売れてる作家の絵柄とか構図とかを吸収して、安定したペースでヒットを飛ばすのが上手い人みたいな感じ。
実力が無いわけではないが、作詞が類型的すぎることも含めて若いうちが華という印象は受ける。もっと将来的な方向性が見えるような、
極端に洋楽コンプ丸出しみたいな曲があってもよかった気はする。しかし「外れが少ないCD=当たり」と考える人で、その条件に当てはまるのが
いきものがかりだという人にとっては今作はそれなりに必要条件を満たしてる作品だと思う。阿部真央だと押し強すぎる、という人なんかにも
miwaが丁度いいかも。歌唱力は特に高くはないが下手でもなく、作曲も含め乱暴でヘタウマな要素は微塵もない優等生な作品。
若手にサブカルっぽいものを要求する人や、いきものがかりに今ひとつ価値を見出せない人には不向き。
208名無しのエリー:2011/04/15(金) 14:07:51.40 ID:nBk+aknp0
>>207
乙です。
CMとかで何曲か見かけていきものがかりっぽいと思ってたら案の定だったか。
209名無しのエリー:2011/04/15(金) 14:25:54.23 ID:GoHttWvX0
>>207

miwaは歌唱力がなぁ・・・
210名無しのエリー:2011/04/17(日) 00:22:12.49 ID:7Vq2VgwY0
>>207

miwa気になってたから今度聴いてみるかな

栗山千明のアルバムレビュー希望
211名無しのエリー:2011/04/18(月) 17:20:26.32 ID:h4F4wrby0
久々に投下します。
第一集/ズットズレテルズ

Tr.1 僕の果汁 ★★★★
ファンクっぽい代表曲。このベースラインは一部で流行った。というか地元のライブハウスで流行った。
一回のライブで2バンドがサウンドチェックで弾いているのが聞こえてきた事もある。
割と酷評される事も多いMC群だがラップ素人から見ると謎のグルーヴがあって良いんじゃないかと思う。
このアルバムは全体的にエンジニアリングが酷く、ライブと比べてかなり一体感が損なわれている。

Tr.2 Good Shit〜思うようにさせるな〜 ★☆
続けてファンクチューン。特に語るところは無し

Tr.3 バジャイナ バジャイナ ★★★★
凛として時雨みたいなカッティングから謎のアンサンブルに突入。
変拍子もあってプログレチック。

Tr.4 地球のへそ ★★★★★
ギターのラキタ作曲・ボーカル曲だが個人的にベストトラック。謎の言語で歌われる変拍子フォーク。
この人物、一曲目のギターソロはパッとしないが、プロデュースに優れていて何より独自の味がある。名曲。
212名無しのエリー:2011/04/18(月) 17:21:04.42 ID:h4F4wrby0
Tr.5 Nis! ★
某クラウトロックのバンドのパロディ。
あまりにまんまだがそれ故にドラムの流れ癖が目立つ。
更にハンマービートなのに全然BDが聞こえないというエンジニアの切腹物のミキシング。wwこれじゃトランス出来ねええええ
ギターも特に印象的なフレーズは出てこないまま終わる感じ。

Tr.6 アウトサイドは濡れていた ★★★☆
HH。ループのラグが気持ち良い。この曲のラップも良い。

Tr.7 ズレテルズリズムアンドブルウス ★★★
表題通りの曲。w
この曲の楽器隊は格好良い。

Tr.8 真っ赤な目っから ★★★★
七尾旅人2ndに入ってそうな曲。メロウ。

Tr.9 ワーメン・ビーツ ★★★★
インスト。やっぱり未整理なミキシングが勿体無い。

Tr.10 HがAとかYからYO! ★★★★☆
ベースびゅんびゅん。初めて聞いたときは笑ってしまった。
一曲目をもっと派手にした様な曲。
ちなみにこれもスネアの帯域が被っていてほぼ聞こえない\(^o^)/
213名無しのエリー:2011/04/18(月) 17:22:10.73 ID:h4F4wrby0
Tr.11 K-Town Is Burning ★★★
これもファンク調。やや演奏が雑だが展開が良い。

Tr.12 世田谷'90のテーマ ★★★☆
「学校へ行こう」なんかで使われそう。なんか。

総評:★★★★
某ラジオ局のコンテストで一躍有名になった、OKAMOTO'Sの前身バンド。
最初と最後にファンクチューンを固めて中に色々なサウンドを詰め込んだ体裁に成っている。
実は筆者がOKAMOTO'Sが嫌いな事もあり決して好意的とは言えない態度で聞き始めた今作だが、正直言ってかなり良かった。
多くの過去のバンドをネタにしている感もあるがそれが「格好付ける」ためでなく、
「好きで楽しいからやっている」というスタンスが良く表れている。(ここがオカモトズとの差異。)
曲は全体的に高水準で演奏のレベルも高いが割とバンドとしてはとっ散らかっている。
演奏について言及すると、ベースの浜田はほぼ文句無し。音作りに関してはドラムと調和が取れていない場面も。
ドラムのレイジは特に下手ではないが不安定、バスとスネアを鳴らせていない。タイム感には優れている。
ギターのラキタは先述した通りギタリストというよりもソングライティングが良く、コンポーザーとしても才能がある。
しかしその不安定さを吹き飛ばす良い意味の若さがあるという事は間違いない。
何よりラキタという才能に気付かされた事もあり、聞いて損は無かったと言える好盤。

あ、音の悪さは恐らくラフっぽさを醸そうとした意図もあったのだろうが成功とは言えないと思う。
214名無しのエリー:2011/04/19(火) 19:22:39.70 ID:Z15hFFZQ0
>>213
乙。演奏はほんと上手いね浜田の息子
215名無しのエリー:2011/04/22(金) 22:03:22.55 ID:mizFpuzj0
>>200
乙。自分もいまだにジレンマがいちばん好きだわ。
216名無しのエリー:2011/04/27(水) 00:19:49.43 ID:zFQF1xCt0
剣と楓/鬼束ちひろ (2011.4.20)

1 青い鳥 ★★★
鬼束のシングルA面としては3番目に短い曲。あまりひねりのないフォークロック。

2 夢かもしれない ★★★★
上がりきらないキーと少々かすれた声に以前のような閉塞感の見える曲。
テンポはゆっくりめだが、ドラムが少々目立つアレンジ。

3 EVER AFTER ★★★★★
既存の鬼束ちひろのイメージを完全に覆す前向きな歌詞のアップテンポ曲。アニメのオープニングに使われてそう。
この曲のみ収録時期が違うのか声の伸びと透明感があり、ものすごくさわやかな印象。まさか鬼束がこんな曲を作るとは。

4 IRIS ★★★★
ちょっと怪しげなロックテイストの曲。対比させるように歌い方が軽く、少々媚びたような感じもある。

5 僕を忘れないで ★★★★
ピアノと弦のみの子守唄か童謡のような感じの曲。短い1コーラスを4回繰り返す。

6 An Fhideag Airgid ★★★★★
鬼束ちひろが民謡を歌ってみました。高音が心地よく繰り返して聴きたい1曲。

7 SUNNY ROSE ★★★
鬼束ちひろが民謡を作ってみました。言葉の乗せ方がちょっと変な感じもするが、2分しかないので気になるほどではない。

8 NEW AGE STRANGER ★★★★★
70年代か80年代のエレクトロポップのようなアレンジ。オートチューンで加工した声で誰が歌ってるかわからないレベル。  
何がしたいのかわからないが、曲自体は秀逸。
217名無しのエリー:2011/04/27(水) 00:21:28.22 ID:zFQF1xCt0
9 CANDY GIRL ★★★★
男性目線で書かれた歌詞のロックナンバー。EVER AFTERに劣らずこちらもキャッチーでノリのいい楽曲。

10 罪の向こう 銀の幕 ★★
18歳の頃に作られた曲。メロディも歌詞も初期を彷彿とさせる良いものなのだが、
抑えめな音域で作られているため盛り上がりに欠ける上、妙に歌声が平板で曲を生かせていない。

11 WANNA BE A HAPPY WARRIOR ★★
さらに音域のせまい曲。声を張らず、英語詩で、耳に残らない。

12 琥珀の雪 ★★★★
ドラムなしのバラードは久しぶり。わざとなのか、いつもよりもしゃがれた声で歌っている。
サビのしゃくりあげるような歌い方は新たな試みか。

総評:★★★★
メロディの美しさは健在。アレンジの幅は大きく広がり、歌い方も色々変えてきているが
やはり昔の包み込むような歌い方が懐かしいのも事実。今回でいうとEVER AFTERが意外にもそれに近い。
ロック、民謡、エレクトロといろんなジャンルをやっていて、鬼束としては初めてのジャンルも多く新鮮だったが
どこかで聞いたような感じもあり、今後は新たな鬼束サウンドを確立していくことが望まれる。
また、今までよりキーの低い楽曲や声を抑えた楽曲が多く、意図的なものとはいえ少々物足りない印象を受けた。
218名無しのエリー:2011/04/27(水) 08:39:51.40 ID:K3KNV4Hq0
鬼束ちひろと思わず、新人のデビューアルバムみたいな感じで聴いたほうがいいと思う。
219名無しのエリー:2011/04/27(水) 08:47:19.40 ID:wFRyPJ9J0

まだコバタケがプロデュースしてるのかね
220名無しのエリー:2011/04/27(水) 12:49:03.34 ID:yqRxT2SaO
>>219
今回はセルフプロデュースだよ。4組のアレンジャーが関わってる。
221名無しのエリー:2011/04/27(水) 14:19:43.57 ID:UsouSB1zO
けいおんのアニメの一期二期をアルバムに例えると


けいおん!→捨て曲無しの名盤

けいおん!!→捨て曲はあるがメガヒット曲を多数収録

こんな感じ?
222名無しのエリー:2011/04/27(水) 18:10:57.24 ID:XE+9f4F1O
うっわ…
223名無しのエリー:2011/04/27(水) 18:17:19.22 ID:plQzEV3c0
ここでするなカス
224名無しのエリー:2011/04/28(木) 20:04:20.22 ID:m/qkoTYH0
AA= / #2


01. prologue {2+2=4} ★★★
刺々しいシンセサウンドとシーケンス、白川の咆哮で幕を開けるオープニングチューン。
ライブのオープニングにピッタリといえよう。

02. 2010 DIGItoTALism ★★★
早くも強烈なサイバーサウンドを炸裂させたアッパーチューン。
腹に響くようなドラムとKYONOを髣髴とさせる白川の咆哮が心地よい。

03. INDUSTRIAL ★★★☆
タイトルそのまんまの高速インダストリアル。
ギターが最早ノイズと化しているのだが、今回は生ドラムが良い仕事をしている。
中盤から登場したピアノ音は彼の中では新機軸なので、ちょっとビックリ。
そして、流れるように次の曲へ。
225名無しのエリー:2011/04/28(木) 20:05:05.83 ID:m/qkoTYH0
04. BASS JUNKEES ★★★★
今度はノイズ気味のギターが前面に出ているロックチューン。
ギター音がノイジーなのに気持ち良いのは上田とエンジニアの技術なのだろう。
そして、何気にベースも目立っており、単調ながらもなぜか気になる。
とりあえず最後まで聴け。そうすればこの評価の理由がわかる。

05. GREED... ★★★★★
本作のリードチューン。シンセをきっかけに展開するスリリングな展開はお見事。
構成一つ一つに隙が無く、BOOM BOOM SATELLITESファンならのめり込めるだろう。

06. meVIR ★★★
本作における「ウィルス」という位置付けの曲。珍しく正統派ロックの色を濃くしている。
MAD CAPSULE MARKETS時代も同様の曲を書いていたが、AA=ではちょっと意外。
ここまで明るいから「ウィルス」扱いだろうけど、重い曲に疲れたときにはちょうど良いかもしれん。

07. BPMaster ★★
いかにもデジコアっぽいドラムで幕を開けるミディアムチューン。
白川の声がよりケロりつつも荒々しくなっており、ポップでありながらもコアな香りがする不思議な曲。
ただ、つなぎって印象しかない。
226名無しのエリー:2011/04/28(木) 20:06:06.08 ID:m/qkoTYH0
08. 4 leaf clover ★★★☆
エレクトロニカ要素を加えたバラードナンバー。
白川の歌い方が良い意味で痛々しく、人間味のある曲ではないだろうか。
そう考えると、曲の随所に散らばっているノイズも意味深に思える。

09. TEKNOT ★★★
デジタルサウンド使ってるのにTEKNOTとはこれいかに。
曲調は高班からゴリゴリの四つ打ちインダストリアルに進化。
フロアで流すには良い曲なのだが…。

10. F ★★★☆
マキシマム ザ ホルモンのカバーではない。
再び爽やかな進行のロックチューン。妙にポップなのが多いな。
ただ、嫌味のあるポップさではなく、ちょっと泣きの入った爽やかさといったところ。
おそらく、普通のJ-POPファンならこの曲が食いつきやすいと思われる。

11. FREEZE ★★★
再びシリアスな曲調へ。シンセは冷徹な音のみを選んでおり、
アルバムの中では特に硬質かつ冷たい印象を持つインダストリアル。
どちらかといえばスルメ。

12. epilogue {sonata no.8} ★★★
美しいシンセサウンドのみで構成されたチルアウト。
不穏ながらも美しい音響サウンド。ラストのピアノが印象的。
227名無しのエリー:2011/04/28(木) 20:07:38.73 ID:m/qkoTYH0
総評 ★★★☆
MAD CAPSULE MARKETSのベーシストでもあるTAKESHI UEDAによるソロプロジェクト2枚目のアルバム。
今回もゲストに白川貴善(BACK DROP BOMP)、児島実(THE SPIN)、金子統昭(RIZE)が参加し、
前作同様、バッキバキのインダストリアルロックを展開しているのだが、
THE MAD CAPSULE MARKETS時代以上にシンセが暴れまわっている印象が強い。
にも関わらず、聴きやすくなっているのはさすがである。
全体的に手軽に聴ける長さなのだが、かなりのボリュームに感じるので厚めの電子音が苦手な人には不向き。
デス声もそれほどきつくないので、インダストリアル入門編にはもってこい。
228名無しのエリー:2011/04/28(木) 20:24:46.77 ID:XlZ6BVg50
みなさん乙ですお


Holidays In The Sun/YUI

1.to Mother ★★☆
当時の最新シングル。最近流行り?の母親賛美の歌。まさかYUIがこういう歌を出すとは思いもしなかった。
ピアノ中心の落ち着いたバラード。過去のアルバムの1曲目はアップテンポのナンバーばかりだったので、この出だしは意表をつかれた。
ちなみに歌唱力が以前よりアップしている。

2.again ★☆
休養明け1発目のシングル。前曲とは打って変わって激しいナンバー。
休養の理由は明かされてないが、この曲を聴くかぎりかなり鬱憤が溜まってたんだろうなぁと感じてしまう。
簡単に言えばYUIの不満爆発ソング。とにかく色んなモノに噛みついているのでとっちらかってる印象。故になにが不満なのかがよくわからない。
それにこの曲を聴いてもYUIに対して共感も出来ないし良い印象も受けない。正直YUI自身のほうに原因があるのでないかと思ってしまう。
アルバム全体を見渡すとこの曲がすごく浮いている。入れなくてもよかったのではないかと思う。

3.Parade ★★★
ここに来て初めてのアルバム曲。肩の力を抜いたのんびりとしたナンバーで、前曲とは大違いだ。
歌詞の内容は、コソコソしてないでもっと堂々とデートしようよ!みたいな感じ。有名人YUIの願望だろうか。
アルバム全体で言えることだけど、キーボードとパーカッションが良い感じに効いている。

4.es.car ★★★★
江ノ島を舞台にしたアップテンポのナンバー。
以前のYUIならエレキギター中心のロックナンバーになりそうだが、今回はストリングを絡めた歌謡曲チックになっている。
疾走感もありとても良い。個人的には今作ではベスト。

5.Shake My Heart ★★★
YUIの曲で初めてブラスバンドが登場するナンバー。ゆったりとしたナンバー。
サポートメンバーのコーラスが印象的。この曲に限らず、アルバム全体で夏を感じる曲が多い。
229名無しのエリー:2011/04/28(木) 20:25:23.22 ID:XlZ6BVg50
6.GLORIA ★★☆
塾のCMソングだったシングル。サビの≪やいやいやいやいやーい≫がやたら印象的。
タイアップが塾だけあって受験を連想させるような歌詞が多い。焦っている感じが伝わってくる。
夏の曲が多いアルバムの中で唯一の冬のナンバー。悪くはない曲だけどアルバムのカラーに合ってないような気もする。

7.I Do It ★★☆
YUIが妹分のステレオポニーに提供した曲のセルフカバー。
作詞はステレオポニーのAIMIが担当しているが、YUIが歌っても全く違和感がない。
YUIが書いたと言われても、誰も疑わずに納得するだろうね。
ステレオポニーバージョンより少しキーが高くなってロック色が多少強くなってる。

8.Please Stay With Me ★★★
しんみりとしたラブバラード。アルバム曲ながら月9ドラマの挿入歌として採用されていた。
恋する女の心情を歌っている。ラブソングが以前よりリアルになっている。

9.Summer song ★★★☆
休養前に発表したシングル。正直入れなくても良かったのではとも思ったが、聴いてみると収録されているシングルの中で一番アルバムのカラーに合っている。
内容はタイトル通りまさに「夏の歌」。夏休みに憧れのあの娘と思いっきり遊ぶぞ!的な曲。青春だなぁ。
ただし、ひたすらノーテンキな曲というわけでは無く、いつまでも遊んではいられないという寂しさを曲の後半で感じる。
ちなみにこの曲は「I LOVED YESTERDAY」に収録されている『Laugh away』の続編であり、この曲の続きが6曲目の『GLORIA』である。
だからこの曲と『GLORIA』の順番は逆のほうが良かったのはないかな。そのほうが『GLORIA』がもっと映えてたと思うし。

10.Cinnamon ★★★
恋人を待っている女の心情を歌ったナンバー。
かつての『Umbrella』を彷彿とさせる歌詞だが、以前のような悲壮感はまったく無い。なんというか垢ぬけた感じ。
エレキギターが躍動している。
230名無しのエリー:2011/04/28(木) 20:27:18.92 ID:XlZ6BVg50
11.Driving Happy Life ★★
YUIの曲によくあるドライブをテーマにしているナンバー。
ただし以前はドライブしたいという願望ソングだったが今回はちゃんと自分で車を運転している。休養中に運転免許を取ったみたいです。
以前のようにギターをジャンジャカ鳴らすわけではなく、かなりポップ。ただし新鮮さはあまりない。

12.It's all too much ★★★
シングル曲。映画版カイジの主題歌だった。カイジを実写化するのすらビックリだったのに、その主題歌をYUIが担当するとは本当に驚きだった。
あの泥臭いカイジの世界観にYUIの歌が合うわけないだろうと思ったが、実写版のカイジには結構マッチしていた。まぁカイジとは言えない映画だったけど……
曲自体はすごい歌謡曲チック。YUIの楽曲の中でも一番ギターが激しいのではないだろうか。サビに入る前のギターが良い。
ただこの曲もアルバムの中では浮いてるような気がする。まぁ極力浮かないようにアルバムの端っこに位置してるんだろうね。

13.Kiss me ★★☆
アルバムの最後の飾るナンバー。YUIの口からKISSという単語が出てくるとはね。彼女も大人になったな。
全体的に気だるい曲調で思うようにいかない恋を歌っている。やはり恋愛の歌詞がリアルになっている。
ラストを締める曲にしてはあっさりしている。
231名無しのエリー:2011/04/28(木) 20:27:42.85 ID:XlZ6BVg50
総評 ★★★
YUI4枚目のオリジナルアルバムであり休養明け最初の一枚。休養前とはまるっきりスタイルが変わっている。
今作の全体的なイメージは、海辺のテラスで気のしれた仲間たちと楽しくセッションしてるようなそんな感じ。
2曲目の『again』みたいな路線で行くかと思ったがまるで逆で、肩の力を抜いた落ち着いた感じの曲が多く占めている。
『again』で≪無難になんてやってられないから≫と歌っているが、アルバムの出来はものすごく無難である。
なんというか憑き物が落ちたみたいにゆったりとしたアルバム。前はピリピリしてるような曲が多かったのにね。ただしシングル曲が浮いてる。
昔のような攻撃的な歌が減り、ラブソングが増えた。以前は少女の淡い恋を歌っていた彼女だが、今作からグッと大人っぽくなっている。
休養前とは芸風が一変しているので、以前のYUIを支持していた人はあまり好かないアルバムだと思う。それぐらいパッと変わっている。
もう過去の自分に見切りをつけてこの路線で行くんだろうね。さすがに夢だの青春だのばっかり歌っていくわけには行かないし。
友達とかに「YUIのアルバム貸して」と言われたらこのアルバムを貸すのがベターでしょう。一般受けしそうだし。
232名無しのエリー:2011/04/29(金) 03:45:09.08 ID:klQF91jD0
みなさん乙です。では自分も

放課後ティータイムU ディスク1/放課後ティータイム 

1. いちごパフェが止まらない ★★★
オープニングらしいアッパーな曲。イントロではツインギターが同時に単音リフを弾き、コードバッキングが無いため迫力が不足気味。
平沢がレスポール、中野がムスタングという設定から察するに、主に左から聞こえる重くて厚みのあるギターが平沢、右の切れのあるギターが中野か。
平沢がリードギターという設定のわりに中野のほうが上モノのフレーズを多くこなしてる気がする。ソロも中野か。特定しにくいが、少なくとも
左からは確実にバッキングが鳴ってる。両方からバッキングが聞こえる気もするけど。Aメロでは4分のウラで平沢が刻みを入れているが、
それにディレイをかけるかの如く中野がこっそり追従している。平沢が「?なんか調子いい…」と思ってるのを見ながらニヤリとしてそう。
ここでは田井中も基本的に裏4分でバスドラを入れてるが、部分的にキックを増やして中野のギターもきちんと拾っている。ソロ前のハイハットもいい感じ。
琴吹は主にコードバッキングに徹しているが、音色がのっぺりしないようニュアンスに変化は持たせている。秋山は周囲と連動しているというより
好きに弾いており、前作同様オクターブ上に行く動きが多い。2番Aメロでは結構スタンドプレイ気味。でもやることが一貫してるので、
演奏聴いただけで判別できるような個性が一番強く出てるのは彼女かも。曲は全体的には無難だが繋ぎは巧みで、アンニュイなAメロと明るいサビを
違和感なく繋げている。平沢のボーカルは声量が無いなりの全力というか、出力の小さいアンプで無理に爆音を出そうとしたような歪みが感じられる。
個人的には苦手だが、甘い声に徹するよりは強い個性が出るので、バリエーションのひとつとしては有効か。
233名無しのエリー:2011/04/29(金) 03:45:46.76 ID:klQF91jD0
2. ぴゅあぴゅあはーと ★★★
ベタなピアノリフで始まるアッパーな曲。琴吹はオルガン系の音色を使ってる時はグイグイ行くが、ピアノ系の音色の時は
妙に上品に収まってしまって物足りない感じがする。90年代のビーイング系みたいなブリッジミュート多用の平沢のバッキングに、
中野がリズミカルなカッティングを乗せる。全体としてはそれほど手数の多くない落ち着いた8ビートで、ノリの牽引は
中野のカッティングに一任されてる印象。ギターソロは間奏が平沢、後奏が中野か。秋山はロックっぽいラインというか、短7度の音を好むようで、
音選びが全体の鳴りから浮いて感じられる部分も。曲は丁寧で分かり易く、プリンセス・プリンセスとかを演奏上手くした感じ。
秋山のボーカルは平沢よりも丁寧だが声量は今ひとつで、しゃくりで音程を調節する感じが普通の子のカラオケみたいで個性薄め。
ただベースボーカルだとベースのリズムとの兼ね合いで、しゃくるより直線的に音を取って歌う人のほうが多い気がするので、そのへんは個性的かも。
田井中は前作より手数が増えて疾走感が出てるがリズムが走ることはなく、この曲でもBPM=154をキープし抜く。いつ走るんだ。

3. Honey sweet tea time ★★★
琴吹がボーカルを取るアッパーな曲。このバンド速い曲多いな。BPM=165で始まり一度も揺れずにBPM=165で終わる。走る設定は消化しないんだろうか。
Bメロで2小節ごとに入る鍵盤のポパッというフレーズに、同時にミュートカッティングを被せるツインギターのプレイが印象的。
田井中もポパッを拾ってスネアを当て、軽くキメっぽくしている。Aメロで平沢がフェイザーを使ったかと思うとBメロでは中野がワウを使っており、
曲にふわっとしたテイストを持たせる意図が見える。地味にいいコンビネーション。ボーカルがお休みの時の平沢は周りがこんなに見えてるんだろうか。
ていうか全員妙に視野が広い。バカテクの雨あられではないし、リフのインパクトや中毒性で持っていくわけでもないが、みんな知的で居場所の察知が上手い。
秋山のプレイが他曲に比べ丁寧でボトムを意識してる感じなのも手伝って、まとまりの良い曲に仕上がってる印象。
234名無しのエリー:2011/04/29(金) 03:46:46.26 ID:klQF91jD0
4. 五月雨20ラブ ★★
短調で始まりサビで並行長調へ転調するミドルテンポの曲。ベースリフはメロコアとかでありがちな、ギターっぽい発想のライン。
サビの歌メロは音符が間延びした感じになっており、いまいち疾走感がないような。短調のAメロで妙に楽しそうな歌声なのも違和感が。
鍵盤は2つ重なってるが、8分のウラを刻んでるほうのキーボードがいい味出してる。がっつり弾き込まずにアンニュイな弾き放ちを挟んだ
中野のカッティングも曲の雰囲気に合っている。平沢と思われるソロも迫力充分。ソロ後にクールダウンするところのベースはちょっと無骨。
そこからサビに戻る時の、徐々にミュートが実音になりそのままトレモロピッキングのオブリに繋がる中野のプレイは巧み。
GROOVERSの藤井とかそういう系統の匂いがする。

5. ごはんはおかず ★★
勢い一発という感じのアッパーな曲。間奏の小芝居は何が面白いのか分からない。意味不明な寸劇を挟むバンドというとオレンジレンジが浮かぶが、
そもそも寸劇方式はアニソン界隈の十八番なのかも。曲自体は今までで最もひねりが無いが、琴吹の思い入れは強いようで、イントロから
ゼビウスみたいな高速フレーズをレロレロと詰め込んだり、Bメロでは下へ上へと動き回ったりしている。秋山と田井中はタイトな8ビートに徹してる。
Bメロでの田井中はコーラスにスネアをあてがう形でパターンを組み替えたりもしてるけど。田井中はこういう、大きいキメの前に軽いキメを積み上げて
段階的に盛り上げようとするプレイが多く、速い曲であってもサビでいきなりフルスロットルみたいな短絡的な展開にならないよう工夫されている。
ツインギターのパート分けも見事に被りがない。よく聴くとイントロのキーボードリフに合わせて中野も同じフレーズ弾いてたりする。
235名無しのエリー:2011/04/29(金) 03:47:22.98 ID:klQF91jD0
6. ときめきシュガー ★★★
いきものがかりの「気まぐれロマンティック」みたいなリフで始まるアッパーな曲。秋山のベースはバリッとしたアタックが心地よく、
速い8ビートが最も力を発揮するように思える。Aメロでの平沢のミュートカッティングはノリ一発のようでよく聴くと強弱表現が細かい。
この速さでそれをやれるのは歌ってない曲だから、という事だろうか。今作全体でも、一応秋山メインボーカルの曲のほうが
平沢のギターの難度が高いように感じる。秋山はそれほど変わらないので、弾き語り適性は秋山のほうが高い設定なのかも。
今作で最もシンプルなアレンジの1番Aメロはほぼ3ピースから成るプレイだが、別に琴吹と中野がいなくてもそれはそれで
音像のちょっとゴツい別バンドとして成立し得る印象。多分クールダウンするとこで秋山がやってるベースでのカッティングが、
本来の中野の役割を取っちゃってるから余計に中野が余って感じられるのかも。

7. 冬の日 ★★★★
まさかのアメリカン80'sテイストの6/8拍子の曲。激ムズなフレーズを弾いてるわけではないのでコピーするのはそう難解ではなさそうだが、
ツインギターのパート分けは何というか老練で、Bメロでは意図的に前半は2人ともリード、後半は2人ともバッキングみたいな役割にしてるように感じる。
ある意味高速ソロとかより高校生らしからぬプレイ。中野は平沢に比べエフェクターを多用するようで、イントロのリフはコンプレッサーをかけて
フュージョンっぽい伸びのあるフレーズを弾いている。サビの中野のオブリも巧み。何かに似てると思ったらファミコンの名門第三野球部で
イニング替わる時の音楽に似てるのかも。曲自体の出来も今作中で突出しており、陰のあるBメロからリズミカルなサビメロへの展開がいい感じ。
コーラスの声も全て平沢っぽく聞こえるので、何だか平沢のソロ曲みたいな印象も。他のメンバーが声真似してるのかもしれんが。
236名無しのエリー:2011/04/29(金) 03:47:57.81 ID:klQF91jD0
8. U&I ★★★★★
今作に非常に多いアップテンポ曲のなかで、作詞が最も立っているように感じた曲。ボーカルを取る平沢が、妹の憂(うい)に向けて書いた詞という
設定だが、物語形式ではなく詞のほぼ全てが直接妹に語りかける文体になっている。大抵こういうのって感動的なエピソードを挟んだり、
うまいこと言った風の比喩とかで装飾するもんな気がするが、この曲の詞はそういうプロっぽい部分を排除して、ひたすら妹に対する
ストレートな思いのみを綴っている。そのため全部サビみたいな変な詞なのだが、サビ繰り返しみたいな被りもなく何度も君が、君がと語りかける
その姿勢が、喉に変な負担かけてそうな歌い方と相まってがむしゃらな熱意を感じさせる。よく知らないが妹そんなに重要キャラなのか。
今までの恋心をスイーツになぞらえてた曲とかがこの直球な曲の前振りとしていい具合に機能してる。田井中のフィルが川西っぽいせいか、
バンドの演奏は「おかしな2人」とか演ってた頃の元気なユニコーンを思い起こさせる。

9. 天使にふれたよ! ★★
珍しくミドルテンポの曲。中野に宛てて他のメンバーが歌うという設定のためか、中野のギターは出番も音量も控えめ。ボーカルは4人持ち回り。
曲の作りは至ってベタで、歌唱力も高いとはいえないため印象が薄め。ギターソロは設定を反映してかちょっと寂しげで面白いが、
他の演奏は手なりで仕上げた感じで、Aメロのアレンジも今までに比べスカスカしている。今更高校生っぽい演奏!?
237名無しのエリー:2011/04/29(金) 03:49:20.61 ID:klQF91jD0
10. Interlude ★★
「ふわふわ時間」のコード進行でのセッションを1分ほど切り取った曲。ライン録りではなくマイクを立てて録音しているのか、
ベースやキーボードは他曲よりホール感のある音になっている。練習風景っぽさは出てるのでは。中野、平沢と順にソロを弾くが、
どちらもその場のアドリブでスラスラ弾けるレベルだという設定が再確認できる。

11. 放課後ティータイム ★
何だか強引な転調が耳につく、今までに比べ雑な印象のミドルテンポ曲。M9同様に複数人数が同時に歌うため、ボーカル大きめのミックスになっており
大味な印象。聴きしろが無いわけではないが、他曲に比べ演奏が歌で潰れ気味で聞こえにくい。このバンドは個々のスキルも高いが、
それ以上に位置取りの感覚に長けた戦術集団という印象だったので、最後で別のバンドになってしまったようで寂しく感じる。
冷静に考えれば、より多くのメンバーの声が聞こえる曲こそがこのバンドらしい曲、というのがこれを聞く層の認識なんだろうけど。
238名無しのエリー:2011/04/29(金) 03:50:00.28 ID:klQF91jD0
総評 ★★★
アニメ「けいおん」内のバンド、放課後ティータイムの2nd。
楽曲としては王道のポップスだが、長々とした露骨に歌謡曲な泣きメロは避けてロックテイスト強めにした曲を並べており聴き易い。
演奏は老獪にして緻密。琴吹と中野は全体を見渡して隙間を埋めたり、持ち回りの見せ場をこなすプレイが多い。
必要以上の個人技で前面に乗り出してくる感じではなく、サポートに近いスタンス。このバンドの顔というよりは、
どこへ出しても恥ずかしくない放課後ティータイムにするための仕上げの仕事に徹してる印象。田井中もこの2人に近く、
周囲に注意を行き渡らせてメンバーのアイデアにレスポンスし、柔軟にリズムを組み上げているが、テンポに偏りがある(速い曲が多い)ことから察するに
アレンジに関してドラマーが強い発言権を持っていて得意テンポを固め打ちしているように思えるので、多分もっと中心的な存在。
秋山は比較的マイペースで、周りのアドリブに乗っかるというよりは自分でアドリブするタイプ。音の隙間ができると寂しくなるのか、
基本的に休符を活かすことよりも実音で埋め尽くしにかかる傾向がある。動きすぎに感じたり、音色を変えな過ぎたりと
融通が利かない印象もあるが、個性の推しが強いので他のメンバーよりバンドの顔っぽく思える。
平沢はリードギターという設定だがサイドギターも問題なくこなせる。基本的には中野の音を一番良く聴いているように思える。
高校生という年齢を考えると、秋山は努力家タイプだが残る全員が天才か英才エリートという印象。めっちゃ留年してるとかでなければ。
239名無しのエリー:2011/04/29(金) 03:50:46.92 ID:klQF91jD0
(続・総評)
作詞ではキャラを立てようと苦心した跡がうかがえるが、しっかりしたバンド演奏に比べ歌唱力が弱いため、ほとんどの曲で
詞が頭に入ってこない。個人的には歌をほとんど聴かなかったので、それでも問題ないということになる。個人的には。アニメ観てないから。
要はアニメを観てない人でも演奏を中心に聴けば楽しめる作品。少なくともこの放課後ティータイムの面々はCD1枚買ったら全パート、全ての音を
拾うような音楽の聴き方をしてると思う。歌ばっかり聴いてても、自分のパートばっかり聴いててもこうはなれない。
もっとあけすけに言えば、声優の歌唱力は中途半端だけどスタジオミュージシャンの仕事は秀逸なので、アニメの要素をまるごと切り捨てて
そっちばっかり聴いても一応普通に聴ける。とにかくけいおん関連には、キャラが弾いてるという体にしたことで多くの人が
演奏に関心を示すようになったという功績があるし、今作にも見せかけだけの派手なフレーズではなく実践で使えるフレーズが
多々盛り込まれてるのでスタッフも良心的だと思う。何より声優と違って名前の出ないスタジオミュージシャン達が、裏方のまた裏方という
悲哀に満ちた境遇なのが個人的にツボ。ニンジャ。公表したらしたで、例えば実はレスポール使ってない曲もあるとか、アルバム未収録のOP曲では
ベース弾いてる人が違うとか色々出てきそうだけど。弾いてるのがアニメキャラだと思ってても思ってなくても聴ける珍しい一枚。
240名無しのエリー:2011/04/29(金) 06:13:51.43 ID:bCfZcuRpO
誰も参考にしないのにおつかれ
241名無しのエリー:2011/04/29(金) 07:03:19.52 ID:GlQ9TuVqO
>>239
アニオタじゃないのにけいおんなんか聴くヤツいるわけねえだろ
あの声に耐えられるのはアニオタだけ
242名無しのエリー:2011/04/29(金) 09:48:04.12 ID:GhrS8RcFO
アニヲタ死ねよ
243名無しのエリー:2011/04/29(金) 13:08:09.32 ID:xL+uH8od0
>>232
レビューのレビューはすんなよカス共
244名無しのエリー:2011/04/29(金) 13:11:03.37 ID:sW85MC1M0
>>239
俺は楽しく読ませてもらってるぜ
245名無しのエリー:2011/04/29(金) 15:44:49.44 ID:DKL0+u5ZO
>>239
丁寧なレビューだと思うよ。乙
246名無しのエリー:2011/04/29(金) 16:18:15.68 ID:qtj5U1rW0
丁寧だけど理論理論してて堅すぎる
247名無しのエリー:2011/04/29(金) 16:34:51.73 ID:Ulnc069eO
誰も理論理論させて書かなさそうなとこをやるから面白いんじゃん
248名無しのエリー:2011/04/29(金) 16:45:53.69 ID:qtj5U1rW0
まあ今回はあからさまな嫌悪感を出してないだけマシだけどね
249名無しのエリー:2011/04/29(金) 21:19:44.39 ID:t2VI1fLe0
Love you so/GEARS

1.雨の中で ★★★★
ブルージーなミドルテンポのロックンロール。ギターの音色は濁りが強くて土臭く、60〜70年代ロック的な
王道リフとの相乗効果で曲の雰囲気をかなり渋くしている。三橋の非常にハスキーな声とも相性抜群。
対するリズム体は意外にも歯切れの良いプレイ。ベースはそれほど強く主張はしないがムラがなく、
音価の手入れが行き届いた綺麗なプレイ。ドラムもルーズさを狙ったりはせず、むしろ過剰な演技を避けて
気持ちよくタイトにリズムを刻む。フィルも欲張らないけど、メリハリのつけ方が非常に分かりやすくて
気持ちが乗っている。60〜70年代の洋ロックを漁れば似たものがたくさんありそうだが、伝統芸能の継承者としては
かなり高いレベルのため安心して聴ける。足しすぎない美学を感じる曲。

2.Be cool ★★★★
ジミヘンあたりを意識したと思われる、ミドルテンポのマイナー曲。これもベタだけどツボを押さえたロックンロール。
全体的な音作りは生々しいというよりはスタジオっぽいシャープさだが、曲に絡みつく過剰に歪んだギターが良いアクセントに。
汚いと認識されるスレスレラインの三橋のハスキーボイスも強烈。感情の乗せ方がダイレクトに伝わってくる熊倉のドラムもいい感じ。
でも泥臭くはなく、むしろ複数ストローク系の細かいオカズ入れてたりしてオシャレ。ベースは休符の使い方が巧みで、
ソウルっぽい小気味よさが印象的。狙いはブルースロックだが、結果的にはCharのサイケデリックスをおとなしめにしたような曲になってる。

3.君を知ってからは ★★★★
ブルージーな歌謡バラード。この手の曲としては至ってオーソドックスだが、演奏のクオリティは相変わらず高い。
でもアクの強い三橋のボーカルを更に際立たせる作りなので、三橋の声が嫌ならどうにもならない曲でもありそう。
ベースはスマートで手堅く、ブレイクでダブルストップ入れたりと見せ場も押さえている。熊倉のドラムはガツガツ行くというよりは
引き算のドラムで、音色やタイミングも綺麗でごまかしが無い。元オリジナルラブの宮田にブルース叩かせたような感じか。
250名無しのエリー:2011/04/29(金) 21:20:22.06 ID:t2VI1fLe0
4.You don't want me ★★★★
メロはシンプルだけど却ってこねくり回さない潔さが70年代っぽいミドルテンポ曲。ドラムが若干タメ気味で、モッサリ感を狙ったように思える。
イントロのコード進行なんかも佐野元春の「イノセント」とかみたいな定番のやつだが、さすがに収まりは良い。
ベースは珍しく長い音符でゆったりとしたムードを出しており、今までよりブルースっぽいが、要所は歯切れよく締めている。
サビメロはいわゆる歌謡曲っぽい感じではなく、いい意味で洋楽的な取って付け感がある。

5.くちびる ★★★★★
当時アクエリアスネオのCMに起用されたデビューシングル。記憶してた曲調と違って感じたので動画サイトで探したら、
シングル版は打ち込み系ラテンロックといった感じのアレンジだった。こちらはジミヘン系のブルージーなロックに仕上がっている。
オルガンの音色にもくすんだ感じというかアンティーク感が出ており、抑え気味な頭打ちスネアとの競演になるAメロにはドアーズっぽさも。
ハイハットも耳に刺さるような思い切った音作りにしてる箇所があったりして面白い。例によってブルースロックらしからぬ、
繊細でオシャレなハイハット・ワークにも熊倉の個性が出てる。対比的に鈍く唸りをあげるようなサビのギターも耳に残る。
作曲はあのシンクロナイズド・ラブで有名なジョー・リノイエ。シンクロナイズド・ラブについて語りだすと長くなるが、
ピンとこない方のために何とか短くまとめて説明するなら武富士の曲。

6.Hey Joe ★★★★
ジミヘンのデビューシングルのカバー。なぜかジミヘンの曲中で唯一本人が作曲してないものをチョイス。
声質にも助けられてるのか、英詞も違和感がなく、元々ロック黄金期のフォロワーっぽい彼らにはかなり合っている曲。
8小節のコード進行のセットと同じメロディをひたすら4分半繰り返すが、セッション仕立てになっていて演奏の変化があるので意外と飽きない。
段々感極まってくる外人コーラスが面白い。三橋も後半になるとちゃんとメロ歌わずに唸ったりしてる。
キーボードにはビリー・プレストンが参加。誰だか知らなかったので調べたら、ビートルズやストーンズとのセッションで有名な人らしく、
「Let It Be」でピアノ弾いてるのもこの人らしい。まさかの黄金期からの生え抜きが参戦。何気に凄いGEARS。
251名無しのエリー:2011/04/29(金) 21:21:06.92 ID:t2VI1fLe0
7.I love you so ★★★★
落ち着いたテンポのメロウなバラード。いつものようにシンプルなメロディと素直なコード進行で進むが、サビの繰り返し時に
借用和音めいたマイナーコードを持ってきていて、非常にアンニュイな雰囲気が出ている。作曲も結構いける。
抑えた歌い方をしている時の三橋はハスキーさが薄れて優しい感じに。かと思ったらサビ前に変な唸りを入れてたりもする。
ちなみにクリスマスソング。

8.Kiss me,kiss me ★★★★
ビートルズの「Come Together」のベースリフをギターで代用し、他にも節々にオマージュを盛り込んだダルでサイケ寄りの曲。
ギターにはどちらかというとニューウェーブ寄りな印象のブラボー小松が参加。さすがに今までに比べ実験的な要素が強くなる。
ベースも他曲に比べ音が回ってる感じで、さらにその音で古き良きロックっぽいマイナーペンタのフレーズを弾き込むため存在感がある。
ただ熊倉の音作りやプレイが輪郭のはっきりしたキャラクターのため、サイケ化にブレーキをかけてしまってるようにも感じる。

9.Mellowがほしい ★★★★★
はっぴいえんどの「はいからはくち」のライブ版にラテンテイストを加えたような印象の曲。ギタリストもののブルースロックの
王道みたいなギターソロが多い今作だが、この曲はペンタを外れて違う角度から攻めている。キメを挟んで回ってくる熊倉のドラムソロも
シンプルだけどカッコいい。ダイナミクスがはっきりしてて立体的。後半では三橋の変な唸りも炸裂。しかも唸り出してからが長い。
シンプルなようで多彩な曲展開があり、意外にひねくれたベースに騙されてコードを誤認することも。中毒性のある曲。

10.すぐに ★★★★
ラストはベタだけど堂々としたバラード。やはりブルージーで渋い。土台は似通ってるはずなのに飽きずに聴ける。
Aメロの比較的クリーントーンのギターもいいが、やはり泣きのギターが登場してからが本領という感じがする。
三橋は声の個性が何より強いが、歌唱力自体も結構ありそうに思える。明るいポップスとかを歌わないから懐の広さは分からないけど。
252名無しのエリー:2011/04/29(金) 21:21:28.99 ID:t2VI1fLe0
総評 ★★★★★
94年にリリースされた、ギターボーカル三橋とドラム熊倉によるユニット・GEARSのデビュー盤にしてラストアルバム。
当時のビーイング系では異質な存在で、バブリーな打ち込みが全く見られない渋い演奏のオンパレード。
三橋のハスキーボイスはGAOとかスライダースのハリーとかのレベルで歪んでるので、苦手な人は確実にいる。
でも歌唱力も充分あるし、ボーカル兼任の割にギタリストとしても貢献度が高い。結構な逸材に思える。
ドラムの熊倉はバンドの方向性に似合わずアーバンなプレイが多く、ビートも整然としていて音も綺麗なので気持ちよく聴ける。
大爆発こそしないものの強弱の表現をかなり分かりやすくデフォルメすることで曲が淡白にならないように配慮している。
こちらも得がたい人材に思える。サポートとして主にベース、時にはギターを弾く小島あきひろの存在も大きく、
アルバム通して大きくへこむところが見当たらない、純度の高いブルース・ロックを体現している。
フリーとかが好きな人が聴くのがいいのでは。レッチリの方じゃなくてバンドの方。一応大きく括れば
BAWDIESとかも同系統か。速い曲がないから印象は違うけど。古い洋ロックを受け付けない人には確実に不向き。
253名無しのエリー:2011/05/01(日) 16:46:21.89 ID:ISdOEAEf0
>>252
乙です。あなたが高評価してるとつい聴きたくなるんだけど見つけられなかったよw
いつかは聴いてみたいね

あとまとめサイトの人乙です。高機能になってたw
254名無しのエリー:2011/05/01(日) 18:39:17.37 ID:7BqiX0RT0
ところで邦楽っちゃぁ邦楽だけど、フュージョンってのはどうなるのかな

DIMENSION/complete of DIMENSION at the BEING studio

1.Departure ★★★★☆
ル・マン24時間耐久レースのサントラ的存在であるデビューミニアルバム「Le Mans」に収録されているパワーバラード。
主旋律は殆どギターの増崎が担当し、勝田のサックスは中盤のソロでようやく登場する。
ゴールシーンで主に使用されていたこともあっていかにもな「泣きメロ」を堪能できるが、アルバムの冒頭を飾る曲ではないだろう。

2.Beat #5(Live Edit) ★★★☆
ライブでは定番の疾走ナンバーだけあって、この曲はライブ音源で収録。
T-SQUAREでいうところの「TRUTH」的なポジションで、一応DIMENSIONの代表曲。
増崎の弾きまくりギターソロが目玉だが、今は亡き青木智仁のベーステクニックを改めて実感できる。

3.Are You Gonna Win? ★★★☆
オリジナルアルバム「2nd Dimension」のオープニング。初っ端から勝田の自由奔放なサックスが炸裂。
休符の多い複雑なパートが多いが、そうとは感じさせないメロディアスな流れ、そしてやたらキャッチーなサビ。
テクニカルさと聴きやすさの絶妙なバランスはJ-FUSIONの醍醐味。

4.Yellow Sunshine ★★★★☆
ベース、ドラムといったバンドサウンドを排除し、打ち込みを主体として作られたミディアムバラード。
まぁとにかくオシャレである。クラブ、ダンス系統に接近し、メロディも「フュージョン」的なイモ臭さ0。
こういった曲も作ることが出来るのは、バンド形態をとっていないからこその強み。
255名無しのエリー:2011/05/01(日) 18:39:39.30 ID:7BqiX0RT0
5.Se.Le.Ne ★★★★★
DIMENSIONの中でも一、二を争うポップナンバー。
全編爽快感に溢れ聴きやすいが、裏では目まぐるしくコード進行が変わっていき、転調も繰り返される。
1分半を過ぎたあたりからの各メンバーのソロパートが聴き所。テクニカルかつ、あくまでもメロディアスに。

6.Break Out ★★★
アルバム「5th Dimension」のオープニングを飾った曲。ライブでも人気。
複雑な譜割りとキャッチーなサックスのメロは「Are You Gonna Win?」と同系統だが、こっちのがよりプログレッシブな香り。
中々アップビートな割には6分30秒と中々長いが、幾多もの転調、テンポダウンが功を成してか、飽きくい。

7.Georgy Porgy ★★☆
ここで来たミディアムテンポ。序盤のキーボードのキメが印象的。
全体的に冗長でメロディもそこまで…という感じ。サビに至っては80年代のムード歌謡を思わせる。
良いところを挙げるとしたら、中盤の増崎のギタープレイくらいか。この曲をベストに入れるならもっと他に良い曲がある。

8.Close To Your Heart ★★★
打ち込みのスローバラード。「Yellow Sunshine」をさらにノッタリとさせたらこうなる。
例にもれず度重なる転調が印象的。個人的にサビの転調は減点対象。
ミディアム系が2回続くと、アルバムの流れ的にもダレる。曲自体に罪は無いが、それも減点。

9.IF ★★★★
またしてもバラードが続く。しかし、前2曲とはあまり被るところもないためギリギリOK。
ファン人気の高い名バラードで、勝田のエモーショナルなサックスが堪能できる。
メロディもしっかりと立っているので、「DIMENSION入門」にも適した曲じゃないだろうか。
256名無しのエリー:2011/05/01(日) 18:39:52.06 ID:7BqiX0RT0
10.Nudistic ★★★★
久々のアップテンポナンバー。4つ打ちが印象的なダンスナンバー。
2001年頃の夕方テレ朝「Jチャンネル」のテーマソングでもあったため、知名度は高し。
タイアップ曲なので前曲に続き複雑な転調や展開も無く、軽いBGMとしてサラッと聞き流せる。

11.ROUND TRIP ★★★★☆
長らくアルバム未収録だった、DIMENSION唯一のシングル曲。
92年に作られた初期の曲で、やはりT-SQUAREフォロワー感バリバリの爽やかなメロディ、アレンジが特徴。
「晴れた日の海岸でのドライブ…」なんていう月並みな光景がそのまま浮かんでくる。名曲。

12.Something about you and me ★★☆
アルバムのラストを飾るミディアムナンバー。正直「Georgy Porgy」と被る。
メロディもやはり単調で、特に各パートも名演というわけではない。ラストにするような曲か?
それと、女性コーラスは必要ないんじゃないの。

総評 ★★★★
今年で結成20周年目を迎えるフュージョンバンド、DIMENSIONのベストアルバム。
ビーイングのベストシリーズ「at the BEING studio」に強引に巻き込まれて作られたようなベスト盤で、選曲に問題あり。
聴きやすさを重視しているのかどうかは分からないがミディアム、バラードナンバーが大目で、特に中盤はダレる。
これなら他にもっと入れるべき曲があっただろ…と、改めて聴いて何度も思ってしまった。
それでも「Beat #5」や「Se.le.Ne」などの代表曲や「ROUND TRIP」などのレア音源も収録されてるので、初心者なら聴いて損は無い。
このアルバムでDIMENSIONに興味を持った人は、「9th Dimension」を次にオススメします。
257名無しのエリー:2011/05/01(日) 23:37:52.74 ID:VVeYoXkb0
>>256
乙。フュージョン全然ありだと思うよ。自分もコナミ矩形波俱楽部でもやろうかな
258名無しのエリー:2011/05/03(火) 02:06:17.90 ID:JPaf5BJCO
やっぱりアムバム単位でしかレビュー載せちゃいかんのだよね?てか単体レビュースレってあるのかな?
259名無しのエリー:2011/05/03(火) 13:31:22.98 ID:83v/Irtg0
>>258
いかんと思うよ
2枚組の1枚だけのレビューとかはあった気がするけど

そのアーティストのスレなり名曲関係のスレなりに投下すればいいんじゃない?
260名無しのエリー:2011/05/03(火) 16:33:48.96 ID:IAhfuaNZ0
全アルバムレビューってなくなったの?
261名無しのエリー:2011/05/03(火) 17:03:50.99 ID:gpK4LCl0P
各アーティストの全アルバムレビュースレその2
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/musicj/1235492719/
262名無しのエリー:2011/05/04(水) 08:32:10.10 ID:adsEFlqz0
>>261
thx!
263名無しのエリー:2011/05/04(水) 13:35:30.25 ID:IlGxs/GD0
今更だがまとめサイト更新乙
見やすくなったと思う
264名無しのエリー:2011/05/04(水) 20:28:10.02 ID:lCjqb0bL0
愛の惑星/櫻井敦司

1.SACRIFICE(Last Confused Mix) ★★★★☆
先行シングルでもあった、ウェイン・ハッセイ(THE MISSION)のペンによるオープニングナンバー。シングルよりも厚みを増したミックスになっている。
BUCK-TICKの音楽的柱の一つとしてゴスロックがあることは周知だが、これはマジもんのUKゴス。
サビに向かってグイグイテンションを上げていくダイナミックさと、ヌラリとした耽美性が違和感なく両立してるあたりさすが大御所。
櫻井も曲に応えた入魂の歌唱で、サビはまさに絶唱。声のレンジがもっと広ければ余裕の歌唱になるんだろうが、ここではギリギリ感が間違いなく良い方向に作用している。
ハッセイも出来栄えに満足したとか何とか。
265名無しのエリー:2011/05/04(水) 20:28:38.25 ID:lCjqb0bL0
2.YELLOW PIG ★★★
BUCK-TICKファンにはおなじみ、レイモンド・ワッツ(PIG)作曲のインダストリアル。
ヘヴィなギターリフを軸にノイズを散りばめた、レイモンドお得意のミドル〜スローテンポ・インダストリアルメタルに仕上がっている。
彼の曲にしては珍しく、ストリングスがクラシックと言うより中近東風のフレーズを聴かせるのが良いアクセント。
櫻井にとっては得意の世界観と言ったところか、自虐的な歌詞に荒い歌が上手く嵌っている。
ただ、レイモンドの悪い癖であるフレーズ使い回しがこの曲でも顔をのぞかせているのが残念。このAメロ、PIGの曲で何回か聴いたぞ。
266名無しのエリー:2011/05/04(水) 20:29:01.60 ID:lCjqb0bL0
3.X-LOVER ★★☆
SCHWEINのライヴでサシャ・コニエツコがばっくれた際に代役を務めたブライアン・ブラック(XLOVER)によるデジタル・ナンバー。
ミニマルに抑制された展開とソリッドな打ち込みビート、そしてローテンションでダルダルなメロディ。EBMとエレポップの真ん中を行くような感じにも受け取ったがどうなんだろうか。
ヴォーカルも曲に合わせてダルダル。前2曲で高まったテンションがここでガクンと落ちるのはどうなんだろうと思うが、全体を見渡すとここにしか置き場所がないのも事実。
267名無しのエリー:2011/05/04(水) 20:29:37.93 ID:lCjqb0bL0
4.I HATE YOU ALL ★★★★
「お前らの全てが嫌いだ!」……すごいタイトルだ。
レイモンド・ワッツの師匠格にあたるインダストリアル界の重鎮ジム・フィータス提供の、ビッグバンド・フェイクジャズ。
もちろん全編サンプリングだが、だからこその味と言うのもある訳で、どことなく漂う胡散臭いニセモノ感が素敵。
こっそりシンセベースを混ぜ込んだり、カートゥーンっぽいシンセ音を放り込んだりといった遊びもフィータスらしい。
何よりスピード感が曲中通して減退しないのがいい。終始ノリノリ。
櫻井もいつになくやさぐれた感じの歌を披露。フィルター通したっぽいエフェクトがかかっているが、それ抜きでもなかなかにヤな感じが出てるんじゃなかろうか。
268名無しのエリー:2011/05/04(水) 20:30:04.04 ID:lCjqb0bL0
5.WONDERFUL WORLD (Injection To UK Mix) ★★★
先行シングルのカップリング曲のミックス違い。作曲者は須藤寿(髭)。
元々からしてミドルテンポでサイケデリックなロックナンバーだったが、ここでのミックスはさらにリバーブを強調してサイケ感を増強。
強烈にダビーな音作りになってるが、なるほどだからInjection To UKか。
ただ、この曲ではボソボソとつぶやくような歌い方をしていた櫻井の声がバッチリ埋もれてしまっていて、「櫻井敦司」のアルバム曲としてはどうなんだろうと思ってしまう。
269名無しのエリー:2011/05/04(水) 20:30:26.72 ID:lCjqb0bL0
6.SMELL ★★★★★
櫻井敦司+岡村靖幸という信じられん組み合わせである。
肉感的な密室エレクトロ・ファンクと、櫻井の湿度の高い耽美ヴォーカルの相性がありえないぐらいに良く、この上なくエロティック。
BUCK-TICKだとこういう隙間多めのリズムだけで聴かせる曲はそんなにないので新鮮。これはカッコイイ。
歌詞も櫻井史上最もド直球なエロエロっぷり。のっけからギシアンですか。
事が終わった後のけだるさと言うか、虚無感と言うか、そこらへんまできっちり描写。振り切れてんな。
とはいえ、最中に執拗に「愛してる」という言葉を求める辺りがなんつーか、らしいというか。
270名無しのエリー:2011/05/04(水) 20:30:49.15 ID:lCjqb0bL0
7.Marchen ★★★
ロビン・ガスリー(COCTEAU TWINS)による楽曲提供。強いリバーブが音の広がりを演出する、いかにもニューウェイヴなドリーミー・ポップで、ピアノの響きが素晴らしい。
アルバム中ではわりと地味な曲だが、ツボをきっちりと突いた良曲。
メロディも優しくていいなあと思っていたが、なんでもトラックのみが送られてきたので、櫻井がメロディを考えて歌ったのだそうだ。

8.Fantasy ★★★
日本のひとりエレクトロユニット、Cube Juiceによる曲。
クリーントーンのギターを導入に、ふんわりと柔らかいシンセで組み上げられたポップナンバー。
派手な展開はなくミニマルだが、音の出し入れで表情を付けていく上手さが光っている。
櫻井の歌も力が抜けて素直。掛け流しにしていて一番心地良いのがこの曲。
271名無しのエリー:2011/05/04(水) 21:25:25.80 ID:HpuuCS6bP
どうした?
272名無しのエリー:2011/05/04(水) 21:35:34.64 ID:ffU3LqEvO
なんで無駄に一曲一レスなんだよ
273名無しのエリー:2011/05/04(水) 21:57:46.30 ID:lCjqb0bL0
9.胎児 ★★★★☆
佐藤タイジ(Theatre Brook)作曲の、シングルカット曲。胎児。
カッティングギターとエフェクティブなシンセが絡み合うAメロからBメロでちょっと溜めて、サビで一気にはじける展開がカッコイイ。
曲中を貫く哀愁と、クライマックスでの突き抜けるような快感の均衡が見事。こりゃいい曲だ。
そしてなにより櫻井が絶好調。正直技術的にはそんなに上手くない人だとは思うが、曲想を表現しきるという意味での歌唱力は非常に高いのではないか。
歌詞のテーマは(櫻井にとっては拭いがたい)マザーコンプレックスからの脱却だが、気恥ずかしさよりも切実さが勝って聴こえるのは、やはり表現力の賜物だろう。
274名無しのエリー:2011/05/04(水) 22:00:19.53 ID:lCjqb0bL0
10.ハレルヤ! ★★★★
前曲の突き抜けた感じはどこへ行ったのか。ジャンクロックバンド、my way my loveの村田有希生の手によるこの曲で表現されているのは、ドロドロの愛欲地獄。
曲の骨格だけなら、寂しげなギターカッティングを軸にしたスローなロックナンバーだが、ヴァースの間に挿入される平衡感覚を麻痺させるような歪んだギターや、チューニング狂ったまんまで爪弾くギターソロなど、おしなべて狂気が支配する音像。
で、こういう世界観は櫻井にとっては自分の庭。ここぞとばかりに暗黒根暗歌唱を披露。こういうの本当上手いな。

――――――――――

何故か文字数規制が異様に厳しいのです。2曲で本文長すぎとか出やがります。
かなり煩雑になりますが、せっかく書いたので最後まで投下したいと思います。
275名無しのエリー:2011/05/04(水) 22:05:23.67 ID:lCjqb0bL0
11.新月 ★★★★
「すみれ September Love」を作った人でも有名な土屋昌巳の提供曲。
ストリングスの荘重な響きが印象的な、ニューウェイブゴス歌謡。
大サビに向けて下世話にグイグイ盛り上がる。すごくわかりやすい、だがそれがいい。
櫻井もノリノリ。ヴァンパイアをテーマにしたと思しき歌詞を載せて、役になりきるかのごとくシアトリカルに歌い切っている。嵌りすぎだこりゃ。
多分一番「櫻井敦司」のパブリックイメージに近い曲なんじゃないだろうか。
276名無しのエリー:2011/05/04(水) 22:10:58.24 ID:lCjqb0bL0
12.予感(2004 Re-Construct) ★★
1992年に発売された『DANCE 2 NOISE 002』収録の同曲を、ヴォーカル新録・ミックスやり直しで再録したもの。作曲はXYMOX。
冒頭のトライバルなパーカッションとグラウンドビートがなんか当時を思い起こさせるというか、
「あーエニグマ流行ったよなー」と妙な感慨にふけってしまう。
エニグマとかディープ・フォレストほどエスニックではなく、あくまで歌モノでポップな線を外していないので聴きやすいが、
ここら辺の音って今聴くとなんか中途半端に古いっていうのが正直なところ。
ただまあ、ソロ活動の記念的な意味合いなんだろう。そう考えれば納得できる。
277名無しのエリー:2011/05/04(水) 23:20:04.99 ID:lCjqb0bL0
13.惑星 ★★★
当時惑星のフロントマンだった岸田研二が作曲したものを、当時EL-MALOの會田茂一がアレンジし、自身のバンドFOEで演奏したという豪勢な曲。
ストレートで骨太なロックンロールで、あんまり櫻井の声質には合わないようにも思えるが、意外とスムーズに乗りこなしている。
結構ギターが上モノとして遊んでいるが、リズム隊がえらくしっかりしているのでチャラくない。って調べたらこのドラム、bloodthirsty butchersの人かよ。
しかし一番インパクトがあるのは歌詞カード。絵文字だと……?
278名無しのエリー:2011/05/04(水) 23:20:43.27 ID:lCjqb0bL0
14.猫 ★★★★
ラストを飾るのは、川瀬昌知(cloudchair)のペンによるバラード。元GUNIEW TOOLSのJAKE、と言った方が通りがいいのか。
アコギとストリングスにピアノが織り成すゆったりとした音の流れにじっくり耳を傾けたい。
サビでは打ち込みが入って相応の盛り上がりを見せるが、あくまで柔和な表情をキープ。
歌詞は櫻井の人生観を表わしたようにも聞こえるし、ラブソングにも聞こえる。ただ、驚くほど無防備な歌詞でビックリする。
歌詞検索でもして全文読んでいただきたい、とても俺は狂っていただの神の子が殺しあうだのアクエリアスがどーだの歌っていた男の歌詞とは思えないw
しかしこれで嘘臭くならないのは本当にすごい。ネコ狂いの櫻井が「猫」と命名しただけあって、本気で本心なんだろうなと思う。
心から出た表現は強い。
279名無しのエリー:2011/05/04(水) 23:22:04.32 ID:lCjqb0bL0
総評 ★★★★
BUCK-TICK活動休止中(といっても1年くらい)、今井寿がLucyにかかりっきりで当分本体の動きがなさそうだと知った櫻井敦司が、
なんか奇跡的にやる気になって始めたソロ活動で残した、今のところ唯一のソロアルバム。2004年作。
ニューウェイブ再興をテーマに、様々なアーティストに曲を提供してもらうという形で作られており、
一般的なソロアルバムというよりは、フィーチャリング櫻井敦司のコンピレーションアルバムのようにも聴こえる。
280名無しのエリー:2011/05/04(水) 23:23:00.06 ID:lCjqb0bL0
(続き)
それでも不思議に統一感があるのは、やはり櫻井の歌、というか声の力だろう。ヌラリとした艶めかしい声の感染力はかなりのもの。それでいて曲ごとの表情は豊か。
後年のBUCK-TICKでの表現力の広がりは、SCHWEINを経てこのソロアルバムを経験したからこそだと言ってしまっていいと思う。
また、とにかくコンポーザー陣が各々の味を出しまくっているので、BUCK-TICKならびに櫻井ファンのみならず、なにか音楽的に広がりのあるアルバムを聴きたい、という人にもオススメ。
こっから色々と潜っていけるとも思うし。

(文中敬称略)
281名無しのエリー:2011/05/04(水) 23:24:35.27 ID:lCjqb0bL0
やっと終わった……。
2回もおサルさん扱いされたけどなんとかなった。
スレには大変迷惑を掛けました。どうもすいません。
でも2ちゃんってここまで使いにくかったっけ。
282名無しのエリー:2011/05/05(木) 00:31:33.38 ID:vDP+ySvP0
>>280
乙。ちょっと面白そう。提供者はほとんど知らないけど…
字数制限は確かに前より厳しいかも。自分もよく引っかかる
2832代目まとめ人@風邪でGW全滅 orz:2011/05/05(木) 13:00:05.54 ID:un7DjGnl0
 ∧∧/丶-、__
(・ω・/____/ < >>253 >>263 ありがとー 
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
リニューアル後のページはPCからだと問題なさそうなんだけど、
Twitterとかの反応を見てると、アンドロイドやガラケーから見たときは見辛くなってるぽい。
(多分、解像度の問題とCSS3がうまく動作しないんだな。。。)

思ってたより、PC以外の端末から見に来てくれる方が多くて驚いてます。
アンド、まとめ人が1st.スレでやったけど掲載はスキップしたCymbals(シンバルズ)のアルバムレビューを誰かお願い!
284名無しのエリー:2011/05/05(木) 13:58:47.28 ID:88mknkd70
お大事にw
285名無しのエリー:2011/05/05(木) 14:43:54.12 ID:vgZmweQI0
>>283
亀だがリニューアル乙
お大事にね〜
286名無しのエリー:2011/05/05(木) 22:09:45.59 ID:ovpyq3AQ0
>>283
いつも乙です
cymbals持ってるんでできたらやります、お大事に
287 忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/05/09(月) 11:19:45.84 ID:Oh8JAefi0
忍法帖のレベル低いとこのスレすごく使いづらいな
文字数規制きつすぎだろ
288名無しのエリー:2011/05/09(月) 21:30:20.37 ID:n03KeAOR0
いっそのこと避難所推奨にしたほうが見やすいんじゃない?
289名無しのエリー:2011/05/09(月) 23:16:07.43 ID:5NC3uy6D0
確かに
290名無しのエリー:2011/05/10(火) 19:13:21.24 ID:Qt9EUoPT0
そろそろ更新してほしいな wiki
291名無しのエリー:2011/05/10(火) 21:12:18.42 ID:BNmudQ6N0
リニューアルしたばっかやで
292名無しのエリー:2011/05/10(火) 23:59:41.33 ID:jC+2AmHaO
レビューした後に乙って書いたり会話するの基本やめね?
もっとバンバン投下できる感じにしたいから
今やりにくい気がする
293名無しのエリー:2011/05/11(水) 01:00:54.68 ID:e8r1MkUg0
会話があるからレビューしにくいってのは個人的には特にないなあ
レビューのレビューは元々スレチだから放置すればいいし

294名無しのエリー:2011/05/11(水) 09:39:21.59 ID:Ak+gZA6E0
レビューを肴にあーだこーだ語り合うのが楽しいんじゃないか
もちろん荒らしはスルーして
295名無しのエリー:2011/05/11(水) 20:38:59.24 ID:7czuB5dE0
>>292
リアクションゼロの方が書きにくくないか?
296名無しのエリー:2011/05/11(水) 21:05:34.56 ID:JlqHzBrvO
乙ぐらい言ってほしいわ
297名無しのエリー:2011/05/13(金) 00:03:46.58 ID:b1EYMsq50
テスト
298名無しのエリー:2011/05/14(土) 09:03:45.13 ID:GYMIQyvw0
MIRAGE/MELL

1.mirage ★★★★
幕開けを飾るのは、近年のI'veの柱となっている、ギターリフをフィーチャーしたヘヴィナンバー……なのだが、少々質感が異なって聴こえる。
シンセストリングスと絡ませているのもあるだろうが、エレクトロニックな手触りのギター音になっていて広がりを感じるし、シンセの音の層にしっかり織り込まれている。
メロディも強さや激しさよりも哀感のほうが勝っていて、1stアルバムとの性格の違いがここで出ていると言えそう。
ヴォーカルも熱情的。何かとヴォーカルのデジタル処理を云々されがちなI'veだが、MELLに関してはそのままでも気持ちの入った歌唱を聴かせられる人だと思う。

2.KILL ★★★☆
押井守監修による実写映画「斬〜KILL〜」の主題歌でもあったシングル曲。
作中では最も1stアルバムに近いサウンドで、ギターリフにシンセノイズが満載の重量級インパクト楽曲。
胃もたれしそうなほど高カロリーだが、シンセの音色は深く、訴求力の強いビートがいい感じに身体を揺らす。
つまり、「1stに近い」とはいっても、より肉体的なのである。
この手の曲とMELLの強靭なヴォーカルは相性がいいな。

3.Princess bloom ★★★☆
本作のトピックのひとつ、森岡賢(ex-SOFT BALLET)による美しいポップナンバー。
柔らかなシンセに穏やかなメロディがよどみなく流れるシンセポップは、I've謹製のものとはまた一味違った心地よさ。
音をあまり重ねすぎずに印象的なフレーズを丁寧に聴かせる手腕はさすがモリケン。
MELLも気持ちよさげに伸びやかな歌唱を披露。サビ終わりはソプラノ一歩手前の高音も。
299名無しのエリー:2011/05/14(土) 09:06:10.41 ID:GYMIQyvw0
4.Fascination ★★★★
I'veのメインコンポーザーの一人である中沢伴行だが、本作ではこの一曲のみの制作。
編曲に、ギターの尾崎が共同制作者としてクレジットされているため、またハードなギタートランスかと思ったらさにあらず。
コンパクトなメロディを、シンプルな4つ打ちダンスビートと、トランス由来のシンセでまとめ上げたデジタルナンバーに仕上がっている。
高揚感のあるシンセの音色といい、エレピのフレーズといい、狙ったのかどうかはわからないが、
その感触はヨーロッパのフューチャー・ポップ勢に近いものがある(≠日本のフューチャー・ポップ)。
こういう曲は今や日本じゃ滅多に見かけないので貴重。みんなもっと中沢を評価するべき。
歌詞はどう考えても同性愛の歌です。MELL姐さんそっちもいけるっすか。

5.FIXER ★★☆
いわゆるギタートランス路線の曲なのだが、あまり面白くはない。
#1や#2と較べて何かが変わったという感じがしないのだ。
特にメロディ。サビの展開はほとんど手癖のようにも思えてしまう。
それでも、ギターにカットアップ感覚でエディットをかけたり単調にならないように工夫がされているのでなんだかんだで最後まで聴けたりするんだけど。
ちなみに歌詞はマルキ・ド・サドについて。悪徳の栄えですね。
300名無しのエリー:2011/05/14(土) 09:07:26.77 ID:GYMIQyvw0
6.砂漠の雪 ★★★★☆
MELLの代表曲ながら入手困難だったこの曲が何故かこのタイミングで再収録。
しかも原曲そのまんまで。
アルバム制作としてはどうなんだろうかとも思うが、これがまた全然浮いてないので結果的にオッケー。
むしろ、'90年代小室サウンドのアップデートといった趣の、レイヴィーでトランシーなサウンドがいい感じにアクセントになっていて良い。
というか、音とメロディと歌が噛み合った良曲。古臭さもあまりない。
存在感のあるシンセベースをはじめ、リズムトラックが中心にドン!とあって、他に余計なことしてないからだと思う。

7.Proof ★★★
2ndシングルながら1stアルバムからは弾かれたこの曲が何故か2ndアルバムで収録。
アルバム制(ry、これがまた全然(ry
本作唯一のバラードらしいバラードで、相変わらず音の出し入れが忙しいが単純にメロディがいい。
ぶっちゃけ、曲の傾向としてはI'veのアニソンのテンプレではあるんだけど。展開とかシンセの音とか。
ただ、きわめてハードエッジだった1stではなく表情豊かなこっちに収録したのは好判断だとおもう。馴染んで聴こえるし。
なお、この曲はアニメ「ハヤテのごとく!」の初代EDテーマなのだが、あの絵柄と合わせるにはエレクトロニックすぎる気がするw
301名無しのエリー:2011/05/14(土) 09:19:02.30 ID:GYMIQyvw0
8.Teleportation guy ★★★
モリケン節炸裂のド直球ダンスナンバー。
身体直撃のダンスビートとグラマラスなシンセにキーボード、全ての音が腰にクる。
音数も適度に絞ってあって、ほんとに乗らせるために必要な音しか入ってない。
'80年代ボディっぽいと言えばその通りだが、ここまでてらいなくやれば文句なしでしょ。
むしろこれだったんだと。I'veに足りなかったのはこのえげつないまでのボディ魂だったんだと声を大にして言ってみる。踊っとけ。
でもメロディーがSOFT BALLETの「SMASHING THE SUN」に激似だから★2つ減点な。フジマキに罵られっぞ。

9.Love Illusion ★★
なんでも歌詞的には#6の続編的な位置づけらしい、レイヴィーなハイスピードダンスナンバー。
……なんだが、なんだこの気恥ずかしいギターメロディは。
サビの盛り上げにシンセストリングスを使っているのだが、このテンポでやるとチープに聴こえる。
歌メロもなんだかギクシャクしているし、なんというか、総じてイモっぽい。悪い意味で。
本当に#6と作った人同じなのかと思ってしまう。
MELLの歌はかなり頑張っているんだけど。
302名無しのエリー:2011/05/14(土) 09:35:28.43 ID:GYMIQyvw0
10.Infection ★★★
本作では唯一の井内舞子作曲。アニメ「学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD」の挿入歌。
ライヴで盛り上がりそうなデジロックで、1st収録の「Virgin's high!」を彷彿とさせるが、それよりもハードにドライブする。
ビッグビートっぽいドラムが大目立ちしている辺りやっぱりI'veだなあと感慨を深くする。
印象としてはハードロック然としているにもかかわらず、実はそれほどギターが目立っていない。
シンセでロックっぽさをうまいこと演出するあたり、やっぱりI'veはエレクトロニクス使いの集団なんだろう。
なお、この曲は全編英語詞。MELLの強い声質とよく合っている。

11.RIDEBACK ★★★★★
同名アニメのOP曲だが、あまりにもアニソン臭がなさすぎてびっくりする。
ストイックにビートを刻む打ち込みの上に、これまたクールなMELLのヴォーカルが乗っかり、感情をグッと抑えて進行する。
反面サビは開放的で、突き抜けるような気持ちよさ。ただし感触はあくまでクール。
ヴァースとコーラスの繋ぎのインスト部分を長く取っているのもいい。
トンネルを抜けるような感覚がいや増しに増しているし、転調に対する心の準備も出来るw
Cメロのリズミカルな節回しもカッコイイ。この曲も英語詞だが、いい方に作用している。
ブレイクのカッコよさとか、ピアノの響きの心地よさとか、挙げていけばキリがないほどで、とにかく異様にカッコイイ。
さっきからカッコイイとしか言ってない気がするが、カッコイイんだから仕方ない。ツボすぎる。
トランスを巧みにポップスの中に落とし込んだ傑作。
303名無しのエリー:2011/05/14(土) 10:04:30.98 ID:GYMIQyvw0
12.MY PRECIOUS ★★★★☆
モリケン最後の提供曲は、壮大なスローナンバー。
SOFT BALLETの「FAIRY TALE」を思い起こさせるような瞬間もあったりするが、ハンドクラップを使ったりしてる分こっちの方がよりアンセミック。
厳かな雰囲気のシンセフレーズが少しずつ折り重なり、視界を広げていく。
時間をかけてゆっくりと、螺旋を描くように高揚していく感覚がたまらない。これは良い曲だ。
しかしMELLの声とつくづく相性がいい曲を書くなあ。
遠藤遼一とタイプが似てるのかも知れん。歌詞書かせるとやけに話が大きくなるところとか(ヲイ
ちなみに、この曲はモリケンの注文でMELLが歌詞を先に書いて、それに合わせて曲を書いたのだそう。

13.Red fraction -IO drive mix- ★★★
トリを飾るのは、アニメ「BLACK LAGOON」のOPテーマを、同作のOVAシリーズのテーマソングとするにあたってリミックスしたもの。
原曲は1stアルバムにも収録されているが、こちらはきわめてノイジーなギターリフを主体としたヘヴィナンバーで、インダストリアル・メタルに片足突っ込んでいた感さえあった。
で、こちらのリミックスはと言うと、よりビートを強調した、身体に効くアレンジになっている。
あっちがヘヴィメタリックな破壊力で押すなら、こっちはギターを効かせつつあくまでダンサブルに攻めるといったところか。
ここらへん、アルバムの性格の違いが出ていて面白い。
304名無しのエリー:2011/05/14(土) 10:07:04.24 ID:GYMIQyvw0
総評:★★★★
I've最古参の歌姫、MELLの2010年発売2ndアルバム。
I'veの中でもとりわけハードな楽曲を歌いこなすイメージの強いヴォーカリストで、実際1stアルバムはそのイメージに違わぬエッジの立った作風だった。
しかし、この2ndアルバムはそれとは少々趣を異にしている。
全体的にシンセを増強し、より表情を豊かに。鼓膜を突き刺すような音よりも、身体を揺らす肉感的な音にシフトチェンジ。
ジャンル的にいえば、EBMっぽさが表にググッとせり出してきていると言えそう。
ギターの使い方にもそれは表われていて、シンセに馴染むような音作り。ギターを目立たせるより、テクスチャーのひとつとして使い倒している感じ。
外部コンポーザーとして森岡賢を招いたのも大きい。
'80年代ニューウェイブの香りを残しつつ、独特の華のあるテクノを作れる彼の参加がアルバムを格段に風通しの良いものにしている。
MELLの歌唱も、持ち前の強さと、それとは裏腹の柔らかさをうまく使いこなしていると思う。「私も人間の女ですから!」って言ってたな、そういえばw
ダークで破壊的だった1stと同路線を望む向きには不評かもしれないが、エレクトロニックでグラマラスな音を求める人には強くオススメ。

(文中敬称略)
305名無しのエリー:2011/05/14(土) 18:06:06.29 ID:4OeJNjx6O
実際テレビで流れてる面白い曲ってパフュームとジャニ系ぐらいしかないんだよな。
ジャニ系は新しいことしないし。
ついこないだはトクマルシューゴとか鈴木慶一、毛皮ズとかNHKに出てたのに最近はめっきりだし。

ラッドとかバンプがテレビに出るとかどうのこうの前にもっと出すべきアーティストがたくさんいる筈
安藤裕子とか麒麟児とか鴨田潤とか放課後ティータイムとか出すべきなんだ

外国じゃヴァンパイアウィークエンドやフリートフォクシーズやマムフォード&サンズがチャート一位とるんだぞ
もっとアニソンやロック極めつけはフォークやサイケあたりが売れていいはずだ
ずっと同じJ-POPばかりは聞きたくないよ

実際けいおんのOPもカオティックハードコア、たとえばブラッドブラザーズみたいな音楽でありながら
オリコンの1位を取ったことは十分革新的だ思う。
あいなまの声のお蔭もあるかもしれないけれど

実際、今の一般層に人気なオルタナの範疇を出ない芸術学校みたいなロックだったり、
物語的歌詞を重視したTMGEのシングル名みたいのとかゴマフアザラシより、僕には魅力的に聞こえる。

アニソンを嫌う人もいると思うけどAKBや韓国アイドルを嫌う人も多い筈
だからもっとアニソンをテレビで流してもいいと思う。
最終的にはウテナのJ・Aシーザーを地上波で聞きたい
306名無しのエリー:2011/05/14(土) 19:04:28.55 ID:DuoCfbNE0
昔はテレビやラジオからいろんな曲流れてきてくれないと
新しい音楽にCD買っちゃう前に触れるとしたら後はもう
タワレコとかの視聴コーナーぐらいとかしかなかったけど

今はもうネットで自分から自由にいろんな音楽聞きにいけるし
何が売れて何が露出が多かろうがどうでもいいよ

カラオケの事とか考えたら同じようなJPOPばっかりが
目立つのもしょうがない気もするし

そして
>>304乙☆
307名無しのエリー:2011/05/14(土) 21:04:59.08 ID:ktu4Ag8g0
>>304


>>305
いきなり何言ってるんだお前
308名無しのエリー:2011/05/14(土) 23:35:28.36 ID:re/45an40
>>304
乙。傍目には曲の違いがわかりにくい人達だけにレビューがあると助かるよ

>>305
アニソンとJ-POPってそんなに違うの?大体同じような人が演奏してると思うけど。
渡辺等はコーネリアスでもeufoniusでもベース弾いてるし、
佐野康夫はオレンジレンジでも菅野よう子でもドラム叩いてるし。
放課後ティータイムの実際の弾き手も中島美嘉とかの売れっ子のバックで普通に弾いてるような人だと思うよ。
309名無しのエリー:2011/05/15(日) 03:13:13.95 ID:y+PyJhRd0
スレ違い死ね
310名無しのエリー:2011/05/15(日) 10:52:17.83 ID:sjHbKGXYP
まあ実際HTTはプロデューサーがGLAYの元サポメンや安室のツアーメンバーだったり
その弟子筋の作曲家だから、そこまでJ-POPと変わりはないと思うが
むしろ、なんでも内包するJ-POPの悪食ぶりはすごいわな
気に入らない人はその悪食が気に入らんのだろう

というスレチ
311名無しのエリー:2011/05/15(日) 15:24:54.48 ID:YoXD3F9nO
そんな風に語りだすとまたレビューしにくくなるからさw
312名無しのエリー:2011/05/15(日) 16:08:57.97 ID:wnvP24Mq0
アニソンはJ-POP畑の人たちの遊び場としても機能しそうな感じがします。
遊んでも許されるというか。

>>308
I've系列はコンポーザーが極端に決まりきってますからね。
今回のMELLの場合、高瀬の切るカードもそろそろ手薄になってきた感じもありますので、そこでモリケン招聘は好判断だったと思います。
あれでカラーが決まったと。
313名無しのエリー:2011/05/15(日) 21:00:09.33 ID:6wdvhlbm0
ふむ。
314名無しのエリー:2011/05/20(金) 17:07:56.33 ID:e3nmTVoh0
I've紗季
なんちゃって
315名無しのエリー:2011/05/22(日) 16:20:34.48 ID:fYoTPO8jO
ほらおまえらが語りだすと投下しにくいんだからシッシ(´Д`)
316名無しのエリー:2011/05/23(月) 16:40:48.98 ID:Z+wquolW0
こっちのスレもよろしく
ざっくりアルバムの評価だけでいいんで

新作アルバムを10点満点で評価するスレ
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/musicj/1266114271/
317名無しのエリー:2011/05/30(月) 09:36:01.74 ID:b7BcfOT00
忍法帖ウザ
このスレどーすんだよ
318名無しのエリー:2011/06/01(水) 03:33:02.02 ID:yrCS9o+z0
ファンファーレと熱狂/andymori

1.1984 ★★★★
ミドルテンポのガレージパンク。というよりそのリバイバルか。ガッと攻めるというよりは音色の作り方で味を出してる曲という感じ。
演奏が熱いというよりはループに落とし込むような淡々とした出来の分、歌詞のメッセージ性に耳が向く。バンドの方向性との兼ね合いか
音作りは軽いドラムだが技術的には結構上手い。ベースは潔いくらいにブラックミュージックの影が無い。すごい白人パンクスっぽいプレイ。
ギターはこの手のバンドの王道ともいえるヘナヘナのリフで曲を彩る。作曲自体はそこまで異端ではないが演奏で表情の出た曲。

2.CITY LIGHTS ★★★★★
疾走を具現化しようとしすぎてわやくちゃになるテンパリ感が心地よいアップテンポ。ある程度ガレージならではのローファイ感を
受け入れられるかどうかにかかってくる部分もあるけど、メロがキャッチーなので至ってオーソドックスなポップロックとしても聴ける曲。
歌詞がきれいに譜割りに乗りきらず、音符の後ろ側にギリギリ引っ掛かってついてくるのがグルーヴ感がある。グルーヴって別に
ごく一部のフュージョン奏者だけが体現できる高等テクニックとかじゃなくてこういうバンドも出せる、という分かり易い例かも。
フュージョンの人はフュージョンの人でもっと細かい次元でそういう駆け引きをやってるんだろうけど。前半の加速の帳尻で
2番サビくらいのリズムが中だるみして聞こえるが、キメでパンキッシュなタメを作ったおかげで再開後の加速がまた良い感じに。
感覚的なバンドのようでいてベースとかは上手いし、技術的な裏付け無しのまぐれグルーヴとも思えない。結構すごいバンドなのでは。
歌詞も独特の言葉選びが面白い。単語のチョイスが意外すぎて歌詞調べないと何言ってるのか分からないのが欠点だが。

3.ずっとグルーピー ★★★★
ちょっと懐かしい感じのメロが印象的な短調のアップテンポ。最初期のピロウズにありそうなメロディ。使い古されたような初めて聞くような
「シスター 君もやるのかい 色々」という歌詞が耳に残る。歌詞のイメージなのか歌い方なのか演奏の雰囲気なのかよく分からないが、
どことなくブランキーっぽさもある曲。2分もない曲の短さも潔い。
319名無しのエリー:2011/06/01(水) 03:48:20.44 ID:Vn6Lo8d0O
忍法帖…。続きは避難所にでも書いときます
320 忍法帖【Lv=3,xxxPT】 :2011/06/01(水) 09:41:57.59 ID:EjEN1Ovj0
>>319
了解しますた
321名無しのエリー:2011/06/01(水) 11:57:21.87 ID:Aho6wjO/0
小田和正「どーも」 (2011.4.20)

1.君のこと ★★★★
アコースティックギターをメインにいくつかの音とコーラスを足しただけのシンプルな楽曲。
歌詞は時の流れとともに許すことを覚えてゆく様子を綴っており、「僕らと呼べた君のこと」
という部分には、どうしてもかつてのオフコースのメンバーを思わずにいられない。
そういえば昨年、小田さんは松尾さんのシングルに参加したっけ。

2.グッパイ ★★★
ドラマ「獣医ドリトル」の主題歌。前曲の流れを引き継ぐようにアコギとパーカッションで始まり
やがて壮大な楽曲になってゆく。タイトルは「グッパイ」だけど前向きな別れを歌っている。

3.若葉のひと ★★★☆
マックスファクターCMソング。何気ない日常にひそかに生まれる愛しさは、
往年の名曲「Yes-No」の30年後といったところ。木洩れ日のような穏やかさを感じる。

4.hello hello ★★★★
アルバム中、最も長い曲。辛いことがあっても良いことがあるよ、別れても新しい出会いがあるよ
と、ストリングスメインのサウンドをバックに歌う。力強くではなく、優しく語りかけるから尚更沁みる。
「hello hello」が「ヘロヘロ」に聴こえるのでマイナス★

5.誰れも どんなことも ★★★☆
仄かにブルースやシティジャズの香りが漂う、ここ数作なかったタイプの楽曲。
バックコーラスに松たか子が参加している。

6.こたえ ★★★★
映画「ジーン・ワルツ」主題歌。出会った奇跡の喜びを歌っている。
タイトルが歌詞に登場しないように、冒頭の問いかけに答えは出ないまま終わる。
322名無しのエリー:2011/06/01(水) 12:03:36.50 ID:Aho6wjO/0
7.やさしい雨 ★★
タイトルから受ける印象とは裏腹に賑やかで元気な曲。
松たか子はこの曲にもコーラスで参加。ところどころオフコース風なハーモニーが聴ける。

8.さよならは言わない ★★★★
ドラマ「トライアングル」主題歌。曲自体は小田さん版「心はなれて」。
毎回、後味の悪い終わり方をするドラマのエンディングでこの曲が流れ、
当時はさらにブルーになったものだが、絶望的に救いの無かった「心はなれて」と違い、
歌詞は別れを乗り越えて進んでいく意志の強さがうかがえる。

9.今日もどこかで ★
めざましテレビのテーマで、後に3つのタイアップがついた。
アルバム収録にあたって、ラスサビをライブ収録した観客の大合唱にしてるが
これをどう感じるかで評価が変わるだろう。自分的には無し。

10.東京の空 ★★★★
アルバム冒頭のアコースティックギターに対して、ラストはピアノの弾き語り。
全般的に外向きのメッセージが多かった今作の中で珍しく内省的な歌詞。
ここでいう「君」はファンのことを指しているのだろうか。

総評:★★★☆
未だハイトーンボイスを維持し、チャートの1位になり続ける、
驚異の63歳・小田和正6年ぶりのオリジナルアルバム。
ここ数作は自らを省みる歌詞が多かったが、今作はメッセージ性が強く
サウンドよりもまず歌ありきといった内容になっている。

特に過去を許すこと、悲しみはいつか癒えること、独りではないことを繰り返し歌っていて、
偶然にも先の地震の被災者の気持ちとリンクして高く支持されたのも頷ける。

同じメッセージを伝えるにも決して「頑張れ」とか直截的な言葉を使ってるわけでもなく、
力強いわけでもないけど、しっかり伝わるというのが、30年以上トップを走ってきた力量。
派手さはないが、じっくりと聴き込みたい、そんなアルバムである。
323名無しのエリー:2011/06/01(水) 15:27:27.65 ID:+0X2NOHY0
http://3.tv2ch.net/jlab-tv/s/tv1306848758580.jpg
http://tv2ch.com/jlab-10s/s/10s347349.jpg
http://motto-jimidane.com/jlab-dat/s/44731.jpg
http://ruru2.net/jlab-ruru/s/ruru1306848882352.jpg

放課後ティータイムがどれだけ日本の音楽シーンを席巻したかわかってないからこういうことするんだろうな
TV局はいつから公共の利益を無視したような報道をするようになったんだ?
おそろしい何かからの圧力みたいなものを感じるのだが
もうほんとうに公平なメディアってのは今の日本のTVには期待出来ないのかもしれないな…
324名無しのエリー:2011/06/01(水) 17:58:44.67 ID:PQpv1akd0
w
325名無しのエリー:2011/06/01(水) 17:59:10.29 ID:Bs/BX/DN0
気持ち悪いし何よりスレ違いだから二度と来ないでね
326名無しのエリー:2011/06/01(水) 18:18:31.46 ID:EjEN1Ovj0
>>322
327名無しのエリー:2011/06/03(金) 20:31:14.38 ID:zwXI6UJ80
【豊作】今年の名盤を五枚挙げるスレ2010【不作】
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/musicj/1290782662/502-506

こいつらレベルひくっwww
航も白石民夫も入ってないとかwwww

ちなみに俺は
1.トクマルシューゴ
2.放課後ティータイム
3.山本精一
4.在日ファンク
5.割礼
6.西成
7航
8.昆虫キッズ
9.ゆらゆらlive
10.震える牙
11.踊って12.上妻13安藤14.くるり15.凪16.旅人17.白石18.サンディ19.恋愛サーキュレーション20.オキダブアイヌ
21.バッファロー22.麒麟児23.焼野原24.pupa25.神聖かまって(友達を殺してまで)
26.かまってかまってほしいのー27.犬楽28.モールル29.プラハデパート30.壊れかけの
こんなもんだな
328名無しのエリー:2011/06/05(日) 14:12:26.14 ID:t/2RzdE80
避難所にレビュー投下しときました
329 忍法帖【Lv=10,xxxPT】 :2011/06/10(金) 00:48:58.54 ID:M2yYHWwv0
保管サイトになかったから一応

YUKI「うれしくって抱き合うよ」

1 朝が来る ★★★☆ 
静かなストリングスから始まる、1曲目にしては壮大なバラード。
まぁ1曲目にこれ、というチョイスがよく分からない。ラスト曲としてのほうが合いそう。でもいい曲。

2 プレゼント ★★★★
タイトルからしてかわいい曲だと思っていたけど、一番印象に残るフレーズが
「これはビジネスじゃないわ」だったり、Bメロ部分でいわゆる「語り」が入ったりしてなかなかおもしろい曲。

3 COSMIC BOX ★★★
シングル曲。まぁ正直シングルとしてはサビが弱いと思うし、大したことないかなぁと思っていたのだけれど、PVがいい。
PVのおかげで曲の評価も少し上がったっていう、そんな曲。

4 ランデヴー ★★★☆
これまたシングル曲。ABメロとサビの差が激しいが、違和感なく聴ける。
YUKIらしい、もうイメージそのまんまって感じのかわいい曲。

5 just life!all right! ★☆
ポップなアレンジが印象的な曲。だが、特に印象に残らない。
すごく明るい感じのタイトルだけど、実際はそうでもなくて哀愁も漂っている。

6 チャイニーズガール ★★★★
前の曲はこの曲の前フリだったのではないかというほど、曲順がマッチしている。
詞と曲も上手くマッチしていて、ただただ美しい曲。
330 忍法帖【Lv=10,xxxPT】 :2011/06/10(金) 00:49:38.32 ID:M2yYHWwv0
7 恋愛模様 ★
演劇系の曲。ちょっと椎名林檎的なね。この感じは個人的には苦手なもので…。

8 さようなら、おかえり ★★
普遍的ではあるんだけど、特に惹きつける魅力は感じない曲。
 
9 うれしくって抱きあうよ ★★★★
シングル曲であり、タイトル曲でもある。今のYUKIを象徴している幸せな気分になれる名曲。
花畑ではしゃいでいるかのような、気持ちよくうたたねしているかのような、とにかく温かい気持ちになれる。

10 ミス・イエスタデイ ★★★★
これがカップリング曲というのだから驚きだ。まぁ映画主題歌ではあったが。

11 汽車に乗って ★★☆
タイトルで「逢いに行くわ汽車に乗って〜」とJAM時代の名曲「KYOTO」を思い出す。
曲のイメージはその「KYOTO」と被るし、メロディはどことなく「チャイニーズガール」と被る。

12 同じ手 ★★☆
アコギ一本の静かな曲。YUKIの声の魅力を再発見できる。

13 夜が来る ★☆
2曲続けて静かな曲ということで少しダレる。夜が来て、また朝が来るんだね。
そういう意味では、やはり1曲目は「朝が来る」でないといけないのだろうな。

総評 ★★★★
これまでに比べて大人になったな、というのが第一印象。まぁ子供もいるし、そろそろアラフォーだからね。
ここまで変わったら、もうジュディマリ再結成もないんだろうなと思う。YUKIの世間的イメージも大きく変わったし。
でもそれでいいんだと思う。前には前、今には今の魅力がはっきり存在している。
そんなことを確かに感じさせてくれるアルバムだった。
331名無しのエリー:2011/06/10(金) 13:50:31.17 ID:QxR2fh+L0
誰か豊崎愛生のアルバムレビューしろよ
332名無しのエリー:2011/06/10(金) 22:42:54.92 ID:Lkn+8GRQ0
>>330
乙。
333名無しのエリー:2011/06/11(土) 16:14:55.31 ID:DTAIs3Ge0
>>330
乙です
334名無しのエリー:2011/06/12(日) 15:45:20.59 ID:YRQrWv9F0
メレンゲのアポリアのレビュー読みたい
335名無しのエリー:2011/06/14(火) 00:22:53.73 ID:P8I9Wp/x0
Young Love/サザンオールスターズ

1.胸いっぱいの愛と情熱をあなたへ ★★★★☆
サザンのアルバムの出だしはシリアスな曲が多いけど珍しく明るい感じの1曲目。かなりシンプルなバンドサウンドになっている。
サビの途中で裏声になるところが印象的。Cメロの歌詞が良い。

2.ドラマで始まる恋なのに ★★★☆
まさにサザン王道的バラード。
アルバムのタイトルが「Young Love」だけに青春の甘酸っぱい失恋をテーマにしている。未練たらたら。
特に目新しさは無いが万人受けする出来だと思う。シングルで出してもそれなりに売れたんじゃないかな。
ただ桑田自信は気に入ってないらしくライブでは一度も披露されず、後に出るバラードベストにも収録されなかった。

3.愛の言霊 〜Spiritual Message〜 ★★★★★
大ヒットシングル。神秘的な歌詞と民族音楽チックなサウンドが印象的。サビが耳に残る。
邦楽の中でも異色のヒットナンバー。歌詞が難解で面白い。
サザンの楽曲でもトップレベルの出来だと思う。

4.Young Love(青春の終わりに) ★★★★☆
アルバムの表題曲。若かったころを振り返る曲。
疾走感があり明るい曲調だがところどころ哀愁が漂っている。
2番のAメロではまだ元気だったころの毛ガニのパーカッションが聴ける。
当時のサザンは桑田+サポートメンバーで曲を作ることが多かったので久々にバンドの一体感を見せつけているナンバーだ。
336名無しのエリー:2011/06/14(火) 00:23:31.76 ID:P8I9Wp/x0
5.Moon Light Lover ★★★★
サザン王道的なバラード。『さよならベイビー』みたいな甘ったるいラブソング。
サビの韻の踏み方が聴いてて気持ち良くすんなり歌詞が耳に入ってくる。
2曲目とは違いライブでもたびたび演奏されベストアルバムにも2度収録されている。

6.汚れた台所(キッチン) ★★★★★
前曲とは打って変わって激しい社会派ロックナンバー。
一部の歌詞がけっこう過激。NHKで放送された際は歌詞テロップがカットされていた。
ラストのサビの盛り上がり方が良い。ライブは間違いなく盛り上がる曲でしょう。
売れ線の曲が多い中こういう曲をさりげなく入れてくるあたりが素敵。

7.あなただけを〜Summer Heartbreak〜 ★★★★☆
まさにサザン王道的夏の失恋ナンバー。シングル曲でミリオンヒットを記録している。
ひと夏の恋をテーマにしておりとても哀愁を感じる。この曲も未練引きずりまくり。
ぜひ海岸線をドライブしながら聴きたい曲。
桑田はこの曲を非常に気に入っているらしく、自身の作った楽曲の中でも3本の指に入る出来とのこと。

8.恋の歌を唄いましょう ★★★
サザンのアルバムに必ずある原由子がボーカルを担当したナンバー。
80年代のアイドル歌謡チックな曲で恋に落ちた乙女の心情を歌っている。
キーボードの音が心地良い。原由子の優しい歌い方もこの曲に合っている。

9.マリワナ伯爵 ★★☆
ふにゃふにゃしたギターの音で始まるナンバー。タイトルのマリワナとはもちろん大麻のこと。
これと言って印象に残らなく、一言で言えば地味。
337名無しのエリー:2011/06/14(火) 00:24:27.53 ID:P8I9Wp/x0
10.愛無き愛児(まなご)〜Before The Storm〜 ★★★★★
ピアノのイントロで始まる曲。日々の生活に疲弊し、居場所を失った現代人について歌っている。
とことん暗い曲で中には自殺を暗示した歌詞も出てくる。歌詞とメロディが非常にマッチしている。
サビで曲調が変わるのも良いアクセントになっている。個人的には今作でベスト。

11.恋のジャック・ナイフ ★★★★☆
60年代の歌謡曲をデジタルロックにした感じのナンバーで『愛の言霊』のカップリング。
歌詞が古風で演歌っぽい。デジタル音とのミスマッチ感がクセになる。

12.Soul Bomber(21世紀の精神爆破魔) ★★★★
ココロも体も病んだ男の唄。車や工事現場の騒音、赤ちゃんの泣き声などがサンプリングされている。
今までのサザンではあまりなかったような曲。

13.太陽は罪な奴 ★★★★
シングル曲。クリスマスソングっぽいアレンジだけど夏の曲。
曲はすごくポップ。ストリングスが良い味を出している。これもドライブで流したい。
歌詞の内容は7曲目と大体同じ。安心して聴けるナンバー。

14.心を込めて花束を ★★★★☆
サザンではお馴染みのラストを締めるバラードソング。結婚式をテーマにしている。
オーケストラを用いたしっとりとした曲。最後にぴったり。この曲を聴くと親孝行がしたくなる。

総評 ★★★★★
小林武史をタッグを組んだ「世に万葉の花が咲くなり」とは違い今作はシンプルに作られている。
「世に万葉〜」は桑田+サポートメンバーで作られることが多かったが、今作は原点回帰を狙っておりバンドサウンドを意識した曲が多い。
やはりサザンは6人でサザンだ、と言うことを認識させられる一枚。安定して良曲も多いしサザンのアルバムの中でも屈指の名盤。
クセのある曲も少なくとっつきやすいので初心者にもおススメ。
338名無しのエリー:2011/06/14(火) 10:03:32.99 ID:udMFCe9+0
>>337

あなただけをとか懐かしい
339名無しのエリー:2011/06/14(火) 22:00:57.23 ID:ZBgVuCCD0
>>337
340名無しのエリー:2011/06/15(水) 02:46:42.56 ID:k/aNPn9J0
MONSTER/B´z

1.ALL-OUT ATTACK ★★★★☆
ライブで盛り上がるであろうアップテンポなロックナンバー。Bメロでテンポが遅くなるがサビで再び速くなる。この緩急が良い。
サビのコーラスが印象的。今作ではサポートメンバーがコーラスを担当している曲が多い。
間奏では松本のトレモロギターが聴ける。この時期からCDでもライブでもトレモロをやたらと多様し始めた。気に入ってるのかね。

2.SPLASH! ★★★☆
シングル曲。打ち込みを用いたダンサブルなナンバー。歌詞がエロい。
ベースがやたらと頑張ってる印象。Aメロでは松本より目立ってる。
ただサビが『DEEP KISS』と酷似している。もしかしたら松本が『DEEP KISS』の存在を忘れていたのかもしれない。

3.ゆるぎないものひとつ ★★★☆
こちらもシングル曲。前曲と打って変わってアコースッティックな出だしで始まるミディアムテンポのナンバー。
シングルとしては地味。サビがあまり印象に残らない。ただ稲葉の歌詞が良い。相変わらず冴えない男の心情を書くのが上手い。
ちなみに稲葉はこの曲のギターソロが大のお気に入りとのこと。

4.恋のサマーセッション ★★★★
B´zとしては珍しいレゲェソング。≪学べや恋の夏期講習!!≫という歌詞が印象的。やっぱ稲葉の歌詞センスってすごい独特。
タイトル通り夏のラブソング。爽やかだけどところどころ哀愁を感じる。
久々にブラス隊が活躍している。初期のB´zを思い出す曲。
341名無しのエリー:2011/06/15(水) 02:47:11.20 ID:k/aNPn9J0
5.ケムリの世界 ★★☆
ホリエモンやら村上ファンドやらが起こした騒動を思い起こさせる社会風刺ソング。B´zでこういう曲を作るのは珍しい。
社会風刺と言っても暗くなくすごいコミカルな仕上がり。コーラスなども遊んでいる感じだし。
でも全体的にすごく物足りない。3分5秒と少なくあっという間に終わってしまう。最後のシャウトなんかももっと聴かせてくれよと思ってしまう。
最後のテンポが早くなるところなんかは好きなのであともう少しなにかが欲しかった。
あと冒頭の≪悪い奴?もちろん悪い!!≫という歌詞に吹いてしまったwwwww

6.衝動 〜MONSTER MiX〜 ★★★
シングルのアルバムバージョン。ラストのシャウトやギターが録り直されており、コーラスもサポートメンバーのモノになっている。
B´z定番のロックナンバー。曲が短く非常にあっさりしている。

7.無言のPromise ★★★☆
哀愁漂うバラードナンバー。キーボードとアコギが印象的。「和」をイメージして作ったらしい。
ラストでは『きみをつれて』を彷彿とさせる松本のギターソロが堪能できる。そのままフェードアウトしていくのがなんか良い。
ただ稲葉の歌い方がすこしねっとりしているので彼の声が苦手という人は受けつけないでしょう。

8.MONSTER ★★★★☆
アルバムの表題曲。ストリングスを用いたロックナンバー。イントロがかっこいい。
まさに『MONSTER』というタイトルに相応しい重厚なロック。ギターが躍動している。
ただ歌詞は稲葉らしく小市民的。『MONSTER』というのは人の心のダークな部分のことなんだろうね。

9.ネテモサメテモ ★★☆
ブルーハープで始まるナンバー。稲葉のへんてこな歌詞が炸裂している。
「BIG MACHINE」に収録されていそうな曲。なんというかあまり新鮮味がない。
342名無しのエリー:2011/06/15(水) 02:47:46.20 ID:k/aNPn9J0
10.Happy Birthday ★★
お気楽な誕生日ソング。正直アルバムに入れるほどかなと。
前向きで明るい曲だけどあまり印象に残らないなぁ。

11.ピエロ ★★★★☆
2曲目のカップリング。まさにB´z王道の歌謡ロック。ドライブソングということなので疾走感がありとても良い。
略奪愛の逃避行をピエロに例えて歌っている。昔は略奪愛や不倫をテーマにした曲が多かった。
5曲目同様出し惜しみしないで最後のアウトローをもっと聴かせて欲しかった。

12.雨だれぶるーず ★★★★★
稲葉の艶っぽいボーカルが聴けるブルースナンバー。
間奏のギターソロが良い。最初はしっとりしたギターソロで後半になって激しくなるのがかっこいい。
歌詞に出てくる当時の社会情勢を思い起こさせるワードが入っているところなどは稲葉ソロを彷彿とさせる。
一般受けはまずしない歌だろうけどB´z渾身の1曲だと思う。

13.明日また陽が昇るなら ★★★★☆
ポジティブなポップソング。≪ぼくらもう一度会うんだよ!≫と卒業を思い起こさせる内容。
とても優しい曲。シングルでだしてもそれなりに売れそう。ちなみにこの曲のギターソロもトレモロを使っている。
アルバムの幕を閉じるのにぴったりな曲なのに……これで締めていたら綺麗だった。

14.OCEAN 〜2006 MiX〜 ★★★★
大ヒットシングル。シングルバージョンよりロック色が強まっている。
正直無理矢理入れたような気がしてならない。収録しなくても良かったんじゃないかと思う。
曲自体は近年のB´zのバラードではピカイチだとは思うけどね。サビは耳に残るし歌詞は良いし。
まぁボーナストラックみたいなものかな。

総評 ★★★☆
B´z15枚目のオリジナルアルバム。今作は色んなタイプの曲が詰まっている。
全体的にロック色が薄れポップな感じな曲が多い(中には例外もあるけど)。
ただ良曲とそうでない曲の差が大きいような気がする。松本曰くこのアルバムが最高傑作とのことだがなんか物足りない。
シングル曲が5曲も入っているのでもっとアルバム曲を多く作って欲しかった。
343名無しのエリー:2011/06/16(木) 12:48:52.09 ID:ArtTIpHW0
>>342
344名無しのエリー:2011/06/17(金) 04:36:30.72 ID:/qEcBgRI0
あの…夢もてますケド。/遊助

1. Space Tour ★
動物の鳴き声や人の話し声のサンプリング音で始まる短いオープニングナンバー。
ダンスホールレゲエのようなダンスポップのようなマイナーペンタ一発曲で、出来としてはかなり厳しい。
今作で唯一作・編曲とも遊助単体名義になっており、確かにある程度リアルなショボさに調整されているが、まあ独力ではなさそう。
堂本剛でもアレンジまで単独名義でこなしたのは結構経ってからだった気が。別にアーティスト性を求められてもいないんだし、ハッタリ要らんのでは。
345名無しのエリー:2011/06/17(金) 04:38:38.92 ID:/qEcBgRI0
2曲目でもう本文長すぎになったのでまた避難所にしときます
346名無しのエリー:2011/06/17(金) 10:18:49.63 ID:VJInvgz90
貶すのが主目的のレビューはいらん
347名無しのエリー:2011/06/17(金) 14:49:24.34 ID:FyyaSwQQO
同意
348名無しのエリー:2011/06/18(土) 00:22:38.22 ID:cntd6nON0
love your life,love my life/豊崎愛生

1. Hello Allo ★★★★
嶺川在籍時のL⇔Rのような美メロポップス。シンプルなエレピの伴奏やポップなティンパニの使い方、知的なベースライン、
コーラスの掛け合いでひと山設ける構成等、アレンジも初期L⇔Rっぽい。ディストーションギターやオーケストラヒットで埋め尽くすような
力技感がなく、上品な出来。AメロもBメロも練り練りの長いメロディではないが表情の変化がしっかり出ていて、旨味がコンパクトに凝縮された曲。
歌唱力は無いが、歌詞が聞き取れないほどニャーニャーした歌い方にはなっておらず聴き易い。普段からこういう声だということか。
歌唱に起伏があればもっと良かったのかもしれないが、声を楽器的に使っているこの曲ではこういう淡白な歌い方のほうが正解なのかも。
349名無しのエリー:2011/06/18(土) 01:22:58.18 ID:f+vrm+0Z0
書き込みが出来ないなら避難所でレビューするって手もあるYO!
350名無しのエリー:2011/06/18(土) 16:04:53.53 ID:GumYWiRa0
Stereo Fabrication of Youth「KNOW FUTURE FOR YOU」

1.ビーチボーイズ ★★★
・タイトル通り、サマービーチを舞台にしたパンクロック。反町ドラマとは関係無い(多分)。
・Stereo Fabrication of Youth(以下「ステファブ」)のイメージとかけ離れて、
 歌詞はかなり能天気でおバカかつ脱力的な内容。でもイラッとはしない。
 当時のメンバーのルックス同様、歌詞もリア充なようで実は非リア充だからかもしれないが。
・ラムネのビー玉をジゴロに投げつけたい気持ちは良く分かる。
・歌詞カードには何故か英訳詞が載っているが、内容が実際の歌詞と全然違う。 
 『ざけんな!誰だよShin“G”って(意訳)』こっちが聞きたいわ。
351名無しのエリー:2011/06/18(土) 16:06:37.23 ID:GumYWiRa0
2.two creatures ★★★★☆
・「戦場の遠距離恋愛」「首都高ドライブ」「シリウス」などに並ぶステファブの代表曲にして人気曲の1つ。
・青臭い歌詞・キャッチーなメロディ・疾走感ある演奏・江口のエモと甘さを兼ね備えたハイトーンボーカルと、
 ステファブの特長が前面に出ている曲。アニメタイアップとかあったら確実にヒットしそう。
・しかし上で「青臭い」と表現したけど歌詞が凄まじい。
 歌詞だけ読んだら昔の黒歴史ノートを読んだ時に匹敵するくらいのムズ痒さを味わえる。「手錠」とか。
・ラストの大サビへ行く前にボサノバ調になる謎展開有り。このあたりが宅録ならではな気がする。
・後に東芝EMIよりリリースされるメジャーデビューアルバム『Audity』に再録されるが、
 アレンジが異り、ピアノが強調され、より洗練されたイメージになっている。
・が、個人的にはギターがギュインギュインに鳴っている荒削りな演奏のこっちのバージョンの方が好み。

3.オレンジスペクテーター ★★
・ギター担当の和田がボーカルを務める。ステファブの前バンドではフロントマンを務めていたらしいが、
 ボーカリストとしては正直魅力に欠ける。「ヘタウマ」という言葉で以ってしてもフォローし辛い。
・バックのローファイでドタバタした演奏が良い味を出していて、メロディも実は中々エモいのだが、
 前述の和田ボーカルでブチ壊している感が否めない。単純に勿体無い。江口が歌えばいいのに。
・この曲以外にもステファブには和田ボーカル曲が複数存在する。
 ライブでノリで披露するのもアリだとは思うが、こうして音源で残されるとなぁ…。本当に勿体無い。
352名無しのエリー:2011/06/18(土) 16:08:07.88 ID:GumYWiRa0
4.落陽 ★★★★
・夕暮れの帰り道というシチュエーションに彼女との別れの内容の歌詞を
 シューゲイザーサウンドに乗せて…という、ある意味究極のベタ要素満載な曲。
 (といっても他こういう曲があるかと言うと、VELTPUNCHの「HINOIRIのテーマ」しか思い浮かばなかった)
・青春の苦い思い出をハイトーンボーカルで歌うなんてさすがステファブあざといあざとすぎる。でも良い。
・何となく「WEAR Off」「MY LIFE AS AIR」「Usual tone of voice」の頃のAIR(車谷浩司)を彷彿とさせる。

・そしてがこの曲終わって2分半後、唐突に
 「平和への祈り、命込めて祈る唄声をお聴きください」と終戦直後のラジオのナレーションみたいな曲紹介が挟まり、
 その後…

Sec.メガネ ★★★★★
・シークレットトラックにして間違いなくこのCDのベストトラック。だが公共の電波では絶対流せません。
・演奏・歌詞・歌、全てテンションMAXでブチギレている。特に歌詞は2曲目で書いたのとは別の意味で凄まじい。
 幸いにも(?)シークレットトラックのため歌詞カードには載っていないが、
 音楽雑誌「QUIP DX 00004」の付属CDにこの曲の別versionが収録されており、歌詞も確認できる。
 まず1番Aメロで「右」と「左」に喧嘩を売っおや誰か来たようd
・Aメロ・Bメロを和田、サビを江口が担当するスイッチ・ボーカル形式をとる。
 「オレンジ〜」和田ボーカルを酷評したが、早口で過激な内容を早口で捲し立て、
 結果サビの高揚感を引き立たせてるのに一役買っている。特にサビの江口へのバトンタッチの瞬間はいつ聴いても鳥肌。
・日本崩壊警報!日本崩壊警報!
353名無しのエリー:2011/06/18(土) 16:09:48.06 ID:GumYWiRa0
総評.★★★★☆
・現在School Food Punishment・いきものがかり・SCANDAL等、
 EPIC所属の数多くのアーティストのプロデューサー業で多忙を極める
 江口亮(vo.&G)がフロントを務めるバンド・通称“ステファブ”の1stミニアルバム。
・公式音源としては1stフルアルバム『Are you independent?』に続いて2枚目。
 『Are you independent?』の頃は江口(Vo.&G.)と和田(G.&Vo.)の二人組だったが、
 後に内田(Ba.)と加藤(Dr.)が加わりフルメンバーとなる。「KNOW FUTURE FOR YOU」はこのメンバーでの公式初音源にあたる。
・クレジットに「Mixed at 和田家」とあるように、全曲宅録音源。
 だがパブリックイメージの「宅録」と違い、ステファブの場合むしろ「宅録」の方がスタジオテイクのバンドサウンドっぽい。 
 というか、次のシングル「1979」からスタジオ収録を導入し始めるのだが、
 リリース枚数を重ねるにつれてバンドサウンドより鍵盤やストリングスを多用するようになり、結果としてバンド性がどんどん薄れていく。
 ただ単に自主制作の頃はアレンジをしようにも予算や知識が足らなかったかった…とも考えられるが、
 いずれにせよ、それが逆に“ロックバンド”としてのステファブのサウンドが前面に出る結果となり、
 当時の次世代ギターロックを取り上げる音楽誌や下北界隈のロックファンの注目を浴びるようになったので、結果オーライだったのかも知れない。
・3曲目が個人的にちょっと引っ掛かるという点以外では、基本メロディーもポップなうえに
 バンド演奏もキレが良く、江口ボーカルも前作より成長しているので、万人に受け入れられ易いと思う。
 ネックがあるとすれば2曲目で書いたように青臭い歌詞か。 
・4+1曲収録で1,000円なのでコストパフォーマンスも良い。ギターロックが好きなら買い。
354名無しのエリー:2011/06/18(土) 20:48:00.72 ID:P7K+o4NB0
>>353
355名無しのエリー:2011/06/19(日) 16:46:40.99 ID:TVpqZLti0
ステファブ、そのCDとlifedoor探してるんだがどこで手に入るんだろう・・・
356名無しのエリー:2011/06/21(火) 00:52:37.98 ID:j6mOBspP0
初投稿&音楽的知識はあまりないのでお手柔らかに
moment/KOKIA

1.moment〜今を生きる〜 ★★

初っ端からタイトルトラックだが出来のほうはちょっと厳しい。歌詞は良いことを言ってらっしゃいますが
メロディーに合ってない。なんというか文章をむりやり歌っぽく朗読してるような印象を持ってしまう。
6分40秒もあるがこれといった盛り上がりもなくボーっと聞き流してたらようやく終わったという感じ。
357名無しのエリー:2011/06/21(火) 00:55:19.12 ID:j6mOBspP0
2.te a te ★★☆

M1のような歌詞のはまりの悪さはなくちゃんと歌になっている。ただ発声が声量がない人が
無理に喉から声を出してるように聞こえてしまい、なんか苦しい。声楽科出身だしこれまでの
作品から考えても喉から出してるなんてのはありえないけど、聞いててちょっと苦しい歌唱。

3.From16 ★★☆

M1同様、歌詞のはまり方が悪すぎる。特にサビ。歌詞はこれまた一曲目同様良いことを言ってらっしゃいますが、それがまた
文章をむりやり歌っぽく朗読した感を出している。ただサビ以外はそんなに強引じゃないし、M1より短い(といっても六分弱)分
ダレないので評価はちょっと上。

4.大人のオオカミ ★★★★

ようやく聴いてよかったと思わせる良曲がきた!歌詞も早口気味のところはあるが
ちゃんとメロディーにあっているし、KOKIAの力強い歌唱を堪能できる一曲。
358名無しのエリー:2011/06/21(火) 00:57:39.06 ID:j6mOBspP0
5.大丈夫 だいじょうぶ  ★★

これは歌詞のはまり方が悪いとかではなく、個人的な好みの問題。声のトーンを限界まで落とした
スローテンポ曲は歌手を問わず個人的に好きではない。しかもスローテンポのウィスパー歌唱で5分は長すぎる

6.本当の音 ★★★★☆

買ってよかったと思わせる名曲。「カッコ付けるしかない様な有様」「現実と夢の狭間で必死に立っていようとした」
といった詩が本当に必死というか、切羽詰ったような歌唱によって説得力を持ち、表現力のなんたるかを教えてくれる。
6分20秒あっても歌唱の緊張感が全くダレさせない。

7.優しい調べ ★★★

理由は後述するが、ここからは曲単位で評価するのが正直難しい。曲そのものは悪くない、むしろ良いどころか
アルバムの構成次第で8点か9点ぐらいつけててもおかしくなかった。でもこの流れで聴くと印象に残らない。
ああ、またこういう曲(スロー〜ミディアムテンポバラード)ですかと思ってしまう。収録時間5分17秒
359名無しのエリー:2011/06/21(火) 01:00:32.73 ID:j6mOBspP0
8.空でつながっている ★★

この手のバラードはもうおなかいっぱいです、すいません。あと空でつながってるわ、一人じゃないという
歌詞も微妙歌いまわしもなんとなく能天気な印象で彼女の生命線だと思ってる説得力を感じない。
収録時間5分58秒

9.愛と平和と音楽と ★★☆

曲単体で聴けばこんな評価にはならない。だがこのアルバムの流れで聴くとあ〜はいはい
またこういう曲ですかという印象。「愛と平和の歌がこの世界を明るく照らすよ」とおっしゃるが
M8よりは歌の説得力が回復してるかな。収録時間6分23秒

10.5つ目の季節 ★★

ダレる。M7からずーっと歌唱もアレンジも耳触りが変化しない。歌詞がわからない外人さんに聞かせたら
ほとんど同じに聞こえるんじゃなかろうか。本当に起伏がなく、M7からずっとすごく長い曲を聴かされてる
ような印象を持ってしまう。そして極めつけは収録時間が今作最長の7分18秒。もう勘弁。
360名無しのエリー:2011/06/21(火) 01:04:02.31 ID:j6mOBspP0
11.もう一度… ★★

一気に声のトーンが落ちるので、ようやくM7〜M10の似たり寄ったり楽曲群から脱出。
ただ残念ながらM5で書いたように、極端に声のトーンを落としたスローテンポ曲は
個人的に好きではない。
361名無しのエリー:2011/06/21(火) 01:08:21.90 ID:j6mOBspP0
総評 ★★

前作「REAL WORLD」が素晴らしかったので期待して買ったらガッカリした一枚。曲単位では評価すべきところはあるが
アルバムの構成が致命的にまずい。特にM7からは似たような曲がバラードが続く上に収録時間を見てもわかるとおり
M10まで徐々に長くなっていく。そしてステージ・レコーディングなる手法の影響かコーラスを大量に重ねたりせず
アレンジの引き出しも多くない印象。結果として歌もアレンジも似たり寄ったりな上に一曲あたりの収録時間が長いせいで
M7〜M10のくどさがものすごいことになっていて、曲単体なら評価できるのにアルバムの流れで聞くと耳を素通りする。
よほど集中して聞かない限りM6までは印象に残るがM7からはなんか似たような曲が延々続いてるな〜と思い、M11でやっと
終わったかと感じる。M7〜M10の4曲は使い方次第で良曲になったのだろうがアルバムは曲の出来だけではなく、曲順や全体の
バランスも大事なのだと再確認した一枚。次作に期待。
362名無しのエリー:2011/06/21(火) 02:15:20.59 ID:VxNdCo5uO

読む専の自分が言うのも変だけど怖がらなくて大丈夫なんでどんどん投下してほしいです
363名無しのエリー:2011/06/21(火) 22:50:05.44 ID:z9j69I2nO
>>361

コンサートも行ったけどだいたい同じ感想だわ
364名無しのエリー:2011/06/24(金) 00:28:50.18 ID:GNKlBcm50
>>361


My song Your song/いきものがかり

1.プラネタリウム ★★☆
シングル曲。ノスタルジックでしっとりとしたバラード。
吉岡聖恵の優しい歌い方が曲に合ってる。ただちと長い。

2.気まぐれロマンティック ★★★★
こちらもシングル曲。ブラス隊を取り入れたキャピキャピのアイドルソング。
いわゆるツンデレチックな歌詞が可愛いね。曲調もすごい華やか。
すごいポップで万人受けする曲。

3.ブルーバード ★★★
シングル3連発。昭和の歌謡曲みたいなナンバー。
サビで≪蒼い蒼いあの空≫という歌詞をやたら連発するのが印象的。

4.スパイス・マジック ★★★☆
爽やかなポップソング。新鮮さは無いけどどこか懐かしい感じがする曲。
歌詞も前向き。気持ちが沈んでいるときとかに聴くと良さそう。

5.かげぼうし ★★★☆
こちらも爽やかなポップソング。まぁ前曲と同じタイプの曲です。
365名無しのエリー:2011/06/24(金) 00:29:58.43 ID:GNKlBcm50
6.帰りたくなったよ ★★☆
シングル曲で彼女らの代表曲。当時はやたらとこの曲をテレビで披露していた気がする。
まさにど真ん中直球バラード。聴いていると故郷を思い出してしまう。
サビのメロディも耳に残り良い。ただ少し長く感じる。メロディも単調で何度も聴こうとは思わない。

7.message ★★★☆
『気まぐれロマンティック』のカップリング。A面同様キャピキャピしている。
歌詞のところどころに死語が入っているのが印象的。遊び心を感じる。
聴いていて楽しい気分になる曲。こういう曲が彼女たちの魅力かね。

8.Happy Smile Again ★★☆
『プラネタリウム』のカップリング。ほのぼのしてるポップソング。ほかにこれと言った特徴は無いです。

9.くちづけ ★★★☆
今までの流れをぶった切るダークな曲。今作では異色。
エレキギターをジャンカジャカ鳴らしたイントロが印象的。これも昭和っぽい。
大人びた曲。ちょいと背伸びしてる感じがするけど。

10.僕はここにいる ★★★☆
吉岡聖恵が初めて作詞作曲を担当したナンバー。なんというかすごいシンプルで素朴。
吉岡の優しい歌声がこの曲に非常にマッチしてる。子守唄みたいな感じ。
そんなに耳に残るメロディというわけではないけどとても良い。ホットミルクみたいに聴くと心が和らぐ曲。
366名無しのエリー:2011/06/24(金) 00:31:13.17 ID:GNKlBcm50
11.プギウギ ★★
のちの『じょいふる』みたいなナンバー。ユニークな曲。
ただ『じょいふる』ほど激しくなく、はっちゃけてもないので盛り上がりに欠ける。

12.幻 ★★★★
ピアノ中心のしっとりとしたバラード。アレンジはスキマスイッチの常田が担当している。
サビのメロディが良い。しんみりとする。
シングルとして出してもそれなりに売れそうな曲。アルバム内のバラードでも一番の出来。

13.心の花を咲かせよう ★★☆
全国高校サッカー選手権のテーマソングだった曲。前曲とは違い前向きで華やかなバラード。
まぁ彼女たちなら量産出来るような曲です。

14.帰りたくなったよ -acoustic version- ★★★
『帰りたくなったよ』の別バージョン。フルートの音色が印象的。
シングルバージョンよりコンパクトな長さになっている。

総評 ★★★
いきものがかり3枚目のオリジナルアルバム。
かなりポップな出来で老若男女、色んな世代に気に入られそうなアルバム。
吉岡聖恵のボーカルが良い。圧倒するような歌唱力ではない。でもそこが良い。
ただ似たような曲が多いので途中で飽きるお。
367名無しのエリー:2011/06/26(日) 00:32:34.71 ID:+n8a8oIm0
>>364


避難所にレビュー書いたよ それにしても忍法帖ェ…
368名無しのエリー:2011/07/02(土) 01:49:11.42 ID:OyK2yr3O0
10ナンバーズ・からっと/サザンオールスターズ

1.お願いD.J ★★★★
爽快なロックナンバー。アメリカのラジオDJ・ウルフマンジャックについて歌った曲。
ラジオ好きの心情を上手く表現してる歌詞が良い。この曲を聴くと深夜ラジオを熱心に聴いていた時代を思い出す。
間奏では桑田がウルフマンジャックのモノマネを披露している。

2.奥歯を食いしばれ ★★★★
前曲と打って変わってダークなナンバー。
サザン特有のおふざけな感じはまったくせずとにかくシリアス。女と別れた男の心情を力強く歌い上げている。
原坊のキーボードが良い。この曲の緊張感をより強く演出している。
そしてラストは一転してレゲェへと変化する。
桑田のレゲェ特有の脱力した歌い方に、いくつも重なるコーラスが合わさってなんとも言えない不思議な雰囲気を醸し出している。

3.ラチエン通りのシスター ★★★☆
ハーモニカが印象的でとてものどかなラブバラード。ハーモニカがホントに良い仕事をしている。
桑田の青春時代を歌っているらしい。こういう青春を過ごしたかった。
ちなみにラチエン通りというのは実際に茅ヶ崎にあるとか。

4.思い過ごしも恋のうち ★★★☆
アップテンポなナンバー。のちにシングルカットされている。
Bメロの桑田のまくし立てるような歌い方が印象的。若いから勢いがあるね。

5.アブダ・カ・ダブラ (TYPE.1) ★★★
ミュージカルみたいなナンバー。楽しげでポップな曲。
毛ガニのパーカッションが躍動している。ブラスの音が軽快で良い。
ラストに飛行機の飛行音が流れる。ここでA面終わり。
ちなみに最後のほうでのちにシングルのB面で収録される『青い空の心 (No me? More no!)』が少し聴ける。
369名無しのエリー:2011/07/02(土) 01:52:16.30 ID:OyK2yr3O0
6.アブダ・カ・ダブラ (TYPE.2) ★★☆
ここからB面。まぁ前曲とほぼ同じ。
正直分けないで欲しかった。もっと色んな曲が聴きたいし。
前曲でちょっと流れる『青い空の心 (No me? More no!)』を収録するという話もあったみたいだけどね。

7.気分しだいで責めないで ★★☆
2ndシングル曲。表記されてないけどアルバムバージョン。『勝手にシンドバッド』の二番煎じのような曲。
ただし桑田自身がそうしたかったわけではなく事務所から無理矢理つくらされたらしい(山中湖の小屋で軟禁されたというのだから恐ろしい)。
なのでシングル版は半ば自棄を起こした感じになっている。演奏が雑で訳のわからんシャウトを連発している。
しかし今回改めて録り直されて、かなり良くなった。こっちのほうが丁寧な感じがする。
なんというか勢いだけなナンバー。

8.Let It Boogie ★★★
アップテンポなアンバー。歌詞がエロい。
最後でサビをこれでもかと連発し、思いっきり盛り上げようとする。
原由子のコーラスが良い。サビの『ヤヤヤヤヤ〜』の声が可愛いらしいね。

9.ブルースへようこそ ★★
中華風のイントロで始まる曲。今作で一番の問題作。
なんてったってサビの最初の歌詞が≪男のが良いの〜≫だもの。濃厚なホモソング。
男とヤッたら意外と女より気持ち良くて戸惑っている男の歌。TVで演奏されたら2ちゃんの実況板が大変なことになるでしょう。
しかし生々しい。≪ただひとつ気がかりになるのは味噌よ!≫って……味噌って桑田さん……。
曲自体は渋くてかっこいいんだけどねぇ……。苦手な人は苦手でしょうなぁ。
ちなみに歌詞に出てくる「ムクちゃん」というのはベースの関口和之のあだ名である。桑田もラジオで仄めかしてたし実話なのかねこの曲は……。

10.いとしのエリー ★★★★☆
あまりにも有名なサザンの大ヒットバラード。
サビの≪笑ってもっとBaby〜≫のフレーズが印象的。愛する人の捧げる歌詞がグッとくる。
ラストのサビの盛り上がりも良い。結婚式で歌いたい曲。
370名無しのエリー:2011/07/02(土) 01:52:50.63 ID:OyK2yr3O0
総評 ★★★
サザンの2ndアルバム。デビュー作とは違いちゃんと洗練されているなという印象。
ただ桑田自身もこのアルバムを駄作と評してるようにあまり良い出来とは言えない。
当時は色々と忙しくてノイローゼ気味だったらしくあまり集中して作れなかったらしい。
前半の流れは良いんだけどねぇ。後半がイマイチ。
まぁ1〜4曲目は良いのでサザンファンなら買うべきでしょう。とくに2曲目はこのアルバムでしか聴けないし。
371名無しのエリー:2011/07/02(土) 15:11:15.99 ID:CcRVFHQC0
>>368
372名無しのエリー:2011/07/03(日) 14:16:10.74 ID:PmmMGdqLO
373名無しのエリー:2011/07/05(火) 07:41:07.06 ID:DieXfZ0X0
無いようなので
ユニコーン/Z (2011/5/25)

01.頼みたいぜ ★★★☆
作詞作曲、歌:奥田民生
前作「シャンブル」のオープニング「ひまわり」とは打って変わって、ストレートでシンプルなロックンロール。
チャックベリーや初期ビートルズなど50〜60年代のロックンロールの影響が強いと見る向きも多数。
また、歌は奥田と他メンバー4人との掛け合いで歌われている部分が多く、キャッチーである。
アルバム全体を通して貫かれている躍動感のあるバンドサウンドを象徴する一曲。

02.Z LIFE ★★★★☆
作詞作曲、歌:阿部義晴
デヴィッド・キャンベルのアレンジによるホーンセクションを大きく導入した楽曲。
若さこそ正義、という価値観に対する、年をとった今だからこその良さが素晴らしいのである、という
阿部の強い思いが歌詞に表れている。
曲自体はミディアムテンポの王道的なロックではあるが、巧みな転調や展開の多い間奏でひねらせている。




374名無しのエリー:2011/07/05(火) 07:42:21.57 ID:DieXfZ0X0
03.デジタルスープ ★★★★☆
作詞作曲:阿部義晴 歌:奥田民生
先行シングル曲。再始動後の名曲に多くみられる阿部作奥田歌のパターン。
本作もその期待を裏切らない出色の出来。
重々しいイントロからシリアスなAメロ、うねるBメロ、キャッチーでメロディアスなサビ、
とセクションごとに全く違った表情を見せる大胆な構成に"巧"。
逆回転のギターソロも本作の持つ混沌としたイメージによくマッチしている。
ちなみに"デジタルスープ"とは、"海は生命のスープ"という言葉がヒントとなって生まれたタイトルだそうだ。


04.手島いさむ物語 ★★★
作詞作曲、歌:手島いさむ

前作「シャンブル」収録の手島楽曲「オッサンマーチ」の延長線上にあたるハードロック曲。
ギタリストの作品でありながらドラムソロ、オルガンソロはあるもののギターソロがない。
(ライブでは最後にギターソロが付いてました)
また、この曲も他メンバーとの掛け合いで歌われる箇所が多い。
インパクトのあるタイトルの由来は、歌詞を読んだメンバーが歌詞の主人公が日頃の手島そのものであると指摘したため。
375名無しのエリー:2011/07/05(火) 08:01:49.72 ID:DieXfZ0X0
05.AGONY ★★☆
作詞作曲、歌:EBI

毎回異色の作品を提供することで知られるEBIであるが、この曲を独特である。
スローなレゲエ調のリズムとサイケデリックな演奏に呪文のようなコーラスが乗るイントロに始まり、
続く尋常じゃない量のエコーがかかったEBIの歌パートは最後まで絶望的に暗い。
この曲を聞いてチャゲ&飛鳥の「焦燥」という曲を思い出したのは自分だけか。

06.SAMURAI 5 ★★★★☆
作詞作曲、歌:阿部義晴

発売前から各方面で話題を呼んでいたハイテンポのロックナンバー。
日本で80年代後半〜90年代初頭にかけて大流行したいわゆる"ビートパンク"という音楽スタイルを
21世紀のユニコーンが演奏する、というコンセプトである。
確かにテンポが速く勢いがあるのだが、どこか重厚で落ち着きのある感じもするのは、
ベテランバンドが演奏している所以であろう。
個人的には当時のビートパンクというより、サビの8分のピアノとか間奏のセリフとかから
氣志團のイメージに近いかなあ、と思う。
376名無しのエリー:2011/07/05(火) 08:28:02.52 ID:DieXfZ0X0
07.明日 ★★★☆
作詞作曲、歌:奥田民生

奥田作のこれまたシンプルなロックンロール。
ローリングストーンズやストリートスライダーズのようなグルーヴィーな側面が強い。
奥田ソロでもありがちな曲調ではあるが、カウベルやメロトロン、
阿部の全編にわたるハーモニー等で大変カラフルな仕上がりとなった。

08.ゆめみら ★★★★☆
作詞作曲、歌:阿部義晴

阿部得意の、無駄のないメロディが特徴のバラード。
中期ビートルズ風のアレンジがなされており、ストリングスも導入されている。
簡素なメロディがかえってストリングスを引き立たせている。

09.ウルトラヘブン スーパーマイルド ★★★☆
作詞:手島いさむ、奥田民生 作曲、歌:奥田民生

奥田作にしては珍しい、16ビートの楽曲。
軽快な16ビートに乗せて、言葉数の多い歌詞を歌うというスタイルである。
キレのあるコードカッティングやワウが効果的なソロなどギター面での聞きどころも多い。
また近年の奥田作にはこれまた珍しく、メジャーセブンス系のコードが多い。
それもあってか、今までのユニコーンになかったクールな仕上がりになっている。
377名無しのエリー:2011/07/05(火) 08:44:43.11 ID:DieXfZ0X0
10.オレンジジュース ★★★★
作詞作曲、歌:阿部義晴

レディオヘッドの「Sit Down Stand Up」「2+2=5」のパクリではないか?と一部で話題になっている問題作。
しかし阿部らしいメロディアスなAメロは日本人向けであるし、
川西のパワフルなドラミングを軸にしたハードなグルーヴは紛れもなく今のユニコーンにしか出せないもの。
前作「シャンブル」収録の「R&R IS NO DEAD」に続く、グルーヴ推しの楽曲。

11.いい雨 ★★★★
作詞作曲、歌:奥田民生

本アルバムの奥田作品は本人も言っているようにメロディよりリズムやグルーヴを重視したものが多いが、
この「いい雨」は奥田らしいゆったりとしたメロディが心地よいミディアムナンバー。
珍しく他のメンバーのコーラスも一切入っていないので、奥田ソロと変わらないのでは?
という疑問を持つ人もいるかもしれないが、メロディの良さがそんなことを全く気にさせない。
378名無しのエリー:2011/07/05(火) 09:10:31.00 ID:DieXfZ0X0
12.ライジングボール ★★★★★
作詞、歌:奥田民生 作曲:阿部義晴

初めてフルで聞いた時、ついにユニコーンはここまで進化したのか、と
長年ユニコーンを愛聴してきた者としては感動が止まらなかった。
力強さと繊細さが融合した完璧なメロディラインと、シンプルな8ビートを
ここまでスケールの大きな演奏に聴かせる円熟味のあるグルーヴが特に素晴らしく、
間違いなくベテランミュージシャンの賜物と言えるであろう。
ストリングスの導入もこの曲の壮大さを演出するのに大きく貢献しており、
本当に、タイトルどおり、青空と、それに向かって高く高く上昇するボールを想起させる
壮大な楽曲となった。
高めのキーで張り上げるように歌う奥田のヴォーカルも近年のソロではなかなか聞けないもの。
379名無しのエリー:2011/07/05(火) 09:17:25.38 ID:DieXfZ0X0
13.さらばビッチ ★★★★
作詞:川西幸一 作曲、歌:阿部義晴 ラップ:川西幸一、EBI

手島のタッピング+スライドを駆使した巧みなリフからスタートする、"ユニコーン流ミクスチャー"。
川西、EBIによるラップパートと阿部が歌うハードロックパートに分かれている。
特に川西のラップはこれまでになく"本格派"を意識した迫真の仕上がりでかっこいい。
これまでのユニコーンだったらこの手の楽曲はギャグっぽく聞かせたのであろうが、
これはどうやらマジのようだ。阿部パートの狂気的なシャウトといい、目が笑ってない。

14.裸の太陽 ★★★☆
作詞、歌:奥田民生 作曲:奥田民生、手島いさむ

昨年リリースされたシングル曲で、アクエリアスのCMソングとして大量オンエアされていた。
中期ビートルズ調の奥田作品の王道とも言える曲調。
正直、この曲の評価は難しい。奥田の08年のシングル「SUNのSON」に曲調も作風も
似すぎている。しかし、こうしてアルバムの中で何度も聞いていると紛れもなく
ユニコーンの楽曲に聞こえてくる。
曲自体は単純に好きなので、★★★☆ということで。
380名無しのエリー:2011/07/05(火) 09:35:21.71 ID:DieXfZ0X0
総評:★★★★★

個人的にはユニコーンの最高傑作だと思います。
正直これまでのユニコーンの作品はネタ先行な面も強く、それはそれで好きでしたが、
最初の解散の原因のひとつがそれだったのも事実だと思います。
今回、阿部曲を中心にまじめな曲が多いですが、
ネタに頼らずとも完成度の高いものが作れる作曲力、演奏力を発揮できるようになった、
ということではないでしょうか。
381名無しのエリー:2011/07/05(火) 09:37:01.99 ID:DieXfZ0X0
反面、Amazonのレビューに書いている方もいますが、
ユニコーンの"B級の覇者"的な面に魅力を感じている人には物足りない内容だと思います。

それでもやはり、ネタ勝負から楽曲勝負へと転化した今回のアルバム、
阿部率が高いので奥田ソロから好きになった人にはあまりお勧めできませんが、
単純に「メロディアスで演奏の質が高い」ロックアルバムを聞きたい方には
確実にお勧めできます。

新規、というか奥田ソロすら知らない、興味ない方はベストより先に
こっちを聞いてください。
382名無しのエリー:2011/07/05(火) 11:30:15.18 ID:nPJ7O+KD0
>>381
乙です
聴きたくなってきたな
383名無しのエリー:2011/07/09(土) 00:14:12.48 ID:K7epZqUIO
だれか9mmの新譜お願いします
384名無しのエリー:2011/07/09(土) 00:19:46.24 ID:zITkirxu0
385名無しのエリー:2011/07/09(土) 00:30:22.57 ID:zITkirxu0
ものすごい簡単に9mm parabellum bullet movement
1.荒地 ★★☆☆☆
一曲目の盛り上げ役としては良い
いままでの9mmって感じ
2.survive ★★★★★
うねらせたギターから始まる 新境地って感じ かなり良い
3.新しい光 ★★★★☆
いままでの9mmからダサさをとった感じ
嫌いだった人も普通に聴けるのでは
4.face to faceless ★☆☆☆☆
印象に残らなかった
5.銀世界 ★★★★★
まさかの美メロ これもダサさが無くなっている 所々凝ったところもある
こういう曲もこれからは作っていくのかと思うと今後が楽しみ

386名無しのエリー:2011/07/09(土) 00:39:20.57 ID:zITkirxu0
6、7、8 ★☆☆☆☆
印象残らず
9.endless game ★★★★☆
最初バクホンみたいだと思った 普通にかっこいい ダサさがここにきて炸裂しいているww
10.scenes ★★☆☆☆
曲調はかっこいいが... 普通...
11.カモメ ★★☆☆☆
普通にいい曲だけど9mmでやらなくても良い気がした
総評 ★★☆☆☆
ここは厳しめに 今後に期待できる曲もあったし変化している途中だと思うと納得できる あとなんども書いたようにダサさがあまり無い ここは意見が別れるとこだろう 適当でスマソ
387名無しのエリー:2011/07/09(土) 01:59:16.17 ID:m3jqRG4m0
>>386
乙ですん
388名無しのエリー:2011/07/10(日) 02:38:56.97 ID:VflrecAu0
>>386
乙です。

避難所の方に9mmのアルバムのレビューを書いておきました。
389名無しのエリー:2011/07/10(日) 05:12:27.31 ID:Sy8dxxG20
需要あるかわからんけども

ここにいたこと/AKB48

1.少女たちよ ★★★
爽やかで王道的なポップナンバー。サビは高揚感を煽るようなメロディ。
シングルっぽい感じを狙ったようなアレンジ。キメやオカズがハッキリしてる。

2.Overtake(team A) ★☆
こちらも爽やかなポップ。前曲がかっちりしてたせいか、やや平坦に感じる。
右からのギターのバッキングがもにょもにょしてすんごく気持ち悪い。もうちょい音作りとかどうにかならんかったのか。
あと歌詞もなんか変なファン目線が混じってて気持ち悪い。これは需要あんのか?
あとこのチームは歌聞いてると不安になる。

3.僕にできること(team K) ★★☆
まだまだ爽やか路線。ただこれはちょっと熱い感じ。歌詞もなんか気付いたら地球環境とかそんなのが出てくる。
歌は安心して聞ける。サビの頭は一瞬WANDSとスラムダンク思い出したよ。
390名無しのエリー:2011/07/10(日) 05:15:25.72 ID:Sy8dxxG20
4.恋愛サーカス(team B) ★★★
アラビアンなスケールで韓国エレクトロとでも言わんばかりのシンセ音が鳴ったかと思いきや、チープで可愛らしい2ビートが展開。
左右から絶え間なく出てくる声を作ったセリフとか、アニソンみたいなアレンジ。
あえて言えば、ユニコーンの大迷惑で極限まで馬鹿をやった感じ。

5.風の行方(倉持明日香, 指原莉乃, 高橋みなみ, 大島優子, 峯岸みなみ, 柏木由紀) ★★★★
なんだこのラルクみたいなタイトル。曲は浜田省吾っぽい。
メロウなミディアムバラードで、普通に良いJ-POP曲。
ギターアレンジはちょっとV系みたいだ。

6.わがままコレクション(多田愛佳, 前田亜美, 小森美果, 佐藤すみれ, 渡辺麻友, 松井珠理奈) ★★
歌ってるメンバーが若年層なこともあってか、やたらとアイドルアイドルした曲。
メロディが歌唱力を超えてしまってサビ終わりは軽く事故。裏のホーン系の方が耳を引いてしまう。

7.人魚のバカンス(高城亜樹, 仁藤萌乃, 横山由依, 河西智美, 北原里英, 佐藤亜美菜, 増田有華) ★★★★
タイトル通り、リゾート地のような心地よい夏感覚のミドルナンバー。
ベースが引っ張って、他は音数少なめなので落ち着いて聞ける。
なんかKARAに似た曲あった気がするけど思い出せない。
391名無しのエリー:2011/07/10(日) 05:17:36.34 ID:Sy8dxxG20
8.君と僕の関係(前田敦子, 板野友美) ★★
名前見ただけで歌が不安になるユニット…。まぁそんな酷くはないけど。
かなり簡素化したエレクトロポップナンバー。
間奏で”フィーチャリング〜”よろしくなラップあるんだけど、真面目に考えてこれ入れたなら馬鹿にも程がある。

9.イイカゲンのススメ(片山陽加, 小嶋陽菜, 篠田麻里子, 秋元才加, 宮澤佐江, 松井玲奈) ★☆
中途半端な90年代的メロディが消化不良でもやもやする。歌詞もなんかもやもやする。小嶋と秋元が声作りすぎて浮いてるのもなんかもやもやする。

10.High school days(team 研究生) ★★★
何でだかわからんけどベース音がでかい。ラルクとかBUCK-TICK並とまではいかなくても、この手のアイドルソングではあまり聞かないくらいにはでかい。J-POPというよりは完全にバンド系のそれ。
曲はちょっと切ない感じのポップナンバーです。

11.チームB推し(team B) ☆
まぁだからチームB推しの人だけ聞けばいいんじゃないの。コミックソング。
392名無しのエリー:2011/07/10(日) 05:19:54.46 ID:Sy8dxxG20
12.チャンスの順番 ★★★☆
ここからシングル連打。
結局じゃんけんで勝った人はあんまり報われなかった茶番の時のシングル。
ただ曲は地味だけどそこそこ良い。シングル用アレンジで同じキーのせいか、シンセフレーズがところどころ"ポニーテールとシュシュ"と同じだけど。

13.Begginer ★★☆
初ミリオン。いまどきのエレクトロ路線でちょいとハードなアレンジ。
それなりにまとまってる分面白みはない。

14.ポニーテールとシュシュ ★★★★☆
作りも丁寧だし、それでなくても良い曲。疾走感もありつつ壮大なサビが素晴らしい。転調の仕方なんかはAKBの曲で一番スムーズだし。
文句のつけどころが無い。あえて言えばBメロのベースの位置はもうちょっと頑張れると思う。

15.ヘビーローテーション ★★★
”会いたかった”に代わる代表曲はこれなのかな。とりあえず一聴目のインパクトだけは凄い。
ただ代表曲なのに音がウンコ。素人みたいなミックス。音割れてる気がする。
ギター弾いてるのはThe Birthdayの人らしい。
393名無しのエリー:2011/07/10(日) 05:22:08.74 ID:Sy8dxxG20
16.ここにいたこと (AKB48 + SKE48 + SDN48 + NMB48) ★★★
ベタベタのシメバラード。AKB関連のグループ全部、総勢192人が参加してるけど表記されてなかったらわかんない。
合唱なので”桜の栞”とか、あぁいう卒業系のバラード。

総評 ★★★
3枚目にしてAKB初のオリジナルアルバム。今まで通りベストで良かったんじゃないかと思う。
前のアルバムでもそうだったけど、いまいち個々の差がハッキリしない曲が多い。イントロとかで無理矢理印象づけさせる前にメロディもうちょっと練ればいいのに。
結局シングルのインパクトが一番強い。そのくせシングルは音悪めっていうジレンマ。もうほんとベストにしとけよ。レンタルで十分。
394名無しのエリー:2011/07/11(月) 00:31:05.76 ID:+iDlRXM30
>>393
乙です


B'z The "Mixture"/B´z

1.だからその手を離して -Mixture style- ★★★☆
デビュー曲の再録。打ち込みから生音へと変わっており、かなりハードロック色が強くなった。
オリジナル-バージョンよりも全然良い。オリジナルは打ち込みやギターやボーカルがヘナヘナ過ぎる……。
再録モノでここまでレベルアップするのも珍しいんじゃないでしょうか。

2.YOU&I -Mixture mix- ★★★★★
『ねがい』のカップリング。オリジナルバージョンよりデジタル音が控えめになっている。
シングルのカップリング曲の中ではトップレベルの人気を誇る曲。2008年のベストアルバムでも収録された。
B´zらしいブラスを多様したナンバー。明るくて楽しい気分になる曲調だ。
がしかし、歌詞は曲調と打って変わって根暗でネガティブである。稲葉の内省的な歌詞が炸裂している。
男の心の奥の心情を歌った名曲。

3.OH! GIRL -Mixture style- ★★★★
2ndアルバム「OFF THE LOCK」に収録された曲の再録。ロック色が強くなり最後がフェードアウトではなくなっている。
疾走感がありライブとかで盛り上がりそう。最近の稲葉みたいに高音を多様せずに軽く歌っているのでファン以外の人でも聴きやすいと思う。

4.NEVER LET YOU GO -Mixture style- ★★★
前曲と同じく「OFF THE LOCK」の曲の再録。不倫をテーマにしたバラード。重い。B´z初期はやたらと不倫や略奪愛の曲が多かった。
原曲よりギターが重くなっている。最近の稲葉みたいにねっとりとした歌い方ではないのでけっこう聴きやすい。
395名無しのエリー:2011/07/11(月) 00:33:16.89 ID:+iDlRXM30
5.JOY -Mixture mix- ★★★☆
『愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない』のカップリング。しんみりとしたミディアムテンポの曲。
別れた恋人を忘れられない男の歌詞が良い。曲調とマッチしている。間奏とアウトローのギターソロが渋くてかっこいい。
稲葉の歌い方も落ち着いていて大人っぽいし高音を多様する最近とは全然違う。

6.今では…今なら…今も… -Mixture style- ★★★★★
3rdアルバム「BREAK THROUGH」の曲の再録。間奏のギターソロが変わっている。原曲よりこちらのほうが良い。
失恋ソング。最後の≪今はもう別々の人生を歩いている 二つの足音街角に消えていくよ≫という歌詞が切ないね。

7.孤独の Runaway -Mixture style- ★★★★
ミニアルバム「Mars」の曲の再録。ハードロック色が強くなっている。
ノリノリで楽しい気分になれる曲。この曲を聴くと仕事を投げ出してどこかへ逃げたくなる。
最近のB´zには無い松本の長いギターソロが堪能出来る。

8.MOVE ★★★☆
『ミエナイチカラ』と両A面だった曲。前曲と同じくハードロックナンバー。疾走感があり聴いていて気持ち良い。
タイアップが塾のCMソングだったためか自己啓発チックな歌詞になっている。個人的には2番Aメロの歌詞がすごく耳に痛い……。

9.東京 -Mixture mix- ★★★★★
『love me, I love you』のカップリング。『MOTEL』の頃に作られたらしく、そのためか全体的にシリアスな曲。
都会の空気に侵されて自分を失っていく男を描いた歌詞が良い。救いようがなく痛々しくて切ない。
ラストのサビの盛り上がりもなかなか。隠れた名曲。
396名無しのエリー:2011/07/11(月) 00:35:46.17 ID:+iDlRXM30
10.hole in my heart -Mixture mix- ★★★☆
『MOTEL』のカップリング。前曲とは打って変わって軽快なサウンド。
恋人達のエゴについて歌っている。サビがキャッチーで耳に残る。

11.KARA・KARA -Mixture mix- ★★★
『裸足の女神』のカップリング。ゴキゲンなブラスロック。
いかにも昔のB´zって感じの曲。歌詞が少しエロティック。

12.FUSHIDARA 100% ★★☆
『LOVE PHANTOM』のカップリング。女目線の歌詞で情けない男を一喝するナンバー。
けっこう曲調がハード。イントロが若干『MOVE』に似てる。イマイチ盛り上がりに欠ける。

13.ビリビリ -Mixture mix- ★★
『Liar! Liar!』のカップリング。打ち込みを使用した初期のB´zっぽい曲。
綺麗な女に惑わされる男の気持ちを歌っている。相変わらず稲葉の歌詞はユニークだ。
ただこれといったインパクトも無いのですごく地味な印象。ああカップリングだなという感じ。

14.Hi ★★☆
『さまよえる蒼い弾丸』のカップリング。A面と違いロック色の強いナンバー。
サビの「ハイッ!!」って部分が強く印象に残る。
ただそこだけしか耳に残らない。これも地味ですお。
≪寝てる時まで眉間にしわ≫って歌詞が好き。
397名無しのエリー:2011/07/11(月) 00:36:50.38 ID:+iDlRXM30
15.The Wild Wind ★★★★★
『HOME』のカップリング。「不夜城」という映画の主題歌だった。
映画の内容に合わせてシリアスな出来になっている。悲哀たっぷりの歌詞がグッとくる。
ストリングスと絡む間奏のギターソロが良く、ラストのサビの盛り上がりも素晴らしい。
ぜひライブで歌ってほしい名バラード。

16.あなたならかまわない ★★
ラストにして唯一の新曲。「SURVIVE」の没曲らしい。
サビから始めるアップテンポなナンバー。Bメロでまくし立てるような歌い方が面白い。
まぁ典型的なB´zソング。特に目新しい部分は無い。おそらくB´zの中でもトップレベルで地味な曲。

総評 ★★★★
過去曲の再録やB面の曲を集めたいわゆる「裏ベスト」的なアルバム。けっこうマニアックな曲がそろっている。
マニアックと言えどもなかなか良い曲がそろっている。再録の曲もオリジナルより大分良くなっている。
ただ前半はすごく良いけど後半はイマイチ。まさに尻つぼみ。選曲にも不満。
それでもこのアルバムを買わなければ入手困難な曲が多いのでファンなら買っても損は無いハズ。
個人的には9曲目、15曲目を聴けるだけでも価値のあるアルバムだと思う。
398名無しのエリー:2011/07/11(月) 06:51:15.61 ID:vwF7LsNa0
>>397
お疲れ。HiはギタープレイがVan Halenそのもので聴いてて面白いけどね
399名無しのエリー:2011/07/11(月) 22:51:57.29 ID:4kQKjKLd0
>>393
400名無しのエリー:2011/07/19(火) 17:28:02.36 ID:aTJ7XkwR0
最近少ないのはやっぱり忍法帖の影響かね
401名無しのエリー:2011/07/20(水) 13:25:56.73 ID:jeT1HwDs0
久々に投稿。こっそり平沢先生のアルバムで書こうとしたが、上手く書けずorz
変わりにクッサクサなの投下するよ!


Holly Grail / Versailles


01. MASQUERADE ★★★★☆
映画『ヴァンパイア・ストーリーズ〜BROTHERS〜』主題歌。
しょっぱなからクワイヤとかオーケストレーション全開だし、
展開も王道のシンフォニックメタルなんでものすごくクセェと思ったらやっぱり作曲はKAMIJOか。
(基本、ものっそいクッセェメロを書いていたら作曲はKAMIJOと疑ってます)
AメロとBメロがポップなのが非常に気になるが、それ以外はクサメタルそのものである。
にしても、歌が上手くなったなぁ。コレにあの頃のクドさがあれば完璧なんだが…。
402名無しのエリー:2011/07/20(水) 13:27:30.88 ID:jeT1HwDs0
02. Philia ★★★☆
5分間の冠番組「おねがいかなえてヴェルサイユ」の主題歌。無理やりかと思ったらノリノリでやっていた。
一体どこへ行くつもりだVersailles。あのメイクで先頭とかすごくシュールなんだが。
と、番組ネタに軽く触れたところで楽曲について。番組に似合わないメロスピです。
HIZAKIさんはいつもどおり、本気の楽曲を用意していたようでした。
クワイヤとかパイプオルガンとか速弾きギターソロとか、いつものVersaillesすぎる。
はたしてお茶の間はこのクサすぎる楽曲に耐えることが出来たのだろうか。
それ以上にKAMIJOよ、その英語発音はどうにかしてくれ。

03. Thanatos ★★★
新メンバーであるMASAKIさん作曲によるミドルチューン。
ようやくシングルカップリングにありがちな曲が来たような気がする。
全体的にはほのかにクサいのだが、若干落ち着いた感じ。
ただ、KAMIJOさんがちょっとしんどいように聞こえる。ライブが心配だ。
ちなみにMASAKIさんはコレが初作曲らしい。

04. Flowery ★★★★☆
TERU作曲のメロスピ。おまwwwwwまたラプソとか洋メロスピネタかよwwwwwwww
いや、人によってはロマサガだのボス曲とか言われても仕方ないぞ、コレ。
これでだいたいどんな曲か想像できたのではないだろうか。
イトケンを素材にソナタアークティカで下味をつけて、V系で味を調えた、みたいな曲。
しかもまたもクサい。申し訳ないが、あまりに臭すぎて爆笑した初聴。
403名無しのエリー:2011/07/20(水) 13:30:35.43 ID:jeT1HwDs0
05. Remember Forever ★★★★
珍しくHIZAKIが作詞も兼ねて作ったメタルバラード。
どうやらV系以外にアピールできる曲として作ったようだが、大丈夫。すごくクサい。
だが、流石に一般層を意識しただけあって比較的聴きやすい音にはなっている。
聴きやすいだけで終わらせてないのは本当に評価されるべき。

06. DESTINY -THE LOVERS- ★★★★★
妙に明るい前奏に驚いた。で、楽曲だがシングル曲としては珍しくキャッチーなのだが、
加速したらいつもどおりのクッサイVersaillesが待ち構えていた。
GLAYのバラードにDragon Forceをマッシュアップしたらこうなるんだろうか。
メロディ自体は本当にポップスにもありそうなのだが、アレンジがものすごくクサい。
そして、この曲でインディーズ時代より歌が上手くなっていることをより実感。

07. DRY ICE SCREAM!! [Remove Silence] ★★★☆
5曲目に続いてHIZAKI作詞・作曲のダークチューン。どう聞いてもバックがチルボトか
IN FLAMESです。本当にありがとうございました。
同じ実験曲でもここまで方向性が違うのはビビる。
なんというか…JUJU聴いてたのが、いつの間にか筋肉少女帯に入れ替わってたような。
アレンジのインパクトがすごすぎてメロディが入ってこないのはちょっと問題だがな。

08. Threshold ★★★
インスト。今回はTERUが作曲した模様。
404名無しのエリー:2011/07/20(水) 13:37:38.71 ID:jeT1HwDs0
09. Judicial Noir ★★★★
そしてこのメロスピである。ギターの絡みがすごくいい味を出していて、
いつも通りに仕上げてくるHIZAKIはいい仕事するなと思う。
ただ、歌のフックが弱いのがちょっと気になった。

10. Love will be born again ★★★
クサメロ担当、KAMIJO作詞・作曲によるバラード。
ギターとオーケストラ、KAMIJOという取り合わせというのが珍しいが、
何より彼にしてはおとなしいメロディなのが珍しい。
いつもならものっそいクッサクサな曲を書く人物なのに…。
そのせいだろう。すごく…歌謡バラードです。

11. Vampire ★★★★☆
映画『ヴァンパイア・ストーリーズ〜CHASERS〜』主題歌。
チェンバロが飛び交うメロスピ。やっぱりKAMIJO曲はすごくクサイ。
シャウト入れてもクサいので、映画を食わないか心配になってきたのはここだけの秘密。
まぁ、楽曲自体はいつものVersaillesなので安心して聴ける。

12. Faith & Decision ★★★★
HIZAKI作曲。なんと、16分という超大作(!)に仕上がっている。
最初は長い局にする予定は無かったらしい。…いや、だからって気付いたら16分てw
てことで、6分以上の楽曲なんて耐えられないという人には勧められない曲なのだが、
大作なので当然聴き応えあり。きっと、さらっと演奏してるんだろうなぁ。
ちなみに歌の出番は6〜7分ごろ。そして、長すぎてどこから書けばよいのやら。

13. The Theme of Holy Grail ★★★
アウトロ。6曲目にも同じようなフレーズが…。
405名無しのエリー:2011/07/20(水) 13:39:36.69 ID:jeT1HwDs0
総評 ★★★★
Versaillesメジャー2枚目にして、MASAKI加入後初のアルバム。
インディーズ時代からその個性は完成してしまっているので、
コレまで通りのメロスピは本当に安定していて、デカいはずれも無い。
かといって挑戦的な作品も酷い失敗が無いのはやはり、根底がぶれてないからだろう。
レコード会社が彼らの良さを理解しているのもすごく大きい。
さて、このまま実験的なものを交えつつ視野を広げるか、それとも、もう少し深く進むか。
コレからが楽しみになってくる佳作。
問題点はやぱりプロダクション。次回作以降は海外でマスタリングしてくれることを期待。
406名無しのエリー:2011/07/20(水) 13:54:27.04 ID:0w0Ef1HC0
諸事情により、買いたくても変えないアルバムが増えて、弾切れ気味orz
(Sadieとか、Dとか、Berryz工房とか)
いつかはちゃんとした平沢進のアルバムレビュー書きたいのぉ。
407名無しのエリー:2011/07/20(水) 19:30:21.58 ID:cFn9bLmh0
>>406
408名無しのエリー:2011/07/27(水) 14:03:06.38 ID:YeN6i9PZ0
B'z / C'mon

1.C'mon ★★★★
表題曲。ペプシネックスのCMソング。
歌詞はアルバムで唯一東日本大震災の後に書かれた。
曲としては爽やかでGREENに収録されてそうな感じ。
しかしこのアルバムで浮いてるといえば浮いてる。

2.さよなら傷だらけの日々よ ★★★★★
シングル曲。Mステで披露された。
一曲目がさっぱりした曲調だっただけにこちらの重さが引き立ってる。
疾走感あるメロディーも心地良いが、「誰かそうじしてくれや」やら「Baby そうさ so sad」なる
稲葉節絶好調な歌詞も必見。

3.ひとしずくのアナタ ★★★☆
良いんだけど、何か物足りない印象。ライブ映えするのかな。
個人的にこのアルバムじゃ一番影が薄いと思う。

4.Homebound ★★★★
バラード。イントロはどことなく「OCEAN」
稲葉曰く、「電車に乗る機会があって、その時のシチュエーションからインスパイアされた歌詞。」
心地よい優しいメロディと、夜のニュース番組のEDとなっているせいか聴いてると眠くなってしまうw

5.Don't Wanna Lie ★★★
売り方のことで何かと話題になったシングル。イントロのギターがイイ!
「ドンワナラーイ ドンワナラーイ」言ってるキャッチーなサビは一回聴くと嫌でも耳に残る。
因みに名探偵コナンの主題歌になっていて、歌詞が所々シンクロしてる。
「僕ときたらごまかし続けもう何年経つだろう」には何かワロタ。
409名無しのエリー:2011/07/27(水) 14:03:58.01 ID:YeN6i9PZ0
6.DAREKA ★★★★
俗に言うスルメ曲ってやつだと思う。歌詞が大好き。
「退屈だなー」と思ってたらサビでガラっと印象が変わる感じ。
ラストの稲葉のシャウトは「洞窟で叫んでるイメージ」とのこと。

7.ボス ★★★★☆
歌詞は日本の首相管直人を書いたもの。
メロディは昭和の歌謡曲風。最近のアルバムには一曲はこういうの入るね…
「アイムソーリー アイアムソーリ」などという本アルバム最大のバカ歌詞(褒め言葉)が存在する。

8.Too Young ★★★☆
青春ソングってことでいいのかな?結構お気楽な曲。
「ポンポンポンポン」と跳ね回ってるピアノが良い。

9.ピルグリム ★★★★★
つい最近まで「ビルグリム」だと思ってた…
今回のレコーディングで最初に作られた曲らしい。
曲としてはかなり良い。サビはメロディも歌詞も良いね。
因みにこれも名探偵コナンの歌になってる。合うのかなこれ…

10.ザ・マイスター ★★★☆
応援ソング…と言っていいのかこれは。
アルバムの中じゃ一番お気楽ソングだと思われる。
ベースからの曲入りといい、何となく前作の「だれにも言えねぇを思い起こさせる。
410名無しのエリー:2011/07/27(水) 14:05:42.85 ID:YeN6i9PZ0
11.デッドエンド ★★★★★
シリアス。どことなく稲葉ソロ。
一番ハードな感じかな。この曲から命名への流れは良いね。
発売前から一番期待してたんだけど予想を裏切らない出来だった。名曲。

12.命名 ★★★★☆
バラード。「Homebound」よりも好みかな。
ただまあ曲としては普通。デッドエンド→命名の流れは良いよ。

13.ultra soul 2011 ★★★
2001年発売シングルの再録ver。サウンドが重く厚くなってる。
でもまあ…このアルバムにいるかどうかと言われると…うーん。
折角ライブverっぽくなってるんだから「Do it Do it Do it Do it」の後の松本の「ヴェイ!」も入れてほしかったw
松本も言ってたがボーナストラックだねこれは。

総評:★★★★☆
スルメ曲が多い印象。聴けば聴くほど良くなってくる曲多め。
前作みたいなのを期待してる人はガッカリするかもしれない。
個人的には大満足。特にピルグリムとデッドエンドは良い…。
シングルでは逆の順番だった「Don't Wanna Lie」と「Homebound」の順番を入れ替えたのは個人的には良い判断だと思った。
411名無しのエリー:2011/07/29(金) 11:38:42.42 ID:czKZGprm0
乙です
412名無しのエリー:2011/08/07(日) 14:29:38.95 ID:GUNlgjVs0
上原多香子「depart〜takako uehara single collection?」 (07.03.14)

1.my first love ★★★★☆
河村隆一プロデュースによるソロデビュー曲。「ハウス 紅茶のゼリー」CMソング。
熱望された中でのデビューだったこともあり、SPEEDメンバーのソロでは唯一1位を獲得している。
大きな世界に一歩を踏み出した少女の透明感やイノセンスを的確に表現しており、
そんな歌の世界を最大限に表現したPVも秀逸。
河村のナルシズム溢れるバックコーラスが少々鬱陶しいのでマイナス☆

2.Come close to me ★★★☆
「カネボウ 海のうるおい藻」CMソング。
おそらく初体験の憧れを歌っているのだろうが、そう思わせない素朴さが漂っている。
曲が進むにつれて様々な音色が加わって賑やかに。特にベースラインが印象的。

3.my greatest memories ★★☆
「ポッカ 水・レモン・きれい」CMソング。
ハードロック風のイントロに始まり、A→A'→B→A'→B→C(サビ)→Dときて
またハードロック風の間奏になり、C→D→E→E'→Cと変わった構成になっている。
壮大さを出そうとしたのだろうが、凝りすぎてEメロあたりで飽きてくる。
PVは単調でつまらないが、最後の方で素の笑顔が見られるところはプラス☆。
413名無しのエリー:2011/08/07(日) 14:31:41.58 ID:GUNlgjVs0
4.Sweet Dreams ★★★
アルバムを経て、1年ぶりにリリースされた4th。
前作までと同様、河村隆一プロデュースだが本人のバックコーラスは無し。
曲調は今までと異なり、デジタル色の強いリズミカルポップ。
サビがパッとしないなど、これまでと力の入れようが全然違うが、
唯一、上原のボーカルがグッと大人っぽくなり、表現力が向上していることに驚かされる。

5.Kiss you 情熱 ★★★☆
この曲からavex傘下のSONICGROOVEに移籍。T2yaによるストレートなユーロビートナンバー。
初期の河村プロデュースに飽きてきた頃に良いアクセントにはなっているが、
曲自体はあまりにも変化に乏しく、2コーラス目が終了した辺りで飽きてくる。
元々SPEEDのダンサーだったこともあり、アグレッシブなPVは見応えがある。

6.GLORY〜君がいたから〜 ★★★
アニメ「ONE PIECE」の7代目エンディングでミディアムテンポのダンスナンバー。
この頃の登場人物だったアラバスタ王国の王女・ビビの心情を歌った曲とされる。
ただし歌詞やPVで明確に表現されているわけではない。
そのPVはショートパンツで股を広げているところが大胆と言うか無防備と言うか。
414名無しのエリー:2011/08/07(日) 14:34:22.23 ID:GUNlgjVs0
7.Air ★★★
D・A・Iによるアコースティックサウンドを基調としたポップス。
別れた恋人への形にできない想いを空気に喩えた歌詞は
近年ガルネクで評判を落としているKenn Katoによるもの。
やっぱり上原には、こういう柔らかいサウンドが合うよね、と再認識させられる曲。

8.make-up shadow ★★★★
井上陽水が1993年にリリースしたヒット曲のカバー。
つかみどころの無い漠然とした原曲に対し、
こちらはエキゾチックなアレンジが施され、新たな魅力が提示されている。
各フレーズの歌い終わりで聴ける上原の吐息交じりの声が色っぽい。

9.ブルーライトヨコハマ ★★★☆
NHKの朝ドラ「てるてる家族」で、いしだあゆみをモデルとした
岩田夏子を演じたことがきっかけで実現したカバー。
正直、歌唱力はいしだあゆみに遠く及ばないが、
Bメロあたりを聴いてると、こういうせつなさを前面に押し出した曲が
もっとあってもよかったよね、と思わせてくれる可能性が感じられる。
415名無しのエリー:2011/08/07(日) 14:36:51.75 ID:GUNlgjVs0
10.Galaxy Legend ★★
映画「宇宙交響詩メーテル 銀河鉄道999外伝」エンディングテーマ。
TVの歌唱を聴いた時、えらくつまらない歌だと思った記憶があるのだが、
Bメロがいまひとつでサビにうまくつながっていないところが原因か。
PVは久々に力が入っており、映画を意識した内容になっている。

11.Lady Bug ★★★★
佐川急便CMソング。上原自らボニーピンクに依頼して提供が実現した。
これまでのやらされている感が無く、楽しそうに歌っている感じが伝わってくる。
方向性が無い音楽活動の中で、本人の志向が窺える貴重な曲でもある。
PVは無いが、付属のDVDではボーナスチャプターのBGMとして聴くことができる。

12.first love(Strings Version) ★☆
1のリメイク。SONICGROOVEからリリースされた2ndアルバム「pupa」から。
ボーカルは新録。オリジナルより上達しているのはもちろん、
原曲で歌いづらかった「抱きし〜めたら」の「たら」の部分の節回しを変えるなど、
全体的に上手く聴こえるように手直しされている。
ただ、バックはストリングスのみなので、これだけで一曲丸ごと聴くのはさすがに辛い。
416名無しのエリー:2011/08/07(日) 14:38:56.98 ID:GUNlgjVs0
13.いつだって君がいる ★★★
ベスト用の新曲で、岡本真夜の提供曲。タイトルからしてそうだし、
メロディーもアレンジも岡本色満載。岡本自身もバックコーラスで参加している。
曲自体は中庸なポップスだが、上原の歌が活き活きとしている。
11と同様、女性シンガーソングライターとの相性が良いのかも。


総評:★★★☆
上原多香子のベストアルバム。これまでに発表された10枚のシングルの表題曲に
ダブルAサイドの11、1のリメイク12、新曲の13で構成されている。

歌唱力については、SPEEDで目を引く存在でありながら
歌わせてもらえなかったことからも分かるように、下手な部類に入るが、
その柔らかな声質は心地よく、後半になるほど安定した歌を聴かせてくれる。

どちらかといえば受け身の立場で音楽活動を続けてきた感があるが、
変に主張しないところが、SPEEDの中で今でもソロで活躍できる秘訣なのかも。

DVDはすべてのシングルのPVを収録。「first love」をはじめ、どれも力作ぞろい。
素顔が窺えるボーナスチャプターも楽しい。800円追加しても購入する価値あり。
417名無しのエリー:2011/08/15(月) 19:05:58.81 ID:q9pSfpsH0
>>410>>416
乙乙

C'mon/B´z

1.C'mon ★★★★
ペプシのCM曲。前作『MAGIC』に収録されてそうな爽やかさ。
キャッチーなサビで歌詞がスーッと耳に入ってくる。
サビの後ろで鳴ってるシンセサイザーの音が良い。昔のB´zっぽい。
90年代のB´zが好きって人は気に入ると思う。シングルで出してもそれなりに売れたと思う。

2.さよなら傷だらけの日々よ ★★★★☆
こちらもペプシのCM曲。シングル。
サビだけ聴くとB´zらしい爽やかな歌謡ロックという感じだけど、それ以外の部分はかなりゴリゴリしている。
それでも『ELEVEN』の頃に比べると大分聴きやすい。間奏のギターソロもかっこいい。
爽快感溢れる良曲。コーラが飲みたくなる。

3.ひとしずくのアナタ ★★★★
デジタルなナンバー。歌詞は『KARA・KARA』と『イチブトゼンブ』を混ぜた感じ。
シンセの使い方といいこれも昔のB´zっぽい。90年代のB´zを現代風でやってみたということか。
サビが単調かもしれないけどけっこう好き。

4.Homebound ★★★
『Don't Wanna Lie』のカップリング。ピアノとアコギ中心のしんみりしたバラード。
帰宅途中のサラリーマンの心情を歌ったような歌詞が沁みる。盛り上がりが無くこじんまりとしているけどそれが良い。
個人的にはA面の『Don't Wanna Lie』より好き。B´zとしては珍しいタイプのバラード。
ただアルバムの中ではかなり浮いてる。前曲からの流れもイマイチだし正直いれなくても良かった。
418名無しのエリー:2011/08/15(月) 19:08:11.19 ID:q9pSfpsH0
5.Don't Wanna Lie ★★★☆
シングル曲。当初サビだけ聴いたときはすごくイマイチだったけど全部を聴いたらそこそこ良かった。
前曲と同じバラード曲だけどこちらはエレキギター中心でまさにB´zという感じのバラードナンバー。
歌詞は稲葉らしい自己啓発モノ。ところどころ耳が痛い。
ただ最後の[ラララ〜ラララ〜]は安直すぎ。

6.DAREKA ★★★★☆
やたら陽気なアレンジの曲。手拍子なんか入ってるし。
軽快なピアノの音が良い。サクソフォーンも良い味を出している。楽しい気分になる曲調。
しかし歌詞はやや後ろ向き。稲葉らしい内省的な歌詞になっている。
稲葉ソロの『冷血』をコミカルにした感じ。付き合いが悪く、周りに親しい人物がいない男の唄。
[体調もこわして何日も休んでいるというのに電話さえない何も滞らない]。あるある。
人を寄せ付かないくせに誰かと一緒に居たいと願う矛盾した気持ちにとても共感してしまう。
最後の稲葉の[誰かァァァァ!!!]のシャウトに吹いてしまった。全体的に楽しい曲だけど人によっては胸が痛くなる曲。

7.ボス ★★★☆
まさかの政治風刺ソング。B´zがこういうタイプの曲をやるとは思いもしなかった。とある国の総理のことを歌っているらしい。
内容は首相のぼやき的なモノ。[時代を引っ張るボスだなんてやっぱウツワじゃない]だの[もう帰りたいもう帰りたいオレはただの人]だの首相目線でぼやいている。
そんでもって[期待したのは誰?]と問いかける。まぁたしかにこんな首相を選んだ国民にも責任はあるんですけどね。
あと[ほんとにアイムソーリー アイアムソーリ もうほっといてください]という歌詞には笑ってしまった。多分稲葉ぐらいしか書かないだろう。
メロディは昭和歌謡風でかなり渋い。なんとなく桑田佳祐が作りそうな曲。

8.Too Young ★★★
こちらも昭和歌謡チックなナンバー。渋い曲が続くのう。
歌詞は『未成年』と『黒い青春』を混ぜた感じ。青春の鬱屈した気持ちを吐露している。
ウーリッツァーがこの曲の渋い雰囲気を醸し出させている。大人のB´zという感じ。
なんというか世間のB´zのイメージとはかけ離れた曲。
でも2回続けて同じような曲調なのはどうかと……。
419名無しのエリー:2011/08/15(月) 19:09:12.32 ID:q9pSfpsH0
9.ピルグリム ★★★★
バラード曲。イントロが若干『Don't Wanna Lie』と被ってるような気がしないでもない。
久々に春を感じる曲になっている。内容的には卒業をテーマにしているのか。なかなか歌詞が切ない。
サビのメロディが今までのB´zに無かった感じでとても良い。哀愁を感じる。

10.ザ・マイスター ★★★
応援歌。前作の『long time no see』と同じような雰囲気。
ライブでは盛り上がりそうなアップテンポなナンバー。コーラスの[WoW WoW〜]がやたら耳に残る。
サビの歌詞が「THE CIRCLE」の『パルス』みたい。いやに熱血漢で暑苦しい曲。

11.デッドエンド ★★★★★
不穏なイントロで始まるナンバー。今作ではもっともハード。
稲葉流の夢追う人への応援歌。稲葉らしい弧男チックな歌詞が炸裂している。ただ若干ニートの言い訳っぽいお。
タイトル通り「行き詰まり感」が上手く表現できてる。「ACTION」に収録されててもおかしくなさそう。
個人的には今作でベスト。

12.命名 ★★★★
ストリングスを絡めた王道的バラード。『愛のままにわがままに僕は君を傷つけない』を彷彿とさせるイントロで始まる。
内容は子供を持つ親へのメッセージ的なモノ。昨今の児童虐待の多さを憂いて歌詞を書いたのだろうか。
最近子供が生まれた人なんかはグッとくるでしょうなぁ。稲葉もひとりの父親なんだなと感じる。
感動的なバラード。稲葉の歌い方もねちっこくないし聴きやすいと思う。稲葉ソロの『遠くまで』をハードにした感じ。

13.ultra soul 2011 ★★★★
良くも悪くも彼らの代表曲の再録。オリジナルを合わせると音源化されてるだけでこれで5パターン目。
原曲と違いドラムが生になり曲調もハードになっている。ライブで演奏される形と同じようになっている。
2007年の再録バージョンとほとんど同じ。明確に分かる違いは間奏のベースソロとギターソロぐらいか。
こう比べてみると徳永よりバリーのベースのほうが躍動感があって良い。
当初は収録しなくてもいいのにと思っていたが全部通して聴いてみると意外としっくりきた。
この曲が無かったら後半の盛り上がりに欠けるので収録されてて良かったと思う。
420名無しのエリー:2011/08/15(月) 19:10:08.21 ID:q9pSfpsH0
総評 ★★★★
「MAGIC」以来2年ぶりのオリジナルアルバム。前作とはえらく方向性が違う感じ。B´zというより稲葉ソロっぽいアルバム。
稲葉のソロアルバムが好きな人は気に入るのでないでしょうか。B´zのアルバムで強いて例えるなら「The 7th Blues」のDisk1に近い。
人によっては中毒性があるらしい。「MAGIC」みたいなライトな路線を望んでた人はあまり好かないのではないかと
そんな悪い曲は無いけど曲順や選曲がイマイチ。7,8と同じタイプ曲を続けるのはいただけない。被るので印象にあまり残らなくなってしまう。
4曲目の『Homebound』もアルバムの流れを殺してるような感じだし、収録せずに他の曲を入れたほうが良かった。今作は没曲が多かったらしいし。
まぁ気になるのはそれぐらい。なかなかの佳作。
421名無しのエリー:2011/08/17(水) 01:41:05.21 ID:NZtJD7XP0

MAGIC路線がよかったなあ
422名無しのエリー:2011/08/18(木) 00:25:36.06 ID:FyOTObqt0
曲数多いので適当ですサーセン

Citrus/Pits Are the Pits(25GOLD=RARE=DEBRIS 1992-2000)

1. LIVE IN TAPES #1 ☆
ライブ音源その一。汚い演奏に耳をつんざく男の叫びが聞こえるだけの11秒のトラック。低音量推奨。

2.RHYTHM WAVES ★★★☆
快活なシンセに裏でジャリジャリ鳴ってるギター、そしてやる気の無い女性ボーカルと、シトラス流ポップスの基本要素が詰め込まれている。
まさにこのバンドの自己紹介にはうってつけの一曲。

3.HOUSE COACH ★★★
これも前曲と似たような感じ。というか雰囲気ほぼ一緒なので別の曲と気付かないかも。

4.YOUNG FIDELITY ★★★★★
はいきました超名曲。出だしはノイズギター全開で、ボーカルにも拡声器のようなエフェクトがかかっているが、サビで一転して
キラキラ感溢れる凄まじい美メロが展開される。特にラストの繰り返しは鳥肌モノ。あとドラムがすごく気持ちいい。

5.ANOTHER WORLD ★★
アコギや手拍子に合わせて同じメロディを繰り返し歌うだけのシンプルな曲。次曲に向けて休憩のような感じ。
423名無しのエリー:2011/08/18(木) 00:26:28.76 ID:FyOTObqt0
6.BLUE MERCEDES (SIMPLY ETERNAL REALITY) ★★★★★
イントロのティンパニ連打から引き込まれる。この曲は疾走感というか、とにかく真っ直ぐな感じが何故か涙を誘う不思議。
勿論メロディも素晴らしいです。

7.ROCKIN'CRUISE ★★★★★
前曲からそのまま繋がってこの曲とかもはや反則な曲順。ハネたリズムに乗っかるホーンの旋律が面白い。そして相変わらず耳に残るメロディが
歌われる。美メロ×美メロで昇天しそうになる。

8.A SPEEDING WHEEL,SPEEDWAY WHEELS ★★★★☆
シンセを多用して華やかだったこれまでの曲とは違い、バンドサウンド中心のカラッとした曲。そこにホーンも加わって、なんとなく
草原を旅しているような情景が浮かぶ。

9. ANOTHER WORLD (Alternate ver.) ★★
5曲目のイントロにホーンが加わっただけでほとんど変わらない。

10.M.W.M.U.EARLY ★★★★
アコギに合わせて歌ってるだけなんだけど、牧歌的な雰囲気が出ていてとてもいい。デモ音源で短いのが残念。

11.MISERY ★★★
なんかものすごい本場の洋楽ポップスっぽい。完成度は高いけどシトラスの雑さというか力の抜けた感じが無くて微妙。
と思ったらどうやらSNOG 6という別名義での音源らしい。

12.FRIGHTENING THING ★★★★☆
こちらもTHE CANNANES名義の音源。10曲目をちゃんとした完成品に仕上げた曲という印象。聴いててすごく癒される。
ヘナヘナなホーンの音色もいい。
424名無しのエリー:2011/08/18(木) 00:27:31.21 ID:FyOTObqt0
13.EVERY SONG LANDED NEAR BY HIS FIRE PLACE ★★★
突き抜けるように爽やかなホーンと同じフレーズを繰り返すボーカルが特徴的だけど、曲自体はあまり印象に残らない。

14.FREESTATE WATCH CLOSELY ★★
うーん、悪くはないけど全体的にこれといった聴きどころがない…。

15.CRYSTAL THUNDER IN THE WONDER SAFARI ★★★☆
CRANE名義での音源。こちらも11曲目と同じく洋楽っぽさがすごいけどシトラスらしさは薄い。時々挟まれる妙に高い音が印象的。
鶴の鳴き声をイメージしているのだろうか。

16.LIVE IN TAPES #2 ☆
ライブ音源その二。ぐちゃぐちゃな演奏から次曲に繋がる。

17.WISPY,NO MERCY ★★★★☆
ノイジーかつ荒々しい演奏でひたすら疾走する感じが6曲目と同じく何故か泣ける。

18.COLO COLO MEETS THE STRIPES ★★☆
イントロが4曲目とほぼ同じだったりする。サビで一転する展開も似ているがこちらはやや唐突。メロディもあまり好きじゃない。

19.HIVERNATE UNDER THE GROUND ★★★★
最初はソニックユースっぽいギターに語りが乗っかった後、変テコなスキャットが繰り返されるが、これがものすごく頭に残る中毒性の
高いメロディ。気が付くとずっと脳内で無限リピートされるほど。

20.LIVE IN TAPES #3|CYMBAL HIT! (LIKE MY FEELIN') ★★★☆
ライブ音源その三。まとも?に曲を演奏しているという貴重な音源。打ち込み&サンプリングがメインの原曲がローファイな演奏になっていて
面白い。しかし原曲の前にライブ版という曲順って…
425名無しのエリー:2011/08/18(木) 00:28:17.88 ID:FyOTObqt0
21.CYMBAL HIT! (LIKE MY FEELIN') ★★★
悪くはないけど平凡すぎる。ただトラットリアのオムニバスに収録されたことで知名度は一応シトラスの曲の中では一番と思われる。

22.PUFF AWAY,SOMETHING GROW IN THE WHITE ★★☆
眠りを誘うようなポワポワした音が終始流れている。印象に残ったのはそれくらいの凡曲。

23.RIPPLE IN STILL WATER ★★★★
8曲目と同じくバンドサウンド中心。アコギの響きが優しく、メロディと非常によく合っている。

24.TUESDAY SUNDAY,LAZY JAZZ ★★★★
ジャズっぽい曲調に終わりを感じさせる切なメロがマッチしてる。ちなみにこのアルバムで再生時間が最長。

25.YOUR BUILDING ★★★☆
こちらも終わりの雰囲気を漂わせた穏やかな曲。メインのメロディの後ろで繰り返されるスキャットが印象的。ただ前曲でスパッと終わった
方が良かったかな。

総評 ★★★★☆
シングルばかりで、一度もアルバムをリリースせずに解散したバンド、Citrusがなんと解散後10年経ってリリースしたベストアルバム。
前半はシンセを多用した楽しげでポップな曲、後半はアコギを使ったしっとりとした曲が中心となっている。
総じてメロディの出来が素晴らしい。いちマイナーバンドが作った曲とは信じられない程。聴けば聴くほど解散が悔やまれる。
初めてCitrusを聴く人にも安心して薦められる上、お蔵入りだったり入手困難な音源も多数収録しているのでファンにとっても手に入れる
価値のある一枚。
一見ポップだが裏で変なことしてるという点で中期BOaTが好きな人にお勧めしたい。
426名無しのエリー:2011/08/19(金) 02:10:41.31 ID:nu0w6Dyj0
>>425
427名無しのエリー:2011/08/21(日) 12:25:41.68 ID:ovbY9iUb0
島谷ひとみ/Heart&Symphony

2005年に出した5枚目のオリジナルアルバム。
シンフォニーをコンセプトにし、オーケストラ編成の贅沢な曲が殆ど。
悲しくて荘厳な曲が多い。
ボーナストラック付きのもある。


1.Sky High ★★★★★
アルバムのオープニングナンバー。
ストリングスと島谷の伸びのある高音でやさしく曲が流れるが、2番から突然、まるでスタジアムにいるようなヘビーなデジタル音とストリングスの融合のアップテンポでこのアルバムを幕を開ける。
本人が「1番好きな声が出せた」と話す通り、掠れのない伸びのある声がとても綺麗。


2.Falco-ファルコ ★★☆
シングル曲。
オリエンタルで島谷ひとみの得意路線である“異国情緒”な曲。
アラビアンな雰囲気はイントロなどから感じられるがもうひとひねり欲しいところ。
曲はいいが、アルバムでは浮いてしまう。島谷の入門にはいい曲。
428名無しのエリー:2011/08/21(日) 12:26:29.49 ID:ovbY9iUb0
3.真昼の月 ★★★
先行シングル。
島谷の声に頼ったところがあるが、途中のストリングスで盛り上げて、ピアノでフッと静かになり、ラストに入れところはナイス。
スルメ曲


4.沙羅双樹 ★★★★
真昼の月以上に静かで始まり、途中から荘厳で和風で何ともいえない雰囲気になる曲。
アレンジもよく安っぽくない曲であるが、悲しくて聴いた後の気分はあまりよくない。


5.Salvia ★★★★☆
沙羅双樹の後でも、跳ね上がるわけでもなく、そのままでもない。
恋の歌でイメージは花、雨。
コーラスも綺麗でピアノのメロディもよく雨のイメージは掴みやすい。


6.Garnet Moon ★★★
シングル曲。
ストリングスの使われ曲の多いアルバムだが、この曲は普通のポップ。
かなり浮いているが曲自体はいい。
この曲も入門にオススメ。


7.Mona Lisa ★★★★★
曲名はモナリザ。
3拍子のスローテンポから4拍子のアップテンポになる変わった曲。レベルはかなり高い。
ストリングスの迫力もある。
歌詞も1番は後悔、2番は前向きで立ち上がるものとなっている。
異国の雰囲気もでていてこのアルバムと島谷を象徴する曲。
429名無しのエリー:2011/08/21(日) 12:27:49.87 ID:ovbY9iUb0
8.kokoro ★★★☆
このアルバムの中で特に優しいバラード。
クラシック音楽のような雰囲気がある。
壮大で美しいという言葉が合う。

9.〜Mermaid〜 ★★★☆
パイプオルガンが曲に重い雰囲気を出している。
途中の間奏の完成度の高さもあり、島谷の声を活かしてるサビがとてもいい。
シングルだがカップリング曲のが良いというところが惜しい。


10.太陽神 ★★★
メロディも難しくなく、壮大な曲でストリングスもいいのだが、クラシック路線であることを踏まえるともうひとひねり欲しい。 2番も1番と同じではつまらない。
サビの前が気持ちいい。


11.voice ★★
ギターとストリングスで曲の構成も一般的なものではなく、複雑でクラシックぽいのだが、何故この位置に入れたのか。
太陽神の後では苦しい。
曲はいいのにもったいない。


12.フレーム ★★★★
本人作詞でアルバムのエンディング曲。
壮大ではないが島谷のストレートな歌詞がよく伝わってくる。
その歌詞もこのアルバムの的を外してないのはいいところ。
声がいい。

430名無しのエリー:2011/08/21(日) 12:28:36.05 ID:ovbY9iUb0

総評 ★★★★☆
ドイツのベルリンのオーケストラ、コンダクター曽我大介のコラボにより、1曲1曲味があり、贅沢な作品。 島谷ひとみの声をよく活かした曲もあり、安っぽい曲は嫌という人にオススメ。
唯一、シングルの曲がアルバム曲に負けているというのが惜しい。
431名無しのエリー:2011/08/22(月) 01:04:44.73 ID:W2xe9NNp0
>>430
432名無しのエリー:2011/08/25(木) 22:38:52.17 ID:XUQKJBp90
abingdon boys schooのABINGDON ROADだれか頼みます
433名無しのエリー:2011/08/27(土) 05:49:25.39 ID:hmFfBCQ80
若干スレチだが全アルバムレビュースレにレビュー投下報告
434名無しのエリー:2011/08/27(土) 11:12:54.15 ID:bonqEkYt0
良質なレビューサイトってどこ?
435名無しのエリー:2011/08/29(月) 03:54:41.09 ID:yTSA/vLq0
>>433 みてきたよ乙ー しっかしあっちもかなりの過疎スレになってしまわれた…

復活祝い

岡村靖幸 / Me-imi

1. 5!!モンキー ★★★★☆
初っ端から聴き手を惑わすような変てこかつ音がキツいリズムで幕を開ける。
そしていきなり「合唱部の部長さん おっさんも魅了しちゃう」
…この曲が復活作の1曲目でも許されるのは多分世界で岡村ちゃんだけだと思う。
そんなでもずっと聴いてるとだんだん気持ちよくなってきてノれてきてしまうのはやはり才能か。
というか奇天烈な編曲に面食らうがよく聴くとかなりポップな曲かもしれない。
そしてメロからサビには必殺フレーズが満載。「自分ばっかの教室に友達いっぱいにしようぜ」
「五年後地球はない」「願う心境は9.9の超絶ワザ決めたい」…壮絶の一言。

2. モン−シロ ★★★☆
シングル曲。平均的でそれなりに才気を感じるファンクナンバー。
間奏ではリズムパートだけになったと思ったら不気味な音声がいきなりたくさん流れ出し、
その後何事もなかったかのように最初の雰囲気に戻るという相変わらずの荒業を披露。
歌詞はエロスまっしぐらなのだが、何故か2番のメロだけ社会批判が混ぜてある。
サビがとってもキャッチー。
436名無しのエリー:2011/08/29(月) 03:56:02.06 ID:yTSA/vLq0

3. ア・チ・チ・チ ★★★★
あれ?モン−シロってシングルバージョンよりアウトロ長いのか?と思ったら実はこの曲になってる。
最近のライブではかなり頻繁に披露されている…らしい。勿論復活ライブでも披露したらしいぞ!
で、この曲ですがメロディらしいメロディが存在しない完璧なクラブミュージックになっている。
一応中盤からはアコギがずっと鳴ってるんだけど、それを打ち消すように変な電子音が大音量で鳴っている。
歌詞はなんか前向きだったり社会批判だったり岡村ちゃんの心境らしきものも混ぜてあったりして壮絶にカオス。
このアルバムの曲の歌詞は抽象的なものが多いが、この曲はそれが極まっている印象。
「戦争で死ぬんだったら 何でも出来そうじゃん」は個人的にこのアルバムで一番インパクト大のフレーズ。
間奏でちょっとした語りがあるのですが、なんか言いたい事をうまく言えないまま終わってシャウトしてる。

4. ファミリーチャイム ★★★★★
不気味なイントロから始まる激爽やかなバラード。
そして特筆すべき事として、この曲は声が枯れない音域で歌えるのか、異様に声の張りが良い。
一部はそりゃ絞り出すような声になってるけど、なんつうかもうそれだけで感動できる。
そしてメロディが異常に涙腺を刺激してくる。ありふれてるようで誰もやらないような王道メロディ。
しかし効果音や電子音を用いたちょっとだけ奇妙なアレンジでありがちな曲になることを回避。
歌詞もアルバム中でこの曲だけなんかやけに優しい。攻撃的な部分や内省的な部分が特にない。
もしかして岡村ちゃんが自分のために作った曲なのかな…なんて気持ち悪い詮索をしたくなる。
「安心に近い時の 10時30分はもうすぐさ」…うーむ。
437名無しのエリー:2011/08/29(月) 03:57:15.63 ID:yTSA/vLq0

5. ミラクルジャンプ ★★★★★
前曲の流れを引き継ぐ、最高にキャッチーなポップナンバー。シングル曲です。
もうこの曲も非の打ち所が見当たらない。爽やかで多くの人の心を掴むであろうメロディ、
リズム主体にしたことでシングル曲ながらアルバムから浮かせることなく流れに嵌める事に成功したアレンジ、
所々で声がかすれるのが逆に効果的なボーカルパフォーマンス。そして前向き全開の歌詞。
これは「読むだけで元気になれる」とか胡散臭いキャッチをつけたくなる改心の出来。
ついでに言うと当時の(そして、まさに今現在の)岡村ちゃんの状況を考えると更にグッと来る。
これに関しては抜粋とかしないで全部読んでほしいんで、全文フルでどっかで読んでください。
アウトロのスキャットの後ろでひたすら音が重なっていくような展開が圧巻。
PVも面白いよ。太ってた時期の岡村ちゃんのダンスが堪能できるよ。

6. 未完成 ★★★
「モン−シロ」のカップリングだった、エレピ弾き語り(!)によるバラードナンバー。
歌詞の方はオーソドックスな失恋ソングとなっていて、とっても後ろ向き。
で、エレピ弾き語りということでアレンジとかは特になく、シンプルな弾き語り曲…なはずが、
岡村ちゃんはこの曲でもいつものあのテンションのままで歌い上げている。
歌いだしあたりは静かなのだけれど、最後の方のサビあたりは思いっきり暴走している。
前半普通に出来てた静かに歌うという事を全くしてない。しかも実はボーカルパートだけ音荒い。
アバンギャルド弾き語りバラードという新たな境地を確立してしまった曲かもしれない。
でも実は普通にグッと来る良い曲。「未完成」というタイトルはアレンジに起因するものなのか?
438名無しのエリー:2011/08/29(月) 03:58:42.17 ID:yTSA/vLq0

7. 軽蔑のイメージ ★★★☆
実は1〜6曲目まではノンストップ仕様なんですが、何故かここで一旦切れてます。
ディストーションのかかったギターがド派手に鳴り響くハードロックっぽいナンバー。
サビの後ろのシンセや後半のリズムパートのアレンジには過去作収録曲に近い匂いを感じる。
歌詞は前三曲から一転、かなり抽象的で断片的なフレーズの積み重ねで、パッと見は意味不明。
しかしよく読むとかなり厭世的な歌詞になっている。そりゃタイトルからしてこれだから当たり前か。
「しょっちゅう 場外級のファール打ってます」「政治家を目指す真似しようかな」等、
この曲の歌詞における表現はなんかいちいちエグくて卑屈な感じを受ける。
そして最後にはスキャットで「バイバーイ」とか歌ってる。思わず深読みしたくなる。
まあ実際にはアルバムのラスト寸前の曲だからだろうけど。

8. マシュマロハネムーン〜セックス ★★★☆
過去のアルバム未収録シングル曲2曲をリアレンジしてメドレー形式で繋げた曲。
当方2曲とも未聴です。ごめんなさい。ただ、パッと聴きではメドレー形式とは思えない様な曲なんで
もしかしたらどっちかの曲が原型を留めないほどにリアレンジされているのかもしれない。
もうこれはファンク。頭に「ど」を付けたくなるほどファンキー。聴いているだけで思わず腰が動きそう。
ベースがとってもカッコいい。岡村ちゃんのボーカルも今作屈指のパフォーマンスを見せる。
「ベイベベイベベイベー」の加工されたコーラスが凄い不気味で、良いアクセントになっている。
しかしこれは最後に持ってくるべき曲なのかと言われたら…うーん?
アルバムの終わり方としてアリかナシかでいわれたらまあアリかなとは思う。
原曲未聴ということで歌詞については触れないでおきます。
439名無しのエリー:2011/08/29(月) 03:59:43.04 ID:yTSA/vLq0
総評:★★★★
岡村靖幸が前々回の復活の際にリリースした6枚目のアルバム。帯のキャッチにあるようにリリースはDef Jamから。
音の質感は良く言えばバキバキでダンサブル、悪く言えば無機質で温かみが無く、過去作とは大きくかけ離れている。
復活作だからなのかなんなのか良くわからないけど新境地になっていて、当時のファンは戸惑ったんじゃなかろうか。
一度聴いただけで妙な常習性を生んでしまう謎の中毒性とあの歌い方は健在。
ただ、発声量は圧倒的に劣化している。特に高音はかすれ気味。しかし曲の方を声に合わせる事でうまく対処している。
なので過去の声域の幅が恋しくなる事はあれど、この盤を聴いていて発声について気になることはほぼない。
アルバムとしては構成が抜群に決まっていて、捨て曲というものが一切ない。
全8曲/40分足らずという短さも、一曲一曲の濃さを考えればかなり絶妙なバランスになっている。
聴き手が疲れる寸前で終わるというか、そういう構成力は本当に凄いですねこの人。
でもなんか満点には届かない…「良盤」から「名盤」になる一歩手前な感じが漂うアルバム。
初回盤は「ミラクルジャンプ」のPVを収録したDVDとの二枚組みでデジパック仕様。
ジャケットのピーチマークに派手な色の毛が貼り付けてあり、けばけばしている。金かかっただろうな…抜け毛多し。
岡村ちゃん自信が監修したアートワークがやたら難解なんですが意味がわかる人が居たらぜひ教えてください。
ちなみに前回の復活の時に「はっきりもっと勇敢になって」収録曲2曲と外仕事集のdisc-3を追加した
「プレミアムエディション」なるものが発売されたがこれは完璧に単なる事務所のお金儲けアイテム。
しかし今のところ新品で買える唯一の岡村ちゃんの旧譜なので中古で探すのが面倒ならそれを買うのもありだと思う。
440名無しのエリー:2011/08/29(月) 04:01:42.48 ID:yTSA/vLq0
あ、間違えた…「外仕事集のdisc-3を追加した」は
「外仕事集のdisc-2を追加した」です。勝手に3枚組みにしちまった…
訂正します。ごめんなさい。
441名無しのエリー:2011/08/29(月) 04:13:06.28 ID:JMGlnwvqP
ちょうど新譜聞いてた乙
442ついでに:2011/08/29(月) 04:54:33.65 ID:JMGlnwvqP
川本真琴 feat.Tiger Fake Fur/フェアリーチューンズ

1.tune ★★★☆
アコギの音も一応鳴っているが、印象に残るのは電子音が中心なナンバー。
サビではバスドラ四つ打ちになる。けっこう新機軸。
そしてメロディはほとんどずっと同じリズムで、一単語。
単語の語尾を長く引き伸ばした歌い方。
これはこれで心地良いが、かつての早口でまくしたてる歌い方をイメージしていると肩透かしを食らうであろう曲。

2.バイバイカレーライス★★★★
一転して60年代的なイントロで始まる古い匂いのするロック。このアルバムの核をなすと思われる。
基本的にはバンドサウンドで構成されている。
やはり早口ポップな曲ではないが、よく聞くとメロディは非常に美しいし、歌詞も素朴でよい。

3.踊り子ルイーズ★★★
シャッフルの気配がするアコギの弾き語りデュエット。すごい土臭い。
川本真琴はどっちかといえばハモリパートを受け持っている。おいおい……まあいいか。
メロディはありきたりな感じもするがよい。
Bメロのアコギが半音下降するところが好き。
443ついでに:2011/08/29(月) 04:56:11.40 ID:JMGlnwvqP
4.息抜きしようよ★★★★
前作「音楽の世界へようこそ」の流れの延長線上にあるようなトレモロギターのリフで始まるシンガーソングライター的なロック。
やはり音を長く伸ばすメロディ作りが多く、歌のスタイルが歌い上げ方向にシフトしたことがわかる。
ブレイクがかっちり決まっていて、作曲能力の高さを伺わせる。

総評 ★★★
tune以外はどちらかといえば泥臭いリラックスしたサウンドが多く、
tuneも含めて歌いあげるような歌唱スタイルになった。
また、歌詞も昔のスリリングさが減り、全体に落ち着いた。
川本真琴と聞くと思い浮かべるイメージからはかなりズレているが、
別人と思って聞けばそれなりの作。タイガーフェイクファだし。
曲数があまりに少なすぎるので星3つ。
444名無しのエリー:2011/08/29(月) 06:08:30.36 ID:Idk9qAO00


関係ないけど岡村って相当神経質な人間っぽいな
そらあんなことになるわ
445名無しのエリー:2011/08/29(月) 23:17:07.18 ID:pbMr8S170
>>439>>443
乙です
446名無しのエリー:2011/08/30(火) 16:21:54.32 ID:wrXtX4Zg0
ユニコーン ZU

01.手島いさむ大百科 ★★☆
作詞:手島いさむ、ユニコーン 作曲:奥田民生 トーク:手島いさむ

奥田作曲の伴奏、コーラスの上に、インタビュー形式で録音された
手島の"自分語り"が全編にわたって続くというシュールでコミカルな曲。
いわゆるネタ曲であるが、コーラスのメロのキャッチーさや、
オケのクオリティの高さはさすがユニコーンといったところ。

02.レディオ体操 ★★★☆
作詞・作曲・歌:奥田民生

ブギ調のアグレッシヴでハードな曲。
"閉じて開け""縮めて伸ばせ"という聞き様によってはセクシュアルなフレーズが
何度も繰り返され、強烈なインパクトを放っている。
歪みの強いギターソロもオーソドックスなフレーズながら
その音色でかなり派手に聞かせている。

03.ぶたぶた(ZU Ver) ★★★★
作詞・作曲:阿部義晴 歌:阿部義晴、奥田民生

4月に映画主題歌としてシングル発売された曲のアルバムバージョン。
完全に映画の内容を意識した童謡・唱歌風のメロディ、ナンセンスな歌詞で、
職業作家・阿部義晴がユニコーンのメンバーを使ってレコーディングした、
映画用の曲、という見方が可能であり、賛否両論の分かれるところであろう。
しかし、"童謡・唱歌風"というのは阿部が元来から得意とするジャンルのひとつであり、
この曲でも阿部のメロディーメーカーとしての能力の高さがいかんなく発揮されている。
手島のテクニカルなのにコミカルに聞こえてしまうオブリガードも貢献度高。

447名無しのエリー:2011/08/30(火) 16:39:56.39 ID:wrXtX4Zg0
04.いちじく ★★★
作詞・作曲・歌:EBI

EBI作のダークなフォーク風バラード。
過去の日本のフォークとは異なる、洋楽の影響を消化した洗練されたメロディが秀逸。
しかし、祭囃子のような和風のコーラスや、終始鳴り続ける逆回転風のギターが
なんとも形容しがたい不気味な雰囲気を演出している。

05.メダカの格好 ★★
作詞・作曲:川西幸一 歌:EBI、川西幸一、手島いさむ

川西作の、歌詞も含めて"へなちょこパンク"。
かつて奥田に"常人には理解しがたい、バリの音楽の音階のような…"と形容された、
良くも悪くも他の誰にも真似できない強烈なオリジナリティを持つ、
"川西節"はここでも健在。
インパクトがあるのに全然キャッチーじゃない、不思議な印象の曲。

06.晴天なり ★★★★
作詞・作曲:阿部義晴 歌:奥田民生

昨年の夏フェスでいち早く披露され、評判も上々だったこの曲がここで音源化。
その前向きなメッセージ性を持つ歌詞と明るく雄大なメロディーが人気で、
前作「Z」未収録が決定した時は落胆の声も多数。
一方で、試聴開始後は、オアシスの影響が強すぎるのでは?という否定的な意見も
散見された。
個人的には、パクリ云々関係なしに、曲・詞とも気に入っているが、
サウンドを「デジタルスープ」のようなソリッドな感じにしてほしかった。


448名無しのエリー:2011/08/30(火) 16:50:28.55 ID:wrXtX4Zg0
総評:★★★★☆

前作「Z」のコンセプトとは逸れた、ユニコーンのコミカルな面や、
奇抜で実験的な面を発揮している曲が中心となっている。
「Z」もそうだったが、どんな曲調でもバンド全体としての躍動感が
ここにきて高まっており、バンドの状態が良いことを再認識させられる。
試聴の段階ではもっとネタっぽい、コミカルなものを予想していたが、
CDで全部聞いたところ、曲自体はネタ気味でもサウンドが"ガチ"なので、
あまりそのような印象を受けなかった。

全体的な曲の完成度や、バンドサウンドの迫力という面では、
やはり、まずは前作「Z」から聞いてほしいが、この「ZU」もなかなか侮れない
作品が揃っている。
449名無しのエリー:2011/08/30(火) 21:00:35.28 ID:WHQ2IHBI0
>>448

Uなんて出てたのか

出来たらシャンブルのレビューもやってほしいです
450名無しのエリー:2011/08/31(水) 09:28:32.36 ID:s6AsHn4v0
>>449
ZUは昨日がフラゲ日でした。

ユニコーン/シャンブル

01.ひまわり ★★★★☆
作詞・作曲:阿部義晴 歌:奥田民生

記念すべき再始動後初アルバムの一曲目は、意外にもスローな曲。
再始動後のユニコーンの新しい芸風のひとつとして確立されたのが、
<UKロックの影響の強いアレンジの阿部の壮大な曲>というものであるが、
これはその第一弾的位置づけの作品。
伴奏を決して支配せず、丁寧かつ控えめに"置かれて"いくシンプルなメロディが
壮年ならではの半生を振り返るような歌詞とよくマッチしている。
しかしギターソロの大袈裟なディレイなどユニコーンらしい奇抜なアレンジは
相変わらず健在。

02.スカイハイ ★★★
作詞・作曲・歌:奥田民生

奥田作でミディアムテンポの8ビートのロックナンバー。
ユニコーンと奥田ソロの違いを明確に打ち出すことを相当意識したのか、
やけにテンションの高いキャッチーなメロディが続々と登場する。
しかし残念ながらまだ若干の"無理やり感"があるのはどうしても否めない。
アレンジフランジャーやベースの6連フレーズで"スカイハイ"感を演出している。
451名無しのエリー:2011/08/31(水) 09:38:26.79 ID:s6AsHn4v0
↑すみません、最後の行、アレンジ"は"フランジャー〜です。

03.WAO! ★★★★★
作詞・作曲・歌:阿部義晴

再始動後第一弾シングルとしてヒットした曲。
ユニコーンは雑多な音楽性で、バンドの代表的な曲調、作風というものがないが、
とくに中期以降の作品や、人前で演奏すろ時には、
"笑って、楽しんでロックをやる"ことは必ず貫かれていたように思う。
この曲はまさにそんなユニコーンの本質を具現化したような楽曲で、
再始動後一枚目のシングルとして実にふさわしかったと言えるだろう。
ユニコーンの"アンセム"として長きにわたって愛されるべき曲。

04.ボルボレロ ★★★
作詞・作曲・歌:EBI

EBI作ののん気なラテン調の楽曲。
ガットギターやフレンチホルンも実に爽やかである。
1音ずつ2回あがっていく変なメロディもEBIならでは。

05.ザギンデビュー ★★★☆
作詞・作曲・歌:奥田民生

奥田作のジャジーなシャッフルビートの曲。
しゃれたコード進行やトランペットなど結構本格的にジャズを意識した仕上がり。
奥田の幅広いジャンルをこなせる、その作曲能力の高さを改めて感じることができる。
キーが極端に低く、ライブでは半音上げて演奏された。
452名無しのエリー:2011/08/31(水) 09:51:01.64 ID:s6AsHn4v0
06.キミトデカケタ ★★
作詞・作曲・歌:川西幸一

川西作の非常にシンプルなロックンロール。
Perfumeを意識したというテクノ風アレンジが施され、独特の空気を作っている。
川の音のSEや銅鑼など小技にもなかなかこだわっている。

07.オッサンマーチ ★★★
作詞・作曲・歌:手島いさむ

タイトルには"マーチ"とあるものの、実際には8ビートのハードロックである。
"オッサン"ならではの視点で描かれた応援ソング風の内容。
エンディングに登場する奥田のスライドギターソロが特に良い。

08.AUTUMN LEAVES ★★☆
作詞・作曲・歌:EBI

EBI作の6/8拍子のスローテンポの曲。
非常に静かかつ暗い雰囲気であるが、メロディは曲が進むにつれ盛り上がりを見せる。
打ち込みによる効果音も凝っている。
453名無しのエリー:2011/08/31(水) 14:34:13.72 ID:s6AsHn4v0
09.水の戯れ〜ランチャのテーマ〜 ★★☆
作詞・作曲:EBI 歌:奥田民生

ボ・ディドリー風のリズムと、音数の少ないシンプルなメロディが特徴。
ギターも基本的にシンプルなフレーズが多いが、
トレモロ、ディレイを効果的に使用している。
全体のサウンドそれ自体より、その"隙間"を味わいたい一曲。

10.BLACKTIGER ★★☆
作詞・作曲:川西幸一 歌:EBI

川西作のストレートな8ビートのロックンロール。
一応、「シャンブル」の中で最もテンポが速い曲。
"クールな、体温のない"仕上がりを求めた作者の川西の要望で、
EBIがヴォーカルを務めることとなった。
内容はドライブソングであり、仮タイトルは"CHEVY"といった。

11.最後の日 ★★★
作詞・作曲・歌:奥田民生

タイトルからは想像もつかないようなエロティックな歌詞の曲。
曲調はミディアムテンポのスカ調であり、
アコーディオンやハーフトーンによる16分のカッティングを取り入れるなど、
サウンド面ではユニコーンの新たな一面を十分に聞くことができる。
454名無しのエリー:2011/08/31(水) 14:55:45.69 ID:s6AsHn4v0
12.R&R IS NO DEAD ★★★☆
作詞・作曲・歌:阿部義晴

阿部作のシリアスでハードな大作。
基本的にメロディはひとつしかないが、間奏、後奏が長く、
ひたすらヘヴィなバンドアンサンブルが続いていく。
歌詞を借りればまさに"大地を震わす"ような迫力のあるグルーヴが楽しめる。
生命の普遍性や無常さを高く張り上げて歌う2番は特に鬼気迫るものがある。

13.サラウンド ★★★☆
作詞・作曲・歌:奥田民生

奥田作のスローテンポで温かみのあるバラード。
澄んだ音色のオクターブ奏法のギターがリズミカルで心地よい。
奥田のバラードらしく比較的淡々と曲が進んでいくが、
そのぶんあとからじわりと来るささやかな感動がある。
阿部が音楽監督を務めた映画「南極料理人」の主題歌となった。

14.パープルピープル ★★★
作詞:川西幸一 作曲・歌:奥田民生

曲調自体は前曲と似ているが、バラード調ではなく、
こちらは割とちゃらけた印象のある曲に仕上がっている。
しかしこの曲も「ひまわり」「オッサンマーチ」同様、年をとったからこその、
人生を前向きに見たメッセージが込められている。
特に、エンディングで奥田以外のメンバーが歌う部分の歌詞は、
いくつ年をとっても夢を失わないという、前向きで力強い姿勢が感じられる。 
455名無しのエリー:2011/08/31(水) 15:16:04.98 ID:s6AsHn4v0
15.HELLO ★★★★★
作詞・作曲:阿部義晴 歌:奥田民生

阿部の素直かつ大胆で豪快なメロディを奥田が歌いあげる。
シンプルなフレーズを着実に力強く奏でる楽器陣も非常に頼もしい。
バンドサウンドとメロディ、歌、どれもが爆発的なパワーに満ちており、
解散前のユニコーンにはなかったある種の"カタルシス"を感じる曲となった。
ところどころで静かになり曲を落ちつけているのもまた
曲の中で静と動の明確なコントラストを演出し、曲全体に大きな広がりを持たせている。


総評:★★★★☆
ユニコーンの復帰作となったアルバムであるが、
曲自体は各自がバラバラに、自由に持ち寄っている印象が強く、
その点では解散前後期ユニコーンに通ずるものがあることは否めない。
しかし、当時の作品にみられるどこか後ろ向きな"分業感"は全く感じられず、
メンバー各自が各曲でベストを尽くしている感じが伝わってくるし、
何より演奏の端々から各メンバーの16年間での"成長"を感じることができる。
全体的にはどちらかというと再始動の記念碑的印象が強いので、
バンドとしての現役感、躍動感、まとまりの点では断然「Z」「ZU」に軍配があがる。


456名無しのエリー:2011/08/31(水) 18:49:50.98 ID:S+CNUiNO0
>>455
おおシャンブルありがとう乙
ZUも買ってみます
457名無しのエリー:2011/09/05(月) 09:03:04.91 ID:t0Gg12bp0
>>455
乙です。

さて、こちらは相変わらず需要無視で行きますよ。

イナズマイレブン ソングコレクション 〜超次元テーマソング集!@〜 / Various Artists

01. 立ち上がリーヨ / T-Pistonz ★★
突如サンバのように始まる賑やかな楽曲。アニソンと考えれば歌詞が異常に前向きってのは正解。
但し、歌唱力という点では「?」となってしまう。なんだか、サポーターの代表が歌ってる感覚が
全く抜けてないように思えるのは私だけだろうか。

02. 青春おでん / twe'lv ★★★
ローカルアイドルtwe'lvデビュー曲。なぜGSなんだ。しかもムダにトラックの完成度が高い。
「静岡おでんの会」応援歌「恋する黒はんぺん」のカバーとのことなのだが、
歌もそんなCM歌ってる社員さんみたいな印象を受けてしまった。
しかし、これが何で少年向けアニメのEDに起用されたのか、非常に謎である。
ついでに言えば、このアルバムで一番浮いている曲だったりする。
458名無しのエリー:2011/09/05(月) 09:13:34.42 ID:t0Gg12bp0
03. マジで感謝! / T-Pistonz+KMC ★★★☆
この曲でラッパーのKMCが合流。このトラックだとトン・ニーノの声が生きるのでちゃんと聴ける。
泥臭い歌い方やメロディが合致しており、飾らないアレンジが心地よい。
ただ、KMCはちょっと手探りしてるかなという印象がある。彼がはじけるのはもう少し先になりそうだ。

04. 青春バスガイド / Berryz工房 ★★★
ここからED:Berryz工房、OP:T-Pistonz+KMCという体制になる。
初のEDを飾ることになった曲はなぜかほろ苦い恋愛ソングである。
主人公が女性だったら本当に単なるタイアップソングだと言われまくっただろう。
ただし、こちらは修学旅行中の少年が主人公なのでかろうじて劇中歌にも使えるw
約数名が少年っぽい声で歌ってくれてるのもあるだろうが。楽曲は可も不可も無くってのが惜しい。

05. つながリーヨ / T-Pistonz+KMC ★★★
アコースティックな感触が残るサウンドが特徴のファンクロックチューン。
幅広く歌えるようにしたことを意識したのか、全体的にメロディが平坦。
だが、ここでKMCがいい具合にラップで煽ってくれるからまだマシ。
459名無しのエリー:2011/09/05(月) 09:20:22.32 ID:t0Gg12bp0
06. 流星ボーイ / Berryz工房 ★★
つんく×ダンス☆マンコンビがこの曲で登場。肝心の楽曲はこちらもインパクトに欠けるデキ。
約一名がやたらと演歌っぽい歌い回しをしているのでソッチに気を取られるし、
何より他のメインに合ってるとは思えない。ヘタでもいいからもっとパワーのある声を持ってる人に
ガンガン歌って欲しかった(特にサビ)。アイドルソングだから仕方ないかもしれないけど。

07. 勝って泣こうゼッ! / T-Pistonz+KMC ★★★★
恐らく、イナズマイレブンの主題歌で一番知名度が高いと思われる楽曲。
そうそう、こういうのだよ! ヘタでもいい。突き抜けたがっている楽曲が彼らには合うんだよ!
アレンジは相変わらず無難だけど、いい具合にヴォーカルがヘタに歌ってくれてるからよしとするか。
(個人的に上手く歌ったら逆にマイナスに作用する楽曲だと思う)

08. 雄叫びボーイ WAO! / Berryz工房 ★★★★
いつも以上に野郎臭いED。今回は本当に男臭い歌い方になっているから余計にそう思う。
ああっ、こういう曲を聴くとモッシュしたくなる!
パワフルなメロディラインと結構暴れてくれてるアレンジが好み。
「WAO! WAO!〜」の箇所はもっと叫んでくれてもいいかなとは思う。
…むしろ、この曲はOPの方が良かったんじゃあ?
そんな、メロン記念日のアルバムに混ざっても問題なさそうな曲。
460名無しのエリー:2011/09/05(月) 09:27:45.58 ID:t0Gg12bp0
09. GOODキター! / T-Pistonz+KMC ★★★
普通のポップロックに戻りました。懸命さは伝わるけどやっぱりこのタイプだと歌詞も歌も浮くなぁ。
特に低音なんてすごく弱い。荒めでもいいから強く歌えないのかね。
サビのラストはすごく印象的なんだけどな。…やっぱり、もっと荒いロックの方が良かったんじゃね?

10. 本気ボンバー!! / Berryz工房 ★★★(子供:★★★★★、お前ら:☆)
子供にとっては名曲、ヲタにとっては鬱曲。そして、2ch的に美味しい煽り(ry
本来、アイドル曲ってこんな感じなんだなってことを思い出した。
アイドル曲としてもだがイナズマイレブンの楽曲としてもマッチしているので、
歌詞を書いたつんくは結構仕事人としてがんばってんだなと思う。

11. シャイニング パワー / Berryz工房 ★★〜★★★☆
つんくといえばこういう変な歌詞。だって、唐揚げとご飯だけの弁当を持ってくる女の子だぜ?
というより、唐揚げとご飯のみという中身の二段弁当ってインパクトのせいで楽曲レビューに時間がかかるw
アレンジは割りとタイトなハウスチューン。メロディもそれなりにいい感じ。
でも、どうしても歌詞が強烈過ぎてすごくかすむ。どうしたらいいの…。
461名無しのエリー:2011/09/05(月) 09:31:07.75 ID:t0Gg12bp0
総評 ★★★☆
イナズマイレブンのアニメ版のOPとEDを集めたオムニバスアルバム。
とはいえ、実質的にはT-Pistonz+KMCとBerryz工房のスプリットアルバムみたいなもん。
こうして聴くと、トン・ニーノは結構歌詞とアレンジを選ぶ歌手だってわかるし、
Berryz工房に至ってはトラックが進むにつれてアイドルソングだと思い出すのに時間がかかる(いい意味で)。
そんな中、KMCはもう少し出張ってもいいんじゃないかなと思えてくる。なんか使い方がスポット過ぎるし。
歌詞は前向きなのが大半なのでカンフル剤代わりに聴くにはいいかもしれない。
本当はtwe'lvとイナズマオールスターズを入れ替えてくれた方がまとまったと思うんだけどなぁ。
462名無しのエリー:2011/09/05(月) 19:21:46.45 ID:7yW75iIA0
>>461
463名無しのエリー:2011/09/06(火) 20:13:24.85 ID:sbzi0VEt0
再び需要無視で。


OVER DOSE / Alieson


1. スカリフィケーション ★★★
いきなりモダンなリフがお出迎えするヘヴィチューン。
多少甘美なるヴォーカルが登場すると美醜の対比みたいでとても綺麗。
途中でピアノが登場してからは更に妖しさが増す。
こういうタイプの曲は日本じゃV系以外だと中々表に出てこないから新鮮。

2. 終わらぬ憂鬱 ★★★☆
退廃的なメロディと暴力的なサウンドが特徴的なミドルチューン。
特にリフが凶悪だが、メロディの退廃的な運び方がたまらない。
所々に入るシンセもすごくいいアクセントになっている。
途中から哀愁漂うメロディが全面に出るのが面白い。
464名無しのエリー:2011/09/06(火) 20:21:12.12 ID:sbzi0VEt0
3. WIND-BLAST ★★★★
疾走系エモ。若干カオティックな進行になりつつもフックのあるサビが
上手く聴き易くしているのではないだろうか。サビは加速させてる気がしてるけどね。
ノイジーなギターソロもなかなか味があっていい。

4. If you・・・ ★★★
不気味なインターリュード。チェロのリフが迫り来る感じを出していてGOOD。

5. Over Dose ★★★★
ベースをリーダーとしてタイトに始まるヘヴィネス。
ストリングスを絡めながら厳かな空気を演出している。
ヴォーカルも強めに歌っている箇所と柔らかく歌う箇所を上手く使い分けている。
この曲でもギターソロが登場するが何気にエモく泣いている。
なお、こちらにも4曲目にも登場したチェロリフが登場し、不気味な余韻を残してくれる。

6. 冷たい夜に ★★★★☆
寂しげなヴォーカルと徐々に盛り上がるバンド編成がドラマティックなバラード風エモ。
ここでのドラムがいい仕事をしていて、上手い具合にヴォーカルを盛り上げてくれている。
多分、メジャー初期のCoccoとか聴いていた人にはとっつきやすい楽曲じゃないだろうか。

7. せかいでいちばんしあわせなくに ★★☆
これまでの世界観を打ち砕いたほのぼの楽曲。これまでのダークな世界はどこへ行った。
・・・と、思ったら大間違いでした。歌詞がえらいことになっていた。
多分、この曲だけなら中国で流せると思うの。
465名無しのエリー:2011/09/06(火) 20:30:07.76 ID:sbzi0VEt0
総評 ★★★★☆
ロックサウンドを発表し続ける音楽同人サークルAlieson13枚目のアルバム。
孤独や現実逃避をテーマにしたと公言している通り、歌詞の世界はかなり歪で、
アレンジのおかげでまだ聴けるのだが・・・歌詞は相当エグいアルバムだったりする。
何気にタイトルもタイトルだし、同人CDとは思えないジャケットアートから察するとおり、
どちらかといえばインディーズや海外メタルCDのような世界観と言っていいかもしれない。
アレンジは4、7曲目を除いてラウドロック、あるいはモダンヘヴィネスとなっており、
プロダクションもインディーズレーベルとしては結構いい方なのではないだろうか。
女性ヴォーカルのラウドロックというのも珍しいし、作品のできもいいので、
美しい声と激しい音を堪能したい人にはうってつけ。但し、購入は同人ショップか
同人委託サイトのみとなっているので、買う時には注意するように。
466名無しのエリー:2011/09/06(火) 22:36:48.07 ID:snyHCZkR0
>>465
乙 同人CDは全く未知の世界だなー

そんなわけでべすとあるばむですが

岡村靖幸 / 早熟

1.Peach Time ★★★★☆
唐突にもほどがあるマーチ調のイントロから更に強引に岡村ちゃん色全開なポップが展開。
曲の完成度は言うことなし。特にサビの流れるようなメロディは素晴らしい。
そして歌詞はナンパ応援ソングなのだが、いきなりフルスロットル。なんてったってサビの歌詞が
「何で僕らが生まれたのか/絶対 きっと 女の子なら知ってる」である。なにその女の子に対する絶大な信頼感。
アウトロは様々な音がグチャグチャに入り乱れる、本編からは想像できないようなカオスなものになっていて
傑作「家庭教師」に至る片鱗を見ることが出来る。
オリジナルアルバム未収録シングル。

2.Dog Days ★★★★
いかにも80年代な爽やかJ-POP。
しかし岡村ちゃんの若い澄んだ声とひたすら爽やかなメロディとちょっと古臭いアレンジが最高に合っている。
曲としては結構無難な出来な気もするのだが実際の出来よりもかなり聴かせる曲になっている。
歌詞は曲調に似合わずかなり悲しい失恋模様を描いたもの。やはり要所要所の描写に才能を感じる。
女性ボーカル(誰?)に「あきらめて出直して勉強してて」と突っぱねられたあとの「ぅん…」が心底悲しそう。
オリジナルアルバム未収録シングル。

3.Lion Heart(Hollywood Version) ★★★☆
過去アルバム収録曲をこのベスト用にオーケストラ中心にして大幅にアレンジしなおしたもの。
イントロはかなり大袈裟に始まるが、その後はバラードの曲調に合わせた穏やかなアレンジになっている。
あいにく「DATE」を所持してないのでちょこっとだけyoutubeで原曲を聴いてみたが、原曲よりも出来が良いと感じた。
これは弦楽器やホーンがよく映えるメロディですね。歌詞の方はといえば、完成度の高い後悔ソングになっている。
「あの日から傘さえも開けない」というさりげなく難解なフレーズはファンの間では何度も言及されているようだ。
原曲はセカンドアルバム「DATE」収録。
467名無しのエリー:2011/09/06(火) 22:38:11.22 ID:snyHCZkR0

4.だいすき ★★★★★
タイアップ効果もあり、収録アルバムがヒットを記録した岡村ちゃん、いや「岡村靖幸」の代表曲。
難解な言葉遣いを一切してないしストレートなのにとっても個性的な歌詞、
老若男女問わず受け入れられるであろう激キャッチーで一度聴いたら忘れられないメロディ、
子供の声を効果的に使って恋愛の多幸感を表現した編曲、どれをとっても完璧な出来。
個人的な事を書かせてもらうと、実は筆者は岡村ちゃん全盛期は微妙にリアルタイム世代ではないため
結構最近まで岡村ちゃんのことを知らなかったのですが、何故かこの曲は知っていて、
そして歌い手も知らないこの曲が好きだった、という体験をしています。時代を超えた普遍的な名曲でしょう。
シングル曲、サードアルバム「靖幸」収録。

5.Out of Blue ★★★★★
デビュー曲。信じられないぐらい完成度が高い。プリンスからの影響を受けつつ、
そこに当時のJ-POPのテイストを絶妙に絡ませる、という手腕はもう既にこの曲から発揮されている。
80年代独特の古臭いアレンジもこの曲であれば逆に最高に効果的ではないだろうか。
流石に歌詞はまだ普通。しかしこれで変態歌詞でも困るしw、むしろ曲の邪魔をしてなくて良いと思う。
実はこのアルバムに収録するにあたってボーカルがリテイクされている。
デビューシングル曲、ファーストアルバム「Yellow」収録。
468名無しのエリー:2011/09/06(火) 22:39:20.90 ID:snyHCZkR0

6.いじわる ★★★☆
変態ソングが出たぞー!まず歌いだしでいきなり張り倒されたような気分になる。
「ユカは確かに美人だ 僕のヒップにしゃがんで「うちに来ない」と誘った」
よく考えると具体的なようでよくわからない歌詞だがこの一行で既にどこを取っても個性的でエロい。
そのままの調子でエロスに塗れた詞は続き、遂に「愛されていたいならば 靖幸にBedでのLove Song」と
いきなり自分の名前を歌うという暴挙に出る(この暴挙は変態最強曲「家庭教師」でも楽しめる)。
この後は抜粋も憚られるほど更にエロスが暴走しリスナーを置いてけぼり状態。そしてアウトロ…は聴いてのお楽しみ。
曲の方はといえばプリンス丸出しなファンクナンバーとなっており、岡村ちゃんの歌い方も相まって
歌詞に負けずこちらもとってもエロい仕上がり。特殊なシチュエーションでのBGMにどうぞ。
セカンドアルバム「DATE」収録。

7.イケナイコトカイ ★★★★
前曲の邪念を振り払うかのようなイントロが美しい、感動的なラブバラード。
歌詞を読めば表現がストレートなので一発でわかるのだが、実はこの曲も歌詞が結構エロい。
でもこの曲は前曲と違いエロくないし、変態でもない。歌詞の主体が性欲ではなく「離したくない」という
一途な純粋な感情になっているが故、まるで純愛モノのように聴こえるのである。
そしてそれがストリングスの響きが心地よいメロディに乗せられる事によって一途さが更に強調されるため、
聴いていて非常に心地よい名曲になっている。ただしマンションの発音は「メンション」である。
シングル曲、セカンドアルバム「DATE」収録。
469名無しのエリー:2011/09/06(火) 22:40:26.31 ID:snyHCZkR0

8.Vegetable ★★★
初っ端から犬の吐息を真似たと思しき「(;´Д`)ハァハァハァハァ」で度肝を抜かれるが、
曲自体はアコースティックギターの音を基調とした爽やかで可愛らしいポップソング。
歌詞も「本妻すんならあの子に決めてんだ」なんて恥ずかしいフレーズも飛び出す
爽やかでかわいらしい恋物語なのだが、サビ終わりでまた少しエロくて特徴的な
「おいしかったよ 特別のサンドイッチと そのあと3分のKiss」というフレーズが。
サードアルバム「靖幸」収録。

9.聖書(バイブル) ★★★★★
まずイントロが長い。不気味な電子音が鳴り響き、西洋の古代の戦争を思わせる馬の蹄のSEが入る。
そして時計の音をきっかけにいきなり岡村ちゃんのナルシシズムと変態性が爆発した語りが入る。
1分ほどで語りが終わるとマーチのリズムが近付いてきて一気に本編へ。
まず歌詞の内容が恋している同級生の女の子が中年親父との不倫に耽っている事を嘆き、そして憤り、
「僕の方が良いじゃない」とナルシシズムを暴発させながら言葉巧みに誘うというもので、その完成度は途方もなく高い。
そして曲の方はといえば岡村ちゃんお得意のプリンスからの影響とJ-POPのテイストを巧みに絡めた
極上のファンクナンバーとなっており、こちらも異様なほど感想度が高い。
特にベースラインがリスナーが気持ちよくなる「ツボ」を異様なまでに心得ており、思わずじっくりと聴き入ってしまう。
またこの曲は他人が編曲したシングル版と岡村ちゃん自身の編曲によるアルバム版では大きく異なっているのだが、
ここに収録されたのはアルバム版。長大なアウトロは岡村ちゃんのエッセンスが隅々まで詰まった素晴らしい出来。
実は背が179じゃない「家庭教師」以前の岡村靖幸、「だいすき」に次ぐもう一つの代表作。
シングル曲、サードアルバム「靖幸」収録。アルバムバージョンでの収録。
470名無しのエリー:2011/09/06(火) 22:41:30.40 ID:snyHCZkR0

10.Shining(君がスキだよ) ★★
「Dog Days」のカップリングだった曲。これも80年代っぽい爽やかソング。
しかし「Dog Days」とは違ってこっちはちょっとだけファンキー。決して悪くないが、印象が薄い。
インパクト強めの歌詞の割りに歌詞もまだ普通だし…というか、完璧に前曲に負けてる。
シングル「Dog Days」収録、オリジナルアルバム未収録。

11.Young Oh! Oh! ★★★
前曲の流れを引き継いだ(ベスト盤だけど)、爽やか青春ソング。
これもファンキーで、イントロとか少しだけソウルっぽい。
あまりに爽やかで明るい曲なのでぶっちゃけ書くことがあんまり無い。曲の出来はかなり良いんだけど…。
ただ、これも実はデビュー間もないころに出した曲だったりする。それにしては完成度が高い。
本当に凄い新人だと思うんだけれど、ファーストアルバムもシングルもオリコンチャート入りすらしてないんだなあ…。
ちなみにこの曲は親友だった尾崎豊と一緒にライブで熱唱したというエピソードがあったりする。
シングル曲、ファーストアルバム「Yellow」収録。

12.友人のふり ★★★★☆
名曲の誉れ高いラブバラード。イントロの雷鳴のようなドラムからもうグッと惹き付けられる。
とてつもなく切ないメロディ、シンプルなアレンジ、盛り上がりで自然に入ってくるストリングス、すべてが完璧。
歌詞も素晴らしい。恋人に振られた?女友達と友達関係から一歩上へ行こうと試みる寸前の刹那を描いたもので、
曲とあわせて聴いていると情景が目に浮かぶ。アウトロのちょっと大袈裟で強引な締めも良い。
そして特筆すべき事として、この曲は傑作「家庭教師」収録の名曲「カルアミルク」に雰囲気が近くなっている。
数曲前に収録されている「イケナイコトカイ」と比べるとその違いがわかってもらえると思う。
バラード曲を追って聴いてみると岡村ちゃんの進化がかなりわかりやすい形で実感できるので面白い。
シングル曲、サードアルバム「靖幸」収録。
471名無しのエリー:2011/09/06(火) 22:42:30.58 ID:snyHCZkR0

13.Peach Time(修学旅行MIX) ★★
1曲目のリミックス。何がどう修学旅行なのかは不明。「ラブタンバリン」でも修学旅行出してるし、
岡村ちゃんは修学旅行になにか思い入れでもあるのだろうか。
なんだか入れたい音やエフェクトを入れられるだけ入れてみました、といった感じで面白い。
正直言ってリミックスとしての完成度は低いのか高いのか良くわからないものだがw、
肩の力が抜けてる感じでこのベストアルバムの締めとしては悪くない。楽屋オチな感じ。
アウトロの最後ではこのアルバムの収録曲をいろいろとぐちゃぐちゃと流してる。
シングル「Peach Time」収録、オリジナルアルバム未収録。

総評:★★★★
岡村靖幸(以下岡村ちゃん)が超絶傑作「家庭教師」発表前にリリースしたベスト盤。
なので「家庭教師」収録曲はもちろん入っていない。カルアミルクもあのロンも入ってない。
しかし岡村ちゃん入門でベストアルバムを聴くならこれがお勧め。
まず最初の一点としてシングル曲を中心に収録しているため、当然のことながら非常に聴きやすい。
次に曲の流れがとても良い。このアルバムはベストアルバムである事を忘れそうなほどに曲順が良い。
更に、ことごとく廃盤で入手が難しい岡村ちゃん作品の中でもこのアルバムはかなり売れたので
恐らく各種アルバムやもう一つのベスト盤「OH!ベスト」と比べると格段に入手しやすいと思われる。
ついでに言えば、一部のバージョン違いは入手困難なBOX「岡村ちゃん大百科」と
これにしか収録されてなかったりするので、かなりおすすめな内容となっている。
ただし、ジャケットがそんな利点を全部ふっとばしそうな勢いでスゴい。
ググれば出てくると思うのでぜひ見てほしいのだが、とてつもなく怪しい微笑を浮かべた男(岡村ちゃんです)が
こちらをじーっと真っ直ぐに見据えている。背景のライトグリーンも何だかいかがわしい雰囲気を醸し出している。
更に通常盤は視線から逃れようと裏返すと岡村ちゃんがいきなり脱いでいる。そしてこっちをじっと見つめている…。
購買意欲を思いっきり下げるジャケットだが、恐ろしいことにこのジャケットは岡村ちゃんの本質を良く表していると思う。
なのでこれらの要素にたじろいでしまう方はもしかしたら内容も気に入ることが出来ないかもしれない。
472名無しのエリー:2011/09/06(火) 22:48:19.20 ID:hJWIZyAi0
>>465>>471
乙乙
473岡村靖幸 / 早熟:2011/09/07(水) 13:46:17.06 ID:ulnB53y60
いくつかの小さなミスと一つかなり重大なミスを犯しているので
特に酷いのを訂正orz

9.聖書
×感想度が高い
○完成度が高い

10.Shining(君がスキだよ)
×インパクト強めの歌詞の割りに歌詞もまだ普通
○インパクト強めのタイトルの割りに歌詞もまだ普通

11.Young Oh! Oh!
自分がこれを書くにあたってデータの面で参考にしていたサイトでは
オリコンチャート未登場の様な表記になっていて、
事実シングルはチャートに登場しなかったようで記録不明だったのですが
デビューアルバム「Yellow」はしっかり51位にチャートインしていました…
本当にすみません…
474名無しのエリー:2011/09/08(木) 00:53:19.92 ID:orSr9x/30
ソルファ/ASIAN KUNG-FU GENERATION
1.振動覚 ★★★☆
トラック2のリライトのオープニングのような曲 
リライトに似たロックナンバー リライトとつながることで意味を成す曲とまでいえる
歌詞の一部はオアシスのリスペクト(意訳)

2.リライト ★★★★
振動覚から間もなく始まるこの曲も又ロックナンバー
アジカンの代表曲と行っても差し支えないとも言える 
歌詞はCCCDへの皮肉らしい(アジカンのシングルはこのアルバムまで全てCCCDだった過去があるアルバムは何を逃れたが)

3.君の街まで ★★★★☆
高評価が続いてしまい贔屓目はしていない
この曲はポップ調でPVも面白く個人的に最も好きな曲だ
色褪せない名曲だと思う 余談だが近所の店でこの曲をアレンジしたものが流れていた

4.マイワールド ★★★
幻想的な雰囲気の曲 サビでシャウトするのがあまり好評ではないらしいが
自分は特に気にならなかった シングル地帯が終わりここからがソルファの持つ夜のイメージと合致する曲が続く

5.夜の向こう ★★☆
これもまた夜のイメージを持つ サビが終わり曲も終わりか、と思ったところに大サビが入る演出?は
なかなかいいと感じた 
475名無しのエリー:2011/09/08(木) 01:03:19.68 ID:orSr9x/30
6.ラストシーン ★★★
これもトラック1の振動覚と同じように次曲サイレンのオープニングの様な曲
この曲とサイレン、Re:Re:の歌詞は繋がっているらしい この曲も幻想的な雰囲気である
単体で聴くには少し物足りないかもしれない サイレンと繋げるには持って来いであるが
 
7.サイレン ★★★★☆
3rdシングルで完成度も非常に高いと言われている名曲だ
歌詞は少年が少女の自殺を止めようとする話であるが失敗に終わるといった内容だ
幻想的でとても重い曲だ 実はこの曲には3つのバージョンがあるのだが
ソルファVersionはその他の2つを組み合わせた内容となっている これがなかなかいいアレンジで成功している
歌詞は実はサイレン→ラストシーン→Re:Re:の順で繋がっている

8.Re:Re:
4~7の流れを打ち消すようなロックナンバー、だが何処か哀愁も漂う
それは6,7と繋がっているからなのであるが この曲はライブ定番曲になるほど
ファン、そしてアジカン自身も好んでいる曲だ ライブバージョンのイントロも良い
476名無しのエリー:2011/09/08(木) 01:17:26.59 ID:orSr9x/30
Re:Re:続き   (これはフィードバックファイルに収録されている) 評価★★★★

9.24時 ★★★
眠れないんだよという歌詞からも分かる通り夜のイメージそのものの曲である
アジカンもこのコンセプトを狙っていたのではないかと思わせる
サビが何を言っているのか歌詞を見ないとわからないがメロディは良い

10.真夜中と真昼の夢 ★★★
アルバムも終焉に近づいてきたのかスローテンポの曲である
孤独を感じさせる雰囲気の曲 

11.海岸通り ★★★★★
アルバムの最後を締めくくる曲 それに適している 
その情景が浮かんでくるような歌詞とメロディには驚かされた
Weezerの某曲に雰囲気が似ている(パクりという訳ではない)
ソルファの代表曲としても之を挙げるべきだと思う曲である

12.ループ&ループ ★★★★
トラック11の海岸通りで終わったかと思わせて 実は存在している曲である
後藤が「降りてきた」と称するまで自画自賛している曲だ
メンバー達もかなり気に入っているらしい メロディはリライトと同程度に知名はあるのではないか
アルバムの此処に持ってきたのは正解だったと思う 居場所が無いので終わらせてから出すというのは斬新だと当時感じた
キャッチーなメロディなのでスルメバンドと言われるアジカンの楽曲の中でも非常に聴きやすい部類だと思われる
477名無しのエリー:2011/09/08(木) 01:20:07.07 ID:orSr9x/30
総評 ★★★★
何故このアルバムが酷評されているのか全くわからない
路線変更はあるが非常に完成度が高く当時は名盤だと思ったものだが
君繋5Mからの路線変更はあるものの時代の変化に囚われず
いつでも聴ける名盤である
478名無しのエリー:2011/09/08(木) 01:30:13.31 ID:ttiykfn70
>>465
>>471
乙。需要があるかは知らないがたまに変な方向で話題になるこの方を

鬼束ちひろ/DOROTHY

1.A WHITE WHALE IN MY QUIET DREAM ★★

1分半もない全英詞のオープニング。曲としての感想は特にないが鬼束ちひろ恒例の
歌詞カードの和訳(全英詞の曲は必ず和訳がついてる)を読んでも歌詞の意味はよくわからない。
語呂、韻ふみを重視したのか。

2.陽炎 ★★★★☆

二曲目にしてこのアルバムで二番目に良い曲。歌謡曲っぽいラブソング
ラブソングといっても「Sigh」のような明るい感じではなく、ややドロっとした感じの曲を鬼束ちひろらしい
情念をこめて歌い上げる名曲。「あなたがいなければただそれが全てだと」ベタな言い回しだが彼女の
情念こめた歌唱が説得力を持たせる。
そしてベタといっても「いれば」ではなく「いなければ」を選択するあたりが彼女らしい
Youtubeに公式フルPVがあるので聴いてみるといい
479名無しのエリー:2011/09/08(木) 01:30:48.08 ID:ttiykfn70
3.X ★★★

歌謡曲から一転してロックな感じに。かっこいいとは思うが、歌唱がパワフルというよりは苦しそう。
これもYoutubeに公式フルPVあり

4.ストーリテラー ★★★

「少しの幸福なんかより官能的なものでありたい」とのたまう火遊びしたいわ、楽しませてよといった
ような歌詞で、最近ずいぶんとビジュアルがケバくなってしまったようだがあのケバいビジュアルで
歌ってるの想像したら恐ろしく似合う。アコギの音色が心地よい一曲。

5.STEAL THIS HEART ★★

曲名で想像がつくとおりラブソングだがM2とはかなり趣が違う。やたら目立つ電子音にずいぶんと
楽しそうな歌唱(M4と歌いまわしが似ている)で歌詞も明るい。公式フルPVがyoutubeにあるが
見てみると…ビジュアルの迷走はこのとき既に始まっていたか…
480名無しのエリー:2011/09/08(木) 01:31:25.99 ID:ttiykfn70
6.I Pass By ★★★☆

全英詞でロック調。サビでの曲名連呼はメロディー的にも面白みに欠けるが、Aメロと間奏は良い。
M3はAメロBメロサビと順序を踏んで盛り上げる、声のトーンと曲のテンポを徐々に引き上げる感じ
だったが、こっちはAメロからまくしたてるとまではいかなくとも早口でそのせいか収録時間も3分22秒と
M1を除いて最も短い。

7.帰り路をなくして ★★★★

ここからはバラードが続く。鬼束ちひろのパブリックイメージ、要は月光のイメージに最も近い大作バラード。
良い曲だとは思うが月光やinfection程の凄みは出せていない。曲の暗さは同じくらいなのだが、多分
彼女の色んな心境の変化が歌唱からかつての攻撃性、凶暴性を失わせたのだと思われる。
ハリネズミがハムスターに、とまではいかないが6thアルバムの「EVER AFTER」なんかを聴いても
やっぱりかなり丸くなった様子。個人的には良い変化だと思うが。これも公式フルPVがある。



8.Losting a distance ★★★☆

今作で最も地味で起伏がないバラード。ただそのおかげで歌詞が聞き取りやすいのは
個人的には高ポイント。「遠くへはいけない、もうここは遠すぎる」と何度も繰り返す歌詞は
要するに離れてたくない、あなたのそばにいたいのというラブソングか。
481名無しのエリー:2011/09/08(木) 01:32:03.03 ID:ttiykfn70
9.ラストメロディー ★★★☆

別れのバラード。歌いだし3音できっちり区切るサビのメロディが印象的で基本的には「時間」「涙」「季節」等ジャスト3音の語を用いつつも「もうな にもいえずに」とか「あるい ていく私に」といった中途半端な区切り方も
しているのはただ単に詞先でつくってるからというよりは聞き流して欲しくない、歌詞を印象付けるためにわざと
やってるのだろうか


10.蛍 ★★★★★

点数どおり文句なし、活動休止後の最高傑作どころか「月光」「私とワルツを」「流星群」「infection」等と並んで
彼女が発表した楽曲の中で一二を争う名曲。バラード続きのところに配置されているせいでややダレるという
意見も見受けられるが、逆に言えば曲自体にケチをつける人は誰もいない。CDが売れてた時代にしかるべき
宣伝とともに売り出せばミリオンは堅い、ダブルトリプルもあったんじゃないかと思わせる。
本人は蛍を見たことないそうだが、この曲を聴きながら目を閉じればまぶたの裏で蛍が舞う名曲。
もうイントロからアウトロまで全てが素晴らしくコメントに困るのだが強いて言うならBメロの最後で少しだけ
盛り下げてから間を空けずにサビを歌いだす流れはとりわけ美しい。
これもYoutubeに公式フルPVがあるので是非っつかアルバム11曲中5曲が公式で聴けるってどうよ
まあいいや、ユニバーサルさん太っ腹〜

11.VENUS ★★★★

7分越えの大作、そりゃ最後に置くしかないわな。この曲の歌詞には彼女の心境の変化みたいなものが
非常に強く表れている。「この世の儚さと美しさを目にするとき」美しさ!腐敗した世界に堕とされた鬼束さんが
この世の儚さと美しさを目にできるようになったんですか!2番ではこの世の優しさと純粋さまで目にしている。
この曲を聴いたら彼女の変化を単なる迷走で片付けることはできない。
月光を書き上げた時の彼女はもういない。牙が抜けたというよりは噛み付く気すらなくなっている。
それを自覚した彼女が自身の変化をリスナーに伝える、理解してもらうために作った曲に思える。
M7でも書いたが個人的には良い変化。確かな歌唱力があり作曲もできる彼女が無理して作詞の作風を
守る必要はない。月光は文句なしの名曲ですが
482名無しのエリー:2011/09/08(木) 01:33:46.86 ID:ttiykfn70
総評 ★★★★

活動休止後の3作は全て持ってるが、「アルバム単体で評価するなら」一番良いのは僅差でこれ。
かぎ括弧の注釈だが、作品としてはよく出来ていても商品としての問題が多いため。
何せ2、3、6、7、9、10曲目がシングル曲。新曲で文句なしに評価できるのはM11くらいだろう。
平均点は高いがシングル曲が引き上げてる、というよりはアルバム曲が足を引っ張っている印象で
シングル全部買ってアルバムに臨んだコアなファンにとってはブーイング物と思われる。
次に鬼束ちひろの音源を全く持っていないご新規さんにもすすめられない。最新のベストアルバムに
「蛍」も「陽炎」も「帰り路をなくして」も入っている(ついでにXも)上に、月光に象徴される素晴らしい
代表曲も入っているので、今作に手を出す意味は現時点ではほとんどない。
どういう人にすすめられるかというと4thアルバムの後に出たシングルを持ってなくて、なおかつそれ以前の
代表曲はベストアルバムにしろオリジナルアルバムにしろ大体網羅してるという方にはオススメ。
まとめると 

シングル全部買ってる固定ファン→新曲少ない&出来微妙 
ご新規さん→最新のベストアルバム買ったほうが良い
以前に出たベストアルバム買ったきり、あるいはファンだがアルバムしか買わない→買ってみても良い

となり、作品としてよく出来ていても、商品として評価してくれるターゲットは狭い。

作品そのものに話を戻すとLAS VEGASの一曲目で「人生は長いのだろう」に驚かされたファンは多い
だろうが今作も新曲の中では最も出来が良いM11の歌詞によると今の彼女にとってこの世は儚くて美しくて
優しくて純粋なものらしい。まあそれは「本当の夜を越えるとき 本当の痛みがわかるとき」に目にするもの
らしいが、そうすると今の彼女は本当の夜を越えて本当の痛みを知ったんだろうか。1stアルバムで本人の
「売れたら、評価されたらいいな」という期待をおそらく大きく超えていたであろう成功をつかんだ彼女が
成功者ゆえの色んな苦悩を乗り越えたのだろうか。彼女が音楽活動によって一時的な商業的成功だけでない
何かをつかめたことが感じられる一枚。蛍一曲だけで並のアルバムが与える感動をはるかに凌駕する良作。

483名無しのエリー:2011/09/08(木) 01:38:32.85 ID:ttiykfn70
484名無しのエリー:2011/09/08(木) 13:34:36.91 ID:F34VH0se0
>>474
>>478


ソルファってLGCDじゃなかったっけ?
と思ったら2004年10月以降の発売だからもう企画自体が終わってたんだな
485名無しのエリー:2011/09/08(木) 18:56:44.98 ID:GC8tXMyY0
需要はない、でも好きだから

CHURCH OF MISERY/HOUSES OF THE UNHOLY

1.EL PADRINO(ADOLFO DE JESUS CONSTANZO) ★★★★★
しょっぱなからウルトラ・ヘヴィなドゥーム/ストーナー・ナンバーがぶちかまされる。
ギターのフィードバックが立ち昇るオープニングで感電。
不吉な英語のナレーションに戦慄。
そして、BLACK SABBATHをさらに肉食にしたようなギターリフで絶頂である。
そのリフは中間部のギターソロを経て、後半にかけてさらにブルージーにうねりまくるのだ。半端ねえ。
ブリンブリンに震えまくるベースも、アルバム制作後に書き置き残して失踪する深沢の豪快なヴォーカルも、全て最高。

2.SHOTGUN BOOGIE(JAMES OLIVER HUBERTY) ★★★★★
そして間をおかずにこの暴走殺人ブギである。
AC/DCとMOTORHEADが互いの喉笛食いちぎりながら4WDで歩道をぶっ飛ばしてるかのような超絶ハイテンションに脳味噌は完全にすり身に。
本作唯一のアップテンポ曲なんだけど、こりゃテンポが云々という問題ではない気がする。
何喰って生きてんだこいつら。
曲の〆はショットガンをぶっ放してとどめをさす。

3.THE GRAY MAN(ALBERT FISH) ★★★★★
頭2曲で屍になったリスナーをさらにベコベコに叩き潰す獄殺グルーヴ。
凄惨極まりないリフはもちろん、ぶっといリズムを叩き出すドラムやオーバーダブで掛け合いっぽい感じを出しているヴォーカルも超危険。
ギュインギュイン弾きまくるギターと血に餓えたヴォーカルが正面衝突を起こすラストでは、マジで全身の血液が沸騰して果てる。
'70年代ハードロックの、ヤバイ部分を抽出して煮詰めたかのような蛮性に聴き手のライフはマイナスに。もう勘弁してください。
486名無しのエリー:2011/09/08(木) 18:57:54.75 ID:GC8tXMyY0
4.BLOOD SUCKING FREAK(RICHARD TRENTON CHASE) ★★★★
♯1と同路線の、ズルズル引きずるような圧殺リフが響き渡るドゥーム曲。
アルバムの折り返し地点ということで、それまでよりもほんのちょっとだけ耳に優しいかもしれない。
ギターソロが官能的にむせび泣くようなメロディを取っていることからもそれが伺える。歌心たっぷりのプレイに思わずホロリ。
……って、それだけで終わるわきゃねえだろ。ラストに向けてグワッとテンポアップ、各パートがデッドヒートして血煙巻き上げながら突進。うわ、かっけえ。

5.MASTER HEARTACHE ★★★☆
毎回恒例となっているハードロックのカバー。今回は、'70年代初頭に活躍し、近年再評価が進むバンド、SIR LORD BALTIMOREだ。
ヘヴィでブルージーな、まさに'70年代ハードロックな原曲の良さを残しつつ、現代のバンドらしい迫力と上手く両立させている。
こういう曲を聴くと、ドゥームがどうこうというより、ロックバンドとして破格の実力を持っているってことが良くわかる。
しかし深沢のヴォーカル、ガラ悪いなあ。大好きだ。

6.BORN TO RAISE HELL(RICHARD SPECK) ★★★★
豪快にドライブするシャッフル・ナンバー。
こういう曲のときにベースが強いとかっこいいよね。酒もってこい。
ただし、ノリノリで腰振ってると、中盤の泥沼リフに足をすくわれて溺れるので注意。
それにしても、こういう曲がここまで様になる日本のバンド、ちょっと思いつかない。このバンドが肉食すぎるだけか。何の肉かは知らないけど。

7.BADLANDS(CHARLES STALKWEATHER & CARIL FUGATE) ★★★★☆
アメリカンサイコな導入が背筋凍るほどかっこいいラストナンバー。
ミドルテンポのハードロック(ただし超ヘヴィ)で、全体的なフレーズのガラの悪さは一番かも。
チンピラみたいな風情が音に表れているのだ。力技ばっかりと思いきや、キャラに合った曲作りしてるんだなあ。キャラって何のことかは総評で。
途中に挿入されるパトカーのサイレンが緊張を煽る。逃げろや逃げろ。
で、結局最後まで耳休め的な曲はありませんでした。
487名無しのエリー:2011/09/08(木) 19:00:11.83 ID:GC8tXMyY0
総評:★★★★★(良識派には☆)
日本産ドゥーム/ストーナー・ロックバンド、CHURCH OF MISERYの3rdアルバム('09)。
実は日本にはこの手の音を出す良質なバンドが結構いるのだが、その中でも音そのものの迫力ではこのバンドが頭ひとつ抜け出していると思う。
『ドローンでもパワー・アンビエントでもない。ドゥームを喰らえ(意訳)』と裏ジャケに誇らしげに記している通り、その音楽性は'70年代ハードロックやサイケデリックロックに影響を受けたヘヴィ極まりないロック。
ある意味では王道で、音楽的にすごく難しいことやってるわけではない。
しかし、全身吹き飛ばされる程のくそド迫力がこのアルバムを大傑作に押し上げている。何か恐ろしいことが起こっていると音だけで分からせるこの説得力はすごい。
よく世界レベルのアルバムとか評されるヤツがあるが、これは世界『トップ』レベル。一流とされるこの手の海外バンドと並べて聴いても遜色ないどころか勝ってます。
全曲英語歌詞で、日本のバンドらしさはないが、そんなもんどうでも良くなるくらいのクオリティ。本作でのギタリストは日本人じゃないが、他の作品も問題なく強烈。
しかし諸手を挙げて褒めるわけにもいかない。その理由は曲名見てピンとくる人もいるだろうが、このバンド、何故か連続殺人犯に異様なまでの執着を見せているのだ。
曲名で括弧書きにしてあるのは曲のモチーフとなった殺人犯の名前で、ジャケットにはそいつらの写真やら言葉やらが満載。
しかも本作のアートワークはブルーノート風に仕立ててあり、まるでジャズの名手のような扱いである。
日本で言ったら麻原彰晃やら宮崎勤やら都井睦雄を大フィーチャーしてるようなもん。人間としてアウトである。
事実、海外ではその音のすごさと同時に、不謹慎さでも有名になってしまっている。
でも、そもそも真人間だったらドゥームなんかやらないわけで、この根っからダメな感じが正しくドゥームと言えなくもない。
というわけで、単純にパワフルなロックを求めてる人には大推薦だが、コンセプトがどうしても許せない人にとってはゴミカスみたいなアルバム。
それにしてもこのアルバム全篇から垂れ流される悪意と殺意の量は完全に異常。しかもこのバンドの場合、その悪意やらなんやらの出所が不明だから困る。
488名無しのエリー:2011/09/08(木) 19:32:52.24 ID:EpS3hvZ80
秋になって急に増えたな
489名無しのエリー:2011/09/08(木) 20:02:11.39 ID:/PWrH3nB0
豊作ですね。じゃあ昔書いた奴を。

Hello World/BACK-ON

1.Beginning ★★
恐ろしくベタなフレーズのギターイントロが残念なオープニング曲。
ベースとドラムはたまに掛け合ったりするので結構いいんだが、ギターはいつまでたってもコードバッキングに終始。
まぁ普通のバンドがやるような飾りはシンセで埋めてるからいいのかもしれないが。ってキーボードこのバンドいないじゃん…
地味に1番と2番でアレンジが違うのは好感が持てるが、どっちもすぐできそうなアレンジなんだよなぁ…
メロディー歌う人の声が高いので、サビの盛り上がりは充分。

2.ROCKSTAR ANTHEM ★☆
8ビート系の曲に英詞多めのラップが乗るのはTr.1と同じ。
というかかなりTr.1とかぶる要素が多くてなんか…。
やっぱりギターはしょっぱい。8ビートで微妙にテンポがズレるのは頂けない。
曲は常に何かしら鳴っててかなりうるさい。

3.with you feat.Me ★★☆
misonoの妹分らしいMeという女性シンガーをフィーチャーした曲。misonoに声似まくりですが。
Meがやたらめったら歌が上手いせいで、BACK-ONの2人がちょっと見劣りしてしまう。
サビは何故か全く同じメロディを歌うのだが、Meの音程がほぼ完璧なのでKENJI03のズレが聞こえてしまったり…まぁでもこれだけ高いキーで歌ってるだけ凄いのか。
曲自体は有りがちなポップロックだが、要所で挟まるピアノと電子音がクールでいい。
490名無しのエリー:2011/09/08(木) 20:03:09.77 ID:/PWrH3nB0
4.Apologize ★
Aメロラップ→Bメロ平熱なメロディ→サビが起伏大きめなメロディというベタベタな曲。
ベタなのはいいんだが、マズいことにAqua Timezの「Velonica」にそっくり。
アクアに比べてボーカルの歌唱力はあるとは思うが、楽器隊の力量と曲の構成では負けるかも。
ABサビABサビでさっくり終わってしまうのも期待ハズレ。

5.twenty four/7 ★★★☆
UVERみたいな電子音から始まり、フワーっとしたシンセパッドがギターの出番を奪い去る最初1分はこのアルバムでも出色の出来。
その後も一歩引いたアレンジが冴えてる。
ちょっとサビメロがダレてるのが勿体ないが、まぁそんなもんか。

6.TELL ME ★★★
今までの曲よりはちょっと時代を遡った感じのイントロ〜Aメロが特徴的な曲。
ただその辺りのギターの音切れが悪くて流れが…
2番サビ前のハモりもI've系みたいなラインを選んでいてで面白い。
だがサビは出来損ないのUVERみたいでなんとも…ベッタベタだし…
491名無しのエリー:2011/09/08(木) 20:04:53.43 ID:/PWrH3nB0
7.flyaway ★★★★
珍しく曲中でメリハリが効いている、構成力が光る曲。
8ビートがメインだが時折4つになったりして、落ち着ける。3分半しかないが、中身が濃い。
キーボードと他の楽器のバランスも良い。あとやっぱりドラムは上手い。
メロディに関しても無理なく展開していて良い出来。
ベースがあんまり仕事してないのが唯一残念な所。

8.HERO ★
また来たか、という印象の青春ミクスチャー。
まともなギターリフすら出てこないのはどうなんだろう。
さすがにもう厚塗りギターには飽きた。DOESが長調得意だったらこんな曲ばっかり出してたのかも。

9.Tomorrow never knows -album ver.- ☆
そういえば昔GReeeeNとコラボしてたなこいつら…と思い出す曲。
捻りがないサビメロとかレベルの低いアレンジ、だらけた進行とか合わせて、低音がちょっと効いた「遥か」みたい。
まだ高音出るだけマシか…ってあっちにも一人いたなそういう人…。
ドラムは細かいスネア連打とか入れてくるが浮いてる。ギターとベースは完全に空気。
492名無しのエリー:2011/09/08(木) 20:05:53.18 ID:/PWrH3nB0
10.We are... ★
いつもラップやってる人、TEEDAも普通に歌ってくるのは初めてのパターンか。
結果的にGReeeeNのロックバージョンみたいになったが。2番なんかピアノリフ主体になるせいでよりGReeeeNみたい。
メロディはリズミカルなんだが、他の楽器隊が…
大サビがある割に3分もないコンパクトな作り。

11.ONE STEP! feat.mini ★★★☆
急にノリノリダンスビート。ミラーボールとかギラギラしてそう。何があった。
普段メインボーカルのKENJI03がラップっぽいことに挑戦してるが、思ったよりリズムが不安定。
前曲ではTEEDAの歌唱がぱっとしなかったのを考えると、普段のスタイルがやっぱり合ってるんだろう。
サビはminiがメインボーカルのはずだが、ミックスのせいがかなり奥まって聞こえる。BACK-ONの曲だからって2人をそこまで推さなくてもいいかも。
メロディ・ラップとも出来がよく、普段仕事しないベースもサビ以外では細かめな音像でGood。
バックトラックはやたら凝ってるんだが、さすがavex所属といったところか。って本人たちなんも関係ないな。

12.hare days ★
レンジの「SP Thanx」とGReeeeN「歩み」を混ぜたみたいな曲。ラストナンバーらしいっちゃらしい。
「雨が降ってもいつか晴れるよ!」というテーマもベタ。
普通に曲作るとやはり無策具合が出てしまう。
思い出したようにねじ込まれたスクラッチの存在意義はかなり謎。
493名無しのエリー:2011/09/08(木) 20:06:54.01 ID:/PWrH3nB0
総評 ★☆
BACK-ONの2ndアルバム。
曲の大半が長調、ギターたっぷりな青春ミクスチャーロックで、区別が付きづらく正直飽きる。曲構成も一辺倒になりがち。
1曲目を聴いた時点ではUVERっぽいと思ったが、実際に似てるのはGReeeeNか、不調時のアクアだった。
ボーカルは2人とも力がなくはないだけに惜しい。Meと並ぶとさすがに辛いが、単独で聴く限りはそんなに悪くない。
基本的にギターが頑張らないので、楽曲の出来の鍵はキーボード(とドラム)がかなり握っている印象。要はサウンドプロデューサーの仕事がモロに出来に直結している訳ですね。頑張って下さい。
歌詞についてもラップが入るので量は多いが、質はあまり期待できない。
総じて惜しいアルバム。いい曲はあるにはあるが、ぶち当たるまでが辛い一枚。
494名無しのエリー:2011/09/08(木) 22:44:11.12 ID:6frOPNUn0
皆さん乙です!秋の豊作やー
お、おれだって需要無いと思われる盤やっちゃうもんね!

タコ / TACO

1.免疫 ☆
いきなり聞こえてくるのは山崎春美の喘ぎ、叫び、呻き。
ハウリングは鳴るが一切バックトラックなし。ただひたすら呻いて叫んでるだけ。
その後「ヤメテヤメテスリキレルスリキレルクスリキレルヤメテヨイヤアァァァァァァ」とか言ってる。
この時点で一般的な音楽しか聴いてない人はドン引きだろう。
というかアングラ耐性あると思ってた俺ですらドン引きだよなんだこれ。

2.仏の顔は今日も三度までだった ★★★
いきなりいかにも80年代っぽいロック調のポップチューンが流れてくるのでずっこける。
なんか普通に聴くとちょっと音がしょぼい普通の80年代のJ-POPって感じ。
あと演奏陣が異様に演奏上手い。演奏は「ジラーフ・エンタープライズ」なるバンドらしいが…
しかし特筆すべきは歌詞。もう一行目からすでにアウト。「ミッキーマウスに逃げ場は無いぞ」
その他にも商標キャラクターが大量に出てくる。あとLSDやシャブも出てくる。
なのに単なる過激な歌詞にはなっていず、ひたすら残酷な詩情が漂っている。怖い。
495名無しのエリー:2011/09/08(木) 22:46:06.18 ID:6frOPNUn0

3.きらら ★★★☆
お次は工藤冬里作曲(!)による、町田町蔵がボーカル(!!)を取るフリージャズナンバー。
これはまあカッコいい。雰囲気はかなり異様だけど。聴いてて胃が痛くなってきそうな曲なんて久々だ。
町田のボーカルは搾り出すような強烈なものになっており、途中声を絞りすぎて咽ているw
歌詞は差別用語てんこ盛りで、これにクレームが付いていろいろあったらしい。
昔発売された無許可盤ではピー音付きだったらしいが、今回はそれは外されている。
歌詞カードのへの記載は割合されているが、実はブックレットの表紙にオリジナル盤の歌詞カードが
転載されているので当然この歌詞も載ってて、虫眼鏡を使えば普通に読める。

4.赤い旅団 ★★★★☆
「すいませんでした」のひとことで始まる謎多き小品。「イターリン」によるプロデュース。
ユニット名でピンと来た人もいると思うが、遠藤みちろう+宮沢章一によるスターリンの別名義ユニットです。
アヴァンギャルドなインプロをバックに女声ボーカルがイタリア語で民謡風の曲を歌う。
と思いきや、唐突にスターリン色全開のパンクナンバーに。で、また元に戻る。このセットを数回繰り返して終了。
テープを継ぎ接いでまったく異なる曲を無理やり一つにつなげたような感じで、短いながら面白い。
さて、最後に書いておきますがタイトルの「赤い旅団」とはイタリアの極左テロ組織の名前です。

5.人捨て節 ★★★☆
ここから2曲は同メンバーによるバックバンドとロリータ順子がボーカルを取る。
バックバンドのメンバーが地味に豪華。じゃがたらの篠田昌巳によるサックスがとにかく強烈。
で、こちらはタイトル通り、民謡を真似たくらーい曲。これも歌詞がものすごい。
聴いてると精神を病みそう。というかこれ作ったロリータ順子は絶対病んでる。
というかロリータ順子って名前は有名なのにググってもどういう人物なのかいまいちよくわからない。怖い。
496名無しのエリー:2011/09/08(木) 22:47:15.80 ID:6frOPNUn0

6.嘔吐中枢は世界の源 ★★★★
で、こちらはニューウェイブ色が強い退廃的な空気が漂うロック(?)チューン。
これは前曲に比べると圧倒的にわかりやすいし、普通にカッコいい。
歌詞は過食症についてのものだと思われる。前曲に続き強烈。
曲の最後の方で急に「花いちもんめ」が挿入される。なんかこれが普通に入って来るんで逆に違和感を感じる。
「俺最初からこの曲にいたんだぜ」みたいな感じで。いやお前さっきいなかっただろみたいな。
このアルバムはこんな感じの面白いアイデアが随所にある。

7.エニグラム ★
なんじゃこりゃ。グルジェフなる作曲家のピアノ曲にナレーションが被さるだけ。
どうやらこの曲の作曲家であるグルジェフの生い立ちの神秘主義者が云々…の部分に大きな意味があるらしい。
wikiってみたけど正直に白状すると難しすぎてよくわからなかったです。

8.Intro At 日比谷野音 1981.8.15 ☆
山崎春美主催の伝説のインディーズイベント(第一回)から、タコの挨拶の抜粋が26秒。
ロリータ順子「こんにちは、皆様にいつも愛されたいと願っているタコです…」
何でこのタイミングでイントロなのかというとLP版ではここからB面だから。
497名無しのエリー:2011/09/08(木) 22:48:11.13 ID:6frOPNUn0

9.な・い・し・ょのエンペラーマジック ★★★★★
やっちまったよ。坂本龍一”教授”作曲編曲(!!!!!)によるテクノポップナンバー。
バックトラックの演奏もほとんどが教授の手によるもの。これは曲に関してはほぼ教授のソロだな。
バッキングヴォイスでもどこかで参加しているらしい。YMOに詳しい人が聴けばわかるかも。
ひたすら不気味で重々しい曲なのだがメロディに妙な中毒性があり、アレンジの質もかなり高い。
間奏の不穏なピアノなんかはさすが教授、と言いたくなる素晴らしいもの。不気味な女声ボーカルも素晴らしい。
しかしこれはもう曲以外の全てがヤバい。ヤバすぎる。というかよく見るとタイトルの時点で既にヤバい。
昭和天皇陛下、そして第二次世界大戦に直接言及する即死モノの内容。しかもメロでは「あの」放送が…
そんな内容でも歌詞には冷徹で妙な詩情が漂っている。ただそれを楽しむ余裕があるかは微妙w
いやーよく再発したなこれ。さっきからレビューの所々で「怖い」と発しているが、これはまた別の意味で怖い。
実は曲の最後に流れるナレーションも地味に危ないこと言ってる。というか陛下の名前出しちゃってる。

10.鵺(ぬえ) ★★☆
歌謡曲というか…演歌?フォーク?イントロでずっこけること必至。
曲の雰囲気にそぐわないエレキギターがずーっと鳴ってて、聴いてると頭がおかしくなりそうになる。
更に後半ではムチャクチャでフリーなクラリネットも加勢し、曲の印象をすっかり変えてしまう。
歌詞はナレーションによると赤穂浪士についてのものらしいが、全く意味がわからん!
辛うじて赤穂浪士っぽいのは冒頭だけ。この歌詞の意味するものがわかる人は教えてください。

11.人質ファンク (リハビリ・バージョン) ★★★☆
いきなり逆回転で始まる。EP-4の佐藤薫によるドラッギーなフリージャズ寸前のファンクチューン。
とにかくアヴァンギャルド。歌詞は英詩みたいだが、正直曲を聴いてても全く聞き取れない。
かっこいいとは思うのだが、これは本当にコメントに困る。ピアノを弾いてるのはゲルニカの上野さんです。
最後の方で鳴り出すループが…聴いてる方のリズム感がおかしくなりそうになる。
498名無しのエリー:2011/09/08(木) 22:48:52.10 ID:6frOPNUn0

12.非情の生殺し ★★★
犬の鳴き声がしばらく続く。犬の鳴き声はここから曲中として流れる、
いきなり「太陽にほえろ!」のテーマソングとか、特撮のテーマソングみたいなファンクが流れ出す。
語りが流れる。動物を研究の名目の下に殺し続ける科学者について。
ちなみにこれを喋ってるのはマジで大学で動物研究をしていた人らしい。ヤバくねえかそれ?
実はとても短い曲。あっという間に終わる。

13.小さなチベット人 ★
グルジェフ第2弾。これはさっきと違ってかなり暗い曲。女声ボーカルのコーラスも入ってる。
そこにロシア語でナレーションが入るが、その内容はこれまたかなり難解。
これはなんとなく怖い、とか雰囲気が怖い、じゃなくてホラー映画のバックに流れてる曲みたいで普通に怖い。
特に無表情な女声コーラスがムチャクチャ怖い。ちなみにこの女声ボーカルは4曲目「赤い旅団」と同じ人で、
クレジット欄には「香山リカ」とあって、山崎春美と親交が深かったあの精神科医か、と思いきや実は別人らしい。

14.宇宙人の春 ★★★☆
ラストを飾るは、山崎春美本人のバンド「ガセネタ」によるハードコアパンクナンバー。
これがいかにも80年代なハードコアパンクとなっていて、素直にカッコいい曲になっている。
普通だったらこれを聴いていて安心するなんてありえないのだが、
散々奇妙奇天烈な曲が続いた後なんで普通にカッコよくてなんか安心する。
でも、何故かこれだけ異様に音質が悪い。ライナーによると意図的なものらしい。
歌詞は散文詩的で難解だが、なんかこころもち深い気がする。
499名無しのエリー:2011/09/08(木) 22:49:29.44 ID:6frOPNUn0
総評:
山崎春美が率いる不定形団体「タコ」が1983年にリリースしたアルバム。
最近までプレミア付きのレア盤だったのだが、今年になって山崎春美本人監修の完璧な再発盤が出た。
参加陣がとにかく豪華。坂本教授やスターリンをはじめ、その他もアングラマニアにはたまらない布陣…らしい。
ジャケットも実はさりげなく漫画家の花輪和一によるもの。山崎さんの人脈総動員なんだろうか…。
これまでそれなりにレビューをこなしてきたつもりだけど、初めて総評に星を付けあぐねる一枚になった。
というのも、これは非常に難解なアルバムで、例えば各レビューの中でもさり気なく触れたけど
曲間にはラジオを意識したであろう世界各国の言語によるナレーションが入っている。
しかしそれが何故「世界各国の言葉」でなくてはいけなかったのか?
更に、「非情の生殺し」のあとに入る唯一の日本語ナレーションもわざわざ「鹿児島弁」なのである。何故だろう?
想い出波止場の「水中JOE」も意味不明なアルバムだが、あちらは「理解が及ばない」だけで、理解の必要はないと思う。
一方、こちらは「理解出来ないと意味がわからない」。ナレーションにしろ、グルジェフの件にしろ、天皇陛下にしろ、
どれもこれも難解なうえ理解しないとアルバムの全体像が掴めなさそうなものばかりなのだ。
しかもそれは思想や政治的な部分に密接に繋がっていそうな要素ばかり。無学な自分にはちょっとハードル高かった。
実はこのアルバムの参加者が後に大学教授になっている率が高いという類を見ないアルバムだったりする。
まあ、音楽的にはかなりカッコいい事は確かです。そりゃこれだけの参加陣が揃っていれば出来も良くなるってもんです。
でも前述の要素を無視したとしてもかなり意味がわからない音楽なんで安易にお勧めは出来ません。
500名無しのエリー:2011/09/09(金) 00:52:08.43 ID:AZy2XMiw0
おおタコだ今その手の音楽聴き漁ってるから助かる
皆さん乙
501名無しのエリー:2011/09/09(金) 02:32:14.00 ID:8M/hJLv60
皆さん乙
たしかにBACK-ONは最初GREENだと思ったな
502名無しのエリー:2011/09/09(金) 07:27:29.21 ID:+VxrBVsK0
GReeeeNのメンバーの身内がPだからだろうな
503名無しのエリー:2011/09/09(金) 23:16:20.83 ID:AZy2XMiw0
豊作に影響されて書きかけのを完成させた

はっぴいえんどに捧ぐ+/はっぴいえんどトリビュート

Disc1
1.あしたてんきになれ(チャカ)★★★★☆
東京スカパラダイスオーケストラの面々による豪華なホーンが賑やか。アレンジもいたってシンプル。
変な合いの手が入ったりして何故かパーティーソングみたくなってる。
しかし元が変化球な歌い方でアレンジも地味目だったので、むしろこっちの方が曲の良さが素直に出てるような。

2.夏なんです(楠瀬誠志郎)★★★★★
この人はまさにJ-POPで華やかな「ほっとけないよ」くらいしか知らなかっただけにこのアレンジは驚き。
静かな日本情緒溢れる環境音をバックに、アコーディオン風のバッキングと優しげで力の抜けた歌い方。
原曲の夏のけだるさとは違った、涼しげな雰囲気が曲の別の魅力を最大限引き出したナイスカバー。

3.風来坊(THE真心ブラザーズ)★★★★
妙なサンプリングで変態的で楽しげな感じは個人的に真心ブラザーズに持ってたイメージにピッタリ。
どうやらこういうのはこのトリビュートで初挑戦らしいけど。力の抜けたアレンジは歌詞のマイペースっぽさと良い感じにマッチする。
504名無しのエリー:2011/09/09(金) 23:17:57.49 ID:AZy2XMiw0
4.花いちもんめ(区麗情)★★★★
シンプルなピアノとアコギをバックにのびのびと歌う。
なんかはっぴいえんどのカバーとなると自動的にこんなアレンジで溢れかえるイメージなんだけど、これはパーカッションを使うところが肝だと思う。
なんとも言えないまったりさが聴いてて癒される。歌も心地良い。

5.風をあつめて(塚本晃(HEAVEN))★★★★★
力強く躍動感のある打ち込みのドラムが印象的で、それに引っ張られるように陽気な曲調。と思いきや、怪しげな間奏もあり。
歩くスピードにしっくりくるようなリズムが心地よく、原曲の世界観を壊さずに新たなテイストを付加する素晴らしいカバー。
個人的に数ある風をあつめてのカバーの中でベストかも。

6.しんしんしん(種ともこ)★★★★☆
不気味な雰囲気のある曲調。というかこの人が歌うだけでそれなりの雰囲気が出る。これはちょっとずるい。
打ち込みの音からは何とも言えない浮遊感が。自らの世界観に引き込むのが上手い。

7.かくれんぼ〜はいからはくち(SCANCH)★★★★
はいからはくちはエンディング的にさらっとアウトロで流れる程度なので、トラックのほとんどがかくれんぼの方。
このサイケな感じははっぴいえんどそのものからの影響をちょっと感じる。リスペクトしてる感じが出てる。
にしてもちょっと長いけど。
はいからはくちの方はロックンロールしてる。ツェッペリン風のブルージーなギターが心地良い快速ナンバー。
505名無しのエリー:2011/09/09(金) 23:19:02.47 ID:AZy2XMiw0
8.空いろのくれよん(渡辺満里奈)★★★★★
まさかのレゲエ。原曲三拍子なのに何がどうなってこんな発想が出てきたのか。
しかも滅茶苦茶良い。ボーカルの拙さもヘロヘロ感が出てて不思議な趣深さが。
これは間違いなく必聴。

9.12月の雨の日(GARDEN)★★★★☆
ビリーバンバンみたいな80年代な雰囲気を感じるしっとりアレンジ。
フォーキーで荒々しい原曲とは逆に、落ち着いた整然としたサウンドはメロディの良さを上手く引き出している。
古臭いと感じる人もいるだろうけどこれはこれであってもいいアレンジじゃないかと思う。何より聴いてて心地良い。

10.さよならアメリカ さよならニッポン(ズビズバンズ)★★★
延々と同じフレーズを繰り返しつつ、少しずつアレンジを変えたりしながらまったりと進む。
ギターの独特の浮遊感が印象的。長すぎる気もするがまぁ締めとしては悪くない感じ。
506名無しのエリー:2011/09/09(金) 23:20:07.59 ID:AZy2XMiw0
Disc2
1.ふうらい坊(吉田美奈子)★★★
「MINAKOU」収録。原曲よりファンキーな曲調ははっぴいえんどのふわふわした原曲より小坂忠バージョンに近いと思う。
演奏力も歌唱力もずば抜けて高い。流石これだけで高評価。
ただそれほど面白いアレンジじゃないので、個人的にそんなに好きじゃない。

2.明日天気になあれ(吉田美奈子)★★★
同じく「MINAKOU」収録。前曲に続いて始まる。
よりグルーヴィーな演奏は魅力的だけどこれもアレンジ自体は保守的であまり面白くない。

3.あしたてんきになれ〜雨ふり〜相合傘(矢野顕子)★★★
「ピヤノアキコ。」収録。「あっこれ矢野顕子だな」とイントロのピアノ聴いただけで思える流石の個性。
やはり評価は矢野顕子が好きか嫌いかで決まりそう。
ただはっぴいえんど細野曲のファンキーな部分がなかなか嵌まってる。

4.夏なんです〜氷雨月のスケッチ〜かくれんぼ(裕木奈江)★★★
「evergreen」収録。うーんこれも普通のカバーといわざるを得ない。
これなら大外しも無いだろうけど、わざわざカバーのバージョンを聴こうとは思わないかなぁ。
507名無しのエリー:2011/09/09(金) 23:21:16.16 ID:AZy2XMiw0
5.暗闇坂むささび変化(小坂忠with葡萄畑)★★★★
「Chu's Garden」収録。軽快な原曲とは裏腹に、何かドタドタしたかわいらしいアレンジ。
これは意外としっくり来る。コミカルでまったりで聴きやすい。
実力者が揃ってる感じだけど、緩めの演奏なので肩肘張らずに聴けて良い。

6.相合傘(清水ミチコ)★★★★
「歌のアルバム」収録。何故か矢野顕子のモノマネ。これは凄いw本人と聴き間違えてもおかしくない。
悪く言うなら個性はほとんど感じられない。モノマネだから仕方ないけど。
ちょっとピアノがもたついてるのは仕方ないか。でも凄い。中盤の語りww

7.かくれんぼ(太田裕美)★★★
「キャンディ」収録。美しい独特の響きのアコギのアルペジオが不思議な世界観を作る。
静かで神秘的。所々きれいな効果音が入るのも美しさを引き立ててる。

8.外はいい天気(SATELLITE LOVERS)★★★★★
「SONG OF 1973」収録。退廃的でやたら音の隙間が目立つ。
延々と聴いてると単調なリズムと何かちょっと浮いてるピアノの音が心地良くなってくる。
はっぴいえんどにこういう打ち込みを中心にして、ちょっときれいにしたみたいなアレンジは合わないと思ってたけど、これはかなり嵌まってる。
508名無しのエリー:2011/09/09(金) 23:22:14.30 ID:AZy2XMiw0
9.風をあつめて(玲葉奈(Leyona))★★★
「Niji」収録。アコースティックな音を基調にしたアレンジ。
あまりに普通すぎて大した聴き所があるとは思えない。
確かに原曲とはちょっと違うけど、うーん普通。あと鹿島達也のベースが凄いと思うけど埋もれてて聴き難いのが残念。

10.愛餓を(ピチカート・ファイヴ CLEMENTINE)★★★★☆
「さ・え・らジャポン」収録。お洒落ボサノバなラウンジ。
ウィスパーなボーカルがなんとも艶やかで、原曲の地味さからは考えられなかった華やかさ。
個人的にこれと8だけがDisc1と一緒に聴いても違和感無いと思う。

総評:★★★★(disc1:★★★★☆ disc2:★★★☆)
93年に発表したはっぴいえんどのトリビュートアルバムを、2010年にDisc2を追加して再発した二枚組。
Disc2はそれぞれのアーティストがそれぞれのアルバムでカバーしたもの。
そのせいで寄せ集め感が凄い。その上、正直あまり個性を感じないのが多い。
演奏は凄いの多いんだけどね。個人的にはそれほどいらなかったけど、まぁ聴き応えはあると思う。
しかし素晴らしいのはDisc1。それぞれのアーティストがしっかりと個性を出し切り、原曲の別の魅力を思う存分引き出してる。
ここで名前を売っておこうとかそういう邪心が全く見えなくて、全員が全員、全力を出してリスペクトしてる感が出ていて凄く好感を持てる。
これははっぴいえんどを知っているなら間違いなく一聴の価値あり。
参加アーティストの豪華さ的に「HAPPY END PARADE」の方が有名なトリビュートアルバムだろうけど、個人的にはこっちの方が断然良かった。
でも商魂逞しいDisc2無しでもうちょっと安価で再発して欲しかった。ちょっと高いよ。
509名無しのエリー:2011/09/09(金) 23:50:59.54 ID:prO1CQWZ0
未だレビューされていないアジカンのミニアルバムを

未だ見ぬ明日に/ASIAN KUNG-FU GENERATION
1.脈打つ生命 ★★★★☆
サビから始まるロックナンバー
1stの様な初期衝動を思わせる曲 最近の作風では珍しい1曲目からのアッパーチューンである
個人的に1st、2ndの様なロックチューンが好きなのでこの評価に
歌詞も後藤節炸裂、といったところか上手く韻を踏めている
後藤はあまり好んでいないらしいが

2.サイエンス・フィクション ★★★☆
この曲もロックチューンだ
1曲目と似た曲調だが少しおとなし目になっている
1曲目より後藤がシャウトしている

3.ムスタング ★★★★
ここで流れを打ち切り静かな曲 休息的な意味で此処に持ってきたのは正解
ダルそうな歌い方からサビで一気に盛り上がる曲調はアジカンらしい
この後映画ソラニンのEDとして使われた 実は歌詞もそれを意識していたらしいが
510名無しのエリー:2011/09/09(金) 23:51:17.05 ID:prO1CQWZ0
4.深呼吸 ★★☆
怪しげな雰囲気の曲 エフェクトがイントロに掛かっている 
最後の方がジャズ風になっていて良い
この曲は好みがわかれると思う
個人的にはあまり好きではないが 意外とネットでは好評だ

5.融雪 ★★★★
之も今のアジカンに珍しいロックチューン
ギターリフが秀逸だ ここから一気にラストへ

6.未だ見ぬ明日に ★★★★★
表題曲。歌詞とメロディが上手く合致して両方共クオリティが高い
ラストに相応しい壮大な曲調。
新しい世界と同じくこういったラストも非常にいいと言える
511名無しのエリー:2011/09/09(金) 23:51:28.74 ID:prO1CQWZ0
総評 ★★★★☆
このアルバム発売の直前に創ったフルアルバムのボツ曲のかき集めだそうだが
ボツ曲の面影は全くと言って無い。
かき集めなので個々はバラバラだが非常にハイクオリティな曲が並び
全てをシングルリカットしても良いぐらいに完成度が高い。
位置的にはTMGEの SABRINA NO HEAVEN に近い印象。
512名無しのエリー:2011/09/10(土) 01:22:43.58 ID:scwUp0Oh0
513名無しのエリー:2011/09/10(土) 12:00:57.14 ID:PrnHz8Gh0
>>511

乙です。
514名無しのエリー:2011/09/10(土) 20:58:40.62 ID:5ReB1upy0
ここのところ豊作だな。
とても参考になるんでレビュー投稿ありがとうございます。
515名無しのエリー:2011/09/13(火) 01:53:20.65 ID:9RaDNh0/0
さて、「やりなおし」が無難に成功…?したところで

8月32日へ / 神聖かまってちゃん

1. グロい花 ★★★★☆
このアルバムのための新曲…ではあるが、
実はびばるげばる書店名義で発表された「ののの物語」という原曲がある。
三拍子のリズムに乗せてポップでキャッチーながらとんでもなく壮大なメロディが炸裂する曲。
基本的なメロディラインは同じだが、今回バンドで録音されるにあたって大幅にリアレンジされている。
の子さんが「ついにデモ超えたかなと思います」と語るだけあり、曲は破格の出来。
特にアウトロのコーラスがだんだん爆音になる展開は圧巻。遂にバンドでしか出来ない表現を得た感じ。
しかし歌詞が中途半端にメンヘラ路線で、個人的にあまり好みじゃない…。

2. 22才の夏休み ★★★★
「23才の夏休み」の原曲で、実はかなり前からある曲なのだが
PVがyoutubeで発表されたのは去年の夏というややこしい経緯がある曲。
イントロからいきなりシンセが鳴り出したりギターを前面に出したりしてかなりポップに仕上げている。
それによりこの曲が本来持っていたメロディの良さがよく引き出されている。好アレンジ。
しかしミックスが異常。間奏なんかは音に圧倒されそうになる。CDで聴く事を強くお勧めする。
だが、曲の締め方(アウトロではなく、最後の最後)は宅録音源の方が良かったように思う。

3. 夕暮れメモライザ ★★★
初出は前作二枚を同時購入してはがきを送ると貰えた特典CD収録の宅録音源。
タイトル通り「夕暮れ」のやるせなさと切なさと人生の悲哀を叙情感たっぷりに綴った佳曲。
NHKでテロップつきで「エロビデオ」という言葉を流す事に成功した曲でもある。
ぶっちゃけ印象薄い。アレンジはファンの間では賛否両論。個人的にはそんなに悪くないとは思うが、疑問に思う点も多数。
特にアウトロの最後のベースラインの改変は宅録音源を聴き慣れている身としては違和感しか覚えなかった。
ミックスは声にフェイザーをかけたり、「ファッキュー」だけエコーをかけたりとちょっと遊んでいる感じもする。
516名無しのエリー:2011/09/13(火) 01:54:09.83 ID:9RaDNh0/0

4. コタツから眺める世界地図 ★★★★★
「エリオをかまってちゃん」名義で製作/提供した曲のセルフカバー。
幻想的で哀愁たっぷりのメロディの上をアニメキャラを意識した不思議な歌詞が跳ね回るポップチューン。
これは文句なしの出来!原曲で感じた不満が全て氷解する完全無欠のリメイクとなっている。
まず木琴のか細い音にストリングスがすっと入ってくるイントロからもうノックアウトされる。
原曲とは比べ物にならないぐらい音が分厚いギター、の子のボイチェンボーカル、
そして音が幾重にも幾重にも重なった重厚なアウトロが素晴らしすぎて思わず思考停止する。
しかしこれを聴くと「の子の曲はやっぱりの子が歌うべきなんだろうなぁ」と思ってしまう…

5. 映画 ★★★☆
原曲は以前ネットで公開されていた。前述の特典CDにも収録されている。
面倒なので説明は省くが、前作でいう「ねこラジ」に近い経緯を持った曲。
かまってちゃんの曲では珍しい、というか唯一の?後ろめたさ一切無しのラブソング。ちょっと恥ずかしい。
一切の淀みのないポップで美しいメロディはこのバンドを嫌っている人にこそ聴かせてみたい出来。
この曲はバンド演奏との相性が抜群に良く、宅録音源よりもはるかに良い。
でもアルバムの流れとしてはちょっとここでダレてしまうのが残念。

6. 僕は頑張るよっ ★★☆
死への恐怖を見据えた上で前に進む事を表明する歌詞が印象的な曲。
メロディがひたすらに優しい。聴いているだけで胸を締め付けられそう。
詞の相乗効果もありうっかりしていると泣いてしまいそうになるほど感動的…だったのだが、
これは微妙。というか実際の出来は全然悪くないんだけど、いかんせん宅録音源が名曲過ぎた。
特に宅録音源のアウトロは神が懸かっていたのだが、ここではちょっとスケールが小さくなった感がある。
まあこっちを宅録音源よりも気に入っている人も多くいるし、本当に出来は悪くないのだが…。
517名無しのエリー:2011/09/13(火) 01:54:44.83 ID:9RaDNh0/0

7. 制服b少年 ★★★★
原曲はニコニコ動画の楽曲配信サイトmf247でのみ公開されていたもの。
しかし被害妄想全開の歌詞と、シンセが強調されたニューウェイヴ色が強く完成度の高い作曲で
ファンの間では人気があり、去年のライブでも既にセットリストに組み込まれていたりした。
ここではアルバムのカラーに合わせたのかバンド色の強いかなりストレートなアレンジになっている。
当然のように賛否両論。個人的には曲の持つ獰猛さが強調されている感じで十分良いと思う。
不快な高周波ノイズがほぼ曲中通して鳴っていて、それがいい意味で違和感を演出している。

8. 死にたい季節 ★
半ば黒歴史と化した「友達を殺してまで。」収録曲のリベンジその1。
ぶっちゃけます。失敗してます…。音は確かに厚くなったし、ミックスも前回よりもずっと良い。
もちろん演奏力も上がっているのだけれど、肝心のアレンジが前回とほぼ変わらないため
前述した利点をあまり生かしきれていず再録した意味がよくわからないという悲しい事態になっている。
アウトロの轟音展開は再現度高くて良いとは思うのだけれど…これもバンドでは宅録を越えられない一曲か。
この曲の友殺バージョンも個人的にはそんな不満に思ってないし、これより「学校に行きたくない」やってほしかった…

9. バグったのーみそ ★★★☆
いきなり不快なノイズで幕を開ける。今回一番派手にリアレンジされたのはこの曲か。
宅録音源はひたすらにノイジーでブレイクビーツが飛び回るカオスな曲だったのだが、
ここではグッと音数を絞られただけではなく、リズム隊がかなりファンキーになっている。最早完璧に別物。
恐らく宅録音源で大量に飛び回っているブレイクビーツを再現できないと判断して
このような大幅なリアレンジをするに至ったのだろう。好き嫌い分かれそう。個人的にはアリ。むしろ原曲より好きかもしれない。
歌詞は一見面食らうが、よく読むとちょっと共感する人多いのではないだろうか。
518名無しのエリー:2011/09/13(火) 01:55:21.76 ID:9RaDNh0/0

10. 23才の夏休み ★★★★
「友達を殺してまで。」収録曲のリベンジその2。
最初聴いた時はもちろんあの「友殺」の最低なバージョンよりはずっと良いけど
やっぱりこれも再録した意味ないんじゃないか…とネガティブな感想を抱いたのだけれど、
ずーっと聴いているうちに随分と素晴らしい出来になっていることに気が付いた。
特に何も捻っていない率直なアレンジが何故か感動的。この曲のメロディにすごく合っている。
この曲のポップソングとしての完成度の高さを改めて実感した。リベンジ成功!ここまで長かった…。

11. 26才の夏休み ★★★★★
ボーナストラックの宅録音源。しかし今回は隠しトラックではなく存在が発売前に告知されていた。
ライブで始めて発表された時は演奏に至る経緯が少しばかり特異なものだったため、スレが騒然となった。
曲としてはの子の宅録音源としてはかなり異質な音作りとなっている。深ーいエコーがかかったドラムが印象的。
メロディはといえば、普遍的なポップ。ちょっとフォークっぽい。その上にはやけに現実的な歌詞が載せられる。
これはメジャーに移籍したあとの出来事を歌っているのだろうか?しかし何故か叙情的。リリシストの子の本領発揮。
後半では電子音が幾重にも重なり、美しくも異様な音世界を構築している。
519名無しのエリー:2011/09/13(火) 01:56:33.59 ID:9RaDNh0/0
総評:★★★☆
奇行のせいでメロディーメーカーとしての存在がなかなか知られにくい神聖かまってちゃんの通算四枚目のアルバム。
というか四枚目って早いな。初めてCD出したのが2010年、つまり去年でその年の内に三枚、
そして今年はこれ以外にも地味にコラボシングルも出している。もちろんの子単独の新曲も数曲発表された。
さらにツアーで全国を回っているし、初の民放登場も果たした。動きすぎ。オワコンって言ったの誰だ。
まず、一聴してみて普通の良盤を出してきたなーというのが個人的な感想。
もちろん「つまんね」ほどコンセプチュアルではないし、あの圧倒的な統一感は無いのだけれど、
一枚のアルバムとしての流れは悪くない。この曲順には不安もあったが実際聴いてみると意外と良かった。
過去三枚に比べて、かなりポップに仕上げてきている印象。「夏休み」2曲なんかはそれが顕著。
の子が「自分がやりたいのはポップロック」と公言し続ける意味が良くわかる一枚。
しかしアレンジは曲によって賛否両論なものが多い。よってアルバム全体の評価もファンの間ではかなり揺れている。
個人的には期待してた「僕は頑張るよっ」と友殺リベンジ「死にたい季節」が微妙だったという点と、
全体的なボリュームに少しだけ不満を感じたが、それ以外は総じて問題ない出来だと思う。
ものすごい傑作でもないけど、明らかな失敗作でもない。無難ってほど普通でもない。
ポップな作品を好む人にとっては最高傑作になるかもね。
とりあえずテレビを見て興味を持った人にはちょうどいいアルバムだと思います。
1曲目の歌詞が受け付けなかったら一回飛ばして2曲目から聴いてみても良いと思います。

読めばわかると思いますが完璧に信者レビューなので他の人の冷静なレビューも読みたい
520名無しのエリー:2011/09/13(火) 09:18:26.29 ID:feKTBEfd0

結局またテレビ出たのか
521名無しのエリー:2011/09/13(火) 15:11:43.49 ID:6Ikoshgj0
神聖かまってちゃんに音楽的な目新しさが無いとか言ってる奴は馬鹿だね。

現代はもはや模倣の時代。

大切なのは過去の膨大なデータベースからいかに音楽性をサンプリングするかだよ。
(その点このバンドはセンスがいいし、ツボを抑えてる。)

そして、そこに現代的な価値観や思想性が反映されることによって、
これらの音楽は独自のAURAを獲得し、
単なるオリジナルの「模倣」ではなく過去の「再生」となるんだよ。

そこではオリジナルとコピーという前時代的な二項対立は無化される。

従って君たちの頭の中にある乏しいデータベースと、
神聖かまってちゃんの音楽性を比較して批判することは根本的に無意味なんだね。

chillwaveはシンセポップの単なる模倣ではないだろ?

そういうことだよ。



お分かり?

522名無しのエリー:2011/09/13(火) 15:43:43.84 ID:dwSv9zsQ0
>>519
乙です
同じく信者だけど大体同意
523名無しのエリー:2011/09/13(火) 21:02:49.43 ID:7a8oePhd0
メロディはまぁまぁ好きなんだけどボイスチェンジャー?がキモいんだよな
あれで聴く気が失せる
524名無しのエリー:2011/09/16(金) 02:35:18.61 ID:DrlEDAIQ0
GLAY / GLAY

1.シキナ ★★★★☆
TAKURO作詞作曲。
実にポップ。オープニングナンバーに相応しいです。
GLAYのアルバムの一曲目はパッとしないのが多いんですがこれは良いですね。
聴いてて飽きないです。TERUのボーカルも良い。

2.汚れなきSEASON ★★★★★
TAKURO作詞作曲。何かイオンヒートテックだかのCMソングだった記憶。
曲の流れとしてはまあいつものグレイ。ロックロックしてます。
ただ注目したいのが歌詞で結構ダークな感じです。メロディとのギャップが良い感じ。

3.WASTED TIME ★★☆
TAKURO作詞作曲。出た!ヒムロック!
勢いは良いんだけど飽きが来るのも早いです。さっぱりしてるというか…。

4.遥か… ★★★
TAKURO作詞作曲。
GLAYお得意の王道バラード。ラストサビ前のHISASHIのギターが良いです。
ただまあマンネリと言えばマンネリかも…。

5.Apologize ★★★★☆
TAKURO作詞作曲。こちらもバラード。
4曲目よりこっちのが好みです。歌詞もメロディも。

6.月の夜に ★★★
作詞作曲TERU。
非常にポップです。アコーディオンも響きます。何じゃこりゃw
終始後ろでズンチャズンチャいってて吹きます。何ともTERUらしい(?)曲。
525名無しのエリー:2011/09/16(金) 02:36:09.55 ID:DrlEDAIQ0
7.風にひとり ★★★★★
HISASHI作詞作曲。
歌詞・曲・ボーカル全部良いです。疾走しっぱなしのギター、ベース、ドラムがまた心地良い。
因みにストリングスが用いられてます。

8.Precious ★★★☆
TAKURO作詞作曲。シングル曲。
とっつきやすいメロディーでいかにもGLAYって感じ。
余談ですがこの曲の元になった本があるらしいです。

9.Satellite of love ★★★★★
TAKURO作詞作曲。間違いなくこのアルバムの核。
曲は壮大なバラード。良いです。とにかく良いです。
ラストサビは圧巻の一言。GLAYはまだまだ衰えてないことを証明してくれた一曲です。星五つじゃ足りないですね。

10.Chelsea ★★★★
作詞TAKURO、作曲TAKURO、JIRO。
あのままSatellite of loveで終わっててもよかった気もしますが、こういうアッサリした曲で終わるのがGLAYらしい。
聴いてて楽しくなれます。歌詞は色々意味不明。
「武器を集め埋めてしまいたい」なんてある辺り反戦ソングなのか。

総評:★★★★
ナメてました。GLAYはまだまだ行けます。
オープニングからラストナンバーまであっという間でした。サクサク聴けます。
10曲っていう曲数も丁度良いです。少なく感じるかもしれませんが内容詰まってる感じがしてGOOD。
「最近のGLAYは駄目だろ」とか思ってる人にこそ聴いてほしいです。勿論GLAYのファンの方にも。
526名無しのエリー:2011/09/16(金) 19:40:41.39 ID:6HCVdACJ0

汚れなきSEASONは良かったな
527名無しのエリー:2011/09/24(土) 03:23:36.59 ID:PYVpJiQV0
皆さん乙です。
数年前の作品ですが、初レビュー挑戦してみます。

素晴らしき日常 / アンダーグラフ

1.五色の虹 ★★★★
アルバムの冒頭を飾る曲。1stの「ゼロへの調和」では感じにくかったスピード感がある気がする。
曲・詞とともに爽快な感じを得ることができた。歌詞は当時アンダーグラフに持つ世間一般のイメージに当てはまる「青春・旅立ち」のその後、といった感じ。
「雨上がり」や「虹」を思わせる情景の歌詞が冒頭によく合っている。間奏に入る楽器隊とハンドクラップの掛け合いが良いアクセントになっていた。

2.パラダイム ★★★★☆
1曲目に続いてアップテンポの3rdシングル曲。
彼らのシングル曲にはアップテンポのものが比較的に少ないので、配置が難しいのではないかと感じたが、1曲目からの流れで違和感なくむしろ心地良く聴くことができた。
アンダーグラフのソングライターである真戸原の詞全般に言えることではあるが、青臭さや少し説教じみていると感じることができなくもない部分があるので、そこがリスナーの好き嫌いがこのバンドに出やすいところでもあるかもしれない。
個人的にはそういった部分も含めてツボになっており、この評価。

3.イーゼル ★★★
1、2曲目からの流れからテンポを落とした落ち着いた曲になる。
といっても「ド」バラードとまではいかず、ポップで聴きやすい曲調になっている。
ファンからの人気が高い曲である、とよく聴くが個人的にはそこまで好きな曲にはならなかった。

4.ユビサキから世界を ★★★★☆
ギターのアルペジオから始まる5thシングル曲。
終始落ち着いた歌い方と演奏ではあるのだが、その落ち着きの中で歌詞に寄り添った歌い方・演奏を微妙な強弱のメリハリを通じて表現することに成功している気がする。
このアルバムの中に収録されているシングル曲で比較した場合には、キャッチーさが少ない部分はあるかもしれないが彼ららしさが上手く出ていることからシングルとしたのではないだろうか。

5.アナログcpu ★★★★
ここで再びアップテンポの曲。普通にかっこいい曲だなあ、という第一印象。
リリースした作品を見聞きする中で、あまり「ロック」というイメージを彼らに持つことは少ないかもしれないが、この曲では「ロック」しているといえると思う。
528名無しのエリー:2011/09/24(土) 03:47:33.06 ID:PYVpJiQV0
6.遠き日 ★★★★★
「ツバサ」、「君の声」と並ぶ代表曲。映画「私の頭の中の消しゴム」のイメージソング。
1stアルバム「ゼロへの調和」をリリース後、配信限定としてリリースしファンからの多数の要望で「パラダイム」c/wの3曲目としても収録された曲。
少し好き嫌いが分かれる要素があるかも知れないが、ツバサや君の声といった曲に通ずる万人受けしそうなキャッチーさを兼ね備えていると思う。
ただ歌詞はアルツハイマーを扱う映画のイメージソングということもあり暗い。後に記述する「言葉」という曲も暗いが、実際の病気をテーマに書かれていることもあり、こちらには同時に「重さ」もある気がする。
だが個人的にはそこがいい。

7.スローライフ ★★☆
タイトル通りのスローな曲。
前作「ゼロへの調和」の12曲目「ハローハロー」の発展系ともとれるアコースティック風の曲。
冒頭に川のせせらぎの音を入れたそうだがよく聴こうと注意しなければ聞き取れないので演奏が始まるまでの数秒間は何なんだ?となりがち。
正直聴くときや場合によって癒されるときと眠くなるときのふた通りがある気がする。安定して良い曲とは言い切れないのでこの評価に。

8.言葉 ★★★★★
マイナーなアニメ「ナイトヘッド・ジェネシス」の主題歌。
出だしがサビからはじまる。静かな曲というわけではないのだが、詞がとことん暗い。
演奏としてみた場合、決して上手いというわけではないのだがこの曲・詞を含め世界観の構築が巧みだなと感じた気がした。
そこに浸れるかどうかが好き嫌いの分かれ目だろうか。個人的にはすごく好きな世界観だった。
余談だが、後に発売されたベスト盤にも収録されている。

9.枯れたサイレン ★★★☆
ギターのフレーズがかっこいい。ただやりたいことが分かるだけに、全体的にテンポが少し遅くなっている気がして、そこが非常に勿体ないと感じた。
実際にこの曲をライブで聴く機会があり、その後にこの音源を聴くとその残念感が良くも悪くもその通りだったということが確認できた。
アップテンポや音数の多い曲、ロックな曲はこのアルバム中ではここから後の曲には出てこない。
529名無しのエリー:2011/09/24(土) 04:09:54.92 ID:PYVpJiQV0
10.バースデーシグナル ★★★★☆
スタッフに子供が生まれた、という話をもとに作り始めたという噂のある曲。
とても暖かく温もりのある歌詞と演奏になっていて、キャッチーさでいえばシングルの「ユビサキから世界を」より上ではないだろうか。
紅一点のドラム谷口のコーラスも含めて、コーラスが凄くよくはまっている。

11.真面目過ぎる君へ ★★★★☆
4thシングル曲。インディーズ時代の3rdシングルをリメイクして再リリースした楽曲。
インディーズ時代のものと比べてキーボードの音が目立つアレンジが加えられた他、間奏にも変化が見られ、ギターのフレーズについても聴きどころが増えている。
歌のメロディを殺さないフレーズ作りを心がけている、という彼らの言葉曰くメロディを生かそうとしたフレーズ作りを覗くことができた。
このアレンジは賛否両論あり、インディーズ版とメジャー版で評価が分かれるらしいが、個人的にこのリメイクは、これはこれで結果的に成功しているのではないかと思う。
歌詞が好き。

12.恋奏花 ★★★★
アコギのイントロからはじまる曲。
一聴した際、1回目のサビが終わった後からドラムが入ってくる、というアレンジにハッとさせられる。
歌詞が優しい。人によっては甘い、と感じたり青臭さや説教臭さを感じるかもしれないが。
イーゼルと共通するものがある気がするが、個人的な好みではこちらが上だった。
「恋奏花」という曲のタイトルは同名の絵本がありそこから名付けたらしい。
ラストにこの曲、というのは非常に良かったと思う。
初回盤、通常盤ともにDISC1、いわゆる本編はここで終わり。

(Disc.2)
1.ユメノセカイ
Disc.2は、初回盤に付属する「spring tour06 final〜素晴らしき日々は、何気ない九段下。」のライブ音源3曲を収録。
1曲目は4thシングル「真面目過ぎる君へ」のc/w。
シングルのバランス上の関係もあるのか、アンダーグラフのc/w曲にはアップテンポのものが多くなる傾向があったが、この曲もその1つ。
スタジオ音源と比較してもライブ音源の方がより、ダイナミックな演奏となっておりスタジオ音源に対する課題のようなものがある気がする。
530名無しのエリー:2011/09/24(土) 04:29:14.73 ID:PYVpJiQV0
(Disc.2)
1.ユメノセカイ ★★★★☆
Disc.2は、初回盤に付属する「spring tour06 final〜素晴らしき日々は、何気ない九段下。」のライブ音源3曲を収録。
1曲目は4thシングル「真面目過ぎる君へ」のc/w曲。
シングルのバランス上の関係もあるのか、アンダーグラフのc/w曲にはアップテンポのものが多くなる傾向があったが、この曲もその1つ。
スタジオ音源と比較してもライブ音源の方がより、ダイナミックな演奏となっておりスタジオ音源に対する課題のようなものがある気がする。

2.君の日、二月、帰り道 ★★★★
2曲目は3rdシングル「パラダイム」のc/w曲。
パラダイムのc/wということもあるのか、こちらはアップテンポの曲ではない。
スタジオ音源には無いSEが流れた後に演奏に入っている。インディーズ時代から存在する楽曲ということもあり演奏には安定感がある。

3.MC〜純心サイクル ★★★☆
ラストは5thシングル「ユビサキから世界を」のc/w曲。
こちらは再びアップテンポの曲となっている。
このライブ当日にはまだ未発表となっていた曲ということもあり、「新曲やります」とMCで紹介した後に演奏を開始する。
歌詞を間違えて歌っているが、逆にライブ音源らしさが出ているのではないだろうか。そしてユメノセカイにも書いてあることではあるが、ライブにおけるアップテンポの曲にはスタジオ音源からは感じ取りづらいかっこよさが凝縮されている。

総評:★★★★
1stアルバムからの成長がよく分かるアルバムになっていると思う。
前作がインディーズの頃からの曲と当時の曲を集めた、自己紹介的な側面の強い、いわゆる編集盤的側面があったのに対して、本作は一貫したテーマ性のようなものがあると感じた。日常に何気なく流すBGMとしては非常にいいのでは無いだろうか。
ただ同時に静かな曲が多くアップテンポな曲やロック色のある曲が少ないという課題を合せもったアルバムである、ということが初回盤の特典CDからも浮き彫りになってしまっている感が否めない。
そこが退屈に感じる人もいると思う。

そこが好き嫌いの分かれる部分なのかも知れませんが、個人的な思い入れ補正(はじめて買ったCD、アンダーグラフのファン)も入れての評価なので、是非とも様々な人の評価を見てみたいと感じます。
531sage:2011/09/24(土) 04:32:38.10 ID:PYVpJiQV0
後最後に、>>529のDisc.2の評価の書き方をミスってしまいすいませんでしたm(__)m
532名無しのエリー:2011/09/24(土) 16:12:22.86 ID:evXJeOs40
>>531
533名無しのエリー:2011/09/24(土) 20:29:15.12 ID:EQDSsUR70
>>531
乙です
534名無しのエリー:2011/09/25(日) 00:53:41.94 ID:l8NmKd+o0
人が増えるのは良いことだ
次も期待してる
535名無しのエリー:2011/09/25(日) 01:38:08.78 ID:L0eCN6V70
>>531
乙。新規レビュアーが増えると嬉しいね。
536名無しのエリー:2011/09/25(日) 20:10:56.13 ID:wNySjy+f0
アンダーグラフの人乙です。
537名無しのエリー:2011/09/27(火) 02:33:52.79 ID:kGPYr1Ci0
じゃあ4年ぶりくらいにレビュー書いてみます

チームA 1st Stage「PARTYが始まるよ」 / AKB48

01.overtune 
AKB48をレぺゼンしてる男性MCの掛け声と煽りが、ビックビート的なトラックの上にひたすら乗ってるもの

02.PARTYが始まるよ ★★★
はい、アイドルポップの王道ど真ん中。ワウギター、電子ピアノ、若い女の子のユニゾン・・・ここは80年代ですか
でもリズムトラックは流石に現代的というか音が厚い。ついでにギターソロもHRテイストで、これまたベタ

03.Dear my teacher ★★★
前曲が80年代ならこっちは90年代。単調かつ強調されたハイテンポのリズムの上で、歌謡曲なメロディが流れるのは、ユーロビートを経た後のJ-POP
歌詞がいかにも秋元節。こういう過激な肉体関係を示唆する曲を年端もいかない女の子に唄わせるなんてね
「ねぇこの世には オトコ・オンナ・ゲイしかいないの」

04.毒リンゴを食べさせて ★☆
いかにも秋葉系って感じのチープなテクノポップ。なんか電気屋さんでこういうの流れてる

05.スカート、ひらり ★★★★★
インディーズ2ndシングル。こりゃ良い
演歌かってくらいコッテコテのマイナーなんだけど、それが今風なリズムトラックの上に乗ると、何とも言えない寂寞の念にとらわれる
時々挟まれるベタなキメとかたまらんね。これでMステ出たらしいけど、当時知っていればね

06.クラスメイト ★★★☆
うーん。松田聖子。こういう70年代ブリティッシュってアイドルの王道だよね
可もなく不可もなく
538名無しのエリー:2011/09/27(火) 02:34:13.48 ID:kGPYr1Ci0
07.あなたとクリスマスイブ ★★
これまたべったべったな歌謡バラード。面白みは一つもなし
ほのかにバブルの香りが

08.キスはだめよ ★★★
こういうの良く聞いたことあるな。10年くらい前。モーニング娘。だったかな
あとKinki Kidsがこういうの歌ってる。まぁ良くあるミドルテンポのアイドルR&Bです

09.星の温度 ★★
おとなしいバラードだなぁと思ったら。サビのバックがなぜかメタリカみたいなギター
こういう構成の曲どっかで聞いたことあるな。まぁ他にはこれといって特筆すべき点も

10.桜の花びらたち ★★★★★
インディーズ1stシングル。はいきました名曲
とにかく日本人の琴線に触れるメロディ。もちろんこのアルバムは全部そんな感じなんだけど、この曲は白眉。快感神経撫でられまくり
歌詞も良いね
「桜の花びらたちが咲くころ どこかで希望の鐘が鳴り響く 私たちに明日の自由と勇気をくれるわ」

11.青空のそばにいて ★★★☆
ラストらしく、しっとりとした曲です。良い曲だけど、前曲のインパクトが強すぎてね。曲調かぶってるし

12.AKB48 ★★★★☆
アンコール曲。70年代のアニメ主題歌みたいな、スポ魂もののね。サブカル臭が凄い、今でいうももいろクローバ的な
でもこういう歌謡ロックって否が応にもあがっちゃうんだよね。歌詞は秋葉原の色んな名所をひたすら言っていくという、非常にローカルなもの
当時は自分たちを「秋葉原48」って呼んでたんだね
539名無しのエリー:2011/09/27(火) 02:34:27.61 ID:kGPYr1Ci0
総評:★★★
今や日本の音楽界を支配してしまった、AKB48の記念すべき1st公演曲を収録したアルバム
何というか秋元康らしくl、過去の色んな参照点を上手いこと現代風にアップデートしようとしてるなぁという印象をうけました
でも、どこかパンチの弱い曲ばっかり、シングル2曲とラストは良いけどね
いまのAKBからは想像できないようなサブカル臭は、中々面白いです

御眼汚し申し訳ございません
540名無しのエリー:2011/09/27(火) 03:51:59.05 ID:3g+Jo1VK0
>>539
乙乙
541名無しのエリー:2011/09/27(火) 12:39:34.96 ID:yhNRjvvfO
>>539
公演曲でついにきたか
ちょうど自分も書いてるところだからS3かS2書いてみて欲しいな
542名無しのエリー:2011/09/27(火) 19:04:34.17 ID:7kMG/GG30
4年ぶりってw
543名無しのエリー:2011/09/28(水) 22:30:37.28 ID:07rqkvfZ0
ORDINARY / Every Little Thing

1.アイガアル ★★★★★ 
ELT初の月9曲。ドラマの書き下ろしでドラマの内容に沿って恋愛初期の歌詞になっている。
久々のポップで明るいELTらしい楽曲で一般受けもよさそう。
今の持田の音域でもこれぐらいの曲ができればまだまだいけると思う。

2.tomorrow ★★★☆
近年のお得意のミディアムポップナンバー。
一見地味っぽいが、段々盛り上がっていく感じは意外とよい。

3.宙 -そら- ★★★ 
映画ポケモン主題歌。
菊池一仁作曲で近年のELTらしいミディアムバラードで地味ながらもとても優しい曲。
何度も聞いてると地味に癖になる不思議な曲

4.空白 ★★★
ELTとしては珍しくサビが英語で、それ以外が日本語の曲。
ちょっと今までにない感じの雰囲気の曲。
544名無しのエリー:2011/09/28(水) 22:34:59.05 ID:07rqkvfZ0
5.MOON ★★★★★ 
元day after tomorrow、GIRL NEXT DOORの鈴木大輔が作曲。
シンセをバリバリ使用していて、初期の五十嵐時代を彷彿させる曲。
前作「CHANGE」の五十嵐復帰作もこんな風なのを作ってもらいたかった。
M7と同じ話の恋愛の曲でこちらは男目線の歌詞になっている。
歌い方も変な癖がなくまっすぐな歌い方。近年では珍しく最高音が高い。

6.wonder love ★★★★ 
M1と似たような幸せ恋愛曲。
相手のことが気なるがなかなか行動に移せない女の子の気持ちを歌った曲で、近年急増した着うた歌姫達と違って
嫌味がなく、奥手でかわいらしい。
こちらも今の持田の声質になかなかマッチしていてよい。

7.STAR ★★★★ 
M5の女目線の曲。
この曲もELTお得意の切なバラードで一般受けが良さそう。
これとM1もそうだがHIKARIとELTは非常に相性がいい。
星に願いや元気が出るおまじないなどいつも以上に乙女チックな歌詞が気になる。

8.Asian Beauty (Instrumental) 
いっくん作曲のインスト曲。アジアンビューティーは持田のことなのかw

9.響 -こえ- ★★★ 
映画ポケモン主題化。
M3とメロとサビの歌詞は同じでAメロ、Bメロは歌詞が違うのと半音低いのとアレンジが違う。
基本はM3と同じだけど、こちらのほうが声の調子がいいようにも聞こえる。
545名無しのエリー:2011/09/28(水) 22:35:31.67 ID:07rqkvfZ0
10.ありがとうはそのためにある ★★★★ 
持田がファンや自分を支えてくれている人たちに向けた感謝の気持ちを込めた曲。
「『あなたのその歌は、誰かの心となり、今でもずっと届いている』と言ってくれたこと」や
「自信なくした時、あなたがくれたものは、心の深い深い奥底に根強く咲いている」
など歌詞を見てるだけで泣けてくる。個人的にはいっくんに向けているようにも見えるw
今作の中でも群を抜いて声質がクリアで03〜04年あたりまでの声質に聞こえる。
ファンなら心に響くこと間違いなし。

11.ORDINARY ★★★
アルバムの表題曲。
アルバムのジャケットの赤い風船や背景のフランスの街並みなど歌詞にちりばめられている。
「ORDINARY」という意味は「普通な事」であり、何気なく暮らしている毎日の出来事は当たり前でなく
幸せなことなのだと再確認させてくれる。
派手さはないく普通な曲だが、それがまた良い。ただM3とアレンジが少し似ている気もする。

12.Pray For East (Instrumental) 
いっくん作曲のインスト曲。

13.BEGIN ★★★
初のファン参加曲。
震災後に今だからこそELTが歌うべきと作曲者がELTに書き下ろした曲。
身近な大切な人のありがたさをうたっている。
意図的なのだろうが声に加工されていて、最初違和感を感じた。
ボイトレの効果もあってか、ずいぶん声が出ている。
546名無しのエリー:2011/09/28(水) 22:36:26.92 ID:07rqkvfZ0
総評.★★★★
今年でデビュー15周年、10枚目のアルバムと色々と記念すべき作品。
タイトルの「ORDINARY」の意味通り、全体を通して「普通であることの幸せ」を表現している作品で
2人体制後のELTを象徴したような仕上がり。
前作で元メンバーの五十嵐充が楽曲制作に復帰したが、期待とは裏腹に何とも中途半端な楽曲を連発していたのと打って変わって
今作は、2人体制後の作曲人を軸にELTのいいところを存分に発揮している作品に仕上がっている。
喉を壊した以降試行錯誤してきた持田の歌唱法も本人いわく、やっと自信を持って歌えるようになったらしく、声の調子がとても良い。
547名無しのエリー:2011/09/29(木) 00:26:26.50 ID:oDB3mxg30
>>546
548名無しのエリー:2011/10/01(土) 17:07:07.03 ID:gIPZaOsY0
調子こいてもう一丁。

Door / Every Little Thing

1.GATE ♯8 (Instrumental)
ELTしては初のインスト曲からスタート。

2.まさかのTelepathy ★★★★
ホップで、明るく、かわいらしい曲。
歌詞が今までになく乙女チックで、声がとてもクリアで聴きやすい。

3.キラメキアワー(Door version) ★★★
なぜかアルバム用に取り直しているが、シングルの時と比べて声の調子が良くないし、勢いもない
曲自体は悪くないのだが、取り直したことによって評価がマイナス。

4.パリの娘 ★★☆
パリに行った時に書いた歌詞らしい。
以前と比べて歌詞の雰囲気がだいぶ変わった印象。

5.サクラビト ★★★☆
このアルバムの先行シングル。
ELTとしては、初の和風テイストの楽曲。だけど、ちゃんとELTらしい要素を残しているバラード。
声が若干ガラガラなのが気になるが、それ以外は良い感じ。

6.WONDER LAND ★★★☆
シンセを使ったり、テンポが速い感じは昔のELTを感じさせる。
M5と比べてこれまた、声質が違う。クリアな感じなんだが声に加工しているのと、歌い方が若干ぶりっこしている感じが個人的に若干マイナス。
549名無しのエリー:2011/10/01(土) 17:07:56.22 ID:gIPZaOsY0
7.冬がはじまるよ (feat.槇原敬之) ★★★
槇原敬之のカバー曲。コーラスにマッキー自信も参加している。
持田の歌い方と声質が独特なものになっているから、あんまりカバー感を感じさせないのは○
ただ、M5の春曲があるから、若干流れが悪い。

8.B.L.V.D. (Instrumental)
懐かしい感じがするインスト曲。

9.NEROLI ★★★
珍しくロックテイストの楽曲。5thアルバムや6thアルバムに入っていてもおかしくないような曲。
全体的にさわやかな曲が多いこのアルバムには良いアクセントになっていて良い。
声の状態が良くないが、おしい。

10.カラカラ ★★☆
前曲のロックから打って変わって、こちらはレゲエ調の楽曲。
歌詞に出てくる「ソーダ水」の件があるのだが、実はメンバーのいっくんのことらしい。
当時のインタビュ−でいっくんが「最近ソーダ水が好き」と言っていたらしい。

11.恋をしている ★★★★
ELTのお得意の王道バラード。作曲は「fragile」「UNSPEAKABLE」「キヲク」などを手掛けている菊池一仁。
以前と比べて音域が狭くなってしまっているが、こういう曲調のELTはやはり安心する。
550名無しのエリー:2011/10/01(土) 17:08:53.23 ID:gIPZaOsY0
12.gladiolus ★★★★☆
ELTとしては初の女性作曲者が作った曲。
声がよく出ているし、声質も今回のアルバムの中で1番良い。
M11みたいな王道もいいが、こちらの様な地味目のバラードも味があってよい。

13.オフェリア act2 ★★
M5のカップリングに収録されていたものに歌詞を付けくわえたもの。
ぶっちゃけ、M12で締まっているのに、わざわざこの曲を入れる必要性を感じない。
以前のようにシークレットトラックとして収録しておけばよかったと思う。


総評.★★★☆
前作「Crispy Park」と比べると全体的に声の調子がよくなっているし、ELTらしい楽曲がそろっている。
ここの楽曲自体は良いものが多いが、季節感がバラバラなのが痛い。
インストで流れを切り替えるか、「冬が始まるよ」をもうちょっと後半に持ってくればよくなったかもしれない。
詩の雰囲気も以前とは若干変わってきていて、このアルバムぐらいからシンプルな言葉選びが増えた。この点については好みが分かれそう。
欠点はあるが、バラエティ豊かでELTらしいアルバムになっている。
551名無しのエリー:2011/10/01(土) 17:13:48.67 ID:uktHXR+H0
>>550
乙です いっくん

前に別の方がやってくれたナゴムコレクションと曲がかなり被ってるけど…

人生 / Substance III

1 人生のテーマ ★★
子供が喋る「こんにちは、じんせいです」というヴォイスサンプルと
リズムトラックのみで構成された短い曲。
早すぎたブレイクビーツ。

2 カランコロンの唄 ★★
えーっとですね、ここらへんの曲は卓球の実家での宅録につき異様に音質が悪いです。
ゲゲゲの鬼太郎のオープニングテーマをひたすら絶唱する石野卓球。
聴いてるほうの喉が痛くなりそう。何気にトラックの完成度が高い。

3 下剋上 ★☆
ほのぼのとした童謡風のテクノポップに合わせて
「娘さんよっくきーけよ 山男だよー」という謎の民謡風の歌が繰り返される曲。
はっきりと言わしてもらうとコメントのしようがねえ!

4 幻のホームラン王 ★
エスニックなメロディに合わせて「何をいっとんじゃワレー」とひたすら繰り返す曲。
ヴォイスサンプルの切り貼りとか、何かを叩いた擬似パーカッションなどがさり気なく盛り込まれている。
なんか全体的な雰囲気が不気味。
552名無しのエリー:2011/10/01(土) 17:14:36.13 ID:uktHXR+H0

5 オールナイトロング ★★★★★
出た!名曲!どキャッチーで超絶ポップなメロディに合わせて
一部では有名なフレーズ「キンタマが右に寄っちゃった」が連呼される。
異様に記憶に残るメロディになっており、一度聴いたら多分死ぬまで忘れる事が出来ない。
ちなみにこの曲を作ったとき卓球はまだ高校生。多分静岡で一番いかれてた高校生だった事だろう。

6 バカッツラファンク ☆
口だけでファンク。1分ちょっとしかないのに異様に長く感じる。
しかも終わったかと思いきやしつっこくしつっこく続く。

7 男の中の男 ★★★★☆
なんか聴いたことがあるようなインド風のフレーズで「かーれーがーだーいすきーだーいーまーおーう」
と歌ったかと思いきや、「いわない おさない あわてない」というキャッチーなサビが流れ出す曲。
これもチープながら「オールナイトロング」と同じぐらい完成度が高く、感嘆させられる。
間奏ではなんかいろいろ言ってるが、よく聴こえない。音が悪いのが残念。

8 ヘアピンカーブをまがりきれ! ★
アニメのジングル風の曲。感想を書く間もなく15秒で終了。

9 オールナイトロング(おやすみヴァージョン) ★★
別バージョン。リズムレス&テンポ遅め。ドリーミー。
相変わらずキンタマは右に寄っている。
553名無しのエリー:2011/10/01(土) 17:15:25.78 ID:uktHXR+H0

10 ベネズエラの赤い星 ★★★★
ここからの3曲は雑誌の付録のソノシートの音源。
イントロのベースラインからしてただならぬ才気を感じる曲。
ここまでの9曲(1stシングル)には無かったシリアスな雰囲気。
少しダークな曲調と卓球の若々しいハイトーンボイスの相性が抜群に良い。
歌詞はなんかよくわからないが、サッカーのことらしい。
その他の詳しいことはまとめサイトの同曲のレビューを参照。

11 笠じぞう ★★
なんだこれ。童謡風、というか、まんま童謡なメロディに合わせて
「水前寺清子は(ちーったった)」とか歌ってる。
ピッチをいじったコーラスが可愛らしい。間奏で流れる逆回転ボイスが不気味。

12 幻のホームラン王 (Ver 2.0) 〜はるかなる故郷 ★★★
4曲目の別バージョンだが、もはや別曲。テンポが高速になり、バックトラックは完璧にテクノポップに。
原曲にあったエスニックで不気味な雰囲気は跡形もなく消えている。
後半の小曲「はるかなる故郷」は有名なナゴム総決起集会のライブ映像で
知恵遅れがどうこう絶叫している曲と同じ曲だと思う。しかしここではインスト。

13 Punks Not Dead(オリジン) ★★
アンビエント風のトラックに合わせて「ガビーンチョビーンハゲチャビーン」と歌うだけの47秒間。
無駄に幻想的な雰囲気。
ここらへんから録音が宅録からスタジオレコーディングに変わり、トラックの完成度がぐいっとあがる。
ついでに音質もかなり向上する。
554名無しのエリー:2011/10/01(土) 17:16:27.16 ID:uktHXR+H0

14 世界あの店この店 ★★★☆
ハイテンポで軽快なテクノポップに合わせて「ちんちん」を含んだフレーズを連呼する曲。
女性ボーカルの効果もあり、かなりキャッチーで可愛らしい曲となっている。しかし歌詞が2コちんちん。
そんな可愛らしい声でちんちんを連呼する女性ボーカルはきどりっこのてんちゆみ。
ちなみに所々で入ってる男性コーラス(ラストの語りの一部も?)はケラによるもの。ケラさんも2コちんちんですか。

15 シティロマンス ★★★★☆
これは…テクノポップというよりニューウェイブ。
可愛らしい音使いだが曲調のせいもあり前曲とは違いカッコいい印象を受ける。
歌詞は有名人の名前や特撮の敵宇宙人?の名前を使った統合性のないフレーズの積み重ねで、妙に印象に残る。
大槻ケンヂがサイドボーカルで参加。あの特徴的な歌い方はこの頃から健在で、異様な存在感を見せている。
かなり完成度が高い曲だと思うのだが、何故かナゴムコレクションには入っていない。

16 恐怖カメレオン人間 ★★★
14曲目と同じように、可愛らしいテクノポップ女性ボーカル付きに下品な歌詞を乗せた曲。
ただこっちは女性ボーカルの「やめてけれけれ」の歌い方がちょっとだけエロス。
しかしバックトラックと歌詞のせいでエロス成分が玉砕。
ちなみにタイトルになっているカメレオン人間は最後に申し訳程度に出てくる。

17 Kiss x 3 ★★★★★
イントロのベースライン、シンセの入り、リズムトラックの音処理、どれをとっても完璧な出来。
音はチープだが、今聴いても時代を感じさせない完成度。
のちに日本から世界に羽ばたくテクノ職人になるその片鱗を僅かに見せている名曲だと思う。
歌詞さえ気にしなければ、の話ではあるが。
555名無しのエリー:2011/10/01(土) 17:17:11.88 ID:uktHXR+H0

18 Punks Not Dead(殺人) ★
なんか寂しげなピアニカ+「うぉーい!」+ドビーンチャビーン大車輪+「うぉーい!」。

19 P-One ★★
ここからはシリアスな雰囲気を持った曲ばかり集めたシングル「FASCINATION」の収録曲になるので、
ここまでの能天気な雰囲気とは一転してすこし重々しい曲が続く。
いきなり演歌のようなアコギが流れてくるのでたじろぐ。
架空の言語で歌われる四畳半フォーク…といった趣。その後ろで不気味な低音ノイズがうごめいている。
全然まともな曲ではないのだが、ふざけた歌詞が聞こえないせいでなんか真面目な曲に聴こえる。

20 おさびし山 ★★★
ムーミンのアニメでスナフキンが歌っていたキャラソン…?のカバー。
フォーキーで物悲しい雰囲気。…なのだがいつまで経っても歌が始まらない。
で、やっと歌ったと思ったら原曲のさわりだけ歌って終わる。ついでに曲も終わる。
なんか妙に音処理が凝ってる。

21 P-Two(いかすぜ彼女) ★★★★
ピッチをいじった変調ボーカルを使った、ロシア民謡のような曲。
前半のアホな曲ばっか作っていたのと同じユニットが作ったとは思えないような雰囲気。
歌詞もふざけたやり取りを繰り返したと思ったらなんかいきなり悲しいこと言ってる。
ちなみに彼女は全然関係ない。ついでに言うと「いかすぜ」も関係ない。
ここまでの曲もそうなのだが、曲と関連性がないタイトルをどうしてこうも大量に思いつくのだろうか?謎だ。
556名無しのエリー:2011/10/01(土) 17:17:46.49 ID:uktHXR+H0

22 エチオピア ★★★☆
前曲の雰囲気を引き継いだ、妙に重々しいエスニックな雰囲気の曲。
歌詞はふざけたフレーズの集まりなのだが、なんかこっちも今までとは違って少し雰囲気が暗い。
更に最初のサビが終わった後、急に気持ち悪い音のループとランダムに打ち鳴らされるキックの音をバックに
子供のようなハイトーンボイスが喚いてる声が延々と続くブロックが挿入される。
それが終わると何事も無かったかのように曲が再開されるのだが、激しく不気味。
最後にちょっとなんかの音頭をそのまま流してると思われるサンプルが入る…歪みが凄くてよく聞き取れない。

23 Punks Not Dead (Reprise) ★
雰囲気が急に元の能天気バカな感じに戻る。レゲエ風…というかダブ?
「あ〜ややや」というレゲエっぽいコーラスが挿入されるのだが、やる気無さすぎてワロタw

24 ラップ De 人生 ★
こっからの三つはおまけソノシートの音源なのでクソみたいなあれです(褒めてます)。
口ドラム+膝を叩く音に合わせてラップっぽくなんか喚いてるのが聴こえる23秒の小曲。
なんか全編通してブワブワいってる音が入っているんだけど、
それがあまりにやる気の無いスクラッチだと分るまで5秒ほどかかった。

25 若き人生 ☆
6秒の小曲…っつーか一発ネタ。
「わーかい娘が…」その後のひとことは書くのもバカらしい。

26 行け! 行け! 人生三人衆 ☆
前曲に続く、9秒の小ネタ。レツゴー三匹のパロディ。
前半二人が名乗った後、最後のひとりが「三波春夫でございます」とボケようとするのだが…
このオチはなんか怖いぞ。
557名無しのエリー:2011/10/01(土) 17:18:30.46 ID:uktHXR+H0

27 男の中の男(インクルーディング耳夫サンバ) ★★★★★
カセットブック「Hilde」のために録音された7曲目のリテイクバージョン。
イントロの耳夫サンバはwwww他メンバーの笑い声なんかも入っていていい空気。
で、このバージョンの「男の中の男」だが、音が格段に進化して、パワフルな出来になっている。
ギターソロなんかも入っていて、滅茶苦茶カッコよくなってる。
原曲が音が悪いのが残念なほど完成度か高かっただけに、このバージョンは嬉しい。
その代わり、原曲の実験精神満載の荒削りな魅力は薄れている。一長一短ですね。

28 We're The 明大前 ★★☆
「バーバーパパ」録音時のアウトテイク。なんか『フルハウス』のオープニングみたいな曲。
作曲が卓球以外のメンバーなせいなのかなんか全体的な雰囲気が今までと少し違う。
(実はここまでにも卓球以外のメンバーによる曲はちょこちょこ混ざってるのだが)

29 さよならライダーZS(Extended ヴァージョン)
「ソノシート付きLP」として有名な「顔として…」のソノシートの方に収録されていた例のアレ。
最初に屁が一発。それに続いて「宝島見た?あっちゃん」という誰かの声。ここまでが6秒。
以降19分55秒間はただ無音が続くというどうしようもないトラック。
ちなみにこの屁はメンバーのオババ(ex分度器)によるもので、よりいい音の屁を追求して
カセットレコーダーを常に用意して録音した数十テイク(テイクって言うのか?)の中から厳選された一発らしい。

30 さよならライダーZS(Radio Edit)
前トラックのショートバージョン。20分が6秒になってます。要するにそういうことです。
これと前曲の二つのトラックは星評価を控えさせてもらってます。
他人の屁を評価することはさすがに無理でした。
558名無しのエリー:2011/10/01(土) 17:19:35.48 ID:uktHXR+H0
総評:★★★★
電気グルーヴの前身として有名なナゴムのテクノバカユニット(バカテクノユニットでも可)人生のベスト盤。
3枚のシングルを中心に雑誌付録音源と未発表音源を追加した全30曲。
とりあえず一つ言えることは、バカ。中学生、もしくは小学生レベルの下ネタを連呼するような曲か、
あるいはなんだか意味不明なフレーズをひたすら列挙するような曲ばかりで、ずっと聴いていると悪酔いしそうになる。
そしてもう一つ言えることは、曲の完成度が異常に高い。前述したような理由もありかなり似たような雰囲気の曲ばかりなのだが、
全然飽きないし、同じような曲は一つもない。そしてフレーズの一つ一つが妙に印象に残るし、すっと頭に入ってくる。
ついでに言えることは、割と中毒性がある。狂人寸前のギャグと圧倒的な完成度の音とのギャップ。
電気グルーヴの原点がここにある、といえる内容。しかしギャグセンスはマジでキチ×イ寸前。
ふざけているのは音だけではない。まず帯の裏ジャケ面には嘘と意味不明な文章ばかり書いてあるし、
歌詞カードは幾つかの曲において全くまともに機能していないし、盤面には「がんばれ!ベアーズ特訓中」という
タイトルっぽく掲げられたでかい文字とともに嘘しか書いてない適当にもほどがある全10曲の曲目が書いてある。
ダメな人は絶対ダメな世界だと思う。というかもしかしたらダメな人のほうが世間的には多いかもしれない。
一つの目安となるのは、天久聖一によるジャケット。あのジャケットを見て、少しでも笑える、あるいは笑い飛ばせるかどうか。
「これは絶対に無理」と引く人や「バカにしてんのか」と憤る人は聴かないほうがいい気がする。
559名無しのエリー:2011/10/02(日) 02:06:10.21 ID:TJN6xcpf0
>>550>>558


最近多くて嬉しい
560名無しのエリー:2011/10/02(日) 19:29:23.24 ID:WXxCyrQ40
あえて、今何かとお騒がせ芸能人となった浜崎の新作をレビューw

FIVE / 浜崎あゆみ

1.progress ★★★★
某有名RPGゲームのテーマソングになった曲。
完全書き下ろしで、浜崎の詞をゲームサイドが何回か書き直しを要求したらしい。
その甲斐あって、ゲームの世界観に凄く合っている。しかし、言葉のニュアンスがいつもの浜崎なのでマンネリ感も否めない。
浜崎の曲としては珍しく、1コーラスまではバラード調で2コーラス目からはロック調に変化する。
声の調子も近年ではかなりいいほうで、大型タイアップということもあり、気合の入れようがうかがえる、

2.ANother song feat. URATA NAOYA ★☆
AAAのリーダー浦田直也とのコラボ曲。
私生活でも弟として扱っているらしいが、身内の中で楽しんでいるだけに見える。
倖田や安室に対抗してなのか、R&B調なのだが浜崎に全然合ってない。
歌唱力も完全にコラボ相手の浦田に負けてしまっているのも残念。

3.Why... feat. JUNO ★★☆
元東方神起のメンバージュンスの実の兄弟であるJUNOとコラボ。
これまた、謎のコラボw(韓国グループブームに便乗したつもりか?)
曲のほうは浜崎によくある王道のロックバラード。M2に比べて、浜崎にあった曲調なので比較的安心して聞ける。
ただAメロ、Bメロの浜崎の歌い方が変。

4.beloved ★★★☆
初期の作曲者星野靖彦が作曲。
ちょっと盛り上がりに欠ける曲だが、初期の雰囲気があり最近のバラードだと結構上位にくる出来。
ただ、この曲も以前の曲の歌詞のフレーズとほぼ同じなのがあって、歌詞がマンネリ気味。

5.BRILLANTE ★★
アラビアン風な無駄に壮大な曲。(コーラスに変な声がてんこ盛りw)
いい曲なのか、悪い曲なのかさえもコメントしづらいw
ただ、多くの人は好んで聴くことはなさそう。
561名無しのエリー:2011/10/02(日) 19:29:58.06 ID:WXxCyrQ40
総評.★★☆
シングルでは出せる週がないので、無理やり5曲にしてアルバムとして売り出した感がプンプンする1枚。
しかし、結果としては穴場週を選び2週連続1位を獲得。
前作、「Love songs」では、ほとんどの曲を小室哲也が手掛けていたが、今作でやっぱりいつもの作曲人が浜崎には合っていることを認識させたアルバム。
浜崎の時代は終わったといわれているが、しぶとく生き残っている。M1やM4のような曲をコンスタントに出し続ければまだいけそうだと思った。
ぶっちゃけ、M1とM4しかいらない気もするが…
562名無しのエリー:2011/10/04(火) 00:20:43.39 ID:Z6TuPPeL0
乙乙
563名無しのエリー:2011/10/05(水) 23:05:25.41 ID:GyIgdlzX0
PYAIR / Rockin' the World

1.Rockin' the World ★★★
表題曲。だが二分もない。こんな感じでやってくよって感じ。

2.ジャパニケーション ★★★★
勢い良い曲。好きなんだけどかなり短いのが欠点。
唯一タイアップが付いてないシングル。

3.サムライハート(Some Like it Hot!!) ★★★★
何だこの曲名…。イントロの情けない「ヘイヘイサムライハート」でいつも笑ってしまう。
ヘンテコリンなタイトルといいサビの「Hey Hey!」といい何となくB'zを思い出す。
いや格好良いんだけどね。因みに銀魂のEDだった。

4.BEAUTIFUL DAYS ★★★★★
ドラマの主題歌。ミディアムロック。
個人的には本アルバムで一番お気に入り。「こういう曲もできるんだなあ」と。

5.STRONG ★★★☆
ゴリゴリのロックナンバー。どしゃ降りとムチャ振りで韻を踏んじゃうのが何とも面白い。
この曲は後半に組むべきじゃないかなとも思う。

6.LIAR ★★★☆
記念すべき彼らのメジャーデビューシングル。こちらもDon't cryだのどんくらいだの韻踏んでる。
PVが格好良くて好き。
564名無しのエリー:2011/10/05(水) 23:06:03.45 ID:GyIgdlzX0
7.Stay together ★★☆
うーん…何というか盛り上がりに欠ける。
こっから結構ダレる流れになる。

8.Beautiful ★★★☆
本アルバム二回目のbuautifulソング。
新曲の中じゃ一番好みかな…。

9.I miss you ★★
恋人ソング。特に面白くもないバラード。

10.Last Moment ★★☆
シングル曲の中で一番地味。LIARと被る。
歌詞はちょっと面白い。

11.SINGING ★★★
LIARのカップリング。ノリがいい曲。

12.My Friend ★★★
ラストサビの転調が好き。アルバムの〆には良いんじゃないかな。

総評:★★★☆
名古屋が生んだロックバンドSPYAIRの1stメジャーアルバム。シングル曲はラストモーメント除いてハズレないと思う。
ただ絶対にこの曲順は間違ってると思う。前半に詰め込みすぎ。後半ダレすぎ。
565名無しのエリー:2011/10/05(水) 23:07:02.02 ID:GyIgdlzX0
ありゃ…タイトルのところのSPYAIRのSが抜けてた…
申し訳ない
566名無しのエリー:2011/10/06(木) 02:29:36.55 ID:CGQS6CYf0
>>565
567名無しのエリー:2011/10/14(金) 20:57:36.82 ID:+fVwYy3v0
どなたか踊ってばかりの国してくれない?
568名無しのエリー:2011/10/15(土) 22:30:08.95 ID:MOmTa7Z50
すっかり某氏からの投稿なくなったな。是非また色々レビュー書いて欲しい。
569名無しのエリー:2011/10/19(水) 07:08:22.36 ID:kpv6xC/qO
某氏?
570名無しのエリー:2011/10/20(木) 02:46:16.62 ID:cuWafsDT0
「早熟」先にやったから収録曲だだ被りだ…orz

岡村靖幸 / 靖幸

1.Vegetable ★★★
いきなり犬の吐息を模した「スーッ(´Д`;)ハァハァハァ」で始まってギョッとするが、
曲自体はアコースティックギターを基調にした軽快で爽やかでかわいらしいポップソング。
歌詞もかわいらしく初々しい青春の恋愛を描いているが、さりげなくサビ終わりで3分間もキスしている。
一曲目から思いっきり岡村ちゃんの個性が隅々まで詰まった佳曲だが、
アルバム全体の中では印象が少し薄い曲でもある。PVあり。

2.ラブ タンバリン ★★★★
シングル曲。まず、イントロがかなり素晴らしい。そしてメロも素晴らしい。気づけばサビも素晴らしい。
要するに全体的に素晴らしい。ポップで楽しげながらどこか儚さを感じさせるメロディは逸品。
しかし個人的に不満なのが、リズムトラックが異様に音が薄い点。
まあ低音をバキバキに利かせろとは言わないが、それにしたってこれは音が薄すぎではないだろうか。
歌詞は男の子は毎日がバレンタインだぜ!だから今すぐ告白しようぜ!な岡村ちゃんお得意の告白応援ソング。
しかし冒頭でいきなり「心に住んでる修学旅行が育つんだ」という超難解フレーズが。
でも意味は分からずともなんとなくフィーリングで言いたいことが分かってしまうから恐ろしい。
571名無しのエリー:2011/10/20(木) 02:47:02.35 ID:cuWafsDT0

3.どんなことをして欲しいの僕に ★★★
いやー、これはプリンス。超プリンス。岡村ちゃんの曲でプリンスっぽいのはいくらでもある、というか
岡村ちゃんはどの曲も少なからずそんな感じかもしれないがこれほどあからさまなのは珍しい。
さらに岡村ちゃんはこの曲においてはひたすら裏声。そのせいでプリンスっぽさ倍率ドンさらに倍。
時代を感じるシンセの音色やリズムマシンの渇いた音がプリンスっぽさを増幅。
歌詞はタイトルからおおよそ想像が付くだろうと思うが、変態濃度高めのエロナンバー(語り付き)となっている。
しかし語りが凄い。間奏でおかしなこと言ってんなーと思ったらアウトロはそれどころじゃ済まなかった。
なんか変な声で喘ぎながら「今までの中で君程スゴイ人はいなかったよっ…一番だよぉっ…」とか言ってる。
更に最後にトンデモな名(迷?)フレーズが…イヤホンおよびヘッドホンじゃなきゃ聴けない一曲。
そしてこのエロ語りは次作「家庭教師」のタイトルチューンで前人未到の高みに達することになる。

4.友人のふり ★★★★☆
前曲の後にこれかよwwwwファンの間でも絶大な人気を誇るラブバラード。
とてつもなく切ないメロディ、シンプルなアレンジ、盛り上がりで自然に入ってくるストリングス、すべてが完璧。
歌詞も恋人に振られた?女友達と友達関係から一歩上へ行こうと試みる寸前の刹那を描いたもので、
曲とあわせて聴いていると情景が目に浮かぶ素晴らしいもの。アウトロのちょっと大袈裟で強引な締めも良い。
[以上3行、前に書いた「早熟」の同曲レビューからコピペして編集] シングルカットも納得の名曲中の名曲。
それ故にアルバム前半で聴くとちょっとだけ違和感を感じる。なんかこのまま終わっちゃいそうだ。
ベスト盤や企画版ではいつも終盤に配置されているだけに余計に妙な気分になる。
まあ前の曲とのギャップを楽しむという楽しみ方はこのアルバムのみの特権じゃないでしょうか。
572名無しのエリー:2011/10/20(木) 02:47:21.60 ID:cuWafsDT0

5.聖書(バイブル) ★★★★★
長い長い語りから入る岡村ちゃんファンク路線の名曲。2曲連続で名曲。
妻帯者との不倫に耽る同級生に「僕の方がいいじゃない」と主人公がひたすらナルシスティックに迫る歌詞、
プリンスからの影響とJ-POPの要素を巧みに絡めた素晴らしい作曲とアレンジ、すべて完成度が高く、
更にアルバムバージョンは岡村ちゃんのエッセンスがすべて詰まった長大なアウトロ付きで完璧な出来。
この長大なアウトロは自分だけで音作りができる環境だからこそできたものかもしれない(総評参照)。
あとこの曲はベースがとても素晴らしい。この曲はベースラインを追っているだけで気持ちよくなれる。
いまやレアトラックとなったシングル版も人気だけど、個人的にはやはり断然こっち派だなあ…
前曲と違ってこの曲はここにあってもさほど違和感を感じない。むしろベスト盤で聴くより輝いている。

6.だいすき ★★★★★
誰もが認めるであろう「岡村靖幸」の代表曲。3曲連続で名曲!凄い!
売り上げ的にイマイチ弾け切れなかった岡村ちゃんが初めてヒットを決めた一曲。
老若男女全てが受け入れられるであろうキャッチーでスッバらしいメロディは見事の一言。
歌詞は「ねえ 三週間ハネムーンのふりをして旅に出よう」など名フレーズ連発。
このアルバムでは変態濃度やや高めの「聖書」の後ろにあることでそのキャッチーさがより強調され、
ベスト版などで聴くよりも格段にその良さを実感できるようになっている。
それにしても4曲目からここまでの3曲は本当に凄いですね。絶頂期って感じ。

7.Co'mon ★★★
一転、腰が自然と動いてしまいそうな強靭なビートが気持ちよいファンキーな小品。
歌詞がとってもエロス。そしてそこはかとなくバブリー。嗚呼80年代終盤。
この曲は岡村ちゃんの弾く楽器の音がどれもこれもかっこいい。
1分40秒ちょっとという短さながら非常に完成度の高い一曲。
こんなにカッコいいのにこの短さはちょっと残念だなー、と思ったそこのあなたに朗報。
この前発売された最新作「エチケット[ピンクジャケット]」ではなんと6分になります!
573名無しのエリー:2011/10/20(木) 02:47:54.55 ID:cuWafsDT0

8.Boys ★★☆
前曲から隙間なく開始。
「ブッブパッ」「ドゥンドゥン」「ツッツッツー」「コンコンコン」というボイパ風の岡村ちゃんのボイスサンプルを
素材にしてリズムを組み立てている曲。正直印象薄い。「コンコンコン」はやたら印象に残るんだけど。
メロディはポップながら壮大っぽくて悪くないんだが、これといったものにイマイチ欠ける。
歌詞は社会派…というか…なんというか、その…率直に言ってしまうと、説教臭い。
ラストの語りもなんとエロ一切無しで、世の中は素晴らしいけど僕らはどうなの?という問題提起をふつふつと語っている。
フレーズの隅々からバブルの匂いを感じる。そしてはっきりとバブル社会に対して疑問と反発を表明している。
そんな疑問と反発が凝縮された「俺はやっぱ裸がかっこいい人がかっこいいと思うよ」は
なんだか説教臭いこの曲の歌詞の中でひときわ目立つ名フレーズ。ただ「素晴らしい?」にエコーは思わずワロタw

9.愛してくれない ★★★★☆
岡村ちゃんの曲の中でもかなりの異色作ではないだろうか。
かなりジャジーでムーディー。シャンソンやフランス音楽からの影響が伺える。ラストの語りもフランス語。
それでいてサビメロはかなりポップに、しかも全体の雰囲気を崩さないように仕上げられている。
岡村ちゃんの才能の懐の深さを感じることができる一曲。というか本当に幅広いな。
しかしタイトルからも分かるように歌詞はいつもの恋に悩む岡村ちゃんである。
「たとえ君のパパに殴られても」なんてフレーズをこんなムーディーな曲にぶっこむのは岡村ちゃんぐらいのものでしょう。
決して一般受けするような曲ではないが、実はとても完成度が高い隠れた名曲だと思う。
演奏終了後のラストには電車の音が挿入されているのだが、これが何気に謎。
もちろん歌詞には電車は一回も出てこない。まさかなんとなく入れたって訳ではないだろうし。何か元ネタがあるのだろうか。
574名無しのエリー:2011/10/20(木) 02:48:49.20 ID:cuWafsDT0

10.Punch↑ ★★★★★
「ねえねえ岡村ってさぁ、なんかイヤだと思わない?」「そうそう、エッチっぽくってさあ」
「オレ人から聞いたんだけどさぁ、岡村ってすっげー生意気なやつらしいぜ」といった男女の噂話がいきなり挿入されててぶったまげる。
岡村ちゃんがそれらに「シャラップ!」と言い放ち曲が開始。岡村ちゃんの天才性が発揮されたファンクナンバー。
この曲はなんと言っても2分以上あるアウトロに全てが凝縮されている。
喘ぎ声、ギタープレイ、プリンスのモノマネ、ホーンセクション、「聖書」のギターフレーズの引用、おかしな語りと
岡村ちゃんのエッセンスのおいしい部分を全て味わうことができる非常に贅沢な展開となっている。
この曲の語りは「戦争なんかおきたらどーすんだよ」と社会派っぽく始まり
何故か「そんなんだったら結婚しようよ」と言い出し旅行していちゃいちゃしようぜ子供も生もうぜという話を
一通りした後「ねえ解ってんの?」とキレ気味で終わる。なぜにキレ気味ですか。
更に語りが終了したあとに「タンゴ!」という叫びが入りタンゴ風のアレンジを披露して曲が終わる。
かなり盛りだくさんの充実の内容でありながら4分47秒と非常にコンパクトに収まっている秀曲。
575名無しのエリー:2011/10/20(木) 02:49:08.47 ID:cuWafsDT0

11.バスケットボール ★★★★
アルバムの最後を飾るのは、3分足らずの小品。
曲的には平均的なポップソングであり、渡辺美里への提供曲なんかと同じような路線。
爽やかながら一抹の寂しさを感じさせるメロディの完成度は非常に高い。メロディライターの本領発揮。
しかし歌詞がとにかく暗い。「僕はまるで誰もいない教室の机に書いてある意味のない落書きさ」これがサビ。
更になにが凄いって曲も歌詞もバスケットボールが全く関係ない。本当に一ミリも関係ない。
岡村ちゃんの曲では青春の象徴としてバスケットボールが何回も何回も登場する。
(もっとも顕著な例は「あの娘僕がロングシュート決めたらどんな顔するだろう」だろうか)
だとするとこのタイトル、そして歌詞は青春そのものを意味しているのだろうか。
また、歌詞をよく読むとこのアルバムに収録されている「友人のふり」「聖書」を思わせるフレーズが登場している。
実はこの2曲とこの曲は同じ主人公のストーリーなのかもしれない。
凄い地味な曲だけれど、アルバムの最後を飾るに相応しい、とても素敵な一曲だと個人的には思う。
576名無しのエリー:2011/10/20(木) 02:50:43.07 ID:cuWafsDT0
総評:★★★★
天才シンガーソングライターダンサー、岡村靖幸(以下岡村ちゃん)のサードアルバム。
「全てのプロデュース、アレンジ、作詞、作曲、演奏は岡村靖幸によるものです。(Except where indicated.)」
歌詞カードにこの表記が載ったのはこの作品が最初。つまり、岡村ちゃんが全てをアルバム一枚通して自分で手掛けた最初の作品。
更に、今や岡村ちゃんのロゴマークとしてすっかり浸透した「ピーチマーク」の初出も実はこの作品のジャケット。
そんなわけで、岡村ちゃんの歴史の中ではとても重要な位置にある作品。
内容のほうはといえば、岡村ちゃんの個性が猛烈な勢いで発揮されている。故にこれが受け入れられなかったら岡村ちゃんはたぶん全部無理。
要約すると本当にこれだけになってしまうので、総評書くのに凄い困った。まあ、タイトルからして「靖幸」だし、当然と言えば当然か。
ちょっとだけ詳しく書くと、その個性の発露は独創的なアレンジ面において成されているものが多いように思う。
「友人のふり」では普通ならピアノを使いそうな主旋律を琴のような音で鳴らしたり、「だいすき」では間奏でちょっと洒落た展開になったり、
一見普通に聞こえる曲でも細かい部分で面白いことをたくさんやっている。更に「聖書」「Punch↑」などはやりたい放題となっている。
全曲、アレンジが強烈なのだ。もしこれで少しでも編曲に他人が関わっていたらアルバムの出来は多少落ちたかもしてない。
ただ悲しいかな、アルバムの構成に少し無駄が多い。捨て曲はない代わりに、印象薄い曲が少しある。あと雰囲気が被る曲も実は結構多い。
この後に曲順も時間配分もバラエティ性も最強な超名盤「家庭教師」が控えているのでそれと比べるとやはり五つ星は付けられない。
でも普通ならばかなりの名盤だったと思う。もしも「家庭教師」がなかったらこのアルバムはどんな評価になってたんだろうか?
ジャケットは凝ったオリジナル版と一般的な再発版の2種あるが、内容は変わらない(はず)なので別に気にしなくてもいい。
ちなみに裏ジャケットには「Peach」というタイトルの色々ぶっ飛んでいてなおかつ異様にイヤらしい詞が載っている。
そして本来なら載っているはずの曲目は載ってない。曲目なんかよりこれを読んでくれということなのだろうか…。
577名無しのエリー:2011/10/20(木) 06:48:55.11 ID:PwSua3/40
578名無しのエリー:2011/10/20(木) 19:42:26.50 ID:TiOBURY70
乙乙
579名無しのエリー:2011/10/23(日) 00:36:32.41 ID:hZBO2kFc0
love your life,love my life/豊崎愛生

1. Hello Allo ★★★★
嶺川在籍時のL⇔Rのような美メロポップス。シンプルなエレピの伴奏やポップなティンパニの使い方、知的なベースライン、
コーラスの掛け合いでひと山設ける構成等、アレンジも初期L⇔Rっぽい。ディストーションギターやオーケストラヒットで埋め尽くすような
力技感がなく、上品な出来。AメロもBメロも練り練りの長いメロディではないが表情の変化がしっかり出ていて、旨味がコンパクトに凝縮された曲。
歌唱力は無いが、歌詞が聞き取れないほどニャーニャーした歌い方にはなっておらず聴き易い。普段からこういう声だということか。
もっと歌唱の起伏があればもっと良かったのかもしれないが、声を楽器的に使っているこの曲ではこういう淡白な歌い方のほうが正解なのかも。

2. 春風 SHUN PU ★★
つじあやのの手による癖のないゆったり歌謡ポップス。つじ自身プロっぽくないのが売りみたいなナチュラリストなので
提供曲も必然的に無難。メガネとウクレレの二枚看板を外した彼女の曲に頼りない豊崎の歌声が乗った結果、何故か川嶋あいのような印象に。
ファン向けと割り切った媚び媚びの歌い方にしなかったのは良かったのかもしれないが、声量や起伏に乏しいので真面目に聴くにはつらいものがある。
アレンジも優等生な売れ線でまとめていて、今作中では印象が薄い。

3. Alright ★★★
Keito Blowが提供したミドルテンポのポップロック。生ギターなのか打ち込みなのか、Aメロや間奏等随所で8分を刻んでる音が心地よい。
サビでの同音連打系のギターリフも流れを汲んで8分刻みになっており、急かない落ち着いた雰囲気でまとまってる。
ノリ一発で乗り切るのでなく音の配置と組み合わせに細かく注意を払ったようなアレンジに、か細い歌を潰さないようにした配慮が窺える。
豊崎の歌い方はある種の声優テンプレっぽい猫声に変わり、飯塚雅弓とかそういう人と区別がつかなくなる。
580名無しのエリー:2011/10/23(日) 00:38:05.11 ID:hZBO2kFc0
4. 何かが空を飛んでくる ★★★★★
みんなのうたの「まっくら森のうた」等で知られる谷山浩子の提供による、ファンタジーなミドルテンポ。歌謡曲スタイルの曲だが
作りに隙がなく完成度が非常に高い。Bメロの虚ろに揺れながら段々降って行く感じから明るいサビへの繋ぎが綺麗で、そこにワンポイントで
キラッ☆とかそれ系の萌え声みたいのを挟ませた積極性も面白い。歌詞も言葉の意味はよく分からんがとにかくすごい独創性。
序盤の銀河の水は冷たいとかいう話からサビに至り、何が幸せ運んで空飛んでくるのかというとサバ。そりゃ天使とか愛玩動物系でも
ベタすぎてゲンナリしたかもしれんが、魚類でしかもそんなピンポイントに絞ってくるとは。ていうか鯖がdj言いたいだけなのか。
やくしまるえつことかが提供先だったら普通に精神系の音楽誌に取り上げられそうな出来。豊崎の歌い口が媚び成分のない神妙な感じになるのも
ハマリが良い。Bメロの「ここで君にすごいラッキーなニュースがあります」はいろんな重大発表とかの前フリで便利に使えそう。

5. march ★★★★
コトリンゴの提供曲。つぶやくようなピアノと打ち込みベースで静かに始まる。全体を通して音の隙間を隙間として活かしていて上品。
アンビエントな曲調にしたあたり、Keito同様豊崎の声質を考慮に入れてる感じがする。それでいて同系統の曲にならないあたりは
複数の提供者にオファーした成果といえるのでは。豊崎も曲調に合わせてかウィスパー気味に歌う。まったりした曲のようだが、最終的には
主人公が「でっかい仕事を次から次へと取ってくる」彼氏と淡々とさよならして終わるため乾いた印象の曲。
581名無しのエリー:2011/10/23(日) 00:38:39.87 ID:hZBO2kFc0
6.Magical Circle ★★★★
マーチングドラムで始まるため曲名がM5とごっちゃになりがちなミドルテンポ。詞曲は中島愛等への楽曲提供をこなしている重永亮介。
狙って無表情なエレピのバッキングやチャイム系の音色で可愛らしくきらびやかにまとめている。導入のねじ巻き音などからも
おもちゃの行進的なイメージ作りが窺える。声優への提供曲としてはたぶん王道だが完成度が高く、サビで短いメロディの反復を裏切って
高音に展開するところが鮮やか。アニソン畑の作曲家が少ない今作では重永は本職の部類だと思うが、他の作家もほぼ似た傾向で
仕上げてきてるあたり、豊崎の得意そうなジャンルというのは誰の見立てでも同じようなところに落ち着くのだろう。

7. パティシエール ★★★★
ググッても情報がない謎の作家・仁科愛弓が詞曲を担当した、今作中では相対的にアップテンポなポップス。
60〜70年代のアメリカンポップスを華やかにした感じ、というか初期のラウンドテーブルとかみたいな渋谷系の匂いがする曲。
草食系の男性コーラスにパパパーパパーとか歌わせる感じとか、歌詞に「レモネード」とか「ポップシグナル」とかまぶしてくる感じとか。
確かにこの路線は情感込めて熱く歌うとオシャレじゃなくなるので声優向きか。水木一郎がポップシグナルとか歌うの聞いた事ないし。
豊崎の歌い方は素直に曲に乗った感じのあっさり歌唱。

8. ぼくを探して ★★★
Charaが詞曲を担当したR&B風ポップス。R&Bといってもブラックな要素を強調しない、メロディ重視のポップな感じ。
ここまでの記号的な詞が多かった流れに「愛がすべて」と直情的なフレーズを差し込んで変化を持たせてくる。Charaらしさは出てる。
メロディメーカーとしても良い仕事ぶり。サビ3小節目くらいまで繰り返してるメロディラインを8小節目にしれっとまた持ってきて
そこに詞の要の「愛がすべて」を乗せて刷り込んでくる。ただ豊崎の歌い方がだいぶChara寄りに引っ張られてるように感じる。
普通に考えてChara自身が歌ったデモ聴きながら曲を覚えてるだろうから仕方ない部分もあるけど。
582名無しのエリー:2011/10/23(日) 00:39:21.03 ID:hZBO2kFc0
9. カレイドスコープ ★★★
元ジュディマリのTAKUYAが作曲したアップテンポのポップス。作曲自体は今作でもかなり個性がない部類。何だかジュディマリ以降のTAKUYAは、
決定的な仕事はないけど多作なスタミナ自慢タイプになった気がする。A・Bメロとも歌メロが間延び気味で、弾き語りとかにアレンジし直したら
隙間が空きそう。サビ前のキメや転調も古臭い。豊崎の歌い方も力強さが足りない。声優なんだから色んな声の表情がありそうなもんだが、
癒しとか萌えとかばかりが続いて飽きてくる。ただ、全体的にはシンセのストリングス等で可愛らしくアレンジしてるのにギターだけ妙に
エッジが利いた躍動感溢れるプレイなのがミスマッチで面白い。そこはTAKUYAの面目躍如か。

10. 片想いのテーマ ★★★★
再びつじの詞曲だが、裏で刻むギターや歯切れの良いベース、爽やかなホーンでまったりしたスカテイストに仕上げたミドルテンポ。
Aメロ導入の「ス・ス・素直になりたい〜」をはじめ全体的に反復の遊び心に満ちており、2段構成のBメロでは同種の短いメロを
それぞれ3回ずつ繰り返しながら3発目を装飾して次の展開を引き出す。無邪気な作曲ぶりが豊崎の幼い声と相性よく絡んだ曲。

11. Dill ★★★★
いきなり小難しい感じになるクラムボンの提供曲。演奏もクラムボンが担当。今作中で最も手加減がない。クラムボンすぎる。
導入のゆったりしたメロディを歌い終えると、さっそく矢野顕子ばりの変拍子ピアノが始まる。早いって…。
曲展開も演奏も奔放にやってて聴き応えがあるが、豊崎の歌が何とか与えられたメロディをこなしてるだけといった感じで物足りない。
聴いてるうちに、普通に原田が歌ってればもっと聞き手を翻弄する迫力が出たのでは、というセルフカバー待ちの心理になる。
やっぱりクラムボンだと、音像が綺麗ではあっても、ファンタジーで乙女チックというよりは肉感的でライブ性が強いので声優には合わないかも。
583名無しのエリー:2011/10/23(日) 00:39:55.95 ID:hZBO2kFc0
12. 君にありがとう ★★
作風的にまたつじかと思ったら奥華子の提供曲。メガネ揃い踏み。ピアノ伴奏に乗せて静かに歌われるオーソドックスなスローテンポ。
大事な相手を亡くした内容の詞に対し豊崎の歌い方がけっこう棒なためあまり聴き入れない。曲は丁寧だが癖が無く、聞き流しそうになりがち。
と思ったらサビの一部でGReeeNのキセキみたいなメロディが出て思わず聴き返す。こういうフックの入れ方は珍しい。
何はともあれ、これは奥本人があの輪郭の丸い声で歌ったほうがみんなのうたチックな可愛らしい感じに仕上がった気がする。

13. love your life ★★★★★
Rie fuが詞曲を担当した、地に足の着いた王道ポップス。ビートルズの何たらイントゥマイライフみたいな系統のシャッフル+ホーンのアレンジ。
音数のすっきりした演奏とUKポップス風のメロディに、前向きに日々を生きる詞が乗る。Dメロではちょっと急くようなラップ気味の
音数詰め込みパートを設けていて、緩急もある。仰々しく引っ張らないアウトロも、まだ後に続くものがあるような継続感を感じさせる。
アルバムのオープニングに向くような曲だが、最後に配置したことでまた自然に1曲目へリピートさせる磁力を発揮してるようにも思える。
声量のない豊崎を、見方を変えてリラックス系のシンガーと捉えて等身大スタイルの曲を提供したRie fuの好判断が活きてるのでは。
584名無しのエリー:2011/10/23(日) 00:40:43.98 ID:hZBO2kFc0
総評 ★★★★
主にけいおん!のアホの子担当として有名な声優、豊崎愛生の1st。
まず楽曲提供者にいわゆるアニソン業界のヒットメーカー的な顔ぶれがほとんど無いことが特徴的。しかもこの面子のうち
つじ、Keito、Chara、クラムボンの4者が新垣結衣にも楽曲提供しているという被りっぷり。派手な4つ打ちアッパーのダンス系とか
電波なセリフが入った曲とかのアニソンらしい曲はなく、いかにもけいおん!の延長上の曲もない。
そのため、声優のアルバムってのがどういうものなのかを試しに聴いてみたい人とかの入門用には向かないかも。
歌い方もそこまで作り込んで可愛く思われたがってる感じでもなく、ある程度シリアスな声色も聞かせている。
他の声優の作品と優劣を比べるのは難しいが、いわゆる邦楽ポップスとしてはかなり楽曲に恵まれた作品。
ほとんどの曲で提供者が豊崎の歌唱力ときちんと折り合いをつけて適性のある曲を用意しており、そうでない曲でも単純に
提供者の演奏に聞き応えがある。豊崎自身が谷山やクラムボンのファンであることが提供者の選考に良い影響を与えたか。
トム・ウェイツとかも好きらしいが、さすがに楽曲提供は無いし、別に豊崎自らが詞曲の製作に携わってる訳ではないので、
この時点では豊崎がトムを好きだという事は前面には出ていない。詞曲に携わらないのはいい傾向だと思うけど。
総じて上品なポップス集といった印象の作品。歌唱力が無いなりに上手く仕上がってるのでは。アルバムタイトルも、単にそれぞれが
それぞれの日々を幸せに暮らせたらいいという意味合いよりは、your lifeとmy lifeが同一のものというか、同じ暮らしを営む相手に対して
「あなたの幸せは私の幸せ」的な呼びかけをしているようにも思える。個人的には谷山を聴くきっかけになった一枚。
585名無しのエリー:2011/10/23(日) 01:01:02.95 ID:8nEqe1LU0
最近なにかと話題の愛生さんか
586名無しのエリー:2011/10/23(日) 13:43:26.30 ID:+1eKIVN50
>>584
乙です

パティシエールの作者はこの人かと…
ttp://www.ayumi-miracle.com/
ウィキペディアでのミスか、そもそもアルバムとかシングルからのクレジットから誤植があるのかは
CD持ってないんで何とも言えないけど…
587名無しのエリー:2011/10/23(日) 20:19:38.16 ID:p/Kbp4GE0
総評最後の2行wwwww乙です
588名無しのエリー:2011/10/23(日) 22:23:47.41 ID:iKjfh+jW0
>>584 おお某氏。乙です。
589名無しのエリー:2011/10/24(月) 00:08:03.43 ID:3euv0qRn0
なんか今年レビュー少ないね。
590名無しのエリー:2011/10/24(月) 02:29:50.08 ID:MdIKbEN30
震災と忍法帖が原因かな
591名無しのエリー:2011/10/24(月) 02:51:49.36 ID:M6tmecBu0
初レビューよろしくお願いします。

Keep On Smashing Blue, /LAST ALLIANCE

1. BLUE LIGHTNING ★★★
3rd4thの1曲目と比べるとパンチが弱い気がしないでもない。
サビの広がりを感じさせる響きは好き。

2. Everything is evanescent ★★★★
「諸行無常の響き、盛者必衰の理」なんて歌詞に入れるセンスが凄い。
自分は歌詞は何度か聴いてるうちにしっくりきたけど、好みが分かれそうな。

3. NE(W)ROTIC WORLD ★★☆
憂いと前向きさを感じさせるメロディーの絶妙さはなかなか。
ただ、今更環境問題の曲かあ・・・とは思う。

4. LOSER ★★★★
KAWASAKI RELAXから英語曲は冴えまくってる。
サードアイズへの繋ぎの役割を果たしながらも存在感を現している良曲。

5. サードアイズシンジケート ★★★★☆
厨二病の曲。
良い意味でダサく格好いい、そして良い意味でナルシスト。

6. 孤島のバスキア ★★★★★
サードアイズの流れを受け継ぎつつさらに盛り上がらせてくれる6曲目。
疾走感が半端無く、ギターベースドラム全てが存在感を表しているが主張しすぎずの総じて高いクオリティで纏まっている。
ただし本人達は難しすぎてライブで演奏できないらしいが。まあ音源で聴く分には曲の完成度は高い。
592名無しのエリー:2011/10/24(月) 02:52:48.06 ID:M6tmecBu0
7. TAKE OVER ★★
ラスアラにシャウトは合わないなあ・・・素の音域で叫んでくれる方が好きだ。
英訳詞は嫌いじゃない。

8. Time Will Tell ~dear youth~ ★★★★☆
個人的にはラスアラの英語曲の中ではTOP3には入るほどの出来。
2回目のサビのアレンジが良い感じ。

9. WING ★★★★
最初はサビの盛り上がりが今いちかな?と思ったけど、何のことはないいつも通りのスルメ曲でした。

10. ALLIANCE AIRLINES ★★☆
テーマ的には1stM4のLAST ALLIANCE
と似たような感じ。
しかし自分がマイナー調が好きってのもあるが、どうにもパッとしない印象が。


11. あやつり ★★☆
作詞まっさん作曲安斎さんという新たな試みだけど、こっちもちょっとパッとしない。

12. 願イ型紋白蝶ガ宙ヲ舞ウ ★★★★☆
切なさ全開。
Bメロが4拍子から3拍子に移ってから一気にサビに引き込まれ、サビで盛り上がった後に一転して落ち着いた曲調の中に放り出されるその感触が非常に気持ちいい。
593名無しのエリー:2011/10/24(月) 02:53:09.28 ID:M6tmecBu0
13. HEKIREKI ★★★★
はじめの一歩OPのタイアップ曲。
アルバム終盤での一番盛り上がりを感じさせる部分であり、ラスアラの4thから今までの歌ってきたテーマを考えると集大成の曲と言ってもいいかと。
ただ、歌詞が多少詰め込みすぎ感がある(特に2番)のが聴いてて苦しいのと、サビの印象が若干薄いかなーと思う。
聴いてるうちに良さの方が目立ってくるから良いのだが、少々気負って作った感触を受ける。
アルバム全体のテーマから考えたら、この曲が入ってる位置は非常にグッド。

14. Looking For The Rainy Sky ★★★★
HEKIREKIのクールダウンかと思ったら、1番サビからはかなり激しくなったり。
サノゴは相変わらず、ラス前の曲書かせたら上手い。


15. タイムカプセル ★★★★★
相変わらずラス曲に外れなし。
ここまでが割とテンポの速く明るい曲ばっかりだったからこそ、スローテンポで切ないこの曲が映えている。
このアルバムの最後に、入るべくして入った曲。

総評 ★★★★☆
コンセプトミニアルバムの前作 KAWASAKI RELUXを経てのLAST ALLIANCEの5thアルバム。
4thまではラスアラらしさを保ちながらもメジャーならではのポップさも感じられるような曲が多かったが、前作から良い意味での尖った「らしさ」を獲得して5thアルバムを出してくれた。
また、ただ尖ってるだけじゃなくM4〜M6辺りにかけてのキャッチーな部分もあるので、スルメ曲が多いとずっと呼ばれ続けてきた状況からすればこのアルバムは新たな進歩を見せてくれたように思う。自分たちはまだ進化出来ると。
しかし、前作より青臭さが激しくなっているので、初聴の人は少々鼻につく部分があるのかもしれない。
個人的にはここまで来たら迷うことなくこの路線を突き詰めて行ってほしい。
594名無しのエリー:2011/10/24(月) 19:19:34.74 ID:WUDrKrlI0
>>593

なんだかんで新規も増えてるし大丈夫だろう
595名無しのエリー:2011/10/24(月) 20:23:43.42 ID:7LryO3uY0
>>593
まさかラスアラが来るとは思わなかった。
乙であります。
596名無しのエリー:2011/10/25(火) 02:24:32.66 ID:ET7/2zWy0
delofamiliaの新譜お願いします
597名無しのエリー:2011/10/27(木) 23:36:27.54 ID:3yrvGb56O
>>593
オタ目線のゆるゆる評価
薄いっぺらいレビューならやらなくてもいいんだが
598名無しのエリー:2011/10/28(金) 10:04:22.50 ID:5IHdC+9O0
>>597
薄っぺらいレスなら書き込まなくていいよ
599名無しのエリー:2011/10/29(土) 05:36:38.88 ID:SCxz2bs70
信者レビューの方が読んでて楽しい
辛口レビューも嫌いじゃないけど
600名無しのエリー:2011/10/29(土) 17:39:35.58 ID:xYUttVbE0
すんごい今更感満載ですが・・・

everlasting/Every Little Thing

1.Future World:★★★☆☆
2ndシングル。
初期ELTを象徴するのにふさわしいアップテンポなデジタルナンバー。
聴いていてワクワクしてくるようなサウンドに持田の瑞々しい歌声が乗っかり、アルバムのスタートにはもってこいな曲。

2.Feel My Heart(Album Mix):★★★★☆
1stシングルのアルバムバージョン。
イントロ部分でシングル版との違いがはっきりとわかる。
M1と比べると若干地味な気もするが、こちらのサウンドのほうがしっかりと作り込まれている感じがして個人的には好き。

3.Here and everywhere:★★★★★
以後出てくるアルバム曲にも共通して言えることだが、シングル曲と比べると持田の歌い方がはっきりとしていてとても聴きやすい。
澄み切った持田の歌声と、ゆったりながらも爽やかなサウンドがとても心地よく、そしてどこか懐かしい気持ちにさせてくれる。
601名無しのエリー:2011/10/29(土) 17:39:59.74 ID:xYUttVbE0
4.Season(Album Version):★★★★☆
2ndシングルc/wのアルバムバージョン。
シングルの時は意味不明で摩訶不思議だったサウンドも本作では完全に作り直されており、こちらのほうが歌詞と併せてもしっくりくる。
「夏の終わり」の「失恋」をテーマにしているだけあって、とことん暗い曲に聴こえるが、そういう気分に浸りたいときはピッタリだと思う。

5.二人で時代を変えてみたい:★★★☆☆
バラード曲。また本作で唯一、五十嵐・持田以外の人が作詞している曲。
全体的にしっとりと、ロマンチックな内容になっている。
初期ELTでここまで落ち着いた曲は意外と珍しいかも。

6.たとえ遠く離れてても・・・:★★☆☆☆
曲名とは裏腹に割りとアップテンポなナンバー。
悪くはないけどあまり印象に残らないかな。

7.micro stress:★☆☆☆☆
インスト曲。短すぎる&存在意義が不明。
602名無しのエリー:2011/10/29(土) 17:40:35.59 ID:xYUttVbE0
8.Dear My Friend(Album Mix):★★★★☆
3rdシングルのアルバムバージョンだけど、シングル版との違いが全くわからない。
ELTがブレイクするきっかけとなった曲であり、俺がELTを知った&好きになった曲でもあり、いろんな意味で思い出深い。
ただ、今になって歌詞の内容を考えてみると、そこまで深い意味のない曲なのかも・・・。
それでも「いつか最高の自分に」って歌詞は当時の俺にはものすごく印象的だった。

9.Looking Back On Your Love:★★★★★
「慌しさに追われて」と歌詞にある通りになかなか慌しく、それでいてどことなくもの悲しさを漂わせるサウンド。
個人的にこれとM3&M11の3曲は本作での3大名曲だと思う。

10.Never Stop!:★★★☆☆
後に6thシングルに別バージョンでシングルカットされた曲。
翼を広げて大空に羽ばたこう!という持田作詞の前向きな歌詞が印象的で、サウンドもとても爽やかに仕上がっている。
しかしこの前後の曲の影響か、アルバムで通しで聴くとどことなくもの悲しい感も・・・。
603名無しのエリー:2011/10/29(土) 17:40:56.66 ID:xYUttVbE0
11.I'll get over you:★★★★★
アルバム最後のミディアムナンバー。
失恋を歌った曲であり、歌詞がとことん暗い。
そこに綺麗なサウンドと持田の澄んだ歌声がハマり、思わず涙しそうになる。
本作で1番好きな曲ではあるけど、失恋中だとダメージがデカいかも・・・。

12.Double Moon:★★★☆☆
アルバムラストのインスト曲。
M11で受けたダメージを緩和するのにはちょうどいいかも。

総評:★★★★☆
アルバム曲に哀愁漂う曲が多い影響か、全体的に暗い印象があるが、
曲ごとにしっかりとテーマが決まっていて、それなりにバラエティにも富んでいる。
個人的には2ndや3rdよりもこのアルバムが一番五十嵐時代の特徴や魅力が詰まっているように思える。
604名無しのエリー:2011/10/29(土) 20:58:16.15 ID:38YjJeH40
>>603
605名無しのエリー:2011/10/29(土) 23:47:16.44 ID:xYUttVbE0
もうひとつ

commonplace/Every Little Thing

1.ソラアイ:★★★★★
26thシングル。
晴れるわけでもなく、雨が降るわけでもない微妙な空模様を自身の心境と重ね合わせている内容の曲。
歌詞のように少しぼんやりと、だけれども力強く奏でられるサウンドに持田の声がふわっと融合しており、思わずホロっとしてしまいそうになる名曲。

2.ファンダメンタル・ラブ:★★★☆☆
持田の激しい歌唱から始まるインパクト大な24thシングル。
またこの曲を境に完全に歌い方が変わったため、初期のファンを中心に賛否がかなり分かれる曲でもある。
世の中に渇を入れるかのような力強いサウンドに、持田なりのメッセージとも取れる歌詞をこれでもかとぶち込んだ内容であり、歌い方さえ受け入れられれば相当な元気をもらえる曲だと思う。

3.water(s):★★★★☆
初期からずっとファンを続けていた人間なら、初めてこの曲を聴いたときの違和感は相当なものだと思う。
それくらいこれまでのELTのイメージをぶち壊してくれる曲。
豊かな自然の中を流れる透き通った川の水をイメージしたかのようなサウンドで、以後のELTサウンドの特徴のひとつである「温かさ、人肌感」がよく現れている曲。
606名無しのエリー:2011/10/29(土) 23:47:48.37 ID:xYUttVbE0
4.しあわせの風景:★★★★★
25thトリプルA面シングル収録曲。
大切な人と過ごす、何気ない日常の中にある幸せを暖かく描いた曲。
M6やM9と比べても、一緒にいられることを幸せに想う気持ちがより強く表現されていて、聴いているこっちまでニヤけてしまいそうになるほど。
恋人に自分のことをこんな風に想ってもらえたら本当に幸せだろうなぁ・・・。

5.country road:★★★☆☆
ELT初の全英語詞曲。
英語わからないから何言ってるか全くわからないけど、とにかく長閑な風景が頭の中に浮かんでくる、春に聴くと気持ちよさそうな一曲。

6.一日の始まりに...:★★★☆☆
25thトリプルA面シングル収録曲。
大切な人と過ごす、何気ない日常の中にある幸せを可愛らしく描いた曲。
M4やM9と比べるとややテンポの速いサウンドに、持田の相手に対する気持ちがとても可愛らしく表現されており、聴いていてとても楽しい気持ちになれる。
607名無しのエリー:2011/10/29(土) 23:48:07.90 ID:xYUttVbE0
7.life cycle:★★☆☆☆
疾走感溢れるナンバー。
全体的に穏やかな気持ちを歌っているアルバムの中でかなり異彩を放っていて、いい刺激にはなると思う。
ただ歌詞の内容がいまいち想像しづらいような・・・。
あくまで気分転換的な存在なのか?

8.うらうらら:★★★☆☆
持田作曲。
麗らかな春の日に君に出会って恋をしてしまった、という物語的な内容になっている。
サウンド自体も今までの持田作曲のものと比べるととても自然体な仕上がりになっていて聴きやすい。
歌詞のほうも「りんごのキャンディ」「ハミング」など、可愛らしい言葉が多数入っているのも特徴。

9.また あした:★★★★★
25thトリプルA面シングル収録曲。
ファンの間でも1、2を争うほどの人気曲でもある。
大切な人と「また あした」で終われる日々をずっと大事にして行きたい。
そんなことを思いながら終わっていく一日を描いた内容。
穏やかな夕暮れをイメージさせるサウンドと、軽やかだけど力強くもある持田の歌声がとても心地よい一曲。


608名無しのエリー:2011/10/29(土) 23:48:30.02 ID:xYUttVbE0
10.Interluido 〜 Meridiana:★★★☆☆
インスト曲。
ここからクライマックスへ。

11.五月雨:★★★★★
シークレットを除いて、アルバムラストの曲。
今を生きようと、一生懸命頑張っている人がいる。
その人と出会い、感じたこと、教えられたこと、届けたい声。
少し冷たい春の雨をしっとりと感じるサウンドに、力強い歌声が印象的なバラード。

12.Sleepy time dog(シークレットトラック):★★☆☆☆
五月雨終了の37秒後(いっくんの当時の年齢)に始まるシークレットトラック。
ELT全楽曲の中で現時点では唯一のいっくん作詞曲。
五月雨で濡れた心を少し温めて終わらせてくれるような存在。

総評:★★★★☆
全体的にシンプルでゆったりとした流れとなっているが、
M2やM7のような激しい曲もあり、適度に引き締められている。
また前作まで残っていた五十嵐時代を彷彿とさせるタイプの楽曲が本作では完全に消えており、
2人体制のELTとしての音楽性のひとつの答えが明確になったように感じられる。
609名無しのエリー:2011/10/30(日) 01:21:30.07 ID:MGPcbrdW0
ELT久々に聴きたくなったな
610名無しのエリー:2011/10/30(日) 09:34:30.49 ID:zzEvB9el0

初めて買ったアルバムがcommonplaceだった。懐かしい。
611名無しのエリー:2011/10/30(日) 17:34:47.04 ID:LCL2vPWG0
久々に来たらいろいろなレビューが!
てことで、ようやく聴いたアルバムをレビュー。
自分としては珍しいメジャーアーティストのレビューですw


残響リファレンス / ONE OK ROCK

01. Coda
02. LOST AND FOUND (2曲セットで★★★★☆)
1曲目はインスト。だが2曲目を目立たせるために生音を一切使っていないというコンセプトのため、
二曲で1セットの扱いとさせていただく。
さて、1曲で期待させて2曲目は見事なまでのスクリーモである。
しっかりと泣き濡れたメロディラインと歌声を披露しつつ
日本のメジャーアーティストとしては珍しいくらいしっかりしたスクリーモを聴かせている。
こういう風にスポット的に出てくると耳を引くなぁ。
612名無しのエリー:2011/10/30(日) 17:37:08.63 ID:LCL2vPWG0
03. アンサイズニア ★★★
5thシングル。シングル音源は未聴だが、泣き濡れたメロディラインはすごくよく、
若干ポップながらもメタルの質感も兼ね備えている良質な音であり、
それがすごくいい味を出しているように思える。特にサビの爆発力は中々。
メロディラインこそ日本人好みだが、よくここまで海外エモの味に出来たと思う。

04. NO SCARED ★★★★
両A面シングルとなた6thシングルの2曲目。
PSP用ゲーム「ブラック★ロックシューター THE GAME」の主題歌だが、
確かにこれは洋楽といわれても納得できる出来だw アプローチがモロに海外エモバンドだもんw
効果的にスクリームを織り交ぜているのがこれがまた「わかってるな」と思えるアレンジで、
かなりまとまったサウンドになっているのではないだろうか。

05. C.h.a.o.s.m.y.t.h. ★★★☆
メンバー全員で作った楽曲。普通にアンプラグドでも問題無さそうなメロディラインだが
しっかりと湿り気を秘めており、このバンドらしいサウンドになってるかなと思う。
タイトルからして実はカオティックコアに突っ走るのかと妄想したのはここだけの秘密。
(調べたらtakaのご友人のお名前をアナグラムにしただけだそうで)
多分、Funeral For A Friendが好きな人にはたまらない曲ではないかと。

06. Mr.現代Speaker ★★★★
次はどこかへと旅立つ友人を送り出すかのようなアプローチ。
takaのヴォーカルが特にそうで、本当に遠くにいる人へ向かって歌っているように聞こえる。
こういう曲こそエモと呼ぶにふさわしいんじゃないかと、個人的に思う。
613名無しのエリー:2011/10/30(日) 17:50:14.54 ID:LCL2vPWG0
07. 世間知らずの宇宙飛行士 ★★☆
珍しくシンセベースっぽいギターの鳴らし方をしてるな。
音もどこかニューウェーブとかサイケデリックロックみたいな感覚に似ている。
多分、バンドとしては初の試みだろうなと思ったらその通りだった。
実験的な曲は歓迎だがちょっと評価しにくい。

08. Re:make ★★★☆
両A面シングルとなた6thシングルの1曲目。
音数をシンプルにした分、深みのあるミックスにしたような気がする。
ストレートなサウンドになっているのでノリを重視する人に向いているのではないだろうか。

09. Pierce ★★★
珍しくピアノを用いたバラード。
バンドらしい濡れ具合が心地よい曲となっており、この曲でようやく後半かなと思える。

10. Let’s take it someday ★★★
珍しくストレートでブルージーなロック。takaの声質で忘れそうになるけどw
かといってそれほど荒々しいミックスはしておらず、
なんというか、大理石のような石が転がり落ちてくるような感じといえばいいだろうか。
こういうタイプはすごく珍しいな。ただ、ちょっとtakaに合うのはもう少し後かな。

11. キミシダイ列車 ★★★
ラストはポップなエモ。多分、普通の人にはこっちが聴きやすいんじゃないだろうか。
普通のロックバンドなら「おおっ、かっけぇ!!」と思うのだが、takaの声質(歌い方)のせいか
素直にそう思えないのが悲しいところ。もう、すっかりエモい歌い方が染み付いたんだな。
614名無しのエリー:2011/10/30(日) 17:57:20.18 ID:LCL2vPWG0
総評 ★★★☆
ONE OK ROCKにとっては5枚目となる、現体制初のアルバム。
こうして聴くと本当にエモだとわかる声と音質だなと思うのだが、
やっぱりポップなメロディが足を引っ張っているように思えてしまう。
というのも、takaの声質がモノの見事にエモ声だからだろう。
このタイプの声は泣きのメロディに強い反面、ポップな曲がうたいにくいという弱点を内包しており、
今後、ポップな曲を作るとなればメロディラインや音選びに十分注意する必要があるだろう。
とはいえ、彼らの場合は十分に本格的なエモやスクリーモだけでやっていける実力があるんで
スパイス程度に作るくらいで十分ではないだろうか。それを再認識できるアルバムかな。
615名無しのエリー:2011/10/30(日) 20:29:50.83 ID:/SQLmUGQ0
>>614
616名無しのエリー:2011/11/07(月) 16:39:06.33 ID:0BJ8jVWZ0
FIRE ARROW/JELLY→ 2008年4月23日発売

01.FIRE ARROW  ★★★★☆
いままでのJELLY→には無いタイプだが、いままでのキャリアで最大の名曲
だと思う。ライブのアレンジとのギャップによって、このバンドの良さ
が伝わってる。
ドラムのイントロがムードをあげていていいね
ヤフミの歌詞の言葉遊びはここから加速していく。
個人的にはライヴVerが糞カッコヨスかった。ヴァースで
ダッダッと止めるアクセントによって曲に特徴を付けている。

02.SECONDS TIME BOMB ★★★★
最初はムード歌謡のように歌い上げていてしんみりくる雰囲気だが、
さすがに蛇足。なのでマイナス1点
サビが若干急転調で疲れる。ドラムとベースがいいねこのバンドは

03.BLACK BRIGHT CROWS ★★★☆
まるでブランキーのようにメロディの間にリズミカルな
歌い回しがスカッとする(言い過ぎかも・・)だが佳曲といった所

04.回転未来 ★★★★★
メロディが最高。最初の歌い回しの這い上がるようなテンション
はつられて歌いたくなるほど気持ちいい。ある意味癒し曲。
やっぱり、ロック色ばかりじゃなくこういう叙情な詞とメロディを
あわせるところはさすが。ここから7曲目までのながれもまた最高
617名無しのエリー:2011/11/07(月) 16:40:01.74 ID:0BJ8jVWZ0
05.体温計 ★★★★★
おそらくヤフミの少年時代の歌らしい感じかな?ベースが最高の仕事を
してくれている・・・いや全部がだな。これも詩と曲があってる。
アットホームな情景が思い浮かぶ。でもくどい(笑)
ヤフミの声域は狭いが、それを差し引いてもコードがいいので、違和感なし。

06.たった ★★★★★
JELLY→初のラブソング。後期の名曲。
ギターが完璧にパンクじゃない。かなり凝ったアレンジで、何重
か重ねたギター音はメロディラインを洪水のごとくにいなしていく。そんな感じ
「また 逢えたら たった一度のワルツを」歌詞もパンクじゃねぇなwww
618名無しのエリー:2011/11/07(月) 16:53:28.00 ID:0BJ8jVWZ0
07.ストロボの種 ★★★★☆
少しさっぱりしたような印象。歌詞が哲学
リフは最強。ドラムセンス良すぎ。ここでやっとパンクらしい曲

08.Q.I. ★★★★
こちらはリフがオルタナっぽい。声が曲の緊張感をつぶしてる。
でもサビが渋い。ストロボのような同じタイプの曲が前に来たから
メドレーみたいな感じになっている

09.MY惑星 ★★★★★
ディレイが神秘的な演出に打っている。ヴァースの神秘的で不安定になる
部分から一気にサビにたたみかける緩急のわかりやすさが逆にいい。
もっと評価されるべきだと思う。このバンドは・・・
ローカルバンド並みに知名度低い(涙)

10.××PON ★★★☆
「キューピィーマヨネーズのぱくり」。一言で表せと言われたらこう言う。
この曲はライブでの「変身キャンディ」とのコラボが最高に盛り上がる。
変身→ペケ→変身の流れはホントに並大抵のバンドにはできないアレンジ。

619名無しのエリー:2011/11/07(月) 17:07:56.02 ID:0BJ8jVWZ0
11.変身キャンディ ★★★☆
前の曲とは正反対にダークなリフが出る。躁鬱のようにこのアルバムのテンション
は激しい。その例を出した典型的なヘヴィロック。疾走してるが、
よく聞くとグルーヴ重視であるのがわかる。

12.JOHNNY CHANCE ★★★☆
全体的に曲がどっちつかず、中途半端にふわつくメロディは
最後まで安定しない。歌詞もネタ切れ感が否めない。

13.OUR LOOOONG ROAD ★★★
ラストを飾る哀愁なアルペジオに「これからの決意」をつづっていくつもり
・・・・・だった・・・のに。数か月後にドラムがあんなことになるなんて

総評:★★★★★
悪魔で歌や声量にかたよったレビューなので、気にしないでください。
JELLY→最後の7thでまさにこれからという感じのエネルギッシュな珠玉の名曲が隠れている
名盤。かれらのこれまでのキャリアのなかでも最高傑作だと思う。アレンジも細部までこだわっており、どの曲も洗練されている。1stの頃のような、ツンツンファッションのような悪がきかぶれのメンバーの
面影はみじんも無いといっておこう。たぶん1stのあとにこのアルバムを知らない人に聞かせたら、
あまりの音楽性の変化と成長に戸惑いを隠せないんじゃないかと断言できる。
620名無しのエリー:2011/11/08(火) 01:08:56.15 ID:9c9capAa0
621名無しのエリー:2011/11/08(火) 11:54:32.27 ID:JdDaYZMP0
初レビューです。MONKEY MAJIKのレビューが少ないようなので書き込ませていただきます。
まずは空まるから。

空はまるで / MONKEY MAJIK

1.空はまるで ★★★★
代表曲。聴いていると脳裏に青空が広がる爽快な曲。もうちょっと盛り上がりもあってもいいと思うけど。

2.No Snow In December ★★★★
地球温暖化を歌った曲。これも聴いていて心地よい。すごく個人的な話だが、年中雪が降らない町に住んでいる自分としては共感できる。

3.光朝 ★★★
未来について歌った曲。すごくバランス良く日本語と英語が交錯している。英語のサビが聴きどころ。

4.Picture Perfect ★★☆
m-floとのコラボ。VERBALのラップが個性が強くあまり好きではないけど。

5.卒業、そして未来へ。 ★☆
SEAMOとのコラボ。卒業ソングだが、正直SEAMO要らない気がする。彼の日本語ラップはモマジと相性よくない。
622名無しのエリー:2011/11/08(火) 11:55:26.63 ID:JdDaYZMP0
6.Change ★★★★★
吉田兄弟とのコラボ。ここまで完璧な「和洋折衷」の曲はそうそうないのでは。イントロの三味線、Blaiseのラップは本当に痺れる。
7.フタリ ★★★☆
全編日本語のバラード。Maynardの声はこういう曲に非常に合うし、サビのハモリも美しい。
8.LONG SHOT PENNY ★★★☆
ギター1本から始まって、なかなかドラマチックな出来。ラストのベースソロも刺激的。やっぱりDICKのベースは秀逸。
9.Pretty People ★★★☆
ダンサブルな曲。ハンドクラップも交じえて、聴いてて楽しい。
10.願 ★★★☆
未来に向けた応援ソング。1サビの直後の部分が好き。
623名無しのエリー:2011/11/08(火) 12:02:21.21 ID:JdDaYZMP0
11.スマイル ★
これは長い割に単調な出来なので個人的にあまり好きではない。
12.Maybe ★★☆
ラテン系ロックチューン。決して出来は悪くないが、アルバムの終盤なうえにMaynardソロで少し地味な印象。
13.I miss you ★★
ピアノ・ギターでまとめたシンプルなバラード。これも悪くはないが、個人的には少し冗長な印象。
14.Around The World +Go!空 ☆
お遊び曲・・・まあこれにまともな評価をつけること自体ナンセンスだが。
15.ガンダーラ ★★☆
カバー曲。さすがに原曲には及ばない・・・というより及んではゴダイゴに失礼か。メンバーもリスペクトしているのだから。

総評:★★★☆
このアルバムはメジャーな曲をすべて前半に持ってきたせいで尻すぼみ感が若干あるが、
バラエティに富んだ良作だと思う。
演奏があまり上手くないという批判も中にはあるが、自分は彼らの曲には動かされるものが大いにあった。
やはりメロディセンスは卓越していると思うし、邦楽らしさと洋楽らしさを兼ねそろえたボーダレスな音楽性は彼らの魅力。
(★2点、☆1点の10点満点。)
624名無しのエリー:2011/11/08(火) 12:36:11.68 ID:JdDaYZMP0
改行入れるの忘れてました。読みにくくてすいません。

thank you. / MONKEY MAJIK

1.turn ★★★★★
シンプルながら心に響く曲。力強いベースが痺れさせる。ハモリも綺麗だし、なんといっても奥深い歌詞が印象的。taxは作詞センスがある。

2.another day ★★★★☆
打ち込み系のヒップホップ。爽快さと哀愁が交錯した一曲。スクラッチも刺激的。

3.thank you ★★★
表題曲。個人的にはそれほどでもないが、後半のとんでもない早口のラップはやっぱり圧巻。

4.on and on ★★☆
シンプルなロックチューン。少し淡白な印象でもあるが。
625名無しのエリー:2011/11/08(火) 12:36:49.22 ID:JdDaYZMP0
5.雪合戦 ★★★☆
タイトルと内容のギャップがユニーク。重厚なロックで、長めのアウトロもインプレッシヴ。

6.fly ★★★★★
メジャーデビュー曲。クールなドラム&ベースも心地よく、壮大なサビは何度聴いても心に響く。

7.between the lines ★★☆
軽快なロックチューン。M-4と同じく少しインパクトが薄い気もするが。

8.all by myself ★★★☆
どことなく哀愁漂う曲で、心に染みる。
626名無しのエリー:2011/11/08(火) 12:43:28.29 ID:JdDaYZMP0
9.delayed ★★★
静かながら刺激的な一曲。歌詞がなんとなく哲学的な印象。

10.Around The World ★★★★☆
西遊記の主題歌。もはやモマジの代名詞でもあるが、実は彼らの曲の中では変り種のタイプに属する。しかし何度聴いてもテンション上がる曲である。間奏のチャイニーズサウンドも絶妙にマッチしている。

11.STAY ★★☆
この曲のみ先代ベーシストの作詞。taxの詞とはまた一味違った良さがある。

12.種 ★★★
大切な人へのメッセージか込められた曲。すごくハートフルだし、後半のラップも心地よい。

総評:★★★★
空はまるでより前の作品だが、こちらの方がアルバムとしてはバランスが良い気もする。
ロックテイストの強い曲中心で、MONKEY MAJIKらしいアルバムとも言える。
自分は音楽について決して博識なほうではないのでレビューの表現がワンパターンですがそこはご容赦を。
とりあえず読むよりも実際に聴いていただきたい。
(★1点、☆1点の10点満点。)
627名無しのエリー:2011/11/08(火) 13:10:55.48 ID:JdDaYZMP0
TIME / MONKEY MAJIK

1.ただ、ありがとう ★★★★
大切な人に贈る、末永い幸せを誓う一曲。こういう曲こそが、彼らの音楽の核心。

2.あいたくて ★★☆
失礼、空はまるでやTogetherはCMで流れてすぐに「おっ、MONKEY MAJIKだ!」とわかったのだけど、
この曲は何度CMで聴いてもしばらく気付かなかった・・・。
もちろん愚作ではないが、あまり彼ららしくない気がする。

3.Together ★★★★
これも大切な人へのメッセージソング。心地よいメロディもそうだが、DICKの力強いベースが特に秀逸。

4.goin' places ★★★★★
すごくテンションが上がるロックチューン。英語の曲の中では一番好きかも。
628名無しのエリー:2011/11/08(火) 13:11:44.60 ID:JdDaYZMP0
5.brokedown ★★★
失恋ソング。少し盛り上がりが薄いが、ジャズテイストが新鮮。

6.Closer to you ★★★☆
片想いを歌った曲。ツインギターがインプレッシヴ。

7.bicycle ★★★☆
thank you.に収録の雪合戦と似たようなタイプの曲。

8.あかり ★★★
M-2と同じくメロディがあまり彼ららしくない気がするが、歌詞がすごく良い。落ち込んでいるときには是非聴きたい曲。

9.fall back ★★★
失恋ソングだが、聴いていて爽快な気分になる。
629名無しのエリー:2011/11/08(火) 13:20:15.75 ID:JdDaYZMP0
10.WEEKDAY ★★★★☆
一週間を歌った曲。抜けるようなサビがすごく印象的。ドラムも良い味を出していると思う。

11.MORNING-EVENING ★★★★☆
辛いとき、こういう曲を聴けば頑張れそう。

12.地球 ★★★☆
アコギのサウンドが、聴いていてなんとも美しい。ハンドクラップも絶妙にマッチしている。

13.美しい想い出 ★★★
Maynardの透き通った声がやはり、聴いていてホッとする。アルバムの最後に相応しい曲。

総評:★★★★☆
本アルバムはシングル曲の比率が高く、新鮮味は薄いが、曲のクオリティは空はまるでよりもパワーアップしている。
よりハートウォーミングな曲の揃ったアルバムとなっている。
(★2点、☆1点の10点満点。)

3アルバムも連続で失礼しました。いま被災地で精力的にボランティア活動を行なっていることからも、
MONKEY MAJIKのメンバーがいかに優れた人間性の持ち主であるかがわかるはずです。
630名無しのエリー:2011/11/08(火) 17:21:30.45 ID:4i4/W0ST0
乙だけど最後の言葉は余計やで
631名無しのエリー:2011/11/08(火) 17:30:08.00 ID:JdDaYZMP0
失礼しました。あくまで「曲」の評価ですからね。
次回から気を付けます。
632名無しのエリー:2011/11/08(火) 17:48:46.62 ID:FRvkv7V6P
斉藤和義/45 stones

1.ウサギとカメ ★★★★
ドラムが印象的なイントロから始まる横ノリの曲。
一曲目にして、今作で特徴な社会風刺がもっともうまく機能している作品。
やっぱり一歩引いた表現がうまい。「結局どっちが勝ったんだっけな」ととぼけてみせる。
「今夜帰ったらあいつに聞かせよう」とは息子のことか。
楽曲的にも、楽器の入り抜きがうまくいい出来。この人のスライド好きだわ。

2.桜ラプソディ ★★★
ブルースロック的なリフで始まり、ボコーダー? のコーラスが絡む一見さんお断りな雰囲気の曲。
メロディとか美しいのだが、リバーブかかりまくりだったり前述のコーラスやらであまり耳に入ってこない。
ソロのギターも上手いのだがドラムの音がでかくてよくわからない。
まあそういう音作りだと言われたらそれまでだが、自分にはあまり合わなかった。
歌詞は抽象的だが、何かに怒っている。

3.Would you join me? ★★☆
変な質感のリズムギターが耳を引く、やはりハードロックよりの曲。
歌詞をみると比較的平和なラブソング。正直地味。
Bメロの上がっていくパターンがその中でもいいか。でもそこありきの曲だろうからプラス評価はしない。

4.猿の惑星 ★★★★
来ました社会風刺ソング。ドラムとアコギが基本のアコギロック。「レノンの夢も」あたりに雰囲気が近いか。
東電含め、色んな猿たちに喧嘩を売り、サビが「ウキキッキのキ」
ふざけているようで遊びのクオリティではない。
633>>632 STONESは大文字でした:2011/11/08(火) 17:50:49.88 ID:FRvkv7V6P
5.負け犬の詩 ★★★★☆
突然トム・ウェイツ的なミディアムテンポのシャッフル。
「ニューヨーク」に雰囲気が似ている。
ただ「ニューヨーク」がマニアックに攻めすぎな感があるのに対し、
これはきちんとBメロしてるし、サビしてる。良曲。

6.虹が消えるまで ★★★
アコギ弾き語り。ライブではいいだろうがCDだと平凡かな。
あと「トレモロ」と若干かぶってるうえに、個人的判断では「トレモロ」に劣る。
作詞が斉藤和義ではない。確かに多少違和感を覚える。
虹がテーマなら虹を連呼しないよね、斉藤和義は。

7.オオカミ中年 ★★☆
「猿の惑星」以上に社会風刺色が濃いリフものロック。「NO NUKES!」って言っちゃってる。
ただ、歌詞の個性に勝てるだけの楽曲の力がない。
色々やってはいるんだが、ないと思う。
歌詞もまあ、言葉の選び方とかはうまいんだろうが、ストレートすぎる気がするし…
いろんな意味で衝動性に溢れた曲。

8.ボクと彼女とロックンロール ★★★☆
愛するロックンロールを描いた曲。
電車の中で女の子が聞いてたロックンロールに触発されてレコードを買い、はまる。スラムダンクかよ。
まあ古いロックが好きなんだろうし、それゆえに色んなアイデアが聞ける。

9.雨宿り ★★★★☆
ある意味オオカミ中年以上にやっかいな、ピアノ弾き語り曲。
マイナー曲のうまさは相変わらずで、またアルバムの中にこの類の曲はないので、楽曲的にはアルバム内のハイライト。
なのに同時に、社会風刺テーマの曲でもあるのだ。
キヨシロー? と思わしき故人に対して社会を語るという工夫がしてあって、それ単体でも生きていける楽曲であるにも関わらず、
地震の曲、社会風刺の曲としてしあがってしまっているのがなんだかな。
もう少し普遍的なところに持っていけなかったものか。
でも本人的には地震の曲を書きたかったのかもしれないし。ファンがジレンマな曲。
634>>632 STONESは大文字でした:2011/11/08(火) 17:51:52.96 ID:FRvkv7V6P
10.おとな ★★★★
癒されるミディアムテンポのフォークロック。
「すすめ なまけもの」に近いか。
スライドギターやハーモニカが飛び出し、まさに斉藤和義。一人バンド編成だし。
アルバムラスト間際にはいいかと。

11.ギター ★★★☆
まさかのウクレレ。
ギターを弾いたときの喜びを歌った歌。
ドラムの音がちょい重い気がするけどまあいいか。2番の怒涛のフィルは楽しくていい。
前曲に続き、こうやってアルバムのバランスを取ってるんだな…

総評 ★★★☆
東日本大震災に際して、一人の人間として怒りや悲しみを歌った作品。
というとベタすぎてあれだが、しかし実際にそういう作品になっている。
「歌うたいのバラッド」で「愛してる」の一言をあれ程もったいぶってみせた人物とは思えないほど、ストレートに東電やらについて歌う。
正直いつもの路線のほうが好きなのだが、
そして過去の楽曲とかぶる曲が多いなど作品として弱点があるのも確かだが、
「サージェント・ペパーズ」が楽曲的に弱いながらも(?)コンセプトでビートルズの代表作になったように、
その雰囲気でもって斉藤和義の代表作になるかもしれない一枚。
実際、よく売れているみたい。入門には向かないような気がするが…
635名無しのエリー:2011/11/08(火) 20:59:02.18 ID:4i4/W0ST0
東電批判か、興味が湧いてきた


そろそろ次スレだな
636名無しのエリー:2011/11/09(水) 11:10:10.79 ID:5xra4T7a0
こんな調子で自分もどしどしやってきます

KISS MY WAY/JELLY→ 2002/6/23発売

01.ALL STAR ★★★★
あがってくようなイントロは勢いがあり、このアルバムのテンポにつながる。テーマ「希望」にふさわしいスタート曲

02.STAY BY MY SIDE ★★☆
個人的に捨て曲。よくはできてるとは思うけど、このアルバム唯一のパンク曲

03.ブリキのココロ ★★★☆
ストーリー仕立てで、年代もののブリキがフランス人形に恋するが、
どうしようもない障害に押しつぶされるやりきれない内容だが、わりと曲調があっさりとしている。
歌詞の内容を省いてないせいか、サビでの少々無理やりな展開がキズ。

04.REVOLVER ★★★
歌は下手だが、パンクとしては○
Aメロがながすぎ・・・ でも青春パンクみたいになあなあなコード展開じゃないので良曲だと思う
637名無しのエリー:2011/11/09(水) 12:15:41.90 ID:5xra4T7a0
05.Vibrant feel it ★★★☆
序盤のあっさり感と中盤でのリヴァーヴがかかったギターとのギャップが緩急がついている。

06.PLATINUM ★★★★★
ギターがなにかで歪んでいる。ドラムのリズム感が盛り上がりを上げる。
ヴォーカルも非常にテンションが高い。時間もまとまっていて安定している佳曲といったところ。

07.HERO ☆
適当に歌詞をつづっていて退屈。捨て曲その2

08.フォルム ★★★★☆
ライヴでは盛り上がりそうにないが、歌詞は最高だし、ベースが作曲しているので、
ベースラインがグイグイ引っ張っている。HEROは駄曲だったが、あの間がなかったら
流れ的に印象が残らなかったと思う。皮肉なことにw
638名無しのエリー:2011/11/09(水) 12:23:39.86 ID:5xra4T7a0
09.PRETTY VACANT(ボーナス) ☆
グレン・マトロック公認カバー。しかも本人出演してるしww
パンクへの愛があるというだけはわかった。そんなに価値はなし。

総評:★★★★
EMIから青空レコード(倒産)へ移籍してからの3rdアルバム。いままでのスリーコードでノリ重視のパンクは少なくメロウ重視の多いアルバム。
ここからヤフミのボーカルスタイルが著しく変わっていく。黎明期といったところ。
そして追い打ちをかけるごとく、その年のツアー対バンでの事故により会社をクビになる。
そしてその六年後に再デビューを果たしたが、ドラムが何を血迷ったか幼女に「チョメチョメ」(死ね)といった行為をして解散。
コーヘイ尊敬してたのに・・・
このバンドにはホントに同情するよ・・・
639名無しのエリー:2011/11/09(水) 12:40:17.48 ID:5xra4T7a0
BE SILENT FUCKIN' RIOT 2003/7/20発表

01.アロワナ ★★★★☆
かなりの良曲。やはり一年前の事故での自粛がバネになり、一気に曲に発散されたようにカッコよさを煽る。
男らしいねこういう曲。

02.SEXしてない ★★★★★
こちらも完成度高い。いままでの疾走系で一番最強。ベースラインがビートルズっぽい。

03.イノセント ★★★★☆
ベースがかなり成長している。ギターはおそらくエフェクターは未使用。
ノリの良いハードコアパンク。ここまでの流れは圧巻だ。

04.VIDEO CAN'T KILL MY LIFE ★★★☆
ここまで激しい曲で引っ張ってきて、突然1stっぽい感じのやつにww
ギャップがわかりやすいので、流れ的に素直に聴ける。

05.SECRET SERVICE ★★★★
キラーチューンが見え隠れしていて、ギターの緊張感が調和している。
ホントにいままで聴いてきたバンドじゃないような要素がありすぎる。
おもちゃのピストル(笑)
640名無しのエリー:2011/11/09(水) 12:41:52.20 ID:5xra4T7a0
書き忘れました。JELLY→です。スイマセン
641名無しのエリー:2011/11/09(水) 13:10:14.20 ID:5xra4T7a0
06.MALIBU & COKE ★★★★★
こちらはメロディ重視の歌もの。懐かしい曲調な感じが漂う。
歌詞はアメリカの歌っぽい?この曲でこのバンドの世界観がひろがった。
パンクじゃないが。

07.BE SILENT FUCKIN' RIOT ★★★
レッチリぽいファンク。アルバムの中では唯一浮いてる曲(いい意味で)。
語感のセンスが光る。内容をまじめに読むとぶっちゃけるとかなりイっている。

08.Freedom will be there ★★★★☆
メロとハードが両立していて、コード進行が良い。
歌詞はヤフミが病院での葛藤を書いていて、人によっちゃあ泣けるかも
642名無しのエリー:2011/11/09(水) 18:14:21.87 ID:DqO/7eQH0
09.VELVET SNOOZER ★★★★
ユータロー作曲のスリーコードパンク。
これもコード進行がいい。前向きな曲調がうりだねこのバンド
歌詞も前向き。リストラされてもこれ一曲で生き返れる気がする。非常にキャッチ―なのもウリ。
タイアップしてもおかしくないぐらい最高  
 
10.素晴らしき若きロクデナシ ★★☆
妙にいそいそしくあばれるドラムとベース。気分がいっぱいいっぱいで精神的にやられてるときには
あんまり聞きたくない曲。

11.I want someone everytime,want anyone everynight ★★★★
見た目はパンクなのに、酒井泉水レベルの励ましの歌詞が突き刺さる。
このバンドが謹慎中にどれだけバンドを死ぬほどやりたかったのかをタイトルで既に
つづっている。

総評:★★★★☆
JELLY→のレコード会社解雇後の一年後に何かに怒りをぶつけるかのようにリリースされた4枚目だが、
非常に曲の鋭さが前作以前にきわだっている。疾走系が大半だがその中で歌詞に深みが増している。
インディーズになってからの彼らの音楽に対するどん欲さが培われてきた瞬間をこのアルバムで体験できる。
特に01から03までの流れが秀逸で、短すぎず長すぎずの微妙な間に起こっているメンバー同士の衝突が繰り広げられ、
まさに天然と直感だけで作られたようで、妥協のないかっこよさだ。
これだけいろんなジャンルを自分たちにうまく落とし込んでいるとほんとに音楽だけに生きている人間にしか出せない衝撃があるのかと思ってしまう。
643名無しのエリー:2011/11/09(水) 18:29:10.00 ID:DqO/7eQH0
だれか小林太郎のニューアルバムとboredomsのチョコシンレビューやってくれる人いませんかぁm(_ _)mよろしくお願いします!!!
644名無しのエリー
夢の修理屋 下準備/Laid Back Ocean   2010/12/1発売

01.Intro 

02.カップラーメンジェネレーション ★★★★★
個人的にはメジャー盤がいいが、これもデモの段階で変わっていないのでいい
LBOの正式なデビュー曲。メンバーのドラムがぬけたので少々不安だったのだが、杞憂だった(笑)
ピアノのイントロの哀愁は夕日が目に入ってきそうなくらいはかない。このバンドからパンクじゃなく
ウーバーのようなミクスチャーになっている。ヤフミも歌が上手くなったし、ユータローのベースはより
トリッキーになってきた。通販限定が惜しい!

03.STAR RAIN 空のおちこぼれ ★★★★★
バラバラな曲調の展開を上手くつなげている。サビの前のアンビエントがたまらない。
ピアノがすごい頑張っている。ヤフミはよく発掘してくれたと思う。ギターのエフェクターもJELLY→
の時に比べ、いろいろ増えている。また一皮あげたカズキのメロディセンスが特筆。

04.こんな僕らがたたかうべきもの ★★★★☆
歌詞に出てくる「あいつ」とはもちろんあいつのこと。ドラム出所しても悪さすんじゃねぇぞ・・・
前にもドラムに結婚祝いで曲を作ったこともあったな。
ベストアルバムにも入ってるし、それほどメンバーもコーヘイの事まってるのか・・・

05.Outro

総評:★★★★★
JELLY→を解散した二年後に復活した、元メンバーに含め、ピアニストの○貴と
おそらく固定メンバーのSEIJIで結成したLaid Back Oceanの通販のみの2000枚限定でのリリース音源
内容は途中経過を報告するためか、デモ音源のみ収録。UVERでのコネもあるだろうが、プロデューサー
は平出悟。2000枚すべて完売もうなずけるほどの完成度を誇り、もう来るとこまできたなという感じ。
いままでいっぱい不祥事起こしてるのにこのバンドが日の目を見るというのはやはりいろんな関係者から信頼されている証だと思う。
今度こそ誤りはないと思いたい。まだ規模も小さいので、これからどんどん大化けしていく可能性大。
TAKUYA∞と一緒に日本の音楽業界を変えてくれることを祈ろうじゃないか!(涙)