1 :
名無しのエリー :
2008/10/26(日) 14:42:57 ID:XIugFXgi0
2 :
名無しのエリー :2008/10/26(日) 14:43:05 ID:XIugFXgi0
3 :
名無しのエリー :2008/10/26(日) 14:43:25 ID:XIugFXgi0
4 :
名無しのエリー :2008/10/26(日) 23:15:35 ID:qeNVcjMb0
>>1 乙
それにしても最近レビューが少なめで寂しいな・・・
時間が空いたら書いてみるかな
5 :
名無しのエリー :2008/10/27(月) 00:00:05 ID:lqQV9Nwo0
新スレ記念 RYTHEM「23」 1. 東京メトロガール ★★★ 前二作からの流れで聴くとがっかりする人も多いのでは? 例えるなら、田舎にいた清純で無垢な可愛い女の子が上京して 数年後に再会したらケバいギャルになってた、みないな感じ 全体的にユルいテンションで進んでくミドルチューン スイーツ路線変更したRYTHEMをある意味物語る一曲でもあると思う 2. Love Call ★☆ 新境地、と言えば聞こえはいいですが、んなもの必要ない 最近名前をよく聴くキマグレンとのコラボレーションなのだが、 この二組が合わさっても素敵な化学反応が起こるはずもなく R&B風J-POPお花畑といった感じです、男の歌唱が入った時点で聴くにも値しません 3. 猫背-original- ★★★☆ 「本当はつらくて泣きたいくらい くらい Cryなのに」という詞のセンスはおいておいて 失恋の哀愁漂うバラード、ハモリも綺麗 4. 首すじライン ★★★ RYTHEMが完全に大塚愛になりきっています 詞、歌唱、世界観、さらにPVでは容姿まで大塚愛で、 「あなたが小石食って〜」あたりでも意識してるのかなあ?といった感じ みんなちがってみんないい、と言ってやりたい一曲 とはいえハモリはやはり綺麗だなあ
6 :
名無しのエリー :2008/10/27(月) 00:01:36 ID:lqQV9Nwo0
5. 夏メロ ★★★ 序盤から続く恋愛詞+ミドルテンポバラードがここまで続けば 流石に嫌になってきます なんとなくタイトルから想像つく通り、 「RYTHEM、つまらなくなったなあ」というのを改めて実感してしまう 6. アイシカタ ★★★ サビは他にくらべややキャッチーですが、 あまりに曲調が似通いすぎて初聴では区別がつかないレベルかと… 7. SMILE ★★★★ やっぱり個人的にはYUKAの書く曲の方が好きだなあ 1〜6まで延々と続いたYUIの恋愛詞に嫌気が差した頃 曲調はやはり似通いつつも、何となく心地よさを感じる 8. Joyful ★★☆ 酔っ払いすぎ 一昔前のPUFFYというか、奥田民夫的な気だるさとやさぐれ感 同じ曲をテンポアップして2回繰り返すという まあお遊びでやっちゃったあ、てな感じのフザケた曲
7 :
名無しのエリー :2008/10/27(月) 00:02:47 ID:lqQV9Nwo0
9. Like a Friend ★★★★ Jazz風のスキャットが入るメロディアスな一曲 ちょっとスカした感じのブラスといい、 うん、こういう新しいのは素直にいいと思う 10. Bitter & Sweet ★★★★ YUKA曲、またしてもミドルテンポラブバラードだが、 これくらいの水準なら非常に聴いていて良いと思える ただPVの妙なドラマは見ていて痛々しいというか… 11. あかりのありか ★★★★★ 「鏡にむかって頑張れ私!」という スイーツ(笑)のコピペ定番とも言える様な内容のアレな詞なのですが ここにきてやっと2nd「夢現ファクトリー」の頃を彷彿とさせる アップなナンバー、RYTHEMらしいし、これでいいんだと思う 特に「立ちはだかる困難難題、飛び越すのは無理難題」ってなんか好き 12. ~interlude~ 時曲へのinst、何故分ける必要があったのか 13. Banana moon ★★★★☆ RYTHEMも大人になったんだなあ…と何ともしみじみとさせる 壮大なテーマをあえて無機質というか、非現実的なサウンドにのせている やはりどこか神秘的かつファンタジックで、以前のRYTHEMを思わせる
8 :
名無しのエリー :2008/10/27(月) 00:03:51 ID:255a3TcP0
14. Love Call (DAISHI DANCE REMIX) ★ REMIXとは言えど何一つ壊されてないというか、 ボーナスとはいえまったく収録する必要性の感じない一曲 総評:★★★☆ 「ウタタネ」「夢現ファクトリー」というナイスな良盤を出してきた彼女らですが おそらく3作の中では最もレベルも完成度も低いと言わざるをえません 主な要因は@詞が恋愛に偏りすぎ、かつ浅すぎるA曲調が似通っているBハモリがやや弱い 特に1〜6の流れは単曲ならまだしも、通して聴くにはキツい 作品全体を通してもミドルテンポ・ラブバラードが半数以上を占めており それでいてシングル「桜唄」「蛍火」はベストに備えて未収録というのは如何なものか 極めつけは「Love Call」という謎かつ地雷が(2つも)設置されていること 挑戦は結構ですが、個人的にはみんなのうた「WINNER」の方がよっぽど好きです 収録するにしてもRYTHEM Only Versionとかにすればいいのになあ…ラップとかいらないよ 散々言いましたが、これまでの幻想・神秘的、ファンタジック、(2ndにはプログレの要素もあった) こういったRYTHEMの魅力であり武器でもあったものがこの作品では悉く失われてしまった 2人にはハモリがあるからよっぽどのことがない限り駄曲にはならないのですが とはいえ「あかりのありか」「BANANA MOON」を聴くとまだまだ見限るには早いとも思った 無理しない限りで路線は戻した方がいいと感じました
9 :
名無しのエリー :2008/10/27(月) 00:38:50 ID:BSfMEDDEO
>>1 >>5-8 乙
懐かしいのひとつ投下。
勝負師(ギャンブラー)/シャ乱Q
1.さんざん言ってんだぜ ★★★
しゅう作曲の、アルバム一曲目にしては渋くて大人な感じの曲。
つんくの歌い方も、囁くような感じでムードあり。
しつこいまでに女の尻を追っかける、つんくの詞が冴えてます。
終始後ろで鳴ってるパーカッションが印象的。
2.ドラマティックに -'90 DREAM- ★★★☆
後にベストにも収録された、はたけ作曲によるポップな曲。
全盛期のビーイング系っぽいアレンジ。
次にシングルとして切るならこの曲だっただろう。
3.Good-bye ダーリン ★★★★☆
はたけ作曲曲の、個人的にアルバム中一番気に入ってる曲。
つんくの短いシャウトから始まる。
古き良き歌謡曲を感じさせる曲に、別れた恋人への未練を綴った歌詞が乗る、まさにシャ乱Qの真骨頂。
左チャンネルから聞こえる「テテテテテテン」ってピアノがいい味出してます。
10 :
名無しのエリー :2008/10/27(月) 00:39:38 ID:BSfMEDDEO
4.ズルい女 ★★★★ 言わずと知れた、シャ乱Q最大のヒット曲。 イントロは言わずもがな、要所要所に入るホーンがキマってる。 はたけが吹くフルートも曲にマッチしてます。 パーティーソングながら、歌詞はやはり恋人との別れを歌っていてつんくらしい。 5.DA DA DA ★★ つんく作の、気だるいスローテンポなロック。 1と同じく、つんくの囁くような歌が聞ける。 「とにかく女が好き」って気持ちを延々繰り返す歌詞は好き嫌いが分かれそう。 シングル曲に挟まれて、印象としては地味な曲。 6.空を見なよ ★★★☆ 前曲とはうって変わって、初期のミスチルがやってそうなポップで爽やかなシングル曲。 クリーントーンのギターが爽やか感を引き立てる。 ズルい女で付いたケバい印象を中和する曲。
11 :
名無しのエリー :2008/10/27(月) 00:40:26 ID:BSfMEDDEO
7.ROBERT ★★☆ ライブ用に作ったようなパーティーロック。 ノリはいいけど、シンプルなアレンジにより、ズルい女ほどのゴージャス感はない。 間奏に入るハープソロがかっこいいです。 客との掛け合い的な部分が多いので、ライブでは盛り上がるだろう(この先演奏されるのかどうかわからないけどw) 8.俺のこと愛せないとしても ★★★★ 作詞まこと・作曲はたけによる、落ち着いた雰囲気のポップな曲。 歌詞が秀逸で、特に、微妙な恋愛感情を恋人の母親の死と絡めた部分は素晴らしい。 ラストサビでドラムのリズムが速くなるのがかっこいい。 いわゆる隠れた名曲かと。 9.SANAFE ★★ たいせー作曲による、一番はピアノと歌のみという静かなバラード。 間奏に入るエレキギターが切ない。 後半になってからバンドが入る。 いい曲なんだけど、ちょっと地味かなぁ。
12 :
名無しのエリー :2008/10/27(月) 00:41:40 ID:BSfMEDDEO
10.ピエロ ★★★☆ つんく作曲の、シャ乱Qらしいミディアムテンポで歌謡曲風味な曲。 間奏のギターソロからの流れがかっこいい。 空を見なよのラストのピアノをエンディングに持ってくるアレンジが粋です。 11.今すぐ逢いたい ★★★ 激しいドラムソロから始まる、アルバム中最もハードな曲。 こんな曲をアルバムのラストに持ってくるあたり、当時のバンドとしての勢いや充実感がうかがえる。 はたけのHR趣味が全面に出た曲。 総評 ★★★★ ズルい女のヒットで、一躍トップへのし上がったシャ乱Qの5thアルバム。 当時の勢いをそのまま閉じ込めたような作品で、シングル曲に負けないほどアルバム曲のクオリティーも高いです。 アルバムの流れもなかなか練られてて、渋く始まる1からハードな11で終わるのが新鮮。 細かく聴いていくとアレンジもかなり凝ってて、ただ勢いだけで売れたわけではないのがわかる。 現時点でのシャ乱Q最高傑作かと。
13 :
名無しのエリー :2008/10/27(月) 17:24:55 ID:eXf9OC+10
>>8 >>12 乙乙。自分もそろそろ久しぶりにレビューしようかなっと。
14 :
名無しのエリー :2008/10/27(月) 22:02:16 ID:xA3O2SOP0
>>8 >
>>12 乙。リズム確かになんか変だったな
キマグレンとのやつも何と言うか音楽的なことより出会いが欲しかったって感じで
15 :
名無しのエリー :2008/10/30(木) 09:45:22 ID:2ocCXYnl0
>>8 >>12 乙です。
そういや前スレでHEATWAVEの名前見てちょっとびっくり。
いつかやりたいけど彼らのレビューは難しいよね。
というわけで初レビュー
愛内里菜『TRIP』
1.TRIP ★★★★★
「香り」をコンセプトとした本作の幕開けとなるディスコチックなアッパー曲。
メロディは展開は普通だが、愛内のよく通るストレートな声がよく活きるように練られた出来の良いもので、
アレンジがそれをより良いものにしつつ自らも主張するという、理想の形に思った。
鳴りっぱなしのホーンがモロに打ち込み音だが、曲の土台には絡まずテンションの高い音を中心に出しているので
安っぽさがマイナスではなく、むしろ今作全体に流れる「手軽に手に入るレプリカ」的な雰囲気を体現していると感じる。
間奏のピアノソロがまさに唐突な登場なので多少面食らうが、激しさに圧倒されるのでOK。
クレジット見るとピアノじゃなくキーボードテクニシャンって書かれてる。そんなのあるんだ・・・。
めくるめく展開にテンションも上がる、理想的な一曲目。
ところで「TRIP」と「香り」という2つのテーマってどう結びつくんだろ。ヤバい想像しかできないんだけど・・・
2.Harmony ★★★
ポップなお手軽テクノチューン。出だしからPerfumeを連想するのは間違ってないと思う。
電子音だらけの中でアコースティックギターが聞こえるアレンジも、最近で言えば非常にPerfume的。
ただし彼女らの曲のように、曲の中のある1つの音だけが耳にこびりついて離れないというのではなく、
各々の音が角を立てずに曲という基礎に馴化している感じ。そこだけ見ればcapsule的なのだがこの音の重ねようは
どっちかというとPerfume。ありていに言えば彼女らより耳障りが良く、余程飛び道具に頼らず寄った作り。
3.I believe you 〜愛の花〜 ★★☆
次はお手軽に壮大でベタなバラード。タイトルもタイトルながら、オルゴールでの始め方、メロディ、
ストリングスやピアノ、盛り上げ方、何から何までもれなくベタ。そして音の1つ1つはやっぱり安っぽい。
愛内の歌によって頭半分くらい格を上げた印象がある。やはり彼女の声が一番通るのはバラードか。
16 :
名無しのエリー :2008/10/30(木) 09:46:50 ID:2ocCXYnl0
4.Mint ★★★★☆ 今作随一の爽やかさを持つお手軽ダンスナンバー。全体を優しく包む、そよ風のような シンセストリングスが心地良い。ベースは特筆すべきものはないが、音圧が丁度よく、休符を上手く取り入れたリズムが 曲をよりダンサブルに、より爽やかに、より心地よく仕上げている印象を受ける。 メロディはよく動き、音符も程ほどに詰め込まれていて、まさにダンス系でしか有り得ないメロディという感じ。 様々な電子音が控えめにクルクルと入ったり消えたりする様も楽しい。目立たないがギターも軽やか。 シングルA面らしい風格はなく一聴した印象は薄いが、全く聞き疲れず飽きが来ない、予想以上の曲。 5.PARTY TIME PARTY UP ☆ ある程度の安っぽさが支配している今作の中で、安っぽいのにも程があると言いたくなる曲。 まずメロディがダメ。特にABメロは休符の取り方、微妙な音程といい意味不明。 ダンサブルな曲でこれはないんじゃ・・・なんか適当に作ったとしか思えない。愛内、歌いにくそう。 次にアレンジもダメ。電子音の1つ1つが他の音と絡み合おうとしてない。サビでグニュグニュいってるベース音も 気持ち悪い。激しく歌いにくそうなメロにも関わらず、アレンジで歌を援護しようという意図も感じられない。 愛内、ますます歌いにくそう。だが、それに釣られるように愛内の歌詞もダメ。 横文字があればすかさず英語に変換しているが、効果のほどは不明。 安室の『GIRL TALK』みたく女の子で盛り上がろう!的な詞かと思ったら最終的に「Diva party」っつってるし。 あ、歌姫のパーティなんだ・・・限定しすぎじゃね?誰が来るんだろう。 極めつけは「オフって携帯phone」・・・なんていうか・・・そんなのアリ? 6.Creamy day ★★☆ お手軽ポッp・・・もういいや。イントロからBメロまでずっと、2小節の終わりにベースのスラップ音を 2回聞かせてくるが、曲の甘く爽やかな雰囲気を阻害しててそもそも不要な気がするし、 同じパターンしか見せてこないので個人的には苛々。サビは愛内のファルセットを多用した歌が気持ちよく、 歌メロとシンセストリングスのメロの乖離っぷりが面白い。
17 :
名無しのエリー :2008/10/30(木) 09:47:52 ID:2ocCXYnl0
7.さくら色 ★★★★ 1曲目と同じく、珍しく生音を多用した、ピアノ主軸のバラード。肝心のピアノは打ち込みだが。 サビ前に挿入される琴っぽい音や部分部分のメロディが「和」を表現している。 アレンジもメロディも丁寧、愛内も情感たっぷりに歌い上げ、感動的におさまっているが、個人的に気に入ったのは サビの愛内の歌い方。「AH」と歌う部分、最初の声のアタックがほとんど無く、なのに最初からハッキリとした声という、 綺麗だが不思議な発声。まさに舞い散る桜を想像させる。 8.薔薇が咲く 薔薇が散る ★★★☆ 今まで割と控えめだったギターが主張する、曲調的に少しダレ気味だった流れを若干引き締めるロック曲。 もちろん型通りの打ち込みなんちゃってロックなのだが、素直に格好いい。 揃ってバッキングしかしなかったギターとピアノが絡み合う間奏がスマート。 愛内の歌は普段より力強く、普段より頑張っているものの、迫力不足感はある。 そして2コーラス目のBメロでは歌のリズムが一足遅く・・・どうして撮り直さなかったんだろう? 9.Silent Motion ★★★★☆ エレキギターが絡む激しいダンスナンバー。Aメロまでは3拍子、Bメロから4拍子になるのだが、 アレンジもメロディも移行が上手く、違和感があまり無い。サビも最初の部分を聞いて格好良いと思うが、 後半にもそれ以上の盛り上がりがあり緊張感を途切れさせない。 ただし愛内の歌がちょっとした聞かせ所で声が出ていないことがあるのは問題か。 ほんとにどうして撮り直さなかったんだろう・・・?事務所との軋轢?とか変な勘繰りをしてしまう。 10.Marguerite ★☆ 2曲目や6曲目に若干似た雰囲気のポップ曲。リズム体以外の音がひたすら軽く相対的にリズム体が重く聞こえ、 耳に残りにくい割に数回聴いたらおなかいっぱいという、4曲目の対極にあるような曲。 メロディは悪くは無いものの、バラードとか別の曲調の方が映えたかもと思わせる。 11.Secret Jasmin ★★ ピアノを中心に据えた切ないミディアムバラード。お手軽に手堅い曲だが、ドラマチックにもなりきれず 愛内の歌のせいでそれほど淡々とした出来でもなく、なんとなくむず痒い。 「眠るあなたに言葉をささやいた」というシチュエーションが次の曲とかぶってるってのはどうなのよ。
18 :
名無しのエリー :2008/10/30(木) 09:49:35 ID:2ocCXYnl0
12.眠れぬ夜に ★★★★★ クリスマスのようなイントロから始まるバラード。必要以上に盛り上げない綺麗なメロディで、2コーラス目までは ピアノとアコギのアルペジオをメインに進むのだが、Dメロは盛り上げ方が半端ではなく、この曲の肝。 その後のギターソロもベタながらツボを的確に抑えている。間違いなくリスナーの感情まで計算し尽くした作り。 ここまで曲が出来ていると自然と歌詞にも耳が行き、実は悲しい歌なんだということにも気づく。 何の衒いもなく「出会えて良かった」とストレートに歌っているが、これほど堂々と歌われると説得力が違う。 Dメロのドラムの入りの音が・・・など少々アレな部分はあるが、幹がどっしり構えているので枝葉末節を問題としない曲。 13.A DAY TRIP ★☆ 恐らく前の曲の影響で、こぢんまりとしたバラードという立ち位置を甘んじて受け入れた曲。ヤイコ2ndで 『Life's Like A Love Song』を聴いた後の『Maze』に近い感覚。メロディ的にはもっと壮大なアレンジでも いけたのだろうが、理性的な判断だったと思う。とはいえこの伴奏の垂れ流し感はどうにかならないものか。 アレンジャーを見てみるとGARNET CROWの古井弘人。最近の彼って本家も含め変なアレンジばっかな気がする・・・。 詞の内容は「人生という旅を続けていこう」的なありきたりな内容。それはそれで構わないのだが、 何故にタイトルは日帰り旅行?そして最後の最後に香りはどこいったんだ。まさか霧散?香りだけに?
19 :
名無しのエリー :2008/10/30(木) 09:52:04 ID:2ocCXYnl0
総評 ★★★★ コンセプトが香りなのか花の名前なのかイマイチ分かりかねる愛内里菜の6枚目のアルバム。 実際のところコンセプトの意味は無に近いと思われる(一応合わせて香水とか作ったみたいだけど)。 聞いてて全然気にならなかったし、多分付け焼刃程度の設定なんだろう。最終的にどっかに流れるし。 中身はダンス寄りの無難なJ-POP、だが一聴して打ち込み多用とわかる曲多数。しかし特筆すべきは愛内の歌で、 裏表のないストレートな歌声と元々の声質が、安い打ち込み特有のニセモノ感お手軽感たっぷりの曲にも ガチッとはまり、普通ならマイナス要素になりそうなそれらを逆に武器にしている印象がある。 倖田来未が曲の種類に合わせ器用に歌い分けるのと対照的で、愛内は器用な歌い分けは苦手だが、 声自体が持つ曲への馴化能力が飛びぬけていると感じる。 歌唱力が追いつく限りは、どんな歌を歌っても持ち前の声質で乗り切れるんじゃないか、ぐらいの印象。 (ついでにいうと歌唱力自体は倖田来未の少し下に位置するくらいかと思う) 作詞は正直に言って上手い方ではないが恐らくウリではないのでそれほど言及はしない。 それよりも、一枚のアルバムが曲の配置によってこれほどに聞けるものになることに驚いた。 単体で見ると捨て曲も多いが、勝負曲の配置が絶妙で流れが途切れず、実際の点数に関わらず 一気に聴けてしまった(5曲目だけはどうにもならなかったけど)。 とりあえず、TSUTAYAのレンタルコーナーでふと「気軽に聴けて楽しいJ-POP、何かないかなー」と思った時に なんとなく手にとっても後悔はしない一枚であることは確か。 そして「裏表のないストレートな声」と書いたが、それはトーク時の声とはまた別問題であることを添えて終わり。
20 :
名無しのエリー :2008/11/01(土) 00:30:48 ID:VoC9uBn60
21 :
名無しのエリー :2008/11/02(日) 20:32:57 ID:zhhl+pjK0
age
22 :
名無しのエリー :2008/11/02(日) 21:13:34 ID:c1sqSsA10
>>15-19 乙
前スレがカオスだったから、今スレがすごく普通でビックリw
23 :
名無しのエリー :2008/11/03(月) 11:40:44 ID:ARLw+Uow0
たぶん出ていなかったので……。初レビューですが。 くるり「Philharmonic or die」 1.ハイリゲンシュタッド ★ オーケストラのみの演奏。ライブの始まりを告げる。 2.ブレーメン ★★★★★☆ 「ロックとオーケストラの融合」という言葉に納得させられる一曲。 バンドとオーケストラの噛み合い具合が半端無く素晴らしい。 それと、あらきゆうこのドラムには驚かされた。 3.GUILTY ★★★ 「マイン」より壮大に変化したイメージ。 これはこれで良いと思う……。俺は前の方が好きだけど。 ドラムの滝は相変わらずかっこいい。 4.恋人の時計 ★ キレイな曲。眠くなるのであんまり好きじゃない。 歌詞についてはまあまあ良いと思う。 5.コンチネンタル ★★ イマイチ消化不良な曲。飛ばすこともしばしば……。 今までのくるりにあったようなロック曲。 6.春風 ★★★ ライブならではのギターリフがカッコイイ。 曲は長いから中だるみするかも。 7.さよなら春の日 ★★★☆ 日本の民謡のような歌詞とメロディーに、不思議とオーケストラが合う。 おもしろい一曲。 8.惑星づくり ★★★★☆ 「図鑑」でのインストから、格段に昇華された曲。 前の実験的な感じから一変し、壮大で重厚。 そして、ギターとオーケストラの協奏の絶妙なバランスがすごく良い。 これ、好きだなぁ。
24 :
名無しのエリー :2008/11/03(月) 12:56:35 ID:ARLw+Uow0
9.ARMY ★★★ 社長のベースが良い。歌詞は幻覚を見ているかのような感じ……。 バイオリンのメロディーが悲しい。 10.アナーキー・イン・ムジーク ★★★★☆ 変態ロックにオーケストラが絡んでくる異質の名曲。 これぞくるり。歌詞は意味不明だけど。 11.WORLD'S END SUPER NOVA ★★★★★☆ 言わずと知れたくるりのダンスナンバー。 オーケストラと合わせることで、打ち込みの要素は低減しているが、やっぱり良い曲だなあ……。 このアルバムの終盤を飾る、文句なしの名曲。 12.ジュビリー ★★★★ チオビタドリンクのCMソングとしてお馴染みの曲。 優しくも力強く、そして美しい壮大な曲。 「ブレーメン」よりかはオーケストラ色が強めの感じがする。
25 :
名無しのエリー :2008/11/03(月) 21:54:34 ID:v/iABrKm0
>>19 >>24 乙。自分もそろそろやるかな。HOME MADE家族かプレデターズあたりでも。
レミオはなんかあんまり書くことないし
26 :
名無しのエリー :2008/11/04(火) 07:01:34 ID:HBC/+nv30
27 :
名無しのエリー :2008/11/04(火) 18:23:01 ID:a/VtYiI+O
レミオロメン頼みます!
28 :
名無しのエリー :2008/11/04(火) 18:32:08 ID:JwdI9MSu0
>>23 乙!オーケストラとの絡みがかなりいいみたいですね。
余裕があれば、2枚目の方のレビューも見たいです。
29 :
名無しのエリー :2008/11/05(水) 15:32:20 ID:xQRDO6dr0
レミオ人気だな。時間があったらやってみます。とりあえず HOME/HOME MADE家族 1.家族宣誓 ★★★ 浪曲風にポンポンと堤を打ちながら始まり、重低音のリズムパートが加わってラップが乗る、短めの導入曲。 無茶なようで、琴は意外と合っている。今作で最も攻撃的な曲かも。ししおどしをオチに使うベタさに帰国子女らしさが出ている。 2.RISE&SHINE ★★★★ 音数が多くてきらびやかな、ややハウス調のポップな曲。メロディだけ聴くと割と普通だが、シンプルなAメロからサビへ近づくにつれて ゴージャスになる王道なアレンジが曲を盛り上げてくれる。随所でベースもおいしい。ヒップホップユニットという事だが、 ほとんどリズムだけみたいな太いトラックをバックにひたすらラップするようなタイプではないらしく、逆によく聴くと控えめな音量で 色々な音を鳴らしている、ポップな作りが印象的。 3.CHANGE ★★★ 4つ打ちリズムにシンセのストリングス、ディスコビート風のベースラインが乗る、やはりポップな曲。 考え方次第で可能性は広がる、というテーマもポップ。トラックがいい加減なGReeeeNあたりに比べよほど真面目に音楽をやってるので、 ポジティブなメッセージにも説得力がある。ライン的には悪くないはずのベースが何だか無機質で物足りなく聞こえるような。 4.Come Back Home ★★★ エレピで始まり、4つ打ちリズムに爽やかなギターの刻みと控えめなストリングスが乗る曲。今作中でも最も歌モノ感の強い、 非常にポップな出来で、よく聴くとワウギターやピコピコ音が入ってたりして、一聴した印象以上に芸が細かい。 しかし大まかな印象としては、桜舞い散る中に忘れた記憶と甘い香りが戻ってきそうな曲。
30 :
名無しのエリー :2008/11/05(水) 15:32:57 ID:xQRDO6dr0
5.EASY WALK ★★★ メロディはGReeeeNがやりそうな安直な出来だが、ヘッドホンでちゃんと聴くと隠し味的に細かく色々鳴らしているアレンジが 彼ららしさを感じさせるポップな曲。ほんとポップだなこの人達。ジャンル何だろう。ヒップホップと呼ぶには構成が歌モノ的すぎるし、 メロディの作りもR&Bよりも歌謡曲に近いし、クラブ系と呼ぶにはインストパートを単体で聴かせる意図が弱く、あくまで歌ありきの 伴奏という感じだし。J-POP? 6.ホントハ ★★ 彼らにしてはシンプルでまったりとしたトラックの、R&Bっぽい曲。歌唱力勝負という事なのかもしれないが、MICROはとりたてて 歌が上手い訳でもないので物足りないか。彼はいわゆるラッパーというより、ミクスチャーバンドのボーカルのような、カッチリしたリズムで歌う スタイルという印象で、歌い方も何だか硬い。特にカ行やタ行を発音する時の、つばがいっぱい飛んでそうな噴出感がどうにも この手の曲に合わないような。 7.NO RAIN NO RAINBOW ★★ ポップなメロディにストリングス、エレピにアコギにワウギターと、これまでの流れ通りの彼ら流のポップス。歌詞も勿論ポジティブ。 彼らの作曲方法は、サンプリングやらマッシュ・アップやらを全くせずに一から自分で作るやり方なのだろう。割と普通な原型の曲に、 後から色々足して賑やかに仕上げている印象。パターンが見切れてくると曲の印象が被ってきて苦しくなってくる。 8.HOME ★★★ 今作中に多い、メンバー3人の絆の強さを歌った曲。熱い。解散する時困りそう。上モノをたくさん乗せることで曲を仕上げる彼らにしては アレンジがシンプルで、代わりにコーラスワークを前面に出すことでここまでと違う柔らかな質感を出してきた曲。 9.お ぼ え て る。 ★★ 狙って懐かしい感じの、80年代の渡辺美里みたいなアレンジが印象的なポップな曲。スネアの音はまさに80年代。 曲が悪いわけではないが、比較的よく耳にするようなメロディなので飽きる。ヒップホップの人のメロディの引出しが浅いのは仕方ない、 と言いたいところだが、こんだけポップな曲を並べるなら「基本ラッパーだから」という言い訳が通用しないような。
31 :
名無しのエリー :2008/11/05(水) 15:33:39 ID:xQRDO6dr0
10.フロンティア ★★ ポップでキュートな甘口ポップス。メロディはアイドルポップ並にベタ。何かの縛りがあるのか、音の選び方も他曲と似通っていて意外性がない。 そして詞はよりによって挑戦や開拓がテーマ。「今残す足跡」と言われても、もう散々先人が歩き倒して踏み固められた道が出来てる曲調のような。 一応その上をさらに歩くだけでも自分の足跡も残ることは確かだが。個人的には無数ある足跡の中の、特に存在意義を感じないひとつにしか思えないので、 本人達との間の温度差が何だか申し訳なく思えてくる。 11.Runners High ★★★ 今作中では最もハードな、派手なベースとホーンアレンジが印象的な曲。高音のプルが軽いせいか、ベースはやはりラインの割に無機質に感じる。 ZEEBRAとかが昔からやってるような邦ヒップホップという感じの曲だが、歌詞が世の中クソくらえな内容にならないのは彼ららしさだろう。 12.Zoku Zokool ★★ 80年代のマイケル・ジャクソンのような懐かしい曲調のダンスチューン。一応セクシー路線か。 本命というより小ネタという感じで、割と飽き易い。サビの掛け合いが何かを思い出させる。誰の曲?聖☆おじさん? 13.RUSH 〜ギミアブレイク〜 ★★ 狙ってショボいドラムとロカビリー調ベース、陽気なピアノに乗せて、営業系サラリーマンの悲哀を面白可笑しく歌った曲。 「休めない悲惨な職業」という彼らの中のサラリーマン像が、一般人から見たオタクのイメージとかアメリカ人が想像するニンジャとかの類の ベタさなので、何だかイメージだけで語ってるような軽い印象を受ける。「ラップって、寒いダジャレをノリノリで並べてくアレだよね? 普通に恥ずかしいよね」とかイメージだけで言われたら、彼らだって「ラッパーなめんな!素人が知った口きくな!」とキレるのでは。
32 :
名無しのエリー :2008/11/05(水) 15:34:20 ID:xQRDO6dr0
14.I Wish ★★★ 合唱の伴奏のような落ち着いたピアノと打ち込みのリズムに、無邪気な子供のコーラスが乗る曲。俺たちは夢を叶えたぜ、君たちも夢を掴もう的な 内容のポジティブソング。出た…。彼らのサラリーマン観のルーツが見えた気がする。サラリーマンは夢をあきらめた人が渋々なるもの、という 考えがどこかにありそう。あながち間違いでもないかもしれないが、希望の会社で夢だった仕事に就いてるサラリーマンには失礼な気が。 大体彼ら自身は夢を叶えたつもりでも、傍目には彼らの音は割と普通で、いてもいなくても構わない感じなので、やはり温度差が。 15.YEAH!! ★ 締めはファンへ向けた感謝の気持ちを歌った短めの曲。「たった3人から始まったストーリーも大きな輪になる」どうも彼らは自分の人生を ストーリーと称するのが好きなようだが、帰国子女が2人集まってDJ見つけてラッパーデビューというシナリオは、面白いというよりむしろベタなような。 彼らくらいの規模のファンを獲得してきたアーティストは他にいくらでもいるし、その人達が歌ってきた「みんな今までありがとう」的な曲も 腐るほどあるので、基本的にはファン以外の人には今更な感じでどうでもいい曲。というかアルバム後半のアレンジが退屈なので詞が気になりだす。
33 :
名無しのエリー :2008/11/05(水) 15:35:13 ID:xQRDO6dr0
総評 ★★★ 帰国子女のMICRO、KUROの2MCにDJのU-ICHIという3人組、HOME MADE家族の4th。 ヒップホップと称する割にはブラックな要素が薄く、印象としてはラップ付の歌モノポップス。曲の作りは丁寧で、アレンジ面でも さらっと聴いた印象以上の作り込みがしてあるのだが、危ない橋を渡らなすぎるので、幾つかの曲で印象が被ってくる。 不要な音を絞って仕上げる作曲方法ではなく、寂しい部分に音を肉付けしていく作曲方法のようだが、使う音色が決まっていて、あんまり カラフルじゃない印象。実際にはアルバムの前・後半でたいした出来の差は無いのかもしれないが、印象としては後半で飽きてくる。 ほとんどポップスと言っていい作品なので、どうせならもっと凝った歌メロの曲があってよかったのでは、という気もする。 曲が悪いとは思わないが、ありがちな印象は受ける。 詞はポジティブシンキング啓発、一途な慕情、3人の絆の歌という3本がメインで、非常にピュア。本当にそんなにピュアなのかと疑いたくなるが、 いわゆる色んな物語の主人公を演じる的なシチュエーション物のラブソング等は無く、本当に3本柱ばっかりでブレがないので多分本当だろう。 健全な人なら彼らの熱い友情に感動するところだろうが、申し訳ないことに自分はブレブレ人間なので、彼らがお互いをかけがえの無い存在と 認めていようがいまいが、曲が普通程度な時点でどうでもいいと考えてしまう。 人間的にも音楽的にもちゃんとしているので大抵の人にとっては聴き易いが、温度差を感じる人に無理に薦めるのは不向きな作品。
34 :
名無しのエリー :2008/11/05(水) 22:46:52 ID:AA/o7HjW0
>>33 いつも乙。
全曲代わり映えしないアルバムって評価しにくいんだけど、いろいろやり方あるんだな。
自分も普段やらないようなアルバムにチャレンジしてみようかな。
35 :
名無しのエリー :2008/11/05(水) 23:29:44 ID:/u5H/l1w0
>>33 乙。むかしはよく聞いてたな〜。
今でこそこんなこと歌ってはいるが、もともとは4人組だったんだぜ……
36 :
名無しのエリー :2008/11/07(金) 16:39:58 ID:pVyrWPg/0
37 :
名無しのエリー :2008/11/08(土) 15:40:51 ID:0xsia5oK0
初レビューしてみました。需要あるかはわからんけど… パルス/THE BACK HORN 1.世界を撃て ★★★☆ 終盤までひたすらに激しく響き渡るギターと山田のがなりで始まる非常に爽快感のある1曲。 5th6thがなんだったのかという位に叫んでます。 2.フロイデ ★★★☆ 一曲目の勢いを殺さず、むしろ激しさを増して突き進んでいく2曲目。 サビの「オーオオーオオーオーオー!!」が気持ち良い。 ベースのフレーズがとにかく唖然としてしまう位に暴走してます。 3.覚醒 ★★☆ 16thシングル。 シングルとしてリリースされた時の酷評が嘘のように、このアルバムではしっかりと役割を果たしていて驚いた。 ただ今回の中だとそれでも印象が弱くなっている気はしないでもない。 4.さざめくハイウェイ ★★★☆ ベース自重と言いたくなるほど低音がドンドンと胸を打ってくる。 抑えて、抑えて、抑えて…サビで爆発っていう曲構成。 5.鏡 ★★★ 山田作詞の切ない曲。 映画のエンディングロールが頭に浮かぶ、ゆったりとしたテンポ。 「傷だらけの男の子、ママの手を握る女の子」という歌詞が秀逸。
38 :
名無しのエリー :2008/11/08(土) 15:41:38 ID:0xsia5oK0
6.白夜 ★★★★ これは正直、やられた。としか言いようがない。 初期の「カラス」や「アカイヤミ」等に通じる狂気性と変態性を併せ持つ一曲。 ベースとこれでもかって位に艶のある山田の歌声がエロさを引き立たせていてもうww 本当にそのままの意味でのオナニーソング 7.蛍 ★★★ このアルバムのクライマックスを感じさせるイントロから始まるナンバー。 赤眼の路上が更に磨き上げられた印象を感じる。 このアルバム内では最も泥臭さを感じたかな。 8.グラディエーター ★★☆ 前後の流れから見てしまうと少々印象の薄い曲。ただ旅人程の薄さは感じない。 このミドルテンポな流れから再び流れを戻すべく組み込まれたのだろうけれど…うーん…。 十分力強さは感じるけれど、もう一捻り欲しかったと思う曲。 9.人間 ★★★★★ 星五個を付けるのはどうかと思ったんだけど、マイナス点が見つからないんだ…すまない…。 ひたすらに黒くネガティブな栄純の歌詞を哀しげに歌い上げる山田。 「人間はカナシイ、人間はハカナイ、人間はミニクイ、人間はキレイダナ」 バクホンに「おかえり」と言いたくなる原点回帰とでもいうかのような一曲。 10.罠 ★★★ 15thシングル。某タイアップによって賛否両論のあった1曲。 歌詞といい曲の構成といい気持ちが良く、またいい具合に栄純節が炸裂していて面白いです。 覚醒とは違って「最後までやりきってやるさ」とでも言うかのように存在感を出してます。 11.生まれゆく光 ★★★★☆ アルバムのラストの曲は外れがないというジンクスは顕在。 「何を話そう」から始まる静かで聴かせる事を重視した、締めくくりに相応しい一曲。 疾走系のナンバーとはまた違った意味での「気持よさ」を感じる事ができた。 人間から生まれゆくまでの流れは本当に秀逸。
39 :
名無しのエリー :2008/11/08(土) 15:42:25 ID:0xsia5oK0
総評 ★★★★ インディ/1st/2ndは初期。3rd/4thは中期。5th/6thは後期と呼ばれたTHE BACK HORNの新時代とでもいうべき7thアルバム。 この十年間で学んできたものを全て詰め込み、そして原点へと戻った一枚で、完成度も非常に高く「まだまだやれるぜ」と言われた気がした。 とにかくバラエティに富みながらも方向性は一貫しており、山田のがなりも復活しているため懐かしさ+新鮮さを感じ、またマツドラムの引き出しが増え、岡峰ベースが以前よりも自己主張をするようになったことで演奏隊の能力も非常に成長を見せている。 是非とも一度聴いてみてほしい一枚でした。
40 :
名無しのエリー :2008/11/08(土) 16:08:59 ID:OSMegDz/0
いつの間に新スレ立ってた・・・
>>1 乙です
小田和正 Far East Cafe 1990/5/9
1. 勝手に寂しくならないで ★★★★★
イントロから最後まで勢いが落ちない曲
なんか初めて聴いた時色々な意味で衝撃だった。
途中のパーカッションソロや鈴木雅之のコーラスもいい味出してます。
2. 春風に乱れて ★★★★
1曲目から聴くと綺麗に繋がっています。
オフコース時代に作られても不思議じゃない曲調だなぁ。
3. 16号を下って ★★★☆
小田さんの得意なバラード調の曲。飽きが来ないスルメ曲です。
消え入りそうな声ですが心にしみる〜。
4. 君が戻ってくるなんて ★★☆
2曲連続バラードはキツいと思うな・・・
気だるい。
5.Far East Cafe ★★★
またバラード。3連続とはどうしたもんだ。
でも最後の「Far east cafe…」まで聴くと目が覚めます。本当に。
6. 恋は大騒ぎ ★★★★
それまでの3連続バラードから一転、ツアーでも定番だったノリノリな曲に。
サビはなんか恥ずかしいですが、楽しそうなのでそれで良いのでしょう。
聴いてるこっちも元気になれます!
41 :
名無しのエリー :2008/11/08(土) 16:10:11 ID:OSMegDz/0
7. Little Tokyo ★★★★☆ ソロになってから最初のシングル曲なので、気合の入れ方が違う。 都会の夜を描いているだけなのに、なんでこんなに心に残るんだろう・・・ 8. time can wait ★★★★☆ オフコース時代にはほぼ有り得なかった 「かっこいい」曲。「時は待ってくれる」の歌詞が妙に心に響きます。 ちなみにこれと同時期に発売された小田さんの著書は「Time can't wait」というタイトル。 9. good times & bad times ★★★★ オフコース時代に作られた楽曲なので、声が微妙にか細い。 これ、オフコースの事を歌ってるのかな・・・なんか切ない。 10. あの人に会える ★★★☆ 最後がこの曲ってのもなんか意外。小田さんらしいっちゃ小田さんらしい。 「あの人」は名前は忘れたけど伝説のプロゴルファーらしい 総評 ★★★★☆ オフコース解散後初めて作られたソロアルバム。 オフコースとは一線を画そうとしているそれまでの作品と比べ、 この作品は微妙にオフコースのエッセンスを残していて、聴いていて気持ち良い。 まだ「ラブストーリーは突然に」が大ヒットする前なので、 「野武士になってやっていこう」という小田さんの決意ががひしひしと伝わってくる。 かなりおすすめです。
42 :
名無しのエリー :2008/11/08(土) 21:46:30 ID:L4nya+wJO
43 :
名無しのエリー :2008/11/08(土) 23:13:22 ID:OSMegDz/0
>>42 ごめんなさい更新せず投稿してたのでわかりませんでした
>>39 乙です。
44 :
名無しのエリー :2008/11/09(日) 02:35:17 ID:+BDXhEHcO
>>43 あ、そうだったんすか(笑)
軽率でしたすいません。
45 :
名無しのエリー :2008/11/09(日) 19:09:56 ID:kQBmGth20
皆さん乙です。 逮捕記念・・・ではないけれども。 今回の事件、なんか結構かわいそうに思えてきた。 一緒に捕まった周りの取り巻きの連中も結構悪そうだし 第一あの人は自ら詐欺を思いつくような人ではないよ、多分。 (意外と腹黒だったりして) とりあえず早く真相が知りたい。 Various Artists Featuring song+nation / Various Artists 1.a song is born / 浜崎あゆみ&KEIKO ★★★★ 綺麗なメロディーの壮大なバラード。 KEIKOのドスの利いた姐御声とあゆの澄んだ声(KEIKOと比較するとそう言わざるを得ない)が、無理矢理融合している。 綺麗なメロディーラインがどうでも良いくらい、とにかく二人のぶつかりあいが凄い・・・。 かつてあゆはつんく♂ともデュエットしていたが、あれと並ぶインパクト。 2.the meaning of peace / BoA&倖田來未 ★★★ いまや二人ともavexの大スターだが、当時は新人。 今考えると凄まじいコラボだなぁ、これ。 曲自体はいわゆる小室サウンドの王道ってな感じで普通。 しかしとっくに売れ線を放棄していたはずの彼が再びこの手の曲を作ったこと自体は結構意味があると思う。 ちなみに、二人のハーモニーは最初違和感があったものの、結構いい感じ。 二人それぞれのソロverを聴くと尚更そう思う。 3.lovin' It / 安室奈美恵 & VERBAL ★★★☆ 冒頭こそ小室R&Bの新たな傑作誕生を予感させるものの、結局サビでキーが高くなっていつもの小室節・・・となってしまう曲。 だが決して悪くはないし、トラックは結構カッコいい。
46 :
名無しのエリー :2008/11/09(日) 19:10:48 ID:kQBmGth20
4.in case of me / 持田香織 ★★★☆ ELTのもっちー×小室というレアな組み合わせ。 宇宙を思わせるスペーシーなサウンドにのせて、ボーカルが元気に弾ける。 正直、この頃から声はやばくなってきているのだが、肝心のサビではコーラスを重ねまくっているのでほぼ問題なく聴ける。 5.Again /伴都美子 ★★★ これまた珍しい組み合わせ。DAIの伴さんですね。 楽曲のほうは、わりとスルメなミディアムナンバー。 小室曲はサビがドカーンとくるイメージが強いけど、この曲はそんなことはなくて自然なメロディーラインで聴かせてくれる。 そしてこの手のメロディーは彼女にとても合うのだ。 6.My Planet / hitomi ★★★ 元・自称「小室ファミリーの異端児」が久しぶりに小室氏とコラボ。 小室プロデュースのアルバムにおいて小室をディスったような詞を書いていた彼女がまた小室と組むなんて・・・信じられん。 それだけこのプロジェクトに本気で賛同しているのだろう。 曲自体は普通のミディアムバラード。 ちょっとシリアスなメロディーと温かいメロディーが交差。 それにしてもhitomiは随分歌上手くなったなぁ。今でも上手くないけどw。 要は『CANDY GIRL』の頃がいかに下手だったかってことか。 7.DO OVER AGAIN / HΛLNA ★★ HΛLのヴォーカル。なんかmisonoを普通にしたような声だ(ファンの方、すみません)。 ループ感が気持ちいい。
47 :
名無しのエリー :2008/11/09(日) 19:12:27 ID:kQBmGth20
8.One Nation / TRF ★★☆ 小室離れ以降の売り上げ不振ゆえか事実上飼い殺し状態だった彼らではあったが、avexは 彼らを功労者として、きちんとした待遇を与えていた。 2005年の謎の大復活&フィーバーなんてまさにその例である。 で、ここにもキチンと参加させている。 しかも当然元プロデューサーとのコラボであるわけだから、 曲自体はglobe『genesis of next』のような歌モノトランス。 正直特筆することはないが、間奏でのYU-KIのシャウト(?)は凄い。 9.GET INTO YOU SUDDENLY / BALANCe ★★★☆ BALANCeって誰?って感じなんだけど、どうやらR&B系の女性三人グループだそうだ。 そして楽曲のほうもこれが良くできた小室流売れ線R&B。 10.Lights brought the future / KEIKO ★★ 曲は良いが、KEIKOのヴォーカルが不安定なのが少々辛い。 もちろんそれが彼女の魅力でもあるのだが、せめてバラードくらい・・・と思う。 清涼感溢れるトラックとドスの利いた太い声が対照的。
48 :
名無しのエリー :2008/11/09(日) 19:13:00 ID:kQBmGth20
総評 ★★★ 2001年9月11日の同時多発テロの映像を見て「音楽なんかしている場合じゃない!」と叫んだとされる小室哲哉氏が、収益の一部を世界の平和と子供達の為に寄付する目的でMAX松浦氏とともに立ち上げたプロジェクト。 (なぜか小室好きの人にも意外と忘れられていたりする。) この時期の彼は、あみーごに怪曲を書いたりglobeでは趣味のトランスに走ったりと売れ線放棄でやりたい放題だった。 (逆にそこが面白かったのだが。) しかし今回ばかりは「何としてでも絶対に売らなければならない!」と思ったのであろう、全ての楽曲がメロディアスで親しみやすい。 ★2個を付けた曲などですら、充分しっかりとした出来である。 小室プロデュースアルバムに必ず入っているような駄曲は一切なし。 しかし悪く言えば、何としてでも売らなくてはならないプロジェクトなので、実験的な音は一切無い。 ゆえに普通のJ-POPのアルバムに成り下がってしまっているとも言える。 でも組み合わせ自体がレアなので、聴いていて面白いのではないかとも思う。 それにしても本作の発売は2002年の1月。テロから4ヶ月ほどでの発売となる。 その短期間でこれほどの質を持つ楽曲群を生み出したというのは、相当驚くべきことだ。 ワールドカップに熱中して仕事をサボりアルバム発売を平気で遅らすような男が、である。 それを考えると最近の彼は音楽に対してやる気があるとは到底思えない。 戻ってきたら、このときのような情熱を見せてほしいものだ。 どうでも良いけど、このころavexが大プッシュしていたdreamは参加していない。 ちょっと意外だ。 あ、それとマーク・パンサーもw。 誤字脱字等はご勘弁ください。 ついでに、どなたかNICO Touches the wallsのWho are you? か Buono!のCafé Buono!をお願いできませんでしょうか
49 :
名無しのエリー :2008/11/10(月) 00:27:59 ID:+xRIVXhjO
>>48 乙!
小室ってある時期を境に顔色がめちゃめちゃ変わった気がするわ。
再起を祈りましょう。
50 :
名無しのエリー :2008/11/10(月) 01:19:12 ID:cr2gTGLB0
>>45-48 乙。
一番心配なのは、小室逮捕で小室楽曲が流せない現状だな。
曲自体には罪は無いんだがねぇ。
51 :
名無しのエリー :2008/11/10(月) 16:30:10 ID:SANp8fAFO
俺もレビューやってみたいんだけど携帯からでも大丈夫ですかね?
52 :
名無しのエリー :2008/11/10(月) 18:21:01 ID:C4WZmiOr0
>>48 乙です。
小室逮捕で、自分も彼の過去の作品レビューしようかと思ったが、とりあえず
『ORIGINAL TRACKS Vol.1』/安室奈美恵withスーパーモンキーズ
1. ミスター・U.S.A.★★★☆
アッパーなホーンとスクラッチ音が響く弾けたポップス。作曲はSMAPでもお馴染みの小森田実。
60年代の古き良きアメリカ西海岸の風景を妄想するのに持ってこいなキラキラのサマーソング。
歌詞は、「沖縄の女の子はみんな、夏になるとアメリカ人とひと夏の恋をしてるに違いない!」という、
本土の人間の思い込みが詰まっているようで笑えるが、曲にハマってるので良し。
一応スーパーモンキーズ名義で出た曲だが、ほぼ安室の声しか聴こえない。
2. 恋のキュート・ビート★★★☆
こちらも小森田実の曲。レトロなシンセ、能天気なギターソロ、ファンキーなビートがとてもアメリカン。
べったりとしたアイドルボイスでのキュートな歌唱を披露する安室、今となっては激レア。
この曲には安室以外のスーパーモンキーズのメンバーにもソロパートが与えられている。
同じクラスの美女に恋焦がれる少年の気持ちを代弁したような歌詞は、沖縄アイドルの先輩、
フィンガー5の「学園天国」を思わせる。
3. ダンシング・ジャンク ★★★
初期〜中期SMAPを支えた馬飼野康二作曲のダンサブルな曲。
初期SMAPの曲によくありそうな曲(「Hey Heyおおきに毎度あり」辺り)を安室が歌っている、
という感じだが、SMAPの何倍も器用にブラックミュージックのビートを乗りこなす安室には頼もしさすら覚える。
この時点で、今日に繋がるR&B的資質を早くも開花させつつある(…と思う)。
53 :
名無しのエリー :2008/11/10(月) 18:21:49 ID:C4WZmiOr0
4. レインボー・ムーン ★ 馬飼野作曲のバラード曲で、安室のソロ。 アクターズスクール仕込みの張りのある声を披露しているが、まだまだ迫力不足。 まぁ、当時15歳とかだからな。 5. 愛してマスカット★★★☆ 小森田実作曲の、超キャッチーなディスコ歌謡。ロッテのマスカットガムのタイアップ曲で、 「あーいしてマスカット」というサビがインパクト大。スリリングなストリングスが、 ベタなメロディーをゴージャスに飾りつけ。不意にメロディーラインをなぞる鉄琴がキュート。 これまで沖縄アクターズスクール軍団特有の張り上げ子供ボイスで攻めてきた安室だが、 この曲ではAメロなどでじっくりと低音を聞かせる。 6. わがままを許して ★★ しっとりしたバラード曲。 同じバラードでも、「レインボー・ムーン」よりは安室の声が大人っぽくなった。 伸びやかな高音、落ち着いた低音。ムーディーなサックスともマッチしている。 7. PARADISE TRAIN★★★★☆ 南国ムード満点のサマーソング。ファンキーなリズムをバックに伸び伸びと気持ち良さそうに歌う安室。 今聴くと普通のポップスだが、ブラックミュージックがJ-POPに定着していなかった1994年にしては斬新だったのでは。 楽しげな曲調だが、二度と戻らない「あの夏」のキラキラした日々を懐かしむ歌詞はとても切ない。 「遊び場として最高だけど悲しい歴史も存在する沖縄生まれの安室には、 そんな切ないサマーソングがとても似合うなぁ」などとくだらない物思いを、喚起させられたりしなかったり。 8. 悲しきブロークン・ボーイ★★ 幼馴染の男の子を励ます、ノリの良いポップス。 クリスマスソングっぽいシャカシャカとしたビートやシンセがそれなりに可愛い。
54 :
名無しのエリー :2008/11/10(月) 18:22:28 ID:C4WZmiOr0
9. TRY ME~私を信じて ★★★ 啖呵を切ったように弾き出されるアッパーなビートとシンセで最後まで突っ走る大ヒット曲。 「PARADISE TRAIN」、そしてポンキッキーズでのスチャダラパーとの共演などで、 ブラックミュージック的資質をチラチラと見せていた安室だが、結局ブレイクを果たしたのはユーロのカバー。 女子高生文化の台頭とも呼応して一気にスターに上り詰めた。いつの時代もギャルはユーロ好き…。 10. MEMORIES~明日のために ★☆ こちらもユーロ路線だが、「TRY ME」よりもメロディアス。歌詞も、一気に殴り書いたような 「TRY ME」と比べれば、それなりにストーリーらしきものがある。頭にまったく入ってこないけど。 まあそれでいいのだろう。誰も歌詞なんてちゃんと聞かなかっただろうし。 11. 太陽のSEASON★★★ 「♪テケテケテンテテ〜ン」という超アッパーで素っ頓狂なイントロが印象的なバカバカユーロ。 一部では「日本一能天気なイントロ」とも囁かれているとかいないとか。 テンションを落とすことを許さない怒涛のサビは圧巻。もう、踊るしかない。 12. ハートに火をつけて ★☆ やっぱりバカユーロ。イントロ、歌詞のバカさは「太陽のSEASON」に負けず劣らず。 そういえば、この頃はまだ東芝EMI所属だった安室が、エイベックスのMAX松浦にプロデュースされてたのは 何故なのだろう。 13. Stop the music ★★☆ 東芝時代ラストのシングルもユーロカバー路線だが、前4曲に比べればバカ度は低め。 今となってはユーロで踊る=パラパラだが、安室はユーロにのせて、アクターズスクール仕込みの キレのあるダンスをビシビシと披露していた。その辺に、長期にわたる人気保持の秘密があるのかもしれない。 14. Good Night★★★ ユーロ路線から一気にクールダウン。「このままユーロで通してたら飽きられる!」ということで 作られたようなバラード。MISIAのヒット曲のアレンジなどで知られる、松井寛による曲。 ユーロ曲とは比べ物にならないくらいの堅実な作り。
55 :
名無しのエリー :2008/11/10(月) 18:23:16 ID:C4WZmiOr0
総評★★★ 安室奈美恵がスーパーモンキーズの一員としてデビューした頃から、 逮捕されてしまった小室哲哉と組む直前までの楽曲を集めたシングルコレクション。 曲の傾向は、「OKINAWAからカリフォルニアが見える」のキャッチフレーズでデビューし、ほんのりと ブラックミュージックテイストが漂うポップス路線だった1〜8曲目と、MAX松浦プロデュースによる ユーロビートのカバー路線の9曲目以降に分けられる。ブレイクしたのは勿論後者だが、 安室本人の資質に合う曲を与えられていたのは前者だろう。 特に、ユーロに転向する直前のシングル「PARADISE TRAIN」は、安室の生まれ故郷、 そして本人が持っている、明るくも何処か悲しい雰囲気を、ファンキーなビートに乗せた名曲。 しかし売れなかった。音楽自体がウケなかったというのもあるだろうし、彼女がデビューした90年代初頭は アイドル冬の時代だった、というのもあっただろう。あの時代に、沖縄から来た元気娘たちを 受け入れる土壌は無かったはずだ。それを乗り越えてのユーロでのブレイクは ターゲットをアイドルヲタから女子高生に変更したことで生まれた結果である。 中古屋で100円で買えるこのアルバムを聴く絶好のシチュエーションは、やはり沖縄ドライブで。 58号線をドライブしながらこれ聴いてると楽しくてたまらなくなる(実証済み)。
56 :
名無しのエリー :2008/11/10(月) 20:18:21 ID:ipKM0Q300
57 :
名無しのエリー :2008/11/10(月) 22:17:05 ID:fcNVSxDA0
>>52-55 乙。
初期の安室って何気に隠れた名曲が多いね。
今のスキルで初期の曲を歌ったらどれだけ空気が変わるのか見てみたい。
58 :
名無しのエリー :2008/11/12(水) 13:25:27 ID:ugctk5KJO
レミオいまひとつだったから誰もレビューしないのかな?
59 :
名無しのエリー :2008/11/12(水) 22:41:23 ID:EUURztKu0
>>58 そういうあなたがレビューしてみるといいよ
60 :
名無しのエリー :2008/11/13(木) 05:27:36 ID:rIwRloqf0
まとめ人さんは達者にしてるかな
61 :
名無しのエリー :2008/11/13(木) 13:15:34 ID:hGMW9re60
洋楽の方に行ってよければまとめましょうか?とかやってたから多分元気
62 :
名無しのエリー :2008/11/15(土) 15:34:40 ID:7XaWNzOB0
>>24 です
くるり「Philharmonic or die」[disc2]
1.夜行列車と烏瓜★★★☆
インディーズ時代の楽曲。ミドルテンポのブルースロックみたいな感じ。
ギターと歌声がだるくて変態。けど、かっこいい。
貴重な音源なので、収録に感謝です。
2.青い空★★★★★
イントロから最後までかっこよすぎ。
岸田の歌声は曲が進むごとに崩れて叫び声に変わっていく。
本音ぶつけているよう。これぞくるり。
3.すけべな女の子★★★★☆
またまた貴重な音源の収録。ありがとうございます。
クールでかっこいいなあ。なんかそれしか言えない……。
ドラムのあらきゆうこ、最高です。
4.帰り道★★★★☆
これも貴重な音源ですね。本当にありがとうございます。
歌詞がとても印象的。「こんこんからからここんこん」てw
くるりのオルタナは良いよね。かっこいい。
5.ハイウェイ★★★
このアルバムの中ではとってもソフトな曲。
シングル版と印象は結構違うかも。けどこっちの方も良い。
歌詞も好きだな。
63 :
名無しのエリー :2008/11/15(土) 16:09:39 ID:7XaWNzOB0
6.アナーキー・イン・ザ・ムジーク★★☆ 当たり前と思いますが、[disc1]よりは全然スカスカな印象。 オーケストラが取られたから何だか退廃的に聴こえる。 聞き比べれば面白いと思う。個人的にはイマイチ。 7.ばらの花★★★★★☆ このライブにキーボードはありません。 いままでの流れから一変、優しいギターが漂います。 どんなシンプルな構成でも、やっぱり名曲は名曲なんだな。 これ、すごく好きだ。 8.宿はなし★★★ どこからかノスタルジアが漂ってくる曲。 夕暮れ時に聴いたら必ず、家に帰りたくなる。 これは音楽の教科書に載りそうw 9.東京★★★★★☆ これまた郷愁感たっぷりのくるりを代表する名曲。 岸田の歌声から悲痛や孤独がひしひしと伝わってきます。 生のライブで聴きたかったな。 10.モノノケ姫★★★★☆ くるりならではの変態ギターが炸裂するロックチューン。 すごくスピードと勢いがある。どこかにぶっ飛ばされそうなほど。 まさにジェットコースターだな。
64 :
名無しのエリー :2008/11/15(土) 16:11:58 ID:7XaWNzOB0
総評★★★★ 岸田繁と佐藤征史の2人組からなるくるり。これは初のライブベストアルバム。 [disc1]はパシフィコ横浜の国立大ホールで行われたライブの模様が収録されている。 彼らはこのライブで「ウィーン・アンバサーデ・オーケストラ」との貴重な共演を果たした。 [disc2]は京都・磔磔で行われたライブの模様が収録されている。 後に彼らは、これらのライブを収録したライブDVD「横浜ウインナー」を発売した。 オーケストラとの共演では今までのくるりに無かった一面を見ることが出来た。 うって変わって磔磔でのライブはくるりの変態ロック炸裂の痛快なアルバムだった。 ロック、オルタナ、エレクトロニカ、ダンス、そしてクラシックとの融合……。 くるりは変わりつつあるんじゃなくて、色んなジャンルをその都度、その都度に飲み込んでいっているように思えた。 このライブアルバムは、今では聴けないような初期の音源もある程度収録されている。 いいアルバムだったと思う。
65 :
名無しのエリー :2008/11/15(土) 22:00:35 ID:Qnzwgv8o0
>>64 乙なんだけど、ばらの花と東京が五つ星超えてて評価が分からんw
66 :
名無しのエリー :2008/11/15(土) 23:12:38 ID:u9XWp4UQ0
>>64 乙
熊木杏里「ひとヒナタ」
1. モウイチド ★★★★
「もう一度…もう一度…」というポジティブ全開のアップテンポ
それでも一筋縄ではいかないのは、彼女の尊敬する
フォークシンガーの良さを汲み取っているからだろうか
小田和正の「どんなときも」に通じる心地よさを感じる
2. 夏の気まぐれ ★★★☆
ユニクロ「ブラトップ」CMソング
夏が終わるのか、始まるのか…そんな独特の浮遊感と
この上なく透きとおった歌唱に浸ってしまう
眠たいときに聴いたらおそらく一発で堕ちる
3. 誕生日 (Album Version) ★★★★★
伝えたい言葉ほど記すのは難しかったりする
NTT東日本 DENPO CMソングで最近テレビでもよく耳にする
「おめでとう 今日までたどり着いたんだよ」
全てを包むほどの慈愛や優しさそのもののような歌唱と
ありがちなハズなのの詞には、少し涙ぐんでしまった
67 :
名無しのエリー :2008/11/15(土) 23:13:32 ID:u9XWp4UQ0
4. こと ★★★★ のだめカンタービレで一気に著名になった清塚信也とセッション 彼女の魅力の一つには詞がまるでしょうが、この曲がまさにそれ 「君であること以外 僕にできること」には感服 決して明るい歌ではないが、深遠な愛について歌う渾身の一曲 やや壮大すぎるというキライもあるが、意外と新しい作風では (ちなみにPVではホームレス熊木杏里が海を目指すというストーリー…) 5. 青雲 ★★★ 打ち込みサウンドを全面に押し出したややダークな曲調に 「私を超える青雲でありたい」という強い決意を述べる ただやはり彼女の声質には生楽演奏が良いと思う (何度タイトルを見ても「青雲wそれはw君が見た光」が思い浮かぶ…) 6. 春隣 ★★★★★ ニッセイ同和損害保険 企業CMソング 個人的に2008年の中で最も好きな曲かもしれません たとえ離れても続く、人と人との恒久的な関わり合い "春隣"という言葉の美しさと、それを用いた詞の素晴らしさ アレンジ、歌唱、どれをとっても彼女の良さがでている、まさに完璧な一曲 7. 青春たちの声がする ★★★★ RCCラジオステーションジングル ♪2にも通じるが、テンポのいいリズムで 聴いているだけで心地よさが湧いてくる Dメロの「時の流れに〜」あたりが非常に好き
68 :
名無しのエリー :2008/11/15(土) 23:14:41 ID:u9XWp4UQ0
8. 時の列車 ★★★★ 京王グループ企業CMソング こちらも広末出演の高尾山のCMで耳にした人も多いはず 「また行こうね またどこかで 会いましょうね その時まで」と ゆったりとした曲調で、まさに遠くへ行く人の少ない電車で聴いてみたい一曲 9. 雨が空から離れたら ★★★★ やや癒しを含んだ緩やかな曲調が続いたが、またここでアップに 基本的にテーマは♪5と同じ"決意"だが、 曲調が違うだけでこんなにも印象が違うのかといった感じ これもDメロの「夢を失わずに人は何を恐怖と言うの?」のところがいい 10. やっぱり ★★★★ ロッテ「紗々京物語」イメージソング ♪2、♪8のようにここでも癒しに満ちた作風を打ち立てる やや和を感じるサウンドに「やっぱり 好きっていって」という 彼女にしては珍しい恋愛をテーマにした詞 個人的に恋愛の詞はあまり好きではないが、何故か彼女の詞は嫌な感じがしない 11. my present ★★★★★ ♪3に同じく、人への感謝の気持ちが溢れでており、 聴いているだけで自然と笑顔が綻んでしまう アルバムのラストを飾るのに相応しい一曲 敢えて多く語る必要はない、聴くだけでいい
69 :
名無しのエリー :2008/11/15(土) 23:16:25 ID:u9XWp4UQ0
12. 夏休み (ボーナストラック) ★★★ 吉田拓郎トリビュート参加曲 まあオマケです 総評:★★★★☆ 1st「殺風景」では「心の天気に晴れはない」と歌っていた人が こうまでなった答えはこのアルバムに詰まっている "人と人との繋がり"、"人の優しさ"なのだろう 人によっては白々しい詞も、彼女が言うと説得力を持つ 癒しの要素を多分に含んだアルバムだが、悪く言えば抑揚が少ないので まったりした作風が苦手な人にとってはあまり良くないかもしれない とはいえ、作品全体からまさにヒナタのような温もりを感じることの出来る 素晴らしい1枚であったと個人的には思います
70 :
名無しのエリー :2008/11/16(日) 23:20:27 ID:+2O01Bvp0
71 :
名無しのエリー :2008/11/17(月) 20:31:01 ID:j0iaO7ZU0
サーフ ブンガク カマクラ/ASIAN KUNG-FU GENERATION 08/11/05 発売 01. 藤沢ルーザー ★★☆ アルバム発売前にシングルカットされた曲。 テンションの高いポップな曲。このアルバムのコンセプトが詰まっていて、 気を抜いて聴ける。通勤の電車に乗れなかった(乗らなかった)、ルーザー(敗者)の歌。 会社に行かずに釣りに行くと言う、なかなか面白い歌詞が良い。 曲は可もなく不可もなく。ノリやすく、良い曲だが、メロディが個人的に好きじゃないかな。 02. 鵠沼サーフ ★★☆ シングル「或る街の群青」のカップリング曲。 アニメ映画の書き下ろしの為張り詰めたスタジオをリラックスさせようと作った曲。 歌詞の面でもメロディの面でも気の抜けていて、良いと思う。 タイトル通りサーファーの「少年A」の成長を歌った曲。 荒削り感が出ているが、一発録りの臨場感は出ていると思う。 ちなみにカップリングバージョンのイントロのジャムセッションは収録されていない。 03. 江ノ島エスカー ★★★☆ シングル「転がる岩、君に朝が降る」のカップリング曲。 江ノ島にあるしょぼい(らしい)エスカレーターをテーマにした曲。 エスカーに焦点が合っているわけではなく、少年の恋心を歌っている。 淡く消えていってしまう初恋の感じが出てて、アジカンでは珍しい曲ではないか。 04. 腰越クライベイビー ★★★★ これまでは夏っぽい曲が続いたが、この曲では秋の初め頃、 海岸に誰も来なくなる頃を書いている。曲の温度が低い、スローテンポな曲。 フラれて別れる二人、ただ泣き続ける、そんな哀愁感が詰まっている。 サビではファルセットを使って、とてもキャッチーで胸キュン(笑)な曲。
72 :
名無しのエリー :2008/11/17(月) 20:31:37 ID:j0iaO7ZU0
05. 七里ヶ浜スカイウォーク ★★☆ アジカンの言葉遊び要素がふんだんに使われたミディアムテンポなナンバー。 メロディにグッとくるところはないが、雰囲気を楽しむ曲だと思う。 ファーストキッチンでは談笑に入り込めず、孤独を感じてしまい、 浜辺の水着レイディを見て酩酊すると言う全く持って理解できないストーリー。 歌詞に出る平家は、「鎌倉は源氏ゆかりの町なのでアウェイ感を感じる平家だ」という意味で付いている。 ちなみに江ノ電・七里ヶ浜駅近くのファーストキッチンはドラムの伊地知のホームらしい。 06. 稲村ヶ崎ジェーン ★★★☆ このタイトルはもちろん映画「稲村ジェーン」から得ている。 歌詞のイメージも映画に近く、ハイテンションな歌詞がひたすら続く。 曲はノリノリな80年代っぽいアレンジがされている。 間奏のギターソロがこの曲の聴きどころ。 ローカルサーファーがたしなむサーフィンがテーマ。 07. 極楽寺ハートブレイク ★★★★ 曲が始まったと思ったらすぐにサビが来て気がつけば終わってたみたいな曲。 存在感は全くない。余計なものを全て取っ払っている。 でも意外と深い。たった2分ちょっとに聞き手を喜ばせる要素が詰まっている。 簡単に言えば、アルバム曲然としたアルバム曲。 恐らくこの先日の目を見ることはないだろうが、ファン人気は高そうな曲です。 サヨナラの曲だけど変に暗くないからとてもハートブレイク(笑)しますね。 08. 長谷サンズ ★★★★ タイトルは「馳せ参ず」のダジャレ。でも歌詞は全くふざけていない。 本当に中毒性が高くて、気がつけば「馳せ参ず Oh〜馳せ参ず」なんて口ずさんでたり。 「馳せ参ず」って聞いたら焦燥感漂うアップテンポな曲かと思ってしまいがちだが、 テンポはそんなに速くない。客観的な観点で物語は進む。 ライブ映えしそうな曲ですね。
73 :
名無しのエリー :2008/11/17(月) 20:32:30 ID:j0iaO7ZU0
09. 由比ヶ浜カイト ★★★★★ シングル「アフターダーク」のカップリング曲。 結構アレンジが凝っていて、間奏で転調し後にテンポが戻る。 歌詞は「君を探す」トビ(カイト)が主人公。 始めこそは力の抜けた感じで歌うが、サビでは力強く歌っている。 由比ヶ浜辺りのトビって人の食べ物を良く取るそうな。 食べ物を探すように、君を必死に探している感じが歌い方に出ている。 一発録りのためミスをしたら一枚脱ぐというルールの下に録音していたが、 後藤のミスの為、「一枚脱ぎまーす」とアウトロの後にカミングアウトする。 カップリングにはそれが収録されていたが、アルバムには入っていない。 10. 鎌倉グッドバイ ★★★ ラストらしいラスト。ありがちなバラード。 鎌倉を知らない人間からすると、「鎌倉=都会」と感じてしまうが、 後藤からすれば藤沢の方が都会っぽいらしい。 藤沢は他の路線へ連絡している為都会らしいゴチャゴチャしたイメージらしい。 江ノ電の路線順というアルバムコンセプトからラストらしいバラードになった。 一番メッセージ色が強く、聞き手に向けられているとも取れる。
74 :
名無しのエリー :2008/11/17(月) 20:33:08 ID:j0iaO7ZU0
総評 ★★★★ 江ノ島電車の駅名をタイトルに入れた、湘南が舞台のコンセプトアルバム。 曲順まで江ノ電通り。全駅網羅とは行かなかったが、10曲を書き上げている。 アジカンのイメージがガラッと変わるぐらいの異色作。 気の抜けた感じではあるものの音楽の作りは手を抜いていない。完成度は高いと思う。 今までのアルバムは凝っていて、少し構えて聴かないといけない感じだったが、 アレンジもシンプルで、歌詞も今までにないポップさを感じる。とても気軽に聴ける。 言うなればとてもポップである。場所を選ばずに聴ける。 曲の構成もシンプルで、1曲の演奏時間も2分〜4分ぐらい。 アルバム1枚で32分という短さ。 江ノ電の片道が34分。(江ノ電公式ホームページより) ほとんどの曲が一発録りであり、スタジオの雰囲気がそのまま届けられた感じがする。 余りに、今までの作品との違いにアジカンのアルバムなのか疑ってしまうぐらい。 ファンの間ではこの作り方は賛否両論。 あくまでこのアルバムはコンセプトアルバム。江ノ電の駅順通りにアルバムを作るという、 その余裕さが今のアジカンにはあるということである。バンドの雰囲気が良い証拠。 それを含めて気軽に聴けば良いと思います。
75 :
名無しのエリー :2008/11/17(月) 21:33:37 ID:s/CcOg43O
>>74 乙。
一年に三枚もアルバム出すなんてアジカンすごすぎ。
76 :
名無しのエリー :2008/11/17(月) 22:19:50 ID:WJHY2RZv0
77 :
名無しのエリー :2008/11/18(火) 03:09:25 ID:G766keOE0
>>64 >>69 >>74 乙。では自分も
風のクロマ/レミオロメン
1.翼 ★★★
ポジティヴかつアッパー、いかにもなオープニングナンバー。ある意味新生レミオロメンの決意表明か。
勇気を翼にして一歩踏み込むよ、というくすぐったいほど真っ直ぐな詞に違和感が。そういうバンドだったっけ。
メロディも何だかベタで間延びしてる気が。サビ前のキメもお約束的で、神宮司のフィルもしょっぱい。しかしサビでの前田の、妙に音粒の良い、
ビリビリと感電しそうなベースが非常に気持ちいい。型通りながら盛り上げ・盛り下げを丁寧に作り込んだ王道なアレンジで、大きく展開する
Dメロを印象的に聴かせる作りになっている。
2.オーケストラ ★★
ソロシンガーの曲のような安全イントロで入る、ミドルテンポのポップな曲。前曲に引き続き、レミオロメンの普通宣言ともいえる癖のない曲。
コバタケのアレンジはレベルが低い訳ではないが、やはりマンネリはあると思う。節々で「あるある」と思ってしまうアレンジいっぱいの、
今年イチオシの普通曲。ちなみにサビだけ聴くと「ほしのパラダイスオーケストラ」というバンドのテーマ曲のように聞こえる。
数々のコラボをこなしたスカパラがついにオッパイとセッション!もはや楽器じゃないが、スカパラが不可能を可能に…!意外と面白そう。
3.ランデブータンデム ★★
まだまだ続く普通路線。この迷いのなさは一体…。70分超の今作だが、この先ずっとこの調子だったらどうしようかと早くも不安になってくる。
キャッチーなサビメロと、ありがちな韻踏み遊びが普通感を醸し出すポップな曲。出来に不具合は無いが、これといった特徴も無い。
レミオでなくてもいいのでは、という気が。むしろ自ら「僕らはもはや何者でもない」と言い放って古くからのファンに背を向け、
人ごみに消えていく彼らの姿が浮かんできそうな曲。
78 :
名無しのエリー :2008/11/18(火) 03:10:41 ID:G766keOE0
4.リズム ★★★ 職業作曲家が特徴の無いタレントシンガーに提供する曲のような、無難でポップな前田曲。前作ではクレジットを見なくても藤巻曲と前田曲の区別が 何となくついたが、今回は二人の曲の区別がつきにくい。元々前田は3ピースにこだわらない感じだったのが藤巻との違いだったのだが、今作では 藤巻曲もバンドっぽくないせいか。メロディは定番だが、序盤からコバタケアレンジを活かし、全体を通してもピアノやシンセを華やかに鳴らして 表情豊かで重厚な曲に仕上げている。前田はもう3ピースのスタイルに未練なさそう。神宮司も要求通りなのか本望なのか、普通なプレイ。 5.透明 ★★★★ サウスロック調のまったりとしたバンドサウンドにメロディアスな歌メロ、きらびやかなアレンジという組み合わせの曲。 1st時のコステロのレミオ版といった感じで、かなり新鮮。こういう曲を書くとは予想外。DメロやEメロが登場する複雑な曲が多い今作中では 作りがシンプルで、何度も巡る堂々としたサビが雄大で気持ちいい。3人で再現しても面白いかもと思える数少ない曲のひとつ。 6.蛍 ★★★★ アコーステッィクな出だしから、予想通りサビでアレンジが壮大になるバラード。「七月の雨に打たれて」と始まり、蝉にお囃子、蛍と夏目白押し。 詞世界の季節感がしっかりしていることが彼らの特徴とはいえ、ここまで来ると自らを客観視してパロディ化してるように思えてくる。 サビの「今、逢いに行けたら」が七夕に掛けてあることが2番まで聴かないと分からないのが勿体無いが、描写のAメロと直情的なサビという作りも含めて 何だかんだで詞はいい感じ。3人で再現するのは完全に無理な曲だが、自分の曲が壮大になりすぎてバンドのキャパを超える部分で上手くコバタケを 利用しているといえるのでは。ミスチル同様、自分達でアレンジをこなしきれないのでコバタケにつけいる隙を与えてるともいえるが。 力強さを増した、女々しくもぶっきらぼうなボーカルも魅力。ボーカリストとして伸びしろがあるとは思わなかった。コバタケの目の付け所は良かったかも。
79 :
名無しのエリー :2008/11/18(火) 03:11:17 ID:G766keOE0
7.青春の光 ★★ バンドサウンドを前面に出した、暑苦しいギターと手数多めのドラムが印象的な曲。 「ここは何処で俺は誰だ」というサビは迷走心理の表れだろうか。個人的には彼らは迷走どころかすっかり腹を決めたような印象を受けたが、 半端にバンドっぽいこの曲に限っては確かに迷いが出てるかも。歌メロの音数に対してドラム等の音数が多すぎるサビはメロディが間延びして聞こえる。 8.RUN ★★ 全てのJ-POPの丁度平均点を割り出そうとしたかのようなノーマルポップ。詞も曲も普通。詞や曲が悪いという訳ではないし、ベースなどは 非常に理性的なプレイなのだが、普通のメッセージを少しひねってこそのレミオロメンだったような。バンド名の「レ」の字はレディオヘッドから 取ったということらしいが、既にその時からいつかこういうポップな曲をやろうと思っていたんだろうか。最初からこうだったらデビューしてたんだろうか。 9.星取り ★★★ アコギとピアノ、パーカッションをメインに始まり、途中からバンドの音が加わる歌謡曲チックな曲。女性視点で描かれた、今更な感じの 演歌的な詞世界だが、藤巻の声との相性が良く、味わいがある。歌い尻とか結構余韻なくブツリと切ってるのだが、それがまた独特で良い。 自分の歌唱スタイルを肯定して、上手く歌うよりも自分らしく歌おうとしている感じがする。 10.もっと遠くへ ★★★ 非常にストレートなメッセージとコバタケらしいストリングスアレンジが印象的な曲。大元の曲自体は普通で、かなりアレンジに依存している。 こういうバンドで出来ない曲を書きたいからコバタケと組んだのか、昔のようなバンド然とした曲が書けなくなったからこうせざるを得ないのか。 前田はむしろこの手の曲の方が力を発揮している気がするが、ドラムは別に神宮司でなくてもいいような。というかもっと引出しが多くて アレンジ負けしない人に代わるならそっちの方がいい。今の路線なら。曲自体は藤巻の歌が上手くなった、というか色濃くなったので意外と聴ける。 彼はゆっくりした曲の方が向いてる印象。実際今作はゆっくり曲だらけだが、それでも問題なしという感じ。
80 :
名無しのエリー :2008/11/18(火) 03:12:28 ID:G766keOE0
11.Merry go round ★★★ 必然的にギターでなくピアノにメインリフを弾かせるため、よりバンドっぽくなくなる印象の前田曲。前田は作曲をそつなくこなすが、 それ以上でもそれ以下でもない感じ。作りが典型的すぎるというか、今までになかったものを作ろうという意欲が薄い印象。彼がメインの作曲者だったら レミオはここまで来れてないと思う。1月の雪も6月の雨もひっくるめて四季を登場させ、世界が続く限り君の笑顔を照らすと歌った藤巻の詞は、 別に珍しくもないようで実は彼らならではの面白さが出てる気がする。彼らが季節の歌を多く作ってるおかげで、藤巻が3月の花とか8月の空とか 歌うたびにその時期に合った彼らの代表曲が浮かび、レミオ走馬灯状態になる。さすがバンド界のカレンダー職人。 12.茜空 ★★★★★ 誰もが秋の夕暮れを連想する曲名で、春の桜並木の夕焼けを描いた意外性が面白い曲。いいこと言ったかと思うと「そう 春だから」とか 「もう来ないから」といった愛想のない簡潔な言葉でピシャリと締めるサビも面白い。詞だけ見ても結構面白いが、歌が乗るとなお面白い。 Aメロの優しい歌い口調には表現の幅の広がりを感じるし、サビでは得意の女々しくもぶっきらぼうな歌唱が炸裂。ピッチの怪しさも手伝い、 不穏なものが渦巻くような正体不明の迫力を醸し出している。大外からフジファブリックの世界に繋がってしまったようなこの物の怪感。 暑苦しいゴッホのタッチで桜並木の夕暮れを描いたような、荒々しくも不気味な存在感のある曲。聴いてると落ち着かない気分になるが常習性がある。 13.Wonderful&Beautiful ★★★ 不完全なものを愛して欲しいと歌う詞世界が前曲と相性抜群の曲。テーマとしてはありふれているが、この流れだと説得力がある。 巻き舌気味に男臭く歌ったかと思うと、声がひるがえりそうな不安定さを見せたりと、不器用なりに自分の歌唱スタイルを作り上げた藤巻らしい詞。 曲もまた絶妙に不完全な感じで終わる。メッセージがストレートだから曲も自然とそうなるのかもしれないが、やはり曲自体はもう少しひねりが欲しいか。
81 :
名無しのエリー :2008/11/18(火) 03:13:08 ID:G766keOE0
14.幸せのカタチ ★★ リズミカルな歌メロと軽快なドラム、ホーンアレンジが絡む、爽やかな曲。盛り上げ、盛り下げの構成もいつものコバタケといった感じで、 ミスチルの時と区別なし。ジャムセッションをしながらアイデアを出し合ってアレンジを決めているというより、おおよそのことを最初に決めて その通りに演奏してる感じ。曲ラストで急に「出会ったから」「奇跡だから」といった感動系の言葉を連発してたたみかけてくる。やりすぎでは。 15.花火 ★★ どれだけ花火が好きなのか、曲中に花火が登場する今作中3曲目の曲にしてついに曲名になった曲。サビメロは綺麗だが裏声が声量不足で軽く、 ラストまで来て藤巻のボーカリストとしての実力に再度疑問符を付けたくなる。これはさすがに「味がある」とはいかない気が。 サビの繰り返しのところやラスサビ前の転調時等、ベタにも程があるアレンジが何度か登場するため、割とうんざりする。この曲に入る前までで すでに70分を超えてるし、ラストでベタ曲はきつい。やっぱりアルバムが長すぎたのでは。
82 :
名無しのエリー :2008/11/18(火) 03:14:17 ID:G766keOE0
総評 ★★★ いつになく小林武史のプロデュース色が強い印象の、ナムコのゲームみたいなタイトルのレミオ4th。 身も蓋もないことを言ってしまうと、そもそも作曲の時点で3ピースでやるような曲じゃないといった感じの曲がズラリと並んでおり、 印象としてはバンドからソロになったソングライターが30代後半くらいで出したような落ち着いた作品。3人でもそこそこ再現できそうな曲は ほぼ無く、3ピースという形にこだわらない幅広いアレンジを取り入れている。藤巻の曲はDメロやEメロが登場するものが多いので、段階的に カラフルなアレンジを施すために色々な音を欲しがる考え方はもっともだと思うし、確かに3人の音だけでは曲がもっとマンネリしてただろうとは思うが、 困ったことに結局コバタケがマンネリしている。どうなんだろうコレ。コバタケがバンドサウンドを抑えるように指示してるんだとしたら もっといいアレンジしてやるべきだし、普通な曲しか書けなくなった藤巻がコバタケのアレンジをあてにしすぎてるんだとすれば、もっと 3人でやれることをやって、たまにはギターソロくらい入れるべき、といった所だが、どっちがどうなのかは分からない。 とりあえず両者が歌ものポップスを作ることで一致した作品ではあると思う。昔のファンからするともうレミオロメンじゃないとか、 仮にレミオロメンだとしてもレミオロメンという名のソロだとか言われそうな出来だが、これはこれで良い曲もあるので、バンド路線もポップス路線も こなせる器用さがあったと言えるのでは。そつのない前田に比べると神宮司はポップス路線向きとは言えないが、彼らが初期の音に回帰することが あるとしたら多分神宮司が働きかける時だけだろう。藤巻のボーカルは個性が強くなり、個人的にはそれだけでも聴く価値があると思うほど 面白くなったと思うが、一層キモくなったとか癖が無い方が良かったとかいう意見も多そう。あらゆる面でもう戻れない分岐点を通過し、 これで良かったような、もう取り返しがつかないようなグレーな気持ちになる、心が揺れる1枚。1聴目が薄いので我慢して繰り返し聴ける人向け。
83 :
名無しのエリー :2008/11/18(火) 22:54:40 ID:Ee5Zgj5T0
>82 乙! 相変わらず切り口が多すぎw確かにアルバムタイトルはナムコっぽいけど。 羊毛とおはな「LIVE IN LIVING '08」 01: やさしい朝の雨 ★★★ 「アコースティックの調べで寝ぼけた朝を連想させる曲」と書こうとしたら曲名がそのものだった。 アコースティックの調べで寝ぼけた朝を連想させる曲。 02: ナチュラル ★★★☆ カントリー調のアコースティックギターに女性ボーカルという単純な構成のデュオ。 アコギは芳醇に爪弾いて、声は張り上げずに、雨の日の室内で聴いているような印象を持たせる良曲。 開く時に小さく爆ぜる唇の音、カ行を歌いだす時に漏れる空気、歌い方に母性と色気が両立している。 03: 明日は、 ★★★★★ 交差点でいつも止まる時や、急行の電車に乗り遅れて腕時計のせいにしたりする日常を「明日は、」というタイトルが包む名曲。 低音とストローク別々に奏でるテンションコードはジャズよりもラテン系の暖かさ。 柔らかなベッドにもたれかかるときに「胸の鼓動を枕に押し付ける」というおはなの歌声に込められた情感は心地よい圧力さえ伴う。 キュンとくる。
84 :
名無しのエリー :2008/11/18(火) 22:55:16 ID:Ee5Zgj5T0
04: 揺れる ★★★★ これ誰のカバーだっけ?なんて聞きたくなるよな軽快なギターと巻き舌で歌う日本語詞。 この曲を壮大にアレンジしてもそれなりになるだろうが、ギターと咽喉の二つの楽器ですでに完成系。 声を張るわけではなく、自然な吸気がむしろ艶っぽい。 カヒミ(あるいは旅人など)のように、発せられる空気の吐息比率が意図的に高くしている印象は無い。 05: 雨にぬれても ★★★★ こっちは正真正銘のカバー、ご存知「雨にぬれても」。 指引きギターの練習曲としても使われる曲だけあってカバーにかかるアレンジは目立ったものが無い。 おはなは地味に英語がうまい。 巻き舌にすることで普通は敬遠されるリップノイズが多数乗ってしまっているが、これこそが羊毛とおはなの飛び道具。 06: Superstition ★★☆ スティービーなワンダーのカバー。 恥ずかしながら原曲は知らないが、歌い方が前半とは全く違いどちらかと言うとR&B系のシンガーのような顔を見せる。 市川のギターはアンニュイなフレーズをひたすら繰りかえしていてちょっと驚く。 デュオという形態でアコギに背負わせる役割がリフだけというのは昨今の編曲家にも挑戦してもらいたい領域ではある。 07: My Favorite Things ★★★★ コンポで聞くというよりも小さいカフェで弾いてもらっているような有名曲のカバー。 ソロの鉄琴(?)でさえやわらかく響いて、音響さんの必要性を肌で感じた一曲。 2:38のリップノイズは反則級、耳が弱点なあなたは是非ヘッドホンで。
85 :
名無しのエリー :2008/11/18(火) 22:58:13 ID:Ee5Zgj5T0
08: Perfect ★★★★ Fairground Attractionのダンサブルなナンバーを、ふくよかにカバー。 原曲は未聴だったが、カバーの方が好み・・・というのは映画から小説に入って小説を批判するようで嫌なのだが、これは選曲の段階で勝利しているような気がする。 むしろ原曲がアコースティックに合っているのに、無理矢理当時の流行に当てはめた印象。 09: 白いキャンバス ★★★ ここにきて岡崎律子に似ているよう感じたが、ルーツはもっとオリコンのど真ん中辺りにあるような気配もする。 90年代を席巻した女性ボーカルポップスを、楽器ごとにバラバラにして木造で組み立てなおしたらこうなるかも。 リスナーに対し、近くから聞かせて届かせる歌の立ち位置は似ている気がする。 10: カントリーロード ★★★★☆ しずくを乗せてこの坂を登りたくなるような好カバー。 もともと持っているイメージがジブリにあうので、もしそのまま使われてもなんの問題も無いし、耳をすませばがもし存在し無ければ無かったで、うまく帰りたい感が出ている。 総評: ★★★★ なんとも不思議な舌触りのする名前「羊毛とおはな」 手持ちの道具はギター、声、時々ピアノとパーカッション。 歌がメッセージを伝える手段であるなら、シンプルな方が大勢に伝わるんじゃないか。 そんな気にさせられる、フォークやパンクの道標にもなりえそうな名盤。 コバタケのように壮大にしなくても、二つの楽器でとても心地よい音圧に満たされる。 同室で聴いているような、豊かな音の膨らみ方もとても良い。 BGMとして、子守唄として、カラオケに、ギター練習、友達へのプレゼント、京都旅行販促、引きこもり時の癒し、・・・用法用量は守らなくても平気です。 個人的には疲れている方にオススメ。
86 :
名無しのエリー :2008/11/19(水) 00:12:20 ID:i8V2RS/Y0
YUIのMY SHORT STORIESお願いします
87 :
名無しのエリー :2008/11/19(水) 00:38:37 ID:hzo815AhO
みんな結構詳しく書いてるね。気安くレビューできないな。
88 :
名無しのエリー :2008/11/19(水) 00:57:55 ID:BjLZPCWtO
でもそんなの関係ねぇ〜
89 :
名無しのエリー :2008/11/19(水) 02:48:24 ID:eAbKnqzo0
みなさん乙です。
>>87 いろんな人のいろんなレビューを読みたいんだぜ
90 :
名無しのエリー :2008/11/19(水) 07:50:01 ID:lyz6oR12O
知名度が低いアーなら曲調も書かなきゃと思うし、好きなアーなら力入るな。 読む分には一行レビュー大歓迎w
91 :
名無しのエリー :2008/11/19(水) 15:39:29 ID:Mlp0qZq/O
別に音楽用語が全くわからない人が書いてもいいんだぜ? この曲は聞きやすいとか好きになれないとか! 星だけでも全然いいし
92 :
名無しのエリー :2008/11/19(水) 20:27:46 ID:2uUCg2Yl0
>>91 まとめとか見てると昔はけっこうそういうの多いよね
最近は力作・長文揃いwそれもいいんだけど
93 :
名無しのエリー :2008/11/21(金) 17:13:01 ID:8imE6RG20
個人的には長いのより2行くらいで軽く読める方が好きだな。 あと音楽にそれほど詳しくない人のレビューも見てみたい。 やっぱ色んなのがあったほうが良いしね
94 :
名無しのエリー :2008/11/22(土) 23:27:00 ID:A8OoWljW0
言葉をこねくり回しすぎて煮詰まってたんだけど、上の書き込みで肩の力が抜けたわ。 ということで久々に投下。二枚組みってのもあって十分に長いけども。 『終楽章』コンプリートベスト2000〜2008 / 倉橋ヨエコ <DISC-1> 1.感謝的生活 (Al.「礼」より) ★★☆ 左右に振られたピアノが良くも悪くもインディーズ臭満点。 彼女は激しく自己嫌悪を繰り返しつつも、他者に対してのこの姿勢は根底に潜んでいるように思う。 ある意味彼女のテーマ的一曲。 2.聴こえたから (Al.「礼」より) ★☆ この頃は詩もまだ発展途上で、後に嫌というほど展開される生活感はそこまで感じられない。 決して悪くはないのだが・・・ 3.過保護 (Al.「思ふ壺」より) ★★★ イントロのコーラスから何かがおかしい。 そして「かーーほーーごーーー」という歌い出しで一気に噴き出す狂気。 自虐的な言葉はこの頃から。 4.ままごと (Al.「思ふ壺」より) ★★☆ 明日からママになるんだ♪と幸せに歌ってるけど、 タイトルをふと見ると・・・うわぁぁぁぁぁ!!という妄想暴走ソング。 この言語感覚は誰も真似できないと思う。 5.盗られ系 (Al.「婦人用」より) ★★★★ イントロのスキャットからぶっ飛ぶゴキゲンでシュールなナンバー。 初のPVも作成されているのだが、、、うん、怖いよ、怖い。 よいこのみんなはおかあさんといっしょにみてね。
95 :
名無しのエリー :2008/11/22(土) 23:27:43 ID:A8OoWljW0
6.ラブレター (Al.「婦人用」より) ★★ 「あなただけいればいい 他に何にも欲しくないんだ」という、 幸せ一杯のフレーズすら彼女が歌うと偏執狂的に聴こえてしまう不思議。 しかし前後のインパクトがありすぎるおかげで、そこまで新鮮味を感じないという罠。 7.夜な夜な夜な (Al.「婦人用」より) ★★★★☆ 連呼される「夜は自己嫌悪で忙しい」という言葉。高音ファルセットで叫ぶ「反省文!反省文!」 本能的にヤバいと感じながらもどこか共感してしまう自分が怖い。 8.梅雨色小唄 (Al.「婦人用」より) ★★★★★ 雨の中「私の日課は被害妄想」「私の特技は自信喪失」と唄う、綺麗な欝曲。シンプルな弾き語り。 それでも「悪くないんだよ」という一言を望んじゃうんだよなぁ。 9.人間辞めても (Sg.「人間辞めても」より) ★★★ 人間辞めても虫にされても土に返ってもあんたから離れない、と唄うストーカーソング。 そして詩の世界をそのまま表現してしまったPVが相変わらずシュール。 子供に余計なトラウマを与えてはいけませんぜ。 10.恋の大捜査 (Al.「モダンガール」より) ★★★★☆ 冒頭からサバダバ唄ってます。超ハイテンションです。PVが超展開で魅せます。 最後までサバダバ叫んでます。そんな一曲。 11.流星 (Al.「モダンガール」より) ★★★☆ イントロの超高音サバダバボイスに完敗。きっと白目を剥きながら叫んでいるのでしょう。 そしてその勢いで「私よ消えろ」と星に願うんだから、人って怖いですよねー。 12.迷い猫 (コンピ「RARE & NOSTA」より) ★☆ この曲では打って変わって低くシュビドゥバ。 薄っぺらい打ち込みバッキングが気になる・・・
96 :
名無しのエリー :2008/11/22(土) 23:28:41 ID:A8OoWljW0
13.東京 (Al.「東京ピアノ」より) ★★★ 「都会に来るんじゃなかったな」というフレーズを ホーンも入った豪華なバッキングが支える。PVが相変わらず謎。 14.白い旗 (Al.「東京ピアノ」より) ★★★☆ 相変わらずシンプルな欝曲。華麗なバッキングのピアノ&ストリングスと やたら肉感的で生々しい声との対比が凄い。 15.はないちもんめ (Al.「東京ピアノ」より) ★★☆ 「どうせ誰も 名前を呼ばない はないちもんめ」他愛もない子供の遊びを彼女はこう感じていたらしい。 幼少時のトラウマをえぐり出しつつ唄うことで昇華できて…いるんだと思いたいが。 <DISC-2> 1.楯 (Sg.「楯」/Al.「ただいま」より) ★★★★★ あなたを守りたいと強く願う、涙なしでは聴けない名曲。 恋愛にも通じる普遍的な詩だが、ラストライブでは母親のことを想って書いたと告白。 そう想うとまた涙。やっぱりちょっと怖いPVも最後は泣けますぜ。 2.卵とじ (Al.「ただいま」より) ★★★☆ いきなり「言えない気持ちを卵とじ お弁当に詰めまして」。この言語感覚に脱帽。 陽気でライブでは踊れる一曲。 3.夏 (Al.「御中元」より) ★★★☆ スタンダードなメロを意識して作ったという曲。 綺麗なメロディに切ない歌詞が響く。この曲もPVアリ。涙。 4.ラジオ (Al.「御中元」より) ★★★ イントロから蛇のように絡み合うストリングスが凄い。 あの人との想い出を昇華しようと試みる、綺麗な一曲。
97 :
名無しのエリー :2008/11/22(土) 23:29:22 ID:A8OoWljW0
5.損と嘘 (Sg.「損と嘘」/Al.「色々」より) ★☆ 「損しても私幸せ」「嘘つかれたって幸せ」「あなたの罵声はバラ色の愛の歌」と唄うザ・ドMソング。 ついでに妄想てんこもり。一歩間違えればストーカーだなこりゃ。 ただしサウンド的には大仰なブラスアレンジがちょっと…。 6.涙で雪は穴だらけ (Sg.「損と嘘」より) ★★★★☆ 生きててごめんなさい、私なんて消えたほうがみんな幸せだよね、と唄う超欝曲。 「いいな、いいな、雪は溶けられるもん」・・・ここまでネガティブだとかなり危険。 シンプルなピアノ弾き語り。 7.桜道 (Al.「色々」より) ★☆ 打ち込みストリングスと春を告げる声。前曲との落差にびっくり。 ピアノはどこに行ったんだろう・・・ 8.今日も雨 (Al.「色々」より) ★★ イントロではまさかのエレキギターストローク。一瞬誰の曲か分からなかった。 歌詞中で報われないのは毎度のことながら、最後の「そんなもんだろう」という腹の括り方に変化を覚える。 9.白の世界 (Al.「色々」より) ★★★★ 日常を織り交ぜながら「惨めじゃない日をくれますか」と唄う欝曲。 Aメロの短調からBメロで長調になって光が見えたかと思いきや 「でも」と絶望が続くこの展開が凄い。 10.蛙の歌 (コンピ「酔いどれ詩人になるまえに」より) ★★★★★ 「どうぞ私の背中を踏み台にして」と唄う献身的なドMソング。 ピアノとタム&シンバルのみという特徴的なバッキング。 独特の詩世界と相俟ってもうたまらんね、こりゃ。 11.鳴らないピアノ (Al.「解体ピアノ」より) ★★☆ 良くも悪くも毒気の抜かれた良質なPOPS。 PVまで面白味がなくなっているのは残念。
98 :
名無しのエリー :2008/11/22(土) 23:30:24 ID:A8OoWljW0
12.依存症〜レッツゴー!ハイヒール〜 (Al.「解体ピアノ」より) ★★★☆ 「今日も元気に あなたに依存症/バレちゃ重たい あなたに依存症」と お得意のクラヨエ節炸裂。もう誰にも止められない、暴走恋愛ソング。 笑えない歌詞を明るく朗らかに歌い上げるから不思議ちゃん扱いされるんだよなぁ。 13.処方箋 (未発表曲) ★★ この打ち込みオケのアレンジ、どうなんだろ…。 三拍子でさらっと流れるので正直印象が薄い。 14.輪舞曲 (Al.「解体ピアノ」より) ★★★★★ 廃業を意識して書いたという、涙なしでは聞けないピアノ弾き語り。 何かを食べながら泣くのはドリカムも歌詞にしていたが、 「人生」という漠然としたテーマと卑近な日常をこう繋げるかと脱帽。 15.ジュエリー (未発表曲) ★★★★☆ ラストツアーで披露された弾き語り曲。 ざまあみろなんて言葉が入ってる曲で涙腺緩むとは思ってもみなかった。 総評:★★★★ アーティストを廃業した倉橋ヨエコの、発表年代順に収録された二枚組みベストアルバム。 各時代から満遍なく選ばれていて、さらにコンピ収録曲や新曲も収められているので ファンにも初心者にも自信を持ってお勧めできる一枚。 年代を追っていくにつれ詩世界が円熟していき、 同時にサウンド面の変化も感じられるので彼女の成長の軌跡を追うことも可能。 彼女の強みはハイトーンボイスやピアノもさることながら、やはりその生々しい歌詞だろう。 自虐混じりの自己嫌悪だったり幼少時のトラウマだったり暴走した妄想だったり、 普通なかなか言語化できない内容を歌詞にして唄っているから惹かれるんだと思う。 ということで詩世界を中心にレビューを試みてみたんだが、 流石に彼女の世界観が凝縮された二枚をじっくり聴くと疲れました…。 で、2,3個レビューを使い回し。手抜きで御免なさい。
99 :
名無しのエリー :2008/11/23(日) 01:35:46 ID:ka9o1RBT0 BE:506084227-2BP(30)
>>98 乙です。廃業宣言にはびっくりした
じゃあ俺も久々に投下
沿志奏逢2 / Bank Band
01.何の変哲もないLove Song ★★★☆
KANのカバー。爽やかな歌メロをピアノとアコギで彩った、春の木漏れ陽のような曲。
桜井の最近のテーマである「何気ない日常の幸せと、それへの感謝」を謳ってる曲で、納得のカバー。
アレンジも『HOME』の『やわらかい風』なんかを彷彿とさせる良質ポップスだけど、ベースがゴリゴリしてて良いアクセントとなってる。
02.ひとつだけ ★★★☆
矢野顕子のカバー。前曲と同じような優しいAメロから、ブラスを導入して盛り上げるサビへと繋がる。
そこの整合性がいまいちなのが気になるけど、全体として演奏がトッププロだけあって曲に命が溢れてるのを感じる。
特にドラムが曲の魅力を一滴たりとも零さないように包み込んでいて、改めて山木氏の凄さを実感。
03.昨日のNo, 明日のYes ★★★
GAKU-MCのカバー。桜井がもともと歌メロに言葉を詰め込むタイプだからか、ラップが意外とハマってる。
ラップのトラックにしては過多なほど音が溢れている割にサラッと聴かせるのは、コバタケの凄さか。
GAKU-MCがゲストボーカルとして参加してます。
04.to U ★★★★
オリジナルの1stシングルで、Salyuと桜井のデュエット曲。Salyuは改めて本当に凄い『歌手』だと思う。
アンビエントちっくな序盤から後半へ向けてだんだんと盛り上がっていく構成は、ミスチルのバラードでもお馴染み。
前曲までが音数の割に日常的な雰囲気を感じさせるものだったのに対し、これはテーマも曲調もかなり壮大なバラード。
05.スローバラード ★★★★☆
RCサクセションのカバー。ミスチルの『車の中でかくれてキスをしよう』はこれのオマージュだと思ってたので、かなり納得のカバー。
桜井も渾身の歌声で、清志郎に負けるとも劣らない切実さを醸し出している。
ムードたっぷりな山本拓夫のサックスも絶品。
100 :
名無しのエリー :2008/11/23(日) 01:36:01 ID:ka9o1RBT0 BE:1301356894-2BP(30)
06.遠い叫び ★★ 仲井戸麗市のカバー。曲自体は非常にカッコいいんだけど、アレンジが何かしょぼい。 ブラスが安っぽくて、タイトルにもある叫びを感じられない。まぁバンドの性質上仕方ないのかもしれないけど。 07.休みの日 ★★★ JUN SKY WALKER(S)のカバー。如何にも桜井の好きそうな「別れを肯定へと導こうとする男の弱さ」を感じる曲。 アレンジも今までと同じでそつのないバラードに仕上がってる。 08.イロトリドリノセカイ ★★★★★ JUDY AND MARYのカバー。JAMを桜井がカバーなんて想像つかなかったけど、これは素晴らしい。 軽快なリズムに乗せ日常の幸せを謳ったメロディと、それを祝福するようにブラスの音が響くサビのつながりは感動的。 個人的にこのアルバムのベストトラック。 09.煙突のある街 ★★☆ 真島昌利のカバー。このアルバムの中では異質のダークな雰囲気を放ってる楽曲。 歌詞も環境問題を謳ったもので、幸せに特化してるこのアルバムよりかは前作の収録曲に近い。 地響きの音だったり工場の音を使ってる凝ったアレンジは聴きごたえ十分。 10.はるまついぶき ★★★☆ オリジナルの配信限定シングル。数あるコバタケ作曲の中でも最もキャッチーな曲の一つなんじゃないか。 ミスチルでも聴き飽きたピアノ主体の壮大なバラードなんだけど、でもこういうのって外れない。 11.MR.LONELY ★★★☆ 玉置浩二のカバー。サビの裏声が好きだな、いかにも玉置さんって感じの唐突さで。 しかしここまでバラードは全部ほとんど同じアレンジなんだが、飽きが来ないのはメロディが良いからか。
101 :
名無しのエリー :2008/11/23(日) 01:36:04 ID:ka9o1RBT0 BE:759124973-2BP(30)
12.evergreen ★★★★☆ MY LITTLE LOVERのカバー。これは半分セルフカバーみたいなもんだよね。 ペシミスティックな世界観と、それを打破する「あなたへの愛」を謳った歌詞はオザケンを彷彿とさせる。 アレンジもそれに相応しく、8と同じような祝福を感じさせる名アレンジ。最後のコーラスが良い。 13.歌うたいのバラッド ★★☆ 斎藤和義のカバー。良い曲なんだけど、ちょっと大袈裟にしすぎ。 最後の愛してる連呼はかなりナルシズムがにじみ出ててひく。 でも原曲が素晴らしいので何だかんだ良いんだよねぇ。 14.よく来たね ★★★ オリジナル曲。唯一の桜井作曲。ap bankのオープニングに演奏された曲らしく、それっぽい歌詞。 しかしフェスの最初がバラードなんだ・・・ ピアノとストリングスだけのアレンジにしてるのは、ミスチルと差異化を図ろうとしてるのだろうか。 総評:★★★★ Mr.Childrenの桜井和寿と音楽プロデューサー小林武史が中心となって結成されたBank Bandの2枚目のアルバム。 前作が全部カバーだったのに対して、今作はオリジナルが3曲入っている。 前作も良いメロディにコバタケのウォールオブサウンドアレンジで非常に聴きやすかったが、今作はそれ以上にキャッチー。 選曲があまり有名どこではないのにもかかわらず、全てが凄い存在感を放っている。 バンドメンバーもトップクラスのプレイヤーを揃えているので、聴いてて安心感がある。 特にリズム隊の絡みは前作の時も感じたが絶品。 ただアルバムとして聴くとちょっとだけくどすぎるのが悔やまれるが、まぁ名盤ですので聴いてみてください。 駄レビューすみませんでした。
>>101 乙!
なんだけど清志郎に負けるとも劣らないってのはどういう事すか?w
>>98 >>11 乙です!
倉橋ヨエコはスペシャでたまたま見た「損と嘘」が曲もPVもぶっ飛んでいてびっくりしたなあ…
何か聴いてみたらすごく面白いアルバムだったので
フィッシュマンズ「KING MASTER GEORGE」
1992.1.21 発売(1998.2.18 再発)
1.いい言葉ちょうだい ★★☆
なんともダークなレゲエナンバー。不安を煽るような電子音が印象的。なぜこれを1曲目に…w
中盤のギターソロは絶品。そこはかとなく寂しい作詞も絶妙。個人的には印象が薄い。
最後にリヴァーブがありえないぐらいの音量になります。普通の音量で聴いてると若干耳が痛い…
2.誰かを捜そう ★★★★
なんとも呑気な、いかにも90年代バンドブームっぽいナンバー。その割には辛辣なこと言ってる歌詞が面白い。
こういう明るくてのんびりとしたナンバーは後期フィッシュマンズの活動では見られないので、
個人的に初期フィッシュマンズの作品を聴くときの一つの楽しみになってます。
3.シーフードレストラン ★★★
HAKASE曲。間の抜けたスカナンバー。ふざけてやってるような、この肩の力の抜け具合こそが魅力。
途中笑ってるし。「ちゃんと食べてるかー」とか言ってるし。最後にちょこっと入ってる「おしまーい!もうイヤ!ww」が印象的。
4.影ドロボウ ★★★☆
非常にゆったりとしたレゲエナンバー。切なさをもったかなり良質なメロディー。
佐藤さんの歌声も素敵で涙が出そうになる。なんでこの曲はこんなに評価されてないんだ!?とか思ってたら、後半で…
その佇まい自体が一つの壮大なコントのような曲。
上の
>>11 は
>>101 の間違いです…ごめんなさい
5.ダイビング ★★
エレクトロニカの雰囲気をもった、打ち込みを使った小品。オケも全部佐藤さんがやったらしい。
6.ミネラルウォーター ★★★
なんともだるい雰囲気の曲。形容しがたい。気だるそうな佐藤さんの歌声が印象的。
後半、調子の外れた、というか適当に弾いてるだけであろうピアノが登場。そして決壊。
7.なんてったの ★★★★☆
超が付くほどの名曲。というかここら辺の流れは名曲が揃ってる。これに関しては聴いてもらうしかないと思う。いや、ホントに。
この良さを文章にしようとするとどうしても変な文章になってしまう。でもレビューなので文字で書かなくては。
秋の夕方の風の爽やかさと切なさをそのまま体現したような曲。…これじゃあどんな曲か全くわからないというのは自分が一番よくわかってます。
8.ハンバーグ ★☆
お遊び曲。ハンバーグ食いたい。
「おやつはキットカット、決まりだね!」
9.100ミリちょっとの ★★★★
シングル曲だが、シングルとはアレンジと歌詞が異なってるらしい。これまた疑うこと無く名曲。
でも個人的にベスト盤「空中」のレアトラック集に入ってるリハーサルヴァージョンの方が好きかも。そっちの方が生音度が高い。
ちなみにこの曲はドラマ主題歌ということでテレビ局側から様々な注文が入り、その注文を解決するためにとにかく苦労したとか。
没になった英語バージョンもあるらしい…
10.頼りない天使 ★★★★★
ファンの間でその人気を不動のものとするフィッシュマンズのキャリア屈指の名曲。
聴く者はレゲエのリズムに乗せて4分36秒の中で何度も感動的な瞬間を迎える。
歌詞もまた佐藤さんが作詞の中でも屈指の出来。トランペットの音色が印象的。
11.トナカイ ★★★ とにかくだるい感じを出したいとのことで、プロデューサー窪田晴男さんから出された一つの指令。「夜中過ぎに酒飲んだ後で集合」 で、実際にその日の深夜、メンバー全員酒飲んでハイになってるところをスタジオに押し込まれて、完全即興演奏。 その様子を収録したのがこのインストナンバー。深夜の緊迫感がひしひしと伝わってくる。音の間に挟み込まれた様々なSEが印象的。 12.君だけがダイヤモンド ★ 一発ネタ。その割には結構酷いこと言ってる。 13.雨男憎まれる ★★★ これまた90年代バンドブームらしいナンバー。最後に天気予報の音声が入る所とかいかにも90年代w 二分もいかない短い演奏時間の中を軽快に駆け抜けていく。雨男は憎まれます。 14.土曜日の夜 ★★★★★ これまたファンの間では人気の高いナンバー。詞、曲ともに小嶋謙介さんの作。 レゲエのリズムに乗せて土曜日の夜の焦燥が歌われる。なんとも素敵なメロディー。 途中、雨の音(でいいんだよね?)が入るところがやけに気になる。 15.曲目紹介 ★★ 窪田晴男さんによる曲目紹介。「さて、お送りしてまいりました長編大作『ジゴロ 俺が泣かした女たち』。いかかでしたでしょうか…」 ちょくちょく変なこと言ってます。バックに流れている音楽はなぜか「なんてったの」。 16.教育 ★ 出オチwwwww 総評:★★★★☆ 結構評判が悪めのセカンドアルバム。後期ではありえないような作風の曲やギャグが入っているのが原因か? しかし名曲を何曲も収録しているし、それにそのほかの収録曲も別に悪い出来ではないと思うんだけれどなあ。 特に「誰かを捜そう」みたいな作風の曲はフィッシュマンズを聴く上でぜひともふれていただきたい。面白いから。 最初の一枚には勧められないけども、3枚ぐらい聴いたあとに手に取っていただきたい、そんな作品。 なんか変なレビューでごめんなさい。
皆さん乙です。5年ぐらいROMってるけど初めて投下してみる。音楽知識は無いです。 アラカルト/フジファブリック 1. 線香花火 ★★ 「夏は簡単には終わらないのさ」…疾走感があるようなないような、初期フジファブリックにしてはさわやかなナンバー。 それゆえに癖が抑えられていてこのアルバムの中では一番印象に残らない曲とも言える。 このアルバム全体に言えることだけれどキーボード(と言うかオルガン、って感じの音)がサウンドの重要パートを占めている。 2. 桜並木,二つの傘 ★★★☆ 古臭いギターリフと歌謡曲のようなメロディーが懐かしくせわしなくやるせない。 歌詞は「降り出しそう」→「降り出した」→「二つの傘」と雨を小道具として、別れる二人のドラマが描かれている。 サビでは志村の擬音使いクオリティが炸裂。 後にメジャーデビューシングル「桜の季節」のカップリングに再録される。 3. 午前3時 ★★★★ なんてクレイジーなメロディー…!キーボードもドラムもベースも歌唱と同じリズムを刻むあたりは不思議な浮遊感。 多分これの進化系が「追ってけ追ってけ」。ハイとローを行き来するようなバンドパートが面白い。 4. 浮雲 ★★★ ムード歌謡すれすれのマイナー調。挿入されるフルートのような音色が物悲しい。 田舎の夜道を一人ぼっちで歩いているような孤独の匂いのする曲。
5. ダンス2000 ★★☆ イントロのベース音から心躍る、TAIFU→銀河→Sufer Kingと続く変態ディスコチューンのプロトタイプといえそうな一曲。 それらに比べてメロディーのフックはまだ弱いかな。ただサビのキメの「いやしかし何故に」という接続詞三連発はインパクト大。 これもメジャー後「虹」のカップリングに再録。 6. 茜色の夕日 ★★★★ メジャー後にシングルになったけれど、でもこの元バージョンの方が断然良い。 メジャー版より若干テンポが速くて、淡々とした志村の硬くて拙いボーカルが(正直今でも上手くないけど…) この曲を作った当時の刹那を切り取っているようで切なさを誘う。 間奏はフォークっぽいアレンジ。 総評:★★★☆ 2002年発売のファーストミニアルバム。ちなみにこの頃のメンバーは今は志村しかいない。 既に世界観は確立されていて、特にメジャー2nd以降ちょっとずつ占める割合の減っていった 和の雰囲気や暗さが存分に発揮されているので、メジャー1stあたりの曲が好きならきっと好き。 次作の「アラモード」は若干こっちより明るいので、セットで聞くとちょうどいい。 音はこもっていてあまり良くないけれど、それが全体に漂う物憂さやM-6の切なさにも繋がっていると思う。
5(FIVE)/Berryz工房 1.HAPPY!Stand Up ★★★★ ギターのリフが印象的なファンキーディスコチューン。こういうクールめな曲はデビューシングルくらいだったので新鮮。 「発見したんだ」と「HAPPY!Stand Up」のフレーズで踏む韻など詞も曲もつんくキレまくりでかなりいい出来。 フロントメンバーで歌唱の面でもフューチャーされている、太くてぶっきらぼうな声の菅谷と 甘ったるいけどなぜか凛とした嗣永の声がいいアクセントに。惜しむべきは締めがちょっとかっこ悪い。 2.この指とまれ! ★★★☆ 唄っているのは嗣永、徳永、須藤。ソウル風のブラスアレンジ、高音の映える美しいメロディーがさわやかな一曲。つんくこんな癖のない曲も書くのね。 「タタタタタン!」というリズムはスタイル・カウンシルの「My Ever Changing Moods」からの引用で、 その意味では娘。の「真夏の光線」の姉妹曲的な良曲。 でも生バンド編成の真夏の光線と聞き比べると、当時とはかけられるお金が違うんだなぁというのを実感。 3.バカにしないで ★★ 一転してシンセの炸裂するマイナー歌謡ロック。完全に前作の「サヨナラ激しき恋」を踏襲したバージョン2と言える曲。(曲構成も編曲者も一緒) でも個人的にはこっちのメロディーの方が好きかな。聞いてる分にはダサいけど、カラオケで歌うときっと気持ちいいと思う。 唄っているのは、清水、夏焼、熊井、菅谷。 4.行け 行け モンキーダンス ★★★☆ とっても評判の悪かったシングル曲。でも自分は大好きですw エレクトリック・ズンドコ節なトラックに素っ頓狂なメロディーが乗る様子はいい意味で可笑しくて楽しい。 緩急の激しいメロディーに合わせてアレンジもコロコロと印象を変え、随所で鳴るギターもいい感じ。 歌詞はオリンピック応援・日本人賛美という内容で、同時期に発売されヒットしたアラジン「陽は、また昇る」と同じ。 伸介の素直すぎる歌詞は若干プロパガンダ臭を醸し出していたけれど、こちらはつんくの日本人をモンキーと言い換えたり 日本賛美の内容が日本のお米のみだったりという突っ込みどころ満載っぷりが上手い具合にアホでそういうのは感じない。 グッジョブ、なのか?
5.Ah Merry-go-round ★☆ 唄っているのは清水、嗣永。大仰で湿っぽい演歌〜歌謡曲なメロディーなのにアレンジはチキチキR&Bで違和感。 ベリでは歌唱力ナンバーワンと言われ、このアルバムでも唯一コーラスにもクレジットされている清水がつんく歌唱バリバリなのに若干萎え。 鼻にかかった声だからそう感じるだけ?二人ともM-2、M-3の曲の方が似合ってるかな… 6.CLAP! ★★☆ 唄っているのは夏焼、徳永、熊井。ずっと横でアコギが鳴っているようなアレンジはハロでは珍しい。 皆で一緒に唄いたいような牧歌的な曲だけど… なんていうか声がヘロってるメンバー(歌の上手い下手じゃなくて)で構成されているせいか能天気… 通り越して若干マヌケという形容詞が似合う曲に。中途半端なコール&レスポンスもフェイクも然り。 でもアイドルだからまあアリかな。中盤でカントリー風のアレンジになったりする。 7.REAL LOVE ★★★ 菅谷のソロナンバー。最年少だけど大人っぽい見た目の彼女に合わせた「背伸びする少女」の曲。あざといな。 編曲はハロプロ一のR&BアレンジャーAKIRA。ブラックミュージックに全然疎い自分でも、同じR&B調のM-5と比べて「重くて黒い」のが分かる。 アレンジがかっこいいのに間奏のセリフが正直邪魔。菅谷の声は映えているけれど、何かもう一押し欲しい気も。 8.夢を一粒〜Berryz仮面 Endingテーマ〜 ★★★ 遊び曲かと思いきやしっかりした出来の感傷的でクラシカルなタンゴナンバー。高橋諭一の切ないけどにぎやかなアレンジがいい仕事。 この曲でメインになっているのは須藤。癖声の多いこのグループの中で須藤の声質は唯一の正統派で、 もうちょっと歌が上手くなると歌唱で重要なポジションを握れるかも。 9.ジンギスカン ★★☆ ジンギスカン×ダンス☆マンで悪い曲になるはずはない。ちょっとキーが高すぎなのがアイドルっぽい。嗣永の声とかキンキンするw 10.付き合ってるのに片思い ★★ 去年のシングルでキラキラしたアイドルソング。このどキャッチーなメロはやっぱりつんくすごい。 この曲が無難な分、今回のアルバムはは色んなタイプの曲があったなあと改めて実感できる。
11.BE ★☆ 鍵盤とストリングスで構成された合唱曲のようなユニゾンバラード。知らない子供が一緒に唄ってる…!まあラストっぽい。 いいこと言っているような歌詞が分かるようで分からない。まだ見ぬ子供への歌? 12.スッペシャル ジェネレ〜ション(エキセントリックRemix) ★★☆ 2005年のシングルのリミックスを収録。…何で?ジンギスカンから入ってくる(かもしれない)一般人に代表曲を、という狙い? 今の大人になった声を一通り聞いた後だとかなりの違和感。せめてボーカル録り直せばいいのに。 ギターリフにユーロ、テクノとちょっとずつ色んな要素を放り込んだリミックスはまあまあ面白い。 総評:★★★ シングル曲M-10とM-4は超!アイドルソングとイッちゃってる曲なので普通の人は引くかな。 でもそれ以外の曲は、以前と違って曲名ですらおちゃらけていない、良い意味で「普通」なポップソングで構成されている。 本人たちの見た目も歌唱もぐんと大人びたし、女の子ポーカルのポップスが聞きたいと思ったら手にとってみてもいいかも。 と思うんだけど、自分はわりとハロプロに慣れてるから麻痺してるかもしれない。 駄文失礼しました!レビューってやっぱ難しい。
112 :
名無しのエリー :2008/11/24(月) 16:01:31 ID:Ts8BOezk0
>>103-110 乙です
小室保釈記念にでも。
FUN for FAN / 鈴木あみ
1. love the island ★★★★★
のっけから超名曲。デビュー曲だから相当気合入れたのだろう。
メロディーも歌詞もTKワークスの中でも超高レベル。
この曲は切ないメロディーのみで出来上がっているといって過言ではない。
あみ〜ゴの歌唱力もこの曲では全く問題ない。
夏の終わりに、ぜひ。
2. alone in my room ★★☆
なんか懐かしいメロディーは良いのだが、あみ〜ゴの音程がずれている。
まぁ、結構難しいメロディーラインなんだけども。
ちなみに余談だが、この曲のジャケはあみ〜ゴのふてくされた顔。
音楽ライター安部薫はこれを「ツンデレの始祖」と捉えているようだ。
そしてそれが彼女のセルフプロデュース力の高さを証明していると。
(別冊宝島『TMN&小室哲哉ポップス神話創世)にて)
3. all night long ★★★★
もう出た、TKの真骨頂ともいえる(笑)実験曲。
素人が作ったようなメロディーと超ハイクオリティーなトラックがなんとも。
多分だけど・・・「AメロとBメロが無い曲でも、トラックが良ければどれだけ売れるのか」みたいな実験がしたかった。でもやっぱ良心が邪魔しちゃったから無理矢理AメロとBメロをはめ込んだ・・・みたいな感じだと思う。
とりあえずトラックを聴かせることに成功したという点では、実験成功。
113 :
名無しのエリー :2008/11/24(月) 16:03:05 ID:Ts8BOezk0
4. white key ★★★★ 再び売れ線へ回帰。 とはいえ作曲は久保こーじとの共作。 だからこんなにしっかりとしたメロディーなのか。 構成が良くできているし、あみ〜ゴの歌唱力でも余裕を持って歌いこなせるメロディーである。 5. Nothing without you ★★ 何が悪いというわけではないが、なんか地味。 地味なメロディーを明るく歌うあみ〜ゴのヴォーカルが何とも。 ホント地味なんだけど、最後のほうでなぜかドラム(もちろん打ち込み)の高速連打が挿入されたり。 謎だ。 6. Don’t leave me behind ★★☆ 2曲連続で印象に残りづらい(苦笑)。 後で思い返してみると、珍しくギターソロがあるなぁって程度しか思い出せない。 あいかわらずトラックの出来はなかなかいい感じだが、メロディーがやはり地味。 TK氏がこの曲でどういう実験をしたいのか全くわからない。 つ〜か、ただ単にやる気が無いだけなのか。こういう中途半端なことはやめて欲しい。 一方のあみ〜ゴは「強くな・れ・る」の部分でアイドルチックに媚を売ってきたり。 この二人はどこかずれていたと思う、絶対に。 7. Silent Stream ★★★ 前曲のカップリング。イントロが結構カッコいい。 作曲が久保こーじであるため、特に問題なく安心して聴ける。 8. BE TOGETHER ★★★★ ご存知TM NETWORKのカバー。 原曲はサビでの窒息寸前のウツの歌声が楽しめたが、さすがにあみ〜ゴで同じことをやると地獄絵図になりかねないと思ったのか、コーラス隊を配備。
114 :
名無しのエリー :2008/11/24(月) 16:03:54 ID:Ts8BOezk0
9. OUR DAYS ★★★★★ 超超超名曲。TKが渾身の力で放ったバラード。 歌詞もメロディーもオケも文句の付け所が無い。 ラストのサビなんて涙腺を崩壊させる気か、と。 あみ〜ゴのヴォーカルは相変わらず下手だけど、それが切なさを倍増させている気がする。 ぜひ聴いてほしい。 10.HAPPY NEW MILLENIUM ある意味★★★★ (本来は★★☆) イントロこそ鈴の音とかが鳴ったりするものの、あとは全然HAPPYな感じがしない。 挙句の果てにサビでは歪んだギターが挿入されたり、シンセがシリアスな音色を奏で出す始末。 TK氏は2000年に地球が滅びることを前提として作っているのだろうか。 そうとしか思えない。 「OK!」ってサンプリングコーラスも、いったい何がOKなんだか・・・。 11. Don't need to say good bye ★★★ これも切ないバラード。 この当時のTK氏の楽曲の中ではなかなかな部類に入る曲だが、この程度では筆者は高い評価を付けない。 『OUR DAYS』と比べると余計にそうなる。 ちなみに、ヴォーカルがチューニングで軽く加工されていて、当時の多くの人は違和感を覚えたようだ。 でも中田ヤスタカ作品が普通にヒットを飛ばしているこの時世では、特に気にならない。 12.THANK YOU 4 EVERY DAY EVERY BODY ある意味★★★★★(本来は★★) 出た、怪曲 ! イントロのシンセの脳天気なフレーズからして嫌な予感。 下手糞かつ脳天気なあみ〜ゴの歌唱とラリった歌詞&無理矢理なメロディーが生み出すカオスが凄まじい。 ここで歌詞を一部紹介。 「毎日いろんな事が起こってナンがあって ナンか感じて ナンか知って イイ事もサイアクな事だってどれもこれもDNAの種」 「明日をのぞきたい まだまだこわくない だけどDNAはたしかに くずれさって日々へってく」 作詞は前田たかひろ・小室哲哉・鈴木あみの三名。 3人とも狂ってますな。
115 :
名無しのエリー :2008/11/24(月) 16:05:49 ID:Ts8BOezk0
13.Reality ★☆ みつ子×哲哉コンビが復活ということで、古くからの小室ファンはさぞかし狂喜乱舞したと思われるが、実際に届けられたこの曲を聴いてズッこけたであろう。 いや、まぁ悪い曲ではないのだけれども暗いし、なんかよくわからない。 曲の構成が複雑な気がするのでよく聴いてみようとしたのだが、あみ〜ゴのヴォーカルが邪魔をする。 他の上手い歌手が歌ってくれないと、楽曲の評価が出来ない。それって・・・。 (曲がさりげに主張している、みたいなスタンスのハロプロ曲とは違うのだ。) あ、地味にベースのアレンジがカッコいいです。 14.Dancin' in Hip-Hop ★★ 外人ラッパーを大胆にフィーチャーした曲。 つ〜か、あみ〜ゴ全然出てこねぇし。むしろ彼女の声が邪魔。 トラックとラップの出来が良いだけに余計にそう思う。 この曲を安室が歌っていればもっと良い曲になったんじゃないかなぁ。 総評 ★★★ 裁判だの何だのでゴタゴタの中で出された、“あみ”時代のベストアルバム。 (だから敢えて“あみ〜ゴ”なる言葉も多用した。) 彼女は当時の小室ファミリーの中ではずば抜けて若く、なんと彼女の父親自体TK氏より4歳も若いという。 某対談において、それをTK氏が非常に困惑しており「どうしていいのかわからない」などと発言していたのが印象的だった。 でも、なんだかんだ言って全体的に見るとそれなりに良い曲を与えているなという印象は受ける。 (これがアルバムになると変わるのかもしれない。) ただ、この頃のTK氏はかつて自分が作り上げた音楽スタイルのリニューアルを行っていた時期。 ゆえに、実験的な曲やトラックばかりに凝っていて肝心のメロディーが手抜きな曲も見受けられる。 ましてや最後のほうはとんでもないことに・・・。 とりあえず、この頃のTK作品は前後の時期と比べて異彩を放っているので、そこが気になるって人にオススメ。 もちろんあみ〜ゴの歌唱力については覚悟の上で。 ちなみに、10と12の“ある意味”ってのは一部のキワモノ好きの方のための評価です。 ホントはもっと早く書きたかったけど、熱でダウンしてしまった・・・。 皆さんも風邪にはお気をつけて。では。
皆乙。 フィッシュマンズはつじあやのがカバーしててびびった。
117 :
名無しのエリー :2008/11/24(月) 21:57:57 ID:wLh5qKDE0
HAPPY NEW MILLENIUMは確かに凄い 出来合いの曲を無理矢理ミレニアム使用にした結果なのかなぁと思うけど、 イントロ→Aメロ→Bメロ→サビの順でどんどんハッピー感が無くなっていく音作りな上、 一番耳に残る部分なはずのサビの出だしが 1番「あなたもひとりだけ わたしだってひとりだけ」 ↓ 2番「すぐ世界はメチャクチャになりそうな世紀末」 と来て ↓ 3番「HAPPY NEW MILLENIUM」 とか何かもう。バックで踊り狂ってるシンセとその直後に現れるハッピーなジングルベルも明らかに不自然で気味悪すぎる。
みなさん乙です。 OUR DAYSは某所で聴いたaikoのカバーで良さを知った。 頼りない天使はつじあやのカバーも良かったな。 誰かカバーガールやってくれないかな。
120 :
115 :2008/11/27(木) 17:01:52 ID:DVyWcHXw0
すみません。訂正します。 13.Reality ★☆ みつ子×哲哉コンビが復活ということで、古くからの小室ファンはさぞかし狂喜乱舞したと思われるが、実際に届けられたこの曲を聴いてズッこけたであろう。 いや、まぁ悪い曲ではないのだけれども暗いし、なんかよくわからない。 曲の構成が複雑な気がするのでよく聴いてみようとしたのだが、あみ〜ゴのヴォーカルが邪魔をする。 他の上手い歌手が歌ってくれないと、楽曲の評価が出来ない。それって・・・。 (ハロプロ曲は曲がさりげに主張している、みたいなスタンスだから問題は無い。だがこちらは曲の強い主張をヴォーカルが殺しているのだ。) とりあえず今言えるのは、地味にベースのアレンジがカッコいいということのみ。 まとめ人殿、お手数おかけします。申し訳ございません。
>>85 >>98 >>101 >>105 >>107 >>110 >>115 、あと
>>117 も乙。では自分も
牙をみせろ/THE PREDATORS
1.ROCK'N ROLL LAY DOWN ★★★
一曲目はシンプルなメロディに山中の鈍いギターリフがしつこくまとわりつく、グランジ色の強いJIRO曲。
天然でリズムが重い山中と対照的にナカヤマはフィルで走る癖があり、Aメロの導入では山中がギターのフレーズを弾き切るか弾き切らないかの辺りで
先にドラムのスネア連打が終わってしまいそうになる。何というギリギリ感。お前らもうオッサンなのに何でそんなチャットモンチーみたいな
スリリングな演奏が出来るんだ!?全体的にグチャッとしているが、3人が素直に持ち味を発揮した結果には違いない。
アウトロも意外と音量が上がってこないなと思ったら、最後の1音だけバカでかい。カオスだ。
2.C.R.S. ★★★
「ポップなニルヴァーナ」がコンセプトという事で、非常に分かり易くニルヴァーナっぽく仕上げてきた曲。というか、ほぼニルヴァーナの曲。
しかも多分一番有名なやつ。作曲のクレジットは堂々の山中さわお。屍からもいただけるものはいただこうという羅生門的な阿鼻叫喚さがカオス。
原曲の「Hello,Hello...How Low?」の部分にあてがった「Come on,Come on...RAMONES」は意外と良いかも。安い替え歌みたいだけど、口ずさみたくはなる。
そして原曲の「Teen」に対抗してか、サビでは「30歳になっちまって 心拍数跳ね上がった」と、ピークを過ぎた体を嘆く。切ねえ…。
さらに原曲にならってギターソロのフレーズをAメロの歌メロそのままにしてみたりと、もう色々手に負えない曲。
3.LIVE DRIVE ★★
だんだん下っていくAメロが面白い、アップテンポな山中曲。前2曲の重苦しいイメージを振り払うかのようなストレートな出来だが、
サビや間奏にひねりが無さ過ぎてAメロだけ浮いてしまった気が。カートっぽくしたいのか、普通にキャッチーな曲にしたいのか半端な印象。
4.SHOOT THE MOON ★★★★ コードを4つしか使わず、メロディもAメロとサビを似せてあるという非常にシンプルなJIRO曲。個人的に最も彼ららしいと感じる、 贅肉の全くないソリッドな出来。それでいて、同じフレーズを3回繰り返すサビでは3回とも違うラインのコーラスを重ねる凝り具合も。 ナカヤマも、もうわざとじゃないかってくらいフィルでガンガンに走る。この歳でこんなに猪突猛進な演奏をするバンドも珍しい。 そもそも年齢相応に上手く弾くべきだという発想自体、多分彼らには無い。JIROの超シンプルな曲が意図的なものなのか、単にアイデアが無いだけだったのかは 分からないが、この曲がこのバンドのらしさを引き出しているのは間違いないのでは。生き急ぐ前のめり感に浸れる曲。 5.GUN LOCK ★★★ 重苦しいリフと、オチてるようなオチてないような不気味なメロディが印象的な山中曲。なるほどニルヴァーナという感じだが、 これは確信的にポップにしたというより、まんまニルヴァーナっぽくするつもりで弾いてみたら全体的に音が細くてヘナヘナしてしまったので 「じゃあポップなニルヴァーナ、という事で…」と後づけしたような印象。ギターソロは変。それでもこうした曲を書く人は多くないし、面白い曲か。 6.ISLAND ★★★★ ここでいきなり渋くなる、ミドルテンポのJIRO曲。あんまりニルヴァーナという感じではない。むしろ二ール・ヤング。 神とかカラスとか狼とか出てくる、60年代の洋楽っぽい山中の詞もハマッていて、郷愁系の古い洋画の挿入歌のような枯れた男の色気を感じる曲になっている。 実年齢よりだいぶ若い印象の曲が多い今作中にあって異彩を放つ曲。JIROのピークは今かもしれない。全体にざっくりした演奏もいい感じ。 特にナカヤマのぶっきらぼうなシンバルワークは男臭い。 7.WILD TIGER ★★ 最後は駆け抜けて終わるアッパーなJIRO曲。今作のリードトラックにあたる曲と思われるが、その割には普通。メロコアとビート系の中間のような曲。 サビ前のブレイクは入れずにそのままスネア連打で流れを維持したほうがこのバンドらしい疾走感が出た気が。何はともあれ今作中では 最も広いリスナー層に訴えるキャッチーな曲か。
総評 ★★★ ピロウズ山中さわお、GLAYのJIRO、ストレイテナーのナカヤマシンペイから成る3ピース、THE PREDATORSの2nd。 個人的には好きじゃないが実力は認める、と誰にでも言わせられるような技巧派では全くないが、穴でもある部分がまた魅力でもあるバンドだし、 それぞれの元バンドと違うカラーの曲をやるための企画バンドだということを考えれば充分な出来では。2人のソングライターが作曲しているが、 山中山ジローというソロアーティストが全楽器を担当して作った作品と言われても違和感が無いほどまとまりのある作品になっている。 そのまとまりの正体が全曲に通じるチープさだというのはいただけない気もするが。曲の印象は3バンドのなかではストレイテナーに1番近い気がする。 ドラマーのカラーが1番強いのは意外だが、ミドルテンポの8ビートに強い佐藤でも、バラードが達者なToshiでもなく、前のめりな疾走感が持ち味の ナカヤマを活かす曲をメンバーが上手く提供した成果か。特にJIROはこのバンドのソングライターとして欠かせない存在。同じ曲をGLAYに書いても、 もっと売り準備万端な感じのかしこまったアレンジにされてしまうだろうし、彼にとってこのバンドは結構貴重な発表の場のはず。 普通に考えればJIRO目当てのGLAYファンに山中やナカヤマがアピールするチャンスのバンドだが、逆にピロウズやテナーのファンをJIROの力で このバンドのファンに引き込む、という流れも作り得るのでは。残念なことにJIROの作曲はTAKUROの影響を毛ほども受けていないので、GLAYファンは あまり喜びそうもないが。とにかく他の2人以上にこのバンドならではの活動をしている、伸び盛りのJIROに注目したい作品。
乙。確かにこれはJIROの作曲能力に驚いた。 普通にいいの作れるんだ、って感じ
125 :
名無しのエリー :2008/11/29(土) 15:01:20 ID:w9dkI+Mj0
乙です。 確かに今回はJIROが凄かったですよね。 このJIROの作曲能力をぜひGLAYに活かして欲しいなと。 あと、ナカヤマがメイクをしているのに驚きw。
乙です。 JIRO作曲のGLAYの曲で「ビリビリクラッシュメン」って曲は今でもたまに聞くなぁ。
初レビュー。ざっくりと短く。 WANDS / PIECE OF MY SOUL 1. FLOWER ★★★★ このアルバムを象徴するロックナンバーで、抽象的な歌詞とギターリフが印象的。 WANDSロックのTOP3に入る曲。 2. Love & Hate ★★★★ 生のギターとドラム主体のサウンドだがあくまでポップに響いて心地良い。 小品ながらロックとポップのバランスが取れた佳曲。 3. 世界が終るまでは… ★★★★ 高い歌唱力とロックなアレンジが、曲の良さをこれ以上ないと感じるくらい引き出している。 カバーをけなす気は全くないが原曲はやはり完成度が違う。 4. DON'T TRY SO HARD ★★ アルバム唯一のアコースティックナンバー。 アルバムのアクセントになってるし出来は悪くないがこの流れで聴くと音が寂しい。 5. Crazy Cat ★★☆ 歌メロは単調で飽きやすいがバックで鳴るドラムとギターがクセになる。 6. Secret Night ★★★ 栗林誠一郎の英詞曲に日本語詞をつけてカバー。 低音から高音まで難なく歌いこなすボーカルとロックなサウンドがバッチリ決まっている。 7. Foolish OK ★★★☆ サウンドはハードながらメロディはシングルにもなりそうなキャッチャーさを持っている。 おそらくこのアルバム曲の中では最もわかりやすく耳に残る曲。
8. PIECE OF MY SOUL ★★★☆ アコースティックなメロから一転、対照的な激しいサビになだれ込む。 歌詞も含めてこの曲が持つ刹那的な雰囲気が良い。 9. Junpin' Jack Boy(Album version) ★☆ バリバリの打ち込みポップスだったシングルをアルバムに合わせ生音主体にリアレンジ。 だが原曲の勢いの良さが失われた上にアルバムの流れからも浮いている。 10. MILLION MILES AWAY ★★★★ ラストを飾るに相応しい壮大なバラード。 曲構成が素晴らしく、最初は静謐に、サビで開放的に、そしてその後ダイナミックに展開していく。 総評.★★★★☆ 全盛期WANDS(キャッチャーな打ち込みポップ)とその後のal.ni.co(グランジ)の過渡期に 製作されたためか、前者のポップさと後者のハードさを併せ持ったおいしいとこ取りのような作品に。 それ以前のアルバムはキャッチャーながら今聴くとどうしても時代を感じるサウンドで飽きやすかったが、 元々ロック指向だったメンバーが好きな方向性で作った今作は 作り込みの度合いがそれまでとは明らかに違い、今でも聴くに堪える作品になっている。 歌詞もそれまで多かった恋愛に関するものがほとんどなくなり、ボーカル上杉の暗い部分や葛藤を より投影したものに。その後のビーイング脱退等を絡めて読み解くとなかなか興味深い。 WANDSにちょっと興味ある人はもちろん、ロックサウンドが好きな人には WANDSというイメージを取っ払って是非聴いてほしいアルバム。
曲タイトルのスペルを間違えた。9. Jumpin' Jack Boy(Album version)だ
「世界が終るまでは」は未だに結構聴くな
乙です。 できたら上杉さんのソロアルバムも。
お願いします。
またまたスマン。「キャッチー」と書くべきところが「キャッチャー」になってるorz
capsuleの新譜お願いします
またフィッシュマンズかよ まとめサイト見たら「宇宙 日本 世田谷」はレビューが二つあったけれど、これは一つしかなかったんで… フィッシュマンズ「空中キャンプ」 1.ずっと前 ★★★ まずCDプレイヤーにこのCDをセットして再生ボタンを押すと、流れてくるのがこの曲のイントロ。 それだけでもう歴史的な瞬間に立ち会った気分になります。 …とか調子のいいこと書いておいてなんですがこの曲、個人的にはあんまり印象に残らない。 悪い曲ではないんですがやっぱりこのアルバムの中では印象が薄い。 「宇宙 日本 世田谷」でいう「うしろ姿」みたいな立ち位置の曲かと。つかみとしては最高。 2.BABY BLUE ★★★☆ 昔ベスト盤で最初に聴いた時の印象は「あんま好きじゃないかも」だったんですが、やっぱりいい曲です。 イントロの皮が弛みきったようなドラムの音、力の抜けたようなメロディ、その中を進んでいく佐藤さんの歌声… すごくどうしようもない歌詞だと思うんですが、フィッシュマンズの歌詞の中でも出色の出来だと思う。 あと聴きどころとしては間奏等で入ってくるやる気のないコーラスと、後半に出てくるバイオリンの音。 3.SLOW DAYS ★★★ いきなり「ららららー」という佐藤さんの声で始まって意表を突かれる。 歌詞といい曲といいなんとものんびりとした曲。のんびりしすぎて生ぬるい空気。 このアルバムは全体的に夏の匂いがするアルバムだと思うんですが、この曲は「夏」感が顕著に出てる。 あとまとめサイトのレビューでは「ドロドロした感じ」と書かれていましたが、自分は「ねちっこい」という感想を持った。 ★評価は6点と低めですが、個人的にはアルバムの影の立役者というか、「縁の下の力持ち」的な印象を受ける曲。
5.ナイトクルージング ★★★★★ これはもう自分がわざわざレビューするまでもなく名曲。イントロのアナログノイズからぐっと心をつかまれる。 佐藤さんの声の伸びも最高だし、ギターのアルペジオもこれ以上ないほど美しい旋律。 ピアノもいい塩梅だし、ノイズギターもある程度後ろに引っ込んでいてうまい立ち位置だと思う。 中盤で急にリヴァーブのかかった無線の音声が入ってきて、そこで「いい声聞こえそうさー」っていうのもナイス。 タイトルの「ナイトクルージング」も個人的に邦楽史上に残る名タイトルだと思う。どんな曲か一発で解るってのが凄い。 6.幸せ者 ★★★☆ 3曲目以上にのんびりとしている曲。歌詞も力が抜けきっていて、とてつもなく呑気な感じ。 そんな空気の中、突然出てくる「感情操作と嘘笑い」という異常な言葉。そのあと現在形だった歌詞に異変が起こる。 詞、曲ともに一見ぐだーっとしててのんびりとした感じのいいナンバー何だけれどもよく見るとそこかしこにおかしな点が。 歌詞の中に出てくる妙なワード、終盤の佐藤さんの不気味な呟き、妙なアウトロ、そして「幸せ者」というタイトル。 幸せな日常の中に潜む違和感をうまく表現した曲だと思う。自分の想像以上に怖い曲なのかもしれない。 7.すばらしくて NICE CHOICE ★★★★★ フィッシュマンズ屈指の名曲。ベストとかでも何回も聴いてきた曲だし、 単体で聴いても勿論良い曲なのだけれど、やっぱりこのアルバムの7曲目という位置で聴くと格別にグッと来る。 これはもう実際に聴いていただくしかないんじゃないかと。蒸し暑い夏の日のようなナンバー。 個人的にこの曲の歌詞がフィッシュマンズの歌詞の中で(現時点では)一番好きです。 8.新しい人 ★★★☆ 前曲で終わってもいいけれど、やっぱなんか物足りない、という雰囲気をうまい具合に解消する曲。 雨の音とか、口笛の音とか、変な声とか気味悪い歌声とかがサンプリングされてるんですが、 それが曲全体の雰囲気を壊してない所がいい。一歩間違えると違和感を覚えそう。 ゆったりとしたリズムに乗せられた「表現」に対しての葛藤を綴った歌詞がとても印象的。静かにアルバムを締める。
総評:★★★★★ みんな大好きタナソーの雑誌SNOOZERの邦楽名盤150選でトップ3に入ってた(っけ?詳しい順位は忘れた。とにかく上位)。 それはさておき、邦楽の名盤を挙げるスレ、雑誌、誰か個人のブログ…というあらゆる場でその名前を見る一枚。 この作品の何が凄いのか。それは「流れ」。本当に無駄がない。 個々でも十分名曲として成立する曲が収録されているけれども、やはりこのアルバムの流れの中ではどの曲も格別に良く聴こえる。 例えばベスト盤の中で聴く「すばらしくて NICE CHOICE」と、「幸せ者」の後に聴く「すばらしくて NICE CHOICE」では全く聴こえ方が違う。 じゃあベスト盤でも「幸せ者」の後に「すばらしくて NICE CHOICE」を収録したらいいのか、というわけではなく、 それまで6曲聴いて来て、その末にこの曲が置かれているからこそ格別に良く聴こえるのだ。そしてこれは他の収録曲にも言える。 「ずっと前」の、これから聴く名曲群に思いを馳せるわくわく感、切迫感を超えて一層美しく鳴り響く「ナイトクルージング」、 そして最後にさまざまな気持ちを静かに吐き捨てる「新しい人」…ここまでアルバム各曲がうまく組み合っているアルバムは凄いと思う。 それを考えると8曲という一見少ないように思える収録曲数も練りに練られた結果なんだろうなあ、と思う。 とりあえずフィッシュマンズ初めての一枚はこれで決まり! ベスト盤を買って、収録曲の殆んどを聴いてしまった人も、この「流れ」を是非通しで聴いて欲しい。 なんかキモいレビューでごめんね
139 :
名無しのエリー :2008/12/01(月) 02:39:33 ID:vZwYY04t0
あ、抜けてた… 4.SUNNY BLUE ★★★★ いきなりダークな曲調。しかも歌詞も「なんにもわかってなかった/こんなにそばにいたのに」とかヤバめな雰囲気。 そしてギターがノイズを利かせて突入してきて一気に切迫感。そっからどんどんと切迫感が増していく。 「こころのドアをひらくんだあーぁー」と歌う佐藤さんは前の曲で「ららららー」とか歌ってた人とはもはや別人。 フィッシュマンズにもダークな曲は数あれど、ここまで切迫した曲はそうそうないんじゃないか? 最後は徐々に音が消えていってキーボードだけが残って幕。うまい幕引きだと思う。 ついでにあげ
>>127-128 乙
このアルバムは個人的に5本の指に入るくらい気に入ってる
中古でも激安だし買って損は無い名盤だよな
>>128 >>138 乙。では自分も
unreal/flumpool
1.花になれ ★★★
CMで大量オンエアされていたミドルテンポのギターポップ。しかしCMで流れてるのは実はBメロで、実際はその後にジャンヌダルクみたいな
サビメロがくっつく。Bメロが良いし、無い方がすっきりした気が。ピロウズの「CARNIVAL」みたいなギターリフが印象的。2周目Aメロのベースは意味不明。
ところでメンバー的にはサビをCMで使ってもらえないのは不満なのでは、と思ったらコレはメンバーの詞曲じゃなかった。鳴り物入りの新人バンドが
自作曲以外をプッシュしてくるのは不自然なような。全体にシンセが主導権を握っているが、メンバーが編曲してないというのも…。
2.春風 ★★
またも他人に編曲してもらいました的な、バンドっぽくないミドルテンポのポップス。
メロディもアレンジも完全に一時代前のもので、しかも温故知新というわけでもなく、ただの古い売れ線。
これはこれで形になってはいるが…。スピッツの「楓」みたいなサビのコード進行が印象的。
3.Over the rain 〜ひかりの橋〜 ★
スキマの「奏」と尾崎の「I LOVE YOU」を足したようなAメロと、鬼塚が腐敗した世界に落とされそうなサビメロが印象的なバラード。
さらにミスチルっぽい、バンド無視の大袈裟なシンセアレンジが周囲を固める。それでも結局単なる演歌ロックになってしまったという残念な曲。
演歌ロックそのものが悪いのではないが、普通は歌唱力自慢のバンドが陥りやすい傾向のはずなのに彼らの場合は歌唱力が半端というのが謎。
曲名に「〜ひかりの橋〜」とわざわざ奥ゆかしい感じに銘打ってるのに曲中でまんま虹、虹言ってるのも…。
4.388859 ★
相川七瀬がブレイクアウトしそうな懐かしい感じのキメで入るミドルテンポの曲。ようやくバンドサウンドを前面に出した曲登場。
それにしても古めかしい曲。コード進行もフォーキーというか何というか。AメロのラストからBメロ、サビとほとんど同じコードのセットを繰り返すのは
確信犯なのか。だとしたら失敗では。くどい。サビ前のキメの設け方も90年代前半のビーイング系という感じ。しかも連中のほうが歌上手いし、
今は安く手に入るんだよな…。ベースも変にカビ臭いセンス爆発。
5.Hello ★ 一聴して一時代前のビート系という感じの曲。しかし、センス的にはほぼ皆横並びだったが演奏はちゃんとしてたビート系のバンド達に比べると、 彼らの演奏技術はちょっと。バンドの音を合わせる部分が露骨すぎていちいち流れが止まる印象。アイデアもバンド始めたての子みたいな 思いつき臭いものが多い気が。やりたい音があるからプロになってるはずなのに、なぜ既存のアイデアに迎合して曲を仕上げようとするんだろう。 ベースは自分が弾けることをアピールしたかったのか、全体に大きく動き回っているが、もっといいノリを出したいというよりは、 リズムは踏み外さない程度でいいからギターみたいなフレーズを弾きたいといった感じで、まあそこそこ邪魔。ボーカルもストレートに声を ぶつけてくるというよりは、それっぽく気取って歌うスタイルなので、こうした曲を歌うとフワフワして軽い印象。ドラムのセンスもオッサン臭い。 6.labo ★★ 歌い方やメロディ、アレンジ、「です」の使い方に至るまでエンドリっぽい曲。 ツギハギ感全開の無茶なサビへのつなぎといい、誰が得をするのか分からない唐突な変拍子といい、彼らが最も影響を受けてるのはエンドリかも。 なぜか良くない所ばかり影響を受けてる気がするが。サビのコーラスや、ベースボールベアーみたいなすっきりした間奏がいい感じ。 高音で音量が小さくなってしまうベースが勿体無い。 7.LOST ★ V系っぽい歌謡ロック。この人達メロディメイクは駄目かも。今やるような曲なんだろうか。 メロディの間延びしたサビにはペンタ全開の詰め込みベースが。邪魔。ソロまで回ってきちゃってるし。 そして部分的に意味不明な変拍子。リズムで遊ぶことで、細かい演奏の不出来を誤魔化す意図だろうか。どっちにしろドラムは厳しい気が。 8.未来 ★ さらにさかのぼって、80〜90年代の邦楽売れ筋バラードといった感じの曲。普段何聞いてる人達なんだろう。 メロディの出来はなかなかにヒドイ。狩野英孝の即興曲レベル。もはや1曲目と別バンド。 トレモロのギターソロ、終盤のサビ繰り返しでの古臭いキメ、音符への乗せ方の悪い詞と、彼らの未来を勝手に絶望したくなる出来。 もはやわざとであることを願うのみ。
9.花になれ instrumental ★ 1曲目のカラオケ。いらなくない? 10.Over the rain 〜ひかりの橋〜 instrumental ★ 3曲目のカラオケ。いらなくない?と言いたいところだが…むしろ歌いらなくない?
総評 ★ 2008年デビューの新人バンド中最も売れたバンド、flumpoolの1st。 音楽のルーツは10年以上前の売れ線歌謡ロックで、新人バンドの割には目新しい要素が無い。かといって既存のもののいいとこ取りをして 再構築するセンスに長けている訳でも、意図的にレトロさを前面に出してダサカッコイイ路線を狙ってる訳でもない。誤魔化したかったけど地が出てしまった感じ。 彼らが聴いてる音楽は、特に音楽に興味がある訳でもないその辺の人と比べても大差ないのでは。提供曲以外は、サラリーマンが趣味でやってる アマバンみたいな凡庸な曲が並ぶ。楽器もあまり上手い方とはいえない。ボーカルはロックバンドに不向きな歌い方だが、ソロシンガーとしても厳しい実力。 全体的に偏差値が低く、これといった見せ場がないが、こちらで勝手に「逆に面白い」とネタ的に楽しむような極端なダメダメ部分もないので、 別に聴かなくてもいい作品という印象。シミュレーションゲームで手駒の余りになるザコキャラのような立ち位置。この作品にもいい所はあるが、 無理にこれを掘り下げるなら別のものを聴いた方がいいような。今後の伸びしろも、期待する方が酷。自作曲を止めさせて、本間昭光でも付ければ別だが。 タイトルの「unreal」は「ありえないほど素晴らしい」という意味らしいが、確かにそこそこありえない作品。 総評(イケメン嫉妬編) 露骨に顔だけバンドの彼らだが、注目すべきはメンバー全員後姿全裸のジャケット写真だろう。 峯田やオナマシならしょっぴかれる所業だが、彼らはこれをヒットに結びつけた。実は止めた方がもっと売れたのかもしれないが、 イケメンバンドマンのケツに何らかの需要があることは証明されたように感じる。峯田とflumpoolではやはり違う。 クマ吉君が公でケツを出すと通報されるが、よく考えるとプーさんなど下を穿いていた試しがない。そしてflumpoolの裸体もまた合法。 「ねえねえ、あのジャケ撮影の時ってさ、絶対お互いの…」「見てるよね〜〜!!」「品定めしてるよね」「ヤダ〜〜〜〜!!」という人達の需要に適う。 半端な顔だけバンドを蹴散らす魔性の戦略。次はケツメイシのライブDVDみたいなタイトルのアルバムになるんだろうか。
>>144 乙。最後の段落糞ワロタwwww
ってかボロクソだな。確かにOver the rainとかいう曲の
ミスチル終わりなき旅イントロと鬼束の腐敗した政界に落ちたサビの
完全まるパクリはむごいがw
>>144 乙。
ここまできちんとレビューするともはやプロの域だな。そのうちスカウト来るんじゃね?w
>>145 しかもミスチルの雰囲気はサビまでずっと保って、そのまま鬼束だからなw
>>138 >>144 乙
flumとかgndとかikmn見てると思うんだが今90年代リバイバルでも来てるの?
>>144 乙。おまいの銀杏愛はよく伝わったw
>>147 来てるというか、その流れをレコード会社側が狙ってるんだと思う
曲がりなりにもCDが一番売れた時代だし、その辺に行けばペイできるだろ、みたいな
R35とかもそのあたりのバブル世代を狙い撃ちしてバカ売れしたし
単純に流行という意味で捉えれば、10年前なんて一番かっこ悪いもんだと思うがね
>>144 乙です。
「Over the rain」のPVをスペシャで見たけれど曲が糞なら映像も退屈で最悪だった…のにめちゃくちゃ売れててビビった。
流行ってわからない…
荒井由実「MISSLIM」 1.生まれた街で ★★★★☆ なんといってもこのイントロが良い。水分を含んだように瑞々しい音を奏でつつ、 爽やかに吹き抜ける風のようにふわっとしたフレーズが流れ、聞き手を自然にこのアルバムの世界へ吸い込む。 いやぁ、ここまでいいオープニングを聞いたのはフィッシュマンズの空中キャンプの「ずっと前」以来だなぁ。 曲単位でも素晴らしい。フルートもいい味。 2.瞳を閉じて ★★★★★ これを名曲と呼ばずして何を名曲と呼ぶのか、と思えるほど名曲。 とても30年以上の曲とは思えない。アレンジにしても曲展開にしても完璧。 それとユーミンは作曲面での評価ばかりが高い気がするが、歌詞の面でも非常にハイレベル。 個人的ユーミン最高の楽曲。必聴。
3.やさしさに包まれたなら ★★★★★ 言わずと知れた有名曲。カントリー風味に、ユーミン的な味付けをしたアレンジも素晴らしい。 名手・駒沢裕城によるペダルスチールも流石。 いや、それよりも何よりも、このコード進行の素晴らしさが一番。 これが20歳前後の人間が生み出すコード進行か?いやむしろそんなことは関係ない境地なのか?凄いです。 4.海を見ていた午後 ★★★★☆ 全体的にドラムレスのふわふわっとした雰囲気で淡々と進む。 パーカッションの存在が地味にいいアクセントとなり、サイケというよりは海の中にいるような感じを受ける。 メロディも非常に洗練された印象を受ける。「ソーダ水のな〜か〜を〜」と上下に揺れるメロディが肝。分かり難くてスイマセン。 5.12月の雨 ★★★★ ここで一転して明るい曲調となる。 コーラスがやたら山下達郎っぽいなぁとと思ったら、その通りコーラスのアレンジは山下達郎。 悪くは無いし、わかりやすいなぁとニヤニヤできるのが良い所かな。可もなく不可もなく。 そんなコーラスと12弦ギターが印象的な、ここで一休み的なトラック。だが評価は高い。むしろ前までが良すぎた。
6.あなただけのもの ★★★★ 軽快なパーカッションが印象的な曲でいわゆるB面のスタート。 リズムがちょっとラテン系?かなりあっさりした曲調。全編に及んで鳴る鈴木茂のギターが流石。ピッタリ。 また、コーラスが今度はユーミンらしい。こうして前曲と並べて聴くと面白い。 7.魔法の鏡 ★★★ このアルバムで唯一ユーミンでなくても作れそうな平凡な曲かな。 やたら演歌っぽい音を使ってたり古臭さはあるが、曲とあっているかは微妙。 それでいてテンポ良くサビに移り、テンポ良くさくっと聞ける辺り、狙ってのことなのだろうと思う。 8.たぶんあなたはむかえに来ない ★★★★ やや終わりに近づいている感じを与える曲。ピアノが表拍を強調し、ややまったりと進行する。 そしてサビでピアノがふわっと浮き上がるようなアレンジに変わり、美しいコーラスと相俟って夕暮れ時を感じさせる。 鈴木茂によるスライドギターも見事。 9.私のフランソワーズ ★★★★ バラードらしいバラード。 徐々に楽器が増えて、最後にはストリングスを大々的に使って壮大にすると言うありがちの展開だが、 曲調がピッタリ合っているので取って付けた感がまったく無い。スタンダード過ぎる気もするがそれゆえに欠点もなし。 むしろ変に無駄なものを付けないあたりの分別が素晴らしい。Flumpoolさんの「over the rain」も見習って欲しいものだ。
10.旅立つ秋 ★★★★ このアルバムの最初の曲と打って変わって、乾いた風が吹いているかのような曲調。 最初はこの曲で締めるには、ちょっと鬱過ぎるんじゃないかと思ったが、 何回か聴くとなかなかさくっと聴けるのがわかった。しかし、この曲で締めるのには評価が分かれそう。 総評:★★★★★ 1st「ひこうき雲」と引き続きティンパンアレーがバックを務める、74年発表の荒井由実の2ndアルバム。 レビューしていて、まずは前半4曲の素晴らしさに目が行く。素晴らし過ぎ。正直全部五つ星で良かったかも。 後半が良いっていうアルバムはたくさん聴いてきただけに、余計際立って良く感じる。 そして後半はやや地味な曲が並んではいるが、曲順的にも全く文句は無い。 「旅立つ秋」で終わりって言うのにはやや好き嫌いが分かれそうなところではあるが。 みんな大好きタナソーのSNOOZERの邦楽ロック・ポップス名盤150選には、ユーミンはひこうき雲しか入ってなかったが、 彼女には傑作が非常に多く、どれを最高傑作にあげるか意見が割れるのであえて最高とは言わない。後半がややとっつきにくい分慣れた後でもいいと思う。 (ちなみに「ユーミンや井上陽水からは適当に代表作でも入れとくか」感がひしひしと感じられるあのランキングは大嫌い。ピロウズも無いし。) とにかく、時代に流されない良い音楽を目指した結果、こんな傑作ができました、と言う感じの名盤。ひこうき雲もいいけどこちらも聴いて欲しいと思う。 何かスレの流れとタイムリーなレビューになってしまった
狩野英孝の即興曲wwwアレかwwwww
リロードせずに書き込んだら新レビューが
乙です
>>150
>>154 乙。初期のユーミンは歌唱力以外欠点ないね。
スヌーザーはわざと分かりにくく書いて読み手を選んで悦に入ってる感がたまにあるのが…
名盤150選の暴力温泉芸者のとことか、自分で何書いてるか分かってんだろうか
>>144 さん
評価かなり低めですけど、そんなに酷いんですかwwwww
買う予定だったけどやめようかな?w
flumpoolはボーカルの声が気に入るかどうかがすべてじゃね?
レビュー乙です。 flumpool、曲が他人任せもそうだが結成一年そこそこのくせしてタモステでやっとここまできたか…とか音楽以外でもなんかもにょるわ。 やっぱり顔だけか…。
161 :
144 :2008/12/02(火) 23:35:02 ID:l4g3pk9a0
>>158 まあ個人の感想ですので、さほどアテにはなりません。
世代的に90年代の売れ線を知らなければ新鮮かもしれないし、ベースラインやらコード進行やらの話も
理屈じゃなくて聴いてて気持ちいいかどうかで判断する、という人にはどうでもいいくだりだと思います。
自分に関係ない情報をレビューから読み飛ばして判断したら減点要素なかった、となるかもです。
逆に「ドラマでの使われ方がグッときた」とかで気に入ったんなら買いだと思います。
自分は曲しか聴いてないので、その手の要素は入ってません。良し悪しは個人の体験次第ということで。
一応、「花になれ」より「Over the rain」派だな、という人なら結構いけると思います。
逆に「花になれ」1曲で気になったロキノン好きの人はアルバム曲でガックリくると思います。
初レビュー投下 筋肉少女帯「キラキラと輝くもの」 1.冬の風鈴〜序文〜 ★★★ 一分ちょいの語り。力が抜けた感じで、落ち着く。 2.小さな恋のメロディ ★★★☆ 一曲目で和んでいるといきなり始まるイントロにビビる。曲自体は後期筋少お得意のハードロック。 人気の高い曲だが、サビの繰り返しが多くて飽きやすい。 3.機械 ★★★★☆ リフもかっこいいが、何といっても詞が素晴らしい。人から理解されない科学者と彼を支える女との愛を描いている。 オーケンのがなり声は苦手な人もいるだろうが、詞の世界が伝わってくる。 ちなみに、漫画家の藤田和日朗はこの曲を題材に短編を描いている。 4.僕の歌を総て君にやる ★★★★★ メロディアスなサビが最高。詞は、長く生きていけない男が愛を伝えるという内容。 前曲との繋ぎでさらに曲の魅力が増している。 5.サーチライト ★★★★ 筋少流のファンクらしい(ファンクにはあまり聞こえないが)。「照射!照射!照射!照射!照射!」が面白い。 また、詞がものすごく自虐的。いい曲だが、9分はちょっと長い。この長さならプログレ風にしてもよかったと思う。
6.そして人生は続く ★★★ 老人ホームで爺さんが昔のアイドルに告白をする歌。ポップな曲で、メロディが弱いと感じた。 7.ザジ、あんまり殺しちゃダメだよ ★★★★☆ 物騒な曲名だが、一応ラブソング。詞をどう解釈するかは人によるが、自分はぐっときた。メロディも良い。 8.ベティー・ブルーって呼んでよね ★★★ アコースティックな曲。オーケンが自分自身を励ましている感じがして、筋少に暗さを求める人には微妙かもしれない。 しかし「イヒヒ」という笑い声は無くて良かった。 9.お散歩モコちゃん ★★★☆ オーケンが幼稚園児としゃべりながら散歩するという変わった曲。歌は少ない。とことん力が抜けている割には バックの演奏は地味に暴れている。個人的にオーケンが「お兄ちゃんはロックバンドをやっているんだ」と言うと幼稚園児に 「超かっこ悪い」と返されるのがツボ。 10.冬の風鈴 ★★★☆ ロック・バラード。悪い曲ではないが、名曲というにはパワー不足と思う。詞は明るく、オーケンが これまで暗い曲を歌ってきた事を考えると複雑。 総評. ★★★★ 筋肉少女帯の11thアルバム。この頃のオーケンの精神状態はかなりやばく、メンバー間の仲も悪かったらしい。 そんな状況でこれだけの作品を作ったのはすごい。 前半はハード、後半はポップという構成は好き嫌いが分かれるだろう。特に後半は前半と比べて曲の質が低いと感じた。 筋少ファンの中にはこれを最高傑作に挙げる人もいるが、筋少のダークな面が好きな人にはいまいちかもしれない。 しかし作品の質は決して低くないので、筋少の代表作を一通り聴いたあとにこれを選んでみてもいいだろう。
164 :
144 :2008/12/04(木) 12:20:39 ID:jWZMjBTP0
>>163 乙
仲直りした後の橘高曰く「俺たちは一切金の問題では揉めてない」って程不仲だったらしいなw
上に同じく俺も大体お前と同じ意見だ
チャットモンチーのレビューが見たいです! もしお暇でしたら、是非お願いします!
柴田淳「親愛なる君へ」 1. カラフル ★★★★☆ 「ねぇ〜今日は〜何をしてたのかな〜」という 底抜けに明るいビブラートをきかせたサビで始まるインパクトの強いシングル曲 デビュー曲「僕の味方」に通じる幸せいっぱいさといい ここまでプラスな感情を押し出した楽曲は彼女にしては新鮮で珍しいのでは? どこか夢みがちな世界観や、"どうしても上手く眠れないなら ずっと一緒に起きてる" のような詞といい、本当に聴いていて心地よさを感じる 2. 椿 ★★★★★ タイトルから分かるように、和のテイストの煌びやかな曲なのだが、 彼女の歌唱が咲き乱れる椿の情景を訴えかけるように圧巻 これほどまでに壮大で強烈な悲哀を歌いこなせるのは彼女なれではだろう 3. 愛をする人 ★★★☆ 楳図かずお「おろち」の映画主題歌 女性の黒い深層心理を綴ったやや短めのダークな一曲 メロディは平凡だが、流れるようなピアノの旋律が美しい 4. メロディ ★★★★ ジャズテイストの楽しい一曲 思わず体でリズムをとりたくなるような弾むようなメロディに 楽しげなヴォーカルとお茶目な詞は彼女の幅広さや資質の高さを感じる
5. 38.0℃ ~piano solo~ ★★★ 38℃とは体温なのか気温なのか(前者だとは思うが) (少なくとも超えると射殺されるかの国のあの線ではないだろう) 個人的には熱をだして目覚めた瞬間の感覚だと解釈している 6. 君へ ★★★★ 何から何まで良く出来ている優等生的バラード あまりに良く出来すぎているので、悪く言うと面白味がないかな? 失恋がテーマだが、気負いなく聴ける爽やかさがある 特にDメロの「笑顔がよく似合う〜」のあたりは好き 7. 十数えて ★★★★ やや独特な雰囲気を醸す暗めの曲。 詞が子供の遊びの「かごめかごめ」「鬼ごっこ」を髣髴とさせ そこに大人のドロドロした恋愛事情を重ねるギャップが加わり いっそう恐ろしさを感じるファルセットの極上な作品 8. ふたり ★★★☆ ふたりなのに、幸せなのか、幸せじゃないのか… そんな微妙な揺れを感じるまたまた暗めのバラード曲 前曲と次曲の印象が強いのでやや弱いか
9. 泣いていい日まで ★★★★☆ 楽曲は殆んどが恋愛ものを占める今回の楽曲の中で、 生きることや自身について触れたエモーショナルな力強い曲 ピアノがメインのおとなしめの今作にしてはややロック調 両想いの詞は妄想だと言い切る彼女の本音はこれなのだろうか? 10. 小鳥と風 ★★★☆ やや長めのアウトロのような曲。 なかなか飛びたてないでいる小鳥が ラストまさに風の中に飛び立つシーンが浮かび上がる 総評:★★★★☆ 有名なのか有名じゃないのかいまだに分からずとも 確実に世間の一定の評価を受け、ブログの評判もいい柴田淳の6th 中島美嘉に楽曲提供でまた知名度が上がったのだろうか? はやくも6作目となる今作はピアノをメインとしたバラードが中心ながら 10曲(実質9曲)45分という短めの尺に上手くまとめあげ 楽曲にも歌唱にも幅広さや器用さがあるため、飽きを感じることはまずない 今までは孤独や切なさ悲しみといった負の感情の多かった彼女だが、 今作はそういったものを踏襲しながらも、「親愛なる君へ」という タイトルが示すとおり、人に対するプラスの感情も多々感じ取れる 個人的に歌唱力・表現力・楽曲の完成度に関しては 邦楽女性歌手の中でもかなり高い位置にいると思うので、 今回もその技量の高さを見せた一枚だろう
>>169 乙です。では自分も。
MOON CHILD「POP & DECADENCE」
1.joy of life ★★★
幕開けから変化球。タイトルに反し、ダウナーな打ち込みサウンドに乗せて
「世知辛い/情けない/ねむれない/苦情係は僕じゃない」とエフェクトがかった声で歌う混沌とした曲。
2.快適な生活 ★★★☆
一転して明るい曲に。メロディ自体は平凡だけど独特な伸びのある歌唱法と声質の良さが
相まってとにかく聴き心地が良い。女性コーラスも良い味を出している。
3.フリスビー ★★★☆
爽やかなギターポップ。タイトルに商品名を使ったせいで
シングルにする時に少し揉めたらしい。メロディが良い。
4.ミスター・スプラッシュマン ★★★★
聞き取れないほど早口でまくし立てた勢いそのままサビに突入する軽快なポップロック。
ややもすると単調になるんだけどとにかく疾走感があって気持ちいい。
5.ドンファンの食卓 ★★
前作に収録されてそうなリラックスした雰囲気の小品。
曲自体はなんてことないけどサビの「缶コーラ飲んで let's go」はとにかく印象に残る。
6.ケ・セ・ラ・セ・(ラ)・ラ・バ・イ ★★
前曲に続きサビだけ印象的な曲シリーズ第二弾。ファルセット全開の
「woo ケ・セ・ラ・セ・ラ・ラ・バ・イ」はインパクトあるが良い曲かと問われると微妙か。
7.マリーのコーヒーカップ ★★★ やさしいメロディとボーカル、落ち着いたアレンジが心地良い「地味だけど良いよね」的な曲。 8.サン サン サン ★★★ 全編でジャカジャカ鳴るギターが夏のカラッと晴れた日を思わせるサウンド。 地味なサビより、やたらキーが高いひねくれたAメロが聴き所。 9.requiem for the man of nomad ★★★☆ アップテンポかつキャッチーで「いかにも」なシングル曲。 この方向性の曲では代表曲「ESCAPE」にも劣らない出来。 10.自称ルースター男の懺悔 ★★ ストリングスに乗せてしっとりと歌い上げる静かなバラード。美メロだが曲順的にだれる可能性も。 11.太陽とシーツ ★★★★☆ 前曲の荘厳な余韻をイントロから吹っ飛ばす濃いサイケロック。ボーカルも曲調もとことん ダークだがパート一つ一つはメロディアスで完成度が高い。個人的に今作のベストトラック。 12.朝焼けの唄 ★★★★ 静かなAメロから急に軽やかなサビに入ったと思いきやそれはBメロで、それよりも地味なサビに 突入するというドラマチックな展開を見せる曲。叙情的な詞が曲にとてもマッチしている。
13.グロリア ★★★ マニアックな曲もある中ふっ切れたようにわかりやすいポップナンバー。 とはいえこんな曲に乗せて「人並みに生きるより陽気なsuicide」なんて歌ってたりする。 14.INTERLUDE ★★ ギターのみの短いインスト。ラストへの繋ぎとしては悪くない出来。 15.STAR TOURS ★★★ 最後にしっかり良い曲を持ってくる。メロディセンスの良さが光る叙情的なポップナンバー。 総評. ★★★★ 世間的には「ESCAPE」の一発屋バンドMOON CHILDのラストアルバム。 ポップな曲からロックナンバー、バラード、退廃的な曲まで幅広く含むかなりごった煮な印象だが、 ひねくれた濃い曲が多い中どれもある程度ポップに聴かせることに成功しているのが美点。 一曲一曲が多彩かつ粒が揃っていて彼らの作品では一番聴き応えがあり飽きが来ない。 詞については、曲もそうだが、鬱な要素を含むものが多く特に1.等は (14.以外の)全作詞・作曲の手掛けたボーカル佐々木の当時の精神状態が心配される。 ただの一発屋じゃないんだぜ、と見せつけるかのように力の入った一枚。
1.SA BIR ★★ シンセベースがうねる、導入のSE。 上手くアルバムを象徴してるので導入としては良いけど曲単体としては微妙。 2.VINUSHKA ★★★★★ 間違いなくアルバムの核と言える最も濃い曲を2曲目、しかも実質アルバム本編の1曲目に置いてしまってる辺り、どこまでストイックなのかと思ってしまう。 10分近くにも及ぶプログレッシブ・デスメタル的大作で、凄まじい量の展開とアプローチを詰め込んでいる。 持てるもの全てを出し切ったであろう傑作。 3.RED SOIL ★★★ 不穏なリフが印象的。 小気味良いノリの中に轟音部分を交え、メロディアスな浮遊感もあったり、良くも悪くも掴み所が無い。 4.慟哭と去りぬ ★★★☆ 感触は前曲と似ているものの、こちらはメロディも立っていてわかりやすくまとまっている。 しかしながら3拍子のリズムに4拍子のコード進行で、よく聞くと結構トリッキーさが感じられる。 5.蜷局 ★★★☆ 図太いリフがループするように微妙な変化を加えながらうねる佳曲。 大きな展開は無いが、全体的にメロディアスなフレーズが散りばめられていてスルメとして味わえる。
6.GLASS SKIN ★★★ 全編にピアノが取り入れられたバラード。 まったくもって普通のバラードが、このアルバムにいたってはもはやキラーチューン。 曲はあっさりしてるので非常に聞きやすい。 7.STUCK MAN ★★☆ トリッキーさを全面に押し出したミクスチャー的楽曲。 アルバムの中だと遊びな感じ。 あってもなくても良い。 8.冷血なりせば ★★★ 前半部分は前曲と似た雰囲気で、トリッキーさとチープさを織り交ぜている。 曲が終わったかと思えば東洋的なおどろおどろしいアンサンブルとなり、終盤では叫び倒して整合性無視の暴走。 ほとんどやったもん勝ちみたいなアレンジなのである意味面白い。 9.我、闇とて… ★★★☆ サンバやラテン的な匂いを交ぜたアコースティック主体のバラード。 前曲までの流れとの落差が非常に激しいので、よりメロディが引き立つ。 10.BUGABOO ★★★ 何かの儀式を思わせる、和風なヘヴィロック。 非常に宗教的な感触が強い。 11.凱歌、沈黙が眠る頃 ★★★★ 激しい部分とメロディアスなサビの対比が「らしい」高速ナンバー。 スラッシュ風の部分では、ドラムとボーカルが良く頑張ってるのに、ギターの力不足さが少し残念。
12.DOZING GREEN ★★★★ 重低音リフと綺麗なクリーンが混ざり合う新機軸。 過去に見られたメタルやハードコアの上澄みをさらったような狂気さではなく、曲そのものが持つ狂気さをしっかり表せている。 13.INCONVENIENT IDEAL ★★★★★ アルバムのもうひとつの核とも言える、終末感の漂うクロージングナンバー。 感情を爆発させるような、今にもはち切れんばかりの力強いボーカルが素晴らしい。 総評 ★★★★☆ 活動にしても立ち位置にしても賛否両論なバンドではあるけども、このアルバムは間違いなく名盤。 今までのように極端に偏った作風ではなく、バンドが持つものを惜しみなく詰め込んだと思う。 特にボーカルの表現力は圧倒的。これで歌唱力があれば文句は無いが…。 間口は狭いけど、一度聞けば深い物語を体感できる。
レビュー乙 一応わかるけどタイトルと歌手名は書こうや
あぁすいません、忘れてました
>>174-176 は
UROBOROS/DIR EN GREY
です
>>169 >>173 >>176 乙。では自分も
BIG BANG!/BREAKERZ
1.BIG BANG! ★★★
分かり易いキメで入り、短調からサビで並行長調へ移調する、典型的なビート系の曲。
曲としてはGLAY周辺がさんざんやり倒した感じだが、詞は凄い。書き起こしたものをまるまる採用したかのような深みのなさ。
「その日までBREAKERZ爆進だ!」とか平気で入れる。大昔の、作品タイトルまんま入れるアニソンみたいなストレートさ。
全くもってタレントとしてのイメージ通り。大抵「どっちかにしとけば?」となるのだが、彼の場合タレントとしての活動が全く無駄になってない。
恐るべき2足のわらじ適性。ギターはベタながらサビで手数の多いフレーズを絡ませる王道HRなプレイ。色々派手な曲だが、中でもベースは際立っている。
リフのユニゾンに縛られているAメロからサビに移って開放される時の爆発ぶりはまさにビッグバン。ギターソロのバックでも張り合うようにベース大暴れ。
なんか予想と違う。カッコイイ…のでは。
2.SUMMER PARTY ★★★
歌詞のナンセンスさがDAIGO節全開といった感じのアッパーチューン。「もう二度と恋なんてしないと誓った イギリスの夜」なぜイギリス…。
語彙が全くないのに不思議と耳に残る作詞。もし自分が小学生だったら絶対真似してる。「もう二度と宿題は忘れない…と誓ったイギリスの夜」とか。
「マジブルー」とか平気で本稿に盛り込むし、韻も全然踏まない。何と自由な作風。放し飼い。曲はインスタントなビート系で、メロディはベタなうえ
ありがちなキメばかりなのだが、Bメロや2番Aメロで横から絡むギターがサビでコードストロークに合流する時のストレートさが良い。
リズム体もやたらに上手い。冷静に考えればアレな曲なのに、なんか普通に聴けてしまう。
3.世界は踊る ★★★★ AKIHIDEが詞曲を担当したミドルテンポの曲。さすがにDAIGOよりだいぶ理性的だが、基本的に大差ない。むしろベタな分退屈。 あまり世界が踊ってる様子を描写してないし。しかしギターは気合が入っていて、安易にバッキングに回らずに左右から積極的に歌メロに絡む。 ギターソロは王道HRといった感じで、特にバカテクではないが上手く、終わり際の黒瀬のドラムとの掛け合いは迫力がある。こういう演奏するバンドが 減ってるから特に新鮮。Aメロの優しいDAIGOの声も良い。曲自体は普通だが、演奏のクオリティでねじ伏せてくる曲。 4.GUILTY ★★ ベタベタにポップなメロディが多いDAIGO曲にしては珍しく、妖しいラインのA・Bメロを有する曲。 失恋の歌だが、詞はやはりあまり見たことないような出来。「君が犯した最大の罪は僕を傷つけ笑顔を奪った」とか「どうしても許せない」とか、 普通ならカッコつけて自分を責めるところで敢えて相手を責めて器の小ささをストレートにぶつけている。コブクロの対極。 聴き心地は良くないが、こういう詞を実際にやってしまうと本当に女々しくなるということが分かっただけでも面白い曲。 5.灼熱 ★★★★★ SHINPEIの曲にDAIGOが詞を乗せたアッパーチューン。「ガチで来たから まさかのチャンスが」「今この時とこの瞬間にTHANKS」など、いかにもな作詞ぶり。 関係なさそうな詞が割り込む適当加減も彼の芸風。作曲についてはDAIGOと大差ない。いかにもなビート系。全部TAKUROの曲と言われても違和感なし。 まあドラムがGLAYサポートのTOSHIだし。注目すべきはIkuoのベース。うねりながら縦横無尽。東京事変の亀田のうねりベースは、林檎のキャラとの相乗効果で、 ブンブンとうなりをあげて下腹をかき回すようなエロさを感じさせたが、この曲のIkuoのベースは開放的でアホなDAIGO詞との相乗効果で 曲のテンションを青天井につり上げている印象。ラストのサビでのプレイは圧巻。
6.ここから出して ★★★★★ まず歌い方がアホ。hydeの物真似で笑いを取ろうとしている吉井和哉といった感じ。もはや本気なのかネタなのか判別不能。 詞は真面目な事を言おうとしているが語彙がなく、メロディの切れ間でも体言止めとかせずに文章をダラダラ続けるため区切りがおかしく、 総括するとアホ。しかし演奏のクオリティがこの詞を「不器用だけどピュアな男の叫び」として聞かせてしまうから恐ろしい。 彼らの曲のほとんどはリズム体の実力に支えられて聴けるレベルを維持してる感じなのだが、この曲は今作中のDAIGO曲の中でもメロディの出来が良く、 BREAKERZとしての魅力を発揮している印象。ギターの熱いトレモロ、満園の正統派HRなベース、重厚な構成と、聴き所の多い曲。 7.ROSE ★★★ キュートなキーボードやサビの頭打ちリズムが印象的な、DAIGOの手によるポップロック。 曲は正直出がらしといった感じのベタな出来。まあビーイング所属のアーティストっぽくはある。しかし詞はやはり一味違う。 「美女と野獣みたい 君は言ったけど」女性が自ら言うパターンは珍しい。「DON DON 心惹かれて」はわざとだろうか。まあビーイングということで。 曲自体はどうでもいい出来だが、Ikuoのベースが曲の早送りを断固阻止してくる。頭打ちの曲はそういうベースを弾けばいいのか、という お手本のようなプレイ。何故そんなに本気なんだIkuo!? 8.LAST EMOTION ★★★ DAIGO作詞、AKIHIDE作曲のアッパーなビートロック。「もう戻らない LAST EMOTION」と始まって追っかけコーラスが「エモ〜ショ〜〜ン」やかましい。 そんな編曲ばっか。詞も不調で、単なる薄っぺらい失恋ソングという感じ。作曲能力もとりたてて言うことがない。どこにでもある曲。 しかしとばそうとすると満園のベースが横槍を入れてくる。ビート系の曲なんてベースの仕事は限られてるだろとか思ってるお前のような奴は これを聴け、と言わんばかりのお手本プレイ。もう何コレ。何でみんなこうも本気なんだ!?BREAKERZのベースが務まる人ってプロにもあんまりいなくない!?
9.BUZZER BEATER ★★★★★ SHINPEIが作ったB'zっぽい曲にDAIGOがバスケを題材にした詞を乗せた曲。「HEY!シュートだあ!」やかましい。さらに「仲間」と書いて 「オレたち」と読みを充てたりする。DAIGOにかかれば大女優もオレたち由紀恵。もう詞は凄すぎる。さすが元「宇宙から舞い降りたロック王子」。 だいたいお前が宇宙から来たんならおじいちゃんは何者だったんだ。そしてこのアホでオープンなムードを、今作中最も野放しになっている Ikuoのベースがさらに開放的にする。派手に動き回っているがフレーズ偏重ではなく、あくまでリズム楽器としてのありとあらゆる手を尽くしてくる。 もはや今回のレビュー中の星はIkuoと満園が大半を稼いでいる状態。頑張れBREAKERZ。爆進だ。 10.Angelic Smile ★★★ DAIGOによる、詞曲とも適当なビート系。お題を与えられて即興で歌入れしたようなありきたりな詞。「マジ感謝」とかは普通入れないかもしれないが。 DAIGOはどう考えても幅広く音楽を吸収しているとは思えないし、曲については特筆することは無い。プロとしては疑問。 基本的にずっとIkuoのターン。序盤から大暴れなのでサビで盛り下がっちゃうんじゃないかと思ったら、サビはもっと派手。 DAIGOに限らずビート系の人はこの曲のサビのように8分の裏拍にメロディの音をたくさん置くのが好きで、大抵の曲ではそれがリズムとの 噛み合いの悪さを生んでいるのだが、Ikuoは歌にとことん付き合うことで見事に克服している。スゲエ。 11.逢いたくて ★★ AKIHIDEの詞曲によるアコースティックなバラード。やはり曲はやや懐かしい感じで、DAIGOの話題性なしで彼らが注目されることは無かったかもという印象。 DAIGOのボーカルも抑揚に欠け、あまりドラマチックじゃない。そしてここで遂にIkuoと満園以外のべーシストが。TOKIE。結局充分すぎるほど上手い。 フレットレスっぽい丸く温かみのあるベース音とTOSHIの落ち着きのあるドラムが印象的。
12.センチメンタルスクラップ ★★★ AKIHIDE詞曲のアッパーな曲。正直曲自体は似たものが多く、詞と演奏で区別しないとキツイのだが、取り敢えず演奏が良ければ聴き心地はいいので 及第点という曲。今作はこのパターンが圧倒的に多い気が。例えばBREAKERZの3人だけで、ベースやドラムは彼らが打ち込みで仕上げてたら 全く違う印象の作品だったのでは。期待してなかった部分が凄すぎる。 13.WINTER PARTY ★★★ DAIGOの手による、いかにもクリスマスソングな4/4の曲。詞はベタベタ、と言いたいところだが、「恋人(プレゼント)」や「最上級(すてき)」など 歌詞を見直すと聴いた印象以上に独特。「モテるためにノウハウ本をよく見てるのにどうして?」というくだりも、モテないことの描写としては 露骨過ぎて珍しい。ていうかアホ。ていうか「イギリスの夜」ここで使えよ!前フリじゃなかったの!?冬だしクリスマスだし…ああもう! 詞の自由さと対照的に作曲は意外と型にはまっていて退屈。今大衆性を欠くわけにいかないのは分かるが、数曲くらいマニアックな曲が欲しかった気が。 おそらくメンバー側がアイデアを出しているであろうキメや途中の3拍子は微妙だが、演奏のクオリティは相変わらず高い。
総評 ★★★★ ボーカルのDAIGO、ギターのAKIHIDEとSHINPEIの3人組、BREAKERZの3rd。 DAIGOが詞曲を手掛けているものが多いが、作曲に関してはレベルが高いとはいえない。国産のビート系とV系以外にルーツとしている音楽が無く、 正直誰でも書けそうな曲が並ぶ。かといって彼が単なる客寄せパンダかというとそうでもない。他の2人の作曲能力も基本的に大差ないレベル。 つまりDAIGOはきちんと実力でこのバンドの一員として認められていることになる。いや実力といってもあくまでこのバンド内の話で、邦楽全体の レベルから見れば実力派とは言えないわけで、その…ああもう!バーカ!お前らバーカ!とにかく曲はそんなもん。差別化の決定的なポイントは やはりDAIGOの詞。難しい言葉が全く登場せず、技ありの比喩もまるで無く、締まりのないダラダラとした文章をそのまま使ってくる。 学生バンドが初めて作詞したかのようなみなぎる初期衝動感。これ見よがしに俺は自分をさらけ出してるぜ、という感じではないし、確信的に 無意味な言葉を並べて不思議ちゃんを演じている訳でもない。あまりにも天然でまんますぎる作詞。プロではまず見かけない。 とにかく非常に分かり易いので、世代的に下方向にめっぽう強い印象。アニソンとかに向いてる。ちゃんと子供が買うと思う。 だいたい今売れてるアニソンはどれが本当に子供に売れてるのか分からん。いっぺん子供の手に返してやったらどんなランキングになるんだろう。
(総評 続き) さて今作最大の売りであるリズム体だが、元BOW WOWの満園と元B'zサポートの黒瀬、abingdon boys schoolのIkuoとGLAYサポートのTOSHIという 組み合わせが多い。とにかく曲に対して出来る事はやり尽くしている印象。特にベースが無駄に上手い。ていうか無駄になってない。 ビート系の正統後継者として堂々と名乗りをあげられるレベルにまでバンドを引き上げている。いいけどイヤな頑張り。 ドラムも負けじと上手いが、作曲者側が要求してるっぽいベタなキメが多い分プレイが縛られてしまい、自由に能力を発揮できてない印象。 それでも充分すぎるクオリティ。ギターの2人も、別に珍しいセンスの持ち主ではないが技術的に安定している。明らかにアホなDAIGOの詞と 真剣に向かい合う、明らかにレベルの高い演奏。ビート系が好きなら普通に楽しめるし、ラルクとかが好きな人でも多分面白いと思う。 お気に召さなくてもネタ盤としてレンタル代の元くらいは取れそう。意外に多角エンターテイメントな侮れない1枚。
186 :
名無しのエリー :2008/12/09(火) 15:40:12 ID:ZG4Mlxi90
>>185 乙です。
くそ〜、BREAKERZ先越されたぁ!
書きかけたけど、俺のよりクオリティー高いレビューだから他のを優先しようっと。
初めてこのスレ見たけどなかなか濃い?考察ばかりですね。 あまり考えずに音楽聴いてたけど 目線変えて聴けそう。 皆さんお疲れ様です。
188 :
名無しのエリー :2008/12/09(火) 16:51:05 ID:ZG4Mlxi90
とか言いつつ書いちゃいました。もったいないからね。 なんか見劣りするなぁ。まぁ、援護射撃にでもなれば幸いです。 1.BIG BANG ★★★★★ のっけから、バラエティーでのDAIGOのイメージを裏切る楽曲。 サビこそ万人受けしそうなものの、それ以外は重厚なギターリフで押しすすむ。 ギターソロもここぞとばかりに大暴れだが、まぁHRの王道のピロピロか。 似非ラップも少し挿入されるが、a.b.sの西川によるそれの「無理してる感」は全く無く、むしろカッコいいと思う。 ただそんなサウンドの中での、「キューキュー (●´∀`●)/ いわせたい」って歌詞は(笑) まぁこういうギャップもB’zみたいで面白いか。 このバンドならではの個性かもしれない。 作詞・作曲DAIGO。 2.SUMMER PARTY ★☆ うわぁ、一気ににテンション下がる。 前曲で腰を抜かした「“バラエティーでの彼”を求める人たち」のための曲だろう。 だが、はなからそんなものを求めていない人間としては上がったばかりのテンションをどこへ持って行けばいいのか・・・。 キャッチーでスピード感があるポップロックではあるが、歌詞がなんとも。 「踊る!さんま御殿」においてDAIGOが話していた失恋話がそのまま歌詞になっているのだ。 先程は個性として誉めたが、これに関しては話が別だ。いくらなんでも酷すぎる。 「皆でカラオケで歌ってぇ〜、ワサワサしちゃってください」とのことだが、そうするには歌詞が恥ずかしすぎるぞ。 それにサビ後半の「確かに」のキメとか全然キマっていない。 (本人的には問題ないのだろうが) っていうか、そもそも彼自身は歌っていて恥ずかしくないのだろうか。 このスレに来る皆さんはこの曲をスルーでw。 ちなみにこの楽曲は、所属元のZAIN Recordsに小松美歩の『謎』以来11年ぶりのTOP10ヒットをもたすことに。 ビーイングスレは嬉しい悲鳴でいっぱいになり、ついには涙する者まで出た。 作詞・作曲DAIGO。
189 :
名無しのエリー :2008/12/09(火) 16:52:33 ID:ZG4Mlxi90
3.世界は踊る ★★★ どうやら1曲目でのテンションは捨てろってことらしい。 ストリングスの調べが美しい4つ打ちミディアムロックナンバー。 (ストリングスアレンジには池田大介の名が!) ギターの入りとかはカッコいいけど、いまいちメロディーが抜けきれてない。 作詞・作曲AKIHIDE。 AKIHIDEは詩人の谷川俊太郎を尊敬しているらしく、DAIGOとは正反対な歌詞を書いている。 まぁ、それが特に良い詞かどうかは別だが。 4.GUILTY ★★★☆ なんかストレイテナーの『ETERNAL』や『Melodic Storm』を思い出した。 メランコリックなサビメロが秀逸。 歌詞は意外と真面目。 作詞・作曲DAIGO。 5.灼熱 ★★★★ ストレートに疾走する熱いロックチューン。 これを2曲目に持ってきてくれよ・・・。 メロディーも演奏も文句無しで、家にいながらライヴ感が楽しめるような感じの名曲だ。 ただ、ギターソロが無い。 別に無くてもいいけど、間奏でスクラッチだのシーケンスなどを徒に鳴らしているぐらいなら入れたほうがいいと思う。 それと最後の「しゃ〜くねつぅ!」の連呼がくどい。 作詞DAIGO 作曲SHINPEI。
190 :
名無しのエリー :2008/12/09(火) 16:53:21 ID:ZG4Mlxi90
6.ここから出して ★ 私もこの歌い方は吉井和哉っぽいと思った。 1stでもこんな歌い方は見受けられたので、「この手の曲ではこんな歌い方」と決めているのだろう。 翳りのあるメロディーが良い・・・のだが、肝心のサビの歌詞が無性に笑える。 「ここから出して 居心地最高 ずっといたいけど〜」 まぁ別に笑うこたないような気もするが、もやもやした感情を描いた歌詞が続く中で急に「居心地最高」とか出てきたら笑わざるを得ない。 でも彼の言語感覚ではオールオッケーなんだろうなぁ。 彼は医者の前とかでも普通に「マジ、体パないんっすよ」とか言ってそう。 演奏も歌唱も頑張っているだけに、「“居心地最高”さえなければ・・・」と思ってしまう。 しかもそれがサビであることを考えると、2.よりも救いが無い。 作詞・作曲DAIGO。 7.ROSE ★★★☆ ちょっと気分転換。 なんかスピッツみたいなノリの軽めのポップロック。 (SURFACEにも聞こえてくるな・・・。) アルバムのいいアクセントだ。 作詞・作曲DAIGO 8.LAST EMOTION ★★★ BOφWYとかGLAY直系のビートロックといった感じ。 それぐらいしかコメントは無い。 今の音楽シーンではGLAYぐらいしかこういう曲やらないなぁ。 ちなみに、この曲は「もう・・・届かないLAST EMOTION〜」という可視で始まるのだが、それゆえか発売が発表された当初のタイトルは『mou』。 やっぱりこの人の言語感覚を疑う。 作詞DAIGO 作曲AKIHIDE。
191 :
名無しのエリー :2008/12/09(火) 16:54:08 ID:ZG4Mlxi90
9.BUZZER BEATER ★★★★ 歌詞がバスケを題材にしている開放感溢れる曲。この歌詞にはメンバーも驚いたらしい。 普通のアーティストの場合はいかにもアルバムならではのお遊び曲として面白いのだが、彼らの場合もはや普通とすら思えてくる。 これは異常だ。さすがDAIGOクオリティー。 そういえば、アニメ「スラムダンク」の主題歌はビーイング勢が担当していた。 これは狙っているのか? 作詞DAIGO 作曲SHINPEI。 10.Angelic Smile~BIG BANG! MIX~ ★★★ 普通に無難なアップテンポ。ちょっとこの曲は音の装飾が贅沢。 冬らしくていいか。 そういえば、「当たり前のような奇跡にマジ感謝」って歌詞もたしか「踊る!さんま御殿」で話していたような。 たしか彼女のために初めて作った曲・・・だったかな。 周りのゲストがその歌詞を笑っていた気がするが、本人がいたって真面目に話していたのが印象的。 やっぱり素でこういう歌詞書いてるんだよなぁ。憎めないっちゃぁ憎めない。 11.逢いたくて ★★★ アコースティックと味付け程度のストリングスによる、ありがちな歌詞のバラード。 筆者はこういう曲が苦手なのだが、シングルで出せばいかにも売れそうって感じ。 EXILEの『ただ逢いたくて』が70万枚売れたんだから、これもそれぐらい売れるんじゃない?という気はしないでもない。 (あの曲のドコがいいのか筆者には全く理解できない。) 作詞・作曲AKIHIDE。 この歌詞や彼のHPを見ていると思うが、AKIHIDEはロマンチストのようだ。 よくDAIGOとバンドを組む気になったよなぁ・・・。 GLAYのTAKUROとHISASHI並みの違和感。 そこがバンドの面白さなんだろうけど。 12.センチメンタルスクラップ ★★★☆ この曲だけ打ち込み。 かなりアッパーな曲で、アルバムの最後を飾るのにふさわしい・・・と思ったらまだあるのね。 作詞・作曲AKIHIDE。
192 :
名無しのエリー :2008/12/09(火) 16:57:34 ID:ZG4Mlxi90
13.WINTER PARTY~BIG BANG! Version~ ★★☆ ほぼボートラ扱いでいいと思う。ってかそう思いたい。 絶対に前曲で閉めたほうがいいのだが、そこは大人の事情でも絡んでくるのだろうか。 さて、夏に続いて「またパーティーかよ!」って突っ込みたくなるが、DAIGO氏の実家に関しては普通に季節ごとに開いていそうで怖い。 楽曲自体は三十路男二人が所属するバンドの曲とは思えないほど、アイドルポップス全開(PVも凄かった)。 心の汚れた筆者としては正直「けっ」ってなものだが、「クリスマスぐらい純粋なココロでいようや」って気持ちにはさせてくれる。 きらびやかな音色のギターが良い。 シングルとの違いは冒頭のラララが追加された程度だと思う。無いほうがよかった。 作詞・作曲DAIGO。
193 :
名無しのエリー :2008/12/09(火) 16:58:11 ID:ZG4Mlxi90
総評 ★★★★ 某元首相のお孫さん率いるVo.+Gt.+Gt.の三人組ロックグループの3rdアルバム。 (実は彼ら、アルバムでデビューしておりその直後に2ndアルバムをリリースしている!) 前作まではわりと硬派なロックを奏でていたため、ポップなシングルの多さに正直心配であった。 だが、アルバム曲やカップリング曲がそれを中和。 全体的に、DAIGOのバラエティー番組でのブレイクがいい方向に作用したようで、いい意味で肩の力が抜けカラフルになった印象。 むやみにストリングスとかシンセを多用して聴き手に媚びずに、万人に受けるポップ感をも備える事に成功していると思った。 だが、個性でもあり問題なのは言うまでも無くDAIGOの歌詞。 「マジ感謝」だの「愛のフルコース」なんて歌詞をさらっと入れてくるあたりは面白いし少し感心。 これ以上彼を野放しにすると、そのうち『WISH』とか『Respect』なんて曲を書きはしないかと冷や冷やするばかりである。 現に、2.6.の歌詞は悲惨だ。 とはいえAKIHIDEに任せるとなると、彼の作詞能力がこれ以上進歩しなかった場合、完全なるありきたりなバンドになってしまいそうで怖い。 まぁとりあえず、ロックに浅井健一やチバユウスケのような魂を求める人には不向きだが、そうでなく肩肘張らずにポップロックを聴きたいという人になら大満足なアルバムだと思う。 (高校生とかなら絶対に喜ぶ。) メロディーもありがちなのが多いけど、決して悪くはないし。 それにギター二人+サポートは相当の実力者だし、DAIGOの歌唱力も悪くない。なんかD-SHADEのヴォーカルに近いかも。 まぁ、変な偏見はしないで聴いてみてはいかが? ちなみに、何気に彼らはビーイング傘下のZAIN所属。 だがセルフプロデュースなので、あの会社特有の古臭さは全く感じられない。 そういう意味ではGIZA所属のNaifuとは正反対である。 だが、サイドギターのSHINPEIがB’z松本孝弘主催の『House Of Strings』出身だったり、リードギターのAKIHIDEは明石昌夫プロデュースの『FAIRY FORE』というバンドに所属していたりした。
194 :
193 :2008/12/09(火) 17:01:48 ID:ZG4Mlxi90
すみません。早速修正です。 まとめ人さん、申し訳ございません。 あと、言うまでも無く、BIG BANG!/BREAKERZ 総評 ★★★★ 某元首相のお孫さん率いるVo.+Gt.+Gt.の三人組ロックグループの3rdアルバム。 (実は彼ら、アルバムでデビューしておりその直後に2ndアルバムをリリースしている!) 前作まではわりと硬派なロックを奏でていたため、ポップなシングルの多さに正直心配であった。 だが、アルバム曲やカップリング曲がそれを中和。 全体的に、DAIGOのバラエティー番組でのブレイクがいい方向に作用したようで、いい意味で肩の力が抜けカラフルになった印象。 むやみにストリングスとかシンセを多用して聴き手に媚びずに、万人に受けるポップ感をも備える事に成功していると思った。 だが、個性でもあり問題なのは言うまでも無くDAIGOの歌詞。 「マジ感謝」だの「愛のフルコース」なんて歌詞をさらっと入れてくるあたりは面白いし少し感心。 でもこれ以上彼を野放しにすると、そのうち『WISH』とか『Respect』なんて曲を書きはしないかと冷や冷やするばかりである。 現に、2.6.の歌詞は悲惨だ。 とはいえAKIHIDEに任せるとなると、彼の作詞能力がこれ以上進歩しなかった場合、完全なるありきたりなバンドになってしまいそうで怖い。 まぁとりあえず、ロックに浅井健一やチバユウスケのような魂を求める人には不向きだが、そうでなく肩肘張らずにポップロックを聴きたいという人になら大満足なアルバムだと思う。 (高校生とかなら絶対に喜ぶ。) メロディーもありがちなのが多いけど、決して悪くはないし。 それにギター二人+サポートは相当の実力者だし、DAIGOの歌唱力も悪くない。なんかD-SHADEのヴォーカルに近いかも。 まぁ、変な偏見はしないで聴いてみてはいかが? ちなみに、何気に彼らはビーイング傘下のZAIN所属。 だがセルフプロデュースなので、あの会社特有の古臭さは全く感じられない。 そういう意味ではGIZA所属のNaifuとは正反対である。 だが、サイドギターのSHINPEIがB’z松本孝弘主催の『House Of Strings』出身だったり、リードギターのAKIHIDEは明石昌夫プロデュースの『FAIRY FORE』というバンドに所属していたりした。
誰も期待してないところに原石が転がっているから聴かず嫌いがやめられないんだろうな。 お二方乙。
歌がなければ聴けるが歌があるためにネタでしかなくなってしまう。ほんと、歌がなければ、ねw
Purification/acid android 1.chaotic equal thing ★★☆ デフトーンズなどのオルタナメタル的な、メロウなヘヴィロック。 オープニングの割には長い。時間自体は長くなくても大きな起伏も無いまま流れるので長く感じる。 2.let's dance ★★★★ アルバムでは浮いた曲だけど、むしろこの曲が最もバランスが取れた快作。 エッジの立ったギターの刻みに曲の軸となるシンセベース、そして打ち込みを交えた細かいリズムの絡み合いが爽快。 エレクトロな音の中にしっかりとギターソロを盛り込んでるのも遊び心があって良い。 ただ歌メロが半ばキャッチーな分、ボーカルの酷さが目立つのが残念。 3.daze ★★★ ノイズをふんだんに取り込んだミクスチャー的楽曲。 ノリは良い。聞き込めばいくらか味が出て悪くない感じ。 4.hallucination ★★★ ギター作曲だけあってか、ギターの粒の粗いカッティングが印象的なミドルテンポのナンバー。 雰囲気は1曲目に近いが、幾分かこちらの方が生の質感が強い。 5.pause in end ★★☆ 曲も音もアルバム中特に重たい。 他の曲にも言えるけど、エレクトロの要素が薄いローテンポな曲になるといかにも「メロウなヘヴィロックやってみました!」な雰囲気全開であまりオリジナリティが感じられない。曲の質は悪くないんだけど。
6.circles ★★★☆ イントロで「おっ」と引き込まれるアプローチを見せてくれるものの、あとは前曲と似た感触。 ただリズムもメロディもよく練られてるし、前曲が重たいのもあってか、案外聞きやすい。 7.chill ★★★★ かったるい中盤の展開を抜けて、やっと開けた曲が来てるので入りやすい。 踊れるビートに哀愁のあるメロディの組み合わせが、浅過ぎずちょうどいいキャッチーさを持っていて中毒性がある。 8.egotistic ideal ★★★ アルバム中数少ない、ノリが前に向いた曲。 全体的にニューメタルっぽさとインダストリアルっぽさを足した感じ。 9.purification ★★★ 結構濃密に仕上がってるので、この曲こそ多少長めの尺でもいいかなと思うんだけど、以外にあっさりしてる。 この手の曲は中盤でお腹いっぱいな感じもあるし、アルバムタイトルにもなってるんだからとも思うので、何かしら大きめのフックを仕掛けて欲しかった。 10.a lull in the rain ★★★★ ほとんどボーカルが無い、インスト的な曲。 ピアノが主軸にあり、そこから曲が展開していくにつれ様々な音が入っては消える。タイトル通り雨音も取り込まれている。 いかにも終わりに相応しい曲だけど、ちょっと長い。 しっとりとした気分の時にBGMとして聞くには凄く気持ち良い。 総評 ★★★ L'Arc-en-Cielのドラマーによるソロプロジェクトの3rd。 ドラマーのソロだけあって、特にリズムの構築には引き込まれるものがある。 ラルクから想像するものとは程遠く、打ち込み主体のリズム隊をベースにした退廃的モダンヘヴィネスな楽曲が並ぶ。 試しに聞いてみたり、作業用のBGMとするには悪くないが、向いてる方向が中途半端な曲も見受けられる。 ただ、歌が中心に作られたものではないとしても、とてもじゃないが褒められたボーカルでは無いので、下手なボーカルが苦手な人には絶対にオススメできない。
200 :
名無しのエリー :2008/12/10(水) 13:50:25 ID:0QUy7aew0 BE:867571283-2BP(30)
>>199 乙。ボーカルは酷いよなw
でもラルクのソロとは思えないくらい濃密
出たばっかで恐縮なんですが
SUPERMARKET FANTASY / Mr.Children
01.終末のコンフィデンスソング ★★★☆
今までチルアルバムの1曲目って壮大な曲が多かった気がするけど、これはディランばりの字余りフォークが基調。
ただコバタケがブラス入れまくたっり、シンセ入れまくったり、いろいろやってて、微妙な荘厳さが出てる。
桜井のハキハキとした歌い方はやはりこういう曲を歌わせると映えるね。間奏がちょっと冗長かな。
02.HANABI ★★★★★
33rdシングル。現実を肯定的に捉えるようになって以降の、強い桜井の全てが詰まってるとも言える名曲。
初期を思い出すような瑞々しいアレンジに、ワンダ以降の悟ったようなメロが乗ってて、いい感じに哀愁を漂わせてる。
2番のメロディアスなベースはチルの中でも屈指の良さ。
03.エソラ ★★★★★
これも良い。イントロの何とも言えない瑞々しい哀しさはコバタケ以外誰が出せるというのか、いや出せない。
キラキラしたポップど真ん中な曲なんだけど、豪華なポップさではなく、アルバムタイトル通りスーパーマケットみたいなポップさ。
チルってバンドとしてはいま一つかもしれないけど、こういう曲やらせると不思議な魔力を持ってるんだよなぁ。
04.声 ★★★
スピッツぽいとちょっと本スレ話題になった曲。確かにイントロのギターはスピッツのそれに近いものがあるかも。
でも唐突なメロディ展開とか、サビの叫びとかはもろ桜井のそれ。BメロがNOT FOUNDのDメロなのは愛嬌。
05.少年 ★★★☆
春頃にタイアップドラマがあったのに、今回が初めての音源化となったファン待望の曲。
イントロで今までのチルに例をみない、気だるく重めな音が響いて来た時は、かなり期待感を煽られるが
じっさい始まってみると、キラキラのコバタケピアノが響いててちょっとがっかり。でもベースはめっちゃゴリゴリしててカッコいい。
201 :
名無しのエリー :2008/12/10(水) 13:50:44 ID:0QUy7aew0 BE:1445952285-2BP(30)
06.旅立ちの唄 ★★★☆ 31stシングル。そのタイアップが『恋空』だったり、あんまり地味な曲だったりで、ファンの間ではかなりの失望感を呼んだシングル。 たしかにこれ何度目だって感じの、ありきたりミスチルバラードなんだけど、アルバム曲として聴くとまぁ悪くはない。 桜井のメロディもコバタケのストリングスアレンジも上手いことツボを抑えてるとは思う。 07.口がすべって ★★★☆ イントロとアウトロでコバタケの無駄に凝る悪い癖が出て、変な電子声のコーラスが入ってるが、それを気にしなければ良い小曲。 桜井の歌詞の一貫したテーマでもある「人間の弱さ」をあらわした歌詞と、暖かみのあるメロディは相変わらず良いコンビ。 字余りのサビを一気に歌い上げる歌唱法はやはり独特。アウトロで無駄に荘厳になるのはご愛嬌。 08.水上バス ★★ 『渇いたkiss』や『やわらかい風』などアルバム中に一曲はある「失恋」がテーマの小曲。 歌詞はともかくアレンジがいまいち。コバタケのアンビエントな側面が出たアレンジだが、桜井が声を張り上げてて聴きづらい。 09.東京 ★★★☆ 3の焼き増しのような曲。アレンジも似たようなもんだし、メロディも既聴感バリバリなんだけど、まぁはずれはしない曲。 しかしこういう曲聴くと嫌な気持ちする人もいるんじゃないかな、結局桜井ってやりたいことやって成功してるわけだし。 10.ロックンロール ★★☆ タイトルに有るとおり、ロックンロールやってみましたって感じの曲。ピアノの入れ方とかベースのフレーズ何かがオールドなロックのそれ。 しかしまぁチルにそこまでのノリがあるわけはなく、何となく肩透かしのような曲。 ギターソロは完璧にクィーンを意識したもので、チルにしてはかなり頑張った印象。 11.羊、吠える ★★☆ ゆったりと始めながら後半に向かいだんだんと熱を帯びてくる、今作で一番バンドとしての方向性が示されてる曲。 しかしAメロ部分で桜井のボーカルにエフェクトかけたコーラスを被せてるのは理解に困る。 鈴木ってこういうドラムも叩けるのね。あほみたいにスネアとタムを叩いてるだけかと思ってたわ。
202 :
名無しのエリー :2008/12/10(水) 13:50:54 ID:0QUy7aew0 BE:867572238-2BP(30)
12.風と星とメビウスの輪 ★★☆ シングルのカップリングだったときは、bank bandみたいなアレンジだったんだけど、アルバムになって良くも悪くも化けた。 電子音とピアノだけの1番が終わった後、何か知らんけどハリウッド映画のBGMみたいな荘厳なオーケストラが流れてきて 交響曲みたいな展開を見せ始める。正直狙いすぎで笑ってしまった。 13.GIFT ★★★★ 32ndシングル。これまた荘厳なバラード。しかしこっちはシングルだからか前曲みたいな無茶なことはしてない。 独特なうねりを見せるサビメロは何度聴いてるうちに癖になってくる。ラストのコーラスも狙ってるとわかっちゃいるけど、感動。 歌詞が結構好きかな、白黒どっちでもなくその真ん中の道を模索するという姿勢、これからの世の中にはそれが必要ですよ。 14.花の匂い ★★★★ 先行として配信限定でリリースされた曲。これまたバラードなので、3曲連続長いバラードなんだけど、不思議と飽きが来ない。 この曲は非常に洋楽っぽい(言葉は悪いけどね)、それまでのバラードとは違い、ギターの鈍いストロークがきっちり自己主張してきていて どことなくOasisの曲を彷彿とさせる。終わりなき旅あたりが好きな人なら気に入るかも。
203 :
名無しのエリー :2008/12/10(水) 13:51:03 ID:0QUy7aew0 BE:759125737-2BP(30)
総評:★★★☆ Mr.Childrenの15thアルバム。まず最初に言いたいことはとにかく長いということ。 14曲で70分って、1曲5分という平均時間も長すぎるし、曲数も多すぎる。 そのせいで中だるみしてるので、2、3曲抜いたほうが良いと思うな、絶対。これはワンダ以降のアルバム全てに言えるんだけど。 アルバムとしては正直纏まりは悪く、前作やその前のようなコンセプトのある作品を求めている人には受け付けられないだろう。 HOMEに比べバンドとしての主張が出てきているせいか、コバタケとの相性が悪くなってきているのも少し気になる。 ただ洋楽っぽさというか、バンドとしてのチルは前作より感じられるので、そういう点では好きな人は好きかも。 まぁ1曲毎には非常にいい曲もあるので、ミスチル未だ健在といった感じはするんですけど。 しかし変に安定して行っているような気がするので。このままアホみたいにマンネリズムに陥らないで欲しいです。 ほぼ同期のスピッツが今片足突っ込みかけてるし。 期待して聴くとちょっと肩透かしを食うかもしれませんが、まぁある程度は良いアルバムなんで聴いてみてください。 駄レビューすみませんでした。
>>203 乙カレー
4曲目はたしかにスピッツっぽいw
スピッツはコールドプレイ流行る前からあんなエフェクトつかってるよね
ちなみに自分は1曲目のアレンジがもろにoasisかとオモタ
モーニンググローリーのアナログ盤ボーナストラックとコード進行やリフが
全く同じなんだもんw
oasisのはディランよりブラーっぽい字余り感があったけど
andILoveYouは2000年頃に流出したLetBeTherLoveのデモ音源まんまだし
結構意識してとり入れてるのかもね
乙
>>199 ラルクのカップリングでのyukihiroのリミックス好きだから試しに聞いてみようかな
けどボーカルがな。うん。
>>203 まだ聞いてないけどレビュー的には前回よりかは俺好みっぽそうだ。コバタケとの相性はプロデューサーと編曲家としてはいいんだけど
キーボードプレイヤーとしてちょっとメンバー四人と合ってない気がするぜ。
and ILove YouはU2のwith or without youも下敷きっぽいよな。相変わらずUK好きの人たちだ。
206 :
名無しのエリー :2008/12/10(水) 19:49:33 ID:0QUy7aew0 BE:1518250267-2BP(30)
>>204 それ聴いたことないな、今度聴いてみよっと。情報どうも
>>205 コバタケがUK好きなんだよな
まぁU2に関しては、イーノ関連で好きなんだろうけど
なんだミスチルそんなもんなのかww ちょっと最近走り過ぎたから? どうしても今年中に出したかったらしいし。
どれ聞いてもコバタケがピロピロピロピロやってるのがムカツク あとミスチルの本スレで風と星とメビウスの輪(kobayashi version)っての見たときにはワロタ
209 :
名無しのエリー :2008/12/10(水) 23:35:58 ID:I0p4TvMNO
>>203 乙です!やっぱりHANABI以上の曲は無いですか。かなり迷ってます。HOMEやシフクノオトみたいなメロディーが複雑じゃない方が好きなんですが…
メロディーは複雑だよ。 あんまり頭に残る感じではない。 ユーチューブにダイジェスト試聴があるから聞いてみたらいい
メロディーの複雑さが良くも悪くもミスチルの個性だと思うんだけどね
とりあえず
>>203 乙
>>199 乙、俺もラルクのシングルリミックス好きなんだが、ボーカルがちょっと受け入れ辛かった
他に曲ごとにボーカル招いてやったりすれば良かったのに、ちょっと一曲でいいからhydeの歌が乗っかったの聴いてみたい
>>203 乙、
>>206 意外とメンバー自身もUK好き、それでコバタケともずっと気が合うのかもしれんが
目立たないギターの人だが、ディスカバリー辺りからこの人が目立って弾いてるフレーズと音はさり気に金太郎飴級にUKっぽい
ふと思ったんだが。嫌いではないが取り立てて好きって程でもないミュージシャンの、
嫌いではないが取り立てて好きって程でもないアルバムのレビューはすっごい書きやすい。書いてて楽しい。
>>212 1番客観視できるよね
どうしても好きなアーティストだと褒めがちになるし、嫌いなアーティストだと雑な部分を覚えてしまうし
好きだとどうしても布教の意味も込めてレビューしてしまう
215 :
名無しのエリー :2008/12/11(木) 21:47:52 ID:YcwcpYVV0
中古で見つけたので聴いてみた。 吉幾三 ベスト 酒よ / 吉幾三 1. 酒よ ★★★ 「つらいあの頃を思い出しながら一人、男酒・・・」みたいな曲。 華美ではなくしっとりとしたアレンジがいい。 それと地味目のメロディーも、なんか染みる。 2.俺ら東京さ行くだ ★★★★ 言わずと知れた大ヒット曲。 近年、某動画投稿サイトでブームになったりもした。 ラップものとして、日本で初めてヒットした曲でもある。 演歌のオケを無理矢理リズミカルにしたような、チープなオケになぜか体が動くこと必須。 3.これが本当のゴルフだ! ☆ 『俺ら東京さ行くだ』のオケはそのままに、歌詞だけ変えたもの。 そもそも2連続という時点でさすがにうんざりしてくるものだが、加えて出来が良くないという追い討ちをかけてくる。 何ていうか、悪ノリが過ぎた感があるのだ。 歌詞としてはゴルフ童貞の主人公がゴルフ場でキョドってるさまを描いたものだが、リリックの切れが悪く、そもそも題材が面白くない。 キャディーさんだかの掛け声も癪に障る。 ぼろくそに書きまくったが一つだけ気になる点がある。 間奏でなぜか女声ソプラノが挿入され、加えてそれに幾三氏がハモリ出すところである。 歌詞のストーリー上全く関係ないと思われるゆえ、これだけ妙に腑に落ちない。
216 :
名無しのエリー :2008/12/11(木) 21:48:29 ID:YcwcpYVV0
4.雪国 ★★★☆ 元々は下ネタ満載の楽曲だったらしいが、メロディーが良かったため書き直したらしい。 去る男と追う女、まさに演歌王道の歌詞である。 ドラマティックに展開していくメロディーと氏の迫力のある歌唱が圧巻。 5.酔歌 ★★★★★ 吉幾三が誇る、超絶名曲。 アレンジ・サビのメロディー・歌詞、そのどれもが感動的。 もはや芸術である。 日本を代表する1曲と呼んでも差し支えないのではなかろうか? 近所に演歌が上手いおじいちゃんが住んでいたら、ぜひ歌って聞かせてほしいものだ。 6.海峡 ★☆ 冒頭の女声ソプラノの意味があるのか謎。 でもそれ以外は特に印象に残らない。前曲が良すぎたせいもあるが。 7.港 ★★☆ また出た、女声ソプラノ。 こういうのを入れるのって演歌界の風習とかだったりするのだろうか? でも氷川きよしとかの曲に入ってるのを聴いたことはないし・・・。 さて、これぞ演歌だと言わんばかりの豪華なアレンジはいいが、肝心の曲自体が地味。 総評 ★★★ 吉幾三のベスト。 『俺ら東京さ行くだ』やワークマンのCMソングの影響からか、どうもイロモノ的な目でみられている感がある(少なくとも一定の世代より下の人からは)彼だが、演歌歌手としての実力は本物。 しかも歌が上手いだけではない。 自分で作詞作曲を手がける、演歌界では数少ない人物でもあるのだ。 さて、正直演歌初体験(CDとして)の私ではあったが、充分楽しめた。 演歌は苦手って人も、そういう観点を捨ててバラードベストだと思えばいけるのでは? ちなみに吉幾三には、ベスト盤ならぬ全曲集がかなり存在するが、その中でもこのベストが1番ヘボい気がする。 とはいえ超有名曲に絞って聴きたいという人にはオススメ。 もし『俺ら東京さ行くだ』のようなネタ曲を聴きたいのであれば、『吉幾三のおもちゃ箱〜TVアニメ・CM&コミック集』をオススメする。
217 :
名無しのエリー :2008/12/11(木) 21:50:57 ID:YcwcpYVV0
まとめ人さんへ。 なぜかこの作品がオフィシャルのディスコグラフィーに載っていないので(非公式なのか?)、品番を書いておきます。 TJMD-9704です。 発売日は97年5月21日。
乙!久々に「酒よ」とか聞いた。 俺も思い入れのない作品やってみるかと思ったけど、思い入れのない曲は書けることが余りないんだよな。 演奏の上手い下手もわからんし、レビューのために借りて聞き込むのは手間だし。
>>217 乙。
TJMD、って聞いたことない品番だな
ホームセンターとかサービスエリア向けに徳間が出してる廉価版の音源っぽいんだけど
>>215-217 乙。&リリース日情報ありがとう。
演歌ソロのアルバムは、1st.の冠二郎以来だね。
パソコン&ネットワーク環境がイカれちまった関係で更新滞って申し訳ないす。
とりあえずチトスレチだけど、
「邦楽全アルバム」⇒「邦楽全曲(このスレ)」⇒「洋楽全アルバム」の順に
もうちょいしたらうpするよ。
∧_∧
( ´・ω・) < もう少しお待ちください。。。
(つ旦と)
と_)_)
>>220 おお、失礼ながらまだご健在だったとは
マッタリと待ってます
>>216 乙
吉幾三ってさり気に数少ない自作自演の演歌歌手なんだよな
名前の洒落っ気といいネタ曲といい意外と演歌界のオルタナティブかも
吉幾三の顔を思い出そうとすると原監督の顔が浮かんできます
225 :
名無しのエリー :2008/12/13(土) 20:13:12 ID:vGguj6pi0
まとめ人さん、乙です。 今頃横浜アリーナでバカ騒ぎしている人たちのアルバム。 それにしても、2代目DJ OZMAって何者なんだろう。 レンタルビデオ店員ってw。 DJ OZMA/I ♥ PARTY PEOPLE2 01. 疾風迅雷〜命 BOM-BA-YE〜 ★★ 言わずと知れたアントニオ猪木のテーマソングをサンプリングしたもの。 その発想は面白いが、それ以上でもそれ以下でもないな。 まぁオープニングとしてはこんなものか。 02.マッチ棒 ★★★ 노라조の『날찍어』という曲のカバー。(読めない・・・。) 一応原曲聴いてみたけど、そんなに印象は変わらない。 アレンジがほぼ同じというのもあるが、軽く空耳を含めた歌詞が上手くできているのもあるだろう。 実際原曲でも「マッチ棒〜」って叫んでいるようにきちんと聴こえる。 ちなみにサビ後に「男をなめるなよ」というセリフが挿入されるが、これをOZMAに言ってもらうと心強い。 03.E.YO.NE!! ★★☆ DJ DOCの『와 춤을(DOCとダンスを)』のカバー。 幸せムードたっぷりなサウンドがいい感じなウェディングソング。 04.TOKYO BOOGiE BACK ★★★★★ これはオリジナル楽曲。そしてOZMAの全楽曲の中でもトップクラスの名曲である。 “OZMA=下品“みたいなイメージを裏切って見せる、ちょっと上品でキラキラしたディスコチューン。 とにかくメロディーが良いし、コーラスなどの構成もいい。 この曲が無ければこのアルバムのレビューはしなかったであろうと筆者は断言する。
226 :
名無しのエリー :2008/12/13(土) 20:14:54 ID:vGguj6pi0
05.Saturday Night ★★★☆ 原曲は不明なようだ。 相当なK-POPマニアの人でもわからないようなので、OZMAは相当K-POPに詳しいことになる。 さて、この曲はダンサーのMIKIの歌唱がメインで、所々男性ダンサーのPANCHOのラップが絡むディスコチューン。 ファンキーなホーンややたらと動くベースが印象的。 そしてそれ以上に、MIKIちゃんのヴォーカルが無意味にパワフルで上手い。 彼女は普段何をしているコなのかはわからないが(歌手なのか?)、とりあえず彼女より下手な歌手なんぞ山ほどいるぞ。 06.DJ OZMA in the House!! ★★ これもK-POPのカバーだが、不明らしい。 まぁ「俺がOZMAだ さあ手をあげな」って曲。ただそれだけ。 なんでこれが6曲目なんかにあるんだろう。 07.For You ★★★ DJ DOCの『FOR YOU』のカバー。 エロティックというよりもはや下品な歌詞が目を引く。 「だからおしべとめしべ イチャイチャしたい」って歌詞はやりすぎな気がする。 空耳なのかもしれないが、原曲を発見できなかったので詳細は不明。 サビはわりとキャッチー。 この曲は、“遂に長年の持病であった性器ヘルペスが完治し、"ベッド"というもう一つのステージでも大活躍中”なバックダンサー夜王"KING"純一がヴォーカルを務めている。 調べるまで彼が歌っていることに全く気づかなかった・・・。 08.Let me dance ★★★☆ これも原曲は不明。台湾の曲との説も。 夜王"KING"純一のラップと女性ダンサーCHIHARUの妖艶なヴォーカルの絡みがエロいR&Bナンバー。 いや〜エロいね!
227 :
名無しのエリー :2008/12/13(土) 20:16:17 ID:vGguj6pi0
09.Spiderman ★★★★☆ MARK FOSTERの『SPIDERMAN』のカバー。超アゲアゲディスコチューン。 これも夜王"KING"純一がヴォーカル。 原曲の良さに加え、何より純一のねちっこい歌いまわしがたまらない。 PVでは、小島よしおも真っ青な“水着一丁スタイル”の男たちが踊り狂っており、相当なインパクト。 (この曲でのTV出演は凄かった。) そのためか、この曲は前のシングルより売り上げが上昇している。 10.Good Night ★★★ また似たようなディスコチューン。ちょっとテクノの要素も。 だが、もう飽きてきた。 悪い曲ではないが、このテンションでこれ以上の評価をつけるのは難しい。 前半にこの曲が来ていれば・・・。 11.さよならDecember ★★★★ 氣志團の同名曲のカバー。 レゲエなアレンジが温かいメロディーを引き立てていて好印象。 12.Lie-Lie-Lie ★★☆ オリジナル曲。 ちょっと切ない雰囲気がいいが、正直シングルにするほどでもない気がする。 13.ONE NIGHT CARNIVAL ★★★☆ (いい意味も含め)やっちまった曲。 言わずと知れた氣志團の超名曲のカバー。HIP HOPっぽいアレンジ。 野郎コーラスをやたらと入れまくったりと、正直言ってぶっ壊しすぎな気もする。 だが、ヴォーカルが同じ声をしている(一応設定を尊重してこう表記した)ので、ここまでやらないと原曲のイメージを払拭できないのかなぁ。 たまに挿入される妙なナレーションや台詞を面白いと感じるかウザイと感じるかは人それぞれだが、それでもやっぱりいい曲はいい曲。
228 :
名無しのエリー :2008/12/13(土) 20:17:40 ID:vGguj6pi0
14.白い童話 ★★★☆ KOYOTEの『하얀 동화』のカバー。 アルバムの実質ラストを締めるのにふさわしい、ハッピーなクリスマスチューン。 なんか80年代風味。 トミフェブみたいな感じ、といえばわかりやすいか。 15.DJ OZMA IN THE HOUSE 〜replays〜 インストなので評価なし まぁ、ライブの後のSEみたいなイメージ。 総評 ★★★ DJ OZMAの2nd。 オリジナル曲や氣志團のカバーもあるが、基本はK-POPのカバー。 3曲目以降は書かなかったのだが、どれもアレンジはほぼ原曲と変わっていない。 どうやらOZMA自身は日本語詞の執筆と歌唱に専念するのみで、あくまで原曲の良さ前面に押し出すことに重点を置いているように思われる。 「DJとは本来、クラブ等で曲を掛けて客に自分の曲を紹介するものだ」みたいな説をどこかで見たことがあるが、もしそれが正しいのであればOZMAの姿勢は(スタイルこそ違えど)立派なDJそのものなのだろう。 そんな彼が厳選してきた曲たちだけあって、個々の曲はなかなか出来がいい。 だが、全曲パーティーチューンなので(レゲエなどの変化球もあるとはいえ)、通して聴くのは結構しんどい。 パーティーのときのBGMとしてさらっと流す程度がちょうどいい聴き方な気がする。
>>225-228 乙です。
ワンナイカーニバルのナレーションでニヤリとした、スチャ好きの俺。
SIXTH DAY-SINGLE COLLECTION-/Gackt 1.OASIS ★★☆ ノイズ気味のシンセが大量な、デジタルでハードロック風の曲。 どことなくバランスが悪い。 2.鶺鴒〜seki-ray〜 ★★★ アコースティックで穏やかなバラードと思いきや、サビからは壮大にドラマチックな展開を見せたり見せなかったり。 メロディは綺麗なので、若干物足りないまとめ方が惜しい。 3.Secret Garden ★★★ ビジュアル系っぽさ全開の退廃的バラード。 壮大な歌とは対照的なハーモニクスとノイズ全開のギターがスリリングで良し。 不意に「kill me」とか呟いてんのはちょっと痛いけど。 4.君が追いかけた夢 ★★☆ 疾走するポップロック。 質感は今までで1番軽い。 中途半端なキャッチーさと、それに乗っかった中途半端な歌詞がうざったい。 アコギと歪みの組み合わせもこの曲では相性が悪いような。 5.忘れないから ★★★ こちらもまた疾走感のあるポップロック。でも前曲よりしっかりしてる。 どことなくメロディックスピードメタルを思わせるイントロもかっこいい。 この曲調でギターソロがアコギなのはちょっと面白い。イントロがかっこよかったからソロもメタルっぽくして欲しかった。 6.月の詩 ★★☆ 一転して歪み無しで、バイオリンとアコギで紡がれるバラード。 シングルにしては悪い意味で取っ付きやすさが無い。 ギターにもうちょっとおいしいフレーズがあれば引き締まった気がする。
7.Mirror ★★ 軽快なロックサウンドに乗せて毒を吐く。 ド頭でいきなり「ニャーニャ♪」とか言われて一瞬戸惑う。曲中にも何度か。 イマイチ何がしたいのかわからない。 8.Vanilla ★★★ ホーンの音が印象的な歌謡ポップ全開のエロい曲。 音も歌詞も「腰振れよ」な感じ。 悪ノリして終盤に喘ぎ声まで入れてしまうのも色男だから許されるのか。 9.Mizerable ★★★★☆ 中盤のポップさはどこへやら、シリアスでゴシック。 全パートにおいて細かいプレイがあって、結構濃いめに作り込まれてる。 デビューシングルなのに他の曲よりも遥かにカッコイイ。 10.Lu:na ★★★★ ヘヴィなキラーチューン。ドラムの手数足数の量はアルバム中最多。 アコギのラテンっぽいギターソロもこの曲ではよく合ってる。 11.LAST SONG ★★☆ しっとりとしたアコースティックバラード。 何から何までベタ。EXILEが歌ってそう。 別に悪くはないけど、一回聞くだけでいい。 12.ANOTHER WORLD ★★★ 爽快に駆け抜ける夏っぽいポップロック。 勢い重視で、当たり障りなくさらっと聞く感じ。 似たような曲をどっかで聞いたような。
13.君のためにできること ★★★☆ 綺麗な肌触りのポップソング。なんか結婚式場とかが浮かぶ。 韓国ドラマみたいなくどい歌詞を気にしなければ地味に良い曲。 この曲がアルバム中最もベースのラインが気持ち良い。 14.再開〜Story〜 ★★★ ピアノがやたらと切ないオーケストラ風なバラード。 メロが綺麗でラストにも相応しいけど、途中の語りは要らない。 総評 ★★★ TVとかで見て受ける姿からは想像できない曲もあって印象が変わった。アレンジャーや、玄人揃いのバックバンドによるところが大きいんだろうけど。 歌詞なんかは既聴感満点で曲を進めれば進めるほど邪魔になってくるし。 とりあえず演奏も上手いし、歌も取り立てて粗が目立つ訳でもないので、ビジュアル系に嫌悪感が無ければまぁまぁ良いかな。
>>230-232 乙です
このBESTアルバムは全曲アレンジが一からやり直してあって正直微妙なんだよなぁ
できれば全曲オリジナルの音源を聴いてほしい
>>233 なるほど
オリジナルアルバムも聞いてみようと思ってるけど、その音源で良いのかな?
>>234 1.2.9.13はシングルでしかオリジナル音源が聴けません
それ以外はアルバムにオリジナル音源が収録されますよ
是非聴いてみて下さい
236 :
名無しのエリー :2008/12/14(日) 14:44:18 ID:FKlQDyDU0 BE:216893423-2BP(30)
>>230-232 Gacktは聴いたことないな
聴いてみよっと
意外とこの人の作品が一つもレビューされてなかったので。ベストですが
Golden Delicious / 斎藤和義
01.僕の見たビートルズはTVの中 ★★★★☆
アコギのストロークとハーモニカに乗せて、物が溢れた時代を生きる若者の脱力感を歌うこの曲は、まさに現代の正統フォークと言ったところ。
歌ってるテーマは初期中村一義なんかと共通しているけども、あそこまで切羽詰まった感じはなく非常に緩い。一種の諦めが感じられるね。
俺のようにこのダルさが癖になってしまうと、たまらない名曲になる。デビュー曲にしちゃ老成した曲。
02.彼女 ★★★☆
前曲とは打って変わって、どこか一昔前のHRを彷彿とさせるSEから始まる。でも曲自体はゆったりした歌謡ロック。
ギターが妙に泣いてたりして、アレンジがかなり時代を感じてしまうのは、彼のように長年やっているアーティストの宿命か。
しかしながらこのメロディは良い。80年代のまだ歌謡曲が機能してた時代のメロディ。曲自体は93年だけどね。
03.何もないテーブルに ★★★
これまた懐かしい、ともすればダサく感じてしまう歌謡バラード。でもまぁ良い曲
04.君の顔が好きだ ★★★★
彼の曲の中でも比較的有名な曲じゃないかな。早口でポップなメロディを歌うのは、ミスチル桜井を彷彿とさせる。
ビートルズ直系のポップロックと、日本の歌謡曲と、フォークが上手いこと融合された曲。
歌詞が良い「君の顔が好きだ 君の髪が好きだ 性格なんてものは僕の頭の中で勝手に作り上げりゃいい」
なんて言うか素直で好きです。
05.歩いて帰ろう ★★★★
これも結構有名曲。真心ブラザーズ何かに良く似てる、泥臭くもポップな曲。
曲の土台を固めるリズム隊がしっかりしているからか、こういう曲は非常に良く映える。
しかしこの全体的に気が抜けたダルさってのは、凄い安心感があるね。昨今ひりひりした曲ばっかだからさ。
237 :
名無しのエリー :2008/12/14(日) 14:44:30 ID:FKlQDyDU0 BE:1265208375-2BP(30)
06.何となく嫌な夜 ★★★ タイトルの通り夜をイメージした、ムーディなバラード。夜のバーで流しのバンドが演奏してそうな曲。 歌詞は初期村上春樹を意識したような頽廃的なもの。こういうのも出来るのね。 07.レノンの夢も ★★★★ 切れの良いアコギのカッティングとそれに合わせたリズム隊だけの上に、スタッカート歌唱で歌うアンプラグトな曲。 今までの曲の中で一番ロックのフィーリング(こう書くとスヌーザーみたい)を感じる歌い方はカッコいい。 歌詞もかなり攻撃的で、全体的に泉谷しげるなんかを彷彿とさせる曲。 08.無意識と意識の間で ★★ エレピに乗せてしっとりと歌い上げるバラード。6分以上ある大曲だが、正直途中で飽きる。 女性視点の別れの歌詞はユーミンばり。メロディもニューミュージックな匂いを感じる。 でもこの歌い方はニューソウルとかあっち系なのかも。 09.何処へ行こう ★★★★☆ 心地よいバンドのグルーヴに、これまた良い塩梅の歌謡曲なメロディが乗ってて、日本人にはたまらんだろう曲。 サビの終わりでラップが入ったり、その後でクィーンみたいな泣きのHRギターが入ったり、色々面白い曲。 5分半近くあるが、長さを感じさせない。 10.FIRE DOG ★★★★☆ ブルージーなイントロが今までの曲とは違った雰囲気。非常にソリッドでオールドなロックに仕上がっている。 ボーカルもバンドの演奏も今までで一番熱を帯びててカッコいい。MJみたいなシャウトも聴けたりする。 歌詞も非常に攻撃的かつメッセージに富んでいて、正に「ロック」って感じ。 11.老人の歌 ★★★☆ 打って変ってしっとりとしたフォークソングかと思いきや、途中からバンドやブラスが入ってくる。 ラストの盛り上がり方何かラルクのバラードを彷彿としたり、いやアレンジは全然違うんだけどね、あれくらい仰々しい。 今までの人生を後悔しつつ、死を肯定的に受け入れ旅立って行こうとする老人の姿を描いた歌詞がまた良い。 12.郷愁 ★★★★ 吉田拓郎な曲。言ってもフォークな拓郎じゃなくて、どっちかっていうと歌謡曲な拓郎。 また後ろ向きな歌詞と非常によくマッチしてるんだわ、これが。
238 :
名無しのエリー :2008/12/14(日) 14:44:41 ID:FKlQDyDU0 BE:506083272-2BP(30)
13.ワッフル ワンダフル ★★★☆ カントリーソング。何故かずっと高速でタムを叩いてるドラムが気になる。 終わり方がニューウェーブみたいなのも不思議。 14.幸福な朝食 退屈な夕食 ★★★ ポエトリーリーディング。言っちゃなんだが、学校へ行こうのB-ラップハイスクールに出てきそうな声で、ちょっと笑ってしまった。 しかし抑えきれない衝動(またスヌーザーみたいだな、ははは)は感じられる。ある意味では一番攻撃的な曲かも。 15.歌うたいのバラッド ★★★☆ 恐らく一番有名な曲。Bank Bandでもカバーされてちょっと話題に。非常にストレートなラブバラード。 ていうかこの曲のイメージでこの人を聴くとちょっとビックリするくらい、意外と異色な曲だったりするんだよね。 で、歌詞もメロディも非常に感動的なんだけど、全体的に音がチープすぎる。オーケストラ何か取り直してほしい。 でもいい歌ですよ。「ずっと言えなかった言葉がある 短いから聞いておくれ 愛してる」 こんなこと言える男になりたいですね、いやまったく。 16.月影 ★★★★ 最後はゆったりとしたフォーク。今作の中でもトップクラスに良いメロだと思う。 哀愁と愛情と希望を感じるような不思議な曲。歌詞はサニーデイサービスみたい。
239 :
名無しのエリー :2008/12/14(日) 14:46:08 ID:FKlQDyDU0 BE:1084464656-2BP(30)
総評:★★★★☆ セックス大好きせっちゃんこと斉藤和義の、FUNHOUSE時代の曲を集めた初期ベストアルバム。 最近出たばっかのベストが意外と売れたり、去年出したシングルが結構評判になったり(PVに出てる倉科カナは個人的に今一番熱いアイドル) 何かと話題なせっちゃんですが。世間のイメージでは『歌うたいのバラッド』的なラブソングばっかりの歌手だと思われてそう。 かくいう俺もこのアルバムを聴くまでそうだったしw。 しかし、実際に聴いてみると逆にラブソングが少なく、全然イメージと違ってびっくり。 基本的にはフォークなんだけど、古いロックだったり、あるいは歌謡曲だったりを上手くハイブリットした曲は、素晴らしく、 歌ってるテーマとしても、この現代の若者の倦怠感だとかそういったものを上手くあらわしてて、非常に共感でき、ちょっと感動。 そして何より特筆すべきはその「脱力感」。良い具合に力が抜けた曲は、頑張ることを良しとするポップス界の中で良い息抜きになってる。 同じような出発点から歌っていた中村一義が、その力の入り具合のせいで今歌うことを喪失しているのを見るにつけ、 せっちゃんのようなスタンスも重要なんだなぁと実感するね。 まぁとにもかくにも素晴らしいアーティストなので聴いてみてください。 駄レビューすみませんでした。
>>239 乙。斎藤は歌うたい〜の頃にはほとんどの楽器を自分で演奏するようになったから
しょぼくなってるのかも。味があるけど
>>239 乙
やっぱり「歩いて帰ろう」と「歌うたいのバラッド」が代表曲になるのかな
フェスとかでも定番曲だし
SUPERMARKET FANTASY / Mr.Children 01 終末のコンフィデンスソング ★★★ のっけから歌詞てんこ盛り。少しおどけた感じなのが過去のアルバム「Q」や「ILU」を思わせる。 今作の楽曲の中ではオープニング向きではある。いいけどやっぱりやってることがいつも通りに思えるんだよなぁ。 02 HANABI ★★★★★ 文句なしの名曲。何も言うことないからそのまま次行きたいくらい。 桜井が「曲に力があるからそれを邪魔しないように歌詞を書いている」的なこと言ってたけど、まさにそれ。素晴らしい。 同じ時代を生きる人なら誰もが共感できるところはまさしくミスチルのシングル曲。 曲を聴いていて思うことなんて人それぞれだけど、みんなどこかで似たようなことを感じてるんだよね。 以降の曲がどんな出来でも構わないくらいいい。歴代の名曲にまたひとつ加わった感。 03 エソラ ★★★☆ ミスチルにしては珍しく歌詞にあまり意味がない。個人的にこういう曲は好きじゃない。 楽しい感じ、さみしい感じ、それはいいんだけどそれだけみたいに聴こえる。 蘇生、PADDLE、Worlds end、彩りと比べると一段下かと。 04 声 ★★★☆ こういうのも作れるんだ、と新鮮に感じた曲。 バンドサウンドありきの曲に飢えてたからかなりいい。かっこいい。ミスチルにしてはすぐにサビにいくし、終わり方も潔い。 歌詞に頼ってないのに感情が伝わるところも評価したい。ほんとに無尽蔵の才能だなぁこの人。 他のバンドならやってそうな曲ではあるけど、ミスチルでこれを聴けるってのがいい。
05 少年 ★★★★ 今回のアルバムは第一印象が最悪だった。その時は02、05、14の三曲でいいとすら思った。 繰り返し聴くうちに他の曲もよくなってきたんだけど、これに関しては終始いい。 イメージ的にはWorlds endと未来を足してリファインしたような曲で、焼き直し感はある。 でもいいったらいいんだい。こういうの聴きたいからミスチル買うんだもん。 今の桜井のボーカルに曲がよく合ってる。QとかDISCOVERYの頃じゃこういうのはできなかったんじゃないかなあ。 06 旅立ちの唄 ★★☆ 凡作。……失礼。 でも凡作です。「君が好き」とかと一緒で、他のシングルが強すぎて目立たない子。 これは逆にメロディが弱いから歌詞に頼ってる気がしてイマイチ。いいこと言ってるんだけどね。 特にアレンジが完全にマンネリなのが痛い。曲調もいつものミドルテンポだし。いつも通り長いし。 07 口がすべって ★★☆ ここからアルバム曲が四曲続くけど、第一印象がとにかく最悪だった。 繰り返し聴くとよさが解ってくる、いわゆるスルメ曲メドレー。いいっちゃいいけど結局いつものアルバム曲かそれ未満です。 雑誌なんかのアオリに「全曲シングルのような」とか「一曲一曲がアルバムのような世界観」とかあったけど大げさ。いつも通りです。 「声」では抑えてたけどこっちはストリングスとかブラスの恒例アレンジ全開。 08 水上バス ★★ 捨てきょ……ごほん。バラードです。このアルバムを初めて聴いてるそこの人、寝ないように。 最初聴く時の印象が悪いんだよなあとにかく。 まあそれはそれとして、これもいつも通りの「君」と「僕」のラブソングです。やっぱどんなアルバムだろうと一曲は作るんですね桜井さん。 Cメロが単調さを緩和してていい感じ。 09 東京 ★★★ 宮崎あおいが出てる東京メトロのCMにバッチリはまりそうな曲。 言ってることは「HANABI」とか「GIFT」と同じようなこと。 すさまじく「どっかで聴いた感」がある。いやパクりとかそういうことじゃなく。 鉄琴っぽいミスチルスタンダードアレンジと言えば想像つきますか。ロードムービーとかああいう。
10 ロックンロール ★★ しかし今回聴いてて思ったけど、今の桜井の声はライブ向きだね。レコーディングはワンダあたりの声がいい。 さてロックというよりロックに憧れる男の歌。12/4だっけ? NOT FOUNDみたいな駆け足リズム。 所帯持ちにロックはできねぇぜとか言わないでくれー。似非でもいいからロックやってよ。 間奏のソロは桜井が弾いてるらしいです。 11 羊、吠える ★★★ よくできたミスチルカップリングソング、という感じ。どっちかというと前作「HOME」寄りの曲。 あまりにもそんな感じなんでアルバムに入れなくてもよかったんじゃないかなぁ。 まあアルバムに入れとかないとB面集出すまでレンタルとかで聴かれにくいというのはあるか。 12 風と星とメビウスの輪 ☆ 捨てき……げふん。原曲レイ……あー、次行こうか。 GIFTのカップリングを聴こうみんな! 13 GIFT ★★★ 名曲ぶった良作。こういうのを聴くとメロディの重要性を再認識する。 これも旅立ちと一緒で歌詞に頼ってるように聴こえる。何より聴いて「これは名曲か?」と思ってる時点であれだよな。 でも今の声に合った曲だと思う。ライブの締めはこれしかないでしょう。 ストリングスとかこういう時だけ使えばいいと思うんだよ個人的にさあ。 14 花の匂い ★★★★☆ 名曲。こう何回も書くと嘘くさいけどほんとに名曲なんだから仕方ない。 これをラストに持ってくるとかずるい。アルバム全体がよかったと錯覚しちまうじゃねえか。 まさに今のMr.Childrenにしかできない音、歌詞、歌、曲、アレンジ。 ここまでストレートに、かつ温かく死について歌われるともうどうしようもない。本当にいい曲です。 アウトロも歴代屈指だと思う。こういう曲を聴ける以上、いつまでもバンドを続けてくれ。
総評 ★★★☆ 竜頭蛇尾、ではなく竜頭竜尾で胴体が蛇みたいなアルバム。少年と花の匂いのためだけにでも聴く価値は大いにある。 ミスチルは色調を統一したアルバムと多彩な曲をひたすら詰め込んだアルバムとがあるけど今回は後者。 こっちのタイプのアルバムはどうしてもトータルでの評価が落ちる。けど一曲一曲はいいよ。 アルバム曲は少しアクがある。万人向けではないかも。
乙 なんかこういったレビュー久しぶりだね
思ったまんま書いたらすっごい駄レビューになったすまぬ。 今回のは味が濃いんでちょっと飽きやすいです。
乙ー。 思ったまんまで全然いいと思うよ。このスレはそういう趣旨だろうし。
とりあえず、再発記念で…。厨臭いレビューです。 Red Guitar and the Truth / BLANKEY JET CITY 1.CAT WAS DEAD ★★☆ まんまストレイキャッツorブライアンセッツァーなロカビリー。 猫が死んだ時の悲しみを描いた歌詞は賛否両論かな。自分は好きです。 アルバム最初の曲としてはいい感じ。 2.僕の心を取り戻すために ★★★☆ このヒリヒリする感じは何だろう…。緊張感を感じる音色に悲痛な叫び。 そして、いちいち聞いてるも者に考えさせる暇も与えさせないような急速感…。 特にサビが終わった後の曲のつなぎ目の演奏なんか勢いだけで無理やりまとめてる感じで それが余計に聴く者を興奮させる。特に2メロ目の中村達也(Dr)のドラミングは物凄い。 ただ凄いとしか言いようがない。技術論では語れないだろうな…。 3.胸がこわれそう ★★☆ 曲自体は粘りっ気のある腰に来る感じで60年代のロック基本パターンを思い浮かべるが 後ろでなっているピアノとかハーモニカとかの余分な音がうっとおしい…。 このバンドにはシンプルな構成が似合っているのにプロデューサーの外人が余分なことを…。 せっかく切迫したドラム、ギター、ベース、声が聞こえてるのに、ピアノがぶち壊し…。 そこら辺を次作(2thのBANG!)で土屋さんが解消してくれている。 4.不良少年のうた ★★★☆ ただ、三人が演奏しているだけなのに物凄い殺気を感じる。 音数が少ないせいかその感じはさらに感じ取れることができる。デビュー作でこれはすごい。 スローテンポのなかじりじりと迫ってくる…。サビ前に静かになりサビで暴走…。浅井健一の声も怖い。 しかし、間奏のハーモニカがぶち壊し…。
5.TEXAS ★★★★ 照井さん作曲の疾走感あふれる高速な曲。タメが上手いというか焦らすのが上手いというか…。 曲の構成もこの頃にしてはこっていてこのアルバムの中でも特に目立つ。 たぶん、何も知らない人が最初に好きになるのはこの曲だと思われる。 題名は特に関係なさそうな歌詞も良い。 6.公園 ★★★ 高速ロカビリーにJAZZ風味が合わさった感じで初期ルパンの雰囲気みたいな…ダークな感じ。 10年前の東京スカパラとコラボしても良い感じに仕上がりそうなダンスホールで踊れそうな曲。 ただ、せっかくドラムソロ、ギターソロと続いて終わってしまう所が惜しい…。もっと聞きたい。 7.ガードレールに座りながら ★★★☆ イントロのだんだん盛り上がるジャムセッションがたまらん。この曲の良いところの78%はこの部分。 浅井さんのブチ切れた世界を描いている歌詞も素晴らしい。勢いで重量戦車で攻めてくるリズム隊も素晴らしい。 「動」と「静」の使い分けがなかなか…。ただ、キーボードが邪魔。 8.あてのない世界 ★★★★ ここで、落ち着いた感じの曲になる。ここからは殺気よりも絶望感、孤独感が強くなってくる。 綺麗で落ち着いた演奏をバックに歌う浅井さんの歌がただ寂しい…。歌詞の意味がよく分からないのに寂しくなる。 聴いてると地球上に生まれたくなかった気分になる。 9.狂った朝日 ★★★★☆ 自分がいなかったら…?てなことを何も飾らず直球勝負で歌っている。前曲と続いて聴いてると絶望的な気分…。 ここでも殺気あふれる演奏は健在でやはり中村さんのドラムが凄まじい。これに浅井さんのギター、 照井さんのベースが戦っているように火花が立つ演奏。CD上で行われている戦争…。 10.MOTHER ★★★★★ 恐怖の演奏、悲痛な叫び、心に痛む歌詞…。すべてが味わえます。最後にこんな曲が待ち構えているとは…。 曲の途中で演奏が穏やかになるところがあるが「いつくるか…いつくるか…」と身を構えてしまう。 そして、始まる悲痛な叫び…He‘s never coming back……I hate Vietnam war…。 正直、戦争を感動ものに変える歌は大嫌いだが、この曲は別物。なんか凄い。
総評 ★★★☆ イカ天出身バンドとは思えない硬派な雰囲気をお持ちのブランキー最初のアルバム。 ジャケットの真夜中の倉庫付近の写真の雰囲気そのまま、殺気、絶望感が渦巻いている。 聴いてて身が震える作品とはこのことなのかな。非常に素晴らしい、怖い作品です。 しかし、外人ディレクターのせいで駄目になった所があり、そこが★一点減らした理由です。 これを次作のプロデューサー土屋さんが見事に解消してくれてます。 この作品も土屋さんがプロデューサーしていたらなぁ…。 あと蛇足で… ※旧作とSHM-CD版との違い。 ・SHM-CDといってもリマスターされたわけじゃなくノイズが減ったような印象。クリアにはなっている。 ・紙ジャケ盤は歌詞カードがしょぼいので裸フェチは通常版のほうが良いと思う。 ・なんかCD裏面が美しい。 ・たぶんあんだけCMで洗脳されているので良くなったと勘違いする可能性が高い。 S(ryの良い所って何だろう…。
>>246 乙
>ストリングスとかこういう時だけ使えばいいと思うんだよ個人的にさあ。
上のレビューでもストリングスが多過ぎみたいなに書いてたよな。俺もまったく同意です。
>>252 乙
土屋はブランキーとの相性が抜群だったよなあ。1stは本人達も気に入ってないんだったけ
※旧作とSHM-CD版との違い。がGJ過ぎる
思い切り勘違いして買おうとしてたところだった……
久しぶりに書き殴りたくて久しぶりに来てみたらスレの雰囲気結構変わっていて浦島太郎。 ちょっと浮いちゃってるかもしれんが空気は読まずに2008年邦楽アルバムで個人的に一番好きなやつ。 Curriculm / Para(47:02) 1. Jack(9:46) ★★★ パルスのような単調な和音の刻みから始まり徐々にポリリズムが形成されいく。 一転全パートのリズムがカチリと揃ったかと思うと、同じフレーズがいつまでもいつまでも反復される。 ずっと同じ事を繰り返しているようで、でも重箱の隅をつつくようにちょっとずつ和音が変化していく、 単調さと複雑さを兼ね備えたシンプルだけど色鮮やかな音楽。要はミニマル。 2. Corinto(8:08) ★★★ 曲が変わりフレーズも変わるが、それをねちねちと反復させることに変わりなし。 音の重なりに重点を置いているたぶん一番メロディアスな曲。 順番に音が乗っかっていき、ブレイクを境に各パートの位相がずれたり重なったり。 3. M/O(11:23) ★★★ いつもどおり夢中でフレーズを反復させる。和音や音色の変化はシンプル。 でも繰り返されるばびに休符の入る位置がグリングリン変化するえぐいリズム。 4. Palmet(9:41) ★★★ とりあえずフレーズを反復させる。中盤でサイケデリックな雰囲気に一変したり、 最後に派手なフィナーレをむかえたりと展開が比較的派手なアルバムのハイライト。 軽快なリズムが心地良くて個人的には一番好きかな。 5. Eura(8:04) ★★★ 最後までフレーズを反復させる。ミニマルを土台にしているんだから当たり前か。 ずっとリズミカルな曲が続いていたが最後はだらだらねちねちと、海の底へ沈んでいくように。
総評 ★★★ 山本精一関係。氏が関わっているグループの中ではROVOが一番近いと思う。 ギター×2、キーボード×2、ドラムの編成でバンドサウンド主体のミニマルなダンスミュージック。 とりあえずフレーズを一つ作る。できたフレーズをあの手この手で使い倒して10分消費。これを5セット繰り返したらアルバムのできあがり。 踊れる音楽である事にこだわりを持っているらしく、 ポリリズムや変拍子は多いが聴き手を混乱させてやろうという嫌らしいことはしていない。 そのうえ要所に四つ打ちキックを入れたりしてくれる親切設計。 ミニマルテクノの系列ではなく、古典的なミニマルミュージックから直接的に影響を受けている印象。 適当にブレイクを挟んで一休みしたりキーボードの音色が豊かだったり10分程度で曲が終わって雰囲気がガラリと変わったりと、 適当なぬるさとほどよいポップさを持っていてストイックな印象も無く、 ロックバンドがライヒやライリーをなんちゃってカバーしてみました、みたいな感じでとってもキャッチー。 反面、本格的なトリップミュージックを期待するとちょっと肩透かしかも。
>>255 乙
山本精一って何気にポップセンスが抜群だと個人的に思う
257 :
名無しのエリー :2008/12/20(土) 00:47:13 ID:IwTPOBGD0 BE:2277374797-2BP(30)
>>246 胴体が蛇みたいな感じ良くわかるw
>>252 確かに2ndのプロデュースワークは素晴らしいよね
SHM-CDって大した変りないんだ。まぁリマスターじゃないってところから何か怪しかったけど
>>255 乙
七尾旅人関係で、Para気になってたんで凄い助かる
>>256 山本精一は羅針盤のロビンソンカバーが、原曲に負けてないポップさと透明感とで好きになったんだけど
確かにイメージの割にポップだよね。食わず嫌いしてる人多そうでもったいない
258 :
名無しのエリー :2008/12/20(土) 00:47:45 ID:IwTPOBGD0 BE:2602714289-2BP(30)
流れをぶった切って... 魅力のすべて〜ベスト1996-2008 / 渚ようこ 01. ニュー・トーキョー ★★★☆ 横山剣提供のゴージャスなジャジーポップス。この手の曲は 横山のような渋い声の歌手が歌うと映えるが、女性だと手玉に取るのは難しい。 渚ようこはというと、なんと曲に入り込んでしまった。 歌謡曲ではなく、ヴォーカルジャズのようにすんなり聴けるのが素晴らしい。 バーボンやマティーニのようなキツめの酒が欲しくなるトラック。 02. かっこいいブーガルー(クレイジーケンバンド) ★★★★ CKBアルバムから収録された渋いAOR...というよりフュージョンだな。 後に出現する半田健人バージョンとは違う、凄まじくシャレたジャジーポップス。 アレンジと横山特有の渋くも耳障りのいいセクシーなヴォーカルのおかげで 普通にゆったりとしたオシャレなトラックに変貌してしまっている。 せっかく、いい意味でダサいメロディーがおしゃれになってしまってはかわいそう。 例えるなら、竹の子族に現代のジャズダンスを教えるようなもんだ。 冒頭とエンディングのナレーションもダサくしようとしたが単なるライブバージョン。 正直、もっとダサくしてもいいとおもうぞ。CKBなら許されるぞ、多分。
03. 愛の逃亡者 ★★★☆ 2003年のシングルから。コーラスワークが昭和のソレだが、どこか洗練されている。 にも拘らず、歌詞は相対するかのように暗い。蛍光灯を求めるくらいに暗い。 あまりのギャップに戸惑うかもしれないが、昭和歌謡自体がカオスみたいなもんだし、 こういう曲に乗せたほうが、かえって曲に感情移入しなくて歌いやすいかも。 是非ともナナハンに乗りながら聴いて欲しい。 04. シャム猫を抱いて ★★ 『Yoko Elegance 渚ようこの華麗なる世界』より。 浅丘ルリ子のカバー。阿久悠はこの曲のカバーを面白がったらしい。 曲自体はシンプルだが、たしかにクラブで受けそうなゆったりしたジャズ歌謡。 が、それだけでミニマルすぎるコンパクトな世界はとっつきにくい。 05. サイケでいこう ★★★ 『アルバム第一集』より。 今となってはレアなサイケ歌謡。本当にアレンジというかギターがサイケw ソレを歌謡曲に乗せようとは...ちょっと狂ってるな。 トリップというよりはボーッとしたいときにオススメ。 このミスマッチに馴染めるかどうかがポイントだろう。個人的にはアリだが、 もっとコッテコテにしちゃってもいいんじゃないかとおもう。
06. ブーガルー・ベイビー ★★★★ 『アルバム第一集』より。 ライブでもリクエストが多いという楽曲。これは今でも踊れると思う。 前曲のサイケデリックギターはここでも健在だが、前曲よりは馴染んでいると思う。 ギターソロもイキイキしてるし、ドラムもケレン味が効いているんじゃないだろうか。 歌謡曲としても評価は高いが、個人的にはクラブ向けロックとしても評価できると思う。 07. この胸のときめきを ★★★★☆ 『Yoko Elegance 渚ようこの華麗なる世界』より。 プレスリーを始め、多くの歌手がカバーしたダスティ・スプリングリールドの楽曲。 CKBの演奏はしっかりとしており、渚も歌謡曲特有の哀愁を前面に押し出している良曲。 やや大げさなのが素晴らしい。 08. 伊勢佐木町ブルース ★★★ 『ヨコハマメリー』サウンドトラックより。まさかこの曲が入るとはw オリジナルは青江三奈の大ヒット曲。オリジナル特有の色気と寂しさはないが、 がんばってあの空気を出そうとした結果、モノクロフィルムのような曲に。 まぁ、映画音楽としては正解だが、物足りないと思うのはオリジナルのせいかも。 これをアレンジしたコモエスタ八重樫は何者だw
09. 二日酔い ★★ メジャーデビューアルバム『Hey You!』より。 梓みちよのカバー。蛇足だが、阿久悠曰く「歌詞のモデルは作曲を手がけた森田公一」だとかw で、渚も二日酔いでレコーディングしたという、心身ともにタイトル通りの曲。 歌のバックは往年の歌謡曲らしい、歌を支えるいい仕事をしているのだが、 ところどころに出てくるシンセが非常にウザい。これは必要なのか? 10. 世迷い言 ★★★★ 『渚ようこ meets 阿久悠 ふるえて眠る子守歌』より。 日吉ミミのカバー。なんと、作詞:阿久悠、作曲:中島みゆきと今となっては 絶対にありえない組み合わせ。とんでもないな、昭和って。 まぁ、曲調は皆様の予想通り、中島みゆきらしい暗いメロディー。 にも拘らず、阿久氏はサビでこっそり(?)遊び心を加えている。 ピアノメインのため、中島ワールドっぽい曲だなぁ。 11. 哀愁のロカビリアン ★★★ メジャーデビューアルバム『Hey You!』より。 作詞:阿久悠、作曲:宇崎竜童という今見れば豪華な作家陣によるバラード。 阿久氏による歌い手の悲劇を宇崎のメロディがドラマティックに描き、 それをGaryがバイオリンとピアノで盛り立てる傑作クサメロ歌謡へと変貌。 あまりにクサいので、お子さんリスナーには少々きついかも知れん。 12. OTOME ★★★★☆ 『渚ようこ meets 阿久悠 ふるえて眠る子守歌』より。 前曲と同じ作家陣でお送りするアコギ中心のバラード。 おそらく、メロディの泣き具合がアルバム中一番じゃないだろうか。 決して、照明がロウソク一本のみで、他のBGMが山崎ハコしかないような環境で 聴いてはいけない。気が滅入る可能性が大きいから。 タイトルがポップだから、本当にいい意味で騙されたよチクショウ。
3. どうせ天国へ行ったって ★★★(☆) 最新オリジナルアルバムより。なんと、渚にとっては最期の阿久悠提供歌詞となった曲。 このような絶望のように見せかけて、そっと背中を押す歌詞に安心するリスナーも入るだろう。 合間を縫うようなオルガンが優しげで、ドラムは厳しいが全体はやっぱり優しい。 そんな阿久の人柄を端的に表したバラードではないだろうか。 "お前ら"呼ばわりしたりされたりする人に聴いて欲しい。 14. かっこいいブーガルー (渚ようこduet with半田健人) ★★★(★★) (※カッコの中は本気でベタな昭和歌謡がドツボの人の評価) 出たwwwww半田wwwwwwwwww あの阿久悠がホンモノと認めた真性昭和歌謡ヲタの半田とのデュエットシングル。 2曲目で共に歌った横山以上にダサい(褒め言葉)歌唱とアレンジで 凶悪なまでに昭和初期のノリを再現している快作兼怪作。 PVもテラ昭和なので、PVもセットで見ておくことをオススメする。 本当になんでこのイケメンは生まれる時代を間違えたんだろうw はたしてこれは才能を正しく使ってると言えるんだろうか...?
15. アマン (東馬健&渚ようこ) ★★★☆ 東馬健のアルバムより。こちらもテラ昭和なムード歌謡。が、ミッc...ゲフンゲフンッ!! 東馬氏の歌唱のせいでどちらかといえば舞台楽曲のように聞こえてしまう。 もちろん、東馬さんの趣味なのか、どこかエロいw この後、チークダンスに突入してもおかしくない曲でもある。 少なくとも、若い人の間で聴くような曲ではないな。R-25だろ、これ。 16. アダムとイヴ ★★★★★ ライブアルバムより。ようやくアップテンポのロックナンバーが登場。 しっとりと歌い上げるイメージがある渚だが、この曲だとロッカーになっている。 歌い方も妙にしゃくれているし、シャウトだって使っている。 ソレが様になっているのは...ずるい。惚れちゃうやんけ。 17. ゲバゲバ子守唄 ★★ なんだ、この演歌w 確かに演歌もネオ演歌とかあるくらいだし、ある程度はカオスでもいいんだが、 これは今の時代、逆にアリなのかと問いたい。問い詰めたい。小一時間問い詰めたい。 どちらかといえば大衆演劇で流れていた方が自然。 同じ新宿でも、これはゴールデン街で流すような曲ではないな。 で、間奏ではなぜか知らないが、渋いセリフが欲しくなったw これがシメかと思うと...ボーゼンとしたまましばらく、席に着いたままだな。
総評 ★★★★ 歌謡歌手、渚ようこ初のベストアルバム。昭和歌謡の歌い手だけに、 カバーも演歌と歌謡曲がセレクトされるが、結構渋いセレクトが多い。 キワモノ(含半田)は後半に固められているが、前半はカッコイイ歌謡曲が多い。 中には、今の時代にも通用しそうなトラックも入っているため、 若い人は聴かず嫌いをせずに聴いて欲しい。 30代後半以降は酒のつまみにしながら聴くといい感じかも。 ただし、あまりにベタな半田とのデュエットや臭すぎるミッc...東馬さんとの めくるめく歌謡デュエットで酒を噴出す可能性があるので注意。 昭和が好き、昭和の思い出に浸りたい、昭和を知りたい人にはオススメ。 ジャズっぽいシャレた曲が欲しい人は前半をリピートすることを推奨。
>>202 真ん中ってのがいちばんあり得ないし卑怯なんだけどなー
真ん中アピールって、やっぱ桜井って偽善的だわwww
267 :
名無しのエリー :2008/12/23(火) 21:28:25 ID:at94bynz0
>>265 乙です。
「竹の子族に現代のジャズダンスを教えるようなもんだ」って表現に吹いたw。
あと半田健人は、仮面ライダー555の主役だったことが嘘のようだね。
>>265 乙。レンタル置いてなさそうだけど面白そう。半田…。
自分も年内くらいまでに大塚でもやるかな。レンジの裏ベストは曲数多すぎるし
>>266 レビューに書かれている文章はレビュアー個々人の解釈や意見であり
実際のアーティストの意向等ではありません。そういうのが一番スレが過疎化する。
>>265 半田健人はミューマガの歌謡曲特集で寄稿してた時糞ワロタ覚えが、平成仮面ライダー主役のイケメンがと
最近の歌謡リバイバルはウルトラカオスな方向に向かっていてなによりだ。もっとやれ。
271 :
名無しのエリー :2008/12/24(水) 22:08:30 ID:WeWlC3Xw0
メリークリスマス!! RAINBOW-MAN 及川光博 1.Most Beautiful Night ★★★ 元SOFT BALLETの森岡賢(クネクネ踊るキーボーディスト)作曲の、デジタルダンスナンバー。 流行りモノを使ってみたかったのか、エフェクトヴォーカルを時折挿入。 だが特に大盛り上がりを見せたりはせず、特筆すべきものも無く曲は進む。 もちろんモリケン曲だけあって、悪い曲ではない。 2.GO AHEAD! ★★★☆ あまり話題にはならなかったけど、GLAYのTAKUROが作曲した曲。 いかにもTAKUROらしいビートロック。(さりげに近頃のGLAYよりいいメロディー。) 「これじゃあ、ミッチーらしさが・・・」と思ったのも束の間、よく聴くと曲が完全にミッチー色に染まっているのに気づく。 この曲はアニメの主題歌だったそうで歌詞は完全に子供向けだが、純粋にミッチーの声の濃さを堪能するにはもってこいである。 「GO AHEAD!」を「ゴンアヘン!」と歌ってしまうミッチーに完敗。 3.ザッツ・エンタテインメント。 ★★★★ 作詞・作曲小西康陽。 なんか70年代のミュージカル映画で流れそうなディスコナンバー。 アレンジが全体的に面白いが、特にラストの子どもたちのコーラスが妙に引っかかる。 4.ポン酢・ポンザー・ポンゼスト ★★★☆ これは作詞・作曲ともにミッチー。凄いタイトルだな、これ・・・。 歌詞も凄いが、そこに妙にエロスを感じさせるのがミッチー流か。 (例えば「ぶっかけろ〜!!」とか。ん?エロス感じるのは俺だけ?) 曲自体はさらっと終わる。それが潔い。ポン酢のようなさわやかな味わい。
272 :
名無しのエリー :2008/12/24(水) 22:09:14 ID:WeWlC3Xw0
5.キミハキレイ ★★★ これぞ本来のミッチーかな。 ファンクをポップに昇華したサウンドとちょいエロな歌詞。 でも彼の王道すぎて、何か物足りない。他にもこういう曲いっぱいあるしね。 なにかあともう一癖欲しいところ。 6.運命のひと ★★☆ 別に何が悪いってわけじゃないんだけど、そもそもこの人は歌唱力で聞かせるタイプではないだけに、真面目なバラードってあまり向いてない気がするんだよね。 正直ミッチーにバラードは必要ない、とさえ筆者は思っている。 あくまでアクセントとしての1曲。 7.Sparkling Girl ★★★ シングル曲。これまたミッチー王道のパーティーチューン。 5曲目と同じで安心できるんだけど、なにかもう一癖ほしい。 もちろん悪い曲ではない。ってか割と良曲。 総評 ★★★ 曲としてはそれなりの佳作が揃っているが『死んでもいい』や『今夜、桃色クラブで』のような飛び道具は無いので、ミッチー初心者がミッチーファンになるかは極めて微妙。 要は無難な一枚。(TAKUROを迎えたのは大きな挑戦だけど。) そもそもミニアルバムという時点で、「曲がたまったから一応出すか」程度の意気込みしか感じられない。 俳優活動が充実してるからなぁ、歌手活動をとことん突き詰める時間が無いのかもしれない。
大塚愛の「LOVE LETTER」お願いします
>>272 メリークリスマス
こんな夜にYoutubeでミッチー検索しちゃったよ
>>272 メリークリスマス!
うーん、個人的にはエロっちいけど憎めない
ミッチーに戻って欲しいんだけど...俳優業が忙しい今じゃ、
難しいのかもしれないなぁ。
276 :
名無しのエリー :2008/12/24(水) 23:29:54 ID:I3Y5PQ080 BE:289191124-2BP(30)
>>272 メリークリスマス&乙
ミッチーは嫌みがないのが凄いんだよなぁ
岡村ちゃんのカバーもよかった
>>271 乙
最近ソフバ聞き出したので、モリケン曲気になるな
My song Your song / いきものがかり 01 プラネタリウム ★★★★☆ オープニングを飾るこの曲は彼らの11枚目のシングル。 普遍的で、どこか郷愁漂うメロディーはいきものがかり王道。 吉岡のボーカルもいい意味で肩の力が抜けていて滑らかで心地良い。 ラストサビでキーを半音上げたのは◎。よりドラマティックに仕上がったと思う。 02 気まぐれロマンティック ★★★★☆ 12thシングル。彼らにとって初めてのブラス音の導入。 とにかく底抜けに明るくキャッチーで、'90年代初頭の「イケイケ」(死語)だった頃の日本を 少し思い出させる。こういう弾けたポップスど真ん中の曲って、最近あんまりないよね 03 ブルーバード ★★★☆☆ 10thシングルで、彼らにとって最大のヒット曲。 '80年代の歌謡曲の匂いが漂うポップ・ロックで、「蒼い 蒼い あの空」の繰り返しが耳に残り印象的。 3分39秒と短く、あっさり聴けてしまう曲。 04 スパイス・マジック ★★★★☆ シングル曲が3曲続いたが、ここでアルバム曲が登場。 感覚的に、初めて聴いたとき90年代後半のJ-POPっぽいなと感じた。 彼らの曲はどれもどこか'80〜90年代っぽいなぁ。 2番のサビ終わりまではわりと淡々と進むが、Cメロから一気に曲調が変わり盛り上がりを見せる。 アレンジがいい仕事してます。 05 かげぼうし ★★★★★ 「かげぼうし」っていう言葉、久しぶりに聴いたなぁ。イントロからノスタルジックな雰囲気。 歌詞が夕方〜夜へと変化していくのも面白い。爽やかでキャッチーな良曲です。 06 帰りたくなったよ ★★★★☆ 王道中の王道。「帰りたくなったよ 君が待つ街へ」というあまりにもストレートでシンプルなフレーズは、 悪く言えば「陳腐」かもしれないが、世代を問わず多くの人の心に真っ直ぐに届くという点では◎かもしれない。 「ド真ん中のポップスを歌っていきたい」という彼ら自身を一番あらわしている曲ではないだろうか。
07 message ★★★☆☆ ここから13曲目までシングル曲なし。 古風な歌詞が多いいきものがかりの曲に、まさか「メール」とか 「めんご」なんて単語が登場するとは思いもしなかった。 それでも、曲の方はキャッチーで悪くない感じ。アレンジはPRINCESS PRINCESS入ってるね。 08 Happy Smile Again ★★★★☆ NHK「スタジオパークからこんにちは」テーマ曲用に書き下ろされたナンバー。 盛り上がる部分も意外性もないシンプルな曲だが、爽やかであっさりしているので番組との相性は バッチリかも。 09 くちづけ ★★★★★ 1st、2ndアルバムにも1曲は入っていたドロドロソング。イントロから 激しいエレキの音が入り、ほのぼのとしていた8曲目とはあまりにも対照的。 こういう妖艶な雰囲気を醸し出す曲も結構上手いなぁ、と少し驚かされた。 あえて淡々とした歌い方にしたらしいが、この曲はもっと感情移入して歌ってもよかったんじゃないかと思う。 10 僕はここにいる ★★★☆☆ ボーカルの吉岡聖恵が初めて作詞作曲を担当したナンバー。 男性2人が書く曲達と比べて粗削りでぎこちなさもあるが、 決して曖昧なメロディーというわけではなく芯があり、癖のないボーカルで言葉を大事にしながら歌う そんな姿勢が滲み出ていて結構引き込まれた。
11 ブギウギ ★★★★☆ お遊びソング。初めて聴いたときPUFFYを思い出した。 12 幻 ★★★★★ 編曲を担当したのはスキマスイッチの常田。 このアルバムの中で最も歌詞の主人公の年齢が高く、アラフォー世代に向けた1曲だそう。 昭和の歌謡曲をイメージして作られたようだが、サビの終わり方とかモロ演歌です。 13 心の花を咲かせよう ★★★★☆ アルバムを締めくくるのはスケールの大きなこの曲。 バラードであるのに歌詞の文字数が多く少し詰め込んだ印象があり、 そういう点では賛否両論かも。「帰りたくなったよ」同様、彼らの王道バラードといった感じ。 総評 ★★★★☆ わかりやすく、まっすぐに届くポップス。 しっとりめの曲が割と多く、もう少しアッパーなものを入れても良かったのでは?と思うが 後半にシングル曲が1つもなくてもしっかりとした良い流れができていた。 ノスタルジックな気分に浸りたい、そんな時にお勧めのアルバム。
レビュ乙 いきものは毎回安定したアルバム作ってくるなぁ
乙です
乙です。 いきものって全部の曲も全部のアルバムも安定してるけど 1st2nd3rdとアルバムごとの個性がほとんどないなw
絶賛しすぎたかも。でもそれだけ良かったということで…好みのど真ん中だし… the chewinggum weekend「KILLING POP」 1.エレキング ★★★★☆ おそらく代表曲。ミドルテンポのポップな曲。イントロのダイナミックなギターで掴みはOK。 シンプルなギターアレンジと微妙にひねったメロディに乗った、「マリーマリーこれがつまり」という韻を踏んだ歌詞が印象的。 ギターソロが曲と全くあっていない様な気がする。しかしこれがエモーショナルで唯一無二。 2.キリングポップ ★★★☆ 軽快にテンポを刻むようなギターのイントロが前曲と併せて、アルバムの幕開けの感じ。 同じくミドルテンポのポップ。でもサビのギターはあまり好きじゃない。ちと前に出すぎな気が。 他に特に特徴は無いかなーと思ったところで意表を突く変拍子がいいね。 3.フランシス ★★★★ アナログ的なイントロから突然疾走感のある曲に切り替わる。 前二曲よりもさらにシンプルな、ほとんどコードストロークのみでごり押し。しかしメロディも歌詞もバランス良くいい。 ベースも良く頑張っている。やはり鈴木淳のベースはピロウズよりこのバンドのほうが絶対あってる。
4.キンキーダイヴ ★★★☆ ピクシーズ直系のオルタナティブ・ロックの醍醐味といえば、AメロBメロ静かにサビで爆発、と言うスタイルだが、 この曲はその落差が相当。テンションあがった。サビで一気に突き進む。ドラムも呼応するように壊れる。 エフェクトかかった声も不気味さを引き立てる。でもいろいろやってはいるが、軸となる曲自体がしっかりしてるのでぶれてない。 5.ベイビーバード ★★☆ ここでやや一休み。アルペジオが美しいがメロディがちょっとひねくれすぎ。 多分どうしてもこれくらいひねってしまうんだろうなぁ。歌詞もひねくれまくり。 6.ウォーターピストル ★★★★ これは掘り出し物な雰囲気がする。スピッツの愛のことば的な。いや、このバンド自体が掘り出し物か? 微妙にエフェクトかかったボーカルが不気味な雰囲気を演出。一歩間違えればgdgdになりそうな曲調。 しかしタイトで無駄の無いシャープな演奏、それにメロディが良いのでしっかりと緊張感は保てている。 7.エコー ★★★ もろマイブラなシューゲイザー。 だがマイブラよりもぶっ壊れた印象。ドラムもやたら叩きまくる。 アルバム中盤の繋ぎ的な感じもあり。
8.アイス(album mix) ★★★★☆ シングル曲。シングルよりも音がスカスカで荒々しいミックスのよう。シングルより生々しい勢いが伝わってくるこちらの方が良い。 イントロでお腹いっぱい。そしてこのバンドを象徴するようにひたすらひねくれたメロディ。ささやくようなボーカルもなんだかこの冷たい雰囲気にあっているような。 サビではトリッキーなドラムに痺れる。全体的にドラム大活躍。アレンジも凝っていてほぼ隙が無い。 9.ロマンス ★★★★★ 7分半にも及ぶ三拍子の大曲。 これは名曲。メロディ、アレンジどれも素晴らしいが特に素晴らしいのは歌詞。 「僕の病気は軽いものだけど 治る見込みは無いような気がしている 暗い話してる訳じゃないよ」(歌い出し) 虚無感を中心にした絶望や感謝、幸せ、全て込められた内容。しかし心理描写を過剰にしているわけでなく、情景描写とのバランスも良すぎ。 もう全部抜き出したいくらい。ここまで感動した歌詞はR.E.M.のNightswimming以来だ。見事。そしてエフェクトがかかった声で前半が終了し、後半はストリングス。 しかもこのストリングスがスマイルの時代のブライアン・ウィルソンにも匹敵するほど美しく、また狂気も含んでいる感じも受ける。それこそsurf's up並の美しさ。 とりあえずびっくりするほど良かった。たくさんの人に聴いて貰いたい。 10.ハニーチェイン ★★★★ これまで以上にひねくれたリードギターと、乾いたサウンドのリズムギターに加え、 「殺されたいくらいだ」という歌詞が異常な雰囲気を醸し出している。 言葉じゃ説明しづらいけど、アルバムの流れの中で良い位置。
11.サンダウナー ★★★★ そしてこのアルバムで唯一のピアノ中心の曲。 5では裏目に出てたようなひねくれたメロディが、この曲では良い方向に作用している。 そしてこの曲調。世界が終わったような錯覚さえ覚える。しかし壮大さは全く無し。 総評:★★★★★ 2ndシングル「アイス」のUKな曲調のオルタナティブ・ロック路線でついに音楽性を確立したチューインガム・ウィークエンドの2nd。 前作も聴いてみたが、余計な音や、やたらキラキラしたギター音がボーカルと合っていなかった。しかしかなり方向転換してアイデンティティーを確立。 このレビューでも何回言ったかわからないが、ひねくれたUK的なメロディライン、そしてどこか親しみやすい、後ろめたい歌詞が特徴的。 ややマイナーなバンドで歌詞を売りにできるのが少ない中、珍しい存在な気がする。そこにバラエティに富むギターアレンジが素晴らしい。 アルバムとしての流れも良い。特に「ロマンス」を中心とし、壊れていくような構成はほぼ文句なし。 これはまさに崩壊寸前の美学。邦楽のオルタナティブ・ロックのアルバムでも最高峰のアルバムだと思う。 あと、このバンドについてだけど地味にメンバーが豪華。 ベースはご存知、現the pillowsのサポート鈴木淳。ギターは現HERMITで、ピロウズ山中さわお、元ラフィン・ノーズYOSSYとバンドを組んでいた事もある岩田晃次。 ドラムはグランドファーザーズなどと親交のあった夏秋文尚。ただ、フロントマンの橋本孝志のみこのバンド以外での活動は不明。「壊れた詩人」と呼ばれて才能もあるのに残念。 どのメンバーもうまくバンドの音の中で存在感があり、唯一無二のサウンドを作り出している。演奏力はまぁ普通くらいだが、バンドとしてのバランスが非常に良い。 鈴木淳がなぜピロウズの正式なメンバーにならないか、とはよく言われることだが、もしかするとこのバンドでの活動を引きずっていることもあるかもしれない。それほど完成されたバンドだと言っていい。 残念なのがこのアルバムを残し、数枚のシングル(どれも名作!)を出すだけで解散してしまったこと。特に「ノスタルジア」は「ロマンス」にも劣らない名曲。アルバムの流れで聴いてみたかった。 だが解散発表の時の橋本による「必ず帰ってきます」というコメントを信じているぞ。ガムとしては無理かも知れないけど。
乙。ちょっと絶賛しすぎの気もするがw 岩田晃次のギターが好きだ。中古でしか手に入らないのが惜しいアルバムだな。
289 :
287 :2008/12/27(土) 13:23:46 ID:YXFwkV6z0
一晩置いて冷静になってみるとやっぱちょっとやりすぎてるなぁw 長年追ってきたアルバムがついに手に入ったのと、内容のよさの勢いで書いてしまった。 あまり本気になって読まないほうが良いと思います。これからはもうちょっと冷静になれるよう努力しますんで…
>>284 乙。あまり寝かせすぎるとどうしようもなくなるから衝動で書くのもアリだと思うw
ということでコメさんのミニアルバムを。寝かせつつひたすら聞き込んでたらどうしようもなくなりましたww
daydream/古明地洋哉
1.daydream ★★★★☆
タイトルトラック。新曲。シンプルなアコギをバックに、優しい声が沁みわたる。
サビで遠くから響く声と重なる流れがいい。
2.こころ<new version> ★★★☆
「賛美歌I」より。呟くように唄われる低音が中心のメロディは
高音を張り上げる流行の音楽とは対極だけども、彼の声はそこが魅力なんだと思う。
3.僕が死ぬまで<new version> ★☆
「hallelujah」より。
余計なエコーで強調された声の擦過音(特にS行)が耳に障る。
アウトロのリフレインの意図も不明。元曲はスルメだったんだが…
4.メランコリー(part1)<new version> ★★☆
「ghost/ライラックの庭」より
スタンダードな古明地節。可もなく不可もなく。
余談だが幾つかの歌詞からも分かる通り、
彼はどこまでも真摯で、だからこそ物凄く不器用なんだと思う。
5.君の声 ★★★★★
「hallelujah」より。シンプルな宅録。
通常であればマイナスである筈の、時折混じるノイズや崩れるリズムでさえも
彼の不器用な言葉を胸に響かせる効果的な要素となる。
「撃鉄を起こしたまま眠るのは怯えてるせいだよ」
6.欲望<new version> ★★ 「賛美歌I」収録の名曲。低く囁くように唄われる祈りと想い。そして決意。 "POPS"でこんなメロはアリなのかと、とにかく低い声に衝撃を受けた憶えがある。 が、突然割り込むアタック強めのドラムと金属音(ハーモニカ)が耳に障って仕方が無い。 おまけに付け加えられた最後のサビ(高音張り上げ系)も蛇足。 感動的に盛り上げたいのは分かるんだけど、個人的にはシンプルな元アレンジの方が好き。 7.See Rosalie burns down this world<new version> ★★☆ 「賛美歌I」より。中途半端にゴテゴテとしたアレンジが息苦しい。 いや、元曲がどうしようもなく絶望的な世界観だっただけに、 中途半端な救いは用意しない方がいいと思う。 8.tears in the morning<new version> ★★★★☆ 「hallelujah」より。 優しく幻想的なストリングスと囁く声が賛美歌のよう。 そして静謐な祈りを内包したまま、静かに幕は下ろされる。
総評:★★★★ 2003年リリースの、新曲+過去作品(含リアレンジ)収録のミニアルバム。 自我と世界の境界線を極限まで凝視していた宅録音世界から一歩外に出て、 前盤hallelujahで垣間見えた、深呼吸を始めた彼を前面に押し出した一枚。 内面世界を見つめているのは相変わらずだけど、どこかに救いが用意されているというか、 想いの丈を「君」に伝えようという意志を感じるというか。 音が変わるだけでこんなに印象が変わるとは。 故に感じるのは、生々しい温もり。ざらついた、でも柔らかな声。 ただ暗く静かなだけではない、そこに在るのは、力強さを秘めた願い。 兎にも角にも、邁進する宵闇への祈りdaydreamで始まり静謐な夜明けへの祈りtears in the morningで終わる、 白昼夢かと思いきや気づけば夜を越えて朝を迎えてたよ!的内面小旅行を体感できる一枚。 是非お試しあれ。
293 :
名無しのエリー :2008/12/30(火) 20:59:38 ID:fLVGX/tS0
>>292 乙です。
最近耳が疲れてきたから、こういう作品でも聞いてみようかな。
>>280 >>287 >>292 乙。では自分も。みなさん良いお年を
LOVE LETTER/大塚愛
1.LOVE LETTER ★★
ピアノ弾き語りによるシンプルなバラード。全体的にピアノが強調された今作を象徴するような曲だが、不摂生が祟ったのか歌唱力がかなり落ちていて
危なっかしい。ELT持田を上回るペース。伴奏はピアノのみなので歌がこれでは曲として苦しい。表現として優しく歌ってる、とフォローするのも苦しい。
終盤の高音では金属的なかすれ声が耳障りな部分も。楽曲は以前に比べ丁寧に作る意欲が出てる気がするのだが。Bメロは「金魚花火」とかなり被ってるが。
2.ロケットスニーカー ★★★
軽快なピアノが前面に押し出されたアッパーなロック。大塚はピアニストっぽくない、シンプルなメロディの反復を多用したギターポップっぽいメロディを
作りがちな傾向があるが、この曲ではそれが良い方向に作用しており、演奏の質の高さも相俟ってスネオヘアーのような印象を与えてくる。
サビでたまに鳴る、ロケットの打ち上げをイメージしたドーンという低音も面白い。しかし狙ってロリ元気な感じに歌おうとしたボーカルが
あまりに不自然。声がババ臭くなったのを無理に隠そうとして裏目に出たか。歌詞も意味にこだわるでも韻やリズム感にこだわるでもなく、適当な印象。
3.バイバイ ★★★
引き続きピアノ強めのアッパーチューン。初期の星村麻衣といった感じだが、元気な曲なのに高音の声量が頼りなかったりして歌に力がない印象。
やたら詞の乗せ方のリズムが悪い部分があるのも気になる。小気味良い転調や間奏でのクリームのホワイトルームみたいなコード進行など、
大塚にしては凝った要素のある曲なだけに勿体無いような。
4.クラゲ、流れ星 ★★★ ピアノを軸にハープ等を足してしっとり仕上げたバラード。この曲ではピアニストらしい起伏の大きいメロディを乗せており、ありふれてはいるが 安定感がある。発声も自然。自身の「金魚花火」同様、聴いてると坂本龍一の有名曲が浮かぶ、教授系の曲。特にサビのアレンジは接触事故寸前。 しかし教授系の究極形ともいえる清水ミチコの「メリークリスマスMr.一休さん」ほどの思い切りの良さは無く(当たり前だが)、 サンプリングしてラップを乗せたロットングラフティーや、いっそ原曲に歌詞つけて歌っちゃったつじあやのと比べてもインパクトが薄い。 というか大塚的に教授と無関係なつもりと思われるので比較するのも何だが。「クラゲ、流れ星」という言葉からイメージが浮かびにくくて 消化不良な感じがするので由来を調べてみたが、ほとんど誰もイメージを共有できないようなとこから来てるので驚いた。空回りしてるのでは。 5.人形 ★★ またもやピアノ弾き語りの、若干古臭い6/8拍子の曲。メッセージ性が強く、彼女が実は感情を押し殺して生きてきたという一面を見せてくる。 マジすか!?かなり意のままに事を運んでる人生だと思うぞアンタ。「ぬくもりがほしくて あたしは男に身をあずける」が生々しい。 もっと詩的な言葉で装飾するならともかく、こうもストレートに表現する人は珍しい。その手の発言は若いうちはみんなもったいぶって、 後々落ちぶれてから言い出すものの気がするが。もっとも彼女にとって今こそそのタイミングなのかも知れんが。 6.君フェチ ★★★★ あどけない歌い口調で、シーツの中で男とリズムを繰り返すさまをまんま歌う曲。確かにラブラブの瞬間最高値を記録するのはこういう時かも知れんが、 悪びれずに正面から描写するのはかなりの勇気が要りそう。こういう行動力の高さに飯…大塚愛らしさが出ている。 曲はエセR&BなJ-POPという感じだが、このまどろむようなアレンジが詞の印象をより甘くする効果を発揮している印象。 普通サビの締めに使うようなメロディをいきなり冒頭に持ってきたAメロも面白く、楽曲自体も魅力的。
7.Creamy&Spicy ★ 個人的におおよそ大塚愛の曲はこんな感じという印象の、中途半端にキャッチーなロック。歌詞の乗せ方も雑で、区切り方もおかしく、 わざと何歌ってんだか分かりにくくする意図でもあるかのように思えてくる。詞の内容的にも特筆する点はなく、メロディも長い音符使いすぎて 間延びしてる印象。ピアノが引っ込んだせいか演奏も地味な気が。ロリ元気な歌い方も子供だましな印象。 8.ド☆ポジティヴ ★★ 引き続きロリ元気に歌うアッパーなロック。メロディはどうって事ない出来で、歌詞もたいした意味を感じない部分が多い。 ド☆ポジティヴとまで言う割には「ネガティヴ反対」の理由は「あんまり興味もない」という程度で、たいして徹底したポジティヴでもない。 しかし「ストレス反対」の理由を「貯めても家買えない」「そんなことに時間使いたくないやん」と述べる俗物的な彼女は等身大で、 気取って立派なこと言うよりよほど好感が持てる。このサバサバした感じこそが飯…大塚愛の真骨頂なのだろう。 9.360° ★★★★★ 4つ打ちリズムに乗せて、ピアノが時にポリリズムを形成しながら次々と引出しを開けてひたすらメロディアスなフレーズを奏で倒す曲。 とにかくピアノで埋め尽くされた演奏に、ほとんど「観覧車 メリーゴーランド」だけの歌が乗り、強制回転のめくるめく感を生んでいる。 こんなSotte Bosseみたいな曲が入ってくるとは。クレジットが手元にないので分からないが、本人がピアノ弾いてるなら会心の出来。 他人が弾いてるならほとんどアレンジャーのおかげで成立してる曲。でもいい曲。 10.シャチハタ ★★★ ブルースの定番コード進行で奏でられるビッグバンド形式のジャズ。一種のネタのつもりで披露したと思われる大塚のスキャットはまあ適当なのだが、 本人の声がババ臭くなったため変な適応力を発揮している。多分本人的には嬉しくない誤算。牛乳飲んでる同級生を笑かす程度のネタを わざわざ曲にしてマジ演奏でやった行動力は見事。ていうかアホ。しかしDAIGOが凄すぎたので何だか地味に感じる。 ノンタイなのが信じられないほどシャチハタのCMソングに向いた曲。
11.One×Time ★★★ 詞の世界観も曲調もM6と被り気味だが、よりR&Bテイストを強調してシンプルで太いバッキングにした印象の曲。 そしてその分歌がチャチく聞こえる。彼女の一連のシングル曲の中では作りが丁寧な部類に入るが、印象が薄い面も。 12.ポケット ★ 現在はいきものがかり辺りが本流を継承していると思われる、90年代J-POP風の曲。しかし大塚は歌唱力で劣り、歌詞の乗せ方の無計画ぶりも 今作中でも突出してひどいため、かなり厳しい出来栄えの曲という印象。しかし本人的には「この曲で音楽活動をやめてもいいと思えるほどの曲」らしい。 マジすか!?アンタもっといい曲他に書いてんだろ!自分で書いてる……よね?もう大塚の価値観がさっぱり分からん。ていうかその発言だけで 今までの曲のうちどんだけが完全な自作曲なのか疑わしくなる。実話を元に歌詞を書いたとかで本人的な思い入れが強いのだろうか。にしても 無理矢理曲に当てはめずに詞を調整するとか、曲のほうをいじり直して詞が滑らかに耳に入るようにするとかした方が良かったのでは。 カラオケで歌いにくそうな曲。 13.愛 ★★★ シンプルな曲が多い今作を締めくくるのはやはり王道のバラード。どこか垢抜けない懐かしい感じのアレンジが中々しっくり来ていて、 聴いてると田舎に泊まりたくなる。自らの名前を冠した曲という意味ではPerfumeの「Perfume」やグリーンデイの「GREEN DAY」のような位置付けか。 文の途中に語感のいい英単語を挟む手法はJ-POPに多いが、この曲は「愛」という日本語にその役割を担わせているのが面白い。 「愛」が一青の「ええいああ」のように母音の連続になっていて、曲全体として柔らかい印象を受けるのも特徴的。 「この手が汚れたとしても あなたを守ることができるなら」といった盲目気味に一途な恋愛感も彼女らしい。基本的に彼女は計算高い印象なのだが、 恋の歌は大体いつもこんな感じなので本命に対してだけは全てを投げうつタイプなのだろう。 広い意味での「愛」について歌ったような、自ら名を呼んで自身の決意を他でもない自分自身に言いきかせているような曲。
総評 ★★★ 今までになくアーティストらしいが、本来の奔放さがかなり薄れた印象の大塚愛5th。 お馬鹿ブームの最中にあって現役アイドルとの正面衝突を避け、ネタ曲を減らして出来不出来のムラの少ない正統派な曲を揃えて来ており、 これまでの作品に比べかなり守備的でリピート耐性の強い作品。新規ファンの開拓よりも既存ファンの離脱防止を狙いとしたような印象。 大塚がこういう堅い作品を作ると世の中不景気なんだなとしみじみ思う。変な新人を猛プッシュしてる本社トップよりよほど時流を読んでる気がする。 彼女に何の思い入れもない人間が曲の出来だけで聴き比べた印象では、ベストより出来が良い。ていうか何かいつもアルバム曲のほうが出来が良いので、 シングルの切り方がおかしい気がしてくる。曲調としては初期星村のピアノロック、初期RYTHEMの和風バラード、いきもののJ-POPといった路線が 散りばめられており、地味で堅実。R&BやHIP-HOPへの適応力がなく、歌い方も狙いすぎててボコーダーでの加工に不向き、8BITサウンドとの相性も悪い彼女は 徐々に流行から取り残され始めており、結果として今までの路線をもっと真面目にやることくらいしか打開策が無かった印象。 しかし喉を潰すのが早すぎたことが誤算となり、歌唱力や元々の声質で稼いでいたポイントを失う羽目に。一度廃れてライトなファン層が 「友達ももうみんな聴いてないし、カラオケで歌うのも私だけだし…」的に離れだすと、実力で見直させて引き止めるしかないのだが、 今作が挽回の決定打になるかは微妙。個人的には良くなったと思うが、一般的には特徴が無くなったことでのマイナスの方が大きいかも。 特に若い女性からは「なんかダサいし歌い方が男受け狙いすぎでウザイ」と一蹴されかねない。本人的にも今までより努力したっぽいが、 その通りの結果はついて来ずに「思てたんと違ーう!!」と叫ぶさまが浮かぶよう。大塚どうでもいいという人が何となく聴けば良いかもしれない1枚。
>>298 レビュー乙
個人的にはこのアルバムで大塚愛も意外とやるんだなって驚いたわ
まあアレンジャーの力も大きいんだろうけど
売上的には過去最低だけど内容は一番いいのは同意
>>298 乙
彼女は明らかに時代遅れになってきてるのが痛々しいね
本人も自覚してコバタケに接近してるみたいだけどどうなるか。
>>298 乙です。
ivy;/Q;indivi
1.Forget Me Now ★★
スペーシーなイントロからスタート。ゲーム「スーパーモンキーボール2」のステージ10みたいな。
4/4拍子だと思ったが、ボーカルとリズム隊が入って初めて6/8拍子とわかる。
意外にも男性ボーカル。予想と大きく違うぞ。
ボーカルにかかってるエフェクトのせいで耳障りがよくない。耳がガリガリする。
2.Hide and Seek ★★
非常にわかりやすいハウス系4つ打ちサウンドからスタート…止まった!?
いきなり不意打ちを食らう、DDRだったら間違いなく譜面が止まる感じの曲。
アコースティックギター(打ち込み?)が左右に振られて面白い。
4分近くはいらないような気もする。そんなに展開で魅せる感じでもないしなぁ…とか書いたらダンスミュージック好きに殴られるかもしれない。
3.Voices ★★★★
スロー〜ミディアムテンポのゆったり系ポップソング。
弦のチューニング音から始まり、歯切れのいいストリングスが曲を引き締める。Q;indivi得意の編曲方法。
ストリングスに重きを置く手法はYUKIの"Home Sweet Home"でも見られた(作編曲担当がQ;indivi田中)。
4.She like Electric ★★
タイトルからはまず連想されないピアノメインの小品。
3曲目の流れを受け継いで、まったり進む。落ち着いて一休み。
5.Come BAby ★★★★★ ※曲名は誤植じゃないです。 Tr.3を軽快にした感じの曲。 全部で3分ほどだが、飽きもせず、物足りないこともない絶妙の時間設定。 ゆったり8ビートなベースラインの音のひとつひとつが長めで、どんどん曲に引き込まれていくような感覚になる。まさにカムベイビー。 最後のストリングスの余韻が心地よい。 6.Starting Over ★★★ Tr.4とよく似た曲。テンポとか使用楽器とか。 薄い味付けのバラードってところか。 ピアノ+アコギ+ストリングスのバッキングは少し退屈なような気もするが、そこはメロディメイクでカバー。さすが田中ユウスケ。 7.Stay Awake ★☆ さらに似た曲は続く。 拍子が取れないイントロと裏腹に至って普通に曲は進む。 リズムがよくわからない口笛をサンプリングした曲。 曲が一通り終わったかな、と思うとまだ2分半残っていて衝撃を受ける。 AメロBメロサビのセットがもう1つくるとは誰も予想しないだろう。さすがに飽きが。 8.Looking at the Stars ★★ レイブとテクノの中間、DE DE MOUSE的な音のイントロが耳に残るが、やはり曲の作りは似たまま。 テンポなんてここ3曲ほぼ一定じゃないか…? アコギのリフさえも今までとかぶり気味。 サビは星が瞬くような虫が鳴くような音を鳴らすことで煌びやかさを演出しているが、人によっては耳につく音かも。
9.Lost Freaquency ★★★★★ 大きく方向性を変え、Tr.1寄りの曲調。 音質をわざと下げたピアノと無機質な電子音が並ぶ。 空の上から一気に海の底へ突き落とされた感覚になるシンセストリングス地帯を抜け、4つ打ちのクラブ系テクノに移行。 中性的なボーカルともマッチして不思議な世界観を持った一曲。 10.Part Of Your World ★★★★ 深海から東京湾に浮かび上がり、ネズミの国に突入だ! リトル・マーメイドでお馴染みのあの曲。 元曲のよさを生かしつつ、Q;indiviっぽさを全面に押し出した佳曲。 ハープのオブリがとても綺麗で、さながら例のパレードを見ているような感覚。 11.Tuft ★★★ バッハの「主よ、人の望みの喜びよ」をフィーチャーした50秒ほどの小品。
総評 ★★★ ジャケットの色と曲のイメージカラーがとことん合わないQ;indiviの1st。 Aメロ/Bメロ/サビのパーツがいい割に、まとめると胃もたれ気味な印象の曲が並ぶ。 CM提供が多いユニットだけに、といったところか。 某江ノ電アルバム並に一曲一曲を短くするくらいでいいかも。 メロディ運びはいわゆるJ-POP(このアルバム日本語詞ないけどさ…)の中では平均以上だと思う。 全体にオシャレ感が滲みだしている。「きらきら」という擬態語が似合いすぎて、そこはかとなくスイーツ(笑)向け。 avexの良心、これからにも期待。 BGMにするには正順、聴くにはランダム再生を奨める。普通逆かもしれんが。 もれなく高水準だがもれなく同水準な一枚。
ちょっとしたことですが… She like Electric→She Like Electric Part Of Your World→Part of Your World です。曲名にミスがありました。 Lost FreaquencyはCDでの表記に合わせました(本来の綴りはFrequency)。
>>298 乙です。360゚のピアノは特撮の三柴理が弾いてるよ。
ちなみにクレジット見ると、このアルバム色んな有名ミュージシャンに演奏してもらってるよ。
表立ったプッシュが少なくなって落ち目にはなったけど、アーティストとしては恵まれた環境にいて、多分今一番充実してるんじゃないかなと、聴いてて思った。
アルバム曲のPV3つも作ってもらってるしね。
307 :
名無しのエリー :2008/12/31(水) 18:09:11 ID:Ef0+7lNP0
>>304 乙。
最近の音楽シーンはそういうエレクトロ系が強いよね。
で、そんな音楽シーンを掻き乱した1枚を、2008年の締めくくりとして聴いてみました。
総評がgdgdだけど許してください。聴き通すのが辛かったんです。
WE LOVE ♥ ヘキサゴン(リミテッドエディション) / Various Artists
1. 羞恥心 / 羞恥心 ★
つるの剛士・上地雄輔・野久保直樹の3人からなるグループのデビュー曲。
2008年度の年間シングル売り上げランキングでジャニーズ勢以外は、この曲とサザンとポニョの3組だけである。
歌は上手くないし、メロディーは単調だし、間奏後のCメロが余計だし、アレンジは古臭いだけで面白みが無いし、で最悪。
なんかシブガキ隊みたいなダサさ。
歌詞中に「笑いたけりゃ笑えばいい」というフレーズがある。
だからお望みどおり大笑いしてやる、あははははは!!!
っていうか何でこんなのがバカ売れしたんだろう?
カラオケで歌いやすいから?
2.MC1 評価なし
おしゃべり。羞恥心とPaboの6人が自己紹介。
以降のMCは全て彼らによるトークと曲紹介である。
また、これらのMCは初回生産限定版のみの収録。
3.恋のヘキサゴン / Pabo ★★
里田まい(カントリー娘。)・木下優樹菜・スザンヌ(本名山本紗衣)からなる3人組。
おにゃん子あたりを髣髴とさせる、王道アイドルポップス。
スザンヌの歌の下手糞ぶり以外には特に面白みはない。悪くは無いけど。
だが一つだけ気になる点があって、Aメロが山本リンダ『狙いうち』のAメロと全く同じということ。
「足し算 引き算 苦手だわ・・・」が見事に「ウララ ウララ・・・」に置き換え可能で、なんか笑える。
あと蛇足だけど、スザンヌって元中野腐女子シスターズなのね・・・。
4.MC2 評価なし
308 :
名無しのエリー :2008/12/31(水) 18:10:04 ID:Ef0+7lNP0
5.ラクダになるぞ / ラクダとカッパ ★★ クリス松村とアンガールズの山根良顕による2人組。 子供向けの曲。 楽ばっかりしているとラクダになっちゃうぞ!って曲。 ポンキッキーズの曲みたいな凄さも大して無い。 っていうかPキーズが凄すぎたのか。 6.MC3 評価なし 7.アブラゼミ♀(大阪バージョン) / misono&ヒロシ ★★★ 「ヒロシです・・・。」のネタで知られるヒロシではなく品川庄司の品川祐とmisonoによる2人組。 うん?・・・misono?・・・misono・・・あぁ、misono・・・。 この曲は短命なアブラゼミの悲哀を歌った曲だが、misonoの渾身のヴォーカルがそれを見事に表現している。 今回の星3つは全て彼女の歌唱に対する評価と言っていいだろう。曲自体は普通だし。 つ〜か、何でこんな曲歌ってるんだろう、何でこんなことになっちゃったんだろう、この娘は・・・。 性格が悪いからか、太っちまったからか。 どちらにせよこんなバラエティー曲で終わってはならない存在である。 それをこの曲で強く感じた。もう品川なんてどうでも良い。 そもそも番組視聴者のちびっ子達はmisonoが元day after tomorrowって事を知らないんだろうなぁ。 これまた寂しい。 それと余計なお世話だが、GIRL NEXT DOORの千紗ちゃんも数年後には同じようにバラエティー番組でゲラゲラ笑っていそうで怖い。 8.MC4 評価なし 「いやぁカッコいいですね。〜」との事だが、当然である。 でも誰もmisonoの歌唱力については触れていない。 認めたくないのか。嫌われているのか。(考えすぎ) 9.アブラゼミ♂(東京バージョン) / エアバンド ★ 出たぁ、アンサーソング(笑)。 エアバンドは、ますだおかだの岡田圭右、前述の山根とその相方田中卓志と品川庄司の庄司智春と波田陽区、そして金剛地武志による6人組。 まぁ、バンドと称するだけあってロック調の曲だが、メロディー的にほぼ捨て曲。 それにしてもバンドが上手いなぁと思ったら、実際に演奏しているのがnilの面子だとは・・・。
309 :
名無しのエリー :2008/12/31(水) 18:12:32 ID:Ef0+7lNP0
10.MC5 評価なし 今さらだけど、つるの剛士ってよくしゃべるなぁ。 11.天下無敵の一発屋2008 / 一発屋2008 ★☆ ダンディ坂野、小島よしお、波田陽区、金剛地武志による凄まじい(苦笑)メンツ。 っていうかそもそも金剛地は一発屋ですらないと思うが。 コーラスでPaboが参加。 安っぽいサウンドが、なんだか彼らの立ち位置を表現しているようで切ない。 楽曲に対する感想はその程度。 そして間奏で各人の持ちネタが披露されるのだが、何より「ゲッツ」が一番酷い(笑)。 これじゃぁ一発屋になるわけだと改めて認識したが、そもそも先程のmisono同様、「ゲッツ」を知らない子ども達って結構いるんじゃないだろうか? あれは2002年。これまた時代を感じるなぁ。 さて、元々この曲は高原兄自身の曲らしいが、自身の曲にも関わらずメロディーのレベルが低い。 ネタ曲だからふざけて作ったものだと思いたい。 12.MC6 評価なし 13.泣かないで / 羞恥心 ★★ あまりにもベタな台詞による出だしに苦笑していると、Aメロがちょっとラテン風味で悪くないかもと思ったり。 しかしすぐさま、単調すぎるサビにがっかりした。 14.MC7 評価なし 15.グリーンフラッシュ伝説 / Pabo ★★★★ こんなに高評価をつけることになるとは思わなかった。 松田聖子とかの80年代アイドルの名曲を思わせる楽曲。 全体的に哀愁漂うメロディーが、古臭いアレンジや下手糞な歌唱によって上手く引き出されている。 特に、Bメロ〜サビへの流れには正直ノックアウト。 「連れてって♥」の部分さえなければ、もっといいんだけど。 高原のメロディーセンスの古さがいい方向にあらわれた楽曲だ。 16.MC8 評価なし
310 :
名無しのエリー :2008/12/31(水) 18:14:15 ID:Ef0+7lNP0
17.アブラゼミ♀(大阪バージョン) / mai&タケシ ★ 7曲目を里田まいとつるの剛士が歌ってみたもの。 曲数稼ぎでしょ。いらないから。 18.MC9 評価なし 19.アブラゼミ♂(東京バージョン) / エアバンドfeat.雄&直 ☆ 9曲目を先程のエアバンドが上地雄輔と野久保直樹をフィーチャーしたもの。 だったら9曲目は必要ないじゃん。 20.MC10 評価なし 21.我が敵は我にあり / 羞恥心 ★★ テンポとかストリングスの使い方含めて演歌っぽいなぁと思っていたら、島田紳介のお店の社歌らしい。 それなら納得ではあるが、羞恥心が歌うと学ランっぽい衣装も含めて、ギャグにしか聞こえない。 22.MC11 評価なし 23.陽は、また昇る / アラジン ★★☆ 羞恥心とPaboの6名・・・かと思いきや、FUJIWARAの2人もちゃっかり参加している。 (だから紅白出場時の名義が“羞恥心&Pabo”なのか。) もちろん、アラジンというユニット名は高原兄のバンドから拝借したもの。 トランシーなシンセやギターやホーンなど、もうやけくそのように詰め込んだサウンドが圧巻。 「頑張れ 日本! 凄いぞ 日本!」というサビがまたもや単純すぎるのだが、そもそもオリンピックの応援ソングということを考えるとむしろこれくらいわかりやすいほうがいいのかもしれない。 (楽天イーグルスの応援ソングだった、モーニング娘。の『THE マンパワー!!』を考えるとなおさらそう思う。) シークレットトラック MC12 評価なし 「(シークレットがあることに)びっくりした〜?」とのことだが、まだ続くのか・・・という意味で驚き、あきれた。
311 :
名無しのエリー :2008/12/31(水) 18:15:25 ID:Ef0+7lNP0
南の島 〜 友へ 〜 ★★ 沖縄テイストの曲。 簡単にまとめると「仕事に疲れたから沖縄へ来た。そして縁側で一休み。よし、明日も頑張ろう!」って歌。 香田晋のカバーだそうだが、メロディーがヘボいため、香田レベルの人が歌わないと深みが出ない。 MC13 評価なし (おそらく)上地が、なぜか蝉の鳴き声を始めるが(2回目)、ファンでもない人間からすると寒いだけ。 頑張って聴いたのに、腑に落ちない終わり方だ。 総評 ★☆ 2008年になぜか訪れたおバカブーム。その火付け役が『クイズ ヘキサゴン2』である。 その番組から生まれたユニット(元々はエンディングテーマを歌うためだけのものだった) の曲を集めたのがこのCD。 当然、多くの音専誌からは黙殺されているわけで(笑)。 ということで聴いてみたのだが、やっぱり時間とお金の無駄使いであった。 その理由として、まずアレンジの古臭さが挙げられる。(特に羞恥心の曲での) 2008年の音とは思えないシンセ音やホーンのアレンジといい、失笑モノだ。 たしかに少年隊的なものを狙っているのかもしれないけど、なにもそのまんまなサウンドにする必要は無かろう。 せめて2008年版の80年代サウンドを聞かせて欲しかった。 そして、最大の問題はメロディーの稚拙さ。 メインソングライターが元アラジンの高原兄という時点で仕方ないのだが、どの曲もセンスが古臭いし、メロディーが単調なことこの上ない(15曲目は除く)。 彼が一発屋であるのもうなずける出来である。 (同じ2008年に発売された、筒美京平×松本隆コンビの中川翔子のシングル『綺麗ア・ラ・モード』と比べればそれをより実感できるはずだ。) しかもこのような楽曲群がヒットしてしまうのだから、もはや悪夢としか言いようがない。 グダグダになってしまったのでまとめると、“現代に蘇った80年代B級ソング”を集めた救いようの無い1枚。 ブームが終了し次第、中古屋に激安で大量に並べられている光景が目に浮かぶ。 では、皆さん良いお年を。
312 :
名無しのエリー :2008/12/31(水) 18:16:49 ID:Ef0+7lNP0
すいません、訂正です。アーティスト名が抜けてました。 南の島 〜 友へ 〜 / 羞恥心 ★★ 沖縄テイストの曲。 簡単にまとめると「仕事に疲れたから沖縄へ来た。そして縁側で一休み。よし、明日も頑張ろう!」って歌。 香田晋のカバーだそうだが、メロディーがヘボいため、香田レベルの人が歌わないと深みが出ない。
>>311 乙
>ブームが終了し次第、中古屋に激安で大量に並べられている
紳助もそれを少しは見越してるから、この段階で羞恥心を活動終了にしたんだろうね
そういうところは上手いと思った
>>304 >>311 乙です。自分も今年最後のレビューを。
『SMAP 006 SEXY SIX』/SMAP
1.Theme of 006
サックスをフィーチャーしたグルーヴィーなインスト。
キャンディ・ダルファーの「SAX-A-GO-GO」のパロディー、というかほぼそのまんま。
いいんですかコレは。
2.働く人々★★★
1曲目の流れを汲むファンキーな曲。
ブリッブリのベースとアッパーなホーンに彩られた極上のトラック。
一聴するだけで90年代のSMAPのアルバムの異様な気合の入りようがよくわかるだろう。
3.イルカに逢った夏★★★★
木村、そして当時まだ在籍していた森の2人で歌われる曲。
爽やかな風を感じさせるエレガントなホーン隊と涼しげなシンセの音色が心地良いサマーチューン。
アイドルらしい清涼感とほのかな色気が同居する森のボーカルをサラっと堪能できる。
森の脱退は惜しかった…。木村のボーカルも今と比べると驚くほどまろやか。
聴いてるだけで美しい夏のリゾートの情景を妄想しまくれる歌詞も良い。
4.渋滞の楽しみ方 ★★★☆
軽やかにスキップをキメるベースとスコンと抜けるスネアが耳に気持ち良い曲。
海で遊んだ帰りに渋滞にハマるものの、全くイライラすることなく車の中でハシャぎまくる程
浮き足立ったカップルの様子を描いた歌詞が楽しげ。
「西の空が赤く染まる」という歌詞を盛り上げるような夕日の似合う哀愁漂うサックスも聴き所。
5.M・A・S・H ★★★ 全編ニューヨークでレコーディングしたらしい今作。この曲はニューヨークらしくヒップホップ調。 SMAP常連のアレンジャーCHOKKAKUによるアーバンなジャズファンク風のトラックにラップが乗る。 6人がマイクリレーしていき、スムースなサビに繋がっていく、なんとも小粋な曲 6.それが痛みでも★★★ 木村・森の2人による曲で、スピーディーなジャズファンク。 相変わらず間奏でベースがウネウネブリブリ、ホーンもゴージャズ。本当に贅沢なアルバムだ。 これもアレンジはCHOKKAKUだが、ミュージシャンのクレジットが無いので全編打ち込みなのだろう。 「コビなんか売りたくないって思っていたら礼儀を覚えるのを忘れた気がする」という歌詞が、 等身大のSMAP、という感じでナイス。 7.もっと君のこと★★★☆ 稲垣のソロ曲。 彼の飄々とした、そしてすっとぼけたキャラによく似合うフワフワしたラテンナンバー。 ユルいノリで気楽に聴ける癒しのトラックで、間奏のスパニッシュギターのような音色は特に癒される。 稲垣の気の抜けたなボーカルで「しかたなくUFOの話をまぬけにしてる夜」なんて歌われると妙に笑える。 8.僕の冷蔵庫★★★★ 香取・草gの2人による曲。二人とも声がガキくせー。 「君色思い」「SHAKE」などを手がけたポップスマエストロ・CHOKKAKUらしさ全開の、 キャッチーなシンセを大フィーチャーした陽気な曲。 新しい冷蔵庫を買ってワクワクしている男の心情を描いた歌詞もなかなか秀逸。 「アメリカ映画でね 見かけた冷蔵庫」というワンフレーズのみでカリフォルニアっぽい情景が目に浮かぶぜ。
9.情けないくらい恋をしよう★★ ブックレットにある「t.kimura&smap sing」というクレジットが謎。木村もSMAPじゃん…。 「内山田ひろしとクールファイブ」みたいなもんか? とはいえ、木村のみにオイシイパートが与えられている曲であることは確か。 曲調はビーイング系ロックバンドのようなスケール感と清涼感のあるロック。 『スラムダンク』のオープニングテーマにもハマりそうな感じ。 故にこのアルバム内では結構浮いてる。 10.My Childhood Radio 〜鏡の中のラジオ ★★★ 歌手・中居正広の世界を堪能できる、彼のソロナンバー。 近年ではコミックソングやノリ一発のヒップホップばかりを歌う中居だが、この曲はピアノメインのスローバラード。 まともな人間ならば、聴いてる間ずっと笑いが止まらなくなっても仕方が無い。しかし、長年 「ただの友達」と意地を張っていたはずの幼馴染への恋心を自覚した男の不器用な心情を歌った歌詞には、 中居のあまりにも足りていない歌唱がぴったりハマっている気がする。 岡村靖幸の名曲「ペンション」に匹敵する切なさ…と言ったら明らかに言い過ぎだが、少なくとも、 彼なりに感情をタップリこめて丁寧に叙情的に歌っていることは確か。 発表から14年経った今もそのインパクトは色褪せない、SMAPを代表する迷曲。 11.歯が痛い!★★★ 中居・香取・草gというSMAPバラエティ班によるコミックソング。 しかしトラックは相変わらず手抜き無し。ビッグバンド風のゴージャスなアレンジで、 クリスマスソングみたいな陽気なホーンがドリフ的なドタバタムードを小粋に演出。 12.オリジナル・スマイル(スペシャル・エディション)★★★ 冒頭に、アコギをバックにしたフォーキーな木村のソロパートが追加されいているのがシングルとの違い。 サビを聴いた瞬間に巨人軍とオロナミンCを想起させられる、無駄に爽やかなヒット曲。 作曲馬飼野康二(ここではMARK DAVISという変名を使ってる)、アレンジCHOKKAKUによる、 王道のSMAP節炸裂の曲だが、全編ユニゾンのボーカルがなんとなく先輩・光GENJIを思わせる。 余談だが、当時『タモリのボキャブラ天国』に登場した「エラを開〜け〜閉め〜」というネタも秀逸であった。
13.Hey Heyおおきに毎度あり(アルバム・ヴァージョン) ★★☆ シングルバージョンと比べてちょっぴりNASっぽくなっている。 関西出身者が一人も居ないSMAPだが、この曲の歌詞は全編関西弁。 KinKi Kidsがカバーしているのを見たことがあるが、今だと関ジャニとかに歌い継がれたりするのだろうか。 まぁ、歌い継いでいくべき曲だとは別に思わないが…。 総評★★★ 1994年リリースのSMAPの6枚目。 90年代中期のSMAPアルバムは、極上のサウンド+ペラい歌唱という、 世界に一つだけの組み合わせを堪能出来る珍盤だらけだが、このアルバムのその一つ。 夏に発売されたこともあり、ほぼ全編サマーソングで占められている、実に爽やかなアルバム。 海外のジャズ・フュージョン界の著名なミュージシャンをガンガン使って作られた 聴き心地抜群、たまに冷や汗すら出そうになる極上のトラックは聴く価値あり。 この6枚目のアルバムからSMAPのアルバムは右肩上がりでどんどんゴージャスになっていく。 そのゴージャスなトラックとSMAPの歌唱は明らかに釣り合っていない。しかし このアルバム収録曲を平井堅とかが歌ってたら、それこそ隙がなさ過ぎて気軽に聴けなくなるだろう。 時に間の抜けた歌唱にツッコミを入れながら、ドライブのBGMとしてサラっと聴き流したい一枚。
岡本玲のThat’s Girls Lifeお願いします
320 :
名無しのエリー :2009/01/01(木) 11:41:26 ID:aeq96oni0
>>318 乙です。中居ソロ曲聴きたいなぁw。
新年明けましておめでとうございます。
今年も充実したスレになりますように。
ということで新年にふさわしい爽やかな作品を。
COLOR / Something ELse
1. 冒険者 ★★★
新体制1発目となるこの曲は、まるでギターロックバンドの曲のように躍動感溢れるアップテンポ。
まぁ、逆にそれがサムエルらしからぬという見方も出来るが。
でも1曲目ぐらいこれぐらい突き抜けてくれたほうが面白い。
エレキギターは深沼元昭(mellowhead)。
2. 面影ポーズ ★★★
この曲のみ生ドラムが参加。
優しいメロディーが印象的なポップロック。
3. 渡り鳥 ★★★★★
今作の1番の聴き所。
メロディーもコーラスもアレンジも、全てにおいて隙のない名曲。
特に味付け程度に用いられるエレクトリックサウンドが、彼らに新しい風をもたらしている。
4. RGB〜InstrumentalT〜 インストなので評価なし
3人の音のみで構成されるギターインスト。
なんか当時人気上昇中だったDEPAPEPEみたいなサウンドをサムエルがやってみましたって感じ。
321 :
名無しのエリー :2009/01/01(木) 11:43:10 ID:aeq96oni0
5. 一番星 ★★★★ 今作唯一のスローバラード。(バラードだらけだった前作とは大違いだ!) 定評のある彼らのバラードだけあって出来は申し分ないが、傑作『夕立ち』や『夏華』などに比べるとやや劣るか。 6. まだまだ僕には ★★☆ 楽曲作りの要、今井千尋がリードヴォーカル。 ゆったりした曲調で「まだまだ僕にはやりたいことばかり〜」と歌う曲。 ただそれだけ。でも妙に印象に残る。 7. セルリアン ブルー〜InstrumentalU〜 インストなので評価なし これもギターインスト。 4曲目に似た雰囲気だが、この曲には空港のアナウンスなども入る。 次の曲がもうすぐはじまりますよ〜みたいな感じ。 8. ヒラメケヒラメキ ★★★☆ 1曲目と同じく、サムエルの中でも群を抜くアップチューン。 イントロはつまらないが、それ以外は非常に突き抜けていて気持ちいい。 こんな曲が彼らから生まれてくるとは思わなかった。 そんな良い曲だけど、最後の繰り返しがしつこい。 9. バンドワゴン ★★★★ これもアップテンポ。 一発録りの曲で、ライヴ感を感じる。(ということでパーカッションが参加。) 彼らのライヴってこんな感じだったなぁと感慨にふけってしまった。 10. くちぶえ ★★★ たしか同時期に東芝EMIから契約を切られてしまった(苦笑)、広沢タダシが作曲。 なんかのほほんとした優しいメロディーが心地良い。 ただこれが締めかと思うとちょっと物足りないような。
322 :
名無しのエリー :2009/01/01(木) 11:44:30 ID:aeq96oni0
総評 ★★★★ 東芝EMIとの契約終了後、事務所から独立し新星堂が所有するレーベルからリリースした、新体制1発目のアルバム。 ということで、東芝時代ラスト作の前作で漂っていた終末感が嘘のように吹き飛び、非常に前向きで開放感溢れる作品となった。 (結果、彼らの曲に頻出する「もう一度」という歌詞が、今作では大量に出てくることになる) 「今作では第2の初期衝動を見せてくれたので、次はどのような作品を・・・」と思っていた矢先に彼らは解散を発表した。 もったいない。 とりあえず、一曲でもサムエルの曲で好きな曲がある人は聴いて損はない作品だと思う。
ラストチャンスからちょうど10年か。早いなぁ。
324 :
名無しのエリー :2009/01/05(月) 18:45:31 ID:iWmYxrPG0
小林建樹「Music Man」 01.それは愛ではありません ★★★★ インパクトの強い「ミョ〜ン」というスペーシーな音と、軽快に跳ねるピアノが印象的な疾走ポップナンバー。 なんでこれをシングルにしなかったのかが不思議なくらいにメロディーは初めから終わりまでキャッチー。 だけど歌詞は妙に後ろ向きなうえメロが途中から語りに変わったり、ブリッジでは三連のスローテンポになったり、 しまいには歌は元のテンポのまま演奏だけテンポダウンして、次のサビではまた元の演奏に戻るという荒業を披露。 フックがありすぎてどこを書けばいいのか逆に悩む…。こんな曲でもさらっと聴いたときの体裁はポップなのが恐ろしい。戦慄の一曲。 02.ピカレスク ★★★☆ 不穏な電子音から始まるスガシカオも真っ青なクールなファンク。 シンプルなメロディーながらも、所々演奏で表情を変えたり妖しい雰囲気から浮かない程度にブラスが入っていたりと、 色々工夫はされているので途中でだれることなく飽きずに聴ける。 少年のような細い歌声なので、直球のソリッドで骨太な音は合わないだろうしこういう味付けをしまくった曲調にしたのは正解。 メロディー自体は普通に格好良いしマニアック過ぎないので割と万人向けかも。 03.ヘキサムーン ★★ こちらもピアノが活躍する軽快なポップス。今までの曲に比べると、イントロや間奏などでギターも前面に出て印象的なフレーズを弾いている。 口笛やグロッケン、ハンドクラップが入っていたりと適度に隙間のある編曲も遊び心があって良い。 こんなポップな曲に「気持ち悪い」なんて少しびっくりするような言葉を載せている違和感も、ちょっとしたアクセントになっている。 濃い曲が続いてたからこういう薄味の曲がアルバムのワンピースとしてあるのは嬉しいけど、シングルとして切るには地味すぎじゃ…?
325 :
名無しのエリー :2009/01/05(月) 18:46:39 ID:iWmYxrPG0
04.イノセント ★★★☆ 繊細な曲の世界へと優しく誘ってくれるようなエレピの音色がたまらなく心地よいスローバラード。 最初はエレピとパーカッションのみから徐々に楽器が増えていき、最終的にはストリングスが曲を盛り上げる展開はいかにもJ-POP。 この人の唯一のヒット曲「祈り」に近いものがあるんで、知っている人はああいう曲を想像してもらえれば多分間違いないと思う。 これといってマニアックな仕掛けもないので、このアルバム内で一番聴きやすい曲かな。普通に人に薦めることのできる一曲。 05.Silence ★★☆ 色々な音をぶち込みまくったアンビエント風の不気味なトラックの上に、淡々と美しい歌を乗せた実験要素の強い一曲。一言でいえばカオス。 「普通に編曲すればなかなか良いバラードになりそうなものを…」とがっかりする人もいるかもしれないけれど、こういう曲が入ってる方がやっぱ面白い。 ただ面白いけど終盤はサビの同じフレーズの繰り返しでやや冗長なので、単純に曲として評価したら物凄く良いってわけじゃない。 06.目覚め ★★★ 四分音符を刻むピアノの伴奏を主軸としたベタなバラード。 心の琴線をくすぐってくるメロディーは極上だし、どこか空虚な心情を歌った歌詞も染み入るものがある。 04と同じく悪くない、っていうかむしろ良い曲なんだけどなぁ…。 この人ならではのヘンテコなアレンジや、「あれ?」と思うような破綻した部分が特にないのが残念。 バラードが嫌いな人じゃなければ普通に気に入りそうな一曲。 07.コスモス ★ メロディー自体は他愛無くて面白みに欠けるけど、このアルバム内では異色の中華風アレンジが新鮮な一曲。 終盤のR&B風になる部分が面白いけど、それ以外はちょっと平凡かなぁ。 4分ほどで終わる曲なのにそれ以上に長く感じてしまう。
326 :
名無しのエリー :2009/01/05(月) 18:48:10 ID:iWmYxrPG0
08.夏の予感 ★★★★ 04、06と同じくピアノメインのバラード。ちょっとこの流れだと食傷気味だけど、このアルバムのバラードで一番出来が良いのがこれかな。 絶妙な転調に加えメジャーとマイナーを行き来するメロディーがとにかく絶品だし、 映画音楽のようなジャズ風の演奏も心地よいし、他のバラード曲と一線を画している。 途中のノイジーなCメロも良いアクセントになっていて、やっとこの人らしさが出たバラードがキタなと思わずニヤリ。 09.ある場所にて ★☆ チューニングの狂ったファニーなピアノに乗せてポップなメロディーを歌い上げる一曲。なんとなく古いアメリカのコメディを連想させる曲調。 05と同じくマニアックさとポップさが9:1くらいで実験要素が強いので万人向けではない。 面白いけど曲単体で聴くものじゃなくてアルバム内のアクセントかな。 でもそうだとしてもそこまで絶妙な位置に配置されているとも思えないんだよなぁ…。なんともいえない一曲。 10.斜陽 ★★★★☆ 温かみのある切ないメロディーが比較的シンプルなバンドサウンドに乗せて歌われる一曲。個人的にこのアルバム内のハイライト。 イントロやCメロの攻撃的で奇妙な歪んだギターが物凄く印象的。 サビの溢れんばかりの感情を訴えかけてくるようなメロディーのリフレインに思わず胸がいっぱいになる。 バンドサウンドにこの人の声が合うかなぁと思ったけど、サビでは多重録音されたヴォーカルで厚みを出しているし、 何よりこの細い声で高音を歌ったときの危うい感じが悲痛な心の叫びのようで良い味を出している。 これを聴きながら夕陽を眺めたらたまらんですよ。 11.ミモザ ★★ いかにもアルバムの締めですよといった感じのピアノ一本で歌われるバラードの小品。 突出するところもなくまぁ上手くまとまっていて無難な出来。 これといって特筆するところもないけど、良い具合に余韻を残してアルバムを聞き終える事が出来る。
327 :
名無しのエリー :2009/01/05(月) 18:49:06 ID:iWmYxrPG0
総評:★★★ 現在はインディーズで活動中の小林建樹の3rdアルバム。4thシングルの「祈り」をスマッシュヒットさせた人…といっても通じるのかな? 平原綾香の「誓い」の楽曲提供者といったほうが良いのかもしれない。 このアルバムでは全曲において作詞・作曲・アレンジをしていて、切ないメロディーも良いんだけど、この人独特のアレンジがやっぱり良い。 奇妙な電子音を取り入れたり、アンビエント風にしてみたり、時にはメロディー自体を放棄したり…。 それでいて体裁としてはポップな曲が多いのがこの人の魅力だと思う。 メジャーでこんな感じの音を出してる人ってあんまり良い例が思い浮かばないけど、このごちゃ混ぜ感は椎名林檎の3rdに近いかな? でも小林建樹は色々なジャンルをごちゃ混ぜにしているわけでも珍しい楽器を使っているわけでもなく、 基本はポップなアレンジの中で色々やっているからやっぱり違うか…。前言撤回。 欲を言えばもうちょっと「これだ!」っていうキラーチューンが欲しかったけど、 あんまりメジャーシーンでは見かけない音なんで、個性的な音を求めている人にはお勧め。 ただ、少し似たようなバラードが多い事と、良い曲と悪い曲の差が激しいのが残念。 個人的にはポップさとマニアックさのごちゃ混ぜ感が凄く好きなんだけど、 普段巷に溢れているJ-POPばっかり聴いている人にはちょっとアバンギャルドすぎるかもしれないし、 マニアックな音楽を聴いている人にはポップすぎるかもしれないっていう中途半端さにもつながるかもしれない。 まぁごちゃごちゃ書いても訳わかんなくなるんで気になった人はどうぞ。
328 :
名無しのエリー :2009/01/05(月) 18:49:46 ID:iWmYxrPG0
以上長文投下失礼しました。
>>327 乙。この人の場合はアレンジがいろんな意味でぶっ飛んでるのが多くて、
なんだか昔のオノ・ヨーコみたいな印象が強いな。
では、こちらも対抗して多少マニア向けのV系アルバムでも...
MIRROR / D'espairsRay
01. DAMNED ★★★
SE後に突如として降り注ぐ重いリフの行進。その上に歪んだようなV系ヴォーカルが
けだるくのしかかるという、通常のV系バンドとは明らかに毛色が違うモダンヘヴィネス。
メロディも陰湿なので、こりゃ、普通にメタルバンドって名乗っていいんじゃないの?
02. TRICKSTeR ★★★☆
音こそメタルというよりはハードロックだが、アプローチは思いっきりメタル。
一曲目ではけだるかったヴォーカルが突如、息を吹き返したかのように
力強く歌い上げる。V系の中では割と上手い方ではないだろうか。
と、思いきや突如グロウルが飛んできた! Dirの京みたいな凶暴さはないが
冷酷さが出ていて、これはこれでありかなと思う。
演奏はちょっと無難に思えるから、もうちょっと暴走してもいいかなと思う。
メロはまぁ、この曲のように若干ポップな方がヴォーカルにはあってるだろうな。
03. MIRROR ★★★
インダストリアルアプローチを試みた、四つ打ちをベースにしたハードチューン。
メロディこそポップだが、どこか音が邪悪(ヴォーカル含む)。
低音ヴォイスも使われているが、これを聴くとグロウルをしたい衝動を
必死で抑えてるように聞こえるのだが、これは自分だけだろうか。
(※やっぱり、最後はグロウル使ってきましたw)
それにしてもこの演奏陣、無難な演奏しかしてこない。
04. SIXty∞NINe ★★★★ ちょっと待て! ドラムがまんま、Malyrin Mansonの「The Beautiful People」なんだけど!? シンセの使い方や歌い方もソレっぽいし。 歌詞はマンソンのソレとは違うが、ゴシックとエロスを上手く取り入れている。 てことで、またしても邪気満載のインダストリアルヘヴィネス。 オリジナルほどではないが、邪悪なシャウトと官能的なヴォーカルの対比が 上手い具合にメロディの美醜を引き出しているのは上手いと思う。 05. 凍える夜に咲いた花 ★★★☆ トランシーなシンセが特徴的な8thシングル曲。 四つ打ちロックの中ではメロディの(良い意味での)クサみが出ており、 前作のダーク具合が嘘のようにポップ化している。 (それでも邪悪さが抜け切れていないのがらしいのだが) 自分達が本来、目指したい方向とポップ性を両立させたのはエライ。 ある意味、教科書的な一曲。 06. SCREEN ★★☆ アンビエント調の打ち込みとピアノによるインストで始まるバラード。 気だるいヴォーカルが似合っている思ったらいつものハードな演奏部隊が乱入。 多少埋もれがちになるのが気になるが、張るところは張っているから良し。 ただ、この曲についてはギターは控えめにし、邪悪な声は使わん方がよいかも知れん。 せっかくのエモバラードが邪神降臨の前奏曲になりかけている。 07. Lost Scene ★★★☆ ようやく、バンドというかヴォーカルが得意そうな邪悪なゴシックメタルが登場。 不安定な電子ピアノが不気味さを際立たせ、邪悪な音声と演奏がさらに ゴシック特有のおどろおどろしさを引き立てている。 で、活き活きとグロウルを叫んでるヴォーカルが非常に気持ち良い曲。 タイトなドラムも悪くないが、もうちょっと派手にしてもよかったんじゃ?
08. Hollow ★★★ 珍しく疾走メインのヘヴィネス。低音はしっかりとした歌唱を見せ付けるが、 高音に入ろうとすると、途端にデスるのはマンソンに似てるなぁ、オイ。 曲はまぁ、割りとクールで無愛想な印象。普通の人にはあまり歓迎されない。 デス声が平気で、ミッシェルガンエレファントやBLANKY JET CITY好きにはオススメ。 09. Closer to ideal ★★★ リズミカルなギターが特徴的なデジタルミクスチャーロック。 珍しくウィスパーが邪悪じゃないw どことなく、Dope HEADzを連想させるような楽曲。 とはいってもヴォーカルの純粋さはDopeの方が上で、 こちらは邪悪な成分がタップリだもんなぁ。 多分、Dopeやhide在籍時のZilchが好きな人には良いトラックに聞こえるかな。 10. Angeldust ★★★★ 浮遊感タップリのシンセを使用したヘヴィ・ロック。 邪悪な歌声とグロウルでサビ以外を動き回り、サビでは美しいメロを響かせる。 シンセの音色もあり、なんだかドラッギーなトラックだと思う。 ポップさを増したKornみたいな曲といえば洋楽ファンにはピンと来るかも。 11. Squall ★★★★☆ 「一体何があったんだ!?」ってくらいにポップになっている9thシングル。 これまで数パーセントでも含まれていた邪悪な要素は一切排除されており、 彼らにしては珍しいポップロックを展開している。 その代わり、ちゃんとエモ要素をしっかりとメロディに残しており、 シンセストリングスをここぞとばかりに上手く使っているのは見事。
12. Kaleidoscope ★★★★ 最後に登場するは、ここぞとばかりに用意してきた壮大なメロのバラード。 それにふさわしい重さを兼ね備えた、良質な楽曲と言える。 救いが見えかけたかのように優しい光を提示してるかのようなコーラスが美しく、 まるで、朝の日光が零れ落ちる遺跡のような楽曲である。 あえてシンセを使わなかったのが功を奏し、説得力を持たせている。 総評 ★★★☆ メジャー2枚目のアルバム。前作の邪悪さの割合は減ったものの、その分、 良い意味でのポップ性が出てきており、オリジナリティーが伸びてきたように思える。 他の売れ線バンドとは違い、V系ではあるが、艶のあるクリーンヴォイスと 人の悪さを抱え込んだかのようなグロウルを使い分けるヴォーカルは 彼らの個性と言っても過言ではないだろう。 このアルバムの欠点はなんといっても低音パートのミキシングに尽きるだろう。 特にドラムは他パート以上に奥に引っ込んでおり、せっかくの演奏が目立たないし、 低音も弱くなってしまっているのが非常に悔やまれる。 ベースもベースで弱いと思える部分があるので、もうちょっと強めでもよかったかも。 楽曲自体は悪くないので、今後はさらに個性を強めながらも弱点を補強して欲しい。
>>327 >>332 乙。小林建樹全然知らなかったから動画サイトで聴いたけどこりゃ気持ちいいね。
聴いてみるとレビューで言ってることが良く分かる。
334 :
名無しのエリー :2009/01/06(火) 18:46:09 ID:fFFyw0Ga0
>>327 >>332 乙です。
ディスパってシンセ等のアレンジが妙に良いよね。
それとCDの隅っこにマニア向けってあるのもなんかいいw。
久しぶりに来たら年末年始豊作だったようで
みなさん乙乙乙!
>>298 西田ww
GIRL NEXT DOOR/GIRL NEXT DOOR 1.Winter Game ★★ 良くも悪くも誰もが想像するavexそのままの4つ打ちダンスポップ。歌詞は序盤は彼氏とスノボーを楽しんでいるが、後半は明らかに彼氏が 大会か何かに出場しており、しかも「冬のプロペラ」なる大技を炸裂させている。結局恋の歌なのか、頑張る人への応援歌なのか判別不能に。 プロのボーダーを彼氏に持つ女の子が彼氏自慢に二人のラブラブ話を絡めた、オチの無い長話という印象。共感する人よりも煙たがる人の方が多そう。 ていうか1曲目から何だが、この人実体験じゃなくて妄想から作詞する人なのでは。 2.Drive away ★★ 作り溜めておいたキャッチーなサビを後から他の曲にくっつけたような曲。1曲通して弾き語りとかで作曲しようとしたら、まずこうはならない。 その唐突な展開が高揚感を生んでいると言えなくもないが、そのせいでサビからAメロに戻る時とかに変なアレンジでねじ伏せる羽目になってるような。 まあその辺含めてavexらしいので、十数年前にこういうのを聴いてた人達なら違和感なく受け入れられるだろう。アレンジもあの時期のavex的な、 ベタなフレーズを仰々しい音量で鳴らして曲を埋めるスタイルで、ボーカルのメロディ以外聴かない人向けな作り。しかし肝心の歌も のっぺりしていて無表情。そしてそこも含めてあの時期のavex的。一人称が「ぼく」なのに「走り続けるの」などと女言葉な詞は微妙。 3.Power of love ★★★ イントロからもう4つ打ちリズムの曲が続いたが、ここでやっとリズムパターンに幅が出た曲。サビで4つ打ちになると一気にギターの存在感が 薄くなるのが切ない。ギターソロも回ってくるが、無難すぎてやはり存在感がない。半端にユーロビート入ったシンセアレンジは完全に時代遅れだし、 そもそも流行の問題じゃなくて単純に良くないから廃れたアレンジの気がする。一方、サビのメロディは今作では最も印象に残った。 ていうかサビ後半のメロディにM2のサビがそのまま収まってるような作りなので、こっちのがお得な感じがする。歌詞は22歳が書いたとは思えないほど ティーン向け少女漫画な妄想爆発。
4.幸福の条件 ★★ またしてもバスドラ4つ打ち、avexらしい大袈裟なシンセアレンジ、分かり易いメロディの曲。avexの過去作と印象が被っても気にしない、というか トレースすることを目的化しているアーティストだということを考えれば、再現度が高いことは評価すべきだろう。社長が評価するだけかもしれんが。 サビへの繋ぎ方とかいかにもavexがやりそうな仕掛け。歌詞の内容は前向きだが、彼女は自力で栄誉を掴んだ感じがあまりしないのでペラペラした印象。 5.WINTER MIRAGE ★★ 再び4つ打ちから開放され、お次はやはり出たという感じの浜崎系のゆったりしたポップス。曲は特筆する要素は無いが、アレンジ的にはまだ現役に近い 部類ではある。曲調的に歌の力に委ねる要素が強いのだが、千紗の歌は盛り上げも盛り下げも無く、声色の変化も無い。非常に事務的。 歌詞は失恋をやたら美化しようとしているのが鼻につく。振られるまでの過程とか格好悪いところを全部省略して、好きなのに離れなければならない 切なさだけを表現しようとしている。この人の恋愛相談に乗ったら「そして行く宛を無くして動けない私の肩に…白い天使が舞い降りたの」的な 陶酔系のウザイ内容を聞かされる羽目になりそう。 6.情熱の代償 ★★ 曲はここまでの流れ通り、avex流インスタントミュージック。メロディは練りすぎずに4つ打ちリズムに合うコンパクトな形にまとめていて 程よくキャッチーだが、特にこの曲のような短調の曲では伝統のクサいアレンジが目立ってしまっている。Dメロのいじり方とか何コレ。 「あふれる涙は 情熱の代償なの?」とか歌う割に歌に情感がこもってないのも謎。詞としても、後々振り返って「あの涙は情熱の代償だったのかなあ…」 ならともかく、今まさに泣いてる時に「ああこの涙は情熱の代償なの!?」とか上手いこと言おうとするだろうか。彼女のおっしゃる事は どこか人ごとのように聞こえる。大体、前の彼女に私が似てると風の噂で聞いたの…とかいうお話をどこから発想するのか。何の影響だろう。 考えてみればavexの歌姫衆は皆ルックスが良く、普通にモテる人が揃っているので、恋愛詞を書くのに困ることは無かったのかも。 恋に恋するレベルで作詞を手掛けるのはやはり無理が。
7.Fine after rain ★★ 曲は変わり映えしない。サビの作りもM4のように、あるメロディのセットを1回やった後に1音下げて似たメロディをもう1回というパターンで、 avexの過去作どころか今作中で被っている。詞世界も相変わらず。雨の中泣きながら立ちつくしていたら知らない人が傘を差し出してくれた… 名前も告げずに去ったキミは今どこにいるの?というお寒い創作。良し悪しはともかく、予想以上にキャラのある作詞。ただ、avexっぽくはないので、 そこが鈴木大輔との連携の悪さを生んでしまっているか。 8.Breath ★★ 曲は浜崎系バラードだが、詞は本領発揮。まさかの数え歌。何という肝の太さ。しかも「ひとつ」「ふたつ」まではまだしも、「みっつ」「よっつ」になると もはや後の歌詞と全く繋がっていない。いいのか!?今作は全曲が千紗とkenn katoなる人物との共作詞なのだが、このkatoの仕事こそが 文章としての体裁を整える事じゃないのだろうか。なぜ千紗野放し?逆か?全部katoの創作か?ちなみに彼のブログは「ぼく」と「ボク」との自演対話形式で、 今作の作詞を手掛けているのも頷けるほどウザイ感じとなっている。 9.Day's… ☆ 次曲への繋ぎとなるインスト。これがなかなかの不出来。アイデアも無ければこれといった技術的見せ場も無い。 実は個人的には今作は鈴木大輔が狙ってavexっぽくチープに作った曲を並べてるものと思ってたが、もしや本格的に実力不足なのでは。
10.ESCAPE(Album Edit) ★★ サビメロの作り方がM4、M7あたりと被るため、いよいよもって作中の曲がゴチャゴチャになってくる。曲の違いが分からないので点数も区別してつけようが無い。 Bメロの変なキメも「avexらしい」くらいしか表現のしようがない。大抵の人は一聴した印象で「似た曲ばかり」と言いそうな今作だが、 メロディやリズムパターン、アレンジが似通う程度で済むならまだ良かったのかもしれない。コード進行のパターンが異常に被っているのだ。 なのでキーこそ曲によって違えど、基本的にはほぼ同じ曲。別々に作ったパーツを寄せ集めて作曲するにはこうするのが効率がいいんだろう。 何という悪意に満ちた汚れ作曲家。凄いぞ鈴木大輔。単なる売れ線ポップスでデスメタル以上に邪悪なものを生み出す大輔。 長年の切磋琢磨で積み上げられた邦楽の歴史を何とも思っていない大輔。 11.Winter Garden ★★ やっと違うリズムパターンの曲登場。まったりしたテンポのハネモノ曲。しかしリズムを強調した割にはベースもドラムも垂れ流しな感じで変化に乏しく、 単なるアイドルポップという印象。やたら曲名にWinterをつけるのはキャラ作りが目的か。そんなことをしなくても充分キャラが立ってると思うが。 もっとも彼女の望むような、冬を題材にした詞が上手いとかいう類のキャラではないが。そしてこの曲は男視点のプラトニック同棲モノで、 一緒に寝てるけど何にもしてねえ。現実味ねえ。マモルか?田辺マモルなのか?ちなみに女性視点で添い寝の「red ribbon」という曲もあるが、そちらは 「しあわせだけど なんかがっかり ねえ、ちょっと!なにを期待しているの?」というバージン独り言妄想系。やっぱそうなっちゃいますか。 12.Climber's high ★★ 今作中ではメロディと4つ打ちリズムの相性がかなり良い部類に入ると思われる、リズミカルな曲。サビ前のキメは盛り下がる。 アレンジは人を馬鹿にしたような使い古しばかリだが、そういうコンセプトである以上ダメ出ししにくい。社長命令通りに作った中では良いほうに入るか。 恋愛詞では実際人並みの恋愛をしてるのか疑わしくなるようなボロを出す千紗は、この曲のようなポジティヴ詞のほうが無難にこなせる印象。
13.NEXT DOOR ★★ ここまでにない凝り具合を見せながら始まったかと思ったら、途中からまんまM14のインストバージョンのようになってしまうインタールード。 こういうファンタジー路線で普通に歌乗っけたやつを入れてたら、今作もまだマシな作品になってた気が。ところで全曲タイアップ付という暴挙を成し得た 今作だが、なかでも途中から単なる「偶然の確率」のカラオケになってしまうこの曲にタイアップをつけたというのは凄まじい。 14.偶然の確率 ★★ なぜかシリーズ化されてる感のある「○○の○○」系の曲名の筆頭にしてデビュー曲。何も凝ったフレーズを鳴らしてないのに何故か曲が埋まって聞こえる、 大輔マジック炸裂の曲。さすがにデビュー1発目ということでギターが普通に耳に入るバランスになっている。正直忘れてたが、俺のせいではないと思う。 むしろ演出された木根バランスでは。今作全般の例に漏れず、メロディはまとまっていて悪くないがアレンジは一聴目でもうお腹いっぱいというか、 聴きしろが無さ過ぎる。分かり易い事しかしていない。詞中の「偶然の確率」も意味的にハマってない所がある気が。そもそも「偶然の確率=それはゼロじゃないと 今なら言えるよ」が分からん。偶然とゼロが同じだと思って生きてる人はさすがにいないだろう。語感の良さを狙った形跡がバレバレすぎて聴いてて辛い。
総評 ★ ボーカル&作詞の千紗、キーボードと作曲の鈴木、ギターの井上の3人から成り、同社初の「Produced by avex」という、名誉なのか不名誉なのか 分からない肩書きでデビューしたGIRL NEXT DOORの1st。 社長の方針としてセールス黄金期のavexサウンドを要求され、大輔がその期待に見事に応えて、まんま初期ELT、もしくは自身が所属した day after tomorrowを再現した作品をこさえている。やりすぎ。どう考えてもやりすぎ。社長はあくまで売ることを目的に栄光のavexサウンドを 再現させようとしたのだろうが、大輔は社長の暴走の尻拭いをすべくこっそり今っぽい曲を入れてセールス面でのフォローをしようなどと気遣うことは全く無く、 社長を傘にやりたい放題。誰が聴いても「avexっぽい」と思うことは間違いないし、社長の申しつけ通りだが、これは多くの人にとって悪い意味での avexらしさのように思える。多分大輔も分かってて、皮肉っぽくニヤけながらわざと悪い部分まで完全再現してる。コードの進め方がクサイので限界はあるが、 今作中にはヤスタカやNAOTOにアレンジさせれば、そしてもしかしたら大輔自身が本気でアレンジし直してももっと聴けたような曲がある気がする。 しかし結果的には十年越しのマンネリアレンジが全体を支配し、そもそも曲自体異常に似通っているので、単体の曲ならまだしもアルバムとしては 胸焼け必至の拷問盤となっている。スゲエぜ大輔。会社潰す気か大輔。大体お前avexが潰れたら行く先あるのか大輔。 千紗については、声質と無機質な歌唱がavexっぽい(というよりピンポイントで一部のavex歌手っぽい)という点以外には特に売りがない。 お花畑全開の乙女恋愛詞は面白いが、本気で不愉快になる人も間違いなくいるのでいかんともしがたい。ギターは小節の頭でジャーンとコードを 鳴らすだけの箇所が多すぎるので、サポートで問題なかったと思う。
(総評 続き) そんな訳でそこそこキャッチーな歌メロと一種のネタ性以外に取り得のない作品だし、世間でも彼らは嫌われ者のようだが、実は自分は事態を あまり把握してないのでピンときてない部分がある。avexのゴリ押しは今に始まったことでもないし、性格に問題があるという点も、羊水や落書きを 抱える会社に何を今更という気がする。肝心の曲は変な色気を出さずに当時を忠実に再現している。たいして聴き込んだ訳でもないのでアレだが、 GNDのレベルが異常に低い訳ではなく、ELTもこんなもんだった気がする。むしろ露骨に見た目で釣ろうとしなくなった分良くなってるように思える。 しかしGNDはELTに全く及ばないという批評は見るが、ELT並に糞という批評はあまり見ない。何故か、本来なら最低限取り込めるはずの、 十年前のavex大好きな初期ELTやデイアフのファン層から攻撃されてる気がする。そのELTとの扱いの差がいまいち分からない。 顔だけの歌手をゴリ押しするのがavexの悪い所だと自分は思っていたが、逆に「ゴリ押しする以上ビジュアルだけは保証するのがavexの 良き伝統だったのに、裏切られた」という解釈が主流なのかもしれない。まあ結局実力がない以上叩かれることに変わりないと思うが。 とにかく会社のプッシュに見合わない内容には違いないし、確実に会社の体力を奪う危険な存在とも思える。良い作品を作り続けてモラル面でavexを 支えてきた一部の面々の苦労も台無しにされかねない。avexという会社がその命の終わりに見る走馬灯で、すべての災いの源として思い返すのは きっとGNDだろう。そんなことを書いている自分は今クロノトリガーのラスボスを思い出している。後世の語り草になること必至の邪悪な1枚。
>>342 乙。
確かに千紗は(ryだけど、他のavex女性歌手でルックス悪いのってそういえば記憶にないな。
>>342 乙
読みたかったからうれしかった そして酷評わらた
misonoほどボーカルも良くないし印象が薄いんだよな>GND
>>343 いうなれば倖田姉妹じゃないかな
>>342 乙。
鈴木大輔は鈴木亜美「ねがいごと」を聴く限りアレンジ下手なわけでもない気がするんだがなぁ。
>>342 面白かったです!
視聴した限りでも似たような曲が続いている印象でしたが、その通りとは。
>>342 大輔大好きだなw
クロノトリガーとか守備範囲広すぎるw
>>347 「ゲーム界を代表する才能が集結し200万本以上の売り上げを記録した時代を超えた不朽の名作」に対してその言い種はないだろう!!!
>>342 乙。相変わらずの毒っぷりがもう大好きw
350 :
名無しのエリー :2009/01/15(木) 18:06:48 ID:XhcBKNWU0
GNDはELTみたいなアコースティック路線ではいけないだろうなぁ 落ちぶれたらどうするんだろ
完全に会社主導のグループだし即切られるんじゃない? あるいは自然消滅
そこで松田聖子の出番です
>>342 乙
グループもレビューもGND大人気w
ELTの3rdは神なのにレビュー無し
いいだしっぺの法則というのがあってだな
じゃあ明日レビューするわ!
>>342 乙。(負の意味で)人気のGNDに嫉妬w
どんだけ酷いんだよww
じゃあ、こちらは懐かしいアルバムでも...。
Towa Tei Best / Towa Tei
01. Happy ★★★★☆
「HEY!HEY!HEY!」のエンディングでも使用されたR&Bトラック。
さすがにアメリカのハウスシーンでブレイクを果たした名トラックメイカーらしく、
シンプルながらも心地良いシンプルなサウンドが気持ちよく響かせ、
ソウル系ディーヴァの声を日本人でも聴きやすくディレクションしている。
今なら普通のR&Bで通じそうだが、このレベルを日本でR&B歌姫ブームが訪れる前である
1997年でやってのけているんだから、この人はいい意味で日本人とはズレている。
02. Technova ★★★
Techno+Bossa nova=Technova。ちなみに今回収録されているのはUS版。
ボサノバヴォーカルとアプローチからなる、サラッとした生楽器隊とヴォーカル。
それらに抵抗するような激しいリズムトラックをパーカッションがするりと通る。
こうやって文章に書くとすごく無茶苦茶だな。
曲は悪くないんだが...何かが物足りないように思える。
03. Butterfly ★★★☆
モデルの田辺あゆみをフィーチャーしたドラムンベース。
ちなみに収録されているバージョンはシングルバージョンのため、冒頭のピアノは無し。
ピアノが無い分、ポップさが増した印象が強いのは俺だけか?
低音が気持ちいいのはいいのだが、田辺のヴォーカルが平坦すぎる。
悪い意味でプラスチックみたい。同じプラスチックでもPerfumeの方が味がある。
04. Luv Connection ★★★★ 発売当時のバージョンにミックスしなおしたスローガラージ。 スローながら踊れるビート構成は発表当初から変わっておらず、 アルファ波をふんだんに含んでそうな女性ヴォーカルが心地良い名曲。 ハウス好きなら一度は聴いてみる価値はある。 05. Forget Me Nots ★★★☆ Patrice Rushenのカヴァーを自身の別名義であるSweet Robots Against The Machineの初CDで披露。 原曲を活かしながらも、彼らしい、やや無機質名ビートがちりばめられている。 後半で登場するサックスがすごくセクシーだし、ヴォーカルにも艶がある。 原曲が大人になったらこんな感じになったんだろうなと妄想。 06. La Douce Vie ★★★ ここで、甘ったるいボサノバが登場。シンガーに当時ピチカート・ファイヴの一人だった 野宮真貴を起用。テイもコッソリ歌っているw いやぁ、野宮嬢の声もあいまって、すごく甘い。スウィーツ(笑)脳になるくらいに甘い。 女の子とのカーデートのBGMには最適だと思うよ。 07. Let Me Know ★★★★☆ Charaをフィーチャーしてきたってのも驚きだが、当時は手塚プロとタッグを組んで、 CDキャラデザインやPVといったヴィジュアル面をポップにしていた事にも驚愕。 肝心の楽曲は、Charaの癖が気にならないほど美しくも優しい母性に満ちた音楽。 ただ、この流れだと眠たくなる可能性が出てくるので、ハウスリミックスを 収録して欲しかった。コッチもコッチで優しいから好きなんだけど。
08. Congratulations! ★★★ 本人曰く「ゲイに人気がある曲」らしい。確かに女性ヴォーカルをサンプリングし、 軽快でオサレなハウスなんで、ゲイは「あーん、最高☆」と股間をキュンとさせそうw シンプルながらもしっかりとした音なら踊りやすいっちゃあ踊りやすい。 が、途中の口笛は要らん。能天気にも程があるっちゅうねん。 09. GBI ★★★★★ フィーチャーヴォーカルにカイリー・ミノーグを迎えたハウス。 PV内でミノーグが着ている着物や構成がかなりシュール。普通のセンスではない。 クールなキックとシンセにミノーグのセクシーな声が乗っかるという 官能的なトラックで、聴いていくうちに段々と気持ちよくなってくる名曲。 細野による無機質なシンセを巧みに構築していく様子は素晴らしい。 余談だが、この曲はフォントに捧げる楽曲らしい。なぜフォント? 10. Mars ★★★☆ 今や廃れるにも程がある2ステップトラック。 ヴォーカルはクラムボンの原田郁子が担当。原田の軽やかなヴォーカルに 同じく軽やかなシンセとドラムが一緒に漂い、その周囲をストリングスが包み込む。 完成度としては高いのだが、その優雅さゆえに逆にとっつきにくい。 肌触りがよすぎるシルクのシーツみたいな曲。 どうでもいいが、このPVも酷くシュールなんだが...w 11. Last Century Modern ★★★★ ラストはUAをフィーチャーしたモダンワルツ。 あの独特なヴォイスがビックリするぐらいに曲にハマっているのにビビった。 cobaのアコーディオンも相変わらず響きが美しいので、ゆっくりするにはちょうどいい。 途中のロボ声に違和感を覚えるかもしれないが、その方が近未来っぽいかも。
12. Obrigado ★★☆ アコギ一本と男女デュオのヴォーカルを中心に展開するボサノバ。 ただし、ボサノバ特有の軽やかさは歌声のみであり、他はむしろ、空気でいようと 無駄な主張を極力排除しようとしている。 穏やかな時間を過ごしたいときにはオススメ。 13. Incense&A Night of UBUD (評価不能) 完全な音響系エレクトロニカ。寝る前、瞑想時、占いなど、静かな環境がほしい人以外は 絶対に耳にすることを勧められない(展開的な意味で)。 ついでに、眠くなる可能性もあるので、ドライバーは絶対に聞かないように。 総評 ★★★★ テイ・トウワ初のベスト。選曲基準は友人に褒められた回数の多い楽曲からだとか。 楽曲自身はノリのいいダンスミュージックとボサノバが一緒に並んでおり、 この組み合わせが出来る日本のDJは彼くらいだろう。 店内BGMやプライベート・パーティに適したトラックが並んでいるので、 自室で、というよりは広い空間で聴くことを勧めたい。
乙。これは名盤ですな
>>361 とても乙
ベスト盤にしてはバランスがよくて好きだわ、これ
>>342 乙すぎて噴いた
>十年前のavex大好きな初期ELTやデイアフのファン層から攻撃されてる
初期ELTは、当時としてはそれなりのオリジナリティを持ってたんだと思う
GNDの場合、それをなんの捻りもなくトレースしようとしていて、
本人たち自体に独自性がビタ一見出せないことへの反感が強いんじゃないかな
それ以前に、世間的には10年前に流行った音楽が一番ダサいと認識されてることが多いと思う
80年代が「アリ」になったのもつい最近だったような気がするし・・・
初レビューしてみます。 デーモン小暮/GIRLS ROCK 1. 六本木心中 ★★★ (アン・ルイス) メロディアスなイントロから始まり、閣下の伸びのある艶やかな声が魅力。この曲で大体どんなアルバムか分かるかも。雰囲気と詞がよく合ってるけどおとなしめな印象。 2. Return to Myself ★★★★ (浜田麻里) タイトルの英詞からのサビにギターが乗ってくるのがきもちいい。閣下の英語の発音も綺麗だし、コーラスのおかげで幻想的。ギターソロがまさに、って感じの素直な速弾きなのが自分のツボだった。 3.My Revolution ★★★☆ (渡辺美里) 出だしの閣下のハーイが可愛いw。サビのどんよりとした空気をシンセでかえる所や、時々入るピアノの明るい音で明暗の区別が面白い。しっかりと歌ってるが時々甘くやさしく聞こえるボーカルもこの曲を原曲と違う所にリードしてると思う。 4. ASPBERRY DREAM ★★★ (レベッカ) チュッチュッチュとかウフーとか囁くように言ってくれます、悪魔が。ピアノの伴奏で真っ先に月が思い浮かびます。落ち着いた美しい曲調です。うん、退屈でもないけどもうちょっと狂気みたいのがあるといいかも。それかもっと気持ち悪〜く歌うとかw。 5. SAVEN YEARS AFTER ★★★☆ (princess princess) 相変わらずいい声してます、バンドっぽいサウンドだし爽快感もある。でもあとなんかひとつほしいかも、アルバム中一番丁寧にまとまってると思うけど。こういう普通な恋の歌詞が自分が苦手なだけかもだけど。 6. 翼の折れた天使 ★★★☆ (中村あゆみ) Bメロの声の力と伸びがいい。邪魔しないようにちょっと控えめにバックで鳴ってるギターがいい味出してる、うん。ラストのコーラスが続いてくとこも良かった。これが上で書いたなんかあとひとつかな。 7. 永遠の一秒 ★★★★ (田村直美) 永遠の一秒、大袈裟チックな言葉に負けないくらい壮大です。なんかキラキラしてたり、深みもあったり、なんか妙に自分は満足した。最後に低音のギターとボーカルが絡みつくとこがいい。
8. TATTOO ★★★☆ (中森明菜) 弾むような楽器達の音で始まる。野性的な歌詞に閣下の這うような声や妖しい コーラス。ギター、キーボードの邪悪な音。はまればどんどん好きになれると思ふ。 9.DISTANCIA〜この胸の約束〜 ★★★★★ (杏子) イントロから正統派メタルで来ました。A、Bメロはなんか泳いでるみたいに歌ってる。 うん、多分ドラムのせいで。あとサビの閣下の迫力が凄い。ソロとかしつこいけどその メタルのダサさが自分は好きなので。ラストの閣下のシャウトとかもツボでした。 10.City Hunter〜愛よ消えないで〜 ★★★★☆ (小比類巻かほる) 愛よぉ〜消えないでもうuum。メロディーがいいです。広がりがある。ここにきて一層 閣下の声が感情的に聞こえる、気がする。なんも考えなくても安心して聞けるような感じ。 11.限界LOVERS ★★★★ (SHOWーYA) ギターから始まり閣下のシャウトで楽器が入り激しくなる。でもなんかサビで全体的に勢いがなくなる気がして残念。聞いてるとなんかしないとって気になる。うん、多分ドラムのせいで。最後のサビから終わりまでの流れはいいと思う。そこで閣下が限界LOVERS って言ってる(恐らく)所が弾丸LOVRESにしか聞こえないw。 まとめ デーモン小暮が90年代邦楽の女性ボーカル曲をカバーしたアルバムです。 ちなみに洋楽編もありさらに第三段が来月発売です。あと自分は原曲は1.3.6しか知らなかったり。 さて、どれも質は高くカバーとしていい出来なんじゃないかと感じました。 原曲に忠実かは残念ながら分からないです。あ、そういえば楽器隊はスウェーデンの人だからオリジナル知らなくて好き勝手やってるかもw。 でも聞きやすいし、しっかり聴かせてくれると思います。昔のヒット曲の閣下風の表現が気になる人は是非。 音楽知識がないので、〜と思った、〜が良い、が多いですが勘弁。
366 :
名無しのエリー :2009/01/18(日) 00:27:05 ID:oespHV9r0
age
367 :
名無しのエリー :2009/01/18(日) 07:43:06 ID:ob9U3ALRO
>>365 乙!
音楽知識なんてなくても楽しんで書けりゃいいよー
その方がわかりやすい時もあるし
>>354 だよな
シングル入りすぎの2ndよりは絶対いいのに
>>365 乙
おれも最初Return〜と限界Lovers目当てで聞いたんだが
一番ツボったのがDISTANCIAだったwww
370 :
名無しのエリー :2009/01/21(水) 16:42:22 ID:dOQ6Obw+0
これまたいいスレだな。上げとこう
371 :
名無しのエリー :2009/01/21(水) 17:13:38 ID:DOZMK5H30
373 :
名無しのエリー :2009/01/21(水) 18:38:32 ID:1Ifl21EPO
倉木麻衣 /touch Me 全ての曲をじっくり聴いてみて、この「touch me」というタイトルにふさわしいアルバムになっていることを確信しました。 全体的にPOPなサウンドが多く、前作とは対になっているアルバムと言えるかも知れません。 安っぽい言い方かも知れませんが、「聴きやすい」アルバムなのではないでしょうか。 もちろん曲が軽いとか、そういうことではありません。むしろサウンドをしっかり聴かせてくれていると思います。 シングル曲「夢が咲く春」「一秒ごとに〜」「24Xmas〜」はこのアルバムに入ることで違った魅力が出て、何となく新鮮でした。 リードトラック「touch me」、BS番組主題歌「Hello」、CMソングのカーペンターズのカバー曲も シングルになっても全くおかしくない完成度です。 アルバム曲も相変わらず捨て曲無しの顔ぶれですが、特に気に入ったのは「catch」。 倉木さんのファンに対する想いが感じられる詩です。 ジャケットのように、全ての曲がキラキラ輝いているそんなアルバム。 もはやオリジナルアルバムの枠を越えていますし、お薦めできる渾身の一作だと感じました
どこの誤爆?
375 :
名無しのエリー :2009/01/21(水) 19:00:00 ID:3eBkz6X40 BE:506083272-2BP(30)
ところで最近まとめさんはどうなさってるのだろうか
>>374 「新作アルバムを10点満点で評価するスレ」ではなかろうか?
そういや今日が発売日だったねー倉木のアルバム
solitude / Favorite Blue 01. OVERTURE 202 ★★★ 透明感のあるシンセと無機質なドラムとシンセベースが織り成すインスト。 アルバムタイトルを暗示するかのように、冷たく寂しいトラック。 02. LIFE DRIVER ★★★ この手のバンドは90年代には雨後のタケノコのようにわんさかいたのだが、 Favorite Blueの場合は80年代の要素を取り入れていたようなことをt-kimuraが発言。 その発言どおり、どこか80年代(というかニューウェーブ)の感触がありながらも 当時の流行の音を組み合わせているのは斬新だったと思う。 ただ、この音に松崎の声は合わないなと言わざるを得ない。 バッキングは(当時としては)いい出来なんだが...。 03. PRECIOUS MOMENT(FUTARI) ★★ まさかのヴォコーダー導入。なのに感情のうねりを感じるのは松崎のヴォーカルが あるからなんだろうな。ん?これってニューウェーブやポジパンと同じじゃね? カッコイイんだが、歌詞がダサい。どうもこの人のセンスは森高世代に通じるものが...。 04. TROUTH OF LOVE ★★★ Favorite Blueとしてはいつもどおりのメロディーパターン。 今回は多少スローテンポかつ少し難しめの歌詞で勝負。 こうして聴くと、やっぱりこの人は80年代の音が好きなんだなと実感。 残念なのは松崎の実力が曲についてこれていない。 もう少し感情を込めて歌ってくれたほうが、曲も歌詞も生きると思う。
05. BELIEVE IN LOVE ★☆ 「フラれてもあの人を信じて愛していたいの」という気持ちを歌った曲。 うーん、これは流石に前作のようなアレンジの方が良かったかなぁ。 さらに言えば最初のサビの歌詞があまりにも幼い。 他のパートは結構がんばったのに...もったいない。 そのおかげで、この曲はあまりいいと思えない。 06. CLOSE MY LOVE ★★★★☆ 歌詞も結構練られているのも評価できるが、それ以上にバッキングとメロディが 他の曲に比べて相当練られていて、ヴォーカルとギターの泣きが綺麗にハマっている。 なのに、この曲でブレイクすることは無かったのはもったいない。 Favorite Blueの代表曲としてあげても恥ずかしくない名曲と信者がほざいてみる。 07. SOLITUDE ★★★☆ 唯一、木村がアレンジを手がけなかったバラード。タイアップの都合だろうな...。 てことで、オーケストレーションを用いた普通のバラードとなってしまった。 正直、彼らにこういう普遍的な曲は似合わないぞ。 パワーヴォーカルではなく、声質で勝負する松崎には不釣合いなアレンジ。 メロディもこれはパワーヴォーカル向けだろ。 アレンジ自体は悪くないんだが......やっぱり違和感が。 08. TO MY PRECIOUS PEOPLE ☆ 松崎の気持ちを綴った英詩を音声読み上げソフトが喋ると言う趣向のインタールード。 すいません、全く持って落ち着けません...。主にアレンジが。 そして、何故松崎に読ませなかったんだろうか。今でも疑問に思う。
09. PRIDE 〜CLOSE TO YOU〜 ★★★★ アレンジとメロディはいつものFavorite Blueなのだが、 妙に爽やかなコード進行と何気なくDQNやメンヘラにとっては嫌味とも取れる 歌詞との対比を楽しんでくれとしか思えない構成が痛快。 どっかのGの付く2000年代デビューのユニットもこれくらい、ギターを泣かせたら もっと評価されるのになと余計なことをふと考えてしまった。 10. LET ME GO!(ELECTRIC MIX) ★★★ 共同アレンジャーにAchilles C. Damigosを迎えたアニソンのリミックスバージョン。 シングルではアニメ同様、勢いのあるいつものFavorite Blueであるのだが、 今作ではシンプルなエレクトロサウンドに変貌。 ギターが使われているとはいえ、ちょっとこれはあまりいい出来とは言えない。 ボーナストラックとしてならアリだろうけど...。 11. FROM DAUGHTER ★★★☆ 娘から母へ「産んでくれてありがとう」という気持ちを綴ったロックポップス。 少なくとも歌詞はすばらしい出来。が、アレンジはもうちょっと捻ってくれよ。 別にアップテンポにせんでもええやん。 てことで、この曲もアルバムのコンセプトのせいで歌詞が殺されてしまった。 12. SUN&STAR ★★★ 再びAchilles C. Damigosとの共同アレンジによるラストナンバー。 当時はこの終わり方に共感できたのだが...今聴くと、違和感があるなw やるなら、もう少し突き抜けたアレンジにするか、11曲目と入れ替えてくれ。 歌詞もなんだか煮え切らない印象が強いし...。 なんだか色々と惜しすぎて、どこからツッコめばよいのやら。
総評 ★★★ Favorite Blue事実上のラストアルバム。結論から言えば、コンセプトにこだわりすぎて メロディやらアレンジやら、仕舞いには歌詞を殺してしまう要素がどこかにあり、 カラーは統一されていながらも、いびつなオブジェが並ぶアルバムとなっている印象。 唯一、素直に評価できるのがイントロダクションと6曲目というのがなんとも...。 せめて、アルバムカラーとは言えない曲を2〜3曲配置すれば、 大分印象が変わったのではないだろうか。そう、思わざるを得ない。 もし、ベスト経由等で彼らのオリジナルアルバムを聴きたいなら、 このアルバムではなく、その前のアルバムか リミックスアルバムから手を出すことを強くオススメしたい。
382 :
名無しのエリー :2009/01/22(木) 20:37:04 ID:SqOrBPZY0
過疎してて悲しいので投稿 扇愛奈入ります/ 扇愛奈 1.スタンプラリー★★★★☆ 初めて聴いた時に誰もが「何これ?」と感じるであろう曲。一般人からしたらいかにも生理的に無理 なオーラが漂ってるが、声に慣れたら中毒に。 2.ひねくれて藤沢★★★ 最初、藤沢って人名かと思ったw 当たり障りのないパンチの弱い曲。悪くはない。 3.十月★★★★ 彼女の声が純粋に良い方向に働いている泣ける曲。 4.共有★★★ 元気な応援歌。若干単調か? 5.お風呂★★★★ ライヴではシメのほうでやる曲らしい。 てかなんだこれw 扇さんは常に僕らの斜め上をいってくれます。 総評 ★★★☆ 扇愛奈はホラー映画「輪廻」の主題歌を歌ってる人です(映画は売れたがシングル は売れずw格好よい曲だが)。本作はデビューミニアルバム。輪廻の監督はこの作 品に惚れ込んで主題歌を頼んだらしい。万人受けする声ではなく、かつての自分も苦手だった。しかし、この 声は、ハマる。個性的過ぎるのがこの先吉と出るか凶と出るか。興味ある人は彼女のプログをチェックしてみよう!びみょ〜にズレた感性が笑いを誘います。ちなみにコメント も出来るよw
383 :
名無しのエリー :2009/01/22(木) 21:33:15 ID:SqOrBPZY0
何を思ったか過疎してると勘違いしてたww
384 :
sage :2009/01/24(土) 07:04:22 ID:vQhPkCDU0
初投下させていただきます。 再発記念ということで想い出波止場を。 ★=2, ☆=1ということで。
大阪・ラ/想い出波止場 1.触媒: ★★★★ ホンキートンクなピアノとクリーンギター、 そしてエレクトロニクスによる結構綺麗な導入の後、 山本精一のたどたどしくも虚ろで優しい歌が入る。 途中にノイズなど挟みつつも全体の雰囲気としては 羅針盤に近いサイケでフォーキーな仕上がり。 2.・RA: ★★★★☆ 最初の数秒でクリックノイズのような音がリズムを刻んだかと思いきや PARAやROVOのようなトランシーな世界を醸し始める。 相変わらずよく分からない内容の歌だけどメロは結構キャッチー。 中間で変態系HRのようなギターソロの後、ノイズ音響の様相も呈しつつ サイケ/トランシーなまま終結。ノイズを挟んで次の曲へ。 3.オハヨウ/Smiles→Fire man: ★★★ 子供の遊び声とともに「オ・ハ・ヨウ」とまたもたどたどしい歌が。 リズムチェンジがわりと激しく、 山本精一ソロ「なぞなぞ」の弾き語りをバンドサウンド/エレクトロニクスを 使って再構成してみたような曲。脱力系…かな? 4.ギンガム(パレード): 評価不能 ぼくぼっちゃんです ぼくぼっちゃんです ……ポン ポン ポン ポン ポン ポン ポン ポン… いやほんとこのまんま。15秒程度のインタールード的トラックだけど 山本いわく「波止場の本質がよく現れている」らしい… 意味が分かりません。
5.OUT ROCKERS ON Your Angel Hair: ★★★☆ 神経質なギターが重なり一気にロックンロール!! 途中フィードバックノイズなんか効果的に挟んで こもり気味なヴォーカルが延々スキャットを繰り返す。 かなり聴きやすく、分かりやすくロックしてます。 最後はオーケストラで締め。 6.エーデルワイス: 評価不能 みんな知ってるあの曲ではありません勿論。 みょんみょんわんわんという音/鳴き真似をバックに 山本が一言だけ呟く。「猿の臭いがする…」 7.マイナスから: ★★★☆ 甲高いフィードバックのようなノイズの後 優しく気だるいバンド演奏が始まる。 これも結構羅針盤的な雰囲気かな。 歌メロは少しバブルガムな感じ? 8.リーム(うろ): ★★☆ 完全にリズムレスのカオスなドラム(ちょっと打ち込みのバス入り)の後 山本のマイクテスト?そしてワウのかかったクリーンギターの 綺麗なフレーズが現れては消えていく。 さら途中からスキャットのような声を加工したような変な音が入る、よく分からない曲。 ちょっとザッパっぽい気がする。
9.Getter 1 or 2(クルアーン): ★★★★★ クリーンギターと木琴で導入後、一気にドリーミーサイケな世界が展開。 途中Jet Bellとかいうゲストの方の歌/喋りをはさみつつ 中盤で一瞬シューゲイザー(的な)展開を見せる。 これはいい曲だ。素直に音楽としての形態を保っている。 10.いろは(ABC): ★★★ 30秒程度の音響トラック。 い〜ろ〜は〜に〜ほ〜へ〜と〜 結構好きです。 11.サークルチェンジ(ヒヨドリ越え): ★★★★☆ 先の曲と連続して始まる。 チャカポコ、ピヨピヨという玩具みたいな音に チューニング怪しげなガットギターのような音も。 歌は再度バブルガムなポップさを持ちつつやはり意味不明。 途中から壊れます。変な夢のようなサイケ世界を展開。 12.HIGAN: ★★★★★ 14分強の大曲。素晴らしい曲です。 「Super AE」期のBoredoms、ROVO、PARA、山本ソロ作「Crown Of Fuzzy Groove」 あたりで実験した/得た物を完全に消化しきって昇華している。 これは言葉で説明できるもんじゃないです。是非ご自分で聴いてください。
総評: ★★★★★ 現時点での最新作。2004年発売。 ここ数年の山本の活動を総括するかのような内容でかなりのヴォリュームになってます。 基本的に波止場は「音楽をやる」というよりは 「意味不明な素晴らしいものを音楽で表現する」プロジェクト だと思っていますが、それが見事に結実している。恐るべき作品です。 でも山本いわく「未完成」らしいんですが…これが未完成なら何を以って完成と言うのか? 「VUOY」が良かったなら「金星」以前に遡る前に是非こちらを。 JOJO広重(非常階段など)いわく再発の売れ行きがよければ 羅針盤の初期三作(「らご」「せいか」「ソングライン」)再発の 可能性も高まるらしいので気になったら皆さん買ってください(笑)
389 :
名無しのエリー :2009/01/24(土) 08:06:15 ID:OvPnhurWO
糞だな
>>342 アルバムレビューで、こんなに糞笑ったのは久しぶり
GND嫌いだけど、逆に聞きたくなった・・・・俺ってMだなww
送信してから気付きましたが、PARAは2004年の時点では
確かまだ結成していなかったorz
というわけで
>>388 「12.HIGAN」のレビューを修正します。
12.HIGAN: ★★★★★
14分強の大曲。素晴らしい曲です。
「Super AE」期のBoredoms、ROVO、山本ソロ作「Crown Of Fuzzy Groove」
あたりで実験した/得た物を完全に消化しきって昇華しており、
それに加えて後にPARAで見せるような雰囲気もすでに表れています。
これは言葉で説明できるもんじゃないです。是非ご自分で聴いてください。
TOKIOのレビューって全然見ないな Harvestは自分がしてみたけどそれ以降見ないような気がする やっぱジャニーズだから敬遠するのかねぇ・・・割といいと思うんだが・・・ 誰かにやってほしいと思うけど言いだしっぺの法則で久々にレビュー書いてみよう TOKIO/glider 1. HUM A TUNE ★★★ 普通にいい曲なんだけど、一曲目としては物足りない感じ タラララッタというところでいったん盛り下がるので、そこで勢い不足な感じがでる メロとか構成含めてよくできてるんだけどね。パンチが弱いというかなんかそんな感じ 2. 『コンクリート』『ジャパニーズ』『サンデー』 ★★★ Aメロがいい。しかし、Bメロはあんま好きではなかったりする。サビは単体だと弱いけど流れ含めていい 妙なタイトルだが歌詞は普通だと思う。イントロのギターリフがコンクリートっぽいかな(あくまでも個人的な感想) ちなみにサビの主メロは国分が歌っているらしい。長瀬のバックとの相性はよさげ 3. 花唄 ★★☆ このころのTOKIOの中では有名なほうの曲。合唱曲とかでもよく聞くような気がする まぁ世間一般の思うTOKIOかな。キャッチーでポップな曲。特筆すべきとこはあんまりないか 4. Live my life ! ★★★★ Harvestの国分の曲はあんま好きじゃなかったけど、これは中々いい 勢いのある曲調にノリのいい歌詞(山口作詞)、長瀬叫ぶようなボーカルがマッチしていてとてもいい 長瀬はそこまで歌うまいわけじゃないけどこういう曲歌わせたら化ける でもBメロは長瀬が歌ってない。誰なんだろう?国分かな? ちなみに国分、アレンジにも参加している。そういう才能のある人みたいなんでがんばってほしい
5. faith ★★ 勢いのある曲がいっぱいきたとこに一休みの意味もこめてバラード メインボーカルは山口。あのむさい見た目からは想像もできない甘いボイス 巷では長瀬よりも上手いと噂だが、確かにバラードはこっちの方がいいかも でも、歌詞が臭すぎてそんなに好きじゃなかったりする。合掌 6. Booster ★★☆ 打って変わってノリノリのロックナンバー。 イントロのオルガンが洋楽チック しかし、サビメロがポップすぎる気もする。もうちょっと重い感じでも良かった 歌詞もそんなに好きではない。勢いの分だけ☆おまけ 7. GREEN ★★★ これといって特徴も見当たらないバラード。割と普通の曲 アレンジはなかなか好みなのでこの点数。こういう声を伸ばすバラードなら長瀬でもいける 8. Midnight Rose ★☆ リーダーが曲と詞を書いて松岡が自分のダンスパフォーマンス用にアレンジした曲 メインボーカルも松岡だと思う。多分。割とジャニーズっぽさが多い曲 サビ入る前と間奏のアレンジはいいが全体時にはそんな好きになれない サックスはいい味出してる。いい 9. I'm mine ★★★ 今回二曲目の国分曲。これも中々いい。サビのキーボードの入れ方とか好き 長瀬らしい前向きな詞もこの曲に良くあってると思う でもCメロでいきなりトーンダウンはだめ。減点 10. SCREAM ★★★★ 長瀬の作る曲ははずれなしだと思う。アレンジにも参加している とにかく前向きな歌詞がアップテンポな曲調に良くあう。シャウトもいい イントロのハーモニカでやられた。ライブとかで盛り上がりそう
395 :
名無しのエリー :2009/01/25(日) 20:53:28 ID:l10e9A1n0
11. glider (Album version) ★★★☆ アルバムVerとのことだがシングルVerをよく聞きこんでいないので違いは良くわからない おとなしめのAメロからどんどん世界が広がってくるのはいい。曲名通りの空を滑走してるような感じがある サビはいつものジャニーズっぽいがシングルだしいいや。ギターソロは長瀬が弾いてるらしい 12. フォノグラフ ★★★☆ アルバムを締めくくる意味もある曲。しとっりとしたバラード Aメロはリーダーがメインボーカルだが大人な感じ(おっさんという意味ではない)でいい。渋い 途中で山口に交代してそこからさらに長瀬に交代するがそのバトンタッチが良くできてる 静かなところを山口が歌って盛り上がってくるとこで長瀬に変わるのはまさに適材適所といえる 13. ding-dong ★★★★☆ 最後にいいのもってきたなぁ。TOKIOの中で2作目のオリコン1位シングル。それも納得できる 全体的にパンチ不足だという印象の今作の中でこれを最後に持ってきたのは正解だと思う KAT-TUNもなんかクリスマス曲出してたけど、バラードじゃなくてこんぐらい明るくしたほうがいいと思う 文句無い完成度です。でも単体で聞いたらどうかわからないなぁ 総評 ★★★ なんというか先にHarvest聞いたからかもしれないけど、あれに比べてずいぶんとパンチ不足 多分花唄とding-dong以外のシングルが地味なせいだと思う。アルバム曲も地味である キャッチーさはあると思うけどアレンジがおとなしすぎるのかな? でも全体的なまとまりはいいし悪くはないアルバムだと思う。スルメアルバム 以上、微妙なレビューだと思うが参考になったらうれしいな
>>395 乙。ジャニーズのレビューはたまにスマップがあるぐらいだね
>>393-395 乙。なんかジャニのレビューって新鮮だね。
でもTOKIOって曲も演奏・ソングライティング能力も意外と良いよな。
提供者も豪華だからだろうが。
ミューマガだかなんだかの雑誌で去年のNo1ソングに雨傘がランクインしてたのにはわろたがw
林檎の曲だからな。 年末の歌番組で初めてきいたけどよかった。
あの曲全然歌いこなせて無くないか?w 林檎からの地味な嫌がらせかと思った。
400 :
名無しのエリー :2009/01/25(日) 22:32:40 ID:sFN5sbPJ0
>>395 乙。ジャニのレビューはSMAPが多いね。たまにキンキもレビューが出る。
V6と嵐は全く見ないw
>>395 乙。ジャニは自分もエンドリ3枚レビューしたけど、ありゃ見た目ジャ二というかサンミュージックって感じだしな。
彼は才能あるけど、本人が思ってるほどでもないのに過信しすぎててムラがあるし、曲はTOKIOのが安定してるかもね
>>395 乙です。ジャニーズって曲もそうだけど、Liveの演出とかもセルフプロデュースが結構あるらしいですね。
初レビューです。
COMPLETE BEST/LUNA SEA
Disc 1 (シングル集)
1. BELIEVE ★★★☆
まず初めてLUNA SEAを聴いた人はボーカルRYUICHI(河村隆一)の声の違いにビビること間違いなし。一応同一人物です。
疾走感と幻想的な雰囲気を持って一気に聴かせてくれる。ギターSUGIZOのバイオリンも早速炸裂。
1stシングルで既にヴィジュアル系の指針ともなるべき、演奏の一体感が綺麗な曲。
2. IN MY DREAM(WITH SHIVER) ★★☆
異様にうねるJのベースが印象的な、LUNA SEAには珍しいメジャーキーのナンバー。
アルバム「EDEN」からのリカットシングルだが、やはり美しく、何ともいえない浮遊感が漂う。
歌詞は曲のイメージとは反対に結構暗い。シングルとしてはちょっとサビが弱いかな?
3. ROSIER ★★★★☆
Jロックの超名曲。最初から飛ばしまくる真矢のドラムに、キメキメのJのベース。その上にLRキッチリ分かれる
INORANとSUGIZOのギター、そして鋭いRYUICHIのボーカル。所詮V系だと偏見を持って聴かない人もこの曲だけは聴いてみて。
薔薇のように危ない、でも美しく、情熱的で緊張感MAXなナンバー。構成も素晴らしい。
いくらでも語れることがあるので、とりあえずYoutubeでも何でもいいから一聴してほしい。
4. TRUE BLUE ★★★★
もの凄い単純な構成なんだけど、カッコいいんだよね。それがLUNA SEA最大の特徴。
極限まで体を苛め抜いたボクサーみたいというか。ギターの掛け合いは見事。カッコいい。
このころからRYUICHIの歌唱力、表現力が激増。それを存分に生かした歌メロ。甘く危なくナルシスティックな世界観。
5. MOTHER ★★★★☆ 圧倒的なスケール感、美しさ、そして癒されるバラードナンバー。バンドの心臓ともいえるドラム、 やたら目立つベースにINORANの12弦ギターが映え、曲も中盤も迎えたところで真打登場、SUGIZOのバイオリンソロ! RYUICHIは、母なる愛が欲しいと強く訴えかけている。 6. DESIRE ★★★☆ イントロの「ズダダダッ!!」 このドラムから痺れます。Jのベースが中毒性大。 むちゃ頑張ってるリズム隊の上に、繊細かつ大胆なギターがのってきて、エロ上手いボーカルが、一体感を作っている。 どのパートもかなりフリーダムなんだけど不思議と一体感があるのもLUNA SEA。 女性をK.O.する気満々なRYUICHIのナルシストぶりもMAX(笑) 7. END OF SORROW ★★★★☆ めちゃくちゃ単純な歌謡曲メロなはずだけど飽きない。バックの構成力がすさまじい。 ジャムセッションがなせる技。Bメロなし、ギターソロ二回、一番と二番の静と動の対比。 曲全体に無駄がなく、あっというまに四分間過ぎてしまう。「悲しみの果て」へのストーリー仕立ての名曲。 アルペジオとノイズに分かれるINORANとSUGIZO。やたら動くJのベース。そして真矢のやたら上手い変則ドラム。 シリアスな世界観を完璧に歌い上げるRYUICHIのボーカル、SUGIZOコーラスもいい。 8. IN SILENCE ★★★ まぁモロU2なんですけど、INORANのアコギとSUGIZOのディレイギターの構築美に尽きる。 Jも真矢ももちろん頑張ってる、RYUICHIの歌唱レベルも相変わらず高水準だが、この曲はまずギター。 新井昭乃の女性コーラスも見事。SUGIZOのギターソロで空にまで飛んで行けそうになってしまう。曲全体の展開がいい。 9. STORM ★★☆ 活動再開後の一発目。SLAVEの皆さんからは落胆を、河村ファンからは驚きをもって迎えられたであろう。 楽器隊はいつも通り自己主張が激しい。「河村隆一」に負けないように息巻いたのか? リズム隊はこの曲の聴き所ともいえる疾走感を生みだし、ギターも嵐を表現しきっている。
10. SHINE ★★★☆ マーチ調の曲調に乗せて、まるで応援歌のようにポジティブな歌詞が並ぶ。「今以上全てが輝けばいいね♪」とか(笑) シングルの中でも異質。楽器隊とRYUICHIが正反対の方向に行ってしまっている。 しかし真矢のドラムは半端ないし、ギターの掛け合いにソロ、コーラスと相変わらず凝っている。もっと評価されるべき。 表現したいものの方向性が変わった、今までのLUNA SEAをぶち壊したいというメンバーの意思は尊敬に値する。 11. I for You ★☆ 評価は低くならざるを得ないのは他が凄いからということにして下さい。バックサウンドもうちょっと目立って欲しかった。 ただ「河村隆一」を生かしきっているし、普通にJ-POPとして名曲。歌唱力、表現力は流石の一言。声量も半端ない。 目立ちたがり屋SUGIZOがちょっと自重してる。INORANのアルペジオが綺麗、Jは珍しく指弾き。 12. gravity ★★★★★ 聴き所がありすぎるのに、何回もリピートしてしまう、LUNA SEA独特の世界観MAXな超名曲。 安定感抜群の真矢のドラム、完全にバックと一体となったRYUICHI、ノイジーかつ浮遊感あふれるSUGIZOのギター。 何より天才的なJのベースラインにINORANのアルペジオ。曲展開も極めて単純なのに、何故か飽きない。 幻想的で、浮遊感があって、単純かつ凝っていて、バランスが良い。そして静かなる狂気を宿している。 この曲を生み出せたということは、活動休止は間違いなく正解です。 オリコン一位とはいわないから、もう少しこの手の曲をヒットチャートでみたい。 13. TONIGHT ★★☆ バンド始めたばっかりの初期衝動というか、熱意を感じる。Jは「この曲聴いて何も感じなかったらいいや。」といってたらしい。 約3分をブッチぎる熱い曲。Vo.も何か吹っ切れている。ギターソロがないのもツボ。 評価がいまいちなのは、前曲が凄すぎたのと、「LUNACY」からシングルカットするなら別の曲でもいいな、と思ったから。 14. LOVE SONG ★★ 解散前シングルだから仕方ないのかもしれないが、個人的にお涙頂戴的なのはいただけないのでこの評価。 本当はSLAVEとLUNA SEAに敬意を表して評価なしにしたかったが、そういうわけにもいかない。
Disc 2 こちらはカップリングとアルバム曲からの選曲 1. LOVELESS ★★★★☆ 全てのパートが輝いている。INORANの12弦ギターは美しい響きを、SUGIZOのトリプルネックは変幻自在の音を奏でる。 下支えをするのは、戦車の如きJのベースに真矢のドラム、ドラムソロもある。RYUICHIは低音もいいですね。 数々のLiveのオープニングを飾ってきた、LUNA SEAを一曲で語るならこの曲。 2. Dejavu ★★★☆ このアルバムに収録されているのは「IMAGE」Ver。だから別人のような荒々しいVo.が特徴的。 一番の聴きどころはリズム隊、とりわけJのベース。「IMAGE」は、メジャーデビューアルバムだが、 デビュー時にはLUNA SEA式ツインギターは完成していたのだから恐れ入る。 余談だが、上の「LOVELESS」から「Dejavu」の流れは07年の復活ライブの流れを踏襲してのものだろう。 3. SLAVE ★★★☆ LUNA SEAのファンのことを「SLAVE」という。そしてLUNA SEA六人目のメンバーらしい。 真矢のドラムには恐れ入る。ノイジーなギターもいい。そして狂気を纏い表現するRYUICHI。 歌詞世界は、神だとか奴隷だとかちょっと宗教チックなのだが、売れる前はこの手の歌詞が多かった。
4. Sweetest Coma Again (feat. DJ KRUSH) ★★★★☆ DJ KRUSHとのコラボ。この曲を一言で語るなら、グルーヴ感。病みつきになるノリ。 全パートやかましいくらい自己主張しているが、決してRYUICHIは埋もれない。 決して早い曲じゃないのに、ノれる。中毒性が高い。前曲と違い、V系っぽさは全然ない。 5. WITH LOVE ★☆ 曲自体は悪くない。悪くないのだが、この曲は「STYLE」一曲目にあるからこそ輝くと思う。 このアルバムにこの曲があっても微妙なんです。入れるなら「G.」とか「RA-SE-N」じゃない? オールディーな、ノイズの中でRYUICHIが気だるく歌っている。その気だるさが心地よい。 美と醜がギリギリのバランスを保っている。LUNA SEA曲の中でもマニア向け。 6. Be Awake ★★☆ おそらく詩もSUGIZOのこの曲を一言で語るなら「宇宙的」 演奏機会は少なかったが、Live向きでしょう。 河村ボイスにぴったり楽器隊があっている。観客の歓声から始まり、一体感ある演奏へ突入。 ただこのバンドは全員実力者なのだから、アレンジにもう少し彼らなりのセンスを見せてもよかったのでは? LUNA SEAはライヴバンドである、というのを伝えたくての選曲なのか? 7. Crazy About You ★★★☆ ロックバラードの王道一直線、渾身の一曲。生音のみでシンセサイザーなしらしい。 顔を張り上げて苦しそうに歌う河村の姿が目に浮かぶ。さりげなくドラムが面倒そう、SUGIZOのギターも唄っている。 聴いていて赤面してしまう歌詞なのだが、歌唱力は流石に凄い、河村は良くも悪くも率直なラヴソングが似合う。 8. JESUS ★★★ 歌詞世界はV系全開だが、全てのパートがカッコいい、LUNA SEAの曲は上手いとか凄いよりカッコいいが先にくる。 サビのところで掛け合いもあってLiveで盛り上がりそうな一曲。最後の「Jesus,don't you love me ?」は LiveだとJもやってくれるので、この曲もLiveVerをおすすめする。
9. Providence ★★★☆ ワルツのリズムに乗せて、SUGIZOがバイオリンを奏でる。神秘的な曲。 ドームのライヴでも映える代表曲であり、LUNA SEA色を決定づける佳曲。 初めて聴いた人には、ロックバンドがこれをやるか!?と思わせてくれるだろう。 10. BREATHE ★★☆ 直球ど真ん中に「河村隆一」の歌唱力、表現力を思い知らされるアコースティックナンバー。 一音一音のこだわりはやっぱりLUNA SEAだが、この曲と「Crazy About You」はどちらかだけでよいでしょう。 ちょっとくどいから(笑) 11. UP TO YOU ★☆ この曲は一聴さんが聴くと普通のロックバラードにしか聞こえない…はず。 「WISH」の代わりだったLiveでのラストナンバーで、後期LUNA SEAにとっても、SLAVEの皆様にとっても重要な曲。 「夢を見続けて、走り続けた。」から始まる最後の盛り上がりは凄い。始まりの歌。 12. PRECIOUS… ★★★ インディーズアルバムに収録されている曲の、終幕時の再録盤。初期Verと比べ大不評らしい(笑) 初期の毒気、狂気、焦燥感みたいなのが皆無だから仕方ないか。しかしアレンジセンス、演奏のクオリティは保障できる。 全パートいいです。ただ個人的には、CDなので高速アルペジオは欲しかった。 13. MOON ★★★★ 「月と海」の「月」。ちょっとDEAD ENDの某曲っぽいのだが、クオリティ高いからどっちでもいい。 曲全体に漂うダークな幻想性、狂気を含むRYUICHIのボーカル、浮遊感を持ったSUGIZOのディレイギター。 イントロからアウトロまで非の打ちどころがない。この手の曲もLUNA SEAはお手の物。 LUNA SEAには何曲かプログレチックな曲があるが、一曲選ぶならこれでしょうか。
14. WISH ★★★☆ 苦悩や迷いもあるけど、願いをもって前に進む、初期の方向性を表している。LUNA SEA曲の大半にいえるが いい意味でポップなメロディー。でも楽器隊は自分の持ち味を遺憾なく発揮している。 初期から終幕、一時的な再結成まで何度となく、ライブの終盤を飾ってきた。 個人的にラストナンバーはこういう勢いのあるほうが、しんみりしなくてよいと思う。 総評 ★★☆ 90年代に活躍し、今のネオヴィジュアル系にも多大な影響を与えたバンド、LUNA SEAの最新ベストアルバム。 08年時最新リマスタードなので、音も凄くいい。このバンドは楽器隊を聴かなきゃ始まらないから有難い。 Disc 1はシングルをリリース順にまとめただけなので、曲順とかについては評価のしようがないが、 Disc 2が「SLAVE専用」なのか、「LUNA SEA初心者用」なのかいまいちはっきりしない。そこが総評でのマイナス。 大体のアーティストでカップリング&アルバム集を出す場合、選曲はとても重要になると思う。 このアルバムは一夜限りの再結成後というリリースした時期を考えると、売りに走るなら初心者用にすべき。 売りに走らないでこれからの活動前の一区切りという意味ならSLAVE専用、とはっきりしてほしかった。 筆者が始めてLUNA SEAに手を出したのがこのアルバムで、後で一応オリジナルアルバムは全部聞いたけど 個人的にLUNA SEAの真骨頂は、疾走系でもバラードでもなくダークなミディアムナンバーだと思っているので その系統の曲をもっと入れてほしかった。ベストアルバムだから一曲一曲はいい。だがベストとしては方向性が中途半端。
409 :
名無しのエリー :2009/01/26(月) 01:11:49 ID:49E5oBGrO
どなたか斉藤和義お願いします。 CDJで初めて生で見て今まで興味なかったけど気になって。
リクエストする前に自分でまとめサイト検索も出来ないのか
>>409 地味にまとめサイトにはないが、このスレに投下されてるからスレ内検索
>>395 、
>>408 乙
言われてみれば確かにジャニのレビューは珍しい
EXILEも売れてるわりにレビューがないよね
斎藤和義/I v Me(vはハートマークです) 1.I LOVE ME ★★★ 16ビートのマイナーでクールな雰囲気の曲。 シンセが目立つ、いかにも一人多重録音って感じの音作りが引っ掛かる。「お疲れ様の国」に入ってるライブ版のほうが好き。 2.どしゃぶりジョナサン ★★☆ エコーをかけた(?)バシャバシャしたドラムが印象的な3拍子曲。歌い上げたり裏声を出したり、ボーカルが頑張ってるがいかんせん地味。 3.愛に来て★★★★ ジョージハリスンを連想させるマイルドなポップソング。メロディも構成もコンパクトで、そのへんもビートルズ的。 個人的に斎藤和義に求めてるサウンドに近くお気に入りの曲。 4.あぁ半年★★★☆ 重々しくけだるいロック。 名言「桜井くんは愛してるっていいすぎ」を残した人だけあり、付き合ってからの時間や将来の不確かさと言ったものを、直接書かず、「あぁ半年」というフレーズに託す。美学優先。良かれあしかれこういう姿勢が息の長い活動に繋がっているのだろう。 5.男節★★☆ でもこれは引くw 一本調子なリズム・コードのアコギのみで弾き語り延々6分半。ボブディランが好きなのは伝わってくる。 ディランはボーカルも歌詞も濃いが、せっちゃんはどっちかといえばストレートな歌いかたなので、さすがに飽きる。 6.新宿ララバイ★★★☆ 打って変わって作りこんだ感じのオシャレ系な音作り。斎藤和義は時々女言葉の歌詞を使うが、今回はそれが曲調にマッチしているかと。 7.バカにすんなよ!★★★☆ 佳作の多い、トーキングブルース風な曲。スライドギターも入ってますますブルース。 男節と同様弾き語り調だが、勢いある演奏で退屈さは感じない。 歌詞は社会諷刺だが、妙に庶民的なせいでいい具合に毒気が抜けてる。 「その機種はもう古い/それには対応してません/修理するにも/もうその部品はございません」
8.虹★★★ ハードでノリノリのロック。「踊り切ろうぜBaby」とか言ってる。 リズムが「悪魔を憐れむ歌」に似てると思ったら途中でコーラスもそれっぽくなる。楽曲の元ネタを隠せないところは民生と似ている。リスペクトがそうさせるんだろうが、アマチュア臭くもある。でも俺そういうの嫌いじゃないぜ。 9.トレモロ★★☆ トレモロを効かせたアルペジオで綴る甘いバラード。 ツボにはまるか、気付いたら聞き流しているか、二つに一つな感じ。 10.嫌いになれない★★★☆ ミディアムテンポのバラード。ドラムが結構強調され、大袈裟に甘くしないアレンジが好み。斎藤和義はこのような中道の曲と、バリバリにハードor甘々に耽美的な極端な曲のどちらかによっていて、「ほどよくベタ」なラインがない。 11.かすみ草★★★★ 男節と同様に弾き語り曲。てか弾き語り多いな。 今回は退屈さはない。楽曲を構成しようという意思が感じられるというか。 歌詞もメロディも良好で、佳曲かと。 12.Swing ノリノリだが古臭いロックンロール(ロールがつく)ノリ。ドラムで「おまえの胸を揺らしたい」ベースで「おまえの腰をくねらせたい」ギターは「突き刺したい」。そんなベタベタな曲。ただし間奏からの流れは考えてある気がする。 歌詞に登場するのはドラム、ベース、ギターだが、ハーモニカがカッコいい。 総評.★★★ シンガーソングライター斎藤和義の、オリジナルでは最新のアルバム。 前作はバンドのメンツを固定して作られていたが、今作は一人多重録音。 斎藤和義の得意な曲調が大体そろっており、弾き語りが多いわりに違和感はなかった。 まとまっていて、ファンには好かれそうなアルバム。キャッチーな曲が少なく初心者むきではなさそう。 携帯で書いてみたけど読みにくいかも。
>>408 乙!
久しぶりに聞いたがGravity は今聞いても名曲だった。
>>414 乙!
桜井君www
>>408 乙。LUNA SEAはオリジナルアルバムでこそ輝くと思う。
シングルでも「Gravity」や「END OF SORROW」といった名曲もあるけど...。
>>414 乙。実はこの人はポンキッキーズのアレか
平川地のプロデューサーってイメージが強いなぁ。
けど、流石に「桜井君」には吹かせてもらったww
>114 乙! I LOVE MEはライヴで聞くとカッコイイのにやっぱりCDだとイマイチだよなー
桜井君って誰よ?
>>418 ミスチル
歌うたいのバラッドをカバーした
ところでまとめ人の方はどこへいってしまったんだろうか・・・ そろそろ更新が半年分に・・・
イエモンのレビューが一つもないんだな
Operation Overload 7 / move 01. sweet vibration ★★★☆ 明るく、キラキラしたサウンド満載の9thシングル。yuriもこのヴォーカルでは キラキラしたヴォーカルを要求されたとか。 歌詞はmotsuがライブツアー(クラブサーキットだったかな?)で感じた オーディエンスからのバイブレーションからインスパイアされたと語ったとおり、 ライブでの盛り上がりを想定した躍動感を感じる。 肝心のサウンドは80年代のサウンドを取り込みつつも、常にキラキラしている。 なんというか...表現が古いが、egg系少女が愛用しているデコ携帯をすこし ダサくしたようなサウンドといえば伝わる...と、いいなぁ。 まぁ、オープニングトラックとしては悪い出来ではない。 02. Gamble Rumble ★★★★☆ 誰もが知っている和製ユーロビート。そして、今もmove(現m.o.v.e)のパブリック イメージもユーロビートだったりする。実際は全然違うのだが。 楽曲は日本人好みのハデなサウンドに最後までテンションの下がらないメロディと ラップがたまらない、当時のパラパラ全盛期から見たら最高のキラーチューン。 8年経過した今、こうして聴くと暑苦しいトラックだと実感。 03. PLANET☆ROCK ★★★★ で、その暑苦しいユーロビートにハイエナジーを混ぜるとあーら不・思・議☆ ポップなユーロダンスポップが完成。耳にも優しいのでヘッドフォン派は安心。 メロディも比較的易しく、アレンジもポップではじけた良曲。 なお、ここでもmotsuのラップは暑苦しいままであったりするのだが、 途中のラップでなぜかかかる「moooooooooooooooove」のエコーに注意w
04. Extasy -in my dream- ★★★ 妖しげなSEとベースラインに導かれ、yuriの妖艶なヴォーカルが心地よい ダンスポップ。サウンドが若干、ゴアトランスっぽいのは気のせいか。 が、途中からmotsuがノイズのようにせわしく動くラップを披露。 なぜかE-ROTICとケミカルブラザーズが頭をよぎった。 05. MUGEN ★★ クラブフロアを意識した歌詞とアレンジが渋いミドルチューン。 ディープハウスのような沈んでゆくアレンジは悪くないのだが、地味。 DJならツナギに使うかどうかですら迷うトラックだろう。 06. stay with me.. ★★☆ 彼らにしては珍しい正統派ハウス。このアレンジならB面だとありかな。 ただし、メインに出すにはどうも花がない。アレンジではなく、メロディのせい。 聴いているうちに、この曲のメロディは盛り上がりにくいことがわかる。 このバージョンを聴くなら、シングル「SUPER SONIC DANCE」に収録されている リミックスバージョンを聞くことを強くオススメする。 初のyuriラップは...まぁ、脱力さが売りだからしょうがないけど、棒はやめい。 07. gimme3 ★★★ (ある意味★★★★★) 恐ろしいまでに脳筋化した音と歌詞を携えて、ズッコケさせようとしてるとしか思えない 脱力系のヴォーカルが一気に襲い掛かる、いろんな意味で強力なトラック。 これは頭で考えて聴いてはいけない。ことばをひらがなにしてきくべききょくだ。 なお、一歩間違えたら今のハロプロになる危うさもウリだったりする。
08. destiny ★★★★ なぜか馬と荒野で始まるユーロビート。ウエスタンユーロでも作りたかったのだろうか。 てことで、ようやく登場した10thシングルのC/Wの一つ。 こちらもなかなかに暑苦しいトラックだが、時々、銃声が飛び交うから煩いw yuriはそれでもマイペースに力を抜きすぎたヴォーカルで歌い上げている。 この女、実は肝が据わってるんじゃないだろうか。 09. LAZY CAT vs SILLY DOG ★★☆ 当時のmoveにしては珍しい脱力テクノチューン。歌詞は良かれと思って うぬぼれた行動を起こすポジティブバカ男と彼にうんざりしてるビッチが 交互に歌うというコントのような構成。曲も昔のテクノみたいなアレンジ。 この曲の楽しみ方は、身体を揺らして楽しむのではなく、聴きながら 歌詞をバリボリ悔いながら雑談しながら聴くのが正しいのだろう...多分。 実際、こんなカップルはごまんといるだろうな。 10. A Rule Between You & Me ★★★☆ この頃は毎回恒例となっていたバラード枠はなんと正統派。何があった、move!? 既にバラードのネタが尽きたのか!? さて、曲は既に別れ、友人となった男女を描いたバラード。 ラップがなければELTでも書きそうだが、持田にこういう儚い世界を 歌い上げることができるかと言ったら、疑問符が付いてしまう。 motsuのラップも上手く一歩引いていて好感が持てるのだが... アレンジがどうも中途半端。もうちょっとシンプルにするか、ハデにしてほしい。
11. Operation Overload 7 ★★ イメージはズバリ「スパイ映画」。あ、だから曲の頭文字を取ると007なのか。 はっきり言ってお遊び曲。なんだか、m-floがやってそうな曲。 こういう曲をmoveでやる意味があるのかといわれると...無いような。 ゲストにVerbalを呼んだら、カオスになりそうな予感。是非呼べw 12. strike on ★★★★ タイアップ先(というより運命の相手?)にふさわしい、激アツユーロ。 (こうして書くと、なんだかパチンコの煽り文句みたいだな) 出だしはシリアスなのだが、サビで一気に明るくなるのは新鮮。 テンションを上げるにはちょうどいいトラック。 yuriも当時としてはよくがんばったと思う。 ただし、運転中に聴くと、アクセルを踏み込む可能性があるので注意。 13. weeds ★★★☆ 重苦しい空気を纏ったシューゲイザー系バラード。 なんだか、メロディーラインがビーイング系にありそうな感じだな(特にサビ)。 重そうなドラムとシンセが程よく気だるさを表現できていると思う。 ラップも緩急が付いていていい出来。だが、ここでのyuriは合わないなぁ。 元々、シャウト系ヴォーカルを苦手としてるからやむを得ないとはいえ、 もう少し叫ばせてもよかったのではないだろうか。 14. SPRING BREEZE ★★★★ 春先にふさわしい、力強いロックチューン。マイナーチューンながらも ユーロビートに負けない勢いを感じる良曲。 曲の流れとしては最高で、ここで沈んだ気持ちを吹き飛ばせるから好感触。 ギターレスながらも、ロック色を強めることが出来たのはt-kimuraが 元々、ニューウェーブで育ったからだろうなと推測。 出来れば、生ベースで聴いてみたいところだが...予算の都合で無理か?
15. destiny (original version) ★★ 実は原曲があった8曲目。思いっきり音が80'sテクノポップ。 うーん、こ、これはダサイ! 悪いがこれはユーロにして正解。 せっかくのメロディがこのアレンジで死んでいる。 てか、初回盤のみとはいえ、なんでこれを収録したんだろう...。 総評 ★★★☆ move(現m.o.v.e)3枚目のオリジナルアルバム。 2曲目でついに世間に認知され、今でもユーロビートのイメージが付きまとう ユニットのアルバムも、この曲で2度目のオリコントップ10入り。 流石にユニット名どおり、様々な楽曲がちりばめられており、まだ散漫な印象が 強いのだが、一つのカラーに纏め上げようとする努力が見られる。 当時はダンスミュージックに縛られているため、後のアルバムに見られる HR/HM要素は見られないのだが、ロックの香りはところどころに忍ばせているので 今後の成長を期待させる何かがあったのかもしれない。 ただ、初回盤のみとはいえ15曲目は明らかに不要。 どうせやるなら、リミキサーを呼んで大胆なリミックスをさせるべきだった。
>>421 なければ自分で作ればいいじゃない!
クラブ系も少ないよね(´・ω・`)
乙乙 クラブ系は曲単位でレビューしても仕方ないところもあるしなあ
サカナクションと相対性理論のニューアルバムの評価が見てみたい…
倖田の新しいアルバムのレビュー読みたい テレビで見たら久々にかっこよかった
倖田とか、そういったメジャーどころを期待してた 人の声に答えられなくてごめん。 愛と海と音楽と / ロケットマン 01. 〜introduction〜 なぜか楠田枝里子のナレーション。FNS歌謡祭にでも出るつもりか? 02. SWEET SUMMER SONG ★★☆ 甲斐名都がヴォーカルを勤めるハウス。能天気なラウンジハウスにノって、 甲斐が愛らしいヴォーカルを披露。まぁ、悪くは無いんだが... もうちょっと捻ってもよかったと思うぞ。裏打ちシンセを入れるとか。 せっかく、スティールドラムを突っ込んでるんだから、ソレを活かさないと。 あと、ハウス=ピアノとでも思ってるのか、裏でピアノもなってるがうざい。 03. 過去はいらない ★★★ ふかわヴォーカル。お前は歌うなw 何とか奥に引っ込ませて目立たせないようにしているのだが...。 さて、肝心のサウンドはこちらはオードソックスな作りになっている。 オードソックスなだけで、これと言って光るものはない。 ふかわのピアノもラウンジハウスにありがちなコードをなぞってるだけの バッキングのみなのが非常に惜しい。こいつは弾ける方なんだから、 もう少しテクニカルにしてもよかったんじゃないか?
04. いつもの朝 ★★ 小西プロデュース時代を彷彿とする音使いをするラウンジミュージック。 ここでゲストヴォーカルとして一十三十一が登場。 予想通り、リラックスしたムードのヴォーカルが横たわる。 この曲で小西のようなセンスの良さがないことがバレてしまうw どうも音選びが無難。小西のように、コッソリと実験的な要素をぶっこんでいない。 これではサンセットミュージックならぬ日出でぬ音楽。 05. SEASIDE STORY ★★★ 元Cymbalsの土岐麻子を迎えたサンバ。 2曲目もそうだが、この曲でも外部アレンジャーがアレンジを手がけており、 4曲目に比べたら大分プロっぽい。が、ここでもあまりセンスを感じない。 どうせならリズム隊をもう少し暴れさせるなりした方が映えるのだが、 終始、ヴォーカルを引き立たせることに専念しているのがもったいない。 06. 〜interlude〜 波の音。以上。 07. 雲は流れて ★★★☆ だから、ふかわ。お前は歌うなw てことで、ふかわお手製のラウンジハウス。 流石にこの頃には手馴れてきたのか、軽快なハウスを鳴らしてくれる。 だが、ふかわはヴォーカリストとしてはあまり良い素材ではない...。 カラオケにしか聞こえない。頼むからプロを連れて来い、プロを。 音も手堅い音しか使っていないのだが、アレンジし始めにしては上出来。
08. misty ★★ 元オフコースの鈴木康博が参加したラウンジハウス。 随分と落ち着いた曲調だが、これは鈴木の年齢を考えたんだろうな。 そんなもん考慮するな。一気に老けてるぞ、ここだけ。 アレンジが地味なせいで、ものすごく退屈。 地味は地味でも、これは悪い意味での地味だからたちが悪い。 09. さよならの唄 ★★☆ 興梠マリをヴォーカルに迎えたヒップホップトラック。 どう考えてもヴォーカルがなければ普通以下。 逆に言えば個性的な興梠のヴォーカルが光るトラックと言える。 10. 悲しみのむこう ★★★ 平松愛理をヴォーカルに迎えたラウンジトラック。 こちらも外部アレンジャーを起用しているため、ふかわ以上に音の作りがしっかりしてる。 ただ、アレンジと平松のヴォーカルがマッチしてはいるのだが、 せっかく平松を起用しているのだから、こんな平坦なメロディーを歌わせるのは 至極もったいないように思える。やはりふかわではこれが限界か。 11. ending また楠田の司会。だから、FNS(ry 12. I wanna feel your love&voice〜声をきかせて〜 ★★ で、エンディング曲。最後まで保守的過ぎるハウス。 初のセルフプロデュースだけにビビっていたのかもしれないが... もっと冒険しても良かったんじゃないか?
総評 ★★☆ ふかわりょうがロケットマン名義でリリースし、セルフプロデュースに切り替えた 3rdアルバム。これまでタッグを組んでいた小西のセンスを全く盗めていないため、 えらく保守的で地味なアルバムに仕上がってしまった。 小西と組んでいたときと同じくらい、いや、それ以上にシュールになっても 良かったんじゃないかと思えるほどに地味。 楠田のMCもFNS歌謡祭みたいで全くアルバム合わない。 次回作では幾分マシにはなっているが、これではDJを任せていいか不安になる。 ヴォーカルも選び方はいいんだが、活かしきれていないのがほとんど。 今後、DJとして活動するなら、もっといろんな音楽を聴いた方がいいだろう。 てことで、楠田の音声が欲しい人は買え。
>>434 乙。楠田もふかわも嫌いだがそこそこ好きなシンガーが参加してるぜどうしよう
>>434 乙 ロケットマン興味あったから嬉しい
確かにふかわは良いんだけど地味だよな
アイドルをプロデュースするらしいがそんな能力があるとはとても…
まとめになかったので。耳も良くないし語彙力も悲惨なので空気だけでも感じていただければ幸いです。 MADE IN TWENTY(20) / BoA 1. Lady Galaxy ★★★ BLACK EYED PEASのMy Humpsを元に色んな流行(米国の)をぶち込んだ様な ヘンテコ未来チッククランク調ダンスナンバー。転調部分がカッコいい。 2. 七色の明日〜brand new beat〜 ★★★☆ 軽めのトラックに簡単な英語フレーズを多用したまさにJ-POPなナンバー。 ここまで可愛い系のはかなり久しぶりな気がする。トラックに合わせたボーカルも◎ 3. Winter Love ★★☆ 昔別れた相手に執着する演歌みたいなバラード。(演歌の勝手なイメージです。すみません) サビ頭のツンとした空気はいい。でも歌詞がちょっと恐い。 「何もすることないから 笑顔の写真くちづけた」 4. STILL. ★★ CHEMISTRYのIt take twoみたいなミディアムナンバー。 サビを聞くとどうしてもケミが浮かんでしまう。 5. SO REAL ★★★★☆ お得意のアップチューンでも、デビュー時のMax Martin的なアプローチではなく 20歳という年齢にすり合わせてきたかっこいい佳曲。アルバム中では比較的母国で打ち出してるイメージに近い。 ただヘンな歌詞は健在(悪いというわけではない)。 「生まれた日 思い出そう 一生懸命だったじゃない けっこう頑張ってたじゃない」 6. KEY OF HEART ★★★ やや人工的だがゆったりとした広がりを感じさせるナンバー。13曲目と入れ替えても違和感なし。
7. OUR LOVE〜to my parents〜 ★★★☆ BoAが単独で作詞をし、両親に宛てた感謝のバラード。悪いといえる訳がないじゃないですか。 「いつかは私も あなたの立場で つらい気持ちを感じるのかな?」 8. no more make me sick ★★★☆ BoAが作詞、作曲に携わったシックでメロディアスな一曲。オリエンタルなアレンジが麗しい。 9. Revolution-CODE:1986-1105 Feat.RAH-D ★★★☆ 男くさいラップが乗るハードめのナンバー。こういったラッパーさんと組むのは初めてなので新鮮に聞ける。 タイトルの数字は生年月日。 10. Your Color ★★★ 乾きめのトラックに鼻声が乗るバラード。3曲目よりいい。 11. Prayer ★★★ はねるリズムに恋に落ちるその瞬間を当てはめた可愛いダンスナンバー。 2曲目に近い。作曲者の一人であるJUNKOOは中島美嘉のLIFEを手がけた方。 12. Candle Lights ★★ 前曲と同じ作曲メンバー。特に言うことがありません… メロディーに既視感があるぐらいです。 13. Gracious Days ★★★ ピースフルなミディアムナンバーで本編は終了。ベタベタでいい曲です。 似たような歌詞を安室も歌ってた気がする。 「傷つけあうことで ぶつかりあうことで 確かめあうことは もうやめにしようよ」 14. LAST CHRISTMAS ★ ”ただ歌いました”って感じでいまいちなボートラで〆。
総評:★★☆ ★★★付近が多い様に”普通”なアルバム。デビューから安定しまくり。 ただ”洋楽ポップスの日本語版”をやるのが彼女だと思うので、年齢に合わせようと従来の持ち味である Britney, nsyncのようなMax Martin的ダンスナンバーを消してしまったのが残念。 あれが最大の武器だったと思うので。総評が★★☆なのはそのためです。
>>439 乙
Britneyも音楽性は変わっていったし、年齢を重ねていくうちに変わるのも仕方ないけど
自分はMax Martinの曲が大好きなので同感ですw
>>421 新にも旧にも大量にあるけど
ア行じゃなくてサ行な
ふりぃ/阿部真央 1.ふりぃ ★★★ 東京事変のデビューシングルをリンドーバーグみたいなビート系アレンジで仕上げ直したような印象の曲。詞曲ともストレート。 アレンジが妙に甘口なため今作中では浮いている。ギターソロは王道というか保守的すぎる感じ。楽曲にひねりを期待すると肩透かしを喰うかもしれないが、 歌は大胆に起伏をつけており、かなりインパクトがある。ひたすら「今」にこだわる詞も、等身大の10代らしさが出ている。 2.人見知りの唄 ★★★ 広い音域を動き回るサビメロが印象的なアップテンポの曲。妙に元気がいいので、人見知りって感じがしないのが違和感あるものの、 詞は余計なひねりや洒落っ気のないストレートな出来。まさに10代。おおよその傾向では10代の頃は直球すぎる表現に照れが出て、 奇抜な比喩や、辞書から引っ張ってきた英単語など、パッと見では意味が伝わらないような表現方法でワンクッション置く人が多い印象なのだが、 彼女にとってその手の装飾は回り道でしかないのかも。演奏面ではサビの思い切ったブレイクが面白いが、全般的にはベタ。 3.MY BABY ★★★ 甘い声で歌うポップな1曲。初回のAメロはなかなかいびつなメロ展開。丁度メロディが無茶するあたりからパーカッションが入ってくるのだが、 これがアコギとの絡みでピースフルなマンボテイストを醸し出している。悪くない曲だが、まったりしたいんだか元気にしたいんだか半端なアレンジと 夜の営みを描いた詞との噛み合いが悪い気が。 4.キレイな唄 ★★★ アコギやストリングスが爽やかだが、ブレイクを多用気味のアレンジが何だかもたれるポップな曲。曲名に反して実は…という裏切りもなく、 まさにタイトル通りのよどみない詞の歌。こうまで曲名がバカ正直だと格好悪い気もするが、10代なので無理に背伸びをするよりも このほうが正しいとも思える。逆に彼女は、例えばロキノン系のバンドに「どういう意味のバンド名なんですか?」と真っ直ぐな瞳で訊いたり、 有名なヒット曲に「絶え間なく注ぐ愛の名を永遠と呼ぶことが出来ないと、愛しさの意味を知ることができないんですか?」と問い返す権利があるのでは。 雰囲気に誤魔化されたり、時代に巻かれたりしない芯の強さを感じる人ではある。
5.デッドライン ★★★★ アコギ弾き語りとは思えない迫力で圧倒してくるブチギレ拒絶ソング。アコギの演奏が無骨で、抑えが効かない感じなのが変だが、 それでも無難にポップなアレンジを施されたここまでの曲に比べれば彼女の魅力がより良く出てる気がする。 サビの激情な歌いぶりはドスが効きすぎていて、いわゆる売れ線からは遠い。この段階でも思い切りが良くて気持ちいいが、終盤の「触らないで」で さらに爆発。エクスクラメーションマーク幾つ付いてんだってくらいの絶叫。きちんと歌詞に表記したら「触らないで!!!!!!」くらいにはなる。 相当悔しい時のべジータといった感じ。 6.Don't leave me ★★★★ 前曲との対比で非常に優しい雰囲気に感じるピアノ弾き語りバラード。男視点で、女友達に恋をしたものの言い出せないまま別れを迎える内容の歌。 前曲とは設定が違うが、曲順の妙で、前曲で拒絶された男が惨めな未練を口にしているようにも聞こえる。 彼女は1曲の中でメリハリをつけてドラマを仕立てる印象が強いが、この2曲では曲通してそれぞれ剛と柔を貫いて、セットでの魅力を生み出してる気がする。 三連が見え隠れする歌メロのリズムがバンプっぽい。歌い方も何か似てる。 7.コトバ ★★★★ 古き良き歌謡曲の要素と最近の洋女性シンガーソングライターのテイストを足したような曲。結果的には演奏がやや地味な天野月子といった感じに。 詞は相変わらず思わせぶりがなく、真っ直ぐ。曲の盛り上がりのピークと詞の重要ポイントとを一致させるのが上手く、 「それは逃げじゃないか」というメッセージが強く残る。彼女の詞は遊びがなさ過ぎる気もするが、その分当たり前の言葉を説得力をもって聞かせることには 長けている印象。いわゆる正統派。 8.want you DARLING ★★ 節々で舌足らずなロリ声を挟んだりもするが、今ひとつ可愛くなり切らない感じのアッパーな曲。なんか半端に懐かしいパンキッシュなキメが多かったり、 ギターのフレーズがありがちすぎたりで、特に強みのない曲。メロディアスと言えば言えなくもないが、コード進行が素直すぎることと、 各メロの繋ぎで一旦メロディを切る作りであることが災って、通して聴いた時のインパクトが薄い印象。
9.17歳の唄 ★★★★ ストレートな詞を感情の起伏たっぷりに歌う、彼女得意のスタイルの曲。「大人になれば強くなれるの?」という、近年あまり聞かないような 17歳らしい健全な疑問をぶつけてくる。理屈をこねてもっともらしい外面を形成しようとしない潔さが気持ちいい。やっぱりキャラというのは 作るものじゃなくて自然と出るものなのかも。歌の情感のピークもきちんと詞のメッセージ性の強いところに持ってきている。正しく青臭い曲。 ラストのドラムがちょっと淡白。今作全般で演奏は大人しめなのだが、歌に力がある人なんだからバックももっと前に出てよかった気が。 10.情けない男の唄 ★★ もののふの魂を感じるほど男らしい彼女が、ついに一人称「俺」で歌うギター弾き語り曲。ギターはやっぱり無愛想。 彼女の男らしさは俺っ娘としてはトップレベルなのだが、全然情けなくないので、彼女らしくもなく曲名と相反してしまっている。 詞のほうもまだまだ情けなさが足りない。彼女が思う以上に男は情けないと思う。そもそも「私、人見知りなんです!」と声高に歌っちゃうほど サッパリしてる彼女に、ダメ男を演じるのは無理かも。
総評 ★★★ 全ての詞曲を手掛ける19歳のシンガーソングライター、阿部真央の1st。 歌についてはパワフルで伸びのある声、切なげな声、10代らしいキュートな声などを使い分けて表情豊かに構成しており、既に年齢相応以上の実力がある。 色々な歌い手からの影響を感じるが、ともすれば元ネタの人を上回る技量で、きっちり自分のものにしている印象。 詞は良くも悪くも直球。ひねりは全く無いが、説明しすぎという程くどくもなく、曲に上手く乗っている印象。曲名のセンスも無いが、 そもそも意味以上にセンスの良さを重視して曲名を付ける人のほうが彼女にとっては不思議なのでは、という気がする。 メッセージがストレートなので、アレンジ面でも特にフワフワピコピコしてる訳ではなく、サイケなギターがうなってる訳でもない。普通。 半端なアレンジの曲より、シンプルな弾き語りのほうが良いような気も。楽曲の作りは最近の洋邦のロック系女性シンガーソングライターの中間点という感じで、 悪くはないが決め手もない。メロディを徹底的に練るタイプでも、シンプルでコンパクトな形にまとめるタイプでもない。その間くらい。 しかし年齢を考えれば充分なレベルだし、今後に期待できるのでは。曲数も丁度よく、一貫して歌の存在感が光る直線的な1枚。 10代離れした機知に富む歌詞を期待する人や、実験的な音が好きな人には不向き。
>>445 乙。
レコード会社がやたらプッシュしてたり、ちょっと気になってたアーティストだったんでじっくり読ませてもらいました。
>>445 乙。1曲目の印象しかないが意外と激しいばっかりじゃないのかw
ハイファイ新書/相対性理論
1.テレ東 ★★
けだるいギターが印象的なオープニングナンバー。
ボーカルが入ってからのギターのディレイが気持ち悪めで浮遊した感覚を与える。
曲の表情の変化が乏しいので4分は長い。メロディパターンが2つしかないのがつらい。
音程を探るようにとるやくしまるの歌い方もあまりよくない。
2.地獄先生 ★★★★
イントロからどこかズレた印象を与えるリフがいい感じ。
Aメロのフレーズの終わりを短く切ることで実際のテンポよりも早い感じを与える。
サビのウィスパーぶりは作り声ミエミエだが、このくらいやってくれた方が痛快。
ドラムの影がめちゃめちゃ薄い。ほとんどクラッシュシンバルを打ってないからか。
3.ふしぎデカルト ★★
いきなり加工されたボイスに驚く。
基本的に一曲でのテンポのとり方がかわらない楽曲が並ぶ中、サビでエフェクトをガラっと変えて倍テンポにするのはいい試みか。
ただ、他のメロディがベタなうえ古くさく、編曲におもしろさがないのが致命的。
CメロにはPOLYSICS辺りと同じセンスを感じる詞が。
4.四角革命 ★★★★ GOING UNDER GROUND臭いオープニングから相対性理論お得意のぼんやりしたリフに入る。 いきなり8ビートに移行し、独特のリズム感なAメロに。 ドラムの仕切り直しハイハットが気持ちいい歯切れの良さを生んでいる。 サビは例によって残響感タップリなギターが、裏打ちハットの邪魔をするのが残念。 ボーカルの機械的かつたどたどしいサビの歌い方が、"四角革命"のかっちりした韻とマッチしている。 サビの転調はごり押しだがこれも味ってことで。 5.品川ナンバー ★★☆ 80年代ディスコ系な曲。ハンドクラップの音のチャチさが異常。 正確にはディスコチューンをバンドで解釈した感じ。シンセはだいぶ入ってるが。 全般にベースがノリノリで世界観にはまっている。リズミカルに打ち込みっぽさを再現。 しかし他に聴きどころがあるかというと微妙。 ギターは動いてる割に存在感ないし。 メロディはレンジのダサダサ系の曲とAira Mitsukiを足して2で割った感じ。 6.学級崩壊 ★☆ 入りのメロディラインが面白い。いきなり減速するイメージ。 だがこれ以降はダラダラ進み、悪いときの相対性理論っぽさが出ている。 せっかくのAメロも2番ではただの8ビートになってしまうし。 ドラムは何とかしようとハイハット3連を組み込んだりしているがやはり目立たない。
7.さわやか会社員 ★★★★★ イントロこそかったるめだが、ギターソロが入るとそうも言っていられなくなるインパクト強めな曲。 ターンターンタッというリズム(「世界に一つだけの花」のサビのアレ)が予想以上のグルーブ感。今までほとんど付点音符がないだけに、隠し玉な扱い。 ボサノバ風の味付けが為され、各パートアイデアを惜しまずに4分間突き抜ける。 メロディアスなギターやゴーストノート満載のドラムや、何故他の曲に使わない!といいたくなる流れ満載。 ラストの転調もバカっぽくて素敵。 比べる対象として適当か分からないが、バンアパの当たり曲辺りとクオリティ的には近い。 8.ルネサンス ★★ ベボベの「LOVE MATHEMATICS」とは逆で、数学に恋しちゃった感じの曲。出オチ。 歌詞のクオリティを加味してこの点数か。 こういうセンスは珍しい。ネタ歌詞+音感重視。 9.バーモント・キッス ★ 無表情なシンセが徹底的にうざったい。ただのコードバッキングならいいが、全音やら半音やらでぶつかる和音ばっかり。 しかも入ってくる打楽器がコンガ+鈴。ドキュメンタリー番組に合わせるために30分くらいででっち上げたBGM並。どことなく宗教っぽい。
総評 ★★☆ 気付いたら人気沸騰していた相対性理論のアルバム。 よくチャットと比べられるが全く別。こっちはロキノンぽさも少ない。 前作のレビュー書いてた人の中にもあったが、スロー〜ミドルテンポの曲がいまいち。 基本的に一曲で使うのはせいぜいBメロまでな彼ら、しかも全部作り込みが浅い。 メロディメイクにはまだまだ改善の余地が見られるか。 また、バックのギター・ドラムに予想以上に引き出しが少なく、似た味の曲ばかり。これは初期アジカンにも見られたが、相対性理論はどう切り抜けるか。 Vo.やくしまるの歌のヘタさはむしろプラス要素。これで並のシンガーとかでも困るし。 やくしまるの声質に合う曲をいかに作っていくか。今後の活動が楽しみ。 個人的にはかなり好きだけど冷静になるとこんな感じかな…。テレ東とかのユルさがいい。
>>445 >>451 乙。まるで逆のタイプの女性ボーカル同士だなw
阿部真央はよくCMで観るから気になってた
相対性理論は今作だと演奏力の低さが特に目立つな、歌詞とボーカルだけじゃ限界が……
メロディは恐らくずっとこんな感じだし、一発屋で終わるか後に化けるか
>>445 ,
>>451 乙。こんな風にタイプの違う音楽性の同ジャンルバンドがぶつかると
ソレはソレで面白いな。ずっと昔に会ったイギリスみたいで。
で、こちらは空気読まずに古いアルバムでも...。
ON / BOOM BOOM SATELLITES
01. Kick It Out ★★★★☆
ガムのCMに起用された四つ打ちロック。まさかのディスコパンク調に
当時は驚かされた記憶がある。これまではジャズっぽかったり、
ビッグビートを基調としていたからなぁ。
終始、横ノリのビートが支配する楽曲はBBSという観点では新機軸であり、
音も当時、ブームだった80年代ディスコ、ニューウェーブのカラーを取り込んだ
王道かつ新機軸のロックであることがすぐにわかる。
この感覚は海外でも活動しているバンドならではの発想だろう。
02. 9 Doors Empire ★★★
前作の香りを残し、疾走するロック。リズムパターンとか、コーラスの重ね具合、
疾走の仕方が前作の名残を感じるが、音は今作に合わせている。
ただ、ギターが思ったより暴れていないので、少々物足りないと思った。
最低でもシンセとドラムは暴れているんだけどねぇ。
03. Girl ★★★☆ ルーズな空気を纏ったミドルチューン。ベースは四つ打ち。 さっきまでイキイキしていたシンセも、ここではB-BOY並にルーズに。 それでもヴォーカルだけが声を張り上げているのも珍しい。 どうでもいいが、この曲が何故、デスノートのCMに使われたのだろうか。 ルーズさがLにピッタリだったんだろうか。 04. id ★★★ 不穏なノイズを出してから、一気に疾走したり止まったりするプログレ系ニューウェーブ。 もしかしたらカオティックロックって言った方が正しいかもしれない。 だって、暴走はしているんだけど、ドラムもどっか知性的な要素もあるし、 打ち込みも本能的にやったにしては妙に計算している箇所も見受けられる。 どうも、本当の人間の自己と同じで不安定な感じがする。 川島のヴォーカルも妙に綺麗なので、余計にそう感じる。 05. Play ★★★★ そして、流れるようにドラムンベースに突入。とはいっても ドラムは生ドラムをベースにしているので、人力ドラムンと言った方がいいかも。 こういう系統の曲を聴くと、3rdアルバムの頃を思い出してしまう。 CD音源でもかなりの迫力だから、ライブ音源はより強烈だと予想。 06. She's So High ★★★☆ このバンドにしては珍しいぐらいに壮大なイントロ。 よくもまぁ、トランス系のシンセとドラム、生ベースだけでこれだけ 壮大に表現できるよなぁ。ちゃんと音をわかってないとできんぞ、これは。 で、川島のヴォーカルとソウル系シンガーによるコーラスが より、この曲を壮大なものへと進化させてゆく。
07. Pill ★★★★ なぜか化粧品のCMのタイアップが付いた四つ打ち16ビートロック。 土臭さとファッション性は当時のイギリスを反映しているようで、 なんだかイギリスのダンスフロアかライブハウスにいるような感覚に陥る。 いつになく、ドラムもキックが太く、ギターの音も心地良い。 シンセが効果的に使われているのも好感触。 08. Generator ★★★ なぜか、イントロを聴くたびにアクションゲームを連想してしまうw それも、ファイナルファイトとか、そういった感じの。 初期の頃に戻ったかのようなリズムパターンを軸に、細かくサンプリングされた ギター音と今作では主役となるトランス系シンセが動き回るダンスチューン。 それにしても「Yeah」としか言わされていない川島、ノリノリである。 クラブで流したら、結構フロアで踊る人が多数出るんじゃないだろうか。 もちろん、ロック特有の熱さもこの曲は忘れていないのが嬉しいところ。 09. Beat It ★★★★ 再びルーズな空気を纏ったリズムが登場。...と、思いきや、 一昔前のポップロックを髣髴とさせるリズムパターンを打ち出してきた。 EUROPEの『FINAL COUNTDOWN』みたいな感じといえばおわかりだろう。 全体的な空気もあの当時を再現しているかのようで、逆に新鮮。 ただ、ヴォーカルが若干、Franz Ferdinandっぽいのが気になる。 10. Porcupine ★★★☆ アコギの音とノイズを組み合わせたインスト。 なんとも言えない、不思議な空気の曲。広義の意味でのアンビエント、かな。 こういうタイプの曲をBBSがやるとは思ってもみなかった。 最後のドラムが意味深。
11. Nothing ★★★★★ 突如、最近のロックにありそうなパンク色の強いニューウェーブが飛び出す。 ついに、彼らもパンク色を出すようになったのか。 メロディライン自体はSUM31やGreen Dayっぽいところがあり、 誕生に見えてさり気に知的な要素を含ませているのも似ている(特にGreen Day)。 ギターがあまり暴れていないのに、ちゃんとパンクだと認識できる技術はすごい。 川島のヴォーカルも渋みがあり、個人的には好みだったりする。 12. Loaded ★★★★★ ついに、本気で今作のキーワードと思われるトランス要素と前作のキーワードだった ゴスペルが真正面からぶつかってきた。ラストだからこそ出せるアンセム。 トランシーなシンセと重厚な音声、漂うようなドラムに脈打つかのようなベースが 一体となって楽曲を盛り上げてゆく。ラストの電子音が妙に懐かしい。 総評 ★★★★ BOOM BOOM SATELLITES、5枚目のアルバム。これまでの作品に比べて非常にポップ。 ポップなんだけど、ドラムを中心にロック特有の熱さは十分に持っており、 川島のヴォーカルも今回はポップ要素とロック要素、両方に加担できている。 バラードが無くても、バランスが保てていれば名作になるという好例なので、 是非とも最初はシャッフルせずに通して聴いてほしい。 ただ、少しでも打ち込み要素があるとイライラする人にはオススメできない。
457 :
名無しのエリー :2009/02/01(日) 01:59:04 ID:R6wpTHj60
MAY'Sかソニータイアップアニメのコンピをレビューするツワモノは... いないだろうなぁ。ソニータイアップアニメのコンピについては 時間を見つけて、レンタルするなりして聴こうかな。
初投稿です、需要ないのにすんません。 STACKED RUBBISH / the GazettE 1.ART DRAWN BY VOMIT 一般的なヴィジュアル系のイメージとはかけ離れたSE。 ライブではバンギャ達の力強い「オイ!」の掛け声が聞ける。 タイトルを訳すと「ゲロで描かれた絵」である。 2.AGONY ★★☆ ノリのいいドラムから始まるオープニングナンバー、いきなり入るフェイクに笑ってしまった(笑) スクラッチやラップなど、ヒップホップとロックの融合、賛否両論。 ヘドバンできるパートもあり、縦ノリのサビはライブで飛び跳ねたくなること請合い。
3.HYENA ★★★★★ オリコン3位を記録したシングル曲、前曲とのつなぎ方が良い。 へヴィー&スピーディーなリフ、シャウトで爆走する。 Aメロからがなり声とシャウト満載だが、サビは相変わらずメロディアス。 歌詞はジャニーズ批判やマスコミ批判などと言われている。 バンドでコピーするとものすごく楽しい曲。 4.BURIAL APPLICANT ★★★ どっしりとしたリフではじまるが、すぐに浮遊感のあるボーカルとクリーンギターが入る。 最初の直後に爆走しヘドバン必須だが、デスボイスが微妙。 「深く…二度とこの身に〜」からの右チャンのギターが良い。 5.ガンジスに紅い薔薇 ★★★ ピアノとカッティングが印象的な、ロカビリー臭もするシャッフル曲。 ベースソロ、ギターソロともかっこいいが、なんか飽きた。
6.REGRET ★★★ クランチサウンドで疾走し、ギターソロでは早引きも登場しツインリードがかっこいい。 メロディーは良いが、全体のインパクトに欠ける気が。オリコン9位。 7.CALM ENVY ★★★★ バラード曲、女性ボーカルも出てくる。 ギターソロなど演奏は熱くなる部分もあるし、良いメロディーだと思うが、どうもボーカルの盛り上がりに欠ける。 歌詞は好き。 8.SWALLOWTAIL ON THE DEATH VALLEY ★★★ 前曲に引き続きのっけから女性ボーカルが入ってくるが、こっちは頭悪そうなコーラス(笑) メロディアスで疾走感があり、何気にサビのドラムが良い。 コーラスやギターなど、まさにアメリカ・デスバレーを彷彿とさせるような雰囲気もある。 このタイトル絶対ディルの影響やろ(笑) 関係ないが原曲者の麗が「野外ライブが見える曲」と言っていたが、08年の野外ライブでは演奏されなかった。
9.MOB 136 BARS ★★☆ Slipknotから影響を受けたような暴れ系の曲で、シャウトとデスボイスのみだがあまり上手くないので微妙。 メロディアスなパートが入っていればもうちょっと好きになったかもしれない。 ギターはほぼヘビーなリフのユニゾンでソロもないが、テンポがかなり速いため正確に弾くのは難易度高め。 10.GENTLE LIE ★★★★★ ミディアムテンポで穏やかだが明るさのある曲。 この曲はなんといっても忙しく活躍する葵(左チャン)のギターが良い。 独特なルーズさ、エモーショナルなギターソロ、メロディアスなサビ、不倫と思われる歌詞などすべて個人的にツボ。 11.FILTH IN THE BEAUTY ★★★★☆ シングル曲だが、かなりヘビーでメロディアス。オリコン5位。 始まりは女性ボーカルが入りR&Bテイストだが、すぐにヘビーリフで攻めてくる。 ボーカルが登場するとアコギがラテンな雰囲気を作り出す。 サビではいつも通りメロディアスになり、女性ボーカルが良い味を出している。 ガゼットお得意のメロディアス&ヘビーサウンドと、R&Bテイストの融合に成功している。
12.CIRCLE OF SWINDLER ★★★★ 9と同じく超高速テンポだが、こちらはパンク的なノリ。 全英詩でもあり、洋楽のようなメロディー。 リフやギターソロはかなり暴れているが、シンプルな展開でボーカルがクリーンなので全体的にすっきりしている。 エフェクティブなギターソロでは、珍しく葵が高速フレーズを弾いている(でもけっこう簡単)。 タイトルの和訳は「詐欺師の輪」で、内容はまあどっかの社長さんにFUCKしてるのだろう。 13.千鶴 ★☆ ラストはダークで重いバラード。 サビ手前のラップ調?のパートは好きだが、他の部分のフックが足りない。 今までで一番重い曲とメンバーは語っていたが、なんか中途半端。 14.PEOPLE ERROR ピアノのアウトロ。 総評 ★★★☆ ここ数年知名度が上がってきたヴィジュアル系バンド、ガゼットの3rdフルアルバム。 初期の頃からパクリパクリと散々言われ続け、Dir en greyのパクりが有名だが、ぶっちゃけパクっていると思う。 しかし、シングル曲をデイリー1位に叩き込んだり万単位の会場をソールドできるほどの人気があり、アンチも多いが今やヴィジュアル界のトップに。 その理由の一つに、他のヴィジュアル系バンドと比べて、メロディーの良さが頭一つ抜きん出ているからだろう。 ドロップBチューニングを駆使したヘビーな曲もウリ。 ヘビーの中にメロディアスさを混合させた曲、どちらか極端な曲など曲調は様々。 雑誌で「ロックに他のジャンルを混ぜることなんかに抵抗感はない」と語る通り、今作ではそれが特に顕著。 スクラッチや女性ボーカルなど、ルキ(Vo)の趣味が何曲かに反映されている。 今作もメロディが良い曲が多く好きな曲も多いが、アルバムとしては微妙なところ。 歌詞は全体を通して悲しい恋愛観や社会問題などまとまったカラーがあるが、曲は重い4・13、ロカビリー風シャッフルの5、ポップな6、妙に明るい8など幅広く統一感が無い。 個人的に今作のドラムの音がすごく好みだが、Gtが2人ともハムバッカーからシングルコイルのギターに変えた事により音が弱くなっている気がする。 ハムバッカーのまま音圧を高めて欲しかった。 それぞれの技術は悪くないしセンスもあると思うので、次のアルバムに期待。
>>453 乙です。BBSは中毒性がヤバいw
>>458 乙です。ガゼットはリズム隊は結構頑張ってると思う。
アンチがいるのは人気V系バンド、それに準ずるものの宿命でしょう。
ジャニ系がなかったので書きました。その中でも最近のグループをセレクト。
注意:別に誰が好きとかないですが、ジャニーズファンは見ないほうがよろしいかもしれません。
CDを聴いた感想を率直にぶっちゃけておりますから、一部メンバーを叩いていると思われても仕方ないです。
KAT-TUN V -QUEEN OF PIRATES- (初回限定版)
1. TABOO(本来の表記は"A"部分がターンA状態) ★★
無駄に壮大な出だしから始まるオープニングナンバー。ごめんなさい、バックの構成にしか耳が向かない。
終始一貫してタイトルを連想させる歌詞、曲調となっている。パイレーツなんです。
2. Keep the faith ★★★★
氷室京介提供の楽曲。シングルなので異様にバックバンドに力が入っている。Dr.はDEAD ENDの湊氏。
相変わらず才能爆発してるドラムを披露してくれる。詩も明らかにヒムロック節。
正直聴き所の七割は湊氏のドラムとヒムロック節な感は否めないが、中丸のHBBとメロが重なるのは好き。
"Sweety"とかハモリとか、赤西の独壇場。亀梨カワイソスw
3. AFFECTION 〜もう戻れない〜 ★☆ R&Bチックな一曲。KAT-TUNというかジャニーズが唄う必要性が全く感じられないジャンルなのだが このアルバムコンセプト的には全然あり。しかしやるならせめて赤西ソロでやったほうがいいと思う。 CDでこれならライブでは避けるべきでしょう。 4. HELL,NO ★★★★ メインは田中。最初から最後まで目立ちまくっているので彼のアンチは避けるべき。 シングル曲と比べやりたいことやらせてもらってる感がある。中丸のHBBもこのアルバム中一番。 この二人は他のジャニーズと差別化を図れる部分だから、シングルでも前に出て欲しいという願いを込めての評価。 5. DISTANCE ☆ なんじゃこりゃw メインボーカルが田口ってだけならともかく彼にバラードは混ぜるな危険。 上手い下手以前に合ってない。彼のファンには感涙ものだろうが、自分は一聴したら飛ばす。 6. MOTHER/FATHER ★★☆ メインボーカル上田の歌唱力は田口よりひどいのかもしれないが、雰囲気的には悪くない。 まったり系のナンバー。KAT-TUNよりNEWSや嵐の方が絶対合うが、こういう曲を真ん中辺に 持ってくるのはいい。 7. LIPS ★★★ シングル曲なので無駄にバックが凄い。そして完全にKAT-TUN無視の演奏をしてくれちゃってる。 バックバンドは最近のJ-ROCKシーンを超えてしまいそうな勢い。ジャニーズは金持ちですね。 しかしアイドル的なサビで合唱に不向きで、さらに赤西は変な方向に行く。最近の若手ロックバンドが やれば凄いっていわれるかも。これだけ褒めたけど、最初のキスが個人的に無理なので★一つ減らす。
8. 喜びの歌 ★★★ 「止まらねぇ〜!!」が印象的。HiBがジャニーズで出てくるとは時代は変わったもんだ。 タイアップのドラマのこともあり主役は田中、歌詞もドラマの内容に沿っている。 彼らにしてはあまり売れなかったようだが、曲展開も悪くないと思う。 9.「un-」 ★ ごめんサビがちょっと聴くに堪えない。なぜ高音バリバリのは大丈夫なのに普通のはダメダメなのか? バックサウンドのアレンジや赤西のハモリはまぁ悪くないが。曲調がKAT-TUNっぽくないけど こういうのをちゃんとこなせば、引き出しは増えるはず。ただ曲自体が平凡ともいえる。 10. OUR STORY 〜プロローグ〜 ★★☆ とにかくラスサビ一本勝負な感じを受ける。そこまでたどり着けるかが評価の分かれ目。 アレンジも含め、そういう系統の曲がダメな人はダメって曲。 11. 何年たっても ★☆ 中丸メインボーカルの曲。歌唱力的には赤西とツートップ組むべきなのは彼じゃないのか? HBBだけだと思っていたのに。編曲は岩田雅之氏。この曲のラップは普通のアイドルラップっぽい。 通常版ではラストナンバーとなっていて、初回限定版では箸休めの一曲といった感じ。 〜ここから初回限定版ボーナストラック〜 12. SHOT! ★★ 彼ららしい、ちょっと背伸びした大人っぽい曲になっている。最初はドラムをはじめとした ボーカル以外のとこだけ聴いていた。そこまで激しくないが癖がなく聴きやすい。 でもこの曲調ならHBBとラップをもっときちんと入れてもよかったんじゃないか? KAT-TUNは普通のアイドルソングじゃない曲の方が本領を発揮してる気がする。
13. 12 o'clock ★★★ 曲が始まる前に赤西、田中、中丸の三人のセッションがある。参加しているのは 赤西、ラップ要員の田中に「亀梨」の三人。中丸どこいった!? アルバム曲の中では 一番力が入っている気がしないでもない。格好つけ赤西の本領発揮といったところか。 14. 愛のコマンド ★★★☆ 重低音が気持ちいいロックナンバーとなっている。これはシングルで切ってもいいのでは なかろうか?まぁ歌メロがちょっと実験的かな? 相変わらずバックにしか耳がいかないが。 ただ曲順的に「SHOT!」と逆の方がよかったかもしれない。 15 SIX SENSES ★☆ ファンが手を叩くための曲。Put your hands up! 古くから存在していた楽曲らしいが ファン待望の音源化といったところらしい。初回限定版ならではの特典である。 「止めれるか俺らを〜」とか素で思ってそう(笑)
総評 ★☆ まず初回限定版と通常版で、CDアルバムの曲数に差異があるのは金儲けに走りすぎだと思うから そこが大きなマイナス。アイドルだし金儲けに走るのは当たり前だが、曲数に差をつけるのは やりすぎ。DVD特典だけじゃダメなのか? しかも初回限定版の収録曲が意外といいから困る。 「Don't u ever Stop」初回限定版に収録されているソロ曲を特典にして二枚組でもよかったの ではないだろうか?ソロ曲はファン専用だからそれなら許せる。ちなみに同シングルは初回限定版 三種類だして、一種類毎にメンバー二人づつのソロ曲を入れるという、えげつない仕様。 今ちょっと勢いがないKAT-TUNの3rdアルバム。「今までのジャニーズと一味違う」のが 彼らの持ち味だったがジャニーズっぽい曲も収録されておりバラエティに富んだ仕上がりとなっている。 個人的にこのグループで聴きどころは赤西の歌唱、中丸のHBB、田中のラップ。 もちろん彼らのそれは、ホンモノには遠く及ばないだろうが、普通に聴ける。 下手すぎて聴けないわけじゃないのだが耳障りなのが田口。Bメロとかならともかくサビでくると テンションが二段階くらい落ちる。彼はダンス頑張ってるらしいので仕方ないのかもしれないが、そんなの関係ねぇ。 あとシングル曲の一番の構成が基本的に、Aメロ赤西→Aメロ亀梨→Bメロその他→みんなでサビなのだが これはやめた方がいい。赤西から亀梨に変わったときの落差がすごい。順番逆でお願いします。
>>463 そうですね。
リズム隊はいいフレーズ多いし、
一般の評価もけっこうありますよね。
470 :
名無しのエリー :2009/02/01(日) 21:04:38 ID:3h6v+ptO0
>>463-467 乙。
そういえば、このアルバムは「DON'T U EVER STOP」は未収録なんですねw
471 :
名無しのエリー :2009/02/01(日) 21:49:54 ID:a2suogczO
あ
>>462 乙。ようやくオリジナリティを出そうとしてきた...のかな?
いい加減にオリジナリティの割合を60%以上にしてくれることを願いたい。
>>467 乙。うーむ、予想通り、不協和音が目立つグループだったんだな。
>個人的にこのグループで聴きどころは赤西の歌唱、中丸のHBB、田中のラップ。
この3人でユニットを組んだほうが売れそうな気がしてきたw
どうせなら、もっとポップなhideやRIZEっぽいユニットにしちゃえばいいのに。
ひさしぶりに行列のできる〜を見てこれが流れてちょっとびっくりしたw 佐野元春「SOMEDAY」 1.Sugartime ★★★ 静かに幕開けする一曲目。出だしの音からまさに80年代ポップスと言う感じの音で、今では古さが目立つ気がする。 ただよく聞いてみると、あっさりしたファンクっぽいボーカルが見事に曲調にしっくりきている。 Cメロのメロディなんか邦楽によくあるしっとり歌い上げ系のボーカルの人が歌ったらガタガタになりそう。 2.Happy Man ★★★★ チープなピアノが印象的なファンク寄りな曲。ボーカルもそれに合わせてテンションが高い。 サビ部分のシャウトに呼応するようにタイトに鳴るドラムが印象的。良く聴くと聴こえる電子音も効果的。 展開としては一曲目と微妙に被る気がする。ただ、上手く詰め込んだ歌詞と独特のコード進行からこちらの方が印象は強い。 3.DOWN TOWN BOY ★★★☆ まったりとしたシティポップスな80年代的アレンジと、60年代的なメロディが合わさったようなミドルナンバー。 綺麗に流れるようなメロディラインは特筆もの。短いサビが最大限に生かされるこの展開を嫌う人はいないと思う。 中村一義の「天才とは」的な曲で、そのように見られることは少ないが、佐野元春のメロディーメイカーとしての才能が伺える。
4.二人のバースデイ ★★★ なんとなーくティンパンアレーを思わせるような雰囲気。ピアノをフィーチャーして、独特なリズムで聞かせる。 引き締まった部分から、ふわっとゆるくなる部分に移行するのが特にティンパンっぽい。 ちょっとお洒落な感じで、アルバムの中の一休み的な一曲。 5.麗しのドンナ・アンナ ★★★★ イントロのアコギのストロークが、かなり大滝詠一のウォールオブサウンドからの影響を感じる。 ただ、サビの美しいメロディは初期佐野元春の、都市に生きる少年少女というコンセプト通りの印象。 美しいコーラスと共に「I believe in you」と歌われるところがグッとくるが、曲自体は次曲の前座的なアレンジ、展開として生かされている。 6.SOMEDAY ★★★★☆ 何か佐野元春=サムデイという印象が付いてるんじゃないかと言うほど代表曲。 ブルース・スプリングスティーンのハングリーハートを思わせるイントロ、しかしボスのそれよりも日本歌謡曲的で、ヒットを飛ばしたことも頷ける。 個人的にいきなりこのイントロが始まるのではなく、ドラムのフィルインを入れてからの始まり方は曲に自然と入っていけるので好印象。 あとはご存知、都市に生きる少年少女を描いた良い歌詞(村上龍がこの曲に影響されて作品を書いたという)を崩したメロディラインに乗せた名曲。 80年代、リアルタイムでこの曲を聴いて、希望を感じていた人がたくさんいるんだろうなぁ、と思うと何か感動。
7.I'm in blue ★★★ この曲もナイアガラサウンドでシティポップスなまったりした感じ。 印象としてはダウンタウンボーイに被る。柔らかい感じの演奏がさらに似たような雰囲気が漂う。 サビメロも柔らかい。ただサビの終わりにさくっとフックをいれるような展開はすごくいい。 8.真夜中に清めて ★★★ ウォールオブサウンドで隙間を埋める曲が目立つこのアルバムだけど、この曲はストリングスで静かに固めたバラード。 どこか神秘的なメロディからシャウトに切り替わる瞬間はスカッとする。 しかし曲的にはやや小品なイメージ。 9.Vanity Factory ★★ この曲はちと古臭さが先行してしまっている気がする。 演奏とかはロックンロールなかっこいい感じだけど、歌メロはやや歌謡曲的で微妙にミスマッチ気味な気がする。 やたら耳について離れない、中毒性のあるコーラスも個人的にはマイナス。
10.Rock & Roll Night ★★★★☆ 表題曲と並ぶ、大規模な曲。 いかにも佐野元春らしい、次々とその内容が飛び込んでくるような歌詞、展開のめまぐるしさが特徴の名曲。 …なんだけど、ちょっと前にライブ版を聴いたことがあって、比べると不満なところが多い。何か迫力に欠ける印象。 でも色々言いたいけど、そこら辺を差し引いても素晴らしい曲だし、ぜひとも一度は聞くべきなんじゃないかな。ジャングルランドとか言わずに。 そもそもこの曲の価値はジャングルランドとは別方向にあると思うんだけどね。 11.サンチャイルドは僕の友達 ★★★★ いいメロディの弾き語り曲でまったりと〆。 伊藤銀次のコーラスがなかなか美しい。
総評:★★★★☆ 佐野元春の初期三部作の最終作にして、ようやくヒットを飛ばし、ロックファン以外にもその名を知らしめた3rdアルバム。 とにかく佐野元春=サムデイという印象を強く与えてしまったアルバム(そのせいもあってかどうか、本人は一時期サムデイを封印していたという)。 そしてナイアガラ・トライアングルへの参加によってか、大滝詠一ナイアガラサウンドに影響を受けたアレンジが目立つ。 全体的に今ではやや古さを感じるが、完成度が高い楽曲と全体の流れは素晴らしい出来。 その上、当時はメロディを崩して歌詞を乗せる、というのは邦楽ではポピュラーではなかったので非常に衝撃的だったという。 ただ、初期の佐野元春はブルース・スプリングスティーンやスタイルカウンシル等の影響が強すぎ、一部では強い嫌悪感を持つ人もいるのも事実。 また逆にこのアルバム以降の、ニューヨークから帰国後のラップを取り入れたスタイルは保守的なファンには認められず、初期三部作が神格化されているという極端な一面も持つ。 とにかく、日本語をロックのリズムに乗せるということを一般的に広めたということで、邦楽において高い価値のあるアルバムの一つだと思う。 尾崎豊、吉川晃司、THE GROOVERS、the pillowsなどルーツとする人は多いので、この名前に聞き覚えがあるなら一聴の価値はあると思います。 夜の雰囲気が好きで、音楽を聴くことによってあの独特なシンパシーや希望を感じたい人に特にオススメです。
478 :
名無しのエリー :2009/02/03(火) 16:58:32 ID:IJu3Pz1Z0
>>477 乙。このアルバム好きです。
ガゼットにブンブンにKAT-TUNかぁ・・・豊作ですね。
流れに乗って、久々に投下。
清春 黒夢SELF COVER ALBUM「MEDLEY」
1. For dear ★★★★☆(原曲★★★☆)
アレンジャーにいじられまくったことが気に入らなかったため、公式のBEST盤ではシカトされたデビュー曲。
でも現在では「勉強になった」と回想しており、今回も原曲に忠実にアレンジ。
ギターだけでなくベースの見せ場もあり、当時3人編成だった黒夢の名刺として文句のにアレンジだったと思う。
今回はさらに、重みが増したドラムが加わることでさらにカッコよくなった。
2. ICE MY LIFE ★★★(原曲★★★)
こちらでは逆にその太いドラムが繊細な楽曲の邪魔になってしまっている。
珍しく歌唱が原曲をはるかに上回っているのに、もったいない。
これらが相殺して、原曲と同じぐらいの評価に。
このドラムは人によっては気にならないかもしれないけど。
余談だが黒夢時代にリリースした当時、この楽曲を最後にギターの臣は脱退してしまう。
現在ではギャグで会話できるほど仲直りしているとか(笑)
3. 優しい悲劇 ★★☆(原曲★★★★)
ずっしり&若干スローになった演奏が“大人感”を醸し出しているのはわかるが、タイトルの“悲劇”を全く感じさせないのが痛い。
あとサビはコーラスを重ねてほしかった。
4. Miss MOONLIGHT ★★★(原曲★★★★☆)
原曲のイントロでのそうる透のドラミングが個人的に好きなので、このイントロのドラムはかなり萎える。
これもサビでコーラスを・・・。
479 :
名無しのエリー :2009/02/03(火) 16:59:09 ID:IJu3Pz1Z0
5. Happy Birthday ★★★☆(原曲★★★) 妙なウキウキ感が、世間的な黒夢像から百万光年離れていた曲。 これのみシングル曲ではなく、「黒夢に区切りをつけた新しい清春に“おめでとう”を言いたい」みたいな本人の希望で収録された。 原曲よりラフな歌い方が曲にマッチしていて、GOOD。 6. BEAMS ★★★★(原曲★★★★★) 黒夢最大の売り上げを記録したナンバー。 アレンジにしても歌唱に関しても特に印象は変わらないが、若干原曲の方が絶妙な歌唱を聴かせてくれてたかな。 あのテイクは当時でも二度と再現できなかっただろうけど。 7. ピストル ★★★★(原曲★★) 一応黒夢流のダンスナンバーではあるが、原曲は同期モノの使い方がいまひとつだった。 しかし今作では金属質のリズムトラックを導入。見違えるほど良くなった。 しかし発売時から10年以上経ち打ち込みの技術も上がっているため、当然といってしまえばそれまである。 8. NITE&DAY ★★☆(原曲★★★★) アルバム『Drug Treatment』のときも同じだったが、妙な歌い崩しが好きになれない。 9. Like a Angel ★★★☆(原曲★★★☆) 黒夢の最高傑作としてこの曲を挙げる人が多い。 個人的にはそこまで良いと思わないのだが。(歌詞は素晴らしいと思う。) さて、歌唱に関してもアレンジに関しても、原曲とほぼ変わりない。 若干ドラムがこっちの方に軍杯が上がるかも。 逆に原曲にあった、Bメロでのアルペジオはそのままにしてほしかったり。
480 :
名無しのエリー :2009/02/03(火) 17:00:14 ID:IJu3Pz1Z0
10. 少年 ★★(原曲★★★★★) イントロのギターが死ぬほどダサい。原曲ではアコギだったのに。 一般的にPENICILLINのHAKUEIをDisったというのが通説の、パンクナンバー。 (ちなみにHAKUEIはこれをきっかけに、少年漫画・特撮系の世界観が開花してしまう。) 社会に対する反骨精神が魅力的な楽曲だったが、現在の清春が歌詞と同じことを思っているわけではないので、どうしても原曲に比べて迫力が感じられない。 こればかりは仕方ないが。 11.MARIA ★★★★(原曲★★★) 軽快な音作りが印象的なパンクナンバー。 ほとんど感触は変わらないが、これまたずっしりとしたドラムがいい仕事。 PV見てわかった。ドラム、女性なのね。 新たに追加された(たぶん)間奏もいい感じ。 総評 ★★★ 元黒夢のヴォーカリストである清春が黒夢時代の楽曲をセルフカバーしたアルバム。 2009年1月29日の「黒夢1夜限りの復活&解散ライヴ」の前日にリリースされた。 相変わらず黒夢のカリスマぶりは衰えないようで、オリコンデイリー初日に4位を記録している。 さて本題。 清春という男はこの黒夢でもSADSでもソロでも同じなのだが、音楽性が“まるで洋服を替えるがごとく”ころころ変わることで知られている。 しかし歌唱スタイルに関しては、河村隆一などと違い15年以上全く変化が無いため、原曲に忠実なアレンジでセルフカバーしても特に面白みは無い。 もちろん歌が上手くなったなぁと思うのもあるが、当時のテイクのほうが良かったものも多い。 さらに言ってしまえば、これは彼にとってのオトシマエのようなものであり一種のイベントのようなものだ。 だからこの作品を聴いても“いまの清春のスタイル”がわかるわけでもない。 ということで、この作品は買って聴くほどの価値があるかというとやや疑問だ。 (だが良作もあるので、レンタルで聴くことはオススメする。) ということでこれをわざわざ買うぐらいなら、黒夢のBESTの購入をオススメする。 ・・・などと言いいつつなんとなくAmazonを調べていたら、また東芝EMIが当時の黒夢2枚組みBEST盤に新しく2曲追加で再発しているのを発見。 当時(後期)黒夢にパンクを感じていた人ならばこういう商法はうんざりであろう。 そういう人はこちらを買ったほうがいいかもしれない。
>>478 清春は歌い方こそさほど変わらないけど、考え方はコロコロ変わるから歌詞にどうしても矛盾が出るよね。
でもセルフカバーも聴いてみたくなった。超乙!
>>477 他にもサンボマスター、ミスチル、ヒートウェイブ、福山雅治etcと幅広く影響を受けた人が多いよね佐野元春
サムデイはロックインジャパンフェスに出演した時、
演奏終了後に渋谷陽一が熱望したから急遽演奏したというエピソードも頷ける名曲だ
>>478 人時のベースのない黒夢の曲なんか(ry
と思ってたけどなんか妙に興味をそそられるなあ、お勧めどおりレンタルで聞いてみるか
あと何年後かにSADSのセルフカバー出したら笑える
Light&Lust/Creature Creature 1.MABOROSHI ★★★☆ 歪みを効かせて重たく妖艶に。 無機質な打ち込みを入れてより生々しさを強調するような仕上がりもex.MAD CAPSULE MARKETSの成せる技。 アルバムを象徴するような一曲。 2.Red ★★★★ 誰が予想できたか、ex.LUNA SEAの真矢とL'Arc-en-Cielのtetsuによる、一昔前のキッズにはたまらないリズム隊。 まぁそんな前置きはなくても純粋にカッコイイ。 前曲の怪しさはそのままにヘヴィで疾走感のある仕上がり。 3.星憑き ★★★☆ タイトル通り掴み所のないオカルトさを漂わせるも、サビではどこか懐かしいメロウさ。 知らず知らずに中毒になる。 4.パラダイス ★★★ アルバム中最もポップでここまでの淀んだ雰囲気が一気に晴れる。 ただポップに終わらず、ギターソロではMORRIEとともにDEAD ENDのメンバーだったYOUがテクニカルなソロを聞かせてくれる。 5.ゾーン ★★★ こちらもポップながらトリッキーさが強い。 tetsuの遊びもドラムの手数も多いので、リズム隊を聞くとラルク好きはニヤリとしそう。
6.天真爛漫 ★★☆ ドロドロしたバラード。 正直けだるい。そして長い。 もうちょっと起伏をつけて欲しかった。 7.千の闇夜に ★★★★ ストレートなビートを軸に、どこか懐かしい歌謡曲風の展開やら唐突なカオティックな展開やらがあって、一見普通の曲に見えて引き出しが多い。 特に後半は燃え上がる。アルバムの中に埋もれがちな感じだけど、聞き逃せない曲。 8.風の塔 ★★★★ tetsu作曲ということもあり、お得意の美メロなバラード。 やっぱり綺麗な曲を作らせたら上手いもので、アルバムに良い山を作ってくれる。 9.COSMOS BLACKNESS ★★★ 歌詞は全編英語で、今までと違ってコードを響かせるよりも、パワーコードで押してくる。 所謂キラーチューン的な曲で、急に英詞になると違和感は拭えないのでもう少し先に入れておけば良かったような。 10.LIGHTS ★★☆ これもほとんど英語だけど、曲は今まで通りの雰囲気。 フックがない。正確に言えばない訳ではないけど、この曲を聞くまでには他の曲で耳が慣れてしまって新鮮味がない。
11.春の機械 ★★★ 最後はMORRIEのオカルト色全開のバラード。 悪くはないけど、前曲まででだれてるからもっと仰々しい方が締まりが良い。 総評 ★★★☆ DEAD ENDのボーカルにして、アンダーグラウンドのカリスマMORRIEのソロプロジェクト。 ギターにex.MAD CAPSULE MARKETSのMinoru、ベースにラルクのtetsuを基準とした流動的なメンバー構成で、 DEAD ENDのメンバー全員、凄腕のスタジオミュージシャンからプログレ系まで知名度も技術も申し分ない人達の手がける濃厚な世界を味わえる。 気になったのは曲順に難があること。前半は凄まじいスタートダッシュなのにだんだん失速してゆく。 特にラスト3曲は他に散らすべき。曲がカッコイイのに印象に残らないのはもったいない。 MORRIEの持つ怪しさがアルバムの全体的な雰囲気としてあるので、そこで好みがハッキリ別れるとは思うけど、割とキャッチーだから聞きやすいと思う。
Blogでレビューしても誰にも共感を持ってもらえず 常連客がつかない奴がオナニーしてるスレはここですか?
488 :
名無しのエリー :2009/02/07(土) 15:06:43 ID:vSXFDAaW0
>>485 乙。
MORRIEは1年に一回ぐらいしか音源出さないからなぁ・・・2ndはいつになるんだろうw。
ベースボールベアーの17歳とCお願いします
>>485 乙
2nd聴きたい。というかライブだけでもいいからやっておくれ
491 :
名無しのエリー :2009/02/07(土) 21:00:53 ID:qjMFrZlH0
かくれんぼか鬼ごっこよ をよろしく
>>486 乙。最近のV系ってゴス要素を取り入れてるバンドが多いなぁ。
こちらは絶対需要がなさそうな、懐かしいシロモノを...
beatmania SuperMIX / V.A.
01. Starr gazing / G-FLEXX ★★★
フィーメールヴォーカル+メールラッパーによるヒップホップチューン。
途中で男性コーラスも加わる。哀愁漂うメロディとギターアルペシオがナイス。
まさか出だしでこんな渋いトラックを持ってくるとは思わなかった。
ちょっとフロアで落ち着いた曲を流したいときにはいいかも。
02. Winter Fantasy -SAMPLE BATTERS HOUSE MIX- /
LUV 2 SHY featuring SONOMI ★★★★
今は亡きLUV 2 SHYのウィンターアルバムからの一曲を、ハウスリミックスに仕立て、
ヴォーカルを差し替えたハウスチューン。リミックスはSAMPLE BATTLERSが担当。
リミックスはゲレンデに合いそうな正統派ハウスチューン。
ドライブの相性にも良さそうな一曲。こんないい曲をなぜ宣伝しないんだ、富樫!
ハウスとしてはなかなか良い曲だと思う。ちなみにショートバージョンは
家庭用オリジナルGOTTA MIXに収録されている。
03. Honestly / ICHi ★★ 明るめのブレイクビーツ。ギターも、ヴォーカルも全て明るい。 こういう能天気なトラックは嫌いではないが、ちょっと鼻に付く。 渋谷とかの街中でかかっていてもおかしくなさそう。 もちろん、センター街ではない街中だぞ。 ただ、短い。もう少し長いバージョンは無かったのか? 04. Feel it / Sister K ★★★☆ R&Bシンガー、Sister KによるアップテンポのR&Bチューン。 スムーズに流れるトラックとノリのいい男声ラップが意外と心地よい。 しかし、音質が悪いため、音の良さが十分に発揮されて無いように思う。 これは他の曲にも言えるのだが...非常にもったいない。 05. Only A Smile / Maxi Priest ★★★★ ちょっと待て!? ま、マキシ・プリーストだと!!? ご存知、レゲエではビッグネームであろうアーティスト。 まさか、この手のコンピに参加してくるとは思わなかった...。 しかも、「Love Somebody」売れた後だから、余計金がかかったろうに。 曲は正統派のレゲエ。当然、今のようなレゲトンではなく、昔ながらの ゆったりしたグルーヴを持った、今の音によるレゲエ。 結構聞いてると気持ち良い。夏、夕暮れ時の砂浜で聴きたい一曲。 06. Bwoy! ★★ この曲だけアーティストクレジットが無いのは何故? それはともかく、こちらはかなりファンシーな音を使っているレゲエ。 子供には受けそうだが、残念ながら前曲の流れを見事にぶっ壊してる。
07. I should've been there 4U / ICHi ★★★☆ かなり落ち着いたアーバンソウル。ちょっと童心に帰るようなメロディが 意外とヴォーカルとの相性が良い事に驚きを隠せない。 割とシンプルなアレンジをしている分、メロディの良さが引き立っている。 相変わらず、曲が短いのが非常に気になるのだが...。 08. CLUB 115 / Cozy Kubo ★★★★ 作曲は全面プロデュースしたアーティストが次々と消えてゆくことで有名だった 久保こ〜じ提供のレトロ調テクノ。...よく生き延びたな、ビーマニ。 楽曲は普段のJ-POPではなかなかお目にかかれないYMOのような遊び心満載。 懐かしい感じのシンセと意外と熱いドラムシーケンスやティンパニーとSEがミソ。 こんないい曲が書けるのに、この人は本気で商才が無いなぁ(脱線)。 結構音で遊びまくっているが、これが楽しさを上手く演出できているので◎。 09. Maboroshi 1999 / Mahoro ★★ 日本語R&B...なのだが、ちょっと時代遅れ感が漂うアレンジが残念。 当時なら、もうちょっと垢抜けたアレンジをするのだがこれはちょっとダサい。 ヴォーカルとか、素材は悪くないんだけど、アレンジで損をしている。 TLCとまではいかなくても、せめてフォロワーを参考にして欲しかった。 10. East New York theory / G-FLEXX ★★★☆ 打って変わり、こちらは正統派のヒップホップトラック。 コッチの方が垢抜けているなぁ。まだ、R&Bなんて珍しいトラックだったし。 シンプルなトラックに乗って、王道のコーラスを使ってライムを紡いでいる。 その手法は本当に良く見る組み合わせなんだけど、当時はすごく新鮮だった。 欲を言えば、もうちょっと大胆なサンプリングでも良かったかも。
11. Angelophany / Be-B ★★ 突然、80年代のJ-POPに戻ったのでCDを間違えたのかと思ったw そんな感想を抱いても仕方が無いポップチューン。 一言で言えば、シンプルになったWinkといったところか。 あまりに古臭いアレンジに閉口。もうちょっと垢抜けたアレンジは出来なかったのか? もうね、ここまでダサいと乾いた笑いしか出てこないよ...。 唯一の救いは突き抜けるような、そして美しい高音だろうなぁ。 12. super highway / nouvo nude ★★★★ 再びアンダーグラウンドフロアへ。密室に閉じ込められたかのような シンセラッシュが出迎えてくれるドラムンベース。 コーラスワーク、シンセの使い方がゲームに併合しつつも クラブサウンドであることを主張するサウンドプロダクトに感動。 夜の首都高でのドライブにはちょうどいいトラックだろう。 バックで鳴っているストリングスやピアノがすごく良い味を出している。 13. area code / nouvo nude ★★★☆ エンジン音って結構腹に来るんだな...。 今のbeatmaniaでは珍しいビッグビート。昔はこういう曲もあったんだぜ? 腹にズシリと来るギター、身体を打ち付けるようなビート、 そして、煽るようなコーラスが一体となってライブ感を産み出している。 一種のうねりがこの曲の肝となり、容赦なくリスナーを攻め立てる。 多分、ラテンに走る前のDragon Ashが好きな人ならハマるかも。 12曲目とあわせて、beatmania 3rd Mixに収録。 14. Dr.Love / Asuka M. ★★★★☆ なんと、MAXやV6らを手がけた上野圭市によるダンスポップ。 avexとは一味違った軽快なダンスポップス。ヴォーカルも良い味を出している。 跳ねるようなリズムと芯があるヴォーカルが心地よい良トラック。 こういう曲はなかなかJ-POPでは出来ないから、非常に新鮮。 ちなみにこの曲は初代beatmania IIDXに収録されている。
15. Melt in my arms / Asuka M. ★★★ こちらも初代beatmania IIDXに収録されているダンスポップス。 作曲も同じく上野圭市が担当。こちらは普段、J-POPで見かける上野氏に近い。 前半はリズムが入っていないが、それでも踊りだしたくなるような メロディが心憎い。ダンストラックとして優れているものは リズムが無くても踊りだしたくなるような曲だと実感。 リズムは後半から入ってくるが、このリズムが結構良い味を出している。 16. Yellow, Black and Blues / Cozy Kubo ★★★★★ 久保こ〜じによる、クールなヒップホップトラック。 あの...普段、歌手に書いている曲よりすごく良い曲に聴こえるんですが。 ラップやヴォーカル、ギター、プログラミングなどが全て良い具合に いぶし銀と言うべき鈍い光を放っているように思える。 聞き込めば聴きこむほど味が出る、いわゆるスルメトラックと言える。 GOTTA MIX収録バージョンも結構味がある。
17. AI / NAOMI ★★ 再びJ-POPにありがちなアップテンポのR&B。 薄っぺらいトラックと歌詞にガックシ。前の曲が良いからってのもあるが。 正直、今回のコンピほどJ-POP色の強い作品は合わないと実感。 この曲は正にその典型。もうちょっとトラックメイキングを工夫して欲しい。 唯一、ヴォーカルは良い声をしているなと思う。 18. LOVERGIRL IN SUMMER -GUHROOVY HARD CORE MIX- / LUV 2 SHY featuring SONOMI ★★★☆ LUV 2 SHYのシングルのリミックス。オリジナルは比較的爽やかなR&Bだったが、 この曲ではコアな香りが漂うロッテルダムテクノに変貌している。 ブレイクコアほどぶっ壊れていないが、キックがガバっぽいのが特徴。 辛うじて、オリジナルの爽やかさを保っているのだが、結構強烈。 所々でオリジナルのギターを使ったりして、ラップをちりばめたりと オリジナルファンに配慮しているのだが、やっぱりロッテルダムテクノ。 爆走してナンボという姿勢に拍手を送りたい。 が、こういうトラックは一般に受けない。ソレが非常に悔しい。 ショートバージョンはGOTTA MIXに収録。 総評 ★★★ beatmaniaの楽曲を中心に集められたオムニバスアルバム。 比較的、R&Bやヒップホップの割合が多く、その合間にJ-POPなどの 他ジャンルが流れると言うBEMANIシリーズらしい仕上がり。 だが、J-POP然としてるトラックが浮いている、ギチギチに曲を詰めた故に 音質が悪くなっている、時代遅れのトラックがまぎれていると言った 問題点が山積みであることも事実。選曲は悪く無いから、 今後も同じ方向性のコンピを作成すればよかったのに、と思った。 90年代に流行したヒップホップが好きな人やR&Bファンは買って損は無い。
>>497 乙。ビーマニがJ-POPな曲も使ってることを初めて知った。
自分もそろそろ何か書こうかな。福原美穂かFLOWでも
>>375 >>420 なんとか生きてますw
>>492-497 乙です。
ここらへんの曲は自分が一番ビートマニアにハマってた時期だ。
Gotta mixとかSuper Highwayとかナツカシス。。。
ちなみに近況なんですが、
このスレの400あたりまではマトメ終えてるので、早ければ今週末にはうpできるかもです。
(去年と同じく「CDTV」のヤツと一緒のタイミングで)
∧_∧
( ´・ω・) < もう少しお待ちください。。。 (2回目)
(つ旦と)
と_)_)
お疲れ様です。 こないだ気付いたのですが、前回の更新の時にパーキッツのレビューが抜けてませんか。
かくれんぼか鬼ごっこよ レティクル座妄想 をお願いします。
502 :
名無しのエリー :2009/02/10(火) 13:22:13 ID:+ZGLL7Q10
>>497 乙です!!。
久保こーじも参加してたのか!。
CASCADEも彼がプロデュースした途端解散したよねw。
>>499 激しく乙です!!!
504 :
名無しのエリー :2009/02/10(火) 20:11:15 ID:MuuxMzPu0
>>499 ギャアアアAAAAA神降臨きた!!!!!!!!
もう尊敬に値する神々しい方ですほんと乙です惚れ惚れします
思い入れのある作品はどうも感情が入り過ぎていかんね。
>>501 かくれんぼか鬼ごっこは明日くらいにでも
筋肉少女帯「レティクル座妄想」
1.レティクル座超特急 ★★★☆
オーケンお得意のフレーズが頻出する物語調の歌詞と、ポップな本城の曲とのバランスが絶妙なオープニング曲。
アルバムのコンセプトを象徴するようにどダウナー。ラストのオーケンの喋りと少女の悲鳴はちょっとマジで怖い。
今で言うとヤンデレな少女のキャラと声が可愛い。
2.蜘蛛の糸 ★★★☆
これまた筋少らしい、学校に馴染めない孤独な少年のストレートな怨念曲。バキバキと這い回るベースが魅力的。
この曲も、前曲の唐突な終わりから、突如聞こえるイントロの笑い声や、ラストの無機質な声も結構普通に怖い。
何故か進研ゼミのCM曲とのタイアップだった。本当になぜだ。
3.ハッピーアイスクリーム ★★☆
タイトルはなんかのゲームだったけ。よく知らん。ノリノリ(死語)な死者の少女とオーケンが楽しくやり取り。「死ぬか?」「死ぬわ」。
少女の声が微妙にキャラ分けされてたり、突如モロ歌謡曲なメロディになったりするのが面白い。
4.香菜、頭をよくしてあげよう ★★★★★
馬鹿な女の子に図書館で泣ける本を選んであげたり、名画座(!)でカルト映画を教えてあげたりしたいという、
文系ナヨナヨ男の妄想恋愛ガイドブックみたいな曲。キモくて切なくてポップ。
若者はここに自分が選ぶ泣ける本やカルト映画を当てはめて、気になるあの娘で妄想してみよう。きっと死にたくなるぞ。
5.さらば桃子 ★★★☆ 前曲で死にたくなった気持ちを、少女の飛び降り自殺ソングで回収してくれる辺り、リスナーフレンドなアルバムである気がして来た。 クラシカルに疾走するメタルサウンドに任せて、気になるあの娘が飛び降りる妄想をしてみよう。きっと凄く切なくなるぞ。 6.ノゾミ・カナエ・タマエ ★★★★☆ 前曲で自殺しちゃったあの娘が葬式の日に復活して歌い出した!やったネ! しかも2.で登場したような嫌な同級生達も皆殺しにしてくれる辺り、つくづくリスナーフレンドなアルバムだ。 やさしいあの人=俺(妄想)も殺されるけど。曲は割とシンプルで堂々したメタルで、泣きのギターソロと哀愁の歌メロ。 7.愛のためいき ★★☆ 箸休め的なカバー曲の癖に、本作でもっとも気持ち悪い小曲。 間奏の普通のと声弄ってオカマなダブルオーケンの対話がとてもキモ怖い。 8.ワダチ ★★★☆ ボレロのリズムを刻むドラムと、教会楽曲的なオルガンとコーラスがとてもおどろおどろしい、内田作曲のプログレシッブな楽曲。 太平洋戦争時の軍人の遺書を引用してる箇所を恥ずかしいと思うか、何か心に引っ掛かるかで筋少を好きになれるかが分かります。 ちなみに俺は昔、この文の引用元の本を読みました。
9.ノゾミのなくならない世界 ★★★☆ 昔バンギャ(死語)だった女と、その彼女がファンだったミュージシャンが出会い、成り行きで一夜を共にする曲。 なんかこんなのオーケンのエッセイであったな。なまじ曲の主人公が少女じゃない分救いようが無い。 ポルカとメタルの融合とも言える摩訶不思議な楽曲で、特にそんなギターソロは中々にカッコイイと思う。 10.パリ・恋の都 ★★ ブラスシンセが軽快な妙にポップで本作唯一、笑えるシュールなギャグテイスト(日本をインドに〜とか系統)を感じさせる楽曲だが、 よく見ると実際は笑えないホラー。亡霊とパリをデートする歌詞だが。今回の亡霊に気になるあの娘は当てはめにくいな。 11.レティクル座の花園 ★★★ カノンを引用した、アルバムラストの為、一瞬幸福な妄想の世界を見せる小曲。橘高のカノンロックなギターソロが聴けます。 12.飼い犬が手を噛むので ★★★★☆ 頭のいい少年少女がくだらない人間を狩りをする曲。ただし頭がいいという証拠を見せないと逆にくだらない人間として殺されます。 いやいや、俺の気が狂ったんじゃなくて本当にそんな曲なんだって。 疾走メタルから「殺ったれ」というコーラスと共に本アルバムの楽曲がSEとして登場し、グチャグチャになった後、笑いのSEでなし崩しに終了。
総評:★★★★☆ ある意味では筋少、いやオーケンがフロントマンの作品の中で、最もユーモア無しにダウナーに徹しきった作品だと言える。 その理由は有名な話なので、気になった方は調べれば簡単に分かります(ヒント:白いキノコ怖ぇ!) 他の作品なら、一部確信犯的ギャグや、ギリギリのところでの救いを盛り込んでいたところを、 ほぼ皆無に狂気で内向的に突っ走るダウナーにも程があるアルバム。 外部の人間に対して、敵意とルサンチマンをむき出しに妄想する歌詞は大槻ケンヂのお得意だが、 前述したような他に見られる自嘲気味、自己ツッコミなギャグは無く。 あるのは同じ自嘲でも自らの首を絞めて嘲笑う、激しい外部への憎悪と、何よりも自己憎悪の塊の歌詞と歌唱である。 そんな大槻のムードに応えるように、バンドのポテンシャルも最高潮に達し。随所でハードなメタルサウンドでギターヒーローっぷりを魅せる、 楽曲面でのフロントマンとも言える橘高を筆頭に。硬軟織り交ぜたグルーヴで屋台骨を支えるリズム隊。 プログレシッブな曲でアルバムに緊張感を内田。そして切なさを感じさせる、ポップな楽曲でアルバムのカラーを広げる本城の仕事は出色。 元々高い演奏力を持つバンドと、独自の世界観を持つフロントマンが、これまでにない緊張感で絡み合う、筋肉少女帯の最高傑作の一つ。
総評(本音編) このアルバムは思春期特有の妄想と閉塞感、それに伴う切なさで胸をかきむしられる様な作品だ。 気になるあの娘とは接点なんかもなく、斜め後ろの方から眺めりだけで、日夜「俺とあの娘の恋愛日誌」な妄想に脳味噌をフル回転させてる人や。 ありもしない世界に焦がれ、空見りゃUFO探しちゃったり、俺VSテロリストの戦い(ヒロインはあの娘)で一人興奮したり、 恋愛モノを見たり読んだりすれば、その世界に今すぐ俺も入れてくれと思ってしまう、現実からの逃亡者志望の妄想野郎で。 おまけに、楽しそうな人間に感じるルサンチマンや自己嫌悪が溜まり切って、腐臭の漂ってきそうなハートをこのアルバムは思い切りかきむしってくれる。 そんな人間には、孤独な夜にそっと優しく寄り添ってくれるような音楽になり得る筈だ。 そしていつか、もしもあの娘と仲良くなれたら、オーケンに教えてもらった色々なコトと一緒にこのアルバムを一緒に聴こう。 そしたら彼女はきっと「気持ち悪い」の一言で思い切り君をフってくれる筈だから。 そしてあの娘は、ナウいヤング趣味なイケイケのあいつとよろしくヤっちゃってさ。それでお前は世をはかなんで空へと飛んで死ね! 死体が朗々と歌い出す訳ねぇだろ!ダメなヤツはダメ!ニーソックスの少女と一発ヤリてえ!きっとそんなアルバム。
以上、酷く長く痛々しいレビュー終わり。正直反省と後悔してる。
>>499 乙です。本当に乙です。
512 :
名無しのエリー :2009/02/11(水) 14:21:20 ID:tsRqyVR00
>>511 気合の入りまくったレビュー、乙です。
なんか怖そうなアルバムだなぁ・・・。
でも気になるw。
>>511 ワロタ
これでもかというほどオーケン、筋少を表現しているナイスレビューです。乙。
>>511 ありがとうございます!!
2,5,6のそれぞれ歌詞違いも聴くとより救いがない…
515 :
名無しのエリー :2009/02/11(水) 20:56:30 ID:BEeujacQ0 BE:2602714289-2BP(30)
>>499 本当にお疲れ様です
>>511 乙です。オーケンの狂気が良く表れててすばらしいw
久々にレビュー
サニーデイサービス / サニーデイサービス
01.baby blue ★★★★
某田中氏が青春の歌2位に挙げていらっしゃった曲。
成程彼の好きそうな「苦難を超えて、更なる苦難へと向かっていく若者」を謳った歌詞は、確かに良いメッセージ具合
しかし曲自体はマイナーコードのフォークソングであり、どこか後ろ向きなのはサニーデイらしさ。
02.朝 ★★★★
前曲とは打って変わって、90年代のオルタナを象徴する歪んだギターサウンドが響いてくるロックソング。
そうありながらもメロディはポップかつ美メロであり、非常に聴きやすい。サビで裏声になるところなんか痺れる。
歌詞の条件描写力は流石といったところか。90年代を代表するリリシストだよなぁ。
03.NOW ★★★★★
12thシングル。グリコのCMにも使われ彼らにとっては最大のヒット曲となった。
ポップソングとして非常に完成度が高く、曽我部の紡ぐ美メロと牧歌的なアレンジがまさに「サニーデイ」といった感じ。
演奏も下手なんだけど、独特のグルーヴが生まれていて、自然と心がウキウキしてくる。ラストのコーラスも良いね。
04.枯れ葉 ★★★★
アコギを重ねた上に、中期ビートルズのようなストリングスが乗った弾き語り曲。
これまた凄い哀愁を漂わせる良いメロディで、旅立ちを謳った歌詞と良く合ってる。
05.虹の午後に ★★★☆
ここまでで一番サニーデイというバンドらしさが出てる曲。
ドラムのもたつき具合が良い感じにグルーヴを奏でており、それに寄り添うようなベースも素敵。
516 :
名無しのエリー :2009/02/11(水) 20:56:52 ID:BEeujacQ0 BE:650678292-2BP(30)
06.Wild Grass Picture ★★★★ 弾き語り曲。アコギ一本だけでも聴かすねぇ。 アコギのアレンジと言い、メロディと言い、歌詞と言い素晴らしい。 07.PINK MOON ★★★☆ シンプルなサウンド構成ながら、今までで一番作りこまれている印象。 サビでのベースのフレーズとか、コーラスとかとても良く出来てるけど。ちょっと同じような曲が続き過ぎカナ。 曽我部本人はこの時期ではこれが一番好きと言ってたような。 08.星を見たかい? ★★★☆ 出自が渋谷系であることを思い出させるような、洒落た曲。 小曲だし、アルバム中盤なので正直だれてくる部分もなくは無いが、メロディが良くてそんなことを殆ど感じさせない。 間奏ではらしくない頑張りを見せてる。 09.雨 ★★★ 雨というタイトル通り、えも知れぬダルさを感じさせる曲。 ウッドベースの弦をはじいた後のしなりまではっきり響いてきて、それが絶妙な味。 10.そして風は吹く ★★★★☆ 感触としては2に近い、オルタナギター+フォークといった感じの曲。 風景が一気に広がるようなサビのメロディはこのアルバムの中でも屈指の出来ではないだろうか。 サビの歌詞も秀逸。失われていくことの哀しさが凄い切実に表れてる。 11.旅の手帖 ★★★★☆ この曲までで溜まった哀しさとかダルさとかそういったものを、全て取り去ってくれるようなさわやかな曲。 でも歌ってることは結局1と同じようなことなんだよね。1で決心してからここまで悩んで、もう一度決心した感じ。
517 :
名無しのエリー :2009/02/11(水) 20:57:52 ID:BEeujacQ0 BE:759125737-2BP(30)
12.bye bye blackbird ★★★★★ ラストはしっとりとした弾き語りで締めくくる、と思いきや途中からストリングスとバンドが一気に入ってくる壮大な曲。 その楽器隊が入ってくる瞬間が凄い感動的。もう何と言って言いかわからないけど、陳腐な言葉でいえば泣ける。 歌詞を聴いてみると、前曲まででしっかり旅立ちを決めたのに、結局間に合わなかったという・・・ 迷いが表れてるなぁ。 総評:★★★★★ サニーデイサービスの4thアルバム。個人的には彼らの最高傑作。 とにかく曽我部の紡ぎだすメロディと歌詞が素晴らしい。 これほどまでにどちらも素晴らしかったのは、日本のポップス界の歴史の中で初期ユーミンとハチミツ期の草野くらいではないだろうか。 アレンジも曲に負けることなく、その良さを最大限に引き出していて、本当にサニーデイサービスというバンドが調子よかったことを感じる。 演奏は下手なんだけど、独特のグルーヴ感があるのはビートルズを連想したり。言い過ぎたw コンセプチュアルなアルバムの流れも素晴らしくて、旅立ちを決めながらも最後に結局できないところは、曽我部の迷いが感じられる。 90年代という行き詰った空気をここまで上手く表現したアルバムは、フィッシュマンズ『空中キャンプ』スピッツ『名前をつけてやる』くらいのもので そういう点で非常にスヌー○ー好みのアルバムでしょう。現にランキングでもかなり上だったしね。 まぁそういったややこしいことを抜きにしても凄いアルバム何で、是非聞いてみてください。 駄レビューすみませんでした。
>>518 乙です。俺もこれが彼らのベスト。地味だとは思うけど。
>>510 乙です。
これは、まさにオーケンのアルバムだよね。
このアルバム聴くとオーケンの小説「グミ・チョコ・パイン」とどっか被るんだよなぁ。
510の総評の本音編を見てその謎が解けたwww
>>518 乙でございます。
丁度、昨日ソカバンのライヴ行ってきたのでタイムリーなレビューw
確かに4thが一番サニーデイらしさが出てると思う。
bye bye blackbirdの最後の「迷いが現れてるなぁ」が今後のサニーデイの行方を表してる様な気がする。
>>517 乙
俺もこれが最高傑作だと思う。最後の最後まで迷いが素直に現れてるところが90年代的なドン詰まりを感じさせる
総評で名前が出てるミュージシャンがいかにもで好ましいw
80年代のムーンライダーズ傑作多すぎワロタ状態なんだけど その中で特に目を引いたこれをレビューすることに ムーンライダーズ「AMATEUR ACADEMY」 1.Y.B.J.(YOUNG BLOOD JACK) ★★★ 現代の目線で聞けばもうリズムからしてダサい、80年代っぽさが満載の幕開け。 歌詞もすでにダサい。でもメロディは結構良いんだなぁ。ポップで聴きやすいのは流石。 アウトロもなかなか凝っていて面白い。次につながる感じが好き。 2.30(30 AGE) ★★★★ メロディ、リズムという曲の骨に重点を置いたアレンジが印象的な2曲目。 とにかくムーンライダーズにしては珍しく、詰め込まないアレンジで聞かせる。コーラスのメロディがかなり秀逸。 30才を迎える冴えない男を表現した博文さんの歌詞もかなり好き。 3.G.o.a.P.(急いでピクニックに行こう) ★★★★ これまた80年代な古臭い雰囲気満載で、暑苦しさを感じる。 しかし岡田さんの素晴らしいポップセンスが炸裂。流れるような綺麗なメロディラインは必聴。 個人的にこのアルバムを象徴するような曲と同時に、良くも悪くも80年代すらも象徴し得る曲だと思う。
4.BTOF(森へ帰ろう〜絶頂のコツ) ★★★★ 3、4の流れが素晴らしい。かなりスムーズな二曲。 そしてこれは一般受けしてもおかしくないほどキャッチーなサビから始まる曲。 さりげなーく「君が好き」と歌うのが結構好き。 5.S・E・X(個人調査) ★★★ タイトルからしてアレだが、かしぶちさんの歌詞も露骨にアレな曲。 なぜかやたら不気味なアレンジで、歌詞とのギャップが面白い。 何か声が福山雅治っぽいしwひそかにお気に入り。 6.M.I.J. ★★★★ これは…、なんというジャンルに分類されるんだろうか?基本はファンクっぽいんだけど、説明しにくい。 おそらくヒップホップ辺りを目指して作ったが、妙な方向に飛んでしまい、しかしながら見事に着地したような曲。 この曲ができた経緯はエレカシの「ガストロンジャー」と似てるんじゃないかと思う。 その上、曲自体も素晴らしいがアレンジもやたら素晴らしい。こんな曲を良くここまで完成させられたな、と思う。
7.NO.OH ★★★☆ これもあっさりしたファンクな曲。畳み掛ける意味不明な歌詞と、速いテンポが面白い曲。 サビが終わったあとのトランペットが印象的。曲の疾走感と絶妙にマッチ。 明るいのになぜかこのアルバムの雰囲気に合った、夜っぽい印象が不思議。 8.D/P(ダム/パール) ★★★ またもや80年代な雰囲気が特徴的な、何か神秘的なものを感じる曲。ここからアルバムは後半へ。 サビへの展開の仕方が秀逸。ドラムの入れ方、コーラスの入れ方、ともに凝った作り。 この曲ではかしぶちさんの歌詞がかなり真面目。文学的な香りがする素晴らしい働き。 9.BLDG(ジャックはビルを見つめて) ★★★★☆ ほとんどを声で固めたアレンジが素晴らしい、かなり鬱な飛び降り自殺の曲。 そして後半はムーンライダーズお得意の全員ユニゾン。なんというかもうほぼジャンル分け不可能。 ムーンライダーズは全員変態的なポップスヲタとも呼べるが、この曲を聴けば鈴木慶一のずば抜けた奇才さが良くわかると思う。
10.B.B.L.B.(ベイビー・ボーイ、レディ・ボーイ) ★★★★★ ラストはまさに名曲。バブルへ突入していく日本の情勢を良くあらわした名曲だと思う。 展開的にも、メロディ的にも余計なところが無く、シンプルではあるがかなり完成度が高い。 感動的な曲だが、最後には陽気な雰囲気で大団円を迎えるのがらしい。 総評:★★★★★ ムーンライダーズ初の外部プロデューサーを起用した84年発表のアルバム。 その外部プロデューサーを起用したのが影響したのか、ムーンライダーズ特有の「作りこんでもまだ足りない」的な閉塞感が薄れている。 逆に、内輪受け的な雰囲気が薄れ、他のアルバムよりも突き抜けた出来である様にも感じる。 各メンバーが作り出す曲も他のアルバムと比べ、やや雰囲気が違うような。 ただ、個々のメロディが素晴らしいだけでなく、メンバーが適材適所でいい働きをしているのが素晴らしい(たとえばダム/パールではかしぶちさんが作詞したりとか)。 そしてアルバムの流れも完璧。特に3〜4の流れや、ラスト三曲は本当に良い。 先述の通り彼らの他のアルバムには内輪受け的な雰囲気があり、一部の人にはツボに入ると思うが、安定した評価を得られるとは限らないと思っている。 しかしこのアルバムは別。ポップス好きには絶対に受け入れられる。 失礼なことを言えば、たとえばムーンライダーズ以外の人たちがこのアルバムを作って、発表したなら歴史的傑作として揺るがない評価を得られた可能性すら有る気がする。 客観的(あくまで客観的に)に見れば最高傑作。80年代の古臭い雰囲気が嫌いでなければぜひともオススメしたいです。
尾崎豊の十七歳の地図お願いします
>>511 >>517 >>524 乙です。ライダーズは枚数ありすぎてどこから聴いていいかわかんないので参考になります。
>>499 いつも乙です。ところで古い話で恐縮なのですが、
the band apartのアルバムの「headlight is destroyed」って曲のレビュー、間違ってました。
× ピッキングハーモニクス
○ ナチュラルハーモニクス です。すいませんが訂正を…
527 :
名無しのエリー :2009/02/14(土) 00:39:35 ID:bhiPShWf0
いつも邦楽版から来てるので落ちると面倒なんで上げさせてもらいます@@
レビュー書いた皆さん乙です。
>>499 新谷良子の読みが何故か「ときお」になってます。
誰か平成風俗をお願いします
そういえば平成風俗ないね 俺からも希望
「CDTV」の発表(恋人にしたい〜)はどうやら来週っぽいので。。。
∧_∧
( ´・ω・) < とりあえず、↑までageますた。
(つ旦と)
と_)_)
このスレが終わったタイミングで、全アルバムスレとともにもっかいうp予定です。
>>526 >>528 両方直しておきますた。
(新谷良子の件は、コピペで作ってたのがバレバレ(^^;;))
乙です
>>531 おおっ、乙です!
こうしてみると、すごく懐かしいなぁ...。
さて、ご期待には添えられなくて申し訳ないが
酷く懐かしいアルバムを。
3・2・1 / Zilch
01. ELECTRIC CUCUMBER ★★★★
妖しげな声とかMC入りの深夜音楽ラジオから突然、インダストリアルヘヴィネスに突入。
発売した年を考慮しなくても、十分に濃い曲なんだが、聴きやすいという驚愕の一曲。
所々で喘ぎ声が入ってくるのがエロ過ぎるんだけどw
hideの歌い方もエロい。けど、何でこんなにポップなんだよ。大好き。
余談だがこのアルバムタイトル、考えたら卑猥なタイトルだな。
02. INSIDE THE PERVERT MOUND ★★★
デジタル色を強めたミドルチューン。ノイズがタップリと染み込んだ
筋金入りのインダストリアルヘヴィネス...なんだけど、メロがJ-POP。
メタル入門へンとしては十分に機能しているし、飽きさせない工夫もしている。
主にフックのつけ方とか。
03. SOLD SOME ATTITUDE ★★★☆ 今度はミドルに攻め込む。静と動の使い方がなんとなくUKチックだと思いつつ、 hideのヴォーカルは技術的にはまだまだだが、使い方を心得ていると思う。 なんとなくだけど、サウスパークっぽい曲だなと思った。 04. SPACE MONKEY PUNKS FROM JAPAN ★★★★☆ 日本のファンならソロ時代を連想するであろう、軽快なインダストリアルロック。 そういえば、死ぬ前のhideってこんな風にヘヴィメタル要素を取り入れつつ、 往年のロックンロールをJ-POPフィルターに上手くくるんでいたことを思い出す。 「PSYENCE」時代が好きな人ならきっと気に入ると思う。 歌詞も彼らしいパンクスとポップセンスに溢れる痛快さがある。 ラストは場末のバーで流れているかのようなピアノと音声をラジオレートで 垂れ流している意味深な終わり方。 05. SWAMPSNAKE ★★☆ ダウナーなグランジ風スローチューン。本当にけだるい。 こんなにも、もどかしい音を選ぶとは思いもしなかった。 06. WHAT'S UP MR.JONES? ★★★★ なんと、X JAPAN「DRAIN」をカバー。歌詞は大幅に変更しているようだ。 TOSHIが歌うと緊張感が漂う曲になっていただろうが、あくまでhideは この曲をロックンロールとして軽さを与えたかったんだろう。 ヘヴィネスに仕立てることで、逆に軽快さが前に出た印象がある。
07. HEY MAN SO LONG ★★★ より重くなったミドルチューン。どこかNine Inch Nailsっぽい。 アッチとは違って、ヒッキーマインドにむせ返ることは無いがw はき捨てるようなヴォーカルとポップな声質のギャップが逆に面白い。 殴り捨てるかのようなギターとタンタンと進行するリズム隊の対比も然り。 途中ではいるホーンのサンプリングがなんとも言えない味を演出している。 で、曲が終わったらまたもラジオ風モノローグ。 08. PSYCHE ★★★★★ で、限界を超えようとさらに練り上げたメロディを歌い上げるhideであった。 これまでに無く、丁寧に歌い上げるhideが見れる、珍しいヘヴィネス。 hideの中にある慟哭が垣間見える、何気に美しい曲ではないだろうか。 デジタル音を纏ったヘヴィサウンドをその慟哭でねじ伏せているようだ。 本当はこういう曲で勝負したかったのかもしれない。 09. FUCTRACK 6 ★★★☆ イントロのエロい息使いが非常に気になるw 酔っ払ったかのようなオッサンヴォーカルから突如疾走開始。 艶かしい女性ボイスとキッチュな男声ヴォーカルという対比が面白い。 途中のインド風シンセも謎だが、そんなのがどうでも良くなるバカトラック。
10. DOUBT ★★★★★ ソロ楽曲のセルフ(?)カバー。歌詞は別のメンバーが手がけたのだが、 日本語の発音を元に書き上げたという空耳アワー推奨曲だったりするw おそらく、ソロ時代を含めて、一番爆走しているのではないだろうか。 が、一番らしい曲でもあるんだろうなとも思える。 昔からある曲をここまで活かしきれる人はそうはいないだろう。 こんなにもキマった曲をかかれたら期待したくなるじゃないか、hide! 11. POSE ★★★★☆ こちらもオリジナル以上にヘヴィイに生まれ変わったセルフ(?)カバー。 タダでさえ、インダストリアルサウンドは良い曲にするのに時間がかかるのだが、 一体この人はどうやって作り上げたんだ? あんなタイトなスケジュールで...。 hideも歌声に凶暴性を秘めているようだ。 が、終盤はなぜかラップパートに突入。一体何故? 上手く使っているから反論できないんだがな。 12. EASY JESUS ★★★★ ラストはミドルチューンで〆。こちらでもはき捨てるかのようなヴォーカルが 印象的に残るインダストリアルヘヴィネス。 ただ、ポップなだけではなく、重みもしっかり兼ね備えていることを まざまざと見せ付けている。途中でジャジーなメロディとリズムを取り入れたりと 一筋縄では活かせないところもいい具合にひねくれていて良いと思う。 ラストのヒップホップ調のトラックも開放感が出ていると思う。
総評 ★★★★ 元X JAPANのhideが海外進出に向けて起動させた新バンドの日本デビューアルバム。 X JAPANはロックというか様式美メタルに徹し、ソロではX JAPANでの活動からは 想像しにくい、非常にポップな楽曲を連発していた。 この二つの要素が完全に融合したのが、間違い無くZilch本来の姿なのだろう。 PaulとRay、二人が奏でるホンモノのヘヴィネスにhideのポップセンスが加わり、 hideの右腕であるI.N.A.がこれでもかというぐらいの職人技を見せ付ける。 だからこそ、アメリカにいたロッカーに受けたのだろう。 こんなにも重く、だけどポップなロックアルバムを1997年に、しかも 当時はそんなことをやる日本人はほとんどいなかった中で完成させた。 ゆえにhideは多くの国内ロック小僧に絶賛されたのだと、このアルバムを聴いて思う。 ポップならヘヴィでも平気だという人は是非とも手に入れるべき。 そして、インダストリアルロックファンならチェックして損は無い。
541 :
名無しのエリー :2009/02/15(日) 13:06:43 ID:+hwVZjRG0
>>531 超乙です!
自分のがいっぱいあって、今読み返すと恥ずかしいw。
>>538 乙です!
このアルバムって、インダストリアルだけどhideらしい遊び心が詰まってて面白いアルバムだよね。
中古で投売りされてるのが悲しいw。
小田和正「BETWEEN THE WORD&THE HEART」 1988/3/5 1.a song of memories ★★★ 英語の発音がほんとに綺麗。モノラルからステレオになる切り替わりも良い。 集中して聴くとあっという間に終わってしまいますが。 2.僕の贈りもの ★★★★ オフコース時代のセルフカバー。ほぼピアノのみで、ゴージャスな仕上がり。 オフコースのバージョンはあまり好きでないらしく、 当時のコンサートでもピアノで演奏していたとか。 3.静かな夜 ★★★☆ この頃はまだオフコースの小田和正なので、 ソロでは180度違うサウンドを目指したんだろうなぁという感じ。 ドラムはジローさんなので微妙にオフコースの匂いはするけど。 実験作って感じかな。 4.I miss you ★★★★ 小田さん得意の「別れちゃった悲しいよー」的な歌。 最後の最後まで何の救いも無く可哀想な歌詞中の男女。 でも名曲。ギターソロとか痛いくらい心情を表してるね。 5.一枚の写真 ★★☆ 出だしのスチールドラムみたいな音でズッコケ。 これはチューブの前田やサザンの桑田が歌うべき曲で、小田さんが歌うべきではないと思う。 「夏の終り」や「夏の別れ」の様なしっとりした曲調が小田さんには一番似合うな。 6.誇れるのはたゞ ★★★★☆ 今まで全力で突っ走ってきた小田さんが初めて弱さを見せた名曲。 それまで世話になった人達への感謝、そして懺悔の気持ち・・・。 何度聴いても心に響きます。
7.in the city ★★★ 3もそうだけど、この頃は都会風な曲作るのって苦手だったのかな? ソロ初期のイメージそのまんまですね。 オフコース解散後は「Little Tokyo」などの王道曲でこの手の才能は開花するのだけど、 まだ少し不器用なイメージ。テンポは良い。 8.between the word & the heart -言葉と心- ★★★★ 某テレビ番組のテーマ曲にもなっている傑作小品。 軽快なテンポで心が優しくなれます。 9.ためらわない、迷わない ★★★★ すがすがしさ満点。 小田さんの生き様がそのまま刻まれた名曲です。 10.moon river ★★★ 小田さんが音楽をやるきっかけになった有名曲のカバー。 1と同じく発音が凄く綺麗だが、取り上げた意図がよくわからないな・・・。 総評 ★★★☆ オフコース時代のソロ作品だが、2、3分の小品が多く、長く聴けるアルバムではない。 全体的に手作り感が漂っているので、合う人には凄く合うと思う。 しかし1985年に製作された同じくオフコース時代のソロ作品「K.ODA」の方がはるかに良い。 ベスト版にはあまり入っていない曲が多いので、 買うなら初期のベストアルバム「Oh!Yeah!」を聴いてから買っても遅くはありません。 ソロ初期作品3作(K.ODA、これ、Far east cafe)の中では一番地味かな。
>>541 近所に100円で売っていたw
いい買い物をさせていただきました
>>531 いつも乙でございます。本当に乙です。
>>538 >>544 乙です。では自分も
RAINBOW/福原美穂
1.CHANGE ★★★★
スガシカオのようなポップなファンクに80年代ダンスポップ風味を付けた曲。と思ったらサビは8ビートに分厚いコーラスが重なる
80年代USロックに変貌し、どっしりした印象になる。福原は声に個性が無く、どのジャンルが本命という印象も無いが、同時に
何を歌わせても違和感が無く、ジャンルの切り替えをスムーズにこなしてる気がする。技術はあるが押し付けがましい個性アピールが無く、
なんか顔がない感じはするが手堅い。本人による詞は聴いてて頭に全然入ってこないし、歌詞を見ても、感情や意志の切れ端を散りばめたような文章で、
何だかよく分からない。しかし意味が伝わりにくいお陰で楽曲のBGM性は高まってる印象。
2.ANYMORE ★★★
前曲同様本人が作詞し、作曲にも関わった、ポップなR&B。どの程度関わってるのか分からないが、歌が本業の割に作曲も良さげ。
アレンジもゴチャゴチャさせずにスッキリまとめている。特にシンプルで堂々としたベースは心地良い。歌詞はバラバラなテーマが混在してるような
印象で、どこが主題なのかよく分からない。曲名ともあんまり連動してる感じがしない。
3.Lose Control ★★★★
Bメロの超低音ベースが印象的なファンク。コミカルなワウギター、張りのあるスネア音、サビの重厚なコーラスなど、いい感じのアレンジ。
そこに妥当に上手い福原の歌が乗る。歌詞はいかにも意味を求めるなといった感じだが、これが洋楽聴いてる時のような聞き流し系のBGM性を発揮している。
4.雪の光 ★★★★ カラッと明るい前曲から一転、いきなり深く沈み込むようなアンニュイなアレンジになるバラード。ここまで作曲は全て共作者がクレジットされているが、 それでもこれほど外れがないとなると福原はかなり曲が書けるのかも。後悔の念を表すような虚ろな低音と柔らかなファルセットを組み合わせたサビは 失恋の寂しさを上手く表現している。と思ったが歌詞をよく見ると最終的にハッピーエンド。なんということでしょう。普通に失恋ソングに聞こえるのに。 歌詞見るんじゃなかった。しかもサビで「ぇナハァ〜〜イア〜イア〜」とか歌ってるとこは歌詞上は「あぁ」になってる。歌詞見るんじゃなかった。 5.Everybody needs someone ★★★ らしくもなく詞の内容が分かり易く、曲調とも一致しているR&B。普通こうなんだが、彼女の場合こっちがワンポイント。 あっさりとしたイントロでさくっと歌に入るシンプルな曲だが、Bメロやサビでのディミッシュの使い方はカッコよかったりして 程よく耳に残る。 6.ON THE TOP OF THE WORLD ★★★★ 詞曲ともスコットランド人シンガーソングライター、サンディ・トムによる全英詞のフォーキーなロック。 どこか牧歌的な王道美メロと陽気なハンドクラップ、アコギとピアノをメインに据えた爽やかなアレンジが印象的。福原の英語発音も違和感がなく、 ぶっちゃけまんま洋楽。なんかイメージ近いと思ったら、サンディは植村花菜にも楽曲提供してるらしい。
7.ひまわり ★★★ 今作中最も詞に力が入ってるっぽい、落ち着いたポップス。楽曲も割と普通なため歌唱力勝負な印象が強く、実際それなりに歌が上手いため 安心して聴ける。ただ、彼女は奇跡的に歌が上手いわけではなく、ケチがつく程ではないが低音の声量が弱めだったり、実声で出せる声域も 意外と広くなかったりする。さて詞だが、そもそも曲名が「ひまわり」で良かったのか疑問。「ひまわりの種 植えた時は 私は幼くて」から 「あれから夏が何度か来て 花は咲いて枯れて」で現在に至るまでの間に大事な人が亡くなっている内容なのだが、ひまわりは一年草なので せいぜい二、三年しか経ってない描写になり、その後の整合性が無くなってくる。今も「私」は幼い気がするし、この期間に「小さな恋を何度か」 してるのに「ずっと ずっと 愛しく思う」もないのではという感じになってしまう。違う植物にしたほうが。「柿」とかでよかったのでは。 8.LOVE 〜winter song〜 ★★★ サブタイトルのせいでどうしてもマライアのクリスマスソングが浮かんでしまう、陽気なシャッフルのポップス。 Aメロとサビそれぞれの出来は良いと思うが、キーを1音上げ下げする転調が何だか耳になじまない。ドラムのフィルもベタすぎに感じる。 本格派シンガー的な売り出し方なのにサビでのコーラスの援護がやたら分厚いのも妙な感じ。 9.Getting There ★★★★ 歌と手拍子だけになって終わる前曲からの流れを引き継いで始まる、US志向のソフトロック。何歌ってるのか聞き取れない箇所がやたら多いのだが、 どうも外人の作った曲に福原が日本語詞を乗せたためらしい。結果、楽曲的な聞かせ所にどうでもいい詞が乗ってしまった感が。 英語の仮歌デモがあったのか、英詞っぽいリズム感を出そうとして言葉を詰め込んだ努力の形跡はあるが。サビへの繋ぎで 「何かヤ〜〜ダ〜〜」とか「涙〜〜目〜〜」とか歌いながら盛り上げていくのは理解に苦しむセンス。曲は良い。
10.ドリーマー ★★★★★ 一気にアダルトな雰囲気になる、しっとりしたソウルナンバー。哀愁漂うフルートやクールなベースも聴き応え充分。 肩の力の抜けた優しい歌い口調も良い。いわゆる会社側が売りに出てるシンガーが普通やりそうもない、渋い良曲。 上の世代に訴えかける魅力はあるはず。ところで詞曲を担当した香那という人が気になったのでググってみたが、 関係ない人が延々引っかかって結局本人に行き着けなかった。個性的な名前で活動して下さい。 11.ICE&FIRE ★★★★★ グラミー受賞アーティスト、コリーヌ・ベイリー・レイの提供曲。よく分からんパイプだ。この人の曲を初めて聴いたが、 音としてはアコギを中心に落ち着いた感じにまとめている。曲のほうはコードの流れがかなり綺麗で、Aメロ→サビ→Cメロ→サビ→Dメロ→サビという 構成も面白い。まだAメロだろうと思って油断して聴いてるタイミングで、スッとサビに入る展開が心憎い。 キャッチーというより掴み所のない曲だが、中毒性がある。 12.優しい赤 ★★ 川村結花の提供による、やや歌謡曲チックなポップス。悪くない曲だが、普通すぎるので、ここに来て今更という感じがしてしまう。 タイプ的にもM7あたりと被り気味で、締めの曲としては物足りないか。みんな結構好き勝手な曲を提供してるので、川村も売れ線にこだわらずに 作りたいものを作ってよかったのでは。福原の得意路線はコレ、というのが川村の見立てなのかもしれないが。
総評 ★★★★ 本人が6曲の作曲、9曲の作詞に関わった、福原美穂の1st。 まず何といっても曲のレベルが高い。「バラエティに富んでいる」という売り文句はどちらかというとこれといったお家芸のない人の作品に 取り敢えず付けられることが多い気がするが、今作はそのレベルとは一線を画している。ポップスもロックもソウルもファンクも、 申し訳程度にジャンルを揃えました的な生ぬるい出来ではない。見た目の印象では主戦力っぽいR&Bが一番地味な気がするが、それでも 極端に足を引っ張るような出来ではない。勝手に歌わしとけ的な手抜きアレンジも無いし、逆に好き勝手に曲ばかりいじり倒したような 実験的すぎる曲も無い。シングル曲に比べアルバム曲が見劣りするという事も無い。むしろ逆。全体的に非常にバランスが良い。 詞はメッセージ性を前面に打ち出したというよりは、曲に対して必死に言葉を当てはめていったような感じで、本人の歌の表現力の割には 言葉が印象に残らない。しかし詞が強烈すぎて良曲が台無し、という事態には陥っていないので、まずまず妥当なラインか。
(続・総評) そして今作が個人的に快適な理由の一つとして、福原が「歌は上手いが、一聴して本人だと特定できるような個性がない」というのがある。 彼女は下手でも人を惹きつけるような特徴的な声の持ち主ではない。技術的にも、例えばエ段の混ざらない綺麗なア段を発声することにかけては いきもの吉岡のほうが、パワーならSuperfly越智が、メリハリなら阿部真央が、といった具合に、部分で見れば他の歌手に比べ物足りなさも感じるが、 福原は大きな不可がなくバランスが良い。良曲を損なうことなく、自分色に染めすぎることもなく仕上げている。普段バックバンドのコーラスやってる人が 代打でメインを歌ったらきっとこんな感じなのではと思う。実際には稀有な存在なのかもしれないが、何故か福原のように歌える人はそこら中にいて、 彼女はその中の一人にすぎないような気がしてしまう。で、自分にとって今作は曲の良さを楽しむ作品なので、福原のこの黒子感は絶妙に感じる。 「きみのためなら死ねる」のヒロインはシルエットだが、あのゲームの中ではあれで立派なヒロインだと思う。かといってあのヒロインが 成立するゲームは他にはサウンドノベルくらいだろう。自分にとっての福原もそんな感じで、今作なら黒子歓迎だが福原個人に付いてる客ではないので 曲が変わるなら聴かなくなる。あくまで個人的な感想だし、福原本体をもっと掘り下げないなんて勿体無すぎる、と言われれば多分それが正解だが、 まあ要は福原が苦手でも曲の良さで結構聴けるかもという作品。
乙
>>551 乙です。ここ最近の女性ボーカルのレビューは益々力はいってますね。
知らない歌手のレビューなのに長文を読ませるから凄い。
>>550 乙です。
柿に吹いたw
個性のなさがプラスに作用することもあるんやな。
01.空色の猫 ★★★ GARNET CROWの中村由利作曲、AZUKI七作詞の提供曲。そして彼女の2ndシングル。 なんか唄メロに対して、バックの音が余りにセカセカしているような感じを受けた。 あと、最後にもう1回サビを入れてもよかったのではと思えなくも無い。なんか肩透かしを受けたような印象。 02.Thank You For Everything ★★★★★ 自身作詞による4thシングル。コナンのエンディングとしても使われていた。 友人へあてた感謝の曲だと思う。歌詞が自身作詞のせいもあってか、すごくストレート。 1のような抽象的な歌詞より、彼女の歌声になじんでる気がする。サビの常にボーカルを重ねるアレンジも心地よく響いてくる。 03.LaiLaiLai ★★ 自身作詞の曲、2曲目。新曲その1。なんか、ここまでの2曲とはまた違った歌声で歌っている。 ピアノの印象がけっこう残る。Aメロ、Bメロでの歌声があんまり好きな感じじゃない。 彼女の歌唱力の拙さだけが伝わっているような…。なんかロリっ子っぽさを狙っているような感じがする。 04.空飛ぶあの白い雲のように ★★★★ 彼女のデビューシングル。作詞が三枝夕夏・作曲が大野愛果 すごく歌が拙いんだけど、精一杯歌ってる感じは伝わってきて、好印象。 03との違いはそこなのかな?結構彼女の曲にしてはスピード感もあって、なかなかいい曲になってる。 あとサビのコーラスワークもいい。 05.嘘 ★ 新曲その2。なんか凄く違和感を感じた。歌もアレンジもいいんだけど、上手く歯車が合わさっていないような… サビでのハイトーンはすごく伸びていて心地いいんだけど、そこまでが何かが物足りない。 06.step up tears ★★★ 自身作詞の曲その3。新曲その3。ここまで割りとミディアムテンポっぽい曲が続いたが、ここでアップテンポな励まし曲。 こう拙い歌で精一杯で励ましソング歌われるとなんか頑張ろうって気がする。サビでの跳ね方もいいと思う。 07.碧 ★★★ 少し気だるく歌われる、春と夏の間を歌った曲。なんかメロディラインが不思議な響きをしてる。 歌詞がいまいち解かり辛い。「主人公」と「君」は結局どういう状況なんだろうか…
08.最後のラブレター ★★★★★ 自身作詞曲その4。イントロの楽器の音に凄く引き込まれる。その楽器+ピアノ+歌+ドラムでほぼ構成される失恋曲。 必要最低限なだけしか楽器も出て来ないので、この子のやさしい歌声が生かせてる。 09.時効 ★★★★ 自身作詞の曲その5。新曲その4。ここまでの曲と比べて凄く声量が上がっている。 サビで歌に迫力が現れた。全体的にヒリヒリした印象の曲。 正直カッコいいっていう印象とは無縁の人かと思っていたけど、この曲に関しては、カッコいいって評価しか出来ない。 10.「忘れない」 ★★★★ バイオリンとピアノと歌声で構成された曲。なんか前の曲から、歌に力強さが加わっている。 こういうシンプルな楽器編成のほうが、彼女の歌には合う。彼女の声が、木管とか弦楽器に近いからかもしれない。 11.不機嫌になる私 ★★★ 小松未歩作詞作曲の3rdシングル。嫌いじゃないんだけど、ちょっと位置が悪いかもしれない。 前2曲が想像以上に良かったせいで、若干見劣り感。9曲目、10曲目の歌声の力強さ、迫力が無くなってしまったせいもあるかもしれない。 12.言葉 ★★★ 自身作詞曲その6。新曲その5。穏やかな声で歌われる曲。 バックや歌声は結構明るいのに、歌詞を見ると結構ネガティブ。この歌詞の状況から立ち直った人っていう設定なら納得行くかもしれない。 13.First Love ★★ 上原あずみが歌詞提供した曲。彼女の作詞にしては割りと明るめに思える。 微妙にボサノバっぽいアレンジが入っている気がするが、それは入れない方がよかったんじゃないかと思える。 14.壊れたピアノ ★★★ 自身作詞曲その7。新曲その6迫力のある歌声が再び返ってきた。 このアルバムで一番暗く、重い曲。Aメロでの穏やかさとサビでの迫力の感じる歌の対比で、 サビが上手く浮き上がってる。歌詞が彼女自身の作詞にしては結構抽象的。
15.明日は今日より笑っていられますように ★★★ 前の曲が結構暗さを持った曲だったが、それよりは若干救いを求められる穏やかな印象。 前の曲は全く太陽の見えない灰色の曇り空だったが、この曲は若干雲が薄くなって太陽も時々見えるような印象。 16.さよならと… ★★ 04と両A面で発売されたデビュー曲のもう1曲。1番、2番とだんだん楽器が増えていくアレンジ。 個人的には終始1番と同じアレンジで行ったほうが歌詞が引き立った気がしなくも無い。 せめて前の曲と逆にするか、いっそこれは入れないかにしたほうがよかったのでは?なんか、ラストが少し印象が弱くなる。 総評 ★★★★ GIZAヲタ人間としてのレビュー。 GIZA studioの音の雰囲気が好きなので、やっぱり評価は甘くなってると思う。 ただ、このアルバムに関してはGIZAだから聴いたのであって、彼女に対しての思い入れはまったくない。 シングル4枚、ミニアルバム1枚、アルバム1枚からの選曲+新曲6曲収録のベスト。 そんなに期待してなかったので、想像よりもいい曲揃いで驚いた。 歌自体はそんなに上手い人ではないので、そこを期待すると駄目になる。 歌声の雰囲気が好きなら聴いてみて。 全体的に透明感とか、浮遊感のある曲が多いので、BGMとしてなら聞き流せる曲になる。 歌声が割りとSAYAKAに近いかもしれないので、SAYAKA好きならためしに聴いてみてください。 まったくレベルの低いレビューすみませんでした。
>>557 乙。GIZAっぽい曲名が多いなーと思ってたらまんまだったのか
>>546 、555
乙。
岩田は俺も書こうと思って途中でフォルダにほっぽってあるわw
そのうち仕上げてみようかな。
MORE! MORE! MORE! / capsule #1. runway ★★★☆☆ カウントで始まって、不安感をあおるような音が聞こえてきてすぐ終わる。 マイケルジャクソンが踊りだしそう。80年代っぽい。 #2. more more more ★★★★★ エッセンシャルのCMの可愛らしい印象が強いけど、実は結構尖ってる曲。 #3. the Time is Now ★★★★★ やたら本格的なラップがハマる。個人的にかなりスルメ曲。 #4. JUMPER ★★★★☆ POPな歌モノと思いきや実はかっこいい!自然に体が揺れる。 #5. Phantom ★★★☆☆ ひとことで言うとダフトパンクみたい。一番テクノな曲。 #6. gateway ★★★☆☆ 短いインスト。ホラー映画でかかりそうなおどろおどろしい曲。 #7. Pleasure ground ★★★★★ イントロは#6の流れで暗いのに声が入った途端にPOPでメロディアスな曲に変身。 キラキラしてるのにちょっと切なさや懐かしさも感じる。
#8. the mutations of life ★★★★☆ 他の曲に比べて凄いシンプル。でもこの曲があるおかげでアルバムがしまってる感じがする。 #9. e.d.i.t. ★★★☆☆ 全曲とは打って変わって色んな音がぎっしりつまってる曲。 最初はピンとこなかったけど、何度も聴くうちに好きになってきた。 #10. Adventure ★★★★★ "せっかく生きてるんだから楽しまなきゃ損"っていう前向きソング。 イントロからすでに鳥肌立ちました。映画のエンドロールみたい。 いちばんいい曲どれって聴かれたらたぶんコレを選ぶ。 総評 ★★★★☆ 何度もリピートしたくなるアルバム。(良い意味で)1回じゃ物足りないというか、おかわりしたくなる。 歌モノが多く時間も短いので、capsuleをまだ聴いたことがない人にもオススメ。 これまでのアルバムにはどうしても「この曲ばかり聴いちゃう」ってのがあったけど、今作は個人的に捨て曲無し。 #1〜#2・#6〜#7の繋ぎには意外性もあったりして曲順が絶妙。 歌詞カードは意図的に付けていないけど、#7#10は耳コピして一緒に歌いたくなるくらいメロディも歌詞も良い。
以上です。語彙力も無けりゃ音楽に詳しい訳でもないのでさっぱり書きました…。
>>562 乙
自分もいつ書いたか解らない同レビューが出てきたので書いときます
MORE!MORE!MORE!/Capsule
1.runway ★★
導入インスト。チープとスリルの間を行ったり来たり。
2.more more more ★★★☆
歌は勿論のこと、シーケンスやシンセまでも口ずさめるようなラインになってるのが面白い。表題曲らしくどこまでもキャッチー。
この手の音楽に馴染みがなくても取っ付きやすそう。
3.the Time is Now ★★☆
やたらと言葉の詰まったラップがあり。
裏ではダークな歪みシンセと、スーファミ時代のゲーム音楽のような打ち込みの組み合わせがあったり、掴み所がない上に長い。
なんだか中途半端に期待を裏切られた。
4.JUMPER ★★★☆
いかにもテクノ。
重たいベースと軽やかなボーカルの対比がクセになる。
バスドラをもうちょっと低音強くしてくれるともっと雰囲気と合う。
5.Phantom ★★☆
思いっきり加工されててもはや誰の声だかわからない。限りなくインストに近い。
いくつかの変化球をくっつけたような、飛び道具みたい。
6.gateway 中世のオカルトな雰囲気のインスト。 30秒ちょいで終わるので評価しようがない。 7.Pleasuse ground ★★★★ ミドルテンポのハッキリした歌モノ。 ポップでどこか物悲しい雰囲気はお手の物。 ボーカルの声がまた似合い過ぎ。 ただ最後のギターの弦を滑らせる音が唯一要らない。一瞬でここまで「邪魔!」と思う音はそうそうない。 8.the mutations of life ★★★☆ ファンキー。 ベースがやけに生音でドンシャリ効かせたような音作りで、アルバム中だと独特。 良い具合に穏やかで、BGMでさらりと聞くにはこの曲が1番好きだな。 9.e.d.i.t. ★★★ 3曲目をディスコ風にした感じ。 可も無く不可も無くさーっと流れてく。 10.Adventure ★★★☆ 前曲から間髪入れずに、可愛らしいポップな曲。 ラストってのもベタだけど、ちょっとした切なさの演出にはしっかりやられる。 総評 ★★★ 初めてCapsuleを聞いたのだけど、まず思ったのが、中田ヤスタカが“電子音楽をやる人”というよりは“コードとメロディの組み立てが上手い人”ということ。 決して真新しい訳ではないけど、上手く隙間をついて耳に残る曲を聞かせてくれる。2、7、10曲目がまさに。 他はこんなもんか…って感じでイマイチ煮え切らないとこが残念だったけど、ポップで聞きやすくて好感触。
>>531 乙です
野暮な指摘ですが、ブンブンサテライツのページがリンク切れてます
たまに書こうとしても みんなのレベルが高すぎて無理だ…
>>561 ,564
乙です。
or/Spangle call Lilli line
1.Piano:★★★★☆
曲の開始から終わりまでずっと同じフレーズを繰り返すピアノが印象的。
クリーントーンでアルペジオを担当するギター(R)と
曲の合間で変態的に、スクラッチ的な奏法を挟むギター(L)が対照的。
静かながらも結構トリッキーにビートを刻むドラムや
隙間を意識させるようなベースラインも相まって
彼らの音響的な側面を良く理解できる名曲。
2.rrr:★★★★
クリーンギターの綺麗なフレーズで導入。
大坪がワンフレーズ歌った後に入る浮遊感のあるエレクトロニクスが
心地よい音場を作り出し、その空気を崩さぬよう演奏が進む。
ドラムは結構アグレッシヴなプレイを見せ、ギターは一曲目と同じく
アルペジオとノイジーな二つのラインが共存。
後半にはお遊び的にクリックノイズなども入る。
3.Dism:★★★★
一転してMy Bloody Valentine的なポップ・シューゲなナンバー。
空間を埋め尽くすファズギターにハスキーかつ囁くような大坪の歌、
隅の方で鳴るクリーンギターやいつもに比べ骨太なドラムなど、
もうほんとそのまんまな曲。でもいいんだなぁ。
4.B:★★★★ 再度隙間多めのナンバー。ギターは二本とも基本クリーン。 やはり彼ららしい曲。中間に入る逆回転サウンドなど入り音響的に。 後半はLで同じフレーズを鳴らし続けるエレクトロニクスと ポップな演奏陣とが上手く噛み合って極上の浮遊感を演出。 5.nano:★★★★★ シングルにもなった超名曲。大坪曰く「一番メジャー(有名)感ある曲」だそう。 四つ打ちがダンサブルだが、ディレイのかかったギターや音響的なエレクトロニクスも 相まって素晴らしくドリーミー。体ではなく心が揺れる四つ打ち。 大坪の書く歌詞は毎回意味が分からないが、なんか雰囲気で感動してしまうというかwww 最後の「あげたのは類するガム あげたのは二層歓」のリフレインはなんだかノスタルジック。 6.ma:★★★☆ 二本のギター(リフとアルペジオ)が絡み合う導入の後、ドラムと歌が入り曲開始。 ワンフレーズ後少しだけ入るアコースティックギターのソロが何だかお洒落。 空気を崩さぬように徐々に盛り上がっていく演奏は相変わらずナイス。 要所要所でエコーがかかり幻想的な歌声に、さらに多重録音によるコーラスも入り、 大坪が主役のように感じる曲。
7.metro:★★★★ テンション高めのポップナンバー。ハープっぽいサウンドが綺麗。 途中でリズムチェンジしてしっとりした雰囲気に一転するが、 無理矢理感はなく、むしろ心地よい。 最後は多重録音による少しポリフォニックなコーラスで締め。 8.carb cola:★★★★★ 今回も四つ打ちだがやはりダンサブルではない。 エレクトロニクスのサックス音がところどころに入り少しレトロな雰囲気も出しつつ、 二本のクリーンギターの絡みでしばらく進行。 後半はバックで鳴るエレクトロニクスが作り出した音場に バンド演奏が乗っかる音響ポップス。 9.ice track:★★★★★ 2nd「nanae」収録の「VEEK」を発展させたかのようなナンバー。 後ろでずっと鳴り続けるクリックノイズが印象的。 少しづつ少しづつ盛り上がり、最後に爆発するカタルシスがたまらない。
10.soto:★★★★☆ 最終曲はアルバム全体としての余韻を楽しむかのような 静かなナンバー。随所に見られる音響的遊び心が面白い。 とても心地よい気分でアルバムを聴き終えることができる。 総評:★★★★★ 美大出身の四人が組んだバンド、Spangle call Lilli lineの3rd。 アルバム全体で統一された空気が表現されており、文句なしに彼らのベストだと思う。 2ndでは荒削りな部分がまだ若干残り、益子樹のプロデュースもあって スーパーカーの亜流みたいな雰囲気があったものの(勿論良盤ではあるが)、 この作品ではすでにそのようなものは感じられない。 完全に自分たちのフィールドを確立した感じ。 聴きこむ分にも申し分なく、お洒落なBGMとしても使える名盤。
>>565 ご指摘どもです。修正しました。
レビューしている皆さん乙です。
てか、あと8KBとかスレ早すぎてワロタ。もうまとめに入らないと……(^^;;)
ゴスペラーズのFRENZYお願いします
ユニコーンとかうpして下さい・・・。 できれば・・・。
ユニコーンまとめサイトにいっぱいあるじゃん
>>571 めちゃめちゃ細かいですが、新規更新分に大塚愛が抜けてますよ(同時に掲載タイトルも未更新っぱい?)。
capsuleのレビューでもしようかな。
アーティストの全アルバムレビュースレ、容量超えして落ちたけど次スレって立ってる?
ああああ茂さん何やってんだよおおおお 鈴木茂「Band Wagon」 1.砂の女 ★★★★☆ ギターのカッティングのリフが全てと言っても良いほど印象的。 それに加え、複雑なドラムパターンが生み出す強靭なグルーヴが素晴らしい。リードトラックとして最高の仕事だと思う。 流れるような自然と聞かせるメロディも良い名曲。 2.八月の匂い ★★★★ サビでの間を縫うように聞こえるコーラスが面白い。 名曲にはさまれているせいか、アルバム内の印象が薄い気もするけど2曲目としての働きは十分すぎる。 3.微熱少年 ★★★★★ タイトルから期待させられるが、正に名曲。 完成度の高いメロディと演奏陣の素晴らしいグルーヴに効果的なホーンアレンジ。どれをとってもハイレベル。 松本隆の詞も素晴らしい。「天井の木目 ゆらゆらと揺れて溶け出した」抽象的な表現も彼らしい。
4.スノー・エキスプレス ★★★ 一休みインスト。それほど見せ場があるわけではないが演奏が聞かせる。 5.人力飛行機の夜 ★★★ やたら力のこもった歌い方が面白い曲。なんとなくはっぴいえんど、ティンパンアレーも思わせる。 歌詞の通り倒れこむように終わるアウトロもなかなか良いが「飛行機ブンブン」と言う歌詞はどうなんだ?w 次に繋げる曲と考えても良いが、聞き流す曲でもない感じ。 6.100ワットの恋人 ★★★☆ シンセの質感がなんとも不思議な雰囲気を醸し出している。 その上に演奏もちょっと不気味な気がしないでもない。それとの歌詞のギャップが良かったり。 「you are my sunshine でもないが きみは明るい100ワット電球さ」ってなんかいいやん。 7.ウッド・ペッカー ★★★ 4と同じく見せ場はあまり無いが良い演奏のインスト。まぁ繋ぎ。
581 :
名無しのエリー :2009/02/20(金) 00:58:02 ID:bwY+d/Qs0
8.夕焼け波止場 ★★★☆ イントロはかなりレゲエなリズムだが曲が進んでいくとリゲエっぽさが薄れる。 また最初は音が薄く感じるが、いつの間にかいろんな音で埋め尽くされてる不思議な曲。 夕焼けの雰囲気もよく出て、地味ながら聴き所の有る曲。 9.銀河ラプソディー ★★★★☆ ピアノを中心にしながらも、湿っぽくしないでこれまでとほぼ同じグルーヴで上手いアレンジ。 その上、メロディはこのアルバムの一、二を争うほど美しい。 夜の雰囲気がありながらもこのアルバムから全く浮かない絶妙な曲調で素晴らしい締め。 総評:★★★★★ はっぴいえんど解散後、単独で渡米して製作された1stソロアルバム。 鈴木茂の楽曲の良さ、スライドギターの素晴らしさもさることながら、アメリカ西海岸のセッションミュージシャンがすごい。 特に三人のドラマーのそれぞれのグルーヴに痺れる。また密かにキーボード系のアレンジが秀逸。 スライドギターをこれほどフィーチャーしてラテン的なリズム感のアルバムを作ったのは邦楽で初といわれ、邦楽の幅が広がったとよく言われる。 その通りかなり充実しており、全体でそれほど長くないが繰り返しの鑑賞に堪えうる名盤だと思う。個人的にははっぴいえんどメンバーのソロで一番好き。 夏の雰囲気のシティポップスを楽しみたい人やドラムで体が動いてしまうような人にオススメ。
初レビューなので拙い文章が多々あると思いますが、ご容赦ください。 the pillows/LITTLE BUSTERS 1.Hello,Welcome to Bubbletown's Happy Zoo ★★★ やたらタイトルの長い全英詞。勢いのあるリフとメロディーにボーカル山中のおちゃらけたような歌声が合わさり、 陽気ながらも何処か不気味な感じの曲調が出来上がっている。間奏前のシャウトやラスサビの「オチ」もその要因の一つか。 2分半と演奏時間が短く、(良い意味で)頭に残らないため、オープニングとしての役割は十分に果たしているかと。 2.Another Morning ★★★★ ポップながらも決して軽くはない、決意表明的な良曲。 メロディもさることながら歌詞の出来が素晴らしく、彼らの決意がひしひしと伝わってくる。 あえて自分の好みを言うならば、イントロが少し騒がしすぎるように感じた。あと最後のアウイェー2連発が謎。 3.ONE LIFE ★★★☆ 他人の評価を恐れずに言うと、そこまで好きになれない曲。 もちろんメロディー歌詞共に優れていることは分かるのだが、名曲というには疑問符がつく。 イントロで盛り上げておきながら、メロに入った途端落ち着いてしまう事に違和感を覚えるのと、曲の流れがやや単調なのが原因だと感じる。 時々聴きたくなる時はあるのだが、一度聴き直すとすぐ「しばらくいいや」となってしまうのは何故だろう。 もしかしたら自分がバラード向いてないだけかもしれない。 4.THAT HOUSE ★★★★ 透明感のある歌声と、優しいメロディーが上手くマッチした曲。 抽象的ながらも何処かノスタルジックな歌詞が何ともいえず。 直接的な歌詞表現をせずとも、このような感情をリスナーに想起させる事が出来るのは、山中の大きな長所だと思う。
5.like a lovesong(back to back)"album version" ★★★★☆ 歌詞からも分かるように、他人を励ますポップソングではあるが、メロディーが何処か切なさを帯びた、不思議な曲。 聴いていて複雑な感情が沸き上がってくるが、むしろそれが心地よい。何度でも聴きたくなってしまう。コーラスもGJ。 メロディーだけならば満点でもいいのだが、サビがアウイェーごり押しなので(個人的にはそれも好きだけど)その分割り引き。 6.Nowhere ★★★ イントロの為だけに存在してるんじゃないか?とか思ってしまう曲。 音作りと歌詞は素晴らしいが、サビがどうも盛り上がりに欠ける分、次の曲への繋ぎのような印象は拭えない。 とは言え、曲単体としての完成度は十分。他のアルバムに入っていればもっと輝けたと思う。 7.HYBRID RAINBOW ★★★★★ 完成度の高いこのアルバムの中でもトップクラスの出来を誇る名曲。 イントロからサビ、間奏に至るまで全く隙の無い曲構成には恐れ入る。 唯一我儘を言うと、山中の歌唱力がチト物足りないかな。でも満点。 今の山中の声で再録した音源が出たりしたら満点突き抜けると思うw 8.Blues Drive Monster ★★★☆ 決して前向きとは言えないが、何処か剽軽な歌詞がメロディーに乗っかることで、曲に疾走感を醸し出している。 ただ、歌い方によるものか、少し薄っぺらさも感じる。まぁ、そもそもこういう曲に重さを求めるべきではないのかも。 それでもサクッと聴けるし単純にカッコイイので個人的には結構好き。
9.PATRICIA"album version" ★★☆ ほんわかとしていてやたら可愛い、でもそれ以上の価値は見出せない曲。でも決して駄曲というわけでもない。 個人的にはシングルバージョンの方がメリハリがあって好きかな。ただ、ラストのアウイェーが無いという点でどっこいどっこいかもw 10.Black Sheep ☆ 11への繋ぎと考えていいと思う。演奏時間は3分半と長くはないが、スローテンポかつ暗い曲調のため、 通して聴くと5分ぐらい経ったような錯覚に陥る。思い切って2分ぐらいにまとめちゃってよかったんじゃないかと。 11.LITTLE BUSTERS ★★★★★ 10で溜まった鬱憤を取り払うかのような、爽快感に溢れた、アルバムの最後を飾るに相応しい名曲。 希望に満ちたようなイントロから始まり、サビでの合唱は、思わずこちらも声を合わせてしまう。 これだけキャッチーな曲を作っておきながら、何故売れなかったのか最早疑問に感じてしまうw 強いて言うならば、曲の展開が単調な分、飽きが来るのが早いかもしれない。それでも初めて聴いた時の衝撃を考えて満点。 総評.★★★★★ バンドの方向性が定まり、メンバー各々が確信を得た時期のアルバムなので、この完成度の高さにも頷ける。 pillowsを聴き始める上で、まずはこれを聴いておけば問題ないかと。名盤です。
乙!
>>584 乙。個人的に山中の歌唱力が物足りないのはM7じゃなくM3だな。
吉田仁渾身のエフェクトで声に伸びを作ってるが、輪郭がぼやけすぎてるw