1 :
名無しのエリー :
2008/02/17(日) 13:12:40 ID:WcSohZcr0
2 :
名無しのエリー :2008/02/17(日) 13:13:43 ID:WcSohZcr0
3 :
名無しのエリー :2008/02/17(日) 13:15:27 ID:WcSohZcr0
4 :
名無しのエリー :2008/02/17(日) 13:18:30 ID:WcSohZcr0
BEST 〜風〜 /長渕 剛 (DISC-1) 1.巡恋歌 ★★★ 恋の侘しさを女性目線で歌った代表曲。爽やかな歌声を堪能できる。 ハーモニカとアコギの音色が寂しさを感じさせ普通のフォーク曲ではない何かを感じる。 2.いつものより道もどり道 ★★★ 前曲よりも更に音数を少なくして寂しい感じに仕上げたバラード。 あいかわらず女性目線で当時の風流がどうだったのかよく分かる。 バイオリン、オルガンを取り入れて曲の幅を広げていてなかなか良い感じ。 3.もう一人の俺 ★★☆ ブルース調のイントロから激しい展開を見せて聞き手の気分を高揚させる。 エレキを使ってないのにここまで攻撃的な曲を作れる所に並みのフォーク歌手じゃない所が分かる。 でも、ブラックカフェもう一杯!って何度も叫ぶのはなんか情けないよ…。 曲間のバイオリンソロは長渕らしくないけど良いと思うです。 4.交差点 ★★★☆ これは名曲。まるで夜中にポツンといるような侘しさをアコギとシンセで再現している。 ベタベタしそうでべたべたしていないくらいの別れの感情を表現した歌詞もなかなか。 若々しい声で歌うからこそ名曲になったのかもしれない。今のウゲー声ではねぇ。
5 :
名無しのエリー :2008/02/17(日) 13:19:07 ID:WcSohZcr0
5.俺らの旅はハイウェイ(LIVE) ★★★ 手拍手をしている所は昔のライブって感じ。なんか会場全体的にほのぼの。 曲を一生懸命聴いてる印象を受けて好印象。結構長渕ってアコギ上手かったんだなぁ。 エレキギターのフィード感ある音色が曲を更によくしている。 6.すべてほんとだよ!! ★★☆ だんだん舌足らずになってきたがまだまだ好き嫌いが分かれる印象はない。 甘いフォークサウンドは相変わらずだが歌詞が段々ベタベタしてきた…。 ぅうんー、ぅうんーっていうコーラスがとにかく耳に残る。それだけ独特なのかな。 7.午前0時の向こう側 ★★★ こちらはロックバラードで良い感じに荒い感じが出てて寂しい曲調に協調している。 コード展開はまぁありふれた感じの展開の仕方をするがそれでもなかなかいい。 綺麗なピアノの音が良いアクセントになっていて効果的に使っている。 8.プライベート ★★☆ アコギだけで演奏されたカントリー調の曲。なんか歌詞がベタベタ…。 9.GOOD-BYE青春 ★★☆ 有名曲。打ち込み音満載の歌謡曲で歌詞は秋元康。これはもう王道にならざる得ない。 まぁ、当時の歌謡曲調としかいいようがない…。アコギもあんまり強調されていないし。 手堅く作った感じ。
6 :
名無しのエリー :2008/02/17(日) 13:19:46 ID:WcSohZcr0
10.日めぐりの愛 ★★★ ひたすら暗い。低くて重いアコギの音色がそうさせるのだろうが…。 いかにも70年代の四畳フォークソング。でも、時は80年代…。 変に大袈裟でなく抑えて抑えて変に煽らないので一つ一つの言葉が染みる…。 70年代の空気を逆に利用して侘しさを演出するための効果として使ったのが良かったのかも。 11.スローダウン ★★☆ だんだん歌声が変になってきた…。いや、まだまだ大丈夫…。 でも、いかにもお前らこれで泣くんだろウリウリみたいな曲調はあんまり好きじゃない。 歌詞もそんな感じでだんだん好き嫌いが分かれ始める…。 12.乾杯 ★★ ダーン。大袈裟なスイートソウル風のイントロ。泣け泣け!てな感じの歌詞。 そして…舌足らずでカラカラ声の長渕ボイス…。何言ってるかよく分からん…。 当時のバブル風情もありこの曲は大ヒットしてこの頃からヤクザドラマにも出始めて…。 最後のウォーーーーー、ゥーーゥェーていう叫びもくどい。 13.泣いてチンピラ ★★ 題名がもろ…。長渕の場合ヤ●ザになりたいのかな。そんな感じの脅し声が楽しめる。 曲自体は普通のロックサウンドでどうってことないが、長渕がいるだけでかなり変わる。 泣いて泣いてチンピラになりてぇあぅあ〜が脳裏に残る。 14.LICENSE ★★ 乾杯路線第二弾。今度は家族路線とアコギを絡めてきてさらに泣け!と脅してくる。 なぁなななな〜ってな囁きコーラスもなんか怖く感じる…。歌詞は70年代炸裂。 なんかいつになっても全然変わらない気がする…。変わったのは長渕の声だけが…。 15.電信柱にひっかけた夢 ★☆ またか…てな感じの古きよき日本で彷徨う若者の姿を描いた歌。 なんか長渕さんが伝えたいことが愛から社会情勢にかわりはじめてきたのか? どんどんスケール感が出てきたぜ!てな感じで舌足らずも20%増強!
7 :
名無しのエリー :2008/02/17(日) 13:20:19 ID:WcSohZcr0
(DISC-2) 1.JEEP ★★ お花畑ランランなアコギサウンドに「どらいびんうぃっつまいじーぷ」なんて言われると ドライブしたくなるね。ジープで。毒もない感じに親しげに迫ってくるが俺は騙されん。 でも、なんかドリップ感はある。 2.JAPAN ★☆ とうとう自分の住んでる国に対しても噛み付き始めた長渕先生。パワーバラードで攻める! 「うぇあーゆーごーいんぐぅ」なんてとても辛口な分析をする…カッコいい! ドラム音などにもエコーを掛け壮大な雰囲気を出そうとしている。 3.しゃぼん玉 ★★ 長渕キックが編み出されたのもこの頃か?歌詞にも汚らしい言葉が出始める。 メジャーなコート展開、アコギ、ウェイ声。長渕の要素が入りまくりです。 よく聞いてみると一人称が僕から俺に変わってるし…。 4.I love you ☆ 「イタめしに エスチック ボルシチなんかも最高よね」 …………。 「服を着るならアルマーニとかヴェルサーガとか」 …………。 そんなことより 俺は お前を ベッドに引きずりこぉみぃ 素っ裸のお前っのぅ胸にしゃぶるぃぃつく ……………!?。 なんか、そんな〜からの所の歌い方が非常にエロい。まるでレイプする直前の脅し文句のような。 一応そのあとに「愛し貫く〜」なんて説教っぽい感じで本当の一流とは〜とか語るけど 最後はまたお前をベットに〜と歌う…。…アウト。
8 :
名無しのエリー :2008/02/17(日) 13:20:53 ID:WcSohZcr0
5.RUN ★☆ 長いシルクロード風のイントロから始まるシャッフルナンバー。ウクレレも弾いてる。 でも、声が更にカラカラ声……。ランララランランラン〜のところが印象に残る。 6.ガンジス ★ 歌詞は結構考えさせる感じだがどこか偽善者っぽい感じ。 この声を受け入れるかどうがかこの曲の良し悪しが分かれる。声が駄目なら聴けない…。 とくに変化もなく淡々と進む曲調なので余計に好き嫌いが分かれると思う。 7.家族 ★ 前曲と同じ印象。すみません、もう限界です。 8.英二 ☆ 同名ドラマの主題歌だったかなぁ…確かそんな気がする。 本当に最初の頃と比べるとエロ雑誌とかアンモニアとかしょんべんとか…汚くなったなぁ。 泣いてチンピラみたいな長渕ロックてな感じの曲。…段々感覚が麻痺してきた…。 9.いのち ☆ 長渕流魂のピアノ弾き語り。もう文書くのかめんどくさくなってきた。
9 :
名無しのエリー :2008/02/17(日) 13:21:40 ID:WcSohZcr0
10.ひまわり ★ ここでまさかまさかのサンバ…!でも、歌詞は明るくなく海賊のキャプテン状態…。 だんだん歌詞もわけ分からなくなってきた。ちゃんとしたレビューがかけなくてごめん…。 11.静かなるアフガン ☆ 歌声はもう…おぉもう…。歌詞は…「ビンラディンがモグラ」…なんか長渕さんは怒ってたんだろうね。 とにかく、淡々と盛り上げる所もなく淡々と曲は進んでいく。 ……たかがこんな歌で世界情勢なんかかわらねぇよボケ。 総評 ★★★(一枚目:★★★☆、二枚目:☆) 長渕剛自身が選曲したベスト版の二作目。周りのフォーク歌手がアイドルに楽曲を提供したり 新しい音を取り入れるなどしたりして時代の波に載っていた中、長渕はひたすら方向を変えなかった。 それの方向のままここまで来たというのはある意味凄いことだと思う。 まぁ、最初の楽曲は結構粒揃いで幅広い人に楽しめると思うがだんだんと聞ける人が絞られてくる…。 最終的な判断は今の長渕の声を聴けるか聴けないか。もう、本当にそこが…。自分は無理です。 以上です…。ごめんなさい
10 :
名無しのエリー :2008/02/17(日) 13:31:44 ID:Yvws93C00
本当に長渕のファンなのかw 「ちゃんとしたレビューがかけなくてごめん…。 」 レビューが書けるような分かりやすい色ついてない歌が多いからな。 それを何十曲も聞いてってだけで乙。
11 :
名無しのエリー :2008/02/17(日) 13:44:51 ID:nyeIR6VFO
最期のほう☆すくねえな、飽きたのか
12 :
名無しのエリー :2008/02/17(日) 14:59:52 ID:z+UAb7iBO
単純に個人の評価なんでしょ
13 :
名無しのエリー :2008/02/18(月) 07:01:19 ID:XVsZucim0
途中で挫折するぐらいなら書くなと言いたい
14 :
名無しのエリー :2008/02/18(月) 08:50:57 ID:dZ56yiGGO
>>13 挫折なんかしてないし。表現上で「もう限界です…」て使っただけだよ。
ただ、すべての音楽がいい音楽なわけじゃないからそういう音楽に対しては感想は短くなるし。
それに、初期のレビューは一文のレビューばっかなのに最近は難しいの書けとか…プロじゃないんだよ
それに、自分は長渕には全然興味がなかったけど聞かず嫌いも…ということで書いてみただけで。
でも、こんな堕レビュー書くくらいならもうレビューするの辞めたほうがいいですね。もう書くの辞めます。
15 :
名無しのエリー :2008/02/18(月) 15:08:06 ID:lGwoYSpK0
鈴木亜美「AROUND THE WORLD」(05.10.12) 1.AROUND THE WORLD ★★★★ オープニングを飾るのにふさわしいスケールの大きいナンバー。 一曲の中でメロディがドラマティックに展開するが、最後はやや失速気味。 歌詞の対象がMAX松浦のように聴こえてしまう。 2.HOPEFUL〜OVERHEAD CHAMPION MIX〜 ★★★★★ 復帰第1作(配信限定)のオバチャンリミックス。 前曲からの流れで考えると、オリジナルでなくこちらを収録したのは正解。 ラスサビ前の間奏がちょっと微妙だが、全体的にテンションが上がる作りになっている。 3.Beautiful ★★★ 引き続きトランス。友達をテーマに歌っている。 オープニングのフレーズをラスサビ前に繰り返すところが良い。 4.Sweet Voice ★★ 歌い上げるタイプのバラード。 既発曲を聴いてきた限りでは「あみーご、歌うまくなったね」と思っていたが、 この曲では従来の音痴っぷり全開。本人も陶酔して歌っているので、カオスなことこの上ない。 5.Delightful ★★★★ フレーズはいろんなところから引用しまくりだが、復帰第1弾シングルとしては良い出来。 特に1番から2番へのつながりがカッコイイ。 6.For yourself ★★★ 配信限定シングル第2弾。 R&Bをベースした可愛らしいポップスだが、歌詞は男性側から見た失恋ソング。 取り立てて強いフックがあるわけではないものの、この流れで聴くと良い箸休めになっている。
16 :
名無しのエリー :2008/02/18(月) 15:08:49 ID:lGwoYSpK0
7.ねがいごと ★★★★★ 元datの鈴木大輔提供による復帰第3弾シングル。 なんと言ってもメロディーが美しい。あみーごの手による歌詞も良い。 肝心の歌に関しては力不足感が否めないけれども、「our days」よりは遥かに上達している。 8.Risk ★★★★ ライブでの盛り上がりを意識したロックナンバー。スピード感あふれるサウンドがかっこいい。 低音の歌いだしから、スリリングなBメロでワクワクさせるが、サビはいまひとつ。 9.Eventful ★★★★ 当初配信限定だったのが復帰第2弾シングルに昇格した曲。 これもサビが弱い。たたみかけるようなAメロ、感情的なBメロは良いんだけれども。 10.with you ★★★ トランス色の強いナンバー。英語のコーラスが一番耳に残る。 少々サビがくどいかも。 11.Times ★★★ 「ねがいごと」のc/w。T.M.Revolutionを彷彿とさせるアップテンポ。 全体的に作りが安っぽい上に、男性的な視点で女の子をナンパしている歌詞、 しかも決めのフレーズが「Summer Time!」というのが激しくイケてない。 12.I'm alone ★★★★ 1コーラス+ラスサビで終わる3分弱の小品。 独り言のような歌詞を寂しげに歌うのが印象的なミディアムバラード。 それまでアップテンポが4曲続いたので、この曲でクールダウンできる。
17 :
名無しのエリー :2008/02/18(月) 15:10:40 ID:lGwoYSpK0
総評:★★★★ オリジナルとしては5年半ぶりとなる4thアルバム。 訳も分からないまま歌わされていた小室時代と比べると、 本人自ら制作に関わっていることもあり、全体的に出来が良く歌も安心して聴ける。 トランスをメインにバラードを織り交ぜた構成も飽きさせない。 残念なのはジャケット。似合わないゴスロリメイクは不気味なだけで、 激しく購買意欲が失せる。なんであんなジャケットにしたのか。
18 :
名無しのエリー :2008/02/18(月) 17:11:24 ID:D615Ygor0
>>15 乙
このアルバムは良いよな
同じトランス路線の玉置あたりより断然良い
個人的には「DOLCE」の方が好きだが
19 :
名無しのエリー :2008/02/18(月) 19:52:07 ID:7UnhWGzA0
>>14 偉い。
長渕自体に興味がなけりゃ聞く難しいよ、長渕の歌は。
別段音楽的に優れているわけじゃないからな。よく聞いたよ。
20 :
前スレ80 :2008/02/18(月) 22:03:55 ID:tvbPRYhj0
ごめんちょっとテストさせて ♡
>>14 書き続ければいい事あるから頑張りましょう。
というか好きでもない物を聞くって言うのは絶対つらいはず。(俺なんか好きなのしかやってないし…)
尊敬します。
二本連続で
Funny!!! / sports
24年10月6日発売
VICL-61482
1. Super Sonic ★★★
セカンドシングル。今聞くといかにもロキノン系。まあそこらのロキノン系とは違うが、というよりその違いこそ彼らの魅力だったわけだけど。
ちなみに「破壊」と書いて「シヴァ」と読みます。そこに神の名前を持ってくるセンスと、ルビを振らない漢気がsportsらしい。
2. Heart Beat ★★★★
同シングルのカップリング。かなり強烈な曲。凄く表現に困る。どうしよう。「深夜に飛ぶ飛行機」といった感じだろうか。
sportsの個性が爆発した曲。最初聞いたときは「はっきりしない曲だなあ」と思ってあんまり好きじゃなかった記憶がある。
ちなみにシングルとはバージョン違い。
3. Sports Wear ★★★★★
デビューシングル。なのにこのクオリティ。未だにシングルを買ったときのことを覚えている。
スペースシャワーで執拗に流れる、奇妙な髪型の女性が頭で皿を割るPV。
その後ろで流れるポップで聴きやすいのに明らかに異常な音楽。
東京へ家族で旅行に行ったとき、好奇心に耐え切れず買った。(ブックオフで9円だったw新品で買えよ、自分…)
車の中でかけた。そして流れてきた音楽。多摩の住宅街の夕方の空気。
強烈な体験だったなあ。
22 :
前スレ81 :2008/02/18(月) 22:47:13 ID:tvbPRYhj0
4. 鉄の街 ★★★ これもデビューシングルから。本当は★五つ付けたいけどどう考えても冒頭に持ってくる曲ではない。 流れのせいで損している気がする。もっと終わりの方にもって来るべきだった。 壮大で切ない名曲。曲単体だったら間違いなく★★★★★ 5. D.Johnston ★★★★ これはレビューで種明かししては面白くない。とにかく前知識なしで聞いて驚愕してほしい。 とにかくありえない展開の仕方をする曲。デビューアルバムでこんな曲を作ってしまう伊藤さんが恐ろしい。 6. Ivy ★★★ アップテンポなロックナンバー。間奏の「Standing Ovation」という歌声が編集されて歪んでいる様が面白い。 7. メロトロン ★★★★ 静かでアコースティック。ただ「いい曲」なのではなく不思議な違和感のあるナンバー。 ライブではよく最後に演奏していたみたいです(行きたかった…)。 8. Pumping On The Radio ★★★ 壮大な曲だが少しだれる感じ。 9. Rhythm Drowner ★★★★ 静かで隙のあるような曲だが、その「隙」が慣れるとたまらなく心地いい。 どこかで響いている電子音が静かな雰囲気を高め、終盤に入るピアノの音は、反響しながら取り残されていく。 何故かsportsには「夜」をイメージさせる曲が多いような気がする。 10. 2人のためのマズルカ ★★ 終曲。短いピアノの弾き語り。伊藤さんの声は透き通っているね。
23 :
前スレ81 :2008/02/18(月) 22:47:59 ID:tvbPRYhj0
総評:★★★★★ ここは臆せずマンセーレビュアーになってもいいから五つ星を付けたいと思う。 とにかく最高のアルバム。一曲一曲のクオリティは高いし、アルバム曲(ただし、アルバム曲だけ)の流れも最高。 前半にシングル曲が固まっているのが唯一の欠点か。 こんなに素晴らしいアルバムを作り出しているのに何故ここまで知名度が低いのだろうか。あまりにも不遇だったバンド。 ニコニコ動画(この名を出すと叩かれそうで怖い…)で「Love is」という曲のPVを見たのだが、 その動画に「もっと評価されるべきだった」というタグが付いていた。心の底から同意した。
24 :
前スレ81 :2008/02/18(月) 22:49:18 ID:tvbPRYhj0
POLYSICS / カジャカジャグー 23年5月12日発売 KSCL 547 1. カジャカジャグー ★★★★★ 「ザ・ポリシックス」な一曲。とにかく暴れてる。一緒に叫ぼうぜ! 歌詞に意味を求めてはいけない!タイトルの「カジャカジャグー」の意味も求めてはいけない! PVも面白いので必見。ちなみに「すぐラッキースター」という歌詞があるが某アニメのことではない。 2. Genki Rock A-B-C! ★★★ どっかで聴いたような変な曲。このメロディーは好きになれない。 最初に入ってる「ワン ツッ スリー!」のカウントはハヤシの唾が飛んできそう(実際飛んできたらやだな)。 3. テクノドラキュラ ★★★★ ディスコ調の変な曲。歌詞はまたもや意味不明。「欠陥ディスコ」?「アミノゴハン」??「列島 列島 列島 yeah!」??? …意味を求めてはいけない! ノリはいいし曲のクオリティは高い。聴いていて楽しくなってくる部類の曲。 4. Rick ♡・K! sec. ★★★★ タイトルは意味不明。歌詞は適当にコトバを組み合わせた感じ。 全編ボコーダーの不思議な、短いクセになる曲。さくっとどうぞ。
25 :
前スレ81 :2008/02/18(月) 22:50:30 ID:tvbPRYhj0
5. スリーオースリーオーマーン〜Miss.ドーナツ ★★★ 二つの曲が繋がっている。しかし繋がっている意味が分からない。 「Miss.ドーナツ」が短い曲なので繋げたのかな?と思ったけど2分近くある(わざわざ繋げる必要はない)し、分ければよかったのに… それぞれは素晴らしい曲なので、分けてレビューします。 スリーオースリーオーマーン ★★★★★ 超がつくほどアップテンポの曲。パンクだね。「湖の中では健康」…歌詞に意味を求めてh(ry こういう曲はライブ映えするだろうなあ。ライブで聴いて思いっきり暴れたい。でも行けないから部屋で聞いて一人で暴れる。そんな曲。 Miss.ドーナツ ★★★★ ドーナツの名前を並べたかわいらしい歌詞。これを今まで意味不明なことしか言ってなかったハヤシが書いてるのか? 中田ヤスタカ並み(比べられるのは両人ともに不服なような気もする)に天才だと思う。真面目に書いたら凄いのできるんじゃないか? 曲もかわいらしいポップ(ただしニューウェーヴ)になっている。 なのに使われたのがカーナビのCM。何でミスタードーナツとかじゃないんだよ。 繋いでしまった罪は大きい。だれが繋ごうと思ったんだろう。 総評:★★★★ ポリシックスはミニアルバムに秀作が多い気がする。どれも劣らない感じでなかなかどうして… でもこれは布石に過ぎない。「National P」前夜、最後の一暴れ、爆発寸前の音源。 アクが強いので、初心者は前回レビューした「RO-BITS」から入るのが無難。 いないと思うけど、文字化けしている方へ:4曲目のタイトルは「Rick (ハートマーク)・K! sec.」です。
26 :
前スレ81 :2008/02/18(月) 22:52:23 ID:tvbPRYhj0
追記:5曲目は曲が繋がってるわけではなくて、ちゃんと無音状態が入ってるのにトラック分けされていない、ということです。 分かりにくかったので追記しときます。
27 :
名無しのエリー :2008/02/19(火) 02:53:31 ID:3NU00LxT0
浜崎あゆみのSecretお願いします
28 :
名無しのエリー :2008/02/19(火) 04:07:32 ID:Rfb74l6S0
それじゃ、YUIの「FROM ME TO YOU」をちょっと評価してみますね。 1: Merry・Go・Round ★★★ テンポ速め、メロディーも良好なアルバムの最初に持ってきて正解な曲。 Aメロの「あっああ〜あっあっあっあ〜」からBメロ「飛び出したスニーカー〜」の流れが凄く良い。 ・・・だけど少し間延びしたサビがねぇ、疾走感をちょっと殺しちゃってる感じ。 アレンジでもカバーできそうなのに、そこだけは大きな欠点。 2: feel my soul ★★★★ YUIのデビュー曲。かなり良好なサウンドとアレンジ。そして分かりやすい歌詞。 サビのメロディーがかなり丁寧に作られてる感じ。 それにしても一番のAメロの歌詞がかなり良いですねぇ・・・ ただ唯一、高音部の歌い方がかなりきつそうで、聞いててハラハラする。 もうちょっと安定感が欲しい。 3: Ready to love ★★★ おや・・・結構な出来。 作曲がYUIじゃないのは残念だけど、歌詞にも工夫があるな〜、と思ったら歌詞も共作。 これがYUI一人の作品だとしたらかなり良かったんだけど・・・ 明るいA、Bメロ、影のあるサビ、Cメロの明るさ。 歌詞、曲のバランスが良いです。 ・・・関係ないですけどこの曲ブリグリの新曲に似てますね。 ブリグリ側のパクリ・・・でしょうかね? 4: Swing of lie ★★ サビとAメロはかなり良い。だけどそれだけ。 アレンジも悪くないけど、こんなメロディー、歌詞なんだから もう少し歪んだ音も入れて欲しかったなぁ。 あと、やっぱり歌唱力の欠点が目立ったので、この評価。
29 :
名無しのエリー :2008/02/19(火) 04:07:55 ID:Rfb74l6S0
5: LIFE ★★★☆ YUIの3rdシングル。珍しくメッセージ性の強い厨房向けな曲ですね。 Aメロ、Bメロのリズムが心地よいですね。覚えやすいです。 サビの転調も良いです。このサビから一気に詩の世界も明るく(?)なっていきますし。 「昔の自分から変わりたい」、このメッセージが深く心に突き刺さります。 6: Blue wind ★☆ 残念ながら捨て曲。ですが、YUIの「天使の琴声」と呼ばれる味わい深い声を楽しむには良いかと。 アルバムの中盤に持ってくるのはどうかな〜、と思いますね。 7: I can't say ★★☆ A、Bメロの明るい雰囲気を思いっきり壊しちゃうサビ。 何だかYUIっぽくないな〜、と思ったらやっぱり別の人の作曲でした。 それにしても詩が独特ですね。 I can't say(言えない)「アイシテヨアイニキテ」という言葉。 伝えたい言葉を独特な形で詩に表すYUIの不思議な表現技法。 味わい深いといえばそうなんですが、少し分かりにくいかな・・・ 8: Simply white ★★★★ アルバムのこのあたりから一気にクオリティがあがってきます。 「欲しい物何てないよ」から「欲しい物はたった一つ」へと 詩の世界が段々と前向きになっていくこの感じが、凄くYUIっぽいです。 Aメロからサビまで、一環として「開放感」が感じられるメロディーです。 このいわゆる「普通」のアレンジがこの曲の魅力を引き立てています。
30 :
名無しのエリー :2008/02/19(火) 04:09:16 ID:Rfb74l6S0
9: Just my way ★★★★ 先ほどのシンプリーホワイトからは一気に変わって激しめのロックな曲。 サビが普通にシングルとして出しても大丈夫そうなキレのあるメロディーです。 何ていうか、Rolling starとちょっと似ているところがありますね。 Aメロに表われる「鍵」というキーワードがなぜか曲全体の必死な雰囲気をすごく助長してます。 間奏後の「あるはずさ見つけ出せ」の部分でハッとしました。 この曲の中で求められている「鍵」を必死に追いかける詩の姿。 ある意味で応援ソングですね。 10:Tomorrow's way ★★★★★★ YUIの2ndシングルらしいのですが・・・ 軽く衝撃的です。歌詞、そしてメロディー、アレンジが。全てが完璧なんです。 こんな曲あったんだ・・・とびっくりしてしまいました。 この曲だけは本気でオススメできます。星も最高が5ですが6をつけてしまいます。 ただ、少しだけ歌唱力の下手さが目立ってしまうのが本当に惜しい・・・ 11:I know ★★ 捨て曲・・・ですね。 メロディーには工夫が感じられますが、それ以外には何も・・・。 12:TOKYO ★★★ 上京の寂しさを連ねた詩が、淡々と重ねられていく。 一見、凄く地味な詩なんですが、その中に 「何かを手放してそして手に入れる そんな繰り返しかな」と、唐突なメッセージを込める。 やっぱりこの人の詩の世界観には不思議なものを感じますね。 この曲はYUIの作曲じゃありませんが、何だか不思議な美しさのある良曲です。 YUIの「琴声」もしっかり味わえます。 13:Spiral&Escape ★★☆ なぜこの曲をラストに持ってきたのかが分からない・・・ Cメロは良いんですけどね・・・TOKYOからの流れで・・・何だか寂しいです。 それでも情景豊かな詩が、深いです。悪くはないです。
31 :
名無しのエリー :2008/02/19(火) 04:10:34 ID:Rfb74l6S0
総評:★★★☆ 1stアルバムとは思えない、予想以上の良曲揃いでびっくりしました。 今現在、大ヒットしているYUIの前身がこのアルバムには入っています。 ただ・・・問題は歌唱力、そして楽曲の幅が少し少ないことですね。 もしかすると「名盤」ともいえるかもしれませんね。 (10段階評価・・・★=1、☆=0.5)
32 :
名無しのエリー :2008/02/19(火) 04:30:08 ID:xXakaNaT0
33 :
前スレ81 :2008/02/19(火) 18:58:59 ID:jdRnZKoo0
>>(ブックオフで9円だったw新品で買えよ、自分…) うぎゃああああそんな激安じゃねーしwwwww 正しくは900円です、すいません、まとめ氏収納する時は修正お願いします・・・
34 :
名無しのエリー :2008/02/19(火) 21:14:25 ID:otRBpvwO0
35 :
名無しのエリー :2008/02/20(水) 15:21:48 ID:0hlq7tXU0
我ながら全く参考になりません。 5296/コブクロ 1.蒼く優しく ★ あの日の夢を追い続けてたら今どうなっていただろう、と歌い出すが、その後の整合性が無い曲。1回目のサビでは「踏み出せなかったあの道は 今ここに続いていた」と歌う。叶ってんだ!?じゃあ冒頭の仮定がおかしいような。しかしラストのサビでは「踏み出せなかったあの道は今どこに」 と歌う。今ここに続いてたんじゃ…。どっち?「何を忘れたんだろう」的な自問自答が登場するが、バンプのように「それは○○だよ」と自分なりの 回答を用意する訳ではなく、聴き手に考えさせる作りになっている。いいオチがつかずにはぐらかしたようにも思えるが。「自分らしさを探して 誰かの真似もしてみた」のくだりも何やら目的と手段が一致しないような。そもそも自分らしさを真剣に模索してきた人間が作ったとは思えないほど コードもメロディもベタなので…。コブクロが大体分かるという意味では理想的な1曲目。 2.コイン ★ 今更公衆電話を小道具に使ったラブソング。昭和歌謡へのオマージュというほどアレンジに癖もなく、歌い回しも近代的なハ行混ざりで「ヒつものヒョうに」 とか歌っている。詞も説明的で、短い決め文句や絶妙な比喩で情景を喚起させる歌謡曲本来の醍醐味は無い。どうしたいんだ…。 「7回目には決まって留守電に替わる」は君の小さな癖も僕はちゃんと見てるよ、的な描写にしたかったのだろうが、コール7回で留守電に替わるように セットすれば誰でもそうなるし、もっと人為的な癖を見つける描写にした方が良かったのでは。2人同じキーで「プルルルル」と歌い出し、 小渕が上、黒田が下に回ってオクターブ差で再開するハモリは面白い。メロの種類は多いが漏れなくベタ。
36 :
名無しのエリー :2008/02/20(水) 15:23:28 ID:0hlq7tXU0
3.蕾 ★ いつものように他のメロに比べ長いサビ。ラストの小節はコードを白玉で鳴らして締める定型の結び。ダイアトニックの枠を出ないありきたりなメロディ。 「散り際にもう一度開く花びらはあなたのように 聴こえない頑張れを握った両手に何度もくれた」比喩も難解。誰かを「頑張れ」と応援しながら 思わず拳を握りしめる感覚は分かるが…。花びら=あなたで例えているなら「散り際にもう一度」なのか「何度も」くれたのかハッキリしたほうが。 本来は「散り際」という限定的な要素を使って美しく儚げに仕上げたかったのでは。ところで花びらって散り際にもう一度開くのだろうか。 4.どんな空でも ★ いつかうまくいくよとポジティブに励ましてくる曲。この手の曲の説得力はアーティストの人柄にかかってくるので、レンジや倖田のような 下品な言動のない優等生の彼らにはピッタリ。と思ったらそうでもない。良くも悪くもバカ丸出しで裏表のないレンジや、惨めさ全開で 「こんな俺だって…」というスタンスで歌うピロウズと違い、まんべんなく嘘くさい。「脳みそじゃ感じ取れないもの この心だけが感じ取れるもの 世の中には沢山ありすぎて」本当か?例えば何?「僕らはおんなじ言葉を持ってる 辞書には載らない 音にだけ乗せて交わせるメッセージ」のくだりも そうだが、凄く大切な「何か」の存在を匂わせるだけ匂わせて、具体例を全く出さない。本当に答えを持っているのだろうか。 失言を恐れて言葉を濁すさまはさながら政治家。途中で話が大きくなり「世界はおんなじ過ちを繰り返すけど」と歌い出すが、堂々めぐりの 邦楽ヒットチャートも過ちの繰り返しかも。そのマンネリの先頭に今いるのは…。
37 :
名無しのエリー :2008/02/20(水) 15:24:05 ID:0hlq7tXU0
5.君という名の翼 ★★ アップテンポな曲だが、大差ないメロディがとりとめもなく出てくるためダラダラした印象。めくるめく、というにはベタすぎて意外性が無い。 歌メロのリズムの組み方に対して意識が薄いようにも感じた。YUIはギターの細かい刻みが入る16ビートっぽい曲では歌メロの音数を多めに組み上げる。 大塚愛はスカを作曲する時には8分のウラ拍に意識的に多く歌メロの音を配置していた。コブクロは最終的な曲の形をあまり考えず、とにかく 弾き語りで作ったものをバンドに投げているのかも。歌のことしか頭にない?レンジの4thで伸び伸び叩いていたドラマー桜井正宏も、 今作ではかなり窮屈そう。 6.WHITE DAYS ★★★ とにかくサビが他メロに比べ異常に長い彼らの曲は、その殆どがサビ中テンションを維持できずに単なる脂っこい曲になってしまうのだが、 この曲では緊張感のあるサビを聴かせてくれる。サビ前半のメロディをシンプルにして、あまり序盤から高いキーに行かないようにしたことで サビ後半にヤマ場を残したのが功を奏したか。相変わらず人の暗部を描かない陶酔系の詞世界で、テーマも絞り切れずにあちこち手を出している印象。 結局二人の未来について歌ったのか、人間そのもののあり方について歌ったのか良く分からない状態に。 7.君色 ★ ギターポップ調のイントロにいつもと違うものを感じたが、歌が始まるといつも通り。 「いつの日かyou are mine この腕でいっそhold you tight」そんなトシちゃんみたいなのもアリなのか。 全体的に今作の曲の中ではシンプルで等身大にまとまった方か。コードもメロディも定番すぎて全く攻めないのはもはや彼らの個性。 アルバム曲でもそうだとは思わなかったが。間延びしたDメロはもう少し手を加えても良かったような。リズムへの意識が…。
38 :
名無しのエリー :2008/02/20(水) 15:25:15 ID:0hlq7tXU0
8.水面の蝶 ★★★ ここで重めの演歌ロック。アレンジはかなり懐かしい感じだが、歌謡曲と割り切っても微妙な出来の曲が多い今作にあってはかなり出来の良い曲では。 サビもくどくなく、サクサク進む。初めてサビのリフレインを印象的に感じる曲。歌の支配が弱めでバックが顔を出し易くなっているのも プラスに作用している印象。 9.風の中を ★★★ カントリーテイストの軽快な曲。楽曲は至ってシンプル。Bメロのおどろおどろしいアレンジと梟の台詞部分の不気味なコーラスから サビの明るいバンジョーへの繋ぎがいい感じ。2週目Aメロでの凝ったドラムプレイも聴き応えあり。曲そのものは割と誰でも書けそうな感じで、 評価すべきはバックバンドなのかもしれないが、それでも充分有難い。 10.月光 ★★ 瞬発的に声量を稼げる黒田のパワフルなボーカルが印象的な、ロックテイストの曲。サビは島大輔のアレみたいなレトロさ。 他のアーティストの作品をあまり聴かないのか、かなり楽曲の幅が狭い印象。取り敢えず黒田は良いシンガーだと思うが、 決められた範囲をウロウロするだけの小渕の作曲は…。「理想だけは汚さずに掲げていたい」と歌われても。理想って優等生であり続ける事?
39 :
名無しのエリー :2008/02/20(水) 15:25:47 ID:0hlq7tXU0
11.風見鶏 ★★ 相変わらずとりとめなくとっ散らかったAメロで始まる。メロの種類を増やすなら、ダラダラしないように意識的にアレンジを変える準備も必要なのでは。 小渕にはギターリフを軸に作曲する習性が基本的に無い印象だが、やたらとメロディが増えてまとまりがなくなるのもそれが一因かも。 しかし、歌が曲のリズムに組み込め切れていない感じのAメロからリズミカルなサビへの変遷は面白いかも。というかいくらでも別の曲のAメロと 切り貼り可能な気が。ほぼ全曲のAメロが漏れなく低音から入るパターンだし。彼らの曲に留まらず、山根康広やらT-BOLANやらのR35な曲ともトレード可能。 多分彼らの客層には、すでに熟年だが気が若くて演歌を聴く気になれずに若者と同じものを聴きたがってる人とかも多く含まれているので、 こういう曲のファン受けはいいのかも。その世代にとってコブクロはレンジや倖田に比べてよっぽど正義のポップスだろうし。 ところで風見鶏というと普通はコロコロ主張を変える人(政界の風見鶏・中曽根康弘など)を指すので、もしや自虐ソングかと思ったが、 古くは向かい風に立ち向かうポジティブな意味で使われていたらしい。 12.Diary ★ 今作中最も出来が疑問なA・Bメロを有する曲。要はデパートで試着したスカートが似合ってる、というだけの詞をAメロ・Bメロを費やして ダラダラとまだるっこしく歌う。無駄に説明的。短くまとまるのでは。短くて詩的な文章を次々投入して情景をくるくる変えてみせる スピッツ草野と対照的。マイナス面に全く目を向けずキラキラした未来図に思いを馳せるという現実逃避の要素をはらんだ、小渕得意の 逃げポジ曲。現実と向き合う前の段階からという印象。サビの途中からタッタカタッタカ叩き出すドラムは表情の変化として面白い。
40 :
名無しのエリー :2008/02/20(水) 15:26:13 ID:0hlq7tXU0
13.Fragile mind ★★ ラストは普通に王道なミスチル風ポップス。何ら目新しい要素はないのだが、普通に聴ける曲がラストに収まったので何かホッとする。 ミスチル好きを公言するアーティストの中で最も忠実にトレースしているのは彼らかも。aikoやケリーのように自分の路線を開拓できなかった だけなのかも知れんが。イメージの悪くなったミスチルの健全版としてPTA受けの良さそうな謙虚なキャラを売り物にしていくのだろうか。 メロディに特化している割にはオチの求め方が分かり易すぎるような。最後の最後まで意外性のあるメロディが無かった印象。 総評 ★ 歌は上手いが曲は普通…というイメージを持っていたが、なかなかどうして。聴けば聴くほどほころびが見えてくる逆スルメ盤。 黒田は良いシンガーだし、うたのお兄さん的な小渕の丁寧な発声も悪くない。しかし小渕の詞曲は自分にはとことん合わないようで、 自分がレビューしたアーティストの中でも傑出して彼のソングライティング能力は低いように感じる。 いかにも意味深な言い回しをちらつかせる詞世界はそれが発せられる元を辿ってもそこに本人がいないような空虚さがあり、 中島みゆきや坂本サトルのような明確なメッセージを持たない印象。メッセージ自体の質云々はさておき、取り敢えずその詞が自己表現に なっているのか、という視点で見ても、小渕自身がプロデュースで関わった竹仲絵里はおろか、大塚やアクアといった売れ線と比べても 随分よそいきでリアリティが無い。自分自身を素直に出すことよりも世間の期待に応える事のほうが大事なのだろう。絢香に非常に近い。 もはや「空洞です」とタイトルが付いてもおかしくない作品。 一方メロディは種類は多いが作りのバリエーションに乏しく、どんどん転調させて押し広げていくようなセンスが無いため、ごく平凡なポップスと 比べても、無駄にくどくなっただけという印象。そして本人の中で今のスタイルが確立している自負があるのか、目新しいことを試す気配もない。 個人的には、他のアーティストが実は健闘していることに気付かされた反面教師盤として、逆に楽しんだ部分もあったが、普通に良い曲を楽しみたいなら スルーで構わないかも。長いポップスの歴史の中で延々繰り返された音楽のうちの1つ。これ1枚を聞き逃しても、水戸黄門を1話見逃す程度の損害では。
41 :
名無しのエリー :2008/02/20(水) 16:40:09 ID:7KpWsn6M0
乙です
42 :
名無しのエリー :2008/02/20(水) 18:13:02 ID:r7TCRwGsO
今年1,2を争う売り上げの5296がここまでボロクソとはwww日本\(^o^)/wwwww 乙でした!
43 :
名無しのエリー :2008/02/20(水) 18:19:00 ID:2YnSLtAr0
44 :
名無しのエリー :2008/02/20(水) 19:23:33 ID:Wmywlmay0
ゆら帝の空洞ですは良かったな 関係ないが 乙
45 :
名無しのエリー :2008/02/20(水) 19:57:54 ID:r7TCRwGsO
思い入れ、先入観の類は0。まずこんなアー知らなかったし。 crazy kilt/Strawberry Machine 1.VTR START!2 たった26秒のインスト曲。この後の流れを象徴しているかのようなピコピコ・キラキラサウンド。 2.AM8-PM5 ★★★☆ バックトラックがとても凝っている。 いくつも楽器を使っているにもかかわらず、全くゴテゴテしていない。 ただメロディラインに少し無理があるか。 終わらせ方も少しあっけない。 3.ちいさなおうち ★★ これもバックトラックが凝っているが、展開がありがち。 また、ここでボーカルの致命的なまでの歌唱力の無さが浮き彫りになる。 高音が来るとガタガタ崩れるらしい。 4.マニキュアグルーブ ★☆ 低クオリティみんなのうた、といった趣。歌詞も、作編曲も。 全体にチープ感が漂っている(悪い意味ではなく)。 アウトロは騒音にしか聞こえない。
46 :
名無しのエリー :2008/02/20(水) 19:58:28 ID:r7TCRwGsO
5.Twinkle of the Stars, Little Stars, Shining Stars ★★★★☆ 星の○ービィのBGMみたいな曲をバックに、軽快に進んでいく。 キラキラ星をサンプリングした、レーシングゲームの(それも、SFCがハードの)BGMのような間奏が全体に単調になりがちな曲調を引き締めている。 音域もボーカルの身の丈にあったものとなっていて、大きな音程崩壊はない。 6.Interlude 歌はなく、語りのみ。 1:30強ながら、なかなか耳に残る。 語りの内容はストーリー仕立てだが、正直訳が分からないw 7.クレチョコ ★★★★ 歌詞カードには2行の英文があるが、機械編集のされすぎでどこを歌っているのかが分からない。 これはどちらかというとインスト曲に分類されるのかも。 全体に似た感じの曲が多いだけにこの壊れたテクノはいいアクセントになっている。 筆者の知識不足のため明確なジャンルが分からない。残念。 8.The roomnumber is 3021 ★★☆ 歌詞カードは日本語だが、歌っているのはおそらく英語。 明らかに音を外している箇所が散見され、非常に聞き苦しい。 曲調はTr.2に疾走感を加えた8bit音源主体、疾走系な曲。完成度は高いのになぁ…。
47 :
名無しのエリー :2008/02/20(水) 20:00:48 ID:r7TCRwGsO
9.SKATERS WALTZ ★ なんと歌詞カードには「ニャ」の2字のみ。 しかし喋りがあるため実際ボーカルの仕事は少なくない。 75秒のインスト曲。 メロディラインが突拍子も無さすぎる。斬新すぎる。悪い意味で。 音の洪水というか、大運動会というか。何のために入れた曲なのか分からない。 なお、タイトルとは違い4拍子である。 10.green hill ★★ 入りを聴いたところではひなびた感じで癒される一曲だと思った。 そのはずが、打ち込みドラムが入って少し雰囲気が変わる。 1分後からは手数も多くなりドラムが主役にも聞こえてくる。 その後少し抑えぎみに進むが、サビでは再び本領を発揮し始める。 個人的には一曲の中でメリハリが効いて良いと思うが、これは賛否が分かれそう。 11.melon soda ★★☆ いきなりスクラッチ音と男声の"Hello"が入り、驚かされる。 しかし5小節目にはゆるーいアコーディオンがメロディを奏で始め、10曲目とほぼ同じ曲調であることがをわからされるw C-durなので道中は飽きがくるが、サビに一工夫がしてあるので好印象。 12.free arrow ★ 最後もインスト曲のような趣(一部で歌っている)。 6曲目のメロディを流用している(ただ、曲ごとの個性がなかなか強いので筆者が気付いたのは3周目のTr.6だったw)。 9割がた|F G|C|のコードが使われているので、1曲3分半のうち1分強で飽きることが予想される。眠くなる。
48 :
名無しのエリー :2008/02/20(水) 20:01:58 ID:r7TCRwGsO
総評 ★★☆ 昔のcapsuleと同じような 曲を探して、某レンタル店で紹介文を見ただけで借りてきた。 確かに、ピコピコキラキラ感を楽しむことはできた。だが正直言って、ボーカルが下手過ぎ。 曲単体で見れば★★★☆でも低い気がするレベル。 各曲中で歌詞については述べなかったが、それは特筆すべき点が無かったから。 全てが小学校中学年用物語の世界で、メッセージ性は欠片もない。 その方がカワイイ系の声には合っているから問題はないが。 主観だが、似たような曲を固めた配置は失敗な気がする。どうもダレる。 良曲が多かったのでクレジットを調べてみた。出てきたのはYMCKやらエイプリルズやらSonic Coaster Popやら…。 どこかで聞いた名前ばっかりじゃん!自分達で歌い直してくだs(ry ちなみにボーカルのソロプロジェクトなのでボーカルを替えることはできないようだ。 Tr.1,6は評価対象外。 ★が2点、☆が1点の10点満点。 以上。こんな感じでいいのかな?
49 :
名無しのエリー :2008/02/20(水) 20:49:10 ID:5N0CrZo90
50 :
名無しのエリー :2008/02/20(水) 22:16:24 ID:FulA6LYYO
>>35-40 、
>>45-48 乙です
なんか知らない人をレビューするのって苦労するけど新しい発見もあるから楽しいんだな。
あと自分の純粋な意見が出るから見る側も楽しいし。
自分はただいまPCがアク禁に巻き込まれてるからどっちにしろレビュー出来ないけど…
51 :
名無しのエリー :2008/02/20(水) 23:05:44 ID:W8mphKc40
スピッツ「さざなみCD」 01: 僕のギター ★★★★ 「僕のギター」 実際に発音してみよう。 「僕のギター」 すごいセンス。 聴いた後だとまた違う顔を見せる名前を持つ曲。 02: 桃 ★★★ テレレ・テッテレーテと繰り返されるギターのどこが桃なのかと思うが 取り替えた電球・柔らかな気持ち・人が見れば笑い飛ばすような幸せ、 これら全て「桃」という題名が付けられて初めて香るような作りの歌詞になっている。 03: 群青 ★★ シングルとして切るには微妙すぎるが、アルバムの中にはすっぽり納まる群青。 スピッツ自体に青っぽい印象を持っているので、色がかぶってまるで目立たない、ある意味“らしい”曲。
52 :
名無しのエリー :2008/02/20(水) 23:06:06 ID:W8mphKc40
04: Na・de・Na・deボーイ ★★ ナデナデ=愛撫(性的・愛情、両方な意味で)。 05: ルキンフォー ★★★★ このアルバムを凝縮したような名曲。 聞きやすいのに聞くほどに味が出る。 06: 不思議 ★★★ 貝の中閉じこもることに命がけ 君で飛べる 君を飛ばす 濡れた道を走っていく 雨上がりをメタファーにしたのか、そのままなのか、どちらも匂わすような作りが不思議! 07: 点と点 ★★★ 昨日の朝めしも思い出せそうだし 一緒に行こうよ 君が笑ってくれれば、どうでもいいことなんて無くなる、と綺麗ごとに説得力を持たせる一文が秀逸。
53 :
名無しのエリー :2008/02/20(水) 23:06:54 ID:W8mphKc40
08: P ★★★☆ ポワポワと音圧を変えながら右耳左耳と響きまくるキーボードに平衡感覚を揺さぶられるのが気持ちいい。 P、今では当たり前の放送禁止用語。 09: 魔法のコトバ ★★★ 二人だけにはわかる魔法のコトバ。 口にすれば短い魔法のコトバ。 中身をばらさないことで効果を発揮する、まさに魔法。 短いから聞いておくれと語る歌うたいとは真逆。 10: トビウオ ★★★☆ 前曲のベースランニングからそのまま200m走に突入するような、本作中最速なロックチューン。 実際のBPMはおそらく漣以下だが、曲の並びが体感速度を上げている。 11: ネズミの進化 ★★☆ 猫になりたいとは逆ベクトルの前向きさを歌った曲。 合わせて聞くのもアリ。
54 :
名無しのエリー :2008/02/20(水) 23:07:43 ID:W8mphKc40
12: 漣 ★★★☆ これで「さざなみ」と読むことを知ったのはこのアルバムを知ってから。 タイトルチューンにしてアルバムを締める漣。 繰り返す漣、群青からのつながりは無いようだ。 13: 砂漠の花 ★★★☆ おやすみなさいを告げるようなおおらかなエンドロール。 また新しいアルバムにめぐり会えるのを楽しみにしています。 総評 ★★★★☆ キラーチューンはなくとも、アルバム全体を通して聞くと完成度が伝わる良作。 通して聞かずに、どこか一つだけをつまみ食いしてもしてもアルバムの色が変わらない、素晴らしい。
55 :
名無しのエリー :2008/02/20(水) 23:39:34 ID:BTM8qY8Q0
>>35-40 前スレでリクエストした者だけど乙
実は自分でもレビューしようと思ったんだけどファンだから
客観的に書けなくてやめてしまったんだよね。
冷静なレビューが読めてよかった。
>>45-48 >>51-53 乙!
56 :
名無しのエリー :2008/02/21(木) 01:07:36 ID:QQphwKmV0
>>35-40 >>45-48 >>51-53 おつつつつつっつつつつつつつ
自分は好きなものしかレビューしないのだろうか…
citrus / citrus*E.P
1993年作品 発売日不明
PAD 10
アナログ盤7インチ
A面
1.no milk ★★★★★
citrusアマチュア期の傑作。
もともとは自主制作レーベルから発売されたカセットに収録されていたらしい。
ろくでもないような曲なのに、不思議な魅力を持っている。リコーダーの響きで脱力。
小山田圭吾が聞いたのは「citrus plant for little kids」だったと思うが、こんな弱小バンド、よく見つけたもんだと思う。
2.wan light ★★★
カバーらしいが原曲を聞いてびっくりした覚えがある。
もうあり得ないくらい下手。江森さんもすげえ投げやりな歌い方をしている。
ラッパの音色が歪んでるし。なんだこれ。原曲好きな人は爆笑するか憤慨するかのどっちかだと思う。
57 :
名無しのエリー :2008/02/21(木) 01:08:02 ID:QQphwKmV0
B面 1.mad about everywhite ★★ 鳥の声が入ってたり工夫しているのはわかるんだけど、この7インチの中で一番印象が弱い。 タイトルは直訳すると「純白についての狂気」って感じだろうか。 2.you are the girl like that ★★★★★ 「citrus plant for little kids」もそうだが、最後は名曲でシメる。 演奏は相変わらずですがこれが今後の方向性になったんだろうなあ、なんて思う素晴らしい曲(自分のレビューから引用)。 名バラード。江森さんの歌声が優しい。この7インチの中で一番長い曲じゃないだろうか? 総評:★★★ 「citrus plant for little kids」へと繋ぐ感じの7インチ。 「citrus plant for little kids」よりは聞きやすいけど、アクはこちらのほうが強い感じ。 入手は困難かもしれなけど、シトラスが好きな人なら買って損はない。探してください。
58 :
名無しのエリー :2008/02/21(木) 01:08:58 ID:QQphwKmV0
これだけでは何なのでもう一枚7インチ citrus / colo colo meets the stripes and another world 1998年作品 発売日不明 KYTHMAK045 アナログ盤7インチ A面 1.colo colo meets the stripes ★★★★☆ 間違いなく名曲。…が、同じような構成の名曲「YOUNG FIDELITY」(「wispy,no mercy」収録)に食われた感がある。 2.another world ★★★ 前の曲から隙間なく開始。The Rochesというバンドの曲のカバーらしい。 でも原曲を知らないのでコメントのしようがない。いい曲だと思うけどね。 ちなみにぼけーっと聞いてるとあっという間です。 B面 1.colo colo meets the instrumental ★ ただのオケだが、いつもはサービス精神皆無なバンドなので、ある意味レアかも。 2.colo colo meets the NANAppella 〜今、俺はマヒしてるmix ★★ メンバーのNANAさんによるただのコーラス。原曲が後ろでうっすらと聞こえている。よくわかんないけど感動的。 総評:★★ なぜかCRUE-Lからの発売になった7インチ。 ビニールバッグにジャケットと7インチ盤が入っている変わったパッケージ。 まともな曲はA面に入ってる2曲だけなので、もっと曲が聞きたかったなあ。 にしても盤のレーベルの「死闘羅巣」って…まあもっと脱力したのはB面の「4とLast」だけど。
59 :
前スレ81 :2008/02/21(木) 01:16:18 ID:QQphwKmV0
上の二つのレビューは俺です。名前入れ忘れました。すんません。
60 :
前スレ81 :2008/02/21(木) 02:26:28 ID:QQphwKmV0
よし、調子に乗って アルバム全曲なんだから、アルバムをやんないと。 アジアンカンフージェネレーション / ソルファ 1.振動覚 ★★★ 実は中々に好きな曲なんだが、どうだろう。 特にこのアルバムはポップな曲が多いからこういうストレートな曲が印象に残っている。 アウトロの「WOW、WOW」はいらない。 2.リライト ★★ こんなもたついた曲だったっけ…久々に冷静に聞くと粗がたくさん出てくる。妙に空白が多い。 もっと疾走感のあるイメージがあったような気がしたけど…今聞くと悪い意味で「ロキノン系」。 シンバルも異常なまでにシャリシャリいってるし。「昔は好きだったなあ。懐かしい」とは思う。でもそれ以上のレベルに行かない。 3.君の街まで ★★★★ この曲は素晴らしい。昔も好きだったけど、いま聞くとさらにいいなあ、と思う。ポップで面白い。 これはPVが最高に面白かったなあ。
61 :
前スレ81 :2008/02/21(木) 02:26:52 ID:QQphwKmV0
4.マイワールド ★ こんな聞いててイラつく曲だったのか…メロディーがいいだけにボーカルの声が耳触り。 叫ばなくていいよ、丁寧に歌えよ…。あとコーラスいらねえよ…。 当時は大好きで、まとめサイト見たらボロクソに叩かれていてビックリした記憶があるw 5.夜の向こう ★ 正直言って買った当時から好きじゃ無かったよ。 6.ラストシーン ★★★★ これは今聞いてもいいな。メロディの魅力を雰囲気で殺している曲が続いていただけに癒されるね。 イントロはかなり好み。ただボーカルの裏声の入り方が出鼻をくじく感じが… コーラスは何言ってるんだろう。 7.サイレン ★★★★★ これがアジカンの中で一番好きな曲だと思う。幻想的で切ない感じがかなり俺好み。 シングルバージョンよりこっちのほうが好き。カップリングバージョンのボーカルがかぶさってくるところで鳥肌が立つ。 ただ、PVと一組で楽しむ曲だと思う時もある。
62 :
前スレ81 :2008/02/21(木) 02:27:24 ID:QQphwKmV0
8.Re:Re: ★★★★★ この曲も好きだ。今も昔も。無駄に叫んでないし。軽快さと切なさが程よく混ざり合っていると思う。 ドラムの音が軽くなる瞬間があって、それがいい隙になっている。 クレジットをみると「サイレン」とこの曲はゴッチと山さんの共作のようだ。山さんと組むといい曲ができるのかも。 9.24時 ★★★ サビは好きだ。「眠れないんだよ」という歌詞に合った、不思議なワクワク感を感じさせるメロディーになっているのがいいと思う。 でも前奏やメロの部分で不協和音を混ぜるのがよくわからないなあ。買った当時からずっと気になってたけど。 10.真夜中と真昼の夢 ★★★ 静けさを感じさせる不思議な雰囲気のある曲。 狭い部屋の中で歌っているようなエフェクトがかかっていて、雰囲気を高めていていいと思う。 ただ、惜しいのはこの曲、もともと伊地知さんによるピアノが入る予定だった。 が、練習してもうまく弾くことができず、結局ピアノを入れるのを断念したらしい。 ピアノが入っていたら間違いなく名曲になってたはず。残念。 11.海岸通り ★★★★★ 「ラストシーン」からの流れを汲んだ、壮大で素晴らしい曲。 ジャケットを手掛けている中村佑介さんのイラストを思わせる、美しく切ないメロディー。 フィナーレとして素晴らしい。 12.ループ&ループ ★ 何でこれを最後に持ってくるんだ。正直言ってシングルで発売された当時から好きじゃ無かったよ。 M6からのまとめサイトのボロクソな評価を忘れさせてくれるような素晴らしい流れを完全にぶち壊している。 アルバム収録曲から除外してもいいとさえ思うが、いかんせん本人たちが気に入ってるみたいだし…あーあ。
63 :
前スレ81 :2008/02/21(木) 02:27:51 ID:QQphwKmV0
総評:★★★ 久々に聴いて感じたのが、「このマスタリングは間違っている」ということ。 なぜかポップみたいにシャリシャリいわせてしまっている。そして低音が薄いので空白を感じさせてしまう。 仮にもロックなんだから、もっと低音を響かしてほしかった。 内容はM6〜M11の流れがいいだけに、前半とラストが残念な感じ。 一般受けはいいみたいだが、やっぱり「君繋ファイブエム」と「ファンクラブ」の方が優れたアルバムだと思う。 マルセル・デュシャンってイケメンだよね。
64 :
名無しのエリー :2008/02/21(木) 14:09:57 ID:7XV8pbgEO
65 :
名無しのエリー :2008/02/21(木) 17:44:38 ID:/m45Z5qe0
Rei Mastrogiovanni / relations - EP 2007.10.10 Release \1,500(税込) NFCT-27054 1. skanctuary ★★★★ オープニングナンバー。ゴリッとしたベースリフにファストなスカビートが颯爽としてカッコイイ。リーディングのような訥々としたボーカルがオサレ感を倍増させる。 2. SpaceTrain ★★★★ これも倍速スカビートを基調としてるがアレンジはR&R。つまびくギターがシリアス、後半のカッティングがノッてくるのもグッときた。アウトロでダダッと締めるのが好印象。 3. Spencer Butte ★★★★☆ 前2曲と聞いてきて、とにかくスカコア特有の“暑苦しさ”が皆無。この曲もやはりそうで、平熱のボーカリゼイションが疾走感を相乗させて見事なまでにオサレ。 4. kotoba ★★★☆ 唯一の日本語ナンバーはミディアムテンポでしっとりと。途中よりホップホッパー宜しく流暢なラップ。聞いてると何となくトミー・ゲレロを思い出す。 5. THE QUEST ★★★ 直感的ビートを基調として展開していく曲。最初はヒップホップっぽいが後半R&Rの空気感に変化していく様は見事。しかしどの曲もキレイに締めますなあ。 総評:★★★★ 伊系米国人と大阪人のハーフというレイ・マストロジョバンニのメジャー2作目。 The Strokesや8ottoのプロデューサーを起用し、レコーディングは全編一発録りらしく、 音像はザラついていて、それがこの5曲のクールネスっぷりを ダメージジーンズのように引き立たせている。 スカをベースにしたナンバーは凡百のスカパンクバンドとは一線を画すカッコ良さ。 というかもはやスカではなくね?というのが個人的な感想。 しかし前作『HAPPINESS!!』とは別人か?ってぐらいまるで違う作風なんで驚いた。 自分はこの作品で知ったクチなんだが、以前からのファンはどう感じているんだろうか。
66 :
名無しのエリー :2008/02/21(木) 20:51:03 ID:3PVCz+I8O
つかなんでシングルのレビューするのかがわからん スレ違いじゃないの?
67 :
名無しのエリー :2008/02/21(木) 21:01:54 ID:VbsrScJG0
スレ違いだね。 シングルのカップリング曲とかを語りたい気持ちもわかるが、 やるなら新しくスレ立ててやっててほしいよ。
68 :
名無しのエリー :2008/02/21(木) 21:21:13 ID:7XV8pbgEO
なんか品盤とか書いてあるから宣伝なんじゃねえの? 7インチもなぁ…本当はレビューに文句言っちゃ駄目何だろうけど…
69 :
40 :2008/02/21(木) 23:20:56 ID:/WK2pYWd0
>>48 >>54 >>57 >>58 >>63 >>65 乙
>>55 いやいや冷静だなんてとんでもない。全くの自分値です。
今売れてる人の中で比較すれば彼らの歌唱力は高く評価すべきですが、自分は殆ど触れてません。
そもそも引き合いに出されてる名前に対しても歌の力ならほぼコブクロ全勝だし、
冷静に見られる人なら歌唱力を含めて相対的に評価できるんでは、と思います。
自分の価値観では「曲が面白ければ歌唱力はある程度譲歩できる」なのでああ傾いたわけです。
歌唱力を大前提にする人の方が多いと思いますし、自分の意見はまあそんなのもある程度で。
歌唱力を前提にすると大枠でロキノン<いきものがかりみたいな感じになりますが、
ロキノン同士を歌唱力で比較するのが自分には無理っぽいのでこんなスタンスです。
多くの人がコブクロを好んで聴いているという事実が最も客観的な評価だと思います。
何だか<後述レス>っぽくなりましたが。
70 :
名無しのエリー :2008/02/22(金) 12:08:19 ID:g3zyoUrn0
前スレに居たままで「あ、dat落ちか!」と気付くまで1週間かかった
そしてやってきたらやっぱり記事が多くて死んだ
とりあえずまとめ氏頑張れ
>>69 ま、日本は歌謡大国だしな
個人的には曲を評価するスタンスだって有って良い物だと思ってるが
71 :
名無しのエリー :2008/02/22(金) 13:58:10 ID:TCl8j7NP0
72 :
名無しのエリー :2008/02/22(金) 15:07:30 ID:Fq4KxMoGO
-EPってシングルじゃなかった?
73 :
名無しのエリー :2008/02/22(金) 15:45:00 ID:PzvoJAez0
EPってシングル以上アルバム未満みたいな 盤のことだったような・・・ レコード世代じゃないから知らないけど
74 :
名無しのエリー :2008/02/22(金) 16:38:43 ID:piJW2AVoO
EPはシングルじゃないよ〜
75 :
名無しのエリー :2008/02/22(金) 18:18:19 ID:ehYxW3fCO
ミニアルバムはまだいいと思うけど7インチは完全にアウトだろ。 あと、同じ人が何回もレビューしちゃあ容量がすぐにオーバーしちゃうぞ。
76 :
名無しのエリー :2008/02/22(金) 18:45:49 ID:gcHP/0lI0
まとめの人がまとめ終わるまで少し押さえ気味にしたほうがいいんじゃない?
77 :
名無しのエリー :2008/02/22(金) 18:49:20 ID:hFLZyXyo0
最近は4曲入りシングルのタイトルにEPてつけてるやつもあるな キンモクセイとかGLAYとか
78 :
前スレ81 :2008/02/22(金) 19:15:44 ID:DoNUXQ2o0
意外と物議を醸していて驚いた… OK とりあえずしばらくの間休止します
79 :
名無しのエリー :2008/02/22(金) 20:55:50 ID:SyliyJ2v0
>>35-40 乙です。コブクロに似たような印象を抱いてたので、しっくりきました。
いい曲ではあるんだけど、アクがないので、音楽に刺激を求める人には辛い気がする。
80 :
名無しのエリー :2008/02/22(金) 21:18:59 ID:n0Z0NbYQ0
>>65 自分はレイどんなのか聴いてみたかったんで参考になりましたよ。乙です。
81 :
名無しのエリー :2008/02/22(金) 22:05:29 ID:iKCenmAj0
ていうか5曲以上はアルバムって定義されてるし
82 :
名無しのエリー :2008/02/22(金) 23:24:00 ID:Q2x7BrXl0
83 :
名無しのエリー :2008/02/22(金) 23:47:19 ID:AMiYPWxE0
まとめ人乙でーす
84 :
名無しのエリー :2008/02/22(金) 23:58:17 ID:ehYxW3fCO
>>82 毎度乙です。前スレでは自分のレビューのせいで容量オーバーしてしまいすんません…。
まとめさんが活発だからこそこのレビューも長続きしてるのだろうな…。
全アルバムレビュー〜のは今のデザインでいいと思うんですが、全アルバムレビューしていない人もいるから
最初のディスコグラフティ欄を無くして
12th (アルバムのタイトル) ★★★ 〜〜Release
13th (アルバムのタイトル) ★★ 〜〜Release
てな感じで構成するのもいいかなっと。
なんか素人の意見ですんませんが。
85 :
82 :2008/02/23(土) 00:08:09 ID:6t8hU4T50
86 :
前スレ81 :2008/02/23(土) 01:57:21 ID:WG0wWA7N0
休止って言った割にはすぐにしゃしゃり出てきてますが まとめさん乙です。 前スレはレビューのしすぎだったなあ、と反省。 休止期間を使ってNyantoraのボックスをやろうかな、とか懲りずに模索中。
87 :
名無しのエリー :2008/02/23(土) 03:01:29 ID:NVbCyRP40
まとめ氏乙です。サイトに無かったんでレビュー。 『3rd-LOVEパラダイス-』/モーニング娘。 1. ~おはよう~ ☆ アルバムのコンセプトが「朝起きてから夜寝るまで」らしく、一曲目は目覚めからスタート。 美しいストリングスに、メンバーがポエトリーリーディングを乗せる。これはキツい。 モーヲタへの萌えサービスだろうか。 2. LOVEマシーン ★★★☆ ショッキング・ブルーの「ヴィーナス」のリフを引用…という説明すら不要の代表曲。 すっかり懐メロと化しているかと思ったが、意外とそうでもない。 元々がディスコクラシック風のアレンジだから今聴いてもそれほど古臭く感じない印象。 「世の中暗いけど、明るく元気に頑張っていこう」というメッセージは、 日本に「明るい未来」が来る日まで、つまり半永久的に有効なのかもしれない。 3. 愛車 ローンで ★★★ 80'sユーロ、80'sアメリカンハードロック/ポップスのキャッチーな所だけを抽出して作ったような、 超王道のアイドル歌謡。奇妙に弾けるポップなAメロが印象的。 そのAメロををメンバー全員がソロで交代で歌っているため、聞き比べが出来る。 スタッカート効かせて凄く奇妙に歌われているパートがやたらと耳に残る。 恐らくつんくによる不思議な歌唱指導を受けつつ歌ったのだろう。
88 :
名無しのエリー :2008/02/23(土) 03:02:18 ID:NVbCyRP40
4. くちづけのその後 ★★★ グルーヴィーなベースとフォーキーなアコギのバッキングが心地よいミディアム曲。 前曲と比べるとかなり素直なメロディーラインで、のびのびと歌われている。 「LOVEマシーン」の5倍ぐらい長いフレーズが各々に振り分けられていて、こちらも聞き比べが出来る。 全員とても丁寧に歌っている印象。 5. 恋のダンスサイト★★☆ フォーキーなムードを叩き壊すジンギスカンなダンスチューン。 変なコーラスと中東風アレンジが一気に祭りムードを盛り上げる軽薄な重低音アンセム。 清涼感溢れる高音を聞かせ続けてきた矢口が「セクシービーム」で新たなキャラを開拓。 6. ランチタイム~レバニラ炒め~ ★ ゲストナレーションに何故か森本レオを迎えた寸劇のようなインタールード。 大部分を森本が喋ってるだけあって聴き心地は良いが、まぁ、モーヲタ以外は楽しめないだろう。 モーヲタでも楽しめるのかすら疑問だが。 7. DANCEするのだ! ★★★★☆ 「LOVEマシーン」以前のモー娘が持っていた爽やかさ、それ以後に手にした軽薄さと、 ダンス☆マンアレンジによるタフなサウンドが混ざり合ったミディアムダンスチューン。 明るいが絶妙に憂いのあるメロディーと、楽しそうにスキップする歯切れの良いベースの相性が良すぎる。 適度に力の抜けたコーラスと悪ノリ一歩手前の合いの手が曲を引き立てる。 8. おもいで★★☆ つんく得意の歌謡マイナーチューン。スパニッシュ風味のギターが味わい深い。 全員囁くように歌っており切なさを表現しているが、子供っぽい声のメンバーはあまりハマっていない。 メンバー選別して歌わせればもっと雰囲気が出たような…。
89 :
名無しのエリー :2008/02/23(土) 03:05:04 ID:NVbCyRP40
9. 原宿6:00集合 ★★☆ 力の抜けた、浮遊感あるラテンナンバー。 人が聴いて「気持ち良いな」と感じる音でなくかなりズレた位置でハモっていて、不穏な空気を演出。 何故か随所に「大怪獣襲来!」なSEが挿入されている(怪獣の鳴き声、爆発音など)、シュールな曲。 10. WHY ★★★☆ 静かなアコギのループが印象的なシリアスチューン。UMEDYというラッパーがムードを盛り上げる。 歌のパートは、メンバーのウィスパー気味ボイスを細かく切り刻んで、 一音ずつ貼り付けながらコラージュして作られた力作。 11. 「,,, 好きだよ!」 ★★★☆ ダンス☆マン得意のアースウィンド&ファイヤー風ディスコチューン。 スキップするようなベースとゴージャスなホーンがひたすら楽しさを煽るが、ミックスがイマイチ。 ボーカルが右、ベース、ドラム、ホーンが左に終始完全に固定されている。音量は当然右側が大きめ。 よりダンスクラシックっぽく聴こえるようにするため?綺麗なコーラスを際立たせるため?よくわからない。 せっかくオケがゴージャスなんだし、普通のミックスでも良かったような。 12. ~おやすみ~ ☆ やはり恥ずかしいエンディング。オケは一曲目と同じ。 森本レオのナレーションはそれなりに眠気を誘ってくれる。
90 :
名無しのエリー :2008/02/23(土) 03:06:15 ID:NVbCyRP40
総評★★★ 「LOVEマシーン」「恋のダンスサイト」のヒットの勢いに乗ってリリースされた3rd。 セカンドまでのモー娘にあった初々しさが殆ど消え、ボーカルも音も随分タフになった。 12曲中3曲が反応に困るポエトリーリーディングだったり寸劇だったりで、急いで作った感を漂わせるが、 他のアルバム曲はどれもなかなかの力作。この妙な3曲が無ければ 「聴きやすく結構質のよいポップアルバム」と表現できるのだが、一筋縄でいかないのがモー娘なのだろうか。 「LOVEマシーン」でハロプロに初登場し、一気に名を上げたダンス☆マンの編曲が4曲(2.5.7.11)もあり、 彼に対する期待がひしひしと伝わってくる。シングルで聞かせたお祭りムードな楽曲だけでなく、 メロウなダンスチューンも手がけ、作風の広さをさりげなく見せる。このダンス☆マン編曲の ハッピーなディスコチューンを軸に、王道アイドルポップスやメロウな歌謡曲をバランス良く配置。 繊細なギターを聞かせる鈴木俊介アレンジ曲(8.10)が、明るいモー娘の裏の顔を演出。 個人的には、ハロプロを聴くきっかけになったアレンジャー・河野伸の作品が入っておらず少々寂しい。 ディスコサウンドを得意とする作風が微妙にダンス☆マンとカブってるからハズされたのだろうか…。
91 :
名無しのエリー :2008/02/23(土) 14:35:48 ID:Pi0hdpwR0
まとめ氏&レビュー乙 じゃあ俺もまとめに無いので SPACY/山下達郎 01.LOVE SPACE ★★★★☆ ピアノ連打から始まる、山達のイメージをそのまま表したような、爽やかな青い曲。テレキャスのキレのいいカッティングが印象的 曲の構成もアレンジもまさに王道ポップスと言った感じで、これをさらに突き詰めると大滝詠一になるんだろう 山達の声も若さ溢れて良い、ただ歌い方はこの人独特の癖があるから好き嫌い分かれるかも 02.翼に乗せて ★★★★ 教授のピアノと山達のギターを中心に据え、それに絶妙な味付けのリズム隊と、ホーンの音が絡むミディアムナンバー 地味だがかなり小洒落てて、難しい演奏を教授がそつなくこなす。ラストのシャウトは絶品 03.素敵な午後は ★★★☆ ジャズを意識したようなミディアムテンポ。それ以上でもそれ以下でも無いが、良く出来てて飽きない リズム隊は山達の支持を無視して好き勝手やったらしいが、完璧な呼吸の合い方 04.CANDY ★★★★ これまたジャジーなスローバラード。初期ユーミンのような私的な世界観が心地よい コード進行への興味のために作ったような曲らしく、確かにサビのコードは捻くれてる。でも歌メロは綺麗 05.DANCER ★★★☆ 村上ポンタの16ビートドラムを活かすことを一番考えた曲らしい。確かにドラムのパターンはこれ以上ない出来 フィッシュマンズみたいな浮遊感が心地よい曲。近年ダンスシーンでレアグルーヴとして再評価されてるらしい ストリングスアレンジは山達自身がやってるが、この人はアレンジも上手いね
92 :
名無しのエリー :2008/02/23(土) 14:35:55 ID:Pi0hdpwR0
06.アンブレラ ★★★☆ 今までのどことなく浮遊感漂うお洒落な感じから、一気に地に足がついたような曲。イントロのピアノも重々しい エレクトリックシタールを使ったり結構実験的。どことなく陶酔してしまいそうな雰囲気、渋谷系の元祖? 07.言えなかった言葉を ★★★★ 山達のピアノ弾き語りを中心に、ブラスやコーラスを重ねた曲。ブルー・アイド・ソウルっぽいムーディなナンバー 途中で入るハーモニカが日本的な何というか冒険的。コーラスワークは凄い、ビーチボーイズみたい 08.朝の様な夕暮れ ★★★★ ピアノ弾き語りから山達の代名詞とも言える、一人アカペラと展開していく。一人アカペラが初めてレコードされた曲 まだ黎明期なので、そこまで練りこまれたアカペラでは無いけど、でも凄い綺麗。こういうの彼しかできない 09.きぬずれ ★★★★ 前曲の空気感にキラキラした音を加えた、スローなムーディバラード。音響派にも通じるような作りこみ方 左右別のコーラスとか、シンセベースとかかなり実験的なナンバー。だけどポップスとしての魅力にあふれてる 10.SOLID SLIDER ★★★★☆ ニューヨークのジャズクラブなんかで演奏されてそうな感じのミディアムナンバー AOR色の強い曲でもあり、音数は少ない。だけどリズムパターンの多さはジャズっぽい、ギターのフレーズもジャズ的だしね 総評:★★★★☆ 山下達郎ソロ名義の2nd。全体にジャズ・AOR色が強く地味なアルバムだが、かなり音作りは革新的 当時の時代性を考えると、かなり進んでいたことがわかるが、それでも聴きやすいのは天性のポップセンス 大滝詠一の「A LONG VACTION」や、荒井由美の「ひこうき雲」と並んでポップス黎明期の金字塔的作品なので 教科書として聴いておくのもいいかも 駄レビューすみませんでした
93 :
名無しのエリー :2008/02/23(土) 17:48:26 ID:IuMVVwlU0
>>82 毎度乙!
>>86 少しでもそう思うんならコテ外すか自分のブログでやってくれ。
94 :
名無しのエリー :2008/02/23(土) 18:36:46 ID:dS52Ogdj0
>>91 山下達郎聞こうと思ってたから助かった乙。
アイドルとかのレビューって面白いな。普段手のばさないから。
小池撤兵のレビューが痛快でとても面白かった記憶がある。
95 :
名無しのエリー :2008/02/23(土) 20:59:52 ID:IASqb07nO
>>94 を見て小池のレビュー見てきた
まさか声あげて笑うとは思わなかった
96 :
名無しのエリー :2008/02/23(土) 23:29:44 ID:lKfHrRug0
>>82 まとめ人乙。お願いばかりで申し訳ないですが、eufoniusのレビューの2曲目の
>次はEかなと思ったらB#m・A#ときて のところを
>次はEかなと思ったらBm♭5・A#ときて に直しといて貰えるとこりゃ幸いです。
それも間違ってるかもですが。
>>90 >>92 乙
メンバーの変遷でなくアレンジャーの変遷に着目したハロプロレビューのシリーズは好きです
あとコテは外してもレビューでばれるので、付けるも外すも個人の好みな気がする
自分はコテとはちょっと違ったし、その名義での活動は1ヶ月程度だったけど
97 :
名無しのエリー :2008/02/24(日) 09:35:37 ID:A2Naj/bLO
98 :
名無しのエリー :2008/02/24(日) 09:56:00 ID:f0YrSK2fO
レビュー書き込む前に推敲すればまとめ氏の負担も減るかもね
99 :
名無しのエリー :2008/02/24(日) 12:12:30 ID:WV/+K77m0
>>90 >>92 乙
>>97 レビュー読んでeufoniusにハマってて 丁度その曲を弾いてみたいと思ってたんだwww
偶然の神様有難う(`・ω・´)
>>98 でも後から間違いが見つかっちゃう事はよく有る訳で・・・
>>93 Nyantoraはやろうと思ってるけど、ずっと名前をつけるのに不安を感じていたので
(今回の件もあるし)これからは名無しでやろうと思います
宣言はしないほうがいいと思った
>>96-97 コソーリうpしといたよ。
基本的に、誤字脱字系の修正はそんなに負担にもならないので対応致します。
てか、むしろ歓迎!
ただし、レビュー内容自体が変わっちゃうような修正は対応しないつもり。
(なるべくは「後述レス」って形で残そうとは思ってますが)
∧_∧
( ´・ω・)
(つ旦と)
と_)_)
今日は加賀棒茶呑んでから寝ます(^^;)
>>103 早速サンクスです!
そしてお言葉に甘えて修正が。ミスだらけでした。ホントすみません。
alfred and cavity/the band apartのレビューの
6曲目の曲名 ×Ciecles〜 →○Circles〜
その6曲目のレビュー中で ×ギロ → ○ビブラスラップ
12曲目の曲名抜け→KATANA
耳鳴り/チャットモンチーのレビューで日付の新しいほう
2曲目の曲名 ×サヨナラGood bye →○さよならGood bye
鬼束ちひろの復帰アルバムのレポ読みたい
106 :
名無しのエリー :2008/02/25(月) 19:22:01 ID:lJjs2WCw0
BRAHMANのANTINOMYとUVERworldのPROGLUTIONのレビューお願い
一人出ると三十人はいると言われているリク厨…
リクは多いが、ほとんどのレビューはリク無視なんだけどな。 まずは自分で書いた上でリクすればいいんじゃね。
WRENCH / nitro 2007.9.5 Release ¥2,000(税込)CTCR-14549 1. feel more ★★★★ 冒頭から一気に畳み掛けるヘヴィーナンバー。 2. blast your dance music ★★★★★ 疾走感と重量感が一体となって突き進む。基本メタルコアだが展開の随所にWRENCHのWRENCHたる混然としたアレンジが光る名曲。 3. stick it out ★★★☆ 更に続くよハードコア。USのバンドっぽい。 4. dynamite music ★★★ この曲はWRENCHの「手クセ」のような曲に感じるが、アウトロの怒濤は流石。 5. lights give out all freedom ★★★★☆ ちょっと疲れてきたかも…でもWRENCHは今日も元気です。さらに怒濤のハードコアナンバー。変拍子なリフが疾走感を高める。長いな〜と感じたところで展開がズバッと変わるのが素晴らしい。しかし何歌ってるか全然分からんな。
6. firestorm ★★☆ ステレオディレイ?なフレーズから始まってやや雑然と鳴り出す。中継ぎな感じ。 7. recover ★★ シーケンスとヘヴィロックのミクスチャー。中盤からなんかダサくて笑える。 8. 3027 ★★ ヘヴィサイケっていうんですか、そんな感じです。アナログディレイの使い方が面白いです。なんかこんなんばっかりでちょっと飽きてきた。後半ドッカーンのマンネリアレンジは良し。 9. alpen ★★★ やっとハードコア道に合流しました。でもデジタルのギミックやワンパなリフにも飽きてきたのはしょうがない。お腹いっぱい。 10. two way ★★★☆ カッコイイけど凡庸です。それをキャリアで磨き上げた、というナンバー。あっさり終わるんでやたら脱力する。 総評:★★★ 前半5曲までの怒濤の流れは凄くイイが後半はマンネリで飽きます。ミニアルバムだと最強だったと思う。
文章の下手な私がレビューしてみます。 LAS VEGAS/鬼束ちひろ 1.Sweet Rosemary ★★☆ 哀愁のただよう一曲。個人的にイントロと歌詞が秀逸 メロ〜サビの繰り返しが少し多いのが難点。 ヒッチハイク〜と歌うCメロから最後のサビの流れは◎ 2.bad trip ★★☆ 少し既聴感のある曲。全て英詞 アレンジ面から見るともう少し力強く 歌ってほしかった。曲調からいくと日本語詞 がよかったのではないだろうか。 声に力強さが戻ればライブで化けそうな曲 3.蝋の翼 ★★☆ 羽毛田アレンジでは見られなかったタイプの曲。 正直この曲単品で見ると個人的には★★程度なのだが 前述した斬新な編曲と曲順のおかげでこの評価に。ラストのサビが良い感じ 4.僕等 バラ色の日々 ★★★ 鬼束はやっぱりバラードだと思わせてくれる一曲 「嘘をつきすぎて本当になったこの世界で」 といった鬼束ならではの歌詞。 しかし活動休止前と異なって一歩踏み出した希望が 感じられる歌詞がかなり秀逸。2番サビは鳥肌が立ちます 声の力強さも感じられ、ストリングスが良い味出してます。 ただ…2番サビ以降の安っぽく感じられるドラムがいただけません 5.amphibious ★★ ロック調の一曲。攻撃的な歌詞のわりに アレンジが少し軽いような…。もっと 激しい感じにしても良かったと思う。 後半のfack連呼は必聴w
6.MAGICAL WORLD(album ver) ★★★★☆ メロ~サビ~Cメロ~大サビの流れが完璧だと思います。 鬼束の優しくも力強い歌声、声質がぴったりで 歌詞も曲も大きな愛を感じさせてくれる一曲。 この一曲のためにアルバムを買っても後悔しないと思います。 シングル版の編曲よりもアルバムの編曲のほうがいいのですが 一つだけ気になったのだが、ボンゴはいれる必要があったのだろうか… 7.A Horse and A Queen ★★★★ 過去のライブで歌われていた曲が音源化 過去の曲でいえばROLLINに近い感じ。 ジャズっぽい編曲がぴったりあてはまって なんというか色気を感じる一曲になってます。 編曲だけでいうならこのアルバムでは一番だと思います。 あと、サックスの音がいいです。 8.Rainman ★★★☆ 過去のカップリングをアレンジを変えて収録。 いや…編曲って本当に曲のイメージを変えるんですね。 カップリングのときは物悲しい雰囲気だった曲が すごく幸せそうな恋の歌になってます。 もうすぐ終わりですが冬にぴったりな一曲です。 POPな鬼束もかなりいいです。 9.Angelina ★★★★ 静かに始まり、次第に盛り上がっていく曲。 鬼束の歌い手としての気迫がビシビシ伝わってきて 気づいたら鳥肌が立ってました。一見暗い歌詞ですが 「傷口を照らす光がほしい、私はまだ死んではいない」 から始まる大サビが歌い上げているのはまさに希望。 歌への葛藤とそれでも歌い続けようという気持ちが伝わってきます。
10.BRIGHTEN US ★★ ラストの曲へのつなぎの一分半程度の短い一曲。 賛美歌をイメージして作ったということで 歌声だけだがすごく荘厳な感じに聞こえます。 後半の高音がすごくきれいです。 11.everyhome ★★★★★ 良い曲というだけではなく、まさに鬼束にしか 作れず、また歌えないと思う一曲。 本人も言っている通り、この曲がなければ鬼束は 復帰できなかったと思う。それだけすごい曲です。 正直、最初は声が弱弱しいな、と思っていたのですが 通して聞くと、決して弱弱しくなどない、彼女の固い決意の こもった素晴らしい曲です。なんていうかここまで 書いておいてなんですが、説明が難しいです。 声にリバーブをかけず、楽器がピアノ一本なので すごくストレートな一曲になっています。 総評 ★★★★ 鬼束の4thアルバム。鬼束の最高傑作だと思います。 前半は少しだれていますが6曲目からラストまでの流れは完璧です。 少し声が気になる曲が何曲かみられますが(特に前半) その声だからこそ映える曲(11曲目)もあるのでこれでいいんだと思います。 気になっていたコバタケアレンジですが、羽毛田さんと違って引き出しが 多い分、「あと少し」が色々なところで見られるのが残念。 2、3、5曲目のように編曲が曲の雰囲気を引き出せずにいるものと 6、7、8、9、11のように編曲が曲の世界を広げ、完成させられるものと コバタケアレンジは両極端だと思います。 後半の曲のような編曲が見られたので個人的にはコバタケ プロデュースで正解だったと思います。 あと、レビューって難しいです。他のレビュアーの方々は すごいと思います。
乙乙
>>86 是非やってくれ!ニャントラのよさが全くわからない俺にその魅力を教えてくれ
乙です 自分でもレビューかいてみたいとは思うんだけどさ 音楽的な知識とか演奏の上手さとか全くわかんないから すごい主観的なレビューになっちゃうんだけどそれでもおkかな?
むしろ音楽用語、コート〜とか使われた方がわけわからんから 主観でレビューしたほうがわかりやすいと思うよ
初レビュー投下 恐怖のレストラン / 聖飢魔II 1.鬼 ★★★☆ 全体に「和」の要素を取り入れたスローかつヘビーな曲。 ツインギターとベースのユニゾンによる重いサウンドと、感情というよりは怨念を込めて 力強く歌い上げ、いたるところにロングトーンのシャウトを入れて暴走するボーカルと、 冒頭のパーカッションや間奏に挿入される謎のお経や随所で聞こえる獣のうなり声の ような効果音とが合わさってとてつもなくホラーな曲になっている。 初めて聴いたときには( ゚Д゚)ポカーンとすること請け合い。 2.BREAKDOWN INNOCENCE ★★★★ 前半唯一のファストチューン。 ヘビーかつ洗練されたリフやかけ声のみのサビが非常にかっこいい。 冒頭の16秒にも及ぶハイトーンシャウトは圧巻。 3.呪いのボンテージ ★★ 電話先で人が殺される物騒な寸劇から始まるミドルテンポ。B級ホラーシリーズその1。 歌詞のほうも「絞め殺すー」とか「千切れ飛ぶー」とかなにやら物騒なことに。 サウンドは引き続き重く正統派だが、曲展開がやや単調で退屈かも。 4.人間狩り ★★★☆ 今度は逃げる人間を狩っていく語りから始まるスローテンポ。B級ホラーシリーズその2。 全体が7拍子(間奏では一部5拍子も)で構成されておりかなりとっつきづらい。 が、慣れるとかえってそれが気持ちよく感じるかなりのスルメ曲。
5.吸血鬼の増殖 ★☆ 「吸血鬼はお前のすぐそばにいる」という語りから始まるスローテンポ。B級(ryその3。 冒頭の4連シャウトや、怨念こもりまくりのボーカル、間奏の長いベースソロ等、 聴き所はあるのだが曲自体が7分もありかなり冗長に感じる。。 曲自体はやっぱりホラーなのだが、「グサー」とか「ゾクー」とか ヘンテコなシャウトはなんか面白い。 6.緑色の雨(インストゥルメンタル) 評価なし ストリングスをふんだんに用いたインスト。 前半までの若干退屈な流れを断ち切り後半部につなぐ役割を持つ重要な曲。 何気にメロディの出来もいいのでゆったりと聴きこむことが出来る。 ちなみに、曲終了後にちょっとしたドッキリが仕掛けられているので注意。 7.殺しの現場!! ★★★★☆ ここから後半部突入。6.の衝撃のラストから間髪入れず始まる久々のファストチューン。 何かの警報のような音をならすツインギターもさることながら、この曲の肝はずばりボーカル。 人間とは思えない(悪魔だけど)ピッチでひたすら叫ぶデーモン小暮閣下の歌唱が聴いてて爽快。 余談だがカラオケ板ではこの曲が最高難易度の曲ということになっている。 8.地獄へ突撃! ★★★★ 特殊ボーカルシリーズその1。Bメロ以外全て甲高い裏声で歌っている。 四文字熟語とコーラスのみで構成されたサビが聴いててかなり愉快な一曲。 人間失格 健康万歳とか。 9.ギロチン男爵の謎の愛人 ★★★★★ 超速カッティングから始まる、彼らよりむしろX JAPANがやりそうなスラッシュメタル。 特殊ボーカルシリーズその2。今度は声を極限まで濁らせており、めちゃくちゃ野太い。 野太すぎて本当にこれがデーモン小暮閣下の声かと疑いたくなるほど。 この教典(アルバム)でも最速を誇り、何気にメロディアスなのもいい。 個人的にこの教典でのベストトラック。
10.満月の夜 ★★ 1分半のピアノソロからゆっくり展開する、9分30秒にも及ぶスローバラード。 特殊ボーカルシリーズその3。普通の声とオペラ調の声がせわしなく入れ替わっている。 曲構成が特殊で、ひたすら同じフレーズを繰り返すのみとなっているこの教典一番の変り種。 単体では聴くたびに味が出てきてなかなか面白い曲なのだが、6.からのイケイケな流れが この曲のせいで完全に止まってしまっているのでこの点数。 また、この曲にもちょっとしたドッキリが仕掛けられている。 実はこの教典唯一の小教典(シングル曲)。 ちなみに「満月の夜」って言葉が16回も出てくる。 11.恐怖のレストラン ★★★ 一応表題曲。軽やかなギターリフから始まる軽快な一曲。 この教典では珍しいキャッチーなメロディとヘビーなサウンドとこれまたホラーな 歌詞とのギャップがなんともおかしい。アウトロのギターソロが非常にカッコイイ。 だが他の曲があまりに濃すぎるためどうも存在感が薄いような… ちなみにこの曲はミサ(ライブ)ではギタリスト二人のギターバトルが挿入される。 つか本編よりもそっちがメインになる。 12.テロリスト ★★★★☆ イントロのブルージーなギターソロがかっこいいミドルテンポ。 洗練されたメロディと一見残酷なようで彼らなりの応援ともとれる深い歌詞が秀逸。 残虐で個性が強い曲ばかりのこの教典を締めくくるのにふさわしい名曲。
総評 ★★★☆ 彼らの第十教典でオリジナルでは7作目となる大教典。 ここ数作彼らの「悪魔」としての教典が出ていなかった反動なのか、 なんと12曲中10曲で人が死ぬので「殺人教典」となっている。 しかし、今までの彼らの「悪魔」としての教典は確かに残虐なのだが、 どこか滑稽で笑えるのが特徴(蝋人形とか)であったのに対し、この教典では 残虐さばかりが強調され滑稽さが欠けているのが気になるところ。 サウンドは今まででもっともヘビーだが、彼らの特徴であるメロディのよさが薄れたのが残念。 活動方針が「お茶の間にヘビーメタルを」なだけあってヘビーメタル入門に最適な 聴き易い教典が多い彼らだが、この教典は入門用としては絶対にやめたほうがいい。 …とはいえクォリティ自体は決して低くなくむしろ高いので、興味がわいたら是非。 以上です。駄レビュー失礼しました
乙 恐レスは聖2の中でもベスト5に入るぐらい好きだ >この教典は入門用としては絶対にやめたほうがいい。 これには禿同だけど
>>118 面白かった!乙
「教典」「閣下」を忘れずに書いててちょと感動
「お茶の間にヘビーメタルを」って意味じゃ聖飢魔Uはほんとに偉大。
124 :
名無しのエリー :2008/02/28(木) 13:24:41 ID:oM365dXS0
EXIT TRANCE PRESENTS CODE SPEED アニメトランス BEST 01.もってけ!セーラー服/KNEE SOCKS ★★★★ 「らき☆すた」のオープニングをトランスミックスでカバー。 最初のセリフは、強引に音符を当てて初音に言わせたような感じに加工されている。 でも、正直そこのセリフは要らなかった感じがする。 特徴の駆け上って、駆け下りるバックのメロディも健在で、個人的には楽しめた。 02.ハレ晴レユカイ/Ma15 ★★★★ 原曲は「涼宮ハルヒの憂鬱」エンディング。 割と原曲をそのまま音だけトランス風に変えたような印象。 これもそれほど悪くない。 03.創聖のアクエリオン/chum ★ 「一万年と二千年前から〜」でおなじみの曲のトランスカバー。 全体的に歌に被さるノイズっぽい音が邪魔。 ラジオが混線しているような状態で結構耳障りだった。 1番Aメロや♪君が繰り返し大人になって〜 からのくだりの辺りでそれを強く感じた。 04.God knows.../KEIKO ★★ 原曲は「涼宮ハルヒの憂鬱」挿入歌。 元はバンドサウンドだったが、それをトランスに音を変え、それにさらに音を足したような印象。 決して悪くはないんだけど、元に比べると歌声にもバックの音にも迫力がなくなってる。 そして何処となく間延びしているような感じを受けた。
05.Butter-fly/NINE ★★★ 元は「デジモンアドベンチャー」オープニング。 ここまでで初の男性ボーカル。いまいち捕らえ所のない印象。 これと言って目立って良い所も悪い所もなく。 元の曲を知らないので、元がそうなのかもしれないが、 歌がいまいちパワー不足な印象は受けた。 06.緋色の空/chum ★★★★★ 原曲は「灼眼のシャナ」オープニングテーマ。 前のいまいちな印象を吹き飛ばす突き抜けた歌いだしで始まる曲。 曲の中でのメリハリもしっかり効いていて、聴いてて退屈しなかった。 07.晴れてハレルヤ/KEIKO ★★ 原曲は「魔方陣グルグル」のオープニングテーマ。 この曲も結構バックの起伏はハッキリしていて、退屈はしない。 こういう早口な曲でここまで歌声にエフェクト掛けると歌詞が全く聞き取れない。 08.ETERNAL BLAZE/chum ★★ 元は「魔法少女リリカルなのはA's」オープニング。 これは結構な失敗な印象。 元の曲の透明感とか、スピーディさが全く残っていない。 で、それを上回る長所、というか特徴もとくにつけられてない。 更に歌も圧倒的に力不足。 09.夢想歌/chum ★★★ 元は「うたわれるもの」オープニングテーマ。 これもそれほど印象のない感じの曲。
10.ゆずれない願い/YURiE ★★★★ 「魔法騎士レイアース」オープニングが原曲。 ここまで甲高い歌声が続いていたが、この人は割りと落ち着いた歌声。 結構安心して聴けるし、バックもその歌声を邪魔していない。 ここまでの流れでの箸休めのような感じで、ちょうどいい所に置かれたと思う。 11.Re-Sublimity/chum ★★ 元は「神無月の巫女」オープニングテーマ。 なんか歌声が常になにかに急かされている様な印象。 前の曲での少し落ち着いた感じを一気に引き戻された。 なんか聴いてて疲れてくる。 12.ひぐらしのなく頃に/chum ★ TVアニメ「ひぐらしのなく頃に」オープニングが原曲。 この手の曲になると、もろに歌唱力のなさが響いてくる。 元の曲の重苦しさや、独特の雰囲気は無くされて、かなり軽くなっている。 せめて10曲目の人に歌ってもらえればもう少し変わったか? 13.最強×○伝説/Ma15 ★★ 「すもももももも」オープニング曲が原曲。 サビの掛け声や、間奏のメロディは割りと原曲に忠実。 ただ、歌のパートが妙に間延びしている印象。 14.DANZEN!ふたりはプリキュア/YURiE ★★ 元は曲名通り「ふたりはプリキュア」オープニング。 もとが女児向けアニメの主題歌だからか、妙なキャッチーさはある。 だが、あんまり何回も繰り返して聴こうとは思えない曲。
15.宇宙で恋は☆るるんルーン/Ma15 ★★★★ 「ギャラクシーエンジェる〜ん」オープニングのアレンジカバー。 そこまで起伏があるわけでもないが、結構Aメロ、Bメロ、サビでの変化が分かり易い。 だんだんと音が増えていくアレンジもいいと思った。 あんまりな曲が続いた影響もあるかもしれないが、結構いいアレンジに聴こえる。 16.プラチナ/chum ★★★★★ 原曲は「カードキャプターさくら」のオープニング。 この曲は結構アレンジ、歌、メロディが見事に溶け合っている。 17.Feelomg Heart/KEIKO ★★★ 元は「TO HEART」テーマソング。 決して悪くは無い曲なのだが、結構曲順で損している感じ。 この曲順だとやっぱり前の曲に負けてる感じがある。 多分12,13,14曲目辺りに入ってたら、もっと評価は高くつけていたような気がする。 18.聖少女領域/KONEKO PROJECT ★★★★ 元は「ローゼンメイデン・トロイメント」の主題歌。 このアルバムでは唯一のインスト。 多分歌を入れたら12曲目と同じような悲惨な状況になりそうなので、この判断は正解。 19.真っ赤な誓い/NINE ★★★★★ 「武装錬金」のオープニングが原曲。 前のインストでいい雰囲気になったとこで「Oh・・・Oh・・」と入ってくる。 その瞬間に少しずっこけたが、この曲もアレンジ、メロディ、そして歌が一体になっている。 5曲目では、歌に迫力が無いような気がしたが、こちらではそんなことも全く感じなかった。
20.アンインストール/YURiE ★★★★★ 元は「ぼくらの」オープニングテーマ。 1曲目〜19曲目まではノンストップで来たが、この曲の入りで一旦ブレイクが入る。 この曲もなかなか良いアレンジが施されている。 アレンジは全く元の曲の雰囲気は持っていないが、この曲は上手く新しいアレンジと元の曲のメロディが溶け合っている感じ。 16〜この曲までは、なかなかにクオリティも高めにまとまっている。 総評 ★★★★ アニソンをカバー、さらにトランスでノンストップミックスしたというアルバム。 そんなアルバムを、アニメはたまにニコニコで見る程度、 トランスはCyberTrance presentsのやつ(ayu trance等)を時々聞く程度の自分がレビュー。 全体的に見ると、見事にクオリティの差がはっきりしている。 前半の方はアレンジと元のメロディがあまり調和させられてない印象の曲が多かったが、 16曲目以降は全くそんな印象を持たなかった。 リミキサーの成長を見守るアルバムみたいだったかもしれない。 結構、歌い手の歌唱力のなさは目立つ。 初音ミクでも使ったか、そこいらの15,16の女の子を捕まえて歌わせたような歌唱力に聞こえる。 自分の場合だと、原曲を知っている曲が半分も無かった上、そこまで思い入れも無かったので楽しめたが、 原曲に強く思い入れのある人だとこのアルバムは絶対拒絶するかもしれない。 結構中途半端に原曲のフレーズが入ってたり、原曲が歌メロ以外無残になっていたりするので。
>>121 >>129 乙
トランスMixは散々言われてたな・・・
ていうか元々トランスのI've曲も有るのね
>>129 アニソン板で散々言われてたあれか!意外と総評高くて驚いたw
乙です。
どなたかHIGH and MIGHTY COLORの2ndアルバム「傲音プログレッシブ」のレビューをお願いします。
リクのみだと気が引けるので。 The Piano It's Me/SUEMITSU & THE SUEMITH 1.The Piano It's "SUEMITSU" 1分半のツカミ曲。 ピアノ協奏曲をバックに歌っているかのよう。 元々クラシック畑の俺にとっては面白かった。 これ何拍子なんだろ。 2.Saga ★★★★ 疾走感があり、転調のしかたも面白い。サビの盛り上げ方も個人的には好きだ。 弱起を多用しすぎて曲の全般でつんのめる感じはする。 曲自体は3分半も無いのに長く感じる。 これもイントロが謎拍子。 3.100 Strawberries ★★★☆ ブラスセクションが入り、少しファンキーな仕上がりになっている。 パッとしないAメロ、繋がりが悪いBメロ、カノンコードなありきたりすぎるサビ。 単体で見ればよくないはずだが、この曲に限ってはアレンジが上手いせいか気にならない。 楽器陣は非常に楽しそうだ。俺も参加しt(ry 4.The Soda Fountain ★★☆ 80'sな匂いがしなくもない曲(註:筆者は90年代生まれ)。 Tr.2,3に見られたような疾走感はなく、曲全体に気だるい雰囲気が漂い、上手くまとまっている。 かと思ったら最後の転調でC-durにするという暴挙に出た。一番やってはいけないキーでは……? 雰囲気がブチ壊し。もしかして狙った? サビ直前の取ってつけたような2拍子1小節はもう少しなんとかならなかったのか。
5.Night Walking Miss Lonesome ★☆ Tr.2とTr.3を足して3で割った感じ。 Bメロの後ろで倍速になるかと思わせるブラスとドラムの間奏が入る。 だがサビでは何事もなく間延びした4分音符で歌い出してしまう。正直これは見事としか言いようがない。 最後に新しいメロディを使い、声だけをフェードアウトさせるという手法に出る。いや、そのメロディすらも駄メロか。 普通に全部終わらせればいいものを…間延び以外の何物でもない。 6.(U Have) The Alternatives ★★☆ イントロのピアノにエフェクトをかけてきた、面白い試みである。 A・Bメロは偏差値50に進んでいくが、聞き流すとサビで驚くことになる。何の前触れもなく転調している(C-dur→Des-dur)。 サビはいいかな、と思ったら同じフレーズを8連発。1回聞くだけで32回聞く計算なんだけど。 ラストの展開はSUEMITSUにしては新しくて好きだ。 だからBメロ・サビ直前の取ってつけたような2拍子1小節は(ry 7.White Cat Waltz ★★★☆ 曲名通り3拍子の軽快なワルツ。ドラムとピアノがいい味出してる。 2番Aメロのギターの絡みも上手い。 たまに1小節余分だったり不足だったりでつまづくことも。 それを差し引けば綺麗にまとまった良曲。 8.Sonatine ★★★ ソナチネとは、ソナタの小品のこと。 ただしソナタ形式で曲を進めているわけではない。 全体にリズムにキレがないが、まったりできるメロディラインは初めてなので新鮮。曲順に助けられたな… バックのピアノは必聴。
9.Pansy ★★★☆ 歌の入りをマイナーコードで始めるのは9曲目にしてなんと初。こんな曲も作れたのか…。 気付いたらサビに入ってる。驚くほどメリハリがない。 サビはルート音が一つずつ下がってゆく+8分食い乱発というお得意の展開。 アウトロのギター+ピアノソロは今アルバムでも屈指の出来。ただ少し引っ張り過ぎかも… 10.Soul Concatenation ★★★★☆ 今アルバム唯一の短調表記。 Tr.8からだんだん暗くしていった先の終着点といった趣。 メロディの出来は最高レベルとも言えよう。 短調作るの上手いと思うんだけど…本人が嫌いなのかな。 11.Sherbet Snow and the Airplane ★★★★☆ ここからシングル曲を続ける。 曲の完成度は非常に高い。Tr.2の上位互換的存在。 激しい転調が自然に行われ、飽きを感じさせない仕上がりになっている。 だが、歌詞がよくわからない。 肝心の"Airplane"は曲の最初と最後にしか出てこないし、主役的な存在でも無い。 ちなみに作詞はSUEMITSUではなく元スーパーカーのいしわたり(Tr.12も)。 12.Astaire ★★★★☆ これも転調が秀逸。 AメロのAs-durをBメロのB-durに上げることで曲を盛り上げる。 更にサビのルートをDbで始めることでもう一段の展開を見せた。 きっとすごく練りこんだんだろうな… 最後はフェードアウトでよかったと思う。 なお、この曲ではあまりピアノが目立たない。
13.Sunday'z Sun ★★ シングル曲は当たりばかり?と思ったところで見事に期待を裏切ってくれた。 サビでは一音ずつ下がっていくSUEMITSU定番のパターン。 何曲も似た曲があるせいですぐに飽きてしまう。 14.Allegro Cantabile ★★★★★ アニメ「のだめカンタービレ」主題歌。 初めはドラムのみという異色作である。 SUEMITSUの代名詞とも言えるピアノを主役に持ってきた。真骨頂ともいえる曲であろう。 歌詞ではピアニストの心情を独特の言い回しで表現している。 やはり途中で2拍子が1小節入るが、この使い方は良いと思う。 総評 ★★★☆ ピアノマン・SUEMITSUこと末光 篤とその仲間たちによるSUEMITSU & THE SUEMITHの1stアルバム。全曲をSUEMITSUが作・編曲している。 作曲の面ではかなりの独創性を発揮しているが、編曲の引き出しが狭いように感じる。 単曲としてのクオリティは低くないので、どちらかというとシングル映えするアーティストではないかと思う。 また、アルバム曲(C/W曲含む)とシングル曲を完全に分けた点には疑問が残る。 個人的にはTr.1のようなアプローチの曲をもっと作ってほしかった。 また初回盤ボーナスディスク収録の既存曲のオーケストラリミックス3曲のレビューはしていないが、どれもSUEMITSUの才能が垣間見える仕上がりになっていることをここに記しておく。 ちなみに歌詞カードに調が表記されている(C-durやA-mollなど)。ただ転調しまくっているせいで参考にならないがw (★2点、☆1点の10点満点。Tr.1は評価なし)
>>121 >>129 >>136 乙
レビュー読みながらSUEMITSU聴き直してる
知識ないからC-durってCのドリアンって事なのかな?とかおかしな方向に誤解しかけた
昔聴いた時はベン・フォールズみたいなイメージだったけど今聴いたらなんか違ったな
ちょっとテスト。
doa「3」(07.09.26) 1.心のリズム飛び散るバタフライ ★★★★★ 8thシングル。シングルとしては初めて徳永がメインボーカルを務めている。 流れるようなメロディーライン、恋愛の不安を内省的に綴った歌詞は自然と心に入り込んで 有線でロングヒットしたのがうなずける。特に女性が好みそう。 徳永のボーカルはスウィートな福山雅治というか、線の細い織田哲郎というか。 微妙に震えるボーカルを「下手」ととるか、「繊細」ととるかで評価は変わると思う。 2.地球の中で二人っきり ★★★ アルバムに先駆けてテレビ番組のテーマソングになった曲。ボーカルは引き続き徳永。 予告編のCM映えするようなサビは、そこだけ別の歌みたいで違和感がある。 3.RUNAWAY ★★★ メインボーカルは吉本。彼らのお得意とするウエストコーストロックを基調としたミディアム。 サビのファルセットで統一したコーラスワークが印象的。 徳永による詞は重々しく聴こえるが、楽曲製作中の逃げ出したい気持ちを歌っている。 4.Keep Rollin' ★★★☆ これもボーカルは吉本。歳を取っても頑張り続けようぜ、という大田の歌詞を ハンドクラップと賑やかなコーラスと共に歌い上げている。 5.ゼロの気持ち ★★★ 7thシングル。従来の流れを汲む攻撃的なロックナンバー。 収録曲中アレンジが最も派手で、シングルで聴いた時はそれをくどく感じた(特にサビ)が この流れで聴くと詰め込み気味の歌詞が生み出すスピード感をカッコよく思える。
6.嘘 ★★★★★ 再びボーカルは徳永。左右から鳴り続けるアコギと次第に激しくなるピアノの音、 絡み合うコーラスが作り出す幻想的な世界は ニューミュージック黎明期の空気が漂い、懐かしくもあり新鮮でもある。(・∀・)イイヨイイヨー 7.はるかぜ ★★★ 9thシングル。「心のリズム〜」のロングヒットを受けて アレンジを派手に、サビで盛り上げてドラマティックに仕上げた曲。 ヒットを意識し過ぎて分かりやすくした分、飽きるのが早い。 徳永の震えまくるボーカルもここでは少々あざとく聴こえる。 8.SALMON JUMP ★★★ 1番はかきならされるギターを、2番はベースのうねりとリズムを楽しめる。 バラードが続いた後で聴く大田の突き抜ける高音のボーカルは気持ち良い。 9.アツイウチニウテ ★★★ ライブで盛り上がりそうな吉本メインの軽快なロック。 徳永と大田の共作による歌詞は、パッとしない人生を会議の専門用語になぞらえている。 10.ROUTE 26 ★★★★ 唯一の吉本作詞曲。タイトルは大阪と和歌山を結ぶ国道で、歌詞のところどころに大阪弁が。 カントリー調のサウンドと相まってほのぼのとした歌を聴かせてくれる。 11.cactus(Interlude) ★★★★★ ギターのアルペジオに乗せて、コーラスだけで展開される40秒程度のインスト。 3人のハモりの美しさを堪能できる。もっと聴きたい。
12.One Love ★★★★ 8thシングルのc/wで大田ボーカルその2。直球ど真ん中のラブソング。 歌詞は男性こそ共感できる要素が多々あり、彼女のためにカラオケで歌いたくなるかも。 終わり方からして、個人的にはここでアルバムを〆ても良いと思った。 13.自由形〜フリースタイル〜 ★★★ 最後にもうひと騒ぎしましょうと、吉本ボーカルでファンキーナンバー。 「フリースタイル」と「うるさい」をかけた歌詞が面白い。 総評:★★★★☆ レーシングドライバーの吉本大樹(d)、元BAADの大田紳一郎(o)、 メロディーメーカー徳永暁人(a)の3人によるdoaの、タイトルどおり3枚目のオリジナルアルバム。 oaで回ったキャンペーンの影響か、アコギ2本とコーラスがあれば成立しそうな楽曲群は メロディがしっかりしていて、最後まで飽きずに聴き通せる。46分という演奏時間もちょうど良い。 徳永ボーカルを増やしたことで、吉本が多数を占めていた従来作よりもメリハリの効いた内容になった。 Beingという先入観があるからなのか、最高位30位、1万枚しか売れなかったのはもったいない。 こういうの好き、聴きたいという人はもっといると思うのだけれども……。
全アルバム評価すれに吉川晃司をレビューしたついでにアルバムの中で一番好きなのをレビュー Cloudy Heart/吉川晃司 1.Purple Pain ★★★ シンプルな音色の8ビートでグイグイと聴くものを引き寄せてジリジリと盛り上げる。 全体的に乾いた音色でその中に濡れたキーボードの音色が合わさってこのアルバムの空気を醸し出してる。 その中に曲が進むごとに声の表情が変化する吉川晃司の力ある声がこの独特の空間を彷徨う。 2.Rambling Rose ★★★ 当時の吉川お得意の勢いのある歌謡曲〜ロック風味〜で、わざとらしくドラマティックに展開する所がポイント。 吉川自身も切れのあるボーカルを聞かせ曲を更にドラマティックにしている。妖しいキーボードの音色もなかなか。 全体的にエセ中世ヨーロッパの雰囲気で本物のヨーロッパ志向までにならないところがこの人らしい。 3.VENUS 〜迷い子の未来〜 ★★☆ こちらも全曲と同じ路線の曲。若干歌謡曲よりで、歌もより濡れた歌声を聞かせてくれる。 前の曲が夜のサスペンスドラマだとしたら、こちらは昼の恋愛ドラマの雰囲気。ヴィーナス、ヴィーナスと連呼してるしね。 ただ、音色は壮大的な音を出してはいるのだが、曲としては全体的に力が弱い感じ。 4.Day by Day ★★★ ここで一旦落ち着いて、しっとりとしたバラードが入ってくる。後でなるピアノの音色がなかなか美しい。 どこか懐かしい感じを受けるのも吉川晃司が作るバラードの特徴で、音色をどう使ってもそうなってしまうのが不思議。 ここでは一つ一つの言葉を丁寧に歌う歌が聴けて歌詞の一節一節が心に響く。まぁ、歌詞はベタベタだから…。 5.SEXY ★★★ 不気味なパイプオルガンと心臓の音から始まるボディミュージック風の歌謡曲。吉川がクネクネ踊ってる姿が頭に浮かぶ…。 全体的に打ち込み音を多用しているが、それでもアルバムの中世的雰囲気を壊さずに上手く調和している。 ところどころにヴォーカルにメカホンを使ってるかのようなエフェクトを使っており怪しい雰囲気を醸し出してる。
6.ROMANCER ★★★ 上手い具合に全曲とつながって始まるこちらも2曲目同様のエセ歌謡曲。サビの吉川の迫力ある歌声が魅力的。 パッパと曲がめまぐるしく展開していきスリリングな興奮を聴くものは味わうことが出来る。まるでサスペンスドラマ。 7.Cloudy Heart ★★★☆ ここでいきなりシンプルなバラードに。音色の数を最小限に抑えて吉川晃司のオペラ歌声を最大限に発揮できる場を作っている。 例えばこの曲をデビュー直前に歌っていたらここまで壮大感ある曲になることはなかったし、今歌ってもこの感覚は出ない。 そのくらいこの時期の吉川晃司は油が乗っていて最盛期を迎えていた。そんなことを考えさせるほどの歌声。 泣きメロのギターソロも冴え渡っていてこの曲をよりドラマテックなものに仕上げている。ピアノの美しい音色もなかなか。 8.Little Heaven ★★☆ 若干音色も増えた感じのバラード。ただ、前曲がかなりの存在感を持ってるためこの曲の存在感はあまりない。 まぁ、前の曲を聴いた時の疲れをなくすにはこのぐらい軽い感じが良いのかも。歌声は十分重いが…。 9.KISSに撃たれて眠りたい ★★★☆ 気を取り直して後半戦のスタート。吉川晃司の代表曲で10周年記念シングルで10年の集大成がここに包まれている。 一回聴いたらすぐに覚えられる歌謡曲の要素とキレのあるロックの要素がうまい具合に調和していてなかなかの佳作となっている。 歌詞も10年選手になっても俺はまだまだやんちゃに行くぜ!ってな感じの決意表明がされていてなかなか。 このアルバムバージョンではさらに力強いアレンジなっていて聞き手にかなり響くアレンジとなっている。 10.GIVE ME A BREAK ★★☆ 洋楽をパクッたような感じで非常にキャッチーな曲となってる。ライブでやったら盛り上がりそうな感じ。 非常にシンプルな構成で誰でもすぐに覚えられそうなコード展開ではある。しかし、曲の出来はまぁまぁ。 こういうのは最初の印象は良いかも知れんが一回聴いたら飽きる。
11.Re-Birth ★★★ いきなり渋い演奏で始まり前曲の余韻をぶっ飛ばす。それでもコード展開が歌謡曲風なのはもうお決まり。 それでも、ここでは今まで見たいに暴れたり、オペラボイス全開というわけでもなく、ただ、淡々と歌う。 今までに吉川晃司作品にはなかった新しい扉を開けたようなブルージーな曲。 12.Love Way ★★★ これはもう弾けたポップナンバー。迫力満点で暴れまくる吉川晃司の姿がこの曲にはある。すこしAOR風味。 演奏陣のまとまり具合もなかなかで良い感じにこのアルバムを締めてくれる。 総評 ★★★☆ 10周年記念オリジナルアルバムでこれぞ吉川晃司てな内容で大満足できるアルバムです。 作曲にしても歌唱力にしても10年という歳月の中で様々なことを体験して成長した姿をこのアルバムでは見せてくれる。 迷いも吹っ切れたからこそ「KISSに撃たれて眠りたい」が歌えただろうし自分に自信があったからこそ「Cloudy Heart」が歌えたのかも。 ブックオフで叩き売りされているので、吉川晃司に興味がある人、歌謡曲が好きな人にお勧めです。
乙 じゃあ俺も。最近サザンばっかレビューしてる気もするけど、まとめに無かったから 熱い胸さわぎ/サザンオールスターズ 01.勝手にシンドバッド ★★★★☆ 言わずとしれた1stシングル。英語のような語感で日本語を歌うという、日本語ロックに新たな可能性を見せた革命的名曲 ブラックミュージックに歌謡曲の要素を上手く取り入れた、分かりやすい展開に哀愁のメロディが耳馴染み良い この曲だけ斉藤ノブがアレンジにかかわっており、原曲はゆっくりなもっと歌謡的な歌だったらしい。GJ斉藤ノブ 02.別れ話は最後に ★★☆ ボサノヴァ調なミディアムバラード。当時の色物イメージなサザンを良い意味で裏切る曲。まだ桑田の声が若い ループするベースラインと淡々としたパーカッションが上手く歌メロを引き立ててる。サビでいきなり歌謡曲になるのは如何にもサザン 間奏のギターソロもムーディで良い。ただいまいち歌メロが弱いのが残念 03.当って砕けろ ★★★ ベースの小気味良い音が印象的なジャズチックなミディアムソング。まぁそれ以上でもそれ以下でも無いんだが しかし今のサザンからは考えられないバンドのグルーヴ感を味わうことができるのは、なかなか良いかも 04.恋はお熱く ★★★☆ サザンの王道とも言える、8分の6拍子のバラード。しかしまだ粗削りで、完成度は低いと言わざるをえない ただ桑田のメロディセンスは当時から爆発していて、アレンジを変えれば今だしても十分通用しそう 05.茅ヶ崎に背を向けて ★★★★ 山下達郎のようなお洒落なカッティングギターのイントロから入るアップテンポ歌謡ナンバー。原坊と桑田のデュエット タムの乾いた音と素早いベースのリズムが凄い化学反応を起こしてる。サザンのリズム隊は地味にレベル高い 原坊の声がまだ今みたいにぶっ飛んでない、意外と普通の声
06.瞳の中にレインボウ ★★☆ レストランの中の雑踏から入り、ティンパンアレーチックな私的世界の広がる曲。サザンが初めてブルースの要素を取り入れた曲でもある しかし地味であることは否めない。このアルバムは全体的に地味な楽曲が続くのでこの辺でダレて来てしまう 07.女呼んでブギ ★★★★☆ ダレてきたところにちょうど良くぶち込まれるタイトル通りブギな曲。服部良一を尊敬してる桑田だからこそ作れる曲 そもそもブギと言うのはループするベースラインを基調に盛り上げなくてはならない、なかなか難しい音楽なのだが この曲はふざけた歌詞、桑田の投げやりな歌い方、印象的なメロディと実に耳に残るインパクトの強い曲となってる しかし「女呼んで 揉んで 抱いて 良い気持ち」ってねぇ。事実だけども。ちなみに渋谷陽一はこの曲が大好きとか 08.レゲエに首ったけ ★★☆ サザンで唯一のレゲエナンバーらしいが、正直レゲエは全然聴いたことないからわかりません。ごめんなさい 桑田の曲を全面に押し出した割かし声を聴かせる曲。曲の後ろでずっと動物の声が入ってるのが牧歌的 前曲で女は最高って言ってたのに、この曲では女よりレゲエ最高って言ってる。どっちだよ 09.いとしのフィート ★★★☆ タイトルから分かる通り、リトルフィートへのリスペクトで作られた曲。でもサザンのこのころの曲って全部リトルフィートっぽいっちゃっぽいけど ベースの休符の取り方が良い具合に隙を作ってて良い。サビのリズムもファンキー。歌詞は全くリトルフィートじゃない年末を歌ったもの 10.今宵あなたに ★★★ し、渋い・・・こんな渋いブルースは今のサザンからは想像つかないよ。ラストにしちゃちょっと弱いかな メロディ展開が実に歌謡曲的なんだけど、でも歌謡曲の匂いを感じさせない。ギターが泣いてるのも演歌っつぽいけど、何故か泥臭くない
総評:★★★☆ サザンの記念すべき1stアルバム。全体的にリトルフィートのようなアメリカンルーツミュージックの色が濃い そのため地味さは否めない。また粗削りでいまいち作りこまれてないので、完成度は低いと言わざるをえないかも また当時はコミックバンドというイメージが強かったので、それを意識した曲も多い ただ今のサザンには無い何というか一種のムードが含まれてるので聴いてみても損は無いと思います 駄レビューすみませんでした
>>146-148 乙です。
アマゾンのレビューと比べるとこっちのレビューの方が参考になります
まとめ読んだら自分の書いたレビュー書き直したくなった… 差し替えとかってお願いできるのかな…
氷室京介のIN THE MOODお願いします
田村ゆかり読んでみたい
ブリグリベストお願いします
リク中毒者は自分勝手
perfume / Perfume〜Complete Best〜 1.パーフェクトスター・パーフェクトスタイル ★★★★★ このアルバム唯一の新曲。中田ヤスタカ頑張りすぎ。 perfumeスレなどでは神曲と呼ばれている、perfume第一期(あくまで個人的な括りだけど)を占めるのに相応しい壮大な一曲。 切なさを感じさせるメロディーは中田ヤスタカほんと頑張った。 歌詞は手の届かない所まで行ってしまった恋人の事を歌っている。 2.リニアモーターガール ★★★☆ SF三部作突入。一作目となるこの曲は異常なまでにハイテンション。 「ワンツースリーフォー いちにのさん、はい」とか変な声が入っているのが面白い。 ただ、PVと一組で聞いたほうが面白い。DVDでPVとともに見るのをお勧めする。 あとSF三部作では一番いまいち(あくまで、SF三部作の中での話。普通に高クオリティの曲です)。 誰か「まんまDaft Punkの「DigitalLove」だ」と言ってた人がいたが、そこまで似てないと思う。 あ、「DigitalLove」は名曲ですよ。perfume好きなら聞いて損はない。 3.コンピューターシティ ★★★★☆ この曲で中田ヤスタカが作詞作曲をすべて自分でやることに。 すごいです。気合入りまくり。それと同時に、perfumeが新しい境地に立った曲でもあると思う。 首都高から見た夜景とか、都会の夜景がどうしても目に浮かんでしまう。雰囲気が最高。 capsuleとしては何故そう思うかは分からないけど「LDK」あたりの作風に似てると思う。 歌詞では前曲では普通に未来都市での生活を送ってきた少女が未来都市での生活に疑問を感じてきた…といった感じだろうか。 PVはCGなどを使ってないシンプルなもので、非常にいい感じ。曲を変な切り方してなけりゃもっとよかったんだけど。
4.エレクトロ・ワールド ★★★★★ 前曲で未来都市の生活に疑問を感じた少女の感情が爆発した瞬間だろうか。 自分や他人の存在のリアリティのなさ、そして世界が段々と崩壊していく様を描いた歌詞が圧巻。 そして曲のクオリティも上るところまで上り詰めて、中田ヤスタカのテンションも最高潮。 ギターの響きがテクノサウンドに不思議な浮遊感を与え、やがて壮絶なサビへ。 「エレクトロワールド」のボーカルが伸びていくところなんか鳥肌もの。SF三部作の締めにぴったりの曲。 ちなみにシングル盤よりイントロが長くなっている。PVは最後のワンシーンが怖いと見るたびに思う。 にしても歌詞…「ああ あああ ああ あああ」まで書かなくてもいいだろ。 5.引力 ★★★ インディーズ時代のシングル「ビタミンドロップ」より。 「cutie cinema REPLAY」の頃の楽曲を「LDK」のころのサウンドでやってるような曲。 サビを繰り返していく曲の構成が面白い。 でもなんで「エレベーター」とかじゃなくてこれ?この曲も確かにいい曲だが、なぜこれだけ収録したのかがわからない。 6.モノクロームエフェクト ★★★☆ インディーズ時代のシングル曲。 普通のアイドル歌謡を中田ヤスタカがやるとこんな曲になりますよ。 三人のボーカルが初々しい。なんだか妙な気持になる曲。なぜかはわからない。 終わり方がなんか中途半端で気になる。 7.ビタミンドロップ ★★★★ インディーズ時代のシングル曲。 「引力」と同じく、「cutie cinema REPLAY」の頃の楽曲を「LDK」のころのサウンドでやってるような曲。 いや、「LDK」というより「S.F」あたりの曲に似てるような気がする。 「モノクロームエフェクト」がいかにもアイドル歌謡な曲だったのに対し、 中田ヤスタカがどれくらい自分の個性を出せばいいのかがわかってきた感じの曲。 「チョコレイト・ディスコ」のPVをyoutubeで見て「perfumeなかなか良いかも?」 と思った矢先にこの曲のライブ映像を見ていろんな意味でショックを受けた記憶がある。
8.スウィートドーナッツ ★★★★★ 中田ヤスタカが初めてperfumeと組んだ曲。かなりいい曲です。ハイ。 自分は中田ヤスタカが書く切ないメロディにかなり惹かれるのだけれど、この曲はまさにジャストフィッツ。 もうこのころすでに個性爆発させてたのに、「モノクロームエフェクト」でいったんアイドル歌謡を作ったのはなぜだろう。 「モノクロームエフェクト」はもっと個性を爆発させていればかなり名曲になったはずなのに、なんだか遠慮してしまった感がある。 カップリングの二曲はいい曲ですけどね。まあオリジナル盤持ってるわけじゃなくてこの前出た再発ボックスを買っただけですが。 なお、シングルバージョンをリエディットして2分57秒にしている。こちらのバージョンの方が聴きやすくていいと思う。 9.ファンデーション ★★★★☆ ん、いい。この曲も俺の心にジャストフィッツ。 浮遊感のあるメロディーに三人の飾らないぶっきらぼうな歌唱があっていてかなりグッときます。 でもなぜかは分からないけど五つ星に届かないこの感じ。もうたまらん。 歌詞は…読解力のない俺にはどういうことを歌っているのかは分らないが、意味深。 「恋愛なんてすぐ 諦めるべきね」とか「心にまで化粧していた」とかわかりやすいフレーズも出てくるが、「荷物持ったまま戦えない」とは? 10.コンピュータードライビング ★★★ イントロで期待してしまうけど、全部聞いてると正直、退屈。 あんまり盛り上がりがないのがいけないんだと思う。 いきなり低音が聞こえなくなる場所があって、一瞬ヘッドフォンが断線したのかと思ってビビった。
11.Perfume ★★★★ capsule初期のポップな楽曲を現在のテクノ〜クラブ的サウンドでやったような感じで面白い一曲。 一応グループ名を冠した曲で、多分ナンバーガールで例えれば「BRUTAL NUMBER GIRL」的な位置づけにある曲なんだと思う。 でも歌詞は…。「ねえ!?」って、なんか「歌詞に「!?」を付けて逆ギレ風味にするスレ」みたいでなんだかなあ…。 12.wonder2 ★★★★★ 「エレクトロワールド」のカップリングに収録されていた、超名曲。 これをラストに持ってきたのはGJ。「らーらーらーらー」の声がどこまでも伸びていく、幻想的なメロディが美しい。 capsuleで言うと「FRUITS CLiPPER」に激似。しかしうまい引用の仕方をしてますなあ(この曲の方が出てきたのが遅い)。 無意識だとは思うが、意識してやってたらすごい。ライブとかでもラストでやることが多いらしい。 「『fan service bitter』はこの曲で終わるからすごく寂しい気持ちになってしまう」と誰かが何所かで書いてた。 このアルバムでも最後に選ばれたこの曲は、心に静寂を残して静かに消えていく。 なお、シングルバージョンよりなぜか9秒ほど長くなっている。 総評:★★★★ perfume初のアルバムにして、初のベストアルバム。 「コンプリート」と銘打ってある割にはインディーズ時代のシングルのカップリングで収録されているのが「引力」だけだったり、 新曲が「パーフェクトスター・パーフェクトスタイル」の一曲だけだったりと、いろいろ欠陥は多い1枚だが、 とりあえずperfume入門編としては最高の1枚。「SF三部作」は勿論、そのカップリングまで収録されているのが嬉しい。 さらに通常版でもDVDが付いていて、それで3000円ポッキリというのはなかなか安いのではないだろうか。 しかしジャケットはちょっとレジまで持っていくのが恥ずかしい…。 「capsuleが好きで、それ以外の中田ヤスタカの作品が聞きたいんだけど、どうすればいい?」という人は このアルバムと「COLTEMONIKHA」あたりを買えばいいと思う。
>>145 >>148 乙。では自分も
ライフアルバム/いきものがかり
1.Good Morning ★★★
90年代初頭のJ-POPそのままなイメージのオープニングナンバー。楽曲自体は凄まじくありきたりなのだが、やたらボーカルを加工したり、
派手なシンセを入れたり、ドラムがやたら残響したりといった90’sJ-POPの大味感が無く、自然な作りになっているので意外と聴ける。
特にリズム体が上手い。しかし男2人のどっちかはベースかドラムかと思ってたら両方ギターとは。サポート陣の仕事ぶりに露骨に支えられる形になっている。
吉岡のソロプロジェクトと大差ないのでは…。むしろもっと良い曲もらえてたかも…。詞も微妙。「だからこそあなたに伝えたい」ことを
「Good Morning」と英語にしたのは不自然なような。
2.茜色の約束 ★★
1曲目も約束の歌だったような…。定番のミドルテンポのポップス。詞曲含め、いかにも邦楽ヒットチャートのみを聴いて育った人が作ったという印象で、
全くひねりがない。個人的な好みとしては詰め込みすぎのコブクロより聴き易いが、作曲能力自体は小渕が上という印象。
曲はそんな印象だが、まっすぐ丁寧な歌い口調で、エフェクトかけすぎ感もコーラス重ねすぎ感もない吉岡のボーカルは爽やか。
3.夏空グラフィティ ★★★★★
まんまPRINCESS PRINCESSなアッパーチューン。芯である曲はかなりどうでもな感じ。今更聴く気になれんなあ…と思ったら
ドラムがガンガン前に出てきて曲を盛り上げる。Bメロでの熱気が立ち昇るようなドラミングは見事。ベースのビートも端正。
いきものがかりとして評価する気になるのは吉岡のみなのだが、総じては予想外に引き込まれた曲。
4.青春ライン ★★
あくまで80〜90年代J-POPなマイナー調のアッパーな曲。アレンジのカラフルさに救われてはいるが、彼らはほとんど同じような曲しか書けないのかも。
セールス的に軌道に乗っていて資金があるからなのか参加ミュージシャンが良く、方針としてもオリジナルメンバーに構わずドンドンかませ的な
指示になっている印象。ツインギターとはいえ片方はアコギメインで、2人が絡みをみせる場面に乏しく、おそらく全曲で鍵盤のバッキングが
入っているので、2人の必要性に疑問符が付くような。
5.@miso soup ★★★★ 最近耳にしなくなったが一昔前のアイドルポップによくあった感じの4/4の軽快な曲。作りはベタだが正統派な出来で、リズム体が上手いため かなり楽しんで聴ける。いかにもなピアノのグリスもいい感じ。例によってピアノもキーボードも入っているためギターの存在意義は薄い。 作曲者がアレンジの主導権を握っている感じもしない。握らせたほうがいいような気もしない。 6.ソプラノ ★★ ここまでハキハキした発声を聴かせていた吉岡が、心の曇りを表すように若干虚ろな歌い口調を披露するミディアムスロー。 曲は相変わらずベタ。色々聴いたけどJ-POPが1番だったという確信を持って作曲している、と仮定するにも、J-POPの良い所だけを抽出している 感じがしない。アレンジ面では他曲に比べギターが前めだが、結局鍵盤に支えられる形になっており、ギタリストとしての信念という点でも微妙なような。 7.花は桜 君は美し ★★★★ メンバー中唯一の音大卒(ミュージカル科)の吉岡が艶のある歌声を披露する和風な曲。バラードとして作った曲を早いテンポでアレンジし直したら 成功した、といった感じの曲。Aメロではアコギの活躍が際立つ。細かいゴーストノートを多数入れて雰囲気を出すBメロのドラムも良い。 全般的に洋楽ファン受けしなそうな曲の多い彼らの曲の中では、「これはこれでアリ」と思わせやすい曲かも。 8.ちこくしちゃうよ ★ 元々彼らの曲はベタな歌謡ポップスなので、アレンジ面でもベタにキメキメな出来になってしまう危険性は常につきまとう。 その辺はサポート陣が上手く仕上げていたのだが、ここに来てアレンジもベタな曲登場。こんな感じの曲が本命の人のほうが多いのかもしれないが、 個人的にはあまり可能性を感じない、苦手な曲。リズム体も含め全員オリジナルのメンバーで揃えてデビューしてたとしたら、 多分こんな感じのベタなアレンジばっかりだったんだろうな、と思わされる曲。
9.心一つあるがまま ★ かなり音数を詰め込んだA・Bメロが印象的な曲。しかし間延び気味のサビで台無しな気が。メロディも恐ろしくB級。アルバム曲にするつもりで作った アルバム曲といった印象。個々の奏者のプレイではいい所もあるが…。ギターの2人は展開を広げるきっかけを作っているというよりは バッキングに徹している印象。吉岡も低音は不得手な気が。 10.ニセモノ ★★ 椿屋や初期林檎の失敗版といった印象の妖しいマイナー調歌謡ロック。ギターが丁寧にこじんまりまとまり過ぎた感が。 強く歪ませてラウドに弾いても良かったような。今作中では異質な詞世界だが、結局発想は十人並み。こういう曲があってもいいが この出来はアリなのか。手探り感はあるものの意外に順応している吉岡の気だるいボーカルが健闘。頑張れ吉岡。 11.東京猿物語 ★ ソイヤソイヤとお囃子が入ったりする陽気な曲。楽しい楽しいネタ曲のはずが、今ひとつ笑いを取り切れなかった感があり、 付き合って聴いてる自分も寒いような妙な切なさを感じる曲。そして吉岡はまたもや意外と順応。なんていい奴なんだ吉岡。頑張れ吉岡。 12.月とあたしと冷蔵庫 ★★★ ピアノとアコギの伴奏をメインに、シンプルめに仕上げたゆったりした曲。サビメロはどこにでもありそうな出来。 吉岡は技術をひけらかすタイプではなく、仰々しくビブラートをかけたりはしないが、表現としてその技術が必要な箇所とそうでない箇所を 歌い分けている印象は受ける。単に自分がここまで聴いた流れの中で頑張れ吉岡なスタンスになったからそう思うだけかもしれんが。 13.茜色の約束-acoustic version- ★★★ M2のアコースティックバージョン。アコギメインの人がいるんだからやっぱりこういう曲で見せ場を作りたいのだろう。 と思ったらどっちかというとピアノがメイン。お前ら…。バンドバージョンに比べ吉岡の歌い口調が柔らかく、肩の力が抜けた感じになっている。 これは収録して正解かも。
総評 ★★★
一部の作詞以外ほぼボーカル専任の吉岡、2人でほぼ全曲の作詞、全ての作曲を手掛ける水野と山下からなる3人組、いきものがかりの2nd。
詞曲は新しくも珍しくもない。ギタープレイにもこれといった特徴は無い。しかし、それでも聴けるだけのパフォーマンスがあるため普通に聴ける作品。
ドラムには山木からBank Bandを引き継いだ河村カースケ、ベースにはaikoのサポート等で知られるスティング宮本といったメンバーが参加しているが、
作曲者の作り込みが浅いことも功を奏して彼らが仕事できる余地が大いに残されていたため、全体に彼らの音で埋まっており、演奏の質が高い。
バンド始めたての人がコピーするなら、変なロキノンやV系よりよほどためになりそう。ある意味フルメンバーが揃わないバンドの醍醐味
(黒夢のドラムにそうる透、ヒステリックブルーのベースに人時といった具合)。サポート陣による埋めで作品が成立しているという意味では
ケリーに近い気もするが、素材としての曲のレベルでは少し劣る印象。
似たり寄ったりの曲を歌い分けようと健闘する吉岡は、気取らない発声で、英語の発音もキッパリ日本語英語という貴重なシンガー。
「いきものがかり」のレベルが高いかと聞かれれば微妙だが、作品としては90年代のJ-POPの、機材の充実で無駄にゴージャスだった部分を切り離した
リメイク版として、充分な需要があるのでは。
そして
>>158 乙。この時間に被りかけるとは思わなかった
こんな時間に二人とも乙
いきもの、パフューム乙 コンピュータードライビングが一番好きだw
両者とも乙 最良曲はモノクロームエフェクトだろ(主観丸出し
アジ新譜、一週間くらい聞いたらレビューやろうかな
くるりのLive盤を真面目にお願いします。
まとめのページを見てたら空中キャンプが無い! ということでフィッシュマンズの空中キャンプを 空中キャンプ/fishmans 1.ずっと前 ★★★★ ふわっとしたイントロからもう引き込まれる。 そしてそのフレーズが時々出て来てまたちょっとはっとする。 沈み込むようなアウトロもいい。 2.BABY BLUE ★★★★ フィッシュマンズが一般受けするとしたらこの曲かなぁ。 「意味なんかないね 意味なんかない」がすごく突き刺さってくる。 3.SLOW DAYS ★★★ イントロのララララーといいちょっとドロドロした雰囲気を受ける。 さらに次の曲もドロドロしているが、また別な感じ。 4,SUNNY BLUE ★★★☆ 歌詞と言い、メロディーと言い、ものすごい切迫感。 少しずつ音が厚くなって行き、最後にはそこそこ落ち着く。 5.ナイトクルージング ★★★★★ 言わずもがな、名曲。 延々と繰り返されるアルペジオ、ディレイがかかったギター、後半に入ってくるピアノ。 他の曲ではそこそこ目立つが、ベースはしっかり裏方。 まるで水の中にいるような浮遊感で、聴き手の時間が止まっているよう。
6.幸せ者 ★★★★☆ ベースとドラムだけの部分がとってもいい。 そして歌詞が最初は現在形だったのが、後半で願望に変わるのが… 7.すばらしくて NICE CHOICE ★★★★☆ 終わりを予感させるイントロ。中盤はノイジーになる。 ベースが特にいい働きをしていると思う。ピアノもいい味を出してる。 8.新しい人 ★★★☆ 超スローテンポな曲で締め。 前曲からすると少し肩を透かされるが、このアルバムに合っていてこれはこれでいい。 総評.★★★★★ 90年代の名盤と言うとほぼ名前が挙がってくるアルバム。 一つ一つのメロディーの質が高く、ゆったりしているとは言え全く飽きさせない。 歌詞は日常の退屈の核心を突いてきて、胸が苦しくなる。 佐藤さんの声、歌い方は非常に独特だが、それゆえに一つ一つの言葉が重く感じる。 つまりは全てを包み込んでしまう名盤だと言う事です。 ちなみにフィッシュマンズの名盤と言うと必ずこれが挙がりますが、 人によって「Long Season」や「宇宙 日本 世田谷」が最高傑作だという人も大勢いるので、 これが気に入ったらその2枚も聴くことをオススメします。 たぶんまずはこのアルバムでいいと思います。
175 :
名無しのエリー :2008/03/07(金) 02:18:54 ID:pyvb6NjaO
あげ
Radwimpsのおかずのごはん。お願いします
さっき聞いたら面白かったので SymmetryS / SymmetryS 1 Sex (Extended Version) ★★★★ 「Sex」ということばの響きが重要な要素になっている一曲。 しかし淫靡な感じはあまりせず、どっちかっていうと無機質な感じ。 7分もあるのに間延びしなくていい感じ。 しかしこれは完全に個人の判断なので、クラブミュージックが嫌いな人にはおそらく退屈な7分間。 ちなみに原曲は「VISIONAIRE」というくそ高い雑誌の企画のために制作した1分ほどの曲らしい。 2 Record of Records ★★★ カップラーメンを作っている音と「レディ…セット」という掛け声で始まり。 時報を取り入れたお洒落なクラブミュージックをバックに、3分間に人間が持ってる世界記録をこれでもかと詰め込んだ1曲。 歌い上げるでもなく、ラップ調にするでもなくただ淡々と言ってるだけなのが非常にシュール。 声が重なる瞬間が面白い。それと世界記録の選別がシュールで面白い。 「ボローニャチーズサラダサンドイッチを足で作る」なんて記録本当にあんのかよw 3 ミニマムテレフォン ★★ コント。前の曲でカップラーメンが出来上がって、そのカップラーメンを食べている男。そこに電話がかかってきて… 歌詞カードを追いながら聞いてるとゲシュタルト崩壊を起こします。 これは完全に好き嫌いが分かれるトラック。俺は笑った。ああ、もどかしい… 4 Hones and Clock ★★★ 「ユニクロック」提供曲。 ホーンの小気味よい響きをフューチャーした1分ほどの短い曲。
5 Koniwa ★★★ コント。ある日本人と外国人の不通な会話。外国人は日本語が喋れず、日本人は外国語が喋れない… ラーメンズの世界観をそのまま持ってきたかのようなSEコント。ちなみに外国人役はパックンマックンのパックン。 後半になると外国人が暴走しますwチガワナイー 6 時報 Break Beats ★★★★★ 「ユニクロック」提供曲。 時報を再構築した30秒ほどの短い曲。しかしアイディアが素晴らしい。 ニコ動に同じようなアイディアの曲があったような気がするが、プロはやっぱ違いますね。当り前か。 ちなみにほかの曲でも時報の音は取り入れられてましたが、ここでは100%時報の音を使用してます。 7 No Message Rap (Live) ★★★★ 盛り上がる観客、そして流れ出す音楽、そしてMC Rapが登場… 先行配信された当時はかなり非難されてた記憶があるが、一曲通して聴いてみるともうばかばかしくて怒る気にもなれないw このアイディアを3分ぐらいずーっと通してやるということが重要な気がする。クオリティなんて二の次だ。 この曲は公式サイトにアップされている、全曲解説を読んでから聞いたほうがいい。聞こえ方が全然違ってくる。 ちなみにこのアイディアはすでに既出らしい。しかしそちらを聞いてないので何にも言えない。 8 Midnight Running ★★★★☆ Hondaの車のCMでおなじみの曲。聞けば「ああ、あれね」とわかると思う。 そしてそれはちょっと聞いただけで「ああ、あれね」と分かるほど強烈な印象を残す曲ということでもある。 2分もない曲だが、優秀で素晴らしくて高いクオリティでとても良い曲(表現の重複)。
9 盛り上がる人たち ★★★★★ コントの中ではこれが一番好きです。パーティーにいる人たち。 しかし、栓が開いては盛り上がり、ビールが注がれては盛り上がり、ビールが飲み干されては盛り上がり、グラスが割れては盛り上がり…。 とにかく「盛り上がる人たち」。 やがて盛り上がる人たちはパーティー会場を離れ、戦場らしき場所へ行き(ここちょっと恐かった)、やがて人の一生の始まりに立ち会う。 しかし生まれたはいいが泣き出してしまった赤ちゃん。「盛り上がる人たち」がとった行動とは…。 そして赤ちゃんの声は遅回しにされていき、その声は… ちなみに「盛り上がる人たち」はこのトラックの前後に既に出てきてます。(「No Message Rap (Live)」の観客もこの人たち) そしてこの「盛り上がる人たち」はラーメンズの後輩にあたる若手芸人達です。詳しくはクレジット参照。 10 Pringles and Bass ★★★★ 「プリングルス」のウェブ広告用の一曲。「プリングルス」を食べる音とベースで構成された曲。 田中さんが評価されている理由が、「アイディアの面白さと、そのアイディアに曲のクオリティが付いていってるところ」 だと、ここで初めて気付いた。深夜は聞いてはいけません。食欲中枢が刺激されること請け合い。 11 サンプラー作文 ★★★ 「TEXT」や「ポツネン」でやってたような「言葉の再構築」をサンプラーを用いて表現したコント。 決して悪いわけじゃないが、このアルバムの中では一番地味。しかし本人的には一番手間がかかってると思う。 ちなみに再構築された文章も面白いですが、再構築される前の文章がすでに面白いですw たて 芭蕉 たて たて 芭蕉 たて 芭蕉 12 One Minute of Sleep ★★★★ 「ユニクロック」提供曲。 タイトル通り、眠かったり、眠ってる最中を思わせるようなぼんやりした曲。 いいね。癒されるね。寝る前に聞きたい。
13 卒業生イン・ザ・ハウス ★★★★☆ 小学生の卒業を小学生視点でラップに乗せていく曲。 このラップはFONKというユニットのYU-TA君という人がやってます(公式サイト見たら本当に子供でビビった)。 歌詞が何とも可笑しい。でも共感してちょっと切なくなるな、俺は。小学生のころは楽しかったなあ…。 生演奏のバックサウンドや、「蛍の光」まで飛び出す作曲も面白い。校長先生(´・ω・`)カワイソス 14 Piano and Clock ★★★ 「ユニクロック」提供曲。 ピアノの小気味よい音がクラブミュージックに乗せられる、シンプルな一曲。 非常にあっさりとしていて、作中通して続けられていた「Clock」シリーズ(勝手に命名)の締めにぴったりの一曲。 15 Samurai Breakin' (Short Version) ★★★★☆ 一曲目が間延びさせない始まり方だったのに対して、ここで時間を感じさせる曲を持ってきた(間延びするわけじゃないよ)。 2曲目の「Record of Records」に入ってた掛け声、「レディ…セット」がここで再び使われる。 思い返してみればもうあれも30数分前のことなのか…。為末大さんが走る音に、ビートが重なっていく… やがてそこにドラゴンアッシュのATSUSHIのタップやハンドクラップが重ねられていく。 走ってるとき、足音がだんだん一定のリズムになり、それが音楽のように聞こえてくる体験は、誰でもしたことがあると思う。 この曲はまさにそれを体現した曲。 為末さんが走り終わると同時に、このアルバムも終わっていく… 総評:★★★★ ファンタスティック・プラスティック・マシーンの田中知之と、ラーメンズの小林賢太郎が組んだユニット、「SymmetryS」のファーストアルバム。 前評判があまり良くなかったので恐る恐るの購入だったのですが、聞いてみての感想は「あ、いいじゃん」だった。 コントは普通に面白いし、曲も悪くない。ただ、ラーメンズの世界観にある程度理解を示していないときつい1枚だと思う。 あと、クラブミュージックが苦手な人にはお勧めできない。でもFPMとラーメンズのファンなら買っておいて損はない。 特に未CD化の音源が多数収録されているので、FPMのファンには嬉しい1枚ではないだろうか。 (自分はFPMのファンじゃないのでわからないけど)
あ、書き忘れた。最後にちょっと追記。 どうやらこの1枚では終わらない企画みたいなので、次回作が出るときは、片桐仁との絡みが聞きたいとちょっと思った。
182 :
名無しのエリー :2008/03/08(土) 02:21:11 ID:gHMfQqS1O
>181 乙 まさかこれのレビューが読めるとは思ってなかったw
乙です、「日本語学校」のレビューも読んでみたいなw
秘かにルースターズカヴァーの続編を投下 RESPECTABLE ROOSTERS→Z a-GOGO 1.新型セドリック/MO`SOME TONEBENDER ★★★☆ もともとテンション高い暴走ナンバーをさらに暴走させて血管きれそうなテンションの高い曲に。 もう音がかなりうるさいです。ダムドラもギターもがなり声もかなり…。だが、それが良い。 初期ルースターズにあった殺気をこのグループは上手く受けついて、さらに自分の曲のようにしている。 1曲目から聞き手の血管メーターを振りちぎる素晴らしいカヴァー。 2.恋をしようよ/斎藤和義 ★★☆ ところが、こちらはその殺気がゼロ。「俺はただお前とやりたいだけ」という強烈な叫びも斎藤さんの声では…。 原曲のギターリフをアコギギターで弾いてカントリー風味にしたアレンジもあんまり。 でも、ルースターズを尊敬している気持ちは伝わってきます。だから、☆を余分に付けておきます。 3.撃沈魚雷/勝手にしやがれ ★★★☆ ルースターズお得意のジャングルビートの曲をJAZZ風味にアレンジ。こちらはうまい具合に調和していていい感じ。 ホーンセクションもしっかり決まっています。はじめて聞いたバンドだけど物凄くうまいですね。聞いてて気持ち良い。 ドラミングも原曲に忠実にやっていて驚いた。原曲のドラムはかなり音数が多くて叩くの大変そうだなぁと聴いてたが…。 こういうアレンジを大幅に変えたいいカヴァーを聞けるのもカヴァーアルバムのいいところですね。 4.She Broke My Heart`s Edge/dip ★★☆ 疾走感あふれる高速ナンバーを原曲どおりにやっています。まぁ、変わり映えがないともいえる。 出だしは見事でおぉ始まる!と思うけどボーカルの歌声を聴いたらちょっと腰がくだけた…。力がなさそうな歌声…。 このなよなよした歌声を除けばまぁいい感じではないかと。 …このバンドのファンが見たら怒りそうですね…すみません…。
5.In Deep Grief/HEAT WAVE ★★★ ひたすら渋い。ブルースというか荒野を彷徨っている感覚におそわれる。のんびりと9分間と漂う。 途中でなぜが語りが入ってくるが人によっては感心するし、もしくは赤面するようなし代物。自分は好きだけど。 しかし、経験を積んできた実力者ばかりがそろってるだけあってあんまりコード進行がないこの曲でも広大な物語を 形成していて9分間という時間があっという間に過ぎる。 ちなみに、このHEAT WAVEというバンドには元ルースターズのドラマー池畑さんが参加してます。…ちょっとせこい。 6.テキーラ/BAREBONES+FUTOSHI ABE feat. TAYLOW SHINJI(from:THE 原爆オナニーズ) ★★★ ルースターズを代表するインストナンバーを原曲どおりにカヴァー。まぁ、アベのカッティングは健在です。 期待通り過ぎて逆に肩透かしを食らった感もあり。でも、この曲はこのままで良かっただろうな。 変にアレンジされないほうがいい 7.Neon Boy/グループ魂 (評価なし。付ける必要もない。) はっきし言って最悪。だいたい「死ねるよ」とか「殺すよ」とか平気で言える時点でもう嫌。 まず、劇がイントロで入ってくるがやっつけ仕事てな感じでつまらない。やる気もない。この時点で聞く気なくす。 曲もただのパンクアレンジしてさらに最悪。本当にやっつけ仕事ですか?と問いたくなってくる。 ルースターズのこと好きか?嫌いだろ!と言いたくなってくる。別に阿部さんや官藤さんは好きだけどこの曲聞くと…。 最後に花田さん(ルースターズのギタリスト)〜鼻だし〜とダジャレを入れてきて…。このグループに対して殺意を覚えた…。 8.Hey Girl/THE BACK HORN ★★★ エレキ歌謡てな感じの原曲をドラマティックのある展開を見せるアレンジに。若干、暗黒風味が入ってる。 地を這うようなイントロから明るいAメロに入るところはなかなか開放感があって良い。 そのイントロ部分とは対照的にAメロではシンプルな音作りで貯めてBメロで一気に開放させるという感じ。 元ルースターズのキーボード、安藤さんもなかなかいい仕事をしています。バンドの色もいい意味で出てます。
8.Hey Girl/THE BACK HORN ★★★ エレキ歌謡てな感じの原曲をドラマティックのある展開を見せるアレンジに。若干、暗黒風味が入ってる。 地を這うようなイントロから明るいAメロに入るところはなかなか開放感があって良い。 そのイントロ部分とは対照的にAメロではシンプルな音作りで貯めてBメロで一気に開放させるという感じ。 元ルースターズのキーボード、安藤さんもなかなかいい仕事をしています。バンドの色もいい意味で出てます。 9.I`m Swayin`In The Air/Radio Caroline ★★☆ いかにもらしい演奏を聞かせてくれる。パブロックってな感じで。初期のミッシェルにも通ずる音。 ただ、それだけって印象もあるけど…。ピアノを取り入れた所はなかなかだけど。 10.Venus/bloodthirsty butchers ★★★☆ 大江慎也在籍時の最後のアルバムからの名曲。この頃になると大江さんもかなり精神崩壊していて だからこそ、このような繊細で美しい曲が作れたんだなぁとも思えたり。そんな、奇跡の1曲。 そして、このバンドも無駄なアレンジもせずにしっかりと原曲の美しい世界観を現世に聞かせてくれる。 なんか、聞いてて安心する曲。
11.Do The Boogie/HEATWAVEfeat.浦田賢一 ★★★ 演奏前の会話までもが録音されてるほどの開かれた空気の中でアコーディオンとバンドのセッションで演奏される。 こちらも渋い。聞いてるうちに「次はどういうアプローチで演奏するかな…」と先が楽しみになってくる。 12.Je Suis Le Vent/dip ★★☆ そして、最後は映画のエンドロールのように大人しめの曲で終わると…。まぁ、原曲通りに演奏してます。 歌なしのインストにしたのは案外成功しているかも。 総評 ★★☆ 前作がいい出来だったので今回も期待して聞いてみたら…てな内容でちょっとがっかりした印象。 いい曲は確かにあるんだけど、やっぱり人選ミスなのかなぁ…なんか合わない曲も結構あって持ち味が生かしきれてない感じで。 しかし、このカヴァーアルバムの評価を低くした理由は…やっぱり、グループ魂だなぁ。大嫌いになりました。 グループ魂が参加していなければ★★★だったけど…。これ聞く限り、グループ魂はもう二度と他人の曲をカヴァーすんなと思いたくなる。 それに、アレンジも大幅に変え過ぎて失敗した曲もちらほらと。まぁ、微妙なアルバムです…。 同じバンドが2曲も参加しているのもなんだかなぁ…。
>>184 乙です
ニコニコ動画回ってたらworld's end girlfriendが「気になるなあ…」から
「ああああああCD欲しいよおおおうわああああん」に昇格しました
SUPERCAR 「Jump Up」
1 Walk slowly ★★★★☆
レコードに針を落とす音が聞こえる。この後、アナログノイズがアルバムの全編を通して流れる。
静かな電子音。ギターの優しい響き。ナカコーも静かに歌い続ける。
「青になって誰かと同じに歩き出すのは誰かと同じが僕には幸せだから。」
そしてサビに入ると突然バンドサウンドが全開に。しかし電子音は常にどこかで鳴り続けている。
その後も静か〜バンドサウンドの流れは変わらない。
「気付けないの?」という歌詞が突き刺さる。
2 Sunday People ★★★★★
シングル曲。間違いなく名曲だと思うし、誰の心にも(良かれ悪かれ)響く曲であることは確か。
しかし、同時に独特の掴みどころのなさを持っている、不思議な曲である。
青さの成せる技のような気もするし、青さから脱却しているような気もする。
奇妙でポップでロックでサンデーピープルな曲。変なPVも必見。
3 Jump ★★★☆
後ろ向きとも前向きとも取れない歌詞に、不協和音のギターの響き、打ち込み。
なんともモヤモヤした曲。奇妙な感覚がリスナーを包む。
間奏とアウトロで鳴る電子音はやけに明るいし、ほんとに変な曲。
なお、2003年に発売されたファン投票によるベスト盤にも収録されている。以外にもファン人気は高い曲なのかも。
4 My Girl ★★★★★ これもシングル曲。これは分かりやすい名曲。青さを感じさせるほのぼのとしたギターポップ。 さわやかなメロディーにナカコーの伸び伸びとしたボーカルが重なり、リラックスして聞くことができる。 因みにスペシャの番組「オシャラ!」でゴーイングアンダーグラウンドの松本素生が一瞬歌ったことがある(ほんとに一瞬だけどね)。 5 Wonderful world ★★★ アコギと電子音と打ち込みで構成された静かなナンバー。フルカワミキがボーカル。 歌詞はやや明るめだが、曲は暗め。正直言って地味です。 終わり方が不気味。 6 Love Forever ★★★★ ピアノの音色が美しい、奇麗なナンバー。タイトルの「Love Forever」に意味はなさそう。 コメントできる要素はないが、聞けば絶対心に何か「来る」ものがあるはず(個人差あり)。 高音のノイズが曲を通して流れていて、やや気になる。後にシングルカット。 7 Tonight ★★★★★ 五つ星連発してますが気にしないでください。 オープニングで「おっ、ナカコーボーカルか」と思わせといてそれ以降はずーっとフルカワミキボーカルという曲。絡みは一切ない。ハモりもない。 夜の冷たい空気を思わせる、きれいで安定した曲。ギターの響きが心地よくて泣ける。 ちなみにSupercarというアーティストの「Tonight」という曲、まさに同姓同名な曲が(洋楽に)存在します。紛らわしい。 8 Skyphone Speaker ★★ このアルバムの中で一番パッとしない曲。 ギターの響きが爽快に響いているのだが、どうもなんか垢抜けない、もどかしい感じがする。 聞いていてどうしても好きになれない感じ。疾走感がありそうなのに、実際にはテンポ遅めなのがいけないような気もする。 歌詞は青いなあ。でも「選ぶよりも選ばれろよ」っていうのはすごく重い感じが。「I.O.Y.A」ってなんだろう。
9 Low-down(Live Scene) ★★★★ ものすごく陰気な音楽。ドラムがループして、電子音が暗い雰囲気を盛り上げる。 間奏でギターノイズが一瞬顔を出すが、それも暗い雰囲気に風穴をあけるまでには至っていない。 ナカコーのボーカルも地を這うような響き。クラブの賑やかな光景をスローモーションで見ているような感じ。 歌詞は明るいが一部意味不明。この曲もファン投票による(ry…ファンは暗い曲が好きなのか? 10 Talk Talk ★★★★★ そしてクライマックス。アルバム最長の6分強のナンバー。 前奏の静かな雰囲気から壮大なサビへと流れていく様が完璧。 海がどんどんと荒れていく様を見せられているような、なんともいえない不穏さをもってリスナーに迫ってくる。 「損な方を考えてみなよ。」 11 Daydreamer ★★★★★ フェイドインしてくる電子音のループからいきなり本編へ突入。 ピアノとギターの音色が優しく響く、ラストナンバーにうってつけの曲。 個人的に抱いてるイメージとしては、前の曲で映画がクライマックスを迎え、 そしてこの曲で静かに映画が終わり、映画館から出て、暗い道を歩いて星空を眺めつつ、日常へ帰っていく感じ。 歌詞は当時のジュンジの心境だろうか。曲が出来た瞬間のなんとも言えない気持ちが描写されている。 夜明けの海のような、暗い中に光が射している感じ。しかし知名度はあまりない、影の名曲。 曲が終わって沈黙が続き、レコードの針が上がる音が…。 総評:★★★★★ 前作「スリーアウトチェンジ!!!」が青さ全開のギターロックだったのに対し、 この作品では後年のテクノ路線への片鱗がもう既に見え始めている。(特に九曲目なんかは片鱗見えまくり) ギターノイズが極端に少なくなり静かに聞かせる曲が増えている。ピアノや電子音の導入も大きな要素となっている。 前作がギターロック路線の名作だとしたら、この作品は路線を模索している時期の名作。なんでもありな感じが面白い。 スーパーカーはアルバム一作一作によって変化が著しいバンドだと思うのだが、特にこのセカンドとファーストの落差は大きい。 当時のファンはどんな気持ちでこの作品を聴いていたのだろう。
>>183 あれはさすがに無理です、すんません
でもイタリア〜パリ編のラストでちょっとビビった記憶が…
>>193 そりゃ凄いっすね。いや、本当にあのドラムを再現しながら歌ってるなんて凄い。
こんど、勝手にしやがれのアルバム借りてみようかな
あと、
>>177 >>188 乙です
>>187 >>190 乙
>「ニコニコ動画を回ってたら〜」
お前は俺か!(笑
ツタヤに無いのが泣ける
俺がwegのCD買ったのもニコニコが元でした。 あんなに暗いなんて邦楽108式ではわからなかったんだよ。
スレチですまんが weg聞いて悪夢見たwww
本当にスレ違いだよ…うっとうしい…
200get
>>201 専スレに書くなんて有る意味勇者だなw
こっちで書いてくれれば良いのに
田村はやってみたいけど 音源が手元に無い
>>198 なんか薄暗い洋館から出たいのに出れない夢とか見そうだ。
YMCK / FAMILY GENESIS
2008年1月16日発売
1.プロローグ ★
空白の中にメロディが見え隠れする、短いインスト。
2.錆びた扉の第8天国 ★★★
なんとも不思議な雰囲気の曲。たぶん普通の楽器で演奏されたら普通の曲になるんだろうけど、
「8−Bit」という、楽しげな雰囲気の音でやや暗めの曲をやってるのでこんな雰囲気になるんだと思う。
まあそれがYMCKの特性だといことは十分分かってるけどね。
シネマトリクスシンフォニーって何?
3.プレアデス ★★★★
やや中田ヤスタカ風味の曲。ちょっと中田ヤスタカのリミックスとか聞きたいと思った。
切ないメロディーがいいです。栗原みどりが作曲に参加。
4.Starlight ★★★★
ニコニコ動画にAVEXからPVが公式配信されている一曲(コメントが酷いことになってた)。
それ見て「よし、このアルバム買おう」と思った、まあいわば購入動機となった一曲。
非常に疾走感のある曲。サビの所で声が伸びていくのがとても心地よい。
時間が許すならPVも見てみましょう。ニコ動より公式の特設サイトで見るのを勧めます。
5.何方(いずかた)の笛 ★
短いインスト。「ポケモンの笛(青版バージョン)」思い出した。旋律が「Starlight」の間奏と同じ?
6.Carving the Rock ★★★ 「進む」ということをテーマにした歌詞。曲もそんな感じ。弾むようなリズムの、ゆったりした曲。 サビでいつもの雰囲気に持ってく所は流石。だが可も不可もない感じ。 7.フューチャー・インヴェージョン ★★ 正直言って退屈。なんかすごく間延びしている。最後に曲がめちゃくちゃになるところは面白いけど。 8.Rain ★★★★ 幻想的な曲。サビはなんかちょっと怖い。歌詞の世界観が非常に面白い。アウトロがなにかに似ている。でも何か思い出せない…。 9.システム・リブート ★ 短いインスト。8ビットで作られたノイズ。男性のナレーションや奇妙な声が響く。 10.Floor 99 ★★☆ なんだか楽しげな曲。ファーストと少々雰囲気が似てるかも。歌詞はやや重めの内容。 11.Major Swing ★★★☆ ものすごく楽しげな感じの曲調なのに歌詞は辛辣。 「甘口のソウル風味の歌が 流れる都会な店/背伸びの少女集める 雑誌ばっかり」とか。 曲だけ見れば一番ファーストに近い感じの明るい曲なのだが。歌詞とのギャップが面白い。 12.8番目の虹 ★★★★★ 長いイントロが終わると、聞こえてくるのは「シャララララーラー」の合唱。 YMCKの曲はボーカル以外あんまり人間的な要素が入ってくるような気がしないので、なんだか新鮮。 曲は…このアルバムに求めていたものが来た!な良曲。ハンドクラップ風味に加工されたリズムも面白い。 アウトロでボーカルの声と合唱の声が重なるところで鳥肌。
13.時代遅れの空 ★★★★★ メトロノームの音の再現と思われる音から始まるこのアルバムで一番の名曲にしてこのアルバム唯一のバラードナンバー。 壮大で感動的なメロディーに、栗原みどりの優しい声が乗る。サビなんかもう感涙もの。 このアルバムを聴いててよかったなあ、つうか、YMCK知っててよかったなあ!とか思ってしまう、 この曲でアルバムの本編は終わり、そして盛大なフィナーレへ。 14.フィナーレ 〜Welcome to the 8bit world〜 ★★★★★ 「プロローグ」にも出てきたメロディーが壮大に立ち上がる。そして本編開始。最後にアップテンポな作品を持ってきた。 その「プロローグ」から作中通して流れてきたメロディーが主旋律となる曲。 歌詞もここまでのアルバム収録曲に使われてきたストーリーや単語が随所に登場する、まさに「フィナーレ」。 間奏のボーカルが幾重にも重なり、そしてやがてそれがサビへと繋がっていくところは鳥肌もの。 やがて壮大な最後がやってくる。そしてアウトロはやがて何所かで聞いたことのあるメロディーに…。 総評:★★★★☆ 実はセカンド持ってません。だからセカンドから引用してきた要素とかあるかもしれませんが分かりませんごめんなさい。 ファーストと比べると、格段に音に広がりが出てきたと思う。音数も増えているし、リズムも単純な音ではなく、様々な工夫がなされている。 しかし中盤は中だるみしていると思う。でも前半と後半が異常なまでにいい。アルバムとしてのバランスはあんまりよくないかも。 あと、これは仕方がないとは分かっているけどやはり8bitだけなので、ちょっと生楽器の音が恋しくなる。 まあそれはYMCKに求める要素ではないけどね。 なんか変なレビューでごめん
ASIAN KUNG-FU GENERETION/ワールド ワールド ワールド 1.ワールド ワールド ワールドオープニング。評価無しで。 2.アフターダーク★★★ 名前通りアルバムの幕開け的曲。 シングルで出た当時は微妙だったがアルバムに入る事で良い感じに。 「出鱈目な日々を断ち切りたい何食わぬ顔で終わらぬように」「夢なら覚めた だけど僕らはまだ何もしていない 進め」とファンクラブの時からは考えられない程歌詞がストレートで力強い。 3.旅立つ君へ★★★★ 青臭い感じのアッパーチューン。 歌詞が前作のファンクラブの「桜草」って曲の続編のように感じる。 個人的にアルバム曲で1番好き。 4.ネオテニー★★★ 三曲目から続くように始まる。 綺麗で、ゆったりとどことなく不思議な雰囲気が漂う曲。 5.トラベログ★★☆ 「ロードムービー」みたいな善くも悪くも普遍的な曲。 6.No.9★★★ 前奏もサビもフゥ〜フゥ〜とコーラスが囁き続けてる。 最後もフゥ〜フゥ〜で締める。 「もう誰も泣かさないで、同じことでもう誰も泣かないでくれ」と歌詞は反戦の事を言ってる。 7.ナイトダイビング★★★☆ 夜の都会を想像させる曲。 なんか歌い方がちょっとラップっぽい。 そしてまさかのギターの喜多のソロパート。 最後の後藤と喜多が同時に互いのパートを被せて歌うとこが綺麗。
8.ライカ★★★ とってもポップでノリノリなアッパーチューン。 しかし歌詞は実際にあった宇宙船実験で殺された犬の話という毒々しい内容。 サビの「ウォ〜オオオ」って場所はなんか聴いた事あるようなメロディ。 9.惑星★★★ 初期の頃を思い出させるちょっと荒々しいロックチューン。 ちょっとナンバガっぽい雰囲気が見え隠れしてる。 10.転がる岩、君に朝が降る★★★ タイトルのように朝が降ってくるようなキラキラしたギターとシンバル(?) 優しいミドルテンポの曲。 後藤のロックンロールに対する想いを歌ってます。 大サビに入る前の喜多のコーラスがとても綺麗。 11.ワールド ワールド★★☆ 弾き語り曲。 カチカチカチカチ…とメトロノームに合わせたゆったりしたメロディに耳障りの良い歌詞。 10曲目と合わせて箸休め的な曲。 12.或る街の群青★★★★ 街の人々の会話やざわざわとした音から始まる。 個人的にアジカンの曲の中でも三本指に入るくらい好きな曲。 歌詞もメロディもとても綺麗で切なく良い。
13.新しい世界★★★★ 最後もアッパーに。 「大声で叫べばロックンロールなんだろう?そんなクソみたいな話ならもうたくさんだよ」と10曲目と同じように後藤のロックンロールに対する想いを歌っている。 後藤いわく「これまでの曲はこの曲のラストを聴かせるための前奏のようなもの」 世界と三回絶唱し、「ワールド ワールド ワールド」の幕を閉じる。 総評★★★ ダークで塞ぎ込んだような前作「ファンクラブ」とは全てが対極のようなアルバム。 ポップで明るいメロディに、ストレートでリアルな歌詞。 中村さんがデザインするジャケットもモノクロのファンクラブとは正反対にとても色鮮やか。 ソルファとはまた別なポップさで、とにかく良い意味でも悪い意味でも普遍的。 アルバム自体は曲数、曲順もとてもベストで綺麗にまとまっている。 良いっちゃあ良いけど個人的に前作「ファンクラブ」、自分が1番好きな「君繋ファイブエム」は超えられなかった。 初めてのレビュー。 技術的な事は全くわからないし、文章力も無い駄文で申し訳ない。 書いてみるとすごく難しいね。 改めていつもレビュー載せてくれる人へのありがたさを痛感出来ました。
210 :
名無しのエリー :2008/03/13(木) 22:08:50 ID:TLqXkTObO
あげ
最近はまってるムーンライダーズを。 moonriders「DON'T TRUST OVER THIRTY」 1.CLINIKA ★★☆ インスト。一曲目のインストというと短めで軽めのしか聴いたこと無いけど ちょっと長くいい感じ。すっと入れる。 2.9月の海はクラゲの海 ★★★★★ 名曲。最初は椎名林檎の「浴室」みたいな浮遊感を感じていたが、 それともちょっと違う。 サエキけんぞう氏による歌詞は意味不明だが何故か感動。 「僕のことなにも話さずに 僕のこと全部伝えたい」 何かいい。 3.超C調 ★☆ なんだこれ。曲と呼べるものなのか?wリズムと言うものが無い。 ずっとふわふわした感じに切り貼りしたみたいな声。 このアルバムの異常さを引き立てるには十分過ぎる役割。 4.だるい人 ★★ 曲こそノー天気なポップだが、歌詞を読んでると鬱になる… そのギャップを楽しむ曲。 5.マニアの受難 ★★★ これもなんなんだw妙な明るさだw 「ぼくはアレもこれも何もかも持ってる」「スゴイ!!」ワロタw 後半のメロディが大好き。 6.DON'T TRUST ANYONE OVER 30 ★★★★☆ 軽快なメロディが印象的。フゥッフゥッフゥッがいい。 歌詞は離婚する家族を書いたものか。名曲だ。
7.ボクハナク ★★★★☆ Aメロのメロディが感動的に素晴らしい。 後半に少しずつ壮大になっていく。 8.A FROZEN GIRL,A BOY IN LOVE ★★★★ 冬を感じさせるふわっとしたメロディ、アレンジがピッタリ。 すごく淡々としているが良い曲に良い歌詞。 9.何だ?この、ユーウツは!! ★★★★★ 締めは現代人の憂鬱さを描いた名曲。前半は静かに、後半はハードロックっぽくなる。 しかしとてもポップで聴きやすいので問題なし。 総評:★★★★★ ムーンライダーズ10周年の作品であり、発表後五年間の活動休止となるアルバム。 メンバー六人が一曲ずつ作り、残り三曲を全員で作曲というスタイルで作られたが、 それぞれ作曲時の得意技を封じている(例えばメジャーセブン禁止など)。 そのことが功を奏したのか、アルバム全体に軽さと重さが同居した異常な雰囲気が漂っている。 特にいわゆるB面と呼ばれる6からの流れがすごい。そこから全部五つ星にしようかと思ったが、何とか思いとどまったw 間違いなくムーンライダーズにとっても、邦楽においてもひとつの到達点であり、 現代人の憂鬱を描いた名作だと思う。知名度がやや低いのが残念でならない。 ちなみに「don't trust over thirty」というタイトルだけどこのとき既にメンバー全員30を過ぎています。 あと鈴木慶一氏はこの後ゲーム「mother」の音楽を担当していることもあり、mother好きにもお勧めできます。
>>212 さんGJ
俺もそのアルバム大好きです。
青空百景とかマニアマニエラもよろしく〜
>>212-213 乙!まさかこの板でムーンライターズのレビューが見れるとは…親が長年聞いてるから俺も聞いてみようかな…
しかし、30年やってるバンドなんてなかなかないだろうな
>>205 >>208 乙
どっちも自分の好きなアーティストでうれしかった
近々桃井と田村ゆかり投下予定
以前書いたmisonoと大塚愛あたり差し替えお願いするかも
乙!!
いつも乙
平井堅/THE CHANGING SAME 1.Introduction-HERE COMES K.H.- 拍手のSE。評価なしで。 2.Love Love Love ★★★★ アカペラの歌いだしからコーラスが重なって始まる。 平井堅の歌唱力を最大限に活かしたピアノメインのシンプルなアレンジで本人の声も生き生きしている。 本作収録のシングルでは唯一ブレイク前の曲で一際ポップな曲調だが、それほど浮いている気はしない。 これを実質一曲目に持ってきたのは正解かと。 3.why ★★★★ 平井堅のR&Bの王道といった感じのシングル曲。 前曲と違って打ち込みのいろいろな音が入っている。 要所要所で入る太鼓がもの悲しい歌詞を引き立てる。 4.affair ★★☆ 曲調としては普通のR&B。 控えめなアコギとストリングスが落ち着いた雰囲気を出している。 5.the flower is you ★★★★ 正統派のラブバラード。 前曲同様アコギとストリングスによるアレンジが壮大さではなく上品さを引き立たせる。 最近の平井堅のバラードほどもっさりした印象を受けないので聴きやすい。
6.Interlude-BRIGHTEN UP- ★★ インスト。前曲の余韻を断ち切り、不穏なメロとコーラスがスムーズに次曲へつなぐ。 7.K.O.L. ★★★☆ クールさと情熱の両立が感じられるスマートなR&B。 前曲のインストからの流れがいい。 8.LADYNAPPER ★★★ スローな曲調とファルセット多用で力の抜けた歌声が心地よいR&B。 ものすごいエロティックなこと言ってるのに下品さを感じさせない歌詞が秀逸。 9.Unfit In Love ★★★☆ アルバム後半の盛り上げ役。 軽快なリズム体がいい感じ。 10.wonderful world ★★★ アルバム中盤以降はまったりと心地よく聴ける曲が続く。 曲と歌詞に合った甘い歌声が印象的。 11.Interlude-TURN OFF THE LIGHTS- ★★★★ インスト。前曲までの雰囲気を一気に引き締め、単体だとアルバムの流れを壊しかねない次曲を見事に 本アルバムの核へと昇華させている。次曲への流れがとにかく綺麗。
12.楽園 ★★★★★ 平井堅がブレイクするきっかけとなったシングル曲。 メロディの良さと曲に合った平井の歌唱はもちろん、アレンジもクドすぎなくて良い。 歌詞がなんかセカイ系のアニメの主題歌にできそうなスケールだが普通に好き。 13.アオイトリ ★★★★☆ 緊迫感のあるAメロ、Bメロから切れ味鋭いサビへ。 アレンジも含めて非常に完成度の高い名曲。 14.The Changing Same-変わりゆく変わらないもの- ★★★ 退廃的な雰囲気を持ったレクイエムのような印象を受ける。 まったりした中にしっかりとした芯を持っているような曲。 アルバムの締めには最適。 総評 ★★★★☆ 「楽園」のヒット以降R&B路線に大きく傾いた平井堅の3rdアルバム。 ブレイク前のアルバムや最近のアルバムと比べて本人以外が書いた曲の割合が高く、R&B色が最も強い。 それぞれの曲が良質で、アルバムとしての統一感や流れのバランスという意味でも非常に完成度の高い作品。 また平井の歌い方も一辺倒ではなく、よくR&Bを歌いこなせていると思う。歌詞もこの頃の方がちょっと詩的。 個人的には、最近の歌謡バラードやポップな曲が多いアルバムよりも今作のほうが好きなのだが、 平井本人が初期から歌謡ソングをやりたがっており、それが成功しているようなので、もう今作のような アルバムは出ないのだろう。
意外と人気のようなので、wegのレビューを。 レビュワーの思い入れが強すぎるとこうなるという悪例。 がんばって半分以上削ったんだが…。 world's end girlfriend "Hurtbreak Wonderland" 01.wandering / 流浪 繊細なハープと扉の音が響き渡る。 遠くで鐘が鳴り響き、行き先も分からないまま旅がはじまる。 02.birthday resistance / 誕生日抵抗日 左右に振られるホーンと打ち込みドラムが力強い。 中盤からの緩急のつけ方は流石。 ラストの郷愁漂うオルゴールは…早速ホームシックですか? 03.100 years of choke / 百年の窒息 不穏な空気。流れ出すメランコリックな弦の調べ。 やはり故郷が恋しいようです。が、もがきながらも一歩づつ前に。 やがてドラムンがバカスカ入り乱れる上でピアノと弦が優雅に舞い、 さらにそれをホーンがひっくり返すというお得意のカオスへ突入したかと思いきや、 嵐の終幕は突然に。この辺りは相変わらず上手い。 04.grass ark / 草の方舟 穏やかなピアノ。遠くで鐘の音。淡々と移ろいゆく景色。 そして4拍子と3拍子が混じり合い、新たな流れへと。 辿り着いた先に在るのは、束の間の静寂。嵐の前の静けさ。 そして轟音と共に壊れるガラスと、開くドア。
05.ghost of a horse under the chandelier / シャンデリアの下の馬の幽霊 ピアノとハープが壊れたように絡み合い、そこにチェロが横たわり、 さらにドラムとパイプオルガンまでもが加わり、奏でられるのは華麗なロンド。 と、舞踏会に招かれたかと思いきや廃墟に幻を見ていたようで、 気が付くと通奏低音のように流れ出すレクイエム。 そして後に残るのは、想いの残滓。 06.the octuple personality and eleven crows / 8重人格と11羽のカラス 穏やかな瞑想。力強さも兼ね備えた静謐な祈り。 途中何をキメたのかあはあはうふふとお花畑にトリップしつつ、そのまま安らかに眠れ…ないのはもうお約束。 かりそめの自我に逃避せず、容赦なく押し寄せてくる現実と戦わなくちゃね。 カオスすらも力強さに換え、一応の大団円。 07.breath or castle ballad / コルチャックと亡命 波の音、ピアノとスティールギターをバックにフルートと弦が奏でるのは、静かな哀しみ。 破滅へのインタルード。 08.bless yourself bleed / エレウシスの出血 サンプリングボイスが胸騒ぎをもたらし、弦がそれを裏付ける。 硬質なドラムと金属的なホーンに弦が重なり、一気に押し寄せる衝撃。そして静寂。 気が付くと一面の銀世界。息が詰まる。今にも泣き出しそうだよ、目も当てられない。 二度目の衝撃は真綿のようだ。ゆっくりと優しくでも確実に終わりへと至らしめていく。 倒れた耳元に、誰かの気配と ドアの音。 09.dance for borderline Miscanthus / 境界線上のススキ そして連れて来られたのは戦場か地獄か。 葬送の如きリズムを奏でる弦と、ギターのハウリングでもうダメぽ… って泣き言吐いてたらカオスなドラムンが遠くからやってくるし。 ホワイトノイズに細切れにされる意識。 笑い声とか鐘の音とか叫び声とかもうのーみそぐちゃぐちゃ。
229 :
名無しのエリー :2008/03/17(月) 00:10:26 ID:ZQTrtsTV0
10.river was filled with stories / 水の線路 そして最後は穏やかな弦楽奏。 生演奏付きたぁ、やっぱここはあの世ってヤツなのかい? 総評:★★ (4/10) 現時点ではwegの最新アルバム。 ポストロックバンドMONO主宰のHHRにレーベル移籍後の一枚。 相変わらず様々なイメージを誘発させる音世界は健在。 しかし。。。なんでこんなに薄っぺらいのさ!! いや、時と共に作風なんて変わるのは当然なんだけど、 音コラージュの手法だとか弦の入れ方だとかは これまで通り(≒手癖感満載)なだけに、毒気が抜かれた気がして仕方がない。 毎盤恒例のラスト前2曲目、終わりに向かい邁進していく破壊的音圧まで 裁断されて削がれているのにはもうびっくりさ。 中途半端な癒しどころか二度と立ち直れない程の絶望の渕に立ってたら 更に後ろから突き落とされるような闇が前盤まではあって、 だからこそ無理な人は無理なんだろうけど、俺はそういうのが大好きだったんだよ。。。 とまぁ個人的には薄口で合わなかったんだけども 希望に向かっていると捉えればこれはこれでアリなんだろうし 一つの作品として成立してるのは確か。 何だかんだ言いつつもあのカオスっぷりは秀逸だし、 繰り返しになるが彼はえげつないほど円盤の中に音世界を構築するのが上手い。 ナウシカは見事満点だっただけに、次作がどうくるやら楽しみ。 ※彼の音源は各トラック切り離して聴くモンじゃないと思うので、 個別評価はしません。つーかできません。悪しからず。 追記:レビュー書くためにヘッドフォンでじっくり聴いてたら、 エッセイ風味レビュー 中二病和えになっちゃいました。ご容赦頂ければ幸い。
>>229 乙です!また一つ彼らが気になっていく。
レビューが厨二病っぽくなってしまうっていうのはweg自体が独特の厨二病臭さに満ち溢れたバンド(誉めてるよ、一応)
だからいいと思うよ。(自分もレビューしたら恐らく厨二病なレビューになること必至)
>>184 グループ魂ファンの俺マジ涙目wwwwwww
グループ魂はトリビュートだろうとなんだろうと歌にコントをいれるのが当たり前になってるから堪忍してやって
しかし魂は本当にトリビュートでトリビュート先のファンを怒らせるのが上手いなwwwwwww
読み返したらあまりにひどかったので書き直します。 まとめの方お手数おかけして申し訳ありませんが、差し替えお願いします。 ----- 大塚愛 / 愛 am BEST 01.桃ノ花ビラ ★★☆ メロディが綺麗な和風ポップス。 ハープ等の音色、鳥のさえずりのSE等を散りばめた透明感のあるA、Bメロ。 しかしいきなりサビで和、むしろ沖縄をイメージさせるようなアレンジになるところに違和感を覚える。 個人的には最後までその透明感を大事にして欲しかった。惜しい。 02.さくらんぼ ★★★★☆ 大塚愛といえばこの曲。かわいさ満点のガールズロックナンバー。 ノリの良さに加え、メロディのキャッチーさ、耳に残りやすいブラスアレンジが良い。 アイドルや声優の楽曲が好きな人にはツボかもしれない。 03.甘えんぼ ★★☆ よくある恋愛ストーリーといった感じの詞。雰囲気がなんとなくaikoに近い。 最後のギターがメインでフェードアウトしていく部分は蛇足のように感じる。 最後の転調で半音上がるところで終わっていればすっきりしていたと思う。 04.Happy Days ★ 要はさくらんぼの二番煎じ。 激しめのギターで始まるイントロで期待させられるが、蓋を開けてみるとがっかり。 掛け声入れるのはいいが、前回よりも酷い。もう少し成長だとか違う路線を開拓してもいいのではないか。 最大の疑問は全編に渡りボーカル部分にエフェクトをかけているところだったりする。何故。
05.金魚花火 ★★★★ しっとりとした夏の一面がうまく出ている曲。 ピアノの音、花火の音を連想させる重たいSEが印象的。曲全体を整える手助けになっている。 最後に激しいドラムンベースのように変化する曲の展開はカッコいい。 06.大好きだよ。 ★★★ 3曲目の「甘えんぼ」よりもキャッチーなメロディで耳に残りやすいバラード。 もともとこういう曲を作っていたのかはわからないが、こういう雰囲気作りの方が上手。 サビで展開を盛り上げるストリングス、最後のサビでのコーラスが全体の雰囲気を綺麗に整えている。 07.黒毛和牛上塩タン焼680円 ★★ ロックテイストのバラード。ギターが目立つ激しめのアレンジでボーカルが少々弱く感じる。 焼肉の歌とわかっていても何かやらしい。エロかっこかわいい路線でも狙ったのだろうか。 驚くべきところはこの曲がゴールデンタイム枠のアニメのEDだったところ。本編とも全く合わないので当時は疑問に思ったものである。 08.Cherish ★★★★★ NANAのトリビュートアルバムに収録されていた曲。 ストリングスと打ち込みのドラムのふわふわしたA、Bメロからサビでは一転してロックなアレンジに変わる。 歌い方も意図的に変えているようで、大人な一面を垣間見ることができる1曲に仕上がっている。 間奏部分で声にエフェクトをかけたり、そこから元の声に戻るところの構成は歌詞と合っていて良い。
09.SMILY ★ これまたさくらんぼ路線。正直オリコン1位とったとは思えないレベルではある。 特に目立って無いギターとチープなシンセで構成されていて、歌い方もなんだかぐちゃぐちゃ。 しかし妙にサビが頭に残りやすいのはこの人の楽曲の特徴なのだろうか。 10.ビー玉 ★★★ SMILYと両A面シングル。テクノポップっぽいアレンジがかわいい雰囲気を作っていて良い。 こちらは逆再生のセリフを入れてみたり、小技が効いていて工夫が感じられる。 個人的には「かわいいおばあちゃんになっても〜」っていうフレーズがなんとなく好き。 11.ネコに風船 ★ 難解な曲が喜ばれる風潮に合わせたつもりなのか、歌詞がよくわからない曲。 ネコから見た世界を描くにしてももう少しうまくできなかったのか。風船との関係性が今一わからない。 曲の方はアコースティックな雰囲気にストリングス、シンセのピコピコした音が絡んでいる王道なミディアムテンポのポップス。 12.プラネタリウム ★★★ パクり疑惑で一躍有名になってしまった曲。 これも「金魚花火」同様アンニュイな夏らしさが出ていて良い。 しかし5曲目と違い、展開で驚かされる部分もないので特筆する点はあまり無い。 そしてバラードの時は最後にギターのフレーズ、というのがここでも使われていてマンネリ感も覚えた。
13.LOVE MUSiC ★★ 壮大なバラードに挑戦してみた、といったところの曲。 雰囲気や歌詞は嫌いではないが、歌唱力や声質のせいか説得力に欠ける。 あとメロディもあまり印象に残らないのが欠点だと思われる。 99.BABASHIのテーマ ★★☆ 99トラック目まで再生すると流れるボーナストラック。内輪ネタ。 癖になるリズムなのだが、宗教歌みたいでシュール。 総評 ★★★ 大塚愛の初ベスト。しかし2005年までに発表された楽曲しか収録されていない。 そのくせ新曲や新録も無いので大人の事情で出したベストとも考えられる。全曲分PVが入ったDVDがあるだけ救いか。 本人曰く「自分を紹介する上での名刺代わりになるベスト」というが、まさしくそのとおりの出来であり、 いかにも売れ線狙いというか、今までのJ-ポップの王道というものを地でやっているというのが正直な感想。 大塚愛が音楽面で叩かれているひとつの原因はここにあるのではないだろうか。 そしてある意味声優やアイドルに近い独特の声質を持っているため、それが嫌いな人には受け入れ難いと思われる。 逆に自分のように声優の曲も好きな人には受け入れやすいかもしれない。 駄曲に埋もれがちだが割と良い曲もあるので、もっといろんな音楽性を取り入れ冒険してみてほしいと思う。
以上です。 misonoのやつを書いたのも自分なので書き直そうかと思ったけど バラエティ番組で馬鹿笑いしてるの見て興ざめしたのでやめた もう少し音楽知識があればいいんだけど…薄いレビューですまん
いやいや、読み応えあるレビュー乙です じゃあ自分も Single Best/柴咲コウ 01.KISSして ★★★☆ 福山雅治と組んだユニット、KOH+名義の曲。福山お得意のさわやかなポップチューン 軽いタムに鈍いカッティングと、如何にもポップ然とした曲は90年代中期のCD黄金期を思い出させる。現に福山のHELLOにかなり酷似した構成 柴咲のボーカルは結構鼻にかかる感じだから好き嫌いわかれるかも。しかし歌詞が恥ずかしい。ついでに途中のボーカルエフェクトはいらない 02.ひと恋めぐり ★★★☆ 13thシングル。J-POPバラードのお手本とも言えるべき曲。ピアノを中心に抑えたメロディ部分をサビで一気に豪華にさせる構成は ユーミン以降のポップスが追及してきた一つの完成形なんだろう。メロディ自体は良くも悪くもかなり耳馴染みが良い しかし柴咲コウは意外と作詞が上手い、心情の機微が良く表れてる。作詞でも食ってけるレベルでしょ 03.かたち あるもの ★★★★ 6thシングル。これも前曲と同じような王道バラードだが、こちらの方がより和の匂いが濃いかもしれない サビの上がるとこまで上げてくメロディは歌謡曲の王道であり、分かっていても心が揺さぶられてしまう しかしこういう女優歌手みたいな人の曲って作りこまれてる。この曲もメロディ部分のバック音響派みたいだもん 04.影 ★★★★★ 9thシングル。個人的には現時点で最高傑作。keyの幻想的かつ大陸的な連打をバックに淡々と歌うメロディ部分 何か不穏な者の到来を予感させる不気味なサビ前、救いのなさを感じさせる悲哀のサビ。すべてが完璧。ハーブの使い方が実に上手い 後半に向うにしたがってオーケストラが入っていき、どんどん豪華になっていくが安っぽくならず荘厳。こりゃもうゴシックの世界だわ 05.プリズム ★★★☆ 14thシングル。ピアノだけをバックにやや抑えて歌うメロディ部分から、サビでは転調し一気にアップテンポになる 良くも悪くも良質なポップソング、それ以上でもそれ以下でもない。でも、サビ後半の連譜は中々気持ちいいかも
06.at home ★★★★ 12thシングル。大ヒットした3や13の二番煎じを完璧に狙った和風なバラード。しかしかなり打ち込みを使っており アンビエント的な要素も感じさせる。メロディ部分のサンプリングなんかエイフィックスツイン顔負けですよ、言いすぎたか 良い曲なんだけど全くヒットしなかった。やはりこういう曲は当たり外れがでかいんだろうな 07.invitation ★★★★★ 10thシングル。それまでのイメージを一新させた、ポップな名曲。軽快なピアノと爽やかなドラムに乗って流れるように歌うメロディ部分 アップテンポながらもどこか哀愁を感じさせるサビ。時折で入る官能的でアダルトなアコギのアルベジオ。聴いてるものに付け入る隙を与えない これまた歌詞の表現が上手いね、夏の終りのやるせなさを凄い上手く表してる 08.眠レナイ夜ハ眠ラナイ夢ヲ ★★★★ 3rdシングル。アコギとシタールのイントロがどこか70年代あたりのバンドを彷彿とさせる 哀愁漂うマイナーバラードの多い彼女の曲の中ではわりかし正統的なポップバラード、作曲が多胡だけあって耳馴染みが良い アレンジを変えて男が歌えば、Oasisの曲って言っても信じるかも。UK的な雰囲気の曲 09.Glitter ★★★★☆ 7thシングル。ゴージャスでジャジーなポップソング。それだけなんだけど、メロディがゆらゆらしてて面白い 全編を通してブラスとストリングスと軽いドラムのタムがずっと続いてて、聴いてるものに圧倒的な世界観を与える 初めて本人が全部作詞した曲だが、比喩がなかなか上手い。松本隆・・・とは言えないけどね 10.思い出だけではつらすぎる ★★★ 4thシングル。中島みゆき提供なんだが、彼女の提供する曲は色が濃いほど歌い手に合わずにgdgdになることが多い たとえば、TOKIOなら宙船は良いけどその次の本日未熟者がくどすぎて駄目だったように。そしてこの曲もみゆき色が濃すぎる 多分みゆきが歌えば凄い良い歌、糸とか銀龍のように。でも柴咲には合わない、まぁメロディは流石ですよ
11.いくつかの空 ★★☆ 5thシングル。バラードだが、CHOKKAKUアレンジだけあって打ち込みとストリングのバランスが凄い良いが、サビのドラムロールはいらなかった メロディもいまいちパッとしないし、秋元さんの詞は見事にはずれな部類だし、捨て曲って言っちゃ捨て曲です 12.Trust my feelings ★★★☆ デビューシングル。イントロのカッティングを聴いたとき「へ、レディへ?」かと思ったが、すぐにJ-POPなストリングスが聞こえてきてがっかり まだこの頃は方向性もはっきりしてなかったのか、今のイメージと比べると何というか蒼い曲。ただデビュー曲の割に歌上手い 13.月のしずく ★★★★☆ RUI名義の2ndシングル。最大のヒット曲だけあって美メロ具合が凄い和バラード。松本良喜はこういう叙情的な曲が本当に上手い アレンジも凝ってて、打ち込みのリズムとストリングスとエフェクトのかかったボーカルの化学反応は素晴らしい 歌詞は現代唯一のヒットメーカーSatomi、この人の詞は臭くて嫌いだがまぁ分かりやすくて曲にも合ってるのはプロの仕事 14.actuality ★★★☆ 11thシングル。クリスマスソングだけあって、鈴の音を使ったりキラキラしたバラード。しかしメロディは和風 何というかクリスマスという物を日本人的な感性で見ると、まさにこんな感じなんだろうって思わせる曲と詞。儚くも強い 15.Sweet Mom ★★★★ 8thシングル。ラストにふさわしいあったかなバラード、ってここまでほとんどバラードだけどね。まぁ今まで出てきたバラードとあんま変わらんが しかしやっぱり聴かせるんだからメロディが良いんだろうな。出産を歌ったらしい詞はなかなか面白いというか、母じゃないのに良く書ける 総評:★★★★☆ 神話まで作られてる負け知らずの女優、柴咲コウの6年に及ぶ歌手活動の総決算となるベストアルバム 女優歌手とういのはともさかりえや中谷美紀などのように曲のクオリティが非常に高いことが多いが、この人も見事な曲ばかり 全体的に和のテイスト強いバラードと、アップテンポながらも哀愁漂うポップソングの2種類しかないのだが、メロディが良く飽きさせない 詞も本当に本人が書いてるのかと疑いたくなってしまうほどレベルが高いので、是非一度聴いてみてください 駄レビューすみませんでした
243 :
名無しのエリー :2008/03/18(火) 21:23:15 ID:yv+SPslm0
bank bandの沿志奏逢2お願いします
気に入ったので投下 スピッツ「名前をつけてやる」 1.ウサギのバイク ★★★ 長いイントロでつかみはOK。 流れるような演奏が不思議な感覚にさせて心地良い。 2.日曜日 ★★★☆ ジャジャ、ジャジャが印象的な明るめの曲。 なんとなく能天気な気分になる。 3.名前をつけてやる ★★★ ちょっと不気味な感じもしつつ、地味でかわいらしいサビがいい。 イントロ、間奏のベース、ギターのからまりがまた心地良い。 4.鈴虫を飼う ★★★ 三輪作曲。かなりまったりした曲調で特に聴き所があるわけでもないが良曲。 メインコンポーザー以外の作曲でのアクセントとしては十分。 5.ミーコとギター ★★★☆ ノイジーでこの頃流行っていたシューゲイザーのような曲調。 歌詞は1,2を争うほど意味不明。 6.プール ★★★★ 爽やか、覚えやすいポップさで世間一般で言うスピッツらしい曲。 ギターがジャラジャラした感じの音で爽やかさがより強く感じられる。
7.胸に咲いた黄色い花 ★★★☆ ベースがsyrup16gの「生活」とよく似ている。まあシロップが後だが。 流れるようなメロディの進み方のサビが耳に残る。 8.待ちあわせ ★★ このアルバムの中ではややハードなパンク調の曲。 「日曜日」と似たような展開の曲だけどこっちのほうが中途半端な感がある。 9.あわ ★★☆ かわいらしい曲で、みんなのうたって感じ。でも好き嫌いは分かれそう。 間奏が良いと思ったがやはり地味。 10.恋のうた ★★☆ これまた地味で、シンプル。歌詞は結構わかり易い。 11.魔女旅に出る ★★★★☆ このアルバムを象徴するかのようにファンタジーで幻想的な一曲。 ストリングスも使い、壮大にしていてラストに十分な出来。 総評:★★★★★ よく邦楽の名盤みたいなところで数々の名盤を押しのけて出てたりしているが、 そこらへんのレビューとか見ててもいまいちな評価で、どっちなんだよ…と思いつつ聴いてみたが、 なるほど、「ハチミツ」のように名曲連発と言うわけでもなく、「ハヤブサ」みたいにガツンとくるような曲も無い。 だけどものすごく感動した。これは全体の流れなんだろうか。よくわからん。かなり不思議だ。 草野さんの詞が良いんだろうか。ものすごくノスタルジックで、ファンタジックで「ハチミツ」の頃以上な意味不明さもあわせて唯一無二な素晴らしい歌詞。 とにかくどこか青春を感じさせる内容で、何故かちょっと涙腺が…。 これを聴いてから「ハチミツ」聴いたらちょっと背伸びした感じがしたので今作が一番好きかも。不思議な名盤です。 あと個人的な話になるが、このアルバムをはじめて聴いた時がこの前の再放送の「耳をすませば」を見た丁度後だったので鬱さ倍増した。
お、俺がスピッツで一番好きなアルバムだ、乙 これコンセプトアルバムとして凄い良いよね
247 :
名無しのエリー :2008/03/19(水) 23:02:24 ID:b55yd8yI0
今となっては販売してるかどうかもあやしいのだが、とりあえず書いてみる。 Viki「Prologue」(2004.11.26) 1.プロローグ ☆☆☆☆ イントロなしでボーカルから入る曲。比較的地味なサビをカバーするように Bメロがわかりやすいメロディになっている。 2.ちがうよ(album version) ☆☆☆☆☆ ちがうよ、ちがうよとうわごとのように繰り返す彼。 状況すらよくわからないほどにシンプライズされた歌詞にもかかわらず、 このまま別れてしまうんだろうということだけは強烈に伝えてくるボーカル。 3.さよならを決めた日 ☆☆☆☆☆ フォーキーなメロディがしみこんでくる。秋や冬の午後の日差しが似合う曲。 4.センチメンタル・カフェ ☆☆☆ ハスキーで突き放すかのような歌い方だった前3曲とは一転して、 穏やかでほっとするようなボーカルが印象的。でも歌詞は失恋。 5.心のつぶて ☆☆☆☆☆ Aメロのキーの低さ、声の重さは一瞬どきっとするほど。男性的な印象すら受ける。 慣れるとそこがなんとも心地よく聴こえる。 6.波の音が聞こえる? ☆☆ 3拍子で軽い感じにアレンジされた楽曲。前曲の重さを消すかのよう。 7.それから ☆☆☆☆☆ ピアノ中心のイントロが、それだけで切なくなれるほど。 終わった恋を思い出す内容とぴったりマッチしている。
248 :
名無しのエリー :2008/03/19(水) 23:04:02 ID:b55yd8yI0
8.夢の中、胸の奥 ☆☆☆ 4曲目、6曲目と同様、少し軽めのミディアムテンポの楽曲。 特にこの曲は、サビのメロディがキャッチーで特に聴きやすくできている。 9.静寂の森(album version)☆☆☆☆ 再生をテーマにした楽曲だが、まだ暗い側にいる。 10.この恋の行方 ☆☆☆ アルバム唯一のアップテンポ曲。管楽器が入ったジャズ風アレンジ。 11.君がいなくなった今 ☆☆☆ ちょっとメロディにひねりがある上、アレンジもシンプルなので 最初はとっつきにくい印象があった。聞き込むうちによくなるタイプの楽曲。 総評:☆☆☆☆☆ 女性SSWであるVikiの、今のところ唯一のフルアルバム。 GARNET CROWにも少し似た低音中心のボーカルがとても心地よい。 曲単位よりも全体を通して聞いたときの流れが秀逸。曲の長さは全部4分前後で そろえられているため、通しで聞いたときにリズムをつかみやすく、 聞いていて疲れにくくなっている。 楽曲自体は、メロディに地味なところはあるが、それがかえって飽きにくくさせていると思う。 ただ、歌詞はほとんど失恋ばかりなので、幸せなときに聴くにはあんまり向かないかも。。。
乙 んじゃ俺は需要なさそうなものを投下する ----- 桃井はるこ / Sunday early morning 01.Sunday early morning ★★★★☆ Perfume等、中田ヤスタカプロデュース楽曲に代表されるようなクラブ要素の含んだエレクトロポップナンバー。 ダンスロック、エレクトロユニットMISSILE CHEWBACCA編曲で、桃井初の全編英語詞の楽曲なのだが、どうやら空耳を狙っているらしい。 このネタは同じく中田ヤスタカプロデュースの「COLTEMONIKHA」の「そらとぶひかり」という楽曲に近いのだが、 こちらは全部アニメのタイトルのように聴こえてくる。よくここまで上手くメロディにはめ込んだものだと感心してしまった。 ちなみにこの曲はPVがニコニコ動画で配信されているので、興味ある人は見てみるといい。 02.Romantic Summer -momo-i version- ★★★★★ こちらも1曲目同様MISSILE CHEWBACCAによってリミックスされた、事実上桃井最大のヒット曲。(厳密にはキャラクターソング扱いなのだろうが) グループ・サウンズを意識したような原曲と違い、エレクトロなサウンド、8ビットで作られたような音が随所に使われており、 ギターやドラムもエフェクトによってよりエッジがかかったような音色になっている。 セリフまで入った間奏のはじけ具合も癖になるので個人的には1曲目よりこちらの方が好み。 03.21世紀 ★★★☆ 桃井が編曲までこなした、8ビットを意識したようなピコピコしたサウンドが目立つミディアムテンポのポップロック。 全体的に派手な転調はなく、割と淡々と進んでいくような構成なのだが、 「21世紀 この街で僕は生きてる」「アニメとちょっと違うけど キラキラの世界」「夢を描こう フリーハンドで」 といったある意味桃井らしいメッセージの込められた歌詞が個人的に好きなのでこの評価で。
04.RADIO DAYS RADIO NIGHTS ★★★ 「RADIO DAYS RADIO NIGHTS」と連呼するサビ、そして「ふっふー」という掛け声が印象的な、 シンセをメインにしたアップテンポなポップロックソング。ラジオのオープニングとして使われたためか、ラジオについて歌った楽曲。 最後のサビから曲の終わりにかけての展開が好みだが、他の曲と比べるとインパクトが弱い、というのが正直な印象。 05.Enter! ★☆ 秋葉原のイベントで使われたという曲のためか、 UNDER17でよく使われたような歌い方に、チープなシンセの音色が印象的。 「手の鳴る方へ ババンバン」という歌詞に合わせてクラップ音が使われているのはライブ用なのだろうか。 06.今、あなたが好き ★★★ ここで小休止。桃井としては珍しくはっきり「好き」というバラードソング。 狙ったのかどうかはわからないが、昔のアイドルが歌うようなバラードのような雰囲気を感じた。 生音かどうかまで判断できる耳は持っていないのだが、ストリングスの使い方が好み。 ただ桃井の歌い方が多少しつこく感じてしまった。 07.Party! ★★ ギターの音(打ち込み?)から始まる、5曲目と同じような路線の曲。 そしてサビは4曲目と近く、「ふっふー」という掛け声はこちらにも入っている。 4曲目同様、他の曲がそれぞれ個性が強いので特に印象には残らなかった。
08.ハイ・エナジー -momo-i version- ★★★ ちょっと懐かしい、80年代あたりのユーロビート。 原曲では相方の野川さくらと二人で歌っていたものを桃井が一人で歌ってみた、といったもの。 原曲の二人の声が交互に重なる部分が好きだったため、少し残念。 サビの「ハイ ハイ ハイ・エナジー」というフレーズが妙に頭に残る。気づいたら頭の中で言ってたりするので恐ろしい。 09.ルミカ ★★★ ルミカというのはサイリウムの一種ということで、その名の通り煌びやかなシンセの音色が印象的。 桃井が得意とする、頭に残るメロディラインはこちらも健在。 この曲はある意味伝説に残った特撮番組のオープニング曲として使われていて、 歌詞に「伝説が今始まる」というのがあるのだが、まさしくその通りと思ってしまったことがある。 10.ナイト・で・ないと ★★ UNDER17時代を彷彿とさせる楽曲。歌い方、歌詞、掛け声の存在。どれをとってもUNDER17に近い。 ただアレンジは最近の桃井の方針なのか、シンセの音が割と目立っている。 ナイトというのは「騎士」のナイトのことらしい。タイトルはダジャレ…? 11.Thunder Shot! ★★★★ 「グリスまみれの手が輝く」というフレーズがあることからわかるように、ミニ四駆に対する桃井の思いが込められたいかにもアニソン、な熱い曲。 桃井の歌い方は「WONDER MOMO-i」「さいごのろっく」に代表されるような熱い歌い方だが、 以前よりも力強くなっている気がする。10曲目と続けて聴くと桃井の歌い方の器用さを感じられる。 個人的には終わり方が盛り上がる曲の割りにちょっとあっけないと思う。アルバムの流れとしては自然かもしれないが。
12.Good morning! ★★ 浮遊感のあるイントロから始まる楽曲で、朝起きた時に聴いてほしい曲とのこと。 「起きれ」というフレーズを使うのは珍しいと思いつつ、すっと耳に入ってくる曲。 「日曜日の早朝」というテーマのアルバムのラストを飾るには丁度いい。 13.Get Wild ★★★★★ 初回版だけのボーナストラック。有名なあの曲のカバー。 原曲を聴き込んだわけではないので詳しくはわからないのだが、わかる人が聴けばいろんなバージョンの要素が混ざっているらしい。 アレンジを手がけた斉藤氏が、小室氏が作ったというシンセを引っ張りだしてきて作ったということでかなり力が入っているようだ。 無機質な歌い方が何気に合っていて、自分のような人が聴いても素直にかっこいいと思えるアレンジになっている。 総評 ★★★☆ 桃井はるこ、初のオリジナルフルアルバム。 avexに所属してから、打ち込みやピコピコとしたサウンドをメインに曲作りをしてきた集大成。 初めの2曲がその後の曲と毛色が違いすぎて、その路線を目当てに買った人はガッカリするのは否めない。 そして、桃井が手がけるアレンジがマンネリ化しつつあるので、アルバム全体が中だるみしてしまった感がある。 しかし6曲目や11曲目等、いろんな楽曲を作り、歌える能力はあるようなので、今後どんな曲を作るのか楽しみである。 ただ、桃井の声自体が独特であり、萌えとかアニソンとかそういうのが苦手な人はまったく受け付けない。 アニソンやアイドルソング等に耐性があり、ピコピコしたシンセサウンドが好きな人は一度聴いてみるといいと思う。 個人的には同じavexに所属しているRAM RIDER氏ともう一度コラボして欲しいと思うのだが。
信者なので絶賛しそうになるのを我慢して冷静にレビューしたつもり。 スレ汚しスマソ
>>253 乙
個人的にモモイの志はとても好きなんだが
声と音楽性が苦手なんだよなあ
アイドルアニソン大抵大丈夫なのに不思議だ
RAMとのコラボは良かったに同意
bloodthirsty butchers/未完成 1999/7/16 released. ¥3,045 (TAX in)/MVCH-29034 1. ファウスト (album version) ★★★★★ 冒頭から荒々しく出鱈目なギタートーンからイントロに突入するのは 鳥肌が立つぐらいカッコイイ。変則和音とポップなメロディ、 叩きつけるようなリズムが疾走してゆくラストは崩壊の美学。 「努力も息も絶え/残された勘だけで放つ」という歌詞そのままに、 ワンアンドオンリーな楽曲。 2. ソレダケ ★★★★ 訥々とした歌声に絡むようなベースが素晴らしい。 そして轟音がすべてを切り裂いて「タダソレダケ」の境地へ。 ブッチャーズたらしめる名曲。 3. うかつにも素直になれないさ ★★★☆ 無戒氏などはこういうリアルな鋼の振動にインスパイアされまくったと思う。 ダイナソーJrの幻影を喰らい、「浮かれたり溺れたり」しながら さらけ出されたその姿はこんなにも心を打つ。 4. 灰色の雲 ★★★☆ 歪みまくって不穏な音像はまさに“灰色”。進む、ということの困難さを 重低音の中で表し、それでも「戻ることを止め」て進む僕と君。 そして「遠く消える」。
5. 未完成 ★★★ 「何度も逃げ出した/悪戦苦闘/未完成」と歌う遠くで ストリングスのような音が鳴っているのが切ない。 レイドバックの中で殺伐としたアルペジオとプリミティヴな声が無造作に舞う。 6. プールサイド ★★★★★ “馬鹿な約束をしたもんだ…”という語りから始まる ブッチャーズ史上屈指の美しいさを誇る大名曲。 すべての思惑は乱反射するだろう。 “青春”という残酷で美しい季節をここまで叙情詩的に表現した曲はそうは無いと思う。 7. 僕 ★★★ 冗長に続く僕の存在理由と行方。 8. 「△」 サンカク (album version) ★★★☆ 「泣き出した空は晴れ/転がる時空を超え」怒濤の展開を見せ続ける轟音の13分間。 すべてが残響の向こうに消え去った果てに残る無音の中、何の意味を見いだすだろうか。 それは「僕の中」にしかない。
総評 ★★★★★ ブッチャーズが屈指の名作『kocorono』の次に発表した5thアルバム。 全編に渡りアドリブとしか思えないフレージングと先の読めない展開のオンパレード。 その鬼気迫る緊張感と巧みなエンジニアリングが物凄いマッチして、 『kocorono』をも凌駕するかの如き傑作を生み出した。他の追従を許さない存在感。 個人的にはブッチャーズに興味がある方は、『kocorono』よりもまず 『未完成』から聴かれることを是非もなく薦めたい。 ジャケットのジミー大西画伯の絵画も素晴らしいです。
SPORTS / How Are You? 2006年1月11日発売 1.Animal ★★★☆ いきなりシンセサイザーを大胆にフィーチャーしたダンスナンバー。 「Funny!!!」の頃とは別人。厨二病が治って明るい馬鹿になったみたいな感じ。 浮かれて踊りたくなる。つーか踊りました。ごめんなさい。 歌詞は「胸を見たいんだ」ってそりゃまたストレートな。いやおっp(ryの「胸」とは違うと思いますけど。 ビークルのクボタマサヒコがベースで参加。 くそくだらないレコーディング風景が公式サイトにアップされていたのを覚えてる(やっぱお面付けてた)。 ちなみに「胸を見たいんだ」の「胸」をおっ(ryの方の胸にしか捉えられなかった人によるくそくだらないPVが存在します。 ベスト盤「I LIKE SPORTS」にCDエキストラとして収録されてます。くそくだらないPVが好きな方は是非! 2.Believe Me ★★★★★ また厨二病に戻りました。しかしやっぱりSPORTSはこういう曲のほうに傑作が多いような気がする。 SPORTSに透明感を求めてる人はハマる曲だと思う。 似ている曲がないので説明が難しい。でも前曲よりは「Funny!!!」寄りの作風。 「救い」がテーマになっているであろう歌詞も暗いトーン。 ベストにも再録されています。個人的にはラストの「Washing Machine」を除いた全曲の中で一番好きな曲。
3.Smile ★★★★★ いきなりまた明るくなってます。しかし踊らずに今度は語りかけてくる。 「目に見えるもの全て/くだらねぇなと言って/君に会えると笑って/ここにいたいと思う」 JungleLife(フリーペーパー)のインタビューでインタビュアーに「凄いこと言ってるよね」と言われてた。 ポップで聴きやすいんだけど、それでいてSPORTSらしさを失っていない曲。 「Believer」(シングル。「Funny!!!」とこのアルバムの間に発売)が出た時そのポップさにかなり驚いた記憶があるけど、 やっぱり後から聞いてみるとSPORTSらしさが全開のナンバーだった。 SPORTSはロックバンドとしても最高だったけど、実はポップな曲をやっても素晴らしいバンドだったのでは?と今は思う。 そしてその疑問の答えこそがラストアルバム「PUZZLE」だったのかもしれない、と今は思う。 あくまで個人的な感想だけどね。 4.Xanadu ★★★ 月夜に窓辺でギター弾き語り、てな感じの曲。後半になるとドラムも絡んでくる。 とても静か。窓の外に浮かんでいる、少し欠けた歪な月がまぶたの裏に浮かびそう。 たぶん月夜に窓辺で聞けば遠くにいる恋人のことを思いたくなるロマンチックな曲なのだろうが、 当方恋人がいないため本当にそういう曲なのかは不明。違ったらごめんなさい。 5.Movin'on ★★☆ またアップテンポな曲。しかし中途半端感があり、結果このアルバムの中で一番影の薄い曲となっている。
6.Washing Machine ★★★★★ この曲だけ新曲ではない。というのもこの曲、実はインディーズ時代に出した曲の再録。 原曲は前述のベスト盤「I LIKE SPORTS」で聞ける。オリジナルバージョンは音も悪いし、正直言ってそこまでいい曲ではない。 しかし本人たちは愛着があったのか、ライブでたびたび締めを飾る定番曲に(第一期ラストライブのトリを飾ったのもこの曲だった)。 なんでこのタイミングで再録されたのかはわからない。いつか再録したいという気持ちがあったのかもしれない。 で、曲のほうはというともうこれが凄すぎてどうすればいいか分からない。 とても鋭い曲のようにも思えるし、でもどこか丸みを帯びた曲のような気もする。 もう激情や勢いがすごくて、でも力技にならないところはさすが。ちゃんとメロディの美しさが生きている。 原曲はどこかもたついた印象があって好きになれないけど、この再録バージョンは原曲からの成長を感じさせる、素晴らしい出来になっている。 総評:★★★★ 当初ミニアルバムとしてレビューを進めていたのですが正式なメジャーセカンドアルバムでいいみたいです。 意外と初心者向きかも。初期の透明感あるロックと後期の独自のポップセンスを爆発させた路線のちょうど中間にあるような作品。 明るい聞きやすい曲もあれば、初期を思わせる陰鬱で透明感のある曲もあるので、結構バランスの取れた作品だと思う。 ただジャケットは全作品の中で一番ふざけてます。まあSPORTSで一番嫌いなジャケットはベスト盤のやつだけど。
>>258 乙
あのジャケットってジミー大西なんだ
>>255 その中で浮いてるAAA期待w
AAAはスプレーのイメージしかなかったがベスト聴いたら王道avexな感じがよかった
仮面ライダーのアレとか
265 :
名無しのエリー :2008/03/20(木) 18:47:04 ID:bc+vr3rg0
>>260 乙!
>>255 個人的にドーパンの新作見たいです。
誰かしょこたんのアルバムお願いできませんでしょうか?
リクばっかじゃ後味悪いので、そろそろ鈴木亜美『DOLCE』レヴューにでもとりかかります。
乙です!ココロノは名盤だけど、じわじわ来る感じだよね。 最初に聴くなら未完成が圧倒的にいいね
確かにしょこたんのアルバムは良かった 本当に最初のアルバムかよっていう完成度 つかアニソン分野から人集めすぎだよw
>>258 >>262 乙。では自分も。
他もやりますが取り敢えず初聴きものを先に書いてしまったので
LOCKS/GARNET CROW
1.最後の離島 ★★
ギターとピアノで入り、打ち込みっぽいベースとドラムが加わるミドルテンポの曲。サビスタートだが、Aメロに戻る時の転調の無理矢理ぶりが凄い。
Bメロからサビへの転調もゴリッと力技で押し切る。見た目繊細そうな4人がすまし顔でこういう無茶を通してくるとは意外。
個々のメロディは丁寧にまとまっているのに、繋げてこうなるとは。シンセベースのフレーズは全般で面白味に欠け、打ち込みドラムも
フレーズは多彩だがクラッシュシンバルの音色の種類に乏しく単調。終わらせ方のベタさも尋常ではない。
2.涙のイエスタデー ★★
一昔前のポルノのようなダンス歌謡ポップ。頭にサビを持ってくる編曲は古臭い気が。しかもイントロとのかみ合いに無理が。Aメロはともかく、
Bメロとサビの歌メロはラインもリズムの組み方も、もっとスローテンポな曲に向く作りに感じる。基本的に声量がないのもダンサブルな曲を演る上ではネックか。
イントロと全く同じ形に戻すアウトロも何だか古臭い。曲中の明るいイメージを最後まで維持しても良かったのでは。
3.世界はまわるというけれど ★★★
ギターと2人のキーボードが静かに重なるイントロから始まるミディアムスロー。A・Bメロと、イルカのような低めのボーカルと無機質なドラムの
淡々とした感じが心地良いが、サビでは取って付けたような切り貼り感がまたも炸裂。しかし、前曲でもそうだったが、Dメロからサビへの繋ぎはスムーズ。
結果的に終盤にヤマを残した重厚な作曲になっている。作曲が上手いんだか下手なんだか。
4.もう一度笑って ★★★
イントロからBメロあたりまではJAY-WALKあたりが指標とするような80年代洋ロック風。Aメロの歌メロの中の、いかにもリフっぽい部分に
ぬかりなくベースやギターのユニゾンを重ねる編曲ぶりが良い。いかにも声作ってます的な気取ったボーカルはストレートな詞とは相性が悪い印象。
演奏面では特徴的なプレイがなく淡々としており、盛り上げ・盛り下げもメロディ自体の浮沈に依存させている印象。
5.この手を伸ばせば ★★ 相変わらず主張の無いお役所仕事的な編曲でまとまった、90’sビーイング歌謡な曲。コード進行は古臭い。ギターも決して下手ではないが、 全般的に非常に保守的。2人のキーボード奏者も負けじと保守的。古井の打ち込みによるリズムトラックも保守的と、かなり守備的なシフト。 もしや中村のメロディに全てを委ねる意図?確かに彼らの曲を聴いた時に一番印象に残るのはメロディだし、これはこれで思惑通りなのかも。 6.doubt ★★★ やや古臭さはあるものの、8ビートのマイナー調ロックの王道といえるリズミカルなメロディがいい感じの曲。中村は短調のほうが得意かも。 サビでは積極的にギターが絡む。全体の音量バランスは良いのだが、どこかのパートだけ音量をぐっと上げるような思い切ったミックスをしないため、 無機質で中途半端な印象。せっかく懐かしめの曲調なんだし、全パート生演奏で渋めのロックとして仕上げても良かったような。 7.風とRAINBOW ★★★★ ダンス系のリズムトラックに歌謡曲なメロディが乗る曲。ロシア民謡のような妙な郷愁のあるサビは面白い。追っかけコーラスもアホっぽくて面白い。 サビ途中の「暁に背を向けて」の部分のメロディに聞き覚えがあり、そこに「ひとすじの流れ星」というフレーズが当てはまってから先が思い出せず モヤモヤしていたが、元ネタが思い出せたら「なんてカッコいい無意識パクリなんだ」と逆に感動した。凄いとこ引っ張ってきた。お前らSEAMOか! 8.ふたり ★★★ ベタベタ80’sロックな陽気なイントロから、突拍子もなくダークなAメロへ突入する曲。どうしちゃったんだ。 不気味なコーラスと、今作中最も歪みの強いギターが怖い。中村の奔放なワガママ転調ぶりも凄いが、それが際立つように編曲する古井もなかなかの曲者。 これで演奏陣がチャットだったら手に負えないカオスな状況になりそう。 9.Mr.Holiday ★★★ いかにも80’sな明るい3連系ポップソング。中村の曲にはメロディの高低差で曲をダイナミックに仕上げるものが多い印象だが、この曲では リズムに重点を置いた、上がり過ぎないメロディでまとめている。まったりした詞世界と連動して、歌い回しも節々で他曲よりあどけなくなっている印象。 まとまりは良いが、やはりリズムトラックの薄味さが気になる。
10.The First Cry ★★★ 目新しさはないが丁寧なメロディが印象的な曲。Aメロは音数絞り目でシリアスにアレンジしているが、歌が無表情で弱いため今イチな仕上がりという印象。 今作全般で大胆なアレンジがなく、伴奏垂れ流し感が気になっていたのだが、確かに中村のボーカリストとしての適性を考えると ピアノやギターの弾き語りによるアコースティックな曲とかは微妙なのかも。曲の締めはホテルカリフォルニア風。 11.Love is a Bird ★★★ メロディもギターソロも既聴感があり、アレンジもベタなものの、綺麗にまとまった曲。アタックを柔らかくして徐々に膨らみを持たせる Aメロの歌い回しからスタッカート気味に歌うBメロへの繋ぎが印象的。サビ後のDメロでの低音部分はクレヨンしんちゃんのような声になってしまっているが、 それはそれで詞の重さとの対比が面白い。ところで曲順から察するに、中村にとっては転調する曲のほうが主力なのかも。
総評 ★★★ 深紅のカラスという不吉な名を冠して活動する4人組、GARNET CROWの6th。 ボーカル、ギター、キーボード2人というメロディ楽器だらけの編成から各パートが主張しすぎてまとまらない姿を想像したが、 何と楽器隊全員が脇役に徹して中村の曲とボーカルを支えるという方向性で一致し、バランスよく共存しているという不思議なバンド。 個々の奏者に見せ場は無く、技術の上限についてはほとんど分からないが、暗黙の了解として「このバンドの最大の武器は中村のメロディ」という認識が 浸透しているかのような個々の献身的なスタンスからは、意外なチームワークの良さを印象づけられた。古井によるリズムトラックの打ち込みは基本的に 印象に残らない垂れ流し系だが、曲の聴かせ所がリズムトラックそのものになってしまわないように引いて構えようとする意図は感じる。 肝心の中村の曲についてはやや歌謡曲的で、特に目新しい所も無く、転調も無茶という印象なのだが、3人がさりげない演奏を心掛けているお陰で メロディがより良く、印象的に聞こえる作りになっている。また中村の作り声ボーカルについては、作った声の範疇でいくらかの歌い分けはあるものの ストレートな自己表現とは遠く、「見せられるところだけ見せたい」という体裁づくりが露骨な印象。しかし低音域で歌うため音の輪郭が全体に丸く、 聴き疲れにくい強みも。打ち解けないミステリアスな感じが好きなら丁度いいのかも。 9mmのような各パートが主張し合ってせめぎ合うバンドが好きな人には向かないし、個人的にもあまり好みではないが、バンドの方向性として 4人の考えることが一致した上での作品という印象は受ける。大まかに言えば、無茶振り転調プリンセス・中村由利が好きになれるかどうかで 評価が分かれるバンド。そして多分メンバー全員ナカムLOVE。
otu
ぽつ
皆さん乙です。自分も投下します。 Door/Every Little Thing 2008年3月5日発売 1.GATE #8(Instrumental) ★★ インストに評価はつけにくい・・ ELTのアルバムで1曲目インストは初。「Door」に通じるゲートを開けてアルバムの幕開け。 伊藤作曲。 2.まさかのTelepathy ★★★★☆ ピアノとストリングスで無難にまとまっている曲。いかにもJpop、いかにもELTって感じだが、詞もかわいらしく、 曲も爽やかで非常に聞いてて心地よい感じ。 音域的にも今の持田にピッタリの曲。 3.キラメキアワー(Door version) ★★★★ 32ndシングル。ボーカルもインストも新録。 心なしかシングルよりヴォーカルに覇気がなく、楽器の音にもやや違和感。 聞きなれればそうでもないのかもしれないが、わざわざ新録する必要があったのか疑問。 私的にはシングルのほうが好き。 4.パリの娘 ★★★ 年始にパリに行ったことを持田が題材にして書いた曲。ポップで親しみやすい感じはするのだが、 まずパリに行ったからってそれを曲にするってどうなの?と思う。微妙。
5.サクラビト ★★★☆ 34th、先行シングル。この純和風メロディは、このアルバムではかなり浮いているように思える。 曲、歌詞も無難でまあまあなのだが。この曲は、アルバムの雰囲気から見ればいれなくても良かったかと。 6.WONDER LAND ★★★★☆ 非常にテンポ感のある、少し懐かしさも感じる曲。 ABメロがコンパクトにまとまっており、テンポ感を崩していない。Bメロ→サビへの転調がまさにワンダーな感じでよい。 Cメロ→ギターソロもいい感じ。テレビで歌っても失敗しなさそうな曲。 7.冬がはじまるよ feat.槇原敬之 ★★★☆ 1991年発売の槇原氏のカバー曲。33rd「恋をしている」と両A面。 このアルバムに入っているシングルはどれも季節感満載なものばかりで、アルバムの流れを崩している気がしなくもない。 ただこのアレンジはこのアルバムの音のコンセプトと沿った感じで、そこは良い。 8.B.LV.D.(Instrumental) ★☆ 「boulevard」(大通り)の略語らしい。曲としてはまったりな感じだが、前後とのつながりはよくわからない。 次のアップテンポへの布石といったところか。伊藤作曲。 9.NEROLI ★★★★ 題名はアロマの一種だとか? タイトルからは想像もつかない疾走感溢れるアップテンポ。歌詞もこのアルバムの中では秀逸。 ・・・なのに持田の歌い方が曲をもったいなくしている感がかなりある。
10.カラカラ ★★☆ これまでの9曲の流れが全てこのゆる〜いレゲエ調の曲で壊されていると思った。 前曲でスカッとした気分からちょっと拍子抜けしてしまう。ELTとしては新境地開拓で、 これを好きだという人もいるだろう。 11.恋をしている ★★★☆ 33rdシングル。もう一気にELTお家芸がやってきた感じ。お家芸とは言ってもやはりこの曲は 今までのELT名作バラードと比べると弱い感じがする。今の人気、、歌詞の変化、持田の歌唱力 などがが悪循環となって良い曲も回ってこなくなったりしてるのだろう。 12.gladiolus ★★★★ 声だけを聞くと5年前くらいに戻ったのではないかというくらい声は良い。しかし曲のインパクトは△ ELTのアルバムには毎回ひとつ名作バラードが隠れている(と思っている)が、今回はこれ・・・かな? ただ、このアルバム全部をこの曲の歌い方で歌えばさらに良いものになったと思うのは自分だけではないようだ。 13.オフェリア_act2 ★★★ サクラビトのc/w「オフェリア_act1」の歌詞ありバージョン。持田が見て感動した映画からタイトルをとったらしい。 流れるような、特に盛り上がりのない曲。アルバムの最後としてはあまりキマってない。 総評:★★★★ ますます売り上げが低下してヲタ専になりつつあることが危惧されるELTだが、前作に比べれば持田の調子もよく、 クオリティは上がったといってよいと思う。ただその調子の良さが仇になってか、持田は歌一つ一つで歌い方をコロコロ変えすぎなように思える。 「もうちょっとハキハキ歌ってくれれば・・・」と思った曲多々。 売り上げはあまり気にするものでもないが、シングルの売り上げからしたらこんなものなのだろう。 レンタルには昔から強いELT、レンタル層が買うようになるにはもう一歩・・・やはり歌唱力がカギだろう。 今後に期待。
otu
豊作過ぎるだろ。 乙。
今度は本職より評判の良いこれを NINE MILES「REVOLUTION IS MY NAME」 1.In a Silent Way ★★★★☆ これはなかなかの名曲。 メロディは殺伐としているが、ふわっとしたアレンジで聴きやすい。 woo wah woo wahがちょっとはまった。 2.Revolution is My Name ★★★ テンポの良い表題曲。 ポンポンとした感じの音がいい。 3.Changes ★★☆ たららったったったったといった感じの音が耳に残る。 このアルバムの中では地味目ながら良い曲。 4.People Make Up Stories ★★★ コーラスでかなりふわふわ、まったりしておりとても聴きやすい。 メロディはもう少しでくどくなりそうでならないところでとどまっている。 5.Right Place,Right Time ★★★ これまたくどくなりそうでならないような曲。 サビがかなり耳に残って気持ち良い。
6.Fighting on Arrival ★★★☆ ラップは苦手分野なんだけどこれはかっこいい。ラップ苦手でも好きになれるよ。 常にローテンションで淡々としている。 7.Easy Come,Easy Go ★★☆ これはちょっとくどい。しかし前曲があっさりした曲のため救われている。 しかしアルバム全体に言えることだが、聴きやすい。 8.Word of Mouth ★★★☆ アルバムのこの位置に持ってきたのは正解だなと思える曲調。 4と同じようにふわっとしたコーラス。 水が流れるような間奏が非常に心地良い。 9.Stay With Me ★★★★ 伴奏はアルペジオのみ。メロディが良いし、声も良い。 アルバムをしっかり〆てくれる。 総評:★★★★☆ nine milesとはピロウズのギタリスト真鍋吉明によるレゲエのソロプロジェクト。 ロックはピロウズで完成させているので、ソロでは長年愛好しているレゲエを、とのこと。その3rdアルバム。 全体的にメロディーがキャッチーで非常に聴きやすい。レゲエが良くわからなくても聴けます。 落ち着いた、優しげな声もとてもいいです。 そして、狙ってなのか自然なのか、曲順が結構絶妙。 くどくなりそうな曲は固めて、くどい曲はあっさりの後、と言うように途中でだれないようになっている。 最初と最後もしっかりしており総評も高い。 こういっては失礼だけど、本職の現在のピロウズよりも良いです。 ピロウズと同じようにキャッチーで聴きやすいので、ピロウズ好きならまず気に入ると思います。 しかしそれ以外にもオススメできそうなとても良いアルバムです。
乙。聴いてみたかったんだが、良さそうだな。でもリリース超遅いから次は何年先やら…
>>280 乙です。
ついでにレビュー投下
TECHNODON LIVE / YMO
1.BE A SUPERMAN ★★★
当時の最新アルバム「TECHNODON」の1曲目からスタートするのだがいきなり静かな曲で開始するのはどうなのかと…
坂本龍一&高橋幸宏が作曲したのも頷けるような綺麗で冷たくシンプルなトラックの中若い女性とYMOのメンバーが
互いに歌う(語る?)のだが若い女性の元気な声とメンバーの枯れた声の対比が面白い。そんなアンビエントな曲。
途中で幸宏さんが生ドラムを披露してこのまま行くのかな…と思ったらまた打ち込み音主体の演奏になる…とじれったい。
2.NANGA DEF? ★★☆
こちらもアルバム通りの2曲目。段々場内が静まり返り音が東京ドーム内で反響するところまで録音されている。
若干、ドイツらしい硬派な音作りになっていてなんか気持ち悪いもこもこした効果音が印象的。こちらも盛り上がり場もなく
ただ、流れているという感じ。途中の歌うところでも不気味なくらい静まり返ってる…。
3.FLOATING AWAY ★★★
前曲の雰囲気にブルージーなギターとコンガっぽい民族楽器の音が混ざっている感じで若干おカルトな雰囲気
ウィリアムギブソン氏の語りが入ってきてなんとなく哲学的な雰囲気でもある。…でも、ライブでやるような曲ではないな…
後半でまた幸宏さんのドラムが入ってきて若干の盛り上がりを見せる。やっぱこの人の歯切れのいいドラムは個人的に好きです。
さらに、細野さんのベースソロも入ってきてセッション風のアレンジとなり原曲よりはグルーブ感が増している。
4.DOLPHINICITY ★★☆
細野さん作曲の曲でイルカの鳴き声っぽいSEが所々に入ってきて内省的なトラックとともに聴いていると
深海でうろうろしているような感じになっていく無駄な音を使わずに最小限の音色で骨格を形成していてこちらも硬派。
一応まだ踊れる曲ではあるが、ドーム級のところで演奏するような曲ではないよなぁ…。
いかに再生プロジェクトが複雑なものがこのCDを聴いてても感じることができる。
5.I TRE MERLI ★★★ 前曲まで「TECHNODON」の曲順どおりに演奏されていてこの曲と次の曲はなぜか位置を交換させている。 じりじりと進んでじりじりと盛り上がるような曲調でなんとなく90年代の雰囲気が流れているような…静かな曲。 坂本さんが弾く綺麗なピアノの音色が曲をさらに繊細な雰囲気にさせている。…場内はすっかり静かに……。 6.HI-TECH HIPPIES ★★★ ここで、初めて踊れそうな曲が演奏される。でも、ピコピコサウンドを期待していた人が拒絶反応起こしそうな音…。 当時のハウスミュージックを取り入れて、それをYMO流に解釈したような下半身にジンジン来るような感じになっているが やっぱり、過去の曲と比べると大人しい曲に聞こえるのか、反応は薄目でいまいち盛り上がらない。 7.CASTALIA ★★★ ここで初めて過去の曲が演奏されちょっと盛り上がる。原曲通りにほんわかに演奏されている。 ここで、リズム隊の細野さん&幸宏さんも生演奏にシフトしたようでいかにリズム隊のグルーヴ感がきっちりしているかを 証明してくれるような演奏を聞かせてくれる。そこに、坂本さんの綺麗なピアノ音が重なってYMOらしい感じになってきた。 8.BEHIND THE MASK ★★★ 7,8,9はどうも懐メロ大会のようで過去の曲が続く。しかし、この曲は前曲みたいにそのまま演奏されてるわけではなく ハウスの要素を絡めたアレンジとなっており決して古臭さもない。客もイントロだけでは何の曲が分からずに 坂本さんが原曲のメロディーを弾き始めてから曲がわかったようでそこで初めて歓声がわく。やっぱり客は過去の曲を求めてたのか… とはいっても、曲の内容はまるで別の曲にはなっているがこれはこれでいい感じ。 9.中国女 ★★★ これも代表曲で原曲は道中を走って行くような軽快な感じがあったが、こちらは前曲と同じようにハウスの要素が混ぜっていて リズムが細かくなっていて大人しくなっている。途中で坂本さんが「コスミックサーフィン」のメロディーを弾いて 遊んでるところが面白い。今(1993年)の空気を含ませつつ枯れた雰囲気もだしていてなんか独特。
10.WATERFORD ★★☆ と、ここで「TECHNODON」の曲を演奏してまた客は静まり返る…。そんなもんか…。 オリエンタルなヘンタイフュージョンサウンドの中、メンバーが「あぁー」と風呂に入って昇天しそうな感じの声で 唸るだけと言うしかないのだが、それでも、なんか不思議な魅力があって癖になるような…。 坂本さん?のギターをひずませたような強烈なキーボードソロがいい感じ。 11.CHANCE 〜 RYDEEN ENDING ★★★ 本編最後の曲らしく何かに向かっていくような勢いを感じる。「BGM」の「LOOM」という曲でも印象出来だった だんだんと迫ってくるような効果音が曲の緊迫感を高めている。ズンズンと刻む打ち込み音をバックに幸宏さんの ドラムが重なりさらにグルーヴ感を増している。途中でテンポが遅くなり唐突にまた最初のテンポで再開する箇所があるのだが そこで見事に三人寸分の狂いもなく演奏を再開するところはさすがだなぁと思う。 最後に坂本さんが壮大な音色でライディーンのメロディを一部分弾いて本編を何とか終了させる。 12.東風 ★★★★ 坂本さんが作曲した曲らしく全体的にここで〜とかかきちっと構成されている代表曲。 原曲どおりに演奏されているのだが散開ライブみたいに無駄な音を削除してきっちり音を絞って構成されていて ライブVerの中ではこの演奏が一番好き。あと坂本さんが弾くシンセがいかにもバブル90年代な音色で個人的には 懐かしい感じがしてそれが自分の中でこのテイクの価値を高めてるのだと思う。なんか聞いててしみじみしちゃう…。 展開の仕方も歌謡曲ぽくてはじめて聞く人が一番親しみを持つのはこの曲だと思う。 13.FIRECRACKER ★★★☆ 珍しく坂本さんが「ワン!、ツー、スリー!」とカウントしていて貴重なテイクを録れたもの感心する。 こちらも90年代風のピコピコサウンドで最小限の音色で演奏されていてファンをがっかりさせない出来となっている。 やはりこの曲で一番印象的なのは坂本さんが弾く綺麗なピアノのフレーズでこれが入っているか入っていないかで この曲の完成度を左右していたと思う。オリエンタルな雰囲気もいい感じ。 最後は曲名通りに特効花火を入れてなんとか再生YMOの最後を飾る。
総評 ★★★ 93年の再生YMOが東京ドームで二日間行われた公演の模様を収録されたCDなのだが、その後完全収録のVHSが出てしまい 再生ライブについてはVHSのほうが詳しく記録(このアルバムは3、4曲カットされている)されているため影が薄くなり 99年にはYMO関連のCDが再発されたのだが、その時にも再発されないまま廃盤のまま今に至るという不遇のアルバム。 「TECHNODON」自体が静かなアルバムでライブには向いてない曲ばかりでそれを東京ドームというキャバでやること自体が無謀で さらにライブの客は過去のピコピコ音を期待している人ばかりなのでそこら辺の食い違いがあの聴いてても分る 東京ドームで客もかなり入っているのに無反応で静かという異常な環境を作ってしまってる所が再生YMOの黒歴史を象徴している。 でも、演奏自体は結構しっかりとしているし過去の曲のアレンジも当時の最新の空気を取り入れて上手い具合いに消化されていて ライブのパフォーマンスの面としては満足できる内容ではある。 あと、個人的に自分はYMO散開以後に生まれていて散開ライブなんか聞いてても当時の空気感を知らないために生の空気はつかめれないのだが 1993年に演奏されたこのテイクで聞こえる90年代の音色など聞いてると当時の空気なんかを思い出して懐かしいとしみじみとして YMO当時の世代の人が散開ライブを聴いてたらこういうしみじみとした思いになるのかなぁと…このCD聞いてを疑似体験できるような。 あと、このCD聞いて思ったのだが再生YMOというのはまるでバブルみたいな現象だったのかなぁとも思ったり。 莫大な金額のお金を掛けてビッグプロジェクトを起こしたものもなぜか最後は虚しさが残るという…そんな感じもこのライブを聴いてて思ったり。 とりあえず、83年以前に生まれた人でYMO好きな人がいたらこのCDを中古屋で買っても損はないと思います。バブルという社会現象を疑似体験できます。 長文スマン…
286 :
名無しのエリー :2008/03/23(日) 12:16:47 ID:e/fwVsWC0
>>280 >>285 乙
YMOのアレは確かに時代背景を反映してるね
当時ミック・ジャガーの若作りを「ああいう歳の取り方は格好悪い」と批判してた気がする
287 :
名無しのエリー :2008/03/23(日) 23:05:03 ID:MwpWfHmE0
Dopamaniacs/DOPING PANDA 1.A.O.D ★★★ 前作のオープニングチューンでも聞き覚えのある英語ナレーションが入る、短いオープニング曲。 ほぼ打ち込みで成立しており、古川色の強い今作を象徴するようなデジタルな曲。 あまり音を詰め込んでおらず、すっきりシンプルな曲。非常にポップなようで節々で微妙に気持ち悪い音も盛り込んだクセのある曲。 2.nothin' ★★★★ 蒸気機関車のようなSEから入り、80年代的なシンセを乗せたアッパーなロックへ繋がる。Bメロから加わってくる電子パーカッションを前フリに 途中からサンバ調の曲へ変化する。ミュートしてリズムを刻む箇所がほとんど無く、ほぼ実音のところしか弾かない古川のギターは、 いわゆるバンドのギタリストとは一風変わった印象。自身でプログラミングをしているし、他の電子音との噛み合いのバランスを考えて、 取り敢えずのリズムの刻みよりいっそ休符を取ることを選んでいるのかも。ベースの8分弾きも小気味良い。サンバパートのドラムは スネアの当てがい方がシンプルすぎていちいち流れが止まってしまう印象。パーカッションのパターンももっとバリエーションが欲しかった気が。 3.I'll be there ★★★★ 打ち込み強めな今作でも特に傾向が顕著な曲。わざとらしいリフレインやブレイク後の残響等、派手で大味なユーロビートへ回帰した、 バンドサウンドとしては異色な曲。確かに同じベクトルを持ってるロックバンドは少ないかもしれないが、生演奏が映える曲ではなく、 聴きしろが浅いため飽き易いか。前作でファンキーなプレイを披露していたベースも地味なプレイに終始。 4.call my name ★★★★ ミドルテンポのギターポップを思わせるイントロから入るが、Aメロが始まるといきなりテンポアップ。 どちらが主旋律ともつかない、ツインボーカル的な音量バランスで調整されたAメロのハモリが印象的。 サビのメロディは前曲からほぼ流用し、リミックスのような形で仕上げている。全体にテンションは高いが、サビの頭打ちドラム時に バスドラを踏まなかったりといった事が影響し、曲通して低音が薄い。ラストではベースがうっぷんを晴らすようにスラップ。
5.we won't stop ★★★★ 今作は80年代的な大味なアレンジを盛り込んだ曲が多いが、この曲もその1つ。ベースのスラップはニューレイヴというより ダンスミュージックそのものの王道に近い硬派なプレイ。そこに古川がやたら尖った音のロックギターを絡ませる。 ギタリストとしての古川は自由に曲に乗って表現するタイプではないが、デジタルな音を指標とするだけあってリズムが非常に正確で、 現実的な性質の持ち主という印象。音楽に興味の無い人には分かりにくいようなレベルでやたらリズムがタイトな布袋とタイプが近いかも。 やたらアーハーとか入れる序盤のダサめのメロディから、曲が進むにつれて徐々に美メロが顔を覗かせる作り。 6.thunder ★★★★★ ストリングスと電子音のシンプルな旋律が絡む、緊張感のあるイントロからスタート。 急かすようなアッパーなドラムと対を成すように、ゆったりとしたリフ風フレーズを繰り返すベースが非常に印象的。 詰め込んで弾き倒すベースとは違う、引き算の美学のベースという印象。Jungle Smileの「林檎」のような…どんな例えだ…。 サビメロは1小節ごとにスルスルと裏道へ抜けるように意外な方向へ展開するため、ぼんやり聴いていると振り切られてしまう。 ギター弾きながらコレ歌うのは結構大変そう。 7.good bye to heroes ★★★★★ ギターリフのようなリズミカルな歌メロがthe band apartを思わせるアッパーな曲。メロディをあまり上下に振らなかったお陰で ギターの絡みのメロディアスさが活きた印象。後半のリズムの遊びもバンアパっぽい。ボーカルとギターのアルペジオがポリリズムを形成し、 結局は曲自体の拍子を変えてしまう。ドラムのリズムの正確さではバンアパよりドーパンに分がある印象で、タイトなビートが楽しめる曲。 8.coffee high ★★★ 落ち着きのあるメロディに、元気にリムショットでリズムを刻むドラムが加わる、ほとんどシンセなしの曲。 途中ギターも裏ノリになり、ホーンも加わってスカともレゲエともつかないムードに。さらにベースがオクターブを往来する ディスコビート的な面も顔を出す。どこで盛り上げるでもなく静かなAメロへ戻る流れが繰り返される、まったりした曲。 テンポは速いが、ここまでの流れからすると箸休め的な曲か。
9.summer song ★★★★ 切れのあるカッティングと弾力のあるシンセベースの音が印象的なミドルテンポの曲。途中リズム体が表情を変えレゲエに。 ストリングスでのアレンジは、仰々しくならないように、短めのフレーズを曲の周りに肉付けするような形で仕上げている。 終盤は歪ませたギターをきっかけにドラムも派手に。 10.crazy ★★★★ イントロの素朴な電子音からアンビエントな曲調を連想したが、すぐにテンポアップしてドーパンらしいパンキッシュでキャッチーなロックに。 ボーカルの声質の影響か、重量感が不足している気はするが、リズム体の演奏はタイト。ギターについても、ボーカル兼任ということを考えれば 充分過ぎるレベルでは。終盤の若干もたつくようなドラムフィルは狙いか。 11.way back ★★★★ 意外に暗い方向へ広がるAメロが印象的な、生演奏主体の曲。 Aメロでの和音弾きやサビでの歯切れ良いプレイ等、ベースの活躍が際立つ。 前作のようなファンキーな曲が減ってベースの存在が地味になったから余計そう思うのかも。 ポップな曲に不似合いなギターソロも面白い。 12.kiss my kiss ★★★ 犬のような謎の「ヘッヘッへッ」のコーラスがキモいアッパーチューン。途中のスキャットも含めややクセのあるメロディにはなっているものの、 作中に似たテンポの曲が多いため、ややもたれる。 シンセ抜きで、ドラムをフィーチャーしたバンドサウンド勝負の曲で締め。
総評 ★★★★ ビッグマウスで有名な古川を中心に、ベース北條、ドラムのハヤトからなるDOPING PANDAのメジャー2nd。 1stで見せた選択肢のうちファンクを切ってデジタルを伸ばしてきた印象で、ロックを土台にダンスミュージックを取り込む以前の姿勢とは逆に、 ダンスミュージックを軸にロックで味付けした曲を作るアプローチが出てきたように思える。 パンキッシュな曲が増え、古川色が濃くなる一方でリズム体2人の色が薄くなったか。 曲のレベルは総じて高く、実験的な要素もきちんと消化できていて、相変わらずハズレが無い印象。 eufonius菊地が旋律重視のメロディメーカーだとすれば、古川はリズム重視のメロディメーカーといった感じで、他パートとの駆け引きで 曲をスリリングに仕上げるセンスに長けているように思えた。というよりバンドが優れているのかもしれないが。 メロディは綺麗だがボーカリストとしてはバラードを歌いこなすようなタイプではなく、実際スローバラードには一切挑戦していないのが勿体無いか。 これだけのギターを弾きながら複雑なメロディを歌いこなしている現状以上の要求をする方が酷かもしれないが、歌唱力が伸びれば 特定の曲だけギターを置いてじっくり歌うという選択肢も出てくるし、メロディをもっと活かせるようになる気が。 取り敢えず古川の声や態度がムカついたり、英詞メインが嫌いでない限りはほぼ外さない出来では。
乙乙乙
HEART STATION/宇多田ヒカル 1. Fight The Blues ★★★ 喜太郎のような、朝の目覚めのようなオリエンタルなシンセが印象的。 「鬱に負けるな」という力強いメッセージを持つ曲だが、音は非常にフワフワと柔らかい。 この柔らかな楽曲の中で、唯一低音が効いていてパワフルなBメロがこの曲のキモか。 2. HEART STATION ★★★☆ 裏メロを奏でるキーボードと本人の声が自由自在に歌うメロディアスなミディアム曲。 聴き手を選ばない、というかスルーされそうなほど薄味のサラっとしたポップスに仕上がっているが、 本人すら辛そうなかなり無理のあるメロディーラインと、奔放に動きまわるコーラスが地味に異彩を放つ。 2番Bメロのコーラスラインが特に面白い。インストとコーラスだけのカラオケバージョンを聴いてみたくなる。 3. Beautiful World ★★★★ この曲も「HEART STATION」同様、キーボード・コーラスとボーカルの絡み合いが聴き所か。 無茶なメロディーと、それに呼応するような悲しげなキーボードの共存。 「残酷な天使のテーゼ」も良いが、アスカ登場前で明るい要素が殆ど何も無く、 暗く閉じた世界観を持つ物語前半を映画化した「ヱヴァンゲリヲン 序」とこの曲のシンクロ率は とても高かったように思う。エヴァヲタのアーティストは宇多田以外にも沢山居るが、 ここまで客観的にエヴァを見つめて曲に出来る人は少ないのでは。
4. Flavor Of Life -Ballad Version- ★★☆ 「人生の味」という、酸いも甘いも味わいつくした泉谷しげるのようなおやじシンガーソングライターがつけそうな 渋く枯れたタイトルがついたヒット曲。売り上げ的に低迷していた宇多田だが、 その気になれば世間を喜ばせるバラード作るのはお手の物であることをこの曲で証明した。 「せつない」「苦い」「Life」「したい」「ない」「じゃない」「未来」など、徹底的にaとiで脚韻を踏んでいる歌詞。 本人なりの綿密な計算があるのだろう。 5. Stay Gold ★★★☆ 軽やかでしなやかなメロディを鳴らす高音のピアノ、微かに鳴ってるキック、幻聴のような歌声。 まるで夢の中で聴いているような浮遊感のあるバラード。 この浮遊感と対称的なのがドーンと沈み込んでいくような低音のピアノ、 かなり高い所で「チッチッチッ……」と鳴る電子音、「大好きだから ずっと」というインパクトのある歌詞。 夢と現実を行き来するかのような不思議な曲。 6. Kiss & Cry ★★★★ パオーン!という大胆なシンセヒットを盛り込んだテンションの高いミディアム曲。 「随所に面白い音を盛り込みまくってやろう」という悪ノリを感じる。 日本民謡のようなAメロから早口なBメロに転がり落ちる無理やりな展開が楽しい。 「今日は日清カップヌードル」というバカな歌詞も悪ノリの賜物だろうが、 その裏には「チャレンジには失敗がつきもの。ていうか失敗の可能性方が高い。 いちいち失敗に傷ついて立ち止まってたら身が持たない」というシビアなメッセージが隠れている(多分…)。
7. Gentle Beast Interlude 次曲につながるインスト。 タイトルは次曲の歌詞「優しい瞳をもつ化け物が目を覚ます」からきていると思われる。 8. Celebrate ★★★★☆ ラテン風味のギターのカッティングが響く4つ打ちハウス。 2001年ごろのコーネリアスが作りそうな、オーガニックな雰囲気のトラックに、 全盛期の小沢健二のような、恋愛の楽しさを謳歌するようなポップな歌詞が乗る。 まるで「フリッパーズギターが今、突如再結成したらこうなるかも?」な曲(超こじつけ)。 「おまえがナンバーワンだぜ」という、『ドラゴンボール』のベジータのような男気ある歌詞が印象的。 9. Prisoner Of Love ★★★☆ バカ売れした初期のアルバムに入っていそうなマイナー調のミディアムバラード。 かなりキレ味のあるスリリングなストリングスが曲を豪華に彩る。 少しずつテンションを上げていくBメロはベタだが圧巻。まだこういう曲作れるんだなぁという感じ。 歌詞の内容は非常にエモーショナルで、浜崎あゆみの勝負バラードのようだが、 発音したときに歯切れが良い単語ばかりがずらりと並んでおり浜崎のようなヘヴィーな雰囲気にはなっていない。 10. テイク 5 ★★★ 幻想的なシンセと幽霊のように聴き手を幻惑するファンタジックなコーラスが絡み合うバラード。 唐突なエンディングは賛否両論だろうが、人里離れた寂しい場所に聴き手を誘わんとするような、 どんどん孤独を煽っていくようなアレンジと歌詞をもつこの曲の直後に「ぼくはくま」のイントロが来ると 個人的にはかなり安心できる。
11. ぼくはくま ★★★ 「みんなのうた」だっただけあり、発売時この曲で盛り上がってたのは小さい子供及びその親ぐらいだろう。 自分もアルバム収録をきっかけに初めてちゃんと耳を傾けた。温もりと広がりのあるピアノと、 ゆるやかな鼓動のようなキック音が耳に優しいほのぼのとしたバラード。 でも終盤の「夜はおやすみまくらさん 朝はおはようまくらさん」のリフレインと、 ラストの「ぼくはくま 九九 くま ママ くま くま」という単純な言葉遊びのようなフレーズが何故かシリアスに響く。 12. 虹色バス ★★★★★ レトロなアメリカンポップスのような曲。ゆったり揺れるリズムに、 いつものふんわりとしたシンセが絡み付いてくる。「韻を踏まなきゃ歌詞として認めない」 ぐらいの気分で書いていそうなリズミカルな歌詞も手伝い、聴き心地抜群。 途中までは「ぼくはくま」的なほのぼのポップスだが、後半の「誰もいない世界へ私を連れて行って」 以降はトリップポップのような趣。歌詞と曲調の世界観の一致ぶりが見事。 13. Flavor Of Life(Bonus Track) ★★★☆ 別アレンジのボーナストラック。生のストリングスがキーだったバラード版とは全く違い、 いつものようにフワフワとしたシンセ主体で作られた打ち込みのポップス。 バラード版には無かったBメロの「Don't be afraid」というコーラスが綺麗。
総評★★★★ 作詞作曲に加えアレンジも本人が手がけ、ゲストミュージシャンの参加も三曲のみ(4,8,9)。 ひたすらキーボードやパソコンに向き合って作られたようなアルバム。 安易にジャンル分けをされるのを拒むような、言葉で説明し辛い楽曲がずらりと並んでいる。 こう書くと閉塞感漂う内省的なアルバムのようにも思えるが(実際前作はそういうものだった)、 音数は少なめでヌケの良い、開かれたサウンドに仕上がっている。 アレンジをし始めた頃の楽曲は音の洪水のようで耳障りに感じることもしばしばだったが(全米デビュー盤)、 今作では余分な音をそぎ落とすことを覚えたのだろう「ぼくはくま」なんてシンプルの極みである。 部屋やカーステで垂れ流してても邪魔にならないぐらい空間に溶け込んでくれるが、 ヘッドフォンをして、宇多田によるアレンジを穿り返すように聴いて楽しむことも出来る。 デビュー時にR&Bの歌姫として煽られていた頃が遠い昔に思えるほど、音楽性は変わり続けてきたが、 今作には原点回帰したような曲もいくつか入っており、過去に宇多田の曲を好きになったことがある人なら とりあえず数曲はお気に入りを見つけられるだろう。 歌詞については「Stay Gold」の「悲しいことはずっとこの先にもいっぱいあるわ」と 「Kiss&Cry」の「恥をかいたってかまわない」、「Fight the Blues」の「男も女もタフじゃなきゃね」 というフレーズがこのアルバムの全てを言い表しているような気がする。
ドーパン、宇多田乙乙! ドーパン良いな。 5曲目にはブラックソウルっぽい要素も ややあるような。
みんな乙 そして300は俺がもらった
みなさん乙です じゃあ俺も BEST of UETOAYA -Single Collection-/上戸彩 01.Pureness ★★★☆ キャッチーなシンセリフとJ-POP全盛期を彷彿とさせる勢いのあるメロディは、良い意味で非常にアニソン的 小室系とか好きだった人には結構ど真ん中な音なんじゃないかな。上戸のボーカルも意外と綺麗な声質をしててキャッチー 終わり方が少しあっさりしすぎ、ここでフェードアウトさせる意味はいまいちわからない 02.kizuna ★★☆ 前曲の流れを引き継いだような如何にもJ-POPソング。メロディ部分はバラード調だが、歌い方がのっぺらしてて・・・正直聞き苦しい サビでは転調し一時期のモー娘。が得意としてたようなラテンの香り漂う哀愁のメロディとなるが、ここでも歌い方がネック ギターソロもメタル的なピロピロギターでマーティの言うJ-POPの特異性が爆発した曲。まぁボーカルがもっと良かったら聴けた 03.Hello ★★★ 浜崎あゆみ真ん中なマイナー調のバラード。こういうの聴くと何だかんだ浜崎は歌上手いって思わされる、上戸歌いこなせてないもん それ以上でもそれ以下でも無い、ちゃんと聴けばいい曲なんだが街で流れてても耳を通り過ぎてくだけの典型な曲 04.MESSAGE ★★★☆ ハリポテで作った大きな台地と言った感じのアップテンポなメロディとアレンジはELT風味、ていうかサビのメロディはELTのパ○リ・・・ これ聴いて思ったが上戸の声は持田に似てる。ブリッジは浜崎全開な歌詞とメロディで当時の上戸の方向性が顕著に表れた作品 まぁメロディもアレンジも外れのないものだから結構好きだけどね 05.PERSONAL ★★★ イントロはちょっと沖縄風味を感じたが、曲始まってみると全くそんなことは無くまたエイべ全開なミドルテンポ。そろそろ飽きる サビではちょっとアジアな香りを感じたり、しかしこれ以上何を言うことも無いまさに産業ポップ
06.感傷 ★★ うーんまたこういうのか、日本の歌謡曲が基調なメロディ何だが、アレンジは打ち込みと90年代的まぁエイベクッスですよ バラードは歌唱力も低いし声質に特徴も無いのでいまいち聴きづらい 07.MERMAID ★★★☆ 松田聖子みたいなイントロが聞こえてきておっと思ったら、メロディも全盛期の聖子そのまんまでずっこけた。わかりやすすぎだろ 1番はバラード、2番以降アップテンポという構成。アレンジもテクノポップ全盛期だった80年代を意識したのか古臭い打ち込み全開 もっと盛り上げるところは盛り上げって良かったんじゃ、中途半端。ただ聖子が歌えばかなりの名曲だったのかもしれん 08.微熱 ★★★★ アダルトなラテンポップス。アレンジは相変わらずJ-POP全開だが今回はポルノの曲みたいにそれが非常に上手く機能してる 歌詞も結構過激で今の彼女のイメージとは大分かけ離れた曲。普通は年取った方が過激になるもんだけどね、良くわからん 本当にどうでも良いんだけど微熱ってタイトルを上戸が歌ってると、川本真琴を思い出した 09.愛のために。 ★★★☆ 作曲織田哲ということで、まぁキャッチーさはこのアルバムの中でもトップクラス。でも織田哲って本当に同じコード進行ばっか アレンジも打ち込みは引っ込みぎみにブラスが引っ張ってく今までとはちょっと違う感じ。ポップスとしては良くできてる サビのメロディはあまりにもいろんな曲に使われてるので、今更パ○リとかそういう次元じゃないね 10.風 ★★★ 沖縄風アレンジが印象的。ただ音が・・・何かがんばれゴエモンのBGMみたいにチープすぎて、もっと凝っても良かったんじゃ メロディ自体は非常に歌謡曲的でキャッチーで良いですね。上戸が歌いこなせてないけど 11.贈る言葉 ★★ 言わずと知れた有名曲のカバー。しかしアレンジは何がしたかったのか、しっとりアコースティックに打ち込みというデビシル的な構成なのだが 打ち込みの音が余りにもはっきりしすぎてて、他の楽器を完璧に殺してる。誰か聴いてて違和感感じなかったんかねぇ 歌も全然曲に追いついてないし、原曲の良さを見事に消してしまったカバー
12.あふれそうな愛、抱いて ★★★ 風を感じる爽やかなポップスと書けばそれっぽいんだけど、何かちぐはぐ。夏なのにクリスマスなアレンジと曲調だし 無駄にトミフェブみたいな80年代シンセ音が入ってて、聴いてて落ち着かない。メロディは良いんだけどねぇ 13.涙をふいて 〜o.s.c.mix〜 ★★☆ 何が〜o.s.c.mix〜なんか知らんが、ドメスティックに仲間内でとりましたって感じのアレンジ。ベースのリズムの取り方が面白い 相変わらず曲自体はJ-POPド真ん中なメロディだし、アレンジは無駄に打ち込み入るし、チグハグ 14.ウソツキ ★★★ 昔音楽の授業で聴いたコンドルは飛んでいくを思い出した。ラテン調のメロディとアレンジ。しかしスカスカのタムの音とか、ちゃちなストリングスとか 安っぽい。これぞ工業生産って感じの正に産業ポップス。もうちょっとなんとかしようがあったんじゃなかろうか 15.夢のチカラ ★★ もう書くことないっす・・・メロディは確かに良いし、聴きやすいとは思うんだが。毎回毎回こう似たような曲ばっか続けられても・・・ いや、曲調自体はそんなに似てないんだよ、ただ何というかバックにあるものが全く一緒なんだよね 16.風をうけて ★★★☆ ちょっとだけ毛色の違うブラスのさわやかな曲。早口でたたみかけるメロディはリズムが心地よい。上戸の声を上手く活かしてる 打ち込みよりこういう生な音の方がはるかに声には合ってるのになぁ、何故打ち込み主体な曲ばっかなんだろうか 作曲はケツメイシのRyoji・・・成程このはねたリズムはそのおかげだったのね 17.笑顔のままで ★★★ お約束通りのJ-POPなミドルテンポ。それ以上でもそれ以下でも無し。でも起伏の激しいメロディは結構好きかも
18.下北以上 原宿未満 ★★★★ ラストは藤井フミヤのカバー。カバーはあんま期待してなかったけど、これは良い。クレイジーケンバンドみたいなブラスの使い方も ファンキーなリズム隊も、上戸の透き通ったとボーカルも、アコースティックな原曲を上手く良質なポップスに転換してる 何というかあたしんちの世界観な懐かしい世界が良いね 総評:★★☆ 上戸彩のベストアルバム。18曲で1時間20分というギリギリまで詰め込んでるんだが、全体的に似たようなアレンジの曲が多く 産業ポップスの塊といった感じ。もちろんそういうのを批判するわけではないが、もっとひねっても良かったんじゃないだろうか 柴咲コウや中谷美紀みたいにかなり音楽的にも質が高いことをやってる女優さんもいるわけだしね これを聴くなら浜崎あゆみを聴くだけで充分だと思えてしまう。メロディは良いんだけどね まぁジャケットの上戸が可愛かったし、見事なイメージの移り変わりを見ることもできるので借りるくらいなら損は無いかも 駄レビューすみませんでした
まとめサイトに高橋徹也のレビューがあって感動しました。 最新アルバム(3年前ですが…)『ある種の熱』のレビューを自分も書いてみました。 高橋徹也『ある種の熱』 1. 5分前のダンス ★★ 早いジャズ。 2. 惑星 ★★★★★ スピリチュアル・ジャズな歌モノ、スケールの大きい曲。 Maccoy TynerにJ-POPを書かせたらこんな曲になるのかもw 「思考の砂漠へ」導かれます。 3. 夢の中へ、霧の中へ ★★★ フルートが響く霧の深い森の中へ迷い込んで行く感じ。 4. Blue Song ★★★★★ コード進行や音作りいかにもオザケンの「犬」に入ってそうな曲ですが、完成度高いです。 間奏部分にだけ鳴るアナログシンセの音色フレーズが完璧。そこだけでご飯3杯いけます。
5.夜明け前のブルース ★★ 荒々しいジャズブルース、暴れ回るバリトンサックスがかっこいい。 6.5minutes ★ ピアノと歌(というか呟き)の短い曲。 歌詞が救いがなさすぎる。。。 7.La Fiesta ★★★★★ 夏の海を感じさせる爽やかな曲。 ガットギター弾き語りの静かなイントロから、だんだんとエレピやフルートが入り盛り上がってくるアレンジが素晴らしい。 公式ページの本人のレビューにもあるようにチック・コリア(return to forever)風です。 エレピのフレーズ、音の定位が心地よい。 8.ホテル・スターダスト ★★★★★ 海辺の寂れたホテルに、追い詰められた男や冷め切った新婚夫婦や疲れた家族連れなどが集まってくるという歌。 途中で語りが入る部分は、まるで夜中のFMラジオドラマのようだ。 本当に夜中にFMでこの曲かかったらものすごい気分になるだろうw
9.夏の出口 ★★★★
これも夏の海の爽やかな曲。
70年代のかっこいいフュージョンみたいな、高音が篭った感じの心地良い音とアレンジ。
10.赤いカーテン ★★★
早いボッサ。
11.Open End ★
インスト。
12.夜のとばりで会いましょう ★★★★★
歌詞も音もとにかくせつない曲。夜中に聴くと何とも言えない気分になります。
エンディングのアナログシンセの音色フレーズが本当に素晴らしい。
この曲だけフルで試聴できます(自分はこれを聴いてアルバム購入を決めました)。
http://www.mf247.jp/index.php?gr2_id=00000000000000000000000000315350 総評.★★★★☆
『ある種の熱』これは本当に名盤だと思います。現在ほぼ活動休止中なのが残念です。
dry&heavyの内田さんの録音が素晴らしくて、音が近くて臨場感があります。
声や音楽性はやはり小沢健二に似ていることは否めません。
個人的にはこのアルバムは2000年代の『犬は吠えるがキャラバンは進む』なのでは、と思っています。
小沢健二が好きだった→ジャズも好きになった→現在のインスト・環境活動家?のオザケンにはウンザリ。。。
というような方には絶対オススメです!
308 :
名無しのエリー :2008/03/24(月) 20:29:17 ID:CHdNEYg10
皆乙。特にうただ乙 給料入ったら聴いてみるか
需要無視して投下 ファンキーモンキーベイビーズ2 / FUNKY MONKEY BABYS 1.モーニングショット ★★★★★ まさにオープニングっぽい雰囲気。彼らにしては珍しい電子音ピコピコサウンド。 ファンキー加藤の押韻が予想以上に固いのにびっくり。 個人的にこういうのは大好物。ただ、ラストのフックの前に歌を入れるのはご愛敬。 2.Lovin’Life ★★★☆ そこそこヒットした4thシングル。確かに覚えやすいメロディ。こりゃライト層にも受けるわな。 ド直球のラブソングということで歌詞を聴かせようとしているのが良く分かった。 ストリングス使いまくりのトラック、誰が作ったのかと思ったら、湘南乃風やMiss Mondayに曲提供しているSoundbreakersだった。なるほど。 3.ちっぽけな勇気 ★★ 5thシングル。応援しているから、頑張れ、という歌詞。正直ベタ。トラックはスカのリズムを取りいれた感じ。 正直こういう曲をやってるアーティストは一杯いるからなあ・・・。 メロディだったり、ラップだったり、一つ飛びぬけてる部分が無いと思う、この曲においては。
4. 大丈夫だよ ★★☆ 東国原知事に頼まれて作ったという宮崎への応援歌。南国を想像させるような温かいトラックが心地良い。 その代わり、ラップの内容がベタベタなのがどうも。少し前曲とかぶってるし。 5. もう君がいない ★★★★ 「別れ」をテーマにした6th シングル。やけに壮大。ストリングス使いまくり。 歌詞は状況を上手く表していて、光景がすぐ頭に浮かんでくるのが良い。つーか、彼らの曲を聴いてて思ったが、なぜラストの大サビの前で歌い上げようとするのだろう。下手ではないから別にいいけども。 6. LAST HUG ★★★☆ 前曲を受けて、別れを決めた瞬間を思い浮かべる、という流れか。なかなか上手いなあ。 モン吉のフローがいつもと違う。それ以外はいつものファンモンという感じか。 具体的な歌詞もいいけど、もう少し比喩を使ってもいいのかなとは思う。
7. 泣いて笑って夢を見てた ★★★☆ 友情を確かめ合うような歌詞。ファンキー加藤のラップは聴いてて心地良いなと思えてくる。 アコギがいい味を出してるトラックもなかなか。 8. My Home ★★ 両親への愛を歌ったある意味最強にベタな曲。珍しくモン吉のヴァースが先なのね。 恐ろしい位ベタ。もう少しひねくれた目線とかから曲を書いてくれないかなあ。 中盤の留守電風のセリフは正直不要。 ただ、「六畳一間」と「覗く遠い空」で半ば無理やり韻を踏んでるのは凄いと思う。 9. 指切りげんまん ★★★★ トラックの雰囲気がKREVAに似てるなと思ったら、KREVAやMCUに曲提供しているDJ TATSUTAが作っていたのね。 少し今までの曲とは毛色が違う感じ。チープだなあ。
10.天使と悪魔 ★★★★☆ アルバムの中では初めて遊びまくってる曲かな。男はいつも悪魔に負けるんだよ、ってことか。下ネタの話ですけど。 基本的にファンキー加藤がラップしてるんだけど、やっぱ巧いわ、4,5文字位軽く韻を踏んでくる。 11.超I LOVE YOU ★★★★★ エピローグ的な雰囲気。ただただ平和なんだなあ、日本ってなんて考えてしまう。 まあ、ふざけてます。中盤のセリフでは放送禁止用語言ってピー音入ってるし。 歌ってる側が楽しんでるからこっちも楽しめる。 あと最後のフックの歌詞が彼ららしい。 「シャレオツなラッパーよりも 僕は君の事 幸せに出来るんだよ」 総評 ★★★☆ 前半(つーか2〜9曲目)の真面目な曲ラッシュはでどうしても途中で飽きがきてしまう。 10曲目や11曲目のような本人たちが楽しんで歌ってるのが分かる曲たちをもっと作って欲しい。 ラップのスキル自体は決して低くないと思う。B系の厳ついお兄さん方には彼らより酷いラップをする人がたくさんいる。 とにかく、彼らにはもっとおふざけ路線の曲中心に方向転換してもらいたいと思う。
316 :
名無しのエリー :2008/03/26(水) 14:15:21 ID:n/rKRvk90
HEART STATIONを聴いてたら、改めて前作が聴きたくなったので。下に行くにつれ面倒くさくなってしまった・・・ ULTRA BLUE / 宇多田ヒカル 01. This is Love ★★★★★ イントロの打ち込み音が印象的で、緊迫感をあおる。 メロディも歌詞も非常に彼女らしく、激しい愛の中にもどこか切なさを感じさせる独特な世界観が秀逸。 シングルカットしなかったのが残念なほどのクオリティ。 この手の曲は宇多田の十八番だが、これは特に素晴らしい。 アルバムのオープニングにはふさわしい曲。 02. Keep Tryin' ★★★☆ 歌詞がとにかく彼女の曲として、革新的で衝撃的だった曲。 壊れたのか?というほど変な歌詞。突っ込みどころ満載。「DEEP RIVER」でいうtravelingのポジションかな。 アルバムの中でこの曲だけやたら明るいのに違和感を感じないのは曲順の功か。 サビの流れるようなメロディ+宇宙的な浮遊感のあるバックサウンド=おもちゃのような世界観(?)。 それに宇多田の湿った哀愁のあるあの声。そのミスマッチさが意外と相性が良くてはまる。 宇多田には合わないようだけど、ほかの歌手には歌えない曲。 まあとにかく、変な曲。宇多田らしい地についてないようなアレンジが味になっているかも。 03. BLUE ★★★★☆ 急に真面目な曲に。アレンジ的にはKeep Tryin'にも似たいつもの浮遊サウンドだが、結構どっしりした曲。 壮大なイントロから始まり、落ちついた曲になるかと思えば激しい展開を見せる。最後の連続サビは圧巻。 ピアノが効果的に使われており、どこか幻想的な所はトラック9の海路にも通じる。 ちょっと後半のサビ連発がしつこい気もするが、次の曲で肩の凝りをほぐしてくれる。 サビのメロディの起伏は圧巻。これを生で歌うのはつらそう。 このアルバムの核となる曲で、彼女なりの「BLUE」という色がよく表現されている。 聴き疲れしやすいのに、気が付けばまた聴いてる、そんな曲。
317 :
名無しのエリー :2008/03/26(水) 14:16:28 ID:n/rKRvk90
04. 日曜の朝 ★★★☆ 大真面目なBLUEから一転、どこか日常的な歌詞が特徴的となる曲。 無機質で単調ともいえるアレンジが日曜日の気だるさをうまく表現している。 前作『Deep River』における『幸せになろう』の延長線上のようなポジションにある。 韻の踏み方が個人的に好き。初期の頃に培ってきたR&Bが上手く活かされている。 05. Making Love ★★★★ この曲も現実感溢れる歌詞で、急に引っ越すことになる親友への曲。 アルバム曲の中では最もメロディアスで、後半のちょっと過密なアレンジも心地よい。 Cメロが特徴的なのと、Keep Tryin'と同様、この明るいポップな歌に宇多田の湿った声が意外とマッチしている感じが好き。 明るい歌なのにどこか切なく聞こえるのは彼女の楽曲では常にデフォルト。 06. 誰かの願いが叶うころ ★★★★☆ 泣ける。歌詞が文学的で、深い。宇多田のバラード曲の中では頭一つ飛びぬけた出来。 落ち着いたピアノと彼女の母性的な声が調和して、切なさの中にもどこか温もりや暖かさがある。 一気にシンプルな曲になるため、Making Loveとのつながりの面で少し違和感があるが、それを考慮しても名曲であることには変わりない。 ただ、鬱々とした重たい曲なので、苦手な人は苦手かも。 07. COLORS ★★★ 発売時期が他のシングルと大きく異なるため、作風も他の曲とはまったく違い、 編曲もアルバムで唯一の共同編曲ということもあり、いかんせんアルバムの中で浮いている。 曲自体も佳作ではあるがいまいちインパクトに欠ける。 曲単体では後1点プラスなのだが、統一感に欠けるという面で減点となるのは致し方ないか。
318 :
名無しのエリー :2008/03/26(水) 14:18:19 ID:n/rKRvk90
08. One Night Magic feat. Yamada Masashi ★★★ メロディは普通だが、Cメロからの後半の展開は秀逸。 山田将司とのコーラスワークが綺麗で独特の雰囲気をかもし出している。海路との曲の繋がりかたも良い。 ただ、コーラスのハーモニーこそは良かったが、いまいち印象が薄い。まあ、好きな人は好きなんじゃ。 「声」の魅力が一番出ている曲ではないかと。ただ、やはりこの曲以降の曲によってアルバム全体の評価が分かれる。 09. 海路 ★★★ 一番評価しづらい曲。幻想的でまさに壮大な海の中にいるような曲。もとい、海の中で死んでそうな(ry 穏やかで終始ゆっとりとした曲だが、おやすみ前のリラックスにはふさわしくないかも。どこか悲しく、恐怖感をあおる。 また、今回のアルバムの歌詞は比較的現実的でリアリティのあるものが多い中、 何を表現したいのかわからないほど抽象的な歌詞が印象的。むこうの世界みたいな・・・死臭の凄い曲。 どこが鬱なのかわからないが、とにかく全体的に鬱をヒシヒシと感じる。 宇多田至上一番の迷作だが、曲自体は悪くないし、インスト曲として聞き流すのもいいが、じっくり聴いてみると良さがわかるかも? 10. WINGS ★★★ 海路の後に聞くととてもほっとする曲。こちらは寝る前に聞くといい夢が見れそう。 ピアノの旋律が美しく、歌声ものびのびとしていて綺麗。 地味で印象に残らない曲なのは前後の曲を考えれば仕方ないか。気休め的に聞いてほしいかも。 しかし、歌詞はいかにも彼女の離婚前のギクシャクした複雑な関係を語っているような内容。
319 :
名無しのエリー :2008/03/26(水) 14:19:09 ID:n/rKRvk90
11. Be My Last ★★★★ WINGSの時の安堵もつかの間、またもや暗く悲しい歌である。 絶望の真っ只中という感じで、アルバムの後半にこんな曲を入れていいのかとさえ思ってしまうが、ここがベストな配置なのかもしれない。 ギターのボロンボロンという音が悲壮感を煽り、歌詞が少ないのも○。 売上的にも音楽的にもびっくりするほどの変化があった曲だが、改めて聴くとなかなかの名曲。 12. Eclipse (Interlude) 前作『DEEP RIVER』もそうだったが、重いバラードの後のインタールードはとっても癒される。 Passionとのつながりも良く、はねるようなサウンドが、ラストに向けての緊張感を煽る。 アルバムのラストの前座としては良くできているのでは。 ちなみにこのインタールードはこのアルバムを非常によくあらわしていると個人的には思っている。 13. Passion ★★★★★ これぞ「宇多田ヒカル」。「光」に次ぐ最高傑作。この浮遊感は宇多田にしかあらわせないと思う。 発売時の評価は低かったが、光に然り、アルバムのラストでこそ映える曲。ほかの曲とは世界の違う曲。 アーティストとしての「情熱」がすべてこの曲に注がれている。なんかもう完璧な曲。言うことないです。素晴らしい。
320 :
名無しのエリー :2008/03/26(水) 14:19:37 ID:n/rKRvk90
総評 : ★★★★☆ 全体的にピコピコ打ち込み音とピアノのアレンジが多かったが、曲調にはまっており、 過去のアルバムには無い奔放さ、楽曲の幅の広さが見受けられた。 First LoveやDistanceのときに見られたアルバム曲の質の低さも改善されている。 DEEP RIVER、次作HEART STATIONに並ぶか、頭一つ飛びぬけた出来なのでは。まぁこの3つは完全に好みによると思うけど。 序盤でドーンと聴かせ、中盤以降は鬱々と、そしてインタールードからのPassionで一気に開放される・・・、 今回は初期のアルバムの後半に見られた「ダレ」が少なく、全体的なまとまりも良いのでは。 ジャケットからして女王の品格が漂っているが、まだ当時23才、今後の成長が大いに期待できる。 なお、星を一つ減らしたのはやはりCOLORSが浮いている点が残念だったため。 サウンド的には次作に通じる部分が多いが、雰囲気はがらりと違うので、聞き比べると全然違うな、と改めて感じる。 シングルが苦手な人は苦手なアルバムかもしれないが、必聴の価値あり。
松任谷由実 「時のないホテル」 1.セシルの週末 ★★★★★ この曲だけで1つの映画ができてしまいそう。ユーミン節全開でありながらも どこか新しい曲調。その新鮮さは、アルバムが発売されてから28年経った 今でも感じられる。 2.時のないホテル ★★★★★ タイトル・チューンであり、ライブの定番にもなっている1曲。 「東側の煙草の吸殻」「イスラエルの文字」といった、ホテル内の 様子を描写するフレーズなどから、このアルバムがリリースされた当時の 世界情勢が匂ってくるのも面白い。ダークなアレンジを聴いていると まるで自分もこの曲の世界の中にいるような錯覚に陥る。 3.Miss Lonely ★★★★☆ 戦争のため異国へと飛び立った「彼」を50年間待ち続けている老婆が主人公。 帰ってこないことがわかっていながらも待ち続けるその切なさが、「肩の落ちそうな ワンピース」「時には写真に向かって 髪を編んでみせる」といった小物が挿入された 濃密な歌詞から漂ってくる。それにしても、この曲のCメロ部分、ビリー・ジョエルの 「Honesty」の一部を思い出させる感じ。 4.雨に消えたジョガー ★★★★★ 白血病で亡くなった陸上選手を歌った曲。これまた、1つの映画が作れてしまいそうな くらい、5分0秒の中に1つの物語がギュッと凝縮されている。その作詞能力には脱帽。 「♪去ってゆくオレンヂのトランクス やっぱり違う人なのね」の部分からは何とも言えない 悲壮感が伝わってくる。 5.ためらい ★★★ 重い作風の曲が多いこのアルバムの中では「小品」といった印象。2〜4曲目で少し 疲れを感じる人にとっては箸休めにもなりうる1曲。 6.よそゆき顔で ★★★★ 「これぞユーミン」といった感じの佳バラード。間奏の「♪You never know×4」のコーラスが 切なさを引き立てる。ユーミン・ファンなら誰もが安心して聴ける1曲だと思う。
7.5cmの向こう岸 ★★★★★ 彼氏より5cm背が高い女性を歌った曲。曲の展開とともにストーリーも真っ直ぐ展開してゆく。 1番のサビ・2番のサビはそれぞれ、歌詞の中に出てくる登場人物の台詞というのも斬新で 非常に面白い。曲調は、1・5・6同様ユーミンらしいポップス。 8.コンパートメント ★★★★★ 今作の中で最も暗く、重い1曲ではないだろうか。7分17秒の中で展開するのは、列車の コンパートメントで睡眠薬自殺をする一人の女性が「この世」から「あの世」へと旅立つ様子を 描いた物語。「白い眠り薬 冷たい水が運ばれてくる」からはじまり、「やがて私は着く すべてが 見える明るい場所へ けれどそこは朝ではなく 白夜の荒野です」で終わるのだが、救いどころがない ほど悲しく、暗い。 9.水の影 ★★★★★ 現在NHKの世界遺産の番組でテーマソングとして起用されているので、このアルバムの中では最も 世に知れ渡った曲だと言えるだろう。「春よ、来い」「残暑」同様、和の情緒が漂う名曲。その世界観は 儚く神秘的で、触れられない透明感がある。日本語の美しさを感じさせる歌詞も完璧。 個人的な話になるが、日本の曲を外国人に紹介する機会があるなら、是非この曲を選びたいと思う。 総評 : ★★★★★ ユーミンが低迷期にあった’80年にリリースされた今作。 ほとんどの曲が1つの物語のようになっており、その世界へと吸い込まれずにはいられない。 重い作風故、ユーミンのアルバムの中で「最もBGMになりにくい」のではないだろうか。個人的には これが最高傑作かな。一人でも多くの人に聴いてもらいたい。 駄レビュー失礼しました。
>>316 乙。Passionって「ヲタの挙げる一般には理解できない神曲」の典型例だよね。
自分は理解できない側の人間だけど、ちょっと聴きたくなった。
>>322 乙
まあ、行き過ぎるとただのマイノリティ、俺は他とは違うんだ!という表明でしかなくなるんだがな。
Passionは好きだが
cornelius/FANTASMA 1.Mic Check ★★★★ 1曲目だなって感じの曲 「あーあーあー」「マイクチェック」「聴こえますかー」を繰り返す 徐々に高い声が重なる「スタート」×3で2曲目へGO 2. Micro Disneycal World Tour ★★★★ ディズニー。楽しい、そして美しい 3. New Music Machine ★★★★ 前曲から流れ込むように始まる疾走感溢れるキャッチーなナンバー 「音を楽しめ」といった内容の歌詞がいい感じ 4. Clash ★★★ ドラムのリズムが個人的にツボ 5. Count Five or Six ★★★ メタリックなナンバー 男女の声が左右から「1・2・3・・」とひたすら呟き続ける 6. Monkey ★★★ ジャングルの喧騒といった感じの曲 コミカルなサウンドの後ろでゴリラがウホウホうるせー 笑 子供たちが「monkey!」と声を揃えて叫ぶ、可愛い 7. Star Fruits Surf Rider ★★★★★ 前曲とは一転、寂しげで浮遊感があって・・万人受けする曲と思う 初夏・ドライブ・海辺って感じ?口笛と波の音だけで涙で出そうになった PVで小山田がタバコ吸ってるけど、今にも灰が落ちそうでヒヤヒヤする
8. Chapter 8- Seashore and Horizon ★★ あまーいナンバー 9. Free Fall ★★ 曲名のイメージそのままに疾走感あるナンバー キャッチーさに欠けるのでちと退屈 10. 2010 ★★ クラシックが元ネタ。ピコピコ 11. God Only Knows ★★★★ 冬っぽい曲。「97年3月に・・」の歌詞でその頃を思い出して泣きそうになった 周りはみんな就職かあ・・ 12. Thank You for the Music ★★★★ 様々な音が混在。カントリーっていうんかな、なんか違うような・・ これまた歌詞がいいなあ。なんか終わりが近づいてきたな、って感じの曲 13. Fantasma ★★★ おしまい! 総評 ★★★★★ 2chのイメージで聴かず嫌いしてたけど、最近聴いてみて凄い感動した ここ数年洋楽ばっか聴いてたけど、邦楽の世界に引っ張り戻してくれた1枚 様々な音をサンプリング(サンプリングってなんやねん)したり 立体音響なんかも駆使してリスナーを音の世界へと誘ってくれる 「音のおもちゃ箱」ってコンセプトで捉えたら 全体の流れが非常にスムーズだし、アルバム1枚で1作品って感じ もちろん曲単体でも最高すぎる
328 :
名無しのエリー :2008/03/27(木) 21:43:03 ID:T2QbAZGN0
>>326 乙
FANTASMAに比べるとSENSUOUSはかなりシンプルな音だな、と改めて思った
豊作だな 乙乙乙
コブクロ 「MUSIC MAN SHIP」 1.東京の冬 ★★★ 小渕作詞作曲 イントロがオープニングに相応しい感じ。メロも普通の歌謡曲、歌詞もコブクロの得意分野 しかしちょっと冷たいサウンドとのギャップがいいかも Aメロの主旋律がどっちかわからなくなるほどハモリが大きいのはどうかと。まあこの曲に限らずですが そういえば車か何かのCMに起用されたらしい キーボードがホーンやらピアノやら色々音色変えながら弾いてるけど、正直必要性がいまいち・・・ 間奏のツインリードがいい感じ 2.Million Films ★★★★ 小渕作詞作曲 煌びやかなアコギのリフがいい。黒田のボーカルも優しい 歌詞は全体的に小渕色全開。特に一番Bメロの歌詞はいかにもな感じ 電線を五線紙に見立てるところはさすがというか何というか ただ左右で聞こえるエレキギターのオブリはいらないような。ないとないで寂しいだろうけど 10thシングル。両A面の1曲 3.ボーイズ・オン・ザ・ラン ★★★ 馬場俊英作詞作曲 2人が尊敬する馬場俊英のカバー曲。コブクロで唯一音源化されたカバー 原曲は4拍子なのを3拍子に変えて、曲が進むにつれて半音ずつキーを上げていく発想はなかなか 長い曲であり、メロ自体に特徴があるわけでもないので、アレンジをしっかりしないと飽きるけど半音うpで飽きさせない 余談だが、次作に収録される同じ窓から見てた空は馬場俊英のこの曲に影響されたのかと思わせる 曲自体は馬場氏のものなのでそこには言及しないことにします ただ、黒田の声だと少し重たいかなあ
4.永遠にともに ★★★ 小渕作詞作曲 陣内が結婚式で歌ったことでも有名な曲。みんなのうたにも起用された結婚式の定番 結婚するスタッフに向けて歌われたもので、新郎目線で書かれた名バラード サビの共に〜の繰り返しが印象的。ただ人によってはくどく感じるかも アレンジも無駄がなく綺麗に収まってる。あえて言うなら中途半端な打ち込みが気になったかな ストリングスが豪華ながら邪魔に感じることもない 10thシングルA面のもう1曲 5.Rising ★★ 黒田作詞作曲 ピアノにギターがいい演奏してるのに、打ち込みドラムが非常に邪魔 冒険的な要素もあるのだろうが、正直生でやってほしかったなあと サビで被ってくるシンセも煩い 最初にも書いたけどピアノアレンジが凄くいい。2サビのコーラスも凝ってていい感じ 歌詞は前に進んでいく、といった普通な内容ではあるが 曲に関しては、Cメロに黒田らしいとこが出たような 小渕作の曲だけではコブクロは成立しないだろうなあ、とこの曲聴いて思った 6.光の誓いが聴こえた日 ★★★★ 小渕作詞作曲 イントロから雰囲気が違う。コブクロの中でもロック色の強い楽曲 歌詞のクオリティもかなり上位に入るんじゃないかなと つか小渕ギターうめえw 間奏でのハープピアノギターの絡みもなかなか。コーラスにさらにエフェクトかけて左右に振ったのが耳に残る 最近バラード曲多いけど、たまにはこういうのもシングルで出して欲しいわ
7.DOOR ★★★★ 黒田作詞作曲 インディーズ2nd「Root of my mind」に初収録された黒田の処女作。馬鹿売れしたベストにも収録されてる 前曲のアウトロとイントロがほんの一瞬被った上、イントロに誰かの声が入っているというw 個人的にはそういうの好きなのでいいんですけどね 伴奏は一発録りだったという。確かに迫力あるわけですわ 路上時代の曲だけあって、前に進むしかないといった強いメッセージが込められた曲になっている AメロからBメロに移る際に転調しているのだが、全く違和感なくこなしてしまうところがまた 行くしかないだろうの一声がかこいい 黒田の曲は少ないけど、基本良作揃いなのが嬉しいところ ちなみに、インディーズのとメジャーのとではキーが違うんですな。インディーズのが半音低かったりする また、発表された3verは全て録り直されている。個人的にはベストverが好き 9thシングルA面曲 8.エピローグ ★★ 小渕作詞作曲 今作中、唯一曲先で作られた曲。また初の女性視点で歌われている 切ない別れを歌ったバラード。ひたすら悲しくて切なくて救いようがない ストリングスとガットギターのソロが悲壮さを盛り上げてる感じだけど、正直ストリングスもう少し押さえてもよかったんじゃ 歌唱も最高に切ないんだけど、サビでファルセットと地声が行き来するところに少し違和感が もう少し自然に移れたらもう完璧なんだろうけど アウトロでピアノとベースがユニゾンするのもいらんとおもた。ちょっとくどいねあれは 9.HUMMING LIFE ★★ 小渕作詞作曲 一転して軽快なナンバー。これまた歌詞が長い。言葉が多い 歌詞の内容は小渕自身がモチーフなのかな 明るいサウンドでありながら、詩は少し切ない雰囲気もありつつ 最新作のDiaryとかに近い感じかなと。ラスサビは1音上げて盛り上げる
10.この指とまれ! ★★ 小渕作詞作曲 前曲の勢いをさらに加速させるストレートなロック調の楽曲 世界中が同じ歌を口ずさむ日、という描写は上手いなと思った 全体通して黒田がリードだけど、こういった曲は小渕の声のが合う気がする 黒田の声って瞬発力に欠ける気がするので。ただ小渕だと小渕で力が足りないかもと Cメロで部分的にボーカルエフェクト掛けてるけど、あれは必要だったんだろうか ドラムが迫力あっていい感じですな。例によってキーボードは(ry ギターソロがちょっと中国っぽいなと思った 11.ここから -Album version- ★★★ 小渕作詞作曲 ロックテイストのバラード系。前曲で盛り上がった勢いを上手いこと受け取った印象 テーマが別れだけあって、結構暗い歌詞。こういう雰囲気の曲って他にあまり思い当たらない気がする 埃と誇りを上手い具合に掛けてるのもいいかな。歌パートの最後、ディレイ掛かってるけどいらないような 後半では長めのギターソロ。2人で順番に受け渡しする形なんだけど ただどっちが小渕でどっちがサポートなのかわからん 10thシングルC/W曲のアルバムver 12.毎朝、ボクの横にいて。 -Sweet drip mix- ★★ 所ジョージ作詞作曲 もう所節全開の曲。アップテンポな曲だったのをゆったりしたフォーク風にアレンジしたもの そしてまたキーボ(ry ただ、音に隙間が多いのはよかったかな。この曲はどちらかというと詰め込むよりもスカスカの方が生きるように思う もうちょっと楽器減らしてもよかったかもしれないけど、これはこれでいいような これまた所ジョージ作につき曲について言及すんのはやめときます てかこれ入れる必要あったんかね。ここからで締めても十分よかったと思うんだが これはこれでラストに合った雰囲気なんで問題ないと思うけど トコブクロ名義でリリースしたシングルのC/W曲
総評 ★★★★ コブクロ4thアルバムにして、初のセルフプロデュース作 笹路正徳氏プロデュースの1st〜3rdを経てのセルフ移行だったので、本人らも気合入ってたのかなあと 前へ向かって行こう的な曲が多いのもそれに起因するのか 初のセルフということもあってか、あれもやりたいこれもやりたいって感じだったのではないかと 率直に言えば、アレンジがうるさい。豪華といえば豪華なんだけど、とにかく隙間に音を詰め込んだ感じ 気持ちはよーくわかるんだけどね 所々に書いたけど、ピアノやらストリングスやらうるさいってのはそういうこと もう少し音数減らした方がいいような気がする。楽器数多いと個々の存在感が薄くなるように思うんですな まあそれは好みだからあれこれ言うつもりはないけど いい物を作りたい!って気合が感じ取れるし、捨て曲もないしなので聴いてみる価値はあるんじゃないかなと ただ飛び抜けていいものがあるわけでもないといったところ アルバムトータルでコンセプトがあるわけもなく、いたって普通のJ-POPのアルバムですけども 正直5296聴くよりはこっち聴いて欲しいかなあ・・・なんて思ったり 長文失礼しますた
コブクロはアルバムの中での当たり曲と外れ曲があからさまにあるのがなぁ… と2枚しか聞いたことない俺が言ってみる。乙。
337 :
名無しのエリー :2008/03/28(金) 13:42:53 ID:eE5dxD2a0
>>331-335 乙です。
だいぶ時間がかかってしまった。
急いで書いたのでちょっと日本語でおk状態かも知れません。
DOLCE / 鈴木亜美
1. FREE FREE / joins 中田ヤスタカ(capsule) ★★★★
この曲の発売時期がちょうどPerfumeブレイク期に近くて、あまりの絶妙なタイミングに驚いた記憶がある。
で、曲について。なんだか中田ヤスタカらしくないようなセクシー系クラブチューン。
一気にテンション上がる。ところどころ亜美の吐息をサンプリングしてあるのもいいな。
でも、それで下品にならないのは中田ヤスタカの成せるワザ。
2. feel the beat(album version) / joins Sugiurumn ★
テンション低めのクラブチューン。非歌モノ。1曲目でのアゲアゲ気分が一気に墜ちる。
なぜなら、亜美のボイスがひたすら低音だから。しかもなんか掴みどころがないし。
まぁタイトル通りに、トラックを聴けって事なのだろうが、そのトラックが地味・・・。
3. Potential Breakup Song / joins Aly & AJ ★★★★★
Aly & AJのカバー。当然原曲のほうが歌唱的に上回っているのは言うまでもない。
だが、亜美の声質に合ったメロディーのため、思った以上にすんなり聴ける。
サビに関しては日本語で歌われており、しかもなぜか原曲よりこっちのほうが韻の踏みが上手く、キレがある。
非常に出来のいいカバーじゃないか、と思った。
338 :
名無しのエリー :2008/03/28(金) 13:43:32 ID:eE5dxD2a0
4. Bitter… / joins S.A. ★★★ 非常に落ち着いた曲で完成度も高いが、サビメロのごく一部分が気味悪い。 全ての面においてほとんど完璧なのに、サビメロのその一部分のせいだけで名曲になり損ねた。 水樹奈々の『ETERNAL BLAZE』を聴いたときと同じ感想である。 ちなみに、S.A.っていうのはSTUDIO APARTMENTのこと。念のため。 5. SWEET DANCE / joins RAM RIDER ★★★★★ 個人的に、このアルバムで1番のアタリ。 お洒落なハウスサウンドに乗せて、上品で気持ちいいメロディーが炸裂。 6. The WeekeND / joins CAPTAIN FUNK ★★★★★ 聴いていて気持ちいい軽やかなダンスチューン。 これも素晴らしい。 7. SUPER MUSIC MAKER(radio edit)/ joins 中田ヤスタカ(capsule) ★★★★ なんだか高速道路を駆け抜けているようなイメージのトラック。 曲自体はパーティーチューンなんだけど。 ほぼ完璧だけども、中田お得意のヴォーカルにかけるエフェクトが少し過剰すぎやしないか。 8. MUSIC / joins RAM RIDER ★★★ ファンキーなディスコチューン。でもあんまり印象に残らない。 大してキャッチーなフレーズが無いからか。決して悪くは無いのだが。 9. Stereo Love / joins Tomoe Shinohara☆☆☆ ★★★☆ 一瞬目を疑いました。第一、篠原ともえが今も音楽やってるなんて知らなかったし。 でも完成度が高くてビックリ。ちょっと高音のサビはきついけど。 歌詞に関しても「ねぇ もっときてきて」「ねぇ もっとしてきて ねぇ」など、亜美ファンからすると鼻血ものの歌詞がいっぱい!! ニヤニヤ。 ただ、これが「志村けんに向けてなのかも」と思った瞬間、相当萎える。 でも、クレジット見たら作詞もシノハラでした。よかったぁ〜!! \(*T▽T*)/ (よく見たら、このアルバムで亜美は1曲も作詞を手がけていませんでした。)
339 :
名無しのエリー :2008/03/28(金) 13:45:43 ID:eE5dxD2a0
10. アイノウタ / joins ROCKETMAN feat.YOU THE ROCK★ ★★★★ ダンスフロアを抜け出して、ビーチバカンスで踊りまくっているような雰囲気。 ROCKETMANっていうのは芸人ふかわりょう。でも彼、結構いいトラック作るんです。 ブラスが効いたファンキーなトラックで、聴いていて楽しい。 YOU THE ROCK★についても、なんかチャラ男っぽくていいな。でも時々変なことを言う。 「亜美が世界を救いま〜す !!」とか「いじめは良くない事なんで〜す !!」とか(笑)。 ある意味このアルバムの中のインパクト大賞。 11. 2人はPOP / joins ホフディラン ★★☆ すげーPOP。おいおい、いくらなんでも前曲までと雰囲気が違いすぎるぞ。 なんか、田舎のおばあちゃんが経営する料亭の庭で歌っているような感じ。 適度なユルさ加減が、なんか昔のPUFFYみたいだ。『アジアの純真』とかそこらの。 気がつけば口ずさんでいるんだけれども、こういう曲は求めていないので評価は低め。 12. 新しい日々 / joins YO-KING ★★ ロックバラード。う〜む、この手の曲を歌いこなすにはまだまだ歌唱力が足りんな。 音自体は悪くない。結構歌詞は好みだし。ちなみに編曲はIkomanでした。 (初回限定版のみ収録) 13. if ★★★☆ これまた普通のポップス。久々のソロ名義。 亜美の歌いやすいキーのみで構成されているためか、ちょっと肩の力を抜いて聴ける。 これまたこういう曲は求めていないのだが、曲自体の出来がなかなかなので評価は少し高め。
340 :
名無しのエリー :2008/03/28(金) 13:46:40 ID:eE5dxD2a0
総評 ★★★★ 鈴木亜美の3作目。 いつだったか大塚愛に楽曲提供してもらい、それを機にコラボに目覚めた鈴木亜美が始めた“join”シリーズの第2弾。 前作では良くも悪くもバラエティーが豊かだったが、今作では完全にフロア対応型サウンドに照準を合わせてきた。(最後の3曲を除く) この手のサウンドは歌唱力よりも雰囲気が重視されるので、お世辞にも歌唱力が高いとはいえない亜美にとって良い選択だったのでは?と思う。 (例えば、今流行のSotte Bosseのヴォーカルは雰囲気はいいけど歌唱力自体はそんなに無いと思うし、DAISHI DANCEのアルバムでも亜美そっくりの声の人が堂々と歌っていたりする。) しかも、ありえないほど豪華なクリエイター陣と手を組んだだけあって全体的にトラックの出来が高水準である。 ★5つ付けたい勢いだが、曲順と11・12曲目の存在意義が微妙なので、少し減点。 私は友人にこのCDを借りてこの文を書いたが、普通に購入しても損はなかったなと思った。 ちなみに結構歌メロが多いので、クラブ好きの人とかがこれを聴いて私と正反対の評価をする可能性も無くはないかも。
>>340 乙
joinシリーズは作曲者を分かりやすくして宣伝効果上げてるのが良心的だね
本人の最大の武器「知名度」を活かしてる(それが武器なのもどうかと思うけど)
DOLCEは普通に良盤だと思う FREE FREE目当てで買った俺でも大満足だった avexは売れてない人の方が面白いことやってたりするから困る
EXILEや倖田でがっぽり稼いだ金を別のアーティストに使って良盤を制作する。 ヒット作を大量生産する戦略も音楽ファンを喜ばす戦略も両方持ってる。 常に叩かれてるけど頑張ってると思うよ、エイベックス。
「DOLCE」が出たので、その一つ前のアルバムを。 鈴木亜美「CONNETA」(07.03.21) 1.青空とWater ★★★ 英語によるミュージシャンたちのやり取り後に始まる、弾むようなメルヘンポップ。 作詞・作曲・アレンジはカジヒデキ。なんとなく「カルピス」のCMに似合いそうな清涼感がある。 歌いこみ不足なのか、相性が悪いのか、亜美の歌がCメロ後半からサビにかけて 不安定になるのが気になった。終わり方も今ひとつスッキリしない。 2.Alright! ★★★☆ エイベ移籍後7枚目のシングル。joinsの相手はアレンジ担当のHΛL。作曲は渡辺和紀。 海なら波、山なら滝を思わせる音の壁を前に亜美も負けじと声を張っているが、 そのぶつかり合いに夏の勢いが出ている反面、聴いてて疲れることも。 3.Peaceお届け!! ★★★★★ アルバムに先行して3週連続でリリースされたシングルの第2弾。 この曲に限り、joins相手のTHCのメンバーが歌にも参加。 特に女性ボーカルのKANAに引っ張られる形で亜美が綺麗な高音を聴かせており 楽しい曲調も相まって新たな魅力を提示できている。 4.Dancin' Little Woman ★★☆ SCOOBIE DOのギター・松木泰二郎が楽曲を提供。演奏もSCOOBIE DOが担当している。 彼らの得意とするディープなファンクナンバー。いつもの主張あるギターの音は若干抑え気味で、 亜美もそれなりに歌おうとするが、お互いに合わせようとするあまり持ち味が生かされなかった感が。 5.ハレもよう。 ★★★★ 「Alright!」のカップリング。かつてオリラブに在籍していたキハラ龍太郎がアレンジとフェンダーを担当。 元気いっぱいの夏を表現していた表題曲に対し、こちらではリラックスした夏の帰り道を歌っている。 フィリーソウルに乗った亜美の歌声は、歌詞が子供っぽいのに、大人びて聴こえるから不思議。
6.To be Free ★★ joins HΛL 2曲目。作曲は原一博。冬の4曲入りマキシ「リトルクリスタル」収録曲。 クラッシクの定番フレーズを下地にした一昔前の歌謡曲を思わせるA・Bメロに、 それを受け継いで平板に流れるサビ、感情過多なアレンジと、個人的には駄曲。 PVまで作ったから、おそらく収録したのだろうが、正直いらなかった。 7.スコールにぬれて ★★★★★ 「Like a Love?」のカップリング。 元pillowsの上田ケンジがアレンジとプログラミングを担当。作曲は吉川慶。 重心の低いロックをバックに亜美がドラマティックに歌い上げており、 特にサビの部分の力強さには思わず引き込まれる。亜美自身による歌詞も良い。 8.EVERYTHING TO me ★★☆ NORTHERN BRIGHTのボーカル&ギター・新井仁が楽曲提供。演奏もNORTHERN BRIGHTが担当。 囁くような歌い出しから、徐々に声を強くしているが、高音続きのサビでちょっと苦しくなっている。 他の曲と比べると圧倒的な個性というものに乏しく、アルバム全体の中であまり印象に残らない。 9.O.K. Funky God ★★ 3週連続リリースの第1弾。Buffalo Daughterが全面バックアップしてる。 賛美歌のようなハーモニーから始まり、タイトル通りのクラブファンクが展開する。 joins と言うよりはBuffalo Daughterの演奏に亜美がfeaturingされた感じで主導権を握られており、 少なくともこれを亜美名義で、しかもアルバム先行の第1弾でリリースしたのは失敗だったと思う。 10.Fantastic ★★★★ エイベでの第6弾シングルで、アニメ「ブラックジャック」の主題歌。 joins名義の原田憲がアレンジとプログラミングを手がけ、作曲は大谷靖夫が担当してる。 唯一前作の流れを汲むトランス。A→B→A→B→C×2回→D×6回と変わった構成なので、 頭から段々と盛り上がりつつ、最後まで通して聴いて初めて魅力が分かる曲である。
11.Crystal ★★★ 「リトルクリスタル」収録曲。ここまではアレンジャーがjoinsの名義になっていたが、 この曲では何故か作曲の菊池一仁(アレンジのKZBも菊池一仁のユニットだから)。 マキシのリード曲ではあるけれども、そもそもクリスマスをテーマにした旬の短い曲なので 「To be Free」同様、アルバムの流れからは浮いている。 12.それもきっとしあわせ ★★★★☆ 3週連続リリースの第3弾。キリンジの堀込兄弟が作詞作曲を手がけ、アレンジ・演奏もキリンジとして参加。 味わいのあるバラードで、けだるい亜美の歌声も雰囲気十分。この曲でもサビで綺麗な高音が聴ける。 2番の歌詞における情景描写には唸らせるが、サビの亜美とオーバーラップさせすぎたベタな歌詞は微妙。 13.Like a Love? ★★★★★ エイベでの第8弾シングルで、大塚愛が作曲。アレンジもおなじみのIkomanと共同で担当している。 小室時代を含めても、ここまでアイドルらしい曲はおそらく初めてで、 思わず照れてしまいそうな亜美自身の歌詞とコケティッシュな歌声がとても良い。 14.愛してるきっと ★★★ つじあやのが作曲・アレンジ・ウクレレ、そして亜美と共作で歌詞も手がけている。 つじ特有の緩いポップに亜美の力が抜けた歌声は良いんだけども、全体的につじ色が濃く アウトロは完全につじに支配されてしまった感がある。 総評:★★★☆ 様々なアーティストとコラボしたjoinアルバムの第1弾。トランスオンリーだった前作に比べて曲調は多彩。 向き不向きは別にして、澄んだ高音など、これまでになかった亜美のボーカルの魅力を引き出せている。 個人的にはロックな3・7、アイドルな13が成功、大人びた5・12も良い。ファンクな4・9は失敗だと思った。 あまり小細工とかひねりのないストレートな楽曲の方が亜美自身も歌いやすそうに聴こえる。 アルバムとしては実験性の高い本来のjoin楽曲と、過去の職業作家による楽曲が混在しているので ところどころ通して聴くのが辛いところも。特に「リトルクリスタル」の2曲が足を引っ張っている。
みんな乙
そして
>>344 乙
>>326 俺もやってみる
cornelius/FANTASMA
1.Mic Check ★
長いイントロ。そんなに真剣に聞かなくてもいいと思う。
でも「あーあーあー、マイクチェーック、聞こえますかー」だけで曲を紡いでいくのは結構な技術力がいるよなあ。
影の功労賞。個人的には冒頭に入ってる、さまざまな生活音が面白いなと思った。
「スタート…」の声が伸びていく。そのまま次曲へ。
2. Micro Disneycal World Tour ★★★
前曲が長いイントロ。そしてこの曲はエントランス。
遊園地の切符を買い、そこからアトラクションが集う場所へ通じる、長い華やかな坂道を歩いているかのよう。
声の重なりだけでできているといっても過言ではない、非常に手間暇がかかってる曲。メロディが個人的にツボです。
3. New Music Machine ★★☆
疾走感のあるロックナンバー。しかしあんまり印象に残らない。
歌詞の世界観が非常にシュール。「なんか全部ぶっ壊れた」って言葉、歌詞に使ってるのこの曲以外に知らない。
4. Clash ★★★★ ある冬のライブハウス、男は久々に元?恋人(歌詞はそんな感じを匂わせてる)に出会った。 ステージ上ではバンドが演奏している。カウンターでグラスに注がれた飲み物を選び、口へ運ぶ。 しかしその時恋人が自分の目を見た。動揺して手が滑って― 静かに曲が始まるのだが、サビで表情が一転する。「Clash」の声にメロディーは埋もれていく。ドラムはシンバルを叩き続ける。 歌詞は上に書いた情景を描写したものだが、3番からいきなり不思議な雰囲気に。 とにかく不思議な浮遊感のある一曲。最後はぶつ切り。 5. Count Five or Six ★★★★★ 「1,2,3,4,5,6」の声に合わせて曲が始まる。メタルというか激しめのロックというかなんというか。 とりあえずコーネリアスの数ある曲の中でも「名曲」のカテゴリーに分類される曲であることは確か。 ちなみに海外の教育番組に出演した時この曲を演奏していた。この曲小西康陽のリミックスが素敵だった。 6. Monkey ★★ ラジオの局を乱雑に選んでいるようなイントロから始まり、「Monkey!」の掛け声で本編スタート。 どこかで聞いたことのあるようなメロディを軸にした、二分程度のインタルード的楽曲。 非常に楽しい感じ。歌詞は「Monkey!」の一言だけだが訳さなくてもいいのに…「猿!」って。
7. Star Fruits Surf Rider ★★★★★ 夜の海岸を歩く。さっき歩いてきた町に、猫が一匹いた。 頭上には異常なまでに奇麗な星空。熱があるのか、軽い眩暈がした―。 穏やかなメロディがサビで爆発して、冬の夜空に光る無数の星が頭の中に輝く。 とにかく聴いてくれないとわからない。この独特の感覚を文字であらわすのは非常に困難。 しいて書き表すなら冒頭の2行。歌詞を要約した内容(個人的な印象含む)だが、それがこの曲の全てだと思う。 8. Chapter 8 -Seashore and Horizon- ★★★ 前曲が終わり、軽快でポップなメロディーが流れてくる。なんかのCMに使われてたかな…聞き覚えがある… と思いきやいきなりテープを変える音がして陰鬱なメロディーが流れだす。しばらく混乱しているとまたテープを変える音がする。 そして元のメロディーに戻るのだが、またテープを変える音がして、さっきの陰鬱なメロディーが流れ出す。 曲自体は大したことはないかもしれないが、このアイディアにやられた。 9. Free Fall ★★☆ ロックナンバーだが印象に残らない。タイトルが全てだと思う。 10. 2010 ★★ クラシックが元ネタの、ピコピコサウンドな小品。 個人的な聞きどころは、最後に入るおっさんの「ブルゥゥアーヴォウ!!!!」という威勢のいい掛け声。 11. God Only Knows ★★★★ 蚊が飛んでいる。たたくと謎の音。これも「Clash」「Star Fruits Surf Rider」と同じ系統の、サビでいきなり盛り上がる系統の曲。 しかし幻想的で、どこかぼやけた感じのするメロディ。また7分という結構な分数をかけてゆっくり進行していくため、壮大な感じがする。 11年前の出来事。または寒い日、吐き出された白い息が、天高く舞い上がって、やがて暗い夜空へ静かに消えていく過程。 「Just like a honey」という曲。イントロと同じ音がして終る。
12. Thank You for the Music ★★★★★ もう夕方になってしまった。そろそろ遊園地から帰らないといけない。夕陽が観覧車やメリーゴーランドをオレンジ色に染める。 親に手を引かれ、出口へ続く坂道を下っていく。この坂道をわくわくしながら登っていたのが、遠い過去のよう。 そして誰に言うわけでもなく呟く。「バイバイ」 個人的にこのアルバムで一番好きな曲です。メロディが切なくてたまらん。アルバム収録曲のフレーズが顔を出す所なんか鳥肌もの。 アウトロが「Star Fruits Surf Rider」のシングルバージョンと一緒という仕掛けもある。 13. Fantasma ★ 歌い足りないのでもう一丁。でも声を伸ばしたら息苦しくなった。そんな一曲。
(初回限定盤) 14. いきなり「コーネリアスファンのみなさん、こんにちは。僕の名前は、アイといいます」…ってEYEさーん! 「今回、コーネリアスのCDの、余った時間を勝手に(!?)使わせてもらって、僕のレーベル、ショックシティのアーティストの作品を メドレーでお送りしたいと思います」だそうです。ちなみに3曲ともコンピ「Shock City Shockers」には未収録。 「ではどうぞー!」 Sound Hero/Super nature ★ 「さ」「さ(もう一人の人が復唱」「う」「う(もう一人の人がf(ry」「ん」「ん(もう一人のh(ry」「ど」「ど(もう一人n(ry」 というのを繰り返している(「さうんどひいろう」というのを一文字ずつ区切って言ってる)人の声と鳥の声を加工したものが聞こえる。 でもそれだけなので非常に退屈です。たいてい早送りで飛ばして(メドレーなので頭出しが出来ない…)ます。 FREE BRAIN/BEST BRAIN ★★★★★ リズムマシンの音(?)に合わせて何かを加工したと思しきみょんみょん言ってる音が鳴る。 非常に疾走感があり、でもなんか閉鎖的な感じがします。 主になるみょんみょん言ってる音の動きが掴み辛くて、いつも予想外の動きをするので、飽きずに聞くことができる。 アーティスト「FREE BRAIN」はユニット名のようだけどEYEさんの変名くさい。 FREE BRAINでググっても「Shock City Shockers」以外の参加作品が出てこないし。 DJ Question/Rock Fantastictac(?「ファンタスティクタクの綴りがわからん) ★★★★☆ 疾走感のあるナンバー。しかし何なのかよくわからない。何これ?何かの曲をループさせたものを早回ししてるのかな? 規則的に、弱々しく鳴るシンバルの音が面白い。なんともいえない気持ちになる、不思議な曲。 これもEYEさんの変名っぽい。ちなみに「Shock City Shockers」には参加してない。 「ではみなさん、ショックシティーをよろしくー」という声と共にメドレー終了。ついでにCDも終了。初回盤のみの収録。
(通常盤) 14.FANTASMA SPOT ★★★ オープニングの信号音を聞いてると、絶対そのあとの「ザー」というバカでかい音にビビる。 アルバム「FANTASMA」の内容を4分ほどにまとめた曲。「mic check」の生活音のバージョン違いが聞ける。 15.FANTASMA (Alternative Version) ★★ 「FANTASMA」のバージョン違い。ギターの音が入り、エコーのかけ方も軽い。こちらの方が楽曲性が高い。 16.Chapter 8 -Seashore and Horizon- (Demo) ★★ 「Chapter 8」のデモバージョン。あんまり違いはない。 音が軽かったり、ドラムが入ってなかったり、軽快なブロックが女声だけだったりと細かい違いはある。 17.TYPEWRITE LESSON (Demo) ★★★ 男性が3文字の言葉(「T.R.F」とか、「K.K.K」とか)を1文字ずつ言っていき、それを嶺川貴子が一文字ずつ復唱する。 タイプライターの音がリズミカルに鳴る。不思議なメロディー。嶺川貴子の声が加工されたり。単調な一曲。 だがこの曲の本番は約7分にも及ぶアウトロだろうか。特にリズムトラックだけが残された後がすごい。 何の変化もなく、フェイドアウトもせず、とにかく打ち込みの音が続く。一種の怨念。 総評:★★★★★ 「POINT」が削ぐ物を削いでいってその末に残されたものを見つめなおした作品だとすれば、 この作品はなんでも面白いと思った音を詰め込んでいってその末にできた作品だと思う。 とにかく遊園地のように楽しい、音の世界。「音の遊園地」ってのはどうだろう。入場料はCD代。 …書いてて恥ずかしくなってきた。でもそれくらい楽しい作品だと思う。ボアダムスファンは初回盤を聞こう!
>>347 乙乙
初回版にそんなオマケがあったのか・・
TSUTAYA行ってくる。
俺もそのうち何かやろうかな
>>347-352 乙
あとまとめ人さんも乙
自分のレビューがのるというのは嬉しい反面なんか恥ずかしいな…
でもなんかまた書きたくなってきたわ
もう一回聖飢魔IIで書こうかな
>>346 >>352 乙
そしてまとめ人乙&訂正サンクスです。
>>265 聴いてみました。なんか今までで一番本人に見られる危険性が高い気がする
Big☆Bang!!!/中川翔子
1.We can do it! ★★
オープニングはポジティヴなアイドル向けロック。いかにもなベタベタなキメや掛け声、派手で大味なギターやキーボードのアレンジと、
やり過ぎなほどコテコテ。アイドルということを考えれば歌唱力は妥当なレベルだが、声の個性は薄いか。分かり易い曲だが、
全曲聴き終えた後に改めて聴くと、ここまでベタな曲は必要だったのかと疑問に思えてくる。
2.空色デイズ ★★★
いきなりシリアスな歌声に切り替わるアッパーチューン。ギター、ベース、ドラム、キーボードと各パートどれも派手で、起伏も極端。
まさに聴いたままという感じの曲で、聴き手によって印象がそれ程変わることは無さそうな曲。各パートがピッタリ合わせて
完全な休符を入れるようなキメが多く、流れが止まりがちな印象を受けるが、その上に乗る中川のボーカルは休符を取らずにそのまま歌っているので、
そこで背景の時間が止まった中で中川だけが動いているような不思議な浮き上がり方をしている。
3.恋の記憶 ★★★
さらに歌い方を切り替え、松浦亜弥のような鼻にかかった媚び声で歌う正統派アイドルポップ。器用だが、中川翔子本来の声のバリエーションとして
歌い分けているというより、なりきり特性とでも言うべき能力で、声のキャラクター自体を変えて歌っている印象。
アレンジはここまでの流れ通り分かり易く、聴き易い。メロディも定番。サビの始まり2小節あたりまではまんま浜崎の曲という感じ。
4.snow tears ★★★★ 元day after tomorrow鈴木大輔による、エイベックスを連想させる打ち込み系マイナー調ロック。歌のキャラクターはまたもやシリアスに。 自分の勘が正しければこの曲を歌う時の彼女は、ここ数年ガンダム主題歌を担当したロック系女性シンガーの平均値から目安の歌唱レベルを導き出すという、 異端の方法論で歌唱スタイルを成立させている。彼女の曲はおおよその人に「アニソンぽい」という印象を与えると思われるが、 「アニソン適性」という、普通第三者によって設定されるような曖昧なステータスをここまで自覚的に伸ばせる歌手は少ないのでは。 楽曲については各メロの繋ぎやサビでメロディアスなフレーズを聴かせるベースが心地良い。 5.Brilliant Dream ★★★★ さらにキャラクターを替え、8BITサウンドを盛り込んだテクノポップに合わせるようにカクカクした歌い方に。 こうした曲では珍しく、音数の減る盛り下げパートではボーカルも優しく歌い分けている。 ボーカル全般に強めのエフェクトがかかっているのでそれほど表情の変化は感じないが。 音量デカめの4つ打ちバスドラに乗って過剰気味に鳴り渡る8BIT音がきらびやか。 ちなみに今作に作詞で多く参加しているmeg rockはMEGとは別人だが、この曲を編曲したnishi-kenは中田ヤスタカの親友でMEGに曲も提供しているらしい。 6.フルーツポンチ ★★★ さらにキャラクターを替え…なんかスゲエな中川。恐るべしなりきり特性。A・Bメロはとにかく明瞭に発声することを心掛けたといった感じの、 ときメモ歌ってた人みたいな往年アイドル風の歌い方。そしてサビに近づくといたずらっぽい松浦声に。 曲自体は聴き込むほど奥深いものでもなく、懐かしめのアイドルポップだが、上手い下手というより「それっぽく」このジャンルをこなすことにかけては 中川はやたら秀でているため安心して聴ける。
7.ストロべリmelody ★★★ 地の歌い方に近いと思われる、普通な感じの声で歌うアイドルポップ。キツそうなサビの声が本人の歌唱力の限界を感じさせる。 Soul'd OutのShinnosukeによる曲だが、特にマニアックな要素は無く、むしろアイドルポップということを考慮して単純明快な曲に仕上げている。 今作中本人の歌が最も不器用で、ある意味一番アイドルポップっぽい曲。 8.pretty please chocolate on top ★★★★ バラエティ番組のオープニング曲っぽいベタベタに陽気なイントロから入り、4つ打ちリズムにピアノとギターが絡むAメロへ。 サビ前でドラクエの呪文の音のような不穏なシンセが入り、サビはそのままシンセメインのトランス・ポップへ。呪文のような響きの詞を ハキハキ発声する中川のボーカルがリズミカル。器用だ…。マジな戦隊もののエンディング曲とクロスオーバーする気がするが。 9.calling location ★★★ 手数の多い派手なドラムが印象的な、アッパーなマイナー調ロック。ここまでの流れ通り分かり易い。そしてやはり流れ通り、特に新鮮な曲ではなく、 歌唱力もそこまで高くないが、「それっぽい」と思わせる説得力がある。他曲に比べ長めのビブラートを多く使っており、発声も心なしか チャート上位常連の声優アーティストっぽい。 10.happily ever after ★★★ 前曲と同じようなアッパーチューンだが、ガンダム歌姫でも声優アーティストでもなく、松浦っぽいアイドル声を選択。 アイドル視点のロックという事なのだろうか。確かに前曲よりアニソンぽさが薄れている気はするが。 グイグイ主張するベースも、沖山がベースを担当した初期松浦を思わせる(※この曲のベースは沖山ではない)。 曲の印象は作中の他曲と被り気味だが、最終ラインで作品をマンネリ化から救っているのは中川のなりきり特性なのかも。
11.starry pink ★★ 実質的なラスト曲も分かり易い、アイドルらしいバラード。もったいぶったブリブリな歌い方、舌足らず気味なラ行の発音と、 ここにきてとっておきのなりきり特性を披露。Aメロやサビ後半の歌い回しなど、まさに80年代を駆け抜けたあの国民的アイドルそのもの。 器用だし、面白いんだが、歌の技術の手本としたというより、好きだからそっくりに歌いたかったといった感じで、中川自身のシンガーとしての 自覚という意味ではかなり疑問符の付く曲。 12.スカシカシパン、すこし変? ★ 元ホットドッグプレス編集長、山田五郎の提供によるユルい弾き語りボーナストラック。 ここではうたのお姉さん的な、コミカルではっきりした歌い方を披露。一度スイッチが入ったら演じ切る舞台度胸はモダンチョキチョキズの 濱田マリにも通じる。曲名から推測できる通り、着眼点が武器のネタ曲で、楽曲としてのクオリティは低い。
総評 ★★★ アイドルポップ、アニソンへの理解度抜群という異端のアイドル歌手、中川翔子の1st。 曲は全般的に大味で、定番だがスルメ度低めという、アイドルらしい分かり易いものが並ぶ。しかし、曲ごとに自ら声のキャラクターをチョイスする 中川のなりきり特性が作品を非常にカラフルな印象にしている。単体で聴いたらスッと流し聴きしてしまいそうなありがちな曲ばかりなのだが、 アルバムとしてまとめてみると器用な転身ぶりに驚かされる。普通の人にも「アニソンぽい」と思わせるような歌唱スタイルを 「ガンダム+水樹」という形で実践してみせた直感力も並外れている。チャート上位には来るが同時に消化するのが難しいジンやアリプロ辺りからの 影響はバッサリ切っているのも理性的な判断。恐るべしなりきり特性。Superfly辺りが3年くらいブッ通しでガンダム主題歌を担当したら 中川の歌唱力もグンと伸びるような気さえする。取り敢えずほとんどの人に「予想より上手い」と思わせる力があるが、一方で 「下手だけど不器用な感じが逆にイイ」的な、いわゆるアイドルらしさ(というより萌え要素?)はあまり発揮されていないかも。 そういう要素は本人的に萌えで売る気などさらさらない(※自主規制)の方が秀でている。そこで取りこぼすのは意外。
(続き) 特筆すべきは自分独自の表現スタイルを模索する意欲が致命的に欠如している事で、「私自身の声を重視した歌い方なんかより、○○さんみたいに 歌ったほうがきっとみんな聴き心地いいから…」とでも言いたげな自虐性が全編から感じられる。素の自分らしさを押し殺すことで アイドル・アニソンファンにバランスよく受ける作品を成立させた彼女の判断は、集団に溶け込むために独自色を薄めている現代人の苦悩を 象徴するようで、作風と真逆の重さを感じさせる。浜崎辺りならその苦悩にスポットを当てて詞を綴るのだが、中川は苦悩自体の存在を 見せないため、にははと笑って1人で背負い込んでるようで余計に切ない。本人は何にも考えずにカラオケ気分でモノマネを楽しんでるだけなのかも しれないが、本人の自覚の有無に関わらず、この独自色の無さからは「自分大好き、自分が一番」という主張がどこかに潜在的に眠っているような 印象は受けない。普通、会社の要請を受けて売るために嫌々取るスタンスを、なぜか自発的に取っている。その違和感が怖い。 ともあれ今作は総じて聴き易く、既存のアイドルポップの概念の再確認と、現代アニソンの定義付けを同時に処理してみせた快盤。
361 :
名無しのエリー :2008/03/31(月) 21:34:10 ID:LsZ7wuiX0
>>360 乙
音楽から精神面とかもわかるもんなんだな…すごいな
どうでも良いけど5曲目のBrilliant Dreamはリミックスのはず
歌いなおしてるかまでは知らんが
>>360 乙
着眼点面白いし書いてる事もわかりやすいしお前のレビュー好きだw
しかしこのレビューを本人が見たときの反応みてみたいなw
365 :
265 :2008/04/01(火) 15:45:32 ID:m8W7MOMX0
>>360 超乙です。
こんなに素晴らしい文章を書いていただけるなんて!
ホントありがとうございます。
それにしても、アルバムから現代人の苦悩まで感じ取ってしまうとは・・・。
さて、次は○ャニーズに圧迫されまくりなw-inds.のBESTでもやってみることにします。
366 :
名無しのエリー :2008/04/01(火) 20:54:23 ID:lGTFar7Z0
>>352 乙
FANTASMAは帯の文句も凄かった記憶が
>>359 最後盛大に吹いたwww乙www
しかし言わんとしてる事はよく解る
本人見たらどうなるやらw
>>352 乙。前から興味あったから今度聴いてみるわ
>>359 も乙。読んでてすごい面白いw
さて、以前
>>331-335 を書いた者です。あれ書いてたらこれも書きたくなったのでやってみます
需要とか空気とか完全無視ですんません
コブクロ 「NAMELESS WORLD」 1.Flag ★★★★ 内省的な歌詞で、今まで歩いてきた道と今立っている状況を歌ったフォークナンバー 路上を思い起こさせるオープニング。実際に駐車場で録音したらしい インディーズ時代に作られ、1stアルバムの最後に収録されたANSWERへのアンサーソング 全体的にアコギとボーカルが強調され、他の楽器は控えめにしている印象 路上の音をイメージしてるのだろうか。1サビの終わりから他のパートが一気に参加するも静かな演奏 作詞曲:小渕健太郎 2.桜 ★★★★★ 桜ソングの定番の一つに数えられる、彼らの初のオリジナル曲 彼らのブレイクを確実な物にするシングルだったのでは。アルバムの流れとしても自然に聴こえる 元々は小渕が黒田に提供した曲。黒田が歌う前提で書かれたためか、小渕はひたすらコーラスに徹する これが最初に書いた曲とは思えない完成度の高さ。というかコブクロ最高傑作でしょう BメロでのY♭Z♭V♭Tmなどを使ったコードの運びは「風」(4thシングル、2nd収録)に通じる部分が 最初はインディーズ2nd「Root of my mind」に収録された。テンポを少し落としてバラード色を強くしている 歌詞に登場する「名のない」「この世」がアルバムタイトルに通じる為、実質的なタイトル曲 アレンジも豪華ではあるけれども、ストリングスとドラムが控えめになっておりくどくはない しかしドラムのリバーブ深いね。ボーカルも深いけどバラードだから自然っちゃあ自然ですか サビ最後の「咲くlove」を「桜」と聞かせる部分、この手法は結構他の曲にも使われてるんですな 風見鶏の「'Cause I believe my dream」で「風見鶏」、YELL〜エール〜の「so many dream」で「その目にdream」などなど この辺小渕の常人離れした(良くも悪くも)感覚を感じるような 12thシングルA面 作詞曲:黒田俊介,小渕健太郎
3.六等星 -NAMELESS STAR TRACK- ★★★★ 一転してアップテンポなロック色の強いナンバー シャキっとしたストラトっぽい音がいい味出してる チャンスをいくつも逃す前に走り出せ!的な。上手く言えないけど 自分自身を明かりの小さい六等星に例えて、それでも輝き続けるんだみたいな 2番Aメロの歌詞はなかなか鋭い描写でいいなと思った サウンド的には特に書くことないかなぁ。もうごく普通のJ-Pop 大サビ前のAメロでドラムがバスドラだけ踏んでるとこかっこいいよ。うん 最後の黒田とエフェクトかかった小渕のコーラスの絡み具合もいい感じ 黒田はこのくらいのアップテンポがすごい合う。小渕の声も生きてるし 11thシングルB面 作詞曲:小渕健太郎 4.ここにしか咲かない花 ★★★★★ コブクロで最も壮大なバラード曲。初のドラマ書き下ろし作品で、彼らがブレイクするきっかけの曲 実際に鳩間島に行って書いたらしい。メロディの起伏も大きく、これを歌いこなすのは大変だろうに コブクロの曲って基本レンジ広いけど、これも特に広いんだわ。それを歌いこなしてる黒田のレベルに脱帽 ライブでも原キーでしっかり歌ってるからすごいわ ドラマ見てないから歌詞がどれだけリンクしてるとかわからないんだけど 歌詞に関してはコブクロの中でもトップレベルだと思う。メッセージ性文学性高いいい歌詞 サビの小渕が追いかけるようなコーラスも新鮮 曲自体がかなり強いからアレンジが派手でもちょうどいい 11thシングルA面 作詞曲:小渕健太郎
5.待夢磨心 -タイムマシン- ★★★★ 待夢磨心でタイムマシンと読ませる発想は凄いね。いろんな意味で 小渕自身の人生をモチーフに描いたアップテンポなポップソング ブラスの音が入ってるけど、もうちょっと抑えてもよかったかなあ。華やかでいいけどね 右でなってるエレキ、ちょっと音が鋭いような気がする。好みの問題だからどうってことないかもしれませんが 間奏で披露される小渕による指笛も印象的。ライブでもよく吹いてるし器用やねえ 全体的に明るい歌詞なんだけど、大サビ前のAメロの歌詞は一瞬ながら内省的なものになってる そこの伴奏がベースだけってのもいい。ありきたりなアレンジでもやっぱりいい 作詞曲:小渕健太郎 6.Pierrot ★★★ 前曲の勢いを引き継ぐ形で流れ込むロックナンバー 70年代頃のUKロックを意識したのかと思わせるギターサウンドにイントロのリフが印象的 ストーンズとかその辺から影響受けたのかな。ちょっと古くて泥臭い音っていうか ブルースぽいとこも微妙に感じる 歌詞も雰囲気が他の曲とは異なっており、知人曰く洋楽の和訳っぽい、という AメロBメロが結構動き大きいからか、サビは「Are you my girl friend? Am I your boy friend?」の コーラスの中で小渕がリードを取る形で淡々と進行する 最後はドラムソロ。ちょっと拍手が入ってるとこもなんか和やか 作詞曲:小渕健太郎 7.Saturday ★★★★ 前作「MUSIC MAN SHIP」収録の「エピローグ」に続いて2曲目の女性視点の曲 伴奏はピアノとベースだけという、いたってシンプルな編成で聴ける名バラード 間奏とアウトロで唯一木の葉がすれる音?っぽいのが入ってはいるものの、基本的にはピアノとベースだけ ピアノソロも見事の一言。フレットレスを用いたベースラインも見事 以前自分が何度も書いていた、音の隙間がどうのこうの〜ってことが実践されたアレンジも見事 別れ際の男女を描いた歌詞も綺麗で、詩としても完成度が高い これまた黒田の表現力がやばい 作詞曲:小渕健太郎
8.大樹の影 ★★★ 何やらおどろおどろしいような壮大なような効果音から、三線とアコギの音が響くイントロへ 今作唯一の黒田作品。アレンジも特に文句ないんだけど、三線いるのかねぇ? 小さいイベントライブで三線なしのを披露してたけど、そっちのがよかった気がする でもそうなると地味すぎて埋もれるかもしれんので、これはこれでいいのかも メロディアスなサビ、スケールの大きな歌詞ながら、目立つものがあるわけでもなく ただ歌詞の描写はやっぱ上手いと思う 作詞曲:黒田俊介 9.NOTE ★★★ 綺麗なポップス。ただそれだけ 前の曲が結構重たかったので、アルバムの流れでここにこういう曲がくるのは自然だと思われ 前作でいう「Million Films」、「5296」でいう「Diary」的な曲かなあ 男女の恋愛感情を上手いことノートに例えてる歌詞も小渕色全開 ストリングスめっさ入ってるけど、そこまで強調しなくてよかったんじゃないかな ピアノのイントロが凄く綺麗。間奏後のサビで打ち込みドラムっぽいのが鳴ってるけど、あれいらんわ もう少しシンプルにしてもよかったかも。まあ前の曲からの流れ考えたらこれでもいいか あとギターソロのバックで静かにアコギがユニゾンしてたりオブリ入れてたりと細かい 作詞曲:小渕健太郎 10.Starting Line ★★★★ 高校サッカーのテーマ曲だっけ?で、ラジオで歌詞募集して二人で選びながら繋げて曲つけたという 実際にサッカー場で歌ったらしい 夢がテーマのパワーのあるバラードって感じか これからスタートラインに立とうとする人に向けた応援歌ってとこかな アレンジ壮大だけど、ここまで豪華にする必要があったのかと サビ前とかに入ってるティンパニが気になる。ストリングスはもうちょい静かでいいんじゃ 間奏から一音上げて、グランジぽい重たいギターソロもかっちょいい ただそのソロと大サビがいまいち合ってない気がする。それぞれではいいんだけど、何かなぁ〜って 曲自体はいいですはい 12thシングルB面 作詞:21STREETリスナーのみなさん・コブクロ 作曲:小渕健太郎,黒田俊介
11.LOVER'S SURF ★★★ 強烈なイントロから入るストレートなロックナンバー。コブクロで一番ロックな曲じゃないかな 左右でエレキのバッキング鳴ってるけど、微妙に違うので動きがあっていい サビ前半の黒田がちょっと苦しそうに歌ってるのが気になる。サビ後半は小渕がリードだけど こういう曲はもう小渕の声質が合うから、とことんメインで歌うなら歌ってほしい 黒田の声だと重いし瞬発力に欠けるからなあ 鍵盤入ってるけどやっぱりいらんと思う 歌詞は夏っぽい。タイトルの通りというか。こういう曲じゃ歌詞あんま気にしなくていいよなw 間奏とアウトロのギターソロかっこよす 作詞曲:小渕健太郎 12.同じ窓から見てた空 ★★★★ 同じコード進行でひたすらいくつもの話が展開していくフォークナンバー 小渕自身の過去の話をモチーフにした部分もあるらしい。ファン人気も極めて高い一曲 同窓会の後、母校のグラウンドに忍び込んで朝まで仲間と語り尽くす、って状況 そんな中で過去のエピソードが次々と登場して演奏が盛り上がっていく 馬場俊英の「ボーイズ・オン・ザ・ラン」に影響受けたんだろうなあとか勝手に思ってるけど あれをテンポ落とした感じというか エレキのクリーンなリフレインが印象的。アレンジもストリングス以外はいい感じ しかし本当に小渕はストリングス好きだな。ちょっとうるさいくらいに入ってるんですけど もうね、弦はこの曲にいらんと思う。入ってるとちょっとくどくなるし ボトルネック使用したギターソロもいいけど、そういやコブクロってボトルネック使う曲多いような 歌詞についてはもう言うことなし。てか言いようがないわ。言葉では表せませんはい バンドメンバー含めた英語詩のパートも新鮮。部分的に英単語入れてても、ここまでしっかり英語詩が入るのは初めてのはず ああ、この部分なら弦入ってても何か自然な感じ。コーラスが延々繰り返す中での黒田のフェイクもよし そこでアレンジがどんどん盛り上がっていく構成も無難ながらいい 最後は1曲目の「Flag」の流れを受けてギターケースをしまって立ち去る音が収録されてる ちなみに、コブクロの曲で一番長いです 作詞曲:小渕健太郎
総評 ★★★★★ コブクロ5thアルバム、セルフプロデュースとしては2枚目 原点回帰、という言葉がちょうど当てはまるような気がする 最初と最後に路上を思わせる音を入れるとことかね。Flagの詞の内容も路上時代を思わせるし てか1〜2曲目の流れがこのアルバムを物語ってるといっても過言ではないような気さえする アルバム全体の構成も綺麗だし、中盤でだれたりすることもなく淡々と進行していく Flagを最後に持ってきてもよかったかもしれないけど、あのSE〜Flagの流れは自然すぎて驚き 前作で色々なことに挑戦しすぎた感があったものの、今作は入れるところは入れる、引くところは引くと しっかり分けられていたので疲れることもなく一気に聴ける ただ、アレンジが無難で地味とも言えないこともないかもしれない 綺麗に収まってるので、優等生的なアルバムって雰囲気かも とりあえず現時点では最高傑作じゃないかなぁ 構成も収録曲もアレンジも、トータルで完成度高 前も言ったけど、5296聴くならこっち(ry しかしレビュー書くのって難しいのね 読みにくくてすまそ
ART-SCHOOL 「MEAN STREET」 1.ガラスの墓標 ★★★★☆ 途中からの盛り上がりと最後のピアノの部分が神。 2.ロリータキルズミー ★★★ 曲単体はいいけど、このアルバムの中では少し浮いてる。 3.ニーナの為に ★★★★★ 凄い。映画の一幕の情感をそのまま音源にしたような出来。初めて聞いたとき木下ってこういう引き出しもあったのかと素直に感心した。 (パクリらしいけど、消化は出来ていると思う) 4.エイジオブイノセンス ★★★☆ モロパクらしいが、悪くは無い。サビの部分は結構好き。 5.ミーンストリート ★★★ ピアノを中心にした大人しめの曲。かっこいいけど印象薄い。 6.ダウナー ★★★☆ ドラムとギターが耳に残る。EVILをもっと重くした感じ。 総合 ★★★★ 一曲一曲は神だが、全体のまとまりに欠けている気がしなくはない。 3番と5番は他のアート楽曲には無い感じ。
JYONGRI「Close To Fantasy」(07.03.21) 1.Getting Funky! ★★☆ タイトル通りの元気なファンキーチューン。歌詞は若いOLなど、いわゆるスイーツ(笑)世代を 対象にした応援歌で、真剣に聴いていると赤面物。伊藤由奈の1stの1曲目もそうだったけど、 それなりに歌える人が冒頭からこういうの歌っても、どれほどの需要があるのか疑問。 一度終わったように思わせて1分ちょっとアウトロがあるが、ここまでやるとしつこい。 2.Possession ★★★★★ デビューシングル。華原朋美の「Keep yourself alive」を彷彿とさせるメロディーラインに、 惚れた腫れたを畳みかけるように歌う。早口言葉のようだが意外と歌詞は聴き取れる。 特に表記はないものの、シングルよりもリズムセクションを強調しているように聴こえる。 3.Hop, Step, Jump! ★★★ 2ndシングル。1曲目と同じくファンキーポップ。歌詞の中にアルバムタイトルが出てくるので、 いわば肝となる曲なのだろう。シングルの割に淡々と進んでしまうし、前曲と比べると間が抜けて 聴こえてしまう。同じタイプの曲なら、まだ1曲目の方がシングル向きかも。 4.ICHIZU ★★★★ ミディアムテンポのバラード。シンセの音使いとかベルリンの「Take a breath away」を彷彿とさせる。 悪くはないけど、Aメロからずっと低い音域で曲が展開し、最後まで高いところに行かないまま 終わってしまうので物足りなさが残る。 5.Stay ★★★ R&B色の強いバラード。翳りあるBメロとハイトーンなDメロに引きつけられるが、 サビは普通。前曲よりもサラっと流れてしまう。 6.Let Me In ★★ イントロのストリングスでオッと思わせといて、3曲目のファンキーポップ。 マイナー調のサビで他曲と差別化を図っているが、さすがにここまで連発されると飽きる。
7.My All For You ★★★☆ デビューシングルのカップリング。アフタービートの歌い上げるバラード。 メロディは王道、ボーカルも安定してるんだけど、2番以降もう少し変化が欲しい。 8.Romeo & Juliet ★★ 2ndシングルのカップリング。4曲目のファ(略)ポップ。3曲目と6曲目の中間みたいな曲。 サビとか聴いてると、別にこのアレンジでなくても、と思うのだが。 9.〜約束〜 ★★★★★ アルバム発売後にジュエリーマキのCMに使われたバラード。淡々としたボーカルが多い中で、 感情の振り幅が大きい、ドラマティックな歌いっぷりは楽曲の良さも含めて、今作一番の出来。 次のシングル「Lullaby For You」に収録されているシンプルなライヴバージョンも良い。 10.Lost Girl ★★ ダメ押しのファ(略)5曲目。アレンジャーは「Let Me In」と同じ人。 全編マイナー調のメロディに、失恋を引きずって病み気味の歌詞が乗る。 そんなにダークに聴こえないのはアレンジのせいか。 11.WHATEVER ★★★★ デビュー時から何故か音源とPVが流出していた3拍子のバラード。 この曲でも溜めを効かせた歌いっぷりが堪能できる。ゴスペル風に盛り上がっていく様は圧巻。
総評:★★☆ 宇多田ヒカルを発掘した三宅彰がプロデュースを手がけたJYONGRIの1stアルバム。 11曲中8曲がタイアップ付であり、レコード会社(EMIミュージック)の期待の大きさも伺える。 けれども、アップテンポは1曲を除いて全部同じタイプの曲(宇多田に例えるなら「time will tell」が 5回入ってるようなもの)だし、バラードも面白味に乏しくて2番で飽きてしまう曲多数。 三宅Pは50分という、聴くのにちょうど良い演奏時間を意識したらしいが、もっと冗長に感じる。 JYONGRI自身は安定したメロディーラインを書けてるし、歌も上手い。日本語詞と英詞をシームレスに ミックスした歌詞も面白いが、あまりにも無難にまとまり過ぎていて「器用貧乏」という印象。 せめて次作では曲調の幅が広がることを祈るばかりだが、既に先行シングルのカップリングで ファンキーポップが新しく2曲も……。
>>379 「WORKAHOLIC」は曲としてはカッコイイと思う。
個人的にOLへの応援歌的な歌詞ってあんまりなので
伊藤がそれ以降も「Urban Mermaid」とか新曲とかで
そういうの歌っているの聴くと、ちと歯がゆい。
381 :
名無しのエリー :2008/04/04(金) 22:00:59 ID:rNO3y+9l0
すごい今さらなレヴュー the pillows「MY FOOT 」 1.MY FOOT ★★★★☆ お馴染みアルバム同タイトル曲。イントロのギターの掛け合い良い。 メロは全体を通してかなりポップで聴きやすい。サビはドラムが控えめになって 代わりにタンバリン入るんだけどそこがまた良い。 2.ROCK'N'ROLL SINNERS ★★★☆ 全英歌詞で外人受けしそうな曲。疾走感があって聴きやすい。 サビはコーラスのせいか少しアクのある感じに。 3.空中レジスター ★★★ 度が付くほどポップ。気づけば口ずさんでしまうとてもキャッチーな曲。 短めで、アルバムの位置的にも良い。 ただちょっとうるさいかな。 4.サードアイ ★★★★☆ シングル。ギターリフがカッコイイです。 必要最低限の音だけ使っている感じして妙に緊張感がある。 最後のシンコペもかっこいい。 サビが大塚愛のスマイリーに似てるかも。 5.Mithiy Lovers ★★★☆ エロい曲。これも駆け引きっぽい緊張感がある。 サビのドラムパターンが好き。
382 :
名無しのエリー :2008/04/04(金) 22:01:47 ID:rNO3y+9l0
6.ノンフィクション ★★★☆ シングル。おまぬけな曲調だがサビは当然のようにポップ。 途中にブレイクが入るけど。意図はわかんない。 7.Degeneration ★★☆ なんかダサい。悪くは無いんだけど。 8.MARCH OF THE GOD ★★★★ インスト曲。タイトル通りマーチっぽい曲。 さらーっと流れていく感じです。 掛け声がおちゃめ。 9.My girl(document version) ★★★★ かなりの良曲。同じようなAメロと同じサビの繰り返しでも伝わる切なさ。 別バージョンもあるけどこっちのほうが俺は好き。
383 :
名無しのエリー :2008/04/04(金) 22:02:58 ID:rNO3y+9l0
10.さよならユニバース ★★★★ 内に閉じこもっているような感じも壮大な浮遊感も感じる曲。 サビでは音圧が上がって、どこか迫るような感じに。 11.Gazlle city ★★★★★ 確かシングルになってたような。もしかしたらこの曲五つ星って思うのは 自分だけかもしれないけどそれでも五つ星。 単純なんだけど何処かひねくれた彼らのセンスを感じる。 後半のギターのスライドがかっこいい。 そして曲順的にも良い。ってかこの曲がどのバンドのアルバムの最後に入っていても 自然に終わる気がする。 総評.★★★★★ 誰でも聴けて、いつでも聴けて、いつまでも聴ける。そんなアルバム。 ピロウズの過去のどのアルバムよりもポップでなおかつ名盤。 聴いたことのない人は最新アルバムのwake up!×3これを聴こう。
384 :
名無しのエリー :2008/04/04(金) 22:05:46 ID:rNO3y+9l0
最後の行 より がぬけたorz 最新アルバムのwake up!×3[より]これを聴こう。 です
>>381 乙。やっぱmy footはピロウズ初心者向けの名盤だよね。すごく聴きやすい。
>>385 と思って友人に貸したらサードアイだけいいって言われた俺が通るよ。
ピロウズは神アルバムはまだ出ていないと個人的には思ってる。
aikoの彼女お願いします
244 ENDLI-xのレビューをお願いします。
390 :
名無しのエリー :2008/04/07(月) 16:53:45 ID:vdctSOU70
需要を完全に無視して w-inds.Single Collection ”BEST ELEVEN” / w-inds. 1. 四季 ★★★★★ いきなり超名曲。元D-LOOP、現Tourbillonの葉山拓亮が久々に書き下ろした曲。 歌詞・メロディー・アレンジその全てがすばらしい。 特にサビでは、葉山お得意の哀愁系和メロが炸裂 !! これが本人達出演のブルボンのCMソング程度のタイアップだったことのみが悔やまれる。 2. 夢の場所へ ★★★ メロディー、コーラス共に爽やかな曲である。それだけだが、非常に聴きやすい。 ちなみに、この曲を最後にシングルではラップが出てこなくなる。 3. 変わりゆく空 ★★★☆ 2をさらに突き抜けさせたらこうなる、みたいな曲。爽やかで気持ちいいです。 4. 十六夜の月 ★★★★ 秋に聴きたい哀愁系ミディアムナンバー。「いざよいのつき」と読みます。 メロディー・アレンジ共に、文句なしです。 5. 約束のカケラ ★★★☆ クリスマスソング。基本構造は3と全く変わらない。 良い曲だけども、そろそろマンネリ化しつつあるのも事実。 現に、ここらへんから売上げがガタ落ちしてきているし。 6. IT’S IN THE STARS ★★★★ 80年代風キラキラディスコサウンド。 歌詞が苦手だが、曲自体は良いし久々の変化球という事もあって評価は高め。
391 :
名無しのエリー :2008/04/07(月) 16:54:53 ID:vdctSOU70
7. TRIAL ★★☆ 悪い曲ではないが、さらっとしすぎ。これまたマンネリである。 良い曲を目指しすぎて、守りに入ってしまった印象。 8. ブギウギ66 ★★★★★ 非常に弾けている。ブラスも効いていて、今風に言えばアゲアゲな曲。 次々と畳み掛けるようなサビがカッコいい。 9. ハナムケ ★ つまらん。すまんが、この一言で片付けさせてくれ。 これも悪い曲ではないが印象に残らない。卒業シーズン向けのミディアムバラード。 10. LOVE IS THE GREATEST THING ★★★ 80年代風キラキラディスコチューン。 この曲聴いたことある人なら誰でも思ったはずだけど、サビのキーが異常に高い。 女性でもこの高さのキーを歌える人は少ないだろう。 ただ、このキーの高さが気になってリラックスして聴けないのが難点。 11.Beautiful Life ★★★ 結成7年目にして初のドラマ主題歌になった曲。(でも番組内での扱いが酷かったな・・・) これもドライヴ向きなキラキラチューン。 これも5あたりと同じくマンネリ感は否めない。
392 :
名無しのエリー :2008/04/07(月) 16:56:05 ID:vdctSOU70
12.INNOVATOR ★★ 新曲。いきなりイントロからSaxが出てきてビックリした。R&Bナンバー。 特筆することはなし。 13.Past Tense ★★ 新曲。これも落ち着いたR&B。 Aメロでの字余りとBメロで慶太の声の裏返りばかりが気になる。 あとはこれも特筆すべきことはない。サビでのコーラスは綺麗だが。 14.Shangri-La ★★★ 新曲。これまたR&Bナンバー。新曲の中では1番の出来。 アングラ感漂う音作りが新鮮(彼ら的には)。 15.Forever Memories〜2007 Live Version〜 ★★★★ デヴューシングルのライヴ音源。原曲を崩さないバンドアレンジになっている。 原曲聴いたことある人は解ると思うけど、あの頃の慶太は女の子としか思えない声だった。 そんなことを考えながら今の彼の歌声を聴いていると、なんか妙に感慨に浸れる。 いや別に、歌声が劣化したとかいう訳じゃなくて、時の流れは速いなぁ・・・って。 ちなみに、ライヴにしてはかなり歌えてるんじゃないかな、と。 総評 ★★★ ライトリスナーの私から見ても、最近の異常な失速と某○ャニーズからの圧力が不憫で仕方ない、w-inds.の2枚目のベスト。 ずば抜けた名曲は1と8ぐらいしかないが、逆に駄曲もないな、という印象。 ただし、シングル曲は脱アイドルポップな「良い曲」を目指しすぎていてマンネリ化しているため、結構飽きるのは早いかも。 (ただしセールス面での不安定さゆえに、冒険が出来ないのだろうな・・・と思うと少し切ない。) ・・・なんて思っていると新曲が “その鬱憤を晴らさん“とばかりに全てR&Bなのでこれは困りもの。 曲順をどうにかすればもっと楽しく聴けたと思う。 まぁ、作業用BGMとしては充分に機能しているのでは?
ウィンズなつかしー
394 :
名無しのエリー :2008/04/08(火) 17:52:26 ID:guzt8n24O
誰もレビューしてないようだから需要完全無視で。 ART-SCHOOL 「SWAN SONG」 1.LILY ★★★☆ いきなり暗い。"ひきがえるの様に はいつくばって ただ願うんです"このフレーズが印象的。木下の歌はもはや破綻寸前だがそれがいい。悲壮感の塊みたいな曲。 2.DRY ★★★ ひなっちのベースがどかんと腰を据えている。第一期の楽曲をまとめるとこんな曲になるんじゃないかっていう、まさしくART-SCHOOLな一曲。アウトロが「モザイク」と全く一緒で吹いた。 3.OUT OF THE BLUE ★★★★ サビ裏のピアノがこの曲の持ってるポテンシャルを引き出している。テンポよく進んでいく曲。聴きやすい。 4.LOVERS ★★★☆ "名前が無いこの惑星で名前が無い恋人と 白日にさらされてハッピーエンドの夢見てた"木下ってこんな歌詞も書けるんだなぁと思った。ミドルテンポでメロディーがきれい。 5.SKIRT ★★★☆ 2ndアルバムにも収録されている。アコギが心地よいART-SCHOOLにはあまりない感じのポップな曲。個人的に間奏での低い「おぉお」3回の後の高い「おぉお」がツボ。 6.SWAN SONG ★★★★★ タイトル曲にして文句なしの名曲。ART-SCHOOL史上もっとも純粋な歌詞と透明感溢れる?
395 :
名無しのエリー :2008/04/08(火) 17:54:32 ID:guzt8n24O
ごめん、最後切れた 6.SWAN SONG ★★★★★ タイトル曲にして文句なしの名曲。ART-SCHOOL史上もっとも純粋な歌詞と透明感溢れるメロディーが見事にマッチしている。ART-SCHOOLを知らない人でもこの曲だけは聴いてほしい。 総評.★★★★☆ 今となっては定価では入手困難なCDだが、ART-SCHOOLが好きでまだこのCDを持ってない人には少しぐらい痛い出費をしてでも買ってほしい。荒々しさよりも純粋さが詰め込まれたミニアルバムだ。
397 :
名無しのエリー :2008/04/10(木) 18:33:47 ID:HGFF8hPW0
デビュー十周年記念再発。 2 IN 1~10TH ANNIVERSARY EDITION~ / キリンジ 1.風を撃て ★★★★ インディースでのデビューシングル「キリンジ」の一曲目。 アップテンポでロックな曲。アコギジャカジャカ ベースがブンブンで何か駆り立てられる感じ。 メジャーファーストアルバム「ペイパー(略」のものよりもライブ感というか、 荒削り感が感じられて、個人的にこっちの方が好き。 「香る夜を 背に控えて待つ 夕暮れが 誰の仕業? 崩れ落ちた」この出だしは秀逸だと思う。 2.野良の虹 ★★★★★ 「キリンジ」の二曲目。 ミディアムでソウルな感じの曲。別れの曲。個人的にキリンジで最も好きな曲。 曲、歌詞、曲の展開、コーラス、アレンジがドンピシャで前向きな切なさに収束していると自分は思っている。 でもこの曲に関しては「ペイパー(略」の方が完成度は高いかな。 最初はピンとこないかもしれないけど、何度も聞くうちに切なくなってくるはず。 あと、ベースが非常にカッコイイ。 3.水色のアジサイの上 ★★★ 「キリンジ」の三曲目。 ミディアムで三拍子な曲。雨の日の出来事を妙な目線で描写している。 アレンジ、コーラスがやたらと凝っている。が、メロディーが綺麗すぎるせいか、途中で眠くなる。 最後の大サビは素晴らしい。
398 :
名無しのエリー :2008/04/10(木) 18:35:00 ID:HGFF8hPW0
4.茜色したあの空は ★★★★ 「キリンジ」の四曲目。 カントリーな曲。サビが中盤一回しか使われないという変な曲。 アップテンポでノリノリでまんまカントリーというのはキリンジでも異色。 ラストの兄のスキャット(?)は…………何なんでしょうか。 5.冬のオルカ ★★ インディースでのセカンドシングル「冬のオルカ」のタイトル曲。 ロック。全体的に男前トーンが感じられるシブい曲。 しかし何だか物足りない。個人的にはもっとロックっぽいアレンジでもよかったんじゃないかと思う。 6.水とテクノクラート ★★★★★ 「冬のオルカ」二曲目。 アップテンポで軽やかで洒落ていて、その上ひねくれているという素晴らしい曲。 歌詞、曲の展開、アレンジ、コーラスも絶妙で、オモシロオカシイ世界観を構築している。 タイトルにテクノクラートなんて単語を入れるグループはキリンジくらいのものでしょう。
399 :
名無しのエリー :2008/04/10(木) 18:35:30 ID:HGFF8hPW0
7.休日ダイヤ ★★★★★ 「冬のオルカ」三曲目。 ミディアムで美しく、ひたすら心地良い曲。 スルっと耳に入ってくる美メロにそのメロディーを引き立てるアレンジ。 イントロのエレキピアノを聞いたが最後、ついボーっと最後まで聞いてしまう魅力がある。 休日ダイヤで流す二人について描いた歌詞は感動的。 これは名曲と呼んでいいのでは。 8〜14.インストゥルメンタルつまりカラオケ。 総評:★★★★★ (「ペイパー(略」所持の場合★★★★) キリンジ デビューから十周年ですよ! キリンジのインディーズ時代の音源をまとめたアルバム「2in1」(廃盤)の再発盤。 インディーズとは思えないほどの完成度で、レコード会社で争奪戦が起こったのもうなずける。 様々なタイプの曲がある。逆に言えば統一感は薄いかもしれない。 アレンジは決して派手さはないが、凝っていて飽きが来づらい。10年前の音源だが、古臭く感じることもないだろう。 素晴らしい曲ばかりだが、6,7は一聴で良さが分かる曲なので、ぜひ聴いてみて欲しい。 「ペイパー(略」を持っている人も、6,7は一度聴いてみることをお勧めする。 あと、2100円と手ごろなので、キリンジ入門に丁度いいかも。
400 :
名無しのエリー :2008/04/12(土) 09:36:22 ID:oDlE2D5hO
乙 木村カエラ、小林ゆう、田村ゆかり希望 小林ゆうはH∧Lプロデュースだし
401 :
名無しのエリー :2008/04/12(土) 11:16:44 ID:S63LotjE0
「I LOVED YESTERDAY」YUI 01.Laugh away ★★★★ ヒット曲「CHE.R.RY」からアイドル的なイメージを抜き取ったような曲。 春というテーマも共通してるさわやかな曲。 アルバムのリードシングル。 02.My Generation ★★☆ 曲としては凡曲のレベルだが10代なら共感できるであろう歌詞がポイント。 ただ自分のように成人を迎えた人間にはイマイチピンとこない。 03.Find me ★★★ 前曲に続いてやっぱり歌詞は苦悩する10代といった感じ。 楽曲はよくできてるけれどアレンジが甘く「My Generation」との差別化がされていない。 04.NO WAY ★★ 次の曲への橋渡し的な小曲。1番だけでスパッと切ったのは正解。 メロディも歌詞も没個性的でイマイチ。 05.Namidairo ★★★★ イマイチ歌詞がわかりにくいが切なくていい曲。 サビのメロと彼女の声の相性が抜群な名曲だと思う。 06.Daydreamer ★★☆ 決意表明みたいなものだろうか。パンクとしてなら十分だが ロックとしては音圧も低くドラムが打ち込みなのも寂しい。 07.Love is all ★★★★ どう考えても歪なメロディをそう感じさせないのが凄いところ。 ただやはり歌詞に未熟さを感じてしまう。局がイイだけに残念。
402 :
名無しのエリー :2008/04/12(土) 11:17:24 ID:S63LotjE0
08.I will love you ★★ 歌詞は10代〜20代前半の少女っぽい。個人的にはイマイチ。 楽曲も弱くアレンジも普通。アルバムでは数合わせか。 09.We will go ★★★☆ やはり打ち込みドラムが弱い。アレンジ次第では「Just my way」っぽく 仕上げられただろうけどあえて避けた感じがする。 10.OH YEAH ★★★ 朝の番組にふさわしいさわやかな曲。っていうかそれしか言う事がない。 応援歌としてもポップスとしても王道の作り。 11.My friend ★★★☆ この歌詞は彼女世代じゃなくても共感できると思う。 曲はやや弱いが彼女の声と歌詞に助けられてる。 12.LOVE & TRUTH ★★★★ 大胆に取り入れたストリングスなど実験的なアレンジだが 楽曲はバカ正直に王道。そのギャップがいい。 13.Am I wrong? ★★★★☆ このアルバムでは一番の名曲だと思う。終始彼女の声が切なく サビメロは彼女の今までの作品でも1,2を争う名メロディだと思う。 (総評) ★★★☆ 1stや2ndと比べてみるとやや厳しい点数になるかな。 声質は今の方が好きなんだけどその分メロディがやや弱くなった気がした。 歌詞はデビューの頃からあんまり変わっていないし多くを求めていないからいいが メロディだけは上質なものを届けてほしい。
俺もやろうと思ってたのに先越されたorz とにかく乙です
404 :
名無しのエリー :2008/04/12(土) 15:19:26 ID:hnAeiV/y0
まだレビューないようなので・・・ 「Secret」浜崎あゆみ 01.「Not yet」★★ ハマのアルバムではおなじみの歌ありインスト曲。(歌詞は記載なし) 「君は見つけるかな?ここにある秘密を…」とゆう歌詞はこれから始まるアルバムへの期待感が煽られいいかんじ。 毎回イラネと言われがちなインストだけど、こうゆう映画やゲーム風の導入は 一人ミュージカルみたいな今のハマの世界観には必須かと。でもただ単にライブの衣装替えの繋ぎに必要なだけかも。 02.「until that Day...」★★★ 激しいロックナンバー。 アルバムの本編開始曲としてはキャッチーでなかなかいい。 歌詞は「こんな体なんて切り売りして構わない」「私がこの場所を飛び出してった時には満足そうに笑ってるわ」 ときて最後に「あなたは見守っていてね いつかの その日まで・・・」と締めくくられる。 つまりタイトルの「いつかのその日=ハマ引退」とゆうわけで、本人のまだまだ消費されてやるわよ! とゆう決意表明が伝わってきて女王の強さが感じられる。 03.「Startin`」★ 39thシングル(両A面)。 疾走感を感じるロックナンバー。 歌詞も曲も可もなく不可もない凡庸な曲。 PVもハマ史上最低の出来では?と思うほど意味がわからない。 ただ今のハマの歌声にはやはりこうゆう曲が合っている。 04.「1 LOVE」★★★ またまたロックナンバー。 Aメロがクセになる、歌詞の当てはめも上手い。 サビのドスの利いた「イェエー」とゆうコーラスもいい。
405 :
名無しのエリー :2008/04/12(土) 15:20:46 ID:hnAeiV/y0
05.「It was」★★★★ ありがちのメロディーにありがちな歌詞。 だけどハマってやっぱこうゆうのがいいよねみたいな曲。 全く具体的な描写がなくただ「離れてしまった君と僕」を書いた歌詞もハマっぽい。 地味なところも含めて隠れた名曲。 06.「LABYRINTH」★ 綺麗なメロディーが印象的なインスト。 07.「JEWEL」★★★★ 年末は散々聴かされた王道バラード曲。 ピアノ一本でシンプルな曲なのであえてシングルでは切らなかったのか? 歌詞はありがちで普通な出来。短めな曲なので飽きずに聴ける。 ロックなナンバーとは違って(当たり前だけど)優しい歌声のハマが楽しめる。 08.「momeutum」★★★★★ 王道エイベックスポップス。 イントロなしで歌から入り、始めは音が少なくサビで一気に盛り上がる。 間奏もベタベタでこの手のポップスが好きな人は間違いなく一回で気に入れると思う。 サビが「白い雪に〜」と入るのでウィンターソングとしてリリースしていればヒットしていたのでは。 ただタイトルがキャッチーでないような。(momentum=意味:勢い、はずみ) 09.「taskinst」★ おなじみのtaskuによるインスト。 ライブの映像ではいい味出してますが、CDで聴くほどではない。
406 :
名無しのエリー :2008/04/12(土) 15:26:54 ID:hnAeiV/y0
10.「Born To Be...」★★★ 39thシングル(両A面)。 オリンピックのタイアップでもあったスケールの大きいアップテンポナンバー。 ベタながら元気が貰える歌詞もいい。 サビの頭が全てイ行で始まるのでハマのキンキン声が堪能出来る。 11.「Beautiful Fighters」★★★ 40thシングルのカップリング。 軽快なテンポのぶりっこソングかつ女性への応援歌。 「Go!Go!」なんてゆうチアガール風の掛け声も。 おどぎ話にかけたAメロの歌詞が面白い。 2ちゃんでも少し話題になったがメロの間に入る英語?のコーラスが 「いんすぱいやごめーん!」と聴こえるw 12.「BLUE BIRD」★★★★★ 40thシングル。 歌詞の出来も含め近年のハマのシングルでは一番いい出来かと。 キャッチーなメロディーに「青い空を共に行こうよ」とゆうど真ん中な歌詞。 多分こうゆう曲が好きじゃない人はハマのファンにはならない。 メロの間の「ランラー」とゆうコーラスとその後ろのサウンドが爽やかでいい。 作曲はD・A・I。
407 :
名無しのエリー :2008/04/12(土) 15:27:14 ID:hnAeiV/y0
13.「kiss o` kill」★★★★ 前3曲の流れからガラリと一変。 子供達のコーラスから始まるビジュアル系バンドが歌いそうなロックナンバー。 「ありのままでいい」「怖がらなくていい」とゆう優しい歌詞が激しい曲に乗って 歌われることで切迫感があり曲の世界に引き込まれる。 まさに「教祖」のような雰囲気のハマが楽しめる一曲。 14.「Secret」★★★ アルバムタイトル曲の割りには地味な曲。 囁くような少し弱弱しい感じのボーカルアプローチは新鮮かも。 歌詞は女王の独白のような雰囲気。お得意の「居場所」とゆう単語も登場。 歌詞の中にある「ひとつ残った翼」=片耳しか聴こえないとゆう告白が彼女がこのアルバムに 隠した秘密だったのだろうか…? 総評 ★★★★ 前作はSEET BOXのGEOを起用し不評だったためか今回は王道のJポップアルバムといったかんじ。 シングルが2枚(実質4曲)しか収録されておらず、アルバム曲が多いのでファン的にはとても嬉しい一枚。 もちろんDVD付きにはシングル曲とそのカップリンぐにアルバム曲のPV&メイキングと盛りだくさん。 Jポップ好きで浜崎あゆみが嫌いじゃな人であれば必ず気に入れる名盤だと思います。
「とゆう」「気に入れる」ちょっとどうかと思うけど乙
409 :
名無しのエリー :2008/04/12(土) 17:32:57 ID:ia2V6VuZO
またART-SCHOOLをレビューしたいと思います。興味ない人スマソ。 ART-SCHOOL 「SONIC DEAD KIDS」 1.FIONA APPLE GIRL ★★★ 静かにアルバムの始まりを告げる。個人的にはライブテイクの方が攻撃的で好き。 2.NEGATIVE ★★☆ 疾走感のあるロックナンバー。歌詞がちょっと気持ち悪いかな。 3.MARCHEN ★★★☆ 木下の英語の発音は酷いけどART-SCHOOLでそれを言うのは野暮です。歌詞は鬱だけどメロディーは心地よい。 4.斜陽 ★★★☆ この曲に思い入れが強いファンも多いはず。優しいミディアムナンバー。
410 :
名無しのエリー :2008/04/12(土) 17:33:39 ID:ia2V6VuZO
5.汚れた血 ★★★★ 静かなバラードかと思いきやアウトロで激しさを増す。珍しく6分を越える名曲。 6.SANDY DRIVER ★★☆ イントロにラストっぽさを感じる。明るくアップテンポの曲。 総評.★★★ ART-SCHOOLの1stミニアルバム。こもった音質に最初は戸惑うかもしれないが、慣れると良く聴こえる。木下の歌は下手だけどそれが味なのです。
前にちょっとよろしくされたので ムーンライダーズ「マニア・マニエラ」 1.Kのトランク ★★★★ 独特の哀愁を漂わせた完成度の高い曲。 と思っていたら後半カオスwww初っ端から置いてかれる感がw 何がおかしいかってピアノが曲とあってないんだよ。 何をどう考えたらこんなの思いつくんだろう。しかしそれが良いw 2.花咲く乙女よ穴を掘れ ★★★ 糸井重里氏による歌詞が意味不明。ワケワカラン。 曲自体はユニゾンの辺りがとても良い。最後k1さん暴走しすぎw 3.檸檬の季節 ★★★ 瑞々しいメロディが印象的な良い曲。 4.気球と通信 ★★★ 無機質なリズムとメロディが独特の浮遊感を演出している。 しかし間奏が意味不明w 5.バースデイ ★ 小品。空き缶や机を叩くような音を中心とした演奏。 6.工場と微笑 ★★★★★ かっけえ。ウイーンとした音が工場を連想させて素晴らしい。 歌詞は相変わらず工場的で意味不明。 いぇーおーいぇーおー いやあとにかく盛り上がる。
7.ばらと廃物 ★★★ 前の勢いを保ったままテンポの良い曲。 キャッチーなサビがいい。 8.滑車と振子 ★★☆ 全体的に冷たい感じだがギコギコ聞こえたり、ヤイヤイとか結構はまる。 9.温和な労働者と便利な発電所 ★★★★☆ このアルバムを象徴するかのごとくカオス。 ゲームの効果音みたいなメロディが延々と続き、さらにベートーベンみたいなサビ。 めちゃくちゃ中毒になった。 10.スカーレットの誓い ★★★★★ このアルバムではまともな方。 と言うか完成度で言ったらスピッツのチェリー並みなんじゃないか? とても地味な名曲。 総評:★★★★★ 録音は81年だがレコード会社から「難解すぎる」といわれ、発売は当時普及していなかったCDで一年後の82年になった というファンには有名なエピソードがあるアルバム。 とにかく全篇に渡り意味不明な歌詞と、工場を意識したアレンジがとても面白い。 演奏を聴いていてもどれがどの音か判らなくなってくる。しかしかなり難解なアレンジをしてはいるが、ポップで聴きやすい。 日本のニューウェーブの傑作のひとつでしょう。普通の音楽に飽きてきた方にとてもオススメ。
乙です。 誰かサンホラのレビューしてくれないかしら
それはとても難しいような
需要完全無視で投下してみる。駄レビュースマソ 林明日香 「初戀」 1.初戀 ★★ Ennio MorriconeによるCinema ParadisoのPrima Gioventuのカバー、というかリメイクというか ディレイ掛けられたラララ・・・のみで歌うヴォーカル。アルバムのSE的な役割 ちなみに押尾コータローがアコギで参加 2.SANCTUARY 〜夢の島へ〜 ★★★ 左で鳴ってる民族楽器っぽい音が効果的に響くポップソング メロディの起伏もそこそこ大きいけど、あっさり歌いこなしてる。恐るべし14歳 あとはアコギの音が凄く綺麗に録れてる。エフェクトも結構利いてるのにくどくない 全体的に軽快なサウンドがアルバムのオープニングを飾るのに丁度いい 6thシングルA面曲 作詞:伊集院静 作編曲:山移高寛 3.小指 ★★★ バンドサウンドが結構リアルに響くミディアムナンバー。歌詞はちょっと切ない普通のラブソング 彼女の場合、声が強いから音もそれに合わせて強くなってるんだろうか 作詞:渡邊亜希子 作編曲:成川柾乃莉 4.十二単 ★★★ 虫の声やら子供の声やらが聞こえる中でアカペラのような感じで始まる曲 十二単と恋心を上手いこと表した歌詞もいい。ちょっと別れの雰囲気もあるけど相手を想い続ける内容てか 間奏で男性の声?っぽいのが聴こえるのが妙に気になるw ちょっとシンセの音が大きいかなあと思うけど、全体的に生楽器が上手いこと録られてて心地いい 作詞:渡邊亜希子 作編曲:仁平桐子
5.新緑 ★★★
一転、いかにもな打ち込みが印象的なポップナンバー
詞もありがちな恋愛曲で、特に書くこともないかなぁ
間奏でのsaigenjiによるスキャットが印象的
てかアウトロ長い。よく聴いたらギターとスキャットでユニゾンしてるし
作詞:佐々木訓子 作曲:佐々木久美 編曲:権藤知彦
6.もう一度あなたに会いたい ★★★
ピアノのイントロが綺麗なミディアムナンバー。死別した人を想いながら前に進んでいこうという内容の歌詞
ちなみに作詞を手掛けたのは本人。本人作の中では一番完成度高いとおも
うろ覚えだけど、確か彼女の祖母が亡くなって、それを想いながら歌ったとかじゃなかったかな
詞の内容はいいのに、いまいちボーカルで表現しきれてない気がする
4thシングルA面曲
作詞:林明日香 作編曲:市川淳
7.凛の国 ★★★★
一気に雰囲気を変え、スケールの大きいイントロから入るマイナー調っぽい雰囲気の大作
レンジも広く、歌いこなすのは相当大変だろうにしっかり歌えてるからまた凄い
サウンドがちょっと寂しいけど。もう少しパワーのある音にしてもよかったんじゃ
っても最後はどんどん盛り上がっていくからいいのかもしれんが
ちなみに、「凛の国」という書籍が出てる。内容は日中日韓関係について、中学生くらいでもわかるような文体で書いたもの
ttp://3.csx.jp/peachy/data/korea/koreaのサイトを端折ってわかりやすくしたものだった 。暇な人は読んでみてもいいかも
曲自体もその辺の関係を描いたらしい
5thシングルA面曲
作詞:鈴木健士 作編曲:山本高寛
8.ずうっと一緒 ★★★
キーボードの音色が柔らかいミディアムナンバー
詞も少し幼いけど背伸びしてる感じもなく、曲調にも合ってて丁度いいかな
歌い手としての気持ちを描いた部分もあり
ただもうちょっと優しく歌えなかったのかと・・・。それだけが気になる
作詞:林明日香 作編曲:成川柾乃莉
9.願い ★★★★ BEGINの島袋優が提供・ギターで参加した楽曲 詞の内容も濃く、環境や争いに対してのメッセージソングとも言えるか というかかなりの名曲ですよこれ アルバム中でもかなり強めの曲で、声にも合ってていい感じ 作詞曲:島袋優 編曲:島袋優・島尻哲明 10.花結び ★★★★ 全体に渡ってギターの音色が強烈な印象を残す曲。勢いあってかっこいい ドラム音がいかにも打ち込みってところが残念だけど、それ除けば問題なし やっぱり彼女の声はこういう曲に合う 間奏の最後にアコギのリードがハモるとことか、アレンジやっぱプロだなと思いますな 作詞:渡邊亜希子・鈴木健士 作編曲:山本高寛 11.風の凱歌 ★★★★ 6分半にも及ぶ大作。ピアノとシンセの伴奏がメインで、ちょっと低〜中音域が寂しい つーか伴奏弱いかも 鈴木健士の歌詞は結構言葉使いとか独特で、重めの林の声と歌い方にかなり合うんですよね 確か当時の事務所の社長だっけ。1st2ndと何曲か書いてるんですな サウンドも歌詞もメロディも壮大な名曲。歌ってて滅茶苦茶気持ちいいだろうなこれ 起伏が半端なく大きいので、カラオケで歌おうとするとしんどいんじゃないかなw Cメロ〜大サビへの流れはもう圧巻 作詞:鈴木健士 作編曲:山本高寛
12.もう一度あなたに会いたい 〜ピアノ・アコースティックバージョン〜 ★★★★★ 初回版のみ収録されているボーナストラック 原曲よりテンポを落とし、伴奏はピアノのみとなっている ボーカルも録り直したのか、抑揚のつけ方とか全然違う 余計な音が一切入ってないから、彼女の歌声をじっくり堪能出来る あくまで推測だけど、アルバムレコの最後の方で録ったのかもしれん ボーカルのレベルが他の曲より数段高い 一曲聴いてみようと思ったなら、これを聴いてみるのもいいかも ピアノは佐山雅弘 総評 ★★★★ 13歳でデビューした女性シンガー、林明日香の2nd 重たい雰囲気で歌唱力で攻める感じの1stから、軽快でゆったり口ずさめるようなポップな曲が多く収録された作品 レコーディング当時は14,5歳なわけで、というか俺と同い年なわけで この歌唱力表現力の高さにはただただ脱帽するしかないっすわ 本人が作詞した曲も幾つかあるけど、目立つこともなければ特に見劣りすることもなく普通に並んでる ボーカリストとしてのレベルが聴きたいなら3rdをお勧めするけど、BGM的なものを求めるならこれがいいかな サウンドも明るくて聴きやすいのが多いし。耳馴染みのいいアレンジも見事 彼女の声を十分に活かした快作では そういや最近は全然活動してないね〜。5月くらいに久々のライブがあるらしいが
>>415 わかりやすいレビュー乙。
そういや最近名前聞かないね。
>>413 サンホラのレビューは面白そうだなあ。詳しくないけどやってみようかな。
>>409 再びアート乙。1stアルバムほこりかぶってるような音質だけど、曲はいいよね
421 :
名無しのエリー :2008/04/13(日) 21:44:01 ID:UvuiFB0AO
YUKIのベストお願いします
>>394 >>399 >>402 >>407 >>410 >>412 >>418 乙。では自分も
秘密/aiko
1.You&Me both ★★★★★
ピアノイントロで始まり、2分半程の短さに大きな起伏を盛り込んで展開するオープニングナンバー。
Aメロにあたると思われるメロディに少しずつ手を加えながらサイクルさせ、定型のポップスのようなサビを設けず流動的に仕上げている。
エフェクトによる雰囲気重視な音作りではなく生音感重視のようで、各パートの音の輪郭の明確さは亀田以前のスピッツに近い。
曲と演奏が、どちらが主張し過ぎるでもなくバランスを取り合った曲。
2.二人 ★★★
全般的にメロディがベタで、演奏もそつがなさ過ぎるため今ひとつ印象に残らないアップテンポな曲。
この曲のサビもそうだが、彼女の曲は同じメロディラインに違うコードバッキングをつけ直して広がりを持たせるパターンが多い。
テコでも歌しか聴かない人にはあまり向かないかも。ちなみに彼女の詞は「あたし」と「あなた」のやりとりを超ピンポイントで
クローズアップするものが多く、それ以外は必要最小限しか描かない(季節、都会か田舎かといった場所設定、登場する2人の年頃や職業の設定がない)
傾向があるため、大抵の曲は「二人」という曲名で成立するような。
3.学校 ★★★
楽しげなピアノが全体を牽引し、ホーンを絡めてハッピーに仕上げた曲。彼女の曲に多く登場する半音下りのコード進行がBメロで登場。
ベースとホーンが少しだけ前めに乗り出す2周目Aメロがいい感じ。サビはコードもメロディもベタだが、終盤のキメ手前の進行はちょっと面白い。
「友達のこと」を考えたりもするのか、と思ったら直後の「大好きなあなたのこと考える」で上塗りされた。まさに恋愛ジャンキー。
4.キョウモハレ ★★★★★ AOR色の強い、ゆったり目の曲。イントロで見せた使い捨てっぽいコード進行をきっちりサビの締めに当てはめてきた手腕に驚かされた。 その手前のサビ中盤部分では、サビの同じ反復メロディに違うコードを乗せることでそこまでの流れを作っている。メロディも綺麗だが、何より 多彩なコードワークに惹かれる曲。演奏が上手いのも大きい。 5.横顔 ★★ 彼女の曲にしては珍しく、「来ると思った」的なメロディとコードで進むベタな曲。まったりした今作に含まれる数曲のアッパーな曲は どうやらこぞってシングルカットされているようだが、イメージ戦略としては小難しいアーティスト性よりも元気なaikoをアピールしたかったという事なのだろうか。 なんか勿体無い気が。ほとんどの彼女の曲と同じく分かり易いキャッチーなピアノリフがイントロに乗るが、そのベタさが足かせになっている気も。 「あたしはとても切ない あなたをとても愛しい」という英語の直訳のようなギクシャクした詞は、初々しい恋心の描写として上手いのでは。 6.秘密 ★★★★★ アルバムのタイトルトラックでもあるバラード。彼女らしいポップセンスの発揮されたAメロのコード運び、徐々に下ったあと折り返してサビにむけて昇っていく Bメロのコードの流れ、同じメロディに違うコード進行を乗せ直すサビなど、楽曲のクオリティは高い。バラードにありがちなリバーブかけすぎ感も無く、 いつものように1周目と2周目でAメロのアレンジを変えたりと演奏の密度も濃い。特にドラムのシンバルワークが綺麗で、1番と2番の繋ぎでは フレーズより音色で魅せるプレイを聴かせてくれる。 7.ハルとアキ ★★★★ 打ち込みドラムを導入した、昔のaikoのイメージに近いメロディ重視の曲。コード運びもメロディが決まった後から決めたような印象。 6/8拍子の曲が他に無いことも含め、王道ポップスとしての良さを作中の流れの中で発揮した曲。彼女には音符短めで歌う癖があるらしく、 Aメロで顕著に表れているが、曲との相性が良いためプラスに働いている。
8.星電話 ★★★ Aメロの入りが綺麗なロック色強めの曲。早口が随所に登場する歌メロやBメロのアレンジがスクイーズ(英のほう)を思わせるが、 メロディは全般的にベタで、毎度の半音下り進行もそろそろくどく思えてくる。ソレやられるとベースはルートに張りつかざるを得なくなってきて、 身動きが取りにくくなる気が。他曲もそうだが、イントロの作りが無難すぎるのも肩透かし感が。 9.恋道 ★★ シンプルで大きいノリの曲にドラムが細かいシンバル捌きで味付けしたポップな曲。サビは例によってコード乗せ替えを試しているが、 メロディがあまりにベタで保守的なため、仕掛けてる感があまりしない。半音下りもくどいが、Bメロでは成功しているか。 サビ前のブレイクは半端な気が。ボーカルだけ先に入るとか、何か仕掛けがあるのかと思ったが…。 10.星のない世界 ★★ サビのコード運びやメロディがM3と被り気味なスローナンバー。Aメロは凝っていて、これを上手く2つに分ければAメロとBメロが出来そうな感じ。 それ以外は定番のaikoポップといった感じで、歌い方にしろアレンジにしろ広がりを求めない守備的な曲。歌唱力については、本人が 今の自分の声を気に入っていて、意識的に変声やドス声を避けて回っているため表現に幅が無いといった印象だが、作曲能力は かなりありそうなので、マンネリするならするでもう少し高い位置で安定させてくれればじっくり聴けるような。 11.シアワセ ★★★ ごくキャッチーでややアッパーな曲。曲自体は珍しい出来ではないが、メロディがリズミカルでバンドとの絡みが有機的になっており、 上手くバックを活かしている印象。アップテンポなポップスの中で特にピアノを強く印象づける曲を作らせたら彼女は秀でているかも。 グリスもピッタリはまっていて爽快。
12.ウミウサギ ★★★ ウッドベースの音色が心地良い、今作中かさばり気味のスローテンポな曲。楽曲の出来は手堅いが、よほどバンドの生演奏にこだわりがあるのか、 アレンジのアイデアがなくて丸投げなのか、ひたすらバンド主体の曲が続くため飽きが。変なSEをイントロに入れたり、打ち込みを大胆に導入したりといった 遊び要素が全く無い。バンドに弾かせるにしても、例えばネタっぽくメタルなフレーズを試すくらいのバリエーションはあっていいのでは。 一応、サビが近づくにつれて音程右肩上がりのベタな歌謡曲とは一線を画すレベルではあると思うが。 13.約束 ★★ ラストもあくまで手堅く、Bメロでは例によって半音下りの進行を組み込んだスローナンバー。イントロと間奏のコード運びは面白いが、 それ以外はどうにも曲があっさりしすぎている感が。メロディだけを豊富に詰め込みすぎても1人で歌ってる感が出てしまって孤立するし、 歌謡曲的にならないことでバンドを活かせている面もあるとは思うが、あまり薄味でも…。サビへの繋ぎに違和感を感じるが、これは狙い通りなのだろうか。 やはり本人的にも、曲の区別は主に歌詞で分けて考えているのかも。
総評 ★★★ デビュー10周年を迎えてなお潜在能力を引き出しきれていない感のあるaikoの8th。 とにかくコード進行が特徴的で、メロディの起伏だけに頼らずにバックを活かす作曲ぶりが器用なのだが、後半へと聴き進むにつれて 曲の印象が被り、通して聴くのが辛くなってくる。多く収録されているスローな曲でも歌い分けは無く、余計印象が被る。 何と言っても100%恋愛を扱った詞で、基本的に「あたし」と「あなた」のやりとりに全てが集約されているのがもたれる。 応援歌、自分探し、反戦歌、友情や家族愛など人との繋がりの大切さを歌った歌、どの路線もなく、あくまで恋する女性の共感だけを狙った、 等身大にも程がある作詞ぶり。彼氏ですら「たまには俺のこと以外も考えてくれ…」とグッタリしそうな濃厚さ。色恋沙汰を歌うにしても、 基本的に今が全てで、せいぜい直近の未来までしか考えず、「家庭を築いて一緒に仲良く歳をとろう」的な現実的な歌詞が登場しない。 デビュー時から高い能力がありながら本格的なコラボや大規模フェスへの参加には消極的で、今も大差ない曲しか作らないという成長のなさも気になる。 それは彼女が早い段階から独自のスタイルを確立してしまったからだと自分は思っていたが、歳不相応で非現実的な作詞から察するに、 彼女は「変わらない」ということをポジティブにとらえているのかも。10年前と同じような歌を変わらぬ姿で今なお歌う、いつまでも若くて可愛い みんなのaikoというステータスこそが彼女の最高の栄誉で、ファンが離れても音楽を深く掘り下げるタイプではないように思える。勿体無いけど。 決して悪い作品ではないが、永遠の少女路線を受け入れられるか、転機を見誤ったとみるかで好みの分かれそうな1枚。
>>422 乙乙。もうここまで来たら松田聖子なみに引っ張って欲しい
SHはそのうち自分もやろうと思ってた。
どういう視点でレビューすればいいかが非常に難しいが・・
>>422 超乙。女友達がaikoにどんはまりの理由が分かった気がするわ
みなさん乙です。aikoは気になってたから助かりました じゃあ僕も、最近のでは無いですが Topics/MY LITTLE LOVER 01.Topics ★★★☆ マイラバのアルバムのオープニングはいつもアンビエントチックなことが多いが、これも靄がかかったような打ち込みが浮遊感漂うミドルテンポ 打ち込みとキーボードが主体ながら、2番ではアコギを上手く取り入れ印象的な音作りをしてる。サビで響くエレキが心地よい AKKOの声を聴かせる作りとなっているが、歌唱力はともかくやはり良い声をしている。中々貴重な存在 02.新しい愛のかたち ★★★☆ イントロからアップテンポで軽やかな打ち込みが響く。打ち込みポップスとしてはかなり教科書通りのアレンジをしており、そつのない出来 サビで目まぐるしく動くメロディと裏声が何とも言えず気持ち良い。どことなくお伽話のような世界観は90年代の渋谷系を連想させる 終始鳴っているギターのカッティングと、アウトロのリフが硬質で上手い具合に打ち込みの音に溶け込んでる 03.未来ボリビア ★★★★ 曲の雰囲気としては前曲を引き継いでいるのだが、こちらは全盛期に近いブラスなどを使った生音のアレンジ 行進曲のような軽やかなテンポと、絶え間なく歌うボーカル、ギター・キーボード・ブラスの楽器隊が絶妙なバランスで調和されてる どことなく異国情緒漂うのはボリビアだからか、ボリビアどこか忘れたけど 04.日傘 〜japanese beauty〜 ★★★★☆ 14thシングル。マイラバ全盛期やミスチルに代表されるコバタケの一八番であるゴージャスアレンジがいかんなく発揮された曲 ポップスのお手本とも言える階段状に上がっていくサビのメロディは、マイラバでもトップクラスのキャッチーさ 大サビの前のタメでギターのカッティングを入れるという最近のミスチルバラードお決まりのアレンジは、この頃から確立されていたことがわかる 05.赤いグライダー ★★★★ 彼女の2ndシングル「白いカイト」へのアンサーソングらしいが、正直それはどうでもいい、って言ったらまずいのかもしれない これまでと変わらずキーボードのコードと打ち込みリズムの上にAKKOの透き通った声とギターのリフが乗ってるというアレンジだが 哀愁漂う歌メロのサビと、同じメロディをなぞるギターのハーモニーがたまらん
06.アスプレイ 〜晴れた日の空に〜 ★★★★★ 前曲の雰囲気を引き継いだ曲だが、これは歌詞、メロディともにマイラバでも屈指の出来。コバタケより藤井の方が作曲センスあるんじゃ・・・ どこか悲しげなメロディが明るい歌詞のはずの曲全体に何とも言えない哀愁を漂わせてる、スピッツに近い雰囲気ですよ サビの歌詞の載せ方は中々上手いんではないでしょうか。川本真琴とか桜井みたいなテンポの良さ 07.BABEL'S TOWER ★★★★☆ ここまでの曲とは打って変わってダークなアレンジの曲。イントロでは不穏な雑踏のざわめきが入っていたり、イメージと違う 低音をなぞるように歌うAメロ、AKKOお得意の超ロリ声で歌う上昇していくBメロ、マイラバっぽい高低激しいサビメロと中々素晴らしい構成 演奏もいつになくヘヴィで、80年代NWバンドのような雰囲気を漂わせている・・・が!コバタケの歌詞が浮き過ぎ、ドリアンとか出すなよなぁ 08.Like an onion ★★☆ ギターを重ねたり、ベースをうねらせてみたり今作の中では結構バンドサウンドを押し出している曲。 でもそろそろこういうメロディ展開は飽きてくる。上がりきって欲しいとこで上がりきってくれないサビも何か腑に落ちない 09.午後の曳航 ★★ 1をもっとアンビエント全開にしたバックに、エフェクトをかけたAKKOの消え入りそうな声が乗るスローバラード メロディは良いしアレンジも凝ってて面白いんだが、同じフレーズの繰り返しがタルい上にサビの裏声が耳障り。結構好き嫌い分かれる曲だと思う 10.shooting star 〜シューティングスター〜 ★★★★ 13rdシングル。前曲の雰囲気をそのまま受け継いだアンビエント調なバラード コバタケは売れる曲を狙う時に同じようなコードとメロディを多用する癖があるが、この曲もまさにコバタケチックなアップダウンの激しい構成 アレンジもシングルらしく変化に富んでて聴きやすい。ただ歌詞が結構ダサイのが致命傷 11.アシタ ★★☆ これも引き続きアンビエントバラード、3分弱の小曲。何故かギターノイズを入れてみたり、結構実験的なアレンジをしてる まぁ可もなく不可もなくにまとめ上げる力はなかなか凄いかもしれん
12.その問題 ★★★★ 一転してバンドバンドしてるロックソング。マイラバがバンドだったということをこの辺で思い出す、コバタケはこういう曲も作れるんだな 楽器隊はどれも決まりきったフレーズを演奏してるだけなのだが、AKKOの声とコーラスワークが凄い良い、メロディも聴きやすいし 全体的に凄いスピッツっぽい、恐らくギターの藤井はスピッツ好きなんだろう 13.A wonderful life ★★★ 1番はシンプルにギターとボーカルを中心に、2番から色々な音を入れてきてる。ラストらしいあっさりとしたミドルテンポ アレンジは非常に上手いと思うんだが、ラストにしてはメロディが弱い、転調しても地味。これは1stアルバムの時も思った 総評:★★★★☆ 去年何かと世間を騒がせたMY LITTLE LOVERの2001年発表である4thアルバム。個人的には彼らの最高傑作 3rdアルバムでそれまでのブラスとストリングスを使ったアレンジから、打ち込み中心のアンビエントな音作りへと移行していった彼等だが このアルバムもその流れのまま、全体を打ち込み中心に構成しているが、バンドということを忘れずにちゃんとギターも主張している また、AKKOの声は好き嫌い分かれそうだが、好きな人にはこの頃が一番良い声をしていた時期なのではないだろうか まぁ、コバタケはいろいろと問題もある人だが何だかんだアレンジに関しては天才なことは間違いない このアルバム聴いてても理論ヲタで音楽ヲタの彼の色が良く出てる。そんなコバタケが最高傑作と言い、坂本教授も金字塔と褒め称えたアルバム 僕個人の意見としても、ここ10年のJ-POP史に名前を刻むアルバムなのではないのかなぁと思いますから、是非聴いてみてください 駄レビューすみませんでした
小田和正自己ベスト2お願いします
リクエストって意味あるの?
>>431 乙。コバタケいなけりゃいないで藤井がなんとかしたような気はするね
>>433 あんまり意味ないけど、有線の新譜チャンネルで紹介されたやつなら
自分がレビューする可能性は幾らかあるかも
>>433 持ってるアルバムだったら出来るだけレビューしようとはしてるけど
いかんせん持ってるアルバムは中々リクエストされない・・・
月と手のひら/LUNKHEAD 1.月光少年 ★★★★ アルバムを始めるのに相応しいロックチューン。爽やかな気分になれる。 それと、詞を書いている彼は自転車が好きなんだろうか? 前作「地図」の中に入っている「千川通りは夕風だった」という曲も自転車が出てくる。 2.グッド・バイ ★★ タイトル通り、別れの曲。いたって普通の曲に感じた。 ただ、強調したいのはわかるが歌詞に「さよなら」を使いすぎてしつこい気もする。 3.体温 ★★★☆ 5thシングル。 まさに「僕達ギターロックバンドです!」というサウンド。 サビは比較的耳に残りやすいメロディではないだろうか。 4.魚の歌 ★★★★★ この曲こそ、まさにLUNKHEADの真骨頂。このアルバムのベストトラック。 ざわざわという市場の音から始まるのも印象的。 そして何より詞が素晴らしい。バンプ、シロップあたりが好きな人にガッツリ沁みるはず。 5.ひとりごと ★★☆ 4thシングル。ここにきて初めてのスローな曲。 「終わるか?」と思ったところで終わらないのがもどかしい。 どうしても1stアルバム収録の「三月」という曲と被る。
6.姫百合の花 ★★★☆ イントロ無し、いきなり歌から来る。 サビがわかりづらいが印象的というなんとも奇妙な感じ。 ギターのストロークも耳に残る。 7.自分を愛すと決めたんだ ★★ タイトルが凄いというのがまず第一印象。 全体的にメロが機械的。 盛り上がるか?というところでフェードアウトしてしまうのが残念。 8.蝉 ★★★★☆ 死にかけた蝉のことを歌った曲。 今にも飛び立つような飛び立たないような、夏の焦燥感がサウンドに出ていて秀逸。 ラストの楽器隊の盛り上がりは蝉の結末を示しているかのようで素晴らしい。 9.零時 ★★☆ イントロのギターがバックでずっと鳴りつづけているのが印象的。 アルバム内で既に聞いたことがあるような曲調なのが残念。 10.ハイライト ★★★☆ ファンの間で人気のある曲。 イントロがエリカ様のとある曲に似ているが、こっちが先。 ライブ受けが良さそう。 11.月と手のひら ★★★ アルバムラストに相応しいスローバラード。 親子の歌だろうか、詞だけでなく落ち着いた演奏に心が安らぐ。 ただかなり長いのが残念で☆1つマイナス。
総評 ★★★★ 全体的に良い曲が多い。 このアルバムの次のセルフタイトルのアルバムでは、打って変わってポップ路線になっている。 ギターロック好きな人がこのバンドを聞くなら、これだろう。 バンプ・シロップが好きなら詞は絶対気に入る。 そして演奏力は恐らくこの世代のバンドでも高いほうではないだろうか。 ただ、似たような曲調が多い(このアルバム内に限らず)のはとても残念。 今後もっと違う曲調の曲が書ければ間違いなく伸びると思う。
>>438-440 乙。俺もこのアルバム好きだけど、自分とは曲ごとの評価が結構違って面白かった。
リクエストはないけど、藍坊主のアルバムをレビューしてみます。 フォレストーン/藍坊主 2008/04/02発売 01. Esto ★★★ 作詞:hozzy、作曲:藤森 エスペラント語で「存在」という意味。 爽やかな楽曲でアルバムの世界観に入りやすいように仕上がっている。 タイトル通り「存在」がテーマとなっていて、なぜ在るという言葉ができたのか、なぜ無いという言葉があるのか、に着目している。 爽やかな曲だけあって地球上に在るあらゆる物体(空、風、鳥、スズラン、光、闇、など)と、 人間の持つあらゆる感情(焦燥、混乱、不安定、破壊、放心、絶望、喪失、嫌悪、など)をひっくるめて世界としている。 存在という言葉がなければ、バランスを取る必要はないし、壊し壊されもないと。 疾走感はあるが歌っていることはある意味堅苦しい。好みは人によるか。 02. ハローグッバイ ★★★ 作詞・作曲:hozzy 4th シングル曲 正統派ギターポップという感じの一曲。 ピアノの使い方がうまく、雨っぽいイントロの表現に一役かっている。 秋の夕暮れを思わせる風景描写と、「僕」を「僕」として捉えられない自分にサヨナラを告げる曲。 自分の心にポッカリと空いた穴をドーナツの穴に喩え、心の穴は意味のある存在なのかと自問自答する歌詞は藍坊主らしい表現で感心した。 リアレンジされていてシングル版よりもドラム音が響くようになっている一方、ギター音が小さく聞こえるために、 曲が本来持っている疾走感が失われているように感じたので評価を1つ落とした。 03. コイントス ★★★ 作詞:hozzy、作曲:渡辺・藤森 5thシングル曲。 ドラムとギターが攻撃的な爽快感溢れるロックナンバー。 うねるようなベースとの掛け合いはドラムの渡辺とベースの藤森との共作ならではの完成度。 結構このイントロは中毒性があるように思える。 歌詞は、フラフープの輪が4分の1回転するだけで棒に見えるように、距離感を感じる君と僕も「僕ら」になるといった感じのことを歌っている。 指で弾いたコインのように、視野や考え方を広げていけば、個性が立体になる。 この個性(≒感性)については後のアルバム曲で再認識される為にアルバムのこの位置になっている。
04. ピースサイン ★★☆ 作詞・作曲:藤森 一転可愛らしく明るいポッフなイントロが流れる。 歌詞も可能性や英雄などポジティブな言葉が選ばれている。 ザビでは少しテンポが変わりアップテンポになる。割とライブ化けする曲かもしれない。 あかぎれや豆だらけの手や鉛筆色した手でも何かを作って、掴んで、守って、拾ったりできる。 そんな可能性を持っているんだよと諭すように歌っている曲。 アルバム「ハナミドリ」や「ソーダ」のポップな曲が好きな人にオススメ。 05. 僕は狂ってなどいない ★★★★☆ 作詞・作曲:hozzy かなり歪んだギター音が印象的なパンクっぽいロックソング。 イントロからネジが一本外れたかのような変な感覚に陥れる。 歌詞も冒頭からイグノフォン(造語みたいな物)を使い不思議な世界観を描く。 イグノフォンを使ったかと思えば「こんな造語、意味など無いのです。」と真っ向から否定するあまのじゃくな歌詞。 リンゴという言葉は人が付けた名前でありその物体が何であるかは味や色や情感、そして自分の感性で分別しなければならない。 でもそんなことを考える「僕」はこの世界から見たら狂いである。 間違いなく、メロディも歌詞も狂っている。カオスである。でも、このちょっと引くぐらいの壊れ方が結構癖になる。 「良いぞ!もっとやれ!」と思ってしまった自分は間違いなく狂っているのだろう。 06. 空を作りたくなかった ★★★★ 作詞・作曲:hozzy 6thシングル曲 「僕は狂ってなどいない」の後だとカオスに感じるから不思議。 イントロはキーボードとアコギ(だと思う)、そしてドラムがループしている。 夢から覚めたときのような意識のはっきりしない気分に誘われる。浮遊感とも言える。 そのままAメロが展開しサビに入る前にエレキギターが入る。そしてサビが終わればまたイントロの状態に戻る。 またAメロ、サビ、戻る。とてもシンプルな展開である。 だかこのメロディはとても複雑であり、歌詞も含めとてもシリアスなアレンジとなっている。 歌詞は、形も存在すらもわからないものを人は輝きを壊すことによって、意味を与えている。例えば空気。 息をして、心臓が動く内はその存在すらも忘れているが、それが破壊されることにより存在に気づく。
07. 羽化の月(FORESTONE ver.) ★★☆ 作詞・作曲:hozzy 4thシングルカップリング曲 オーケストラアレンジが施された曲。 イントロから虫のさえずりが始まり、弦楽器が増えている。ギターなどの演奏はさほど変わらない。 この曲の特徴は中盤の転調である。そして間奏のギターソロは今までの藍坊主の中でも1、2を争うぐらいできがいい。 物語調の歌詞は主人公のルノという生物が風に乗って空を飛ぶと言うもの。飛ぶ辺りで転調しテンポアップ。 最後はイントロのテンポに戻り静かに終わる。 空を飛び回っているときの風景描写を擬態語や擬音語を多用することにより詞のイメージが幅広くなっている。 アルバムのコンセプト的には★4つをあげたいが、カップリング版の方が曲として聴きやすい。 カップリング版と聴き比べしてみると面白いと思う。 08. 不滅の太陽 ★★★☆ 作詞・作曲:hozzy 「羽化の月」の続編的位置付けの曲。2曲セットで聴くととても切ない物語だということがわかる。 ピアノのイントロが不思議な世界感を引き出す。メロディが綺麗でボーカルものびのびと歌っている。 ルノは風に乗り太陽を目指す。でも太陽にたどり着く前に力尽きてしまう。 ルノは逝ってしまうが、卵には新たな生命が宿っている。ルノの命は続いている。 この曲も擬態語や擬音語が多く解釈が少し難しい。 カップリング曲の持つ物語を上手く受け継ぎ、世界観を壊さずに終息させた。2部作としても良くできている。 09. 深く潜れ ★★★★★ 作詞・作曲:藤森 ギターロックナンバー。先ほどまでとはうって変わって削ぐような荒々しさのある爽快感のあるアレンジが成されている。 サビのキーがとても高くファルセットを使いとても綺麗なメロディになっている。 心を樹に喩え、たくさんの言の葉とたくさんの実を付けた樹になるため深く根を張るんだと歌うメッセージソング。 歌の構成、歌詞、メロディが突き出す訴えはかなりパワフル。藤森らしい名曲である。 強い人になるため、地位や感情を持つようになるため、そしてなにより「僕は今、僕のこと、好きだ。」と言い切れるように、 太い枝や幹をつけ、太陽に当たるために、深く潜れ。 アルバムの結論でもあり、感性を形作るために必要なプロセスを歌っている重要な曲。
10. 言葉の森 ★★★☆ 作詞・作曲:藤森 7thシングル曲 エッジの効いたギターから始まる明るいポップソング。 後半辺りのアレンジが素晴らしい。大サビではコーラスをいれ、ギターソロ。ハードロック的なソロだと思った。 本能と理性について書かれた歌詞は、嘘を本当として教えられたら本当になるし、その逆にもなり得る。 理性と向き合うことにより本能とのバランスがとれる。言葉においても必要だから存在するし、要らないと思われるモノも必要だから存在する。 だから人々は数ある中から本当を選ぼうとするし、理性を重視する。存在を肯定することから始まる歌だ。 アルバム全体のまとめとして素晴らしい働きをしている。そしてこの曲を先行シングルとして発売することにより アルバムの世界観に入りやすくする要素となっている。 11. アジサイ ★★☆ 作詞・作曲:藤森 フォークソングのような切り口で展開するポップソング。 ラストを飾るにふさわしい曲調は、今までのアルバムにも通ずる。 何も特別な事をしないで、ありのままの自分で居ることの大事さを歌った曲。 詞の通り、飾らない音を自分たちらしく鳴らしている印象がある。 よく言えばそうなるが、悪く言えばありきたり。 藍坊主でなくてもかけそうな歌ではあるが、詞の切り口はとても藍坊主らしいし、ラストっぽさも藍坊主らしい。 良くも悪くも、彼ららしくありがちなJ-POPな楽曲に仕上がっている。
総評 ★★★★ アルバムの構成、詞の構成、メロディの構成、全てが安定している。 必要なポジションでアクセルを踏み込み、丁度良いタイミングでスピードを緩めている。 11曲入りで45分と、とてもコンパクトにまとめている。 5分を超える曲がないので、聴きやすい。 メロディも覚えやすく、ライブ受け良さそうな曲が多いので(ノリは別として)、良いアルバムだと思う。 ただ、詞については少し癖があり、とても難解であり、迷走しているようにも思える。 哲学的な詞を持ってくると、思想に左右される為、万人の共感が得られづらい。 さらに難解な詞なので、解釈の誤解もあり得る。 このレビューの詞の解釈も私のもので、メンバーの意図とズレているかも知れない。 ありとあらゆる「存在」について深く考えるというテーマは良いが、深く考えすぎて、 聞き手とのズレが生じる可能性も否定できない。 このアルバムの結論は出たが、正解・不正解のない哲学的な詞。 なかなか抜け出せない森に迷い込んでしまったようにも思える。 その森を抜け出せるかどうか。さらに迷い続けるか。 個人的には今の方向性は嫌いじゃないし、「05. 僕は狂ってなどいない」のような曲は好きなので、 もうちょっと迷っても良いんじゃないかと思う。そう思う私も狂っているわけだが…。 いろんな意味で今後の活動を期待している。 シングル曲を試聴して良いと思ったら、このアルバムはとてもオススメ。 前作「ハナミドリ」風を期待しているのなら、あまりオススメできない。 難解な音楽に方向転換しつつあるので、違うアーティストとして割り切るぐらいの気持ちが必要かも。 ジャケ写はhozzy作。とてもきれい。歌詞カードは手書き。悪くはないが、 読み辛いのと、書き直しを線で消すのが(間違えても書き直さない)、不満点だった。 以上。長文すまん。
皆さん乙です。では自分も。 初レビューがサンホラになるとは思わんかった。めちゃ長文です、すみません。 Sound Horizon「Elysion −楽園への前奏曲−」 1.Ark ★★★★ 禁断の愛に堕ちる兄妹。妹は楽園を求めナイフを手に兄へ迫る。 兄妹を監視する何者かは妹の心理を『箱船依存進行』と名付ける。 一曲目からサンホラ節全開。 近親愛の悲劇、聖書の楽園追放を思わせる筋立てといった耽美的な世界が、視点を切り替えて多面的にストーリーを見せる構成で複雑に語られる。 だが曲自体は打ち込みを主体にしたロックで、内容からすると意外なほど負担なく聴くことができる。 歌詞にあまり注意しなければ耳触りの良いアニソンという感じ。特にサビメロは非常にキャッチー、ベスト盤色の強い本作の中でもキラーチューンと言えそう。 本作は基本的に歌担当の女性と語り担当の男性の二人ボーカル体制だが、この曲は女性ボーカルのみ。 ややアニメ声よりのくっきりと聴きとりやすい声質で、曲中の台詞もうまく演じている。 2.辿りつく詩 ★★★★★ 戦争で行方知れずとなった恋人を捜して遥かな旅を続ける娘。 恋人が最期に遺した詩が彼女を支え続ける。 民族音楽を基調にしたロマンティックで雄大なスケールの楽曲。 徐々に盛り上がるストーリーは感動的で、ナレーションも物語の情感を高めていて文句なし。 辛く永い旅路を一人歩み続ける娘、というありがちとも言えるイメージが素直に胸に迫る。
3.恋人を射ち堕とした日 ★★★ 男は魔物から女を助けたために傷を負わされ、やがて自らも魔物と化してしまう。 せめて愛しい人の手で死にたいという男の願い、女は恋人へと哀しみの矢を放つ。 ストーリーはシンプルで理解しやすく、一度聴くだけで物語の世界に入り込める。 冒頭と最後の矢を放つくだりの描写が鮮やかで見事、幻想的でドラマティックな情景が目に浮かぶ。 キラキラした打ち込みと哀愁メロディーを前面に出したポップな曲調もそつがなく、本作の中では一番さくっと聴ける。 4.澪音の世界 ★★★ 黒銀の犬を連れ荒野を往く少女『澪音(れいん)』。 罪に塗れた世界で少女の瞳が映すものは……。 前曲に続き、メロディーで押すアップテンポの曲。 イントロや間奏に使われるバイオリンが非常に効果的で、陰鬱でとっつきにくい物語に優美なイメージを与える事に成功している。 断片的な描写と意味深な語りが続く歌詞はかなりわかりづらい。 ストーリーの不明瞭な部分はあまり気にせず感覚で聴くのもありだと思う。サンホラの曲すべてに言えることだが。
5.魔法使いサラバント ★★★ 死んだ恋人を甦らせる術を求め砂漠の町へ辿り着いた魔法使い。 魔法のランプから現れた少女に彼は何を願うのか。 話の舞台に合わせて曲はアラビア風。 男性ボーカルが魔法使いを誘う怪しい男を演じているのだが、胡散臭い声が異様にはまっていてキャラが立っているのが可笑しい。 ナレーション部分でもアクの強い声が中東独特の雰囲気を出していて、ある意味彼のための曲かも知れない。 結末は少しひねったようなある種のハッピーエンドで、悲劇が多い本作の中ではユーモラスな印象。 魔法使いが叶えたランプの願いは具体的に語られず、想像の余地を残して終わる点も悪くない。 6.雷神の系譜 ★★★★ 雷の紋章を受け継ぐ一族の少年は、長の娘である少女に届かぬ想いを抱く。 封印されし邪神が甦るとき彼の真の力が目覚め、娘と二人手を重ね合って邪神へと立ち向かう。 8分の大曲。スケールの大きな異世界ファンタジー楽曲。 ストーリーラインが明確な上に場面描写もわかりやすく、じっくりと物語の世界に浸る楽しみを味わえる。 ただ内容はベタなRPG風ファンタジーなので、このノリに8分付き合えるかは人による。 個人的には、他曲の手の込んだ複雑な歌詞よりも、こちらの王道ぶりにかなり好感が持てるのだけど。 歌と語りにコーラスと効果音を重ねて臨場感を出し、テンポに緩急をつけて盛り上げていくダイナミックな曲構成もいかにも大曲という感じで楽しい。 ただこういう曲だと打ち込み主体ゆえの音の弱さが目立つのが残念。しっかりした演奏陣でやれば名曲になりそう。
7.檻の中の花 ★★★ 時は19世紀末から20世紀初頭。 謎の舞台女優『Michele Malebranche』が引き起こした三つの奇怪な殺人事件が語られる。 アコーディオン風の音が響く、いかにもパリの街並みなイメージの曲調。 フランス人の話でこれをやるのはいささか安直に思えるが、手っ取り早く曲の印象を付けて聴きやすくしているという点ではこういう作りもありか。 中盤までは女性ボーカルによる歌で事件を一つ一つ描写していき、後半は男性ボーカル演じる心理学者が事件を分析するという構成は面白い。 ストーリー描写は陰惨でまったく救いがないので、ゴシック的な美意識に共感できるかどうかで評価が割れそう。個人的にはけっこう好きな世界。 8.Yield ★★★★ 一夜の情事を忘れられず、永遠の恋を夢見る娘。 一人の男に二人の女、娘が首を刈り取ったあと、最後に残るのは誰? 果実の収穫をモチーフに展開される民族音楽調の曲。 血なまぐさいドロドロしたストーリーと哀調を帯びたアイリッシュなメロディーが絡みあい、独特の情感を生んでいる。 アウトロの切なげなコーラスはアルバムの締めくくりに相応しい。 ナレーションの、世界には安定した数字が必要うんぬんといった部分は興ざめでよろしくない。 メロディーと全体の雰囲気がとても良い曲なので、軽く流して聴いている時の方がかえって良い感じ、気持ち良くアルバムを聴き終えられる。
総評 ★★★★ 全曲の作詞・作編曲を務めるサウンドクリエイターRevoを中心とした音楽集団Sound Horizonのメジャーデビュー1stアルバム。2004年発売。 インディーズ時代の楽曲からの再収録が中心で、ベスト盤およびサンホラ入門編と言える内容。 サンホラ楽曲の最大の特徴は、どの曲もファンタジックなストーリー仕立てになっていること。 複数のボーカルによるナレーションや台詞が曲中に挿入されており、物語を楽しむ音楽としての性格が強い。そのためかなり聴く人を選ぶ。 各曲がつながってアルバム全体で大きな物語となるのがいつもの趣向だが、本作は再収録曲が中心なので、つながりのない独立した楽曲群となっている。 そういう意味では普通のアルバムに近く、身構えずに楽しめる。 歌詞(ストーリー)は耽美色の強い悲劇的なものが多い。 複雑な世界観を練り上げるために、実際の歌と歌詞カードの表記が異なるなどといった様々な工夫がなされており、そうした演出が好きな人にはたまらないだろう。 物語の中には明確に語られない部分も多く、聴く人一人一人に自由な解釈をゆだねている。 ストーリーラインが破綻しない程度にうまく謎めかしている点はかなりの計算が感じられ評価できる。 こうした特徴から「歌詞が深い」と評されることも多いようだが、それはやや疑問に思う。 構成に凝って生や死を描けば深い詞だというのは違うだろうし、4曲目に特に見られるような難解な言葉づかいはかえって安っぽくも思える。 個人的には2、6曲目のようなわかりやすい表現でストレートに語る歌詞の方がずっと魅力的。
音の方はと言うと、ロック・ポップスを基調に曲に応じて民族音楽やクラシックなどをこだわりなく取り入れたものとなっている。 ジャンル問わずの雑多さと、それらを美しいメロディでキャッチーに仕上げるRevoの手腕はなかなかのもので、アニメ・ゲーム系の作曲者向きの才がうかがえる。 初めて聴くリスナーをまず曲で捕まえて、それから徐々に物語の世界へ引きこんでいくスタイルができているのではないか。 ファンタジーストーリーを音楽でやる、というのはプログレ系バンドなどにいくつも前例があるし、その点では斬新ではない。 だが一貫して物語形式にこだわり、徹底的に作り込んでいる事で唯一無二の個性を獲得しているとは言えると思う。 ここまでやったなら褒めるしかないという感じで、所々に顔を出すチープさも魅力に変えてしまうようなところがある。 現状で他に似た存在がいないのは確か。 とりあえず美味しいところを一通り聴けるので、最初の一枚に良いアルバム。 ただ、本来のウリの一つであるアルバム全体の統一性は味わえないので、本作で興味が湧いた人は他のアルバムをじっくり聴いてみることをすすめる。
>>442 >>448 乙です
かなり疲れた…。
想い出波止場/大音楽
1990年作品 発売日不詳
1.ASTRO VOLCANO BREAK DOWN ★★
地響きのような音が鳴る中、人の声がしていきなりでかい音が「ドーン」と鳴る。
背景では一瞬パンクになったり、そのあとは奇妙な音楽がゆったりと繰り広げられていたりするのだが、
最初に鳴った「ドーン!」というでかい音が不定期に鳴るので心臓に悪いです。響く悲鳴。
この曲はブックレットに書いてある山本さんによる説明を読むと納得すると思う。
2.SURFIN’ U.F.O ★★★
7インチでも発売されている曲。サイケデリックなロックナンバー。
山本さんが叫ぶ。
「お前の敵は人間だ!お前の敵は世界だ!お前の敵は宇宙だ!お前の敵はお前だ!!」
うーん、程よくトリップ。シンセが奇妙な世界観に華を添えたり遥か彼方でピアノが不協和音を奏でたりする瞬間も有り。
3.EGG HEAD ★★★☆
レクチャー(英語)の背後で不穏&不定形な演奏。
ギターが弾けまくる。後半になると津山さんの裏声も炸裂して何が何だか。
ちなみにこの曲の中で講義しているDAVID HOPKINSさんという人物はPublic Bathレーベルの主宰の方だそうです。
4.MOTHER ★★★★ グニャーッとしたリズムから始まり、その後もやや遅めのテンポで進行。 シンセがまるでお化けが出てくるときの効果音の如く不気味に響く。ギターも不安感を掻き立てる音色。 その混沌の中を変に加工された山本さんの声が進む。 最初は普通に歌っていたもののだんだん言葉も判別できないような雄叫びに変わっていく。 ブックレットには「歌の内容が恐ろしいから全身に震えが来てほとんど歌えなくなってる」という内容の説明が載っている。 が、多分山本さんはまともに歌う気は毛頭ない。 「『生き死に』に関する仮説」とあるが、歌詞の内容が分からないためどんな仮説なのかわかりゃしない。 ちなみに前述の「SURFIN’ U.F.O」の7in盤のB面には「MOTHER U」という曲が収録されている。この曲の別バージョンか? 5.墜落行進曲 ★★★ タイトル通りの行進曲のリズム。そこに不気味なシンセの音色が乗る。 墜落していく何かの破片の軌道を思わせるその音色はメロディーを奏でそうで奏でない。 ドラムとシンセによる「墜落」の再現が終わると急にアコースティックギターが哀愁漂うメロディーを弾く。 真っ暗な部屋でアコースティックギターを弾く津山さんの猫背が目に浮かんできそう。 6.C.T.I ★★★★★ ジャズっぽい。でも本物のジャズよりずっと凶暴で、ジャズが表現するような静寂と色気はそこには無い。 とにかく4人の大人がジャズっぽく暴れてる様。シンセは今回は賑やかし担当。疾走感ではこのアルバム中一番。 最後のほうでちょっとジャズのそれっぽく静寂を表現。でもやっぱり暴れずには終われないぜ。 ブックレットの文章も暴走している。でも暴走しすぎて最後のほうちょっと発狂してる。 7.NUBA-U ★ 異国情緒あふれるけど何処の国なのかさっぱりだ。とりあえず日本でないことは確か。 歌入れを二階の押し入れでやったと書いてあるが、本当か?
8.MARINE SNOW ★★★★ このアルバムの中で一番幻想的なナンバー。ギターの音が前面に出ている。 エコーをかけられた山本さんの声が遠く響く。静かに暗い海底へ潜っていくような壮大なメロディー。 時々「カラーン…カーン…」という金属音(ウィンドチャイムの音をもっと低くしたみたいな…)が鳴る。 そしてその音でこの仄暗い海底を行く幻想の旅は終わる。 9.宮 ★★★★★ はい、ヤバいです。サイケデリックなロックナンバーっぽく始まり、山本さんは意味不明な歌を歌う。 と、曲がいきなり崩壊。山本さん絶叫。と今度は女性のスキャットが顔を出し、演奏もそれに合わせて一応はまともになる。 が、やっぱり崩壊。ぐじゃぐじゃになってもうリズムがあるんだか無いんだか。山本さんがまた絶叫。 シンセはやっぱり賑やかし担当。もうぐっちゃぐちゃなのに「gdgd」にならないところは流石。 ブックレットの楽曲紹介には「『宮』(という漢字)の持つ、不吉でカラフルな印象そのままの楽曲」とあるが、まさにその通りだと思う。 ちなみに途中で出てくるスキャットを歌っている女性はBETSY HOPKINSさんというらしいです。…奥さんですか(「EGG HEAD」のレビュー参照)。 10.NUBA-T ★ のこぎりの音を表現したと思しきバイオリンの音が耳障りに響く。奇妙なハミング。変な終わり方。
11.首ひろい ★★★★★ タイトルだけ見た時はそのタイトルから予想して「2分程度の変な打ち込みナンバーみたいなやつかな」と思ってました。 …予想は見事に外れてました。8分あります。しかもかなり重圧なナンバーです。タイトル絶叫してますよ。「くびひろい!」って。 金属音っぽく聞こえるシンセが不気味。ギターもサイレンっぽいハウリングを鳴らしたり…もう重いうえに不気味で苦しくなってくる。 ふざけていたように見えたタイトルもなんか凄く不吉で禍々しいものに感じられてくる。山本さんも何言ってんだか分かんない。 もうとにかく重くて不気味で今聴きながらレビューしてるんですがこんな真っ暗な部屋で聞かなきゃよかったって感じです。 ドラムにリバーヴがかかってわけわかんなくなった後、やがて混沌がぽっかり口をあけ、そこに演奏は雪崩れ込む。 そして残響だけが残されたのだった。 12.A SCAB FORMS CRONE ★ 長谷川さんによるピアノの演奏。でも不協和音。ホラー映画のBGMみたい。最後まで不穏まっしぐら。 四十分に亘る混沌に、静かに幕を下ろす。 総評:★★★★★ 想い出波止場のファーストアルバム。しかしこれが混沌と混乱の連続。安心して聞けるような曲はほぼ無いに等しい。 「金星」「VUOY」あたりで見せる、ポップな要素はこの作品にはない。よって初めての一枚にはお勧めできない。 でも山本精一という人を少し分かってるなら十分許容範囲だと思うし、ボアダムス初期が好きな人は案外この作品から入るのもいいかも。 ふと、今このアルバムを聴いた後にこのアルバムに収録された音を聞いて感じる事が何か似ていることに気づいた。 …あれだ。オカルト板にある「巨大なものが怖いという」スレに張り付けられた画像を見て感じる畏怖に似ている。 それも「ダム穴」のような即効性のある恐怖ではなく、夜の工場の後ろに立っている異常なまでにデカイ鉄塔を見た時の「ゾクッ」とくる恐怖に似ている。 ブックレット内に書かれた序文にあったこのアルバムが「大音楽」と名付けられた理由、自分はよく理解していなかったのだけれど、今理解した。 スケールの「大きな音」というのはこういうものだったのか。誰の心にも響くとは言い難いが、とにかく名盤であることは間違いない一枚。 眠いよ…。
>>440 >>446 >>452 >>457 乙。動画サイトでチラチラ聴いてみます。
ROCK PIT/HIGH and MIGHTY COLOR
1.AMAZING ★★
ゆったりしたピアノから入ったかと思うとネジ巻きの音が聞こえ、オルゴールとの共演になるイントロ。いきなりテンポアップして、
今作に多い「ビート系寄りV系」的なロックへ。コードの流れはベタで今更な感じだが、高音へ昇らずに中音域をさまようアンニュイなボーカルが
曲名通り不思議なムードを出している。数ヶ月前にリリースされたシングル集ではポップ路線へ移行する兆しをはっきり見せていたが、
蓋を開けてビックリ。ドラムのSASSY手数多っ!!いくらマーキーもマシになりつつあるとはいえ、これだけドラムが被ると厳しい。
前にも増してバランスが悪いが、まさかこれが後々に説得力を持ってこようとは。
2.Break Now! ★★★
単純明快なロックに彼らなりの味付けをした、疾走感のある1曲。実質ユウスケがメインで、マーキーは脇に回る。
サビの歌メロがそのままギター、ベースとユニゾンになっていたり、基本的にストレートな曲だが、バスドラの手数が不自然に多く、
悪ノリ加減が妙に爽快。そこでそんなに踏むの!?という突っ込み所満載だが、今作は延々こんな感じなので二度目に聴く時には慣れる。
シングル集の流れ的にはマーキーに屈したかと思われたSASSYがまさかの反撃。どうなるハイカラ!?
3.TOXIC ★★★
彼らの曲にしてはメロディアスな、二段構えのサビを有する曲。しかし今までの彼らの曲とはやはり様子が違う。
ユウスケと絡むときはメタリック、マーキーが歌うときはシンプルなバッキングと演奏スタイルを使い分けてきた彼らだが、
この曲ではマーキーが歌ってる最中に遠慮なくSASSYの派手なドラムが被さる。サビの低音部分でバンドの轟音に呑まれているマーキーが
高音に逃れようと浮上する時も、そこを追い討ちするようにドラムのフィルが。さらにサビ全般でユウスケの「ヴァ〜〜〜イ!!!」という
デス声が入る。マーキー危うし。てか扱い悪っ。温室育ちの歌姫だった彼女もついにバンド内での自分の居場所を懸けて戦う時が来たか。
4.フラッシュバック ★★★ 今作に多い、V系っぽいキメやシンコペーションを高頻度で盛り込んだ曲。マーキーのオマケ的な以前のイメージから一転、 ユウスケがソロで普通に歌うパートが明らかに増えている。マーキーの声域の狭さが作曲に影響しているのか、メロディに特筆すべき点は無く、 ギターのプレイもソロ含め随分ベタに感じるが、ギターソロ終盤のドラムの無茶な盛り上げぶりは面白い。 サビの頭打ちリズムに絡ませてメロディアスなラインを弾くベースもナイス。 5.HINATA ★★ うって変わってハネモノポップ。高音タムを効果的に使ったドラムや歯切れ良く弾くベースは曲のポップさを際立たせているが、 ギターは無策。歌とギターだけになるパートでも妙にストロークが無機質。もう少しもったいぶって1音ずつ重ねていくように弾いても良かったのでは。 音作りもハードすぎるような。隠れた聴き所はギターソロ中に煽りを入れるドラムと、それにきっちりリアクションしているベースの駆け引きか。 6.EARTH ★★★ 重苦しいイントロで入るミドルテンポの曲。「地球は丸くて青い」とか言い出すので何の歌かと思ったら、「争いが地球を滅ぼす」的な主旨の メッセージソングだった。普通に考えればボーカルをメインにすべきだが、そうはさせじとSASSYが横槍を入れるのが今作。 当たり前に考えてバランス悪いのだが、暴走ドラムにかき消されるボーカルという構図が「銃弾と爆発音にかき消される非力な少女の悲痛な叫び」 というイメージを狙ったものだとしたら見事。絶対違うと思うが。ちなみに自分の中ではここで生まれた「弾幕の中の歌姫」というイメージがこびり付き続け、 何だかハイカラをポジティブに楽しめるようになってしまった。 7.*SKIT* ★ インタールード的な、デジロック風の短い曲。目新しいセンスはないが、ユウスケのみで歌う数少ない曲。
8.ギャンブリング ★★★★ ツインボーカルのバリエーションが以前より増え、ユウスケがAメロを任されてマーキーがBメロを受けるというパターンを繰り出してきた曲。 ベースのスラップとユウスケのラップの組み合わせで牽引するAメロから、マーキーの歌をダンサブルなドラムが後押しするBメロへの繋ぎは、 狙い通りツインボーカルの醍醐味を感じさせる。サビは2段構えで、シンコペーションだらけのサビ前半の疾走感をさらに高めるように オモテ拍を強調した縦ノリの後半へなだれ込む。ギターは今ひとつ蚊帳の外っぽいが、それ以外のメンバーはそれぞれ個性を発揮した曲。 9.メキメキ ★★★★ 何となく前曲と被るが、こちらはGO!GO!7188的なGSテイストを盛り込んだ、ダサ目のキメでのクールダウンが印象的な曲。 歌い回しも普段より乱暴に歌い放っている感じで、気取っていたデビュー当時に比べ随分なりふり構わなくなってきた印象。 ギターはやはり印象に残らない。どうもバッキングが退屈な気がするのは、テンポの速い曲が多いわりに切れのあるカッティングをあまり聴かせてくれないせいか。 速弾きソロもリズムが怪しい上フレーズがベタ。速弾きなど出来そうにないチャット橋本やバクホン菅波でも、ギタリストとしてよほど 決定的な仕事ができる気が。 10.ZERO SYMPATHY ★★★★★ どこかで聞き覚えのあるベースのスラップで始まる。こう声優が4人くらいで…いや気のせいか。接点ないし。 と思ったら何とマーキーとユウスケの小芝居が始まる。ユウスケの喋り方が抜群にバカっぽいのが非常に効いている。第四の羞恥心。 落胆の「マジで〜〜?」のションボリ感は異常。残念系の超新星誕生。音楽聴いてこんなに笑ったのはm.c.A・T以来。 しまいにはデス声で「ラブ!!フォー!リン!ラブ!!」などと叫び出す始末。格好よくキメていたいという体裁を捨てて一皮むけ、 まさかのマシンガンズ路線を開拓した迷曲。どうなるハイカラ!?ファン的にどうなんだハイカラ!?
11.ROSIER ★★★★ とんでもない曲順に配置しやがった。まずそれが見事。トリビュート盤の楽曲中でも否定的な意見が多かった、ルナシーのカバー曲。 原曲で河村が気取って囁く「この世界…」の台詞部分を低音デスヴォイスで差し替えたり、普通の歌ものロックの許容範囲を超えて 無駄にバスドラを詰め込んだりと、原曲を思いっきり茶化して景気よくハッピーに仕上げたエンタテイメント曲。KYかつノーリスペクト。 ルナシーファンが納得するかは分からないが、個人的には曲順で数段パワーアップしているように感じた曲。 12.東京ナイト ★★ そういえば無かった、重くて鈍いデスメタル路線のイントロで始まる。しかしスローテンポのメタルとして貫徹する気は無いらしく、 歌が入るといきなりビート系っぽい普通のロックに。相変わらずマーキーを潰すように手数を被せてくるSASSY。勿論ドラムに力負けしないパワーが ボーカルにあれば相乗効果でヨクなるのだが、今のマーキーには厳しい要求。しかし、このマーキーの扱いのぞんざいさはもはや今作の鍵。 今後ユウスケ1本に絞ることも充分あり得そう。間奏では、少なくともリズム体はメタルだけのプレイヤーでないことを感じさせてくれる。 13.手紙 ★★ またもやAメロをユウスケに委ね、普通にメロディを歌わせるが、普通に下手なため出鼻をくじかれる曲。やっぱユウスケ一人は無理かも。 どちらかというとバンドの演奏を主体にしたい曲のようで、メロディの作りは平凡で、サビへの繋ぎも雑。 確かに彼らは演奏の表情の変化には凝るほうだが、看板ソングライターがいないという印象も。 14.木漏レビノ歌 ★ 何とも中途半端なポップスになってしまった感のあるラストナンバー。サビは彼ら自身の別の曲とCHARAの曲を混ぜたような印象。 初めて歪んでないギターをメインに据えたこと以外には取り立てて言うことも無い曲。やはりポップス路線は嫌々なのかも。
総評 ★★★ バランスが悪すぎて逆に稀有なバランスを手にした感のある、ハイカラ4th。 彼らの作品はシングル集しか聴いた事がないが、明らかにこちらの方が面白い。というか、変遷が面白い。 まずSASSYのネジが飛んでいる。元々彼は足し算主義のドラマーという印象だったが、明らかに叩きすぎている。 ガネクロで同じ事やったら確実につまみ出される。SASSYだけならまだしも、ベースのmACKAzもかなり技術が向上し、プレイが派手になっている。 abingdon boys schoolと回ったツアーでIKUOのベースに感化されたという事らしいが、マーキーにすれば最悪のシナリオ。 「よりによってabsかよ!!ELT路線は!?」とわめいても時すでに遅し。少なくともリズム体の2人はマーキーに本気で西川クラスのパフォーマンスを 要求し始めている。鬼軍曹。自分の歌が一番よく聞こえるようにお膳立てされてきた歌姫が、突然砲弾飛び交う最前線で声を張り上げて 歌うことを強いられてしまった。もはや必死に叫んで存在を主張しないと、バンドの轟音にかき消されて、歌っている事さえ気付いてもらえない。 CDでは普通に聴こえるが、ライブは一体どうなるやら。ともかく、結果的に非力さが際立ったことで、「弾幕の中の歌姫」という陰のあるキャラが立った。 自分の中では。技術的には遥か格下だが、実はabsではどうやっても手にできないような独特の世界観を成立させてみせた不思議な作品。
463 :
名無しのエリー :2008/04/18(金) 01:52:22 ID:HLK/9qkh0
乙wwwwwwwww
>>462 4th聞いてないけど、ハイカラはオリアルは(1st以外)相当はっちゃけてると思うよ。乙ー。
>>446 乙、藍坊主今度借りてみるか。
>>448 乙。
サンホラのレビュー書いてたら先客が。どうしよう。
気合いの入ったレビュー乙です。
知らないグループのレビュー読むのも面白いね。
>>464 かぶっても気にせず書いてくれると嬉しいです。
Lost/Sound Horizon 1. Sound Horizon[mode:Lost] イントロダクション、あらまりがこの後の曲のサワリを語っている。 なかなかに凝ったコード進行が聞かせどころ。 2.白の幻影(White Illusion) ★★★ じまんぐが英語で歌い上げるハードロック。 ハープシコードなどの楽器の使い方は上手いが、それ以上に語れるところは少ないか。 Revoの作曲能力の片鱗は垣間見えるが可もなく不可もなく。 3.恋人を射ち堕とした日 ★★★★ 後発アルバムの「Elysion〜楽園への前奏曲」にも収録された今曲は、初期サンホラの真骨頂とも言える一曲完結系。 「忘却と喪失の間(はざま)で揺れる」とのキャッチコピーにふさわしいストーリー性が素晴らしい。 肝心の曲は打ち込みのチープさが少し残念(これは初期曲全般に言えるかも…)だが、Revoらしい起伏に富んだメロディラインが炸裂、これを歌いこなせるあらまりも見事。
4.魔法使いサラバント ★★★☆ 胡散臭い髭の男が炸裂www…失礼しました。 この曲も「エリ前」収録、ストーリー性は充分ながら歌詞の形式は詩というよりも物語。 曲は題材が砂漠ということもあり中近東系アレンジ。舞台設定がわかりやすく好印象。 この曲にはユニット"kukui"で活動している霜月はるかが「Chronicld 2nd」と同様にゲストボーカルに迎えられている。 5.檻の中の遊戯 ★★★★★ ピアノを主体とした軽快なワルツのような曲。 Revoは4拍子よりも3拍子の方を得意としている節があり、今曲でもその素質を前面に出している。 サビ以外には5拍子を使用しているが、変拍子が不自然に聞こえない作編曲は見事。 オープニングのオルゴールから臨時記号のオンパレードで、詞の中の「狂気」を曲にも浸透させている。 非の打ち所が無い一曲。 6.記憶の水底 ★★★★☆ 少し休憩、詞は全てあらまりの語りによる。 ただ作編曲に手を抜くことはカケラもなく、「記憶の不確かさ」を表すかのようなフワフワした編曲とコード進行が印象的。 全体に"濃い曲"が多い今作、いい緩衝材である。
7.失われた詩 ★★ 民謡というか伝承歌というか、アコーディオンの音が耳に残る。サンホラ曲にしては個性が薄いか。 「エリ前」Tr.2の「辿りつく詩」と内容がリンクしている。 ちなみに歌詞は造語である(歌詞カードには日本語で書いてある)。 8.緋色の花 ★★★ アップテンポな曲。初めは3拍子だが、途中で4拍子に。打ち込みドラムは細かい音符を多用し、ブレイクビーツのような仕上がりになっている。 ただ、サビではただのロック調になり、少々ベタ。 なんとなく音づかいがTr.4とカブる上に、歌詞の完成度で見てもこちらが劣るため目立たない気も…。 9.ゆりかご ★★★★★ 編曲の勝利か。歌詞の鄙びた部分とシリアスな部分とで大幅に曲調を変えたことでメリハリが効いている。 あらまりの歌いわけも秀逸。第二期サンホラでの契約切れが本当に悔やまれる。
10.永遠の少年 ★★☆ ま、また3拍子… バックの子供風のコーラスが恐怖感を煽る。音も全体に不気味な雰囲気を出している。 第一目標が音よりもメッセージ性を伝えることのようで(現にあらまりの語りのみである)、本腰を入れて聞く曲では無いかも。というか本腰入れてたら洗脳されそう。恐い。 11.忘レモノ ★ 入れる意味あったのかなぁ…。 ピアノの独奏曲。詞が無いためサンホラアルバムの最後を飾るにはパンチが弱い。 Bonus1.ぴこまり☆ジャンケン ((゚д゚;))←最初聴いたときこんな顔になった あらまりがぶっ壊れ、別人格のぴこまりが暴れ回る。どこぞのキャラソンよりも電波。 どうやらこのCD発売時に「あらまりとジャンケンをして、買ったら景品をプレゼント」という企画があったらしく、そのプロモーションのようだ。 この壊れっぷりは「Pico Magic」・「Pico Magic Reloaded」で強化版が楽しめるが、どちらも今は廃盤になっている気がする。 Bonus.2 高速の魔法使い ただの早回しです。
総評 ★★★☆ Revoを中心とした音楽集団Sound Horizonの3rd story CD。 全体に音が軽く、安っぽい感じはするがストーリー性は当時から強固に存在し、独特の世界観を作り上げている。 "Xsus4→X→Ysus4→Y"という、いわゆるRevo節と呼ばれるコード進行はまだない。意外。 4th story CD以降との大きな違いは「短編集」か「長編小説」か。「短編集」が好きな人にはオススメ…これって廃盤だっけ? ちなみに厨二病クサい物語やら曲中セリフがダメな人は全曲☆評価(Tr.11は★★★くらいかも)でしょう。 あ、グロいSEが使われ始めたのは「リヴァイアサン」なので、このCDは大丈夫です。 (★2点、☆1点の10点満点。Tr.1とBonus1,2は評価なし) ハレンチ☆パンチの「Doki Doki!ファースト☆パンチ!」かトラビットの「トラビット」に挑戦する猛者、いません?w 両方挫折してサンホラに逃げたものでwww
472 :
名無しのエリー :2008/04/18(金) 23:26:56 ID:Tq6iGBvs0
ハイカラCD聴くどころかライブに行きたくなったw
Jungle Smile 「ジャンスマポップ」 01: 風をおこそう ★☆ 「あ、コレ聞いたことある」と言わせることができれば十分元は取れてるデビューシングル。 マイラバ全盛期に二匹目のドジョウを狙った男女ユニットをイメージしてくれれば大体OK。 結論としてこの場所のドジョウは乱獲されてました。 02: 片思い ★★★ アコースティックやラテン系の打楽器、エレキギターソロなど様々な楽器・編集を駆使して、とにかくいくのが切なく歌えるように徹する。 ここで紹介してしまっては元も子もないが、リスナー自ら、この曲はすでに告白が失敗した後で「片思い」と題していることに気づいてほしい。 03: 冒険(ロマン) ★★ コレを「ロマン」と読ませていいのか歌詞を見てもわからない。 吉田のハモリはいくののまろい声と対比になるから許せていたが、BPM早めのこの曲では邪魔にしかならない。 04: 小さな革命(Original Version) ★★★★ 「私を変えてみせる」と決意するところから始まる小さな革命。 二度目のサビからドラムが手数を増やし、休符が目立つように刻み始める。 息継ぎが難しいようなリズムの中で「自分らしさの殻など壊しちゃえばいい」と歌ういくのの苦しげな声。 最後、低音が消え憑き物が落ちたように「もう行かなきゃ」と革命が終わる。
05: 林檎 ★★★☆ もともとシングル予定だったが、何故か差し替えられてしまった不運の林檎。 音に対して発声のタイミングを溜める癖のあるいくのが色っぽいと言うか、つやっぽいと言うか、官能的というか、つまりエロい。 「あなたの下で初めての痛みとめざめを覚えたの」 打ち込みドラムのざわめき方・水音のようなピアノなど、ヴォーカル抜きでトラックだけ聞いてもインストとして切れるレベル。 06: おなじ星 ★★★☆ ジャンスマで最も有名なポップチューン。 「たとえ貴方が女に生まれていたとしても、私の心は必ずこの場所たどり着いてるわ」 直截的な表現を通り過ぎ始めたいくのの歌詞。 ここから「おなじ星」と言う部分だけを切り取って付けたタイトルは見事。コトリとはまっている。 07: 同級生 ★★ 7拍(?)の変拍子が電車の揺れを表現しているのか、生々しくなくリアルな歌詞。 「女って自分から振った男にはいつまでもそっと思われていると勘違いしてるね」と自虐的に感情的になるでもなく流すいくのの感情表現はマイナス方面にプラス3ぐらい特化している。 08: 白い恋人 ★★★ ジャンスマで2番目に有名であるだろう白い恋人。 この曲を聴いてカズンとか思い出してくれても良い感じの良曲。 珍しい音を使っているわけでもなくシンプルに力勝負出来る聞きやすい曲だが、サビ前からの吉田のハモリを端的に言って消してほしい。 09: 翔べ!イカロス ★★★★ ベストのボーナスにはこの曲の合唱版が入っている、そういうタイプの楽曲。 死ぬと分かってても羽ばたいたイカロス、幻と分かってても行くしかない僕ら。 サビの裏で遠く吼える管楽器の重なりが僕らの行く先を照らしている様でいい仕事をしている、イカロスが辿り着いた先も光に照らされていたわけだが。
10: 祈り(Single Version) ★★★★★ 夜明けがこないように祈る様は、子どもを見守る母親の祈りにふさわしい。 吐息が漏れた後に発音される能登レベルのウィスパーヴォイスがアコギとアコーディオンにのって、正常な感覚を奪う程。 11: 16歳(Original Size) ★★★★ 君の自転車の後ろに乗ってドキドキしてた駅までの道。 冬になってやっと二人手をつないで歩いた。 あどけなく時は流れていた16歳の時間。 「あの時、抱かれていたなら今も君といれたのかな」 私の全てを見せても受け止めてくれただろう君との初体験の歌は、痛いくらい切ない。 12: 抱きしめたい(Original Size) ★★★☆ 強くて人気者、頭も良くて隙が無いあのヒト。 愚図でノロマな私はきっと嫌われている。 そんなアナタが一人で泣いているところを見てしまった。 そんなアナタが「話したいことたくさんあるんだよ」と声かけてくれたのに、抱きしめる勇気が無かった。 抱きしめるという行為には、抱きしめる側も受け入れてもらう不安があることを描いた詩世界が秀逸。 この曲のギミックは自分で解いてほしい。
13: メルヘン(JS-Pop Mix) ★★★★★ 眠りに落ちる直前のようなあやふやな音こそがいくのの魅力を最大限発揮できるステージなのかも。 お花畑で私を犯して 後ろから触れて 重力を消して ピアノの下で服従させて 赤児のようにここでおやすみ。 子守唄のようなやさしさに包まれた、二重の意味でのラブソング。 14: チェリーボーイ ★ 内容は童貞ソーヤングと変わらない。 峯田が叫ぶのと、女の子に応援されるのでは全く違うのでなんていうか耐えられない。 総評 ★★★ 良質なポップメイカーであり、類稀なエロスの体現者だったジャングルスマイル。 メロディラインは耳障りの良い平凡な道を辿るが、周りの音世界はいくのの邪魔をしないレベルで背景を変える。印象派の画家のように。 直截的な性表現は予想以上に生々しいが、そこに椎名林檎やCOCCOのようなえぐみは無くむしろ切なさを増加させる。 今このポジションは誰が確保しているのだろう。 エロかっこいいなどと、内実エロイだけの女性よりもよほどエロイと思うのだが。 坂本まあや辺りがドストレートにフランス書院を朗読してもこうはいかないだろう。 ジャンスマの後継が早く自分の耳に届きますように。
>>474 乙
ここってライブアルバムのレビューしてもOKなのかな?
>>474 乙
ライブアルバムのレビューもまとめサイトにあったはず
どんどん落としてくださいな
ハイカラのレビュー面白かったww たぶんマーキーをメインにしなくなったのはセルフプロデュースになったからかと思われ
PerfumeのGAMEお願いします
ではライブアルバムのレビューを投下させていただきます。 ART-SCHOOL 「BOY'S DON'T CRY」 1.水の中のナイフ ★★★ グランジ色全開のヘヴィーな曲、一曲目に相応しい。ライブではほぼ必ずやってると言ってもいいほどの定番曲。 2.NEGATIVE ★★☆ 軽快なロックナンバー。1番サビ後に「願って!」のシャウトが入ってる。ひなっちのベースがブリブリ。 3.EVIL ★★★ ドラム→ギター→歌→ベースの順で入ってくる。シンプルなリフが印象的な分かりやすい曲だと思う。沈黙と激しさが入り乱れる荒々しいグランジ。木下の歌い方もヤケクソ。 4.モザイク ★★★☆ 静かなAメロ→激しいサビの流れを繰り返す曲。ベースの存在感がありまくり。単調に聴こえるかもしれないけど悲壮感たっぷりの素晴らしい曲です。ただ、間奏で「フゥー!」って叫んでる奴がいてちょっと気になる。 5.ガラスの墓標 ★★★☆ CDと比べるとかなりテンポが速い。終始流れてるアルペジオがいい雰囲気を出してる。歌詞変えあり。
6.foolish ★★☆ CDよりもさらに攻撃的でイントロが格好いい。サビのメロディーと木下の声がマッチしてると思う。 7.DIVA ★★★ 構成自体はシンプルなロックナンバーだけど飽きることなく聴くことができる。シャウトからラストサビへの流れが鳥肌。 8.エイジ オブ イノセンス ★★ 「疾走」という単語を「しっせい」と発音してるのが気になる。それ以外はあまり特筆すべき箇所がないかも。 9.ダウナー ★★☆ CDの歌い方は気持ち悪いけどこれは普通。2番Aメロの出だしで歌詞を間違えてる。テンポが速くあっという間に終わってしまうといった印象。 10.BUTTERFLY KISS ★★★☆ 好き嫌いが分かれる曲だと思うけど個人的には好き。演奏が前のめりだけどメロディーと歌詞は秀逸。 11.車輪の下 ★★★ これもライブの定番曲。シンプルかつヘヴィーなベースが格好いい。「アイソレーション!」と一緒に叫びたくなる。
12.MISS WORLD ★★★☆ 歌詞を少し変えてる。Bメロから勢いでサビに持っていく演奏は圧巻。 13.ウィノナライダー アンドロイド ★★★☆ イントロのギターが大好き。CDだと綺麗で静かな曲だけど、なかなか激しい曲になってる。Aメロの時のギターがちょっと先走ってる気がするけど、これは隠れた名曲です。 14.LOVE/HATE ★★★★ 歌詞がこれ以上ないってくらい退廃的。サビ後のブレイクのような演奏がより一層悲壮感を高めていて素晴らしい。とにかく鬱になります。 15.ジェニファー'88 ★☆ 個人的に好きになれない曲。テンポはいいけどそれだけな感じがする。歌詞もイマイチ。 16.サッドマシーン ★★★ イントロのアルペジオが格好いい。攻撃的というよりは心に突き刺さってくるような曲。うまく表現できないけど。 17.シャーロット ★★★★ とにかく切なくて木下の掠れたファルセットがそれにさらに拍車かける。確か木下が亡き母親に捧げた曲だった気がする。名曲です。
18.ロリータ キルズ ミー ★★★★ ライブで本領を発揮する曲。イントロからどんどん激しくなっていって最終的に崩壊するかのような展開が見事。 19.OUTSIDER ★★ 未発表曲。やたらとテンポが速くてめちゃくちゃ。勢い以外は何もない。 20.FADE TO BLACK ★★★☆ シンプルだけど重厚感はたっぷり。個人的にイントロがツボ。どんどん加速してシャウトで終わるラストサビがたまらない。 21.FIONA APPLE GIRL ★★★ ゆったりとしたCD音源とは違いロックチューン。印象が全く変わるから面白い。曲自体はあっという間です。 22.UNDER MY SKIN ★★★☆ なんと言ってもひなっちのベース。格好よすぎる。攻撃的で激しいグランジ色の強い曲。サビの歌い方がいい。 23.斜陽 ★★★ ラストはやっぱりこの曲。メロディーがいい。曲が終わった瞬間「あぁ、終わったなぁ…」って感じになる。
486 :
名無しのエリー :2008/04/20(日) 00:29:03 ID:pspely5kO
総評.★★★★☆ ART-SCHOOLの第一期完結を銘打ったライブアルバム。各地のライブのベストテイクを集めたアルバムで選曲もバランスがいいので初心者にもオススメ。DVDも付いてるけどそっちはイマイチ。 以上、スレ汚しすみません。
みなさん乙です。 Perfumeが大ブームを巻き起こす中、時代の流れを読まず投下 TANPOPO1/タンポポ 1. ラストキッス★★★★ ストリングス隊に金原千恵子ストリングスを起用した、気合入りまくりのデビュー曲。 身体から徐々に体温を奪っていくような冷気漂う切ないシンセと、 容赦なく悲しみを煽るマイナー調のメロディーが絡みあう。 メンバー3人のコーラスワークも情感たっぷり。 2. わかってないじゃない ★★★ 石黒彩ソロ。冒頭で耳に飛び込んでくるウッドベースがインパクト大なジャズ風マイナーチューン。 間奏ではハロプロのアルバムであることを忘れそうになるようなプレイが聞ける。 一度聴いたら耳にこびりつく「わかってないじゃない」というフレーズの繰り返しを軸に曲が構成されている。 曲が進んでいく程にファンキーにトタトタと暴れるリズム隊、激しくなるアコギのカッティングが耳に気持ち良い。 3. センチメンタル南向き ★★★☆ 矢口真里ソロ。フィリーソウル風の流麗なストリングス、フルートと彼女の伸びやかなファルセットがよく合う。 声量が足りず、やや儚すぎる部分は他の二人のメンバーのコーラスとグルーヴィーなベースでサポート。 中盤エンタテイメント性の低いコール&レスポンスが入ってくるのが謎だが、全体的に非常に爽やかな一曲。 4. Motto★★★☆ ディープなR&B。オケはNYレコーディングで、ベースにはウィル・リーを起用。 グルーヴィーなリズム隊とシンセの絡み、蜃気楼のように消え入りそうなストリングスサウンドが印象的だが、 メンバーのコーラスもなかなかのもの。普通のR&Bシンガーと比べれば当然クオリティは劣るだろうが、 アイドルならではのぎこちない雰囲気は、年上男にリードされる歌詞の主人公と妙にシンクロしている。 SMAPの「BEST FRIEND」と同様、拙さが功を奏しつつある曲。
5. 誕生日の朝★★★★ じわじわと盛り上がっていく曲とコーラスが美しいミディアム曲。 温かいけど消え入りそうに儚くて…つんく良いメロディー作るなぁとただただ感心。 メロディーを生かした音数少なめのシンプルなアレンジで、健気な願いが切々と歌われる。 6. 片想い ★★ 飯田香織ソロ。アルバムでは珍しい、シンプルなギターロック調のミディアムバラード。 美人だがなんだか怖い顔をしている飯田のキャラによく似合う、表面上クールなんだけど 心の内に怨念を秘めているような、悩める女子の想いを描いた曲。 7. ONE STEP ★★★★★ このアルバムのハイライト。アーバンジャズ・ミーツ・ハロプロ。 ハロプロのジャズナンバーの多くはボーカルを強調したミックスになっており、 豪華なオケの存在感が薄まっているが、この曲(というかこのアルバム)は例外。 ムーディに空間を自在に彩るサックス、そのサックスに対抗する、ヘナチョコとセクシーの間を横断するコーラス、 一瞬だけポップになる部分Bメロからサビへの繋ぎ、キメフレーズ「ONE STEP GROWIN' UP」、 救いのないつんく節全開の歌詞…。ハロプロ全盛期ならではの傑作ラブソング。 8. たんぽぽ ★★★ 後にリカットされた曲。前曲のアダルトなムードから一転、春らしい軽やかなポップス。 曲調も歌詞もポジティブなのに対し、ボーカルは儚げ。元気一杯に歌っていないのが逆に良い。 「どこにだって咲く花だけど風が吹いても負けないのよ」というフレーズが、彼女たちの全てを言い表している。 本当、どこにだっていそうな歌唱力の姉ちゃんたちだけど、良い歌にしようとして凄く頑張ってんだよな…。 9. スキ ★★★☆ ガットギターを軸に展開するスパニッシュ歌謡。 ジプシーが悩ましく踊っているような図が浮かぶオケ。こういうの、本当に歌謡メロディーにハマるよなぁ。 間奏にはアコーディオンソロまで登場。ギターとの絡みがこれまたヨーロピアン。 それにしてもこのアルバム、泣きそうな女の子の歌多いな…。
10. ラストキッス(アルバム・ヴァージョン) ★★ 打ち込み主体だった一曲目のオケを、フルオーケストラに差し替えたバージョン。 壮大な曲調は美しいが、冷たいシンセ主体の原曲の方が歌詞の世界観と合っていると思う。 「とりあえずオケだけ差し替えて曲数稼ぎしてみました」みたいな感じもするし…。 蛇足だ蛇足。 総評★★★☆ シャ乱Q時代、『シングルベッド』『ズルい女』などの女々しいヒット曲を生み出したつんくの歌謡センスと、 ジャズ、R&B、スパニッシュなどを取り入れた渋めのアレンジが混ざり合う良盤。 渋さ控えめのシンプルなアレンジの曲からはキャッチーを極めたつんくのメロディーセンスも味わえる。 派手さは無く、製作段階から「知る人ぞ知るアイドルポップスの名盤」を目指していたかのよう。 実際『セカンドモーニング』などと並び、アイドルソングヲタを魅了する作品になった…。 歌詞は「優しくて魅力的だけど裏では何やってるかわからない男」に翻弄される女の子ばかりが出てきて、 全体的にやや暗い。唯一幸せムードが漂う5曲目も、「どうせこの子も数ヵ月後フラれるんだろうな」 と思えてしまう程の儚さが漂っている。こんな歌詞ばかりを書いたつんくの意図が気になるが、 「素人より少し歌が上手い程度のアイドルが背伸びをしてクオリティの高いポップスを歌う」 という状況に、歌詞の世界観は不思議な程ハマっている。 アレンジャーは小西貴雄(1.5.7.8.9.10)、鈴木俊介(2.6)、河野伸(3.4)。 少人数精鋭。この三人が揃ってれば良い作品になるのは必然のようなものである。 売れ線ポップスからフリージャズの匂いが漂う楽曲まで幅広く手がける小西の活躍が特に光る。
>>471 >>477 >>486 >>489 乙
ジャンスマ好きだったな〜あの人イカロスの歌そのままに喉潰れるまで歌って引退したらしいね
ハロプロシリーズも相変わらず面白いね
個人的には当時のつんくはもっといっぱいいっぱいだったんじゃないかと思ってたけど
レビュー読むと微妙な素人臭さもちゃんと狙って演出したように思えてくる
YUI/I Loved Yesterday 1. Laugh Away ★★★★ 今までの本人のイメージで聴ける曲だろう。さわやかな春のイメージにぴったりの疾走感あふれるロックチューン。 ややこしい工夫が一切されていないストレートなメロディと歌詞も悪くない。デビュー時は声こそいいものの、歌 はうまくないというイメージだったが、ヴォーカルにも格段の進歩がある。今が旬という輝きが聴いて取れるよう だ。後は、このデビュー時から全く変わらないワンパターンのストリングアレンジは何とかならないのか、とわず かに怒りたくなるが、いい曲なので我慢。 2. My Generation ★★★★ こちらは先行シングルの同じロックチューン。初期の弾き語りから出てきたときのようなサウンドの薄さでヴォー カルを引き立てるのではなく、バンドサウンドの中でも圧倒的な存在感を放つヴォーカルは素晴らしい。 3. Find Me ★★★ アップテンポのナンバー。ギターがいろいろな動きを見せる少し面白い曲。歌詞は自分探し系の面白くないものに 落ち着いているが、バックのサウンドはやや弱いかな。 4. No Way ★★ 1分少しの曲の中に取り敢えずでかい音を詰め込んだ曲。やっぱりある程度音に隙間がないとこの声は映えない気 がする。悪い曲ではないし、いろいろやってみたいんでしょう。 5. Namidairo ★★★★ ワンパターンのストリングスアレンジに殺意を覚えるが、曲はいい。先行シングルのバラード。そもそもこんなドメ スティックなバラードをそんなに壮大に盛り上げる必要があるのか。ストリングスを使ってはいるものの、基本的な アレンジはアコースティックにまとめ、隙間の多い音作りがしてある。ヴォーカルの声が最大限引き立つように工夫 されているし、主役は期待通りに魅せてくれる。
6. Daydreamer ★★★ M-3みたいな曲。強力なギターが引っ張る。歌詞は言葉遊びみたいなものもあるのだろうが、もう少し何とかならなか ったのか、と思う。歌詞のレトロさは、80年代の歌謡ポップスみたい。 7. Love Is All ★★★ サビまではかなり抑え気味に走り、メチャクチャなサビに入るが、意外にも不自然さを感じない。とはいえ、あまり声 は張らないし、そんなにすべるようなフロウで歌うこともできない。このゴツゴツ感が好きになれるかがこの曲に合う か合わないかのポイントだろう。なんにしても個性的な曲。 8. I Will Love You ★★★★ タイアップがついてもおかしくないような爽やかミディアム。前の曲が少し個性的だったので、ということもあるのだ ろう。普通のミディアムナンバーを歌っても個性的かつ魅力的に聴かせるのは、彼女の特別な存在感がなせる業だろう。 9. We Will Go ★★ 強烈なビートとへんてこなうねり方をするベースもあんまりよくない。この人の早口でビートに合わせにいく歌い方は 結構好きなんだけど今回は失敗かな。あんまりよくない。歌詞も前作のものみたいで少し恥ずかしい。 10. Oh Yeah ★★★ 一転狙いまくったという感じが漂うかわいらしい曲。本人の声・キャラにピッタリだろう。軽快なアップテンポ。ビート のパターンが単純でノリやすい。 11. My Friend ★★★ ミディアムスロー。無機質なストリングスアレンジには多少殺意を覚えるが、爽やかで健康的。悪くない。
12. Love & Truth ★★★ 先行シングル。ドラマチックに盛り上げるストリングスに殺意を覚えるが、曲はまあまあ。ここまでかたくなにワンパター ンなのは本人の声に絶対の自信があるからだろう。M-5と比べるとずいぶん音を太く作っているが、ヴォーカルは負けてない 。歌詞はあんまり何が言いたいのかわからないし、多少大げさかなと思う。 13. Am I Wrong? ★★★ スカスカのミディアム。このアルバム中最も多くあったパターン。歌詞の内容は歌を作っている自分は間違っているのか、と 自問している曲だが、自信に満ちた歌い口からはそれは間違ってないはずという確信までが聴いて取れる。 総評 ★★★★ アルバムとしての出来は秀逸。特に格段の進歩を遂げたヴォーカルは最高の出来栄え。アレンジが一本調子だったり、ミディ アムテンポの無個性な曲が多かったりするが、そんなことを感じさせないくらい魅力的だ。本人にとっても間違いなく最高傑 作だろう。前作ではこちらが赤面させられるような歌詞が多かったが、今回はその辺も修正されており、全年齢対象の素晴ら しい作品となった。サウンド面での画期的な進歩はないが、彼女はシンガーソングライターとしても画期的な音作りをすると いう一面よりも特別な歌声を持った歌い手としての能力が前面に出ていると考えてる人間には何の問題も無い。調子のいいと きのダルビッシュや藤川球児のようにストレートを投げてれば多少コースが甘くても何の問題も無いというような力任せのア ルバム作りがいいように出たアルバムに思える。まさしく今が旬。
>>493 乙。まさにやろうとしてたとこだったんだがw
最後のダルビッシュと藤川球児の例えは野球にまるで興味がない俺にはわからんw
言いたいことはわかるんだけど
同じ作品のが連続で出るのもあれなんで、以前の続きでこれを
コブクロ 「5296」
1.蒼く 優しく ★★★★
キーボードの静かなイントロから、ほぼアカペラに近い状態で歌い始める
アルバムの頭にしてはかなりゆったりしたスタートではあるが、サウンドも結構パワーがあるので納得かも
夢がテーマではありつつも、振り返っている後ろ向きな内容。コブクロには珍しいかも
エレキギターのサウンドが結構鋭くて印象的
コブクロのバラードでここまでサウンドが強めなのもなかなかない気がする
間奏前の小渕のコーラス絶妙
しかし大サビ長い。これは確かにくどいと言われても仕方ないわ
15thシングルA面曲
作詞曲:小渕健太郎
2.コイン ★★
初披露時(ファンフェスタ07)ではCOINだったのがいつからか片仮名に。どうでもいいか
曲や歌詞はもろ初期、というかインディーズ時代の曲に近い雰囲気。インディーズ1st収録のボクノイバショとか
イントロで右から聞こえるメロウなエレキの音が結構いい
いかにもなフォークソングで、小渕色全開。聴いててここまで恥ずかしくなる曲を書けるのも才能なのかもしれない
Bメロのコーラスが結構新鮮ですな
それにしても6分は長いだろ。こういうテイストの曲は3分ちょいで抑えるのがいいと思うんだが
間奏でギターとキーボードがユニゾンするんだけど、長尺だわな
Cメロで少しずつプルルルル〜で音上げていくのは面白いかも
歌詞も幼い、てか狙ってるんだろうが、を30過ぎの男2人が歌ってるのはなかなか違和感ある
細かいとこに色々アレンジでもフレーズでも考えてるけど、それが逆に無駄に長くて大げさに仕上げてるような
作詞曲:小渕健太郎
3.蕾 ★★★★ 蒼く 優しくのイントロと似た音色のキーボードのイントロが印象的 イントロにサビのメロディを持ってくるのはこれが初めてのはず アレンジも曲構成もメロディも、王道J-POP大作バラードの定番ど真ん中 詞の内容はご存知の通り、小渕が18の時に亡くなった母親へ向けたものだと 同じテーマで「遠くで…」(インディーズ1st収録)ってのがあるんだが、あれは失った悲しみに飲まれてる状況 こっちはそれがあった上で前に進んでいくって内容 東京タワーの主題歌として書き下ろされた曲 歌詞はいいよ。うまいこと書いてる。さすがですわ 音とかアレンジでは特に書くことないわなぁ。間奏の作り方も結構似通ってるし 相変わらずストリングスが豪華ですこと 感動を狙いすぎてるかも。もう少しシンプルな音のがよっぽど感動すると思うわけだが まあワーナーにしても相当力を入れた作品だったんだろうね いい曲だとは思う 14thシングルA面曲 作詞曲:小渕健太郎 4.どんな空でも ★★★ またもアカペラスタート。いいんだけどアルバムには1曲あれば十分なような てかこういう始まり方はライヴならいいけどCDで聴いてもなぁ これまた王道J-POP。特筆することもあんまないわ 歌詞も初期コブクロを意識したのかなって感じね ただ、最後の方で専門学校の生徒をコーラスに迎えてライブで合唱してる感を出したのは新鮮 人数が人数だけに、5thの「同じ窓から(ry」でバンドメンバーも歌ってたのとは比べ物にならない迫力 それと、Cメロに当たるとこなのか変拍子が入るんよね これもコブクロでは初めての試みじゃないかな。ただ拍子を変える必要あったのか疑問でもあるけど てーか長すぎ。これも6分超 作詞曲:小渕健太郎
5.君という名の翼 ★★★ シングルでは久しぶりになったアップテンポなポップス。爽やかなピアノのイントロもいい パートナーシップを歌った内容だけあって、コブクロ自身のことを歌ってるようにも聴けるわけね この曲に限らず小渕の歌詞は風景の描写が多いね。綺麗に書くんだけど多すぎるとうざいです メロも普通。アレンジ含めこういう曲はもう少し短くまとめてもいいような 余談だが、レガッタ主題歌として書き下ろす際に実際にボートに乗ったらしい 本当にどうでもいいね。すまん ALL SINGLES BESTにも収録されたのでいらんかもと思ったが、アルバムに入ると雰囲気変えるのに丁度いいかも なかったら重すぎて聴けたもんじゃないだろうな 13thシングルA面曲 作詞曲:小渕健太郎 6.WHITE DAYS ★★★ 最近のバラードにしては珍しく、黒田→小渕の構成 1番Aメロから大層なストリングスが出てきて萎える サビでも歌詞詰め込みすぎな気がする。俺結構なヲタだが、このサビは正直うざい どこまで感動狙うんですか。間奏後のサビもピアノだけにして、ものっすごい定番アレンジ で、大サビは歌詞に合わせてサウンド盛り上げてさ ただイントロ・間奏・アウトロでのコード感はなかなかいい感じ 間奏はもうお得意の構成ですね。ストリングスがメロディ奏でるパターン。小渕好きだよなぁ いい加減飽きてきた てーかどんだけバラード入れるのよw シングルA面2曲にカップリングまで1曲入れてるのに もうコブクロのバラードはお腹一杯です。声が活きるのはわかったから当分イラネ 作詞曲:小渕健太郎
7.君色 ★★★ イントロアウトロのメロディはなかなか新鮮に聴こえてきた。特にアウトロのスイッチング奏法も印象に残る メロも歌詞もどっかで聴いたことあるような これまた初期意識か。Million Filmsとかのポジションを狙ったんだろうけど、比べ物にならんわ いかにもすぎる歌謡ポップ。良くもなく悪くもなく。サビ歌詞結構韻踏んでるんだけど、別になぁ 何か書いてて疲れてきたわw ああ、あと最後のサビでWinding roadって出てくるが意識したんだろうか 15thシングルC/W曲 作詞曲:小渕健太郎 8.水面の蝶 ★★★★ 生ぬる〜いのから一転、V系と勘違いするようなロックバラード 頭から全力で飛ばしてますね 黒田の声は本当にこういうのに合う。君色の後だと余計よく聴こえる 1オクターブ上でユニゾンしたりしてるコーラスが気持ちいい メロのパターンも少なくて、これくらいで統一してれば聴き易いアルバムになるだろうに ただ最後サビを何度も何度も繰り返さなくてもいいですから。強い曲なんで一回やれば十分ですから アウトロフェイクしなくていいから。ライブでだけやってくれたらいいから てかロックナンバーにまでキーボード入れなくていいから ロックっても、ギターの音はちょっと丸めなんでもう少し尖らせたらかっけーだろうなあ、と思ったり そこまでいけば好みの問題なんだけどね。ただやっぱりその辺が歌謡曲の域を出ない理由のような気も まあ出たら出たで何か違うか ヘヴィさでいえばコブクロ一かも 作詞曲:小渕健太郎
9.風の中を ★★★ 小渕が作っていた曲に黒田が歌詞をつけた曲。そういう点では今作唯一の曲先になるのか ちなみに詞と曲を分けるのは初の試み こういう歌詞は小渕にはまず書けないんだろうなあ バンジョーやらスライドギターやら色々入れてたりHey!Now!の繰り返しも楽しいカントリー風ナンバー けどそれだけ Bメロで左右からも声入れてるのは結構びっくりする。いきなりくるんでね 作詞:黒田俊介 作曲:小渕健太郎 10.月光 ★★★ 黒田作はミディアム〜バラードばっかりだったのでアップテンポが欲しかった。んだと 音の組み方もすごいシンプル 曲とか歌詞の感じがどことなくブルハぽい 1〜2の短い間奏でエレキがハモってるとこで、小渕が一緒に歌ってるのはちょっと笑えたw ここでもスイッチング奏法登場。ドラムがすごくタイトで気持ちいい 作詞曲:黒田俊介 11.風見鶏 ★★★★ ピアノのイントロからストリングスが流れてくるとことか、またこの感じ 曲自体はいいんですがね。毎度のことながらアレンジが・・・ バラードが多いアルバムでさらにピアノも多いから、正直飽きるわ 間奏のおっかけコーラスはいいよ。ただギターとストリングスが絡むソロパートもなんかなぁ 歌詞の内容も今までにもあったような感じだし 「'cause I believe my dream」で「風見鶏」と聞かせるとことか小渕らしさ全開 その発想は素晴らしいとおも。いろんな意味でね あ、いや、いい曲ですよ。ええ 14thシングルC/W曲 作詞曲:小渕健太郎
12.Diary ★★ イントロからもう5th収録のNOTE意識しまくり。そのまんまやん サウンドやら曲の雰囲気やらもう二番煎じ 言葉の使い方が小渕だなぁというか、コイン並に聴いてて恥ずかしいですはい 稚拙なのね。あえて狙ったんだろうけど。というかそう思いたいがw 小渕はどこまで乙女なんだろうか 2番Bメロのドクロマークのとこ、結構コーラス重ねてるけどそんな強調したいのかw それとギターソロいるか?他の曲でもスライドギターよく使ってるけど やっぱりラストのサビは1回でいいです。伴奏弱めて1回、盛り上げて1回とかして増やさなくていいです 発売後に三ツ矢サイダーのCMに起用されましたね。結構合っててびっくり ガッキーかわいい 作詞曲:小渕健太郎 13.Fragile mind ★★★★ 05年春の全国ツアーで初披露されながら、やっと音源として収録された曲 4th収録の「ここから」っぽいロック系ナンバー。ここでもやっぱりスイッチング。どんだけ好きなのw ボグナーアンプに63年ストラト直結かな?っぽいジャキジャキしたパワーコードのストロークがかっこよす 壮大な曲なのはわかるけど、ここまでストリングス入れんでもいいでしょ ギターソロやらアウトロのツインリードやら、ギター面で聴きどころ十分 作詞曲:小渕健太郎
総評 ★★★ ALL SINGLES BESTが出荷枚数300万枚を突破する中2年振りにリリースされたオリジナルアルバム オリアルでは6作目、セルフプロデュースでは3作目、インディーズから通すと9作目になるらしい 2年振りで結構期待して聴いたんだけど、第一印象は「期待外れ」だったかなぁ 決して悪いアルバムではないんだわ。ただそれほど期待するものでもないかなと 所々に初期を意識してるのかとか書いたけど、それが結構違和感あるのね というのも、インディーズ時代は20代前半ですよ。でも今30超えてるのね その年で初期みたいないい意味で青臭い曲出されても・・・ねぇ しかも両者どっちかってっと実力派で歌い上げ系、声も強くて重たいわけで そら違和感あるわなwwwって感じです あと、全体的に曲構成やアレンジが似通ってきてる。結構やばいよそれは 同じ人が作るんだから、そら曲が若干似るのは仕方ないとしてもさ それに加えて長い。4分台が3曲、5分台は2曲、6分台は8曲って 詞先で書いてるからだろうけどね。詞から書くとメロディの制約ないからどこまでも書けるんだわ そら長くなるよな 小渕には削るってのを覚えてもらいたい。てかこれで削りましたってんなら元はどんだけ〜なわけですが あれやこれやと詰め込みすぎると、伝わるものも伝わらなくなるよね 伝えるためにあれこれ言ってるのに、そのせいで伝わらないってのも何か辛いものがありますが 4thが音を詰めすぎてたなら、今作は言葉を詰めすぎてる。4thの時点でもだいぶ詰めてたけど今回はそれ以上 コブクロはくどいって言う人の気持ちが少し分かったような気がする これでも100万枚売れてしまうんだから凄い ていうか、小渕ミスチルの影響受けすぎ。ミスチル殆ど聴かないからよくわからんが むしろコバタケかな。あの大層なアレンジは 尊敬すんのはいいけど、ちょっとは抑えてくれ。頼むから
501 :
名無しのエリー :2008/04/25(金) 07:08:08 ID:I9UMLn4Y0
>>493 >>500 乙。YUIそんなに歌上手くなったんなら聴いてみようかな。
さて、メジャーな作品が続いたところで需要ない奴で一息
eufonius+/eufonius
1.ボクノタカラモノ ★★★★★
ゆったりとした幻想的なボーカルから入る。低音ハモリのラインが非常に印象的で、こちらがメインに聞こえるほど。
ストリングスや8BITサウンド、マーチングドラムが代わる代わる曲を彩る美メロポップス。
途中バスドラ替わりに心臓の鼓動音を用いているが、実は正確なリズムに当てはめずに自然な心拍のリズムを優先している。
曲中に数回登場する「チクタク動き出す」というフレーズを効果的に浮き上がらせるために、その部分では伴奏をストリングスのみにして
毎回仕切り直してみたりと、カラフルなアレンジの中にも統一感を持たせる意図を感じる。
作品の世界観にぐいっと引き込む理想的な1曲目。
2.空の影 ★★★★
フレーズよりも音色に遊び心を持たせて透明感を出した、ミドルテンポの静かな曲。
曲の出来は丁寧だが、歌も含め全体に無機質で淡々としており、その平熱感が妙に心地良い。
ボーカルのriyaは技術的には何ら強みは無いが、その透明な声質が曲ごとに勝手に様々な表情を発揮している印象。
3.マルメロ ★★★★★
「黒にそめろ」とかそういう系統の曲名かと思ったが、別に丸める歌ではないらしい。
ここまでの流れ通り音を大胆に絞ったゆったり目の美メロポップスとして始まるが、突然儚い世界の秩序を脅かすような大音量のドラムが加わる。
高めのバスドラ音がドアを荒々しくノックするように繊細な歌声を脅迫する中で、サビでは絶妙な低音ハモリが重なる。
声が綺麗なだけの普通の女の子といった印象のriyaのボーカルを活かす道は、やはりシンガーらしいリアルな叫びより、潔癖でファンタジーな世界観か。
前曲とさして変わらない歌い方だが、何故か切ないほどの無垢さを感じる。
4.リトルマーチ ★★★★ 再び落ち着きを取り戻す、木琴の音が印象的な音数絞り目のミドルテンポ曲。 暗めの描写で入るAメロから少し意外な音で繋がるBメロを経て、サビ前で光を集めるようなきらびやかなシンセが入り、一気に世界が開けるように 明るくキャッチーなサビへ。例によってriyaの歌い方は変わり映えしないが、何故かちゃんと無邪気で嬉しげな感じに聞こえる。菊地版の童謡といた印象の曲。 アレンジはシンプルでボーカル重視の曲が続くので、ボーカルの声がダメならこの辺で挫折するかも。 riyaの声がより魅力的に聞こえる作りにはなってると思うが。 5.journey song ★★★★★ 作曲もriyaが手掛けた、今作中では最もアッパーな曲。8BIT音にボーカルが絡む形で静かに始まるが、サビで加わるベースが爆発。 オーバードライブした音でブンブンうなるが、リズム楽器としてよりメロディ楽器として捉えているようで、ケルティックで弦楽器が担当するメインの旋律を ベースで弾いているような感覚。サビでのコーラスとの掛け合いも陽気で、8BITケルトとでもいうべき不思議な賑やかさを発揮した曲。 6.光の果実 ★★★ ティンパニの連打で物々しく始まるマイナー調の曲。今作の流れ通り、生演奏をほとんど意識せずに作られており、 常にピアノかギターにコードバッキングをさせたり、音を絞る部分でもベースとドラムも一応参加させたりといった「取り敢えず」感がない。 キッパリ音数を絞る。おかげでボーカルで魅せるための舞台装置はバッチリ機能しており、鮮やかな情景の変化が楽しめるが、 個々のパートのフレーズを聴き込むとさほど珍しいことはしてないかも。コピーして弾くにはやや退屈か。 7.ぐるぐる ★★★★★ ピアノのバッキングとマーチングドラムに乗って、ゆったり目のテンポで悠然と進んで行くポップな曲。 ウッドベース(コントラバス?)の弾力のある音とストリングスアレンジでやや堅い印象を出す一方、 あどけないボーカルとテンポよく展開するメロディが無邪気な明るさを演出し、大人っぽいような子供っぽいような不思議な曲に。 テンポが遅くてバラけてしまいそうになりつつも、とりとめもなく広がる豊富なメロディがギリギリのところで曲を繋ぎ止めている、緊張感のある曲。
8.ホシワタリ ★★★ 今作中では癖のあるメロディを有する、ストリングスメインの静かな曲。 後年の作品に比べるとコード運びやメロディメイクの幅はまだ狭いが、それでもマンネリしない作品にはなっている印象。 いつの間にか鳴り出しているタンタンタン…という8ミリ映写機のような音がノスタルジック。メロディは非常に連続性があるが、 サビの繋ぎなど、節々でアレンジがあっさりしすぎていて勿体無い気が。サビ頭のトリッキーなメロディは滝本晃司そのもの。 接点なさそうだし、偶然同じようなセンスを持っていたのだろう。どんだけいるのか知らないが、滝本ファンなら今作は気に入るかも。 9.つなぐ空 ★★★★★ フィナーレに向けて儚く美しい世界観に変化が見え始める曲。時折鳴る狂ったような電子音が不安な心理を煽り、 曲後半では歪んだギターと荒々しいドラムが、静かに紡がれてきた世界を蹴散らして回る。1曲目では「夢から覚めないで キミのとなりにいたい」 と歌われていたが、ここで「僕は一人残されて もう見ないで行ってよ」と決別が告げられる。riyaの声も心なしか哀しげ。 最後は文明の終焉を告げるようにコンピューターがデタラメな電子音を鳴らし散らかして曲が終わる。 10.アルタルフ ★★★★★ 何も無くなった世界に空しく響くかのような、虚ろに残響する歌声が印象的な、実質的な結びの曲。 旋律的には今作の曲の中でもかなりシンプルだが、静寂の使い方が効果的で、印象としては重い。 音数を絞ったアレンジで落ち着いた雰囲気を出した曲が多い今作だが、この曲では音の隙間が喪失感を演出しており、悲しい印象。 1曲目では夢の中でずっと一緒にいる事を望んだ「僕」が「ここから二人で見た景色を お願い 君は忘れて」と歌い、自身も 「永遠の地」という、死地ともとれる場所へ赴く。ここまで作り上げられてきた美しい世界は全否定されて儚く消え、 ひとまず短い夢のような今作の世界観は幕を閉じる。
11.rond et rond ★★★ M7の別バージョン。何語ともつかない言語で歌われているが、歌詞カードには「イメージ詞のため歌詞は掲載しません」とある。 仮歌のようなものか、はたまたオリジナル言語として成立しているのか。今作中で最も生演奏感の強い爽やかなボサノバアレンジで、 化粧品のCMで流れてそうな清涼感のある曲。基本この人達の曲はことごとく日常に合わないので、実はこれは快作かも。1分半しかないのが勿体無い。 12.marumero ★★ M3の別バージョン。やはりイメージ詞。ピアノ弾き語りでシンプルに仕上げているが、手作り感を出すための意図的なものなのか 録音環境が悪い。そしてやはり1分半しかない。まあ前曲含めボーナストラックだし。
総評 ★★★★★ ボーカルriyaと作曲家菊地創のユニットeufoniusが、メジャーレーベルと契約中に自主制作でリリースした作品。 後年の「metafysik」がコードやメロディの繋がりをたぐって外へ外へ開けていく探求的な作品だとすれば、この作品は riyaの声の魅力を最大限に引き出すことを大前提に、まとまりのある世界観を築こうとした作品、という印象。 楽曲は王道美メロポップが多く、あまり無茶せずに高いアベレージでまとめている。アレンジはバンド色を廃して、「常に鳴らす音」を設けずに 流動的にパーツを組み合わせて仕上げており、絞りどころも騒ぎどころもかなり大胆。riyaの詞がファンタジー全開であることを考えれば、 ライブ性が薄く現実から遠い打ち込みアレンジは正しい判断だろう。ライブは多分CDより悪くなるだけだろうな、と思ってしまう面もあるが。 さて肝心のriyaのボーカルだが、基本的にはただ歌ってるだけという感じで、大袈裟な表情の変化は見せてこない。しかしその淡々とした声が 時に幼く、時に大人っぽく、優しく、一途に、切なげにと、何故か曲ごとに違ったニュアンスを感じさせる。役者の動き次第で無表情な能面が 様々な表情を見せるように、彼女の声は曲や詞から聴き手が受けるイメージに素直に乗っかり易い、中立的な声なのかも。また今作では 一人称を「僕」に統一しているが、これも潔癖な世界観を築く上で大きかったかも。女性が「僕」で歌うと、性欲を全く感じさせない 中性的な男子像が出来るが、この虚構の世界には等身大の女性像なんかよりそっちのほうがよほど合っている。 とにかくriyaという素材を活かし切った作品だが、いくら曲の出来も良いとはいえ、彼女の声がどうしてもダメな人にとっては総崩れ。 隙間の多い作風が苦手な人にも薦めにくい。しかも入手もやや面倒。もし知人が持ってたら、せっかくだから借りてみるのもいいかも。 どこまでもファンタジーを貫いた、虚構ならではの綺麗さに満ちた一枚。
>>506 eufoktkr!需要ないことないよw乙!
>>506 俺が唯一聴いてるアニソンアーティストだw 乙です
確かにこのCDはメジャーで出したアルバム以上に聴く人を選ぶと思うわ。ハマれば良い一枚なんだけど
たしか5曲目のjourney songはriyaが作った曲をeufonius ver.として菊地がアレンジを施したんだよな
元はゆったりした曲調だったが、このアレンジでパレードみたいにかわいらしくなったw 個人的にも好きな曲
あと12曲目のmarumero〜saphir ceroは部屋録りみたいに聴こえるようにしたかったらしいね
>>506 CD持ってるくらいファンです、乙。
Tr.9は空色絵本のあべ作曲の癖にだいぶ溶け込んでるよね。
河村隆一とBerryz工房を書きます 1st超ベリーズ 2004.7.7発売の1stアルバム 1. あなたなしでは生きてゆけない ★★★★★ デビューシングル。 キッズが歌う曲としては暗めだが歌詞がオーソドックスでいい感じ つんくの声が結構目立つが・・・ 2. ピリリと行こう! ★★★ 3rdシングル エセ沖縄風で小学生の音楽の教科書に乗ってるような曲 あまりいい評価ではないかな 3. 日直 ~芸能人の会話~ ★★★ 歌というより劇かな、つんく丸出しといった感じでこれまた微妙・・・ 4. ファイティングポーズはダテじゃない! ★★★★ まるでジェットコースター、じゃんじゃん!って歌詞が学校内ではやったり とかしたのだろうか? デビューシングルはこっちのほうが向いたかもしれない明るくテンポ良い曲 5. 恋はひっぱりだこ ★★ 今時の明るい曲で特にコメントができん 6. 蝉 ★★★★★ 歌詞がしっかりつながり曲も里帰りの感じをうまく出している PVが出るくらいだからつんく自信作だったのだろうか? 7. 安心感 ★★★ 王道の歌詞だがそれに曲があってないような気がするのが残念 まあ暗い曲はあまりあわないグループだが
8. 小遣いup大作戦 ★★ 小遣い足りない!足りない! これはキッズだから作った遊びの曲だろうな 9. Today Is My Birthday ★★★★★ 相手のことが好きだけど向こうにとっては迷惑だという悲しい曲 河村隆一のmissing youに匹敵するぐらいの曲だと思う ちょっとパート割が露骨ではあるが 10. Bye Bye またね ★★★ アンコールに向いている曲 卒業式とか送別会でも普通に向く曲では? ただ私はそれほど好きじゃない 11. あなたなしでは生きてゆけない (Funky Remix) ★★ つんくのお遊(ry 12. Hello!のテーマ (Berryz工房 Version) ★★ お遊び感はあるがハロプロにいるぞ!という存在感を訴えている感じでいい 当時は平均年齢が11くらいなのでイメージは悪いがいい曲は多いので興味のある人はどうぞ? 小学生たちには大人気グループで憧れの対象であるわけだし
河村隆一 ORANGE 2007.6.20まで 1. Landscape ★★★★ 最初から元気の出るバラードは賛否両論あるが最近の河村隆一 らしさがでていていいのでは? 2. 誰の為でもなく君に... ★★★★ 12thシングル 97年に出てたら絶対はやるだろう名曲なバラード ピアノと非常にあっていて歌詞の流れも良い 3. メルカトルの子孫 ★★★ 甘いラブソング 一目ぼれの曲って意外と少ないんだが似た曲が多いので 可もなく不可もなくっていった印象 4. J.E.1960 ★★ ロックナンバーで恋愛とあまり関係ない曲だがあまり合わないと思ってしまう 5. Timepieces ★★★★ VANILLAのMelodyを思い出すようなスローバラード、影が薄いが私は好きだ 6. 恋する花びら ★★★★ 月9の主題歌や有名な恋愛漫画のOPを飾れるぐらい名曲だと思う ベタベタな歌詞だがLove isみたいな理想的なことを考えて書いたのだろうか?w 7. Profile ★★★ 短い曲でサビらしきものがないバーに流れてそうな曲 劇に使われるような曲と思うとよし?
8. もう 僕は ★★★ 絶望的に堕ちた自分が・・・という曲は彼にしては珍しい 情景はモノクロの写真に変わるとか暗い歌詞が好きな人にお勧め 9. Sunset ★★★ ギターに注目がいきそうだがむしろダレた歌い方にも注目すべき曲 相変わらず車と海がすきなんだなぁと思ってしまうのもw BEATよりは好きだ 10. 飛べない鳥 ★★★★ もう僕はが鳥になったっていった感じかな・・・ ただ曲は相変わらず歌詞とマッチしてる 11. 夏に降る雪 ★★★★ アルバムで一番暗い曲で間奏がとても長い これほどない絶望と劇のような曲の流れは最後を飾るのに合っている 暗い曲は嫌いって人は買わないほうが良いかな それと今河村隆一は影が薄くなってしまって曲の感じが変わったので10年前のころ とは違和感があるかもしれない
河村隆一のORANGEの発売日がまでになってしまいました 失礼
>>510 ベリ乙
初期は大人びた歌詞と幼い声がちぐはぐであまり好きじゃなかったな〜
今の声で再録やってほしい。無理だろうけどw
516 :
名無しのエリー :2008/04/27(日) 12:47:00 ID:I6mn9wMS0
>>512 乙。
たしかにORANGEは暗い曲が多くてビックリした。
もう1回聴き直してみようっと。
誰か、SAVIA・ひかりなでしこのレビューお願いします… 儲な自分には、色眼鏡掛かりまくりそうで…orz
>>510 ベリ乙
できれば、℃-uteのキューティークイーン VOL.1お願いします
最近のお気に入り the pillows「another morning another pillows」 disc1 1.she is perfect ★★★ お得意のタイミングずらしから始まるポップな曲。 ジャーンジャーンで強調されるストレートな歌詞が印象的。非常に彼ららしい。 2.wonderful sight ★★★★ レディオヘッドのパクリだが暴れるギターにひねくれたボーカル。こっちのがいい。 変拍子の間奏もカッコいい。歌詞は過激なので一部自粛。 3.sleepy head ★☆ ノイジーなベースリフが印象的だが他は特になし。 4.yellow beans ★★☆ ノイジーで不気味なメロディを奏でるギターがすばらしい。 どこかストレンジカメレオンの血を感じる。アウトロのギターソロカッコいい。 5.skeleton liar ★★★★ グルーヴ感たっぷりのイントロとAメロから、サビで一気に爆発する曲調は 代表曲ハイブリッドレインボウを髣髴とさせる。 中途半端気味な終わり方は個人的に好み。
6.nightmare ★★★ 前半静か、後半はハードな2分も無い曲。 後半からのドラムが非常にいい。 7.come down ★★★☆ 超シンプルで超カッコいいといった感じ。 こういう曲が出来ることこそ彼ら最大の魅力だと思う。 もっとこんなの作ってくれ。 8レッサーハムスターの憂鬱 ★★★☆ スミスからの影響を感じる、アコースティックなミドルテンポ。 タイトルの通り、憂鬱な歌詞。 ベースが前に出てくるのがいい。後半のギターのカッティングもgood。 9.ninny ★★★☆ このギターはすばらしい。いい音過ぎる。ちょっと壮大さが出ててかなりいい。 曲自体はかなりシンプルないい曲。歌詞は応援歌的な、励ます歌詞。 10.subhuman ★★★★ 悲しげなイントロから、さらに沈むようにAメロに入るのが印象的なバラード。 地味にベースがいい味出してる。サビのギターもいい音出してる。 それにアウトロが美しい。きれいにdisc1を締める。 disc1 総評:★★★★☆ disc1はやや激しい曲が多い。演奏時間は30分ちょっとで、いい曲を気軽に聞けていい。 短いのが好きな人にいいです。
disc2 1.we have a theme song ★★☆ 個人的には1曲目にしてはやや弱いと思う。 サビはlittle bustersみたいにしたほうが良かったのでは?まあでも聴きやすい。 2.going down ★★☆ どポップなロックンロール。 とにかく癖になるほどポップなのがいい。 3.spiky goose ★★★ 疎外感たっぷりな歌詞が印象的。サイモン&ガーファンクルの影響か。 メロディもそれにきれいにはまってる。 4.scent of sweet ★★★★ ポップな良曲だがkim dealよりも好き。かわいらしい低音のリフもいいね。 ストレートな歌詞もいい感じ。 5.curly rudy ★★★ 怪しい雰囲気もしながらちょっと明るい。 とりあえず最後のはびっくりしたぞw考えてみれば彼ららしい。
6.stalker goes to babylon ★★☆ かなり不気味な雰囲気のインスト。色々と変な音が混じってる。 ギターがいい音出してるし、カッコいい。 7.cherry ★★★★ ボーカルがふにゃふにゃで轟音ギター。シューゲイザー的な曲。 シューゲイザー好きなら気に入ると思う。だが今の声でも聴いてみたいとも思える。 8.プラスチックフラワー ★★★★☆ スローテンポでディレイがかかったギターが独特の浮遊感を演出。砂漠とか乾いた感じ。 壊れたかのようにスキャットで歌うのも、また淡々とした雰囲気を出す。 そして歌詞がかなりいい。 9.beautiful picture ★★★★★ もしかしたらピロウズで最高の名曲なんじゃないか? 秀逸なメロディにドラム、ベース、リードギター、リズムギター全てが素晴らしいアレンジ。 疎外感がかなり美しく表現される歌詞も素晴らしい。 途中の仕掛けはなんとなくレディオヘッドの何かを思い出したが威力は段違い。 クライマックスでは鳥肌必死の名曲。 10.そんな風にすごしたい ★★★ ボサノバ調。リードギターが地味に秀逸。 淡々としたリズムでアルバムを締める。
disc2 総評:★★★★ disc2はポップでまったりした曲が多め。少しだれる部分はあるが駄曲はなし。 1と比べると重めの作風なので気軽に聞くべきではないと言えそう。 二枚総評:★★★★☆ ちょっと褒めすぎな部分もありますが、別にピロウズの信者と言うわけではないですw まず驚いたのが、三期以降のカップリングの寄せ集めなのに意外と統一感と流れがしっかりしていること。 それと陳腐な表現だがカップリングとは思えない曲の良さ(特にdisc2の9)。 しかし結構やりたい放題な感じもしているのが、小さくまとまり気味な彼らの一部の曲より魅力があってとても気に入った。 ピクシーズやスミスなどの80年代のオルタナや、初期スピッツなどが好きな人にオススメしたい、個人的な名盤です。
需要から180°目を背けて初レビュー投下します ACIDMAN 1st「創」〜6th「LIFE」 1st.創 ★★☆ 彼らのデビューアルバム。ACIDMANで最も有名な曲「赤橙」が収録されている。 現在に比べるとパンク色が強く聴きやすい印象を受ける。良曲もあるが、アルバムの流れはそこまで良くもない。 良くも悪くも若々しさに溢れている作品だと思う。 2nd.Loop ★★★☆ 一気にマニアックな路線へ突っ走った、彼らの出世作。 序盤は突き刺さるような激しい曲で畳みかけ、中盤〜終盤に重い曲を揃えてリスナーを沈める。 前作に比べ個々の曲の出来、アルバムの流れどちらも格段にレベルアップし、個人的には★5つにしたいほど。 唯一惜しいのは、終盤にある曲「ドライドアウト」がポップ過ぎること。 この曲がどうも終盤の曲の中で浮いており、アルバムの流れの良さを損ねている感が否めない。よってそこが減点。 3rd.equal ★★★★★ 恐らく本スレで最も評価されている作品。 個々の曲の出来、歌詞、アルバム全体の流れ、更にはPVの出来も、彼らの作品の中では間違いなく最高。 曲順にも無駄が無く、それぞれの曲の完成度を一層高めている印象を受ける。 タイトルトラックの「イコール」、シングル「水写」、ラストの「廻る、巡る、その核へ」は是非PVと共に聴いて欲しい。 ただ、重い曲も幾つか混じっているので、通して聴くのは結構気力が必要かもしれない。 個人的に、これがACIDMANのピークの作品。
4th.and world ★★★★ マニアック路線を抑え、多少わかりやすく、そして聴きやすくなった作品。 リリース当初はequalの後だったせいかあまり評価は高くなかったが、個人的には良盤。 初めてアコギを使うなど、曲の幅を広げ、多少バンドの路線の変更も見られる。 これといってずば抜けた曲は無いが、流れの良さはequalにも引けをとらない。 たぶん初めて聴く人が一番ACIDMANに馴染める作品だと思う。 5th.green chord ★★ あまり評価できない作品。「Ride the wave」など、良曲はちらほらあるのだが、流れが悪すぎる。 どこが悪いのかと聞かれても、なんとなくとしか答えられないのだが、特に後半部分を聴いていると非常に気分が怠くなる。 また、3rdから伝統になっていたラストの長尺曲も、少し冗長でまとまりに欠けているように思われる。 個人的には、「壮大さ」に囚われて自分たちを見失ってしまった作品という印象を受けた。 6th.LIFE ★★★ 前作に比べるとアルバムが纏まりを取り戻している。 また、「ストロマトライト」「金色のカペラ」といった、昔を思わせるような作品も入っており、 自分のような懐古ファンにも受け入れやすい作品。 ただやっぱ中盤が少しもたれるか。前作の後半よりはマシだが。 歌詞も少しは改善されたが、もう一歩、といった感じ。
駄レビュー失礼。 個人的に大好きなアーティストなのでかなり贔屓な評価になってしまったかもしれない。 客観的にレビューするのがいかに難しいか思い知らされた
>>524 乙といいたいところなんだがスレ違いなんだ・・・。
>>524 せっかくだからそのままLIFEのレビューよろw
>>527-528 素で向こうとミスったorz
まとめ人さん、載せる時は向こうにお願いします・・・
せっかくだからLIFEのレビュー書いてくるノシ
LIFEレビューwktk
ちょうど気になってたとこだからどっちにしろ乙w
そして
>>519 も乙
スレ違いをやらかしたので、ヤケになってレビュー投下しますorz はっきり言って参考になるわけがありません。 ACIDMAN/LIFE 1.LIFE(the beginning) ★★★★ エレクトロニカ風の音から始まるインスト。 ボーカルの大木が雑誌のレビューで語っていたが、このエレクトロニカ風の音は「生命の産声」を意識したものらしい。 後半からはまるで別曲のような展開になり、次曲へ繋がっていく。 2.REMIND ★★★☆ 全英詞曲。三部作シングルの第一弾。 シングルや、ライブで聴いた時はゴミとしか思わなかったが、アルバムの中に入って一変。 M1からの流れで聴くと、非常に勢いがあって良い。 アルバムに期待感が持てる。 3.ストロマトライト ★★★★☆ 全英詞曲。 個人的に今回のベストトラック。のっけから叩きつけるような音の波がたまらなく興奮する。 普段はあまり英詞を好かないのだが、この曲にはマッチしていてとても良い。 ちなみに対訳したときの歌詞は今回のアルバムの中で一番良い。これぞACIDMAN。 しかしこの曲をライブで再現できるかどうかはかなり疑問。 4.FREE STAR ★★★ いまいちコメントを残しづらい曲。 サウンドの印象がモロにシングル「式日」と被る。 悪くは無いが、これまでのACIDMANの宇宙を思わせるような曲はどれも名曲だっただけに、個人的には残念な出来の曲。
5.式日 ★★ 三部作シングルの第三弾の曲。 思いっきり個人的に言わせてもらえば、今回のシングルの中で一番の外れ。 歌詞も曲も劣化スロウレインと言った感じ。 この曲も印象が薄く、ほとんど頭の中に残っていない。 6.WALK ★★☆ 前作の「So Far」を継承したような、アコースティックギターの優しい曲。 Aメロから最後のサビまで徹底して優しい曲調で作られている。 普通に良い曲だと思うが、英語のフレーズは蛇足。 あと惜しいのは配置が悪い。FREE STAR、式日と来てこの曲では、どうしても印象が薄くなる。 配置しだいでは☆一つ加点できたかも。 7.room NO.138(inst.) ★★★★ 若干ジャズ風味のインスト。 初めから終わりまであまり盛り上げを作らず、淡々と進んでいく。 不穏な空気を漂わせているベースがたまらなく良い。それによってギターも引き立っている。 相変わらずこのバンドのインストナンバーは良い。 8.街の輪郭 ★☆ この曲もあんまり印象に残ってない・・・。 言葉遊び的なものなのか、human trafficという曲の「振り向いた風の向こう側」というフレーズがそのまま使用されている。 ラストの大団円はうるさいだけ。 あと歌詞の「Have a nice day」が「半端ないっすね」と聞こえてしまうのが非常に鬱。
9.オールドサンセット ★★★☆ Aメロ、Bメロと非常におとなしい曲調で進み、サビで一気に爆発する。 今までこういった曲はあまり無かったと思うので、結構新鮮。 サビと間奏のギター、そしてラストのベースがとても良い味を出してる。 前曲が柔らかい曲だっただけに、勢いを感じられる曲。 10.金色のカペラ ★★★★☆ ストロマトライトの次に良い曲。 シンプルなギターロックと大木のがなり声は、初期のころを彷彿とさせる。 非常に勢いがあり、リスナーの気分を一気に上げてくれる。 柔らかい曲が多いこのアルバムの中にあって、終盤のこの激しい曲の役割は重要といえる。 11.UNFOLD ★★★☆ 三部作シングルの第二弾。 もともとは可もなく不可もなくという感想だったが、前曲の流れから聴いて印象が一変。 前曲が激しい曲だっただけに、この曲の持ち味である静けさが存分に活きている。 Aメロの良さは今アルバム中随一。サビも悪くないのだが、同じフレーズを連発してるだけなので正直しつこい。 次の曲よりラストにふさわしいと思う。 12.TO THE WORLD'S END ★★ 実質ラストの曲。 第一印象はまんま前作の「calm」。はっきりいって出来は微妙。 この曲に限らず、ACIDMANの最近の柔らかい曲は、ただ優しいだけで曲にメリハリが無いように感じられる。 「夢に染まれ」というフレーズは良いと思った。 13.LIFE(the ending) ★★★ ACIDMAN初の、インストによるアルバム締め。タイトルから分かる通り、M1と対になっている。 最初はM1と同じような曲調で静かに、そして若干暗めに進んでいく。 途中から一気に曲調が明るくなり、大団円のままフェードアウトしていく。 曲単体としてはイマイチだが、締めとしてはまあ良い曲。
総評 ★★★ 中盤のだるさをなんとかしてほしい。似たような曲ばっかで興醒めする。 序盤と終盤の流れは良いのに、それが殺されてる気がする。 中盤さえ良ければ全体にあと★一つプラス評価できる。 ラストを下手に長尺曲で締めなかったのは好印象。 このおかげで、少なくとも前作よりはアルバムに纏まりが出ている。 今回のアルバムは、4thから続く柔らかい路線の集大成といったところか。
スレチ&駄レビュー失礼しました・・・orz
乙〜 「半端ないっすね」吹いたw
坂本真綾の夕凪LOOPと30minutes〜希望
PerfumeのGAMEないとは意外だな。洋楽では暴走してたから尚更。 もしよかったら誰かお願いします。
coalter of the deepers 「Yukari Telepath」 1,Introduction of zoei ★★★ 文字通り2曲目の「zoei」のイントロ。 荒涼とした町のイメージが想起される。 2,zoei ★★★★ 変拍子バキバキのイントロ〜メロディアスなサビ(でも変拍子)の 流れが爆裂にカッコいいナンバー。歌詞は脱出がテーマであり、 penguin epの「DEAD BY DAWN」のゾンビからの脱出と繋がる世界観。 3,Wipe Out (retake) ★★★★★ 三味線+nu metal+変拍子+death voice?!の超個性的ナンバー。 NARASAKIのセンスが炸裂し、彼が絶対的天才であることを思い知らされる。 今までのcotdには無い曲調ながら、cotd以外何者でもない。 retakeで、若干テクノ風味増。 4,Water Bird ★★★★★ マイナーコードが哀愁を漂わせるナンバー。 平歌のキメの連続→サビのテクノチックで踊れる曲調の変貌が 非常に自然に行われ、これまたNARASAKIのセンス炸裂のナンバー。 2度目の平歌のバックのベースシンセがフレットレスっぽいニュアンス で最高にカッコいいグルーブを生んでいる。 地味な曲調ではあるが、中毒性が高い。 5,Hedorian Foever ★★★★ 変拍子炸裂!シンセの音とギターの音の絡みが絶妙。 カオティックな間奏〜ピコピコ音の連打の中盤戦がカッコいい。
6,Aquarian Age ★★★★★ シンセプログラミングが大活躍するライブでの必殺ナンバー。 明確なサビが無く、明らかにボーカルが楽器の一部として 捕らえられているところから、インストに近いとも思える。 7,Automation Structures ★★★ 前曲の流れを汲んだスペーシーナンバー。 前曲の高揚感が「疾走感」から起因するとすれば、本曲は「せわしなさ」 がそれを生んでいる。 ギターの刻みがそこはかとないスラッシュ風味を感じさせる。 間奏のワープ音〜ロングトーンのギターソロの流れが心地よい。 8,Interlude ★ この後、アルバムの流れが明らかに変わる為にここに挟んだと思われる。 曲としては、アンビエントに近いが、これがあると無いでは、 アルバムの聞こえ方が全然違う。非常にプロ意識を感じる仕事。 9,Lemurian Seed ★★★★ 再び変拍子。ここから良メロのシューゲイザー、ギターポップの曲 がメインになる。変拍子をここまでポップに聞かせる技がすごい。 10,AOA ★★★ 轟音ではないが、本作でもっともシューゲイザー風味を感じさせる。 決して派手ではないが、流れるような曲調が癖になるスルメ曲。
11, Yukari Telepath ★★★ プログラミングが心地よいエレクトロニカ。NARASAKIのソロワーク に近い印象。 12, Carnival (oumagatoki mix) ★★★ ボサノバ風味の異色曲。カフェなどでかかっていても違和感は無い。 エンドレスに爪弾かれるアルペジオが心地よい。 13,Evil Line ★★★★★ cotd必殺のSARAHシリーズの「刻み」を聞けるスラッシュダンスナンバー。 スラッシュの出自を殺さずに、ここ最近のcotdらしさも押し出すと いう偉業をやってのけた、大名曲。透明感のある歌詞も秀逸。 14,Ribbon no kishi ★★★ cotdでは珍しい、リズムが「普通の」8ビートナンバー。 とは言え、間奏はスレイヤー的ヘドバンパートから遊園地的牧歌メロパート という変態的展開。歌詞に頻繁にメタルバンドに縁のあるフレーズがでてくる。 15,deepless ★★ 印象的なシンセフレーズが全編を支配するギターロック。 最後は、多重録音シャウトの繰り返しで終わる。 本作で最も地味だが、不思議と何度も聞きたくなる。
総評 約5年振りのアルバムであるが、待たされた分、期待にしっかり応えた力作。 ギターメイン曲は変拍子の曲が多く、旧来の「疾走感」を「重さ」に置き換えた感がある。 その分、テクノ的な中盤2曲は非常に疾走感あふれる仕上がりになっている。 持ち味であるスラッシー風味は大幅に減退したが、cotdらしさはむしろ 増幅したという、矛盾を内包しつつ進化した孤高の作品。 間違いなく「カテゴライズ」不能なバンドとして凡百のギターバンドに 差を見せ付けた、歴史に残すべき名作。
スイマセン、上の総評は ★★★★★ です。
>>539 乙
coalterじゃなくてcoaltarじゃなかったっけ?
>>539 乙。
スバラシキセカイ/eufonius
1.リリア ★★★★★
アコギと8BITを中心に据えた大部分は明るい曲。
歌詞は一部暗い側面を持ち合わせているが、時に鳴らされるノイズがその世界を端的に表している。
驚くようなコード進行はそれほど無いが、要所要所のキメが気持ちいい。
ベースラインは下で支えることよりもメロディを奏でることに重心がおかれているようだ。
2.スバラシキセカイ ★★★☆
前曲から8BITを抜いて、ピアノを入れた編成。
Aメロはピアノとドラムのみで構成されているが、Bメロ中盤でストリングスが入り曲に広がりを持たせ、サビでの盛り上がりを演出している。
歌詞は産まれてくる子供に向けた母からのメッセージソングのように解釈でき、その内容と同様に曲調は今アルバム中1、2を争う明るさ。
ただ、タイトル曲の割にイマイチ印象に残らない。
3.ぼくらの時間 ★★★★
一転、ゆるやかなバラード。
サビでは曲の盛り上がりと転調を同化させる得意の手法を取る。
アコギとストリングス、ドラム・ベースというシンプルな編成を、完全に役割を分担することで生かし切っている。
その少ない編成の中でも演奏しないパートを導入、曲にある種の寂しさを漂わせている。
今作は生音が重視されているようで、打ち込みはおそらくパーカッションの一部のみである。
>>539 乙。
スバラシキセカイ/eufonius
1.リリア ★★★★★
アコギと8BITを中心に据えた大部分は明るい曲。
歌詞は一部暗い側面を持ち合わせているが、時に鳴らされるノイズがその世界を端的に表している。
驚くようなコード進行はそれほど無いが、要所要所のキメが気持ちいい。
ベースラインは下で支えることよりもメロディを奏でることに重心がおかれているようだ。
2.スバラシキセカイ ★★★☆
前曲から8BITを抜いて、ピアノを入れた編成。
Aメロはピアノとドラムのみで構成されているが、Bメロ中盤でストリングスが入り曲に広がりを持たせ、サビでの盛り上がりを演出している。
歌詞は産まれてくる子供に向けた母からのメッセージソングのように解釈でき、その内容と同様に曲調は今アルバム中1、2を争う明るさ。
ただ、タイトル曲の割にイマイチ印象に残らない。
3.ぼくらの時間 ★★★★
一転、ゆるやかなバラード。
サビでは曲の盛り上がりと転調を同化させる得意の手法を取る。
アコギとストリングス、ドラム・ベースというシンプルな編成を、完全に役割を分担することで生かし切っている。
その少ない編成の中でも演奏しないパートを導入、曲にある種の寂しさを漂わせている。
今作は生音が重視されているようで、打ち込みはおそらくパーカッションの一部のみである。
4.ぐるぐる 〜himawari ver.〜 ★★★ 自主制作アルバム「eufonius+」Tr.7のバージョン違い。元曲からテンポが少し上がり、歌詞も一部変更がある。 元曲のまったり感は欠片も残っておらず、ただの落ち着きがない曲になってしまった。 メロディラインは面白いが、それ以外に特筆すべき点はなさそう。 元曲を知らない人は評価+☆〜★かもしれない。 5.はばたく未来(album mix) ★★★★ サビでテンポ半減、曲の雄大さは一級品な今曲。 Aメロで細かく鳴るノイズが加速感を出し、その流れでBメロになだれ込み、サビで一気に視界が開ける。 歌詞は抽象的ながら、辛いことがあっても逃げないという明確なメッセージを持つ。riyaの詞としては少々見慣れない現実感がある。 eufoniusらしくない詞の世界に引っ張られたのか、曲の変化も甘めである。 6.バランス ★★★★★ メジャーレーベルでもやっちゃった、思い切りダウナーソング。 なかなかの暗さな詞に加え、隕石でも降るかのようなSE、悲痛な響きのピアノに転調の嵐と、「自主制作でやれ」と言いたくなるほどの壊れっぷり。 他の曲は全て生音で出来そうだが今曲はエフェクトかけまくり、明らかにアルバム内では浮いている。今作で一番eufoniusらしい曲だが。 非常に鬱になれる一曲。配置としては大正解かも。 7.柔らかい風の中で ★★☆ 最後はバラード寄りのミディアムソング。 コード・メロディ・アレンジのどれを取っても独自色がない、eufoniusにしては珍しすぎる曲。 前曲バランスの後を受けるにはこういう曲しかないか。でもこっちが先に作られてるよな…?
総評 ★★★★ ボーカルriyaとキーボード菊地創によるユニット、eufoniusのメジャー1stアルバム。 全体にeufoniusとしてはクセが弱い曲が多く、先にmetafysikを聴くと曲の方向性に戸惑うかもしれない。メジャーレーベルということで抑え気味に作ったのか。 しかし、アレンジこそ違えどメロディラインには転調がふんだんに使われているし、バックの楽器が一個の部分もあり、と菊地創らしさは失われていない。 後の課題はライブで盛り上がれる曲を作ることか(昨日のライブでは全体におとなしかった)。コンサート向きなユニットだが。 すみません、二重カキコが…orz ちなみに総評はTr.6のことを意識的に忘れて書きました。
GWで暇なので需要無さそうだけど書いてみた 相変わらず痛くて中身のないレビューですみません 田村ゆかり / 十六夜の月、カナリアの恋。 01. Overture -Secret new moon- インスト。 田村ゆかりのコーラスをベースに楽器やSEが入っている。 思った以上に綺麗にコーラスがまとまっていて驚いた記憶がある。 02. Swing Heart ★★ まるでミュージカルの始まりを予感させるような、華やかな曲。 生音が多く使われたスウィンギングなジャズ風味の楽曲だが、意外と本人の持つやわらかい声質と合っているようだ。 しかしリズムが複雑でテンポが速いせいか歌唱が不安定に感じられる。特に高音が厳しい。か細い裏声が気になってしまう。 03. 片想いルーレット ★★★★ 「トゥットゥットゥルットゥー」というコーラスから入る、おしゃれなポップス。 アコースティックギターをベースにストリングスが絡んでくる構成だが、こちらは2曲目と違いいくらか安定した歌唱を聴くことができる。 メロディーもこのアルバムの中ではどちらかというとキャッチーな部類に入るのではないだろうか。 「再生専用の幸せをください」という歌詞のフレーズが好み。 どこかで聴いたようなフレーズな気もするが…。 04. Non-Stopping Train ★★ R&B的なリズム、音の使い方をしている曲。 ミックスのせいなのか、ヴォーカルが他の楽器に埋もれてしまっている印象を受ける。 こちらも健闘はしているが、高音を出すのがキツいのかあまり声の伸びは感じられないのが及第点。
05. 星空のSpica ★★★★ シングル曲。 スパニッシュなギター、サビ前のキメのフレーズが印象的な曲。 同じ声優では水樹奈々に代表されるようなアッパーなアニメソングだが、ストリングスやギターの音色がまるっきり違う。 どちらかというと低めのメロディラインが中心で、淡々と丁寧に歌っている。どうやら低めの音の方が得意のようだ。 正直シングルで出たときは今までの路線と違いすぎて驚いてしまったのだが、 アルバムで通して聴くと自然に聴こえる。ましてこの曲順だとシングルとして発表された時以上に良い印象を受けた。 06. Sand Mark ★★☆ ダウナー系のロックナンバー。アルバムには必ず1曲は入っている恒例路線。 前述したように低めの音の方が得意なようで、大人っぽさを持たせたようなしっとりと、それで芯の強いような歌い方をする。 しかしこの曲に関しては低めの音の割合が多いためか、逆に苦しそうに歌ってるような印象も受ける。 そしてそのメロディラインのため淡々としてしまっていて、割と地味。 07. Petite lumiere ★★★★ ジャズテイストのワルツ。これもアルバムには毎回入っているような路線ではあるのだが、 今回のアルバムは全体的に生音をメインに据えているせいか、本格的に聴こえる。 (本物のジャズは数える程度しか聴いたことないので語弊があるかもしれない) こちらも低めの音が中心だが、サビで高音がメインになるため抑揚があって歌唱も苦しさは感じられない。 韻を踏んだ歌詞が印象的で、「空を見てた石ころは愛に拾われたの」というフレーズが個人的にヒット。 08. Beautiful Amulet ★★★★★ こちらもシングル曲。 5曲目をさらに大人っぽいテイストで仕上げたような楽曲。 間奏のギターソロ、そこから入るストリングスが非常にかっこよく、最後のサビを盛り上げている。 今まで丁寧な歌い方がメインだったのが、ここにきていきなり攻撃的な歌い方をしている。 6曲目、7曲目と大人っぽい路線の流れが功を奏していて、シングルの時よりもかなり好印象。
09. Interlude -moonlight flower- インスト。 丁度8曲目までの一連の流れに一区切りをつける意味で良い位置におかれている。 10. お気に召すまま ★★★ ビックバンド風で、今までには無い新しい路線の曲。ライブでやったら盛り上がりそう。 「心焦がすキャラメリゼ」「私の恋するレシピ」というようなお菓子と恋を絡めた歌詞は純粋にかわいらしい。 しかしやっぱり高音が厳しいように感じる。 まあ歌うには難しいメロディのような気もするが…。 個人的に随所に置かれた「ヘーイ」という掛け声はどうも脱力してしまった。 11. チェルシーガール ★★★ 最早お約束のライブで盛り上がりそうな、ブラスやシンセが効いた王道アイドルロック。 このアルバムのリードナンバーでPVまで作られているが、こういう曲を期待して買うと後悔するかもしれない。 それくらいアルバムの中では浮いた存在だが、インストで区切ったおかげであまりそう感じられないのは構成の勝ちだろう。 今までのどの曲よりもロリロリした歌い方をしていて、ある意味この路線の頂点。 独特な声の出し方に拒絶反応を起こす人にはまるっきり向かないのは言うまでもないだろう。 12. 恋は波のように ★★☆ ミディアムテンポのポップス。メインの楽器のせいで少し大陸的な印象も受けた。 アップテンポな前の曲と、バラードである次の曲の繋ぎには適していると言える。 シンプルな構成のため、やわらかい声質を堪能することができるが、特に印象には残らなかった。 13. 上弦の月 ★★★ ピアノをメインとした優しく暖かなバラードナンバー。 こちらもシンプルな構成のため、ヴォーカルが目立っている。 完全に安定しているとは言い難いが、しっとりとした歌唱を聴くことができる。間奏のギターが個人的に雰囲気あって好み。
14. Happy Life ★★★★ 11曲目を更に音数を増やして武装したようなロックナンバー。アンコール的な位置づけだろうか。 ミックスのせいか、シンセの音が少々キンキンして聴こえてしまっているのが残念。 「弱気な恋はもういらない」「無難な恋じゃしょうがない」といった、 前向きな、割と大人っぽい女の子像を描く歌詞を元気よく歌い上げるのは田村としては珍しいのでは。 15. Finale -Sweet full moon- インスト。 タイトルの通りフィナーレを感じさせる終わり方になっている。 総評 ★★★ 今やすっかりオリコン上位ランクインの常連にもなった声優田村ゆかりの6thアルバム。 シングル曲に引っ張られるような形で、前作までのピコピコとしたシンセ、打ち込みメインの楽曲から一転、 生音メインの大人っぽい仕上がりのアルバムになっている。 本人が歌いたい曲、今の自分に合う曲を毎回セレクトしているというが、シングル曲を上手く取り入れた曲順はお見事。 なお、音質、音圧ともに向上しており、音にもこだわって作られたアルバムであるようだ。 (プロデューサーのブログではそのこだわりについての記事が書かれていたりもする) ライブでもCDに近いレベルで歌える安定した歌唱力を持ってはいるが、今回のような路線、歌唱がメインだと細かい部分の歌唱の荒さ、不安定さが目立ってしまう。 確かに歌うには難しい曲も今回は多いのだが、もう少し確かな実力をつけてからでもよかったのでは。 そして本人のもつ柔らかくてかわいらしい声質に相当助けられている面もある。 特にそれは声を重ねるコーラス部分で多用されており、インスト等での雰囲気作りに一役買っている。
「アイドル声優」と分類されることの多い田村ゆかりであるが、 このアルバムはアイドルのそれとはかけ離れているため、驚く人もいるかもしれない。 そして新しいジャンルの音楽を取り入れようとしているのは個人的には好印象。 本人はあまり音楽活動に対して前向きではないようだが、(あくまで本職は声優、と割り切っている) やる時には予算なども気にするほど(本人のラジオ番組ではよくその話が出る。高い弁当取ると生音取る予算が無くなる、だとか) しっかりやっているようなので、今度どのような活動をしていくか非常に楽しみになった。 --- スレ汚しすみませんでした。 ファンなので相当色眼鏡で見ちゃってると思いますが、自分なりに厳しくつけたつもりです。 誰か他の人のゆかりんのベスト盤のレビュー読んでみたいです。
先日購入したマイラバのニューアルバムのレビュー書きます。 贔屓目および長文駄文ご迷惑おかけします。 My little lover「アイデンティティー」 1.overture ★★☆ 56秒という短い曲だが、PRESENTSのovertureと違い歌詞もついてる。 歌詞カードを見るとプログラミング小林武史になっている。 コバタケとakkoの軽いお遊び的要素。面白い。 2.イニシャル ★★★★★ My Paintingの様な昔懐かしのマイラバを思い起こさせる明るい一曲。 マイラバファンならば「きたー!」と叫びたくなるだろう。 evergreen時代の音質には敵わないものの、コバタケのアイドルポップアレンジの 才能は今も衰えていない事が証明される曲。 3.spell ★★★★★ レミオロメンの前田氏が手がけた曲。 レミオの曲では賛否両論分かれる事の多い前田氏だが マイラバでは光っていると言える。akkoの声が高音やや不安定だが、 曲自体が難しいという事とメロディーが独特という事もあり、 この曲の世界を支配出来るのはakko以外に居ないのでは。 4.dreamy success ★★★ 軽快なサウンドは必聴。コード進行がやや単調な面もあるが、 次の「ラビリンス」に流れる前座としては大変ベストな位置にあり、 今回のアルバムの完成度の高さに貢献している。 5.ラビリンス ★★★★★ 初めてこの曲を聴いた時は「マイラバ帰ってきたー!」と思わず叫んでしまった神曲。 ピアノの旋律がMr.childrenのsignの淡く切ない感じを思い起こさせる。 さすがイントロ大王小林武史と言った所。
6.想いのかけら ★★★★★ ラビリンス=神曲!だからしばらく神曲は無いだろう…と思いきや、 やってくれましたまたまた神曲。イントロにジジャーンと入るエレキギターから ドラムがタカタカと入って一気にマイラバワールドへと引き込まれる。 サビは少しブリグリっぽいかも知れないけどマイラバもブリグリも好きな自分 にとっては溜まらない一曲。 7.悲しきパペット ★★★★☆ ラビリンス、想いのかけら…と名曲が続いて少し興奮したテンションを 和ませてくれる様な一曲。さらっとした雰囲気が印象的。 メロディーは小林武史っぽいけどキリンジの堀込氏という事でびっくり。 akkoの歌詞がびっくりする程曲にマッチしていて素晴らしい。 8.chutes and ladders ★★★★ 「そろそろアコースティック音が聴きたいな〜」とか思ってると、 ちょうどそこに流れ込んでくる綺麗なアコギの音に物凄く癒される。 「未来ボリビア」っぽくてカッコイイ。エレピにサニーさん参加。 chutes and laddersというボードゲームがあるらしい。 9.jelly fish ★☆ キリンジ堀込弟が作曲。落ち着いた雰囲気。 サビのメロディーが耳から離れないが、シングルのカップリング曲だけあって 割と地味な仕上がり。しかしdreamy success同様、アルバムの完成度に 大きく貢献している曲と言える。 10.あふれる(album ver.) ★★★★★ この曲を初めて聴いた時タイトル通り涙が溢れそうになった。 二番サビ終了後からの盛り上がりは鳥肌もの。akkoの歌詞も切なくて好き。 「愛してるよこの先ももっと」という歌詞に全力を込めている感が伝わる。 アルバムバージョンでは後半にサックスが加わる。
11.くちびる ★★☆ 「雨の音」を思い起こさせる、ほの暗く切ない曲。 あふれるに続くという事は、徹底的に聴く者の涙を枯れさせたいらしい。 本当に喜怒哀楽色んな感情の詰まったアルバムで聴き応え抜群である。 12.愛と平和 ★★★★☆ ここから続く二曲はakko自身お気に入りの曲らしい。 メロディもアレンジも良いが、歌詞が凄く良い。作詞の腕は向上している。 自分の子供に聴かせたい一曲。 love&peaceという部分にほんの少しミスチルっぽさを感じるが、 あえて日本語タイトルにした所にマイラバっぽさが滲み出ている。 13.雨フリのち神なり ★★★☆ ちょっと変わった視点で描かれた曲。 こちらも歌詞が面白い(oh my god!はどうかと思うけど) 近田氏が作編曲演奏全て手がけているという事もあり綺麗に丁寧にまとまっている。 それにしてもakkoの考えるタイトルは独創的だから検索しやすくて良いね。 14.アイデンティティー ★★★★★ 長々と感想を書くまでも無く100点。三部作ラストの曲、そしてアルバムのラストを 飾るにふさわしい珠玉のバラード。イントロのピアノで「おっ」と思った時には 既にこの曲の世界に引き込まれている。ライブ行きたかった! 「私を見てるその瞳はただ私の気持ちを試そうとしている」なんて美しい詩! そしてまた一曲目に戻りループしてみたくなるアルバム。 総評 ★★★★☆ akkoの歌の下手さについては認識しているし、否定はしないが、マイラバの魅力は歌の上手さなんかでは無く独創性とその表現力、 そして楽曲の多面性にあると個人的には感じている。その点で前回のアルバム「akko」が「どこかのバンドの真似事」っぽい出来で 自分的には今ひとつだったのため、今回は満足な出来。 「小林武史は神!」と言うつもりは決して無いが、前作と比較するとやっぱりマイラバの事を一番理解している人だなと思わされた一枚でもある。 今回キリンジ兄弟やレミオ前田氏の参加、6曲目ドラムにカースケ氏を起用するなど、今までのマイラバに無かった新しい風が吹き込んでいるので、 彼らのファンにとっても注目したい一枚では無いだろうか。
需要完全無視。前スレで白石のCDをレビューしたのに懲りずにまたらき☆すた 星6つが最高の評価 らき☆すた Re-Mix002〜『ラキスタノキワミ、アーッ!』【してやんよ】〜 1.JAMがもっていった!セーラーふく/JAM project ☆☆☆☆☆ ジャムプロが歌った「もってけ!セーラーふく」 原曲と異なり、かなり「熱く」歌っている。それが原曲とはまた異なる良さを引き出している 彼らのプロ根性が見える曲 2.もってけ!セーラーふく EX.Motte[k]remix ☆☆☆ 最初聴いたときは微妙だったがあとからハマっていくタイプの曲 途中からセーラー服について熱く語っていた白石みのるもいい味をだしていた 3.もってけ!ニーソックス ☆☆☆☆ 「もってけ!セーラーふく」と「かえして!ニーソックス」を合体させた曲 ベースはもってけでニーソは途中から入ってくる。無理なく二曲を混ぜている 鮮やかな曲である
4.もってけ!セーラーふく Electoro 乙女ちっく mix ☆☆☆☆ 個人的にはこのCDで最も無難なリミックスだと思う曲 かっこよくなっているがらき☆すたらしい面白みには欠ける印象 でも曲としては非常にいい 5.もってけ!セーラーふく Bak-Bak-Bakoon!! mix ☆☆☆☆☆ 前の曲が歌として手堅く作っているのに対してこっちはらき☆すたらしいカオスである 中の人(=声優)があらわれたり白石みのるが「Nice boat」と最後に言ったりして目茶苦茶な曲 でもその目茶苦茶な感じが、非常に「らき☆すた」らしい。目茶苦茶だけど楽しい、らき☆すたらしい曲 6.組曲「らき☆すた動画」/らき☆すたのみんな ☆☆☆☆☆☆ 組曲と言っているが要はらき☆すたメドレー 「らき☆すたのみんな」というアーティスト名に相応しくほとんどの歌がでている。今回のリミックスCDの目玉であるがそれに相応しい出来である 最後のもってけが終わる時は祭りが終わった後のような気分にさせられる まさにらき☆すたの集大成といった感じの曲 総評 ☆☆☆☆☆ 最初から最後までレベルの高いCD。それぞれの楽曲がそれぞれ別の良さをもっていた 特に1、5、6曲目は良かった 「もってけ!セーラーふく」を材料に皆がそれぞれ料理し、でてきた物は皆良かったといった感じ リミックスCD3を是非だしていただきたい
豊作だな 乙 まさか田村ゆかり来るとは思わなかったww らきすたのリミックスそんなに良いとは思わなかったけどな…まあいいや
調子に乗って、ディーパーズのレビューを追加投下。 coaltar of the deepers 「come over to the deepend」 1, MARS ATTACKS! ★★★ 1曲目からデスヴォイス炸裂の極悪ハードコアナンバー。 一般人は9割がスキップするであろうナンバーだが、 ことライブのアンコールに於いては、「killing an arab」と共に 会場をカオス状態に引きずり込む最強の曲に変貌する。 2,UNLIMBER ★★★★ 耳に残るリフとイチマキの美しいコーラスが印象的なお得意の 疾走ナンバー。最後の大サビは非常にキャッチー。 3,HARD REALITY ★★★ イントロのキメの連続がカッコいいミディアムテンポのハードナンバー。 静と動の繰り返しが多く、若干のグランジ風味もある。 カンノの手数の多いドラムが曲の肝。中盤のヘドバンパートが なぜかファンには不評であるが、キャッチーなサビが耳に残る 名曲だと思う。
4,TASTE ★★★★ 個人的にDEEPERS隠れ名曲NO1。 シューゲ風味あふれる淡々とした曲調が、非常に癖になる。 ナラサキとイチマキの声の融合性の高さが最高の形で証明されている曲。 イチマキ脱退後は、おそらく一度もライブで演奏されていないのが残念。 5,C/O/T/D ★★★★★ いわずと知れた代表曲。バンド名と掛けているが、正式名称は 「COME OVER TO THE DEEPEND」。 イントロが1分を超えるが、爆裂にカッコいい為、冗長さは皆無。 1回し終わった後の、リフ→ギターソロ→キメの流れは最強。 6,THUNDERVOLT ★★★★ スローテンポ+轟音ギター。正しくシューゲイザーな名曲。 ここでもイチマキのコーラスが大活躍。歌詞カードは無いが、 最後の「今日何も変わらなかったけど 此は此れで有りにして また明日考えるから」という部分は何故かグッとくる。
7,THRASH LIVES IN SAVAGERY ★★★★ おそらく本作中最もポップな曲。抑え気味な平歌と開けるサビの 対比が見事。終盤轟音ギターが炸裂!→エモい絶唱の流れが痺れる。 特に「不都合があ〜って〜」の「て〜」の部分が非常にエモい。 8,AKI NO GYOUNINZAKA ★★★ スローテンポ+シューゲギターで、微妙にM6と違うが正しく シューゲイザーな曲。若干地味だが嫌いではない。 9,SYNTHETIC SLIDE ★★ 「thevisitors」や「how smooth」を髣髴させる、 ヘビーギター+デスヴォイスサウンド。中盤からはひたすら 陰鬱な曲調になり、再びヘビーギターに戻る。 嫌いでは無いが、非常に疲れる。 secret) I LOVE N.Y. ★★ 限りなくおまけ的な曲で、音質も悪いが、 何気にポップで耳につく。クリーントーンのギターが キャッチーな響きで、何故かカフェミュージックを 想起させる。
総評 ★★★★ 一般的には代表作とは言われない本作であるが、 個人的には非常に好き。「THE VISITORS〜」を除けば、 フルアルバムでは最もギター色が強く、テクノ色が薄い。 最初と最後以外は総じてポップで聞きやすい。 轟音ギター+細い声 のカップリングに弱い人は必聴!!
I LOVED YESTERDAY/YUI 1. Laugh away ★★★★ 「CHE.R.RY」を彷彿させる、とにかく『春』な曲。 YUIにしてはちょっと明るすぎる歌詞も良いし、メロのクオリティも一級。 「ちっぽけなことに悩んじゃって〜」と、早口で声を張って歌い上げるサビを聞いて、 YUIの歌唱力が結構進化してることに気づいた。 後はロック調のBメロ、Cメロが良い。かなりノリのいい曲。 アルバムの最初の曲として最も適当なタイプの曲だろう。 2. My Generation ★★☆ このアルバムに収録されてるシングルの中では、最も低レベルだと思われる。 それでも疾走感のあるサビは良い。しかし全体に中二病な歌詞が萎える。 それと適当にとってつけたようなCメロがウザイ。 何よりストリングスが間違ってる。もっとロックな感じに仕上げて欲しかった。 3. Find me ★★★ サビのメロが2曲目と酷似している。・・・けど2曲目よりクオリティは高い。 コーラスで入ってくる「すぐにみつけて欲しい」が凄く良い。 Aメロ、Bメロともに何となく無機質で、冷たい印象を受けるが、それも良い。癖になる。 全体的に切ない歌詞が印象深い。この曲ではストリングスも悪くない。 味のある一曲。
4. No way ☆ お願いだからこの曲はこのアルバム収録しないで欲しかった。 どこがサビなのか、最初は素直に分からなかった。 一分程度で終わる短い曲であることが唯一の救い。 5. Namidairo ★★★☆ 一般受けを狙った曲。しかし俺は一般人なので、深く感動した。 ごく普通のバラードだが、メロディのクオリティの高さに感服した。 冷静に読むと歌詞の意味はよく分からないが、真っ直ぐ過ぎる彼女の声が、 その意味を届けてくれる。この曲からも「YUI歌上手いな」と感じられた。 聞いてる内にどんどんYUIの世界へ浸っていった。 6. Daydreamer ★★☆ テンポの速い、80年代ロックって感じの曲。 普通に良い曲だが、何かが足りない。 少し稚拙な歌詞もそうだが、全体的にあまり歌い切れてない気がする。 ストリングスももっと歪んだ物にして欲しかった。 それとCメロでセリフで入る「あいちぇんじみー」に殺意を覚えた。 7. Love is all ★★★★★ 何が凄いかって?ほとんど全部。 「評論家」というか、雑誌の記者をかなーり直接的に批判してる歌詩に惚れた。 そして何よりもメロが神。特にCメロ。とにかく聞いて欲しい。 この曲を聴くためにこのアルバムを買っても良いだろう。 あんなカワイイ女の子がこんな曲を作れちゃうなんて、ギャップに萌えた。 とにかく破壊力のある一曲。間違いなくこのアルバムの中では最高のクオリティ。 シングルカットも余裕でできちゃうレベルだけど・・・一般には引かれるだろうな。
8. I will love you ★★☆ 7曲目の大きすぎる衝撃を見事に冷ましてくれる冷静な一曲。 見事に普通。歌詞も、歌い方も、曲自体も、ストリングスさえ。 何かB級映画の主題歌とかになってそうなイメージがする。かなり偏見だけど。 それでも良曲。うん。 9. We will go ★★★☆ 何だか「威圧感」のする曲。 曲のクオリティはクソ高いが、何だか歌いきれてない。 ストリングスも遠慮してる気がする。 叫ぶようなCメロが良い。疾走感のあるAメロも良い。しかし何か足りない。 10. OH YEAH ★★★★ 最初にタイトルを見たときは、笑ってしまったが、良い曲。 何ていうか、「癖のある爽やかな曲」だ。 Aメロ、Bメロが爽やか過ぎるのに対して、サビにはかなり癖がある。 「あたらしい〜あさ〜」と一気に上がって、「はじまりの〜」と下がる。 「よ〜かんがするまえに」と早口に喋って「でんしゃ〜のなか」。 聞いてくれたら分かるが、すっごい癖になる新しいタイプのメロディー。 中々飽きない良曲。
11. My friend ★★★☆ 誰が聞いても感動すると思う。美しい青春を細やかにバラード調に歌い上げる、そんな印象。 普通に合唱曲とかにできそうな印象もする。覚えやすい、分かりやすいメロディー。 特に説明は要らないと思う。 12. LOVE & TRUTH ★★★★ ロックとバラードが融合・・・?した曲。 この曲を聴いたらもうエリカ様の「別に・・・」事件しか思い出さない。 サビの全体的に音が壊れてる感じが癖になる。 一回聞いただけでは中々この曲の魅力は伝わらない。 上手くいえないけど、とにかくそうだ。ストリングスは微妙だけど。 味のある一曲。だけど、アルバムのこの場所に持ってくるのはどーだろ。 13. Am I wrong? ★★★★ この人は、歌詞に切なさを表現するのがとにかく上手いです。 そして曲もその歌詞にあってます。 何だか中毒性がある、儚いメロディー。こんな曲はYUIにしか作れません。 曲の最後、囁くような「Am I wrong?」に心を震わされました。 総評 ★★★★ もー疲れた。良いアルバム。聞いたら分かる。 YUIは歌上手くなった。何度か聞けば味が伝わってくる。
五段階評価・・・★=1、☆=0.5
乙。 確かにNo wayっていう短い曲はいらない気がするな
乙 YUIヲタすごいお
w
らきすた厨にYUIヲタか カオスになってきたなw
2曲目の批評見る限りYUIヲタじゃないだろこれ
ディーパーズのレビューに触発されて coaltar of the deepers「the visitors from deepspace」 1.killing an arab ★★★ 西部劇でも始まるのか?な感じのイントロのほぼジャンル分け不可能なインスト曲。 かなりハード目。 2.amethyst ★★★★★ 代表曲といったらこれかな?エフェクトのかかった声がかっこよすぎ。 ハードな演奏にポップなメロディと弱弱しいボーカルが絶妙にマッチした名曲だが、大半の人はこの声でコケそうw 3.your melody ★★★ 不気味なサビの雰囲気が良い。 ブレイクも決まってはいるがこのアルバムにおいてはやや地味。 4.earth thing ★★★☆ 低い声のボーカルと、声かギターの音か区別のつかない謎の音がこれまた不気味な雰囲気を醸し出している。 やはり絶妙と言う言葉が似合う。
5.summer days ★★★★☆ 一転して爽やかなイントロとサビが美しい曲。 ハードな中に潜む美しいアルペジオが絶妙。 しかし夏っぽいのか、どうなのかやや微妙なところ。 6.snow ★★★★★ 本作唯一のスローテンポなバラードで8分近い曲だが全く途中でだれない。 後半から入る轟音ギターとストリングスが美しい。 リフも全く飽きないし、名曲と言っても何の問題も無い。素晴らしい。 7.blink ★★★★★ NARASAKIのポップセンス爆発な一曲。 シューゲイザー好きなら絶対に必聴でしょ。名曲。 8.the visitors ★★★ 多分殆どアドリブで出来た曲なんじゃないかと。 最後は不気味なこのアルバムにふさわしい終わり方。 総評:★★★★★ 真っ先に驚いたのはこんなバンドが日本に存在したのか、ということ。 ハードな演奏に卓越したポップセンス、絶妙なギターアレンジ、ヘロヘロな声、どれをとっても日本人らしくないというか。 海外に於いてもこんなバンドはいないんじゃないかというほど。 強いて言うならシューゲイザーやスラッシュメタルな感じではあるが、 ジャンル分けが難しい日本のバンドの中では頭一つ抜けて自分たちのスタイルを確立している。 それもこれがデビューアルバムということでさらに衝撃的。もちろんとんでもない名曲だらけである。 自分の中では、日本が世界に誇るバンドとしてはフィッシュマンズ辺りと並ぶ存在。 しかし肝心の日本では、一般受けどころか音楽雑誌にも認められなさそうw とても日本人好みとは言えないし、誰彼構わずオススメできるバンドではないが、正に「もっと評価されるべき」なバンドである。 ちなみに絶望先生ってアニメのオープニングの曲がこのバンドのフロントマンのNARASAKI作曲なので、アレが好きなら多分気に入る。声とか演奏とかもっとマニア向けだけど。 らきすた厨にYUIヲタにディーパーズ、更にカオスw
すごい豊作だなw皆さん乙です じゃあ俺も NEW CHAPPIE/Chappie 01.Welcoming Morning(Album Edit) ★★★☆ 1stシングル。コテコテの電子音の上にポエトリーリーディング調のボーカルが淡々と乗っていくメロは疾走感十分 Bメロの掛け合いはビースティボーイズみたいなダサ気持ちよさを感じたり。サビではストリングスを取り入れ王道なメロディを歌いキャッチーさもある 終始川本真琴の「だいすきだいすき・・・」というウィスパーボイスが繰り返されてるのは好き嫌い分かれそう 02.Everyday ★★★☆ ROUND TABLEによる提供曲。ピアノとキラキラシンセ主体だが雰囲気は前作と同じキャッチーなポップス、ゴージャスな渋谷系って感じ ソフトロック王道のアレンジは聴き手に安心感を与えるが、これといった面白みのないのも事実っちゃ事実 このボーカルはどこかで聴いたことあるけど思い出せないんだよなぁ 03.DOCU-MENTARY KISS ★★ 作曲ギターベイダー、作詞井上陽水といういまいち掴みどころのないコンビの提供曲。カントリー調のメロディの上に陽水独特の意味不明な詞が乗る 途中でサイケド真ん中になったりして中々面白い歌なんだけど、ボーカルが・・・めちゃくちゃ舌ったらずで聴いててイライラしちゃう。誰だろこれ 04.Good Day Afternoon ★★★ 2ndシングル、COIL提供曲。Oasisあたりの影響を感じさせるUKド真ん中の曲。終始響いてるエッジの利いたギターが良いアクセントになってる 地味に山崎まさよしがハーモニカをやってるんだが、別にまさよしを使う必要性もwメロディ自体は王道ポップで非常に聴きやすい 05.水中メガネ(Album Version) ★★★★★ 3rdシングル、作曲草野正宗、作詞松本隆というめちゃくちゃなコンビの提供曲。そしてその名前から来る期待感を全く裏切らない名曲 ロビンソンに匹敵するとも言える草野お得意のどこか哀愁漂うメロディと、透明感を感じさせるギターのアルベジオだったりピアノだったりアレンジも抜群 そして特筆すべきは松本隆の詞、水中メガネを通じてめちゃくちゃノスタルジックな心情の女性詞を表現しいて、彼の作品の中でも白眉な出来 ボーカルもこのアルバムで一番良い、イメージ的にはマイラバのakkoをもう少し落ち着かせた感じ。誰だろこれ
06.The International Chappie's Cheer-leading Team ★★★ 小西康陽提供の2分弱の小曲。タイトルからして如何にも小西節だが、曲自体もまさしく王道小西節 軽いタムの連打だったり、テンポの良いブラスだったり、アメリカのチアリーダーみたいなかけ声だったりピチカート好きなら気に入る一曲 07.Space Latin Age ★★☆ ボコーダーのかかった男の語りから入るけど、何故かハワイアンな音が聴こえてきてちょっとびっくり。曲はパーフリあたりを思い浮かべていただければ あんな感じの電子音も取り入れたポップス、ボーカルの感じもどこか渋谷系だし。コーネリアスあたりがやってても全く違和感無い感じ 最後映画音楽みたい終わり方するのもやっぱりその辺の感じ 08.デリカシーのかけら ★★★ 作詞が井上秋緒。今までの曲とはちょっとボーカルの雰囲気が違う、発声の仕方がゴスペルのそれだし、声もかなりボーイッシュで昔のMJみたい 曲自体も絢香あたりが歌ってもあんま違和感無い、ブラックなリズムを申し訳程度に取り入れた歌謡ポップス 09.Happyending Soulwriter's Council Band ★★★☆ 作曲が川本真琴でなぜかギターが田淵ひさ子。川本真琴らしくポップなんだけどメロディがこっちの予想を裏切る意味不明な動きをする アレンジがキラキラしててボーカルもかわいらしい感だけど、ひさ子のナンバガバリバリなエッジの利いたギターが意外とあってる 10.七夕の夜、君に逢いたい ★★☆ 3rdシングル、作曲細野晴臣、作詞松本隆というこれまためちゃくちゃなコンビ。でもこれは期待感をちょっと裏切られる出来 このコンビと聴くと松田聖子みたいなのかはっぴいえんどみたいなのを思い浮かべるけど、これはそのどっちでも無い アレンジは確かに細野のお得意なちょっとアンビエントちっくなテクノポップなんだけど、メロディが掴みどころ無くて退屈な印象 松本隆の詞もどこかやっつけな感じ。ちなみにこれだけ何故かかボーカルが森下千里と分かってる