アルバム全曲レビュースレin邦楽板 15th

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1名無しのエリー
商業誌/サイトにありがちなオブラートにくるまれているようなレビューではなく、率直なアルバムレビュースレ。

【基本精神】
レビューの数が多いとレビューの精度が上がります。
カブっても気にせずあなたの視点で批評してください。

【ローカルルール】
◆レビュー中の割り込みレスは控えましょう。
◆レビューする側は十分に準備をして短期間に投稿を終えてください。
◆レビューを読む人にとってレビューのレビューは通常のレビューと紛らわしいので禁止。
◆レビュー以外の長文の投稿はスレのサイズオーバーを招き、本来のレビューの邪魔なので禁止。
◆反応すると削除依頼が通らなくなるので上記に対するレス禁止。(上記と同類にみなされます)
→反応さえしなければ削除依頼が通る可能性は十分にあります。
参照:http://qb5.2ch.net/test/read.cgi/saku/1117204058/60
→13thスレで削除依頼通りました。
参照:http://music7.2ch.net/test/read.cgi/musicj/1155204694/78-83
◆上記について何か言いたいことや議論したいことがあれば避難所へ
URL:http://jbbs.livedoor.jp/music/16782/

新レビュー保管サイト
http://www10.plala.or.jp/puusan/review/al_dom/al_domtop.htm
旧レビュー保管サイト
http://www.geocities.co.jp/MusicStar-Guitar/3494/index.html
2名無しのエリー:2007/06/01(金) 20:08:33 ID:hQSrbwJ80
3名無しのエリー:2007/06/01(金) 20:09:39 ID:hQSrbwJ80
Tommy february6/Tommy february6

1.T.O.M.M.Y
次の曲に繋げる為のインスト。ファーストシングルのイントロをいじっているだけ。
ないと寂しい程よい慣らし。そういう曲なので評価外。

2.EVERYDAY AT THE BUS STOP ★★★★★
ファーストシングル。80年代のカイリー・ミノーグやマドンナを想像してもらえれば、
分かる。純情な歌詞がメロディとマッチし胸にジンと来る。メロディ自体は普遍なもの。

3.トミーフェブラッテ、マカロン ★★★★
さっきとは打って変わりダークな曲調。歌詞内容やメロはなかなか暗いのに後味がそんなに悪くない。

4.Bloomin! ★★★★★
アルバム先行サードシングル。明るい曲だが切ない。
サビはそれほど盛り上がらないが、最後の繰り返しでジワジワと来る、やや新鮮な曲調。

5.HEY BAD BOY ★★★★☆
気だるく歌う英歌詞の部分から必死に歌う日本語歌詞部分の豹変ぶりが素晴らしい。
こんなこと、なかなかできないよなぁと実感。

6.KISS ONE MORE TIME ★★★★★
セカンドシングル。シングル曲の割には特に盛り上がるわけでもない、
普通だったらアルバムの中盤あたりに収録されそうな曲。
ではあるがあえて盛り上がりを見せず、暗さを重視したメロディは個人的には大好き。
4名無しのエリー:2007/06/01(金) 20:13:26 ID:hQSrbwJ80
7.WHERE ARE YOU? "MY HERO"  ★★★★
とても可愛らしい楽曲。着飾ってなく自分の思いの丈をずっと歌っている。
暗めの楽曲が続く中にこのような明るい曲をポンと入れてくるところが上手い。

8.WALK AWAY FROM YOU MY BABE  ★★★
日常生活に飽き飽きとして考え込んでいるのか知らないが、これも非常に暗い。
自分は別に良いが、途中のラップ風アレンジが賛否分かれるか。

9.恋は眠らない ★★★☆
これも歌詞が飾っていない爽やかな楽曲。珍しく日本語歌詞が多い。
聴いたあとの余韻も爽やか。

10.Can't take my eyes off of you ★★★★★
フランキー・ヴァリの名曲をカバー。ダイハツのCMで何度も流れていたのでサビ前の
メロディが刷り込まれ知らず知らず口ずさんでしまう。それを除いて考えても、
原曲の良さを残しながらトランス風に見事にアレンジ。カバー曲の中では名曲の部類に
入ると思う。

11.I'll be your angel ★★★★☆
歌い方があまりに切なく、気分次第では泣いてしまうかも。
スローテンポなので退屈になるかもしれない。

12.★CANDY POP IN LOVE★ ★★★★☆
シメに明るい楽曲。先ほどが暗いメロなのでより一層明るく思える。
この曲を聴くと明日学校で女子と話せるのかな?なんて甘酸っぱいこと考えたり(笑)。
5名無しのエリー:2007/06/01(金) 20:15:19 ID:hQSrbwJ80
総評 ★★★★
大ファンなので盲目的になっていると思います。
印象としては80年代のUSの商業音楽の再現盤。日本語と英語が混ざっているので聴きづらい部分はあると思うが
メロディ自体は非常に耳なじみが良いし、どの曲もTommyの声にうまく合っている。
曲順も飽きさせないよう暗め明るめがうまく混ざって緩急がついている。フェードアウトで終わる曲が多いのも特徴。
普遍的なので個性がないと言えばそうかもしれないが、ちょっと青春や懐かしい気分に浸りたいときに丁度良いのでは。
6名無しのエリー:2007/06/01(金) 22:15:51 ID:0/mxrysG0
>>1-5
前スレのラストレビューの人も乙
7名無しのエリー:2007/06/01(金) 22:54:20 ID:hQSrbwJ80
the brilliant green/THE WINTER ALBUM

1.intro-THE WINTER ALBUM- ★★★
幻想的なメロディ、歌詞でこのアルバムの世界へと誘ってくれる。
最初のTommyの「トゥ トゥ・・」のハミングもかわいい。

2.Holidays! ★★★★
彼氏に早く会いたいという曲。変に凝ったところがないミディアムテンポのポップソング。
普通だから、良い。

3.Flowers ★★★★★
バラード。バックのストリングスがいい味を出している。
告白できない思いを自然をモチーフにした歌詞で比喩的に表現するTommyはすごいな。

4.I'M SO SORRY BABY(album mix) ★★★☆
何だろう。欧米の物語みたいな歌詞だがどこか現実的で、ポップだがドラムドカドカ叩いてたり、
松井さんの歪んだギターなどいろんな要素が詰まったおもちゃ箱みたいな曲。

5.Forever to me〜終わりなき悲しみ〜(album mix) ★★★★☆
終始壮大な雰囲気のこの曲は最初引き込まれたが、何度も聴くと薄っぺらく感じちゃうかな?
メロディ構成が単純だからそう感じるのかもしれないが。

6.That boy waits for me  ★★★★
このアルバムの中では音や声弄ったりしていてほかと違う印象を受けるが、決して浮いてはいない。
どちらかといえば不思議な感じのまま駆け抜けていく実は最もこのアルバムのコンセプトに合った曲なのかも。
8名無しのエリー:2007/06/01(金) 22:55:52 ID:hQSrbwJ80
7.The night has pleasant time  ★★★★
スローテンポのバラード。Tommyの寂しそうな歌い方とストリングスが相俟って
これもまた欧米の物語のような雰囲気を醸し出している。

8.Day after day  ★★★
先ほどの雰囲気を残してはいるがちょっと明るくなって将来の自分に希望が持てる楽曲。
あと、イントロとアウトロのメロが倉木麻衣の「冷たい海」に似ている気がした。

9.Rainy days never stays(album mix) ★★★☆
ある種ブリグリらしい曲。サビへの持っていき方がなかなか。上質なポップソングではなかろうか。
サビのTommyの歌声に勢いを感じる。

10.I'M JUS'LOVIN'YOU(album mix)  ★★★★
人に優しくなれる、何事も許せる、そんなようなゆったりまったりとした曲。
一息ついて気持ちが良くなりたい時に。是非。

11.Running so high  ★★★★☆
表題の通り、ハイテンションでまくし立てるように声を張り上げて力強く歌う
普段では見られないTommyが見られる。ブリグリのポップでこれは珍しい。

12.escape ★★★★★
特に何かあるわけでもないのだが、うまいこと締めてくれるなあという印象。
Tommyの歌声が甘ったるいからか、いい具合に切なく余韻が残る。
9名無しのエリー:2007/06/01(金) 22:57:20 ID:hQSrbwJ80
総評 ★★★★☆
このアルバムでは何と言っても歌詞がこれまでと違った。物語の世界のように非現実的な歌詞が多かった。
このころTommyはハリー・ポッターを愛読していたそうで、その影響らしい。
もともと独自の世界観を披露していたバンドだが、また世界が広がった気がする。
一方、音としてはネタ切れなのかと思う人もいるらしい。実際大分ポップになっており
90年代のオルタナのような様相だった前の面影はあまり感じられない。
が、ブリグリらしさは健在なので心配する必要もない。
全体で見ると表題の通り冬でしか味わえない良質の楽曲ばかり揃えたアルバムといったところか。
暗いイメージがある反面どこか神秘的な冬と言う季節をこのアルバムを部屋で聴きながら、
クリスマスやニューイヤーを迎えようではないか。

あと、ブリグリ活動再開おめでとう。
10名無しのエリー:2007/06/02(土) 00:30:19 ID:Xj4gWs9J0
もう聴かず嫌いさんは来ないのかな?
11名無しのエリー:2007/06/02(土) 01:16:28 ID:KuaUoIN9O
名無しとしてやってくれると期待
12名無しのエリー:2007/06/02(土) 01:53:54 ID:DbEgg50i0
>>7-9
13名無しのエリー:2007/06/02(土) 13:54:33 ID:PDm+q3DGO
>>10-11
前スレ最後に名無しで髭書いてたじゃん
14名無しのエリー:2007/06/02(土) 16:20:54 ID:nQmbG92n0
ん?前スレまだ使い切ってないよね。もうコッチに移動すんの?
15名無しのエリー:2007/06/02(土) 23:40:51 ID:KuaUoIN9O
>>14
前スレは無事容量オーバーになりました
16名無しのエリー:2007/06/03(日) 01:26:40 ID:jzMULC9C0
>>15 なるほろ。d!
17名無しのエリー:2007/06/03(日) 04:24:24 ID:lCfnRbkO0
THE BACK HORN/THE BACK HORN

1.敗者の刑 ★★★★★
重厚なムードながら、音を絞るところは絞りきったメリハリのある展開。初っ端から
ベースの和音が重い。フレーズはハードだが音は硬質すぎないギターが独特の
湿り気を出している。技術的には高いとはいえないボーカルは、曲の芯というより
最後に味付けとして乗る存在といった印象。抜群の構成力と技術で聴かせる曲。

2.ハロー ★★★★★
メロディがあっさりしているのが逆に演奏の注目度を引き上げる効果になっている
ような。導入のベースはラインとしてはありきたりだが、音符の長さへの意識の
高さに他のベーシストとの差を感じる。間奏のベースもコード感がある気持ち良い
プレイ。サビのドラムは、基本パターンではスネアのタイミングを引きつけ気味に
したドッシリしたプレイだが、フィルでは全般的に前のめり気味なので、そこで
押し出されるような加速感がある。アイデアに目新しさはないが、演奏の質は高い。

3.美しい名前 ★★★★
音数を絞るところはキッパリ絞る潔さはこのバンドの武器。静寂を必要な音符
(というか休符)として認識させてくれるイントロは見事。サビ前のギターの
フレーズでの、痛みの伝わる音作りもナイス。演奏の描写力が高いので、詞に
依存しすぎずに色々な感じ方を楽しめる曲。

4.舞姫 ★★★★
へヴィなギターリフから、サビ前のキメを合図に3拍子へ。静まり返るDメロでは
拍子木も登場し、曇った心理を描写した和音ベースをバックに感傷的なギター
ソロへ。ラストのサビはマンドリンのトレモロも登場し、アウトロは北欧メタルな
ギターソロで締め。歌は結構どうでもいい存在かも。
18名無しのエリー:2007/06/03(日) 04:25:53 ID:lCfnRbkO0
5.フリージア ★★★★★
悲壮なアルペジオと6/8を4小節ごとに織り込んだ変則的な拍子が重苦しいムードを
醸し出している曲。サビの「君を探してた」の部分でベースが時折聴かせる裏メロの
ラインが秀逸。一定の周期で波のように押し寄せるスネア連打も効果的。しかも
全般的には前のめり気味の連打だが、ラストのサビ前の「生きながら腐るだろう」の
フレーズの部分ではやや後ろに構えた連打も聴かせるという叩き分けっぷり。上手い。
6.航海 ★★★★★
ハイトーンの歯切れの良いベースと、バスドラとスネアの音の配置を逆にした
ような独特のリズムパターンのドラムが印象的なイントロ。そこから正統派HRな
堂々としたギターが派手に入る大きな展開へ。さらに錆びついて軋みをあげている
ような独特の音使いが想像を膨らませるギターソロ。メロディは平凡だが、
ロックなアイデアで埋め尽くされた演奏に聴き応えのある曲。

7.虹の彼方へ ★★★
歌謡曲チックなマイナー調ロック。何とも古臭いメロディとギターのカッティング
には妙な味がある。ベースもコテコテながらキッチリ上手いリズミカルなプレイ。
何より美メロだろ、という人にはウケなさそう。フラワーカンパニーズ好きなら。

8.シアター ★★★★
爽やかな曲調に乗せて「世界のどこかで戦争が起こってても僕は知らないよ」と
いった内容を歌う異色曲。反戦歌を歌えるほどキレイな人間じゃないけど、全く
触れずにスルーは出来ない、だからありのままの汚れた自分を歌おう、という
自然な自己表現をした曲か。自虐的に反面教師を演じている?後ろめたさを
表すように、少しだけ濁らせたギターの音が印象的。終盤のサビの「想像の羽根を
広げて」の部分でのリズム体のリアクションもバッチリ。

9.負うべき傷 ★★★
アルバム全体を覆うイメージにもれず、重苦しいイントロで入る。アルペジオと
スラップの相性は意外に良く、ドラムも両者をうまく繋いでいる。スケール内を
幅広く動き回る終盤のベースがナイス。ボーカルが軽く、メロディもどうでもいい
出来なので、歌の聴き所は歌詞が曲に与えるイメージくらいか。
19名無しのエリー:2007/06/03(日) 04:27:36 ID:lCfnRbkO0
10.声 ★★★
ダサカッコイイ路線の歌謡ロック。余すところなく今更感が漂う男臭い曲。
ベースも上手いんだが、似たプレイが多いのでそろそろ飽きが。メロディに
魅力がないとやはり厳しいか。

11.理想 ★★
一昔前のv系(というかアインスフィア)ノリの歌謡ロック。演奏面で構成に
凝っている訳ではなく、歌を芯にしている曲なので、いくら演奏技術が高くても
やはりメロディとボーカルの貧相さが際立ってしまう。

12.枝 ★★★
軽やかなリズム体とアルペジオがスピッツ的なAメロから、徐々にラルク的な
重苦しいロックに変貌していく曲。Aメロ全般で鳴っているテンション音が
曲に統一感を与えている。ストレートなメッセージが込められた曲だが、その中で
「枝」という言葉を曲名に選んだセンスは良いのでは。

総評 ★★★★
彼らのアルバムを聴くのは初めてなので、彼ら本来の魅力がそうなのかは知らない
が、個人的な印象としては今作はリズム体の高い演奏技術とギターの優れた音作りの
センスが様々なイメージを与えてくれる作品。センスの目新しさはないが(特に
メロディ)、センス頼みの一部の洋バンドよりずっと技術が高いので、個人的には
楽しんで聴けた。ボーカルが蚊帳の外気味に感じたが、メロディ重視の自分でも
引き込まれるほど演奏に魅力があるのでロック好きなら手堅く聴けるのでは。
しかし歌単体での描写力は知れているので、曲=歌を基本に音楽を聴く人に
とっては水準以下の出来かも。歌を聴きすぎないほうが楽しめる、というのが
正直な感想。メロディだけ良い、というアーティストが好きな人にとっては用なし。
20名無しのエリー:2007/06/03(日) 04:40:18 ID:yQWRMZfzO
>>17-19
乙です
21名無しのエリー:2007/06/03(日) 10:02:13 ID:4Rv2Gkmq0
>>17-19
乙。
評価は高いがバックホーンに演奏技術以外のものを求める俺には微妙かもしれん。
参考になりました。
22名無しのエリー:2007/06/03(日) 17:18:40 ID:W51rkNeO0
元聴かず嫌いさん
皆の嫌われ者ORANGE RANGEの「ORANGE RANGE」お願いします
23名無しのエリー:2007/06/03(日) 19:27:17 ID:4O2l4OkdO
>22
空気読めない奴は逝っていいよ
24名無しのエリー:2007/06/03(日) 20:53:45 ID:uiKBV1RhO
22は知的障害者
25名無しのエリー:2007/06/04(月) 21:38:10 ID:SimWxvaY0
WORLDILLIA/ポルノグラフィティ

1.CLUB UNDERWORLD ★★★★
少しジャズっぽいアップテンポなラテンナンバー。このボーカルにはこういうのが一番合ってると思う
ベース作曲の為かベースがうねりまくってメロディ全体を引っ張っていってるが、それでも曲全体が締まってるのはドラムが村石雅行だからか
Aメロ、Bメロとわかりやすい盛り上がりをするのに、サビで肩透かしをくらうのが残念

2.惑星キミ ★★
メロディ自体は使い古された進行で特に突っ込むべきところは無いポップラブソングなんだけど
打ち込みとシンセだらけのアレンジがかなり安っぽい。曲のコンセプトなのかもしれないがもっと生音重視でも良いんじゃないかな
あと歌詞が恥ずかしすぎる、何処の中学生だよw

3.元素L ★★★★☆
本間昭光作曲だけあって狙いまくりの王道バラード、だからこそ耳障りは凄い良い
このアルバムの中では珍しく殆どバンドサウンドだけで構成されており、そこも個人的にはかなり好きなポイント
ポルノのボーカルはバラードが合わないんだけど、何故かこの曲だけは上手く合ってるのが凄い

4.Mugen ★★★★☆
如何にもポルノグラフィティって感じのラテンロックナンバーで9thシングル、W杯のテーマソングだったね
イントロのベースラインが最高にカッコいい。これも本間昭光作曲なので分かり易い盛り上がりをして、分かり易いサビへと展開する
ただ、それでも飽きさせないのはリズム隊がしっかりしていることと、本間の圧倒的作曲センスがあるからなのだろう

5.デッサン#3 ★☆
スローテンポなバラード、地味すぎだろ.70年代前半のフォークを意識した感じのアコースティックギターは良いんだけど
サビへの展開があまりにも強引過ぎる。その上ボーカルの声にも全く合ってない
でも相変わらずリズム隊は上手い
26名無しのエリー:2007/06/04(月) 21:39:27 ID:SimWxvaY0
6.ヴィンテージ ★★☆
2と同じくアレンジが無駄な典型的なパターンの曲、バラードなんだけどイントロの機械的な音は確実に要らない
どちらもボーカルが作曲してるのは何かしらのこだわりが彼にはあるからなのだろうか
また、同じくボーカル作詞だけあって歌詞が恥ずかしい。何処の高校生だよw

7.ワールド☆サタデーグラフティ ★★★
独特の浮遊感が漂う、キャッチーさ抜群のポップソング
前曲に引き続き打ち込み全開のアレンジだけどこれに関しては曲に凄くマッチしてる
やっぱり作曲してるのがアレンジも担当してる本間だからなのだろうか

8.素晴らしき人生かな? ★★★
前曲とは対照的な生音&鬱さ全開のスローテンポジャズナンバー
淡々とリズムを刻むベースが良いねぇ
声も歌詞も凄い退廃的で、なんていうか病んでたんですねって感じ

9.朱いオレンジ ★☆
恐らくポルノ全曲でも最も鬱な曲。メロディ自体は酷くありきたりなバラード
歌詞が滅茶苦茶救いが無いんだけど、メロディが明るいせいか暗さが上手く現れてない。後物凄く地味

10.Go Steady Go! ★★☆
前曲とは全く雰囲気の違う凄い明るい曲。これも如何にもポルノって感じのアレンジ・曲調
何か足りないんだけどその何かが俺では分からないし、分かったとしても書けない気がする。ごめんなさい・・・

11.カルマの坂 ★★★★
作詞担当の晴一の世界観が全開の物語調の曲で、こういうのが苦手な人にはきつそう
アレンジが凄い上手い、曲の雰囲気を損なうことなく上手く盛り上げてる
相変わらずベースは良いね

12.didgedilli ★★
ジャンル的にはフュージョンなギターインスト。コード自体を追えば最高にカッコいいことは間違いない
ただ、余りにも技術が足りなすぎる・・・ドラムの村石雅行だけ上手すぎて浮いてるもん
カシオペア辺りが弾いたら物凄い化けそうな気がする曲
27名無しのエリー:2007/06/04(月) 21:40:26 ID:SimWxvaY0
13.渦(Helix Track) ★★★★★
ポルノとは思えないハードかつダークなロッカバラードで10thシングル。ポルノグラフィティの最高傑作だと思ってる
アルバムverなのでアコギが強調されておりベースとドラムが引っ込んでしまっているが
この曲の最大の魅力は、うねるベースとそれを追いかけるドラムなので、このアレンジは個人的には凄く残念

14.くちびるにうた ★★★
もろフォーク、一説によると一曲目のCLUB UNDERWORLDで異次元の世界に入り込み
このくちびるにうたで現実に戻ってくるってコンセプトで作られたアルバムらしい
ちょっとサビへの展開が強引

総評 ★★★☆
ポルノグラフィティの4thアルバムで3人組時代最後のアルバム
これを聴いてまず思うことは本間とTamaの作曲センスが飛びぬけており他の二人が全くついてこれていないなって事
本間かTamaの曲以外ははっきり言ってつまらなく地味な曲が多いです
演奏にしてもTamaだけ技術的に浮いてしまっていて、逆に可哀想
これを聴くと何故Tamaがポルノを脱退したのかが良く分かります
後全体的にオーバープロデュース過ぎる気がしますね、シンセの音多すぎじゃないかな
それもTamaが抜けた原因の一つなのかもしれません

駄レビューすみませんでした
28名無しのエリー:2007/06/04(月) 22:00:09 ID:wX1BrDhW0
29名無しのエリー:2007/06/04(月) 22:01:33 ID:4WROkIfK0
>>25-27乙。
あとまとめ氏も乙!!!
30名無しのエリー:2007/06/05(火) 00:21:46 ID:2bYtiNG10
ビークルの新作はどうですか?
31名無しのエリー:2007/06/05(火) 00:55:07 ID:B4WMDKIj0
>>25-27

あなたのTamaの1stアルバムのレビューが読みたいと思いました
32名無しのエリー:2007/06/06(水) 08:59:07 ID:S0hcRQOr0
いきものがかり「桜咲く街物語」

01.SAKURA ★★★★
 彼女達のデビューシングル。NTT東日本のCMソングとして使われていた。
 卒業から数年後に学生時代を懐古している曲。
 スローテンポですごくまったりした曲。
02.KIRA★KIRA★TRAIN ★★★
 「Friend-Ship Project」テーマソング。
 前曲とは打って変わってポップな曲。
 前曲は自分が旅立った後の曲だったが、こちらは旅立ってしまう人へあてた曲。
03.HANABI ★★★★★
 「BLEACH」エンディングテーマ。
 サビとアコギのみから始まる歌いだしが非常に印象的。
 季節の移り変わりをHANABIにたとえた曲。
 サビの♪煌いて 揺らめいて 蒼き夢〜 の弾み続けるメロディが心地いい。
 ここまでの中で1番とがっている曲な印象。
04.君と歩いた物語 ★★★
 ギターのアルペジオ+ボーカルからやさしいバンドサウンドへ続く一曲。
 歌詞は「別れる恋人の幸福を祈っています」。
 曲の印象は01と似たような印象。
05.コイスルオトメ ★★
 聞いてて照れくさくなるような純愛ソング。
 サビの♪ゆっくりとー のメロディは好き。
 ただ全体的に盛り上がりに欠けている。
06.流星ミラクル ★★★
 疾走感のあるアップテンポな一曲。
 歌詞中「流星」とかいて「ほし」と読む部分と「りゅうせい」と読む部分がある。
 サビのボーカル以外の同音連打がすごく心地よく響いてく曲。
07.青春のとびら ★★
 メロディは梶浦由記が書きそうな曲。
 アップテンポでマイナー調メロディ。
 メロディがあまり大きく変化がしないので、サビがパッと聞きで分かりずらい。
33名無しのエリー:2007/06/06(水) 09:00:24 ID:S0hcRQOr0

08.ひなげし ★★★
 マイナー調でジャジーな一曲。
 HANABIなみにとがった曲。
09.ホットミルク ★★★★
 ファンファーレのごとく高らかな歌いだしで始まる曲。
 Aメロの言葉を詰め込んだようなメロディ→弾むサビへの流れが違和感がまったく無い。
10.いろはにほへと ★★★★
 ここまで結構張り上げた感じの歌が多かったが、この曲は鼻歌のような優しい印象。
 秋や春の休日の穏やかな昼の、緑の多い公園の日のほどよくあたるベンチにいるような曲。
11.うるわしきひと ★★★
 結構メロディにうねりがあるサビで始まる曲。
 Aメロのギューと言葉を詰め込んだから広がりのあるサビへ繋がる。
12.夏・コイ ★★★
 男性メンバーも含めたメンバー全員がボーカルを取るサマーソング。
 ギラギラの真夏と言うよりは、5〜6月ごろの穏やかな初夏といった印象。
13.タユムコトナキナガレノナカデ ★★★★
 ピアノとストリングスの伴奏を中心としたゆったりとしたバラード曲。
 卒業式なんかにぴったりな一曲。
14.SAKURA(Acostic Version) ★★
 01の別バージョン。蛇足な印象。
 前曲でいい感じに終われたので、とくに収録しないで良かったのでは?

総評 ★★★★
 これと言った名曲は無いが、駄曲もない印象。
 ボーカルの人の歌声が非常に優しい印象を持っていて、
 その声質と曲とアレンジが相乗効果でアルバム全体の優しさを作り出している。
 特に聞く人を選びそうな印象も無いので何曲か知っていればレンタルしてみてもいいと思う。
34名無しのエリー:2007/06/06(水) 19:57:15 ID:hBjxMk3M0
>>32-33
35名無しのエリー:2007/06/07(木) 22:33:02 ID:p1eJeSmr0
前スレでリクがあったのでやってみます。
スピッツ/スーベニア

1.春の歌 ★★★★★
疾走感と開放感溢れる爽やかな曲。サビへの盛り上げ方が巧くて、気分が高揚させられる。
恐らく聴き手を選ばず、幅広く好かれるのでは。アルバムへの期待感高まる1曲目。

2.ありふれた人生 ★★★
前曲ほどの大きな盛り上がりはないが、曲も詞も優しく素朴。
さらりと聴ける。変な表現だが、非常に2曲目らしい2曲目かと。

3.あまったれクリーチャー ★★
いきなり打って変わってハードなロックナンバー。リズム隊の音が太く縦乗り調。
単独だと格好良く感じられる1曲なんだけど、正直流れ的に違和感を感じる。
前2曲と余りに調子が違い過ぎるからか。盛り上がる曲の筈が肩透かしを食らった気分に。

4.優しくなりたいな ★★★
伴奏はピアノがメイン。静かでまったりした癒し系曲。心に染みるメロディー。
…なんだが、肩透かし食らった気分は埋められない曲。何だか勿体無い。

5.ナンプラー日和 ★★
三線が前奏に入る、スピッツとしては恐らくかなり異色の沖縄テイストの曲。
これはもう好みの問題だろうが、ものっすごい違和感がある。
アルバムで期待している流れからも大分外れている。

6.正夢 ★★★★★
スローテンポながら、AメロBメロとじわじわ来て、サビで美しく突き抜ける感動のナンバー。
流石シングル曲、と思わせてくれる1曲なんだけど…
配置はここで正しかったのだろうか。折角聴かせる曲なのに、さらりと流されてしまいそう。
36名無しのエリー:2007/06/07(木) 22:34:03 ID:p1eJeSmr0
7.ほのほ ★★★★
クールなロック調の曲。テンポは早くないが高揚感は素晴らしい。
サビのメロディーが若干変わっているので好みは分かれそう。

8.ワタリ ★★★★
何故か連続でロックテイスト。こちらは疾走感抜群。リズムは単純ながらそれが心地良い。
歌詞内容は大分突っ撥ねた印象。

9.恋のはじまり ★★★★
安定したテンポのロックバラード(かな?)。メロ詞共に前向きな印象で、じんわり来る曲。
流れとしては地味に聴こえてしまうんだけど。

10.自転車 ★★★
ゆったりのろのろ、派手さは一切ないけれど爽やかかつ可愛らしさ満載。
但しアルバム全部を聴いている中では飛ばし曲要員になってしまいそうな曲。

11.テイタム・オニール ★★★
正宗氏得意の?ちょっと捻ったメロディーの曲。跳ねるテンポ、乗り良し。
面白いんだけれど恐らく一般向けではない。

12.会いに行くよ ★★★★★
「正夢」と良く似たテンポ、曲調の曲。じわじわ盛り上げる泣かせる系の曲、という点も同じ。
盛り上げ方が前者より落ち着いていて自然な印象があるかな。
被っていると思わせないのはセンスだろう。

13.みそか ★★★★
明るく、聴いていて元気になれるようなwいきなり1曲目の感じに戻った、という印象。
キーの高さが凄いんだけれど、無理に盛り上げているようなあざとさがあると言えばある。
37名無しのエリー:2007/06/07(木) 22:35:17 ID:p1eJeSmr0
総評:★★
リクした方の言う通り、1曲1曲は文句ないけれど、構成が全てをダメにしているような…
序盤で感じる肩透かし感をずっと引き摺り続けてしまう。
その結果、アルバム全体通して聴こうとすると、キャッチーな曲だけセレクトしてしまって
飛ばし・捨て曲が多くなってしまうのではないかなと。

個人的な話ですが、これはずっと駄目アルバムだ!と思っていて、レビューをしようとするまで
ほとんど聴き返していませんでした。今回再度聴いてみて、1曲ごとの良さに改めて気付いたと言う。
本当、それぞれの曲のクオリティは高いのですが。

語彙が足りなくて申し訳ないです。
38名無しのエリー:2007/06/07(木) 23:38:31 ID:2e4gDido0
>>35-37 つ旦
リクしたものです。
レビュを読んでて、自分が感じた違和感も構成(曲順?)の悪さかも
と思いました。アルバムとして一体感がないというか…。
その割りに曲ごとの音が似てる印象があるので、聞いてて疲れる…。
新アルバムで改善されることを願うばかりです。
有難うございました。
39名無しのエリー:2007/06/08(金) 13:33:22 ID:+mSp09TU0
サザンのyoung Loveお願いします
40名無しのエリー:2007/06/08(金) 15:27:22 ID:WXDm8MAL0
どなたかデランジェの再結成アルバムお願いします
どんな出来か気になる
41名無しのエリー:2007/06/09(土) 18:22:33 ID:tbHHYKMH0
まとめさんお疲れ様です。
一つ気にになったのですが、
ZARDの(「☆ 更新未反映ZONE」以外のアーティストで2週連続トップアクセス) は
(「☆ 更新未反映ZONE」のアーティストで2週連続トップアクセス) だと思っていいのですか?
42名無しのエリー:2007/06/09(土) 19:44:23 ID:Tjip/ZZtO
ラッド等、一覧にはあるけど見れないアー以外でトップってことじゃねえの?
アヤカの項見て思ったんだけどまとめ氏はレビュアーに気使いすぎじゃねえか?
ありがたいけど、もっと簡単でも全然いいよ
43名無しのエリー:2007/06/09(土) 21:10:31 ID:zOjtmPFf0
>>42
皆が見たがってるアーティストから更新してるわけで、レビュアーじゃなくて、来訪者に気を使ってるんだと思う。
ただ、あやかんとこは少しやりすぎに感じた。
44まとめ氏:2007/06/10(日) 00:47:52 ID:PJKk3lLL0
>>41
ご指摘どおりです。修正しときました。(^^;

>>42-43
基本は来訪者寄りの更新スタンスでやってます。
(まとめサイトのリンク元は、ココ(このスレ)から来る方よりも検索サイトから来る方の方が2倍近く多いす。)

んで、レビュー本文はココ(このスレ)に載っている文章しか載せません。
絢香のところも総評本文・後述部はこのスレでかかれてた内容です。
ただ、注釈のつけ方がマズかったですね。。。(管理人(まとめ氏)がとってつけたように捉えられてしまう)
てことで、こちらもコソーリカッコの部分だけ修正しました。(^^;;

レビューでないのに長文スンマセン。
45名無しのエリー:2007/06/10(日) 01:02:13 ID:OFAH7TEH0
乙でーす
46名無しのエリー:2007/06/10(日) 02:11:11 ID:hfe+7JPQ0

でも自分の名前に"氏"をつけるのはちょっと厭味っぽい
47まとめ人:2007/06/10(日) 03:12:47 ID:7Zj/ovYp0
>>46
よく考えたらそうだよなぁ。。。(^^;;
てことで、今後は↑でお願いします。
48名無しのエリー:2007/06/10(日) 05:52:04 ID:O6wnnzuf0
取り敢えず後述レス自体控える感じで今後は行きたいと思います。

Fantastic/APOGEE

1.Let It Snow ★★★★
年代ものっぽいくすんだ音のサンプラーが曲中同じフレーズをリピートする
ポップチューン。同じコード進行の繰り返しながらメロディに展開力があり、
サビがサビらしく聞こえる高水準な曲。安易なオチを求めない連続性のある
メロディ運びが魅力的。ボーカルの声質もシンセと相性バッチリ。ていうか
マサムネ?ドラムのハイハットの鳴りがルーズなのが惜しい。

2.ゴーストソング ★★★
浮遊感のあるメロディは一級品の出来。ドラムが今一つ16ビート感を出せておらず
気持ちよく乗れないような。こういう音楽やるバンドが上手いバンドばかりだから
そう感じるのかも。曲がバンドに要求する技術水準は高すぎてバンドが置き去りと
いった感じ。ベースは節々でいいライン弾くがリズム感はそれほど秀でてないかも。

3.流星 ★★★★★
キレイに音を散りばめたベースラインが秀逸な、貫禄のある16ビートのミドル。
間奏は高音シンセが轟音で入り、痛いほど眩しい光に包まれたような真っ白感が
出ていて心地良い。ポストロックへの脇道に、轟音シンセロックという新しい
ベクトルを見出した面白い曲。

4.GIRAFFE ★★★
ロール系の技術は不得手なのか、複数ストローク時のプレイがぎこちないドラムが
気になる。リズムが肝の曲なだけに特に。盛り下げは上手いが盛り上げは今一つ。
ボーカルは音の切り所、伸ばし所を上手く歌い分けており、間延びのない仕上がり。
トラックをループさせるような同じコード進行の繰り返しの上にカラフルな
メロディを乗せる作曲技術が光る。
49名無しのエリー:2007/06/10(日) 05:52:50 ID:O6wnnzuf0
5.Reflection ★★
軽やかなポップスのはずが、何だかドラムがモッサリしていて納得いかない曲。
基本16ビートの曲だが、フィルが8ビートっぽすぎるような。コード進行と
メロディは高レベルなのだが、演奏は単に退屈というより不満。シンセもチャチ。

6.ロードムービー ★★★
ボーカルをどっしり中心に据えて聴かせる、王道な美メロが冴える曲。わざとらしい
シンバルもナイス。あまり引っ張りすぎずにまとめたシンプルな曲。

7.夜間飛行 ★★★★
スネアの音がバサバサしていて今一つシャープでない気がするが、曲は彼らの
オリジナリティの出た、轟音シンセロック。ドラムは音作りをシャープにすると
音の輪郭がはっきり出るのでブレがバレ易くなり、リズムキープの敷居が高く
なってしまうのだが、反面バッチリこなせばタイトなビートが出せるので
(yukihiro現象とでも呼ぶべきか)こうしたバンドのドラマーにこそ挑戦して
もらいたいような。メロディの引出しは相変わらず豊富。轟音シンセに呑まれる
ように後方に追いやられるリズム体も面白い。

8.Route Another ★★
インストかと思わせるほど長いイントロが特徴的な曲。個人的な印象としては
彼らは曲勝負のバンドなのでインストパートの魅力は疑問。

9.P.A.P.E.R.W.O.R.K ★★★★
トラッドで上品なブリティッシュメロディが沁みるポップチューン。がんばりすぎない
シンプルな演奏が、肩の力の抜けたポップな曲調にマッチした、いわゆるブリット
ポップ直球の曲。ベタベタの8ビートの曲かと思えば、ドラムは意外と細かい
音符を持ち込みたがっている。16ビートが得意なのか苦手なのか。
50名無しのエリー:2007/06/10(日) 05:54:16 ID:O6wnnzuf0
10.グッドバイ ★★★
メロディメイクは実に丁寧で、演奏と無関係に単体で成立するほど。生演奏の
魅力がもっと出せれば良かったのだが。腕利きのプロデューサーが全パート
打ち込みで作ったほうがいい曲になったかも、と思ってしまう。特にギターソロは
意図がよく分からない。

11.Mother,I Love You ★
シンセをフィーチャーした、空間的な魅力を出したインスト。心臓の鼓動の音から
産声を模したようなノイズに繋がり、そのまま次曲の導入の役割へ。

12.Program ★★★
ドカドカと頻繁に腰をおろすようなベタベタに安定したメロディとは彼らは無縁。
ついに1曲も駄メロがないままラストナンバーとなったこの曲でも、浮遊感が
ありながらも安定性を欠かない、説得力のある美メロを聴かせる。当たり外れの
ムラがあるベースもこの曲ではいいプレイ。今一つオチのないアウトロで終わり、
最後まで演奏への不信感を拭えない物足りなさが残る。

総評 ★★★
髭の須藤がギターボイスなら、APOGEE永野はシンセボイスといえる独特の声質の
持ち主。全編通じてメロディに隙がなく、ソングライティングの時点でもう
捨て曲、という曲は無い。次の音を求めさまよう軌道まで見えるようなストーリー
性のあるメロディ展開には川本真琴に似た魅力がある。とはいえずっと聴き易く、
そのかわり薄味。ていうかスピッツ…。ともあれ、このレベルであればチャンスが
あれば売れるであろうバンド。反面、曲のレベルに対してバンドの技術がかなり
不足しているように感じる点が多々ある。下手というより、高レベルなアレンジに
しようとして力及ばず、という印象。あとは技術さえつけば、クラムボンに
万が一のことがあった時(音楽性の急転換とか)元ファンの受け皿としての
役割を担うかもしれないバンド。そして、薦め方としてはどうかと思うが、
スピッツファンも試聴してみる価値はあるかも。
51名無しのエリー:2007/06/10(日) 12:30:19 ID:/6+lolEe0
↑2人とも乙
52名無しのエリー:2007/06/10(日) 14:38:31 ID:CNU+LmekO
どなたかグループ魂のTMCお願いします
53名無しのエリー:2007/06/10(日) 16:15:40 ID:SXXEqYSmO
おっ、俺クラムボン好きだからアポジー聴いてみようかな
54名無しのエリー:2007/06/10(日) 19:47:36 ID:k4NWbZ7XO
>>48->>50 乙!
自分がAPOGEEもクラムボンもスピッツも好きな理由が分かったw
55名無しのエリー:2007/06/10(日) 23:31:26 ID:XoBCeKqW0
>>48-50

おいおい俺スピッツも川本真琴もクラムボンも大好きだぞ
こりゃ聴くしかないじゃないか
56名無しのエリー:2007/06/11(月) 04:13:59 ID:1zNZ/idGO
ということは俺は川本真琴を聴けばいいわけだな
57名無しのエリー:2007/06/11(月) 23:39:32 ID:t//xcCLb0
需要無視で投下

Timeless/UVERworld


1.CHANCE! ★★★
曲自体はポップでいいと思うんだが歌詞が痛い。前半のラップがなければもう一個ぐらい
★を足してもいいんだけど。ちょっとシンセがうるさいかなぁ…って印象。2ndシングル。
まぁ一曲目としては合格だと思う。シングルなのもあってとっつきやすい。

2.トキノナミダ ★★★★
ハイテンポな曲。だけどノリノリって感じではないかな。
たたみかけるようなボーカルが印象的。イタイタしいラップも影を潜めて◎。
演奏はやっぱりシンセを前面に出している。

3.Rush ★★★★☆
またラップかよ…と思ったのだが、これは結構カッコいい。
前へ前へたたみかけるように歌っていておもしろい。
欲を言えばもうちょっと曲の展開を練ってほしかったかな。

4.D-tecnoLife ★★★★★
彼らのデビュー(1st)シングル。歌詞は若干臭すぎるかもしれないが、
こういうのが一曲ぐらいあってもいいと思う。疾走感があって聞いていて気持ち良い。
サビも力強くて良い感じ。曲の構成もGood。

5.優しさの雫 ★★★★★
ここに来てバラード。しかしアルバム全体としては良い区切りとなっている。
歌詞はモロに失恋で心にグッと来るものがあると思う。
ギターが切ない雰囲気を醸し出していて秀逸だと思う。
58名無しのエリー:2007/06/11(月) 23:43:20 ID:t//xcCLb0


6.ai ta 心 ★★★☆
1stシングルのカップリングの録り直し。若干歌詞が変わっている。
アルバムバージョンはキレイにまとまってしまった感じがするので好きではない。
シングルバージョンの方が勢いがあって良かった。



7.Burst ★★☆
ライブでの盛り上げようにつくったと思われる曲。
このラップはちょっとダサいかな…あとコーラスも。
まぁランダムで流れてきたら飛ばしちゃうと思う。

8.Nitro ★★★★
たたみかけるような歌はこのバンドの特徴と言うべきだろうか。
今までとは違い怒れるボーカルがおもしろい。
歌詞も言葉遊びしてる感があっていい。
このアルバムでは最も妖しい感じのする曲。

9.just Melody ★★★★★
3rdシングル。シングル時よりイントロが長くなっている。
人との出会いをメロディーに例えた曲。ギターがカッコいい。
この曲はバンドサウンドとシンセのバランスがよくとれていると思う。

10.Lump Of Affection ★★★
まず開始数十秒のボイスパーカッション?を好きになれるかでこの曲の評価は変わるだろう。
歌詞はこの世には色々悪いニュースがあるが、愛に繋いで頑張っていこう、みたいな。
曲的にはRush+優しさの雫といった感じか。
59名無しのエリー:2007/06/11(月) 23:44:11 ID:t//xcCLb0
11.扉 ★★☆
コーラスがアホっぱい。実質アルバムのラスト。
まぁ嫌いじゃないけど最後にしては色々弱いような。
ポップ寄りなラップ、キャッチーなサビ。

12.SE
評価なし。

13.D-tecnoLife(Album ver.) 
ライブテイクを収録したオマケ。正直こっちの方がかっこいいかも。
ちゃんと録音して入れてほしかった一曲。

総評:★★★★
なんだかんだで色々なことやってておもしろいアルバム。
ラップからバラードからポップまで、これ一枚に詰まってる。
たたみかけるように歌うボーカル、どの曲にもシンセが使われてるのが印象的。
音に広がりがあって聞いていて楽しいが、逆に言えばもっとバンドサウンドで勝負して
ほしかったとも思う。ラップとこの声が好きになれるかがポイントか。
歌詞にはあまり期待しない方が良いかな。後、1stで引き出しを開けすぎた感があって、2ndは
ポップな感じの曲が並んでしまう。個人的にはこちらの方が好き。
★2点、☆1点、オマケは評価なし
60名無しのエリー:2007/06/12(火) 22:39:38 ID:n0t8hi8R0
>>57-59 乙です。
61名無しのエリー:2007/06/13(水) 01:04:37 ID:aeIoxXJe0
>>57-59

できれば、2ndもお願いします
62名無しのエリー:2007/06/13(水) 01:45:39 ID:ZgqqZZSt0
>>30聴いてみました。

EpopMAKING〜Popとの遭遇〜(通常盤)/BEAT CRUSADERS

1.〜TOXIC GORILLA〜 ★
取り敢えず勢いのあるオープニングナンバー。盛り上げ方はベタ。もっとポップな
仕掛け満載なのかと期待したが、ジャケ負け気味。狙いの根本にポップがありすぎて
吹っ切れたロックが出来ないのかも。理性的には正しい1曲目。

2.CUM ON FEEL THE NOISE ★★★
ボーカルやドラムのポップな音作りが印象的だが、それほど目新しいことをしている
訳ではなく、普通のメロコア。節々で出てくるピストルズのパロディがユニーク。
しかも最終的にはイギーポップと混ぜやがった。

3.TONIGHT,TONIGHT,TONIGHT ★★★
サビ前のコードにフックがある、ストレートなメロコア。Aメロの歌は今一つ
リズム感が良くないか。洋楽的ではあるが、洋キッズ向けパンクを敢えて国産で
再現されても微妙なような。まとまりは良いが、ベースの音粒も今一つで、
特にビート感があるとはいえない。

4.E.M.O ★★
ベースラインはいかにもメロコア。多分聞き手を選ぶのでは。言うほどメロディック
でもないので、すぐに飽きてしまうかも。キーボードとギターの掛け合いソロは
ポップだが、それ以外は可もなく不可もない演奏。

5.DAY AFTER DAY ★★
作中全般で2ビートを使いすぎるせいか、印象が他曲と被り気味で今一つ印象が
薄い。そもそもその差別化のために演奏の表情が必要なのだと思うのだが、
どうにも聴いた事のあるようなプレイが並んでしまう。ヒダカのワンマン?
63名無しのエリー:2007/06/13(水) 01:48:12 ID:ZgqqZZSt0
6.HEY×2 LOOK×2 ★★★
ここでボーカル交代。曲はストレートなパンクだが、歌い放ちに独特の味がある
ボーカルが適度にパンキッシュでスパイスが効いている。シンプルで陽気な曲。

7.〜SPROUT!〜 ★★
ロックなインスト。可もなく不可もない出来で、特に演奏技術が高くなく、描写力も
ないことを再認識させられるような曲。全くダメではない、ということは共通だが。

8.PERFECT DAY ★★★★
前半のヤマか。リムショットで爽やかに入るメロコアナンバー。ためらいがちな
1周目サビ、駆け出したような2周目サビという表情の変化が甘酸っぱい。
ボーカルも色気のある歌い方。キラキラした鍵盤の音もポップ。作り込みが
深いわけではないのでいずれ飽きるかも。

9.TREASON ★★★
ハードめのメロコア。居直ったようにいかにもなメロディを歌うサビがなかなか
堂々としている。サビのギターのフレーズも何とも。世代によってはノスタルジック
かもしれない曲。狙いなのだろうが、聴き入るほど演奏に深みがないのが微妙。
ドラムがもっとキック入れるなりしてもう少し低音を強調してもよかったような。

10.ANOTHER TIME/ANOTHER STORY ★★★
80年代的なディスコビートと残響感がダサカッコイイ、ダンサブルなロック。
キーボードを活かせるのはやはりこの手の曲か。もう一仕掛け欲しかったような。

11.MIGHTY BLOW ★★
キーボードを前面に出して変化をつけようとしているものの、メロディは結構ベタで、
ビークルが演る必然性はないような。全般的にヘタウマを狙ったドラムは面白いが、
あとは何かが起こりそうで起きないもどかしいアレンジ。80年代感を楽しむ曲か。
64名無しのエリー:2007/06/13(水) 01:49:11 ID:ZgqqZZSt0
12.SOLITAIRE ★★★
音作りはポップだが、イントロはまさに邦ビートパンク。メロディは今作中では
良い方か。といっても基本の作りは同じで、あまり無茶をしないので、もう個人の
好みの問題か。演奏は何となく浮かぶアイデアで埋めているような印象で、作り込んだ
ようなこだわりは感じられない。言ってしまえばベタ。今作全般で演奏はこんな
感じの気がする。

13.YOUR MELODY ★★
多分本人達的には面白いことやってるつもりの、サマーテイストのインスト。
逆に演奏面の引出しの浅さが出てしまってるような。特にベースは、普通なら
単なるパンクよりずっとアイデアを出し易い曲調のはずだが。思っていたほど
幅広いジャンルをこなせる訳でもないのかも。

14.GHOST ★★★★
懐かしめのギターイントロで入る甘酸っぱいナンバー。切ない展開をみせるBメロ
からキレイなサビメロへ。メロディが良いので充分聴けるが、繋ぎ繋ぎのアレンジが
ベタすぎてやや興ざめか。曲はいいが、どうしても名演も期待してしまう。

15.LET'S ESCAPE TOGETHER ★★★★★
ボーカルのテイストを変えてエレクトリックなサウンドを前面に出してきた、完成度の
高いダンスチューン調ロック。多彩な仕掛けで攻めるポップな曲。必ずしも最先端と
いう訳ではないが、実力を充分に発揮した曲。メロディと演奏の噛み合いの良い
Bメロが秀逸。サビメロはトライセラの「FEVER」や氣志團の「恋人」より良いが、
やはりオリジナルという感じはあまりしない。
65名無しのエリー:2007/06/13(水) 01:51:35 ID:ZgqqZZSt0
16.ZENITH ★★
音作りがあくまでポップで、ローファイな鋭角感が今一つ出ていないのが物足りない
曲。ある意味ロックっぽくないバンドといえるかも。荒さも足りないが、隅々まで
ポップなアイデアで埋め尽くしているわけでもない。一定のクオリティはあるものの、
総合的には「彼らの音にはロックの全てが詰まっている」的な崇拝は危険かも。

総評 ★★★
頭カラッポで誰もが楽しめるポップな楽曲が並んだロックアルバム。しかしこれを
理屈で評すると「メロディはそこそこ、演奏は並」というつまらなそうな感じに
なってしまう。悪くないのだが。曲者揃いのロキノン系にあってかなり「普通」で、
ドーパンの構成力もバンアパの体現力もバクホンの描写力も髭のプリミティヴさも
ない。英詞スタイルのため、ゴーイングほどの甘酸っぱさもない。洋楽的ではあるが
音自体は90年代のトレンドなので、シーンの先端を担うバンドとも言い難い。
そして予想通りワンマンで、ベースは微妙にセンスが古く、キーボードはポップスに
寄りすぎてロックが不得手といった印象。ヒダカの脳内のアイデアをバンドが体現
し切れているのかは疑問。とにかく「楽しみたい」という本能に訴えかけて、1人でも
多くの聴き手を振り向かせようというポップな作品。小難しいアーティスト気取りは
ないので、まずはロック自体に興味を持たせようというロック伝道師的な役割を
狙ってるのかも。そんなに深くないが、それこそが存在意義の作品。
66名無しのエリー:2007/06/13(水) 06:46:16 ID:QwR4JJKcO
お〜乙
67名無しのエリー:2007/06/13(水) 20:20:43 ID:YPstdT8SO
ビークル乙!!

どなたかドーパンの新譜おながいします
68名無しのエリー:2007/06/13(水) 20:49:10 ID:PkiRclQ+0
調子に乗って2nd書いてみます

BUGLIGHT/UVERworld

1.ゼロの答 ★★★★★
こういうのを待っていた!今までのややうるさかったシンセは影を潜め、
バンドサウンドを前にもってきた一曲。アップテンポな曲にサビでの
ハイトーンボイス&コーラス。歌詞も今までより大分良い。
ただ、この曲がこのアルバムのベストトラックになってしまった感が…

2.SHAM ROCK ★★
ドラマタイアップのシングル曲。シングルにしてはサビがおとなしい。
あと、ラップがちょっと…。デスボイス?っぽいのも混ざっているが、入れる意味が
よくわからない。俺はこんな声も出せるんだぜ!みたいな自己主張のように感じてしまう。
もうちょっとアクが欲しかった。1stの時と歌い方が変わった気がする。

3.Home 微熱39℃ ★★
何ていうか、インパクトはあるんだけど、それだけな感じがする。
ノリノリはなれるんだけど、歌詞はよくわかんないしメロディーもサビも弱い。
からっぽな頭で聞けば気持ちいいのかも。
今までみたいにラップに走らなかったところは評価してあげたい。

4.〜流れ・空虚・THIS WORD〜 ★★★★★
デスノのトリビュートアルバムに提供した曲。イントロが30秒ほど長くなっている。
このバンドはシンセも似合うがこういうギターを掻き鳴らす曲も似合っていると思う。
つらいこともあるけど、明日に向かって歩いていこう的な歌詞と曲がマッチしている。
アップテンポな所が、更に前向きな感じを出していて良い。
欲を言えば、もうちょっと1stの頃のように前へ前へ歌って欲しかったかな。
69名無しのエリー:2007/06/13(水) 20:50:45 ID:PkiRclQ+0
5.Colors of the Heart ★★★★☆
シングル曲。アニメタイアップがついていたせいか意識してしまうともろアニソン。
でも自分はそういうのは特に気にならない。気にする人には大分マイナスかも。
曲的には1stのD-tecnoLifeっぽいかな。メロディがしっかりしていて、曲の中にも
緩急があって良い。

6.Live everyday as if it were the last day ★★☆
ん〜ポップすぎる。アルバム曲なんだしもうちょっと冒険してほしかった。
あと、ラップ入れるならもうちょっと韻を踏むとかした方が…。言葉詰め込んでるだけって印象。

7.シャルマンノウラ ★
自分がこのバンドに期待してるものはこういうのではないんだよなぁ・・・。
歌詞は良い感じなのに。アコギ主体の曲調と、ラップ、どこだかよくわからないサビ、
全てが残念。どうせやるなら1stの優しさの雫のような感じにしてほしかった。

8.一人じゃないから ★☆
5.のc/w。なぜこの曲が選ばれたのか?と、思った。どうせなら同じc/wの
SORAの方が数倍良かったのに。ラップにメッセージ的な歌詞を乗せているが、
失敗だと思う。このバンドのダメな面が出てしまったように感じる。
ラップを使いたいならもうちょっと考えてほしいなぁ。

70名無しのエリー:2007/06/13(水) 20:51:43 ID:PkiRclQ+0
9.君の好きなうた ★★★☆
前2曲が静かな曲だったので、そろそろ激しいのがくるかな、と思ったが、バラード。
このバンドにして初のシングルで出したバラード曲。
悪くは無いんだけどね…中高生の男子が聞いたら共感しそうな歌詞。
多少ラップっぽいが、メロディラインがしっかりしてるのですんなり聴ける。
曲順で損をしている印象。単曲なら★★★★ぐらいあげても良い。

10.51% ★★★★
歌詞は9.の延長線。切ない曲調に乗る歌詞、それを切なく歌い上げるボーカル。
かなり良い線いってると思う。ただ、9.とこの曲はもうちょい前の方か一番後ろに
もってきた方が良かったような気が。聴く時は是非9.とセットでお願いしたい。

11.LIFEsize ★★☆
んー…何かこれに似たような曲をこのアルバムで既に聴いてる気がする。
ネタ切れ?と思ってしまう。もうちょっとアクセントをつけてほしい。
ポップで聴きやすいが、自分は数回聴いただけでお腹いっぱいになってしまった。
プロデューサーから言われているのかわからないが、
もうちょっと色々なタイプの曲を聴きたいだけに残念。

12.EMPTY96 ★★★★☆
サビで繰り返される96(ナインティシックス)が印象的。
1stで言うならRushのような感じ。ラップの使い方も悪くないかと。
あの急かすようなボーカルがココで復活している。
1stの時より高音の出し方が良い感じ。

13.DISCORD ★★★★
サイレンの音から始まる。激しいアップテンポな感じの曲。
たたみかけるようなラップが始まったかと思えばメロディアスなサビへと
入る展開は聴く方の意欲を掻き立てる。
ただ、もうちょっとひねりが欲しかったなぁ。ラップ→サビの後にインパクトのある
Cメロが欲しいと思った。
71名無しのエリー:2007/06/13(水) 20:54:35 ID:PkiRclQ+0
14.君の好きなうた (Acoustic Version)
このアルバムで本当にやりたかったことはこれなのかな?何かずいぶんと力が入っている。
ただ、原曲の方が好き。アコギになって静かになるとラップ混じりのメロディが随分
浮いている気がする。原曲を評価しているのでこちらは評価なし。


総評:★★★
1stよりポップ色が随分前に出たのはプロデューサーに言われたからなのだろうか。
結果、確かに聴きやすくはなっているが、はっきり言って飽きやすい。
ボーカルも1stの頃の勢いは余り見られず、どちらかと言うとしっかり歌い上げることを意識している感じがする。
曲によって歌い方を変えているところは非常に良いと思う。
1曲1曲のレベルは確実に上がっていると思うのだが、若干似たような曲があるのと曲順が
それを崩しているように思える。しかし、バンドサウンドが前作より出てきたので今後も期待できると思う。
アルバムで聴くと中だるみしてしまう。まぁ、1曲1曲がそんなに長くないから大して苦ではないが。
歌詞は1stよりはまともだが、”とにかく前向きに”ということがどの曲にも共通していると思う。
次はもうちょっと作詞の面でも幅を見せてほしい。
★2点、☆1点
72名無しのエリー:2007/06/13(水) 22:30:17 ID:EQNBerI10
>>68-71
乙です

初めてB'zをちゃんと聴いてみたので、レビュー

Brotherhood/B'z

01.F・E・A・R ★★★
激しいギターリフから始まる、ゴリゴリHRナンバー。リフはzepのThe Wanton Songからそのまま拝借してるらしい
リズムがかなり獲りづらく、さらに非常に高音を連発する曲なので、これを歌いこなせる稲葉の歌唱力には恐れ入る
サビのベースが少し単調なのが欠点か、もう少しハネてみても良かったかもしれない。お手本のようなHR曲

02.ギリギリchop ★★★★
先行となった26thシングルの別バージョンで、リズム隊にMr.Bigのビリーとパットが参加しているが
そのため、もともとB'zシングルでも有数のハードさを誇る今曲のハードさが、更に際立っている
これも1と同じくお手本のようなHR曲なので、つまらないと感じる人はいるかもしれないが、間奏のベースソロとラストのシャウトは圧巻
ギターがシングルverより引っ込んでおり、B'zらしさを感じないかも

03.Brotherhood ★★
前2曲とかなりアップテンポなHRナンバーを入れて盛り上がっているところに、何故かバラードで流れをぶち壊す
音自体は非常にハードでこのアルバムのコンセプトには合ってると思うのだが、如何せんメロディがラスト向けのしみじみしたもの過ぎる
エアロスミスっぽさ全開な曲、和風なテイストが全く感じられないから、これを聴くなら洋楽を聴けばいいやって思えてしまう

04.ながい愛 ★★☆
ストリングスと骨太なギターサウンドが上手く絡んだHRバラード、2曲続いてバラードだから少しだれる
サウンドはかなりハードだが、歌メロは演歌チックなので70年代HR+和風テイスト=B'zという事が良くわかる曲でもある

05.夢のような日々 ★★
前曲までのハードな流れをいきなりぶち壊すポップなアップテンポナンバー
どことなく哀愁が漂うメロディとギターは如何にもB'zといった感じだが、曲自体はB'zがやる意義を感じられない
イントロにサポートメンバーの談笑の様子が入っており、B'zのイメージを少し変える曲
73名無しのエリー:2007/06/13(水) 22:31:13 ID:EQNBerI10
06.銀の翼で翔べ ★★★
イントロ〜メロはもろzepなハードナンバー。このアルバムでは珍しくブラスが使用されてる
サビのメロが90年代初頭の雰囲気を漂わせていて、何となくアルバム全体から浮いている印象を与えるが、個人的には好き
歌詞がB'zらしい変わった口調のものとなっている

07.その手で触れてごらん ★★☆
何となくレディヘっぽいHRナンバー。1と良く似ているがこちらの方がちょっとダーク
リフはそのまんま70年代HRだが、歌メロが90年代な感じ。ちょっと意味分からないですね、すみません・・・
サビの「その手で触れてごらん」って発音が何となくB'zだなぁって感じ

08.流れゆく日々 ★★
退廃的な感じのするHRバラード。ハードなサウンドの中に日本のフォークのような哀愁があるかと思えば
ギターソロは如何にもアメリカンHRっていった感じのもので、曲自体のまとまりがイマイチ
ラストのギターソロは2分間松本が弾き倒しているが、凄いzep

09.SKIN ★★★
これもゴリゴリなギターサウンドに、ストリングスを絡ませたHRバラード。4に比べると少し骨太か
しかしサビのメロとかもろ演歌なのはB'zの味というべきか。ストリングスの入れ方が上手い

10.イカせておくれ! ★★
ドラムの跳ね具合が面白いポップHRナンバー。良くも悪くも普通過ぎて、これといった突っ込みどころが無い
このアルバムの中では比較的とっつきやすい曲かもしれない

11.SHINE ★★★
B'zの持ち味とも言うべき、和風なカッティングギターのイントロから入る
HRに日本の民謡テイストを加え、そこに更にフラメンコの要素を合わせた、贅沢な曲
この曲のギターソロはかなりメタルな要素を含んでいて、松本のルーツが垣間見える
74名無しのエリー:2007/06/13(水) 22:32:01 ID:EQNBerI10
総評 ★★★
B'z10枚目のオリジナルアルバムにして、最もHR色が強いらしい
まず思うことは、松本はzep大好きなんだなって言うこと。リフの構成とか入れ方とかもろzepと思われる箇所多数
稲葉の歌唱力はかなりのレベルであり、高音を多発しリズムの取り辛い曲でも難なく歌いこなせてるのは流石
最初の流れは良かったのに、途中のバラード連発でだれてしまうのは非常に残念でした
後これは何度も書いてるけど、とにかくHR/HM+演歌=B'zって事が改めて認識できるアルバムですね
まぁこれだけ重いサウンドをやっていながらミリオン売れるのは、素直に凄いことでしょう

駄レビューすみませんでした
75名無しのエリー:2007/06/13(水) 22:59:22 ID:QwR4JJKcO
いいえ、乙
レビューが楽しみでちょくちょくのぞいてます
76名無しのエリー:2007/06/13(水) 23:19:37 ID:OoKD4TciO
小沢健二のLIFEお願いします。 大好きで聞きまくったんですが、第三者の感想聞いてみたいです。
77名無しのエリー:2007/06/13(水) 23:21:57 ID:oX6FlL+dO
>>72-74
乙かれ〜
辛口な感じで良かったっす。俺はこのアルバムどれも満点なくらいすきだから、色んな意見あるんだなぁ、と楽しかった。
78名無しのエリー:2007/06/14(木) 00:05:05 ID:gXxMajAD0
>>68-71
乙です
79前スレ142:2007/06/14(木) 02:59:17 ID:1ZoaOMq00
どうも。前スレ142です。
先日、citrusのインディーズ時代の作品を入手しました。
そしたらそれが面白すぎたので、急遽レビューします。
レビューとして成立するのか不安ですが。
★付いてないのは全部SEです。あと、横の数字は演奏時間です。参考までに。
80前スレ142:2007/06/14(木) 03:00:10 ID:1ZoaOMq00
citrus[citrus plant for little kids]

1994年作品
vinyl japan[MASK CD44]


1.Cannonball play  (0:31)

ボーリングの音と気持ち悪い笑い声がサンプリングされている。
それだけ。


2.Like a slave (0:17)

「オレ、かあちゃんの奴隷じゃないっつーの!」
というジャイアンのぼやきと、
「そんなセリフは奴隷みたいに働いてからいうことだよっ!」
というジャイアンの母ちゃんの喝。それだけ。
…そういえばドラえもん声優変わっちゃったんだよな。旧ジャイアンの声懐かしいや。ところでジャイアンの母ちゃんの本名って何だ?

何の予備知識もないとまずここで噴きます。


3.911 KGGI ★★★★ (1:16)

おお、やっと評価できる作品が出てきた。
トラットリアのころのイメージを抱いている人はここで完全に幻滅するであろう曲。
しかし、このヘロヘロでノイジーなイントロを聞いた時点でもともとロック好きだった自分は血が騒ぎましたとも。
演奏ボロボロだけど最高にカッコいい一曲。
幻滅した人も何とか聞いとけ。そしてアルバム全編こんな感じだから覚悟しとけ。

81前スレ142:2007/06/14(木) 03:00:57 ID:1ZoaOMq00

4.happy head (0:11)

なんか外人がハッピーハッピー言ってる。
それだけ…いやノイズが鳴っている。機材いじってるみたいな。


5.my room is burning (0:33)

一応歌っているが…曲と言える代物でないことは確か。
しかし盤面裏には一応歌詞が載っている。じゃあ曲なのか?
でもここではSEとして扱っときます。
個人的には気に入っている。


6.Bee song ★★★ (1:22)

わあいやっとまともなきょくだよ!
疾走感あふれる爽快なポップチューン。
しかし…歌詞がアレ。下に拾ってきた歌詞があります。
よかったら翻訳してみてください。蜂が嫌いな人は幸せになれると思います。
…正直、この歌詞のせいで★一つ減らしました。

sweety lily put into my hair
big bee bites me smelling up my cheek
million bees are just above my head
they will get into my head from ****(*の部分は解読不能)
82前スレ142:2007/06/14(木) 03:02:20 ID:1ZoaOMq00
7.citrus plant for little kids (1:24)

(多分)鉄腕アトムからサンプリングされた「またやったのね」「大変だ!お布団が燃えだした!」というセリフ、
途中何度も鳴るカセットテープ止めた時の「ガチャ」という音、遠くで何かスポーツやってるなーみたいな声、そんな感じ。
途中からクラシックなんて流れだしたりして。
「またやったのね」連呼とか「大変だ!おふとnガチャまたやったのね」とかかなり笑った記憶がある。
なんかこの曲(?)聴いてると「昼下がりの公園、遠くでやっている何らかの競技を眺めながら、カセットテープをいじっている男」
というほのぼのとした画が浮かび上がってくる。
そして最後に「これでよーし」という悪役が喋ってるっぽい声が入って唐突に終了。


8.Double X fan-zin writer (0:41)

前曲のエピローグ的存在であり、次の曲の導入部的な存在のSE。


9.Teenage fan-zin writer ★★★ (1:19) 

「演奏がうまいことも名盤の条件の一つだ!」という考えの人はここでブチギレると思う。
いやもうとっくにブチギレてベランダからこの一枚を放り投げている頃かも。

感じとしてはM-3に近い感じ。歌が入ってしばらくしたらテンポがどんどん速くなって…ってテンポ間違えてたのかよ。でもそこがいい。
ヴォーカルを遅回しにした声とか悲鳴とかがコラージュされていて、実に居心地の悪い空間を作り出している。
83前スレ142:2007/06/14(木) 03:03:19 ID:1ZoaOMq00

10.I'm sure you see with your eyes ★★★★★ (4:03)

この作品の最後の曲にして十曲中最長の曲。
演奏は相変わらずですがこれが今後の方向性になったんだろうなあ、なんて思う素晴らしい曲。
内容が内容なので、最後にこの曲があって良かったなあとか思う。
残念ながらトラットリア加入後には全く歌わなくなってしまった江森丈晃さんの味のある(「いい意味で」に次ぐ第二の魔法の言葉)
歌声が実によくマッチしている。
のんびりと、気だるい気持ちになりながらまったりと聞きましょう。

Total time  11:37

総評;★★★★☆

これはもう過剰な程に聞く人を選ぶ一枚。
聞いた後、「ああ…他には無い素晴らしい才能がこの一枚にはある!」となるか、
または頭に?マークしか思い浮かばない人だっているだろうし、
「はあ!?何だこれは?こんな物に金払ったのか俺は?ふざけんな畜生めが!」と思わず床にCDを叩きつける人も当然いると思う。
(というか三番目の人が一番多い気が…事実母に聞かせたら「何でこれをCDとして出せたのかが分からない」と言っていたし…)
でもcitrusの初期の7インチを買って「中々良いんじゃないか」と思ったなら買うべき一枚だと思う。
特にM-6、M-10あたりにはこの後来るトラットリア時代の雰囲気もほのかに匂わせているので、ちょいズレた感じの音楽や、テープコラージ

ュやギターポップが好きな人は買っても損はないと思う。
但し、一番の問題は、入手がちょっと難しい、ということ…。
(自分が知らないだけで、こういうインディーズ系の音楽を取り扱っている中古店があるのかもしれませんが)
84前スレ142:2007/06/14(木) 03:06:47 ID:1ZoaOMq00
最後、変な改行があってすみません。
あと前スレ142じゃなくて124だったかも。
85名無しのエリー:2007/06/14(木) 15:16:18 ID:oOOHH8tPO
リクでラブハンドルズのBLUESPOPMANお願いできますか(´ω`)?
86名無しのエリー:2007/06/14(木) 16:11:02 ID:zU63qkGE0
>>80-84
前スレ142氏あるいは124氏、乙〜
87名無しのエリー:2007/06/15(金) 01:18:40 ID:7HjiqArS0
B'z / LOOSE

1. spirit loose ★
激しいギターと高音シャウト連発。出だしとしての出来はいいと思う。
2. ザ・ルーズ ★☆
多分若い頃の体験談だと思われるはっちゃけたボヤキソング。単体だと大した曲じゃない。
3. ねがい ★★☆
ライブ風のアレンジになっているがここは元のままの方がよかった気がする。
4. 夢見が丘 ★★☆
ブルージーなロックバラード。ギターとボーカルの絡みはいいがもう一つ訴えかけるものが足りない。
5. BAD COMMUNICATION ★★★
原曲の面影がない。軽く早く転がるようにハイテンションで流れる。自分は原曲の方が好き。
6. 消えない虹 ★★★★★
地味ながらピアノとストリングスの旋律が美しい。短い中にギュっと詰まった個人的にNo1バラード。
7. love me,I love you ★★☆
ベースが生音に変更、コーラス追加。流れるようにサクッと聞くのが吉かも。
88名無しのエリー:2007/06/15(金) 01:19:42 ID:7HjiqArS0
8. LOVE PHANTOM ★★★★☆
目立ちすぎて後の曲が霞む。他のシングルよりこれをアレンジしてほしかった。
9. 敵がいなけりゃ ★☆
ありがちな軽いロック。楽しげなピアノと派手なブラス&ドラム。でも詩が適当な感がある捨て曲。
10. 砂の花びら ★★☆
セピア色の風景が思い描くようなクラシカルな曲。気軽に聞けるがサビでもう一捻りほしかった。
11. キレイな愛じゃなくても ★★★☆
哲学的な詩。ピアノとストリングスが壮大なバラードだが自己主張は強くなく上手く流れにはまっている。
12. BIG ★★☆
何となくカウボーイをイメージする小気味のよいアコギメインの箸休め的な曲だが曲順がよくない。
13. drive to MY WORLD ★★
淡々とした感のある平凡なロック。ラストとしては盛り上がりに欠ける。

総評 ★★★☆
一度聞いただけだと明るい感じのアルバムというイメージだったが、
何度か聞いてみると実は8を除くと全体的に地味だという印象を感じた。
盛り上がっていても最後に近づくにつれ(特に9以降)尻すぼみになっていくのが残念。
ボリュームはあるし声もいいが、もう一つ何かが足りないもったいない感じが残った。
文句はつけてるけど期待の裏返しだということで。結構好きだしいい作品だと思います。
89名無しのエリー:2007/06/15(金) 22:04:28 ID:jF78kuQy0
キンキのH album-H・A・N・D-お願いします
90名無しのエリー:2007/06/16(土) 21:11:04 ID:MMqEbvcp0
>>87-88
乙!
91名無しのエリー:2007/06/17(日) 11:01:06 ID:+P2dn7nxO
どなたか、MO'SOME TONEBENDERよろしくお願いします。
92名無しのエリー:2007/06/18(月) 05:23:18 ID:SbdkWU4M0
CAN'T BUY MY LOVE/YUI

1.How crazy ★★
USフォークロックがルーツなのか、派手さはないが手堅いA・Bメロがいい感じ。
と思ったらサビはペラペラ。手数は多めながら前面に出すぎない軽やかなドラムが
印象的。「世渡り上手な人間は尊敬できない」的なことを歌ってるが、本人は
自分が世渡り上手な部類に入ることの自覚があるのだろうか。aikoがルックスの
ハンデを逆に武器として世間に認識させるまでには相当苦労したはずだが、YUIは
天然のルックスで労せずここまで世を渡って来てるのでは。

2.Rolling star ★
詞曲とも時代錯誤気味なロック。似た音の反復のメロディでシンプルに攻めるなら
歌唱力自体が必要なレベルにあることが前提のような。歌の迫力不足は否めない。
ギターのザクザクした刻みと小気味良いドラムは良いが、基本的には今更な曲。

3.It's all right ★★
手堅くまとめた曲。作曲はそれなりだが歌の表情が乏しく、詞も前後の繋がりが
微妙なためトータルで1つの曲として成立しているとは言い難いような。

4.I remember you ★★★★
なぜかAメロだけ得意、というイメージのYUIだが、この曲は全体のメロディの流れが
自然でスッと聴ける。都度ブレスを入れて1音ずつ途切れ途切れに歌うサビが
印象的。単に下手なだけなのかもしれないが、プロデュース段階で上手く歌ったように
誤魔化さず、素直にありのままを出しているので好感が持てる。「歌いじりすぎ」と
批難されるより「歌ヘタ」と批難されるのを望んだということか。本来、歌が上手いに
越したことはないが、この曲の場合は危うさが魅力として機能しているのでは。

5.RUIDO ★
小品だが、アイデアで埋め尽くされた純度の高い曲という訳でもなく、よく意図が
分からない曲。プロなら誰でも簡単に作れるレベルでは。
93名無しのエリー:2007/06/18(月) 05:24:23 ID:SbdkWU4M0
6.CHE.R.RY ★★★
テンポよく展開するA・Bメロは良いが、サビでストリングスが入ると一気に
俗っぽくなってしまう曲。そもそも詞が俗っぽすぎるのが悪いのかも。
「天使の琴声」と評される彼女だが、似た声質の元PSY・Sの人が同じ詞を歌ったと
してもウケるかというと…。やはり声質だけでなくルックスにも依存した曲と
いうことになるか。本人も年とってから歌うのはキツそう。詞単体で内面的な
女の子らしい可愛さを表現できているとは言い難い。

7.Thank you my teens ★
余すところなく歌謡曲チックな曲。日本の音楽シーンを牽引する役目を彼女に
期待する訳でもないが、それにしても保守的で妥協点が低いような。若くないと
歌えない歌、という意味では今歌うべきなのかもしれないが。

8.Umbrella ★★★
メロディ、詞、演奏とも何とも昭和なムードが漂う面白い曲。歌は無表情だが、
結果的に虚ろさが味になっている。似たような曲調が続くなかでアクセントに
なっており、意外な引出しを披露した曲。

9.Highway chance ★
本当に明確なメッセージがあるのか、思わせぶりな言葉を並べただけなのかが
気になる曲。「現実はヤツの手の平で転がってるだけなんだ」というフレーズで
ゲンナリする。ロックテイストが強めな曲ではやはり歌の迫力不足がネック。

10.Happy Birthday to you you ★
詞曲ともかなり投げやりな曲。youを2回言うのは「オマエだよ!!」と念を押して
いるのだろうか。そうまでして祝いたい割には中身のない詞で、特別な人のお祝いの
歌という感じがしないような。皆にこそこそ笑われるレベルの曲。
94名無しのエリー:2007/06/18(月) 05:25:44 ID:SbdkWU4M0
11.winding road ★★
ロック色を抑えてポップス調にまとめた曲。とはいえ違和感なくアルバムに収まる。
そもそも他曲もいかにもロックというよりは「アイドルに歌わせるロック」という
感じだからなのかも。サビのメロディに一工夫ある曲。

12.Good-bye days ★★
ストリングスを入れて壮大にしようとすると、やはり歌が軽く感じてしまう印象。
ゆっくりめのテンポながら歌に抑揚がなく、詞も伝わるような伝わらないような
内容なので、あまり聴き入れない。メロディ自体は悪くないのだが。

13.Why? ★★
声質を活かした柔らかい歌い口調が印象的な曲。ロックっぽい曲になるほど発声に
クセが出て聴きにくくなるように感じるので、彼女の声そのものが好きという人には
こうした曲が最も合うのかも。
95名無しのエリー:2007/06/18(月) 05:26:42 ID:SbdkWU4M0
総評 ★★
年齢を考えれば曲はそれなりの出来だが、歌唱力と作詞能力は疑問で、現時点での
アーティストとしての資質はジャニタレやアキバ系の人に劣るという印象。
ルックスと声質という天分はあるのであとは本人の努力次第でいくらでも伸びる、
と言いたいところだが、今の能力で既に世間的にウケているので、本人が「今の
ままじゃダメだ」と思って努力するかは微妙。一流ミュージシャンに期待する様に、
アーティストに全幅の信頼を置いて100%を期待する聞き方では多分楽しめない。
彼女は良くも悪くも等身大で、拙い部分も覆い隠さずそのまま出しているところに
他のアーティストとの違いがあるので、その危うさやあどけなさといった欠点も
含めて楽しむ、といったやや上から目線で見守るような聴き方が正しいかも。
豪華作家陣が回りを固めている訳でも、腕利き奏者が本人そっちのけで弾き倒して
作品自体のクオリティを確保しに出ている訳でもない。あくまで軸はYUI。
万全の状態に作り込んである作品というより、「手作りだから変かもしれないけど…」
と差し出したような作品。音痴が顔で売ってるだけ、とも言えなくもないので、多分
女性はあまり共感しない出来。「歌なんて美人こそが歌うもんでしょ」という
共感なら沢尻エリカとかにはあるかもしれないが。カバーかコラボをするなら
メロディが近くて相性の良い(直接の影響があったのかは知らないが)バンプか。
96名無しのエリー:2007/06/18(月) 10:13:40 ID:+3CpS42M0
>>92-95
乙。顔とか環境?とかの内容減らしてもっとすっきりしてくれたら尚良しって感じだな
そういうのはいらないと思う。いいことも書いてるから参考になるけどちょっと目が滑る
97名無しのエリー:2007/06/18(月) 13:28:22 ID:pk/qPIvb0
>>92-95

なんか聴かず嫌いさんっぽいレビューだなwてか、聴かず嫌いさん?
98名無しのエリー:2007/06/18(月) 16:19:16 ID:8m9H4rPN0
知らないうちに前スレ落ちてた
聴かず嫌いさんミスチルのHOMEお願いします
99名無しのエリー:2007/06/18(月) 17:34:24 ID:yuLD6GAO0
次スレからは個人へのレビューの依頼は禁止 もLRに追加か。
100名無しのエリー:2007/06/18(月) 19:36:56 ID:SbdkWU4M0
>>97
昔はそんな変なアダ名もついた
北野さんも聞いたことがあるかも知れませんね…
まあ相変わらず好き勝手書いてます
101名無しのエリー:2007/06/19(火) 00:05:41 ID:CTW3vcLn0
102名無しのエリー:2007/06/19(火) 00:21:54 ID:jIQtDRK70
>>89
やってみました

H album-H・A・N・D-/KinKi Kids

01.Arabesque 〜千夜一夜の夢〜 ★★★
ラテンな雰囲気漂うアップテンポナンバー。英詞から始まるスタイリッシュなもので、二人の声質にも良く合っている
サビへの展開がやや強引なのが気になるところか。打ち込みの乾いたリズムが心地よい
最後綺麗に終わるのかと思いきや、謎の男性のコーラスで後を引く終わり方をする

02.Anniversary ★★★★☆
20thシングル。織田哲郎作曲だけあって、気持ち良いほどの売れ線歌謡バラード
期待通りのメロディ展開が安心感を与えてくれる。ただ、こういうのが嫌いな人は本当に嫌いだろう
アレンジもストリングスをふんだんに使った王道なもので、とにかく教科書通りという言葉の似合う曲

03.恋涙 ★★★☆
作曲を堂本光一が、作詞を堂本剛がしているが、中々どうして良く出来た曲
80年代歌謡の香りが漂う曲で、AメロからBメロへの流れは秀逸。ただ歌詞は稚拙と言わざるを得ないか
ベースが洒落た音を出してて、曲全体を一歩上のレベルまで引き上げている

04.【AOZORA】 ★★☆
2と同じく王道バラード。ただこっちの方がアレンジが大人しい。間奏のサックスが非常に良い
作曲者が二人いるためかAメロとBメロの整合性がいまいち。Aメロは確実にどこかで聴いたことがある
こういうバラードを歌わせると二人の歌唱力の差が顕著に現れてしまい、光一には厳しい現実だろう

05.キミハカルマ ★★
1と同じようなラテンアップテンポナンバー。全体的にまとまりが悪い
サビへと唐突に展開していくので、聴いててチグハグな印象を受けてしまう
ちなみに浦嶋りんこがコーラスに参加している
103名無しのエリー:2007/06/19(火) 00:22:51 ID:jIQtDRK70
06.Love Me More ★★
光一のソロ曲。スタイリッシュなR&Bでカッコいい曲なんだけど、如何せん歌唱力が・・・
久保田利伸辺りが歌えば全然印象は変わったものとなるんだろう

07.Breath ★★
剛のソロ曲。河口恭吾が提供している、バラード。イントロ〜Aメロ〜メロは穏やかに、サビはやや激しい構成になっている
サビとメロの整合性が悪すぎる気がする。後ピアノが不協和音で聴いてて疲れる

08.WATER SCREEN -theme of H- ★
インスト。演奏にも何にも二人が関わっていないのに、アルバムに入れる意味があるのか疑問

09.ビロードの闇 ★★★★
21stシングル。作曲は林田健司。1、5と同じような哀愁ラテンアップテンポナンバーだが、シングルだけあって遥かにキャッチー
種子田健のジャズ風味なベースが曲の持ち味を上手く引き出している。少しロシア民謡のテイストも含んでいる曲
歌詞をもう少し作りこめば、かなりの名曲になっていた予感

10.ダイヤモンド・ストーリー ★★☆
ここまでリズム隊が殆ど打ち込みだったこのアルバムだが、これ以降の曲は全て生音になる
この曲は最近のロキノン系バンドが良くやっているような、オルタナギターロックをもっと分かりやすくしたもの
サウンドの作りは立体的で良いんだけど、二人の声がこういうのに合っていないので、魅力半減

11.駅までは同じ帰り道 ★★★
イメージはクリスマスソング、だけど歌詞は片思いの気持ちを謳ったもの
ベースのスラップ奏法と、間奏・アウトロのサックスの音がかなり洒落てて、作りこみ具合を感じる
メロディ部分でかなり盛り上がるのに、サビで肩透かしをくらうのはちょっと残念
104名無しのエリー:2007/06/19(火) 00:24:10 ID:jIQtDRK70
12.未完のラブ・ソング ★★★
ギターオーケストレーションが印象的なロックオペラ調の曲。どことなくクィーンの影響を感じる
メロディ部分とブリッジは壮大な広がりを感じさせるのに、サビでただのアイドルソングになってしまうのが残念

13.99%LIBERTY ★★★★★
織田哲郎作曲のアップテンポナンバー。シングル候補だったらしく、かなりのキャッチーさ
曲の展開は織田哲の天才っぷりを改めて思い知らされる。下神竜哉のブラスアレンジ、家原正樹のアレンジ共に
曲の魅力を最高に引き出しており、ほぼ完璧と言っても差し支えの無い一曲。個人的にはこのアルバムのベストトラック

総評 ★★★
KinKi Kidsの8枚目となる今作は、全体的にラテンの香りが漂う作りとなっている
近年の所謂アイドル系の音楽の中では、かなりの質の高さであると言っても問題ないだろう
バックの演奏陣も豪華だし、曲提供者も豪華なので当たり前と言ったら当たり前なのかも
二人のユニゾンもかなり綺麗で、二人組みユニットとしては申し分ないと思う
だけど個人的には途中のソロ曲はいらなかった気がしないでもない
まぁ聴いてみても損は無いと思うので、暇なら聴いてみるのも良いんじゃないでしょうか

駄レビューすみませんでした
105名無しのエリー:2007/06/19(火) 01:17:05 ID:ptvBm3HF0
>>102-104
乙! 今度、レンタルして、聴いてみるw
106名無しのエリー:2007/06/19(火) 10:50:48 ID:0jZpqtngO
このスレの大半は同じ人間のレビューじゃんw
107名無しのエリー:2007/06/19(火) 13:32:55 ID:n2Fi8d7/0
河村隆一「Love」(97/11/22)
1.I Love You 言わずと知れたソロデビュー駄曲。サビの「〜探してたー、うっふっふ」ってとこがキモい駄曲。
2.好き Say A Litlle Prayerに提供した駄曲をセルフカバー。引き続きキモいです!
3.涙色 酒井のり子(のりP)に提供した曲。ここまで来るとアイドルヲタのカラオケみたいです!
4.Birthday 誕生日にこんな曲をRYUICHIに隣りで歌われたらその日は眠れないかも、キモくて、っていうおぞましい駄曲です
5.Love Song アコースティックな優しい響きに乗せたメッセージが絶望的にサムイです。
6.BEAT 「波乗りに行ったときに出来た曲。波の音が、別れた彼女の声に聞こえて・・・」との事ですが、
    何言ってんだおまえ、って感じです!!
7.蝶々 これも酒井法子への提供曲。「女言葉を僕が歌ったら、面白いかなって思って」との事ですが、
    ちっとも面白くなく不快な仕上りになってます。
8.Love アルフィーの高見沢作曲。繰り返し歌われるRYUICHIの恋愛観に辟易させられる駄曲です。
9.Evolution アルバム中盤で、ちょっとしたアクセントになっている駄曲。
10.小さな星 セイアへの提供曲。RYUICHIが歌う事によって鳥肌が立つほどの駄曲になってます。
11.Glass ソロ2ndシングル曲。テレビでもよく歌っていたせいか、サビでは高音を張り上げるRYUICHIの顔が浮かんできて怖いです!
12.でも淋しい夜は・・・ まだ続くのかよこのアルバム、って駄曲です。
13.SE,TSU,NA このアルバムでは珍しくアップテンポのアレンジに乗せて歌われるメッセージが圧倒的にウンコです。
14.Love is… 「僕の、究極の理想の愛を歌ってます」との事ですが、そんなのどうでもいいと思える駄曲で幕を閉じます。

総評:全14駄曲という圧倒的なボリュームのソロデビュー作。主婦は狂気し、
LUNA SEAファンはいろいろな意味で腰を抜かした200万枚のヒット作です。
中古屋では100円で売ってました。100円出すのも勿体無いです!
108名無しのエリー:2007/06/19(火) 16:10:07 ID:YOE4F+UhO
>>107
これは何度みても笑うなwww
うっふっふwwwwww
109名無しのエリー:2007/06/19(火) 17:37:04 ID:9w9aFf+UO
>>92->>95
聴かず嫌いだったとしたららしくないな
だいたい顔がいいだけで世渡りが上手くいくなんてことははっきり言ってないから
そういう音楽的な部分以外のとこで貶めるなんて悪意丸出しで不快
スレ違いですまんが
110名無しのエリー:2007/06/19(火) 17:39:33 ID:myO8ObL10
>>107
これじゃなかったっけ?
河村隆一「Love」(97/11/22)

1.I Love You 言わずと知れたソロデビュー駄曲。サビの「〜探してたー、うっふっふ」ってとこがキモい駄曲。
2.好き Say A Litlle Prayerに提供した駄曲をセルフカバー。引き続きキモいです!
3.涙色 酒井のり子(のりP)に提供した曲。ここまで来るとアイドルヲタのカラオケみたいです!
4.Birthday 誕生日にこんな曲をRYUICHIに隣りで歌われたらその日は眠れないかも、キモくて、っていうおぞましい駄曲です
5.Love Song アコースティックな優しい響きに乗せたメッセージが絶望的にサムイです。
6.BEAT 「波乗りに行ったときに出来た曲。波の音が、別れた彼女の声に聞こえて・・・」との事ですが、何言ってんだおまえ、って感じです!!
7.蝶々 これも酒井法子への提供曲。「女言葉を僕が歌ったら、面白いかなって思って」との事ですが、ちっとも面白くなく不快な仕上りになってます。
8.Love アルフィーの高見沢作曲。繰り返し歌われるRYUICHIの恋愛観に辟易させられる駄曲です。
9.Evolution アルバム中盤で、ちょっとしたアクセントになっている駄曲。
10.小さな星 セイアへの提供曲。RYUICHIが歌う事によって鳥肌が立つほどの駄曲になってます。
11.Glass ソロ2ndシングル曲。テレビでもよく歌っていたせいか、サビでは高音を張り上げるRYUICHIの顔が浮かんできて怖いです!
12.でも淋しい夜は・・・ まだ続くのかよこのアルバム、って駄曲です。
13.SE,TSU,NA このアルバムでは珍しくアップテンポのアレンジに乗せて歌われるメッセージが圧倒的にウンコです。
14.Love is… 「僕の、究極の理想の愛を歌ってます」との事ですが、そんなのどうでもいいと思える駄曲です。
15.Christmas RYUICHIと一緒にクリスマスを過ごすくらいなら居眠りして終わらせたほうがましだと突っ込みたくなる駄曲。
16.Hope 長かったね、この駄アルバムもこの駄曲でやっと終わりという、開放感ある駄曲でした。

総評:全16駄曲という圧倒的なボリュームのソロデビュー作。主婦は狂気し、
LUNA SEAファンはいろいろな意味で腰を抜かした200万枚のヒット作です。
中古屋では50円で売ってました。50円出すのも勿体無いです!


実際聞いてみたけど退屈なアルバムだったな。
111名無しのエリー:2007/06/19(火) 17:48:44 ID:JGZDtuuwO
>>109
色々言いたいことがあるが少なくとも聴かず嫌いならとっくにそれのレビューしてるよ。
112名無しのエリー:2007/06/19(火) 18:42:43 ID:J7SQU/BwO
別に名前出さなくてもできるやりとりだろ 
荒れるから本人が名前伏せてんのに外野が逐一名前出して蒸し返してんなよ
わかってもスルーしとけ
奴のレビュー好きだからあえて言う、空気嫁
113名無しのエリー:2007/06/19(火) 21:11:15 ID:hYtFTtyn0
あまり喧嘩腰にならずまったり行こうぜ

Zazen boys III / Zazen boys
01.Sugar man ★★
どっしりとした重量級のリフと、曲が分解されたようなアヴァンギャルドな部分が交互に展開される。
ザゼンにはどちらかというと鋭さを求めているので、こういう鈍い重量感はいらん。

02.Take off ★★★
ファンクやヒップホップとか、その辺のブラック・ミュージックのノリに近い気がする曲で、
ドラムがかなり前に出ている、というよりそれ以外の音が極限まで削られている。
ボーカルもかなり音量絞っているうえ、念仏やら裏声やらで歌詞は聞き取りずらく、
なんとなく楽器に近い使い方をしている印象。こういった声の使い方は好き。

03.Friday night ★★★
ドラムが硬めのリズムを刻んでいて、このアルバムの中ではちょっと異色。
最初は落ち着いた雰囲気だが、奔放に暴れるギターソロなどを経て、
徐々にエモーショナルな方へ盛り上がっていく。
しかし、感情に流されずにどこか一歩引いた冷めた雰囲気を持っているのが、
このバンドの美徳でもあり欠点でもある。

04.Tombo game ★
リズム隊やかましすぎ。特にベース。

05.Pink heart ★★
各人が好き勝手に演奏しているインプロもどきのインスト。
時間も短めに絞ってあるし、静かな前半と騒がしい後半をわけるための曲だと思う。

06.Riff man ★★★★
ギターの変拍子リフを中心に、ノリやすいけど時々タイミングを外してくる、
2nd〜「Himitsu Girl's Top Secret」の流れからイメージしていたものに一番近い曲。
期待通り(予想通り)の内容だと良くも悪くも安心感がある。
114名無しのエリー:2007/06/19(火) 21:14:57 ID:hYtFTtyn0
07.This is noraneko ★
ナンバガ、初期ザゼンっぽさが強くておもんない。

08.Metalfiction ★★★★
Himitsu girl's top secretのリフを使いまわているが、こちらの方が好き。
前半はそのリフを、ボーカルの念仏と絡めて、不規則なタイミングで断続的に配置して焦れさせ、
後半は逆に、どうぞノリノリになってくださいと言わんばかりにくどいほど反復させる。
ノリノリになる。

09.Don't beat ★★★
8曲目の流れを引き継ぐようにして、リズミカルなリフを執拗に反復させるダンサンブルな曲となる。
ボーカルは相変わらず演奏の添え物のような使われ方をしており、
こういう歌い方なら前作で気になった同じ歌詞の使いまわしもどうでもいいと思える。

10.Lemon Heart ★★★★
インスト。個人的にはこのアルバムで一番好きな曲。
一見バラバラなようで、その実かなり一体感のある演奏をしていて、
なんとなくBattlesを連想した。ドラムがなんかそれっぽいし。

11.Water Front ★★
前半のような落ち着いた曲。キーボードのフレーズは3曲目の使いまわしだろうか。
やかましいと感じることの多かったベースがいい仕事してる。
これでクールダウンして終われば非常に綺麗な形になるのだが。

12.Good Taste ★★
コミカルな雰囲気の曲。最初は極限まで音数を削りつつ、
途中からドラムが手数の多いポストロックみたいな叩き方をしはじめてからの対比が面白い。
それとこの曲もベースいい。ただ、アルバムの中でかなり浮いているのが気になる。
115名無しのエリー:2007/06/19(火) 21:16:05 ID:hYtFTtyn0
総評 ★★★
メロディを意図的に削り、そのぶんリズムを強調しているが、それがかなり極端である。
ボーカルを詩を伝える主旋律というより楽器の一つとして扱っている。あるいはその中間点を目指している。
同じフレーズを執拗に反復したり、曲をバラバラに解体してたりと、起承転結の流れに起伏の少ない曲が多い。
などと、ちょっと一般受けしにくそうな要素が多い気がするが、
結局のところ一番目立っているドラムを気に入るかどうかが評価の分かれ目と思う。
個人的には1st、2ndよりも入りやすかった。

よく引き合いに出されるザッパやCaptain beefheartやPILはあまり聴いてないので、
なんとなく影響を受けているような感じはするのですが、細かく言及できません。
116名無しのエリー:2007/06/19(火) 21:25:32 ID:DDYdewxi0
乙!
117名無しのエリー:2007/06/19(火) 22:07:34 ID:nuJWDUboO
どなたかCHEMISTRYのfo(u)rお願いします!
118名無しのエリー:2007/06/19(火) 22:14:46 ID:dJ/XAaEH0
リク厨は自分の希望する作品以外のレビューには乙も言わない法則
119名無しのエリー:2007/06/20(水) 00:30:28 ID:isCz1MTzO
>>113-115
乙!
LEMON HEARTが一番好きって珍しいね。
120名無しのエリー:2007/06/21(木) 00:58:29 ID:AD+Fhs0i0
ブログが面白かったので、CDを借りてきたからレビューします

月夜の雨/柴田淳

01.プロローグ ★★
柴田がひたすらフェイクしている40秒弱の音、二曲目のイントロになってる
どことなくビョークっぽい

02.青の時間 ★★★★
Aメロはピアノ中心なのでアコースティックで静かな曲かと思いきや
サビ前の間奏〜サビのバックはストリングスをふんだんに使い一気に壮大な曲となる
サビ後の間奏のロシア民謡のような楽器の入れ方が面白い。歌詞が滅茶苦茶暗い

03.HIROMI ★★
間を置かず2からそのまま繋がっている、14thシングル。シングルにしてはキャッチーさに欠ける気が
アレンジも面白みの無いありきたりで単調なもので、2での盛り上がりを悪い感じで断ち切ってしまっている
サビの繰り返しがくどい

04.涙ごはん ★★☆
明るいジャズテイストな曲。アレンジが羽毛田丈史だけあって、ピアノの使い方が非常に上手い
サビの高音がつらそうで、歌唱力の不足を感じる。ベースを渡辺等が弾いてるので安定感が半端ない
メロディに対して歌詞が合ってない、こういうアコースティックな感じの曲の歌詞にUFOって単語を使うのはどうかな

05.月夜畑〜vocal solo〜 ★★
1と同じく柴田がひたすらフェイクしている。メロはクラシックの影響を色濃く感じられるものとなっている
121名無しのエリー:2007/06/21(木) 00:59:48 ID:AD+Fhs0i0
06.花吹雪 ★★★☆
12thシングル。卒業の別れを歌った曲。ベタベタな泣きのバラードで退屈と感じる人にはつまらないだろう
こういう分かり易い曲を歌ったときの心地よさは、邦楽の中では結構なレベルなので飽きず聴ける
ただ、少しビブラートをかけすぎな気がしないでもない。途中の間奏のアコギが凄い綺麗

07.真夜中のチョコレート ★★★★
これも4と同じくジャズテイストな曲だが、こっちの方が静かで暗い。ボサノヴァって言うのかな
Aメロのメロディ展開が中々非凡な才能を感じさせるが、いそしぎって映画の主題歌にそっくりなのはつっこまないでおこう
サビの日本的歌謡のメロディが、曲に上手くアクセントを加えている

08.つまおうじ☆彡 (拝啓王子様☆第三章) ★★★★
タイトルから何となく想像はついていたが、お馬鹿ソング。昔のアルバムに入ってる曲の続きらしい
メロディは王道ポップスだし、アレンジはしっとりとしたものなのに、歌詞が吹っ飛んでてそのギャップが面白い
サビのメロディはかなりキャッチーなので、ちゃんとした歌詞を載せてシングルにすれば売れた予感
単語だけ見ると「ゴスロリ」とか「スーパー銭湯【湯 de DAKO】」とか馬鹿っぽいが、よく読むと暗い歌詞なのが怖い

09.人魚の声 ★★★★☆
鬼束ちひろ+五輪真弓って感じの曲。昭和の歌謡曲の雰囲気が漂っている
非常に分かり易い曲で、こう来たらこうと思う通りの展開をしてくれる。歌詞と曲のマッチ具合も絶妙
メロディの裏をなぞるようなピアノの音が何ともいえない

10.雨夜の月〜piano solo〜 ★★
柴田によるピアノソロが聴ける曲、ピアノはやったことないから正直上手いかどうかはわからない
雨夜の月ってタイトルは絶妙、良く付けたと思う

11.紅蓮の月 ★★★☆
13thシングル。ピアノが印象的なバラード。イントロのピアノ〜Aメロとかなりの名曲の予感を漂わせていながら
Bメロ〜サビで肩透かしを喰らう非常に惜しい曲。このアルバムの中では比較的低音を強調したアレンジをしている
122名無しのエリー:2007/06/21(木) 01:00:27 ID:AD+Fhs0i0
12.君が思えば・・・ ★★★☆
ピアノとストリングが幻想的なバラード。曲調からまたどうせ別れの曲だろうと思っていたら、違った
メロディ自体は凄い歌謡曲なんだけど、アレンジが西洋風でヨーロッパの草原が思い浮かぶ
もうちょっと声量があれば良かったかもしれん

13.私の物語 ★★★★
ラストを飾るに相応しいゆったりとしたバラード。このアルバムの中では一番熱唱してる気がする
如何もって感じのあざとさを感じるくらい良くできた曲。淡々とリズムを刻むベースが良い

総評 ★★★★
ブログが面白く、美人さんだからという不純な気持ちで借りてきたアルバムだったけど、中々どうして良かったです
全体の印象は薄味の鬼束ちひろって感じ、鬼束ほど思いつめてはいないけどかなりの重みはある
今の時代中々こういう正統派女性シンガーソングライターはいないので、貴重な存在だろう
メロディの一部分や、歌詞の言葉使いに光る非凡な物を感じ取ることもでき、個人的にはかなり満足
ただちょっと似たような曲が多すぎるかな、アルバム通して全部バラードなのは飽きるかもしれない
しかし、それを差し引いても一回聴いてみる価値はあると思われるアルバムです

駄レビューすみませんでした
123名無しのエリー:2007/06/21(木) 09:43:16 ID:CKpcpy+D0
>>120-122
乙です
124名無しのエリー:2007/06/21(木) 19:10:09 ID:gbZK9zhhO
>>120-122
乙!
125名無しのエリー:2007/06/21(木) 21:48:55 ID:o6TN98pK0
>>120-122
乙!
このアルバム、柴田淳の中では1stの次に好きだwww
126まとめ人:2007/06/23(土) 23:51:11 ID:5tynuMsI0
まとめサイトうpあげ。
(特別更新として今週はピロウズをageておきました。)
127名無しのエリー:2007/06/23(土) 23:53:02 ID:6UJNqaub0
あまりに乙
128名無しのエリー:2007/06/23(土) 23:57:21 ID:6UJNqaub0
おっと間違いが。まとめの人、capsuleなのでございます。
129まとめ人:2007/06/24(日) 00:12:50 ID:ZPuOyGl40
>>127-128
ご指摘サンクスです。コソーリ修正しておきますた。
130名無しのエリー:2007/06/24(日) 00:19:02 ID:MpI6HeNa0
まとめ人、乙乙d!冠二郎がまぶしいぜっ
131名無しのエリー:2007/06/24(日) 01:04:56 ID:EyIvJrlP0
まとめさん乙です
>>120ですが、柴田さんのアルバムもう一枚借りてきたのでレビューしてみます

ひとり/柴田淳

01.少女 ★★★☆
優しいピアノのイントロから入る穏やかなバラード。
アレンジもメロディ展開も教科書通りなので、少し退屈に感じるかもしれないが、個人的にはかなり好き
メロディの割りに歌詞が後ろ向きで暗く、全体的にどこか竹内まりやっぽい

02.虹 ★★★★☆
柴田のアカペラから入る壮大なバラード。イントロから一気に突きあげてくる
メロディ〜サビの流れもほぼ完璧だが、特筆すべきはなんといってもアレンジ
彼女の曲には珍しいバンドサウンドを中心としたアレンジだが、浮くことなく曲を壮大なものに仕上げてる
どことなくサビの雰囲気がアジアの大陸的な曲。終わり方があっけないのが残念

03.未成年 ★★★★
8thシングル。こんどは一転してピアノが中心な静かな曲。曲と歌手の距離感を上手く把握してる曲。
声を強調したアレンジとなっているので、彼女の歌声が比較的良く分かる
メロディ・歌詞共にかなり暗い。特に歌詞は少年犯罪をテーマにしてるらしく、かなり響く

04.足跡〜Piano Solo〜 ★★
柴田によるピアノソロが聴ける曲。ピアノはやったこと無いから正直上手いかどうかはわからない
イメージは昼ドラかTBSの金曜劇場

05.あなたとの日々 ★★★★
7thシングル。彼女の曲の中では割かしポップな方だと思う。アレンジも明るく、軽快
サビへの展開が少し強引なのが気になるが、それ以外は良く出来た曲。大サビ前にもう少しタメがあれば良かったかもしれん
これもメロディの割りに歌詞暗い。ていうかここまでの曲全部歌詞が暗い
132名無しのエリー:2007/06/24(日) 01:05:57 ID:EyIvJrlP0
06.かなわない ★★★
ジャズテイストな曲。声質が重過ぎるせいか、こういう曲は合ってない
ただ相変わらずメロディラインはしっかりしてる。そういうところが彼女のセンスなのかもしれない
ちょっとハネてるピアノとギターの兼ね合いが中々好き

07.夕日〜Piano Solo ★★
柴田によるピアノソロが聴ける曲。ピアノはやったこと無いから正直上手いかどうかはわからない
イメージはまさに「夕日」、そのまんまクラシック

08.雪の音 ★★★★☆
日本三大ギタリスト青山純のドラムから入る曲。これも柴田にしては珍しくバンドサウンドを前面に出してる
ドラムを前面に押し出すアレンジをしているが、それでもうるさくならないのは、青純の抑えたドラムの妙技だろう
メロディ・歌詞共に昭和の香りを漂わせていて、それがまたアレンジと合って良い

09.コンビニ ★★★
ピアノ弾き語り曲。彼女はこういう曲が一番声に合ってると思う
ただ彼女の作るメロディラインはどちらかというと起伏に乏しく、悪く言えば退屈なので
アレンジがこの曲みたいにピアノ一本だけでは、聴いててだれてきてしまう。ストリングスをふんだんに使った豪華なアレンジが合ってる

10.今夜君の声が聞きたい ★★★★★
信者のようなベタ褒めレビューは出来るだけ避けたいと思ってるんですが、ごめんなさい、この曲は手放しで褒めるしかないです
サビのキャッチーながら哀愁漂うメロディなんかもう最高。7分ある長いバラードなのだが
メロディ・詞・アレンジ全てが絶妙にマッチしていて、全く長さを感じさせない
ドラムもまた青純だけあって凄い縁の下の力もちとなっている。そして特筆すべきはベース、うねっているのにうるさくない
まさに説明不要の名曲、とりあえず聴いてみよう
133名無しのエリー:2007/06/24(日) 01:06:41 ID:EyIvJrlP0
11.ひとり歩き ★★★☆
前曲が存在感の強すぎる曲だったので少し地味になってしまっているが、それでもよくできた曲
ドラム・ベース・ピアノというシンプルなトリオ編成の伴奏陣が丁寧に演奏していて、アルバムのラストにぴったり
歌詞が相変わらず暗い。結局このアルバムは全部通して暗かった。

総評 ★★★★☆
途中でも書いたとおり、盲信的なレビューは避けたいと思っているのだが。このアルバムは褒めざるをえない
柴田淳という歌手と彼女の曲の距離感と言うものを実に良く把握しているので、どの曲をとっても良く出来ているという印象をうける
まだこの人のアルバムは2枚しか聴いていないが、とりあえず最新作よりかはこの作品の方が個人的には好き
バンドアレンジの曲あり、ジャジィな曲あり、ピアノの弾き語りありとバラエティに富んでいながらも
曲の中心には「柴田淳」という存在が一本ちゃんと通っているのでぶれないのが凄い
メロディもクラシックの影響を色濃く受けているが、かなり非凡な才能を感じ取ることができる
歌詞が全体的に暗く思いアルバムだが、途中で投げ出してしまいたくなるような暗さでは無いので安心して聴いてられるのも良い
とまぁ色々褒めてきましたが、それだけ良いアルバムなので聴いてみてください

駄レビューすみませんでした
134名無しのエリー:2007/06/24(日) 03:54:48 ID:z+2/DHVb0
>>131-133乙です。じゃ自分も

FROM ME TO YOU/YUI

1.Merry-Go-Round ★★
UK寄りの邦ロックシーンでは珍しい、泥臭いアメリカンなメロディのロック。
新鮮味は薄いがきっちりリズミカルに組み上げたA・Bメロは思いつきでない確かな
作曲能力を感じさせる。メリーゴーランドという曲名のイメージに反して、じっくり
伸ばす音符を歌ったサビは、結果的に疾走感を殺してしまったような。歌メロが
シンプルになるほど歌唱力のアラが目立つのは課題。

2.feel my soul ★★★
あどけない声と荒削りな歌い口調が印象的な曲。通常ならバンドの音にかき消される
ようなうめき声やかすれ声もはっきり聞こえるようプロデュース的に補佐されている
印象で、作品として聴けるようにはなっているが、デビューからそういう態度なのは
ちょっと。しかし自分の作った曲に対して歌唱力が追いつかないながらも頑なに
抗うように歌うサビの必死さは瑞々しい。前半の歌メロが全般的に間延び気味だが、
サビ後半の高揚感に全てを懸けた作りと思えば納得の出来。

3.Ready to love ★★
Aメロ、Bメロともメロディの締め所が良く、連続性のある出来。英詞なまりとでも
言うべきクセのある歌い方は詞が伝わりにくく、聴き手を選びそうだが、本人なりに
歌へのこだわりがある面と言えるのでは。後々には声量のバラつきや汚い歌い放ちも
なりを潜めて、聴きやすい歌い方へ変化していく訳だが。自分なりのスタイルを
貫くことと、聴き手に歩み寄って甘い声で歌うこと。後者は正解だったのか。

4.Swing of lie ★★
激情ロックのはずがやはり声量不足。特にキーが高い訳でもないサビでパワーが
不足したり、ファルセットに逃れたりするのは頼りない。歌とギターだけが頼みの
路上ライブを今までこなしてきた身でここまで歌に力がないのは不思議。歌だけで
勝負できない自覚はあるようで、楽曲自体の質を高めようという意図は感じる。
ギターのプレイにももう少しこだわったほうが。
135名無しのエリー:2007/06/24(日) 03:55:43 ID:z+2/DHVb0
5.LIFE ★★★★
ザクザクしたアタック音が心地良いアコギ、柔らかめの芯のある音で軽快にフィルを
叩くドラム、そして程よい音量のパーカッションが、前へ前への詞世界を後押しする
曲。A・Bメロは音階を使いすぎずに反復によるリズム感で土台を作り、サビで解放
されて広く音を求めて展開させる、という彼女の作曲スタイルの典型の曲か。
サビへのメロディの繋ぎに無理を感じるが、「変わりたい」という決意の言葉が
乗ることで、がむしゃらで不器用な前向きさが表現できているような。決意の果てに
モヤモヤを断ち切ったのか、サビは穏やかな声で涼しげに歌う。

6.Blue wind ★
バンドが遠慮して本人が前面に出た曲。遠慮しないでくれ…。手堅い曲ではあるが、
素人とは違う歌の実力を見せつけてなんぼの曲なのでは。まだ早いような。
弾き語り出身なのに?まあWaTも川嶋あいもこんなもんだとは言えるが。

7.I can't say ★★
中途半端なアレンジが勿体無いが、A・Bメロは良い出来。サビもメロディ自体は
悪くないが、サビでの歌の表情は土台であるA・Bメロとは変えて欲しいような。

8.Simply white ★
やはり今のところの彼女の本質はクリエイターか。楽曲に求められる質は他の
アーティストに比べ高くなってしまう。普通の曲をより魅力的に仕上げるだけの
歌唱力もギターテクもないので仕方ない。曲が普通=パフォーマンス込の時点では
駄曲、が彼女の現実。声が好き、という人にとっては駄曲でも何でもないかも。

9Just my way ★★★
Aメロのギターリフがベタで嫌気が差すが、全般的にはリズミカルなメロディを
ドラムがしっかり支える、芯のあるアッパーチューン。A・Bメロで長めの音符を
歌って、サビのメロディでは音を詰め込んで加速度を増す展開。他曲でもそうだが、
歌い放ちが荒くなるほど彼女らしい良さが出るような。サビの高揚感、間奏の
クールダウンと、典型的だがロックらしいメリハリのある曲。
136名無しのエリー:2007/06/24(日) 03:56:28 ID:z+2/DHVb0
10.Tomorrow's way ★★
全く歌えてないサビが面白いミディアムスロー。メロディ自体はいい感じだが。
アコギをバックにウィスパー気味に歌うパートはそれなりに良いかも。歌えないのに
メロディを変えないレミオ的な頑固さに、彼女のソングライターとしての意地を
感じる曲。しかし後々は歌える範疇で曲を作る傾向に…。まあ正しいのか。

11.I know ★★
Aメロメーカー(勝手に命名)としての実力は発揮しているが、感嘆詞で埋めて
いつの間にか終わるサビは微妙。洋楽質なメロディではあるが、特に感嘆詞の
ような豊かな感情表現が欲しい部分では海外のシンガーとの実力差がはっきり出て
しまっているような。歌の実力が追いつく頃に魅力を発揮する曲か。

12.TOKYO ★★★
思いっきり青臭い詞が良くも悪くも印象を決定づけている曲。メロディのまとまりは
良い。立派なことを言ってやろう的な気負いのない詞世界が彼女らしく、平凡では
あるが共感はしやすいのでは。未熟さを武器に変えることにかけては特殊な才能が
あるかも。

13.Spiral&Escape ★★★★
かなり予想外なハネモノの締め曲。今作中ずっと影の薄いベースにようやく見せ場が。
妙にノスタルジックなメロディとアレンジが日暮れ時っぽい淋しさを醸し出した、
彼女の曲としては実験要素の強い曲。ラストにイチかバチかの曲を用意する意欲は
評価したい。確かに彼女の幼く頼りない声は懐かしい曲調と相性が良く、画が浮かぶ
ような立体的な出来。
137名無しのエリー:2007/06/24(日) 03:57:28 ID:z+2/DHVb0
総評 ★★
本人のキャラも含めて評価して下さいと言わんばかりの2ndが嘘のように、凛とした
アーティストらしさのあるYUIの1st。路上で輝きを放っていたとは思えない貧弱な
歌唱力や、バンドに依存するほど出来が良くなる楽曲群など、弾き語りからキャリアを
スタートさせているにしてはYUI本人が弱いような。弾けない人のハードロック、
みたいな微妙なギタープレイもあまり可能性を感じさせるものではない。しかし
荒い歌唱スタイルには強い自己主張が感じられ、楽曲も歌謡曲レベルで収まらない
力量を感じる。能力として作曲をこなしており、思いつきや思わせぶりで楽曲を
でっち上げるアーティストのようなバラツキもなく、詞も拙いながらも誤魔化しのない
まっすぐな出来。デビュー盤でこれなら期待大。と、すでに時が流れて結果が出て
しまった現在に言うのも何だが。元々実力がないのではなく、要求されるリリースの
ペースが速すぎてクオリティを維持できずに苦しんでいるのが今のYUIなのかも。
取り敢えず自分にとってこの作品はYUIへの誤解がやや解けた作品。
138名無しのエリー:2007/06/24(日) 09:17:50 ID:EyIvJrlP0
>>134-137
乙です
確かにYUIは1stの方がアーティストらしさに溢れていますよね
139名無しのエリー:2007/06/24(日) 17:31:27 ID:regrnNx30
乙乙。
YUIは1stも2ndも、歌謡曲を作るセンスなら郡を抜いて凄いよね
140名無しのエリー:2007/06/24(日) 17:35:27 ID:n3jqBMzL0
これはそのうち名プロデューサーになるフラグ…はないか
141名無しのエリー:2007/06/24(日) 17:50:28 ID:6cFNQJLzO
竹内まりやお願い
142名無しのエリー:2007/06/24(日) 20:32:15 ID:vNO4HMy/0
リク厨氏ね
143名無しのエリー:2007/06/25(月) 20:34:21 ID:pqjXV/ALO
>>134-137
まともなレビューで助かった
林檎やCoccoのようなエキセントリックなのがアーティスティックだという
誤解が広まって音楽的バックボーンが何もないのに自己顕示欲と自意識だけ強い女たちが
溢れていた中で等身大だが洋楽的で清々しい歌を歌うYUIが売れてくれたことで
女の子の表現の流れを変えてくれるかもしれないと大袈裟に期待している
YUIの影響でギターを持つ女子中高生が増えてるらしい
ただのアイドルでキモオタに支持されてるだけじゃないんだぞ
144名無しのエリー:2007/06/25(月) 21:15:55 ID:hQFfrC10O
YUIって別に洋楽的じゃねえだろ。っつーかそもそも洋楽的って言葉の意味が良くわからない…
145名無しのエリー:2007/06/25(月) 21:46:45 ID:0jFKjn+ZO
>>143
うん、大袈裟。
じゃあ聞くけど、YUIの音楽的バックボーンって?どのあたりが洋楽的だって?
YUIは新鮮で好感が持てるが、ヲタの過大評価がいつも気に障る
146名無しのエリー:2007/06/25(月) 21:53:31 ID:XF/6Gs+x0
>>143
顔関係なく、キモオタに支持されてるのはよく分かりました。
147名無しのエリー:2007/06/25(月) 22:10:38 ID:xjf8a9b1O
>>131-133

ひとりは良いアルバムだよな
これを期にしばじゅん聴いてみてね
148名無しのエリー:2007/06/25(月) 22:45:07 ID:KjsJz21D0
>>131-133
乙です
柴田淳2ndで微妙になってそれ以降スルーしてたんだが
今度レンタルしてみようかな・・・
149136:2007/06/26(火) 03:52:19 ID:FwjyhHFS0
>>145ちなみに自分のレビューでも洋楽質などと曖昧言ってますが、
シェリル、アラニス、アヴリルあたりの、音楽と本人の距離がわりと現実的な
等身大女性アーティストの手堅いメロディに近いかな、という印象ってことです。
洋楽といってもピンキリだし自分も上の3人のうち2人はやや苦手なので
別にYUI絶賛ではなく単なる例えってことで。
150名無しのエリー:2007/06/26(火) 13:05:47 ID:jGkJP8C9O
林檎もCoccoもエキセントリックなのはあくまでキャラクターで
音楽的にしっかりしてるほうだと思うけどな。
それこそ表面的なエキセントリックさに惑わされて本質が見えなくなってるような気がする。
何かを誉めるのに別のアーティストを貶さなきゃできけないのか?と思う
YUI嫌いじゃなかったけど、イメージ悪くなったよ
151名無しのエリー:2007/06/26(火) 17:50:16 ID:GfSJ4N72O
>>150
誤解を招いたのは悪かったが別に俺は林檎やCoccoを批判してるわけじゃないよ
むしろ好きだし
俺が批判的なのは林檎やCoccoに影響された自称個性的女のこと

あと洋楽的って言ったのは俺のボキャブラリーが貧弱だった
歌謡曲的でないサラッとした乾いたメロディーっていうのかな
そういう感じが言いたかったんだ
152名無しのエリー:2007/06/26(火) 18:04:38 ID:GfSJ4N72O
>>145
音楽的なバックボーンっていうのは具体的に表現したい事柄があって
それを形に出来る能力のことを言ってる
俺はバンドを昔やってたから林檎やCoccoに影響された女とメンバー募集を通じて
何人かとあったことがあるが自分を必要以上に飾ってる女ばかりだった
だいたい作詞してますみたいなことをいうんだが
それは林檎やCoccoの単なる物まねにすぎなかった
非日常的で中身のない飾った言葉はもううんざりだ
153名無しのエリー:2007/06/26(火) 18:13:44 ID:IMOu1Ej4O
ここでやる話題でもないような
154名無しのエリー:2007/06/26(火) 18:35:44 ID:89WVGJVT0
言われっぱなしもかわいそうだ
155名無しのエリー:2007/06/26(火) 21:39:10 ID:jGkJP8C9O
そんなアマチュア、男女関係なくごまんといるし
どうでもいい
156名無しのエリー:2007/06/29(金) 20:20:14 ID:gG9V3gEg0
水樹奈々「THE MUSEUM」

01: 想い  ★★
ファーストシングルにしてミディアムテンポのバラード、裏メロで動き続けるベースがなければ正直捨て曲。
「『声優にしては』とか抜きでその辺の歌手より上手い」といった信者的評価をされることの多い彼女だが、このころは手探りだったのが伺える。
歌唱力の実際は聞いて判断してください。

02: Heaven Knows  ★☆
ELTのような電子音と、ラップもどき(単なる早口とも言う)から始まるが、メロに入ると以外に普通なPOP。
中奏のギターソロの進行の仕方に、作曲者の90年代前半のセンスを感じる。
このアルバムがベストアルバムであることを考慮しなければ当たり障りの無い曲。
しかし驚くべきことにセカンドシングル。

03: The place of happiness  ★★☆
「君を見つめてる どんな暗闇でも」
歌詞を一見しただけで匂い立つような中学生スメル。
♯2以上にさかのぼって80年代後半のTMN感溢れるハイテンポなアッパーチューン。
ここまでコテコテにやってくれると逆に「Cメロいいなぁ」とかそんな楽しみ方も出来る。

04: LOVE&HISTORY  ★★☆
正直水樹奈々がいつからブレイクしたのか分からないが、♯3で「この路線なら売れる!」と判断したことが読み取れるロックよりのハイテンポ歌謡曲。
やっぱりギターソロが入る。予定通り古臭い。
個人的に2:13付近の囁きが無ければ★二つ。
157名無しのエリー:2007/06/29(金) 20:22:44 ID:gG9V3gEg0
05: POWER GATE  ★★★☆
一転して能天気、何が何でもギターソロは入れたいらしく、あげく管楽器(サックス?)ソロで終わるまさに80's歌謡曲。
サビに入る直前の歌詞の早送りと、ポップなサビ、サビ後の跳ねるような歌い方が心地よい。
コーラスが目立つのはライブでマイクを客席に向けることを意識したのか。
ただ、跳ねた後にフゥーって箇所があるのはのはどうだろう、ライブで盛り上がれるなら問題は無いのか?どうかと思う。

06: suddenly〜巡り合えて〜  ★★★☆
TMNとかELT路線のロック調歌謡曲。
求められてる音楽から外れないのは、声優アイドルとして鏡かもわからないね。
歌謡曲然としているってことは、古臭いながらも安定して聞けるということでもある。
ラストのサビ前をアルペジオに乗せる、そんな月並みすぎる展開の直後、直後というか終わりきる前に次のサビが入る部分が予想を裏切られて気持ちいい。
また、ここら辺までくるとギターソロがあることにほっとする。
かわりに毎度毎度ビブラートをかける歌声にいらついてくる。

07: New Sensation  ★★
B'z。
「IN THE LIFE」に入る予定だったといわれても驚かない。
ギターの音作りから、ギター周りを飾るシンセの電子音とか、「僕」や「そろそろ」を多用する歌詞とか、ソロとか。
いちいち声を震わす必要が無い場面で振るわせるのが食傷気味。

08: still in the groove  ★☆
裏拍を鳴らし続ける電子音がテンポの速さを際立たせる打ち込みハイテンポ歌謡曲。
歌い方も構成も何から何まで、だいたい、毎回、いつも同じで作曲者の手癖で書いた印象がぬぐえない。
そんな短い音に、無理してビブラートかける必要は無い。
158名無しのエリー:2007/06/29(金) 20:26:39 ID:gG9V3gEg0
09: パノラマ-Panorama-  ★☆
演奏技術や音に疎い自分には、もうそろそろ差異を見つけてレビューすることが難しくなってきました。
そろそろ飽きられてもおかしくないはずなのだが、ファンは満足なのだろうか。
近所で980円だったPS2ギャルゲーの主題歌。

10: innocent starter  ★★★☆
大きいお友達大喜び、大人気魔法少女アニメの主題歌。
変に生音と共存させないようにした打ち込みがすっきりし、自然に肩が動くような良曲。
この頃には「歌がうまい声優」として認知されていたからか、普通に声をのばせばいいところも揺らす。
ギターソロを入れる隙間がほとんどなかったからか、最後に演奏できて嬉しそう。

11: WILD EYES  ★★
曲を構成する音やテンポは変わってないが、サビが今までに比べマイナーな展開。
割とシリアスなアニメのエンディングテーマなのと無関係ではないはず。
そんな曲なのに無理して突っ込んだギターソロの主張が本気で邪魔。

12: ETERNAL BLAZE  ★★
声優作品として最高位のオリコン2位となった、大きいお友達狂喜乱舞の魔法少女アニメの続編の主題歌。
正直タイアップの力が大半を占めたと言わざるを得ない。
サビの伸ばす部分で無理に転調を図っているのか、気持ち悪い音符を選択している、普通に流れに沿って締めてほしい。

13: SUPER GENERATION  ★★
珍しくピアノから入る、アップテンポなポップチューン。
シングル曲を並べたベストアルバム全般に言えるはずの「音楽性の変遷」がここに来てようやく見え始めた印象。
ギターソロ自重しろ。
159名無しのエリー:2007/06/29(金) 20:28:16 ID:gG9V3gEg0
14: Justice to Believe(MUSEUM STYLE)  ★★★★☆
「荒野と口笛」を謳ったはずのPS2用ゲームの主題歌。
ゆったりとしたストリングスから瞬間で広がるフラメンコ調のアッパーチューン。
全体を通して壮大なストリングスとピアノ、電子的な打ち込みドラムが細かく刻み続ける上に乗って初めて、彼女の歌声は本領発揮。
サビでギアを上げるボーカルも、中総でストリングスとともに音量と密度を上げていく楽器群も、高まったまま荘厳なゴスペルに持っていくのも、至極自然。
ゴスペル後、再度テンポを落として、もう一度上がっていくところの開放感はたまらない。
小さい声でのファルセットに実力不足が伺える。

15: Crystal Letter  ★★☆
荒野と口笛を謳ったはずのRPGのエンディングテーマには「クリスタル」の文字と、例のクリスタルっぽいピアノ。
アルバム中盤までは、セカンドとショートの間にもう一人野手を置きました、というような存在だったギターソロが
メロディが洗練されてきた今の水樹にとっては足を引っ張る存在でしかないことを感じさせる曲。
モロにゲームを意識しているアウトロ。

16: TRANSMIGRATION 2007  ★★☆
やけにこねる歌い方をする水樹と、タン・タンと単調過ぎるドラムが即効で耳に付くラストチューン。
最後にギターを思いっきりやれてよかったね。

総評 ★★
ベストであることが裏目に出てしまったか、同じ展開の曲が続く飽きの早いアルバム。
声優としての水樹の技量をここで論じる気は無いが、歌唱力についても言われているほど論じる点が無い。
他の声優よりは上手いのだろうが、それを押し付けてくる声の出し方は逆効果ではないだろうか。
水樹の声が出やすいように作られていて、そこからずれると安定しなくなるのも×。
バンビポップを名乗る新谷や、対象をオタクに絞りきっていたアンセブ、「熱さ」を売りにするJAMら声優ボーカリストを見ていると、いつまでも同じ音楽をやることが好まれるファン層なのかもしれない。
個人的には脱却してほしい。主にギターソロから。
160名無しのエリー:2007/06/29(金) 22:50:47 ID:nfMbCNPG0
>>156-159
北島健二にとってこれはPEARLの延長上の仕事なのかも、と思った
161名無しのエリー:2007/07/01(日) 02:08:23 ID:GwQHwv//0
Dragon Ashの「The Day dragged on」、「Public Garden」お願いします
162名無しのエリー:2007/07/01(日) 03:55:30 ID:VpnE7mn70
榎本くるみ/NOTEBOOK 1 〜未来の記憶〜

1.素晴らしい世界 ★★★★
ストリングスで始まりストリングスで終わる、アルバム一曲目にふさわしい勢いのある曲。
抑えめのAメロBメロからサビで一気に広がるベタな展開だが、
この人の声が最大限に生かされてるし、それを全面に押し出そうとしてるミックスが良い。

2.RAINBOW DUST ★★★★
3rdシングル。昼ドラの主題歌だった。
アップテンポでネギお得意のギター轟音+ストリングスな感じ。
Aメロのギターの深くて速いトレモロと無駄に多いタム回しがあんまりよろしくない。
がんばろうよ系のテーマの歌詞だが、ネガティブな表現が多い。
ネガティブの裏返しのポジティブみたいな。

3.螺旋の記憶 ★★★★
アコギから静かに始まるスローテンポな暗い感じの曲。
他の曲と違って歌詞がかなり抽象的な表現になってる。

4.HYMN
次のスピードウェイから間奏部分のネギのコーラスを抜き出してきただけの曲。
次曲へのインタールードみたいなもの。ネギはこういうコーラス自分で入れるの好きだな。

5.スピードウェイ ★★★
速くてゴリゴリのヘビーでサビがハイトーンな曲。ロックしてます。
Aメロの歌詞の表現が印象に残る。

6.メリーゴーランド ★★★☆
3/4拍子のまったりとした曲。1番がピアノとストリングスだけでいい感じ。
2番以降にバンドサウンドが入ってラウドな感じになるが、音数抑えてこじんまりさせた方がいい気がする。
サビの「まわれ、まわれ」「まわせ、まわせ」のフレーズが印象に残る。
163名無しのエリー:2007/07/01(日) 03:56:13 ID:VpnE7mn70
7.心のカタチ ★★★★☆
1stシングル。フォーク調な淡々とした曲。
全体的にリバーブ深めでシンセパッドが入ってたりしてふわふわした感じの音。
バイオリンのフレーズとコーラスがかかったギターのアルペジオがいい感じだけど、ベースの跳ねた感じがあんまり好きくない。
この曲でこの人を知ったが、最初にこの曲のサビの凛として透き通った声を聴いた時は衝撃的だった。

8.ジャングルジム ★★★★☆
切ない感じの曲と歌詞で個人的にアルバム中一番好きな曲。
アレンジも過剰にギターを歪ませたり、極端に主張の強い音やフレーズがなく上手くまとまってる。
シンセリードがいい感じに雰囲気を出してる。こういうアレンジの方がこの人に合ってると思う。

9.とぎれなきバトン ★★★
シリアスな曲にすごくパーソナルな歌詞が乗る。
ドラムが打ち込みでアレンジも抑えめで雰囲気を演出してる。

10.愛すべき人 ★★★★☆
4thシングル。6/8拍子でイントロのハープシコードが印象に残るけど、全体的にはやっぱりな感じの根岸サウンド
でもサビの高音部分とか本当に感動モノの名曲。

11.キャッチボール ★★
ほのぼのした軽い感じのポップな曲。
なんか歌詞もメロもイマイチで、あんまり好きじゃない。
個人的にアルバム中唯一の捨て曲だと思ってしまう。

12.打ち上げ花火 ★★★★☆
2ndシングル。タイトル通り夏っぽいフォーク調な曲。
他のほとんどの曲と同じように歪んだギターとストリングスが入ってたり音数多めだが、不思議とさっぱりして聴こえる。
164名無しのエリー:2007/07/01(日) 03:57:01 ID:VpnE7mn70
総評 ★★★★☆
榎本くるみのファーストアルバム。サウンドプロデュースは根岸孝旨。
この人の最大の売りは間違えなく声だと思う。
全体的に星多めだが、曲自体もいいけど、この声あってこそのこの評価。それぐらい素晴らしい。
後はCoccoっぽいギターのハードなサウンドも悪くないけど、ピアノやストリングスをもっと活かしてくれるといいな。
165名無しのエリー:2007/07/01(日) 17:51:57 ID:EvLlDKjc0
>>162-164
乙です

前スレで川本真琴の1stをレビューしたものですが、2ndもレビューしてみます

gobbledygook/川本真琴

01.HELLO ★★
30秒のインスト、舟のオールを漕ぐ音と幻想的なコーラスが入っていて、一曲目から何かしらの予感を感じさせる
このアルバムはおとぎの国をイメージして作ったと彼女が言っていたが、確かに西洋のディズニーのような世界観のインスト

02.ギミーシェルター ★★★★☆
8thシングル。それまでの彼女のアコースティックでアイドルチックなイメージを根底から覆すこととなった、オルタナ色の強いギターロック
タイトルからも分かるとおりにストーンズの影響が色濃く感じられる、特にギター
バックでは彼女が気に入ったインディーズバンドが演奏しているせいか。演奏のレベルは低いと言わざるをえない
歌詞がぶっ飛んでおり、意味がイマイチ良く分からないが、それはそれで面白い。

03.キャラメル ★★
電子音や、中国の二胡や、民族楽器など色々な音を取り入れており、どことなくプログレチックな曲。
歌詞も難解で濃いんだが、何故かこのアルバムの中では印象が薄すぎる。それだけ他の曲が強いって事かもしれん

04.OCTOPUS THEATER ★★★
タイトルはビートルズのオクトパス・ガーデンから取ったと思われるが、別に曲はビートルズっぽくない
スローテンポだが、バラードと言うのとはちょっと違う気がする。イージーリスニングミュージックみたいな感じ
雰囲気はフィッシュマンズの空中キャンプっぽい感じで、独特の浮遊感が漂ってる

05.ハーツハーバー ★
インスト。次の曲とのつなぎになっている。
166名無しのエリー:2007/07/01(日) 17:52:55 ID:EvLlDKjc0
06.ピカピカ ★★★★
5thシングル。イントロが彼女の1stアルバム収録「ひまわり」と一緒なのは愛嬌
コード進行がぶっ飛びすぎてて驚く、恐らくこういうメロディーを思いつくのは日本に彼女しかいないのではないだろうか
絶対音感を持ってないと不可能な音の崩し方をしており、逆に絶対音感を持ってると気持ち悪くなりそう
歌詞では当時の彼女の、世間が求めるイメージと自分の本当の姿の狭間で苦しんでる様子が良く分かる
あくまで想像だけど、当時なんか麻薬やってたんじゃないかな?じゃないとこんな変な曲思いつかないでしょ

07.ブレインシュガー ★★★
ピカピカの後だし何が来ても驚かないが、これもこれでぶっ飛んでる。2分弱の間に彼女の加工されまくった良く分からんささやきと
「ブレインシュガー」という可愛らしいささやきを聴かされまくるんだが、何かもう聴いてて狂いそう

08.月の缶(Sweet edit) ★★★☆
オリジナルは聴いたことが無いのでどう違うのか分からないが、とりあえず彼女の一番の自信作らしい
ジャズチックな曲で、これもまた一種の浮遊感が漂っている。ピアノが良いなぁ
パクリ疑惑がある曲らしいけど、詳しいことはわかりません

09.FRAGILE ★★★★
岡村靖幸が作曲した7thシングル。何とシングルの癖に11分弱もある。壮大すぎてアルバムの流れを断ち切ってしまってる
しかしそれだけ長い割りには飽きが来ないのは、岡村ちゃんの作曲センスから来るものか
アレンジも彼女にしては珍しく正統派壮大バラードな感じで聴きやすい。
曲の途中からは、ゴスペルコーラスが中心になるり凄い盛り上がる

10.ドライブしようよ ★★★
何とも表現しにくい曲。イメージは夜。ボーカルを楽器として上手く活用してる
ていうか8と被ってるんだよね、どっちか一つだけで良かったんじゃないかな?

11.微熱 ★★★★☆
6thシングル。このアルバムの中では次の桜とともに少しキャッチー過ぎて浮いてる感が拭えない
イントロのスキャットから耳に凄い残り心を奪われる。メロディはどこか東アジアっぽい、アレンジも中国チック、だけどリズムはラテン
サビのメロディとアウトロが何とも言えず哀愁を漂わせており、聴いてて何だか悲しい気持ちになる
全く関係ないけどこの曲の後にスピッツのスカーレットを聴くと、感動する
167名無しのエリー:2007/07/01(日) 17:53:35 ID:EvLlDKjc0
12.桜 ★★★★★
4thシングル。アイドル色全開だった1stアルバムの流れのまま出された曲であり、当然このアルバムの中ではかなり浮いてる
だが、個人的には今現在彼女が出した曲の中では最高傑作。譜割りが凄く特にサビの詞の載せ方は天才と言わざるをえない
この曲もコードがかなり凄いことになってるんだが、不思議なことに聴いてて全く気にならない、ていうかむしろ上手く纏まってるし
彼女の魅力を全開にした物凄いあざとい曲なんだが、そのあざとさに見事に心を奪われてしまう
歌詞は今の状況からの脱却と再出発を謳っており、彼女の悩んでいた様子が良くわかるかな

13.TOKYO EXPLOSION JP ★★★☆
こんな引き出しがあったのかと驚かされるファンキーな曲。相変わらず歌詞は意味分からないが
このアルバムのアルバム曲の中じゃ一番分かり易い曲の作りをしている。しかし如何せんこういう曲は声に合ってない

14.HELLO☆ ★★
1をほんのちょっとだけ変えたもの

15.雨に唄えば ★★
やりすぎ、その一言に尽きる。色んな音を使いすぎており、曲としてのまとまりは最悪
イントロの祭囃子から訳わからんわ。ライブでアレンジがシンプルなのを歌ってたが、そっちの方が全然良い
ラストとしては最悪な曲じゃないかな

総評 ★★★★
前作から実に3年9ヶ月振りとなる川本真琴の2ndアルバム。前のイメージのまま聞くと間違いなく驚かされる、ていうかひくと思う
1stはアイドル色全開で分かり易く青春の臭さがあるアルバムだったのに、今作は殆どその色は無い
ファンクあり、オルタナあり、ジャズあり、プログレちっくなのあり、1stの流れの曲ありとバリエーションは滅茶苦茶豊か
ただ聴き手の事を全く考えていないので、聴いてて疲れることは間違いない
彼女自身はこういう音楽をやりたかったんだろうが、1stは恐らくプロデューサーによって決められた路線だったのだろう
そのイメージとしての「川本真琴」と彼女自身の本当の姿の狭間で悩んでいる様子が歌詞のところどころから読み取れる
結局彼女はこの後会社をやめインディーズにいったのだが、まぁそれも仕方ないかような気がします
中々面白いアルバムなので聴いてみるのも良いのではないでしょうか

駄レビューすみませんでした
168名無しのエリー:2007/07/01(日) 19:00:38 ID:coRw1p1MO
>>165-167

乙〜
凄い発言かも知れないけど…
セカンド出てた事すら知らなかった…
できない〜できない〜っていう「桜」は聴いた事がある
ミホミホマコトも良いけどやっぱりソロ聴きたいなあ
今度は岡村ちゃんプロデュースで!
169名無しのエリー:2007/07/01(日) 21:52:08 ID:EvLlDKjc0
>>168
ミホミホマコトを知ってるのに2ndアルバム知らなかったのかw
普通逆だろww
170名無しのエリー:2007/07/02(月) 09:56:21 ID:+g7SVeXhO
>>165-167
乙です
3rdは何時になったら出るんだろうか…
171名無しのエリー:2007/07/02(月) 16:19:52 ID:bRfjdh1iO
>>169

「川本真琴」大ヒット

地下に潜る

「桜」リリース

地下に潜る

ミホミホマコト

っていう認識だったからね
ミホミホマコトも地下に潜ってるかもだけど…
172名無しのエリー:2007/07/02(月) 19:56:01 ID:jYOFGzERO
>>165-167
乙です。

ソロで3rdは無いんじゃないか?バンド組んでるんだし
173名無しのエリー:2007/07/02(月) 22:35:45 ID:o/n6vn9HO
誰かランクヘッドとくるりの新作やってみない?
174名無しのエリー:2007/07/02(月) 23:26:45 ID:dEBqciIn0
>>173
YOUやっちゃいなよ。
175名無しのエリー:2007/07/04(水) 06:28:46 ID:eRRH9ZAy0
ORANGE RANGE/ORANGE RANGE

1.MIRACLE ★★★★★
爽やかな電子音と派手なドラムが印象的なアッパーチューン。Aメロのドラムは
ゲートタイムを長くとってバズーカのような音に加工している。エレクトリックな
サウンドを前面に出したBメロではドラムの輪郭がはっきりしてビートが力強くなり、
ストリングスアレンジ、ドラムソロを経て直球なサビへと疾走。「僕の街を見下ろして」
のフレーズが視点の高さをイメージさせ、曲に浮力を与えているような。間奏の
暑苦しいラップの後ろで鳴ってる単音弾きギターも気持ち悪くてイイ。控えめな音で
ずっと鳴ってるチープな電子音は、NAOTOのチップビートへの目覚めの前兆か。

2.チャンピオーネ ★★★
70’sな渋いギターリフにラップを乗せたアイデアが面白い曲。いわゆる歌メロを
書かせるとベタな出来なのが残念。歌唱力も低い。間奏のサンバパート前のドラムの
フィルインが絶妙で、ロックからサンバへの転換を非常にスムーズにしている。
この曲に限らずドラムの出来は抜群に良く、前ドラマーが戻ってきても叩けない程。

3.DANCE2 ★★★★
電気グルーヴの「電気ビリビリ」旧テイクのような、懐かしめのテクノを狙った曲。
終盤に登場する、80年代ジャニみたいなメロディが妙にマッチしている。いわゆる
世間的なレンジのイメージを担う3MCの奔放さが出ているが、裏を返せばこの3人
ならではの良さが出た曲は他にあまり無く、あとは「テリヤキから3人選んで歌わせ
れば もっと…」みたいな曲ばかりのような。

4.FAT ★★★★
イントロは味のあるヘタウマギター。すぐさまぶっといロックへ。しかしAメロでは
すでにレゲエ。ベースが今一つレゲエっぽくないが、ダヴの残響感といっこく堂に
共通点を見出したセンスは面白い。レゲエからロックまで何でも来いの桜井の
ドラムが頼もしく、彼がいればNAOTOもシライシも好きなもの作れるな、という印象。
176名無しのエリー:2007/07/04(水) 06:31:11 ID:eRRH9ZAy0
5.BEAUTIFUL DAY ★★★★★
またもや味のあるギターリフと、意外なリズム解釈が面白いドラムからスタート。
ベースが入るとちょっと首をひねる。そんなにベッタリな8ビートとして解釈して
しまうとドラムのアプローチが勿体無いような。後半のハイフレットでの8分弾きは
良いが。3MCが歌唱力的に半端で、役割としても単なる三重奏のコーラスになって
しまっているので、「この3人だからこそ」という必然性を感じない。曲全体と
しては鮮やかに展開しながらもまとまりを欠かない見事な出来なので、SMAPの良曲を
聴くような気持ちで聴けば充分楽しめる曲。

6.風林火山 ★★★★
前曲で描いた美しい風景を吹き飛ばすようなハードコアミクスチャー。やはり歌が
軽く、ラップも特にパワーもなく、歯切れも良くない。ベースは欲張らない演奏で、
必要最小限のことはしているが、ドラムがこれだけの表情を見せているので、もっと
付き合ってリアクションしたほうが良いような。キープ力はありそうだが。

7.Everysing ★★★
Aメロの変なタイミングでハイハットを妙に多く刻むドラムが面白い。ドラムばっか
だな…。ラテンっぽい前半からエレクトリックな後半へ上手く展開させ、さらに
詞世界の展開に合わせてギターを轟音にしてトレモロ、ドラムも大暴れして終了、
という凝った曲。

8.Walk on ★★★★★
意外にも感傷的なギターからスタート。コード進行はほぼ固定ながらしっかりと
違いを出したメロディは今作中最高級の出来か。Aメロの出だしから歌が粘っこすぎて
引くが、ボーカルがタッチすると今度はムードのある優しい歌声に。エレクトリックな
間奏が切ない。こもった声のラップが終わるとボーカルの音量を上げて歌を前面に
出し、バックを控えめに。魅力は構成力。サビだけ聴いても良さが分からない曲。

9.So Little Time ★★★
女性Voをフィーチャーした、もはやバンドと無縁になりつつある準インスト的な
テクノ。傑出した出来でもないが前曲との繋がりは良い。
177名無しのエリー:2007/07/04(水) 06:32:46 ID:eRRH9ZAy0
10.FIRE RUN ★★
ジャンルレスに活動するバンドは数多いが、ルーツレゲエは演ってもダンスホール
レゲエは避けて通るのが普通。ということで貴重な曲ではあるのだが、MC(というか
DJになるのか)ごとに力量がバラバラに感じる。このジャンル自体に自分の知識が
まるで無いので何とも言えないが、ベースはこういう感じで良かったんだろうか。

11.UN ROCK STAR ★★
懐かしめの時代感が出たギターを軸に組み上げたロックチューン。ほとんどコードの
ルート音まんまのメロディは浅い出来。「俺はロックスター、罵られて消えたら
完成間近のパズル最後のピース隠してやるぜ」というフレーズに、当時の彼らを
取り巻いていた緊迫した空気を感じる。消えなくて良かった…。

12.Hello ★★
メロディはまたしてもどうでもいい出来。ベースも節々でヘン。耳障りの良い
エレクトリックなアレンジ自体はアルバム全体のカラーに上手く収まる出来なので
とばして聴くことはないが、サビがややくどいか。

13.LIGHTS ★★★
メロディの出来はやはり平凡。いじったらいじったで3人とも歌えない?メロディ
自体は実は氣志團に近いかも。ドラムの魅力上乗せで前曲よりは良く、流れを
継いで程よくエレクトリックな曲。

14.Great Escape ★★
ファンク色を前面に出してきたが、ボーカルは明らかに貧弱で、ベースもイマイチ。
サビでロックアレンジになると安定感を取り戻すが、それ以外は生バンドのアドリブ
感に乏しく、ファンクはこなせないかな、という印象。NAOTOの打ち込みが頼みか。
178名無しのエリー:2007/07/04(水) 06:33:31 ID:eRRH9ZAy0
15.STEP BY STEP ★★★★
そんなNAOTOが作ったと思われるイントロがいい感じ。ベタでアメリカン80’sな
Aメロ、仰々しいエコーと粘り気のあるラップに妙な演歌臭を感じるBメロと展開し、
切ないサビへ。メロディを歌うと単なる素人という感じだが、等身大な詞と相俟って
リアルな人間臭さを出すことには成功しているのでは。

16.SAYONARA ★★★★★
レノンから始まって幾多のアーティスト達がトレースしてきたイントロだが、この曲
では必然的な要素としてピッタリはまっている。他人の曲と他人の曲を切り貼りして
組み合わせていた昔のイメージと違い、自分から出る音の補足要素として既存の
アイデアを使っている印象。昔は確かに酷かったが、今更、例えばこの曲に対して、
イントロのギターが冬色ガールで、サビ前のミュートカッティングがクリープで、
などと当てはめて聴くほうが不自然。不満といえばボーカルの力量と、オアシスの
「Don't Look Back〜」でベースに感じた物足りなさと同じものを感じること位。

17.Silent Night ★★★★★
全体に極端にリバーブがかかった幻想的なバラード。歌詞がほとんど聴き取れない
ため、曲名を見るまでは、夏の終わりの想い出にふけっている曲かと思ってた。
実際、曖昧で輪郭のない音は暑さの表現に使われることのほうが多いような。
目の覚めるようなシンバルを合図にギターを歪ませる、バンドサウンドらしい展開。
実質的なラストナンバーとして申し分ない出来。

18.★★★★
出た…。NAOTOの才能の片鱗を見たインスト。歌モノ的なリズムではないので
レンジの曲として組み上げるには無理があったようだが、次の作品での世界観の
広がりを期待させる小品。
179名無しのエリー:2007/07/04(水) 06:34:59 ID:eRRH9ZAy0
総評 ★★★★
ギター&プログラミング担当のNAOTO、プロデューサーシライシ紗トリ、サポート
ドラマーの桜井正宏と佐野康夫。4者が核となって組み上げられた、大ボリューム
にして捨て曲なしのレンジ4th。作詞やシンガーとしての歌唱力、メロディメイク
等ではプロの水準を割っているように感じる曲がある反面、アレンジや構成力では
抜きん出ているという、何ともアンバランスなバンド。詞、歌唱力、メロディのうち
どれか2つ位満たせば売れるというのがおおよその市場の傾向かと思っていたので、
彼らの売れ方は特殊なのかも。構成力勝負の彼らにとって、サビの一部しか流れない
ランキング番組での宣伝効果も不利なはずだし。ドラマー脱退で世界が大きく開けた
のは皮肉。バンド内では頼れるリズムキーパーだったYOHも何だかパッとしない
存在に思えてしまうほどドラムが上手い。やりすぎ…?でもこのドラムあっての
完成度だし。音的に明らかに足を引っ張るメンバー、能力が突出しているメンバー、
どちらでもないメンバーと、レベルがバラバラで、お荷物と思われた面子がエンタ
テイメント性では群を抜いているという、稲中卓球部のような妙なバンド。
3MCについては今のところ成果らしい成果は無さそうだが、珍しいスタイルだし、
NAOTOがそのうち活かしてくれるのを期待したいところ。メロディメーカーとしては
まだ浅いが、伸びしろはいくらでもあるし、取り敢えずNAOTOに関してはこの世代で
日の丸の10番を背負う存在と言えなくもないかも。JUONは9番か11番て感じだし。
誉めてはいるが弱点もはっきりしているバンドなので、元々彼らを嫌う人がこの作品
で治るかと言われればおそらくNO。個人的にはチャート上位の一角を担う存在として
スキマやm-flo位の質は保証してくれてるかな、という印象。ちなみに詞はほとんど
見ずにレビューしてます。
180名無しのエリー:2007/07/04(水) 14:10:20 ID:1FNIEQHQ0
>>175-179
レビュ乙
181名無しのエリー:2007/07/04(水) 14:13:01 ID:hMCIZynEO
乙!
彼等の立ち位置など、実に納得させられたレビューでした。
182名無しのエリー:2007/07/04(水) 19:45:34 ID:guyqKlec0
コーネリアスと電グルとモー娘。を足して3で割ったような印象>「ORANGE RANGE」
183名無しのエリー:2007/07/04(水) 20:55:48 ID:1nl3Yvl10
>>175-179

2chではどう考えても不当な評価受けてるよなぁ
確かにMusi Qはあれだったけど、ORANGE RANGEはかなり面白い
184名無しのエリー:2007/07/04(水) 23:23:56 ID:Ooak/Sqj0
馬鹿みたいに売れたからね
喋りや見た目がチャラかったり本人たちが"パクろうぜ"を合言葉にしてた等
色々ねらーを敵に回す要素も多かったし
売れた音楽で叩かれないのは主な利用者層の青春である90年代の音楽(専門板は例外)
18580:2007/07/05(木) 00:47:42 ID:2z9ceVCt0
前スレでリクがあったので
初めてシトラス以外のものを書いてみますよ

capsule[ Sugarless GiRL ]

2007年作品
contemode [YCCC-10008]


1. Welcome to my world (0:14)

導入部。なので評価なし。
が、これが「Starry Sky」のイントロにもなっているので、
「繋げればいいのに」と一瞬思うがわざわざ分けるってことはやっぱ意味があるんだろう。
なんか分かれてないとそれはそれで気持ち悪いし。


2. Starry Sky ★★★★★ (5:38)

かなり素晴らしい出来。
最初はなーんかダフトパンクっぽく始まるのだが、サビで一気に爆発。
最初のダフトパンクっぽいのはいかにサビを感動的に聞かすための前菜のようなものだったのか。考え過ぎですか。
星空を見ている時のようなあの切なさと言うか爽やかさというかどう形容したらいいのかわからないあの気持ちに似ています。
(故にStarry Skyなんだろうな)
実は恥ずかしながらイントロだけ聞いてずーっと聞かずに飛ばしていたのですがこんなに素晴らしい曲だったとは。
結論・聞かず嫌いはいけない

…あ、ちなみにちょっと前までミュージックステーションのCMに使われていました。
いや別にどうでもいいんですけど。なら書かなければいいんですが一応。


18680:2007/07/05(木) 00:48:49 ID:2z9ceVCt0
3. REALiTy ★★★ (4:43)

タイプミスではありません。これが正式タイトルです。

なんつーかトランスっぽい曲。
これは苦手だなあとか(イントロだけで)思ってたんですが通して聞いてみるとよいなあとか思っちゃったりして。
自分の耳が変わってきていることをじわじわと感じさせられます(チラシの裏)。
とりあえず昔のカプセルではありません。ダンス・トランス系の音楽が嫌いな人も恐らく即ダメ。


4. Sugarless GiRL ★★★★★ (4:09)

とりあえず購入動機になった一曲です。
アコギの響きにボーカルの奇麗な声が重なりシンセが切ないメロディーを奏でる。
曲としてはシンプルだと思うんですがそのシンプルさが功を奏しています。
首都高走りながら聴きたい。このアルバムは全曲そんな感じですが。


5. Catch my breath ★★ (3:50)

何故かは不明ですが買ってすぐの頃にはよく聞いていたのに最近は飛ばしています。
要するに飽きが来るってことですか。
曲はいいんだけどなあ…。


6. Spider ★★★★ (3:41)

このアルバムではポップな感じの曲。
個人的にはLounge Designers Killerの頃を思い出すんですが全然違う気が。ギターが心地良いです。
さらっと聞けて感動できる、みたいな曲。
「何も感じない それがあまりに当たり前で」という歌詞が印象に残ります。
18780:2007/07/05(木) 00:49:59 ID:2z9ceVCt0
7. MUZiC ★★ (4:12)

どんなに素晴らしい一枚でも一曲ぐらいは微妙な一曲があるものだなあ。
一言で言うと…引き延ばしすぎ?でもこれですぐ終わっても面白くないしなあ…。
微妙な曲は最後まで微妙ということだろうか…。


8. Melting point ★★★ (1:22)

ピアノ曲。小品。
Lounge Designers Killer収録曲「fin.」に近くて遠い。
深夜眠れないときに聞くと切なくて堪らなくなると思います。
タイトルは何でMelting point(融点)なのかずっと気になっています。


9. Sound of silence ★★★★ (3:14)

もうこの曲が好きでたまりません。
やっぱ首都高走って(以下略)
こんなに素晴らしい曲があるのに聞いてないなんてもったいないとか言いたい。
サンプリングの妙技が冴えわたってます。
もうこれ以上なんて書けばいいのか分からない程好きな曲なんです
(自分、今マンセーレビュアーになってるな…)。

じゃあ何で★が四つなのか。肝心のボーカルがこしじまさんじゃないから。
何で「こしじまとしこ」という超有用な人材がcapsuleにはいるのに使わないのか。
そのせいで超名曲になり損ねた感じ。(カプセルスレで誰かが言ってて気がが付いた。誰の声なんだろう…)
もう何回も聞いてその度に素晴らしいなあと思うがそれ故に何でこしじまさんじゃ無いんだろうとその点が気になってしまう。
18880:2007/07/05(木) 00:50:37 ID:2z9ceVCt0
10. Secret Paradice ★★★ (4:57)

曲としては決して悪くないのだけれど何でこれが最後なのだろうと。
でも真ん中に置くべき曲でもないし。
やっぱり「Sound of〜」で締めくくってほしいような気もするけどこれが最後じゃないと気持ち悪いような。
曲の配置とは難しいものだなあ。


total time 36:00

総評 ★★★★

とりあえず初期のポップな曲を聴きたいという人にはお勧めできないです。
特に「REALiTy」なんか「idol fancy」とは長野〜東京間ぐらい遠いです。
やっぱり最初に買ったcapsule作品がこれなせいか妙に肩入れしてしまったなあ。
とりあえず「capsuleってどんな奴らなんだよぅ!」とか思っている人は
これと「Lounge Designers Killer」辺りを買えばいいのではないかと。2100円と普通より安いし。
18980:2007/07/05(木) 00:51:17 ID:2z9ceVCt0
疲れてますな…。やっぱりシトラス以外は厳しいだろうか…。でももうすぐシトラス全作品終わっちゃうわけで。
だとすると必然的にシトラス以外の作品をやることになるわけですな。がんばろう。
「プw何この糞レビューwww俺の方が良いの書けるっつーのwww」とか思った人はぜひ書いてください…。
190名無しのエリー:2007/07/05(木) 01:26:32 ID:M7I8XGzB0
乙。
フリクリよりはこちらの方が入りやすいよな。
俺はS.F.が大好き
191名無しのエリー:2007/07/05(木) 02:12:36 ID:ymT5mMHa0
ライアーゲームでSugarless GiRLが流れてビックリしたのは俺だけじゃないはず。
素晴らしさを再認識。capsuleってどのアルバムにもかなりいい曲が入ってるからそればかり聴いてしまう。
192名無しのエリー:2007/07/05(木) 03:49:30 ID:A/UHdYak0
乙。
最近capsuleやらJUSTICEやらDIGITALISMやらニューレイヴが盛り上がってきて、個人的にはうれしい。
193名無しのエリー:2007/07/05(木) 09:21:14 ID:1wUw2hmr0
>>185-188
乙です、capsuleの曲って地味にテレビのBGMで良く使われてるよね
194名無しのエリー:2007/07/05(木) 09:52:31 ID:yZ//9f4xO
くるり 「ワルツを踊れ」

1.ハイリゲンシュタッド★★★☆

ストリングスによるインスト

アルバムで使われてる数曲のストリングストラックをベースの佐藤が編集したものであるがまるで別の曲に生まれ変わる
雑誌等で散々言われた「ロックとクラシックの融合」という言葉に乗って聴くと不自然さを感じるかも

2.ブレーメン ★★★★★
八分の六拍子の曲
今作の核とも言える大傑作
寓話的な歌詞に国歌のようなメロディと木管楽器と7弦ギターが絡み合う
NHKの「みんなのうた」で流れても違和感無し
195名無しのエリー:2007/07/05(木) 10:02:45 ID:yZ//9f4xO
3.ジュビリー★★★★☆
先行シングル曲
ボーカル岸田のブレスからイントロ無しで始まるAメロはインパクト大
Bメロの後の転調から構成が逆向きになるのがくるりらしい展開
アウトロのストリングスのアレンジは癒しと真逆の発想で作られている

4.ミリオン・バブルズ・イン・マイ・マインド★★★★
三曲目までの流れを切るミドルロック
岸田のファルセットが良くも悪くも凄い印象に残る曲
原曲は何年も前から暖めていた曲らしい
ロックなくるりが好きな人には気に入りそうな曲

196名無しのエリー:2007/07/05(木) 10:16:35 ID:yZ//9f4xO
5.アナーキーインザムジーク★★★★☆
アップなロックチューン
今作で最も癖が強い楽曲
歌うというか語るようなボーカルにとんでもない所で絡むストリングス
岸田の地元の京都弁で飛んだ歌詞を淡々と歌う
くるりの変態性が如実に出ている曲

6.レンヴェーグワルツ ★★★☆
岸田による弾き語り曲
ロマンチックなラブソング
アルバムにおける箸休めというかA面とB面を繋ぐ役割なのかなあと感じる良曲

7.恋人の時計★★★★☆
打ち込み曲
冒頭の鳩時計の音色と時計のカチカチという音が耳に残る
この曲も「みんなのうた」で流れても違和感無しだと思う
「デートの時位時計を外そう」というメッセージが優しい
197名無しのエリー:2007/07/05(木) 10:28:41 ID:yZ//9f4xO
8.ハム食べたい★★★☆
初期くるりを思わせるシンプルなロックチューン
ハム食べたいハム食べたいという単純な曲かと思わせて実はハム=女性の比喩というこれまたストレートな曲

9.スラヴ★★★★

バンジョーと7弦ギターが印象的な東欧民謡を思わせる曲
冒頭の岸田のヨーデルから疾走感溢れたメロディへの展開は聴き応えあり
こねアルバムの裏テーマ「西欧コンプレックスからの脱却」を一番感じる曲

10.コンチネンタル★★★★
ハイテンポなロックチューン
変拍子のギターリフはいろんな意味で耳に残る
突き放したような歌詞は音楽界における不平不満なのかも
198名無しのエリー:2007/07/05(木) 10:40:11 ID:yZ//9f4xO
11.スロウダンス★★★★☆
ポップなフォークロックチューン
テルミンの音色でカントリーな雰囲気も感じる
歌詞は大人なラブソング
少し切なさを感じる歌詞に美しいメロディが絡み合い聴き飽きない曲

12.ハヴェルカ★★★★
レコーディングを行ったウィーンにあるカフェの名前
スカをベースにロシア民謡や東欧民謡を混ぜたオリエンタルな楽曲
覚えやすく高揚感あるメロディはライヴで恐らく盛り上がるだろう
13.言葉はさんかく こころは四角★★★★☆
映画「天然コケッコー」主題歌
過去に「ハイウェイ」や「家出娘」等映画主題歌を作成したのと共通するシンプルで優しいトラックとメロディの楽曲
誰かの背中を押してあげようというシチュエーションはくるり18番
199名無しのエリー:2007/07/05(木) 10:50:58 ID:yZ//9f4xO
14.ブルー・ラヴァー・ブルー★★★☆
初回盤のボーナストラック
フィッシュマンズを連想させるレゲエ曲
ダブは少なくシンプルなトラック
夏だしこんなのもありかなって感じのゆるゆる曲で良いと思う

総評★★★★☆

一作毎に様々な姿を見せるバンドなのだが今回のアルバムはいろんな意味で突き抜けたコンセプトで作られてる印象
クラシック的手法を使った事は大した問題では無くて洋楽へのコンプレックスを抱えた日本のミュージックシーンへの挑戦のようなものを感じる
成功なのか失敗なのかはリスナー各々の感じかただろうが今までシーンの中で好きな事をしていたくるりが初めてシーンの先頭にたつ姿勢を見せたという意味でこれからの活動のターニングポイントになる作品であるのは間違いない

以上です
つたないレビューですいません
200名無しのエリー:2007/07/05(木) 11:00:50 ID:D3TDUhnWO
>>194-199
乙です
ちょうど気になっていたいたところだから助かりました
だけど一応メモ帳に書きためてから投下してください
201名無しのエリー:2007/07/05(木) 11:20:58 ID:1wUw2hmr0
>>194-199
乙です

申し訳ありませんが僕もちょうど書いていたのでレビュー投下させていただきます

上のほうで柴田淳を2作レビューしたものですが、昨日TSUTAYAいって借りてきたのでレビューします

ため息/柴田淳

1.夢 ★★★☆
いきなりイントロ無しの歌声からなので、アルバムを再生してすぐにこの曲がくるとびっくりする。1曲目はイントロが欲しい
ジャズチックなピアノとボーカルの声が上手く合っているが、アコギの入れ方にもう一工夫あっても良かったかも
メロディ自体はありきたりなミドルテンポ歌謡曲なのでまぁ可もなく不可もなくといったところ。嵐の二宮がライブでカバーしたらしい

2.隣の部屋 ★★★★
5thシングル。クラシック調の暗いイントロから、演歌丸出しの泣きのメロディ&歌詞へと展開していく
そのまま最後まで演歌なので、嫌いな人は嫌いかも。アウトロのフェイクは中々なレベル

3.片想い ★★
4thシングル。これまた演歌チックなバラードなので前曲と被ってるかな。6分半あるせいで少し間延びしてしまってる感は否めない
ストリングスの入れ方が軽い、ただオーケストラ入れれば良いってもんでもないだろうに
歌い方も表情に乏しいのでこれくらいの長さのバラードだと聴いてて飽きる

4.サーカス〜Piano Solo〜 ★★
柴田による1分ちょいのピアノソロ。正直ピアノはやったことないから上手いかどうかはわからない
でもまぁサーカスっぽい雰囲気でてるから良いんじゃないでしょうか
202名無しのエリー:2007/07/05(木) 11:22:08 ID:1wUw2hmr0
5.拝啓、王子様☆ ★★★☆
お馬鹿ソング。イントロが何となくプログレチックだったからちょっと期待したが、至って普通の歌謡曲だった
柴田淳という歌手にこういうのを求めてる人は少なそうだけど、個人的には普段の重い曲とのギャップが激しくて好き
メロディは暗いが、軽快なオルガンとファズギターが曲全体の雰囲気を明るくしている、これはアレンジの上手さ

6.月光浴 ★★★★★
3rdシングル。FMチャートで桑田佳佑の曲と首位を争ったらしく、この曲で彼女の知名度は一気に上がったらしい
イントロの幻想的なピアノと重々しいストリングスから一気に引き込まれる。
メロディ展開・詞・アレンジ全てがほぼ完璧で、これが柴田淳という歌手の一つの完成形なのではないだろうか

7.美しい人 ★★☆
可もなく不可もなく、このアルバムは全体的に似たような曲が多いのでここら辺でだれてくる
アレンジを少し東洋風にして変化をもたせようとしているのだが、結局は似たようなピアノが中心なので飽きる
歌い方も少しワンパターン、曲にはあってるけどもっと一つの曲の中で変化をつけてみて欲しい

8.なにもない場所 ★★★
弾き語り曲。なんかアンジェラアキ、歌い方もメロディもそんな感じ
彼女の曲は基本起伏に乏しいから弾き語りでは退屈なんだけど、この曲は良くメロディが動くからそんなことがない
しかしアンジェラアキ

9.ため息 ★★★★☆
このアルバムのタイトル曲、後にシングルカットされた。サビがこのアルバムの中では一番キャッチー
サビがどこかで聴いたことあるようなありきたりなバラード曲なんだけど、最後まで聴かせるのはメリハリのついたアレンジの上手さ
彼女の曲の悪さでもある、無駄な引き伸ばしが無いのですっきりと終わる。ラストのフェイクはかなり良い
唯一難点を言うとすれば、フェードアウトで終わらないで欲しかった
203名無しのエリー:2007/07/05(木) 11:22:56 ID:1wUw2hmr0
11.めじろの心〜Piano Solo ★★
ラストはしっとりとした2分半程度のピアノソロ。正直ピアノは弾いた事が無いんです><
何をもってめじろの心なのかがさっぱりわからないが、ラストを締めるにはピッタリの曲だと思う
コンサート会場から人がいなくなった後にひっそりとこの曲を演奏しているイメージ

総評 ★★★
柴田淳の2ndアルバムで、最も売れたアルバム。正直今までレビューした2作に比べると質は下がる
全体的に似たような曲、似たよなアレンジが多いので、アルバム全体として通して聴いた時にだれるのは必須
3rdアルバムにおける「雪の音」のようにバンドサウンドを強調したアレンジがあってもよかったのではないだろうか
まだまだメロディも荒削りでアレンジに助けられている感が否めない
そういう点で最新アルバムが一番メロディ的にまとまってる彼女の今後には激しく期待
でもまぁ聴いても損はしないです、月光浴とかため息とか彼女の曲の中でもトップクラスの名曲ありますし
ただこれから入るんだったら最新アルバムから入ったほうがいい気がします

駄レビューすみませんでした
204名無しのエリー:2007/07/05(木) 13:03:06 ID:yZ//9f4xO
>>201-203
乙で〜す
自分もレンタルした事がありますが確かに似たような曲が多い印象はありますね
コンセプトがそれだけしっかりしてるからかもですが
205名無しのエリー:2007/07/05(木) 13:54:42 ID:1wUw2hmr0
あ、良く見たら10番の月の窓のレビューが抜けてました

10.月の窓  ★★★☆
ちょっと中国チックなメロディのピアノから入るが、曲自体は全くそんなこと無い、ジャズテイストなスローテンポバラード
バックが殆どベースとピアノとドラムだけの彼女の曲にしてはシンプルなもので、しかも7分近くあるのに不思議とだれない
最初に聴いた時からずっと、これはミスチルの「車の中でかくれてキスをしよう」に雰囲気がそっくりだと思ってる
ああいうのが好きな人はハマルかも。何故か曲終了後の20秒も空白がある
206名無しのエリー:2007/07/05(木) 16:44:18 ID:XbpgPX720
>>201-205


>>91
もう見てないかな?一応やってみる。

MO'SOME TONEBENDER/SUPER NICE

1.Tiger ★★★★
不穏なサイレン音で始まるオープニングナンバー
メンバー三人が同時に別々のヴォーカルを歌うという異様な曲
音はバッキバキのハードコアで、叩きつけられるような演奏が特徴的
ドラムの藤田勇が初めて作詞した曲で、だからか、詞は若干たどたどしい感あり
シングル曲

2.JACK THE TRIPPER ★★★★
可愛くも哀愁漂う歌詞が、ポップなサビに乗せられる
サイケな雰囲気もあり、音に酔ったりすると気持ち良い

3.マカロニ ★★★★★
詞の中で簡単なストーリーがあって、曲が進むにつれて
曲の盛り上がりと詞中の盛り上がりがリンクしていって、感動的
各パートが徐々にグルーヴを増していくのがカッコいいです
個人的にはこのバンドの中でも、かなり上位の名曲

4.You are Rock'n Roll ★★
本人たちも言っていた様に、「リフ一発」な曲
それにメロディを無視したセリフのような歌が乗っかって、面白い
ただ、若干中途半端なような気が。もっとカッコ良く出来た気がする
シングル曲
207名無しのエリー:2007/07/05(木) 16:45:02 ID:XbpgPX720
5.秘密にしようよ ★★★☆
ピアノの伴奏を乗せた、美メロでサイケデリックなラブソング
聴いてるとドリーミーな気持ちになるが、歌詞がキザったらしくちょっと恥ずかしい
いや、いいと思うんだけどね

6.オバケ ★★★
アコギでの弾き語りの緩い曲
ダンダンダラディダンダンダンダーン♪というコーラスが曲の良さを引き立ている
アルバム中盤において、一休み的な役割を担っていると言えるかも知れないが、
人によってはいらないと思うかも

7.慈・善・事・業 ★★☆
弾き語りから一転、パンクな曲
疾走感あふれて盛り上がる感じだが、なんだか軽い印象
歌詞は騒音おばさんからインスパイア

8.SUMMERスカ? ★★★★
スカのリズムで祭りでのハッピーアワーを歌うという、ちょっと
らしくない、が、最高に楽しいダンスナンバー
そもそも、「らしさ」ってのが不透明なバンドなので、これはこれで良い
「オイサ!」「ショーンガネー!」などのメンバー間の掛け合いも、楽しくて良いです
208名無しのエリー:2007/07/05(木) 16:45:48 ID:XbpgPX720
9.STOP THE MUSIC ★★★☆
目まぐるしく曲調が変化し続けていく、構成が面白い曲
最後、「STOP!」で唐突に終わるのがいい

10.ロジョー ★★★★
ドラム藤田勇が初めて一人でヴォーカルを担当(tr.1に続いて作詞も担当)
正直、歌は上手くないんだけど、ゲストの女性コーラスとともに歌われる
繊細で優しい歌詞が胸に響く
徐々に曲が盛り上がっていくのも、単純ながら良いと思う

11.We are Lucky Friends ★★★★★
打ち込み音を使った、ハウスなダンスナンバー
「ずっと友達さ」という歌詞や「シャ〜ラ〜ラ〜ラ♪」というコーラスなど、
ちょっと今までのバンド像と違う、キュートな雰囲気があるが
最後の大サビは感動的で、これからのバンドの中で重要な位置づけになりそうな曲
アルバムラストに相応しい曲だと思う
209名無しのエリー:2007/07/05(木) 16:46:40 ID:XbpgPX720
総評 ★★★★
まぁ、見事に各曲それぞれがちがった顔を見せています
今までもアルバム毎に色んなことをやってきたバンドだったけど、
アルバムとしてのカラーはあった
ここまでとっ散らかっているアルバムは初でしょう
個人的には「SUPER NICE」というタイトルに恥じない作品だと思うけど、
アルバムとしてのまとまりを重要視する人には合わないかも
それでも、「モーサム聴いてみたいな」という人には、バンドの振れ幅の広さを
手っ取り早く知るという意味でも、オススメかな

以上、駄レビュー失礼しました
210名無しのエリー:2007/07/05(木) 17:10:32 ID:vNjg53za0
>>206-209
乙!
211名無しのエリー:2007/07/05(木) 18:03:37 ID:Xxkq2KkEO
みなさん乙です
このスレ見てるとアルバム買いたくなってくるw
212名無しのエリー:2007/07/05(木) 18:09:39 ID:1wUw2hmr0
>>206-209
乙です
いやいや、分かりやすいレビューで尊敬します
213名無しのエリー:2007/07/05(木) 18:37:19 ID:oYQ9bkjG0
柴田淳のアルバムレビューしてくれてる人乙!
あとは1stと4thですな!とりあえず1stはネ申。
4thもなかなか名曲揃い。
214名無しのエリー:2007/07/05(木) 18:42:42 ID:1wUw2hmr0
>>213
駄文でファンの方の怒りを買ってないか心配です
4thはもう聴いたんで、機会があれば近いうちにレビューしたいなぁと思ってます
1stはまだ聴いたこと無いんですが、凄いファンの評判も高いらしいので早く聴いてみたいと思ってます
215名無しのエリー:2007/07/06(金) 01:59:17 ID:jgEi/UP40
崎谷健次郎「BOTANY OF LOVE」

1.SAD SATURDAY ★★★
打ち込み全開のミディアム〜ハイテンポナンバー。
良くも悪くも当時の崎谷健次郎の音を代表する曲調。
2.再会までSO LONG ★★★☆
三連バラードだが、合間にクラシック曲(曲名失念)の旋律を取り入れたり
少年合唱団をフューチャーしたり、荘厳な雰囲気。
3.A SPROUT IN DESERT ★★★★
メジャーコードのミディアムナンバーだが、抑制の効いた旋律が
かえって情感をかもしている。アルバム内ではなかなかの佳曲。
4.夜明けまでは ★★★★☆
これぞ崎谷健次郎の個性と美学がかみ合った真骨頂バラード。
吉田美奈子の詞も美しい。アルバム随一の良曲。
5.LADY IN LOVE ★★★
ロック色の強いキャッチーな楽曲。当時はこういうのが流行ってた。
今聴くとKATSUMIっぽくてチャラい感じ。
6.I WANNA TALK WITH YOU ★★★
これまた打ち込みだけでまとめた、レゲエ風リズムの小品。
7.涙が君を忘れない ★★
実に凡庸なバラード。90年代初期、こんな曲は掃いて捨てるほどあった。
8.TOUT,TOUT POUR MA CHELIE ★★★★
ミッシェル・ポルナレフ「シェリーにくちづけ」のカヴァー。
これがなかなか捨て難い。原曲よりスロー気味、打ち込み全開だが
楽曲が崎谷の声&アレンジと異様に相性がよく、実に気持ちよくハマっている。
9.STARS FACED ON ★★★
これまた打ち込みバリバリでかなりチープな出来だが、
メロディがドラマチックなのでまだ許せる。
ラテン(マンボ?)をコラージュしたりするのは、当時はお洒落だったのだが。
10.真実に微笑を ★★★★
ボビー・ブラウン風(←古い)リズムに、マイナーコードの暗い曲調。
だがこれらの要素が崎谷の声とともに妙な切迫感をかもし、結果なかなかの出来になっている。
216名無しのエリー:2007/07/06(金) 04:15:19 ID:JZ0HT/stO
死んだ?
217名無しのエリー:2007/07/06(金) 04:17:04 ID:JZ0HT/stO
お〜っとぉ、それで終わりだったのか
乙でした
218レビュー以外の長文すみません:2007/07/06(金) 05:40:53 ID:vZ1nLU9o0
>>215 …!!!ありがとうございます!
何となく開いたら全アルバムスレで誤爆したお願いしたレビューをして頂いているとは!!
しかも今日誕生日なので1人感激してます(←「勝手に感激してろ」「誕生日の朝にやることが2chの
チェックか」と言われたら…いや、もうそのとおり) 自分は秋元詞より、つたなくても崎谷詞の方が
受け入れやすく、ベタベタに甘い曲より1.9.10のような切迫感あるのが好きだったり、他も好きな
タイプの甘さなので一番好きなオリアルです。音楽的視点からは分析できなかったので感謝です。
喜んでるのは自分だけだと思うので100人分くらい乙です。ありがとうございました!
219名無しのエリー:2007/07/06(金) 08:25:48 ID:OE5Rk7iI0
オタは消えろ
220名無しのエリー:2007/07/06(金) 17:13:47 ID:xLFMhSo30
>>219
お前が消えろ
221名無しのエリー:2007/07/06(金) 17:38:23 ID:p8YQ6zci0
>>76
もう見てないかもしれませんが、やってみます

LIFE/小沢健二

01.愛し愛されて生きるのさ ★★★★★
4thシングル。乾いたギターが印象的な、フォークナンバー。全体を通して独特の浮遊感が漂っている
キャッチーながらも哀愁が漂うメロディと、捻りの利いた歌詞の相性が抜群
こういう曲を書けるアーティストはいそうで、中々いない

02.ラブリー ★★★★
後にシングルカットされ、一般知名度もかなり高いであろう代表曲の一つ。ブレイクビーツが最高に気持ちいい
渋谷系の王子様と言われていた彼のイメージそのままの曲。曲に華をそえているホーンアレンジが絶品
オザケンの甘くどこかお坊ちゃまのような歌声も曲と合っていて、7分以上あるが聴いてて全く長さを感じさせない

03.東京恋愛専科・または恋は言ってみりゃボディー・ブロー ★★★★
如何にもオザケンらしいタイトルの曲。イントロはテクノっぽいが、全体を通せば至ってアナログな曲
これもホーンが絶品なんだよなぁ、後ろでピコピコ鳴ってる電子音と甘くアナログなホーンの掛け合いが気持ちよすぎる
全曲に言えるがオザケンの作る曲のリズムは実に心地いい、まさに曲に乗れる感じ

04.いちょう並木のセレナーデ ★★★★★
これこそオザケンの真骨頂とも言うべきメロディアスバラード。泣きのメロディと独特の浮遊感漂うリズムが見事に合わさっている
ギターが優しい音を奏でて、曲の雰囲気をグッと高めてる。今の時代だったらミスチルなんかが作ってるような音楽
アレンジが何故かライブ風なのだが、客の歓声や手拍子も一つの楽器として上手く機能している。とにかく名曲だ

05.ドアをノックするのは誰だ ★★★★☆
畳み掛けるような早口が特徴的なアップテンポナンバー。ストリングスが実に上手く曲に噛み合っている
中々こういうアップテンポな曲にこれほど上手くストリングスを合わせられる歌手はいない
しかしこういう曲を出しているせいで、世間から甘いラブソングを歌うだけの男と勘違いされてしまってるのだろう
222名無しのエリー:2007/07/06(金) 17:39:33 ID:p8YQ6zci0

06.今夜はブギ―・バック(nice vocal) ★★★★
大ヒットしオザケンを一気に有名にした、スチャダラパーとの共作シングル
HIP HOPで電子音を多用しているこの曲は、甘くアコースティクな曲が多いこのアルバムの中では異質
如何にもあの時代の曲といった感じのアレンジ・メロディ・歌詞。それでも古臭さを感じさせないのは流石
フィッシュマンズのナイトクルージングみたいなアレンジの歌メロ部分は浮遊感が凄い

07.ぼくらが旅に出る理由 ★★★★☆
アップテンポな曲だけど、ちょっと今までの曲とは毛色が違う。アレンジも生音アナログなそれではないし
メロディもオザケンらしくない、コバタケとかそっち系の人の書いた曲みたい
だけど相変わらすホーンは良いし、何より詞が良い、ありきたりな言葉だが切なく甘い

08.おやすみなさい、仔猫ちゃん! ★★★★
タイトルからして、当時のオザケンのイメージそのまま。ボサノヴァテイストなイントロから入ったかと思えば
サビは至って普通の甘いメロディスバラード、しかしそこにベースの淡々としたリズム音、ホーンの甘い響きが入ると一気に名曲へと変わる
ストリングスも邪魔になっておらず、理想的なアレンジの曲ではないだろうか

09.いちょう並木のセレナーデ(reprise) ★★
ラストはしっとりと4のオルゴールで終わる

総評 ★★★★★
大ヒットした小沢健二の2ndで、文句なしの名盤である。世間の評価も非常に高く、名盤の話となると
はっぴいえんど「風街ろまん」荒井由美「ひこうき雲」スピッツ「ハチミツ」等と並んで必ず名前が挙がってくるアルバムだ
小沢健二の持つ独特の甘い声と甘いメロディーの相性が非常に良く、またホーン等のアレンジも絶品で、一曲が長いのだが
聴いてて全然飽きない。とにかく全体を通して心地よく、アルバムとして完璧であると言わざるをえない
ただ、このアルバムが売れてしまったせいで、世間のオザケンのイメージが「ナヨナヨした王子様」になってしまったことも否めない
もっと多彩な音楽もやっている凄い人なんですけどね、1stを聴くとギャップに驚かされます
でも彼の入門には最適では無いでしょうか。J-POPを語る上で外せない名盤です

駄レビューすみませんでした
223名無しのエリー:2007/07/06(金) 18:10:40 ID:E6lOOKMiO
>>219220
お前らまとめて消えな
224名無しのエリー:2007/07/06(金) 19:19:12 ID:7Hoqv/kC0
>>221-222
乙!
225名無しのエリー:2007/07/07(土) 13:23:02 ID:Cr9U5ckT0
ブランキーのハーレムジェッツかロメオの心臓お願いします
226名無しのエリー:2007/07/08(日) 11:41:14 ID:WcrWn6MA0
>>223
オマエモナー
227名無しのエリー:2007/07/08(日) 20:54:21 ID:J/ElnjBU0
>>221-222乙。じゃ自分も

pieces/小池徹平

1.そんなあなたに ★★
SPEEDの曲を「ピアノマン」ぽいアレンジで焼き直したような曲。といっても
多分意図的なパクリではない。ぼんやり作曲してると、出てきたアイデアを誰の
ものという認識なしに無自覚に引用したりする「思い出しパクリ」が発生することが
あるが、まさにそれ。問題なのはパクリではなく、潜在意識からわざわざ引っ張って
来たアイデアがSPEEDだという、彼の音楽的蓄積の浅さだろう。曲名が指す
「そんなあなた」がどんなあなたなのか中々出てこないので、もしやムーディー勝山
パターン?と思ったら意外と普通なオチでガッカリ。ブリグリの「そのスピードで」
とか、結局どのスピードなんだって感じで面白かったのだが。

2.my brand new day ★
RAZZ MA TAZZの捨て曲のような凄まじくベタなメロディ。音楽的に
デタラメなものよりまだタチが悪いかも。といっても今作中では良いほうに入るか。
しかし事実としては、ある程度楽器をさわった経験のある人ならアドリブで作曲
できるようなレベルの曲。サビへの繋ぎのために通常より1小節多く足してみたり
と、スムーズとはいえない出来。

3.思い出の欠片 ★★
Aメロが16小節、Bメロが11小節と、かなり行き当たりばったりな作曲ぶり。
半端だ…。なぜかBメロからサビへスムーズに繋ぐことが苦手なよう。曲は良い
とは言えないが、今作通して聴くとこれでも上位曲。微妙に浅い恋愛ソングが
続く流れをそろそろ変えて欲しいところだが…。
228名無しのエリー:2007/07/08(日) 20:55:40 ID:J/ElnjBU0
4.絵葉書 ★
変なタイミングでブレイクが入る曲。メロディは既にここまで聴いた他曲とかぶり
出しているような。メロディ・詞とも締まりなくダラダラと続く感じで、プロと
して発表することが疑問な曲。A・Bメロの詞で情景描写やらシチュエーションの
作り込みやらをしてサビではストレートな心理を歌う、というおおよそのポップス
の型からは逸脱気味で、「ここを聴かせたい」という意図に乏しい。

5.君に贈る歌 ★
「ワカールワカルヨ」という伸ばし方がアジア系パブのホステスのあいづちみたいで
個人的にヒットな曲。ホントに分かってる?というツッコミ待ちの曲なのか。アクア
タイムズの「つらい時つらいと言えたらいいのになあ…」も、「イヤ普段から全然
余裕でつらいとかだるいとか言ってそうだけど!?」というツッコミ待ちのように
感じたが。詞は彼得意?の「君ががんばるから僕もがんばれるよ」的な世界観。
執拗なまでにこんなテーマばっかり。曲の程度は厳しいが、シングルならこれか。
ワカール、ワカルヨ徹平サン!

6.sweet summer ★
ポルノのイメージに近いアッパーチューン。ここまで「もうそれで良いよ」と
思って聴いてた歌唱力だが、ロックな曲でも全く表情を変えないので、さすがに
そりゃねえだろと思わされる。ほんとに音程を取るだけという感じ。声いじったり
コーラス足したりすることで何とかサビをサビらしくでっち上げてる印象。声を
いじりすぎてたまにSUEMITSUみたいになるのが面白い。
 
7.何処かの空 ★★
何てことないアコースティックな曲だが、いじりすぎてグダグダなメロディが多い
今作中ではシンプルにすっきりまとまっており、サビもピントが合った素直な
メッセージ性が出ている。本人的には力作ではないのかもしれないが、結果的に
あっさりした曲のほうが聴けるのは皮肉。
229名無しのエリー:2007/07/08(日) 20:56:18 ID:J/ElnjBU0
8.pieces ★
「やがて夜が明けるコロニー」が良いな、と思ったがやっぱり「頃に」だったか。
スロウな曲でも歌の表情なし。このカクカクしたたどたどしい歌い方は一体…。
ワイルドに巻き舌するより母性本能をくすぐりたい、という意図は伝わるが。
ほとんど僕と君しか登場しない詞世界の連続は、意図的に閉塞感を出すため?

9."is" ★
サビの半端な長さはある意味徹平節。曲やメインのシンガーが弱い時のスタジオ
ミュージシャンの動きって難しそうだな、と思う曲。メインを食わないように
軸のリフはベタめ、フレーズ全般もあまり練りすぎない、ドラムのフィルも地味め、
ただし音の綺麗さとリズムの端正さは高水準を維持、というところか。ストレス
溜まりそう…。

10.赤いレンガ ★
歌をメインにしたしっとりした曲。しかしメロディはどうにもベタだし、何より
歌唱力が…。曲か歌、どちらかに表情がないとバックも動くに動けないのでは。

11.dawn ★★
カクカクした歌い方が功を奏した、シンプルなメロディのロック。本人的には
単なる手抜きなのかもしれないが、こういうあっさりした曲のほうがミュージシャン
としてのスタート地点に近づけているような。単音の連続が気持ち良いサビは
スムルース辺りのバンドを連想させる。

12.雨も風も ★
荘厳なストリングスから入るが、歌が入るといつも通りの無表情でベッタリした
歌い方。正確には無表情ではなく、本人の笑顔が浮かぶような独特のスマイリー・
ボイスなのだが、全曲そればかりで、悲しみや怒りの表情がないのは無理がある。
喜怒哀楽の楽以外の感情が欠落している、という設定?
230名無しのエリー:2007/07/08(日) 20:57:52 ID:J/ElnjBU0
総評 ☆
ジュノンボーイを経てドラマにCMに活躍中の小池徹平の1st。音だけを切り離して
評価するほうがおかしいのだが、一応全詞曲が本人作ということなのでアーティスト
として評価すると、リアルにプロの底辺という印象。勿論ただ曲をもらって歌ってる
だけのアイドルやタレントに比べれば本人の資質は高いのだが、アイドルでもアニソン
でも実力のある作曲家がバックにつくのが主流なので、作品としてはそうしたものの
方が聴ける。彼の作曲はメチャクチャではないが、12曲全て長調という今作を聴くと
「マイナースケールを知らないのでは…?」などと怖い想像をしてしまう(ちなみに
ムーディー勝山のアレはナチュラルマイナースケール)。反町隆史のようにネタに
なる詞曲があるわけでもなく、「その程度でいいなら俺にもいくらでも作曲できる」
という人が日本中にゴマンといるレベル。全曲浅めのラブソングと、作詞面でも
オリジナリティがあるとは言えない。音だけを見ればそんな感じだが、本人の
キャラを含めて考えれば必然的な作品。内向的になりすぎず、夜の匂いもしない
健全な詞世界とスマイリー・ボイスは陽の光の似合う彼のキャラ立てを支えており、
曲も拙いがゴーストライター臭はしないため、ジャニを含めた男性タレント中でも
彼が最も太陽の下に近い位置にいるかもと思わせる。20代位までの女性に普通に
ウケる作品か。YUIとかは多分ひくが。楽曲として音楽的にどうこうしたい訳では
なく、キャラの魅力を立体的にするためのアニメのキャラソンみたいな役割に近い
作品か。個人的には用のない一品。
231名無しのエリー:2007/07/08(日) 22:05:20 ID:QaGIZHW50
>>227-230
乙!
超低評価だが聞いて見たくなる魔性のレビューw
232名無しのエリー:2007/07/08(日) 22:06:35 ID:P0cpCloB0
正にお疲れ様
でも俺は多分高評価でも利かないw
233名無しのエリー:2007/07/08(日) 22:35:38 ID:gZHt7PXkO
乙、上げなくて正解です
234名無しのエリー:2007/07/08(日) 22:36:36 ID:/GPePAKeO
全部聴いただけでもすばらしいw
235名無しのエリー:2007/07/08(日) 23:53:33 ID:qXTmqRrV0
まさかこのアルバムのレビューが見れるとはw
乙でした。
236名無しのエリー:2007/07/09(月) 01:06:39 ID:h1qv2PCBO
逆に聴きたくなるなw
名前があがったスエミツのレビューも読んでみたい
237名無しのエリー:2007/07/10(火) 23:31:57 ID:GE3M3SWc0
X JAPANのDAHLIAお願いします
238まとめ人:2007/07/11(水) 03:19:23 ID:mWWjgYAW0
まとめサイトうpあげ。
(更新は「く」「け」で始まるアーティストだけだったんだけど、
 レビュー数の多い、くるり、GLAY、バイン、さらに特別更新でラルクをうpしたので、
 更新モノレビュー数は今までの倍以上になってます。(^^;;)
239名無しのエリー:2007/07/11(水) 03:59:13 ID:TtphXhX+0
まとめおっつー
240名無しのエリー:2007/07/11(水) 08:15:46 ID:nSktAyfQO
>>227-230
むちゃくちゃ聴いてみたくなってきたw
乙!

>>238
まとめ乙!
241名無しのエリー:2007/07/11(水) 23:08:09 ID:XsrrsGVI0
>>238
乙!
242名無しのエリー:2007/07/12(木) 10:34:33 ID:00LOs0Vw0
小池徹平のレビューと小沢健二のレビューを並べてみると、
やっぱオザケン凄かったんだなーと思った。
犬や球体のレビューも読みたい。
243名無しのエリー:2007/07/13(金) 01:52:54 ID:NrPoJfBZ0
比べるとこが違うんじゃw

オザケンは音楽界の中で
アイドル的立ち位置とキャラだっただけで
そのままじゃとてもアイドルって顔じゃあqwsでrftgyふじこ
244名無しのエリー:2007/07/13(金) 17:01:20 ID:r+v6itH00
みんな遠慮せずにどんどんレビューしちゃいなよ!
245名無しのエリー:2007/07/13(金) 20:06:25 ID:7ewfUY1/O
>>244
お前もな!
246名無しのエリー:2007/07/13(金) 20:59:41 ID:NMbnaF9/0
需要無いが、最近ハマったのでレビュー

『MOTHER』/LUNA SEA

1.LOVELESS ★★★
ギターの構築美に「X一派だと思われてるかもしれないが、俺たちは違うぜ!」というような気合いを感じる。
緊迫感溢れる冒頭からポップで開放感ある明るいサビへの展開が意外。
「守りたい君を君をあなたを」という不思議な歌詞が乗っている。

2.ROSIER ★★★★
地を這うベースとジャックナイフのような切れ味鋭いギター、一聴して覚えられるようなインパクト大のメロディー。
ルナシー=「I for you」のイメージが強かった自分にとって衝撃の一曲。
誰もが思い浮かべる「河村節」のようなボーカルはここには無い。低音でガンガン歌う河村。
途中で挿入される英語のナレーションもなんだかシュールで良い。
歌詞は意味不明だが、バラのように棘のある君を抱きしめられない、みたいなことだろうか。

3.FACE TO FACE ★★
冒頭二曲とうってかわってヘヴィーでスローテンポ。暗黒ニューウェーブの香りが濃厚に漂う。
河村隆一、低音でじっくり歌う。メロディーはおとなしめ。ベースが屋台骨をがっつり支える。
この曲も聴きどころはやはりギター。こういうのが彼らの得意の世界観なのだろうか。

4.CIVILIZE ★★
ピンクレディーの「UFO」をダークにしたような妙なAメロに驚かされる。
真矢は昔和太鼓をやってたらしいが、これを聴いてなんとなく納得。
やはりここでもギター、というかSUGIZO大暴れ。
247名無しのエリー:2007/07/13(金) 21:00:16 ID:NMbnaF9/0
5.GENESIS OF MIND〜夢の彼方へ〜★★★
8分超えの、組曲みたいな大作バラード。河村隆一、いろいろと歌声の引き出しあるようだ。
中盤、SUGIZOによるバイオリンの音色が挿入される。イルカの鳴き声みたいなエフェクトをかけてるのだろうか?
不思議な音色を奏でる。

6.AURORA ★
キーボードがフィーチャーされている。ここまでほとんどバンドサウンドだけが鳴ってたので新鮮に響く。
幻想的なアレンジだけどメロディーがポップだからあんまり暗く聴こえない。

7.IN FUTURE ★★★★★
切れ味抜群のギターのイントロが鳴ってから、猛スピードでぐるんぐるん展開。かなりライブ映えしそうな曲。
実際ようつべでライブ映像観たが、これはCDじゃなくライブで聴くべきだ(解散しちまったが)。
とにかくSUGIZOハジケまくり。「ROSIER」以上のジャックナイフぶり。
ベース・ドラムも男気溢れるプレイを聴かせてくれる。「終わらない夢を見る〜」以降の展開は圧巻
歌詞は漢字とカタカナで表記されててなんだかイタイが、ルナシーの魅力を凝縮させたような名曲。

8.FAKE ★
唐突に入ってくるヴァイオリンにびっくり。メロディーが微妙に「ROSIER」に似てる気がする。


9.TRUE BLUE ★★★★
後続のヴィジュアル系バンドに絶大な影響を与えたであろうイントロが印象的。思春期の中学生達を
「うおぉ、コピーしてぇ!ジャッジャッジャッジャッジャッってキメてぇ!」と奮いたたせたりしたのだろう。
ツインギターの絡み方もバンド少年たちの心をくすぐるだろう。
カラオケで歌ってもかなり快感だろう。でも歌詞で周りに退かれるかもしれない。
ルナシー以降のヴィジュアル系バンドのスピード感のある曲の大体はこの曲を手本にしたんじゃないか?
と思ってしまうような曲。
248名無しのエリー:2007/07/13(金) 21:01:04 ID:NMbnaF9/0
10.MOTHER ★★
これまた壮大なバラード。兄貴分のXがバラードになると普段とうって変わってダル〜くなってしまっていたのに対し、
ルナシーの場合は普段の重厚でダークな世界観をバラードでも存分に発揮している。
この曲でもイルカの鳴き声みたいなSUGIZOのヴァイオリンが聴ける。
「ま〜ざ〜お〜〜ぶら〜〜ぶ」のあたりは河村節。

総評★★★☆
どこのブックオフでも格安で見かけるアルバム。「ROSIER」「IN FUTURE」のためだけに買っても損しないだろう。
音楽好きの大量の少年たちを一気にV系に走らせたであろう、とにかくギターがかっこよすぎる。
アップテンポの曲は、もうすぐにでもコピーバンドを組みたくなるような衝動に駆られる。
ルナシーをよく知らず、河村隆一の熱唱のイメージしか無い自分は良い意味で裏切られた。聴かず嫌いはもったいないかも。
低音でシュっとした歌声を披露している河村隆一。「I for you」より絶対この頃の方がかっこいい。
切り裂くように突っ走るギターのSUGIZOと、それを煽り自分も突っ走りながらも底辺をきっちり支えるベースのJ。
この二人に憧れてバンド始めた奴、沢山いるのだろう。真矢に憧れてドラム始めた奴も多いだろうな。
SUGIZOの片割れ、もう一人のギターINORANは、目立ちたがり屋のSUGIZOの陰で綺麗なアルペジオを奏でる。
5人のバランスがお見事だが、解散したってことはそのバランスが壊れたということだろうか。
歌詞はナルシスティックな河村隆一のイメージそのまま、という感じで人を選ぶ。
249名無しのエリー:2007/07/13(金) 21:45:13 ID:QOahZ+q00
>>246-248
乙です
ちょうどLUNA SEA聴こうと思ってたところでした
250名無しのエリー:2007/07/13(金) 23:34:20 ID:lSuBWut30
ACIDMANの「green chord」お願いします
251名無しのエリー:2007/07/14(土) 00:08:26 ID:b6GnRAXl0
リクエストうざいよ
252名無しのエリー:2007/07/14(土) 00:33:42 ID:oTlcoG5QO
>>246-248
253250:2007/07/14(土) 01:20:53 ID:rXiN7pE60
>>251
スマソ
自重する
254名無しのエリー:2007/07/14(土) 18:33:52 ID:baCiNsOy0
『LUNACY』/LUNA SEA


1.Be Awake ★★
新人ビートパンクバンドみたいな垢抜けなさを感じさせる、超ポップな曲。ダークな彼らはどこへ?
そんな初々しい楽曲をベテランのルナシーが演奏してるというのが面白い。
河村隆一、ソロ活動以降の、シャープさが消えた甘ったるい声で元気一杯に歌う。
でもこのポジティブなメロディーにはこの歌い方が合うのだろう。
「宇宙的に感じようよ」という謎の歌詞が出てくる。

2.Sweetest Coma Again ★★★
DJ KRASHとのコラボ。両者が何処で繋がっていたのか疑問だが、かなり良いコラボなのでは。
DJの参加でルナシーにとってかなり新鮮なグルーヴ感に満ちている。
なんとなくリンキンパークっぽい雰囲気。重心低いベースがぐいぐい曲を引っ張る。
繊細なUKニューウェーブっぽさが感じられたルナシーだが、この曲は対極。かなりタフ。

3.gravity ★★★★
「重力」というタイトル通り、ヘヴィーで幻想的な楽曲。
SUGIZOの陰に隠れて地味な印象だったINORANのギターがこの曲の独特な雰囲気を支えている。
対してSUGIZOはかなり抑えたプレイをしている。
「もう派手に弾くだけじゃつまらん」という意識だったのだろうか。
ソロ活動以降鋭いロックな曲にハマらなくなってしまった河村隆一の声に似合う曲を、
他の4人でなんとか作り出した、という感じの曲。
シンプルで音数少なめに聴こえるが、じっと耳を傾ける度に様々な音が聴こえてくる。

255名無しのエリー:2007/07/14(土) 18:35:02 ID:baCiNsOy0
4.KISS ★★★
DJ KRASHとのコラボ2。様々な音が渦のように混ざり合うカオスな曲。
歌詞はモロSEX描写。中盤は女性の喘ぎ声がかすかに散りばめられている。
ここでもベースが大活躍。妖しげなギターのフレーズが何度もリフレインされ、なかなか中毒性の高い曲。

5.4:00AM ★★
各プレーヤーの「引き」の美学みたいなのが感じられる、おとなしい曲。
タイトル通り、明け方の静寂をイメージしたのだろうか。冒頭の切なく寂しげなピアノが印象的。
遠くの方で鳴ってるように聴こえるギターも切ない。河村はかすれ気味の声でささやくように歌う。
バンド名からして真夜中のイメージが強いルナシーだけど、
この曲で聴こえてくる明け方の混沌とした感じも似合っている。

6.VIRGIN MARY ★★
9分オーバーのスローバラード。
どのアルバムにも大作バラードが入ってるだけあって、こういう曲はお家芸だろうか。
美しくも不穏に変化し続ける、日が沈む時間帯の空みたいな幻想的な曲。
河村が「Love」を連呼する辺りは神聖な雰囲気が漂うが、彼の声が苦手な人にはちょいとキツイか。

7.white out ★★
前曲に比べてやや明るめのミディアム曲。
スローバラードだった前曲の雰囲気を断ち切り、明るい場所へポンっと飛び出したかのような曲。
イントロのギターがなんだか可愛い。歌詞はロマンチックな河村ワールド(…)。
あくまでもどっしりと曲を支えるベースと、変幻自在なギターの対比。

8.a vision ★★★
なんとなくリンプビズキットを思い出させる曲。
激しく駆け抜けるルナシーが好きな皆さん、お待たせしました、みたいな曲。
JとSUGIZOが掛け合いで叫びあうパートがある。こりゃー盛り上がるな。
ストレートに不快感を吐き出すような歌詞は多分河村の手によるものじゃない。
こんな歌詞の曲がラストアルバムに入ってるってのが意味深すぎる。
256名無しのエリー:2007/07/14(土) 18:35:47 ID:baCiNsOy0
9.FEEL ★★★
前曲との繋がりが良い。いきなり歌から始まる曲。個性的過ぎるフレーズを連発するSUGIZO。
「え、俺こんなのコピー出来ない…」と、彼に憧れた多くのギター少年は思ったことだろう。

10.TONIGHT ★★★★★
3分程の、ストレートでアッパーなロック。SUGIZO久々に大暴れ。
この疾走感こそルナシーだと、最近聞き始めた自分は思う。
イメージを乱暴に書き殴りながら、3分間を5人で猛スピードで駆け抜ける。
あっという間に曲が終わり、そこには微かな残像だけが残る…。
個性がバラバラの印象の5人が一致団結したらこんな凄いことになるんだな、と改めて感心。
一瞬だけこのスピードが止まるブレイクポイントがあり、それもまたかっこいい。緩急自在。

11.Crazy About You ★★
ラストを締めくくるのは感動的なスローバラード。温かみのあるメロディーを、河村が丁寧に歌う。
ゆっくり上り詰めるようなアレンジ。良い曲だけどルナシーらしさは希薄。他のバンドでも書きそうな曲。
ギターソロがなんとなく、いや、かなりラルクっぽい気が。

257名無しのエリー:2007/07/14(土) 18:36:18 ID:baCiNsOy0
総評★★★☆
LUNA SEAのラストアルバム。
ソロ活動以降すっかり甘ったるくなってしまった河村隆一の声に対応しようと試行錯誤し、
なんとか彼の変化に負けない音世界を作り上げることに成功した、という印象。
というか河村の声も、ソロや「I for you」以降とはいえ抑え気味というか、所謂「河村節」は控えめ。
それだけに、解散は正直かなり勿体無かった気が。
このアルバムで作り上げた世界観をさらに押し広げていけばもっと凄いバンドになってたかも。
「gravity」など、新機軸かつ名曲だと思うのだが…。
前まではSUGIZOの派手なプレイばかりに気を取られていたが、
今作では男気溢れるベース・Jの存在感が前より増している。ぐいっぐいと引っ張る。
派手にガンガン弾くことに飽きたかのような変態的なSUGIZOのプレイは、
彼に憧れた多くのギター少年たちを困惑させただろう。「俺の好きなSUGIZOじゃないよー」みたいな。
河村隆一の声と意識の変化(今作、妙に温かみを増した歌詞が強烈…)が解散の主な原因かと思っていたが、
SUGIZOの変化も解散の遠因か?

長々と失礼しました
258名無しのエリー:2007/07/14(土) 22:34:40 ID:lxWfaHgqO
>>206-209
亀ですが、ありがとうございます!
259名無しのエリー:2007/07/15(日) 01:51:06 ID:khpKFdVu0
蛇足だけど、Krushじゃなかったっけ?
260名無しのエリー:2007/07/15(日) 06:16:14 ID:DdCNquuT0
>>254-257
乙です。丁度昨日久しぶりにシングルgavityを聴いて(これだけ好きで中古で買ってた)
収録3曲とも好きだったのでルナシー聴いてみるかとぼんやり思ってたとこでした。
261名無しのエリー:2007/07/16(月) 15:43:54 ID:EK1jQZPL0
>>254-257
262名無しのエリー:2007/07/17(火) 00:16:06 ID:kkGq9XaF0
ライブアルバムですが、LUNA SEAの「NEVER SOLD OUT」お願いします
263名無しのエリー:2007/07/17(火) 15:39:58 ID:WrpPcOHD0
『Eclectic』小沢健二


1「ギターを弾く女」★★★
そっと吹かれるフルートと軽快なコンガに、静かで重いビートが絡み、ひっそりと始まる。
そして1分5秒頃、「これ本人!??」と衝撃を受けるであろう、
「ラブリー」とか絶対歌わなそうな小沢の、囁きのような声が…。
消えそうな程か細い小沢の声に、幻聴のように絡むコーラスが悩ましい。
無敵なまでにポップなメロディーを歌うかつての小沢はここにいない。
ちなみに本人曰く、「ギター」は女体の比喩らしい。
ってことは「ギターを弾く女」ってのは…。

2「愛について」★★★
ピアノが不穏なメロディを奏でる、ねっとりした楽曲。
かなりセクシーな歌詞だが、このアルバムではこれくらい当たり前。
「愛 火遊び ゆっくり 燃やしてみたい」と囁かれれフレーズが耳に焼き付く。

3「麝香」★★★★★
アルバム中最もキャッチー。シンセの鳴り方が耳に気持ち良い。
小沢の声の変化への違和感も、この曲辺りから無くなってくるのでは。
「愛の火の煌めき 踊る月夜の前に〜」の部分は小沢史に残る名フレーズ。
情景が浮かび上がりまくる…。歌詞と曲とのハマり具合は半端じゃない。まさに小沢マジック。
ちなみに2chでは当時サビの「動く動く」が「うんこっこうんこっこ」に聴こえる、と話題に。
264名無しのエリー:2007/07/17(火) 15:41:25 ID:WrpPcOHD0
4「あらし」★★
遠くの方で他人事のように鳴ってるようなピアノが印象的。
「あらし」というタイトルだが荒々しい感じは無く、スローテンポ。
遠く離れた場所から嵐の様子をこっそり眺めてるみたいな感じ。

5「1つの魔法(終わりのない愛しさを与え)」★★
雨上がりの爽やかさを感じる可愛らしい曲。曲調的にはかつての小沢に一番近いか。
なんとなく『球体の奏でる音楽』や「夢が夢なら」辺りの頃の小沢を彷彿とさせる。
歌詞も爽やか。大人っぽすぎる歌詞が続いたのでここで小休止という感じか。

6「∞(infinity)」★★★★
タイトルは歌詞の「向かい合わせの鏡 向かい合わせの広がり」からだろう。
小沢の声に、合わせ鏡のように女性コーラスがそっと絡む。
外国人女性による日本語コーラスなので発音が変だがこれがまた良い。
歌詞のシチュエーション的にこの曲が一番エロだろうか。
何しろ「美しい革の匂い」「悩ましく重い痛み」…SMである。
重いビートとスリリングな旋律に乗って、小沢何処へ行く。

7「欲望」★★★
これまたセクシーな音と歌詞。赤裸々に欲望が歌われる。
ギターとシンセが何ともムーディー。まぁ、結構ありがちな音色だと思うけど。
小沢の声、なんだか喘ぎ声のように聞こえる。

8「今夜はブギーバック/あの大きな心」★★★★
スチャダラ抜きであの名曲をリメイク。
ラップ部分は当然無く、部分的に歌詞が差し替えられ、新たなフレーズが加えられている。
「ダンスフロアーに華やかな光」→「今夜フロアーに華やかな光」。
とにかく歌声が当時と全く違うので、全くの新曲だと思っても構わないだろう。
この曲、意外と現在の邦楽チャートにも収まりそうな気がする。ていうかこういうの流行って欲しい。
265名無しのエリー:2007/07/17(火) 15:43:00 ID:WrpPcOHD0
9「bassline」★★
「愛について」のリプライズ。タイトル通りベースラインを強調させ、約7分の原曲を3分弱に短縮再生。
原曲の魅力を効率的に、さらに濃厚に抽出したような曲である。
まぁ、構成が違うだけだが…。


10「風と光があなたに恵むように」★
「1つの魔法(終わりのない愛しさを与え)」のリプライズ。
原曲で印象的だった「パパラッパ パパラッパ…」という微かなコーラスをフィーチャーしたインスト。
「愛について」はアルバム内で重要な曲なのでリプライズされるのはまだ解るが、
なぜこの曲まで…曲数稼ぎか?
まあ、これが無いと物凄く閉塞感に満ちたアルバムになってしまうだろうけど。

11「甘い旋律」★★
鋭いシンセとスパニッシュなギター、か細い小沢の声と絡み付いてくるような女性コーラスで構成。
このアルバムの歌詞のテーマは「浮気」だろうか。
物凄く親密で濃密な、秘密の関係を歌った曲が多いがこの曲はそれの極地。

12「踊る月夜の前に」★★★
「麝香」のリプライズ。
「また曲数稼ぎ…」とつっこみたい所だが「麝香」自体名曲なのであまり気にならない。
夢からフっと目覚めるような、
濃密な小沢ワールドからフワっと帰還してくるようなエンディング。

266名無しのエリー:2007/07/17(火) 15:45:40 ID:WrpPcOHD0
総評★★★★
前作から5年半のインターバルを置き小沢が放った、2002年に発売された4th。
ここにはかつての王子キャラの面影は無い。何よりも歌唱方が激変。
平井堅や小田和正の声を、か弱くした感じだろうか。
とにかく声量が無いが、それを緻密に作られた音でカバーしている感じ。
元相方の小山田とは正反対で、曲よりも圧倒的に詞の良さを評価されてきた「言葉の人」小沢。
今作でもその魅力は健在。谷崎潤一郎みたく、淫靡で文学的な世界を堂々披露。
しかし今作には、他人のメロディーをパクりまくってきた過去の作品とは違い、
自分のメロディーをしっかり確立させた感がある。
「小山田に対抗したのか!?」と思わせる緻密なサウンドは緊迫感と中毒性がバリバリあるが、
「麝香」などは意外とDAMなどのカラオケ機器でもかなり忠実に再現されていたりする。
アルバムを出す度に作風をガラっと変えて来た人ではあるが、今回ほど激変したことはかつて無かった。
しかし小沢のアイドル性に惹かれたのではなく、彼の音楽を本気で愛聴してきた人なら受け入れられるだろう。
根本は多分何も変わってない。ある意味「裏『LIFE』」。
「恋って楽しい!」というあのアルバムに満ちてた気持ちをリアルに書いたらこうなる、みたいな。
ジャンル的にはR&Bに属するのだろうが、声量が全く無いので、
R&B好きの耳を満足させることは難しそう。

この4年後彼はインストアルバムに走ってしまい、最大の武器だったはずの言葉を捨て去ってしまったため、
小沢の歌詞を楽しめる現時点では最後のアルバム。

267まとめ人:2007/07/17(火) 23:00:43 ID:IvY7/QDO0
>>263-266 乙ですー。
ついでにまとめサイトうp。 (スピッツあげときますた)
268名無しのエリー:2007/07/18(水) 03:23:05 ID:z24kgdPdO
studio apartment誰かお願いします
269名無しのエリー:2007/07/18(水) 06:10:25 ID:7OZqX/fn0
>>263-266
乙。濃そうだ。今度聴いてみる
270名無しのエリー:2007/07/18(水) 06:20:40 ID:y9+RGBuQ0
>>267 まとめ人さんありがとうございます。
27180:2007/07/18(水) 23:59:14 ID:Yeax7BZr0
シトラスに戻ります。
またもや「wispy,no mercy」は後回し…。
今回演奏時間が無いのは気にしないで下さい。

citrus [Sings In Melody Decoder]

1995年作品
vinyl japan[TASK CD41]


1. information spells s.p.y ★★

この一年の間に何があった…?
前作「citrus plant for little kids」からは想像もつかないほどまろやかな曲。
二分にも満たない非常に短い曲なのでさっくりどうぞ。

「Boat, drive in'」収録曲
「the word "ATENA" means address in our language」に構成などが似ているので同曲の原型なのかも。
(分かりずらい文章だ…)


2. black van ★★★★

素晴らしい。アメリカっぽいギターポップ(何かこの一文だけで変な想像をされそうな気が)。
江森さんの歌声も粗雑な感じではなく丁寧に歌い上げるようになっている。
途中の何か余計な音がいっぱい入っているハーモニカもいい感じ。
夏の日のドライブで聞きましょう。
27280:2007/07/19(木) 00:05:59 ID:Yeax7BZr0

3 .all we did was split our sides ★★★★

間違いなく素晴らしい曲なのに具体的にどこがいいのかわからない…。
パッと聞いただけでは印象に残らなかったが、改めて聞き返してみるとかなりいい。二回聞いた方がいいかも。
公園に散歩に行きたい(都会の中に緑がいっぱい、みたいな…井の頭公園?)。
遠藤さんは素晴らしい声してるなあ。


4. who was in my room last night  ★★★

最後の最後でいきなり変な曲。
まずなかなか曲が始まらない。ずーっとイントロ。しょぼい打ち込みにしょぼい音。
突然物凄い勢いで歪んだギターの音が大音量で流れてびっくり(一秒くらいですけど)。
何このダンスミュージック…とか色々流れて突然すべてが生演奏に変わって曲が始まる。
曲としては前作に近い。サウンドコラージュ+歌物
江森さんの歌声もエフェクトかかってM-2とは対照的で粗野な感じ。
でもやっぱり前作よりメロディーがしっかり作られている。


総評:★★★

インディーズ期最後の作品。
なのでそれだけトラットリアから出た作品に曲の性質が近づいている。
という訳でトラットリアから出た作品を聞いて好きになった、インディーズ時代の作品も聞きたいという人にお勧め。
やっぱり「citrus plant for 〜」はインディーズ時代の作品を初めて聞く人には刺激が強すぎるので…。
ちなみに昔あったシトラスのスレで「black van以外はほとんどうんこだった」という書き込みがありましたがそんな事は無いのでご安心下さい。


ふと思ったんだが、名乗るのやめた方がいいだろうか…
273名無しのエリー:2007/07/20(金) 15:04:52 ID:qbGi1kp80
レビュー乙
名前はなにか害が生じたんなら止めたらいいと思うよ
274名無しのエリー:2007/07/21(土) 07:58:30 ID:fp8ec/Oe0
需要無いがお気に入りなんでレビュー
『綺麗』/サザンオールスターズ 6th '83年

1. マチルダBABY ★★★★★
5thアルバムまでと180度方向を変えたデジタルロック。発表当時のリスナーは確実に腰を抜かしたと思われるw。
ドラムとシンセ主導の演奏にせよ桑田の歌声にせよ、メリハリが効いていて良い。歌詞はファンタジーRPG的。

2. 赤い炎の女 ★★★★
前曲からの繋がりが良い。ミディアムナンバーでスタートすることが多いサザンのアルバムにしては珍しく
アップテンポを2曲続けてくる。サザンお得意のラテンナンバー。歌詞はレズについてで、流れるような歌唱が良い。ただ「パッパラッパ〜」の繰り返しが少々ダルい。

3. かしの樹の下で ★★
桑田と原坊のデュエットによるアジア的落ち着いたバラード。歌詞は中国残留孤児を歌っている。メロも歌詞も地味。
275名無しのエリー:2007/07/21(土) 07:59:29 ID:fp8ec/Oe0
4. 星降る夜のHARLOT ★★
レゲエ調のスローテンポナンバー。メロは至って普通。歌詞は売春婦を歌っていてひたすら暗く少々エグい。
ドラムが目立ち、ようやくロックバンドらしい音になる。もう少し短くまとめられなかったのか。

5. ALLSTARS' JUNGO ★★
アフリカの民族音楽を意識したデジタル曲。とはいえメロも歌詞も有って無いようなもので、ひたすらドラムを聴くための曲と言っても過言ではない。
歌い方についてはマキシマムザホルモンに近い、といえばわかるだろうか。

6. そんなヒロシに騙されて ★★★
サザンのアルバム恒例、原坊ボーカル。昭和歌謡調。ここらでようやくサザンを聴いてる、という気になる。
ギターが秀逸。原坊ボーカル曲の中でも佳曲。

7. NEVER FALL IN LOVE AGAIN ★★★★
いかにもサザン歌謡な前曲に続いて、いかにもサザンバラードという感じのジャジーな曲。
桑田の歌い方も極端に優しくなる。歌詞は別れについてで少々ありふれている。
276名無しのエリー:2007/07/21(土) 08:00:06 ID:fp8ec/Oe0
8. YELLOW NEW YORKER ★★★
ややパンク気味のロック。歌詞は「大事なものはOriginality」など個性が大事という応援歌的なもの。
サックスがいい味を出している。メロディーはやや単純だがノリがいいので聴き易い。

9. MICO ★★
1950年代の人気歌手であり、桑田が大きく影響を受けた弘田三枝子を讃える歌…らしい。
「お前がいなけりゃ俺 今更歌などない」などちょっと歌詞が崇拝チック。

10. サラ・ジェーン ★★
家出した少女の歌。音の数が多すぎて聴いていて疲れる。

11. ALLSTARS' JUNGO (Reprise)
T5の一部を切り取った40秒程度のインスト。前曲から上手く空気を切り替えられていると思う。
ただの繋ぎなんで★評価は無しで。

12. EMANON ★★★
次作「人気者で行こう」に繋がるAORっぽい曲。
歌詞がちょっと陳腐だが、小綺麗にまとまっていて、夜にまったりと聴きたい曲。
277名無しのエリー:2007/07/21(土) 08:00:36 ID:fp8ec/Oe0
13. 旅姿六人衆 ★★★★
アルバムの締めにふさわしい、ファンとスタッフへの感謝を歌った名バラード。メロは静かだがサビは叫び気味。ラストは「Hey Jude」のパロディ。

総評:★★★
とりあえず、1のインパクトが強烈。ただ駄曲も多く、良曲と駄曲の差が激しい。
どっちかというと気分を落ち着かせたい時に聴くアルバムかと。
ただ如何せん80年代的なので、若い人には聴きにくいかもしれない(とレビューしてる俺は17w)。
「万葉」「Young Love」「さくら」を聴いた後で、80年代サザンに足を踏み出そうという人には
まず聴くべきアルバムとして「KAMAKURA」と共にオススメです。
278名無しのエリー:2007/07/21(土) 08:03:04 ID:fp8ec/Oe0
初レビューなんで至らない点があるのは仕様です。
上の方に「Young Love」のリクがあったからサザン繋がりでやっとくか。
279名無しのエリー:2007/07/21(土) 08:10:05 ID:fp8ec/Oe0
ごめん、11曲目が飛んでたorz

11. 南たいへいよ音頭 ★★
ベースの関口が作詞作曲し歌っている。ラテン風なのだが詞の意味不明さがすごいw
固い曲が続いてきたのでこれを聴くとマターリする。が、マターリする以上の意味は特にないと思われ。
280名無しのエリー:2007/07/21(土) 15:11:50 ID:NeMDd1RsO
乙、俺はどんなレビューでもオケ、仮に主観全開のレビュでも
281名無しのエリー:2007/07/21(土) 23:08:46 ID:e/oONs3j0
>>274-277
乙です、Young Love僕も大好きなアルバムなんで、よろしくお願いします

上のほうで何作か柴田淳をレビューしたものですが、ファンの方の評価の高い1stを聴いていたところ
同じタイミングでテレビドラマ出演が決まったらしいので、記念レビューします

オールトの雲/柴田淳

01.なんかいいことないかな ★★★★
彼女の曲の中ではテンポの早い部類に入る、ミドルテンポなポップソング
ベースのリズムの取り方がピアノと綺麗に合っていて、凄い心地よい
ラテンチックなアコギとエレキの歪んだ音がアクセントを加え、単調にならないように工夫されている

02.ぼくの味方 ★★★★☆
彼女のデビューシングルで、彼女のシングルでは唯一と言って良いほど明るいポップバラード
ストリングスをふんだんに使っているんだけど、ゴテゴテすることなくコンパクトにまとまっている
これもベースとピアノの相性が抜群、アレンジャーの手腕か。間奏のエレキが上手い具合に曲にメリハリを与えている

03.変身 ★★★☆
王道失恋バラード。ボーカルを強調した音作りになっているため、彼女の息継ぎの音が沢山入っていて、ちょっと聞き苦しい
サビへの展開が少々強引か、しかしサビの最後の進行は非凡なものを感じる。アコギとピアノの音のユニゾンは中々綺麗
孤独を冷蔵庫の音で表現した歌詞は上手いねぇ

04.一緒に帰ろう ★★★
まったりとしたメロディから、アップテンポなサビへと展開する曲
これもサビへの展開が強引な気がする。この頃の彼女の声はロングトーンを伸ばした時に、なんだか耳に響く
282名無しのエリー:2007/07/21(土) 23:09:30 ID:e/oONs3j0
05.夜の海に立ち ★★★
西洋の子守唄のようなメロディと彼女の優しい声の相性が絶妙。低音の発声が少し弱いか
少し最後の方の歌メロがくどいけど、しかしアウトロのピアノとアコギは綺麗

06.帰り道 ★★★☆
これもピアノを中心としたバラード。後半からストリンスをたっぷり使って壮大なつくりになる
間奏でいきなり飛び込んでくるエレキの音は、爽やかな空気を吹き込んでて飽きさせないようになってる
アウトロもピアノがアクセントを最後にひとつ加えてくれる

07.ほんのちょっと ★★★☆
ここまで3曲連続で似たような構成の曲なのに、飽きを感じさせないのは彼女のセンスのなせる業
Aメロの展開が凄い気が、たまにこういうキラリと光るものを見せるからたまらない
しかしこの頃はまだ歌唱力が足りてないのか、歌いこなせてない

08.星の余韻 ★★☆
またピアノバラードだったら流石に飽きるぞと思ってた所に、アコギが主体の曲がきたから一安心
しかしこれといった盛り上がりも無く、イマイチ面白みに欠ける曲
こういうジャジーな曲はイマイチ彼女の声に合ってないような気がする

09.透き通る月〜弾き語り〜 ★★★★
柴田自身による弾き語り曲。何だがこの曲の歌声は松崎ナオに似てる気がする
何だかアメリカのカントリーソングを歌謡曲風に焼きなおしたような感じを受けるのは、多分俺だけ
上手い具合に王道バラードを崩してて良い

10.それでも来た道 ★★★★★
2ndシングル。ファン人気も絶大らしいバラードで、事実これが最高傑作といっても差し支えないと思う
ピアノを中心とした静かなAメロから、ドラマチックなBメロ、明るいながらも影を感じるサビへと移り変わりが完璧
人生ソングとしては、此処10年の曲の中でもトップクラスな気がする
283名無しのエリー:2007/07/21(土) 23:10:37 ID:e/oONs3j0
総評:★★★★☆
ブログの歌姫としても有名な柴田淳の原点とも言えるデビューアルバムで、個人的には最高傑作
他のアルバムを聴く限り、柴田淳という歌手は割かしアレンジが豪華で、芯の通ったタイプだと思っていたが
このアルバムは音の構成もシンプルで、良い意味で揺らいでいる気がする
実にアットホームな空気が出ていて、なんていうのか空気感が温かい
恐らくテレビドラマに出演するようになってしまった、今の彼女にこの頃のような曲を書くのは不可能では無いだろうか
決してテレビドラマに出ることを悪いといっているわけでは無いけど、もうこういう気持ちを持つことは出来ないと思う
まぁそんだけ良いアルバムなんだけど、あえて文句をつけるとしたら、この頃はまだ歌唱力が足りないから、セルフカバーをして出して欲しいと思う
何にしろこのアルバムは21世紀の女性ソロ歌手の作品ではトップクラスだと思います
是非聴いてみてください、絶対損はしませんから

駄レビューすみませんでした
284名無しのエリー:2007/07/21(土) 23:20:46 ID:NeMDd1RsO
乙、俺はなんかいいことないかな〜ってやつが好きだ
285名無しのエリー:2007/07/22(日) 00:20:40 ID:AigOTehV0
オールトの雲キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!
乙!!!

個人的には「帰り道」、もう堪らん。良すぎ。
一緒に帰ろう、星の余韻もかなり好き。
俺はこの頃の歌唱力の方が好きだぞ。一生懸命で切ない感じが。
286名無しのエリー:2007/07/22(日) 04:45:04 ID:B9mV+So90
>>281-283
乙。やっぱり柴田淳は1stなのかー
287名無しのエリー:2007/07/22(日) 17:57:17 ID:oJdLb60Q0
SCRIPT「Body Language」

01.サイレン ★★★★☆
真夜中を駆け抜けているようなダークで疾走感溢れるロックナンバー。初っ端から飛ばしてます。
何となくMOON CHILD時代の「ESCAPE」を連想させるような曲調で、
演奏は割りとハードだけど流れるようにキャッチーなメロディーが展開されて一般受けしそうな曲に仕上がっている。
ファルセットを織り交ぜた歌唱やわくわくするような曲展開は相変わらずでMOON CHILDが好きな人なら思わずニヤリ。

02.Vanity Fair ★★★
細かいメロディーに大量に歌詞を詰め込んで早口に歌い上げるのがなんとも快感な一曲。
サビなんかは変わったコード使いをしてるけど、メロディーと絶妙にマッチしていて良い感じのフックになっている。
ただ、サビでいきなりバァーン!と弾けるような音が入るんだけど、
たいして曲の盛り上がりに貢献していないしただの雑音にしか聞こえない気がする…。

03.Stripe Blue ★★★☆
まずAメロやCメロの彼らなりに解釈したであろうラップ風の部分が一聴して耳に残る。
あんまり韻は踏めてないけど性質の良さや歌い方でかなりごまかせてるので聴き心地は悪くない。
それ以外はイントロのフルートが妙にスリリングだったり、Bメロやサビは爽やかでポップなメロディーだったり
いまいちどんな曲を目指したのかが掴めない。まぁサビが爽やかだから"爽やかポップス"ととらえて問題ない…のかな。

04.ロンサムカウボーイ ★★
珍しく特にこれといった捻りを加えていないストレートなミディアムテンポの一曲。
ちょっとストレートすぎて面白みは無い。まぁこういう曲もないと他の曲も映えないし。
悪い曲ではない事は確か。
288名無しのエリー:2007/07/22(日) 17:57:55 ID:oJdLb60Q0
05.Umbrella ★★☆
とりあえずメロディーの切なさが殺人級。Aメロなんかサビより良いなぁって思った。
ただ、サビの頭のメロディーに「ん?」と違和感を感じてしまって曲の展開がお世辞にもスムーズといえないのが残念。
惜しいなぁと聴くたびに思ってしまう。
ちなみに編曲は初期のMOON CHILDをプロデュースしていた浦清英と行っていて、普遍的なポップスのアレンジになっています。

06.思春期 ★★★★
「1、2、3でステップアップして 成長しなくてもいいじゃん」
「胸のジッパー外して ねぇ 思春期したい」
などといった歌詞からも感じられるように、楽曲から何から何までヴォーカルの岡村靖幸好きを思う存分発揮した曲。
上手い具合に岡村靖幸のエッセンスを自己流に纏め上げてて感心。わかる人ならニヤリと出来ると思う。
いやぁ面白いなぁ。

07.Cause you're avoiding sunshine ★
チープな電子音がやたらと目立ったり、声を機械で変えている部分が合ったりと実験的なアレンジが印象的。
ただ、実験的な要素にチャレンジしたのは悪いことじゃないけど、肝心のメロディーがつまらない。
アルバムの流れも分断されるし通して聴くとき毎回この曲は飛ばしてしまう。一言で言えば捨て曲。

08.いじわる ★★★★☆
ムーディーな演奏と流れるような切ない美メロの取り合わせがとにかく素敵。
特にギターなんか目立ってないけどアウトロとかで凄く良いフレーズ弾いてます。
この雰囲気が壊れない程度に、でもだれないようにさくさくと曲が展開していくので心地良い。
最後聞き終わったとき「あれ?もう終わったの?」って感じるくらい。シングル級ってわけじゃないけど良い曲です。
289名無しのエリー:2007/07/22(日) 17:58:50 ID:oJdLb60Q0
09.Inspiration ★★★★★
このアルバムのハイライトともいえる疾走ロックナンバー。
どうしても01と印象が被るけどこちらの方が音色も少なく比較的シンプルな構成で好印象。
何度も繰り返し聴きたくなるような物凄い即効性と中毒性を兼ね備えていて最高です。
上手く宣伝すれば絶対売れるはずの曲調なのになぁ。やっぱアーティストに知名度って大事ですね。

10.メロディ ★☆
口笛なんかが入ってほのぼのしたシンプルでアコースティックな感触の曲で、このアルバム内では逆に新鮮。
このアルバム内でこの曲と次の曲だけベースの人が作曲しています。
まぁ流石にメインソングライターのヴォーカルの作る曲と比べるなんて野暮なことはしないよ?
04みたいな箸休めみたいなものかな、うん。

11.コイノダンスホール ★★★☆
前曲と同じくベースの人が作曲したアッパーなファンク。これはなかなか良い。
思わず体を動かしたくなるようなメロディーや、細かく動き回ってるベースラインが純粋に格好良い。
ファンキーな演奏に負けないくらいフェイクしてるヴォーカルも良いし、ライヴで映えそう。

12.Sweet days only pass me by ★★
ピアノ、ベース、ヴォーカルのみの3分にも満たない小品のバラード。
出だしのファルセットが気持ち悪いけどまぁ綺麗なメロディーでアルバムの終わりにはうってつけ。
290名無しのエリー:2007/07/22(日) 18:00:07 ID:oJdLb60Q0
総評:★★★☆
元MOON CHILDのヴォーカルとベースの2人組バンド・SCRIPTのメジャー2ndアルバム。
2人ともMOON CHILDの頃培った経験があるのでなかなか完成度の高いアルバムになっている。
シングル曲の01、03、09なんかは何で売れなかったのかわからないくらいキャッチーな楽曲だし、
アルバム曲も当たりハズレがあるものの02、06、08、11など良曲がそろってる。
岡村靖幸の影響を受けまくったヴォーカルの歌い方は好き嫌いが分かれると思うけど、
楽曲の出来も良いし変にマニアックじゃないので間口の広いアルバム。
MOON CHILDが好きだった人や、このレビューで興味を持ってくれた人がいたら聴いてみて下さい。
291名無しのエリー:2007/07/22(日) 18:01:26 ID:oJdLb60Q0
以上長文投下失礼しました。
売れる要素は持ってるはずなのに知名度が低いんで個人的に応援してるバンドです。
292名無しのエリー:2007/07/22(日) 23:12:59 ID:FYAUXTSc0
>>266
エクレクのレビューが読めるとは。正直感動しました
一言一句同意。マイナーながら美しいアルバムだと思う
29380:2007/07/23(月) 23:53:47 ID:M0XLkqv/0
シトラス最後の作品です。

citrus[wispy, no mercy]

2000年作品
trattoria menu.199

[PSCR-5862]

1.BLUE MERCEDE'S(SIMPLY ETERNAL REALITY) ★★★★

オープニングのティンパニー連打から鳥肌が立つ。
聞いた感じは「Jazz The Poops」の頃に似ているんだけど、全く違う。
疾走するリズム、メロディー、歌いかた、どれも最高で・・・
冷静にレビュー出来そうも無いのでここで切ります。

不満点を挙げるとしたら全五曲中四曲がノンストップ仕様なんですが、
この曲だけアウトロがちょこっと切れてしまうので切断位置をどうにかして欲しかったなあ。

タイトルにはどんな意味が?
そして副タイトルの「Simply Eternal Reality」(要約すると「単純で永遠の真実」)とは?
歌詞が公開されていない上、英詩なのですべては謎のまま。


2.HOUSE COACH ★★

二分にも満たない小品。さらっとどうぞ。

この曲は以前NHK教育テレビでなんかの番組のテーマ曲になっていたらしい。
NHKにもシトラス知ってる人いたんだ。そしてその人に500円あげたい。
29480:2007/07/23(月) 23:54:19 ID:M0XLkqv/0

3.YOUNG FIDELITY ★★★★★

またまた光り輝く名曲が。
曲の構成がとても分かりやすい。
ノイジーな前奏→ノイジーなメロ→キラキラ全開のサビ(以下繰り返し)
ウィンドチャイム最高。ほんと非の打ち所が無い。
万人に受けるかどうかは不明。たぶん受けないんじゃないか…。それ以前にシトラス自体が…。

「colocolo meets the stripes」という曲と非常に似ている(というかそのまんま)なのでその曲を聞いてからこの曲を聴くとより楽しめます。
音源はトラットリアのコンピ「Prego!99〜Camp master」に入ってるので適当に聞くべし。


4.WISPY,NO MERCY ★★★★

この流れでまた名曲が。駄目だ俺今マンセーレビュアーだ。
これを音源化するのかと思うぐらい質の悪い音源。しかしそれがプラスになっている。
メロディーも素晴らしくて、なんと言うかもう何でこんな優しいんだと。こうだみくなんか聞いてないでこれ聞けよと

この一枚の中で一番バンドサウンドに特化した曲。全五曲のうちバックトラックに打ち込みとかコーラスとか使ってないのはこの曲だけです。

ボーカルに変なエフェクトがかかっており、大音量で聞くとそこだけ目立ってしまうという難点が
(小さな音で聞いている分にはヴォーカルが前面に出てていい)
あと高音がキンキン響くので耳が痛くなってしまう。こういう曲は折角なんだから大音量で聴きたいというのはただのエゴなんだろうか…。
29580:2007/07/23(月) 23:55:47 ID:M0XLkqv/0

5.YOUR BUILDING ★★★

ラストはなんともアカペラチックな曲。
疾走ばっかりで疲れ切った耳を癒してくれる位置づけ。

そしてさようなら。


総評:★★★★★

シトラスというバンドの最期を飾るのにぴったりの最高傑作。
とにかく疾走。たぶん今までの作品の中で一番テンポが速い。
聴いていて感動する瞬間というのが何度もあって、何度聞いてもそれが変わらないというのが凄い。
これからシトラスを聞くという人にもうってつけの作品だし、これまでずーっとシトラスを聞いてきたという人は感無量な作品。
全体的に漂う寂寞間は恐らくこれが最後の作品だということを知っているからだと思う。
一回そう言った事情を抜きにして聞いてみたい。
音源はもちろん、アートワークも素晴らしいのでじっくりと鑑賞してみて下さい。

今回採点とかが甘めのマンセーレビューになってしまいました。すみません。
これからはOOIOOとかやる予定。
29680:2007/07/23(月) 23:57:17 ID:M0XLkqv/0
…よーく考えたらこうだみくだった。ごめんなさい。恥ずかしい。
297名無しのエリー:2007/07/24(火) 00:03:37 ID:rxCUF6J60
おつちけ
298名無しのエリー:2007/07/24(火) 00:21:35 ID:HSgeoFwz0
>>293-295
乙です

このスレでOOIOOとか結構冒険するなあ
楽しみにしてます
299名無しのエリー:2007/07/24(火) 17:49:38 ID:GBHzy4Ij0
>>293-295
前のシトラスのレビュー見て興味わいたから
トラットリア時代のep全部買ったよ もっと早くに知るべきバンドだった
300名無しのエリー:2007/07/24(火) 18:41:24 ID:ZOh/Kb5PO
興味が湧いたけど全部は買えない俺に何買えばいいか教えてくれ。どんな音かもわからん
ポップなやつが好きだ。コーネリアスのポイント以降とかでも余裕でポップと認識出来る
あとできれば音が乱れてないやつがいい、乱れてると耳に馴染むまでに時間がかかるから
301名無しのエリー:2007/07/24(火) 20:10:42 ID:GBHzy4Ij0
全部買え! というか1つだけ買っても全部ほしくなるから
30280:2007/07/24(火) 21:44:58 ID:H6dwsxAI0
>>300
とりあえず「citrus plant for little kids」だけは買わないようにしましょう。
入手も難しいですが、初めてがあれだと確実に引きます。
とりあえず「BOAT,DRIVE IN」「JAZZ THE POOPS」あたりどうでしょう。
それが良かったら是非全四枚どうぞ。
でもシトラス自体同じように聞こえて一枚一枚方向性が違うバンドなので一概に「これ!」と言える一枚は無いんですが…。

ここが今のところ情報量が一番多いサイトなので参考までに。昔は「citrus hair pie」というサイトがあったみたいなんですけど現在閉鎖…。
ttp://www11.ocn.ne.jp/~polaris/citrus.html
303名無しのエリー:2007/07/25(水) 00:33:05 ID:b+Cu+lHnO
スレツガイだったのにありがとう
304名無しのエリー:2007/07/25(水) 00:50:23 ID:QjU4owirO
まとめ人さん、次回の特別更新は是非YUIでお願いします!
まあ、あんまレビュー数ないと思いますんで、何かのついでにでも
305名無しのエリー:2007/07/25(水) 02:38:38 ID:s+WlJEeRO
橘慶太の1stアルバム『声』のレビューください
306名無しのエリー:2007/07/25(水) 12:04:14 ID:TPR2RNbZ0
アンセブのアルバムのレビューまであるとは・・・
アンセブのレビュー書いた人に桃井のソロのレビューも書いてほしいわ
307名無しのエリー:2007/07/25(水) 16:40:23 ID:l8XlZCRU0
ここまで来たんなら、誰かランタンパレードを頼む。
セカンドまでしか聴いていないもので。
いないかなぁ…。
308名無しのエリー:2007/07/25(水) 16:55:48 ID:Nms84BC4O
誰かGReeeeN(笑)のよろしく
309名無しのエリー:2007/07/27(金) 16:39:49 ID:HWq3cfuDO
どなたか高見沢俊彦の「Kaleidoscope」のレビューをお願いします
310名無しのエリー:2007/07/27(金) 17:31:09 ID:NPIJsmF70
リク厨氏ね
311名無しのエリー:2007/07/27(金) 21:29:49 ID:UjvapAqZO
嫌だけど
312名無しのエリー:2007/07/28(土) 00:15:50 ID:x3W5Q+IzO
リク厨自重汁
313名無しのエリー:2007/07/28(土) 03:16:29 ID:6ej4wPRg0
FULLARMOR/ZION

1.Lion ★★★
ゴリゴリしたベースリフから始まる。もう一本のベースはルート弾き。そこにダイナミックなドラムとキーボードによるアルペジオ。
終始重たくもポップな雰囲気がこのアルバムの性格を体現している。スピード感があり一気に上り詰める感じ。

2.#5 ★★★
5拍子のビートでシンセ?による効果音がSFチック。
とはいえ変態音楽的ではなくあくまでポップ、途中のキメがゲーム音楽のようだ。

3.AURORA/PENGUIN ★★★
ベースによるハーモニクスを効果的に用いたリフにより始まる。ゆったりとした曲。
全体的に静かな曲である。徐々に明るさを感じさせる展開ではあるが、余韻を残しつつ終わる。

4.ZION ★★
アルバムタイトル曲である。6拍子で淡々と繰り返されるフレーズ、疾走感のある曲である。
意外と短くあっという間に終わってしまうので印象には残りにくいかもしれない。
314名無しのエリー:2007/07/28(土) 03:17:33 ID:6ej4wPRg0
5.Marco Paulo ★★★★
全曲から流れるようにキメのようなリフ。ベース2本の絡みが最も生きた曲の様に思う。
疾走感があり、またハイハットが心地よい。キーボードも主張しすぎることなく効果的だ。
個人的には一番好きである。

6.神威 ★★★
ベースリフから始まるミディアムテンポな曲。冒頭は3曲目に似ているように感じる。
しかし、曲自体はより殺伐としている。時折入るベースによる温かみのあるフレーズ展開が引き立つアレンジである。
2本のベースがそれぞれいい仕事をしている。

7.Money & Game ★★
イントロのベースのリフはLITEチックだ。このアルバムを締めくくるこの曲はそういう意味では多少異色であるとも思える。
キーボードが入ってくると展開広がっていく。
この曲もかっこよい曲ではあるが正直飽きが来る。なんて思っているとアルバムは幕を閉じる。


総評 ★★★
個人的にストレイテナーがあまり好きでなく(リズム隊は好きだが)聴く前は正直期待と不安が大きかった。
しかし日向とLITEの井澤の二人のベースの絡みへの期待があまりにも大きく購入に踏み切った。
コミックタッチのジャケットを恐る恐る開けCDをかけるとスピーカーから飛び出してきたのはポップで変態なグルーブ、であった。
未だにこのバンドにおけるホリエアツシの存在については分からない。こればかりはライブでも観ないとなんとも言えない。
とにかくプレイヤー自信が楽しそうに演奏する姿が浮かぶ。それだけで個人的には聴いていてとても楽しい作品だと思う。
このようなジャンルのインストに評価をつける意味はないかもしれないが、あえてやってみた。正直参考にはならないと思うが・・。
耳ざわりはいいので難しく考えずに聴いてみるといいと思う。個人的にはステレイテナーファンの感想が気になるところでもある。
315名無しのエリー:2007/07/28(土) 04:04:06 ID:A0EuQdyg0
>>313-314
乙!
新編成のフルアマ聴いたことないから気になってた

どうでもいいけど耳ざわりの使い方にムズムズw
316名無しのエリー:2007/07/28(土) 09:24:38 ID:6ej4wPRg0
>>315
どうもです。ところどころ変な日本語は脳内修正してもらえれば幸いですw
まだ既出じゃないみたいなのでもう一個やってみます。
317名無しのエリー:2007/07/28(土) 09:25:46 ID:wWdcva690
>>313-314 乙です。
>>315 耳障りでなく耳触り(がよい・わるい)を認めてる国語辞典(三省堂)
もあるようだ。認めない立場の学者もいるらしいけどどっちが優勢なのかは
わからん。スレちがいスマソ。
318名無しのエリー:2007/07/28(土) 10:12:47 ID:6ej4wPRg0
ACIDMAN/green chord

1.green chord (introduction) ★★★
アルバムタイトルを冠したアルバムの幕を開けるインスト。
個人的には笑ってしまうくらいメジャーなベースリフがツボ。ACIDMANのインストにしては明るい展開。

2.Returning★★
ギターアルペジオのフェードインではじまる。全英語詞。
初期のACIDMANのような曲。特に何も感じない。

3.Ride the wave★★
シンプルなリフにタイトなドラム、基本に忠実なベース。Bメロのチープな感じの展開が好きだ。
ただサビはなんだか過去の曲の詰め合わせにも感じる。悪い曲ではない。

4.スロウレイン★★★
やはりリフ、Aメロ、Bメロ、サビへの流れがいっさい無駄のない良曲。
ただ個人的には前作のRiverとかぶる。今のACIDMANらしい曲。

5、REAL DISTANCE★★
若干ジャジィなリフ、垢抜けたサビ。ベースラインがいい。
Cメロあたりの展開はアダルティー。

319名無しのエリー:2007/07/28(土) 10:13:16 ID:6ej4wPRg0
6.So Far★
アコギのリフはシンコペーション。この曲のサビもなんかRiverっぽいな・・・。
あんまり耳に残らない。

7.プリズムの夜★★★
壮大なアレンジでお届けする先行シングル曲。叙情的なアレンジ、さすがである。
詞を読みながら聴くとより深みが出ると思う。

8.AM2:00 (inst.)★★★
インスト曲。こちらはミディアムテンポ。淡々と同じ展開、フェードアウト。次曲へつなげる。

9.Dawn Chorus (inst.)★★★★
この曲はACIDMANらしいギターフレーズがオシャレなインスト。ギターのリフは衝撃。
四つ打ちドラムにベースラインのグルーブ、とてもかっこよいと思う。

10.千年歩行★★★★
四つ打ちドラムに複雑なベース。イントロ、Aメロと個人的にはツボな展開。
とくにベースのグルーブが物凄くいい。歌もいい。詞には過去曲の事が出てくる。
正直このアルバムは9、10の流れが最高。

11.懸命の銘★★★
歪んだギター疾走感のあるナンバー。サビでメジャーになる展開が○。
曲自体は初期のようでなかなかカッコイイ。
320名無しのエリー:2007/07/28(土) 10:13:48 ID:6ej4wPRg0

12.Calm★★
アコギから始まる曲、ベースラインがカッコイイ。
ミディアムテンポのバラードである。

13.toward★★
10分に及ぶ大作。イントロはボリューム奏法かな。エレキのアルペジオと歌、そこにベースドラムが乗る。
なんだかとてもせつない展開である。途中で変態なリフ、プログレティックな展開だ。
最後はメジャー進行、大団円である。しかしこんなに長くする必要があるのか少々疑問である。

総評★★★
最近のACIDMANは賛否両論であると思う。俺は今のような方向性はまぁアリだと思うが、正直似た様な曲が多いのが否めない。
green chordに関しては前作and worldに比べて革新的なものはあまり感じられず。
今後のACIDMANがどうなっていくかは、気になるところである。
今作は1曲目から最後まで通して気軽に聴こうとは思えない何かがあると思った。
321名無しのエリー:2007/07/28(土) 10:15:01 ID:6ej4wPRg0
>>317
なるほど〜自分は普段から耳触りの意味でつかってますね。
322名無しのエリー:2007/07/28(土) 15:50:14 ID:7f5O1BriO
>>321
ちんこ
323名無しのエリー:2007/07/28(土) 15:56:22 ID:1IWRq7Ng0
>>318-320乙。じゃ自分も久々に

circus/FictionJunction YUUKA

1.circus ★★★
電子音、打ち込みリズム、シンセベース、厚いコーラスワークと、いかにもJ−POPな
仕上がりのベタな曲。別に時代を前に進める訳でもなく今更な感じだが、各パートの
バランスが良く、「何かの音がうるさくて別の何かが聞こえにくい」というありがちな
詰め込み過ぎ感がない。メロディも丁寧。一括りにJ−POPで収まるレベルからは
脱却している印象。詞に情感はあまり感じられないが、それが今作全般を覆う
「BGM感」の象徴か。

2.aikoi ★★★
サントラ的なイントロに興味をひかれるが、曲自体は歌謡曲的なマイナー調ポップス。
基本的に打ち込みを軸にするスタイルのようだが、個々のパートはあまり深く
作り込まない印象。丁寧に韻を踏み、歌メロのリズムも規則的なサビは教科書通りの
出来。感情的な詞で、歌の表現も丁寧だが、感情を爆発させるような無茶はせず、
あくまで曲全体のバランスに順じているのでやや淡々として聞こえるか。

3.Silly-Go-Round ★★★
まずは形にすることが優先なのか、キッチリとした出来ではあるが遊びのない
手堅いアッパーチューン。リズミカルで綺麗なサビメロは今作中最もロック色が
強い出来か。演奏は聴き易いが、無理をしなすぎて退屈かも。どこにでもある
ポップスを、もう一度引き締め直したような曲。

4.blessing ★★★★
音数を絞った3/4拍子の曲。3拍目のウラに上手く音を配置した歌メロのリズムが
非常にスムーズで、コテコテの3拍子にならない滑らかな出来に。全体のバランス
重視のためか、極端に音量を上げたり下げたりはしない印象で、聴き易いがやや
平坦。自分でコンポのイコライザーをあまりいじらないほうが聴き易いかも。
324名無しのエリー:2007/07/28(土) 15:57:00 ID:1IWRq7Ng0
5.荒野流転 ★★★★★
サントラの人、梶浦の本領発揮といった曲。音数は多いが聞き取りにくいパートは
なく、基本的に全体の音を聴きながら各パートの変化を楽しめる作りになっている。
色々な音が現れては消え、入れ替わりで近くに遠くに聞こえるさまに曲のストーリー性
を感じる。単体で聴くとベースが単調だったりはするが、構成には長けているのでは。

6.よろこび ★★★
長めの音符を歌うボーカルの周りを各パートがせわしなく動き回るサビが印象的。
「私の歌です」的な自己主張や生活臭のない曲が続くため、ボーカルの役割が
楽器に近すぎる気もするが、主張を薄めることでBGM適性を高める意図かも。

7.光る砂漠 ★★★
基本的にゴシックで壮大なイメージの曲が好きなようで、この曲も例に洩れないが、
やや徹底しすぎか。くだけた曲なし。変なv系のインチキ耽美曲よりずっと丁寧
ではあるが、こればっかでも…。夜や闇の似合うものが多い彼女達の曲にしては
珍しく、陽の光が似合う曲。まとまりは良いが個々のパートにクセがないのは
相変わらず。

8.romanesque ★★★
スパニッシュなギターがここまでにない表情をみせる曲。エレキでのカッティング
との相性もよく聴き応えがあるが、ベースのアレンジが今一つのような。ボーカルは
丁寧だが、ガラリと声質を変えてくることはないのでやはり表現に限界が。間奏の
盛り下げパターンもマンネリか。

9.ピアノ ★★
小室っぽいピアノイントロから始まり、そのままほぼ全編歌とピアノだけで乗り切る。
メロディはベタだが、アタックの柔らかいボーカルが独特の雰囲気を出しており、
洋風にも和風にも聞こえる不思議な曲に仕上がっている。
325名無しのエリー:2007/07/28(土) 15:57:56 ID:1IWRq7Ng0
10.六月は君の永遠 ★★★★
今作中最も生の質感に近く、臨場感のあるピアノバラード。単体で大ボリュームで
聴くより何かのバックでさりげに流れているほうが似合う曲が多いBGM的な今作だが、
こうした「このシンガーとこのピアニストのユニットです」的な、シンプルに
本人達を前面に出した曲を挟んでこそ他曲も活きると感じる。物珍しい曲では
ないが、今作中に必要な曲。

11.焔の扉 ★★★
電子音、エレキギター、ストリングス、コーラスワークと、アルバムトータルの
流れ通りのアレンジの曲。神秘的な詞世界が曲にマッチしている。基本的に
非現実的な世界観の曲が多いが、Salyu等の持つ超自然的なイメージではなく、
より耽美で理性的。ちなみに自分が勝手にイメージするSalyuは「山の木の節穴に
住んでいて、たまに人里におりてきて皆の前で歌ったり、雨を降らせたりする」
みたいなケモノっぽい感じ。

12.angel gate ★★★
今作全般でそうだが、歌メロのリズムが非常に規則的で、作詞の都合で音が増減
したりしない理性的な出来。間違いなく曲→詞の制作工程。シンプルなベースを
敢えて前めに配置してドッシリした安定感を出したバラード。メロディに派手さは
ないが、落ちついた出来で、締めに相応しい。新しいことを模索するより既存のものを
まとめることが得意な彼女達らしく、前向きなメッセージできっちり締める。
326名無しのエリー:2007/07/28(土) 15:59:07 ID:1IWRq7Ng0
総評 ★★★
たまにチャートに顔を出す「聴けるアニソン」の正体が何となく理解できた作品。
アニメの主題歌、サントラを主に手掛ける梶浦由記と声優シンガーYUUKAのユニットの
2nd。キャラやストーリーと直接結びつけるアニソンと一線を画す、動画(アニメー
ション)との結びつきを重視したサントラ的なイメージのポップス。菅野よう子等、
サントラ畑の人が作る歌ものポップスには、サントラポップスとでも言うべき独特の
質感があるが、この作品もまさにそうした印象。本人達が前面に出すぎず、リアルな
メッセージや生活感がないため、非常に堅苦しい。理性として良い音楽とは認識
できるが自分には合わない、という人も多そう。無計画なバンドのような音の潰し合い
がなく、個々の音が聴きやすい風通しの良さは魅力だが、各パート単体(特にリズム
体)の作り込みはさほど深くない。メロディも非常に手堅いが、開拓する推進力は
ないのでAPOGEE辺りのファンには退屈かも。ボーカルは特に迫力があるわけでは
ないが、声質の透明さと、必要なキーを瞬発的にとらえるピッチの良さは武器。
総じて、新しくはないが外さない守備的な作品。ニュース映像や映画のエンドロールを
観ながら聴くなど、相性の良い動画を探しながら楽しみたい作品。
327名無しのエリー:2007/07/28(土) 17:38:48 ID:pz/BV8E00
>>323
いつも乙!
Salyuのイメージにワロスw
328名無しのエリー:2007/07/28(土) 19:19:05 ID:gsjdjKVh0
>>323-326
乙です!俺もレビューしちゃえ。


PSYENCE/hide

1.PSYENCE ★★★
缶ジュースのふたを開封する音で始まるインスト。
スパイ映画のオープニングのようなゴージャスなホーンがワクワク感を煽る。
隙間を埋める打ち込みのビートと揺れまくるピアノもカッコイイ。

2.ERASE ★★
打ち込みのループと生音の融合。
「趣味悪い服着てハイソなレストランへ行こう」など、迷言多数。
でもこのフレーズ、異端なhideを象徴するフレーズかもしれない。

3.限界破裂 ★★★
危険な妄想男による変態的な世界。この曲もそうだが、このアルバムの歌詞はエロいのばかりだ。
作中で最もベースのフレーズがメロディアスで、かなり気持ち良いグルーヴを放っている。

4.DAMAGE ★★★
全編所謂「デス声」。ナインインチネイルズヲタであったhideの趣味世界が爆発。
ボーカルや曲調の割りに歌詞が比較的聴き取りやすいので、この曲は歌詞にも注目すると面白い。
ロックに堅苦しい四字熟語がすんなり乗っているのだ。
割とポップだった「限界破裂」の次にこんなハードな曲を持ってくるとは…。

5.LEMONed I Scream(CHOCO-CHIP Version) ★★★★
全英語詞によるミディアムな小品。まるで白昼夢を見ているかのような浮遊感が漂う。
炎天下の真昼間にこれ聴いてると確実に逝く。
エフェクトのかかったhideの声が妙に可愛らしくて心地よい。ゆる〜く踊れる。
329名無しのエリー:2007/07/28(土) 19:19:47 ID:gsjdjKVh0
6.Hi-Ho ★★★
サンバのリズムに乗ってエロエロな歌詞を陽気に歌う。まさかhideがサンバで踊るとは…。
代表曲が「紅」であるバンドに所属しているhideだが、この曲はとにかくカラフル。
鮮やかな電飾がテラテラ点滅している様子が浮かぶ。
Xとは全くカラーの違うギターソロもたっぷり楽しめる。

7.FLAME ★★★★★
名曲1。X JAPANの一員でもあるhideのパブリックイメージからすると全く想像できない物凄く優しい声で、
優しい言葉を丁寧に歌う。とことんメロウで切ないメロディーだが、
バックではおもいっきりディストーションかかったギターがギュオーっと鳴りまくっている。
ポップとハードを見事に合体させた、hide屈指の名曲。

8.BEAUTY & STUPID ★★★★
卑猥な歌詞とポップなメロディーが息つく間も無く駆け抜ける、どこか昭和の香りも漂う歌謡ロック。
前曲の切なさはどこへ…。最高に踊れる、聴いていてとにかく楽しいポップチューン。
サドっぽい歌詞で始まるが、後半になるといつのまにかドM男な歌詞に変貌しているのが笑える。
余談だがスカパラがリミックスしたバージョンもかなりの名曲である。

9.OEDO COWBOYS ★★★
ドリフのコントで使われてそうなドタバタしていてコミカルなインスト。
タイトル通り、江戸の町をカーボウイが馬で疾走いるような、逆に西部劇に出てくるような街を
岡っ引きが駆け抜けているような、異文化交流を感じる曲。

10.BACTERIA ★★
デス声で熱唱。歌詞カード見ないと何言ってるか全く聞き取れない(歌詞結構面白い)。
「めっちゃくちゃやってやりました」的なハードな曲だが、キャッチーなコーラスもちゃんとあるため
「BEAUTY & STUPID」が好きな人でも置いてきぼりにならない。はず。
330名無しのエリー:2007/07/28(土) 19:20:54 ID:gsjdjKVh0
11.GOOD BYE ★★★★
ビートルズ風のサイケなバラード。前曲との曲調の格差が凄い。
夕焼け空が不穏に変色していくような雰囲気。いけない薬を摂取したらこういう景色が見れるのだろうか。
アグレッシブな曲が多いこのアルバムでやたら異彩を放つとともに、hideの才能の幅広さも見せる。
ハマると一日中聴けそう。

12.Cafe Le Psyence ★★
バーのBGMみたいなインスト。ムーディーなピアノをフィーチャー。

13.LASSIE(demo master version) ★★
タイトル通り、デモ音源をそのまま収録したらしい。よって荒削りなミックス。
歌詞は飼い犬の反抗について。人による「アォー−ン!」という遠吠えが笑える。
転調して以降の盛り上がりぶりが楽しい。

14.POSE ★★★★★
名曲2。卓球のラリーのような音が聴こえてきたと思ったら機械的なリフがガーっと響き、
野太いリズム隊が絡む、ヘヴィーなインダストリアル曲。
作中で最もハードな曲にも思えるが、シリアスなキーボードが突然ふわっと入ってくる箇所があり、
ハードなのが苦手な人でも結構聴きやすいのでは。
ていうかキーボードはキモだ。絶妙すぎる。

15.MISERY(remix version) ★★★★
抜けるような青空を思わせる、超爽快なポップチューン。
7曲目「FLAME」と双子のような関係にあるらしく、同じ歌詞・フレーズが登場する。
しかし曲調は全く違うのでなかなか気づきにくい。
ハードな曲もしっかり作りつつ、J-POP好きも大喜びな超ポップな曲も作れるhide、凄い。
「これでもか!」と言うほど快感のツボを押しながらポップに上り詰めていくメロディーに、
とにかくポジティブな歌詞が乗っていて、油断してると涙腺が…。
331名無しのエリー:2007/07/28(土) 19:21:25 ID:gsjdjKVh0
16.ATOMIC M・O・M★
エピローグのインスト。笑い声が不気味。1曲目のインストのホーンがサンプリングされている。
無くてもアルバム完結しそう。

総評★★★★
hideの名曲と言えば晩年の「ピンクスパイダー」だが、それ以前に制作されたこの2ndソロアルバムも良い。
リーダー・YOSHIKIの異常なまでの完璧主義ぶりのせいでなかなか新曲が出なかったX JAPANと正反対で、
まだ黎明期だったハードディスクレコーディングを駆使して曲を作りまくっていた当時のhide。
そんな彼の実験と遊びの記録がこのアルバムである。
一曲一曲の方向性が見事なまでにバラバラで、「好き放題しまくりました」という感じ。
ハードな曲の完成度は晩年のアルバム『Ja,Zoo』にはかなわないが、
「ハードな曲を日本のヒットチャートに送り込んでやる」という明確な意思のあった晩年には無い、
フットワークの軽さと楽曲パターンの幅広さ、ラフさがここにはある。
音楽性が幅広いため初めは自分の好みに合ったタイプの曲にしか惹かれないかもしれないが
(ポップなのが好きなら「MISERY」「Hi-Ho」、ハードなのが好きなら「POSE」など)、
通して聴いているうちにどの曲にもハードな面とポップな面が共存していることに気付く。
全16曲の曲順は聴きやすさを徹底的に無視。凄く唐突。
メロウな曲の次に超ハードな曲を持ってきたり、アグレッシブに盛り上る曲の次に、
熱を一気に冷却させるかのようなバラードを持ってきたり。
多分ランダム再生モードにしても全く変わらぬ印象で聴けるだろう。
332名無しのエリー:2007/07/28(土) 20:07:09 ID:A4NAHTgW0

hideの2ndはすごく好きだ
333名無しのエリー:2007/07/28(土) 20:14:29 ID:K0o7MW/j0
乙です
334名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 02:26:41 ID:4qh0oFRz0
335名無しさん@そうだ選挙に行こう:2007/07/29(日) 02:30:52 ID:lqMoWdNf0
>>318
おつ。
俺とはだいぶ違うな。
towardがそんな評価低いとは。
336まとめ人:2007/07/29(日) 15:40:25 ID:aBbvhwWd0
遅れ馳せながら「さ」をうp。
それと、まとめサイト10万PV逝きました。ありがdです〜。

>>304
YUIもageといたよ。
337名無しのエリー:2007/07/29(日) 22:15:01 ID:488uVzFiO
そのうち1000は俺だから
338名無しのエリー:2007/07/29(日) 22:27:20 ID:jB8dYwNB0
まとめ人さん、乙です。
339名無しのエリー:2007/07/29(日) 23:22:54 ID:V50sU6cCO
みんな暇なんだね↓↓
340名無しのエリー:2007/07/30(月) 01:08:03 ID:kqh21AGZ0
まとめ人乙
どんどん充実してきたね

BOLERO/Mr.children

01.prologue ★★
深海以降のミスチルお得意の、次曲とつながってるインスト
雰囲気とか発想とかもろピンクフロイドなのはご愛嬌

02.Everything (It's you) ★★★☆
13thシングル。HRを敬遠していた桜井が、心を入れ替えてHR調の曲を作ってみようと思って書いた曲らしい
しかしこれがHRなのか?メロディはもろ日本的な歌謡曲だし、エレキギターも全然前に出てこないし、アコギの音なんかフォーク丸出し
個人的にはそれまでのミスチルの曲との大幅な変化は認められない。でも耳馴染みのよい曲を作る桜井の作曲センスは流石
間奏のギターソロはギターの田原ではなく、桜井が弾いてる

03.タイムマシーンに乗って ★★★
イントロのギターから攻撃的なロックナンバー。Aメロのアコギの使い方が上手いと思う
全体的にドラムの跳ねた音が気持ち良い。たまに入るキーボードの音も、上手く華を添えてる
サビで少し失速するのが残念。歌詞が何言ってるのかさっぱりわからないのは、最早そういうスタイルだと思うしかない

04.Brandnew my lover ★★☆
前曲以上に攻撃的なロック。この曲の場合は、跳ねた軽いドラムが曲の雰囲気を大幅に損なってる
ギターはもっちょっと太い音を鳴らせないものなのだろうか、あまりにもしょぼい・・・
Bメロではラップを取り入れたり、実験的な楽曲となっているけど、イマイチ空回り感が拭えない
歌詞がかなり攻めていて過激、「ファックする豚だ」なんて今のミスチルじゃ考えれない

05.【es】 〜Theme of es〜 ★★★★
8thシングル。前アルバム『深海』の収録曲から漏れたシングルのひとつ。いかにもミスチルらしい、歌謡バラード
序盤はアコギだけの演奏から、徐々にその他パートとオーケストラが入ってきて壮大な曲となる
Cメロだけ、挑戦的な作りになっていて他の部分と雰囲気が違うが、上手く曲に馴染ませているのは桜井の力か
341名無しのエリー:2007/07/30(月) 01:08:44 ID:kqh21AGZ0
06.シーソーゲーム 〜勇敢な恋の歌〜 ★★★★☆
9thシングル。これも『深海』から漏れた。当時鬱状態だったミスチルの曲の中では、異質な明るいポップス
小林武史が殆ど関わっていないらしいが、なるほど確かに音の作りがチープ
だけどそれが逆に、70年代のカントリーミュージックのような明るさを曲に加えている。桜井にはこういう曲が一番合ってるよ
曲の雰囲気やPVがもろエルヴィス・コステロで、ライブで演奏しないのは彼に配慮してるためとも言われる

07.傘の下の君に告ぐ ★★★
ギターのアルベジオが綺麗なアップテンポナンバー。明るい曲ながら、これも他のアルバム曲と一緒で、社会をきつく風刺した曲
サックスの音が曲に良いアクセントを加えてる
サビがちょっと曲全体から浮いてるのが残念。だけどCメロは、Cメロ職人桜井だけあって凄い出来

08.ALIVE ★★★★
後にベストアルバムにも収録される人気曲。7分近くある壮大な曲となっている
厭世観に満ちた暗い歌だが、サビでは未来への希望を謳ってる
全体的にありがちで、シンプルなコード進行ながら、デジタルとアナログを使い分けたアレンジが秀逸なので、聴いてて飽きない

09.幸せのカテゴリー ★★★☆
浜省大好きな桜井だけあって、もろあの辺のフォークロックの影響を色濃く感じられる
最近の明るくポップなミスチルっぽい、メロディ・アレンジの曲で。詞も明るめ
このアルバム全体を通してみると、少し浮いてる感は否めない

10.everybody goes -秩序のない現代にドロップキック- ★★★★☆
7thシングル。これも『深海』から漏れた
桜井曰く「サザンの『勝手にシンドバット』的なパーティソング」らしく、かなりアップテンポな曲となっている
しかし、歌詞は社会とミスチル現象を痛烈に批判したものであり、当時としては異例のノンタイアップだった
342名無しのエリー:2007/07/30(月) 01:09:14 ID:kqh21AGZ0
11.ボレロ ★★★
モーリス・ラヴェルのボレロをベースに作られた曲らしい。オーケストレーションとバンドサウンドを融合した意欲作
こういう作風は後の『IT'S A WONDERFUL WORLD』等に引き継がれている。
ちなみに本当のボレロは3拍子だが、あえて4拍子にアレンジしてる

12.Tomorrow never knows ★★★★★
言わずと知れた6thシングルで、彼ら最大のヒット曲。邦楽史に残る名バラード
桜井は、「この曲はここに入れるしか収まりがつかなかった。まっ、ボーナストラックだと思って下さい」と言ってるが
確かにアルバム的には、前曲で終わらしていたほうが全然良かったと思う。しかしそれを差し引いても名曲である
思いっきり日本人の琴線に触れる泣きのメロディ、渋谷系を瀕死に追い込んだといわれている大胆で豪華なアレンジ
「良い曲」というものをまさに作った感じ。ちなみにシングルでは打ち込みだったリズム隊が、生音に録りなおされてる。

総評:★★★★
「ミスチルファンであることに対する踏み絵」とまで言われた、暗く重い前作の『深海』と同時期に作られていたアルバム
非常に攻撃的な曲が多く、俺個人はこっちの方が踏み絵的存在だと思ってる
コバタケはベストアルバム的なこのアルバムを気に入ってないらしいが、ミスチルのロックな面が出てて、面白い
ちなみにB'zの松本はこのアルバムを評して「これこそがロック」と言っていた
まぁ今のミスチルからは想像もつきませんね、『HOME』みたいな暖かいアルバムも良いけど、こういうのも良いです

駄レビューすみませんでした
343名無しのエリー:2007/07/30(月) 01:26:02 ID:tB7pvG7o0
344名無しのエリー:2007/07/30(月) 02:03:54 ID:ZX8pkrwB0
>>340
345名無しのエリー:2007/07/30(月) 04:12:23 ID:qDDDYdmZ0
>>340-342乙。じゃ自分も
 
COYOTE/佐野元春

1.星の下路の上 ★★★★
ブリッジミュートのギター、頭打ちのドラムに、裏拍を意識した軽やかなベースが絡む
王道ロック。保険的に色々な音を入れておこう的な曖昧な要素がなく、必要な音のみで
シンプルにすっきりまとめている。メロディも非常にシンプルだが、ベタな出来かと
いうとそうではない。練りすぎて失敗するアーティストが大半だからである。メロディアス
にする必要のある曲と、逆にマイナスに作用してしまう曲の分別基準が彼にはある、
ということだろう。聴いた時に物足りなさは感じない。

2.荒野の何処かで ★★★★
思い切りシンプルにしたAメロのベースが印象的なミドルテンポの曲。いわゆる
古き良きロックだが、他のアーティストとの違いは、60’s、70’sっぽい
こもった音作りでなく、あくまでクリアな音作りにしている事か。各パートの
聴き易さ、風通しの良さは、畑は違うが佐藤竹善あたりの音作りに近いかも。

3.君が気高い孤独なら ★★★★
アップテンポのストレートなロック。今作はコヨーテ男の物語をテーマにしている
という事だが、そうした説明を聞かなくても分かるほど作中の曲に「君」への
呼びかけが多く、聞き手に自発的に何かに気付かせる作りになっている。「君」が
どんな人物を指すのかを詞から想像しながらコヨーテ男の人物像を組み上げていく
のも一興。サビ終盤の、dimの構成音をキレイに使ったベースラインが爽快。

4.折れた翼 ★★★
キーボードとピアノ、アコギを前面に出したシンプルな歌重視の曲。後方でそっと鳴る
歪んだギターが印象的。サステインのない前半のベースの音が切ない。徐々に
エモーショナルな展開になるが、全く別の要素を持ち込んだり、弾き込みすぎたり
しないようにして曲が2つに分かれてしまうのを防いでいる。
346名無しのエリー:2007/07/30(月) 04:13:21 ID:qDDDYdmZ0
5.呼吸 ★★★★
優しいピアノとアコギに乗せて佐野が「僕は君の味方」と語りかける曲。虚ろで
儚い今曲のイメージからすると、「君の味方は僕を含め大勢いるよ」というより
「君には味方は少ないかもしれないけど、せめて僕を味方だと思ってほしい」という
感じか。不特定多数に向けて「皆の事応援してるよ」と無責任に投げかける曲では
なく、特定の人(多分孤独な人)に向けて歌っている印象。

6.ラジオ・デイズ ★★★
Aメロの歌メロのリズムが良い感じ。間奏のキーボードソロも何ともポップな仕上がり。
途中テンポダウンしたり、全体的に間奏や後奏を長めに取ったりと、構成に一工夫
ある曲。この曲を聴いた時点での自分のコヨーテ男のイメージは「ずっと昔から
良い音楽を発信し続けているが今さほど認められていないミュージシャン」みたいな
感じ。もしや転じて佐野のことかも?ドラマタイアップ曲以外はそんなに売れてないし。

7.Us ★★★
シャラシャラしたギターの鳴りと変則的な拍子が印象的な曲。基本的にはここまでの
流れ通りの王道ロック。「君がここで倒れるわけにはいかない」というサビの
フレーズ時にはリズム体も伸ばす音に切り替え、詞への注意をひかせる作りにしている。

8.夜空の果てまで ★★★
シンプルながら音粒の良いベースが印象的なミドルテンポの曲。Aメロに入ると
ベースは伸びやかなプレイになり、テンポの良い歌がリズムの主導権を握る展開に。
間奏のキーボードソロは随分あっさりしているが、ハイトーンを往き来するベース
との相性は良い。
347名無しのエリー:2007/07/30(月) 04:14:09 ID:qDDDYdmZ0
9.壊れた振り子 ★★★★
「壊れた振り子は傾いたまま」のフレーズが印象的な、ムードのあるマイナー曲。
単体で練るのではなく、コードの流れと上手く連動した美メロは秀逸。各パートとも
演奏の密度も濃く、聴き応えのある曲。

10.世界は誰の為に ★★★
吹っ切れた明るい曲。サビでは安易なエフェクトや楽器の足し算、極端なバカテクに
頼らず、芯のある演奏で疾走感を出している。派手好きな人には今一つかもしれない
が、佐野の導いたロックの一つの答えとして納得はできるのでは。個人的には
ゴテゴテしたものより、この曲のアウトロのような渋めの盛り上げが好み。

11.コヨーテ、海へ ★★★★★
非常にシンプルで真っ直ぐなバラード。引き締まったシャープな演奏に乗せ、佐野が
「もう夢など見ない 希望は切ない」と呟くように歌う瞬間の緊迫感は凄い。
作中全般であまり高いキーに行かず、淡々とした印象だったボーカルが、ここでついに
エモーショナルに。アルバム全体で一つの物語にしたいという意図が伝わる構成。
一句一句が重い。最後は波の音で締め。コヨーテ男は彼方に。

12.黄金色の天使 ★★★★★
「また君に会えるのはいつの事になるだろう」の始まりが非常に印象的。
「ジャスミン・ガール」等に通じる明るい曲調に前向きな詞が乗る、ほっとする
ラストナンバー。単に陽気なオチをつけるのではなく、まだ続いていく物語として
歌われていることがまた瑞々しい。「君は君のままで歩いて行くんだろう」の
フレーズからは、別の道を行くコヨーテ男に対し佐野が「あれから元気でやってるか」
と呼びかけて互いの無事を確認し合うような親しみが感じられる。
348名無しのエリー:2007/07/30(月) 04:15:26 ID:qDDDYdmZ0
総評 ★★★★★
フロンティアーとして邦ロックを牽引する役割が一段落し、一線を退いてマイペースで
作品を発表する立場になった…かと思われた佐野だが、今なおこのクオリティ。
同世代は勿論、後発のアーティストで「彼らは大丈夫だ」と思っていた人達でも
劣化が始まっているように感じる昨今、佐野元春は健在だった。音作りも現代的で、
50歳になろうという今でも時代錯誤感なし。元気でやってるのが分かればそれで良い、
位に思っていたが、今なお一線の人とは。音的にはかつてのように、早期にラップや
スカをロックに導入したり、レゲエでクリスマスソング作ったりといった先進性は
ないが、歌謡曲っぽさゼロのスタイリッシュなロックは相変わらず。源流としての
ロックを鳴らし続ける姿には、ロックの一つの結論を手にした確信が感じられる。
昔に比べて技術面でのこだわりは薄れた気もするが、メッセージ性を前面に出した
コンセプトアルバムであることを考えれば正しい判断か。実際、演奏はシンプルなので
自然に歌詞に耳がいく。音楽だけで伝えることに成功している作品。長いインタビュー
での付けたし補足を読んでやっと「ああ、そういう曲なのか」と納得できるような
作品が多い今日にあって、聴いた時に自分なりの解釈ができる今作は貴重。
名盤なのかは分からないが、確実に一つの成果を手にした稀有な作品。
349304:2007/07/30(月) 12:36:57 ID:WMToHI4GO
まとめ人さん、乙です!
350名無しのエリー:2007/08/01(水) 13:28:25 ID:CPm97xPv0
>>345-348乙です!
まとめ人殿これからも更新がんばってくだされ。
では私も。需要が全くないことはわかってますが
BLUE HEAVEN/PENICILLIN

1 花   ★★☆
特にこれといったインパクトはない平凡な曲。「青春の証明」という言葉を
結成15周年目のバンドが使うことがすばらしい。
2 神風SURFER ★★★☆
漫画チックな詞が“らしい”疾走型ハードロック。
3 hyper chord ★★★★
なかなかカッコいいが、特にコメントすることはない。PENICILLIN王道の疾走曲。
4 Misery ★
ファンには人気高いようだが、ごく普通の曲。なんかHAKUEIの声が上滑りしてい
るような感じがして、微妙。きっと別の人が歌うといいのかも。
5 Galaxy Train ★★★★
宇宙っぽいシンセから始まる疾走曲。サビの「壊れそうな、壊れそうな」で迫るよ
うに歌うサビの部分はHAKUEIの真骨頂。
6 月千湖輝 ★★★★☆
闇の中が似合いそうなミディアムナンバー。コウモリがダンスしているようなイメ
ージ。ささやくような妖艶なボーカルがよい。
351名無しのエリー:2007/08/01(水) 13:34:36 ID:CPm97xPv0
7 蛍火 ★★★
脱退を表明したGISHOが作曲した曲。ごく普通のバラードだが「過ぎ去りし日々よ、さようなら」と
いう詞がなんとも物悲しい。
8 Grind Candy ★★★★★
大袈裟ではなく、間違いなくPENICILLINの15年の中でも5本指に入る傑作。サウンドはなかなか
ハードだし、Aメロ・Bメロはシリアスなのだが、サビだけが妙にご機嫌なのである。というか聞いた
ら一瞬で覚えられるほどインパクトが強い。「ロマンス」以前のV系っぽさと、「ロマンス」以降の
コミカルさを兼ね備えた、PENICILLINの15年間の総まとめ的な曲だ。
9 ネオグラマラス ★★★★
前作「hell bound heart」の後半に見られたような、ポップでメロディアスな曲。サビのメロディー
が良い。しかしその割にはギターソロが結構ゴリゴリだったりしておもしろい。
10 hyper kids 〜 東海大学物語 〜 ★★★★
PENICILLINが東海大学のサークルで結成されたことは有名な話だが、そこでの面白いエピソードを歌
詞にしたパンクナンバー。青春のすばらしさに浸れる。
11 エデン ★★★★
うって変わって、非常に重いパワーバラードナンバー。ノイジーな打ち込みも駆使し、インダストリアル
な香りを漂わせている。
352名無しのエリー:2007/08/01(水) 13:35:07 ID:CPm97xPv0
12 Blood Red Snow White ★★★
最近のPENICILLINの恒例のアホロック(誉め言葉)。他のサイトでもPENICILLINを形容する際に使用する
のだが、倖田來未がエロカッコよかったのであればPENICILLINは“アホカッコいい”のではないかと思う。
さて、今回もアホみたいにサビで「Blood!Bloody!Blood!Bloody!」を連呼し、音も気合充分であるが、メ
ロディーが弱いせいか前作収録の「HELL BOUND」ほどのインパクトはないのが残念。

総評 ★★★★
気がつけば同年代のバンドは軒並み解散し、若手からリスペクトされる存在になっていたPENICILLINの
結成15周年記念アルバム。だが、音楽とは関係ないところで注目(同情?)を浴びてしまったり、某映
画会社の社長をやっているメンバーが脱退したりと災難が続いてしまったのが残念。でも最近は再びハ
ッピーなムードになりつつある模様。
さてアルバムについてである。今作は、サウンドがハードなのはいいがメロディーが地味だった前々作
「FLOWER CIRCUS」やハードな曲とメロウな曲が見事に分裂してしまった前作「hell bound heart」の
反動からか、程よくハードで程よくポップでメロディアス、そしてちょっとオバカな、まさに“PENIC
ILLINらしい”アルバムになっている。(ただ惜しいのは、1.と4.のような微妙な曲の存在である。)

もしこれを読んで少しでも興味を持ってくださる方がいたら、レンタル店の視聴機でもいいのでぜひ聞
いてみてくださるとうれしいです。長文失礼いたしました。
353名無しのエリー:2007/08/02(木) 13:25:31 ID:xmbgz4UL0
>>352


前スレが消えて彷徨ってたがやっと見つけた
相変わらずレビュワーの人数が何となく見えるがスレが生きてて何より ツタヤ半額期間は重宝する

俺もなんか書くか
354名無しのエリー:2007/08/02(木) 19:11:18 ID:wSTdzpoSO
勝手に書いていいよ
355名無しのエリー:2007/08/02(木) 21:36:05 ID:RUXq/Hts0
勝手に書いたぜ


RORO / BOaT

1.All ★★★★
綺麗だがどこかはかなげな、ノスタルジックな一つのフレーズを軸にした曲。
メインのフレーズがアコギ→ボーカル→エレキギターとリレーする中で、
様々な音が少しずつ重なっていき徐々にエモーショナルに盛り上げていく。
終盤はストリングスまで自己主張しはじめ音の洪水に。

2.Akiramujina ★★★★
ギターを中心とした完全インスト曲。前半はもろに轟音系ポストロックだが
テンポや構成でも緩急をつけていて、展開が結構忙しく変化する。
後半はかなりアグレッシブに暴れており、Natsumenの原型のようだ。

3.Roots of summer ★★★
前作までのBOaTの軽快でポップな雰囲気を残したボーカル主体の曲。
曲単体で見ると普通だが、単調になりがちなこの手のアルバムに
ほどよくスパイスを利かせており、ないと困る存在。
6曲目と違ってアルバムの中に綺麗になじんでいるし。

4.Rummy night ★★★
完全インスト2曲目。
いつもどおり最初は静かでゆっくりと、後半は激しくエモーショナルに。
わりとリズム主体で、わりとシリアスで、わりとMogwaiっぽい。
356名無しのエリー:2007/08/02(木) 21:37:33 ID:RUXq/Hts0
5.Tuesday ★★★★★
序盤はアコギと呟くような抑揚のないボーカルをメインに音数を絞り、
徐々に音を重ねつつも、あくまで穏やかな雰囲気は崩さずにタメを作る。
半分を過ぎたあたりから一気にエモーショナルに盛り上げてカタルシスを作り出す
定番のパターンなのだが、終始終わりの雰囲気が漂っていて凄く切ない。
最後の方は切なさで涙がちょちょぎれてしまいそうです。

6.Circle sound ★★★
ボーカル主体の曲2つめ。3曲目以上に前作の面影が強く残っており、
曲自体は悪くはないものの、全体からちょっと浮いている。
ボーナストラックのような扱いか。


総評 ★★★★
一部の間で傑作と名高いBOaTのメジャー2枚目にして最終作。現在絶賛廃盤中で価格高騰中。
Mogwai系ポストロックへの系統は前作ですでに片鱗はあったとはいえ、
段階を踏まず一気に変化していてBOaTに対する印象がかなり変わった。
基本的にはミドルテンポでゆっくりじわじわ盛り上げていくパターンの繰り返しだが、
これ以上は無理だろうと思う場所からもう一段テンションを上げてくるのには参った。
それと結果論だが、崩壊寸前のバンド特有の緊張感や虚しさ、終わりの雰囲気が出ていて
聴いているとやたら切なくなる。個人的には2000年代邦楽アルバムの中ではトップクラスの出来。
35780:2007/08/03(金) 00:59:07 ID:MoO+7T7u0
ぼくもかってにかくぞ!
って言うかOOIOOじゃないじゃん!

PLASTICS[ORIGATO PLASTICO]
1980年作品
invitation
[VICL-41149]

1.ignore ★★★

前作「WELCOME PLASTICS」とは路線が違うんだよ、と静かに主張しているような曲。
全英語詞なのに「注意 注意」だけ日本語なので妙に印象に残る。

2.diamond head ★★★

ギターの間抜けな音が印象に残る一曲。
中西さん、声高いなあ。
そういえばPLASTICSで「FUCK OFF」なんて直接的な言葉が出てきたのは初めてのような。

3.no good ★

次の曲「good」へのつなぎ。
民族音楽風の短いシャウト。

4.good ★★★★★

ニューウェーヴ史に残る名曲だと個人的に思っている。
前作寄りのサウンドではあるがやはり進化している。
ちなみに映画「1980」でも使われました。
シングルとはバージョン違い。
35880:2007/08/03(金) 00:59:49 ID:MoO+7T7u0

5.back to wigtown ★★★★

個人的にはかなり気に入っている曲。
ちなみに作詞が立花ハジメ、作曲が中西俊夫といういつもとは逆のポジションで作られている。

6.cards ★★★

長い割には印象には残らない曲。
今、聞きながらレビューしているんですが、なんか特筆することもないような。

7.peace ★★★★

名曲。夜明けの東京で聞きたいです。
平和についての歌詞もいい。
ちなみにこの曲で初めて立花ハジメが歌っています。

8.dance in the metal ★★★

怠惰な感じの曲。
ボーカルが左右に振られるので聞いてて混乱する。
やべえ、これ以外と眠くなる
35980:2007/08/03(金) 01:00:17 ID:MoO+7T7u0


9.interior ★★★★

前曲の不穏な音色を奏でるアウトロから間髪入れず始まる。
陰鬱で静かな曲。囁くように歌うボーカルの掛け合いが素晴らしい。
印象としては暗い部屋で演奏している感じがする…。

10.park〜Eight Days A Week ★★★

まずオリジナル部分があり、そこは素晴らしい出来。
その後ビートルズのカバーに突入。しかし、原曲を知らないのでコメント不能。すいませんすいません。
ラストに中西さんが「park...」とぼそっと呟くんですが、ベスト盤ではなぜかカット。

11.desolate ★★★

プラスチックス初のバラードナンバー。
約六分あるのですが、正直言ってだれます。
とか言って結局六分聞けちゃったり…。
ちなみに基になるナンバーは1979年のライブで演った「Vitamin B-6」だったりします。
「HARD COPY」という作品で聞けるのでお金に余裕のある方はどうぞ。音質がかなり悪いですけど。
36080:2007/08/03(金) 01:00:51 ID:MoO+7T7u0

総評:★★★

前作「WELCOME PLASTICS」よりも生演奏度が増してます。
しかし勢いはやはり「WELCOME〜」のほうが上。
「WELCOME〜は賑やか過ぎてどうも…」という方には最適な一枚です。
しんみりしたいあなたに。

あー駄レビュー晒しになってしまった…
「糞レビューだなおいwww俺が書いてやるよwwww」という方は是非…今回だめだ…。
361名無しのエリー:2007/08/03(金) 02:21:50 ID:6EUX+ir00
>>355-356
>>357-360

  ∧,,∧
 (;`・ω・)  。・゚・⌒) 乙
 /   o━ヽニニフ))
 しー-J
362名無しのエリー:2007/08/03(金) 13:34:19 ID:Xb8wve/p0


水樹奈々BESTのレビュー読んで触発されて書いてみた
ただ、聴き手としての自分のスタンスが曖昧なせいか、イマイチ釈然としてないかもしれない・・・


「passage 〜栗林みな実 BEST ALBUM U〜」栗林みな実

1 passage ★★★★

アルバム表題曲。風の吹き貫けるようなSEから、広がりの有る音で段々と盛り上げてサビにまで持っていく。間違い無く今作一番の出来。
ストリングスと飯塚のギターのバランスも良く、特に飯塚のギターは曲が進むにつれて出番が増え、間奏ギターソロに上手い流れで入ってくる。

ただ、栗林の歌声が駄目な人は駄目。「もっと声腹から出せ!!」とか「媚びるな!!」とか突っ込みたくなるようなら諦めた方が良い。「一応声は良いな」と思うのなら聞き続けることを勧める。慣れると気にならなくなるから。


2 Shining☆Days ★★

アニソン業界、もといギャルゲ系では良くある打ち込み主体アイドルポップ。悪くは無いが、良い訳でもない。
間奏でうねる打ち込みベースと共に曲の雰囲気が一旦ぶった切られ、「何か有るのか?」と思いきや普通にギターソロでした。しかも1曲目とギターソロの展開が似てるのは気のせいだ、きっと。
363名無しのエリー:2007/08/03(金) 13:36:45 ID:Xb8wve/p0
3 小さな星が降りる時 ★★☆

歌メロは結構綺麗だし、アレンジも悪くない。ただ、サビで栗林の声量の無さが露呈してしまう。いや、其処が良いのか!?
M1と同じく、飯塚のギターは段々出番が増えていく。間奏でピアノソロとギターソロがかぶさって来る。
ところで、バトルモノのアニメの挿入歌なのに受胎の詩にしか聞こえないのは気のせいか。


4 真夏のBirthday ★★☆

意図的にはっぴばーすでーとぅーゆーのメロが入れてあるっぽい。ちなみにラジオの作曲コーナーで作ったらしい。まるで子持ちの母が書いたような詩。だがそれが意外と良い。
ベースが終始良い動きをする。Aメロのスラップっぽいのも○。


5 Blue treasure ★★★★

マイナーで沈んだAメロが印象的。個人的にはツボ突かれまくりの格好良いメロなのに、サビで少し歌唱力不足が・・・ストリングスとギターの絡みのバランスがこれも良い。M1と被ってなくは無いが、良いものは良い。
この曲もベースが良い。


6 あなたが・・・いない ★★★★

サビメロは暗いのに、AメロBメロは普通に卒業ソング臭いというアンバランスに最初違和感を感じる。が、よく聴くと「あなたがいる」場面では明るくて、「あなたが・・・いない」時にサビが来るという面白い構成になっている。
詩もかなり良いのだが、生憎本人作詞では無い。
364名無しのエリー:2007/08/03(金) 13:38:20 ID:Xb8wve/p0
7 翼はPleasure Line ★★★★★

ごめん、M1を今作1番にしたけどこれが有った。作詞:畑亜貴、作曲:上松康範。現在のアニソン業界ではすっかり時の人となっているお二方がこんな所で引っ付いてた。
最近の水樹奈々楽曲でも存分に発揮されている、美しい上松ストリングスが終始効いているが、周りを支える編曲も絶妙なバランス。
Aメロの空白を支えるアコギストローク(しかも1番と2番で味付けが変わるという美味しい構成)、謎の男性コーラス、節々に入るSE、間奏で待ってましたと言わんばかりに入ってくる飯塚のギターソロ(珍しく何時ものワンパターンとは方向が違う)。
C→サビで雄叫びを上げる飯塚ギターもコレ位は許してやっても良いかという気になってくるから不思議。
歌詞、メロディも良作で、栗の子ヲタがカラオケで一般人に混ざって歌ってもウケるのがよく解る。

ただ、上松+栗林の組み合わせは以降ほぼ見られない。栗林の歌声にはストリングスが似合うだけにまた見たい組み合わせだが・・・「光の季節」のSuara+大久保薫と同じか・・・(解る人にしか解らない)

8 マブラヴ ★★

打ち込み主体で、音量の絞られた飯塚ギターが密かに鳴り響いてる割に結局は歌メロ中心という、なんか色々ズレた気もする曲。良くも悪くも無い。・・・いや、歌中心なだけに栗林の声量不足がまた目立ってくるか。
間奏を除き、ずっと音量を絞られてるのに頑張る飯塚エレキが微笑ましい・・・のか!?


9 beginning ★

何だこのイントロ!?と久々に聴いて思わず叫びたくなった。言ってしまえばギャルゲ王道のSEというか、何処かの専門学校のCMで使いそうなSEというか・・・あ、違う。思い出した、これ大手スーパーの店内で流れてたSEだ。
終始安っぽい、しかしながらギャルゲ時代の栗林を思い出して懐かしくなってくるという不思議な曲。そうでない人には音のチープさが耳について辛い。終始飯塚のギターがなんとか食らいつく。昔の栗林の楽曲は大体こんなパワーバランスだった。


10 桜の花が咲く前に ★☆

M9に引き続き、ギャルゲ的な雰囲気のするSEとメロディ。しかし前曲と違い、ストリングスも一緒に食らい付く。その分普通に聴けるバラードになってはいるが、歌メロはイマイチ。間奏のギターソロでは飯塚が珍しく何時もと違う雰囲気を出している。
365名無しのエリー:2007/08/03(金) 13:40:44 ID:Xb8wve/p0
11 Dream☆Wing ★★★

このサビ前のSEは・・・M5と全く同じじゃないか!という事に気付かなければ普通に良曲。
ストリングスと疾走感有るメロディが綺麗にかみ合っている。間奏ギターソロ、Cメロは何時もの飯塚だが、「これが栗林らしい曲」の標準として仕上がってるし構わない。

アルバム題が「passage」である事を考えると、この曲が最後なのは流れ的に間違ってはいないのだろう。
366名無しのエリー:2007/08/03(金) 13:42:27 ID:Xb8wve/p0
総評 ★★★

別名「奇跡の歌姫」、栗林みな実の2nd。一応ベスト扱いになっており、1、4、10以外は全てシングル曲かタイアップ曲。その為若干とっ散らかってる感は有るが、栗林のアルバムの中では個人的に一番好き。
1stでは音のチープさが目立っていたが、それもある程度改善され、また編曲に関しても飯塚以外が結構関わってるせいか、「栗林だけどそれなりに編曲の幅は広い」アルバムになっている。とはいえ基本はアニソン的なツボを押さえた歌モノ。
歌謡派生アニソンノリが嫌いなら駄目。しかし好きなら編曲が良い分かなり聴ける。

あと、栗林の歌声ははっきり好みが分かれる。
各曲のレビュー全部で言及するのも面倒なので省いたが、この「ナチュラルに媚びているような雰囲気が感じられる如何にもアイドルっぽい歌い方だけど声は綺麗、でも声量が無い」、もっと簡単に言うとアイドルっぽい倉木麻衣のような歌声ははっきり言って一般人拒否。
ただ、慣れると不思議な事に気にならなくなる、ある意味盲目を招き寄せる魔性の声なのかも、しんない。声量の無さが逆に表現性有るボーカルに聞こえてきたりする。本当に。レビュアーである私も洗脳されている感が有る。
栗林もまたチャートを賑わす事の有るアニソン歌手の一人だが、このアルバムを聴く限りその理由は「一定のクオリティの曲をコンスタントに生み出せる上で、タイアップ元に合わせられる技術+アイドル歌手としての本人の人気」で有るようにも思える。
ただアレンジは、ストリングスと飯塚のギターを据えたバンドサウンドの中で折衷点を見出そうと模索している姿勢も感じられ、表現者としての姿は感じられなくも無い。一般人がチャートに名前が出てたから聴いてみる、という聞き方はお勧めできないかも。
アレンジの聴き所が無い訳では無いが、多分歌が辛い。本人作詞作曲も有るが、あくまで「良質なアニソン」を作るアーティストなのだと思う。
367名無しのエリー:2007/08/03(金) 13:44:45 ID:Xb8wve/p0
補足

ちなみにレビューで度々触れている「飯塚」もとい飯塚昌明は、彼女のデビュー時から作編曲を担当している(作曲は栗林も数曲参加している)ギタリストの事で、彼もまた多くのアニメソング関係のギタリストと同様、メタル畑の住人である節が有る。
作曲者がギタリストという事で、例によって間奏のギターソロは本人丸出しだったりすることも有るが、基本的には栗林を立てる傾向が有り、事実次のアルバムでは徹底的にバッキングに徹したりもする。
しかしその分は谷山紀章と組むGRANRODEOというロックデュオで吐き出してたりもするので、ギタリストとしての彼を知りたい方はそちらをどうぞ。吐き出しまくってるけど。


・・・長すぎた・・・
誰か元気があったらこの人の3rdやってくれ・・・俺には荷が重すぎた・・・
368名無しのエリー:2007/08/04(土) 03:24:12 ID:pLQldi3b0
>>355-356
>>357-360
>>362-367
最近色んな趣味の人が書いてて面白い。見事に三つともレンタル屋にないし。
自分も次はMONKEY MAJIK書こうと思ってたけど変更して
滝本晃司のソロか桃井はるこのファミソンでも勝手に書くか
369名無しのエリー:2007/08/04(土) 14:21:16 ID:6oKSkOuc0
>>368
個人的にはモンマジのレビュー凄ぇ読みたいぞ
だが桃井も捨てがたい・・・

てか栗林は俺の家の近くのツタヤに普通に有るんだが・・・
そして残り2枚はレビュー呼んだ感じ入手自体が難しそうだ
370まとめ人:2007/08/04(土) 19:37:51 ID:xtShzVPf0
|ω・`)

( ´・ω・)つ 「し」で始まるアーティスト, ミスチル

|)彡 サッ
371名無しのエリー:2007/08/04(土) 19:39:01 ID:pFhqIFgR0
まとめ人乙w
何でそんなにこそこそしてるんww
372名無しのエリー:2007/08/04(土) 21:53:01 ID:WvakWgfl0
まとめ人乙。
だけどちょっと要望を言わせてもらうと、前スレがdat落ちしているので、
5thスレまでのやつは後回しにして一度だけ前回更新〜最新スレまでの内容を一括でやってくれると
ありがたいが、無理かな・・・
373名無しのエリー:2007/08/05(日) 21:53:20 ID:5sVcJXrL0
まとめ人ワロタw
乙です!
374名無しのエリー:2007/08/07(火) 05:18:40 ID:qSX2WhNX0
これでレビュー30作目。

空はまるで(初回盤)/MONKEY MAJIK

1.空はまるで ★★
演奏をシンプルにして歌をじっくり聴かせる作りの曲。ドラムは「それで良いのか」と
いう程異常にあっさりしている。一方のベースは下手ではないが、傾向としてリズムへ
の貢献よりも+αの仕事のほうが好きらしく、メロディアスと言えば言えなくもないが
ほぼ本編に関係ない好き勝手なプレイ。個人的にはイライラするが。ギターはアコギの
バッキングのみ。演奏に芯もメリハリもないので、よほど歌に聴き入れないと厳しい曲。

2.No Snow In December ★★
打ち込み的なドラムはかなり抑揚のないプレイ。バンドのはずが何故かソロシンガー的
アレンジが目立つ。ベースも音量的には後方に追いやられていて、ボーカルの録り
だけ大きい印象。ギターも奥まってはいるが、これは正しい判断かも。あまり上手い
とは言えないし。英詩ならではのリズミカルな歌メロが全体を牽引する作りだが、
演奏の表情は淡白。トラヴィス辺りが嫌いならコレもダメでは。

3.光朝 ★★★
高音ハモリと絡ませたサビメロが一聴して耳に残るポップソング。タメの効いた
Bメロもいい感じ。楽器隊が全く前面に出てこないためバンドの必然性は疑問。
特に2本のギターは、両方サイドギターという印象。ソロ弾かないんだろうか。
新鮮な要素は特になく、アメリカンなベタさ(カナダ出身らしいが)。日本人が
日本で育って歌謡曲作るようになるのと何ら変わらないという意味では、ベタな
洋楽に似通った程度の洋楽的な曲というのも価値が微妙なような。

4.Picture Perfect ★★★
m-floとのコラボ。m-flo関連の曲中でもかなりリズムの遊びがない部類に入るのでは。
16ビートの小気味良いプレイで大活躍のベースだが、例によって扱いは小さい。
価値基準が分からん…。意外にもラップのリズムに遊び心があり、この手の曲は
実は得意なのかもと思わせる。ギターのリズムよりVERBALのラップのほうが
リズムがタイトなような…。
375名無しのエリー:2007/08/07(火) 05:19:19 ID:qSX2WhNX0
5.卒業、そして未来へ。 ★★★
サビがベタすぎるため実質的にBメロが聴かせ所になっている感のある曲。リズム体が
今一つすれ違っている印象の強い今作だが、この曲ではいい感じ。ボーカルの
リズム感の良さも頼もしい。多分SEAMOより良い。

6.Change ★★★★
吉田兄弟のパーカッシブな三味線が、ドラム以上にリズム体として機能した曲。
ドラムとギターは8ビート的なプレイだが、ベースの相方として三味線が16ビート
感を出して曲を支える様はなかなか不思議。こういう役割のために呼んだのだろうか。
そこまでは普通にリズム体で何とかした方が。ギターのミュートの刻みはハッキリ
しないイジイジしたプレイで、リズムもアバウト。

7.フタリ ★★★★
平井堅的な切ない発声が印象的なスローテンポの曲。日本語を歌わせてもメロディの
リズム感は良い。演奏もコード進行もシンプルだが上質なメロディが曲の芯として
機能しており、ベースの味付けも程よい。ハイハットの抑揚までなくして極限まで
淡々とさせたドラムが妙に胸にくる。

8.Long Shot Penny ★★
4小節ごとに隙間が生まれるAメロはベタな出来。と思ったら今度は同じフレーズを
しつこく反復して次の展開までの間を稼いでくる。ますますベタ。アメリカンなベタ。
アメリカ人も何も皆が音楽センス抜群な訳ではなく、ライトリスナーも大勢いる訳
だが、そうした人にウケてヒットした曲も「全米大ヒット」のふれこみで日本に
やって来る。そんな毒でも薬でもない「スルーOK洋楽」に近いレベルの曲。

9.Pretty People ★★★
歌メロのライン自体は珍しくないが、音の配置とタイミングでリズミカルなメロディを
組み上げるのは彼らの手腕だろう。歌の音数が次々と増えていく展開が「People」
という単語のイメージに上手く結びつく。ダンサブルなリズム体のプレイも良い。
今一つハジけ切れないテンションの半端さが気になる。
376名無しのエリー:2007/08/07(火) 05:20:20 ID:qSX2WhNX0
10.願 ★★★
作りとして新鮮さは無いが、彼らにしてはバンドの音を前面に出した曲。ゆったりした
Aメロ、音数を増やしてリズミカルにするBメロという作りは相変わらず。彼らの
楽曲はサビよりも、Bメロの機能性やサビ後のDメロの展開のさせ方に魅力がある
気がする。

11.スマイル ★★★★
珍しくUKっぽいアンニュイなメロディの曲。アコースティックな曲調の方が
格段に出来が良く感じるのはやはり元々演奏よりも歌を芯にしているバンドだからか。
ギターのフレーズは笑ってしまうほどベタだが、伸びやかなベースも静かに刻む
ドラムも非常にムードがある。

12.MAYBE ★★★
基本的に大胆なアレンジをせず演奏が淡々としている彼らだが、この曲では全体を
ビタッと止めてギターをソロにするダイナミックなパートが登場。なるほど、あまり
上手くはない。技術を前面に出さないのも頷ける。気にならない人は気にならない
レベルだとは思うが。

13.I Miss You ★★★★★
ピアノとアコギが絡むイントロで静かに入る王道バラード。歌の表情が今作中最も
色濃い曲か。無駄のないシンプルな演奏が、本来の彼らの魅力である美メロを
最大限に引き出す役割を果たしている。結果的にリズム体不在の曲が最もいい出来
かも。半端に鳴ってると気になるんだよな…。

14.All Around The World ★★
タイアップの都合でゲストMCが「みんな なまかだ!」とかのセリフをランダムに
入れてくる別バージョン。曲との噛み合いは悪く、今作中最も破綻している。
Bメロのスパイシーなコーラス、下からと上からのハモリを両方試してくるサビと、
歌に力を入れた曲自体は手堅く、リズム体の音量も他曲より大きくてバランスが良い。
アウトロの「くすぐったいっつーの」のセリフは邦楽史的にも稀有な気持ち悪さ。
377名無しのエリー:2007/08/07(火) 05:21:46 ID:qSX2WhNX0
15.ガンダーラ ★★
ベース以外は特に技術があるとはいえない彼らだけに、カバーも淡白。声質は曲に
マッチしているが、アレンジ面でこれといった仕掛けはなく、本人達が楽しんだだけ
という印象。

総評 ★★★
まず意外だったのが、あまり演奏が上手いほうではないこと。色々なコラボをしている
というイメージと違い、新しいジャンルを開拓する力もカラフルなアレンジをする力も
ない保守的なバンド。リズムは正確なドラムだが元気がなく、曲の盛り上げには殆ど
貢献していない。ベースはそれなりだが他のプレイヤーに対して色々注文をつける
タイプではないのか、バンドの軸として全体を底上げする気はないらしい。ギターは
2本だが、全般的に難度の高いことに挑戦しないため、1本で足りるようにも聞こえる。
ソロも全然弾かず、面白いリフを弾くでもなく、シャープなカッティングを聴かせる
でもなく、ひたすらコードストロークとアルペジオ。曲を演るために楽器を弾く、
という割り切ったスタンスに共感できなくもないが、楽器で表現する技術もある程度は
必要なのでは。特にギターはそういうパートのような。
もう一つ意外だったのが、シンプルなバラードほど出来が傑出していること。実験要素
は少ないものの不確かな音を鳴らさない誠実な演奏がプラスに転じているのか、歌を
ど真ん中に据えて歌い上げる、後半のアコースティックな楽曲は聴き応え充分。
お洒落で感覚的なバンドというより、エヴァーグリーンなメロディを歌う渋い本格派
バンドという印象。カナダ出身という事だが、印象としてはアメリカンポップス。
ダニエル・パウダーくらいしかカナダのミュージシャンが浮かばないが、「ダニエル・
パウダーみたいな感じ」と乱暴に言ってしまってもさほど間違ってないかも。とにかく
メロディありき。優しさと安堵を湛え、リズムの主導権すらも握った歌に全てが集約
された作品か。
378名無しのエリー:2007/08/07(火) 11:01:28 ID:hsX8sMOG0
いつも乙。参考になりますん
379名無しのエリー:2007/08/07(火) 20:20:21 ID:34GuiaX+O
文章下手だが俺も暇潰しになんか書くか
近いうちにACIDMANのGreen chordでも
380名無しのエリー:2007/08/07(火) 20:57:43 ID:O2nLWdMy0
>>377

ちなみに凄ぇ読みたいって書いたの俺です あんがと
やっぱモンマジってバンドの割に演奏力無いよなぁ でもChangeがやたらシャキシャキして聞こえるのはあの三味線がリズムを肩代わりしてるからなワケか なる
381名無しのエリー:2007/08/08(水) 14:19:53 ID:hdrf4QDi0
GReeeeN「あっ、ども。はじめまして。」
(5点満点)
1、道 ★★★★
1stシングル。リリース当時はオリコンも正直低ランクではあったが、
このアルバムをリリースし、人気を獲得。
内容は応援ソング。リードヴォーカルが上手くサビを伝えてはいるが、
やはり希望に満ち溢れすぎているので私的には歌詞は微妙。
曲のほうはよくできていると思う。ラストのサビの上がりが好き。

2、Day by Day ★★
お次も似たような歌詞だが、こちらは友達の輪を歌っている。
このグループがお得意とした感じの、さわやか系ソングでもあり聴きやすい。
しかし、聴きやすいだけであってもう少しサビにインパクトが欲しかった。
CMでも使われている曲なので、知ってる人がいるかもしれない。

3、愛唄 ★★★★
彼らの代表曲。とは、うらはらにパクリの批判も多い曲。
確かに例の曲とは酷似しているが、皮肉にも何回も聴いてしまう。
パクリなのは明確だと思っているが、いい曲でもあると思っている。
歌詞は純ラブソング。不安定な間柄を全面に打ち出している。
イントロはすごく気に入っている。

4、HIGH.G.K LOW〜ハジケロ〜 ★★★
2ndシングル。前曲、前シングルとは打って変わってアッパーチューン。
ラップが攻撃的なナンバーでありながら、作詞者側は手を差し伸べている
感じが伺える。
この曲のリードヴォーカルを勤めていると思われる声は、非常に男らしい。 
382名無しのエリー:2007/08/08(水) 14:37:12 ID:hdrf4QDi0
5、NEW LIFE ★★
春になり新しい世界へ向かう、向かっている様子を描いた曲。
この曲もまたさわやか系だが、歌唱力をもう少し改善して欲しいと思う。
新人ではあるが、次はそこに期待したい。

6、子犬 ★★★
捨て犬の曲。歌詞はまさか最後は悲しいのか?なんて少し不安に
なりながら読んだが、そんなことはなく非常に微笑ましい歌詞であった。
微スロータイプの曲であり、人気を獲得できそうな曲である。

7、MISS YOU ★
愛唄に次ぐラブソング。しかしこちらはラップを含んでいる。
曲の方はまぁまぁ良いのだが、歌詞は正直聴いてて嫌。
伝えたいことはわかるが、愛唄で十分だったと思う。

8、手紙〜君たちへ〜 ★★★
どこか懐かしい感じのする曲。離れてしまった友人たちへの曲。
セツナ系の曲だが、最後の最後にやっぱり希望を感じさせる。
こういう曲は彼らの真骨頂とも呼べる気もする。
これをシングルにしても良かったとも思う。
383名無しのエリー:2007/08/08(水) 14:55:17 ID:hdrf4QDi0
9、パリピポ ★
ハジケロに次ぐ激しいラップ調。
しかしハジケロほど完成度は高くなく、歌詞ももう適当。
これが彼らの限界なのだろうか。

10、レゲレゲ ★
これも前曲と同じく、駄曲としかいえない。
歌詞のほうはもっと酷く、何を伝えたいのかさっぱりわからない。
気づいたらほとんどさわやか系だから、こんな曲を作ったという匂いがする。

11、ミドリ ★★★
駄曲続きの中でついにラストをかざる曲。
歌詞にはさすがに何も進歩はないが、曲はスロータイプでありながら
途中でどんどん上がってくる。
ほかの曲と似ていて、存在感はラストの割りには薄いがアルバムを
通して聴くと、駄曲が続いたせいかものすごくいい曲に聴こえる。

総評★★★
彼らのファーストアルバム。シングル曲はパクリ疑惑の曲も含むが
なかなか良い曲。しかし、アルバム中盤あたりの曲が似たり寄ったり
なので、完成度はそんなに高くはないと言える。後半なんてもう最悪。
それと、歌詞も似たり寄ったりなので改善して欲しい。もっとも、こういう
場合人気持続の心配が伺われるが。

だが、他人から薦められたアルバムのなかでは、まぁまぁ聴きやすかった。

下手なレビューすまぬ
384名無しのエリー:2007/08/08(水) 16:10:19 ID:uadTGrHTO
ウヒョー
385名無しのエリー:2007/08/08(水) 18:01:44 ID:EspzrtSiO
>>383
3つ星ってネタだろ?
386名無しのエリー:2007/08/08(水) 19:00:00 ID:UtZ3Z+7yO
愛唄が星4つ…
387名無しのエリー:2007/08/08(水) 19:12:19 ID:pSUsz4Rr0
文句言うなよ、そんなの人の感性なんだから
>>381-383
388名無しのエリー:2007/08/08(水) 19:16:07 ID:j7pdC7Be0
こういうねらーに不人気の作品のレビューを見るのが俺の楽しみ
389名無しのエリー:2007/08/08(水) 20:03:20 ID:lZB9lG6wO
レビューしてる皆さんに聞きたいんですが。
満点を付ける曲の基準は

そのアルバムの中で
そのアーティストの楽曲の中で
音楽全部を含めて

のどれでしょうか?
390名無しのエリー:2007/08/08(水) 20:05:15 ID:pSUsz4Rr0
俺は音楽全部含めて星つけてるけど
391名無しのエリー:2007/08/08(水) 21:57:50 ID:xqgKQCLG0
>>389
音楽全部を含めて
卑屈かもしれないが 否定できるアレンジがほとんど無い時とかにしか付けないな
後はそのアーティストの長所がしっかり出てる曲とか・・・

こういう考えも良くないんだが・・・下手に使うと信者レビューぽくなるから避けてる
392名無しのエリー:2007/08/09(木) 07:34:56 ID:e19Eeltb0
       ____
     /      \
   /  _ノ  ヽ、_  \
  / o゚((●)) ((●))゚o \  高得点レビューは信者扱いされるお…
  |     (__人__)    |
  \     ` ⌒´     /


       ____
     /      \
   /  _ノ  ヽ、_  \
  /  o゚⌒   ⌒゚o  \  でも自分の心に嘘はつけないお…
  |     (__人__)    |
  \     ` ⌒´     /


       ____
     /⌒  ⌒\
   /( ●)  (●)\
  /::::::⌒(__人__)⌒::::: \   だから他人の目は気にせずにレビューしまくるお!
  |     |r┬-|     |
  \      `ー'´     /
393名無しのエリー:2007/08/09(木) 13:10:05 ID:HmlmeqAO0
>>389
音楽全部を含めてつけてるよ
ただ、満点は別に「名曲100選に入る」とかの厳しい基準はないかな
歌唱力や演奏技術でライン引きしてふるいにかける訳でもない
基本的に勝手に聴き所を探して楽しむので、ある意味どんなアーティストの曲でも
満点を付け得るし、満点の曲でも質はバラバラ
394名無しのエリー:2007/08/09(木) 13:34:10 ID:CDNPyh0a0
星なんて飾りだろ
俺は一応テンプレにそって星はつけるが正直そこまで考えてない
文章は無い頭捻って一生懸命考えてるけど
395名無しのエリー:2007/08/09(木) 18:56:57 ID:KWSfdImH0
>>385
氏ね
396名無しのエリー:2007/08/09(木) 19:31:17 ID:id6S6goN0
うん、星は飾りだ。ノリと勢いで付ける。
でも、書き込んだ後で見返してみると、「なんでこんな良曲に星二つだけなんだ!?」
と驚くこともあるから、無意識に「信者だと誤解されたくねー」ってのが働いてんだろうな。
397名無しのエリー:2007/08/09(木) 21:56:07 ID:KHt5yjKj0
>>374に対抗するわけではないが、俺はこれでレビュー25作目だぜ
まぁ全部自己満レビューなんだけどw

SURVIVE/B'z

01.DEEP KISS ★★★★
心臓の音が段々と大きくなり、その後いきなり激しいギターリフで始まる、かなりのハードナンバー
冒頭の心音だけでなく、救急車の音などがサンプリングされている。Aメロはラップ調で冒険的
山木秀夫の跳ね廻ってるドラムが絶妙。全体的に古臭く、70年代HR臭がぷんぷんしてくる
サビのはかなりの高さとテンポで、これを歌いこなせる稲葉は流石

02.スイマーよ ★★★★☆
全盛期の彼らを髣髴とさせる、ダンス+ロック+テクノといった感じのアップテンポナンバー
アルバム曲ながらキャッチーさは今作一と言える。時折混ぜられるベースのスラップが何とも言えず良い感じ
歌詞も応援歌的なもので、凄い取っ付きやすい曲

03.Survive ★★★
前作までの流れを完璧に無視した、穏やかなロックバラード。ここに入れる必要があったのか疑問
B'zにしては珍しくギター(まぁまだB'z3作しか聴いてないけど)が引っ込み気味で、B'zというよりは稲葉ソロっぽい曲
ムーディーで低めなメロから、一気にサビで高くなる構成も稲葉ソロっぽい

04.Liar! Liar! ★★★★☆
23rdシングル。これも2と一緒で初期を髣髴とさせるダンスビートの効いたロックナンバー
やっぱり稲葉の声には生音重視のロックより、こういう方が合ってると思う
歌詞も稲葉らしい、皮肉満載で韻を上手く踏んだ社会批判ソングで、B'z入門には最適っぽい曲
ちなみにメガデスのマーティ・フリードマンがこれを聴いて衝撃を受けたという逸話あり
マーティはメガデスをB'zみたいなバンドにしたいと言ったらしい・・・どんだけ〜

05.ハピネス ★★★
ミディアムテンポなバラード。アコギ主体のB'zっぽくない曲。所々アレンジに中華の匂いを感じる
リズムが少しラテンっぽいかな。サビの韻の踏み方は上手い
稲葉の声がこういう曲に合ってないのが残念
398名無しのエリー:2007/08/09(木) 21:56:42 ID:KHt5yjKj0
06.FIREBALL ★★☆
21stシングル。彼等のシングルで初めて全て生音だったシングル
当時のB'zシングルにしてはかなりハードで、このシングルで連続ミリオン記録が切れた
松本がベースにも参加しているが、その所為かいまいちリズムに捻りが足りない気がする
山木のドラムが勿体無い。サビとメロの整合性が悪いのも気になる

07.Do me ★★★☆
軽快なアップテンポナンバー。アレンジや音の構成など、2と全体的に被ってる気がする
こっちの方がこじんまりとしている分、聴きやすいってのはあるかもしれん
しかしサビの後ろで入るシンセの音とか、謎の掛け声はいらんだろ・・・ダサいw

08.泣いて 泣いて 泣きやんだら ★★★☆
演歌チックなバラード。イントロからもろ泣きを狙ってる。アレンジを変えてやれば演歌歌手が歌ってても違和感ない
しかしHR調のアレンジと上手い具合に曲を噛み合わせてる。稲葉の声も冴えてて良い
これを更に昇華させたものが、松本ソロの『華』になるんだろう

09.CAT ★★★★
全体的に古臭いアップテンポナンバー。イントロのシンセとかもろ90年代初頭
しかしそういうアレンジに上手くメロディが噛み合ってる。あの頃の音楽が好きな人ならハマルかも
この曲はキーが高い、稲葉でも歌うの苦労したとか

10.だったらあげちゃえよ ★★★
軽快なピアノのイントロから入る、ファンクナンバー。B'zらしさも残しつつ、上手い具合にファンクしてる
稲葉の声が入ると何でも、ダンスビートロックに聴こえるのは不思議
曲の構成がイマイチ、もう少し作りこんでほしかった

11.Shower ★★★☆
勝新太郎に捧げられたバラード。こじんまりとしてながらも、王道バラードの暖かみがある
ちょっと間奏の雰囲気がジャズっぽい。これも少し稲葉ソロっぽい曲
399名無しのエリー:2007/08/09(木) 21:57:30 ID:KHt5yjKj0
12.Calling ★★★★
22ndシングル。二つの別々の曲が一つになっていると言う構成で、日本で唯一の変拍子ミリオン曲らしい
イントロとアウトロはギターが効いたロックナンバーだが、メインの部分はストリングスとピアノをふんだんに使ったバラードになってる
まさに王道と言う感じの曲で、これを退屈と思う人は退屈だろう

総評:★★★★
B'zの9枚目のアルバムで、ファン曰く最高傑作らしい
Brotherhootのレビューを昔したが、あのアルバムに比べるとかなり取っ付きやすい印象を受けた
ハードロックあり、演歌あり、ダンスナンバーありとB'zらしさがふんだんに詰まったアルバムとなっている
まぁこれが入門には最適では無いでしょうか。B'zは売れてる割にアルバムは非売れ線なので貴重なアルバムです

駄レビューすみませんでした
400名無しのエリー:2007/08/09(木) 22:23:45 ID:raWGtO4kO
売れ線じゃないアルバムってどんなアルバムなんだろ
401名無しのエリー:2007/08/09(木) 22:33:09 ID:KHt5yjKj0
B'zのほかのアルバムって取っ付きにくいんだもん
良くあれだけ売れたよ
402名無しのエリー:2007/08/09(木) 22:35:03 ID:QeVCj8b50
B'zはバラードベストが最高だな
403名無しのエリー:2007/08/09(木) 23:59:08 ID:H9GiK/FY0
>>400
このへんとかは売れ線とは無縁だと思う


Close to the RH / ルインズ波止場

01.Trans Europe express ★★★
Kraftwerkの『ヨーロッパ特急』のカバーだが、原型はほとんんど残っていない。
はやめのテンポでひたすら騒がしいアレンジはさながら暴走特急。
アルバムの中ではかなりキャッチー。ちょっとBoredomsっぽい。

02.Nishiyamakun ★★
自己紹介を兼ねたインプロ。
Ruinsは無国籍語が基本であるため、歌詞のセンスは
アルバムを通してほとんど想い出波止場な感じ。

03.FTVR ★★
牧歌的で呑気なボーカル曲をしている一方で、
やたら硬質的でハードな演奏も同時に繰り広げられているカオスな曲。
二種類の曲を噛み合せる気がまったく感じられないのがらしいと言えばらしい。

04.DNA ★★★★
ミニマルしてる。ミニマルいいね。
ギターがサイケ。

05.Sex machine(right side)/Lark's tongues in aspic part2(left side) ★★
タイトルそのままに、James Boawnの『セックス・マシーン』と
King crimsonの『太陽と戦慄 part2』を同時演奏してるだけ。
ある意味潔い。ゲロッパ!
404名無しのエリー:2007/08/10(金) 00:00:48 ID:H9GiK/FY0
06.JOE〜Joe no komoriuta〜Sazae-san〜Amagigoe ★★
明日のジョーのED(たぶん)のパロから始まり、
お魚くわえたドラ猫を経て、天城越えの流れ。つまりタイトルそのまま。
途中のインスト部分がやけにかっこいい。

07.Relayer ★★★
最初はフリージャズ色が強いが、徐々にアヴァン混じりのロックといった風に変化していく。
後半のスキャット〜ドラムソロの部分はかなりRuins(というか吉田達也)色が強い。

08.WA ★★★
歌詞はワワワのみ。
微妙にケチャ入ってたり途中で変なSE突っ込んでたりとってもコミカル。

09.DSF ★★
序盤はミドルテンポでふわふわしたサイケ風ギターソロでゆったりと。
半分過ぎたあたりで突発的にみんな暴走しはじめる。
前半はいいが後半つまらん。

10.Love ★★★★
ブチブチと不自然に細切れにされた音を素材に、それらを組み合わせて曲にしている。
この曲がラストだと結構しっくりくるんだが。

11.Close to the edge ★★★★
Yesの『危機』のカバーで、タイトルでもろパロってたりとこのアルバムの目玉。なんだけど、
即興度の高いアルバムのラストに、即興性皆無のYesの曲が再現率高めで入っていても
全体の流れとしては違和感が強い。キーボードソロを頑張ってギターで再現してたり、
ジョン・アンダーソンに声色近づけようとしてたりと、それなりに聴き所もあるし曲自体は普通に良い。
カバーだしね。リズム隊がRuinsなせいもあってかなりアグレッシブ。
405名無しのエリー:2007/08/10(金) 00:01:55 ID:4pU3hdtu0
総評 ★★★
ルインズ + 想い出波止場 = ルインズ波止場な、バンドというよりは突発的なプロジェクト。
その場の思いつきでとりあえずやってみましたという感じの曲が多く、
即興性、実験性に関しては元の二つのバンドよりも強め。しかし、どちらもアヴァン系ながら
硬質的でシリアスなRuinsとシュールさやバカバカしさを売りにする想い出波止場では
方向性がかなり違うため、互いの持ち味をうまく引き出せていない感じはする。
正直Ruinsや想い出波止場以下ではないが、それ以上でもない。
406名無しのエリー:2007/08/10(金) 00:29:49 ID:Cj3RwA3X0
>>403-405
乙です
さっきレビューしたばっかだけど、テンション上がってきたからもう一個

ミホミホマコト/ミホミホマコト

01.I want to be loved ★★★★
かの大スター、ルース・ブラウンの名曲をカバー。リードボーカルは川本真琴
フレンチポップ調のアレンジが、心をウキウキさせてくれる。コーラスも最高
流石に名曲だけあって、メロディラインのしっかりさは凄い

02.Gone The Rainbow ★★★★☆
ピーター・ポール&マリーのカバー。リードボーカルはもりばやしみほ
これはカッコいい、ベースラインのうねり具合とかキーボードの音とか、最近のhi-posiっぽい感じの
いやぁていうかこれは原曲を超えたなぁ

03.Three Topazs ★★★
EGO-WRAPPIN'にも参加してるエマーソン北村の作曲したインスト
良いなぁこの渋谷系独特の浮遊感。聴いてて自然と瞼が落ちてくる感じたまらん
オルガンの音ってこういうのが良いよね

04.Sunset Blue ★★★★
朝日美穂による書き下ろし曲。リードボーカルも朝日美穂
流石朝日さん、伊達じゃない。このアルバムは50〜60年代の洋楽がコンセプトにあるが、完璧にその雰囲気を作り上げてる
凄い切ない、映画で言うならエリザベステイラーのの「いそしぎ」。可愛らしく色っぽいボーカルも最高

05.ラバトでキャメル ★★★★
川本真琴による書き下ろし曲。リードボーカルも川本真琴
これまた凄い。彼女独特のちょっと狂ったアイドルソングに、井上陽水を彷彿とさせるシュールな詞が乗ってる
まだこれくらいの曲書けるんだねこの人
407名無しのエリー:2007/08/10(金) 00:30:36 ID:Cj3RwA3X0
06.I want to be loved(japanese version) ★★★★
1の日本語バージョン。リードボーカルは朝日美穂かな?
日本語の詞の乗せ方が上手いなぁ

総評:★★★★☆
川本真琴・朝日美穂・もりばやしみほとまさに奇跡のような面子の3人組ユニット
50〜60年代の洋楽を意識した雰囲気は最高。3人のコーラスワークも絶品
いやぁこれは良いですよ

駄レビューすみませんでした
408名無しのエリー:2007/08/10(金) 01:45:35 ID:7fy2x8YQ0
>>397-399
>>403-405
>>406-407
自分もそろそろマイナー気味のやろうかと思ってたけど、濃い流れになるから
大塚かミスチルでもするかな
409名無しのエリー:2007/08/10(金) 02:54:19 ID:44kmrrAZ0
The DAY/DEEN

01 ONE DAY ★☆
1分56秒と短めのアコースティック・バラード。
アルバム名に即したタイトル。
ほとんどのアルバムではキャッチーな曲をトップにしてるので、いきなりバラードは珍しい構成と言えます。

02 love me ★★★★☆
「君がいない夏」のc/w。
疾走感いっぱいのキャッチーなロック。
日常で新たなことを発見したという歌詞。
イントロからリスナーを引きつける物がありますね。
一人で高速道路を走る時にでも聞いてみてください。

03 手ごたえのない愛 ★★★★☆
小松未歩作詞作曲の16thシングル。
「Memories」以来のDEENでは異色なハードロックなシングル。
今までの爽やか&バラードなスタイルが好きだった人には全くの別人に見えるかも。
でも力強さという新たな方向性を見出すことができたのではないでしょうか。
小松未歩のセルフカバーでは全く逆のバラードになっているのでそのギャップを楽しもう。

04 GRAVITY ★★
同じくハードなロックのナンバー。
メロの割りにサビのインパクトに欠けているような気がします。
03と同じテイストの曲なので違うところに持ってきたほうが良かったのでは。

05 VOYAGE ★★★★
力強いバラードのナンバー。
イントロから壮大な曲な予感が…その通りで地球や自然の偉大さを感じることができます。
南米の民謡的な笛の音がポイント。
ちなみにコーラスは宇徳敬子です。
410名無しのエリー:2007/08/10(金) 02:55:55 ID:44kmrrAZ0
06 Guilty〜消えることのない罪〜 ★★★★
切ないバラードのナンバー。
男の浮気がテーマ。
切ないメロディの中にも男の反省を表すかのような力強さもあります。
もしかして池森秀一の実体験!?ってぐらい歌詞とメロディがリアルに感じます。

07 逢いにゆくよ ★★★
これぞDEENという感じの切な系バラード。
逆にそれがこのアルバムだと異端に感じてしまう。
バラード続きなので04をこの辺りに持ってくれば構成として良かったのでは?

08 眠ったままの情熱 ★★★★
アップテンポでキャッチーなロック。
不景気や嫌な事件を吹き飛ばしたいという思いから作ったとか。
アニソンとかにありそうな元気の出るメロディと歌詞です。
個人的にはバラードよりこんなテンションの上がる曲が好きだ。

09 さよなら ★★★☆
またまたDEENお得意の切な系バラード。
8ビートでバラードでも聴きやすいのと、鈴の音のイントロあたりが山下達郎の「クリスマス・イブ」っぽい。
もちろん冬の曲なんですが、季節もメロディも歌詞も寒い…。
サビで「さよなら〜」と叫ぶ部分が印象的です。

10 君さえいれば ★★★★★
小松未歩作詞作曲の15thシングル(中華一番のオープニングソング)。
16thシングルと同じくロックなナンバー。
良い意味で裏切られた曲ですね。
イントロとサビのギャップが凄いのと小松未歩っぽくない歌詞。
それに前シングルで同じ小松作品の「遠い空で」からスタイルが変わり過ぎていること。
間奏のピアノが曲を盛り上げていると思います。
411名無しのエリー:2007/08/10(金) 02:56:31 ID:44kmrrAZ0
11 君のいないholiday ★★★★★
アコースティックでポップなナンバー。
曲名だけ見ると「君がいない夏」のような切ない失恋バラードに思うかもしれないけど、そうではく心温まる和み系の曲です。
間奏に笑い声とか手拍子、最後は口笛で閉めると…遊び心いっぱい。
君の付く曲を連続させたのは意図的なのでしょうかね。
ドライブソングですが、02と違って一人で街をゆっくり走る時に聞くといいですよ。
あなただったら恋人のいない休日に何をしますか?

12 A day in my life ★★
ゴスペラーズ的なアカペラのナンバー。
1曲目と同じく短めの曲になってます。
1stのラストが「永遠をあずけてくれ」、2ndのラストが「少年」、ベストのラストが「銀色の夢」と考えると…
ラストとしてはインパクトが無くて若干物足りない気がしますが…。

総評 ★★★★☆
爽やかから力強さへ路線変更。
新たなDEENを見つけることができる一枚です。
タイトルの通り色んな日常をテーマにした曲が多いです。
曲順さえ良ければ文句なしのアルバムなんだろうけど…そこが勿体無い。
412名無しのエリー:2007/08/10(金) 09:18:38 ID:2bDmRrDV0
>>409-411
乙!
>>408
マイナー気味なのってレンタルに置いてなかったりするから
買わなくちゃいけなくて、でもいきなり買うには勇気がいるし
そういう時にレビューがあると助かるから、やってほしいな
413名無しのエリー:2007/08/10(金) 13:37:20 ID:cP7/mQEM0
スガシカオ「TIME」
(星5満点)

1、サナギ ★★★
一発目からダークなこの曲は、女性の視点から歌った歌詞が魅力的。
ドロドロ感のある暑い感じのメロディーと歌詞がマッチしててよい。
しかし、いまいちサビのインパクトに欠ける。
プレリュードは大好き。

2、カラッポ ★★★★
何かを訴えている歌詞は、スガシカオならでは。
特に「先生が言った`みんなに来る明るい未来´」「もううんざりだ」
などの歌詞はその、ふてくされた感じが出ていてよい。
曲も聴いた感じは受けそうで良いのだが、聴きすぎるとすぐ飽きるかも。

3、光の川 ★★★
本人曰く「途切れた願いは消えてしまうのではなくて
僕らはその痛みで 明日を知るのかもしれない」この一行を産むのに苦労したという。
歌詞は哀感と希望が上手く混ぜ合わさっていてよいのだが、曲がスロータイプで
地味。

4、アーケード ★★★★★
このアルバム最高曲といっても良い。
曲は前曲と同じくスローなのだがゾクゾクする感じが妙に存在感を表している。
この歌詞がまた、切なく「明日の朝ぼくらは・・・それぞれの毎日に溶け込んでしまう」
などの部分が良い。
イントロもセツナさ全開。
414名無しのエリー:2007/08/10(金) 13:51:48 ID:cP7/mQEM0
5、クライマックス ★★★★
失恋曲。しかし、どこか元気の出るアップテンポなメロディー。
ライブで盛り上げるために作ったという。
コーラスも素敵。歌詞も最後の最後で「・・でありますように」といった
感じの、私的に大好きな歌詞。

6、June ★★★★
新しい街に越してきた感覚を表した曲。
かつてCM曲になたので、知ってる人もいるかもしれない。
前曲等と違って、スガには珍しいともいえるさわやか系ソング。
スガの美声が非常に良く、アーケードと並ぶ名曲。
立ち位置もちょうど良い。

7、あくび ★★
ファンク全開の怪しい曲。
このアルバムの中では微妙に浮いてしまう曲。
歌詞がちょい妄想タイプ。アルバム中盤では常連。

8、魔法 ★★★
ちょいカラッポと似ている感じの曲。
歌詞は語るほど良くはないのだが、曲は頭から離れなかった。
サビのラストの部分がとても良い。
415名無しのエリー:2007/08/10(金) 14:01:44 ID:cP7/mQEM0
9、秘密 ★★★★
歌詞は思わずニヤリとしてしまう。
彼女への支配感と、暑いメロディーが上手くマッチしている。
このアルバムのシングル曲では一番良いと思う。
本人曰く「プレリュードは男って悲しい生き物だっていう感じがして
好き」

10、風なぎ ★
ラストにこういう曲を入れたいのはわかるが、どうもこの人の
フォーク系は好きになれない。
歌詞もラストなのにあまりパッとしないが、ギターはさすがだなぁと
思える。

総評★★★★
スガの7枚目のアルバム。
今作はあまりダーク系は少ないにしても、さわやかソングが手際よく収録されている。
シングル曲も3曲入っているので、聴きやすいかとも思う。
スガファンなら「おっ、今回はそう来たか」という感じもするかもしれないが、
初めて聴く人にはあまりお勧めできないかも。
興味を持った人は、3枚目の「SWEET」を聴いてもらいたい。
416名無しのエリー:2007/08/10(金) 19:33:01 ID:q+YDucZI0
ポルノグラフィティのfoo?お願いします
417名無しのエリー:2007/08/10(金) 19:38:51 ID:bQsFbm9G0
>>415

始めて聞いたスガがTIMEですた
サナギのイントロと感想のギターにやられて今ではアルバム5枚聞いた TIMEが一番好きだ
418名無しのエリー:2007/08/10(金) 23:49:56 ID:hRFfAO9OO
>>413-415
乙!
スガシカオ好きなので興味深かったです
419まとめ人:2007/08/11(土) 02:12:21 ID:db137MAa0
「す」〜「そ」&カバーモノをうp。
やっと半分オワタ\(^o^)/

>>372
ゴメソ。チト数が多いので時間かかりやす。。。
(14th.と13th.の360以降がターゲットになるため)
でも、レギュラー更新しながら進めてくよ。
420名無しのエリー:2007/08/11(土) 03:53:11 ID:7LBMoz7NO
イエモンの『8』をお願いします
421名無しのエリー:2007/08/11(土) 09:34:07 ID:tqiNyaBoO
まとめ乙
422名無しのエリー:2007/08/11(土) 10:44:39 ID:y9E4ZmWC0
まとめ人&レビュー人、暑い中 乙乙
423名無しのエリー:2007/08/11(土) 17:58:44 ID:6REk5m9+0
My Little Lover Please
424名無しのエリー:2007/08/11(土) 20:01:16 ID:ksnlRs/6O
>>419
まとめ乙!
425名無しのエリー:2007/08/13(月) 12:09:23 ID:RaKvRn/+O
まとめ人乙!

どなたかcoccoの新作お願い致します。
426名無しのエリー:2007/08/13(月) 14:21:06 ID:GPyRvHRq0
>>412読んでも誰も買わないことは間違いないが

ファミソン8BIT STAGE2/momo-i

1.ペガサス幻想(聖闘士星矢) ★★★★
ファミコンっぽい効果音が随所に散りばめられた、今作のオープニングナンバーとして
充分な役割を果たしている曲。狙って無表情にしたインベーダー・ボイスに違和感を
感じるが、8BITサウンドとの相性を考えるとあまり情感込めた歌い方でもやはり
おかしいのかも。基本的にコードバッキングがなく、各音がメロディに対して絡みながら
和音を形成する作りだが、これが未知のバランスを成立させており、非常にポップな
印象を与えてくる。三角波音源を使ったベースはアタックのない丸い音で、リズム楽器
としての役割は弱めだが、ラインの秀逸さも相俟って未知の気持ち良さを発揮して
いる。こんなにちゃんと聴けるものになるとは。

2.薔薇は美しく散る(ベルサイユのばら) ★★★★
Aメロの途中から入ってくる、ストリングスを模した電子音が妙に味があって良い。
8BIT音源だとこうなるのか。コードバッキングなしに各パートがメロディアスに
曲を埋めて回る作りは、少数精鋭の電子オーケストラといった印象で、非常に新鮮。
クラシカルな原曲なのでHRアレンジはし易そうだが、チップビートにはせんだろ普通。
バカバカしいが真面目にも聴けるエンタテイメント曲。

3.誰よりも遠くへ(トム・ソーヤの冒険) ★★★★
歌謡曲要素よりもゲームサウンドっぽさを前面に出した曲。アルペジオのラインが
マッピーのボーナスステージみたいで個人的にツボ。ベースは音質自体も新鮮で
気持ち良いのだが、音の薄い8BITサウンドを支えるべく縦横無尽に駆け回るラインも
非常にポップ。

4.緑の陽だまり(山ねずみロッキーチャック) ★★★★
確認できる範囲のものは原曲と聞き比べたが、この曲が最も原曲と違う方向性を
出しているように感じた。4ビートのランニングベースはウッドベースっぽさを
出す為か、サステインの無い音で表現されており、なかなか面白い。節々で
トリッキーな仕掛けもある、遊び心満点の曲。
427名無しのエリー:2007/08/13(月) 14:21:54 ID:GPyRvHRq0
5.ロ・ロ・ロ・ロシアンルーレット(ダーティー・ペア)★★★★★
別にクチロロの歌ではないので念のため。ロックテイストの曲だが、相変わらず
安易なコードバッキングがなく、各パートの動きから気がそらせない密度の高い曲。
いわゆるチップビートというジャンルは「8BIT音源を使った」打込みサウンドかと
認識していたが、今作は打込みモノの肝であるリズムトラックまで8BIT音源という
徹底ぶりのため、いわゆるチップビートに比べドラム関連がショボい。しかしベースが
それを補って余りある働きでリズムもコードも支えて回っており、これはこれで
成立し得る世界を形成している。特に高音に回ったときの音の丸さが気持ちいい。

6.新オバケのQ太郎(新オバケのQ太郎) ★★★
モダンチョキチョキズがファンキーなカバーをしたり、それを浅倉大介が、更には
小西康陽がリミックスしたりといった経緯もある、謎の業界ウケソング。やっぱり
選ぶんだなコレ。ファンキーな原曲のイメージが強いため、丸すぎるベース音が
今一つマッチしていない感があるが、それ以外は意外にも原曲に忠実にカバーして
おり、無難な出来。

7.魔女っ子メグちゃん(魔女っ子メグちゃん) ★★★★★
M5と被り気味だが、こちらはやや年代もののアイドルポップという印象。Aメロでは
歌メロのラインに被せてくるベースだが、Bメロから徐々に裏拍を押さえに回り、
そのままサビの入り口まで高揚感を引っ張ってくる。サビで鳴る、泣きのギターを
イメージした電子音も面白い。電子音、電子音と説明が曖昧だが、どれが矩形波で
どれがノコギリ波とかまで分からないのでご容赦を。要はそれくらいのレベルの
リスナーでも楽しめる作品ということで。

8.アタックNO.1のテーマ(アタックNO.1) ★★★
原作アニメのオープニングをイメージした効果音から入り、そこから8BIT演歌と
でもいうべき展開になる奇妙な曲。Bメロでのベースは異常にメロディアスになって
おり、リズム体としての役割よりコントラバスのような低音弦楽器的役割を
担っている。決めゼリフはバカバカしいが、その直後の「泣き」の電子音がさらに
バカバカしくも面白い。ツッコミどころ満載のネタ曲。
428名無しのエリー:2007/08/13(月) 14:22:47 ID:GPyRvHRq0
9.すきすきソング(ひみつのアッコちゃん) ★★★
シャ乱Qの替え歌カバーでも知られる曲。意外にも原曲に忠実なカバー。ヤケクソの
ようにギター(的)ソロが延々鳴り続けるカオスな曲。ベースが高音に張りつき
すぎて曲が軽いのが難点。

10.花の子ルンルン(花の子ルンルン) ★★
原曲も特にひねりが無いため、アレンジしても想像の範疇を出ないものにしか
ならなかった、という印象の曲。今作中最も普通。そもそも「花の子」という
存在が分からない。どうやって生まれたんだ。その辺をお子様に説明するには
やはり定番の「オシベとメシベが…」というアレの出番なのだろう。

11.となりのトトロ(となりのトトロ) ★★★★★
自然を題材にした人気作品のテーマ曲を8BIT音源で再現するという、ある意味
ハードルが高く、叩かれそうな暴挙に出た曲。が、出来としてはセーフでは。
8BITスネアのバサバサした音が、草をかき分ける音をイメージさせるからいい感じ
なのかも。もう一つの暴挙として曲中にマリオを忍ばせてあり、各所で彼が跳んだり
火を吹いたりと気ままに遊び回っている。よく曲に合ったもんだ。シンプルな
8分弾きベースも歯切れが良くて心地良い。全般的にキラキラしたアレンジが
メルヘンチックな曲。

12.テレポーテーション-恋の未確認-(エスパー魔美)★★★★★
まず原曲の出来が良い。一級品のアイドルポップ。Bメロが2段構えになっており、
テンポの良いAメロを受ける前半分ともう一段加速をつける後半分という区切りの
意図を感じる。またサビ出だしの「テレポーテーション」の部分のメロディが
微妙に収まりが悪く、不思議な浮遊感が出ているのも魅力。という訳で選曲の時点で
すでに勝ち、という部分も大きいのだが、ベースがまた面白い。三角波グルーヴは
存在するかも。空ピッキングみたいな音も聞こえるが、どうやって出してるんだろう。
うねりまくりの2周目サビのベースラインがナイス。高音の気持ち良さも癖になる。
429名無しのエリー:2007/08/13(月) 14:23:30 ID:GPyRvHRq0
13.妖怪にご用心(ドロロンえん魔くん) ★★★
全体的にすっとぼけたニュアンスが印象的な、まったりした曲。漫談フォークの
ようなイメージを受けるのは、歌詞がムチャなせいか。どういうアニメだこれ。
そんなムチャな設定でお話が続くのだろうか。

14.バナナの涙(ハイスクール!奇面組) ★★★
おニャン子世代のリスペクトなのか、他曲よりも原曲に忠実なアレンジで再現された
曲。他曲より音色が豊富な印象で(特にドラム)、8BITの枠を超えてる感があるのが
不自然。今作中最も、一般にいう「カバー」に近く、8BITサウンドと普通のポップスの
溝がどこまで狭まるかにトライした曲という印象。まあ次曲がムチャなので妥当か。

15.すすめボコスカ(ゲーム:ボコスカウォーズ) ★★★
もはや説明するのもバカバカしい暴挙をやってのけたカバー。今作の大オチにして
怪作。1985年にファミコンで発売された「ボコスカウォーズ」のテーマ曲をカバー
したものだが、テーマ曲といってもゲーム中にダラダラ流れている曲に対しての
歌詞カードが説明書に付いているだけのもの。勿論オリジナルのシンガーも存在
しない。誰が歌うんだ、と皆にツッコまれ続けて二十数年。CDになりました。
もう訳が分からない。時効寸前で引っ張り出された事件のようなこのタイムカプセル
感。曲は意外に勇ましいアレンジになっていて笑ったが、原曲の出来が出来だけに
すぐ飽きる。ちなみにavex所属のmomo-i(桃井はるこ)だが、このCDはよそからの
お誘い企画のため、他社からリリースされている。惜しい。エイベでの快挙寸前。

16〜30 オリジナルカラオケ(ショートサイズ) ★★★★
人によってはこちらがへビロテになる全曲インスト。歌声が聞き手を選びすぎる
点もそうだが、おそらく8BITサウンド単体を楽しみたい人のほうが多いため、
これが有ると無いとでは大違い。自分も最初はこっちばっか聴いてた。曲が
短くなっているのが残念。ちなみに「すすめボコスカ」のみゲームオリジナルの
音源となっている。カラオケと銘打ってあるが、あくまでこの曲はアレンジ版で
なく原曲に乗って歌って欲しいということか。そこまで思い入れがあんの!?
430名無しのエリー:2007/08/13(月) 14:24:10 ID:GPyRvHRq0
総評 ★★★★
momo-iこと桃井はることアレンジャーの阿保剛が手を組んだ、懐かしい8BIT音源で
懐かしのアニソンをカバーしようという、桃井の趣味丸出しのシリーズ2作目。
効果音で遊んでるだけ感が強く、スカスカだった前作から一気に飛躍した出来映え
で、全く背伸びなしの等身大のままで邦楽を小さく革命してみせた快作。とはいえ
アキバ系の人達が複数買いで支援するでもなく、シーンへの影響力のまるで無い
非力な革命ではあるが、チップビートを手掛ける他のアーティスト(RAM RIDER、
石野卓球、中田ヤスタカ等)が絶対に手を出さない分野に着手した功績はあるのでは。
単に今まで誰もやりたがらなかっただけ、ともいえるが、今作を聴く限り彼女達は
一つの成果を手にしたように感じるのでバカにならない、というのが自分の印象。
自分のやりたい音楽がシーンにないから自分で作リ出す、というアーティスト本来の
意欲が強く感じられる。例えば大好きな80年代HRがやりたくてプロになったとして、
自分がシーンを牽引する立場になっても相変わらず足踏みしたままで既成の音楽の
模倣を続けるとしたら、いくら模倣が上手くなっていたとしても結局…まあいいや。
それはそれで確かな音楽だが、これも単なる遊びの範疇には収まらない作品と思う。
とにかく珍しいバランスの上に成り立っており、特に「ベーシックなtetsu」とでも
形容すべきベースはインパクト大。ある意味すんなり海外受けする作品のように
感じるが、国内では偏見と背中あわせの不利な条件下での戦いを強いられるか。
まああくまでアキバ系でありたいんだろうし、埋もれるのもまた運命だろう。
変なモノを気に入る傾向のある人ならアリかも、という作品。あくまで王道の
歌モノの延長上に良曲を求める人は迷わずスルーで。ふざけているようにしか
聞こえない恐れあり。ちなみに原曲を全く知らなくても楽しめるとは思う。
ボコスカ以外。
431名無しのエリー:2007/08/13(月) 17:29:38 ID:6Ux0iEsA0
>>430
超乙

ちょっとツタヤ逝ってくる!!
432名無しのエリー:2007/08/13(月) 20:35:23 ID:xhDDNx8C0
>>430
乙すぎる。
433名無しのエリー:2007/08/13(月) 21:26:14 ID:DheREcfO0
>>430
ももい苦手なんだけど面白かった
434名無しのエリー:2007/08/14(火) 16:26:26 ID:HdoQgGQ20
LOVE COOK/大塚 愛

1.5:09a.m. ★★★
強弱のメリハリのあるハイハットと、リズムを意図的に踏み外した電子音の虚ろさが
空間的な魅力を出しているイントロからスタート。サビでは爆音ギターが炸裂する
展開へ。hitomiの「There is…」等に代表されるような、強く揺るぎのない恋心を
エモーショナルに歌い上げる曲。アルバムの導入を担う役割のほうを重視しており、
曲自体は短めになっているが、知る限りの彼女のシングル曲より出来が良い。
サビで歌が大音量になるが地力ではなく、フェーダーの上げ下げで音量を操作して
いるだけなのは明白。爆発的な声量を活かすための曲としてこういう曲をやる、
というのが普通なので、順番が逆で支離滅裂のような。

2.羽ありたまご ★★★★
派手さはないが丁寧にまとまったメロディが印象的な曲。柔らかい音作りでまとまった
アレンジに、ELT的な人肌ボーカルが乗る優しい曲。歌詞の区切りが不自然で意味が
通じにくくなっていたりする部分もあるが、全体の完成度は高く、アルバム中
数曲だけ傑出している出来の楽曲の1つ。

3.ビー玉 ★
コードのルート音とその5度下を行ったり来たりするだけで前半をでっち上げた
サビメロは、凄まじくベタな出来。ベースラインと丸被りしているが、ベースの
責任ではない。全般的にコードから予想できるまんまのメロディ展開で、ひねりの
ない曲。Bメロの半端な小節数やメロディ展開の強引さは小池徹平を連想させる。
前2曲との質の差が凄まじい。

4.SMILY ☆
ある意味彼女を象徴する、究極のオリコン1位獲得曲。異常にクオリティが低い。
彼女には、お気に入りのフレーズや振り付けが出来ると、それをやりたいがため
だけに丸々1曲でっち上げてくるという性質があるが、その顕著な例。とにかく雑。
今作にはこの曲のように本人が積極的にアレンジに関ったと思われる曲と、明らかに
丸投げして参加ミュージシャンに自由に能力を発揮させている曲があるが、
後者のほうが極端に出来が良いので、本人の存在意義が疑問に思えてくる。
435名無しのエリー:2007/08/14(火) 16:27:04 ID:HdoQgGQ20
5.U-ボート ★★
曲のクオリティを若干持ち直す曲。とはいえ前2曲のようなコードのルート音まんまの
鼻歌みたいなレベルの曲よりは良い、という程度。基本的には最後の「ばたんQ…」が
やりたかっただけのようで、特筆する要素のない曲。

6.ネコに風船 ★
作家気取りが空回り、今一つ「風船」が消化し切れなかった感のある曲。イントロの
ため息はリアルに疲れたニュアンスではなく可愛コぶっており、そもそも何の為に
入れたため息なのか焦点がおかしくなっている感が。苦悩する猫のため息じゃないの
だろうか。「愛ちゃんってため息も可愛いなあ」とか思わせるためのため息?
そうなると自身を猫に例えた詞世界も「愛ちゃんって動物に例えるなら可愛い
猫ちゃんだよね」とか言わせる為のものに思えてくる。ウケるところにはウケるが
勿論逆もおおいにあり得る曲。演奏陣は良いが歌の甘ったるさが…。

7.Cherish ★★
自分がavexの人間であることを意識して作ったと思われる、ある意味彼女の
器用さが発揮された曲。エイベ王道の打込み系ロック。情熱的でストレートな
詞世界に対し、歌の表現力が追いついていな過ぎるので、非常に違和感がある。
今作全般でそうだが、なりふりかまわない生々しい表現よりも、舌足らず気味の
キュートな発声を維持することを優先してくるので、かなり歌の幅が狭く感じる。

8.ラーメン3分クッキング ☆
3分の曲を作りたいというネタ意識までは良いが、やる以上は楽曲のレベルとして
必要とされる水準があるはず。しかし彼女が一旦ネタ曲と割り切ると、本当に
3分丸々でっちあげレベルで仕上げてくるから恐ろしい。石川浩司(たまのドラム)
並の作曲能力。何もせずに3分待つほうがマシ。
436名無しのエリー:2007/08/14(火) 16:27:37 ID:HdoQgGQ20
9.東京ミッドナイト ★★★
爽やかなホーンと軽快なドラムが心地よいスカ・ナンバー。彼女の曲は歌メロの
リズムが不規則で雑な特性があるが、この曲はリズミカルにまとまっている。
「酒に酔いしれ 金が舞い散り」のフレーズが印象的。それだ!!
今作で生ピアノが入っている曲中唯一本人が弾いておらず、アレンジ丸投げの
おかげで救われている曲。アレンジどころか…まあいいや。

10.プラネタリウム ★
メロディがベタなうえ、メロディに対する詞の乗せ方も悪く、歌唱力も厳しいため、
ほとんど印象に残らない曲。前曲のメロディはあんなにリズミカルだったのにね。
Aメロのブレスの位置は変。「泣かないよ」「強くいられる」と前半で歌っている
のに花火の音を挟んだ転調後は「泣きたいよ」にすりかわっているが、花火の音を
聞いたら記憶がフラッシュバックして会いたい気持ちが抑えきれなくなった、という
ことだろうか。個人的には「小さくても小さくても」が意味不明で消化不良。

11.Birthday Song ★
曖昧な詞にすることでお手軽に誰に対しても歌える作りにした、汎用性重視の
お誕生日ソング。曲の出来は至ってベタ。祝いたい素直な気持ちよりも、有名人の
誕生日に歌ってあげたりのプロモーション活動のための曲か。

12.LOVE MUSiC ★
「あなたの声になる 声になってこの詩届ける」というフレーズは、表現者である
彼女が皆の気持ちを代弁して発信したい、という意味なのだろうか。基本的に
彼女の歌は自分と愛する人が全てという世界観なので、急に壮大なことを歌うのは
不自然。こういう曲をオチに持ってくるあざとさは絢香並。
437名無しのエリー:2007/08/14(火) 16:28:21 ID:HdoQgGQ20
総評 ★
歌唱力、作詞能力は低く、作曲では成果もあるが何故かそれをシングルにしないという
不自然さも確認できる、大塚愛の3rd。作詞の言葉足らず感や歌メロのリズムの
ちぐはぐさ、メロディ展開の強引さ等、後から手直し可能なものでもそのまま
押し通す雑さに本人らしさが垣間見える。自分のやりたい部分以外は周囲のプロに
丸投げ、という割り切りが明確で、自分らしさにこだわりすぎるアーティストよりも
バックの面子の能力を引き出せている面も。ノンタイアップのアルバム曲のほうが
質が明らかに高いが、ぶっちゃけアルバム曲は本人的にどうでもいいので数曲は
他人に書いてもらってるのでは、というのがストレートな印象。少なくとも3曲
浮かぶが、3曲とも本人のピアノ参加なし。コードのルート音通りのベタメロや
聞き覚えのあるメロディの押し通しもそうだが、彼女は決断力が桁外れで、物事を
処理するのが異常に速い。常人が「これじゃひねりがなさ過ぎるかな、これって
あの曲に似ちゃってるな、これじゃ詞の意味が伝わらないかな、どんなアレンジに
するか悩むな、アルバム用に曲を書き足さなきゃなあ」とウダウダやってる間に
どんどん決断し、あっという間に2桁枚数のシングルとベストまでリリースするの
だから凄まじい。アーティストとしての成長は感じられないが、「このくらいの
出来なら取り敢えずヒットする」というラインの見極めは巧み。要領よく単位だけ
取って進級、という学生ノリのお手軽ライフを業界最前線で体現し続ける、
超勝ち組み体質の持ち主にして恐るべき人生の天才。会社にすれば非常に優秀な
人材だが、音楽への愛は無いので個人的には用なし。
438名無しのエリー:2007/08/14(火) 16:35:59 ID:C5pDyxnd0
乙。最後の5行に完全同意したww
439名無しのエリー:2007/08/14(火) 22:46:48 ID:0KGsxcND0
同じ2ちゃんねるの嫌われ者でも
>>175のオレンジレンジと全く正反対の評価だな
440名無しのエリー:2007/08/15(水) 13:45:26 ID:sr+uX7Z90
>>439
密林のレビューと比べると非常に面白いw
441437:2007/08/16(木) 00:07:11 ID:TYKqefAX0
>>439レンジにも大塚みたいなのは混ざってるんだけど、レンジが面白いのはやっぱり
「弱小チームを率いて格上の強豪を打ち破ってみせる司令塔」NAOTOが痛快だから。
大塚はリアリストで世間のイメージ以上に頭の回転が速く、本当に良い音楽をやりたい
という意欲より自己顕示欲が遥かに大きい(川本真琴あたりの逆)って感じ。
「金魚花火よりSMILYのほうが売れるなら、真面目に良い曲書く手間を使って
適当なのいっぱい作ったほうが効率が良い」くらいの割り切りをしてると思う。
パクリへのバッシングも今の所本人の想定の範囲内に収まる程度と割り切ってるん
だろうし、トータルの利害を考えたビジネスライクな発想の持ち主なのかも。
仕事の効率を上げるための手段はいくつかあるけど、いきなり「音楽の質を下げる」
という案を挙げるほどクールなアーティストは彼女くらいだろう。
そして個人的に、そこがアーティストとしてもう最悪。
442名無しのエリー:2007/08/16(木) 19:35:11 ID:5dabLnex0
>>441
だがレコード会社からすればもう最高の社員だな

そして確かに最低だ
443名無しのエリー:2007/08/16(木) 22:56:46 ID:IFE6VsZrO
最高に共感を覚える。レンジしかり。
444名無しのエリー:2007/08/17(金) 02:06:09 ID:B/Y+XMflO
商業主義一直線のavexにはお似合い過ぎるほどの社員ですねw

レビュアーさんホントに乙です。俺も今ベスト借りて聴いてるんだけど、おっしゃる通りあらゆる所で雑だな〜と感じさせられました。
445名無しのエリー:2007/08/18(土) 00:04:49 ID:1NIPrBpt0
最大のヒット作なのに、無いっぽいからレビュー

Young Love/サザンオールスターズ

01.胸いっぱいの愛と情熱をあなたへ ★★★☆
60年代ブリティッシュロックをイメージした曲。上手く当時の雰囲気を表現したなって感じ
これに英詞をつけて歌えば、当時のバンドの曲と言っても違和感無い。
ただ、Cメロだけ無駄に歌謡曲調。日本人の性か。原さんのキーボードは桑田が言うとおり男前

02.ドラマで始まる恋なのに ★★★☆
真夏の果実などに代表されるような、サザン流王道バラード
キーボードとストリングスが主体で、イマイチバンドとしての意義を感じない曲
ただ桑田の作る、日本人の琴線に触れる美メロは流石

03.愛の言霊 〜Spiritual Message ★★★★☆
37thシングル。やってくれましたねサザンオールスターズ。こんなのサザンしか出来ない
語感を最も重視し、桑田の造語だらけで意味が全く不明な歌詞は、かなり革命的だったと思われる
後半はラップが入ったり、民族楽器を盛り込んだり、凄い冒険してる曲。ていうか後半は最早プログレ
よくミリオン売れたねぇ、まぁサビはかなりキャッチーだけども。しかしこのサビはもろパ○リなんだよなぁw
相変わらず原さんのキーボードプレイは男前、70年代プログレバンドみたい

04.Young Love (青春の終わりに) ★★★★
コーラスワークや楽器隊の音は完璧にビートルズ。だけどメロディは日本の歌謡曲といった曲
まぁ簡単に言えば60年代後半のグループサウンズですよ。歌詞も過ぎた青春を悔いたもので、これまたグループサウンズっぽい
しかし全く古臭さを感じさせないのは、サザンという名前のおかげなのか、それとも純粋に完成度が高いのか

05.Moon Light Lover ★★★
ミディアムテンポなバラード。歌い方や歌詞は凄い桑田節なんだけど、メロディがつまらない曲
でもベースとエレキの音がかなり哀愁漂ってて良いので、ちょっと高めに評価
446名無しのエリー:2007/08/18(土) 00:05:41 ID:5IcnfCgd0
06.汚れた台所(キッチン) ★★★★★
でましたサザンロック。社会を痛烈に批判した歌詞は最高。メロディへの載せかた、韻の踏み方は最早神の領域だね
一発録りの曲で、バンドとしてのサザンをかなり感じることが出来る
しかしこれを聴くと、やっぱりサザンのルーツは60年代〜70年代初頭なのだろう。非常にレトロ
原さんのイケメンキーボードプレイは必聴もの

07.あなただけを 〜Summer Heartbreak〜 ★★★★
36thシングル。2と一緒で歌詞・メロ共に王道歌謡バラード。桑田の歌い方も70年代の歌謡歌手っぽい
まぁ突っ込むべき所は大して無い、Aメロのキーボードは上手く利いてるかな
しかし2でも書いたけど、桑田の歌謡曲調の曲を作るメロディセンスは凄いね。現役歌手ではトップ

08.恋の歌を唄いましょう ★★★
原さんボーカル曲。流石の元祖にして最強の萌え声もちょっと老けたかなw
これまた王道歌謡バラードだけど、少し沖縄民謡を意識したような曲

09.マリワナ伯爵 ★★★
ベースのスラップが良く利いた、ちょっとジャズテイストな曲
サザンのリズム隊はしっかりしてるから、こういう曲をしっかり聴かせることが出来るのが強み

10.愛無き愛児(まなご) 〜Before The Storm〜 ★★★★
らしくない、これが第一印象。バラードなんだけど、メロディが日本人離れしてる。凄い洋楽チック
アレンジも60年代後半洋楽そのままだし、何だろうサザンって凄いね

11.恋のジャック・ナイフ ★★★★☆
一転してテクノでリズムがぶっ壊れたイントロから入る、サザンの十八番アップテンポパーティソング
メロディが物凄い歌謡曲で、電子音・打ち込み全開のアレンジとのチグハグ具合が何とも言えない
しかし当時から見ても打ち込みの音が古い・・・KAMAKURAの音のまま止まっちゃってる
もしかしたらあえて狙ってるのかもしれないけど
447名無しのエリー:2007/08/18(土) 00:06:18 ID:5IcnfCgd0
12.Soul Bomber (21世紀の精神爆破魔) ★★★☆
副題は勿論キングクリムゾンのあの名曲。そして曲調もプログレチック
自動車の音や、赤ちゃんの泣き声、硝子の割れる音、工事現場の音など様々なSEが使われてる
こういうのを自分達だけのアレンジで作ってしまうサザンは、かなり現代の邦楽バンドでは貴重な存在

13.太陽は罪な奴 ★★★★
38thシングル。前曲からそのまま繋がる。全体的に鈴を使ったりクリスマスソングみたいだけど、真夏の歌
ポップながら、生音中心でアレンジにあまり凝っておらず、当時のサザンの方向性が窺える
ベースのリズムの取り方が結構面白い。そういうちょっとしたアクセントが、曲をもっと面白くしてる

14.心を込めて花束を ★★★★
結婚式の定番となったラブバラード。編曲は今は亡き宮川泰。アレンジにサザンクレジットがない唯一の曲
王道バラード、それ以上でもそれ以下でもない
でもこんなの結婚式で歌ってあげたい

総評:★★★★☆
前作『世に万葉の花が咲くなり』では小林武史と組んで、音に凝った曲が殆どだったが
今作では原点に立ち返り、バンドサウンドを中心としたシンプルな曲が多い
中には3みたいに異常に凝ったのもあるが、基本ベースは生音
これ聴いて思ったのは、サザンのルーツは60・70年代前半だということ。最近のバンドのようなギターサウンドは期待しないほうがいい
キーボードプレイが鬼、あらゆるパターンの曲にも対応できる幅広さは脱帽
しかしまぁこれだけのクオリティの作品を、殆どバンド内だけで作ってしまうセンスにはただ驚かされるばかりです
最大のヒット作でもあり、最高傑作でもある今作。是非聴いてみてください

駄レビューすみませんでした
448名無しのエリー:2007/08/18(土) 14:28:44 ID:EBME2WGG0
ゆらゆら帝国 3×3×3
初めてレヴューします。へたくそなレヴューですが、良かったら見てください

1.わかってほしい ★★★
  爆音から始まり急にスローテンポにこれがゆら帝かと
いきなりわからしてくれる曲
2.昆虫ロック ★★★★★
  わかってほしいから繋がり割とゆったりしたミドルテンポにネガティブなおもしろい
  歌詞が次々に飛び込んでくる。このたった2曲を聴いただけでゆら帝中毒に
  なる人もいるはず。
3.ユラユラウゴク ★★
  ゆら帝お得意のユラユラするような曲。曲も八分ぐらいあるので、このゆらゆら感が
  好きな人はいいかもしれない。しかしだるくなって飛ばすコトモしばしば…
4.ドックンドール ★★★★
  これまた良質なゆらゆらメロディに意味深な詞が混じりあう。この辺で
  ゆらゆらの音楽が少しわかってきたような、そうでないような感じになる。
449名無しのエリー:2007/08/18(土) 14:29:48 ID:EBME2WGG0
5.発光体 ★★★★★
  ファンの中でも人気のアップテンポな曲。歌詞がえげつない。しかしそのメロディは
  うまい具合に中毒性がある。最後のサビの一部のベースが踊っているようで心地いい
6.つきぬけた ★★
  発光体からそのまま繋がり題名どうりのつきぬけるような曲。一分ほどの曲でハイテンションをずっと保っている
7.アイツのテーマ ★★★★
  このアルバムお得意のミドルテンポでゆら帝らしさが出ている曲。歌詞が他のアーティストにないような変な歌詞でもメロディと非常にマッチしている。
8.3×3×3 ★★★★
  急に曲がささやきから始まりトリップするような感覚になる。途中からささやきと普通の声が重なりあい大変不気味。いまでもライブでするような代表曲。
450名無しのエリー:2007/08/18(土) 14:30:39 ID:EBME2WGG0
9.タートルトーク ★★
  前曲からの流れを潰さないような曲。ゆらゆらするようなイントロで歌っていない為音楽が耳によく入る
10.EVIL CAR ★★★★
  ゆったりとした曲調で始まり曲の中盤ではトリップするようなファズギターで別世界に持っていってくれる。ファズギターの歪みが心地良すぎる
11.パーティはやらない ★★
  最後は、まったりなスローテンポでしめる。最後にごちそうさまという気分になる
総評.★★★★★
2chでも評価が高いゆらゆら帝国。聴くまでは興味も全くなかったが最初の2曲を聴いた時点で完全にやられました。僕のレヴューでは伝わりにくいと思いますが、ゆら帝を聴いてみたいという人には一番いいアルバムだと思います。

レヴューを書いてみてとても難しかったです。皆さんの文才にはいつも驚きます。
このアルバムのレヴューをよかったら誰かやってください。僕のでは説明不足です…

451名無しのエリー:2007/08/18(土) 14:50:25 ID:A7/yc5RF0
>>445-447
>>448-450

乙。
そういえば、最近このスレのレビューをコピペしたレスを他板で見かける。
452名無しのエリー:2007/08/18(土) 18:41:02 ID:EUkBFg6P0
初レビュー需要あるかわかんないけどブランキー
METALMOON
@お前が欲しい★★★★
イントロがかなり長い一発目の曲
このアルバム全体に漂う倦怠感や諦めや自棄と言った雰囲気は良く伝わってくると思うが
少々長くて飽きる
しかし、歌が始まってからの絶望を表す表現は最高
Aスウイートミルクシェイク★★★
全曲とうって変わってポップな印象の曲
詞が曲の明るさに騙されてぱっと見は明るく聞こえるが、かなり暗い。
Bオレンジ★★★
切なさをかもし出すギターソロで始まる中盤曲。
このギターソロがこの曲の世界観を分かりやすく紹介していると思う
どのようにしてもやりきれない孤独を歌った詞は経験があるものなら共感するものが多い
C脱落★★★★☆
暗いメロディと多分一番暗い歌詞をマッチさせた切なさ全開のブランキーらしい曲
BとCが同一のコンセプトで作られたものだと思われる
最後の「お前の選んだ青春だから」の後の空白が余情を醸し出す
D綺麗な首飾り★★★☆
前4曲とは違って自棄にならず前向きな曲。
将来の子供達の事、愛を篭めた首飾りと世界の終わりの近づきといった
対照がなんとも鮮やかなのだが、それに爽やかなメロディーが添えられていて爽やか
E鉄の月★★★★☆
明るい全曲からまた絶望へ向かう曲
転調部分はまるで悲鳴に聞こえる、かなり感傷的である

総評★★★★
とにかく歌詞が心に訴えかけてくるようなものが多く、そしてそれにあわせたメロディーは秀逸
しかしちょっとくどい部分もあり、鬱な気分の時に聞くと良いのかもしれない

難しかった・・・Dとか異論多いだろうけど・・・
453名無しのエリー:2007/08/18(土) 20:18:03 ID:OllJ65GzO
>>451
それ全部俺の仕業
454名無しのエリー:2007/08/18(土) 20:49:07 ID:rkwhiDJy0
>>447
>>450
>>452
乙乙乙
ツタヤ半額まだかなぁ

>>453
おまw
まさかと思うが引用って事が解るようにしろよ?
455名無しのエリー:2007/08/18(土) 21:15:20 ID:t+4uSYUqO
暑い中皆さんレビュー乙です!
456名無しのエリー:2007/08/19(日) 18:49:54 ID:9y9TToPeO
無駄に荒らされるのを防ぐ為、素人のレビューだということを記述するべき
457名無しのエリー:2007/08/19(日) 21:03:41 ID:Wd8Djdm/O
>>454
まあ大体コピペって分かるでしょ
458まとめ人:2007/08/19(日) 23:14:39 ID:+NiWV40v0
(゜A゜;;) アゲー(マトメサイト)
459名無しのエリー:2007/08/20(月) 00:15:47 ID:JwQ3Ejxq0
>>458
まとめ人、汗かきすぎだし瞳孔開いてるw
熱中症に気をつけろよ〜乙〜
460名無しのエリー:2007/08/20(月) 00:42:41 ID:wXVEnqm50
RIP SLYMEのTOKYO CLASSICお願いします
461名無しのエリー:2007/08/20(月) 02:45:29 ID:fpae0dpGO
HIP HOPか・・・・
みてみたいけどリクエスト禁止らしい
462名無しのエリー:2007/08/20(月) 02:50:31 ID:xflXElek0
そういう遠まわしなリクエストするくらいなら堂々と誰かに頼め
463名無しのエリー:2007/08/20(月) 04:15:13 ID:KUI0ReWQO
>>458
まとめ人ワロスww
いつも乙w

>>461
リク自体が駄目というわけではないでしょ
誰かが書いたレビューに対して周りが何かしらレスしている中、それらをスルーしてただリクエストするだけっていうのは印象悪いと思う
464名無しのエリー:2007/08/20(月) 17:40:06 ID:fpae0dpGO
>>462
なるほど、そう捉えられたか・・・
>>463
禁止じゃなかったんですね
465名無しのエリー:2007/08/21(火) 09:45:32 ID:GxV8ec0S0
TOKYO CLASSIC/RIP SLYME

1.〜Introduction〜CHICKEN featuring Breakestra
ジャジーなトラックに乗せてメンバー紹介。

2.By the Way ★★★
アカペラで始まるが、だんだん一曲目の流れを引き継ぐ心地よいホーンとスクラッチが絡む。

3.Tokyo Classic ★★★★
ゲーセンによくある陽気な音ゲーから流れてそうなトロピカルなループ。一気に南国ムード。
というか本当、ベタなぐらいリゾート気分。途中に「ラ〜ララ〜」というトボけたコーラスがそれを助長。
皮肉交じりのSUのライムに痺れ、RYO-Zの「I wanna dance with you la chachacha」にズッコケ。

4.楽園ベイベー(Album Version) ★★★★
大ブレイクしたあの曲。まだまだ南国ムードは続く。FUMIYAのトラック作りの才能が冴え渡りまくり。
これ、全部サンプリングなんだよな…。浮遊感のあるシンセとぶっとい低音が気持ちよすぎる。
トローンとさせておきながら途中でふと目が覚めるような、中盤のブレイクの部分もキモ。
ナンパ失敗した情けない情景を描き、「イメトレだけでまた今日もオナる〜」とまでライムしている
PESの声にすら和める、ヒップホップなんだけどヒーリング系ミュージックにも通じるような癒しのトラック。

5.Case 1 STAND PLAY ★★★
「リップスライム」と聞いて多くの人が思い浮かべる声の主、PESのソロ。
タイトルが示すように、通常のリップスライムの楽曲でもあの声で時に全てを持っていってしまう感のある彼。
こじんまりとしていて地味なトラックだが、奇妙さと可愛さを併せ持ったこの声に合っているのでは。
466名無しのエリー:2007/08/21(火) 09:46:39 ID:GxV8ec0S0
6.Case 2 MANNISH BOY(続Zeekのテーマ) ★
RYO-Zソロ。古き良きソウルナンバーのパロディーか、それとも真剣に歌っているのだろうか。
物凄く面白い表情で歌う彼が想像できるのでおそらく前者だろう。あっという間に終わる。

7.FUNKASTIC ★★★★
燃えよドラゴンのテーマをサンプリングしたファンキーなトラック。
ギターのリフ聴いてるだけでどんなリズム音痴でもなんとなく体が動いてしまう。
冒頭のサビからRYO-Zのパートに転がり落ちる瞬間がとてもカッコいい。絡むピアノも絶妙。
各ラッパーの個性をしっかり活かそうとバースごとに奇怪な音を入れ替わり立ち替わり詰め込み、
間奏では自分のスクラッチの腕前もちゃんと魅せるFUMIYA、
最年少だからして先輩を立てつつも、どこか裏番長の雰囲気。
それにしても曲の雰囲気を一瞬で自分のモノにするPESの声、強烈すぎる。

8.奇跡の森 featuring Hirotaka Mori★★
シンガーをフィーチャーした曲。
一曲目や二曲目と「FUNKASTIC」を混ぜたようなトラックなので、少々飽きが来る頃か。

9.Case 3 スーマンシップDEモッコリ ★★
SUのソロ。タイトル通り、卑猥なリリック。
リップとは一線を画す、ややハードコアなトラック。SUらしさは良く出ているような。
途中「音飛び?」と思うかもしれないが、音飛びではない。
467名無しのエリー:2007/08/21(火) 09:47:31 ID:GxV8ec0S0
10.Case 4 Bring your style ★★
イルマリのソロ。「楽園ベイベー」の温度を若干下げたようなクールなトラック。
南国ムードを感じるが「楽園ベイベー」とは違い、軟派な感じはしない。

11.One ★★★
初期のDragon Ashのアルバムに入っていそうな、バンドサウンド(サンプリングだが)にラップをふわっと乗せた曲。
夕日の下でみんなで合唱しているのが目に浮かぶ、ほのぼのトラック。
PESとSUが何となく寂しげな雰囲気を作り、RYO-Zが流れをプツっと切り、イルマリが
ポジティブにシメる、というマイクリレー。

12.バンザイ ★
メロウな流れを断ち切る、ファミコンの音みたいなチープな小品。
ガラっと曲調が変化する展開のちょっと驚く。

13.花火 ★★★★★
超メロウで叙情的。アコギやビブラフォーンなど、鳴ってる楽器全てがいちいち切なさを煽る。
リリックの内容も寂しげ(特にイルマリのパート)。
PESが歌うサビもメロディアスで、普通の歌モノポップスとしても優れている、涙腺直撃の日本人好みのトラック。
ただ、RYO-Zのパートから雰囲気が若干明るくなるのが物足りない。
寂しげな雰囲気でずっと引っ張ってしまってもよかったような。最後の曲だし。
468名無しのエリー:2007/08/21(火) 09:49:18 ID:GxV8ec0S0
総評★★★
ミリオン売ってしまった、リップスライム最大のヒット作。
所謂全盛期なのだろうが、FUMIYAがトラックメイカーとして覚醒&暴走するのは次作から。
HIPHOPでありながらも歌モノとして聴きやすい、J-POPにもきちんと収まるメロディアスなトラックが
ずらりと並んでおり、「まぁ、ミリオン売れるのもなんとなくわかる、かな?」という感じ。
発売されたのが7月だったし、開放的な季節も手伝ってミリオンまで行ってしまったのかもしれない。
夏に聴くのには最高の一枚であることは確かだろう。
途中で4人のラッパーの短いソロが入っているが、正直コレ抜いて全員での曲をもっと入れて欲しい気も。
個性をアピールしたかったのだろうが、一曲の中でも4人のキャラは十分立っていると思う。曲数稼ぎか?
各曲で似たような音が何度も使われているので途中飽きそうになるものの(逆に前半5曲まではかなり楽しめる)、
「One」で流れがガラっと変わる。
この享楽的でポップなアルバムがミリオン売ったという事実はハードコアラッパーから物凄く反感を買ったが、
「DJがサンプリングで組み立てたトラックにラップを乗せる」というHIPHOPの形式を
ギリギリで死守しているわけで、「あんなのヒップホップじゃねぇ!」とあまりにも邪険に扱いすぎるのはどうかと思う。
アメリカのヒップホップの劣化コピーにも思える日本のハードコア勢とは逆の方向に進み、最後の曲では
日本人らしさの塊とも言える「花火大会で空を見上げながら感じる切なさ」をヒップホップと合体させるという、
何気に離れ業だと思うのだが。
ちなみにこのアルバムの次の『TIME TO GO』は、ドラムンベースの虜となったFUMIYAのストイックなトラックが
冴え渡る傑作だが、リップスライム聴くならまぁこのアルバムからだろう。
469名無しのエリー:2007/08/21(火) 18:09:23 ID:A0/LRF45O
>>465-468
乙!
後で聴いてみます


誰か橘慶太の「声」お願いします
470名無しのエリー:2007/08/21(火) 19:37:00 ID:hWuyVd080
>>465-468
乙!
今度、レンタルして聴いてみる。
471名無しのエリー:2007/08/23(木) 10:54:35 ID:8OPsLenEO
過疎ったな
472名無しのエリー:2007/08/23(木) 13:16:27 ID:Q/luLI6Y0
誰かホフディランかトモフスキーの最新作のかいてよ
473名無しのエリー:2007/08/23(木) 13:57:40 ID:ZztdqFPuO
>>465-468
乙!
474名無しのエリー:2007/08/23(木) 14:31:07 ID:tmrU352S0
初レビューです。ボキャ貧だな、俺orz


bloodthirsty butchers/kocorono

1,二月/february「親愛なるアレックスさんへ」★★★☆
イントロから、いい具合に歪んだギターと生々しいベースの音が響く
どこか寂しげなメロディだけどなんだか元気が湧いてくる。途中に入るハーモニカも○

2,三月/march「青空」★★★★
曲名通りのスカッとしたギターがメインの曲。特に「ブルーに染まる僕」の歌詞の前に入るギターが素晴らしくかっこいい
最後のほうでドアを勢いよく開いて外に飛び出すような音が入る。いきなり入ってくるので初めて聴いたときは正直ビビったw

3,四月/april「大人になんか解ってたまるものか!」★★★
じゃじゃじゃっ、じゃじゃ、じゃじゃじゃっというカッティングが印象に残る。
けどアウトロがちょっと長すぎるかな。全体的に地味な曲

4,五月/may「インスト」★
ハーモニカが印象的なインスト。

5,六月/june「雨、あめ、アメ」★★★
清涼感と虚無感が入り混じったようなイントロで始まるが、歌はやる気のない歌い方で少々萎える。
しかし3:40あたりから曲調が変わり出し、大雨のようなギターの音が降り注いでくる。歌い方も急に元気が出てくる。


6,七月/july「心」★★★★★
このアルバム中最も長いが(9分ある)、このアルバムの核でもある曲。
イントロからギター・ベース・ドラムが程よく絡み合い、転調を経て6分以降は爆音のギターとともに全てを飲み込んでしまう
そのギターも爆音でありながら、どこか寂しげな音である。号泣必死。
ブッチャーズを語る上では外せない名曲である。
475名無しのエリー:2007/08/23(木) 14:31:39 ID:tmrU352S0
7,AUGUST/八月★★★
またも爆音ギターが印象的ないかにも夏っぽい曲。
アウトロがくどいのが難点。

8,九月/september「ぼく」★
スローテンポでちょっと退屈な曲。歌詞もいまいち聞き取りづらい・・・
このアルバム中、唯一の捨て曲かな。

9,十月/october「黄昏」★★★★
暴力的で迫力のあるイントロから始まり、そのままのテンションで疾走していく。
歌詞がメロディに乗り切れていない気もするが、それすら味がある。

10,十一月/november「インスト」★★
4曲目とは対照的にこっちはギターが耳に残る。普通にかっこいい。インストなのがもったいないくらい


11,十二月/december「トウキョウ」★★★★
2分半と短いが、疾走間が心地よい。9曲目とは違う印象を受ける。
雪国の地方から都会に引っ越してきた人は歌詞に勇気づけられる。自分がそうなので。
「こぶしだけは ウソはつけぬ」

総評:★★★★☆
Vo&Gtの吉村氏が「死んでもいい」という想いの中作られた傑作。
暴力的ではあるがどこか切ないギターが聴く者の心に響いてくる。
死ぬまでに一度は聴いておきたい。ていうかロック好きと豪語する奴は絶対聴け。(初レビューなのにえらそうでサーセン)

ちなみにこのアルバムには二月から十二月までしか入ってないが「Cinderella V.A」に一月が収録されている。
是非その曲も聴いて欲しい。廃盤なので見つけるのは困難を極めることになるだろうけど・・・
476名無しのエリー:2007/08/23(木) 22:57:47 ID:zaEASpq/0
↑乙!
これずっと聞いてみたかったけど、廃盤だったのか・・・・。
余計聞きたくなってきたよ
477まとめ人:2007/08/24(金) 04:33:30 ID:ThJR5ode0
C= C= C= ┌(;・ω・)┘ 荻野目age。(今回はちょい急ぎで)
478名無しのエリー:2007/08/24(金) 04:41:15 ID:nY8xnKf30
>>474-475乙。じゃ自分も。たまには★評価なしで…

HOME/Mr.Children 

1.叫び 祈り
メンバー個人の音楽的資質が集約されているのか、ほとんど他人が作っているのか、
バンドのインストにしては技術が前面に出されていない導入曲。

2.Wake me up!
タムを多用したリズムパターンが勇ましい曲。テンポよく歌の乗るAメロから長めの
音符を歌うBメロへ移行する作りだが、2周目のBメロではベースが主張しすぎていて
歌がシンプルに耳に入ってこなくなってしまった感が。サビでも何やら頑張っている
ベースだが、手数の割にはグルーヴに貢献していない微妙なプレイ。ギターはもっさり
しているが、曲から期待されている水準も知れているので気にならない。

3.彩り
大江千里等のイメージに近いピアノポップ。Aメロのドラムの基本パターンはスネアの
音量が均質すぎており、ノッペリした印象。サビでのベースは歌メロのラインをなぞって
くるが、いきなり前に張り出しすぎて不自然なような。普通に歌メロのハモリの
ライン弾くくらいで良いのでは。ギターは不在でも問題ないが、主に曲を支える
ピアノと、コードを押さえるキーボードは両方必要という、バンドにすれば皮肉な
出来。ギターを7本重ね録るよりある意味タチが悪い。アレはアレでいつか何かの
フェスで実際に7人で再現する「天体観測バンド」やってくれたりしそうで面白いし。
こう民生とかホリエとかYUIが並んで…いやないか。

4.箒星
絶叫マシンのように乱高下しながら広い音域を動き回るサビメロが印象的な曲。
イントロからAメロ辺りまでの作りにコステロの「(What's so funny about)
Peace,Love,Understanding?」からの影響が感じられる。リズム体が歌メロの
リズムをあまり意識せずに演奏しており、空回り感があるのが残念。間奏も尺を
取った割には面白みに欠ける。今作全般でそうだが、ベースはスライドやグリスが
あまり得意でないようで、滑らかさのない角張ったプレイが多いような。
479名無しのエリー:2007/08/24(金) 04:41:52 ID:nY8xnKf30
5.Another Story
ワウのかけ方の珍しいギターが印象的な曲。一音ずつ切って「クワッ、クワッ」と
ワウをかけるアヒルのようなプレイはなかなか面白いが、曲自体がマジなので、なお
面白い。何してんだこの人。「君」の言葉を上の空で聞いてぼんやりギターを弾いてた
事を悔やんでいるが、彼女がマジな話してる時にクワックワッはまずいと思うぞそりゃ。

6.PIANO MAN
ジャジーな雰囲気の曲。ベースがランニングしているので一瞬ジャズっぽい4ビートに
聞こえるが、ドラムはロックな8ビートなので、何をしたいのか不明な印象。2周目の
Aメロの序盤ではギターが普通のコードストロークをミスっているが、これがOK
テイクということは普段は…。キメ(テーマ?)がくどくて自由度が低いのが
ジャズっぽくないような。

7.もっと
今更ながら、ピアノへの偏重ぶりはギター2本抱えるバンドの常識を超えているような。
Bメロからサビへの繋ぎやサビのオチのメロディがベタで読まれやすいのが難点。
手堅い楽曲の多い今作だが、あまり他のアーティストの作品を聴かないのか、作りが
一辺倒で幅がない印象。歌も下手ではないが、基本的に歌い尻に余韻を残さずに
ブッツリ終わるので、やや投げやりな印象を受ける。

8.やわらかい風
バンドっぽくないイントロの曲が数曲あるのも悪くないと思うが、何曲目だコレ…。
分かりやすく丁寧にまとまっているがベタで、これといった聴き所はない。
基本的に歌詞とメロディの力を過信しすぎており、演奏で聞き手にイメージを与える
力が乏しい。不気味に同じ音を繰り返すアウトロのピアノが次曲の導入の役割を
果たしている。

9.フェイク
「Watching the Detective」(コステロ)、「13steps Lead Down」(コステロ)
あたりからの影響を桜井なりに消化したような曲。イントロの不気味なギターの
掛け合いはイイ感じ。メロディは意外にもレンジの「DANCE2」に近いような。
バンドっぽいようで、そのまま再現できない部分も多い微妙な曲。
480名無しのエリー:2007/08/24(金) 04:42:32 ID:nY8xnKf30
10.ポケット カスタネット
打込み主体の90年代っぽいポップスかと思っていると、1曲目のアイデアを繋げて
展開を広げてくる。結局バンドの地力で盛り上げきれずにシンセに頼りっぱなしに。
ドラムが頑張っているが、何故かこんな時に限ってベースがおとなしい。うーん…。

11.SUNRISE
似た曲調、似たテンポの曲が多いので、耐性がないとそろそろ厳しくなってくる。
彼らの曲はこの曲のようにサビの歌メロが長いものが多いが、多分バンドの見せ場を
あまり考えずに桜井が弾き語りで作ったものを、いじらずにそのままバンドが肉付け
しているのだろう。逆ラルク?Bメロのベースは必然性のないアピールをしてくるが、
前曲のインストパートでドラム支えないで、歌の影でこっそり暴れられても。
手癖なのか、ルートとその半音下を行き来するメジャーセブンスっぽいフレーズを
多用するが、これもくどい印象。

12、しるし
ちょうど音楽の流行が一周して、逆にK-POPのように聞こえるバラード。いかにも
次からサビと言わんばかりのコテコテのBメロ、ブレイク後にキーを上げるコテコテの
転調、ふんだんに盛り込まれたストリングスと、逆に潔いくらいの歌謡ポップス。
バラードほどシンプルなアレンジにするMONKEY MAJIKと対象的。リズム体は
バラードのほうが持ち味を発揮するが(特にドラム)、ギターは蚊帳の外。

13.通り雨
珍しく桜井がバンドの音をアテにした曲。結果的に色々な音が足されてはいるが、
無理にきらびやかなアレンジにせずに生演奏に近い形にしても良かったような。
Bメロのギターとベースのさりげないユニゾンがポップ。

14.あんまり覚えてないや
3段オチのような詞世界が印象的な曲。2番以降は1番の焼き直し、という作詞を
するアーティストも多いので、彼らにとって作詞のウェイトがいかに大きいかを
思わせる。等身大の性欲をまんま出してくる詞世界は彼らしい。彼の特徴である
投げ放ち系の歌い回しが曲に合っているのも面白い。
481名無しのエリー:2007/08/24(金) 04:43:10 ID:nY8xnKf30
総評
メッセージ性をはっきり出し、理想的でない部分も含めて等身大の自分を表現
してくる詞世界。色々な所をくぐらせながらもサビメロの最後はほぼ確実に
曲のキー音で解決する、非常に安定したメロディ。基本的にこの2本が軸という
印象のミスチル13th。技術面ではバンドのキャリアを考えるとかなり厳しい。
「そのうち何とかなる」でその場凌ぎを繰り返した結果がリアルに出ている印象。
メンバーの音で曲を埋める意欲自体が非常に薄く、援護が入ることを見越したような
遠慮がちなプレイが目立つ。とはいえ曲が歌で埋め尽くされすぎていることを考え
ると、控え目に構えたドラムの判断は正しいし、もういっそ何もしないと割り切った
ギターも何かもう正しいように思えてくる。ベースの視野が狭く、全体を見渡した
プレイが出来ていないのが痛手なのかも。バンプ直井のほうが上手い?コバタケ
1人でどうにかなるはずもなく、数曲は似た印象になってしまっている。演奏面が
気にならなければ問題なし、と言いたいところだが、個人的には彼らがずっと発信
してきた「高ければ高い壁ほど超えたとき気持ちいい」系のポジティヴなメッセージ
が今の彼らと矛盾するように思えてしまう。今作でも「可能性は無限大」「這いつく
ばってでも進む」と歌われているが、努力で解決できる技術的な課題から目を背けた
まま今もって高らかに前進を歌う彼らの歌はいい加減白々しいような。票取りの
為だけの外向けマニフェストが批難の的になるのも当然な面もある気がする。とはいえ
ポジティヴな面も人間の持つ感情の一側面として描く必要はあるし(民生等に比べ
過剰ではあるが)、技術としてこれだけの作詞をする存在は今や貴重なのかも
しれない。
482名無しのエリー:2007/08/24(金) 04:49:01 ID:nY8xnKf30
>>477
おーっとまとめ氏乙です
483名無しのエリー:2007/08/24(金) 05:13:44 ID:QmbwQ7zNO
>>474-481
皆さん乙です
484名無しのエリー:2007/08/24(金) 05:15:06 ID:uiWc+pfgO
485474:2007/08/24(金) 12:19:57 ID:K6zrDSnq0
訂正
×雨、あめ、アメ
○あめ、アメ、雨
486名無しのエリー:2007/08/24(金) 13:27:47 ID:a2DUub8FO
まとめ人って何?
487名無しのエリー:2007/08/24(金) 13:39:04 ID:JUYuvPhj0
488名無しのエリー:2007/08/24(金) 16:14:06 ID:a2DUub8FO
そんなんあったんですね
dクス
489名無しのエリー:2007/08/24(金) 18:04:10 ID:0Hh20yGEO
そういえば前から気になってたけど、まとめサイトの
殿堂入りレビューってなんで殿堂入りなの?
490名無しのエリー:2007/08/24(金) 20:01:42 ID:4RnsQzPW0
>>478


是非478氏には他のチルアルバムもレビューしてほすぃ
491名無しのエリー:2007/08/25(土) 10:17:33 ID:oq+gJF9yO
ミスチルのリズム隊が微妙なのは同意。 ギターは言うまでもなく論外だけど。

ドラムはシンプルにした方が良いときほど余計な事やるし(サンライズのサビとかスネア入れ過ぎて邪魔)、
逆にもっと主張して良いところで来ないからテンション下がる。

結局あんまり余計な事してないアナザーストーリーと通り雨が一番グルーヴ出ててマシなのはバンドとしてどうなんだ。
492名無しのエリー:2007/08/25(土) 12:45:25 ID:dj4meA4G0
それはコバタケのせいなのか桜井のせいなのかどっちだろうか
493名無しのエリー:2007/08/25(土) 13:08:20 ID:Eay9Qd8aO
普通のバンドで考えればドラマーのせいだが
494名無しのエリー:2007/08/25(土) 14:03:00 ID:55fPUj7L0
Tommy february6/Tommy airline

1.AttenTion pLEasE
次の曲につなげるインスト。Tommyが客室乗務員風に説明している。
最後の「アテンションプリーズ」からの持って行き方は流石だなと。

2.Je t'aime★Je t'aime ★★★
シングル。暗い感じがするが、歌詞のセンスが良すぎる。
曲が小細工がないベタなJ-POPなのでより歌詞が光る。

3.sEpia memory ★★★
歌詞が某テレビ局制作の昼ドラの展開のように生々しい。
まくし立てて歌う上に、メロディも耳にガンガン来るので3曲目にはややきついか。

4.ふたりのシーサイド ★★★★
打って変わってスローナンバー。のんびりゆったりした心地よいリズムに、
Tommyの甘い声がうまく合っており、眠くなっちゃいそう。

5.CAndY EyEs doLLS ★★★☆
可愛らしい歌詞と歌唱にトランス特有のふわんふわんしたメロディがうまくマッチしている。
ずーと一本調子なので中盤あたりが妥当なところか。

6.ChOOSe mE or Die ★★★★
独特すぎる世界観にやや引いてしまうアメリカ映画のシチュエーションでありそうなストーカーの曲。
「細い路地へと追い込んだ chance chance」ってこれは問題だろ。
495名無しのエリー:2007/08/25(土) 14:04:28 ID:55fPUj7L0
7.daNCin' bABY ★★★
ディスコを意識したのか。年下の男性に話しかけるように上から目線で非常に攻撃的で、
歌唱もところどころ刺々しく感じられる。

8.SwEEt dREAM  ★★★★
幻想的なイントロから始まるスローナンバー。
呪文を唱えるように歌い、歌詞もメルヘンな曲でありながら、
彼氏に全てを捧ぐと言う内容のドロドロさが怖い相反する魅力のある曲。

9.ThE RoSe fraGranCe ★★★☆
急に現実的になって大人の女性の嫉妬の曲。
執念からか最後は繰り返し繰り返し・・・そしてフェードアウト。

10.MaGic in youR Eyes ★★★★
シングル。売れ線を狙ったみたいだけど後半のサビの繰り返しがちょっとくどいか。
でも「奥様は魔女」の主題歌と言うこともあってか飾り気の無い純粋な恋愛の曲なので
個性が強すぎる曲がいくつも続いた後に聴くと精神的に楽になる。

11.I still love you boy ★★★★★
これまでにないTommyの力強い歌声で説得力は抜群。
曲としてはベタなバラードだがこれまでになかったのでTommyが歌うと新鮮に聞こえる。

12.Love is forever ★★★★
これも10曲目と同じコンセプトだが、10曲目以上にかわいらしく、
爽やかなので耳なじみが非常に良い。これで締めてくれるのは嬉しい。
496名無しのエリー:2007/08/25(土) 14:06:03 ID:55fPUj7L0
総評 ★★★★
前作は初回限定版が早々に売切れるなど驚異的な売り上げを誇り、
もともとファーストアルバムで切り上げるはずだったソロプロジェクトを
ファンからの強い要望や本人の希望で存続させたわけだが、
曲自体は前作とあまり変わらぬ80年代USAポップ。むしろ前作より勢いが落ちたかと思わせるが、
それを補ってか曲1曲の歌詞の表現にバリエーションが増えた。
その歌詞にうまく曲のメロディやリズムも合わさっているので、
Tommyが大人なのか子供なのかキャリアウーマンか女子高生か分からなくなってしまう。
地球の中にある国全てが文化がそれぞれ違うように、このアルバムの中の曲全てもコンセプトがそれぞれが違う。
まるで飛行機で世界一周旅行をしているよう。そんな一筋縄では行かない妖艶の魅力をこのアルバムは放っている。
497名無しのエリー:2007/08/25(土) 18:28:41 ID:my1/EwFXO
お疲れ様
498名無しのエリー:2007/08/26(日) 01:36:44 ID:I+m9uWzoO
>>494

乙です!tommy好きなんで、このレビューはかなり嬉しかった。
499名無しのエリー:2007/08/26(日) 04:33:12 ID:BwjLG1la0
>>80

シトラスの人まだこのスレいるかな?
2chですらcitrusの話題なくてあまりにも情報なくて、
でもシトラスの話したい!big day〜とripple in〜最高。つーか全部最高。

>>80がマンセー気味(どころか全開)なレビューになってるのは
オレは納得できる。あんな変態神ポップバンド日本ではもう絶対現れない。
なんて。
500名無しのエリー:2007/08/26(日) 11:59:07 ID:8OFitXId0
そこでスレ違いだぞと言ってやる事は残酷なのだろうか

まぁレビュー見て俺も聴いてみようかなと思っているクチではある
ツタヤ半額はまだか
501名無しのエリー:2007/08/26(日) 21:58:51 ID:KgeSFhucO
ニューアルバム発表も近いんで吉井ソロやってみますた


WHITE ROOM
/YOSHII LOVINSON(吉井和哉)

1,PHOENIX ★★
乾いたサウンドが特徴的なストレートなロックナンバー。アルバムの始まりとしてはまずまずなものの、あまり印象には残らない。まあしょっぱなから肩の力入り過ぎてるよりは良いかも。

2,CALL ME ★★★★★
吉井和哉ソロとしての代表曲であり超名曲。こいつは格好良いぜ。

3,欲望 ★★★
ツボにハマれば最高に格好良い、ハマらなかったら気持ち悪い。粘っこい独特な歌い方はイエモン時代を彷彿とさせる。


4,WANTED AND SHEEP ★★★
歌詞は指名手配犯と羊の逃亡劇。渋〜いサウンドを聴かせてくれる。やっぱりこの人の作る曲はCメロが抜群に素晴らしい。
502名無しのエリー:2007/08/26(日) 22:00:39 ID:KgeSFhucO
5,RAINBOW ★★★
研ぎ澄まされたロックチューンといった印象。しかしイエモン時代のドロドロは皆無。一気に世界が開けて行くかのようなサビの展開は疾走感たっぷり。

6,JUST A LITTLE DAY ★★★★★
曲中に登場する『白い大きな花の絵』は本アルバムのアナログ盤のジャケットに使用されている実在のもの。その絵を描いた今は亡き親友への思いを綴った曲。
こんなお涙頂戴エピソードがあるにも関わらず「感動するだろ?泣けるだろ??さあ、泣け!!!!」とゆー感じの押し付けがましさが皆無なところが素晴らしい。
ノスタルジックでどこか牧歌的なサウンドには吉井らしさは無いものの、引き出しの多さを改めて見せつけられる。Cメロ良すぎ。

7,FINAL COUNTDOWN ★★★★
ファンキーなディスコチューン。これは最高にテンションが上がりますな。
503名無しのエリー:2007/08/26(日) 22:01:33 ID:KgeSFhucO
8,NATURALLY ★★★
淡々とした穏やかなサウンドに乗って人それぞれの個性の素晴らしさを歌った曲。歌詞が秀逸。
ただ『ぶきっちょでまっすぐはいいんじゃない?』って普通はそうかもしんないけど、吉井お前は違うだろ・・・と心の中で突っ込んだのは俺だけでいい。

9,トブヨウニ ★★★★★
吉井お得意ゴリゴリのロック曲でないにも関わらずファンの間では満場一致で神曲扱いされているソロシングル3枚目。非常に爽やか〜で聴いていると心地いい。

10,FOR ME NOW ★★★
冒頭から疾走感バリバリのロックチューン。ひねった歌詞が面白い。

11,WHAT TIME ★★★★★
一聴すると超地味曲だがある日突然神曲に変貌するとファンの間でも驚きの声続出!!な一曲(本当に)。Cメロ(ry


 総評
吉井和哉、YOSHII LOVINSON名義でのソロ二作目。
全体的に開放感のある明るい曲調の曲が多く、代表曲とも言える『CALL ME』も収録されているので、吉井和哉入門には打ってつけの作品かと。
「イエモン?ああ、気持ち悪いビジュアル系ね」
「吉井?ああ、乗客に日本人は(ry」
こういう人たちの方がハマれるアルバムだと思う。元イエモンという肩書きで毛嫌いせずに聴いてみることをオススメする。名盤です。
504名無しのエリー:2007/08/26(日) 22:05:19 ID:tWfP7ZYl0

俺は最近イエモンにはまってるんだが、イエモン好きでも大丈夫なアルバム?
505名無しのエリー:2007/08/26(日) 23:50:36 ID:KgeSFhucO
>>504
吉井ソロは基本的にイエモンとは別物と考えた方がいいとオモ。
でも一曲一曲の完成度が恐ろしく高いので聴く価値は十二分にあるのではないかと。
506名無しのエリー:2007/08/26(日) 23:54:40 ID:gmTfX3Ng0
>>504
でもウレテナーイ
507荻野目洋子萌え:2007/08/27(月) 01:03:55 ID:nh17jhep0
>>477
更新ありがとう。

やたらテンションが高くて、高飛車なのが鼻につくねえ
我ながらw
気が向いたら、また書くこともあると思うので、よろしくね。


508名無しのエリー:2007/08/27(月) 17:48:02 ID:j1YpY94P0
>>501-503乙。じゃ自分も。
特に好きでもなかったけど聴いたら良かったので

インディゴ地平線/スピッツ

1.花泥棒 ★★
ややメロディのまとまりが悪い、と思ったら草野の作曲じゃなかったオープニング
ナンバー。途中アラビアンなギターが登場するが、アリババとかそっち方面の泥棒
というイメージなのだろうか。練りに練ったというよりは衝動的に作ったという印象。
バンドっぽさは出ている。

2.初恋クレイジー ★★★
聴き易いメロディと、それをさらに耳に入りやすくサポートするリズム体が印象的。
Aメロでは歌が浮かないようにベースがさりげにフォローしている。サビはピースフル
なオールディー・ポップス。細かいシンバルワークで味付けしてくるドラムもナイス。

3.インディゴ地平線 ★★★★★
総じて「青」を描いてくる今作のリードトラック。総合的なソングライターとしての
資質は高いが特化したメロディメーカーではない、という印象の草野だが、今曲では
日本人離れしたメロディセンスを披露。AメロからBメロへの繋ぎは非常に滑らか。
前半で盛り上げた後ハモリと絡ませながら徐々に下っていくBメロも秀逸。サビの
最後は「ここで終わり」という作りではなく、まだどこかへ繋がっていくような未完の
メロディになっており壮大。初期ASHが演奏上手かったらこんな感じ、という曲。
スプラッシュシンバルの入れ所も絶妙。青空と海がぶつかるインディゴブルーの
地平線が浮かぶ、というより観に行きたくなる曲。
509名無しのエリー:2007/08/27(月) 17:49:09 ID:j1YpY94P0
4.渚 ★★★★
前曲と絶妙な連携をみせる青色ポップソング。「行きついたその場所が最後だとしても」
彼らが目指すのは青い地平線の見える渚なのだろう。Aメロの控え目なリフから
Bメロのアルペジオへ繋がるギターはいい感じ。打ち込み音との相性を考慮して
キーボード的なラインを弾いたり、サビでボーカルラインのハモメロを弾いたりと
忙しいベースだが、基本のリズムパターンでは保守的なプレイ。ドラムは前半の
バスドラ4つ打ちリズムからタムを使ったパターンへの移行時にリズムのニュアンス
を少し変えており、スリムな「1,2,3,4」からちょっと間の抜けた
「アン・ドゥー・トロワ」になるような印象。上手さより青さを意図した演奏?

5.ハヤテ ★★★
綺麗なシンバルの音が印象的な曲。ツインギターのバンドでは同時に強く歪ませると
ドラムのシンバル類があおりをくって聞こえにくくなり、結局シンバルの音量もあげて
全体がやたら爆音化、となってしまうこともあるが、今作ではドラムの音が非常に
良く聞こえる録りになっており、細かいハイハットのニュアンスや、大音量でなく
中音量で聞きたいクラッシュシンバルもそのまま伝わる。結果として全体が
引き締まって聞こえ、メリハリも非常に伝わりやすい。ベースが裏拍より表拍の
音を強めに弾いているニュアンス等もきちんと伝わってくる。

6.ナナへの気持ち ★★★★
「ナナ」のキャラを結構作り込んであるのが面白い曲。ラブソングの中には、相手が
どんな魅力の持ち主なのかを描き切れないまま「愛してる」連発で、なぜそんなに
好きなのか分からない一方的な曲も多いので(いわゆる不特定多数向けラブソング)、
「ナナ」の為に一曲捧げた草野の詞は輪郭があって面白いのでは。間奏はキーボード
ソロ、締めのギターとも50'sっぽい作りで、マニアックなポップ心の表れた曲。
510名無しのエリー:2007/08/27(月) 17:49:42 ID:j1YpY94P0
7.虹を越えて ★★★
憂いのある歌謡ポップス。Aメロの潤いのあるミュートギターとシンプルなリズム体の
掛け合いがマイラバの「YES」のような気だるさを出している。イントロと間奏で
登場する、Aメロの歌をモチーフにした昭和なギターリフもいい感じ。サビから
Aメロへ戻る時の流れが今一つ不自然で腑に落ちなかったが、サビの未完成感は
アウトロで解決するオチになっていた。

8.バニーガール ★★★★
後期ピロウズのようなアッパーなポップチューン。分かりやすいシンプルな曲。
サビ前でベースとドラムにそれぞれソロが回ってくるが、照れがあるのか、曲の
キュートさを維持することを優先したいのか、実力を見せつけるような派手なことは
してこない。惜しいような、らしいような。前半で曲を牽引する2本のギターの
掛け合いからサビの音粒の良いベースへと主役が引き継がれる。今作全般でベースは
伸ばす歌メロの裏側を支える理性的なプレイが多いが、単音の8ビートを弾かせても
上手く、隙がない。

9.ほうき星 ★★★
60〜70'sサイケのようなテイストを出したリズム体が印象的な曲。サスのない
モコモコとした音作りのベースが特にいい感じ、と思ったらベース作曲。なるほど。
サビでサイケなコーラスが入って歌の音量が上がるが、演奏のテンションは据え置き
なのでやや唐突な印象。

10.マフラーマン ★★★
今作中最もロックな曲。ベースはそつなく順応しており、良い所でギターとユニゾン
したりしているが、ドラムが重量感を今一つ出しておらず、結局いつものスピッツ
らしいポップな出来に。あまり割り切ってパワードラムにしても作中で浮くし、
ギターもあまりHRは得意そうでないので、この位で正解か。
511名無しのエリー:2007/08/27(月) 17:50:54 ID:j1YpY94P0
11.夕陽が笑う、君も笑う ★★★
やや懐かしめの邦ロック。精神的な青さを前面に出した、青春の疾走感全開の
甘酸っぱい曲。流れるような演奏が売りの彼らにしては珍しく、大げさに全体を
合わせるアレンジが多いダイナミックな曲。新鮮ではないが青さは良く出ている。

12.チェリー ★★★★★
歌メロのリズムとリズム体のプレイの相性が抜群に良い曲。何でこんなに軸が太いん
だろうとベースに聞き入ってみると、A、Bメロで歌の乗る位置には常にベース音が
入っているという密接ぶり。ここまでリズムを一致させているのにくどくなく、注意
して聴かないと分からないほどさり気ないのはラインのカラフルさの賜物か。
ドラムも同様で、相方の音は勿論全体の音を良く聴いて把握している。サビでも
気持ち良いグルーヴが出ているが歌の邪魔はしておらず、歌ものバンドのリズム体
として理想的なプレイ。

総評 ★★★★
メッセージ性よりもアート性重視で色味のある作りに仕上げた印象の、スピッツ7th。
デビュー時の音源に比べ技術が飛躍的に向上しており、互いの音が有機的で非常に
バランスが良い。どのパートから聴いても自然に全体が耳に入ってくる連携の良さは
ネオアコ系バンドの中でも傑出している。特にリズム体が頼もしい。多分どちらかが
動いたらもう一方がすぐにリアクションすることでまず2人の間で地盤を固めており、
案外ベタなメロディが多い今作を飽きずに聴ける作品に仕上げている。ギターは技術
的には2人に劣る印象だが、ゴリゴリした赤黒い音でなく青を連想させる音を聞かせて
くれるため、色味重視の今作では充分な働き。社会批判や内面的な葛藤を描いた詞は
登場せず、歌唱力でたっぷり聴かせる曲やギラギラしたロックナンバーもないので
ある意味幅は狭いが、トータルのバランスは良いのであとは聞き手の好み次第。
入り口が広いうえにスルメ、さらにリスナーをここから別の音楽へ導く先導役と
しての役割も果たし得る魔法の一枚。
512名無しのエリー:2007/08/27(月) 21:18:37 ID:FboUCUZ00
>>508-511

インディゴは楽器隊の成長著しいよな
空飛び〜インディゴのアルバムクオリティはすごい
513まとめ人:2007/08/28(火) 00:03:42 ID:3qdhgrCq0
>>507
荻萌えさんご本人からレスがいただけるとは。光栄です。
当方、このスレ1st.からのファンなので当時からリアルタイムで見てましたよ〜。

ちなみに、1st.スレ当時に革命的(ちょっと大げさ)なレビューだったのが冠二郎のレビュー。
てことで、オイラがまとめスレを始めた製作時から個人的に【殿堂入り】として君臨しています。
(1st.〜今まで全部で2,500近くあるレビューのうち、唯一の演歌アイテムでもあるので)
こんな理由でOKかな?(^^; >>489
51480:2007/08/28(火) 03:50:55 ID:6KGu7ffIO
>>499
一応いるはいるけど同じリモホの奴が荒らしをやったらしくてアク制食らって書き込めない
という訳で携帯からスマソ
515名無しのエリー:2007/08/28(火) 17:51:37 ID:fzL1dzNG0
フライングゲットしたポルノのアルバムレビュー投下してもいいかな?
516名無しのエリー:2007/08/28(火) 17:57:25 ID:FQV2eJqgO
別に了解を得る必要ないだろw
俺も後で投下するけど
517名無しのエリー:2007/08/28(火) 17:58:07 ID:fzL1dzNG0
いやぁ、フライングゲットのはいいのかなぁと思って。
それじゃ投下します。

ポルノグラフィティ「PORNO GRAFFITTI」

01.リンク ★★
スバルインプレッサのCMでもおなじみ、ヴォーカルの昭仁氏作曲の爽快なアップテンポ。
CMなどでサビだけを聴いたら爽やかなポップスという印象しか受けないだろうけど、
イントロはスリリングに絡みあうギターとストリングスが、メロはせわしなく動くメロディーが印象的なロック調になっている。
そのせいか、悪いメロディーでは無いのに通して聴いた時ちぐはぐな曲という印象を受けてしまう。
どうせならメロからさらに構想を膨らませて一曲、サビからさらに構想を膨らませてもう一曲作れば良いのに…。

02.空蝉 ★★☆
疾走感溢れるハードなギターのフレーズから思い切り期待を煽られる昭仁氏作曲のナンバー。何となく前曲のリンクっぽい。
そのままの勢いでメロに雪崩れ込むので、これは期待できるぞ…と思った矢先、
サビでいきなりテンポダウンして穏やかなバラード風となる、これまたちぐはぐな曲。こんな所もリンクっぽい。
性急なテンポに乗せてセクシャルな歌詞を歌うのは素直に格好良いし「Why did you know?」と高らかに叫んでるのも気持ち良い、
スローテンポの部分も揺らめくような演奏と歌唱が幻想的な雰囲気を出していて良い。
奇抜にすれば良いってわけではないね。

03.ウォーカー ★★★
ギターよりもエレクトリックピアノが前面に出たシンプルなフォークソング風の曲で、作曲はギターの晴一氏。
なんとなく奥田民生を思わせるようなちょっとルーズな感じのメロディーと演奏で、
最初から最後まで気持ちよく聴ける。中盤あたりに置いて箸休め的な役割にすればもっと映えたと思う。
518名無しのエリー:2007/08/28(火) 17:58:52 ID:fzL1dzNG0
04.ベアーズ ★★★★
前曲と引き続き晴一氏作曲の爽やかなポップナンバー。
ギターのフレーズや野球の情景を描いた歌詞、そしてメロディーの一つ一つが爽やかで、甘酸っぱくて、どこか切ない。
シングル曲みたいに作りこまれた分厚いアレンジじゃないけど、その分気楽に聴ける。
最後の転調もベタで面白みはないけどポップスとしては完璧。完成度の高いポップスです。

05.農夫と赤いスカーフ ★★★☆
タイトル通り牧歌的な曲…とまではいかないけれど歌詞のような情景を喚起させる穏やかなミディアムテンポ。
作曲はプロデューサーのak.homma氏。他の曲に比べるとややコーラスが分厚くて大自然を思わせる。
「種を綿毛にのせ」のところのメロディーは突き抜けるようなファルセット(下手だけど)で本当に綿毛が風に乗ったよう。
自分の曲だからアレンジがしやすかったのか、メロディーとアレンジの整合性がばっちりで完成度はなかなかです。

06.鉄槌 ★★★★★
前曲から一転して、始終不穏な雰囲気が支配している晴一氏作曲の重厚でダークなロック。
彼が以前作曲したロック、「DON'T CALL ME CRAZY」のような中途半端さはない。
低音を淡々と歌っているメロから、高らかに高音を歌い上げるサビの対比がドラマチックで良い。
歪んだギターがメインの中で響く澄んだ音のピアノやギター?のアルペジオが逆に不気味で、
不穏な響きのストリングスと相俟ってどこか非現実的なホラー映画を見てる気分になる。
ホラー映画かダークなファンタジーを描いたような歌詞ともマッチしていて、それでいて聴き終わった時のカタルシスも最高。
個人的に07と並んでこのアルバムのベストナンバー。こっちの方が実験的でそれが成功してるからちょっと評価高め。

07.Light and Shadow ★★★★☆
01や02で聴かせたようなちぐはぐさは全く無く、美メロがスムーズに展開される昭仁氏作曲のポップナンバー。
聴いていて胸が浮き立つ高揚感溢れるメロディーとリズム、わくわくするような展開が歌詞の主人公像を鮮明に描いていて良い。
Bメロからストリングスのフレーズを架け橋にしてサビに入ったときの高揚感ったらもうないね。
ほのかに切なさが漂ってるのも良いね。
やっぱ変に奇抜な展開の曲を作らないでこういう正統派ポップスを作ったほうが彼には合ってるよ、うん。
519名無しのエリー:2007/08/28(火) 17:59:46 ID:fzL1dzNG0
08.My 80's ★☆
思いっきり80年代を意識した、というか模倣したイントロを聴いて吹いたw
もう狙ったとしか思えない古臭いシンセの音を駆使しまくったアレンジが逆に新鮮というかなんというか。
アイディアは面白いけど、ジョーク用の曲だとしてもだらだらと続けすぎてて冷める。
曲の長さは3:44だけど1〜2分程度にまとめて、もっとアレンジもヴォーカルも弾けさせたほうが良かったと思う。
まさか本気で作った曲じゃないよな…。作曲は晴一氏。

09.ロックバンドがやってきた ★★
ak.homma氏作曲の、「ロックバンドが〜」というよりも「サーカスがやってきた」の方が曲に合いそうな可愛らしい曲。
隙間が空いてるすスカスカな感じが耳に心地良く、ちょっとした遊び心も忘れていないアレンジが好感触。
3分にも満たない曲だから箸休め的な曲だと思っていいと思う。

10.Please say yes, yes, yes ★★★☆
所々英語を交えた歌詞が一昔前のビートロックを思わせる晴一氏作曲の明るいロック。
歌詞は告白するからうんと言ってくれっていう内容で、10代には曲調、歌詞ともに受けそう。
自分は思いっきり晴れた青空の情景が思い浮かんだ。聴いていてとにかく爽快。
ライヴで演奏したら絶対盛り上がるだろうなぁ。生かライヴテイクでぜひ聴いてみたい。

11.そらいろ ★★★★
このアルバムのラストを飾るギターのみの演奏から徐々に楽器が加わって盛り上がって行くベタな構成のバラード。
どこかノスタルジックでほろ苦いメロディーが歌詞と相俟ってグッとくる。
ある程度年を食ってる人ならこの曲は何か胸に響く物があるんじゃないかなぁ。
この年齢のポルノが歌うからこそ説得力が増すバラードです。
なんか中盤から高評価でこの曲も四つ星と高評価だけど、ベタだけど良いものは良いからしょうがない。
グッときちゃったし。
520名無しのエリー:2007/08/28(火) 18:00:25 ID:fzL1dzNG0
総評:★★★☆
7thアルバムで自分達のバンド名をアルバム名に冠した「PORNO GRAFFITTI」。
内容はというと、ベストアルバム以降のアルバムではもっともロック的なアプローチが強いアルバムになった。
お得意の打ち込みを多用したデジタルな曲は影を潜めて、ギターを主軸にしたシンプルで力強い曲が増えている。
11曲中プロデューサーのak.homma氏作曲の曲が2曲と比較的減ったのも変化か。
昭仁氏が4曲、晴一氏が5曲と彼ら二人の曲のファンなら満足できると思う。
ただ、昭仁氏作曲の01と02が平凡な自分の曲に一石を投じようとしているのか、
展開を奇抜にしすぎたりしてちぐはぐな曲となっていて結果的に微妙な曲となってしまっているのが残念。
彼はどちらかというとポップス系統の作曲の方が上手いので、07や11のような曲で能力が発揮されている。
晴一氏も爽やかでポップな04、ダークな06、疾走感溢れる10と大健闘している。
先行シングルの01がピンときた人なら買い、アポロやミュージック・アワーのような物を期待しているならレンタルが良いかなぁ。
女性よりも男性に受けそうなアルバムでした。
個人的にはここ最近のアルバムでは一番のヒットなのでこの点数で。
521名無しのエリー:2007/08/28(火) 18:01:54 ID:fzL1dzNG0
以上長文投下失礼しました。
相変わらずの盲目レビューでごめんなさい。
522名無しのエリー:2007/08/28(火) 20:22:45 ID:0kgGMSZZO
よく買ったその日にレビュー出来るな
523名無しのエリー:2007/08/28(火) 23:47:19 ID:mgjJOvzG0
Tamaが抜けて聞くのやめた自分には向いてないかな?
524名無しのエリー:2007/08/31(金) 00:43:28 ID:GONb8CNe0
>>523
Tamaの作る曲とはまた違うから523の趣味に合う合わないとは言い切れない
525名無しのエリー:2007/08/31(金) 11:09:52 ID:N+C82A0h0
>>520

俺も聴いてみたけど 確かに音の造りは「ロックバンド」ぽかった
リンク、フルで聴いてなかったからイントロでビビったw
526名無しのエリー:2007/08/31(金) 11:11:08 ID:N+C82A0h0
文体で誰が書いたのかは何となく解っちゃうけど
某氏の書き方を偶に真似ているのはご愛嬌って事にしてください、勝手に手本にしてるので(笑
興味が出たら是非別の人もレビューしてみて下さい。自分はちょっと聴き過ぎたアルバムなので・・・


樹海 Wild flower

1 あなたが居た森 ★★★

某有名深夜アニメのEDに起用された、樹海の現時点唯一のヒット曲。
印象的なピアノのイントロから、サビにかけてゆっくりとストリングスやらで盛り上げる「これぞバラード」と言わんばかりのバラード。間奏の歪んだエレキギターで出羽がロック畑の人なのが何となく解るが、それ程でしゃばらないので問題なし。
ただ、大サビの前の妙なつんのめりが少し邪魔かも。アウトロまでの締め方も無駄に伸ばすけど綺麗。

2 恋人同士 ★★★★

2ndシングル。夏らしいキラキラした音作りで、実にソツが無いポップソング。サビのファルセットで渡辺の実は微妙な歌唱力が露見するが、とにかくアレンジが秀逸。ちゃんとしたタイアップを取ってれば絶対売れた、と言いたくなる位にソツが無い。
所々の休符の使い方が上手い。アウトロへの歪みギターも意外とアリ。夏っぽい。ただ歌詞は独男が真面目に読むと鬱になる。

3 ヒカリ ★★★☆

某有名深夜アニメの劇中歌に起用され、このアルバムの売り上げのブースターとなった曲。
M1と同様、ピアノを軸に盛り上げて行くバラード。ゆったりした曲なのに激しさが有る、こういう曲が樹海の真骨頂。ただ、ちょっとサビメロが弱いかも。
間奏で例によって歪みギターがうなりまくってるが、ストリングスを前面に出すために音量は絞っている模様。でも、ここはでしゃばっても良かったような。

4 太陽と行くミチ ★★★

ここでバンドサウンド。爽やか目のギターポップといった感じ。こういうプレイは出羽の得意とする所か。
シングル曲には無かったアプローチだなぁ、とは思うもののやはり危なげ無く出来てる。
527名無しのエリー:2007/08/31(金) 11:12:36 ID:N+C82A0h0
5 Strangeman ★★★★☆

なんかジャージー?なの来た。ベースが良い感じでうねる。ピアノの動きも一々センスが良い。
サビの存在感が薄めだが、気にならない。クラビネットらしき打楽器も良い味を出して、最後はピアノが弾いてた基本フレーズを歪んだエレキとシンセとフルートが追っかける。アウトロのセンスが一々良い。
歌詞の内容を要約すると、つまりツンデレ。「別に好きな訳じゃないか〜ら♪」とか言ってる。しかも2回。

6 追い風 ★★★★★

基本フレーズをハーモニクスに任せる事で妙にノスタルジックな雰囲気を醸し出してるが、基本はM4と同ベクトルのバンドサウンド。でも被らない。てかこっちの方が生き生きしてる。
間奏でエレキと重なるベースの重低音と良い、密かにやたらと早いフレーズ弾いてるエレキといい、明らかにロックサウンドなのに、ハーモニクスが其れを表面で隠してる。要らない人は要らないと思うかもしれないが、個人的にはこの選択はナイス。
大サビ後でエレキが微妙に盛り上げてくれるお陰で、M7へのコントラストが上手く付いたと思う。

7 ホシアカリ ★★★★

サビでのピッチが怪しい、けどどうやら最初からそういうサビメロに出来てるっぽいという不思議なバラード。パッと聴き地味だけど良曲。
アコギの音色がオルゴールの音みたいに聞こえる。で、2番では同じ音をエレキでやってちょっとだけ激しめなソロにそのまま突入、と実にさり気ない。

8 今宵、アナタイロ ★★★★

初っ端から泣きのギター、なのに直後のAメロは行進曲風のスネアとアコギのカッティングと言う不思議な構成。しかも2番ではタムで行進曲やってるのにアコギは普通のストロークになってる。何故に。
終始エレキと歌が交互に絡む。栗林みな実(もとい飯塚)っぽいやり口だが、歌が良いので気にならない。出羽のギターはメタル畑ではなさそうなプレイだし。音を(樹海にしては)少なめに絞った所とそうでない所のアクセントが良い。
歌詞は要約すると、今夜はお楽しみ、って事か。注ぎ込んで、ですか。そうですか。
528名無しのエリー:2007/08/31(金) 11:13:07 ID:N+C82A0h0
9 モノクローム ★★★★☆

イントロのギターでGRAPEVINEの「指先」「everyman,everywhere」を思い出した。もしくはレミオの「粉雪」。
曲全体は今までに無く轟音なギターで彩られたオルタナ風味ロック。スローテンポながら激しさが有って、今作中ロック色は最も強い。余分な音も余り入れてない。樹海にしては珍しく音を絞った。あとベースの動き良い。ギターがシンプルな分よく動く。
歌詞はつまり、上京物語。

10 ファレノプシス ★★★

初っ端から泣きのギター、そしてアコギのストローク・・・ごめん、M8とかぶってる。ただ、歌が良いのでそれだけで聴ける。でも、やっぱり編曲のパターン、かぶってる。
Cメロ以降の展開はM8より強烈で良いかも。

11 Letter ★★

派手さは抑え目。だが、サビメロ、どっかで聞いた事有る気がする。全体的に地味で、普通のポップスに納まりすぎた感じ。
歌詞は、普通の男ならおそらくは皆通る後悔。もちろん作詞は出羽(男)。独男が読むとやっぱり鬱になる。というより、憤慨する。

12 ホリディ ★★

弾き語り風味の、普通のバラード。
ただ、某臆病者の一撃の「ホリディ」と完全にかぶってるという噂有り。どっちにしろ地味。歌詞は朝のベッドの上、眠い、それだけ。
これが最後ってのは本当に勿体無い。M1とかM7みたいなの持ってくればいいのに。
529名無しのエリー:2007/08/31(金) 11:14:18 ID:N+C82A0h0
総評 ★★★★

作詞&ボーカル渡辺愛美、作曲、もといギター&ピアノ時々ベースも担当出羽良彰の二人からなるユニット、樹海の1stアルバム。
所属レーベルはGeneon内Sistus Record、ちなみに所属してるのはこの樹海とタイナカサチの2組のみ。両者とも、デビュー以降の幾つかのシングルをGeneon系深夜アニメで起用した為、いまいちヲタにしか知名度が無いが、志向はかなり一般向けに感じる。
実際このアルバムを聴いてみると、トラックメイカー出羽のポップセンスは中々のモノだと感じられると思う。
普遍的に「良い曲」は作り続けられそうだし、ボーカル渡辺も「普通に上手い」と言えるレベルなので、大体は安心して聴ける。編曲も偶に凝ってたりするし、出羽のギターは無駄に上手い(ちなみに、スカロックバンドの古参、ゲルググの元ギタリストである)。
然るべきタイアップさえ取れれば、絶対に売れるだけのセンスは有る。ただ、良くも悪くもパッと聴きは危なげない。アウトロの納め方とか、センスの良さは色々感じるけど「普通に良い」で片付けられちゃう事も有りそう。実際今そうなってる。
基本的には耳障りの良いポップスとして収まると思うので、興味が沸いたら手に取ると良い。大多数は外さない。
530名無しのエリー:2007/08/31(金) 22:41:41 ID:OGGvG1t30
凛として時雨「Inspiration is DEAD」

01: nakano kill you  ★★★★
ニコニコでドコドコ弾幕必至、超スピードのツーバスで開幕するInspiration is DEAD。
親の敵かと言うくらい踏みまくるドラマーのピエール中野。
「君に君を殺してほしい」
自分自身が上げてったテンポに追い詰められて、気持ちよさそう。

02: COOL J  ★★★
轟音リフから高速ドラム、そしてアルペジオを「ジャ」「ジッ」と数回切り取って始まるこの曲は玉筋クールJ太郎の略らしい。
ペースダウンさせるときのアルペジオ、高音域を交互に受け持つ345とTK、時雨らしさ満開。

03: DISCO FLIGHT  ★★★★☆
トレモロ(?)が効きまくったアルペジオを繰り返すのでどこから反復しているのか分からなくなったらすでに引き込まれている証拠。
アルバムの核をなすポップな高速ソング。
TKの哀願するような叫びが消える前に345が上から塗りつぶす光景は見事。
531名無しのエリー:2007/08/31(金) 22:42:13 ID:OGGvG1t30
04: knife vacation  ★★☆
昔のビジュアル系がやってもおかしくないようなメロディラインを、やっぱりどこかで聞いたことがあるような音のギターで描くイントロが古臭い。
チキチキとやかましいドラムに対してベースが大人しいのがイマイチ。
サビまで行ったと思ったら次の展開に入ってさらに大サビを持ち出すお得意の構成は健在。

05: am 3:45 ★★★☆
ACIDMANがやるようなインスト曲に、345の萌え声ソロが無重力に遊泳する。
このバンドのメロウな曲は珍しいが、音がイガイガしているので耳休めと言った感じではない。
同じメロを何度も繰り返していくうちに少しずつ重ねていって厚くしていく展開はおなじみだが彼らにとっては新境地か。
こういうのも向いていると思う。

06: 赤い誘惑  ★★★☆
2:42辺りから切り替わった後がこの曲の真髄。
3:26の叫びが高くなりすぎてたどり着けなくなった所で345その上を軽々と越えていく所で感じるエクスタシーは流石。

07: 1/fの感触  ★★
人を不安にさせるようなAメロのベースリフが不気味。
1/fどころか、裏拍でチッチッと鳴らし続けるピエールが不快。
泣きゲーのような展開の大サビの(特に345のコーラス)を効いてるとシットリとした作りにしても良かったのでは無いかと邪推してしまう。
532名無しのエリー:2007/08/31(金) 22:42:56 ID:OGGvG1t30
08: i not crazy am you are  ★★★★☆
このレベルの楽曲は前作UFOだったら並のクオリティだったが他のアルバムに入るとやはり際立つ。
高音高速のボーカル二人の重なりあい、バンド一体となって刻むカッティング、一瞬でブレーキをかける緩急。
お互いの音を削りあうかのような楽器と声。

09: 夕景の記憶  ★☆
syrupの「明日を落としても」のように落ち着いたコード進行の繰り返しでどこまでいけるか。
このアルバム中ずっと聞かされた、手癖のアルペジオ、ミディアムテンポのこの曲でもドンシャリが激しいドラム。そして345無し。大人しい曲を歌うにはTKの声は気持ち悪い。
このバンドは歌詞で勝負することをあまりしてきていないので、リスナー側に歌詞から感動を得るという思考がゼロになってしまっているのも敗因。
後半でドラムがリズムを上げたあとで、前作のセルジオ越後のような爆発が待っているのかと思いきやそれも肩透かし。
スルメにもなりきれなかった曲。
実験としては失敗気味だが、ラストの裏切りが無い展開も新鮮だしもっと挑戦してほしい。

総評 ★★☆
弾き手も聴き手も構わず切りつけるような鋭さは消えかかっている。
単純に慣れの問題かもしれないが。
思うに前作は3人がそれぞれ尖ろう尖ろうとしながらギリギリのところでバランスが取れていた。
今回はドラムの主張が突き抜けすぎて逆に刃先が丸くなってしまっている。
ファーストアルバム「♯4」のような、板やすりで薙がれるような傷跡はもはや望めない(あれは演奏の拙さと勢いから出ていたんだと思う)
演奏技術が上がったため今のままでは狭すぎる、今後もう一段上のステージの時雨を見せてくれるか、別の顔を見せてくれるかに注目。
533名無しのエリー:2007/09/01(土) 00:36:25 ID:zNSrRY4F0
>>526-529
>>530-532
乙。前スレのレビューで興味持って時雨聴いたら良かったし
また聴いてみる
534名無しのエリー:2007/09/01(土) 01:12:42 ID:XXKLBKEd0
初レビューです。文才能力と言葉のレパートリーの無さに泣きたくなります・・。
後530さんの言葉をパクらさせてもらいました・・・ごめんなさい

Dearly/Jannne Da Arc

1、Fantasia(INTRO)
キーボードのみのイントロ


2、Fantasia ★★
題名の通り幻想的な曲
キーボードの音が目立ち、ギターはどこか遠くの方に聞こえる、しかしギターはとてもおもしろい音をならしているので是非耳を凝らして聞いて欲しい
後、ボーカルの声も曲のキラキラ感にマッチしてる


3、Judgement〜死神のKiss〜 ★★★★
ツーバスドコドコドコドコドコドコで始まる超修羅場ナンバー。
さっきの夢の様な世界からは一転した「逃げられない」現実世界
ギターとベース、ドラムで見事にその場面を作り上げている。どこか上の空のキーボードがまた良いお味。
間奏では、混沌としたキーボード&ギターソロが聞ける、全員の演奏力の高さを示した名曲。
彼らのライブでは盛り上がり必須!是非始まりと同時に頭を振って下さい。

535名無しのエリー:2007/09/01(土) 01:14:31 ID:XXKLBKEd0

4,More Deep ★★
もはや1のキラキラ感の欠片も感じられない変態曲
イントロが、ギターがキーボードに付いていくように音を出していておもしろい
間奏のドラム→ベース→ギターへ繋がるソロは最高


5、So Blew ★★★★
恐ろしく綺麗なメロディー
イントロでベースの暗い音に乗っかるキーボードが泣ける。
Aメロがやけにスカスカで余計切なさを誘う
サビではドラムの力強い一打と同時に、優しい音がまた良い
途中のコーラスは見事な出来。ギターソロでもその世界を上手く表現している
始まりから終わりまでが流れるように進んでいき、5分間があっというまに終わってしまう。
前の2曲が激しかったため、とても心が安まる。


6,Confusion ★★★☆
タンタンタタンという音とギターのうねるような音で頭の中がConfusion。それをドラムがさましてしまいそうだが、見事に加担している。
しかも、出だしは意表をついた英詞。
Aメロ→Bメロ→サビと思いきや、ビックリ何がなんだか解らない
Aメロのギターとベースの駆け引きが面白い。

536名無しのエリー:2007/09/01(土) 01:15:19 ID:XXKLBKEd0
7, Speed ★★
ここで疾走感。
イントロが異常な急展開
あえてこれだけにします


8、闇の月をあなたに・・・ ★★☆
終わりに相応しい
最初から最後まで怪しい雰囲気だ。ただギターソロは必聴


総評 ★★★★
Jannne Da Arcの記念すべき初公式音源。にしては異常なほどの出来の良さと演奏力
V系の声でもOKで、新しい刺激が欲しい人は、聴くべし。
98年に発売したらしいが、全く古くさくない。むしろ新しく感じる。
聴いていて一人で驚いてしまう程、一曲の中で予想外なことをしてくれている
このアルバムでは変態・幻想的な曲が多く綺麗な曲は少なめだが、
  メジャーに行って3rdからその比率が逆になってしまったことがとても残念
537名無しのエリー:2007/09/01(土) 01:16:50 ID:XXKLBKEd0
↑今見たら箇条書きみたいだ・・・。もっと修行しよ
538名無しのエリー:2007/09/01(土) 09:29:14 ID:psDOsrhu0
>>534-537
乙。他のジャンヌのアルバムもレビューしちゃいなよ。


ウラスマ/SMAP

1. 雪が降ってきた (ballad version) ★★
初期のシングル「雪が降ってきた」のバラード版。フルではなく、サビまでの1コーラスを収録。
5人が順番にソロで、「彼らなりに」情感たっぷりに歌い上げている。テンポはバラードなので原曲より遅め。
原曲のハジけたノリのほうが歌詞の内容に合っている気がする。

2. オレンジ ★★★★★
大ヒット曲「らいおんハート」のカップリングだったためか、ファン以外にも不思議なほど知名度がある。
日本人のツボをつきまくった美しいメロディーと、スマップにしか出せないような拙くも切ないハーモニーが絡み合う、
地味なる名曲。シングルベストに入る曲としては地味だが、『裏スマ』ではエース級。

3. 恋の形 (2001 version) ★
R&B風のアレンジが施されたスローバラード。落ち着いたトラックに不安定な歌唱力が乗り、
聴いていてモヤモヤすること必死。スマップにはこういうタイプの曲はハードル高いような。
ただ、香取がなかなか健闘している。

539名無しのエリー:2007/09/01(土) 09:29:48 ID:psDOsrhu0
4. 言えばよかった ★★★★
黒っぽいギターのカッティングとリズムで構成された失恋ソング。ハネたベースが気持ち良い。
タイトルからも連想できるだろうが、「チキショー。告白しときゃよかったよー」な曲。
サビでは「言えばよかった」「言えなかった」が繰り返される。
ラストでは英語で「I couldn't say you〜」なんて爽やかに歌っている。そのまんまじゃないか。
後半のブリッジの部分で、「は?これOKテイクなの?良いの?こんなのCDに残しちゃって…」
と誰もが衝撃を受けるであろう中居のソロパートが収録されている。
よくバラエティーなどで中居が披露するガラガラ声。あれ、半分ウケを狙ってやってると思ってたが、
彼はあれに近い歌声をCDでも披露してしまっている。でもまぁそれが良いフックになっている…のか?

5. ひと駅歩こう ★★★
キムタク+香取で歌われるミディアムチューン。いつもと違う駅で地下鉄を降り、
地上に出て街を歩いてみるか、というストーリーが描かれる。歌が上手すぎないぶん、
こういう身近で日常的な風景の描写のような歌詞を歌わせたら天下一品のスマップ。
誰もが認めるスターにも関わらず、一般人と同じ目線の世界にすーっと入り込めるのが不思議。
全員30歳になってしまった今のスマップが歌いなおしたら違和感バリバリだろうが。

6. それじゃまた ★★★
ユニゾンで歌われる、非常にスマップらしい温かな応援ソング。
ヒット曲「がんばりましょう」をミディアムテンポの落ち着いた曲に仕上げたような感じ。

7. 君と僕の6ヶ月 ★★
明るめのクリスマスソング風のアレンジだが、歌詞にクリスマスとの関連は一切なし。
所々に照れくさくなるようなフレーズが散りばめられているが、
アイドルの歌うポップスのなんたるかを知り尽くした歌詞だとも言える。
540名無しのエリー:2007/09/01(土) 09:30:35 ID:psDOsrhu0
8. Major (2001 version) ★★★★
「オリジナルスマイル」カップリング曲をリメイク。前向きなメロディーをもつミディアム調の曲。
デビュー以来、節目ごとに様々な事件(メンバー脱退、木村デキ結婚、稲垣メンバー事件など)
に直面し、それを乗り越えながら成長してきた彼らによく似合う曲。

9. 泣きたい気持ち ★
元々は中居のソロだったらしいが、ここに入っているのは皆で歌ってるバージョン。
歌い出しは中居が担当している。「君色思い」程の衝撃はないものの、
音程がゆらゆらと揺れるスリリングなものに仕上がっている。
「なぁきたぁ〜い〜きも〜ちだ〜よぉ〜」ってお前、聴いてるこっちが泣きたくなるぞ。
曲自体はありがちな失恋ポップス。

10. どうしても君がいい ★★★
青さ・若さがほとばしる正統派アイドルポップ。
若さゆえの訳の分からないパワーが炸裂している。あまりにも青すぎて聞いてて恥ずかしいぞ。
もう今のスマップには絶対に歌えないだろう。
「カードがなくなるから」と、電話を途中で切るなんてまさに青春(一昔前の)。
まるで決め台詞のように恥ずかしい歌詞が飛び交いまくる。
ユニゾンで歌われてるが、脱退前は木村とツートップだった森の声が一番前に押し出されている。

11. かなしいほど青い空 ★★
これも失恋ソング。曲のタイトルが素敵だ。
彼女がいなくなって、見るもの聞くもの全てがどうでもよくなってしまったような状態。
そんな状態で見上げた空を的確に表現したタイトルだと思う。
これも森の声が一番聞こえてきて、時代を感じる。
541名無しのエリー:2007/09/01(土) 09:32:32 ID:psDOsrhu0
12. If You Give Your Heart ★
稲垣メンバーのソロ。なぜか全編英語詞。
ちょいと退屈でありがちなメロディーのラブバラード。

13. BEST FRIEND (2001 version) ★★★★
森脱退や、稲垣メンバー復帰の場面を彩ってきたであろう、スマップ史上一二を争う泣きのバラード。
この切なすぎる必殺メロディーを生み出したのは歌謡界の巨匠、筒美京平。
くっさい歌詞のはずなんだけど、メロディーとアレンジ、そしてスマップなりの本気の歌唱が
それぞれの素晴らしさを高めあっているようで、奇跡のバランスを生み出している。
中居のパートが一番叙情的に聴こえる点から考えて、
歌の上手な人が歌ったら逆に萎えるような作りになってる気がする。素朴さが功を奏した。

15. さよならの恋人 (2001 version) ★★
古き良き初期スマップの垢抜けないノリを感じる曲を新録。
香取と草なぎの二人が歌っている。
木村のやや勘違いも入った歌唱に比べたら、素朴ながらも張りのある香取の声の方が魅力的かもしれない。
悦に入ってる感じもしないし。

16. Don't Cry Baby ★
光GENJI直系のアレンジ&ボーカル。前曲が結構なごめる曲だったから、
いきなりこの曲が飛び込んでくると笑ってしまう。なぜこの位置にこの曲を…意図的か?
とにかく初々しすぎる。

17. どんないいこと(Every You) ★★★
シングル「どんないいこと」の英語詞バージョン。ボーイズUメン風のソウルナンバーであるため
このバージョンが作られたのだろうか。アレンジなどはそのまんまで原曲との違いは歌詞のみ。
原曲の歌詞がかなり良いのでこのバージョンの必要性はよくわからん。
542名無しのエリー:2007/09/01(土) 09:34:34 ID:psDOsrhu0
総評★★★
1991年〜2001年に発表されたスマップのシングル以外の全楽曲の中からメンバーの多数決によって
選曲されたという、タイトル通り裏ベストアルバム。
歌っているのはスマップなので、歌唱力には期待出来ないが、曲自体は特に駄作は無い。というか粒揃い。
歌唱力の低さが逆に曲の魅力を引き出しているというスマップならではの奇跡も何曲かで起きている。
曲順は時系列がバラバラ。リリース順に並んでいたら、光ゲンジ風のダサめなアイドルポップから、
ベテランミュージシャンを呼んで作られたトラックに乗せて歌われる良質なJ-POPへの変遷が手に取るように
わかって面白いのだが。ミュージシャン達の名プレイが光る「言えばよかった」と、
「Don't Cry Baby」の差が笑える。本当に同じグループかよ。
垢抜けないアレンジと歌声が突然飛び込んで来て笑ってしまう、ということが多々ある。
「なんか聞き覚えの無い声がするな」と感じたら、それはもちろん脱退前の森の声。
地味ながらも良い曲が揃っているので、そういうのが聴きたい時におすすめ。
あと、元気が無い時もおすすめ。「言えばよかった」と「泣きたい気持ち」の中居のソロパートを聴くんだ。
543名無しのエリー:2007/09/01(土) 09:34:59 ID:UDMdVbqj0
>>538-542

544名無しのエリー:2007/09/01(土) 14:56:25 ID:UBS3JBax0
>>538-542

できれば、
545名無しのエリー:2007/09/01(土) 15:40:27 ID:e3jdJxed0
シトラス 「BOAT, DRIVE IN.」 1996年
1. sunburst in my paintbox  ★★★★
まずイントロが素晴らしい。シトラスお得意のサンプリング全開のイントロ。
メインはボーカルの歌(やる気ゼロ)と幼児の声で、とにかく「disappear!」
を連呼。バックでアコギじゃかじゃか。全体像としては不快感を感じる
レベルの気持ち悪い曲です。歌詞は恐ろしいことを言ってそうな予感。
2. Cymbal Hit!(Like my feelin') ★★
世間的に一番マトモな曲と思ってもらえそうな曲。爽やか。
全編通してダラダラしすぎてる感があって個人的にはイマイチ。
3. The word "ATENA" means adress in our language ★★★
語りかけるように歌う優しい感じのボーカルが良い。(やる気はゼロ)
バックの演奏はひたすらギターとドラムとベースで淡々と進むだけではあるが、
曲調に沿わず「かっこいい」と思えてしまう。
歌詞も「I'm reading your long, long letter on the coffeetable at my small house」
とか言ってていい感じ。
4. big day coming from northwest ★★★★★
個人的には4曲中最高の曲。バックの演奏はドラム(バスドラ90%)と
アコギメインで、ラストに表れてくるコントラバスの重い音が素晴らしくマッチ。
歌はやっぱり優しい声(やる気はゼロ)で、一番演奏とかみ合ってるかんじ。
走馬灯が見えるような時に聴くのが合ってるんじゃなかろうか。

かのトラットリアの中堅wとして軽〜いフットワークでマキシシングル4枚を発表、まともなライブをすることなく
アルバムに至っては一枚も出すことなく勝手に解散したやる気なし男バンド。「ヘタウマ」で括られてそうだがドラムの人は実はかなり上手いのでは。
個人的にcitrusの強みは@女性ボーカルの素晴らしい歌声(やる気はゼロ)
A妙に気になるドラムの二点だと思う。この女性ボーカルが歌うのでなければ意味がない感じ。
クセの強いものが好きな人にはお勧め。トラットリアから出てはいるがその中でも(コーネリアスの風味はあるが)異色。
カヒミが好きな人よりシーガルとかApples In Stereo 好きな人に合いそう。
個人的には新作としてアルバム出たら2万で買います。ですが彼らはやる気が無いので絶対あり得ません。

546名無しのエリー:2007/09/01(土) 15:42:31 ID:vFXnCucSO
乙!
言えばよかったのイントロ聞いてドーパンあたりの曲かと思ったら
SMAPでびっくりしたことがある
馬飼野節炸裂の君と僕の6ヶ月は個人的に星5つだ
547名無しのエリー:2007/09/01(土) 16:40:19 ID:psDOsrhu0
スマップのアルバム、なぜか一曲抜けてたので追加

14.Part Time Kiss★★★★
ロックからポップスまで様々なアーティストの作品に顔を出す、
邦楽界の重要人物・CHOKKAKUアレンジによる軽快なダンスポップ。
優雅かつ上品なシンセと緻密なリズム、程よくハネるベースが、いかにも後期スマップという感じ。
「どうしても君がいい」「Don't Cry Baby」などと聞き比べてみると笑える。

548名無しのエリー:2007/09/01(土) 23:15:56 ID:zNSrRY4F0
乙。SMAPはSMAPなりの歌唱力の味があるのには同意。
そしてシトラスのドラムが妙に気になる
549名無しのエリー:2007/09/02(日) 00:26:38 ID:B2XlYlPS0
>>548

ならば「Splash」というマキシの1曲目の「ripple in still water」
を聴くべし。あの曲のドラムは神がかっています。
ドラムが上手とか下手とかいうレベルを超えてる。
550まとめ人:2007/09/02(日) 05:42:56 ID:cyuzX4SH0
まとめあげ。

>>372 のリクエストにお応えして、今回は13th.スレ未更新分を特別うp。
(バンプ, B'z, 一青, ポルノ, ミッシェル, LUNASEA, ROSSO, etc.)
14th.スレ未更新分は次回に。
551名無しのエリー:2007/09/02(日) 06:32:32 ID:W8XrRWSd0
テラ乙
552名無しのエリー:2007/09/02(日) 09:49:56 ID:a4kWjzjz0
まとめ人、乙です
553名無しのエリー:2007/09/02(日) 11:30:52 ID:xNQR6AH6O
ポルノのロマンチスト・エゴイストのレビューお願いします。
554名無しのエリー:2007/09/02(日) 13:03:35 ID:CMXqaSiV0
まとめ人、乙です。
555名無しのエリー:2007/09/02(日) 13:57:48 ID:0uc1TaQpO
>>550
乙です!
556名無しのエリー:2007/09/02(日) 21:08:43 ID:E+xRwuG50
>>550
超乙

リク厨って>>553みたいなやつばっかだから嫌われるんだよ
557名無しのエリー:2007/09/02(日) 21:10:00 ID:6lDCMTY70
>>372ですがリクにお答えいただきマジ乙です。ありがとう
558名無しのエリー:2007/09/02(日) 21:15:57 ID:6lDCMTY70
前もcapsuleの指摘したんですがw
SFのところがずーっと青いまんまですね
559名無しのエリー:2007/09/02(日) 22:59:46 ID:WhGBBGcNO
>>550
毎度乙です
なんか自分の書いたレビュー見て「こんな曲好きだったんだ」とか「こんな難しい言葉使ってたけ?」とか思って新たな発見が出来るw
560名無しのエリー:2007/09/03(月) 13:40:55 ID:uHBaM+D+O
>>559
あるあるw
「こいつの感性俺に似てるな」と思ったら自分のレビューだったり。
561名無しのエリー:2007/09/03(月) 18:11:18 ID:jHU+oOkzO
それはない
562名無しのエリー:2007/09/03(月) 19:48:26 ID:9NHVqAYB0
昔のレビューは見てて恥ずかしい
こんなこと書いてたのかよ俺って思って
563名無しのエリー:2007/09/03(月) 20:49:33 ID:+M6b2XRm0
むしろ昔の自分に反論したくなる
564名無しのエリー:2007/09/04(火) 14:20:55 ID:9guj/nQ80
『PLAY』/安室奈美恵

1. HIDE&SEEK ★★★★
冒頭のホーンに意表をつかれ、天井無しで曲のテンションがグイグイと上がっていく。
マーチ風、軍隊風なビート。このアレンジが、ムチを手にしたジャケに繋がったのだろうか。
「いつ息継ぎするんだ?」と心配してしまうような難易度の高そうな曲を、余裕で歌いこなす安室、頼もしい。

2. FULL MOON ★★★★
冒頭で銅鑼がボォォ〜ンと鳴り響く。これまた意表をつくアレンジ。
ゆらゆらしたファルセットで色っぽく歌う。ポヤーンとしたエフェクトがかかったボーカルが色気増幅。
タイトルにあるように、満月の力で発情しちゃった、みたいな曲。
わかりやすい盛り上がりポイントが無いのでボーっとしながら聴いてると、
淡々としていて印象に残らない曲にしか思えないかもしれないが、このボンヤリ感はハマると病みつきになる。

3. CAN'T SLEEP, CAN'T EAT, I'M SICK ★★★
ちょっとイライラしてる時に聴くと軽くムカっとくるような陽気なホーンのループが楽しい曲。
洋楽R&Bから直輸入したような曲だが、一曲の中で声質をコロコロと変えて歌う点に
なんとなく安室らしさがうかがえる。囁くような歌唱で、曲名から伺える色ボケぶりを見事に表現している。

4. IT'S ALL ABOUT YOU ★★
色ボケしてたと思ったらこの曲では相手に愛想を尽かしたかのように攻撃的。
ノイズが随所でガーガー鳴りまくり。アルバム中で最もぶっ壊れた安室を堪能できる一曲。
そんなもの堪能したくない人には用の無い一曲か。
565名無しのエリー:2007/09/04(火) 14:21:37 ID:9guj/nQ80
5. FUNKY TOWN ★★★
CMでよくかかってた曲。ノリノリで踊る安室が目に浮かぶ。
キャッチーかつファンキー過ぎてアルバムの中で妙に浮いている気がするが曲自体は良い。
「アーゥ!」「ウー!ハッ!」という、荒っぽい男の合いの手のループにまで耳を澄ませて笑おう。
終盤にブレイクタイムも用意されているので、安心して踊りながら聴くのがベストだろう。

6. STEP WITH IT ★
スタイリッシュなR&Bだが、1〜5曲目に妙にアクの強い曲ばかりが揃ってしまったので
あまり印象に残らない。こういうのならクリスタルケイとかも歌ってそうだしな。
歌詞はそこそこ過激。「FUNKY TOWNで男と踊り狂い、その後…」みたいな。

7. HELLO ★★
「私、今忙しいからあなたからの電話に出てるヒマないの」みたいな曲。
電話のベルの音が良いアクセントになっている。
男に振り回されないカッコイイ女・安室を演出したのだろう。
個人的にこんなじらしプレイをされてもムカつくだけだが、M男は喜ぶだろう。

8. SHOULD I LOVE HIM? ★★★★
コーラスを重ねた切ないバラード。前曲は男を振り回す女だったが、今度は逆に翻弄されている。
ここまで殆ど攻めっぱなしだったのでここらでクールダウン。
安室の歌うバラードというと大味で壮大、みたいなイメージがあったが、
この曲は、ちゃんとアルバムのカラーに合うシックなものになっている。
566名無しのエリー:2007/09/04(火) 14:22:43 ID:9guj/nQ80
9. TOP SECRET ★★
また攻めモードに戻る。アグレッシブに歌ったり囁いてみたり。
インパクト大のスリリングなシンセがイントロで鳴り、かなり期待を煽られるが、
サビの盛り上がりが今ひとつ。…いや、確かに盛り上がってるのだが、もう一ひねり…。
全体を貫くシリアスな雰囲気はかっこいいけれども。

10. VIOLET SAUCE(SPICY) ★★★
ヘヴィーなギターのリフが随所でうなる、終始ミステリアスでロックな曲。
サビの「dip it in the sauce」の部分が延々繰り返されるので、一通り曲を聴いただけで
あのメロディーが耳から離れなくなる。歌詞にあるように「マインドコントロール」されるのかもしれない。
曲の終わり方に幻惑される。

11. BABY DON'T CRY ★★★★
雨上がりの爽やかな空気を感じさせる、軽やかなミディアム曲。
水滴が日に照らされてキラキラしてる感じも音からなんとなく想像できる。
寂しげ歌い出しから優しく元気付けるような開放的なサビへの展開と歌詞が密接にリンク。
苦労人・安室が歌う「諦めないで」「良くなる方にとらえたら?」というメッセージは重い…。
どうでもいいが、「don't cry」と「どのくらい」をかけた曲って多いなぁ。

12. PINK KEY ★★★
エンドロールのような曲。一曲目を盛り上げた鼓笛隊たちが再びやってきたような趣き。
前向きな歌詞で埋め尽くされた、実に軽く可愛らしいポップス。
終盤の「Now is time to find your way」から冒頭の「left right」に戻る展開は感動的。
567名無しのエリー:2007/09/04(火) 14:23:32 ID:9guj/nQ80
総評 ★★★☆
本格R&Bを取り込み、持ち前の歌唱力で表現するというスタイルもなんとなく定着した安室。
とにかく濃いトラックばかりだが、洋楽直輸入の楽曲に染まりきっているわけではなく、
いくつかの曲では全盛期のアイドル性も微かに感じられる。故に「路線変更後の安室はちょっと…」
な人でも結構聴けるのでは。普段R&Bを聴かない人も、人によっては一癖も二癖もあるトラックにハマる
可能性があるので、試聴して一曲目か二曲目のイントロに心を掴まれたら、レンタルするなりして
全部聴いてみることをすすめる。「HIDE&SEEK」聴いて腰が動くか動かないかで聴くべきか否かが決まる。
一曲の中で、R&B仕様だったりJ-POP仕様だったり、囁いてみたり呟いてみたり鼻歌を歌ってみたり、
様々なボーカルスタイルに挑戦しまくっているので飽きにくい。
568名無しのエリー:2007/09/04(火) 17:15:14 ID:Pxbrq88R0
>>564-567
ちょうど借りようか悩んでたんだ
乙です

>>516だけどある程度聞き込んだので投下してみる

PORNO GRAFFITTI/ポルノグラフィティ

01.リンク ★★☆
22ndシングル。zepを彷彿とさせるリフと、エクストリームのようなストリングスの利いたイントロは70年代ロックテイスト
そのまま殆どバンドサウンドだけのシンプルなメロディへと展開していく
単調なサウンドに変化をつけようと一生懸命なのかは知らないが
サビで無理やりリズムを抑え、ストリングスを入れまくったのは、曲全体のまとまりを非常に悪くさせてしまってるような

02.空蝉 ★★★★
前曲に引き続き、軽快なメロディ。70年代HRテイストな攻めてくるギターリフがカッコ良い
サビで一気にテンポを落とすが、リンクのようなちぐはぐとした印象は受けない。むしろ上手いアクセントになってる気がする
サビはかなりピンクフロイドを意識してると思う、コーラスの入れ方とか、エフェクトのかけ方とかね

03.ウォーカー ★★☆
疾走系ナンバーが続いたあとに、こういうフォーク調の曲が来るとなんだか勢いを削がれたような気がしてしまう
まぁでもこういうのまったりしたのが出来るってのは、後々活きてくるかもね。Cメロは完璧ミスチルなのはご愛敬
もっと後半に持ってきた方が良かった気がする

04.ベアーズ ★★★★
世間が抱いているポルノというイメージを極力排除したこのアルバムの中では異色な、今までのポルノようなアップテンポポップス
アレンジを抑えめにしているから、派手さはあまりないが。歌詞・メロ共に教科書的なポップソング。最後の転調とか
それでいて、このアルバムの中で浮いてないのはなかなか凄い。まぁでも好き嫌いはっきり分かれそう
569名無しのエリー:2007/09/04(火) 17:16:05 ID:Pxbrq88R0
05.農夫と赤いスカーフ ★★☆
プロデューサの本間が作曲したミディアムバラード。60年代のコーラスグループみたいな曲
そういう暖かいアレンジは上手いんだけど、これをポルノでやる必要あったのかなぁ

06.鉄槌 ★★★★☆
ヘヴィーなギターリフが印象的なHRナンバー。低音で抑えたメロと、のびやかな高音のサビとの相性が抜群
ゴシック調のアレンジが秀逸で、特にHMバンドみたいなストリングスの入れ方は、ポルノのイメージから考えると衝撃的
こういう曲もできるんだってことを、もっと世間に対してアピールしてもらいたいな

07.Light and Shadow ★★★☆
お洒落な曲。でもアレンジとサビはかなり古臭い。しかしまぁ上手い具合に美メロが展開していってる
疾走感あるドラムと華厳なストリングスの相性が良いねぇ
ちょっとスガシカオっぽいかな

08.My 80's ★★
ネタ曲。80年代の電子ポップスを模倣したアレンジ全開で、面白いんだけど長い
3分くらいで充分だろ

09.ロックバンドがやってきた ★★★
5と同じく本間作曲のミディアムテンポ。ビーチボーイズみたい
これもいまいちポルノでやる意義感じられないけど、まぁ3分にも満たない曲だし
オルガンの音とかどことなくノスタルジックで良いからそこそこの評価

10.Please say yes, yes, yes ★★★★
晴一お得意のアップテンポビートロック。素直なメロディとアレンジは期待を裏切らない感じがあって好き
サビが既聴感ありまくりなんだけど、まぁ気にしない方向性で
ライブでは間違いなく盛り上がるだろうね、ていうか意識して作ったんだろうな
570名無しのエリー:2007/09/04(火) 17:16:39 ID:Pxbrq88R0
11.そらいろ ★★★☆
ラストはしっとりバラード。ノスタルジックで哀愁漂うメロディは心にくる
後半に向うにつれ徐々に盛り上がってくる天下はベタながら聴いてて心地よい
歌詞もなんともいえず、寂しげでたまらん

総評:★★★☆
7thアルバム。自分たちのバンド名をつけてるし、本人達が「アルバムのためのアルバム」と言い切った作品
Tama脱退後では一番シンプルにバンドサウンドを中心に組み立てられている
前作のM-CABIがゴテゴテとした豪華なアルバムだったから、この変化は結構衝撃
でも本人達がロックロック言いまくってた割にはポップなアルバムだった気が・・・
今までのポルノのイメージをもって聴くとだいぶ印象が変わるアルバムなんじゃないでしょうか

駄レビューすみませんでした
571名無しのエリー:2007/09/05(水) 00:23:39 ID:dOVqA65J0
>>491
HOMEは酷すぎだった。
むしろBOLEROとかDISCOVERYの頃の方が上手くね?って感じ
572名無しのエリー:2007/09/05(水) 21:10:21 ID:F+C+a2dw0
>>567
>>570
573名無しのエリー:2007/09/06(木) 04:22:07 ID:aB18Aj+r0
57480:2007/09/07(金) 02:20:20 ID:2NHg6V1RO
アク制が続いている
スレに参加できないのがさみしい。

今更ながら>>545氏乙です
どうやらcitrus首謀者の江森さんのソロアルバムが何事も無ければ10月に出るらしいので薄く期待して待ちましょう。
トーントワイライトでググれば江森さんのホームページが見れます
(シトラスの事はプロフィールに書いてあるだけですが)

>>538氏と>>564氏と>>568氏も乙です。
575名無しのエリー:2007/09/09(日) 00:42:25 ID:xLN8BLZ4O
ぷっ
576名無しのエリー:2007/09/09(日) 04:49:21 ID:T9Vjy4qj0
Good fellas/SPARKS GO GO

1.ハートのショップ ★★★
スパゴーを慕うアーティストから提供された曲をやってみようという企画盤の1発目は
トライセラ和田の作曲。マジで!?もっとこじんまりした企画かと思ってたら…。
曲は意外にも昭和ロマンなメロディが耳に残る出来。キンモクセイあたりに演らせたら
切なく感傷的に仕上げただろうが、スパゴーは初期エアロのようなシンプルなHR
アレンジに。そう来るか。Aメロの押しの強いリフが印象的。多分和田としては
スパゴーの新たな魅力を発掘しにかかったのだろうが、やはりスパゴーはスパゴー。

2.BUDDY ★★★★★
2曲目は邦3ピースバンド不倒の一角、THE GROOVERSの藤井作曲。渋すぎる。
メロディもコード進行もシンプルなのが藤井らしい曲。要はバンドの見せ方次第
という曲だが、ギターがブルージーなプレイで全編大活躍。Aメロの1周目と
2周目の表情の違いも面白い。ベースはGROOVERSが上手だが、ボーカルはスパゴー
に分があるか。リズミカルにアクセントを付けて歌い上げるサビがグルーヴィ。

3.サンライズBaby ★★★
真心ブラザーズ桜井によるポップな曲。八熊のボーカルのポップサイドの魅力を
活かした爽やかでキュートな出来に仕上がっている。ベースの音がブリブリしすぎて
いて全体から浮く気も。キーボードもシンセも入れずシンプルなバンドサウンドで
まとめたスパゴーらしいアレンジ。

4.クモの糸 ★★★★
マシンガンズのANCHANG作曲。マジで!?サビの「ちょ〜っといいすかあ〜!?」が
インパクトのあるコテコテのハードロック。Aメロの妖しいタムさばきからBメロの
頭打ちへ展開し、キメを経てサビで疾走するドラムがナイス。やたらグリスを入れる
ベースは好みが分かれるか。ボーカリストとしての八熊はいつの間にかポップも
ハードもこなす実力者へ成長した感じ。普通なら衰え始める年齢なのに。
577名無しのエリー:2007/09/09(日) 04:50:22 ID:T9Vjy4qj0
5.僕は君のもの ★★★★
最後はMilco菅原(元オータムストーン)によるまったりした曲。哀愁のある八熊の
声も曲に合っていて良いが、スパゴーが歌いそうにない事を確信的に歌わせている
のがまた面白い。デビュー盤の2曲目(1曲目はほぼインスト)からいきなり「楽しい
夢ならこのまま寝かせてよ」と歌ってしまうあのやる気のないスパゴーが「眠りから
覚めたみたいだ」「力がみなぎるようなこんな朝は今まで迎えたことがない」と
歌うさまは新鮮。独特な爽快感のあるラストナンバー。

総評 ★★★★
企画モノにつきものの客寄せアーティストなし、ガチな作曲家が集結した、思いの
ほか豪華な作品。それぞれが結構なレベルのバンドを抱えながら「彼らに演らせて
みたい」と思うほどの魅力がスパゴーにはあるという事か。5曲ともスパゴーの
オリジナルと言われても違和感がないほどに(菅原の詞はそうでもないが)彼らの
カラーで消化されている。目新しいことは何もない、いつものロック一直線の
スパゴーなので、キワモノを期待すると肩透かしかもしれないが、まっとうな
ロックンロールをひたすら鳴らし続けるバンドも必要なんだと思わされる作品では
ある。曲を提供した面々も多分同じなのでは。作品ごとに「今回はテクノを大々的に
フィーチャーした作品で…」とかコロコロ路線変えるバンドの中には自力で作品を
賄えてないのも混じってるので、そのバンド聴いてんのかプロデューサーの小器用さを
聴かされてんのか分からなくなる時があるが、取り敢えず今作は純度の高いバンド
サウンド。洋楽カバー盤「EASY」でもそうだが、彼らは他人の曲を演る時のほうが
演奏のパフォーマンスが高く、聴き応えがある。カラフルなポップセンスや練り練りの
メロディアスさは期待できないが、ロックってそういうものかも、と思わされる作品。
578名無しのエリー:2007/09/09(日) 14:58:07 ID:xLN8BLZ4O
お疲れ様
579名無しのエリー:2007/09/09(日) 22:36:09 ID:mixWua6u0
>>577


でもなんか・・・渋いなw
580名無しのエリー:2007/09/10(月) 12:44:08 ID:8wt19G8IO
>577

ちょうどスパゴー聴いてたのでタイムリー。サンクス
581 ◆bJrAD53DJE :2007/09/12(水) 00:44:54 ID:gBTShJ6QO
Cocco 「きらきら」


1.燦 ★★★★★
このアルバムの一曲目にふさわしい、燦々と輝く太陽のような爽やかな曲。
「日の照りながら雨の降る」と少し雰囲気が似てるかも。

2.あしたのこと ★★★☆☆
優しい感じの歌。
後ろのコロン、コロンというベルの音がいい

3.In the garden ★★★☆☆
Coccoの典型的な明るい曲、といった感じです。

4.甘い香り ★★★★☆
映画の主題歌にもなった、爽やかで少しだけ切ない、甘酸っぱい曲。


5.お菓子と娘 ★★★☆☆
(おそらくCoccoの)リコーダーの演奏が入ってる。
可愛いだけじゃない、少しだけひねりのあるメロディー。
格別にいい曲というわけではないけれど、このアルバムには合ってると思う。

6.An apple a day ★★☆☆☆
歌詞が英語。カーペンターズの曲に似てる。
短いおまけ的な歌なので評価は低くしましたが、結構よく聴きますし、気付くと口ずさんでる曲です。

582 ◆bJrAD53DJE :2007/09/12(水) 00:46:51 ID:gBTShJ6QO
7.秋雨前線 ★★★★★
なんとなくあまり聴かないのですが、聴いてみると
やっぱりいい曲だな、と思います。
「焼け野が原」系。
間奏もちょっと似てる気がします。

8.Baby、after you ★★★☆☆
後ろで色々な人達の声が聞こえます。
楽しそう。

9.君がいれば ★★★☆☆
優しい歌です。
結構耳に残ってて、口ずさむことの多い歌。

10.花うた ★★★★☆
これもCoccoの典型的な歌、つまり、
なんとなく何処かで聴いたことあるような…という感じの歌なのでそこまで印象には残らないのですが、
それでも凄くいいです。
「…樹海にはお菓子の家」という歌詞が好き。


11.Tokyo Happy Girl ★★☆☆☆
んーこれも悪くはないのですが、おまけみたいな歌だと思いました。

12.小さな町 ★★★★★
このアルバムで唯一の、活動休止前の面影を残した暗めで激しい曲。
やっぱり、こういう胸に突き刺さるような切実な曲は昔のCoccoらしくて好きです。
583 ◆bJrAD53DJE :2007/09/12(水) 00:50:03 ID:gBTShJ6QO
13.雨水色 ★★☆☆☆
「小さな町」の後のワンクッション。
こういう意味では無くてはならないんですけど、
曲自体は眠たくなる…ほど穏やか。印象には残りません。

14.ハレヒレホ ★★★★★
個人的に大好きな曲です。
サビの部分で子供も一緒に歌おうとしているけど、
早すぎてついてこれてないのが可愛い。
Coccoも声がほんの少しだけ笑ってて、本当に楽しそう。
歌詞もユニークで好きです。

15.タイムボッカーン! ★★★☆☆
これも楽しそうな曲。キャー、とか叫んでる。
それでいてほんの少しだけ寂しい。


16.10 years ★★★☆☆
歌詞は英語です。
9番と少し雰囲気が似てるような気がします。
このアルバムらしい優しい歌。

17.チョッチョイ子守唄
★★★☆☆
沖縄の子守唄をカバーしたという曲。
寄せては返す波のような反復するメロディーが 美しい、2分ちょっとの短い歌。


584 ◆bJrAD53DJE :2007/09/12(水) 00:53:20 ID:gBTShJ6QO
18.Never ending journey
★★★☆☆
正直、なんだか面倒くさいのであまり聴きません。
本当にアルバムの終わりとしてふさわしい、それでいてこの先の未来を感じさせる曲です。




活動復帰後2枚目のアルバム。
一曲一曲、独立して聴くのには少し物足りなくても
全体として聴くと余分な曲なんて一つもなくてどの曲もそれぞれ美味しい、
お菓子の詰め合わせのようなアルバムだと思いました。
そして昔の曲と比べると、凄く明るくて、本当に「きらきら」してる。
以前の身と魂を削りながら歌ったような歌い方ではなくなったけれど、これはこれで好きです。
Coccoが苦手な人でも聴きやすいアルバムだと思います。
爽やかな朝や、ゆったりとしたい午後にでもどうぞ。



終わりです。
585名無しのエリー:2007/09/12(水) 01:22:37 ID:q9Bar9DA0
発売から一週間ということで…それなりに需要があるんじゃないかな!?

Hummingbird in Forest of Space/吉井和哉


01 Introduction
45秒ほどのSE。ノイズと打ち込みのみの重苦しく、ダウナーなオープニング。
こういったSEがアルバムの全体の雰囲気を暗示したりすることも多いが、そういう訳ではないらしい。

02 Do The Flipping ★★★
印象的なリフから始まる、重厚かつ低い放物線を描くロックチューン。
実質的な一曲目の重責をつとめるだけのパワーは充分に有している。
Aメロの浮遊感溢れるサウンドから一変、サビのずんずんと深遠な部分へ導かれるようなヘビーなサウンドへの移行は流石。
ただワンパターンで簡素なメロディはもう少しどうにかできたんじゃないかと。

03 Biri ★★☆
吉井和哉らしさ爆発のダンサブルなアッパーチューン。
これまでの流れをぶった切ったとも言えるが、軌道修正とも言える。
韻踏みまくりの歌詞と小刻みなリズムを刻み続けるドラムは聴いていてかなり気持ちいい。
歌詞見れば分かるけどこのおっさんは本当にヤンチャな人なんだろうね。

04シュレッダー ★★★☆
ロビン時代を彷彿とさせる、通算7枚目のシングル。
路線はTrack2同様ダウナー路線。
そういう仕様だとは思うのだけど、ちょっと吉井歌い方雑過ぎないか?
とはいえ曲の起承転結のつけ方は流石の一言。
サビの解放感には思わず聞き入ってしまうほど。Cメロ職人ぷりは相変わらずだし、突如にして去り行く「結」の部分は秀逸である。
586名無しのエリー:2007/09/12(水) 01:23:50 ID:q9Bar9DA0
05 上海 ★☆
前曲から一転、おふざけムード満点のムーディな雰囲気漂う小品。
なんで上海なんだかは分からないが、上海な気はする。

06 ルーザー ★★★
イエモン臭プンプンのポップチューン。
ところどころに散りばめられている吉井のウィスパーボイスが、いかにもな雰囲気を醸し出す。
軽快なバッキングを全編に渡り押し出し、随所に登場する音の韻踏みまくりなベースラインが曲を楽しいものにしている。

07 ワセドン3 ★
正直この曲のレビューは難しい。
一応★の評価をつけたが、聞き込むうちにこの評価は変わるかもしれない。
というのも明らかな実験的、かつネタ的な音作りの割りに、詞は非常に抽象的で何か主張が込められているような気がしてならないのだ。
ごめ、やっぱ俺にはわかんね。

08 Pain ★★★☆
吉井お得意ゴリ押しロック。
疾走感あふれるギターとエロティックな歌詞は、吉井和哉まさにその人を体現するかの如くである。
曲中のストップ&ゴーが曲にただのアップチューンだけではないと主張し、曲に深みを与えている。もーちょいベースとドラムを押し出しても良かった気もしないでもないけど。

09 Shine and Eternity ★☆
どこか哀愁漂う雰囲気な、通算8枚目のシングル。
一応先行シングルだから、収録しないわけにはいかなかったのだろうが、どうにも要らない曲がしてならない。
メロディ,リズム隊ともにありがち過ぎる点、そして特に盛り上がりも見せずに淡々と曲は進んでいってしまう点に理由はある。
無難といえば無難だが、吉井和哉にそんな曲をやらしても何も面白くないでしょ。
587名無しのエリー:2007/09/12(水) 01:24:25 ID:q9Bar9DA0
10 バッカ ★★★★
一応クリスマスソング、なのか?もちろん曲調はスロー。
この曲も無難といえるが、いわゆる美メロ、そう心の琴線にこれでもかという程まで揺さぶりをかけてくるのだ。何度も言うがこのCメロは反則。
演奏に関しても特に特筆すべき点はないが、このメロディさえあれば充分なはず。

11 Winner ★★☆
通算6枚目のシングル、明るくまとめたポップソング。
いわゆるシングル向けという印象。あらゆる点で妥当なラインを通っている。
俺個人は嫌いじゃないけど、面白さに欠けるのは否めない。

12 マンチー ★★☆
マンチーとはマンコのことでしょうね。
悪ふざけ大好き吉井らしいダンスチューン。
ガッガッガッと歌詞,音ともに韻を踏みまくり。
しかしながらこんなんでもちゃんと聴かせるCメロを作り出すこの人は一体どうなっていやがるんだ。

13 雨雲 ★★★★
ラストトラック。ギターのワウが印象的なミディアムチューン。
バッカ同様、美メロでしょうこれは。
リードギターが前面にきたかと思えば、バランスをとるかのようにベースが登場し、行き過ぎにならないように、世界観を壊さぬようにとドラムが歯止めをうまく利かしている。
そしてアクセントとしてのワウとピアノ。
調和の取れた名曲だと思います。

総評 ★★★☆
ソロ名義になってからの4thアルバム。
全体を通してみると、前作のような勢いは感じられないし、ロビン時代のようなディープな雰囲気にも欠ける。
だが、曲レベルまで落とし込んで見つめてみると、上記二つからいい具合にストロングポイントを抽出したように思えてくる。今作はあくまで中道な作品であると言えるだろう。
しかしながら、それが全体を通してのコンセプトを見えづらくしているのもまた事実だ。
それだけにリスナーの世界観如何でこの作品の理解の仕方、好みは大きく分かれるところである。
しかし、一つ言える事は今作もこれまでも同様、吉井和哉のもつクオリティが前面に押し出しているという点だ。保守的と言えばそれまでだが、彼の魅力は変らずこの作品の中に詰め込まれている。
一度聞いてみて損する事はないと太鼓判を押しても、なんら不安はない。
588名無しのエリー:2007/09/12(水) 03:18:16 ID:EFRFXnvr0
>>581
>>585
乙乙
589名無しのエリー:2007/09/12(水) 05:56:25 ID:uIVKK9mRO
誰か 不細工DABOかKダブさんのやって
590名無しのエリー:2007/09/12(水) 10:06:35 ID:vMqgiFGSO
>>589
日本語喋れやカス
591名無しのエリー:2007/09/12(水) 14:00:36 ID:KUfM+65I0
マンチーはまんこの事じゃないってw。
592名無しのエリー:2007/09/12(水) 21:56:20 ID:M9Ar21H10
>>585

俺は9曲目が一番いいと感じたけどいろんな意見があっておもしろいな
593まとめ人:2007/09/15(土) 22:39:40 ID:AYatUp9+0
あげ
594名無しのエリー:2007/09/15(土) 22:40:45 ID:jjRLzULN0
595名無しのエリー:2007/09/16(日) 00:11:47 ID:wcJIlyZnO
Shine and Eternity、口直しというか、軌道修正的な意味で必要だと思うが。
596まとめ人:2007/09/17(月) 02:30:04 ID:Qjy039UT0
・14th.スレ未更新分(>>372 リクエスト)
・1st.〜5th.でのみうpされてるレビューアーティスト分
>>558 ご指摘の修正分

全部まとめてボッキアゲ!! ヽ(`Д´)ノ


更新作業はあと2回でコンプ予定。
597名無しのエリー:2007/09/17(月) 12:19:38 ID:wSDpKiDx0
 ヽ('A`)ノ オツンツン!
  (  )
  ノω|
598名無しのエリー:2007/09/17(月) 12:48:32 ID:Q/BwDKkmO
まとめ人超乙
599名無しのエリー:2007/09/17(月) 23:41:58 ID:OLIaOOTYO
乙です
まとめ人さんは趣味でやってるのかな?
600名無しのエリー:2007/09/18(火) 19:16:28 ID:vDEmozE80
『Queen of Hip Hop』/安室奈美恵

1. Queen of Hip-Pop ★★★★
強気なシンセとキックが冒頭から鳴り響き、切なさと力強さを備えた安室のボーカルが絡む。
アルバムの導入として完璧である。シンセが抜ける少々寂しげなブレイク部分も聴き所。
「夢は見るんじゃない 手にするのがstyle」というフレーズ、小室時代の某大ヒット曲を思い出す。

2. WANT ME, WANT ME ★★★
三味線と尺八のような音がループする、オリエンタルというか中東を思わせる、スピード感溢れる曲。
一歩間違えば「買い物ブギ」(歌:笠置シヅ子)になりそうなコミカルさを孕んでいるが、
スリリングなキックと悩ましげな歌詞が曲をカッコよく繋ぎ止めている。
「trojan」=コンドームだぜ。

3. WoWa ★★
マーチのリズムに乗って「踊ろう踊ろう」とひたすら誘う。こういう曲最新アルバムにもあったなぁ。
最新アルバムに入ってた曲に比べて可愛らしくノリやすい。

4. I Wanna Show You My Love ★★
歌詞はファンに向けての「応援ありがとう」のメッセージだろうか。
曲も、ライブでのコール&レスポンスが想像される部分が沢山ある。
低い声でじわじわと攻めて来て、曲の温度が高まっていくにつれて声もどんどん高くなっていく。
601名無しのエリー:2007/09/18(火) 19:17:55 ID:vDEmozE80
5. GIRL TALK ★★★★
J-POPシンガー安室と、彼女が好むR&Bがごくごく自然に折衷され、とても聴きやすい音楽に昇華された。
冒頭のレコード再生直前のノイズの後に流れる古めかしいストリングスがふと飛び込んでくる部分が
なかなか感動的。トラックがかなり緻密に作りこまれているのでカラオケバージョンも聴いてみたいが、
安室の歌も素晴らしい。力一杯歌い上げたり囁いたりと変幻自在である。

6. Free ★★
ややダークで、重低音とトリッキーなシンセが胸に響く曲。
地を這うようにジリジリと攻めるが、サビは宙に浮かぶような妙な浮遊感がある。
地味な印象を抱きやすい曲だが、終盤の一瞬フワっと舞い上がるボーカルは必聴。
安室本人が作詞。タイトル通り、周囲にとらわれず自由にやっていく宣言をしている。

7. My Darling ★★★★
ロックスターの彼氏にメロメロになってる女の子、という内容の歌詞なので、ディストーションギターが
要所でピロピロガーガー鳴る。荒っぽい男もボーカルで参加。男のノリが滑稽でちょっと笑える。
ややハードロックテイストの曲の中で、可愛らしく歌ったり荒っぽく歌ってみたりと、様々なアプローチが成されている。
「millionどころじゃないbillionうならせるアラブのセレブも驚く成り上がり」というフレーズの押韻が秀逸(?)。
詞曲共に、ブラックミュージックの味が散りばめられたこのアルバム中で異色の存在。
ロック好きには意味で楽しめるだろう。
602名無しのエリー:2007/09/18(火) 19:19:33 ID:vDEmozE80
8. Ups & Downs duet with Nao'ymt ★★★★★
このアルバムのハイライト。男性シンガーと共演した、優しく温かいミディアム曲。
共演したNao'ymt、繊細で柔らかな美声の持ち主である。この男、近年の安室に
大量に詞・曲を提供し続けているソングライターでもある(このアルバムだと1.3.6.8.12)。
何者だよコイツ…才能ありすぎ。歌詞も良い。「mama always said to me 'stay strong'」
なんてフレーズを安室に歌わせるなんて…Nao'ymtの狙い通り、ホロリとしてしまったではないか。

9. I Love You ★★
軽やかで可愛らしいポップソング。歌詞も非常に女子っぽい。
でもアルバム全部聴いた後でこの曲をもう一度聴くと「ブリっこめ…」という感じである。
鳴ってる音がどこかクリスマスっぽい。

10. ALL FOR YOU ★★
明らかに浮いている壮大なバラード。ブラックミュージックの香りがしない。
いかにも「ドラマタイアップ用に作っときました」的な曲である。
良い曲だけどこのアルバムに入れられてもなぁ…単体で聴くのが望ましい。

11. ALARM ★★★
メロディー皆無の、ひたすら静かにクールに攻める曲。
これをシングルに切った安室及びスタッフって一体…殆ど売れてないはず。
「もう売れ線は出しません」という意思表示のつもりだったのだろうか?
でも安室にここまで単調な曲歌わせるのは、いくらカッコよく仕上がってても勿体ない気が。
603名無しのエリー:2007/09/18(火) 19:20:37 ID:vDEmozE80
12. No ★★★
極太シンセと観衆の手拍子と強気のメッセージ。このアルバムのエンドロールのような曲である。
中盤の「say」のループがちょっと笑えるけど、基本的にはクールな曲。
Noと言えない日本人なんて言わせません。ラストの「NaNaNaNaNaNa…」もオズマよりカッコいいっす。
この曲が終わって数十秒後に始まるシークレットトラック優しいバラードも聞き逃せない。
歌詞的にタイトルは「YES」か?これを「ALL FOR YOU」の替わりに入れればよかったのに。

総評★★★☆
本場のブラックミュージックとメロディアスなJ-POPを混ぜ合わせた結果たどり着いた音楽=hip-pop。
「ヒップポップ」…言いたいことは伝わるが妙に恥ずかしい響きである。でもこれ以上に適切な言葉無いか…。
ブラックミュージックとポップスを合体させたものとしては最新作『PLAY』の方が完成度が高い。
合体させたというよりは、単調なメロディーをぐいぐい歌うリズム重視の曲・
メロディアスで切ないR&B・踊れるダンスナンバーがそれぞれ混在している感じである。
曲によってJ-POP好きには「メロディー無いじゃん!」、ブラックミュージック好きには「歌謡曲じゃん」と
様々な方向からツッコまれそうなアルバムだが、「Queen of Hip-Pop」「GIRL TALK」「Ups & Downs」
辺りは双方のファンも楽しめるだろう。
捨て曲・手抜き曲は特に無く、一曲一曲丁寧に緻密にこだわって作られた痕跡がある。
安室(と謎の男・ Nao'ymt)は何気にエイベックスの良心と言えるかもしれないな…。
604名無しのエリー:2007/09/19(水) 00:56:51 ID:ptxFI14v0
>>600-603
乙。安室はちゃんと自分のやりたい音楽見つけたから良かったんだろうな
605名無しのエリー:2007/09/20(木) 21:35:58 ID:5jjdsevfO
保守アゲ
606名無しのエリー:2007/09/20(木) 23:36:38 ID:iJFRL5mSO
死ね
607名無しのエリー:2007/09/20(木) 23:40:02 ID:Cs4OxZZm0
さげ
608名無しのエリー:2007/09/21(金) 15:55:17 ID:jS/u4xxR0
需要があるかどうか分からないけど…

米米クラブ/komedia.jp

1.浪漫飛行'07 ★★★
自身の有名曲をバックの打ち込み音を排してバンドミュージックに変換してカヴァー。
ベースラインの変更やコーラスを多めにしたりするなど大胆なリメイクをしているが
これらの作業は見事に成功して聞かせる曲からノリノリ(死語)のダンスナンバーに転換。

2.WE ARE MUSIC! ★★★
ミドルテンポで曲中に流れているピアノの印象的な音色が曲にセピア色を付けている。
この曲のグループは非常に気持ちよく聞けば聞くほど曲の印象がよくなってくる。
BHB(米米のホーンセクション)によるホーンアレンジも良く、最小限の音で華やかにしてくれる。
JAZZ的要素と米米のポップセンスとモダンミュージックをごっちゃ混ぜにしながらも
綺麗にまとめた印象。

3.恋し魔法・愛し魔法 ★★
オルガンの音とパーカッションの音色が非常に気持ちいいです。
90年代の昼ドラマの主題歌に採用されそうなけだるい感じを受ける。

4.E−ヨ ★☆
シングル曲なのにあんまりパッとしない感じ。あんまり華がない感じで米米らしくない。
なので、歌詞にシャレ等が入っているのだが滑ってる気がする…。

5.くされ縁 ★★
CS石井とJ小野田によるデュエット歌謡曲風の曲。非常に馬鹿らしい(褒め言葉)歌詞で
こっちは米米らしい曲となっている。真ん中でのラップもセリフを棒読みしてる感じで
ラップになってないけどその中途半端さ加減がいい。
609名無しのエリー:2007/09/21(金) 15:58:22 ID:jS/u4xxR0
6.しょうがねえな ★★☆
昔の米米を彷彿させるファンクナンバー。こうして聞いてみるとみると演奏陣の器用さが良くわかる。
ギターのBEEのブルージーなギターリフ、BONによるベースラインは黒っぽい雰囲気をだしているし
BHBは切れ味鋭いホーンで曲に切れを出している。なかなか踊れる曲です。

7.忘れないよ ★★☆
いきなり真面目なバラードです。AOR風のギターサウンドとオルガンが気持ちいいです。
CS石井の歌謡曲風の歌声もソロの影響かすこし粘ちっこくなったがそれでも聞ける範囲にはなっている。
歌詞も真面目な恋愛を語ってる感じでラブソングとして成立している。

8.WELL COME 2 ★★☆
「おっさんになってもこんな早い曲やるなんてよう頑張るわ」といいたくなりそうなくらい弾けています。
歌詞の無駄にポシティブ過ぎる感じも曲調にあっていて正解だと思う。全体的にはロック調な感じ。
ライブのオープニングに似合いそうでアルバムの一曲目に持ってきてもいいんじゃないかと感じる。

9.この宇宙 ★★★
前曲の勢いそのままにこちらも高速ファンクナンバーとなっている。コーラス陣が非常にカッコいい。
J小野田もかなり弾けており魂の雄たけびが堪能できる。演奏も黒っぽいリズムを醸し出しているし
「新丸子マン」(ゆっくり読んでみよう…)などの歌詞のあほさ加減など米米の要素がすべて入っている。
アルバムの中で一番のハイライトとなっている。

10.君を離さない ★★
米米の楽曲というより石井竜也名義の曲という感じであんまり好きになれないバラード。
確かに、音色一つ一つも綺麗だしオーケストラ隊も曲に表情をつけているが
全体的にテンションが暗い。米米の曲を期待してこのアルバムを買った人が多数だと思うので
この曲は入れる必要はなかった気がする…。
610名無しのエリー:2007/09/21(金) 15:59:00 ID:jS/u4xxR0
11.ロシアン・ルームメイト ★★☆
ベンチャーズを思い浮かべるギターリフとドラムの音などはカッコいいのだが歌詞と歌声がぶち壊し。
そこが非常に米米らしく馬鹿なことを糞真面目にやる精神が感じる。
バックの男性コーラス陣も最高だね。

12.アイコトバはア・ブラ・カダ・ブラ 〜米米クラブVSHOME MADE 家族〜 ★★☆
MASH UPという前、自分がレビューした布袋氏のSOUL SESSIONというアルバム内でもあったように
各アーテイストの楽曲を合体して一つの曲を作るという作法を使って作られた曲。
正直、米米の曲とHOME MADE家族の曲は合体できないだろうと思っていたが意外と素直に融合している。
米米の曲にクラブ的要素を加えることにより現代風の曲に変化させることに成功した。

13.MATAСTANA ★★
非常に和風テイストあふれつつもロック調の要素と歌謡曲の要素もごちゃ混ぜにした曲。
曲に勢いはかなりのものがあるのだが完成度はその勢いに完全に負けている。

14.スゴクおいしい ★★☆
人を馬鹿にしたような歌詞と曲名とは裏腹に曲自体はなかなかブラックミュージックしている。
クラブでかけてもあんまり違和感がない感じもする。ギターのカッティングがなかなかカッコいい。

15.運気 ★★
カントリー調の曲でメンバー全員が楽しんでやってる感じを受けるが
だからといっていい曲が出来るとは限らない。

16.ひとりじゃないだろう ★★☆
最後を締めるには丁度いいバラードナンバー。支離滅裂なアルバムを上手くまとめるという意味で
この曲は丁度いい余韻を与えてくれる。
611名無しのエリー:2007/09/21(金) 16:00:38 ID:jS/u4xxR0
総評 ★★
米米クラブ10年ぶりのアルバムだがファンに媚びずに自分達のやりたい事をやっている印象を受ける。
しかし、前はそれでも満足させることに成功していたが今回のアルバムは必ずしも満足できる出来ではない。
確かに演奏技術は向上しているし音楽的懐もかなり広かったが、それが逆に米米らしさを失っている。
いい曲は確かにあるけれどもアルバム全体の出来としてはイマイチだったりする。
これから、米米の曲を聴きたいという人はブックオフなどで旧譜を買ったほうがいいかも…。
612名無しのエリー:2007/09/22(土) 21:36:41 ID:8iwJuwHkO
乙!
613名無しのエリー:2007/09/23(日) 03:59:48 ID:lOL4H1JuO
汚津
614名無しのエリー:2007/09/27(木) 19:30:38 ID:VgBwahbc0


最近ちょい元気無いなこのスレ
何か勝手に書いてこよう
615名無しのエリー:2007/09/28(金) 01:34:30 ID:j6E+lSAjO
うん
616名無しのエリー:2007/09/28(金) 21:39:36 ID:aLYPIPUt0
>>614
東京事変の「娯楽」をお願い
617名無しのエリー:2007/09/29(土) 17:25:33 ID:a1yGFVE50
早く「娯楽」のレビューくれ
618名無しのエリー:2007/09/29(土) 18:59:50 ID:SkxpCP8eO
イラネ
619名無しのエリー:2007/09/29(土) 19:31:16 ID:2laDgDu3O
娯楽は45612以外はうんこ。とにかく亀田やる気なし。前作の聞き苦しい光音域はやや改善。
620名無しのエリー:2007/09/29(土) 21:20:49 ID:DfayF9i5O
こういうスレのシングル版とかライブDVD版とかあるのだろうか?
621名無しのエリー:2007/09/29(土) 22:23:10 ID:JuLSFicF0
俺は田村ゆかりかKOTOKOでも勝手に書こうと思ってるんだが・・・(汗
事変は余り知識無いから良いレビュー書ける気がしない

>>620
無いと思われ
個人的には洋楽のも作って欲しいが・・・
622名無しのエリー:2007/09/29(土) 22:38:32 ID:LDjIQnDu0
洋楽は洋楽板にあった希ガス
623名無しのエリー:2007/09/29(土) 23:35:10 ID:JuLSFicF0
>>622
ホントだ、有った!ありがと
624名無しのエリー:2007/09/29(土) 23:36:49 ID:+W3B26OLO
なんか、自分がレビューする時って自分がよく聞いてるアルバムしかレビューしないからどうしても点数が高くなってしまう…
だからといって嫌いな人のアルバムは聞きたくないしなァ
625名無しのエリー:2007/09/29(土) 23:50:05 ID:OzFiasFx0
>>624
点数はオマケみたいなもので、まだ聞いてない人にプレゼンする
っつー気持ちでやればいいんじゃない?聞き所とか曲の雰囲気を伝えるとか
626名無しのエリー:2007/09/30(日) 00:17:35 ID:dsNmyusG0
そうよ
星の数など飾りみたいなものだ
個人的には音に重点を置いて書いてあるとうれしかったりする
627名無しのエリー:2007/09/30(日) 02:56:23 ID:DQXVMUvY0
姉妹スレ
★新作アルバムを10点満点で評価するスレ★
http://music8.2ch.net/test/read.cgi/musicj/1188918726/
628名無しのエリー:2007/09/30(日) 09:14:57 ID:078UeiY80
最近適当に50円で買ったアルバムが結構気に入ったんでレビューします。

Pepperland Orange「Pepperland Orange 〜夏の魔法〜」

01.生きてる証拠 ★☆
歪んだギターのなど適度に汚れた音が印象的な「ヘビーなロック」風の演奏にポップなメロディーがのるミディアムテンポの曲。
ポップなメロディーは耳なじみが良いけれどどこか気だるさが漂っていて、ツボにはまる人ははまると思う。
ただ曲をヘビーにしようと思ったせいかどうか知らないけれど、左から聞こえるギターが主張しすぎていてちょっとうるさい。
アルバムの幕開けとしては飛ばしすぎず、まったりしすぎず良いんじゃないかな。単体で聴こうとは思わないけど。

02.夏の魔法 ★★★★★
ポカリスウェットのCMに起用された彼らの代表曲。まぁ代表曲っつーかこれしか知名度のある曲がないしね。
もう"夏"の爽やかさ、切なさ、甘酸っぱさみたいな青い感情をそのまま音にしたようなイントロのギターからやられた。
どこか陰のあるセンチメンタルなAメロから前向きに、でも弾けすぎないように明るくなるBメロ、
そして爽やかでポップなサビに突入する曲展開は凄くスムーズかつドラマチックで、月並みな言葉で表現すれば"エヴァーグリーン"。
色々書きたいけど、とりあえずサビの「同じ恋 分け与えられたのかな」の部分のコードが絶妙。
爽やかなだけじゃなくて切なさも演出してくれていて、何気にこの曲の最重要箇所だと思う。
もう夏は過ぎたから今聴いても曲に存分に浸れないけどやっぱり名曲。でもやっぱギターがうるさい。

03.Easy ★★
イントロのハーモニカが印象的な陽気なビートロック。
恋愛に不慣れな情けない男が主人公の歌詞をアップテンポの曲にのせて歌っているので、
青春パンクとかを好んで聴く学生に受けそうな分かりやすい曲。
バンドのエネルギッシュな面をシンプルに纏めているので無難な出来かな。…やっぱギターがうるさい…。
629名無しのエリー:2007/09/30(日) 09:15:47 ID:078UeiY80
04.サイレンス モーニング ★★★★☆
今までの流れから一転して、失恋の痛みを描いたスローテンポのナンバー。
多分実生活で失恋した人が聴くと殺傷能力が半端ないだろうと思われる歌詞と、
サビで畳み掛けるように、訴えかけてくるように悲しげなメロディーを歌い上げるという組み合わせは反則に近いと思う。
失恋した事を徐々に実感してきて悲しみが増してきたように、曲が進むに連れて激しくなる演奏も凄く良い演出。
問答無用で胸が締め付けられます。

05.夏の終わりに ★★★
友情が恋心に変わった瞬間を描いたポップソング。
間奏やアウトロのメロディアスなギター、甘酸っぱいメロディー、そして季節が夏…。
どうしても02と説明が被ってしまうけど、爽やかさと切なさを上手く同居させた良曲。
幼馴染に恋心を抱いていた人はかなり胸に響く曲なんじゃないかな。

06.二人乗りの自転車 ★★★★
夏の日に爽やかな風が吹きぬけたような軽快なギターのアルペジオのイントロからサビへとつながる青春ソング。
サビのコードから外れたようなちょっと不安定なメロディーが心の揺れを上手く表していると思う。意図的じゃないと思うけど。
Cメロも部分的な転調をさせながらメロディーも落ち着いたように思わせておいて、急に早口になったりして面白い。
全体的に綺麗に纏められた良質な一曲なんで、自分の青春を思い返しながら聴いてノスタルジーに浸ろう。

07.ピカソ ★★★☆
ギターのハウリング音から穏やかな曲調になって、単なるバラードか?と思わせておきながら
徐々に盛り上がり最終的にはノイジーなギターが中心の曲になる実験的なアレンジが印象的。
小さな部屋の中で歌っているような内省的な雰囲気から曲が進むに連れて激しくなっていき、
サビで一気に世界が広がったように壮大な曲になる過程が、曲はヘビーだけど爽快。
詩は今まで通り凄く身近な題材で不釣合いな気もするけどなぜかマッチしていて妙にシュール。
タイトルの通りどことなく前衛的な雰囲気もあって、シングル級じゃないけどアルバム曲らしい面白い曲です。
630名無しのエリー:2007/09/30(日) 09:17:04 ID:078UeiY80
08.夏の魔法 - Bosom MIX ★★★
GOTAっていう人が02をリミックスしたボーナストラック。
原曲と比べるとドラムやギターの音が鮮明になっていたり、エレクトリックピアノが導入されたりしていて
凄くスタイリッシュな曲になっている。かなり垢抜けた印象。
でも、個人的にはまさに夏の思い出って言葉が似合う、
淡い色で不鮮明だけどきらきらしている思い出を思い返しているような原曲の方がグッとくる。
02はもう青春してるって言えない年齢の人に、この曲は現在進行形で青春してる人に合うんじゃないかなぁ。

09.ピカソ - Deux Femmef MIX ★★★☆
引き続き07をGOTAがリミックスしたボーナストラック。
ノイジーなギターが中心だったサウンドの面影は全くなく、
原曲よりもテンポを上げくっきりとしたドラムの音がシンプルなビートを刻み、
エレクトリックピアノやシンセがバックでコード感を支える浮遊感溢れる曲に仕上がっている。
曲構成も変えていてサウンド自体はもう全く別物。
荒々しいパワーが伝わってくるような原曲も良いし、どこか現実離れしたようなこちらも良い。
完全に好みが分かれるところだと思う。

総評:★★★☆
2ndシングルの02がポカリスウェットのタイアップが付いてほんのちょっとだけ話題になったPepperland Orange。
シングル4枚、そのうちの2枚のシングルを含むこのミニアルバムを発表しただけで消えてしまった。
彼らの楽曲はというと、ギターを主軸にした初期のミスチルのような甘酸っぱい青春ソングが中心で、
明るくて、爽やかで、どことなく切ない。02、05、06なんかは彼らの代名詞ともいえる楽曲群だと思う。
シングルにもなった02、06以外のアルバム曲04、05、07もなかなか良いし、
これらを聴いた限りだとヒット性は十分に持っていたのが良く分かる。一発屋にしておくにはもったいない。
楽曲がやや似通っているので通して聴いた時にちょっとだれるかもしれないけど、ツボにはまればとことんはまれる。
ほかに難点を言えば中古でもあんま流通してないから手に入れにくいことかな。
そこまで高くないと思うし中古屋で見かけて安かったら買ってもいいレベルだと思う。
全体的にギターがうるさいミキシングが気になるけど、綺麗に纏められた良質の青春ギターポップアルバム。
631名無しのエリー:2007/09/30(日) 09:19:59 ID:078UeiY80
以上長文投下失礼しました。
ポカリスウェットのCMソングは知名度高くて良い曲が多いけど、これ知ってる人いるかなぁ…。
632名無しのエリー:2007/09/30(日) 09:53:11 ID:paaYs+4U0
乙カレー
633名無しのエリー:2007/10/02(火) 23:34:41 ID:q31Mc+nK0
アク制がとけた!
復活一発目がこんなんだよ!

BOREDOMS [Super Roots2]

1994年作品
WEA JAPAN [3CS-2011] (Not For Sale)

1.SEXY BOREDOMS ★★

メンバーによるラフな感じの手拍子に合わせてEYEが熱唱!
「せっくす〜!!せっくす!せっくs(ry」
インパクトは十分だし個人的には好きなのだけれど曲として評価した場合これはどうなんだろう…

2.GO COME UPARKS ★★★

ウッパーシッパーウワーウワー(こう聞こえる…)というシャウトが印象的な一曲。
可も不可もない感じ。
634名無しのエリー:2007/10/02(火) 23:36:18 ID:q31Mc+nK0

3.MAGIC MILK ★★★★

シンセサイザーの音色が民族音楽チックなリズムを刻むゆる〜い感じに包まれた良曲。
鉛筆を転がしたとおぼしき音などがいい具合に絡み合っていい意味での手抜き感が漂う。

4.WHITE PLASTIC SEE-THRU FINGER ★★★★

感じとしてはM−2に似た感じなのだけれど、こちらの方が完成度が高い。
にしてもこのタイトルは何なんだ。白いのか透けてるのかどっちなんだ。

5.BOXODUS (noise ramones mix) ★

パルス音。
何となく光のような物を感じる。
が曲としては成り立ってないので一つ星。
635名無しのエリー:2007/10/02(火) 23:37:47 ID:q31Mc+nK0

総評:★★★

「チョコレートシンセサイザー」の初回版についていたはがきを使って応募するともらえた抽選品の8cmCD。
そんな事情もあるため全体的に空白が目立つ感じ。「チョコレートシンセサイザー」よりもずっとラフな感じを受ける。
抽選品、非売品のため中古CD点などでは結構なお値段。その値段に合った価値があるかどうかは謎。とりあえず自分は後悔してない。
でも「かわなきゃよかった…」と思う可能性も少なからずあるため、購入は慎重にした方がいいと思う(って余計なお世話)。
636名無しのエリー:2007/10/03(水) 06:45:27 ID:++zZ4RZ5O
>>633‐635
乙乙
637名無しのエリー:2007/10/03(水) 18:50:20 ID:ZtwstQMyO


アク禁になるなよ
63880:2007/10/03(水) 19:30:11 ID:BS8j44Sr0
>>637
実は同じリモホの人が荒らしやったみたいです。
しかもよりによって規制議論板で。
取り合えずこの一ヶ月間ちょっと辛かったのでもう二度と何もしてくれるな、という心境。
639名無しのエリー:2007/10/03(水) 20:18:08 ID:2HgnGbeb0
中村一義「金字塔」
1.始まりとは ★★★★
やたら曲数多いな!と思ったら、こういう小品がちょこちょこ入るらしい。
中村一人で、声色を変えながら哲学的な雰囲気の語り。
でもたいした意味はないと思う。
まぁ新人のファーストアルバムのつかみとして、これ以上ないインパクト。
2.犬と猫 ★★★★☆
すごい。卓越したメロディーセンスと、
まったく何いってんのかわかんない歌詞。甲高い声。
はじめ聞いた時は、なんだこれって思ったけど、
聞けば聞くほど魅力が出てくる曲。
3.街の灯 ★★★☆
まったりした曲調。アコギ中心の佳曲。
ただこの位置になんで入れたんだろう、とは思う。
4.天才とは ★★★☆
僕の中村一義のイメージは、「天才きどり」というのが本当だったんですが、
あながち、そう間違いでもない気がする。
ただ、実際かなりの実力を持っているというだけだ。
5.瞬間でも 
6.魔法を信じ続けるかい? ★★★★☆
5は小品。
アウトロの余計な部分がなければ、このアルバムで一番いいと思う。
テーマもわかりやすいし。
7.どこにいる 
8.ここにいる ★★☆
7は小品。うーん。悪くない。ピアノもいい感じだし。
けどなんか、物足りない。
9.まる・さんかく・しかく ★★★★
なんでこういう曲をオリジナルでつくらないんだ、というのが
正直なこのアルバムの感想だったり。
640名無しのエリー:2007/10/03(水) 20:18:39 ID:2HgnGbeb0
10.天才たち 
11.いっせーのせっ! ★★☆
10は小品。
全体的に言えるんだけど、なんかちょっと古い洋楽の雰囲気の曲調なんだよな。
ちゃんと練ってあるし、工夫してんだけど、
僕のようなニワカには似たような曲に聞こえてしまう。
「いっせーのせーぇ!」でドラム、ギター、ベースがいっしょにハネる所が好き。
12.謎 ★★☆
サビの声が他の曲より、低めな気がする。
「道しるべー」の「べぇー」がカッコいい。
中村さんも、もっと低音を出せばいいのに。
13.いつか ★★☆
バラード?ストリングスなんか使って、大仰な感じ。
14.永遠なるもの ★★☆
周りの評価はやたら高い。
ファルセットに関してはただただ圧巻。
しかし、そんな、なんか・・・
「この幼稚な気持ちが永遠でありますように」で、
感動はすんだけど、どんな気持ちなのかがよくわかんないんで、うーん。
15.犬と猫 再び ★
要るの?「僕の人生はバラ色に変わったー」
ちなみに、二分ぐらいの「犬と猫」のリミックス(?)が流れた後、
八分ぐらいのインターバルの後、他の曲が流れます。
Sec.★
要るの? 
641名無しのエリー:2007/10/03(水) 20:20:06 ID:2HgnGbeb0
総評;
聞く前までは色々、偏見を持っていたけれど、
聞いてみたら純粋にいい音楽をやっているんだな、という印象を受けた。
句読点つきの歌詞も、慣れればそんな気になんないですって。
ほとんど一人で、自宅録音で作ったアルバムだとか。
でも多分、スタジオでちゃんと作ったって言われても疑わないと思うなぁ。
声高いです。むしろ甲高いです。
僕の場合、一回聞いてダメだったんだけど、
「ERA」を聞いて、このアルバムを再評価したので、
ERA→金字塔の方がいいかも。
まぁ、アコギとかすきな人はこっち。
642名無しのエリー:2007/10/04(木) 18:49:27 ID:MTM807YiO
>>638
643名無しのエリー:2007/10/04(木) 21:59:02 ID:3ucDNeHM0
>>621
> 田村ゆかりかKOTOKO
期待してる
644名無しのエリー:2007/10/04(木) 22:29:45 ID:3pvZSfWAO
まだEXILEって一回もレビューされてないんだね
ってことで誰かEXILEお願いします
645名無しのエリー:2007/10/05(金) 00:42:49 ID:b5JH22x60
EXILEじゃなくてスマソw

Bonnie Pink/Blue Jam

1.Scarecrow ★★
いきなりヘビーなギターから始まる。かなりびっくりさせられる。
が、イントロのギターは格好良いものの全体としてはまだまだ。

2.Curious Baby ★★
メロウでありヘビーな一曲。一曲目よりはブルージー。
ポコポコと鳴るパーカッションが良い感じ。

3.キャンディ二つの散歩 ★☆
前の2曲とはうって変わって可愛い曲。
が、それ以外に特筆するところはない。

4.背中 ★★★
暗い。70's風味。
歌詞はありがちな、振られちゃう失恋ソングであるが、この暗さはなかなか他にない。
アコギの音が良く、ずんずんと重く響くベースが去り行く彼の歩調を良く表せられている。
ファルセットも美しい。

5.Freak ★☆
かなり実験的。完成度は低め。
646名無しのエリー:2007/10/05(金) 00:43:29 ID:b5JH22x60
6.Too young to stop loving ★★☆
はねたリズムでファンキーな一曲。
この曲のグルーブ感は今作の中では抜けている。

7.Maze of love ★★★☆
イントロは静かに始まり、終わりに近づくにつれて盛り上がり、はじけて終わる。
スライドギターが印象的。
7分超という長さを勢いで押し切ってしまうボーカルが非常に良い。

8.オレンジ ★★★★
これを聴いてボニーピンクは非凡だと感じた。ソウルフルな佳曲。
クリスマスを歌った曲だが、緑や白や赤ではなくオレンジという色を選んだところは変わっている。
ベースラインが一昔前の楽曲のよう。

総評:★★☆
記念すべきボニーピンクの1st。
ボニーピンクの特徴としては一作品毎にキャラクターが変わることだと思うが、
この作品はまさにその特徴通り、他の作品とはまったく違う。
今のボニーピンクと比べるとまるで別人。

この作品では、女性的な要素を排している。とにかく男らしい。漢。
恐らくそれを意識してなのだろうが、ボーカルは野太く今の歌い方とはかなり違う。
と思いきや、t4.オレンジやt8.背中では普通の女性らしい声で歌っているため、かなり困惑させられる。

全体的な完成度としては、前述したように歌い方が一定ではないことなどもあり
まだまだ未熟だが、このがむしゃらさは今のボニーピンクにはない。
647名無しのエリー:2007/10/05(金) 07:54:05 ID:asXiUt650
>>639
>>645
乙乙
648名無しのエリー:2007/10/05(金) 15:25:27 ID:0cdJDZ4Y0
>>643
KOTOKOは今書いてるが・・・田村ゆかりは無理そう
雰囲気で敬遠してたけど、聞いてみたら意外と良かったからレビューしようと思った だけど、イマイチ俺には疎いジャンルの要素が多くて断念した・・・


意外と面白いんで誰かレビューしてくれ(丸投げ
649名無しのエリー:2007/10/05(金) 15:27:38 ID:0cdJDZ4Y0
>>641>>646
言い忘れてた


中村は今度聴こうと思ってるが・・・ERAから入った方が良いのか
650名無しのエリー:2007/10/06(土) 13:03:40 ID:JVSMPQAj0
でけた


個人的に信者というつもりではなかったのだけれど…意外と高評価になったなー(・ω・`)
トランストランス言ってますが自分実は詳しくありません 誰か詳しい人居たら遠慮無くやってみて下せ


KOTOKO 「硝子の靡風」


1 RETRIEVE ★★★★☆

謎のナレーションとサイレンに混ざって聞こえる雑踏…街中にミサイルがぶち込まれてる様子?みたいなのと共にNINっぽい(ていうか二足歩行ロボットの足音?)効果音が迫って来る。つか悲鳴も聞こえてくる。
んで、そのノイズの中からサイケなシンセとギターリフを重ねて音量を上げながらスタート。インスト込みの1曲目と考えて良さそう。
で、とにかくダーク。ジャケの印象とは真逆を行くダークなトランス。冒頭のサイケなリフが終始軸になって良い味出してる。
KOTOKOのアルバムに1曲は有る「ダークなI'veサウンド」の典型。

2 Wing my Way ★★☆

…で。1曲目がダークでサイケなのに、2曲目は何故かしょっぱなから憂いの欠片も無い爽やかなトランス風味ポップ。節々のSEと高音域に伸びるサビは青空を行くような爽やかさ。
メロディも良い。なのに前曲とのギャップでいまいち釈然としない。単体で聞くべき曲。

3 覚えてていいよ ★★★

2曲目からそのまま、今度はガールズパンク風疾走曲。基本の音はやっぱりトランスだけど、リズム隊は8ビート。
Aメロの一音一音はっきりメロディに乗せた歌詞が、心地良いリズムになってる。

4 ため息クローバー ★★★★★

来た、I'veの本領トランスポップ。イントロやAメロの途中から入る、複数のシンセの絡みが心地良い。若干うつむき加減の詩と歌も相まって良曲に仕上がっている。
651名無しのエリー:2007/10/06(土) 13:04:59 ID:JVSMPQAj0
5 Meconoposis ★★★★★

ギターリフとシンセの合間を縫うピアノの旋律が良い。M4以上に憂いの有るメロディと、自らをMeconoposis(ヒマラヤの砂漠地帯に生える花)に例えた詩が秀逸。ダーク型KOTOKO一つの到達点だと思う。

6 ささくれ ★★

イントロで左右に行き交う電子音に「直球トランスナンバー!?」と身構えるものの、リズム隊入ったらモロZARD。電子ドラム音(多分)とギターの入れ方でどう頑張っても自分にはZARD(特にリズムが「負けないで」ぽい)に聞こえてしまう。曲自体は悪くないのだけれど…

7 琥珀 ★★☆

耳馴染みの良いメロディで展開するバラード。普通に良い曲なんだけど、こういうアコースティック風味の緩やかなバラードをやらせると、人によっては電子音が安っぽく聞こえてきたりするのがKOTOKOの難点。というかI'VEの難点。
まぁ、普通のアーティストでストリングス使う所は全部シンセ音だもんなぁ…

8 Re-submility ★★★★

高瀬節全開。イントロのピアノリフは聞いてる内に何処が一音目かよく解らなくなってくる。とりあえず4つ打ちビートが始まれば、I'VEがダンスミュージック志向の音楽集団だったという事を今更思い知らされるディスコチューン。
上下するシンセ音と低音で小気味よく進むボーカルが心地良い。多分このアルバム内では一番ストレートなトランス。
ちなみに元々は英詞を想定して作られた曲らしい。

9 硝子の塵風 ★★★★

M7と同じくアコースティック感有るバラードだが、こちらは音の陳腐さを感じない出来。ピアノシンセとアコギの絡みが気持ち良い。歌詞も綺麗。これを何故ラストに持って来ない。

10 421-a will‐ ★★☆

トランス風味ポップチューン。…でもこの流れでは浮いてる気がする。メロディは素直に良い出来。
ちなみにシングルカットされた。何故に。しかもこのアルバム以降、KOTOKOのシングル曲はことごとくこの曲と同じベクトルに走る。いや、悪くは無いんだけどさ…
652名無しのエリー:2007/10/06(土) 13:06:07 ID:JVSMPQAj0
11 Free Angels ★★★

不思議なシンセ音、そして今作では多分唯一の生ドラムとシンセベースの絡みが印象的なイントロ〜Aメロは、電子音連打のKOTOKOには珍しく緊張感有る造りになっている。こういうのも良いな…と思ってたら結局サビでいつも通り。
曲全体としてこの音を絞った感じは良いんだけど、どうせなら徹底した方が良かったような…
歌詞はファンタジックすぎてぶっちゃけ浮いてる。

12 β-粘土の惑星 ★★

題名で「!?」となるが、実は普通に地球の事。
イントロは宇宙的雰囲気を出したかったのかもしれないが、正直謎というか、イヤホン壊れたかと思った。
曲自体は「壮大な宇宙感」を出そうとして音を厚めにしてたり、それ自体は意外と悪くないのだけれど…冒頭含め所々のSEを「壮大な宇宙」と取るかは人によると思う。「ぴゅるるる」はむしろラ○ちゃんを思い出した。

13 赤い玉、青い玉 ★★★

タイプ的にはM7、9と同じ。今作の中では比較的生音に近いピアノを中心としたしっとりバラード。前曲、前々曲のように電子音を入れ過ぎたりしていないお陰で、素直に聞ける。メロは有りがちといえば有りがちだけど、締めとしては問題無し。
そしてイマイチ赤い玉と青い玉のことが解らない…分子とか?
653名無しのエリー:2007/10/06(土) 13:08:41 ID:JVSMPQAj0
総評 ★★★★

I'VEのKOTOKO、メジャー2枚目のアルバム。ファンの間ではこれが最高傑作とよく言われる。実際曲の幅は(KOTOKOのアルバムの中では最も)多彩で、メロディも歌謡派生アニソンノリに極端に傾いてる訳でもなく、それでいて流して聞けばどれかは耳に引っ掛かるポップさは有る。
作詞技術も水準以上だと思うし。
ただ、アルバムとしてはいかんせんとっ散らかってる感じで、全体の流れを楽しむようにはできてない(注:オリジナルアルバム)。引っ掛かった曲から聞いていく感じ。KOTOKOを聴くならこのアルバムから。ちなみに3rdはメロディ勝負でトランス色は更に薄めになる。

編曲はM11を除き、全てKOTOKOの所属する音楽集団「I'VE」のクリエイターによって行われている(作曲自体も何曲かはKOTOKOではなく彼らが行っている)。その為、ほぼ全曲に渡りエレキギター以外の生音が無い。
彼らは打ち込みによるテクノ系音楽、特にトランスへの造詣が深いようで、実際どの楽曲も一貫して音造りにトランス的な手法を用いてる。
KOTOKOの声自体も比較的機械的なのでM1、4や8等では上手い具合にそれがはまって良いグルーヴ作ってるが、他の曲の場合、特にバラードや毒の無いポップス系をやると、その電子音がいかんせんチープに聞こえてしまうのが難点。
生音重視ポップス好きの人にはあまりお勧めできない。かといってクラブミュージック好きに勧められるかと言うと、メロディとか歌とかポップス寄りなのでそうでもないと思う(むしろインディーズ時代の方がよりサイケトランス色は強い 電波色も強いけど)。
そのどっちでもない人にはとりあえず勧めとく。何だかんだでアニソン歌手と言われる割に面白いアーティストだと思う。
654名無しのエリー:2007/10/06(土) 16:45:57 ID:lo/XY/rn0
655名無しのエリー:2007/10/06(土) 23:47:08 ID:hIHsF0p80
656名無しのエリー:2007/10/07(日) 12:00:48 ID:0bMIwJUkO
アンカー付いてるか付いてないかで興味の有無がわかるね


onz
657名無しのエリー:2007/10/07(日) 23:44:53 ID:Df8LlFyu0
初レビューです。
最近のマイブームがナンバガなのでシブヤROCKTRANSFORMED状態をレビューしてみました。

Number Girl「シブヤROCKTRANSFORMED状態」(1999/12/16)
01.EIGHT BEATER ★★★
重たいベースからたたみ掛ける轟音ギター。
ノリやすいライブ向きの曲。
最初からボーカルはひたすら叫んでいて休むところが無い。
ライブで演奏されて人気が出た曲だと思う。

02.Iggy Pop Fan Club ★★★★
キャッチーなコード進行が良い。
これも思わず体が動いてしまうようなノリの良い曲。
サビにかけてのセンチメンタルな歌詞と盛り上がりがとても良い。

03.タッチ ★★★☆
2曲目から休まずに繋がる、イントロは鳥肌もの。
もう全員の演奏がキレまくっている。
特にアヒトイナザワのドラミングには目を見張るものがある。

04.桜のダンス ★★
個人的にあまり印象に残ってない曲。
他の曲と似たフレーズが多い。
桜のダンスより「私は海を抱きしめていたい」という歌詞が印象的。

05.Samurai ★★★☆
向井秀徳の噛みまくりの意味不明なMCから始まる曲。
ボーカルは殆どなに言ってるか分からない、だけど加速していく鬼気迫る演奏は鳥肌モノ。
MCの「渋谷は炎上するか?」はファンの間では好評。
658名無しのエリー:2007/10/07(日) 23:45:41 ID:Df8LlFyu0
06.裸足の季節 ★★★★☆
前曲の勢いそのままに演奏している。
最後のサビに向かうにつれ盛り上がるところは素晴らしい。

07.Young Girl 17 Sexually Knowing ★★☆
ナンバガではポップな部類に入る曲だと思う。
しんみりとする良いメロディーだけどイマイチ印象に残らなかった。

08.透明少女 ★★★★
ナンバーガールのメジャーデビュー曲。
向井秀徳の妄想歌詞が素晴らしい。
疾走感溢れ向井の目指す焦燥感というものが良く分かると思う。

09.狂って候 ★★★☆
もの凄くカオスな曲、パンク的なノリがある。
そしてとてもライブ映えしている。
アレンジが加えてあり最後の田淵ひさ子のフレーズは素晴らしい。
個人的に泣きメロだと思う。

10.Destruction Bagy ★★★
このライブのときは新曲として演奏された曲。
ミディアムテンポで全体的に暗めな雰囲気がある。
やはり他の曲とは全然違う雰囲気を持っていると思う。

11.日常に生きる少女 ★★★★☆
轟音ノイズから始まる名曲。
最初はとてもポップで特に田淵ひさ子のギターフレーズが気持ち良い。
疾走感があった前半からうって変わり後半はメロウなパートになる。
こちらも味がある演奏で素晴らしい。

659名無しのエリー:2007/10/07(日) 23:46:35 ID:Df8LlFyu0
12.我起立一個人 ★★★
これでI stand aloneと読むらしいです。
ライブ終盤でやるのに似合うナンバガのなかでは一番歌モノな曲。
イントロの向井のアルペジオが切ない。

13.Super Young ★★★★
鋭角ギターのイントロから始まる曲。
切なくなる歌詞が良い、おそらく向井秀徳が書いた歌詞の中で一人称に「僕」を使うのはこの曲のみ。
途中に入るMCはなかなか良いと思う。

14.OMOIDE IN MY HEAD  ★★★★☆
イントロから鳥肌モノ、ファンの間で最も人気がある。
ちなみに向井は歌詞を派手に間違えていてそのあとに若干声色が変わる(笑
だんだんと進化していったこの曲だけどこの頃のものも好き。

全体:★★★★
コメント
初期の頃の曲で構成されたライブアルバムです。
2ndアルバム、そしてインディーズの頃の1stアルバムがリリースされたあとにもうライブ盤を発売したのは珍しい試みですね。
このアルバムを出したことによってナンバーガールがどんなバンドなのかというものが広まったと思います。

全体をみるとやっぱどれも高い点を付けてしまった気がしますけど、
初期の音源から選ばれたベストのようなものなので良い曲が揃ってます。
これがあるのでSCHOOL GIRL DISTORTIONAL ADDICTはあんまり聴いてなかったりします。
個人的にはセンチメンタル過剰や転校生もやれば良かったのになと思ってます。
ちなみにナンバーガールの基準はラストライブのOMOIDE IN MY HEADを満点として点を付けています。
660名無しのエリー:2007/10/08(月) 23:24:42 ID:0Ktf+e9B0
661名無しのエリー:2007/10/08(月) 23:26:35 ID:w7wCRCLx0
多少興味の有無はあるかもしれんが全てのレビューに目を通してる人だっているんだぜ
662名無しのエリー:2007/10/09(火) 00:55:05 ID:pDR3aRvS0
特にアイドルとか2chの嫌われ者なんかを真面目に考察したレビューは面白い
663名無しのエリー:2007/10/09(火) 01:00:34 ID:OOnJoieY0
>>662
そうだね
KYな声優ヲタの独りよがりなレビューとか特に面白いね
664名無しのエリー:2007/10/09(火) 01:04:44 ID:pDR3aRvS0
気安く駄レスつけんな
665名無しのエリー:2007/10/09(火) 04:12:05 ID:AnlrVzDv0
でっていう
666名無しのエリー:2007/10/09(火) 07:53:08 ID:ak4tsnKmO
>>662
だよね!
667名無しのエリー:2007/10/11(木) 19:38:05 ID:MJ3fMJ/M0
>>659

>>656
ごめんよ(・ω・`)
久し振りにスレ開いたから気付かなかったんだ
そして相変わらず入手できそうに無い(笑

密かにスピッツ新譜レビューを期待してる俺
668名無しのエリー:2007/10/11(木) 21:24:01 ID:dxIgYf8M0
ゆらゆらの空洞レビュー期待age
669名無しのエリー:2007/10/11(木) 22:38:20 ID:78SsHc0P0
スピッツ投下してみる、かなり久々だから不安

さざなみCD/スピッツ

01.僕のギター ★★★☆
アコギとエレキの二つをメインに、しっとりとしたメロから爽快なサビへとつながるミディアムテンポ
前作までのスピッツだったらもっとギターが前に出てきてたけど、今作は草野の声が主体になってるのが良く分かる曲
メロディ自体は可もなく不可もなくスピッツお得意の売れ線ポップス

02.桃 ★★★☆
スピッツ独特の細く尖ったギターが印象的なイントロから、シンプルなバンドサウンドで展開していくアップテンポ
さっぱりした曲だけど、どこか癖になるメロディ。手数が少ないのにドラムがタイトで良いと思う

03.群青 ★★★★
33rdシングル。UKギターポップ丸出しな爽やかアップテンポ。イントロのアルべジオからまさにスピッツって感じ
曲全体に女声と男声のコーラスが入ってるため、どことなく落ち着かない気持ちにさせる
ベースがラルクみたいにうねってるけど、ドラムがあまり合わせに来てないのでラルクほどのグルーヴ感は出てない
正宗曰く「コーラスがあったからシンプルにまとめた」らしいので、いまいち盛り上がりに欠けるのが難点

04.Na・de・Na・de ボーイ ★★☆
前曲までのUKな雰囲気から一転、これはUSカントリー。イントロの鈍いカッティングから少し異質な印象を受ける
Bメロで無理に盛り上がろうとしているが、演奏がシンプルなためいまいち盛り上がらない
サビとメロの整合性もいまいちでちょっと聴いてて違和感

05.ルキンフォー ★★★
32ndシングル。シンプルにバンドの音を追及した曲のようで、無駄なアレンジが一切ない
それでも重厚な造りになってるのは亀田時代の特徴。メロディ自体はシングルにしては地味なミディアムテンポ曲
歌詞がひたすら前向きで、スピッツらしくないって言ってしまえばらしくない
670名無しのエリー:2007/10/11(木) 22:38:46 ID:78SsHc0P0
06.不思議 ★★★★
雰囲気は3に似た王道ギターポップ。こっちの方がわかりやすくサビで盛り上がるからシングル向きだった気が
打ち込みの電子音が上手くアクセントになってて、曲全体を纏め上げてる
今までの曲の中でいちばん正宗の声を前に出してきており、またギターもラウドさが殆ど無い全盛期に近い音作り

07.点と点 ★★★★
前曲が全盛期のスピッツらしいポップスなら、この曲は今のスピッツを象徴するラウドなギターロック
それでも亀田プロデュースにしてはほとんどギターが出てきてない印象。疾走感はスピッツの曲の中でもトップクラス
ちょっとあっさり終わりすぎるのが難点だけど、このアルバムでは一番完成度の高い曲だと思う

08.P ★★★☆
ここに来て一転、電子オルガンと打ち込みリズムに正宗の声と言ったバンドを排除したバラード
いかにも90年代に流行っていたような、泣きの美メロ
曲自体は良いけど、ここに入れるのはアルバムの流れ的にどうなんだろ

09.魔法のコトバ ★★★★☆
31stシングル。王道J-POPのど売れ線なんだけど、そこが気持ちいい
このアルバムでは一番アレンジが豪華で、ストリングスをふんだんに使っている
バンドと合ってるかと言われたら正直疑問だが、それをすべて帳消しにする正宗の美メロを作る才能は恐ろしい

10.トビウオ ★★★☆
イントロだけではとてもスピッツとは思えない、ハードなギターロック
ここまでギターがラウドな曲は今までなかったんじゃないだろうか。しかしサビで普通のポップスになっちゃうのが残念
ドラムがもうちょっと凝っても良かった気がする。シンプルにリズムを刻んでるだけで面白くない

11.ネズミの進化 ★★☆
どこたなくボサノヴァっぽいリズムの曲。これも前曲に引き続きラウドなサウンド
サビで入るワウの効いたギターが効果的。歌詞がカッコイイ
671名無しのエリー:2007/10/11(木) 22:39:21 ID:78SsHc0P0
12.漣 ★★★★☆
スピッツお得意のアルべジオが奇麗なNWミディアムテンポ。ストリングスが効いてるが、曲の雰囲気を損なってなくて良い
サビでの開放感と浮遊感がたまらない。泣きの美メロなのに泥臭くならないのは草野の声の効用か
ブリッジから大サビへの展開がドラマチックで凄く良い

13.砂漠の花 ★★★★
ピアノのイントロから、鈍いギターが良い雰囲気を作り出してるメロディへと展開するバラード
これまた美メロ。ラストトラックとしては久々のしっとりとした曲
UKNW全開なギターソロも気持ち良い

総評 ★★★★
12rdアルバム。とにかく美メロとシンプルなバンドサウンドが印象的なアルバム
亀田プロデュースになってからの前2作は凝った音作りと実験的な楽曲も目立ったが
今作はスピッツの原点ともいえるNWギターポップ、ギターロックに立ち返ったアルバムだと言える
ただメロディがどことなく既聴感があるのが少し気になるかな
歌詞も非常に前向きで結成20年を迎え前向きな心境が非常に表れているような
まぁ入門には最適なアルバムではないでしょうか

駄レビューすみませんでした
672名無しのエリー:2007/10/11(木) 23:10:05 ID:KyLuHKayO
673名無しのエリー:2007/10/11(木) 23:13:22 ID:wzwLK/gk0
>>669-671
乙!
674名無しのエリー:2007/10/11(木) 23:28:16 ID:A9noRhN1O
あえて後藤真希を評価してもらえませんか?
アルバム曲だけ置いとくので時間があったらレビュってみて下さい。

01.How to use Loneliness
http://jp.youtube.com/watch?v=Lxxq2WNdPeA
02.GIVE ME LOVE
http://jp.youtube.com/watch?v=N__puYadFEQ
04.City Wind
http://jp.youtube.com/watch?v=V01ht8SV25Q
05.ねえ 寂しくて
http://jp.youtube.com/watch?v=n2xXpDoaMz4
07.DAYBREAK
http://jp.youtube.com/watch?v=314E2N6zh9w
08.WOW 素敵!
http://jp.youtube.com/watch?v=9iVl2PSgFLw
10.LIFE
http://jp.youtube.com/watch?v=MCL8BG8Y__8
675名無しのエリー:2007/10/12(金) 00:46:46 ID:+dczYBuw0
入門に最適=それしか褒めるところがない
676名無しのエリー:2007/10/12(金) 01:07:59 ID:NchfCdSx0
>>669-671
乙だが12番目は12th(twelfth)だぜ
677名無しのエリー:2007/10/12(金) 08:32:50 ID:eiQGS7b90
674は他のスレにも貼ってるから相手にしないこと
678名無しのエリー:2007/10/12(金) 14:43:30 ID:E6pFZab4O
モーサムの新譜を誰かお願いします。
679名無しのエリー:2007/10/12(金) 15:04:54 ID:dVlyw9Hn0
入門に最適=良くも悪くもそのアーティストらしい

俺の認識

ちなみに>>667な俺が>>671に乙
680名無しのエリー:2007/10/12(金) 17:52:24 ID:1uj4EagIO
大塚愛のアルバムの評価お願いします
681名無しのエリー:2007/10/12(金) 23:01:18 ID:JyL0X4/l0
>>680
このスレの前の方に書いてあったよ
682名無しのエリー:2007/10/13(土) 00:20:32 ID:dseCanPCO
まとめはまだか
683名無しのエリー:2007/10/13(土) 01:27:41 ID:b+wxkxJY0
いつまでもネット環境が整わないのでネットカフェで書いてみました。

耳鳴り/チャットモンチー

1.東京ハチミツオーケストラ ★★★
結果的にトラップとなっている「妥当な」オープニングナンバー。いかにも
吹奏楽部でルーディメント体得しました的な(実際そうなのかは知らないが)
高橋のマーチングドラムが曲を牽引する。橋本の甘めのボーカルと荒々しい
ギターの対比が意外だったり、未熟な自分を「柔らかな幼虫」などとグロい
ものに例える女子離れしたセンスを見せたりと、いくらかの違和感はある
ものの、全体的にはよくある感じの曲。普通のバンドだね、と油断させられるが
次曲以降は…。

2.サヨナラGood bye ★★★★★
丁寧にこじんまりとまとまりがちなガールズバンドの傾向を打ち砕き、とんでもなく
オルタナな所に旗印を立てた曲。何だったんだ1曲目。全然キュートじゃないが、
スーパージャンキーモンキーのように技術でねじ伏せてくる訳でもなく、感覚的。
大抵のギャルバンはやはり歌を歌うために演奏をくっつけている印象なのだが、
彼女たちはまずコードと構成を決めて、ジャムって曲の形を決めた後メロディを
乗せてるような印象。深海の生物を紹介する教養番組のBGMのような、
不思議な神秘さのあるAメロがナイス。

3.ウィークエンドのまぼろし ★★★★★
前曲に続き女子離れした、バクホンみたいな曲。赤黒くておどろおどろしい
イメージの演奏が続く中、突如カウベル登場。だが和まない。木魚みたいで
怖い。天然なのだろうがギターが下手で、音の切り方がぎこちないのが
また怖い。スピッツ等のように徐々に盛り上げる滑らかな演奏技術がなく、
突如として展開するのも予測不能で怖い。詞の内容以上に演奏が不吉で、
「最悪な日曜日」というフレーズだけが強く耳に残ってしまう曲。
684名無しのエリー:2007/10/13(土) 01:28:22 ID:b+wxkxJY0
4.ハナノユメ ★★★★
メロディアスなガールズロック。技術的に高橋のドラムを拠り所にしているせいか
彼女得意のマーチングドラムが多く、結果的に彼女たちの「戦う女子」的な
勇ましいイメージの定着に一役買っている。そこで一応GO!GO!7188との
差別化はできている印象。洋楽への媚びのない、思いのままのメロディメイクが
印象的。

5.どなる、でんわ、どしゃぶり ★★★
別れを歌ったへヴィな曲。演奏が上手い訳ではないが、アイデアが浮かぶと
積極的に仕掛けてくる攻撃的な演奏のおかげで曲がマンネリしない。同時に
ゴチャゴチャととっ散らかった印象も受ける。曲単体で見れば「演奏がタイトなら
もっと良かった曲」なのだが、全体的にはルーズでカオスな演奏技術は
彼女たちの天然の武器なので、上手くなられても困る気がする。

6.一等星になれなかった君へ ★★
野太いリフで曲の軸を組み上げたシンプルなロック。Aメロのスネアの残響が
変にルーズだったり、節々でベースの音粒が悪かったりと、引き締まっていた
方が良い部分が緩んでいる印象で、飽きやすい曲。

7.おとぎの国の君 ★★
微妙なベースを前面に出したイントロから始まる気だるい曲。コードを3つ位しか
使っておらず、非常にシンプル。ありがちなメロディで埋まってしまった感じで、
全体的に淡々とした印象。
685名無しのエリー:2007/10/13(土) 01:29:33 ID:b+wxkxJY0
8.恋の煙 ★★★★★
M4同様、問答無用に歌メロをギュッと詰め込んで力技でテンションをパックした
メロディアスな曲。橋本の作曲傾向がつかめない…。節々でリズムは怪しいが、
ともすれば足を踏み外しかねないほど盲目的な女子の恋心を表現している、
とも言えるかも。メイクもお洒落もバッチリ、という女子ではなく、生々しい
部分をどこかむき出している女子という感じ。ラストのサビではスネアの音程が
はっきりとAの音を鳴らしているように聞こえ(自分はスネアのキーまで
気にすることは普段ないが)、大塚愛の「プラネタリウム」の最後のコーラスの
ような響きを曲に与えている。偶然なのか!?

9.恋愛スピリッツ ★★★
いきなり独唱で始まるスローめのラブソング。詞的にもああラブソングという
感じだが、アレンジが女子じゃない。彼女たちの曲にはラブバラード定番の
美しいピアノやストリングスが基本登場しない。余韻を残しつつフェード
アウトする曲もなく、必ずズバッと終わる。おそらく自分の一方的な恋心をも
「美化したい」という女子的な心理が欠如しているためで、全般的に
ストレートで怖い。そして表現者としては正しい、という印象。

10.終わりなきBGM ★★★
もはやどこから作ったのか分からない不思議な曲。いきなり5/8拍子で
始まるAメロ。そして2周目のAメロでは同じ歌メロを8/8拍子に乗せ直して
いる。ほんとに攻撃的だわ。今作中では影の薄いベースも、この曲では
独特なライン取りで個性を発揮している。

11.プラズマ ★★★
次から次へとメロが登場し、どれがサビだか分からなくなる曲。一聴目の
印象で、詞のループ的に「ここまででサビ1周」と思ったところまで、全部
ひっくるめてAメロだったような印象。間奏の下手なギターも不思議と魅力的。
686名無しのエリー:2007/10/13(土) 01:31:07 ID:b+wxkxJY0
12.メッセージ ★★★
今作中唯一ピアノが登場する。が、ポツポツと呟くように鳴ってるだけ。怖い。
無機質なドラムも何だか怖い。歌唱力的に無理があるのもまた怖い。
曲も終盤にさしかかると重低音ギターが登場し、詞的にも不吉なところで
ふと曲が終わる。怖い。

13.ひとりだけ ★★
ギターが轟音すぎてドラムの音が潰されているが、導入は2ビートか。
メロディはかなり他曲と被っている印象。演奏面で彼女達なりの仕掛けを
多数用意し、思うがままに詰め込んだロック組曲。ザ・フーの2ndのような
奇妙な締め方だが、彼女達の考えるアルバムのラストナンバーとは
こんな感じなのだろう。

総評 ★★★★
偶然なのか!?6人いるMARIAよりも遥かに骨太なロックを鳴らすオルタナ
3人娘、チャットモンチーの1st。演奏が上手いというタイプではないが、
スゲエ思い切りがいい。トータルタイムは50:50だが、まさにフィフティー・
フィフティーな内容。ほぼ全編イチかバチか。やってくれたプレイと
やっちゃったプレイが混在する、非常にロックな仕上がりになっている。
一聴目のインパクトにかなり比重を置いた一撃必殺な出来で、繰り返しの
鑑賞にはもろい気もするが、その姿勢もまたロック。聴き手が要求する
技術の質によって印象がかなり変わり、人によっては「こんなのどこが
面白いんだ」となる。そしてその場合それで正解。基本的に無自覚な才能で、
本人達が確信的に「どうだ!」と今の音を鳴らしているというより、結果
出た音が面白かったので周りが評価しだして今に至る、という印象。
偶然が重なって誕生したかなりの珍種ではあるので、レベルが上がったら
変な特技を覚えるかも、という期待はできるのでは。
最前線に送り込まれた女子たちの明日はどっちだ。
687まとめ人:2007/10/13(土) 01:40:20 ID:Kj9a9YDp0
>>682
ゴメソ。今日中にうpするお。
688名無しのエリー:2007/10/13(土) 04:21:24 ID:r/28Up+3O
安藤裕子よろしく
689名無しのエリー:2007/10/13(土) 09:24:08 ID:bBPK1XZNO
需要とか無視してブランキーのアルバムを。

HARLEM JETS/BLANKEY JET CITY

01.SEA SIDE JET CITY ★★★★
シングル曲でアルバムのオープニングを飾る曲。後期ブランキーを象徴するようなポップなロックンロールナンバー。テンポがよくノりやすいのでブランキー初心者にもオススメ。

02.CAMARO ★★☆
1曲目から一転してひたすら重たーいサウンドがズカズカ入ってくる。途中で祭男爵みたいな声(よくわからんがw)が入っているけどあれはいらない。

03.ADVENTURE OF GOOPY ★★★
ダークな感じの曲。聴きやすい曲で電子的な音やサビのメロディが印象的。

04.PANTERA ★☆
前後に良曲があるせいかイマイチ頭に残らない曲。捨て曲とはこのことだろう。とにかく影が薄いです。

05.SALINGER ★★★☆
後のベストにも収録されてる曲でこちらも初心者にオススメできる。ラストまでの盛り上がり方がキレイ。
690名無しのエリー:2007/10/13(土) 09:25:47 ID:bBPK1XZNO
06.不良の森 ★★★
10分を越える曲だが、ぶっちゃけもっと短くていい。歌詞はベンジーの優しさが表れていていいんだけど"劣化版・悪いひとたち"のイメージが拭えない。

07.SWEET DAYS ★★★☆
シングル曲。"不良の森"で沈んだ気持ちを払拭するかのような清涼感あふれるナンバー。爽やかでいい曲だけどこのアルバムの中では少し浮いているかも?

08.動物実験撲滅ソング ★★
タイトルも歌詞も全くもって意味不明な曲。アルバムの中で小さくまとまっていてやや退屈。ただ個人的にはなかなかのスルメ曲です。

09.DERRINGER ★★★★
もともとは"SWEET DAYS"のカップリング。鐘の音とベースの音が見事にマッチしていてカッコいい。ベースラインが印象的。

10.リス(STRIP ver.) ★★
"SEA SIDE JET CITY"のカップリングの完全な弾き語りバージョン。しんみりと悲しくなっていく曲。アルバムの終わりを感じさせる。

11.COME ON(VERSION1) ★★★
ブランキーにしては珍しい100%ポップな曲。"リス"でしんみり終わるかと思いきや、この明るい曲がラストナンバー。ブランキーらしさはあまり感じられない「普通にいい曲」

総評 ★★★
ブランキー好きにはイマイチ、初心者にはなかなかといった感じだと思う。
691名無しのエリー:2007/10/13(土) 10:21:36 ID:9q4uU0vE0
01.愛のスキスキ指数 上昇中 ★★★
 これが最初の恋愛なのかと思うほど初々しい歌詞の曲。
 終始キラキラした音がそれを余計引き立てていて、聞いてる方が恥ずかしくなってくる曲。
02.胸さわぎスカーレット ★★★★★
 前曲は両想いの初恋っぽかったが、こっちはその前の状態。片思い状態の初恋。
 シングル曲だからか、結構音がしっかりしている。
03.思い立ったら 吉でっせ! ★★
 メンバーの中の3人で歌っている曲。なんかコミカルな音使い。
 これを2曲目にしたほうがしっくり来たかな。
04.VERY BEAUTY  ★★★★
 この流れで来るミディアムバラードの曲。つんくのバラード曲では結構いいほうにはいる曲。
 サビのユニゾンが妙な浮遊感をもたらしていて、心地いい曲。
05.笑っちゃおうよ BOYFRIEND ★★★
 カントリー娘でもやっていたドゥーアップの曲。あちらは完全に失敗だったと思うが、こちらは幾分マシか。
 このアルバム中一番古いシングル曲で、ここまで入っていなかった男性のコーラスがこの曲では入っている。
 どんどん声が重なってくるサビの展開が楽しくて好き。
06.私がすることない程 全部してくれる彼 ★★★
 メンバー中2人で歌うミディアムバラード曲。なんでも先回りしてやってくれる彼への曲。
 ようはピンクレディーの「UFO」を、等身大にしてさらに幼くした曲。
 歌詞は幸せ感が漂っているのに、なにか不安を払拭しきれていない感じだ漂っている。
 間奏だけなんとなく昭和っぽい印象。
692名無しのエリー:2007/10/13(土) 10:23:17 ID:9q4uU0vE0
07.サヨナラ 激しき恋 ★★
 ここまでの平和な流れを引き裂く激しいアレンジの曲。ここまで来て初の失恋ソング。
 ギター系の音が走り回ってる。唯一のカッコイイ系の曲。
08.告白の噴水広場 ★★★★★
 見事なまでの昭和歌謡風な曲。おかげで前曲が完全に浮いた。
 告白をして返事を貰うまでのドキドキ感を描いた曲。
 上手く期待感と不安感が表現できている曲だと思う。
09.スプリンター! ★★★
 メンバー中の2人で歌う曲。なんか、フィンガー5を彷彿させられた曲。
 なぜ前の曲の直後にこれを配置したのか、非常に聞いてみたい。
 ブラスがなかなか派手な曲。
10.サクラハラクサ ★
 なんか、全く意味不明な曲。アレンジと歌詞が歩み寄ってない曲。
 そもそもタイトルからしてよく判らんが。失恋ソングを激しいアレンジにするのがつんく内の流行?
 激しさは07並だが、あちらと違ってこちらは完全にデジタルサウンドで構成された曲。
11.桜→入学式 ★★
 「明日、入学式です」って曲。こちらも重めのアレンジ。桜っぽさは全く感じない。
 この曲なら普通に1と似たようなアレンジにしときゃいいのに。

総評 ★★
 まあ、2004年のデビューから3年たってようやく曲と歌ってる本人達の等身大の年齢が近づいて来たかなと。
 ここまで来てようやく、ハロヲタ以外にも聞いてもらっても問題ないようなアルバムになった。
 まだ子供っぽい声のメンバーもいるが、初期の頃のように全員が子供っぽいわけじゃないので、まあまあ聞いていられると思う。
 ただ、最後の2曲はいらなかった。

>>691-692 Berryz工房/4th 愛のなんちゃら指数
693名無しのエリー:2007/10/13(土) 12:19:15 ID:JuPnGGF1O
おっ
694名無しのエリー:2007/10/13(土) 13:51:24 ID:FOVamJqW0
>>686
>>690
>>692


チャットは確かに確信犯と言うよりは偶然だよな
695まとめ人:2007/10/13(土) 16:01:54 ID:Dw0y2myr0
ヽ(`Д´)ノ1st.〜14th.コンプアゲ!!




⊂⌒~⊃。Д。)⊃
696名無しのエリー:2007/10/13(土) 16:07:08 ID:t9Kr7IOeO
⊂⌒~⊃。Д。)⊃<まとめ人乙ぅぅぅ!!
697名無しのエリー:2007/10/13(土) 17:33:14 ID:kPJ+Eea5O
>>686
怖い連発ワロタw
レビュー見てから改めて聴くと、わかる気がする
698名無しのエリー:2007/10/13(土) 17:55:45 ID:GGGrNU0R0
MATOMEOTU
699名無しのエリー:2007/10/13(土) 20:28:27 ID:K15DaX+W0
まとめ人お疲れ様でした
700名無しのエリー:2007/10/13(土) 20:48:01 ID:IWEdlZEF0
>>695
乙でした

>>698
IDすげえw
701名無しのエリー:2007/10/13(土) 22:40:26 ID:FOVamJqW0
>>695
死んでるwww
一万年と二千年前から乙
702名無しのエリー:2007/10/13(土) 23:08:03 ID:C8HwAYPn0
>>695
コンプテラ乙
703名無しのエリー:2007/10/13(土) 23:18:41 ID:LRv/9xqC0
1.melt down ★★★★
クリーンなギターのイントロから、即超絶エモーショナルなメロディを展開。
息をつかせぬまま畳み掛ける。疾走感溢れてます。

2.calling ★★★☆
洒落たイントロから淡々と歌い上げるボーカル、 サビは90年代ポップスを彷彿とさせるほどポップ。
各パートの絡みが印象的。

3.ACT ★★★★
全編メロディアス。この一言に尽きます。ボーカル三人の歌い回しが綺麗。
アウトロのギターのカッティングが堪らない。 個人的にこのアルバムのベストトラックです。

4.a lie ★
一分弱の尺の短いインスト。
序盤3曲飛ばして、4曲目でインストを挟み次曲に繋げるパターンは前作の名残でしょうか。

5.frames laid out ★★★
ミニアルバム「fate effects the surface」収録のナンバーを再録。
演奏はよりタイトになり、ギター全体に新しいエフェクトが加わってます。
これは再録前から思っていた事だが、アウトロは明らかに蛇足だと思う。
まあ「良い」と取るか「悪い」と取るかは、聴き手次第なんですけどね。

6.Car Chain ★★☆
しっとりとしたミディアムナンバー。 これもボーカル三人の歌い回しが印象的ですね。
3分弱で一回曲が切れるんですが、私的にはそこで終わっても良かったかな・・・と。
アウトロのフェードアウトで間延びしてしまっているので。
704名無しのエリー:2007/10/13(土) 23:22:12 ID:LRv/9xqC0
7.hold in your arms ★★☆
一風変わったドラムパターンにロンスケお得意のオクターブ奏法を駆使したギターの絡み合い。
無難に良い曲です。ですがこれといって印象に残らない。

8.Delete ★★★
菊川さんの切ない歌い出しから始まるミディアムテンポの曲。
転調が激しく、ラストにかけて一気に疾走。
大西さんの声もまた切なく、泣けます。

9.Standing in the city lights ★★★☆
やられました。ポップなミディアムナンバーと思わせておいて、ラストで爆発。
刻んできたメロディを崩すことなく、ラストまで疾走。疾走するのみ。

10.The day rain changes to the rainbow ★★☆
こちらは2ndアルバム「Upstairs for the bed」のからの再録。
ツインギターになった事で深みが増しています。
この位置に持って来ることで中盤で失速した流れを持ち直しています。

11.erasing your memory ★★★★
哀愁漂うメロディーライン、その中にどこか優しさを感じる歌い回し。
心を揺さ振られます。何度も聴く事で良さが出て来る所謂「スルメ」な曲。



総評 ★★★★
前作「triangle to square」からの正統な進化形。曲に3人時代の面影はありませんが。
全編通してエモーショナル、38分とは思えないほど濃厚です。
705名無しのエリー:2007/10/13(土) 23:23:38 ID:8+zzDUoL0
乙、誰の何てアルバムか書いてくれ
706名無しのエリー:2007/10/13(土) 23:30:29 ID:LRv/9xqC0
書くの忘れてました。

10月3日発売の
WRONG SCALE/bed and board
です。
707名無しのエリー:2007/10/14(日) 09:54:38 ID:OKKYOqmd0
>>706
最近ロンスケ気になってたんだ 乙
708名無しのエリー:2007/10/14(日) 21:18:52 ID:f5j6O9t30
誰かPOLYSICSのレビューお願い
709harshrealm 『she/underwater』:2007/10/15(月) 00:01:45 ID:nU2AEvVO0
01. cruel division ★★★
シーケンスとヘビーなギター、シャウトあり泣きメロあり、轟音と浮遊感。
バンドの音楽性の傾向が掴める導入曲でしょう。

02. es:id ★★☆
コンプレッサーで潰したバキバキなドラムと、ヘビーなリフで装飾した攻撃的な曲。

03. strange days ★★☆
EBM風の4つ打ちにアレンジされた、1stシングル曲のアルバムバージョン。

04. subsequence ★★☆
唯一、コンポーザーのFINNがリードボーカルをとっている曲。
ギターがちょっとシューゲイザー入ってます。

05. behind ★★☆
ニューウェーブやエレポップ好きの人なら星がいくつか増えるでしょう。

06. blue eyes ★★
3拍曲。静謐な雰囲気のピアノに音が足されていき、叙情的に盛り上げます。

07. mattress ★☆
アンビエント〜エレクトロニカ風のインストゥルメンタル。

08. butterfly effect ★★
ハードエッジなギターとエキセントリックなボーカル。
ギミック的なブレイクビーツと変拍子。アッパーかつ奇妙な印象を残す曲。
710harshrealm 『she/underwater』:2007/10/15(月) 00:03:05 ID:nU2AEvVO0
09. cell ★★
BPM的にもスロウで、アルバムの中でも特に重厚さが際立つ曲。

10. my harness ☆
ビートがループする30秒ほどの短いインタールード。

11. misery loves company ★★
ヘビーなリフを中心に展開。M2"es:id"よりもフラットな安定感あります。

12. perspective to past sentences ★
洋画からサンプリングしたものでしょうか、何事かを囁きあう男女の音声。
サーフィスノイズがプチパチとピアノの演奏に重なるインストゥルメンタル。

13. hommage ★★★☆
これは間違いなく名曲でしょう。キュアーを意識して書かれた曲とのことですが、
ニューオーダーやデペッシュモードのようなエレクトロニックなロックに近い印象です。
デイブガーンを思わせる魅惑的なバリトンがメランコリックなメロディを歌い上げる。

14. harshrealm ★★★
バンド名を冠するだけあって、彼らの音楽性が凝縮されたトラックです。
M1"cruel division"とよく似た構造、展開を持った曲。

15. sleepy hollow ★★☆
アルバムの最後を締め括るにふさわしい、劇的に大仰な曲。ひと通り展開した後、
即興演奏的なピアノが儚いフレーズを奏でながらフェードアウトしていきます。
711harshrealm 『she/underwater』:2007/10/15(月) 00:05:37 ID:nU2AEvVO0
総評 ★★★
今のところ、ほとんど無名の福岡のインダストリアルバンドの1stアルバムです。
最近風の音作りではありますが、インダストリアルという様式が80〜90年代のもの
なので、どうしても時代から半歩遅れた印象を受けることは否めないでしょう。
全英詩であることや、クセあるボーカルも聴く人を選ぶと思われます。

インディーズですがマニアックではない、高い完成度とポップさを兼備しています。
ソフトバレエやブンブンサテライツあたりのポストを狙えるバンドではないでしょうか。

客観性を意識して評価は低めに、要点を絞って短めに書きました。
初回盤に含まれる、他ミュージシャンによるリミックスは蛇足なので紹介していません。

参考URLを貼っておきます。まとめサイト転載時は削除するなりしてもらって構いません。
ttp://www.myspace.com/harshrealm
ttp://www.audioleaf.com/harshrealm/
712名無しのエリー:2007/10/17(水) 01:57:32 ID:ZrRYkkTDO



過疎ってるな…
713名無しのエリー:2007/10/17(水) 14:24:34 ID:FJMjH09LO
むやみにレビュー連投されるより丁寧なレビューをのんびりアップしてくれた方がいいけどね
714名無しのエリー:2007/10/18(木) 16:22:55 ID:6vWPkxRL0
>>709-711 乙。それでは自分も

明日のために〜Forever More〜/上木彩矢

1.世界中の誰もが ★★
良くも悪くもビーイング・ギザの伝統、80'sテイストのロックに歌謡曲なメロディが乗ったオープニングナンバー。
時代をどうしたいんだ…。あらゆるアーティストと被るため強烈なインパクトがあるわけではないが、特定の世代にとっての正義のロックか。
能力で勝負させる方針なのか、他のギザ系に比べ歌に過剰なエフェクトがかかっていない印象。アウトロのラララが懐かしい。

2.明日のために ★★
歯切れの良いリズミカルなボーカルが印象的なアップテンポの80'sロック。ビート意識の高い彼女にとってはこの手の曲が主力か。
タイトなビートよりもゆらぎが生むうねりが好きな人にとっては今作の曲全般が不向きかも。
サビ前のコーラスが懐かしい。

3.YOU&ME ★★★
浜田麻里的な80'sロック。高音の発声時も声が濁らず、歌が曲の軸として堂々と役割を果たしている印象。
リズムパターンからギターリフまで何もかも懐かしい。曲自体は今更な感じなのだが、
本人の能力を考えると最も適した路線かも。

4.Tears ★★★
年配ギタリスト御用達のアメリカンHR派生リフから始まる80'sロック。
曲自体は美メロとも、珍しいメロディとも思わないのだが、それで勝負できるだけの歌の表現力はあるため普通に聴ける。
歌唱力より楽曲重視のYUIと対照的。というかYUIの曲の大半は上木に歌わせたほうが活きるので、
ある意味YUIの歌唱力に疑問符を突きつける天敵。

5.ココロが..もう少し ★★
物々しいシンセと電子音で始まるが、曲が進むにつれいつも通りになる80'sロック。
バスドラ4つ打ちのダンス系とかも全然試していい能力の持ち主だと思うのだが、あくまでロック。
今のシーンでの打込み系女性シンガーは、小洒落た曲に溶け込むように歌う無機質タイプがメインなので、
彼女が熱血ダンスビート路線をオプションで押さえといても面白い気がするが。
715名無しのエリー:2007/10/18(木) 16:23:40 ID:6vWPkxRL0
6.夢の中にまで ★★★
憂いのあるメロディに挑戦した曲。イントロのSEやジャンジャンと派手なオーケストラヒットがいかにもギザな80'sロック。
BoAのような踊りながら歌うロックというイメージ。トライセラの「踊れるロック」とは無関係。

7.眠っていた気持ち 眠っていたココロ ★★★
演奏のアイデア全般が仰々しい80'sロック。ほんとにこんな曲を何度聴いたか分からない。
歌の音符が密集したアップテンポの曲でこそ彼女の真価が発揮されることが良く分かる曲。
特にサビの歌はアタックがはっきりしていて音粒が良く、強弱の付け方にも意図があるため、曲を牽引するノリが出ている。
大抵のソングライター系バンドのボーカルはそこまで気が回らないことを考えると貴重なのだが、上木は曲が…。

8.もう帰らない ★★★
6/8拍子のゆったりした80'sロック。曲自体は惰性でいくらでも書けそうな程度の出来という印象だが、
歌を前面に出したバラードのため、歌唱力そのものを堪能するには良いかも。

9.Forever More ★★
ビーイング・ギザのマンネリの集大成とでも言うべき既聴感に満ちた80'sロック。
永遠だけでは物足りず、おかわりを要求してしまった凄い曲名だが、楽曲が思いっきり閉塞的なので…。

10.youthful diary ★
もちろん80'sロック。サビで他人の曲とごっちゃになって、どっちがどっちだか分からなくなる
既聴感マジックが発生するほどベタ。デジャヴ大好きな人を狙い撃ちする意図でもあるのだろうか。

11.見せかけのI LOVE YOU ★★
いわゆるシングル質なイントロで入る80'sロック。サビの「闇に咲いた〜」のフレーズでラルクの何かの曲を思い出す。
今作全般でそうだが、サビの導入の仕掛けがベタで大げさすぎるため、各曲の区別がより一層つきにくくなっている印象。
716名無しのエリー:2007/10/18(木) 16:24:49 ID:6vWPkxRL0
12.叶わないなら〜winter lovers〜 ★★
終盤に相応しい、ぐっとポップスに寄ったバラード。所々で意外に柔らかい声も聴かせる歌い分けぶりでじっくり歌い上げるが、
楽曲自体の出来はかなりどうでもな感じ。

13.星の降る夜には A constellation〜2007 ★★★
さらにバラード。ベースが調子に乗って乱発するグリスが面白く、型はまり気味な今作中の冒険要素として効いている。
1曲終わるとさらにさらにバラード。もはや嫌がらせ。ロック色を廃してピアノとストリングスで仕上げているが、
これが今作中でも最高級のパフォーマンスのため、この手をもっとやらせれば作品がマンネリしなかったのでは、と思わされる。
というか全般で能力の割に色々なことを試させてもらえてない印象。

総評 ★★
和製アヴリルとして世に出て、実質的に他の和製アヴリルへの刺客となった印象の上木彩矢の2nd。
曲はかなりやり尽くされてきた、ボンジョビよろしく大げさで大味なアメリカン80'sロックという印象で、
詞も何度似たフレーズを聴いたか分からないほどベタなので、一聴目から既聴感満載でウンザリなのだが、
歌唱力も演奏技術もしっかりしているので意外と聴けてしまう。
アタックが強くメリハリのある歌で曲にビート感を与える、ノリ重視の王道ロックシンガー。
実力は充分だが、Salyuや伊藤由奈等に比べ発声に個性がなく、あまたの女性シンガーと区別が難しいのが難点か。
昔から日本の市場ではこの手のシンガーは飽和状態で、中古CD屋の処分コーナーに並ぶアーティストでも
浜田麻里、PEARL、松田樹利亜、久松史奈等ライバルにキリがなく、個性という点では今の所分が悪い。
もっと現役寄りで彼女に近いスタイルのシンガーだと愛内里菜、水樹奈々あたりとなるが、どっちのライブにも行きたくねえという人は
彼女に落ち着くのでは。ベクトルが真逆のカエラのファンには用なし。
717名無しのエリー:2007/10/19(金) 13:42:14 ID:8vbS4kyn0
乙!
ここまで語ってくれると
聴いたことない俺でも読み物として楽しめるわw
イイネ!!
718名無しのエリー:2007/10/19(金) 15:13:49 ID:HEc6cqAv0
>>716

確かに上木の曲は今更感が漂いまくってるよな 愛内、水樹タイプなのは同意だがこの二人の曲も・・・


誰か勇気と元気と暇が有る人
七尾旅人の新譜レビューやってくれ(笑
どうも聴く勇気が起こらない
719名無しのエリー:2007/10/20(土) 22:59:41 ID:2VqYVlCv0
あの量を全曲レビューするのは書き手も読み手も拷問な希ガスwwww
720名無しのエリー:2007/10/21(日) 00:30:28 ID:RNVMj7I/0
>>695
今気づいたんだけど、小谷美紗子は「こたに」ではなく「おだに」なので、
「あ」行に入れてくれるとファンとしては有難いw
いや、レコ店ですら間違いが結構あるんで慣れっこなんですけどね。
721まとめ人:2007/10/21(日) 03:44:51 ID:Lk9v/btY0
>>720
すみませぬ。アンド、ご指摘サンクスです。
早速ですがコソーリ直しておきました。(^^;;

ちなみに、今スレ分は次スレが立った瞬間にうpできるようがんばります。(`・ω・´)
722名無しのエリー:2007/10/21(日) 12:59:14 ID:4l3rJgBb0
『All of タンポポ』/タンポポ


1. 乙女 パスタに感動 ★★★
明るく楽天的なギターのリフに導かれて思わず体が揺られてしまう、木村カエラが歌ってそうな
愉快で楽しいポップロック。
言葉の語尾を繰り返すバカっぽくも楽しげなバックコーラスがこの曲のキモだろうか。
「ビデオ返しわすれた(れたれたれたれた…)」の部分が妙に耳に引っかかる。

2. 恋をしちゃいました!★★★★
1曲目を引き継ぐガールポップ。タフで陽気なドラムとギターがウキウキ感を増幅させる。
間奏の優雅なチェンバロ・ストリングスにも並々ならぬ気合を感じる。
曲名と携帯メールが登場する歌詞からYUIの「CHE.RR.Y」を思い出すが、
6年前に発表されたというこの曲の方が、つんく作詞だけあってシチュエーションに凝りまくっている。
「デートの途中にメールした」の部分が秀逸。よく思いつくなこういうの。

3. 王子様と雪の夜★★★
鈴と鐘の音がフィーチャーされたクリスマスソング。ありがちなベタな曲かと思わせるが、
間奏にふと入ってくるワイルドなギターソロが異彩を放つ。
歌唱力のレベルの違う4人の歌がパーツのように組み合わさって構成された曲なので、
聴いてると「下手だなぁ…」と笑いそうになるパートもあり、それが良いフックになっている。

4. ラストキッス ★★★★
1〜3曲目が4人体制の2期タンポポで、この4曲目から7曲目までは3人体制の1期タンポポ。
1期と2期は元々のコンセプトが全く違うようで、ここからアルバムのカラーが変わる。
1〜3曲目は生音主体だったがここからはクールな打ち込み主体。
ストリングスにわざわざ金原千恵子たちを起用していて1期とは力の入れようが異なっている。
切なすぎる歌詞を容赦なく煽る冷たい質感のメロディーとキーボードが美しい。
723名無しのエリー:2007/10/21(日) 13:00:01 ID:4l3rJgBb0
5. Motto★★★
ディープなR&B曲。歌詞もぐっと年齢が上がっている。
ここではベースにウィル・リー(12年前スマップのアルバムに起用された時業界中で大騒ぎになった名手)
を起用。やはり力の入れ方が違う。グルーヴィーなリズム隊とシンセの絡みが印象的だが、
メンバーのコーラスワークもなかなかのもの。

6. たんぽぽ(Single Version) ★★
前2曲とは打って変わってありがちな、軽快で爽やかなポップス。
大人びた歌い方と爽やかな音のギャップが結構面白いが、曲としては平凡か。

7. 聖なる鐘がひびく夜★
1期メンバーによるクリスマスソング。曲の雰囲気は2期のメンバーが歌ってもおかしくなさそうな
ノリだが、こちらのメンバーの方が歌唱力が上なのでハモリが綺麗である。
綺麗過ぎてよくありがちなクリスマスソングになってしまっている。

8. I & YOU & I & YOU & I★★★★
2期による曲。2期の曲はもう「ポップロックしかやりません!」という感じなのだろう。
上手くハマっていると思う。独特な歌唱力を生かすにはコレしかない。
松浦アヤヤが歌ってそうな曲だが、個人的に彼女の無機的にも感じられる声が苦手なので
こっちのが楽しく聴ける。ヘタだけど。

9. 誕生日の朝★★★★
1期による曲。じわじわと盛り上がっていく曲とコーラスが美しい。
つんく、良いメロディー作るなぁとただただ感心。これが出た頃ってモーニング娘も
そこまで売れてなかったはずだし、仕事量も少なく全力投球出来たのだろう。
724名無しのエリー:2007/10/21(日) 13:01:20 ID:4l3rJgBb0
10. A Rainy Day★★
1期による、スカ風味な曲。異様にうねるベースプレイと妖艶なエレピが耳に気持ちよい。
歌声がうまくまとまり過ぎている気がするので、その分聴き所はオケにあるのでは。

11. BABY CRY★
2期による、生バンドを迎えて作られた曲。メロディーに妙にやっつけ仕事感がただよう。
悪っぽいイメージを打ち出そうとしたのだろうが、あまりハマっていない。

12. 年末年始の大計画 ★★★
2期による曲。穏やかながらも幸せムードが漂うメロディーを彼女らなりに壮大に歌う。
変な曲名だが、アルバムのラストに収まっていそうな感動的な曲である。
2期でオリジナルアルバムを作ってないというのが何とも勿体無い。

13. たんぽぽ(Grand Symphonic Version)★★
新加入した2期のメンバー2人のボーカルを加えて再録。総勢5名での新バージョンである。
なぜこの平凡な曲を再録…と思ってしまうが、 ラルクの「虹」や宇多田ヒカルの「光」のように、
自身の名前を冠した曲は本人にとってもファンにとっても重要なものになる。
「たんぽぽ」も、本人たちやリアルタイムで応援してたファンたちの思い入れの強い曲なのだろう。
ボーカル新録だけでなく新たなアレンジも施されている。
優雅ながらも素朴なオーケストラサウンドがまさに「タンポポ」といったところだろうか。

725名無しのエリー:2007/10/21(日) 13:02:15 ID:4l3rJgBb0
総評★★★☆
モー娘から派生したユニット・タンポポがリリースした全シングルなどを収録したベスト。
構成メンバーによって1期と2期に分かれている。
打ち込み主体で作られたクールな音と流麗なストリングスが印象的な、大人なイメージ1期と、
生音主体で作られた、可愛らしいブリティッシュポップな2期。
どちらもなかなか魅力的だが、歌唱力の弱さを武器にしてしまっている2期が特に面白い。
メンバーの歌唱力の差がかなりあるように聴こえるが(誰がどの声かはモーヲタに聞こう)、
曲自体がポワンとしているので下手な歌でも妙にマッチしている。
歌詞に出てくる「あなた」はどれも「派手さは無くて平凡だけど優しくて素敵な人」という設定。
ゆえに聞いている聴き手の妄想が入る隙間が上手いこと用意されている。
1期と2期の曲が混在しているのでアルバムとしてのまとまりは皆無だが、それだけ幅広い音楽性が楽しめる。
つまんない曲も一部あるものの、出来のよいガールポップが聴きたければおすすめの一枚。
中古で250円が相場だし。
726名無しのエリー:2007/10/21(日) 16:08:20 ID:2LjFAEYy0
どなたかあの邦楽一の問題作とも称されるBUCK-TICKのsix/nineを
レビューしてくれませんか?
727名無しのエリー:2007/10/21(日) 17:51:33 ID:ukYiZ4JS0
>>725
728名無しのエリー:2007/10/22(月) 00:56:57 ID:isi3foMW0
>>721
    ヘ⌒ヽフ
   ( ・ω・) d
   / ~つと)
729名無しのエリー:2007/10/22(月) 12:13:59 ID:1aK868mU0
>>722-725
全然興味なかったのにちょっと聴きたくなった
どっか下手でも、そのバランスに妙味を見出すと大抵のものは楽しめるよね
730名無しのエリー:2007/10/22(月) 17:48:52 ID:qw5Vnxng0
>>714-716

つーかどうしてそこでYUIの名前が出てくるのか純粋に疑問なんだけど
完全別物だと思ってるんだが
731名無しのエリー:2007/10/22(月) 19:21:55 ID:4978fg8M0
>>730
YUI→曲の歌謡センスが良いが本人の歌が微妙 現在和製アヴリルと言われたりする事も有る
上木→曲のセンスは古いが本人の歌いこなしが結構良い デビュー時は和製アヴリルを狙い今でも多分狙ってる

傍観者の俺の認識
どちらもアヴリルを意識(YUIはデビュー後に?)される事が偶に有るし
732名無しのエリー:2007/10/22(月) 19:26:04 ID:t/3EUZYc0
そもそもアヴリルと比較される事の方が疑問
733名無しのエリー:2007/10/22(月) 20:55:35 ID:yeyVQXaoO
>>175-179に影響されて書いてみました。
とは言ってもクオリティは遥かに及びませんが……



musiQ/ORANGE RANGE


1.KA☆RI☆SU☆MA ★★
50秒もないインスト曲。
かと思えばYAMATOの声がサンプリングされて入ってる。
意外にもこういうインストで入るアルバムはmusiQのみである。

2.チェスト ★★★
ヘヴィなシングル曲。。
3人のサビ前のラップがかっこよく、2:13秒という長さでもあり、
意外と早く終わる。ただサビの「チェスト!!」の連呼は微妙。
ライブ向けかと。

3.ロコローション ★★★☆
いろいろと騒動があったレンジの代表曲。
Aメロでのラップが巧くハマっていて、歌詞もバカくてエロくて、だが盛り上がる。
女性ボーカルも他のレンジの夏の曲と比べて無理がなく良い。
これであの騒動がなければねぇ……

4.以心電信 ★★
テクノサウンドに歌メロを乗せた曲。auのCMで結構流れてた。
サビがドク○ーマリオとかイントロがワンダー○ォーゲルとかは無しにして、
誰もラップを歌ってないせいか、良くも悪くも普通の曲。
肝心な演奏や構成捻りがなく一本調子。CMで流れて「良い!」て思っても
一曲まるごと聴いてみると「う〜ん」みたいな感じ。
CMのためだけに作られたのかも。
734名無しのエリー:2007/10/22(月) 20:58:03 ID:yeyVQXaoO
5.ZUNG ZUNG FUNKYMUSIC ★★☆
まんまドリフのパクリ。
だが、ノリノリになれるのは確実。サビのアレンジもなかなか良い。
HIROKIのラップがアルバム中一番冴えている。ただ、「ズンズンファンキーミュージック♪」と連呼するのはダサい。

6.パディボンマへ ★
次曲への繋ぎ。どこぞの民族みたいな曲だがシティボーイとの流れは秀逸。

7.シティボーイ ★★★★
全体を通して、レコードのようなチープなノイズが入る。
独特なリズムを刻むKATCHANのドラムと低いボーカルが更に雰囲気を良くしている。
NAOTOのセンスが光る。サビの終わりのところが個人的に好き。

8.謝謝 ★★
あまり頭に残らない。
でも途中の3人のラップの掛け合いみたいなところは良い。

9.男子ing session ★★★
レンジお得意のバカらしさ全開な曲。
ただロコローションとは違って、こっちは夜のクラブを連想させられる。
サビがかなりキャッチー。

10.Beat Ball ★★★★
一転、レゲエのようなリズム。
妙な中毒性がある。YAMATOの歌詞が意味不明(これだけに言えたことじゃないが)。
序盤は音数を少なくして、徐々に盛り上がっていく進行がかなり良い。
735名無しのエリー:2007/10/22(月) 21:01:05 ID:yeyVQXaoO
11.ミチシルベ〜a road home〜 ★★
インディーズ時代の曲をリメイク。
曲の流れやアレンジはかなり好き。
なのだが、あからさまに売れ線というか、感動というか……
つまり普通のJ-POPになっている。もっとレンジらしい面白みが欲しかった。
これも事務所の意向なのだろうか、落陽みたいな残るものがない。

12.花 ★★★☆
パクリとか歌詞はなしにして、純粋に良いと思う。
レンジ流歌謡ポップ。叙情的なコード進行とメロディが妙に心地よい。
また4分ちょいというコンパクトな時間で、余計なものが入ってない。
しかしここまで間奏中の掛け声が入ってるとは……

13.FULL THROTTLE ★★☆
ハードロック的なギター音と、とにかく荒いノイズで突っ走る曲。
ノイズが比較的好きな俺はすんなり聴けたが、たぶんアルバム中一番好き嫌いがわかれる。
よって★一つマイナス。ちなみにYOH作曲。

14.祭男爵 ★
う〜ん、これはどうなのだろうか?
和太鼓とものすごくキャッチーな流れが
前のレビューの人も言ってたジャニーズJr.がやるような曲に聴こえる。
小学生とかは気に入るかも。
736名無しのエリー:2007/10/22(月) 21:02:41 ID:yeyVQXaoO
15.papa ★★★★★
全てが意味不明。メロディも歌詞もアレンジも。
ただ、なんだこの中毒性は?恐らくこのアルバム中一番好きだ。
何故か最後泣きメロになり、演奏がアルバムの中で一番冴える。デジタルなイントロや歌詞からは全く想像できない展開。
この曲が無かったらレンジを見放してたやもしれん。NAOTOの才能って一体……
「パパ、早く帰って来てよ」

16.HUB☆STAR ★★★
1st CONTACTを思い出すようなミクスチャーロック。
アルバム中一番ストレートなロックである。やっぱり構成が巧いと思った。
こういう曲も嫌いではない。

17.Oh Yeah ★★☆
「パラッパラッパッパッパ」がとにかくダサい。
3人の歌唱力の無さも伺える。が、同時にその時代の若さも感じることができる。
最後のサビを「Oh Yeah〜」にしたのは○。

18.SP Thanx ★☆
最後は感動を狙いにきた。どう考えても事務所の陰謀。ストリングスはいらなかった。
RYOのラップからサビ流れが良いだけに安っぽく聞こえてしまった。
だけど、合唱団を使うのは良かったと思う。聴いたあとに余韻が残るのも気持ちいい。

737名無しのエリー:2007/10/22(月) 21:04:25 ID:yeyVQXaoO
19.ジパング2ジパング ★★★★
そしてその余韻を断ち切るかのような怪しいイントロからのインスト曲。
三味線の音が非常にカッコいい。サビは圧巻である。
恐らくNAOTOはSP Thanxで終わらせたくなかっただろう。ちなみに何故かROVOを思い出した。

総評.★★★
売り上げ260万枚を超えたORANGE RANGEのメジャー2ndアルバム。
2ch、というかネットではパクリパクリ騒がれてこの作品の評価はとても低い。
実際聴いてみると、花の大ヒットに続いてこのアルバムもヒットするように、キャッチーでわかりやすい曲が入っている。
が、作曲者NAOTOの抜群の構成力とセンスは全ての楽曲で牙を向けており、決して聴けない出来ではない。
またやはり全体的にボーカルが下手で、演奏も拙い部分がある。
現にこの後ドラムのKATCHANは脱退し、サポートドラマーを付けて演奏的にも楽曲的にも大発展を遂げる。
このアルバムはその通過点でしかない。まぁこのアルバムでなくともひとまずレンジを聴いてみろって話。
ボーカルの声さえ嫌いじゃなければ、たぶん期待は裏切らないと思う。
738名無しのエリー:2007/10/22(月) 21:08:57 ID:yeyVQXaoO
以上。分かりにくくてスマソ
739名無しのエリー:2007/10/22(月) 21:15:55 ID:az8Cg80V0

確かにpapaはそのアルバムでは白眉
740名無しのエリー:2007/10/22(月) 21:16:25 ID:pXBdGf6qO
>>92-95
何?この中二病患者はw
741名無しのエリー:2007/10/22(月) 21:22:19 ID:hgI32JbtP

>>731
なるほどね
でも和製アヴリルと言われてるのを聞いたことなんて一度も(ry
ごく初期は確かに音作り面でも僅かながら意識してたらしいが、最近は違うとおも
関係なんて雑誌で対談してるくらいだろうけどなあ
上木はよく知らないけど、CMとか見る限りだと明らかに狙ってるよな
まあヲタ視点だから、傍から見たら意識してるように感じるのかもね
742名無しのエリー:2007/10/22(月) 21:23:31 ID:hgI32JbtP
ああ、ID違うけど>>730は俺ね
743名無しのエリー:2007/10/22(月) 22:58:27 ID:pXBdGf6qO
>>714
だったら上木にグッバイデイズ歌わせてみるか?厨房が分かった様な事抜かすんじゃねえよ!
744名無しのエリー:2007/10/23(火) 00:14:01 ID:M4PL+sye0
すっごいひさびさに来たら平和になってたw

新作行きます。
信者なので割り引いてもらった方がいいかも。
それにしても情報量が多い。

abingdon boys school/abingdon boys school

・T.M.Revolutionの西川貴教が作詞とボーカルを担当している新人バンドのファーストアルバム。
構成は元WANDSのギタリスト、柴崎浩
スタジオミュージシャン、SUNAOのツインギター。
キーボードとプログラミングの岸利至の4人。
ちなみに岸氏の最もよく知られた曲はテレビ東京「ガイアの夜明け」テーマソングと思われる。


1.As One ★★★
全英詩の柴崎曲。
西川曰く「abingdon boys school校歌」
zabadakを思い出させる不思議な感触の曲なのも道理で、変拍子から始まっている。
突き抜けるような明るい切なさのあるミディアムナンバー。


2.HOWLING -INCH UP- ★★★★★
柴崎曲でセカンドシングル。
ドライブ感がありつつ歪ませまくった音が重厚なギターナンバーで、メロディラインが5つと構成が変則的。
しかしアニメ番組のOPを飾るような華やかさもある。
どこが変わったのかさっぱりわからないのだが、アルバム用にミックスを変えてあるらしい。
745名無しのエリー:2007/10/23(火) 00:15:08 ID:M4PL+sye0
3.Via Dolorosa ★★★★
岸作曲のドラマチックなバラード。
西川の歌唱力の真骨頂を堪能できる。
別れをテーマにした単純な詞だが、「悲しみの道」をタイトルにするあたり、宗教色を感じさせる。

4.INNOCENT SORROW ★★★
柴崎作曲のデビューシングル。
イントロやアウトロにやたらめったら拘る姿勢は最初から健在で、転調に転調を重ねる終わり方がかなりカッコいい。
そのせいか飽きの来ない1曲。


5.DOWN TO YOU ★★★★★
岸作曲。
英語と日本語が入り混じるミディアムナンバーで、狂おしくも物憂げな感じがいい。


6.アテナ ★★★★
ポカリスエットのCM曲にどうだろうと思う程爽やかな柴崎曲。
歌詞も前向き。
al.ni.coを思わせる間奏など、起伏があるので聞き応えがあり心地良い。
746名無しのエリー:2007/10/23(火) 00:15:42 ID:M4PL+sye0
7.stay away ★★★
柴崎作曲で、人気漫画「NANA」のトリビュートアルバムにブラスト(主人公の所属するバンド)のナンバーとして収録された事実上の処女作。
ヒステリックで勢いのあるロックナンバーで、absにしてはまだ音数が少ない。
レコーディングの助っ人として呼んだ岸を3人が口説き落とし、なし崩しに加入させたというバンドらしいエピソードがある。


8.Nephilim  ★★★
岸作曲のバラード。
ゲームの主題歌になっており、美しいPVがアルバムの特典DVDに収録されている。
タイトルはネフィリム、ネピリムと読み、堕天使と人間の娘の間に生まれた神話世界の巨人族を指す。
忌むべき存在、望まれない存在としてのネーミングでゲーム世界とリンクしているらしく、西川の嗜好性が伺われる。


9.LOST REASON -feat. MICRO from HOME MADE 家族- ★★★
柴崎曲でNephilimのカップリングをHOMEMADE家族のミクロ参加でリアレンジ。
個人的にラップは苦手だったが 慣れるとなかなか気持ちよく聞ける。
全英詩。


10.DESIRE ★★★★★
岸作曲で今回一番お気に入り。
リズム隊のとツインギターの掛け合いバトルが楽しく、全てのパートがやりすぎな程はっちゃけている。
テイストはブンブンサテライツっぽく、全英詩でテーマはわりとストレートにSEXを歌っている。
747名無しのエリー:2007/10/23(火) 00:16:21 ID:M4PL+sye0
11.ドレス ★★★★★
BUUK-TICKの名曲カバー。
トリビュートアルバムに参加した時の楽曲だが、周囲の評判もよく本人たちも気に入っているので収録が決定したそうだ。
進むにつれてうねるようにテンションの上がっていくドラマチックなアレンジと凄まじい西川の歌声が圧巻。


12.ReBirth + ReVerse ★★★★
岸作曲のインストゥルメンタル。
8分近くある大作で前半のReBirth は新しく生まれ変わる者全てを祝福するかのような清らかな音色。
一転して後半ReVerseは力強くクールなデジタルシーケンス。
なかなか面白い構成だ。


総評★★★★
洋楽と歌謡曲とデジタルとJ-POPの要素が全部入っているというか、ありがちのようでなさそうな懐かしさと新しさを感じるバンドサウンド。
文字で説明するのが難しいが、これがオルタナとかミクスチャとか言う奴なのだろうか。
歌詞に対するこだわりが薄く音優先のため、言葉を重要視して聴くタイプには向かないかもしれない。
しかし逆に楽器をやっている人間にはぜひ一度聞いてみて欲しい。
そこらのアマチュアではまずコピーできない程無茶をやっているのが素人耳にもわかるからだ。
TMRの西川に対する先入観を取り払ってくれる程、これはいまどきないぐらい音に真摯に向き合って作られたアルバムと思う。

748名無しのエリー:2007/10/23(火) 01:07:55 ID:7xnYrtX90
>>747
>これがオルタナとかミクスチャとか言う奴なのだろうか。

wwwww

スカートはいた初老のオッサンw
749名無しのエリー:2007/10/23(火) 02:11:46 ID:QmhY0GJT0
>>744-747

西川歌上手くなったよな。スカートは否定派
750名無しのエリー:2007/10/23(火) 09:42:32 ID:zdG06O860
ABS乙。

聴かず嫌い氏(って名指しは良くないけど)、馬鹿には構わないでいいからまた何かレビューしてね。
751名無しのエリー:2007/10/23(火) 11:52:06 ID:j4pBKKZf0
>>747

俺もレビュしようか迷ってた所だった
オルタナ、ミクスチャというか ぶっちゃけリンキン辺りのモダンヘヴィロックと音作りは似てるなーと思った
752名無しのエリー:2007/10/23(火) 19:25:37 ID:7xnYrtX90
>ぶっちゃけリンキン辺りのモダンヘヴィロックと音作りは似てるなーと思った

www

ネタじゃないんだろうな〜w
753名無しのエリー:2007/10/23(火) 19:31:45 ID:M4PL+sye0
>>751
ぜひ書いてください。
他の人の意見も聞いてみたい。
754名無しのエリー:2007/10/24(水) 18:32:28 ID:x7vzvXa0O
absレビュ乙。

あの衣装はスカートというより、ボンテージパンツだけどね。
755名無しのエリー:2007/10/24(水) 22:42:55 ID:89dXPsLs0
>>745
乙。

アテナは柴崎曲ではなく岸曲ですよ
756名無しのエリー
>>753
今までマイナーなアーしかレビューしなかったし 少し時間かかるけど書くかな
>>752の辺りもちょっと突っ込みたかったしw