1 :
○莫迦○ ◆kQeraqAE:
たまにゃあ
文学の話でも
シヨウヨ
2 :
名盤さん:02/03/25 17:04 ID:WEfbQ3m6
文学部で悪かったな
3 :
名盤さん:02/03/25 17:07 ID:JVp6OVcc
プ
4 :
○莫迦○ ◆kQeraqAE:02/03/25 17:08 ID:V6vfDTV.
5 :
名盤さん:02/03/25 17:08 ID:WEfbQ3m6
西遊記がいいYO!
6 :
ナイスガイEddy:02/03/25 17:08 ID:WC4RpYII
>1
IDがV6だしTVだしもう逝ってイイヨお前・・・
それにたった今文学部卒業してきたからもう読書はしない。
7 :
○莫迦○ ◆kQeraqAE:02/03/25 17:09 ID:V6vfDTV.
8 :
鎌首タン:02/03/25 17:10 ID:CpkKyc/E
春眠暁不覚
9 :
名盤さん:02/03/25 17:10 ID:WEfbQ3m6
>1
いなかっぺ大将は読んだ?
10 :
○莫迦○ ◆kQeraqAE:02/03/25 17:11 ID:V6vfDTV.
>>5 西遊記はむっかし読んだなー。
悟空って賢いんだよねぇ。実に。
>>6 この畜生め!IDは自分で変えられないんだよ!
しかもだな。V6を莫迦にするとコロスヨまじで!
プープープーの再放送見れ!
11 :
○莫迦○ ◆kQeraqAE:02/03/25 17:12 ID:V6vfDTV.
>>8 しょしょていちょうをきく
やらいふううのこえ
はなおつることしんぬたしょうぞ
漢字解らないけど、続きは確かこうだよねぃ。
>>9 それは実に盲点でした。
12 :
名盤さん:02/03/25 17:12 ID:WEfbQ3m6
>10
西遊記は実に深いぞ
13 :
名盤さん:02/03/25 17:13 ID:WEfbQ3m6
あと太宰治な
14 :
○莫迦○ ◆kQeraqAE:02/03/25 17:14 ID:V6vfDTV.
>>12 読み直しますかな。懐かしい。
今は太宰の短編読んでますわい。
15 :
○莫迦○ ◆kQeraqAE:02/03/25 17:15 ID:V6vfDTV.
16 :
○莫迦○ ◆kQeraqAE:02/03/25 17:15 ID:V6vfDTV.
「皮膚と心」って好きだったなー。
また読み返すかぁ
17 :
名盤さん:02/03/25 17:17 ID:9cLB2vtY
村上春樹読んだよこの前
18 :
名盤さん:02/03/25 17:18 ID:WEfbQ3m6
御伽草子な
実に残酷なわけだ
19 :
名盤さん:02/03/25 17:18 ID:aT5lhnwo
写真集はよく見るけど。
久保恵子とか
20 :
名盤さん:02/03/25 17:19 ID:WEfbQ3m6
あと、ニャンコ先生の立場に立って物事を考えることも大切だ。
21 :
○莫迦○ ◆kQeraqAE:02/03/25 17:20 ID:V6vfDTV.
>>17 一般書籍板ではかなりネタにされてますな。春樹タンは。
実は読んだこと無いんですけど・・・
やっぱ「ノルウェイの森」が一番有名なのかな
22 :
○莫迦○ ◆kQeraqAE:02/03/25 17:22 ID:V6vfDTV.
写真集買うお金無いです。欲しいです。
でも文庫本買っちゃいます。文庫本の写真集ってナイカナー
小倉優子タンのがほちい。性欲湧かない感じがステキ過ぎ。
23 :
名盤さん:02/03/25 17:22 ID:u5bPZtyI
あさってまたモー娘。の写真集がでるなー・・。
小出しにすんなよ。ヲタ心を弄びやがって。
24 :
○莫迦○ ◆kQeraqAE:02/03/25 17:22 ID:V6vfDTV.
さぁ
本を
読もう
25 :
名盤さん:02/03/25 17:23 ID:WEfbQ3m6
>1
いい音楽を聴きなさい
26 :
○莫迦○ ◆kQeraqAE:02/03/25 17:23 ID:V6vfDTV.
>>23 もーむすの写真集使ってなにするんですか?
私は今、とても興味をそそられています。
27 :
鎌首タン:02/03/25 17:24 ID:CpkKyc/E
「ノルウェイの森」と来たら「華麗なるギャツビー」
28 :
○莫迦○ ◆kQeraqAE:02/03/25 17:25 ID:V6vfDTV.
>>25 音楽聴きながら読み読みしてるの。
春だからリチャードアシュクロフトのまったりソロを聴いてねー
29 :
名盤さん:02/03/25 17:26 ID:V6vfDTV.
30 :
名盤さん:02/03/25 17:30 ID:WEfbQ3m6
おやすみなさい
31 :
名盤さん:02/03/25 17:30 ID:V6vfDTV.
32 :
名盤さん:02/03/25 17:31 ID:iIsRsflc
>>26 >なにするんですか?
質問の意味が解らん。
写真集って観る以外の利用法があるの?
あるんなら教えれ。
33 :
○莫迦○ ◆geMGfV3.:02/03/25 17:32 ID:V6vfDTV.
畜生め!!
読み込みが遅すぎて名前が表示されなかったじゃねぇか!!
くっそー!!eBANKのデカバナーめ!!
34 :
名盤さん:02/03/25 17:32 ID:WEfbQ3m6
桜桃とか読むと泣いちゃうよ、俺
35 :
○莫迦○ ◆geMGfV3.:02/03/25 17:33 ID:V6vfDTV.
>>32 えええええ!!!!
写真集って手コキのために使うんじゃなかったんですか!!!!!
ああぁぁああ!!!ショック過ぎるーーーーーー!!!
36 :
YMCA☆ ◆YGTnozPw:02/03/25 17:33 ID:2IvnhL6k
あれほんと腹立つよね。
37 :
○莫迦○ ◆geMGfV3.:02/03/25 17:36 ID:V6vfDTV.
>>34 桜桃は小学生の時に読んだんよ。当時は意味が解らなかった。
人間失格もそう。だから今から読み返すズォー
>>36 モナーをもらいまくれるんでしょうかね。
んもうっ!!
38 :
名盤さん:02/03/25 17:41 ID:WEfbQ3m6
人間失格は正直たいしたことないよ。
その頃の短編の水増し・寄せ集めだもん。間延びしすぎ。
39 :
ナイスガイEddy:02/03/25 17:44 ID:LcSPu/R6
1=一遍 ウホーウホー
40 :
○莫迦○ ◆geMGfV3.:02/03/25 17:45 ID:V6vfDTV.
確かにオモロオモロって感じで読み進めた記憶が無いなー。失格は。
貨幣とかはオモローだったけど。
41 :
○莫迦○ ◆geMGfV3.:02/03/25 17:45 ID:V6vfDTV.
42 :
名盤さん:02/03/25 17:46 ID:aT5lhnwo
ナイスガイEddy?
43 :
ナイスガイEddy:02/03/25 17:47 ID:LcSPu/R6
>>41 キャーイーン!!!一遍ターン!!!好き好きチュチュ!!!ウホーウホー
44 :
名盤さん:02/03/25 17:47 ID:WEfbQ3m6
>1
名作と呼ばれる絵本は読む価値があるぞ
45 :
犯人7氏 ◆iAphex7M:02/03/25 17:48 ID:urcYqVVE
昨日読み終わった↓
J・エルロイ「ブラック・ダリア」
今日から読み始めた↓
〃 「ホワイト・ジャズ」
46 :
○莫迦○ ◆geMGfV3.:02/03/25 17:58 ID:V6vfDTV.
>>43 エディ君!!コーフンし過ぎです!!
>>44 絵本かー。ちっちゃいころ親父が良く買ってきてくれたもので。
「ながいながいすべりだい」ってのが印象的だったァ
>>45 7氏君コニチハ!最近は外国文学全然読んどりません。
カフカとか昔読んだなー。
今は司馬遼太郎の「燃えよ剣」を読み読み中。
新撰組カッコエーダ
47 :
名盤さん:02/03/25 18:02 ID:QAVLjoOA
くらたまりこで泣いてしまいます。
48 :
名盤さん:02/03/25 18:04 ID:TmpIQjj6
>莫迦ちゃん
やあ☆俺は逆に国内から離れつつあります。
といいつつ、昨日、笠井潔の「オイディプス症候群」を購入。
弁当箱サイズ3200円也…。
50 :
名盤さん:02/03/25 18:05 ID:JXFeVQZE
春じゃなくても読書してる。
今は、コリン・デクスター「死はわが隣人」を読んでいる。
51 :
名盤さん:02/03/25 18:08 ID:zVTq..yE
辻元サイテーだな。
>51
言動が一致してないですな。相手に厳しく自分に優しいの典型。
辞職して当たり前。
53 :
○莫迦○ ◆geMGfV3.:02/03/25 18:11 ID:V6vfDTV.
>>48 利口になるどころか遅漏になるところでした。ショックー
>>49 SF作家でしたっけ?SF小説からも最近は離れてーるです。
しかし!3200円とはなんたる金持ち!
あたしは京極夏彦の1800円の本を買うのにも2〜3日躊躇するノニ・・・
>>50 オモローですか?ここにも本読み同士がいいぱいいてよかたー
>莫迦ちゃん
いや、推理小説も書いてるよ。そしてこれはミステリです。
シリーズもので前作が出版されてから10年経ってるからねえ。
俺は単行本ではなく、ノベルで出版されてから読んだケド、それでも
3年以上は待っていたもので、痛かったケド3200円出したYO!うう…。
55 :
名盤さん:02/03/25 18:30 ID:JyBdLQoM
火田七瀬萌え
56 :
○莫迦○ ◆geMGfV3.:02/03/25 18:31 ID:V6vfDTV.
>7氏君
ご教授どぅーーもです。ミステリも書いていたとは!!
それで首を長くして待ち続けていたシリーズ最新作という訳ッスネ。
あたしは今のところ待ち本無い無いです。古典ばかりを読む日々。
新作にも目を通さないときっと脳味噌がはじけ飛びます。
57 :
♪:02/03/25 18:34 ID:.eVfXoCQ
こんちー。
文庫本サイズの「ちんかめ」っていう写真集見た人いる?
どーすか?
58 :
○莫迦○ ◆geMGfV3.:02/03/25 18:34 ID:V6vfDTV.
辻本清美タンは国会という国内最大の舞台にて!!!!!
自分を棚上げして他人を糾弾する!!!最高のアナーキスト!!!
あまりに生き様がロックンローリングしてるのであたしゃれすぺくとの意味こめて
今夜のヲカズに使ってやろーかと思ってマス
59 :
○莫迦○ ◆geMGfV3.:02/03/25 18:37 ID:V6vfDTV.
>>55 古いドラマがありですーね。超能力者かー。カナシーワ
>>57 ななな!!なんすかソレェ!!!わしゃそんな写真集が欲しいゾー
>56
新作じゃなくても読んでなくて面白い本はイパーイあるからね。
お金もかからなくて良いよね。俺もこの本以外は最近、文庫に徹してるよ。
>57
お、俺も気になる(w
あの尻が…ハァハァ(w
>58
たしかに辻本はロック。コートニー級。
61 :
○莫迦○ ◆geMGfV3.:02/03/25 18:42 ID:V6vfDTV.
あの辻本タンの
「あなたはねぇ!疑惑のデパートどころか!!疑惑の綜合警備保障ですよ!!」
は後世まで語り継ぐべき名言ヤネ。大河ドラマ「辻本清美」で是非。
62 :
○莫迦○ ◆geMGfV3.:02/03/25 18:44 ID:V6vfDTV.
>7氏君
漱石なんて300円切ってるのもあるしネィ。
宮沢賢治あたりだとまだタカー。でも好き好きです。
63 :
名盤さん:02/03/25 18:44 ID:0oCTnzLw
三島文学好きな人います?
64 :
○莫迦○ ◆geMGfV3.:02/03/25 18:51 ID:V6vfDTV.
>>63 金閣寺はスゴォォォと思ったです。
そして。あたしには割腹はできませぬ。って意味で死に方もすごひ
65 :
名盤さん:02/03/25 18:59 ID:mL1YfJmE
>63
大好き
66 :
○莫迦○ ◆geMGfV3.:02/03/25 19:00 ID:V6vfDTV.
莫迦はそろそろ帰ります。証明写真撮ってこようっと。
オトコマエに撮ってくれるかどうかが明日の朝飯よりも心配です・・・・・・
67 :
名盤さん:02/03/25 19:04 ID:mL1YfJmE
>66
名前が文学的漢字遣いだね
しかしそれでは誰も君の名前を呼べやしないぞ、
呼んでしまうと失礼にあたるからな。
68 :
正助 jtws002.zaq.ne.jp:02/03/25 19:28 ID:L6RXl2o6
中上読んで新宮にこいや!
えーぞー、熊野は。
69 :
FAT ◆R0eWkIpk:02/03/25 19:29 ID:SXlOSinE
( ・∀・) 近所の図書館で赤川次郎の作品をドッサリ借りてきました。
( ・∀・) 漏れにも楽に読めて(・∀・)イイ!!
71 :
名盤さん:02/03/25 22:00 ID:fvWwkSzY
さーてと、40過ぎてからのロックでも読みますか
72 :
(゚Д゚)ハァ?:02/03/25 22:02 ID:AyjuMXl6
戦争論2に1000よしりん
73 :
○莫迦○ ◆geMGfV3.:02/03/26 01:47 ID:kj9KiG3w
>>67 むふ。水くさいですねぇ、案外。下の名前で呼んで下さいヨォ
>>68 正助君ごめそ。あたしの無知が悪いのだけど、言ってる意味がチョット・・・・
>>69 辻本タン並みのアナーキスト目指してますので!!!
辻本タンが辞めるならムネムネも辞めるべきだとあたしゃ思うんですが。
どうしたらいいか百科事典で調べないと。あー忙しい。
>>70 次郎さんはオモローよね。サクサク読める感じが素敵だっちゃーわいやー。
「刑事と泥棒」のシリーズがスキスキだっちゃー。
>>71 松村さん?でしたっけ。読んだことないすー
>>72 ゴーマニズムですな。あたしゃ小心者なので「ゴーマンかましてよかですか」とは言えませぬよ。
おそろしっこー!!!!!!!
74 :
名盤さん:02/03/26 01:56 ID:8uIXWC62
コリン・デクスターの次は、文庫新刊のピーター・ラヴゼイを読もうと思っている。
英国ミステリのファンです。
75 :
○莫迦○ ◆geMGfV3.:02/03/26 02:01 ID:kj9KiG3w
>>74 ムハァァァ・・・駄目です。外国文学の話になると
他の追随を許さない程の疎さを発揮してしまう小生。
エラリークイーン・・・・っだったっけかな。それくらいしか知らないあたしは勉強しないとマズマズで
76 :
○莫迦○ ◆geMGfV3.:02/03/26 02:20 ID:kj9KiG3w
みなさん良い夢を見ましょう。おやすみん。
良い夢を見るコツ!!!枕の下にエッチィ本を入れると・・・(ニマァー
77 :
鎌首タン:02/03/26 02:22 ID:oRBas78s
ちんかめって単にAV女優がヌードになってるだけのような・・・
78 :
名盤さん:02/03/26 02:23 ID:TCiqfKO.
春に読書か?
秋幸じゃーぁねーや、普通、秋じゃーねーの?
79 :
:02/03/26 02:24 ID:p.eMwBVQ
>76
自力で乙葉とエチーする夢をみたよ。
もう夢でいいじゃん、現実いらないじゃん
って思った。
80 :
○莫迦○ ◆geMGfV3.:02/03/26 11:58 ID:kj9KiG3w
みなさんおはよう。
今日も何かがあるかもしれないネェ。
>>77 け、けしからん!!畜生!!どうせ陰毛が濃くて股開いてても局部が見えないんでしょ!!!
くっそーーーーーー!!そうはさせない!!プァイプァンにしる!!!
>>78 春は桜を見ながら読書して
夏は海を見ながら読書して
秋は道を見ながら読書して
冬は本を見ながら読書しる
>>79 ど。どうなるのですか??ハァーーーハァーーーハァーーーーー!!!!
感覚があるのですか??ハァーーーーハァーーーー
81 :
KOKI ◆aKwX/viw:02/03/27 00:11 ID:x/y2UUAc
>>55 あ、同じこと考えてるし。『家族八景』の七瀬、マジでハァハァ(;´Д`)
文章の力って偉大ですね!
『ゴドーを待ちながら』と『審判』は名作。
82 :
○莫迦○ ◆geMGfV3.:02/03/27 13:36 ID:oWX06/Ww
学生の頃購入した「超勉強法」を昨夜読んでみまスタ。
微妙に面白くて。ちょっとだけだけど役立ちそうな空気を漂わせていたニョ。
>>81 どぅーーも。文章の力は偉大です。これは本気です。あっ、マヂと読んでネ。
せんせいでもね。カンノー小説を買うのだけはハ・・・・ハハ・・・ハズカシッ
83 :
犯人7氏 ◆iAphex7M:02/03/27 14:07 ID:0TaG/56c
官能小説は台詞が嘘みたいだが本当に「いや!止めて!」「止めてええんかいのうhehehe」
みたいな感じで酷く笑いました。
84 :
○莫迦○ ◆geMGfV3.:02/03/27 14:17 ID:oWX06/Ww
>>83 フミュゥ・・・・お笑い本としての利用価値を見いだしたのネン。
では!!!!あたしがここで官能ショートショートでもかいちゃおう!!
>莫迦タン
よろしこ(w
(あいつだ。間違いない。)
俺は新社会人の木田(KIDA)。今日から会社勤めが始まった。
そして、俺は只今激しめに驚いている。中学の頃淡い憧憬を抱いていたTタンがまさにそこにはいた。
細く鋭いながらも黒目がちな眼。そして可愛らしいすきっ歯。確信した。Tタンだ。
-----その夜。新歓コンパを脱腸を理由に断った俺は、一人職場に残っていた。
なんとはなしにTタンの机に近づく。もちろん新入なので机の上は閑散としている。
椅子には真新しい座布団がおいてあった。手でなでるとまるで彼女のお、お、お尻を触ってるような
錯覚が起こり、俺の口の中はヨダレで満たされた。飲んだ。喉が、潤った・・・
大量のヨダレを飲み込んだ瞬間、俺はハッと我に帰った。
「・・・俺は何をしているんだろう」
独り言を言ってみる。誰もいないので、恥ずかしくもなかった。
俺は愉快になった。独り言を繰り返した。
「やった。やった。Tさんと同じ職場。Tさんと同じ空気。」大声で叫んだ。
それはもはや独り言と呼べるものではなかった。躁。
ひゃっひゃと止まらない笑いを止めようともせず、勢いで机の引き出しを開けた。
何もないだろうと思っていたその中に、1つのリップスティックが入っていた。
「・・・・・・・」俺は急に冷静になった。周りをぐるりと見回した。
隣の部署の部屋、会議室。同じフロアの部屋、全部を確認した。
誰も、いない。喜びが心の底からこみあがった。俺は狂ったようにTタンの机のところに戻った。
途中、何かに引っかかって大きく転んだ。痛みは無かった。
肩で息をしながら、机の前に立つ。開かれた引き出しにはもちろんリップスティックが入っている。
俺は震える手でそれをつまみ上げた。キャップを開けた。「ほ・・ぉ・・・お・・」
鼻の前に近づける。メントールの香りがした。勃起した。
(舐めてみようか)
という考えは自然と浮かんだ。------背徳。だけど、これはある種の快感だった。
ちろ。
舐めてしまったその瞬間。俺のいきり立った愚息はズボンのチャックを突き破り
推定50ccのカウパー汁を勢い良くはじき飛ばした。
「エクスタシーじゃないのにこの量は・・・・・」
少し、興奮が冷めてしまった。凄まじい虚無を感じつつ夜の職場を後にした・・・・・
FIN
『えきたい』
胸の高鳴りはいよいよ激しさを増してきた。
手から滲み出る汗・・・彼女に嫌がられてはいないだろうか。
俺は木田(KIDA)。都内の大学に通う22歳。-------童貞。
そして今。手をつないで彼女と歩いている。初めての恋人だ。
俺は決めていた。今日こそ、俺は男になる。
「カラオケやろうか。----この近くだとホテルが便利かな。あ、歌うだけだから本当に。」
10分前、俺はこんな風に口説いた。彼女は、何言ってんの、と苦笑しながらOKしてくれた。
はたして俺たちはホテルに辿り着いた。俺にとって、初めての場所。
入ると戸惑う俺をよそに、彼女が手際よく部屋を取り、行こ、と俺を促した。
(あの手際の良さ・・・以前にも来たことがあるんだろうか)
興奮に嫉妬が混ざった。俺の心は混沌としてきた。
エレベーターに入る。狭い。嫉妬と焦燥からだろうか、俺は急に自分を抑えられなくなり、
彼女を抱き寄せ唇を重ねた。初めての体験だった。俺は興奮した。むさぼるように彼女の唇を味わった。
始めは驚いていた彼女も次第にその気になったようだった。俺達は激しく体をまさぐり合った。
チィン。エレベーターが5階に到着したその音にビックリして俺は体をはなした。
幸い誰もいなかった。エレベーターを降り、部屋へ向かう。チャックが壊れそうだった。
-------シャワーを浴び終わった俺達は二人ベッドの上で向かいあっている。
どちらが、ともなく自然とキスを交わした。そのまま倒れ込む。彼女の股間に手を当てると
ぬるぬるとした手触りがした。(濡れるってこういうことか・・・)
何から何まで初めての俺は、とにかくたどたどしかった。
互いの性器の味を確かめ合った俺達は、いよいよ、という所まできていた。
彼女は処女じゃない。さっきまでそのことに嫉妬を感じていた俺だけど、
ここに来ると、それがありがたい、と感じるようになった。もし彼女が処女だったら
童貞の俺は途方に暮れていただろう。
彼女にリードしてもらい挿入した。暖かい。キュキュッと締め上げてくる。
動かすとクチュクチュと微かな音がした。なんて気持ち良いんだ・・・・・・
調子に乗ってぐいぐいと動かす。彼女の口からあえぎ声が漏れる。
彼女は荒い声で、顔にかけて、と言った。俺はその一言に激しい興奮を覚えた。
もう完全に果てそうだった。-------その時。ふいに俺はあくびをしたくなり、した。
声を出したら興醒めると思い、静かにした。その瞬間。舌の裏から唾が噴水のようにピューと出た。
それは放物線を描き、彼女の顔にかかった。彼女は「あっ・・・温かい・・・」と満足そうにつぶやいた。
目をつぶっていたらしく、精液と勘違いしたらしい。
俺は凄まじい虚無を感じ、0.2秒で萎えた。萎えたジョニーからどろりと白い液体が垂れた・・・・・・・
FIN
吉行淳之介を読んだ
96 :
名盤さん:02/03/28 08:35 ID:PUTDYyD.
ハリーポッターでも読んでなさい
97 :
○莫迦○ ◆geMGfV3.:02/03/28 12:05 ID:eUeUdx3I
今日は陽光が眼にまぶしいですね。フフッ
>>95 母親のあぐりさんはまだ生きてるらしいですねー
>>96 文庫になったら読もう・・・・・金無し夫クンなので
98 :
犯人7氏 ◆iAphex7M:02/03/28 12:19 ID:t53JqNk.
すげえワラタ!名作!木田でまず一吹き(w
いやー文章がぶつ切りでイイね!こりゃー俺もやりたくなってきたぞう。
>舌の裏から唾が噴水のようにピューと出た。
ばか受け(w
駄目だ、何回読んでも笑ってしまう!(w
続編を激しくきぼん!
100 :
名盤さん:02/03/28 12:31 ID:uTnxwqjA
サラブレッド最強の血統学読んでます。
別に馬券に反映させようとしているわけではありません。
101 :
うぃ。:02/03/28 13:25 ID:o6K0xvOM
美輪明弘の本読んでます。
この人めちゃめちゃ美男子で美女だったんですね。舞台だと。
記念カキコ。
>>○莫迦○
ファンになりました。続編、激しくキボンヌ。
103 :
:02/03/28 16:52 ID:KWjJqJ6E
この春文学部に入学です
104 :
名盤さん:02/03/28 18:25 ID:G65H6jhg
村上春樹でお薦めは何ですか?
>7氏君
笑って!いただけましたか!!いやーっ、ウレシです。
以前あくびして下の裏から唾が飛び出したというハズイ実体験を踏まえて書いてみたん!ですよ。
でもかなりネタが切れてしまいました・・・・・・
次は7氏君にお願いしたい所存だっちゃー。
>>100 以前ハマッてたなー!!
クイズです。ダンシングブレーブのお父ちゃんはだーーーれだ????
>>102 本気っすかーーーっ!!かるーい気持ちだったんですけどねえ。
ネタが浮かんだら書いてみます。春ですからねい。
>>103 私は文学部心理学科いってましたなー。ナカマナカマ
>>104 ノルウェイの森が有名だそうな!未読です。スマセーン
『おくすり』
カチッカチッ。『WINDOWSを終了します』
(ふぅ・・・)
俺の名前は木田(KIDA)。フリーター。楽しみ-----インターネット。
今日も日課であるエロサイト巡回を無事終わらせ充実感に浸りつつ一服している。
今日はちょっと少な目だったな、と俺は思った。
いつもは20ccは出るザー汁が今日は1ccしか出なかったのだ。
きっと画像の質が悪かったんだ。俺はそう自分に言い聞かせてベッドに入った。
翌朝。「-----む・・」起きてすぐに異変に気付いた。
昨夜、ベッドに入る時パンツをはき忘れていたのだ。
そして運悪くその夜は盛大に夢精をしていた。掛け布団は水圧で床に吹き飛んでいた。
(ついてない) 実際ついてなかった。俺にしては異常に少ないあの量。
それは夢精への布石だったのだ・・・
5分後。お隣さんから「夜中にイカを焼くのは止めてください」と苦情が出た。
畜生。違うのに。人よりちょっと量が多いだけなのに。ちょっと濃いだけなのに。
俺は急に股間にだらしなくぶら下がっているモノが憎らしくなった。
平手で叩いた。それでは飽きたらず、冷蔵庫のドアに挟んだ。
しかしそれが妙に気持ちよく、冷蔵庫の中に射精してしまった。俺は閉口した。
それもこれも全部、俺の奇妙な性癖が悪いんだ。
俺はおっぱい星人だった。タモリを平民に例えるなら、俺のそれは国王クラスだった。
巨乳、いや爆乳・・・いや魔乳好きなのだ。極度なのだ。Iカップ以下は受け付けなかった。
そんなわけで、俺の理想にかなう画像はなかなか見つからなかった。
自然と海外サイトを回ることになるのだが、昨夜は日本サイトを見てみたのだ。
結果、1ccしか出ないていたらくだった。
でも俺は今日気分が良かった。すこぶる良かった。冷蔵庫のことなど3秒で忘れてしまった。
今朝、頼んでいた例の物が届いていたからだ。海外サイトみ見つけた薬だ。
【これを飲めば即巨乳!男の視線を独り占め!ヴォインメイカー】
おっと、勘違いしないでくれ。俺が飲むわけじゃぁない。
-------飲ませるのさ。バイト仲間に。一人可愛い子がいるんだ。名前はK。
彼女は貧乳だった。俺は常々それを残念に思っていた。
だが、それも今日でおしまいだ。Kタン、待っててね。今日から君も魔乳だからね。
ふふ・・・・・ふっふふ・・・・・・
はーーーーーーーーーっはっはっはっはっはっは!!!!!!!!
乳!!乳!!!乳!!!やった!!!!Kタンは巨乳!!!今日から!!
幸い俺はまぁまぁのイケメンだ。両親に感謝しつつバイト先へ向かった。
「おはよざいまーす」いつもより明るい声を出せた。
「あ、木田くん、おはよう」Kタンだ。白い歯がこぼれる。大きい眼が可愛い。
「おぉ、おはよ」ちょっと声がうわずった。目線をチラッとKタンの胸にやる。
------小さい。泣きたくなるほどの無乳だ。Kタンの両親は彼女に牛乳を飲ませていたのか。
だが。ふふっ。今日でその無乳ともおさらばだからね。
昼休み。「なぁ、K。昼飯一緒に食わないか」思い切って声をかける。
「えっ。木田くんが誘ってくれるなんて珍しい!」これはOKということだろう。
俺達は近所のイタ飯屋に入った。馴染みの店である。
「あら。二人一緒だなんて珍しいわね」奥さんがちょっとからかうように言った。
俺は照れくさかった。でもKタンは嬉しそうな顔をしていた。------いける。
パスタを食べ終わり、俺達はデザートを食べていた。
「ごめん、ちょっとおトイレ」Kタンが席を立つ。チャンスだ。
俺は薬をササッと彼女のケーキにふりかけた。これで彼女は・・・・・
カウパー汁がズボンの裾からポタポタと滴を落としていた。多い・・・自分に感心した。
戻って、席についた彼女は、急に顔を赤らめてモジモジし始めた。
「----木田くん、このケーキおいしいよ?食べてみる?」
俺は少し戸惑った。激しく嬉しい。またカウパーが出た。
でも今回ばかりは状況が違う。ケーキには薬がついている。
「ん・・・・いいよ、俺のデザートもあるし。」
彼女は、えっ、という顔をした。彼女の赤かった顔はますます赤くなった。
「そっか、そうだよね」 彼女は視線を落としてそう言った。
彼女のこの態度-------明らかに俺に好意を持っている。
俺は、彼女の純情なのをよく分かっていた。純情すぎるくらい純情だった。
彼女は下を向きながらスプーンを口に持っていこうとした。
さっきまでの俺なら「YES!!!!」と思うところだが、何故かそんな気持ちにならなかった。
「ちょっと待って!」彼女はふいにこちらを見た。「その・・やっぱそれ、食べたいな」
彼女は満面の笑みを浮かべてうなずいた。「エヘヘ・・・・じゃぁ、あ〜ん」
俺はこの「あ〜ん」に凄まじい興奮を感じた。思わず射精した。でも気にしなかった。
(食べても男の俺には効くまい) パク。もぐもぐ。ごくん。
その瞬間。俺の胸はポロシャツのボタンを弾丸のスピードで弾け飛ばした。
服をバリバリ破って、俺の胸は魔乳になった。俺は呆然とした。未来が消えた気がした。
沈黙が10秒ほど続いた後、Kタンが言った。
「木田くん・・・・・凄い鳩胸・・・・・・・だね」
俺は彼女が好きになった。というより、この娘を逃したら、結婚できないと思った。
FIN
>>101 ごめそ。レスし忘れてましたー!
美輪さんは若い時はそりゃー綺麗ですよね!!!
女装する男性は基本的に綺麗ですね。ピーターしかり。
っちゅーか疲れますた。ネタが無いくせにしぼりだした身の程知らず。クスッ
>>108-111 神の領域を少しだけ垣間見たような気がする。作者氏にはものすごいパッションすら感じるね。
俺も是非とも見習いたいとこです。
115 :
鎌首タン:02/03/28 23:24 ID:xpJh4AQo
「ノルウェイの森」の最後の方で
「ウェディングベルブルース」がバカラックの曲ってなってるんですけど・・・
これって単に間違えてるだけなのか?それともそんな曲がバカラックにあるのか?
ってか、村上春樹はバートバカラックはお好き?なのか?
116 :
名盤さん:02/03/28 23:27 ID:ZFIj9yQU
友達に世界の終わりとハードボイルド〜を勧められたんですが
どうなんでしょう?
( ・∀・) 赤川次郎は読みやすいですよね。
( ・∀・) 文中には不倫浮気の場面なんてしょっちゅうあるし楽( ゚Д゚)スィ…。
( ・∀・) 角川文庫から花嫁シリーズの新作が出たそうなので買います。
( ・∀・) 一番のお気に入りは三毛猫ホームズです(゚ω゚=)ノ ぃょぅ♪
118 :
KOKI ◆aKwX/viw:02/03/28 23:32 ID:bADuoGXo
>>116 面白いよ。春樹さんらしい奇妙な世界観の作品だから肌に合うかが問題ですけど。
それが良かったら、次は『ねじまき鳥クロニクル』がいいかと。
あッ、『神の子供達はみな踊る』と『スプ−トニクの恋人』なんてのもいいっす。
フランスとかナポレオンてダメなの?
120 :
○莫迦○ ◆geMGfV3.:02/03/28 23:45 ID:eUeUdx3I
>KOKI君
もったいのーお言葉!!!恐縮だっちゃーわいやー。
しかし2日で3つも書いたんで本物のネタ切れ状態にぽつんとおかれてます。
期待しないで今後もよろすく〜
ところで春樹タンのことお詳しいんですねー。読もう読もうと思ってるんですけど、いつも後回しに・・・
そういうワケで
>>115鎌首タンの質問にも答えられませぬ。ふがいない。
>名盤しゃん
次郎さんはサラッとヤらしい場面を描きますねねぇ。
花嫁も三毛猫もスキスキですけど、やっぱ私は「刑事と泥棒」がどわいすき。前にも書いたっけかなー。
新刊の「散歩道」買いますたか??ショートショートの。日常の空き時間を手軽に埋められますねえ。
>莫迦たん
( ・∀・) 赤川作品の特徴は、中年がモテる、ってことでしょうね(ワラ)
( ・∀・) 幽霊シリーズとか(40歳の警部と大学生)
( ・∀・) 刑事と泥棒は知らないです。スマニュ(-_-)
( ・∀・) どんなストーリーなんでしょうか??
( ・∀・) 散歩道も買ってないです。文庫待ち(ワラ)
122 :
名盤さん:02/03/28 23:54 ID:dKqwaXrc
「A&R」ビル・フラナガン 新潮文庫
ロック系雑誌のライター、編集者をやってた著者の音楽業界小説。
ルー・リード、コステロ、トム・ペティ、REMのピーター・バック等が賛辞をよせて
いて洋楽板的にも必読の本か?
俺はまだ途中までしか読んで無いけど結構面白い。
>○莫迦○
第一回の顔面発射ネタも正直ツボに直球で入りました。ツバっておいッ!(w
赤川センセの真骨頂は健康的なヤらしさ! これに尽きるね。
そういう俺が大好きなのは『微熱』。赤川センセは暗い話のほうが好きですね。
『雪の中の少女』でしたっけ?アレも好きですけど。
>>122 俺、その話読んでる途中だよ! マジで面白い。
業界って過酷ですな。
125 :
○莫迦○ ◆geMGfV3.:02/03/28 23:58 ID:eUeUdx3I
>名盤しゃん
刑事と泥棒は、妻はおっちょこちょいの美人刑事。夫は特A級の腕前の泥棒で、ついでに男前だそうな。
妻は年上の夫にぞっこん。夫はモテる雰囲気。渋い。まさに中年がモテるっていう(クス
話の枠組みはこんな感じです。読んでみてねーーーーーー
ちなみに散歩道は文庫化されました。
126 :
○莫迦○ ◆geMGfV3.:02/03/29 00:04 ID:KVz2lTpo
>>122 へーーーーっ、オモロそっ!!KOKI君もオモロがってますね。
今度本屋行ったら見てみようっと。お金貯めなきゃ
>>123KOKI君
顔面発射ネタはパッと思いつきで書いたもので・・・
カラミとかは照れくさくて書けないんで(純情)ショートカットしちゃいました。ふふ。
次郎さんの暗めの話では『ふたり』もスキ。後味は良いけど、明るい話じゃ無いかなぁ。
人によって意見分かれそうですけどねえ。
127 :
○莫迦○ ◆geMGfV3.:02/03/29 00:06 ID:KVz2lTpo
今日はそろそろ落ちますかなー。
一度夢精ってものを体験してみたいいい年こいたお年頃。ヤスミン
128 :
名盤さん:02/03/29 00:09 ID:cj57i/xE
>>124 実際のモデルを想像すると面白い。
バックバンドの奴が書いた曲平気でパクルを元大物歌手って誰だろう?とか。
「R&Rは死なせない!・・・だからって何ができる?」
帯に書いてあるコピーだけど、音楽で商売するのって大変。
129 :
正助 jtws002.zaq.ne.jp:02/03/29 00:13 ID:ixkS2pN6
>>73 68の意味はのう、
中上健次っちゅう作家が熊野の新宮出身やから、
それ読んで和歌山に来いっちゅうことやど。
来やなあかんのやよ、来やなぶっ殺したるさけなあ
>125( ・∀・) ありがじゅ♪ 散歩道も読んでみます。
131 :
名盤さん:02/03/29 00:15 ID:YBR99Sbg
映画の原作とかあり?
132 :
KOKI ◆aKwX/viw:02/03/29 00:22 ID:oph7QVKc
>>128 そう考えると、アレって一種の暴露本ともいえなくもないね。
それだから一般人である俺達にとっては面白いんだろうけど。
>「R&Rは死なせない!・・・だからって何ができる?」
業界の性質を見事に表わしてるね。
>正助
最近は何読んでるよ?
133 :
正助 jtws002.zaq.ne.jp:02/03/29 00:45 ID:ixkS2pN6
今読んどる本かいな、よっしゃ、正直に言いますど。
「The 3名様」
「げんだいしそうのぼうけんしゃしりーず らかん」
「アンチ・キリスト」
「中上健次と熊野」
「赤瀬川源平の名画鑑賞読本」
134 :
KOKI ◆aKwX/viw:02/03/29 00:47 ID:oph7QVKc
>>131 いいんでないでしょうか? 1さんではないので分からないですけど。
>正助
『アンチ・キリスト』の作者って誰でしたっけ?
ラカンっていうのがすごいな・・。
135 :
:02/03/29 00:51 ID:nu3R7Rd2
安部公房一番
中上健次二番
T.Capote三番
136 :
正助 jtws002.zaq.ne.jp:02/03/29 00:51 ID:ixkS2pN6
反キリの作者はニーチェとかいうアホじゃ。
らかんはらかんでも羅漢の方がほんまはええんやど。
羅漢さん羅漢さん羅漢さんがそろたらそろそろまわそじゃないか、
よいやさのよいやさ、よいやさのよいやさ、
よいやさのよいやさ、よいやさのよいやさ、
よいやさのよいやさ、よいやさのよいやさ、
よいやさのよいやさ、よいやさのよいやさ、
よいやさのよいやさ、よいやさのよいやさ、って知りませんか。
137 :
正助 jtws002.zaq.ne.jp:02/03/29 00:54 ID:ixkS2pN6
ほんとは渋谷陽一の「ロック大教典」も読んでるのに
書きませんでした。ごめんなさい。
138 :
KOKI ◆aKwX/viw:02/03/29 00:58 ID:oph7QVKc
>>135 安部公房、最高!! サルトルの百倍、イイです。
あのユ−モア感覚からしてすげえ。
139 :
名盤さん:02/03/29 01:11 ID:f.74IRj.
えちーな本教えろや。
140 :
名盤さん:02/03/29 01:14 ID:cj57i/xE
綺羅光はエロイ
141 :
正助 jtws002.zaq.ne.jp:02/03/29 01:15 ID:ixkS2pN6
恋愛のエクリチュールはおもろいぞ〜
142 :
正助 jtws002.zaq.ne.jp:02/03/29 01:15 ID:ixkS2pN6
恥ずかしいミスをしちゃった。
恋愛のディスクールでした。
143 :
Dovecraft:02/03/29 01:16 ID:K2gtp2uw
グレートギャッツビー/スコット フィッツジェッルド
孤独の発明/ポールオースター
ユービック/Pkディック
144 :
名盤さん:02/03/29 01:19 ID:cj57i/xE
>143
アメリカンですな。
145 :
jtws002.zaq.ne.jp:02/03/29 01:19 ID:ixkS2pN6
むかし、ギャッピーというあだ名で呼ばれていました。
146 :
ツキとスッポン:02/03/29 01:22 ID:gW8u6pjo
>グレートギャッツビー/スコット フィッツジェッルド
ジャズエイジって奴かな。
147 :
名盤さん:02/03/29 01:24 ID:cj57i/xE
オースターの映画のルー・リードは渋かったな。
148 :
ザ・ナイトウォッチ:02/03/29 01:24 ID:3w.VqcQM
怒りの神
フィリップ・K・ディック&ロジャー・ゼラズニイ
ティボールとグレートCの対決がなにげにいい
149 :
ツキとスッポン:02/03/29 01:24 ID:gW8u6pjo
フィッツジェラルド
150 :
Dovecraft:02/03/29 01:26 ID:K2gtp2uw
>>144 そうですね。柴田元幸系?
ヨーロッパの本ってあんまり読まないんです。
今のヨーロッパの人ってどういう人がいるんでしょう?
>>146 ロストエイジとかも。
ギャツビーは過剰さと自嘲が素晴らしいです。
151 :
ツキとスッポン:02/03/29 01:31 ID:gW8u6pjo
ナインストーリーズ written by サリンジャー
152 :
Dovecraft:02/03/29 01:33 ID:K2gtp2uw
>>151 アイラブサリンジャー!!!!
あの中では「エズミ」が好きです。
153 :
ツキとスッポン:02/03/29 01:37 ID:gW8u6pjo
「1つの壁が隣の壁になんて言った?」
154 :
Dovecraft:02/03/29 01:39 ID:K2gtp2uw
か、か、カド、角のカドカカッ、、、、、
155 :
ツキとスッポン:02/03/29 01:41 ID:gW8u6pjo
156 :
犯人7氏 ◆iAphex7M:02/03/29 10:26 ID:BbAlyfNc
莫迦タンマンセー!冷蔵庫ネタ最高(w
もっとやってくれ!あんたサイコーです!(w
157 :
名盤さん:02/03/29 10:53 ID:wAcp2ghs
つーか魔乳ってなんだよ(w
メチャクチャ笑っちまったじゃねーか
158 :
○莫迦○ ◆geMGfV3.:02/03/29 11:29 ID:KVz2lTpo
おはヨーグルト。今有給もらってマス。春眠暁を覚えずだなああああ!今起きますた。
レスがうなぎ登ったので私もかいつまんでレス。
>正助君
どぅーーーも。是非和歌山へ行かせていただきまんこー
あなたも読書家ですね。またスレを盛り上げてクダサイ・・・・
>>135 安部公房、ちょっと難しめですね。前衛で。
私も好きな方でずれ。と言っても『壁』くらいしか読んだこと無い痴れ者ですが!
>>156-157 せぇんきゅうです!!冷蔵庫ネタは本当に一瞬の思いつきでしたなー
そうそう、魔乳は意外とポピュラー、かもしれませぬ。
何年か前『魔乳よがり泣き』っていうタイトルのAVがあったくらいで・・・
みなさん結構外国文学を読んでいらっしゃる!!!
私は国内ばかりで。いけませんな。勉強しる!
159 :
○莫迦○ ◆geMGfV3.:02/03/29 11:31 ID:KVz2lTpo
次に書くお話は
思わず
「くだらね〜w」
と書きたくなるような
ものにしたいです
では
160 :
名盤さん:02/03/29 11:38 ID:4SBHz7JU
現在、ピンチョンの'V.'を読んでます。なんで今まで読んでなかったんだろ。
でもはまると大変そうだな。この人の小説長いし(笑)
161 :
:02/03/29 11:41 ID:SzWs.mDU
フィッツジェラルドは新潮、岩波文庫から出ている短編集から、入ると
入りやすいよ。
本とか難しくて読めない。かんじとか
163 :
MJ:02/03/30 00:18 ID:Eh4KHz36
今日キンセラの本を買ってきた。
フィッツジェラルドの短編集、どこがいいのかわからんかった。
164 :
鎌首タン:02/03/30 03:36 ID:/UtwwC7A
今は「漢字と日本人」ってのが売れ筋だそうですよ
165 :
天鵞絨地下:02/03/30 03:45 ID:NKEXHuLs
最近買ったのでよい?
「強襲部隊(BLACK HAWK DOWN)」マーク・ボウデン
「ホーキング、未来を語る」スティーヴン・ホーキング
「捜聖記」中山市郎・木原浩勝
読み直してんのは
「マンハッタン最終出口」ヒューバート・セルビーJr.
166 :
名盤さん:02/03/30 11:58 ID:7MBMLGik
みんな色々読んでるんだな。
俺は、ここ何年か、遠藤周作と北杜夫ばかり読んでて、
他の作家には殆ど手を出してない・・・
一応、こないだ、カフカの変身と家畜人ヤプーとドグラマグラを買ったけど、
まだ手をつけてないし。
167 :
名盤さん:02/03/30 12:15 ID:4qxN1cEU
おいお前等、殊能タンを読めよ!
168 :
名盤さん:02/03/30 12:18 ID:47Yl6Alw
Cities of Red Dust/WSB
169 :
KOKI ◆aKwX/viw:02/03/30 22:34 ID:mIVmq4lU
>>166 遠藤周作いいね。『弧狸庵閑話』のお化け屋敷の話にはワラタ。
あと、この人のエッセイは読後感がいいので重宝してます。
小説の方なら『黄色い人』と『火山』ね。俺、実をいうとこの人のファソです。
>家畜人ヤプー
読んだら是非感想聞かせてちょーだい。
>莫迦さん
( ・∀・) 面白い…(´Д`;)ハァハァ…。
( ・∀・) 『血を吸う花嫁』と『<縁切り荘>の花嫁』読みました。
( ・∀・) 亜由美たん…(´Д`;)ハァハァ…。
『車内にて』
今、俺の手のひらに運転免許証がある。それはキラキラと輝いて俺の目に映った。
俺の名前は木田(KIDA)。20歳。大学生だ。そして、自分で言うのもなんだが、苦学生である。
親は俺が15の時に離婚した。父親に引き取られた俺は、そのまま家に残った。
奴はますます酒に溺れるようになり、幾度となく俺に暴力を振るった。
(早く家を出たい)-------それしか考えられない高校生活だった。
そして念願叶って大学生に。一人暮らしだ。バイトと勉強、凄まじくハードな生活を乗り切った俺は
その時、大きな達成感を感じ、自分に初めて誇りというものを持てた。
幸運なことに、大学は俺を特待生として迎えてくれた。学費の心配は無い。
ただ、生活費の捻出はなかなか大変なものがあった。仕送りなど無いからだ。
さて、そんな俺にもささやかな夢があった。それは車の運転だった。
中学生の頃、車の魅力に目覚めた。眠れない日はカー雑誌を読んで夜を明かした。
自動車教習には金がかかる。俺はがむしゃらに働いた。もちろん、特待生である以上
勉強もおろそかにできない。仕事と勉強の両立は、俺の体を限界寸前にまで追い込んだ。
そしてついに金がたまり、教習所へ行くこととなった。
もとより激しい情熱を持って入った俺だ。全て満点で合格した。
この運転免許証には、俺の様々な思いが詰まっていた。見ているといまだに涙ぐむ。
しかし、車の問題があった。免許証があっても車が無いんじゃ話にならない。
だが俺はついていた。親友のTが譲ってくれたのだ。彼の家は金持ちだった。
でも彼は優しい男だった。俺のやってきたこと、全て見ていてくれた。
時には励ましてくれた。金の無心に何度も応じてくれた。
彼は自分の車を譲ろうとする時、こんなことを言った。
『僕が今からすることは、君のプライドを傷つけるかもしれない。
ふざけるな、とも思うかもしれない。気分を害するかもしれない。
でもあえて言うよ。君の夢が叶ったお祝いに、僕から車をプレゼントしたい。』
俺はこの言葉に心から震えた。彼は自分が金持ちであるということを、
俺と接する時に限っては、都合の悪い、煩わしいことだと感じていたようだ。
このプレゼントは明らかに対等な位置関係の者同士のやりとりではない。
彼は俺のプライドが高いのを知っていた。だがこの言葉の前にプライドなどは崩れ去ったのだった。
車が手に入ったので、早速ドライブへ行った。彼女を誘った。
彼女は俺が苦しい生活の中獲得した、唯一のオアシスと言えるものだった。
彼女の名前はY。天然だ。天然記念物級の天然だ。むしろ、ちえおくれと言った方が近かった。
「わあい!木田君が車買ったんだ!わあい!このシート座り心地良いね〜」
「わっ!エアコンだ!涼しい!」
彼女のこんな他愛の無いことで無邪気に喜ぶ姿は、俺に安らぎを与えた。
そして、滅多なことでは無邪気に喜べなくなった自分を、少し悲しく思った。
「ねぇねぇ木田くんっ。カーセックスってどうやるのぉ??」
恥ずかしげも無くこんなことを唐突に聞いてくる彼女だ。俺は苦笑した。
彼女の顔を見ると、その目は子どものような好奇心に溢れていた。
そんなギャップに俺のジョニーは一瞬で反応してしまった。
自称プラトニックの俺だ・・・・ここはなんとか上手くたしなめなければいけない。
「あははっ!木田君のちんちん大きくなっちゃったね!」
「・・・・・・・」 俺はウンザリした。彼女のこの一言によって、
心の内に性欲が沸いたことを認めなければいけなかったからだ。
「何で黙ってるのぉ?」彼女はほっぺたをプクーッと膨らました。これは比喩ではない。
本当に膨らましているのだ。仕草まで子どものようだった。
しかしこのギャップに俺は果てしなく弱かった。俺はロリコンなのか・・・・?
いや断じて違う。彼女は俺と同い年だ。ロリコンのはずがない。プラトニックな俺がそんなはずは・・・
「どうやるって・・・・さぁねぇ。」俺は適当に返事をした。
運転中ということもあった。若葉マークの俺には、会話を十分にできる余裕も無かった。
「そんなぁ・・・」彼女は露骨にしょげている。胸の前で両方の人差し指をつんつん合わせていた。
「ねぇ〜〜え〜〜〜ん。私セックスしたくなってきちゃったよお!」
彼女に恥というものは無いのだろうか。こちらが赤面してきてしまった。
「!! 木田君赤くなった!やっぱやりたいんだ!ね、やろやろ!」
「------やろやろ、ったってさ、今運転中だもん。無理だよ。海についてからな」
「やだやだァ!今がイイ〜〜〜!!!」
彼女はシートを揺らしながらダダをこねていた。
俺のオアシスは、時にこんなアリ地獄になることもあった・・・・
「・・・おいおい、危ないから揺らさないでくれよ。頼むからさ」
俺としては最大限の優しい声でなだめたのだった。
「うん!でもセックスはやるぅ!」 完璧に平行線だ。目的地へ急ぐため、スピードを上げた。
「木田君だってまだ大きくなってるじゃん。触っちゃうよ!」
そう言うと彼女はおもむろに俺のジョニーを手でなで始めた。
「-----やれやれ」まぁこうさせておけば大人しくしてるだろう。
プラトニックが信条の俺としては、少し不満なところがあるにはあったが・・・
「木田君の大きいね〜。あ!このままだときっとズボン破けちゃうかも!」
ありえない。絶対にありえない。でも彼女はこれを本気で言っているのだろう・・・
「破けちゃったらもったいないよ!」と言うやいなや、俺のチャックを開けた。
「お、おい!やめてくれよ。」俺は焦った。Tがせっかくくれた車の中で、
あまり不潔なことはしたくなかった。
しかし悲しいかな、俺のジョニーはフルパワーで外界に姿を現した。
「やったぁ!木田君のちんちんだ!いただきまぁす!!」
そう言って彼女は助手席から身を乗り出してジョニーにむしゃぶりついた。
「んんっ!」俺は危うくクラッチを踏み外しそうになった。
「あっ!なぁ・・・ぁっ!やめ、やめてくれ・・・」俺は嘆願した。
「んふふふふ〜〜」と彼女はアイスをなめる子どものような顔でフェラを続けた。
(やばい・・・このままだとイッちまう・・・・・・・・・)
俺は彼女のこの眼に弱かった。このキラキラ輝く眼でされると、たちまちよくなってしまうのだ。
あぁ・・・ごめん。ごめなさい。俺はTの厚意をこんな形で使っています。
その時だった。車は何か異物を踏み、大きく揺れた。
その勢いでちょうどバキュームフェラを行っていた彼女は、俺のジョニーを吸ったまま
車の天井あたりまで頭を跳ね上げた。俺の目の前で、ジョニーは激しく伸びた。
「あいたたた・・・・木田君ごめん・・・・ !!あっ!ちんちん伸びちゃった!!!」
俺は車を脇に止めて、伸びきったジョニーを見てみた。伸びてたのは皮だけだった。
勃起してるのに、皮が50センチ以上余る状態になってしまった・・・
彼女はそれを見て、何かを思いついた表情をした。「いいことおもいつーいたっ!」
と言って、彼女は俺の伸びきった皮をこぶ結びにして結んだ。
「おもしろーい!」そう言って俺のジョニーをしごいた。
限界寸前だった俺は一瞬で果てた。精液がビュービュー出た。
しかし出口の無い液体は皮の中にとどまることとなった。
皮は、風船のように膨らんだ。
「あははは!わーい!わーい!おもしろぉい!」
彼女の笑い声が遠くに聞こえた。
この行き場の無い液体と同様、俺の人生は行き場の無いものとなってしまった気がした。
「Y、縁日の風船は、3日でしぼんじゃうんだよ・・・」 もう俺は自分で何を言ってるのか、分からなかった。
FIN
はぁーーーーーーーーっ。
1時間もかかってしまった。
しかも間延びしちゃったなー。
面白い人には面白く
面白くない人には面白くない
そんなお話。
ちなみに私のツボはこんな感じです(クス
180 :
犯人7氏 ◆iAphex7M:02/03/31 20:41 ID:S0OABPyM
新作キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!
コソーリしやがって(w
上げとこうっと♪
>>170名盤しゃん
花嫁のお話もオモローね。久々に読み返したくなってきちゃたーなー。
今はまだ読んでなかった古典を読み返してるとこだよン。
武者小路実篤「友情」を読んどります。短いからすぐよめちゃいそー
>>1807氏君
おうえんアゲどーーーもです!!!!!
「シリアスと馬鹿と脱力の同居」をコンセプトにしたけれど
改めて読み返すとイマイチ・・・・・かもデス。
今度は7氏君にお願いしちゃおう(ニタァー
182 :
○莫迦○ ◆geMGfV3.:02/03/31 21:18 ID:53miRUJI
あ
げ
よ
っ
と
183 :
犯人7氏 ◆iAphex7M:02/03/31 21:22 ID:aCrQ4evY
俺もちょくちょく書いてはいるのだけれども。
中々難しいYO!莫迦タンは文章のリズムが本当に良い!
まあ気長にお待ちくだされ。エルロイの電波な文体で書いてるからさ(w
新作も楽しかったデス。またよろしこ☆(w
184 :
○莫迦○ ◆geMGfV3.:02/04/02 00:38 ID:OiFQSOi2
こんばんわいん。
今日は眼が疲れてるんでソッコーで落ちましる。
>>1837氏君
にゃー。ありがとーーーー!!!!今度はもっとネタをキレたものにしる!できたらだけど・・・
電波な文体!!!非常に楽しみですなー。では気長に待っちゃいます。
今日部屋の大掃除してたらですね。
懐かしいエッチ本に遭遇しまして。
若かりし頃の青い夜の思い出が脳裏をかすめました。
妙に恥ずかしいけど、切ない感じもしたナー。嗚呼青春!!!!!
185 :
名盤さん:02/04/02 15:02 ID:rNCxTJn.
テンション的には
「あごなしゲンと俺物語」
みたいな感じがいいかも。
毎回毎回よくもまぁあそこまでクダラナイネタ考えるもんだよ。
186 :
KOKI ◆aKwX/viw:02/04/03 14:34 ID:D21DRU4.
>>171-178 なんか知らないけど、やたら文章が『エロ・シュ−ル』なんだよな〜。
作者氏的には何を狙って書いてるんですか?
187 :
○莫迦○ ◆geMGfV3.:02/04/06 23:43 ID:.EESUan6
うあー。4月は忙し過ぎてここもやってる暇がないっちゃよー。
>>185 そそそ、それは最大級の賛辞!!!!です!!!
そのくだらないという言葉をどれほど心待ちにしていたことか・・・・・い、いくっ!
>>186KOKI君
上の方のレスでは一応、官能ショートショートだとか・・・・・・
もういい加減エロネタも尽きちゃいました。
188 :
名盤さん:02/04/06 23:54 ID:LlCQxwBw
「ジェネレーションX」で一躍有名になったダグラス・クープランドが
日本限定で書いた本「神は日本を憎んでる」
ちなみにクープランドはマイケル・スタイプに捧げるという章がある本があったり
「Girlfriend in a coma」という本を出してるのからわかる
とおりREMやスミスがお好きなようです。
189 :
名盤さん:02/04/06 23:58 ID:w92Zi1CI
池田清彦 正しく生きるとはどういうことか
190 :
名盤さん:02/04/07 01:17 ID:H6LXilOk
バーセルミを読んだあとに普通の文章を読むと、まったく意味がとれない。
何かそこに書かれていることに対して字句解析、構文解析までは
行くんだけど通常の意味解析機構がはたらかなくなっちまってる。
191 :
?@:02/04/07 13:52 ID:a7OSQKRM
「複雑系入門」今読んでるけど結構面白い
そんな自分は明日某大の文学部に入学します
@ノハ@ 晴美さん、もうイキそうです…アッ。
ピュー( ・∀・) もう? 石津さんって案外早漏なのね(ワラ)
=〔~∪ ̄ ̄〕 すみません…。
=◎−−◎ ニャー…。
193 :
KOKI ◆aKwX/viw:02/04/09 19:54 ID:oZearHwA
>>191 その本、新しい発見みたいなのに巡りあえていいですよね。
ただ本が分厚すぎるのが正直、読み終えるのに苦労させられますた。
「ロ−マ人への20の質問」を読み返す。
194 :
名盤さん:02/04/10 01:59 ID:Apsx.pto
たかだか100冊程度のデータベースを作るのに、2時間半もかかってしまった・・・
昼メロの原作、菊池寛の「真珠婦人」を読みたいのだが。
いっそがしくて読んでられない。
原作は大正時代のデカタンスな香りが漂っていそうだ。
196 :
名盤さん:02/04/13 18:56 ID:pS5kqGcE
ばかうざい。」
197 :
名盤さん:02/04/14 15:26 ID:hXybzvSI
馬鹿かも〜ん
198 :
くちびるから散弾銃:02/04/15 16:13 ID:MeOk2YOY
マンディアルグの「大理石」が読みたいんですが
どの本に収録されているか知ってる方、いませんか?
フィッツジェラルドのグレートギャッツビー読んだけど、つまんねえ。
何だあれは?
マディソン郡の橋とかと同レベルだとしか思えん。
最近読んだ本の中では、ボリス・ヴィアンの日々の泡は素晴らしかった。
コーマック・マッカーシーのすべての美しい馬も良かったです。
200 :
:02/04/15 16:34 ID:womqDXB.
>>199 フィッツジェラルドは表現の華麗さを楽しむトコが一番の醍醐味で翻訳だと
チトつらいトコもある。原語も難し目だけどね。
新潮か岩波から出ている短編集のほうから入った方がいいかもね。
「リッツホテルほど大きなダイヤモンド」「冬の夢」「金持ち青年」「バビロン再訪」
あたりがおすすめ。
>>200 あ、レスどうも。
バビロン再訪って村上春樹が訳してるやつだっけ?
せっかくなので、今度読んでみるよ。
202 :
○莫迦○ ◆geMGfV3.:02/04/15 18:03 ID:LAEtNIds
こんにつは。お久し振り。
もーう2ちゃんねるやる暇も無くなって無くなって。
203 :
鎌首タン:02/04/15 18:46 ID:j9rccvfY
フィッツジェラルドいいね
ま、確かに翻訳によって印象は変わるんだろうけど
そういう意味じゃ僕は「日々の泡」より「うたかたの日々」の方が好きだなー
んでもって、「夜はやさし」ってどこで売ってるの?
古本屋行けばある?
204 :
KOKI ◆aKwX/viw:02/04/15 18:58 ID:I1Wc7vRU
フィッツジェラルド、大好きだな。あの人は文章の雰囲気を主に
楽しむ作家だと思う。軽妙で切ない雰囲気を、ね。
村上春樹に影響を与えてると言うのもなんか頷ける話だな。
>鎌首タン
『夜はやさし』は昔角川書店から文庫が出てたよ。今有るかは知らないけど。
図書館なんかにはよく置いてあるからそっちをどうぞ。
205 :
:02/04/15 19:06 ID:womqDXB.
確か「夜はやさし」って角川だったかの期間限定で出てたような。
古本屋かなぁ。
ネットで探したらプレミア価格が付いてた。限定でアル層には人気ある
から当然かぁ。
206 :
名盤さん:02/04/18 14:05 ID:gEXE6ME2
怒りの葡萄を語ろうぜ
207 :
名盤さん:02/04/18 14:14 ID:q4OKkMxo
昨日彼氏から、神の子供はみな踊る(村上春樹)をもらったので、今から読む所
208 :
名盤さん:02/04/19 15:47 ID:TmESzSgw
ポール・オースターはどですか?
209 :
KOKI ◆aKwX/viw:02/04/19 21:30 ID:27mO0r72
>>206 本は持ってるけど、まだ読んでね〜。短編集かじった程度っす。
>>207 それ、面白いよ。最近の村上作品は外れが無いです。
『スプートニクの恋人』はマジでいいね。
210 :
鎌首タン:02/04/20 13:42 ID:Hx9WPvjY
>>204 図書館ですか
う〜ん、なんか行きづらい気も(w
>>206 怒りの葡萄は映画の方を先に見たのでそっちの印象が強いんですが
ひとまず、母乳で飢えがしのげるのかって所が気になりますね
211 :
鎌首タン:02/04/20 13:49 ID:Hx9WPvjY
>208
「孤独の発明」は面白かった、「偶然の音楽」はそんなでもなかった
って感じかな
>209
スプートニクの話だとMy Life as a Dogを思い出しますね
ビートニクと間違えるってのは結構強引な感じもするけど・・・
という訳で、ビートニクでなんかお薦めありますか?
212 :
反転石:02/04/20 13:51 ID:D/8vjf2k
哲学好きな人って、そういう洋楽聴くんだろ。
読書は好きだけど、哲学はまじ萎える。
大学受験時代、国語で哲学の文章が出た時は死んでた。
213 :
名盤さん:02/04/20 14:14 ID:NSwetMF2
サリンジャーどう?
214 :
名盤さん:02/04/20 14:40 ID:xAPhKdek
ブランキーの浅井タン?>213
サリンジャー、いいよね。
…バナナフィッシュって何なんだろ?
>>213 「ライ麦〜」中2くらいの頃読んだけど、あまりはまれなかったよ。
ホールデンのことをいくらなんでも幼稚すぎると感じちゃって。
せめて、後1、2年早く読んどけば良かったって思った。
216 :
名盤さん:02/04/21 23:53 ID:RyzDDYN2
ライ麦畑は、野崎孝の訳が駄目すぎだった。
若者ぽい言葉づかいにしようという努力がことごとく裏目に出てた。
217 :
黒まめちゃん ◆L98Etr/k:02/04/21 23:59 ID:N0Ql5nIU
サリンジャーは
フラニーとゾーイーが好き。
218 :
:02/04/22 00:00 ID:zcQxoYvQ
去年出た蓮見圭一という人の「水曜の朝、午前3時」という小説をいま読んでる。
帯びが「もしあの人との人生を選んでいたら・・・」という告白小説。
なんだかよさげ。
219 :
:02/04/22 00:02 ID:5U9CUFPo
スプートニクの恋人は個人的には
春樹の最大の駄作だと思う。
奥さんが書いたのかと思ったくらい。
まぁ好みは人それぞれ。
220 :
佐藤優樹に告ぐ ◆CDCreeps:02/04/22 00:13 ID:xuKP1T/I
何気に本屋の店員してます。
221 :
名盤さん:02/04/22 00:20 ID:H/Ie5sLk
>>208 オースターはファッション的にはイイかも。
過大評価されてる感じ。人それぞれだけど。
定番だけど、アーヴィングは読みごたえある。
222 :
218:02/04/22 05:22 ID:zcQxoYvQ
読み終えた。
内容的には佐藤正午「ジャンプ」の裏表。
とか言い切ったりして。良かったよ。
223 :
名盤さん:02/04/22 12:50 ID:21BHCNOY
???????
THIS SRED IS "DASURE".
224 :
名盤さん:02/04/22 13:10 ID:a3YbGsKE
____
/∵∴∵∴\
/∵∴∵∴∵∴\
/∵∴∴,(・)(・)∴|
|∵∵/ ○ \|
|∵ / 三 | 三 | / ̄ ̄ ̄ ̄
|∵ | __|__ | <
>>223 SREDって何
\| \_/ / \____
\____/
______.ノ (⌒)
//::::::::|-、 ,-/::::::ノ ~.レ-r┐
/ /:::::::::::| /:::::ノ__ | .| ト、
| /:::::::::::::::| 〈 ̄ `-Lλ_レ′
レ::::::::::::::::::|/::: ̄`ー‐---‐′
225 :
名盤さん:02/04/22 13:14 ID:IHiverqw
>>214 バナナフィッシュって美味しいそうな名前ですね。
226 :
名盤さん:02/04/22 13:18 ID:7m.v276Y
裸のランチ訳分からないよ!映画見て初めて理解したのさ
227 :
名盤さん:02/04/22 21:48 ID:MC86.UZI
イミダスとかってどうなのよ?
買っちゃったんだけど。
必要かなー?
今日、ちょっと凝った縦読みをやったら反応ゼロなんですケドー(w
229 :
名盤さん:02/04/25 03:43 ID:pZvN3vm.
『ライ麦畑〜』についてもう何も言いたくない
ていう本を最近読んだ。こうも印象が変わるものかとおもた。
230 :
名盤さん:02/04/25 04:00 ID:dQuC7PZ6
三島幸夫の「音楽」読んだ
凄い濃い内容
231 :
名盤さん:02/04/25 10:54 ID:9vTbbEm.
>>230 そうか?
「音楽」「永すぎた春」「美徳のよろめき」あたりは
比較的サラリと読める内容だと思うが。
232 :
名盤さん:02/04/25 11:39 ID:IDZNzW3Y
春樹好きならブローティガンでしょ!!
233 :
ブンチャ:02/04/25 12:54 ID:AJLFcJxA
>>188 亀レスですが、今一番読みたい本だ、それ。
クープランドはダメ人間のモラトリアムって感じが最高にイタくて好き。
234 :
>ブローティガン:02/04/25 19:06 ID:G2vcHxWc
∧ ∧ ./ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ミ,,゚Д゚彡< 「愛のゆくえ」を読んだよ
ヽ .ミ ミ 不思議な話だったよ…
ミ,,,,,,,,ミ \_____________
235 :
杉山紀子 ◆2j5V31aw:02/04/25 19:25 ID:ndnL/2/E
ブローティガンはヴォネガットと並んで、春樹の高校時代のヒーローだった
らしいね。
236 :
きぐ:02/04/25 19:29 ID:0s5DKbb6
237 :
きぐるいミカン ◆mikan7kA:02/04/25 19:31 ID:0s5DKbb6
>>217 俺もサリンジャーはフラニーとゾーイが好きだ。
238 :
名盤さん:02/04/26 00:17 ID:sGrXjMtI
>>234 愛のゆくえは確かに不思議ですね。でも西瓜糖の日々のほうがもっと
不思議ですよ。
>>235 世界の終わり〜とかもろブローティガンですからね。ブローティガン読んだ
らちょっと春樹にはがっかりしました(w
239 :
名盤さん:02/04/26 00:22 ID:RDZ/lQ6c
サリンジャー「ライ麦畑」しか読んでないけど、あんまり共感できなかった。
翻訳が悪いのかな。
なんかブツブツ系って感じであんまし・・・
240 :
名盤さん:02/04/26 00:25 ID:TgEBouBs
去年の11月に買ったまま放置してあったドストの「地下室の手記」を読み終えました。
ほんと「アンチヒーロー」という言葉がぴったり。
ビートルズのノーウェアマンて曲はこの本を元にしたんじゃないかってくらい
歌詞がシンクロしてるように思いました。
241 :
KOKI ◆aKwX/viw:02/04/27 21:57 ID:qpw1phrw
>>239 サリンジャーは『ナイン・ストーリーズ』がよいと思われ。
242 :
鎌首タン:02/04/27 22:07 ID:XBg3o4xw
「バナナフィッシュにうってつけの日」ってやっぱロリコンの話なのかな
243 :
KOKI ◆aKwX/viw:02/04/27 22:11 ID:qpw1phrw
>鎌首タン
う〜ん、どうでしょ(w
あの作品に出てくる人たちはみんなどこかネジがぶっ飛んじゃってるよね。
244 :
名盤さん:02/04/27 22:19 ID:jGmXbEWc
サリンジャーってまだ生きてるんでしょう?
数十年も引きこもってるらしいけど。
自分もサリンジャーは嫌いではないけど、
サリンジャーを好きなヤツってなんかイヤ。
245 :
和久井伸晃 ◆.FuFYqiI:02/04/27 22:41 ID:x4pHbF5k
風を見た少年読んだ。
ぶっとびすぎて言いたいことが伝わらなかった。
あと、最後のシーンはちょっと違った気がするな。
殺すことをためらってた"あいつ"が躊躇なく大統領殺すのはどうか
246 :
○莫迦○ ◆geMGfV3.:02/04/28 09:18 ID:KM7a4IVc
どなたか
どなたか。
井上やすし「吉里吉里人」読んだことある人。
面白いですか?今度読んでみよーかと。
247 :
名盤さん:02/04/30 13:43 ID:iktepFEg
今日はおやすみで曇天で
読書にはうってつけの日
248 :
名盤さん:02/04/30 13:47 ID:6W1rKUHA
坂口安吾「風と光と二十の私と」が最高
249 :
:02/04/30 14:00 ID:aKy3Nd5g
Red Hot Chili Peppers - Scar Tissue
Sixpense None The Richer - Kiss me
Natalie Imbruglia - That Day
250 :
名盤さん:02/04/30 14:05 ID:Op4bBOYQ
「悪徳の栄え」って読んだんだけど、
「美徳の不幸」読んだ人いる?
面白いのかな。サド先生の他の本は。
251 :
名盤さん:02/05/01 22:19 ID:r5hGISnk
読書はいいよな。
綾辻ゆきと
252 :
○莫迦○ ◆geMGfV3.:02/05/02 21:50 ID:XWA/VNU6
「愛と死」を読み終わったです。
なんか悲しひ。
253 :
きぐるいミカン:02/05/03 15:53 ID:b8uMuQVE
( ・∀・) 莫迦さん!!
( ・∀・) マザコン刑事シリーズ読みました。
( ・∀・) 弓子たん…(´Д`;)ハァハァ…。
255 :
名盤さん:02/05/03 15:55 ID:YH00TwKg
第三の並
を読んでる
256 :
KOKI ◆aKwX/viw:02/05/04 14:42 ID:0XWBE.xw
>>251 その人がシナリオ書いた?『黒ノ十三』っていうゲームはノベルゲーの傑作。
サリンジャーってなんか繋がってない?話が?
混乱したまま終わった。ふふ。
リサローブ&ナイン・ストーリーズ(w
258 :
名盤さん:02/05/04 14:49 ID:CO0BjmXo
hage
259 :
KOKI ◆aKwX/viw:02/05/06 18:16 ID:2xDPWatU
吉村達也のホラー小説、全部一気に読みました。
なんかおかしいのに、背筋が寒くなるお話はさすがというべき?
260 :
名盤さん:02/05/06 18:19 ID:LkVrukp.
動物農場 を読みました。
1984年は読む気しないなぁ
261 :
名盤さん:02/05/06 18:28 ID:QgumCTu6
某スレの影響で、カラマーゾフの兄弟読破。面白かったよ。
262 :
:02/05/06 18:32 ID:H5VnjcX2
アゴタクリストフは、何やってるの?
263 :
:02/05/06 18:39 ID:H5VnjcX2
ベタ?だけど江戸川乱歩も好きだな
264 :
吉本55:02/05/06 18:47 ID:gEO/v6I6
ここは洋楽板だろ?
なぜに町田康が出てこない!?
夫婦茶碗推奨
266 :
KOKI ◆aKwX/viw:02/05/06 18:56 ID:iCvXzn6E
>>263 『パノラマ島奇談』みたいな話のほうが、推理小説作品よりも好きさ>乱歩
『白髪鬼』なんてのもいいね。閉じ込められて、白髪に変わる・・。
267 :
杉山紀子 ◆2j5V31aw:02/05/06 18:59 ID:dQPqu.e6
>>262 知らない。
でも、悪童日記はすごかったなあ。
ふたりの証拠も好きだ。
でも、第三の嘘は途中まで読んで、なんとなく、ほうってある。
268 :
エリアシ:02/05/06 19:15 ID:OqOpjhRo
「NHKへようこそ」滝本竜彦 っておもしろかったよ。
引きこもりの話で、作者は弟の友人らしい。
269 :
:02/05/07 12:11 ID:.OK5fPbo
「ぼくんち」が映画になるとか
270 :
名盤さん:02/05/07 12:21 ID:.OK5fPbo
271 :
名盤さん:02/05/07 12:59 ID:9tP884JE
ヘルマン・ヘッセの「車輪の下」は結構良い。
結末は暗いけどな
272 :
アルジャーノン:02/05/07 17:53 ID:U81CK8gU
273 :
( ゚Д゚ ):02/05/07 19:02 ID:tPmVp7uU
吉里吉里人は途中で読むのやめちゃった
274 :
名盤さん:02/05/09 21:35 ID:brVbZJFg
今、コリン・ウィルソン「アウトサイダー」
V.E.フランクル「死と愛」を読んでる。
生きてることの虚無感に耐えられない…
275 :
名盤さん:02/05/09 21:36 ID:G4R3Ljkg
源氏物語って面白い?
276 :
KOKI ◆aKwX/viw:02/05/09 21:36 ID:QeOVAG/g
>>274 今日、学科の関係で『夜と霧』とかその辺読んでたYO!
実存文学、っていっていいのかな、あれ?
277 :
KOKI ◆aKwX/viw:02/05/09 21:37 ID:QeOVAG/g
>>275 まずは漫画から読むことをお薦め!
大学受験の時、そうアドバイスされました。
278 :
名盤さん:02/05/09 21:40 ID:705vxMc6
279 :
和久井伸晃 ◆.FuFYqiI:02/05/09 21:41 ID:4ady71kk
窓際のトットちゃん読みますた。
最後のシーンで、校長が燃える学校を見ながら
「今度は、どんな学校作ろうか」と娘に言うシーンで泣いてしまいますた。
280 :
名盤さん:02/05/09 21:46 ID:brVbZJFg
281 :
名盤さん:02/05/09 21:48 ID:705vxMc6
不思議だ、霧の中を歩くのは!
人生とは孤独であることだ。
だれも他の人を知らない。
みんなひとりぼっちだ。
282 :
名盤さん:02/05/09 22:35 ID:3Uv0AkA6
イノベーションのジレンマ読みますた。
283 :
KOKI ◆aKwX/viw:02/05/09 22:37 ID:6oA2v3HQ
>>280 実存分析かぁ。実存系ならイヨネスコやベケット好きです。
284 :
ネクロ ◆MqJhdxlg:02/05/10 06:58 ID:JLkHHXiA
>>283 イヨネスコってってのはぁ入り菜・イオネスコ?
あー俺はゲーテだな、ウェルテル買ってきた
285 :
名盤さん:02/05/10 07:09 ID:T3Nc7olo
レボリューションno3みながら311!!
これ最強!!
286 :
名盤さん:02/05/10 07:11 ID:T3Nc7olo
ちなみに今はスミス聴きながら
プリズナー・イン・プノンペン。
これも最強!!
287 :
名盤さん:02/05/10 08:21 ID:F1zJEzfU
メロン記念日聴きながら週刊チャンピオン!!これ最強!
288 :
KOKI ◆aKwX/viw:02/05/10 08:35 ID:/QL00Yms
>>284 フランスの実存主義文学者。代表作に『椅子』がある人。
今はカミュの伝記読んでます。
289 :
名盤さん:02/05/10 21:19 ID:JxeBJYyM
290 :
名盤さん:02/05/11 10:07 ID:QVVWhpao
レイ・デイヴィスのX-RAY読んだ。イマイチ狙いが分かりません。
291 :
名盤さん:02/05/11 10:35 ID:KJZ51JtI
押し絵と旅する男
292 :
鎌首タン:02/05/11 14:24 ID:/UHjNdlg
寺山修司読みなさいよ
293 :
KOKI ◆aKwX/viw:02/05/11 14:28 ID:fPV0OLBQ
劇作品、みんな読みましたが>寺山修司
箱舟の話が面白かった。 不条理っぽくて。
俺は不条理色ぷんぷんの作品が好き。
294 :
名盤さん:02/05/11 14:31 ID:7X9LXRQ.
夢野久作ですか。
渋い…というか、マニア(w
295 :
鎌首タン:02/05/11 15:09 ID:/UHjNdlg
寺山修司の競馬の話は競馬好きから見ると的外れなのが多いってのは本当だろうか
夢野久作ははっぴいえんどの「ゆでめん」で名前が載ってた気がするけど記憶違いだろうか
296 :
今読んでる本>:02/05/11 15:27 ID:1ytPqUfE
グアヴァ園は大騒ぎ/キラン・デサイ著(新潮社)
主人公サンパトは母親に「いや、卵はいらない。ぼくは自由が欲しいんだ。」
と言い残し家族から逃げだしたサンパトは
グアヴァの樹に登った。
そんなサンパトを追って家族がグアヴァの樹の根元に住み着いて・・・
《帯紹介文より》
「(略)郵便局員になった彼は、仕事もいやだし生活もうんざり・・・・・・。
舞台はインド。人の手紙を開封しては見知らぬ土地に夢を馳せる毎日。
なぜだか郵便局長の娘の結婚式で尻丸出しで踊ってクビ。あげく突然
グアヴァの樹に登る。なんの因果か聖者様と崇められて、とりまく信者に
珍妙なる警句、これまたなぜだか起こる家族スパイ警察軍隊猿まで巻き込む
大騒ぎの顛末は・・・・・・?饒舌な語り。繊細な観察力。奔放な想像力。
マサラな香りを漂わせる異色の文学の収穫。」
297 :
KOKI ◆aKwX/viw:02/05/12 00:01 ID:MRXYQnto
>>296 それ持ってる(w 本棚の奥で眠ってるけど。
新潮クレストブックスはいいシリーズだね。
298 :
名盤さん:02/05/12 00:28 ID:xGagXZjc
もっと読書しるようにあげますだ。
299 :
KOKI ◆aKwX/viw:02/05/13 23:35 ID:JQt5ehl2
学校で授業の無い時にバタイユの『空の青み』読みました。
・・あの、つまんないんすけど(^^;) なんか文章が粘着質で重苦しいなあ。
300 :
○莫迦○ ◆geMGfV3.:02/05/14 00:20 ID:rmWvcjIg
2時間前のことだ。
私は自慰にふけっていた。
ティッシュを机に置く。その横には猥褻な本。
射精した。ティッシュに精液が吹き出される。
おれの子種は、みるみるうちにティッシュに染みを作った。
一息ついてティッシュを持つと、ティッシュを通り越した液体が、
机の上をほのかに濡らしていた。
そのティッシュで拭いた。私は、力を入れすぎた。
親指と人差し指に掴まれたワンタンはぐじゅと音を立てて隙間から中身がこぼれ落ちた。
この中に私のDNAが数億・・・そう思うと急にその液体が愛おしくなった。
舌を伸ばし、舐めた。
私には訳が分からない。3秒後には机の上にもんじゃ焼きができあがっていた。
そしてこの処理をどうしたものか。めんどくさいから、朝考えるか。
301 :
○莫迦○ ◆geMGfV3.:02/05/14 00:20 ID:rmWvcjIg
あ、自ら300を飾ってしまったようでずれ。
バタイユ面白いというかあの人は偉大なる思想家です。
303 :
KOKI ◆aKwX/viw:02/05/14 10:10 ID:06UaUwJU
昨日と引き続き、大学から借りてきたバタイユの『死者』と『C神父』を。
『空の青み』と違って、こちらの方はかなり面白い。というか、イイ!!
この人の文章ってかなり以前に『マダム・エドワルダ』を読んだ時にも思ったけど
自己破滅的というか蟻地獄的だね、かなり。 人によっては好み別れそうだな。
どうでもいいけど、前者は
>>300用の文章ですか??って感じだった(w
それと、バタイユはブルトンの事、叩きまくりだから・・。
305 :
預言茶:02/05/16 03:26 ID:Ol24cUzE
偶然の音楽 P・オースター
いまいち。
すっきりしすぎ。
全然ほんろうされなかった。
帯のネタバレがいけなかったかも。
306 :
名盤さん:02/05/17 02:15 ID:ORazHJkI
最近雨続きで読書がはかどるage
307 :
KOKI ◆aKwX/viw:02/05/17 11:11 ID:uPz9MUNw
『バタイユ伝』とかいうのの、上巻だけ読んでみた。
なんか俺はバタイユとブルトンの関係を誤解してたようです。
最後の方の、ブルトンとバタイユの逸話は感動した。 ただこの本、眠いなあ。
308 :
名盤さん:02/05/17 12:45 ID:Zs0qm/k2
キッシンジャーの「外交」読んでます
@ノハ@ 外交官婦人…。
( ‘д‘)
( O┬O
≡ ◎-ヽJ┴◎ キコキコ
バタイユは勤勉でまじめな人なのです。
ハンナアーレント「全体主義の起源」全3巻を図書館で借りてくる。
本当は買いたいんだけど絶版です。
ほしいです。
311 :
名盤さん:02/05/18 21:36 ID:aS9bJEqM
sage
312 :
名盤さん:02/05/19 21:16 ID:lHt/ZOiQ
バタイユって難しそう。
313 :
KOKI ◆aKwX/viw:02/05/19 21:18 ID:HTlw52oQ
>>312 『バタイユ入門』って本が筑摩書房から出てるから
それを読みながらだと、一応理解は出来るかな。と。
314 :
名盤さん:02/05/19 21:24 ID:aMmDI/bk
今急にギョーム・アポリネールの「若きドン・ジュリアンの冒険」が読みたくなった。
315 :
名盤さん:02/05/19 21:26 ID:lHt/ZOiQ
>>313 ありがとう。読んでみようかな。
バタイユってエッチな印象しかないからなー。
>>314 『ミラボー橋』、高校時代に読んだけどいいね。
でも、アポリネールはそんなに知らなかったりする(爆
>バタイユってエッチな印象しかないからなー
『我が母』なんて近○相○ネタですよ、旦那。 初期の『眼球譚』や『太陽肛門』もぶっ飛んでたな。
バタイユは汚れたもの=聖なるものっていう、普通のヨーロッパ人とは違った発想の人だからそうなるのかも。
エルロイの“暗黒のLA4部作”は面白かったYO!
318 :
名盤さん:02/05/20 02:18 ID:MZE.b.wU
グリーンヒルが面白い
319 :
名盤さん:02/05/20 10:31 ID:cgbpW4C6
モラトリアム臭がプンプン漂うスレだな
>>314 「若きドン・ジュアンの冒険」ってあれだけはどう呼んでもエロ本ですよね。
あのコンとかダイアモンドポイントって名称ヤメレと言う感じ。
あれもおねえちゃんとはやっちゃうし、マルグリッとオバサンとはやっちゃうし、
お母さんとお父さんとの夫婦生活はのぞいちゃうし、お手伝いさん孕ませるし
いったいどういうはなしなんだヲイ笑
ま、汚れたもの=聖なるもの というかキリスト教文化というものの中で
ないがしろにされてきた部分をもっと大事にしようとした人なんでしょうね。
あるいみニーチェみたいな考え方だったんだろうけどどうして何回きわまる
ニーチェの文章が正当に評価されてバタイユはエロ本扱いなんでしょうかね笑
私はこの人の作品に触れて西洋人にとってのキリスト教が何かについて
より深く思いを馳せましたよ・・・
321 :
名盤さん:02/05/20 21:06 ID:qR6MWse6
猫
322 :
名盤さん:02/05/20 21:07 ID:j8lrXxZ.
ん?
ってか、バタイユの本読んでて思ったけど、この人の思想に妥協が無いとことか、
徹底的に物事を付き詰めて考えていくところ、一見違う問題に取り組んでるように見えて
その実「生」について思想するとことか、ヴェーユそっくりだね。
神について考えてたりするとことかもそうかな。
「若きドン・ジュアンの冒険」、なんかめっちゃ読みたくなってきた(ぉ
しかも仏語のコンの意味を知ってる俺は、バタイユに冒され中・・。
それと、ハンナ・アレントは、神田の神保町に行けば
中古がごろごろしてる、と独り言を言ってみたりする。
まあそういう意味じゃわたしがバタイユ好きなのとヴェーユが大好きなのは
何も矛盾してはいないっすよね。それはずっと思ってましたわ。
若きドンジュアンの冒険はアポリネールの作品で富士見ロマン文庫から出てました
けど絶版のはず。
ハンナアーレントは中古で余裕でありますが、それを買う金がないのです。
クレジットカードで買うか汗
でも、ヴェーユは残念ながら生き方に共感が出来ないという罠。
特に最期の栄養失調で亡くなったっていうやつですな。
これは・・『自分の思想に殉じた』っていうことも出来るけど、
彼女は自分の思想の影響力とかを全く考えていないような。
その大きさ故に、時代潮流的を考えて、偶像に祭り上げられて
大きく曲解された見方をされる事ももしかしたらあったわけだし(って、あったかな?)。
この人は純粋で真面目だなぁ、と感じるけど、さらに深化させた思想を戦後に説いて欲しかったような。
それこそ、アンナやカミュみたいに。
数行で終わらせるつもりが長文に・・。 う〜ん、反省。
カミュの『転落/追放と王国』をまた読み返す。
この小説は劇作の『カリギュラ』と並んで、かなり昔から好きだな。
『異邦人』しか読んだこと無い、って人は絶対読んで損はないのでどうぞ、と薦めておく。
ヴェーユの師(高等師範学校時代の恩師なので文字通り師)のアランのいわば
「何でも実行しなきゃ」精神を受け継いでいるとしたら殉死、ってのもそれなりに
納得はいくんですよ。まあこの二人の間にはいろいろな葛藤があったそうですけれど
それは結局似たもん同士だったからじゃないのかな、とかいろいろ考えるわけです。
私は月並みながら彼女のそういった部分が好きですねぇ。
アランもわざわざ志願して兵に行ったくらいですからね。その理由が「戦争に
反対するなら兵になってみないと」って言うことだったらしい笑
これはもう無謀というか何も考えていないというか笑
でもヴェーユとかアランとかを語るときにこういったファクターを無視すると
月並みな「無謀なヤツ」って評価しか出来ないんじゃないかって気がしますけどね。
まあわかったところでなんおプラスにもならないわけですが汗
哲学者ってのはいつも時代の潮流の中にいるからこそ意味があるんだとおもうんですよ。
ヴェーユはユダヤ系ですよね。そういった背景を考えた時戦争が起きている世の中に
生きていて、哲学者としてどうあるべきか彼女なりに考えた理由がレジスタンス運動
だったのではないか、と。
時代の潮流が重要にもかかわらず実存主義が私の心をひきつけて病まないのは
やっぱり人間って存在が普遍的なものだからでしょうね。
ヴェーユって人はきっとその人間としての証をレジスタンスに求めたんじゃないか、と。
師アランとの敵対や地下レジスタンス運動もそういうことなんでしょうね。
もちろん歴史が事実の並べたてではないのと同じように、哲学だって当時の
時代の潮流に沿っていても今意味がなければ評価されないわけですよね。
そのなかででも彼女を評価する人がいるっていうのはまあ前述したように
普遍的な部分があるからなんだと思いますわ。
私は人間は基本的にレジスタンスがないと人間らしく生きていけないと思ってます。
だから人間、シモーヌヴェーユが好きなのかも。
長文スマソ。
確かに、人間が人間らしく生きられない、自己の主体性を放棄したまま
他者の思考の下に管理される(もしくは強制的に管理の下に置かれる)状態、
言ってしまえば隷属状態の中では、レジスタンスというのは大きな意義があるでしょう。
第二次世界大戦中でも、そしてある意味現代の世の中なんかでもそうといえるのかも知れませんけど
自分の立場をなりふり構わず自分の思想に沿って、行動を起こしていくというのは
非常に苦しい事だと十分承知してます。 なかなかアランやヴェーユに成り切ることは不可能かと。
そういう意味ではアランやヴェーユっていうのは尊敬出来る存在ですね。
ただ、俺は「基本的にレジスタンスがないと〜」っていう考え方はちょっと・・。
かというのは、レジスタンスは常に相手を見つけていく性質のものですから、
実存的極限状況(っていうんでしたっけ?)においては有効かも知れませんが
敵対するものが無い状態においては、無理矢理にでも敵を見つけ出す、
それがダメなら作り出してしまえ、と暴走を始めるんですよね。
すると、どうなるか。「人間らしく生きる為」の抵抗が「抵抗する為」の抵抗に
いつしか摩り替わっていくわけです。 いつの間にか、ってとこが恐いっすね。
こういうのは昔のフランス革命から始まって、今のカルチェ・ラタンに続いていく一つの系譜に
なってしまっている気配すらあります。
それともう一つ。レジスタンスの中にいる人間は、中にいるがために
いつまでも外の世界の変化に気付かず、内側の論理で外の世界の問題を解決しようとする
傾向が強いような気がするんですけど、どうでしょう。
サルトルの「連帯」とか、レジスタンスの論理の発展系のような気がしてならない。
俺がいまいちレジスタンスが信用出来ないのはそこらへんに尽きます。
やっぱり一歩距離を置くのがいいかと。まあ、なんでもそうなんですけどね(w
アクセス規制がかかるとこだった(汗 熱過ぎだなぁ、俺。
他の固定・名盤からもよく言われるけど。
長文は俺の芸、ということで一つヨロ。
私も余裕でアクセス規制かかりそうでしたわ。
まあ私が哲学者を評価する時につねに時代とどう関わっているか、自分の生きている
時代をどう把握して哲学者の価値をどこに見つけるかが大事だって言ったのは、
レジスタンスの持つ危険性を踏まえてのことなんですよ。
基本的にレジスタンスがよりよく生きるための術であるとしても、その矛先が
必ずしも他者に向くわけではありませんよね。レジスタンスという精神そのものが
信用ならないってのは上手く運用している人を見てないからじゃあないでしょうか。
まあ私はヴェーユとかアランのそういった不器用な部分が好きなんですが、
KOKIさんの言うとおり彼らの「不器用」はそういった方向に向きがちですよね。
これは私の持論なんですが、レジスタンスはその性質上いつも量的にも質的にも
マイノリティーが行うものだと思います。けれどマイノリティーがその存在の
理由や価値をはっきりさせるために行うレジスタンスは確かにKOKIさんのおっしゃるように
「いつまでも外の世界の変化に気付かず、内側の論理で外の世界の問題を解決しようとする」
部分があるのだと思います。
それは本質的に集団のもつ生来的な排他性によるものだと思います。
集団は集団となって、それを形成している個人個人が集団をs認識すれば
必ずそこにはある種の排他性が生まれるはずです。それは集団、や、社会と
いったものには生来的な性質であると思われます。
レジスタンスとはこういった集団を形成する一つの方法論に過ぎませんから
とうぜんこの性質をも内含するわけですよね。
私は常にじぶんのバイアスをフランクにして、自分がどういった集団に所属しているのか
をフランクにする必要があると色んなところで言っているのはこの生来的な
排他性の危険を少しでも少なくするためなんです。
どうでしょうかねぇ。
「矛先を他者に向けないレジスタンス」というのが最初読んでて
正直な話よく分かんなかったんですけど(今までに他の例を目にしたことが無かったので)、
これは自己確立を目的とするという意味での「レジスタンス」という理解でOK?
ちょっとそこのとこ、気になったんで聞いておきますね。
極端な話、俺は集団というものに関しては常に距離を置いて観察する、
何か理由がない限りはあまり深く立ち入りしないという考えを持ってます。
それは何故かというと、ある種の目的をもった集団に属する事で
個々人はその自分の考える目的達成の為、程度はどうあれ同じ旗を掲げた
集団を否応無しにも意識しなければならなくなる。多分意識しない人間はいないと思います。
んでもって、重要なのは集団の構成要素は何も自分一人ではないという事です。
「自分のバイアスをフランクに」「自分がどういった集団に所属しているのかをフランクにする」。
確かに集団の中にあって、そういう事に注意を向けていくのは大切な事だと思うし、
そういう意識を持った人に対しては、俺はお世辞抜きで素晴らしいと思います。
ただ自分一人がそういう考え、あえて悪く言ってしまうと「ご立派な」考えを
持っていたとしても他の構成者がいる中ではそれは殆ど意味を成さないのではないでしょうか。
自分一人が内側の部分でしっかりと自分の集団の本質を理解していたとしても、
外側の方では集団の方針に嫌々ながら、いやひょっとしたら進んで従う自分がいるのかも知れません。
つまり、自分が如何に気を付けていてもそれは自分一人だけの事で
集団の一構成員に過ぎない自分は、集団の強大な意思の下にあっては
風に舞う枯葉みたいな存在にまで落ちてしまう危険性が確かに存在しているという事です。
ちなみに、それに対する罪悪感みたいなものは目的のために仕方の無い事だ、で整理されますな。
ハイデガーやサルトルもそうなんじゃないでしょうか? 前者は自分の哲学の信念の為、
後者は自分が信じた共産主義社会の為に・・。
俺が言いたいのはそういうことです。
う〜ん、俺、この文ホントに書いたのだろか?
疑問に思えてくる。。 なんか昔正助と議論した時以来ね。
でも、最近は2chに来てこのスレの回答を真っ先に考えているという罠。
こうして哲学を語り合うのってなんか楽しい・・。
私が前に書いたことで一番いいたかったのは、「自分のバイアスをフランクに
することで集団の呪縛を断ち切る努力が必要だ」といったつもりなんです。
ただ人間は社会的生物である以上本来的に社会に所属しているという側面は
拭い去れないであろう、ってことなんですよね。
貴方が
>>334に書かれているようなことを懸念して集団に一歩おくように心がけて
いるというのは、それはある種のバイアスの把握過程であって、それも一つの
やり方でしょう。人間が生来的に集団に所属しているとしてその中での
自己確立のプロセスこそがレジスタンスの本来的な意味だと私は考えています。
貴方が懸念する集団の強大な意思に個人が逆らえない、という状況は
まさしくファシズムそのものですよね。踏み込んだ言い方をすればファシズム
というのは集団の外にいようとする人間までをも内部に取り込もうとする力を持って
いるわけです。さて、そういった力が働いている中ではたして外側を決め込んだ
からといって傍観していられるかというとそれも出来ないと思うんですよね。
きっとサルトルはそういった時代の潮流に見事に飲まれたのだし、またそれが
戦争中の実存主義哲学者としてとらざるを得なかったのかもしれない、こういった行動を。
さて、そういう状況でどうやって「いかに客観的であるか」という命題を
実行すればよいかというと、やっぱり生来的なものを含めてのバイアス
認識に他ならないわけですよ。そこで、所属している(望むと望まざるとに関わらず)
集団というものに対して諦めを感じればカフカになっちまうし、集団に盲目になれば
ナショナリズムだし、やはり広義の意味でのレジスタンスが本質じゃないか、って気が
私はするんですよね。
ちなみに私は哲学科の人間じゃあないんでいってること間違ってるやも知れないですが。
KOKIさんは何科の方なんですか?
私は文学部の社会学専攻です。あんまりとらわれるつもりはないですが。
338 :
名盤さん:02/05/23 22:50 ID:puZvBFuM
>フライトタイマ〜
どうやら「レジスタンス」=自己確立へのプロセスって感じでOKみたいですね(^^)
どもどもっす。
共産主義・国家社会主義の思想上の立場の違いに限らず、ファシズムが真に恐ろしいのは
彼等の路線への反対者や何らかの形で彼等の枠には入らない(人種や思想面など)
異邦人に対する迫害や自由の抑圧などよく知られた例もさることながら
周囲の人間には決して見えない形で働く、「ファシズム」という一種の結集体を
中心に据えた大きな力の重力が確かに存在するということですね。
ファシズム加担者の多くは、まあ言ってしまえば俺らと同じ一般の人間に過ぎないわけですが
そういう人が自分の目的達成の為あくまで利用するだけを目的にファシズムに接近していくと
そこに見えざる力が働いて一気に取り込まれていく。そしてさらに結集体の持つ力は増大していく。
俺はこの力が一体何故発生してくるのか、常々疑問に思っていたんですよね。
元々元来「客観性」を程度の差こそあれ持ち合わせている人間を、短い期間でここまで変容させる
こうした結集体を織り成す力というものは、何を基に存在しているのか。
個々人の持つ目的に対する「欲望」の力か、自分が共同体を織り成している事に対する
無意識下での喜びなのか、それともただ単に力の結集体の真ん中にいる人物に
異常なまでに人をひきつける力が存在しているだけのことなのか。
このファシズムの力の原理を解明し、また理解しないと、
広義の意味でのレジスタンスもいまいちハッキリしてこない気がしますが、いかがでしょうか?
それと共同体に関して諦念を感じちゃうとカフカになっちゃう、とありますけど
これは何か弊害がやっぱり存在することなんでしょうか?
ちょっとその事に対する問題点みたいなものがいくら考えても思い付かないんで。
それとこれは個人的に思った事なんですけど、フライトさんは好きな哲学者は
アランとヴェーユだという事は間違いないんでしょうが、思想とか意見なんかを見てると
かなり多くの点でサルトルの影響を受けてません? 特に、
>レジスタンスはその性質上いつも量的にも質的にも
>マイノリティーが行うものだと思います。
>つねに時代とどう関わっているか、自分の生きている
>時代をどう把握して哲学者の価値をどこに見つけるかが大事だって
の辺りの件なんかはサルトルの論文にでも出てきそうな感じですね。
ちょっと気が付いたんで書いてみました。間違ってたらスマソ。
それと最後に意地悪な質問を敢えて。
>私は常にじぶんのバイアスをフランクにして、
>自分がどういった集団に所属しているのかをフランクにする必要がある
上の事は常にいろんなところで言って回っているといるという文章から
おれは、この意見はそのままフライトさんの信念とか、
常日頃の自分が志向している高い目標のようなものだと解釈してるんですけど
これを自分が立ち上げたサ−クルに当てはめた場合、もし自分の所属するそのサ−クルに
排他的な機運が芽生えた時、一人の状態でも上のような考えを持ち続けていられると考えていますか?
ウザ、と感じたら放置で結構なんで。
俺の学科は一応外国語系・・。 自分一人でもの考えたり
考察を組み立てたりするのが好きなんで哲学系もやってます。
私の場合ファシズムという言葉を全体主義同義で使っているので、たんに政治的な
意味合いにとどまらなかったりします。私がおもうファシズムってのは、平たく言えば
多様性を認めない風潮のことです。
ファシズムのもつ吸引力とでも読んだらいいのでしょうか、そういった
力の働きは確かにどうして起こるのか知りたいところではありますね。もちろん
カリスマ的正統性の問題もあるでしょうし、個人的には人間は的確に表現できない
んですけど「一つになる喜び」みたいなものをどこかで欲してるんじゃないかと
思ってます。確証はないんですけれど私の浅い経験則からはそうみえます。
ただそうしたファシズムの本質というか、ファシズムの力の原理を知ること
がその内部に所属する個々人のレジスタンスを起こしうる必要条件だとは
思いません。というのは、前にも言ったんですが、集団ってのはそもそも生来的に
排他性を備えているわけです。何らかの形で。人間は自分が自分であろうとするために
自分の存在とは何かを考えて、その実体のなさに吐き気を催したりするわけです。
けれど人間は社会的動物だから、社会、共同体というものに所属せざるを得ない。
でもその集団の力の原理はわからずとも、そこから自分を乖離させようともがく
ことは出来るはずです。
ここで重要なのは、私は何事もプロセスが大事だと考えている点です。
レジスタンスがもっとも大事、といえるのはそのプロセスを大事にするという
ことが前提なのです。たとえ乖離が上手くいかないとしても、でも乖離を試みた、
というそのプロセスこそが、その人が集団の中で人間らしく生きようとした
まさにその証な訳で、極論すればレジスタンスはそのために行うのだ、とさえ
考えてもいいと思っています。
人間は人間らしく生きていくためには広義でのレジスタンスが欠かせないで
あろう、と考えているわけです。もちろんそれはプロセスを残すためなのですが。
さて、カフカですが、問題点があるわけじゃないです。けれど基本的に
やはり私のように人生という営みが即ち一種のレジスタンスだと考えている
人間には、compromiseというものが耐えられないのです。もちろんそれを人に強要するのは
それこそファシズムですからそんなつもりはないわけですけれど、個人的に
この人は実存主義者ではないな、と思っただけです。
最後の質問ですが、私今まさにそういう状況だったりします。所属している
音楽サークルのほかに自分たちで立ち上げたサークルがあるのだけれど、いま
まさにそういう感じです。でもサークルレベルだったら一人の状態でも
この考え持ち続けられる自信はあります。
ただ人間は思想によって生きているのではありません。何よりも生を重視
しなければなりませんから政治的な状況になれば話は別だと思います。
私はフランス実存主義哲学の「人間に対する信頼」を何よりも愛していますが、
その反面人間とはかくも脆い存在なのだな、ということは重々承知しています。
人間の可能性を信じたいという反面人間のどうしようもない部分を肯定できなければ
いい哲学者にはなれないなと思いますね。
言われて見れば私はサルトルに似てますね。考え方が。
>人間は自分が自分であろうとするために
自分の存在とは何かを考えて、その実体のなさに吐き気を
催したりするわけです
このくだり何も考えずに書いてはっとしましたわ笑
アランやヴェーユは哲学者としてというよりも人間として好きなんでしょうね。
アツイ人間好きですので笑
わたし哲学科に移ろうかな。。
345 :
○莫迦○ ◆geMGfV3.:02/05/24 20:09 ID:c0Q8nFzc
☆哲学の罠
ボールを壁に投げるとする。
ボールは壁までの距離の半分を進む。
またその半分を進む。またその半分、半分、半分・・・・
あれ。ボールは永遠に壁につかないことになるぞ?なぜだ?
わからん・・・夜も眠れない。こんな僕って哲学♪
★こんな人間を黙らせる方法
其の一
君の論理だと僕が君にパンチを放ったとしても君の顔には
絶対触れないことになるね。いくずぉー。それーっ。ばきーーっ。
其の二
「1/3」を少数に直すと「0.3333333・・・・・・・・・・・」だね。
じゃぁ「1/3」を3倍してみよう。→「3/3」=「1」
同じように「0.3333333・・・・・・・・」を3倍すると?
「0.9999999・・・・・・・・」
おお。「1」=「0.999999999・・・・・・」が成り立ったぞ。
限界に近いということは、「もうその数だ」ってことなんだね。
つまり、ボールが限界まで壁に近づくってことは、壁についた、ってことだね。
でも私は哲学を批判しようなどという気はありませぬ。
哲学マヌセィ。ウホーウホー。←哲学好き
色んな哲学者の伝記や解説書、著書なんかを読んでて思うのは
「神が死に絶えた現代において、残された自己はどのような生き方を志向すべきなのか」を
常に自分の思想の命題にしている(と、思われる)、つまりある意味個人主義者的な部分も包容している
実存哲学者に限ってファシズムの魅力に取り付かれやすい、
言い換えれば「一つになる喜び」を志向する部分が他の人よりも強いような気がしてなりません。
これは、「人間は社会的動物であり、生まれた時から社会に属する存在である」という
アリストテレスの「二コマコス倫理学」の中に出てくる定義を最も皮肉な意味合いで肯定してしまっているわけです。
社会という組織体の、最も悪質な部分の表象であるファシズムに属してしまうわけですから。
実存主義哲学には、その思想の発生と同時にそういった危険性までもを
孕んでいるという認識を持たないと下手に振りかざせませんね。
それと集団とか、群集といった話題に関しては、エリアス・カネッテイの
『群衆と権力』(法政大学出版局)に詳しいので是非どうぞ。
カフカの件についてはよく分かりましたよん。
でもなんか、『文学と悪』辺りに書いてあったバタイユの説によると
カフカも形はどうあれ「自分の闘争を戦って」いたそうです。
つまり、一種のレジスタンスのようなものは行っていたのでは?
ただ余りに個人的だから気付かれないだけの話で。
最後の質問なんですけど、フライトさんの日記を読んでてふと頭の中に浮かんだ疑問だったんですよね。
「この人はすごく持っている理想が高いけど、じゃ果たして現実社会ではどうなんだろ?」と思ったんです。
俺、人と議論している時は、個人的に気になったところはどんどん突っ込まなきゃ
気がすまない性質なのです。気に障ったらスマソm(_ _)m
あ、それと日本公共機構のCM,何気に好きです(w
それと、哲学はある程度距離をおいてやるに適してる学問だと思うので
哲学科に転部はしないほうがいいんでは?
俺大学の性質上、また公募制推薦で受かった立場上、今の学科から移動は事実上出来ないんですけどね・・。
大学の図書館でアポリネールの『ドン・ジュアンの冒険』を全集で。
・・・・・・・・・・・ハァハァ(;´Д`)
と、まあ、こういうわけです(爆 最後の行の「子供を増やしてフランスに貢献を」には笑いました。
こういうのって女性とか読んでてどう思うんだろか?
349 :
名盤さん:02/05/25 00:21 ID:kYCE6pOM
151 :名盤さん :02/05/25 00:16 ID:ZsoL.Ouk
お前ら文章長いんだよ。
そんなチンケな内容なら3行位にまとめろよな、4流が。
今日はマンディアルグの『燻火』を。 ある意味、バタイユより直接的。
戦後のフランス小説ってなんかこういうの多いね。 不思議。
351 :
四限茶:02/05/26 12:15 ID:UTONZfLc
352 :
四限茶:02/05/26 12:19 ID:UTONZfLc
犯人は薔薇の名前マニア、とかだったりして。
そういや、ウンベルト・エーコって読んだことないな。
文体論や記号論、ポスト・モダニズムには興味が無いから別にいいけど。
書きたいことあるんだけどながくなるんで後日。保全
age
356 :
名盤さん:02/05/29 14:33 ID:B0KorOFc
「失われた時を求めて」の話題って既出?
1年半かかって読み終わった。。。
357 :
名盤さん:02/05/29 14:40 ID:28OeR2Ug
阿部公房読みやすいよね。
358 :
名盤さん:02/05/29 15:07 ID:NonlfKM2
学生くせえスレだなオイ。
バタイユ、公房、記号論、アポリネール、プルーストですか…
低学歴フリーターのオレを馬鹿にしてんのかよ!?
イヤミ臭さ!
359 :
名盤さん:02/05/29 15:16 ID:sZUfCCY6
こないだ電車内でサピオ開いてた学生ハケーン(しかもゴー宣のP)
360 :
名盤さん:02/05/29 15:18 ID:HeoxzIkA
アポリネールといえば
一万一千本の鞭、だったっけ。
ポーリヌ・レアージュの
O嬢の物語なんてのは、軽すぎですか?
361 :
360:02/05/29 18:17 ID:MxXM/3Kw
社会人なのでバタイユ読破はきつい。
で、ついついO嬢の物語とかを読む。
バタイユの思想実践編らしい・・・
>348こういうのって女性とか読んでてどう思うんだろか?
ファンタジーとして楽しいと思う。
実践が伴うかといえば人によるよね。
362 :
名盤さん:02/05/29 18:21 ID:OaqAm3Bo
319 :名盤さん :02/05/20 10:31 ID:cgbpW4C6
モラトリアム臭がプンプン漂うスレだな
363 :
名盤さん:02/05/29 19:49 ID:185/ZH4Y
ハイデガースレに正助居たぞ
>>356 プルーストの文章は、まず文体に惹かれてしまいます(w 内容云々よりもね。
>>357 最高です。ノーベル賞はこの人に取って欲しかったです。
どの位好きかというと全集を集めるほど(w
>>360-361 『一千一万の鞭』もアレですな。なんといいますか・・。
『O嬢の物語』もそんな感じ。
>>363 そのスレの名無しに俺がいたりする罠(w 実存主義の哲学スレにいたりもする。
アランの『裁かれる戦争』を。
この人の文章って形式ばらない上に、示唆に富んでるから好きです。
難しい事を難しく書くことは簡単だ、誰にでも分かるように易しく書くことが
難しい事なのだ、という言葉がありありと分かりますね。
366 :
名盤さん:02/05/30 01:54 ID:Y2yWAHpI
哲学板ではコテハンやれんのかい
367 :
360:02/05/30 08:12 ID:zVUQ3JmA
バタイユ実践編
KOKI さん、夢野久作の「氷の淵」読んだことある?
ドグラマグラよりいいです。
あとJDBallard(バラード)
の「クラッシュ」これはもろにバタイユ。
368 :
名盤さん:02/05/30 18:33 ID:XRlGZKDU
>367
横レスだがドグラマグラ今読んでるぞ。久し振りに夢中に本読んでる。
369 :
360:02/05/30 18:44 ID:HaGORLTw
ドクラマグラいいよねー。
営業回りしていた暑いお盆の夏の日、
ふと入った本屋で10年ぶりに買った。
仕事をさぼって冷房の効いた喫茶店で読んだ。
社会人になってから読んでも結構効く。
「氷の淵」は文体が古いしけっこう笑っちゃう
プロットだけど耐えて最後まで読むと本当に感動する。
と、思うんですけど。
370 :
名盤さん:02/05/30 18:56 ID:Op4bBOYQ
氷の淵、快作。楽しい話ってんじゃないけどスケールがでかい。
最後のジョークも洒落てる。結構乾いた雰囲気だったような。
安部公房の初期は結構好きだったな。日本人離れした変人ぶりに萌え。
あの人頭良すぎて、晩年は絶望してたんじゃないかと思った。
最近手にとる本つったら辞典くらいだな・・・
>>366 ここ以外の板では基本的に名無しにしてるから。
>>367 高校の時に読んだ覚えあり。でも、あらすじ覚えてない(汗
夢野さんは『い・な・かの事件』の不条理な味が好きです。
この人の文、イっちゃってて俺にはよく合いますね。
>>370 安部公房の初期では『水中都市』! これ、絶対ね!
だって、父親から魚が脱皮して主人公を襲うんですよ。 こんな小説始めてでした。
んでもって、長編は『第四氷河期』マンセ-
372 :
360:02/05/31 10:32 ID:1FA40BFo
「氷の淵」
こんな恋愛(???)してみたいと思った。
373 :
名盤さん:02/05/31 16:53 ID:MIEAnHZk
>>371 ああ、安部公房はきっとそのあたり出してくると思ったw
「1分間に230回振動する不連続のh野郎」「漬物になったお母さん」に萌えた。
”第四間氷期”は未来を予測するコンピュータが出てくるけど、発表当時は
「そんな事出来るわけない」と科学技術畑の人に言われたらしいね。
公房さんはすごく先を読めた人だと思うな・・・
今ネットやってて、「空中楼閣」って短編がどうしても思い浮かぶ。
消廚の頃はミステリが好きで、ホームズ物とかハヤカワ、PKディックをよく読んでた。
ホームズの”書かれなかった事件簿”の一つに、
「虫の標本を見つめたまま死んでいた男」ってのがあったけど、
あれはきっとユープケッチャだねw
374 :
名盤さん:02/06/01 07:27 ID:shxUel42
星新一の作品は一時すごいはまっておりました。
今でもすきデスが。
>>373 >「1分間に230回振動する不連続のh野郎」「漬物になったお母さん」に萌えた。
ネタ知ってるだけにワラタ 俺は『壁』の主人公の彼女に萌え。
「空中楼閣」って、空中楼閣に勤めようとした男が刺殺される、って話でしょ?
あれは間違いなくカフカの『審判』を意識してますな。
それと、「デンドロカカリヤ」も最高です。
>>374 リアル消防〜厨房の頃、ほぼ毎日図書館に通って殆どの作品を読破いたしました。
「ようこそ地球さん」と「未来イソップ」が好きな作品です。
この人の作品は、初期はブラック・ユーモア満載で好きだけど
後期の「どんぐり民話館」といった不思議な感じの作品集もそこそこいいです。
ああ、そうだ。言い忘れてたけど安部公房の不条理でちょっとユーモラスな作品が好きな人は
今、新潮社が出してる「波」って小冊子に翻訳連載されてるバリー・ユアグローの作品を要チェキ!
作品の面白さに関しては太鼓判を押しときますんで。
「一人の男が飛行機から飛び降りる」「セックスの哀しみ」という作品集も出てますよん。
>>375 そう、空中楼閣がなんなのか最後まではっきりしないままね…
公房はカフカよりも、ルイス・キャロルが好きだったらしいよ。
キャロルことチャールズ・ラトウィジ・ドジソンは実は数学者、理数系同士だね。
公房の詩は好きじゃないが、彼の廃物を撮った写真はなかなか味がある。
ポーランド文学は結構面白いよ。マイナーだと思うけど。
ブルーノ・シュルツはおすすめだね、”ストリート・オブ・クロコダイル”大鰐通り
シュールで幻想的、カフカや公房もロマンチストだと思うけど、こちらはもっとかな。
夢破れたようなほろ苦さがあって、彼の短い不遇の生涯と悲惨な死が偲ばれる。
幻想的なノリが好きならガルシア・マルケスもいいね。有名どころではロルカとか。
どちらも血が濃い!マルケスの映画監督との共著”戒厳令下チリ潜入記”は
ドキュメンタリーだけどそんなに硬くなくて面白いよ。
インド文学、タラションコル・ポンドパッダエの短編集”ジョルシャゴル”も異国好きにはいいかも。
表題作と”剣”という作品が印象的。…なんかえらくマイナーなものばかりだな…
>>477 公房がルイス・キャロル好きなのは、新潮社から出てた作家アルバムかなんかに書いてあったはず。
公房の写真といえば、「笑う月」ですな。 便所の写真(笑)なんかでも
彼が写真を撮ると不思議と味が出てくるのが何とも。
ブル-ノ・ショルツっていうのは「肉桂色の店」が代表作の人でしょ?
あの人の文章はなんか独特の渇きみたいなのが漂ってますな。 しかもどれも儚いときてる。
新潮社から全集が出た時、買いに行きました。 結局買えなかったけど。
ガルシア・マルケスいいね! 俺、「百年の孤独」と「族長の秋」持ってるよ。
もともと、「落葉」っていう短編集を読んで気に入ってて、それで作品を読み出したんだけど
この人の小説は長編が主なのに文章に喚起力があって実にいいです。
あ、あと、登場人物がヘンなのばっかなのも俺的には点数高し(w
白水社から出てる幻想小説集はフランス篇とイギリス篇だけでも読む価値が大いにあります。
380 :
コモン君:02/06/02 00:20 ID:mq68czR6
>>379 KOKIさんたくさん読んでるね!
最近ホントに本読まないよ…特に思想書や哲学書の類は、10代の頃に読んどくべきだったな。
悪徳の栄とか、あのウンチク垂れてる箇所が実は面白いんだろうけど。
でも主人公の我が道を逝く生き方には感動したな。美徳の不幸って面白いのかな。
白水社か、それで急に思い出したけど、ヘリオガバルスって妙な歴史物あったな!
作者は誰だっけ、あの人マジメに狂ったらしいね…
SFは結構好きだったよ、PKディックのひねくれた未来は変に現実感あって好きだな。
ジョージ・オーウェルって大した皮肉屋さんだと思ってたが、”カタロニア賛歌”読むと、
実はえらく熱いソウルの持ち主だったと知って驚いた。…なんか取り留めないなw
サドってどうなんだろ・・。 岩波書店から、やったら分厚い本が出てたけど
ページ数の余りの多さに読む気力が無くなってしまってて。
この人はブルトンとか、その辺の人たちが持ち上げるよね。
>ヘリオガバルス
『ヘリオガバルス、または戴冠せるアナーキスト』のこと?
それの作者なら、アルトナン・アルトーだよ。
この人は、元々はシュルレアリズム運動の中の実力者だったんだけど、ブルトンに除名されてからは、
重度のヤク中から来る狂気と戦いながら(精神病院を生涯行き来し続けてたらしい)
演劇論とかで名を残した人。 結構若くして死んだと思う。
P・K・ディックは確かどっかから出てた短篇集とか読んだ記憶があるけど
ブラックなノリの話が多かった覚えあり。 本当のところはよく覚えてませんが(汗
SFは消防の頃にハマッてたな。 H・G・ウェルズとかJ・ヴェルヌ・・。
あ、そうだ、アシモフの「われはロボット」っていう小説が大好きだった!
ロボット三原則出てくる本なんだけど、知ってる?
>ジョージ・オーウェルって〜実はえらく熱いソウルの持ち主
オ-ウェル先生は理想に向けての熱い情熱だけでなく、物事の推移を冷静に見つめる
観察者としての目も持つなかなかいそうでいない人です。
ソ連に対する警鐘なんかはあの時代では稀有ですね。
シュルレアリスムは文学の方はさっぱりだよ。どうも美術の方に関心が向いてしまって…
そこらへんごっちゃになってるけどね…エルンストの”百頭女”フロッタージュに萌え。
宣言も溶ける魚も読んでないw公房の”バベルの塔の狸”にブルトン出てくるね。
美術館に逃げ込む場面は圧巻だった。
フランス文学もほとんど読んでない…レ・ミゼラブル、二人の愛人が好きかな。
後者は二股恋愛小説の形だけど、なぜか気になるものがあったな。
PKディックの書く未来では、中国が世界を支配してたりする。
コミュニズムに気を寄せてたようだが、全体主義に批判的でもあったね。
ロボット三原則、1、ロボットは人間に危害を加えてはならない…懐かしw
子供の頃に読んだ本とかどんどん思い出すなあ。
384 :
360:02/06/03 14:19 ID:f/GvoTR.
エルンストの”百頭女”フロッタージュに萌え。
エルンスト、コラージュ3部作は一家にワンセット
必ずおいて欲しいと思う。
百頭女、カルメル修道会に入ろうとしたある少女の夢、
慈善週間、全部良いです。
ちなみにエルンストは四回結婚してる、美人ばっかりと。
エルンストのそのシリーズって何気に三つとも文庫になってるのミソだよね。
旅に出る時文庫一冊ぐらい持ってく人多いると思うけど、
百頭女を持って出る旅とはどんなものだろうな。
386 :
360:02/06/04 12:47 ID:Vz9Qv6yw
夏休み暑い盛りに限って読みたくなる
百頭女、それでもってあかるい日本の
砂浜のビーチパラソルの下で読んでたりする。
友達や家族に勧めるんだけど
みんな読んでくれない。
暑い時に限ってなぜかシュルレアリズム関係の本を
読みたくなる。
>>383 エルンストってすごい好きだな。
『化石の森』だか、そんなタイトルが付けられた作品が特に。
他に好きな画家はレンブラント/マグリット/ダリ/ブリューゲル/デ・キリコとか。
エルンストの本、まだ買ってないな〜。
『二人の恋人』って作者誰だっけ? デュラス?
フランスだったらセリーヌの文体が好き。自暴自棄的で。
SFなら、クラークの『海上牧場』とかいうタイトルの作品だね。
>>386 暑い夏の最中に読むシュルレアリズム・・。 まんま絵になってますな。
アルトナン・アルトーの話が出てたんで、その伝記を。
・・ホントにヤバいね。何よ、こいつは。 色んな逸話は断片的には聞いてたけど。
シャブ中で意志薄弱、芸術家って一体、と思わせるような生涯です。
ある意味、一番シュルレアリズム的といってもいいかもね。
ちと美術の話にそれますが。
>387
そのあたり好きなら、ヒエロニムス・ボス(ボシュ)も好きじゃないかな。
フェルメールもいいね。ベルメールの画は好きじゃないけど、”人形の遊び”
を最初に見た時はショックだった。まるでそこだけ異次元が出現したか
のような。スペインに逝ったら、ダリの劇場美術館を観てみたいな。
横浜トリエンナーレに逝ったけど、良かったな、二日間では物足りなかった。
そこで貰った新聞みたいなフリーペーパーで本を包んで海外に送ったけど、
本物の日本の新聞と勘違いするかもな。外側は源平さんみたいに
きっちり梱包したから非常に開けにくかっただろう。と趣旨違いスマソ。
二人の愛人はミュッセだよ。
夏と言えば永井荷風の墨東奇譚を読みたくなるな。<サンズイがでなかった…
布施英利の”美術館には脳がある”という本は中々興味深かった。
森村泰昌の本も面白いね。
390 :
360:02/06/07 08:34 ID:K7ocUQb2
エルンストの西村書店の画集に「花嫁の着付」
という絵がある。
これは「O嬢の物語」のラストシーンではないか
と思う。ふくろうだし・・・
脱線ごめん。
引き続き話それますが。
日本人の最近の美術作家なら、モリムラと、河原温だね。福田美蘭も好きかな。
河原温の死仮面や浴室、昔のポップな作品も好きだけど、デートペインティングこれ最強。
最初意味不明だったけど、鈍器で打たれたかのように後からキタ。目頭が熱くなる。
ヒロシマ、メガデスって作品作った人も好きだ。デジタル数字カウンター使う人。
360氏はO嬢が好きなようだけど、O嬢も悪徳も映画化されてるよね。面白いのかな?
文学の映画化ってよくあるけど、やはり文を読んで想像するのが面白いからな…
その光景が目に浮かぶような作品て好きだよ。特に海、川、でかい船の描写とか。
”宝島””蝿の王””二つの心を持つ大きな川””女王陛下のユリシーズ号”
…最後のはマクリーンだからハヤカワ系なんだけどw
”静かなるドン”のショーロホフって結構好きだよ、盗賊の父親が、警備隊長になった
生き別れの息子を知らずに殺しちゃう話があって、その息子が「マントを翼のように広げて」
盗賊の頭(父)めがけて馬を駆ってくる場面が映画みたいに焼きついてるなあ。
ドイツ兵に殴り倒されたロシア敗残兵を、仲間の捕虜たちが素早く支えて(倒れたら銃殺)、
無言で行軍を続けるシーンもやたらリアルで生々しかった。
上のショーロホフは、短編集からの引用です、静かなるドンじゃないですスマソ。
そしてまたズレてしまうんだが…
文学の演劇化というのもよくあるね。
上で言った”ストリート・オブ・クロコダイル”を英国の劇団がやったのを観たけど、これは
すごく良かった。これは小説だけど、戯曲作品なら劇化されて当たり前だよね…
シェイクスピアなら、夏の夜の夢も好きだけど”リア王”が一番好きだな。
タイタス・アンドロニカスはちょっと前映画になったけど、個人的にはえらく
悪趣味な演出だったな。ただ人肉パイ製造から後のシーンは傑作だった。
これも全くの王道ですが、ゲーテの”ファウスト”も良いですな。
第一部をドイツの劇団がやったのを随分昔にTVで見たけど、
グレートヒェンが巨大な聖母マリア像に絞殺されるラストだった。その解釈個人的に拍手。
当時は東西ドイツ時代だったけど、どっちだったんだろ。
基督教圏で問題にはならなかったのかな。ちなみに上の収録は日本公演ね。
他に戯曲だったら、ハイナー・ミュラーに興味がありますな。
物によっては非常に難解なテキストと言われてるらしいが、それを解釈するのも面白いかも。
ドイツのハイナー・ミュラー劇団の舞台スチルを見たけど、写真だけでいい目の保養になったな。
実は近代(前衛)演劇なんか、特に日本の小劇場系なんかばかにしてたんだけどね…
本棚さがしてみたら、クルト・ヴァイルとか出てくるかもしれないな。
基本的に演劇は観ません。読むだけです。ていうか大幅に脱線してすいません。
393 :
360:02/06/08 20:17 ID:aqxYOk6U
O嬢の物語、映画はあまりおもしろくなかった。
スチール写真は、いいなと思ったけど。
クラッシュ、とかグレートギャツビーが
小説の映画としてはよかった。
394 :
名盤さん:02/06/09 02:45 ID:Ak3t59TI
みんないろいろ読んでるんだねぇ。
私は有名どころで気になったのを読む、ってくらいだなぁ。
本は好きなんだけどね。
この中にミステリ好きな人はいますか?
特に海外の古典。私はポーが大好きです。
395 :
廃盤さん:02/06/09 03:02 ID:Vlf62TqM
異邦人
396 :
模造記憶:02/06/09 03:50 ID:9XwaAdqc
ギャツビーの原作読んでないんだ、映画は見たけど…
なんか出てくる人の服装とかばかりに目が行ってしまった、ってスマソ
原作読んでみますかね、これを機会に。
ポー好きですよ、読破してはいないけど。
”お前が犯人だ”が結構好きでした。
”盗まれた手紙”を、ドイルがホームズ物の”ボヘミア王家の醜聞”で
ちょっとひねったパクリかたをしてますね。
江戸川乱歩がそれについて見当違いな評をしてたらしいがw
ホームズって結構デュパンのオマージュですよね。
で乱歩も結構好きなんだ、消の頃に”蟲”って短編読んだ時は、
こんな大人になりたくない、って一人で真面目に怖かったけど。
>>394 ポーの作品では「アッシャー家の崩壊」とか「ウィリアム・ウィルソン」なんかが好き。
怪奇趣味満載の話の方が好きだね。あと、病気が招待客に紛れてお城にやって来る、って話も印象深い。
ミステリー・・? J・D・カーやアイリッシュの推理小説が好き。
とにかく雰囲気とかヤバめのお話が好きらしい(w
もう一つ思い出したけど、ミステリーならクロフツの海洋推理小説も好きだね。
昔は海外の推理小説大好きだったなぁ。エラリー・クイーンもそう。
上のほうでロシア文学の話がちょっと出てたみたいだけど、ゴーゴリーの作品が好き。
「鼻」だの、「外套」だのは基本ですな。そしてこの作家の本もやっぱ病んでる(w
399 :
名盤さん:02/06/11 14:45 ID:hQzsP9HA
(・□・)ドクーショ
>>399 楽しいです、読書。
サドの『ロレンツァとアントニオ』を読みました。作者自身の手によって
修正されたVer.らしいですな。Happy Endで終わっております。
救いのないような話の方が個人的には好きだったんだけどな。
401 :
360:02/06/12 21:02 ID:bT3zKx/6
ポーは小学生の頃から好きだ。
黒猫を読んで感想文を書いた。(小5)
「ポーは最後はアルコール中毒病で死んだけど、いい人だと
思います。」と、書いた。先生に笑われた。
実は今黒猫を飼っている。
402 :
名盤さん:02/06/13 17:29 ID:DgabnQxQ
ドストエーフスキイが好きです。
罪と罰、悪霊、貧しい人々。
救いようのない話、好きですね。
サドの悪徳の栄えって一応ハッピーエンドなんだろうけど、
なんとも凄まじい…
403 :
394:02/06/15 01:15 ID:0/PHYDhI
ポーファン多いですね、うれしぃ。
>>396 そうそう、創元のポー全集についてる乱歩の解説の中で
「ボヘミアの醜聞は盗まれた手紙と同じトリックだけど全然ダメ」
みたいなことが書かれてて腹が立った記憶があります。
似てるけど、ボヘミアの方はそれはそれでまた非なるトリックだと
思うんですけどね。オマージュ程度、というか。
でもやはりホームズものにデュパンもの似のエピソードが多いのも事実ですよね。
>>397 アッシャー家、雰囲気満載でいいですよね!私は告げ口心臓や不条理の天使、
そしてやっぱりデュパンものが好きですね〜。
>>401 >実は今黒猫を飼っている。
この一文にやられました!いいですね黒猫。でもけしてあの主人公みたいな
ことのないよう・・・(w
私はかなりミステリも読書も超初心者なので、今海外古典ミステリを手当たり
次第に読んでるんですが、なかなかコレってのに出会えないです。。。
ルルーもいまいち私には合わなかったかんじ。
次はいよいよエラリー・クイーンいきます(遅すぎですね。。。)
最近綾辻行人の十角館の殺人を読みました。どうやら海外古典好きの私は
もうかなり感動しました。そして見事にだまされました(いい意味で)。
あの一文に鳥肌がたちました・・・
404 :
鎌首タン:02/06/15 02:11 ID:B3rvRxf.
カポーティ好きはおしゃれさんが多いって本当ですか?
405 :
名盤さん:02/06/15 02:13 ID:mvLLXwIA
ジョルジュ・バタイユはどうよ?
406 :
KOKI ◆RIDEiyBA:02/06/15 02:17 ID:8m3eoLkc
太田光はカポーティが大好きらしい
408 :
名盤さん:02/06/15 02:28 ID:8Jrl03NE
>>406 俺ミーハーだから
代表作「マダムエドワルダ」「眼球たん」「エロティシズム」しか読んでないけど
今度、それ読んでみるよ。
カポーティって結構前に伝記みたいなの出てたから、それが読んでみたい。
サリンジャーの『ナイン・ストーリーズ』。
「バナナフィッシュにうってつけの日」の話の内容が突拍子すぎて分かりません。
彼の作品は感覚で読め、っていうのが分かる気がする。
411 :
四限茶:02/06/17 01:43 ID:M463Q9sk
>>407 どっかでアーヴィングにインタビューしてたね。
>KOKI
ショックを受ければOKかと。
>茶
ショックっていうか・・え!? 何だコリャ?っていうのが正確な感想。
ってか、あらすじがあってないようなもんだね、これ。
ちょっと都会的に洗練されてて、洒脱な実存主義文学みたい。
413 :
一遍 ◆2hRRyQho:02/06/17 20:11 ID:7rkKsoyU
誰か誰か。
「構造主義」
上手く説明できる人いまセンか?
どうも要領を得ないんだっちゃーわいや
414 :
サンコン:02/06/17 20:13 ID:5CV7HttM
清水アリカ。
って今何か書いてるの。
415 :
名盤さん:02/06/17 20:39 ID:LeG5TIYM
>>412 バナナフィッシュの話はグラース家の中の一話だからあれだけ読んでも
内容的にはよくわかんないでしょ
416 :
KOKI ◆RIDEiyBA:02/06/17 20:47 ID:WpG7cfcI
>>413 ゴメン。構造主義はあんま興味無いんで(汗
>>415 『ネプワーズ』とか『フラニーとゾーイー』なんかがグラース家の他の話だっけ?
417 :
名盤さん:02/06/17 20:57 ID:uvoDf2hQ
>>416 ごめん。ネプワーズってよくわかんないんだけど。
確かバナナフィッシュってシーモアの話しだっけか?
大工よ、うんたらかんたらってのがシーモアの話だった
気がするからそれ読めば結構ストーリーわかった気がする。
@ノハ@
川o‘д‘)<PEについて。完全体は、ミト(略)の塊なのか? 謎だ…。
419 :
でんぷん:02/06/17 21:23 ID:H8kGyYT6
今日買った本
「FUSION」/シンコーミュージック
大熊ワタル「ラフミュージック宣言」
渋谷陽一「ロック大教典」
今読んでるのは「ホビットの冒険」と「21世紀の本格」。
全然文学しとりません。
ブルーストは2巻まで読んで投げ出しました。
420 :
一遍 ◆2hRRyQho:02/06/18 00:43 ID:Ai0yLBPM
>>416 デァァァァァ
KOKIくんが回答してくれそうな予感がヴァリヴァリしてたのにィイィィ。
しょうがないわいやー。自ら勉強しる。
421 :
鎌首タン:02/06/18 00:46 ID:L/0mjcHc
今さら「西洋の没落」を読んだりする自分が愛らしい
422 :
でんぷん:02/06/19 18:49 ID:.0WdUnOs
>構造主義
自分もよくわからんのでちょっと調べた。
で、わかった事だけ書きます(^^;)。
「群盲象をなでる」ということわざがある。文化論では、とかく
異文化の特異な部分のみをあげつらって、近視眼的な中身のない
ものになりがち。日本で言えば「ゲイシャ・フジヤマ・ハラキリ」
というところ。それじゃラチがあかんので、もっと共通の前提に
立った比較・対照をしようという。象は動物なんだから、動物と
して、何食べるか、いつ寝るか、子供どれくらい生むか、みたい
な所から語ろうと。で、ここでいう「動物」が「構造」にあたる。
423 :
2:02/06/19 18:51 ID:.0WdUnOs
(以下引用)
レヴィ・ストロースは、各地に伝わる神話を洗いざらい
分析し、それらに共通する法則(=<構造>)を発見する。
それまでその地方オリジナルの神話だと思っていたところ
に、共通する<構造>が存在するということが分かり、ヨ
ーロッパ社会に衝撃が走る。自分たちのヨーロッパ文明が
最頂点であり絶対であると信じていたら、いわゆる「未開」
社会のそれも、その<構造>という点に関しては共通だっ
たからである(ザマ〜)。聖書に関しても、神様の言った
言葉(テキスト)を無視して<構造>を見出せてしまう点
において、キリスト教社会たるヨーロッパ社会に同様の衝
撃が走る(本当にザマ〜)。
人間個人個人にも<構造>があると言った人がフロイトであり、
彼の場合は個人レベルにおける構造主義者である(岸田秀は、
その個人レベルの<構造>は、社会全体にも当てはめることが
できると言っている)。
(引用終わり)
424 :
3:02/06/19 18:52 ID:.0WdUnOs
レヴィー・ストロースの場合、結婚の必然性、つまり、近親相姦
では遺伝的に良くない、そこで家族間で配偶者となるべき相手を
交換する必要が生まれる、そこから家族同士の付き合い、あるい
は親類・縁者という関係性が生まれ、それが社会の雛型(モデル)
になった、と考えたところがひとつの成果でもある。このモデル
が「構造」のひとつなわけ。
とまぁこれで終わりたいんだけど、最後にちょっとだけ難しく
「構造」の定義というものを。多分、この辺りで言語学のややこ
しい領域とクロスする。
425 :
4:02/06/19 18:53 ID:.0WdUnOs
(引用始め)
「分節恣意性」
1私が発音する「あ」とあなたの発音する「あ」の音素は微妙に異なる。
また、私が発音する「あ」も状況によって異なる。にもかかわらず、私
たちは「あ」という同一性をそこに認めている。
2「イヌ」という音素・表記と対応する現象としてのイヌは何らかの同
一性をはらむが、そのことには根拠はない。しかしひとた び「イヌ」と
決定されれば、それはわれわれをしばることになる。実際、われわれは
誰一人としてイヌを厳密に記述できないにもかかわらず、イヌの何たる
かを知っている。
「対応恣意性」
日本語で「イヌ」という音素・表記が指示する動物が英語では「ドッ
グ(dog)」と呼ばれるように、対象に対応するコトバはどんなもので
あっても構わない。
分節恣意性によって分節された要素が何らかの対応恣意性によって規
定されているとき、この関係性の総体を「構造」と呼びます。言語は
「構造」の典型的な例なのです。
(引用終わり)
426 :
ラスト:02/06/19 18:54 ID:.0WdUnOs
つまり、「何か」が"意味づけ"され、"関連づけ"されたとき、その意味
と関連の事を先の「何か」の"構造"と呼ぶわけやね。
で、そうやって定義された"構造"という概念で何ができるかと、言う訳
で、レヴィ・ストロースは文化論をやって有名になった。で、更にいろ
んな方面で応用されて、それを全部「構造主義」に含むもんだから、話
が大きくなってよくわからなくなったと、そんな感じです。
>>417 ゴメン、『ハプワース16、1924』だった・・。
大工よ、うんたらかんたら、っていうのは『大工よ、屋根の梁を高く上げよ』のことね。
サンクス。
>鎌首タン
それが終わったら、次はトインビーにLet's Try
428 :
KOKI ◆RIDEiyBA:02/06/22 20:54 ID:NrFTbO/E
そろそろ、Ageかね・・。
曽野綾子の『旅立ちの朝に』、面白かったっす。 死と生の関係について考えさせられた。
429 :
名盤さん:02/06/22 20:57 ID:4FCcCOlQ
小松左京を読んでみようとしたけど、なんだか、もう。
430 :
ドミノ:02/06/22 20:59 ID:0bIltTx2
シェークスピア「マクベス」読んでる
食わず嫌いってよくないね
431 :
KOKI ◆RIDEiyBA:02/06/22 21:01 ID:NrFTbO/E
>>429 『日本沈没』、昔チャレンジしようと思ったけど、ちょっと無理だった。
あの人の短編は何気に奇妙な味しててイイ線いってると思う。
筒井康隆にも同じことが言えるんだろうけど。
432 :
KOKI ◆RIDEiyBA:02/06/22 21:03 ID:NrFTbO/E
>>430 シェークスピアなら『リア王』もいいよ。
433 :
ドミノ:02/06/22 21:07 ID:0bIltTx2
>>432 「リア王」読んだよ
岩波文庫でさ、新訳になってて。
注が詳しくてよかったよ。
黒澤の「乱」の原作なんだね
エドガーが気に入った
434 :
KOKI ◆RIDEiyBA:02/06/22 21:12 ID:NrFTbO/E
>>433 『リア王』はね、一人の人間が何もかも失って
最後は殆ど見取る人間もいないといった状態で死ぬ、という筋が好きですね。
俺、そういう滅んでいくものが好きなのです。
『テス』って知ってる? 俺はあの小説を読んだ時、涙が出て止まらなかったな。
435 :
名盤さん:02/06/22 21:15 ID:WrTzqa4U
アメ文学だと、カ−トボネガット、レイモンドカ−バ−、フィツジェラルド
が好きなんだけど、この面子ってなんか村上ハルキが好きそうな面子
だと知ってなんか欝・・・・。
読んだ事無いけど読んだらはまるのかしら、ハルキ。
嫌だな〜、なんか。
436 :
ドミノ:02/06/22 21:15 ID:0bIltTx2
>>434 「テス」って知らないなあ
作者は?
映画あったよね、そのタイトルの
437 :
:02/06/22 21:20 ID:D82kFp5w
シドニー・シェルダンの「天使の自立」読んでる
が、なかなか進まない・・・
まだ、上の200ページくらい
長すぎ
438 :
KOKI ◆RIDEiyBA:02/06/22 21:22 ID:NrFTbO/E
>>435 春樹さんの小説は確かにそのテの作家から影響は受けてるけど、
文体とかそういうのは本人のものとして完全に確立されてるからあんま気にならないと思う。
個人的には、春樹さんは「コミュニケーションの不在」みたいな
インターネット時代におけるテーマみたいなのを扱い続けてる感じ、かな。
文体なんかでくるんであったりするけど。
>>436 作家はトマス・ハーディ。 他に『日陰者ジュード』っていう小説も書いてるけど
これも救いの無い話。
439 :
名盤さん:02/06/22 21:42 ID:24.xxR9k
ユゴーの「レ・ミゼラブル」読んでるとこだけど、
本編の途中途中に入る、なんか時代背景の説明とかの文が異常に長くて
すごい邪魔なんですけど・・・。
本編も、偶然とか運命のイタズラみたいなのがありすぎて結構萎え。
最後まで読んだら「読んでよかったー!」ってなりますか??
440 :
KOKI ◆RIDEiyBA:02/06/22 21:46 ID:NrFTbO/E
>>439 時代背景の説明文や運命のイタズラ系は、当時の小説の監修みたいなもんだから
警部とジャンの関わり合いが好きです。
441 :
名盤さん:02/06/22 21:51 ID:24.xxR9k
>>KOKI
即レス嬉しいです。サンキュウ。
みんな春樹好きみたいだけど、私は村上なら断然、龍のほうが
好きなのです・・・。ダメ?
「コインロッカー・ベイビーズ」とか「コックサッカー・ブルース」とか
大好きなんだけど。
私は春樹よむのならカーとヴォネガットとかのほうがいいなぁ。
龍は違うところで不当に評価下げてる気がしますね。
妙なテレビ番組出たりとか。
443 :
:02/06/22 22:11 ID:JtOh5kj6
日本の現代作家なら、大西巨人と中上健次を読まないと話にならない。
ありゃりゃ
444 :
名盤さん:02/06/23 18:39 ID:uHYSlPtg
一番好きなのを一冊挙げろと言われたら?
E・ブロンテ『嵐が丘』
>>437 シェルダンなら昔『時間の砂』読んだ事あるけど、すげえ面白かった!!
話に引き込まれるし、面白い奴一杯出てくるし、ちょっとエロいし(w
>>441 補足しとくと、18世紀フランス小説は読み手が中産階級に移っていくのに伴って
ああいう感じのが好まれる傾向になった、と何かの本で読んだような気が。
当時のフランス小説はバルザックとか、スタンダールとかも、程度の差はあれ、あんな感じ。
ドラゴン先生は、初期作品だね。『69』とか『コインロッカー・ベイビーズ』ですな。
どうでもいいけど、最近のドラゴン先生は妙なテレビ番組もそうだけど、
経済評論やったり時事問題に口出ししたりするの止めてもらえますか? って感じ。
『バブルの時、何が買えたか?』って本、意味が分かんない。
>>443 中上健二、集英社から出てた短編集(タイトル失念)しか読んでないけど良かった、と思う。
文章に、じめじめした暗さがあったと記憶してます。
あとね、春樹さんは女性キャラがすごく立ってると思ってるのは気のせい?
緑なんかマジで最高だったな〜。 もう、すごく好き。
この人の小説はすごく長いか、逆にすごく短いのが出来がいいと思う。
447 :
名盤さん:02/06/23 23:28 ID:uHYSlPtg
>>445 『あの金で何が買えたか』ってやつ?
本屋で少し立ち読みして、「どうしちゃったんだ?村上さん」
と思って買うのやめました。
>>447 あの本高校の図書館で見てから、いよいよこりゃヤバいな、と思った・・。
以前からキちゃってるな、とは感じてたけどさ。
449 :
名盤さん:02/06/23 23:50 ID:uHYSlPtg
そんな村上さんですが、今日読んだ『ライン』は面白かった。
各エピソードがことごとくブツ切りなので消化不良気味ですが、
そもそもこの人にスッキリした結末を求めるのが間違いだし。
田口ランディの解説が余計だったな。
竹本健治の『ウロボロスの偽書』がついに文庫化
されたと炒ってみる
451 :
名盤さん:02/06/24 01:26 ID:HoNrv./6
ブロンテ、妹のジェーン・エアは読んだ事あるけど、嵐が丘は未読や。
おいらは今ピーナッツ読んでます。漫画だけど読書読書。
452 :
名盤さーん:02/06/24 15:43 ID:2Fz/ULvs
「長距離ランナーの孤独」久しぶりに読んでみようかな。
453 :
でんぷん:02/06/24 17:32 ID:pVKjJjfY
>450
あの頃の竹本さんは凄かった。
今はマンガ家だったりするもんなぁ。
454 :
名盤さん:02/06/24 17:35 ID:xhraLhEY
>>450,
>>453 をを、洋板にも竹本読者がいるとわ。
早く「ウロボロスの純正音律」が読みたいですぅ。
455 :
:02/06/24 17:58 ID:MCwHt7WU
>>445 時間の砂はまだ読んだことないんだが、「天使〜」が終わったら読もうと思う
他にお勧めは「ゲームの達人」(おもしろすぎでビデオまで買ってしまった・・・)
シェルダンものはどの作品にもエロ描写があってなかなか萌えます
>>449 最近の先生は、作品の出来不出来が明らかに激しいですな。
『五分後の世界』とか良かったけどね。 ダメな作品はほんとにダメになっちゃったよな〜。
>>455 『ゲームの達人』って以前本屋で買って以来、まだぺージを開けてもいないなぁ・・。
『時間の砂』のエロ(;´Д`)ハァハァ…って感じなんすけど(汗
『天使のため息』はどうかな? 引き込まれる?
それと『カーとヴォネガット』ってJ・D・カーとヴォネガットっていう二人の人がいるのかと思ってたけど
カート・ヴォネガットのことね。 今日、ようやく思い出した。
『青ひげ』とかいうのだけちょこっと読んだ、かな。
初期の春樹さんをわけ分かんなくした感じだった覚えが。
458 :
:02/06/25 21:46 ID:b1MT6dZU
>>456 「時間の砂」は官能なんすか!?
スゲー、絶対次読も!!
「天使の自立」(「ため息」でなく「自立」では? すみません、勝手に省略してしまって…)
うーん、まだ最初の方ですんで、そんなに引き込まれていないです・・・
(もうそろそろ来るかな?って感じですが)
それと「ゲー達」は良いですよ、マジで!!
ずっとワクワクしっぱなしで
途中、飽きてくる個所がありますが、それを越せばまたワクワクが蘇ってきますよ!!
459 :
名盤さん:02/06/25 22:42 ID:O0OGHw7.
ドイツが勝って、良かった良かった!
「時間の砂」のエロ描写って、女が読んでも楽しめますか?
460 :
名盤さん:02/06/25 23:21 ID:6StBj6rA
>>459 「時間の砂」は呼んだ事無いから知らないけど
シェルダンのエロ描写はなかなかウマイと思うよ
女の視点から書いてる感じがします
461 :
名盤さん:02/06/25 23:43 ID:O0OGHw7.
>>460 そうなんだ〜。じゃあ今度読んでみる・・・たしか図書館にあった。
462 :
名盤さん:02/06/26 13:05 ID:4gWijMAs
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
( ・∀・)つ旦~~ <
|
( ^▽^)つ旦~~ <
| 劇場版の模倣犯は最悪でした。
( ´,_ゝ`)つ旦~~ < 原作が好きだったからなおさらね。。
|
( `Д´)つ旦~~ <
\______
463 :
名盤さん:02/06/26 13:17 ID:dIqSajZg
460>>
「時間の砂」のエロ描写って思いっきりエグいと思うのですが・・・
女性視点からのエロ描写なら「明日があるから」等の方が良いと思われ
464 :
名盤さん:02/06/26 13:21 ID:dIqSajZg
465 :
名盤さん:02/06/26 13:26 ID:Z77X2CAk
>>450 竹本健治いいですよね
「失楽」「偽書」もいいですが「トランプ殺人事件」がベストです
「腐蝕」も好きですな
とりあえず全然知らない人はこれ以上ネットなどで情報を仕入れずに
「ハコの中の失楽」を読んで驚いて欲しいですな
466 :
名盤さん:02/06/26 13:29 ID:dIqSajZg
トム・クランシーの「エクスプローラーズ」シリーズはなかなか良いヨ
ネットヲタには最適!
>>465 『闇に用いる力学』も好きです。
彼はデビュー当初からのアイデアを
温めてたモノらしいですね。
468 :
でんぷん:02/06/26 16:24 ID:uO4UdMls
>463
「明日があるなら」のタイトルに繋がる台詞が
出るとこ、しびれました。
>465
「トランプ」圧倒されましたね。
まともにゲームをネタに絡めるという点では
後のシリーズへつながる意味でも「囲碁」が
印象深いですけど。
469 :
名盤さん:02/06/28 21:52 ID:/VFBc/P.
落ちそうなので、ageときます。
漫画だけど、手塚治虫の「ネオ・ファウスト」が
未完なのはまことに惜しい。
470 :
鎌首タン:02/06/29 14:36 ID:6XlDqxMk
「土曜の夜と日曜の朝」読んじゃった
471 :
反転石:02/06/29 14:38 ID:MoKIwI4Y
>>462 名盤しゃん、姫、名盤はん、最後はナカータか?
>>459 ドイツ勝って良かったね! 俺、ドイツファンなのよ〜♪
『時間の砂』は・・微妙かも(汗
>>462 なんかのワイドショーで、映画の映像が流れてたけど、
一瞬で見ないほうが良さそうだな、という結論に達しましたです。
なんか安っぽくなかった? そんなことない?
>>469 それって後期の作品だっけ?
後期の作品は思想がもろ出しでついてけないのもあるけど、作品の質が高いと思います。
『火の鳥』の「大地篇」って読みたかったな・・・。
ちなみに、『火の鳥』だったら「未来篇」「異形篇」「太陽篇」が好き。
あとは・・『アドルフに告ぐ』なんていいねえ。
473 :
469:02/06/29 23:26 ID:hWSQWO2A
>>KOKI
「ネオ・ファウスト」第2部始まったあたりで絶筆したのですよ。
メフィストが魅力的なキャラで大好きです。
「火の鳥」は、どれもいいけど・・・「望郷篇」かな。
ああでも「未来篇」もいいよねえ。
明日ドイツ勝つといいね。
私としては、もうどっちが勝っても納得なんだけど(w
474 :
joi ◆8ZVoiFaQ:02/06/29 23:27 ID:.RRnIs7M
葉っぱのフレディを読もう。
475 :
かわうそ ◆hK0R7xmE:02/06/29 23:28 ID:.xglldhQ
ディケンズの大いなる兄さん
ってこのスレまだあったのか・・・
今まで知らなかった
あ、もうこんな時間
はやく精子ペットボトルに詰めなきゃ
477 :
名盤さん:02/07/01 20:38 ID:fN7bojIQ
あげ
478 :
名盤さん:02/07/01 20:39 ID:RAA2ZvLk
もう既に夏真っ盛りなわけだが。
479 :
KOKI ◆RIDEiyBA:02/07/01 20:42 ID:eJuberdA
>>473 『ネオ・ファウスト』もそうだけど、後期の手塚作品は未完なのが実に惜しいのが多数存在します。
タイトル忘れたけど、図書館で読んだ奴でものすごく面白いのがあって
どうなるんだろと思ったら未完。 悲しかったなぁ。
漫画だったらフジコフジオコンビの作品が好きだなあ。
それも、有名作じゃなくて恐怖短編集ね。 この人たちの恐怖短編集はマジでオチがめっちゃ恐い。
Aの方はブラック・ユーモア、Fの方は諦念みたいな儚さを短編の中に感じちゃうんだけど
一見の価値は十分にあります。 Fは『気楽に殺ろうよ』ってのがお薦め。
Aの方は中公から恐怖短編集が何冊かでてるんでそっちをどうぞ。
ドイツ負けちまったな・・・。
480 :
:02/07/01 20:44 ID:/u5OjQXc
なんかオススメのミステリーない?
本格オンリーで頼む
481 :
名盤さん:02/07/01 21:00 ID:fN7bojIQ
>>480 海外ならなんといってもシャーロック・ホームズものが大好きです。
あと、ガストン・ルルーの「黄色い部屋の謎」とかは
有名すぎてオチばれしてますか??
クリスティの「アクロイド殺人事件」もオチは有名ですよね。
日本人では島田荘司の御手洗潔シリーズが好き。
でもオススメかと言うと、好みが分かれると思うので何とも・・・
482 :
KOKI ◆RIDEiyBA:02/07/01 21:02 ID:eJuberdA
>>480 アガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」、エラリ-・クイ-ンの「九尾の猫」、
クロフツの「樽」。
483 :
:02/07/01 21:09 ID:/u5OjQXc
クリスティと島田荘司のは読んでる
ガストンルルーとクロフツっての探してみる
484 :
名盤さん:02/07/01 21:21 ID:pAiBNUBM
俺は芥川龍之介が好きなんだけどどうかな?
485 :
KOKI ◆RIDEiyBA:02/07/01 21:30 ID:eJuberdA
>>483 創現推理文庫の一冊っす。 クロフツは他のも面白いんで是非。
>>484 初期の方が一般的に人気なんだろうけど、後期の作品の方が好き。
「歯車」、「河童」、「ある阿呆の一生」、「続・西方の人」とか。
あの辺の作品って、芥川さんの、理性とか知識みたいなので固められた防具が壊れて、
より人間的な生身の部分が出てきてるから好き。
「白」「蜜柑」「一塊の土」「仙人」も何気に好きな作品かね・・。
486 :
和久井伸晃 ◆.FuFYqiI:02/07/01 21:33 ID:UBbCCAK2
芥川の羅生門は素晴らしいと思った。
ニキビが下人の心を表してるんだよね。さりげなくて良い。
487 :
でんぷん:02/07/01 21:49 ID:Ht/b1yU.
ミステリと言えば、竹本健治「匣の中の失楽」
の底本とも言える中井英夫「虚無への供物」は
既出でしょうか。
芥川はなんだかんだ言って「蜜柑」「トロッコ」好き。
488 :
KOKI ◆RIDEiyBA:02/07/01 21:51 ID:eJuberdA
>中井英夫「虚無への供物」
確か、読んだ。 あらすじ、最早頭の中に無いけど。
489 :
でんぷん:02/07/01 22:12 ID:Ht/b1yU.
>488
そうすか。推理合戦が延々続いて、いいかげん
嫌になって忘れた頃にスッパリ解決するという。
まさにアンチ・ミステリの名にふさわしい1作。
アンチ・ミステリと言えばノックスの「陸橋殺人事件」
でしたか、あれもいいですね。
490 :
でんぷん:02/07/01 22:16 ID:Ht/b1yU.
そう言えば、アンチではなくて正統派ですが、
嫌になる程のミステリの連続という意味では
クリスチアナ・ブランドの「緑は危険」が
あります。一度最後まで読んでから再読すると、
作者の読者への綱渡りのようなギリギリの仕掛
けが見えてきてゾクゾクします。
491 :
名盤さん:02/07/01 23:33 ID:aO12rhs.
今週31号のジャンプでやってたジョジョの元ネタ、
壁彫ったら死体が出てきた、って何かであったようなきがするんだけど
なんだっけ
492 :
でんぷん:02/07/01 23:42 ID:PBodfvCw
>491
ポーの「黒猫」。
ポーと言えば「アッシャー家」「早過ぎた埋葬」
「アモンティリャードの酒樽」と生き埋めネタ
結構あるな。「黒猫」は死体になってからだけど。
493 :
DOLY ◆DOLYKULY:02/07/02 11:50 ID:7EPfwaHM
夏だ・・・鬱。
蒸し暑いけどクーラーは無いので、ヒヤッとする本でも読みます・・・。
ここ参考にします・・・。
494 :
KOKI ◆RIDEiyBA:02/07/03 19:50 ID:Fj0PgTeI
>>493 吉行淳之介が編集してる中央公論新社の『奇妙な味の小説』っていうのがいいよ。
安岡章太郎の作品が面白かったです。 蛸のような化け物に襲われる、っていうやつ。
495 :
名盤さん:02/07/03 20:04 ID:R4nuJ/Sw
>>491 >>492 楳図かずおの短編マンガでも似たようなシーンがあった。
記憶喪失の登場人物だが、妙に部屋の壁が気になって仕方がない。
そこでつるはしで壁を掘ってみると、そこには死体が。
それはなんと昔の恋人だった…。
496 :
名盤さん:02/07/03 20:26 ID:PkqUAapM
>>486 羅生門よりも地獄変。話の深い部分が完全にわかった時には鳥肌が立ったよ。
497 :
かわうそ ◆hK0R7xmE:02/07/03 21:45 ID:c1pKG5Fw
グワシっ!
漂流教室のドラマ全部見忘れたなぁ・・・
どうでもいいが
498 :
四限茶:02/07/03 22:11 ID:WHxhHPL6
ABC戦争(ほか2)読んだ。
まあ、おもろかったけど、あんなんばっかなのかな。
>494
それおもろそう。
文庫じゃないよね。
499 :
名盤さん:02/07/03 22:13 ID:VK8.El92
夏のスレはどこですか?
500 :
四限茶:02/07/03 22:20 ID:WHxhHPL6
501 :
でんぷん:02/07/03 22:35 ID:dO0rKuak
そう言えば「一塊の土」は歳を取るほどに
味わい深くなる1作です<芥川
502 :
かわうそ ◆hK0R7xmE:02/07/03 22:36 ID:c1pKG5Fw
僕はカインではありません
503 :
一遍 ◆2hRRyQho:02/07/03 23:42 ID:5qxOyidM
504 :
KOKI ◆RIDEiyBA:02/07/04 21:54 ID:sUCC0b6E
>茶
文庫です。 結構高いんだけど、いい作家が一杯書いてます。
他には島尾敏雄の話も面白かった記憶がある。 あと、小松左京の「収集礼状」。
>一編
本当ですか?
ま、パンチョ伊東が死んだんだけどな
506 :
名盤さん:02/07/04 23:10 ID:aPGBy7aY
ピーター・ラヴゼイが好きだな〜。
1回英語で読んでみたいけど、無理だろーなぁ
あと、藤沢周平が最高!
あの文章がめちゃめちゃいい。
507 :
KOKI ◆RIDEiyBA:02/07/05 22:57 ID:FBh6DK/U
>>506 藤沢周平って、未だにTVや雑誌なんかで語られたりするけど、いいのかい?
俺、時代小説、あんま読まないから分かんない。
セリーヌの「なしくずしの死」、河出書房新社から文庫で出てる。
欲しいけど、一冊¥1000以上、ってね・・。
508 :
名盤さん:02/07/05 23:04 ID:3ZwHAuS2
>507
面白いよ。
派手な時代物じゃなくて、市井の人達を取り上げてるのが好きさ。
歴史わかんね−、てな人達も読み易いし。
少し世間から外れちゃった人達の悲哀・・・・ってところは
洋楽板住人にも被る部分は多かろう。
510 :
名盤さん:02/07/07 12:41 ID:z9hI2WY2
age
511 :
名盤さん:02/07/08 08:51 ID:OxVr8Akk
あげ
512 :
名盤さん:02/07/08 09:17 ID:XvZWbpc6
松本清張の時代物はよい。
無宿人別帳が好きだ。
513 :
でんぷん:02/07/08 20:54 ID:AQDBALDw
山田風太郎の「忍法八犬伝」ってのがバカバカしくて
良かった。
>八犬士活躍後150年。若き城主里見忠義が快楽を貪(むさぼ)
った代償に、家宝の“忠孝悌仁義礼智信”の八顆(はっか)の
珠が“淫戯乱盗狂惑悦弄”にすり替えられた。甲賀卍谷で忍法
修業した、八犬士の末孫8人VS.半蔵指揮下伊賀者の女忍者8人
の熾烈果敢な戦いやいかに
っての(^^;)。
514 :
名盤さん:02/07/08 21:08 ID:Qa0Gc5t2
>>513 山田風太郎いいよね。「人間臨終図巻」が好き。
亡くなったとき、真っ先にこれが浮かんだよ。
515 :
KOKI ◆RIDEiyBA:02/07/09 21:31 ID:V/o5Ipdw
『寝ながら学べる構造主義』っての読んでみた。 面白いねぇ。
ちょっと、構造主義の見方変わりましたです。
( ・∀・) すべては一杯のコーヒーから。
517 :
名盤さん:02/07/11 20:19 ID:i3uz21hA
夏になると「新潮文庫の100冊」とかそういうの思い出す。
で、今さらかよってくらいの定番の名作とか読みたくんるんだよな〜。
518 :
名盤さん:02/07/11 22:04 ID:/RXCSK3Q
>517
激同
文庫で読む名作は夏だよねー
今日女子高校生が「『蝿の王』と『青い麦』ありませんか?」って
カウンターに来てたなあ。なんだか眩しかった(遠い目
519 :
一遍 ◆2hRRyQho:02/07/11 22:13 ID:9sXhJoBc
>>515 いいーーーなーーーその本
構造主義まじわからんのですよ
実存主義は結構頷けるもんがありーーすけど
520 :
名盤さん:02/07/11 22:41 ID:w6KY1yRI
夏休みに読破した思い出の本って何?
私は『芥川龍之介全集』全24巻(量だけで読みやすいけど)
521 :
名盤さん:02/07/12 00:07 ID:N5JHrQZA
意外なところで飯島愛たんの「プラトニクせくーす」いいよ。
自分は一生関わらない世界を赤裸々に語ってくれた。
あと、親の教育って大事なんだなって反面教師的に分からせてくれた。
522 :
名盤さん:02/07/12 00:13 ID:N5JHrQZA
普通に好きな本は三島由紀夫の「潮騒」昔映画にもなったけど純愛っていいとオモタ
漱石の「三四郎」「それから」「門」の3部作。訳アリ男女の変遷(?)を書いててイイ
プラトニクってゴーストだよねいくらなんでも
524 :
Dovecraft:02/07/12 10:37 ID:GKupYKtk
みなさんごきげんよう
最近読んだフラン・オブライエンの「第三の警官」がおもしろかった。
あとは西瓜糖の日々を読み直してる。
ところでkusoのスレッドってどこですか?
525 :
KOKI ◆RIDEiyBA:02/07/12 10:48 ID:U10uY2zc
>>517 今年の「新潮文庫の100冊」微妙〜。 売れ線多過ぎやしないですか?
まあ、いいんだけどね。
>>518 そういう女子高校生イイ!
>>519 文春新書から出てるよ。 フーコーとレヴィ=ストロースの項が特に面白かった。
他には『ハイデガー・神秘主義の哲学』とかいうのも買ってみたり。
>>520 星新一の本を残らず読破しました。 当時は1日二冊くらい読んでた記憶がある。
526 :
Dovecraft:02/07/12 10:48 ID:GKupYKtk
ミルハウザーの「バーナム博物館」を古本屋で見つけたので買った。
これもおもしろかった。
527 :
KOKI ◆RIDEiyBA:02/07/12 10:53 ID:U10uY2zc
528 :
名盤さん:02/07/12 11:09 ID:nIfytEP2
難しそうな本読んでる割には
感想が「面白い」の一言っつうのもいとをかし。
529 :
名盤さん:02/07/12 11:13 ID:lsE5kizY
530 :
KOKI ◆RIDEiyBA:02/07/12 11:13 ID:U10uY2zc
>>528 全然難しくないよ。 特に『寝そべりながら〜』の方は
作者があんま難しい言葉をあえて使わないようにしてくれてるみたいだから読み易い。
『フーコーの学術的な説』も、権力の中にいつの間にか取り込まれている、って
考え方が気付きそうで気付かない話で、はっとした。
普段気づかないようなこと・無視してしまうようなことこそ
本当は大切なことだな、と思うきっかけになりますた。
531 :
Dovecraft:02/07/12 11:19 ID:GKupYKtk
>>527 おひさしぶり。
僕は対象aっていうのがイマイチピンとこないんだけど、
ラカンは構造主義なのかな。ポスト構造主義っていうのもあるんだっけ。
あと構造主義の彼岸とか臨界とか言う人もいるみたいだし。
532 :
名盤さん:02/07/12 16:15 ID:jdjyKZiU
今更だが島田荘司の「占星術殺人事件」読もうかと。
綾辻はだいたい読破しちゃったし。
533 :
四限茶:02/07/12 18:52 ID:pYM9SvFA
>>525 ハイデガーは新書のやつ?
それ名著です。
534 :
名盤さん:02/07/12 22:26 ID:wFqFr7/I
>>532 「占星術殺人事件」いいよね。出た当時は物議をかもしたらしいけど。
でも私は女なので、やっぱりなんだかんだ言って
「異邦の騎士」に弱かったりする・・・。
久しぶりに読み返そうかな。
535 :
でんぷん:02/07/12 22:34 ID:7sfNMn0U
>532
トリックをパクった某マンガの方が
有名なんじゃないかってやつですね>占星術
あの頃の島田さんはトリック云々より小説の
語り口自体に強烈な緊迫感があって好きでし
た。
536 :
名盤さん:02/07/12 23:12 ID:DzGlM6IU
夏か・・・夏といったら小学校の時図書館にあったサザエさんを全巻読破した
思い出があるな。あの時は暇だったんだな。
エプロンおばさんも読んだな。全部三回づつ読んだ記憶がある。
537 :
名盤さん:02/07/12 23:15 ID:f0O5.UNw
なんかいいスレだな。
南回帰線、ガイシュツ?
538 :
名盤さん:02/07/12 23:17 ID:f0O5.UNw
僕は学生のころ金井美恵子がすきだったな。若いころの奴。
素敵だったよ。
今はただの嫌なおばさんだと思うが。
539 :
名盤さん:02/07/12 23:19 ID:XunSTqQQ
>>536 サザエさんは図書館で大人気だよ!
こども、おとしより、女子高校生、サラリーマン、あらゆる人に
読まれてるよ>長谷川町子全集
国民的マンガって実感したなあ。
540 :
名盤さん:02/07/12 23:23 ID:f0O5.UNw
264 :吉本55 :02/05/06 18:47 ID:gEO/v6I6
ここは洋楽板だろ?
なぜに町田康が出てこない!?
夫婦茶碗推奨
洋楽だから日本人作家駄目というのは駄目よね。
けものがれ俺らのさると、でメタルマシーンミュージックが大音量で
かかっているラジカセを破壊するシーンがあって笑った。
541 :
名盤さん:02/07/12 23:26 ID:6ZMYD/h6
>>538 あのーもしよろしかったら、金井美恵子のお薦め
教えて下さい。興味があるので。
542 :
583:02/07/12 23:29 ID:f0O5.UNw
参考までに、何歳なのかな?
昔確か筑摩(日本文芸社か)から短編全集全3巻が出ていて、かなり網羅されていたんだよね。
いまはうってないでしょ。
文庫でちらちら出ているのでデビューのころのプラトン的恋愛、とか読んでみ。
僕が一番すきなのは、「岸辺のない海」という小説。
この人、本当に涸れてしまった、悲しいことです。
543 :
583:02/07/12 23:33 ID:f0O5.UNw
とんでもない間違いで、デビューは愛の生活だよな。失礼。
プラトン的は中期の作品。
544 :
:02/07/12 23:36 ID:ZKL8MiWk
ダニエルキイス、アゴタクリストフの情報ない?
545 :
名盤さん:02/07/12 23:58 ID:XxpPIK6Q
>>542 ありがとうございました。「彼女(たち)について知っている二、三の事情」と
いう作品(タイトル違っているかも)を、連載当時に読んで、なんじゃあこれはと
思ったのです。今までに読んだどの小説とも違っているように感じました。
あ、年はひろゆき氏より一つ上です。
546 :
583:02/07/13 00:01 ID:qS9VOAD.
>>545 多分それなら僕とも同い年だね。
彼女の全盛期は僕らが生まれたころだからね。すごいよなあ。
まあ、是非読んでみてください。ぜんぜんいいと思うよ。初期は。
547 :
名盤さん:02/07/13 00:10 ID:1UIODSKw
>>546 同い年ですか。なんだか自分が恥ずかしいなあ。
初期の作品早速読んでみます。
それから545の正しいタイトルは、
『彼女(たち)について私が知っている二、三の事柄』でした。
金井美恵子のサイト結構あるんですね。
548 :
532:02/07/13 00:18 ID:5VtFrsSI
>>534-535 推理小説で一番好きなのはどれ?
俺は最初に読んだせいかもしれないけど
「十角館の殺人」なんだよなぁ。
完璧なまでに騙されて笑ってしまったよ。
549 :
名盤さん:02/07/13 00:18 ID:aSY4lX6Q
僕、コインロッカー・ベイビーズ好きなんだ〜(´・ω・`)
550 :
583本当は538:02/07/13 03:35 ID:t.Af6skE
>>548 綾辻はやっぱり館シリーズだよね。
十角館かなあ。
時計館(だったっけ?からくり屋敷に閉じ込められる奴)も面白かったけど。
島田は最初の2冊だけだったなあ、純粋に楽しめたの。
あの占星術のねたは名探偵○○だかにぱくられたそうだが
もっと露骨に6枚のとんかつというふざけたものを書いた人がいたね。
あと2作目のあのトリックはなんというか、単純すぎて
思わず笑ってしまった。
>>547 金井美恵子は80年代前後のいわゆる表層批評(W 全盛時代の
蓮実重彦のまぶだちだったから、もてはやされたよね。
中上健次と同格、みたいないいかたされていたし。
>>549 村上龍って5分後とかコインロッカーとかもいいけど、
僕はテニスボーイの憂鬱とか昭和歌謡大全集とか69とか
面白悲しい話が好きです。
特にテニスボーイは大傑作だと思う。って福田和也の受け売りみたいだけど。。。
551 :
名盤さん:02/07/13 03:47 ID:dwz/MfBM
桜の
森の
満開の
下
552 :
名盤さん:02/07/13 14:34 ID:.Nl3Ck1A
桜の
樹の
下
には
553 :
名盤さん:02/07/13 14:48 ID:auPgE.1Y
ANGO SAKAGUCHI
554 :
名盤さん:02/07/13 14:59 ID:IPa1E59A
MOTOJIRO KAJII
↑真似してごめんよ
555 :
名盤さん:02/07/13 15:00 ID:auPgE.1Y
REMON
556 :
でんぷん:02/07/13 18:01 ID:0cNhbEQs
>>548 「十角館」は騙されたのが快感に思える程、決まってますね。
自分もこれでミステリにはまったと言っていいです。
ただ、自分の中で最強は京極夏彦の「魍魎の匣」でしょうか。
島田荘司「異邦の騎士」も別格ですけど。
557 :
一遍 ◆2hRRyQho:02/07/13 20:14 ID:7kyOlT1U
武者小路の お目出たき人 よんでて
このひとのぐちょぐちょした青臭い文章って
夏読むにはけっこうつらいようです
558 :
名盤さん:02/07/13 20:36 ID:FkwPe3tM
ミュージシャンの伝記や評論を読むのも好きです。
ジム・ハットンの『フレディ・マーキュリーと私』。
下世話な興味で読み始めたのですが、結構真摯なラブストーリーで
心を打たれました。作者はご健在なのだろうか。
559 :
でんぷん:02/07/14 12:24 ID:kn6A6itg
ミック・ジャガー、マイルス・デイビス、
ピーター・ガブリエル、後クラフトワークの
ウォルフガング・フルーアの伝記は読みました。
マイルスのが面白かった。
560 :
名盤さん:02/07/14 12:53 ID:kuca/CvI
今「ゴドーを待ちながら」を読んでるよ。だんだんおもしろくなってきた。
561 :
名盤さん:02/07/14 15:11 ID:G7X3tWy.
今年の上半期ベスト3は
スティーブ・エリクソン「Xのアーチ」
レイナルド・アレナス「夜になる前に」
ジム・クレイス「死んでいる」ですた。
特にアレナスは衝撃だったな。
後で読んだブコウスキが色褪せて見えたくらい。
562 :
KOKI ◆RIDEiyBA:02/07/14 15:58 ID:gZ2HX3uM
>茶
そうそう。 講談社の新書本ね。 文章が平易で読み易かった。
ハイデガーの研究なら木田元さんが有名だけど、こっちのほうが俺的には良かったです。
難しいことを平易に書くことは何にも増して難しい、って言葉を実感した。
>>536 うちの家族は長谷川町子さんの大ファンよ。 子供の頃、「サザエさん打ち明け話」買って
プレゼントしたら喜んでくれてね〜。 長谷川町子美術館、また行きたいな。
>>537 ヘンリ-・ミラ-だっけか? 「北回帰線」とか「薔薇色の十字架」の作者だよね?
「北回帰線」はちょっと好きっす。
>>560 感想聞かせてね。 ベケット最高! あと、イヨネスコもね。
563 :
537:02/07/14 20:47 ID:X6ep3XWo
>>562 そうです。
僕は南が人生最高の一冊のひとつかも。
564 :
名盤さん:02/07/14 21:02 ID:v9pMoEKo
昔、十年ちょっとくらい前かな?開高健って新潮夏の100冊の常連じゃなかった?
書かれてるあらすじに興味を引かれて小学生の時「パニック」読んだな。
解らないなりになんとなく面白さを感じたものだけど・・・・。
結局それ以後もそんなに彼の作品読む事はなかったんだけど、
最近思い出したら気になって、読んでみたいと思って本屋行ったら
置いてなかった。今年の夏の百冊にも選ばれて無いし。
いつのまにそうなってたの?開高健ってもう終わった人なの?
変に今読んで昔の記憶を汚さない方がいいのかな〜。
565 :
名盤さん:02/07/14 21:19 ID:s.wdNueE
金井美恵子はもう死んでまーす。
小説より詩の方が遙かに凄いでーす☆
566 :
名盤さん:02/07/14 22:39 ID:X6ep3XWo
読書って文芸だけじゃなくてもいいんでしょ。
金井美恵子の詩ってそんなにすごいかな。
現代詩文庫の金井美恵子の奴は結構はまったけどな。
松浦ひさきはどうなにょ。僕は好きくない。
567 :
名盤さん:02/07/14 22:48 ID:X6ep3XWo
なんとなくおもうんですが
KIKIは駒場の方ですか_?
568 :
名盤さん:02/07/15 01:42 ID:mW4ccbNQ
バタイユ好き 安定剤好き 駒場寮で自殺ppp
569 :
KOKI ◆RIDEiyBA:02/07/15 10:22 ID:vMcPVpZc
>>563 「南回帰線」って今は文庫じゃ手に入らないんだよな・・。
俺は、集英社の全集かなんかで読んだんだけど。
>>564 開高健って、釣りの本とか遊び関連の本出しまくってたから、
いわゆる「純文学」志向の人には読まず嫌いされてるんじゃない? せいぜいが「裸の王様」。
でも、開高健ってすごい人だよ。 「パニック」とかなんて狂気地味てるじゃん。
この人って本質は暗い作家だと思う。 今も全然終わってない、というか再評価されてくるでしょうね。
あ、この人のエッセイは結構好き。 吉行と並ぶ面白さ。
570 :
鎌首タン:02/07/15 20:07 ID:bgjKsens
開高健って「輝ける闇」を途中まで読んだことがあるなー
最近、三島の「仮面の告白」読んだけど
自分の脇毛をオカズに屋外オナニーって所でワラタ
571 :
名盤さん:02/07/15 21:35 ID:tXiP2ocU
かいこうけんはディテールがリアル。
爪楊枝で歯つついて付いた血をなめる課長とか。
572 :
名盤さん:02/07/15 21:46 ID:gM12uQLM
>>571 裸の王様読んだの10年以上前だけど、
主人公がホルモン焼き屋で、ぶたの心臓食べるシーンは鮮明に覚えてるなあ
573 :
名盤さん:02/07/16 02:40 ID:OD1WG7YU
かいこうけんって、初期大江と並んだ前衛作家ってくくりだったと思うけどなぁ?
574 :
名盤さん:02/07/16 04:52 ID:zTiLI.5c
何で洋楽聴いてる奴ってこんなにアホばっかなんだ?
何読もうがそれに対しては文句無いが
もうちっとまともな内容の文章書けよ。
小学生の読書感想文以下だな、こりゃ。
575 :
名盤さん:02/07/16 05:02 ID:0KeY1Qu2
>>574 あんたのこのスレに対する感想も似たようなもんだな。
576 :
名盤さん:02/07/16 09:27 ID:xetziPeA
>>574 何読んでも文句ないのに
その感想の文に文句あるってのは甚だ意味不明だ。
577 :
名盤さん:02/07/16 09:43 ID:vF1Z5Uys
斎藤美奈子さんの本にははずれがない!
『妊娠小説』『紅一点論』・・・目からウロコが落ちまくりです。
鋭い批評でありながら、読んでて面白く、わかりやすい。
批評するならこうでないと。
578 :
:02/07/16 09:52 ID:4Jvip9Qw
一般書籍板でやれ
削除依頼出しとけ
579 :
一遍 ◆2hRRyQho:02/07/16 18:43 ID:vszt5ceE
☆まじめだからね☆
あのー、この間初めて村上龍読んでみたんです。なんか敬遠してて。
トパーズっての買いました。ベストセラーらしいので。
読んでて面白いなって思うんですけど
なんかそれだけじゃ読書した気にならんのです。筆者の意図を掴めないと。
面白いって言う人はどのへんが面白いんですか。ぜひ他人の意見を聞きたい所存。
イメージとして、
表現を過激にした太宰っていう印象を受けましたが。的はずれでしょうかね。
580 :
名盤さん:02/07/16 18:47 ID:hsWO2DQY
>>579 そんな新しいの読んじゃだめぽ
『限りなく透明に近いブルー』『コインロッカー・ベイビーズ』
読んでみそ
581 :
名盤さん:02/07/16 18:52 ID:PROiNslo
限りなく〜は厨房のとき読んだけど、
なんか気分悪くなって最後まで読んでないな。
描写がグロいんだよね、アレ。
『コインロッカー・ベイビーズ』とか『音楽の海岸』とか
凄く好きなんだけどね〜
582 :
KOKI ◆RIDEiyBA:02/07/16 18:57 ID:0PzSVU66
>鎌首タン
「仮面の告白」って、ものすごく肥大した自意識を自分ながらに分析した小説だって
ある評論家が書いてた覚えがある。 だから、
>自分の脇毛をオカズに屋外オナニーって
も、考えてみると当たり前だったりするんですな(w 自分でオナってるって解釈が出来るし。
>>573 「東京三文オペラ」とか「パニック」とかその辺は前衛的な作風のが多かった気がする。
でもいつしか、評価は大江>>開高ってな感じになってるよね。 それが不満。
絶対開高の方がいいと思うんだけど。 話の構成とか。
>>579 「69」面白いよ。
583 :
名盤さん:02/07/16 20:26 ID:ybPVV.y2
574 :名盤さん :02/07/16 04:52 ID:zTiLI.5c
何で洋楽聴いてる奴ってこんなにアホばっかなんだ?
何読もうがそれに対しては文句無いが
もうちっとまともな内容の文章書けよ。
小学生の読書感想文以下だな、こりゃ。
プ
584 :
名盤さん:02/07/16 20:33 ID:M0SQUtqw
>>579 「トパーズ」は男の人が読んだらどんなふうに感じるんだろう?
女の私が初めて読んだ時は、なんだか泣きましたけど。
「ラッフルズホテル」も胸が痛くなったなあ、
作者の意図とは違うんだろうけど。
ま、何読んでどう感じようとその人の勝手だよな。
585 :
名盤さん:02/07/17 01:17 ID:ET3NKgUk
>584
「ラッフルズホテル」は山田詠美と中沢新一が爆笑しながら、
「クソだよね」「うん」なんってさ〜、バカにしてたが。
586 :
名盤さん:02/07/17 08:47 ID:lQsEs6PU
どう考えても山田詠美のほうがクソ
587 :
名盤さん:02/07/17 08:58 ID:iXQEu1hw
トパーズの映画版を見てみたい
588 :
名盤さん:02/07/17 11:34 ID:XrMP/E3s
589 :
一遍 ◆2hRRyQho:02/07/17 22:50 ID:G4mYx9Y2
>>580-582 ありがとーーーーーんだっちゃーわいやー
読み終わったら購入しる
>>584 主人公の女の子よりも出てくる男達の鬼畜っぷりが印象深深深い
なんか紋白蝶ってのが気に入ったっちゃー
>>588 このスレの立役者になんてこと言うの・・・・・・!あ、かいも(以下略
○莫迦○
に戻そうかぬぁー
591 :
550:02/07/18 00:12 ID:8gSuUByY
いや、KOKIは読書量多いよ。
読書は基本的に量読まないと分からんからね。
で持って僕は勤勉な読書家ではないのだが、
衝撃を受けた本とすると、
○壊色(町田康)
○町田康の小説全部
○南回帰線
○鳩の翼
○ヤサシイワタシ(漫画)
あと
○根本敬の「因果鉄道の旅」←これ最強
592 :
名盤さん:02/07/18 00:13 ID:H1rIDtJo
パークライフ ♪
根本敬はいいですね・・・
死体写真の漫画はショックていうか気分悪くなったけども。
ねこぢるも僕は大好きだけど・・・
594 :
550:02/07/18 00:22 ID:8gSuUByY
しかし学生時代アンチオイディプスに挑戦したり
ハーバーマス論争に参戦したり(w
クセナキスがどうとか、いってたけど、
そういう知識は一切霧消しますた。
595 :
名盤さん:02/07/18 02:41 ID:1ZhY8GTs
>>594 なんかそういうキーワードだけ羅列するのって馬鹿っぽいよ。
量を読めば相対的に判断出来る様になるかも知れなjけど
一番重要なのは何を読み取ったかでしょ?
>>特にテニスボーイは大傑作だと思う。って福田和也の受け売りみたいだけど。。。
「テニスボーイの憂鬱」読んであなたが一番言いたい事は
「福田の「作家の値打ち」の受け売りじゃないよ。」ってことなの?
それだけ学生時代難しい勉強してきたんであれば尚更だけど
若い人たちの指針となるようなレスしてみたら?
音には敏感なんだけど言葉、文章に対して凄い鈍感だっていうのは
詞をおざなりにしてきた弊害が洋楽リスナーにはあるのかと思うよ。
596 :
でんぷん:02/07/18 07:00 ID:Fnp/F902
1番重要なのはブツクサ言わずにたくさん読む
ことだと思うがなぁ。考えるのは大学入ってか
らでもいいよ。
>>586 山田詠美って最近どうなってるんだろうね? かなりイタタ、って気がするんだけど・・。
「放課後の〜」(だっけ? タイトル?)「僕は勉強ができない」は痛快で面白かった。
でも、面白かったんだけど、何故かこの人の文章って受け付けないとことかある。
思うに、恋愛観とかそういう部分で、ついてけないものがあるのが原因だと思う。
強く自己主張する、といった点では良くも悪くも「現代」的な作家だなと思う。
ドラゴン先生と並んで。 だから
>>585の話は面白いな、と感じた。
>>589 あ〜、思い出したけど「俺はどしゃぶり」って本が爆笑モノ。
須藤靖貴って人が作者ですよん。
598 :
名盤さん:02/07/18 15:49 ID:Tg2.LGJs
>597
花村萬月が、デビュー前に山田詠美の著作で習作したのは有名だよね。
J-文学wの赤坂真理が何故、出てこない?「蝶の皮膚の下」は
クスリ好きな俺にとって、共感、目から鱗ってヤツでさ〜。池澤夏樹も絶賛してたし。
>591
俺も今は町田にはまってます。明日、カートロ逝ってきまふ
599 :
鎌首タン:02/07/18 18:46 ID:mq.HFXzw
ペーパーバックってどう?
高卒でもいける?
600 :
名盤さん:02/07/18 19:55 ID:zA8.oUH.
600げとずさー
>>598 花村さんの文章、殺伐としてるね。 なんか、この人ジュネとか好きそうだと思わない?
でも、大体同時期に芥川賞取った藤沢周の文章の方がどっちかというと好き。
>鎌首タン
高卒でも大丈夫じゃない? 読む本のレベルにもよると思うけど。
俺はカフカにチャレンジしてみたけど、結構いけたよ。 意味分かんない部分は放置したけど(w
602 :
名盤さん:02/07/19 01:55 ID:MG9zGOu6
藤沢の「礫」。
何nか拾い読みしたが、おもろ。
積ん読を早く脱却せねばならんな。うくく・・・
603 :
鎌首タン:02/07/20 01:48 ID:bXRVHBRc
>601
うーん、「夜はやさし」と「カメレオンのための音楽」が
読みたいんだけど、難しいのかな・・・
やっぱああいうのって辞書は使っちゃいけないの?
604 :
名盤さん:02/07/20 01:58 ID:kbWr2zV6
高橋源一郎が一番好き。
あの文体はある意味すごいと思う。
文体に限って言えば春樹と源一郎に続く人は出てきてないね。
605 :
名盤さん:02/07/20 10:41 ID:lVp.POmU
文体といえば、
橋本治の文読んでていらいらするのは私だけ?
確信犯なんだろうけどさ
606 :
名盤さん:02/07/20 12:04 ID:XpLYJpX2
橋本治はパンク。元祖破壊王
高橋源一郎はジョンオズワルド辺りのコラージュ。
斬新ではあるが所詮・・・・・
607 :
588:02/07/20 12:20 ID:QJM0wTkA
>>591 読んでる数で感性が比例するかよ?アホかと
むしろたくさん読んでるのに何も文章から何も感じ取れず学べない奴だと思うんだけど?
だいたいKOKIは音楽も分け隔てなく聴いてるつもりだがめちゃ偏ってるね。
それに自分のレスに酔ってるのだろうね。あいつの同意あまり見ない事がそれを物語ってる。
コテハンいらねーよ
>>602 あいつの文章って微妙に狂っている・ぶっ飛んでいるところが好きだね。
俺が一番好きなのは、タイトルはちょっと忘れちゃったんだけど
プテラノドンが頭上を飛行するっていう話。 黄色い表紙だったのを覚えてる。
>鎌首タン
え? 俺、辞書使いまくってたんだけど・・(w
フィッツジェラルドとカポ-ティなら、そんなには難しくないんじゃない(かと思う)。
文をただ読むくらいなら(本職で翻訳してる人は二人の文章のニュアンスをも含めて
翻訳するのには一苦労してるらしい)ね。
609 :
四限茶:02/07/20 16:39 ID:FO6eR/4w
>>603 読むのが嫌にならないくらいなら辞書使って構わないんだと思う。
フィッツジェラルドはギャッツビーなら、難しい単語のしたに
訳を乗せたやつを売ってたと思うです。
>>607 レスからそれだけ読み込む君の感性はある意味すごい。
>KOKI
かなーり遅くなったけど、戦場のメリークリスマス、みました。
役者が素人なのがいい方向に向いてたと思うです。
ただし、教授の役は、所々に(ボウイを切れないシーンとか)
きちんとした役者がやったほうがいいと思うシーンがあった。
化粧はよかった。
610 :
名盤さん:02/07/20 20:18 ID:8hC1xYAg
感性なんて言葉を臆面も無く使うヤシって恥ずかしい・・・。
>茶
おおっ、「戦メリ」見ましたか! 俺は首だけを除いて地中に埋められている
ボウイに、教授扮するムロイが敬礼するシーン、最後のところでたけしが主人公に
「Merry Christmas,Mr.Lawrence!」って言うシーンが好きっすね。
大島渚は、政治評論は正直どうでもいいけど映画はすごいなと思ったのがあの作品からでした。
スウェーデンの映画監督で、イングマ-ル・ベルイマンっていう人がいるんだけど
この人の映画は大ファン。 人間の運命、生と死、不条理、無意識下の不安、信仰といった
深いテーマを手掛けている映画監督です。 「野いちご」「第七の封印」がお薦め。 っていうか、代表作。
612 :
名盤さん:02/07/20 23:49 ID:ycWqh2LM
読まん
613 :
鎌首タン:02/07/21 02:01 ID:AfVATH1Y
>>608、
>>609 まぁ、とりあえずなんか買ってみます
読めなくてもインテリアとして使えそうだし(w
映画監督なら大島渚はあれだけど、若松孝二には結構はまったなぁ・・・
「俺は手を汚す」も読んだし
614 :
名盤さん:02/07/21 02:08 ID:xh1s6qRo
>鎌首さん
「政治とエロスとテロル」の世界って、苦手っす。
「エンドレス・ワルツ」と「われに撃つ用意あり」は大好きですね。
615 :
名盤さん:02/07/21 02:10 ID:xh1s6qRo
616 :
名盤さん:02/07/22 19:59 ID:SpGM2ADc
あげ
617 :
KOKI ◆RIDEiyBA:02/07/24 01:46 ID:t6HrU/dA
>>615先の会話見てみたけど、なんとも言い難い。
鎌首タンはどの辺がいいのか、詳しく教えて下され。
618 :
鎌首タン:02/07/25 04:03 ID:qt4t7uG6
615にある曽我部選曲・監修の若松映画サントラCDってのが気になる・・・
ビデオ発売の時かなんかにライブやってたよね、サニーディ
個人的には「天使の恍惚」と「ゆけゆけ2度目の処女」が好き
どの辺がいいのかは何とも形容しがたいけど、共に音楽がかっこよすぎ
「腹貸し女」のジャックスもいいんだけど、これはいかんせん映画自体がつまんない・・・
619 :
名盤さん:02/07/25 19:50 ID:R0Ml7E1g
やっと「レ・ミゼラブル」を読み終わったよ。長かった…
KOKIが言ってた「ジャンとジャヴェール警部の関りが好き」
の意味がやっとわかったよ。最後のほうで。
しかしあれ、始めのほうというか、ファンチーヌが死ぬあたりまでが圧倒的に面白いね。
と言いつつ私が好きなのは、後半で描かれるエポニーヌのマリユスに対する
無償の愛だったりして。
そして今日はガラッと気分を変えて
竹本健治の「ウロボロスの偽書(上)」買ってきました。
620 :
名盤さん:02/07/27 08:47 ID:WynCaT.6
あげとく
621 :
名盤さん:02/07/29 07:44 ID:u1Z/NmbI
またあげとく
622 :
KOKI ◆RIDEiyBA:02/07/30 21:07 ID:QsA.tTQA
29 :ちん毛の涙 ◆8z91r9YM :02/06/19 05:12 ID:iDdSSgFy
「ゆけゆけ二度目の処女」のオープニングはパティ・ウォータースという
前衛女性ジャズ・シンガーの1stからの曲だよ。
一部のコアなジャズ・ヴォーカル・ファンとサイケデリック/アシッド・フォーク・ファンの間で
人気がある。 輸入&国内CD再発及びLP再発もされてる。
こういうカキコが
>>615のリンク先にあったんだけど、どう?>鎌首タン
>>619 あんな冷血漢のジャヴェール警部もある意味では犠牲者なんだよね・・。
俺はジャンを改心させた神父さんとかも好きなんだよなぁ。
マリユスにしろ、ジャヴェール警部にしろ、エポニーヌにしろ、
ちゃんとキャラが立ってるのがすごいね、『レ・ミゼラブル』は。
623 :
名盤さん:02/07/30 21:37 ID:fi1ZbXrQ
以前BSでやってたドラマのレ・ミゼラブル。
ジャン・バルジャンのドパルデューも、
ジャベール警部のマルコビッチも、
コゼットのルドワイヤンもなかなか良かったのに、
マリユスだけがイメージと全然違ってた。
名前は知らないがとにかく濃いラテンな俳優さんで、
向こうの人はそういうイメージなのかwと思った。
624 :
名盤さん:02/07/31 06:47 ID:Q/HR8Woc
625 :
KOKI ◆RIDEiyBA:02/08/01 17:03 ID:ZHk/Tl/s
>>623 俺の中だとマリユスって、熱いけど好青年、って感じがあるから
ラテン系はちょっと・・(笑) 誰が適役なのかねぇ?
>>624 あ〜、ども。 でも、なんかそこの人達とは傾向微妙に違うっぽい。
二番目のサイトは作りが丁寧ね。
626 :
名盤さん:02/08/02 04:06 ID:hG2iLwxY
(俺、ここにカキコすべきなんだろうな)
冬の日に外套に包まって『勝負の終り』を読んでいたころを想いだします。
夏の日に半身をさらして『方法の問題』を読んでいたころを想いだします。
春の日に食い入るように『囚われの女』を読んでいたころを想いだします。
秋の日に笑いをこらえて『フィネガンズウェイク』を読んでいたころを想いだします。
マルロー、フォークナー、カフカ、みんな大切な作家たちです。
バタイユを悔しさ半分に耽読したのは半年前のことだった気がします。
『経済学・哲学草稿』を興奮に身をあずけて読み上げたのは偶然でなかった筈。
ヴァレリーをランボーをボードレールを愛し、そして今ここに受験勉強の熱狂へ
誘われるままの十九歳は、ヴェルレーヌが少年ティボーに贈った言葉を希望として
覚えたのです。てか、フロイト著作集を読みすぎた(w
627 :
名盤さん:02/08/02 13:03 ID:hG2iLwxY
>>611余談ながら...
俺は『冬の光』がイチバン好きです。
彼の作品は一貫して内向的ですよね。
映像の細やかさが沁みるようです。
上では原作が触れられていましたけど、
『ストリート・クロコダイル』を撮った
ブラザーズ・クェイの『ベンヤメンタ学院』が
ここー週間の中でのヒット作品でした。
KOKIさんは、タルコフスキーお好きでしょか?
な つ で す ね
629 :
名盤さん:02/08/02 18:51 ID:Azdh3Nvg
AVの話しようぜ
630 :
名盤さん:02/08/02 22:18 ID:1b/LJYhA
最近小説が読めなくなってしまった。ノンフィクションばかり読んでいる。
その中でも『最後のロシア大公女マーリヤ』は面白く読めた。
ありがちな貴族の回想ものかと思ったが、そうでなく、予想外に良かった。
作者が驚くほど聡明で、観察力が鋭い為だと思う。特に伯母や伯父、
従兄弟であるニコライ2世一家に対する描写は出色。
というわけで、ロシア革命に興味が湧いてきたのですが、何かいい本教えて下さい。
631 :
名盤さん:02/08/02 23:20 ID:hG2iLwxY
『世界を揺るがした十日間』
『中公名著 レーニン』
この二つしか許さん。
632 :
KOKI ◆RIDEiyBA:02/08/03 11:25 ID:SWQUyVpg
>>626 そこに書かれている作品の作家が全部分かってしまう俺(w
ベケットは「ゴドーを待ちながら」なんかで見られるぶっ飛んだ感覚が好きです。
サルトルは・・正直、思想家としては嫌いです。 上の方でも書きましたけど
「連帯」とか「革命」とか俺は全く興味が無いのです。 なんか独善的な気がする。
レヴィ・ストロースが徹底的にサルトルを粉砕した、と本で読んだ時は嬉しかったな。
プルーストはまだ最初の方をかじってみた程度です。
ただ、それだけでも文章の繊細な感じが十分に伝わってくるので興味が持てますね。
堅苦しい心理小説としてより一つの長編物語として読んだ方が面白そう。
それにしても、笑いをこらえながら「フィネガンズ・ウェイク」読んだ、ってすごいね。
俺は読むのが苦痛で苦痛でしょうがなかった。 結局一巻目の途中で挫折したけど。
だってさ、あらすじも無い上、まともな文章の形を取ってないんだよ?
確か、最後に思ったのが訳者の人はこんなもんをわざわざ日本語に訳して下さって
本当に有り難うございます&ご苦労様です、だったはず。
633 :
KOKI ◆RIDEiyBA:02/08/03 11:31 ID:SWQUyVpg
634 :
KOKI ◆RIDEiyBA:02/08/03 11:39 ID:SWQUyVpg
>>630 ロシア革命関連の本は数は多いんですけど、やたら難解に書いていたり
資料の羅列に終始してるので難しいですね。
・ホイットマン・バッソウ
「革命からグラスノスチまで」 TBSブリタニカ
・B・A・ギリャロフスキー
「帝政末期のモスクワ」 中央公論社
・エドワード・ラジンスキー
「皇帝ニコライ処刑」 NHK出版
・斉藤孝
「スターリン秘録」 産経新聞社 この辺りが比較的分かり易くて面白いかと。
ちなみに、「世界を揺るがした十日間」は岩波文庫から上下巻で出てた覚えがありますけど
訳が堅苦しくて面白みに欠けます。 岩波書店は訳がひど過ぎ。
頼むから新潮社みたく上手い訳者を呼んできてくれ。
635 :
KOKI ◆RIDEiyBA:02/08/04 19:30 ID:5YypJ4cM
歴史関係の本だったら井沢元彦の『逆説の日本史』ってのが面白いな。
正しいのかどうかはこのさい置いとくとして、へ〜、こういう考え方もありなのか、って
いうのを見せ付けてくれるんで。 あと、書き方が学者然としてないのもいいね。
636 :
名盤さん:02/08/04 21:31 ID:eQrNjLjE
ロシア革命関連の本教えて下さった方、ありがとう。
『皇帝ニコライ処刑』を読んでみました。面白くて上下巻一息でした。
ノンフィクションのような、フィクションのような、しかもミステリーの要素もあり、
飽きませんでした。後で作者が劇作家と知って納得。
結末はまた振り出しに戻る、という感じでしょうか。
最近の定説は、やはり一家は全員銃殺ということのようですが、
アナスタシア皇女は生きていてほしかったなあ。
これ以外も読んでみます。本当にありがとう。
637 :
名盤さん:02/08/05 03:41 ID:2M3RfYjM
夏休みなので学校の図書館からバタイユを大量に借りてきて読むつもり。
……眼球譚超エロい。
638 :
KOKI ◆RIDEiyBA:02/08/05 08:22 ID:XoD9l6Ys
>>636 もう一つ薦めておきますね。
読売新聞社編
『20世紀どんな時代だったのか 革命編』 読売新聞社
兄を大粛清で失ったロシアの有名な漫画家やトロツキーの孫とかが
当時を振り返って証言を聞かせてくれる、って項もあったりして面白い。
他にも多くの人の証言がふんだんに入ってるので読み易いと思う。
ちなみに、各章は以下の構成。
第一章;ロシア革命
第二章;中国革命
第三章;第三世界の革命
第四章;革命を生きる
>>637 『眼球譚』はバタイユがかなり精神をヤラれてて、それに対するリハビリをやってる頃に
書かれた話らしいよ。 だからなんかちょっと病んだ感じらしい。
その前の作品に『太陽肛門』っていうのがあるんだけど、
それは精神を病んでる時期の小説なんで完全におかしい。 切れちゃってる。
『わが母』ってのの方がもっとすごいけどね。
639 :
名盤さん:02/08/05 21:31 ID:X4oxfmdc
む、むずかしそう(´д`;)
640 :
名盤さん:02/08/05 21:33 ID:ixGZxPq.
読書するって言っても推理小説以外は滅多に読まないな。
641 :
名盤さん:02/08/05 23:42 ID:V5lLlg7c
幸田文、向田邦子の随筆はいい!
読んでるだけで背筋がのびる。
実際に会ったらコワイ方だとは思うが。
どちらも文豪の娘だが、森茉莉と幸田文は性格合わなさそうだw
(森茉莉自身もそんな意味のことを書いてたなあ)
642 :
名盤さん:02/08/06 03:12 ID:XbRpIwFc
643 :
名盤さん:02/08/06 03:19 ID:yjOcG.Q2
柳田邦男著「死の医学への序章」
は良かった。
色々と考えさせられた。
644 :
名盤さん:02/08/06 03:27 ID:rHPuHAB6
>>641 >どちらも文豪の娘だが、森茉莉と幸田文は性格合わなさそうだw
禿同w
幸田文はけっこう男らしいよね。読んでてすかっとする。
題名忘れたが、主人公が娼家の下女をする話で、
脱脂綿のくだりに性格よく出てるような気がした。
森茉莉も面白いんだけど(食い物の話とか)、
えれーファザコソで息子溺愛を臆面もなく晒してるのはイタイ…
645 :
名盤さん:02/08/06 03:36 ID:Ox427zho
お前ら、マーシーの「自爆」は呼んだのか?
2ちゃんねらーのバイブルだぞ。checkしときな。
646 :
名盤さん:02/08/06 03:45 ID:08dmEXoM
文春文庫 佐藤清彦著「おなら考」ってのがオモロイらしいぞ。
647 :
名盤さん:02/08/06 19:01 ID:Sl5.Zp1M
>>644 主人公が娼家の下女をする話は『流れる』かな?
映画にもなってるんだよね。小説では『おとうと』もいいよね。
幸田文の娘の青木玉の随筆もいい。露伴と文、文と玉、
本当に素晴らしい関係だと思う。玉の娘の奈緒のはさすがに読んでないw
森茉莉は本当に父親とパリと息子達とのことしか書かないよねw
でも面白くて読んでしまうんだけど。
毒舌なのになぜか品がいい『ドッキリチャンネル』も好きだなあ。
648 :
名盤さん:02/08/06 20:13 ID:bbV/urWM
>>アンダルシアの犬、最高です。
ビデオどこかにないかな。
649 :
KOKI ◆RIDEiyBA:02/08/06 20:29 ID:l/JCT2.M
>>640 太田忠司の「僕の殺人」は読みました?
>>641 向田邦子はお父さんネタが好き。 「父の詫び状」ね。
怒って庭に寿司投げ捨てたり、だいぶエキセントリックだけど
人情味のある父親なんだよね。 リア消防の時に初めて読んだんだっけ、この人の随筆。
幸田文さんは文章が繊細なのに、なよっとしてなくて逆に芯があるのがいいです。
ある種の個性だよね。 それって。
>>642 フォローどうも。 読売新聞に吸収されてから中央公論社は格段に良くなったね。
最近「中公クラシックス」として出たチャーチルの「第二次世界大戦回想録」読みてえ。
チャーチルってあの本でノーベル文学賞貰ってたりするんだよね。
>>648 そこらへんのレンタル屋に置いてない?
650 :
KOKI ◆RIDEiyBA:02/08/06 20:36 ID:l/JCT2.M
最近読んだ本では村田基の「夢魔の通り道」が素晴らしいね。
角川ホラーの一冊なんだけど、血しぶきべちゃ系じゃなくて
最後のオチが恐い、ってタイプのいわゆるショートショート系のホラーです。
文章も洒脱だし、話のアイデアも優れたものを持ってる作家なので是非。
651 :
640:02/08/06 20:51 ID:.XclllEs
>>649 読んでないです。読むのは外国の作品が多いです。
今はジョン・ディクスン・カー(カーター・ディクスン)、
エラリー・クイーンなどベタなのを中心に読んでます。
国内の作品だと「不連続殺人事件」を読みました。
652 :
KOKI ◆RIDEiyBA:02/08/06 20:52 ID:l/JCT2.M
>>651 ウィリアム・アイリッシュの推理小説は好き? 「幻の女」とか。
653 :
KOKI ◆RIDEiyBA:02/08/06 20:54 ID:l/JCT2.M
シムノンのメグレ警部モノはどうでしょ?
654 :
名盤さん:02/08/06 21:34 ID:3bvnP55E
推理小説では古典だけどシャーロック・ホームズ物が一番好きです。
偕成社の全集は子供向けだけど、発表当時の挿絵が全部入ってるし、
各務三郎氏の解説も面白くていい。中学生の時、図書館で借りて以来、
はまっています(この全集も買ってしまった)。
シャーロッキアンとまではいきませんが、研究本や関連本、パロディも
集めています。いいのがあったら教えて下さい。
655 :
名盤さん:02/08/07 02:38 ID:2pR5AR8g
>>654 シドニー・パジェットだっけ<挿絵 やっぱあれが一番。
フィッシュの「シュロック・ホームズ」シリーズは読んだ?面白かったよ。
ホームズのパロディやオマージュ物って、つまらないものも多いよね。
御手洗潔とか…初めは面白いかと思ってたが、
段々島田のオナニーのように思えてきた…
656 :
名盤さん:02/08/07 05:42 ID:RIJUiQsc
>>655 ありがとう。シドニー・パジェット激同。
フィッシュの「シュロック・ホームズ」シリーズはまだ読んでない。探してみます。
NHKでたまにやってるドラマ版のホームズもいいよね。
657 :
名盤さん:02/08/07 19:45 ID:RdzdFJpM
>>656 >NHKのホームズ
ジェレミー・ブレッドはハマリ役だよね〜。
露口茂の吹き替えがまたイイんだわ。
658 :
KOKI ◆RIDEiyBA:02/08/07 19:49 ID:J4XZOYZs
>>654 ベタだけど「赤毛同盟」が好きです。 突拍子も無いアイデアですな。
今の世の中なら到底通用しないような話だけど(w
シャ-ロック系の本って質が悪いの多くない? 本家にはかなわないというか。
ちなみに、ルブランのルパンシリーズ、小学生の頃読破しますた。
659 :
名盤さん:02/08/07 21:10 ID:2pR5AR8g
ジェレミー・ブレドは確かにはまってると思った。
でもあのドラマ版だと、ホームズがとてもおっかない人物のようで、
違和感もあるんだな。とても魅力的な人物なはずなのに。
女性に心理的な圧迫をかけて話を聞き出すシーンとか<タイトル失念
(原作では、ホームズは”その気になれば、女性の心を捉える事にも巧み”という描写)
ルブランは、堀内大學訳のバーネット探偵社、大好きだね。あと813も好きです。
660 :
名盤さん:02/08/08 09:30 ID:9Tb5mgfM
ドグラマグラ大好き。
661 :
名盤さん:02/08/08 22:15 ID:INp6mU1c
>>660 夢野久作は「死後の恋」が凄い好き
全体に漂う雰囲気が妖しくていい。結末にも驚き。
確かちくまの「恐ろしい話」っていうアンソロジーに
入ってたと思うが、確かに恐ろしくて、・・・な話。
ドグラマグラは読むと発狂すると聞いたので、怖くてまだ読んでいません(笑
662 :
名盤さん:02/08/08 22:56 ID:8vH5y.A.
>>661 発狂しません、大丈夫です。昔々、日本のインディーズバンドが
ドグラマグラの一節を歌詞にしていました。(YBO2)
663 :
KOKI ◆RIDEiyBA:02/08/09 16:01 ID:cy6clIHE
>>659 ホ-ムズが妙にハ-ド・ボイルドな気が・・(笑
ルブランだったら『三十棺桶島』とかかなぁ?
ルパンシリーズは子供の頃、毎日図書館に通って読破した覚えがあるね。
それだけハマってた、ってことなんだろうな。
>>661 俺は「いなかのじ・け・ん」かな。 一見普通っぽいのにちょっと読んでいくと
常軌を逸した世界が見えてくる彼の作品はなかなかいいですね。
「ドグラマグラ」なんてもう訳わかんないし。
664 :
名盤さん:02/08/09 16:06 ID:KkpPfT8.
「ドグラマグラ」ってやっぱ難しいの?
読んでみようと思ってるんだけど。
あとアレ表紙がエロいね(;´Д`)
665 :
でんぷん:02/08/09 16:46 ID:.EfzpIyc
>664
長いだけで全然難しくないです>ドクラマグラ
ただ、長いので読んでる端から忘れてってしま
ったりすると、わからなくなります。
667 :
名盤さん:02/08/09 18:32 ID:YW.xBPqw
そういや、昔、調布にドグラ・マグラちゅ〜、ブート屋あったな
668 :
名盤さん:02/08/09 18:33 ID:gFkkG7JA
夏だし...。
669 :
名盤さん:02/08/09 18:42 ID:ULQKcbvo
>>664 ドグラマグラなんて大して面白くないから長い時間かけて読む価値は無いよ
670 :
名盤さん:02/08/09 19:08 ID:Wy693Is6
ジョンアーヴィング
671 :
KOKI ◆RIDEiyBA:02/08/10 21:37 ID:Rfn7yrZc
>>664 「サロメ」の表紙の絵みたいね、あれ。
>>670 ジョン・アーヴィングはアメリカ小説の短編集でしか読んだこと無いね。
なんかいいのあるかな?
最近、シンコーミュージックから出てる『Neo Acostic』って本買おうか
かなり考慮中。
672 :
名盤さん:02/08/11 00:06 ID:Ur6/lt2o
君ら読書家だなあ。
なんか切なくなるような青春小説をオヤジに読ませろよ。教えて。
673 :
名盤さん:02/08/11 00:17 ID:ui3RE8ig
切なくなるような青春小説>672
宮本輝『星々の悲しみ』
悲しいけど凛としている。そこがイイ。
因みにはじめて読んだのは現代文の読解問題。
感動したけど別に点は普段より良くはならなかったw
674 :
名盤さん:02/08/11 00:27 ID:R2pZJJpo
ドグラマグラはさぁ、なんか筆の立つやつに短編として作り直してほしいよね。
所々すごい面白いのにアレじゃお世辞にも名作とはいえない。
675 :
名盤さん:02/08/11 00:29 ID:4rsnTmPU
676 :
名盤さん:02/08/11 00:30 ID:Sw0NoVo.
痴人の愛とかいう小説読んでるけど
おもしろくない
677 :
四限茶:02/08/11 00:31 ID:3ItCenv.
同じく宮本輝で『青が散る』もよいですよ。
設定は学生生活(大学)とその後です。
679 :
名盤さん:02/08/11 00:32 ID:Sw0NoVo.
680 :
KOKI ◆RIDEiyBA:02/08/11 00:36 ID:Fujy0GkM
>>672 青春小説じゃないんだけど、貴志祐介の「青の炎」っていうのは好きさ。
主人公が俺と同い年位なんでちょっと共感するとこあったり(w
681 :
四限茶:02/08/11 00:39 ID:3ItCenv.
682 :
名盤さん:02/08/11 00:40 ID:uAyI1A7k
宮本輝は昔は良かったな〜・・・
最近読んでる本
『トンネル・ヴィジョン』
キース・ロウ 著
天海弘美 訳
ソニー・マガジンズ 刊
『反米という作法』
小林よしのり/西部之萬
小学館 刊
684 :
KOKI ◆RIDEiyBA:02/08/11 00:44 ID:Fujy0GkM
宮本輝、最近枯れ気味なのだろうか・・。
なんか文章に哀愁が色濃く漂うようになった気がする。
685 :
四限茶:02/08/11 00:51 ID:3ItCenv.
正直『蛍川・泥の河』と青〜しか読んでない。
686 :
名盤さん:02/08/11 14:38 ID:dOgNKIpM
赤毛のアン
687 :
KOKI ◆RIDEiyBA :02/08/12 20:18 ID:X6OoBwpO
『神の世界史 イスラム教』読みますた。
イスラム教を信仰する者の精神というのは、穏やか(?)な気候にどっちかというと
恵まれてる我々には理解し難い部分がある。 当たり前の感想ですが。
688 :
名盤さん:02/08/12 22:17 ID:Ph9c1Fgf
遠藤周作の『沈黙』読んで感銘を受け、一時彼の作品ばかり読んでたなあ。
信仰そのものにも惹かれたし。
でも『沈黙』の作品論を読んでみたら、あれはかなり遠藤周作個人のキリスト観
なんだそうですね。日本人的な、「母」みたいなイエスなんだ、と。
どうりで、私にもすんなり受け入れられたんだと妙に納得。
一神教は私にはやはり厳しすぎるし、理解し難く思う。
689 :
KOKI ◆RIDEiyBA :02/08/12 22:23 ID:wYTAorKz
>>688 高校の時の図書の先生に聞いた話だけど、『沈黙』の最後の場面が
キリスト教の信者の人たちの不興をかったため、遠藤周作は最後までノーベル章を採れなかったそうな。
あの作品がキリスト教の解釈に則ってじゃなくて、遠藤周作によるキリスト教の解釈だということが
ハッキリとわかる話だと思いませんか?
690 :
名盤さん:02/08/12 22:33 ID:Ph9c1Fgf
なるほど。
候補に何回もなっていながらついにもらえなかったというのは
聞いたことがあったのですが。そういういきさつがあったとは。
そういえばあの作品後、親しかった神父さんから絶縁状に近い
手紙を受け取ったと、エッセイで読んだことがあるような。
エッセイといえば狐狸庵先生のシリーズも好きだったなあ。
(でも私はどくとるマンボウ派w)
691 :
名盤さん:02/08/12 22:51 ID:xvBvUkRR
漏れは堀辰雄全般が好き
某作品の映画は退屈だったが本作品はとても良かった
>>688 遠藤周作は『無鹿』が好きだなあ
692 :
名盤さん:02/08/12 23:16 ID:Ph9c1Fgf
>>691 『無鹿』は読んでない・・・
どんな作品?
サイト検索してたら結構人気のある作品のようでしたが。
693 :
名盤さん:02/08/13 01:31 ID:D6R+TTv3
あー、北杜夫好きな人いるんだー
印象に残ってる短編あったなー、何だったけかなー
なんせ、読んだの、20年前だからなー
694 :
260:02/08/13 09:54 ID:bMiMvbeb
アンドレ・ブルトン
「魔術的芸術」河出書房新社
CD2枚分の値段ですが、シュールレアリズム好きに
とってはすばらしい本です。お勧め。
695 :
名盤さん:02/08/13 10:20 ID:0JB4ycix
チボー家の人々
どくとるまんぼー
696 :
名盤さん:02/08/13 10:37 ID:/qZ9idlF
最近出た『どくとるマンボウ航海記』の後日談の本(北杜夫が『航海記』の土地を再訪する)は、
読んでみて悲しかった。なんだかあけすけな話ばっかりだし、何より前にあった知的なユーモアが
全くない。作家が年を取るってこういうことかって思ってしまった。
697 :
tre:02/08/13 10:39 ID:jFjHmWFr
京極夏彦がさいこーだろ
魍魎の箱とかのシリーズ
698 :
でんぷん:02/08/13 13:10 ID:vytbPvme
京極の「どすこい」のノベルズ版の解説を
喜国雅彦が書いてるんだけどこれが本編並に
おもろい(^^;)。
699 :
名盤さん:02/08/13 13:17 ID:07wfq+/V
正直、京極夏彦はヲタ臭い
700 :
名盤さん:02/08/13 13:19 ID:HkkwiK9m
おれなんかMason & Dixon読んでるぜ。
どうだい?(自慢)
701 :
名盤さん:02/08/13 13:50 ID:Hgs8q/WL
俺は「やぎ少年ジャイルス」かな。
702 :
名盤さん:02/08/13 14:46 ID:jbc6/TQ5
>>698 喜国雅彦さんの『本棚探偵の冒険』凄く面白かった。
自分も古本巡りしようかって思うもん。
本のつくりも凝ってていい。
703 :
名盤さん:02/08/13 15:40 ID:H9fobEvt
>>692 男が夢見て夢やぶれたのが無鹿
>京極夏彦
巷説百物語がおもしろかった
704 :
名盤さん:02/08/14 14:13 ID:pWIDCj/z
村上春樹
降臨しないかなぁ〜♪
705 :
名盤さん:02/08/14 15:34 ID:6WUsJ0Tn
上はバースから下は京極夏彦や村上春樹まで
みんないろんなの読んでるんだなあ。
706 :
名盤さん:02/08/14 18:22 ID:gozbYVae
折口信夫の「死者の書」読んでたんだけど読みづらくて挫折しました
707 :
名盤さん:02/08/14 21:32 ID:xs68G1N0
読んでこれはエロいって感じた本ある?
自分は三島由紀夫の「憂国」だったんだけど。
頁の間から血の匂いとかしてきそうでくらくらしたよ。
708 :
名盤さん:02/08/14 23:31 ID:eir1o6zF
>>707高の悦子20歳の原点
あの優等生がまんずりする場面は抜ける
ちなみに俺は30代前半
709 :
四限茶:02/08/15 01:11 ID:svwUUQXi
710 :
708:02/08/15 01:58 ID:JYLddSup
>>709 あったよ。下巻の方でさ。
うろ覚えだけど、こんな感じ
「きょうわ、寺山の『街に戦場あり』を読みながらマスターベーションに
耽ったりした。刺激物を読むと、つい、やりたくなってしまうが、
残るのは、罪悪感だけだ」
↑
これで、あってると想う
711 :
名盤さん:02/08/15 06:15 ID:YXgyWCoX
原田宗典
「17歳だった!」、「十九、二十」
読みやすいぞ。
712 :
名盤さん:02/08/15 08:53 ID:03wU1Qxl
三谷幸喜の
「オンリー・ミー」
は超うけたは。
713 :
名盤さん:02/08/15 08:59 ID:emZ+TaPM
花村満月の分厚いの
714 :
名盤さん:02/08/15 14:22 ID:0/RwBKu5
カエサル『ガリア戦記』を装備。能力上がったかな……。
715 :
名盤さん:02/08/15 20:42 ID:YSKgG7yn
花村萬月
最初に読んだ「ブルース」が期待ハズレだったので、あと読んでない。
716 :
名盤さん:02/08/15 20:44 ID:oLGaQzwE
誰かメジャーな小説見れるサイト知ってる人いる?
717 :
KOKI ◆RIDEiyBA :02/08/15 22:32 ID:4f7FCbPW
>>690 弧狸庵先生シリーズ、読んでて何度吹き出しそうになった事か。
本当にユーモラスで面白かったな。 お化け屋敷の話とかね。
あと、劇団の話なんかも良かった。 北杜夫や佐藤愛子と一緒にやったやつね。
>>694 それ、大学の図書館に置いてあった気がする。 今度探してみますね。
ブルトンは「溶ける魚」ですかね。 文章が奇抜ですごかった。
>>696 それならまだいいよ。 北杜夫はまだたまに面白い話を書いてくれるから。
遠藤周作の晩年のエッセイなんて救いが無いほど暗くて読むのに耐えなかった。
一人取り残された老人の呟きみたいでさ・・。 あれだったら五木寛之のエッセイの方がいいな。
>>707 バタイユとか、あとコリン・ウィルソンもの。
特に『殺人者』っていう早川書房から出てるのがヤバかった。
相手に催眠術かけてナニしちゃうという話。 ちなみに主人公は性的倒錯者ですな。
「憂国」いいね〜。 炎は激しく燃えて冷たく消えてなくなるのでした、と。
718 :
KOKI ◆RIDEiyBA :02/08/15 22:36 ID:4f7FCbPW
>>711 その人だったら『海の短編集』っていうのを読んだ。
シュールでちょっと恐かったな。 この人の別の一面を見たような感じがした。
東野圭吾の自伝エッセイみたいなのがあるんだけど、それ読んだ?
719 :
名盤さん:02/08/15 22:42 ID:JG9lG+kW
胎児よ胎児よ何故躍る
母親の心がわかって恐ろしいのか
720 :
うし(元モ):02/08/16 00:02 ID:F/X9FQp+
脳髄はものを考えるところにあらず!
722 :
名盤さん:02/08/16 00:06 ID:7tno6i3o
>716
青空文庫行けば?
死んだ人の奴だったら大抵は読めるよ。小栗とか夢野とか漱石とか
梶井とか色々。
岡本かの子の本がどこに行っても置いてない今、あそこは私に
とっては貴重。
723 :
レナルドとクララ:02/08/16 00:11 ID:X57bwctQ
文芸春秋で芥川賞のパークライフを読んだけど
あまり面白くなかった。昔は芥川とったら十年は食ってける
と言われたもんだが
いまじゃどうだか…。
>>723 発売して速攻読んだけど、フーンって程度の作品だった。
725 :
四限茶:02/08/16 02:59 ID:pggEd4xR
>>710 憶えてないけど、そういわれるとあったかなって気もするなぁ。
ところで下巻てなに?
僕の読んだのは一冊だよ。
上下にわける分量でもなかった気がするけど。。
726 :
KOKI ◆RIDEiyBA :02/08/16 23:32 ID:bU6x/V5T
>>723-724 今は芥川賞受賞作より、他の準芥川賞の章を受賞してる作品の方が面白いです。
三島賞とかその辺ね。 それと、芥川賞取っても食っていけるかは、その後の活動次第だと思う。
受賞のプレッシャーで潰れた人も数多くいるらしいし。
727 :
名盤さん:02/08/16 23:36 ID:35uGjmuF
芥川賞と直木賞のボーダーラインが分かりません最近
728 :
鎌首タン:02/08/16 23:57 ID:uOeea15v
最近読んだ本「ホーキング、宇宙を語る」
難しい・・・、難しすぎる・・・
なんでこれがベストセラーになったんだろうか・・・
729 :
レナルドとクララ:02/08/17 00:38 ID:cOkBqU/e
数多くかどうかはともかくとして。
いるらしい、でなくいるでしょうねえ。
二、三年前くらいに就活しないで小説書いてて
その小説で芥川とったっていう人誰だっけ?京大卒だかの。
あの人も消えたんじゃないでしょうか。まだいますか?
731 :
名盤さん:02/08/17 00:41 ID:2ikAaSyy
村上春樹の長編出るよ。
732 :
レナルドとクララ:02/08/17 00:44 ID:cOkBqU/e
>730
そうです。すっきりしました。ありがじゅ。
まだ生きてるんですかね。
733 :
ドミノ:02/08/17 00:46 ID:1EJEDf+O
「ライ麦畑でつかまえて」
って面白いの?好きな人多いみたいだけど
どんな話なのかな
735 :
◆CiJOpDiI :02/08/17 01:02 ID:4mtFuSEE
『パパのさがしもの』
ジョン・オファーレル (著)
高橋 愛 (翻訳)
PHP研究所
レディ屁がラジオヘッドと訳されてた(w
736 :
ドミノ:02/08/17 01:06 ID:1EJEDf+O
>>734 レスどうもありがと
高校生の時、友達に薦められたんだけどね、読まなかった
「赤と黒」なんて読んでた、その頃
737 :
レナルドとクララ:02/08/17 01:09 ID:cOkBqU/e
>734
ほー。まだいたんですね。と言うかそれだけですか…?
受賞作と次の小説と、、、あと何だ?
738 :
◆CiJOpDiI :02/08/17 01:10 ID:4mtFuSEE
>>737 それ以外に小説は出版されてないはずだよ。
739 :
KOKI ◆RIDEiyBA :02/08/17 07:50 ID:GGI4e2bx
>>728 『ホーキング、未来を語る』っていう本が去年位に出たけど、
それもいささか簡単にはなったけどやっぱ難しいです。 本の図解は面白かったけど(w
>>773 『日蝕』と『六月物語』だけじゃなかった? 小説だと。
それも結構前に出たやつだよ、確か。 小説、いつ出すんだろ?
てな感じで徐々に忘れ去られていくのが最近の芥川賞作家。
そういえば、大江健三郎も大注目&絶賛してる目取真俊って受賞作の『水滴』、
次作の『魂込め』の他に本になった作品を見ないな。
740 :
名盤さん:02/08/17 08:13 ID:Nsc5YXNq
今気付いたけどスレタイでは季節が春なんだね。
次は秋か?まさにぴったりの季節。
741 :
名盤さん:02/08/17 13:54 ID:wSdBdsMx
オーケンて何から読むべきか?
742 :
名盤さん:02/08/17 15:22 ID:tcgnxqeu
>741
『グミ・チョコレート・パイン』か『くるぐる使い』だね。
オーケン違い? 知らんなあ。
743 :
名盤さん:02/08/18 02:04 ID:UVg3kSij
17歳じゃねーの
744 :
名盤さん:02/08/18 14:18 ID:/jq7c8Ki
あの〜・・・ビート文学っての?
何とかケルアックとか、何とかバロウズとか・・・。
何から読み始めたらいいだろう?
745 :
河童 ◆TCS/mE9Q :02/08/18 14:29 ID:DlTDkMm3
>>744 現代詩手帖特集版の『ビート読本』っていうのはどうかな?
思潮社から出てて年譜とか写真も充実してる。
746 :
名盤さん:02/08/18 14:29 ID:71QDeBRt
百年の孤独
747 :
名盤さん:02/08/18 14:31 ID:/jq7c8Ki
ん〜っと、それは何だ、資料みたいなもんか。
まず作品を体験してみたいんだけどな。
駄目?
748 :
河童 ◆TCS/mE9Q :02/08/18 14:38 ID:DlTDkMm3
>>747 ケルアックの『路上』は?河出文庫で買えるし、
ビート・ジェネレーションの聖典って当時の書評で
書かれたらしいし。
749 :
名盤さん:02/08/18 14:51 ID:/jq7c8Ki
じゃそれ読んでみるよ。ありがとう!!
芥川は馬路で良いと思います
751 :
名盤さん:02/08/18 14:54 ID:G9lhgv1Y
「アバウト・ア・ボーイ」良かった。
ハイ・フィデリティも読んでみようと思う。
752 :
名盤さん:02/08/18 20:37 ID:9Vnnz9lV
顔で読むなら芥川
何と言っても「顔文一致(by中野翠)」。
その逆は有名だが梶井基次郎
753 :
KOKI ◆RIDEiyBA :02/08/18 20:54 ID:3NPI/1Qn
>>751 映画、面白そうだね。 見て〜。
顔だったら福永武彦が理知的だな、と思った記憶が。 実際そうなんだけど。
754 :
名盤さん:02/08/18 21:01 ID:+5GicY6z
梶井基次郎って糸井重里に似てるよね〜
755 :
名盤さん:02/08/18 21:18 ID:j0nXCKPY
福永武彦って蝶ネクタイしてる人ってイメージがある
・・・間違ってますか?
宇野千代さんが「梶井さんとは噂になったけど、私は面食いよ」
とかなんとか言ってたなあ
756 :
KOKI ◆RIDEiyBA :02/08/18 21:27 ID:3J12b3mu
>>755 俺は夏目漱石の「こころ」に出てくる先生とイメージが被る。>福永
何故だかは知らないんだけど。
遠藤周作の『蜘蛛』怖過ぎ。
757 :
名盤さん:02/08/18 21:35 ID:CCmvCS6u
福永武彦
死の島読んだ事ある
最後内部が空白になるような覚えが・・
758 :
名盤さん:02/08/19 01:33 ID:pi0BkzJn
>>744 ライノ・マークのジム・キャロルは必読でっせ
池澤って福永の息子だよね
スティル・ライフはヨカタ
多摩美の伊藤俊治と共著があったよね
759 :
KOKI ◆RIDEiyBA :02/08/19 23:57 ID:8RbOX2YY
>>758 池澤夏樹が福永の息子、って話は高校の時に聞いたんだけどまさか!って感じだったな。
「スティル・ライフ」はいいよね。 この人って南方の方を題材にした小説が多いけど好きなのかな?
エッセイとかそのうち読んでみたい。
760 :
名盤さん:02/08/20 01:37 ID:WXpQTeT/
池澤夏樹さんって確か今沖縄在住じゃなかったかなあ
金子光晴とか作家で南方に惹かれる人わりといるけど、
なんでだろう?
761 :
レナルドとクララ:02/08/20 05:05 ID:cFTrKxQ5
>>738 ありがじゅ。
>>739 >結構前に出たやつだよ、確か。小説、いつ出すんだろ?
>てな感じで徐々に忘れ去られていくのが最近の芥川賞作家。
そうなんですよねえ…。昔なら難産でもやってけたかもしんないけど
いまはサイクル早いし一年に一冊は出さないと…。目取真俊もなんか懐かしいな…。
金子光晴の詩集は昔読んだな。
762 :
名盤さん:02/08/20 06:45 ID:knl8zIjm
梶井基次郎はいいよね〜
763 :
KOKI ◆RIDEiyBA :02/08/20 11:19 ID:UfQqhzXh
>>760 古くからいうと中島敦とか。 晩年の作品は南方モノが多かったような。
俺は『古譚』という短編集の作品が好きです。 カフカの影響とか受けてるらしいね。
中でも「文字禍」「狐憑」みたいな少しシュールで残酷な話ね。
「山月記」もよいの〜。 自分の心に喰われて虎に変わる・・。
>>761 サイクル早い中で質の高い作品をどんどん量産してかないといけないから。
これじゃ潰れる小説家が出てもおかしくないかもね。 芥川賞全集読んでも
そこに載ってる作家で現在でも活動してる作家はほんの一握り。
>>762 あの人の本読むと、つげ義春の漫画を何故か思い出します。
764 :
691:02/08/20 21:33 ID:TcosNAFm
堀辰雄の『菜穂子』(これを読んだことがない)を読んだことのある方います?
どんな話でしたか?
765 :
691:02/08/20 21:34 ID:VtWPGDg5
堀辰雄の『菜穂子』(これを読んだことがない)を読んだことのある方います?
どんな話でしたか?
766 :
名盤さん:02/08/20 21:35 ID:VtWPGDg5
767 :
名盤さん:02/08/21 00:52 ID:zax0EDVx
風たちぬ〜、今わ〜秋〜
768 :
名盤さん:02/08/21 06:59 ID:uXSCpUPk
>>763 つげ義春『赤い花』は読んでしみじみしました
キクチサヨコきれい
>>764 「燃ゆる頬」と「聖家族」は昔読んだけど、
さっぱり分からなかった記憶が
って回答になってなくてごめーん
769 :
KOKI ◆jhicFAjI :02/08/21 20:59 ID:l+1wmL3T
>>768 「紅い花」って少年達の性的な成長を暗示した話だ、ってなんかの評論で読んだ事があるよ。
『ねじ式』って短編集、好きだったな。 好きな話は「ゲンカンセン主人」や「沼」、
あと「別離」とかいったかな? ものすごく救いの無い話。
彼の漫画は退廃的でドロップアウト気味、そしてちょっとユーモラスなとことかが
太宰治の小説によく似てますね。 あの時代はああいう感じだったのかな?
堀辰雄、絶版多過ぎ・・(泣 図書館にも無かったりするし。
770 :
名盤さん:02/08/21 22:44 ID:DyJpO+cn
>>769 うん「紅い花」って確かにそういう感じがした。さりげなく
性的なものが暗示されているんですよね。
太宰治ですか、なるほど。確かに寡黙な太宰治かも。
私は実は「赤い花」と「無能の人」以外のつげ義春は苦手です。
あの時代(60〜70年代?)の雰囲気がどうも。なんとなく重くて暗い
印象があるんですよね。漫画(というか劇画)ひとつにもがちがちの
思想が込められてそうで。偏見かもしれませんが。
771 :
佐野史郎:02/08/22 00:07 ID:rA10uyiY
昔、フジテレでさ、つげ漫画の映像版やっててさ、
トヨエツがヤキソバ屋のテキ屋やってた
すげー、はまってたよ
772 :
四限茶:02/08/22 00:29 ID:MvrVxJMG
>>771 古本屋さんの手伝いで、町内の祭りで焼きそば屋を手伝う、
って設定じゃない?売れない漫画家が。
何作かまとめてレンタル屋に置いてあるよ。
春樹タンの、スプートニク〜、を再読しました。
すみれは、ノルウェーの森にでるレズの少女の、
もう一つのありえた姿を思わせます。
773 :
771:02/08/22 01:36 ID:839wA01W
今日は『冒険ダン吉』を買ってきますた。
775 :
名盤さん:02/08/22 15:04 ID:7ueZ0bha
宮部みゆきの本っておもしろいのか?
イメージだけだと薄っぺらな印象なんだけど
776 :
名盤さん:02/08/22 15:40 ID:D5s1IxUX
>>770 つげの「必殺するめ固め」は駄目ですか。
このまえ読んで爆笑しますた。
でも友達に読ませたら何が面白いのかわからんと言われました。
777 :
名盤さん:02/08/22 20:36 ID:Izwq0Lm5
「ウロボロスの偽書」って、続きがあんの・・・???
778 :
KOKI ◆aKwX/viw :02/08/24 00:04 ID:ZbqeSxas
>>770 「無能の人」は話が重たかったから、あんま好きじゃないんです。 ゴメン(^^;
つげさんの漫画が重くて暗い、っていうのは同意です。 だがそれが俺にはいい。
でも、たまに吐きそうな程重苦しいのあるよね。
この人の描く漫画ってどっかぶっ飛んでてキちゃってる。
自分の住んでたとこの家賃が払えなかったから便所を改造した一室に住んでた、って話しあったでしょ。
あれなんか壮絶すぎるよね。 余りの悲劇は喜劇と成り得る、ってホントなのね。
>>771-772 佐野史郎、いい味出してたね。 あの人ってどこかねじの飛んでる役をやらせると
上手くマッチするな。
780 :
でんぷん:02/08/24 00:09 ID:Ssqb6H2s
>779
「ウロボロスの基礎論」とか「平均律」のこと?
しかし、続編ではあっても話自体は別もの。
781 :
でんぷん:02/08/24 00:11 ID:Ssqb6H2s
「平均律」じゃなくて純正音律か何かだったか(^^;)?
783 :
名盤さん:02/08/24 00:15 ID:A4JQw8HE
関係ないが「佐野史郎とライスカレー」ってバンドは(・∀・)イイ!!
784 :
名盤さん:02/08/24 00:32 ID:a/cZfrm2
ところでマーケティングも兼ねて好きな音楽と併記しないかい?
漏れはWHOとかが大好きで好きな作家は泉鏡花です。
785 :
でんぷん:02/08/24 01:22 ID:Wb/0jeyT
キャメルにスタインベック「怒りの葡萄」をコンセプトに
した「ダスト&ドリームス」というアルバムがある。
私にとってのベストな本であり、ベストなアルバムです。
簡単明瞭(^^;)。
786 :
名盤さん:02/08/24 12:54 ID:kUo/e9lP
787 :
名盤さん:02/08/24 16:19 ID:FgmFenC2
>>784 僕は70年代と80年代のクリムゾンとボルヘスが好きです。
どちらも詳しくないけど。
プログレファンはボルヘス好きな人多そうな気がしますが、どうなんでしょう?
788 :
◆CiJOpDiI :02/08/24 18:19 ID:WT8Je4k0
そういや、去年の今頃は林房雄の
『大東亜戦争肯定論』の復刻版を読んでたのぉ〜
789 :
名盤さん:02/08/24 19:06 ID:reazsBbe
どなたかお薦めの戦後詩、現代詩教えて下さいな。
790 :
KOKI ◆aKwX/viw :02/08/24 19:16 ID:lp2PXRC1
>>786 一遍先生のクソーースレ、ぶっちゃけ大ファンでした。
カキコしようかどうか迷ったけど、さよなら書かせて貰ったよ。
>>787 ボルヘスはプログレというよりネオサイケ系のバンド、というイメージがあります。
象徴的で、かつ綺麗。
>>789 石垣りんの『私の前にある鍋とお釜と燃える火と』って詩集、いいよ。
切なくなるようなのもあります。
791 :
名盤さん:02/08/24 19:18 ID:7RklqMJU
792 :
KOKI ◆aKwX/viw :02/08/24 19:20 ID:lp2PXRC1
>>788、791
福田恒存とかも読んでみれば? 直接関係無いけど。
793 :
\:02/08/24 20:04 ID:UvPJT4fS
赤毛のアン読め。
くそ野郎ども。
794 :
789:02/08/24 20:56 ID:AqvwMmr7
>KOKI
サンクス。
その人ちょっと気になっておりました。
今度買ってきます。
>>794 黒田三郎だっけか? 温かい感じでいいよ。
あとは田村隆一のシュールな味わいの詩とか。
796 :
◆CiJOpDiI :02/08/24 23:56 ID:n5AoIGTG
>>792 福田恒存は以前から読もうと思ってるもの、
中々読まず終いだったりする。
797 :
名盤さん:02/08/24 23:58 ID:ujLQF2Cf
>KOKI
田村隆一の詩集は持ってる。「四千の日の夜」大好き。
ナンバガ向井の詩の雰囲気とちょっと共通する部分があるなと思う。
798 :
名盤さん:02/08/25 00:03 ID:odc6noAd
蛍の墓、アメリカひじき以外の
野坂昭如せんせの作品のおすすめありますか?
799 :
KOKI ◆aKwX/viw :02/08/25 00:05 ID:lOKQsbkK
>>796 文章、結構面白いよ。 ちょい難しいけど。
三島由紀夫の『若きサムライのために』っていうので、三島と一緒に対談してるんだけど
言いたいこと言ってるといった感じですか。
>>797 そうかも。 あの人の言語感覚には特異なものを感じます。
800 :
名盤さん:02/08/25 00:07 ID:zSDx7qd2
801 :
KOKI ◆aKwX/viw :02/08/25 00:13 ID:lOKQsbkK
>>784読み飛ばしてた(^^;
RIDE、Tears For Fears、The Cure、Pink Floyd、Duran Duran、Helmet、
The Verve、Peter Gabriel、Ben Folds、Dead Kennedys、Trash Can Sinatras
こんなとこ。 最近聴く回数が多かったのね。
802 :
名盤さん:02/08/25 00:13 ID:zSDx7qd2
>>799 向井はどんな本読んできたんだろう・・・?
興味あり。
803 :
◆CiJOpDiI :02/08/25 00:16 ID:r9NyyWxO
>>784 Joy Division
New Order
A Certain Ratio
あたりが特に好きです。
アーム・ジョーの話は知ってるかい?
805 :
KOKI ◆aKwX/viw :02/08/25 00:18 ID:lOKQsbkK
>>802 向井はあれで、思いもよらないのが好きだから。
Prince/Paradeが大好きな人だし。
チャー某さん、なんですか、それ?
806 :
◆CiJOpDiI :02/08/25 00:19 ID:r9NyyWxO
>>802 歌詞の中に出てきてるけど、
向井は”葉隠れ”が似合いそう。
807 :
◆CiJOpDiI :02/08/25 00:23 ID:r9NyyWxO
>>805 アメリカ、奴隷制時代の生まれつき腕っぷしが強くて
「アーム・ジョー」と呼ばれた黒人の男の話。多分。
原作:ビクトル・ユーゴー
809 :
KOKI ◆aKwX/viw :02/08/25 00:30 ID:lOKQsbkK
ヴィクトル・ユ-ゴ-はそういう弱者の視点に立った小説が多いですね。
『レ・ミゼラブル』も『死刑囚最後の日』も全部そう。
若き日のロマン・ロランが彼と出会ったことによって、
大きな影響を受けたのは知ってますか?
騙されちゃダメ
つまり… 「ああ無情」
ホントにスマソ。泉昌之の漫画」面白かったのでつい。
812 :
名盤さん:02/08/25 00:48 ID:2ISLwZh9
>>802 向井さん「音楽生活」のインタビューでは花村萬月が好きと語っていました。
セックスと暴力をテーマにしていながら、
作者が主人公に延々とその思索を語らせている所や、
常に自己顕示欲や自尊心に対する問いかけをしている所に
惹かれるのだそうです。
その他吉行淳之介、星新一、村上龍を気になった作家に挙げていました。
813 :
KOKI ◆aKwX/viw :02/08/26 19:29 ID:wy81ry5O
>>812 向井と花村さんって、一見意外な取り合わせだけど分かるね。
花村さんの文章も独特の匂いがするしな。
今日は『アイルランド短編集』借りてみた。 昔、『ポルトガル短編集』というのも
呼んでみたけど、文章が余りに観念的に過ぎるので嫌気がさして途中で止めたが、
この短編集は今のところ訳のせいもあるけど、こなれた感じ。 岩波書店にしてはいいんでないの?
色々読んでて思ったけど、最近の『評論家』先生の言う、「閉塞した社会に耐えられない若者の〜」っていうのは
自分の分析力の無さを端無くも露呈しているように見えて可哀想になってきます。
814 :
名盤さん:02/08/27 00:04 ID:ESRuSBE5
『アイルランド短編集』何が収録されているのですか?
『ケルトの薄明』昔読んだけど良かったなあ。
井村君江さんのアーサー王の本も面白かった。
815 :
名盤さん:02/08/27 01:23 ID:GSLX9fbD
通りがかりですが、
今日の傑作。
「さよなら、パパ。」高橋しん
「武士道」新渡戸稲造
どっちも泣ける。
816 :
名盤さん:02/08/27 01:36 ID:IKaNTbAs
中原昌也が何となく好きです。
817 :
名盤さん:02/08/27 12:41 ID:FQ6Avcem
>>787 昨日、ボルヘスの「伝奇集」買いました。(岩波文庫のやつ)
「八岐の園」と「円環の廃墟」が気に入りました。
この人の作品は短い話に物凄い量の情報が凝縮されているようで
読んでてクラクラしてきます。
818 :
カマキリ:02/08/27 18:58 ID:KGREcyB2
今夢中になってるのは山岡荘八の「徳川家康」かな。
凄いボリュームあるんで読むのに時間かかりそうです。
819 :
KOKI ◆aKwX/viw :02/08/27 20:50 ID:2+l4UPkt
>>814 有名どころではJames Joyceセンセの「二人の色男」が収録されてます。
それと、シェ-ン・オフェイロンという作家の作品も収録されているのですが
この人は『アイルランド-その歴史と風土-』という主著のある、
本国では相当著名人らしいです。 アイルランドというと難しく、
観念的な話が多いと思う人が多いと思われますけど(『ユリシ-ズ』の影響)
この短編集は結構読みやすい印象があります。 二度目ですが、訳が良いんでしょうね。
>>815 高橋しんのそれって漫画? 『武士道』、持ってるけど、まだ読んでない。
820 :
KOKI ◆aKwX/viw :02/08/28 22:12 ID:xxGVVewX
今日、図書館で予約した渋谷陽一『ロック微分法』が届いたので借りてきた。
暇潰しにでもなればな、と気軽な気持ちで読んでみたけど、結構予想に反して面白かったです。
文章の書き方がぶっ飛んでてワラタ。 特に有名な「HMはゴミじゃ!!」の項は余りに必死なので特に。
ただ、
『映画に限らず、ロックでも批評する人間が理解不能なものに出会うと、一切の論理性を放棄し、
気分的で意味のない形容詞をゾロゾロ並べ立ててお茶を濁してしまう事が多い』
結構身につまされるんでないでしょうか?(w
821 :
名盤さん:02/08/28 23:10 ID:nrQBC8Cn
俺は評論系だと
岩波の「ラバー・ソウルの弾み方」(佐藤良明)
グリール・マーカスの「ミステリー・トレイン」(←ちょっと難解)
片岡義男の「僕はプレスリーが大好き」が好きです
片岡のプレスリー〜はイマーノ・キヨシ、村上龍も愛読したそうですね
822 :
KOKI ◆aKwX/viw :02/08/29 19:10 ID:WCzPdZZ+
片岡義男の本を始め、その三冊は未読っす(汗
そのうち、読んでみようかな、と思ったり。
評論は気が向いた時に、自分の興味ある分野しか読まないんですよね。
渋谷さんはホントに気まぐれで借りてみたというか。
ただ、阿部謹也さんの社会史関連の本に載ってた、ギロチンに関する考察は
色々とハッとさせられる事が書いてある上に、文章も小難しく書かれてなかったので
かなり面白かったっす。 その本から阿部謹也のファンです、ってあんま読んでないけどさ(^^;
823 :
名盤さん:02/08/29 19:57 ID:dUdA4VGd
綾辻行人の「館」シリーズで一番面白いのってどれ?
(ネタは明かさないでね)
824 :
サイダー ◆BOASgJA6 :02/08/29 19:59 ID:C208l/X/
江國香織って知ってる?
825 :
名盤さん:02/08/29 20:00 ID:imzebfAM
826 :
サイダー ◆BOASgJA6 :02/08/29 20:21 ID:C208l/X/
827 :
でんぷん:02/08/29 20:28 ID:IX1Shjud
>823
最初の「十角館」。新本格の看板となった1作。
ギミックに凝った「迷路館」、スケールのでかい「時計館」
とかも代表的な作品です。
828 :
823:02/08/29 20:32 ID:dUdA4VGd
>>でんぷん
サンキュウ!
会社の近くの本屋に「水車館」しか無くて、今それ読んでるとこなのだが、う〜ん。
829 :
名盤さん:02/08/29 20:46 ID:Zrra4bWu
洋楽板つながりは見つけにくいんだけど松本清張は皆さん
どうですか。清張というと社会派ミステリーだけど初期短編
に「啾啾吟」という珠玉の歴史物があるんだけど、ほんといいよ。
中島敦とか好きな人には是非お奨め。
830 :
名盤さん:02/08/29 20:56 ID:h2p9RejF
片岡義男は「赤鼻」のおっさんが趣味で発刊していたのか、
逮捕以後はあれだけあった角川文庫から消えましたね。
ヤフオクで「ぼくはプレスリー・・」が絶版で手にいりにくいと記載されていて驚き。
小説はこれといった才能は無かった人ですが、角川文庫のビートルズ詩集の翻訳や
いくつかのエッセイなどでロック論などを展開していて、ロックにかかわりあいの深い人です。
半分アメリカ人なのでアメリカ人サイドの視点で論評していたのが新鮮でした。
831 :
でんぷん:02/08/29 21:03 ID:BBYYeg6B
>828
「水車館」はダメぽ(^^;)。
何年もかけて処女作の「十角館」を書いた後、新作を書けと言われて
何も頭になく、どうにかむりやりひねりだしたものらしい。
832 :
823=828:02/08/29 21:07 ID:dUdA4VGd
―――――――――――――┬┘
|
____.____ |
| | | |
| | ∧_∧ | | 水車館を窓から投げ捨てろ
| |( ´∀`)つ ミ |
| |/ ⊃ ノ | | □
 ̄ ̄ ̄ ̄' ̄ ̄ ̄ ̄ |
834 :
832:02/08/30 19:10 ID:mU/xuO+m
835 :
でんぷん:02/08/30 19:13 ID:P9EtDvdL
まぁ清涼院流水のように、読むに費やした時間を返してくれ、
て気分になるほどのものではないかと(^^;)>水車館
836 :
KOKI ◆aKwX/viw :02/08/30 23:51 ID:G/raxvTY
>>830 角川書店ってそういうの多いよね。 速攻で絶版。
お陰さまで眉村卓や小松左京の本が中古屋行かないといけなかったり。
今度図書館で探して見ますわ。
松本清張はあんま読んだこと無いですけど、森村・斉藤の二人よりは好きな感じ。
芥川賞受賞作(タイトル失念)は悲惨な話ですよね。
837 :
◆CiJOpDiI :02/08/31 01:32 ID:t4DR0+iW
『タナトノート―死後の世界への航行 』
ベルナール ヴェルベール
分厚い本だったけど、全く飽きることなく読めた一冊。
838 :
名盤さん:02/08/31 03:31 ID:+RfOz73X
>>829 中島敦好きですよ。
清張は無宿人ものが好き。時代物が実はいいですよね。
昭和史発掘が全巻あるけど、カバー画がいい。
小さい時はあの画が怖かったんだけど…
実は読破してないんで、じっくり読んで見ようかな。
839 :
834:02/08/31 08:12 ID:eOse3w7Z
「水車館」読み終わった。それなりに面白かったよ。
ま、途中で大体の真相が解ってしまったりするんだが・・・
840 :
でんぷん:02/08/31 13:03 ID:Dd05zSNb
「水車館」がそれなりに読めれば、綾辻の全作品が
それなりに読めると思います〜。
841 :
839:02/08/31 21:08 ID:eOse3w7Z
>>でんぷん
こまめなレスありがとうね。
今日早速リベンジってことで「十角館」買ってきますた。
842 :
名盤さん:02/08/31 23:53 ID:gNgAnFam
宇野浩二がなんとなく好きだ
843 :
名盤さん:02/09/01 00:05 ID:s4xIbX/9
844 :
名盤さん:02/09/01 23:43 ID:6YgvQ/uX
あげ
845 :
行端 ◆DrukqsyM :02/09/01 23:48 ID:oSxFoBZ0
綾辻の一番は「霧越邸」かと。いや十角館も良いですが。
本多孝好の新作が読みたいです。
846 :
名盤さん:02/09/01 23:58 ID:1XvNd9X2
>>845 俺は殺人鬼が好きだ。
殺人鬼2は未読だけど
847 :
842:02/09/01 23:59 ID:ViomAU+t
848 :
KOKI ◆aKwX/viw :02/09/02 20:48 ID:IcLGLe5s
ここには法月倫太郎とか蘇我健一の作品好きな人いますか?
849 :
でんぷん:02/09/02 20:56 ID:UwopWNLj
>848
蘇我健一は知らんが。
法月綸太郎はクリムゾン・ファンは必読。
850 :
◆CiJOpDiI :02/09/03 18:35 ID:9iWEDPRY
今日は”死刑台のエレベーター”と
”ドニー・ダーコ”を買いますた
851 :
名盤さん:02/09/04 22:26 ID:adt/4NXc
いつも買う雑誌はダ・ヴィンチとTVブロス。
音楽雑誌は立ち読みばっかりだ
852 :
KOKI ◆aKwX/viw :02/09/05 19:07 ID:2Q4B6yi6
>でんぷん
そうですか。 『パズル崩壊』は読みました?
俺はこないだ借りてきたばっかなんですけど。
>>851 ダ・ヴィンチ面白い! って最近は全然読んでないのでアレですが(^^;
ジョニ-・ロットンの自伝、誰か読んだ人いない? 個人的には興味あるんだけど。
853 :
でんぷん:02/09/05 20:30 ID:tvO++JuB
>852
読んだよ。pkディックをネタにした短編とかタイトル通り
ぶっ壊れてますな。
854 :
KOKI ◆aKwX/viw :02/09/06 18:56 ID:eUNcxu1m
ぶっ壊れてる・・。 そいつは楽しみですね。
今日は式貴士の『カンタン刑』読んでました。
ぶっ壊れてて、ブラックな残酷さにおいてこの本は結構レベルが高いです。
855 :
名盤さん:02/09/07 02:22 ID:Wuvpz41z
856 :
でんぷん:02/09/07 18:45 ID:trxtmCF8
>854
ホラーで、ジャック・ケッチャム著『隣の家の少女』
って読んだことある? 残酷というよりやるせない話
ですが。でも残酷といえば、やっぱこういう話が残酷
だと思う。
857 :
KOKI ◆aKwX/viw :02/09/08 11:04 ID:OGtoeSPh
>>855 う〜ん、違いますね。 もう数ヶ月位この板から動いてないんで。
Doorsに関しては、俺より正助氏の方が凄いと思われます。
立てるとしたら彼の方がまだ可能性はあるでしょう。
と言いましたが、俺もDoorsは好きです。
Pink FloydやRIDEと同じようにこれも昔から聴いてるので思い入れ深いバンドですね。
曲では「The End」「The Changeling」「Waiting For The Sun」、
作品では1stと『Soft Parade』がいいっすね。 後者はあんま評価高くないけど。
ちなみに、Jim Morrisonはギリシャ神話をこよなく愛する繊細な一面も持ち合わせてた人です。
『隣の家の少女』はタイトルだけ何故か知ってます。 やるせない感覚のある話は素晴らしい。
俺はロメオ監督作品のような残酷さではなく、強烈な黒い笑いの漂う残酷さが好きです。
上でも書きましたが村田基の『夢魔の通り道』における数々の短編、
サキの短編集、吉村達也のホラー作品のオチの黒さはいいですね。 苦笑いの感覚とでもいうんでしょうか?
今は塩野さんの「ルネサンスとは何であったのか」を読んでます。
この人の文章は堅苦しく「歴史」を纏めようとしないで、じゅうなんなとこを持たせていることが
ありありと伝わってくるので面白いです。 資料ネタ多いけど(w
例のThe Stone Roses議論スレで聴きなさい、と言われたThrobbing GristleをCDNOWで聴いてみた。
正直な話、向こうが言っていたのとは違い、これのどこが聴き難いのか分かりませんでした。
860 :
855:02/09/09 00:28 ID:OA98vzXS
良すれですね
流れ変えちゃって悪いんだけど、畑中純の「まんだら屋の良太」携え、
温泉旅行行ってました。この漫画、村松友規始め、ファンが多いですよね。
861 :
でんぷん:02/09/09 18:33 ID:dmAGUTOf
>859
Throbbing Gristleのような音楽について言えば、
聞き辛いかどうかというより、騙されたと思うか
どうか、だと思う。
862 :
名盤さん:02/09/09 23:19 ID:uhaVNrVE
「十角館」読み終わった。
こいつクサイ、と思ってたのがやっぱり犯人だったけど、
そう来るとは思わなかったな〜。
面白かった。
863 :
でんぷん:02/09/10 03:27 ID:FpgKaJ0+
「十角館」は、すでに掘り尽くされた分野に
まだこんな方法があったのか、と思わせられ
ました。この綾辻と森博嗣、そして京極は
新本格、と呼ぶに恥じない人達かと。
>>860 それは読んだことないです。 どんなあらすじでしょうか?
で、関係ないですが温泉旅行っていうのはいいですね。 俺もして〜。
温泉とかその辺の漫画で俺が思い出すのは、つげ義春の「オンドル小屋」や
「ゲンカンセン主人」ですか。 好みが出てくるね(w
>でんぷん
Throbbing Gristleに関していうと、へ〜って感じでした。
ノイズっぽい曲よりはっきりしたメロディのある曲の方がいいですね。 このバンド。
で、新本格ですけど有栖川センセはいかが?
865 :
名盤さん:02/09/11 13:59 ID:M4SDx7YV
>こきさん
あの漫画は温泉を舞台にした物語です。
「漫画サンデー」で連載されて、NHKのテレビ小説にもなりました。
一昔前、「フュージョン・プロダクト」という出版社より、自選集(全5巻)が
出て、それぞれの巻に各界の著名人が解説を書いてます。
例えば、山口昌男「良太には、日本の中世の狂言の太郎冠者の趣もあるけれど、
太郎冠者は一応すっかり成人して家内も居るという人物像で作られているが、
良太には大人とも子供ともつかない中途半端なところがあってそれが良太の
魅力となっている。その点で良太はむしろ「イタリア喜劇」の道化の
ハーレクインを想わせる・・
川本三郎「人間と鳥獣魚を同じレベルで考えること。その点で畑中純は
宮沢賢治に似ている。セックスのことばかり描いている畑中純と
セックスをほとんど描かなかった宮沢賢治をいっしょにしてしまうと
真面目な読者に怒られそうだが、私にはこの二人は、人間を決して
鳥獣魚より立派なものとして考えてなかったこと、そればかりかむしろ人間は
鳥獣魚と似ているからこそ素晴らしいのだと考えたことによってとても
よく似ていると想う・・
長レスにナテしまたスマンソン
866 :
でんぷん:02/09/11 18:43 ID:t9u979pg
>864
有栖川は本格ミステリとしては初期江神3部作で終わっ
てる。でも、ストーリー・テラーとしての彼はこのとこ
ろ円熟してどんどん深みのある作品を書くようになって
きた。いい作家になってきたと思います。
867 :
KOKI ◆aKwX/viw :02/09/11 22:35 ID:oz5i0Jm7
>>865 なんかますますどういう感じの漫画なのか想像が付かなくなってきた(^^;
明日本屋に行った時あるといいな。
>でんぷん
人を惹き付ける文章の書ける作家になってますね。 彼は。
他スレ見たんですけど、三島なら『潮騒』とかベタだけど、イイですよ。
868 :
KOKI ◆aKwX/viw :02/09/12 13:57 ID:xAbmzsak
結構話題になってきてるみたいだけど、村上春樹の新作。
カフカ儲の俺はタイトル見ただけで、買ってしまいそうな勢いです(w
話が面白そうだ、ってのももちろんあるんだけど。
インタビュー見たけど、恐ろしい程15歳当時の彼と俺は似ているな、と思いますた。
869 :
名盤さん:02/09/13 20:55 ID:2Bu5ZsNV
新宿小田急の書店での海辺のカフカの紹介文に
「KID Aを聴きながら読むとより楽しめる」みたいなことが書いてあった。
文庫化するまで待つか・・・。
870 :
名盤さん:02/09/13 23:12 ID:ry4QL7w5
いよいよ読書の秋でつね
871 :
でんぷん:02/09/14 16:36 ID:GhjMdI3U
泡坂妻夫「泡亭の一夜」、落語好きの作者による
落語エッセイと、落語ミステリを1冊にまとめたもの。
職人芸の世界。
872 :
KOKI ◆2EydYa3. :02/09/14 21:57 ID:XmJ6Y66m
>>869 『Kid A』って何やねん、って感じがそこはかとなく・・(汗
今日、後編の方を読んできたけど(前編は売り切れ)、相変わらず何となく
実在感の無いというか、普通にしてるのにどこかねじが飛び気味の登場人物が多いっぽいっすね。
我孫子武丸さんのミステリも結構独特で好きです。
この人がシナリオ書いた『かまいたちの夜』は傑作だったしね。
873 :
でんぷん:02/09/14 22:00 ID:gN96D+yY
我孫子さんは、「かまいたち」以降、小説家としては
仕事してないっぽいのがアレですね(^^;)。
874 :
KOKI ◆aKwX/viw :02/09/14 22:17 ID:XmJ6Y66m
最近の一番大きかった仕事が『かまいたちの夜2』のシナリオの仕事だったし(^^;>安孫子さん
なんか他の板では叩かれてたらしいんですけどね。
俺も人少ないのかな、と思ったんですけど、こないだThe Whoのスレ名無しでageたら
3時間後には300台まで落ちてたから、一つのスレへのカキコが増えた、と考えてたり。
875 :
でんぷん:02/09/14 22:27 ID:ewQBIa1G
>874
どうだろう。新しく立つスレが少ない。つまり、増えなくなってる。
そして、300以下の動きが少ない。で、上がってるスレが伸びてる
かと言えば、そうでもない気がする。
良い悪いは別にして、人は減ってる気がする。
876 :
名盤さん:02/09/14 22:29 ID:zmdGdWSO
KOKI最近腰低いね
877 :
◆CiJOpDiI :02/09/14 22:36 ID:g19XcdMs
友人に貸したままの”君には他の選択はない”を
amazonで検索したら取り寄せ出来ませんと・・・
878 :
名盤さん:02/09/14 22:38 ID:3mcpQiNx
メス化する自然。
動物の精子が激減&性転換してるんだってよ。
879 :
KOKI ◆aKwX/viw :02/09/14 22:46 ID:XmJ6Y66m
>でんぷん
他の数多くの板でも人が少ない、って話は多いですね。
音楽系は上位5位を除くとすごい状況になってますね。
>>876 そう? いつもこんな感じだけど。
『好きになる人』ってかなりいいですね。 ここに書くのもアレだけど。
880 :
KOKI ◆aKwX/viw :02/09/15 23:48 ID:s0ssHddp
ガッコの授業のためにアウグスティヌスの『告白』をちょっとだけ読んでみる。
うん、そんなに難しくないな、と思う。 中央公論社から出てる関係上、訳が適切だという理由もあるかも。
これが岩波文庫だったら・・(以下略
最近、『さよなら、パパ』読みたくてしょうがない俺がいる(w
?
882 :
名盤さん:02/09/18 23:46 ID:kJxPAqlQ
?(・∀・)
883 :
名盤さん:02/09/18 23:48 ID:3vOEZUXS
(´-`).。oO(包茎野郎は面にも厚い皮が被っているんだなぁ
>>880
884 :
◆CiJOpDiI :02/09/19 00:18 ID:wKZ4OmoL
>>884 すごいほしい! でもすごい高いのでチョットひよる!
1,000部くらいですかねえ。
886 :
名盤さん:02/09/19 02:50 ID:Q6302+Gh
ふと思ったんだが、テリー伊藤の「お笑い北朝鮮」って絶版?
887 :
iroha:02/09/19 03:56 ID:qUUrNOek
>>886 おれも読んだよそれ。
向こうにいって日本の古い歌謡曲のレコードあげたりして、日本ではこういうのが
流行ってるんだろうと思わせるとか、寒いことしてたな。何が面白いんだろうって思った。
実に下らない本だった。
この人、俺は嫌い。はっきり行って、こんなのユーモアじゃないし。
文章も寒かった。偉大なる首領とか。本気でこいつ親しみ感じているしよ。
あの国を、面白おかしく書いているつもりだろうが、ただイタイだけ。
テリー伊藤ってTV見てても思うけど、奇をてらっただけで、内容はカラッポな
発言ばかり。DQNなことしているだけなのに、アナーキーなつもりで大喜び。
朝日みたいな新聞が堂々と部数出せるのは
こういった、偽者カス芸能人を持ち上げて喜ぶバカ日本人が多いってのもあると思う
888 :
iroha:02/09/19 04:04 ID:qUUrNOek
889 :
iroha:02/09/19 04:05 ID:qUUrNOek
↑は見たらネタバレだったので、読もうかなって人は余り見ないほうがイイかも。
890 :
名盤さん:02/09/19 08:12 ID:58/kd7vw
>>888 読後のずしーんと来るあの感覚が何ともいえません。
891 :
KOKI ◆aKwX/viw :02/09/19 11:00 ID:ZGgOEW2y
>>888 同じ作者の「逃げて行く愛」だっけかな?
同じ出版社の新潮社から出てるんだけど、もう読んだ?
( ´,_ゝ`) 今日「海辺のケフカ」買ってきます。期待してるんですけど。。。
( ´,_ゝ`) あと、「黒い兄弟」読んだことある人いない?俺のaD1です。今のところ。
893 :
KOKI ◆aKwX/viw :02/09/19 11:13 ID:ZGgOEW2y
>はん
「ロミオの青い空」の原作だった奴だよね? いい話だった。。。
また、笠原弘子の「空へ・・」って主題歌も大好きで・・って関係ないね。
( ´,_ゝ`)>KOKI おお!知っているとは!アニメも良かったよな。
895 :
KOKI ◆aKwX/viw :02/09/19 11:24 ID:ZGgOEW2y
ってか、アニメの方が余りに良過ぎたんで記憶に残ってたところへ
「ロミオの〜」の原作!ってポップ付きで本屋に打ってたんで
読んだというのが本当のところ。 「モモ」とか好き?
896 :
名盤さん:02/09/19 11:25 ID:4lNjOgF8
読書汁!
( ´,_ゝ`)
>>895 うん。「時間の節約」ね。あれ、最初読んだとき怖かった記憶がある。
899 :
名盤さん:02/09/19 23:02 ID:IsJgbB0S
>892
FF6かよ! 間違えんなよ!
900 :
iroha:02/09/20 07:38 ID:CJCXTwh7
>>891 >>890 それ知らなかった。今度図書館行ったら探してみる。
ハンナにときめく主人公の気持ちが伝わってこっちもドキドキしてきたな。
ハンアの意固地な性格で、上手く処世できないとこなんか、ダンサーインザダークの
セルマもだけど、どちらもいじらしくてラストがより悲しくなった。
>>897 モモは俺も怖かったな。小学生のとき読んだ。
ポケットだらけの服がなんだか羨ましかった。
ほんとに時間ためれるなら、2chは皆ため放題だな。
∧((())∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(((〃・∀・))) < 3月からあるなんてスゲーな。長寿スレとは珍しい。
= ))) ((( \_______
〜((( × )))
= (__/"(__) トテテテ...
902 :
KOKI ◆aKwX/viw :02/09/21 20:58 ID:lfEBrLDD
>>897 やっぱ、その辺好きか。 そういや、もうすぐハリポタの新刊発売日じゃん?
二巻本の上に、合計で¥4000といった、詐欺のような状態になってるから
図書館に入ったのを借りるか、知り合いから借り受けるつもりだけど。 洋書読んでもいいかな。
903 :
でんぷん:02/09/21 21:43 ID:ctW8S944
有栖川有栖「マレー鉄道の謎」読みました。
謎解きの伏線はあんまりフェアとは言えないけど、
基本をきっちり押さえた密室トリックは、この作者
にしては久々の快挙かも知れません。
904 :
トニオ ◆R9JKUWxY :02/09/21 21:44 ID:TSlA+TQN
澁澤龍彦が好きです。
905 :
名盤さん:02/09/21 21:45 ID:Ooh5ypjY
906 :
トニオ ◆R9JKUWxY :02/09/21 21:47 ID:TSlA+TQN
>>905 むしろ、憧憬すら抱いてるが、何か?<変な道
( ´,_ゝ`)
>>902 そう、その辺(w 「ギバ〜記憶を受け継ぐ者〜」とか「穴」とか
( ´,_ゝ`) 「まぼろしの住む館」とか。漱石だと「一夜」とか「趣味の遺伝」とか「夢十夜」とか。
( ´,_ゝ`) 芥川竜之介とかね。貴志祐介、ジョン・グリシャム、スティーヴン・キングも大好き。
( ´,_ゝ`) ハリポタも大好きだよ。4000円は高すぎるけど、買うつもり。
( ´,_ゝ`)
>>899 間違えスマソ 恥ずかしい・・・。
908 :
iroha:02/09/22 05:01 ID:FN4VRMqc
ハリポタはガキ向けなかんじだけど、
読んだらほんとおもしろいよね。
1巻から読んでてどんどん面白くなってくる。
3巻最高だった。SFファンタジーの定番の時間ネタがあるけど
見事だと思った。四巻が待ち遠しい。
909 :
でんぷん:02/09/23 11:33 ID:QlmcrIvU
SFファンタジーと言えばダン・シモンズのハイペリオン・シリーズ
って良いと思うんだが。文庫化待ちで、まだ全部は読んでないんだけど。
ポッターは借りて読んだけど、3巻もいいけど、アイデア的には2巻の
「秘密の部屋」が好き。3巻はどっちかっつーとキャラクターで引っ張
ってる話かと。
910 :
トニオ ◆R9JKUWxY :02/09/23 11:49 ID:O8nk1j8e
>>909 ども!お久しぶりです。
一回ハリポタの映画を見てみてください。
とたんに、ハリポタがつまらなくなるなので。
てか、1年待ってまで見るもんではないかと。
結構面白いけど。
911 :
でんぷん:02/09/23 11:59 ID:QlmcrIvU
>910
復帰したんすね。懐かし。
先に映画見たから全然大丈夫っす。元々ミーハーな映画しか
見ない人間だし。そこそこ面白かったですよ映画。個人的に
は次の映画のドビーの造形は気に入ってます。
912 :
King和久井 ◆.FuFYqiI :02/09/23 23:50 ID:nMXA2tRn
村上春樹の国境の南、太陽の西
読んでる。おもしろい。
Jazz が聴きたくなる
913 :
.:02/09/25 06:13 ID:ltubZ1Q0
?
914 :
KOKI ◆aKwX/viw :02/09/25 21:08 ID:Kk2yOOJD
塩野七生と五木寛之の対談集、読み始めました。
塩野さんペースかと思ってたけど、五木さんがノリにのってますね。
そのせいかどうか知らんけど、話題が多岐に及び、五木流健康術(?)まで飛び出してきたり。
915 :
King和久井 ◆.FuFYqiI :02/09/26 18:29 ID:ms61siRa
後味悪かった
916 :
KOKI ◆aKwX/viw :02/09/26 20:46 ID:0/Mwd0Jb
綾辻さんの本格ホラー作品なるものがでてたみたい。
今日、半年振りに紀伊国屋行ったら結構大きく宣伝してた。 マジで気になるなあ。
918 :
名盤さん:02/09/28 21:10 ID:Rnv1QOAX
「アバウト・ア・ボーイ」読んだら、良かった。
中身が大人じゃない大人が成長するのって、大変なのね。
映画まだ見てないけど、原作とラスト違うらしいですね。
919 :
KOKI ◆aKwX/viw :02/09/29 22:57 ID:wtygdmOo
>>918 あれって、映画の予告編しか見てないけど第一印象としては面白げ。
本の方って翻訳出てるの? 時間があったら読んでみていいかも。
『ブリジット・ジョーンズの日記』も面白かったから、洋書で読もうかね。
920 :
918:02/09/30 08:47 ID:I4RONka2
>>KOKI
「アバウト・ア・ボーイ」は新潮文庫から、森田義信の訳で出てますよ。
予想以上に良かったので、「ハイ・フィデリティ」も買って今読んでるとこ。
921 :
◆CiJOpDiI :02/09/30 15:45 ID:DARDANLa
今日は韓寒『上海ビート』を買ってきますた
922 :
KOKI ◆aKwX/viw :02/10/01 19:46 ID:aB/M76QS
>>920 今日買ってほんの数ページだけ読んでみたけど、文章結構読ます人かも。
映画の原作本って買うのホント久し振り。
独身の彼、いい味出してるね(w
923 :
KOKI ◆8YaKwX/viw :02/10/03 22:15 ID:Yf/zDY24
てか、平野啓一郎、知らないうちに新作出してたんだね。 ものすごい分厚さの上下本。
浅田次郎の最近出た作品とか面白そうだなぁ。
924 :
名盤さん:02/10/04 22:22 ID:Q4pXRL88
読書の秋なのでageておきます。
925 :
名盤さん:02/10/04 22:48 ID:YHVNgfZZ
エルロイ オモロイ
926 :
名盤さん:02/10/04 23:00 ID:dIrMss/S
ハリーポッターっておもしろいよね!!
927 :
名盤さん:02/10/05 01:15 ID:XPprZwNJ
>923
狂同通信のインタビューで、「現代を書く、これからが正念場」って
話してたな
928 :
KOKI ◆8YaKwX/viw :02/10/06 12:07 ID:fParoVoH
>>927 心意気はいいと思うんだけど、果たして実力がそれに追いついていってるか、だね・・。
とりあえず上巻の最初の方だけ読んでみたけど、文章がなんか硬くて読み難いのが気になった。
929 :
トニオ ◆IrR9JKUWxY :02/10/06 12:09 ID:gjCFxhyp
誰か京極夏彦読んでるひといる?
930 :
KOKI ◆8YaKwX/viw :02/10/06 12:11 ID:fParoVoH
>トニオ
上の方見てみるよろし。
931 :
トニオ ◆IrR9JKUWxY :02/10/06 12:13 ID:gjCFxhyp
>>930 ああ、でんぷんさんまで聞いてるんだぁ。
932 :
でんぷん:02/10/07 18:39 ID:1kQutiZJ
「聞いてる」?
今、スティーブン・キング「スタンド」読んでるので、
それが終わったら京極の「ルーガルー」にかかろうと
思います。
933 :
名盤さん:
あげ