【世界映画名作全史】 猪俣勝人 

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1名無シネマさん
単著
『世界映画名作全史〈戦前編〉』(社会思想社、1974年)
『世界映画名作全史〈戦後編〉』(社会思想社、1974年)
『世界映画名作全史〈現代編〉』(社会思想社、1975年)
『日本映画名作全史〈戦前編〉』(社会思想社、1974年)
『日本映画名作全史〈戦後編〉』(社会思想社、1974年)
『日本映画名作全史〈現代編〉』(社会思想社、1975年)
共著
『世界映画作家全史(上)』(田山力哉との共著、社会思想社、1979年)
『世界映画作家全史(下)』(田山力哉との共著、社会思想社、1979年)
『日本映画作家全史(上)』(田山力哉との共著、社会思想社、1978年)
『日本映画作家全史(下)』(田山力哉との共著、社会思想社、1978年)
『世界映画俳優全史〈男優編〉』(田山力哉との共著、社会思想社、1977年)
『世界映画俳優全史〈女優編〉』(田山力哉との共著、社会思想社、1977年)
『日本映画俳優全史〈男優編〉』(田山力哉との共著、社会思想社、1977年)
『日本映画俳優全史〈女優編〉』(田山力哉との共著、社会思想社、1977年)
2名無シネマさん:2010/11/03(水) 05:21:04 ID:BByE15E6
猪俣 勝人(いのまた かつと、1911年6月27日 - 1979年8月7日)は、日本の脚本家、映画監督。東京府出身。
牛込出身。父が検事という厳格な家庭に育つ。父の転任のたびに、長野、東京、千葉、新潟、福岡と転々とする。
少年時代から学業を嫌い、文学書に親しみ、中学3年生の時には新聞『万朝報』の長編小説募集に応募、落選するもそれ以降は雑誌にの懸賞小説に毎年応募をし続けたが、当選することは一度もなかった。
日本大学芸術学部卒業後は、福岡で1年半ほど職に就けないでいたが、『九州日報』の短編小説募集で一等に入り、賞金5円を貰い、1934年に松竹蒲田撮影所にシナリオ・ライターの研究生として入社した。
同期生の中では一番成績が悪かったが、最初の仕事に清水宏監督の『双心臓』を手掛ける。
ただし、これはまったくの清水の口述筆記であり、本格的に創作となったのは『君にささぐ花束』『雨の夜の抱擁』などである。
他にも『おんなの暦』『男性対女性』など多数を書き、若手のホープとして撮影所長の城戸四郎にも眼をかけられる。
しかしこの当時、一級監督が手掛けるのは新聞連載小説の映画化であり、オリジナルの脚本は二級監督にまわされた。
脚本の出来にもかかわらず精彩を欠いた作品が多く、しかも会社側で勝手に題名なども変えてしまうなど、猪俣は大きな幻滅を抱くようになり、1942年に松竹を退社した。
その後、シナリオの独立を訴えて国民脚本社を創立する。
3名無シネマさん:2010/11/03(水) 05:23:37 ID:BByE15E6
終戦の影響で同社は解散したが、戦後もシナリオ・ライターは監督や会社に従属せず作家として強く自己主張すべきだとして、同志を集めてシナリオ文芸協会を設立した。
また、雑誌『シナリオ文芸』を創刊して後進の育成に当たる。
1950年に『シナリオ文芸』が休刊すると、再びシナリオを書き、当時監督業に進出した俳優の佐分利信とコンビを組んで、1950年の『執行猶予』、1951年の『あゝ青春』『風雪二十年』を世に送り、また1952年、渋谷実監督の『現代人』のシナリオを手掛けた。
『現代人』は脚本家としての代表作となった。
のちに自身も監督業に乗り出し、1958年の『荒城の月』でデビューする。
1959年、スチュワーデスが殺害され、その最有力容疑者の外国人神父が国外に逃亡して迷宮入りになった現実の事件(BOACスチュワーデス殺人事件)を描いた意欲作『白か黒か』を発表するが、
この内容をめぐってカトリック教会から恐喝や妨害行為を受けたり、
また封切後間もなく配給を打ち切られたりとトラブルが続き、十分な成功は得られなかった。
その後はテレビドラマの脚本を多く執筆し、また母校の日本大学芸術学部の教壇に立った。
映画評論家として知られた田山力哉は従弟であり、共著がある。
4名無シネマさん:2010/11/03(水) 07:18:10 ID:hXDDjoDC
おすすめは「戦後篇」かな
田中小実昌氏の名著と共に繰り返し読ませていただきました。
5名無シネマさん:2010/11/05(金) 04:53:06 ID:LnwrF3Rb
「現代篇」になると、ちょっと・・・・・・・。
6名無シネマさん:2010/11/05(金) 07:21:28 ID:U4V+mVri
文庫本になっているな。
ブックオフに頻繁に通えば、何冊かは手に入るだろう。
7名無シネマさん:2010/11/05(金) 21:22:58 ID:I1auLf+y
「現代篇」が白眉でしょう
読み応え十分で堪能したよ
8名無シネマさん:2010/11/06(土) 04:16:49 ID:IPOX0Krh
>>7
例えば、どの映画の解説が良かったですか?
9名無シネマさん:2010/11/06(土) 04:43:46 ID:IPOX0Krh
戦後篇ではこの映画の解説が良かったです。
【イタリア映画】自転車泥棒【1948年】
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/kinema/1108244920/l50
10名無シネマさん:2010/11/06(土) 18:21:15 ID:YZOGRXlZ
>>5
これは双葉さんの本もそうだけど、昔はDVDも衛星も無かったからこういう本を
参考にたまに放送される地上波の古い映画を観たり名画座に行くのが面白かったのかもしれないけど。

猪俣さんの本に限らず、今となってはこの種のガイドブックはほぼ役目を終えたよね。
せいぜい本屋で立ち読みして図書館で見れば充分かな。後は本当に検索程度の最低限の情報だけ
あればいいって感じ。
今は本読む暇に衛星やDVDで現物を観た方が早いからね。

このシリーズも社会思想社が倒産してから何処の出版社も引き継いで出してないみたいだしね。
残念ながらその程度の価値しかもう無い本でしょ?
11名無シネマさん:2010/11/08(月) 22:44:51 ID:wEQ+W1Tn
>この種のガイドブック

この力作労作をガイドブックとは、大した釣りだな。
確信犯に価値を説明しても無駄だろうが
12名無シネマさん:2010/11/10(水) 06:56:59 ID:2rCtKgqq
日本映画名作全史戦後編は、どうでしょうか?
13名無シネマさん:2010/11/12(金) 05:37:42 ID:XPuaPE7b
>>10
おそらく、普段から本読まんだろ?w
14名無シネマさん:2010/11/12(金) 11:20:54 ID:3XsLJ0Je
山根貞男がこのシリーズの悪口を書いているんだよ。
>>10さんは、それに影響されたんだろう。
15名無シネマさん:2010/11/12(金) 13:01:44 ID:s5vibIxc
山根貞男か
ポリシーのないフラフラした奴だ
16名無シネマさん:2010/11/13(土) 05:17:03 ID:To1Jj80b
>>10
>猪俣さんの本に限らず、今となってはこの種のガイドブックはほぼ役目を終えたよね。
>残念ながらその程度の価値しかもう無い本でしょ?

そんな悲しい事言わないでよ!
猪俣さんの本は名著だよ。
17名無シネマさん:2010/11/13(土) 12:52:54 ID:tdetfUj0
>>10さんに、まったく同感。ガイドブックでしかなく、それ以上でも以下でもない。
最初から、その程度の価値しかなかった本だと思うね。
批評めいた部分はたいてい凡庸で、凡庸なくせに嫌にかしこまった書き方をしていて冗長だし、
トンチンカンな分析をしていてシラケさせられる部分も多い。
猪俣勝人なんて、脚本家としてもそれほどの人ではなかったし、
「名作全史」は脚本家としての仕事がなくなってから、自分の存在感を示しておきたくてやったような仕事だよ。
当時、あんなのを読んでる人は、映画ファンたちの間ではあからさまに馬鹿にされた。
18名無シネマさん:2010/11/13(土) 13:57:19 ID:To6xuQ09
>>17
自演乙
つーかお齢は?
ご高齢の割には拙い文章だね。
19名無シネマさん:2010/11/13(土) 14:29:28 ID:tdetfUj0
>>10さんは昔から映画板にいる「疑問型さん」でしょ。
俺も、疑問型さんも、あんたの息子くらいの世代だよ。
何度も言ってるけど。
20名無シネマさん:2010/11/13(土) 15:18:03 ID:tdetfUj0
付け加えておくと、猪俣は筋金入りの左翼だった人だよ。
文章(ヘタクソ過ぎ)からは、左翼臭がプンプンと漂っていた。
>>9で出ている「自転車泥棒」解説は記憶にないが、左翼だから当然あの映画は懇切丁寧に解説したがるだろうし、
当然ほめるだろう。
21名無シネマさん:2010/11/18(木) 02:19:02 ID:8fFEm+Pi
そんなもんかねえ・・・・・。
22名無シネマさん:2010/11/21(日) 05:47:50 ID:P7MSRY/D
>>20
そもそも映画関係の人が左翼が多いんじゃねえのか?
23名無シネマさん:2010/11/21(日) 08:36:57 ID:49oAYKDT
『世界映画名作全史〈現代編〉』(社会思想社、1975年)
これを子供の頃買ったよ。
表紙が「続エマニエル夫人」じゃなかったかな。
兄貴の子供がその裏表紙をみて騒いでいたら、
教育上よろしくないと思ったのか母親に捨てられてしまった。

24名無シネマさん:2010/11/21(日) 21:14:09 ID:z4nU9LY9
>>23
「続」の方だったかな?
良い思い出だね。
25名無シネマさん:2010/11/23(火) 06:36:13 ID:0burFHOy
『日本映画名作全史〈現代編〉』(社会思想社、1975年)

「伊豆の踊り子」?「潮騒」?
どっちだか忘れたけど、最後に
「ところで、この山口百恵と言うちょっと大人びた少女のどこがそんなに魅力的なのだろう?」
と書いていた。
その後の大ブレイクは予想できなかったか?
それとも大ブレイクを知った後も「大した事はない。」と思ったか?
今となっては知る由もない・・・・・・・。
26名無シネマさん:2010/11/27(土) 06:25:25 ID:C91/bvxX
猪俣さんはチャップリンの映画の才能は高く評価していたが、
人間性は嫌っていた。
27名無シネマさん:2010/11/27(土) 14:42:33 ID:d0SfoJhE
百恵押しだった山根貞男は>>25にカチンときたんだね。
28名無シネマさん:2010/11/30(火) 06:59:29 ID:LmHIGbA1
カサブランカ
29名無シネマさん:2010/12/01(水) 20:29:48 ID:0kXy9hK5
怒りの葡萄
30名無シネマさん:2010/12/02(木) 05:08:10 ID:0qdBkVqw
>>27
そういう事です。
自分が好きな女を貶されると許せないものです。
31名無シネマさん:2010/12/03(金) 06:11:04 ID:kUj9lL4w
映画評論家に
左翼が多いのは当たり前だろ。
32名無シネマさん:2010/12/04(土) 05:03:20 ID:1y1xYn7W
「カサブランカ」
第二次世界大戦の戦局が大きく変わろうとしている時期(昭和18年)に、この映画は生まれた。
その意味では完全に反ナチ映画であり、さらには反戦映画としての意図の下に作られた事は否めない。
だが日本に公開されたのは終戦の翌年の6月、我々はまだ虱のついた汚れたシャツを着て、破れかけた兵隊靴を履いていた。
腹も減っていた。それでいて、街頭の古本屋の前にしゃがみ込むと、闇雲に本を買い漁った。
一冊の古雑誌にすら、全てを消失した我々は高雅な文化の匂いを嗅いだ。
同様の意味で、優秀な外国映画の力は絶大なものがあった。
なぜならば、戦後にわかに作られ出した日本映画はおよそ心貧しいものばかりだったからだ。
33名無シネマさん:2010/12/04(土) 06:33:42 ID:1y1xYn7W
G・H・Qの指導下に、口を開けば民主主義、民主主義とバカの一つ覚えのような底の浅い教宣映画ばかりを押し付けられていた日本人にとって、外国映画のそれには全く宣伝の匂いなど感じさせない新鮮な自由があった。
この「カサブランカ」など明らかに反ナチ、反戦の宣伝意図から発したものに違いないが、それでいて面白さは抜群、出来もまた優秀であった。
少なくとも宣伝映画の持つ押し付けがましさなど皆無と言えた。
34名無シネマさん:2010/12/04(土) 06:35:36 ID:1y1xYn7W
戦後かなりの時期、日本の町の各地に「カサブランカ」と言うキャバレーやバーができた。
まだ現存している所もある位だ。
いかにこの映画の魅力が強かったを示す一つの証左と言えるのではないか。
35名無シネマさん:2010/12/16(木) 05:48:10 ID:XR/DZkHZ
猪俣先生。
尊敬しております!
36名無シネマさん:2010/12/19(日) 07:15:54 ID:WL8gytdt
「タワーリング・インフェルノ」

最後に屋上の大水槽からの、犠牲者覚悟の放水でさしもの大火災も鎮火するのだが、生々しい災害現場を去るに当り、
消防隊長マックィーンは、設計者のポール・ニューマンに、いかにもアメリカ人同士らしい皮肉な一言を残してゆく。
「この次にビルを建てる時には電話で知らせてくれよ。」
ニューマンの方は、まだ脇で戦いている愛人に呟くように言うのである。
「この焼けビルは修復しないで、このまま保存しておくべきかも知れない。人類の思い上がりの象徴として。」
37名無シネマさん:2010/12/19(日) 07:21:38 ID:WL8gytdt
「人類」と言う単語を「アメリカ人」と変えれば、それはヒロシマ、ナガサキへ原爆を投下した事を悔いるアメリカ人の良心と同質の言葉と聞かれないでもない。
しかしそれを「人類」のせいにしているところに、このいかにも誠実そうな言葉の中に、アメリカ人の腹の中をまざまざと見せつけられる思いがする。
そこには本当の意味での自己反省はない。あるのは根強い自己肯定の尊大さだけだ。
2時間45分の肉体的緊張の後で聞くその効きセリフは、全く見当外れのものだったと言わなければなるまい。
それがこの映画のドラマとしての感動を薄弱にしている一番肝心なポイントだと言う事に気付くべきではあるまいか。
38名無シネマさん:2010/12/19(日) 13:41:00 ID:YVzWlpNv
>>36-37
典型的な「老いぼれ左翼の言い掛かり的批判」じゃないか。
赤旗日曜版でお馴染みの論調そのままだ。
吐き気がする。
マックィーンの勇姿や、フェイ・ダナウェイのドレスのスリットから垣間見える足の美しさや、
踊るように闇夜に舞い上がる猛火のダイナミックさは、この老いぼれ左翼の目には入らなかったのか。
説教臭い左翼にはウンザリだ。
しかも、その説教も、単なる上げ足取りとしか思えない。
こんなのは批評とは言えない。左翼どうし集まって飲み屋で勝手に喋ってればいい。
39名無シネマさん:2010/12/23(木) 07:01:45 ID:5lz8D/8i
>>38
あんた、よっぽど左翼が嫌いなんだねえ・・・・・・。
40名無シネマさん:2010/12/23(木) 20:28:00 ID:M8RWNi+v
年寄りのたわ言さ。
猪股の文章力を評価できないなんて可愛そうに。
若人ぶってラノベばかり読んでるんだろ
41名無シネマさん:2010/12/24(金) 05:07:48 ID:vaNz2AYp
「タワーリング・インフェルノ」はジェニファー・ジョーンズの老いが悲しかった。
42名無シネマさん:2010/12/25(土) 04:57:12 ID:q1cKJL/0
「エマニエル夫人」で猪俣勝人先生は
シルヴィア・クリステルの事を褒めていた。
映画見ながら抜いたのかな?
43名無シネマさん:2010/12/26(日) 08:09:39 ID:6yuaIQsN
あの映画は当時の日本人には衝撃的だった。
まずは乳房を見せているポスター。
44名無シネマさん:2010/12/26(日) 23:09:34 ID:7zD/zdZ8
作家全史の日本編はとても貴重。脚本家として様々な監督やライターと実際に
付き合ってた人でないと書けない情報満載。かたや海外編は異常に薄っぺらで
ガッカリした。
45名無シネマさん:2010/12/29(水) 04:50:20 ID:ctnR9BRe
>>44
まだ読んでないんです。
すみません・・・・・。
46名無シネマさん:2010/12/30(木) 04:49:13 ID:/PL3mQVU
映画会社ATGに関して不思議な会社だと書いた後に
「鴎よ、きらめく海を見たか めぐり逢い」を思いっきりけなしていたな。
47名無シネマさん:2011/01/08(土) 05:57:26 ID:itFiVV2H
>>40
そのとおりです。
48名無シネマさん:2011/01/13(木) 03:59:55 ID:BSfL0D/P
チャップリンの人間性を嫌っていた彼。
49名無シネマさん:2011/02/05(土) 04:41:17 ID:yGkCX9t4
藤田敏八監督の事を貶していた。
50名無シネマさん:2011/02/13(日) 05:08:07 ID:j0W8eYw/
名著
51名無シネマさん:2011/03/10(木) 14:31:12.42 ID:Wq29jFHM
大先生
52名無シネマさん:2011/03/19(土) 04:36:54.93 ID:KzgtIJ8A
>>40
お元気ですか?
53名無シネマさん:2011/04/21(木) 03:49:13.14 ID:BdgjFr4n
保守age
54名無シネマさん:2011/05/04(水) 04:57:16.03 ID:1s5rhMh8
洋画の戦前篇の解説が一番良いかもね。
55名無シネマさん:2011/05/28(土) 04:11:09.21 ID:HJ+IReA0
邦画の評論はイマイチ。
56名無シネマさん:2011/06/21(火) 05:49:08.23 ID:x8+/Mfut
57名無シネマさん:2011/07/24(日) 22:16:24.30 ID:EV5XEFDD
世界映画名作全史〈戦前編>が一番いい。
58名無シネマさん:2011/08/02(火) 03:58:02.68 ID:3S+rZbxy
最近、名作を見るようにしている。
初めて見るものばかり。
見終えた後は必ず猪俣先生の本で復習する。
より理解が深まる。
59名無シネマさん:2011/08/28(日) 06:14:27.31 ID:+ixunGW2
やっぱり名著だろ?
「羅生門」「七人の侍」「青春残酷物語」
いい評論だよ。
60名無シネマさん:2011/09/17(土) 04:56:10.14 ID:DxPxgUC1
「スケアクロウ」の評論を読んだけど
猪俣先生、アメリカが嫌いなんだねー!
共感する部分もあった。

同じ「スケアクロウ」を田山氏が書いてるけど
大した評論ではない。
61名無シネマさん:2011/10/01(土) 06:30:22.33 ID:Nzpm3lWS
アメリカが諸悪の根源なのか?
62名無シネマさん:2011/11/18(金) 17:27:23.67 ID:pH3f1K+e
久しぶりに読んだ。
やはり名著だ!
63名無シネマさん:2011/11/19(土) 03:42:28.48 ID:N1KCWO5b
そうだろ?
64名無シネマさん:2011/12/01(木) 05:12:00.59 ID:AAf5XqRs
「風と共に去りぬ」に関しては流石に絶賛していた。
あの当時でこれだけの長編映画を製作したアメリカ。
またレット・バトラーみたいな男は、この島国にはいないと。
65名無シネマさん:2011/12/02(金) 06:13:40.00 ID:cPZ5Ex6g
観てない映画も取り上げてたねw

正直者だw
66名無シネマさん:2011/12/03(土) 06:10:23.61 ID:dd7vAIe0
>>65

どの映画でしょうか?

すごく気になりますね・・・・・。
67名無シネマさん:2011/12/03(土) 06:56:53.32 ID:6jMW93vc
ラストショーだろ
68名無シネマさん:2011/12/04(日) 07:57:50.31 ID:/dF47NnQ
>>67

日本映画名作全史〈現代編〉ですか?
69名無シネマさん:2011/12/06(火) 15:14:49.59 ID:1x8f4qAh
「風」と「欲望」はほぼ同時期に日本初公開だった。ビビアンの変貌、老化にファンは戸惑った。
70名無シネマさん:2011/12/06(火) 17:45:45.85 ID:4lDUMopv
猪俣先生。
「欲望という名の電車」は、好きですか?

http://uni.2ch.net/test/read.cgi/kinema/1105362659/l50
71名無シネマさん:2011/12/28(水) 06:24:03.19 ID:cbcGEcAV
「ペーパー・ムーン」は絶賛してた。
72名無シネマさん:2012/01/15(日) 07:42:05.08 ID:Y/JSbWlq
【オッパイ】ラクエル・ウェルチ【姐さん】


http://uni.2ch.net/test/read.cgi/kinema/1107429483/l50
73名無シネマさん:2012/01/21(土) 05:19:06.81 ID:Cv4bsxRo
作者は1911年生まれで、戦前の日活だったか東映だったかにシナリオライターとして入社。
戦前の邦画黄金時代を経験し、戦後はフリーのシナリオライターとして活躍した人。
定年直前ころからは日本大学映画学科でシナリオ作法の講義を行っていた。

ttp://d.hatena.ne.jp/odd_hatch/20110413/1302659554
74名無シネマさん:2012/01/26(木) 17:15:45.63 ID:o276uODK
そういう経歴の持ち主が1970年代前半に作品紹介でもって、映画の歴史をたどったもの。
今でこそ、DVDやVTRによる家庭視聴が可能になり、衛星方法などの複数のTVチャンネルが手当たり次第に過去の映画を放送しているので、
実作に触れることによって作品を語ることができるのだが、当時は映画館の上映のみ。
しかも過去の作品を上映する館は少なかった。
75名無シネマさん:2012/01/26(木) 17:20:15.70 ID:o276uODK
もしくは映画会社からフィルムを借りて自主上映するしかない。
結局は自分の記憶とキネマ旬報のような雑誌を頼りにすることになる。
そういう状況で1000本を越える映画のことを語ったのは壮観というしかない。
76名無シネマさん:2012/01/26(木) 17:23:19.52 ID:o276uODK
とはいえ、刊行後40年の時間経過は、作品や映画作家の評価を一変させていることに驚く。
あいかわらず巨匠といわれるのは黒澤・溝口・小津・成田という人たち(戦後も作品を作った人たちに限る。戦前のマキノ省三や山中貞雄、などは対象外)。
この人は変わらない。
77名無シネマさん:2012/01/26(木) 17:27:24.42 ID:o276uODK
著者のほめた今井正・山本薩夫などの共産主義運動に近い人たちは省みられなくなり、
岡本喜八や藤田敏八、川嶋雄三のような職人肌で大衆向きの人たちはこの本でまったく触れられていないのに、
今では人気作家になっている。
石原裕次郎なんかを主役にした日活青春映画も評価外。
高倉健と藤純子の東映やくざ映画もあまりでてこない。
78名無シネマさん:2012/01/29(日) 06:03:03.12 ID:wyBv3CBZ
日本映画の評価は自分の記憶によれば、1980年代後半から大きく変わってきた。
クラシック音楽と同じように、監督の「意図」「芸術表現」「意欲」あたりに高得点を与えるのではなく、
物語の面白さ・ストーリーのテンポ・カット割のスピード感・構図の斬新さなどから映画を見ようということになったのだ。
つまるところは表層に着目しなさい、まずは映画を楽しく見ましょうということ。
79名無シネマさん:2012/01/29(日) 06:10:31.45 ID:wyBv3CBZ
それ以前の人たち、映画は芸術である・芸術は世界を救うというような19世紀末の芸術観を持っている人の文章はあまり省みられなくなる
(もともと表層の面白さが重要なんですよ、芸術なんてしりませんという淀川長治なんかは関係なかったけど)。
そういう精神の変化の影響を端的に受けた本だった。
80名無シネマさん:2012/01/29(日) 06:12:36.85 ID:wyBv3CBZ
とはいえ、洋画・邦画をこれだけ網羅し、しかも廉価な書物というのも他にはなく、
しかも著作権保護期間のきれた50年以上前に作られた映画がいろいろなメーカーから安く販売されているので、
それらを選ぶとき、見るときの参考書になる。
(くどくなるかもしれないが、ミュージカルや冒険、喜劇などは相当に漏れているのが残念。)
81名無シネマさん:2012/01/29(日) 06:16:15.82 ID:wyBv3CBZ
似たような映画リストには文春文庫のものがあるけど、決定的に異なるのは収録された映画の数。
こちらのほうが圧倒的に多い。
数がおおいと、検索に使えるし、趣味や趣向が変わった時に新しさを発見できる機会を増やす。
82名無シネマさん:2012/02/20(月) 17:34:58.25 ID:EyGHerva
名著あg
83名無シネマさん:2012/03/04(日) 05:06:00.32 ID:fVcA+Xvf
やっぱり猪俣先生の功績は大きいよ。
84名無シネマさん:2012/03/14(水) 15:06:11.99 ID:kpDpDupH
「ポセイドンアドベンチャー」の作品そのものは褒めているが
最後にやっぱりアメリカの悪口が書いてあった。
85ハチコック:2012/03/14(水) 21:30:25.14 ID:Am69Sdbq
映画の評価と、個人的な『好き嫌い』を
混同している嫌いはありますね。
86名無シネマさん:2012/03/18(日) 05:29:52.93 ID:La1sQbQN
>>85
そうなんですよね。
「風と共に去りぬ」「スケアクロウ」でも
そうじゃなかったかな?

面白いHNですなw
87名無シネマさん:2012/04/07(土) 07:26:56.74 ID:fqM+wUxd
折りしもアメリカが十年の歳月と巨額の金と貴い若者の血を流したベトナムは、信じられない惨状と共に崩壊した。
アメリカの栄光は一転して泥にまみれた。
そして数十万、数百万のベトナム難民の怨嗟の眼が声もなくそそがれている事を、アメリカの庶民はどう受けとめようとしているのか。
88名無シネマさん:2012/04/07(土) 07:30:25.07 ID:fqM+wUxd
その反応は意外に冷たいと言う。アメリカはどうなってしまったのだろう。
この映画の題名のように、スケアクロウ、役立たずの案山子野郎に成り下がってしまったのだろうか。
89名無シネマさん:2012/05/20(日) 08:41:53.14 ID:WpfDHLtt
「名もなく貧しく美しく」
松竹から飛び出した松山善三の事が詳しく書かれている。
猪俣氏も松竹から独立したんだよね?
90名無シネマさん:2012/05/20(日) 11:20:12.53 ID:zoMHmqEq
「現代人」って「赤と黒」のパクりじゃん
91名無シネマさん:2012/05/24(木) 15:39:49.69 ID:/IKI87q+
>>90
そうなんですか・・・・。
脚本家としての才能は・・・・?
92名無シネマさん:2012/05/24(木) 16:46:06.87 ID:4SQyzGg6
パクリというよりも翻案だな。
93名無シネマさん:2012/05/27(日) 15:05:51.16 ID:aA7o+2FH
>>92
有能な翻案家と言う事ですなw
94名無シネマさん:2012/05/29(火) 14:21:03.45 ID:17fIyZkO
シャルル・ボワイエの事を褒めていたな。
95名無シネマさん:2012/06/10(日) 14:34:48.71 ID:n0BYTMnA
やっぱり尊敬します。
96名無シネマさん:2012/07/14(土) 04:00:33.46 ID:+ovJhY6T
相変わらず古い映画を初めて見た後に猪俣先生の著作を読みます。
勉強になります。
97名無シネマさん:2012/07/16(月) 23:24:01.99 ID:cZ6rGb1K
昔持ってたが
今は流行らない(と思う)
ベルイマンには分からない映画撮るな、とか書いてあった
たぶん「叫びとささやき」だったと思う
98名無シネマさん:2012/07/16(月) 23:36:18.13 ID:BtRhysc6
この本、『ウェスト・サイド物語』の最後を
「マリアは死んでトニーの死体と重なる」って書いてなかった?
結構、事実誤認が多かった記憶。
99名無シネマさん:2012/07/21(土) 05:57:00.08 ID:mLiFGu5q
>>98
その通りです。
ジョン・ギルバートの最期に関しても嘘が書いてあったね。
100名無シネマさん:2012/07/26(木) 03:30:19.39 ID:bapv1whO
今ほど資料を揃える事が出来ない時代だったし。
ネットも無かったし。
101名無シネマさん:2012/08/09(木) 03:58:45.87 ID:6CroYret
「ボー・ジェスト」は第一作の解説でした・・・・。
102名無シネマさん:2012/08/16(木) 15:52:47.75 ID:/9WPTPm0
淀長も誤認や誇張が多かった。
103名無シネマさん:2012/09/11(火) 13:59:54.92 ID:OrLEfUBb
「ザ・ヤクザ」に関しても
アメリカの悪口を言いたい放題だったな。
104名無シネマさん:2012/09/16(日) 07:01:32.56 ID:fH0J2uIH
日本のヤクザ映画に便乗した金儲け主義を批判していた。
105名無シネマさん:2012/09/22(土) 05:08:12.42 ID:mdSlPjY9
赤狩りの批判もしてたな。
106名無シネマさん:2012/10/09(火) 17:01:39.94 ID:G2Oa4SVr
「ジャガーノート」を褒めていたな。
107名無シネマさん:2012/10/31(水) 04:29:18.92 ID:8iIikswd
【北野武】OUTRAGE アウトレイジ 5本目【最新作】

http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/movie/1275541988/l50

猪俣先生は評価するかな?
108名無シネマさん:2013/03/10(日) 06:41:50.17 ID:u10ni1CB
やっぱり名著。
109名無シネマさん:2013/08/04(日) NY:AN:NY.AN ID:s+AqQE/v
もしかしてアカ?
110名無シネマさん:2013/08/27(火) NY:AN:NY.AN ID:Sf3jJ+hj
にっかつロマンポルノの評論をして欲しかった。
111名無シネマさん:2013/09/21(土) 04:01:10.89 ID:tLEbmidM
たけしの映画は酷評したかな?
112名無シネマさん:2013/11/25(月) 16:10:35.66 ID:EseI00OT
113名無シネマさん:2013/12/05(木) 20:51:40.96 ID:krUVFcw/
>大阪府三島郡島本町の小学校や中学校は、暴力イジメ学校や。
島本町の学校でいじめ・暴力・脅迫・恐喝などを受け続けて廃人同様になってしもうた僕が言うんやから、
まちがいないで。僕のほかにも、イジメが原因で精神病になったりひきこもりになったりした子が何人もおる。
教師も校長も、暴力やいじめがあっても見て見ぬフリ。イジメに加担する教師すらおった。
誰かがイジメを苦にして自殺しても、「本校にイジメはなかった」と言うて逃げるんやろうなあ。
島本町の学校の関係者は、僕を捜し出して口封じをするな

>島本町って町は、暴力といじめの町なんだな

子供の時に受けた酷いイジメの体験は、一生癒えない後遺症になるなあ
114名無シネマさん:2014/01/03(金) 07:27:50.61 ID:DZiopyhx
昔の洋画を初めて見る。所謂名画。
見た後にどうしても猪俣勝人の著書を読みたくなる。
115名無シネマさん:2014/01/03(金) 07:34:26.24 ID:8ki7oPgY
そんなことよりも自演バレてるのに続けることが信じられないぞチョンカレーwww
116名無シネマさん:2014/02/22(土) 05:51:32.52 ID:FupHd5E4
邦画に対する評論もなかなか面白いですよ。猪俣先生。
117名無シネマさん:2014/03/23(日) 06:21:07.60 ID:Q9jkbNMy
いえい
118名無シネマさん:2014/04/29(火) 06:17:06.22 ID:J+ZfXpXN
今でもたまに読みたくなる。
特に古い映画を見た後だね。
119「道」:2014/05/20(火) 16:26:02.46 ID:f6AUUwvo
こんな映画をわれわれは見たことがなかった。
どんなに高級な芸術映画でも、かりにもスターの演ずる主人公にはどこか必ず人に優れた何かがあるのが常だった。
それがこの映画にはないのである。
あるのはただ哀れな白痴女のみじめさと、無知な男の獣のような粗暴さだけだ。
120「道」:2014/05/20(火) 16:31:48.43 ID:f6AUUwvo
しかもその間に人間的な心のふれ合いとか、素朴なよさとか、そんなものはいっさいない。
われわれは可哀相な白痴女の地に這い蹲るような姿に次第に暗い思いにひきこまれるだけだ。
哀韻嫋々たる主題曲のメロディがまたいっそう心をしめつけ、どうにもやりきたない思いに誘われる。
せめてもの救いは、一番ラストにあらくれ男がこの白痴女を思い出して男泣きに泣くシーンがあることだ。
自然主義文学の悲惨に徹した酷薄さとはやはりこのへんが映画の違いかもしれない。
121「道」:2014/05/20(火) 16:36:11.86 ID:f6AUUwvo
イタリアン・リアリズムから人生派的ヒューマニズムへ移行した最初の名作と称されるゆえんも、全篇に漂うもの悲しい情緒ゆえか。
この白痴女の底ぬけの無欲、無垢、純粋さ、それはいつか路傍に埃にまみれて咲く一片の草花をみつけたときのような小さな感動を呼びかけずにいない。
こんな映画を作ったイタリヤ映画人に敬意を表さずにいられない。
122灰とダイヤモンド:2014/05/22(木) 14:45:55.89 ID:5x3Euv1o
日本とポーランドはほとんど何のつながりもないようだが、この映画の鮮烈な印象は両国間に強い紐をつないだ。
この前にも同じワイダ監督の「地下水道」や、カワレロウィッチの「影」などという作品が紹介され、
日本にも強い印象を与えていたが、この「灰とダイヤモンド」はいわゆるポーランド派といった一つの評価を定着させた。
123灰とダイヤモンド:2014/05/22(木) 14:50:56.77 ID:5x3Euv1o
ポーランドといえば、古くは楽聖ショパンを生んだ国であり、近年では巨大なるピアニスト、パデレフスキーを大統領と仰いだ国として知られている。
そのいずれも芸術史上に華を飾る一頁だが、この作品では、ポーランドの国土を血で染める愛国テロリストの激しい抵抗のすがたを描いて感動的である。
そういえばこの国の歴史は、北方の羆熊ロシヤの制圧に対する苦しい抵抗の連続であったことを、まざまざと思い出す。
124灰とダイヤモンド:2014/05/22(木) 14:55:11.92 ID:5x3Euv1o
そしていままた、第二次大戦下では、開戦劈頭いきなりナチ機械化部隊の電撃作戦に蹂躙され、そして最後には、ソ連の大軍団に怒涛の如く一呑みされた。
そんな小さな独立国の中で精一杯抵抗、生命を賭けた若者の闘いをこの映画では熱烈に伝えている。
この作品はやはり弱小国のものであった。
125名無シネマさん:2014/08/02(土) 10:20:32.06 ID:+9N14PXT
▼膳場貴子さんのマン毛を見たいA▼
http://kilauea.bbspink.com/test/read.cgi/hneta/1257365562/l50
126名無シネマさん(catv?):2014/09/16(火) 05:30:04.20 ID:BPaOlbr9
ドラマ創作の本に猪俣勝人の名作全史を読むのがプロットの勉強に効果的と書いてありました。
一本のドラマのプロットを2000字で書かせて、プロットがまともにできるまではシナリオを書かせないという先生の本です。
名作全史では一作品あたりどのくらいの文字数のプロットが書かれているのでしょうか?
127名無シネマさん(中部地方):2014/10/14(火) 15:18:34.13 ID:8H22K94b
数えた事がないです。
ごめん。また今度・・・。
128名無シネマさん(群馬県):2014/11/06(木) 23:26:08.10 ID:TbkVnxGq
「レーゼシナリオに就いて」という論稿を書いた人だね
どこかでそれを読める?
129名無シネマさん(中部地方)
▼膳場貴子さんのマン毛を見たいA▼
http://aoi.bbspink.com/test/read.cgi/hneta/1257365562/l50