ツンデレマクドナルド7

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1('A`)

ツ「いらっしゃいませ。ご注文は何にいたしましょうか?」
俺「んー・・・、ハンバーガーセットで」
ツ「かしこまりました」

次の日
ツ「いらっしゃいませ」
俺「えーと、ハンバーガーセットを」
ツ「かしこまりました」

一週間後
ツ「いらっしゃいませ」
俺「ハンバーガーセットで・・・」
ツ「・・・あの、毎日そればっかり頼んでますけど、飽きませんか?」
俺「ん?・・・んー、じゃあ、チーズバーガーセットで」

一ヵ月後
ツ「いらっしゃい・・・ハンバーガーゼットですか?」
俺「はは、それでよろしく」
ツ「あのねえ・・・差し出がましいけど、毎日こんなものばっかり食べてると体壊すわよ?」
俺「あれ?心配してくれるの?」
ツ「な・・・ばっかじゃない!?誰があんたなんかに・・・!」
俺「ははは、それもそうか。じゃあせめて、飲み物をウーロン茶にしといて」
ツ「・・・バカ」

こうして、二人の物語は始まった・・・

■前スレ
ツンデレマクドナルド
ttp://etc4.2ch.net/test/read.cgi/motenai/1124385038
ツンデレマクドナルド2
ttp://etc4.2ch.net/test/read.cgi/motenai/1127389737
ツンデレマクドナルド3
http://etc4.2ch.net/test/read.cgi/motenai/1129000325
ツンデレマクドナルド4
http://etc4.2ch.net/test/read.cgi/motenai/1130910790/
ツンデレマクドナルド5
http://etc4.2ch.net/test/read.cgi/motenai/1137218264/
ツンデレマクドナルド6
http://etc4.2ch.net/test/read.cgi/motenai/1145289463/

■ログまとめサイト
ttp://tsunderemc.nomaki.jp/


俺(喪):主人公
ツ:ツンデレ
後:ツンデレのバイト先(マック)の後輩
幼:主人公の幼馴染。名前は「沙耶香」で確定。
素:素直クール
妹:主人公の妹
店長:店長
2('A`):2006/08/25(金) 13:29:32 O
>>1
3('A`):2006/08/25(金) 13:36:33 O
4('A`):2006/08/25(金) 13:41:37 O
4なら前スレ3日は埋まらない
>>1
5('A`):2006/08/25(金) 14:47:31 0
超乙!
6('A`):2006/08/25(金) 15:21:41 0
ただなんとなく大学行ってるだけで、別に目標とかないなぁ・・・orz
ちなみに早大生でつ(´・ω・`)
7('A`):2006/08/25(金) 15:23:42 O
>>1
た、たまにはいいことするのね。ちょっとだけ見直してあげても……いいわよ?

あ、調子に乗るなっ!
別にこんなスレどうでもよかったんだから! 毎日覗いたりなんかしてないし、
投下なんかもしてないしっ!

と、とにかく、これ言っとかなきゃだから!
んもぉっ、恥ずかしいから向こう向いててよね!
じゃ、じゃあいくわよ……。(////)

>>1
8('A`):2006/08/25(金) 17:45:27 0
【関連リンク】
イケメンにチーズバーガーをぶつけると死ぬ
http://etc4.2ch.net/test/read.cgi/motenai/1155618803/l50
9('A`):2006/08/25(金) 22:56:01 0
>>1乙ンデレ
10('A`):2006/08/26(土) 00:13:38 0
Z帰ってこれるのか?
11('A`):2006/08/26(土) 00:47:13 0
ハンバーガZ
12('A`):2006/08/26(土) 00:54:41 0
ZのPCが直るのが先か、前スレが落ちるのが先か
13('A`):2006/08/26(土) 01:01:28 0
スレタイが「ツンデレマクドナルド」な限り簡単に探そうと思えば3秒もたたずに見つけれるよ
14('A`):2006/08/26(土) 02:03:50 0
帰ってこなくてもいい
15('A`):2006/08/26(土) 05:03:42 O
そんなことよりネタフリきぼん
16('A`):2006/08/26(土) 11:29:57 0
>>15
夏バテ
17('A`):2006/08/26(土) 12:23:12 O
花火大会
18('A`):2006/08/26(土) 14:48:55 O
喪が倒れる
19('A`):2006/08/26(土) 15:07:37 O
前スレ〉〉965     めぞん一刻ですか?
20('A`):2006/08/26(土) 15:30:28 O
葬式
21('A`):2006/08/26(土) 15:33:20 O
交響詩篇ツンデレマクドナルドセブン
22('A`):2006/08/26(土) 16:01:49 0
今日もマクドナルド行った
レジの子が可愛かったのでツンデレじゃないけど許す
23('A`):2006/08/26(土) 21:03:40 O
>>14はツンデレ
24('A`):2006/08/26(土) 21:47:39 0
元々友達だったのもあり、ジーパンとシャツが定番の彼女であり
場所が近所だったのもあり…彼女は初デートにジャージで来た orz

俺「もう少しどうにかならん?ジャージはないだろ」
彼女「アンタとでかけるのになんでお洒落しなきゃなんないの」
俺「別にいいけどさぁ…なんか寂しい」

次のデートの時、彼女は藤色のワンピで来た。

俺「お!何カワイイじゃん!スッゲカワイイ!!」
彼女「家に居るまま出て来ただけだよ」
俺「…家に居るときの方がカワイイ格好してんのお前」
彼女「………そうだよ!悪いか!」

その次のデートに彼女はまた別のワンピでやって来た。

俺「また家にいた格好のまま?」
彼女「そーだよ、文句ある」
俺「ありませ〜ん」

だって共通の友達から聞いて、もう俺は知っている。
彼女が友達に相談しながら何時間も悩んで俺の好きそうな
ワンピースを2枚買ったことを。そしてまた俺の為に
友達と買い物の約束をしていることを…
25('A`):2006/08/26(土) 23:47:28 0
>>1
26('A`):2006/08/27(日) 00:54:21 O
なぁ俺このスレ見ててずっと気になる事があるんだ…
27('A`):2006/08/27(日) 00:57:05 0
>>24
うほっ いいツンデレ。
でもここはツンデレマクドナルドだぜ
28('A`):2006/08/27(日) 01:00:28 O
>>26
何ようるさいわね! 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
…き…

聞いてあげるから早く言いなさいよ…
29('A`):2006/08/27(日) 02:33:18 0
 孤独な夜は誰にだってあるものだ。そうだろう?
 何もかもブチ壊したくなる夜が。
 世界のすべてが敵に思える夜が。
 もうどうだってよくなる夜が。
 死にたくなるような夜が。
 …俺が喪男だからか?
 痛むからだを引きずり、喪こみちは夜道を歩く。
 なんのことはない。彼は酔っていた。それが全てだ。
(酒の力って、すげえなぁ)
 それはいいことを聞いた、とばかりに>>8を実行したのだ。
 レンジで温めてもらったチーズバーガー二個を袋に提げ、同じくコンビニでもとめたとどめのウイスキーを一気飲みした。
 夜の公園で。
 愚かしいことこの上ないが、喪こみちにとってその夜はそんな夜だったと、そういうことだ。
 原因は実にくだらないことなのだが。
(女のほうまで殴ってくるとは思わんかった)
 それも何処で拾ってきたのか、角材で、である。
 すでにイケメンくんによって半死半生の目に遭わされていた喪こみちに、止めを刺したのはイケメンくんの彼女さんであった。
 きめえんだよ、とかなんとか。
 そんなことを言いながら角材を振りかぶる女の映像で、喪こみちの記憶は途切れている。
(今ごろやってんだろうなぁあの二人)
 喪こみちは六畳一間のアパートを目指している。誰もいない我が家。
 足はふらつき、視界はかすむ。酒のせいか暴力のせいか。どっちもしこたま喰らったばかりだ。
(あ、ダメかも)
 本日二度目の意識消失。
 喪こみちが倒れこんだそこは、奇しくも彼女の帰り道であった。
30('A`):2006/08/27(日) 03:14:33 0
 知らない部屋で喪こみちは目覚めた。
 ふと見るととなりに裸の女が寝ている。
 わけはない。そんなのはマンガの話だ。俺がいるのはいつだって現実。
 そこからは逃れようがない。痛いくらいに現実なのだ。
 実際にからだが痛む。
「うあ、痛え」
 全身が痛かった。すり傷、打撲、筋肉痛。
 頭部に圧迫感をおぼえて手をやると、包帯が巻いてある。
 からだの傷にも手当てが施してあった。
「…どゆこと?」
 自分のアパートと同じような作りの部屋。
 ならばあの引き戸の向こうには台所があるはずだ。
 人の気配がする。
 コトコトと音を立てているのは火にかけた鍋だろう。
 いまだに足がふらつく。
 引き戸を開けたそこには、見知った顔があった。
 驚いた顔でこっちを見ている。
「ちょっと…!もう起きて大丈夫なの!?」
 驚いたのはこっちのほうだ。
 俺はどうしてお前の部屋にいるんだ?
 教えてくれ、ツン。
31('A`):2006/08/27(日) 04:09:18 O
実はこのツンデレマクドナルドの配役がパルフェ(エロゲ)のキャラと被るんだ細かいとこは別として


ツン…玲愛

喪…主人公

店長…キュリオ店長

後…川端瑞菜

俺だけか?
32('A`):2006/08/27(日) 06:27:41 0
>>30
マクドナルドじゃないけど、(・∀・)イイ!
33('A`):2006/08/27(日) 07:56:25 O
エロゲやんねぇからワカンネ
34('A`):2006/08/27(日) 08:53:05 O
>>31
スレ違いだが
エロゲばかりやってる俺がきましたよ


バラさんは確かに強いけど、
『性欲を持て余す』とかいわねー。

ツはカトレアの様に
隣に住んでるとちょい興醒め。



↓以下通常の流れへ↓
35('A`):2006/08/27(日) 18:31:12 0
>>31はショコラでなくパルフェと言ってるわけだし、
「キュリオ店長」ってのはきっと3号店店長の板橋店長のことだと思う。
俺の中の店長のイメージも、スネークだとか謎めいた過去とかでなく板橋さん。
ただしツンは中出しストンピングはしないと思う。
ついでに重箱の隅つつくと「瑞菜」でなく「瑞奈」で、バラさんは店長ではなかった気がする。


喪「ねえねえツン」
ツ「なに?」
喪「ちょっと聞きたいことがあるんだけどいい?」
ツ「忙しいときに・・まったくもう・・・」
喪「あ、忙しいならいいよ。大したことじゃないから」
ツ「いいわよ、聞いたげる」
喪「けど、いいの?仕事」
ツ「だーかーらー、いいって言ってるでしょ。何が聞きたいのよ」
喪「あ、うん。あのさ。カラオケって、どんなところ?」
ツ「・・・・・へ?」
喪「だから、カラオケって・・」
ツ「あー、分かってる分かってる。どんなところか、でしょ?
  そうね・・・すごく簡単に言うと歌う場所、かしらね」
喪「それはだいたい分かるんだけど・・・。中はどんな感じなの?」
ツ「店によって多少違ったりするけど基本的に部屋は暗めね。
  その・・で、デートで行くにはいいんじゃない?」
喪「へえー。そういう感じなんだ」
ツ「・・・・・・もしかしてアンタ、一度もカラオケ行ったことないとか?」
喪「うん」
ツ「ならなんでいきなりアタシに聞いたりしたのよ」
ツ小声「ちょっと期待しちゃったじゃない・・・」
喪「ああ、なんでか分かんないけど友達に合コン行かないかって言われてさ」
ツ「!!!!??」
喪「それでカラオケでやるって言ってたからどんなところかなー・・・って、ツン?」
ツ「ふ、ふーん。アンタ合コン行くんだー。ふーん。せ、せいぜいかわいい彼女見つかるといいわね」
喪「あ、いや、そういう目的じゃなくて・・・。カラオケ行ってみたかっただけで・・」
ツ「あっそう。・・・なら合コンなんて行かないでアタシがカラオケに連れてっても充分なわけね?」
喪「え?あ、うん。そうかも」
ツ「・・・・・・・・・・・・・へ?」
喪「知ってるかもしれないけど、知らない人がいると緊張しちゃう性格だからね・・・。
  ツン相手ならたぶん緊張しないと思うから」
ツ「そ、そう・・・。そんなにカラオケ行きたいんだ、・・・あ、アタシと」
喪「別にそこまでカラオケに執着してるわけじゃ・・」
ツ「そ、そこまで言うならしょうがないわね!仕方ないから付き合ってあげるわよ!
  えっとその、も、喪がバカみたいにかわいそうだから!」
喪「あ、いや、だから、別に無理に付き合ってくれなくても・・」
ツ「アタシがバイト終わるまでそこで待ってなさい!いいわね?
  下手な歌聞かせたら承知しないから覚悟しときなさい!」
喪「あ、はい」

店長「ふーん、そんなことがあったのかぁ。どうりでテンション高かったわけだ」
後「そうなんですよ〜。バイト終わったらすぐに喪さん引きずってっちゃいましたからね〜」
店長「たぶん終わったあとで「これでカラオケ行きたいって目的果たしたんだから合コン行くな」とか言うんだろうねー」
後「あ、言いそうですねセンパイ」
店長「けどいいなー。そのこと知ってたらボクもついてったんだけどなぁ」
後「きっとそれがイヤだから黙ってたんですよ〜」
36('A`):2006/08/27(日) 22:34:39 0
>>35
これ、もちろん続きあるよね?
37('A`):2006/08/28(月) 00:58:59 0
期待あげ
38('A`):2006/08/28(月) 03:08:58 0
前スレ読む前に落ちた…29で読むか
39('A`):2006/08/28(月) 14:38:49 O
ツ「いらっ…暑いのによくもまあ懲りずに来るわねぇ〜」
喪「いいじゃないか。金が無いんだよ金が」
ツ「馬鹿じゃないの一体何に使ってんのよ!?」
喪「パチンコとタバコと……」
ツ「はぁーダメ男決定ね。でお金ないんだったらチーズバーガーとコーラSでいいの?」
喪「それでいいや」

ツ「おまたせ」
喪(ポテトがある…)
ツ「な、なによ」
喪「いや、最近サービスされてばっかだなぁとおもって」
ツ「べ、べつにサービスなんかしてないわよ!何度も言うようだけどあまったの!あ・ま・っ・た・の!」喪(そういえば明日夏祭りかぁ〜あっそうだ!)
喪「ね、ツ一緒に夏祭りいかない?」
ツ「夏祭り?(えっ?喪君と一緒に///)べ、別に行ってあげてもいいわよ」喪「じゃ明日バイトが終わる頃に迎えに行くよ」
ツ「わかったわよ、遅れたら承知ないんだからね!」
ツ(ってことは手とか繋いじゃったりしちゃうのかな??…まるでデートみたいじゃない///)
喪「おい熱あんじゃねえのか?顔真っ赤だぞ。どれどれ」
ツ「きゃっ」

(おでことおでこをくっつける)

ツ(っ////)
喪(あれ?さっきより顔が赤い…)

俺には店長たちを入れるだけの能力がなかったorz


続きヨロ
40('A`):2006/08/28(月) 19:11:03 O
その言動で名前が『喪』ってのはねーだろ…
41('A`):2006/08/28(月) 19:33:58 0
萌えるより鬱になる
42('A`):2006/08/28(月) 19:49:47 O
香奈子サンってどうやったらグットエンドになるの??
43('A`):2006/08/28(月) 20:48:29 O
疑問なんだが、店長と後にはフラグ立ってんの?
44('A`):2006/08/28(月) 21:39:45 O
店「後くん、店長お腹空いちゃったよ」
後「自分でハンバーガーでもポテトでも作ったらいいじゃないッスか」
店「馬鹿だなぁ後くんは。こうして言ってるってことは、後くんの作ったメニューが食べたいからじゃないか」
後「やんなきゃいけないこと沢山あるんでお断りッス」
店「ぇえ〜食べたいなぁ〜後くんの作ったハンバーガー食べたいn」
後「店長、邪魔ッス」
店「…はーい…」

(数分後)

店「(全く、いきなり来客とか困るんだよなぁ。まだ昼も食べれてないし。お腹空いたな…ん?)」
後「…」
店「後くん?」
後「…!店長、遅いッス!どこでなにやってたんスか!」
店「いや、少し接客をね。え、遅いってなんのことだい?」
後「………ッス…」
店「ん?」
後「せっかく作ったのに冷めたッス!」
店「え…あ…………ハンバーガー?」
後「作れって言ったから作ったのに、気付いたら店長いないし…」
店「(さっきの…)」
後「食べないなら捨てるッス」
店「いや、食べる!食べるよ!ありがたくいただくよ、そのハンバーガー!」
後「あ…店長!こ、これも!」
店「サラダ…?」
後「べ、別に店長の体を心配してるわけじゃないんだからね!」
店「…どこかで聞いたような台詞だなぁ」
後「い…一度言ってみたかっただけッス」

パラレルワールドだとでも思ってくれ
45('A`):2006/08/28(月) 21:48:35 0
>>44
後「それじゃフロア戻るッス」ガタン
店「ああ、後くん」
後「…なんスか?」

店「美味いよ、これ、うん」

後「ど、どもッス」



ツ「あれ?後、なんかいい事でもあったの?」
後「べ、別になんでもないッスよ  ♪〜」
46('A`):2006/08/28(月) 21:51:29 0
>後「ど、どもッス」

これは……いいじゃないですかぁ!!
47('A`):2006/08/28(月) 21:52:32 O
なんだか美味しいところ持ってかれて複雑な気分だ
48('A`):2006/08/28(月) 21:56:53 O
ツンも出さず、後と店長の台詞だけでやりたかったのに

心が狭くてスマン
寝るわ
ノシ
49('A`):2006/08/28(月) 21:57:01 0
>>47
俺の中の店長がもう一声かけたくて暴れてたもんでな
ごめんッスw
50('A`):2006/08/28(月) 22:03:45 0
>>48
あれ?>>44の最後にパラレル云々のコメント付けてたから終わりだと思ってたんだが
まだ続き書くつもりだったのか?だとしたらマジ申し訳無い
51('A`):2006/08/28(月) 22:05:04 O
個人の好みだとは思うが、俺は>>44で止めてた方が好きだな。

いや別に>>45が悪いとかでなくね。
52('A`):2006/08/28(月) 22:11:34 O
別にいいんじゃないか?合作でも
ただ、続きヨロとか書いてなかったのに勝手に書かれたからふて寝しただけじゃないのか>>44
そーいうことって今まであったっけ?
53('A`):2006/08/28(月) 22:16:43 O
>>44
>>45
俺はどっちも萌えた
それでいいじゃないか
なかよくやろうぜ
54('A`):2006/08/28(月) 22:55:24 0
スレが活性化するのは良いことだな

>>42
ショコラの香奈子さんのことならまずチロルをクリアしないと無理
55('A`):2006/08/29(火) 14:23:56 0
最近まっくいってないから今日いってくるかな

みんな覚えてるかな 俺前マック行ったときティーパック入れ忘れのお茶だされたやつなんだけど
あんなハプニング起きないかな〜
56 ◆uI6TiFLZos :2006/08/29(火) 21:02:54 0
家のカギは開いていたが、部屋の電気は消えていた
「・・・おい?」
無性に不安に駆られながらも電気を点け、ユキの名前を呼ぶ
「おい、いないのか・・・!」
俺の声は返事をされることもなく、部屋に消えていった
家の中にユキの気配がしない
もしかしたら、コンビニにでも出かけているのかもしれない
なんとなく、散歩でもしているのかもしれない
家に帰った可能性だって考えられる
「・・・なんだよ」
家に帰ったのではないか?という考えを必死に頭から消そうとする
なぜだかはわからない
しかし、俺はユキがいない事に焦りに似た何かを感じていた
そう、まるで、家に帰ると当たり前のように居た家族が全て・・・

「ユキ・・・!」

寒気を覚える体を抑え、語気を強めて叫ぶ
と同時に、脱衣所の扉がガチャリと開いた
「あ、お帰り」
そんな事を言いながら、濡れた頭をタオルで拭くユキが現れた
57 ◆uI6TiFLZos :2006/08/29(火) 21:03:28 0
「・・・なるほど、風呂に入っていたと」
「そうよ。なんか文句ある?」
「あるに決まってるだろ!」
俺は怒りを拳に込めてテーブルに叩きつける
その動作と音に、ユキは体をビクリと跳ねさせた
「な、なんでそんなに怒るのよ・・・」
怯えた表情をしながらも、意義を含んだ表情で睨み返してくる
「なんで玄関のカギが開いてるんだ!」
「え?そろそろ帰ってくるかなーと思って、開けといたのよ」
軽く胸を反らしながらユキは得意気に言う
どうやら、カギを開けたのは俺への配慮だったらしい
「・・・じゃあ、なんで電気が消えてた?」
「もったいないからに決まってるじゃない。無駄な浪費を抑えれば、それだけ電気代は安くなるのよ?」
先ほど以上に胸を張って答えるユキ
どうやら、自分は良い事をしていると思っているようだ
「じゃあ質問だが、もし俺が帰るのがもっと遅くて、泥棒が侵入してきたらどうする?」
「・・・え?」
俺の考えを予想していなかったのか、ユキは答えに詰まった
「そ、それは・・・」
「カギは開いてるから、簡単に進入出来たな」
俺はユキの少し横を遠い目をしながら語りだす
「そして侵入した泥棒は、部屋を隅々まで調べるだろう。数少ない金目のモノは根こそぎ盗られるだろうな」
ふっ、と軽く溜息をつく
ユキは困った顔をして口を噤む
「泥棒が一人とは限らない。複数犯という事も考えられる。さて、おまえは大の男数人の侵入者にどう対応する?」
チラリとユキを一瞥すると、目線を下に向けて黙りこくっている
「おまえは風呂上りで、無防備な状態だ。複数の泥棒は果たして自分達の姿を見た少女をどうするのか?」
ビクリとユキの体が跳ねる
どうやら、事の重大さがようやくわかったようだ
「優しい泥棒群だといいが・・・まぁ、常識で考えれば・・・」
わざとその先を言わないでおく
「・・・それにおまえは女の子だ。そういえば、最近は子供が被害に遭う事件が増えているな。それも・・・性的な・・・」
俺はそこでピタリと言葉を止め、完全に小さくなったユキを見下ろす
「・・・」
ユキは何も言わずに、ただ俯いていた
その姿に軽い罪悪感を覚え、同時に(やり過ぎたか?)と後悔する
俺が慰めるべきかどうか悩んでいると、ユキはばっと顔を勢いよく上げた
「そんなに言わなくてもわかってるわよ!バカ!!」
目じりに涙を溜め込みながらも、それを気にさせないほどの声量で怒鳴り返してきた

続く
58('A`):2006/08/29(火) 21:07:59 0
スレ違いでは?
59('A`):2006/08/29(火) 21:22:22 O
ユキちゃんキター!
GJ!!GJ!!
60('A`):2006/08/29(火) 21:28:06 0
何でもかんでも「スレ違い」と言ってしまうのはいかがなものか

Z連載開始おめ
61('A`):2006/08/29(火) 21:32:04 0
今現在他のツンデレSSスレが無い以上
ここはツンデレSS総合スレになるべきなのかもしれんね
初期から見てる者としてスレタイはこのままでいてほしいけど

>>Z
待ってたぜ、GJ
62('A`):2006/08/29(火) 21:40:26 0
スレタイはこのままで、テンプレ変更で良いんじゃない?
63('A`):2006/08/29(火) 22:48:06 0
次スレは
ツンデレマクドナルドなど8
64('A`):2006/08/29(火) 23:25:22 O
難しい所だな…
マックに関係ない作品=スレ違いとしてきたしなぁ。
だがこのスレ最重鎮であるZが
マクドナルドから離れしまい……

普通のツンデレSSになるか
あくまでマックにこだわるか。

前にもあったが議論ageしてみる。
65('A`):2006/08/29(火) 23:32:40 O
とりあえずは気にする範囲ではないと思う
66('A`):2006/08/29(火) 23:33:41 0
てっきり総合スレかと思っていたが
67('A`):2006/08/29(火) 23:35:57 0
ツンデレマクドナルドSS(スーパーズ)8
68 ◆uI6TiFLZos :2006/08/30(水) 00:02:10 0
言い訳程度で小話を一つ
『ユキの話は主人公がマックの店員』
ええ、言い訳以外の何ものでもありません
当分マクドナルドは出てきませんし
おまけに番外編のプールの話もマックの話は一切出てきません
ええ出ませんとも



もうマックのネタないっスorz
っていうか最近マックに行ってないんで、マックネタ書けないっス・・・
69('A`):2006/08/30(水) 00:55:09 0
いーんだよ
70('A`):2006/08/30(水) 00:58:48 0
グリーンダヨ
71('A`):2006/08/30(水) 01:12:31 0
そうだね
プロテインだね
72('A`):2006/08/30(水) 01:49:12 0
毎日マックいってもネタがでないって訳じゃないし
のんびり待つよ
73('A`):2006/08/30(水) 02:38:15 O
ツ「いらっしゃいませ」
俺「よ、よう」
ツ「なぁんだ、あんたか」
俺「なんだはないだろ。これでも客だぞ」
ツ「はいはい。ご注文は?」
俺「エビフィレオセット!」
ツ「ハンバーガーじゃないんだ?」
俺「ああ。久しぶりに特命係長のビデオみたらエビちゃんにハマッちゃってさ」
ツ「バッ…バッカじゃないの?いくらエビフィレオの宣伝してるからって」
俺「いーじゃん、気分だよ、気分。ほら、なんとなくエビちゃんとデートしてるような気分になるじゃん」
ツ「バーカ。そんなこと言ってるからいつまでたっても彼女できないのよ!」
俺「まあね。好きな人はいるけど…」
ツ「えっ………(////)」
店長「やあ喪くん、エビちゃんが好きなのかい?」
俺「えっ?あっ、いや、まあ、その……たしなむ程度に」
ツ「なによ、いい歳して芸能人なんかに熱あげてバカみたい」
店長「フフフ。君もか。実は耳寄りな話があってね、来週、テレビのロケでこの店を使うことになってね、運がよければエビちゃんに会えるかもしれないよ」
ツ「!!!」
俺「マジッすか!!絶対来ます!曜日教えて下さいよー」
ツ「………」
俺「って、あれ?俺のエビフィレオは?」
ツ「そんなにエビちゃんが好きならエビちゃんに作って貰ったら?店長、私時間になったから休憩入ります」



後「あっれぇ?センパイ、いつもなら休憩はあの人とフロアでしゃべってるのに、どーしたんですかぁ?」
ツ「知らないっあんなヤツ」
後「ふーん………ところで何を読んでるんですか?」
ツ「べ、べつにたいしたものじゃ………」
後「あ、今月のCanCanじゃないですかあ。センパイ、JJ派じゃなかったですかぁ?」
ツ「いっ、いいの!(絶対負けないんだから!)」
後「(おおっ、センパイが燃えている!)」


74('A`):2006/08/30(水) 03:01:19 0
田舎の大学では明らかにCanCan派と思われる女がとても多い…
75('A`):2006/08/30(水) 04:04:10 O
個人的には、ツンマクのみの縛りでいってもらいたい所。
でもまー、閑話程度に普通のツンデレSSもいいかなと思う。

あとZグッジョブ。
76('A`):2006/08/30(水) 07:31:25 O
Zぉー!おかえりなさい。
そしてGJ!!
77('A`):2006/08/30(水) 09:44:08 0
78>>30の続き:2006/08/30(水) 10:26:31 0
「ほら、あーんしなさい」
「…いいって。自分で食べられるから」
「だぁめ。ケガ人は黙って言うこと聞くの!ほら早く、あーん」
「……あーん」
 マクドナルドの制服を着ていない彼女は、いつになく優しかった。エプロンがとてつもなく似合っている。
 昨夜俺がしたことを知ったら、彼女は何と思うだろう。
 そう考えると、夢のようなこの状況がひどく後ろめたかった。
 いっそのこと全部夢であってくれはしないだろうか。
「熱ちっ!」
 その確かな感覚は、やはり現実のもの。逃げようのない現実のもの。
「ごめん!」
 ツンはあわてて、ふた口めを念入りにフーフーし始めた。
「ごめんね、今度は大丈夫だから」
 そう言って差し出された小さなレンゲ。湯気を立てているのは手作りのお粥。
 あんたって猫舌だったのね、なんて言って彼女は優しく笑う。ひと口ひと口、充分に冷まして俺の口に運んでくれる。
 身に余る幸せには違いない。でも彼女の心遣いのひとつひとつが、俺の胸に突き刺さる。
「おいしい?」
「うん。おいしい」
「よかった」
 俺の中で罪の意識だけが膨れあがっていく。
「……ねぇ。何があったのか、訊いてもいい?」
「いや、それはちょっと、言えないんだ」
「…そっか。なら、もう訊かないね」
 俺の罪悪感は、そんなやりとりに止めを刺された。
79('A`):2006/08/30(水) 10:39:59 0
 彼女の厚意に誠意を以って応えるべきだった。
 しかし、すべてを打ち明ければ俺は生活の一部と化したあの店どころか、彼女の笑顔を永遠に失うかもしれない。
 それだけは避けたい。絶対に避けたい。
 もう戻りたくないんだ。彼女と出会う前の、あの空っぽな日々には。
 すぐもどるから、とツンが買い物に出ている間、俺はずっと考え続けていた。
 部屋の隅に置かれた小さな鏡台。スツールの上には、彼女が着けていたエプロンが無造作にかけてある。
 見ながら、あることに気づいた。
「あれ…?」
 今までの思索は、すべてあることに前提している。
「…待て待て。おかしいだろ」
 捨てたはずだろう?そんな感情はとうの昔に。
「まるでツンのこと好きみたいじゃないか」
 好き、それは俺にとって、傷つくためだけの感情。
 でもそれはあまりにも単純で明快な事実。
 俺は彼女に恋をしている。
80('A`):2006/08/30(水) 10:41:12 0
 いつのころからだろうか。
 自分は世界と切り離されていると、そう感じ始めたのは。
 欲しいものは何ひとつ手に入れられないと気づき始めたのは。
 それ以来俺は、自分の殻に引きこもった。何かを望むことも、何かを愛することも、すべてやめた。
 そうすることで心は平安で、日々は平穏だった。空っぽなのがむしろ心地よかった。
 これでもう傷つかずにすむ、と思っていた。
 それなのにどうして思い出してしまったんだ。決して報われることのないこの想いを。身を焦がすようなこの気持ちを。
 脳裏にフラッシュバックするツンの笑顔。そのどれもが輝きに満ちて、どうしようもなく胸を締めつける。
 頭は割れそうで胸は破れそうでふいに叫び出したくなる。
「畜生ォ!」
 こんな思いから逃れるために、俺は独りで生きていくんじゃなかったのか。
 俺は嫉妬の塊になる。 
 他の男と愛を確かめ合ったに違いない、彼女のベッドの上で。
81('A`):2006/08/30(水) 10:42:13 0
 ギイ、という音を聞いた。
 玄関のドアが開く音だ。ツンにしては足音が重すぎる。誰だ?
 恋人?家族?ドロボー?どれだとしても、かなりまずい事態になりそうだ。
 俺は息を潜めて、近づいてくる足音を聞く。
 引き戸を開けて現れたのは、予想だにしない人物だった。
「て、店長…」
 俺は胸を撫で下ろす。
「店長、どうしてここに?」
 店長は唇を真一文字に結び、俺を見据えている。
 ゆっくりと近づいてくる彼に、いつもの温厚な紳士の面影は、ない。
 左頬に衝撃が走る。
「君は何をやっているんだッ!」
 頬を張られた。
 かなり手加減しているのがわかったが、それでも効いた。胸の奥に響いた。
「ツン君をあんなに心配させて…君は…!」
 ああ、この人は全部お見通しなんだな、と思った。
 考えてみればツンが俺を担いで来れたはずがない。助けが要ったはずだ。足として車を所有している、力のある成人男性の助けが。
 この人はきっと、俺が昨日何をやったかも知っているんだ。
 そう思うと、店長が振りかぶった二発目もおとなしく受けようかという気になる。
「やめて!」
 ツンだった。俺と店長の間に割って入る。
 俺の頭を庇うように抱いた。
「やめて下さい!頭をケガしてるんです、死んじゃったらどうするの!」
 それは張り裂けそうな叫び。鬼気迫る様子の彼女に気圧されたのか、店長は腕を下ろした。
「ツン君…」
「大丈夫…!大丈夫だからね…!」
 強く抱きしめるやわらかな腕の中、俺は頬に落ちてくる涙の粒をぼんやりと数えていた。
 わからないよ、ツン。なにをそんなに怯えているんだ?
82('A`):2006/08/30(水) 12:00:54 0
続きが書けねぇ!別ネタで時間を稼ぐ。

ツ「後っちってさ、いつもニーソックスはいてるよね」
後「そうっスけど…どうかしたんスか?センパイ」
ツ「いや、なんでかな、と思って」
後「フフン…よくぞ聞いてくれたっス!これは数ある萌え属性の中でも常に上位にランクされる(?)、『絶対領域』をこの身に宿すためなんス!」
ツ「はぁ…なんでまた?」
後「いいスか?男子はまずアタシの可愛い顔に見とれるっス。そんで視線は徐々に下へ…。世の男子の常か、この清楚で可憐で思わず守ってあげたくなる可愛いアタシのカラダに、どうしても目が行ってしまうんス。……しかぁしッ!!」
ツ「うわ、びっくりした」
後「この完璧美少女たるアタシにも、唯一些細な欠点があるっス!それはこの若干小ぶりな胸っス!」
ツ「若干?」
後「……ちょっと傷ついたっス…」
ツ「ゴメンゴメン」
後「で、そのごく些細にして矮小な本来取るに足らない欠点ともいえない欠点を補うため、アタシは一計を案じたっス」
ツ「それが…絶対領域?」
後「そうっス!このミニスカとニーソの間に存在する不思議空間には強力な視線誘導効果があるんス!これは科学的に証明されているっス!」
ツ「つまり、胸が素通りされるわけね」
後「正解っス!かくしてアタシは完璧美少女の名を縦にしているわけっスよ!」
ツ「ふぅん…。そんなもんかしらね。男の人ってそんなに胸が気になるのかなぁ…」
後「男なんてみんなそうっスよ。…もちろん喪っくんも」
ツ「そう、かなぁ…(どうしよう…あたしもそんなにおっきくないし…)」
喪「よう。何の話してんの?」
ツ「きゃあ!……い、いきなり来るんじゃないわよ!大体なんでその三人まで一緒なの!?」
妹「なーによぅ。いちゃ悪かった?」
 どん!
ツ&後「くっ!(と、年下のくせに…!)」
素「私たちが来てはならない理由でもあるのか?」
 どどん!
ツ&後「げふっ!(このメガネっ娘、油断ならないッ!)」
幼「今日は皆でご飯食べに来たのー」
 どどどどん!
ツ&後「がはぁ!(特盛り!!……完敗です…)」
喪「な、何。どうしたの二人とも?なんでノックアウトされてんの」
後「きょ、強大なライバルたちっス……センパイ、前途多難っスねぇ」
ツ「後っち…そのニーソックス売ってる店、あたしにも教えて…」

流石兄弟へのこれが回答。あとさ、>>35の続き書いていい?
83('A`):2006/08/30(水) 12:10:22 0
言い忘れた。
Z、そしてユキちゃん、おかえりなさい。
乙です。
84('A`):2006/08/30(水) 13:03:56 O
面白半分にダメって言われるよ
やらない後悔よりやった後悔
85('A`):2006/08/30(水) 16:12:30 O
とととりあえずずず

もまえら

おつけちちち
86('A`):2006/08/30(水) 16:13:27 0
あわててるのはアンタだけじゃないのっ
87('A`):2006/08/30(水) 19:23:32 0
後輩がぱにぽにのべホイミっぽい
88('A`):2006/08/30(水) 21:47:48 0
>>82
どうぞ
89('A`):2006/08/30(水) 22:41:41 0
なぜか毒板のツンデレ小説スレにユキの話が
コピペされてるんだが・・・
90('A`):2006/08/30(水) 23:11:48 0
あげあし取るとCanCam。
「n」と「m」
91('A`):2006/08/30(水) 23:13:15 O
んだと?
誰だ他スレにコピペしたやつぁ!!
二度とくんな!
これはツンデレじゃねぇぞマジだぞ!
92('A`):2006/08/31(木) 02:05:15 0
>>91
同意

他板に貼ったら喪男じゃない奴が
このスレに来るかもしれないじゃん
93('A`):2006/08/31(木) 09:00:45 0
まぁまぁ
このスレ好きすぎて後先考えずついやっちゃったんじゃない?

またーりいこうぜ
94('A`):2006/08/31(木) 09:25:29 0
>>82
俺は基本的にマクドナルド店内しか書けないので
君好みにやっちゃってやっちゃって


ツ「ちょっと」
喪「ん?」
ツ「なに堂々とうちの商品じゃないもの食べてんのよ。
  まったく、最近優しくしてあげてたら調子に乗って・・・」
喪「これ?南国白くま」
ツ「そんなこと聞いてんじゃなくて・・」
喪「美味しいよ」
ツ「だからぁー・・・」
後「なにやってるんですか〜?」
ツ「喪が店に他のとこの食べ物持ち込んで食べてるの」
後「え〜〜?センパイのハンバーガー(愛妻弁当)食べ飽きちゃいました?」
喪「いや、そういうわけじゃないけど」
ツ「・・・・・・・今ハンバーガーに変な意味入ってたような」
後「あ〜、白くまですか〜。美味しいですよねこれ、シャリシャリしてて」
ツ「ちょっと、後まで遊んでないでよ」
後「センパイは白くまの美味しさを知らないから文句言うんですよ〜。
  喪さんに一口分けてもらえばわかりますよ」
喪「え?」
後「ちょっとスプーン貸してください。ほらセンパイ、あ〜ん」
ツ「な・・・!!?ちょ、ちょっと!」
後「あ、私じゃなくて喪さんがやったほうがいいですかね〜。じゃあ喪さんお願いします〜」
ツ「だ、だから!それじゃか、かかかか、間接キスじゃない!」
喪「あ・・・」
後小声「だからやってるに決まってるじゃないですか〜」
喪「いや、ここなら新しい使い捨てスプーンあ・・」
後「喪さんはイヤですかぁ〜・・・?」
喪「べ、べつに嫌ってわけじゃ」
後「ですよねですよね〜〜。じゃあじゃあ、ほらセンパイもあ〜んして〜」
ツ「だから!断りなさいよ!!!」

店長「うわぁ、後くんすっごい生き生きしてる。できれば仕事でもあれだけ働いてほしいんだけどな。
    というか二人ともいますぐ働いてほしいんだけどなぁ・・・。
    あそこで邪魔したら馬に蹴られるよねぇ・・・」
95('A`):2006/08/31(木) 15:14:42 0
>>94乙そしてサンクス。
んじゃ逝くぜ。
96('A`):2006/08/31(木) 15:16:27 0
『カラオケ初体験 続編』

 意気揚々とカラオケに向かう喪とツン。
 二人の胸は高鳴っていた。
 喪は純粋な好奇心から。
 ツンはあらぬ期待を胸に抱いて。
ツ(喪と二人きり…押し倒されたらどうしよう……バカバカ!なに期待してるのよあたしったら!)
 二人の姿がカラオケ店に消えてからほどなく、物陰から現れたのは店長と後輩であった。
後「入ってったっスね」
店「うむ。もうしばらくしたら我々も中に入ろうか」
後「店長、その荷物なんスか?」
店「これかい?…フフ、秘密の七つ道具さ」
 頃合いを見計らって二人はカラオケ店に入る。
店「不釣合いなカップルが来たはずだが、どの部屋に入った?」
バイト「はあ?そんなこと教えられませんよ」
後「いいから教えるっス…じゃなくて教えろ!」
バイト「なんなんですかあんたら…」
店「ある人物を追っている。協力できないというならキミの雇い主は少々厄介なことになるが、それでも構わんかね?……我々は政府の者だ」
後「この店、未成年にもアルコール出してるだろ。知ってるっスよ」
バイト「……その奥の部屋だよ」
 店員に示された部屋の、その隣の部屋に入る二人。
後「思いのほか効いたっスねぇ…こんなんで」
店「だろう。七つ道具その一、サングラスだ。記号だよ、記号」
後「なるほど…。で、それはなにやってるっスか?」
店「今日の主役さ。七つ道具その二、盗聴機。壁の振動から内部の音を拾う」
後「どっからそんなモノ調達してくるんスか……」
店「お、聞こえてきた聞こえてきた。……なんだ?これは」
後「なんスか?………こ、これは!!」
店「喪くん手が早いな!いろんな段階すっ飛ばしてないか?……後くん、鼻血出てるよ」
 ヘッドホンから聞こえてきたのは女のあえぎ声なのであった。
97('A`):2006/08/31(木) 15:18:48 0
 店長は間違って、喪とツンがいる部屋とは反対の壁に盗聴機を取り付けていた。
後「…店長、勘弁して欲しいっス」
店「スマン。今度こそ聞こえてきたぞ…」
後「どれどれ…?」
 ♪あ〜なたに〜お〜んなの〜こ〜の〜いちばん〜たいせつ〜な〜ものをあげるわ〜
店「ツンくん…歳いくつだ?」
後「あからさまっスねぇ…センパイらしいっス。うんうん」
店「ん、今度は喪くんに何か唄わせるみたいだぞ」
後「喪さんってどんな歌唄うんスかねぇ。…興味あるっス」
店「お、聞こえてきた。…喪くん、歌下手だな〜」
後「これは…?」
店「うん、どうやらツンくんのリクエストみたいだね。……『嫁に来ないか』」
後「センパイってば……」
 一時間が経過した。
後「センパイが唄うの、片想いの歌ばっかりっスね。喪さんへのリクエストも『関白宣言』とかそんなんばっかしだし」
店「なんかもう飽きてきたなぁ。あ、中の二人もそうみたいだぞ」
 隣り合う二部屋を静寂が支配する。
後「これってまさか……そういう雰囲気ってこと?」
店「うむ。若い男女が二人で密室の中だ。何が起こっても不思議じゃあない。……もしそうなった場合は」
後「録音っスね」
店「ばか者。引き揚げるんだよ。さすがにそれは度が過ぎる」
後「お赤飯ぐらいは炊いてもいいスか?」
店「君ね……」
 隣室は沈黙を保ったままだ。暇を持て余した後っちは、七つ道具の袋を漁っていた。
後「えーと?ガムテープ。何に使うんスか」
店「音を立てずにガラスを割るとか、体の自由を奪うとか、色々使い途はある」
後「んじゃ、このロウソクは?」
店「灯り、というよりその副産物が重要かな」
後「これは……ムチ?」
店「相手に痛みを与えねばならないときも、残念ながらあるんだ」
後「そして電動こけし。………電動こけし?」
店「必要だろう?」
後「……店長…?」
店「最後のこれがゴム製品。……赤ちゃんができてしまわないようにね」
後「こ、これ……一体何のための七つ道具なんスかぁ!」
店「決まってるじゃないか…」
 性欲を持て余す店長が後っちににじり寄る。
店「こうするためだよ!!」
 後輩赤ずきんが狼店長に食べられている壁の向こうでは、唄い疲れたツンが喪の肩にもたれて、幸せそうに眠っていましたとさ。
 オシマイ。
98('A`):2006/08/31(木) 15:21:05 0
>>84「やらない後悔よりやった後悔」
うん。いい言葉だ。
99('A`):2006/08/31(木) 15:57:03 0
『猫の恩返し未遂』

後「最近喪っくん来ないスねぇ。どうしたんだろ」
ツ「……そうね」
後「やっぱり心配スか?……寂しいスよねぇ、そりゃあ」
ツ「うん……って誰がよ!誰もあんなヤツ心配してないわよ!」
後「センパイ、最近うわの空になってること多いスよ。なんとなく疲れて見えるし、夜も満足に眠れてないんじゃないスか?」
ツ「違いますッ!ベッドに入って目を閉じると、あいつの顔が浮かんできたりしませんッ!」
後「……はいはい。でも夜はちゃんと眠らなきゃだめスよ。自分を慰めるのも程々にしておくっス」
ツ「…うん、気をつける……って今のセクハラ!」
店「もしも〜し、お話中悪いんだけど、タイミングよく話題のお方が来られたよ」
 ツンは手鏡を取り出し、身だしなみを入念にチェックしてからスタッフルームを出て行った。自然、その足取りは速くなる。
 フロアに立つ喪こみち、その元気そうな姿に安堵したのもつかの間、ツンは我が目を疑った。
 喪こみちの腕に、二つの小さな命が抱きかかえられていたからだ。
ツ「あん…た……それ、どういうこと…?」
喪「その、なんつーか……つい、拾っちまったんだ」
ツ「拾ったって……どうするつもりなの?一人で育てる気?」
喪「いや、それで相談に来たんだけどさぁ…」
ツ「ま、まさか……あたしに母親になれなんて言うんじゃないでしょうね!?」
後「ちょっと喪っくん!」
 フロアに出てきた後っちは、喪こみちの姿を見るなり叫んだ。
後「困るっスよ〜、ペットの持ち込みは禁止っス!」
 黒と白の二匹の子猫は、みぃ、と喪こみちの腕の中で鳴いた。
100('A`):2006/08/31(木) 16:01:28 0
ツ「か、かわいい……」
 店の裏手。コンクリートの地面に喪こみちとツンはしゃがみこんでいる。
 じゃれつきあう子猫たちを見て、ツンは思わず顔をほころばせていた。
喪「だろ?つい拾って帰っちゃう気持ちもわかるだろ?」
ツ「…でもね、ちょっと考えなしだったんじゃない?ペット禁止なんでしょ、あんたのアパート」
喪「そうなんだよ……。おまけに見つかっちゃってさ」
ツ「もう、あんたってほんとバカね。優しいのはわかるけど、子どもじゃないんだから」
喪「…うん。ツンの言うとおりだと思う。でもさ、大人の今だから…ってのもあってさ」
 喪こみちは語る。幼かった日の悲しい思い出。
 捨て猫を見つけた彼は、母親にうちで飼っていいかと尋ねる。かわいそうだけど、というのが母親の回答だった。聞き分けのいい子どもだった彼は、うんわかったとその場では答えた。
 それからの彼はにぼしや牛乳をこっそり持ち出しては、捨て猫の元に通う日々を送ることになる。あの大雨の夜までは。
喪「朝イチで飛んでったんだ、猫のところに。…………もう冷たくなってた」
ツ「そんなことが……。ごめん、あたし何も知らなかったのに……」
喪「いいんだよ気にしなくて。それでさ、誰か猫飼いたがってる人、知らないかと思ってさ」
ツ「……ごめん、心当たりない。あたしのアパートもペット禁止だし」
喪「そっか。……後っちは?心当たりないかな?」
 喪こみちは扉の隙間からこっちを窺っている後っちに声をかけた。
後「…………ないっス」
ツ「きゃ!後っちいたの?……なんでそんなとこから見てるわけ?」
後「ナデナデしたいのは山々なんスけど……アタシ、猫アレルギーなんスよ」
喪「そっか……仕方ないな。他あたってみるわ」
ツ「あてはあるの?」
喪「……あんまりないけど。最悪、ペットOKなとこに引っ越すわ、ハハ…」
ツ「……わかったわよ。あたしも一緒に探したげる。大丈夫、この子たちこんなにかわいいもの、きっと飼ってくれる人が見つかるわ。もし見つからなかったら……」
 二人でペットOKなマンションに引っ越せば大丈夫よね、という言葉を、ツンは胸の中にしまっておいた。
101('A`):2006/08/31(木) 16:06:21 0
 子猫の引き取り手はすぐに見つかった。
 喪こみちとツンの申し出を二つ返事で了承したのは、店長であった。
 彼は、アサとヨル、と名づけた二匹の子猫をその日にうちに自宅へ連れて帰った。これで飼い猫は合計五匹になるのだという。
 それから数ヶ月後、日曜日の朝のことだ。
喪「キミたち……誰だっけ?」
 玄関の外には、見知らぬ少女が二人、立っていた。こちらを見上げている四つのつぶらな瞳に、喪こみちは見覚えがある……ような気がするのだが、はっきりとは思い出せない。
 二人の少女は手をつないでいる。双子だろうか、そっくりの顔はつりあがった目じりが印象的で、まだ小学生ぐらいに見えるがなかなかの美少女と言えた。
 一人は黒い絹のような髪が腰にまで届き、もう一人は内巻きの髪を短く切っていて、透きとおるように肌が白かった。
 長い髪の少女は黒、短い髪の少女は白を基調にしたコーディネートで、首にはおそろいのチョーカーをつけ、二人ともそれぞれデザインの違う毛糸の帽子を被っている。
 最近の子はおしゃれなんだなぁ…、と喪こみちは素直に感心していた。
「いい?言うよ」
 毅然とした口調で黒い服の少女が言う。
「う、うん。でも、一緒にだよ…?」
 白い服の少女がためらいがちに答える。
 二人は、せーの、と息を合わせて言った。
「「恩返しに来ました!」」
喪「はぁ……?」
102('A`):2006/08/31(木) 16:11:14 0
後「いらっしゃ……うあ!」
喪「や、やあ…」
 来店した喪こみちの袖口をひしとつかんで離さないのは、不安そうな眼をした二人の少女である。
後「も…喪っくん…。とうとう犯罪に手を染め…」
喪「違うわ!」
 ガチャンと音がしたほうに目をやると、トレーを床に落としたツンが愕然と立ちつくしていた。
ツ「ま…まさか……その子たち……あんたの隠し子?」
 あほか、と喪こみちが言うよりも早く、声をあげたのは二人の少女だった。
「「お姉ちゃん!」」
 突如やってきたこの二人の見知らぬ少女は、恩返しだなどとのたまったかと思うと部屋に上がりこみ、食器を割るわ部屋を散らかすわ洗濯物をドロドロにするわの悪行の限りをつくした。
 挙句の果てに家事は苦手だしはた織りもできないので代わりに肩でももみます、と喪男の背中に爪を立てる始末。
 まったく身に覚えのない仕打ちにとうとう耐えかね、お家の人はどこと訊くと、あろうことかこの店に案内されたのだと喪こみちは説明した。
喪「…で、ツン。こいつらはお前の妹じゃないんだな?」
ツ「そうよ。知らないわよこんな子たち。あたしに妹なんて初めからいないもの」
 ツンは二人の少女に両脇からぎゅーと抱きつかれて、その頭をなでながら言った。少女たちはくすぐったそうな顔をしている。
ツ「なんか知ってる気もするんだけどなぁ……」
後「でも、ほんとかわいい子たちっスよね。ローティーン向けファッション誌とかのモデルだったりして。……アタシもナデナデしちゃお」
 少女たちに手を触れた途端、後っちの体中にみるみるジンマシンが浮かび上がっていく。その場にブッ倒れる後っち。
 ツンの悲鳴でフロアに飛び出してきた店長を見て、二人の少女はぱっとその場を逃げ出した。一目散に店の外へ。
喪「お、お前らどこ行くんだ!」
 自動ドアのむこう、並んで振り返る少女たち。深々と下げたその頭から毛糸の帽子が落ちる。
 ドアが閉まる寸前、喪男はあるはずのないのものを見た気がした。
喪「待て!待ってくれ!」
 再び自動ドアを開けて喪男が外に飛び出したとき、そこに少女たちの姿はなかった。
103('A`):2006/08/31(木) 16:14:52 0
「失敗しちゃったねぇ、アサちゃん」
「ごめんね…ヨルちゃん。きっとあたしのせいだ…」
「なんでよ。あたしだっていっぱい失敗したもん。アサちゃんのせいじゃないよ」
「ううん、だって……全部のお皿割っちゃったの、あたしだし…」
「あたしだって洗濯物地面に落としちゃったりしたよ?」
「でもでも、あたし掃除機の使い方知らなくて、お部屋の中めちゃめちゃにしちゃった…」
「それを言うなら、一番怒らせちゃったのあたしじゃん。……肩もみ」
「お兄ちゃん、痛そうだったね」
「……うん。血がいっぱい出てた…」
「………」
「……アサちゃん」
「……ヨルちゃん」
「「うええええ……!」」
 夕日を臨む屋根の上で、二人は抱きあって泣いた。
 近くを通る人には、その泣き声はにゃあにゃあという鳴き声にしか聞えなかったが。
「次は失敗しないようにがんばろうね」
「うん。あたし、またお姉ちゃんになでなでされたい」
「あたしも。……次はパパに見つからないようにしないとね」
「パパ……あたしたちのこと知ったら怒るかなぁ…」
「うーん…。もしかしたらお兄ちゃんにはバレちゃったかもしれないなぁ、帽子落としちゃったし」
「じゃあ、まずは耳を隠せるようになろうよ、ヨルちゃん」
「そうだね。お料理やお洗濯のことももっと勉強しなくちゃ」
「そうだ、今日パパが帰ってくる前にお家の中をキレイにしない?」
「パパにも恩返し、か……いいかも。やろう、アサちゃん!」
 その夜疲れて帰宅した店長は、爆撃を喰らった後の廃墟を思わせる室内に唖然とし、その中央に神妙な顔で正座している二人の少女に、愕然とするのであった。

 (『ツンデレマクドナルド』は今週でお終いです。
  次週より、『ふたりは猫キュア』が始まります。ウソです。)
104('A`):2006/08/31(木) 20:15:05 O
部屋を明るくして
ハァハァしすぎないようにみてね☆
店長との約束だ!



引き続き
『ツンデレマクドナルド』をお楽しみください
105('A`):2006/08/31(木) 22:35:57 0
>>103
もはや言葉はいらない

でも一言




好き放題あばれてくれたまえ
106('A`):2006/08/31(木) 23:26:53 O
ツンが無かったが
Σd(・ω・´)GJ!
107('A`):2006/08/31(木) 23:43:35 0
お前ら俺を萌え殺したいのか?
108('A`):2006/09/01(金) 00:45:38 0
この不意打ちは効くなぁ・・・

>>103
GJです
109('A`):2006/09/01(金) 04:13:57 O
あげときますね('A`)
110('A`):2006/09/01(金) 12:38:20 O
ねこグレイトねこ
111('A`):2006/09/02(土) 00:41:56 O
あげときますね('A`)
112('A`):2006/09/02(土) 00:56:52 0
萌え萌えな展開もいやはや良いもんですなぁ
113('A`):2006/09/02(土) 01:03:14 O
その後2人は店長に犯(ry
114('A`):2006/09/02(土) 12:20:43 O
大塚店長はそんな人間じゃねえ
115('A`):2006/09/02(土) 12:38:30 0
黒店長イイ!
116('A`):2006/09/02(土) 12:56:39 0
ありえねぇっつの!
それこそ「ぶっちゃけありえない!」だっつの
あの後二人もとい二匹は店長に『お仕置き』……じゃない、
『調教』……でもない、
まったく変な意味じゃなく『しつけ』を受けて、
再び喪とツンの前に姿を現す予定。
「一難去ってまた一難」というやつ。
いや、あくまで予定ですけど……
117('A`):2006/09/02(土) 13:01:34 0
『なれそめ』

「………できちゃったの」
「……へ?」
 少女は頬を朱に染めて、上目遣いにこっちを見ている。
「…………誰の子?」
 ずばちん。
 少女の平手打ちがトイレ共同風呂なし六畳のボロアパートを揺るがした。
 泣きながら出て行こうとする少女をひき止めるのに小一時間。
 やっとこさ今、俺たちは向かい合っている。
「それで……君はどうしたい?」
 俺は赤く腫れた頬を押さえながら訊いた。
「一人でも…育てる」
 少女は泣き腫らした目で答える。
 その視線は強かった。決意に満ちていた。
 …オーケイ。わかった。
「…親父さんにアイサツに行こうか」
 彼女は俺に抱きついて、また泣き始めた。今度は嬉し泣きだ。
 そんなに心配しなくても、さっきのはただの確認だってば。
 俺だって初めからそのつもりだったんだから。
 しかしまぁ、どのツラさげて行きゃいいのかなぁ…。
118('A`):2006/09/02(土) 13:08:05 0
 いくぶん和らいだとはいえ、九月の陽射しはまだ存分に夏の面影を残している。
 セミの声が降る遊歩道。俺たちは木陰を乗り継ぐようにして、オアシスに逃げこんだ。
 いつもの店のいつもの席、張り出した街路樹がいい感じに影を落としてくれる窓際の席は、俺のお気に入りの場所。
 差し向かいに座る親父は、さざめく木漏れ日の中で遠い目をしている。
 久しぶりに休暇がとれたというのに、御袋は出かけてしまったらしい。
「舞は?」
「………部活」
 妹がひと通り料理ができるのをいいことに、御袋はよく家を空ける。
 寂しいのはわかるが、わざわざ息子に会いに来ないでくれ。
「お袋、どこ行くって?」
「………ツーリング、だそうだ」
 ツーリングね。また例のお友達と、か。
 若い頃、と言うと、まだまだ若いわよっ、とか怒られるのだが、とにかく昔の御袋の写真を見せてもらったことがある。
 写真の中の少女な御袋は、サラシなんか巻いちゃって特攻服を着込み、木刀をかついでいた。相当気合入ってるよこれ。ガンたれてるし。
 普段は上品な若奥様を気どる御袋だが、今ごろは昔の仲間とブイブイいわせているに違いない。
 そんな御袋が昔語りをするとき、必ず出てくるのが親父との話だ。
 夜中に校舎のガラスを割ったり、盗んだバイクで走り出したりしていた御袋を真っ当な道に引き戻したのが親父だったらしい。
119('A`):2006/09/02(土) 13:08:55 0
「………」
 親父は無口だ。少なくとも家族の前では。御袋とは、なんつーか以心伝心?しかし俺や妹に対しては無口と言うより、距離を測りかねているようなところがある。
 こんなんで少年課の刑事が務まるのかと思ってしまうが、だからこそなのかもしれない。
 仕事でそうするのと同じように自分の子どもと接してよいものか。
 多分そんなことを考えているのだ、この親父は。
 その距離を縮めたくて、親父、という呼び方をし始めたのは俺がまだ中学生のときだった。
 初めてそう呼んだときは、生意気だって怒られるかな、と内心びくびくしたが、その頃はまだパパだった親父は嬉しそうだった。
 ちなみに、御袋はママと呼ばないといまだに機嫌を損ねるので困ったものである。
「こんにちは」
 突然、俺の隣りに腰を下ろす者がある。親父は柔らかく笑んで、ツンに会釈した。
 親父、なんだその慈愛に満ちた顔は。変な勘違いをしないでくれ。
「………やったな」
 頼むから親父、その顔でウインクはよせ。
120('A`):2006/09/02(土) 13:10:06 0
 どうやら、娘がまた補導されたと思ったらしく。
「スンマセン、刑事さん。また娘が何かやらかしましたか」
 スンマセンのはこっちですよ。
「いえ、その、今日は別のお話がありまして」
 親父さんは目を白黒させていた。
 とりあえず居間に通され、お茶なんか出されて、いやぁ刑事さんのお蔭で娘もずいぶん真面目になったもんです、なんて愛想打たれちゃあ、どう切り出せばいいのかわかんないわな。
 思いつく手段は他になく。
「娘さんを、僕にください!」
 土下座した。
 親父さん、また目を白黒させていたっけ。
「娘さんのお腹には………僕の子どもがいます!責任を取らせてください!」
 予想はしてましたが、やっぱり殴られました。
121('A`):2006/09/02(土) 13:11:09 0
「親父さん、すごい剣幕だった。妻の実家は八百屋なんだが、店の外までふっ飛ばされてね。ガラスが割れたりして大変だった……。
 覚悟はしていたつもりだけど、やっぱり驚いたかな。でも一番驚いたのは、親父さんが私の前にひざをついて、娘を頼んます、って言ったときかな。あの頑固な親父さんが往来で、しかも涙を流しながら…」
 饒舌な親父なんて、俺は生まれて初めて見たような気がする。
 つーか初めて聞いたぞその話。そのとき御袋のお腹にいたのが俺ってわけか。
 そりゃじいちゃん怒るわな。御袋の年齢から俺の年齢を引くと、そりゃもう犯罪的な数字が出る。
 ……なんでこんな話になったんだっけ?
「なかなか感動的な話じゃないですか…。ねぇツン君」
 うんうんと頷くツン。うわ、泣いてるし。
 つーか店長、あんたいつからそこにいた。お願いだから仕事してて。
「今で言う、できちゃった婚だったんスね」
 いつの間にか後っちまでいるし。大丈夫なのかこの店。
「………だから喪こみち、女性とつきあうならそのくらいの覚悟はしておけ」
 だから親父よ、変な勘違いすんなってば。
「その通りっスよ、喪っくん」
「そうだぞ、喪っくん君」
「………」
 みんなして俺を見るな。特にツン。涙をためた瞳は反則だぞ。
「……はい、わかりました…」
 なぜ拍手が起こるのか。なぜ親父が満足そうに頷いているのか。なぜ涙をぬぐうツンが嬉しそうなのか。
 ……俺にはまったく、わからない。
122('A`):2006/09/02(土) 13:12:26 0
 朝、アパートを出ると見知らぬ少女がそこにいた。
「…誰?」
「わっかんねぇのかよ!……あたしだよ、あたし!」
「……お前、ひょっとして?」
「最初に気づけよ!」
「ちゃんと制服着るようになったんだな。髪形もちゃんとしてるし。似合ってるじゃん」
「う、うるせえな…お前に見せに来たわけじゃねえよ…」
「で、何しにきたの。…お礼参りじゃあるまいな」
「そんなヒマあっかよ!……あたしはこれからガッコ行くんだよ!」
「そりゃいいこったな、うん」
 うっせえバーカ、と吐き捨てて少女は走っていった。
「あいつ…何しに来たんだ?」
 それから数日後、帰宅した俺を少女が待っていた。
「何してんだ、こんな時間に。深夜徘徊だぞ」
「オヤジの許可はとってあるよ」
「まぁ、そういうことなら…。で、何の用?」
「……これ」
 見ればビニール袋に野菜がぎっしり詰まっている。
「……売り物が余ったんだよ。腐らすと勿体ないだろ。そんで、オヤジがお礼に持ってけって。……ほんとだぞ!」
「お礼なんていいのに…。悪いな、ありがたく貰っとくよ。ありがとう」
「………」
「親父さんにもお礼言っといて。…あれ?この肉はなに?」
「肉じゃが…」
「え?」
「ど、どうせお前にメシ作ってくれる女なんていねえんだろ!」
「失敬な。……当たってるけどさ」
「……だから、その、あたしが代わりにメシ作ってやるって…そう、言ってんだ、よ…」
 俺の目が少女の指にいくつも絆創膏が貼られているのを認める。
「…そっか。じゃあ上がれよ。どんなもんか味見してやるから、さ」
「なっ…エラそうにすんなっ!」
 その夜はやたら旨い肉じゃがを堪能させてもらって、少女を家まで送った。
 その日を境に少女は頻繁に俺のボロアパートに足を運ぶようになったが、俺の職業倫理という名の理性もまた、その日を境に徐々に崩壊していくのだ…。
 そして>>117へ…
123('A`):2006/09/02(土) 17:57:43 O


……

や、やべぇ。
コメントできないくらい読み耽ってしまった!
124('A`):2006/09/02(土) 20:43:27 0
まとめてgj
ツンデレに好かれるのは血筋かよ
125('A`):2006/09/03(日) 00:42:05 O
ホシュ
126('A`):2006/09/03(日) 10:19:05 O
ほしゅ
127('A`):2006/09/03(日) 17:29:26 0
ほしゅ
128('A`):2006/09/03(日) 20:40:28 O
泣いた
129('A`):2006/09/03(日) 20:46:07 O
きょ…今日くらいは素直に言うわよ。
私だってねぇ、やればできるんだから!
ほ……

保守してくれて、その…あ…あ…

ありがとう!



 ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
('A`)
130('A`):2006/09/03(日) 23:55:21 0
>>129
お前かよ‥
131('A`):2006/09/04(月) 12:43:57 0
『店長の恩返し補完計画』

 夜の店長宅。
ア「パパ、コレなあに?アサたち、はじめて見るよ?」
ヨ「カチンコチンでとっても硬そうだけど……なにをするための“棒”なの?」
店「……コレはね、こう根元をにぎって、先っぽをしゃぶるためものなんだ。さあ、やってごらん」
ア「え、コレを舐めるの?……なんだかこわいよぉ…」
ヨ「ヨルたちがコレを舐めると、どうなるの?」
店「それは舐めてみればわかる。……人間の女の子たちは、みんなコレが大好きなんだよ?」
ア「そうなの?……なら、ヨルちゃん」
ヨ「うん、チャレンジしてみよ?…恩返しのために」
ア「あたしたちは、人間の女の子になりきらなきゃいけないんだもんね!」
 二人は言われたとおり、“棒”の根元を強く握り締めて、その先端にしゃぶりついた。
 枕元の照明以外はすべて落とされた薄暗い部屋は静かで、三人の息遣いと猫がミルクを飲むような音以外はなにも聞こえてこない。ペロペロ、ピチャピチャという音をたてているのは、少女の姿をした実際の子猫である。
 黒と白のネコミミをそれぞれ頭から生やした少女たちは、初めはおそるおそるだったが、今は夢中になってその“棒”をねぶりまわしている。
 彼女たちの表情は陶然としていた。
 二人の赤い小さな舌がチロチロと動くさまを、店長は満足げに見下ろしている。
店「そう…舌だけじゃなく、唇や上あごも使ってしごくように舐めるんだ…」
ヨ「レロレロ……ちゅばっ…ちゅぼっ…」
ア「くちゅっ……ちゅくちゅくちゅく……」
店「そうだ…上手いぞ二人とも……はじめてにしては上出来だ」
ヨ「ほんと?うれしいな。……はむっ」
ア「あ…なにこれ……。パパ、しずくがたれてきたよ?」
店「こぼさないように、それも舐めとるんだ」
ア「ぺろ。…あ、どうしよう、もっとたれてきた…」
店「根元から舌で舐め上げなさい。これから、もっとたれてくるからね…」
ヨ「こぼさないようにぜんぶ吸い取るんだね?」
店「そう、吸い取るんだ。全体をあますことなく、唇で強く吸ってみなさい。……おお、上手だ。君たちは実に飲み込みが早い…そう!いいぞ、もっと、もっと強く吸うんだ!」
ア「ちゅうちゅうちゅう……白いしずく…おいしいよぅ…」
ヨ「うん、すごくおいしい……じゅるっ……冷たくって」
ア「とっても甘くて、不思議な味がする…」
ヨ「ねぇパパ。コレ、なんていう名前なの?」
店「コレはね……アイスキャンディーというのさ」

>>116ではあんなことを言ってしまいましたが、
 書かずにはおられませんでした……orz
132('A`):2006/09/04(月) 12:53:28 O
オチは読めたのに勃起した
133('A`):2006/09/04(月) 12:58:03 0
アイスキャンデーに上あご使ったりとか吸ったりは普通ないけどな('A`)
134('A`):2006/09/04(月) 22:56:16 O
あげ
135('A`):2006/09/04(月) 23:00:53 0
夏と共にこのスレも・・・
136('A`):2006/09/05(火) 04:02:27 O
まだ終わらんよ!
137('A`):2006/09/05(火) 20:00:38 0
sageずにほしゅ
138('A`):2006/09/06(水) 00:54:37 O
ほしゅなんて頼んでないわよでもありがとう!
139('A`):2006/09/06(水) 01:13:13 O
>>138
まぁ落ち着きなさいツンくん
140月 ◆umYqhWop0E :2006/09/06(水) 10:45:02 O
なんかアク禁くらってるから携帯からうぷ

後「そういえば、月見バーガーの時期っすね」
ツ「そうね、もうそんな季節なのね」
後「喪っくんも頼むかもしれませんよ」ツ「そうかな?あいついつも同じメニューじゃない…(作る練習しないと)」
店「というわけで月見をしよう」
ツ「店長、いきなり出てきて訳の分からないこと言わないで下さい」
店「いいじゃないか、それより月見を開催しようと思うんだが」
後「いいっすね、やりましょう」
ツ「私は行きませんよ、二人で勝手にやって下さい」

ガーッ(自動ドアの音)

後「いらっしゃいませ」
ツ「いらっしゃいませ(あっ、喪///)」
ツ「なななな、何にする?」

後「(ヒソヒソ)いきなりの登場で先輩あがってますね」
店「(ヒソヒソ)恋する乙女はいいね〜」

続く
141月 ◆umYqhWop0E :2006/09/06(水) 10:48:14 O
続き

喪「じゃあ、月見バーガーのセットで」
ツ「ちょ、ちょっと時間かかるわよ(どうしよ〜作る練習してない)」
喪「うん、待つからいいよ」
ツ「出来上がったら持っていくから待ってて」
喪「じゃあ、いつもの席にいるから」

店「ツン君、この潰れた目玉焼きの山はいったい?」
ツ「月見バーガーを作ってるんです!」店「作り方は後で教えるからとりあえず僕が作るよ」
ツ「駄目です!私が作るんです!」
店「そんな怒んなくても〜、喪っくんが注文してから15分以上たってるよ」

ツ「(とりあえず形になった。あいつちゃんと食べるかな?)」

ツ「お待ちどうさま」
喪「なんか凄く時間がかかったような…」
ツ「月見バーガーだからこれ位時間がかかるのよ!」
喪「でも30分はかかりすぎじゃ…」
ツ「いいから食べなさい!私の手作りなんだからね(キャー///)」

続く
142月 ◆umYqhWop0E :2006/09/06(水) 10:54:42 O
続き

喪「モグモグ」
ツ「ジーッ」
喪「モグモグ」
ツ「ジーッ」
喪「(なんか見られてる)」
ツ「なんか文句ある?」
喪「い、いや別に」
ツ「おいしい?」
喪「うん、美味しい」
ツ「(良かった〜、30個位失敗した価値はあるわ)」

店「ところで喪っくん、月見をしないかい?」
ツ「店長、またいきなり現れないで下さい」
店「いいじゃないか、いつものことだし」
ツ「だいたい喪が月見なんて行くわけないじゃないですか」
店「とりあえず聞いてみただけだよ〜」喪「月見ですか?面白そうですね」
ツ「!!!」
後「おぉ、さすが喪っくん」
ツ「後までいつのまにかいるし…」
店「詳しい日取はきまってないけど参加者は僕と後君だから」
喪「あれ?ツンは?」
後「先輩は月見には興味がないそうです」
ツ「な、何いってるのよ!マクドナルドの店員として月見には参加します!」
後「で、でもさっきは…」
ツ「月見バーガーを作るためには月見はかかせないから、私も行きます!」
後「またそんな…」
店「いいじゃないか、これも計算通り、みんなで月見をしよう」

次回 月見編(続くかも)

143('A`):2006/09/06(水) 12:21:34 O
つ・き・み!
つ・き・み!(AA略
144('A`):2006/09/06(水) 16:58:28 0
    ∧__∧
    (`・ω・´)  月見か・・
   .ノ^ yヽ、
   ヽ,,ノ==l ノ
    /  l |
"""~""""""~"""~"""~"
145('A`):2006/09/06(水) 23:32:55 O
ツンデレ、ダウナー系ツンデレ、クーデレがいる贅沢なゲームを発見したぞ!
146('A`):2006/09/06(水) 23:43:00 0
ちょ、ちょっと何なのよそれ…さっさと教えなさいよ
べ、別にタイトル聞いてるだけで、買うわけじゃないからね
147('A`):2006/09/06(水) 23:48:00 O
>>146
CROSS†CHANNEL
名作だ。今までやったゲームで一番面白いかもしれん
148('A`):2006/09/07(木) 00:45:51 0
月見?
149('A`):2006/09/07(木) 00:59:19 0
>>147
アンタにはほとほとガッカリだわ…
150('A`):2006/09/07(木) 12:19:35 0
『好敵手』

「ねぇ舞。もうすぐ誕生日よね。…プレゼント、何がいい?」
 すっかり忘れていた。母に言われて初めて気づいた。
「………舞ももう、十七か」
 新聞から顔を上げて、父は感慨深げにそう呟く。
 そうなのだ、わたしはもうすぐ一つ歳をとる。十六歳でいられるのも、あと二週間かそこらだ。
 十六歳。それは母が父と一緒になった年齢。そして、兄を産んだ年齢でもある。
 ……急がねばならない。
 よそゆきの服に着替えたわたしは、重いシャッターを開けた。
 我が家に一台しかない軽は、父と母が買い物に行っているので今はない。
 がらんとしたガレージは、ひんやりと冷たかった。
 うっすらとほこりの積もったシートを被っているのは、母のバイク。めったにガレージの外に出ることのないそれは、けれどピカピカに磨き上げられている。
 そしてボロボロのサンドバッグが、十三ラウンドを戦いきったボクサーのように、奥の隅にもたれかかって白くなっていた。
 それは父と母の、それぞれの過ぎ去った日々を内包する記憶装置。
 ふと思い出すのは、昔に見せてもらった若い両親の写真。
 白無垢姿の母の隣りには、どう見ても兄にしか見えない父。
 兄は父の生き写しなのに、どうしてわたしは母とそっくりじゃないんだろう。
 もしそうだったら、わたしはもっと別の意味でこの写真を楽しめたのに。
 実はこの写真には見えないところに兄も写っていて、この時の父は今の兄と同じ年齢なのだ。
 ……やはり、急がねばならない。
 わたしは去年買ってもらったマウンテンバイクにまたがる。
 ダイニングにはすでに書き置きを残した。
“お兄ちゃんのところに行ってきます”
151('A`):2006/09/07(木) 12:22:47 0
 玄関を開けた兄は、明らかに寝起きだった。
「……よぉ。どうしたの急に」
「ヒゲ、また伸びてる。……だらしないよ」
 妹としての立場上、そう言わざるを得ないのが少し悔しい。
 不精ヒゲを生やした兄は、ちょっとワイルドでしぶいと思う。悔しいので、指先でそのちょりちょりした感触を無言のまま楽しんだ。
「……やめれ。とにかく上がれよ」
 相変わらず兄の部屋は物がない。目につくのは乱れた布団ぐらい。
「まったくお兄ちゃんは。日曜日だっていうのに昼過ぎまで寝て。いい若者がまったく」
「うるへー。日曜日だからこそだろがよ」
「そうじゃなくて。彼女つくりなよ」
「…お前な。髪切れば、みたいな調子で言うなっつの。俺だぞ、俺」
 安心した。何かの手違いで兄に女ができてしまったら、わたしがここに来る口実がなくなる。
「おーい、いいってばそんなの」
「うるさいなぁ。だらしないの嫌いなの!」
 わたしはそこらに落ちている靴下やらTシャツを拾い集め、かごの中に押し込まれている衣類と一緒に洗濯機に放り込む。スイッチを押してから掃除機を出してきてコンセントにつないだ。
「いいよ、ゴメン。俺がやる」
 掃除機を兄に手渡し、冷蔵庫の中のものを確認する。何もない。
「……お兄ちゃん。またハンバーガーばっかり食べてるの?」
「いや、最近はサラダディッシュ。お前が野菜摂れって言うから」
「そんなの無効です!……買物行ってくるから、お財布貸して」
 きちんと掃除しておくこと、と言い残して、わたしはアパートを出た。
 向かうのは近くのスーパー……を少し行った先にある、マクドナルドだ。
152('A`):2006/09/07(木) 15:38:50 O
妹モノか
153('A`):2006/09/07(木) 15:43:10 O
義妹なら少し萌えれるかもしれない
154('A`):2006/09/08(金) 00:38:56 0
続き続き
155('A`):2006/09/08(金) 01:02:31 0
16才ならギリ許せる
続きキボン活火山
156('A`):2006/09/08(金) 01:06:54 0
中途半端やだ!やだ!
157('A`):2006/09/08(金) 08:30:42 0
続きマダー?
158('A`):2006/09/08(金) 11:08:57 0
パルフェ・・・里伽子は半年前の火事で左手が動かなくなった

車輪の国、向日葵の少女・・・「あんた」とはゲーム当初から主人公のそばに居る極刑を受けた姉に対する呼称
                   最後は崖をロッククライミングして終わる

シンフォニック=レイン・・・アルは交通事故に遭い病院で植物人間、彼女の霊魂が妖精のフォーニ。
                アルの手紙は全てトルタの自作自演

EVER17・・・少年編は武編の17年後の話で事故は自作自演
        少年編の少年と沙羅は武とつぐみの子供

Cross†Channel・・・時と人から隔離されてしまった世界でアイを叫んだケモノのお話
            七香は太一の母親

Clannad・・・渚はアフターで主人公と結婚して汐を生んですぐ死ぬ

Fate・・・アーチャーは未来の士郎

うたわれるもの・・・ラスボスは怪物に変身した主人公。主人公は古代アイスマン

ひぐらし・・・黒幕は鷹野。レナと魅音がおかしくなったのは主人公の妄想

AIR・・・観鈴は死ぬ、主人公はカラスになる

Kanon・・・真琴は主人公が子供のころ拾ったキツネ、丘で結婚式を挙げ死ぬ
      あゆは病院で植物人間になってる

One・・・昔、病死した妹が主人公を黄泉の国に連れて行く話

あやかしびと・・・ラスボスは鬼になった主人公の先生。主人公の祖先は、つくも神

最果てのイマ・・・イマは主人公の脳腫瘍
159('A`):2006/09/08(金) 12:14:34 O
>>158
('A`)?('A`)?('A`)?
160('A`):2006/09/08(金) 12:16:17 O
ネタバレスレからの誤爆だろう
161('A`):2006/09/08(金) 20:08:22 O
保守
162('A`):2006/09/09(土) 01:27:15 O
>>160
絶望した!
何処の誤爆か
すぐ分かった自分に絶望した!!




高度な釣りならまだ救われ…ないか。
163('A`):2006/09/09(土) 02:13:41 0
Z死んだか?
164('A`):2006/09/09(土) 02:14:50 0
Zの再来を期待してるが、個人的には市場に注目してる。
165('A`):2006/09/09(土) 04:51:10 0
妹、続き書いた。
長い。グダグダ。ツンデレてねえ。あと一部パクリ。
寝てないからね、うん。言い訳。
166('A`):2006/09/09(土) 04:52:53 0
 兄の財布を胸に、わたしはマックへの道を急ぐ。
 遊歩道を覆い隠さんと生い茂る街路樹の、きらきらと輝く木漏れ日の中をわたしは進む。
 兄が毎日のように通う道。兄が“彼女”に会いに行く道。
 ぐっと奥歯を噛みしめる。胸の内でめらめらとわたしを焦がすのは、嫉妬。
 “彼女”への、嫉妬。
 そう、わたしは兄が好きなのだ。女として好きなのだ。男として好きなのだ。どうしようもなく恋してしまったのだ、他ならぬ実の兄に。
 わたしが彼に抱く愛情。兄妹のそれではなく、一人の女から一人の男への愛情。身も心も手に入れたい、身も心も捧げたい、そんな愛情。
 もっとはっきり言おう、わたしは兄に欲情している。
 例えばあのヒゲ、手で触れるだけでは満足できない。
 例えばあの布団、あれを目にしたときわたしが抱いた妄想。
 例えばあの洗濯物、兄がいなければわたしはきっと匂いを嗅いでいた。
 例えばあのゴミ箱、兄が掃除を代わってくれなかったら、兄の目を盗んでその中から丸めたティッシュを探したことだろう。それを持ち帰って、わたしは………。
 そうこれは、暗く、背徳感にまみれた、下卑た兄への妄執。
 そこには美しさの欠片もありはしない。ありはしないが、だからこそわたしは純粋に兄を求めていると言えた。
 これは禁忌だ。わたしの愛が成就するとき、わたしたちは許されざる罪を背負う。
 それでも、止まらなかった。
 見えてきた。黄色いMの字。冷静になる努力をするとき、人は冷静なのだろうか?それとも興奮しているのだろうか?
 あと数十メートル。“彼女”はいるだろうか。今日も兄を待っているのだろうか。
 “巌流島”はどんどん近づいてくる。
 ドア越しに見えた。わたしの敵がそこにいる。
 これから“彼女”に戦いを挑む。
 兄をかけて、この命をかけて。わたしは武蔵になるか、それとも小次郎になるか。
 これは決戦。天下分け目の大戦。
 戦端は自動ドアと共に、たった今開いた。
167('A`):2006/09/09(土) 04:53:52 0
「いらっしゃいませー。あれ、あなた…」
 わたしの敵だ。何も知らないわたしの宿敵。
「今日はあい…お兄さんは一緒じゃないの?」
 今“あいつ”って言いかけたな。……許せない。
「…あの。ちょっとお話がしたいんです。突然ですみませんけど、お時間をいただけませんか」
「え?いいけど…何の話?」
「ちょっと……兄のことで…」
「ハイハ〜イ、ここはアタシが代わるっスから、センパイはどーぞごゆっくり」
 この後輩さん、普段はおもしろがってあおりたてるから迷惑この上ないけど、たまにはそれも役に立つ。
「刃傷沙汰だけは勘弁してね」
 あとこれはサービスだから、とだけ言って店長さんは二杯のコーヒーを残して去り、わたしたちを二人きりにしてくれる。外見だけはダンディで温厚な紳士に見える店長さんの、その少々歪んだ性格も今はありがたい。
「それで…お兄さんがどうかした?」
 心配になるほど客が少ないが、今はそれも都合がいい。一番奥の窓際の席。兄が毎日のように座る席で、わたしたちは向かい合う。
 これが兄の好みなのかと思うと、そのきれいな顔がますます憎たらしい。
「今日はまだ来てないけど……もしかして何かあった?」
 今日はまだ、ときたもんだ。ここにいれば毎日会いに来てくれるとでも思っているのだろうか。
 実際そうだから妬ましい。
「いいえ。お話というのは、兄、というより、実は貴女のことです」
「あたしの?何かしら」
 プレゼントを前にした子どものようだ。楽しい話でも始まると思っているのだろうか。
「何も思い当たりませんか。……思い当たらないんですね」
 この人は好意というものに鈍感なのだ。他人の好意も、自分自身の好意も。
 だからきっと、わたしからの敵意にも気づいていないのだろう。
「単刀直入に聞きます。……貴女は兄のことを愛していますか」
 ぼっと赤くなる顔。なんてわかりやすい。
「ななっ…何を言って…あ、あたしは別に」
「わたしは兄を愛しています。妹としてではなく……女として」
168('A`):2006/09/09(土) 04:54:33 0
「………え?」
「異性として兄を好きと言ったんです。わたしは、彼を手に入れたい」
「手に入れたいって……それは」
「兄にわたしのすべてを捧げたい。わたしは本気です。……貴女は、どうなんですか」
「どう…って」
 ああ、感情を押し殺していられなくなりそう。
「あなたには、その覚悟がありますか。兄に惚れられている身として」
「惚れ…?あた、しが……?」
 わからないフリなんかじゃないんだ、本当にわかっていないんだ。……やっぱり、許せない。
「兄は貴女を愛していますよ。本人は気づいてないかもしれませんけど、間違いなく」
 一番口に出したくない真実。あたしがどんな気持ちでその言葉を口にしたか。
 だからこそ次の一言にはカチンときた。
「……嘘」
「嘘なんかじゃありません!本当は気づいていたんじゃないんですか?その上で、貴女は兄をもてあそんでいる。……違いますか」
 そうじゃないことはわかっている。でも今はこの人を、本気で怒らせてみたくなった。
「兄はあんな人ですから、女馴れなんてしていません。悪い意味で純粋な、しかも不器用な男性です。あなたみたいにきれいなひとなら、好きに振り回せますよねぇ…」
「…違う……それは違う!」
「どう違うんですか?兄の気持ちを手のひらで転がして、楽しんでいたんじゃないんですか?それともあざ笑っていたんですか?……どうなんです!」
 弾けた音。衝撃。打たれた。予想以上に強く。
「いいかげんにしてッ!!」
 彼女の涙に、わたしは自分の目論見が成功したことを知る。
169('A`):2006/09/09(土) 04:55:36 0
「叩きましたね……両親にも叩かれたことないのに」
「叩いたわ、叩いたわよ!あなたがどう思ってるか知らないけど、あたしは……!」
「あたしは?どうだって言うんです。……認めるんですか?」
「……ッッ!」
 勝敗は彼女次第で決まる。認めなければ、わたしの勝ちだ。
「あたしは…あたしは……」
「愛してるんですか?愛してないんですか?……はっきりしてください!」
 認めるな、意地を張ってしまえ。いつものように虚勢を張ってやり過ごしてしまえ。また明日になれば兄がやってきて、兄との日常が再開されると思い込んでるがいい。
 その差が命取りだ。
 この人が認めないのなら、その勇気がないのなら、わたしは今日、帰ってすぐに、この想いを兄に伝える。
「……さあッ!!」
 彼女はびくりとその身を震わす。泣き濡れた顔を両手で覆っている。
 来る。その瞬間はすぐそこまで迫っている…!
「ちょっと待ちたまえ」
170('A`):2006/09/09(土) 04:56:21 0
 なんてことだ、一番大事なときに邪魔が入った。
「女の子同士で暴力沙汰は感心せんな」
「……ツンさんはちょっと気が昂ぶっただけです。わたしは平気です。真剣な話をしているんです、邪魔をしないでしただけますか」
 わたしは邪魔者ををねめつける。この上なく強く、鋭く。けれど店長さんは動じない。
「真剣な話だというのなら、なおさら君のやり方は卑怯ではないかね?」
「………」
 その通りだ、言葉もない。この人はすべてお見通しなのか。睨みつけているのはわたしの方なのに、思わず背筋が寒くなる。
「君の気持ちに嘘はないのだろう。妹だとか、そんなことは関係ない、そうだろう?同じ男性を好きになったのなら、正々堂々と戦うべきじゃないのかね?」
「だ…だからあたしはこうして…!」
「こんなやり方のどこが正々堂々なんスか。センパイを追い詰めて言葉を引き出したって、どうにもなんないスよ?先に口に出したからって、あんたの勝ちでもないし」
「君はツン君よりずっと近くにいるんだ。喪っくん君を手に入れたいのなら、そうすればよかったんじゃないのか?」
「だ、だってわたしは…妹で…」
「そんなの初めからわかりきってることじゃないっスか。喪っくんがどんな人か、あんたが一番よく知ってるでしょう?……優しいんス、あの人は。自分のことで誰かが傷つくのに耐えられない人なんス。ましてやあんたは妹っス。道ならぬ恋とはいえ……」
 やめて。あんたたちなんかにわたしのお兄ちゃんを語られたくない…!
「そう。君が真剣に愛すれば愛するほど、彼はそれに応えようとするだろうね。君がすべてを捧げるというのなら、彼は自分のすべてで君に応えるだろう。……わかっていたはずだ。君がそれをしなかったということは」
 やめて。それ以上言わないで…!
171('A`):2006/09/09(土) 04:57:30 0
「結局あんたの想いってのは、大事なお兄ちゃんをとられたくない、それだけだったんス」
「!!」
 わたしは膝から崩れ落ちた。
 最も恐れていた指摘。まさかと思い、もしやと疑って、その結果完全に、完膚なきまでに否定しつくしたはずの、わたしの中の疑念。
「……勘違いだったんだ。君は確かにお兄さんを愛している。でもそれは、妹として、だったんだよ…」
 一番の急所、そこを突かれた。張り巡らしたはずの城壁は、音を立てて崩れる。
 落城。崩落。決壊。滝のようにあふれる涙を抑えられない。
 でも違う、そんなはずはない、この想いがにせものだなんてこと、絶対にあるはずがない、お兄ちゃんが大好き、わたしはお兄ちゃんが、誰よりも好き…!
 こみ上げる嗚咽の中で、誰かがわたしの肩を抱いてくれるのを感じた。
「もう、やめてください」
172('A`):2006/09/09(土) 04:58:16 0
 お兄ちゃん…?
 違う。ふわりと、甘い匂い……。
「もう、いいんです」
「ツン君…」
 ツンさんはわたしを抱きしめる。
「ごめんね…。あたしが中途半端なせいで、舞ちゃんに苦しい思いさせちゃったね…。ごめんね…ごめん……」
 ツンさんは涙を流していた。あったかい涙がわたしの頬に落ちた。
「…あたしも、あいつが好き。すっごく好き。……でもあたしが素直になれないのは、理由があるの」
「り、ゆう…?」
 顔を上げて見たツンさんは優しく笑っていて、こぼれる涙が宝石のようだった。
「あたしにも、お兄ちゃんがいたんだ。大好きなお兄ちゃん。あたしのお兄ちゃんはね、舞ちゃんのお兄ちゃんとそっくりなんだよ?………でも、ずっと昔に、お兄ちゃんはいなくなってしまった」
「それ…って……」
「そう、死んじゃった。あたしを置いて、自分だけ遠くへ行っちゃったの。ひどいお兄ちゃんでしょ?そんなひどいお兄ちゃんを、あたしはいまだに忘れられないの」
 ツンさんが、まさかわたしと同じような想いを、実の兄に抱いていたなんて。でもそれじゃなぜ……?
「顔は似てないけど、雰囲気とか物腰とか、お兄ちゃんにそっくりなあいつを、気づいたら好きになってた…。でもね、あたし思うの。あたしが好きなのはお兄ちゃんで、喪こみちじゃないんじゃないかって」
 そうか、この人は……。
「だから、ね。この気持ちを伝えていいのかどうか、今のあたしにはわからないんだ」
 素直になれないんじゃない、素直になることをこの人は自分に許さなかったんだ。
「なんて……強い…」
 とてもかなわない。それを悟ったとき、再び涙が流れた。
 わたしは泣いた。ツンさんの胸を借りて、涙が枯れ果てるまで、泣いた。
 冷たい床の上で、二人抱き合って泣いた。
 ツンさんの身体と、ツンさんの涙の雫だけが、何よりも暖かだった。
173('A`):2006/09/09(土) 04:59:00 0
「これ。兄に返しておいてくれますか」
 どちらからともなく泣くのを止めたときには、もう日が沈みかかっていた。
 店長さんと後輩さんは、ひどいことを言った、と謝ってくれたが、わたしは謝辞と謝罪で返した。ツンさんにも頭を下げた。叩いたりしてごめんね、とツンさんは言っていたが、わたしはむしろ感謝したいくらいだった。
 お礼の代わりに差し出したのは、兄の財布だ。
「もしお時間があれば、ですが。……きっとお腹を減らしてるでしょうから、ほっといても自分から来るかもしれませんけど」
「でも……」
「わたしはもう帰らないと、父と母に叱られます。兄の住所、ご存知ですよね?」
「どうします?どうするんスか?センパイ、この後オフっスよねぇ?」
「ちょうど財布があるんだ。いいじゃないか、夕御飯でも作りに行ってあげたらどうだね?」
「……いいの?舞ちゃん」
「……わかってるとは思いますが、ぬけがけは許しませんから」
「ぬっ…ぬけがけなんてあたしは…!」
「冗談です。信用してますから、恋の好敵手(ライバル)として」
 ヒューとかなんとか二人に囃したてられ、真っ赤になっているツンさんを残し、わたしは店を後にした。
 夕陽の色が濃い。季節が変わろうとしているのだ。父が言っていた、落ち葉舞う季節に生まれたから、わたしの名前は舞。
 暮れなずんでいく街を眺めながら、わたしは心に決める。
 誰よりも深く強く、兄を愛していこう。
 同じように見えて、昨日とは少し変わってしまった自分。でもいいのだ。昨日に今日を、今日に明日を重ねて、人は成長していくのだと思う。
 ほんの少し成長できた自分で、わたしは十七歳の誕生日を迎える。
 おめでとう、わたし。

 Fin.
174('A`):2006/09/09(土) 08:34:54 O
おぉ…

おおぉぉおぉ……

出来が良過ぎてコメントすら浮かばない




パクリって“そこ”かよw
175('A`):2006/09/09(土) 09:05:01 O
どっかの短編に載せてもおかしくないかもな
悔しいけど(・∀・)イイヨー
176('A`):2006/09/09(土) 09:43:15 O
ちょっと切ない…
Σd(・ω・´)GJ!
177('A`):2006/09/09(土) 11:19:51 0
誰かネタちょーらい。
178('A`):2006/09/09(土) 12:28:40 O
いつものキャラでこうもシリアスな話が書けるとは。
グレイツ。と舞という名の実妹がいる俺が言ってみる。
179まだ忘れたキャラいるかも:2006/09/09(土) 19:10:02 O
>>177おk!変化球で

いわゆる楽屋ネタ形式


素ク「暇だな」
幼「暇ね」
素ヒ「出番がほしぃぃぃいぃぃっっ!!」
素ク・幼「うるさい」

素ク「確かに私達はZ氏発だからな」
幼「遠慮して扱いづらいわよねー」
素ク「出過ぎはスレ違いとなるしな」
幼「あなたはまだいいけど…」
素ク「?」
幼「最近おっぱいキャラとしか
認識されてないのよ、私…」
素ク「…辛いな」ポン
幼「幼なじみって、もっとこう…グスン」
サ「…辛いな」ポン
素ク・幼「ダレ?」
サ「“大佐(カーネル)”だ」
素ヒ「だっからさぁっっ!出番出番出番!!」
素ク・幼・サ「黙れ」


妹「フフッついに、私の株が高騰ですね★」
店長・後「こわーい(ッス)」


〜とある別店舗〜
喪店「……店員やってたりします」
ツ客「常連だったりしますけど、
だからなんだっていうんです?」

※もちろん別人扱いです


さぁ、後は職人さん次第でございます。
コンゴトモヨロシク
180('A`):2006/09/10(日) 19:57:52 O
あげときますね('A`)
181('A`):2006/09/11(月) 01:28:08 0
月見食いに行くか
182('A`):2006/09/11(月) 02:49:23 O
(///)age
183('A`):2006/09/12(火) 00:04:10 0
ほしゅ
184('A`):2006/09/12(火) 20:15:24 O
濡れ
185('A`):2006/09/12(火) 21:15:02 0
誰も>>1のテンプレにつっ込まないのがワロタwwwww
ハンバーガーゼットってwww
186('A`):2006/09/12(火) 21:31:51 0
もーっ!それはお約束なんだから突っ込んじゃダメ!!

・・・つ、つっこむって別に深い意味無いんだからっ!!!

も、もう!盛り上げたいからって新参者のフリなんかしなくたって
(ワタシの中ではいつも盛り上がってるから)いいんだからね!!
187('A`):2006/09/13(水) 00:18:53 0
>>185
ふいんき嫁
188('A`):2006/09/13(水) 00:53:57 0
189('A`):2006/09/13(水) 00:57:36 0
燃料にしてはアレだな
190('A`):2006/09/13(水) 02:07:58 0
夏実ボインボイン◆5NATUMI/GIさんの日記
2005年12月07日21:05 remember
3月だったかなぁ
「女子大生だけど?」スレ立てて、そこで荒らされまくってなぁw
2chもまったくわからなくて、専ブラも知らなかったからいりろ苦労した記憶があるねぇw
そのあと例の「なっちゃんだぴょ?ん♪」のAA貼りまくって今は仲良しの讃岐に通報されたりw
今だから言えるがあのときは真面目に焦ったのですわw「やばい!警察に捕まるのこれ!?」とかねwまあ、楽しい思い出ですね?
その後程なくしてAA使った夏実スレ出来たのかな?
あの当時はVIPってこともあったけど凄い回転率だったし、なんていうかもう凄かったとしか記憶に無いかもwでもすげー楽しかったなぁw
1分でもスレ立てるタイミング遅かったら今の夏実スレが無いと思うと奇跡ですw
そいでほどなくして「馴れ合いスレ」ってことでVIP追放されちゃったわけで。まあ、あの時はすげームカついたけど、今思えば当時のVIPなら当然の流れかな、と思える。
そのあとなんでもありとクラウンに分離移住して、クラウンにしばらく留まって、今度の相手は削除人さんw
よく削除人さん相手に喧嘩吹っかけたなぁwまあ、でも間違ったことは言ってないつもり、今でも。
法も2chのGLも柔軟性があるからこっちにも正当性があったと思ってるし。
で、結局また移住することになり?の、なのですよw現在はおいらロビーにて続行中です。
まとめるとすげー短いけど、良いスレだよホント。
私が、ってより周りのみんながすげーいい奴ばっかり。
よくこんな私なんかが、とか未だに思うわけさw
スレとかだと恥ずかしくて言えないし、言ってもネタって受け取られるからここでみんなに「ありがとう」言いたいです。
ありがとう
死ぬまで忘れね?だろうなぁ、みんなのこと。
たかがネットだけど、忘れね?よ、てか忘れられね?よw
ネタでやってるのかもしれないけどそれでも私はみんなが大好きっすよ
すげー良い仲間に巡り会えて私は幸せだなぁ
あとスレメンバーの他に讃岐、いろいろ世話したりしてくれてありがと たぶんこれ読んでるだろうけど、あんまり無理するなよ?
あ?、讃岐もたまに遊びに来てくれるからメンバー扱いでいいかw
楽しい時間はあっという間、これってホントだなぁ、と思うのさ、最近
すげー楽しかったよ、ホント
心の底からお礼言いたいよ、ホント
特に心配してくれた人、いつも相談に乗ってくれた人、私を毛嫌いしながらもサポートしてくれた人、私を慕ってくれた人、バカ話で盛り上がってくれた人、名指しはしない(されたくないだろうしw)
けどこのメンバーには言葉(この場合は文章だけど)では伝えられないほど感謝しています。ありがとう。
与えられてばかりで何も与えられなかったなぁ、私
身勝手で我侭ですまんな、ホント別にお別れの言葉として書いてるわけじゃない
ただ書いておこうと思ったのさ
心配すんな、私は居るから いなくなったりしねーからさ
あ?、多分後で読み返して恥ずかしくなるんだろうなぁ、私w
191('A`):2006/09/13(水) 17:28:29 0
何の誤爆?
192('A`):2006/09/13(水) 18:21:48 0
>>191
あちこちに貼られてるから無視でいいんじゃない?
193('A`):2006/09/13(水) 22:34:59 0
>>179ありがとう
いんすぴれいしょんを得たよ。
でも出てきたのはこんなんだ。
ワンパターン俺。
194('A`):2006/09/13(水) 22:37:34 0
『なれそめ2』

「あーぁ……いいかげんちゃんと就職すっかな…」
 いつものように店の裏で煙草をふかす。大学を出てからこっち、いや在学中からだが、煙草とバイトとパチンコづけの日々を送っている俺。いつまでもファーストフードのアルバイトでいるわけにもいくまい。田舎の両親も安心させてやらねばならんし。
 ……しっかし、やる気でねぇなぁ…。
「おらぁバイトぉ!いつまで休憩してやがる!客だ客!」
「はいはいただいまっ!」
 見た目どう見てもヤクザな店長にがなられ、俺はまだ長い煙草を投げ捨てた。
「…たくもう。バイトにはスマイル有料なんですかね」
「やかましい。なんならバイト料、全部オレ様のスマイルで振り込んでやろうか?」
「店長の笑顔なんて金もらっても遠慮したいです」
「口のへらねえ奴だ。……ホレ、例の常連さんだぜ」
 うお、あいつか。
「遅いわよ!客をいつまで待たせるつもり!」
「へえ、どうも申し訳ございません。この通りでごぜえますだ」
「誠意がないわよ誠意が!商売なめてんの!?」
「はいはい、毎度の大量注文ありがとうございます。ウチの頼みの綱です、ホント」
「こっちも仕事でやってんのよ!……はいコレ、注文のリスト」
「OLさんも大変ですね。……オーダー入りまーす!」
 この女、近くの会社に勤めているらしいのだが、毎日飯どきになるとこうしてお使いにやってくるのだ。渡されたメモにはびっしりと、上司やら同僚やらのリクエストが書き込まれている。
 初めの頃はいちいち読み上げて注文していたこの女も、いいかげん慣れたもので最近はリストを直接渡す。こちらの手間も省けていいのだが、業務用の略語で記載されているのはどうなんだ。
「マックでバイトしたことあるんすか?」
「ないけど。なんで?」
「いやコレ、略語がさ。どこで覚えたのかと思って。そのまま読めばいいから俺も楽なんだけど」
「そんなの……ここに決まってるじゃない」
「……ああ、毎日来てますもんね。そりゃ覚えるか」
「それだけじゃ……ないけど…」
「いやしかしOLさんてホント大変ですよねー。今って昼休みでしょ?実質労働じゃん、コレ。休み時間は休むための時間なのに、ねえ?」
「社会人には色々あるのよ…。まぁ、気遣ってくれたんなら……ありがと」
「いやいやとんでもない」
 今日もこの顔が見れた。
 この女、普段はやたらツンケンしてるくせに、ちょっと煽ててやるとすぐ顔を赤らめる。そのへんのギャップが面白くて、俺はガラにもなく顔を合わせるたびに話しかけるようにしている。
 笑ったりなんかすると口元のほくろが目立って、けっこうかわいかったりす…痛ッてぇ!
「は・た・ら・け。いつまでイチャイチャしてやがる。……すぐお持ちしますから、もう少々お待ちくださいねぇ」
 このクソ店長。客には不気味なスマイル、バイトには拳骨を大盤振る舞いしやがる。誰も頼んでねえっつうの。
 くそ、近いうちに絶対やめてやる、こんな店。
195('A`):2006/09/13(水) 22:39:50 0
「ウース、お疲れさんです、店長」
「おう、久しぶりじゃねえか。今日の夜勤はお前だったか。……でどうなんだ、就職活動のほうは」
「まぁ……イマイチというかなんというか。今日も一コ不採用通知が届きました」
「仕様のねえ野朗だな。その若さだ、高望みしなけりゃ働き口なんざいくらでもあるだろうに」
「いざ一生やる仕事を決めるとなると、まぁ色々とね」
「ふん、好きにしろ。ああそういや、例のカワイコちゃんな、お前のこと待ってるぞ」
「例の?こんな時間に?……まさかクレームですか?」
「すっとぼけやがって。……彼女のためにも、さっさと稼業を定めるこったな」
 彼女のため?……おいおい店長、下種の勘繰りはよしてくれ。
 うー……やだな。しかしまぁ、いかねばなるまい。仕事だし。
「いやー、どうもお待たせしたみたいでスイマセン。……で、何のご用?」
「べ…別にあんたなんか待っちゃいないわよ!?」
「へ?そうなんですか?……やっぱり店長のカン違いかな?」
「まぁいいわ。その…ちょっとかけない?」
「いやぁー……これから仕事が」
「お客さん誰もいないじゃない。……イヤ?」
「イ、イヤなんてとんでも!」
 ただちょっと、緊張しちゃうかなぁ…なんて。
「ならちょっとだけ失礼して…」
 座ったはいいが、彼女は一向に口を開こうとしない。頬杖をついて窓の外を眺めたりなんかしている。
 ガラス窓に映る街の灯りと行きかう車のライト、その上に彼女の顔が浮かび上がっていた。肌の白さとほくろが強調されて見える。その顔は物憂げだった。
 うう、なんだろうドキドキしてきた。失恋話とか切り出されたら困るなぁ。
「…あのね」
「うわはいっ」
「困ったことになっちゃったの…あたし」
「それはまさか、じょじょじょ上司との不倫がばれたとか…」
「はあ?何言ってんのあんた。……あたし、そんなことする女に見えるの?」
「いいえめっそうもございません!!今のはギャグです!」
「ならよかったけど。……まぁ、後先考えてないのは一緒かも…」
 そ…そんな不安にさせること言わないでくださいよぅ…。
「あたしね…」
 ……ごくり。
「猫、拾っちゃったんだ…」
 どててっ!
「なにズッコケてんのあんた。それもギャグ?」
「これは正真正銘のズッコケ、ナチュラルなリアクションです……。安心したけど…」
196('A`):2006/09/13(水) 22:40:31 0
 彼女の話を要約してみよう。つまり、帰り道で捨て猫を見つけた、思わず連れて帰った、でもペット禁止、見つかったら追い出される、捨てなおすには忍びない、どうしようトホーに暮れる……と。なるほど。
「子どもかあんたは」
「わかってるんだけどさぁ……。なんかどうしても…。魅入られちゃった…っていうかさぁ」
「つか家帰らんでいいんか」
「なんかねぇ…顔見るのもつらくて…かわいいんだけど」
「腹減らしてんじゃないの」
「ごはんは置いてきたから大丈夫…」
「今ごろ大家に見つかってたりして」
「こ、怖いこと言わないでよっ!」
「そうなったらあんたも猫もダンボール暮らしだぜ?」
 いや、あんたみたいな捨て猫がいたら男どもが先を争って拾うコトだろうがね。
「それに下手すると猫は……保健所行き」
「………………ひいぃぃ〜」
「うわッ!ごめん今の冗談!ウソウソ、泣かないで!」
「だって…だってぇ……あたしのせいで…ごめんねハルシオン〜」
 物騒な名前だなオイ。どういうセンスだ。……やべえ、店長がこっち見てる。
「わかった、わかったから泣かないでくれよ……お願いだから」
 でないと多分、店長にヒドイ目に遭わされる。
「……俺が引き取るよ。引き取って、もらい手が見つかるまで俺が世話する。…いいだろ?」
「ひっく……ほんとに…?でも…」
「だーいじょうぶ。ウチもペット禁止だけどさ、大家のバアさんはペルシャ猫飼ってるもん。なんとか丸め込むよ。……だからあんたはなるべく早く、ほんとの引き取り手を見つけてくれ。俺も探してみるから。…な?」
 ありがとぉ〜、とか言ってさらに泣き出す女の肩を軽く叩きながら、俺は思う。
 これからは働き口と猫のもらい手、両方探さなきゃならんのだなぁ……。
197('A`):2006/09/13(水) 22:41:30 0
「……ああ?猫だあ?バカ野朗、うちにゃガキが五人もいるんだぞ?これ以上動物が増えて堪るかってんだ!」
「ええまあ期待はしてなかったんですが…一応、ね」
 やっぱり店長もダメ。まぁこの人に猫なんて与えたら、皮剥いで食べちゃうだろうし。三味線の音色なんて今の彼女が聞いたら卒倒しかねない。というか弾かせてやろうか彼女の前で。そしてお縄につきゃいいのだヤクザらしく。
 このヤクザが何を吹聴したかは知らんが、俺はバイト仲間から『女泣かせ』という不名誉なニックネームを頂戴してしまっていた。
 ともかく、これでバイト人脈は全滅。あれから方々当たってみたが、里親はまだ見つからない。
「ああ店長、店の前に張り紙張らしてもらっていいですかね?猫飼いたい人の求人広告」
「勝手にしろい!……お前ェよ、猫の里親探しもいいけどな、自分の職探しはどうなってんでぇ?」
「そっちもそれなりに順調。今度入社試験受けてくるんで、休みください」
「どこまでも勝手な野朗だなテメェは。……好きにしろ」
 そして俺はバイト先を後にした。
 彼女との待ち合わせ。猫がいるので、場所は公園だ。その公園に猫は捨てられていたらしい。
「よ。待った?」
「ううん、今来たとこ……」
 なんかデートみたいで楽しいんすけど。どーしよ。
 最近の彼女はツンケンしなくなって妙に素直になった。人には親切にしておくもんだなぁと思う。
「そのコ?」
「うん、ハルシオン。抱っこしてあげて」
 俺は恐る恐る仔猫を腕に抱く。ハルシオンはにゃあにゃあか細い声で鳴きながら、俺の服をかりかりと引っ掻いた。
「よかった。あなたに懐いたみたい。……猫さわるの、初めて?」
「うん、実は…。俺ちゃんと世話できんのかな、今さらだけど不安になってきた……」
「大丈夫よ、そのコいい子だもん。……ねぇ、時々会えるかな?家に行ったりしていい?」
「え?……あ、ああこのコにね。うん、もちろんいいよ、うん」
 やべ。俺は何をバカなカン違いをしてるんだ。危ねえ危ねえ。
「ありがと。……そういえばあたしたち、まだ自己紹介もしてないね」
「そうだった、毎日会ってるから忘れてたよ。俺は、大塚。……あんたは?」
198('A`):2006/09/13(水) 22:42:09 0
「おう皆の衆、店長のご出勤だぞ。……外はひでえ雨だな。大塚はどうした?この雨で奴ッコさんのポスターがグシャグシャになってたぞ」
「今日は大塚さん休みですよ。就職試験だって」
「そーかそーか。女泣かせの奴もとうとう改心する気になったらしいな。いいことだ」
「てえへんだ皆の衆!!」
「どうしたバイト3号!!」
「名前を憶えてください店長!……ってそんなことより、女泣かせの大塚さんが…!」
199('A`):2006/09/13(水) 22:43:18 0
 猫との暮らしは案外気楽なもので、ハルシオンは手のかからない賢い猫だった。
 彼女から引き継いだ猫用の皿やらトイレやら、積み重ねたキャットフードの箱なんかも、今では家具として俺の部屋にすっかり馴染んで、同化している。
 里親探しは依然として進展していない。
 正確には、進展させようとしていない。少なくとも俺は。
 あれから何度か、彼女は俺の家に来た。無論、ハルシオンに会いに、だ。
 そのたびにお礼だとか言って手料理を持ってきてくれたり、目の前で作ってくれたりした……。
 ハルシオンは彼女のお古のセーターを寝床にしているのだが、うらやましい奴だと思う。
 ようするにアレだ、仔猫を人質にしているわけだ、俺は。……クソ。
 床の真ん中で小さな寝息を立てているコイツがいなかったら、俺が彼女と会えるのはあの店だけになってしまう。というか俺は就職することに決めたわけで、そうするとあのバイトは辞めないといけないわけで……。
 ………。
 ……俺はどこで彼女と会えばいい?
 ……………。
 よそう。考えてもしょうがない。今は明日の就職試験に集中するべきだ。
 俺は目覚ましを入念にセットし、灯りを消した。
 今思えば、このときついでに戸締りも確認しておくべきだったのだ。
 目覚めたとき、ハルシオンの姿はどこにもなかった。
200('A`):2006/09/13(水) 22:43:58 0
 どしゃ降りだった。
 玄関の鍵は閉まっている。それがせめてもの救いで、誰かがハルシオンを連れ去ったという線は消える。……まてよ大家のババア?
 いや違う。あのバアさんは確かに因業だがそんなマネをする人間じゃない。お宅のチビちゃん元気かい、とか言ってたじゃないか。
 だとするとやはり外?こんな雨の中?猫は水が嫌いなはずだろ?窓を閉め忘れていたとはいえ、こんな僅かな隙間を通れるものなのか?でも家の中には……。
「……ああもうッ!!」
 居ても立ってもいられなかった。
 考えてたってしょうがない。いくら考えたってハルシオンは戻って来ない。彼女は二度と戻って来ない。とにかく探すしかないんだ。
「合わす顔がなくなるだろうが!」
 俺は寝巻きのまま、傘も持たずに家を飛び出した。
201('A`):2006/09/13(水) 22:44:29 0
 降りしきる雨は冷たかった。道行く人々の視線もまた。
 当然だ。雨の中パジャマの男がズブ濡れで地べたを這いずり回り、植え込みを掻き分け、ハルシオンハルシオン、なんて呟いてれば、それは不審者以外の何者でもない。
 でもそんなことはどうでもよかった。
 俺はハルシオンを見つけなければならないのだ、どうしても。どうしても、だ。
 人にどう思われようと別にいい。就職がフイになろうといい。他のこと全てがどうでもいい。もしあの小さな仔猫を見つけられなければ、俺はもっと大事なものを失う。
 ……もう何時間こうしているのだろう?
 雨に打たれ、冷たくなった身体で横たわるハルシオンが頭に浮かんだ。
 迂闊にも涙が溢れたが、雨が洗い流した。こんな悪い想像も、この雨に洗い流されてしまえばいい。
 ……待て。俺のイメージの中で、ハルシオンはどこにいた?
 そうか。きっとハルシオンは彼女に会いに行ったのだ。彼女が自分を拾ってくれた、そして俺と初めて会ったあの場所に。
「公園だッ!」
 立ち上がり走り出そうとした俺を、誰かが強引に引き止めた。
 俺の腕を掴んでいるそいつは、その一言で俺を暗い淵の底に突き落とす。
「警察だ。ちょっと話を聞かせてくれるか」
202('A`):2006/09/13(水) 22:46:15 0
「あれですよ店長!あれ!」
「あいつッ…!オマワリ相手に何してやがる…!」
 雨の中数人の警官を相手に大立ち回りを演じているのは、見るも無残な姿をした大塚。
 そこをどけ、と叫び、警官に殴りかかる。警棒で殴られたのか、額から赤い血を流していた。
 周囲には黒山の人だかり、いや色とりどりの傘でカラフルなループができている。
「なにやってんだよあの人!おかしくなっちまったのか!?」
「やべえってアレ、眼ぇイってるって!」
「…………行くぞ」
「え?店長、今何て」
「助けに行くっつってんだよ大塚を!!バイト1ご…いや、竹村、安藤、広江崎!てめえらのバイト長のピンチだろが!漢を見せろォッ!!!」
 傘を投げ捨て、店長は走り出した。野次馬たちを掻き分け押し退け、警官の一人を殴りつける。
「ど…どうするよ…?」
「……俺は行くぜ。ああまで言われちゃな」
「ああ。チャカが怖くてバーガー売れるかっつの」
「そうだな……いっちょ漢を見せてやるか!行くぜ皆の衆!!」
 雄叫びを上げながら、三人は歪な花の中へ突っ込んでゆく………。
203('A`):2006/09/13(水) 22:46:58 0
「無茶したねえ、大塚さん」
 警察署。取調室。大塚は頭に包帯を巻いている。
「もうちょっとさ、なんていうか後先考えて動いて欲しかったね。着替えるとか、せめて傘ぐらい差しとくべきだった」
 初老の刑事は続ける。
「そうすりゃ、うちの若いのだってあんたに声かけずにすんだんだ。違うかい?」
「はい……すみませんでした」
「ふむ。まあこってり絞られたことだし、このへんにしとこうか。……あんたもあんただよ?薬島さん。あんたがそういう性分なのは百も承知だけど、いくらなんでも警官殴るのは、そりゃあやりすぎだ」
「すまねえ、とっつぁん。言葉もねえ。……以後自粛する」
「あんたのその台詞は何度も聞いたがね。家族がある身だってことをもっと自覚して欲しいね。……そっちのお兄ちゃんたち三人は、見所もあるけどやっぱり軽率だったかな」
「とっつぁん、俺が全部引っかぶるからよ。こいつらはまだ若ぇ、見逃してやってくれないか」
「それはあんたが決めることじゃないよ。まぁ考えとくがね。……さてと大塚さん、あんたに会いたいって人が来てるんだが、会うかい?」
204('A`):2006/09/13(水) 22:47:43 0
 扉が開いて、俺は息を呑んだ。
 そこに立っていたのが彼女だったから、それだけではなく、その腕に仔猫が抱かれているのを見たからだ。
「ハルシオン……」
 にゃあ、と俺の顔を見て鳴く仔猫は元気そうだった。
「お前…どこ行ってたんだよ?」
「この子ね、ずっとあの公園にいたみたいなの。偉いんだよ?ずっと遊具の下に隠れてて、あたしが見つけたときには体も濡れてなかった…」
「そうか…やっぱりお前、会いに行ったんだな…」
 彼女の手からハルシオンを抱き上げる。また、にゃあ、と鳴いた。
「心配かけやがって……っ」
 俺の目からこぼれる涙を、ハルシオンはその小さな舌で舐めてくれた。
「心配したのはこっちよッ!!」
 堰が切れたかのように彼女は叫ぶ。彼女の目からもまた、大粒の涙がいくつもこぼれ落ちていた。口元のほくろが震えている。
「あたしが電話もらったとき、どんな気持ちだったかわかる!?どんなにあんたのこと心配したかわかる!?……あたしは…あたしは…」
「ごめん…。俺が悪かった…」
 自分でも驚くほど、俺は自然に彼女を抱き寄せていた。
 彼女は何度も俺の胸を叩き、俺は彼女を抱きしめながら泣いた。
「バカ…!バカ…!あんたなんか…あんたなんか……」
205('A`):2006/09/13(水) 22:48:42 0
「じゃあ何?あんた、結局就職諦めたわけ?」
「諦めたわけじゃないけどさ……。あせらず気長にやろうかなって」
「はー、のん気ねえ。いいなー自由人て気楽そうで。あたしも会社辞めちゃおっかなぁ…」
「お勧めはしないけどな。……なんかあった?」
「なんもー。イヤんなるほどなんーにもない。生活あるし、辞めないけどね。……まぁ、永久就職の口があるなら別だけど?」
「あ、ポテト補充しなきゃ」
「逃げるなっ!」
 あの雨の日以来、店の前に無残な有様で垂れ下がっていたポスターを、俺は剥がした。丸めて捨てた。もう作り直さなかった
 休日の今日も、彼女は俺に会いに来てくれる。ハルシオンを連れて。
 間違っても休憩室から出すなよ、とは店長のお言葉。そもそもこの店は全館ペット禁止なんですがね。
 今ごろ休憩室では、三人が小さな常連さんの相手をしてくれているはずだ。あれ以来、俺の二ツ名は『ザ・女泣かせ』とか『女泣かせマスター』とか微妙にレベルアップしていたが、まあ許してやろう。
 あいつらはあいつらなりに、俺たちに気を使ってくれているらしい。俺は大きいほうの常連さん専属、だとさ。
「おい大塚」
「あ、店長。ハルシオンなら奥にいますけど」
「だっ……バカ野朗!誰もさわりたいなんて思ってねえ!俺は動物がでぇ嫌ぇなんだよ!」
「はいはい。…で、何です?」
「お前に渡しとくもんがある。どうするかは自分で考えろ。……いいか、よく考えろよ。いいな」
 そう言い残して店長は休憩室に消えた。中から、ハルシオンちゃ〜ん、などという野太い奇声が聞こえてくる。
 ……なんだかんだ言っていい人なんだよな、あのおっさん。
 そして渡された書類を見たとき、その思いは確信に変わるのだ。
「これ……」
 店長の署名の入った、正社員登用の推薦状だった。
206('A`):2006/09/13(水) 22:49:26 0
「あんたッ!またそんなの拾ってきて!」
「し、仕方なかったんだようマイハニー……バイトの子たちに頼まれて…」
「誰がハニーか!世話するのあたしなんだからねッ!」
「はいぃっ、すみませんでしたあ!」
「……まったくもう。頭下げりゃすむと思ってんのね。昔っからそうなんだから」
「でもさあ、猫ってやっぱり大事にしたいじゃない。ボクらにとっちゃ、縁結びの神さまみたいなものだしさ」
「フンだ、あんたみたいな甲斐性なし亭主にされちゃって、こっちゃいい迷惑よ。……ほーらおいで。よしよしいい子ね。今日からここがあんたたちの家だからね」
 慣れた手つきで二匹の仔猫を抱き取り、顔を寄せ頬ずりする。
「んふふくすぐったい」
 猫は自分たちを優しく包み込む女性の、その口元にあるほくろのあたりを舐めた。
 そう、かつての常連さんは、今では私の妻である。
「あのぅ、ご飯は用意していただけたんでしょうか……」
「当たり前でしょッ!お風呂も沸いてるわよッ!……さ、他のみんなに紹介しようねー」
 思うに、ツンデレというやつはツン→ツンデレ→デレ→デレデレ→ツンツンという感じに変遷を辿っていくらしい。連れ添ってウン十年になろうかという私の妻は、とっくに最終段階に達している。猫にはともかく、私にはツン一辺倒だ。……新婚当時に戻りたい。
 あれから同棲を始めた私たちは、私が正社員になったのを機に結婚した。
 私は必死に働き、今ではこの通り店を一つ任されるまでになった。
 そこに至るまでにも紆余曲折あるのだが、それはまた別の機会にお話するとしよう。職務上の機密は当然、妻にも明かしていない。
「ねぇ、名前はつけたの?」
 妻は猫たちにミルクをやりながら、電子レンジでおかずをあっためる私に訊いた。
 ちなみに、ツン君たちには飼い猫は三匹だと言ったが、本当は十三匹だ。
 気を使わせないよう配慮したつもりだったが、総勢十五匹でピチャピチャと音を立てているこの光景には、失敗だったかなと思わんでもない。
「うん。白と黒の双子だから、アサとヨル」
「なんかすっとぼけた名前。でもあんたらしいわ。……アサちゃんとヨルちゃんか。二人とも女の子ね。みんなと仲良くするのよー?あたしがママで、あっちの人がパパだからね」
「人間の娘のほうはなんか連絡あった?」
「んふふふふ、あったわよ」
「どうしたの?」
「それがね。……明子、今度婚約者連れてくるんですって!」
「……げ」
 なにはともあれ、私は幸せである。
 ありがとう、天国のハルシオン。

 Fin.
207('A`):2006/09/13(水) 22:57:16 0
GJとしか言いようがない
良いもん見せて貰ったぜ
208('A`):2006/09/14(木) 01:30:00 0
>>206
いいねぇ
209('A`):2006/09/14(木) 01:42:02 O
大塚店長も最早スレのレギュラーですな
蝶GJ




ところでZ、PC修理マダー?
210('A`):2006/09/14(木) 02:06:34 0
PC直ったって言ってたろ
単に投下する暇が無いんじゃないか?
と好意的に解釈
211('A`):2006/09/14(木) 02:13:02 0
つーか最近職人が少なくねえか?
212('A`):2006/09/14(木) 07:16:17 O
朝からいいもん見せてもらったぜ

GJ
213('A`) :2006/09/14(木) 21:47:01 0
よさ気なエピソードのある人こちらもどうぞ

【海賊船】喪男海賊団
べ、別に書き込んで欲しいとか思ってないんだからね!
214('A`):2006/09/14(木) 21:48:32 O
アスカたんみたいな子が出てくるね


可愛い(*´Д`)
215('A`):2006/09/14(木) 22:42:03 0
>>194
これはGJ
216('A`):2006/09/15(金) 22:58:59 0
ほしゅ
217('A`):2006/09/16(土) 01:17:49 0
ほっす
218('A`):2006/09/16(土) 03:19:20 0
やばい、店長超GJ

なんだけど、後輩と付き合ってんじゃなかったっけ?まさか店長浮k…
219('A`):2006/09/16(土) 20:24:13 0
大塚店長GJ
220('A`):2006/09/16(土) 23:10:59 0
今『電車男』見てた。
あんなんでも鬱になる俺って……末期?


腹いせにスレ違いですがネタいきまーす。
先に言っとく。
「すみませんでした」←土下座

>>218もそうだけどパラレルってことで気にしないでね
221('A`):2006/09/16(土) 23:17:26 0
『朱空 vermilion sunrise』

新・魔法少女 恋のマジカル☆サーヤ伝説

第十七話 対決☆サンダース大佐

「そこまでよ!悪の首領・サンダース大佐!」
「うぬう、誰だッ!」
「ある時は女子高生、ある時はウエイトレス、またある時は交通整理のガードマン!しかしてその実体は!……変☆身ッ!!」
 そう叫んだ警備員とファミレスのバイトをかけ持ちしているちょっと苦労人な美少女高校生は、胸(巨乳)のペンダントを天にかざす。
 毎週使い回しのちょっときわどい変身シーンが終わると、美少女はド派手なコスチュームに身を包んだ魔法戦士に変身していた。
「恋の戦士!マジカル☆サーヤ、推参!!」
 キュピーン、と胸の谷間を強調したキメポーズ。
 魔法の杖っぽいのを悪の首領に向けて、さらに叫ぶ。
「サンダース大佐!あなたの『全人類ブロイラー化計画』は、このあたしが止めてみせる!!」
「貴様だったかマジカル☆サーヤ!毎度毎度邪魔しおって!……者ども、出あえいッ!」
 キーキーと奇怪な声を上げる黒い全身タイツの戦闘員とのアクションシーンが始まる。
 魔法ではなく、人生の師・故ワンチャイ老師から伝授されたコマンドサンボで戦うマジカル☆サーヤ。
 パンチラ狙い過ぎの足技。ちょっとかけられてみたくなる密着関節技。
 肉体派の魔法戦士は視聴者が飽きない程度の尺で、戦闘員を全員片付けた。
「あとはあなただけよサンダース大佐!観念して自首しなさいッ!」
「愚か者め!取り調べ室でカツ丼なんかまっぴらごめんだ!親子丼にしろ親子丼に!」
「身も心も鶏に取り憑かれてしまった哀れな人……。あたしの恋の魔法で、そのブロイラーのように引きこもりがちでひ弱な心を、恋に目覚めさせてあげるわ!」
 マジカル☆サーヤが魔法の杖をかざし例の必殺技の呪文を唱え始めたところで、異変は起こった。
「なにこれ!?……魔法が使えない!?」
「かかったな!マジカル☆サーヤ!」
「どういうことッ!?あたしに何をしたの!?」
「フハハ……それは彼女に説明してもらおう…」
 突如姿を現したのは、前回までマジカル☆サーヤの味方だったはずの人物。
「……来栖博士!?」
「フ……キミのラブリーステッキのシステムはこの私が改竄した。そして私は博士ではない。来栖直子は仮の姿、私の本当の名は!」
 博士は白衣を脱ぎ捨てる。その下から現れたのは、SMの女王様みたいなコスチューム。
「地獄のクールビューティー、ボンデージクイーンだッ!!」
 ネーミングにもう一ひねり欲しいところだが、露出の多さでそれをカバーしている。
「フッフッフ、彼女は吾輩が送り込んだスパイ。吾輩の忠実な部下なのだよ!」
「なんですって……!!」
 ここでアイキャッチ。そしてCM―――
222('A`):2006/09/16(土) 23:19:35 0
「……つまんねぇぞコレ…」
 夜中に暇を持て余した俺は、幼なじみから借りたビデオを見ていた。魔法少女モノ。
 借りた、というか強引に押し付けられて視聴を強制されたのだが。
 俺の幼なじみは重度のアニメおたくで、こうして時々ビデオを貸しに来る。俺は足を洗ったんだっつうのに、奴は聞かないのだ。
 奴とのつきあいは幼稚園からだが、当時からアニメとか特撮とか、そんな話ばかりしていたような気がする。
 ……しかも高校の頃までだ。俺の青春がいかに暗澹たるものであったか、それで想像もつくだろう。
 俺が喪男の道に足を踏み入れたのも、思えばあの頃だったのかもしれない。
 ……え?可愛い幼なじみといつも一緒で何が暗澹たる高校生活か、だって?
 あー……そうか……うーん…………。
 誤解があるようだからこの際言っておくけれども、沙耶香と呼んでいる俺の幼なじみ、あいつの本名は洋介という。
 そう、あいつは男だ。
 正真正銘、嘘偽りなく、断固として、男だ。
 俺だって時々忘れそうになるけれども、男なのだ。つまりはオカマちゃんである。
 奴の豊満なバスト、たわわに実った魅惑の果実、挙動の度にあざとく揺れ動く特盛りプリンちゃんは、現代医学の粋を集めた特注品である。
 奴の流した血と汗と、そしてシリコンの結晶なのだ。
 バイトばかりしているし、進学もしないと言うし、高校のときからおかしいなとは思っていたのだ。
 そして俺が大学一年の孤独な夏を終えようとしていた頃、奴は変わり果てた姿で現れた。
223('A`):2006/09/16(土) 23:20:54 0
「いやほー、おひさ」
 思わず「でかっ!!」とか口走ってしまうほどの巨大バストの持ち主が我がオンボロアパートの扉を叩いたのだ。しかも美少女。
「喪こみっちゃん、あたしあたし。わかんない?」などと言われた日にゃあ、俺の邪まな妄想はとどまるところを知りませんでしたとも。ええ。
「えぇと…。どちらさんでしたっけ…?」
「もぉ、ダメだなぁ喪こみっちゃんは。こんなカワイイ娘忘れちゃうなんてぇ。ひどいひどい!」
「いやぁ……(爆乳はともかく顔には)なんとなく見覚えがあるような、ないような…」
「ボクだよぅ、ボク。洋介」
「…………どええぇぇぇぇ!!?」
「とうとう念願の女の子になりましたぁー。今日から“沙耶香”って呼んでね」
 そうなのだ。こいつは昔っからナヨナヨしてたし、女の子の遊びばかりしたがったし、髪も伸ばしていたし、家庭科の授業が大好きな奴だったのだ。
 そもそも友達になったのだって、女男とか言われていじめに遭っていたこいつを、正義感に燃える当時の俺が助けたのがキッカケだった。
 それからも折にふれ、女の子になりたい女の子になりたいとは言っていたが……まさか本気だったとは。バイトも進学しないのも、そのためだったのか…。
「こりゃまた……デカくしたなぁ…」
「いーでしょー。……揉む?」
「バカヤロ。それで洋……じゃなくて沙耶香?わざわざ見せに来てくれたの」
「そうそ、生まれ変わったア・タ・シ、みたいな。それにホラ、約束したじゃない?……ボクが女の子になったら、喪こみっちゃんを男にしてあげるって」
「は…?そ、それはまさか」
「脱げー!」
 あ〜れ〜……って違う。
 なんとかケツの穴は死守したものの、美少女の股間にブラ下がるアレを目撃しちゃった俺の気持ち、誰かわかる人いる?
 …………俺のより立派だった。畜生。
224('A`):2006/09/16(土) 23:21:42 0
「ずっとあたしを騙していたの!?嘘でしょ博士!……嘘だと言って!」
「嘘ではない、マジカル☆サーヤ。いや、恋条寺サヤカよ。私は貴様を倒す機会をずっと窺っていたのだ」
「そんな…!信じられない、あんなにクールかつ素直だった博士が…」
「あれは仮の姿だと言ったろう。まぁいい。これを見れば現実を受け入れざるを得まい。……見よッ!」
 床から三本の十字架がせり上がってくる。鎖で縛り付けられているのは、マジカル☆サーヤの親友と、お供の喋る猫二匹であった。
「舞ちゃん!アサにヨルも!」
「や…やっぱり……サヤカちゃんがマジカル☆サーヤだったんだね…」
「とうとうバレちゃったね…でも大丈夫!今あたしが助けるから!!」
「む…無茶ですニャ……魔法が使えないのでは……」
「姫様……ここはヨルたちに構わず、退いてくださいニャ…」
「そんなことできるわけないじゃない!!」
 真実の恋を学ぶため地球にやってきた異世界のお姫様は涙ながらに叫んだ。
「そうだ、魔法の使えない貴様など、ちょっと格闘技の使える女子高生にすぎん。おとなしく吾輩の軍門に下れいッ!!」
「く…!」
「もし拒めば……こいつらがもっと痛い目に遭うことになるぞ!」
 ボンデージクイーンは手にした鞭を振るい、舞に叩き付けた。
「きゃああ!」
「舞ちゃん!やめて博士!」
「博士ではないと何度言ったらわかる!」
 さらに叩く。
「いやぁ!」
「どうした、降伏するのかしないのか!……ほーらほーら、早くしないとこの娘がもっともっと痛い目にあうよォ!……あぁ興奮してきた」
 ボンデージクイーンは舞をどんどん叩く。ビシバシ叩く。それはもう楽しそうに。
「やめてぇ!……痛い!……いやぁ!……許してぇ!」
「アーッハッハッハッハ!ほらほら痛いか!痛いだろう!泣けぇ!叫べぇ!もっと私を楽しませろ!」
 鞭が当たるたび、舞の服がちぎれ飛んでいく。すでに下着が露わだった。ああ、この辺がハイライトシーンなんだな、と喪こみちは思う。
「わかったわ!降参する!だからもうやめてぇ!!」
「ハァ…ハァ……さ、最初からそうすればいいものを……じゅるり」
「お前ほんとにそう思ってるか?」
 悪の首領のつっこみにも動ぜず、ボンデージクイーンはさらなる要求を突きつけた。
「服を脱いでもらおうか、マジカル☆サーヤ。その魔法のコスチュームを脱いでしまえば、貴様はちょっと格闘技の使える女子高生でもない、ただの無力な女子高生だからな!」
「それは実に良い考えだボンデージクイーン。……さあ脱げ!脱げ脱げ!一枚ずつゆっくりだぞッ」
「なんて卑劣な奴らなの…!」
「おっと、貴様が拒むならそれでもいいのだぞ?この娘でもっと楽しむまでだ」
「……わかったわ」
「姫様!」
「いけないニャ!」
 魔法少女は目を閉じ、その指でゆっくりと首もとのリボンを解いた―――
 次回予告。
225('A`):2006/09/16(土) 23:25:42 0
「……なんじゃそら。寸止めかよ。……やっぱつまんねぇ」
 これは二時間のテープで標準録画だから、あと一時間と三十分。
 三話分か……しんどいな。
「飲んで寝ちゃおっかな…」
 まあ、アニメなんていうのは面白いよりつまんないほうがいいのだ。
b娯楽はあくまで暇つぶしのために消費されるべきであって、眠たくなれりゃなれるほどいいのだ、というのが俺の考え。何より、魅力的な絵空事なんて俺には毒にしかならんのだし。
 ケータイが鳴った。メールだ。こんな時間にメールしてくる奴なんて、俺の周りには一人しかいない。悲しいことに。
「いやほー…あたし今バイト明け…ビデオ全部見た?……沙耶香の野朗、俺がヒマだって決めつけるなっての、土曜の夜だぞ」
 しかし暇なのは本当だし今に始まったことではないので、正直に現状を告げた。今見てるとこ。返事はすぐ返ってきた。
「じゃさ…今からそっち行くね……って決定かよ」
 程なくしてチャイムの音。奴のことだ、最初から来るつもりでメールしたな。
「……きちゃったっ」
「アホか」
「なによー、せっかくカノジョ風に登場してあげたのにぃ」
「やめてくれ悲しくなるから」
「……萌えない?」
「萌えない」
「幼なじみで巨乳でしかもカワイイ女の子なんだけど……萌えない?」
「カワイイ男の子だから萌えない」
「うふん。カワイイって言ったね?」
「お前な……」
「お土産あるよー、食べる?」
226('A`):2006/09/16(土) 23:26:53 0
 ビデオの続きを見つつ、二人でビッグマックを食べた。こいつは性格が悪いと思う。
「これ買ったのって…」
「うん、もちろんあのお店。今日もあのコいたよ。……ちゃんと言っといた、今から喪こみっちゃんちにお泊りだって」
「はあ!?……っ……また俺がからかわれるだろが…」
「からかわれてんのかなぁ、アレって。違うと思うけど?」
「……じゃ何だよ」
「うーん……教えたげない、妬けるから」
 それから全部食べ終わるまで、俺たちは黙っていた。沙耶香は丁寧に口を拭き、鏡で化粧を直した。
「……あのさ。本当は気付いてるんでしょ、喪こみっちゃん」
「何が?」
「好かれてるんだよ、あのツンて娘に」
「……お前までそういうこと言うか?」
「だって事実だもん。好かれてる。好きだけど素直になれないんだよ。ツンデレってやつだね、いわゆる」
「ねぇよバカ。そんな女が現実にいるもんかい。何より俺だぞ俺。何を好き好んで俺なんか……そんな奇特な女いねーよ」
「喪こみっちゃんのこと好きな女の子、結構いるよ?例えば、あたしとか」
「よせっつの、笑えねえよその冗談。ハハ…」
「……昔からそうだよね、喪こみっちゃんは。ねぇ自覚してる?そういう風に考えるのって、傷つくことから逃げてるだけなんだよ?」
「…………わかってるよ」
「じゃあこれもわかってるんでしょ?喪こみっちゃん、少なくともキミはツンちゃんのこと好きだ。……そうでしょ?」
「………」
「認める勇気もないの?」
「……わかんねえんだよ。“これ”を“好き”だと言っていいのか…。
 昔から俺そうだったろ?ちょっと話しかけられたりさ、優しくされたりすると、すぐその相手を“好きな子”に設定しちまうんだ、俺って奴は」
「……それの何が悪いの?」
「甘えなんだよ、これは。好きになる、その前提は“自分を好き”。
 ……俺は誰かに甘えたいだけなんだよ。自分は特別な存在だってことを誰かに認めてもらいたくて仕方ないのさ。……こんな人間のくせにな」
「……何強がってるの?甘えればいいじゃん、甘えさせてもらえばいいじゃん!ツンちゃんに頼めばいいじゃん!なんでそうしないの!?……結局、逃げてるだけじゃないか!!」
「うるせえ!!俺を見ろよ!こんなに歪に卑屈に捻じ曲がった俺を!こんな俺に何か希望を持たせるのがどんなに残酷なことか、お前にわかるか!?」
「あたしのほうがもっと歪だよッ!!」
227('A`):2006/09/16(土) 23:28:40 0
 沙耶香の涙に悟った。唯一無二の親友を、幼なじみを、今深く傷つけてしまったことを。俺が口にしたのがどれだけ無神経な言葉だったかを。
 そして恐らくは、今までこいつの気持ちを踏みつけにしていたことを。
「お前……」
「…………あたし、ずっと女の子だった。ズボン穿いて幼稚園に通わなきゃいけないのが不思議だった。
 ……その頃だよ?喪こみっちゃんと出会ったのは。喪こみっちゃんがあたしを助けてくれたのは。喪こみっちゃんまで他の子にいじめられるのに、一緒におままごとしてくれたよね?」
 思い出す、過ぎ去った日々。幼稚園の庭、公園の遊具、自転車で走った道、硬貨握り締めて向かった本屋、森の中の秘密基地……。
 幼い俺はこいつといつも一緒だった。
「ずっと好きだった……ねぇ、ずっと好きだったんだよ?それは知っててくれたよね?……でもあたしは、男の子だった」
 “なんでお前がチョコくれるんだよ”
 “だってバレンタインデーだもん。喪こみっちゃん、誰にも貰えなかったでしょ?”
 “男に貰ってもうれしくない!”
 “あはは。ひどいなぁ、せっかくがんばったのに”
「俺は…」
 こいつは俺が好きだった。俺もこいつが好きだった。でもそれは友達として。
 知らなかったんだ俺は。いや気付いてやれなかったんだ。お前が間違った身体で生まれてきたことに。お前の心が女の子だったことに。
「俺はお前を…ずっと傷つけて……」
 沙耶香は笑った。洋介だった頃の、あのいつかのバレンタインデーのように。タンポポの綿毛みたいな、儚くも柔らかい笑顔で。
 沙耶香はゆっくりと近づいて、俺を抱きしめた。大きな胸と、涙でぬれた顔を押し付ける。強く強く、切なる力で。
「好きになってなんて言わない。……でも覚えておいて。喪こみっちゃんのこと大好きな女の子が、ちゃんとここにいるんだよ?」
「……忘れない。忘れたりなんかしない。……ごめん、ごめんな沙耶香」
 ビデオはいつの間にか終わっていた。砂嵐の音だけが、低くいつまでも部屋に流れていた。
228('A`):2006/09/16(土) 23:29:29 0
 どれくらいそうしていただろうか。ふと俺は、自分の下腹部の辺りに妙な感触があることに気付いた。
「ん?……おい、まさかお前」
「んふ、興奮しちゃった。喪こみっちゃんに抱きしめられてるんだもーん」
「勃てるなバカ!離れろ!今すぐ離れろ!」
「え〜沙耶香また泣いちゃうかも。ホントは喪こみっちゃんも興奮してない?うりうり」
「やめれ!上のはまだしも下のは押し付けんな!カン違いして目を覚ましたらどうしてくれる!」
「大丈夫。あたし……上手いよ?」
 今回もなんとか尻の穴の貞操だけは死守した。ふざけて服を脱がそうとする沙耶香に抵抗しながらもどこか、俺は安心していた。
「ツンちゃんに捨てられたら、あたしが慰めてあげるからね」
「……それ、色んな意味でシャレならん」
 そんなやりとりを最後に、沙耶香はコバルトブルーの街へ消えていった。
 その背中を見送りながら、煙草に火をつける。
 あいつはもう俺の部屋には来ない、そんな気がした。あいつのテープは俺のデッキに残ったままだ。
 吐き出した煙は、海の底に沈んだような街にゆっくりととけていく。
 ……気付かないことは傷つけることなんだろうか。なら俺は自分を守る為に、ツンを…?
「お……」
 東の空に滲むそれは、朱色の帯を街に垂らしていく。それは黄昏よりももっとクリアで、優しく清々しい光。
 朝日。それは新しい一日の始まり。朱色に染まる街はゆっくりと息を吹き返していく。
 昨日が死に、今日が生まれた。なら昨日の俺も、今日の俺に生まれ変わろう。
 そう、新しい自分に。
「一眠りしてから、マックでも行くか」

 Fin.
229('A`):2006/09/17(日) 00:12:21 0
GJ!長いけど長さを気にせずに読めた。ツンデレマクドナルド外伝って感じだな。
230('A`):2006/09/17(日) 00:13:38 0
ごめん。あげちまった。
231('A`):2006/09/17(日) 00:22:12 0
いいね〜、いいね〜
232('A`):2006/09/17(日) 00:37:41 O
自由に妄想するって、いやー
ほんっとにイイですね





マジカル☆サーヤ伝説の続きマダーw
233('A`):2006/09/17(日) 01:42:01 0
男!?生えてる!!?
234('A`):2006/09/17(日) 12:15:51 O
だがそれがいいッ!!

女装巨乳マンセー。
235('A`):2006/09/17(日) 18:12:11 0
ホルっ娘ktkr
236('A`):2006/09/18(月) 00:00:04 O
元が男というだけで劇的に萎える
237('A`):2006/09/18(月) 01:30:24 0
ちんでれ。
238('A`):2006/09/18(月) 01:30:42 O
ひばりくんみたいで萌えた
239('A`):2006/09/18(月) 05:56:24 O
あげときますね('A`)
240('A`):2006/09/18(月) 08:59:29 O
最近えろげ業界では
     コ
『オトコノ娘』

っていうらしいよ?らしいよ?
241('A`):2006/09/18(月) 10:33:15 O
嘘だっ!!!
242('A`):2006/09/18(月) 11:14:00 0
 後日談(というかそれから数時間後)

 来たぞマック。マックよ、私は帰ってきたぁ!す、隙あらばこ、こ告るぞぞ俺はっ。
 あ。……そーいや沙耶香の奴、昨日の晩に余計なこと言ってくれてたんだったな…。
 ツン、いるかな。いないほうがいいなぁ……ってダメじゃん俺。
「いらっしゃいませ」
 いたし。
「ご注文はお決まりですか」
 つ、冷たい。
「い、いつもの…」
 は!しまった!これじゃ何かヤマシイことがあるみたいだ!
「………」
 な…何か言ってくださいツンさん…。
 あああ、黙ったまま奥に引っ込んじゃったよ。
「あ、喪っくん。いらっしゃいませぇ、どのツラさげてお越しですかぁ?」
 いいい痛い!痛いよ後っち!その笑顔すごく痛い!口内炎の二度噛みくらい痛い!
 ……しかもそのまま行っちゃうんだ!?弁解の余地すら与えないんだ!?
「………どうぞ」
 あ、よかった、いつものちゃんと出てきた。トレーの置き方がちょっぴり乱暴だったけど……ポテトが飛び散ろうがドリンクがちょびっとこぼれようが、俺は気にしませんですよ?
「ありが……ひッ!」
 眼が!眼がぁ!ツンさんのオメメが怖いぃ!あれはいわゆる……ひぐらしモード!
「ごゆっくりどうぞ…………ニヤリ」
 入ってる!?もしかしてこれ針入ってる!?このバーガーに!?
「……喉でも掻き毟って死ねばいいのに」
「―――――」
 僕は恐怖に耐え切れず、気付いた時には土下座していました。
 案の定、誤解はさらにより一層、日本海溝の如く深まりましたとさ。
 ちゃんちゃん。

 ……………orz
243('A`):2006/09/18(月) 11:53:31 0
ツンデレマクドナルド7
http://etc4.2ch.net/test/read.cgi/motenai/1156480125/
244('A`):2006/09/18(月) 13:47:17 O
>>242
後日談だけつまんない…
245('A`):2006/09/18(月) 16:15:10 0
そうか?俺はワラタけどなw
>>242、GJ。
246('A`):2006/09/18(月) 22:34:20 O

ツ母「じゃあ今日もお願いね、喪君」
喪「あ、はい!任せてください」
ツ母「ツンも喪君の言うことちゃんと聞いていい子にしてるのよ」
ツ「だいじょうぶだよ〜ツンいい子だもん」
ツ母「そうね、じゃあ二人とも気を付けて行ってらっしゃい」
ツ・喪「行ってきま〜す」
ツンと喪の家は近所で朝は一緒に通園している。
今でこそ一緒だが喪が臨時の保育士として初めて園に向かった時、ツンとツン母に不審者と勘違いされたのがまだ記憶に新しい。
かくして誤解を解いた喪は顔と挙動不審なところを除いて近所では中々の好青年と評判になっていた。

喪「今日もいいお天気で良かったねツンちゃん」
ツ「…」
喪「?そういえば今日はお絵描きの時間があるね、ちゃんとクレヨンは持ってきた?」
ツ「…」
喪「どうしたのツンちゃん?具合悪いの?」
ツ「ふんっ!むりに話しかけてこなくていいのよ」
喪「え?なんで?」
ツ「ママのおっぱいチラチラ見てたでしょ!なんで男ってそうなのかしら」
喪「えぇっ!?いやそんなことは…」
ツ「もう知らないんだから!」
とは言いつつも手をしっかり握って前を進むツンに喪は自然と笑みがこぼれる。
247('A`):2006/09/18(月) 22:36:38 O
〜保育園〜
喪「じゃあみんなクレヨンと画用紙を出して自分の好きなものを書いてね」
「「は〜い」」

喪「ケン君は何描いてるのかな?」
ケ「スイカだよ、夏お婆ちゃんちで食べたの」
喪「そうか〜僕もスイカは大好きだよ」

喪「素直ちゃんは何描いてるのかな?…!!?」
素「あぁ喪先生。どうだろう、うまく描けているかな?」
素直の画用紙にはなぜか鉛筆で喪のデッサンが描かれていた。しかもすごく上手い。いや巧い。鏡をみていると言うほどではないが
特徴をよくとらえてあるので絵自体は巧いがモチーフが悪いせいでグロ絵のようだ。
喪「え〜と、ひょっとしなくても、僕かな?」
素「そうだ」
ツ「!?」
喪「上手だね〜将来は画家さんになるのかな?」
素「いや将来は喪先生の花嫁さんになるんだ」
ツ「!!?」
喪「そうか〜僕の花嫁にね〜…っておい!」
素「なんだ?何か問題でもあるのか?」
喪「う〜んじゃあ素直ちゃんが大人になるまで覚えてたらね」
ツン「!!!」
素「そうか!では早く大人にならなければな」
喪「フヒヒヒ待ってるよ」
248('A`):2006/09/18(月) 22:37:19 O
喪「ツンちゃんは何描いてるの?」
ツ「見ないで!」
喪「え?ちょっとでいいから見せてくれないかな〜」
ツ「いやぁ!そんなとこ見ちゃダメ!」
喪「あ、ご、ごめん」
ツ「朝はお母さんで今度は素直ちゃんなの?このゆうじゅうふだんおとこ!」
喪「…ツンちゃんどこでそんな言葉を?」
ツ「そ、そんなのどこでもいいでしょ!それより絵は絶対見せないんだから!」
喪「じゃあ何描いたのか僕にだけこっそり教えてよ」
ツ「喪先生だから嫌なの!」
喪「そっか…嫌われちゃったのかな?」
ツ「…ちがうもん…」
喪から見えないように伏せられているがツンの画用紙には喪を中心に同じ組のこどもたちが描かれていた。
おわり
249('A`):2006/09/18(月) 22:57:39 0
乙!
新感覚。

ケン君の正体が知りたいw
250('A`):2006/09/19(火) 02:29:16 0
うんこ
251('A`):2006/09/19(火) 12:29:48 O
>>249
十勝クリーニング店の跡取り
252('A`):2006/09/19(火) 17:07:46 O
>>249
マスターズ財閥の跡取りに100昇龍
253('A`):2006/09/19(火) 22:22:31 0
フヒヒヒ待ってるよ
で吹いた
254(1/2):2006/09/20(水) 19:42:34 0
ツ:お待ちどうさま・・・って毎日毎日ホントによく飽きないわねえ
  味覚がバカになってんじゃないの?
喪:そうかなぁ、身体はいたって健康だと思うけど・・・
  (腕を激しく上下左右させて健康ポーズ)”ビリッッ!”!?!?
後:ありゃ〜喪さん、肩ン所が破れちゃいましたね
喪:え〜、まいったなぁ・・・あれ?ツンは?

  ●姿を消したと思いきや数秒後、凄い勢いでツン再登場●

ツ:(ゼェゼェ)あ、あんたホントにバカ(ハァハァ)ね
  何やってん(ゼェゼェ)・・のよまったく(ハァハァ)
後:センパイどこに行って・・・(ツンの右手の小箱を発見)何スかソレは?
喪:・・・・?
ツ:喪、ソレ脱ぎなさいよ
喪:え!?
ツ:聞こえなかったの?脱ぎなさ・・・
  ちょっ、へ、変な意味で言ってんじゃないわよ!
  早く上着を脱ぐ!縫ってあげるから脱ぎなさい(////)
後:(ボソ)センパイこそ顔赤くしちゃって
喪:い、いや、いいよ、帰ってから自分で・・・
ツ:(・・・ギロリ!)

  ●拒否する余地もなく上着を脱いで渡す喪、それを縫い始めるツン●

後:(ボソ)ダンナさんの縫い物をする甲斐甲斐しい妻の姿ッスねセンパイ
ツ:さ、さっきからボソボソうるさいわよ後!さっさと仕事に戻る!
後:へ〜い、お邪魔虫は退散するッス♪
255(2/2):2006/09/20(水) 19:45:18 0
店:「喪くんの為グッズ」が役にたってるようだね
後:何スかそれ?
店:ツン君、更衣室のロッカーにいろいろ隠してあるんだよ、あの針箱もそう
  救急キットに、相々傘にいい大き目の傘、お泊りセットに・・・
後;・・・店長が何でそれ知ってるんですか?
店:更衣室も店内施設、その管理責任は雇用者の義務ってもんじゃないか?
後:ヘタすると犯罪ッスよ店長

店:それにしてもツン君、ツバつけるっていうか
  予約済み感覚で名前書きまで始めちゃったようだね
後:???
店:裏側にだから着ちゃうとわからないだろうけどね
  縫うついでにツン君、自分の名前を糸で書き込んじゃってるんだよ
  手の甲の動きでわかるんだ
後:(このカウンターから2人のテーブルまでの距離・・・店長の視力って一体ry


喪:(じーーーー・・・)
ツ:な、何よ!?いやらしい目で見ないでよバカ!
喪:あ、ゴメン・・・いや、あのさ・・・
  ツンって絶対いい奥さんになれるって思っただけの事で・・・
ツ:ちょ!!ななな何言ってry キャーー(////)=3 ボン!



前スレハケーンして以来ROMってましたけど
もうガマンできず勢いで書いちゃいました
縫い物ネタ、既出だったらスソマセソ

ただツンデレだと物足りないけど
ココには名脇役がいるのがイイ           大塚&後藤♪
256('A`):2006/09/20(水) 22:58:04 0
GJです
257('A`):2006/09/20(水) 23:05:16 0
>>254-255
GJ。他のグッズも気になるw
258('A`):2006/09/20(水) 23:23:10 0
ネタを思いついた
だがこれを話しは少しバイオレンスでグロテスクだ
それでもいいのか?
259('A`):2006/09/20(水) 23:24:20 0
俺は少しならおk
260('A`):2006/09/20(水) 23:25:25 0
でも俺には妄想を文章にする力がほとんどない
駄文になる可能性が
まぁメモ帳起動
まとめてくる
261('A`):2006/09/20(水) 23:29:46 0
ってかなんで俺小説風に書いてるんだよ・・・・・
このスレの形式を無視してた
考え直してくる
262('A`):2006/09/21(木) 01:14:33 O
>>255
新規職人さま、いらっしゃいませ
コンゴトモヨロシク

>>261
wktk
263('A`):2006/09/21(木) 17:12:06 0
>>261
頑張れ
気長に待ってるから
264('A`):2006/09/21(木) 21:40:31 0
喪こみち用グッズforツンの内に例のゴム製品もあるけれど

そのうち一つには穴が開けてあります
もう一つはゴム製と思いきやオブラート製dうわ何をするやめr
265('A`):2006/09/21(木) 22:30:24 0
ツンは婚き遅れのOLかw
266('A`):2006/09/21(木) 22:43:20 0
『速水喪こみちの憂鬱 Sunday in the rain』

 ある晴れた日のこと。
 魔法以上の愉快が限りなく降り注ぐかバカヤロー。
 不可能だっつの!
 だいいち今日は晴れじゃないし。
 ここ何日か降り続いている。
 サムデイ・イン・ザ・レイン。『涼宮○ルヒの憂鬱』は思い出すだけで鬱になるから嫌いだ。
 降り注いでいるのは秋雨。しとしとと街を濡らす。雨音はそれだけで静かだ。
 俺は今日もここに座っている。
 相変わらず店内は伽藍として、客は俺一人。経営は大丈夫なのかと心配してしまう。
 ここがツブれたら店長やバイト連中も困るだろうけど、もっと困るのは俺だ。
 他に手段がない。
 食事とか暇つぶしにくつろぐための場所じゃない。
 ハンバーガーじゃなくてスマイル目当てなんだ。
 0円だからこそ、彼女のスマイルには価値がある。
 奇跡は限りなく降り注いだりしない。なら目の前の奇跡を大事にしたいじゃないか。
 少なくとも、彼女は俺に好意を持ってくれている……と思う。
 どういう種類の好意であれ、こんなのは奇跡だ。俺にとって。
 想いをぶつけてみよう、と思ったことは何度もある。実は今日だってそのつもりで来た。
 しかし彼女は休みだと聞いて安堵した俺の気持ち、情けないと思うだろうか。
 俺は奇跡を失うのが怖い。
 真意を問うことが怖い。
 この想いが結実しなかった場合、俺はまた多くのものを失うのだろう。
 彼女は単なる“いい人”に過ぎない、その可能性のほうが高いのだ。現実的に考えて。
 奇跡を、彼女を自分のものにしたいなどと、俺にはおこがましいのだろうか。
 喪男な俺には。
 窓硝子に映る自分を見て、憂鬱な気分に加速がかかる。
 休日は終わりだ、やってらんねえ。
 俺は机に突っ伏した―――
267('A`):2006/09/21(木) 22:45:49 0
 何時間眠っていたのだろう。
 目が覚めたとき、外はもう暗かった。
 雨はまだ降り続いている。
 明日また来よう、彼女に会いに。スマイルを拝みに、ただそれだけのために。
 俺にはそれが相応しい。
 彼女に相応しいのはもっと別の男で、俺は彼女の笑顔を貰うだけで満足しているべきなのだ。
 くだらない絵空事ですら、ヒロインがくっつくのはいい男なのだから。
 もう一度見ろ。醜い自分の姿を。
 パッとしない顔。垢抜けない髪型。お世辞にもセンスがいいとは言えない服装。
 あれ?なんだコレ。
 肩に掛けられているのは―――紺色のカーディガン。
 ふと顔を上げると、レジに彼女の姿が見えた。
 一瞬目が合って、ツンは急いでその目を逸らす。
 ……どこまでいい人なんだろう、彼女は。
 お礼を言いに、俺は席を立った。
「これ、ありがとう」
「な…なんであたしのだってわかったわけ?」
「他にいないし。こんなことしてくれる人」
「そうなの?……まあいいわ、感謝してよね」
「してるしてる」
「なら証拠を見せてもらおうじゃない」
「証拠?」
「あたし傘忘れたの。もうすぐ上がりだから、それまで待ってて」
「……俺の傘貸せってこと?」
「そんなことしたらあんたが濡れるじゃない!送っていけって言ってるの!」
 傘を忘れる?こんな雨の日にか?
「今日のバイトは随分短いんだな…」
「……頭が痛いから早引けするってさっき決めた」
「………」
「文句ある?」
「いやない。信じるよ」
 そう、もう一度信じてみようか。
 俺の上に降り注ぐ、魔法以上の奇跡を。

 Fin.
268('A`):2006/09/22(金) 02:34:03 0
GJ
269('A`):2006/09/22(金) 14:55:28 0
>>267
暖かいお…
270('A`):2006/09/22(金) 16:32:46 0
GJ
271('A`):2006/09/23(土) 20:28:18 0
ツンデレあげ
272('A`):2006/09/23(土) 22:05:06 0
>>267
やべ、泣いた
273 ◆uI6TiFLZos :2006/09/23(土) 22:57:11 0
キーンコーンカーンコーン

昼休憩を告げるベルがなり、学校中が活気付いてくる
俺は空腹を満たすために、鞄から弁当を取り出した
いつものハンバーガーセット
子供の頃から近所にある、馴染みの店の商品だ
「いただきます」
いつもの様に手を合わせてボソリと呟き、ガサガサと袋を開ける
そしてハンバーガーを取り出して包みを開け、大きく口を開けた
「美味しそうね、一口ちょうだい」
急に横から声がして、次いで俺の手からハンバーガーが消える
突然の出来事に驚きながらも、ハンバーガーが消えた方向に目をやる
すると、立ったまま俺のハンバーガーを頬張る女子が目に入る
「へー、結構美味しいじゃない。ジャンクフードも捨てたものじゃないわね」
喋りながら食を進める器用な彼女を呆然と眺める
「ま、たまにはこんな昼食もいいわね」
そう言いながら、袋からしなびたポテトを取り出した
「揚げたてじゃないポテトなんて初めて食べるわね」
全く勢いを衰えさせず、次々と俺のポテトを口に運ぶ
そしてあっという間に俺の昼食は無くなった
「・・・」
「ふん、後味は最悪ね」
袋から炭酸の抜けかけたコーラを出し、一気に飲み干す
そしてカラになったカップを袋に入れると、ハンバーガーの包みやポテトのカップも一緒にし、縛ってゴミ箱へ捨てた
こうして、俺の昼食はこの世から姿を消した
「・・・」
俺は無言のまま、突然現れて俺の食料を平らげたブラックホールの女を睨んだ
「・・・あ、ごめんね、全部食べちゃった」
カラカラと笑いながら、自分の席へ戻っていく
あまりの出来事と彼女の態度に、俺は何も言わずに机に突っ伏した
「・・・腹、減った・・・」
そう呟いて、俺は窓の外を見る
そこには、芝生の上で円になって楽しそうに弁当箱をつつく、女子の一団の姿があった
羨ましい・・・
軽く涙目になりながら鬱々としていると、ふいに後頭部に殺気を感じた
俺が驚いて顔を上げ振り返ると、先ほど俺の昼食を消滅させた女が立っていた
しかし先ほどとは違い、何故か視線を合わせようとしない
「・・・なんだよ?」
ビビりながらも、勇気を振り絞って声を出す
すかさず目の前に大きな箱を出され、少しビビって身を引く
なんだこれは、弁当箱か?
「アンタの食べちゃったから、あげる」
彼女は俺に弁当箱を渡すと、すぐに俺に背中を向けた
「あんな脂っこいもの食べたら、もう食べれないわよ。責任もってアンタが食べなさい」
それだけ言うと、彼女は再び自分の席に戻った
「・・・なんなんだよ」
俺はそう毒づきながらも、久しぶりのまともな弁当だという事に期待で胸が膨らんだ
「・・・いただきます」
274('A`):2006/09/23(土) 23:28:08 0
>>273(・∀・)ニヤニヤ
275('A`):2006/09/23(土) 23:49:19 O
Zの新展開らしいよ?
276('A`):2006/09/24(日) 00:15:46 0
Zキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
277('A`):2006/09/24(日) 08:23:36 O
ぁ…ぁぁぁ…じぇっとじゃあ…じぇっと様がおいでなすったぁ…
278('A`):2006/09/24(日) 08:39:29 0
いまからZのPCの破壊を行う
279('A`):2006/09/24(日) 22:00:13 0
復活じゃ!現人神様が復活なさったのじゃ!!
この機を逃してはならぬ!
>>278の如き不埒者は直ちにひったてい!
280('A`):2006/09/24(日) 22:47:47 O
はっはっは
>>279はうっかりさんだなぁ
>>278はツンデレスさ
ここの基本技ジャマイカ?
281('A`):2006/09/24(日) 23:05:33 0
>>278>>273に出てくる女
ネタにされて怒っている
282('A`):2006/09/25(月) 00:32:05 0
また例のスレにZ氏の作品はってあるんだが・・・
283('A`):2006/09/25(月) 02:04:49 O
まだ空気読めないアホがいるのか
284('A`):2006/09/25(月) 02:20:25 0
荒らしなんじゃないか?
285('A`):2006/09/25(月) 10:06:23 0
>>282
どこ?
286('A`):2006/09/25(月) 10:54:27 O
ドクオのツンデレ小説
287('A`):2006/09/25(月) 12:31:27 O
>>286
kwsk
288('A`):2006/09/25(月) 21:27:44 0
>>287
それぐらい自分で調べろよ
289('A`):2006/09/26(火) 10:34:02 O
あげときますね('A`)
290('A`):2006/09/26(火) 14:12:42 0
ゲフォア まだあったのか…
イイ('A`)b
291('A`):2006/09/27(水) 07:30:26 O
Zの新連載と聞いて飛んできました!

ついでにあげますね
292('A`):2006/09/27(水) 08:52:08 0
ここのをコピペしてたのか。
293('A`):2006/09/27(水) 19:56:47 0
VIPのあるスレからきました
いいねここ

294('A`):2006/09/27(水) 22:30:09 0
>>293
(・∀・)ニヤニヤ
295('A`):2006/09/27(水) 23:06:40 0
296('A`):2006/09/27(水) 23:09:50 O
ミスドじゃねぇか
297('A`):2006/09/27(水) 23:42:33 O
注目すべきはそこではない
298('A`):2006/09/28(木) 00:29:24 O
あ…よく見たら右下に走り去る影が。
あれ?これってドナ
299('A`):2006/09/28(木) 00:50:13 0
携帯連投ですか
300('A`):2006/09/28(木) 12:25:58 O
職人さんマダー?
wktk
301('A`):2006/09/28(木) 22:18:41 0
     ::|
     ::|    ____
     ::|.  ./|=|    ヽ.    ≡三< ̄ ̄ ̄>
     ::|. / |=|  o  |=ヽ     .≡ ̄>/
     ::|__〈 ___  ___l   ≡三/ /
     ::|、ヽ|.|┌--、ヽ|/,-┐|    ≡/  <___/|
     ::|.|''''|.\ヽ--イ.|ヽ-イ:|  ≡三|______/
     ::|.ヾ |.::. .. ̄ ̄| ̄ /
     ::|  ';:::::┌===┐./
     ::| _〉ヾ ヾ二ソ./       こ、これは乙じゃなくてスラッガーなんだから
     ::||ロ|ロ|  `---´:|____    変な勘違いしないでよね!
     ::|:|ロ|ロ|_____/ロ|ロ|ロ,|`ヽ
     ::| |ロ|旦旦旦旦旦/ロ/ロ|旦,ヽ
     ::|ロヽ 旦旦旦旦旦./ロ,/|::旦旦)
     ::|ヾ旦旦旦旦旦旦,,,/::::|、 旦旦|
302('A`):2006/09/28(木) 23:28:48 O
>>301
やるじゃないか
303('A`):2006/09/29(金) 00:22:53 0
糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞
糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞
糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞
糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞糞
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304('A`):2006/09/29(金) 00:24:34 0
喪男は常に虐げられるのか
305('A`):2006/09/29(金) 07:28:23 0
ツンデレマクドナルド 彼女のスマイルはpriceless
306('A`):2006/09/29(金) 09:12:21 O
  ('A`)ノ
 ノ( )
 />

あ、ageるからって
変な勘違いしないでよっ
307('A`):2006/09/29(金) 23:41:23 0
ツンデレ彼女欲しい
308('A`):2006/09/30(土) 11:05:41 O
あげときますね('A`)
309('A`):2006/09/30(土) 22:37:12 0
『吾輩は犬である has a good sense of smell』

例によって昼まで寝て、例によって腹ごしらえにマックへ来た。
 およ?店の前につながれているあの犬は…なんだか見覚えがあるぞ?
「…パブロフ?」
 やけにでかい茶色のラブラドールは、さも面倒くさそうに、寝そべったままぬいっとこちらを向く。
「そのバカづらはやっぱりパブロフかぁ!久しぶりだなぁ元気だったかぁ?相変わらずだなぁお前は。また太ったか?」
 無理矢理お座りの恰好にさせて、懐かしい我が家の飼い犬を撫でまわす。パブロフはだらしなく口を開けて、俺の為すに任せていた。尻尾を振るくらいの愛嬌があってもよさそうだが、こいつは昔からこうなのだ。やる気のない犬なのである。
 でも、なんでパブロフがここに?
「あ、お兄ちゃん」
 店の自動ドアを開けて中から出てきたのは、これまた久しぶりな我が妹。
「舞…お前が連れてきたの?」
「最近パブさんが運動不足だったから、ちょっと遠出をね。疲れたからここで休憩してたの。お兄ちゃんにも会わせたかったし、せっかくだから皆さんに紹介しようと思って」
「かわいー!」
 嬌声と共にパブロフに飛びついたのは、満面の笑みを浮かべたツンであった。犬の全身を余すところなく撫でまわしながら、さらに嬉しい悲鳴を上げる。
「きゃー!いやー!おっきいのねぇ!しかもちょっと太ってるぅ!なんてかわいい!おとなしいんだぁ〜。うりうりうり」
 パブロフの顔を両手で挟み、ぐりぐりとこねまわす。それでも抵抗のそぶりすら見せないウチの犬はたいしたもんだと思う。
「なんか“もさっ”とした犬っスねぇ…。どことなく喪っくんと似てるっス」
 遅れて出てきた後っちが、ツンにもみくちゃにされているパブロフを見ながら言う。
「でしょう?母は“二号”って呼んでます。…喪こみち二号」
「ヒャハハッ!それいいっスねぇ!じゃあこっちは一号だ、一号!」
「舞…それマジ?」
「うん。お兄ちゃんが家出てからね」
 そんなの初耳だ。なんだか犬と同列に扱われているようで、釈然としない。
「あ〜なんかわかるかも〜。ほ〜らほら、びろ〜ん。アハハハハ!へんなかお〜」
 パブロフの垂れた耳をつまみ上げるツン。やたらとハイテンションだ。
「センパイ…相当の犬好きっスね…」
「だってほらカワイ〜じゃない。後っちも一緒にナデナデしようよ〜」
 後っちはパブロフの頭を撫で、歯を剥き出させ、両の目尻を押し下げ、最後に耳の穴に指を突っ込んだ。
「う〜ん、おとなしいっていうか…動じない犬っスねぇ。されるがままってカンジっス」
「どっしり構えたところも喪こみちに似てるのね〜」
 ふさふさした尻尾を触りながらツンが言う。俺ってどっしり構えてるのか?
「単に何もかもどうでもいいだけでは…」
 後っちが的を射た反論をしてくれた。その通りだと思うが、それ俺のことも言ってるんじゃないよな?
「あら?…きゃあ!」
 パブロフがのっさり動き出したかと思うと、ツンの顔をベロリと舐めた。
「ツンさん、気に入られましたね。気をつけてください、そのひとしつこいですから」
「キャハ!やめて、くすぐったい!キャハハハハ!やめて〜重い〜!にゃはは」
 妹の忠告も虚しく、ツンに馬乗りになったパブロフはその顔を好き放題舐めまくる。地面に押し倒され、覆いかぶさるパブロフの腹の下から、ツンは笑い声を上げていた。
「おのれ…うらやましいことを…」
「おほ?飼い主とは違って積極的なんスねぇ。…喪っくん、少しは自分の飼い犬を見習ったらどうスか?」
「それはわたしが許しません」
 妹がそう言った直後、彼方からかすかな呼び声が響いてきた。
310('A`):2006/09/30(土) 22:38:13 0
「君たち〜…そろそろ仕事に戻ってくれないかな〜…」
「わ、ビックリしたっス。…どうしてそんな遠くから?」
 後っちの視線の先には、開いた自動ドアの端から半分だけ顔を出した店長がいた。
「むかし大使館の番犬にお尻を噛まれて以来…犬はちょっと…」
「…大使館に何しに行ったんですか」
「それは…あれだよ喪っくん……デ、デリバリーだ」
 ウソつけ。だったらなんで忍び込む必要があるんだ。
 そういえば、どっかの大使館が焼けたって事件が大昔にあったなぁ…。周辺の何の関連性もない施設や商店が次々に焼けた、悪質な連続放火事件。警察は愉快犯の可能性を示唆。犯人と思しき黄色いピエロの目撃情報多数………んん?
「ふふ、店長の意外な弱点、ゲットっス」
 弱点っていうか…致命的なスキャンダルなのでは……?
「きゃ〜!ちょっとちょっと!」
 ひときわ高いツンの悲鳴に思考を中断され振り返ると、目の前にとんでもない光景が広がっていた。
「うげ!」
 なんてこった。パブロフが荒い呼吸音を断続的に発しながら、あろうことかツンに股間をすりつけているではないか。カクカクカクカク。ますますうらやま…違う、躾のなってない犬め、飼い主の顔が見てみたいぜ!
「このコ、あたしに…!あははは、助けて〜!くすぐったいってばぁ!」
「やめなさいパブロフ!」
「てんめ、このヤロ!バカ犬!離れろ!」
 妹と二人がかりで悪戦苦闘し、ようやくパブロフをツンから引き離した。パブロフが妹からきついお叱りを受けている後ろで、ツンは服についた砂を払いながら言う。
「急にガバってくるんだもん、びっくりしちゃった」
「ごめん。ウチのバカ犬がえらいことを」
「いいのいいの。人懐っこい犬、大好きだし」
「よもやあんな粗相をしでかすとは…しかもよりによってツンに……許せん」
「……少しくらいなら、いいわよ?」
「え?」
「パブロフのこと…見習っても」
「……はへ?」
「もう!犬みたいに口開けてないで、少しは積極的になりなさいよね!」
 赤くなった顔を隠すように、ツンはそっぽを向く。俺は思わず手のひらで鼻を押さえた。……鼻血が出そうになったからだ。
「ムフフフフ、聞いたっスよ。…どうします喪っくん、ガバっといっちゃいますか?」
「ちょっとツンさん!ぬけがけは許さないと言ったはずです!」
「ち、違うわよ!そういう意味じゃ…今のは冗談!冗談だから!」
 きゃあきゃあとかしましく言い争う女三人を尻目に、俺は上を向いて首の後ろをとんとん叩いていた。当然、取り残されたあの人に気を使う余裕はない。
「お〜い…君たち〜…仕事しておくれよ……」
 そんな店長を不憫に思ったのだろうか、ばう、とパブロフが今日初めて鳴いた。
 こいつは意外にいいやつなのだ、飼い主の俺に似て。そうでないとしたら、優秀な警察犬の才能があるのかもしれない。

 Fin.
311('A`):2006/09/30(土) 22:46:43 0
『未来との再会 my dear…』

 四人掛けのテーブル席で男が本を読んでいる。
 平日の昼下がり、誰もいないファーストフード。年恰好からして恐らくは大学生なのだろう。しかしその割には華のない出立ちをしていた。
 無地の長袖シャツに、黒いジーンズと擦り切れたスニーカー。いささか長すぎる感がある髪と髭に、手入れされている様子は窺えない。アクセサリーどころか腕時計すらつけていなかった。
 顔立ちにはいくばくかの精悍さが見て取れるけれども、スポーツが得意なタイプには見えない。真面目に勉学に勤しむ苦学生、とここは好意的に解釈しておくとしよう。
 洗って拭いて、そのまま放ったらかした真っ黒な髪はところどころほつれていて、もみあげから顎までを覆う髭はとうに無精髭の域を通り過ぎていた。
 テーブルの上には携帯電話と、ペーパーカップとくしゃくしゃに丸められたハンバーガーの包みが乗せられたトレイ。煙草の箱の上にプラスチックのライター。
 そして灰皿の横にはニットキャップが無造作に置かれている。おそらくは申し訳程度の身だしなみ、野暮ったい髪型を隠すために被っていたのだろう。
 随分と熱心に本を読んでいる。センテンスごとに噛みしめるように読むのではなく、流すようにページをめくっていく。時折眉間にしわを寄せながら活字の羅列を辿り、思い出したように煙草を吸う。
 手にしているのは文庫本。書店のカバーがかかっていて何を読んでいるのかは知れない。実のところ彼自身にもよくわかっていなかった。読み進めるごとに不安が募っていく、いつになったら面白くなるんだろう?
 その本を手に取ったのも、そも書店に足を向けたのも、ただの気まぐれでしかなかった。昨夜からとりかかっていた作業が一段落し、気分転換に散歩に出たのがそのきっかけだった。
 たまたま目に留まった平積みの文庫本をレジへ運ぶ気になったのは、その作家の本を何冊か読んだことがあったからで、この作品が海外の賞を取ったらしいことも耳にしていた。
 特に期待していたわけではないが、まさに暇つぶしにはもってこいの本だった。内容の平坦さと文体の読みやすさからして。彼がこの店に入って二時間が経とうとしているが、物語は佳境に入らぬまますでに終盤に突入していた。
 左手の人差し指と中指で挟んだ煙草がその形を保ったまま灰になっていることに気づき、彼は灰皿に煙草を押し付けた。新しい一本に火をつけようと手を伸ばしたとき、彼はその女の存在に初めて気づいた。
312('A`):2006/09/30(土) 22:47:28 0
 いつの間にか正面に座っていた女はじっと男を観察している。その姿は失恋の傷心を癒しに独りで動物園へやってきたOLを連想させた。実際のところOLというにはまだ年若いその女は、長い髪を金に近い茶色に染めた少女だった。
 知らず知らずのうちにかなりのめり込んでいたようだ。その意味では作家の力量をある程度見直す必要があるらしい。はて、と男は思う。さっきの店員はこんなだったかな?
 制服を着ているのだからこの店の店員には違いないのだろう。しかしこの店の常連で店長や店員と顔見知りである彼は、自分よりいくつか年下に見えるこの少女を知らない。
「……新人さん?」
 少女は答えない。ただじっと、その双眸で彼を見つめていた。
「あんたが……喪こみちさん?」
 短い沈黙の末に彼女の口から出た言葉が関西なまりだったので、思わず男は破顔した。それに構わず少女は続ける。
「あんたのこと、店長とか先輩から聞いてるよ。“喪っくん”て呼ばれてるんやろ。……何してる人なん?」
 関西では相手が年上でも「あんた」を使うものなのだろうかと思いつつ、喪こみちという名前であるらしい男は答えた。
「まぁ……フリーターってことなるのかな」
「就職はせえへんの?」
「うん。今のところは考えてない。簡単なバイトで食いつないでる。一応、司法試験目指してるからね、これでも」
「バイトと……親の援助やろ」
「ま、ね……」
 そこまで言って男は煙草を咥える。火をつけるとき、何かから身を守るように肩をすぼめる。それが彼の癖のようだ。少女はその仕種を不思議な顔で眺めている。
「なんで、喪っくんは弁護士になりたいん?」
 喪こみちが煙を吐き出すの待って、少女は尋ねた。
「弁護士とは決めてないよ。検事かもしれないし、裁判官かもしれない」
「……じゃあ、なんで司法試験目指すん?」
 喪こみちは少しだけ眉をすぼめる。不快感を相手にそれと悟られないよう表明するときの彼のやり方。なぜこの少女はそんなことを訊くのだろう?
「なんで、か。そうだなぁ……人生九回裏、逆転満塁ホームランて感じ?」
 ちょっとおどけて笑ってみせる。しかし目の前の少女は真剣な表情を崩さない。
「あんた、今いくつ?」
「二十三、だけど?」
「ふーん……九回裏、か。まぁ、そない思ても仕方ないわな。その歳で童貞やし」
313('A`):2006/09/30(土) 22:48:11 0
 喪こみちの目が一瞬大きく見開かれ、今度こそ眉間に深くしわが寄せられる。そこで少女は初めて笑う。意地悪く、ニヤリと。
「当たりやろ。ていうか知ってるねんで?」
 喪こみちは背もたれに身体を預け、深く煙を吸い、吐き出す。少女と同じようにニヤリと笑う。だがそれは諦めの微笑だ。
「やっぱり、わかりますか」
 自嘲的な笑みを浮かべたまま、喪こみちはこう付け足す。
「そんなオーラ出てる?」
「出とる出とる。めっさ出とるわ」
「うえー……恥ずい」
「知っとお?一番モテへんのって、年齢イコール彼女いない歴の男やねんで?」
「どうしろっつーのよそれ…。原理的に挽回不可能じゃん」
「まぁまぁ、えーやん。つん先輩にはモテとるんやろ?あとは幼馴染の沙耶香ちゃんとか」
「それもなぁ…ビミョーな話で」
「え?どう微妙なん?沙耶香ちゃんはアレとしても、先輩のこと好きなんちゃうの?」
「……なんというかキミは…突っ込んだ質問するねぇ…。大阪ではみんなそうなん?」
「知らん。っていうかあたし神戸やし」
「へー、神戸なぁ…行ったことないなぁ。こっちには来たのはどうして?」
「春から大学。あんたの後輩」
「あ、そうなの?そりゃおめでとう……って、こんな時期に?」
「ん、それはほら、推薦で」
「ああそっか」
 入試に関してはよく知らないが、本人がそう言うのだからそうなのだろう。
 円筒形の灰をくずし、短くなった一本を吸う。それを揉み消し、右手の近くに置いた煙草の箱を取ろうとする。それよりも一瞬早く少女の手がそれを掠め取った。
「煙草あかんで。吸い過ぎ」
 言いながら少女は、一面に小さな星がプリントされた箱をまじまじと見つめている。
「ここ喫煙席じゃん。……煙草、そんなに珍しい?」
「これ、なんぼすんの?」
「三百円」
「安っ!」
「安いかぁ?こないだまた値上がりしたとこだぞ?」
「いずれな、この倍くらいの値段なんねん。今のうちにやめといたほうが身のためやで?」
「とりあえず今は要るの。返して」
「あかん。身体に悪い。肺ガンとか言うとんちゃうで。……ハゲるで?」
「マジすか」
「大マジ。ヒサンやで〜ハゲは。毎朝鏡の前でブラシについた抜け毛数えるお父んの背中……泣けるで?」
「……うちの家系にハゲいないし」
「アホやなぁ。ハゲが全部遺伝やったら、人類最初のハゲはどこから来てんな?」
「う」
「ま、早ようにやめるこっちゃな。あとあんた、酒癖悪いやろ」
「いや?そんな飲まない」
「飲んだら飲んだで悪い酒なるやろ。気が大きゅうなって」
 心当たりはあった。むしろずばり的を射た指摘だった。
「あかんで?酒の力借りるの。酔った勢いでプロポーズとか男として最低やで」
「へぇへ。気ィつけますよ」
「んな言うてもしよるやろ。わかってんねん」
 少女は腕を組む。咎めるような目つきで喪こみちの目を見据える。彼は少女の態度に理不尽なものを感じ、視線を強めて言う。
「あんたさ……さっきから思ってたんだけど、人づてに聞いた話だけで他人を批判すんのはどうかと思うよ?」
「ちゃうて。知ってるねんて。なんなら教えたげよか?」
314('A`):2006/09/30(土) 22:48:59 0
 また、さっきの意地悪い笑み。喪こみちはひるむが、悟られまいと平気な造り顔で先を促す。
「あんた、来年も試験落ちる。受かるのはもっと先。んでな、弁護士選ぶねん。いけるんちゃうかとカン違いしてな」
「……なんでわかる?」
「あたしやから。弁護士になってな、最初に入った事務所で失敗するねん。で、クビ。行き場のうなったあんたは、もうとっくに弁護士になって成功しとる同い年の友人頼ってな、家族と関西に引っ越す」
「家族?」
「奥さんと乳飲み子。信じられる?あんた試験に受かる数年前からヒモみたいなってな、子どもまでこさえてまうねん。……なんちゅうだらしない男や」
「堕ちてんだか受かってんだかわかんない話だな。まぁ、俺からしたら一応の出世か……ヒモって」
「なに言うとんねん。あんたな、赤ちゃん背たろうて奥さん働きに出よんやで?全部あんたのためや。どな思う?」
「……そんくらい愛されてみたいもんだ」
「ダアホ。そうなる言うてるやんか。スパスパ煙草ばっかり吸うて、家のこと少しもせんと。娘かてほったらかしや。忙しい言うたら許されると思たら大間違いやで?わかってる!?」
 不自然なくらい白熱した、責め立てる少女の勢いに喪こみちは気圧されている。彼女の視線は睨んでいるといっていいくらい、強い感情を喪こみちにぶつけてくる。彼は言うべき言葉を見つけられないまま、その視線を曝されていた。
「せめて……もっと奥さん大事にしいや」
「あ……ええ?……何言ってんのかわかんねえよ…」
「いずれわかるわ。どうせ手遅れやけどな。あんた、自分のことなんぼかマシな人間や思とるみたいやけどな、大間違いやで」
「ちょっと……マジで何言ってんの?いい加減怒るよ、さすがに俺も」
「ふん。こっちゃ慣れとんねん。怖わないわ」
 目を逸らし窓の外を向く少女の横顔を、喪こみちは憮然と見つめる。
 居心地の悪い沈黙が訪れ、店のBGMだけが白々しく場を満たしていく。少女は窓から視線を外さず、喪こみちは少女を見つめ続ける。細い顎のライン、控えめな鼻筋。黒目が大きく、柴犬の目を思わせる。組んだ左腕に添えられた手は、指がふっくらとしている。
 唐突に奇妙な感覚が湧くが、喪こみちにその正体はわからない。デジャヴに似ているが、それとは少し異なる。
「……なぁ、名前は?」
 雰囲気を打開する意味と、不可思議な感覚の正体を確かめる意味で、喪こみちは尋ねる。少女はそこにあるはずの名札を胸につけていない。
「教えたらへん」
 顔の左側を見せたまま、きっぱりと拒絶される。喪こみちは肩をすくめ、一服しようと煙草の包みを探すが、彼の精神安定剤は目の前の少女に取り上げられたままだった。
「それ、返してくれないかな」
「吸わへんのやったら返す」
「煙草、嫌いなら外出て吸うけど?もう帰るから」
「あんたのためや言うてるやろ」
 再び両者の間隔を支配する沈黙。歩み寄ったのは喪こみちだった。
315('A`):2006/09/30(土) 22:53:51 0
「……なんでさ、そんなに怒ってるのか、俺マジでわかんないんだけど。俺、あんたに何かしたかな?」
 そこで少女はようやっと喪こみちの方に向き直る。組んでいた腕を解き、指を組み合わせて膝の上に置いた。
「別に謝って欲しいとかじゃなくて……。煙草やめて欲しいのと、一個だけわかって欲しいことがあるねん」
 少女の表情と声のトーンが先程とは違った真剣味を帯びる。喪こみちも姿勢を直した。
「あんな?自分のこと好きになってくれた誰かに、ありがとう、て思うのは、これはええねん。でも、好きになった相手がこんな自分で申し訳ない、て相手に対して思うのは違うと思うんよ。卑下してるだけやねん。……わかる?」
 喪こみちは首を振る。
「好きになったんは、その本人の責任やろ。気持ちに気持ちで応えるんはええと思うけど、必死になって自分を追い込むんは違う。そんなん不公平やし、相手に対して失礼や。
 経緯はどうあれ、本人の都合で勝手に好きになってんねんから。好きになる、て案外そんなもんなん違うの?」
「そうかもな。どんな人間でも」
「うん。だから相手を幸せにしたろなんて考えたらいかんと思う。一緒に、二人で、幸せになる。そうあるべきやろ?……いくらお金あったかて、側にいてくれんかったら余計寂しいだけや。
 毎晩遅うまで、人のやりたがらへん仕事ばっかり引き受けて、少しずつ少しずつ、アリが蟻塚造るみたいにして家建ててくれてもな?嬉しないんよ、給料袋の重さがそのまま心の重さになってしまうんよ」
 沈黙することで、自分が真剣に話に耳を傾けていることを示し、少女に続きを促す。
「あたしらを学校へ送り出した後、ママがどんな気持ちで家におるんやろて考えたら堪らんようなる。広い家を隅々まで掃除しながらみんなの帰りを待ってる、たった一人で。
 心込めて晩ゴハン作ってもな、口に入るんはレンジであっためたおかずや。帰ってこおへん夜もある。電話口でがんばってなんて明るく励ました後あと、パパの分を流しに捨てるママの顔見たとき、あたし泣いてもた。……それすら知らへんねん。それがうちのお父んや」
「お父さんは弁護士……なのか」
「……そや。華やかさとは無縁のな。貧乏くじばっか引いとる。夢やったから、とか自分誤魔化して、一心不乱に働いとる。
 あたしらのためや、とか口に出したらまだきっと楽になれるのに、それもせえへん。家におる時はのほほんとして、子どもには何でも好きなことせえよってカッコつけよる。……そんなお父ん、あたし大嫌いや」
316('A`):2006/09/30(土) 22:54:33 0
「なんか……わからないでもない気がするな…。うちの親父もそんなとこあるから」
「まるで他人事やな……ん、ちょっとずれたけど、まあええわ。とにかく、相手にあげるべきなんは、相手がほんまに欲しがってるんは、高価いプレゼントやのうてぬくもりやちゅうこっちゃ。記念日にはちゃんと家に帰ったり。プレゼント宅配便で送るんやなくてな」
「それはお父さん本人に伝えたほうがいいよ。電話でもしてみればいい。裁判の途中でもない限り、聞いてくれるさ」
「ア、アホ!そんなん今さら恥ずかしくてできひんわ!せやからこんなとこまで来たんやんか!……まったく。聞いてた通り、感情の機微ってもんに疎いな」
「あのさあ、ここのバイトの間じゃ、俺ってどんな風に言われてるの?店長とか後っちが脚色して、絶対事実と違う噂が流れてると思うんだ…」
「んふ?それはやっぱり、教えたらへん」
「けち。……じゃさ、せめて名前教えてよ。これからなんて呼べばいい?」
「んー……ま、名前だけならええか。つぐみ、ていいます。以後よろしゅう」
「あ、ドモ。速水喪こみちです」
「知ってます。ちなみに名字は非公開。フルネームで言うと妙に語呂がよくて芸名みたいやねん。まぁ、好きなように呼んだらええけど、しばらく会うこともないから」
「え?ここでバイトするんじゃないの?」
「するよ。だいぶずっと先の話やけど」
 怪訝な顔でいる喪こみちをよそに、つぐみと名乗ったの少女は腕時計に目をやり、立ち上がった。
「そろそろ時間。もう戻らな。……話せて嬉しかったわ」
 にっこりと微笑み、つぐみは右手を差し出す。ためらいがちにその手を握ると、つぐみは喪こみちとつないだ腕を上下にぶんぶんと振る。それはそれは嬉しそうに。
「あったかいな。……うん、ほなまた会う日まで、元気で」
 最高の笑顔を置き土産に、つぐみは席を後にする。誰もいないテーブルの間を入り口のドアまで歩いたところで踵を返し、ぽやんと背中を見送っていた喪こみちに叫んだ。
「煙草、絶対やめてや!それと、プロポーズは素面ですること!ママがかわいそうやで!……ほなな!」
 ぐっと親指を立てた拳を突き出し、ウインクを投げながら制服を着たままのつぐみは自動ドアをくぐる。喪こみちのいる席からは直角の位置関係にあるので、店の外に出た彼女の姿は見えなくなる。
 ああ、と喪こみちは思う。ほつれた糸がほどけるように。あの少女にはどこか、“彼女”の面影があるのだ―――
317('A`):2006/09/30(土) 22:55:13 0
 ぱさりと音を立てて、文庫本が床に落ちた。
 はっと目を覚ます。退屈な小説を読むうちに睡魔が忍び寄ってきたらしい。
 眠っていたのはほんの短い間らしく、机の上の灰皿で、火をつけたばかりの煙草が細い煙を上げている。箱はそのすぐ側にあった。
 それは不思議な夢――だったと思う。脳からの指令が途絶した指の筋肉が本の重みに耐えかねるまでの、ごく浅いわずかな睡眠。それにしてはよくできた夢だった。まさしく一炊の夢。あるいは、一吸いの夢。
 灰皿から煙草をつまみ上げ、口へは運ばずにそのまま裏返しになった灰皿の底に押し付けた。黒く煤けた薄い金属の板でひしゃげた煙草から手を離し、喪こみちはぼんやりとそれを見つめていた。
 禁煙を決意したわけではない。夢の中に現れた少女への、それは礼儀のつもりだった。
 五、六人の高校生が連れ立って賑やかに店へ入ってくる。接客のためにレジカウンターに姿を見せたのは、何度か顔を見たことのあるバイトの学生だった。
 喪こみちはふっと笑い、据わったまま上半身を屈めてテーブルの下に落ちた本を拾う。文庫本をテーブルのトレイの横に戻したとき、聞きなれた声がかかった。
「ねえちょっと」
 顔を向けると、見知った顔がそこにある。テーブルの側まで歩いてくる女は、店の制服ではなく私服を着ていた。
「よっす。今から出勤?」
「そうなんだけど……」
 彼女の表情からはいつもの意志の強さや溌剌とした明るさは窺えない。不安げに曇った表情で落ち着かなげに辺りを見ている。ああ、やはり似ているなと思いながら、喪こみちはツンに尋ねる。
「どうしたの?」
「それが……あたしの制服がないのよ」
「制服?」
「うん。誰に聞いても知らないって言うし、どこ探してもないの。ロッカーに入れといたはずなんだけど……あんた、まさか知らないわよね?」
「うん、そりゃ……知らないな」
「そうよね……。おかしいな、持って帰ったのを勘違いしてるのかな?一応スペアがあるから困らないんだけど…」
 ツンは顔に手を当て、しきりに首を傾げている。そんな仕種を見ながら、喪こみちは思い切って尋ねた。
「なぁ、つぐみって名前、どう思う?」
「ん?いいと思うけど。それがなに?」
「いや、子どもの名前考えてたんだ」
「な……だ、誰の子ども?あんたの?」
「まぁ、それはこれからの頑張りしだい。……速水つぐみ、か。確かに、妙に語呂がいいよな」
 さらに困惑した表情を浮かべるツンに笑いかけながら、喪こみちは机の下でぎゅっと、煙草の箱を握りつぶした。

 Fin.
318('A`):2006/09/30(土) 23:09:44 O
。・゚・(ノД`)・゚・。
よかったよGJ
319('A`):2006/09/30(土) 23:48:38 O
凄い良かった!GJ!
320('A`):2006/10/01(日) 00:38:38 O
イヤッッホオォォォォーーゥ(AAry


素晴らしい出来に脱帽。
321('A`):2006/10/01(日) 01:13:24 0
くひー
322('A`):2006/10/01(日) 04:01:40 0
年甲斐もなく感動してしまったぜ、GJ!!!作者
323('A`):2006/10/01(日) 04:16:37 0
やべえ、ニヤニヤが止まんねぇww
GJ、いいもん見せて貰ったぜ
324('A`):2006/10/01(日) 19:00:39 0
gj
325('A`):2006/10/02(月) 09:22:22 0
純粋に話として面白かった、GJ
326('A`):2006/10/02(月) 21:18:14 0
俺の嫁にきてくれ
327('A`):2006/10/04(水) 01:04:04 O
保守
328('A`):2006/10/04(水) 03:16:42 0
力作乙です
329('A`):2006/10/04(水) 08:30:40 0
いちお、保守です
330('A`):2006/10/04(水) 12:43:45 O
Zマダー?
331('A`):2006/10/04(水) 21:09:36 0
マクドナルドの店員ミクシィで客他を徹底的に罵倒
http://etc4.2ch.net/test/read.cgi/motenai/1159938867/l50
332('A`):2006/10/04(水) 21:29:21 O
…で?
333('A`):2006/10/05(木) 17:34:23 O
捕手
334('A`):2006/10/06(金) 19:21:08 0
保守
335('A`):2006/10/07(土) 08:21:53 O
あげときますね('A`)
336('A`):2006/10/07(土) 19:33:24 0
保守
337('A`):2006/10/08(日) 07:47:47 0
職人さん求む
338('A`):2006/10/08(日) 15:50:35 0

339('A`):2006/10/09(月) 08:07:13 0
朝晩だんだん涼しくなってきましたね
340('A`):2006/10/09(月) 17:57:22 O
人が居ない
なぜだ!?
341('A`):2006/10/09(月) 20:49:00 O
希望お題
っ「ハロウィン」
342('A`):2006/10/10(火) 02:25:01 0
お、いいね
343('A`):2006/10/10(火) 09:57:59 O
書こうとしたものの
ハロウィンの知識が乏しい自分に絶望した。



〈チラシ〉
下手なオバケコスプレより
店の前にいる“笑顔のアイツ”の方が
よっぽど恐いよね
344('A`):2006/10/10(火) 13:57:28 O
♀「Trick・or・treat〜」
♂「……」
♀「……」
♂「……」
♀「…なによ」
♂「むしろそっちがなによ」
♀「ん?」
♂「玄関先で」
♀「分からない?『Trick・or・treat』」
♂「分かるけど」
♀「『出すもの出さないと悪さするぞ』」
♂「テロには屈しない」
♀「いやいやいやいや」
♂「いやいやいやいや」
♀「ハロウィンじゃん」
♂「知ってるよ」
♀「というわけでハイ、おやつあげる」
♂「しかも俺がもらうんだ」
♀「言っとくけど余り物なんだからね」
♂「他の家にもその格好で行ったのか」
♀「う……」
♂「こんな夜中にカボチャかぶって?」
♀「あう…」
♂「……ん?」
♀「…行ってない…」
♂「え?でもさっき余り物っt」
♀「う、うるさいわよ馬鹿!あげたんだから素直に喜んでればいいのよ!あんたの好きな物買ってきてあげたんだからね!」
♂「ちょ…声デカい…」
♀「いい!?アタシが帰るまで開けちゃだめよ!分かった!?」
♂「…分かった」
♀「じゃ…じゃあね!また明日ね!」
♂「はいよー」
 
タッ タッ タッ タッ ・・・
 
♂「…変な奴。何くれたんだろ?」

ガ サ ッ

♂「…ハンバーガー…ハロウィン関係ねえじゃん…」
345('A`):2006/10/10(火) 13:58:18 O

お題出しておきながら自分で書いちまった
346 ◆uI6TiFLZos :2006/10/10(火) 20:00:11 0
ツ「トリック・オア・トリート!」
俺「・・・は?」
ツ「だから、トリック・オア・トリート!」
俺「・・・いや、ハンバーガーセットで」
ツ「・・・あんた、ハロウィンの事知らないの?」
俺「いや、知ってるけど・・・。先に注文しとこうかな、と・・・」
ツ「バカ!もういい!」
俺(なんで怒られたんだ・・・)
ツ「ふんだ!」

ツ「はい!」
俺「ああ、サンキュー」
ツ「ふ、ふん!せいぜい味わって食べるのね!」

俺「なんであんなに怒るんだ・・・?」
ガサガサ
俺「あれ?なんだこれ?」
パク、モグモグ・・・
俺「カボチャ・・・そっか、あいつまた厨房を勝手に使ったのか・・・お、手紙がある」
ツ『トリック・オア・トリート!今度奢りなさいよね!』
俺「やれやれ・・・。・・・帰って妹にケーキの美味い店でも聞くか」
347('A`):2006/10/10(火) 21:06:13 O
2人ともGJ
348('A`):2006/10/10(火) 21:48:17 O
>>344もZもGJ!!
349('A`):2006/10/11(水) 08:25:08 0
GJ!
350('A`):2006/10/12(木) 00:54:06 O
ほす
351('A`):2006/10/12(木) 01:20:38 O
かなり前にこのスレにうpされてた絵を模写したよ。
難しかった。
352('A`):2006/10/12(木) 03:06:54 0
>>351
うp
353('A`):2006/10/12(木) 07:25:28 O
354('A`):2006/10/12(木) 12:03:53 0
>>353
352じゃないがgj
355('A`):2006/10/12(木) 16:58:28 0
アルクじゃないか
356('A`):2006/10/12(木) 21:12:01 O
>>355
ツンです><
357('A`):2006/10/12(木) 21:26:46 O
まぁ大分前にうpされた時点で
ツン→どうみてもアーパー吸血姫
妹→どうみても黒猫のイヴ
だったわけだが。
358('A`):2006/10/12(木) 22:43:54 O
>>357
月姫詳しくないからわかんねw
359('A`):2006/10/13(金) 03:08:39 0
>358
黒猫のイヴは知欠先生の作品の話だから
ツンだけだろ、月姫は
360('A`):2006/10/13(金) 08:28:03 0
保守しておこうか
念の為
361('A`):2006/10/13(金) 08:37:59 0
どうせなら妹=ネコ娘にすれば良かったのに
362('A`):2006/10/13(金) 08:44:32 O
なぜに?
363('A`):2006/10/13(金) 11:55:47 0
おまいら、何が面白くてこんなスレに居るんだ?
364 ◆uI6TiFLZos :2006/10/13(金) 21:25:15 0
自分の欲望を文章化するためです
365('A`):2006/10/13(金) 22:35:10 O
あえて言うなら
……趣味かな。

とZに倣いマジレス。
366('A`):2006/10/13(金) 23:38:47 O
まぁZたち職人の書くSSがおもしろいからだな俺は
ところで誰か作品投下してくれよー
367('A`):2006/10/13(金) 23:57:00 O
お題があれば考えるくらいはしないでもない
368('A`):2006/10/14(土) 02:54:33 0
>>367
つ 鍋
369('A`):2006/10/14(土) 15:03:38 O
ぐつぐつぐつぐつ

♂「…」
♀「…」

ぐつぐつぐつぐつ

♂「なぁ」
♀「忙しいから話しかけないで」

ぐつぐつぐつぐつ

♂「訊いてもいいか」
♀「後にして」

ぐつぐつぐつぐつ

♂「…なぁ」
♀「るっさいわね何」
♂「これ何だ」
♀「見りゃ分かるでしょ。馬鹿じゃないの」
♂「見て分からないから訊いてんだよ」
♀「水炊き」

ぐつぐつぐつぐつ

♀「さっきから何が言いたい訳」
♂「言おうか?」
♀「質問を質問で返さないで」
♂「じゃあ言わせろ」
♀「生意気」
♂「言わせて下さい」
♀「何よ」
♂「なんでマクドナルドの中でバイトのお前が水炊き作ってんだ」

ぐつぐつぐつぐつ

♀「作りたいから」
♂「いいのかそんな自由で」
♀「店長許してくれたもん」
♂「だからって水炊きにナゲットを入れるのはどうかと思う」
♀「あんた好きでしょ」
♂「これ…白菜じゃなくてレタスだよな」
♀「マクドナルドに白菜があるわけないじゃない」
♂「で…お前が今から入れようとしてるそれは?」
♀「白滝代わりのポテト。一番形が似てるかなぁって」
♂「形の問題じゃ…あっ」

どぼどぼどぼ

ぐつぐつぐつぐつ
370('A`):2006/10/14(土) 15:04:54 O
♂「…」
♀「…」
♂「今ちょっと後悔したろ」
♀「しっ…してないわよ」
♂「ポテトぐちゃぐちゃだし」
♀「…」
♂「油浮きまくってるし」
♀「……………………」
♂「家で作ればよかったのに」
♀「………が…」
♂「ん?」
♀「あんたが!」
♂「ぅお!?」
♀「あんたが水炊きた…っ食べたいって、言うからぁ…」
♂「な、泣くなよ…」
♀「水炊きなんか作ったことないもん!」
♂「(度が過ぎないか)」
♀「もういいわよ、捨てるわよ!」
♂「ちょ、捨てなくても!」
♀「じゃあ食べてくれる…?」
♂「……………………………」
♀「捨ててやr……!」
♂「食べます!」
♀「本当に…?」
♂「ほ、本当に!」

ぐつぐつぐつぐつ

♀「はい、あ〜ん♪」
♂「あ、あ〜ん…」

モグモグモグモグ

♂「(…マズ)」
♀「おいしい?」
♂「うん、うまいよ」
♀「あ〜ん♪」
♂「あ〜ん…」
♀「♪♪♪」
♂「………」
♀「また作ってあげるから感謝しなさいね♪」
♂「 ! 」

〜fin.〜
371('A`):2006/10/14(土) 15:38:12 0
>>369-370
ワロス
372 ◆uI6TiFLZos :2006/10/15(日) 00:27:35 0
俺「お疲れしたー」
ガチャ、バタン
俺「うぉっ・・・寒っ・・・!もうすぐ冬だから・・・ん?」
ツ「ぐ、偶然ね!」
俺「そうだな。これから帰りか?」
ツ「そうよ、悪い?」
俺(誰も悪いとは言ってない・・・)
ツ「まったく、こんなに寒くなるなんて予想外だったわ・・・」
俺「ん?なんか言ったか?」
ツ「言ってない!ってか人の独り言を聞くなスケベ!」
俺(じゃあ聞こえないようにしてくれ・・・)
ツ「ふん!そんな事より、アンタも帰るんでしょ?」
俺「ああ。あ、一緒に帰るか?」
ツ「え?しょ、しょうがないわね・・・」
俺「じゃ、行こうぜ。今日は寒いからさっさと帰りたいんだ」
ツ「何よ、アンタ寒いの?」
俺「ああ」
ツ「ふん、しょうがないわね!」
ギュッ
俺「・・・え?」
ツ「あ、アンタが寒そうだから、仕方無しによ!変な誤解しないでよね!」
俺「あ、ああ・・・」
ツ「ほら、ボサっとしてないで、行くわよ!」
俺「・・・そうだな」
373('A`):2006/10/15(日) 03:20:55 O
つづくのか?Z
374('A`):2006/10/15(日) 09:02:12 O
え!?終わり?
375('A`):2006/10/15(日) 10:42:05 O
鍋をテーマにした訳じゃないならいいと思う>Z
>>369-370とZ GJ!
376('A`):2006/10/15(日) 23:17:03 0
『宴の夜 endless party night』

パチパチパチ……

ツンデレ&後輩「♪夜空の星は私の涙 月の女神よ星の天使よ 時を止めてよ 今夜」
後「♪少しだけでいいの あなたの姿を見せて」
ツ「♪一番星見えるころ 近づいてくる足音」
ツ&後「♪あなたに会えるのは月光が射すときだけ」
後「♪淡い夢」
ツ(♪淡い夢)
後「♪見させてよ」
ツ(♪見させてよ」
ツ&後「♪だって朝にはもう幻 わかってても寂しいよ」 
    ♪夜空の星は私の涙 抱き寄せて重なった 熱いあなたのくちびる
    ♪もう離さないでいて とろけそうなの
    ♪だけど もう朝が来る 月の女神夜星の天使よ 時を止めてと祈ります」

店長「上手だねー二人とも。ねぇ喪っくん君」
喪男「そうですねー息ピッタリだし。……で、店長?」
店「なんだい?」
喪「パーティーに呼んでいただいたのは嬉しいんですけど…ハロウィンに鍋とカラオケっつーのはどうなんです?」
店「まぁいいじゃないの。どうせ騒ぐ口実なんだからさ(口にポイっと柿の種)」
喪「店まで臨時休業にしちゃって……いいのかなぁ…」
店「(ボリボリ)いーのいーの、客なんか来ないんだし。せっかくみんな集まったんだ、パっといこうじゃないの。……ねぇ?」
幼馴染「あ゛ーい!パぁっといかしてもらってるらーー!!」
喪「ちょ、沙耶香おまえピッチはやすぎ」
幼「焼酎うめえらー!!」
妹「いいじゃない。サーヤちゃん、普段バイトで忙しいらしいし。今日ぐらい、ね?」
喪「あのな舞。おまえは知らないだろうけどな、こいつは昔っから酒乱で…」
素直クール「酒乱か…。どんな風に乱れるのか是非拝見したいものだな。なぁ喪っくん」
喪「……そういうあなたさまはかなりの酒豪であらせられますな…。だいぶ呑んでるよなすでに」
素「フフン、ビールなど私にとってはヴォルビックと同じなのだよ。(水割りをグイッ)……ぷふぅ。妹ちゃん、おかわり」
妹「はいはい」
素「濃いめでね」
喪「人の妹をホステス代わりにすんじゃねーよ。……ったく(煙草の包みをトントン)」
妹「(シュボッ)はいお兄ちゃん、どーぞ」
喪「あ、こりゃどうも……ってお兄ちゃん悲しくなるわ!」

ツ&後「♪夜空の星は私の涙 抱き寄せて重なった 熱いあなたのくちびる
    ♪もう離さないでいて とろけそうなの
    ♪だけど もう朝が来る 月の女神夜星の天使よ 時を止めてと祈ります」

幼「うをー!ええぞー!かわいーぞ二人ともー!もちっとおぢさんにサービスしてけれー!」
店「うーん楽しくなったきたなぁ……次っ!二番大塚!唄いまーす!」
後「またしつっこい演歌っスか?カンベンして欲しいっス」
ツ「どうだった?」
喪「ん、ああ、よかったよ。ツンて歌上手いな」
ツ「ふん、おだてちゃって。……歌詞はちゃんと聴いてたんでしょうね?」

 楽しい夜は更けていくのでありました……
377('A`):2006/10/15(日) 23:18:03 0
店「♪とぉ〜きの過ぎゆくままァにぃぃ〜…くぅの身をぉ任せぇええ……」
幼「いーぞいーぞ大塚しゃん!シブい!ナイスミドル!ロマンスグレー!」
店「♪ぅおちィてぇ〜ゆくのもォお〜…幸せ…だよと…」
幼「この憎らしジェントルメン!」
店「♪二人ィ〜冷たい〜…かァらァだァ合ぁわ…せるゥ〜…」
幼「いやんもう沙耶香惚れちゃったぁ!合わせたげる!沙耶香がからだ合わせたげるっ!」
店「(沙耶香に密着され)はぁ〜っはっは、そうだねぇ〜おじさんと一緒にイイトコ行こうか〜……うィっく」
幼「いや〜ん沙耶香不倫初体け〜ん!」
 幼馴染が♂だとは露知らず、店長が千鳥足で道を踏み外しそうになったり……

妹「アヒャヒャヒャヒャヒャ!」
後「えっく…笑いごとじゃないんスよぉ〜……ひ〜ん」
妹「おっバカさんですねぇ後藤さんはァ!そんなの笑い飛ばしちゃえばいいんですよう!あはははははははははは」
後「えぐ……だってぇ…ツラいものはツラいんスよぉ!うええええ…」
妹「いつか後藤さんにもイイヒトが見つかりますってぇ!確実に落とすんならうちの兄さんみたいなモテない男が狙い目ですよっ…あはっファイトファイト!」
後「うう…他人の恋路にかまけすぎて自分の恋路をおろそかにしすぎたっス(机に突っ伏す)……うえ〜ん、カレシ欲しいっス〜!」
妹「そういえばわたしも彼氏いないや。……あははははははははははははははは」
 笑い上戸に泣き上戸、後輩と喪妹の人格が変わってしまったり……

素「(鍋をつつきつつ)…でな。そこの担当編集が、これがまた嫌な奴だったんだよ。私の出したプロット見るなり、そいつ……おい、ちゃんと聞いてるのか?」
「………」
素「おまえだよオマエ。なに黙ってるんだ、返事をしろ返事を。……ダンマリか。またダンマリなんだな?」
「………」
素「まったく、おまえはいつもそうだ。あのな、おまえね、前々から言おうと思ってたんだけどな、目上の者に対する礼儀がなってないんじゃないのか?……ほら、またこれだ。たまにはウンとかスンとか言ってみたらどうなんだ!」
「………」
素「チッ…いつもそうなんだ。神妙な顔して聞いてるかと思わせといて、その実右から左なんだろ?私の話なんて。つまらんならつまらんとはっきり言っていいんだぞ?……ほらこれだ、そうやってムッツリ黙りこんで…」
「………」
素「いいかげんなんとか言ったらどうなんだッ!(バンと机を叩く)お前の顔にも口はついてるんだろうッ!!………あれ?おまえ、口どこやったの…?」
 素直クールが酒の瓶に説教かましてたり……

 酒って怖いなぁと思わせる深夜のマクドナルドであった。
 狂宴はまだまだ続く…
378('A`):2006/10/15(日) 23:18:34 0
 酔って乱れる、前後不覚に陥る。
 泣く、笑う、グチる、説教を始める。
 ……泥酔状態の人間の行動ときたら、こんなもんでしょうか。そりゃあ厄介なもんです。
 なまじ酒に強いばっかりに、未だ酔えないでいる喪男、段々しんどくなってきたのでありました…
 あ、ひとつ忘れてた。
 ……怒り上戸。

ツ「(飲み干したコップをガツンと置く)らぁからあんたはらめなのよぅっ!!」
喪「はぁ、そうですかね」
ツ「そおよっ!らめらめよっ!だいたいあんらは意気地がないのよっ!」
喪「まぁ…そうなんですかねぇ…」
ツ「そう!そんなんらからイイ歳こいて彼女の一人もできらいのっ!わかってんの!?」
喪「はぁ、まぁ」
ツ「く〜〜ッ!!……そういうハッキリしないところもらめ!それじゃモテない!」
喪「はぁスミマセン……あ、どうぞ(ツンのコップにドクドクと注ぐ)」
ツ「…ったくぅ。(グビグビグビ……カツンッ)っぷは!あんらも呑んれるぅ!?」
喪「いただいてま〜す(ちびり自分のコップから飲む)」
ツ「もっろ呑め!酔え酔うのら!酔って自分を開放するのら!考えるんじゃない感じるんらっ!……偉大な師父のお言葉よっ!」」
喪「は〜い…(うわ〜つれえ、帰りたい…。ん、待てよ…)」
ツ「(一気に飲み干した喪男を見て)なによっ!いい呑みっぷりじゃないのさ!その意気よっ!」
喪「ぶはっ!……あれぇツンさん、もうお飲みにならないので?」
ツ「んなっ…!あ、あらしと飲み比べようってワケ!?……上等じゃらい!」
喪「いや〜そんなつもりは。ただツンさんのコップがいつまでたっても空かないもんで」
ツ「むっ!なかなか言うじゃないの……こんなの軽いわっ(一気にあおる)」
喪「(パチパチパチ)お〜、さすが。……どれ、もう一献」
ツ「………」
喪「おろ?どうしましたかツンさん。もうギブアップですかな?」
ツ「……あんた」
喪「はい?」
ツ「あたしを酔わせて……どうする気?」
喪「(ギクッとして目を逸らし)……ど、どどうもしませんよ?ぼ僕はただツンさんの言うとおりに…(チラリとツンを見る)」
ツ「ふ〜ん…………(ボソッと)意気地なし」
喪「(心にグサッ!)くひぇ…な、なんのことやら…」
ツ「やらしーこと考えたでしょお?……正直に言ってみ?怒らないから」
喪「いや、その……えー………すみませんでした(ペコリ)」
 ツンデレ、にっこりと笑う。喪男、ホッとする。
 ……どばしん!
379('A`):2006/10/15(日) 23:19:24 0
喪「(強烈な平手を見舞われ)あべし!」
ツ「こッ…の小心者がぁああ!!」
 ふっ飛ばされた喪男は三回転半した後、特設カラオケステージの中央に倒れる。
店「なんだなんだ」
素「うるさいなぁ…大事な話の途中…」
幼「これはもしかして修羅場!?……やめてっ!あたしのことで争わないでっ」
妹「いーぞーツンさん!そんなダメ兄ぃイワしたってくらさい!」
後「うええん…みんなぁ、争うのはやめましょうよぉ…」
 ツンデレ、何故だかマイクを手に取りステージに上がる。
 ガキッ…キイ〜〜〜ン(ハウリング)
ツ『この際らからはっきり言っとくわっ!』
店「おおうっ!ついに告白かっ!?」
ツ『あらしはねぇ……あんらの…あんらの……』
喪「………」
一同、ゴクリ…
ツ『あんらのそういうとこが大ッ嫌いッ!』
後「なんら…ちょっと期待して損した…」
ツ『グジグジうじゅうじゅ……うっとおしいのよっ!男ならガバっと…じゃないドンと体でぶつかってきたらろうなの!?いつまでもウジウジしちゃってみっともないっ!』
妹「そおらー!もっと言っちゃれツンさんー!」
ツ『だいたい何?気があるのないのハッキリして!ただあたしの周りをウロウロしてるだけじゃ……ストーカーと変わりないのよっ!』
素「そーだその通りだ!このストーカー男め、わがってんのかこら!」
ツ『今らってあたしにお酒飲ませて……何企んでたのッ!口に出して言ってみなさい!言えるもんならねっ!』
幼「なぁ〜にぃー!?嬉し恥ずかしイヤラシ喪こみち!この女の敵!……敵ぃ!!」
喪「ななな……なんなんだみんなしてっ!俺はただ…」
ツ『何よ!ハッキリ言ってみなさいよ!……ほら!(マイクを渡す)」
喪「……そんなら言ってやろうじゃねーか!(ビンから直にイッキ)」
店「あ、喪っくん君それ強いお酒…」
喪『ぶほう!…げっふ!……ひとつッ!おまえに…言っておきたい、ことがあるッ!』
素「なんで南こうせつ風なんだ…」
喪『ツン!今おまえが言った言葉…そっくりそのまま返すぜっ!好きなのか嫌いなのかどっちなんだ!……俺のことをッッ!!』
380('A`):2006/10/15(日) 23:19:57 0
一同「おおお…!」
ツ「な!ななな何を…」
喪『そこんところをひとつ、僕はハッキリさせたいわけですよっ!』
妹「サンボマスター…?」
喪『言いたいことも言えずにッ…いるのはどっちなんだツン!(マイクを差し出す)」
ツ『(奪い取るようにマイクを掴み)………さっき言ったところ以外はッ!』
一同「うおおおお…!」
喪「(一瞬ぽかん…気つけの代わりにさらに酒をあおり)……以外はっ!?どうなんだッ!」
ツ『…………好きよッッ!』
一同「うおおおおおおおおお!!!」
 喪男、一瞬立ちくらむがツンの瞳に涙が溢れ出したのを見て気を取り直す
喪『(ツンからマイクを受け取り)そ、そそそうか!……な、なら次に……(額にコンニャクがべちゃ!)熱…ッッつ!!』
幼「(さらにおでんのはんぺんをぶつけながら)こらー!喪こみっちゃんの答えを聞いてないよ!」
後「そうだそうだ!ヒキョーだぞっ!(ピスタチオをぶつける)」
妹「そんなの男らしくないわよお兄ちゃんッ!(空瓶をふりかぶるが幼馴染に制止される)」
素「自分で言ったことに責任を持たんか!(ビールの空き缶投げる)」
喪『(すこん!)なッ……いやっ…そのっ…!』
店「喪っくん君……(やたら眼が鋭くなっている)ウチの店員を泣かした始末…どうつけてくれるんだね…?(パリン、と手の中でグラスが砕ける)」
喪「う……」
ツ「………(涙目でじっと喪男を見つめている)」
喪『お、俺は……』
一同、静まりかえる。
喪『俺は……』
 各人の心臓の鼓動すら聞こえてくるような静寂、今にも弾けそうなくらい張り詰めた沈黙……
381('A`):2006/10/15(日) 23:20:38 0
喪『俺は……俺はツンが好きだ!大好きだッ!……おまえを嫁に欲しいッッ!!』

 ワーーーーッ!!割れんばかりの歓声
 舞散る紙吹雪、撃ち鳴らされる祝砲、オーケストラが盛大にマーチを奏で……は幻だが、仮設ステージはスタンディング・オベーションの嵐に包まれていた
喪『気が強いところが好きだ!すぐ怒るところも好きだ!世話焼きなところも大好きだ!余すところなく……俺は愛してるッ!!』
 店内は今やカーニバルの様相を呈し……幼馴染は歓喜に泣き叫び、素直クールはガラにもなくはしゃぎまわり、後輩と妹は抱き合って泣き、店長は静かに涙を流した……
喪「ツン……結局こんな形になってごめん…。でも、俺の気持ちは本当だから…」
ツ「うん…うん……バカ…わかってる…(顔を両手で覆い、何度もしゃくりあげる)」
喪「俺とつきあって……いや、俺の恋人になって欲しい」
 すっと差し出された右手。それをすりぬけ、ツンは喪男の胸に飛び込む
ツ「このバカ!それだけ言うのにどれだけかかってるのよ……ばか」
喪「(予想外の行動にうろたえつつ)ごめん……で、その…つきあってもらえるのかな…?」
ツ「バカ…!(答えるかわりに喪男をギュッと抱きしめる)」
喪「……ありがとう…」
 喪男はふっと涙ぐむ。目を閉じる。ツンの涙はとうに喪男の胸を濡らしていた。
幼「何ボサっとしてんのよぅ喪こみっちゃんてば!」
素「いつまでも突っ立ってないで、抱きしめてやらないか、ほら」
喪「お、おう……」
 おずおずとツンの体に手をまわす。ツンも喪男の体にまわした腕にぐっと力をこめる
後「抱きしめたら?……次にすることがあるっスよねぇ、お二人さん?」
妹「チューしちゃいなさい、お兄ちゃん」
店「店長が……許す」
 見つめあう、ふたり
 高鳴る胸の鼓動
 震えるくちびる
 世界が輝きに包まれていくような陶酔感
 煌めきの中で
 赤く染めた頬はどちらからともなく近づいて……
382('A`):2006/10/15(日) 23:21:37 0
 ガチャッ!!
素直ヒート「おいい〜〜〜っす!!まぁた道に迷っちまったぜぇぇっ!!」
 ドアをぶち破るようにして乱入し、雰囲気をぶち壊したのは素直ヒート。素直クールの妹である。
素ク「このバカモノ!何やってんだヒーちゃんこの遅刻魔!せっかくの雰囲気が台無しじゃないか!」
素ヒ「んあ?オレなんかまずいことした?……あああ!なに喪っくんと抱きあってんのさぁ!!」
ツ「ちょっ…喪こみちに触らないで!あたしのよ!」
素ヒ「なにお〜!」
喪「何なんだ何なんだ何なんだ」
幼「あ〜あ。せっかくいいところだったのに。運がないね、喪こみっちゃん」
後「ちぇっ、せっかくカメラ用意したのに……」
妹「お兄ちゃんてヘンな人にはもてるんだなぁ…」
店「よきかなよきかな。人が多いと楽しいじゃないかね。……お?」
アサ「パパ〜」
ヨル「迎えに来たよ」
 いつの間にかそこにいたのはかつての捨て猫にして化け猫、今は店長の飼い猫である通称ふたりは猫キュアであった。
アサ「ママがね〜そろそろ帰ってきてって」
ヨル「ママ、すっごい怒ってたよ?せっかくお姉ちゃんも帰ってきてるのに…だんなさんと一緒に」
店「うう、むしろ帰りたくなくあるなぁ…」
後「なんかみんな集まってきますねぇ…オールスターな感じっス」
店「……となると、次に出てくるのが予想されるのは…」
383('A`):2006/10/15(日) 23:23:30 0
 ドガーン!!
 今度こそ本当に爆薬で壁をぶち破って登場したのは、店長の宿敵である白髪めがね。
サンダース大佐「ぶるあああああ!私を忘れたとは言わさんぞスネェ〜ク!!積年の恨みィ、今日こそ晴らしてくれるわッ!!」
店「やっぱり貴様か!……って店の壁どうしてくれる!」
喪母「どっこいしょっと。便利な穴ねぇ…」
幼「あ、おばさまお久しぶり」
母「あ〜ら沙耶香ちゃんご無沙汰〜。もう、こんなパーティーがあるんだったらおばさんも呼んで欲しかったわ、プンプン!」
喪父「………(ボーゼンとしてる息子に向け親指グッ)」
 壁に穿たれた穴からワラワラと侵入する脇役たち
チャイナ「ニイハオある〜また会えてウレシイね〜」
ドクター「町民の命を預かる天才外科医はざまだッ!ちなみに無免許だッ!」
ナース「みなさ〜ん、アッチョンブリケ」
バイト一号「ウイース、安藤でっす」
バイト二号「竹村でおま」
バイト三号「みなみはるお……じゃねえ!覚えてっか皆の衆!!広江崎だッ!」
元ヤクザ店長「おぉつかぁ〜覚えとるか〜ワシじゃあ〜薬島じゃあ〜」
パブロフ「ばうばうばう!(ツンさんどこだ!)」
店妻「あんたッ!あんまり遅いから迎えにきたわよっ!……べ、別に出たかったわけじゃないんだからね!?」
店娘「どぉも〜、はじめまして。明子で〜す妊娠八ヶ月で〜す」
その旦那「どうもです。もうすぐパパになりますが私も喪です」
老刑事「わし、いいんかなここにいても」
実況「みなさ〜ん!覚えてますかー!?今が最も旬の海野乙子でぇす!」
つぐみ「また来たで〜!!て結局酒の勢いかいな!」
喪祖父「あれが曾孫か…めんこいのぅ…。わしら霊界組。のぅ猫さんや」
ハルシオン「ニャ〜?」
解説「いやはや皆さん、全員集合って本当にいいもんですね」
384('A`):2006/10/15(日) 23:24:20 0
 ガヤガヤガヤガヤ……
素ク「えらいことになってるな、収拾つくのかこれ…」
ツ兄「あ〜久しぶりだなぁココ…」
後「あれ、あんた死んだんじゃなかったんスか?」
ツ兄嫁「あれはあれ。あの話固有の設定。お約束、やな」
妹「テキトーですね…。……あれ?兄さんは?」
後「いない……センパイも…」
素ヒ「うおお!?どこいった!?喪っく〜ん!」
幼「うまいこと抜け出したみたいだね、そっとしといてあげよ。……ね?」

 店から遠く離れ、誰もいない遊歩道、月明かりの下を歩く。
ツ「自分で歩けるわよ……おんぶなんかされなくても」
喪「ちょっと足元ふらついてたじゃん」
ツ「もう直ったの!……それに重いでしょ、あたし」
喪「重くないし。……いーんだよ、俺がしたいんだから」
ツ「ふん……えっち」
 言いつつも、ツンは喪男の首にまわした手に力を入れる
喪「(胸の感触が…)それで、どこ行くの?」
ツ「二人きりで静かになれるとこ……公園とか」
喪「おおう、期待しちゃいますな」
ツ「バカ!……まぁ、あんたがそうしたいって言うなら…(ゴニョゴニョ…)」
喪「ところでさ、ツン」
ツ「できればあんたの部屋とか……はっ!?な、何、なんか言った!?」
喪「これからさ、なんて呼べばいい?おまえのこと」
ツ「は?今までどおりでいいじゃない」
喪「でもさ、ツン…てあだ名だろ。考えてみたらさ、俺、おまえのちゃんとした名前知らねえんだわ(笑)」
ツ「……あんた…」
喪「ん?なに?」
ツ「あんたバカじゃないの!?今まで散々呼び捨てにしといて!ツンてあだ名じゃないわよ!つん!早坂つん!……これがあたしの名前よっ!」
喪「早坂…つん…?」
つ「そ、そうよ文句ある?……変な名前で悪かったわね…」
喪「あははは……そーか、そうとは知らなかった…でもよかったじゃん」
つ「何がよ…?」
喪「結婚しても、イニシャルが変わらなくていいな。……速水つん」
つ「なかっ(顔を真っ赤にして)……勝手に決めるな〜っ!」
喪「いででででぐるじい!首絞めるな!死ぬ死ぬ死ぬ!」
つ「……今の、プロポーズと受け取ったからね」
喪「おあ?」

 チュッ……

つ「喪こみち、大スキよ」
385('A`):2006/10/15(日) 23:25:13 0
素ヒ「おらー!酒がたりねえら!そこのおっさんッ!とっとと持ってくるのら!」
サ「へ…へ〜い、ただいま〜……おのれなんで私がこんな小娘に…!」
店妻「あんたね。いつまでそうして意地張ってるつもり?…ヒック…もうじきおじいちゃんになるのよ?ほんとは嬉しいくせに……お酒ついで!」
店「はいはい!……すみません…」
ツ兄嫁「や〜、うちら今日から親戚やね〜(グビッ)…あんた〜酒きれたで〜」
妹「はぁ…(またうわばみが増えた…)」
つぐみ「昔のおばあちゃんてやっぱりキレイやわぁ…今もやけど…」
喪母「あらお上手ねこの子は〜!見たことあるようなないようなだけど、誰かの妹さん?」
喪父「(つぐみを膝の上に乗せ頭をなでながら)………やっぱりいいなぁ、家族は」
後「……とーとーくっついちゃったっスねー…」
素「楽しみが一個減ったなぁ…」
幼「まぁまぁ。よかったじゃん、メデタシメデタシ、だよ?」
素「これからどうやって暇をつぶすか…。なぁ後輩ちゃん、キミは気になる人とかいないの?」
後「そういう意味で気になる人はいないっスねぇ…。変わったお客さんて意味で気になる人ならいるんスけど…」
幼「へえ、どんなどんな?」
後「毎週同じ曜日の同じ時間に来て、同じもの買って帰るんス……変なヤツでしょ?」
素「ほほう、いいじゃないか。まずは彼のお持ち帰りを阻止することから始めよう」
後「なに勝手なこと言ってるんスか。だいたい、ぜんっぜんタイプじゃないんスよ。……うわ、言ってたら来たし!」
客「あの〜…いつになく賑やかだけど、これって営業してるんすか?」
後「一応休みなんスけど……いつものやつですか?」
客「ああ、いつもの店員さんか。……そっか、休みなら仕方ないな…」
幼「スマイルだけなら今日も無料で〜す」
素「ほら、キミも笑え、笑うのだっ!(後輩の顔をつかみムリヤリ笑わせる)」
後「痛い!痛いっス!はなして!………ところであの〜、一コ訊きたいんスけど…」
客「はぁ、なんすか?」

後「いつも同じものばかりで、飽きませんか?」

 宴はまだ終わらない……


 The END.
386('A`):2006/10/15(日) 23:26:54 0
長かったですが、最終回でした
みんな今までありがとう、さようなら
387('A`):2006/10/15(日) 23:29:17 0
おまええええええええええええええええええええええええええええ
GJ!!!!!!!!!!!!!!
てかこれからも書いてくれよ
おまえの作品好きなんだから
388('A`):2006/10/15(日) 23:36:42 0
>>387ありがとう
内定でたらかくわw
389('A`):2006/10/16(月) 06:34:05 O
保守
390('A`):2006/10/16(月) 07:33:33 O
とにかく我々は歓喜する以外
感情を現わせなかったのでした

GJ!GJ!GJ!!
391('A`):2006/10/16(月) 08:28:50 O
最後名前が「ツ」から「つ」に変わるあたりに萌えた
GJ!
392('A`):2006/10/16(月) 12:49:54 O
感涙がとまらねえええええええええ!!!!
沸き上がるこの(ry

鍋!泥酔!オールスター!
この感動を伝える言葉を俺は持たない!!

作者とこのスレに集う皆に永遠の栄光と祝福あれ!!ハレルヤ!!
393('A`):2006/10/16(月) 21:04:26 O
悔しいが、今の俺にここまで書く技量も自信も無い!
GJ!GJだったぞぉ――――ぅ!!!!











・・・あれ、なんで最終回のノリなんだ。
このスレ続くよな?
続くよな?
394('A`):2006/10/16(月) 22:03:26 0
>>376-385
やべぇよお前。GJ以外に言える事が無ぇwww
俺もこれだけの技量があれば・・・(´・ω・`)
世の中には才能がある奴と無い奴の2種類あるんだな、とか思ったりしてる修行中の身

>>393
僕らの宴は終わらないさ
だってそうだろ?僕らはまだ、萌えることが出来るんだから
395('A`):2006/10/17(火) 00:49:16 O
携帯ながらたまに
喪店・ツ客を書いていた者です

なんというかブラーヴォ!ブラーヴォ!
自分も精進していきたいです
またいつか書いていただける日を
お待ちしています
396('A`):2006/10/17(火) 11:43:05 0
あれ?最終回?
いやだああああああああああああああああ
でも、親指グッ
397('A`):2006/10/17(火) 19:53:29 O
まぁこれはひとつのパラレルワールドの終わりとして、
また別のパラレルワールドでのツンマクを職人達には書いてほしいわけですよ!
終わりじゃないわけですよ!
398('A`):2006/10/17(火) 20:27:12 O
DBみたいに、ツンデレラマクドナルドZやツンデレラマクドナルドGT
みたいな感じで、ツン達の、子供の話しなんてどでしょか?
399('A`):2006/10/17(火) 21:04:39 O
好きなように書いたらいいさ
すでにファンタジーっぽいキャラもいることだし
パラレルで今まで通り書くもよし
>>398みたいに新機軸を打ち出すもよし
このスレが続くことと俺が萌えれれば俺はそれでいい
400('A`):2006/10/18(水) 14:30:56 O
age
401('A`):2006/10/19(木) 02:10:22 0
保守
402('A`):2006/10/19(木) 20:57:43 0
403('A`):2006/10/19(木) 22:54:53 O
なんだみんな牽制中か?
404('A`):2006/10/19(木) 23:11:40 0
もし時スレとツンデレスレは僕が落とさないよ
405('A`):2006/10/19(木) 23:38:59 0
新ジャンル「黒ツンデレ」

1 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/10/14(土) 22:19:59.69 ID:BeDDm1oN0
黒「か、勘違いしないでよね!
  財産目当てなんかじゃないんだから!」

ttp://imihu.blog30.fc2.com/blog-entry-2069.html
406('A`):2006/10/19(木) 23:56:39 0
>>405から抜粋
29 名無しにかわりましてVIPがお送りします 2006/10/15(日) 00:15:43.85 ID:IMRHlrbk0
黒 「映画のチケットがあまってるんだけど」

俺 「え?だから?」

黒 「だから明日一緒に行かないかっていってるのよこの間抜け!勘違いしないでよ!
女の子一人で映画館の暗がりは危ないってだけなんだから!」

……そして翌日……

俺 「なあ黒……この映画っていわゆるピンク映画って言う奴じゃ……」

黒 「だから何?この監督のは文学性が高くて好きなの。
ちょっとトイレに行ってくるから席で待ってらっしゃい」

俺 (これはつまり『この映画でしてるみたいなことを私にして!今すぐこの暗がりで!』
って解釈で良いのか……?ん、黒が戻ってきたみたいだ)

俺 「お、俺初めてなんだ!でも相手がお前なら……!って母ちゃん?え?何でココに?」

母 「俺!黒ちゃんが『俺くんとこの映画を見ることになっちゃったんです……私どうしたら良いか……』
って泣くから来てみればアンタって子は!」

黒 「クスクス……チケットの余りが一枚だとは言ってないわ……クスクス……」


こ  れ  は  い  い  !
407('A`):2006/10/19(木) 23:58:31 O
だがスレチだ
vipでやれ
408('A`):2006/10/20(金) 00:14:16 0
うーん。悪いが萌えんよ
409('A`):2006/10/20(金) 04:57:22 0
410('A`):2006/10/20(金) 22:57:53 0
あげ
411 ◆uI6TiFLZos :2006/10/20(金) 23:55:12 0
>>405
不覚にも萌えました
こういうツンもありかな、と
412('A`):2006/10/21(土) 01:11:44 O
沢山見たいならイミフに池
vip産のが色々あるから

そんなことよりツンマク(・∀・)マダー?
413('A`):2006/10/22(日) 01:28:28 O
('A`) アゲトキマスネ
414('A`):2006/10/23(月) 00:16:29 0
ほしゅ
415('A`):2006/10/23(月) 09:48:07 O
('A`)上げときますね
416('A`):2006/10/24(火) 09:25:03 0
ふふふふ・・・

この低視聴率では打ち切りは目前
いよいよこの時間に新番組
素クールロッテリアが放送されるのだな

417('A`):2006/10/24(火) 09:43:04 O
過疎りすぎだがロッテリアはない、もちろんモスでもない
418('A`):2006/10/24(火) 12:24:56 O
外伝があるとすりゃ大佐と
若き日の店長の話だろ。
419('A`):2006/10/24(火) 14:43:28 O
サンダース大佐か・・・
420('A`):2006/10/24(火) 16:34:01 O
>若き日のてんちょ

『蛇っぽい人』だったり
『台所では負けない人』だったり

どっちもカコヨスてんちょ!
421('A`):2006/10/24(火) 20:16:02 0
素クールロッテリア、すげえ見てみたいな。
素クールならモスとかフレッシュネスがいいかもしれないけど。
422('A`):2006/10/24(火) 21:50:28 0
フレッシュネスは高いからそう毎日いけん
423('A`):2006/10/24(火) 21:52:49 O
一日でこんだけ延びんの久々な気がするな
424('A`):2006/10/25(水) 16:43:05 0
>>420
そしてときに連合宇宙軍の人だったり元レンジャーの人だったりするわけだな
425('A`):2006/10/25(水) 21:38:41 0
打ち切りは阻止せねばならない!
苦し紛れながら執筆中、ちょっと待ってくれスポンサー様


     ちゃんねるはそのまま
426('A`):2006/10/25(水) 22:13:45 O
期待age
427425(1/2):2006/10/25(水) 23:16:14 0
  ● 某時刻、場所はツンデレ荘の一室より声 ●

 ツン:ねえ喪っぴ・・・アタシの事、好き?
喪の声:ツン 好きだよ
 ツン:きゃ〜ありがとう(////)ワタシも大好きよぉ♪

 ツン:・・・んねぇ、もう一度言って〜
喪の声:ツン とっても 好きだよ
 ツン:そんなに何度も言わないでよぉ、テレちゃうよ〜♪



  ● 数時間前、マクドナルド店内更衣室から声 ●

   え〜と・・・このボタンでいいのね
   あーあー、マイクテースト!本日は晴天なり
   カチ カチ ・・・カチカチ
   
   あーあー マイ 晴天なり テースト!

後:センパイ!何してるッスか?
ツ:ひゃあ!い、いきなり脅かさないでよ!
後:背中丸めて何をして(手の中の何かを発見)あ!何スかそれ、あやしー
ツ:あっ・・・(ヤバ)あ、怪しいって何よ、先進的なハイテクグッズよ
後:あ〜わかった、先日のビンゴの景品ッスね
ツ:余計なこと憶えてるわね、使い方練習してるだけなの、忘れなさいよっ!
後:何だかわかりませんけど、喪さんならそういうの得意そうだし
  教えてもらえばいいじゃないッスか〜、手取り足取り夜遅くまで♪
ツ:あのね、言っておくけど、この事は内緒よ、特に喪にはね
後:隠すほどの事じゃ・・・
ツ:わ・かっ・た・わ・ね!(ギロリ)
後:ひえっ・・・わっわかりました〜(怖いッスよぉ)


  ● 休憩時間終わり、やがて喪が来店 ●

後:いらっしゃ〜い
喪:いつものチーズバーガーセットね
ツ:いつもの で済むでしょ、クドいのよまったく
  出来たら持ってくから待ってて(よし、作戦開始)

ツ:はい、お待ちどうさま
喪:お〜来た来た、サンキュ
ツ:・・・あのさあ、喪
喪:何?
ツ:いつもいつも頼んでるけど、ソレそんなに好きなの?
喪:ん〜まあね、飽きが来ないっていうか・・・
ツ:まわりクドいって言ったでしょバカ!もっと簡潔に答える!!
喪:!?何だよいきなり何コーフンして・・・
ツ:好きかどうか聞いてるのっ!
喪:う、うん、好きだよ
ツ:ん、よろしい
喪:(いつもながら何なんだよ・・・)
428425(2/2):2006/10/25(水) 23:18:33 0
  ●何となくツンの胸ポケットに視線を移す喪●

喪:あれ?ツン、胸ポッケに何入れてるの?
ツ:あ!(しまった!胸ポケットじゃ目立ったかな)
  な、何でもないわよ、どこ見てるのよこのスケベ!
喪:いやそういうわけじゃ・・・ツンにしては珍しいモノを
  持ってるなと思ってね、それ、もしかしてラジオ?
ツ:そ、そうよ・・・ちょっと珍しいって何よ!アタシが機械モノに弱いって言いたいの?
  あんたに個人授業してもらわなくても使えるんですからね、フンだ!
喪:ゴ、ゴメン、気を悪くした?
ツ:いちいち謝らなくても・・・(ピキーン!そうだコレってチャンス)ニヤリ
喪:???
ツ:あのさあ、喪、今食べてるバーガーのパンズ、どんな感触?
喪:へ・・・どうって、食パンが丸まったような・・・
ツ:(ギロリ!)
喪:パンそのものの感触ですっ!
ツ:そうじゃなくてさぁ・・・硬いとか柔らかいとか言葉があるでしょ?
喪:や、柔らかいです、フカフカしてます
ツ:気持ちが入ってない!敬語も不要、言い直し!
喪:とっても柔らかい、フワッフワしてる・・・
ツ:ま、よろしい
喪:??????
後:・・・?



  ● 再び某時刻、マクドナルド店内 ●

後:・・・つーわけです、以上がセンパイの今日の行動報告
店:ご苦労さん、思ったとおりだ、今頃きっとあのメカが活躍してる頃だ
後:アレって一体、何なんですか?
店:メモリー式のボイスレコーダだよ
  小型ながら録音はもちろん、後で音声を細かく切ったり削除できたり
  それを指定どおりの順番で再生できる優れものなんだ
後:え〜?それでセンパイ何を・・・ん?あーっ!!
店:察したようだね、喪君にいろいろ喋らせるように誘導してだね・・・
後:そのためにわざわざビンゴ大会やったんスね
  センパイも誘導っていうか、ほとんど強引でしたよ
  ・・・でも店長、そんな遊び、人間として終わってるんじゃないかと小一時間(ry


  ● 同時刻より2時間後、ツンひとりレコーダを片手に ●

 ツン:よぉし、そろそろスペシャルを・・・カチ
喪音声:”ツン 胸 柔らかい フワッフワしてる”
 ツン:キャーキャー!!やだ〜どこ触ってるのよぉエッチ〜♪ デヘヘヘ(//ワ//)

喪音声:”とっても コーフンして きた 入れ ます”
 ツン:はわわ・・・ア、アタシ・・・その(以下日本語にならず



 ツンはこの遊びの空しさを悟るのに、かなりの時間を要する事になる・・・
429('A`):2006/10/25(水) 23:23:04 0
ワロタ。ぜひ続編も書いてくれ
430('A`):2006/10/25(水) 23:26:01 0
これは…ワロタw
431('A`):2006/10/26(木) 03:20:21 0
なんかこのいかにもくだらないことに無駄に時間をかけてしまうのが分かるw
432('A`):2006/10/26(木) 03:54:28 O
GJ
433('A`):2006/10/26(木) 05:51:51 0
ツンデレ荘、意外と壁が薄くて
かつ音量を大きめにしていて両隣に丸聞こえ とかw
434('A`):2006/10/26(木) 15:13:28 O
なんとなく

泣けてきた

ツン子がイタイ子に…



もっとやれ
435('A`):2006/10/26(木) 16:13:27 O
ちょっと壊れたくらいが可愛かったりする
436('A`):2006/10/27(金) 05:42:17 0
この所業が喪にバレたら本格的に壊れるなコリャ・・・
437('A`):2006/10/27(金) 09:09:46 O

438('A`):2006/10/27(金) 13:58:25 0
でも喪の方はそんな一人遊びとっくに通過済なんだろうな
439('A`):2006/10/27(金) 20:38:30 0
それでも喪は、空しさ承知の上で”遊び”と割り切れるだろうね



ツンはノンケだからこそダメージが・・・
440('A`):2006/10/28(土) 16:53:32 0
ほしゅ
441('A`):2006/10/28(土) 19:19:18 0
先日はどうも

続編はムリと思ったので
ネタ第2弾で書いていたけど
前作とのつながりをチョットだけ加えたら
そこから妄想が激しく膨らんで
本編を差し置いて、前作後日談ができつつありますw

只今調整中

      しばし御歓談を
442('A`):2006/10/28(土) 20:25:36 O
うんこー
443('A`):2006/10/28(土) 21:47:08 0
ツン壊レage
444('A`):2006/10/28(土) 22:48:29 0
  ● 虚しくも甘美なアレから数日後 ●

ツ:(´・ω・)
後:・・・どうやって発音してんスか?
ツ:あぁもう・・・アタシのバカバカぁ・・・はぁ〜(溜息
後:センパイっ!どうしたんスかっ!?
ツ:え!?な、何でもないわよ、仕事中仕事中
  もうあんなバカなコトやめ!バッチリ仕事するわよ〜


後:あ、喪さんだ、いらっしゃ〜い
喪:いつもの ね
ツ:チーズバーガーセット まで言ってよね
  ここは馴染みのラーメン屋じゃないんだから、バカ
喪:言うと思ったよ、ちゃんとわかってるくせに・・・
ツ:ブツブツうるさいわよ


 ”ほらほら会社からメールよ、お仕事ガンバって”
   ”ほらほら会社からメールよ、お仕事ガンバって”


ツ:何よ今の声・・・あ、喪の電話?
喪:おっと・・・あ、コレね、ネットで拾って来たえびちゃんボイス
ツ:えぇ〜、そんなの電話の呼び出し音にしてるの?バッカみたい!
喪:(いつもバカバカって・・・)まあいいじゃん、趣味だよ趣味
  せめて声だけでも聞けて幸せな気持ちになれれば・・・
  そうだよね、声だけ聞いて喜ぶなんてバカのすることだよね あははは
445('A`):2006/10/28(土) 22:49:47 0
ツ:失礼ね!どうせアタシは可愛くないバカよ!
  そのくだらない事にアタシがどれだけ時間費やしたと思ってるのよ!

喪:な!?何?俺なにかした??費やした時間って何のこと???
ツ:(しまった!)な、何でもない、何でもないの・・・
喪:???
ツ:(ボソ)でもモトはと言えば、面と向かって嬉しいこと言ってくれない
  アンタだって悪いんだから、アタシの気持ちも知らないでバカぁ・・・
喪:どうしたの?なにブツブツ言ってるの?
ツ:独り言に突っ込み入れないの!フンだ!(プイッ
           :
           :
           :
   喪:かわいいなぁ ホントにチャーミングだよな

   ツ:え!wwちょwwそっそんなイキナリ取って付けたように
     お世辞言っても本気になんかwww でっへへへ♪ニヘラニヘラ


 後:だめッスよ あげられません
 喪:惜しいな〜


ツ:(ハッ!)え?あれ?何がダメなの?
後:センパイ、このえびちゃんポスター焼却しますよ
  変なことに使われないようにって本社からのお達しッス
ツ:ポスター?・・・ちょっと喪、まさかさっきのセリフ
喪:燃やしちゃうなんてもったいないなぁ、かわいいえびちゃんスマイルなのに


ツ:こっ・・・この・・・この大バカーーーー!!!(ガラス割れそな大音量!)
  アンタも声だけでニヘラニヘラして虚しくなっちゃえばいいのよ!
  もう知らない!フーンだ!!(スタスタスタスタ

喪:しまったなぁ、やっぱりツンはえびちゃん大キライみたいだな
  あ〜耳痛ぇ・・・あれ?”アンタも”って何なんだ?




  ツ:(ボソ)録音しとけばよかったかなぁ、さっきの一言

  店:懲りないねぇツン君・・・って、私の出番はこれだけ?(´・ω・)
446('A`):2006/10/29(日) 02:14:55 O
泥沼GJ
447('A`):2006/10/29(日) 13:26:39 0
ツンが負けまいと自分で自分のポスター作ったりして
448('A`):2006/10/30(月) 03:09:27 0
もっとヤキモチ妬いてくれーーー
449('A`):2006/10/30(月) 09:42:09 O
ツンが

“一人遊び”をして虚しくなった

と聞いて飛んできました
450('A`):2006/10/30(月) 11:50:24 O
オナヌーか
451('A`):2006/10/30(月) 13:22:26 O
かわいいな
452('A`):2006/10/30(月) 17:44:38 O
喪「ほんとに良いのか?」
ツン「何度も言わせないでよ!!…バカ」
すると喪はツンの胸に手を伸ばし、そっと撫でるように愛撫した。
喪「ツンの胸、やわらかい」
ツン「…ば、ばか/////」
喪「舐めて良い?」
返事を待たず、喪はツンの胸にむしゃぶりついた。
喪「じゅる…ちゅぱじゅぱ」
ツン「いや……ぁ」
だんだん、喪の手の動きは激しくなる。
ツン「んっ…あっ……んあぁっ!」
そしてついに喪の手はツンの下腹部へと
453('A`):2006/10/30(月) 18:51:50 0
ワッフルワ(ry
454ツン:2006/10/30(月) 19:02:59 0
>>452
うぎゃぁぁああ!やめてぇぇええ返してぇ
 アタシのレコーダ止めてぇぇええ!!!

ちっ違うわよぉ!昨日の日曜丸1日かけて作ったりなんかしてないわよ!
とにかく違うのよ〜!苦労したけどアタシが作ったんじゃないのイヤァァアア!!
                    :
                    :
                    :


   店長へ  唐突ですが、しばらくお休みを頂きます、探さないでください _| ̄|● シニタイ・・・
455('A`):2006/10/30(月) 22:26:30 O
喪の声源をどっからとってきたんだツンは
456('A`):2006/10/30(月) 22:53:01 0
とくにじゅる・・・・ちゅぱじゅぱな
457('A`):2006/10/30(月) 23:46:03 O
そりゃおまえマックシェイク飲む音を継ぎ接ぎしてに決まってるだろ
458('A`):2006/10/31(火) 05:01:17 0
さらに、いままで撮りためてきたマクドナルド店内の防犯カメラの
厳選ツーショット映像(人呼んで大塚コレクションw

その映像も組み合わせて編集して、ようつべに(ry
459('A`):2006/10/31(火) 05:33:32 0
思い出した

以前、防犯訓練と称して、喪が犯人ツンが人質役で
密着ラブラブシーンを、後が携帯カメラで撮ってたよな、ソレも一緒に・・・
460('A`):2006/10/31(火) 06:35:49 O
新ジャンル「金正男」

正男「わたし、あなたが好きなの!ずっと側にいたいの!離れたくないの!」
アキバ「・・・・・」
喜び組「お嬢様!!」
正男「!?」
喜び組「探しましたよ!よもやこのような国に・・・さぁ、将軍様がお待ちかねです帰りますよ。」
一方その頃将軍様
正日「寿司うめぇwww」
正男「いやっ!離して!」
喜び組「ならば強制連行するまでです」
正男「やはりわたしたちは敵国同士、結ばれぬ運命なのね。お父さまは何故こんなにもこの国を憎むの?」
一方その頃将軍様
正日「日本の電化製品うめぇwwwww」
喜び組「さあ、早く!」
正男「あ〜れ〜〜〜!」
アキバ「キメェwwwwwww」
一方その頃将軍様
正日「吉永小百合モエスwwwwwww」
そして・・・
正日「日本映画クォリティタカスwwwwwwwwwww」
正男「お父さま、正男です。戻り・・・あっ!」
正日「いやっ、あのっ、こっこれは・・・日本のどこに攻め込むか、どこに核を落とすか研究のために観てただけなんだからねっ!」
正男「お父さま・・・」
正日「そっそうよ、べっべつに日本が好きとか日本文化が素晴らしいとか思ってないんだからっ!」
張本「カァーーーッツ!!!将軍様ともあろう御方が言い訳なんて見苦しいことはイカンのですよ。私らの若い頃でしたらウンタラカンタラ」
461('A`):2006/10/31(火) 13:04:50 O
vipからの誤爆か
462('A`):2006/11/01(水) 11:16:29 O
スルーする








(店長が言ってたのを真似しただけだってばぁ!)
463('A`):2006/11/01(水) 23:32:19 O

464('A`):2006/11/02(木) 05:44:08 0
で、ツンは失踪してまだ戻ってこないのかな?
465春に中途半端に投下した喪:2006/11/02(木) 07:46:06 O
こんちは
名前のとおりです。
中途半端だった作品を最後まで完成させたので投下しに来ました。
ただ、作品内の季節が春先であるので今の時期にはあわないと思います。
季節感なんか気にしないというのであれば随時投下していく予定ですが、迷惑なら春先に延期しますがいかがでしょうか?
皆様の返事おまちしております。
466('A`):2006/11/02(木) 08:13:08 0
>>465
何時でもおっけー

   +
  ∧_∧  +
 (0゚・∀・)   ワクワクテカテカ
 (0゚∪ ∪ +        
 と__)__) +
467('A`):2006/11/02(木) 11:34:39 0
はやくはやくうううう
468('A`):2006/11/02(木) 16:55:51 O
記憶に残ってないない人が多数だとおもうので前回までの簡単なあらすじ
喪が念願の大学に合格、店長らに誘われお花見に行くがツンは酔っ払ってしまう。
ツンの後輩にツンを頼まれた喪はツンと二人っきりに・・・
そこで喪は大学に合格したことの感謝のために勇気を出してツンをデートに誘うが、ツンは寝ていたのであった。
※喪はマックで勉強をしていたが、その時にツンに世話になっていたらしい。
469('A`):2006/11/02(木) 17:09:17 O
>>468より続き
ツン「アイツったら遅いわね、アタシを待たせるなんて何考えてるのかしら?」
ちなみに現在の時刻、待ち合わせの一時間前。ツン到着時刻、待ち合わせの二時間前。
ツン「でも、まさかアイツとデートなんてねぇ・・・」
話はお花見の次の日に遡る
後輩「せ〜んぱいっ!(ニヤニヤ)」
ツン「あら、おはよっ!どうしたの?ニヤニヤしちゃって」
後輩「どうしたの?っじゃないっスよ、どうだったんですか?あの後!」
ツン「???」
後輩「あ〜ん、もうっ!だ・か・ら!喪さんとですよっ!」
ツン「アイツと?別に何も、送ってもらっただけだけど」
後輩「まったまたすっとぼけちゃって〜、あんなにラブラブだったじゃないっスか〜(ニヤニヤ)デートの約束までしちゃって・・・」
ツン「えっ?何それ?合格したってのは聞いたけど・・・」
後輩「えっ?えっ?だって二人でベンチで・・・はっ!!」
後輩(そっか!先輩寝てたからデートだけじゃなくて喪さんの告白も覚えてないんだ・・・アチャ〜)
ツン「ねぇ、ちょっと話が見えないんだけど、なんなの?」
後輩「えっ、え〜っと、なっ、なななんでもないっス、ハハハッでわっ!」
ツン「待・ち・な・さ・い!」
後輩「くっ、詳しくは喪さんに聞いてほしいっス」
ツン「あっ、ちょっ、ちょっと〜なんなのよっ、もう〜」
ガーーー(自動ドア)
ツン「いらっしゃいませー!って、あっ!」
喪男「?」
ツン「アンタちょっとこっちに来て!」
喪男「へっ?」
ツン「いいから来・る・っ!!」
喪男「はっ、はい!」
470('A`):2006/11/02(木) 17:11:50 O
>>469より続き
事務所に連れ去られる喪男
ツン「デートって何?」
喪男「えっ、えーと、それはー・・・ゴニョゴニョ」
ツン「もうっ!はっきりしゃべってよっ!」
喪男(今日のツンさん、なんか恐いな・・・)
ツン「後輩が言ってたんだけどイマイチ話が見えないのよね、問い詰めてもアンタに聞けって」
喪男「いやっ、あのっ、えっと、そのっ、えっとですねー(おいおい、あの時の勇気はどこに行ったんだ?僕)」
ツン「ま〜た、変なことでも企んでるんじゃないんでしょうね?店長とかと!」
喪男「いやっ、そうじゃなくてですね、僕の合格がですね・・・ゴニョゴニョ」
ツン「合格のことは聞いたじゃない、それとこれと関係あるの?」
喪男「いや、店長さんと合格とは関係なくて・・・ゴニョゴニョ(あれ?僕何言ってるんだろ?)」
ツン「やっぱり店長と〜!」
喪男「ひぃーーー!!ちちちち違います、でっ、ですから、ごっ、合格したんです」
ツン「だから、それはさっき聞いたじゃない!」
喪男「いっ、いやっ、あのっ、ほっ、本題はここからでして・・・」

店長「ツンちゃ〜ん、ツンちゃ〜ん!そろそ、ウゴッブヘッ!!こっ、後輩ちゃん・・・なっ、何を・・・」
後輩「なんとかは馬に蹴られてっていうじゃないっスか、馬がいないからアタシが代わりにっス」
店長「・・・だっ、だ・か・らって何・も・・・」
後輩「まぁまぁ、そんなものの一つや二つ潰れたって平気っス、問題無しっス」
店長「いっ・・いや、二つしか・・な・いから問題アリ・・アリじゃ・・・?」
後輩「いいから、いいから。細かいことは気にしないで、さっ、仕事行くっスよー」
店長「まっ・待って・・・まだ・・動け・・・」
グワシッ!!ズルズルズル
店長「ひぃーーー!!」
喪男&ツン「・・・・・・・・・」
471('A`):2006/11/02(木) 17:14:54 O
>>470より続き
ツン「・・・はっ!!ちょっと本題って何?」
喪男「えっ、えっとですね、本題ってのは・・・ゴニョゴニョ(頑張れ!頑張れボク!)」
ツン「ゴニョゴニョ言ってないではっきり言いなさいよ!!」
喪男「はっ、はい!ごっ、合格したのは、ツンさんに勉強を教えてもらったおかげだと思いまして」
ツン「別にアタシは何もしてないし、アンタが頑張ったから・・・」
喪男「それに普段からもお世話になってるしお礼も含めて食事でもって・・・」
ツン「・・・べっ、別にアンタの世話なんかしてないしアタシだって急に言われても忙しいし・・・(キャーやだ、どうしよう喪からデートなんて・・・)」
喪男「いや、忙しいなら無理にとは・・・(ハァーッ、やっぱり僕なんかとじゃ・・・)」
ツン「べっ、別に行かないなんて言ってないでしょ、付き合ってあげるわよ。」
喪男「えっ?」
ツン「どっ、どうせアンタは一緒に食事に行ってくれるガールフレンドの一人もいないんでしょ、だからアタシが付いていってあげるわよ」
喪男「('A`)・・・」
ツン「かっ、勘違いしないでよね、べっ、別にアタシはただ・・・ゴニョゴニョ(ハァー、アタシったら何言いだすんだろ)」
喪男「ありがとうございます」
ツン「えっ?」
喪男「僕みたいのと一緒に・・・」
ツン「やっ、やだ!そんな言い方しないでよ、【アンタみたい】じゃなく【アンタだから】アタシは行ってあげるんだから」
喪男「えっ?」
ツン「いっ、いや、そうじゃなくって・・・(アタフタアタフタ)とっ、とにかく!アタシが付いていってあげるんだから感謝しなさいよね!」
喪男「・・・うっ、うん。ありがと・・・」
ツン「よろしい、で、日時はいつにするの?」
喪男「あっ、それはツンさんの都合のいい日にしてもらっていいです。バイトもあるだろうし」
ツン「う〜ん、そうね〜、じゃあ、明後日は?」
喪男「はっ、はい!かっ、かまわないです」
ツン「時間はどうするの?」
喪男「お昼頃でいいですか?」
ツン「じゃあ、明後日の12時に・・・駅前でいいわよね?」
喪男「じゃっ、じゃあそれで」
ツン「遅れたりしたらゆるさないからね!」
喪男「だ、大丈夫です。あっ、あの、たっ、楽しみにしてますから・・・」
ツン(ボソッ)「楽しみにしてるのはアンタだけじゃないんだから・・・ゴニョゴニョ」
喪男「えっ?」
ツン「なっ、なんでもないなんでもない・・・ほらっ、用が済んだら早く出てってよ!ここは事務所よ」
喪男「('A`)・・・」(連れてきたのはツンさんなんだけどな・・・)
ツン「何?なんか言いたいことでも?」
喪男「いっ、いや、なんでもないです・・・では明後日」
ツン「うんっ、またね・・・」
472('A`):2006/11/02(木) 17:17:49 O
>>471より続き
バイト終了後
後輩「せ〜んぱいっ!(ニヤニヤ)」
ツン「なっ、何?」
後輩「く〜っ、青春っスね〜」
ツン「なっ、なによ急に!」
後輩「ちょっぴり素直になった先輩、かわいかったっスよ〜(ニヤニヤ)」
ツン「なっ、なんのこと?(アセアセッ)」
後輩「んもぅ〜、とぼけちゃって〜出歯亀のアタシが聞いてないわけないじゃないっスか〜」
ツン「・・・・・・」
後輩「でも、たしか二回目っスよね?一回目が健康ランドで明後日が二回目」
ツン「・・・・・・」
後輩「前回は進展ほとんどなかったみたいっスけど、次はチューぐらいは・・・」
ツン「アンタって娘はもーっ!!い・い・加・減・に・し・な・い・と〜〜」
後輩「へっへ〜ん、今日の先輩は恐くないっスよ〜だ・・・でも、先輩っ!頑張ってくださいね。先輩の幸せはアタシの幸せでもあるんスから」
ツン「後ちゃん・・・うんっ!ありがとっ!」
後輩「でも二人とも奥手っスからね〜、手はつなげてもチューとなったらドキドキしすぎて死んじゃったりして」
ツン「だから、アンタはいつも一言余計なのよ〜!!!!!」
後輩「キャハハハッ!先輩こ〜わ〜い〜」
結局、後輩にからかわれるツンであった・・・

とりあえず今日の分は以上です。また明日投下しにきますので感想おまちしております。
473('A`):2006/11/02(木) 17:54:08 0
職人('A`)さんGJ!!
久々のツンデレマクドナルドって感じで爆萌!
明日も期待してますよ〜
474('A`):2006/11/02(木) 21:05:32 0
まちきれねえ、早く頼む。頼むう
475('A`):2006/11/02(木) 21:07:34 0
おうふ
476 ◆uI6TiFLZos :2006/11/02(木) 22:52:01 0
ツ「いらっしゃ・・・って、なんだ、アンタかー」
俺「・・・俺、おまえにちゃんと接客された覚えが無いんだが・・・」
ツ「なんか言った?」
俺「いえ、何も・・・」
ツ「それより、今日もいつものでしょ?そうだと思って、もう用意・・・」
俺「あ、今日はビッグマックのセットで」
ツ「・・・は?」
俺「いやー、実はさ、宝くじが当たってちょっと小金持ちになってさ」
ツ「へ、へー・・・」
俺「まあ、今日くらいは贅沢しようかな〜、と」
ツ「・・・ふーん」
俺「・・・あれ?オマエ、なんか怒ってる?」
ツ「怒ってなんか無いわよ!バカ!」
俺(・・・怒ってるじゃん)
477 ◆uI6TiFLZos :2006/11/02(木) 22:52:35 0
後「お待たせしました」
俺「あれ?・・・アイツは?」
後「私じゃ不満ですか?」
俺「あ、いや、そういうわけじゃ・・・」
後「冗談ですよ。・・・先輩なら、休憩に行っちゃいました」
俺「え?なんで・・・?」
後「内緒です。でも、ヒントはあげます」
俺「ヒント?」
後「先輩は、今日初めて厨房の仕事をしました」
俺「え?アイツ、よく厨房でいろいろしてるような・・・」
後「あれとは別です。厨房に仕事として立ったのは、今日が初めてだったんですよ」
俺「・・・」
後「ヒントは終わりです。いくら貴方がニブくても、この先は言わなくてもいいですよね?」
俺「ああ。ありがと」
後「どういたしまして。・・・あ、そうそう、先輩なら裏にいるはずですよ」
俺「・・・サンキュー」
後「どういたしまして」
478 ◆uI6TiFLZos :2006/11/02(木) 22:53:06 0
ツ「・・・」
もぐもぐ
ツ「・・・せっかく、うまく出来たのに・・・」
もぐもぐ
ツ「・・・ふん・・・なによ、バカ・・・」
俺「誰がバカなんだ?」
ツ「そんなの、アンタに決まって・・・って、なななななんで!?」
俺「なにが?」
ツ「な、何がって・・・何がよ!」
俺「なんでそこでキレるんだ・・・」
ツ「う、うるさい!そんな事より、なんか用!?」
俺「いや、なんというか・・・」
ツ「・・・」
俺「・・・ビックマックより、うまそうだな」
ツ「・・・え?」
俺「いただき」
ツ「え、あ!?」
もぐもぐ
俺「うん、ウマい」
ツ「か、返しなさいよ!それはアタシのよ!」
俺「いつものより、ウマく感じるな。作る人、変わったのか?」
ツ「え?そ、そんなの・・・知らないわよ・・・」
俺「ふーん?」
ツ「・・・ふん。もういいわよ、それ、あげる」
俺「サンキュー。うん、ウマいウマい」
ツ「ふ、ふん!バカ・・・」
479('A`):2006/11/02(木) 23:49:24 O
いぇーい

   Z・降・臨!!

途端に盛り上がるからここの
住人は止められねぇぇっ!!
480('A`):2006/11/03(金) 00:37:49 O
最近Zが出てこないから、てっきり飽きちゃったのかと思ってしまった俺の馬鹿!
キュンときたぜ(*゚д゚)

ZGJ!
>>472wktkGJ!
481 ◆lgsjerQocI :2006/11/03(金) 17:26:48 O
>>468-472です
鳥付けました。では続きをドゾー

デート前日夜喪男宅
喪男「・・・いよいよ明日かぁ・・・この服で大丈夫かなぁ?」
ガチャッ!
喪妹「お兄ちゃ〜ん!AIR終わったから次CLANNAD貸し・・・てって・・・ええーーー!?」
喪男「うわっ!!おまえノックぐらいしろよ!!」
喪妹「どっ、どうしたのさー、そんな格好しちゃってー?」
喪男「おっ、おまえには関係ないだろっ!!」
喪妹「はっは〜ん、さては女だね?(ニヤリ)」
喪男「ばっ!!ちっ、違うよ!!断じじて!!そなんことは!!ぜぜん!!」
喪妹「焦ってるってことは図星だね(ニヤッ)いやぁ、お兄ちゃんも色を覚えるようになったのかぁー、妹であるボクとしても嬉しい限りだよ〜」
喪男「なっ!おっ、おまえにそんなこと言われる筋合いは・・・」
喪妹「まぁまぁ、ボク、これでも一応、よろこんでるんだよ」
喪男「まったく・・・ホントおまえは・・・」
喪妹「でっ、誰なのさ?」
喪男「だから、おまえには関係・・・」
喪妹「マックの人じゃない?」
喪男「なっ・・・(///)」
喪妹「やだなー、ボクが気づいてないとでも思ったの?」
喪男「ちょっ、おまっ・・・」
喪妹「それにしても、さっきといい相変わらず嘘がつけないね、まぁ、そこがお兄ちゃんのかわいいとこなんだけど」
喪男「おまえ、いい加減に」
喪妹「綺麗な人だよね(ニヤニヤ)」
喪男「くっ・・・(///)」
喪妹「プププッ、で?どこまでいってるの?」
喪男「こ、この前、お花見には行ったけど・・・」
喪妹「お兄ちゃん・・・バカ?」
喪男「兄に向かってバカとはなんだ、バカとは!」
喪妹「ハァーー、普通さ、男と女がどこまでっていったらAとかBとかCって・・・」
喪男「わーーわーーわーーー!!」
喪妹「プププッ、やっぱりね」
喪男「なっ、なにがやっぱりなんだよ!!」
喪妹「お兄ちゃんって、ファーストキッスもまだでしょ?」
喪男「ばっ、バカ言え!キッ、キキキキキスの一つや二つ・・・」
喪妹「無理しない無理しない、ボクが練習台になってあげようか?」
喪男「なっ、(///)おっ、おまえみたいなネンネじゃ練習にもならないっつーの!」
喪妹「あっ、ひっどーい。ボクだって最近は出るとこ出てきたんだからね(プンプンッ)」
喪男「わかった、わかったから。おまえはコレ(CLANNAD)持って早く出てけ!」
喪妹「ヘヘヘッ、からかいすぎちゃったね。ありがと、お兄ちゃん。それと・・・明日頑張ってね。ボクも陰ながら応援してるから」
喪男「あいつ・・・一言余計だけど・・・一言じゃないか。」
こうして喪男の夜は更けていく
482 ◆lgsjerQocI :2006/11/03(金) 17:40:46 O
>>481続き

デート前日夜ツン宅
ツン「明日はアイツと・・・キャーー!(枕に顔を埋めて足をバタバタさせるツン)」
ツン「アイツどんな服装が好みなのかなぁ・・・ていうか男の子とちゃんとしたデートなんて初めてだから・・・」
ツ母「ちょっとー、ご飯よー」
ツン「やっ、やだ!急に入ってこないでよ」
ツ母「急にって、ノックもしたしさっきから呼んでるわよ」
ツン「えっ?」
ツ母「どうしたの?ぼーっとしてたみたいだけど」
ツン「あははっ、なんでもないっ、なんでもないよ」
ツ母「冷めちゃうからはやくいらっしゃい」
ツン「うん、今行く〜」
食事中・・・
ツ母「ほらっ、またぼーっとしてる」
ツン「えっ?そっ、そうかな?」
ツ母「ふーん・・・男でしょ?」
ツン「わわわっ!きっ、急に変なこと言わないでよ!べっ、別にそんなわけじゃ・・・」
ツ母「あらっ、でもさっき男の子から電話あったわよ、明日の待ち合わせは駅前の喫茶店に変更、って」
ツン「ちょっと何で呼んでくれないのよっ!」
ツ母「だって、呼んでも返事しなかったじゃない。それより誰なのよ?電話の子」
ツン「アッ、アイツとはそんなんじゃないし、別に誰ってわけじゃ・・・」
ツ母「まぁまぁ、いいじゃない。どうせ今日はお父さん帰ってこないから女二人だし」
ツン「・・・(///)ねっ、ねぇお母さん」
ツ母「んっ?なぁに?」
ツン「あっ、あのね、デッ、デートってどんな服で・・・」
ツ母「ストーップ、ツンちゃん。デートだからって特別じゃなきゃダメって思ってない?」
ツン「うん、まぁ」
ツ母「ばかねぇ、別に普通でいいのよ。ツンちゃんがいつも着ているような服で」
ツン「そうなの?」
ツ母「あまりにもこれは・・・っていうような服装でない限り平気よ。あなたの場合は服装よりその素直じゃない性格のほうがねぇ」
ツン「うっ・・・」
ツ母「どうせ思ってもいないのに悪態ついたりしてるんじゃないの?」
ツン「そ、そんなことないわよ、なんでお母さんにそんなことわかるのよ!」
ツ母「わかるわよ、だってお父さんそっくりだからね」
ツン「・・・どうしたらいいかな?」
ツ母「簡単よ、自分の気持ちに素直になればいいの、あなたはお父さんの娘であると同時にお母さんの娘でもあるんだから」
ツン「お父さんの若いときってどうだったの?」
ツ母「そうねぇ、頑固で素直じゃなくて恥ずかしがり屋さんでね」
ツン「ハハッ、今とあんまり変わらないんだ。どっちから付き合おうって言ったの?」
ツ母「どっちからっていうか、きっかけはお母さんからかな」
ツン「へぇ、どんなきっかけだったの?」
ツ母「お母さんね、お父さんのことが大好きで、大好きだったんだけど、なかなか好きですって言えなくてね」
ツン「それで?」
ツ母「バレンタインの日に告白しようって決めたんだけどチョコだけじゃって思ってマフラー編んだの」
ツン「へぇ〜」
ツ母「で、当日の朝に渡したらちょっぴり嬉しそうな顔して貰ってくれたのよ」
ツン「それで付き合いだしたの?」
ツ母「それがね、お父さんったらそのことで友達にからかわれて照れ臭くなったのか恥ずかしくなったのか、マフラーとチョコを捨てちゃったのよ」
ツン「うわっ、お父さん最悪・・・」
ツ母「でしょ〜?もうね、お母さん悔しくて悲しくて・・・」
ツン「・・・泣いちゃたの?」
483 ◆lgsjerQocI :2006/11/03(金) 17:43:35 O
>>482続き 

ツ母「ぶん殴っちゃった」
ツン「・・・えっ?」
ツ母「お母さんね、編み物初めてで苦労して失敗して、毛糸も何度も買いに行って、でも大好きなお父さんのために頑張って作ったのにそんなことをされたら悲
しい以上に腹立たしくなって、気が付いたら手が出ちゃったのよ」
ツン「へっ、へぇ〜。それで?」
ツ母「うん、そしたら次の日の朝、お父さんったら校門で待っててくれたのよ、捨てたはずのマフラーをして」
ツン「うん、うん」
ツ母「お父さん、お母さんの顔を見てこっちに来て、目を合わせずに、ゴメン悪かったって、でねその後恥ずかしそうに、これ温かい、ありがとって」
ツン「お父さんかわいいねっ」
ツ母「そのときにお母さん、あぁやっぱりこの人が好きなんだなって思ってね、でも昨日のこともあったからただで許したら腹の虫が治まらないし」
ツン「どうしたの?」
ツ母「ちょっと意地悪してやろうって思ってね、キスしてくれたら許してあげるって言ったのよ」
ツン「キャーー、お母さん大胆」
ツ母「そしたらお父さん、耳まで真っ赤にしてアタフタしたゃって、もぅ〜かわいくてかわいくて、そのまま拉致っちゃった」
ツン「ブッーー!!」
ツ母「で、拉致った先でお父さんの初めて貰っちゃった」
ツン「ちょっ、ちょっと!何の話を・・・」
ツ母「何って、お母さんとお父さんの馴れ初め・・」
ツン「いや、なんかもういいや」
ツ母「あら、ここからが面白いのに〜」
ツン「・・・・・・」
ツ母「でもね、ツンちゃん。素直になるのは大事よ、自分の気持ちに素直になって好きな男の子の隣で微笑んでればうまくいくから」
ツン(いや、あんたの場合素直じゃなくて本能のままに、だろ)
ツ母「あら、ツンちゃん、なんか変なこと考えてない?」
ツン「何も考えてないよ、何も(相変わらず鋭いわね)・・・ねぇ、お母さん」
ツ母「あら、なぁに?」
ツン「今でもお父さんのこと愛してる?」
ツ母「あら、おかしなこと聞くのねぇ、当たり前じゃない、世界で一番よ」
ツン「そっか、そうだよね」
ツ母(ボソッ)「まぁ、浮気したらただじゃおかないけど・・・」
ツン「・・・・・・」
ツ母「ほほほほほほほっ!」
明日はデート、ツンは大丈夫なのか?
484 ◆lgsjerQocI :2006/11/03(金) 17:46:48 O
今日の分は以上です。
明日はデート当日のそれぞれの朝編を投下します。
ではまた明日ノシ
485('A`):2006/11/03(金) 21:29:23 0
イイヨイイヨー(*´Д`)
Zも>>468-も超GJ。宴はまだまだ終わらないぜ!
486('A`):2006/11/03(金) 22:37:57 0
>>482-483ってずっと前に見た記憶があるんだが。
487 ◆lgsjerQocI :2006/11/03(金) 22:52:00 O
>>486
春先に一度投下したけど中途半端に終わったネタだったのでまた最初から投下してます。
みんな、もう記憶に残ってないだろうと思っていたけど、なんとなくだけでも覚えていてもらって嬉しいかぎりです。
今回はきちんとデート当日の朝→デート本番→・・・・・って感じで投下していくので生暖かく見守っていてください。
488('A`):2006/11/03(金) 23:11:59 O
断じてショタではないのに僕っ娘に萌える不思議
489('A`):2006/11/03(金) 23:43:09 0
この妹ただのオタじゃねーかww
490('A`):2006/11/04(土) 00:47:25 0
ああ、すさまじいまでのデジャブって思ったらそういうことね
喪妹ってやっぱもてないのか?
491('A`):2006/11/04(土) 04:16:30 0
ここ見てるとなんか胸がさ、キュンキュンすんだよな。
ああああああああああああ恋がしてえよおおおおおおおおおおおお!
彼女とが贅沢なこと言わないから恋がしてええええええええええ!!!!!
492('A`):2006/11/04(土) 04:52:19 O
>>490
ヒント:ドラマ電車男の妹
493('A`):2006/11/04(土) 12:35:20 0
>>492
喪妹が脳内で掘北真希に変換された。ハァハァ…
494 ◆lgsjerQocI :2006/11/04(土) 17:27:47 O
>>483続き
デート当日朝ツン宅
ツン「ねぇ、お母さん」
ツ母「あら、なぁに?」
ツン「貸してほしいものがあるんだけど」
ツ母「あら、やだ。ゴメンね〜、三日前に切らして今日買いに行くつもりだったからないのよ」
ツン「へっ?何が?」
ツ母「えっ、貸してほしいものってコンドームでしょ?」
ツン「なっ、ばっ、バカ!違うわよっ!」
ツ母「あら、やだ。親に向かってバカはひどいわね、それに今は男の子だけじゃなくて女の子が用意しておくのもエチケットよ」
ツン「だから、アイツとはまだ・・そんなんじゃ・・・(ゴニョコョ)って、ちっがーう!!」
ツ母「ほほほほほほほっ!やぁねぇ、この娘ったら、ちょっとからかっただけよ。はいっ!」
ツン「あっ、それ・・・」
ツ母「これでしょ?あなたが言ってるのは?」
ツン「魔法のペンダント・・・」
ツ母「でも、よく覚えてたわねぇ、ずっと昔のことなのに」
ツン「お母さんだって、よくわかったね」
ツ母「我が子のことですもの当然よ」
〜十五年前〜
幼ツ「あっ!それきれい!」
ツ母「んっ?これ?」
幼ツ「きれい!ねぇ、まま。それ、つんちゃんもほしい」
ツ母「う〜ん、そうねぇ、あげてもいいけど今はまだダメかな」
幼ツ「え〜〜なんで、なんで。ほしい、ほしい。」
ツ母「これはね魔法のペンダントなの、あなたに大切な人ができたときに、ねっ?」
幼ツ「う〜ん、むずかしくてよくわかんない」
ツ母「つまりね、大好きな人ができたらってこと」
幼ツ「だいすきなひとならいるよっ!ままとぱぱ!!だからちょうだいっ!」
ツ母「う〜ん、そういうことじゃないのよね、ツンちゃんにはまだ難しいかな?」
幼ツ「え〜、やっぱりわからないよ〜」
ツ母「そのうちわかるようになったら、ねっ?」
幼ツ「ん〜〜〜、うんっ!」



ツ母「そっか、もう十五年もたつのねぇ、だからこれは貸すんじゃなくて」
ツン「・・いいの?」
ツ母「うん、貰ってくれる?」
ツン「お母さんありがとっ!大好き!」
ツ母「あらあら、現金な娘ねぇ、とにかく今日は昨日も言ったように素直にね」
ツン「うんっ!」
しばらくして・・・
ツ母「ツンちゃ〜ん!」
ガチャッ
ツ母「あらっ?もう出掛けちゃったのねぇ、まだ九時半なのに。ふふっ、相当ぞっこんみたいね、じゃあ今はお父さんと二人っきりねぇ・・・」
まだまだお盛んなツ母であった・・・まさに女は灰になるまで
495 ◆lgsjerQocI :2006/11/04(土) 17:31:31 O
>>494続き
デート当日朝喪男宅
喪男「ううっ・・・緊張してあまり眠れなかった」
喪母「ご飯よー!!」
喪男「あまり、食欲ないな・・・一応食べとくか」
食卓
喪母「はいっ♪、しっかり食べるのよ〜♪」
喪男(大盛り・・・こんな食べられないよ、つーか母さんなんでこんな機嫌がいいんだ?)
喪母「そうそう、はい、これ!」
喪男「何?封筒?・・・えっ?壱万円?」
喪母「だって、今日はあなたの人生初のデートでしょ?お母さんうれしくって♪がんばりなさいよっ♪」
喪男「いやっ、でも・・・」
喪母「いいのよっ、どうせ三千円くらいしか無いんでしょ?」
喪男「うっ、まぁ・・・」
喪母「デートなんだから多く持っていって損はないから。それに男がお金を出すのが基本よ、女にお金を出させるなんて格好悪いことしちゃだめよ。女にお金を
出させて格好つくのはホストか紐くらいよ」
喪男「・・・・・・」
喪母「まぁ、今は割り勘が主流みたいだけどね、どっちしても三千円程度じゃご飯食べて終わりでしょ?それじゃあ、楽しめないじゃない、どうせなら丸一日お
もいっきり楽しまなきゃ。はっ!男と女が夜まで一緒に・・・ホテル代も必要ね、もう壱万追加しなきゃ」
喪男「いや、そんな関係じゃないから、別にそこまでは・・・」
喪母「あらあら、やあねぇ。最初から弱気でどうするの?男ならやってやれっ!よ」
喪男(・・・いやっ、無理矢理は犯罪だろ)
喪母「とにかく!あなたがグイグイ引っ張らなきゃね」
喪男「そういや、何で母さんが知ってるのさ、僕が今日デートなの」
喪妹「そりゃ、ボクがしゃべったからに決まってるじゃん。あっ、お母さんおかわりっ!」
喪母「はいはい、それにしても最近よく食べるわね」
喪妹「そりゃあ育ち盛りだからね、僕も早くお母さんみたいにナイスバディになりたいもん♪」
喪男「なりたいもん♪じゃないだろっ!おまえ何でしゃべっちゃうんだよっ!」
喪妹「あっ、お母さ〜ん。ボクのお弁当作ってくれた〜?」
喪母「ここにあるわよ、それにあなたのだけじゃないでしょ」
喪妹「へへへっ、そうでした」
喪母「でも、こういうのは自分で愛情込めて作るから気持ちが伝わるのよ」
喪妹「わかってるけどさ、ボク、料理苦手なんだよね」
喪母「じゃあ特訓しなきゃ、お母さんが教えてあげるから」
喪妹「ホントッ!でもお母さん忙しいんじゃないの?」
喪母「時間なんて作ればいくらでもあるわよ、お店はお父さん一人でも大丈夫だし」
喪妹「じゃあ、ボク、卵焼き作りたい!おいしい、なんと言われたら最高なんだろうな〜」
喪男「最高なんだろうな〜じゃあなくでだな」
喪母「帰ってきたらさっそく特訓よっ!」
喪妹「うんっ!ボク、がんばるよっ!」
喪男「だから、僕の話を・・・」
喪妹「もぅ〜、お兄ちゃんさっきからうるさいっ!って、はっ!」
496 ◆lgsjerQocI :2006/11/04(土) 17:33:34 O
>>495続き
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・
喪父「だ〜れ〜に〜お〜い〜し〜い〜と〜い〜って〜も〜らい〜た〜い〜って〜?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・
喪妹「なっ、なんでもないよ!ってか誰でもない!」
喪父「じゃあ〜何故急に料理なんぞ〜」
喪男(なっ、何か大変なことに・・・)
喪妹「べっ、別にいいじゃないか!ボクだって女の子なんだからっ!」
喪父「ん〜?これは〜?」
喪妹「そっ、それは!」
喪父「何故?二人分?なぁ〜ぜ〜?男か?ぅお〜と〜こ〜か〜?」
喪妹「ちっ、ちがっ!」
喪男(うわぁ・・・)
喪父「ワシの娘をたぶらかしよって〜こんなもの〜、こうしてくれるわ〜」
グワシャ!!ガシャガシャ!!!!!
喪妹「あぁ!あぁ・・・せっかく・・・せっかくお母さんに作ってもらったのに〜(グスグス)せ、先輩と一緒に・・・ぅえ〜ん」
喪父「えっ?母さんが・・・作っ・・・た?」
喪妹「なんてことするんだよっ!!バカッ!!もう、お父さんなんて、お父さんなんて〜、大っ嫌いだーーーーー!!!!!」
喪父「Σ(゚д゚;)ガーーーーーーン!!!!!むっ、娘に・・・愛する娘に・・・(´・ω・`)キラワレチャッタ、どっ、どうしよう(オロオロ)」
喪妹「うえ〜ん!」
喪母「あなた・・・」
喪父「あっ!母さん!どっ、どうしよう。泣かせちゃった(オロオロ)」
ばっこぉーーーーーん!!!!!
喪男(あっ・・・テンプルにいいの入った・・・)
喪母「あなた〜(ニコニコ)私の作ったお弁当もだけど、自分の娘を泣かせるなんて〜(#ビキビキ)」
喪父「いっ、いや!娘をたぶらかす悪い・・・」
喪母「いいわけ無用」スチャッ
喪父「ひぃーーーーー!!ちっ、中華包丁と中華鍋はしゃれになって・・・」
喪母「(キュインキュイン)覚悟!!!!!」
ダダダッ!!バゴーーン!!バキッ!ドガッ!ゴボッ!ガスッ!ガスッ!ドガッ!バキッ!ドガッ!ベゴォ!ドガッ!バキッ!ザグゥ!!キュインキュインキュインキュインキュイン!バッゴーーーーーン!!!
喪男(あっ・・・エンド・オブ・ハートしかも二刀流・・・人ってぶっ飛ぶんだな・・・はっ!いっ、今のうちに逃げとこ・・・)
外に逃げてから
喪男「今日、帰って大丈夫かな?つーか家は無事かな?・・・まぁ、父さんはいつものことだから平気だろうけど、よく死なないよなぁ」
喪男、家のことが心配ながら、いざデートへ・・・
497 ◆lgsjerQocI :2006/11/04(土) 17:35:42 O
>>496続き
喪男「とりあえず状況が状況なだけに出てきちゃったけど・・・十時十五分かぁ、まだ待ち合わせ時間には早すぎるよなぁ」
ちなみにツンは既に待ち合わせ場所に到着
喪男「一時間半くらい時間潰してから行くかぁ・・・」

喪男が前によく行っていたゲーセン
女店長「はい、いらっしゃい、あれ?久しぶりじゃないか喪」
喪男「あ、ども」
女店長「受験は終わったのか?それとも諦めたか?」
喪男「いや、合格しましたけど・・・」
女店長「ん?そうか、そりゃ残念」
喪男「・・・・・・」
女店長「はっはっはっ!気にするな、冗談だよ」
しばらくして
喪男「くっ、どうしたぁ?」
女店長「おい、喪」
喪男「くそっ!遊びは終わりだっ!」
女店長「おいっ!喪!」
喪男「泣けっ!叫べっ!そして、死ねー!」
女店長「・・・・・・」
喪男「月を見るたび思い出せ」
女店長「こるぁ!!喪ーーーーー!!!」
喪男「はっ!」
女店長「相変わらずだな、その癖」
喪男「もしかして、また?」
女店長「あたしが呼んでもまったく聞こえてなかったみたいだ、レバー握るとホント人変わるな、普段のキョドってるときとは別人だよ」
喪男「・・・自分じゃわからないんですけどね」
女店長「ゲームしているとき、とまではいかなくても普段もう少しイケイケにならないもんかねぇ」
喪男「はぁ・・・(イケイケっていつの言葉だよ)」
女店長「んっ?そういえば小綺麗な格好だな、何かあるのか?」
喪男「まぁ、ちょっと・・・」
女店長「デートでもしに行くみたいな格好だな」
喪男「!!?」
女店長「おっ?なんだ図星か?そうか、ゲームが恋人の喪にもついに彼女が・・・」
喪男「いや、まだ彼女とかそういうのじゃ・・・」
女店長「なんだかハッキリしないなぁ、そんなんじゃ逃げられちゃうぞ。ちなみに時間は大丈夫なのか?」
喪男「あっ!まずいっ!ありがとうございます。またっ!(バタバタバタ)」
女店長「フゥーーー、なんだか慌ただしいな。でもアイツに女かぁ、きっとアイツの優しさとか良さがわかる可愛い娘なんだろうな。頑張れよ、喪!!」

喪、待ち合わせ場所へ
喪男「あっ!もう来てる。まいったなぁ、先に来ようと思ってたのに・・・」
カランコローン
店員「いらっしゃいませー」
喪男「あっ、待ち合わせなんですけど・・・」
店員「それじゃ、ご着席なさいまして、注文が決まりましたらお呼びください」
喪男「すっ、すみません。お待たせしてしまって」
ツン「あっ、あらっ以外と早かったのね。アタシも今来たところよ」
喪男(その割りには飴の包みがたくさんあるような・・・)
ツン「!!?あっ、あらっ?やあね、前に座ってた人かしら?(アタフタアタフタ)」
店員「お待たせしました〜、アイスココアになります。それとコレ追加の伝票になりま〜す」
ツ&喪「・・・・・・」
ツン「(///)ほっ、ほらっ!ご飯食べに連れていってくれるんでしょ。行くわよっ!」
喪男「えっ、でも今飲み物きたばっかりじゃ・・・」
ツン「グズクズしてないでさっさとするっ!」
喪男「・・・・・(まっいっか)」
498 ◆lgsjerQocI :2006/11/04(土) 17:40:49 O
1、2投目は前回にも投下したものです。
3投目は初投下となります。
明日はいよいよデート本番編を投下します、さてさて二人のデートはどうなるのでしょう?
それは明日のお楽しみ、ではまた。
499('A`):2006/11/04(土) 19:56:52 0
◆lgsjerQocI さんGJ!!
エンドオブハートとは懐かしい
これからも期待してますよ!
500('A`):2006/11/04(土) 21:00:23 0
盛り上がってきましたなぁ…

集え職人たちよ!ツンマクの旗の下へ!!!

灯火を絶やすな
俺達の宴はまだ始まったばかりだ
501('A`):2006/11/05(日) 06:46:52 O
誰かツンマクのキャラたちを絵にしてくれる神はおらんのか?
502('A`):2006/11/05(日) 14:21:23 0
>>501
下手でよければ…
“うp”ってどうやんの?
公共のパソコンからでもできる?
503 ◆lgsjerQocI :2006/11/05(日) 18:26:56 O
>>497続き
チーン!ガチャガチャ
店員「2500円になりま〜す」
ツン「はい・・・」
店員「3000円お預かりします。500円とレシートになりま〜す」
ツン「ありがと・・・」
カランコローン
ツン「お待たせ、さっ、行きましょ」
喪男「すいません、だいぶ待たせちゃったみたいで」ツン「だっ、だから待ってないわよ!飲み物だってアレしか頼んでないし・・・」
喪男(一杯で2500円はないと思うけど・・・)
ツン「何よ、なにか言いたげね」
喪男「いっ、いや、別に・・・」
ツン「だったら、ほらっ!さっさと行くわよっ!」(スタスタスタ)
喪男「あっ!待ってください」
ツン「何よ?まだなにかあるんじゃないっ!」
喪男「あのっ、そうじゃなくて・・・逆なんですけど、方向が」
ツン「(///)〜〜〜〜〜!!!」
喪男「・・・・・」
ツン「んもうっ!こういうときは男の子が引っ張っていくもんでしょっ!」
喪男(ツンさんが先に行っちゃったような気がするけど・・・)
ツン「んもう、ほらっ(スッ)」
喪の手をとるツン
喪男「あっ・・・(///)」
ツン「(///)こっ、こうすればどっちかが先に行ったり遅れたりすることもないでしょ。かっ、勘違いしないでよねっ、べっ、別にアンタと手を繋ぎたいわけじゃないんだから」
喪男「はっ、はい!(ニコニコ)」
ツン(へっ、へぇ〜〜コイツ笑うと結構可愛いんだ)「・・・はっ!!ほらっ、ニヤニヤしてないで行くわよっ!」
504('A`):2006/11/06(月) 08:16:17 0
>>502さん楽しみにしています
◆lgsjerQocIさん乙
GJです
505 ◆lgsjerQocI :2006/11/06(月) 08:22:23 O
>>503続き
そんなこんなで二人目的地へ
ツン「で、どこに連れていってくれるの?」
喪男「えっと、この前新しくオープンした【アリーヴェデルチ】ってパスタ屋なんですけど」
ツン「へっ、へぇ〜アンタにしちゃいい店選んだわね(んもうっ!アタシのバカバカ、なんで素直に誉めてあげられないのよ)」
そして・・・
ワイワイガヤガヤワイワイガヤガヤワイワイガヤガヤ
喪男「混んで・・・ますね。これじゃしばらく座れそうにないですね」
ツン「お昼時なんだから混むのはわかってたでしょっ!予約ぐらいしときなさいよっ!(あ〜〜〜だからなんでアタシってばこうなの?もっと優しい言い方できるじゃない)」
喪男「すみません、とりあえずボーリングか映画で時間でも潰してきますか?」
ツン「あらっ?アンタにしちゃいい判断ね、そうねココで待ってても退屈だし行きましょうか(だ・か・ら、誉めてあげなさいよっ!誓ったでしょ、素直になるって)」
506 ◆lgsjerQocI :2006/11/06(月) 08:24:21 O
>>505続き
二人ボーリング場へ
ゴロゴロゴロ・・・パカーン!!!
喪男「すごいですねっ!またストライクですよ」
ツン「(///)こっ、これくらいふっ普通よ。アンタに誉めてもらったってちっとも嬉しくなんかないんだから(あ〜んもう、何で素直にありがとうって言えないのよ)」
喪男「じゃ、次は僕ですね」
ゴロゴロゴロ・・・ガタン!ゴロゴロゴロ・・・
喪男「あはは・・・やっぱり難しいですね」
ツン「んもうっ!見ちゃいらんないわっ!いい?投げるときにフォームがバラバラだから真っすぐにいかないの。だからこうして」
ピトッ・・・密着する二人のからだ
喪男「(///)・・・」
ツン「(///)〜〜〜☆@♀♂☆ちょっ、ちょっとくっつきすぎよっ!いやらしい!!(あ〜〜〜せっかくのチャンスに何言ってるのよアタシったら)」
喪男「(///)いや、あの、すっ、すみません・・・」
ツン「(///)まっ、まぁいいわっ、今日は特別許してあげる(だから違うでしょア・タ・シ)」
喪男「すみません、ありがとうございます。じゃあ、そろそろお昼行きますか?遅くなっちゃったけど」
ツン「そっ、そうね」
507 ◆lgsjerQocI :2006/11/06(月) 08:26:16 O
>>506続き
手は繋いでるけど終始無言の二人、そして・・・
喪男「あっ、大分空いてますね。これなら入れそうですよ」
ツン「じゃ、入りましょ。ボーリングしたからお腹ペコペコだし」
喪男「フフッ」
ツン「(///)なっ、何よ!」
喪男「いや、ツンさんも結構可愛いこと言うんだなって」
ツン「(///)〜〜〜〜余計なこと言わないのっ!さっさと入るわよっ!(はぁ、なんでアタシったらこう素直じゃないのかしら?)」
喪男「はいっ!(ニコニコ)」
そして食事を終えて・・・
店員「5250円です」
喪男「じゃ、一万円で」
店員「はい、一万円お預かりします。4750円のお返しになります。こちらサービス券になります。次回よりお使いください」
ガーーー!
ツン「本当にいいの?全部出してもらっちゃって。やっぱり半分出すよ」
喪男「いや、大丈夫ですよ。合格祝いにお小遣い貰いましたから。」
ツン「でも、やっぱり・・・」
喪男「いいんですってば、ここは【素直】に奢られてください」
ツン「(///カーッ)〜〜〜〜〜なっ、何よっ!アタシが素直じゃないっての!?もういいっ!!喪のバカ!知らないっ」ダッ
喪男「・・・まいったな、そんなつもりじゃなかったのに・・・追い掛けたほうがいいよ、な?」
508 ◆lgsjerQocI :2006/11/06(月) 08:31:29 O
>>506続き
いつのまにかお花見をした公園に来ていたツン
ツン「はぁ〜、なんであんなこと言っちゃったんだろ・・・今日は素直になるって決めてたのに、この魔法のペンダントに誓ったのに・・・わかってる全部自分が悪いんだって
わかってるこのペンダントだってただの気休めだって、でも、アイツを前にするとドキドキしちゃって、思ってもないこと口にしちゃって・・・
アタシってバカよね自分が悪いのに逃げ出したりなんかして、もうアイツとは普通に話せないのかな?嫌っ!そんなの嫌だよっ!だって、だってアイツのことこんなに好きなのに!(グスングスン)」
喪男「ハァッハァッ、やっと見つけた。・・・ツンさんっ!!」
ツン「!!?」
喪男「探しましたよ、行きましょう。まだ春とはいえ寒いですよ」
ツン「来ないで!アタシみたいなバカで性格の悪い女に優しくしないでっ!!それ以上優しくされたらアタシ、アタシ・・・ふぇ〜ん」
喪男「ツンさん・・・」
ツン「ふぇ〜〜〜ん、グスングスン」
喪男「とっ、とりあえずベンチに座りましょ、涙も拭いて」
509 ◆lgsjerQocI :2006/11/06(月) 08:38:16 O
>>508続き
ベンチに座って温かいココアを飲む二人、ツンの肩には喪の上着が
喪男「落ち着きましたか?」
ツン「・・・うん、上着アリガト、あと・・・ごめんね」
喪男「もう、いいんですよ」
ツン「でも、あんなこと言われたのになんでアンタは優しくしてくれるの?」
喪男「・・・・・」
ツン「普通なら怒るのはアンタのほうよ?普通ならアンタに嫌われて当然なのよ?なのに何でアンタは・・・」
喪男「・・・憶えてますか?」
ツン「えっ?」
喪男「まだ僕がハンバーガーセットばかり頼んでたころのことを」
ツン「・・・うん、アンタそればっかりだったものね、それも毎日」
喪男「しかもその一番安いセットで2時間も3時間も居座ったりして」
ツン「だって、アンタは勉強しに・・・」
喪男「本当は勉強は家でもできたんです、それを妹がうるさいからなんて取って付けたような理由で、考えてみれば可笑しいですよねマックのほうが騒がしいのに、本当は違うんです」
ツン「・・・・・」
喪男「本当は・・・ツンさんに会いたかったからなんです」
ツン「えっ?・・・」
喪男「初めてでした、こんな気持ち。でも、僕はモテないし自分に自信がなかったから、でもせめて顔を見るくらいなら、そう思って毎日、毎日。
だから『毎日そればっかりで飽きませんか』って言われたときは嬉しかった。お金があんまりなかったから一番安いハンバーガーセットだったんですけどね。
でもその一言がきっかけでツンさんと仲良くなれた気がします。もちろん店長さんや後輩さんたちとも、でも時が経つにつれこわくなっていったんです。
この関係が壊れたらどうしようって、だから自分の気持ちを隠してた。今の関係がずっと続けばいい、そう思って。
でもダメでした、隠そうとすればするほどツンさんへの想いが募って溢れそうで、もう抑えきれないんです。
それに自分に嘘をついたままなんてツンさんにも失礼だ!この想いを伝えないで後悔だってしたくない!ツンさん!!」
ツン「ハッ、ハイ!(ビクッ!?ドキドキドキ///)」
喪男「僕はまだ学生だし、働いてもいないから不安かもしれないけど、ツンさんを絶対幸せにしてみせます。だから、だから・・・」
ツン「(///)ドキドキドキドキドキドキ」
510 ◆lgsjerQocI :2006/11/06(月) 08:39:52 O
>>509続き
喪男「好きです!結婚してくださいっ!!」
ツン「!!?(ビクンッ)」
涙を流すツン
ツン「あっ、あれ?なんで、だろ涙が・・・」
喪男「・・・やっぱり僕じゃダメ、ですよね?でも伝えられてよかった。それじゃ僕は・・・」
ツン「待って!」
喪男「!!?」
ツン「返事も聞かないで行くつもり?」
喪男「でも・・・」
ツン「バカね、嬉しいときにも涙は出るんだゾ♪」
喪男「???」
ツン「んもう、ここまで言ってもわからないの?じゃあこれなら・・・」


そう言うとツンさんは僕の唇に自分の唇を重ねてきた

そっと優しく。

初めてのキスは涙の味で少し塩っぱかったけど

・・・でも幸せの味がした。

ツンさんとならどこまでも歩んでいける。

そう、思えるほど

彼女の気持ちが伝わってきた。


喪男「(///)・・・・・」
ツン「でも、いきなりプロポーズなんて大胆ね、断られたらどうするつもりだったの?」
喪男「(///)いや、当たって砕けるつもりだったから・・・」
ツン「う・そ♪断るわけなんてないでしょ。アタシだってアンタのことずっと好きだったんだから、それにアタシのファーストキスだったんだゾ♪」
喪男「(///)〜〜〜!!?」
ツン「そういえばコレ、やっぱり魔法のペンダントだったのかな?」
喪男「そう・・かもしれないですね、だって今こんなに幸せなんですから」
ツン「ふふっ♪そうね、じゃ、もっと幸せを噛み締めていたいな」
そう言うとツンさんは再び唇を重ねてきた。
なんか段ボールがあってそこから眩しい光が出てたように見えたけど気のせいだろう。
だって二人のまわりには、こんなに幸せが満ち溢れているのだから。
511 ◆lgsjerQocI :2006/11/06(月) 09:05:22 O
>>510続き
バタバタ
ツン「ちょっとー!アレどこー?」
喪男「コレかぁー?こっちにあるよー」
??「もぎゅもぎゅ」
ドタドタ
ツン「ねぇー!アレはー?」
喪男「アレはクローゼットの中の引き出しだろー」
??「もぎゅもぎゅ」
喪男「ほらーそろそろお菓子はやめにしないとご飯が入らないぞー」
??「えー、だってこえおいちいんだもん」
喪男「それはいつでも食べられるから、今日はこれからすごいご馳走を食べに行くから、ねっ?」
??「じゃあ、あといっこだけ」
喪男「うん、さくらはいい子だね」
さくら「うん、さくらはいいこ♪」
ツン「やだっ!あなた髭くらい剃りなさいよ」
喪男「ん〜?髭があったほうが貫禄あってよくないか?」
ツン「不精髭に貫禄もなにもないと思うけど」
さくら「ぱぱ、おひげいたいいたい」
ツン「ほらっ、さくらだってこう言ってるんだから」
喪男「まぁ、おめでたい席だし、剃るか」

タッタッタッタッタッタッタッ!
ツン「あなたが髭を剃るのに時間掛かるから」
喪男「いやぁ、髭剃がみつからなくってな、おまえも化粧に時間掛けすぎだろ」
さくら「きゃっ♪きゃっ♪」
ツン「しょうがないでしょっ!女は時間掛かるもんなのっ!」
喪男「それよりもう少し急ぐか」
さくら「ぱぱ、はやいはやい♪」
喪男「さくら、もう少しおとなしくしててくれるか?」
さくら「うんっ!きゃっ♪きゃっ♪」
ツン「あっ!お店見えてきたわよ」
喪男「もう少しだな」
タッタッタッタッタッタッタッ!
512 ◆lgsjerQocI :2006/11/06(月) 09:07:14 O
>>511続き
後輩「あっ!来た。お〜〜〜い!こっちっスよ〜〜〜!!!」
店長「おっ!やっと来たみたいだね」
喪男「あっ!お二人ともお久しぶりです。すみません、遅れちゃって」
ツン「ごめんね後ちゃん、それからおめでとう」
後輩「いやぁ、ありがとうございまっス。アタシなんかのために祝賀会なんて」喪男「僕からもおめでとう、後輩さん」
さくら「おねえたん、おめでと」
後輩「さくらちゃん、ありがとう。相変わらず今日も可愛いね」
さくら「えへへっ♪」
後輩「喪さんもわざわざすみませんっス、大したことじゃないのに」
ツン「でも、すごいじゃない店長に就任なんて」
後輩「いやぁ、アタシもお二人にあやかって早く永久就職したいっスよ〜」
喪&ツ「!?」
ツン「後ちゃん、まさか?」
喪男「あの写真、まだ事務所に?」
後輩「当然っス!かざってあるっス!」
喪&ツ「(///)〜〜〜〜〜」
ツン「んもうっ!外してって言ったじゃない!」
後輩「先輩の頼みといえどそれは無理っス、せっかく店長がいい仕事してくれたんスから」
喪男「はぁ〜、まさかあのときの段ボール箱の中に店長さんがいたなんて・・・」
ツン「迂闊だったわ・・・」
店長「やあ、僕を呼んだかね?箱のなかに潜むなんて僕には朝飯前だからね、あのときは苦労したよナンタラカンタラ」
ゴスッ!!!(プキュッ)
店長「〜☆★☆!!?」
後輩「長くなるんで強制終了っス」
喪男「・・・店長さん大丈夫かな?」
後輩「平気っス!戦いの中を生き抜いてきた男っスから」
店長「ぃ・ゃ、ココは・きた・ぇ・ょぅが・・・ガクッ」
喪&ツ「・・・・・」
後輩「そういえばお二人に会いたいっていう従業員を連れてきたっス。お〜〜い!こっちおいでーー」
513 ◆lgsjerQocI :2006/11/06(月) 09:09:39 O
>>512続き
スタスタスタ
従業員A「え、えっと、は、初めまして」
従業員B「お目にかかれて光栄ですわ」
従業員C「きゃーー、すっごーい。新店長、じゃあこの二人が伝説の?」
後輩「そうっス!初代っス!」
A・B・C「><きゃーーー!!!感激ーーー!!!」
B「ですわ」
ツン「え?え?」
A「(///)え、えと、お、男の人って、あっ、あの、どういった女の子が、こっ、好みですか?」
喪男「へ?僕に、聞いてるのかな?」
B「わたくしは殿方を虜にするマル秘テクニックを伝授していただきたいですわ」
ツン「そっ、そんなの知らないわよっ!」
C「あー、アタシも、アタシもーーー!!二人みたいに〜、ちょ〜〜〜素敵な恋がしたいんですけど〜」
後輩「はい、はい。そういうのは食べながらでも飲みながらでもできるから。とりあえず席について」
A・B・C「は〜い!」
B「ですわ」
喪男「僕らも席につこうか」
ツン「そうね」
店長「だれか、ゎ・すれ・て・なぃ・かね?」
さくら「おいたん、いたいいたい?」
店長「さくらちゃんは優しいねぇ。大丈夫、もう元気になったから一緒に食べようか?」
さくら「いやっ!ぱ〜ぱ〜!」
店長「・・・さびしくなんかないさ」
後輩「飲み物は全員に行き渡ったっスか?」
全員「はーーーい!」
後輩「えー、今日はアタシのために集まってくれてありがとっス!堅苦しいのは嫌いなんで、とりあえず乾杯っ!」
全員「かんぱ〜〜〜い!!!」
514 ◆lgsjerQocI :2006/11/06(月) 09:11:27 O
>>513続き
みんなで楽しく、騒がしく飲んでるのを眺めながら、静かに語らう喪とツン
喪男「あの後輩さんが店長か、立派になったもんだね」
ツン「そうね、あの頃はいきおいだけの元気の塊みたいな娘だったからね。あの様子だと下の人からの信頼もあるみたい」
喪男「店長さんはどうなるの?」
ツン「あら?言ってなかったっけ?本社で取締役専務よ」
喪男「へぇ〜、出世したんだ。でも、その専務を後輩さんは・・・」
ツン「・・・・・」
喪男「おそるべし、後輩さん・・・」
ツン「ふふっ、まぁ、あの二人は前からあんな感じだし、いいんじゃない?」
喪男「でも、改めて考えてみるといい人たちに囲まれてたよな」
ツン「そうね、今の私たちがあるのも、あの娘らのお節介のおかげだものね」
喪男「本当、あの人たちには感謝してるよ、そして君にもね。こんな僕と一緒になってくれてありがとう」
ツン「どうしたの?改まっちゃって。私のほうこそ言葉じゃ足りないくらいの・・・」
後輩「あ〜〜〜、二人でなりしてんれすか?や〜らひ〜らぁ、もぅ〜(ヒック)」
喪男「酔っ払ってる・・・」
後輩「いいからこっひに来れくらはいよ〜」
A「わっ、わたしだって(ヒック)おっ、男の人と・・・でも恥ずかしいんです(ヒック)」
B「わたくしが近寄りがたい女ってどうゆーことですの?失礼ですわ(ヒック)」
C「キャハハハハハハ二人ともおっかしー・・・・・ふぇ〜ん、この前またフラれた〜〜〜(ヒック)」
店長「わかるかな〜?(グスン)男は戦いの中で成長しなくちゃいけないのよ(ヒック)」
さくら「いいこいいこ(ポンポン)」
喪男「みんな見事にできあがってるな、店長さんなんかさくらに慰めてもらってるし」
後輩「ほら〜、ぐずぐずしらいれ〜(ヒック)」
喪男「行こうか」
ツン「うん・・・ねぇ」
喪男「んっ?」
ツン「わたしたちずっと一緒だよね?」
喪男「ああ、言っただろ?君を幸せにするって。ずっと一緒さ、ずっと、ずっと・・・」
515 ◆lgsjerQocI :2006/11/06(月) 09:13:09 O
514続き





ここはちょっと変わったマクドナルド

後輩店長「さくらちゃ〜ん!ちよっとレジお願〜い!」
さくら「あっ、は〜い!」

ここには従業員の間で語り継がれている伝説があります。

さくら「・・・460円のお返しとレシートになります。ありがとうございました」
ガーーーーーッ!
さくら「いらっしゃいませー!」(あっ!またあいつだ)

それは素敵な恋の物語

さくら「ご注文はお決まりですか?」(どうせいつものハンバーガーセットで飲み物はコーラでしょ?)
??「えっと、ハンバーガーセットで・・・飲み物はコーラ」
さくら(ほらね)「あの、いつも同じもので飽きません?」
??「えっ?」
さくら「出しゃばって悪いんだけど、そんなのばかりだと体壊すわよ・・・」
??「心配してくれるんだ?」
さくら「べっ、別にアンタの心配なんかしてないわよっ!ただいつも同じものだから、そうよ、ただそれだけよ」

誰が呼んだかツンデレマクドナルド

??「じゃあ、健康のことを考えて飲み物は烏龍茶にしようかな」
さくら「そうじゃなくって、もっと野菜とか」
??「やっぱり心配してくれてるんじゃん」
さくら「あ〜〜〜、んもう、違うわよっ!」

そして、また・・・
新しい恋の1ページが・・・
516 ◆lgsjerQocI :2006/11/06(月) 09:14:53 O
あとがき

とりあえず、この長い長い文を最後まで呼んでくれた方々、ありがとうございました。
そしてごめんなさい。
本来ツンマクは結末的な内容は書いちゃいけないのかもしれないけど書いちゃいました。
ツンデレと男、マクドナルドの仲間たちの何気ない日常の中でおもしろくてキュンとなるようなネタだけでは我慢できなくなりました。
ただ、勘違いしないでほしいのはこの未来は俺の妄想、こんな結末だったらいいなということ、ただそれだけです。
みなさんも色々なツンマクネタを読んで色々な結末を想像してると思います。
そのたくさんの結末の中の一つだと思ってください。
これからも色々な職人さんが色々なネタを書いていくでしょう。
一つ言えるのはツンマクはずっと続いていくのです。僕ら喪男たちの妄想が終わらない限り。
最後に、こんな駄文に付き合ってくれてありがとう。もう結末的な話しは書かないけど、また小ネタを投下するのでよろしく。
では、またノシ
517('A`):2006/11/06(月) 09:41:00 O
GJ!最高ですた
518('A`):2006/11/06(月) 10:21:51 0
講義中だけど一気に読みましたw
GJ!!
519('A`):2006/11/06(月) 22:36:30 0
ツンデレマクドナルド別バージョンで
「30日間マクドナルド生活」

ネットとかでよくある、企画に便乗し、30日毎食マックを食い続けたらどうなるのか?って実験をしている主人公。
そして、ツンが最近ちょっかいを出してくることについて、
(こうやって萌えで誘惑し…搾取しようっていうのか…?
多国籍企業…大量生産の屑め…!もう…もう騙されないぞ…)
とか思っている主人公で誰か書いてみてくれ。
520('A`):2006/11/07(火) 01:27:40 0
>>516
521('A`):2006/11/07(火) 12:34:36 0
なにこれ、泣いたんだけど。
もっと書いて。すばらしい。
522('A`):2006/11/07(火) 12:36:08 O
>>519

「スーパーサイズ・ミー」(だったと思う)でぐぐってごらん。
523('A`):2006/11/07(火) 13:08:23 O
喪「ふぅ〜 ゲームは一日一時間って、ありゃ名言だな」
朝から勉強そっちのけでボコスカウォーズに熱中し気付けば夜になっていた。
喪「空気の入れ替えしよ」
ガラッ
冷たい心地よい空気が部屋を訪れる
喪「あ、今日は満月か・・・」
すると電話が鳴り現実に戻される。
喪「もしもし。あ、ツンか、どした?」
・・・・・・・・・
喪「ごめん、朝からゲームしてて気付いたらこんな時間でした!笑」
・・・・・・・・・
喪「ごめんってば!明日は行くから。ひょっとして今歩いて帰ってんの?」
・・・・・・・・・
喪「そっか、お疲れさま」
・・・・・・・・・
喪「いや、そーゆー意味じゃないって!」
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
喪「待て待て待てぇ!とりあえづ落ち着けって!ゆっくり深呼吸してみって」
・・・・・・・・・
喪「心配かけてごめんな。ん?何?」
・・・・・・・・・
喪「・・・あぁ、好きだよ。ツンは?」      ・・・・・・・・・
喪は嬉しそうに空を見上げ、やや照れながら口を開く
喪「月、綺麗だな・・・」
月はその光で、恋人達を見守っていくのであった・・・・・・

おわり
524('A`):2006/11/07(火) 13:12:34 O
初投下です。もっと修業してきます
525('A`):2006/11/07(火) 22:08:53 0
もう付き合ってる設定なの?
喪板らしく、付き合うまでの過程をえがいてくれたほうが感情移入しやすいよ
526('A`):2006/11/07(火) 23:23:16 O
このスレの住人たちは脳内で声をあててるのか?
店長は確定として、他は?ちなみに俺は後輩を大谷育江で脳内再生している。
527('A`):2006/11/07(火) 23:40:15 O
ちょっと考えてみる……







喪・店長以外、女性は皆
エロゲ声優です本当にあ(ry
いや、板的には正解?
528('A`):2006/11/08(水) 02:38:19 O
ツンの声は釘宮にしてる

喪は自分の声

俺きめぇ
529 ◆lgsjerQocI :2006/11/08(水) 07:18:12 O
ツン「はぁ、掃いても掃いてもキリがないよ」
今朝の話である
店長「ツンちゃん、悪いんだけど落ち葉の掃除頼めるかな?」
ツン「?いいですけど?また何で?」
店長「いやぁ、すまないねぇ。今週の商店街の当番ウチなんだけど、後輩ちゃんには別の用事を頼んだからツンちゃんしか手空いてないんだ。バイト代は出すからね」
というわけで落ち葉の掃除を任されたツン
ツン「こんなときにアイツがいたらなぁ・・・」
喪男「・・・あっ、あの〜」
ツン「!!?なっななな何よっ!きっ急に声掛けないでよっ!って、なんでアンタがここに?」
喪男「お店に行ったら箒と塵取り渡されて・・・」
ツン「手伝うように言われたと。バカねぇ、断ればいいじゃない。アンタはあの店の人間じゃないのよ」
喪男「ははっ・・・頼まれると断れなくって」
ツン「(ボソッ)まっ、そこがアンタのいいところなんだけど・・・」
喪男「えっ?」
ツン「(///)なっ、何でもないわよっ!ほらっ、ちゃっちゃっとやるわよっ!アンタみたいのでも、いないよりは少しはマシでしょっ!」
喪男「・・・・・」
三十分後・・・
喪男「終わりましたね」
ツン「そうね、ご苦労さま。じゃ、あとは片付けて・・・」
喪男「あれ?聞いてないんですか?」
ツン「えっ?何を?」
店長「やあ、終わったみたいだねぇ」
素直「ほぅ、ずいぶん集まったじゃないか、これならたくさん焼けるな」
ツン「ふっ、二人とも!」
素直「スマンな、ツン。お楽しみのところを邪魔してしまって」
ツン「(///)べっ、別に・・・」
後輩「お〜〜〜〜〜い!!!」
素直「おっ!芋がきたみたいだな」
後輩「いやぁ、まいったっス、何故か何処も売ってなくって、やっと手に入れたっスよ」
素直「ほほぅ、これは立派な芋だな。素晴らしい目利きだ、誉めてやるぞ後輩」
後輩「へへっ、ありがとうございまっス。でも、アタシは偶然見つけただけなんすけどね」
素直「こんな立派なモノをいったい何処で?」
後輩「あ〜、そっ、それはっスね〜」
一方その頃
渡辺「あれれ〜?家中のお芋がないよ〜?」

ぱちぱちぱちっ
店長「いやぁ、いいねぇ〜こうやってみんなで焚き火を囲むのは」
素直「うむ、身も心も暖まるな」
後輩「特別な人とってのがまた格別っスよね」
ツン「(///)アッ、アンタは急に何言いだすのよっ!」
素直「後輩は誰とは言ってないようだが」
ツン「(///)〜〜〜〜〜!!?」
ぱちっ!ぱちぱちっ
店長「そろそろ焼けたかな?ん〜♪いい具合だねぇ〜」
ツン「店長。もしかしてバイト代はコレってオチじゃないでしょいね?」
店長「(ギクッ)えっ?いっ、いやぁ・・・はははっ」
ツン「誤魔化さないで!」
喪男「ツンさん、アチチ。はいっどうぞ!焼けましたよ(ニコニコ)」
ツン「・・・ありがと」
素直「ほぅ、いいバイト代を貰ったな」
ツン「(///)モグモグモグ(まっ、いいか♪)」
530 ◆lgsjerQocI :2006/11/08(水) 07:26:06 O
そろそろ冬ということで、こんなネタを投下しました。
自分の作品で素直クールは初出なので「これは違うっ!」って意見もあるかもしれませんが勘弁です。
ちなみに渡辺さんについてくわしくはこちらを↓
ttp://imihu.blog30.fc2.com/blog-entry-1421.html
531('A`):2006/11/08(水) 08:14:34 0
素直クールいいなー
GJ!!
>>528
デフォ
532('A`):2006/11/08(水) 12:27:35 O
>>528
後藤邑子で脳内再生してみた








俺、素ク派だったが
考え直すくらいハァハァした
533('A`):2006/11/08(水) 21:42:39 O
渡辺さんカワイイ
534 ◆uI6TiFLZos :2006/11/08(水) 21:47:07 0
最近はツンデレ=平野が出てくるから困る
535('A`):2006/11/08(水) 23:22:53 O
ツン→広橋涼
素直→冬馬由美
店長→基本大塚明夫、たまに若本規夫
後輩→水橋かおり

少数派か?俺は
あと職人乙、Z氏にも期待アゲ
536('A`):2006/11/08(水) 23:27:27 O
追加→川澄綾子
537新メニュー:2006/11/09(木) 01:58:21 O
ツン「いらっしゃ・・なんだ、また来たの?」
喪「来ちゃ悪いかよ。っと、新メニュー出たんだ?」
ツン「あぁ、これ?あんまりオススメはしないけど」
喪「なになに。ファーストキスの味、口どけ。ピュアレモンアイス?」
ツン「ばかばかしくて呆れちゃうわよね」
喪「ふーん。面白そうじゃん。じゃあ、コレ一つ」
ツン「あんたねぇ・・・まぁいいけど。はい。」
喪「どれどれ。ふーん。これがファーストキスの味かぁ」
ツン「ばっかみたい。ファーストキスがそんな味なわけないでしょ」
喪「違うの?」
ツン「あ、当たり前でしょ!」
喪「どんな味だったの?ファーストキス」
ツン「そ、それは・・・あれよ・・あーもう!どうだっていいでしょ!」
喪「お、怒るなよ。とりあえずごちそうさん」
ツン「うるさいっ!もう!さっさと帰れぇ」
538新メニュー:2006/11/09(木) 02:03:42 O
その晩、ツンの自宅

ツン「キスって・・どんな感じなのかな・・・?」
枕を抱きしめて物思いに浸るツン。
自然と未来の恋人とキスをする自分を想像してしまう。
ツン「なに考えてんのよあたしってば!しかもなんでアイツが相手なの!」
ツン「あーもう!アイツのばか!今度会ったら殴ってやるんだから!」
ボフボフと枕を叩きながら眠りに落ちるツンであった
539('A`):2006/11/09(木) 02:17:32 0
>> ◆lgsjerQocI
メチャクチャGJ!
次も期待してるぜ!
540 ◆lgsjerQocI :2006/11/09(木) 05:16:11 O
注:このネタは気分が悪くなります。
あまりおすすめできません。

ガーーーーーッ!
ツン「いらっしゃいませー!(ニコッ)」
リアル喪「・・・・・」
ツン「ご注文はお決まりですか?(ニコッ)」
指を指すリアル喪
リアル喪「・・・・・(ボソッ)持ち帰りで」
ツン「ビックマックのポテトとお飲物がLのセットにお飲物がコーラ、ナゲットとテリヤキバーガーとエビフィレオの単品が一つずつですね?」
リアル喪「・・・・・コクン」
ツン「○○○○円になります(ニコッ)」
リアル喪「・・・・・」
ツン「○○○○円お預かりいたします(ニコッ)○○○円のお返しです」
リアル喪の手にツンの手が・・・
リアル喪「ビクッ!・・・・・」
ツン「こちら商品です。ありがとうございました(ニコッ)」
ガーーーーーッ!
てくてくてく・・・ピタッ
さっき触れられた手を見るリアル喪
リアル喪「・・・あの娘、俺に気があるかも」
541 ◆lgsjerQocI :2006/11/09(木) 05:47:50 O
>>540は勢いで投下した。
反省はしていない。
542('A`):2006/11/09(木) 09:56:57 O
全俺が泣いた
543('A`):2006/11/09(木) 12:30:32 O
ストーキング編に突入か!?
544('A`):2006/11/09(木) 23:08:33 O
あげ
545('A`):2006/11/10(金) 01:11:06 0
こえぇよ・・・・>ストーキング編
546('A`):2006/11/10(金) 07:38:01 O
>>540
それ何て俺?
547 ◆lgsjerQocI :2006/11/10(金) 08:58:36 O
>>540は一発ネタなので続けないです。
ただ、実際の人物をモデルにしてはいるのでそいつがマックに行ったらまた投下するかも。
さて、今回ここに来たのはみなさんにお題をもらいにきました。
こんなネタをやってほしいという意見はありませんか?それを使って投下してみたいと思うのでお願いします。

追伸:スーパーサイズミーネタは主人公が喪男にするのが難しいので断念しました。
548('A`):2006/11/10(金) 12:12:38 O
>547
ツンVS喪男多数
549('A`):2006/11/10(金) 16:54:39 O
店長×ツン
550 ◆lgsjerQocI :2006/11/10(金) 19:33:26 O
>>548把握
今日はオフ会
喪男A「・・・・・ども」(なんか喋れよ)
喪男B「・・・・・あ、ちは」(コイツ、リアルにピザ眼鏡だwww)
喪男C「・・・・・砂糖入れます?」(一応聞いとくか)
喪男D「・・・・・いえ、ブラック派なんで」(ブラックな俺かっけぇぇぇwww)
喪男E「・・・・・お代わりしてきます」(また、あの娘と話してこよwww)
一同(アイツ五杯目だよ、何杯飲んだら気が済むんだよ)
しばらくして
ツン「ちょっと、アンタ達!」
一同「・・・・・」
ツン「ドリンクだけで居座ってんじゃないわよっ!」
一同「・・・・・」(うぜぇ、何?この女)
ツン「返事くらいしなさいよっ!」
喪男A「・・・・・はぁ」
ツン「いいわ、はっきり言ってあげる。アンタらみたいに気持ち悪いのがいると子連れのお客さまが安心して入ってこれないのっ!帰って!!!」
一同「・・・・・」
ガタッ、トボトボトボ・・・
ガーーーーーッ!
テクテクテク
喪男A「なんだよ、あの腐れまんこ、二度と行くか」
喪男B「俺、ムカついたからコップとか片付けなかったよ。まぁ、もう行かないけど」
喪男C「俺なんかあと一言あったら殴ってたね。もう来ることないし殴ってりゃよかった」
喪男D「次見かけたら犯っちゃうかも。まぁ、来ないから会うこともねぇか」
喪男E「俺はあの場で犯っちゃってもよかったけど、初対面のおまえらの前だし遠慮したよ」
一同(コイツらぜってぇ口だけwww)
一同(でも、あの娘の目。俺にだけ違う視線送ってたなwwwまた来よ)
551 ◆lgsjerQocI :2006/11/10(金) 20:24:21 O
>>549把握
店長「ツンちゃん、好きだっ!」
ツン「・・・・・」
店長「僕と付き合ってくれ!!!」
ツン「今度は何の罰ゲームですか?(ニッコリ)」
店長「目、目が恐いよツンちゃん・・・」
ツン「あたりまえですっ!!!妻子ある身で何を寝呆けたことを」
素直「やはり、店長ではダメか」
後輩「男の人が苦手ってわけじゃないみたいっスね」
素直「というより店長を異性として意識していないかもしれないな」
後輩「じゃあ、やっぱり・・・」
ツン「あ〜ん〜た〜た〜ち〜」
素直「しまった、感付かれたか」
後輩「ばれちゃったっスね」
ツン「一体なんなのよっ!」
素直「うむ、ツンが最近おかしいからな」
後輩「ちょっとした実験っス」
ツン「???」
素直「例のハンバーガーセット君だ」
ツン「(///)〜〜〜〜〜!!?」
後輩「やっぱり・・・」
素直「わかりやすいな」
店長「ツンちゃんにも春がきたか・・・」
ツン「(///)べっ、別にあんな奴のことなんか・・・」
素直「こうまでわかりやすいとからかい甲斐があるというものだ」
ツン「(///)だっ、だから別になんとも〜〜〜」
後輩「そのわりには真っ赤っスね〜(ニヤニヤ)」
ツン「(///)アッ、アンタまでっ!」
店長「いやぁ、おっさんは全力で応援しちゃうよ」
ツン「(///)いい加減にしろ〜〜〜!!」
一同「ははははは、怒っても可愛いなぁ」
ツン「(///)〜〜〜〜〜!!?もうっ!!!仕事しろっ!!!」

即興だからあんま、いい作品じゃないな・・・スマヌ
552('A`):2006/11/10(金) 20:31:05 O
二作品最高!!
ツンデレVSやたら教養を振りかざす俺多数(うざい系)
553 ◆lgsjerQocI :2006/11/10(金) 21:21:25 O
携帯ばっかで自演ぽいな・・・
>>552
ちょっと待っとれ
554 ◆lgsjerQocI :2006/11/10(金) 22:10:25 O
>>552ほれ
ツン「では、1000円【から】お預かりいたします」
552A「それはいけませんね、【から】というのは場所を表す言葉につけるのであって、1000円【から】というのは日本語として正しくありません」
ツン「280円とレシートのお返しです」
552B「大体、最近の若い人は美しい日本語を間違って使っている。非常に嘆かわしいことであります」
ツン「次のお客さまどうぞー」
552C「最近は【全然】の使い方もなってないですな。そもそも【全然】というのは【全然〜ない】というように否定を表す言葉に続ける単語であるのに肯定文にも使われている」
ツン「お客さまがた、他のお客さまの妨げになりますのでどうかあちらのほうへ(ニッコリ)」
552D「しかし、この客を客と思わぬ態度どうにかならんもんですかな?」
552E「最近の若い人にありがちですな、嘆かわしい」
552F「そうそう、この前も・・・」
ツン「・・・・・」
552G「しかしあれですな、我らの言葉に耳を傾ける者も少なくなりましたな。世の中は何故このように愚か者で溢れているのか?」
ツン「いい加減にしろーーー!!!アンタ達、全員出ていけーーーーー!!!!!」
552H「貴公等の所為で関係ない私まで怒られたではないか、謝っていただきたい」
552I「何を言うか、貴公も一緒になって頷いていたではないか」
552J「それを言うなら貴公もであろう」
ツン「アンタ達・・・蹴られたいの?」
552全員「・・・・・もうしわけごさいませんでした」
テクテクテク、ガーーーーーッ!
テクテクテク
552全員(・・・・・でも、蹴られるのもアリだな。また怒られに来よ♪)

教養をひけらかすとは違う気がするけど・・・OKかな?
555('A`):2006/11/10(金) 22:31:45 O
極上!
556('A`):2006/11/10(金) 22:58:50 O
こうしてツンマクスレは消えて行くのだった・・・
557('A`):2006/11/10(金) 23:24:59 0
ツンマクリローデッド
喪が100人わらわらと・・・



ツン:う、嬉しくなんかないわよ!もみくちゃにされて喜んだりなんか(ry
558('A`):2006/11/11(土) 21:34:51 O

559('A`):2006/11/12(日) 01:54:46 0
リクエスト
PS3買えなかった喪
トボトボとマックに
なんてのは、どお?
560('A`):2006/11/12(日) 17:46:01 O
PS3なら俺の働いてるコンビニに2台あるぞ(笑)
561('A`):2006/11/12(日) 21:59:54 O
PSさん欲しい…
(///)なんて思わないんだからね!!か、勘違いしないでよね!!
562('A`):2006/11/13(月) 00:11:40 0
ツ:喪のヤツ、何凹んでるのかな?
後:PS3とやらを買い逃したそうッス
ツ:あー新型のゲーム機?そんなんで何よバッカみたい

      ●  ツン妄想モード  ●
  まてよ、ここで何とかアタシが先に手に入れて
  それを口実にウチに呼び込む、そこで時間を忘れて遊んで
  終電逃して帰れなくなり、そのまま・・・デヘヘヘ(//ヮ//)


後:センパイ、口元ゆるんでますよぉ♪
ツ:(はっ!)な、何も考えてないわよ、何言ってるの!!
店:ツン君、そのPS3私が手に入れてあげようか?
ツ:いやいや先に部屋片付けてゴムも買わないtって違います絶対違いま(以下略
563('A`):2006/11/13(月) 08:25:24 0
GJ!
おもしろかったよ!




おもしろいなんてレベルじゃねーぞ
564('A`):2006/11/13(月) 09:45:36 0
さりげなく下ネタを口走るツンが好き
565('A`):2006/11/13(月) 12:27:59 O
GJ!

妄想暴走娘な
ツンも
萌える
566('A`):2006/11/14(火) 01:10:43 O
ツンかわいいよツン
567 ◆lgsjerQocI :2006/11/14(火) 08:16:16 O
>>557把握
ツン「(///)きっ、急に呼び出したりなんかして、はっ、話って何?」
喪男「ツンさん、いや、ツン!!!」
ツン「(///)!!?ドキドキドキドキ・・・」
喪男「ずっと好きだった、付き合ってくれ!!!」
ツン(///なっ、なんで今日はこんなに強引なの?)
喪男「黙ってちゃわからないだろ、答えてくれ」
ツン「(///)だっ、だって・・・急にそんなこと・・・(タジタジ汗)」
喪男「僕の気持ちには気付いていたろ?だったら・・・」
ツン「(///)私だってアンタのこと・・・」
喪男「だったら問題無いな」
ツン「(///)で、でも心の準備が・・・」
喪男「つべこべ言わずに、さぁ!デートだ!」
ツン「(///)ちょっ、ちょっと待って・・・」
ばーーーん!!!
喪男02「待てっ!」
喪男「しまった!」
喪男02「抜け駆けはよくないな」
喪男「黙れっ!早いもの勝ちだ!」
喪男02「ルールを忘れたかっ!」
喪男「ちっ、行くぞツン!」
ツン「えっ?えっ??」
喪男03「ここを通すわけにはいかないな」
喪男「おまえもか」
喪男04「僕もいるよ」
喪男「まさかっ!」
喪男05「そのとおり!」
喪男06「全員来てるよ!」
なんと!喪男が100人にっ!
ツン「えっ?えっ??え〜〜〜〜〜!!?」
喪男69「うはっwww俺の番号テラエロスwwwww」
その他の喪全員「おまえは黙ってろ」
喪男98「しかしこのままでは醜い争いになってしまう」
喪男23「どうするか・・・」
喪男47「まぁ、こうやって全員集合したわけだし」
喪男76「この際だ誰か一人、ツンさんに選んでもらおう」
喪男51「おまえ喪のくせに冴えてるな」
喪男34「おまえもだろ・・・」
ツン「えっ?えっ?」
喪男全員「さぁ、選んで」
ツン「えっ?えっ?えっ?」
喪男全員「さあ、さあ!」
ツン「えっ?えっ?えっ?えっ?」
喪男全員「さあ、さあ、さあ!!!」
ツン「え〜〜〜〜〜〜〜!!?」
568 ◆lgsjerQocI :2006/11/14(火) 08:17:58 O
>>567続き
ガバッ!!!
ツン「ゆ・め・・・?そ、そうよね。あんなのアイツの性格じゃ考えられないものね。あんなのアイツなんかじゃ・・・」
次の日
ツン「はぁ・・・」
後輩「?」
ツン「はぁ・・・・・」
素直「?」
後輩「ねぇねぇ、素直先輩。ツン先輩どうしたんすかね?」
素直「さあな、私にわかるのは間違いなくハンバーガーセット君が絡んでることくらいだけだ」
後輩「あの二人に何かあったんスかね?」
素直「わからない、しかし奴が来れば何かしら掴めるだろう」
ガーーーーーッ!
ツン「いらっしゃっ(///ビクッ)・・・いませ〜」
素直「どうやら来たようだな、どれ様子を見に行くか」
後輩「お供するっス」
喪男「えっと・・・ハンバーガーセットで」
ツン「・・・・・」
喪男「あの・・・ハンバーガー・・・セットを」
ツン「・・・えっ?あぁ、うん。で何?」
喪男「・・・?(どうかしたのかな)ハンバーガーセットを」
ツン「(///)まっ、またそれ?アンタそればっかね」
喪男「ははっ、すみません。ところで、」
ツン「(///ビクッ!)なっ、何よ?」
喪男「いや、なんか、今日は様子がアレかなと・・・」
ツン「(///)べっ、別に。な、何でもないわよ!」
喪男「はぁ、そうですか」
ツン「(///)何が言いたいのよ」
喪男「いや、なんか心配だったから・・・」
ツン「(///)アッ、アンタなんかに心配なんかされる覚えはないわよっ!何でもないわ、何でも・・・」
喪男(機嫌悪いのかな?)
ツン「(///)ねっ、ねえ」
喪男「はい?」
ツン「(///)アッ、アンタは付き合ってる人とかいるの?」
喪男「(///)!!?」
ツン「(///ドキドキドキドキ)べっ、別に何ってわけじゃないけど、た、ただキッ、キスとかしたことあるのかなって?」
喪男「(///)いっ、いや、ぼっ、ぼぼぼ僕なんかが、そんな機会あったことなんて・・・ぜっ、全然で」
ツン「(///ドキドキドキドキ)そっ、そう。あっ、あのね、いざと言う時の為にれっ、練習とか必要なんじゃない?」(私ったら何言いだしてるの?)
喪男「(///)えっ?えええええと、どっ、どうなんでしょう?ははっ・・・」
ツン「(///)だ、だから・・・私が練習代になってあげるって言ってるのっ!」
喪男「(///)いやっ、そっ、それは・・・」
ツン「(///)いっ、いいからこっちに来なさいっ!」
素直「とんでもない展開になってるな、これは面白い。最後まで見届けねば」
後輩「こっ、これは燃える展開っス・・・ドキドキドキドキ」
569 ◆lgsjerQocI :2006/11/14(火) 08:19:34 O
>>568続き
喪男「あっ、あのツンさん?」
ツン「(///ドキドキドキドキ)・・・アッ、アンタが」
喪男「えっ?」
ツン「(///ドキドキドキドキ)アンタの所為なんだからねっ!」
喪男「えっ?えっ?」
ツン「(///ドキドキドキドキ)アンタが勝手に私の夢になんか出てくるから・・・」
喪男「いやっ、あのっ、おっしゃられている意味がよく・・・」
ツン「(///ドキドキドキドキ)しっ、仕事中なのにアンタのことばかり考えちゃうじゃないっ!」
素直「言っている意味がよくわからないが、これは記録に残さねば」
後輩「カメラ、ビデオ準備OKっス!」
ツン「(///ドキドキドキドキ)せっ、責任とってよねっ!」
喪男「(///)!!?」
ゆっくり近づく二人の唇
素直「無理矢理で超展開の駄作だったが最後の最後にGJだ(パシャッ!パシャッ!パシャッ!パシャッ!パシャッ!)」
後輩「こっちまで興奮するっス!(ジ〜〜〜〜〜)」
〜CHU☆〜
店長「いよっしゃーーー!!!ついに二人はーーーって、アレ?・・・な〜んだ、夢か(ハアッ=3)」
店長妻「あなた(ニコッ)」
チャキッ
店長「(|||ゾクッ)やっ、やあ。ハニー」
店長妻「夜中に大声なんか出したらご近所に迷惑でしょ(ニコニコ)」
店長「(|||)いっ、いや、夢で・・・」
店長妻「いいわけはダ・メ(ニッコリ)」
店長「きぃやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
かつてス○○クと呼ばれ、幾多の死線を潜り抜けてきた男、店長。
しかしこの女豹の前では為す術は無かった・・・
店長妻「悪い子にはお仕置きよ☆BANG☆(ニコッ!)」
570 ◆lgsjerQocI :2006/11/14(火) 08:20:55 O
>>559把握
喪男「・・・買えなかった」
今朝のこと
ヨドバシ「え〜まことにもうしわけごさいません。PS3は完売となりました」
並んでる人A「なんだそりゃ!」
並んでる人B「10時間も並んだんだぞっ!」
並んでる人モドキK「ウリに売らないのは差別ニダ!謝罪と賠償を要求するニダ!」
ゲットした人C「こいつら間抜けアル、ワタチはオークションで儲けさせてもらうアルヨ」

喪男「欲しかったなぁPS3・・・とりあえず朝ご飯食べてないし、マックにでも行こ」
ガーーーーーッ!
ツン「いらっしゃいませって、なんだアンタか」
喪男「(|||ズーン)あ、ども・・・」
ツン「なによ、暗い顔しちゃって」
喪男「今朝PS3を買いに並んできたんですよ」
ツン「何?そのPS3って?」
喪男「いや、ゲーム機なんですけど・・・カクカクシカジカ」
ツン「アンタってバッカじゃない。たかがゲームくらいでそんなに長い時間並んで、しかも買えなかったくらいで落ち込んで」
喪男「そうです、ね。バカですよね。ははっ・・・(ハアッ=3)」
そして・・・
喪男「モグモグモグ」
コトッ
ツン「(///)ほっ、ほらっ。あったかいの入れてあげたから飲みなさいっ!寒い中並んでたんでしょっ!」
喪男「あ、ありがとうございます」
ツン「それから、コレ」
喪男「えっ?コレ・・・たまごっち(しかもおすっち)?」
ツン「(///)わっ、私のゲームあげるから、元気出しなさいよ。おっ、お気に入りなんだからねっ!」
喪男(たまごっちってのは微妙だけど・・・その心遣いがうれしいな)「すみません。なんか色々気遣ってもらっちゃって」
ツン「(///)べっ、別に一個余ってただけでアンタの為じゃないんだからねっ!どうでもいいからあげたんだからっ!」
喪男「・・・・・(さっきと言ってることが違うような)」
ツン(///やったこれでコイツとお揃いっ!)
ちなみにツンはめすっち
571('A`):2006/11/14(火) 08:33:29 0
559です
>>562さん
>>◆lgsjerQocIさん
ありがとう!GJです!
萌えますた
572('A`):2006/11/14(火) 22:45:38 0
そろそろクリスマスネタが書ける時期だな。
職人さんがいっぱいきてくれますよーに
573 ◆uI6TiFLZos :2006/11/14(火) 23:28:55 0
ツ「クリスマスまであと一ヶ月ちょっとか・・・。・・・ふん!アイツ、どうせ誰からもプレゼント貰えないだろうから、
  仕方なくあげるんだから!可哀想だからよ!同情よ、同情!絶対、それ以外の何でも無いんだから!」

素「ふむ。この下着は少し派手かな?しかし、こちらは下品な感じが・・・。む、これなんか彼が好みそうだな。
  ・・・む、これは少し大きいな・・・。・・・ふ、彼は胸の大きさに拘る男ではない。・・・きっと・・・」

幼「えーと、チキンの注文したし、ケーキの材料も注文したし・・・。後はプレゼントか〜・・・。何にしよう・・・。
  ・・・生クリーム、イチゴ・・・リボンもいるわね。あ、そうだ!ボディソープも買ってこないと!」

妹「ふぅ・・・。今年もこの季節がきましたか。しかしお兄様の鈍感ぶりには呆れたものです。あれだけアピール
  アピールされているのに気付かないなんて・・・。・・・まさか、私との約束を・・・。・・・お兄様、私は・・・」


店長「今年も一波乱有りそうだし、速めにお店を閉めようかな」
後「え?いいんですか?」
店長「恋人達はクリスマスにマックなんて来ないからね。恋人がいない人たちは家から出ないだろうし」
後「ちょっ・・・危険な発言は止めて下さい!」
店長「はっはっは。・・・それより、彼に招待状は送ったのかい?」
後「はい。ちゃんと送りました」
店長「ふふふふふ。クリスマスが楽しみだねぇ・・・」
後(どう見ても悪役キャラです、店長)
574('A`):2006/11/15(水) 03:51:24 O
  _  ∩ Z!
 ( ゚∀゚)彡
 (  ⊂彡 Z!
 |  |
 し⌒J
575('A`):2006/11/15(水) 08:12:14 0
  _n
 ( l    _、_
  \ \ ( <_,` )
   ヽ___ ̄ ̄  )   Zグッジョブ!!
     /    /
576('A`):2006/11/15(水) 09:53:11 O
good job
(( n      n
  (ヨ )  _、_ ( E)
   \\( _ノ`)//
    ヽ <∞> /
   _/ <V>/
 /⌒ヽ。゚。゚/
`く_Yヽ/(
⊂_) \ \
     >  )
    (\ / ))
     く_⊃

577('A`):2006/11/16(木) 02:29:12 O
干す
578('A`):2006/11/16(木) 22:55:29 0
保守
579('A`):2006/11/16(木) 23:15:45 O
ツンのパンツ干す
フヒヒ
580('A`):2006/11/17(金) 00:23:13 0
 『もっと蹴りたい背中』

 あたしがその申し出を承諾したのは、たまたまその時は特定の相手がいなかったからで、それ以外に理由はない。
 そもそもその男に声をかけたのだって、マニュアルに沿うだけの無機質で機械的なな接客を嫌うあたしが、サービスにうるおいを与えようとしただけのことなのだ。
 平たく言ってしまえば、バイト仕事の一環だったのである。
 コンビニやファーストフードの店員にありがちだが、血の通っていない誠意と笑顔でバイト料をせしめようなどと、虫のいい話だとあたしは思う。
 よく顔を見るお客さんなら、一声かけたって罰があたるわけでもない。本来、スマイルがタダだなんて、わざわざメニューに書く必要などないはずなのだ。
 普通のことである。
 あたしが声をかける常連さんの中に、若い男のお客が一人いて、彼はあたしと顔を合わすたびに、少しずつだが自分からも話しかけてくるようになった。
 それは店員と客という仮面をはぎとった、個別の顔を持った人間同士のやりとりのように思えた。
 これこそがあたしの目指していたものだ。
 あたしは自分の努力が実を結んだと思って嬉しかった。
 歳が近いということもあり、休憩時間にその男のテーブルを訪れることもあった。
 彼はたいてい読書をしているか、参考書を広げていた。バイトの仲間たちは彼のことをあまり良く言わなかったが、そこそこ身奇麗にはしているし、ちょっと性格の暗いところもあるけれど、あたしはそういうことを気にしない性質だった。 
 バイト仲間たちが陰で噂しているように、とりたててその男に好意を持っているというわけではなかった。
 あくまで一人の常連さんに過ぎなかった。
 その点は彼のほうも了解済みだと思っていたのだが、あたしは読み違えていた。
「もしよかったらでいいんだけど……俺とつきあってくれませんか」
581('A`):2006/11/17(金) 00:23:51 0
 その男からすれば勇気を振り絞ったのだろうけれど、それは実に歯切れの悪い告白の仕方だった。
 普段はぶすっとして口数が少ないくせに、その日だけはやたらと話しかけて、というか質問攻めで、しかも話題が徐々に恋愛のことについて触れてきたのでピンときた。
 それであたしは先回りして、「恋人は今はいないし恋愛にさして興味もない」と言ってやった。「それがあんたに何か関係ある?」
 防衛線を張ったつもりだったのに、男は何を勘違いしたのか目を輝かせ、あまつさえそれをあたしに悟られまいとしながら、自分にも恋人がいないこと、それまでいたこともなかったということを、あたしに惹かれていった過程を織り交ぜ長々と語った。
 あたしに誠意あるところを見せようとしているのは何となく判ったが、それがあまりにも冗長だったので、男の話が核心に触れる前にあたしのほうから訪ねた。
「それであんたはどうしたいの」
「その…さっき恋愛に興味はないって言ってたけど、仮にあんたのこと好きだって奴が現れたらどうなのかな、って…」
「仮定の話に何の意味があるの?」
「あ、いやだから、現に今ここにあんたのことめちゃくちゃ好きな男が一人いて…」
「あんたが何を言いたいのかわからない」
「いやその、なんつーか…」
 で、しばしの沈黙のあと、男はまっすぐあたしに向き直り、あの歯切れの悪いセリフを口にしたのだった。
 しかも最初の「もし」の部分を噛んだ。
 ついでに、それまでは普通に喋っていたくせに、最後の肝心な所だけは敬語になるのもどうかと思う。
 だいたい、「もしよかったら〜」というのは何だろうか。
 決定権は初めからあたしにあるに決まっている。
 無意味な前置きは男の臆病さ、ひいては自分に自信がないことを如実に表すもので、あたしはそういう男が大嫌いなのだ。
 しかし、「俺とつきあえよ」なんて尊大な態度だったり、「じゃあ俺とつきあっちゃえばいいじゃん!」てな感じの如何にも頭の軽そうなのよりは、いくらかマシだと思った。
 男は真剣そのものといった眼差しであたしを見つめ、見ているこっちが恥ずかしくなるくらいに赤面していた。
 見ているうちに本当にあたしまで顔が火照ってきたので、しょうがなく「いいよ」と言ってやったら、男は飛び跳ねて喜んだ。
 喩えでも何でもなく、男は本当に飛び跳ねて叫んだ。
「やった!やった!ついにやったぞ!」
 あたしは呆れて声も出なかったが、その場所が店の中で、バイト仲間の目があったこともあり、というか現にこちらを見て笑っていたので、即座に男を蹴り飛ばした。
 深夜のことで他のお客がいなかったのを幸いに思う。
 男は頭から無人のテーブルに突っ込んで椅子をめちゃめちゃにしたが、倒れて鼻血を噴きながらもまだ嬉しそうだった。
 放っておくのもあまりに哀れだったので、テーブルに備え付けの紙ナプキンを男の鼻につっこんでやり、ケータイの番号とアドレスを交換して男を家に帰した。
 今にして思えば、あたしたちはその時初めて、お互いの名前を知ったのだった。
582('A`):2006/11/17(金) 00:24:34 0
 一回目のデートは映画を見ることになった。
 待ち合わせ場所に現れた男が普段と変わらない服装だったので、あたしは蹴った。
 少々とはいえ気合を入れてしまった自分への腹いせだった。
 あたしは事あるごとに彼を蹴るが、彼はその度にぶつくさ言いながら起き上がる。
 言いたいことをハッキリ言わないところが実に気に食わない。
 ただ、その程度で本気で腹を立てるような度量の小さい男はもっと気に入らないのも確かだが。
 いつものように起き上がって埃を払う彼が言った。
「さて、どうしよっか」
「どうするもなにも、映画を見るんでしょうが」
「そうなんだけど、まだだいぶ時間あるし…」
「…あんたね。誘うんだったらちゃんと計画立てなさいよ」
「だってさ…。ほら時計見ろよ約束の時間までまだ一時間もあるし」
「……あ」
「まさか俺より早く来てるとは…。俺は待ちきれなくて来ちゃったんだけど」
「………」
「まったくの予想外というか何というか」
「文句ある?」
「ないない!ないけど…へへ、何か嬉しいな」
 あたしはもう一度彼を蹴った。
 とりあえず近くの喫茶店で時間を潰すことにする。
 テーブルの向かいに座る男は妙にそわそわしていた。
 黙ったまま表情を引き締めたかと思えばふいにそれを緩ませたり、いつにもましておかしな感じだった。
 彼はしばらくコーヒーをかき混ぜたりカップを眺めたりしてから、とってつけたように天気の話をし始めた。
 挙動不審だとはっきり告げてやると、彼は萎縮して顔を赤らめ、「スイマセン緊張してます」と判りきったことを言う。
「世間話なら普段からしてるじゃない、何を今さら緊張することがあるの?」
「こんなふうに喫茶店で女の子と向かい合うの、俺初めてなもんで…」
 曰く、「ま、まるでデートじゃないですか」だそうだ。
 あたしは蹴り飛ばす代わりに、男に伝票を押し付けた。
583('A`):2006/11/17(金) 00:25:08 0
 映画館ではあたしの好きなホラーものを見たが、正直出来は今ひとつだった。
 映画が佳境を迎える前にあたしは早くも退屈していたが、他に見るべきおもしろいものを見つけた。
 ショッキングなシーン毎に、隣で男が飛び上がるのである。
 長年の経験上、「あ、ここで何かくるな」というのが映画を見ていて分かるときがあるのだが、その予感のたびにあたしはスクリーンから彼に目を移した。
 食い入るようにスクリーンを見つめる彼はびくりと身を震わし、時には「ヒッ」と小さく声を上げさえした。
 出来の悪いホラーはコメディと化した。
 映画館を出るとき、皮肉のつもりで「また見たいね」と言ってやったが、彼は素直にうんと頷いた。
 ちょっと興をそがれたので軽く蹴った。
 彼はわけが解らないようだった。
 てっきりお酒を飲むと思っていたのだが、普通に食事をしてから駅で別れることになった。
 改札を過ぎたところで彼が「じゃあ」と言ったので、あたしは不愉快な気分になった。
 同じ駅からそれぞれ反対方向の電車に乗るのだが、せめてホームまでついてくるのが礼儀というものではないだろうか。
 いみじくも、初のデートの相手を務めた者に対して。
 ムカついたので自分のホームへ歩いていく彼の背中に蹴りを入れ、あたしがついていくことにした。
 もちろん、ついていったのは彼の乗った電車が扉を閉めるところまでで、義理を果たしたあたしは彼が車内から手を振るのには目もくれずに、自分の電車に乗るためホームの階段を降りた。
 反対側のホームで電車を待ちながら、あたしは自分がひどく怒っていることに気がついた。
 同時になぜそんな気持ちになっているのかにも気づき、よけい腹が立った。
 彼はもういないので、傍に立っている鉄の柱を蹴った。
 足が痛かった。
 明日はもっとあいつを蹴ってやろう、そう思った。

584('A`):2006/11/17(金) 00:53:41 0
ほんとはこんなことしとる場合じゃないのよね…
はぁ〜あ、シューカツシューカツ。

コナサンミンバンワ。
久しぶりに書きました。
『もっと蹴りたい背中』いかがだったでしょうか。

ついこの前まで、長編を乱発し、暴走を繰り返し、
挙句の果てに勝手に最終回にし、住人のみなさんを混乱に陥れた犯人です。
あれは自分なりに区切りをつけ、就職活動に集中するつもりだったのです。
ところがどっこい。
現在に至るも、妄想、もとい創作意欲が就職活動を妨害しています。
誰か助けてください。
未来が真っ暗けです。
過去も真っ黒けです。
現在も深い深い闇の中に独りでいます。
誰か助けてください。
オンナノコを紹介してください。

>>◆lgsjerQocIさん
GJであります。
もっと盛り上げちゃって下さい。私、ずっとROMってますんで。
585('A`):2006/11/17(金) 03:40:52 0
ネタ帳あさってたらこんなん出てきた。
この際ついでにイかしてもらう。
ゴメン、長いよ。
586('A`):2006/11/17(金) 03:43:29 0
『冷静と情熱のはざま cool or heat』

「喪こみっちゃん、ほらコレ見て、コレ」
 そう言って数枚の写真を差し出したのは沙耶香。我が幼馴染にして親友の爆乳美少年である。美少年である。
「なにコレ。……コスプレ?」
 場所は俺のアパート。狭くてコ汚いその部屋に女が上がりこんだのは初めてのことだった。
 季節は冬、だったと思う。
「これおまえか?きっわどいなぁ〜…」
「でしょでしょ?セクシーでしょ?萌え?喪こみっちゃん、萌え?」
「萌えない。男にゃ萌えない。絶対萌えない。……だいたいな、“萌え”とかそういう世界から俺は足を洗ったの!」
「え〜〜〜、つまんないこと言うなぁ。じゃさ、このキャラも知らないの?」
「……知ってるには、知ってる…」
「足洗えてないじゃ〜ん」
「うるせっ!つかさ、淳さんもコスプレとかやるの?」
「ひゃっ!?……あた…しは……やらない…」
 急に話を振られて驚いたのか、それとも俺の顔がそんなに怖かったのか、あるいはキモかったのか。
 ぴくんと体を震わせて、小さな声でたどたどしく受け応えする。
 現在の姿からは想像もつかないが、かつての淳の姿だ。
 今では長いその髪は当時は短く、しかし顔を隠すように前髪だけが長く、野暮ったい眼鏡の上に垂れていた。顔には化粧気がなく、服装も地味だった。
 喪女、という言葉が頭に浮かぶ。
 こういう相手だと、女でも萎縮せずに喋れるところが、俺の嫌な部分の一つだと思う。
「ひょっとして、造るほう?」
「ううん、衣装は沙耶香ちゃんが自分で…」
 視線を合わせようとするが、彼女は下を向いてしまう。
「おまえが?自分で?」
「まーねー。あたしお裁縫上手だしー。そういうの得意な“大きいお友達”もたくさんいるしねー」
「大きいお友達……」
「それにね、クーちゃんが造るのは服じゃなくて本だもん。んね?」
「え、それって……同人誌ってこと?」
「あ……うん…」
「へええ!すっげえなぁ。…どんなの描くの?18禁?」
「やっ…!ちがっ……」
 ずべし。
 女性への配慮を欠いた俺の言動に、女性の心を持った男性の腕力で容赦ない制裁が加えられた。空手チョップ。
「そーいうこと訊かなーい」
「ご…ごめんね?」
 顔を真っ赤にした少女は袖口を口にあてふるふると首を振った。描いてるってことか。
 少女、と言ったが年齢は俺の一つ上だ。だが少女と言い表すのがしっくりくる。
587('A`):2006/11/17(金) 03:43:59 0
「クーちゃんはねぇ、本気でマンガ家さん目指してんだよ。即売会は修行の場。ね?」
「そしておまえの儲けの場だろ。どーせおまえがコスプレで売り子やって客引き寄せて、そんで売上は折半なんだろ」
「えへぇ、あたり。喪こみっちゃん鋭いねー」
「サギじゃないのかね、それって」
「いーんだよ。ワタシ、夢売る。アナタ、夢買う。それでヨロシ?」
「なんでカタコトやねん」
「即売会ではよくあること」
「ねぇよ。……いーの?あんなん言ってるけど」
「……いいんだよ、売上って言ってもちょっとだし、沙耶香ちゃんが来てくれてから、ボクの本を手にとってくれる人も増えたし…」
「ふーん…」
 今“ボク”っつったかこの女。
「ちがうよー。お客さんが増えたのはさ、クーちゃんの本がどんどんよくなってるからだって!いっぺん喪こみっちゃんも読んでみ?絶対才能感じるよ」
「そだな、是非。もしかして今ある?」
「う、うん……」
 つまりはこういうことなのだ。
 同人誌は儲かる。ホントかウソかは知らんが、俺たちの“業界”に流れるそんな噂を聞きつけ、沙耶香は一計を案じたわけだ。
 金の卵を探せっ!!
 どこで見つけてきたのかは知らんが、どうやらこの内気なメガネっ娘さんをプロデュースするつもりらしい。
 目指せ売れっ子同人作家というわけだ。そのおこぼれにあずかろうというハラか。
何が“あたしの親友”だ。ビジネスパートナーじゃねえか。
 どうやら沙耶香の奴、爆乳を追加するだけでは飽き足らず……とってしまうつもりらしい。俺のより立派なのに。もったいね。
 そのために日夜金策に奔走しているわけで、これはその一環なのだ。
 しかし……大いに納得してしまった。
 素直の描く同人誌、つまりはマンガだが、これがおもしろいのだ。文句無く。
「すげぇな……マジで。マジで才能感じる」
「でしょー?もっと売れてもいいと思うんだけどね。絵柄も魅力的だしさー」
「確かに。出版社とかからオファーこないの?ライトノベルの表紙とかだったら今すぐにでも飾れそうじゃん」
「ううん……まだ、全然だめ…。ほんとに描きたいこと、描けてないし…」
「そっかー…。でもこれならさ、どこに出しても恥ずかしくないって。…やべ、俺ファンになりそ」
「……ありがと」
 そう言って笑った淳の顔は、思わず見惚れるくらい可愛かった。
588('A`):2006/11/17(金) 03:45:21 0
 その日の深夜だったか、沙耶香が電話してきた。
「どお?クーちゃん。イイ感じの娘でしょ」
「ああ、あんまコキ使うなよ、かわいそうだから」
「なぁにそれ。ヒドイ言い方。まるであたしが利用してるみたいじゃない」
「事実そうだろ。折半は貰い過ぎだ」
「ナハハ、かもね。……でもさ、ちゃんとギブアンドテイクな関係なんだよ?」
「ほほう。百合にでも走りましたか」
「バカ。クーちゃんはいたってノーマルなの。でもね、ああいう奥ゆかしい性格なもんだから、彼氏いないの」
「……まさか、おまえ」
「うふふん。そのとーり」
「その爆乳でどうやって男に戻ってるんだ!?」
 電話の向こうで何かが固いものにぶつかる音がした。
「あのね……喪こみっちゃん、君ってやつはどうしてそう…」
「違うのか!」
「違うよ。当たり前でしょ。ていうかおデコが痛いよ!どーしてくれんのさ!」
「あぁ?なんのことだかわからん。それで、おまえのテイクってのは?」
「……だからね。喪こみっちゃんをだね、紹介したげたわけさ」
「んん?……それってどういう紹介?」
「あたしと喪こみっちゃん親友。クーちゃんとあたし親友。だから喪こみっちゃんとクーちゃんも親友。親友のはずがアラ不思議、気がついたらカップル成立〜……みたいな?」
「“みたいな?”じゃねえ!……なんだそりゃ。だいたいなんで俺なんだよ。他に空いてる男いなかったのか?彼女からしたらテイクになってねえぞそれ」
「うふん、相変わらずだねぇ。クーちゃんの覚えはなかなか悪くなかったですぞ?」
「え……」
「ん〜っふっふっふ。それじゃ彼女のケータイ番号とアドレス、メールするから。そんじゃ、おやすみっ!」
 おやすみ……って沙耶香よぉ…。
 女の子紹介してくれるのはいいけど、“今彼女いる?”とか事前に一言くらい、普通は訊いとくもんなんじゃないのか?
 ……いるわけはねえんだけれどもさ。
 淳の、あのイノセントな笑顔が脳裏をよぎる。よぎってそのまま頭蓋骨の裏に張り付く。
 そんなわけで、その晩はしばらく寝つけなかった。
589('A`):2006/11/17(金) 03:46:20 0
「ごめんなさいっ!」
 ぼぐわん、と心臓をハンマーで殴られたような衝撃。
「あ……う、え…?」
 傲慢にも勝利を確信していた俺。地面が消失したかのように足元が心許ない。
 崩れ落ちそうになる。
 目の前で深々と頭を下げている淳。
 それははっきりとした、拒絶の意思だ。
「ごめんなさい……!」
 顔を上げる淳。眼にいっぱいの涙を浮かべて。
 ……泣きたいのはこっちのほうだ。
 震え出す自分の体を抑えて、訊いた。
「なん…で、かな…?」
 我ながら馬鹿な質問をしたと思う。
 気にしないで、とかそれだけ言って立ち去りゃよかったのに。
 聞いてどうなる。
 それだけ俺が本気だったということか?
 少なくとも、その言葉が彼女を追い詰めてしまったのは確かだ。
 そこから先はできれば言いたくなかっただろうし、俺だって聞きたくはなかった。
 答えは予想外の方向から返ってきたけれど。
 それがむしろ―――
「ボク…沙耶香ちゃんのことが………好きなんだ」
 今度こそ天地が逆転する。
 出会って半年、意を決して開けた扉は予期しない場所に繋がっていた。
 彼女がその言葉を口にするのに、どれだけの勇気を必要としただろう。
 きっと俺の何十倍、何百倍だ。
 細い肩を震わせ、両袖を目に押しつけて、搾り出すようなか細い声で。
 とつとつと、彼女の“告白”が始まった……。
590('A`):2006/11/17(金) 03:47:38 0
「や」
 手を挙げて合図したのは、いかにも清楚で知的な雰囲気を漂わせた痩身の美女。
 銀縁のやや細身なデザインの眼鏡がいかにもクールである。
 淳 空(すなお くう)。俺を呼び出した張本人である。
 こうして俺を呼び寄せるときは決まってグチを聞かされるか、いじって遊ばれるかのどちらかだったりする。
 かつての気弱なオタク少女は、今では見る影もない。
 気丈なオタク美女に変身していた。
 俺には先見の明があったと思ってもらいたい。いやそれは沙耶香か。
 俺の一つ年上にしてすでに高級外車を乗り回す彼女は、今やどこに出しても恥ずかしくない(かは微妙だが)売れっ子美人画家である。
 あいつの仕事が見たければ、『新・魔法少女 恋のマジカル☆サーヤ伝説』DVD全十三巻をオススメする。
 キャラクターデザインを担当しているのが彼女だ。ちなみに、大佐役の若本氏の熱演も要チェックである。
 とにかく現在の彼女は“その道”では知らぬ者のない、現代ポップカルチャーの旗手である、ということだ。
 彼女の華麗なる変身が何によってもたらされたのかを、俺は知っている。
「うす。久しぶりだな…って、げ」
「いよう喪っくん!久しぶりだー!げって言ったか今!?」
 無駄にデカい声とオーバーアクションで挨拶したのは、空の妹、瞳(ひとみ)。
 姉とは対照的にラフで活動的な服装をして、なおかつ姉に劣らずの美人だが、こいつの容姿に騙されてはいけない。俺にとっては疫病神にも等しい存在なのだ。
 彼女は俺にまで“ヒーちゃん”と呼ぶことを強制する。
 そのフランクを通り越してあけすけというか裏表のない性格は、真っ直ぐといえば聞こえはいいが単にバカ丸出しなだけで、次から次へと災厄を呼び込むのである。姉とコンビになるとまさに最凶。
「何で妹さんまでいるのさ…?」
「ふふん、実はキミに用があるのは妹なのだよ。なぁヒーちゃん」
「そうなんだ喪っくん!頼みがあるんだ!」
「なんだかヤな予感しかしないんですけど…」
「そう言うな。可愛い妹の頼みだ、聞いてやって欲しい」
「聞くには聞くけど…。で、何?」
「え…姉貴から言ってよ」
「自分のことだろう、ほら」
「うん…喪っくんに……その」
 瞳はもじもじと、おずおずと、恥ずかしそうに言葉を濁す。まったくもってらしくない。
「…俺に?」
「オレの…」
「…ヒーちゃんの?」
「はじめての人になって欲しいんだっ!!」
「はああ!?」
 ガチャン!
 背後でしたのは何度か聞き覚えのある音。トレーを床に落とす音だ。
 彼女以外にありえまい、タイミング的に。……最悪だ。
591('A`):2006/11/17(金) 03:48:24 0
「ツ…ツン?ちがうんだ、俺は別に…」
「そんなの絶対絶対……許さないっス!!」
「…って後っちかよ!」
「センパイのいない間に喪っくんをたぶらかそうだなんて…このアタシが断固阻止してやるっス!この極悪姉妹がぁ!」
「ちょ、ちょっと後っち、落ち着いて…」
「喪っくん!あんたって人は…あんたって人は…センパイというものがありながら、もうそいつらの色香に惑わされたんスか!……センパイに言いつけてやるぅ!!」
「うわーーッ!!待って待って!どこ行くのさ!」
「……泣きながら走っていっちゃったぞ、姉貴」
「彼女は何をカン違いしたんだ?」
「てめえら!どうしてくれる!」
「ひょっとして喪っくんまでカン違いしたのか?…ヒーちゃんの言い方がまずいせいだぞ?」
「うひひ、ゴメンゴメン」
「ゴメンじゃねえーッ!ツンに誤解されたらどうすんだ!」
「ふふん…だいぶ彼女にお熱のようだな。そんなキミに、これはもってこいの朗報だよ。実はな、美容師になったんだ」
「…あ?本業のほうはどうしたんだよ」
「私じゃない、ヒーちゃんがだ」
「専門学校卒業したぜー!」
「カットモデルになって欲しいんだよ。記念すべき、ヒーちゃんのお客さん第一号。もちろん代金はサービスだ」
「喪っくんにはじめてのお客になって欲しいんだ!」
「言い方が紛らわしいんだよ!…だいたい、何で俺なのさ?普通そういうのって女の子がやるもんだろ?」
「フッフッフ…甘いな。イマドキは男も美容院な時代なのだよ!」
「いや、そーだとしても、俺には縁のない話だよ」
「そう思うだろう。だがね…」
 さながらネルフの司令官の如く、机の上で両手を組み眼鏡を光らせる空。
 その異様な迫力に、ごくりと生唾を飲み込む俺。
 やがて空はおごそかに切り出した。
592('A`):2006/11/17(金) 03:49:32 0
「……電○男を、知っているかね?」
「そりゃ知ってるけど…」
「あれってさ、喪っくんみたいな人が主人公だろ!?」
「なんか失礼だな…。で、それが?」
「二十一世紀…時代の中心は言わずと知れたオタクだ。
 いわゆる“萌え市場”でいったいいくらの金が動いているのか、キミは知っているかね?“OTAKU”は世界共通語!貴重な輸出資源なのだよ!日本から世界へ発信できる文化として、他に何が残っているというのかッ!」
「姉貴の本は外国でも人気なんだぜ!アメリカとかヨーロッパとかいう国でな!」
「ヨーロッパは国じゃない。それと電○男とどう絡むんだよ?」
「あれのストーリーを思い出してくれ。エ○メスを落とそうと決心した○車男は、まず最初に何をした?」
「おしゃれ…か?」
「そう、オシャレ!誰もが自分のエル○スを手にしたい、しかしキミらのような人種にはオシャレは敷居が高い!そこにビジネスチャンスはあるッ!時代は“萌えバブル”なのだよキミィ!!」
「“萌え銘柄”とか経済ニュースで実際に言ってたかんな…。けっこうでかい市場らしいな」
「つまり!今や最も購買力のあるオタクをメインの客層に据えた美容院を出せば、大成功間違いなしということだッ!!」
「そうかぁ?…バブルっていつかはじけるからバブルなんじゃねえの?」
「バカモノ!オタクは永久に不滅だッ!だからこの商売は永久に儲かる!」
「第二の化膿姉妹も夢じゃないな姉貴!セフレだよセフレ!」
「セレブだッ!どっちも似たようなもんだがそこだけは間違えんな!」
「どうかね?なかなかの着眼点だとは思わないか?」
「…それ、考えたの沙耶香だろ」
「当たりだ。彼女は私の共同経営者になってもらう」
「なるほどね、副業ってわけだ。やっぱり儲かるんだなぁ、同人作家ってやつは」
「いや、絵描きは一時休業するんだ。店が上手くいくようなら、廃業も考えている」
「え?」
「実は…カイタイしてね」
「解体?あんたの所属してるサークルがってこと?TYPE−NOONとかいったっけ」
「違うよ、懐胎。……妊娠したんだ」
「はああ!?」
 ガチャン!
 本日二回目。そろそろしつこいぞ。
「ちょっと、もういい加減に……うぐえ!?」
 トレーを床にバラまき、わなわなと震えているのは後っちでも店長でもなく――
「ツ…ツン!何でいるの!?」
「あんたたち…前々から怪しいとは思ってたけど……もうそんなとこまでいってたのね」
「ち、違う!俺の子じゃないって!ちゃんと話を…!」
「話なら後っちから聞いたわよ。妹さんに目移りしてないでちゃんと責任とんなさいよね。この…」
 あ、悪寒。
「…この女ったらしいぃッ!!」
 バズン。
 投げつけられたのはトレー。最後に見たのは顔を覆って走っていくツンの背中。薄れゆく俺の意識――――ブラックアウト。
593('A`):2006/11/17(金) 03:50:12 0
 ゆるい振動で目が覚めた。柔らかい物の上に寝かされている。まだ顔の全体が痛い。
「う…ここは?」
「お、気がついたな!」
「……うわぁっ!」
「なんだよ!逃げることないだろ!」
 柔らかいもの、それは瞳の太ももだった。飛び起きた俺は天井に頭をぶつける。どうやら車の中らしい。
「やっと目が覚めたか。ヒーちゃんにありがとうを言え。キミが座席から落ちないようにずっと支えててくれたんだから」
 ハンドルを握っている空がバックミラー越しにニヤついた視線を投げる。トレーがぶつかったことに関係なく、俺は赤面していた。
「あ…ありがとう…」
「いいよ。…ずっとひざまくらしててわかったんだけどさ、喪っくんて頭の形キレイなのな。どんな風にするか大体決まったよ」
「何のこと?…というか俺をどこへ連れて行くつもり?」
「私の自宅だ。兼仕事場でもある」
「姉貴と俺と、サーヤで住んでんだ」
「………。それで、そこで何すんの?」
「言っただろう、そこでヒーちゃんの実験台…じゃない、カットモデルになってもらう。もし上手くいった暁には、店の広告なんかに登場してもらおうかな。ビフォー/アフターの写真つきで」
「なんとなく人を不安にさせる物言いだな…。髪切るのはいいけど、写真だけは断固拒否させてもらうからな」
「大丈夫だって!必ず喪っくんをイケメン風?にしてやるよ!」
「“風?”って何だよ。本当に大丈夫なんだろうな」
「任せておけ。数時間後にはキミも立派なイケメン…的な何かだ」
「何かって何だ!せめてもうちょっとおだてろ!」
「元が元だから。なぁヒーちゃん?」
「オレは美容師で整形外科医じゃないんだ。ごめんな喪っくん」
「てめえら……仕舞いにゃ泣くぞッ!!」
594('A`):2006/11/17(金) 03:50:42 0
 連れて行かれたのはマンションの一室。すんげ広い。俺の部屋何個分だ、コレ。
 とってつけたように部屋の真ん中に鏡とイスが用意してある。そこが仮設の美容室らしい。落ち着く暇もなくイスに座らされ、散髪屋おなじみのシートを掛けられた。
「準備完了って感じなのはいいけどな。…なんだそれ」
 鏡に映るてるてる坊主みたいな俺の両脇に、空と瞳がとんでもない姿で立っている。
「見てわからないか?メイドだよ。好きだろう、キミも」
「萌える?なぁなぁ、喪っくんオレに萌え萌えか?」
「いや、だから………なんでやねん」
「言い忘れたが我々が起ち上げようとしているのは“メイド美容院”という新ジャンルなのだ。客寄せだよ、客寄せ。このほうが大きいお友達は入りやすいだろう?」
「大きい…お友達…」
「おさわりは厳禁な!もしくは現金で!特別に喪っくんにはサービスしてもいいぞ?」
「いらんわ。仕舞いにはそういうサービスが主眼の店になっとるんとちゃうか」
「ならんわい!なんで関西弁やねん!アハハハハ!」
「夫婦漫才はそこまでだキミタチ。さぁて、まずは何から始めるんだヒーちゃん?」
「うーんと。とりあえず、顔剃りからかな」
「美容院に顔剃りってあったっけか?つーかヒーちゃんが剃刀持つの!?すげ不安!」
「のーぷろぶれむ!まだ三回しか失敗してないから!実物では」
「頚動脈には気をつけるんだぞヒーちゃん!もう冷蔵庫には入りきらないからな!」
「うおおい!?どーいう意味だそれ!沙耶香の姿が見えないと思ったら…まさか!」
「冗談だって!サーヤはもうヒゲ生えないようになってるし。ちょっち血が出ただけだよ」
「あービックリした。…安心していいんだな?」
「もちろんだ。救急箱は用意してある、抜かりはない。献血だと思え」
「無茶言うな!か、帰る!俺は帰る!」
「喪っくん!男だろガタガタぬかすな!オレを信用して命を預けてみろい!」
「わ…わかったよ…。一応正規の資格持ってんだもんな。よし、腹は決まった。好きにやっちゃってくれ!」
「それでこそ喪っくんだ!いよし、一か八か、一世一代の大勝負だッ!」
「え?一か八かって言った?…なんか手ぇプルプル震えてない?」
 さくっ。
「あ」
595('A`):2006/11/17(金) 03:51:21 0
 大出血には至らなかったものの、それでも血はなかなか止まらなかった。右あごのガーゼにはまだ血が滲んでいる。
「すまなかったな、喪っくん」
「いや、俺はもう平気なんだけどな、ヒーちゃん…大丈夫か?」
 鏡には部屋の隅に向かって三角座りするメイドさんの背中が映っていた。あの瞳もヘコむことがあるらしい。初めて知った。
「時々ああなるんだ。しばらくしたら復活するから」
「ならいいけど…。…ところでさ、淳」
「何だ?」
「お腹の…」
「ああ、二ヶ月になるよ。……相手はお察しの通り」
「そうか…。沙耶香の奴はどこ行ってんの?バイト?」
「いや、あの店は辞めたんだ。ママに引き止められたみたいなんだけどね。一番の歌姫だったらしいから」
「そっか。あいつ、人前に出るの好きだもんな。コミケ会場でもコスプレとかやってたんだろ?」
「まあね。でも本人は嫌だったみたいだな。女になりたいわけじゃなくて、初めから女だから…」
「………」
「納得いかない?」
「ん、まあ…少しね」
「…色々苦しんだよ、お互いにね。でも子どもが欲しいっていうのが、私たち共通の願いだったから。…今ごろはまだ空の上かな。向こうに着いたら連絡をくれるはずだから」
「…ひとつだけ、いいかな」
「どうぞ」
「洋介か?それとも、沙耶香なのか?」
「どっちもであって、どっちでもない。目の前の沙耶香を愛してる、それだけ」
「…ひとこと言ってやりたいな、あいつに」
 空の表情が一瞬曇る。わからないでもない。でも違うんだ。
「…何て?」
「おめでとうってさ。連絡あったら、俺にも教えてくれな」
「……っ」
 それは息を呑むような、声を詰まらせるような、嗚咽一歩手前の。
 そして溢れだしたのは、目にするのは二度目になる、空の涙。
「…ありがとう……すまなかった、今までずっと…」
「ごめんねは昔聞いたさ。あのときも泣いてたよな、お前。…泣いてちゃだめだろ、お母さんになるんだから」
「うん……うん…でもいいんだ、お母さんは二人いるから…」
「そうだったな…」
 ふと鏡に目を向けると、自分まで涙ぐんでいるのがわかった。
でも俺は泣かない。泣いたら傷つけることになる。
ぐっと上を向いたとき、空の両腕が俺の頭を掴んだ。そのまま抱き寄せられる。
そして頬に感じたのは、唇の感触だった。
「泣いていいんだよ、喪っくんも。……この子の父親は、きっと喪っくんだから」
 胸の中でぎゅっと何かが縮こまって、頭の奥が痺れて、気づいたときには流れ出していた。
 涙はあごの傷に沁みて、少し痛んだ。
596('A`):2006/11/17(金) 03:51:57 0
「よっしゃ!これで完成!」
「おおお…!サッパリしたなあ」
「見違えたじゃないか。いい感じだよ、喪っくん」
「髪染めたの初めてだよ…なんか自分じゃないみたい」
「じゃ次はこれに着替えてくれ。揃えてみたんだ」
 空に渡された服に着替え、衣裳部屋の鏡の前に立つ。
 今度こそ明らかに、自分とは違う人間がそこにいた。
「………」
「驚いて声も出ないか、喪っくん。どうだろう、私のコーディネートは」
「少なくとも…普通の人だな、これ」
「普段のキミは普通じゃないのかね。それに普通の人じゃないよ、ちょっとおしゃれな人、だ」
「カッチョいいぜ喪っくん!やっぱオレの腕は確かだったな!つか天才かも!」
「何を言うか。顔のガーゼを見ろ顔のガーゼを」
「か…顔剃りはバイト雇えばいいだろ!」
「店が軌道に乗るまでは人など雇えん。今後も喪っくんを練習台に、修練に励むように」
「待て待て!顔がボロボロんなっちゃうだろ!」
「「それは元からだ!」」
「こいつらヒデぇ!!」
 かくして、ちょっとは見られるようになった自分を姿身に映し、俺は一人悦に入っちゃっていた。二人が仮設美容院の後片付けをしているのをいいことに、ちょっとポーズをきめてみたりする。
 ああ、なんか勇気が湧いてきたよ。今ならツンに告白できるかも。
 顔、ゆるむゆるむ。夢、広がる広がる。妄想、ふくらむふくらむ。
「喪っくん」
「ハッ!ヒ、ヒーちゃん…いつからそこに?」
「ちょい前。なんかニヤけてたなー。そんなに嬉しかったか?」
「そりゃもう!髪型ひとつで変わるもんだなぁ、人って」
「まぁな。ちょっとは自信ついたろ。これで大丈夫そうか?」
「ん?何が?」
「コクるんだろ、あのツンて人にさ」
「え!?…何で知ってんの」
「あの二人と一緒に暮らしてんだぜ?話は色々聞くさ。こうして話すことってあんまりなかったけどさ、オレ、喪っくんのことはよく知ってるつもりだよ」
「そーなのか。…何か恥ずかしいこととかいっぱい知られてそうだな」
「まぁ、カッコワルイとこも、ちょびっとな。……でもさ、一番たくさん聞いたのは…」
 瞳はそこで言葉を切り、うつむく。指を絡み合わせながら、そのままで言った。
「喪っくんが優しい人だってこと」
 一瞬で顔が熱くなる。鏡を見るまでもなく、自分が真っ赤になっているのがわかった。
「いや、俺はそんな…」
 狼狽していた。これまで封印してきたある疑念が、俺の中で水を吸うように形を成していく。
 キッと顔を上げ、瞳はきっぱりと言い放った。
「でもちょっとイジワル。つーか鈍感。オレの気持ち、ウソだと思ってただろ」
「ウソっていうか……沙耶香と淳にあてられてるだけかと…」
「ちぇっ!そんなこったろうと思った。あんな情熱的にアタックしてんのにさ」
「ゴメン…俺…」
「でもまあいいんだ。知っちゃてるしな。だから邪魔はしたくないよ」
 瞳は手を伸ばし、俺のあごのガーゼを留めているテープごと一気に剥がした。
 痛みに小さく声をあげる俺を、瞳はまじまじと見つめる。
「……うん。男前だよ、喪っくん。がんばれな」
 そう言ってから、瞳は俺を残し部屋を去った。泣いてはいなかったと思う。少なくとも後姿からは、そう思えた。顔は見えなかったが。
 入れ替わりに部屋に入って来たのは空で、電話で誰かと話をしている。沙耶香かなと思ったが、言い争いっぽいので違うとわかる。
597('A`):2006/11/17(金) 03:53:24 0
「誰が工作員だッ!私は北のだだっこ将軍とは何の関係もない!…何?金は払うからせめて人質の声を聞かせろ?人を誘拐犯扱いするなッ!」
「……誰?」
「…ったくしつこい。私の話を聞こうともしないんだ。キミから言ってやってくれ、キミの言うことなら聞くだろうよ。ホラ」
「…もしもし?」
“喪こみち!?あたし、ツン!あんた大丈夫なの!?あんたが二人に拉致されたって後っちから聞いたの!ひどいことされてない!?”
「拉致って…俺を気絶させたのは誰だったっけな。……ひどいことなんてされてないよ。むしろいいことしてもらった」
「その言い方はマズイだろう…」
“いいことぉ!?それってどういう……あっちょっと後…”
“むぉっくん!!聞こえたっスよ!やっぱりついてっちゃったんスね!アタシゃあんたを見損ないましたよ!”
“むおぉっくん君ッ!!私だ、大塚だッ!聞けばすでに孕ませたとまでいうじゃないか!どういうつもりだッ!事と次第によっちゃあ…あツン君まだ話…”
“喪こみち!とにかく大丈夫なのね?クーちゃんのお父さんとかにボコボコにされたりしてないわね?”
「俺は親父か。ちょっと血は見たけど、全部誤解なんだ。そう、全部誤解なんだよ。今からそっちに戻るから、悪いけど待っててもらえないかな。……大事な話があるんだ」
“待ってるのはいいけど…大事な話って何?”
「直接伝えたいんだ。それくらい、大事な話。一時間ぐらいで着くよ。…じゃっ」
「……決心したみたいだな」
「ああ。ていうか、させるつもりだったろ?だからマックに電話した」
「まあね。でもいつになく思い切りがいいじゃないか。…お役に立てたのかな」
「そりゃあ、な」
「テストケース第一号は成功…と。流行りそうかな、この商売。どう思う?」
「どうかな。俺を変えたのは髪形や服だけじゃない気がする」
「ん?」
「申し訳が立たないってことさ。いつまでも消極的じゃな」
「ふ。…行こうか」
「ああ」
 二人からもらったもの、それは新しい髪形でも服でもない。
 胸を滾らせる想いの、熱く純粋なカタチ。……無駄にはしないさ。
「俺の情熱的なアタック、見せてやるぜ」

 Fin.
598('A`):2006/11/17(金) 03:55:19 0
こんな感じですた。
そろそろ帰るます。
また来るかもです。
アバヨー
599('A`):2006/11/17(金) 09:17:24 O
ダラダラ長くて(ry
600('A`):2006/11/17(金) 12:16:17 0
タイトルと合ってない。
過去編いらない。
601('A`):2006/11/17(金) 13:20:09 O
だらだら長いとかZや◆lgsjerQocIも一緒じゃん
ぶっちゃけこいつらもウザイ
602('A`):2006/11/17(金) 13:26:30 0
誰もお前にこのスレを見ろとは強要しないさ
603('A`):2006/11/17(金) 20:25:55 0
  ↑
 CV:店長
604('A`):2006/11/17(金) 23:38:24 O

店長カッコE!!
605('A`):2006/11/18(土) 04:01:44 0
続き書いてよー。中途半端でガマン汁漏れそう
606('A`):2006/11/18(土) 18:45:17 O
おもろいってかこの人の作品好きだわ
607('A`):2006/11/18(土) 18:51:44 O
Zと大量投下した人のは面白い
608('A`):2006/11/18(土) 23:32:20 O
Z氏>>>超えられない壁<<<その他の職人
609('A`):2006/11/18(土) 23:57:07 0
長かったけど一気に読んじゃったよ。面白かった!GJ!!
610('A`):2006/11/19(日) 20:45:05 O
ホシュ
611('A`):2006/11/20(月) 14:16:45 0
あげときますね
612('A`):2006/11/20(月) 22:06:55 0
このスレのおかげで機会があればマックに行くようになってしまった
613('A`):2006/11/20(月) 23:49:16 0
>>612
そこのマックにツンデレはいますか?
614('A`):2006/11/21(火) 11:39:31 0
        ,, ―- 、_
      /        '' - ,,
    /             '' - ,,
   /                 ヽ
  i           / /ヽ    !
  ,i          ./ / ''―、   !
  i     ,、 n て'' ノノ    ヾ   !
  i    ノノノ ノ ノ ''´      !  /
     j   ' ´    ノ (    ヽ |
 >-,,  /  ,,=━━・!' ,ノ━== ! ノ
 !・  ヽ |  ’ニンniii、 :::::i/ィ7iii=  i )
 \(てi iヽ   ^' ~     -'  /}
  `i_   、 \//////    i/////l_j
   `┐ i    /(,,, ,n 〉   /\\   も、萌えるっていうレベルじゃねぇぞ!
  ̄ ̄へ    ! '   T''    l |  \  
   |  ! i    ン=ェェi) i ソ )     
   |  i´\! ,, -ェ`、_ン ノノ 〈     
   |  |  \\,, `―''´//  |
615('A`):2006/11/21(火) 11:51:15 O
ちょっくらマック行ってくる
616('A`):2006/11/21(火) 12:36:30 O
>>612

おまいは俺k(ry
617('A`):2006/11/21(火) 14:01:13 0
GOD JOB
>>580も新しくてよかった
これからも頼むぜ!

>>595は何を言っているのか低脳な俺には分からないがなんともないぜ
618 ◆lgsjerQocI :2006/11/22(水) 06:58:31 O
投下するからネタください
619('A`):2006/11/22(水) 09:21:19 O
っ『グラタンコロッケバーガー開始』




いや、実は食いながら
話考えていたが丸投げ…
620('A`):2006/11/22(水) 09:38:04 0
たまには店外でもいい(ゴミの処理してるとか
たまたま外で会ったとか
もちろんぐらころでもいい
621('A`):2006/11/22(水) 10:17:49 0
っ『ポケモンカレンダー』
622('A`):2006/11/22(水) 10:35:08 0
ツンVS素直クール希望
623('A`):2006/11/22(水) 12:48:39 O
>>622

初期から中期によくあったねそれ。
久々に見たい希ガス

で、お題

つ新発売のソフトクリームみたいな高いやつ
624('A`):2006/11/22(水) 15:17:13 0
てんちょの企画したスキー旅行は?
625('A`):2006/11/22(水) 17:02:57 0
つ『いらっしゃいませ、こんにちはぁ!
  チーズバーガーと烏龍茶ですね?
  ご一緒に、ポテトと、笑顔と、ほっぺにチュっ! は、いかがですかぁ?』

・・・彼女は偉大だと思う
626('A`):2006/11/22(水) 18:58:06 0
残念、そのネタはこのスレで何度も出ている。
627625:2006/11/22(水) 21:21:40 0
>>626
( ゚Д゚)

(゚Д゚)マジカヨ
628('A`):2006/11/22(水) 22:14:10 0
マジマジ、俺のほかにも出した奴が最低1人は居る。
629('A`):2006/11/23(木) 09:07:09 0
ななな何言ってんのバカじゃないの?
ほっぺにアレなんて0円どころか
こっちがお金払わなくちゃいやそのあの(////)
630('A`):2006/11/23(木) 09:18:04 0
>>622
事情があって、数年ぶりにロッテリアに行く喪 そこで・・・

素:いらっしゃい、こんにちは
  チーズバーガーとアイスティーだな
  本日76人目の記念のお客には
  この私1日貸し出し券が付(ry
  
631('A`):2006/11/23(木) 12:48:53 O
>>630
続きは?
632630:2006/11/23(木) 15:29:44 0
続きを期待してしまった人ゴメソして

単なる思い付きで続けられまへん
第一 ツンがいないとスレ違いになるし・・・
633('A`):2006/11/23(木) 22:32:23 0
ツンのライバルで書いてみるとか
634 ◆uI6TiFLZos :2006/11/23(木) 23:01:21 0
ガーッ
ツ「いらっしゃいま・・・げ」
素「ふむ、それは客に対する反応では無いな」
ツ「う、うるさいわね!それより、何の用よ?」
素「なに、大した事ではない」
ツ「あっそ。ところで、食べていくの?」
素「そうだな。ちょうど昼をどうしようかと思っていたところだ」
ツ「ふーん。私がもうちょっとで休憩だから、ちょっと待ってなさい」
素「む?一緒に食べるのか?」
ツ「私に用事があるんでしょ?付き合ってあげるわよ」
素「ふむ・・・。それでは、お言葉に甘えようか」
635 ◆uI6TiFLZos :2006/11/23(木) 23:02:11 0
ツ「お待たせ」
素「すまないな、まさか奢ってくれるとは・・・」
ツ「いいのよ、それ、余りだから。店長が格安でくれたの」
素「そうか。では有難く頂こう」
ツ「・・・で?ほんとは何の用なの?」
素「むぐむぐ・・・。・・・うむ、実はな、彼のことだ」
ツ「彼って・・・アイツ?」
素「私と君の中で共通の話題になる彼は一人しかいるまい」
ツ「ふん。知らないわよ。・・・それで、アイツがどうかしたの?」
素「・・・クリスマスの事だ」
ツ「えっ・・・」
素「去年は皆で楽しく過ごせた。私としては今年もああいう感じで過ごしたいのだが・・・」
ツ「・・・」
素「・・・だが、私としては、そろそろ彼との展開を進めたいと思っていてな」
ツ「・・・ふ、ふーん。それで?」
素「いや、それだけだ」
ツ「・・・は?」
素「わからないかな?宣戦布告だよ」
ツ「・・・は?な、なんで私に・・・」
素「彼を取られてもいいのかな?」
ツ「・・・私には関係無い」
素「・・・ふむ、そうか」
ツ「・・・」
素「まあ、私としてはこれで話は終わりだ。・・・ご馳走になったな」
ツ「・・・待ちなさいよ」
素「・・・」
ツ「私はアイツの事なんかなんとも思って無いし、アンタが何しようと勝手だけど・・・」
素「・・・」
ツ「・・・あ、アイツの相手は、アイツが決めるんだから・・・!」
素「・・・ふむ。肝に銘じておこう」
ツ「い、言っとくけど、私には関係ないんだからね!」
素「ふふふ。やはり真のライバルは君だな」
ツ「な、何よそれ!」
素「素直になれないのも大変だな」
ツ「だから、違うってば!」
素「ふふ、また会おう」
ツ「・・・ふん」
636('A`):2006/11/24(金) 01:12:46 0
三角関係は萌える

これ昼ドラの常識
637('A`):2006/11/24(金) 09:51:17 0
ZさんGJ!


+   +
  ∧_∧  +
 (0゚・∀・)   ワクワクテカテカ
 (0゚∪ ∪ +        
 と__)__) +
638('A`):2006/11/24(金) 17:16:04 0
ツ「いらっしゃいませ。ご注文は何にいたしましょうか?」
俺「んー・・・、ハンバーガーセットで」
ツ「かしこまりました」

次の日
ツ「いらっしゃいませ」
俺「えーと、ハンバーガーセットを」
ツ「かしこまりました」

一週間後
ツ「いらっしゃいませ」
俺「ハンバーガーセットで・・・」
ツ「・・・あの、毎日そればっかり頼んでますけど、飽きませんか?」
俺「ん?・・・んー、じゃあ、ツーズバーガーZで」

一ヵ月後
ツ「いらっしゃい・・・またハンバーガーZですかぁ?」
俺「はは、それでよろしく」
ツ「かしこまりました」
俺「あれ? 『毎日こんなものばっかり食べてると身体壊すわよ?』とか言ってくれないの('A`)」
ツ「はぁ? なんで私がアンタの身体を心配しなきゃなんないのよ?」
俺「ははは、それもそうか('A`)。じゃあせめて、飲み物をウーロン茶にしといて」
ツ「なにが『じゃあせめて』なの? バカなの?」
俺「……('A`)」
ツ「つーかさ、毎日毎日代わり映えしないメニューばっか頼んでんじゃないわよ。確認するのだってウザいんだからさー」
俺「……帰ります」
ツ「ちょ、ちょっと待ちなさいよ。冷やかし? そんなの許さないわ。アンタみたいなクズ、生きててもしょうがないんだから、せめてこの店の売り上げに貢献するぐらいしなさいよ」
俺「わ、わわわわかりました。か、かかか買います」
ツ「ん。よし」
俺「……('A`)」
ツ「なにこっち見てんのよ。キモい」
俺「……す、すいません」
ツ「――ゆっくりしていきなさいよね」
俺「え?」
ツ「べ、べべべべつに、いつも言い過ぎて悪いとか、ちっとも思ってないんだからね!」
639('A`):2006/11/24(金) 19:44:33 O
>>638
初心に帰る、そんなツンデレGJ!
640('A`):2006/11/25(土) 13:35:00 0
激ツン萌え
641('A`):2006/11/25(土) 16:58:38 O
あげ
642('A`):2006/11/25(土) 23:49:53 0
643('A`):2006/11/26(日) 04:34:06 0
644('A`):2006/11/26(日) 23:06:11 O
保守
645('A`):2006/11/27(月) 08:18:06 0
646 ◆lgsjerQocI :2006/11/27(月) 23:57:06 O
遅くなりました、投下します。
>>619把握

浪人生「お腹減っただすなぁ、コロちゃん」
葱坊主「我輩コロッケ食べたいナリ」
浪人生「この辺りには肉屋はないだすよ、マックで我慢するだす」
ガーーーーーッ!
ツン「いらっしゃいませ」
葱坊主「やっぱり我輩コロッケ食べたいナリ」
浪人生「わがまま言わずに、とりあえずハンバーガーで我慢してくれだすコロちゃん」
ツン「それでしたらグラタンコロッケバーガーなどいかがでしょうか?」
浪人生「コロちゃん、どうやらコロッケのハンバーガーがあるみたいだすよ」
葱坊主「しかたがないナリ、それで我慢するナリ」
浪人生「じゃあ、それのセットを二つくれだす」
葱坊主「でも、本当にいいナリか?ごちそうになって」
浪人生「大丈夫だす、どうせトンガリの金だす」
ツン「お待たせしました、グラタンコロッケバーガーセットになります」
浪人生「さっそく食べるだすか、コロちゃん」
葱坊主「うわぁ…グラコロの中……とてもあったかいナリィ」
647 ◆lgsjerQocI :2006/11/27(月) 23:59:59 O
>>620把握

後輩「ずいぶん買ったっスねぇ」
ツン「たまの休みだしね、欲しい服も色々あったし、ついついまとめて買っちゃった」
後輩「でも、先輩はいいっスよねぇ〜スタイル抜群だから何着ても似合うし、はぁ、アタシなんか高校生にもなってコレっスよ」
そう言って自分の小さい胸を指差す後輩
ツン「何言ってるのよ、アンタはまだまだこれからよ、そのうち成長するから大丈夫よ」
後輩「それだといいんスけどねぇ、素直先輩みたいに背が高かったりしたらまだ救いようがあるんスけど…こんなチビじゃあ」
ツン「素直ちゃんは私から見ても羨ましいわね」
後輩「こんなたわわに実ったモノを持ってる先輩が言っても嫌味にしか聞こえないっス」
そう言ってツンの胸を鷲掴みにする後輩
ツン「ちょっ…後ちゃん……んっ、やめっ…‥」
後輩「いいなぁ〜いいなぁ〜アタシも欲しいなぁ〜コレ〜」
ツン「ちよっ…いい加減に、んっ…しなっ…さい…怒るわよっ」
後輩「いいなぁ〜いいなぁ〜」
ツン「バッ…人が…見てるで…んっ…‥しょっ」
ドサッ!
喪男(///……‥)
ツ&後「Σはっ!!?」
喪男「あっ、あのっ、そのっ…ぼっ、僕、何も見てませんから」ダダダッ!
ツン「ちょっ、ちょっと!違うのっ!まっ、待ちなさいよっ!」
後輩「行っちゃったっスねぇ〜」
ツン「行っちゃったっスねぇ〜…じゃないでしょっ!ど〜すんのよっ!!完全に勘違いされたじゃないっ!」
後輩「はっ、はははっ…いやぁ〜でっ、でも先輩の胸を喪さんにアピールできたから結果オーライということで…」
ツン「んも〜、そういう問題じゃないでしょっ!明日からどんな顔してアイツに…」
後輩「んふふ〜」
ツン「なっ、何よその変な笑いは」
後輩「なんだかんだ言って先輩、喪さんのこと…」
ツン「(///)べっ、別にあんな奴のことなんとも思ってないわよっ!」
後輩「先輩わかりやすいから、ほらっ、もう真っ赤っスよ」タタタッ
ツン「あっ、こら待ちなさ〜い」
ガサガサッ!
店長「いやぁ、いいもの見れた」スタスタスタ
648 ◆lgsjerQocI :2006/11/28(火) 00:03:33 O
>>621把握

ガーーーーーッ!
ツン「いらっしゃいませ、って、またアンタ?」
喪男「ど、ども」
ツン「ついさっき来たばっかじゃない、忘れ物?」
喪男「まぁ、忘れ物というか、買い忘れというか…」
ツン「買い忘れ?」
喪男「ええ、実はポケモンカレンダーを妹に頼まれてて」
ツン「ふ〜ん、じゃあ、ちょっと待ってて」
喪男「すみません」
ツン「あらっ?最後の一つね」
喪男「ありがとうございます。じゃ、お金」
ツン「お金はいいわよ、なんかそれで最後みたいだし」
喪男「そういうわけには…」
幼女「え〜、ポケモンカレンダーもうないの?」
後輩「ごめんね」
幼女「え〜、ほしかったのに〜クスンクスン」
幼女母「それくらいで泣かないの、しょうがないでしょ我慢なさい」
幼女「だってぇ〜クスンクスン」
喪男「あの〜」
幼女母「はい?」
喪男「もし、よかったらコレ…」
幼女「あっ!ポケモンカレンダー」
幼女母「いえ、そういうわけには…」
喪男「いえいえ、僕は構わないですから。この子がよろこんでくれるなら」
幼女「おにいちゃん、ありがとう」
幼女母「こら、ダメよ。そんな悪いですやっぱり」
喪男「いいんですってば、是非貰って下さい」
幼女母「そうですか、ではお言葉に甘えて…ほらっ、もう一度お礼を言いなさい」
幼女「うんっ!ありがとうおにいちゃん」
喪男「どういたしまして」
ツン「…‥(へぇ、いいとこあるじゃんコイツ)」
素直「惚れ直したか?」
後輩「今のはポイント高いっスねぇ」
ツン「(///)アッ、アンタたちっ!」
素直「ふむ、図星のようだな」
後輩「相変わらずわかりやすいっス」
ツン「(///)だからそんなんじゃないのにぃ〜」
素直「からかいがいのある奴だな」
後輩「先輩、可愛いっスねぇ〜」
ツン「(///)んもぅっ!知らないっ!」
649 ◆lgsjerQocI :2006/11/28(火) 00:07:13 O
>>622把握

素直「ふうっ〜…」
ツン「?」
素直「はぁ〜…」
後輩「?珍しいっスね、素直先輩がため息なんて」
ツン「なんかあったのかしら?」
素直「…‥」
ツン「ねぇ、素直ちゃん」
素直「んっ?」
ツン「何か心配事でもあるの?ため息なんてついて」
素直「ああ、なんでもないんだ…いや、なんでもなくはないな。一応言っておかなくては」
昨夜のこと…
素直「遅くなってしまったな、最近は物騒だから早く帰らねば」
DQN「ひゃっは〜!ここは通さねえぜ」
素直「…やれやれ、言ったそばからこれか」
DQN「痛い目みたくなかったら金目のものを置いていくんだな、ひゃっはははは〜!」
素直「仕方ない、少し…」
喪男「まっ、まままま待て」
素直「!?」
DQN「なんだぁ〜てめぇは?」
喪男「そっ、そそその人から、はっ、ははは離れるりら!」
素直「…‥」
DQN「絡んできといてびびってるんじゃねぇよっ!」
ばきっ!
喪男「あうっ…キュウ〜」
DQN「へへっ、情けない野郎だぜ、さてと」
素直「…最近ここらで女人を襲っているというのはおまえか」
DQN「ウヒヒヒッ、だったらなんだってんだ!てめぇも身ぐるみ剥いで犯してやるぜぇっ」
素直「ならば手加減は無用だな」
DQN「何をわけのワカランことを!ひゃっは〜!」
素直「極限流奥義!!!」
バキッバキッドガッドドドドッガガッドガッバキッ…ドドッガガッドドドドドドドドッガギィーン!!!
DQN「あひぃーーーい!!!」
素直「多少は手加減してやった感謝しろ…さて、」
喪男「うう…」
素直「ふむ、しばらくは起きそうもないな。しかし、君もバカだな…勝てないとわかってて」
喪男「……‥」
素直「そんなバカな優しさは嫌いではないがな、まったく、放ってはおけないな君は…」
650 ◆lgsjerQocI :2006/11/28(火) 00:09:37 O
>>649続き

素直「まぁ、そんなわけで彼のことが気になってしかたがない。どうやらツン、おまえのライバルになってしまったようだ」
後輩「これは意外な展開っスね」
ツン「わっ、私は別に…」
素直「なら、喪は私が…」
ツン「ダッ、ダメよ!」
素直「おや?何故かな?ツンは喪をどうとも思っていないのだろう」
ツン「私は別に、だけどアイツの気持ちを考えて…」
素直「それはこれから先どうなるかわからないだろ、それより大事なのは今の私の気持ちだ」
ツン「…‥」
素直「私は自分の気持ちに正直だ、奴と一緒に居たい。離れたくないんだ」
ツン「でっ、でも…」
素直「仕方ないだろう、恋心なんて唐突なものだ。すまないとは思っているが」
ツン「…」
素直「ツンが奴を好きであるというなら、私だって正々堂々と戦うつもりだ」
ツン「…」
素直「しかし、なんとも思っていないのなら私のすることに口出ししないでほしい」
ツン「…」
素直「何も言わないということは…」
ツン「…嫌」
素直「んっ?」
ツン「嫌よ!私だって…私だって…」
素直「…」
ツン「(///)私だってアイツが好きなんだから!素直ちゃんよりずっと前から好きだったんだから!」
後輩「先輩たち怖いっス」
素直「では、ライバルということでいいかな?」
ツン「望むところよ、負けないわよ」
素直「私も負けるつもりはない、だがどっちにしても恨みっこなしだぞ」
ツン「正々堂々勝負よ」
店長「仕事してよ…」
651('A`):2006/11/28(火) 01:39:26 O
GJです
652622:2006/11/28(火) 08:27:17 0
>>◆lgsjerQocIさん
素晴らしい作品GJです!
>>624も期待してますよん
653('A`):2006/11/28(火) 10:52:26 0
>>648
リクに応えてくれてthx
しかし手元にあるカレンダーに対して
罪悪感を感じてしまったジャマイカw
654('A`):2006/11/28(火) 12:41:14 O
リクシリーズGJ!
最後に出てくる店長がいい味出してるw
655 ◆lgsjerQocI :2006/11/28(火) 20:36:45 O
>>623はサンデーとマックフルーリーどっち?
656('A`):2006/11/29(水) 02:27:33 O
どうせなら素直には
『いわやまりょーだんぱー!』とか
『お前が飛ぶんだ』とか
言ってほしかったぜww




【以下脳内】
いかん!これでは
大塚店長に続き
神谷店長が出てきてしまう!!
(↑兄弟仲は悪い)
657623:2006/11/29(水) 12:39:45 O
>>655

おお!書いて頂けるですか!ありがとうございます!
フルーリーの方でございます!

因みにこないだ喰ったのはネスレクランチじゃない方。オレオだっけ。

昔ホームステイ先のカルホルニーヤでオレオスムージー喰って
ウマーだったので同じもんかと思ったら微妙に違ってたw
フルーリーもウマーだったけど。
658('A`):2006/11/29(水) 14:43:07 0
保守
659('A`):2006/11/30(木) 00:23:30 O
捕手
660('A`):2006/11/30(木) 08:20:56 0
おはようあげ
661 ◆lgsjerQocI :2006/11/30(木) 21:40:51 O
>>623把握

ガーーーーーッ!
素直「いらっしゃいませ、なんだ貴様か」
喪男「あ、ども(キョロキョロ)」
素直「ツンなら奥で休憩中だ」
喪男「へ?」
素直「なんだ、キョロキョロしているからツンを探しているかと思ったぞ」
喪男「(///)い、いやそういうわけじゃ…」
素直(ふむ、やはりツンに気があるか。なんだかんだ言っても両想いなんだな)
喪男「えっと…」
素直「ハンバーガセットだな」
喪男「あ、はい」
素直「それより貴様、時間はあるな?」
喪男「いや、勉強が…」
素直「言い訳はいい、とりあえず注文の品を持って奥に来てくれ」
喪男「('A`)……‥」
事務所に入る素直と喪男
ツン「あら?素直ちゃん休憩?って、なんでアンタが入ってくるのよっ!」
喪男「いや、僕にもさっぱり…」
素直「私が招いたのだ、気にするな」
ツン「ここは従業員だけ…」
素直「まあ、そう言うな。ツンだってコイツを入れたことあるだろう?」
ツン「う…」
素直「大したことじゃない、来週新発売のマックフルーリーなんだが、味が2種類あってな、オレオとネスレクランチどちらを多く発注したらいいか喪に味見をしてもらおうというわけだ」
喪男「なんで僕なんかに?」
素直「ん〜ノリかな?まぁ、とりあえず食べてみてくれ」
喪男「はぁ…(ペロッ、マムマム)」
素直「どうだ?」
喪男「どっちもおいしいですよ」
素直「やはり貴様の舌はあてにならないな、私自らが味見をしよう(サッ!パクッ)」
喪&ツ「あっ…」
喪男(///これって間接…)
ツン「(///)ちょっ、ちょっとアンタ汚いわね!人の食べかけを…」
素直「んっ?私はまったく気にしないが…そんなことで一々騒ぐな、みっともない。ん、美味いな」
喪&ツ「……‥」
素直(しかし、この二人は化石並の純情だな。反応が楽しすぎる♪)
662('A`):2006/12/01(金) 08:18:32 0
  _n
 ( l    _、_
  \ \ ( <_,` )
   ヽ___ ̄ ̄  )   グッジョブ!!
     /    /
663('A`):2006/12/01(金) 21:14:41 O
ほしゅ
664('A`):2006/12/01(金) 21:58:37 0
あのツンデレマクドナルドが携帯ゲームに!?


 プレイヤーは喪でもツンでもなく後輩
 目的は2人をくっつけるのではなく
 付かず離れずの微妙な位置をキープして
 ”マンセーレスポイント”を稼ぐ事

 喪&ツン2人の会話に選択式でツッコミ
 店長からの特別ミッションもあるぞ
 敵か見方か?幼馴染に喪妹も参戦





     ・・・・というのが出るといいな〜
665('A`):2006/12/01(金) 22:40:35 O
ゲーム化するなら、メタルギアみたいなゲームがいい!
666('A`):2006/12/01(金) 22:42:39 0
>>665
店長と宿敵サンダースしか出れねぇよw
667('A`):2006/12/02(土) 12:51:52 O
店長が、ロッカーに隠れて、ツン達の話しを盗聴したり
後を連れて、喪達のデートを人に見つからないように尾行したりWWW
668('A`):2006/12/02(土) 21:26:12 0
完全にメタルギアのパロでつねwww
669('A`):2006/12/02(土) 21:45:21 0
>>667

後:店長、ソレ犯罪っすよ・・・
670('A`):2006/12/02(土) 23:07:14 0
ゲームを買った人の中から抽選で
おしゃべりツン人形をプレゼント♪
人工無能搭載で会話が出来ます


 「勘違いしないでよね
 「そんなだからモテないのよ!
 「調子に乗んな!
 「もう知らない、フンだ!
 「バカ!
 「どエッチ!

    言葉のレパートリー考えると、技術的に可能性高いなw
671('A`):2006/12/03(日) 13:27:47 O
>人工無能

まぁ確かにあんまり仕事してないしな……



【チラ裏】
週末、マックに子供を連れてくる
親を見て釈然としないのはなんでだぜ?
喜ぶかも知れないけどさー…
672('A`):2006/12/03(日) 23:25:31 0
なんか変なスレが立ってるな
ttp://etc4.2ch.net/test/read.cgi/motenai/1165154880/
673('A`):2006/12/04(月) 01:05:50 0
いいスレ
674('A`):2006/12/04(月) 05:36:44 0
後:センパイ、”2ちゃんねる”って何スか?知ってたら教えてくださいよぉ〜
  ”スレを立てる”って言葉、わかんないもんで・・・(ニヤニヤ
675('A`):2006/12/04(月) 22:17:00 0
一応ほしゅ
676('A`):2006/12/04(月) 23:58:21 0
みんなあっちに行ってるのか?
677('A`):2006/12/05(火) 12:30:54 O
どっち?
678('A`):2006/12/05(火) 13:59:12 0
どっちってどことどこ?
>>672位しか思い当たらない
679('A`):2006/12/06(水) 04:37:07 0
680('A`):2006/12/06(水) 07:40:11 O
age
681('A`):2006/12/06(水) 22:43:28 0
毒男板のツンデレ小説スレか喪板のツンデレ相談所のどっちかだろ
682('A`):2006/12/08(金) 02:51:42 0
捕手
683('A`):2006/12/08(金) 11:08:01 0
投手
684('A`):2006/12/08(金) 20:25:16 0
宿敵サンダースがマック潰しのため
筋向いに牛丼屋を開店

ってのはどうでしょ?
685('A`):2006/12/08(金) 22:21:08 0
喪男はやっぱり殺伐とした牛丼屋に惹かれるか?
686('A`):2006/12/10(日) 00:52:43 0
>>685
間違いない
一人マックとか無理
687('A`):2006/12/10(日) 07:26:43 0
自分の意見を一般化されてもな
688('A`):2006/12/10(日) 09:37:05 0
>>686
一人で行かないと、ツンにとっては不都合w


    ひとりマックもできずに、喪男が務まるか?
689('A`):2006/12/10(日) 15:57:52 0
吉野家にツンがいればいいのにと思う
スレ的にはアレだけど
690('A`):2006/12/10(日) 18:35:04 0
むしろ世の中女性は俺に対して全員ツンデレ
691('A`):2006/12/10(日) 20:55:35 0
俺にとってはツンツン
692('A`):2006/12/10(日) 21:25:31 0
>>689
マック店舗改装のため、しばらくお休みと思いきや
店長が別のバイトを手配してくれて・・・ってのはダメ?


  その店には眼光鋭い殺し屋も来たりしてw
693 ◆uI6TiFLZos :2006/12/10(日) 23:28:39 0
ピンポーン
「・・・誰よ、こんな時に・・・」
頭がフラフラする
風邪をひいて2日目、症状は昨日より悪化していた
「はーい、どちら様?」
軽い眩暈に襲われながら、玄関へと足を運ぶ
「・・・俺だけど」
予想外の声に、風邪で上がっている体温が更に上昇する
「な、何の用よ?」
少し上ずりながらも、平静を保とうとする
「・・・その、心配になって・・・」
熱が体中に広がるのを再確認しながら、ゆっくりとドアを開ける
「と、とにかく、そんなとこに立ってたらご近所のジャマだから、・・・ははは、入りなさいよ・・・」

「・・・で?わざわざ来た理由は?」
わざと素っ気無い態度を示す
本当は嬉しくて堪らないのに、素直になれない自分が恨めしい
「おまえが昨日から休んでるから、気になって、さ・・・」
「そ・・・!!!」
頭にいっきに血が上り、顔が真っ赤になる・・・寸前に、布団の中に頭ごと潜り込んだ
「べ、別に、アンタに心配なんかされたって・・・嬉しく・・・ないんだから・・・」
ごにょごにょと言葉を発するが、顔が緩むのを止められない
「と、とにかく、せっかく来たんだから、何かしてやるよ」
「・・・な、何をよ?」
「俺、リンゴを持ってきたんだ。皮剥いてやるよ」
そう言って台所に向かい、そしてフルーツナイフを持って戻ってくる
何度か家にお邪魔しているだけあって、どこに何があるかは、ある程度把握していた
「あ、腹減ってるか?」
「う、うん・・・」
「よし、すぐ剥くからな」
シャリシャリと、部屋に皮を剥く音が響く
「・・・ウサギ」
「え?」
「・・・ど、どうせなら、う、ウサギがいい・・・」
またもごにょごにょと言葉を発する
軽く肩をすくめ、すぐにリンゴをウサギカットにし始める
694 ◆uI6TiFLZos :2006/12/10(日) 23:30:57 0
「ごちそうさま」
「おそまつさま。じゃあ、これ洗ってくるわ」
言いながら皿とフォークを持ち、台所に向かう
ささっと洗い済ませて部屋に戻ると、スースーという寝息が聞こえてきた
どうやら洗っている間に眠ってしまったようだ
「・・・ま、しょうがないか」
する事も無くなり手持ちぶたさになったが、カギを開けて帰るわけもいかず、適当に腰を下ろす
そして、ふと寝顔を覗いてみる
そこには、無防備な顔をして瞼を閉じる姿があった
「・・・かわいい顔・・・しやがって・・・」
そうやって見とれていると、段々と気持ちが昂ぶってくる
(バカ、相手は寝てるんだぞ?)
そう思いながらも、少しずつ近寄っていく
そしてあと少しで鼻が触れるというところで止まる
じっと相手の顔を見据えて、その状態のまま動けない
(・・・俺、こいつの事・・・)

台所に行ったスキに悪戯を思いつき、戻ってくる気配を感じて、瞼を閉じる
部屋に入って立ち止まる空気を感じながら心の中で舌を出す
「・・・ま、しょうがないか」
そうつぶやき、近くに座ったようだ
(さて、どこで目を開けようかしら?)
そんな事を考えていると、何故か強い視線を感じた
「かわいい顔、しやがって」
ドキンと、胸が高鳴る
(イ、イマ、コイツ、ナンテ言ッタ・・・!?)
頭の中が真っ白になり、目の前の人間が発した言葉だけがぐるぐると回りだす
かわいいかわいいかわいいかわいいかわいいかわいいかわいいかわいい
せっかく落ち着いてきたのに、またどんどんと体温が上がるのを感じる
どうしようもないくらい胸がドキドキと鳴る
その音が相手に聞こえていないかと心配になり薄目をあけると、目の前に顔があった
そしてお互いに目が合う
しかし、相手はそのまま更に近づき、そして・・・

唇が重なった
695('A`):2006/12/11(月) 00:29:16 0
>>693 >>694
萌え死んだ
カタコトツンワロタ
696('A`):2006/12/11(月) 00:37:22 0
萌え尽きた

りんごの皮むき特訓しようかな…
697('A`):2006/12/11(月) 01:58:00 0
GJ
あえて唇を重ねないで照れまくるというシチュもまたいいと思った
698('A`):2006/12/11(月) 12:24:56 O
むしろこの後が著しく気になる。
699('A`):2006/12/11(月) 16:25:02 0
>>696

お前に萌えた
700 ◆uI6TiFLZos :2006/12/11(月) 22:13:27 0
>>698
すみません、続きはありません

あと、これはツンマクのパラレルワールドと思ってください
701('A`):2006/12/11(月) 23:59:49 0
その先を悶々と妄想するもよし、お約束的夢オチに愕然として
跳ね起きたら途中まで現実で(寝たフリで本当に寝てしまったらしい)
喪に思いっきり頭突きをかまして痛む額も忘れるほどに赤面しつつ
「なっ鼻血ってっへっ変なコト考えてるんじゃないわよっ!!!」
「げ、元気そうじゃん…w(ボタボタボタボタ)」
なんて流れを想像してニヤニヤするのもまたよしって感じですなw
702('A`):2006/12/12(火) 12:00:39 O
ツンマク的には

・部屋の段ボールがスッと持ち上がり
「不純異性交友は…」と
言い切らないうちにツ&喪での
愛のツープラトンが店長に炸裂

うん、とてもホッとする展開だ
703('A`):2006/12/12(火) 23:31:46 0
>>692

やあ (´・ω・`)
ようこそ、バーボンハウスへ。
このテキーラはサービスだから、まず飲んで落ち着いて欲しい。
「はあ…」
うん、“また”なんだ。すまない。
仏の顔もって言うしね、謝って許してもらおうとも思っていない。
でも、この店を見たとき、君はきっと言葉では言い表せない、
“ときめき“みたいなものを感じてくれたと思う。
殺伐とした世の中で、そういう気持ちを忘れないで欲しい。
そう思って、この店を作ったんだ。
「あの…」
(´・ω・`) ?
「大塚店長の紹介で来た者なんですけど…」
(´・ω・`) …。
「で、その…雇ってもらえるんでしょうか?」
(´・ω・`) b
「あたし、ツンといいます。短い間ですが、よろしくお願いします」
704('A`):2006/12/12(火) 23:59:55 0
パクリだが、>>703続き

なによ来たの? ξ゚听)ξ
ここがバーボンハウスと知って来たんでしょうね?
そうでなかったら、その汚いほっぺたひねってやるから。
まぁ、そこにあるテキーラでも飲めばいいんじゃない?

“また”って顔してるわね。そうよ“また”よ、悪い?
別にあんたに許してもらおうなんて思ってないから。

でも、あんたがこの店で働くあたしを見たとき、
言葉では言い表せない“ときめき”みたいなものを感じたんでしょ?わかってるんだから。
…あんたの気持ちなんて想像したくもないけど。
分かってると思うけど、ここで働くのはちょっとの間だけなんだからね!

な、なによその顔。私が一方的に悪いみたいじゃない。
そんな、しばらく会えなかったからって…そんな顔しないでよ。
寂しかったのは、あ…あんただけじゃないんだからねっ! ξ////)ξ

('A`)「…いや、ただ飲みに来ただけなんだけど。
   そしたらたまたまお前がいて……つーかなんでここにいんの?」

ξ゚听)ξ …。

     ……ま…まぁ、一回くらいなら注文聞いたげてもいいけど…。
     か、勘違いしないで!?
     あんたが哀れになったから聞くわけであって、
     特別な感情とかそんなのは微塵もないんだから!

     …無理な注文したら…許さないんだから…

('A`)「………」

ξ////)ξ な…なによ、なんとか言ったらどうなの!?

('A`)「キスしてください」

ξ゚听)ξ いいわよ。

('A`)「いいのかよ」
705('A`):2006/12/13(水) 00:11:09 0
>>704
オチワラタw
706('A`):2006/12/13(水) 08:26:54 0
☆ゅage
707('A`):2006/12/14(木) 08:31:55 0
hosyu
708('A`):2006/12/14(木) 09:39:05 0
ほっす
709('A`):2006/12/16(土) 01:31:16 0
保守くらいならしてやってもいいって言ってるのよ
710('A`):2006/12/16(土) 23:07:30 O
あげ
711('A`):2006/12/16(土) 23:11:52 O
へーまだあったんだこのスレ
712('A`):2006/12/16(土) 23:46:38 0
【喪板】モテない男性板アレ投票所
http://etc4.2ch.net/test/read.cgi/vote/1166279419/

・喪板のLR変更を決める投票です。
・内容は 喪板をアフィブログへ転載禁止
・賛成多数で運営へ報告して、LRに上記内容を追加してもらいます
・反対多数では何も変えず、現状維持です。

・投票所はsage進行で
・期間は17日0時〜23時までとします
・賛成 または 反対 とだけ書き込んでください
・上記2択以外は原則無効です

以上、よろしくお願いしまーす。
713('A`):2006/12/18(月) 09:23:46 O
過疎age
714('A`):2006/12/18(月) 22:26:41 0
ほしゅ
715('A`):2006/12/19(火) 13:31:54 0
もう・・夢は見れないのか・・?
716('A`):2006/12/19(火) 13:36:46 0
あ、あんたなんかに見せる夢なんて無いんだからね!
夢は自分で見るものなの!勘違いしないでよね!
もうっ情けないんだから!しっかりしなさいよバカ!
そんなだからアタシも目が離せなく…って、な、何言わせるのよ!
んぁっな、無し!無し!い、今の無し!忘れなさい!いいわね!
717('A`):2006/12/19(火) 16:53:19 0
クリが近いな
718('A`):2006/12/19(火) 18:35:05 O
クリネタ投下か?
719('A`):2006/12/19(火) 19:59:21 0
バカっ!夢だけで満足なの?情けないわねー!
えびちゃんでもなんでも枕元に置いときなさいよ、フン!


  (ボソッ)・・・それよりも、目の前にいるのじゃ、ダメ?
       夢なんかと違って・・・その・・・ちゃんと触れ・・る・・し
       サイズは足りなくても・・・弾力ぐらいは(////)


ちょっちょっと!何聞き耳立ててんのよバカバカバカ!
720('A`):2006/12/19(火) 21:42:39 0
(・∀・)ニヤニヤ
721('A`):2006/12/20(水) 00:15:50 O
age
722('A`):2006/12/20(水) 22:20:18 0
巨乳はみんなの夢が詰まっているから大きい
貧乳はみんなに夢を与えるから小さい
723('A`):2006/12/21(木) 15:01:33 O
age
724('A`):2006/12/21(木) 15:19:25 O
もうZ氏とかもいなくなっちゃったの?
725('A`):2006/12/21(木) 18:01:19 0
職人全員相談所に入り浸ってたらいやだな…w
726('A`):2006/12/21(木) 18:10:29 O
>>725それはあるな
727('A`):2006/12/22(金) 00:10:26 0
保守
728('A`):2006/12/22(金) 16:32:02 0
あげ
729('A`):2006/12/23(土) 12:51:05 O
ほしゅ
730('A`):2006/12/24(日) 00:05:23 O
やあ (´・ω・`)
メリークリスマスイブ
731 ◆uI6TiFLZos :2006/12/24(日) 00:56:30 0
ツ「はぁ・・・。今日も仕事疲れたわね・・・」
マックで仕事を終えた私は、コートを羽織ってドアを開ける
ツ「・・・寒」
風が吹いて私の体から体温を奪い去ろうとする
ツ(・・・早く帰って、お風呂に入ろう)
事務所のカギを閉めて、足早にお店を後にする
今日はクリスマス・イブという事で、みんな休みを取ったようだ
5時を過ぎた時点で、私と店長と後輩君の3人しかいなかった
7時を過ぎた段階で、私は店長を無理やり帰らせた
家庭を持つ人をこんな時間まで働かせるのは、気が引けたからだ
おかげでお店は物凄く忙しくなったが、後輩君は「仕方ないッスね」と苦笑しながらもしっかりと働いてくれた
9時を過ぎて、店の片付けもなんとか終わり、後は事務作業だけになった
しかし朝からほとんど手をつけていなかったため、どうにも終わる気配が無かった
後輩君は「手伝います!」と意気込んでくれたが、役に立たないのは目に見えていたので早々に帰らせた
ツ(・・・ま、あの子もイブに仕事じゃ可哀相だし)
はぁ、と溜息交じりの息を吐くと、真っ白な湯気が立ち上って消える
ツ「・・・ほんと、今日は寒いわね・・・」
体を震わせながらも家へと急ぐ
自宅のマンションまであと100mというところで、入り口のドアの前に誰かが立っていることに気付く
ツ(鍵でも忘れて入れないのかしら?)
訝しげに見つめながら近づくと、見覚えのある顔が視界に映る
俺「・・・よ、よお」
片手を上げて挨拶をする彼に、私は目を吊り上げる
忙しくて大変だった仕事が終わり、心休まる自宅まであと少しというところで、彼を見てしまったからだ
にやける顔を必死で堪えようとすると、必ずこの顔になる
ツ「・・・なによ?」
違う、そんな事を言いたいんじゃない
私は「どうしたの?」と言いたかったのに、何故かいつもキツい言葉が出る
俺「いや、えーと・・・ちょっと、な・・・」
いつも通り煮え切らない言い方をする彼
ツ「・・・家に入りたいんだけど」
じっと彼を見ながら言う
彼は私の言葉に、少し落ち込んだ顔をする
違う、私はこんなところじゃ寒いから、ウチに上がる?と言いたかったのだ
けれども、いつもと同じで、一番言いたいところが言えない
私は自分の言動に、軽く下唇を噛む
いつも彼と話すときは、自己嫌悪に陥ってしまう
俺「・・・ちょっとだけ、時間、いいか?」
私に気を使うような表情をする
732 ◆uI6TiFLZos :2006/12/24(日) 00:57:01 0
そこで私は気付く
今日は彼はマックに来なかった
いつもお昼になると、必ずお店にやってきてハンバーガーセットを頼むのに、今日は来ていない
あまりにも忙しくて気付かなかったが・・・
ツ「なに?」
俺「・・・えーと」
頭がガシガシとかく姿を私は見つめる
心とは裏腹に、決して表情に出ないように、目を吊り上げて見る
彼は一度私と視線が合うと、すぐに逸らした
ツ(なんで私はいつもこうなんだろう・・・)
私は昔からそうだった
私を可愛がってくれた、従兄にも
クラスに馴染めない私に優しくしてくれた先生にも
一生懸命部活に打ち込み、私を好きだと言ってくれた後輩にも
そして
私とくだらない事で口げんかをしたり、それでも私を気遣ってくれたり
時には甘えさせてくれて、頼りないくせにここぞって時は体を張ってくれたり・・・
私が初めて好きになったこの人にも
私は素直な気持ちを出せずに、ただただ冷たい態度を取り続けてしまう
私に近づこうとする人を、私は拒絶してしまう
それは昔から私の中にあるコンプレックスであり、嫌悪の対象であった
そして、大抵こういった態度を見せれば、相手は私に近づくのをやめるのだが・・・
俺「えーと・・・安物なんだけど・・・メリークリスマス」
彼はポケットをまさぐって、小さな小箱を取り出した
ツ「・・・え」
俺「ほんとは、昼に渡そうと思ったんだけど、忙しそうだったからな」
そんな事を言いながら、彼は私にリボンが付いた小箱を渡す
私は無言でそれを受け取り、視線をそこにやる
私の手のひらより少しだけ大きいその小箱を見つめ、次いで彼に視線を戻す
俺「・・・そ、それだけだから!じゃ、じゃあ!風邪引くなよ!!」
鼻のあたりまでマフラーを上げて、走ってこの場を去ろうとする
その姿に
ツ「待って!!」
私は声を挙げて彼を引き止めた
733('A`):2006/12/24(日) 16:08:34 0
>>731
わざわざこの日に投下してくれるなんて

GJ
734('A`):2006/12/24(日) 16:10:44 0
>>731
(・∀・)ニヤニヤ
735('A`):2006/12/24(日) 18:52:52 0
続きがきになるな
736('A`):2006/12/24(日) 20:12:56 O
いつまで焦らす気だい?
737('A`):2006/12/24(日) 20:15:44 0
さすがにクリスマスは人稲やね
738('A`):2006/12/24(日) 22:52:33 0
いや、ココにはいるだろうよ
739('A`):2006/12/24(日) 23:18:30 0
俺はここだーーーーーーー
740('A`):2006/12/25(月) 05:27:26 0
そういやI'sのイチタカって最初はツンデレだよな
741('A`):2006/12/25(月) 08:26:48 0
GJ!!


んでもって

続きマダー?
742('A`):2006/12/25(月) 11:07:01 0
ツン視点でぶっ通した単発モノとして
ここまでで終わりってのもありだと思う
コミカルな部分の無いこういうのもいいなって思った
いつも乙なんだぜZ
743('A`):2006/12/25(月) 17:50:20 O
>>739
さ、俺と一緒に
シューティング板に帰りますよ



【エスプ2】λλ...
744('A`):2006/12/26(火) 12:38:43 O
ageますた
745('A`):2006/12/27(水) 00:43:40 0
正月も楽しみだ
746('A`):2006/12/27(水) 08:13:38 0
初詣だね
747('A`):2006/12/27(水) 17:56:03 0
          ____         _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _ _
       /_ノ  ヽ、_\      ( もう・・・私のばか・・・・!!!
.     / (● ) (● )\   (  また本心と・・・・違うこと・・言っちゃったお・・・
    ///////(__人__)///\   ◯   ほんとは・・・素直になりたいのに////
    |              | 。O   ̄  ̄  ̄  ̄  ̄  ̄  ̄  ̄  ̄  ̄  ̄  ̄  ̄  ̄
     \           /
    ノ            \
  /´               ヽ
 |    l              \
 ヽ    -一''''''"~~``'ー--、   -一'''''''ー-、.
  ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) )  (⌒_(⌒)⌒)⌒))
748('A`):2006/12/27(水) 19:15:23 0
マクドナルド1日の売上高最高記録達成記念カキコ
749('A`):2006/12/27(水) 20:18:24 O
age
750('A`):2006/12/27(水) 22:41:59 0
>>748
それに貢献したツン&後に、店長から特別ボーナス

ただし、現金ではなく・・・
751 ◆uI6TiFLZos :2006/12/28(木) 00:20:16 0
続きはあるんですが、>>742氏の言うとおり、ここで終わらせるのもありかと思います
ぶっちゃけ、どうなんでしょうか?
752('A`):2006/12/28(木) 02:12:11 0
>>751
俺は続きみたい
753('A`):2006/12/28(木) 05:50:05 0
肉便器図鑑(携帯可)
http://yuffie.jp/upload/files/1676.htm
754('A`):2006/12/28(木) 08:13:08 0
>>751


  _  ∩
( ゚∀゚)彡 続き!続き!
 ⊂彡
755('A`):2006/12/28(木) 10:25:58 0
>>751

ちょっと!書いたんだったら最後まで責任もってちゃんと投下しなさいよ!
中途半端に焦らしてそれでオシマイなんて許さないんだからっ!!

(ボソッ)アタシだって・・・続き読みたいんだから・・・
756('A`):2006/12/28(木) 12:42:27 O
>>751終わらせるのもいいけど読みたいから投下
757('A`):2006/12/28(木) 22:39:54 O
>>751
ふーん…好きにすればいいじゃない
758('A`):2006/12/28(木) 23:36:27 0
まーた小説スレにだれかやらかしてるな。
759('A`):2006/12/29(金) 12:23:59 O
>>758

kwsk
760('A`):2006/12/29(金) 17:33:49 O
>>759天才されてたよ
761('A`):2006/12/30(土) 01:17:58 0
12月末日、某マクドナルド店にて
バイトを終えたツンと、喪の会話

ツ「あんたさぁ、大晦日予定あるの?」
喪「特に…無いけど」
ツ「だったらさ、初詣行かない?」
喪「…どゆこと?」
ツ「だから、神社に行くのよ」
喪「その…二人でか?」
ツ「そ、そうよ。今年は友達がみんな帰省してるの、悪い?」
喪「別に悪くは無いけど、何で俺?」
ツ「か、勘違いしないでよね…あんたもどうせ一人そうだったから」
喪「し、失礼な。ちゃんと家族と一緒に!」
ツ「どーせ妹さんでしょ」
喪「…そうだがな。で、何で俺なの?」
ツ「まあ、そりゃ私みたいな可愛い子が一人でいたら危険だからね♪」
喪「そうか…そんな可愛い子と一緒に初詣に行ける自分は新年早々幸せ物だな」
ツ「な…真顔で何言ってるのよっ!(///)ばっかじゃないの!」
喪「お、おいツン…顔赤いぞ。風邪引いたか?これじゃ初詣行けないぞ」
ツ「むか!やっぱあんたなんか寂しく初詣行ってればいいのよ!」
喪「え、な…なんでそんな…」
ツ「ふんっ!このバカ!もう知らないっ!」

寒い季節、街の中を二人は歩いて行く
年末の喧騒もかき消すような大きな声で(主にツン)

来年が良い一年でありますように
762('A`):2006/12/30(土) 01:29:01 O
>>761
和んだ。GJGJ
763('A`):2006/12/31(日) 00:22:55 O
AGE
764('A`):2006/12/31(日) 00:36:42 0
チーズバーガー一丁!
765('A`):2006/12/31(日) 01:38:24 0
>>764

あ、あんたなんかにあげるチーズバーガーなんかないわよ!
いっつもハンバーガーしか頼まないのに何で今日だけ…
今日があんたがここに来て100回目だったのよ。
がんばって特別なハンバーガを作ったのに!

…食べてくれるわよね?
766('A`):2006/12/31(日) 05:36:57 0
12月31日 PM10:00

ウィーーーン・・・
ツン「! いらっしゃーい。」
喪 「ませをつけろ ませ! を。」
ツン「どうだっていいじゃないそんなこと、いちいち細かいんだから。
   そんなんだからいつまでたっても彼女ができないのよ。」
喪 「う、うるせぇな。あ!今日はテイクアウトで頼む。」
ツン「? どうしたの?この後なにかあるの?」
喪 「大晦日はな・・・」
ツン「なによ?」
喪 「い、いや、なんでもない」
ツン(きになるわね・・・)
喪 「そ、それじゃぁな!」
ツン「あっちょ・・・っと」
   (なによ!渡すものあるのに!)
ウィーーン・・・

PM10:30
公園にて
喪 「さてと」
ガサゴソガサゴソ・・・
喪 「外で喰うと・・・寒いなぁ・・」

店長「ふー。すっかり冬だなぁ。   おっ!」
   (喪君・・・なにやってんだ??)      ←おまえこそなにやってんだ
   「おーい喪君。こんなとこで何やってるんだー?」
喪 「て、店長!」
店長「わざわざこんな寒いところで食べなくたって、店内で食べればいいじゃないか
    ツン君もいることだし。」
喪  「・・・ツンに、、、大晦日だっていうのに一緒にいる人もいなくて寂しい奴だって
    思われたくないし・・・」
店長「ばかだなぁ喪君。そんなこと誰だってわかってることじゃないか。
    君のアパートの隣の住人だって、行きつけのレンタルビデオの店員だって、
    君の顔見ればそんなこと一発でわかるさ。はっはっは」
喪  「ビキビキッ」
店長「お、やるのかい?この僕と」
喪  「アッーーーーーーーーーー!!」

店長「冗談はそこまでにしておいて、喪君。ツン君は君のことを本当によく理解していると思うよ。」
喪  「馬鹿にされるのが目に見えてますよ・・・」
店長「まぁ、それでもいいじゃないか。彼女は同情したりはしないさ。
    そういうタイプの人間じゃない。」
喪  「は、はぁ・・」
店長「さ、店に戻ろう。僕もそろそろ戻らないと怒られてしまう。」  
喪  「はい・・」


つづく
昔よくケータイから書いてたんだけど
pcかったからもっといっぱい核ます
再活性化に向けて
767('A`):2006/12/31(日) 06:29:52 0
PM11:30
店内にて

ウィーーーン・・・
後 「いらっしゃいませーって、店長!!!今までどこほっつきあるいてたんスか?!」
店長「いやそのあのソノ・・・・」
後  「まーいーっス。そのかわり店長だけ正月休み無しなしッスからね!」
店長「・・・ハイ」
後 「そんなことより先輩がおかしいんですよ。またなんか妄想してるに違いないッス!」
店長「そうか、喪君となんかあったらしいな。見てくるよ」

スタッフルームにて

ツン「はぁ・・・」
店長「(色っぽいため息だ)」
ツン「(喪には初詣一緒にいく女の子がいるのかな・・・今日だって夕飯は一緒に食べようと思ってたのに)」
店長「ツン君。」
ツン「は、はい!?いつからそこに!」
店長「・・・さっきそこで喪君と会ったよ。」
ツン「え?!!!べ、別にそれがどうかしたんですか!!」
店長「なんだか悲しい目をしていたよ。」
ツン「だれかと一緒じゃなかったんですか?」
店長「いやー、一人だったねぇ。ところでツン君、このあと初詣にはいくのかい?」
ツン「行こうと思ってたのにあのバカが・・・」
店長「(誘う予定だったのか、大胆になったというかなんというか)喪君も一人でいくらしいよ」
ツン「ほ、本当ですか?!」
店長「ところで気になっていたんだが、そのポットはなんだい?」
ツン「甘・・・・なんでもないです!失礼します!」バタン・・・・おつかれさまっスー!  ウィーーーン

後  「行っちゃいましたね〜」
店長「喪君はどこにいることやら。あの首から下げているポットはなんなのやら」
後  「先輩は喪さんと一緒に初詣の後の甘酒飲みたかったらしいッスよ」
店長「なるほど!」

もづく
768('A`):2006/12/31(日) 06:39:46 0
AM0:00
神社にて
チャリン  ガランガランガラン   パンッパン
喪 「すごい列だなぁ・・・あと30分は待ちそうだ。」
ツン「すごい列ねぇ・・・」

・・・・・・
喪&ツン「うわぁぁあ!!」
ツン「あんたこんなとこにいたの!」
喪 「ツンこそ!  ツンは、、一人で初詣なの?」
ツン「あ、あたしが一人なわけないでしょ!このあと50人は来るわよ!み、みんな遅刻なのよ!!
   あ、あんたも一人なの?」
喪 「(あんた も ?)俺は一人だよ、、毎年、、」
ツン「あんたあのあとどこ行ってたの!心配したんだから!」
喪 「心配?」
ツン「あ、あんたのことのわけないでしょ!!テイクアウトのハンバーガーが冷めないかの心配よ!」
喪 「あぁ、、正直に言うと、お前に 大晦日なのに一緒にいる人がいなかったり、初詣一緒にいく人が
   いないって、さとられたくなかったんだ・・・」
ツン「・・・ふ、ふーん」
喪 「ふーん か・・・」
ツン「べ、別に一緒に初詣行ってあげてもいいわよ!ってもう、神社の中にいるけどね。」
喪 「嫌じゃないのか?おれなんかと・・・」
ツン「暗いんだから誰が隣にいたって変わんないわよ。」
喪 「(同情・・・じゃないな。これは)ありがとう。」
ツン「べ、べつに感謝されることなんかしてないわよ!むしろあたしがありがとえdrtぎちゅいおlp;@」
喪 「? お、順番きたぞ」
ツン「わ、わかってるわよ!!」

チャリン  ガランガランガラン   パンッパン
(今年こそもっと喪に素直になれますように!)
(今年もツンと仲良くできますように・・・)
喪 「お前は何をお願いしたんだ?」
ツン「(///)べ、べつになんだっていいじゃない!あ、あんたこそ何お願いしたのよ?!」
喪 「俺は、、今年もこんな年だったらいいなって。去年、結構・・」
ツン「結構なによ?」
喪 「ボソ・・楽しかったから」
ツン「あたしもなかなか楽しい年だったな。でも、、」
喪 「でも?」
ツン「教えない♪それより、甘酒あるんだけど 飲む?」
   −カップに甘酒を注ぐ
喪 「お!いいね甘酒!ありがとう・・・おいしい、あったまるわ〜」
ツン「甘酒・・好きで・・・良かった」
喪 「ん?なんか言ったか? ていうかお前の分減っちゃったな。ハイ」 
ツン「あったかい・・・おいしい・・・」
喪 「ん?カップが・・・」
ツン「なーに?」
喪 「(上機嫌だ・・・カップがひとつしかないの 気づいてるのかな・・・ドキドキ)」
喪 「な、なんでもないよ。 何願ったか知らないけど、叶うといいな。」
ツン「うん♪」

おしまい

久しぶりにノープランで書いてみた カップラーメンくって寝ます。

769('A`):2006/12/31(日) 12:16:30 0
GJ!!
ああーもう大晦日だねぇ
770('A`):2006/12/31(日) 23:44:33 O
良いお年を
771('A`):2007/01/01(月) 00:01:12 0
('A`)<あ、おめでとう
772('A`):2007/01/01(月) 00:34:11 0
>>771
こ、こちらこそあけましておめでどう…
今年もマクドナルドに来なさいよ!


お、お店の売り上げに貢献してもらうんだから!


けど、健康には十分気を配るのよ…
773('A`):2007/01/01(月) 00:51:14 O
('A`)シンネンソウソウウツダシノウ
774('A`):2007/01/01(月) 00:55:25 0
>>773
な…なに新年早々死のうとしてるのよ!
いいから私と一緒に初詣行くわよ!
一緒に行けば楽しいでしょ!

べ、別にあんたのためじゃないんだから!
来年からも来てくれないとお店の売り上げ減っちゃうでしょ…


もう…心配掛けさせないで
775 ◆uI6TiFLZos :2007/01/01(月) 01:31:41 0
遅くなりましたが、明けましておめでとうございます
不定期ですが、これからも稚拙な文章を掲載するつもりですので、よろしければ見てやってください
それでは、おやすみなさい
776('A`):2007/01/02(火) 05:10:19 0
新年保守
777('A`):2007/01/02(火) 11:16:26 0
('A`):あ、つんだ。
('A`):「あけ・・・おめこ・・・とよろ・・・。」
778('A`):2007/01/02(火) 11:30:36 O
ちょ、新年早々なに言ってんのよ!!
779('A`):2007/01/02(火) 15:46:10 0
('A`):う、うぇぁ??怒らせちゃったのかな?それとも機嫌が悪いのかな?
('A`):ど、どうすれば・・・。
780('A`):2007/01/02(火) 21:43:07 O
ageage
781('A`):2007/01/02(火) 21:45:37 0
ちんぽもあげあげW
782('A`):2007/01/03(水) 00:59:14 O
iPodシボンヌ
783('A`):2007/01/04(木) 01:09:42 O
暇なら今日買ったCDについて語ろうぜage
784('A`):2007/01/04(木) 19:30:11 O
バッカじゃないの!?
785('A`):2007/01/04(木) 20:51:11 0
しねよクズw
ああ、こら
786('A`):2007/01/05(金) 11:52:27 O
>784>785
基本を押さえたツンデレス乙
787('A`):2007/01/05(金) 23:03:42 O
新年から過疎
788('A`):2007/01/06(土) 08:27:44 0
保守するぞ!保守するぞ!保守するぞ!
789('A`):2007/01/06(土) 12:10:50 O
あげ
790('A`):2007/01/06(土) 23:48:15 O
落ちそう
791('A`):2007/01/07(日) 17:18:14 0
押し倒しそう
792 ◆uI6TiFLZos :2007/01/07(日) 22:05:04 0
ガーッ
ツ「いらっしゃい」
俺「ういーす」
ツ「今日もいつもの?」
俺「そうだな、今日は・・・」
ガーッ
運「ちーす」
ツ「あ、お疲れ様」
運「頼まれてたやつ、届けに来たぜ」
ツ「ああ、新商品のね。ご苦労様」
運「まったく、ほんとに疲れたぜ。年始は忙しくていけねえ」
ツ「そう思うんなら、こんなところで油売ってないで、さっさと次に行きなさいよ」
運「ははは、相変わらずつれねーな」
ツ「こうでも言わなきゃ、あんたここから動かないじゃない」
運「そりゃあ、仕事よりあんたみたいないい女を見てるほうがいいからな・・・うん?」
俺「・・・」
運「お?なんだ?いつのまに彼氏を作ったんだ?」
ツ「そそそ、そんなんじゃ・・・!!」
運「ん?違うのか?」
ツ「そ、それは・・・」
俺「いや、違いませんよ」
ツ「え・・・え!?」
運「ほー、なるほどなるほど・・・」
俺「・・・」
ツ「ちょ、ちょっと、何言ってんのよ、あんた、そんなの・・・!」
運「あ?そうなの?違うの?どっち?」
ツ「・・・ちょ、ちょっと、これじゃあ、ほんとに私たち・・・」
俺「そうです。だから、こいつの事は諦めてください」
ツ「・・・!」
運「はっはっは!そーかそーか!じゃあ、諦めるしかないわな!!」
ツ「・・・」
俺「すみません」
運「謝るなよ、兄ちゃん。ま、これじゃあ確かに油を売ってられないな。じゃあ、行くわ」
ツ「え、あ、あの・・・」
運「まいどありー」
俺「ご苦労様です」
ガーッ
俺「・・・ふぅ」
ツ「ふぅ、じゃないわよ!ふぅ、じゃ!!!」
俺「う、悪い・・・」
ツ「まったく!誰があんたなんか・・・」
俺「・・・すまん」
ツ「あああ、謝るくらいなら言わないでよ!ばか!・・・うー、恥ずかしい・・・」
俺「あ、今日はウーロン茶じゃなくて、コーヒーで」
ツ「知らないわよ!ばか!」


後輩「なんだかんだ言って、一度も拒否しませんでしたね、先輩」
店長「青春、だね」
793('A`):2007/01/07(日) 22:23:46 0
GJ、だね
794('A`):2007/01/07(日) 23:17:54 0
『彼女の異常な愛情』

「あんたまた来たのぉ!?」
「………」
「よっく飽きないわね毎日毎日……信じらんない!」
「ハンバーガーセットで…」
「しかもまたそれ!?どんだけお金ないのよあんたは?それともケチなの?」
「………」
「なによその眼?うらめしそうな顔して…なんか言いたいことあるワケ!?」
「いえ…」
「ならそんな眼で視てんじゃないわよ!……あーキモいキモい」
「………」

「ほら!さっさとお金置いてあっち行って」
「………あの」
「は?何!」
「ウーロン茶じゃなくてコーラなんですけど……それに今日はテイクア」
「うるっさいのよ!!!あんたのくせにグダグダ言うんじゃない!」
「………」
「出されたものを食べときゃいいの!……またその眼?生意気」
「………」
「なんかあるんなら今言いなさいよ、ほら!あたしに文句あるんでしょ!?ほら早く!」
「いえ、スミマセンでした…」
「ふんっ!最初からおとなしく言うこと聞いてればいいのよ!」
795('A`):2007/01/07(日) 23:18:33 0
「……ふう、やれやれ」
「ねぇ…先輩?あんまりにも…酷くありません?あれじゃあの人…」
「いいのいいの。今のうちから厳しく躾けといたほうが、旦那にしたときいいでしょ?」
「え?」
「あたし、ああいうのがすっごくタイプなのよねー」
「……え?」
「いずれはむこうから告白させて、あたしのもんにするの。力関係は常にあたしが上。……いーでしょー?」
「先輩って、なんというか相当……いえ、なんでも…」
「んっふー……眺めてるとなごんじゃうなぁ。あ、見て見て!背中丸めてモソモソ食べてる。カワイー」
「………(やっぱり相当…変な趣味だ…)」

「ねぇねぇ聞いて聞いて聞いて!」
「なんですか…先輩」
「とうとうデートの約束とりつけちゃったあ!」
「……それはよかったですね。どこ行くんですか」
「まずは映画!それからお茶してー…ちょっと街をブラブラっとしてからディナー。そしてその後は……むふふ」
「おめでとうございます。いつの間に告白されたんですか」
「ん、それはまだ。あいつ根性ないんだもん。でも大丈夫、先に既成事実を作っちゃえばこっちのもんッ!」
「なんでそこまでいれあげるのか……わたしには」
「だぁって好きなんだも〜ん!……あいつ絶対初心者だし、寝技に持ち込めばあたしの勝ちよ!」
「………(この人…ドSなのかドMなのか…)」
「待ってなさい!必ずあたしの虜にしちゃうんだから!」
「がんばってください…(わたしだったら絶対あんなの相手にしたくない…)」
796('A`):2007/01/07(日) 23:19:24 0
「おいしかったわねぇあのレストラン。さすがあたしが選んだだけあるわ」
「おそろしく高かったけど…」
「また行きたいわね」
「どうぞ次は他の方と…」
「はぁ!?あんたね、あたしにおごれるだけでもありがたいと思いなさいよ!」
「……はぁ、まぁそりゃそうなんですが…」
「だったら来週も予約入れとくから」
「へっ!?そ、それは財政的に非常に…!」
「ばーか。次はあたしのおごりなの。…ねっ」
「そういう……ことなら…」
「エヘへー。………うっ」
「ちょっ…どうしたの?」
「おなか……痛い…」
「大丈夫!?食あたり?」
「うう……これは痛い…マジで痛い…ホント痛い!」
「救急車呼んだほうがいい?」
「んーん…少し休めば治るかも……例えばあそことかで…」
「……マジですか?」

「着いたよ、大丈夫?(へー…ラブホの中ってこうなってるんだぁ…)」
「……治った」
「早っ!」
「なんだかすっかりウソみたいに治っちゃった。悪いわね、部屋とらせちゃって」
「ならよかったけど……じゃもう出る?」
「そんなのもったいないじゃない、せっかく入ったんだし。ちょっとゆっくりしてこ。…いいでしょ?」
「う、うん…」
「さぁて…………シャワーでも浴びますか」
「ふぇ?……あ、ああどうぞ、ご自由に?」
「じゃあ……お先〜」
「………(お先ってこれは…いやまさか……でも…)」

「あの……出ましたけど」
「遅い!……ってちょっと、なんで服着てないわけ?カンチガイしてんじゃないわよ!?」
「あっ……ご、ごめんなさい今すぐ着ます…」
「うーそ。……もぉ、鈍感だなぁ」
「え、あ……ちょ…」
「まだ気づいてくれないの?あたし……ずっと待ってるんだよ?」
「あ……そ、その俺は君が…っ!?」
「その先は言わないで。……態度でしめして」
797('A`):2007/01/07(日) 23:20:07 0
「フンフ〜ン♪」
「……嬉しそうですね先輩。よっぽどデートが楽しかったんですか」
「そーなの!それに……彼すっごく優しくてぇ…」
「………」
「はじめてだったわりには……むふふ」
「……よかったですね…」
「も〜虜にされちゃったのあたしのほうかも〜!……あ、彼来た!」
「………」

「………」
「………」
「えーと。で、何の用かな?」
「……急に呼び出したりして…すみませんでした」
「いや、それはいいんだけど…」
「実は、その、お話が…」
「はぁ…」
「その…言おうかどうしようか…本当に迷ったんですけど……ぐすっ」
「えっ…ちょっと、泣かないで…?」
「せん…ぱいがいるのに……あた、しっ……ひぃぃ…」
「……?」
「わた、わたし……ずっと前から…貴方のことが……」
798('A`):2007/01/07(日) 23:20:42 0
「……どういうことなの」
「俺が…悪いんだ…」
「そんなことは訊いてない!!……いつからなの」
「もう…半年ほどになる」
「半年…」
「スマン…!」
「半…年……も、あたしを騙してたのね。……二人して!!」
「違う、彼女は悪くない!全部俺が…!」
「いいの、わたしが言うから…」
「………」
「わたし、ずっと前からこの人のこと好きだったんです。……貴女よりも前から」
「……だからって…」
「だからって寝取ってもいいことにはならない、ですよね?その通りです。……でも、選んだのはこの人ですから」
「そう…なの…?」
「本当に…本当にすまないと思ってる……けど、けど俺は…」
「わたしのほうがいいんですって。……仕方ないですよね?」
「なんで…?なんでなの、ねぇ教えて…」
「それは……」
「単純ですよ。わたしが“キレイ”な体だったからです。……あなたとは違って」
「……!!」
「わたし、この人しか男を知りません。この人だけなんです、この人しかいないんです」
「………最ッ低!!」
「………」
「あんたなんかもう知らない!勝手にどこへでも行けばいいのよ!……せいぜい二人でお幸せにねッ!!」
799('A`):2007/01/07(日) 23:21:15 0
 去っていく先輩の後姿を見ながら、わたしは涙を流していた。
 隣に立つ男はわたしの震える肩を抱き寄せる。
 わたしは怖気を感じた。
 男は醜い醜いその顔で、わたしに笑いかける。
“もう大丈夫だよ――”
 男が何を考えているか手に取るようにわかって、わたしは吐き気を催す。
 先輩、やはりこの男は貴女に相応しくない。
 私が感じていたもの、それは優越感でも満足感でもなく――安堵だった。
 わたしの流した涙、それは“先輩をこの男から守れたことに対する”喜びの涙なのだ。
 先輩、やっと貴女をこの男から救い出すことができました。

 誰よりも愛しています――先輩

 END
800('A`):2007/01/08(月) 12:06:37 O


(゚д゚)……


(゚д゚)………


↑(落ちかけていると職人が現れ
颯爽と保守する、これこそツンデレに
相応しいとかなんとか考えていたら
突然鬼才が登場したので
コメントすらできない、の巻)
801('A`):2007/01/09(火) 03:53:54 0
GJなのか?
802('A`):2007/01/09(火) 11:30:05 0
喪のくせに
喪のくせに
喪のくせに
喪のくせに
喪のくせに
喪のくせに
803('A`):2007/01/09(火) 18:43:09 0
>>794-799
なんか一気に読まされたって気分だ
上手いな、上手い
804('A`):2007/01/10(水) 07:24:09 O
うみつける
805('A`):2007/01/11(木) 04:01:13 0
俺「ごめん。もう無理……これ以上は……勘弁」
ツ「情けないわね。まだ全然飲んでないじゃない。わたしなんかあんたの三倍は飲んでるわよ」
俺「……お前が異常なんだよ……もともと酒強くないのに……」
ツ「うるさいわね。黙って飲みなさいよ。せっかくのわたしの成人の日なんだから」
俺「……誕生日の時も似たようなこと言って散々酔い潰されたんだけど」
ツ「その程度で酔いつぶれるあんたが悪いのよ。素直に大人になったわたしを祝いなさい」
俺「……大人、か」
ツ「な、なによ。ガキっぽいって言いたいわけ?」
俺「いや……」
ツ「背だって伸びたし……着物だってちゃんと着たし……綺麗だってみんなに言われたんだから」
俺「……うん」
ツ「そりゃ自分でも自信なかったしもしかしたら似合ってな………って、え?」
俺「……似合ってた」
ツ「!?(かぁぁ)」
俺「………」
ツ「じ、じゃあさ……」
俺「………」
ツ「き、綺麗だと……思った……?」
俺「………」
ツ「………」
俺「………」
ツ「……な、なーんてね! 思うわけないよね。ごめん変な事聞いて」
俺「………」
ツ「別に期待なんてしてなかったけど。そ、そりゃそうだよね……って」
俺「……スー」
ツ「寝るなぁ!」
俺「!? ごめん。も……もう限界……」
ツ「はぁ。だらしないわね。ほら、肩貸したげるから。行くわよ」
俺「ご、ごめん」
ツ「本当よまったく。今年も先が思いやられるなー」
806('A`):2007/01/11(木) 04:01:44 0
ツ「……ありがとうございましたー。……う゛〜ん(ふらふら)」
後「大丈夫ですか先輩。顔色悪いですけど」
ツ「……ごめん。大丈夫、ただの二日酔いだから。……アタマいたい」
後「そういえば先輩この前成人でしたもんね。おめでとうございます」
ツ「……ありがと。う゛〜ちょっと飲みすぎた。反省しないと……」
後「あのヒトと飲んでたんですか?」
ツ「……別に」
後「……顔赤いですよ?」
ツ「ほ、ほっといて……。いらっしゃいま……あ」
俺「……や、いつものお願い」
後「あ、はーい」
ツ「……辛そうね。大丈夫?」
俺「なんとか。そっちは? 顔色悪そ……」
ツ「なにが?」
俺「え、いや……二日酔いかなと思ったんだけど」
ツ「全然。平気」
俺「そ、そう。ならよかったけど」
ツ「わたしより自分の心配しなさいよ。二日酔いの薬あげるから」
俺「あ、ありがと」
後「おまたせしましたー」
俺「ん。じゃあ。また」
後「ありがとうございましたー」

ツ「う〜ん(ふらふら)」
後「(……見栄っ張り)」
807('A`):2007/01/11(木) 08:18:12 0
GJ!!
これからも頼むよ〜
808('A`):2007/01/11(木) 19:15:36 0
これはいいツンデレ
809('A`):2007/01/11(木) 21:54:14 0
顔が赤いのはお酒のせいだからね!エッチな事考えてた訳じゃないんだからね!
810('A`):2007/01/11(木) 22:51:29 0
アイツの写真は顧客情報として持ってるの
別に趣味じゃないんだからね!実用一辺倒なんだからね!

なっ何よ!?毎晩寝る前に使ってなんかいなんだからね!
811('A`):2007/01/12(金) 00:15:11 O
agegege
812('A`):2007/01/12(金) 23:53:31 0
2ちゃん共々ツンマクの歴史も終焉か…
813('A`):2007/01/13(土) 03:17:49 0
「もしも。もしも、さ。明日からあたしに会えなくなったら……あんたどうする?」

 それはいつもと変わらない日常だった

「どういうこと?」
 この街で暮らす常連客の青年
「そ、そのままよ。例えば、明日あんたが来たらこのお店が無くなってるとか」
 この店で働くバイトの少女、ツン

 マクドナルド。ここでは客と従業員が平和な時間を過ごしていた。何もおこらない。今日が終わればまた平和な明日が来る
 誰もがそう思っていた

「ははは。そんなわけないないだろ?」
「だ、だからもしもの話よ!」

 だからこれはもしもの話

 の、はずだった


「この街が……消える?」


 そう、この瞬間までは
814('A`):2007/01/13(土) 03:22:41 0
「奴らは着々と計画を進めている。このままでは遅くても再来週には―――」

「そんな……嘘……だよね。だって、そんな……」
「なんとか……なんとかいいなさいよ!」

「街の住民、誰も気づかない内に―――」

「ずっと、いままでの日常が続くって、思ってたんです。明日になったらまた先輩がいて、あなたが来て、わたしと店長は遠くから笑いながら覗き見して……」
「馬鹿……ですよね? そんな……くだらない毎日が……大切だって、今頃気づくなんて」


「この街は消滅する」

 マクドナルド消滅まで、およそ二週間。


「あんたはそれでもいいの?!」
「なくなっちゃうんだよ?」
「ここも、この街も。みんな、もう会えないかもしれないんだよ!?」

 俺がすべきこと

「我々にできることは少ない。あとは君が決めてくれ」

 大切なヒト

「やだよそんなの」
「やだ……よ」
「あんたまでいなくなったら……あたし……」
「いか……ない…で」

 かけがえのない日常

「先輩は、あなたが傍にいないと悲しがります」
「それでも……行くんですね」

 来るはずのない未来

「何かを得るためには、何かを失わなければいけない」
「大切なものほど、失う哀しみは大きい」
「できれば君には、失う哀しさを知って欲しくなかった」
815('A`):2007/01/13(土) 03:24:10 0
 それでも俺は

『守るべきものの為に』

 絶対に壊させない。この街も。あの店も。

『全てを捨てて』

 だってここは

「戦う覚悟はあるかい?」

「……はい」

 ここは

「……あんたなんか………大ッ嫌い!」

 俺の大切な場所だから


「いやぁぁぁあああああああ!」


 ツンデレマクドナルド

 ふたりいっしょじゃないとみつからない


 主演:店長(CV:大塚明夫)
816('A`):2007/01/13(土) 05:26:51 0
2ちゃん消滅…
それは政府の陰謀だった!!
未曾有の危機にあの男が立ち上がる!!
セガール・アクションの最高傑作がいまここに!!!
817('A`):2007/01/13(土) 06:38:39 0
イントゥ・ザ・マック!
818('A`):2007/01/13(土) 20:54:45 0
ツ「………」
 そわそわ
ツ「………(ちら)」
 コッチコッチコッチコッチ
ツ「………」
 がちゃっ
ツ「!」
 ダッ!
俺「ふぅ。ただい……」
ツ「こらぁ!」
俺「!? ど、どうし……」
ツ「遅い! 遅い遅い遅い!」
俺「ご、ごめ」
ツ「うるさい! 正座!」
俺「……ハイ」
ツ「今日は早く帰るって言ったよね?」
俺「……ハイ」
ツ「いま何時?」
俺「……11時です」
ツ「その間に連絡は?」
俺「……してません」
ツ「反省は?」
俺「……してます」
ツ「……う、浮気は……?」
俺「!? し、してません」
ツ「よ、よし!」
俺「……ふぅ」
ツ「まったく。ふぅじゃないわよ。ヒトがせっかくご飯食べないで待ってたのに」
俺「え?」
ツ「え、あ、いや。べ、別に待ってたわけじゃないから! ただ食欲なかっただけで……」
俺「………」
ツ「って、別に心配してたわけでもないからね! って、!?」
 ぎゅっ
俺「そっか。ごめんな」
ツ「!? だ、だだだから心配してたわけじゃないって言ってるのに! は、放せ放せ!」
俺「………」
ツ「……バカ」
俺「……あのさ。俺のこと心配して待っててくれてるのは知ってるし嬉しいんだけどさ」
ツ「な、なによ」
俺「疲れて帰ってきたときくらいもう少し優しく出迎えてくれると助かるんだけど」
ツ「!? な、なななな」
俺「い、いや、無理ならいいんだ。ごめん」
ツ「………」
 ツカツカツカ
 ぎゅっ
俺「!?」
ツ「………お、おかえりなさい(かぁぁ)」

 未来の二人を妄想
819('A`):2007/01/13(土) 21:17:50 0
ふぅ、GJ
820('A`):2007/01/13(土) 22:09:43 0
>>818
結婚式が気になるw
821('A`):2007/01/13(土) 22:59:31 0
もちろん仲人は店長だなw
822('A`):2007/01/14(日) 09:50:16 O
age
823('A`):2007/01/14(日) 13:02:51 0
このスレに出合うまで、ツンデレに興味はなかった
その手のアニメも見なかった

そこで思ったんだけど
ツンデレキャラがマクドもしくはファーストフード屋でバイトすれば
このスレそのものなのでは?

そんな場面、誰か知らない?
824('A`):2007/01/14(日) 19:14:51 0
canvasの恋ちゃん

825('A`):2007/01/14(日) 19:36:02 0
吉牛ツンデレバージョン頼む誰か。おっす
826('A`):2007/01/14(日) 20:55:41 0
ツ「いらっしゃいませ…ってあんたまた来たの?」
喪「えーと、大盛りネギだく玉1つ…」
ツ「今日もネギだく?ネギだくって店員側からしたら迷惑なのよね」
喪「…あ、ごめんなさい。じゃあ大盛り玉でいいです…」
ツ「べ、別に無理に変えなくていいのよ!一応あんたは客なんだからっ!好きなの頼んでいいのよっ!」
喪「…じゃあネギだくでお願いします」
ツ「かしこまりました。…あんたの為ならどんな事も苦労だと思わないんだから…(ボソッ)」
喪「ん?なんか言った?」
ツ「!?な、何も言ってないわよっ!いいから黙って待ってなさい!」
827('A`):2007/01/14(日) 23:33:08 0
なんか吉牛はグッとこないなぁ。
制服も店員のイメージも違う気がする。
828('A`):2007/01/14(日) 23:43:31 0
なによ。あんた制服とイメージで判断してたんだ。
じゃあマック辞めたらあたしも捨てるの?
見損なったわ。そんな奴とは思わなかった。
サイテー。

(……マックでバイトしてて、よかった)
829('A`):2007/01/14(日) 23:46:13 0
ツ「いらっしゃいませ」

ゴ「大盛りネギだく、ギョク」
830('A`):2007/01/15(月) 01:36:19 O
城戸真司か
831('A`):2007/01/15(月) 03:00:28 0
ツ「ありがとうございましたー。ふぅ」
俺「おつかれさま」
ツ「べ、別に疲れてないわよ」
後「素直じゃないですねー。でもそろそろ素直になっておいたほうがいいですよ? バレンタインまですぐですし」
ツ「!? な、なな何を言い出すのよ!」
俺「バレンタイン、か」
ツ「!? き、期待したって誰もあんたにはあげないわよ! 馬鹿!」
俺「……い、いや。俺ってバレンタインにはあんまりいい思い出がないなって思い出してただけ」
ツ「え、あ、じ、じゃあ今年はあたしが……」
後「ああ、私はあげますよー。お世話になってますし。いろいろ」
ツ「!? ……ぅぅ」
俺「………」
後「けど素直にチョコ渡す先輩っていうのも想像つきませんね」
ツ「……あ、あたしだってチョコくらい渡すわよ! 一度渡した事だって……って、しまっ」
後「本当ですか? 教えてくださいよー先輩。彼も聞きたがってますよ。ね?」
俺「え、あ、う、うん」
ツ「!? う、ぅぅ……。わ、わかったわよ」
832('A`):2007/01/15(月) 03:01:31 0
ツ「思い出したくもないけど……まだわたしが小学生の頃。そろそろ周りも好きな子にチョコを〜なんて知識がついてきた年の頃よ」
後「なんだ、小学生の時ですか」
ツ「うるさいわね。それで、その……わたしも同じクラスのこに渡そうとチョコを持ってきてたのよ」
後「やっぱり恥ずかしくって、不機嫌な顔してたんですかね?」
ツ「う、うるさいうるさい! とにかく、誰も見てない時にこっそりそのこに近付いて渡したのよ。チ○ルチョコを」
後「……あのちっさい奴ですか?」
ツ「し、しょうがないでしょ。恥ずかしかったんだから! それにあんまり露骨だと勘違いされるし」
後「勘違い……ですか。まあ、いいですけど」

ツ『し、しょうがないから、これ、アゲル!』

後「予想通りですね。なにがしょうがないんでしょうか」
ツ「や、やややめてよ! 今でも恥ずかしいんだから!」
後「で、そのこはちゃんと受け取ってくれたんですか?」
ツ「そ、それが……その」

男の子『あ、ありがとう……ツンちゃん(ニコ)』

ツ「それがいけなかったのよね……」
後「………」

ツ『な、ななななんて嘘に決まってるでしょ! バーカ!」

ツ「思わず口走っちゃって、みんなに注目されてるのに気づいたら後に引けなくなって」

ツ『こ、こんなので喜んじゃってばかじゃないの? あたしがあんたにあげるわけないじゃん!」

ツ「とっさにチ○ルチョコを床に……」
後「うわぁ……」
ツ「照れ隠しで散々暴れちゃって……流石に二人とも泣きそうな顔してたなぁ……はぁ」
後「そりゃそうですよ。特にそのこ」
ツ「さらにそれを勘違いした他の子達が一緒になっていじめだしちゃって……卒業する頃には女子のほとんどから避けられてたなぁ。そのこ……」
後「……今のマスコミが聞いたら喜びそうなことを……」
ツ「し、しょうがないじゃない! その、ほら! 好きな子をいじめちゃう幼い娘の心境って言うか」
後「次元が違いますよ」
ツ「ぅぅ……」
後「それにしても先輩、昔からあんまり変わってないんですね」
ツ「ど、どういう意味よそれ! ち、違うんだからね! 別にあたしは……」
俺「………」
ツ「な、なんであんたはさっきから黙ってるのよぉ!」
後「ほらぁ、先輩が初恋の話なんかしたから彼嫉妬しちゃったじゃないですか」
ツ「!? べ、べべ別に初恋ってわけじゃ……ななな何言い出すのよぉ!」
後「あはは。今年はそんなことがないようにしてくださいねー」
ツ「!?こ、こらぁ! 待ちなさい!」
俺「(……そのいじめられたこは実は俺でしたってのは……言わないほうがいいんだろうなぁ)はぁ」
833('A`):2007/01/15(月) 04:15:13 0
>>882
な、なんだってー!俺なのか!


gj
834('A`):2007/01/15(月) 08:21:00 0
GJ!!
乙でした

歴代の職人さんたちで
壮大なエンディングはあるのかっ!?
835('A`):2007/01/16(火) 00:49:28 0
マクドナルドまたごついバーガー出したな。
期間限定らしいが・・・
「メガマック」っていうビーフが4枚入ってるヤツ。
アメリカじゃ普通に売ってるらしいな。あんなモン食ってりゃ
そりゃ奴ら太るわ!
というわけで、お題「メガマックを注文してツンに説教される喪」
836('A`):2007/01/16(火) 00:54:53 0
837('A`):2007/01/16(火) 01:45:09 0
 どうもこんにちは。後輩です。
 今日もわたしはマクドナルドでバイト中です。
「いらっしゃいませー」
 いつも通り先輩とわたしで一緒に働きます。0円スマイル常備でがんばります。
「……ありがとうございましたー」
 さて、そろそろお客様も減ってきました。いつもこの時間帯になると先輩はきまってそわそわし出します。
 もちろんわたしはもう慣れっこなので微笑ましくそれを見守ります。
 先輩はしきりに髪のはねたところを気にしたり、制服を正したりして落ち着きがありません。時折小声で「大丈夫、大丈夫」と呟いてるのが聴こえますが、本人は気づいていません。無意識なのでしょう。
 ひとしきり身だしなみを確認して落ち着くと、今度はちらちらと自動ドアを気にしだします。お客様が来店するたびにぱっと表情を輝かせ、顔を確認するとしゅん、と残念そうにうつむきます。時々我に帰って顔を赤くするのも大変かわいらしいです。
「先輩。今日はあのヒト遅いですねー」
 あのヒトのところをわざと強調して聞くと、途端に不機嫌な顔になります。
「別に来なくたっていいのよあんなやつ。そもそも最近よく来すぎなのよ。毎日毎日こんなもの食べて……」
 ふん、とそっぽを向いて喋りつつも、嬉しさが隠しきれてません。
 勢いに乗ってきた先輩の背中越しに、自動ドアの向こうから近付いてくる人影が見えました。
「大体あたしはね……」
「いらっしゃいませー」
 驚いた先輩が急いで振り向くと、彼が軽く手をあげながら近付いてくるところでした。
「や。チーズバーガーセットひとつ……って、どうかしたの?」
「べ、別にどうもしないわよ」
 明らかに動揺しつつも威厳を保とうとしている先輩と、それに全く気づかないで首を傾げる彼。奇跡的なくらいお似合いです。
「いつもより来るのが遅かったから先輩が心配してたんですよー」
「だ、誰が誰の心配してたって言うのよ!」
「えー言っちゃっていいんですか?」
「!? こ、この……!」
「?」
 相変わらずこんな感じで、今日もマックは平和です。
 先輩が素直になれる日は来るんでしょうか。
838('A`):2007/01/16(火) 01:50:13 0
>>835
ツ「ありがとうございましたー……ふぅ」
後「なんかすごい人気ですねー」
ツ「ん? なにが?」
後「これですよこれ。メガマック。お肉が四枚も入ってるんですよ?」
ツ「ああ、そういえばずいぶん売れてるわね」
後「まったく、こんなの食べる人の気がしれないですよー」
ツ「こら、声が大きいわよ。あくまでもわたしたちはバイトなんだから、変な事言わなくていいの」
後「でも、先輩だって食べないでしょう?」
ツ「当たり前でしょ」
後「ほら〜」
ツ「でも食べたいなら食べさせてあげればいいじゃない。期間限定なんだし。あたし達がどうこう言う問題じゃないでしょう?」
後「そんなこと言って……」
俺「や。おつかれさま」
後「あ、いらっしゃいませ」
俺「えーと……じゃあせっかくだしこのメガマックひとt……」
ツ「却下」
後「ほら〜」
俺「え、な、なんで?」
ツ「ダメって言ったらダメ! 断固拒否! 拒否拒否拒否!」
俺「ん、んな理不尽な」
ツ「うるさいうるさい! 大体こんなの食べて体に悪いと思わないの?!」
後「せ、先輩声おおき……」
ツ「あんたこんなの食べてみなさいよ。そりゃもう見る間に見る影もなくなるわよ。人間辞めたいの?」
俺「んなばかな」
ツ「ばかじゃない! いい? あんた少しでもデブになってみなさい? そしたらもう絶交だから!」
後「せ、先輩落ち着いて! 言ってることめちゃくちゃですよ? そ、それにほら!」
ツ「大体あんたは……って、……あ」
俺「メガマック食べてた客全員泣きながら走ってったぞ?」
後「せんぱーい……」
ツ「………ごめんなさい」

>>836
ツ「む、無理無理! そ、そんなの大きすぎて、は、入らな……」
俺「わ、わかったから落ち着け!」
839('A`):2007/01/16(火) 03:16:45 0
ここはいつまでたっても平和だね
落ち着く
840('A`):2007/01/16(火) 10:35:50 0
漁スレ保守
841('A`):2007/01/17(水) 01:26:43 0
ほしゅ
842('A`):2007/01/17(水) 08:37:08 0
・・・投下なしか・・

☆ゅ
843('A`):2007/01/17(水) 10:30:08 O
上げ
844('A`):2007/01/17(水) 19:04:32 O
メガマック売れすぎてマックが困ってるらしいね
845('A`):2007/01/17(水) 22:02:44 0
>>844
て事は、>>838でメガマックの売り上げに
ブレーキをかけたツンは、店を助けたわけだ

で、店長からご褒美、”喪こみち1日貸し出し券”



 喪:あの店長さん、部外者の僕が何でこんな事に・・・
 店:いやタダとは言わないよ、ちゃんとギャラは出すから、ね
 喪:(その分をツンにボーナスとして出したほうが早いのに・・・)
846('A`):2007/01/18(木) 02:45:27 0
 こんにちは。後輩です。
 今日も今日とてわたしはマクドナルドでバイト中です。
「ありがとうございましたー」
「後くんちょっといいかな?」
「ああ、はい」
 言い忘れてましたがこのお店にもちゃんと店長がいます。
 あまり働かないうえに変わっていますが、バイトのわたし達にも優しいいい人です。
「なんですか?」
「いやね、もうすぐ彼が来るから、それとなく彼女に教えてあげてくれるかな?」
「あ、はい。わかりました」
 彼というのはもちろん、今目の前で先輩がそわそわしながら待っている彼のことです。
「それにしても、よく毎回毎回来る時間がわかりますね」
 怪しい感じがぷんぷんします。そういえば以前、店長が通信機のようなものに向かって「了解した」「これより……を開始する」と呟いているのを見かけた時があります。
 その時はバーストなんとかとか、バーチャスなんとかと意味不明な説明で誤魔化されてしまいましたが、一体この店長は何者なのでしょうか。
「いやなに。たいしたことじゃないよ」
 低い声でニヒルに笑う姿は、どうみても場違いです。マクドナルドよりもジャングルの方が似合います。
「……それじゃ、失礼します」
「うん。頼んだよ」
 レジに戻ると、相変わらず先輩は顔を赤らめてぼそぼそと何かを呟いていました。
「そろそろ、来る頃じゃないですか?」
 わたしが言うと先輩がバッと振り向き、慌てたように誤魔化そうとオロオロしだします。
「べ、別に待ってるわけじゃないわよ! あんな奴」
「別に誰を〜なんて言ってないじゃないですかぁ」
 途端に先輩は顔を耳まで真っ赤にしてうつむいてしまいました。
「ち、ちちちちがうのよ? そういう意味で言ったんじゃ……」
「やだなぁ。わかってますよー」
 本当にからかいがいのある人です。失望させません。
「こ、この……!」
「や、こんにち……ど、どうしたの?」
「キャー。助けてくださーい」
「!? ひ、卑怯よ!」
 わざと彼にしがみつくと、先輩が眉をぴくぴくとさせたのがはっきりとわかりました。
 肩もわなわなと震え、怒鳴りだしたくてたまらないといった感じです。
「!? ち、ちょっと後ちゃん、離れ……」
「っアンタもなになにデレデレしてんのよ!」
「キャー! 先輩怖いですよー」
「い、いいから離れなさいよぉ! はーなーれーろー!」
 少しやりすぎた気もしますが、ドサクサにまぎれて先輩も一緒にしがみついたりしていたので、まあ計画通りです。
 先輩に抱きつかれて慌てる彼の顔も印象的でした。
 そんなこんなで今日もわたしのバイトの一日は終わっていくのでした。

 あ、ちなみに当店ではメガマックは扱っておりませんので、ご了承くださいね。
847('A`):2007/01/18(木) 08:10:20 0
面白かったよ
848('A`):2007/01/18(木) 08:35:06 0
うきゃー!
いいぞぉ!GJ!!
849('A`):2007/01/18(木) 11:33:18 0
GJ!
850('A`):2007/01/18(木) 17:04:14 0
メガマック食いに1年位ぶりにマック行ってきた。
期間限定なだけだと思ってたら数量限定なのな。

で、おれはタマネギ嫌いなんだけどそういう好き嫌いネタってないかな?
ピクルスとかでもいいけど。
851('A`):2007/01/18(木) 21:56:32 0
ツンが喪のスキキライ許すわけなかろうてw
852('A`):2007/01/18(木) 23:42:36 0
>>850
前に喪が「レタス嫌い」っていうネタがあったなぁ
853 ◆uI6TiFLZos :2007/01/19(金) 00:12:18 0
>>837>>846
こういうの大好きです
854('A`):2007/01/19(金) 01:16:42 O
あげ
855('A`):2007/01/19(金) 06:35:14 0
 こんにちは。素直になれない先輩をいじりたい。ワタシ×m。後輩です。
 朝のこの時間帯は少し眠いですががんばって働きます。
「ごめん。ちょっといいかな?」
 突然店長がやってきて、先輩に呼びかけました。
 わたしの方を見ると意味ありげに目くばせします。
 わたしは頷いて、さりげなく二人の会話が聴こえるよう立つ位置を調整しました。
「? はい。なんですか?」
「いや、たいしたことじゃないんだがね。知り合いから映画のチケットを二枚もらってしまったんだよ」
「? はい」
 いまいち事情が飲み込めない様子の先輩。
 対していかにも何かを企んでいる店長。
「私は忙しいし行く相手もいなくてね。もったいないからもらってくれるかい?」
「え……いいんですか?」
「もちろん。私が持っていても無駄にしてしまうからね。君はよく働いてくれるし。ちょっとしたお礼だよ」
「そ、それじゃありがたくいただきますけど……」
「うん。誰かを誘って見にいくといいよ」
 店長はそう言うと、通り過ぎざまわたしに「あとは頼んだよ」と耳打ちしました。
 さすがと言うべきでしょうか。なかなかに粋なことをしてくれます。
 先輩はなんだかぼ〜として、手のチケットを見下ろしています。
 しばらくしても、仕事の合間にポケットからチケットを取り出しては、じっと考え込んでいます。
 誘う相手なんてとっくに決まってるでしょうに。いつまでたっても煮え切らないのが先輩のかわいらしいところです。
「せんぱーい。さっきから何を見てるんですか?」
 肩越しに覗き込むと、あたふたとチケットを隠そうとします。
「!? な、なんでもないわよ!」
「みせてくださいよー」
 少々白々しいですが、しかたありません。これも先輩のためです。半分はわたしと店長のためですけど。
「ち、ちょっと、やめ……」
「あー。映画のチケットじゃないですかぁ」
「だ、だったらなによ」
「誰か誘うんですか? 二枚ありますけど」
「べ、別に誰も誘わないわよ!」
 言ってからしまったという顔になる先輩。
「あ、じゃあ一緒に行きましょうよ。ちょうどわたしこれ見たかったんです」
「!? だ、だめ! これは……その……」
「これは、なんですか?」
「…その……えっと……ぁぅ」
 口ごもり、だんだんと泣き顔になる先輩。ちょっとやりすぎました。
「じ、冗談ですよぉ。わかってますってば。邪魔はしませんよぉ」
「!? ち、違うのよ? 誰を誘おうなんて決まってないけど、念のため……って聞いてる?」
「はいはい。早く彼来るといいですねー」
「だ、だから違うって言ってるでしょ!」
 真っ赤になりながらいいわけする先輩ですが、ちゃんと彼を誘う事はできるのでしょうか。
 今から楽しみでしかたがありません。
856('A`):2007/01/19(金) 06:42:32 0
>>850
 なんだか珍しく二人が言い合ってます。
「だから、なんでいつもタマネギを残してるのかって聞いてるの!」
「し、しょうがないだろ……食べれないんだから」
「子供じゃないんだから好き嫌いなんてして恥ずかしくないの?」
 相変わらず先輩は厳しいです。さすがに彼も我慢ができない様子です。
「大体ね、あんたはいつもそうやって……」
「……わかったよ」
 それだけ言うとさっさと席に行ってしまいました。
「あ……」
 バツが悪そうに立ち尽くす先輩。
「な、なによ……わたしは悪くないわよ」
「……せんぱーい」
「う、うるさいわね! ほっときゃいいのよあんなやつ」
 そう言いつつもしゅん、としていて、後悔してるのがまるわかりです。
「……ふんっ」
 しばらく気丈に振舞っていた先輩ですが、やっぱり気になるのかそわそわしだしました。
 彼の座っているところに行きかけ、思いなおして俯くのを繰り返してます。
 このままいくとしばらく二人とも引き摺りそうです。どうしようかと思っていると、食べ終わったのか彼が出口に向かっていきました。
「………」
 何かをいいたそうに彼の背中を見ていた先輩が、何回も迷ったあげく、彼の後を追っていきました。
 外で二、三言交わして戻ってきた先輩の顔には、笑顔が浮かんでいて、胸をなでおろしました。

 それから彼の頼むチーズバーガーは、タマネギのぬかれたものになりました。

こうですか?わかりません!

あ、あと、その……あ、アリガトウ
な、なによ! たまには素直にだってなるわよ!
もう知らない!(走り去る)
857('A`):2007/01/19(金) 08:28:22 0
ぬああああぁぁ!
いいぞぉー!GJ!!
858850:2007/01/19(金) 11:18:20 0
>>856
ぐはぁ!
萌え死にました。
サンクスです。

>>855もGJ!
っつか最近のツンはヨワヨワだな。
859('A`):2007/01/19(金) 20:16:17 0
860('A`):2007/01/20(土) 02:11:39 0
hosyu
861('A`):2007/01/20(土) 08:41:55 0
この後輩視点は流行るな。いい
862('A`):2007/01/20(土) 20:44:10 0
後輩GJ!
863('A`):2007/01/21(日) 01:20:46 0
店長視点はダメ?
864('A`):2007/01/21(日) 01:27:24 O
いんじゃね?
そういえば喪って男友達いたっけ?
865('A`):2007/01/21(日) 03:34:03 0
 おはようございます。後輩です。今更ですがセンター試験がんばってください。
 あくびを噛み殺しつつ、今日もわたしはがんばります。
「……ありがとうございましたー」
 今日は朝から先輩の様子がおかしいです。心ここにあらずというか、宙に浮いているというか、なんだかぽわぽわふわふわしています。
「……先輩?」
「………」
 だめです。返事がありません。えへへと表情にしまりがありません。
 こういうときはこの筋のプロに聞くしかありませんね。あきらめてあの人に頼るとします。
「なんだか先輩の様子がおかしいみたいですけど、なにかあったんですか?」
 まあ、様子がおかしいと言えば、この人も相当おかしいですけどね。
 ワニの頭かぶって何をしてるんですか、店長。
「ああ、気づいたかい?」
「そりゃ、露骨ですからね」
 二人とも、とは口には出しません。
「あれは、ほら。映画のチケット二枚、あげたでしょ」
「ああ、はい」
「昨日ようやく見に行ったらしくてね。もちろん彼と二人で」
 いやあ初々しかったなあなんて笑う店長。どこまで見てるんでしょうかこの人は。
 脇に転がってるダンボールが嫌に気になります。
 まあとにかく、事情は把握しました。先輩は昨日の幸せ気分から未だに抜けきれていない、と。
「そういえば、どんな映画のチケットだったんですか? あれ」
「ん? ああ、最近話題のアニメーション映画。行きやすいし、好きそうでしょ彼」
「まあ、確かに。けどなんか意外ですねー。もっと露骨なの選ぶかと思ってました」
「いやあ、あんまり露骨過ぎると、戸惑うでしょ? 彼女達。いきなりはハードル高いかなと思って」
 それに、とにやりと笑う店長。
「あれ、結構泣いちゃう女の子多いみたいなんだ。感動して。つまり、彼の隣で泣いちゃう彼女もよし、泣くまいと必死に堪えてあたふたする彼女もよし。どっちにしろおいしいんだよ」
 涙に気づかれてツンツンして誤魔化す先輩と、気づかれないように彼を気にしながら嗚咽を堪える先輩が瞬時に想像できました。
「なんていうか……流石ですねー、店長」
「はっはっは。ぬかりはないよ」
「で……結局どっちだったんですか?」
「いやあ、流石にそこまではわからなかったよ」
 はっはっはと笑う店長。本当にこの人には敵いません。
「はあ……それじゃあ、失礼します」
「うん。がんばってね」
 カウンターに戻ると、ちょうど彼が来店したところだったようです。
「昨日の映画、おもしろかったね」
「……別に。まあまあだったんじゃないの?」
「でも隣で泣いてたじゃ……」
「!? き、気づいてたの……?」
「そりゃあ、あれだけぽろぽろ泣いてたら……」
「そ、そんなに泣いてない! わ、忘れろ忘れろぉ!」
 ああ、やっぱり泣いてたみたいです。うろたえる先輩は究極にかわいいです。
「せんぱーい! 二人で映画行ったんですって? どうでしたぁ?」
「!? べ、別になにもなかったわよ! ていうか何で知ってるのよ!」
「えー、これだけ大声で話してたら聞こえますよぉ」
「!?」
 途端にかぁぁ、と顔を赤くする先輩。
「それで、次はいつ行くんですか?」
「い、行かないわよ! ああもう!」
 突然腕をつかんだかと思うと、ものすごい勢いで引っ張られました。
 そのまま奥にひきずら…れ……?
「い、いたい! いたいです先輩!」
「う、うるさいうるさい! あんなの、なんでも、ないんだからぁ!」
「わ、わかりました! ごめんなさい! ゆーるーしーてー!」
 そのときの取り残された彼のぽかんとした表情は、一生忘れられそうにありません。
866('A`):2007/01/21(日) 07:18:08 O
どうしてツンはこんなに萌えるんですか?
867('A`):2007/01/21(日) 12:25:59 0
gj
868('A`):2007/01/21(日) 17:08:00 0
う、うるさいうるさい!とか、わ、忘れろ忘れろぉ!とか。
869('A`):2007/01/21(日) 23:06:38 O
age
870('A`):2007/01/22(月) 03:36:48 0
 えっと、いいのかな?
 さて、それじゃ、ええと。はじめまして、こんにちは。
 わたしはここでバイトさせてもらっている、一応後ちゃんの先輩にあたる者です。
 よろしくお願いします。
 ちなみにツンちゃんとはほとんど同期で、学生の頃からのお友達です。わたしのほうが少しだけ年上ですけどね。
 今日は休みの後ちゃんの代わりに任務なるものの代役を頼まれたんですが、厳密には何をすればいいのでしょうか。
 渡されたメモを見てみると、『先輩の観察および監視。彼と接触した場合の二人の会話内容の把握』などと書かれています。
 うーん。要するに「先輩が彼となにか進展があるかどうか見ててくださいね」ということなんでしょうね。
 わたしとしてはツンちゃんのためにもそっと見守ってあげるのが一番と思うのだけれど。
 まあ、わたしもツンちゃんの一途な恋心は応援したいと思っていますし、邪魔にならない程度になら大丈夫でしょう。
 当の本人であるツンちゃんは、そんなわたし達の思惑も知らずに、そわそわと髪を気にしてます。
「ん? な、なに?」
 視線に気づいたのか、髪を直していた手をさっと隠してしまいました。残念。
「ううん。別に」
 笑ってみせると、恥ずかしそうに視線をそらして俯くツンちゃん。
 それでも何か言いたそうにチラチラとこちらをうかがっています。
「ね、ねえ……」
「なに?」
「へ、変じゃないかな? その、今日ちょっと時間無くて……髪はねてたりしてない?」
「大丈夫よ。かわいいかわいい」
「そ、そう……?」
 それでもしきりに髪をなおしている様子は、ああこの子は恋してるんだなあと思わせて顔が緩みます。
「こんなかわいいコに好かれて、彼は幸せねー」
「!? ちょ、ちょっとなにを……」
「あれ、違うの?」
「……嫌いじゃないけど」
「ほらー」
「……そんなにあたしってわかりやすい、かな?」
「まあねえ」
「!? こ、後には言わないでよ。も、もちろんあいつにも!」
 後ちゃんはもう知ってると思うけどなあ。
「はいはい。早く素直になれるといいね」
「………ん」
 とりあえず、このコの想いが届きますようにとだけ祈って、わたしは見守ることにしましょう。
871('A`):2007/01/22(月) 08:26:33 0
うひょおおぉぉぉ!
いいぞぉー!GJ!!
872('A`):2007/01/22(月) 23:21:18 0
着実にツンからデレに移行してきているな

良い事だ。
873('A`):2007/01/22(月) 23:36:41 0
いや、必死に隠してるデレの部分がクローズアップされてきているだけでは?

どちらにせよ、良い事だ。
874('A`):2007/01/23(火) 08:30:20 0
はぁ・・投下なしか・・
保守します
875('A`):2007/01/23(火) 10:36:46 O
メガMac食ったよ 素直にキモかった
肉とパンの量が拮抗してないから激しく脂っこい
876('A`):2007/01/23(火) 11:17:49 O
>>875
だがそれがいい
877('A`):2007/01/23(火) 14:11:44 O
>>876
ピザになっちゃうよ
m9(・∀・)ビシッ!!
878('A`):2007/01/23(火) 23:26:15 0
このスレだったと思うが、PCとかカーナビの擬人化ネタがあったな。
某社が「ツンデレ ナビゲーションモード」なるものを備えたワンセグ
TVを発売するらしい
ttp://dailynews.yahoo.co.jp/fc/economy/1seg/?1169560196
879('A`):2007/01/24(水) 14:33:11 0
機械に何が分かるってんだYO
880('A`):2007/01/24(水) 22:43:13 O
age
881('A`):2007/01/25(木) 02:21:19 0
とりあえず道を間違えたくなるな
882('A`):2007/01/25(木) 03:08:48 0
俺「ものまね!」
ツ「へ?」
俺「マリー・アントワネット!」
ツ「え? え、ええ?!」
俺「農民にはパンがありません!」
ツ「い、いきなりなによ……そんなのあたしがやるわけ……」
俺「………」
ツ「!? そ、そんな目で見たってあたしは……」
俺「………」
ツ「っ! べ、別にあんた達にパンが無くたってわたしには関係ないわ!」
俺「そんな……」
ツ「ふん! あんたみたいな奴は餓死でもなんでもすればいいのよ!」
俺「ひ、ひでぇ! この外道!」
ツ「!? そ、そんな風に言わなくたって……」
俺「………」
ツ「あ、あんたなんかパンなんて食べずにお菓子でも食べてればいいのよ! 馬鹿! もう知らない!」
 大量のお菓子をばら撒きながら走り去る

後「もう既にマリー・アントワネットじゃないですね」
店「一体彼女達はなにをしてるんだい?」
後「さあ。でもまあ、おもしろいからいいですけど」
店「そうだね」


>>881
俺「そんなの使ってたら人としての道を間違えr」
ツ「誰がうまいことを言えっつったのよこのばか!」

投下が無いならお題を出せばいいじゃない
883('A`):2007/01/25(木) 08:27:31 0
お題っすか・・
バレンタイン準備かな
VS素直クールで
884('A`):2007/01/25(木) 08:52:36 0
>>882
凄味 を感じた
初期を彷彿させるGJ
885('A`):2007/01/25(木) 20:59:42 0
>>882
てめぇ・・・・                 オモロイw配役がナイスwwキャラが生きてるwww
886('A`):2007/01/26(金) 12:27:50 O
ツンの誰うまにハゲワラモエスw
887('A`):2007/01/26(金) 14:02:15 O
喪妹の誕生日とか
888('A`):2007/01/26(金) 17:57:05 0
実はツンも隠れねらーとか?
889('A`):2007/01/26(金) 18:59:46 0
俺「コナンおもしれーなー」
ツ「バーローwwwwwww」
俺「……え?」
ツ「え?」
俺「………」
890('A`):2007/01/26(金) 20:47:18 0
喪&ツンのやりとりを日記調に書く、そんなO-TUKA店長ブログが大人気w         ・・・だめ?
891 ◆uI6TiFLZos :2007/01/26(金) 21:49:59 0
妹「お兄様」
俺「んー?」
妹「明日のことなのですが・・・」
俺「あ、悪い、明日はちょっと用事が・・・」
妹「・・・そうですか」
俺「悪いな。また今度埋め合わせするからさ」
妹「いえ、前日にいきなり言い出した私が悪いのです。気にしないで下さい」

妹「・・・はぁ」
幼「どうしたの?溜息ついて」
妹「いえ、なんでもありません」
幼「そう?あ、そういえば、もうすぐだね」
妹「え?」
幼「バレンタインだよ。今年も一緒に作る?」
妹「・・・え?あ、そう・・・でしたね。・・・えと、今年は・・・」
幼「作らないの?」
妹「・・・」
幼「・・・そっか。ま、私は仕方ないから作るけどね。どうせ彼にあげる物好きなんて・・・」
妹「そ、そんな事ありません。お兄様は・・・」
幼「あれ?私、貴方のお兄様なんて言ってないけど?」
妹「さ、沙耶香さん!」
幼「あはは、ごめんごめん(ちっ、ライバルは減らず、か!)」

ガチャ
妹「・・・ただいま戻りました」
シーン
妹「・・・そういえば、今日は誰も・・・」
ガサッ
妹「・・・っ!?」
パンパンパーン
全員「誕生日おめでとう!!!」
妹「・・・え?」
ツ「おめでとう。これでいつでも結婚出来る年ね」
妹「え?」
素「16回目の誕生日だ、今日は少しくらい羽目を外したまえ」
妹「え?」
幼「さ、さ、主役は真ん中へどうぞ」
妹「あの・・・」
俺「おめでと」
妹「お、お兄様!?」
俺「悪いな、どうしてもはずせない用事があったから、一緒に遊びに行けなくて」
妹「え?でも、それならなぜ・・・」
俺「ほら、はずせない用事」
妹「・・・あ」
俺「プレゼント買うのに、店の前で1時間うろうろしちまったよ。どうもああいう店は苦手だな」
妹「・・・お兄様」
俺「ま、それはさておき。・・・ほんと、おめでとう。ほら、とにかく座れよ」
妹「・・・はい」
幼「はーい、じゃあ電気消すよー?」
素「・・・よし、火をつけたぞ」
ツ「はい。私たち特製のケーキ。さ、蝋燭を消して?」
妹「・・・は、はい・・・」
ふーっ
全員「おめでとーー!!」
妹「・・・ありがとうございます、皆さん・・・。・・・お兄様・・・」
892 ◆uI6TiFLZos :2007/01/26(金) 21:50:31 0
妹「お兄様」
俺「んー?」
妹「本当にありがとうございました」
俺「気にすんなよ。それに、最初に祝おうって言い出したのは沙耶香だしな」
妹「え?」
俺「どうせならみんなで盛大に祝おうってさ。だからあいつらも呼んだんだ」
妹「・・・そうですか」
俺「ま、俺だけで祝うよりも、みんなで祝うほうが盛り上がるしいいだろ?」
妹(・・・それはそれで、嬉しかったですけど・・・)
俺「ん?」
妹「なんでもありません。・・・それより、来週の日曜日も空けておいてくださいね」
俺「・・・え?」
妹「確か昨日、『また今度埋め合わせするからさ』とおっしゃいました。一字一句正確に」
俺「・・・あの、来週はほんとに用事が・・・」
妹「あら?またそうやって私を騙して驚かせる気ですか?・・・楽しみにしていますわよ、お兄様」
俺「・・・はい」


後「店長、なぜか先輩の機嫌が悪いのですが・・・」
店長「仕方ないよ。好きな相手に約束を反故にされたあげく、相手が恋のライバルなら、ね」
後「・・・相変わらず、素晴らしい情報網ですね」
店長「ふぉっふぉっふぉっ」
後「いや、褒めて無いし、というか、あんた今までそんな笑い方じゃなかったし・・・」
店長「情報を制するものは世界を制す、だよ。覚えておきたまえ」
後「はぁ・・・」
893('A`):2007/01/26(金) 22:26:06 0
Z乙!
最後でツンに萌えたぜ
894('A`):2007/01/27(土) 04:15:31 0
>>883
後「ありがとうございましたー」
ツ「………」
後「せんぱい?」
ツ「え、あ……なに?」
後「ぼうっとしちゃってどうしたんですか?」
ツ「べ、別になにも……」
後「顔赤いですよ?」
ツ「!? な、なんでもないわよ……」
後「あ、もしかして彼のこと考えてます?」
ツ「……別に」
後「耳まで赤いですよ?」
ツ「っ!?(耳をふさぐ)」
後「(わかりやすいなぁ)」
ツ「わ、わたしばかり観察してないで仕事しなさいよぉ!」
後「い、いらっしゃいませー」
素「む、まだ来てないか……しかたない少し待つか」
ツ「?」

ツ「いらっしゃいませー」
俺「や、こんにちは」
ツ「なんだ、またあん……」
素「ああ、来たか」
俺「え? あ、久しぶり」
ツ「!?」
素「久しぶり。なに、今日はちょっと君に訊きたいことがあったんだ」
俺「? なに?」
素「先ほどコンビニによって思い出してな。そういえばもうすぐバレンタインだ」
俺「? うん」
素「そこで君はどんなチョコが好みなんだ?」
ツ「(!? い、一体誰よあの娘!?)」
後「(し、知らないですよぉ!)」
俺「え、あ、俺?」
素「他に誰がいる。とりあえず三種類選んで買ってきた。食べてどれが好みか今度教えてくれ」
俺「い、いいけど……いいの?」
素「いいの、とは?」
俺「いや、こんなもらって」
素「あたりまえだろう。食べてみて好みを教えてくれたら、当日にはちゃんとしたものを渡すつもりだ」
ツ「(な、なんなのよぉ! それにあいつもなにデレデレと……)」
俺「!? え、あ」
素「あ、ちなみに義理ではないよ。本命だ。それでは、また」

俺「……えっと、その……」
ツ「……なに?」
俺「さっきのは……なんていうか」
ツ「別に。あたしにいいわけする必要ないんじゃない?」
俺「え?」
ツ「さっきのが誰であろうと、あんたとどんな関係だろうと、わたしには関係ないんだし」
俺「………」
後「(意地っ張り)」
ツ「ほら、いつものもってさっさと帰れば?」
俺「………」
ツ「………で、結局どんなチョコが好みなのよ?」
俺「え?」
ツ「だ、だからチョコよ! 苦いのとか、甘いのとか、ホワイトとかあるでしょ!」
俺「あ、ああ。少し苦めのかな」
ツ「そ、そう……。べ、別にだからなにってわけじゃないけどね」
俺「あ、でも99%は無理」
ツ「だ、だからあんたにあげるなんて言ってないでしょお! さっさと出てけぇ!」
895('A`):2007/01/27(土) 10:09:26 0
ツンデレだからチョコも実は2個作ってて
最初に苦いのあげて後で甘いのあげるんでしょ?
896('A`):2007/01/27(土) 10:28:09 0
>>895
それだ!!
897('A`):2007/01/27(土) 16:10:43 O
外側が苦くて、中が甘いでもおK
898('A`):2007/01/27(土) 20:24:41 0
>>897
そんな難しい芸当がツンにできるの?
899('A`):2007/01/27(土) 21:59:27 O
不器用だけど、一生懸命手作りチョコを作るツン
(*´д`*)ハァハァ 萌えないか?
900('A`):2007/01/28(日) 17:17:41 0
ほしゅ
901('A`):2007/01/29(月) 01:13:48 O
age
902883:2007/01/29(月) 08:25:40 0
ツンデレVS素直クール最高!
職人さん超GJ!!
903('A`):2007/01/29(月) 17:25:01 O
>>899
発(妄)想をそこで止めてはいけない
もう一歩先を考えるんだ!


実は素ク姐も料理は
下手だったりするんだ!!

素「君は料理が上手いそうじゃないか
できれば、なんだが…
チョコの作り方を教えて欲しいっ!
君に渡す物を本人から教えてもらうのも
妙な考えだとは思うが…どうだろう?」

1、教えてあげる
2、断る
904('A`):2007/01/29(月) 23:47:44 0
2
905最終回・外出??:2007/01/30(火) 00:51:13 0
最終話 希望を胸に すべてを終わらせる時…! TDM第1巻は、発売未定です。 夢野カケラ
喪小道「チクショオオオオ!くらえ素直クール!他に好きな娘が居るんです!」
素直クール「さあ来い喪コミチィィィ!私は実は一回告白されただけで落ちるぞオオ!」
(ザン)
素直クール「グアアアア!こ このザ・フジミと呼ばれる四天王の素直クールが…こんな喪男に…バ…バカなアアアアアア」
(ドドドドド)
素直クール「グアアアア」
妹「素直クールが振られたようだな…」
幼馴染「フフフ…奴は四天王の中でも最弱…」
年上「喪男ごときに振られるとは萌えキャラの面汚しよ…」
喪小道「くらええええ!」
(ズサ)
3人「グアアアアアアア」
喪小道「やった…ついに四天王を倒したぞ…これでツンデレのいるマクドナルドの扉が開かれる!!」
ツンデレ「よく来たな喪小道…待っていたぞ…」
(ギイイイイイイ)
喪小道「こ…ここが魔九度奈留度だったのか…!感じる…フライドポテトの匂いを…」
ツンデレ「喪小道よ…注文を聞く前に一つ言っておくことがある お前は私と付き合うのにイケメンである必要があると思っているようだが…別にそのままでも付き合える」
喪小道「な 何だって!?」
ツンデレ「そして後輩はデレデレするのに邪魔だから最寄りの町へ解放しておいた あとは私とデートするだけだなクックック…」
(ゴゴゴゴ)
喪小道「フ…上等だ…オレも一つ言っておくことがある このオレに色々な娘とフラグが立っているような気がしていたが別にそんなことはなかったぜ!」
ツンデレ「そうか」
喪小道「ウオオオいくぞオオオ!」
ツンデレ「さあ来い喪小道!」
喪小道の勇気が世界を救うと信じて…! ご愛読ありがとうございました!
906('A`):2007/01/30(火) 01:23:35 0
>>905
ツンデレマスター喪マト乙
907('A`):2007/01/30(火) 04:15:26 0
「ありがとうございましたぁ」
 ふう。ひと段落か?
 なんだかんだ言って今日もバイトなわけで。ごくろうさん、俺。
「ありがとうございましたー。ほら、ぼさっとしてないでスマイル!」
 相変わらず元気だなぁ、先輩。ていうか睨まないでください。
 とりあえず、口の端をにっと上げてみる。
「……ごめん、やっぱりやめて。気持ち悪い」
「………」
 ああ、なんだろうこのやるせなさは。わかってたけどさ。
「まったく、店長もなんであんたみたいなやついれたんだろ。使えないのに」
「……すみません」
 でもできれば本人の前で言わないで欲しいなぁ。泣きたい。
「ま、最初から期待して無いからいいけどね」
 言うだけ言って行っちゃった。ああ、本当に泣きたいぜ。
「あーあ。相変わらずきついなー、センパイは」
「!?」
 うおっ。
「い、いつの間にいたんですか?」
「いつって、最初からだよ? スキだらけだなぁ」
 気配全く感じなかったんですけど。だんだん店長に近付いてませんか? 後さん。
「ツンセンパイはちょっと言う事きついけどさ、それはなんていうの? 愛情の裏返しっていうかさ?」
 全然そうは見えないんですが。
「まあ、そんなわけだから、気を落とさないように! 大丈夫。多分センパイも君の事、二番目に好きだから!」
 慰めになってないっていうか、適当なこと言ってません?
「あ、もちろんわたしも好きだよ?」
 うそくさいですよ。 
「あはは、じゃね。あ、もうすぐだからちゃんと見張っててね!」
「……はい」
 またキツイ任務を。確信犯め。

「………」
 例によってそわそわしだす先輩。でも流石にもう慣れたよ。うん。
「………♪」
 あ、ご機嫌だ。
「いらっしゃいま、せ………」
「よ、いつものお願い」
「あ……うん」
 あ、しぼんだ。
 それもそのはず。今日来た彼の隣には、腕を組んだ女性が。
「………はい。いつもの……」
 ああ、見てて辛い。
「ん、ありがと。じゃあ」
「あ、う、うん……」
 訊きたいけど訊けないんだろうな。「その人誰?」って。
「あ、あの……さ?」
「ん?」
「そ、その人……彼女?」
「え、ああ、うん。最近からだけどね」
 彼が顔を赤らめ、にこっと女性が微笑む。ああいうのをスマイルって言うんだろうな。
「そ、そう……よかったじゃない。オメデト」
「ああ、ありがと」
 背中を向けて、行ってしまった。
908('A`):2007/01/30(火) 04:16:22 0
「……ありがとうございました……」
「ック……ヒック……」
 ああ、声かけづらい。
「あの……」
「うるさい!」
「ど、どうしたの?!」
 飛び出してきた後さんに代わってもらって、奥にツン先輩を連れてく。
「ヒック……ウック」
 あ゛ー何言っていいかわかんないや。何も言わない方がいいのかもなぁ。
「そ、それじゃあ、俺先戻ってるんで……」
 グイッ
 あれ?
「……てたわよ」
「え?」
「わかってたわよ…グスッ…あいつに……他に好きな人がいるってことくらい……」
 俺に言われてもなぁ……胸がすげぇ痛い。
「勝ち目無いって……ック、わかってたけど……しょうがないでしょ、スキだったんだから」
「……はい」
「自分に目が向かないって、わかってても……嫌いになんて……なれなかったんだから……」
「……はい」
「ふられたって、嫌われたって、嫌いになんて……なれないよ……」
「……そういうの、わかりますよ」
 今そんな感じだし
「え?」
 キョトンと先輩が振り向いた。
「俺もずっとそんなんでしたし」
 あんまり詳しくは言えないけど。
 ジッと先輩が見つめる。ああ、余計なこと言ったかも。
「………あんたも好きな人、いるの?」
「ま、まあ」
 誰かは言わないけど。気持ち悪がられるし。
「ふ、ふぅん」
 あ、聞きたそうな目してる。
「ねえ……それ、誰?」
「い、言いませんよ」
「な、なんでよ!」
「そ、それは……」
「い、いいじゃない! あんたあたしが泣いたの見たでしょ! 罪悪感とかないの!?」
「な、なんでですか!?」
「ちょっとは慰めようとか思わないわけ?」
「んなこと言われたって……」
 真っ赤な目で睨む先輩。顔も若干赤い。
「もういいわよ……。バカ」
 ああ、行ってしまった。
 いくらなんでも言えないよなぁ。失恋したばかりの先輩に。
 俺が好きなのはあなたですなんてさ。
 気持ち悪くてショック増すだけだろ?

 先輩ツンデレ
909('A`):2007/01/30(火) 12:42:56 O
やっべすごくいい
こういうの好き


そういや>>908見て思いついたんだけど、ここってヤンデレもあり?
910('A`):2007/01/30(火) 13:47:50 0
ヤンデレってなに?
911('A`):2007/01/30(火) 15:10:23 O
中国人がデレデレする事か?
912('A`):2007/01/30(火) 18:07:32 O
913('A`):2007/01/31(水) 03:47:35 0
「ありがとうございましたぁ」
 ふあ、ねむい。
「アホ面してんじゃないわよ、ほら」
「……すみません」
 怒られた。
 この前あんなことがあったわりには先輩に落ち込んだ様子はあまりみられない。
 ただ、彼が来ても前ほど取り乱したりはしなくなった。努めて冷静にしてるみたいだ。
 う〜ん。調子狂うな。
「……なに?」
 あ、睨まれた。
「いえ、別に」
 にっと笑ってごまかしてみる。
「………」
 しまった。さらに怒ったみたいだ。
「そのしまりの無い笑い、気持ち悪いから」
「………ごめんなさい」
 くそう。死にたい。
「………」
 ぷいっとそっぽをむかれた。
「………あたしこのバイトやめちゃおうかな」
「えっ?」
 ギロリと睨まれた。
「なによ。別にあんたには関係ないでしょ?」
「そ、そりゃそうかもしんないですけど……」
 そう言われるとなぁ……。言い返せないのが悔しい。
「………ふん」
 何も言わない俺に愛想をつかしたのか、先輩は奥へ消えてしまった。

「あーあ。あれはだめだよ。ばかだなぁ」
 ぬあっ!
「お、脅かさないでくださいよ。後さん」
「センパイかわいそう。……本当に辞めちゃったら君のせいだよ?」
「な、なんでですか。かわいそうなのは俺のほ……」
「……へたれめ」
 うぐふっ!
「まったくもう……ちゃんと謝っておくんだよ?」
「………理不尽だ」
914('A`):2007/01/31(水) 03:48:29 0
 休憩室に行くと先輩がひとりでいた。
「……先輩」
「!?」
 あ、びっくりしてる。
「な、なによ?」
 目が赤いな。また泣いてたのか。タイミング悪かったかな。
「いや、さっきのことで……」
 あ、一気に不機嫌になった。
「その、すみませんでした」
「別に、謝られる理由がないんだけど?」
 痛い痛い痛い。言葉にトゲが。
「いや、その……俺は先輩に辞めて欲しくないんですけど」
「え、あ………」
 ん? 驚いてるのか?
「っ!? ………」
 いや、あれは怒ってるんだな。顔が真っ赤だ。逃げたい。
「……あ、安心しなさいよ。別にやめるつもりなんてないから」
 そ、そうなのか。よか……。
「ん? 本当に安心してるんだ? バカみたい」
 ……ったんだよね? うん。よかったよかった……ちくしょう。
「さっきの本気にしてたわけ? あたしがアレくらいの事で辞めるわけないじゃない」
 そうかな。俺だったら多分辞めてるけどな……。
「まあ、あんたなら辞めるかもしれないけど」
 あはは。グスッ。
「さて、と。それじゃ仕事戻るわよ」
「……はい」
 ああ、残りちゃんと働けるのか俺。かなり疲れたけど。
「あ、そういえばさ」
「? はい」
「あんたの好きな人って……」
 !?
「……後ちゃん?」
 ぶっ!
「あれ? 違うの? ま、誰でもいいんだけどね。あたしには関係ないし。誰であれどうせふられるわよ」
 ああ、刺さる刺さる。
「え? じ、冗談よ冗談! そんな泣くことないじゃない!」
 いえ、ただあまりにも確信をつくから、自然と涙が……。
「ちょ、ちょっと、ごめんってば! もう! ごーめーんー!」
915('A`):2007/01/31(水) 04:52:18 0
新 し い 息 吹 が ! ! !
916910:2007/01/31(水) 14:26:47 0
>>912さん
ありがとね

>>913-914
GJ!!
917('A`):2007/02/01(木) 00:38:55 O
保守
918('A`):2007/02/01(木) 03:23:58 0
「ありがとうございましたぁ」
 ああ。今日も世界は平和だ。受験生の皆さん。きっとサクラ咲くよ。
「鬼は……」
「ん?」
「そとおおおおおお!」
 バチイイイン!
「いってえええええええええ!?」
「ふう。気が済んだ」
 ああ、すげえさっぱりした顔してる。
「……い、いきなりなにするんですか、先輩」
 豆は持ったまま殴るんじゃなくて投げるんですよ? 普通。
「別に。間抜け面がむかついただけ」
 ああ、なるほど。
「………不条理だ」
「ぶつぶつ言ってないで仕事しなさいよ」
 ……いつになったらこの状況から脱せれるんだろう。前よりも先輩の仕打ちがひどくなった気がするし。
「せんぱーい。あんまりいじめないであげてくださいよ?」
「!?」
 あ、出た。
「いくらお気に入りだからってちょっとキツイですよ?」
「別に。気に入ってるわけない。こんな奴」
 そりゃそうだ。
「えー。じゃああたしがもらっちゃってもいいんですか?」
「好きにすれば? どうせそいつ使えないし」
 ああ、言われたい放題だなぁ、俺。人扱いすらされないのか。
「やった。じゃあ遠慮なく〜」
 ぎゅっ
 !? い、痛い痛い。首絞まる! わざとやってませんか、後さん。
 せ、先輩も止め……ああ、ダメだ。完全に軽蔑しきった目してる。なんか殺気も感じるし。
「………サイテー」
 ああ、ひょっとしなくても、それ俺に言ってますよね。
「わーい。お持ちかえr……」
「はいはい。そのくらいにしときなさいよ?」
 後さんの首根っこを掴んで軽がる持ち上げる先輩。
「あー、ざんねーん」
「まったく。一応こいつにも好きな奴がいるんだから、あんまりからかわないの」
 ああ、さりげなく人の秘密を……。
「あれ? それってツン先輩のことじゃないんですか?」
 あんたも何勝手に暴露してくれてんですか……。
「!?」
 あ、後さんが落ちた。
「な、ななんでそうなるのよ……」
「えー、だって、そうだと思いますよ。あれ? もしかして先輩もまんざらじゃ……」
「ん、んなわけないでしょ! あんた目おかしいんじゃないの?」
 ああ、全面否定か。つかなんで俺の純情な気持ちをおもちゃにしてんですか、この人たちは。
 泣きたい。
「あ、あんたも少しは否定しなさいよ!」
 いや、なんて言えばいいんだよ。苦笑するしかないだろ。
「……ふん。ま、とにかく勝手にあたしを巻き込まないでよね」
 そうとう怒ってるなぁ、あれは。目すら合わせてくれないし。あ、奥行っちゃった。
「……逃げましたね」
 あはは。もう笑うしかないわ。あれ? 目から汗が……。
919('A`):2007/02/01(木) 08:35:59 0

        グッジョブ!!           ∩   ∩
       _ _∩           (⌒ )   ( ⌒)       ∩_ _ グッジョブ!!
        (ヨ,,. i             |  |  / .ノ        i .,,E)
グッジョブ!!  \ \          |  |  / /         / /
  _n      \ \   _、 _  .|  | / / _、_    / ノ
 (  l     _、 _  \ \( <_,` )|  | / / ,_ノ` )/ /    _、_    グッジョブ!!
  \ \ ( <_,` ) \         ノ(       /____( ,_ノ` )    n
    ヽ___ ̄ ̄ ノ   |      /   ヽ      | __      \     l .,E)
      /    /     /     /    \     ヽ   /     /\ ヽ_/ /
920('A`):2007/02/02(金) 02:40:37 O
あげ
921('A`):2007/02/02(金) 08:45:28 O
>>918
名前がないと、ちょっと読みずらいけどGJ!
922 ◆uI6TiFLZos :2007/02/02(金) 23:28:16 0
「いらっしゃいませ」
お昼のピークを少し過ぎた時間帯
この時間はお客様がほtんど来なくなる
と、同時に、あいつが来る時間でもあるわけなんだけど・・・
「ご注文は何にいたしましょうか?」
いけない、今は接客中だ
それなのに私は何をあんなヤツの事を考えているのだろう
有紀ちゃんが休憩に行っているいま、店頭に立っているのは私だけだ
しっかりしなくては
「こちらのセットがお勧めですが・・・」
「いいね。じゃあ、これで。それと、今日は何時上がりかな?」
どうやらナンパされているらしい
月に数回ほど同じような事を言われるが、私はそんな気がまったくないのでうんざりする
(さっさと注文の品を渡そう)
いつものように軽く流して会計を済ませようとする
が、お客様はじっと私の顔を見ている
「・・・なんでしょうか?」
ピークを超えた疲れやあいつがなかなか来ない事が重なり、つい態度が悪くなってしまう
いや、あいつは関係無いんだけど
うん、まったく関係ない
けどムカツク
遅い
もうそろそろ来ていい頃なのに・・・なにやってんのよバカ!
心の中であいつに対する悪態をつきながら、笑顔でお客様の顔を見る
なるほど、いい男だ
スラリとした身体
無駄な脂肪が一切無さそうな、それでいて筋肉がしっかりとついているのが服の上からでもわかる
そして顔がいい
モデルかホストで十分通用する顔である
背も高く、服装もこの人物のために作られたと錯覚するほど似合っている
「きみ、陽菜ちゃん・・・だろ?俺のこと忘れた?」
いきなりそんな事を言われ、呆然とする
誰だろう、なんで私の名前を?
同級生にこんな人いたかな?
そういえば、どこかで見たことあるような・・・気がする
「すみません、どちら様でしょうか?」
結局相手の事を何も思い出せないので、失礼を承知で聞いてみる
「あはははは。そうか、覚えてないか。まあ君はまだこんなに小さかったし」
言いながら、男性は膝の辺りを指す
その小ささでは小学校低学年くらいだろうか?
どちらにせよ、覚えてはいない
「・・・すみません」
「謝る必要は無いよ。そうか、しかし綺麗になったね」
面と向かって綺麗になったと言うとは・・・どうやら、女の子の扱いには慣れているようだ
・・・あいつとは大違いね
「佐々木亮介。この名前に覚えは無い?」
佐々木亮介・・・どこかで聞いたような・・・
そういえば、このお店の大元の代表取締役が佐々木という名前だったような・・・
「・・・社長のご親族の方、ですか?」
「ご親族だよ。正確には、息子だけど」
なんとびっくり
目の前の方は、現代表取締役の息子さんらしい
「そうですか、社長のご子息とは知らずに失礼をいたしました。店長を呼んできましょうか?」
「いや、ここの店長と話をしに来たわけじゃないよ。・・・僕は君に会いに来たんだ」
「・・・え?」
ガーッ
「うー、寒くなってきたな・・・」
あいつが身体を擦りながら入ってきたが、私はそんな事も気付かず、目の前の男性を見続ける
私に会いに来た、という意味を、頭で理解できなくなっていた
923('A`):2007/02/03(土) 00:27:30 O
GJ
924('A`):2007/02/03(土) 09:57:07 0
Z師GJ!!

大波乱の予感が!
wktk
925('A`):2007/02/03(土) 19:48:26 O
926('A`):2007/02/04(日) 18:17:07 0
ほす
927('A`):2007/02/05(月) 20:30:35 0
節分とマクドの取り合わせはムリだったようだなw
928('A`):2007/02/05(月) 21:33:03 0
俺「ありがとうございましたぁ」
ツ「………」
 ああ、なぜか視線を感じる。
俺「えっと……」
ツ「………!」
 ああ、なぜか殺気がこもってる。なぜ?
俺「……あ、あの、せんp……」
ツ「なに?」
 それは俺が聞きたいです……。
俺「な、何か用でs……」
ツ「別に」
 ぷいっ
俺「………」
 何かしたんだろうか、俺。

 ふぅ、さて。
俺「じゃあ先にあがらせてもらいますね」
後「おつかれー。じゃねー」
ツ「………」
 ……まだ機嫌悪いのか。はあ。
 テクテク
俺「あ」
 マフラー店に忘れた……。
 ………戻るか。あー、さむっ。
 テクテク
ツ「あ」
 あ。
俺「ああ、先輩ももうあがりだったんで……?」
 あれ?
俺「そのマフラー……」
ツ「!?」
 なんで先輩がつけてるんだ?
ツ「あっこれは、その……えっと」
俺「?」
ツ「さ、寒かったから、借りた……も、もちろん返すつもりだったわよ!」
 まあ、確かに先輩薄着だもしな。
 顔も赤いし。風邪を引いたのかもしれない。
 マフラーの前をきちんとしめてあげる。
ツ「!?」
俺「いいですよ。(体を)大事にしてください」
ツ「………」
 ん? なんか驚いた顔してる。
ツ「う、うん……」

ツ「……だ、大事にする(かぁぁ)」

 結局あのマフラーはいまだに戻ってきてない。
 やっぱ嫌われてるのかな、俺。あれからまともに目合わせてくれないし。
929('A`):2007/02/06(火) 08:27:58 0
GJ!!
萌え死にそう
930('A`):2007/02/06(火) 20:31:27 O
あげ
931('A`):2007/02/06(火) 20:49:43 0
>>928
後日談が欲しいぜw
932('A`):2007/02/06(火) 23:14:11 0
>>931
俺「ありがとうございましたぁ」
ツ「………」
 相変わらずあれから先輩はまともに会話してくれない。
 なんとなく避けられてる気がする。
後「………♪」
 後さんはそんな俺と先輩を見てにやにやしている。不気味だ。
ツ「そ、それじゃああたし先に帰るわね」
後「あ、おつかれさまですー」
俺「おつかれさまです」
ツ「あ、うん。……じ、じゃね」
 あー、やっぱり目あわせてくれない。まあ、露骨に嫌われるよりはいい……のかな。
後「あ、せんぱーい」
 後さんが出口まで追いついて先輩に何か耳打ちした。
 あ、先輩が顔真っ赤にしてうろたえてる。
 戻ってきた後さんは満面の笑みだ。
俺「……先輩に何て言ったんですか?」
後「ん? 秘密だよー。ま、そのうちわかるだろうけどね」
 にゅろ〜んと微笑む後さん。
俺「はあ」

 ふぅ。それじゃあ、そろそろ帰るか……。
後「あ、もうあがる時間でしょ? ほら、早く帰った帰った」
俺「? な、なんなんですか?」
後「いいからいいから」
 よくわからないまま無理やり追い出されてしまった。
俺「ま、いいか……っと、あれ?」
ツ「………」
俺「先輩。先に帰ったんじゃなかったんですか?」
ツ「………遅い(ぼそっ)」
俺「え?」
ツ「な、なんでもないわよ!」
 まずい。何故か既に不機嫌マックスだ。
ツ「ふん。……さ、寒いわね」
俺「? いや、そうでもないんじゃ……」
ツ「寒いわよね!」
俺「は、はい!」
ツ「……よ、よし。ほら……」
俺「え? ち、ちょっと先輩近い……」
ツ「う、動かないでよ!」
俺「は、はい」
ツ「………(どきどき)」
 ふわっ。
俺「あれ? これ……マフラー?」
ツ「……ふ、ふん、一応この前のお礼よ。……べ、別にいらなきゃ捨ててもいいけど……」
 もしかしてこれだけの為に外で待ってたのか? それにこれ、なんか手編みっぽいし。
俺「先輩……」
ツ「!? そ、それだけだから! じゃね! 別につけなくてもいいから!」
 あ。
 行ってしまった。
俺「……あったかいな。これ」

 それから寒い日にはなるべくそれを巻くようにした。もちろん嬉しかったからだけど、その日に限って先輩の機嫌は悪くなるようだった。
 後さんは先輩か俺がマフラーをつけてるのを見るたびににやにやしている。
933('A`):2007/02/07(水) 04:54:13 0
>>932
GJ
後たのしそうだなw
934('A`):2007/02/07(水) 23:15:43 0
gj
そろそろ新スレの季節だにゃー
935 ◆uI6TiFLZos :2007/02/08(木) 00:27:34 0
>>922の続き

「今日はこれで帰ります」
唐突に現れ、堂々と変な事を宣言して行き、そして颯爽と私の前から彼が去った
そこには、彼の言葉の意味を反芻しつつも理解出来ない私と、今までの会話を聞いていたのであろうあいつが残された
「・・・え、と・・・悪い、いまの話聞いちゃって・・・」
まったく感情のこもっていない声で私に話しかけてくる
「・・・ほんと、悪かった。・・・今日は、やめとくな・・・」
くるりと踵を返し、私に背を向けて去ろうとする
「・・・ちょ、ちょっと待ちなさいよ!」
私は慌てて止めた・・・が、なぜ止めたのかわからない
ただ、このまま帰したら取り返しのつかないことになりそうな気がしたのだ
「・・・ま、待ちなさいよ・・・」
しかし咄嗟に止めたのはいいが、言葉が何も見つからない
そもそも、なんで私はこいつを止めたんだろう?
さっきの話を聞いたんでしょ?
だったら、何か言いなさいよ
前に私をナンパした男には突っかかって行ったくせに、なによその態度は?
なんで帰るのよ
なんで・・・何も聞かないのよ?
「・・・ほんと、ごめん。聞くつもりは無かったんだけど・・・」
なんでそんな顔してんのよ
「そ、そんなの別にいいわよ」
よくないわよ!と心の中で叫ぶ
どうして私は、こんな時にまで素直になれないのだろう
「・・・」
「・・・」
気まずい沈黙が訪れる
なんでこいつは何も言わないの?
なんで私の目を見ないの?
なんで何も注文してこないの?
いつものセットを食べに来たんでしょ?
なんで立ったまま何も言わないのよ?
なんで・・・少しでも早くここから去ろうとしてんのよ・・・
「・・・俺、今日は・・・サイフ忘れたから、諦めるな・・・」
下を向いたまま、こいつは私に背を向けて、ドアを出て行った
結局、一度も私の顔を見ることはなかった
「・・・なによ、なんなのよ・・・。・・・なんでよ・・・、・・・ばか・・・ばかっ・・・!」
その場にいるのが辛くなった私は、仕事中だという事を忘れてスタッフルームに走った
・・・どの道、この顔では接客なんて出来ない
私は早く人目の無いところへと急いだ
936('A`):2007/02/08(木) 00:33:18 0
ぜっとぉ……。
なによ。べ、別に寂しかったわけじゃ……グス。

GJ
937 ◆uI6TiFLZos :2007/02/08(木) 00:44:20 0
>>私は早く人目の無いところへと急いだ

なんだこの文は・・・
文章の推敲はしっかりすべきだと思いました
本当にすみません
こっちでお願いします↓

>>私は一刻も早く人目の無いところへと向かった
938('A`):2007/02/08(木) 00:56:30 0
↑なんかよけい変になってないか?
普通に「急いで」とか「そそくさと」で良いと思う。

なんにせよ、GJ
939('A`):2007/02/08(木) 08:56:43 O
早くと急いだが被ってるからじゃね?頭痛が痛いみたいな。感感俺俺みたいな。
940('A`):2007/02/08(木) 16:43:35 O
浮上
941('A`):2007/02/08(木) 18:11:14 0
まだあったのかこのスレ
942('A`):2007/02/09(金) 08:30:56 0
出社したらCAMが壊れてた
なんてこったい・・
943('A`):2007/02/10(土) 07:33:53 O
あげ
944('A`):2007/02/10(土) 19:59:22 0
保守
945('A`):2007/02/11(日) 00:48:59 0
『遊星からの物体J』

私は宇宙人ジョーンズ。
この惑星の住人を調査するため、マクドナルドで働いている。
この星の住人たちは自分の気持ちを素直に伝えようとしない。
それはお互いにとって不幸なことだ。

ツ「アンタまた来たの?他に行くとこないワケ?」
喪「うるせえな人の勝手だろ」
ツ「いつも一人で来て一人で食べて、誰もいない部屋へ一人帰っていくのね…」
喪「ほっといてくれる?」
ツ「ふ、なんて寂しい人生……やあね、モテない男って」
喪「やかましわ!」
ツ「ま、来たけりゃ好きなだけ来れば?……まぁその、なんて言うか…」

しかし、この惑星のツンデレは――

ツ「あたしが……ま、待っててあげるから」

――かわいい。

このろくでもない、すばらしい世界。
946('A`):2007/02/11(日) 01:56:20 0
>>945

GJ!!
947('A`):2007/02/11(日) 02:04:50 0
>>945の才能に嫉妬
948('A`):2007/02/11(日) 12:23:33 O
いい着眼点だ。マクドでぎこちない接客してる
トミーリーが目に浮かぶww
949('A`):2007/02/12(月) 00:42:57 O
あげ
950('A`):2007/02/12(月) 01:01:48 0
『司祭が殺された日』

営業日誌  店長 大塚あきお

2月14日 今日は全国的に快晴のバレンタインデーと相成った。
      ツン君、口では「興味ない」
      しかし更衣室のロッカーに手作りと思しきチョコを隠しているのを肉眼で確認。
      後っちゃん君と二人でほくそ笑むも、“彼”来店せず。

2月15日 「今日こそは」とツン君はりきって仕事に臨む。
      ツン君、一日中そわそわ。私も後っちゃん君もそわそわ。
      客が見せに入ってくるたび、全員でレジに殺到した。
      しかし、結局“彼”は来ず。
      客がドン引いただけの結果となった。

2月16日 どうしたことだ、“彼”が今日も来ない。
      ツン君、一日中ぼんやり、うわの空。
      私も後っちゃん君も仕事に身が入らない。
      スタッフ全体に脱力感が蔓延する。

2月17日 “彼”来ず。仕事やる気しねー

2月18日 私用で外出した際、“彼”が素直クールちゃんと歩いている現場を目撃。
      怒りがふつふつと沸き上がる。
      CQCしてやろうかとも思ったが、ここは自分を抑え、ストーキングに移る。
      ……そこで特派員が見たものは!?
      以下次号。

2月19日 “彼”、とうとう来店する。
      ツン君、あからさまに冷たい。後っちゃん君が“彼”にくってかかろうとするも取り押さえる。
      “彼”、首をかしげながらもツン君に例のブツを差し出す。
      「誕生日おめでとう」
      ツン君、泣く。
      後っちゃん君も泣き出す。
      私も声を出して泣いた。
      この数日間、売上は極端に落ちたものの、それよりもっと大事なものを私たちは得たと思う。
      私はそれで満足だ。



エリアマネージャー(上司)からの一言:まじめに仕事しろ。
951('A`):2007/02/12(月) 03:01:54 0
>>950
GJ

かゆうまかと思った
952('A`):2007/02/12(月) 03:54:36 0
Feb. 21st、2007

つん つん ばいと きた
ばれんたいんで ちょこ
でれっ  です

    4

つん
でれ
953('A`):2007/02/12(月) 04:50:17 O
まだ続いていたのか…2005年からあるな
954('A`):2007/02/12(月) 04:54:47 0
2月14日
ツ「………(どきどき)」
俺「ん? どうかしたの?」
ツ「べ、別にどうもしないわよ。……さ、寒いから上着貸して」
俺「あ、うん。ごめん。気づかなくて」
ツ「ま、まったく……気が聞かないわね」
 ごそごそ
ツ「(かぁぁ)」

俺「さて、それじゃあ俺、家こっちのほうだから」
ツ「ん……これ、上着返す」
俺「ああ、サンキュ。じゃーまた明日お店行くから」
ツ「……ん。
  ……待ってる(ぼそっ)」

翌日
ツ「ありがとうございましたー。……ふぅ」
後「………」
ツ「………(そわそわ)」
後「……もしかして先輩って」
ツ「? どうしたのよ突然」
後「バレンタインにチョコを面と向かって渡せないタイプですか?」
ツ「!? な、なによいきなり!」
後「いえ。ただ、なんとなく。例えば下駄箱にこっそりチョコを入れておいて、それとなく自分とわかる手紙を残しておくんだけれど、翌日本人に問われても、送り主は自分じゃないと照れ隠しに嘘をつきつつ、心のなかではやきもきするタイプかなーと」
ツ「な、なんでなんとなくとか言いながら変に細かいのよ! 違うわよ! あたしは……」
後「あ、いらっしゃいませー」
俺「や、こんにちは」
後「いつもの用意しますねー」
ツ「………」
俺「あ、あのさ」
ツ「な、なによ」
俺「昨日ジャケットのポケットにチョコ入ってたんだけど……ツンがくれたの?」
ツ「!? な、なんのことよ……それはわたしじゃ……っ!」
後「(にやにや)」
ツ「っ、だ、だったらなによ! い、言っておくけど義理だからね!」
俺「う、うん。………ありがとう。おいしかったよ」
ツ「………ふん」
後「せんぱーい? 顔が赤いですよ?」
ツ「!? あ、赤くなんかないわよ! ただの義理って言ってるじゃない!」
後「やだなー、わかってますよー」
ツ「だ、だから違うって……わ、笑うな! わーらーうーなー!」
955('A`):2007/02/12(月) 08:22:44 0
核爆萌え

GJ!!
956('A`):2007/02/12(月) 23:50:15 0
>>945
そのままCMに使えそうだなソレわwww
957('A`):2007/02/13(火) 00:28:14 O
age
958('A`):2007/02/13(火) 00:58:40 0
メガマック食って以来マック行ってねーなー
959('A`):2007/02/13(火) 23:26:42 O
明日は年に一度の「アレ」ですね
960('A`):2007/02/14(水) 00:30:33 0
明日っていまさ!
961('A`):2007/02/14(水) 01:54:47 0
見た目はともかく予定通りの出来だな、ウン
…だからナンでオレが作ってんだろ orz
962('A`):2007/02/14(水) 04:03:40 0
ツ「ありがとうございましたー」
客「それでさ、明日のチョコのことだけど……」
ツ「……チョコ、か」
男「ん?」
ツ「別に」

ツ「ふうん。意外に簡単…なんだ」
ツ「甘党って感じじゃないよな……苦めにしとこ」
ツ「ん…まあ、見た目はともかく……予定通りの出来かな、うん」
ツ「……って。だからなんでアタシが作ってんだろ。……バカみたいだ。やめたやめた」

ツ「………」

14日
ツ「……ん。やる」
男「? あれ、これって」
ツ「うるさい。ここで開けるな。こっち見るな」
男「もしかして、ちょ」
ツ「黙れ。喋るな。にやけるな。くそっ。違うんだ。別にこんなつもりじゃなかったんだ。魔が差したんだ。くそ!」
男「あ、ありがとう」
ツ「ああもう! 礼を言うな近付くな嬉しそうにするなそんな目でアタシを見るなぁ!」


>>961に萌えて書いた。
後悔はしていない。
963('A`):2007/02/14(水) 05:21:35 0
クーデレっぽいツンもナイス!
964('A`):2007/02/14(水) 20:42:50 0
私は宇宙人ジョーンズ。
この惑星の住人を調査するため、マクドナルドで働いている。
この惑星には、女性が愛する人に甘いお菓子を贈る記念日がある。
男たちはその数で一喜一憂している。実に愚かしい。

喪「フ…所詮俺には縁のない日さ…」
ツ「なにイジけてんのよ」
喪「もはや諦観の境地です、ハイ」
ツ「…ったく。どうしようもないヤツね。……ほら」
喪「え…?コレくれんの?」

しかし、この惑星のチョコレートは――

ツ「可哀想だからあげるわよ。……ぎ、義理なんだからね?」

――欲しい。

このろくでもない、すばらし――

「富入さん。――はい、コレ」
「……アリガトゴザイマス…」

――店長がくれた。

このろくでもない、ちょっとキモチワルイ世界。
965 ◆uI6TiFLZos :2007/02/14(水) 22:27:06 0
ツ「・・・」
俺「・・・なんで接客してくれないの?」
ツ「う、うるさい!」
俺(あれ?俺ってお客様だよな?)
ツ「そ、そんな事より、今日は何にするのよ?」
俺「んー、ちょっといつもより腹減ったからな・・・」
ツ「え!?チョコ!?」
俺「は?」
ツ「え?」
俺「・・・」
ツ「・・・」
俺「・・・あの」
ツ「うるさい!」
俺「え?あ、ごめん・・・」
ツ「あああ謝んないでよバカ!」
俺(どうしろと?)
ツ「そんなに欲しいんだったらあげるわよ!」
俺「へ?」
ツ「それでも食べて虫歯になれ!バカ!!」
ダダダダッ・・・バタン!
俺「・・・注文は?」


店長「若いねー」
後「もう若いとか関係無しに、ただただ可哀相ですね」
966('A`):2007/02/14(水) 22:39:17 0
ツ「鬼はァー外ォーッ!福はァー内ィーッ!」
喪「ちょ、痛い!何ぶつけてんの。節分はもう終わったろ?」
ツ「今年はまだやってなかったからいいの。疫病神を追い出すのよ!」
喪「疫病神って俺かよ?……痛ッ!」
ツ「鬼はァー外ォーッ!うらうらもっと喰らえ!福はァー内ィィーッ!!」
喪「痛いっつの!」

後「センパイが投げてるの…麦チョコっスねぇ…」
店「床を散らかさないで欲しいなあ」
後「あ!拾わせて食べさせてる!いくらなんでもちょっとヒドイ!」
店「飲食物持ち込みは厳禁なんだよねえ」
後「……てんちょ。他に言うことないんスか?」
店「チョコちょうだい」
後「………」
ジ「チョコクダサイ」
後「お前もかよ」
967('A`):2007/02/14(水) 22:43:19 0
そう言えば今日が誕生日って住人いなかったか?
968961:2007/02/14(水) 22:46:56 0
ウチにウィスキーがあったから、ゼリーにしてチョコの中入れてみた

…違うぞ?誰かに渡すつもりじゃなくてだな
ホントにウィスキーをどうしようか考えただけだ
あと時期が時期だったから「ウィスキーボンボンにしよう」って考えただけで…
作ったこと無いから全部テキトーなんだ

だから萌えられてもな?その…もぅいいよ自分で食うよ どうせ味見もしてねェんだから
969('A`):2007/02/14(水) 23:21:07 0
>>967
なつかしいな。確か2月15日だったはず。
元気にしてるんだろうか。
970961:2007/02/15(木) 02:04:23 0
ホラやっぱり初めてでうまくいく訳無いんだよ
チョコは硬いし口どけ悪いし…ココアふりかけたって誤魔化しきれねぇよ
折角入れた中のゼリーだって小さすぎて味しないもんな
だから今度は

…いやいやいやいやオカシイだろ
なんで次も作るつもりになってんだよ 大体なんだよ「次」って
そうだよオレが食うんだよ 材料もまだ余ってるしな

…スマン ツンデレでもなきゃマック全然関係ないよな
971('A`):2007/02/15(木) 05:21:14 0
宇宙人ジョーンズが何気に流行ってるなw
972('A`):2007/02/15(木) 07:51:19 O
>>967
俺ですw
みんなお久しぶりです。
973('A`):2007/02/15(木) 16:01:38 O
age
974('A`)
>>972
ふん!あ、あたしが言ってあげなきゃどうせアンタ
誰にもお祝いなんて言ってもらってないんでしょ!
それがちょっと可哀相に思っただけなんだからね!
いい?仕方なくなの、仕方なく!
それだけの事なんだから勘違いとか、ましてや
へへ、変な期待とか(カァァァァ)す、するんじゃないわよ!
わかったらさっさとあっち向きなさいよ!は、恥ずかしいんだからね!

…そ、その…お、お誕生日…お、おめデト…