【小説】リア消だったら誰に告ってた 第4章【キッズ】
1 :
名無し募集中。。。:
2 :
名無し募集中。。。:05/02/05 18:19:41 0
熊井を殴ってただろう
グーで
こんな感じで
4 :
名無し募集中。。。:05/02/05 18:22:59 0
5 :
名無し募集中。。。:05/02/05 18:24:22 0
乙
6 :
名無し募集中。。。:05/02/05 18:28:51 0
前スレで最後の更新貼るっていってた奴だけど
とりあえず自分で貼るよ
まとめサイトあるから確かにあまり意味無いと思うけど・・・
7 :
名無し募集中。。。:05/02/05 18:32:23 0
>>1 一番いい形にしたと思う
乙です
後、暗黙の了解で作品名以外のコテは禁止の方向で
8 :
名無し募集中。。。:05/02/05 18:33:15 0
あらすじキボンニュ
>>6 全部やるなら前スレ更新なかったリア消募集中タンのも頼む
【秘密国家公務員】
「しまったな、私らしくない」
友理奈は、苦境に立たされていた
山崎の身辺を洗っていたのだが、自身がつけられていたとは誤算だった
「あなたの人生最大の失敗は、ここで私にあったことね」
その女は友理奈に対峙している。慎重は友理奈より10センチ以上高そうだ
友理奈は、全てにおいて圧倒されていた
(この人、強い・・・)
本能が恐怖した、鳥肌が立ってきている
「よかったら、名前を聞かせてくれない。」
「処分される人間に名乗ることも無いわ」
そういって、間を詰めてくる
危ない!と思ったときには友理奈の鳩尾にアッパーが入っていた
気を失う友理奈、崩れ落ちる
「秘密国家公務員、大した事無いわね。佐紀、桃子、次はあなた達よ」
ZYX最後の一人、梅田えりかは呟きながら、友理奈を抱えて去っていった
【恋愛シミュレーション21】
俺は、杉山の近くに歩いていった。
杉山「・・・負けた、また負けた。」
俺「杉山・・・」
俺はそういうと、手を差し伸べた。
杉山「なんのつもりだよぉ・・・うぅう」
俺「握手だよ。いい試合だった。俺もお前も・・・最高に楽しめたぜ。」
杉山「うるせえうるせええ・・・」
こりゃ、それどころじゃねえな。
俺は手を引いた。そして立ち去ろうとした
杉山「まてよ。」
俺「ん?」
杉山は俺を止めた。
杉山「俺の負けだよ。だがな、だが・・・今度は負けねえ。」
そういうと杉山は俺の前に手を出した。
俺たちは握手した。がっちりと・・・
パチパチパチパチ・・・・
それを見ていた、雅が拍手を始めた、つられてクラスメイトが拍手する。
男の友情を確かめ合った瞬間だった。
雅のチームの試合を観戦した。雅は何をやっても絵になる。
隣のコートの菅谷がこっちをみていた。おそらく、雅に見とれてるんだろう。
でも、実際やまなりのボールがヒョロヒョロコートを行き来するだけ。
まあ、こんなもんだろうな普通
試合は雅のチームが勝った。そして俺たちの体育の授業が終わった。
【新連載2(仮)】 (リア消氏作品)
「あっ、あぅ、あぅぅ」
ふと見ると妹の梨沙子が口をパクパクさせている。
「んっ、どうした梨沙子?」
「みっ、みっ、みや、みやっ」
「あぁ、雅だ。だからさっき言っただろ、クラスに転校してきたんだって」
「○○君の妹さん?」
雅がそう尋ねてくる。
「あぁ、梨沙子ってんだ」
「梨沙子ちゃん、夏焼雅です、よろしく」
雅に挨拶されて梨沙子はますますテンパってしまった。
「あっ、あうっ、梨沙子ですっ。わたっ、私、雅ちゃんの大大大ファンでっ、あのっ、そのっ、あばば」
「応援してくれてありがとう」
雅に笑いかけられて、梨沙子は真っ赤になってうつむいてしまった。
「ふふっ、じゃあ行きましょ」
雅が梨沙子の手をつかんで歩き始める。
困り果てた梨沙子は助けを求める様に、空いた方の手で俺の手をつかんできた。
くそっ、再び三人でお手手繋いで歩かなきゃいかんのか。もう学校も近いってのに・・・
ふと見ると桃子と清水がぼーっと突っ立っていた。
「何してんだ、おまえらも早くしないと遅れるぞ」
とりあえず声をかける。
「あっ、う、うん。桃ちゃん、行かなきゃ」
清水が何故か気を遣うようにして桃子に声をかける。
「あっ、そっ、そうだね」
桃子も我に返って歩き出す。
「何だ、ボーっとして。さっきまであんなに怒りまくってたのに」
「・・・、別に本心から怒ってたわけじゃないもん」
桃子の声に何か冷たいものが含まれてる気がして、思わず横を歩く桃子の顔を見たが
その表情からは何も読み取れなかった。
ほんとに意味無いかもしれないけどorz前スレが埋まったら残り作品やります
作者さんが書き始めの時にレスアンカー付けてくれれば幸い。。。
(優しい恋はキリがいいから省略)
14 :
名無し募集中。。。:05/02/05 18:57:45 0
>>13 いいよ、頑張れ
このスレはよほど変なことしない限りは寛容だから
>>12を書いていたリア消です。
まことに言いづらいんだが、同時期に始めたエロスレでの連載が
かなり長期化しそうなので、更新できそうにないです。
俺のは無視しておいて下さい
16 :
名無し募集中。。。:05/02/05 19:12:50 0
>>15 気長に待ってるからそのうちカムバックしてねノシ
>>15 あのとぼけた雰囲気が好きだ
このスレも先が長そうだし他での連載終わるまで残ってたら是非続きを
携帯から保全
今夜も眠れない夜になるのかな?
ほ
21 :
名無し募集中。。。:05/02/05 22:37:58 0
負けない
まとめサイトにバナーができてるw
23 :
名無し募集中。。。 :05/02/05 22:59:01 0
今から前スレからあらすじをコピペするからちょっと書き込み控えてちょうだい
24 :
名無し募集中。。。 :05/02/05 23:02:20 0
【優しい恋の育て方】(通称「学校編」連載中
幼馴染の千奈美、大人びた夏焼、小悪魔桃子、赤いメモ帖の熊井、敵意剥き出しの菅谷・・・・・・女心は難しい
〜八景島デート〜
2人っきりのデート中、思わせぶりな態度を取る夏焼。俺たちの過去に一体何が?
〜私とあなたとあなた〜 【T】
睡眠不足の清水を救え!俺と須藤の『ファイポ』が立ち上がる!
〜私とあなたとあなた〜 【U】
誰よりも優しくて、弱い・・・・・・・・・石村が語った桃子の秘密
【修学旅行編】
修学旅行で訪れた京都で、俺と、桃子と、千奈美と、茉麻と・・・・・・・・・・
【よく効く催眠術】
幼馴染の千奈美が、俺にかけた催眠術とは?
【プレゼント】
俺が熊井と仲良くなった日、そこにいた中島。その中島がバレンタインに・・・・・・・
【特命係 菅谷梨沙子】
平和なクラスに忍び寄る陰謀、アフォの子梨沙子が今、立ち上がる!
【強くなりたいとゆいたい】
ちっちゃい俺とでっかい須藤、俺が強くなりたい本当の理由は・・・・・・・・・・
25 :
名無し募集中。。。 :05/02/05 23:03:22 0
【王子様と2人のお姫様】
桃子宛のラブレターを、俺は石村に託した。そこから始まる俺と、桃子姫と、舞波姫の友情の行方は?
【舞波短編】
私は舞波、私のパパはすっごいのよ!
【秘密国家公務員】連載中
学校の治安を守る秘密国家公務員、清水佐紀の前に立ちふさがるかつての仲間、ZYXとは?
【恋愛シミュレーション21】連載中
美少女揃いの俺のクラスにある日転校生、菅谷梨沙子がやって来て・・・・・・・・
【新連載2(仮)】連載中
ある日、うちのクラスにアイドルの夏焼雅が転校してきた。そして俺は彼女と仲良くなった
【蝉】(【プレゼント】のシリーズ)
夏休みのある日、俺は友理奈姉ちゃんの日記に名前が出てきた、野球部のエースと勝負した
26 :
名無し募集中。。。 :05/02/05 23:05:20 0
【セミ】(【蝉】の裏側、【プレゼント】のシリーズ)
夏休みのある日、野球部エースの僕は、片思い中の友理奈ちゃんの弟に勝負を挑まれる
【雪が降る季節に・・・】
転校生のめーぐると俺は、一緒に雪を見ようと約束するが・・・・・・・
【日本一の鈍感男】
鈍感な俺は、ちっちゃい清水に何度も何度も振られてしまうが、実はこれって・・・・・・・・・?
【ロボキッス】
ロボットのリサコは悲しい涙を流すか?『大好きのシルシ』で奇跡を起こせ!
【跳び箱】
跳び箱が飛べたら、僕はちっちゃい仲間の佐紀ちゃんに告白をするんだ
【友理奈となかさき続編】(【プレゼント】【蝉】続編)
サッカー部の俺と、中島。そして野球部の僕と、友理奈ちゃん。ぶつかり、すれ違う4人の気持ち
27 :
名無し募集中。。。 :05/02/05 23:07:28 0
【満月の猫】
満月の夜に拾った猫と、猫の飼い主の舞美ちゃんの秘密とは?
【ミステリー】(連載中)
アイドルが誘拐!?いなくなったのは、僕の幼馴染の徳永千奈美だった・・・・・・・・
【だんしじょし】(連載中)
目が覚めたら小学生に戻ってた俺は、歴史を変えることができるか!?
【手を握って歩きたい】
ぐにゃぐにゃの幼馴染、りしゃこ。りしゃこの仲良し、雅。りしゃこと同じ顔の転校生、詩子。俺の夢は実現するか!?
【小児病棟】
シュズツのために入院した僕は、隣のベッドの女の子みたいなチサトと仲良くなった
【おつかい】
山奥で出会った謎の少女、梨沙子。彼女の言う「おつかい」とは・・・・・・・・・?
28 :
名無し募集中。。。 :05/02/05 23:11:27 0
【ギャンブラー】
ポーカーで巻き上げた俺の金を返してきた桃子が、俺に持ちかけたギャンブルとは?
【妖精の奇跡・アイリーンの1週間】
妖精アイリーンと過ごした素敵な1週間と、悲しすぎる別れ・・・・・・・ティッシュorハンカチ必須
【少女】
妻と娘を亡くした私が、繁華街で出会った謎の少女、舞ちゃんの目的と正体は・・・・・・?
【一輪車】(【蝉】続編、【プレゼント】のシリーズ)
スポーツ万能の俺が、一輪車で負けてしまった相手は、ちっちゃくて、ちょっと頼りない萩原だった
【再開】
ふらりと立ち寄った母校で、私は熊井さんと再開するが・・・・・・・・
【下宿編】(連載中)
両親の都合で僕は裕子おばさんの家に預けられたが、そこには僕と同い年くらいの女の子が何人も下宿していた
【夏休み】(連載中)
夏休みが始まる。僕と友理奈、千奈美、玉田の4人で行くプールで・・・・・・・・・
【罰ゲーム】
夢か幻か!?桃子ちゃんの告白は罰ゲームだったけど、俺はあの時の桃子ちゃんの笑顔を信じたい
ミステシーの連載中を外すの忘れたorz
30 :
名無し募集中。。。:05/02/05 23:19:14 0
まとめサイトの人、罰ゲームなんだけど途中で切れてる箇所があった
来る訳の無い桃子ちゃんが
↓
来る訳の無い桃子ちゃんが来た
これは夢だ
31 :
名無し募集中。。。:05/02/05 23:20:45 0
乙!
あらすじだけでもドキドキできるね
【だんしじょし】
その後、石村は夏焼とそのパートナーの男子を支えながら出てきた。
夏焼もパートナーの男子も、相川と同じく顔を真っ青にしていたが
石村だけはけろっとしていた。
「石村、無事だったのか」
「うーん、あんまり怖くなかったよ」
「そっか・・・」
普段はおとなしくしている石村だが、こういうことには強いらしい。
「佐紀ちゃんはまだしも、会長まで走って逃げちゃうんだもん。 情けないなあ」
「だからそれは清水が・・・」
「はいはい、言い訳無用! 次行ってみよ〜」
嗣永が元気に歩き出した。
俺があの人形にひるんでしまったのは確かだ。
情けないのは俺の責任だが、こんな時に記憶が戻らないのもしゃくだった。
「次は、もうちょっと楽しいのがいいね」
清水が笑顔で話しかけてきた。
「だな」
その笑顔に少しだけ救われた気がした。
【下宿編】
「あ、あの、その・・・」
須藤は雰囲気に耐え切れなくなったのか
「変な事聞いてごめんなさい、帰ります」
急に鞄とコートを持って小走りに出て行った
残された僕は、開いたままのドアを見つめていた
何か、変わった子だな須藤って・・・
届けに来てくれたというプリントは何処にも見当たらなかった
ふと時計を見ると午後4時半である
僕、丸一日位寝てたのか
少し調子が良くなったので顔でも洗おうと洗面所に向かってると
友理奈ちゃんが帰ってきた
手には近所のスーパーの袋を提げていた
僕の顔を見て躊躇していたが、意を決したのか
「これ、あげる」
そういって、腕を一文字に伸ばして僕に渡してくれた
中にはみかんが一杯入っていた
風邪にはみかんが一番だ
「ありがとう」
しかし、既に友理奈ちゃんは返事も無く階段を上っていた
う〜ん、まだ打ち解けてくれない
【夏休み】
玉田とパンフレットの情報によると、
今回僕達が行くのは屋内と屋外が両方ある大きなプール施設で、レストランや銭湯もあるらしい。
玉田曰く、二人乗りの浮き輪で滑るウォータースライダーと飛び降り用のプールが今回の作戦のミソだとか。
「とりあえずウォータースライダーには俺と友理奈ちゃんで乗るだろ。そんで俺が一番高いところから飛び降りて見せると。
そうすれば友理奈ちゃんもきっと『玉田君ってステキ!』みたいな感じになると思うんだけど…どうかな?」
「よく分かんないけどいいんじゃない?」僕はパンフレットのアトラクション案内を見ながら答えた。
「○○は俺を応援してくれるんだよな?」玉田が真剣な顔で聞いてくる。
「もちろんだよ。お前も俺と愛ちゃんの事応援してくれよ?」
「え?う〜ん愛ちゃんはお前には雲の上の人だからなぁ…」
「いや、まあそうなんだけどさ…」本当にそう思う。愛ちゃんとはほとんど話した事が無い。
「真に受けんなよ!お互い頑張ろうぜ」
僕達はニヤつきながら握手した。これが男の友情というものか。
玉田は燃えているし、この『波のプール』も高さ2mって書いてあるし、あと愛ちゃん…今年の夏休みは面白くなりそうだ。
でもなんか胸に引っかかるものがあるような気もした…
【タイトルみてい。。。】
日が暮れて、いつものようにピアノ教室へ向かう。歩いて数分で行ける、個人教室だ。
教室は目前という所までさしかかった時、そこの門から同い年位の女の子が出て行った。
(なんかお嬢様っぽい感じ… ピアノ弾くのもさぞ似合うんだろうな。)
そんな事を考えながら玄関へと向かう。
「こんばんは、失礼します。」
教室へ通され、ピアノの前へ腰掛けると先生の指導のもとに練習を始める。
長いことやっているオバチャンなので教えるはすごく上手い、
こんな事はもちろん先生に言えないけど…。
教本を使って指のトレーニングをしていると時間はあっという間だ。
ただ耐え忍ぶばかりの地味な訓練だけど、これの積み重ねで華麗な演奏ができるようになるって訳。
練習が終わると、帰宅する前に先生としばし閑談。
ピアノの話題なんかはする人もわずかなので、先生と話すのは楽しい。
「今日、ウチの教室に新しい子が入ってきてね、矢島舞美ちゃんて言うんだけど
最近引っ越してきて、あなたと同じ学校で同級だそうよ。」
「さっき、ちらっと見ました、学校じゃまだ見かけてないですけど。」
「ピアノもあなたと同じ位上手なのよ、それに… すごくカワイイと思わない?」
「えっ?えぇ、まぁ…。」
「随分素っ気ない返事ね、あなたもああいう子と仲良くできたら今よりもっと
ピアノが楽しくなるんじゃないかな、なんて思ったんだけどね〜。」
「そんな事言われましてもどんな子か知らないですし、同じ位の腕前なら好敵手としてみた方が…。」
ヤレヤレといった素振りをしてみせる先生。
矢島舞美か… 女の子としてどうかは置いといたとしても
同じピアノ弾きってところは興味をひくな、どんな子なんだろう?
只今大好評連載中の作品一覧
【優しい恋の育て方】
【秘密国家公務員】
【恋愛シミュレーション21】
【新連載2(仮)】(長期休載中)
【だんしじょし】
【下宿編】
【夏休み】
【タイトルみてい。。。】
まだまだ、新作じゃんじゃか募集中!!
37 :
名無し募集中。。。:05/02/05 23:39:50 0
乙
乙
39 :
名無し募集中。。。:05/02/05 23:51:49 0
そろそろ、修学旅行編の作者復活しないかな〜
各作品の作者名を明らかにしてほしい
下宿編が修学旅行編の作者っぽくない?
古い言いまわしが多いから
でも跳び箱の作者ぽくも感じる
42 :
名無し募集中。。。:05/02/06 00:05:40 0
学校編の人は雪が降る季節に…だけかな
他にも短編書いて欲しいな
43 :
名無し募集中。。。:05/02/06 00:08:00 0
書いたら本編が遅れるけど・・・w
それでもいいですか?w
44 :
名無し募集中。。。:05/02/06 00:09:34 0
非常に迷う選択だなぁw
結局は作者さんの好きなようにでいいんじゃないですかね?
45 :
名無し募集中。。。:05/02/06 00:10:08 0
46 :
名無し募集中。。。:05/02/06 00:12:26 0
ヒロイン役が多いのって
千奈美
桃子
友理奈
キャプテンって感じかな
案外、りしゃこが少ないな
>>1 乙
>>30 ホントごめんなさい・・・
バナーは暇つぶしに作っただけなので
重いんだよ無駄なもんつけてんじゃねぇクソ氏ねって感じだったら消します・・・
新作は佐紀ちゃんで是非!
48 :
名無し募集中。。。:05/02/06 00:14:17 0
いやいや俺のサイトじゃなくてこのスレのサイトだし
なるべく住人の意思を尊重しますよ
50 :
名無し募集中。。。:05/02/06 00:18:19 0
>>49 お願いだけど、前スレの終わりの方の荒しは全部あぼ〜んでお願いしたい
988-999をあぼーん?
52 :
名無し募集中。。。:05/02/06 00:21:07 0
うん、どうかな
あっても意味ないし
53 :
名無し募集中。。。:05/02/06 00:23:59 0
今日は作品は来ないのかな?
う〜ん・・・せっかく新スレなのに〜
このスレは次スレに移るタイミングが難しいね
これでいいかな?
ローカルファイルを手直しだからもうきついです・・・
ってかhtml化したのってみんなみてるの?と疑問が・・・
>>55 しょっちゅう見る
自分でも保存しているけどIE使った方が全ログまとめて見るには便利
57 :
名無し募集中。。。:05/02/06 00:44:07 0
そうなんだ、役に立ってるようで何より
おかげでもうすぐアクセス5000ですよ
☆新スレ記念用 適当に作った作品でございます☆ (製作時間 だいたい15分)
43は軽く言っただけで〜^^;
時間とアイデア出来たら〜そのうち作ります。
【オレンジ色の時間】
「あー!あー! 聞こえますか!?」
「・・・・」
「ね〜? 聞こえないの〜!?」
「・・・・」
「・・・・伝わらないのかな??」
「・・・・」
「・・・夏焼雅は君の事好きだよ〜」
「・・・・」
「なんてね・・・ も〜! どうして伝わらないんだろう・・・」
「夏焼!!」
「わっ!! びっくりした〜!!」
「忘れ物を取りに教室に戻ったら・・・人影があったから・・・夏焼か〜」
「も〜!驚かさないでよ!! 放課後はスグに家に帰らないとダメなんだぞ!」
「・・・夏焼もだろ・・・ところで、さっきから机に座って何を言ってたの? それに、そこって俺の席じゃないの?」
「あ〜・・・ちょっと、この席から見た教室の風景も見たくて・・・」
「ふ〜ん・・・」
「・・・私が喋ってた言葉・・・聞こえてた?」
「えっ・・・聞こえない事にしとく・・・」
「えっ・・・聞こえてたの!?」
「いや、本当は全然。 で、何を言ってたの?」
「・・・さて、帰ろっか」
「ちょっと、何を言ってたんだよ!!」
「・・・あの夕日を、あと1時間沈ませなかったら教えてあげる♪」
「そんなの無理じゃん・・・」
「そう。 無理だから・・・夕日が沈む前に帰ろっ♪」
できるなら、何時間でも夕日を沈ませないで・・・夏焼と一緒にいったいっての・・・
61 :
名無し募集中。。。:05/02/06 01:03:01 0
>>34 そして約束の日。日差しが強く、晴天だ。
僕と玉田は待ち合わせの駅にいた。
「ちょっと早かったかな?」コーラを飲みながら玉田が言った。
「うん。あ、でもあいつら来たぞ」
千奈美が走ってこっちに向かってくる。友理奈はその後ろをニコニコしながら歩いてきた。
「おーい待ったぁー?」友理奈が大声で言った。
「おい友理奈なに持ってきてんだよー?」僕も大きな声で返した。
友理奈は二人は入るであろう大きな浮き輪を体に通してきたのだ。
「だってあたし泳げないって言ったでしょ?それにウォータースライダーもあるんだって!」友理奈は手に何か冊子を持っている。
「あれ?何で知ってるの?」玉田が怪訝そうに聞いた。
「だってほら、これ」
案の定、友理奈が手に持っていた物は玉田が昨日自転車で30分かけて持ってきたパンフレットと同じ物だった。
「あちゃー…」僕は小声で玉田を小突いた。
「そんな事よりそっちはなんか遊べるもの持ってきてないの?」
千奈美はバッグから膨らます前のビーチボールを取り出してみせた。
「ごめんなにも持ってきてないや…」玉田は申し訳なさそうに言った。
こんな事なら作戦会議なんかしないでそういうのを調達すればよかったのに…
「ま、いいから行こーよ!」
千奈美が玉田を引っ張る。
「ほらあたし達も行こ?」
小走りで前を行く玉田と千奈美を見ながら、僕達も歩き出した。
62 :
名無し募集中。。。:05/02/06 01:07:16 0
「ここかぁー」玉田が言った。
もう昨日の事は無かった事になったようだ。
何はともあれ目的の場所に着き、僕達は更衣室へと向かった。
「ちょっとトラブルもあったけど、昨日の作戦は忘れてないよな?」
パンツを脱ぎながら玉田が言う。
「分かってるよ、でもさあ俺と千奈美はどうすればいいの?ていうか千奈美にこの事言った方がいいんじゃないの?」
「駄目だよ。友理奈ちゃんに言っちゃいそうだろ」
「千奈美はそんな奴じゃないと思うんだけどなぁ」
「いや、千奈美って実は俺の事あんまり好きじゃないような気がするんだよなぁ…」
「なんで?そんな事無いよ」
「だってあいつ俺が何をしても文句を言うような…」
言われてみれば、玉田が授業中先生に当てられて当然の様に答えを言うと千奈美が必ず「こんなの簡単ですから」、
もし間違うと「こんな簡単なのに」と言っている気がする。その割には千奈美本人が当たるとすぐ玉田に聞くクセに。
そういえばこの間、玉田が体育委員をやりたいと言った時も千奈美は「やだぁ、あたしもやりたいのに」とみんなの前で言って
玉田を素で凹ませてしまった事もあった。結局二人とも体育委員にはなったけど。
「う〜ん…それってさあ…」
「よし!行こうぜ」もう、玉田は新品のハイビスカス柄の海パンをなびかせ更衣室を出ようとしていた。
「お前の事好きなんじゃ…」玉田に僕の声は届いていないようだった。
>>60 ミヤビ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!!
番外編ってことでいいのかな?
64 :
名無し募集中。。。:05/02/06 01:15:48 0
玉田と千奈美、サッカーつながりで
確かにお似合いかもな…orz
65 :
名無し募集中。。。:05/02/06 01:18:57 0
>>61の下から4行目
>「ま、いいから行こーよ!」
↓
>「ほんと何にも考えてくれないんだから…ま、いいから行こーよ!」
にして下さい。。。
【プレゼント】も後ろから8行目
俺はその小さな左手に自分の右手を重ねそのまま歩き出した
→俺はその小さな左手に自分の右手を重ね、そのまま手を握って歩き出した
最初のスレに訂正が載ってたけど、反映されてない
【プレゼント】も、じゃなくて、の、だ
68 :
名無し募集中。。。:05/02/06 02:02:18 0
>>62 ロビーにはタオルを羽織った友理奈と千奈美が待っていた。
「なんで男のクセにあたし達より着替えるのが遅いの〜」
そう言いながら友理奈がこっちに向かってビーチボールを投げた。
「こんな所で投げるなよ…ん?」ビーチボールには空気が十分に入っていなかった。
「おいこれ空気が…」
「女の子だから出来ないの!やっといてよ」千奈美が言った。
「しょーがねーなー…はいよ」空気を入れて友理奈に投げ返す。
「さんきゅー。うわーパンパン!」友理奈はボールを落としてしまった。ボールは千奈美の足元に転がる。
千奈美はそのボールを玉田の所へ蹴り上げた。
「ほら玉田!上手いとこ見せてよ!」
「ちょ、ちょっと…」焦りながらも玉田は上手くリフティングする。
「すごーい!もっと!」友理奈は拍手をしながら玉田に言った。
「え!?よし見てろよー」そう言いながら玉田はヒールリフトを決めようとした。
しかし見事に失敗しボールはあらぬ方向に行ってしまう。
「やべっ」玉田が走って玉を取りに行く間、友理奈はくすくすと笑っていた。
「出来もしないのに調子に乗んないの!」戻ってくる玉田に千奈美が言った。
「ほら〜」と言った顔で玉田がちらっと僕を見た。わざと目をそらす。
ふと、思いついた。
そういえばボールって最初空気入ってなかったよな?
じゃあ途中まではあいつ等が…間接キス?
友理奈・千奈美どっちだ?
モヤモヤと考えていると、
「おい行くぞ?」玉田が不思議そうな顔で僕に言った。
「あ…はいはい」
まあ、今は玉田の作戦の事の方が重要だな…
きてるー
>>60 こんな話をさらりと書いてしまえるヤツが、うらやましくてしようがない。ヾ(`Д´)ノ〃
71 :
名無し募集中。。。:05/02/06 04:55:55 O
今日はないのか・・・・・
72 :
名無し募集中。。。:05/02/06 05:05:14 0
さっき書いたテキスト間違って全部消してしまった・・・
凹んだので今日はもう寝ます
73 :
だんしじょし:05/02/06 05:05:43 0
74 :
名無し募集中。。。:05/02/06 05:07:06 O
そ、そんな・・・・_| ̄|〇
うそーん
保全ついでに・・・ちょっと、そのまま保全もつまらないから〜
何となく(*´Д`) と、なりそうな小さな萌えシーンを小説を読んでる人も書いてみよう!!
(自己満でもいいんでw)
☆☆スタート☆☆
寝る前に、水色のペンをクルクル回しながら、今日あった事を思い出して手帳に書いてて・・・
アイツと一緒に帰った事を思い出して〜恥ずかしくなり『キャーッ!』って、机をバンバン叩く友理奈♪
川*>∇<)||ノシ バンバン☆ ←こんな感じ?
>>76 作者だけどネタがないから書いてみる
毎朝みんなに「おはよう」って笑顔で挨拶するちっちゃい中島
だけど俺だけいつも「こんにちは」
決して俺の顔は見ないで、でもうれしそうに「こんにちは」
時々、声が裏返って「きょんにちは」
バカにされてるのかな?って思うこともあるけど
中島に挨拶してもらうと、とっても嬉しい
明日も中島の「こんにちはちは」聞けるかな?
78 :
名無し募集中。。。:05/02/06 06:46:45 0
☆清水家の午後8時の風景
清水家では、私も外で働いてるので家族みんなが家事を手伝ってくれています。
お兄ちゃんはお風呂掃除とお湯貯め係で、妹の佐紀ちゃんは晩御飯の後片付け係。
いつも一番最後に「ごちそうさま」をしたあとに、
食卓と台所をトテトテと5往復してみんなの食べた食器を運び、
「佐紀用」と書かれた踏み台に乗って食器洗いをする佐紀ちゃんの様子を、
お父さんがお茶を飲みながら笑顔で眺めています。
どうでもいいけど最近キッヅの夢をよくみます
今日は梨沙子と海までドライブデートしてきました(;´Д`)ハァハァ
80 :
名無し募集中。。。:05/02/06 10:00:50 0
ほ
>>77 今読み返したけど最後の「こんにちはちは」でブチ壊し
orz
orrz
orrrz
82 :
名無し募集中。。。:05/02/06 11:19:47 0
>>60 >>78 両方とも萌えすぎ…
ァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!!!
わらた
84 :
名無し募集中。。。:05/02/06 13:14:25 O
ほぜむ
85 :
名無し募集中。。。:05/02/06 13:55:47 0
保全代わりのワールドカップ予選応援企画
(玉田編の作者サン、設定お借りします、すまぬ)
俺が待ち合わせ場所に行くと、千奈美は何だか本を読んでいた。
ボスッ
そんな千奈美の頭に、俺はサッカーボールをぶつけてやる
「いった〜、何すんのよ、玉田!」
怒って見せる千奈美には構わず、俺は質問を投げかける。
「何、読んでんだよ」
「タッチ」
千奈美は機嫌が悪いままそう呟く。
タッチ…、話には聞いたことがある。
双子の兄弟とその幼馴染の女の子を描いたラブコメディ漫画らしい。
確か、兄弟は野球をやってるんだよな…
「千奈美を甲子園に連れてって」
「はぁ?」
千奈美がいきなりわけのわからんことを言い出す。
「おっ、俺がボールをぶつけたせいで、ついに頭がおかしくなっちゃったのか。うっ、千奈美、すまねぇぇ」
そう言って泣き真似をする俺に、千奈美はまた怒った顔をして見せる。
「もう、違うわよ。漫画の中にそういうセリフがあんの」
千奈美はそう解説した。
86 :
名無し募集中。。。:05/02/06 13:56:54 0
>>85の続き
二人で歩いていると、千奈美がまたさっきの話を蒸し返してきた。
「あ〜あ、野球やってる彼氏がいたら、私もさっきみたいなセリフ言えたのになぁ」
千奈美はそう言ってためいきをついて見せる。
「玉田、あんたもサッカー辞めて、野球始めなさいよ」
「むっ、無茶言うなよ」
大体こいつは影響されやすいんだ。
ついこの前までは、スラムダンクの影響で俺を散々バスケの練習につき合わせておいて
今ではそんなことすっかり忘れさっている。
千奈美の不満げな様子は収まる気配も無い。
「サッカーには甲子園みたいなの何かないの〜」
「そりゃ国立とかあるけどさ…」
「国立?」
少し考え込む様子を見せた後で、千奈美が再び不平を漏らす
「だ・め〜、やっぱ甲子園の方がかっこいい〜」
がぁぁ、このミーハー女が!
「大体、何でサッカーなんてやってんのよ〜。野球の方が人気あんじゃん」
千奈美は何としても俺を野球に転向させたいらしい。
「いやっ、日本ではそうかもしんないけどさ。世界的に見ればサッカーの方がはるかに人気あんだぜ」
「そうなの?」
疑う千奈美に俺は色々と解説してやる。
87 :
名無し募集中。。。:05/02/06 13:58:37 0
>>86の続き
「4年に1回のワールドカップとかもう凄ぇんだから。ほんと全世界のチームで競うんだぜ」
俺の解説を黙って聞いていた千奈美が、ふいに声を上げた。
「それだ!」
「何だよ、それって?」
不審がる俺に向き直ると、千奈美はその言葉を口にした。
「千奈美をワールドカップに連れてって」
一瞬の沈黙の後、俺は思わず抗議の声を上げる。
「無理だっつーの!日本はまだワールドカップに出たことないんだぜ」
しかし千奈美は聞く耳を持たない。
「何よぉ、不可能を可能にするのが愛の力ってもんでしょ〜」
無茶苦茶言うな、こいつは…
「で、どうなのよ?連れてってくれるの、くれないの?」
こうなってしまうと、頑固なこいつが退くはずもない。
俺は仕方なく返事した。
「わかった、俺が千奈美をワールドカップに連れて行ってやる」
頑張れ玉田、頑張れ日本
もう既に保全では無くなってるな
>>87 すげえトリハダ!
最後の一行で、思いきり電気走った!
「今、俺はこの大きなグランドに立っている。千奈美、その垂れた目ひんむいて、オレのプレーよっく見てろよ!!」
そしてホイッスルが鳴った!
って解釈でいいのかな?
>>90 ええ人や…このスレは、ほんまにええ人ばっかりや… (ノД`)
…携帯から見れんけど…
92 :
名無し募集中。。。:05/02/06 15:58:24 0
最高だよアンタ
すげーみやすい!
ここの人たちは神だな
とりあえず収録終わったと思う
入れ忘れがあったらこのスレかメールでよろしく
あと、俺以外書き込めない設定になっているんでパスワード発行希望者も、もしもいたらメールちょうだい
96 :
名無し募集中。。。:05/02/06 16:29:59 0
>>94 えー?そうかなー、俺何もした覚えないし、いつROMってるだけなのに神だなんて・・・やめろよ恥ずかしいだろ、でも嬉しいよ
97 :
名無し募集中。。。:05/02/06 16:54:41 0
>>82 >>78だけど ;´Д` くれてありがとうw
初めて書いたけど、こんな短い文章でも言葉選んだりで作るのに20分ぐらいかかったし・・・
改めて作者さん達の凄さと大変さが分かった
作者さん達ありがとう、そしてこれからもよろしくm(__)m
98 :
名無し募集中。。。:05/02/06 17:10:52 0
99 :
90:05/02/06 17:14:17 0
とりあえず完成ってことでいい?
キャプテン多いね
梅田えりか(1)となってるのに読めね〜!と思ってたら、1レス目はスレタイ(テンプレ)だったのね…orz
とゆわけで、禿しく乙&蟻!
〜ちょっと予告〜
何とか新作を書き上げたので、今夜中には出せるはず?です^^;(出せなかったスマソ・・・)
今までの2つもかなり気に入ってるけど、作者的に今回が1番好きなのは内緒だw
>>90 凄すぎです!! 本当にお疲れ様でした!
102 :
名無し募集中。。。:05/02/06 17:22:14 0
>>99 乙!
「買っとけ」ワロタw
キャプテンはちっちゃくてでもマジメキャラで萌えネタにしやすいのかな〜
103 :
名無し募集中。。。:05/02/06 17:24:02 0
>>101 キタキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
予告編できたらプリィィィーーーズ!!!!!
105 :
90:05/02/06 17:32:21 0
>>104 それは・・・・・・・・舞波のイメージってだけで舞波って特定していないから・・・・・・・・・
どうしよう?
いれちゃえ
>>103 今回は予告編は無しで〜w
一応、お願いというか小さな訂正が^^;;
主人公達は5年2組で 愛理が5年1組という設定でしたが・・・
逆にしてくださいw
主人公達が5年1組で 愛理が5年2組でお願いします。
(まとめサイトの方には〜本当に申し訳無い訂正かもしれません ごめんなさい^^;)
108 :
名無し募集中。。。:05/02/06 17:52:52 0
>>107 【優しい恋の育て方】 です。
作品名いい忘れてた・・・すみません^^;
110 :
90:05/02/06 17:59:02 0
>>107 クラスに拘るってことは今回違うクラスの非べりが出てくるのかな?
日付変わって誕生日の人とか
日付の変わっちゃった誕生日の人 ハァ――――;´Д`――――ン!!!!
わくわく
舞美とマイマイと加護が同じ誕生日だとはじめて知ったにちようび………orz
115 :
名無し募集中。。。:05/02/06 21:26:30 0
>>68 ロビーを出て、まずは屋内プールへと向かった
「うわぁやっぱ混んでるねー」千奈美が言った。
「何からいく?」僕はボールを弾ませながら言う。
「まずはウォータースライダーでしょ!」玉田がすかさずそう返した。
「そ〜だな〜。行っちゃいますか?」僕達は友理奈達を見る。
ここまでは僕達の予定した展開だった。が、
「私は良いけど、友理奈はこういうの無理でしょ?」
「うん。あたし怖いからいいやー」
「じゃあなんでこんなでかい浮き輪持ってきたの?」玉田は泣きそうだ。
「みんながこれ乗ると思って持ってきたの!借りるのめんどくさいでしょ?」
友理奈は僕からボールを奪い取り、
「あたしここで見てるから3人で行っていいよ」と、自分の持っていた浮き輪を僕に渡した。
「でもあれ二人乗りだよね?どうやってペア組むの?」千奈美は痛い所を突いてきた。
「俺は乗らなくていいかな…」玉田はすっかり落ち込んでいる。
「なんでよ。あんたが乗ろうって言い出したんじゃない!」千奈美が玉田の背中を叩く。
思ってもいない状況に、僕はどうするべきかと考えていた。すると
「ピンポンパンポーン。××からお越しの○○様。お忘れ物がありますので至急ロビーまでお越し下さい」
アナウンスが僕を呼んだ。
「○○呼ばれてんじゃん!行って来なよ」千奈美が浮き輪を取って言う。
「じゃあ…」僕は玉田を見た。
「ウォータースライダーは私達で言ってくるからさ。ほら!」
しょうがないよな…
待ってくれよと言いたげな玉田を振り切り、ロビーに向かった。
116 :
名無し募集中。。。:05/02/06 21:31:36 0
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
117 :
名無し募集中。。。:05/02/06 21:34:26 0
僕は財布を落としていたみたいだった。
ロビーから戻ると、友理奈が一人で座っていた。
「あいつら行ったの?」友理奈の隣に座る。
「うん。ほら」そう言って指差した先には玉田と千奈美が長蛇の列に並ぶ姿があった。
「結構時間掛かりそうだな」
「うん…」
「どうした?元気ないじゃん」友理奈は俯いて、急に黙ってしまった。
「あのさぁ、これあんま言っちゃいけないのかも知れないけどさぁ」
友理奈が顔を上げて僕を見た。その顔に笑みは消えていた。
「なに?」僕はドキッとした。
「もしかしたら、分かってるかも知れないけど千奈美って玉田君の事、好きなの」
「う、うん…正直…薄々気付いてたかな…」
ここでそんな事を聞かされるとは思っていなくて僕は動揺した。友理奈は続ける。
「だから千奈美、その事玉田君に伝えたいんだって。でも千奈美っていっつも玉田君の事をさ、」
「いじめてるよな」
「はたから見たらそうかもしんないけど、千奈美はそんなつもりじゃないんだよ!?」友理奈が語気を強めた。
「分かってるよ。だから気付いたんだろ?」
「だったら協力してくれるよね?○○、玉田君と仲良いでしょ?誤解解いてくれるよね?」
「そりゃ…うん…」
「私だってウォータースライダー乗りたかったぁ」
「え?怖いんじゃないの?」
「玉田君と千奈美を一緒にするためだよ。昨日話し合って決めたの」
そうだったのか…僕達と同じじゃないか…
「外行こ!」友理奈は立ち上がった。
「え、でも」
「これも決めたの!私達はお邪魔でしょ?」友理奈は僕の手を掴んだ。
やばいなぁ…
突然の展開に僕は言われるまま友理奈についていくしかなかった。
玉田達を見ると、やっと順番が回ってきているようだ。
118 :
名無し募集中。。。:05/02/06 21:37:20 0
外はむわっとするような蒸し暑さだった。
「やだー焼けちゃう!」
友理奈はパラソルの立つ椅子に座る。僕もそこに腰を下ろした。
「お前元々焼けてんじゃん」
「ひどいっ、なんて事言うのー?」友理奈は僕の頬をつねる。
「ごめん。そんなつもりじゃ…」
「ふーん。じゃあ罰として、ジュース買ってきて?もちろん○○のおごりで!」
「えー?」ポケットを探ると、200円玉しか入っていなかった
「ほら早く!」
「分かったよ…まあ喉乾いたしな…」
僕は自動販売機へ向かおうとした。
「あたしが飲むんだからねー。ポカリねー」
いってらっしゃいと手を振りながら友理奈が言った。
「ほら」友理奈にペットボトルを放る。
「ありがとー。ってこれウーロン茶じゃない!」
「ポカリなんてなかったんだよ」
「それでもコーラとかあったでしょー?」
僕は元の位置に座り、ぶつぶつ言いながらも飲み始める友理奈を見た。
玉田の顔が頭に浮かぶ。そういえばあいつ等今どうしてるんだ?もうとっくに戻ってきているはずだ…
「なにじろじろ見てんの?飲みたいの?」友理奈が飲むのをやめた。
「そんな事無いよ」
「喉乾いたって言ってたしね。はい」
「でも…」
「なに?間接キスだとか思ってんの?さっきやったばっかじゃない」
「え?風船の事?」
「やっぱ意識してた?」
「ちょ、そんなつもりじゃ」
「分かった分かった。ほら飲みなっ」
そうかぁ。あれは友理奈だったのか…
119 :
名無し募集中。。。:05/02/06 21:40:49 0
ここまで萌えた
120 :
名無し募集中。。。:05/02/06 21:44:01 0
「ほら!」
友理奈がペットボトルを僕の口に押し付けようとする。ばっと避けた。
「ひどーい!」
「違うよ!いきなりだったから…」
「もう怒った。また罰だからねー」
「だからさー…大体もうお金ないよ…」
「決めた!」友理奈がポンと手を叩く。
「なに?」
どうせ昼飯おごれとかなんだろうな…
「今度は…今度は間接なんかじゃなくて…ほんとのキスをする…」
「…え?」友理奈は真剣に見えた。
「なんちゃって…冗談だよ!」
「だ、だよなー?びっくりしたー」僕は無意識にウーロン茶を飲む。
「あ、飲んだ…」
「別に、そんなの気にしないし。いやー喉カラカラだったから美味い!」
気まずくなりそうだったから、僕は精一杯元気に振舞う。
「うん…」友理奈の顔には少し笑みが戻っている。
ウーロン茶なのに、少し甘い気がした。
〜続く〜
121 :
名無し募集中。。。:05/02/06 21:47:51 0
やべぇこれおもろいよ
友理奈と間接キス…
羨ましい…
作者さん乙です
続き期待しております
123 :
名無し募集中。。。:05/02/06 21:50:55 0
あああぁぁぁぁぁぁぁぁ続き読みてぇぇえぇえぇxぐえhしphhsrj
124 :
名無し募集中。。。:05/02/06 21:52:51 0
禿げしくいいが、200円玉ってなんだ?
プッ 知らないの?ださ〜
126 :
名無し募集中。。。:05/02/06 22:02:56 0
>>124 ごめん。最初500円玉だったから直し忘れた…
>200円玉
↓
>200円ぐらい
に修正おながいします。。。
127 :
名無し募集中。。。:05/02/06 22:29:48 0
優しい恋の育て方 〜私とあなたとあなた〜 【V】
「それしても・・・結構狭いね」 俺が周りを見渡しながら言った。
「梨沙子、狭いところって結構苦手なんだけど〜・・・」 菅谷は少し不満そうに言った。
そんな俺と菅谷に向かって
「仕方ないでしょ!こ〜ゆ〜所なんだから!」 友理奈は少し怒り気味に言った。
3つの椅子に縮こまった状態で3人は座っていた。
「まぁ・・・あと、20分間くらいだし〜 話をしながら待とうよ」 俺は菅谷と友理奈を見て言った。
その話を聞いて友理奈が
「それじゃ〜恋愛の話なんてどうでしょ!?」 『ニヤッ』と、笑いながら言った。
「え〜っ・・・恋愛の話!?」 俺は少し不満な顔をした。
「梨沙子も・・・あんまり話すこと無いよ」 菅谷も嫌そうな顔をした。
そうすると、友理奈は俺の方を見て言った。
「例えば〜君と雅ちゃんのデートについてとかは〜?」 そう言って、笑って俺を見た。
「・・・そんな、普通に八景島で遊んだだけだよ。 特に何も・・・・」
「ダメ〜!絶対に何か隠してるでしょ!? 詳しく聞きたいな〜!!」 友理奈は興味深々だ。
「・・・梨沙子も、八景島のデートについて『詳しく』聞かせて欲しい!!」
トゲのある声に菅谷の方を振り向くと、予想通り菅谷は俺を睨んでた。
128 :
名無し募集中。。。:05/02/06 22:32:50 0
オープニングから
もう鼓動が止まらん…
129 :
名無し募集中。。。:05/02/06 22:37:44 0
優しい恋の育て方 〜私とあなたとあなた〜 【V】
「別に、本当に普通だって!!」 俺がちょっと強めに言った。
そうすると、友理奈は初めから恐ろしい質問をしてきた。
「ねぇ?キスはしたの!? やっぱり別れぎわとか!?」 ・・・菅谷の目がさらに睨んでる。
「別に・・・デートでキスはしてないよ」 俺は普通に言った。
「・・・それって、デート以外ではしてるみたいなんですけど〜」 菅谷が突っ込んでくる。
「えっ!? 本当に? もうしてるの?」 友理奈が驚いたように言った。
「いや、八景島デートは途中で俺が熱出しちゃって中止になっちゃったし〜・・・」 と、必死に言う。
「デートの後は!? その後は? みーやと一緒だったの!? どっち!!」 菅谷がガンガン攻撃してくる。
「・・・その話はいいから、別の話しようよ」 俺は話を逸らそうとした。
「本当に、みーやとキスしたんだ!! 付き合っても無いのに!! 何でキスするの!?」 菅谷が怒りながら言った。
「だから、何でキスの話になるんだよ! それに、そんな事は別に〜・・・」 俺も菅谷に負けずに強い口調で言い返す。
「もしかして・・・実は、みーやと付き合ってるとか!?」 菅谷は真剣な顔をして俺を見た。
「いや、本当に付き合ってないから!!」 言い返すのも辛くなってきた・・・
(とにかく話題を変えなきゃ!) 俺は、必死に考えてた。
(;゚∀゚)=3
131 :
名無し募集中。。。:05/02/06 22:44:26 0
優しい恋の育て方 〜私とあなたとあなた〜 【V】
俺と菅谷が『あ〜だこ〜だ』言い合ってる最中・・・その光景をボーッと見ていた友理奈が突然言い出した。
「ちょっと待って!! 千奈美ちゃんはどうするの!? 君、本当は千奈美ちゃんが好きなんでしょ!?」 友理奈はちょい怒り気味。
「えっ・・・なっ、何で俺が千奈美を好きとか・・・別に〜千奈美は〜・・・」 アタフタしながら言ってると
「君・・・幼馴染に弱いの?」 菅谷が『ジーッ』と、俺を見ながら言った。
「千奈美ちゃんは幼馴染だけど〜雅ちゃんは違うじゃん!」 友理奈が菅谷に言ったと同時に
「違うよ〜! 彼と梨沙子とみーや、千奈美ちゃんに隣のクラスの愛理ちゃんは幼馴染なんだよ」 と、笑顔で友理奈に言い返す。
「えっ!?菅谷・・・俺と幼馴染だった事、覚えてたの?」 俺がビックリして言うと
「・・・ってか、普通は覚えてるものなんですけど〜・・・ 忘れるのは君くらいだよ・・・」 と、険しい顔。
「え〜! 君だけ忘れたんだ〜! 相変わらずと言うか〜・・・アハハッ」 と友理奈は大笑い。
そして、菅谷は『スラーッ』と、とんでもない事を言ってしまった。
「誕生日の時に、千奈美ちゃんと結婚の約束して、みーやのファーストキス奪っちゃったのも、ちゃんと知ってるよ! 愛理ちゃんに聞いたもん!!」
・・・菅谷は自慢気に言ってるけど、俺と友理奈は『・・・・・・』 と、唖然として菅谷を見てた。
132 :
名無し募集中。。。:05/02/06 22:52:16 0
優しい恋の育て方 〜私とあなたとあなた〜 【V】
「それ・・・本当の話?」 友理奈が菅谷に驚いた表情のまま質問。
「本当の話だよ〜! 5歳の時かな?」 と菅谷は笑顔で言う。
(・・・何で、このタイミングで言うかな・・・) 俺は「はぁ・・・」と、ため息を1つ。
「へ〜・・・そんな事があったんだ。 その話は千奈美ちゃんから聞いた事なかったな・・・それに〜雅ちゃんがファーストキスの相手なんだ。」
俺が、ちょっと『ガックリ』してると、友理奈は『クスッ♪』と、笑って〜俺の頭をなでながら言う。
「小さい時の話だもんね。 大丈夫だよ! 私、誰にも言わないし千奈美ちゃんにも知らないフリでいるから」
そう言ってから、今度は菅谷に
「梨沙子ちゃんも、この話は幼馴染同士の大切な秘密の話なんだから、他の人に言ったらダメだよ!」 笑顔で言う。
「了解〜♪」 と、菅谷は可愛い笑顔で答えた。
俺は、その笑顔を見て『イタズラ好きな天使』と菅谷に俺だけのあだ名を付けた・・・いや、小悪魔?
そんな事を考えてると〜突然、友理奈は〜なでるでてる状態からヘッドロックと言うか『ギューッ』と、してきて
「で〜、プロポーズをOK!したって事は千奈美ちゃん?それともキスしたから雅ちゃん? どっちが好きだったの?」
(・・・友理奈の胸が・・・そんなに無いけど・・・苦しい・・・)
俺は、何とか友理奈の胸から抜け出して必死になって言い返す。
「まてよ! 俺ばっかり話してるじゃん!! 友理奈と菅谷はどうなんだよ!?」
俺が言うと『えっ!』と、驚いてから『え〜と〜・・・う〜ん〜・・・』
顔を少し赤くして、目を逸らす友理奈。
133 :
名無し募集中。。。:05/02/06 22:55:57 O
ヤヴァイよ。玉田編、おもろすぎだよ。
優恋、いきなりかよ。書き出しから引き付けられて、目が離せないよ。
絶対この人、アマじゃないな。
134 :
名無し募集中。。。:05/02/06 23:02:28 0
優しい恋の育て方 〜私とあなたとあなた〜 【V】
>>132 の続き
俺は(逃がすかっ!)と、『ジーッ』と友理奈を見続けていると
「梨沙子、好きな人なんていないもん!」 と菅谷が話に入ってきた。
「え〜!?全然いないの?」 友理奈が言った。
「全然!」 菅谷はキッパリうなずく。
「告白された事は〜何回かあるの?」 と友理奈が質問。
「告白は無いと思う。 でも、放課後に呼び出されたり〜手紙が下駄箱に入ってたり。それなら何回か・・・」
そんな話を淡々と話す菅谷・・・
「それが告白だろ・・・ で〜?今まで何回くらい?」 俺が聞いてみると
「う〜ん・・・小学校入ってからなら〜・・・20回くらいはあると思う〜」 と、言ってから
「でも、みーやと帰りたいから『放課後に話しが〜』とか言われても断わるし、手紙も読んで『付き合う気ないよ』って、ちゃんと本人に笑顔で言ったりしてるよ」
「・・・絶対に、何か接点がズレてると思う・・・」 と、友理奈がため息。
「友理奈ちゃんは告白されたことは〜何回くらいあるの!?」 と、菅谷が言った。
「え〜・・・私も普通に、同じで20回くらいかな? でも、全部〜断っちゃった」 と言って、菅谷と友理奈はお互いに見つめ合いながら笑ってた。
・・・20回が普通って
俺は(友理奈もズレてるだろ・・・)と、心で突っ込みを入れておいた。
135 :
名無し募集中。。。:05/02/06 23:08:43 0
>>132 訂正ですw
友理奈は〜なでるでてる状態から
↓
友理奈は〜俺の頭を、なでてる状態から
よろしくお願いします☆
>>133 残念ながら、普通のイッパソですよw
でも、普通に褒めてもらえて嬉しいです^^
136 :
名無し募集中。。。:05/02/06 23:10:32 0
>>135 こらー駄弁ってないで早く続きかけコラー!!!!!!!!!!!!!!!!!!
毎度ありがと(;´Д`)ハァハァ
137 :
名無し募集中。。。:05/02/06 23:16:28 0
優しい恋の育て方 〜私とあなたとあなた〜 【V】
>>134 の続き
「でも・・・好きな男子の1人もいないなんて〜」 と、友理奈が菅谷を見て言った。
「う〜ん・・・男子と付き合うなら、みーやと遊んでた方が楽しいもん!」 と、笑顔で答える菅谷
「そっか。 雅ちゃんと仲良しだもんね! でも、男子に人気あるのに〜・・・」 と、友理奈。
「う〜ん、菅谷は可愛いし本当に男子の人気もあるのにな〜」
俺が言うと、菅谷は俺の方を見て『ニコッ♪』と、笑い
「前に、みーやより、桃ちゃんより、友理奈ちゃんより私の方が可愛い〜って、言ってくれたもんね〜♪」 と言った。
その発言に
「ふ〜ん・・・そんな事を言ったんだ・・・」 と、俺に友理奈の冷たい視線が・・・ よくわからないけど、軽く逆鱗に触れたみたいだ・・・
「あ〜・・・言ったかな〜? ハハハ・・・」
俺が友理奈の顔を見て笑いながら言ったけど
「ちゃんと言ったよ! 梨沙子が1番可愛いって♪」 菅谷はニコニコして言った。
「・・・そっか! 良かったね! 梨沙子ちゃん」 と、菅谷に笑顔で返してたけど・・・
何となく、友理奈の冷たい気配を感じた・・・
(・・・何で怒ってるのかな・・・まずいな〜) と、俺は思って菅谷に話題をさらにふった。
138 :
名無し募集中。。。:05/02/06 23:19:33 0
優恋で、雅ヲタになり佐紀ヲタに戻り桃子ヲタに鞍替えした俺が
今度は梨沙子ヲタになりました
139 :
名無し募集中。。。:05/02/06 23:27:13 0
優しい恋の育て方 〜私とあなたとあなた〜 【V】
>>137 の続き
「でっ、でも〜気になる奴くらいはいるんだろ!? ほら、何か・・・あいつ見てると気持ちが〜 とか」
俺の質問に『んとね〜』 と、少し考えてから『ハッ!』とした表情になって・・・ちょっと寂しそうな顔になった。
「ちょっと・・・最近・・・困った事ならあるかな・・・」 と、言った。
「ん?悩み事?」 俺が菅谷を心配そうに見た。
「どうしたの? 梨沙子ちゃんが悩みあるなら私達が聞くよ? 誰にも言わないし・・・」 友理奈も心配そうに見てる。
菅谷が、そんな俺達を見て・・・少し心配そうな表情で話しだした。
「最近ね・・・君がみーやと一緒にいるのが嫌なの・・・ みーやだけじゃなくて、桃ちゃんとか、千奈美ちゃんとか、友理奈ちゃんも・・・」
梨沙子は真剣な顔をして話を続ける。
「君が何か、他の子と一緒にいると・・・気持ちが『ドキドキ』するって言うか〜何か嫌なの・・・」 そう言って、俺と友理奈を見た。
「そ、それって・・・」 俺と友理奈が同時に言った。
「それって! 俺のことが、そんなに菅谷は嫌いなの? 俺は菅谷にそんなに嫌われてたとは・・・」 俺は凹んだ。
「そうなのかな? 梨沙子は君が嫌いなのかな? でも〜梨沙子、君と遊んだりしたいって思うよ」 と、俺の顔を心配そうに見て言った。
隣では、何故か椅子から倒れ落ちてる友理奈。
「あれ?友理奈どした!?」 俺が心配そうに友理奈に言う。
「友理奈ちゃん? 大丈夫? 椅子から落ちちゃったみたいだけど!?」 菅谷も心配そうに友理奈を見る。
友理奈は、『ポカーン』とした表情のまま立ち上がって椅子に座ると
「えっとね、今から言う事を『2人共』よ〜く聞いてね! それって、嫌いとかじゃないと思うの! 違う感情だって思わない?」
友理奈は真剣な顔をして俺と菅谷を見てる・・・俺と菅谷は『う〜ん・・・』と、少し考えた・・・
140 :
名無し募集中。。。:05/02/06 23:32:53 0
優しい恋の育て方 〜私とあなたとあなた〜 【V】
>>139 の続き
「そっか・・・」 菅谷が突然、呟いた。
「梨沙子ちゃん! 本当の気持ちに気付いた?」 友理奈は目をキラキラさせて言った。
菅谷は俺の方を見て言った
「トラウマだと思う!」 菅谷は真剣な顔だ!
「へっ!?」 友理奈が呆気に取られたような声を出した。
「幼稚園の時に、梨沙子〜1回、君と『かけっこ』で勝負して負けた事があった! あの時の悔しさだよ!」
菅谷が俺の方を見て手を上げた。
「それだ! よし、昼休みなったらグラウンドで『かけっこ』の勝負してトラウマを消そう! そして、走り終わったら友情の握手だ!!」
菅谷の上げた手を俺は『バシッ!』と、叩いた。 友情のハイタッチだ!!!
笑顔で見つめ合う俺と菅谷。
友理奈は・・・また椅子から倒れ落ちてた。
わくわく
142 :
だんしじょし:05/02/06 23:34:13 0
>>32 いくつかアトラクションを回り、昼食を取ったあと、しばらく休憩することにした。
俺と清水は夏焼達と同じテーブルに座った。
みんな次に乗りたいアトラクションの提案を出している。
俺はコーヒーを飲みながら、この時代に来てからのことを振り返っていた。
何故俺がタイムスリップしてしまったのかはわからないが
いつも仕事に忙殺されていた『今の俺』を忘れられることは何より嬉しい。
神様だか魔法使いだか、誰にお礼を言えばいいのかわからないが
俺に楽しい休暇を与えてくれて感謝している。
「なあ会長、観覧車乗りたくない?」
話しかけてきたのは夏焼のパートナーの上城という男子だ。
「ダメだよ上城君。 観覧車は最後に乗るの!」
「だよな、ごめん夏焼」
夏焼の言うことに素直に従う上城。
こいつはクラスの中で夏焼を狙っているうちの一人である。
「観覧車かあ・・・」
そう呟いて俺はふと観覧車のあるほうに目をやった。
遊園地の一番奥のほうに大きな観覧車がそびえている。
143 :
だんしじょし:05/02/06 23:39:31 0
>>142 観覧車を見つめていたら、観覧車から見たと思われる遊園地の風景の映像が
ふいに俺の頭に中に、ノイズのように飛び込んできた。
『もう会えないかもしれないね』
『嫌いになりたい・・・』
『忘れないでね』
同時に、断片的だが声も流れて込んでくる。
何だ今のは。 聞こえたのは・・・清水の声?
このまま観覧車に乗るのなら、俺は自然に清水と乗ることになるだろう。
その時、清水がこの言葉を言うのか?
というより俺は小学生時代の『この時』、清水に実際言われたのか?
俺はなんて答えたんだ? この後どうなったんだ・・・?
「どうしたの?」
清水の声で我に返った。
「清水・・・」
「次、メリーゴーランド乗るんだって。 早く行こ?」
屈託のない笑顔で俺に話しかけてくる。
「生徒会コンビー、置いてくよ〜」
少し先から夏焼の声がした。
「うん。 じゃあ、行こうか」
俺と清水は自然と手をつないでいた。
144 :
だんしじょし:05/02/06 23:40:50 0
>>143 それから俺達はメリーゴーランドやコーヒーカップなど
いくつかのアトラクションをまわった。
今はスケートリンクで、上手く滑れない清水を指導している。
「手離さないでね、離さないでね、離さないでね」
「離さないと滑れないだろ」
「でも離したら転ぶもん・・・」
清水は俺の手につかまってへっぴり腰でゆっくり歩いている。
「じゃあさ・・・、よっと」
俺は清水の手を振り解き、すいっと背後に回った。
「わああ、離さないでええ」
両手をばたつかせている清水の腰を後ろから支える。
「これでいいか」
「う、うん・・・」
「俺が後ろから支えてるから、清水は普通に足動かして滑ってればいいよ」
「わかった、ありがと」
清水は俺に支えられてバランスを取りながら、交互に足を動かしていた。
「そうそう、その調子」
「ほ、ほんと?」
「今度はスケートの靴を外側に斜めに向けてみて」
「え、なんで? 斜めに向けたらまっすぐ進まないでしょ!?」
「あのなー、テレビでスピードスケートとかやってるの思い出してみろ・・・」
「え? えーっと・・・」
145 :
だんしじょし:05/02/06 23:41:52 0
>>144 「靴をまっすぐ前に向けてる選手なんているか?」
俺は自分の右足で、清水の両足をカツッ、カツッと蹴って無理やり八の字に開かせた。
「わ、わ、わ」
清水はまた両手をばたつかせている。
「落ち着けって、俺が支えてるから。
はいそのままバランス取って、次は足の上げ方」
「えー? 足あげなくても歩けるよ・・・?」
「それは俺が押してるからだろ」
「でも足上げたら転ぶ・・・」
「転ばないから。 いいか? まず右足を後ろまで滑らせて、だいたい自分の
お尻あたりまで下げたら足をあげる。 それから右足は地面につけないように前に持ってくる。
右足を地面に付けると同時に、今度は左足を同じように後ろに下げる。 この繰り返し」
「うん・・・やるけど、手は離さないでね?」
「大丈夫。 ほらやってみて」
清水は足を八の字にしたまま、俺の言ったとおりに足を動かし始めた。
すいっ、すいっと滑り出している。 飲み込みが早い。
「ほら滑れてきた。 上手いじゃん」
「すごい、私滑れてる。 なんか感動〜」
「じゃあそろそろ手を・・・」
「離さないでね!」
バランスさえ取れれば俺の支えは必要ないと思うのだが、清水はまだ自信がないようだ。
「わかったよ。 じゃあこのままリンクを横断してみるか」
「うん」
146 :
だんしじょし:05/02/06 23:42:51 0
>>145 俺と清水はその格好のまま、リンクの真ん中へ向かって滑り出した。
清水を支えたままなのでそんなにスピードは出せないが。
「お、なんだかコツつかんできたみたいだな」
「うん、教えられた通りにやったら、ちょっとわかってきたよ」
「よし、じゃあちょっとスピードあげてみるかな」
「え、スピードあげるの? 転ばない?」
「だから支えてるって言っただろ」
俺がスピードを上げようと右足で氷上を蹴ったと同時に、後ろから声がした。
「会長ー! どいてどいてー!」
「え」
振り向いた時には遅かった。 夏焼が俺目掛けて突進してくる。
夏焼の靴は前をまっすぐ向いている。 だからまっすぐ向けてたらブレーキかけられないだろ!
なんてレクチャーしている間もなく・・・
ドスーンッ!
俺はそのまま夏焼に押し倒されてしまった。
「ご、ごめんね会長・・・」
夏焼はちょうど俺の腹の上にまたがるような形で覆いかぶさっている。
「いや俺は大丈夫だけどさ、怪我ない?」
「うん、私は大丈夫。 会長がクッションになってくれたから」
笑いながら夏焼が言った。
147 :
だんしじょし:05/02/06 23:44:17 0
>>146 「おい会長! 夏焼から離れろー!」
遠くから上城の声がする。 好きでこうしているわけじゃないんだぞ。
「もぉ上城くん! あなたが手を離すからこうなったんでしょー!」
夏焼にそう言われて、上城はしょぼんとしてしまった。
「ははは。 アレ? ていうか清水は?」
俺は周りを見渡して清水を探した。
清水はリンクの真ん中から少し外れたところで氷上をくるくる回っていた。
「わああああ誰か止めてよおおお」
俺がスピードを上げたのと、夏焼から押された反動で、回転が止まらなくなっている。
「すごい佐紀ちゃん! トリプルアクセルってやつ!?」
違うだろ。
「んなこと言ってる場合じゃない。 ちょっと夏焼、すまん」
俺は夏焼を半ば強引に体から引き離すと、立ち上がって清水のいるほうへ向かった。
結構な回転がついている。 このままだと壁にすごい勢いで打ち付けられるかもしれない。
清水には滑り方は教えたが、まだ止まり方を教えていなかった。
途中で転んでもらったほうが壁にぶつかるよりダメージは少ないだろうが
自信がない割に下手にバランスだけは取れているようで、くるくる器用に回りながら壁に向かっている。
俺は全速力で清水に向かって滑り出した。
スケートはある程度基本的なことは出来るが、得意というわけでもない。
だからこんなにスピードを出すことははじめてだった。
自分でもふらつきながら走っていることは気づいているが、体勢を立て直す暇はない。
148 :
だんしじょし:05/02/06 23:45:57 0
>>147 あと数メートルで清水が壁にぶつかるという時にようやく追いついた。
足をクロスさせて強引に壁側に回り、壁と清水の間に入り込む。
ブレーキなんてかけている暇はなかったので、俺の背中は壁に打ち付けられた。
そこに清水が突っ込んでくる。
「わっ!」
清水はそのまま俺の胸の中におさまり、俺は清水の体をしっかり捕まえた。
「はぁ、はぁ・・・よかった、間に合った」
「・・・・・・」
清水は俺の胸に顔をうずめて、黙っていた。
「もう離さないからな」
「・・・うん・・・離さないで」
言ってから、自分が物凄く恥ずかしいセリフを口にしていることに気づいた。
「あ、あの、なんていうか、離さないってのは、その・・・」
「ヒューヒュー! 会長やるね〜」
ちょうど壁の傍に嗣永達がいた。
「いや、だからそういうことじゃなくてだな・・・」
「いいじゃん、照れるなって!」と、橘も乗っかる。
「これでラストの観覧車も楽しく乗れるね!」
夏焼が追いついてきて言った。
そうだ、観覧車。 次はあれに乗ることになる。
観覧車の中で、あの時何があったのかがわかる。
そして俺が何故これを思い出せないのかも、わかるかもしれない・・・。
つづく
ハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!!!
殺生ですがな だんしじょしタン
150 :
名無し募集中。。。:05/02/06 23:49:55 0
だんしじょしタンの作品は
最後は大人に戻ってしまうのかと思うと切なさが増す
151 :
名無し募集中。。。:05/02/06 23:52:15 O
だんしじょしタンの主人公とキャプテンのやり取りが好きだ
どうかキャプテンとハッピーエンドになりますように…
オレなら佐紀たんを離さない
153 :
名無し募集中。。。:05/02/06 23:52:31 0
佐紀ちゃんいいなぁ・・・(*´Д`)
面白くって、普通に更新連打して見入っちゃいました^^
自分もソロソロ続き投稿しますねw
今日は更新と訂正ができないのでごめんなさい
舞美の誕生日祝いにケーキ食べて白いTOKYOの踊り覚えるのに一生懸命でして・・・
もしよかったら帰ったら更新しますので余裕があったらアンカーでまとめておいてくれるとうれしいです・・・
HMKH
156 :
名無し募集中。。。:05/02/07 00:02:07 0
加護ちゃん 矢島ちゃん まいまい おめ〜☆☆
157 :
名無し募集中。。。:05/02/07 00:02:29 0
ハッピーエンドになれないから思い出したくなくて
思い出せないんじゃないの?
158 :
名無し募集中。。。:05/02/07 00:04:46 0
優しい恋の育て方 〜私とあなたとあなた〜 【V】
>>140 の続き
「それじゃ、次は友理奈ちゃんだね!」 菅谷が笑顔で言った。
「え〜・・・私は別に・・・そんな・・・」 顔を赤くして下を見た。
「友理奈だけ言わないのはダメだろ〜! まぁ、好きな奴がいても名前は言わなくても〜ヒントくらい!」
俺が友理奈を見て言うと・・・友理奈は『まぁ・・・この2人なら気付かないか・・・』 と、小さい声で呟いた。
「ん?何て言ったの?」 俺が聞き返すと、友理奈は『何でもない!』って、焦りながら否定してから話し出した。
「えっとね〜・・・私、好きな人がいて〜」 友理奈は顔を赤くして下を見てる。
「お〜!!」 俺と菅谷が声を出した。
「それで〜・・・その人って、少し抜けてる人で〜」 友理奈は俺を『チラッ』と、見た。
「はぁ〜? 友理奈って、そんな変な奴が好きなんだ〜。 ってか、そいつ抜けてるって〜!」
俺がちょっと笑って言うと、友理奈は例の冷たい視線で、何か俺に言いたそうな顔をしてた。
「・・・何?」 俺が聞いても 『別に〜』と、言い返して・・・話を続ける。
「それで・・・その人って・・・結構人気があって、大切な友達も〜その人が好きで・・・複雑なの。 はい!おしまい!」
そう言って、友理奈は『クスッ♪』と、俺と菅谷に笑顔を見せた。
「え〜・・・それじゃ、全然わからないよ〜!」 俺が不満そうな顔をする。
友理奈は『エヘヘ〜♪』 と笑顔。
話を静かに聞いてた菅谷が俺の方を見て言う。
「友理奈ちゃん、君の事が好きなんだって。 あと〜大切な友達だから千奈美ちゃんの事じゃないかな?」
淡々と話す菅谷に、俺は『ハハッ まさか〜』 と、笑いながら言って菅谷から友理奈に視線を合わせると・・・
友理奈は真っ赤な顔をして・・・なぜか泣きそうな顔になってた。
159 :
名無し募集中。。。:05/02/07 00:04:52 O
舞美ちゃん、まいまい誕生日おめ!!
160 :
名無し募集中。。。:05/02/07 00:06:58 O
まとめサイトの中の人も小説かけばいいのにw
161 :
名無し募集中。。。:05/02/07 00:07:34 O
>>150 それを言うな!
ただでさえ、このスレ読んで幸せな気分の後に、現実に引き戻される残酷さを毎日味わっているのに、
主人公にはそんな思いしてほしくない…(ノД`)
162 :
名無し募集中。。。:05/02/07 00:10:48 0
優しい恋の育て方 〜私とあなたとあなた〜 【V】
>>158 の続き
「えっ!? 何で? 友理奈?」 俺が友理奈の顔を見て言う。
「なんで・・・」 友理奈は小さい声で言ってから・・・
「なんで言っちゃうの〜!!!!」 と、大きな声になって梨沙子に向かって言った。
「えっ?だって、みーやも彼の話するときに、同じような事を嬉しそうに言うから〜・・・そうなのかな?って」 キョトンとした顔で言う。
「えっ!?友理奈・・・俺の事が・・・千奈美も・・・夏焼も!?!?!」 さすがに俺も混乱する。
友理奈は俺の方を見て
「ちっ、違うに決まってるでしょ! 何で君の事を〜私とか、雅ちゃんとか、千奈美ちゃんが好きなのよ!!」 と、睨んで言う。
「そ、そんな否定しなくてもいいだろ! そりゃ〜俺は人気無いけどさ・・・」 俺が、少し小さい声で言うと
「よしよし、大丈夫。 梨沙子は君の事を嫌いじゃないから〜・・・あっ!」
突然、菅谷は話を止めて・・・10秒の静寂の後で
「梨沙子・・・君の事を好きかも!?」 と、言い出した。
「はぁ!?」 俺と友理奈が声を合わせ言う。
「だって、梨沙子・・・君と一緒にいたいし〜彼氏だったら楽しそうだな〜って、思った。 そっか!そうなんだ!」 菅谷の顔は笑顔になった。
でも、少ししてから・・・険しい顔になって言う。
「でも・・・そうなると、みーやと・・・えっ・・・どうしよう・・・」
俺は『ん?』と、思って菅谷に言った。
「何で夏焼が出てくるの?」 俺が普通に疑問を菅谷にぶつけると
「え〜? だから、みーやは君のことが、好〜」 と、途中で友理奈が
「わー!わー!!わー!!!」 と叫び出した!
「友理奈〜、何だよ突然・・・」 俺が友理奈の方を見て言うと、友理奈は『キッ!』と、俺達を睨んで
「いい!? これから恋愛の話は一切禁止! わかった!!」 と、怒った顔で言った。
「・・・はい。わかりました・・・」 俺と菅谷は何が何だかわからずに、素直に従う。
「自分で最初に『恋愛話が〜』って、言ったくせに・・・」 俺が小さい声で菅谷に
「友理奈ちゃんが1番、ガンガン聞いてたもん・・・」 菅谷が小さい声で俺に
「何? 何か言った!?」 友理奈の怒った声に 「いえ・・・別に・・・」 と、2人で小さく答えた。
163 :
名無し募集中。。。:05/02/07 00:15:56 O
いきなり同時進行で、だんしじょしタン・優恋タン キテル――――(゚∀゚)=3――――ッ!!!!
まいまい、まいみタソ、加護ちゃん、おたおめ〜〜〜!!
164 :
名無し募集中。。。:05/02/07 00:16:51 0
ロリコンは犯罪予備軍
165 :
名無し募集中。。。:05/02/07 00:18:55 0
優しい恋の育て方 〜私とあなたとあなた〜 【V】
>>162 の続き
突然、部屋のドアが開く。
「あの〜そろそろ時間なんだけどね・・・その・・・」 そう言って、長身の女の子が中に入ってきた。
「あれ〜!? 4年の時に一緒だった梅さんだ!!」 俺が、その女の子に言った。
「えっ?梅さん・・・そろそろ本番の時間?」 友理奈は3組の放送委員の梅さんに聞いた。
〜話の始まりはこだ〜
「〜って事で、来週は私達!5年1組が、お昼の放送で自分達のクラスを紹介する事になりました!」
放送委員の友理奈が黒板の前に立って言った。
「じゃ〜ウチのクラスから、代表者を2名出さないと〜・・・」 友理奈の隣で、委員長の清水が言う。
「そ〜なると、やっぱり5年1組のラブラブカップルがいいと思いま〜す!」 誰かが言うと、ワイワイと教室が騒ぎ出す。
俺は『もう慣れたよ・・・好きにやってくれ・・・』って、感じで外を見てた。
そのまま、俺と夏焼で決定ムードの中・・・
突然、菅谷が立ち上がって言った!
「私が彼と一緒に出ます!みーやじゃなくて私が出ます!」
『シーン』となる教室。 そして、菅谷は俺を『キッ!』と、睨んだ・・・
〜と、言う流れ〜
「そろそろだね! 2人共、原稿をそのまま読めばいいから!」 友理奈が俺と菅谷を見てウインクを1つ!
「OK!まかせろ!」俺の言葉に 「何回も練習したもんね!」と、菅谷。
そう言って、俺と菅谷は『友情のハイタッチ!』
準備OK! よし、俺と友理奈と菅谷のコンビネーションを学校中に聞かせてやる!!
・・・って、時に梅さんが
「あのね・・・本当に言いにくいんだけど〜・・・」
俺達3人は梅さんの顔を見た
「・・・ずっと、マイク『ON』で・・・さっきの会話は全部、学校中に流れてたよ・・・」 梅さんは少し苦笑いで言った。
166 :
だんしじょし:05/02/07 00:20:13 0
加護ちゃん、まいまい、舞美お嬢様おめでとう!
あと元ココナッツ娘。のレフアも!
>>157 これこれ・・・
前から言おうと思っていたが、自分が最近誰推しなのかわからなくなってきたよ。
それもこれも、全部このスレのせいだ!
みんなハァ――――;´Д`――――ン!!!!
168 :
名無し募集中。。。:05/02/07 00:22:21 0
169 :
名無し募集中。。。:05/02/07 00:23:51 0
結末、ハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!!すぎる!
作者の頭の構造はいったいどうなっとんだ!?
このスレはキッズDDを増やしてくれますね
171 :
名無し募集中。。。:05/02/07 00:25:31 0
優しい恋の育て方 〜私とあなたとあなた〜 【V】
>>165 の続き
「どうしよう・・・ もう、千奈美ちゃんに会わせる顔が無いよ・・・ごめんね・・・千奈美ちゃん・・・」 友理奈は顔を隠してすっごく泣いてる。
「みーや・・・ぜったいに怒ってるよ・・・絶対に・・・梨沙子の事を嫌いになってる・・・」 菅谷も下を向いて泣いてた。
俺も、どうしていいのか分からない以前に現状に戸惑い突っ立ったまま・・・
そんな俺達を見て梅さんが言う
「私は止めようとしたの・・・でも、顧問の先生が『これが5年1組の紹介だろ?』って、言って・・・」
梅さんは謝りながらも・・・泣いてる2人を見て責任感からか涙目。
まさに最悪の状態・・・
俺は・・・ボーッと、その光景を見てて・・・
自分の、頬を1発グーで殴った! 目が覚めた!
そして、放送室を出てダッシュで5年1組の教室へ向かう!
教室の前に来て、勢いよくドアを開けた。
『モテモテ男がきたー!!』 とか 『キャー!すっごい!ありえない!!』 とか、クラスが騒いでる中・・・
俺は千奈美を見て・・・恥ずかしそうに俺を見つめてる千奈美の前に行く!
教室はさらに盛り上がる!
「あっ・・・あの・・・」 顔を赤くして下を見てる千奈美の手を掴んだ。
そして、千奈美を立たせると今度は夏焼の席の方に向かう。
夏焼は俺の方をジーッと見てた。 そして、夏焼の席の前に来ると・・・
「・・・うん。 わかってる。」 夏焼は笑顔で俺に言って、立って俺の手を掴んだ。
そして、俺は両手に千奈美と夏焼と手を繋いだ状態で廊下に出ようとした。
さらに盛り上がる教室!! もう・・・うるさくて・・・ そんな時だった。
172 :
名無し募集中。。。:05/02/07 00:29:03 0
盛り上がってキタ━州*‘ o‘リノl∂_∂'ル川*^∇^)|| ル ’ー’リ从´∇`从从o゚ー゚从|リ・_・`川从 ’w’)━!!!
173 :
名無し募集中。。。:05/02/07 00:29:31 0
優しい恋の育て方 〜私とあなたとあなた〜 【V】
>>171 の続き
『バン!!!』
机を叩く音に教室が静かになる。
皆が音の方を見ると・・・須藤だった。
そして、清水が立ち上がって黒板に突然チョークで無言のままデカデカと書き出した。
『給食時間は静かに!! これから喋った人は、掃除1週間です!!』
そして前を向いて、教室を少し怖い顔で見渡すと黒板を『バン!!!』と、叩いた。
『シーン』と、なる教室。
俺と千奈美と夏焼も、『ぽかーん』として、その光景を見てた。
そんな俺達に清水は笑顔でウインクして「5時間目に間に合うようにね♪」 と、優しく言ってくれた。
174 :
名無し募集中。。。:05/02/07 00:32:16 O
これって放送室だったのか!
つーか、すごいよ今回も!おもろすぎ&萌えすぎだよ!!!!!
175 :
名無し募集中。。。:05/02/07 00:35:29 0
優しい恋の育て方 〜私とあなたとあなた〜 【V】
>>173 の続き
「突然、連れ出しちゃうような事してゴメン・・・」 俺が廊下で千奈美と夏焼に謝る。
そんな俺を笑顔で見ている千奈美と夏焼。
「あの・・・千奈美と夏焼には〜」 そう、俺が言いかけてる途中で
「行こっか。千奈美ちゃん♪」 夏焼が千奈美と手を繋ぐ。
「急いで5時間目までに戻ってこないとね♪」 そう言って、千奈美は夏焼と笑顔で見つめ合った。
呆気に取られてる俺に向かって
「何も心配しなくていいから」 そう言って、夏焼は千奈美と繋いでる手と反対の手を上げた。
「大丈夫。 こんなの幼稚園の時から慣れてるよ」 そう言って、『クスッ!』と、笑って千奈美も手を上げる。
2人の手に俺がハイタッチすると、千奈美と夏焼は手を繋いだまま走って放送室の方に行った。
(さて・・・俺は、これから教室に戻らないとダメなのか・・・) 少し重い気持ちのまま教室に入ろうとした時・・・
『トントン』と、肩を叩かれた。
振り返ると、さっき自分で殴って赤くなってた頬に濡らされたハンカチがそっと付いた。
「そこのお兄さん! ちょっと、私と学校デートでもしませんか?」
そう言うと、笑顔で指を鳴らして・・・ 目の前には愛理が立っていた。
茉麻 キタ――――(゚∀゚)――――ッ!!!
キャプ…いや、委員長キタ――――(゚∀゚)――――ッ!!!
177 :
名無し募集中。。。:05/02/07 00:37:35 0
寝させろ馬鹿!!
続ききぼんぬ
178 :
名無し募集中。。。:05/02/07 00:39:14 0
ハァハァ
アイリーンまでキタ――――(゚∀゚)――――!!!
今回サービス良すぎ!!!!
180 :
名無し募集中。。。:05/02/07 00:42:04 0
優しい恋の育て方 〜私とあなたとあなた〜 【V】
>>175 の続き
「友理奈ちゃん♪」
千奈美の声だとスグに気付いたけど・・・友理奈は泣いたまま下を向いていた。
千奈美は泣き止まない友理奈の近くに行くと、友理奈を包むように抱きしめた。
「友理奈ちゃん・・・泣かないで」 千奈美の優しい声に友理奈が返す。
「・・・本当に・・・ごめんなさい・・・学校中に・・・私のせいで・・・」 友理奈は上手く喋れないくらい泣いていた。
「別に気にしてないよ」 千奈美は友理奈のおでこに自分のおでこを当てて言った。
「千奈美ちゃん・・・」 友理奈は、数センチ前にある千奈美に向かって言う。
「何?」 千奈美が笑顔で言う。
「・・・友理奈を許してくる? ・・・親友でいてくれる?」 友理奈は千奈美の目を見て言った。
「許すもなにも・・・友理奈ちゃんは、ずっと私の親友だよ。 これからも仲良くしてください」
千奈美の笑顔に、友理奈は瞳から涙をこぼしながら『千奈美ちゃん・・・ごめんね・・・』と、何度も謝った。
「梨沙子♪」
そう言って、雅は梨沙子の近くに来ると、下を向いていた梨沙子の手を取って優しく微笑んだ。
「みーや・・・」 梨沙子は、親に怒られる子供みたいに・・・何も言えないで泣いていた。
「も〜? 梨沙子・・・どうしちゃったの? いつもの笑顔は?」 雅の声に
「みーや・・・梨沙子・・・彼の事・・・好きになっちゃった・・・」 と、言って・・・そのまま黙ってしまった。
そんな梨沙子を少しの間、見つめていた雅は『クスッ』と、笑って・・・梨沙子の手を強く握った。
「私・・・知ってたよ。 梨沙子が彼に好意を持ってるって。 梨沙子が自分の気持ちに気付いて良かった・・」
「みーや・・・梨沙子・・・みーやのライバルになっちゃうよ?? 敵同士だよ??いいの??」 梨沙子は心配そうに雅を見てる。
「人を好きになるのに許可も何もいらないんだよ。 大切なのは、梨沙子の気持ち・・・」
「みーや・・・」 梨沙子は雅に抱きついた。 そして、そのまま雅の胸の中で泣き続ける。
「梨沙子、私は梨沙子が大好きだよ♪」 そう言って、梨沙子の頭をなでた。
2人を抱きしめたまま、千奈美と雅は顔を見合わせて、お互いに『クスッ』と、笑顔を見せた。
181 :
名無し募集中。。。:05/02/07 00:42:51 0
ちょー寝たいんだが、をーーい、もーー、ちょーーー(永井風
182 :
名無し募集中。。。:05/02/07 00:45:08 0
やっべぇちょっと涙目になっちまった
>>180はまさに友情純情oh青春って感じだな
183 :
名無し募集中。。。:05/02/07 00:48:58 O
なんか最終回みたいな展開に・・・・・
184 :
名無し募集中。。。:05/02/07 00:52:20 0
優しい恋の育て方 〜私とあなたとあなた〜 【V】
>>180 の続き
体育館裏の日陰の場所
「突然デートって・・・」 俺は、周りを見ながら先を歩く愛理に聞こえ無いように言った。
そして、愛理は突然立ち止まって振り返る。
俺も愛理の目の前に止まり・・・見詰め合って・・・
『バシッ!』と、1発。
おでこを抑えてる俺に愛理が言う。
「さすがに今回の事で、少しは自分がどんな立場かわかったでしょ?」 愛理は俺をジーッと真剣な顔で見た。
「・・・わかるような〜・・・わからないような〜」 そうんな俺を見て「ハァ・・・」と、愛理は1つため息。
「まぁ、梨沙子ちゃんと同じで、何となく気付き出したと思うから。 君にしては進歩した方だよ。」
そう言って、少し笑顔を見せて芝生の上に座った。
「相変わらず愛理はズバズバ言うな・・・」 俺が苦笑いで愛理を見ると、愛理は『ポンポン』と、自分の隣を叩いた。
俺が座ると、愛理は持ってきていたバッグの中を『ガサゴソ』と、手を入れて今日の献立の揚げパンと牛乳、それにデザートだったヨーグルトを出した。
「さっきの放送聴いてたけど、何も食べて無いんでしょ?」 そう言って、愛理はそれらを俺に差し出した。
「えっ・・・でも、これって愛理のだろ? 悪いよ・・・」 俺が言うと、『バシッ!』と、1発。
「せっかく、可愛い愛理ちゃんが持ってきた物なんだから! 残したら承知しないから!」 ちょっと怒った顔をしてから・・・『クスッ』と、笑顔を見せた。
「愛理・・・ありがとう いただきます!」 そう言って、俺が揚げパンをほおばる様子を笑顔で見ている愛理。
「幼馴染も・・・結構大変だな・・・」 そう言うと、愛理は頭を俺の左肩に付けて、寄り掛かって目を閉じた。
体育館裏の木陰の場所
木々から漏れる光が少し暖かく感じる・・・
少し肌寒い風は、隣でウトウトしている愛理の髪のいい香りを俺に伝えた
ハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!!!
早く寝させてくれ
186 :
名無し募集中。。。:05/02/07 00:59:00 0
おいおいマジ朝早いんだからさ・・・
早く寝さ・・・いやじゃんじゃか更新してくれw
いや、もう寝不足になっても構わないからどうか続きを〜
188 :
名無し募集中。。。:05/02/07 01:01:04 0
州*‘ o‘リ<これで終りだもん!!
189 :
名無し募集中。。。:05/02/07 01:01:25 O
あいりが実は一番大人だったりする………
それにしても…
ハァ――――;´Д`――――ン!!!!
ハァ――――;´Д`――――ン!!!!
ハァ――――;´Д`――――ン!!!!
190 :
名無し募集中。。。:05/02/07 01:02:10 0
優しい恋の育て方 〜私とあなたとあなた〜 【V】
>>184 の続き
【オマケ】
「それにしても、ここにいる4人共ライバルだね♪」 雅が笑顔で言う。
「ライバルか〜・・・ 親友同士でも、お互いに頑張らないとね♪」 友理奈は笑顔で千奈美に言った。
「梨沙子・・・3人とも好きだけど・・・ライバルなんだよね・・・」 ちょっと、困ったような顔をした。
そんな梨沙子を3人は、笑顔で見て〜
「ライバルって言っても〜皆、大切な友達だもん! それは絶対に変らないよ!」 千奈美が笑顔で梨沙子言った。
梨沙子が『うんっ♪』 と、満面の笑顔でうなずいた。
「それにして・・・何で、同じ人を好きになっちゃったんだろうね?」 友理奈が『クスッ』と、笑いながら言う。
「本当に、あんな『抜けてる人』を・・・なんてね♪」 雅がそう言うと、4人が顔を見合わせて笑い出した。
「私達以外にも〜きっと、桃ちゃんとか佐紀ちゃんも好きなはずだよね。 ライバル多いな〜」 千奈美が笑いながら言う。
「も〜!! こんなに可愛い子達が想ってるんだから!! 幸せ者すぎるよ!」 友理奈が言った。
「あの・・・」
その声に『ハッ!』として、4人が振り返った。
「あっ!! う、梅さん・・・あのね・・・これは〜その・・・」 友理奈が焦って言う。
4人共、顔を真っ赤にしてあたふたと焦ってる・・・
「いや・・・私は別に誰にも言わないし、何となく知ってたから・・・」 梅さんの言葉に一同『ホッ・・・』としたけど
「マイク・・・まだ『ON』のままだよ・・・」
放送室に4人の悲鳴が響き渡る!!
キャーキャー騒ぎ出して、小さな部屋は台風が来たみたいになっていた。
『ソ〜ッ』と放送室から出て、廊下で梅田えりかは『クスッ』と、笑って
「ちょっと、やりすぎちゃったかな?」 そう言って、自分のクラスに戻っていった。
マイクの電源は友理奈が大泣きした時に『OFF』して、そのままだった。
梅しゃ〜ん!
192 :
名無し募集中。。。:05/02/07 01:04:37 0
梅さんカコイイ
やっと寝れるかな、もう他の作品も更新するなら10分後以降にしてくれw
195 :
名無し募集中。。。:05/02/07 01:09:48 O
はっきり言うが、『蹴りたい背中』よりこっちの方が数十倍面白い。
発売されたら1000円出しても買うな。(初版特典・2L生写真きぼん)
196 :
名無し募集中。。。:05/02/07 01:12:13 0
真っ白に萌えつきた…
197 :
名無し募集中。。。:05/02/07 01:12:25 0
「私達以外にも〜きっと、桃ちゃんとか佐紀ちゃんも好きなはずだよね。 ライバル多いな〜」
やっぱり舞波は相手にされてないのでした
198 :
名無し募集中。。。:05/02/07 01:12:39 0
>>180 泣けたっすマジ泣けたっす・゚・(ノД`)・゚・
203 :
名無し募集中。。。:05/02/07 01:21:51 0
全米が泣(ry
204 :
名無し募集中。。。:05/02/07 01:23:05 0
おすぎも(ry
205 :
名無し募集中。。。:05/02/07 01:25:31 0
206 :
名無し募集中。。。:05/02/07 01:26:23 0
結構、訂正があるので申し訳ないです^^;
>>135と一緒にお願いします。
>>134 『放課後に話しが〜』
↓
『放課後に話が〜』
>>190 「ライバルって言っても〜皆、大切な友達だもん! それは絶対に変らないよ!」
↓
「ライバルって言っても〜皆、大切な友達だもん! それは絶対に変わらないよ!」
「それにして・・・何で、同じ人を好きになっちゃったんだろうね?」
↓
「それにしても・・・何で、同じ人を好きになっちゃったんだろうね?」
これで大丈夫のはず^^;;
>>195 すごい嬉しいですけど〜言いすぎですよw
では、来年の芥川賞でも頑張って狙ってみます^^
>>197 舞波が主人公を好きな事は〜桃子も知らないと思いますよw
207 :
名無し募集中。。。:05/02/07 01:26:53 0
このタイミングで言うのもものすごい申し訳ないんだけど
>>118の下から3・4・5行目修正。。。
>「え?風船の事?」
「やっぱ意識してた?」
「ちょ、そんなつもりじゃ」
↓
>「え?それってボールの事?」
「あれぇ、やっぱ意識してた?」
「ちょ、そういう訳じゃ…」
>>205 作者タンの生写真なら事務所は噛まなくてすむぞ
209 :
名無し募集中。。。:05/02/07 01:27:06 0
事務所の中の人も「すてきだな♪」って思って出版してほしい
210 :
名無し募集中。。。:05/02/07 01:30:28 O
―15秒スポットCM―
『私たちが主役です!』
「2005年夏 ハロー!プロジェクトがお送りする」
「さわなかな ちょっぴりせつない 青春ドラマ」
『優しい恋の育て方』
「主演」
「Berryz工房&ハロー!プロジェクト・キッズ」
「共演・モーニング娘。・ハロー!プロジェクト」
「私の好きな人はねぇ…ちょっぴり間抜けで…」
「私の…ファーストキスだったんだから…」
「謎は解けたよ!ワトソン君!」
2005年 夏公開!
乞うご期待!
212 :
名無し募集中。。。:05/02/07 01:33:57 0
>>210 本はいいが、映像にしたら主人公に嫉妬しまくりじゃないか!
絶対駄目だ!
>>193他
ありがとう・・・
マジ助かります神様
本か…コミケならだせるけどみんな行かないだろうし意味ないなぁ
製本して事務所に送りつけちゃいなよ・・・
214 :
名無し募集中。。。:05/02/07 01:35:49 O
おー短編のまとめサイトが・・・
すてきだ・・・帰ったらリンクしときます
217 :
名無し募集中。。。:05/02/07 01:39:18 O
>>212 主人公の男、間違いなくDDに頃されるな…
218 :
名無し募集中。。。:05/02/07 01:41:12 0
散々既出だが、全部最高!良スレ杉!
219 :
名無し募集中。。。:05/02/07 01:45:51 0
>>213 これからも更新遅れるときは、そう言ってくれれば喜んでやるよ
220 :
名無し募集中。。。:05/02/07 01:46:30 O
まさか最終回じゃないよね?
【W】はあるよね?ね?ね?
了解です
迷惑かけます
223 :
90:05/02/07 01:48:09 0
>>210 素敵だなと思ったから俺の方に収録していい?
224 :
名無し募集中。。。:05/02/07 01:53:24 O
>>210 付け足してくれ。
「同時上映」
『妖精アイリーンの一週間』
(優恋とイメージがかぶるといけないので、夏焼→村上で…ダメ?w)
225 :
名無し募集中。。。:05/02/07 01:57:55 O
>>223 もちろん!
実は書いた人は変態作家の158だったりするw
226 :
名無し募集中。。。:05/02/07 02:04:00 0
227 :
名無し募集中。。。:05/02/07 02:10:54 0
向こうでもこっちでもキャプテン大好きっ漢の俺も小ネタ書いてるよw
228 :
名無し募集中。。。:05/02/07 02:15:08 0
佐紀タンの小ネタは何気に名作揃い
229 :
名無し募集中。。。:05/02/07 02:17:59 O
作品投下が始まって、わずか5時間で100レスか…さすが狼だな。
しかし他の狼と決定的に違うのは、あぼ〜んなレスがひとつも無いところだ!
>>225 両方書いてるひと、他にもいるでしょ?
スケベリさんとか…
あっちも名作多いよ。
230 :
90:05/02/07 02:18:15 0
入れたよ〜!
書いたのがあの変態さんだと知って、一瞬入れるかどうか躊躇したのは内緒だ
なんちゃって
231 :
名無し募集中。。。:05/02/07 02:21:59 O
実は小ネタの「桃子のおにいちゃんできた記念」も、158だったりするw
あれ?
234 :
名無し募集中。。。:05/02/07 02:31:13 0
>>232 ル ’ー’リ<顔が何か変だぞ♪
今から軽く、小ネタ書こうと思ったんだけど〜何かリクエストある?
誰がいいとか〜
235 :
名無し募集中。。。:05/02/07 02:32:28 O
>>230 わー!アイリーンもちゃんと入ってるー!
さんくす乙乙!!
236 :
90:05/02/07 02:32:49 0
じゃあまだネタが投下されていないメンバーでお願いします
237 :
名無し募集中。。。:05/02/07 02:34:57 O
おたおめ記念っつーことで、まいまいor舞美ちゃんで!
238 :
名無し募集中。。。:05/02/07 02:41:30 0
>>237 じゃ〜舞美ちゃんで
舞美ちゃんって〜足が速い子?
違ったっけ?
旅館の子だよね?
239 :
名無し募集中。。。:05/02/07 02:45:06 0
>>231 エロスレのほう読んでないけど桃子の小ネタ凄い好きだよ
>>239 エロスレの158はみないほうがいいぞ。
241 :
名無し募集中。。。:05/02/07 03:10:51 0
【本当に渡したい物】
(よーい・・・スタート・・・・・・・・・・・ゴール!)
「ハァハァ・・・先生! ハァハァ・・・タイムは?」
「う〜ん・・・さっきと同じで10秒台」
「ハァハァ・・・そ、そうですか・・・」
「今日はもう上がって、明日にそなえなさい」
「・・・はい」
〜学校帰りの夕暮れ〜
(やっぱり・・・ダメなのかな・・・)
「よっ!矢島!」
「あっ! も〜! 驚かさないでよ!」
「後ろから元気無い姿が見えたから やっぱり矢島だったか」
「君もリレーの練習の帰りか。 ・・・やっぱり後ろから見てても元気無かった?」
「うん。 あ〜・・・明日の体育祭だろ? そんなに思いつめるなって!!」
「・・・うん。」
「俺がアンカーで、前の矢島がいつもの走りを見せてくれたら、俺・・・頑張るよ!!」
「でも・・・私・・・君に1番で渡せる自信が無いかも・・・」
「大丈夫だって! 俺が絶対に矢島からバトンを渡されたら、1番で戻ってきてやる!」
「えっ・・・」
「約束する・・・」
「うん・・・ありがとう・・・」
242 :
名無し募集中。。。:05/02/07 03:11:49 0
【本当に渡したい物】
>>241 「矢島・・・」
「えっ?何?」
「明日は10秒切れるといいな・・・」
(・・・ずっと、練習の時の私を見ててくれたんだ)
私は、明日は10秒切れる気がする・・・絶対に彼に1番でバトンを渡したい。
そして・・・体育祭が終ったら、気持ちのバトンも・・・彼に渡してみよう。
「矢島・・・」
「何??」
「俺・・・1位でゴールできたら・・・」
「・・・」
「きっと・・・矢島に『好きだ』って、言うと思う・・・」
突然そんな事言うんだもん・・・私、嬉しくって笑っちゃった・・・
「も〜!! それじゃフライングだよ」
「えっ!? フライング!?」
「待ってて 明日、私も君に伝えたい事があるから・・・」
「矢島・・・」
絶対に、君に1番でバトンを渡すって・・・決めたから・・・
243 :
名無し募集中。。。:05/02/07 03:19:09 0
おっつ
舞美たんの短編もよかったよー
みんなすごいねー
245 :
90:05/02/07 03:28:10 0
続かない?
これで載せちゃっていい?
246 :
名無し募集中。。。:05/02/07 03:30:35 0
これで終りですw
247 :
名無し募集中。。。:05/02/07 04:33:34 0
ho
凄
249 :
名無し募集中。。。:05/02/07 06:57:18 O
ほ
250 :
名無し募集中。。。:05/02/07 08:28:02 O
神さま、俺に文才とPCをくださいorz
感想のレスだけでも作者にパワーを与えるぞ
萌えシチュエーションを書くのも素敵だなと思った作者が作品にしてくれる可能性がある
252 :
名無し募集中。。。:05/02/07 10:53:39 0
253 :
名無し募集中。。。:05/02/07 11:02:08 O
書きかけのえりかショート、誤って消してしまった…orz
254 :
名無し募集中。。。:05/02/07 11:03:31 O
255 :
名無し募集中。。。:05/02/07 11:48:23 0
電車男を越えるスレ
保全
色々あるから本はちょっと
258 :
名無し募集中。。。:05/02/07 13:55:55 0
だんしじょしが死ぬほど面白くて先が気になって仕方ない
でもクライマックスっぽいから複雑な心境
259 :
だんしじょし:05/02/07 14:38:25 0
まとめサイトの方へ
>>142で「わからないが」が2回続けて書いてあるので
文章を訂正させてください
>神様だか魔法使いだか、誰にお礼を言えばいいのかわからないが
俺に楽しい休暇を与えてくれて感謝している。
↓
>神様だか魔法使いだか、とにかく
俺に楽しい休暇を与えてくれたことに感謝している。
そんじゃ仕事いってきま
260 :
だんしじょし:05/02/07 14:40:00 0
>>258 ありがとう
遊園地編の後は卒業式編を書く予定。
261 :
名無し募集中。。。:05/02/07 14:55:27 O
>>260 卒業式編が終わったら連載終了ですか?
そうなら残念です
262 :
名無し募集中。。。:05/02/07 15:56:02 O
>>260 卒業式まではこの世界にいるのかと、ほっと一安心…
できればこのまま、もうひとつの人生を歩んでホスィ…
263 :
名無し募集中。。。:05/02/07 16:28:23 O
全米でもおすぎでもないけど泣くよ
世界が泣いた
メーグルのやつみたいなのまた読みたいな〜
切ない恋は泣けます。
保全代わりの予告
妖精さんの新作を今晩か明晩に
なにー!!
268 :
名無し募集中。。。:05/02/07 19:55:28 O
妖精さん キタ――――(゚∀゚)――――ッ!!!!!
269 :
名無し募集中。。。:05/02/07 20:15:53 0
俺用メモ
ここまでできたはず
家にいないときに限って大量更新がある気がするな…
ほ
271 :
名無し募集中。。。:05/02/07 21:21:00 O
272 :
名無し募集中。。。:05/02/07 21:21:32 O
アイリ━━━━━━━━*´д`━━━━━━━━ン!!
ごめんアイリーンじゃないから
今書いてる途中
274 :
名無し募集中。。。:05/02/07 21:58:09 0
今日は大量更新来る前に寝る・・・寝れなくなるからw
期待してる
275 :
名無し募集中。。。:05/02/07 22:16:15 0
【恋愛シミュレーション21】はテニプリ編が終わってから
大分更新が無いがどうしたんだろう?
作者を探す旅に出ようかな
276 :
名無し募集中。。。:05/02/07 22:42:09 0
∧_∧
( ・∀・) ドキドキ
( ∪ ∪
と__)__)
277 :
名無し募集中。。。:05/02/07 22:44:22 0
このスレが既に生活の一部になっている
278 :
名無し募集中。。。:05/02/07 22:59:22 0
やべぇ、禁断しょうjsjどいうふぁ;lskdjv@さvkふぁdふぁs
こ、更新を・・・・
279 :
名無し募集中。。。:05/02/07 23:08:58 0
ちょっとだけキッズに関心があってこのスレ覗いてみたらヲタになっちゃったやついっぱいいるだろ
280 :
名無し募集中。。。:05/02/07 23:33:13 0
>>120 「あ、もうこんな時間!ほら行こ!」
友理奈は立ち上がって時計を指差す。2時5分過ぎだ。
「行こって…どこにいるか分かるの?」
「大丈夫!分かってるから」
「もしかしてそれも…」
「昨日から決まってましたから♪」
二人はレストランの前にいた。
「どこ行ってたんだよー」
玉田は文句を言っているけど…そんな機嫌は悪くもなさそうだ。むしろ千奈美と打ち解けている気がする。
「じゃ、着替えてからもっかいここに集合ね!」
きっと友理奈達の「作戦」は今も予定通りなんだろう。僕達より一枚も二枚も上手だ…
更衣室に戻ると、玉田は嬉しそうな顔で話し始めた。
「いやー千奈美ってそんなヤな奴でもないのな」
「え?なんかあったの?」
「ウォータースライダーさ、一緒に滑ったんだけど千奈美の奴怖がってずっと俺にぴったりでさぁ、
その後飛び込みやったんだけど俺が一番高い所から飛び降りるのを見て拍手するんだよ…」
「へぇー。で、友理奈には見せなくていいの?」
本当の事を知りながら知らないフリをして僕は話している。玉田の何も知らない笑顔が痛い。
「うーんどうしよっかなあ…ていうかさぁ」
「何?」
「やっぱ千奈美にも俺が友理奈ちゃん好きって事言っとこうかなぁ」
281 :
名無し募集中。。。:05/02/07 23:38:32 0
僕はふっとびそうになった。
「駄目!それはやめとけ!」
「え?お前さっきと言ってる事違うぞ?」
「い、いやよく考えたらそれは良くないと思ったんだよ。そういう事を簡単に言うもんじゃない」
「なんでよ?なにかと協力してくれるかも」
「お前一人でやらなきゃ!な?だから千奈美には言わないでおこう?」
「う〜ん…分かったよ…」
なんとか玉田の暴走を抑えられそうかな…?
着替えも終わったし、とりあえずレストランに行こう…
そう思っていると、玉田が一番聞かれたくない事を聞いてきた。
またふっとびそうになった。
「そんな事より!お前友理奈ちゃんと何処に行ってきたんだよ!」
「あ…あれはちょっとな…」
「おい。はぐらかすなよ!いや、分かった。
お前も友理奈ちゃんの事好きなんだろ?そんで俺のジャマするつもりなんだろ?
千奈美に言っちゃたら自分が不利になるから駄目とか言ったんだろ?」
玉田が僕に詰め寄る。
「違うって!あれだよ…ほら、友理奈が迷子になっちゃてたんだよ!」
「どういう事だよ?」
「あのね、俺がロビー行ったでしょ?で、戻ってきたら友理奈がいなかったんだよ。
でもお前等はウォータースライダーに並んでただろ?そしたらあいつ一人じゃん?だから心配になって探しに行ったんだよ」
「ふーん。で、何処にいたんだよ?」
「外にいた。そんで戻ってきたらお前等がいなかったから…分かった?」
「ほんとかなぁ…」
冷たい目で僕を見る玉田の背中を押しながら、レストランへと向かった。
282 :
名無し募集中。。。:05/02/07 23:42:57 0
玉田、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!
283 :
名無し募集中。。。:05/02/07 23:43:02 0
夏休みキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
玉田ワロス!!!!
284 :
名無し募集中。。。:05/02/07 23:45:45 0
>>281 「またあんた達の方が遅いじゃない!どれだけ待たせんのよ?」千奈美が玉田の尻をバシッと蹴った。
友理奈は僕を見てちょっと笑う。
「はは…」僕は苦笑いで返した。
「何食べる?」千奈美がメニューを皆に回す。
「あ、そうだ○○!おごってよ!この…特製ピザ!」友理奈が僕に言ってきた。
「なんでだよ!」
「さっきの罰まだでしょ!忘れたなんて言わせないよ」
「やだよ〜お金ないよ〜」
「じゃ、割り勘!皆で食べよ?ね?」
「さんせ〜い!玉田もいいよね?」千奈美が言った。
「別にいいよ…」玉田は僕を睨んでいるような…
「じゃあ、あとカルボナーラ頼んどいて。俺トイレ行ってくる」
この場から逃げるように僕はトイレに向かった。
「はぁ…」
今日初めてやっと一人になり、深いため息を吐いた。
千奈美は玉田の事が好きで、玉田は友理奈の事が好きで…
これを両方とも知ってるのを僕だけだ。
このままだと大変な事になるのかもしれない。でも僕はどうすれば…
戻るのがすごく嫌だったけど、僕はなんとかトイレのドアを押した。
285 :
名無し募集中。。。:05/02/07 23:48:17 0
この三角関係(四画関係?)の設定が秀逸
286 :
名無し募集中。。。:05/02/07 23:50:28 0
検索するといろいろな日記に紹介されてたりするよね
287 :
名無し募集中。。。:05/02/07 23:52:43 0
>>284 「待って」
トイレの横で、友理奈が壁にもたれていた。
「友理奈…」
「席には戻らないで、ちょっとだけ千奈美達二人にさせとこう?」
僕は友理奈の横に座った。
「どんくらいここにいるつもり?」
「あとちょっと…一緒に…」
「俺らが一緒にいてもしょうがないだろ」
「え?まあ…そうだね…でも、あともうちょっとだけ待と?」
「分かったよ…」
そのまま何も喋らずに、少し時間が過ぎた。
そろそろ行った方が…
そう伝えようとして僕は友理奈を見上げる。目が合った。
目が合うとは思っていなくてお互いビクッとしたと思う。
「そろそろ行った方が良いんじゃない?」
「うん…」
僕が立ち上がろうとしたその時
「ガチャン!」
グラスが割れる音がした。同時に
「何処行くんだよ!」と、玉田の声が聞こえた。
僕達は顔を見合わせ、急いで席に戻ろうとする。
千奈美が僕達の前を横切った。その顔は泣いているように見えた。
288 :
名無し募集中。。。:05/02/07 23:54:25 O
四角関係ってこんなもんじゃん。それより内容を誉めたい
289 :
名無し募集中。。。:05/02/07 23:55:22 0
あ〜ぁとうとう千奈美にいっちゃったか…
290 :
名無し募集中。。。:05/02/07 23:55:27 0
小説にあった曲を聴きながら読むとイイ
291 :
名無し募集中。。。:05/02/07 23:57:55 0
玉田のクソバカヤローヽ(`Д´)ノ
292 :
名無し募集中。。。:05/02/07 23:59:18 0
ってかコップ割るなよ
誰が掃除すると思ってるんだ!
293 :
名無し募集中。。。:05/02/07 23:59:40 0
>>287 「ちょっと、千奈美!待って!」
友理奈が千奈美を追って外に出て行ってしまった。
僕は席の方へ向かう。
店員がほうきを出している。
どうやら僕達の席のグラスが割れたようだった。
玉田は呆然とした表情で立っていた。
「何があったんだよ?」
「違うんだよ…千奈美に友理奈ちゃんの事言っただけだよ。そしたら急に泣き出して…」
「だからやめろって言ったんだよ!」僕は大声を出してしまった。
「なんだよ…訳分かんねーよ…」玉田はすっかり落ち込んでしまい、席にもたれた。
「あのーご注文の品を…」
店員が申し訳なさそうに料理を置く。
「なに頼んだんだ?」
「えっと…特製ピザとカルボナーラと、ドリアと、ハンバーグと…」
「食える?」
「食えない…」
「払える?」
「分かんない…」
僕達はほとんど料理を残し、店を出た。お金は何とか払えた。
結局友理奈達は戻ってこなかった。
294 :
名無し募集中。。。:05/02/07 23:59:55 0
>>288 いやまあそうなんだけどさ
まだ他に無かったしマンセーしたかったんだよ
295 :
名無し募集中。。。:05/02/08 00:09:26 O
ちなこを泣かすなんて…玉田許さんっっ!!
296 :
名無し募集中。。。:05/02/08 00:16:32 0
>>293 僕達は家の近く、昔よく遊んだ公園に向かった。
「あそこ座ろうぜ」僕はブランコを指差す。
僕はそこで今日、友理奈に聞かされた事を全部玉田に教えてやった。
昨日僕達以上に綿密な「作戦」を組んでいた事。千奈美が玉田を好きな事。千奈美が一番今日を楽しみにしていた事…
玉田は真剣な顔で耳を傾けていた。
「…って事だよ。千奈美の事は俺も考えてやるから。な?」
すべて話し終え、玉田の肩にポンと手を置く。
「分かったからもうほっといてくれよ!」
玉田は僕の手を払い除け、走っていってしまった。
僕には、玉田を追いかける勇気はなかった。
〜つづく〜
297 :
名無し募集中。。。:05/02/08 00:21:19 0
はぁ〜・・・甘酸っぱい・・・
298 :
名無し募集中。。。:05/02/08 00:23:32 0
とりあえず書き溜めといた分だけ貼ったので、これから続き書きます。
2時までに出来ればまた貼ります。
299 :
名無し募集中。。。:05/02/08 00:27:32 O
>>298 やったー!!期待してます!がんばって!!
玉田氏ね
301 :
名無し募集中。。。:05/02/08 00:32:41 0
眠れんじゃないか…
302 :
名無し募集中。。。:05/02/08 00:36:41 0
303 :
名無し募集中。。。:05/02/08 00:38:58 0
足がしびれてきた
304 :
名無し募集中。。。:05/02/08 01:05:09 0
305 :
名無し募集中。。。:05/02/08 01:08:01 0
つーか、玉田からゆりなのこと聞かされたときのちなみの心境を思うと・・・
胸が締め付けられる・・・
306 :
名無し募集中。。。:05/02/08 01:12:28 0
>>304 Berryz 小説スレ とか リア消 Berryzとか
307 :
名無し募集中。。。:05/02/08 01:15:16 0
裏バージョンとして玉田主人公編も是非読みんでみたいな
まだ気が早いけど
308 :
名無し募集中。。。:05/02/08 01:20:35 0
「優しい恋の育て方」でヒットするのもすごいなw
309 :
名無し募集中。。。:05/02/08 01:23:50 0
ノーブラボイン画像が話題になってた時は
まさかここまでのスレになるとは全く思ってなかったなw
今では毎日の更新待ちが楽しみで楽しみでw
310 :
名無し募集中。。。:05/02/08 01:28:11 0
>>309 確か初代スレの最後のほうまで粘ってたやつがいたなw
311 :
名無し募集中。。。:05/02/08 01:30:51 O
とりあえずうpしてくれ
このスレって、何人くらい読んでるんだろうな?
20人以上はいるのかな?
313 :
名無し募集中。。。:05/02/08 01:52:48 O
今んとこ小説はまだこないみたいだし点呼とるか?
1
314 :
名無し募集中。。。:05/02/08 01:53:34 0
寝てる人もいるから無駄だろう
316 :
名無し募集中。。。:05/02/08 01:54:09 0
書いてる作者は入るのだろうか? と、思いつつw
州*‘ o‘リ<2
とりあえず他の人が来るまでの場つなぎで書きあがっている分だけ
妖精の奇跡・初恋のマーサ 1
うーん、どうして勝てないんだろう?
練習では、「おまえの技はキレがいい、おまえはなかなか筋がいい」って言われるのに
試合になるとコロっと負けてしまう
僕には柔道の才能が無いのだろうか?
僕が小さいときに死んでしまったお母さん
そのお母さんとの、たった一つ、僕が覚えている約束、それが・・・・・・・・・
『柔道を続けて、強い男の子になる』
だけど、だけど、だけど・・・・・・・・・・・・
いつまでたっても、どんなに練習しても、練習では誉められても・・・・・・・・
僕はなかなか強くなれない
強くなりたい、強くなりたい、強くなりたい!
ベッドに寝そべり、柔道の入門書の写真を眺めながら、いつものように考えていた
ああ、誰でもいい、僕に力をくれ!僕を強くしてくれ!
ドスン!
何か重くて柔らかいものが腰の上に突然落ちた
ベッドが激しく揺れる
「いてててて・・・・・・・・・・・・・・・・」
腰の上に降ってきたナニモノかを、振り返って見た
女の子が僕の腰の上に馬乗りになっている
「だ、誰?どこから入って来たの!?」
「ヤッホー!勇気の妖精、マーサです!」
腰の上の女の子がVサインを決めて、笑顔で答えた
「と、とりあえず重いから降りてくれない?」
「アッ!ゴメンね・・・・・・・でも重いなんて失礼だってゆいたいな・・・・・気にしてるんだから」
318 :
名無し募集中。。。:05/02/08 01:58:46 0
>>317 妖精の奇跡・初恋のマーサ 2
「妖精さん・・・・って言ったっけ?妖精なんて実在するの?」
僕は痛む腰をさすりながら、ベッドから降りて僕の脇に立つ女の子に聞いた
「実在するからここにいるの」
女の子はそう言いながら右手の人差し指で自分の鼻を2回こすった
女の子の右手がぼんやりと赤く光を帯びた
そしてその右手で僕の腰をさすった
女の子の手が触れた部分がじわっと温かくなり、その部分を中心に痛みが消えていく
「ね?こうゆう風に不思議な力だって使えるのよ」
痛みが消えたので、僕は起き上がってベッドに腰掛け、女の子と正対した
「えーっと・・・・・・・マーサちゃん、って言ったっけ?」
僕は質問しながら女の子を観察した
身長は160cmくらいで、ほんのちょっと太め、大人っぽい体つき、声も低め
だけど、顔つきが幼い感じで、着ている服もクリーム色の幼稚園児のようなワンピース、
そして喋り方や仕草、表情も幼い感じ・・・・・・・・6年生の僕と同い年くらい・・・・かな?
「そう、勇気の妖精、マーサだよ」
「その妖精のマーサちゃんは、何をしにここに来たの?」
「妖精の小学校の卒業試験だよ」
「卒業試験・・・・・って、何?」
マーサちゃんの話を要約すると、強くなりたい、という僕の願いを、不思議な力でサポートして、
1週間以内に叶えれば合格、ということらしい
「でも、何で僕を卒業試験の相手に選んだの?」
「だって、強くなりたいって思っていたでしょ?誰でもいいから強くしてくれ!って」
僕は黙って頷いた
「私達妖精はね、人間のそういう願いを叶えたい、って気持ちに敏感なの!」
マーサちゃんはそう言うと僕の右手をがっしりと握ってきた
「じゃあ、強くなれるように頑張ろうね!」
319 :
名無し募集中。。。:05/02/08 02:00:30 0
>>318 妖精の奇跡・初恋のマーサ 3
「で、強くなるってゆっても、何か目標みたいなものがあればいいんだけど・・・・・・・・」
「じゃあ、次の日曜日に柔道の昇級試験があるんだけど、それで1級合格って言うのは?」
僕ら6年生くらいの柔道少年の憧れは1級の茶帯である
黒帯は年齢制限があって15歳にならないと取れない
僕は来週、1級の試験を受けるのだが・・・・・・受かる自信は全く無い
「うん、その昇級試験で頑張る、ってことで良さそうね」
マーサちゃんが頷いた
「じゃあ、明日から特訓しようね!」
「えっ?!不思議な力ってやつで、僕をチョイチョイって強くすることって、できないの?」
「できるよ」
マーサはそう言うと、自分の鼻を右手の人差し指で2回こすった
僕の体の奥の方が熱くなり、力がみなぎり、胸や腕の筋肉が盛り上がる
「うわぁ!凄い凄い!これでマーサちゃんの卒業試験は合格じゃん!」
マーサちゃんは僕の様子をニヤニヤしながら眺めている
「ダーメ、この力はすぐ切れちゃうんだよね」
マーサちゃんの言葉が終わらないうちに、僕の筋肉はみるみる萎んでいった
「あああっ、戻っちゃった・・・・・・・・・・・」
「ね?だから、特訓して強くならないといけないの」
「・・・・・・・はい・・・・・・・・わかりました・・・・・・・・」
というわけで、道場の練習のある日は練習後、練習のない日は学校が終わってから、
僕はマーサちゃんと柔道の特訓をすることになった
320 :
名無し募集中。。。:05/02/08 02:02:49 0
>>319 妖精の奇跡・初恋のマーサ 4
「ただいま〜!」
いつもは学校から帰ってきても誰もいない
でも今日はマーサちゃんが僕の帰りを待っている
「おかえり〜」
ドアを開けて家に入るなり、驚いた
家の中がピカピカになっている
僕の家では平日は食器を洗う程度の最小限の家事しかしない
そして日曜日にお父さんと2人で、洗濯や掃除などの家事をこなすことになっている
でも、その週一の家事は手抜きがちなので、僕の家は基本的に汚い
「もうすぐお洗濯終わるから、ちょっと待っててね〜」
エプロン姿のマーサちゃんが顔を覗かせた
「これ、全部マーサちゃんがやったの!?!?!?」
「そうよ、晩御飯も美味しいもの作ってあげるからね」
胸の奥から熱いものがこみ上げてきた
「マーサちゃんって・・・・・・お母さんみたいだね」
「お母さん?それって、オバサンっぽいって意味?失礼ね」
「そうじゃなくって、そうじゃなくって・・・・・僕、お母さんがいないから・・・・・・・」
涙が溢れてきた
「あらあら、強くなりたいって男の子が泣いちゃダメでしょ?うふふふふ」
マーサちゃんはハンカチで優しく僕の涙を拭いてくれた
「ありがとう・・・・・マーサちゃんは絶対素敵なお母さんになれるよ・・・・」
マーサちゃんは、優しくてとっても温かい笑顔で僕のことを見つめていた
ほとんど覚えていないけど、僕のお母さんの笑顔もこんな感じだったんだろうな・・・・・・・
321 :
名無し募集中。。。:05/02/08 02:03:43 0
今度は茉麻か
楽しみだ
322 :
名無し募集中。。。:05/02/08 02:05:32 0
>>320 妖精の奇跡・初恋のマーサ 5
「じゃあ、特訓始めるよー!」
「ちょ、ちょっと、こんな所で柔道したらケガしちゃうよ!」
マーサちゃんが家事を終えてから、僕らは河川敷に行った
柔道は畳などクッションが効いている場所でないと危険だ
河川敷のような土で、所々に石が落ちているような場所など論外である
「あっ、そうだね」
マーサちゃんはそう言うと鼻を2回こすった
鉄橋の下の、土手の上からは死角になっている場所に、ピンク色の薄いマットが現れた
「こんなので大丈夫?」
「鉄橋の上から落ちてもケガしないよ」
触ってみると確かにクッションが効いていて、それでいて柔らかすぎず、踏ん張りも利きそうだ
「これなら大丈夫だね」
そう言って僕は準備運動を始めようとしたが・・・・・・・・・
「よーし!かかってこーい!」
マーサちゃんがいきなりファイティングポーズをとった
強そうだ
「あのねえ、まずは準備運動、柔軟、受身、それから立ち稽古、試合形式の乱取りはその後」
「なーんだ、つまんないの」
「それにねえ、その服じゃ柔道はムリ」
「じゃあ、これならいい?」
マーサちゃんが鼻を2回こすると、マーサちゃんの服が水色の柔道着に赤帯に変わった
「ねえ、その色は・・・・・・」
「カワイイでしょ?」
まあ、試合に出るわけじゃないからいいか・・・・・・
僕ら2人は仲良く準備運動を始めた
323 :
名無し募集中。。。:05/02/08 02:07:45 0
>>322 妖精の奇跡・初恋のマーサ 6
受身までのメニューが終わった
「じゃあ、立ち稽古やるけど、マーサちゃん受身取れる?投げるのはやめようか?」
マーサちゃんはニコっと笑うと、鼻を2回こすった
マーサちゃんの体が一回り大きくなり、力強そうな体型になった
「これでオリンピック金メダルの野球選手の奥さんより強くなったよ」
そう言うと僕に一本背負いを仕掛けた
技のスピードが速すぎて、受身を取るのを忘れたが、全く痛くない
達人の速くて美しい投げは、全然痛くない、と、ものすごく痛い投げ技を仕掛ける先生が言っていた
「ね?私のことを柔道の先生だと思って、思いっきりやっていいよ」
「・・・・・・・・うん」
最初は背負い投げの練習
袖と襟を握り、体を捻ると同時に相手を自分の方に引き寄せ、軽く担ぐ
これを何度か繰り返し、最後の一回だけ、実際に背負って、投げる、という練習だ
マーサちゃんの袖と襟を掴んだ
女の子って柔らかいんだな・・・・・・・
そして一気に担ぎ上げる
背中に当たったマーサちゃんの胸は、腕なんかよりもずっと柔らかい
急に胸のドキドキが激しくなり、顔が熱くなり、口の奥がなんとなく酸っぱくなった
「ごめん、ちょっと休憩」
そう言いながらマーサちゃんの顔を見たら、胸のドキドキがもっともっと激しくなった
なんだろう?この気持ちは・・・・・・・・・・・・・?
気持ちを落ち着かせて練習を再開するのに10分ほど必要だった
とりあえずここまで
324 :
名無し募集中。。。:05/02/08 02:11:15 0
乙!
チョットダケ(;´Д`)ハァハァ
325 :
名無し募集中。。。:05/02/08 02:11:47 0
妖精読んだら「夏休み」の続き貼ります
326 :
名無し募集中。。。:05/02/08 02:13:50 0
>>325 ∧_∧
(;・∀・) アシガシビレタヨ
( ∪ ∪
と__)__)
327 :
名無し募集中。。。:05/02/08 02:15:37 0
>>311 967 :名無し募集中。。。 :05/01/19 21:49:38 0
これだけ引っ張ったのにまだノーブラボイン画像が出ないのはなぜだ
968 :名無し募集中。。。 :05/01/19 21:53:14 0
>>967 最初から存在しないから
969 :名無し募集中。。。 :05/01/19 22:00:02 0
ナ ゝ ナ ゝ / 十_" ー;=‐ |! |!
cト cト /^、_ノ | 、.__ つ (.__  ̄ ̄ ̄ ̄ ・ ・
,. -─- 、._
,. ‐'´ `‐、 ッツmmmmmmミッ ‐''´~ `´ ̄`‐、
/ ヽ、_/)ノ ッmmmmmmmmmミ‐'´ `‐、
/ / ̄~`'''‐- 、.._ ノ mmmmmmmmmm≦ ヽ
i. /  ̄l 7 mmmmmmmmmmミ゙≦ , ,ヘ 、 i
,!ヘ. / ‐- 、._ u |/ mmmm"゙ u ゙ l イ/l/|/ヽlヘト、 │
. |〃、!ミ: -─ゝ、 __ .l mmmm"゙ ゙" |/ | ! | | ヾ ヾヘト、 l
!_ヒ; L(.:)_ `ー'"〈:)_,` / mmm丶/|::/!!! ミ;= ! ‐;-、 、__,._-─‐ヽ. ,.-'、
/`゙i u ´ ヽ ! mm: :r",,ゞィ ヨ ● ( } ' (:)〉 ´(.:)`i |//ニ !
_/:::::::! ,,..ゝ! m:::::: イ●ノ / 、"'ー ゙! 7  ̄ | トy'/
_,,. -‐ヘ::::::::::::::ヽ、 r'´~`''‐、 / |::::u:::::::::"" ,.゙・ ・'' ヽ、"" ! `ヽ" u ;-‐i
! \::::::::::::::ヽ `ー─ ' / ヽ:::::::: " ( "'-三-''" ) ヽ ` ̄二) /ヽト、
328 :
名無し募集中。。。:05/02/08 02:15:42 O
まあさ久しぶりだよまあさ
329 :
名無し募集中。。。:05/02/08 02:18:50 O
330 :
名無し募集中。。。:05/02/08 02:21:07 0
>>296 丸二日が経った。
誰からも連絡はなく、かといって自分から電話をかけるような事も出来なかった。
あれ以来、僕は自責の念に駆られている。
もっと早く、あの更衣室で僕が玉田に事実を教えてあげていれば、こんな事にはならなかったのに…
こんな事ばかり考えていて、無性にムシャクシャしていた。
なんとか気を晴らそうとして、もう夕方だけど散歩でもしようと思い、外に出た。
今、僕は本屋にいて、目の前に千奈美がいる。
「よ、よう」ぎこちなく千奈美に声を掛けた。
「あ、○○…元気?」千奈美の顔はやつれているような気がする。
「うん…」
黙りあってしまう。
「あのさ…ごめんな…」本当に申し訳なくて、これしか言えなかった。
「別に…○○は悪く無いじゃん…私が勝手にやった事だもん…」
「そんな…」
「ねぇ、こんな所で話すのもヤだからさ、外行こ?」
331 :
名無し募集中。。。:05/02/08 02:22:03 0
この前の公園で、僕達は同じようにブランコに乗った。
千奈美はブランコをゆるやかに漕ぎながら話し始めた。
「友理奈と、ケンカしちゃった」
「え?」
「玉田がさあ友理奈の事好きって私の目の前で言ったんだよ?そりゃムカつくよ。八つ当たりもしたくなるよ」
「でも、友理奈はお前の事思って…」
「分かってるよっ、だから友理奈は私を追っかけてくれて、慰めようとしてくれてっ」
千奈美はどんどん強く漕いでいく。
「なのにっ」
「なのに?」
「私友理奈になんて言ったと思う?」
「分からないよ…」
「『アンタなんかいなきゃいいのに』って言ったのっ。最悪じゃん私」
「…」
「最悪じゃん…」
千奈美のブランコがいつの間にか止まっていた。
千奈美の嗚咽だけが辺りに響いた。
「ごめんなさい!熊井友理奈は玉田君とは付き合えません!」
突然大きな声が目の前で聞こえた。
顔を上げると、友理奈と玉田がビシッと立っていた。まるで「起立」のように。
玉田はうつむいていているけど、友理奈はこっちを見てニコッと笑った。
僕等はキョトンとして二人を見ていた。
すると、玉田が顔を上げた。その顔はキリッとしていて、今までで一番カッコよく見えた。
なんか今日は大量だな
333 :
名無し募集中。。。:05/02/08 02:35:50 0
334 :
名無し募集中。。。:05/02/08 02:36:34 0
>>331 「徳永千奈美さん!二人でお話がしたいです!聞いてくれませんか!」
さっきの友理奈なんか比較にならないぐらい、大きな声で玉田は言った。
泣き過ぎて真っ赤な目をした千奈美は大きく頷いた。
友理奈が僕に手招きをしている。
僕と友理奈は黙って公園を出た。
何も言わなくても分かった。今回ばっかりは本当に僕達はお邪魔だもんな…
「玉田君とはしっかり話したから、もう大丈夫だよ」
公園の前で友理奈が言った。
「友理奈…ごめんな…」さっきも同じ事を言った気がする。
「なんでよ。アンタは悪く無いでしょ?」
なんて言えばいいのか分からなかった。すると友理奈が
「さて!どっか隠れて見れるところ探そう!」と、僕の腕を掴んだ。
「はい?」
「だって気になるでしょ?ほらどっか隠れる所!」
「それなら…」
僕達はブランコの後ろの草むらに隠れた。ここならばっちり聞けるはずだ。二人はブランコに座っていた。
でも、声が小さすぎて何を言っているのか全然分からなかった。
335 :
名無し募集中。。。:05/02/08 02:37:19 0
「なーんだ。全然聞こえないじゃん」友理奈は茂みの隙間から二人を見ている。
「うーん。でもちょっとだけ聞こえるような…」
僕は「シーッ」のポーズを取りながら聞いていた。
すると友理奈が僕を見て、
「ねえ」
「なに?」
「いい事教えてあげようか?いや、怒るかな?」
「なんだよ」
「この間のプールの時、私達前の日に予定組んでたって言ったでしょ?」
「うん。言った」
友理奈は視線を二人に戻して言った。
「あれ…嘘なんだよね…」
「え?」
「だから!私が勝手にやったの。千奈美と玉田君を二人にさせたのも。全部っ」
「千奈美のために?」
「うん」
「おまえって良い奴だな…」
「そうかな?」
「そうだよ」
336 :
名無し募集中。。。:05/02/08 02:38:16 0
「ま、あたしのためでもあったんだけどねぇ」
「どういう意味?」
「あっ…なんでもないよっ。あ!ほら!」友理奈が二人を指差した。特にさっきと変わずそこにいる。
「なに?」
「いや。いいなぁーってさ…」
「そう?」
「そうだよ!」
僕と友理奈はその場に寝転んだ。
玉田と千奈美の話はまだまだ続きそうだ。
太陽は今にも地平線に飲み込まれそうで、空には星が瞬き始めていた。
〜続く〜
337 :
名無し募集中。。。:05/02/08 02:48:27 0
青春やね・・・
「このスレすげーいい」
あまり書き込まない俺だが、これだけは書かせてくれ
ワクワクしたー
最高だなオイ
340 :
名無し募集中。。。:05/02/08 03:22:04 0
朝方に更新されてることを願っておやすみ
僕も寝ます
明日も楽しみにしてます♪
おやすみなさい〜
342 :
名無し募集中。。。:05/02/08 04:37:14 0
俺もここまでか・・・
学校編とだんしじょし見たかった・・・
他の作者さんのも更新期待しておやすみ
夏休みとマーサGJ
下宿編タン週末のお出かけから帰ってきてないのかな...
344 :
名無し募集中。。。:05/02/08 06:27:19 O
保全
345 :
名無し募集中。。。:05/02/08 07:26:35 O
今日は早朝だんしじょしは無しか
346 :
07001160770686_va:05/02/08 09:08:23 O
ホゼ━━━(゚∀゚)━━━ン!!!!
まとめサイトの方
[夏休み]の
>>293が抜けてるみたいです
ho
349 :
名無し募集中。。。:05/02/08 13:02:04 O
いいか優恋見たからって現場で雅の事みや〜とか言うなよ!最初にそうやって読んでたの俺だからな。
ほ
351 :
名無し募集中。。。:05/02/08 13:23:34 0
じゃあ俺は現場で愛理ちゃんに向けて指鳴らす
みや〜!w
353 :
名無し募集中。。。:05/02/08 13:48:08 O
349だが俺は夏焼って呼ぶwって言うか呼んでいいか聞く
354 :
だんしじょし:05/02/08 14:35:35 0
今朝まで規制で書き込めませんでした
355 :
だんしじょし:05/02/08 14:37:55 0
>>148 みんなは楽しそうに観覧車に向かって歩いている。
俺は一歩一歩観覧車に近づくたびに、頭がちくちくする感じがする。
頭の中で何かが弾けているような感覚だ。
記憶の蕾が一つずつ開いている音だろうか。
一歩足を踏み出すと、記憶の中の『あの時』の俺も一歩を踏み出している。
リアルタイムであの頃の記憶が戻ってきている。
抜け落ちていた部分の俺の記憶が。
「さて、最後のアトラクションだよ〜」
嗣永が張り切っている。
その嗣永の声も、『あの時』の嗣永の声と二重に聞こえる。
だんだん、頭がぐらぐらしてきた。
「どうしたの? 会長、気分悪いの?」
俺の前を歩いていた菅谷が心配してくれている。
「大丈夫、ちょっと疲れただけだから」
「それならよかったあ」
菅谷がにこっと微笑んで、前に向き直った。
「ホントに大丈夫?」
今度は隣の清水が訊ねる。
「大丈夫だって」
「私達だけ乗らないで休んでよっか?」
「いや、乗りたいんだ。 一緒に」
「そっ・・・か。 うん、わかった。 乗ろう」
清水は一瞬だけ下を向いてから、笑顔で言った。
356 :
だんしじょし:05/02/08 14:38:36 0
>>355 嗣永達や夏焼達が次々と観覧車に乗り込んでいく。
俺と清水は一番最後に乗ることにした。
須藤たちが乗り終え、ついに俺達の番だ。
観覧車に乗ろうと足を踏み出すと、また頭の中に衝撃。
今度は先ほどよりももっと強い感覚だった。
そのせいで俺は少しよろめき、一台乗り過ごしてしまった。
「やっぱ具合悪いんじゃないの?」
「いいから・・・」
次に来た観覧車に先に清水を乗せ、俺も意を決して乗り込んだ。
清水と向かい合わせに座って、腰を下ろした瞬間。
頭の中に、というより俺の体全体に何か波のようなうねりが流れ込んできた。
その『うねり』の中に、清水やみんなの顔、そして声がノイズのように混じっている。
パズルのようなそれは一瞬のうちに組み立てられ
やがて一つの『思い出』として、俺の脳に再び刻み込まれた。
俺が思い出せなかった記憶。 清水と観覧車に乗ったあの時の記憶。
357 :
だんしじょし:05/02/08 14:39:27 0
>>356 ―清水は、あの時も笑顔だった。
『ねえ会長、真面目な話だからふざけないで聞いてよね?
・・・私、春から九州に行ったら、みんなともう会えないかもしれないね
え? そんなことない、って簡単に言うけど、遠いんだよ?
たまには手紙書いたり、電話とかもするかもしれないけど・・・
みんな中学で新しい友達できたら、私のことなんか忘れちゃうよきっと
私も向こうで友達たくさん作るよ。 みんなのこと忘れるくらいに』
俺はこれを聞いて、怒ったんだ。 観覧車から漏れるくらい大きな声で。
『本当は行きたくないよ。 本当は忘れたくないよ
でも忘れなきゃ、みんなこと忘れなきゃ、そうしなきゃ辛くなるもの
会長の事、…君の事を一番忘れたい。
今だってとっても辛い。 だからいっそ、嫌いになりたい・・・』
そして俺は、清水を、平手で殴ってしまった。
『痛い・・・。 けど、これは忘れないでおくね、ありがとう
忘れないから、会長もこの日の事だけは、忘れないでね』
清水はずっと笑っていた。―
358 :
だんしじょし:05/02/08 14:40:24 0
>>357 観覧車が回り出した。 運命の輪のように。
清水は『思い出』と同じ、笑顔だった。
「ねえ会長、真面目な話だから・・・」
俺はこの運命を変えてみせる。
「本当に俺達もう会えないと思うか?」
俺は椅子から立ち上がって、清水が話し出す前に言った。
「え・・・?」
「清水は、俺達ともう会えないと思ってるかもしれない
俺達が清水のことを忘れてしまうって思っているかもしれない
でも絶対忘れないよ、俺は」
「ねえ、立ったら危ないよ・・・」
清水は俺の話を聞こえない振りをしている。
「頼む、聞いてくれ。 真面目な話だから」
「私も真面目な話だよ・・・」
「知ってる。 でも聞きたくない」
「なんで・・・?」
「俺達のこと忘れるなんていう話、聞きたくない」
359 :
だんしじょし:05/02/08 14:41:13 0
>>358 清水は顔を伏せた。
「だって、忘れちゃうんだよ」
「忘れないよ。 清水がそうやって、忘れて欲しいなんて思うからいけないんだ
お互いに想い続けていればきっと忘れない」
「会長・・・」
「だから、俺のこと嫌いになりたいなんて思わないでくれ」
「思いたくないよ、でも・・・」
「でもじゃない。 俺は清水のこと忘れないし、嫌いにならない」
「・・・」
「いやだよ・・・嫌いになりたいよ・・・」
「俺は絶対に会いに行く。 清水のこと迎えに行く
だからそれまで俺のことも絶対に忘れないで欲しい」
「・・・」
俺は無言のままでいる清水の手を掴んで、抱き寄せた。
そしてその小さな体が潰れてしまうくらいに強く抱きしめた。
「清水の事が好きだ」
「・・・」
「好きだよ」
「・・・うん・・・私も、だいすき」
ぐすっ、と清水が鼻をすする音が聞こえた。
その時ちょうど、観覧車が頂上まで達した。
海に沈む夕陽が俺達を照らしている。
夕陽は清水の目から零れ落ちる涙をきらきらと輝かせた。
360 :
だんしじょし:05/02/08 14:41:50 0
>>359 「あれ、泣いちゃった、私。 卒業式まで泣かないって決めたのに・・・」
「いいよ泣いても。 最後の涙じゃないんだから」
「うん・・・そうだね」
清水は涙目で笑った。
「あ、ハンカチ持ってたかな俺・・・」
「なによぉ、ムード台無しじゃない」
ジーンズのポケットをまさぐり、くしゃくしゃになっているハンカチを取り出した。
「あったあった、ほら涙拭いてやるから上向いて」
俺は涙でぬれた頬を優しくハンカチで拭ってあげた。
「なんだかくすぐったいね」
「いいからじっとしてろって」
「うん」
清水はそのまま口をつぐんで、目を閉じた。
「・・・あのさ」
「んー?」
「清水、その・・・」
「・・・私も、名前で呼んで欲しいな」
「あ、ああ・・・さ、佐紀」
「・・・」
「キス、するぞ」
「・・・」
「何も言わないなら、ほ、ホントにするからな」
「・・・」
「佐紀」
小さい佐紀の、小さい唇に、俺の唇を重ねた。
愛しくてたまらなかった。 口づけたまま、佐紀をもっと強く抱きしめた。
まだ涙で濡れていた佐紀の唇は、少ししょっぱかった。
361 :
だんしじょし:05/02/08 14:42:31 0
>>360 「痛っ」
佐紀が声をあげた。
「ん?」
「もお、力入れすぎ! 痛いよ〜」
興奮しすぎて強く抱きしめすぎたようだ。
「ごめん。 力抜くから、もう一回していい?」
「・・・うん、いいよ」
ガタンッ
「あああーー!! ちょっと二人とも何やってんのー!?」
嗣永の声が耳に飛び込んできた。
知らぬ間に観覧車は下まで到着していたのだ。
観覧車の扉が自動的に開くと、みんな揃って俺達を見ていた。
「いや、その・・・」
「あ、あはは・・・」
佐紀は顔を真っ赤にしていた。 おそらく俺も同じだっただろう。
「予想外だったわ・・・しみちゃんに先を越されるなんて・・・」
嗣永が変なところでショックを受けている。
「ねえさくちゃん! 私達もしようよ〜!」
「な、なに言ってんだ桃子・・・」
嗣永に引っ張られっぱなしの橘。 やっぱり将来が見えるな。
「ふふっ」
佐紀も同じ事を考えていたらしく、二人を見て笑っている。
「さ、降りよう。 このままだともう1週しちゃいそうだ」
「え〜、私はもう1週してもいいんだけどなぁ」
「・・・あんまりからかうなって、照れるだろ」
「あはは、変な顔ー」
362 :
だんしじょし:05/02/08 14:43:17 0
>>361 俺達は遊園地を後にした。
嗣永はまだ橘にキスをせがんでいる。
菅谷と剣崎は、まだ付き合うまでは行っていないが、仲良さそうに腕を組んでいる。
この二人は案外お似合いなのかもしれない。
夏焼とペアだった上城は、振り回されっぱなしでくたくたになっている。
石村は、パートナーの相川そっちのけて遊んでいたらしく、特に何もなかったようだ。
須藤達は、ペアを組んでいた白井という男子が一方的に須藤に好意を持っているようだ。
嗣永の作戦はまあまあ上手くいったというところだろう。
みんなと別れたあと、俺と佐紀は一緒に手を繋いで帰った。
つづく
363 :
名無し募集中。。。:05/02/08 14:45:05 O
涙で携帯が見れません…
364 :
名無し募集中。。。:05/02/08 14:48:43 0
佐紀ちゃん、良かったね…、・゚・(ノД`)・゚・
365 :
名無し募集中。。。:05/02/08 14:57:59 0
.。::+。゚:゜゚。・::。. .。::・。゚:゜゚。*::。.
.。:*:゚:。:+゚*:゚。:+。・::。゚+:。 。:*゚。::・。*:。゚:+゚*:。:゚:+:。.
ウワ━.:・゚:。:*゚:+゚・。*:゚━━━━゚(ノД`)゚━━━━゚:*。・゚+:゚*:。:゚・:.━ン!!
。+゜:*゜:・゜。:+゜ ゜+:。゜・:゜+:゜*。
.:*::+。゜・:+::* *::+:・゜。+::*:.
366 :
名無し募集中。。。:05/02/08 15:47:31 O
ゆずの桜木町聞きながら読みなおしたらもっと感動した
367 :
名無し募集中。。。:05/02/08 15:48:15 0
号泣in職場
368 :
名無し募集中。。。:05/02/08 15:49:20 0
うおおおーーーーーーー!!!!
会長GJ!!!!!・゚・(ノД`)・゚・
運転中なのに号泣。・゚・(ノД`)・゚・。ウワァン
370 :
名無し募集中。。。:05/02/08 16:12:42 0
371 :
名無し募集中。。。:05/02/08 16:13:17 0
372 :
名無し募集中。。。:05/02/08 16:32:01 0
つーか運転中の携帯って違法だよ!
373 :
名無し募集中。。。:05/02/08 16:52:12 0
俺今日から佐紀ヲタになる
374 :
名無し募集中。。。:05/02/08 16:58:03 O
佐紀タン最初はいい人キャラだったから引っ越しの話が出るまで会長と結ばれるとは思わなかった。あ〜これでだんしじょしタンの作品も卒業式で終わりか〜・・・・・(T_T)
375 :
名無し募集中。。。:05/02/08 17:22:45 O
キテタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!
ほ
今まで生きてきた中で一番感動したかもしれない
378 :
350235001524147:05/02/08 18:02:11 O
実体験から書くね!
つまらなくても許してくださいm(_ _)m
〈いらないぷらいど〉
いつもは朝7時50分に登校するんだが今日は違う
なんてったって昨日の席替えで俺は世界一の幸せ者になったんだから!
「おはよ〜今日は早いね!」
隣の席になった夏焼が話しかけてきた
天にも上るような気持ちだったが俺は
「あぁ。昨日早くねたんだよ」
とそっけない返事をしてしまった
俺の馬鹿って思いつつ夏焼を見るとやはり悲しそうな顔をしていた
また逆走しちまったそう思っていると
379 :
名無し募集中。。。:05/02/08 18:05:26 O
〈いらないぷらいど2〉
夏焼の後ろの席の清水が声をかけてきた
「ねぇねぇ来週の日曜開いてる?」
特に予定もないので
「あぁ、開いてるよ」
俺はそう言った
「じゃあ動物公園いかない?」
清水が聞いてきた
「はぁ?」
清水と二人で行くと思った俺はあからさまに拒否のリアクション
清水は決してクラスでも悪いほうでもないしかし俺のクラスでは女子と遊ぶ奴は男子から干されるのだ
380 :
名無し募集中。。。:05/02/08 18:09:19 O
〈いらないぷらいど3〉 「行かないの?そっかー」
なぜか清水はニヤニヤ笑っているそして
「じゃあ雅ちゃんも行けないね」
と意味不明な事を言っている
夏焼は顔真っ赤にして清水にもぅて顔をしている
「男子も何人か行くけど行かないの?」
とさらに俺にすすめて来る
話からすると女子と男子何人かで動物公園に行くという企画らしい はっきり言って女好きの俺は男のプライドを捨て行くことにした
381 :
名無し募集中。。。:05/02/08 18:12:39 O
〈いらないぷらいど4〉 動物公園に行く面子も知らないまま土曜日になってしまった
後ろから
「明日は〇〇駅に10時集合ね!」
と清水が耳打ちしてきたどうやら気を使ってくれてるらしい
小声でサンキューと俺は言った
すると突然隣なのにあんまり話さない夏焼が話しかけてきた
「明日みやも行くんだよ〜」
と耳を奪われる言葉を口にした
俺は嬉しくて嬉しくてしょうがない気持ちを押さえながら
「ふーん」
と恥ずかしさからそっけない返事をした
382 :
350235001524147:05/02/08 18:15:18 O
〈いらないぷらいど5〉
夏焼はちょっと淋しそうな目をしたがすぐにいつもどうりの顔で
「好きな物とかある?」
とちょっとうつむいてる俺を下から覗き込んできた
俺は
「ポテトサラダとオムライス」
とテンパって声が裏返りながら言った
すると夏焼が嬉しそうに
「そうなんだ〜じゃあメチャメチャ早起きしなきゃ…」
途中からは声が小さくてよく聞こえなかった
383 :
名無し募集中。。。:05/02/08 18:18:23 O
〈いらないぷらいど6〉
次の日
朝九時半に俺の家に電話がかかってきた
「これから遊ぼうぜ」
小1からの悪友だ
どうやらコイツは『裏切り者』ではないらしい まだ時間があるので俺は快く返事をした
友人の家につくといつも見る奴等がいない
俺はアイツ等と笑いが出そうになった
俺はちょっとお洒落していたので外で遊ぶ事を拒んだ
家のなかに入ると友人は
「お前は行かなくていいのか?」
と言ってきたすべてお見通しらしい
384 :
名無し募集中。。。:05/02/08 18:21:39 O
〈いらないぷらいど7〉
「えっ!」
俺は焦った
つづけ様に友人はこう罵った
「お前もあいつらみたいにおれ等を裏切るんだろう!この女好き!」
他に一緒にいた奴等にも同じような事を言われた
すでに時間はギリギリだった
頭にきた俺は
「いかねぇよ!行かなきゃいいんだろうが!」
何も考えず俺は怒鳴った
結局大切な一日はそのままそいつらと遊んで終わった
385 :
名無し募集中。。。:05/02/08 18:25:18 O
〈いらないぷらいど8〉
次の日はいつもより早く学校には行かなかった
隣を見ると夏焼は居なかった
席につくとすぐ清水に呼ばれた
「行間休みにすぐに中庭に来て」
とすごく悲しそう顔で言われた
かなり行きたくなかったが清水の悲しげな表情が気になったのでおとなしく行くことにした
中庭につくと清水は泣きながら俺に平手打ちをした
386 :
名無し募集中。。。:05/02/08 18:25:49 0
みやびちゃんカワイソウ・・・
387 :
名無し募集中。。。:05/02/08 18:28:12 O
〈いらないぷらいど9〉
俺はそこまで悪いことしたか?と思いつつも
「昨日はゴメン」
そう謝った
清水は
「私に謝ってもしょうがないんだよぉ!なんで?なんで昨日来なかったの?」
と泣きじゃくりながら胸を叩かれた
今だにわけのわからない俺は 気まずそうに回りを気にしなから謝りつづけた
「雅ちゃんに言わないでって言われたけど全部話すね」
「えっ!」
俺は自分の耳を疑った
388 :
名無し募集中。。。:05/02/08 18:30:51 O
〈いらないぷらいど〉10
清水は言う
「あのね…まず雅ちゃんは明後日転校転校しちゃうの!」
「それで最後に大好きな人と思い出を作りたいから手伝ってほしいそう言われたの」
俺は(どこの幸せ者だよ)と思いながらももう夏焼と会えないかとかと思うと胸が締め付けられるようだった
清水は続ける
「それでね…私が動物公園でも行ったらって話をしたの私たちのクラスって男子があぁだから…それで何気なく君を誘ってみんなで行くフリをしたの」
389 :
名無し募集中。。。:05/02/08 18:34:53 0
みやびちゃんみやびちゃん・゚・(ノД`)・゚・
390 :
名無し募集中。。。:05/02/08 18:37:31 O
〈いらないぷらいど11〉
「雅ちゃんは二人でだと君が断るから私に言って欲しいって!でも土曜日の帰りは嬉しそうにポテトサラダとオムライスかぁ〜って言ってたんだよ!」
俺の胸は張り裂けそうになった。
ポテトサラダとオムライスそれは夏焼が俺に聞いてきた好きな物
繋がらなかった点と点は一本の線になった
謝っても謝りきれない思いが俺の頬をつたった
391 :
名無し募集中。。。:05/02/08 18:52:00 O
涙がとまらない俺に
「明日来たらあやまりなさい」
清水はやさしく言ってくれた
次の日
夏焼は学校に来なかった
先生は夏焼の転校の話をしている
結局夏焼とは今だに会えない
俺は今ではレストランではポテトサラダとオムライスを頼んでいる
食べ続ければ夏焼に逢えそうなきがして…
明日は高校に転入生がくるらしい
392 :
名無し募集中。。。:05/02/08 18:52:06 0
今
>>330あたりから見返してたんだけど
眠かったせいかかなり読みにくいね…もっと書きたい事もあったのに
そのお礼といってはなんですが、
>>330からを玉田の目線で【玉田編】として書こうと思います
今日の夜には貼る予定です
てか続きマダー?
393 :
ぷらいど作者:05/02/08 18:54:55 O
初めて書いたんだけど携帯からだから読みにくい駄文でゴメンナサイ
394 :
名無し募集中。。。:05/02/08 19:01:41 0
携帯から乙
泣いたよ・゚・(ノД`)・゚・
395 :
名無し募集中。。。:05/02/08 19:07:07 O
>>393 乙です
最後の所が意味深で良かったよ GJ!
396 :
名無し募集中。。。:05/02/08 19:11:28 O
ミャビチャンが主役張ると見てしまう俺がいるよ
397 :
名無し募集中。。。:05/02/08 19:20:15 O
実体験なのが乙
398 :
名無し募集中。。。:05/02/08 19:26:38 0
号泣in職場again
399 :
名無し募集中。。。:05/02/08 19:26:46 0
正直自演
400 :
ぷらいど作者:05/02/08 19:29:06 O
〈いらないぷらいど番外編〉
何故彼は来なかったのだろう?
もう三時間になるのに…
まだ春になりきれない風のせいで頬が真っ赤になってしまった
「もう帰ろうかな…」
もう会えない淋しさからか来てくれない悲しさからか雅の目は涙で何も見えない
「きっとみやとなんか行きたくなかったんだ!」
雅は涙をバンソウコウでいっぱいの指でふいて家に帰った
か細い手でつぶしたじゃが芋
手を切りながら切った鳥肉
すべては過去の事
昨日は父の誕生日!
メニューはあの日と同じポテトサラダとオムライス
何かの記念にはこのメニュー
いつか彼に言えなかった思いを告げるために
雅はポテトサラダとオムライスを作り続けている
父の転勤でふるさとの町に戻ってきた
今日転入1日目
401 :
名無し募集中。。。:05/02/08 19:30:27 0
会えたのか!?会えたのか!?
お前は…
402 :
ぷらいど作者:05/02/08 19:31:00 O
かけなかったサイドストーリー書いて見ましたよかったらどぞー
403 :
ぷらいど作者:05/02/08 19:34:12 O
ヒントは何故雅側の話を知ってるかって事ね
404 :
名無し募集中。。。:05/02/08 19:35:41 0
転校生がみやびちゃんだったのか
405 :
名無し募集中。。。:05/02/08 19:36:08 0
転校っつーか転入
406 :
名無し募集中。。。:05/02/08 19:36:27 O
ミャビチャン・・・。待つわ聴きながら職場からカンドゥー。
407 :
名無し募集中。。。:05/02/08 19:39:16 0
ぷらいど良かったなぷらいどマジ職場で号泣
408 :
名無し募集中。。。:05/02/08 19:56:37 0
>>347 フフフ、よく気づいたね。それはわざとなのさ
ウソですごめんなさい。ありがとう
409 :
名無し募集中。。。:05/02/08 20:01:24 0
>>323 妖精の奇跡・初恋のマーサ 7
「なかなか技のキレはいいようね、これなら昇級試験は合格だよ」
立ち稽古が終わり、乱取り前の休憩中にマーサが言った
「それは先生にいつも言われているんだけどね・・・・・・・・・・」
相手が技を出してくる乱取りになると、なぜか僕は突然弱くなる
投げられるのが怖くって、技を出せなくなる
そして、おっかなびっくり出した中途半端な技を返されて、投げられて負けてしまう
柔道の場合、投げられてもそんなに痛くないんだけど・・・・・・・怖い
それに、受身のことを考えていると、どうしても攻めが鈍くなる
だから、投げられて、試合が終わると、ちょっとホッとする
僕はそんな情けない自分がイヤで、試合に負けた後はいつも泣く
負けた悔しさよりも、負けてホッとしている自分の情けなさに泣く
お母さんと約束した強い男の子とは程遠い自分に泣く
今日の乱取りも、技が全然出せないで、マーサちゃんに何度も何度も投げられた
そして、マーサちゃんが明らかにこっちの技を誘っている時に、ちょっとだけ技を出した
マーサちゃんはそんな情けない僕の様子を悲しそうに見つめている
なんか、天国のお母さんを悲しませているような気分になって、涙が出てきた
「じゃあ、今日はこれで終わり!」
僕の気配を察したマーサちゃんが言った
僕はマーサちゃんにもうバレているとは思いながらも、こっそり顔を背けて涙を拭った
「マーサちゃん、柔道では稽古が終わったら礼をするんだよ」
元の柔らかくて温かそうな体型に戻ったマーサちゃんに教え、向かい合って礼をした
「ありがとうございました!」
いつもは決まりだから何となく言っているけど、今日は心の底からのありがとうが言えた
「それじゃあ、晩御飯の材料の買い物して、帰ろう」
優しくて、温かい、素敵な笑顔のマーサちゃんに戻った
マーサちゃんの手作りのハンバーグは、レストランのような美味しさとは違う、懐かしい味がした
410 :
名無し募集中。。。:05/02/08 20:04:28 0
>>409 妖精の奇跡・初恋のマーサ 8
「ただいま〜」
今日は柔道教室のある日
学校から帰ってすぐに道場に行き、稽古を済ませて帰ってきた
今から日没まで、あまり時間はないけれどマーサちゃんと特訓だ
だけど・・・・・・・なぜかマーサちゃんはいなかった
仕方がないので算数の宿題を始めた
そろそろお腹がすいたな、って感じた8時ごろ、やっとマーサちゃんは帰ってきた
「ゴメンね、ちょっとお友達に会っていたの」
「へえ〜?こっちの世界に友達いるんだ・・・・・・・・ねえ、これ何?」
マーサちゃんは首から糸を通したセミの抜け殻をぶら下げていた
「これね、お友達にもらったの。宝物なんだって。カワイイでしょ?」
「うーん・・・・・こんなのが・・・・・珍しいの?」
「妖精の国には無いのよね、こうゆうの」
「ねえ、友達って、妖精仲間?」
「うーんと、ちょっと、まあ、いろいろあってね、ウフフフフ」
マーサちゃんは嬉しそうに晩御飯の準備を始めた
「ねえ、料理とかって、不思議な力でやっちゃったりできないの?」
「できるけど、手料理の方が美味しいでしょ?」
今晩のメニューは美味しいカレイの煮付だった
「はい、どうぞ」
デザートにマーサちゃんはリンゴをむいてくれた
小さいころ、友達の弁当のデザートを見て、ずーっと憧れていたウサギの形に皮をむいたリンゴ
普通に皮をむいたリンゴと変わらないはずなのに、いつもの何倍も甘くて美味しかった
いったんここまで
日付が変わるころ起きていたら続き投下します
だんしじょしマジおもしれぇ!作者タソは只者じゃねーな
ああ結末が気になる
412 :
名無し募集中。。。:05/02/08 20:40:28 O
まあさのうさぎリンゴが食べたいとゆいたいのは内緒だ
413 :
名無し募集中。。。:05/02/08 20:41:35 0
ル ’ー’リ<内緒になってないぞ
どきどき
415 :
名無し募集中。。。:05/02/08 20:46:24 0
ル ’ー’リ<ドキドキとか別に聞こえないぞ
416 :
名無し募集中。。。:05/02/08 20:56:04 0
現世でちゃんと佐紀ちゃんを迎えに行ってくれるのだろうか<会長
ドキドキ
417 :
名無し募集中。。。:05/02/08 21:02:04 0
>>33(下宿編)
みかんの袋を提げて、洗面所から部屋に戻った
もう、特に気分も悪くなくなってきたので布団を片付けて
友理奈ちゃんのくれたみかんを食べてると
突然、ノックの音がして舞波ちゃんが入って来た
「あっ、起きてる。大丈夫なの?」
驚いた感じで近づいてくる
「うん、もう頭痛もしないし、悪寒も治まったみたい」
「ゴメンね〜、部活(バトン)が長引いちゃって」
手を合わせてすまなそうにする
「はは、実を言うと今まで寝てたんだ。だから、気にしないで」
笑って、舞波ちゃんに元気なところをアピールした
「すっご〜い、一日中ずっと寝てたんだ。じゃあ、熱も下がったのかな」
舞波ちゃんが、右手を僕の額に当ててくる
びっくりしたけど舞波ちゃんの手の柔らかい感触が、心地よかった
「う〜ん?」
左手を自分の額に当てて比べてる
「うん、大丈夫っぽいね」
手を胸に当ててほっとしている。心配してくれてたみたいだ
418 :
名無し募集中。。。:05/02/08 21:05:10 0
>>417 「昨日、お見舞いに来ても目覚めないで苦しんでたみたいだから心配したんだよ〜」
「ありがとう、舞波ちゃんの笑顔で元気出てきたよ。明日は学校行けそうだ」
「エヘヘ、じゃあ明日は一緒に学校行こうね」
八重歯が覗く。
「舞波ちゃん、集団登校だから嫌でも一緒に行くんだよ」
「意地悪〜」
二人は、微笑みあった
玄関先まで舞波ちゃんを見送りに部屋を出た
「じゃあ、また明日ね」
「うん、お見舞いありがとう、また明日」
玄関の扉を閉める時、舞波ちゃんがウインクしてくれた
あんな良い子が幼馴染だなんてついてるな僕
419 :
名無し募集中。。。:05/02/08 21:09:05 0
>>418 部屋に戻ろうとすると、入れ替わりに夏焼と梨沙子ちゃんが帰ってきた
「今、奥さんが帰ってったよ」
夏焼が、ふざける
「舞波ちゃん、奥さんなの?」
梨沙子ちゃんが真顔で尋ねてくる
「こらこら、変な事言わないでよ」
「へへ〜んだ、知らない」
何で夏焼が、こんなに絡んでくるんだろう
「そうだ、これあげるよ。梨沙子と買って来たんだ」
その手には、スーパーの袋一杯のみかんが・・・
「ワザと?」
「ん?何か言った」
「いや、ありがとう」
好意で買ってきてくれたんだ。ありがたく受けとこう
420 :
名無し募集中。。。:05/02/08 21:09:29 0
まいハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!
421 :
名無し募集中。。。:05/02/08 21:10:38 0
>>419 「あ、そうだ、今日裕子さん、べ〜やんのコンサート見に行ってるから遅くなるって
だから、皆でご飯作るから部屋でゆっくり静養しててね」
「べ〜やんて、誰?」
「知らない。でも、裕子さんそういってたよ」
べーやんのコンサートって・・・病人の甥より優先するのか。ある意味裕子さんらしい
でも、そのかわり皆が料理を作ってくれると聞いて楽しみだ
「皆作れるの?」
「あ〜、疑ってるな〜。じゃあ、食べさせてあげない」
「そんなー」
「嘘よ。まあ私だけが作るんじゃないから安心して」
腰に左手を当て、右手の人差し指で額をちょんと叩いた
「とにかく、病み上がりは部屋で寝てること、はいはい」
僕の背中を押して部屋に戻るよう促す夏焼が、頼もしく見えた
部屋に戻ったが、布団はもう片付けてたので椅子に座ってボーっと夕食を待つことにした
422 :
名無し募集中。。。:05/02/08 21:12:09 0
下宿編だす
帰ってきたら規制されててびびった
巻き添えイヤン
423 :
名無し募集中。。。:05/02/08 21:14:38 0
>>421 どれぐらい経っただろうか、ノックの音がして夏焼が入ってきた
「おまたせ〜」
薄いピンクのチェック柄で胸に赤でMの刺繍が入ったシンプルなエプロン姿だった
手にはエプロンとお揃いのチェック柄のミトンをつけていた
「あ、できたの?」
「うん、て言ってもほとんどお姉さんズが作ったんだけどね」
舌をちょっぴり出して、肩をすくめる
その仕草に、ドキッとした
なるほど、3大美女の筆頭だけはあるなと亀井のセンスを心で褒めた
「メニューは何?」
「それは、見てのお楽しみって事で〜」
後ろに手を組んで少し僕の方に屈んで微笑む
肩から、長い茶色い髪が、引力に逆らえずさらりと、垂れる
「そ、それは楽しみだ」
僕は、赤くなった顔を見せないようにあえて夏焼を見ないで部屋を出ようとする
「ふふっ、さ、行こ行こ」
夏焼は、僕を導くように前に出て先を歩く
後ろから、夏焼の長くてサラサラの髪をずっと見ながらキッチンに向かった
夕食は、クリームコロッケだった
424 :
名無し募集中。。。:05/02/08 21:17:47 0
>>423 「元気そうだね、安心した」
清水さんが僕の顔を見てホッとしてくれた
「すみません、心配かけて」
「いいって、いいって。それよりご飯食べれる?れい君用におかゆも用意したけど」
清水さん、本当にいい人だ
「大丈夫です、もうすっかり元気で腹ペコですよ。まあ、おかゆでコロッケ、頂きます」
「大丈夫よ〜、私たちの作った晩御飯食べたら病気なんて吹っ飛ぶわよ」
後ろから嗣永さんが、ご飯を皆につぎながらつっこむ
「そうですね」
笑いながら席に着いた
みんな揃ったところで、いただきま〜すの合図とともに夕食が始まった
一口食べて、あまりに美味しいので
「うまい」と、素直に驚くと
「あったりまえでしょ〜、私達が作ったんだから」
嗣永さんが、とっても誇らしげだ
「三人寄れば料理もそれなりになるって感じかな」
清水さんは、とっても控えめだ
「まあ、裕子さんがいない日は皆で作ってるからね。それなりに腕が上がったのかな」
夏焼が、まとめた
「それなりじゃなくって美味しいです。この前、私が手伝った時なんて・・・」
友理奈ちゃんが、急にいじけた
425 :
名無し募集中。。。:05/02/08 21:18:34 0
>>424 「この前の友理奈ちゃんは、悪くないわよ。料理が難しすぎただけよ」
どうやら、僕の来る以前、友理奈ちゃんが手伝って失敗したことがあるらしい
でも、みんな初挑戦だったらしい難しい料理で仕方が無かったとの事だ
「前の、美味しかったよ。私なんかまだ手伝ったことないし」
梨沙子ちゃんなりに友理奈ちゃんを慰めてる
「まあまあ、友理奈ちゃん。失敗は成功の母よ。とにかく食べましょう」
「はい」元気な返事だ。こんな声出るんだって、驚いた
箸で摘んだハート型のボイルしたにんじんを見てると
「かわいいでしょ〜、私が切り抜いたんだよ〜」
夏焼が、白い歯を見せてニコニコしている
にんじんも可愛いけど夏焼も・・・って、何考えてるんだ僕
みんな食べ終えて片付けた後、各々くつろいでると裕子さんが帰ってきた
「お、皆ちゃんと作って食べたのね。よしよし。いい子達だ」
裕子さん、何だか上機嫌だ
「あら、れい君、すっかり元気そうね。よかったわ」
裕子さんはニコニコしながら
「カラスの女房って名曲よねー、一緒に聴こ」
僕の知らない曲だったけど気に入ってるらしい
会場で買ってきたCDをその日死ぬほど聴かされた
皆、僕を残して、とっくに部屋に戻っていた
酷いよ、料理褒めたのにー
つづく
帰ってキター
規制だったのか
だんしじょしタンもそんなこといってたけど
427 :
90:05/02/08 21:22:05 0
作者さんたちへ
規制が長引くようならメールください
一時的に掲示板を開放します
428 :
名無し募集中。。。:05/02/08 21:25:55 0
90さん、とってもいい人
私、舞波ね
いつも乙です
429 :
名無し募集中。。。:05/02/08 21:40:03 0
舞波が下級生の女子からチョコもらってたという設定で
430 :
名無し募集中。。。:05/02/08 21:51:00 0
何か一杯キテル━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!
431 :
名無し募集中。。。:05/02/08 22:09:32 0
今日はバレンタイン
私の手作りチョコをあの人にプレゼントするんだ
でも、いざとなると駄目
渡せない
「まいはっちは誰かに渡すの?」
まーさが、聞いてくる
「そう言うまーさはどうなのよ」
へへへ、って笑ってごまかしたわね
結局勇気が出なくって
自分で手作りチョコ食べた
神様、来年こそ勇気をくださいね
432 :
名無し募集中。。。:05/02/08 22:13:39 O
>だんしじょし
マジやばいよ。職場でマジ泣きだよ。過去を思い出すシーン、全身トリハダもんだぜ!
>まあさ
なんかすごくいいぞ!アイリーンとはまったく違った展開に、先が読めずどきどきだぞ!またラストで泣かされるのか?!
>ぷらいど
携帯から乙。句読点抜け、改行抜け、たどたどしい表現が、逆にリア消っぽくてリアルで、でもストーリーは一級品だぞ!
>下宿
ちくしょう、めちゃめちゃ腹へってきた!カニクリームコロッケ食いてー!
つーか、こんな早い時間から、みんなどうしたんだ?!
433 :
名無し募集中。。。:05/02/08 22:24:09 0
まとめサイトの人達にメールで送って代わりに投稿してもらうとか
434 :
名無し募集中。。。:05/02/08 22:42:26 0
一気にこれだけくると本当に豪華だなぁ・・・・
既に、お腹一杯とゆいたいです。
でも、もっと投稿させるのを期待してるのは内緒だ
435 :
名無し募集中。。。:05/02/08 22:43:16 0
ル ’ー’リ<内緒になってないぞ
このスレヤバいほど面白い
ナンか俺も描いてみたくなっちゃった
文才ないのが悲しいorz
作者のみなさん天才ですね
これからも楽しませてください
437 :
名無し募集中。。。 :05/02/08 22:58:29 0
ちょっと早いけど
>>410 妖精の奇跡・初恋のマーサ 9
昇級試験はいよいよ明日
午前中は道場で、午後は河川敷でマーサちゃんと、一通りの練習メニューをこなした
だけど、僕は強くなれたという実感が無い
「うーん、気持ちの問題だと思うんだけどな・・・・・・・」
「うん、僕もそう思うんだけど・・・・・・・・・どうすればいいのかな・・・・・・・・」
僕もマーサちゃんも腕組して考え込む
「ねえ、何か命懸けで守りたい、ってゆう大切なモノってある?」
「大切なモノかあ・・・・・・・・・・・・・・」
考え込んでみたが、思い浮かばない
お父さんは守りたい、というより、まだまだ守ってもらわないと、という気持ちである
それ以外で好きなモノ、というと柔道であり、その柔道で悩んでいるから、これは・・・・・・
「ねえ、好きな女の子はいないの?」
「うーん、女の子か・・・・・・・・・」
僕はお母さんが死んで以来、女の子というか女の人全般が、何となく苦手だ
女の子とちゃんと会話するのも、マーサちゃんが初めてだ
えっ?マーサちゃん?
マーサちゃんのことを考えた瞬間、心臓の鼓動が早くなり、顔が熱くなった
「あーっ!顔が赤くなった!好きな女の子、いるんだね!」
マーサちゃんが僕の気も知らないで嬉しそうに言った
「じゃあね、その女の子を守る、ってことをイメージしてみればいいんじゃない?」
マーサちゃんを守る、か・・・・・・・・・って、僕はマーサちゃんが好きなのか?
心臓の鼓動がさらに早くなり、鼻血が出そうなくらい顔に血が集まった
どう考えても、これが恋ってやつだろう
「それじゃあ、その子を守るイメージで、もう一度乱取りやってみよう!」
マーサちゃんの号令で乱取りを再開した
マーサちゃんを守ることをイメージしても、目の前にいる、倒すべき相手もマーサちゃん
やっぱりいつも通り技が出せずに投げられっぱなし
でも、ちょっとだけ闘える自信がついた
438 :
名無し募集中。。。 :05/02/08 23:00:35 0
>>437 妖精の奇跡・初恋のマーサ 10
昇級試験当日
試験は試合形式で行われる
チャンスは午前と午後の2回
勝ち抜き戦で、6人抜きすると無条件で合格
途中で負けてしまっても、1勝するごとに1点もらえ、10点貯まると1級になれる
僕は今まで4回試験に挑戦したが、まだ1点しか持っていない
控え室で道場の仲間や先生と準備運動を済ませ、試合会場に向かった
大会ではないので、観客席には人がほとんどいない
まばらな観客席の一番前の席で、マーサちゃんが僕に手を振っている
同じ道場の仲間が次々と試合を済ませ、僕の番が近付く
僕の前の番の人が6人抜きを達成した
審判の人が僕の名前を呼んだ
相手はヒョロっとした5年生、これなら勝てそうだ
「頑張れー!」
マーサちゃんが笑顔で僕に手を振っている
僕はマーサちゃんの方を見て、自分の鼻を右手の人差し指で2回こすった
そう、マーサちゃんが不思議な力を使うときに、いつもやっているように
マーサちゃんはとびっきりの笑顔で、親指を突き立てた右の拳を見せた
よし、僕はあの笑顔を守るために闘うんだ―――――――――
今の僕は誰にも負ける気がしない
439 :
名無し募集中。。。 :05/02/08 23:02:32 0
>>438 妖精の奇跡・初恋のマーサ 11
僕はあっという間に5人抜きをした
1級ゲットまであと1人
客席から歓声が挙がった
僕の活躍に対して・・・・・ではない
6人目として出てきた相手に対してだった
隣街の道場の小川君
4年生ながら体重100kgの巨体を武器に、市の大会で優勝したツワモノだ
年齢制限で、今回初めて昇級試験を受ける、という噂だ
ちょっと疲れを感じる6人目の相手としては戦いたくない相手だ
3分でいい、休憩したい・・・・そう思ったとき、鼻血が垂れてきた
そういえば、さっきの試合中に組手争いで相手の手が顔に当たったっけ
審判に鼻血の治療をするように言われた
畳を下りて1人で鼻血の処理をしていると、傍にマーサちゃんがやって来た
「あとちょっとだね・・・・・・・・・・勝てそう?」
「うん、気持ちは勝つ気でいる・・・・・でもちょっと厳しいかな?」
「力を貸してあげようか?」
鼻へと伸ばしたマーサの指をそっと握った
「いや、いい・・・・自分の力だけで、どこまでやれるか試したい」
僕はマーサちゃんの顔を見てニコっと笑った
「うん、頑張ってね!」
マーサちゃんは僕の右の頬に軽くキスをした
心の底にほんの少しだけ残っていた、『負けるかも』という気持ちが完全に消えた
「よっしゃあ!!」
僕は胸を張って畳に向かった
440 :
名無し募集中。。。:05/02/08 23:05:44 0
まとめサイトの人、すみませんが
下宿編のタイトルを『Bye Bye またね』にしてください
441 :
名無し募集中。。。 :05/02/08 23:06:36 0
>>439 妖精の奇跡・初恋のマーサ 12
「互いに礼!」
試合が始まった
体重を活かして強引に接近して自分の間合いに持ち込み、力任せに投げる、というのが相手のスタイル
「簡単に組ませるな!様子を伺え!」
先生が僕にアドバイスをするが、僕はわざと相手とすんなりと組んだ
思った通り、力任せの強引な背負い投げを掛けられた
「ぐぅっ・・・・・・・・・!」
足が浮いたら、もう投げられるしかない
僕は必死に、足が浮かないように踏ん張る
「ぐわぁぁぁぁぁぁっ!」
今までに出したことのないような強い力が全身にみなぎる
止まっていた鼻血がまた出そうだ
僕の予想外の抵抗に驚いた相手が、背負いを諦めて正面を向いた
その瞬間、僕は相手の両足を後ろから右足で刈る・・・・・・大外刈りだ
相手は倒されまいとして体重を前へと掛ける
チャンスだ!
僕はすぐに一本背負いに切り替えた
体重が前に向かっていると、背負い投げは堪えきれない
体重100kgの巨体が浮いた
重くて潰されそうだが・・・・・マーサちゃんの笑顔のためだ
「うりゃあああああ〜!」
相手の体が華麗に宙を舞った
ずしん、という音と同時に畳が揺れた
僕は自分の倍の体重の相手を投げることに成功した
背筋に電流が走る
場内が沈黙して、全ての目が僕に向いているのを感じる
442 :
名無し募集中。。。 :05/02/08 23:08:18 0
>>441 妖精の奇跡・初恋のマーサ 13
「いっぽ・・・・・・・技あり! 待て」
審判のコールに、会場が沸き立った
僕の思わぬ活躍への賞賛
そして一本でない判定に対するブーイング
周りのみんなが僕に注目し、僕に賞賛の声を上げる
この感じ、悪くない
だが、試合はまだ終わらない
審判の指示で柔道着の乱れを直した
あの歓声をまた起こしてやろう
試合再開
さっきと同じようにすんなり組んだ
また強引な背負いが来る
先ほどと同様に堪えた
しかし、これはフェイントだった
投げられまいと体重を後ろに掛けたところで、大外刈りを食らった
ひとたまりもなく倒されてしまった
天井が見える
「一本!」
僕は、負けてしまった
443 :
名無し募集中。。。:05/02/08 23:08:23 0
444 :
名無し募集中。。。 :05/02/08 23:10:40 0
妖精の奇跡・初恋のマーサ 14
もうすぐ午後の試合が始まる
「ねえ、疲れをとってあげようか?」
マーサちゃんはそう言ったが、僕は断った
自分の力だけで茶帯を取らないと、意味がないと思う
だけど、100kgを持ち上げた疲れはかなりのものだ
握力は半分も出せないし、膝も時々震える
それでも、あと4勝すれば10点になり、僕は1級になれる
僕の名前が審判に呼ばれた
客席から拍手や声援が上がる
マーサちゃんも嬉しそうに手を振っている
こういうのって、すごくいいな
もう残っていないと思っていた力が、体の奥底から湧き上がってくる
最後の4試合目
3人目までは、なんとか勝てた
だけど、もう限界だ
立っているのもしんどい
だけど、審判の「始め」の声がかかると、力が沸いてきて、相手と組むことができた
でも、組むので精いっぱい
技を出せなくて、指導を受けて、時間切れで負けた
僕は結局、茶帯を取れなかった
道場に戻っての反省会で、僕はちょっとしたヒーローだった
だけど、マーサちゃんの卒業試験は不合格だと思うと、喜ぶことはできなかった
一旦CMで〜す
445 :
名無し募集中。。。:05/02/08 23:14:39 0
>>440 なんか悲しい結末になりそうなヨカーン・・・ぜひ俺を泣かせて下さいw
大量更新を期待しつつ就寝、、
と言いながらいつも20分くらい起きてて更新してるのは内緒だ
ル ’ー’リ<・・・
446 :
名無し募集中。。。 :05/02/08 23:14:55 0
>>443 ハッスルハッスルの方だから・・・・・・・って言っても誰も信じないだろうな
嘘だけど
この先、ストーリーは出来上がっているけど文章にするのにてこずっているんでちょっと中断
447 :
名無し募集中。。。:05/02/08 23:28:03 0
>>425(下宿編改め『Bye Bye またね』)
ある日の昼休み
「おい、田中。相談がある」亀井達が深刻そうに寄ってきた
「どうしたの?深刻な顔して」
「実は・・・」亀井が、耳に顔を寄せてくる
「エー、夏焼をー」
「馬鹿、声がでかい」亀井が道重を叩く
「なんで俺?」道重が不思議がる。多分僕を叩くと、願いを聞いてくれないという配慮だろう
しかし、夏焼とデートしたいだなんてなんて事言い出すんだ
「無理だよ、第一なんで僕がそんなことしなきゃいけないんだよ。自分で誘いなよ」
とにかく断った
448 :
名無し募集中。。。:05/02/08 23:29:07 0
>>447 「まあ、続きを聞け。誰も1対1でなんて言ってないだろ。グループだよグループ」
亀井が必死で食い下がってくる
「グループって言っても誰と誰?」
面子が気になり、聞いてみた
「決まってるだろ、俺と道重とお前だよ」
僕を指差した。そんなところだと思った
「何で、僕がそんなのに参加しなきゃいけないんだよ」
亀井と夏焼のキューピット役なんてごめんだ
「まあ、待て。ちゃんとお前には徳永を用意してある」
「ハァ?」
言ってることが理解できない
>>446 また、感動をお願いします
449 :
名無し募集中。。。:05/02/08 23:30:09 0
>>448 「この企画をお前に話す前に徳永に言ったんだ。お前が来るなら行くって二つ返事でOKだったぞ」
「そうなの?」
「そうだとも、あんな男女だが、お前が来ることで夏焼を誘うことが出来る。
田中、連鎖の上にお前は乗っかってるんだよ。徳永からお前、お前から夏焼ってな」
気楽に言ってくれるよ。夏焼を誘ったら、絶対に舞波ちゃんにばれるじゃないか
そしたら、舞波ちゃんと夏焼の板ばさみになってしまう。今後の生活の上で、それは絶対困る
家で会うときならまだしも、グループとはいえデートだ。絶対、無理だ。それはまずい
「とにかく断る。今後の僕の生活に係わる問題だよ」
もう、この話に関わりたくないので席を立とうとすると
「ねー、女子面子見つけたよー」
徳永が満面の笑みで僕達に近づいてきた
「女子面子って何だよ」
亀井が、つっこむ
「決まってるでしょ、今度のお出かけよ、亀井、あんた自分で誘っといて忘れたの」
何かおかしな方向に話が向いてきた
450 :
名無し募集中。。。:05/02/08 23:31:45 0
>>449 「あんたじゃどうせ、女の子の面子見つけられないと思って誘ってきてあげたわよ」
どうだと言わんばかりに徳永が亀井を指差す
「茉麻と、3組の愛よ、どっちも可愛いでしょ。喜びなさい」
「なんだってー」三人同時に驚いた
亀井たち勝手に決められてさぞや落胆してるだろうな
「でかした、男女ー、たまには役に立つなー」
大喜びだ、誰でも良いのかよ
「徳永さん、いいの?」
「田中君行くんでしょ。楽しみだねっ」
腕を組んできて喜んでる・・・駄目だこりゃ
「でもなんで須藤さんと隣の組の子なの?」
「茉麻と、愛は部活(バトミントン)で一緒なの。まあ、同じ集団登校グループでもあるんだけど」
「ふ〜ん」
ふと、須藤の方を向くと、こちらに気付いたのかニコッと笑って、すぐ下を向いた
「あれ?」
徳永が僕の方を見る
「なに」
僕と須藤を交互に見ている
「ま、いいか。今度のお休み楽しみだね」
何か、意味深な笑みを浮かべてる
「おお、男女、田中は任せた」
亀井が僕と徳永の背中をバンバン叩く
何か、心配になってきた・・・
451 :
名無し募集中。。。:05/02/08 23:35:12 0
あい、レコメンきいたら直します・・・
452 :
名無し募集中。。。:05/02/08 23:37:13 0
>>450 放課後、部活が休みの夏焼と一緒に帰宅した
家の前で中を伺う女の子がいた
背丈からしても梨沙子ちゃんの友達かな、まあ、梨沙子ちゃんはそこそこ背、有るけど
「どうしたの、梨沙子ちゃんの友達?梨沙子ちゃん呼んで来ようか」
問いかけに、驚いたその子は
「あ、あの、あ、友理ちゃん、あ・・・」
オドオドしながら走り去っていった
友理?友理奈ちゃんか、でも、ちっちゃいな、小3ぐらいに見える
「あの子、確か・・」
夏焼が何か思い出したようだ
「知ってるの?」
「うん、確か5年生の中島さんだったかな?」
「友理奈ちゃんの友達なのかな」
「前に、遊びに来たことあったと思うけど・・・大人しい子だったから、よく覚えてないな〜」
何の用だったんだろ?
今日はここまでです
後は大御所の皆さんヨロ〜
453 :
名無し募集中。。。:05/02/08 23:54:53 0
一挙に来たなw
454 :
名無し募集中。。。:05/02/08 23:58:02 0
このスレの所為で夜中に小学生のラジオ聞くようになるとは…
いっぱい作品が来てるから少しスローペースで書いてるのは内緒だw
それにしても本当に豪華だな〜!!!
全部、楽しく読ませてもらってます^^
どの作品も続きが楽しみで×2で仕方ないです!
456 :
名無し募集中。。。:05/02/09 00:10:42 0
ますます充実してきてるなー
寝不足の夜は続く
457 :
名無し募集中。。。:05/02/09 00:10:59 0
あんたも他人の読んでないで早く書けよ!!w
458 :
名無し募集中。。。:05/02/09 00:12:44 0
誰か、今連載中のリストと今までのあらすじまとめてください
459 :
名無し募集中。。。:05/02/09 00:25:28 0
あーもう最近寝不足すぎるから寝る
玉田編は明日です
〜ちょっと予告・・・ってか雑談〜
やっと、新作の(W)ができました^^;
まだ『ザーッ』と書き終えただけなのでチェックをしたりするのに時間が掛かります・・・
出せるのは今日の夜かな?
ラストなので、もう隠す必要も無く〜w メインが雅と千奈美です。
当初、思い浮かべていたのは4つの中で1番微妙なシナリオになりそうだったのですが^^;
書いて行くうちに、いつもなのですが話が想像と別の方向へ向かって行って〜・・・
(多分)ヒロインっぽい内容で、1番濃い内容になったような気がします。(面白いかはわかりませんw)
それにしても、今日は本当に色々な作品が次々と読めて本当に凄かった!!w
この小説スレは本当に良いなぁ〜としみじみ思います^^
461 :
名無し募集中。。。:05/02/09 01:29:28 O
もうすぐ二大長編が終わるのは寂しいような早く読みたいような複雑な感じだ・・・・・
462 :
名無し募集中。。。:05/02/09 01:30:41 O
>>459 毎夜ご苦労様です ゆっくり休んで疲れをとってくださいませ 明日の更新お待ちしております
>>460 乙です とうとうラスト‥
泣かせてください
463 :
名無し募集中。。。:05/02/09 01:57:51 0
ゲーム出してくれ
おつやすみ
465 :
名無し募集中。。。:05/02/09 02:52:10 0
>>460 乙です
今から凄い楽しみにして寝る事にしますw
ラストって〜私とあなたとあなた〜シリーズがラストって事ですよね?
優恋はまだまだ続く・・・よね?・゚・(ノД`)・゚・
466 :
ぷらいど作者:05/02/09 02:53:53 O
〈帰り道〉
熊井は空手五段の強者
男子は恐い奴
女子は格好いい人
みんなそう思ってる
夕闇の校庭で一人で毎日練習してる
そんな熊井の事俺は…
帰り道いつも同じ道になる
何も話さないけどドキドキする
帰り道いつも同じ道になる
今日は声をかけてみよう
帰り道いつも同じ道になる
今日は何を話そうか?
帰り道いつも同じ道になる
思いを君に届けた
帰り道今日は手をつないで帰ろう
467 :
ぷらいど作者:05/02/09 02:57:56 O
ホンの5、6分で書き上げた駄作ですよかったらドゾー
468 :
名無し募集中。。。:05/02/09 03:48:31 0
469 :
名無し募集中。。。:05/02/09 04:19:06 O
更新待ち保全
470 :
名無し募集中。。。 :05/02/09 05:17:51 0
空手5段って成人男子の全国大会レベルだろ?w
471 :
だんしじょし:05/02/09 06:17:17 0
>>362 翌日、嗣永から電話があった。
『まったく、昨日は見せつけてくれちゃってさー』
「ごめん」
『なんで謝るのよー』
「だって・・・あの時」
『あの時のことはもう忘れて、私のダーリンはさくちゃんだけだから』
「そうだな。 嗣永達は上手く行ってるの?」
『ラブラブ過ぎて困るくらい!』
「あ、そう・・・」
『それにしても、ようやく、って感じよね』
「どうゆうこと?」
『もう! ようやく会長としみちゃんと結ばれたってこと!』
「へ? 俺が佐紀のこと好きなの知ってたの?」
『当たり前じゃん! 二人ともなかなかくっつかないからイライラしてたんだよ、みんな』
「みんな?」
『うん、みんな』
「みんな知ってたってこと?」
『知ってたっていうか、昔からあんた達見てたらわかるわよ』
「そうか?」
『幼稚園の時からずっとお似合いだと思ってたもん』
そういえば、石村にラブレターの返事をした時に、言っていた。
・・・気持ちが伝えられたから、それでいい・・・
・・・会長、好きな人いるもんね・・・
石村は俺が佐紀を好きな事を知っていたんだ。
472 :
だんしじょし:05/02/09 06:18:53 0
>>471 「じゃあ男子も知ってたの?」
『知ってたに決まってるじゃん。 遊園地の時は、相川君達にも教えて付き合ってもらったけど』
「え?」
『だーかーらー、最初に風船渡した時よ。 みんなしみちゃんには風船渡さなかったでしょ?』
「え、そうなの? じゃあ菅谷が風船を欲しいって言ったのは・・・」
『あれも作戦。 だってあの卒業旅行自体、二人のためにやったんだから』
「そっか・・・なんかありがとな」
『いいってこと! 私とさくちゃんをくっつけてくれたお礼だから』
「え、あれは別に・・・ただ橘にちょっと助言しただけで」
『それがよかったの! そうじゃなかったら今頃私、私立の中学行ってたんだから』
嗣永は本来なら私立の中学に行く予定だった。
昨日遊園地に行ったのも、本来ならば佐紀と嗣永二人の為の卒業旅行になるはずだった。
俺は橘に助言した時すでに、運命を大きく変化させていたのだ。
『卒業式まで後少しなんだから、それまでしみちゃん大事にしなさいよね』
「お、おう」
嗣永との電話を終えた後、この後の事についてぼんやり考えていた。
おそらく、俺がこの時代に来てしまったのは佐紀のためだ。
佐紀に関連する一部の記憶が抜け落ちていたのもそのせいだろう。
俺は、あの時言えなかったことを佐紀に伝えた。 目的は全て果たしたはずだ。
そうしたら俺はどうなるんだろう。
卒業式までは、小学生のままでいられるんだろうか。
それとも、このまま中学へと進んで新たな歴史を作り上げていくんだろうか・・・。
473 :
だんしじょし:05/02/09 06:20:08 0
>>472 卒業までの一週間、クラス中で遊園地での事が騒がれたが
俺と佐紀はいつもと変わることなく、冗談を飛ばしあっていた。
ただ、登下校はいつも手を繋いでいた。
卒業式当日。
一応、俺の体は無事に(?)小学生のままだ。
式が行われる体育館では、いつもよりちょっといい服を着たクラスメイトが
そわそわしながら式が始まるのを待っている。
中にはもう泣き出してしまっている生徒もいた。
卒業式の前に、この学校を去っていく先生達の離任式があった。
離任していく担任の菅井先生と、保険医の飯田先生が壇上に立って挨拶をした。
菅井先生はまた、『僕はこの学校が好きなの!』と涙ながらに熱く語っていた。
その後は、生徒会交代式。
俺の学校では、生徒会の交代を卒業式にやっていた。
2学期のうちに時期生徒会は決まっていたので
俺や佐紀は生徒会腕章を時期生徒会の生徒に託した。
474 :
だんしじょし:05/02/09 06:20:55 0
>>473 卒業式が終わって、生徒達は教室で思い思いの時間を過ごしている。
卒業アルバムにサインを書きあったり、写真を撮ったり。
俺は机に座って、卒業文集をじっくり眺めていた。
「会長、ちょっとちょっと」
須藤が俺を呼ぶ。
「俺もう会長じゃないんだけど」
「いいからいいからー、写真撮るよー」
「いいよ、恥ずかしいから・・・」
俺は写真うつりが悪いので、撮られるのは苦手なほうだった。
「ええー、せっかくみんなで撮るのにー」
「俺は撮る役でいいって」
「怖いのー? 魂は抜かれないから大丈夫だよー」
「んなこと思ってないっつーの」
「じゃあ撮ろうよー、佐紀ちゃんも撮りたがってるし」
ふと教壇の方を見ると、佐紀やみんなが俺を見ていた。
「早く来いよ会長! 清水としばらく会えなくなるんだから」
既に嗣永と肩を組んで待っている橘が急かす。
「ふう、わかったよ」
俺はみんなの所へ向かった。
475 :
だんしじょし:05/02/09 06:22:17 0
>>474 「じゃあしみちゃんが真ん中で、会長がその隣ね!」
また嗣永が仕切っている。
「俺真ん中かよ・・・」
「真ん中でも魂抜かれないよー」
須藤がまた変な心配をしている。
「そんなこと心配しなくて大丈夫だから」
黒板を背にして、みんなで肩を組む。
そこへ夏焼と菅谷がやってきた。
「幼馴染み組で固まってないで、私達も入れて〜!」
「うん、雅ちゃん達もおいで〜」
剣崎の隣に菅谷、そしてその前に夏焼が座った。
俺は、教室のドアの前に徳永達がいるのを見つけた。
徳永は恥ずかしそうにこちらを見ており、隣には熊井がいつものすまし顔で立っている。
「徳永、熊井。 来いよ」
声を掛けると、二人ともぱっと笑顔になり、駆け寄ってきた。
「千奈美、あんたは会長の後ろね」
「え、え、いいよ友理奈ちゃん」
「いいからここに立つの!」
「うん・・・」
徳永が俺の後ろに立ち、その隣に熊井が立った。
「さ、揃ったことだし、写真を・・・」と嗣永。
「誰が撮るんだよ」
「えっとぉ〜・・・考えてなかった・・・」
476 :
だんしじょし:05/02/09 06:23:11 0
>>475 「じゃあ、俺が・・・」
「あー、会長はいいってば! ねぇちょっと上城くん!」
嗣永は教室の端で喋っていた上城に声をかけた。
「上城くん、カメラのシャッター押してくれない?」
「俺かよ、つうか写真撮るなら俺も入るぞ!」
相川はそう言って夏焼の横に座った。
「ええ〜、じゃあ白井くんか相川くん・・・」
「僕も入る! 須藤さんの隣とっぴー」
「それなら俺も入るぞ!」
そうやって人数はどんどん増えていった。
後列は左から菅谷、剣崎、熊井、徳永、嗣永、橘、石村。
前列は左から夏焼、上城、佐紀、俺、須藤、白井、相川になった。
まあ、バランスは取れているが、カメラマンがいないことには変わらなかった。
「だから誰が・・・」
言いかけた時、教室の扉がガラッと開いた。
「仲良さそうねあんた達。 僕が撮ってあげるからそこにいなさい」
菅井先生だ。 まだ涙目のままだが。
477 :
だんしじょし:05/02/09 06:24:02 0
>>476 先生はみんなの分の使い捨てカメラを預かり、一枚一枚写真を撮っていった。
「じゃあみんなポーズ取った? 行くよ! ハイ声揃えて、イチゴを英語で?」
『ストリベリー!』
パシャッ
「ハイ、目に優しいのは?」
『ブルーベリー!』
パシャッ
「ハイ、コケモモを英語で?」
『え・・・?』
パシャッ
「クランベリーでしょ! あんた達英語をなめてるの!?」
「先生〜、英語の授業はいいから〜」
「あ、そうだった。 ごめん」
「もう先生ったらー」
みんなが笑い出した。
この一枚だけみんな変な顔で写っていることだろう。
そしてそれを見ていた他のクラスメイトも写真を撮りたがって
みんな菅井先生にカメラを渡して撮ってもらっていた。
478 :
だんしじょし:05/02/09 06:24:47 0
>>477 付き合って10枚ほど写真を取ったところで、俺と佐紀はみんなの輪の中から抜け出した。
「なんだか疲れたな」
「疲れたぁ。 でも、楽しい」
佐紀はこのまま引越してしまうから、みんなに引っ張りだこで写真を取られていた。
「あとで二人で撮ろうか」
「うん!」
俺と佐紀はまた手を繋いだ。
「はい、そこ! そのまま!」
嗣永の声がして振り向くと、パシャッとカメラのフラッシュが瞬いた。
「なんだよいきなり・・・」
「いいのが撮れたねー、後で焼き増しして二人に送るからね」
「うん、ありがとね桃ちゃん」
「しみちゃんも喜んでるじゃない、会長も素直になりなよー」
「・・・ありがとな」
「最初からそう言いなさい、それじゃ!」
そう言って嗣永はまたみんなの輪の中に戻っていった。
写真を撮って思い出にしても、ここにいるほとんどはみんな同じ中学に上がる。
違う中学に行くやつも、会おうと思えばすぐに会える。
だが佐紀は違う。 引っ越した先ではまったく新しい生活が始まる。
周りは知らない人だらけの中で、一から関係を気づいていかなければならない。
そう思うと、心が締め付けられた。
つづく
479 :
だんしじょし:05/02/09 06:25:45 0
あともうちょっとだけ続くんじゃ
480 :
名無し募集中。。。:05/02/09 06:34:14 0
朝から乙
がんがって
481 :
名無し募集中。。。:05/02/09 07:01:20 0
武天老師様乙です
せつない・・・
482 :
名無し募集中。。。:05/02/09 07:14:52 O
朝からせつない
作者さん乙です!
保全しときますねぇ
484 :
名無し募集中。。。:05/02/09 08:21:42 0
俺も行く前に保全
485 :
名無し募集中。。。:05/02/09 09:46:22 O
>>475以降は家に帰ってからにだな
泣き顔で出勤するわけにもいくまい(つдT)
486 :
名無し募集中。。。:05/02/09 10:18:07 0
だんしじょしが終わりそう…
487 :
名無し募集中。。。:05/02/09 11:01:43 O
クライマックス期待保全
488 :
名無し募集中。。。:05/02/09 11:40:43 O
昨日の昼からの更新携帯一気読み完了
ぷらいど電車で泣きました…
女子との関係が俺のリア消時代と似てたしw
リアルで再開出来たんならすげー素敵なエピソードだね
仕事中目を真っ赤にしてる俺
ううう・・・
491 :
名無し募集中。。。:05/02/09 14:22:53 O
だんしじょしの主人公がどうなるのか気になる保
492 :
名無し募集中。。。:05/02/09 15:56:40 0
教室の会話も♪的な保全
胸のなかを し〜め〜ちゅ〜け〜る〜 的保全
たのしみにしてます
495 :
名無し募集中。。。:05/02/09 18:32:21 O
ほぜむ
496 :
名無し募集中。。。:05/02/09 19:03:56 0
夏焼保全
あなたの肩先に
ひらひらこぼれてる
プラタナスの枯葉
寒そうな枯葉
何処まで送ろうか?
真冬の帰り道
あなたと何処までも
歩いていたい…
大好きだけど
言い出せなくって
心で萌えて
唇噛むだけ…
わかって欲しいんだ
切ない胸の内
あなたが何時の日か
大人になれば…
498 :
名無し募集中。。。:05/02/09 19:44:33 0
玉田
千奈美のためにがんばれ
499 :
名無し募集中。。。:05/02/09 20:34:14 O
携帯からほ
どきどき
501 :
名無し募集中。。。:05/02/09 20:59:15 O
サッカーなんて普段見ない俺だが今日は玉田みたさに
見てます 玉田、ちなこのために頑張れ!!
ヤター!!カター!!
タマチャンモガンバッタヨタマチャン。
ヤター!!カター!!
タマチャンモガンバッタヨタマチャン。
504 :
名無し募集中。。。:05/02/09 21:32:02 0
日本勝利の興奮も冷めやらぬ中、玉田編を貼っていこうと思います。
505 :
名無し募集中。。。:05/02/09 21:34:11 0
日本勝利の興奮も冷めやらぬ中、玉田編を貼っていこうと思います。
506 :
名無し募集中。。。:05/02/09 21:36:57 0
まあ、何だ、落ち着け
507 :
名無し募集中。。。:05/02/09 21:40:06 0
【夏休み〜玉田編〜】
「なあ、千奈美」
「なーに?」
「あのさぁ…俺、熊井ちゃんに告白しようと思うんだ」
「え…?」
「だからお前も協力してくれるよな?」
「……」
「おい、何処行くんだよ!」
千奈美の気持ちに全然気付かなくて、自分の事しか考えていなかった。
○○から本当の事を聞いた時、僕は今までで一番後悔した。
あれから二日が経った。僕は部屋に閉じこもっている。
もし誰かに会ったらどうすればいいのか分からなくて、外に出るのが怖かった。
もう5時か…今日も何も出来なかった…
このままではいけない。そんな事を思っていた時だった。
「玉田くーん!」
家の外から僕を呼ぶ声が聞こえる。この声は…もしかしたら…
窓から顔を出すと友理奈ちゃんが立っていた。
「ちょっと用事があるの!」
友理奈ちゃんには何か考えがあるんだ。
今行かないと、きっと一生僕は前に進めない…
「…今、そっち行く!」
508 :
名無し募集中。。。:05/02/09 21:45:33 0
「こんばんわっ」
こっちを見る友理奈ちゃんはニッコリと笑っている。
その笑顔が申し訳なかった。
「どうしたの…?」
「はい」
友理奈ちゃんは僕に一通の手紙を差し出した。
「これは…?」
「あれー?玉田君って犬飼ってたの?」
うちの犬の前に駆け寄る友理奈ちゃんは僕に背を向けたまま言った。
「今、読んで!」
『玉田君へ
まず最初に、ごめんなさい。
私は玉田君の気持ちも知らずに勝手な事をしてしまいました。
なぜなら、私はあなたの事をまだ少ししか知らないからです。
だから今はトモダチとしてお話をしたり、遊んだりしてあなたの事をもっと知りたいです。
でも私より、100倍あなたの事をたくさん知りたい人がいます。
徳永千奈美は、あなたが大好きです。
でも千奈美は恥ずかしがりやだから、上手く気持ちを伝えられない事もあります。
もしできるならば、あなたがそれを受止めてあげてくれませんか?
あなたに千奈美の事をもっとたくさん知って欲しいです。
私は千奈美の親友です。だから分かります。
千奈美は今もあなたが好きすぎて、きっと困っています。
あの子を助けてあげられるのはあなただけなんです。
友理奈 』
509 :
名無し募集中。。。:05/02/09 21:51:42 0
「読んだ?」
友理奈ちゃんが僕を覗き込んできた。
「これ…」
「あたしが書いたの。恥ずかしかったんだから!」
「あの…ありがとう!」
僕の中でくすぶっていた物が弾けた。
「これがあたしの気持ちだから!」
こんな風に手紙を貰った事なんて初めてで、何回も読み返した。
その内、涙があふれて止まらなくなった。
友理奈ちゃんは黙って僕を見ていててくれた。
「十分泣きましたか?」
「うん…」
「じゃあ、千奈美のところ行きますか?」
「うん…」
「早く千奈美を助けてあげて?ね?」
「俺に出来るのかな…?」
友理奈ちゃんはハンカチで僕の顔を拭いた。
「出来るよ、きっと」
僕は千奈美の家に行き、話をするつもりだ。
千奈美の家までは友理奈ちゃんが案内してくれる。
けどその必要はなかった。
ふと見た公園のブランコには、千奈美と○○の姿があった。
「あいつ等がいる…」僕が指差した。
「あ、ホントだ…」
「どうしよう…?」
「どうしようって決まってるでしょ!よし作戦変更!」
友理奈ちゃんが公園に入っていった。
「ちょっと待ってよ!」僕も後を追う。
510 :
名無し募集中。。。:05/02/09 21:52:05 0
玉田ってモデルがいんの?
サッカー選手なの?
511 :
名無し募集中。。。:05/02/09 21:53:58 O
異常に重くて上手く貼れないので一旦中断します
512 :
名無し募集中。。。:05/02/09 21:56:13 0
重いのはサカ豚のせいだな
513 :
名無し募集中。。。:05/02/09 21:58:17 0
>>510 今日明日のスポーツニュース見ればわかるよ
514 :
名無し募集中。。。:05/02/09 22:00:11 O
515 :
名無し募集中。。。:05/02/09 22:18:18 0
千奈美と○○は俯いてこっちに気付いていないようだった。
「千奈美…泣いてる…」友理奈が小さな声で言う。
僕のせいで千奈美が泣いている。僕は決心した。
「玉田君、先に泣いといてよかったね…」
「友理奈ちゃん、○○はよろしく…」
「任せて…あ、あと怒んないでね…」
友理奈ちゃんはウィンクをして、大きく息を吸った。
「ごめんなさい!熊井友理奈は玉田君とは付き合えません!」友理奈ちゃんは大きな声でそう言った。
突然の友理奈ちゃんの行動に僕も千奈美も○○もビックリしていたと思う。
分かってはいるけどやっぱりショックで…僕は顔を上げられなかった。
千奈美と○○の視線を感じる。緊張して声が出ない。
…でも、僕がやらないといけないんだ。
僕は顔を上げた。もう恐れは無い。
「徳永千奈美さん!二人でお話がしたいです!聞いてくれませんか!」
目を真っ赤に充血させた千奈美はじっと僕を見て、大きく頷いてくれた。
「あとはお二人でどーぞ」そう言って友理奈ちゃんは○○を手招きして、公園を出て行った。
僕は○○の座っていたブランコに座り、千奈美を見た。
千奈美もじっと前を向いている。僕も前を見る。
少し、静かな時間が流れた。
沈黙を破ったのは千奈美の方からだった。
516 :
名無し募集中。。。:05/02/09 22:23:18 0
「あのさ…ごめんね…」
「なんでお前が謝るんだよ…」
「なんでだろう…」
「…」
「…私、今とっても幸せだよ」
「ほんと?」
「ほんとだよ。こんな風に二人で話せるなんて思ってなかったから…」
「そっか…なら良かった…」
「ま、あんたに友理奈は早すぎたんだね」
「そんな事言うなよ…落ち込んでんだから」
「玉田には、私ぐらいがちょうど良いんだよ」
「…そうなのかもね」
僕達はいつの間にか、いつもの様に話していた。
この時やっと、僕の中での千奈美の大切さが分かった。
気が付くと辺りは真っ暗で、僕達を電灯が照らしていた。
「そろそろ帰ろっか…」千奈美がブランコから飛び降りた。
「そうだな…」
517 :
名無し募集中。。。:05/02/09 22:24:21 0
ガサッ
後ろの草むらで何かが動く音が聞こえた。
「きゃっ!なに!?」
よく見るとそこには人の足のようなものが見える。
「おい…なんだよあれ…」
おそろおそる覗いてみると、人が二人寝転がっていた。
よく聞くと、スースーと寝息を立てていた。
「○○に…友理奈じゃない!?」
「ほんとだ…なんでこんな所に?」
「まさか、私達の話聞いてたんじゃ…」
「えぇ!…でも、こいつらどうする?起こす?」
「ちょっと待って!」
僕が二人を起こそうと近づいた時、千奈美が僕を引っ張った。
518 :
名無し募集中。。。:05/02/09 22:27:24 0
僕と千奈美の体は、ぴったりとくっついた。
唇も、くっついた。
僕の人生初めてのキスは本当に甘酸っぱかった。
「…はい。起こしていいよ…」
「よ、よし!おーい○○ー!友理奈ちゃーん!」
起き上がった二人はすごく慌てていた。
ごめんなさいと何度も謝ってきた。
僕と千奈美はちょっと目を合わせて、すぐ離した。
すごく恥ずかしかった。
けど、嬉しくて仕方が無かったんだ。
〜完〜
519 :
名無し募集中。。。:05/02/09 22:51:52 0
>>518 ちょっと待って、〜完〜って玉田編のことだよね?
まだ話はつづくんだよね?ね?
520 :
名無し募集中。。。:05/02/09 23:08:48 0
うん
521 :
名無し募集中。。。:05/02/09 23:34:50 0
何か今日は止まっちゃってるね
522 :
名無し募集中。。。:05/02/09 23:37:48 0
>>452『Bye Bye またね』
家に入ると丁度、友理奈ちゃんがリビングでテレビを見ていた
「あ、友理奈ちゃん。家の前で中島さんがいたよ」
夏焼が、マフラーを取りながら伝える
「うん」
何か元気の無い返事だ
その時はまあ、何でもないことだと思ってたんだけど・・・
翌日、昼休みに理科準備室に届け物をした帰りに、ふと見ると校舎の裏で人だかりが出来ていた
なんだろうと思って見てみると友理奈ちゃんがいる
さらに、その人だかりの中に、昨日の少女、確か中島さんだっけ、がいた
中島さんは泣いているみたいに見えた。まさか、いじめ?友理奈ちゃんが?馬鹿な!
近づいてみるとなにやら周りの女の子達が、中島さんを囃し立てている
「こら、何やってんだ」
いじめなら許せない。しかも友理奈ちゃんが絡んでるかもしれないのだ
「やべ」その声を合図に、皆散っていった
「友理奈ちゃん」
呼びかけたが、彼女は僕をチラッと見ただけで走り去っていった
523 :
名無し募集中。。。:05/02/09 23:38:48 0
>>552 「大丈夫?」
中島さんに声をかける。助けられて安心したのかより泣き出した
「ひょっとしていじめられてたの?先生とか知ってるの?」
「いじめじゃないです・・・違うんです・・・」
首を振りながら、中島さんも走り去って行った
教室に戻った僕はよほど怖い顔していたらしく
「どうしたの?何か腹の立つことあったの?」
徳永が心配そうにしている
「いや、なんでもないんだ」
「そう」
徳永もそれ以上は聞いてこなかった
放課後、掃除当番を終え家路に着こうとした
正門を通り過ぎた時
「あ、あの・・・」
中島さんが僕を待っていた
524 :
名無し募集中。。。:05/02/09 23:39:42 0
>>523 中島さんは、黙々と先を歩く
「ねえ、何か話があるんでしょ」
度々、話しかけてみるが黙ったまま歩いている
暫くして小さな公園に着いた
「あの、ここで・・・」
中島さんは、色の禿たベンチに腰掛けた。僕も隣に座る
沈黙が続く
「どうしたの、ひょっとして友理奈ちゃんに関係すること?」
中島さんはゆっくり頭を下げた
「実は、私、とっても気が弱くて体も小さいからそれで、皆によくからかわれるんです」
そんな理由で苛められて堪るもんか
「でも、いつも熊井さんが、助けてくれてたんです。一緒に遊んだりとかもしました」
何だ、友理奈ちゃん助けてあげてたのか、安心した
「初めて友達の家に行ったのも熊井さんのところ、あ、お兄さんのところでもあるんですよね」
そんな事はどうでも良いぞ
「とにかく、熊井さんだけは、普通に接してくれてました
この、星座のペンダントも熊井さんと一緒にショッピングに行った時に買ったんです」
水瓶座の意匠のペンダントを僕に翳してくれた
「私の宝物です」
ぎゅっと握り締めてとても幸せそうに笑った
中島さんを知ってから初めての笑顔だった
525 :
名無し募集中。。。:05/02/09 23:40:57 0
>>524 「熊井さんは、皆を止めたりもしてくれてました」
「くれてました?」
さっきから気になってたが過去形だ。今はしてないのか?
「ええ、私をかばうと熊井さんまで苛められそうになって、それで私がもう余計なことしないでって」
「そんな・・・わざと憎まれ口を・・・」
中島さんの言いたい事はわかるけど、でも、そんな、友理奈ちゃん・・・
「あ、誤解しないでください。熊井さんは表立って止めないだけで
皆がやり過ぎないように気を配ってくれてるんです
だから、熊井さんは悪くないんです。そのことを伝えたかったんです
お兄さん、熊井さんと一緒に住んでるから、昼のことを誤解して熊井さんを責めたりしたらい・・」
「間違ってるよ」
もう、我慢できなかった
「一緒になって苛められるからってそんなの間違ってるよ」
理想だとは分かってる、中島さんの受けているいじめは想像以上で
とばっちりはゴメンだと思う気持ちも分からないではない
「友理奈ちゃん、間違ってるよ」
それしか言えなかった。僕に何が出来る
現実問題として友理奈ちゃんの立場に立った時、同じようにしてしまうかもしれない
一緒だ、友理奈ちゃんを責める権利なんて無い
ただ、現実の問題として身近な人が関係してると思うとやりきれない
526 :
名無し募集中。。。:05/02/09 23:41:59 0
>>525 「お兄さん、駄目、絶対に熊井さんを責めないで」
僕は、中島さんをまともに見ることが出来ない
「友理奈ちゃんは、私の友達だから」
搾り出すように訴える中島さんは強く見えた
「分かった、約束するよ。友理奈ちゃんを責めたりはしない
でも、僕とも約束して、何があっても挫けないでね
今日から僕も友達だよ。僕には気を使わないで良いからね。何でも相談するんだよ」
「はい。ありがとうございます
「ところで昨日何しに来たの?」
「誰にも言わないって約束してくれますか?」
その内容を聞いて僕はどうしても友理奈ちゃんに中島さんと前みたいになって欲しいと思った
本人から言うまで誰にも言わないと指切りして、各々家路についた
家に帰っても特に友理奈ちゃんに話しかけたりしなかった
ていうか、中島さんの痛いほどの想いが、逆に何も出来なくしていた
食事の時も僕は黙々と食べた。皆何かを感じてるのか何も聞かなかった
527 :
名無し募集中。。。:05/02/10 00:00:44 0
>>526 部屋に戻っても、何か釈然としないままぼんやりしていた
突然、ノックの音がして友理奈ちゃんが入ってきた
「何も言わないの」
友理奈ちゃんはドアのところで立ったままだ
「中島さんと話したよ」
「そう・・・」
俯いてしまった
「早貴と初めて会ったのは3年生のとき。それまではよく知らなかった
ちっちゃくて可愛くて、でも、食べ物は親父臭いものが好きなの」
中島さんのことを語る時、何か嬉しそうだ
「いろんなことを話し合ったり、いつも一緒だった
でも、5年生になって○○が、早貴と何かでもめたらしいの
よくは知らないけどつまらないことらしいわ」
一呼吸於いて
「それからよ・・・」
「最初は助けてたりしたけど、次第に皆が私も無視しだしたの
だから、怖くなって・・・。でも、私は何もしてない・・・
いや、一番酷いことを早貴にした・・・早貴の気持ちを裏切ってしまった」
528 :
名無し募集中。。。:05/02/10 00:02:16 0
>>527 微妙な空気が流れている。どうにかしなくてはと思い
「友理奈ちゃん、星座のペンダント持ってる?」
と、問いかけてみた
うつむいてた顔をこちらに向ける
無言で首からかけているペンダントをシャツから引き出す
中島さんと同じ素材のしし座のペンダントだ
「中島さんがね、私の大切な友達と買った宝物だって」
友理奈ちゃんは、ペンダントをじっと見つめて
「私も、宝物・・・」
固まったまま動かない
「友理奈ちゃん、親友って言うのはね、失ってから本当の大切さを知るんだよ」
僕の方をパッと見て、何か思いつめたような瞳を向けてきた
「早貴ちゃんは大切な友達・・・」
そう呟くと部屋から出て行った
分かってくれただろうか?
次の日、気になって仕方が無い僕は友理奈ちゃんのクラス5年3組の前を休み時間の度に見に行った
なるほど、中島さんは、寂しそうに一人でいる
友理奈ちゃんはと見ると、こちらも一人で寂しそうに中島さんを見ていた
つづく
529 :
名無し募集中。。。:05/02/10 00:06:31 0
重い
530 :
名無し募集中。。。:05/02/10 00:11:20 0
(´・ω・`)
531 :
名無し募集中。。。:05/02/10 00:16:07 O
涙が出た
なかさきちゃんとゆりなちゃんが仲直り出来ますように…
532 :
名無し募集中。。。:05/02/10 00:21:11 0
切ないね
533 :
名無し募集中。。。:05/02/10 00:23:49 0
いじめするヤツはやっぱ最低だな
534 :
名無し募集中。。。:05/02/10 00:24:40 0
ゾノがいるな
今日、投稿しようとしてた『優しい恋』の続きですが・・・
ちょっと忙しくなってしまったので今日は中止します^^;
待っててくれていた人が居たら本当にごめんなさい。
536 :
名無し募集中。。。:05/02/10 00:26:50 0
工エエェェ(´д`)ェェエエ工
537 :
名無し募集中。。。:05/02/10 00:36:20 0
まじか・・・
明日風邪で会社休もう
538 :
名無し募集中。。。:05/02/10 00:43:51 0
>>537 悲しいのはわかるが休むの(・A ・) イクナイ!
539 :
名無し募集中。。。:05/02/10 01:06:01 0
何か色んな話が佳境に入ってきてて寂しい
俺もうこのスレなしじゃ生きていけない
540 :
名無し募集中。。。:05/02/10 01:10:13 O
終わったら終わったでまた新しい話を書いてくれるよ!
541 :
名無し募集中。。。:05/02/10 01:13:47 0
作者さんって今は何人いるの?
それで終わりそうな作品は何種類あるの?
・・・同時に終ったらまずいな
>535
本当に毎日すっごい楽しみにしてるので残念です。
でも、明日の楽しみが増えたと思って、更新を待ってます。
543 :
名無し募集中。。。:05/02/10 01:29:31 O
優しい恋、だんしじょしはもうすぐ終わりそう
んで今連載中はあと、下宿編、玉田のやつ、妖精まーさぐらい?
544 :
名無し募集中。。。:05/02/10 01:42:27 0
ここにある小説の1つでもベリのラジオに紹介したいな(まとめサイトのURL貼ってメールとか)
何人かで同時に一気に送れば本人達も読むのでは?
という企画はどうでしょう?
545 :
名無し募集中。。。:05/02/10 01:52:21 O
>>544 うーん…それは別にしなくていいんじゃないかなぁ…
確かにここの作品は素晴らしいけどさ
本人達が目にして不快に思う可能性もあるわけで…
546 :
名無し募集中。。。:05/02/10 01:56:04 0
同人出してくれ
こういう芸能人創作は本人達に見せるのはタブー中のタブーです
548 :
名無し募集中。。。:05/02/10 03:10:51 0
女性で言う所のJ禁ってヤツだな
549 :
名無し募集中。。。:05/02/10 03:29:19 0
----------ここまでニャンになりました----------
550 :
だんしじょし:05/02/10 03:34:59 0
>>478 菅井先生と佐紀のお別れの挨拶が終わり、俺達は教室を後にした。
この時代に戻ってから2ヶ月ちょっとこの教室で過ごしたが、やはり名残惜しい。
教室に心の中でさよならを告げ、卒業証書と卒業アルバム、卒業文集を詰め込んで
少し重くなった鞄を抱え、玄関へ向かった。
玄関では嗣永達が待っていた。
「ねえねえ、これからお母さん達とご飯食べに行くんだって」
「みんな行くけど、会長も行くだろ?」
聞けば、同じ地元で育った友達同士で
ちょっといい店に食事に行くことになったそうだ。
「ああ、行くよ」
「だよね。 ところで会長、しみちゃんは? まだ声掛けてないんだけど」
「え、一緒にいたんじゃなかったのか?」
「私達は会長と一緒にいるもんだと思ったけど・・・」
佐紀は終わったあと俺より先に教室を出て行ったので
てっきり嗣永達といるものだと思っていた。
下駄箱を見ると、嗣永のシューズはまだ入っていなかった。
「んじゃあ、ちょっと探してくるから待ってて」
俺は鞄とランドセルを橘に預けて、校内へ戻った。
佐紀は一人で何をやっているんだろうか。
551 :
だんしじょし:05/02/10 03:35:23 0
>>550 俺はまず屋上へ向かった。
屋上への階段を駆け上がり、扉を開けたが誰もいない。
嗣永のように扉の後ろにも隠れていないし
石村のようにもう一つ上の段にのぼっているわけでもない。
屋上に来たのは、俺がこの時代に戻ってきてから3度目だ。
俺への思いを打ち明けてくれた嗣永。 ずっと涙をこらえていた石村。
『卒業式にその人に告白するつもりだったの』
『私そんなに我慢できるほど強くないもん・・・』
二人の顔が交互に浮かんでは消えた。
しかしここに佐紀はいないようなので、俺は次の場所へ向かった。
校舎裏。
ここは徳永に告白された場所で、徳永を振った場所だ。
そして初めて熊井の女の子らしい笑顔を見た場所。
『私、この噂が本当になったらいいなって思った・・・』
『千奈美のこと、ちゃんとふってくれてありがとね』
いつもニコニコしていた徳永の泣き顔。
いつもつんつんしていた熊井の笑顔。
どちらも俺がこの時代に戻ってきていなければ見ることの出来なかった表情だ。
そしてここにも佐紀はいなかった。
自分の教室や音楽室、教材室等にも行ってみたが、いなかった。
だとすればもう、佐紀が行くような場所はひとつしかない。
552 :
だんしじょし:05/02/10 03:36:01 0
>>551 俺は生徒会室の扉に手を掛けた。
本来なら会議以外の日は鍵がしてあるはずだが、開いていた。
そして生徒会長席に、佐紀は座っていた。
「何やってんだ、みんな待ってるぞ」
「うん・・・」
佐紀はランドセルを枕にして、机に寝そべっていた。
「どうやって入ったんだよ」
「えへへ、忘れ物しましたって言ったら、鍵貸してくれたの」
「なんだ忘れ物って」
「まだしてないけど、これからする」
「え?」
「この学校に、たくさん忘れ物していっちゃう・・・」
佐紀は少し、涙ぐんでいる。
俺は佐紀の隣に座った。
「じゃあ、取りに来なきゃな」
「そうだね・・・」
「でもなんで生徒会室なんかにいるんだ?」
「うーん、なんでだろ。 あの時かなあ・・・」
「あの時?」
「会長、会議中に眠っちゃった事があったでしょ?」
「ああ・・・あったな」
俺がこの時代に戻ってきた日のことだ。
「あの日から、なんか会長ちょっと大人っぽくなったっていうか」
「そ、そうか?」
まあ、そりゃそうだ。
553 :
だんしじょし:05/02/10 03:37:10 0
>>552 「あの時からね、自分でもよくわからないけど、この場所によく来るようになったんだぁ」
「何しに?」
「別に何かするわけじゃないけど、こうやって、会長のこと考えたりしてた」
そう言って、佐紀は笑った。
「・・・照れるだろ」
「ふふっ、そろそろ行こっか。 待たせちゃったし」
佐紀は椅子から立ち上がり、ランドセルを持ち上げた。
「うん行こう。 あ、そうだ佐紀」
「なに?」
「こないだ言った事、本気だからな」
「え・・・?」
「だから、迎えに行くって言ったことだよ」
「ホントかなぁ〜?」
「嘘つくわけないだろ! 俺本気で・・・」
「大丈夫だよっ、信じてるから」
「おう・・・、だから、迎えに行くからさ、その時、忘れ物取りに来ればいい」
「・・・うん、そうする」
「そんで、だから、その・・・」
「ん?」
「もっかい、キスしていい?」
「もぉ〜、何言うかと思ったら、会長のえっち!」
「ちが、お、俺は、そんなんじゃなくて、しばらく会えないから・・・」
「まったくー、しょうがないな・・・」
俺は佐紀をまた、力いっぱい抱きしめた。 そして優しく口づけた。
出来るだけ長く、キスをしていたかった。
これから会えなくなると思うと、たまらなく切なくなるから。
だから少しでもこの感触を刻んでおこうとおもった。 そしてその時間はとてつもなく長く感じた。
1時間でも、1日でも、1年中とも感じるくらいに、長い時間だった。
554 :
だんしじょし:05/02/10 03:37:51 0
>>553 「ちょっと、係長、起きてください」
誰かに揺さぶられて、目が覚めた。
「あれ? ああ、すまないね石川さん」
気づけば書類の山に囲まれた机で、突っ伏して寝てしまっていたようだ。
派遣社員の石川さんが、心配そうな顔で俺を見ている。
「徹夜続きで疲れてるんじゃないですか?」
「そうかもね。 一瞬目を瞑っただけのつもりだけど、すっかり居眠りしてたよ」
「食事もちゃんと摂ってます?」
「ああ、それは妻がちゃんと作ってくれるから」
「いい奥さんですよね〜。 あ、そういえば昨日スーパーで奥さんに会いましたよ!」
「おお、そうか。 何か言ってた?」
「『夫が居眠りしてたら起こしてあげてください』って、ふふっ」
「まったく・・・」
「可愛い奥さんですよね、お名前なんでしたっけ?」
「佐紀だよ。 チビだっただろう?」
「確かに・・・、でも可愛くていいじゃないですか〜」
「まぁ・・・ね」
「あっ、係長照れてますね!」
「おいおい、からかわないでくれよ」
「すみません! あ、夕刊来てたんで置いときますね」
石川さんは届いたばかりの夕刊を俺に渡し、席に戻っていった。
555 :
だんしじょし:05/02/10 03:38:46 0
>>554 夕刊に一通り目を通してから芸能欄をめくると、一面に大きく見知った顔が出ていた。
『夏焼雅、完全女優転向宣言!』
学校でアイドルだったクラスメイトの夏焼は、今ではすっかりスターだ。
中学校に上がってからレッスンをはじめ、オーディションを受けてすぐに合格した。
アイドルグループとしてデビューし、しばらくしてソロアーティストへ。
それから音楽と平行して女優業を続けていた。
「女優一本で行くのか、夏焼の歌結構好きだったんだけどなあ」
俺は夕刊を折りたたみ、再び机に向かった。
今日はさっさと仕事を終わらせて家に帰ろう。
ここのところ徹夜ばかりでいつも遅くに帰っていたから
今日は早く切り上げて、二人で夕食をとろう。
556 :
だんしじょし:05/02/10 03:39:11 0
おわり ?
557 :
名無し募集中。。。:05/02/10 03:52:22 0
終わっちゃったか
おつかれー
558 :
名無し募集中。。。:05/02/10 03:57:34 0
最初から読み直して寝るか
佐紀ちゃん…
559 :
名無し募集中。。。:05/02/10 04:03:22 O
だんしじょしタン乙!!
甘く切ない小説ですごい良かったよ!
次回作も期待してるね!
560 :
名無し募集中。。。:05/02/10 04:16:11 O
お疲れ様。ハッピーエンドでよかったです。次回の作品も期待してます。
561 :
だんしじょし:05/02/10 04:19:23 0
エピローグ的なものを書きます
世界観ががらっと変わってしまうので
物語のイメージを崩したくないなって人は
切り離して考えたほうがいいかも
562 :
名無し募集中。。。:05/02/10 04:32:06 0
ハッピーエンドな世にも奇妙な物語
563 :
名無し募集中。。。:05/02/10 04:33:43 0
寝る前が一人身で、起きたらケコーンしてたのね
564 :
だんしじょし:05/02/10 04:37:38 0
【エピローグ的なもの】
「あ、そうだ。 ミーティング用の書類を用意しなきゃいけないんだった」
ふと思い出し、ぐちゃぐちゃの机の中から書類を取り出した。
「すまないけど石川さん、ちょっとこれコピーしてくれない?」
傍にいた派遣社員の社員に声を掛けた。
「はぁ? 私は石川じゃなくて藤本ですよ! 新人だからって間違えないでください」
ショートカットのその女性社員は、物凄い目つきで言った。
「ああ、そっか。 ごめんごめん藤本さん、コピーお願いできる?」
俺は彼女に書類を渡した。
そうだ。 石川なんて社員はいなかった。 何を言ってるんだ俺は。
ブブブブブ、ブブブブブ・・・
机の上に置いていた携帯が鳴っている。
ピッ
『もしも〜し、私でーす』
「なんだ佐紀か。 まだ仕事中なんだけど・・・」
俺は電話を持ったまま廊下へ出た。
『ごめんごめん、嬉しかったからつい』
「で、何かあったのか?」
『へへえ、実はね、小学校の同窓会の招待状が届いてたの!』
「おお、小学校のかあ。 ってことは夏焼も来るのかな」
『どうだろねえ、さっきニュース見たけど、忙しいみたいだね。 でも私も会いたいな』
「そうだな。 橘達ともしばらく会ってないけど、まだ続いてるのかな」
『うん、こないだ電話したんだけど・・・』
565 :
だんしじょし:05/02/10 04:39:36 0
>>564 そんなやり取りが行われていたとある会社の外に、一人の女性が立っていた。
昼間のビジネス街に似合わない、変てこな服装をしている。
そこに、同じような服をきた女性が二人、駆け寄ってきた。
「チャーミーさん、どうでしたあ?」
そのうちショートカットの女性が言った。
「ふっふっふ、バッチリよ! これで魔法学校の卒業試験は合格ね」
チャーミーと呼ばれた女性が自信満々に言う。
「難しかったですねえ、今年の課題」
「私全然できんかったわぁ」
ロングヘアーで関西弁の女性が肩を落とす。
「まだまだね、エリカ、ユイ。 私は完璧に出来たわよ〜」
「でも、確かにチャーミーさん、『過去に戻ってやり直しをさせる』って課題は出来てましたけど」
「なにか文句でもあるの? エリカ」
「なんだかいろんなこと変えすぎちゃってるような・・・」
「そうですよぉ、時間を戻しすぎたんじゃないですかあ?」
「な、何を言ってるのあなた達! 私の魔法は完璧よ!」
「でもこれが魔法学校の校長にバレたらどうするんですか?」
「今年はお隣の妖精の学校でも失敗した子が出たらしいですよお」
「ユイ、その子どうなったの・・・?」
「さあ〜、私はしませんけど〜」
「なんだか急に怖くなってきた〜! どうしよう・・・」
おしまい
566 :
名無し募集中。。。:05/02/10 04:40:28 O
実は主人公が起きたら急いで佐紀タンを迎えに行くのかと思ってたことは内緒だ
567 :
だんしじょし:05/02/10 04:44:40 0
素敵だなと思った作品:
「THE BUTTERFLY EFFECT」
監督・脚本: エリック・ブレス J・マッキー・グルーバー
素敵だなと思ったBGM:
クラムボン「月食」
俺の推しキッズ
石村、萩原、嗣永
568 :
だんしじょし:05/02/10 04:46:10 0
みなさんいろいろ感想ありがとうございました
少しで終わらせる予定だったのに
2週間近く続いてしまいました
また何かアイデア沸いてきたら
書かせていただきます
それでは名無しに戻ります
569 :
名無し募集中。。。:05/02/10 04:46:48 O
うまい!!まさかマジカル美勇伝に掛けてくるとは思わなかった。しかもアイリーンにも掛けてあるし
570 :
だんしじょし:05/02/10 04:48:55 0
>>569 でっへっへ
そんでもって「妖精の奇跡」の作者さん
勝手に設定つかっちゃってすんません!
571 :
だんしじょし:05/02/10 04:51:50 0
そして最後の最後でまた訂正・・・
>>565 「さあ〜、私はしませんけど〜」
↓
「さあ〜、私は知りませんけど〜」
まとめサイトの中の人、最後まで迷惑かけてごめんです
572 :
名無し募集中。。。:05/02/10 04:52:23 0
俺も魔法で過去に戻ってやり直しさせて欲しいと思ったのは内緒だ
本気でそう思える位とても素敵な作品でした
だんしじょしタン本当に乙でした!
次回作も期待してますよ
573 :
名無し募集中。。。:05/02/10 05:02:56 O
>>572 こういう素晴らしい作品に出会えることを糧にして前向きに生きていこうぜ
だんしじょしタンGJ
次回作も期待してます
>>550 の
> 下駄箱を見ると、嗣永のシューズはまだ入っていなかった。
は嗣永じゃなくて佐紀じゃないの?
575 :
名無し募集中。。。:05/02/10 05:18:48 0
・・・・・・・・・すまん・・・・・・・
涙が止まらん・・・・
つーか・・・・・・・つーかさ・・・・・・・・・・・・
素敵過ぎるぞ、おいっ!!!!!!!!!!!!!!!!!
576 :
名無し募集中。。。:05/02/10 05:25:26 0
思ったよ。
もしかしたら、今の自分は、魔法の中にいるんじゃないかって。
本当の自分は、60歳で、
「あのころにもどれたらなぁ・・・」って思ってたんじゃないかって。
そこへ妖精さんが現れて、
目が覚めたら今の自分で、60歳のときの記憶を無くしてるんじゃないかって・・・
妖精さんが与えてくれたチャンスなんだ!
もう一度やり直せるんだ!
今を精一杯生きよう!!
そして60歳になったとき、「ああ、素敵な人生になったよ、ありがとう」って
妖精さんにお礼が言えるように・・・!
マジでそう思ったよ。
だんしじょしタン、本当にありがとう!!
577 :
だんしじょし:05/02/10 05:29:54 0
>>574 しまった!
また間違えてたちくしょう!
えっと、まとめサイトの中の人・・・
>>550 >下駄箱を見ると、嗣永のシューズはまだ入っていなかった。
↓
>下駄箱を見ると、佐紀のシューズはまだ入っていなかった。
でお願いします・・・
訂正ばっかで雰囲気ぶち壊しだなあ・・・
578 :
名無し募集中。。。:05/02/10 05:39:03 O
言いにくいが
>>476で夏焼が上城にシャッター頼んでるのに相川が夏焼の隣に座ってるぞ
579 :
だんしじょし:05/02/10 05:46:52 0
>>578 ハハハ・・・
えっとまとめサイトの(ry
>>476 >相川はそう言って夏焼の横に座った。
↓
>上城はそう言って夏焼の横に座った。
でお願いします。 でもめんどかったらいいです
探したらもっと間違いありそうな気がするし・・・
みなさんホントすんません
580 :
名無し募集中。。。 :05/02/10 05:50:40 0
感動覚めやらぬ中、マーサを最後までオマケつきでいっちゃいます
581 :
名無し募集中。。。 :05/02/10 05:52:15 0
>>444 妖精の奇跡・初恋のマーサ 15
「おかえり〜」
家に帰るとマーサちゃんが笑顔で待っていた
「ごめん、僕、1級取れなかった・・・・・・・・・・・・」
「ねえ、今、どんな気持ち?」
「悔しい!・・・でも、前みたいに自分の情けなさじゃなくて、勝てなかったことが悔しい」
「悔しいって気持ちだけ?」
「実は、ちょっと嬉しい・・・・もっと頑張れば、もっと強くなれるような気がする
今度は、あの小川君にも勝てるような気がする・・・・そして、強くなる目標ができて嬉しい」
マーサちゃんは嬉しそうにニコニコしながら僕の話を聞いている
「でも、ごめん・・・・1級取れなかったから、マーサちゃんの卒業試験は・・・・・」
マーサちゃんは嬉しそうに鼻をこすった
ぽん、という音がして煙が上がり、1枚の紙が現れた
紙には『合格』と大きく書かれていた
「1級取れるかどうか、っていうのはオマケでしょ?大事なのはキミが強くなれたかどうか」
「じゃあ、僕は強くなれたの・・・・・?」
「うん、すっごく強くなったよ、特にココがね」
マーサちゃんはそう言いながら、僕の胸を指差して突っついた
「最初に会ったときはね、今にも泣きそうな弱虫の顔だったけど、今はカッコイイ一人前の男の顔だよ」
「ありがとう、マーサちゃん・・・・・・・」
マーサちゃんに認めて貰えたことが、何よりも嬉しかった
そして、お母さんとの約束が、やっと果たせたような気がした
「でね、そろそろ妖精の国に帰らなきゃならないんだけど・・・・・・・」
マーサちゃんがちょっぴり寂しそうに言った
「また会える?」
582 :
名無し募集中。。。 :05/02/10 05:53:55 0
>>581 妖精の奇跡・初恋のマーサ ラスト
「キミがね、どうしようもない困難に見舞われて、誰かに助けて欲しい、って強く願えば会えるかも」
マーサちゃんは寂しそうに下を向いたまま言った
「でもね、キミは強くなった・・・・だから前みたいにそんな弱音を吐くキミとは会いたくない」
マーサちゃんは顔を上げて、ちょっぴり寂しそうな笑顔で言った
「わかった・・・・・じゃあ、僕はもうマーサちゃんとは会わない」
悲しいけど、寂しいけど、精いっぱいの笑顔を作って言った・・・・・だけど・・・・・
「ごめん、マーサちゃん、これで最後にするから・・・・・・泣いていい?」
僕はマーサちゃんが「うん、いいよ」と言うよりも一瞬早く泣き出してしまった
声を上げて、大粒の涙を流して泣く僕を、マーサちゃんは優しく抱きしめてくれた
マーサちゃんの体は温かくて、柔らかくて、懐かしい甘い匂いがした
マーサちゃんも泣いているのだろうか、鼻をすする音が聞こえる
10分ほど泣いて、ある程度気持ちの整理をつけた僕は涙を拭って顔を上げた
「あのね、実は僕が守りたい、って思っていた女の子って・・・・・マーサちゃんだったんだ」
「そうだったの?実はね、キミが守りたいってゆう女の子のことがね、ちょっぴり羨ましかったんだ」
マーサちゃんは涙で濡れたままの顔で笑顔を作った
「もっともーっと強い男になってね、サヨナラ」
「ああ、世界最強の男になるよ、バイバイ」
僕とマーサちゃんは笑顔で見つめあった
「最後にとっておきのプレゼントをあげるから、目をつぶってちょうだい」
僕はマーサちゃんに言われるまま、目を閉じた
唇に柔らかくて温かくて、湿ったものが触れた
目を開けると、もうマーサちゃんの姿は無かった
初恋は叶わぬ方がいい、と、本に書いてあった
僕の叶わなかった初恋は、ちょっぴり悲しいけど素敵な思い出になった
おしまい
555
584 :
名無し募集中。。。 :05/02/10 05:59:35 0
妖精の奇跡・番外編 マーサの初恋
数日前から、人間界には「勝たせたい」「勝って欲しい」「頑張ってくれ」という思いが溢れている
妖精たちは、ああ、またあれが始まったんだな、と感じていた
マーサも人間達の前向きな強い願望を快く感じていた
その時、マーサはちょっぴり懐かしくて嬉しい、「勝ちたい」というひときわ強い気持ちに気付いた
マーサは自分の鼻を指で2回こすり、人間界のテレビを出現させた
『・・・・大阪オリンピック男子柔道78kg級決勝、白い柔道着は日本の・・・・・・・・』
画面にアップになった顔には、だいぶ成長して精悍になっていたが・・・・・・・・・
マーサの初恋の男の子の面影があった
『・・・・・すっかりお馴染みになった勝利のおまじないを済ませ、畳の中央に向かいます・・・・・』
画面の中の選手が、マーサが不思議な力を使うときと同じように、鼻をこすってから畳に向かった
「ムフフフフ! がんばれー!」
マーサはあの時よりも温かくて優しい笑顔で、大きく、大きく育った奇跡に声援を送った
おしまい
585 :
名無し募集中。。。:05/02/10 06:05:34 0
いいぜえええええ
586 :
名無し募集中。。。:05/02/10 06:15:29 0
マーサありがとうマーサ
最高だったよ・゚・(ノД`)・゚・
まとめサイトの人へのおねがい
>>319の真ん中らへん
>マーサはそう言うと、自分の鼻を右手の人差し指で2回こすった
→マーサちゃんはそう言うと・・・・・・・・・・・・・・・・・
訂正お願いします
それと
>>581と
>>582は行数規制で分けただけなので
収録するときにできれば行間は開けないで下さい
それと前スレに書いたアイリーンの後日談のタイトルは
【妖精の奇跡・番外編 愛理の最初の日曜日】ってことで
どこにも載ってないけど
588 :
名無し募集中。。。:05/02/10 07:21:18 0
優恋は卒業式までやって〜!下さい。
589 :
名無し募集中。。。:05/02/10 08:31:25 O
人気連載が一気に2本も終わってしまった…
590 :
名無し募集中。。。:05/02/10 10:14:20 0
だんしじょしタソは清水推しじゃないのにこんな素晴らしいものが書けたのか
次回作たのしみにしてます
591 :
名無し募集中。。。:05/02/10 10:17:33 0
なんかBERRY FIELDS聴きながら読んでたからエンディングテーマっぽくて気持ちいい
だんしじょし&マーサ乙
読み終えて微笑みながら涙を流してしまい、
職場の隣の人に心配されてしまいました…orz
593 :
05001032418727_mi:05/02/10 10:35:45 O
作者どもほんとVery Nice!!!
594 :
名無し募集中。。。:05/02/10 10:45:24 O
みんな乙 こんなにキッズを好きになれたのもこのスレのおかげです 連載中の人達頑張れ
595 :
名無し募集中。。。:05/02/10 12:11:51 0
昼休み保全
涙止まらないわ
こんな時間にまとめサイトが更新されてる
598 :
名無し募集中。。。:05/02/10 14:42:03 0
いやまぁ今日は休みなもんでヒキーですよ
まーさはストレートなエンディングだったが、やっぱり泣いてしまった…。
作者タン、本当にうまいよな。
だんしじょしタンもまーさの中の人も、「乙」っていうより、「本当にありがとう」とゆいたいです。
お、中の人、先日はメッセンで乙でした。
向こうのまとめも大幅に更新したんですが、いぱーいパクらせていただきました^^;
不都合あったらメル下さい。またよろです。
おお、あっちの中の人だ
実は、今朝のあっちの更新と今日はお休みって発言で、
こっちとあっちの中の人が同一人物では?ってちょっとだけ疑ったのは内緒だ
602 :
07001130894470_ae:05/02/10 15:08:48 O
なんか、
キャプテン=奥さん
まあさ=おかあさん
ちなみ=幼馴染み
友理奈=千奈美の恋敵雅=恋人
桃子=小悪魔
りしゃこ=かわいいあふぉ
舞波=意外といいヤツ
っつーイメージが俺の中で定着してしまったw
元だんしじょしです
まとめサイトの中の人、修正ありがとうございます
604 :
名無し募集中。。。:05/02/10 16:22:13 0
まとめサイトの方へ〜
既にまとめられてる所なんですが訂正をお願いします。
【優しい恋の育て方】
1番最初のシーンでの『5年2組』と
私とあなたとあなた (T)
最後の方での清水の発言の『5年2組』を
↓
『5年1組』に、訂正してください!
面倒くさい内容の訂正でごめんなさい^^;
よろしくお願いします!
『だんしじょし』『マーサの初恋』の作者様、お疲れ様でした。
最後までドキドキしながら読ませて頂きました^^
次回作も期待しています!!
中の人へ
マーサの最後のオマケですが、タイトルつきであれの続きに収録してください
お願いします
606 :
名無し募集中。。。:05/02/10 18:03:42 O
本当の所、作者さん何人いるんだろ
俺があぼ〜んの分も含めて17個書いてるから20人以下だな
わくわく
609 :
名無し募集中。。。:05/02/10 19:51:31 0
>>609 そうです
もうちょい行間が開いてる方が嬉しいです
611 :
名無し募集中。。。:05/02/10 20:00:10 0
こんな感じかしら
<p>つかうと無駄な<br>がうまく反映されないな…
別の作者さんの作品なのに、少しずつ世界観がかぶっているところがすごく楽しいです。
だんしじょしの最終回、最高でした。主人公くんが最後に校舎を回りながら、皆との思い出を振り返るシーンなんかは、想像しただけで泣けてきました。
てっきりSFオチになると思っていたのに、妖精さんのメルヘンオチにはびっくりしました。でもすごくよかったです。
ほんとうに素敵なお話をありがとうございました。これからもがんばって私たちを楽しませてください。
あ、マーサちゃんもすごくよかったですよ!^□^;
>>611 そんな感じです
ナイスグッドですってゆいたいです
614 :
名無し募集中。。。:05/02/10 20:12:49 0
男子女子を見返してたら最初から伏線だらけなのな
作者さんの力量に正直ビビった
うむ。タダモノではないな。
616 :
名無し募集中。。。 :05/02/10 20:38:43 0
妖精の奇跡・マイマイのイタズラ その1
妖精の国の小学生、マイマイちゃんはイタズラがだーい好き
今日も人間界に遊びに来て、イタズラする相手を探しています
おやおや?
駅のホームのベンチで、体は大きいけどちょっとぼけーっとした男の子と、
体は小さいけどしっかりもののお姉さんっぽい中学生カップルが、チューしようとしています
「そうだ!男の子が鼻血を出したら女の子に嫌われちゃうかしら?フフフ」
マイマイちゃんはよからぬことを考えているようです
ポケットからコヨリを取り出したマイマイちゃんは、自分の鼻の穴をコヨリでくすぐります
「は、は、はくしょーん!」
マイマイちゃんがクシャミをするのと同時に、男の子がブーって鼻血を出しました
「うふふふふ!これで2人は喧嘩してサヨナラね」
マイマイちゃんは楽しそうに笑って、妖精の国へ帰っていきました
「もう!何でこんなことだけ敏感なのよ!」
女の子が怒っていますが、顔は笑顔で嬉しそうです
「ゴベンデ」
女の子に膝枕してもらっている男の子が言いました
「ゴメンネ」って言いたいのかな?
「でも、そういうところがカワイイんだよね」
女の子はそう言いながら男の子のほっぺをツンツン、って指で突っつきました
あらあら、マイマイちゃんのイタズラのせいで、2人は前より仲良しになっちゃったようですね
ネタが無いんでしばらくはこんな感じのを保全代わりに投下します
617 :
名無し募集中。。。:05/02/10 20:40:27 O
ハァ――――;´Д`――――ン!!!!
618 :
名無し募集中。。。:05/02/10 20:42:21 0
鈍感男とリンクキタァ
ナイスグッドです
620 :
名無し募集中。。。:05/02/10 21:09:07 0
優恋クライマックスまでの保全でいきます
>>528『Bye Bye またね』
昼休み、給食を食べた後、見に行くと二人ともいない
もしやと思い、昨日の場所に行ってみた。いない。屋上?いない
体育用具室?
いた
今度は、中島さんと友理奈ちゃん二人が、何か言われてるみたいだ
「熊井、あんた庇うとどうなるか分かってんだろうね」
いじめのリーダー格らしい女子が、友里奈ちゃんに詰め寄っている
「私、もう決めたの。自分だけが助かる為に友達を傷つけたくない」
「熊井さん、いいの。私はいいの」
「駄目よ、早貴。あなたは私の親友よ、楽しい時も辛い時もいつでも一緒」
「何、かっこつけてんの、馬鹿じゃない。望み通り、一緒にいじめてやるよ」
リーダー格が、吐き捨てる
「いいわよ、早貴と一緒なら。今まで、早貴は一人で耐えてきたんだもの。平気よ」
友理奈ちゃんが中島さんの前で手を広げ庇っている
「熊井さん、ありがとう・・・」
中島さんは、泣いていた
「私も負けない。だって、熊井さんが私のこと親友って言ってくれたから」
二人とも大切なものに気付いてくれたんだ
何か、とても嬉しかった
よし、後は僕の出番だ
621 :
名無し募集中。。。:05/02/10 21:09:39 0
>>620 「つまらないことしてるね」
僕のいきなりの出現に驚いてる様子だ
友理奈ちゃんも中島さんもびっくりしている
「何だよ、関係ないだろ」
一人が、いきがる。リーダー格か
「関係なくは無いんだな、二人とも大事な僕の友達なんだ」
「ち、覚えてろ」
逃げようとした、苛めグループの前に誰かが立ちはだかった
「ずいぶんくだらない事してるのね、○○さん」
「と、徳永先輩、村上先輩も・・・」
「練習はよくサボるのに、こういうことは熱心なのね」
徳永さんの横にいた村上さんも腕を組んで、リーダー格の子を睨んでいる
どうやらリーダー格の子は、バドミントン部らしい
「今回で止めるんなら見逃してあげるわ」
二人とも凄い迫力だ
「す、すみませんでしたー」
「私たちに謝ってどうすんの」
徳永が、友理奈ちゃん達の方を見る
いじめグループは、友理奈ちゃんと中島さんの方を向いて
「ごめんなさい、もうしません」
と、深々と頭を下げて詫びた
友理奈ちゃんは、中島さんの前で立って守っている。中島さんが泣きながらすがり付いている
「いいわ、もう行きなさい。それと、○○、練習は来なさいよ
スポーツしたら、いじめなんて詰まんないって思うから」
徳永、なんて格好良いんだろう
いじめグループはそそくさと逃げて言った
622 :
名無し募集中。。。:05/02/10 21:10:32 0
>>621 僕達だけが残った
「二人とも、何かあったら私たちかこのお節介なお兄さんに話してね。力になるわ」
徳永は、ウインクした
「ありがとうございます」
友理奈ちゃんと中島さんは深々とお辞儀をして感謝している
「田中さん、私、何が一番大切か分かった気がする。ありがとう」
友理奈ちゃんが、初めて名前で呼んでくれた
「二人ともお互いのことを大切に思ってるんだ。その気持ち忘れないでね」
「はい」
二人とも、元気ないい返事だ。もう、この先何があっても大丈夫だろう
本当に、強いのは僕でも徳永達でもない、二人の友情なんだから
一緒に居られる時間が今月一杯だとしても・・・
623 :
名無し募集中。。。:05/02/10 21:11:14 0
>>622 友理奈ちゃんたちと別れ教室に戻る時
「ちゃんと起きてる時にあえて嬉しいわ、田中君」
村上さんが、おもむろに言った
「えっ、何々、愛、田中君の事知ってるの?」
「ちょっとね」
そういって微笑む村上さんは女神様のように見えた
「千奈美、今度の休みが楽しみね」
村上さんは自分のクラスに戻っていった
「ちょっと〜、どういうこと?」
「え?いや、人違いでしょ」
僕は、逃げ出した
まずいな〜、村上さんあの時起きてたのか
「白状しなさい〜」
徳永が追いかけてきた
休日はもうすぐだ・・・
つづく
624 :
名無し募集中。。。:05/02/10 21:13:21 0
Byeです
だんしじょしさん、妖精の奇跡さんお疲れ様でした
また、感動を期待して新作待ってます
優恋さん、今日こそ頼みますよ
625 :
名無し募集中。。。:05/02/10 21:23:38 0
721 名前:名無し募集中。。。 :05/01/26 03:24:56 0
ようやく全部読み終えた
だもんで、俺も思いついたら書いていいですか
727 名前:721 :05/01/26 04:47:05 0
「だんしじょし」
眠い。
すごいな、1時間ちょっとで思いついた話なのかよ!
627 :
名無し募集中。。。:05/02/10 21:34:22 0
めーぐるハァハァ
628 :
名無し募集中。。。:05/02/10 21:40:33 0
みんな乙
今週末には次スレいくかな
めーぐる、やっと久しぶりのお仕事だね、めーぐる!
また会えてうれしいよめーぐる
今回もかっこいいよめーぐる
ハァ――――;´Д`――――ン!!!!
630 :
名無し募集中。。。:05/02/10 22:02:04 0
前スレ
>>786 遅筆御免
翌日の学校。
「おはよ〜、○○。」
「おはよう。」
まだ眠気が残っている事も手伝って事務的に返答する。
「こんなにかわいい子が愛想よく声をかけているのにそのリアクションはないんじゃな〜い?
少しは私の営業スマイルを見習うなりなんなり…。」
「営業スマイル?」
「いやいや、なんでもない!」
クラスメートの嗣永桃子。僕と同じ頃から一緒のピアノ教室に通っていて
昔から仲良くしている。彼女はピアノが大好きだ。昼休みになると体育館の
ピアノを使って練習している位に。演奏もその想いがのっているのが伝わる。
ああいうのを表現力があるっていうのだろう。ただ、技巧についてはお世辞にも
上手いとはいえなかった。あんなに一生懸命なのに…。センスがないんだろうか。
「なあ、嗣永。ウチらのピアノ教室に新しい子が入ってきたの知ってる?」
「知ってるよ。」
「どんな子?」
「どんな子と言われても、私もまだ顔と名前くらいしか知らないし…
やっぱり、○○もかわいい子が入ってくると気になるんだ?」
「いや、かわいいとかそういう事じゃなくて、同門の生徒だからさあ。」
「も〜、いちいち面白くないな〜。女の子の事、どうにも思わないの?
私にだっていつも『ただの知り合い』みたいな態度とっている事多いし…。
もしかしてホモなんじゃないの、アンタ?」
「そんなわけないだろ!」
ピアノに打ち込んでいる事を大義名分に硬派面しているけど…
本当は甲斐性がないだけなんだ、すまん!桃子。
631 :
名無し募集中。。。:05/02/10 22:10:15 0
タイトル未定。。。久々の更新キター
632 :
名無し募集中。。。:05/02/10 22:22:16 0
>>630 学校から帰宅して、夕食の後はいつも練習に時間を費やしている。
と同時に一緒のピアノ教室に通っている妹の梨沙子と連弾につきあっている。
「ここんとこは、人差し指を持っていって…。」
梨沙子は僕に似ず、頭が良くなく物覚えが悪い。
「んで、そこは親指と薬指で…。おいおい、
人が説明してるっていうのにどこ掻いてんだ、この馬鹿!」
軽くげんこつを喰らわす。
「ごめんなさぁい。」
しゅんとなる梨沙子。
妹の面倒をみるのは骨だけど、一人で練習する辛さに比べれば
ずっと楽だ。連弾も好きな人と一緒にできたらやっぱり楽しい…のかな?
ピアノ教室に通う日、今日はたまたまいつもより早く到着した。
「あら、今日は早いわね。矢島さんが終わったところだから
ちょうどいいわ、あがってあがって♪」
促す先生。
「こんばんは、はじめまして。矢島舞美です。」
丁寧に会釈する。見た目通り育ちのよさそうな人だ。
「はじめまして、矢島さん。」
彼女の姿勢に改まってしまった。
「舞美でいいわよ、それと先生からかねがねあなたと嗣永さんの事は聞いてます。
あなた達の事もっと知りたくて、今度私の家に招待したいのだけれど…
ちょうどあさってが日曜だし明日の夕方頃なんて、都合どう?」
「ああ、よろこんでいくよ。」
少なからず彼女に関心を抱いていた僕にとっても好都合だ。
こうして、桃子と一緒に彼女の家へおじゃまする事となった。
633 :
名無し募集中。。。:05/02/10 22:38:46 0
>>632 当日、僕と桃子は車で送迎される事になっていた。
舞美が『足はこっちで用意するから』と。随分手回しがよい事だ。
「こんばんは〜、おまたせ〜。」
車が目の前で止まると舞美が窓から顔をのりだした。
「すっごい車…。」
僕と桃子が合わせたようにこぼす。
車の事はよくわからないけど、えらくお金のかかりそうな物だって
事はなんとなくわかる。
走らせること、20分あまり。純和風の大きな木造建物の前へ車は止まった。
玄関からは浴衣を着た人達が出入りしている。
「へぇ〜、旅館やってるんだ。」と僕。
「ここが私の実家なの。最近になってお父さんの転勤で戻ってくることに
なったんだけどね。」
「……」
押し黙る桃子、彼女は呆けながら建物を見ていた。
「料理も用意してある事だし、さぁ中へどうぞ〜。」
客室へ通されると旬の材料を使った郷土料理が並べられていた。
普段ならなかなか口にする事がないものばかりだ。
「こんな料理が毎日食べられるなんて羨ましいなあ。」
「これはお客さんに出すもので、私達はもっと質素なものよ。
あ、○○君。おかわりどう?」
「いただきます。」
おいしい料理が食べられただけでも来てよかったなんて思っている打算的な僕。
634 :
名無し募集中。。。:05/02/10 22:51:50 0
>>633 「ウチの旅館、ちょっと変わった部屋があるんだけど見てみる?」
食事が終わった後、舞美が言い出した。
「うん、見てみたい。」と僕。
案内されながらしばらく歩くと、明らかに他の部屋とは異質の
大きな扉があった。何の部屋だろう?
扉を開くと、中はいくつかの座席がある小さなホールになっていた。
片隅にグランドピアノが置いてある。
「時々ね、プロの演奏家が来てピアノリサイタルをやっているの。
あんまり有名な人はこないけどね、変わってるでしょ?ウチの旅館。」
「もしかして、このピアノで練習してるの?」
「そう、普段誰も使わない時はね。」
「何か弾いて欲しいな。」
僕が望んで言うと、彼女は頷いてピアノを弾きだした。
突然、いままで感じた事のない電気が体を走る。
耐え難い衝動だ、彼女の可憐な姿が愛おしくてたまらない…。
「○○君も弾いてみる?」
弾き終えた彼女が僕に声をかけると、ハッと我に返った。
「いや、僕はいいよ…。」
「何か自信なさげね〜。」
(ゴメン、緊張して手が震えてしまいそうだから…)
635 :
名無し募集中。。。:05/02/10 22:59:40 0
【優しい恋の育て方】
何か待たせてしまって本当に申し訳ないです^^;;;
今日はちゃんと全部投稿するので読んでいただければ光栄です。
まとめサイトの方へ
訂正ありがとうございました!!
あと、最初から2行目も『5年1組』に変更してください^^;
何度もすみません_| ̄|○
636 :
名無し募集中。。。:05/02/10 23:01:51 0
>>634 その時、桃子がしばらくぶりに口を開いた。
「ねぇ、もう時間も時間だし、おひらきにしましょうよ。」
僕と舞美が目を合わせる。
「そうだな、そうしよっか。」
同意する僕。
「あら、せっかく温泉に入って泊まっていってもらおうかと思ってたのに。」
残念そうな舞美。
帰りの車中、桃子は黙ったまま窓から外を眺めている。
舞美の家を訪れてからというもの、殆どしゃべらず
何か面白くなさそうな感じだった。どうしたんだろう?桃子。
「ここでいい、ありがとう。」
家の近くまで来て桃子は車を降りる。
「僕も近くだからここで。」
桃子を気にかけて一緒に降りた。
「どうしたの?何か面白くない事でもあった?
すごいものみせられて舞美に嫉妬しちゃったとか?」
「なんでもない、慣れないもの口にしたからちょっと気分が悪くなっただけ…。」
そう言うと、桃子は一人で歩いて行ってしまった。
つづく
637 :
名無し募集中。。。:05/02/10 23:02:19 0
ハハハ、訂正個所が多いときはメールのほうがいいですね
スレだと見逃すときとかNGワードに引っかかったりすることがあるので
まぁ訂正が多いなんてありえないですけどね!
638 :
名無し募集中。。。:05/02/10 23:05:09 0
↑俺書くのかなり遅いからまとめサイトで見たほうが都合いいかも
ほんと申し訳ない。
>>635 まってました!
639 :
名無し募集中。。。:05/02/10 23:07:20 0
>>637 まとめサイトの方かな?
本当に申し訳ありません^^;;
投稿しながら気付いた時はその場でスグにスレで伝えます。
後から気付いた時は、今度からはメールで連絡させていただきますね!
本当に申し訳ないです。。。
640 :
名無し募集中。。。:05/02/10 23:08:11 0
641 :
名無し募集中。。。:05/02/10 23:08:45 0
優しい恋の育て方 〜私とあなたとあなた〜 【W】
放課後の教室
「ふ〜・・・やっと1日が終った〜!!」 俺は背伸びをしながら言った。
すると、後ろから俺の頭をなでながら
「はいはい。 お疲れ様でした〜♪」
振り返ると、そこには千奈美が。
「あれ?千奈美? 今週は掃除当番じゃないの?」 そんな俺に
「今日は自分の机の周りのゴミを拾うだけで終りだって、先生言ってたでしょ!」 笑顔で言う。
「あ〜・・・そんな事言ってたなぁ・・・」 俺が頭をかきながら言うと
「相変わらずなんだから〜!」 そんな千奈美の声が返ってきた。
そんな感じで2人は机に座って話してると・・・
「あれ? 2人で何してるの?」 夏焼が近づいてきて話し掛けてきた。
「あっ、雅ちゃん! ちょっと帰る前に彼と話してただけだよ。」 そう言って千奈美が笑顔で答えた。
そんな2人を見て俺が言う
「千奈美と夏焼も・・・幼馴染同士でもあるんだもんな〜・・・」
2人は俺の顔をジーッと見てから・・・「クスッ」と笑って
「そんなの当たり前でしょ! だって、小学校になって違うクラスだったけど一緒に遊んでたもん!」 千奈美が言う。
「君だけだよ。 5人の幼馴染で忘れてたの!」 夏焼が笑いながら言った。
「そっか・・・ そうなると、愛理とも仲良いの?」 俺の質問に
「当たり前でしょ〜! 愛理ちゃんとも良く遊ぶよ!」 千奈美が『当然!』って顔で答えた。
俺は、そんな千奈美の言葉に『そっか・・・』と少し安心したような声で答えた。
「あれ〜!? もしかして愛理ちゃんが気になる!?」 夏焼が少し意地悪な笑顔で言った。
642 :
名無し募集中。。。:05/02/10 23:09:03 0
いよいよラストか…
643 :
名無し募集中。。。:05/02/10 23:13:34 0
優しい恋の育て方 〜私とあなたとあなた〜 【W】
「ちっ、違うよ!」 俺が必死になって答えると
「いつもの君と違って・・・何か焦ってない?」 千奈美も『ニヤニヤ』しながら言った。
「本当に違うって! それに愛理は、いつも俺に意地悪って言うか『ベシッ!』って、やるし・・・」
俺の発言に、千奈美と夏焼は顔を見合わせて
「愛理ちゃんらしい表現だよね」
「うん。 愛理ちゃんもライバルかもね〜」 と言って笑い出した。
俺は意味がわからなかったけど・・・続けて言う
「前の放送室の時も、2人が行った後で突然『デートしよう!』って言われて体育館の裏で〜」 と言ってる最中に
「体育館の裏で!?」 千奈美が目を輝かせて
「なになに!? 何があったの!?」 夏焼も身を乗り出して聞いてきた。
「・・・いや、自分の分の給食を『食べてないんでしょ?』って言ってくれた。」 俺が2人の行動にビックリしながら言った。
「な〜んだ・・・ びっくりした・・・」
・・・そんな夏焼の言葉に(俺の方がビックリしたっての!) と、心の中で突っ込んだ。
644 :
名無し募集中。。。:05/02/10 23:17:38 0
優しい恋の育て方 〜私とあなたとあなた〜 【W】
「でも・・・やっぱり愛理ちゃんだね。 彼の事を1番良くわかってる。 小さい時からそうだった・・・」 千奈美が優しい顔をして言った。
「えっ?小さい時から?」 俺が不思議そうに聞くと、夏焼が俺の方を見て言った。
「幼稚園の時とか、私や千奈美ちゃんが泣いてると君が助けに来てくれたんだ・・・」
俺は『へ〜・・・』と、感心した。
夏焼は『も〜!それも忘れてるんだ』と言って小さく笑ってから話を続ける。
「でも、君が可愛い女の子4人といつも一緒に遊んでるから、他の男の子にたま〜に泣かされて・・・」
「その時から4人とも可愛くて人気があったんだ」 俺が言うと
「愛理ちゃんが1番モテモテだったかな〜?」 千奈美の言葉に、夏焼も『そうだね〜』と、小さく頷いてから話を続ける
「それで、君が泣かされると必ず愛理ちゃんが1番に飛んで行って君を助けるの。 それで、おでこに必ずキスして・・・君が笑顔になる」
夏焼は俺の顔を微笑みながら言った。
「あの時から愛理ちゃんにとって、君は大切な〜・・・弟?」 と言って千奈美は笑い出した。
夏焼も一緒になって笑う。
「あ〜・・・確かに愛理って『面倒見がいいお姉さん』って気がするなぁ」
そう言って俺も一緒になって笑った。
645 :
名無し募集中。。。:05/02/10 23:20:53 0
>>644 訂正です^^;
夏焼は俺の顔を微笑みながら言った。
↓
夏焼は俺の顔を見ながら微笑んで言った。
646 :
名無し募集中。。。:05/02/10 23:25:56 0
優しい恋の育て方 〜私とあなたとあなた〜 【W】
>>644 の続き
俺の忘れていた、小さい頃の記憶が少しだけよみがえる。
「そっか。 愛理・・・結局は今回も助けてくれたのかな・・・」 俺が小さく呟くと
「愛理ちゃんだからね。 きっと放送を聴いて先読みしてたんじゃないかな?」 千奈美が俺を見て笑顔で言った。
(そっか・・・。 愛理に今度会ったら『ありがとう』って言わないと・・・)
そんな事を思って〜ふと、もう1つ言わないとダメな事を思い出した。
「あっ・・・2人共、あの時は〜ありがとう」 俺は2人の方を見て頭を下げた。
そんな俺を不思議そうに見てる夏焼と千奈美
「ほら・・・放送室に、2人が走って行ってくれて・・・」 そう言った俺に
「も〜! 何で君が謝るの!? 別に私は友理奈ちゃんがピンチだったから行っただけだよ〜」 千奈美が言う。
「でも、俺も一緒にいたのに・・・2人に何もしてあげられなかったし・・・」 俺は下を向きながら言うと
「私も梨沙子が困ってるみたいだったら・・・君が教室に来なくても行ってたよ。 だからそんなに心配しないで!」
夏焼は少し笑顔で俺に言い返した。
「でも・・・2人に何かお礼と言うか・・・したいなぁ・・・」 俺は2人の顔を見ながら言う。
「相変わらず優しいね。 君は〜」 千奈美が笑顔で俺に言った。
「それじゃ! こ〜ゆ〜のはどうでしょ!?」
突然、横から声と同時に1人の女の子が真ん中に入ってきた!
「うわっ!」 「キャッ!」 俺達3人は突然の須藤の登場に驚いた。
647 :
名無し募集中。。。:05/02/10 23:33:30 0
優しい恋の育て方 〜私とあなたとあなた〜 【W】
>>646 の続き
「須藤!? あっ!! 須藤にも、あの時に助けてもらったからおれひふぉ・・・・って、ふぉい!」
須藤は途中で、いつものように俺の頬をつねった。
「はいはい。 さっき千奈美ちゃんと雅ちゃんが言ったように、君にお礼を言われる筋合いは無〜い!!」 と笑顔で言った。
そんな俺と須藤の言い合いを『ぽかーん』と見てた夏焼が言う。
「茉麻ちゃん・・・突然どうしたの?」
「ほうらほ、とふへん・・・っへは、ははふはなへほ・・・」 俺が須藤に必死になって言うと、やっと須藤の手が俺の頬から離れた。
須藤はそんな俺を『ニヤッ!』と見てからとんでもない事を言い出した。
「これから私がクイズを出します!」
呆気に取られる一同・・・
「そして、そのクイズに答えられたら彼のキスが貰えます!!」 須藤が俺の方を見て言う。
「はっ!? ちょっと! 勝手に決めるなよ!! だいたい商品が俺のキスなんかじゃ誰もやりたがらないよ! なぁ!?」
俺が千奈美と夏焼の方を見ると・・・・なぜか2人は真剣に須藤の顔を見ていた。
「わ、私は別に商品とかじゃなくて〜・・・クイズとか面白そうじゃない!?」 夏焼が何か焦りながら言った。
「えっと・・・私も茉麻ちゃんのクイズがどんなのか聞いてみたいな〜・・・なんて・・・」 千奈美も恥ずかしそうに言う。
確かに須藤のクイズとなるとちょっと面白そうだ・・・
「じゃ、俺が答えたら商品は??」 俺が須藤に聞くと
「2人はともかく・・・君じゃ多分答えられないから考えなくていいよ」 須藤が哀れ目で俺を見てる。
「って、ヲイ! 答えられるかもしれないだろ!! 商品は!?」 俺が須藤を見て言うと
「君が2人にお礼したいからって企画じゃん。 君が商品貰ってどうするの?」 須藤の言葉に
「あっ・・・なるほど・・・」 俺は普通にうなずいた。
そんな俺を『クスッ』と笑ってから、須藤が言う。
「君が答えられたら、この学校の生徒なら誰にキスしてもいいよ!私が保証する!」
(須藤って・・・そんなに権力があるの?)
この優恋シリーズ読むようになって、愛理のことがすごく気にかかるようになってしまった・・・
今日も写真買っちゃったし・・・
やヴぁい・・・
649 :
名無し募集中。。。:05/02/10 23:43:00 0
優しい恋の育て方 〜私とあなたとあなた〜 【W】
>>647 の続き
こして、放課後クイズ大会が始まった。
須藤が問題を言う。
「私は、あなたが1番輝いている時にあなたを見る事はできない」
「はっ!?」 俺が言うと、須藤は俺をいつものようにシカトして話を続ける。
「私も、あなたが1番輝いてる時にあなたを見る事ができない・・・私達は何?」
「・・・えっ?何それ?」 俺が須藤に聞くと
「だからクイズ・・・」 須藤は俺に向かって言う。
「何だろう・・・・」 夏焼が考え込みながら小さく呟いた。
千奈美も険しい顔をして考えてる。
俺は・・・クイズの問題の意味すらわからなかった。
〜10分経過〜
「だから、水と油は混じらないだろ!」 俺が須藤に向かって言う
「あのね! 問題と答えが全く噛み合ってない! やり直し!」 須藤が強めに俺に言う。
くそ〜・・・全然わからない。 夏焼と千奈美も何も言わないで考え続けてるし・・・
須藤がボソッと言う。
「これ、初歩の初歩の問題だよ・・・サービス問題」
「え〜っ!」 俺が不満そうに声を出した。
「そうだよ。 これは初歩の初歩・・・」 と言い掛けて須藤は突然、教室を出て行った。
650 :
名無し募集中。。。:05/02/10 23:43:44 0
商品ワロスw
651 :
名無し募集中。。。:05/02/10 23:46:16 0
賞品になおしておきましたよ
問題を解いて、賞品が欲しいと思ってしまったのは内緒だ。
653 :
名無し募集中。。。:05/02/10 23:47:35 0
ル ’ー’リ<内緒になってないぞ
654 :
名無し募集中。。。:05/02/10 23:48:10 0
655 :
名無し募集中。。。:05/02/10 23:48:38 0
わかった!月と太陽だ!!
657 :
名無し募集中。。。:05/02/10 23:51:02 0
本当だ〜^^;;
賞品ですね! ごめんなさいw
658 :
名無し募集中。。。:05/02/10 23:51:46 0
優しい恋の育て方 〜私とあなたとあなた〜 【W】
>>649 の続き
俺達が『ぽかーん』としてると、1分後に須藤は1人の女の子を連れてきた。
「あっ・・・」 夏焼が女の子を見て言う。
「クイズの女王だ・・・」 続いて千奈美も言う。
「・・・誰?」 俺の浮いた発言は、いつも通りスルーされる。
う〜ん・・・同じ学年に、こんな子がいたような・・・集会とかで見たような・・・
そんなことを考えてると須藤が1つ咳払いをして女の子を紹介した。
「生徒会の書記であり、陸上部のエースであり、4組のクイズの女王! 舞美ちゃんで〜す!」 と言って拍手。
「わ〜! 舞美ちゃんだ! 久しぶり〜!」 夏焼が『舞美ちゃん』と呼ばれる子と笑顔で見つめ合ってる。
千奈美も『舞美ちゃん』と呼ばれる子に笑顔で話し掛けてる。
俺が1人取り残された状態になって・・・
「あの〜・・・君の名前は・・・『舞美』って言うの? 苗字が『舞美』?」
俺が、その『舞美ちゃん』と呼ばれる子に言うと・・・3人が俺の方を本当に驚いた表情で見た。
「えっ・・・本当に知らないの?」 千奈美が素の顔で言う。
「集会で生徒会役員として先生の隣に立ってるじゃん」 夏焼も言う。
「そうだっけ??」 俺が普通に答えると
「・・・やっぱり君は天然記念物だね」 須藤がため息まじりに言った。
そんなやりとりを見て『舞美ちゃん』と呼ばれる子は『クスクス♪』と下を向いて笑った。
あれ? この子〜結構可愛いかも!?
賞品。。。どきそき。。。
660 :
名無し募集中。。。:05/02/10 23:56:47 0
優しい恋の育て方 〜私とあなたとあなた〜 【W】
>>658 の続き
笑ってる『舞美ちゃん』と呼ばれる子をボーっと見てると・・・須藤のチョップが俺の頭に!!
俺が頭を抑えていると、須藤が俺に向かって言う。
「矢島舞美ちゃん 生徒会書記、陸上部のエースであると共にクイズの女王として有名で〜おまけに可愛いから『変な男の子』に注意しないとね」
そう言うと、舞美ちゃんは『クスクス♪』また可愛い笑顔を見せてた。
笑いが治まると須藤に向かって言った。
「茉麻ちゃん、ところで私に何の用でしょう?」 笑顔のまま質問した。
「舞美ちゃん! そもさん!」 須藤が変な呪文を言った。
「せっぱ!」 舞美ちゃんも変な呪文で答える。
「私は、あなたが1番頑張っている時にあなたを見る事はできない 私も〜」
須藤が言いかけてる最中で、舞美ちゃんは『クスッ♪』と可愛い笑顔を見せて須藤に耳打ち。
「はい、正解! さすがクイズの女王!」 須藤が笑顔で返す。
俺達はクイズの女王の実力の凄さを唖然として見ていた。
舞美 キタ――――――――――――――――――(゚∀゚)―――――――――――――――――――――ッ!!!!
>>656 だが、もしかして、俺って空気嫁てなかったか・・・orz
>>662 おまえなんかまとめサイトの中の人のチューの刑だ!
664 :
名無し募集中。。。:05/02/11 00:03:29 0
優しい恋の育て方 〜私とあなたとあなた〜 【W】
>>660 の続き
「ちょ、ちょっと待った! まだ全部言ってないじゃん!」
俺が必死になって舞美ちゃんに聞いた。
「ん? 全部は聞いてなかったけど〜答えが浮んじゃったんだもん♪」 そう言って笑顔で返した。
(・・・やべぇ、マジで可愛いかも)
『ボーッ』と舞美ちゃんを見てる俺に須藤が言う。
「君、ちょっとデレデレしすぎてると・・・周りを見た方がいいよ・・・」
その言葉に『ハッ』として千奈美と夏焼を見ると・・・ちょっと不機嫌そうな顔をしてる・・・
「あれ? 2人共・・・何で怒ってるの?」 俺の質問に
「知らないっ!」 と言って夏焼は横を向いてしまった。
千奈美も何も言わないでジーッと俺を睨んでた。
そんなやり取りを見て舞美ちゃんが『クスクス♪』と笑った。
笑顔の舞美ちゃんに須藤が言う。
「さて、舞美ちゃん。 クイズの賞品が残念な事に、この変な男の子のキスなんだけど〜・・・いらないよね?」
須藤が『アチャー』って感じで舞美ちゃんに言う。
「あのな! 俺のキスは罰ゲームか!」 俺が須藤に言い返すと、舞美ちゃんは笑いながら言った。
「おもしろい子だね。 でも、私は男の子にキスされるのはチョット嫌かな〜」と言った。
「やっぱりね〜」 須藤が『ニヤニヤ』しながら俺を見た。
心の中で俺が(チョット残念・・・) と思って下を向くと・・・
頬に柔らかい感触が・・・!!!
キスをしてくれた後で、笑顔の舞美ちゃんが言う。
「キスされるなら私からキスする方がいいかな〜って思ったりして♪」
俺も夏焼も千奈美も・・・さすがの須藤も予測不能だった行動に唖然とした。
665 :
名無し募集中。。。:05/02/11 00:04:44 0
修羅場キタ━州*‘ o‘リノl∂_∂'ル川*^∇^)|| ル ’ー’リ从´∇`从从o゚ー゚从|リ・_・`川从 ’w’)━!!!
666 :
名無し募集中。。。:05/02/11 00:05:58 0
667 :
名無し募集中。。。:05/02/11 00:12:05 0
優しい恋の育て方 〜私とあなたとあなた〜 【W】
>>664 の続き
クイズの女王からの突然のキスにより固まる空気の中
「あらら〜 クイズの女王からのキスのプレゼンとは・・・今のキスで、少しは君の頭がさえればいいけど〜」
聞き覚えのある声が後ろから。
皆が振り返ると、そこには愛理が立っていた。
「あれ、愛理ちゃん? もう時間?」 舞美ちゃんが愛理に言う。
「愛理・・・何で?」 俺が驚きながら聞くと
「えっ!? 生徒会の集まりがあるから舞美ちゃんを探してたんだよ?」 愛理は不思議そうに俺の顔を見た。
「・・・もしかして、愛理ちゃんも書記だって知らなかったんじゃ・・・」 須藤が俺を怪しげな目で見た。
俺は当然の反応で
「え〜! 愛理も生徒会の役員だったの!?」 俺が言うと同時に『ベシッ!』と1発。
「も〜!! 本当に愛理に興味0%ですか!」 愛理が頬を膨らませて怒った。
そんな愛理に須藤が突然言う。
「私は、あなたが1番輝いている時にあなたを見る事はできない」
「えっ!?」 愛理は突然の事に焦ってる・・・
「私も、あなたが1番輝いてる時にあなたを見る事ができない 私達は何?」
669 :
名無し募集中。。。:05/02/11 00:14:27 0
答えは○○○○○かな?
この後の展開が楽しみだ
670 :
名無し募集中。。。:05/02/11 00:19:01 0
優しい恋の育て方 〜私とあなたとあなた〜 【W】
>>667 の続き
全部聞くと、愛理は『なるほど・・・なぞなぞかぁ・・・』 そう呟いて10秒位考えてから須藤に耳打ち。
「はい!愛理ちゃんも正解!」 須藤の言葉に愛理が笑顔を見せる。
俺達は、その異常な解答スピードにまた唖然とてした。
愛理が須藤に聞く
「クイズの女王は何秒だった?」 愛理の顔は真剣だ。
「問題の途中で答えたから0秒って所かな」 須藤が笑いながら答える。
愛理は『う〜ん・・・さすが女王!』 と舞美ちゃんを笑顔で見てた。 舞美ちゃんも笑顔で愛理を見てる。
呆気に取られてる俺達3人を置いてけぼりで須藤が愛理に言う。
「さて、賞品が・・・残念ながら〜ここにいる変な子のキスなんだけど・・・いる?」 愛理に『ニヤニヤ』しながら言う。
「だから賞品が罰ゲームみたいに言うなよ!!」 俺が須藤にちょっと怒り顔で言う。
「え〜・・・どうしようかな・・・キスか〜・・・う〜ん・・・あんまりいらないような〜・・・」 愛理は俺の方を見て意地悪な笑いをして言う。
その後で愛理は、夏焼と千奈美の顔をジーッと見てから・・・
「せっかくだからキスしてもらおうかな♪」 愛理は俺の方を見て笑顔で言う。
「・・・了解」 俺が少し渋々と言うと・・・
「あっ! する時は『愛理・・・好きだよ』って言葉と、感情を込めて『くちづけ』にして♪」
愛理は笑顔でとんでもない事を言った。
(ヲイヲイ・・・愛理・・・いつもの意地悪だよな!?)
671 :
名無し募集中。。。:05/02/11 00:20:44 0
優しい恋まだ長そう?
672 :
名無し募集中。。。:05/02/11 00:23:12 0
>>671 もう少し続きそうなんだ・・・ごめん^^;
できるだけ早く投稿するけど〜違う作者さんかな?
中断して後で続きを書く事も出来ますけど・・・
どうしましょう?
673 :
名無し募集中。。。:05/02/11 00:28:07 0
続けた方がよいとゆいたいです
674 :
名無し募集中。。。:05/02/11 00:28:29 0
この状況でとめるのは死ぬ
お願い先かいてくださいよぉ
676 :
名無し募集中。。。:05/02/11 00:29:44 0
>>672 いいですよ〜。続き読みたいですし
急がすつもりはありません!!
続きを早く読みたいだけなんで
投稿おねがいします
677 :
名無し募集中。。。:05/02/11 00:30:56 0
優しい恋の育て方 〜私とあなたとあなた〜 【W】
>>670 の続き
全員が驚いて、その空間だけ時間が止まったみたいな状態になってた。
そんな止まった時間の中で唯一動ける、時間を止めた本人がゆっくりと俺を見て言う。
「愛理はマジだよ。 愛理のファーストキスを君にあげるよ・・・」 愛理は真剣な表情で俺を見てる。
そんな様子を見て夏焼が焦って言う。
「あ、愛理ちゃん!? そんな・・・ファーストキスって大切な物だし!」 そんな夏焼に
「大切な物だよ。 雅ちゃんのファーストキスの相手も彼でしょ? 愛理も彼なら・・・いいかなって・・・」
愛理の真剣な発言に夏焼が顔を赤くして下を向いた。
「でっ、でも・・・これはゲームだし・・・頬にキスとかならわかるけど・・・くちづけは・・・」 そんな千奈美の言葉に
「いや、面白いからいいんじゃない!? 私は別にキスって言ったけど『頬に』とか条件は付けて無いし〜」
須藤が『ニヤッ!』と笑って千奈美に言う。
千奈美は『えっ・・・でも・・・』と何か言いたそうだったけど・・・結局黙ってしまい下を向いてしまった。
そんな言い合いをボーッと見てた俺に愛理が言う。
「さて、話は付いたから〜・・・愛理の事を思ってだからね・・・」 そう言うと愛理は俺を見つめた。
・・・教室を見渡すと、俺達以外の生徒は廊下に出てたりしていて教室はシーンとして誰もいなかった。
ここにいる6人を除いて。
(マジの流れだ・・・) そう考えると俺は、突然緊張して胸の鼓動は早くなった。
(愛理は確かに可愛いし・・・でも、夏焼と千奈美・・・それに須藤や舞美ちゃんの前で!?) 俺が頭を混乱させてると・・・
「愛理が相手じゃ・・・ダメかな・・・」 少し切なそうに下を向く愛理・・・
愛理の少し潤んだ瞳とか・・・ふっくらとした唇とか・・・いつもと違う愛理の表情に・・・引き込まれて行く感じがして・・・
俺は愛理の肩を掴む。 愛理が少し震えながら・・・俺の目を潤んだ瞳で見つめる。
「愛理・・・」 俺が優しく名前を呼ぶと同時に愛理が目を閉じる。
俺も目を閉じて・・・愛理の唇にそっと自分の唇を近づけた。
唇にそっと・・・感触が伝わった・・・
つーか、出演、豪華すぎ!!萌え氏む!!
680 :
名無し募集中。。。:05/02/11 00:34:21 0
アイリーン時間止めてる!
いやぁああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!
愛理タ――――――――――――――――――――――ン!!!!!!!!!!!!!!!
682 :
名無し募集中。。。:05/02/11 00:37:58 0
優しい恋の育て方 〜私とあなたとあなた〜 【W】
>>677 の続き
静まり返る教室
俺は愛理の唇から自分の唇を離して目を開けた。
「・・・あれ!?」 愛理は下を向いていて・・・俺が唇だと思ってキスをしたのは愛理のおでこだった。
下を向いていた愛理が顔を上げて・・・少し恥ずかしそうに俺を見た。
(しまった〜!愛理にはめられた!?)
愛理の顔を見てアタフタとする俺だが・・・もう後の祭り。
須藤が俺の方を見ながら驚いた顔をして言う。
「あら〜・・・本当にくちづけしようとするとは・・・」
「・・・・・」
何も言えずに下を向いて顔が真っ赤になってるのを俺は皆に見られないようにした。
(も〜!!俺のバカ! 愛理が俺なんかにそんな事言う訳ないのに!!!)
そんな事を考えながらも数分前に起こった事を考えると・・・とても顔を上げられない。
愛理は、そんな下を向いたままの俺の頬を両手で触って顔を自分の方に向けさせて言った。
「最初は・・・ジョーダンだったのに・・・瞳を閉じて近づいてくるんだもん・・・愛理・・・どうしていいかわからくって」
愛理は顔を赤く染めて・・・少し潤んだ瞳で俺を見つめていた。
(普通なら気付くのに・・・ 逆に愛理を俺は困らせちゃったのかな・・・)
そんな事を考えて・・・でも、この状況からどうしていいのかわからない。
683 :
名無し募集中。。。:05/02/11 00:39:24 0
愛理もライバルにナッタ━━(゚∀゚)━━!!
684 :
名無し募集中。。。:05/02/11 00:41:07 0
優しい恋の育て方 〜私とあなたとあなた〜 【W】
>>682 の続き
「そんなに恥ずかしがらないで・・・くちづけじゃ無かったけど・・・君の感情はちゃんと愛理に伝わってたよ」
愛理が優しく俺に言う。
「・・・えっ!?」 俺も愛理を見つめた。
愛理の表情が本当の笑顔だってわかったから。
「だから、恋にでも何にでも真剣になる人は・・・愛理は苦手 本当の愛理が出てきちゃうから・・・」
そう言って愛理は目を閉じて・・・俺のおでこにキスをしようと顔を近づける・・・
愛理のふっくらとした唇の感触はおでこには伝わらなかった。
寸前の所で止めて・・・
おでこから顔を少し離してから、俺の目を数秒見つめた後で優しく微笑む・・・
愛理の瞳はゆっくりと閉じて・・・唇に本当にキスをした。
愛理のキスに・・・ただ瞳を閉じることしかできなかった。
え!?優恋までこれがラストなの!!もっと続けて作者タン。
686 :
名無し募集中。。。:05/02/11 00:48:51 0
優しい恋の育て方 〜私とあなたとあなた〜 【W】
>>684 の続き
そんな光景を4人は『ボーッ』と何も言わずに見ていた。
俺のくちびるからゆっくりと愛理の優しい感触が離れていく・・・
愛理がいつものように指を鳴らす。
時が動き出したように、一同が『ハッ!』となる。
「舞美ちゃん! そろそろ生徒会室に行かないと! 遅刻すると会長がうるさいよ!」 愛理が舞美ちゃんに笑顔で言う。
舞美ちゃんは『あっ・・・えっ・・・』と少し戸惑ってたけど自分の付けていた腕時計を見て目を大きく開いて驚いていた。
「あっ!こんな時間! 本当にヤバイね!!」 そう言って愛理の手を掴んで教室を出ようとした。
出ようとして、愛理は立ちすくんだまま動かない俺達4人の前に戻って来て・・・夏焼と千奈美に向かって言う。
「雅ちゃんも千奈美ちゃんも本当はクイズの答えがわかってるんでしょ? 愛理くらい積極的にならないとダメだよ!」
愛理の言葉に『!?』と驚いて・・・夏焼と千奈美は無言のままお互いに見つめ合った。
「えっ!? 2人共・・・答え・・・わかってたの!?」 俺が2人に向かって言うと、須藤が言う。
「だから最初に言ったじゃん! 『2人はともかく』って。 2人は途中で答えに気づいてたと思うよ。」
愛理は夏焼と千奈美に小さく何かを言った。
その後で、夏焼と千奈美は少し笑って愛理と見つめ合っていた。
その表情を見てから愛理は2人に向かってウインクをして、廊下で待つ舞美ちゃんの所へ行ってしまった。
687 :
名無し募集中。。。:05/02/11 00:49:57 0
>>686 細かいところで〜『くちびる』を漢字にお願いします^^;
688 :
名無し募集中。。。:05/02/11 00:51:39 0
愛理ハァハァ
689 :
名無し募集中。。。:05/02/11 00:58:16 0
優しい恋の育て方 〜私とあなたとあなた〜 【W】
>>686 の続き
「さて・・・そろそろ私は帰るけど〜2人共、答えは言わないの?」
須藤の言葉に夏焼と千奈美はお互いに見つめ合ったまま何も言わないで困っていた。
愛理のキスの感触が頭から離れないながらも、俺は何故2人が答えを言わないのか全くわからなかった。
そして、須藤のクイズの答えが何なのか・・・とても気になっていた。
見つめ合ったまま無言の2人・・・
須藤がため息を1つ吐いてから言う。
「愛理ちゃんも言ってたでしょ?『2人が、そうやって勇気を出さないでいるなら・・・本当に愛理が彼に告白するよ?』って」
「愛理・・・何が言いたかっはふはほ・・・っへ、ふぉひ!」 俺の頬をつねりながらシカト状態で須藤が2人にさらに言う。
「愛理ちゃんに本当に取られちゃうよ? 愛理ちゃんだけじゃなくて桃ちゃんとか佐紀ちゃんにも・・・」
(桃子に清水まで出てくるとは・・・いったい、このクイズの答えは何なんだ・・・)
690 :
名無し募集中。。。:05/02/11 01:02:05 0
優しい恋の育て方 〜私とあなたとあなた〜 【W】
>>689 の続き
その時だった。
「みーや!そろそろ帰ろうよ!」 そう言って音楽室の掃除が終った菅谷が教室に入って来た。
「梨沙子・・・」 夏焼が菅谷を見て寂しそうに呟やいた。
「私だけでも梨沙子ちゃんと一緒に帰ろうかな?」 そう言って須藤は菅谷のいる廊下に向かって歩き出した。
その様子を、ただ見てる夏焼と千奈美。
須藤が菅谷と一緒に教室をから離れようとした。
「ちょ! 結局、クイズの答えは!?」 俺が大きな声で須藤に言う・・・
「千奈美ちゃん!ごめんね!」 千奈美に向かって夏焼が謝る。
「答えは『太陽と月』 太陽が1番輝いてる時に月は太陽を見れないし、太陽も同じで月が輝いてる時は月を見る事が出来ない!」
夏焼は早口で俺に答えを言うと、俺の頬に軽くキスをして『バイバイ』と笑顔で2人の方へ走って行った。
そんな夏焼を『ニコッ』と笑顔で迎える須藤と・・・ちょっと複雑な顔をして迎える菅谷。
そして、そのまま3人は教室から見えなくなってしまった・・・
キスをされた頬をさすりながら俺が呟く
「なるほど・・・『太陽と月』か・・・」
そんな俺に千奈美が
「正解がわかって良かったね・・・」 俺に小さく笑顔で言った。
691 :
名無し募集中。。。:05/02/11 01:04:30 0
あとチョットで・・・終わりまつ・・・
692 :
名無し募集中。。。:05/02/11 01:05:56 0
ドキドキ…
693 :
名無し募集中。。。:05/02/11 01:09:02 O
続きを期待しながらでかけます
先に言っておきます、作者さん乙です
694 :
名無し募集中。。。:05/02/11 01:09:02 0
優しい恋の育て方 〜私とあなたとあなた〜 【W】
>>690 の続き
夕暮れの教室には、俺と千奈美の2人だけが残っていた。
「それにしても、メチャクチャな放課後だったな〜・・・」 俺が1つ、ため息を吐いて言うと。
「色々な子とキスができて本当は嬉しかったくせに」 千奈美が笑顔で言った。
「べっ、別にそんな・・・」 俺が焦って言うと、千奈美は『クスクス』と笑った。
静かな教室は千奈美のそんな小さな笑い声さえ優しく響かせた。
「でも・・・愛理のキスにはさすがに驚いたかな」 俺が外を見ながら呟いた。
「愛理ちゃん・・・素直って言うか・・・君の事を本当に好きなんだろうな・・・」 千奈美が小さい声で言う。
「千奈美・・・」 俺は千奈美の方を見て言う。
「愛理ちゃんだけじゃない・・・雅ちゃんも・・・私には勇気が無かった・・・」 千奈美はちょっと寂しそうに笑うと・・・下を向いた。
「千奈美も・・・本当に答えを知ってたの?」 俺が千奈美に向かって言うと・・・無言のまま千奈美はうなずいた。
千奈美は下を向いたまま・・・泣いていた。
「千奈美?」 俺が千奈美を心配そうに見つめて言う。
「私には・・・愛理ちゃん、雅ちゃん、梨沙子ちゃんや桃ちゃん、それに友理奈ちゃんみたいに・・・勇気が無いダメな子なのかな?」
千奈美は無理して笑顔を作ろうとしたけど、涙は止まらずに頬を伝って床にポタポタと落ちた。
え?マジなの?マジで最終回?ほんとに?
教室には夕日が差す
君と私二人だけね
697 :
名無し募集中。。。:05/02/11 01:17:27 0
優しい恋の育て方 〜私とあなたとあなた〜 【W】
>>694 の続き
今まで見た事が無かった初めて見る千奈美の純粋な気持ち・・・俺は素直な感情で千奈美を見ていた。
千奈美は少し泣いてから・・・涙を拭いて
「ちょっとセンチメンタルな気分になっちゃった・・・ 私・・・いつもの笑顔でいないと君に嫌われちゃうかな?」
そんな弱くもあり素直な気持ちを、こんなに必死になって伝える千奈美に・・・俺はただ・・・
俺は千奈美の目を見つめて優しく言う。
「太陽と月・・・」
「えっ!?」 突然の俺の言葉に千奈美が驚いて・・・
俺は瞳を閉じて千奈美にキスをした。
答えを聞いた後で言うのは反則なのかもしれない。
でも、俺はちゃんと問題の答えを言ったから・・・
千奈美もゆっくりと瞳を閉じる。
潤んでいる瞳を閉じて・・・こぼれ落ちた涙は千奈美の頬を濡らした。
教室には俺と千奈美の2人だけ・・・
窓から流れてくる風が、そっと千奈美の濡れた頬をなでる。
大切な気持ちは・・・ 本当の俺の気持ちは・・・
ただ、お互いの気持ちを重ね合わせて・・・俺と千奈美はキスをした。
698 :
名無し募集中。。。:05/02/11 01:24:50 0
州;‘ o‘リ<あっ・・・えっ・・・無反応とか〜どうしよう・・・終わりだも〜ん・・・
699 :
名無し募集中。。。:05/02/11 01:25:49 0
おぎゃ〜〜〜〜〜!!!!
700 :
名無し募集中。。。:05/02/11 01:25:57 0
ふー・・・今日の分は終わりか
ついつい読みふけってしまうな
701 :
名無し募集中。。。:05/02/11 01:28:36 0
あんまりひっかからなかったな・・・w
これで、『私とあなたとあなた』は終りです。
(T)〜(W) で、どれが気に入ってもらえました??
今後の参考に聞きたいです。
今回のシリーズが終って、物語もラストスパートに入ります・・・えっ?まだ終わりませんよ?
もう少し続くんで〜読んでやってください☆
それにしても・・・今回は2日で1ストーリー作ってた流れだったので疲れました^^;;;
では、最後にオマケです。 どうぞ!!
702 :
名無し募集中。。。:05/02/11 01:30:42 0
優しい恋の育て方 〜私とあなたとあなた〜 【W】
【オマケ】
教室の窓から入った冷たい風が廊下に流れる。
走り抜ける少女と共に、冬の風は廊下から下駄箱を通って外へと出て行った。
校内から出てきた少女に向かって梨沙子は大きな声で言う。
「みーや!? 忘れ物は教室にあった?」
走って2人の前に来たのはいいけど・・・涙が止まらない・・・
「あれ? みーや・・・泣いてるの? どうしたの?」 梨沙子が心配そうに雅を見ている。
梨沙子に向かって、いつものように『何でもないよ!大丈夫!』と言って笑顔を見せるだけの余裕は無かった。
ただ、今見た事実に・・・戸惑って・・・悲しくって・・・涙が止まらない。
「みーや・・・」 梨沙子も泣きそうな顔になる。
茉麻は雅を抱きしめると、そのまま頭をなでる。
「雅ちゃん・・・ 無理しなくていいよ・・・」
その言葉が雅の中で感情の鍵を開けてしまったみたいだった。
止めようとしていた・・・抑えていた感情が心の中に広がって行く・・・
声を出して泣き続けるしか無かった。
本当に好きだから・・・
純粋な気持ちだから・・・
2月の風は雅の濡れた頬もそっとなでた。
。・゚・(ノД`)・゚・。
704 :
名無し募集中。。。:05/02/11 01:35:26 0
恋の呪縛聴くとマジで響く 。・゚・(ノД`)・゚・。
705 :
名無し募集中。。。:05/02/11 01:35:39 0
お疲れ様です。まだ続くということで一安心wもうドキドキがとまりません!
サイドストーリーとして考えるなら自分はTが一番好きかな
V、Wは本編と言ってもおかしくない感じですしねw最後まで頑張ってください♪
706 :
名無し募集中。。。:05/02/11 01:39:28 0
凄ぇ凄ぇよ優恋タン!!
ここまで更新連打してリアルタイムで作品投下待ちしたの初めてだよ!
あぁぁマジで最後の結末はどうなってしまうんだ気になって夜も眠れないw
自分的にはややコメディ調なTやVが好きですねぇ、本当最後までガンガッテ!
707 :
名無し募集中。。。:05/02/11 01:41:26 0
主人公、雅を泣かすとは許せんヽ(`Д´)ノ
八景島を忘れたのかぁぁぁっ!
どれも、甲乙つけがたいけど
謎めいた冒頭からのどんでん返しの展開が圧巻のVが
一番好きかな。
はじめはこの主人公、頃したいくらいうらやましかったが、
実際これだけの女の子に好きになられると、たぶん押しつぶされて氏にそうになると思う。
あぁ、もてなくてヨカタ!
キスは大人になってから・・・
710 :
名無し募集中。。。:05/02/11 01:51:14 0
色んな女の子にいい顔してるとこがどうも・・・
いちご10(ry
711 :
名無し募集中。。。:05/02/11 01:56:32 O
色んな女の子とキスしてて裏山すぃ…
桃子、雅、愛理、千奈美…ほっぺも入れると舞美もかぁ
いいなーモテすぎだぜ!!
ここだけの話
だんしじょしタンの最終回で
ときメモ思い出した
ここまで読んだ
ギャルゲーつくってくれ
>>616 マイマイキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
特別読みきりかしら
>>626 読みながらなんとなく考えてて、元ネタもあったので
あとは書きながら考えますた
>>701 今のところ八景島編が一番好きディス
気持ちを重ね合わせちゃったか
718 :
名無し募集中。。。:05/02/11 04:07:27 O
おやすみ前の保全
719 :
名無し募集中。。。 :05/02/11 04:25:38 0
朝までのつなぎで
妖精の奇跡・マイマイのイタズラ その2
妖精の国の小学生、マイマイちゃんはイタズラがだーい好き
今日も人間界に遊びに来て、イタズラする相手を探しています
おやおや?
女の子がホットケーキを作っているのを、男の子が嬉しそうに眺めています
「そうだ!お砂糖とお塩を入れ替えたら、まずーいホットケーキができちゃうわ!ウフフフ」
マイマイちゃんはよからぬことを考えているようです
ポケットからコヨリを取り出したマイマイちゃんは、自分の鼻の穴をコヨリでくすぐります
「は、は、はくしょーん!」
マイマイちゃんがクシャミをすると同時に、入れ物の中の砂糖と塩が入れ替わりました
「お塩たっぷりのホットケーキ、どんな味かしら?ウフフフフ」
マイマイちゃんは嬉しそうに笑って、妖精の国へ帰っていきました
女の子は『砂糖』と書いてある入れ物から、白い粉をたーっぷりすくって、小麦粉に混ぜました
「甘い、あまーいホットケーキが好きなんでしょ?お砂糖いーっぱい入れたからね」
「うん、ありがとう!」
男の子は、お礼を言いながら、考えました
(そういえば、僕んちでは、砂糖と塩の入れ物が逆になっているんだけど・・・・・・・・・
桃子ちゃん、この前間違えたから、言わなくても平気だよね?)
あらあら、マイマイちゃんのイタズラのせいで、甘くて美味しいホットケーキができあがったようです
720 :
名無し募集中。。。:05/02/11 04:39:46 0
罰ゲームキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!
作者さん達今日もGJ
>>701 (T)が一番好き
(V)、(W)は俺にはちょっと刺激が強すぎる...
722 :
名無し募集中。。。:05/02/11 05:58:10 O
723 :
名無し募集中。。。:05/02/11 06:28:03 0
優しい恋終わっちゃうのかよ・・・
でもまだ舞波桃子あたりもでてくるんだろうな
うおおおおおおおおおおおおおおおおお期待age
またマイマイキテタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
725 :
名無し募集中。。。 :05/02/11 07:56:55 0
妖精の奇跡・マイマイのイタズラ その3
妖精の国の小学生、マイマイちゃんはイタズラがだーい好き
でも、たまには人助けをしてあげることもあります
おやおや?
小さなホットケーキを前にして、悲しそうにしているお姉さんがいます
「あーあ、なんでマコだけ1つなの?しかも小さいし・・・・みんなは大きいの2つ、いいなあ」
周りを見ると、他のお姉さん達10人は、大きいホットケーキが2つお皿に乗っています
「小川さん、さゆのホットケーキ、1つ食べますか?」
「こーら、道重!麻琴はそれでいいの!あげちゃダメ!」
マイマイちゃんと同じくらいちっちゃい人が怒っています
「うえーん、わかりました・・・・・・別の部屋で1人で食べます・・・・」
小さいホットケーキのお姉さんは部屋を出ていってしまいました
「これはイジメかしら?助けてあげなくちゃ!」
マイマイちゃんはよいことを考えているようです
ポケットからコヨリを取り出したマイマイちゃんは、自分の鼻の穴をコヨリでくすぐります
「は、は、はくしょーん!」
マイマイちゃんがクシャミをすると同時に、小さなホットケーキはとっても大きくなりました
「神様かしら?ありがとうございます!」
お姉さんは涙を流しながら喜んでいます
「ああ、人助けをするのも気持ちがいいなあ」
マイマイちゃんはニッコリ笑って、妖精の国へ帰っていきました
1週間後
「こらあ!小川!アンタまた太ったでしょ!」
「ゴ、ゴメンナサーイ!」
「甘いものは控えなさいっていっつも言ってるでしょ!」
「すいましぇ〜ん・・・・・・」
あらあら、マイマイちゃんが大きくしたホットケーキのせいで、怒られちゃいましたね
大きい方のまとめサイトの中の人へ
こんな感じでマイマイは続くので、そちらに収録してくれませんか?
他の妖精さんとの関連もありますんで
727 :
名無し募集中。。。:05/02/11 08:13:05 0
オガワロス
728 :
名無し募集中。。。:05/02/11 09:39:56 0
妖精編も三つ目突入か、期待してます。
729 :
名無し募集中。。。:05/02/11 11:50:30 O
保全
730 :
名無し募集中。。。:05/02/11 12:35:49 O
オマケコイサー
わくわく
732 :
名無し募集中。。。:05/02/11 15:24:10 0
出かける前の保全
733 :
名無し募集中。。。:05/02/11 16:48:12 0
『願かけ』
「好きなの!私とつき合って、○○くん!」
これはひょっとして、愛の告白というものなんだろうか。目の前の須藤は握り拳を固めて、ずいっと迫ってきた。選択の余地はなかった。
734 :
願かけ:05/02/11 16:49:19 0
>>733 「で、OKしたの?茉麻ちゃんみたいなのって、タイプだったっけ?」
雑誌を読みながら俺の話を聞いていた梅田が、顔も上げずに聞いてくる。
「いや、タイプというか、何て言うか。断ったら殺されそうだったしな……」
「何せファイティングポーズだぞ」と俺は付け加えた。
「茉麻ちゃん大きいもんね。そりゃ迫力あるわ」
実は須藤よりも背の高い梅田は、ページをめくりながら答えた。
「で、どうするつもりなわけ?OKしたんでしょ?」
「いや、どうするもなあ。須藤がつき合いたいって言うならそれでいいかなって。断る理由もないし」
「気のない返事ねぇ……茉麻ちゃんが聞いたら傷つくわよ。あーいう子って、中身は結構ナイーブなんだから」
「そういうものか?全く分からん……」
須藤だったら弾丸が飛んできても跳ね返しそうなイメージがあるが。
「…にしても、茉麻ちゃんもとうとう告白したか……」
ページをめくる手を止めて、梅田はふっとつぶやいた。
「ん?何か知ってるのか?」
「いやあ、何でもない何でもない」
梅田はまた雑誌に目を落とした。
735 :
願かけ:05/02/11 16:50:02 0
>>734 須藤茉麻は「巨人」として知られていた。
小学6年生にして160cmを超える長身、それに見合うだけのがっちりした肉付き(一部の男子はそれに見合うだけの「胸囲」とも言っている)、卓越した運動神経。
ドッジボールで泣かされた男子は数知れず、バスケットボールの最初のトスでは必ずボールを取り、バレーボールでは「選手潰し」の恐怖のアタッカーとなる。
そんな数々の伝説を持つ須藤だったが、「中身」の方はほとんど知られていなかった。
736 :
願かけ:05/02/11 16:52:27 0
>>735 (須藤はどうして、俺に告白したのかな…?)
授業中。俺は、ぼーっと考えながら須藤を見ていた。
須藤は相変わらず、何を考えてるのかよく分からない表情で黙々とノートを取っていた。
(そもそも、須藤と俺の接点って…何かあったっけ?)
須藤は5年生の時、この学校に転校してきた。
さらに、同じクラスになったのは6年生になってからだ。それに、同じクラスと言っても、そんなに仲がいいわけでもなかった。
(分からん……)
俺が考えていると、隣の席の梅田がとんとんと机を叩いてきた。
「随分と熱心に見てるのねぇ、茉麻ちゃんのこと」
梅田は周りに聞こえないように小声で話してきた。
「いや、別に見てたわけじゃ……見てたのか、結局」
俺は自分で言って自分で突っ込んでいた。
「おーおー、自分でも認めているわけ?」
「いや、と言うか、須藤はどうして俺に告白なんてしたのかな…って思って」
「もてる理由が分からないって?にくいねぇ、色男」
「茶化すなって。こっちは真剣に悩んでいるんだから」
何となくOKしてしまったが、須藤が俺に好意を持ってくれているのなら、俺はそれに応えなければならないだろう。そのためには、須藤が俺に好意を持っている理由、それを知るのが重要だと思うのだ。
「茉麻ちゃんに直接聞けば?どこが好きになったのって」
「それができればいいんだがな……あれ以来、あんまり話せなくて」
「照れてるわけ?」
「俺が、というより須藤がな」
俺は再び須藤に目を移した。
須藤はさっきと同じ姿勢だったが、視線に気付いたのかふっとこちらを見た。
737 :
願かけ:05/02/11 16:53:14 0
>>736 (あ……)
須藤はぎこちなく微笑むと、小さく手を振った。
俺も手を振り返すと、須藤はちょっと顔を赤くして、うつむきながら元の姿勢に戻った。
「……これは重症ね」
「だろ?」
「○○がね。顔、赤くなってるわよ」
「な、何っ!」
俺はつい大きな声を出してしまった。途端、教室中の注目が俺に集まる。
「○○、今の説明に驚くところがあったかね?」
先生はゆっくりと、だが鋭い声で詰問してきた。
「え、あ、いや、その……すいません」
俺はただひたすら謝るしかなかった。
738 :
願かけ:05/02/11 16:54:07 0
>>737 休み時間。俺が先生からたっぷり絞られて教室に戻ると、須藤が駆け寄ってきた。
「あ、あの、ごめんね……私のせいで」
須藤はうつむきつつ頭を下げた。
「え、いや、須藤のせいじゃないよ。さっきのは、梅田のせいなんだ」
「えりかちゃんの?」
「ああ。おい、梅田!」
俺は梅田を呼びつけた。村上や矢島と話していた梅田は、にやにやしながらこちらに来た。
「おや、色男のご帰還だね。茉麻ちゃんと2人っきりなのに、私なんか呼んでいいの?」
「そういう問題じゃない。梅田のおかげで、ひどい目にあったぞ」
「何のこと?」梅田はご丁寧にも首を傾げて見せた。
「何のことって、そりゃないだろ!梅田が変なこと言うから……」
「変なことって、○○が茉麻ちゃんに手を振ってもらって赤くなってたこと?」
「えっ………」
梅田の発言に、須藤が驚きの声を上げる。
「わざわざ説明するな、分かってるなら!で、須藤が自分のせいだって気にしてるから、そうじゃないと説明してたんだ。須藤も分かったろ、諸悪の根源は梅田だって」
だが須藤は、うつむきながら「やっぱり私のせい……」とつぶやいていた。
「ち、違う、違うぞ。断じて須藤のせいではない!」
「そうそう、○○が茉麻ちゃんに見とれてて勝手に墓穴掘っただけなんだから」
「梅田は黙ってろ!…いや、まあ、須藤を見てたのは確かなんだ、申し訳ないけど」
須藤はますます顔を赤くしてしまった。
「ほら、須藤と話したことってあんまりなかったろ。だから、もっと須藤のことを知りたいと思って……」
俺は自分で言いながら、何だか恥ずかしくなってきた。
「いいねぇ、その表情。さっきと同じく真っ赤」
「えっ…」「何っ!」
梅田のツッコミに、須藤と俺が同時に声を上げる。須藤は真っ赤になりながら、俺をじっと見つめた。きっと、俺も同じくらい赤くなっているのだろう。
「というわけで、邪魔者は去るから。あとは若い人同士でね〜」
梅田は手を振りながら自分の席に戻っていった。
739 :
願かけ:05/02/11 16:54:59 0
>>738 「あ……」「う……」
梅田がいなくなった途端、会話がなくなる。
いや、これだけ意識し合った状態で会話も何もない気がするが、とにかく何か話さないと。
「……あのさ」「……うん」
「その……今日はいい天気だな……」って何言ってるんだ、俺!
「うん……」須藤は頷くだけだった。
「その……須藤は……」「……うん」
「スポーツ得意だよな……」って、そんなこと誰でも知ってるぞ!
「うん……」やっぱり須藤は頷くだけだった。
「……何で、あんなにできるんだ?」ようやく1個質問できたが、そんなことが聞きたかったんだっけ?だが、須藤の回答は意外なものだった。
「……私、昔は苦手だった。走ってもすぐに転んで、ボールも怖くて取れなくて。背も低かったし」
「へぇ……」今の須藤からは、想像もつかない姿だ。
「だから、お願いしたの。もっと背が高くなりますように、もっと運動ができますように…って。大きくなり過ぎちゃったかもしれないけど」
そう言って須藤は少し笑った。だけど、その笑顔はどこか寂しげでもあった。
「いや……何とも意外だな」
俺は素直な感想を口にした。
「……そうだよね」
須藤はやっぱり寂しげに言った。
「あ、いや、悪い意味じゃないんだ。何て言うか、その……」
「ううん、いいの。自分でも分かってるから」
須藤は憂いを打ち消すようににっこりと笑った。初めて見るその表情は、何て言うか、意外すぎるほど、はかなげで、美しかった。
740 :
願かけ:05/02/11 16:55:45 0
>>739 体育の時間はバレーボールだった。
男女混合で4チームに分かれ、2面のコートで試合をする…はずなのだが、審判の先生が1人しかいないので、2チームが試合をしている間、残りの2チームは練習となっていた。
俺は梅田と同じチームだったが、最初の試合で早々に負けたので、適当に練習をしつつ他の試合を見ていた。ああ、何て楽なポジションなんだろう。
741 :
願かけ:05/02/11 16:57:15 0
>>740 バシーン!と一際大きな音が体育館中に響き渡る。須藤のサーブが炸裂したのだ。相手チームは反応することすらできなかった。
「……やっぱ須藤は凄いな」俺が何となくつぶやくと、
「茉麻ちゃん得意だもんね」
いつの間にか横にいた梅田がそれに応えた。
「このまま須藤のサーブだけで終わるんじゃないの?」
「あり得るかもね〜おや?」
4度目のサーブで、ようやく相手チームが反応した。体勢を崩しながらもボールを受け止めると、何とか味方につないでいく。よく見ると、ボールを受け止めたのは村上だった。
「おお、村上もやるな」
「めぐも好きだからね〜でも、ちょっとね」
「何だ?」
「普段の茉麻ちゃんなら、めぐでも受けられないと思うけど」
梅田いわく、須藤のサーブはボーリングの球が飛んでくるようなものらしい。「身を持って体験した」という梅田は「あの時は次の日まで手が動かせなかったもんね」と付け加えた。
「てことは、今の須藤は本調子ではない?」
「かもね。さっきの後だし」
梅田はそう言いながら横目で俺を見る。
「さっきって……俺は何にもしてないぞ。ちょっと話しただけで、休み時間終わっちゃったし」
「ちょっとってことは、お話しできたんだ」
「…まあな。昔は運動苦手だったって。想像できないよな」
それを聞いた梅田は、「ほぅ」と意外そうに頷くと、じーっと俺の顔を見てきた。
742 :
願かけ:05/02/11 16:58:07 0
>>741 「何だよ?」
「…で、茉麻ちゃんの知られざる秘密を知った感想は?」
梅田はちょっと考えてから、そう聞いてきた。
「え?いや、意外だなって」
「それだけ?」
「それだけって…」他にあるか?と言おうとしたとき、ふとさっきの須藤の表情が頭をよぎった。
「……何か、引け目を感じてる……っていうのかな。上手く言えないんだけど」
「引け目?」
「……よく分からん。俺の気のせいかもしれないし」
須藤のあの表情は、何を言っていたのだろうか。大きな自分になりたくて、それはかなえられて、でも、どこかためらいがあるようだった。
「ふ〜ん」
梅田はそれ以上聞いてこようとはしなかった。俺はまた須藤の方に目を向けた。
743 :
願かけ:05/02/11 17:00:13 0
>>742 両チームは激しい点の取り合いを繰り広げていた。須藤は相変わらず圧倒的な強さを発揮していたが、村上も一瞬の隙を逃さずに反撃していく。白熱する試合に、いつの間にか練習組はみんな見物に回っていた。
(……それにしても、大したもんだ)
しっかりと筋肉のついた腕が、白球を激しく打ちつける。ボールの動きに合わせて、がっちりと迷いなく動く脚。全身のばねを溜めて一気に跳び上がるたびに、はっきりとふくらみのある胸元が揺れる。
その全てが、須藤茉麻という存在を主張しているように見えた。そこには、さっきのはかなげな雰囲気は微塵も感じられなかった。
(やっぱり俺の気のせいか……)
そう思ったとき。須藤と目が合った。
「あ……」「う……」
言葉にならないつぶやきがもれる。そこだけ時間が止まったかのように、須藤は呆然と俺を見つめていた。俺もまた、須藤から目を離すことができなかった。
「茉麻ちゃん、前!」
梅田の声で、俺たちは我に返った。村上のスパイクがうなりを上げる。とっさに飛び出す須藤。
だけど、タイミングを外した腕がむなしく空を切り、ボールは須藤の顔面で弾けた。
「須藤!」「茉麻ちゃん!」
俺と梅田の声が重なる。須藤が倒れるのと同時に、俺は動き出した。
744 :
願かけ:05/02/11 17:01:00 0
>>743 「お、おい、大丈夫か!?」
コートの真ん中で仰向けに横たわる須藤の元に駆け寄る。だが、返事はない。
「す、須藤!何か言ってくれよ!」
首の下に手を入れて、何とか抱き起こす。須藤はわずかに目を開けたが、焦点が合ってないのか、ぼんやりと天井を見ているだけだった。
「こらこら、勝手に起こすな」
審判の先生がやって来て、須藤の状態を見る。クラス中が、須藤の周りに集まっていた。
「ああ、ちょっと頭を打ったんだな。○○、保健室に連れて行ってやれ」
先生は須藤を抱え起こすと、もう片方の肩を俺に預けてきた。俺は須藤の脇の下に首を入れて、何とか支えた。
「私も行くよ。1人じゃ大変でしょ」
梅田が先生の持っていた方の脇に首を入れて、2人で両肩を支える形を作る。須藤には悪いが、これで大分楽になった。
「はーい、じゃ行くよ」
梅田とタイミングを合わせながら歩き出す。体育館を出るところで、村上が駆け寄ってきた。
「ご、ごめんなさい……私……」
村上はぽろぽろと涙をこぼしていた。
「いや……村上のせいじゃないよ」
それは気休めでも慰めでもなく、正直な気持ちだった。須藤がこうなったのは、俺のせいだ。口には出せなかったが、俺はそう思っていた。
「めぐ、茉麻ちゃんは大丈夫だから」
梅田が優しく言う。村上はまだ泣いていたが、こくんと頷いて戻っていった。
745 :
願かけ:05/02/11 17:01:39 0
>>744 「よいしょっと……結構きつかったね」
保健室に先生はいなかった。俺たちは須藤をベッドに寝かせると、「ふぅっ」と息をついた。
「ああ……助かったよ、梅田がいて。俺一人じゃ、正直自信なかった」
須藤の身長は俺より高いし、申し訳ないけど多分、体重も上だろう。おまけに意識を失ってるから、全重量がかかってくることになる。俺一人だったら、どこかで一緒に倒れていたかもしれない。
「茉麻ちゃん大きいもんね」
「梅田の方が大きいけどな」だから助かったんだが。
「ま〜ね」梅田はそう言って笑った。
「梅田は昔からでかいよな。……須藤は違うらしいけど」
「それが、茉麻ちゃんの知られざる秘密2?」
「2っていうか、一緒に聞いた。昔は背も低くて、運動もできなかったって」
俺はベッドで眠る須藤の横顔を見つめた。
(…どっちが本当の須藤なんだろう。試合の時の須藤は本当に凄くて、大きくて、はっきりしていた。でも、あの時の須藤は、ためらってて、小さくて、はかなくて……昔の須藤も、そうだったのだろうか?)
「昔……昔の須藤って、どんな子だったんだろうな……」
考えている内に、俺の口からはそんな言葉がもれた。
「昔?…………知りたい?」
予期しない言葉に、俺は梅田の方を向いた。梅田は真剣な表情で、俺をじっと見ていた。
「……知ってるのか?」
「だったらどうする?」
「そりゃ……」
そこまで言ったところで、「んっ」と須藤の声が聞こえた。俺は慌てて須藤の方を向いた。
746 :
願かけ:05/02/11 17:02:38 0
>>745 「須藤……大丈夫か?」
俺はできる限り優しく言った。身を起こした須藤は何度かまばたきをしてはっきり目を開けると、俺の方を見た。
「あ………」
須藤の目が見開かれる。大きな目の端から、少しずつ涙がこぼれ落ちてきた。
「す、須藤?どこか痛いのか?」
「…違う……違うよ……」
嗚咽をこらえながら、須藤が声を出す。その間も、涙はどんどんとあふれてきた。
「ど、どうしたんだ?」
「違う……違うから……」
須藤は激しく首を振った。
「違うって……」
突然のことに、俺は困惑していた。だけど、須藤を泣かせておくわけにはいかない、それだけははっきりしていた。
「須藤……ごめん。俺のせい……だよな」
「……うぅ……あぁ……」
須藤は首を振るだけだ。流れ出る涙が、ぽたぽたとベッドに落ちていく。俺はいたたまれなくなって、須藤の肩に触れた。
「……あぅ……違うから……」
須藤は激しく身体を振って、俺の手を拒否した。だが俺は構わず、もう一度手を伸ばした。
両手でしっかりと須藤の肩を持って、そのまま抱き寄せる。
須藤の抵抗は激しかったが、俺はその大きな身体をぎゅっと抱きしめた。
「あぅ………う……うわぁーん!」
耐えられなくなったのか、須藤は声を上げて泣き出した。
「ごめん須藤……ごめんな」
胸元に涙が滲んで、冷たくなってくる。少し汗の残った、女の子の髪の匂い。腕に、身体に直に伝わってくる、大きくて柔らかい感触。
「須藤……」
須藤の泣き声は止まらない。これまで堪えていたものを一気にはき出すかのように、須藤は泣き続けた。
747 :
願かけ:05/02/11 17:06:05 0
>>746 「………須藤」
涙が落ち着いてきた頃、俺は須藤に話しかけた。
「………」
涙に濡れた顔で、須藤が俺を見上げる。少しふっくらして、でも少し幼い須藤の顔。こんな近くで見るのは、初めてだった。
「俺、分かったよ。………須藤が好きだって」
「え?」須藤の目が大きく見開かれる。
「告白されてからさ、俺、須藤のことをずっと見てたんだ。何で、須藤は俺に告白したんだろうって。でも、何か、気が付いたら、どんどん須藤が気になっていった。
須藤は大きくて、凄くて、でも、小さくて、はかなくて……もっと知りたいって、もっと話したいって、そう思ったんだ」
俺は自分で言いながら、顔が赤くなっていくのを感じていた。
748 :
願かけ:05/02/11 17:06:52 0
>>747 「………私ね、ずっと、ずぅっと前、小学校に上がる前、この街に住んでいたんだ」
少しの沈黙の後、須藤は話し出した。
「………」
「…その頃の私は、背も低くて、運動もできなかった。運動会の時とか、みんなの足を引っ張っちゃって。すごく、辛かった。……でもね、泣いている私を、ぎゅっとしてくれたの……○○くんが」
今度は、俺が目を見開く番だった。……昔。昔の記憶。俺と、梅田と……もう1人。小さくて、すぐに転んでばかりだった女の子。
「………まあ………まあちゃん」
俺は呆然とつぶやいた。須藤がわずかに微笑む。
「覚えていてくれたんだ………」
「須藤……茉麻。まあちゃん……」確かに、名前は合っている。だが………
「気付かなくて、当たり前だよ。私、こんなに大きくなったから」
穏やかな微笑み。あの時見た、はかなくて、美しい笑顔だった。
「……大きくなりたい。大きくなって、運動がもっとできるようになりたい。だから……大好きな○○くんを、断ちます。そう、お願いしたの……」
「須藤………」俺は何も言えなかった。
「それからすぐ、引っ越しが決まったの。お願いの、力だったのかな……引っ越した先で、私はどんどん大きくなった。帰ってきても、○○くんが気付かないくらいに」
そう言って、少しいたずらっぽく笑う。
それは美しくて、可愛くて、俺は、胸がどんどんと高鳴っていくのを感じた。
「……でも、○○くんにまた会って、このままじゃ駄目って思ったの。……だって、私は、大きくなりたい、それ以上に、○○くんが大好きだって、思ったから……」
須藤の顔が、りんごのように朱みを帯びていく。俺はまた、須藤をぎゅっと抱きしめた。
「須藤………茉麻。ごめん……俺、何も知らなかった……」
「……ううん、いいの。私の、勝手なお願いだったから……」
茉麻もまた、俺の背に手を回す。お互いの身体を直に感じる中で、2人の温度はどんどん高くなっていく。
「茉麻……」「○○くん……」
お互いに真っ赤になりながら、茉麻の目が閉じられる。俺はゆっくりと、その唇に口づけた。
749 :
願かけ:05/02/11 17:08:25 0
>>748 「……梅田は結局、全部知ってたんだな」
次の日。登校中、俺は梅田に話しかけた。
「ま〜ね。茉麻ちゃんが転校してきたとき、すぐに分かったから。○○は気付いてなかったけど」
少し意地悪っぽい目で、梅田が俺を見る。
「うっ、ま、まあな……」
痛いところを突かれて、俺は口ごもった。
「私から言うのも何だって思ったから、黙ってたけどね。でも安心したよ、○○がまた茉麻ちゃんをぎゅってやったときは。気付いてなくても、昔と同じ事するんだもんねぇ」
梅田は大げさな身振りをつけて言った。
「おい……どこまで見てたんだよ」
「若い2人の邪魔しちゃ悪いと思って、一旦出たんだけどね。老婆心というか、温かく見守ろうと思ってね……ちょっとだけドア開けて全部見てた」
「普通、自分で言うか?だから梅田はおばさん臭いって言われるんだよ」
俺はそう言いながら、顔が真っ赤になっていた。
「失礼ねぇ……ま、若い2人には負けるけどね。あ〜んなことや、こ〜んなことまでしちゃって」
昨日のことを思い出して、俺の顔がますます赤くなる。
「…誤解を招くような発言はやめろ」
「え?私はあ〜んなことやこ〜んなことの中身は一言も言ってないよ。○○が、茉麻ちゃんに…」
「わ〜わ〜、やめろ!それ以上言うな!」
「言わないよ。言わないのは私の専門だからね」
そう言って、はっはっはと笑う。俺は、完全に梅田に遊ばれていた。
750 :
願かけ:05/02/11 17:09:00 0
>>749 「……ほら、茉麻ちゃんだよ。またやってきたら?」
梅田に言われて、前を見る。茉麻が、笑顔で手を振っていた。
「茉麻!」
俺は走り出した。ちょっとの距離だけど、すぐに追いつきたかった。
「おはよう、○○くん。どうしたの、顔真っ赤」
「いや、これは梅田が……いや、何でもないよ。おはよう、茉麻」
首を振って、顔の赤さを誤魔化す。茉麻は首を傾げたが、俺の慌てぶりにふふふと笑った。
「行こうか?」俺はそう言って、手を差し出した。
「うん」茉麻がその手を握り返す。大きくて、柔らかい茉麻の手。それだけで、また顔が赤くなりそうだった。
「やれやれ、若い2人にはかなわないねぇ」
後ろから梅田のぼやきが聞こえる。俺は敢えてそれを無視しながら、茉麻と一緒に歩き出した。
おしまい
751 :
願かけ:05/02/11 17:13:56 0
752 :
名無し募集中。。。:05/02/11 17:14:31 0
ヲイ!エロダンス見てる間にイイのが来てるじゃないか!乙!
753 :
願かけ:05/02/11 17:15:08 0
754 :
名無し募集中。。。:05/02/11 17:16:38 O
願かけ良かったよ〜!!危うくまーさヲタになりかけたw
(;゚∀゚)=3 マァチャン・・・
なんか最近まーさの大安売りだね
757 :
名無し募集中。。。:05/02/11 17:26:34 0
脳内でバレーボール中の須藤はノーブラにしている
758 :
名無し募集中。。。:05/02/11 17:29:52 0
感想ありがとうございます。
強力連載陣の中で投稿するのは気が引けたので、
人のいない時間に出してみました。
精進してまた書きたいと思います。
>>758 お兄さんこういうトコ、初めて?
なかなか良かったわよ
760 :
名無し募集中。。。:05/02/11 17:34:06 0
>>759 ありがとうございます。
実は2度目です。
761 :
名無し募集中。。。:05/02/11 17:41:57 0
手を握って歩きたいの作者?
762 :
名無し募集中。。。:05/02/11 17:50:23 0
>>761 正解です。
ヒロインよりサブキャラの方が台詞が多いとか、かなり似ちゃいました。
主人公もヒロインもガンガン前に出る方じゃないんで、サブキャラがいないと話が進まないんですね。
茉麻らしくないかな…とも思ったんですが。
いい連休だなあ譲二
>>762 らしくないけどアリかな?っていう、新たな一面に悶えるっていうのがこのスレっぽくていいぞ
マァ━━━━━ ;´Д` ━━━━━サ!!
老婆心・・・俺の心に・・・老婆心・・・
766 :
名無し募集中。。。:05/02/11 18:48:54 0
願かけ、物凄く良かった!
梅さんもいい味出してた!
767 :
名無し募集中。。。:05/02/11 18:54:04 0
願かけイイ
次は「顔かけ」で
768 :
名無し募集中。。。:05/02/11 19:05:28 0
願かけのまあさのキャラがツボすぎる…
769 :
名無し募集中。。。:05/02/11 19:16:00 0
ノーブ(ry画像が出ないなら
ノーブ(ry小説を書いて欲しい
妖精マーサはたぶんノーブラ
771 :
名無し募集中。。。:05/02/11 20:43:21 O
保全
わくわく
773 :
名無し募集中。。。:05/02/11 21:59:32 0
期待ほ
エロ小説スレと微妙に10スレ差以内w
表と裏、太陽と月って感じだな〜
じゃ〜雅ちゃんで(*´Д`)
774-776
こういうかけ合いがこのスレらしくてすごく好き!!!
158があっちで茉麻のノーブラ小説を開始したようだな!
うっそ〜♪
779 :
名無し募集中。。。:05/02/11 22:44:26 0
ヤヴァい…猛烈に茉麻とキスしたくなってきた………
ハァ――――;´Д`――――ン!!!!
781 :
名無し募集中。。。:05/02/11 23:08:09 0
見事な自演スレだな
わくわく
783 :
名無し募集中。。。:05/02/12 00:40:53 0
ほ
784 :
名無し募集中。。。:05/02/12 00:43:05 0
今日は休養日かな、、
785 :
名無し募集中。。。:05/02/12 00:47:53 0
明日はまとめサイト更新できないのでいつもの人アンカーよろしくおながいしまする
786 :
名無し募集中。。。:05/02/12 00:51:05 0
ここでやってる分にはかまわないだろ
どうせ隔離板なんだし
どうせベリヲタなんてヒキかおっさんだろほっとけ
どう見ても、自演率が高いのは確かだが(俺調べ)
787 :
名無し募集中。。。:05/02/12 01:14:04 0
今日はみんなお休みか…
長期連載がたくさん終わったからそろそろ新作が見てみたい…
あと玉田編なんですが最初はおまけのつもりだったんですが続くかもしんないので、
短編の方においてくれますか?
>>507-509 >>515-518です
ここ
どう
どう
どう
789 :
名無し募集中。。。:05/02/12 01:22:23 0
お〜玉田編良かったよ〜
作者タンの続きも早く読みたいな(*´Д`)ハァハァ
790 :
名無し募集中。。。:05/02/12 01:23:51 0
お前ら馬鹿だろ
791 :
90:05/02/12 01:31:32 0
>>787 短編の方に置くには長すぎるのと、短編の方は追加しにくい仕様なんで、長い方のまとまセイトの方がいいのでは?
792 :
名無し募集中。。。:05/02/12 01:39:16 0
確かにそうかもしれないんだけど【夏休み】の中にも入れにくいような気もするんだよな…
中の人が帰ってきたら相談するか
【夏休み・玉田編】とか【もう一つの夏休み】ってタイトルで新しい項目にしてもらったら?
794 :
名無し募集中。。。:05/02/12 01:44:52 0
中の人って俺のことか
とりあえず今日はずっと見てるけど
795 :
名無し募集中。。。(携帯):05/02/12 01:49:56 O
>>793みたいなのを作って、【夏休み】の中にそれへのリンク置いてもらえますか?
説明下手でスマン
796 :
名無し募集中。。。:05/02/12 01:51:18 0
よーするにアイリーンみたいに最後から飛べるようにしろってこと?
797 :
名無し募集中。。。(携帯):05/02/12 01:53:17 O
そんな感じです
798 :
名無し募集中。。。:05/02/12 01:54:46 0
今すぐは無理だから今日寝る時になるけどそれでもいいなら
799 :
名無し募集中。。。(携帯):05/02/12 02:02:52 O
あっとうざいます
乙華麗
てゆーかsage進行にした方がいいよ
801 :
名無し募集中。。。:05/02/12 03:31:21 0
>>518で〜完〜ってかいてあるけど続くの?
じゃあ終わりはつづくにしたほうがいいのかな…
ほ
>>801 そうですね
本編が一区切りする度にサイドストーリーとして書きます
ってもう今日はいないのか
804 :
61-24-0-105.rev.home.ne.jp:05/02/12 07:27:45 0
保全
元だんしじょしです
保全がてら「だんしじょし」に詰め込んだ小ネタを書いておきます
映画「バタフライエフェクト」、「世界の中心で愛を叫ぶ」
ドラマ:「仮面ライダー剣」
漫画:「キャプテン翼」、「聖闘士星矢」、「ドラゴンクエスト−ダイの大冒険−」
その他:「ガッツ伝説」、「8時だヨ!全員集合」、「ストリートファイターU」
ハロー関係の小ネタは書かなくてもわかると思うので割愛
あ、ちなみにタイトルは
センチメンタルバスというバンドの曲名から。
携帯から保全
ほ
妖精の奇跡・マイマイのイタズラ その4
妖精の国の小学生、マイマイちゃんはイタズラがだーい好き
今日も人間界に遊びに来て、イタズラする相手を探しています
おやおや?
1人のおじさんが、何か悩んでいるようですよ
「うーん、歌唱力ならこいつ、ルックスはこの子だろ?でもロックを感じるのはこの子やねんな・・・・」
何枚かの女の子の写真を前にして、ブツブツ言っています
「エース候補なんて、でかい事言うてもうたな・・・・・・・・・」
ピキーン!
その時、おじさんの表情が変わりました
「よっしゃ、こいつや!こいつなら救世主になってくれるはずや!」
おじさんは紙に1人の女の子の名前を書いて、封筒に入れました
「これは、もしかして・・・・・ふふふふふ」
マイマイちゃんはよからぬことを思いついたようです
ポケットからコヨリを取り出したマイマイちゃんは、自分の鼻の穴をコヨリでくすぐります
「は、は、はくしょーん!」
マイマイちゃんがクシャミをすると同時に、封筒の中の紙は白紙になっちゃいました
次の日
「ほな、後のことは任せたで」
おじさんはスタッフにあの封筒を渡しました
『ラッキー7オーディション
7期メンバー
該当者なし』
工エエェェ(´д`)ェェエエ工
思い切りわろた。
つーかこのシリーズ、オモロすぎ!
マイマイ・・・
813 :
名無し募集中。。。:05/02/12 14:40:31 O
保全
マイマイが俺の名前をまちがえて書いてしまったら と思うとワクワクして夜も眠れない
>>24-28の続き&修正
【優しい恋の育て方】(通称「学校編」連載中)
〜私とあなたとあなた〜 【V】
えっ?マイクONだったの!? 女同士の友情は、ライバルになっても・・・・・・・・
〜私とあなたとあなた〜 【W】
夏焼と千奈美のクイズ対決に女王舞美と愛理も乱入、正解の賞品ってそれでいいのか!?
【夏休み】(連載中)
夏休みのプールで始まる、俺と玉田、千奈美と友理奈の、微妙な年頃の微妙な四角関係
【タイトルみてい。。。】 (連載中)
僕と桃子の通うピアノ教室に、お嬢様の舞美ちゃんがやって来て、僕と桃子に微妙な変化が・・・・・・
【妖精の奇跡・初恋のマーサ】
死んだお母さんのように優しくて温かい妖精のマーサちゃんの力を借りて、僕は茶帯獲得を目指す
【いらないぷらいど】
男女の仲が悪い俺のクラス。俺は『裏切り者』になって夏焼達と遊びに行く約束をするが・・・・・・・
【妖精の奇跡・マイマイのイタズラ】(ゲリラ的に連載中)
イタズラ好きの妖精マイマイちゃんが「は、は、はくしょーん!」とクシャミをすると・・・・・・・・・
その他の変更点など
【下宿編】→【Bye Bye またね】(タイトル変更・連載中)
【ミステリー】【だんしじょし】→連載終了
ごめん入れ忘れた
【願かけ】
俺に告白した「巨人」と呼ばれる須藤。それ以降、彼女が俺に見せる意外な一面と何かを知っているような梅田・・・・
おつー
ho
819 :
名無し募集中。。。:05/02/12 20:21:11 0
何か人減ったね…
妖精の奇跡・マイマイのイタズラ その5
妖精の国の小学生、マイマイちゃんはイタズラがだーい好き
今日も人間界に遊びに来て、イタズラする相手を探しています
おやおや?
きれいな着物を着たお姉さん達が楽しそうにしています
「あっ、そうだ!あの美人だけどちょっと怖そうなお姉さんにイタズラしたら楽しそうね!」
マイマイちゃんはよからぬことを考えているようです
「でも、どういうイタズラしたら楽しいかな?」
その時、一匹のハエがマイマイちゃんの鼻の穴に入っちゃいました
「えっ?なに?お鼻ムズムズする・・・・・・は、は、はくしょーん!」
マイマイちゃんがクシャミをすると同時に、ハエはどこかに飛んで行っちゃいました
そして、お鼻のムズムズもどこかに行っちゃいました
「もう、なーんかヤな感じ!もう妖精の国に帰る!」
マイマイちゃんは帰っちゃいました
さて、マイマイちゃんのお鼻のムズムズはどこに行っちゃったんでしょうか?
(あれ、なんか鼻がムズムズ・・・・・・ちょっと掻きたい・・・・でも生放送中だし・・・・・)
マイマイちゃんがイタズラしようと思っていた、美人だけど怖そうなお姉さんの様子が変です
(ああ、もう我慢できない・・・・・・・ちょっとだけなら・・・・・・えい!)
お姉さんが鼻を掻く様子は、生放送でテレビに映ってしまいました
数日後の新聞・・・・・・・・
『ミキティ 生本番中に 鼻クソほじる!
>>819 この時間はこんなもんでしょ?
ああ、最後に』を付け忘れた
っつーことで、まとめサイトの人、修正たのみます
新作キタ―――!!!
を夢見て保全
おっつー
>>338 8月6日(金) 晴れ
「読書記録まとめてやっちゃわない?あと玉田〜宿題教えて?」
そう言い出したのは千奈美だった。
基本的に勉強嫌いな僕と、成績優秀ながら国語嫌いな玉田は当然食いついてきた。友理奈は、
「ごめ〜ん!あたし明日から家族で旅行行っちゃうんだよね〜」だそうだ。
そんな訳で僕達3人は図書館にいる。
僕と玉田は先に好きな本を持ってきて、テーブルに着いた。
「千奈美とは最近どう?」あの日から一週間以上経ち、玉田と千奈美の仲は一体どうなったのだろうか。
「別に…前とそんな変わらないよ」
「付き合ってはないの?」
「そんな雰囲気ではないんだよね。でも毎日会ってるよ。俺も千奈美も犬の散歩してるから」
「ふ〜ん」
それってもう十分アレな気がするが。
「あ〜重かった〜!」
千奈美が分厚い本を持って席に戻ってきた。
「それなんの本だよ?」玉田が指差す。
「えーっと…なんだろ?」
その本のタイトルには『LOVE〜』と英語で全部は読めないが書かれている、恋愛物だという事はよく分かった。
「読むの?」
「最後だけね」
玉田は相変わらずだけど、千奈美はやっぱりちょっと心境の変化があったのだろう。
「ねえ玉田。今度サッカーの試合なんでしょ?」
「そうだけど…なんで知ってんの?」
「友理奈の弟から聞いたの。あの子もサッカー部じゃん」
「ああ、あいつか…」
「私、応援に行っていい?お弁当なんか作ってきちゃったりして」
「ええ〜別にいいよ〜」
「あ、そう!じゃあ良いよ、絶対行かないから」
「おい嘘だよ。来てよ!」
「やだよ〜」
「だからごめんって…」
「…じゃ、行ってあげようかな〜?」
玉田と千奈美ばっかりずっと喋っていて、話に入れない。
耐えられなくなった僕は黙って席を立とうとした。
「おい○○!何処行くんだよ!」こういう時だけ玉田は無駄に気付く。
「え?ちょっと本を探しに…」
「行ってらっしゃ〜い」
二人共手を振って僕を見送った。これからはこの3人で遊ぶのはよそうかなぁ…
僕は階段を上がった。2階には大人が読むような難しい本が置いてある。
1階より人が少なく、ちょっとホコリっぽくて大きな窓から日差しが差し込むこの空間が、なにか神秘的に見えた。
整然と並べられた本を見ながら歩いてみるが、どうも僕に読めるようなものは無い。
戻ろうか…
そう思った時、窓の下にある小さなソファに座り本を読む一人の少女が目に留まった。
「愛ちゃん…?」
そこにいたのは村上愛ちゃんだった。
〜続く〜
826 :
名無し募集中。。。:05/02/12 21:55:53 0
乙
3Pする?
827 :
名無し募集中。。。:05/02/12 21:57:19 0
こういう時だけ玉田は無駄に気付く。
玉田萌え
828 :
名無し募集中。。。:05/02/12 22:50:25 0
新展開キテター
829 :
名無し募集中。。。:05/02/12 23:02:28 0
めーぐるキタ*・゚゚・*:.。..。.:*・゚(゚∀゚)゚・*:.。. .。.:*・゚゚・*!!!!!
どきどき
めーぐる!めーぐる!
うぉっとこれまた新展開だなw
めーぐるハァ――――;´Д`――――ン!!!
833 :
名無し募集中。。。:05/02/12 23:40:36 0
めーーーーーーーーーーーーーぐる
834 :
名無し募集中。。。:05/02/13 00:00:48 0
↑面倒くさくて断念
漫画ってゆうかそうゆうのはダメだな
なんか受けつかない
あんまり脚本が良くないからなんじゃないのかな
838 :
名無し募集中。。。:05/02/13 00:57:32 0
キャラがイメージと違うせいだな
>>834 うまいよなあ、この人。師走の翁氏がべり書いたらこんな感じ?w
でも、おいらも基本的に漫画だめ^^; デッサン風のヤツとかは好きだけど、
特にこういうアニメ調の漫画は、どうも感情移入できない・・・w
840 :
名無し募集中。。。:05/02/13 01:04:14 0
漫画絵はそれだけならかなり好きだけど
いざストーリーとなったらなんか萎えるな
マンガでもゲームでいいから作ってくれ
キッズでときメモきぼん>コナミ
最初の部分だけですが新作行きます!!
2日前くらいから考えてたのに〜すごい偶然?がw
優しい恋の育て方 〜冷たいキス〜
雪が合わさった風の色は白く、そっと頬に当たると冷たい感覚を残して水へと変わる。
その水滴さえも一瞬で凍らせてしまうのではないだろうか?
そんなふうに思えてしまう・・・
「寒い?」 俺の隣にいる彼女が少し微笑んで俺に言った。
「ちょっと・・・寒いかな。」 俺が笑顔で彼女に言葉を返す。
そうすると、彼女は自分の付けていたマフラーを外すと俺の首に優しく巻いた。
「ちょ、そんな・・・俺は暖かいけど・・・」 俺が巻いてもらったマフラーを外そうとすると
「私は、この寒さに慣れてるから大丈夫だよ。 君は慣れてないんだし、風邪でもひいたら大変だよ」
そう言って、俺が少しほどいたマフラーを再度巻き治した。
「こ〜ゆ〜のって、男が女の子に『寒い?』って聞いてマフラーとか掛けるものなのに・・・情け無い・・・」
俺が小さく、ため息混じりに言った言葉を彼女は
「気にしなくていいよ。 その気持ちだけ貰っておくね。」 笑顔で俺を見ていた。
白い雪は止まる事を知らないかのように降り続いている。
人が多い『大通り公園』
2月の雪の季節・・・真っ白な祭りを見に来た人達とすれ違う。
「人が多いから離れないようにしないとね♪」 そう言って、彼女の手は俺の手を握り締めた。
彼女の顔を見ると、少し顔を赤くして・・・
そんな彼女のドキドキとした気持ちが繋いだ手を通して伝わってくるみたいだった。
マフラーのせいか・・・それとも彼女の行動によってか・・・体が少し熱くなる。
2月11日 金曜日
札幌の雪祭りの会場
俺は村上愛と出会った。
優しい恋の育て方 〜冷たいキス〜
>>844 の続き
2月10日 木曜日
「それじゃ〜。また月曜日に!!」 俺が言うと
「うん。 月曜日まで・・・寂しいな〜・・・なんちゃって♪」 友理奈が笑いながら言った。
俺と友理奈は掃除当番の週は、いつも一緒に帰っている。
「それにしても、今週は連休で金曜日が休みで1日得したな」 俺が友理奈に笑顔で言った。
「え〜・・・1日損してるよ!!」 友理奈はちょっと顔を膨らせて呟いた。
「友理奈って掃除好きなの!?」 俺が不思議そうに友理奈に言うと、友理奈の冷たい視線が・・・
「も〜・・・何で、睨むんだよ〜!」 俺が、少し笑いながら友理奈に言った。
友理奈は放送室の1件以来、冷たい視線をよく使うようになった。
でも、俺はちょっと睨んだ感じだけど冷たい視線が友理奈のチャームポイントと言うか〜何となく気に入ってる。
俺はそんな視線に向かって笑顔で手を振る。
「それじゃ、月曜日に学校でな!」
友理奈もスグに笑顔になって『ばいばいっ♪』って言って走って行ってしまった。
・・・と言っても、俺の家から友理奈の家500Mも離れてないけど。
優しい恋の育て方 〜冷たいキス〜
>>845 の続き
「ただいま〜!!」 家に入って、まず第1声はこうでなくてはいけない!
俺は、いつものように2階の自分の部屋に上がる前に冷蔵庫に手をやり飲み物を探す。
ポカリを手に取り、食器棚からグラスを取ろうとしてる俺に声が掛かる。
「ねぇ? 最近〜一緒に帰ってる女の子・・・誰?」 母さんの声だ。
「ん? 窓から見えてた?」 俺がグラスにポカリを注ぎながら答える。
「見えてたって言うか〜・・・そりゃ、嫌でも声は聞こえてくるんだもん。 見るわよ」 母さんらしい返事だ。
グラスを口に近づけて、それを一気に飲み干す。
「結構可愛い子じゃない? どんな関係?」
こんな発言だけど、母さんの声のトーンは低く本当に興味があるのか怪しい・・・
「熊井友理奈って言って〜千奈美の親友だよ。 掃除当番が一緒だし、家も近くだから一緒に帰ってる」
そんな俺の言葉に、やっと母さんが俺の方を見て言う。
「あら〜!熊井さんの所のお嬢さんなんだ。 同じクラスだったとは・・・」
「えっ? 知ってるの?」 俺が言うと
「朝、ゴミ捨てに出る時とかに熊井さんに会うもん。 そのまま1時間くらい立ち話するし〜」 と答えた。
「ふ〜ん。 まぁ〜近所だし、知ってても普通か」 俺は2杯目のポカリに手を付けながら言う。
「母さん・・・愛理ちゃんとなら嫁姑関係も上手く行くと思うんだけどな〜・・・」
その言葉に、俺は口に含んでたポカリを噴き出した。
この人は何を突然言い出すんだ・・・
優しい恋の育て方 〜冷たいキス〜
>>846 の続き
俺は母さんをジーッと睨んでいたが、おかまい無しに話を進める。
「雅ちゃんは可愛すぎるから勿体無いし〜千奈美ちゃんもあんたと一緒だったら不幸になりそう・・・」
(本人の前で失礼な・・・それに不幸になるって何だよ・・・)
「梨沙子ちゃんとも母さんは上手くやっていけそうだけど〜・・・お嬢様だからなぁ・・・」
俺は母さんの発言は無視して、噴き出してしまったポカリを布巾で拭く。
「熊井さんの所のお嬢さんも可愛かったけど〜・・・やっぱり愛理ちゃんを貰ってよ♪」
母さんは笑顔で俺に向かって言う。
「貰って、って・・・猫じゃないんだし・・・」 俺は『ボソッ』と呟いた。
「いいじゃない!幼馴染なんだし! 何よ!愛理ちゃん可愛いでしょ! 文句あるの!?」
「あのな〜!俺が良くても愛理も気持ちもあるだろ!!」 俺が逆切れ調の母さんに強く言う!
「じゃ、あんたの方はいいのね! 一応、鈴木さんに今度言っておくわ!」
母さんはそいう言うと俺の顔から新聞へと視線を変えた。
「ちょ・・・勝手に何言ってるんだよ!! 愛理だって困るだろ!?」 俺は必死になって言うと
「ジョーダンよ。 相変わらず何と言うか〜・・・あんた、息子失格!」
視線は新聞のままで顔を『ニヤニヤ』させながら母さんが言った。
そんなジョーダンも最近は何故か笑って流せない自分がいた。
この数日で色々あった。
清水と一緒にクレープ食べたり・・・
桃子の秘密を知ったり・・・
友理奈と・・・梨沙子と・・・
ちょっと前に俺は愛理、千奈美とキスをした。
そして夏焼・・・
俺は・・・本当に・・・誰の事が??
訂正お願いします!
>>847 母さんはそいう言うと俺の顔から新聞へと視線を変えた。
↓
母さんはそう言うと俺の顔から新聞へと視線を変えた。
まとめサイトの方〜よろしくお願いします☆
849 :
名無し募集中。。。:05/02/13 01:52:52 0
母さん萌え
キタ――――キタキタキタ――――キタキタキタ――――(゚∀゚)――――キタキタキタ――――キタキタキタ――――ッ!!!!!
主人公、まだ千奈美に絞ったわけじゃなかったのか…
許せん!ヽ(`Д´)ノ
嘘です、少しでも長くこの作品が続いてほしい
優しい恋の育て方 〜冷たいキス〜
>>847 の続き
「そう言えば〜」 母さんの声に『ハッ!』とする。
心の中を聞かれた訳じゃないのに・・・何かドキドキしてる。
そんな俺の気持ちを知らない母さんは話が話を続ける。
「明日から3連休でしょ!? 予定は?」
「えっ・・・あ〜・・・土曜日は清水って子と図書館で勉強会の予定が〜・・・」
そう言う俺に、母さんは手前にあった電話の子機を俺の方に差し出して言った。
「じゃ、今すぐ電話してキャンセルしなさい!」
「はぁ!? ちょっと待ってよ! 何でキャンセルしなきゃいけないんだよ!」 俺が言うと
「清水って子〜確か女の子でしょ? 小学生の時からラブラブとか不純性行為はダメ!!」
「別にそんなんじゃないし〜・・・」 俺が不満そうに言う。
「それに母さん、清水って子知らないもん! だからダメ!」
母さんは自分で言ってる事が無茶苦茶だから笑っていた。
俺も母さんと、これでも11年間も一緒に暮らしてる。 性格くらいわかってる。
「・・・で、今度はどこに旅行するの?」 俺が少し睨みながら言う。
そんな俺を『ニヤッ』と見て
「札幌の雪祭りが見たいから〜今日の夜の便で行くことになりました〜!!」 と拍手をした。
「・・・父さんは?」
「出張だと思う!」
「絶対に嘘だ・・・」
「うん!嘘。 まぁ、ちゃんと電話で言っておいたから大丈夫!」
・・・この人が突然、何かを思いついたら止まらない性格なのは俺も父さんも承知済み。
旅行に行くとなれば、必ず俺が着いて行くのも毎度の事・・・方向音痴な母さんの地図を読む係りとして。
こうして、俺の白い世界での週末は始まった。
ネタが切れたので1時間くらい書いてきます^^;
がんがれ!超がんがれ!
おつおやうsみ
うぉぉ寝ようと思ったら続きが気になるじゃねぇかぁ!
しかも何やら新展開っぽいし、う〜んたまらんねw
作者さん毎回毎回乙です。
優しい恋の育て方 〜冷たいキス〜
>>852 の続き
「もしもし? 清水さんのお宅でしょうか?」 大きな声で言う。
「はい。そうですが〜・・・」 母さんの携帯から聞こえてきた声は清水の声だった。
「あっ! 清水!! ちょっと突然なんだけど〜土曜日の図書館での勉強・・・ゴメン!行けなくなった!!」
「えっ!? あっ・・・もしもし!? どうしたの!?」
突然の事で、清水は何が何だか分からないと言うような声を出していた。
「ちょっと週末に強制的に予定を母親に入れられんだ〜・・・ゴメン!」 俺が大きな声で言う。
「えっ!?強制的!?・・・ってか、後ろですごい音がしてるけど〜・・・どこにいるの?」 清水も大きな声で言う。
「飛行場! これから札幌に行く!」 俺がさらに大きい声で言う。
「え〜!!これから札幌って〜!! 何で!?」
電話の先で佐紀が驚いてる!
・・・こんな時に自分で不意に思いついた洒落が恐ろしく面白くなくて一瞬凹んだ。
そんな俺から『サッ!』と母さんが携帯を取った。
『あっ!』と驚いてる俺を無視して
「清水さん? お土産は何がいい!?」 母さんが大きな声で清水に問いかける。
(この人・・・無茶苦茶だ・・・)
「もしもし? も〜!そんなかしこまらなくていいから! 何がいい? 時間が無いの!!」
電話先で戸惑っている清水が思い浮かぶ・・・
きっと『えっ!?あっ・・・そんなの大丈夫です!』とか戸惑ってるんだろうなぁ・・・
「じゃ、気にならない程度の物にしておくね。 何なら、この子にのし付けてあげるよ? いる?」
何なんだ、この母親は・・・
訂正お願いします!
>>857 「ちょっと週末に強制的に予定を母親に入れられんだ〜・・・ゴメン!」
↓
「ちょっと週末に強制的に予定を母親に入れらたれんだ〜・・・ゴメン!」
お願いします^^;
優しい恋の育て方 〜冷たいキス〜
>>857 の続き
飛行機の離陸の時間は刻々と近づいていたいのに結局、母さんは10分も清水と話していた。
ギリギリになったのも、母さんが1時間も出発時間を勘違いしていたため・・・
あと2分で離陸と言うスリリングな体験をした後の機内のシートに座った。
一息入れる余裕も無く母さんが言う。
「ちょっと! 清水って子!少し脈ありかもよ!? それにいい子だし! 1度連れてきてよ!」
清水は母さんのツボだったらしい。
「う〜ん、愛理ちゃんも可愛いけど・・・清水って子も可愛いはず! でしょ?」
何で電話だけでそこまで清水を気に入ったのかは全くわからない。
「まぁ・・・確かに可愛いし人気もあるよ・・・」
地上から飛び立つ瞬間を見ようと、窓を『ジーッ』と見ながら適当に返事をする。
「やっぱり!! そんな可愛い子とのデートをキャンセルとか・・・勿体無いなぁ・・・」
俺を『可哀想に・・・』って感じの雰囲気で見ながら言った。
(この人、絶対にありえないよ・・・)
それにしても、母さんのこんな性格が何となく須藤に似てる気がしてならない・・・
そして須藤に弱い所も何となく似てる・・・
う〜ん・・・何だろう!?ちょっと複雑な気がする・・・
そんな事を思いながら、俺は一面の雲の世界を窓から見ていた。
優しい恋の育て方 〜冷たいキス〜
>>859 の続き
2月11日 金曜日
〜大通り公園〜
「じゃ〜これから別行動!」 母さんの言葉に無言でうなずく。
既に俺じゃなくて雪像を見ている母さんに、これ以上何を言っても無駄だろう・・・
それにしても、こんなに寒いのに何でこの人は元気なんだろう・・・
「6時にはテレビ塔の前で! 迷子にならないでね!」 そんな母さんの言葉に
「・・・どっちが迷子になるんだか」 と小さく呟くと同時に『バシッ!』と1発。
何となく、母さんが愛理を気に入ってるのがわかる・・・
そして今にも走り出しそうな母さんに俺が言う。
「いい歳してナンパとかされないでよ・・・」 俺が寒さに震えながら言うと。
「28歳のオバサンはさすがにナンパされないでしょ!」
笑いながら言ってる・・・
子供が言うのも何だが母さんは全然20歳でも通じるくらいで、しかも結構美人だったりする。
夏に海くと必ずナンパされるし・・・ しかも何人にも・・・
この性格を知ったら絶対に嫌がると思うんだけどな〜
突然、母さんが俺の手を握る。 手の中には5千円が入った。
「5千円あれば、あんたなら3ヶ月は生きれるね! よし!じゃね♪」
そう言って俺の視界からダッシュで人ごみの中に消えて行った。
(・・・普通、小学5年生を置いて遊びに行く母親がいるか??)
俺は既になれてたけど・・・
その場にボーッとしてるのも何だから歩き出した。
おぉ、いい感じだね(・∀・)!!
>>858 更に間違ってるので訂正した方がいいかもw
>>858の訂正w お願いします!
「ちょっと週末に強制的に予定を母親に入れらたれんだ〜・・・ゴメン!」
↓
「突然、週末の予定を強制的に入れられたんだ・・・ゴメン!」
>>861さん どうもです^^
優しい恋の育て方 〜冷たいキス〜
>>860 の続き
歩きながら本当に真っ白な世界に俺は感激していた。
東京でも雪がたまに降るけど〜こんな景色は見れないと思う。
本当に綺麗だ・・・けど寒い・・・
北海道を舐めていた訳では無いけど、ここまで寒いとは〜さすがに今着てる物だけでは寒すぎる・・・
俺は自販機で暖かいお茶を買うと通路から少し離れた人のあまり居ない場所に行った。
手袋ごしに伝わってくるペットボトルのお茶の温かさを感じながらボーッと周りを見ていた。
ふと、誰も気付かないような場所に小さな雪だるまを見つけた。
多分、子供が作ったものだろう。
雑だけど・・・何となく愛らしい感じがした。
雪だるまの近くに行き、しゃがみ込んで雪だるまを見ていた。
何も考えないで『ジーッ』と雪だるまを見つめる・・・
「通路にも色々な作品もあるけど、こんな作品も可愛くていいよね♪」
後ろから聞こえた声に驚いて振り返る・・・と、同時に雪に滑って転ぶ!!
「あたた〜・・・」と普通に出た言葉と同時に、転んだ事が恥ずかしくてスグに立ち上がろうとすると・・・
目の前には白い手袋を付けた手が差し伸べられていた。
手を掴み立たせてもらい相手の顔を見た。
俺と同じくらいの歳の子で、髪が長くて目がパッチリしている。
真っ白なコートにマフラーも白で・・・本当に雪の妖精みたいな・・・
第一印象は・・・『可愛い』と言う感情しか出てこない。
「大丈夫? 私が驚かせちゃったかな?」 彼女は少し笑顔を見せて俺に言った。
「あっ・・・別に大丈夫!!」 俺が何となく焦りながら言うと『よかった♪』と、さらに笑顔を見せた。
あまりに可愛い笑顔に、つられて俺も笑顔になってしまった。
〜続く〜
>>863の訂正 お願いします!
俺は自販機で暖かいお茶を買うと通路から少し離れた人のあまり居ない場所に行った。
手袋ごしに伝わってくるペットボトルのお茶の温かさを感じながらボーッと周りを見ていた。
↓
俺は自販機で暖かいお茶を買うと通路から少し離れた、人のあまり居ない場所に行った。
手袋ごしに伝わってくるペットボトルのお茶の温かさを感じながら『ぼーっ』と周りを見ていた。
1時間では、これくらいが限界です^^;
しかも誤字の連続とカキコ入れたら40分もオーバーしてるし・・・申し訳ないです!
今度からスローペースで行きますw
毎回毎回本当にお疲れ様です!
無理せず自分のペースで良いと思いますよ
と言いつつも続きが気になって仕方がないのは内緒だw
868 :
名無し募集中。。。:05/02/13 04:09:37 0
めーぐるは雪にまつわる登場の仕方が多いけど
みんなもそういうイメージ抱いてるのかな?
白いTOKYOとか34丁目とかヒマラヤ杉とか
>>844 >札幌の雪祭りの会場
>俺は村上愛と出会った。
すまん、なんか下條アトムの声が聞こえてくる
870 :
名無し募集中。。。:05/02/13 05:18:28 0
訂正箇所がまだまだあるみたいだが、自分で見付けてくださいw
指摘が多くてちょっと凹んだのは内緒だ(´・ω・`)
これから寝て…起きたら色々と直しますorz
次回からは3回見直しまつ!! あと、始まりの部分のめーぐるの所も変えますw
873 :
名無し募集中。。。:05/02/13 06:38:22 0
ル ’ー’リ<内緒になってないぞ
新展開キター
875 :
名無し募集中。。。:05/02/13 07:52:06 O
偶然っていうのはあれだな、夏休みと色々似てるんだな
母さん ハァ――――;´Д`――――ン!!!!
母さん、イイヨーイイヨー
って俺と2歳しか違わんのか…_ト ̄|○
わくわく
またモテモテ主人公がモテるのか!ええのう主人公…
ほ
882 :
名無し募集中。。。:05/02/13 16:37:33 0
ぜ
883 :
名無し募集中。。。:05/02/13 16:38:53 0
む
884 :
名無し募集中。。。:05/02/13 16:39:01 0
ル ’ー’リ<ほぜんになってないぞ
>>871 訂正箇所が全然わからないから教えて欲しいとゆいたいですw
886 :
名無し募集中。。。:05/02/13 17:50:33 O
スーパー保全
887 :
名無し募集中。。。:05/02/13 17:56:37 O
続きを書かないから訂正箇所を教えないのは内緒だ
こういう馬鹿はイラネ
889 :
名無し募集中。。。:05/02/13 17:59:14 O
ル '-'リ<内緒になってないぞ
続きは今から書くんで〜
訂正箇所を作らないようにゆっくり書くのは内緒だw
891 :
名無し募集中。。。:05/02/13 18:00:46 0
がんがれ
でもな・・・・・
ル ’ー’リ<内緒になってないぞ
893 :
871:05/02/13 20:37:29 0
>>852 そんな俺の気持ちを知らない母さんは話が話を続ける。
>>859 飛行機の離陸の時間は刻々と近づいていたいのに結局、母さんは10分も清水と話していた。
俺が見付けたのはこれだけ。
まだあるかも?
894 :
名無し募集中。。。:05/02/13 20:41:18 0
因みに887は俺じゃないからw
ってことで名無しに戻るよ
作者がんばれ
保全
896 :
名無し募集中。。。:05/02/13 21:12:26 0
あしたはバレンタイン
投降期待してますワクワク
897 :
名無し募集中。。。:05/02/13 21:14:09 0
>>896 作者さん達からみんなに向けてのプレゼントかw
898 :
名無し募集中。。。:05/02/13 21:31:32 0
そんな図星付くなよコラ
_| ̄|○
きっとバレンタインネタの短編が来るはず…
と思いつつ時期が全く違う夏休み貼っていきます
900 :
名無し募集中。。。:05/02/13 21:50:16 0
ドキドキ
901 :
名無し募集中。。。:05/02/13 21:51:11 0
まあさは汗でギトギト
>>825 『○○は俺を応援してくれるんだよな?』
『もちろんだよ。お前も俺と愛ちゃんの事応援してくれよ?』
ふと、前にした僕と玉田の会話を思い出した。
玉田は最初の予定とはかなり違うが、結果的には千奈美という彼女?が出来たのだ。
じゃあ僕は…?
そんな事を考えていると、僕の視線に気付いたのか愛ちゃんが顔を上げた。
太陽の光が愛ちゃんの顔を包む。
「あ、○○君…こんにちは」
「こ、こんにちは…」
「こんな所に来るなんて珍しいね…○○君らしくない…」
「そ、そんな感じする?」
「するよ」
僕の事をそんな風に見ていたのか。これは良いのか悪いのか…
僕は愛ちゃんの隣に座った。
「めぐみ…いや村上さんはよくここに来るの?」
「うん。どうせ暇だし」
「1人で?」
「うん。○○君は?」
「俺は…俺も1人だよ」
ここで千奈美と玉田がいると言ってもしょうがないだろう。
「そっかぁ…」愛ちゃんは顔を本に戻してしまった。
やばい。なにか話題を作らないと…
>>902 「それ…何読んでんの?」
「これ?これはねぇ…」
愛ちゃんが読んでいたのは、意外な事に魔法使いが出てくる冒険物だった。
「こういうの読むんだ?」
「意外?」
「うん。もっとなんか違うの読みそう」
「例えば?」
「ん?え〜っと…恋愛物とか?」
「やっぱ私ってそんなの読んでる感じするのかな〜」
「よく分かんないけどそんな感じするよ」
「実際、私はそんなの好きじゃないんだよ。映画だってアクション物とかが一番好き」
「ほんと?あ、じゃあ今やってる『××』見た?」
「ううん。一緒に見に行ってくれる人いないから…」
「まあ女同士でそういうのは見ないかもね…」
愛ちゃんの顔が暗くなった。太陽が雲に隠れたせいだけではないと思う。
「違うよ…一緒に映画を見に行くほど仲が良い人がいないからだよ」
「めぐ…村上さんが?いつも皆と一緒にいるじゃん」
僕の見てきた愛ちゃんにはいつも周りに人がいる気がする。
「学校の中だけの関係っていうのかな?外に出ちゃえば全然違うよ。ほら、私無愛想でしょ?」
「そんな事無いよ。少なくとも俺の中では」
「うれしいなぁ。そんな事言ってくれて」ニコッと笑った。
愛ちゃんはいつもはにかんだ笑顔をしている。
けど今の顔は初めて見る、本当の笑顔だった気がした。
904 :
名無し募集中。。。:05/02/13 21:58:07 0
めーぐるあまりしらないけどいいね
905 :
名無し募集中。。。:05/02/13 22:05:24 0
>>905 悪いことは言わん、知っとけ
面白さ十倍
>>903 「あのさぁ、それなら…」
「なに?」
「俺と今度映画見に行かない?もちろん『××』を!」
「…え?」
愛ちゃんは黙って視線をまた本に戻す。
駄目か…
けどすぐに、本を閉じてこう言った。
「ほんとに?」
「ほ、ほんとだよ!」
「一緒に行ってくれるの?」
「行こう!」
雲が抜け、また愛ちゃんの顔を照らした。
「…うん。行く…」
こんなにいきなり愛ちゃんと会い、しかもデートの約束まで取れるなんて思ってなかった。
僕は天にも昇りそうな気持ちだったけど、そこは抑えた。
「じゃ、じゃあいつ行く?俺はいつでもいいよ」
「私もいつでも…」
「なら、明日は?」
「うん。いいよ。あと場所と時間は?」
「場所は街の映画館で、時間は…」
907 :
名無し募集中。。。:05/02/13 22:06:27 0
orz
アンカーミス
909 :
名無し募集中。。。:05/02/13 22:08:13 0
910 :
名無し募集中。。。:05/02/13 22:12:28 0
たしかに非ベリのキャラっていまいち分からんね
>>906 そのあと僕達は映画やクラスの話とか、ともかく今まで二人で話した事なんてほとんど無かったから話題は尽きなかった。
「…そんでその公園で俺等が寝ちゃってさぁ…」
「へぇ〜、玉田君と徳永さんが…じゃあ今は付き合ってるの?」
「まあ、ほとんどそんな感じ」
「すごいね〜でもお似合いだよねあの二人」
「うん。俺もそう思う」
「うん…」
気が付くともう陽は傾き、図書館も薄暗かった。
そして愛ちゃんは突拍子も無い事を聞いてきた。いや今の流れなら聞かれても当然かもしれない。
「…じゃあさ、○○君には好きな人いないの?」
君だよ
オレンジ色に照らされた愛ちゃんの顔を見ながら僕はそう思った。
けど僕にそんな事は言えない。
明日また会える。まだ急ぐ必要は無い。
「一応いるよ…」
>>911 「誰?」愛ちゃんの目が僕をじっと見る。
「そんなの教えるわけ無いだろ!」
「いーじゃん!教えてよ〜」
「…うちのクラスの人だよ」
「え〜誰だろ?」
「誰でしょう?」
「…分かった!熊井さんでしょ?」
突然友理奈の顔が頭によぎった。
「ちがっ…違うよ!」
「仲良さそうに見えるけどな。一緒にプールで遊んだんでしょ?」
「そうだけどさ…それは玉田のために…」
「熊井さんはきっと○○君の事が好きなんだよ」
「そんな事無いって!あいつとはただの友達だから!」
「そうかな〜?」
「ほら、もう暗くなるから帰ろうよ!」
「ん〜まあいいや…」
一階のテーブルに戻ると、もう玉田と千奈美は帰ったしまったようで僕のノートだけが残っていた。
僕は一人だと言ってしまっていたのでそれはそれで好都合だった。
「ここで勉強してたの?」
「うん…ちょっとね」
「ごめんね…邪魔しちゃったのかな」
「別に、大丈夫だよ」
913 :
名無し募集中。。。:05/02/13 22:27:06 0
夏休みいい
どんどん投降してくれ
>>912 外はもう薄暗い。
「じゃ私、家こっちだから」
「うん。じゃあまた明日」
「じゃあね」
図書館の入り口で僕達は別れた。
手を振って愛ちゃんを見送っていると、ノートに何かメモが挟まっている事に気付いた。
『私のようになって欲しくないから 特別に教えてあげる
友理奈は○○が好きだよ』
〜続く〜
915 :
名無し募集中。。。:05/02/13 22:30:56 0
うほ
ゆりなちゃんゆりなちゃん
>>623(Bye Bye またね)
待ち遠しかった?休日が来た
嗣永さんと清水さんは買い物に出かけた
夏焼は、舞波ちゃんと部活だ
梨沙子ちゃんは、家に友達を呼んだらしい
そして友理奈ちゃんは、迎えに来た中島さんとお出かけらしい
「おはようございま〜す」
中島さん、すっかり元気になったようだ。笑顔も溌剌としている
「おはよう、今日は何処行くの?」
「内緒です」
「はは、楽しんでくるんだよ」
「あ、早貴。待たせたね、いこ」
友理奈ちゃんも始めて会った時の刺々しさが無くなった
「ううん、大丈夫。いこ、友理奈ちゃん。」
「じゃあ、いってきま〜す」
二人は手を繋いで出て行った
「うん、いってらっしゃい」
二人を見ながら『友理奈ちゃん』か、本当にもう大丈夫そうだな
中島さんが、転校することはまだ友理奈ちゃんには内緒みたいだけど
精一杯、今を楽しんで欲しいな。今まで苦労した分も・・・
>>916 さて、僕も行くかな
「行ってらっしゃい。あんまり遅くならないようにね」
裕子さんが、送り出してくれる
「はい、じゃあ、いってきます」
僕は皆との待ち合わせの駅に向かう
「遅いぞ、田中」
亀井たちはもう駅に来ていた
「あれ、女の子達は?」
「もう、お待ちかねだよ」
みんな気合入ってるな。約束の5分前に着いたのに全員揃ってるなんて
「あ〜、来た〜」
徳永がにこやかに迎えてくれる。
髪を左右とも束ねてる。ピンクのスニーカーで白いタイツに黒のベロアのミニスカート
上は白いブラウスの上にベージュのベスト、その上にスカートと同じベロアの黒のジャケットを着ていた
「おはよう、田中君」
須藤も笑顔が眩しい。黒の革靴に白のハイソックス。黒のハウンド・ツース・チェックの膝丈のスカート
上は黒のタートルネックのセーターに薄いピンクのダッフルコートを着ていた
「はじめまして〜、田中君」
村上が悪戯っぽく挨拶してきた
ハーフの黒いブーツにグレー系のバーバリーチェックの巻きスカートを穿いている
上はグレーのセーターに赤地に黒のタータンチェックのPコートを着ていた
みんな、三者三様に決まってる
「なんだ、なんだ。何か田中怪しいな?」
亀井が僕の首をスリーパーに取る。道重も疑いの目で見てる
「何にも怪しくないよ。それより、行こうよ」
納得いってない亀井達もしぶしぶホームに向かった
>>917 休日の所為か電車内はそんなに混んでなかった
僕達は椅子に座ることが出来た
「なあ、田中。正直に言え。どの子狙いだ」
亀井が顔を近づけてきた。女子3人は反対側の椅子に座ってて聞こえてないみたいだ
「えっ、どの子って」戸惑ってると
「徳永はお前が好きだ。そこでだ、お前は徳永と消えろ」
「な、何言ってるんだよ。皆で一緒にいればいいじゃないか」
「しっ、声がでかい」
「兎に角だ、俺が村上、道重が須藤と言うことで手を打とうじゃないか」
「やだ」お断りだ、皆で楽しんだらいいじゃないか。まだ小学生なんだし
「お前、徳永じゃ不満なんだろう」
「そんなんじゃなくて、やだ。皆で楽しく遊びたい」
「く〜、頑固者め。まあいいか、ただし抜け駆けは無しだぞ」
亀井が僕の胸をぽんと叩いた。道重も横で頷いている
「ね〜、何ひそひそ話してるの」
徳永がいつの間にか目の前に立ってた
「着いたよ」
いつの間にか目的地の駅に着いたようだった
>>910 非ベリじゃなくって『7キッズ』と呼ぼう!!
ほくほく
今日はいっぱいだな(・∀・)
続き楽しみにしてまつw
やべえ寝ようかと思ってたのにw
923 :
名無し募集中。。。:05/02/14 00:43:13 0
スポフェスみてて作者休憩中。。。
ワクワク
おやすみ
たった10日で1スレか・・・さすが狼。
つーかさ、最近人も安定してきたし、次スレは羊か鳩でもいいんじゃね?
あえて狼で純粋な感じの小説でスレを増やして行くのがいいと思うけど。
次スレもそろそろ考えないとな・・・
次もこのままでいいんじゃね?
月曜日てだるいよね。授業も終わったし今日は早く帰ろっと。
あれ、千奈美ちゃんどうしたの?お料理クラブでチョコレートケーキ焼いたから味見してほしいって?
憧れの千奈美ちゃんにお願いされちゃったら断れるわけないよ。
とっても美味しい〜♪味見じゃなくて、ちゃんと食べたいくらいだよー。
えっ!?今日のために作ったんだから一緒に食べてほしいって?
あっ、今日って…
ハァ――――;´Д`――――ン!!!
いいなぁ、とってもイイよ!!
俺も7キッズのキャラはよく分からん
しゃべってるとこあんまり見たことないし
実物じゃなくてこの3長編で俺の中の村上キャラが決められちゃいそうだ
俺の中の鈴木愛理のイメージは妖精アイリーン
めーぐる保全
保全
保全
935 :
名無し募集中。。。:05/02/14 10:45:46 O
人生初病院での健康診断前保全
まだチョコ0個保全
昼間はそんなに保全しなくていいよ
「ホントに、来てくれたんだね」
「・・・だから、約束しただろ」
3年ぶりに見た彼女は、ちっとも変わっていなかった。
あの時のままの笑顔で、俺を出迎えてくれた。
「うん・・・。 でも、大きくなったねえ」
「お前がちっちゃくなったんじゃないの」
俺の身長は中学校3年間でかなり伸びた。
今では彼女と30cm以上もの差がある。
「ははっ、言うことは全然変わってない」
「へっ。 ところで、それ何?」
彼女が持っているバッグの中に、
綺麗にラッピングされた長方形の箱が入っていた。
「あ、これ? ふふーん、何だと思う?」
「明太子?」
「あのねえ、なんで明太子にこんな綺麗なラッピングしなきゃいけないのよー・・・」
彼女は今福岡の中学校に通っている。
俺はてっきりお土産の明太子でも持ってきてくれたのかと思ってしまった。
「うーん・・・」
「・・・もう、今日が何の日かくらい覚えててよー」
今日は、2月14日だ。
「今日・・・? あ、バレンタインか! つーことはチョコ?」
「正解。 まったく、昨日急に電話してくるから急いで作ったのにい」
彼女を驚かそうと思って、泊まったホテルから
昨日いきなり電話をしたのだ。
「そっか、ありがとな」
「うん、感謝しなさい。 はいどうぞ」
「おう」
「作るの、3年ぶりだったからちょっと苦労したけど」
彼女は少し照れながら、笑った。
「3年ぶり?」
「そ、一応私だって信じて待ってたんだからね」
嬉しかった。 俺も3年間何度か女子から告白された事があったが、全て断っていた。
「3年前にも作ってたの?」
「そうだよー。 あの時、渡しそびれちゃったからね」
「6年の時? まじで?」
「まじだよっ! 会長が意地悪言うから恥ずかしくて渡せなかったの!」
「言ったかなそんなこと・・・」
『あ、もしかして俺にバレンタインのチョコでも渡しに来たとか?』
『あれ、図星か。 モテちゃって困るなあ』
言った気がする・・・。
「覚えてないならいいけどさっ、それが会長らしいっていえばそうだし」
「・・・ていうか俺もう会長じゃないんだけど」
「まあいいじゃない!」
「なんだそりゃ・・・」
「さーて、合格発表見に行こうっ」
「うん、二人とも受かってるといいな」
「それにしても、まさか同じ高校受けてるとは思わなかったなあ」
俺は彼女に会うために、福岡の私立高校を受けた。
彼女の母親からこっそり進学先を聞き、内緒で受けていたのだ。
「わざわざ福岡くんだりまでなあ。 なんていい男なんだ俺は」
「フツー自分で言う?」
「ここまでしてくれる男、なかなかいないぞ?」
「ハイハイありがとうございますー」
「ホントに感謝してるのかよ・・・」
「まあまあ。 それよりさ、二人とも受かったら、毎日お弁当作ってあげよっか?」
「えー・・・美味いの?」
「失礼ね!」
「ははは、冗談冗談、ありがたく頂くよ。 さ、行こう」
そうして俺と彼女は、3年ぶりに手を繋いだ。
これから先もずっとこうして、手を握って歩きたい。
これで終わりでございます
「小学生」が出てくる話ではないので
まとめに追加してもらっていいものか迷うところであります
そんでもって
マーックースハァート
そのうち「だんしじょし Max Heart」を書きます
まだ構想中なのですぐにうpできるかどうかはわかりませんが
その時はまたよろしくです
942 :
名無し募集中。。。:05/02/14 14:47:57 O
プリキュアワロスw
妖精の奇跡・マイマイノイタズラ その6
妖精の国の小学生、マイマイちゃんはイタズラがだーい好き
でも、たまには人助けをしてあげることもあります
おやおや?
一仕事終えたマイマイちゃんが妖精の国に戻ってきました
「ねえ、マイマイ、あんたまたイタズラしてきたの?」
マイマイちゃんのお友達のマーサちゃんが言いました
「今日は人助けしてきたんだよ!」
マイマイちゃんが嬉しそうに答えました
「あのね、大きくなりたい、大きくなって、もっと運動ができるようになりたい、
っていう女の子の願いを叶えてあげたの」
「ちょっと、あんたにそんな力ないでしょ?どうしたの?」
「大好きな男の子に会えなくなってもいい、っていう願かけだったの」
「ああ、それくらい強い願かけなら、あんたの力でも叶えられるわね」
マーサちゃんも嬉しそうに言いました
「ところで、大きくなる、って言っても、どのくらいの大きさまで成長するか決めた?」
「あっ!・・・・・・・・忘れちゃった」
マイマイちゃんは舌を出してニヤっと笑いました
「ちょっと!忘れちゃった、じゃないでしょ!?大きくなりすぎちゃったらどうすんの!?」
「大丈夫だよ、好きな男の子にまた会えれば成長は止まるよ」
「そうだけど・・・・・会えなかったら?ウルト○マンみたいになっちゃうでしょ!?」
マイマイちゃんはビルを踏み潰す女の子の姿を想像しました
「カッコいいかも」
「はーぁ、どうすんのよ・・・・・・・・・・・」
さてさて、どうなっちゃうんでしょうね?
見ての通り、あれの作者の方、勝手に使わせてもらっちゃいました
すいません
昨日のうちに投稿しようと思っていたら書いてるうちに規制されて、今解除
For then
だんしじょしタンおかえりー&乙
あふたー良かったですよ。
ちゃんとさきちゃんを迎えに行った会長GJでした。
まっくすはぁとはさきちゃん続編ですか?
それとも別の子?
ゆきだるま
「いってきまーす!」
学校に行こうと家を出たら、隣の家の、2歳年下のりしゃこが、雪だるまを作っている最中
自分の腰くらいの高さまである大きな大きな雪玉に、スイカくらいの雪玉を乗せようと悪戦苦闘
「はい、これでいいかい?」
僕はそっと手伝って、雪だるまを完成させてやった
不恰好で、薄汚れているけど、大きくて立派な雪だるまだ
「・・・・・・・・・・・・・」
いつもは笑顔で、僕によくなついているりしゃこが、
なぜか礼も言わずに、下を向いたまま走って学校に向かった
どうしたんだろう? 一人で完成させたかったのかな?
「あの雪だるまを今すぐ壊して! お願い! 早く壊して!」
僕が学校から帰って来るのを待ち構えていたかのように、りしゃこから電話が掛かってきた
せっかく作ったのにもったいない、自分で壊せばいいじゃん、隣なんだから電話しなくても、
僕が何を言っても「早く壊せ」の一点張り
「壊してくれないと絶交だも―ん!」
そう言って電話を切っちゃった
仕方が無い、言う通りにしてやるか
スコップ片手に家を出たら、りしゃこが2階の窓から覗いている
僕は気付かないフリをして、雪だるまを壊し始めた
上の玉を壊し終え、下の玉を砕いたら、中心あたりから封筒がそえられた袋が出てきた
「義理じゃないもーん!本命だもーん!」
僕が袋を手に取ると同時に、窓から顔を出してりしゃこが言った
そうか、今日はバレンタインだったな
半日雪玉の中に入っていた封筒は、びっしょり濡れていた
中の手紙の文字は、にじんで読めなくなっていた・・・・・・・・・・・
色の違う、太いペンで大きく書かれた『ダ・イ・ス・キ』の文字以外は
948 :
名無し募集中。。。:05/02/14 16:26:35 0
そういうのは専用スレがあるだろ
>>944 レス遅れてすいません。
設定使っていただいて、ありがとうございます。すごく嬉しいです。
これまでの作品は全部読んでますが、引き出しが多くて羨ましい限りです。
951 :
名無し募集中。。。:05/02/14 16:55:42 0
>>940 どうしようかねぇ
その後の話だから短編のほうに載せるのも微妙だよね
953 :
名無し募集中。。。:05/02/14 17:19:40 0
じゃそういうことでよろしく!
わくわく
次スレじゃちゃんとあらすじをテンプレに入れてくれ
だんしじょしタンきてたー(゙゚∀゚)ー!!
幼馴染
中学生になってから、不自然になっていた私とあなた
幼馴染の恋愛って上手くいかないって本に書いてあったけどそんな事無いよね
中一の時、私のチョコを隠すようにすぐカバンにしまったよね
中二の時、あなたが、矢島さんに振られたって話を噂で聞いた
なぜだか涙が出てきた
持ってきたチョコは私のカバンの中から出ることは無かった
もう、一緒に帰るなんて出来ないと思っていた
小学校の時、私に告白してくれた想いは、何処に行ってしまったんだろう
守ってくれるって言ったじゃない
別々の高校に進学する私とあなた
最後のチャンスと思って、初めて手作りチョコを作ってみた
学校では渡せなかった、もうおしまいかな私の初恋
一人で帰る道
曲がり角にあなたがいた
ちょっと照れくさそうに私を見た
「あのさ、お前、俺に渡すもの無い」
私は泣きながら抱きついていた
「ずっと、寂しかったんだよ・・・」
「ごめん、ちなみ」
そっと二人は唇を重ねた
もう、二度と離さないでね・・・
言っちゃ悪いが…
こんな男の子都合で作り上げた女の子の世界の、
ポエムもどきの短編なんかで、
なぜ涙が出てくるんだ………
959 :
名無し募集中。。。:05/02/14 20:25:39 0
千奈子…
そろそろか
それでいいね
2月14日特別企画
【バレンタイン〜玉田編〜】
「ねえ、玉田」
「なに?」
「前のバレンタインデーの事覚えてる?」
「ん〜…あんまり」
「私がチョコあげた事も?」
「千奈美、俺にくれたっけ?」
「やっぱ分かんなかったかぁ…」
「…おい。まさかアレ、お前だったのか?」
〜2月14日〜
「玉田ったら、随分と貰ってんねぇ」千奈美が僕のチョコでいっぱいのランドセルを叩いた。
「まあ俺はモテるからな」
「あんたの何処が良いんだか全然分かんない!」
「うるせーよ!お前のチョコなんて期待してねーから良いんだよ!」
「…どーせあんたになんてあげませんー。あ、○○!はいチョコ!」
「別に…千奈美のなんていらねーし…」
○○達にチロルチョコを配る千奈美を見ながら呟いた。
放課後、千奈美はチョコをくれる事は無く早々と帰っていった。
クラスのほとんどの女子がくれたんだ。別にいいじゃないか。千奈美一人ぐらい…
掃除当番は僕と友理奈ちゃんだった。
二人で残って掃除していたが、当時は友理奈ちゃんの事はそこまで気にしていなかった。
立てられんかった
誰かよろしく
わかった
やってみる
>>965 「玉田君すごいねー全員から貰ったんじゃない?」
「ほとんどね」
「玉田君は義理チョコいっぱい貰うのと、本命一個貰うのどっちが良い?」
「え…?そんなの本命一個に決まってんじゃん!」
「じゃあ本命貰った?」
「多分…これ全部義理だと思う…」
「そっか…なら良かった…」
「え?どういう意味?」
「…ううん!なんでもない!あ、あたしこれから用事あるから先帰るね!」
「おい、掃除…」
結局僕は一人で帰る事となった。
チョコで重くなったランドセルを揺らしながら下駄箱を開けると、何かが入っていた。
リボンで飾られた、可愛い袋だった。
「チョコ…だよな…」
家に帰って開けてみると、それにはチロルチョコが沢山詰まっていた。
そして、手紙のような紙が一枚入っていた。
>>968 『玉田の良い所
1 サッカーが上手い!
2 カッコイイ!
3 優しい!
4 いっつも笑顔!
5 あと全部!
あんたの良い所はいっぱいあるよ。これからもヨロシク!』
誰からも分からない、愛の告白ともなんとも言えない文章がそこにはあった。
「…という訳で、あのチョコは私があげたのでした〜」
「俺ずっとあれ友理奈ちゃんだと思ってた…あの時から友理奈ちゃんの事気になりだしたんだよなー…」
「なにそれ〜!」
〜fin〜
あらすじ その5
【ギャンブラー】
ポーカーで巻き上げた俺の金を返してきた桃子が、俺に持ちかけたギャンブルとは?
【妖精の奇跡・アイリーンの1週間】
妖精アイリーンと過ごした素敵な1週間と、悲しすぎる別れ・・・・・・・ティッシュorハンカチ必須
【少女】
妻と娘を亡くした私が、繁華街で出会った謎の少女、舞ちゃんの目的と正体は・・・・・・?
【一輪車】(【蝉】続編、【プレゼント】のシリーズ)
スポーツ万能の俺が、一輪車で負けてしまった相手は、ちっちゃくて、ちょっと頼りない萩原だった
【再開】
ふらりと立ち寄った母校で、私は熊井さんと再開するが・・・・・・・・
【Bye Bye またね】(旧題【下宿編】連載中)
両親の都合で僕は裕子おばさんの家に預けられたが、そこには僕と同い年くらいの女の子が何人も下宿していた
誤爆すまん
次スレからテンプレに「茉麻のノーブラ画像はありません」って入れる?
× 再開
○ 再会
あちゃー
これは前々スレくらいからそのままコピペなのに今ごろ気付くとは・・・・・
975 :
名無し募集中。。。:05/02/14 21:36:32 0
>>636 遅筆御免
舞美にもっと近づくにはどうしたらいいだろう?
単刀直入に告白してみるべきだろうか。いやいや、彼女は
気位が高そうだ。この前、招待された時だって僕は彼女に
好印象を与えるどころかふがいなさを露呈しただけだった。
とてもうまくいくとは思えない。
ここはひとつ、僕がいいところを見せてからの方が賢明だろう。
桃子はというと… 様子がおかしかったのはあの時だけで
それ以来いつもの彼女に戻っていた。やっぱり僕の思い過ごしだったのだろうか。
「はい、これ。桃子ちゃんを誘ってみたらどう?」
以前母が福引で引き当てたホテルのディナーショーの招待券。
母は気を利かせて僕に譲ってくれた。
ピアノ演奏を聴きながらの晩餐、僕らにとってはおあつらえ向きだ。
桃子には悪いけど、この前のお礼も兼ねて舞美を誘ってみよう。
976 :
名無し募集中。。。:05/02/14 21:48:12 0
>>975 断られるかもと心配ではあったが、舞美はよい返事をくれたので
僕は天にも昇るような気持ちだった。
従兄弟の結婚式へ着ていった一張羅の背広で
『恋焦がれる人』とホテルへと向かう。
大広間の入り口でタキシードを着た人が礼儀正しく僕達を迎え
ウェイターが用意された席へと案内する。
優雅と贅沢に満ちた空間がそこにはあった。
「○○君て、凄い場所知ってるんだね。見直しちゃった♪」
彼女もこういう所は初めてのようだった。
僕を見る目が違ってきているように見える。
ウェイターがメニューを持ってくると、僕が招待券を差し出す。
「この券ですと、オードブルのみとなりますが。」
(なんだって…。全て含まれているんじゃないのかよ。
そんな事は券のどこにも書いてなかったじゃないか、インチキだ!)
僕一人ならどうにでもなる状況だが、舞美を連れ添っている。
ここは彼女が安くあげてくれる事をただ祈るしかない。
新スレが即死しないように適当にレスつけてくれ
話すネタが無いなら今更書きにくい古い作品の感想とかでいいから
そんな焦らなくてもすぐ落ちはしないよ
979 :
名無し募集中。。。:05/02/14 22:04:04 0
>>976 「ヒレステーキとオニオンスープ、それと海老ドリアを…。」
僕の気も知らず、遠慮なくオーダーする彼女。
幸福感が焦燥感へと暗転し、料理の味も、ピアノ演奏にも
僕の感覚が働く事はなくなっていた。
楽しい、いやもとい苦しい時間もやっと終わり
伝票を差し出された時、僕は愕然となった。
(家に電話をかけようか…。いや、とりあえず恥を忍んで舞美に頭をさげよう。)
蔑んだ目で僕にクレジットカードを差し出す舞美。
借りたお金は後で返す事となった。この場は凌ぐ事ができたものの、
僕にとって痛手となる結果になってしまった。
窮地に立たされてしまったけれど、まだふられた訳じゃない。
僕にはピアノがある、これを活用しない手はないじゃないか!
僕は自分を奮い立たせた、というよりもむしろ自暴自棄になっていただけかもしれない。
次の日、僕は放課後に舞美を体育館へ来てくれるように言った。
勢いとはいえ、僕が愚か者であったと思い知らされるとも知らずに…。
いや、こっちのスレの進みが遅いのが気になるんだよね
下手したらこのスレが朝までもっちゃいそうで
小学生がカードを持つ時代
982 :
名無し募集中。。。:05/02/14 22:16:27 0
>>979 「好きなんだ、僕と付き合ってください!」
弾くのに自信のある、ショパンの『幻想即興曲』を弾き終えて言った。
舞美はしばらく何かを考えた後、
「ごめんなさい、おつきあいできません。
それと今の曲、私の気を引くために弾いたのだろうけど
選曲をまちがったんじゃない?演奏も凄かったけど
つまらなくて何の印象も残らない感じだったよ。
もういいかな、じゃ私行くね。」
彼女を引きとめようとしたけど、声にならない。
ただ呆然と後姿を目で追う。
燃え盛る炎が一瞬のうちに消えてしまうようだった。
僕の、舞美への恋は幕を閉じる事となる。それと同時に
僕のアイデンティティである『ピアノ』も否定された。
それじゃ一体、僕が今までやってきた事はなんだったんだろう…。
小学生の間ではカードが大流行だぞ
ル ’ー’リ<意味が違うぞ
985 :
名無し募集中。。。:05/02/14 22:21:45 0
>>982に書き忘れたけどとりあえずここまで つづく
>>981 中学生という設定にしてあるよ
まぁ、どっちにしろ大差ないけどねw
986 :
名無し募集中。。。:05/02/14 22:25:19 0
つっこみ王桃子様
987 :
名無し募集中。。。:05/02/14 22:36:46 0
タイトルやっと決まった。
まとめサイトの人、「恋のEtude」でお願いします
988 :
名無し募集中。。。:05/02/14 22:40:41 0
>>リア消だったら誰に告ってた
これにマジレスする奴はもういない。。。
ちょっと遅れたけど〜
>>871さん、訂正教えてくれてありがと〜!
スレが1000行く前に言えて良かったw
990 :
名無し募集中。。。:05/02/14 22:42:49 0
スレタイ変えたら見失う奴が現れる
まとめサイトがあるからたぶん大丈夫だけど
まとめサイトの中の人が見失ったら・・・・・・・・・・・・・
992 :
名無し募集中。。。:05/02/14 22:44:45 0
さすがのつっこみ王桃子様も絶句ですな
993 :
名無し募集中。。。:05/02/14 22:51:24 0
とりあえず埋めるか?
だな
995 :
名無し募集中。。。:05/02/14 22:52:27 0
ル ’ー’リ<桃子!桃子!ワタシはぴーちっち!!
996 :
名無し募集中。。。:05/02/14 22:52:44 0
ル ’ー’リ<桃子!桃子!ワタシはぴーちっち!!
997 :
p2053-ipbf208sapodori.hokkaido.ocn.ne.jp:05/02/14 22:52:56 0
ル ’ー’リ<1000
998 :
名無し募集中。。。:05/02/14 22:52:57 0
ル ’ー’リ<桃子!桃子!ワタシはぴーちっち!!
雛乃つばめ
1000 :
名無し募集中。。。:05/02/14 22:53:23 0
ル ’ー’リ<桃子!桃子!ワタシはぴーちっち!!
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。