妖怪クロスオーバー総合 弐ノ巻

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482創る名無しに見る名無し:2009/08/06(木) 00:59:06 ID:SripvwTK
    
483創る名無しに見る名無し:2009/08/06(木) 00:59:55 ID:SripvwTK
     
484京都騒乱 ◆.7EVb32OnU :2009/08/06(木) 01:01:37 ID:433g2MCF
「(下手すぎるのになんか輝いてるよな。いっそ清々しささえ感じるわ……)」
「(こんなとこであそこまで夢中になって歌えないよな…。なんか格好良く思えてきた)」
「ひーとーつにーなれるのぅさぁ えぇいえんにーなれるのぉさぁー! ……センキュー!!」

 誰もいない場所に向かって手を振る男を見て、二人は痛々しい目で男をそっと見守っている。
 二人の目は可哀相な子を見る目になっているが、男は相変わらずマイワールド(自分の世界)に入っている。

「次はEXILE…いや、福山雅治で『桜坂』だな。EXILEはもうちょっとテンション上がってからだなー」
「(EXILE聞いてみたくない? なに歌うつもりだったんだろ?)」
「(それよりもまだテンション上がるらしいぞ。っていうかまだ歌う気らしいし…)」

 ぼそぼそと小声で話しつつ、二人はそっと男の背中を見守っている。
 男はゆっくりと足でリズムを取ると、静かに歌い出した。
 明後日の方向に向かって歌う男と、後ろから見守る観客が二名。
 一人ジャイアンリサイタルは小さなコンサートに変わり、男の歌声が夜の闇に響き渡った。



「センキュー! センキュー! ……いやーやっぱCHEMISTRYは高いなぁおい! んじゃあ次はちょっと
方向変えて嵐でも歌っちゃうかー!! やべーチョー気持ちィー!!」

 爽やかな笑顔で男が一人で喋るのを、背後の観客二名はずっと眺めていた。
 桜坂から都合4曲、次こそはEXILEだろうと待ち続け、何故かCHEMISTRYを聞く羽目になっていた。
 最初は声をかけようか迷っていたが、なんとなくEXILEが聞きたいという理由で、ずっと男の歌を聴いていたのだ。

「(ねぇ、もう疲れたんだけど…)」
「(ああ、正直俺ももういいかなーと。それにアイツEXILE忘れてないか?)」

 二人はしゃがみこんでボケーッと男を眺めている。頬杖をついて、なんでこんなことになってんだろうという顔だ。

「(ねぇ、しょうけら。この歌終わったらどうする? 話しかける?)」
「(……夜雀よ、お前があの男だとしてさ、これだけ熱唱してたのをずっと後ろで聞かれてたって
場合だったら、お前どうする?)」
「(……恥ずかしくて死にたくなるわね)」
「(だろ? だからさ、ここはそっと帰ろう)」

 二人は頷きあうと、そっと立ち上がって――振り付けで後ろを向いた男と目があった。

485創る名無しに見る名無し:2009/08/06(木) 01:02:26 ID:SripvwTK
    
486京都騒乱 ◆.7EVb32OnU :2009/08/06(木) 01:03:20 ID:433g2MCF
「……」
「……」
「……」

 沈黙が三人の間を支配する。さっきまで騒々しかった歌声が止み、そのせいか恐ろしく静かに感じる。
 男は上体を捻らせ、首だけ後ろを向いている。夜雀としょうけらは、そんな男と向き合っていた。
 痛いくらいの沈黙。男は頭の中が処理しきれていないのか、口を開いたまま硬直している。二人は
そんな男を見て、気まずさと申し訳なさで、つい目を逸らしてしまった。
 二人が目を逸らしたのを見てか、男の顔に表情がもどる。

「え、えっと……い、いつから、そこに?」

 正直に答えて良いものかどうか迷ったが、早いか遅いかに大して差はないだろうと二人は判断した。

「えぇっと……二曲目の最初辺りから、かな?」

 ぽく、ぽく、ぽく、ちーん。そんな音が聞こえた気がした。

「ああああ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッッ!!!」

 男は顔を両手で抑えると、絶叫しながらバタバタと道の上を転がり回った。

「ご、ごめんなさい! なんか気持ちよさそうに歌ってたからつい」
「ついじゃねーよついじゃよおおぉぉぉッ!! うわあぁぁぁぁ死にてええぇぇぇぇ!!」
「だ、大丈夫だって! 福山の桜坂は上手かったから!」

 じたばたもがいていた男がピタリッ、と止まった。
 しょうけらが褒めたのが良しと判断したのか、夜雀も口を合わせる。

「そ、そうよ、すごく上手かったわ! その次のミスチルも良かったわよ!」
「……マジで?」
「マジマジ! だから黙って聞いてたんだって」

 慌てて二人が褒める。途中歌詞を忘れたらしく鼻歌で誤魔化していたのは言わなかった。
 男はしばらく黙っていると、すくっと立ち上がって、

「途中歌詞忘れてたけどな……」

 と、ぼそりと呟いた。

「……」
「……」
「……」

 痛々しい沈黙が、再び三人の間を流れた。



 三人から離れた場所から、ひっそりと隠れている影が一つ。その影は木の上から気配を殺し、その場を静観している。
 三人を見つめる視線は鋭く、鋭利な刃物のようだが殺意は感じられない。
 影は静かに男の顔を見ている。

「――あれは大嶽丸じゃねぇか。それにあっちは夜雀にしょうけら。なんで生きてるんだ?」

 大嶽丸(おおたけまる)――かつて京で暴れまわった鬼の姿を見つめたまま、影――朱の盆(しゅのぼん)
は静かに三人を眺めていた。

「相変わらず歌が下手だなぁ…」
487創る名無しに見る名無し:2009/08/06(木) 01:03:22 ID:SripvwTK
    
488創る名無しに見る名無し:2009/08/06(木) 01:04:58 ID:SripvwTK
    
489京都騒乱 ◆.7EVb32OnU :2009/08/06(木) 01:06:04 ID:433g2MCF
投下終了です。なんか一斉に登場人物増えてきました

登場人物・参考文献・Wikipedia

鞍馬天狗
濡女
小豆磨ぎ
石ノ目(乙一)
雷獣
隠神形部
山ン本五郎左衛門(名前だけ)
大嶽丸
夜雀
しょうけら
朱の盆

当初の設定とは全てが大きく変わって登場。
・雷獣は鵺と出る予定だった
・大嶽丸は当初色物じゃなく格好良かった
・夜雀、しょうけらはもっとおどろおどろしいキャラだった
・朱の盆はまだ登場する予定じゃなかった

なんで大嶽丸がこんなキャラに……

次回は大嶽丸は放っておいて再び酒呑童子と女郎蜘蛛が登場です
…この二人とも当初の設定とは違うんだよなぁ…

490創る名無しに見る名無し:2009/08/06(木) 01:06:05 ID:SripvwTK
   
491創る名無しに見る名無し:2009/08/06(木) 01:06:54 ID:SripvwTK
投下乙ー
492 ◆.7EVb32OnU :2009/08/06(木) 01:12:42 ID:433g2MCF
>>491
支援感謝です。あざーす!

あと酒呑童子と餓鬼の絵あざーす!まだ見れてないけど超嬉しいです!
493創る名無しに見る名無し:2009/08/06(木) 01:16:32 ID:SripvwTK
なぜ特定されてしまったのかわからないんだがw
どういたしまして、毎度楽しみに読ませていただいてますです
494 ◆.7EVb32OnU :2009/08/06(木) 01:21:22 ID:433g2MCF
マジで!?絵を書いてくれた人だったとは思わなんだですw
495創る名無しに見る名無し:2009/08/06(木) 01:26:26 ID:SripvwTK
偶然かw
496創る名無しに見る名無し:2009/08/06(木) 08:08:50 ID:m0uTmQbz
乙です!
シリアスとギャグのギャップがたまらんw
これからの展開に期待
そろそろ容量が気になってきたね
ウィキに載せたほうがいいんだが
497創る名無しに見る名無し:2009/08/06(木) 19:32:44 ID:SripvwTK
>>469
http://loda.jp/mitemite/?id=307.jpg
濡れ女
ラフでは左側に鞍馬天狗がいたんだけど結局描かなかったとサ。
498 ◆.7EVb32OnU :2009/08/07(金) 23:24:18 ID:AGkajd7C
あざっす!あざーっす!
(翻訳)ありがとうございます!自分が書いた物のキャラの絵を描いてもらってとても嬉しいです!
あざーす!あざーっす!
(翻訳)一言御礼申し上げたく書き込みをさせていただきました。ありがとうございます。
499創る名無しに見る名無し:2009/08/11(火) 22:14:51 ID:En2Inxs2
保守!
500創る名無しに見る名無し:2009/08/12(水) 12:32:30 ID:tHfXDeUW
>>497
髪の濡れた感じとか質感出てていいです!
ちょっと胸大きめ!?
上手い絵描けてうらやましいです
501創る名無しに見る名無し:2009/08/16(日) 07:48:18 ID:aPNJ8/r4
文に絵に乙乙です
そろそろ次スレの話などしつつ、このスレは落とさないでしばらく残しておいたらどうでしょ
WIKIにまだ守って守護紅門しか載せられてないので
女二人は次スレに貼ってもらえんでしょうか
502創る名無しに見る名無し:2009/08/17(月) 18:13:52 ID:MnmjsnWh
まだ半分も残ってるけど次スレか。容量はどれくらい残ってるんだろ?
503創る名無しに見る名無し:2009/08/17(月) 20:24:27 ID:M2aqtB11
今457
480越えて少しすると落ちるっぽい
そろそろやね
504創る名無しに見る名無し:2009/08/18(火) 01:07:01 ID:OdzAdBgP
過疎っぽいがなんだかんだで500で次スレまで行くってのは凄いよな
そんだけ投下が多い証拠でもあるしこの板で3スレ目まで続くのは少ないだろ
もう少し書き手が増えればもっと活気づくんだろうな
505創る名無しに見る名無し:2009/08/20(木) 11:40:38 ID:/M8Ui3Xk
そういえば「外へと続く道の怪談」の続きまだかな・・・・
506創る名無しに見る名無し:2009/08/20(木) 23:40:50 ID:g4JO8v1/
>>505
俺も続き気になってた

もしかしたら作者妖怪に喰われてるかもしれんな。こう、モニュリと頭から丸ごと・・・
507創る名無しに見る名無し:2009/08/23(日) 09:27:51 ID:+XYACgw6
スレタイ:
妖怪クロスオーバー総合 参の巻
本文:
妖怪の一次創作・二次創作等を幅広く扱うスレです。
小説・SSから漫画・イラストまで何でもどうぞ。

有名作の個別専用スレが立った場合は
そちらに移動するかどうかは各自判断で。
とりあえず、スレが立つまでは全部ここで受け入れる方向で。

【まとめwiki】
http://www1.atwiki.jp/souhatsu_youkai/

【前スレ】
妖怪クロスオーバー総合 弐ノ巻
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1231753682/

【前前スレ】(乱立スレを再利用しました)
妖怪バトルロワイアル
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1221929601/

【関連スレ】
私メリーさん
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1226239443/
508創る名無しに見る名無し:2009/08/23(日) 09:29:44 ID:+XYACgw6
これでよければ依頼してきていいでしょうか
509創る名無しに見る名無し:2009/08/23(日) 09:31:09 ID:+XYACgw6
あ、参のじゃなくて参ノか
そこだけ直します
510創る名無しに見る名無し:2009/08/23(日) 12:57:22 ID:WSIFtHz7
俺はいいと思う
511創る名無しに見る名無し:2009/08/23(日) 13:02:53 ID:bsHkgDa8
うん、賛成
512創る名無しに見る名無し:2009/08/23(日) 21:43:19 ID:hfS0ElC+
私は一向にかまわんッ!!
513創る名無しに見る名無し:2009/08/23(日) 21:53:29 ID:+XYACgw6
お願いしてきますた
514創る名無しに見る名無し:2009/08/25(火) 18:34:47 ID:+2hCnJ9d
立ててもらえんね…… 依頼スレ上げてこようか
515創る名無しに見る名無し:2009/08/25(火) 22:09:34 ID:63eHVgxg
全て他人任せの現代っ子なんでお任せします

っつうかスレ立てるやり方知ってれば自分で立てるんだけどね…
516創る名無しに見る名無し:2009/08/25(火) 22:14:41 ID:AFVO2rzC
>>515
一般ブラウザなら「創作発表板」のトップから立てられるよ
専用ブラウザなら板を開いて、「新規スレッド投稿」とかそういうのがあるはず。

俺は最近別のスレを立てたので立てられないんだな……

>>514は結局上げてないようなので上げてきます
517創る名無しに見る名無し:2009/08/25(火) 22:18:30 ID:+2hCnJ9d
ご、ごめ おんそく
なんかアクセス悪いようで…
518創る名無しに見る名無し:2009/08/25(火) 22:18:48 ID:AFVO2rzC
遅れてageてしまった俺カコワルイ
リロードしてなかっただけか…orz


それはそうと立ったとしてもこの後40kbを消費しないと移れないけど
519創る名無しに見る名無し:2009/08/25(火) 22:19:48 ID:AFVO2rzC
>>517
いえいえ申し訳ない
リロード忘れが最近激しいもので
520創る名無しに見る名無し:2009/08/25(火) 22:21:02 ID:uCDvLzJi
妖怪クロスオーバー 参ノ巻
ttp://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1251206412/l50

依頼につき立てました
521創る名無しに見る名無し:2009/08/25(火) 22:22:05 ID:+2hCnJ9d
なんかレスがかぶってしまうねw
このスレの投下まだWIKIに全部載せられてないので
できたら残しといてほしいんですが
522創る名無しに見る名無し:2009/08/25(火) 22:26:27 ID:AFVO2rzC
把握です
とりあえず後20KB近くは余裕があるので即落ちることはないと思います

>>520
乙です!
523創る名無しに見る名無し:2009/08/25(火) 22:27:39 ID:+2hCnJ9d
>>520
乙です!
新規の書き手さん、長めの投下は次スレでお願いしたい
524名無しさん@そうだ選挙に行こう:2009/08/30(日) 15:33:46 ID:GOxmghsq
>>368-369
の続き
525名無しさん@そうだ選挙に行こう:2009/08/30(日) 15:34:41 ID:GOxmghsq
 岩手の海岸、ザンビアたちは潮風に髪を乱していた。
 南方妖怪のアササボンサンたちが歌い踊る。
「ウッハウッハー! ウッハウッハー! ウッハウッハー! ハー!」
「ポー!」
 妖怪アカマタは哀しげなため息をもらした。
 彼ら南方妖怪は今、大麻の栽培・密輸で生計をたてている。
「麻薬中毒であいつらはずっとあの調子だ。
 俺だけは大麻はやらないから、まともでいるが……」
 だが、アカマタは長い間、悪夢の中にいる気がしていた。

「岩手には雪女郎たちの売春宿がある。地図と紹介状だ。そこから青森に行くといい。
じゃあな」
 アカマタはザンビアに紙を差しだした。
「……ありがと」
 ザンビアは複雑な表情で受け取ると、ドラキュラ三世、
ワイルドとともに目的地をめざした。
 アカマタは西洋妖怪の背を見送り、売人のもとへと蛇の尾を動かした。
「今度の商売相手は芸能関係か。面倒なことにならなきゃいいが……」
 未来を憂い、また鬼太郎と運動会で競った過去を思い、アカマタは首を振る。

「どうしてこんなことになっちまったんだろうなあ。鬼太郎……」
 自嘲の笑みすら作れず、アカマタは曇った空を見上げるしかなかった。
526絶滅:2009/08/30(日) 15:36:28 ID:GOxmghsq
 動物園の隅にあるプレハブの展示場は流行らず、ねこ娘は退屈していた。
「どうしてこんなことになっちゃったのかしら」
 剥製や骨格標本を見渡し、ねこ娘は小さくため息をつく。
 ニホンオオカミ、ドードー鳥などと書かれたプレートが置かれている。
 あるアイドルが先日、公園で裸になって逮捕され、大麻所持で再逮捕された。
 つきあいのあったねこ娘はとばっちりで、動物園に設置された
絶滅動物記念館の担当に飛ばされてしまった。
 おかげで獣臭さからは解放されたが、退屈で仕方がない。
 ローマ法王来日にあわせた、動物愛護団体向けの施設だが、
いかにも間に合わせだった。
 要するに、ねこ娘は左遷されたのだ。

 昼前に、新しい剥製が搬入された。
 ハンコを押し、業者を見送ると、ねこ娘は箱を開け緩衝材を取りのぞく。
「何の動物かしら……」
 つぶやいてみたあと、剥製を見てねこ娘は気をうしないそうになった。
「そんな……うそよ……ああ……」
 ねこ娘はその場に座り込んだ。プレートには、

『ニホンカワウソ』

 とだけ書かれてあった。
「ああ……かわうそ!」
 間違いなく、その剥製はかつての友、かわうそであった。
「どうして、どうしてこんなことに……」
 ねこ娘の目から床に涙が落ちる。

「鬼太郎……どうしてこうなったの? あんた何してるの……?」
527名無しさん@そうだ選挙に行こう:2009/08/30(日) 15:37:31 ID:GOxmghsq
はじめのやつタイトルつけわすれちった
こんくらいの投下なら容量大丈夫だよね
528名無しさん@そうだ選挙に行こう:2009/08/30(日) 19:00:44 ID:j4r0S5uR
今465kb
余裕余裕
529東方女難相1の0:2010/03/07(日) 23:28:06 ID:1w205a53
いつも読んでます。
これまでも良かったけど、最近好きな作品が更にクロスして
どんどん展開が素敵になるのでここで私も久々の支援投下です。
が、最後まで書き終わらなかった……

***

次の作品にはほぼオリキャラが登場するので注意。
ラスボスと主人公をめぐり合わせる展開で
うまく原作を使えなかった……
一応、出展で無理矢理原作と紐付けてるけど9割9分オリ設定です。

***

だいぶブランクがあったのであらすじ
(一年以上経ってたのかよ!
 まあ、他にいくつか短編は投下してたけど……orz)

吸血鬼の館で門番をしている妖怪
紅美鈴@東方project、主に紅魔郷や非想天則 は、
自分が現職に就く前の遠い昔に
人間の夏目レイコ@夏目友人帳 と主従の契約を結んでいた事を思い出し、
妖怪である事を偽ってレイコの孫、夏目貴志と接触する。
親しくなっていく二人だったが、
ある日、
貴志が東方project・夏目友人帳どちらの世界観にもそぐわない
正体不明の凶悪妖怪、キューコン女@不安の種 に襲われ、
命を奪われる寸前まで追い込まれてしまう。
主人を救うため、美鈴は貴志の目の前で妖怪の力を発揮し、
キューコン女を葬り去った。
だが、やはり二作品には存在しないような、
強い悪意の眼差しがその光景を捉えていたのだった……
530創る名無しに見る名無し:2010/06/07(月) 00:16:46 ID:1h27udo2
支援age
531創る名無しに見る名無し
次スレあるよ