【全年齢】ショタとお兄さん【出張版】

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1名無しさん@お腹いっぱい。
ショタ×ショタだろうが、ショタ×おっさんだろうが、
あなたがショタとお兄さんだと思うものならスレテーマに沿っています。
だからといって「ワシらも60年ぐらい前はショタっ子でならしたモンよ」
と豪語する兄(78)と弟(76)の絡み、とかいうのは勘弁な!

投下は二次・オリジナル問わず、
ストーリー重視・萌え重視・ショタ受・ショタ攻・SF・妖怪・擬人化etc…
全年齢向けということを忘れなければどんな作品でもおk。
但し二次モノ投下の際はできるだけ元ネタの表記をお願いします。
また、人を選ぶ要素がある場合は前書きに明記して下さい。
(例:ショタ攻め、鬱要素有り等)

・sage進行推奨。荒らしと広告は各自でスルー。
・次スレは>>950、またはスレ容量480KB辺りで適宜建てること。
2名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/09(木) 21:12:39 ID:etAEkf3S
ロリババァの対抗スレっすか?
3名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/09(木) 21:36:59 ID:+NIngkSH
出張版ってことは元のスレがあると思うんだが
4名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/11(土) 09:28:07 ID:WVCiWpyS
もとはエロパロ板かな?
何にせよエロがかけずに指をくわえていた身としてはktkrと言わざるを得ない
5名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/11(土) 14:28:59 ID:gWk/sRNS
これは期待
6名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/11(土) 14:37:14 ID:IFOUfQmF
なるほど、エロパロに本スレがあるのか
7名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/13(月) 09:02:45 ID:UA1uyEHA
アニキ同士の絡みを書くスレはないのか
8名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/13(月) 16:29:30 ID:Zz/8H4FO
アニキ同士だと今は職人が気軽にスレか他に行き場所の無い作品スレだろーか
ところで、別に絡みでなくてショタ+お兄さん的でもおkかなこのスレ
9名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/13(月) 19:12:33 ID:aFF0KEpq
おkなんじゃね?
10名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/15(水) 21:39:58 ID:mRl7BAlH
SSをかく時間がとれない腹いせにみんなの好きショタを聞いてみるテスト
どんなタイプが好きかね?因みに自分はちょっと引っ込み思案な子
11名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/15(水) 21:50:49 ID:lrpHhrZu
ああショタは好きだね
しかし残念、語るにはこの余白は狭すぎる
12名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/15(水) 21:51:31 ID:StLutvtS
引っ込み思案で羞恥心が強くて、でも感度が良過ぎて我を失っちゃう子。
眼鏡っ子の秀才タイプも好きかも。オレンジパーカーの似合う子とか・・・
はははwwオレ言いだすとキリねーわw
13名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/15(水) 21:54:08 ID:THb34rrA
やっぱ恥じらいがないとな。
全裸で堂々としてるショタなんて……イヤ別にいいけど……
14名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/15(水) 23:05:56 ID:5OVPMcQI
いいから黙って小説版ドラゴンクエストXを読むんだ!
15名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/16(木) 01:23:48 ID:auuhhZA1
ショタに入るかは自信ないけどGXのガロードがどストライク
なんつうか、あの声変わり直後の不安定な時期っぽい声がたまらん
16名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/20(月) 20:19:19 ID:tv3vNJGa
>13
にーちゃんお風呂いっしょに入ろー!!背中流しっこしよー!!
と走ってくる全裸ショタを受信した
でも「お風呂一人で入れる!!」と頑張るショタも捨てがたい

それはそうと、ちょっとファンタジーっぽいのを投下する
ファンタジー苦手な人はスルーしてくれ
17名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/20(月) 20:20:28 ID:tv3vNJGa
「お師匠待って!」
 ゼェゼェ息を切らせて走り続けるものの一向にリュウの背中に追いつかないし、リュウはリュウで待ってくれる気配無し。ネィはこれまでの短い人生の中で一番と言えるくらい頑張って走ったけれど、リュウの背中はますます小さくなるばかりだった。
「待って、待ってったら……あっ」
 べし、といい音を立ててネィが転んだ。しかも顔面から地面に突っ込んだ。
 派手な音が耳に届いたリュウは流石に立ち止まって後ろを振り返る。視界の先の小さなネィが、歯を食いしばって立ち上がるのが見えた。
 立ち止まっているリュウの姿を発見したネィは、ここぞとばかりに駆け寄ってくる。
「はあっ、はあっ、……お師匠、酷いです」
 丸い瞳にほんの少しの涙を浮かべてネィは訴えるが、リュウにその攻撃は効かないらしくいつもと何ら変わりのない冷たい視線を投げかけられる。裾を掴んだ手が振り払われなかっただけ僥倖だろう。
「君の足が遅いのがいけないんじゃないかな」
「で、でもこんな道で……」
 ネィは足下に視線を落とした。人の通った形跡のない山の中腹で、しかも岩肌が露出していたりとにかく歩きにくいことこの上ない。もう靴は泥だらけだし、何回か転んだのでひざ小僧にも血が滲んでいた。
「来たいと言ったのは君じゃないか」
「はい、その通りです!」
 ネィは頬を膨らませて言い切った。確かに付いていきたいと言ったのは自分だ。まだ早いというお師匠、つまりリュウを押し切る形で付いてきた。
 だって、数年に一度しか見られない現象を見に行くと言われたら、誰だって行きたいと言うに決まってるじゃないか。

「仕方ないな、ちょっと膝をお出し」
 リュウは屈んでネィの顔を覗き込んだ。ネィは訳が分からなかったものの、ご機嫌を損ねてまた置いて行かれるのは嫌だと素早くその場に座る。
 リュウは短い呪文を唱えた後ネィのひざ小僧に手をかざした。ネィの憧れる大きな手から青白い光が漏れて、あっという間にひざ小僧から痛みが飛んでいく。
 ネィが僅かに青あざの残るのみとなったひざ小僧に見とれている間に、リュウは身を離した。
「はい、終わり」
「あ、あのありがとうございます」
 ネィはぽんぽん足を払いながら立ち上がった。その様子をじっと見ていたリュウはおもむろに手を差し出す。
「はい?」
「あまり遅くなると、折角ここまで登っても見られなくなるよ」
 ネィは少しばかり首を傾げて、それからようやくリュウの言葉の意味に気付いた。丸い顔にめいっぱいの笑顔を浮かべて、リュウの大きな手を握る。
 ネィがしっかり手を握ったことを確認するとリュウはひょいと彼を抱き上げ、そのまま空いた方の手で大きく円弧を描き始めた。
「わわ、お師匠、お師匠っ?」
 バランスが取れないのかじたじたと足を動かすネィになど目もくれず、リュウは素早く空中に魔法陣を描き続ける。
「言ったろ、間に合わなくなるって」
 パシンといい音が響いて、ネィの目の前に大きな空間の亀裂ができた。ぱっくり開いた割れ目の先は真っ暗で、ネィの恐怖心を無駄に煽る。しかしリュウは一分の躊躇もせずにその亀裂へと飛び込んでしまった。
 ネィが声にならない悲鳴を上げたのは言うまでもない。

「うっ、うっ、怖かったよう……」
「初めてのワープ体験はみんなそんなものだ」
 君は魔法使いになりたいんじゃないのか、と追い打ちが掛かる。ネィは必死で涙を堪えて頷いた。こうしてちっとも優しくないリュウの弟子になったのだって、リュウがこの辺りでは一番の魔法使いだと聞いたからだ。
「ネィ」
 リュウが珍しくネィの名を呼んだ。はい、とネィは元気よく応える。
「ごらん、もうすぐ始まる」
 ネィは輝く瞳をすっと指差された先へ向ける。リュウは小さく「僕もこれが二度目なんだ」と呟いたが、もうネィの耳には届かなかった。
 ネィの視線の先で空は赤く滲み、数年に一度の天空劇が始まろうとしている。
1810/26に名無し・1001投票@詳細は自治スレ:2008/10/23(木) 23:29:32 ID:WZJrnQjx
これはいいショタとお兄さん
師弟関係っていいよな!
19名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/24(金) 00:40:55 ID:5DjI/8pX
>>17
文章に品の良さを感じる!
あなたのエロモノが是非見たい!見たい!見たい!見たいよぉぉぅ・・・。
20名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/28(火) 22:40:01 ID:cjTq33ri
age
21名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/29(水) 15:07:09 ID:/OdjZobT
本スレは賑やかなのにこっちは駄目だな・・・
22名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/29(水) 22:27:04 ID:b2ZqEooz
妄想を書き連ねていくとpink板のほうが相応しくなってしまうからな
23名無し・1001決定投票間近@詳細は自治スレ:2008/10/31(金) 08:52:34 ID:FFTeINjq
 ショタ写真家、それが俺の肩書きだ。
 美少年の写真を撮り続けて、早十年。
 撮りに撮った写真は、すべて保管してある。膨大な量になった。俺はものを捨てられな
いたちなのだ。ましてや、美少年の写真とあらば。
 最初に「男の子を撮ろう」と自覚して撮った一枚には、裏に日付が記してある。ちょう
ど十年前の九月八日。
 今年はその日に、仲間達と祝いのパーティーをした。俺の、十周年記念パーティー。数
少ない俺のショタ仲間と共に。人数は八名。男性四名、女性四名。やや少ないように思わ
れるかもしれないが、他人に言うのをはばかられる趣味であるうえに、交流範囲の小さい
俺からしてみれば、満足のいく人数だった。
 俺は軽いスピーチをした。美少年の素晴らしさについて改めて語った。「俺は二度生ま
れた。一度目はこの世に生を受けたとき。そして二度目は一枚目のショタ写真を撮ったと
きだ」これは本気でそう思っている。

 思い出す。最初の写真を撮ったときは、俺はまだ中学生だった。確か十四歳のころだ。
あのころはあまり同年代の男には興味がなかった。しかし二十四歳になった今の俺は、当
時の俺のような年頃の中学生男子に目がない。ひっきりなしに写している。それを考える
と少々気持ちが悪い気もする。また同時に、あの頃周りに居た友人達をもっと写しておけ
ばよかったという後悔の思いもある。卒業アルバムを開いてみても、つまらない写真ばか
りだ。俺ならもっといいのが撮れたはずだ。……

 俺は仲間達の前で、今後の展望を語った。すなわち、ゆくゆくは美少年総合雑誌『ショ
タNOW!』を発行したい、ということ。とにかくこれに尽きる。写真、コラム、書評、地
域情報、何でも素材はあるではないか。そして一定数の売り上げは見込めるはずだ。だが、
出版社にこの企画を持ち込んでみても、毎回一蹴されてしまう。企画自体は悪くないはず
なのだ。もしや、俺のプレゼンテーション能力が足りないのだろうか。確かに俺はそうい
うことには慣れていない、しかし情熱は誰にも負けていないはずだ。「まあ、俺は孤軍奮
闘しすぎていたのかもしれません。考えてみれば、僕にはこんなにも素晴らしい仲間たち
がいる。みなさんお忙しいのは重々承知しているけれども、ぜひとも次回、さらに企画が
具体的に固まったならば、僕と共に熱く企画提案していただきたい。夢を実現させていき
ましょう。今夜は僕のために集まっていただき、ありがとうございました」俺はそう言っ
て、スピーチを締めくくった。いささか他人行儀な気もするが、たまにはこういうのもい
いだろう。
 それから、毎度恒例、写真の発表会になった。カメラの趣味があるものが各自、自分が
撮影した最新のショタ写真を皆に数枚ずつ配った。
 俺が提出した写真は、街で見かけたひとりの男の子を写したものだ。合計二十枚程度撮
ったが、厳選して三枚にしぼった。撮影許可を得ることはしなかった。自然な表情をおさ
めたかったのだ。自分でも満足行く出来栄えだと思う。
 何しろモデルがよかった。艶やかで豊かな黒髪。絶妙な長さの前髪。長いまつげ。透き
通った瞳。白い肌。ほんのりと赤い唇。そして何より、物憂げな表情。
 彼を見つけたとき、俺の胸は高鳴った。
 少年はなにかの建物に背中を預けて立っていた。都会の喧騒のなかにあって、まるでそ
こだけ時間が止まっているようだった。いかにも非現実的な感じがした。俺はゆっくりと
カメラを取り出し、気づかれぬように撮影した。しばらくすると少年は壁に背をつけたま
ま腰をおろし、地面にぺたんと座りこんだ。ラフな体育座りのような格好で。そして視線
をぼんやりと漂わせ、目の前の雑踏に目をやった。
 俺は撮りつつ考えた。誰か人を待っているのだろうか、と。……その瞬間、俺は一刻も
早くここを去りたい気持ちになった。もし人を待っているとすれば、どのような人間が来
たところで、俺は失望してしまうだろう。俺はここを離れなくてはならない。……

 写真を見た仲間たちからの評判は上々だった。しかし、俺ほどにあの素材の素晴らしさ
を理解している者はいなかった。それが歯がゆかった。しかしそれも、俺が実際にあの少
年を見たから思うことであって、きっと俺の技術が足りないためにあの魅力を伝えきるこ
とができなかったのだろう。そう自分を納得させた。
 そして俺はしこたま飲んだ。飲みに飲んだ。いろいろな話をし、大いに笑った。何もか
もが最高の夜だった。やがて会も終わり、俺は帰路についた。

(地味に続くかも)
24名無し・1001決定投票間近@詳細は自治スレ:2008/10/31(金) 12:37:06 ID:bEUFYWwp
地味に続くかも?かも!?
何言ってんだオマエ!是非続き書いて下さいwwwwお願いします。グズン・・・
25名無し・1001決定投票間近@詳細は自治スレ:2008/10/31(金) 17:36:29 ID:0PtiOKJX
正統派ショタ
河合らしい少年愛好家
二次元の男児をこよなく愛し、時々三次元にもちょっかいを出す
性格は臆病で女嫌い。しばしば小学校の校門前の電柱などに潜んでいる

オネエショタ(オネショタ)
若い女性と絡むシチュエーション愛好家
ショタ愛好家には珍しく女性がいる

ホモショタ
古代から2ちゃんねるに住み着いているショタコン
世間から迫害されているせいか、寂しがりやで本物に手を出す確立が極めて高い
自己防衛に長けていて、自分以外は敵だと思っている
ホモショタに弄ばれた人間はショタコンになってしまう

デブショタ
太めフェチとショタ愛好家
自分に甘く他人に厳しい人間が多く、自分も大抵ピザである
自信の年齢が高くなるにつれてデブ専ホモや熊デブ親父愛好家に進化する
デブケモショタでホモという最悪パターンに進化することも

ロリショタ
ロリにチンコつけただけのハンパショタ
ロリでもショタでもいける両刀使いが多いのが特徴
性格はどっちつかずの中途半端

ケモショタ
ショタ界の癌細胞。異端。
買い専ROM専のデムパ率とホモ率が異常に高い
性格は捻れていて悪い
しつこくてウザイ
作家に進化すると大抵真人間になる
2623:2008/11/03(月) 16:51:51 ID:kDjcq2OL
>>24
ぼんやりと……構想が固まってきたような……
というわけで投下してみます
27マイルドブレンドショタ業務用(仮) 2 ◆U4jQgFN8e. :2008/11/03(月) 16:54:53 ID:kDjcq2OL
 どれだけ酔っていても、きちんと寝巻きに着替え、そして歯磨きをし、明日の準備をし
てから俺は寝る。からだに染み付いた習慣だ。
 今日もそれは変わらない。アパートへ帰るなり、俺はシャワーを浴び、そして念入りに
歯を磨く。
 で、いつもならここでさっさと寝るところだ。しかしほんの一時間前に大演説をぶった
せいか、やけに興奮して目が冴えている。
 そのとき、部屋に貼ってあるポスターが俺の目に強烈に飛び込んできた。もう既に長い
あいだ目にし続けているので、最近ではほとんど気にならないほどになってしまっていた
のだが。

 それは映画『欲望』のポスターだった。カメラを構えた男が、仰向けになっている女の
上にまたがっている。背景は鮮烈な赤。実に有名なポスターだ。

http://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/elcommun/cabinet/poster_cinema/img55479616.jpg

 まがりなりにも写真家を名乗っている自分としてはこういうものを部屋に飾るのは如何
にも安直な感じがして気恥ずかしいのだが、なんとなく貼ってしまった。そして、なんと
なくそのままにしてある。

 ……やはり酔っていると、いつもとは感性が違ってくるのだろうか。改めて新鮮な気持
ちで、俺はその赤いポスターをまじまじと眺めた。
 俺は寝るのをもう少し先延ばしにすることに決めた。ウイスキーのボトルとグラス、そ
して氷を用意し、床にあぐらをかく。たまたま氷を切らしていたのが不満ではあったもの
の、グラスに酒を注ぎ……そしてちびりちびりと飲み始める。
 ポスターを見ながら、とりとめのないことを考える。写真のこと、実家のこと、友達の
こと、芸能情報のこと、付き合っている女のこと、音楽のこと、読みかけの小説のこと。
そしてあの男の子のこと。
 そうだ、あの男の子! 驚いたことに、これほど美少年好きの俺が、飲み会が終わって
から今まで一度もあの子のことを考えなかったのだ。
 俺は急いで彼の写真を机の上から取り上げ、その約二十枚すべてを見た。
 改めて、少年の美しさ・透明感に俺は胸を打たれた。
 その中に一枚、とりわけ俺の気に入っている写真があった。他人に見せるのが惜しく、
今回のパーティーには持っていく気になれなかったものだ。
 座りこむ直前の少年が、わずかにあごをあげ、唇をかすかに開き、その眼でこちらを見
ている写真だ。人通りが多かったとは言え、カメラに気づいていたのだろうか。気づいて
いたとしても、風景撮影くらいにしか考えなかっただろうとは思うが。
 俺は、世の男の子の物憂い表情が好きだ。たまらない。今までそんな写真を数え切れな
いほど撮ってきた。とりわけ、これは格別の一枚だと思う。
「物憂い表情とは言うが、人間が一人でいるときの素の表情と何か違うのだろうか」と疑
問に思う人もいるかもしれない。「結局、特別な感情が湧いていないときの顔は、どれも
それほど違いはないじゃないか」と。俺の中では、明確に違う。今見返すと、やはりこの
少年の瞳はどこか虚ろで寂しげに見える。
 あのまま待っていれば、いずれこの少年の違った表情が見れたのだろう。そう思うと急
に、とても惜しいことをしたような気がしてきた。
 いや待て。確かにあのときは、何かが起こるのを見たくはなかったのだ。後悔しても仕
方がない。が、しかし……。
「笑った顔も、見せておくれよ」
 俺は思わずぽつりとつぶやいた。
 休日。
 俺は今、自宅から数駅はなれた街にいる。付き合っている彼女と遊ぶため、待ち合わせ
の約束をしてあるのだ。
 ちなみに、例の少年を見かけた場所ではない。できることならまたあそこへ行って張り
込みをしたいくらいなのだが、そういうわけにもいかない。
 時刻を確認する。現在、午前十時。まだ待ち合わせまでは一時間半もある。かなりの余
裕だ。俺は、道行く少年達の写真を撮るための行動を開始した。

 下は小学生から、上は高校生まで。俺の目はありとあらゆる男の子を捉え、ランク分け
する。この作業は、俺が心のスイッチをONにした瞬間から全自動でなされる。
 よし、ON。
 俺は通りを見渡した。さっそく男の子たちが視界に入る。
 あの子はB。
 こっちのはC。
 C。
 うーん、D。
 B+。惜しい。
 俺のセンサーは働き続けた。
 C。
 D。
 D。
 B。
 C。
 A! きた!
 かなり俺の好みに合致した少年が現れた。見たところ、中学生だ。隣の友人らしき男と
談笑しながら、歩いている。
 しかしなんなんだ、あの隣の奴は。実に微妙な容貌をしている。なんであんなのと一緒
に居るんだ。邪魔だ。どけやがれ。頼むから、可愛い子は可愛い子同士で群れてくれ。い
やしかし、あの可愛い子は誰とでも分け隔てなく付き合う子なんだな。そういうことだ。
ルックスがいいうえに、心も綺麗。最高じゃないか。それにしても隣の奴が邪魔だ。
 だんだん頭に血が上ってきた俺だったが、なんとか心を落ち着かせようとする。いつも
は穏やかな人間なのに、こういうときにはどうもイライラしてしまう。これでは良い写真
を撮ることなどできない。いかん、もっとメンタル面を鍛えなければ。
 ある程度心を落ち着けた俺は、立て続けに激写した。
 よし、完了。次。
 俺は別の方向へ視線を移した。
 B。
 B。
 D。
 A! またきた! 今度は小学生のようだ。
 アイスをほおばっている。食べるのが遅いためか、アイスが溶けて、たれそうになって
……、おっと、手にたれたぞ。それを困った顔で舐めとる少年。これはたまらない。いい
舌使いだ。少々天然っぽいが、それもまた良し。
 俺はまた立て続けに激写した。
 そのときだ。
「あれ? 直也くん?」
 後ろから俺の名を呼ぶ声がした。
29 ◆U4jQgFN8e. :2008/11/03(月) 22:42:31 ID:kDjcq2OL
続く。
 俺は驚き、大きな動作で振り返った。
 思ったとおり、そこにいたのは俺が最近付き合いはじめた女性、マリだった。俺の狼狽
ぶりに、向こうのほうが驚いている。
「マ、マリちゃん。びっくりしたよ。もう来てたんだ。早いね」
「うん。ちょっと街をふらつくのもいいかなと思って。でも、そんなに驚かなくても」
「いや、ごめん、ちょっとびっくりしちゃってね……」
 俺は手にもっているカメラを隠そうとしたが、もう完全に見つかっている。かえって怪
しい動作になってしまった。
「なに、写真とってたの?」
「そうだよ」俺は平静を装って言った。
「へー。そんな隠そうとしなくってもいいのに。直也くんが写真の趣味もってるって知っ
てるんだし。まさかなんか変なものでも撮ってたの?」
「やめてくれよ。風景を撮ってただけだよ。東京の雑踏って、結構好きな題材なんだ」
「そうなの。なんかいっつも見てる景色だし、面白くなさそうだけど」
「だからこそ、だよ。見慣れた風景をいかに目新しい視点で見るか、いかに面白い瞬間を
切り取るか、っていうのが写真の醍醐味なんだよ」
「なるほど〜。言われてみれば一理あるね」
 マリはにっこり笑って、俺の手を握った。「じゃあちょっと早いけど、お昼ごはんでも
食べよっか」
「うん」
 俺たちは歩き出した。
 まったく、ひやひやした。

(続く)
31名無し・1001決定投票間近@詳細は自治スレ:2008/11/06(木) 23:29:04 ID:xpcCYcOm
>>30
これは今後の展開が楽しみです。
直也は両刀なのかな?
続きたのすみにしてまんず。
32 ◆U4jQgFN8e. :2008/11/09(日) 19:55:05 ID:tkc142ob
>>31
読んでくれてありがとうございます。
では続きを……。
 俺たちは適当な店に入った。
 席に着き、料理を注文する。
 すぐさまマリはバッグから旅行雑誌を取り出し、真剣な表情で眺め始めた。
 俺は、そんなマリの顔を見た。

 向こうから告白してきて、俺が承知した。そして付き合うことになった。二ヶ月前の話
だ。
 彼女と俺は同じ大学に通う友達同士だった。それほど親しくはなかったつもりだが、向
こうは学生時代から俺のことが好きだったらしく、片思い期間はそれなりに長かったとい
う。わからない、俺の何がそんなにツボだったのだろうか。
 こちらとしては、特に気になる存在ではなった。それに、向こうが俺のことを好きだな
んて思いもしなかった。だから、告白されたときには本当に意外に思ったものだ。なんと
なくOKしてしまった、というのが正直なところだ。
 しかし付き合っているうちに、俺もだんだんと彼女のことを好きになっていった。表情
のかわいらしさにも気づいた。
「やっぱカニだよねカニ」マリが言う。
「そうだね、カニだね」
「カニカニ」
 再来週の金・土・日を使って、俺たちは北海道へ行く。マリが発案した計画だ。
 俺が北海道出身であるため、彼女は観光地案内をしてもらいたがっているらしい。しか
し正直言って俺はあまり詳しくない。名所めぐりもあまりしてこなかった。なので、ほと
んど観光人のつもりで今回の旅行を楽しみにしている。
 俺の実家に寄る予定はない。別に付き合っている女性を連れて行ったからといってどう
ということはないが、どちらかというと面倒そうだからだ。
「都会も大自然も両方行こう。きっと直也くん好みのいい写真がたくさん撮れるよ」
「そうだね、楽しみだ」
「そういえば、さっきの写真見せてよ」
 きた。
 さすがに見せるわけにはいかない。
「ちゃんといい写真だけ選り分けてから、あとでメールで送るよ。もしくはプリントして、
それあげるから」
「なんでよ。やっぱ変なもんでも撮ってたんじゃないの? 怪しいなあ」
「違うよ、ちゃんと完成品を見せたいからさ」
「いいじゃんいいじゃん、見せてくれたって。なんかだんだん本気で気になってきた」
 そのとき、料理がやってきた。
「ま、とりあえず食べよう」ああ、よかった。
「……はーい」
 しばらくとりとめのない会話が続く。
 なんだかトイレに行きたくなってきた。あたりを見回してトイレを探す。
「トイレ? うしろ」マリが言う。
 見てみると、確かにトイレの入り口は俺の後方にあった。「ありがと」俺は席を立ち、
荷物を持ってトイレに入った。
 別になにか使用するわけではない。ただカメラをあの席に置いておくのが危険だと思っ
たから、まとめて持ってきたのだ。まさか勝手に見たりはしないだろうが、念には念を入
れておく。
 俺は用を足し、席に戻った。そして床に荷物を置く。
 また食事と会話が続く。
 今度はマリがトイレに行き、俺は一人で食事を続けた。
 彼女が帰ってくるまで、案外長い時間がかかった。
 やっと帰ってきたマリ。俺の向かいの席に腰を下ろす彼女の手には、俺のカメラがあっ
た。俺は目を疑った。心臓が凍りついた。
「わ、何で」
 どのタイミングでとったんだ?
 まったくそれはわからないが、とにかく今カメラは彼女の手の中にある。
 ……まさか中を見たのか?
 俺はなるべく狼狽した様子を見せないように努力しながら、言った。
「やるじゃないか。さあ返しなさい」
「直也くん鈍いね。死角にあったし、気づかれずに取れそうだったからちょっと悪さして
みたの」マリは笑い、カメラを俺に差し出した。
「いや、ビックリしたよ」俺はカメラを受け取りながら言った。荷物を俺のすぐ横におか
ず、うしろに置いたのがまずかった。
 しかし彼女の顔を見る限り、今とったばかりで、中を見てはいないようだ。俺は胸をな
でおろした。
 そして考える。次回からはこんな危ない目に遭わないようにしなければならない。人と
待ち合わせをする前にはよほどのことがない限り撮影をしないようにしなければ。今回の
ように、いつ撮影現場を見られるかわからないのだ。

 俺たちは店を出た。そして街を歩いた。
 ひどく肝を冷やしたせいで、俺はまる一日、いまいち楽しむことができなかった。その
様子が伝わってしまったのだろう、マリもぎこちない様子だった。
 途中、俺はあえてカメラのことにも触れた。「なんてことのない風景を撮っているだけ
だが、作品として完成するまでは過程を見られたくないんだ。君も、親に勝手に部屋を片
付けられるのは嫌だろ、別にやましいものは置いてないとしてもさ」そんなことを喋った。
「別に悪いことをしているわけではないが、詮索されるのを好まない男」という設定で。
 喋りながら、なんで俺はこんなに必死になっているんだろうと悲しくなってしまった。

(続く)
36創る名無しに見る名無し:2008/11/09(日) 20:17:29 ID:NgQBYlFA
ほうほう。非常に興味深いですな!
ひきつづき、今後の展開に期待しつつ、続きを待ちましょう!
 後日。
 俺は会社で考えごとをしていた。

 ……そう、俺は普通に会社勤めをしているのだ。
 心のなかではショタ写真家という肩書きを持っているのだが、さすがにそれでは食べて
いけない。写真とは何の関係もない仕事をして生活している。生きていくためには仕方の
ない選択だ。今はショタ写真でときおり小金を稼ぐ程度だが、いずれは写真一本で食べて
行きたいと思っている。

 そんなダメ会社員である俺が仕事中に考えるのは、もっぱら少年達のことだ。
 今はとりわけ、あの少年。俺が先日、ショタ愛好家の集いで披露した写真――その被写
体だった例の少年だ。
 また会いたい。
 その気持ちはどんどん大きくなっていった。

 考えてみれば、なぜ俺はこんなところにいるんだ。一日中、少年達と関わりあう仕事が
したい。

 大学生になりたての頃は、居酒屋でバイトをしていた。しかしそれではショタに接する
ことができない。すぐ辞めた。そもそも、なぜ居酒屋を選んだのかもよくわからない。
 その次は塾講師を選んだ。これは楽しかった。実はかなり隠し撮りをしたが、なんとか
ばれずにすんだ。やったのは盗撮だけだ。講師としての責任感もあり、さすがに手を出し
てはいない。
 この頃、「いずれ教師になろうか」と考え始めた。しかし結局やめた。俺は教えること
自体はそれほど好きなわけではないからだ。だが今考えてみれば、教師になるのが一番良
かったのかもしれない、という気もする。俺が教えベタだろうとなんだろうと、そんなも
のはあとから技術がついてくるだろうし、だんだん好きになっていくはずなのだ。
 いやしかし、と俺は考える。教師という立場だと、かえって少年達と接するのが難しい
のではないだろうか。少なくとも、友達同士にはなれない。向こうが俺をそんなふうに思
ってくれない。それに、なにか少し変なことをするだけですぐさまクビになってしまいそ
うだ。それでは困る。
 ……というか、もう俺は教師の道を捨てたのだ。こんなことを考えても仕方がない。
 だが、と俺は考える。俺は友達同士になりたいのか? 尊敬される立場になって、さわ
やかに生徒達とふれあう、それもまた素晴らしいではないか。
 ……いや、本当にこんなことを考えても仕方がない。やめよう。
 俺は仕事に専念しだした。

 会社が終わってから、俺はあの少年を撮った場所へと行った。
 電車で三駅。うまい具合に自宅と会社の中間地点のような場所なので、助かる。
 彼がいた場所は、繁華街のはずれあたり。俺は人ごみをかきわけるようにしてそこへ向
かった。
 当然のように、彼はいない。待ち合わせをしているらしき人々がいくらかおり、その中
に混じって俺もしばらくぼうっと突っ立っていた。
 俺は何をしているのだろう。こんなところにいても、彼が見つかるはずがない。

 今までにもこういうことがたびたびあった。少年を撮影し、写真をあとで見返し、また
会いたくなる。そして、なぜあのとき声をかけなかったのだろう、と思う。
 毎回そうなのだ。なぜか撮っているそのときは声をかけようとは思わない。レンズ越し
に見るとなんだか別世界のことのような気がして、知り合いになろうという気が起こらな
いのだ。
 それならなぜ写真をみると急に恋しくなるのか。それがわからない。
 そもそも、写真を飾った時点で、作品としては完成ではないのか。それなのに、その中
の登場人物に会いたくなってしまうというのは、どうなのだろう? 見るだけでは満足で
きないのは、俺の作品が未完成であることの証明ではないのか。
 それとも、撮った俺だからこそそう思うのだろうか。撮った日のことが懐かしくなり、
それでなんとなく被写体のことが恋しくなるだけなのだろうか。わからない。

 俺はそんなことを考えながら、突っ立ったままだった。
(続く)
38創る名無しに見る名無し:2008/11/10(月) 23:10:29 ID:S7weSW6N
いつも乙です!
どうてもエロを期待しまうのですが、エロはないのかな?
どっちにしても続きが早く読みたい!期待しております
39 ◆U4jQgFN8e. :2008/11/10(月) 23:24:53 ID:obzHxBry
>>38
ありがとうございます!
すいません、エロや萌えを書くのは苦手なもので、
思うようにやったら地味で長い話になっていってます。
エロパロ板の元祖スレのようなノリで、
この板でもOKなくらいの微エロを書けたらいいんですが……。
お許しくださいませ。
40創る名無しに見る名無し:2008/11/10(月) 23:29:06 ID:K/C8Zjoy
微エロにも挑戦してみて欲しいね
モロの性行為とか書かない限りこの板でもおkだから
41創る名無しに見る名無し:2008/11/11(火) 00:11:44 ID:2vy/rsdR
>>40
38だけど・・・この板、エロ駄目っ今気づいた・・・orz
スレタイ検索してるから、つい本スレと同じかと・・・
おちん○んぐらいの表現ならおk?ってかな?
まー、エロ無しでも>>39の職人さん!期待してますよ!

しかしエロ無し&微エロってジャンルに興味出てきた!自分はモロしか
書いたことないんで。今度挑戦します!!その時は微エロがどれ位まで
おkなのか?もう一回教えてね〜♪
42創る名無しに見る名無し:2008/11/11(火) 19:10:43 ID:THC0ZZHi
エロよりエロスのほうが数倍難しいような気がする
におわすだけの描写って、まじめに書こうとするとモロより難しい

ところで>38は>19と同一人物だったりするのか?w
43創る名無しに見る名無し:2008/11/11(火) 19:22:12 ID:2vy/rsdR
>>42
お恥ずかしながら・・・同一だお(´;ω;`)
作者さん、意味不明なKY発言でゴメンナサイ・・・orz

でもオレもエロスに挑戦するぞぉ!!
おちん〇んに触れる・・・ぐらいの表現ならおk?
44創る名無しに見る名無し:2008/11/11(火) 20:00:26 ID:THC0ZZHi
>43
やっぱそうかw17だったんだけどビックリしたよww
基準はコンビニで紐をかけられないくらい、と自分は思ってる
同じやるにしたって、直接的表現を使わなきゃいくらでもエロ「っぽく」なるしね
まあ、ここ(というか2chが)エロは原則ダメってことになってるから、
やらないに越したことはないと思う…ヨ
45創る名無しに見る名無し:2008/11/17(月) 23:07:39 ID:rBQPu7Ag
スレが止まってしまったね。
46創る名無しに見る名無し:2008/11/17(月) 23:43:59 ID:WiVqCwb0
じゃあ動かそうぜ
暗いと不平を言うよりも、進んで明かりをつけましょう、だ
47創る名無しに見る名無し:2008/11/18(火) 00:06:08 ID:55E9Rjdj
そうだ!
とりあえず今書いてる職人さんの続きが読みたいぞ!モレは!
48創る名無しに見る名無し:2008/11/18(火) 13:34:58 ID:5DkDkUbJ
371 名前:薔薇と百合の名無しさん[sage] 投稿日:2008/11/12(水) 13:46:53 ID:aKNIE71x0
夕の日差しにほんの少し暖められた風が、部屋の中を通りすぎていく。半分閉じられたカーテンの揺らめきにこぼれる光に、少年は目を細める。
羽布団の中で、うつぶせに寝たままの少年の尻へ大きな手の平が優しく触れた。顔だけを動かして振り返り、隣に寄り添う男を見た。
「やっと起きたか。もう昼だぞ?」
微笑むように囁く男の声にくすぐられて、少年は身をよじる。背中へ細い手を回し、男の腕に触れる。
まるで辿るように這わせていき、そのまま自分の体を寄せて、相手の胸に頬を触れさせた。
ほとんど薄れてしまった香水と、汗、それから少し、煙草の匂い。
見上げた少年と男の目が合う。男の口元へ自分の唇を近づけて、少年は目を閉じた。
「……んっ」
たっぷり数十秒の口づけのあと、男が少年の髪を優しくかきあげ、撫で回す。
「今日は……買い物にでも行くか? 前から欲しがってた


('A`)飽きた


コピ
49創る名無しに見る名無し:2008/11/18(火) 13:57:36 ID:55E9Rjdj
>>48
同性○板のあれだ!
ちなみにオレ、あのスレのコテ「あかとんぼ」だったりするw
今ではいろんな所でいっぱい書いてるが、実はあれがデビュー作だったりするw
50創る名無しに見る名無し:2008/11/18(火) 13:58:20 ID:55E9Rjdj
>>48
同性○板のあれだ!
ちなみにオレ、あのスレのコテ「あかとんぼ」だったりするw
今ではいろんな所でいっぱい書いてるが、実はあれがデビュー作だったりするw
51創る名無しに見る名無し:2008/11/18(火) 14:00:13 ID:55E9Rjdj
すまん…二重カキコしちまった…orz
52創る名無しに見る名無し:2008/11/19(水) 00:05:13 ID:lQpjnsiT
ついでにこのスレにも投下していこうぜw

恥ずかしがって後ろに隠れるショタもいいけど
積極的な押しかけ女房的ショタも捨てがたい
「にいちゃんおべんと作ったよ!」(味は不味い)みたいな
53創る名無しに見る名無し:2008/11/23(日) 13:55:07 ID:SPMeKL61
>>52
以前vipに立ってたスレだけど、
(事実上の)押しかけショタロボとあくまで手を出さない男の話。

http://www18.atwiki.jp/takaharu/pages/4935.html

個人的にはこういうのが好きだ。
54創る名無しに見る名無し:2008/12/01(月) 01:28:48 ID:v8qwypCB
保守
55創る名無しに見る名無し:2008/12/07(日) 19:06:07 ID:N/nT3wiK
56いぬ!ねこ:2008/12/07(日) 19:41:46 ID:yaTDvPTr

俺は飼い主である、名前は”にーや”正式名称ではないが
ウチの畜生達がそう呼ぶのでそう呼ばせている。

「ふーッ!ふーッ!」

いま俺の目の前で錯乱しながら、自分の尻尾を追い掛け回しているのは長男の犬くん。
二日に一度はこの状態に陥り、ひとしきりくるくると回るのである。
見た目は柴犬色の茶髪をした、どこにでもいる幼児だ。

「……にーや、どこ?」

けだるそう声で頭からゴミ箱を被り現れたのが次男の猫くん。
ビニール袋からダンボール、ゴミ箱にまで頭から飛び込みはまってしまう問題児。
見た目はザンバラ髪の金髪の碧眼の幼児、外国産だ。

「犬はとりあえず座れ、猫はこっちにきなさい」

よたよたとこちらへと歩く猫の頭からゴミ箱を取るとキロリとした鋭い目があらわになる
飼い主に助けてもらってにらみつけるとはふてぇ野郎である。猫はごろごろと喉を鳴らすと
ぴこぴこと動く猫耳をなすりながら、あぐらを掻いた俺の股の上へと寝そべった。

「……お股ぬくい」

「猫くんずるいッ! ぼくも! ぼくも!」

そう言うなり犬は後ずさりしながら助走をつけ、走りながら俺の顔面へと飛びついた。
元気のありあまる犬のほうがどちらかというと手にあまる存在である。
首が折れそうだ。

「にーやおんぶして」

「……犬、うるさい」

「落ち着けお前ら、猫爪だすな。メシの用意するから」

「ごはん? ぼくハンバーグ食べたい!」

「……おちゃかま」

ぴこぴこと耳と尻尾を揺らし、犬がキッチンまで付いてくると
お手伝いと称して、ハンバーグ用の盛り付け皿を取り出し調理場の上に並べる。
犬は獣肉、猫は魚肉が好物のため、食事の手間は中々面倒だ。
よって大半はレトルトになるが断じて手抜きではない。

「チキンハンバーグにアジのフライだ」

「鳥さん?」

「鳥さんは死亡した時点でチキンにクラスチェンジするのだ」

「鳥さんしぼー、あぱーむ、弾もってこいあぱーむ!」

昨夜見た映画のDVDのワンシーンが気に入ったのか
昨日からこの調子である、変な所から言葉を覚えて連呼するのは
人間の幼児とあまり変わらないようだ。

猫は猫で耳だけをこちらに向け様子をうかがっている、
気になるならキッチンにくればいいのだが、所詮は猫か。
今日も今日とて騒がしい一日であった。
57創る名無しに見る名無し:2008/12/07(日) 21:43:13 ID:Alo0YYS3
擬人化かな?
これはかわいらしい
58創る名無しに見る名無し:2008/12/08(月) 06:35:53 ID:aSVa9qEf
かぁいい。続ききぼんぬ。
59いぬ!ねこ:2008/12/11(木) 22:18:18 ID:5IQ2lLo6

俺は飼い主である、二人がいない時間がしばしある
施設というか保育所へと預けられる時だ、そういう時はきまってレポートの提出や
空いた時間で出来る仕事を済ませる。

「ただいまー!」

「……む」

そうこうしている内に二人が帰宅してきた。
犬はともかく猫の様子がおかしい、こういう時はたいがい
二人で何かを企んでいるのだ。

「にーや? ぼくたちには何でママがいないの?」

「……さみしい」

犬くんの言葉をかわきりに猫くんがやる気のない様子で話を合わせる
なんだか先が読めてきたがとりあえず聞いておこう。

「けんきゅうしょのうめねえさん、みたいなキレイなママが欲しいよぅ」

「……ぼくもそう思う」

がたがたと外から例の生物が近付いてくるのが聞こえる。
白衣に身を包んだちょっといけてない嫁き遅れ生命体
くだんの”うめねえさん”こと色情魔のご到着。

「さぁ、にーやさん、セックスしましょう!」

「相変わらずストレートですね」

「幼い子供達の夢を叶えてあげたいとは思わないの!?」

梅ねえに買収された二人の幼児がまとわりつくとお礼の品を催促する。

「ちーかま! ちーかま!」

「…・…ちーかまくれ」

「この指令は出来高制なのよ!
さぁ、にーやさんの心は揺れ動いているわ! もう一押し!」

「なに幼児買収して不純なことやってるんですか、俺の心は磐石の岩の如しですよ」

梅ねえの足元でちらちらと、うさぎ耳の小梅さんがこちらの様子を窺っている。
雪のような白い肌に長いストレートの黒髪、幸運にも傍若無人の飼い主に似らず、
内気な子に育った、パッチリとした赤目の幼女だ。

「小梅さんこんにちわ、いつもうちの二人がお世話になっています」

「はぃ」

桃色に染まった頬を笑顔で緩ませながら、ぴょこりと小さくおじぎをした。
この場にいる中では常識人であるため、相手は幼女ながら俺はさん付けで呼んでいる。
躍起になって家の中へ入り込もうとする、梅ねえをバリアーで防御しながら
なんだかんだで五人で近くのファミレスへメシを食いにいったのであった。
60いぬ!ねこ:2008/12/12(金) 00:11:09 ID:A19BNCLh

俺は飼い主である、今日は近くのデパートへ買出しに来ている。
ことさら幼児という生き物は”デパート=何か買って貰える”と結びつける
生き物である、この際の対応により、飼い主としての行動が決定付けられるといえるだろう。

「おもちゃ一杯だねー! すごいねー!」

「ごーおんじゃ」

ひととおり食料品を買い込むと犬猫はそそくさと玩具売り場に特攻し、試遊品で遊ぶ。
レゴや知育玩具であるならば、たまに引っ張り出してはそうそう飽きはしないのだが
特撮・アニメ系に代表される”1年経っちゃうと飽きちゃう”系の玩具は鬼門である。

「犬や、ゲームセンターはどうだ? 猫もボール好きだろ?」

「今日はここがいい」

「にーや、つよいやついるの」

ゲームセンターで気を引く作戦失敗、猫が敵兵を引き連れ攻撃を開始!
敵の兵力は一、十、百、千、一万円!?
高すぎだろ! DSの方が安く付くわ!

「ふ、二人で一つ選ぼうな、犬はどれがいいんだ?」

「ぼくはこれ!」

流石は犬くん、伊達に猫くんより長生きはしていない。
安めの値段の玩具を勧めてくる、しかしそれでも兵力5千円である。
俺としてはワゴンのブツをお勧めしたいが、俺自身”これじゃないとダメ”願望が
分かるだけに痛いのだ。

結局は二人が選んだ玩具を購入することとなった、車内できゃいきゃいと
はしゃぐ二匹を車のバックミラーで覗きながら、注意する。

「大きい玩具は二月一個、お菓子は一人一個の約束だからな」

「うん! でもサンタさんの分、合わせると二個だね!」

「やった」

「あ、あれ……もう十二月? しまったァァッ!!」

クリスマスのプレゼントにおける出費をすっかり失念していた。
無邪気な顔して黙っていたのは策士な犬の本能であろうか。
こうなってしまっては仕方がない、絵本とか安上がりなので済ませる以外に方法は無いだろう。

”サンタさんが近年の若者の活字離れを打開すべく……”

とか何とか言っちゃってごまかしとけばオッケーだ。
犬が後部座席でめっちゃにらんでるが気のせいに違いない。

自宅に帰り着くとミニスカサンタルックに身を包んだ
不審者が今まさに家の中へ不法侵入しようとしている最中であった。
俺は走りこみながら不審者の首をフロントネックチョークで決めると、黄色い救急車に通報を入れた。
61創る名無しに見る名無し:2008/12/12(金) 07:33:55 ID:Mm8C7exV
いいぞいいぞ、カオスな感じがとてもいいぞw
62創る名無しに見る名無し:2008/12/12(金) 09:28:03 ID:WP5Nfbr2
かわいいなー
63創る名無しに見る名無し:2009/01/12(月) 04:39:58 ID:nYyTsPWB
せっかくのスレを盛り上げたいが、ネタがない。
64創る名無しに見る名無し:2009/01/22(木) 21:52:06 ID:gE/loYIL
一応、本スレ?の方貼っときます

ショタとお兄さんでエロパロ4
ttp://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1232162378/
65創る名無しに見る名無し:2009/01/22(木) 22:45:37 ID:VqdTVScq
健康的な萌えを追求したい
健気なショタとそんなショタに癒されてるお兄さん的な
66創る名無しに見る名無し:2009/01/24(土) 16:55:13 ID:6CIDkTS9
>>64
2のスレでpinkのURL張るのは違反行為だよ
そっちは18禁だから
67創る名無しに見る名無し:2009/01/29(木) 18:34:02 ID:1sR+D0TG
2ってなんだ?
どっかの板の方言?
68創る名無しに見る名無し:2009/01/29(木) 21:53:39 ID:yTFsKUEl
2chじゃね?
方言かどうかは知らないなぁ
69創る名無しに見る名無し:2009/02/11(水) 13:26:16 ID:SPn/E0I1
携帯で書き間違えたんだろう。
70創る名無しに見る名無し:2009/02/16(月) 08:16:15 ID:V9OcSK9G
ショタ創作スレができた今、このスレの運命や如何に><
71創る名無しに見る名無し:2009/02/17(火) 00:14:51 ID:jnA2/qW/
 買ったばかりの問題集が、ろくに進まないままうつらうつらしていると、背後のドアがノックされた。それに刺激された俺は、脊髄反射の勢いでシャーペンを持ち直し、背筋をしゃんと伸ばしてから「どうぞ」と声をかけた。
「勉強がんばってる?」
 入ってきたのは、最近何かと口うるさくなった母親かと思いきや、弟だった。お気に入りの、水玉模様の青いパジャマを着ている。
 俺が安堵して大きく息をつくと、それを勘違いしたらしく「お疲れさま」と呆れたように笑い、ベッドに腰を下ろした。
「さすが受験生。こんな夜遅くまで起きてるなんてすごいね」
「お前こそ。こんな夜遅くまで起きてるなんてすごいな」
 半ば感心したように目を丸くした弟に、俺は同じように応えた。時計の針は、とっくに1時を回っている。夜更かしをすると言い出しても、0時過ぎには夢のなかにいるやつなのに、珍しい。
「ところで、なんの用?」
「別になんにも。どうしてんのかなあ、と思って見にきただけ」
「だったら戻れよ。勉強中なんだから」
 あごで戸口をしゃくって退出を促す。弟は動こうとはせず、それどころか、今から一眠りするかのように、ベッドに寝そべり始めた。おれは寛容に、でも、無言でにらみつけた。
「ぼくのことは気にしないで、続けなよ。静かにしてるって」
「そういう問題じゃない」
「いいじゃん、けちー。そんなんだと、高校に行っても彼女出来ないよ」
「話をはぐらかすなっ」
 無神経で我が物顔に振舞われて、俺はピシャリと言い放った。さらに、怒涛の勢いで捲くし立てる。
「俺は受験生なの。勉強しなきゃいけないの。それくらい分かってんだろう」
「だから、静かにするってば。それなら文句はないでしょ」
「あるね、ありまくる。さっさと出て行けって。これが最終通告」
「やだよ。それに、そんなに怒ってると福が逃げて、行きたい高校に落っこちゃうよ」
 弟も語気を強め、不機嫌そうに眉を寄せる。好き勝手やっているのに、自分は悪くないとでも思い込んでいるさまが、脳に糖分が足りていない今、必要以上に腹立たしい。
 おれは、自分の中のストレスを全部ぶちまけるように、弟の頭をはたいた。鈍い音に続いて、弟が小さく呻き、頭を押さえる。
「急になにするんだよ、ばかあ!」
 ちょっとやり過ぎたかと後悔しかけた矢先に、にらみつけてくる。おれは次にくる事態を予測して身構えた。が、弟は立ち上がると、わざとらしく溜め息をはき、
「和康のお兄ちゃんの方が、兄ちゃんより一万倍も優しくて、頼もしくて、お兄ちゃんらしいや」
 独り言のような捨て台詞を残して出て行った。
 部屋は急に静まり返った。
 カーテンの隙間から入ってくる冷気。スタンドの蛍光灯が放つ、白い光。それら全てが際立つほどの沈黙の中、おれはシャーペンを手に取り、空欄だらけの問題集に取り掛かった。
 なに気にすることはない。洋平が邪魔しにくるまえの環境が戻ってきただけだ。
7271:2009/02/17(火) 00:16:21 ID:jnA2/qW/
ごめん。さげ忘れてた。
73創る名無しに見る名無し:2009/02/17(火) 01:46:27 ID:zVOlqxy8
作品発表するときはageてもいいと思うぜ
兄弟ってなんかいいなぁ
74創る名無しに見る名無し:2009/02/17(火) 01:47:10 ID:zVOlqxy8
と思ったら>>1にsage推奨ってあったんだな
ゴメン
75創る名無しに見る名無し:2009/04/06(月) 18:16:54 ID:0ZO/Ptrk
保守あげ
76創る名無しに見る名無し:2009/04/06(月) 18:20:32 ID:O6wzYLCN
>>64 おいおい、URL禁止だったらこっちに直接書くしかねェじゃねえか
77創る名無しに見る名無し:2009/05/05(火) 00:47:59 ID:F7VxGuiF
祐樹「ただいま・・・」
家に帰ると明かりはついていたが拓真はソファーに座りながら寝ていた。
祐樹「拓真はいつ見ても可愛いな・・・」
そりゃあ俺の唯一の兄弟(下手すると異母兄弟がいるかもしれないが)、しかも8歳も離れた弟である。
それに母さんが死んでから俺は必死に拓真を育ててきた。あの母さんのことだから貯金が無くても全然驚かなかったし母さんが倒れてからそういう覚悟は出来ていた。
今更別れた父さんに頼るつもりもないし拓真が母さんの腹の中にいた時父さんが若いだけのブス女と浮気していたこと俺だって知っているから。
まあ別に母さんも父さんも恨んでいないしむしろ今は幸せだ。
でも拓真は本当に可愛い・・・
拓真は上半身裸で下はランパン姿で寝ていた。俺はあまりにも無防備な拓真を抱きしめ、そしてランパンをずらし・・・
はっ!俺は何をしているんだ。拓真はれっきとした弟である。その弟を性の対象として見るなんて兄として間違っている。
第一俺はゲイではあるけどショタでは無い。いやショタでも許されない。
しかし拓真はチン毛は生えたのだろうか。精通は来たのだろうか。気になる・・・
78創る名無しに見る名無し:2009/06/09(火) 17:12:30 ID:gCSyppc2
イエローカード(`・ω・)つ□
79創る名無しに見る名無し:2009/07/12(日) 10:03:10 ID:J2qaKkNP
今更だけど、ショタの上限ってどれくらいだろうか……自分的には高校生ぐらいもありかな、とか
思ってるんですが。
80創る名無しに見る名無し:2009/07/12(日) 22:08:15 ID:tyiAS30k
中学生がドストライクですが高校生もありだと思います
81創る名無しに見る名無し:2009/10/29(木) 01:30:52 ID:yYfQUJ29
???
う〜ん、マイナーな趣味の人には必要なスレなのか
82創る名無しに見る名無し:2010/01/17(日) 20:45:50 ID:DVHHqI7i
>>79
二次元なら高1までだが三次元なら小4まで
83創る名無しに見る名無し:2010/01/31(日) 00:01:08 ID:PjfZN86R
保守あげ
84創る名無しに見る名無し:2010/05/21(金) 17:08:28 ID:1hCMBwD+
個人的で本編と全然関係ないけど、
ショタっ子の精通って、性教育とかもせず、
無垢なままで、勃起の意味も良く判らない
当然、アンダーヘアーなんんか無い状態の
ブリーフから取り出した、包茎のオチンチンを
ゆっくりフェラして、一方的に快楽で初物を搾り取りたいな。
85創る名無しに見る名無し
ここは全年齢板ですよー(;^^A