_,-ー'´ `'´<._
> \ l \
_∠´ >Nレ' ヽ_ __________________________
/ 1‐- /
/.::: ..: ', .| ここは、安価で決定されたアニメ作品のキャラクターによる
/::::.: .:/ ...:: ..:/ l: l:. ヘ、 | バトルロワイアルパロディの企画スレさ。
/イ:::: .::/ ..::::/ /l / ノ \ヽ::..:. :. :. l:. l` |
l.::イ .:::::::/:/ レi /:: /_.. -ー\‐、l:: l:. ∧! .| この企画はその性質上、版権キャラの残酷描写や死亡描写が
j:::::l .:: .::://ナこニ;ミl:: /:/l::/7Z=サナ‐ャ.〉l:: |:リ ' | 登場する可能性がある。苦手な人は注意してくれ。
ノ:::::|.::リ l.::/<'ヘ::リ..`,l:/l´ l/ " ヾ-' " /f`|! |' .|
/-イl::i:l´リl/X  ̄ / /)ソ:l::リ.. .| なお、本企画は他板に存在する同様の企画とは一切関係ない。
l:/::|::::|、Kヘ 〈L /-'/|/ < 混同しないように気をつけて欲しいところだね。
/´l/ヽ:l::::::::::\ ー- - -一' , '::/ |
ノノl/V|::::`-、,. /l |/′ | それから、僕と目が合ったそこのキミ。
l´ |:::`' -、_,/ .| | 好意に値するよ……『好き』ってことさ♪
|:: | \__________________________
_-ー」:::.. ト、__
/i7:::ノ:::::.. ',l l、
../::: `ー、_::::::.. ..::r'´ ト、
_/´レ:::: /`ー`):::-、:. -‐十⌒〉 \ `ー、
/∠´-ー┘::::「{...____.. -‐|! く.___\ `ヽ、
_,.-''´ .了 / |::三=ー ̄:|:\ ` ̄、 `ヽ、
_,.-'´ _,-'´ `ヽ、l、::::::::::::::::::::/:/ ``-、 `ヽ
前スレ
kskアニメキャラバトルロワイアル part3
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1220120311/ 過去スレ
アニメキャラバトルロワイアルin創作発表part2
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1220104445/ アニメキャラ・バトルロワイアルin創作発表
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1220012845/ 避難所したらば
http://jbbs.livedoor.jp/anime/7056/ まとめwiki
http://www39.atwiki.jp/kskani/
よろしいならば参加者だ
6/6【涼宮ハルヒの憂鬱】
○キョン/○涼宮ハルヒ/○朝倉涼子/○キョンの妹/○古泉一樹/○朝比奈みくる
6/6【キン肉マンシリーズ】
○キン肉スグル/○キン肉万太郎/○悪魔将軍/○ウォーズマン/○アシュラマン/○オメガマン
6/6【モンスターファーム〜円盤石の秘密〜】
○佐倉ゲンキ/○モッチー/○スエゾー/○ホリィ/○ハム/○ナーガ
6/6【魔法少女リリカルなのはStrikerS】
○高町なのは/○スバル・ナカジマ/○フェイト・T・ハラオウン/○セイン/○ノーヴェ/○ヴィヴィオ
5/5【ケロロ軍曹】
○ケロロ軍曹/○日向冬樹/○タママ二等兵/○ドロロ兵長/○ガルル中尉
4/4【スレイヤーズREVOLUTION】
○リナ=インバース/○ゼルガディス/○ゼロス/○ラドック=ランザード
4/4【新世紀エヴァンゲリオン】
○碇シンジ/○加持リョウジ/○惣流・アスカ・ラングレー/○冬月コウゾウ
4/4【強殖装甲ガイバー】
○深町晶/○アプトム/○ネオ・ゼクトール/○リヒャルト・ギュオー
4/4【砂ぼうず】
○水野灌太(砂ぼうず)/○小泉太湖(小砂)/○川口夏子/○雨蜘蛛
3/3【となりのトトロ】
○トトロ/○草壁サツキ/○草壁メイ
48/48
地図はこれだよ!
ttp://takukyon.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/free_uploader/src/up0098.png
乙です
現在OPコンペ中!
皆、屁のツッパリはいらんのですよ
>>1乙
ついでにOP案一覧を前スレから引っ張ってきました!番号は全部前スレのだよ!
@
>>363-368 名無し氏
主催:カヲル君たち
見せしめ:カヲル君
A
>>539-568 ◆4etfPW5xU6氏
主催:草壁タツオ&長門有希
見せしめ:カヲル君
B
>>620-641 ◆Y7QmnwjnHQ氏
主催:カヲル君&スカリエッティ
見せしめ:オズワルド
C
>>693-704 ◆vVD2eXhiEk氏
主催:ワルモン軍団
見せしめ:カヲル君&長門有希
D
>>723-749 ◆VsIl7eA2DE氏
主催:カヲル君&長門有希
見せしめ:綾波レイ
E
>>767-792 ◆hjKFqNAi/U氏
主催:トトロ(?)&ハラボテ・マッスル
見せしめ:なし
F
>>819-852 ◆KYxVXVVDTE氏
主催:宮崎ゴロウ
見せしめ:カヲル君
G
>>876-901 IDが素敵な名無し氏
主催:レジアス中将&カヲル君
見せしめ:ティアナ・ランスター
安価の範囲どうやって決める?前スレ1000?
適当に幅50ぐらいで少し先に指定すればいいかと
もちろん同じIDでの複数投票は禁止で
>>9 まだ前スレ残ってるし、そっちで話そうぜ
あーwktkが止まらんww
無事前スレが
>>1000いきました
1000 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/09/02(火) 22:46:15 ID:SVgsYfU3
参加者の人数と同じ48人ぐらいがいいと思う
OP読んでたら前スレ乗り遅れた
えーっととりあえず19?
48人?
どうすんだこれ?ww
そろそろ範囲を決める?
さて、個人的には「範囲を決定し、その範囲なら何回でも投票可能」というシステムがいいのではないかと思います。
当然、45秒制限があるため、強烈な多重は不可能。
それに……「絶対コレじゃなきゃヤダ!」という人は、案外少ないのではないでしょうか?
複数の作品に手堅く入れる選択肢も勿論アリな訳です。
というか1ID一回でもし埋まらなかったら(ry
もちろん、100とか200とか指定する訳でもないですしw
>>12 ああ、48……いい感じですねw
さて、どうでしょうか。
ID:ZJ72OXaB
ID:B8HP9b5c
ID:/BngRz1v
ID:3yfwsp0n
ID:Q95ksIyg
ID:E0BcxvUK
ID:2Y/9P8sK
ID:RbvJFIX6
ID:nPt/U5bo
ID:6V4LgdPS
ID:6R1k60oE
ID:xkWzuF9t
ID:EhUUH0de
ID:Sc9n0vum
今日書き込んだ人のIDリスト作ろうと思ったけど力尽きた
げーあと10分ちょい?
まだ決まってないぞー
48じゃ短くないか?
せめて参加者+OPカヲル君軍団ってことで73くらいに!
結構人居ると思うよ。
潜在的な人数も含めて100くらい幅とってればいいと思うんだが
せっかくの安価スレだし勢いを重視して
>>17に賛成
出る人を決める時の安価の速度はやばかったからな〜
え、後10分!?
ちょwまだ投票作品決まってないっすwww
うわああああ今仕事から帰ってきたらとんでもないクオリティのOPばっかり揃っている…!
一体どれに投票すれば…!
足りないよりは多いほうがいい
ってことで100に賛成
まあ一時間あるしね
100くらい幅とっても大丈夫な気がする
一回の投稿ではひとつの候補にしか投票できないけど、
二回に分ければ同じIDで違う候補に投票するのはOKとか?
うむ、まだ読み終わってない人もいるみたいだしな
幅100に賛成
……しかし複数ID可だと
>>24-25みたいな人が読み終わったときにはすでに終了になりそうだな
いざとなれば勢いがつくのはキャラ安価で分かりきっていることだし
複数投票おkで100ぐらいはどうでしょうか?
ただし一回の投稿により一つの作品を選ぶということで
ここはあれだ、皆と前スレ1000の意見を尊重しつつ
範囲は100。48番目のレスは3ポイント
>>23 あれ、実際は30人もいなかったと思うぜ
一回の安価で40も50も伸びたりはなかったはずだし
というか支援の数を見ても50人は居ないような気がするんだが
>>30 さwwwんwwwwぴwwwww−wwwwwwwwwwwwwwwwwwww
さてどうしよう
>>36 kskらしいwwが、さすがに複数回チャンスは儲けようぜ!
やっぱり50くらいにするか、複数(同じ案にはだめだけど)ありで100かなぁ
あと5分、後5分しかないっ・・・!
むしろ5分とか時間で区切るとか
もうちょい遅めにしてID変わるまでフィーバータイムとか……ってあと4分か!
複数投票有りだけど同じ作品に二度投票は無し、じゃ駄目?
複数なしでkskありの100に一票
ところでお前らあと5分だぞ
>>41 ナイスアイディア!23:00:00〜23:05:00とかでどうだろう?
50で良いと思うぜ
結局は安価だしもれる人が仕方がないのかもしれん
>>41 時間案に賛成だな5分間制限。
複数は認めないでどう?
渚カヲル
オラwkwkしてきたぞ
安価は絶対
複数無しの範囲は48が一番
色々変えたら安価の意味なくない?
時間案はいいなw
で、投票は
>>6の番号でやればいいんだよな?
じゃあ11時から5分の間投票?
結局どの案だよwwww
とりあえず延長を!
11時11分から開始にしないか?
もう時間ないwwどうすんの
そうすっか
11時から5分間の安価な
では23:00から5分間のレスが投票用紙ってことで
>>56 よかろう!まずは延長だ!
そして自分は五分間案に一票入れておく
8
俺はGに投票するぜ!
なんか企んでそうなカヲル君いいよいいよ。
あとレジアスが好きなんだよね…
あとID
A
2
もうスタートか?
D
できるならLCL化爆弾と1殺首輪解除を設定に加えてもらいたい。
俺は6で!
トトロ最高
3番
69 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 23:00:50 ID:E0BcxvUK
1
7も捨て難いがw
始まったか
D
うえ!?投票するの?
B
LCL化は正直度肝を抜かれた!意味ありげなカヲル君も気になる
Fの殺すと外れる首輪の案がいいな
D
4
B
LCL面白そうだ
始ったw
BでLCLは正直すごいと思う
えっ?結局5分案なのか?
ようわからんが・・・
とりあえず『1』
2
@
うわぁー!カヲル君がいっぱいいて気持ち悪ぅー!!
せっかくだからオレはこのDを選ぶぜ!
3
は、始まっちまったら仕方ねえ!
俺の選択肢は4だ!
1
@に投票!
k こんなにカヲル君が多い
s スレが見れるのは
k kskロワだけ!
カオル君(複数)が主催、ド胆抜かれましたww
時間でOK?
Bに一票
LCLは新しい
Bで
87 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 23:03:04 ID:VYyR81iG
4
2
D!
1
2
一人一票?
6
5
複数あり?
2
@!
2
ちょwww○と普通の数字だと微妙に集計しにくい件wwww
時間内ならあり?
@
5
複数ありなら投票したいのはD!
やべ、複数ありなら3にも入れるんだぜ!
2かな
でも外れる首輪も欲しい
Aを推してみる
複数ありなら5
B
2
B
3
パヤオすごかったから7
終わったか
これって安価じゃなきゃただの投票のような気がw
複数ありならDにも
6
タイムアップ!!
有効は
>>104まで
複数はどうする?
2
116 :
105:2008/09/02(火) 23:06:15 ID:FIn9HwTq
ぎゃー!一秒差でアウト!……まぁ本命に入れられたからいいや
さて、集計だ
117 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 23:06:16 ID:MQqftIGz
終わったな……
∧∧ ミ _ ドスッ
( ,,)┌─┴┴─┐
/ つ. 終 了 │
〜′ /´ └─┬┬─┘
∪ ∪ ││ _ε3
゛゛'゛'゛
時間切れになってから気付いた人もいるみたいだし
複数無しでよくないか?
結局複数はあり?なし?
結局悩みすぎてどれにも入れなかったや
>>118 おまww前から用意しといたのいかといいたくなる速さww
さてどうなるか…
携帯から見てるから結果はさっぱりわからないんだぜwww
1////////
2/////////
3////////
4///
5///////
6//
7/
8//
多重の是非は未反映
複数入れちまったぜ、どうする?
多重は無しにしたほうがいいとおも
1、2、5が圧倒的すぎる
多重は同じ作品への投票のみ無しとかでいいんじゃないかな
多重は無しでいいと思う
>>123 すまん、提案が30秒前とか遅すぎた
多重で結果が変わるならあれだけど…
と思ったがこれ普通に無しにする以上に集計が大変だな、忘れてくれ
絞って再投票とかはどう?
決められずに投げた俺は結果を見守るのみ…
>>134 間に合わなかった人もいるみたいだし、絞って再投票に一票!
選択肢は多かった1、2、3、5のうちのひとつで、今度は一人一回きりでどうだろう?
>>131 僅差だから複数投票の是非で変わる可能性大
同じ番号への多重は禁止ってことでどう?
1//////
2/////
3//////
4///
5//////
6//
7/
8//
多重カット
微妙に自信ない
同点だったら2に入れたいけど・・・駄目ですよね、ハイ
再投票に1票
あまりにも突然だったし
>>137に一票。
安価を使わないのはこのスレらしくない気もするし。
全投票
1aaaaaaaa
2aaaaaaaaa
3aaaaaaaa
4aaa
5aaaaaaaa
6aa
7a
8aa
多重カット
1aaaaa
2aaaaa
3aaaaaaa
4aaa
5aaaaaaa
6aa
7a
8aa
えーと、では
>>137にのっとって、23:30から再投票でどうかな?
選択肢は1、2、3、5のどれかで、投票は一人一回
今度も五分で区切る?
>>137に賛成
23:30くらいからでどうだろう?
3日00:00になる前には決めたい
>>137 はい、では再投票で行きましょう。
@、A、B、Dが投票対象で多重は無し。
時間は……11時30分から5分間ではどうでしょう?
むしろひとつ安価出して@ABDのいずれかを決めるって形のほうが早くね?
1、2、3、5でも結局悩む罠w
なんて贅沢な悩み…本人にとっちゃ死活問題だが
11時半再投票かな?
じゃあ
23:20から5分間
今度は1人1回のみ投票可
投票数の多かった
1.2.3.5のどれかから選ぶ
でおk?
23:20→23:30な
うんこ行ってたら全てが終わっててポルナレフ
結局どうなってるの?再投票?
せっかく絞ったんだし安価で決めたいな
安価にするなら100に一票
埋まらなきゃkskすればいいのさ!
167 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 23:19:11 ID:wH7PGq6T
3
100もいないだろ
50でいいんじゃね
>>164 多重投票でてんてこまい
票が多かった4つに絞られる
23:30から決選投票?
しまった、このままではドタバタの悲劇再びに!
えーっと、とりあえず1、2、3、5を対象に決選投票、23:30開始は決定
問題は安価にするか、時間にするかってことだが
参考までに今回の多重カット総投票数は32
ここは安価ロワらしく、安価で決めないか?
安価に時間か安価(レス数も)決めてもらう!
よし!頼むぜ安価さん!
時間か30レスくらいの安価か
>>185
48がいいな〜
待ってwwwバラバラすぎwwww
五分間で
安価ヲスwwwwww
安価範囲100でkskは自由
1IDにつき1票で
自分が
>>185とっておいて何だが、
>>185でといった人が最多の三人
なんで23:30から五分間でどうだろう
範囲50で安価
ksk
ksk
ksk
5分間で
時間5分
安価48!!
5分間?
安価50で
どっちにしろ5分だった
すげえwww会話が多い中で本当に185が提案してたww
23:30から五分間、多重禁止で@ABDのいずれかに投票
でおk?
はい、ぐちゃぐちゃに一瞬なりましたが
>>185>>201の通り
30分から五分間でよろしいですね?
@、A、B、Dが投票対象で多重は無しです。
投票の準備はおk?
じゃ
>>201おめってことで、23:30:00〜23:35:00の五分間で!
おk
もう20:30まで時間ないしどうせ5分間だ
一人一票で『1・2・3・5』の中から投票でいいだろうw
wkwk
>>210 ここは安価の神に見守られしkskロワだぜ?
おまけに最初
>>48の人に決めてもらおうって意見があったとき、きっちり
>>48で名前出した人もいるしww
よっしゃいくか
レディ
2!
2
2
2
B
3
D!!
2
3
2がいいな
@
Bに一票
5!
俺はこのカヲル君を選ぶぜB
239 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 23:30:22 ID:E0BcxvUK
1
Aで
2
3
243 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/02(火) 23:30:40 ID:VYyR81iG
3
@
Bで
やっと追いついた。と言うか、間に合った自分GJ!
@で。
A
悩んだがBで!
LCLの発想はすごすぎだろ常考
B
D
できれば首輪LCL設定と殺すと首輪解除設定を追加してほしい
2に一票
2
2
5
迷ったがインパクトのあった@で
2
@
Aに1票で
迷ったけど2かな
おおなんか多いな
先ほどと同じく
@
で
D
B
2
でも俺も首輪LCL設定と殺すと首輪解除設定欲しい
3
終わったか
終了?
3
終了〜
3
さっきと同じだが
∧∧ ミ _ ドスッ
( ,,)┌─┴┴─┐
/ つ. 終 了 │
〜′ /´ └─┬┬─┘
∪ ∪ ││ _ε3
゛゛'゛'゛
1///////
2/////////////
3////////////
5////
僅差でコンペを制したのはAのOPでしたぁー!
Aで
240 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/09/02(火) 23:30:27 ID:vqZCQxfK
Aで
259 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2008/09/02(火) 23:33:02 ID:vqZCQxfK
迷ったけど2かな
多重イクナイ
では、1で
ちなみに多重排除済み
LCL追加したい、という人が多いみたいだけどどうする?
ガイバー考えるとその方が楽、という人もいそうだし
あれ、俺2回書き込んでた?
最初の書き込み失敗したと思ってたすまん
>>272 集計乙!
ちゃんと票を入れられて良かった
ん?と、2で決定なのかな?
多重排除済みだってさ
>>278 作者に意見を聞かずに勝手に変えちゃまずいんじゃないの?
2書いた人に聞いてみるしかないと思われ
2で決定かな?
設定の追加はどうする?
排除済みらしいぜ?
設定の追加はいらないんじゃね?
OP書き直すのにまた時間を取られるし・・・
>>272 GJ、おつかれさま〜。
k(カヲル君)s(死者スレ)k(管理人就任おめでとう)
ちょwwwwサツキパパ主催者ってマジかよwwwwww
なんだ、優しいお父さんに何があった!?モンファのムーにでも体を乗っ取られたのか!?wwwww
ところで予約する場所ってしたらばとこっちのどっちですればいいんだ?
したらばにはそれっぽいスレないけど…
集計さん乙!
まだ早いだろ。
まだ集計してる人も居るだろうし。
こちらの集計でも2がトップ当選ー!
そして、俺はミスったーorz
採用された氏はもちろん、今回は残念だった氏も含めお疲れ
今後もkskロワを盛り上げていきまっしょい
と支援と微妙な感想しか書けない読み手が騒いでるようです
>>292 あれ?したらばに予約スレあったと思うが……
そしてお父さんの理由はあれだ、次週をお楽しみにってことで!
……LCL化もったいない気もするなぁ……
>>292 予約はこっちでして、あっちの予約まとめスレに読み専用の予約まとめが張られるって感じかな?
しかしAを除いて@BD全てがカオル君主催、
出れるかと思ったら見せしめで即退場なA案がOP決定ww
駄目だこのスレ面白すぎるww
6/6【涼宮ハルヒの憂鬱】
○キョン/○涼宮ハルヒ/○朝倉涼子/○キョンの妹/○古泉一樹/○朝比奈みくる
6/6【キン肉マンシリーズ】
○キン肉スグル/○キン肉万太郎/○悪魔将軍/○ウォーズマン/○アシュラマン/○オメガマン
6/6【モンスターファーム〜円盤石の秘密〜】
○佐倉ゲンキ/○モッチー/○スエゾー/○ホリィ/○ハム/○ナーガ
6/6【魔法少女リリカルなのはStrikerS】
○高町なのは/○スバル・ナカジマ/○フェイト・T・ハラオウン/○セイン/○ノーヴェ/○ヴィヴィオ
5/5【ケロロ軍曹】
○ケロロ軍曹/○日向冬樹/○タママ二等兵/○ドロロ兵長/○ガルル中尉
4/4【スレイヤーズREVOLUTION】
○リナ=インバース/○ゼルガディス/○ゼロス/○ラドック=ランザード
4/4【新世紀エヴァンゲリオン】
○碇シンジ/○加持リョウジ/○惣流・アスカ・ラングレー/○冬月コウゾウ
4/4【強殖装甲ガイバー】
○深町晶/○アプトム/○ネオ・ゼクトール/○リヒャルト・ギュオー
4/4【砂ぼうず】
○水野灌太(砂ぼうず)/○小泉太湖(小砂)/○川口夏子/○雨蜘蛛
3/3【となりのトトロ】
○トトロ/○草壁サツキ/○草壁メイ
さて書き手諸君、この中の誰をどの書き手が予約ゲットするのか…
競争といこうじゃないか、ふっふっふ
ナンテコッタイ/(^o^)\
一票差だなんて……くやしいっ(ry
LCL首輪の設定を評価してくれてる人が多くて失禁しそうですが
こちらとしては自分のアイデアが少しでも生かされるなら万々歳なので
Aの人の賛成が得られるのであれば、好きに使えばいいと思うよ!
カヲル君「参加者にも主催者にも登場の出番を失われる、それが僕さ」
何かもうすいません
後から考えたら滅茶苦茶恥ずかしいorz(理由わからない人はスルーしてくれると嬉しい)
LCL化は、作者さえ良ければ追加したいと思っているのですが
>>299 本当にネタの神に祝福された男だな彼はwwww
kカヲル君が
s死者スレ行きなのは
k決まっていた
で、予約開始はいつ?
>>308 3日00:00
言ってみれば十数分後ですなぁ
3日00:00予約解禁
>>308 君の書き込みからきっちり14分後だww
ん、と量作者さんの了解もとれたみたいだし、死んだらLCL化を加えたAがOPでいいのかな?
LCLって確かエヴァの設定だったよね?
カヲル君主催だったからこそできたっぽく見えるんだが、お父さん+長門が主催のものにも持ち込めるのかな?
>>305 色々と乙w
エヴァの詳細よく知らないんだけど使途ってLCL化するの?
>>314 実はカヲル君は見せしめのふりをしていた主催者だったんだよ!
とか後付けする感じでいけるぜ
2のOPならLCL化より殺したら外れる首輪のほうがよさそうな気もする
>>315 そ れ だ/(^o^)\
確かに使徒をやっちゃうといろいろとややこしくなる予感
>>316 なるほど、それなら確かにいけるかもわからんね
これはつまり、既にカヲル君の自作自演のフラグが立ったという事……!
>>322 一応ここオリジナルで、使途でも死んだらLCLでいんでね?もともと彼人間に近い感じだし
>>316 しーっ!今は黙っとけ!
あと8分・・・それですべてが決まる・・・
ここで予約でいいんだよね?
ここだぜー。あ、鳥は忘れないように。
つか予定ではあと8分ほどで予約合戦なんだが書き手希望してる人らは大丈夫か?
ちゃんと揃ってるのか?w
予約したら6日の0時までに投下、でOKだよな?
>>330 それでおk、実に楽しみだ
>>329 いや、別に予約はいつでもできるぜ?とられても泣くなよってだけでww
やべえ今からwktkしてきた
したらばじゃないの?
>>316 な る ほ ど
とりあえず、他のネタ(OPじゃなくて)もあるんだよね
LCLと
>>316を取り入れたOP作成
予約合戦次第だが、暖めていた作品
三日間で仕上げる……がむばろう
取れるかなあ……。
取れるといいな……。
したらばは予約纏め
誰が予約されてるか確認するもの
予約即投下もありそうな気配で今からwktk
>>333 あっちは予約情報の「まとめ」みたいだから
こっちでやって不都合が起こったらあっちに移動する避難所ってことで、予約はこっちで
全裸でwktkする用意は出来ている
そうこう言っているうちにあと3分切った!
さぁkskだksk
ksk
ksk
ksk
個人的に一意見。
死体は残しておいてくれた方が何かとありがたい。
ということでLCLは個人的にはちょっと……
まあ一意見なので。
はい、後三分
余計な発言して45秒制限に引っ掛かるなよお前ら!
いや、むしろ俺のために(ry
なんのkskだよwwww
もう鳥つけてキャラ名書いて「書き込み」押すだけにした奴が大量発生する時間だな
ksk
ちなみに思いのほか予約入らなくても泣くなよお前ら!
宿題が手につかないほどにWktk
>>345 いや、別に死体がなくなるわけじゃないぜ?
「禁止エリアに踏み込んだ」死体がなくなるだけだ
ksk ksk
ksk
モッチー、ハルヒ予約
冬月コウゾウ
タママ
予約
ラドック=ランザードを予約します
朝比奈みくる、ヴィヴィオ、惣流・アスカ・ラングレーで予約。
トトロ・ドロロ兵長・キョンの妹を予約します
草壁メイ、ウォーズマン、朝倉涼子予約します。
キョンとトトロで予約
トトロ予約
リナ=インバース、ヴィヴィオ、アシュラマン
予約します
みくる、ウォーズマン、水野灌太を予約します
古泉、ハム予約
364 :
◆qYuVhwC7l. :2008/09/03(水) 00:00:10 ID:vh8S2XoJ
モッチー、ヴィヴィオで予約!
366 :
◆U85ZpF.SRY :2008/09/03(水) 00:00:38 ID:bcDVhyz1
モッチー、ハルヒ予約
オメガマン、草壁メイ、予約します。
トトロ大人気wwww
サツキ予約
さて、泣き崩れる作業をはじめるとしようかな
オワターーーー!!しかもageちまったーーーー!!
つーかヴィヴィオ予約多いよこのロリコンどもめ!!ボロ負けじゃないの俺!!
しまったトリ忘れたあああああ
古泉、ハム予約
トトロ人気だなww
>>351 ああ、確かにそうだ。
すまん、勘違いしてた。
……流石に予約が被るようなキャラじゃなかったかw
冬月コウゾウ
タママ
予約
ち、ちがうよ焦ってたわけじゃないよ
PCの時計がね(ry
ハルヒ、スエゾー予約
予約逃したやつに言っておく
今書きかけのSSは絶対そのままとっておけよ!
大抵は修正でその次つなげられたりするんだから
よかろうならばリベンジだ…
小砂予約します!
トトロは
>>357が予約で良いのかな?
とりあえず三人とも同じ時間だが
(
>>382まで)有効
355 名前: ◆YsjGn8smIk [sage] 投稿日:2008/09/03(水) 00:00:00 ID:VBoBRKU8
ラドック=ランザードを予約します
356 名前: ◆VsIl7eA2DE [sage] 投稿日:2008/09/03(水) 00:00:00 ID:ZO6QGFfJ
朝比奈みくる、ヴィヴィオ、惣流・アスカ・ラングレーで予約。
357 名前: ◆wuOy/6oIeM [sage] 投稿日:2008/09/03(水) 00:00:05 ID:qtXT358a
トトロ・ドロロ兵長・キョンの妹を予約します
358 名前: ◆LQxnEUL7WA [sage] 投稿日:2008/09/03(水) 00:00:05 ID:ghAnw5oN
草壁メイ、ウォーズマン、朝倉涼子予約します。
366 名前: ◆U85ZpF.SRY [] 投稿日:2008/09/03(水) 00:00:38 ID:bcDVhyz1
モッチー、ハルヒ予約
370 名前: ◆h6KpN01cDg [sage] 投稿日:2008/09/03(水) 00:01:01 ID:YOdL1V6u
サツキ予約
373 名前: ◆Y7QmnwjnHQ [sage] 投稿日:2008/09/03(水) 00:01:38 ID:KAnlAx1s
古泉、ハム予約
378 名前: ◆2XEqsKa.CM [sage] 投稿日:2008/09/03(水) 00:01:52 ID:c/ih07Ep
冬月コウゾウ
タママ
382 名前: ◆qYuVhwC7l. [sage] 投稿日:2008/09/03(水) 00:02:00 ID:JczBkkrT
小砂予約します!
無効
353 名前: ◆U85ZpF.SRY [sage] 投稿日:2008/09/02(火) 23:59:42 ID:cKFaPtgP
モッチー、ハルヒ予約
354 名前: ◆2XEqsKa.CM [sage] 投稿日:2008/09/02(火) 23:59:56 ID:ih1n1IFP
冬月コウゾウ
タママ
359 名前: ◆4etfPW5xU6 [sage] 投稿日:2008/09/03(水) 00:00:05 ID:x9O05yn3
キョンとトトロで予約
360 名前: ◆zoEEb4sk1I [sage] 投稿日:2008/09/03(水) 00:00:05 ID:Ys5MyaUL
トトロ予約
361 名前: ◆0O6axtEvXI [sage] 投稿日:2008/09/03(水) 00:00:06 ID:/ls2ZA3y
リナ=インバース、ヴィヴィオ、アシュラマン
予約します
362 名前: ◆wKs3a28q6Q [sage] 投稿日:2008/09/03(水) 00:00:06 ID:B8HP9b5c
みくる、ウォーズマン、水野灌太を予約します
364 名前: ◆qYuVhwC7l. [] 投稿日:2008/09/03(水) 00:00:10 ID:vh8S2XoJ
モッチー、ヴィヴィオで予約!
367 名前: ◆KKid85tGwY [sage] 投稿日:2008/09/03(水) 00:00:51 ID:PMplgQxE
オメガマン、草壁メイ、予約します。
379 名前: ◆U85ZpF.SRY [sage] 投稿日:2008/09/03(水) 00:01:50 ID:cKFaPtgP
ハルヒ、スエゾー予約
>>383 同時刻ならば先着順!こればっかは神の采配ということで……
涙目の人多いw
これは没スレ用意した方がいいかもわからんね…
あ、モッチー被ったのかと思ったがヴィヴィオ破棄で通るのか
じゃ俺は改めてモッチー、ハルヒでおk?
トトロ予約できなかった…orz
アニロワ1st以来久しぶりのロワ参加だったから
気合い入れて既に40kbくらい書いてたけど…これが予約合戦か…
くそお……
少し出遅れたせいで一人取れなかった……OTL
>>389 それは辛いな……
大丈夫、きっといつかそのSSが再利用できるときが来るさ
◆YsjGn8smIk氏 ラドック=ランザード
◆VsIl7eA2DE氏 朝比奈みくる、ヴィヴィオ、惣流・アスカ・ラングレー
◆wuOy/6oIeM氏 トトロ・ドロロ兵長・キョンの妹
◆LQxnEUL7WA氏 草壁メイ、ウォーズマン、朝倉涼子
◆h6KpN01cDg氏 古泉、ハム
◆2XEqsKa.CM氏 冬月コウゾウ、タママ
◆U85ZpF.SRY氏 ハルヒ、スエゾー
◆qYuVhwC7l.氏 小砂
とりあえずパッ見のまとめ
>>389 没スレ!したらばに没スレ作るんでそっちにどうか!
っていうかアイデアはまた次回使えるかもなんでとっておいて!
よし! 勝った!
でも通ったキャラに誰一人競争相手がいなくてなんか寂しい!
ふしぎ!
なんて熾烈なんだ…
まだ作品把握中の俺は応援とドンマイを告げることしかできん
>>385 くそーwでもキョン取られなくて良かった
俺のキョンは有効だよね?
あれ、ガイバーキャラは一人も予約入ってないね
絶対被ると思って避けたんだがw
今のところ18キャラ埋まってますよー
まだ空いてるのは以下
1/6【涼宮ハルヒの憂鬱】
○キョン
5/6【キン肉マンシリーズ】
○キン肉スグル/○キン肉万太郎/○悪魔将軍/○アシュラマン/○オメガマン
4/6【モンスターファーム〜円盤石の秘密〜】
○佐倉ゲンキ/○スエゾー/○ホリィ/○ナーガ
5/6【魔法少女リリカルなのはStrikerS】
○高町なのは/○スバル・ナカジマ/○フェイト・T・ハラオウン/○セイン/○ノーヴェ
3/5【ケロロ軍曹】
○ケロロ軍曹/○日向冬樹/○ガルル中尉
3/4【スレイヤーズREVOLUTION】
○リナ=インバース/○ゼルガディス/○ゼロス
2/4【新世紀エヴァンゲリオン】
○碇シンジ/○加持リョウジ
4/4【強殖装甲ガイバー】
○深町晶/○アプトム/○ネオ・ゼクトール/○リヒャルト・ギュオー
3/4【砂ぼうず】
○水野灌太(砂ぼうず)/○川口夏子/○雨蜘蛛
0/3【となりのトトロ】
>>388 おk
実は今携帯からで
どのキャラが予約されてないか把握が難しかったりするww
今日はもう寝ようかな
>>398 キョン単体かほかにキャラ加えて予約ならおkのはず
>>394 なーによくあることだ
さて、勢いで予約しちまったが実は他ロワの予約も抱えてるのでこれから修羅場だぜーw
被っていた人は被ったキャラを除いて予約しないと有効にならないよ〜
改めて予約しなおすか
キョンと冬樹で予約
>>400ありがとう
じゃあキョン、シンジ予約
まだ何も書いてないけど夏休み暇だから書くわ
>>397 どっちも
>>388の◆U85ZpF.SRY氏だからスエゾーより先のモッチーが有効かな
>>398 キョンだけで改めて予約した方がいいと思われますです
ではケロロ追加でお願いします。
しまった! ガイバーががら空きは想定外!
まだ全然書いてないが、早く仕上げないと取られる!
>>408 残念!キョンはすでにとられたぜ!再度の予約を待つ
>>408 ………orz
二度も僅差で予約破れとは…
しかし予約見てて思ったが、ロリの競争率半端ないww
夏休み暇だからとか無駄なこと書かなければよかった……orz
……………
>5/6【魔法少女リリカルなのはStrikerS】
>○高町なのは/○スバル・ナカジマ/○フェイト・T・ハラオウン/○セイン/○ノーヴェ
ヴィヴィオがダントツ人気で他のキャラには見向きもしないのかよこのロリコンどもめどもめどもめーーーーーーー!!!!wwww
早すぎて何がなんだかわからねえw
>>363 古泉使うネタも用意してたんだぜ・・・
45秒規制のおかげで「これ被ったしじゃあ次これ!」と素早く次手を打てないから困る
精神的に疲れた…今日はもう寝ます。
予約取れた人おめ。
それでは
「心よ、原始に戻れ」
それは、あるいは呪文のようなものだったのかもしれなかった。
あまりにも唐突で、それそのものでは意味をなさないような言葉だったのだから。
しかし、その言葉によってひとつだけ変化があった。
この場にいた誰もが、聞こえるはずもないような、何かがひび割れるような音を聞いたのだ。
そして、次の変化は一瞬だった。
あまりにも劇的過ぎて、その一部始終を間近で見届けたはずのシンジにも何が起こったのか分からなかった。
いや、彼だけではない。
何が起こったのか分かった者など、この場にはほとんどいなかったに違いない。
悲鳴すら上がらなかったのがその証左だ。
だって、あまりにも非常識すぎるだろう――
今さっきまでそこに存在したはずの者が、次の瞬間には“オレンジ色の水溜まりになっている”なんて、誰が信じられる?
「……さすがはドクター・スカリエッティ、素晴らしい仕事をしてくれるじゃないか」
最初に言葉を発したのは、誰であろう渚カヲルであった。
誰に向って語りかけたとも知れぬ独白を二言三言つぶやき、改めて周囲を見渡す。
「A.T.フィールドは誰もが持つ心の壁だ。それがあるからこそ、不完全な群体生物はその脆弱な個を保っていられる。
それを解き放ってしまえば肉体はその意味を失い、生命のスープであるLCLの海へと還元される。
もっともこんなものが『補完』と呼べるものであるはずはないが――君たちにとっては関係ないし、個の消失に例外もない」
カヲルは静まり返った空間に語りかけながら、軽く自分の首を指さした。
それを見た場内のあちこちから、次第に困惑に満ちたどよめきが上がり始める。
その渦中にいた碇シンジも、周囲より若干遅れてその理由に気がついた。
自分の首に、何か『首輪』のようなものが嵌まっているのだ。
それは周囲の人々に目をやることで一層確かなものになる。
鈍い光沢を放つリング。
その一部には、一際場違いともいえる光を放つ宝石が埋め込まれている。
「君達は体のどこかにそのリングが取り付けられている。殆どは首輪としてだけどね。
普通に行動する限りは問題ないが、君達の行動次第では術式が作動して対象の個は消失する。
無理に外そうとはしないことだね、結局は同じ結果に終わるだけさ」
ksk
ksk
ksk
◆Y7QmnwjnHQ氏へ
実はLCLが良くわからないんだ…
だから、えっと↑の部分(
>>420)を引用転載気味に使わせてもらってもいいだろうか?
>>424 氏ではないが、LCLについて軽く解説を
LCLは通称「命のスープ」と呼ばれる液体で、生命の源みたいなもの?
人類補完計画によって補完された人間はこれに還元される
エヴァンゲリオンのコクピット(?)内、あるいは綾波の培養水槽にはこれが入っている
>>424 引用?嬉しいこと言ってくれるじゃないの
まあ冗談は置いといて、どんどんやっちゃって構わんぜ
それから説明はすでに
>>425の人が書いてくれてるけど、訊かれたら可能な限り答えるよー
>>426 本当にサンクス!!
>>425のおかげでアバウトには把握したんだが不安で…
よし、早速取り掛かるか
ここでいいのかな?
小泉、ハム予約は自分ではなくて◆Y7QmnwjnHQ氏ですよー。
自分はサツキとケロロです。
そんなこんなで最新版
あんまり貼っても鬱陶しいからあとはまとめを見てね!
5/6【キン肉マンシリーズ】
○キン肉スグル/○キン肉万太郎/○悪魔将軍/○アシュラマン/○オメガマン
4/6【モンスターファーム〜円盤石の秘密〜】
○佐倉ゲンキ/○スエゾー/○ホリィ/○ナーガ
5/6【魔法少女リリカルなのはStrikerS】
○高町なのは/○スバル・ナカジマ/○フェイト・T・ハラオウン/○セイン/○ノーヴェ
1/5【ケロロ軍曹】
○ガルル中尉
3/4【スレイヤーズREVOLUTION】
○リナ=インバース/○ゼルガディス/○ゼロス
2/4【新世紀エヴァンゲリオン】
○碇シンジ/○加持リョウジ
4/4【強殖装甲ガイバー】
○深町晶/○アプトム/○ネオ・ゼクトール/○リヒャルト・ギュオー
3/4【砂ぼうず】
○水野灌太(砂ぼうず)/○川口夏子/○雨蜘蛛
0/6【涼宮ハルヒの憂鬱】
0/3【となりのトトロ】
あれ?えっと……い、今の予約状況を誰か教えてくれ!混乱してきた
C弾く為に予約はしたらばでやるんじゃなかったの?
とりあえず聞いてくれ・・・
予約まとめ書こうとしたらばに行ったら予約纏めスレが消えてたんだ・・・
何を言っ(ry
>>435 ホントだ、消えてる。
……なんだこりゃ?
438 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/03(水) 00:35:51 ID:WNyg6aR1
>>432 サービス、敬称略
◆YsjGn8smIk ラドック=ランザード
◆VsIl7eA2DE 朝比奈みくる、ヴィヴィオ、惣流・アスカ・ラングレー
◆wuOy/6oIeM トトロ・ドロロ兵長・キョンの妹
◆LQxnEUL7WA 草壁メイ、ウォーズマン、朝倉涼子
◆U85ZpF.SRY モッチー、ハルヒ
◆h6KpN01cDg サツキ、ケロロ
◆Y7QmnwjnHQ 古泉、ハム
◆2XEqsKa.CM 冬月コウゾウ、タママ
◆qYuVhwC7l. 小砂
◆4etfPW5xU6 キョン、冬樹
◆YsjGn8smIk氏 ラドック=ランザード
◆VsIl7eA2DE氏 朝比奈みくる、ヴィヴィオ、惣流・アスカ・ラングレー
◆wuOy/6oIeM氏 トトロ・ドロロ兵長・キョンの妹
◆LQxnEUL7WA氏 草壁メイ、ウォーズマン、朝倉涼子
◆h6KpN01cDg氏 サツキとケロロ
◆2XEqsKa.CM氏 冬月コウゾウ、タママ
◆U85ZpF.SRY氏 ハルヒ、スエゾー
◆qYuVhwC7l.氏 小砂
◆Y7QmnwjnHQ氏 古泉、ハム
◆4etfPW5xU6 キョン、冬樹
で間違いない?
>>435 自分も消えててびっくりしたが、今見たら復活してたな
修正のために一時消したんじゃないか?
のこりは?
キン肉マンとなのはがほぼ丸ごと残ってるなー
そしてまさかのノータッチガイバー
>>434 んな過剰反応示さなくてもいいんじゃない?(Cに対して)
あ、予約纏めは何か間違いとかあったらしいので作り直しましたw
445 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/03(水) 00:39:07 ID:WNyg6aR1
>>439 ◆U85氏は予約被りの勘違いで一旦スエゾーに切り替えたけど、
最初のハルヒ/モッチーが通ってるからそれで行くらしいよ
>>442 >>431
>>444 Cを知ってるようだからあえて横から口に出すけど、あれに目を付けられたら面倒すぎることこの上ないとおもうぞ
まぁ、次からはしたらばでやってもいいかもね。
雑談とかと混じって、確認がし難いのは痛い。
投下前後にしたらばへ書き込んでもらえば問題ないか
>>446 んー…まぁそこら辺はまた人が居るときに話せばいいか
今は被り過ぎショックで大方寝ちゃってるだろうしw
……あれ、状態表はどこだ。
【名前@作品
【装備:なし】
【所持品:不明】
【状態:健康】
【思考】
基本方針:???
0:???
こういうのでいい? というか、支給品は1〜3でいいんだっけ。
451 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/03(水) 00:55:34 ID:WNyg6aR1
>>450 そんなガチガチにしなくていいよー
キャラと所持品と身体状態だけわかればフォーマットとか必要ないじゃない
そもそも必要か?わかんないとこあったらその場で質問とかでいいんじゃない
大事なのはノリと勢いとkskだよな!
>>453がとてもいいことを言いました
二回言ってもいいくらい
状態表無しじゃリレーに齟齬が出る可能性が高いからまあないよりはあった方が後の書き手は楽かな
書き手諸氏が好きなようにやればいいとおもうよ
大事なのはノリと勢いとkskだよな!
大事なのはノリと勢いとkskだよな!
>>454 大事なのはノリと勢いとkskだよな!
大事なことなので(ry
大事なのはノリと勢いとkskだよな!
さらに重ねて(ry
安価の神様が見守ってくれるから大丈夫だよ!
カヲル君落ち着いつwww
状態表いらないと思ってる人がいることに驚き
どんな適当でも、テンプレはあらゆるロワにあるからなあ。カオスロワでさえも。
だからないと落ち着かないというか、続きがリレーしにくいというか
書き手的には状態表はあったほうが楽だと思うよ。
状態とか思考は要らないかもしれないけど
あれ?あのキャラの支給品なんだっけ?ってときとかに便利ではある
464 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/03(水) 01:09:08 ID:qwc5mhtK
もう適当でいいよ
>>461 「あらゆるロワ」という観念をまず捨てるんだ
kskロワは生まれたばかりのすっぱだカーニバルなんだよ
はっぱ一枚あればいいんですね、わかります
>>466 生きているからラッキーだ(殺し合いの真っ最中的な意味で
基本的に全参加者が素っ裸の状態で始まる可能性もあるしな……エヴァ的に考えて……
そこまで大騒ぎするほどのことでも無くない?
作者が便利なら状態表つければいいし…というか、皆が空気読めばそれでおk
あー色々言われそうだけどもう一つだけ、もう一つだけ確認させて。
スタートは朝?昼?夜?というか、何時?
この質問もダメか?
殺った!殺った!
>>470 そういえば時間帯分けとかしてないよな
よくある二時間区切りでいいのかな?
そもそも会場に昼夜の区切りあんの?
改めて
>>453 大事なのはなのはとノリと勢いとkskなんだよ!
>>472 YATTA!かww一瞬何かと思ったww
「よくある」とか言うのも不味いのか?
なのはとな!?
>>472 待って!今ちょっと新しく考えてるから待って!
>>474 む、すまんそうだった
では予約を待ちつつwktkするか
個人的にトトロがどう動くのかがすごく楽しみでしかたないww
>>474 なのはだけじゃなくてこのスレの守護神カヲル君も入れてあげてください
そういえばなのはってヴィヴィオ以外予約入ってないんだよな……このロリコンどもめ!
しかも同じロリ層にあたるメイやキョン妹はすでに予約済み……やっぱりこのロリ(ry
状態票って誰々死亡とかいうのと
そのSSに出てくるキャラが持ってる道具とか場所とかのやつでしょ?
あとで見返すとき便利みたいだし、これくらい書いといたら?
【名前】
【場所】
【持ち物】
>>482 あ、それシンプルでよさそう
賛成したいと思うんですが構いませんね?
>>478 不思議空間だから昼夜しっちゃかめっちゃかにしようぜ
あっちは昼間、こっちは夜明け
春夏秋冬なんでもござれ
持ち物に何出展とか書いてもらえると調べやすくて助かるー
昼夜しっちゃかめっちゃかってのもおもしろそうだが、混乱しそうだなww
ただその場合、wikiに「本編時系列順」ってのがあるけど時系列がわかりにくそうだww
時系列っていうか、今どのあたりの時間かってはやっぱり必要かな
>>488 それはあるといいね
正直作品半分くらいしかしらないから
そういうのがあると助かるかも
>>482 ふむふむ。まあいいんじゃない?
ああ、時間とかは場所に含める?
原作のバトル・ロワイアルでも中盤とか終盤から出てきた奴がいるし、
ガンガン放送行くのも面白そうだし、ノリで柔軟にやる感じみたいだし、
別にいいんじゃね?
予約してる書き手さんがいないときにこういう大事な事ぽんぽん決めていいのかな?
あ、時間もいるのか
○○の続きとかじゃなくてその世界があるんだもんな
でも時間どうするのか決まってないんじゃないの?
>>490 そういうだろうと思って、時間の区分を作ったぜ!
0〜3時:未明
3〜6時:明け方
6〜9時:朝
9〜12時:昼前
12〜15時:昼過ぎ
15〜18時:夕方
18〜21時:夜のはじめ
21〜24時:夜遅く
ぶっちゃけ気象庁の時間区分の丸パクリ……ゲフンゲフン
突っ込みあったら柔軟に対応すればいいんじゃね?
18〜21時:夜のはじめ
21〜24時:夜遅く
この辺がなんか投げやりでいいなw
>>497 やり始めてから全員バラバラで大混乱!だとちょっと困るから、軽く縛りはいるかも
ぎちぎちにする必要はまったくないけど、時間とか状態表とかあったらありがたいし
よく考えたら時間の明記と原作で中盤終盤から出てくるの関係無かったな
季節も暑くなく寒くもなく気にならない気温っていうことでどうかな
困った時はゆで理論で解決すればいいんじゃね?
>>496で良いでしょ
つか、ここは全く新しいロワを作ろうとしてるんじゃなくて、楽しく勢いでやって来てその結果新しい感じになっただけじゃん
なのに何で一番大事な
>>453忘れて、全く新しい物にすべき!みたいな空気になるかなぁ…
>>496 せめて
18〜21時:夜
21〜24時:深夜(もしくは夜中)
とかにしようぜww
こういうことって書き手の人が決めるんじゃないの?
勝手に決めちゃっていいわけ?
とりあえず、何時スタート?
それだけ教えてくれー、夜中か昼かで表現も変わってくる
>>505 気象庁クオリティだから仕方ないw
ぶっちゃけ変えたほうがいいと思ってる
>>502 書き手さんにおまかせになるが、局地的に暑かったり寒かったりしてもおもしろいぞきっとww
>>506 なんとなく思っただけだからスルーしてくれw
そういえば私物ってどこまで没収だっけ・・・?
砂ぼうずのマスクは没収対象?
ベアクローはOKだったし、キン肉マンのマスクもOKだとは思うが
便利機能があると没収なのかな
00:00丁度でいいんでない?
一日目、とか二日目、とかわかりやすいっしょ
>>514 戦闘力とかに露骨に影響しそうなブツ、くらいの基準でいいんでない?
>>509 そっから色々と考察して、日本政府が黒幕という驚愕の事実をだな
>>517 ナンテコッタイ、福田の退陣にはそんな裏があったっていうのか
気象庁と日本政府、そしてksk……
>>514 砂ぼうずのマスク(砂漠スーツ)は没収対象だと思う。幾らなんでも便利機能が多すぎるし 同様に小砂も
ただし雨蜘蛛は素顔が完全に不明だから没収出来ないよなぁ…あれって砂漠スーツだよな? その場合は機能制限だけに留めるか
キン肉マンのマスクはあれだ、無かったらその時点で生存しても死亡確定しちゃうじゃないかwww
ウォーズマンのマスクを没収すると大変なことに!
ロリ組が見たら泣くwww
>>514 ベアクローは勿論のこと、スグルのマスクも優る物だったはず
>>516 ベアクローとかモロアウトじゃね?
つーか、ベアクローはまだしもスグルのマスクが無かったらバイザー無しのサイクロップスよりヤバいだろ
フェイスフラッシュ出しっぱなしwwww
これもキッチリ決めないで適当でいんじゃね?
ロリ組はウォーズマンは笑っただけで泣くと思うw
そういえばロリロリ言われてるけど、女性陣で最年少って誰だろう?ヴィヴィオ?
そして最年長は……なのはさん?
ベアクローは確か一つは没収、一つはそのまま……じゃなかったっけ?
なるほど、0時スタートってことは 未明 スタートか。
トンクス、これで行ける
>>518 福田が出てくると真の黒幕として中国かゴリラ
(あだ名とかではなくまごうことなきただのゴリラ)
が出てきちゃうからなぁ
やっぱ凾出してオタク叩きに持っていって
>>524 強敵と認められるレベルの子なら泣かないんじゃね?
せっかくだし投下が来るまで、wikiの方の参加者情報書いてくれる人はいませんかー
未把握の書き手さんの助けになるかもしれないから、自分ちょっとやってみようと思ってるんだけど
>>532 モンファーキャラと砂ぼうずと小砂を書いたのは俺だ……しかし現在予約中故に一時中断せざるを得ない
とりあえず思いつくだけ書いたんだけど、参加者情報ってあんな感じでいいのかね?ちょっと長い?
>>533 や、長くてもきっと大丈夫だと思う、むしろ詳しくてありがたい
そして予約の方がんばれ
自分はとりあえずトトロ(必要か?)にエヴァ、ハルヒあたりを書くことにしますです
今までの流れを纏めてカヲル君に説明してもらった。
状態表に時間帯を追加、評判の悪い夜の呼び方を変更w
【――カヲル君からのお願い――】
___,,,.................,,___ \ / キャラクターの状態を把握しやすくするために、
´ >'"¨'''ー- ...,,__¨`\ ヽ\ | SSの最後に以下のテンプレを挿入してくれ。
_/_,,.... -─-- ..,,_\ \ i ヽ |
/ `> \ \ i\ i | 【名前】
/-‐ァ / ___ \ヽ i / | 【時間帯】
/ /// / _,,..二ニ= ',i // | 【場所】
//,.7'" _,,.. -‐'''"、‐-..__.... -──- 、 レ 、 ̄`\ | 【持ち物】
/,..イ/ 「¨,ゝ、=ニ二 \¨、`\ |
//// Z ヽマラ''" -‐‐- 、 \ \ __ | 時間帯の区分は以下の通りだ。
// _=ニ二__.... _二ニ= , il ', ',/ ̄ |
___,イ,' 、_ノ _,.-‐ニ二、-‐ニイ ll \. i ',. ', / | 0〜3時:未明
/ フ , 、 '"、 -.、、\. /i ∧ /l ∨ ',_', ,.イ | 3〜6時:明け方
"\'-─- //!,' 丶 ヽ,仏、 / レ' ', /| l __,,... -‐ム''" < 6〜9時:朝
\‐-、 ,' \ Z ヾ-イ .// /',/ /レ'''"/ / | 9〜12時:昼前
//ヽ ` Z `>ソ / /_/ ,.イ / | 12〜15時:昼過ぎ
、 ,. ‐‐--‐'''"_,.! \ _,,.. -‐- ..,,__,,.. -‐'''" / . | 15〜18時:夕方
/ / ̄  ̄>'''" / / . | 18〜21時:夜
__/__........___/ -‐==- イ / . | 21〜24時:夜中
/ / ,.-‐''" |
\ 三時間区切りだから、割とアバウトでいいと思うよ。
>>535 了解!そして乙
やっぱりカヲル君はここのマスコットなんだなぁww
乙!
次スレからはテンプレ入りだなw
簡単な思考のまとめとか入れないのか?アレが無いとちょっとわかりにくいような…
乙!
AAに吹いたw
こんな時間なのに人がいて不思議に安心している自分ww
暇なひと何か雑談しようぜー
>>539 入れても良いんじゃない?不要なら突っ込み入るし必要ならおけされるし
書き手の人が好きにしたらいいんじゃないかな
書き手のノリと勢いと(ryですね分かります
一番大事なkskを略すんじゃーない!!
>>431のまだ残ってるキャラ辺りか?
こうやって見ると結構いるようにも見えるが、どうなるかね
個人的にはオメガマンにちゃんと書き手が付くのかどうかが不安だw
>>546 オメガマンは没になったけど予約狙った人がいるから大丈夫だとおも
ヤバイくらい書かれなかったらオメガ君には死体役で御登場願おう
なのはがかなりあまってたのが意外、まっさきに埋まると思ってた
……ヴィヴィオだけ争奪戦になったのは、このロリ(ryとしか言いようがないがww
原作でもあったなw片付けられたはずがまたリング上に現れるというゆでマジック
なのはキャラのネタは色々考えていた
最初の予約合戦に敗北し、ふと残りキャラを見たらものの見事に絡ませようと思ってたキャラが埋まっていたんだw
ガイバーが真っ白なのがビックリ、絶対だれか予約すると思ったんだけどな
キン肉マンとなのはは5人ずつか
勝ち抜き戦が始まるかもね
「次鋒、オメガマンいきます!!」
オメガマン「グオゴゴゴゴゴ!!」
フェイト「っ ライオットホームラン!!」(カキーン!)
オメガマン「ギャア――――ッ!!」
悪魔将軍「……………」
ですね、わかります
オメガマンはアシュラマンの親友であるサンシャインの首を持っているという因縁とも言えない事もないようなものはある
…でもサンシャイン超人墓場で死亡は2世で見事に無かった事にされてるからなぁ
用語集としたらばが更新されてるwww
仕事早ぇーーー
両方とも乙です
>>555 2世の矛盾発生率は異常
数週間後に見た目が変わってるのも日常茶飯事
ウォーズマンがクマのぬいぐるみかぶってファンシーに踊るのもよくあることさ
クマぬいぐるみwww
けど今週のウォーズマンはかっこいいよ
ゆでは初代連載当時、ウォーズマンが人気キャラってことすら知らなかったんだっけ
チューブトレーニングの結果新しい骨が生えてくるのも当然
2回戦で追い打ちをかけないクリーンファイトを相棒に命じてた事が判明したウォーズマンが、一回戦で瀕死の敵の胴体を無意味にぶちぬいたのもよくあること
3作品しか把握してないのに、うち把握してる2作品が完売/(^o^)\
単体予約するべきか…それともいきなり欝展開作ってやろうか…悩むところだ。
予約された作品偏ったよな
トトロは知らない人を探す方が難しいだろうからなww
書けるかは別にしても
俺、今日自動車学校終わって予約あいてたら予約するんだ……
こんなこと書き込んでたら予約取られそうな罠
なのはなんてあっという間に売り切れかと思ってたのに
ヴィヴィオに限っては異常な競争率だったじゃないかw
なのはは他のロワでもよく出てるから、もういいやって感じなのか?
他のロワ?
他にもこういうのあるの?
したらばのksk略語変更されてるww
今までの支援ですでに大量のkskが出たから、これからも機会があればがんがん変わるだろうなww
しかし参加者でもないのにネタの神として愛されOPに出てるんだから、カヲル君はすごいなぁww
>>571 パロロワ wiki でググって見るとよし
漫画やギャルゲ、仮面ライダーやら果てはロリショタのロワもあるよ
そういや、今さらだけどマップに病院がないんだな
>>575 そういえば大体の施設はそろっているけど、医療施設はないね
デパートとかで医療品って手に入るのかな?
状態表だけど、テンプレのものを使うのも他のロワにある従来どおりのを使うのも
書き手次第ってのはどうかなー?
>>577 解かり難くなるし、統一した方がいいと思うぞ
統一するぐらいなら先人達に習ってもいいんだと思うけどなー。
ガチガチとかいう意見もあるが解り易いに越したことは無いし。
特に思考欄は本編で書き切れなかったことの補足に役立つんであると助かる。
それに、いちいち以前の話を見直して細かい思考や方針を再確認する手間も省けるんだ
いや、以前の話を確認する作業はどのみち要るだろ……
でも終盤ともなると状態表なしだとひどいときは一気に10話分の確認が必要になるぜ?
それも書き進めるたびに何度も。
それが状態表一歩で済むんだから安いもんじゃないか。
あった方が分かりやすいとは思うけど、1,2行の文でそれまでの行動とか思考とかを全部説明するのは無理でしょ
完全に確認しようと思ったら、結局は読み返さなくちゃいけない
まあ一番重要なのは「細かい」って点なんだけどな。
本編でそれとなく書かれてあっても忘れちゃならない場合に状態表においておくと忘れなくて済むっていう。
あと時間帯と場所は、グループ組んでたり戦闘中だったりしたら複数いても全員同じだから
一番上に置いてまとめるように表示した方が良いんではないだろうか?
状態表は書き手しだいでいいと思う
使ってるのを見て便利だと思ったら広まるだろうし不必要なら廃れるでしょう
>>584 で良いんじゃない?
便利なら、何だかんだ残されるだろうし
予約ってこのスレで良いのですか?
おk
>>587 どうもです。
ではスバル・ナカジマ、ガルル中尉で予約しますー。
すごくどうでもいい話だけどwikiの看板の一部が「キャラメル」に見えた
い、一番槍行っちゃっていいのカナ……?
小砂、投下しますー
待ってました支援!
あれ、鳥間違えた!?
こっちだっけか…
改めて投下します!!
ksk
ksk
いつも通りに自分の家で寝ていたハズなのに、目が覚めたら見覚えの無い奇妙な場所にいた。
しかもそこには見たことのない奇妙な化け物が大量にいた。(何アレ、新種の虫?そりゃ美味そうなのも何体かいたけど)
極めつけには、どっか頭の大切なネジが二、三本吹っ飛んでるんじゃないかってイカれた眼鏡のおっさんと、
妙に暗そうで常軌を逸したナインボディ(……人の事言えないか)のオッサンの愛人っぽい少女が爆弾発言と来た。
『これから、あなた達には殺し合いをしてもらう』
…………なによそれ?
無限屋の依頼でも、こんな常軌を逸した物は………無いと言い切れないのが恐ろしい。
貝塚社長並の大富豪が、目玉が飛び出るぐらいの優勝賞金をエサに募集を掛けたら、絶対何人か受けるバカがいるだろうし。
まぁ、幾らなんでも私はそんな物受ける気はサラサラ無いけど。
ところが、残念な事に私には拒否権が無いらしい。あのキ●ガイなオッサンとそれとは別の意味でヤバそうな少女に逆らったらその場で首輪が爆発!
首と胴体はあっさりと泣き別れして、そのまま殺し合いにすら参加できずこの世からさようなら………。
ふざけんな! せめて依頼するんなら無限屋通して、しっかり依頼書にサインしてからにしてよ!!
優勝賞品? いきなり口約束でそんな事を言われて、誰が信じられるのか。
例えば『クズどもが殺しあう姿を見たい!』という欲望を持って、わざわざ自力で人手を集めて、十分に殺し合いの映像を楽しんだ後で優勝者が『賞金をくれ!』とやってきて…
もしもそいつに首輪がハマったままだったら? その場で首輪を爆発させるね。幾ら十分な働きをしたからって、自分の財産を擦り減らさずに済むんならそうする。
誰だってそうするし、あたしだってそうする。しかもこれは『依頼』じゃなくて命を握った『強制命令』だ。命令する側がされる側の言う事を聞いてやる道理なんて無い。
っつーか『死者蘇生』ってありえな……
そこまで考えた時に、あたしの頭は真っ白になった。
何故か?理由は簡単。自分の目と鼻の先に……まさしく『死者』がいたからだ。
「先っ――――――!」
そう口に出そうとした瞬間、突然視界が黒く塗りつぶされて………気が付くとあたし――――小泉太湖こと便利屋小砂は、は再び見知らぬ建物の中にいた。
※
ついさっきまで周りにいた大量の人間や化け物達(もしかしてアレって現地到達の食糧?)も全員いなくなっていて、あたしは一人になっている。
けど、そんな事を気にするよりも先に、あたしはある事で頭が一杯になっていた。
足もとに転がってたディパックを引き寄せると、必死で中を探す。
…………………あった! 参加者名簿!!
パッとそれを開くと、一つの名前を探し出そうと全力で目を動かして…………あたしはペタンと床に座り込んだ。
「………は………ははは……あはははははは……」
口からは見慣れた砂漠みたいな乾いた笑いしか出てこない。ああ、笑うしかない状況ってこういう事を言うんだ………。
水野灌太。その名前は、確かにはっきりと名簿の中に記されていた。
「なんだ、やっぱり生きてたんじゃないですか………先生……!」
そりゃ、そうですよね。『砂漠の妖怪』と恐れられて、卑怯で姑息で外道な男で、
「ボインちゃんをゲットするまで、命を掛けて突っ走る!!」とまで吼えていた、ドス黒い欲望にまみれた先生が……あんな爆発ぐらいでそうそう死んだりしないですよね。
一瞬あのオッサンが言っていた『死者蘇生』という言葉が本当なのかと思ったけど、幾らなんでもそれは無い。
ただ、先生はその並外れた生命力と姑息な作戦で、上手い事あのロボット兵達の襲撃から逃げのびてた。それだけの事だろう。
「にしても、一番弟子のあたしに連絡の一つぐらいも入れてくださいよ……」
わざわざ自分の金で墓まで建てて、ちょくちょく先生の好物だった虫ダンゴを備えに行って、その度に毎回あらゆる落書きがされてる墓を掃除して……。
冷静に考えたらもの凄い出費だ。少し腹が立ってきた。
「出費はきちんと先生に請求するとして……さっさと先生に合流して文句言ってやらないと」
そう言ってよっこらせっと立ち上がり、行動を開始しようとしたところで…………あたしはふとある事に気づいた。
今の状況って、『たった一人になるまで殺しあわないと自分が死ぬ』って事だよね?
だとしたら………………
※想像中
「わー先生ー生きててくれたんですねーよかったー」
「おー小砂かー久しぶりだなーあばよ」
ず が ん !
「うぎゃー。いきなり何をするんですか先生ー」
「うるせー。一人しか生き残れないんだったら、弟子のお前が師匠の為に死ねー」
「そんなーひどいー」
「あばよ小砂ー。次があったらボインちゃんに生まれ変われよー」
「うう、こんな所で死んじゃうなんてー。凄腕美人になりたかったーがくっ」
【こすな@砂ぼうず しぼー】
※想像終わり
……………なる。絶対こうなる。あの外道な先生の事だから絶対にこれぐらいの事はする!
というかあたしだってこの状況で満なんかと再会したらその場で殺………しはしないけど、絶対盾に使うし!!
「せ、先生との再会は後回しにしよう!! うん、それがいい!!」
そりゃ先生には会いたいけど、幾らなんでもそれよりは遥かに自分の命の方が大事だ。
とりあえず先生の事は置いておいて、もう一度目を通して自分の知り合いがいないかを探す。
そしてあたしは、二つの見知った名前を見つけた。
ksk
ksk
599 :
◆qYuVhwC7l. :2008/09/03(水) 18:23:19 ID:i3MaPoSd
「川口夏子……夏子さん!? 夏子さんもこの殺し合いに……と、後は……ゲ、雨蜘蛛って……」
あたしの憧れの人である砂漠の凄腕美人と、商売敵でもある妙に濃い声の変態を思い浮かべる。
夏子さんだったら…たぶん、冷静に状況を見極めて、もう既に何かしらの行動を取り始めてるはずだ。
出来れば合流して一緒に行動したい所だけど……でも夏子さんもちょっと冷たい部分あるからなぁ…。
ちょっとは私の腕も認めてくれてるから、先生みたいに殺される危険は無いだろうけど…それでも何かの捨て駒にされる可能性も無きにしも非ず…。
けど夏子さんぐらいしか頼れる人もいないし……やっぱり一番に合流するなら夏子さんかな。
雨蜘蛛の方は……うん、問題外。多分、この男だったら自分が生き残るために他の参加者を殺しまわるだろうし、場合によってはちょめちょめしてる事もありうる。
もしかしたら宿敵でもある先生を探して、決着を付けようとするかも………あたしの事は敵とも見てないんだろうなぁ。目を付けられてないのはいいけど、ちょっと悔しい。
もう一度、全体的に名簿を見る。私の知ってる名前は、先生と夏子さんと雨蜘蛛以外にはいないみたいだ。
………にしても何これ?「ゼルガディス」?「キョン」?「アプトム」だの「ヴィヴィオ」だの…これ本当に人間の名前?
他にも人名とは思えない妙な物は大量に載ってる。最初にいた化け物達の名前かな…? よくわかんないけど、気持ちわる。
ともかく、これで大体の行動方針は決まった。優先すべきは夏子さんとの合流で、先生と雨蜘蛛との遭遇は出来るだけ避ける。
………でも、先生の姿ぐらいははっきり確認しておきたいかな。ここまで来て同姓同名の別人でした、ってなったら洒落にならない。
わたしは名簿を置くと、もう一度ディパックの中をあさり始める。
あのおっさんの言っていた言葉が本当なら、この中に何個か武器になる物が入ってるらしい。
あたしが愛用してる砂漠スーツももちろん手元にないし…あるとしたらこの中だ。
「何があるかな……砂漠スーツ…いや、武器だから銃かな? グレネードランチャーとか…FM FAL…だったらちょっと困るか。もしかして先生のウィンチェスターだったりして…」
少しワクワクしながらごそごそと手を動かす。なんか、抽選会をやってるみたい。
………………。
………………。
………………?
…………ない?
「ちょ、ちょっ、何それ!? 銃も何もないじゃん!?」
どれぐらい手を動かしても、触りなれた硬い銃の感触は手を触れない。もちろん砂漠スーツもある筈がない。
「冗談じゃないって!! 銃も無いのにどうやって殺し合いを………あ!」
ディパックをのぞき込むと、何か黒い物が入ってる。これだ!!
「もう銃だったら何でもいいから…えい!!」
あたしはその黒い物をひっつかむと、一気に引きずり出した!
………………。
………………。
………………。
………この、黒くて、半円状の棒に二つの山がぴょこんと出ている物は……まさしく……。
「……………ネコ……ミミ……?」
……………あたしは地面に向かってそれを思いっきり叩きつけた。
「おいこら責任者の変態メガネェ!!! 何これ!? 砂漠スーツの代わりにコレ付けて戦えっていうの!?」
幾らなんでもこれはない!というか女の子にネコミミ付けて殺し合わせるってどんな変態性癖よ!?
まぁ砂漠にはそれぐらいの変態だったらいても可笑しくないかも知れないけど……。
ksk
「ああぁ…もうダメ、お終い……幾らなんでも銃も無い丸腰で殺しあうなんて無理だって……ああ、あたしここで死んじゃうのか…」
『そこの少女』
へなへなとその場に座り込む。絶望的だ…こんな事なら丸腰でも戦えるように、夏子さんから何か教わっておくんだった…。
『そこの少女…私の声が聞こえるかね?』
なんかもう変な幻聴まで聞こえてきた………本格的にもうダメかも知れない。
『頼む、気づいてくれ。このままでは手を伸ばす事も出来ない』
「うるさい…気づくも何もどこにも何もいないっつの……」
『床の上だ。下を見てくれればいい』
「はぁ?」
のたのたと視線を彷徨わせて、床を見る。そこにあるのはディパックと、広げたままの名簿と、その上に乗っているネコミミ……?
『やっと気づいてくれたか』
ギョロンと、ネコミミから目玉が浮かび上がった。
「………………………」
『お初にお目にかかる。私の名はネブラ=サザンクロス。君とは違う"闇の世界"(ダークゾーン)の住人だ』
「………………………」
『本来ならばこんな姿ではなく、本来の姿で君と話をすべきだろうが…今の私の力は著しく制限されている。自分でこの身を動かす事も出来ない。こうして喋るのがやっとだ』
「………………………」
『おそらく、あの眼鏡の男…いや、隣にいた少女の物だな。彼女はどうやら"闇の者"(ダークレイス)だったようだ。このような能力は見た事もないが…』
「………………………」
『…どうかしたのかね? 酷く震えているが』
「………………ぎっ……ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
ネコミミから目玉が生えて普通に言葉を喋っている。
そりゃ、そんなあんまりにもあんまりな状況に身を置かれたら誰だって震えるし叫ぶっての!!
「何!? 何よあんた!? やっぱりアレ、犬女岩の関係者!?」
『私の名はネブラ=サザンクロスだ。犬女岩という物はよく分からないが』
「ああああああ、アレは仕方なかったんです!! というかあたしは何もしてないし、岩を壊したのは先生の煩悩が暴走したからであたしは見てただけで本当に無関係ですってばぁぁぁ!!」
『何の話をしているのだ? ともかく落ち着いて話を聞いてくれないだろうか』
「イヤァァァァァァーーーーーー!!! 犯さないでぇぇぇええええーーーーーーー!!!!」
『こちらから君に手を出すつもりはない。元より手を出す事も不可能ではあるが』
………………とにもかくにも、それからあたしが冷静さを取り戻してそのネコミミ? とまともに話が出来るようになるまでは、あと三十分程の時間が必要だった。
※
ksk
『落ち着いたかね?』
「……な、なんとか…」
関東大砂漠広しとはいえ、ネコミミに心配された人間はあたしが初めてだろう。
とりあえずこのネブラとかいう妙な名前のネコミミは、だーくれいす? とかいう化け物達を自分の娘(ネコミミの娘って何よ?)と一緒に退治する事を生業としているらしい。
話してみると、どうやら私と先生が昔破壊した犬女岩も、凶悪なだーくれいす? であったようだ。
ともかく、こいつもあたしと同じように、突然あの不思議な場所に呼び出されていたらしい。
「じゃあ、アンタも参加者ってわけ?」
『いや、そうではないだろう。先程も言ったように、私は単体では攻撃はおろか自分の体を動かす事も出来ない。おそらく…支給品として集められたのだろう』
「支給品ねぇ……」
確かに喋るネコミミとなれば、見世物にしたり好事家に売ったりといい金づ…ゴホン。けど、殺し合いの中で役に立つとは思えないんだけど。
『……そうだな……私を君の頭に装着してもらえないだろうか』
「え”」
思わずカエルを潰したような声が漏れた。
ここまで話している上では、あまり悪い人間……もとい、ネコミミには見えないけれど、流石に頭に付けるとなると色々と抵抗がある。
……ついでにネコミミだしなぁ。
『安心したまえ。私には相手の精神に干渉する力は使えない』
「はぁ……まぁ、いいけど……」
恐る恐るネブラを掴んで、頭の上に被る。………何故か脳裏に『ネコミミモード♪』という謎の歌が浮かんだ。
被ってみたところで、特に違和感はない。ちょっと大きさにしては重いかな?といった程度だ。
『ふむ……ここはデパートの、家具売り場と言った所か。ちょうどいい、そこのテーブルの近くに寄ってくれ』
ネブラに言われて、初めてあたしは周りの景色をまともに見た。
なるほどネブラの言うとおり、あちこちのスペースには所狭しとタンスやちゃぶ台、ベッドやテーブル何かといった家具の類が並べられている。
にしても…妙に綺麗な部屋だ。なんか裏便が最初に使ってた隠れ家みたい。全然砂っぽくなくて掃除が隅々までされてて…
衛生レベルがマイナスな関東大砂漠で育った身としては、清潔すぎて逆に気持悪いぐらいだ。
ともかく、あたしは適当に手頃なテーブルに目を付けると、その傍まで近寄った。
「これぐらいでいい?」
『ああ、十分だ……そのまま動かないでいてくれ』
そうネブラが言い終わった瞬間に、あたしの頭の上で異変が起きた。
グネグネと何かが蠢いているような感覚…そして…何かが膨れ上がっていく?
「な、何!?何やってんのよアンタ!?」
『ジッとしていなさい、危険だ』
「危険って、だから何を……!」
頭上にあるだけあって、あたしからはネブラの様子は全く見えない。それでもせめて何が起こってるかわずかでも確認できればと、精一杯上に目を向けてみたら……。
あたしの頭から何本もの黒い触手が飛び出し、テーブルに突き刺さるのが見えた。
「ギャーーーーーーーーー!?」
『む……こんな物か……ならばこれは……』
ネブラの呟き声とともに、触手がうねうねと蠢いて固まり始めて…今度は巨大な爪のある二本の黒い腕へと変化した。
そのまま二本の腕は空中を舞いテーブルに次々と攻撃を加え、あっけなく高級そうなテーブルはただの高級そうな木の破片になった。
ksk
「え、え、えええええええええぇぇぇ!?」
『ふむ……やはり全力は出せんか』
ネブラの確認するような声を聞きながら、あたしは口をパクパクと開けてる事しか出来なかった。
っつーか何よコレ……銃や夏子さんが使う拳法って奴以外に、こんな攻撃があったなんて……よくよく思い出してみたら、私が犬女岩で見た呪いの攻撃に少し似ているかも知れない。
「あ、アンタ……武器になるの?」
『うむ。本来ならば、私個人でも移動や戦闘は行えるのだが…どうやらこの会場では【誰かに装着されている】状態ではないと攻撃ができないらしい』
「はぁ………」
もう呆れたような声しか出ない。大外れだと思っていたネコミミは、実はかなりの当りアイテムだったようだ。
……何はともあれ、超ラッキー! キキキキキキッ!!
『………ああ、小砂君と言ったな。すまないが…私は君に無条件で協力するつもりはない』
「ってはぁ!?何よそれ!?」
突然のネブラの言葉に思わず抗議する。というか、【誰かに装着されて】いなきゃ攻撃が出来ないんだったら協力するしかないんじゃないの!?
『もちろん、君に対して力を貸す事はやぶさかではない。その代り、私の頼みを聞いてほしい。……そこにある名簿を取ってくれ』
ついさっきからずっと放置しっぱなしだった名簿を拾い上げ、中を開く。
「で、これがどうしたのよ?」
『その中に【日向冬樹】という名前は無いか?』
ネブラに言われて、何度か眼を動かして探してみると……ああ、確かにいた。地味な名前だから気付かなかったよ。
「いたけど…こいつがどうかした訳?」
『この会場にて彼を探し、保護する事をお願いしたい』
「へっ………なんで?」
思わず首を傾げる。男の名前みたいだし、幾らなんでもこれがついさっき話に出てきた娘って事は無いだろう。
『彼は必要なのだ。私の娘が……アリサ=サザンクロスが【人間】になる為に』
「娘さんを人間に?……………うーん……」
少し想像してみる。こいつの娘と言うからには同じくネコミミだろう。それが人間に……ネコミミ人間?
うわ、引く……一部の変態は喜びそうだけど…。
「ともかく、分かった。この日向冬樹ってのを探せばいいって訳だ……けど、もしも見つける前にこいつが死んじゃったらもう協力してくれないって事?」
『いや……そうだな……この会場の中には、数多くの"闇の者"が蠢いている。彼らの討伐に協力してくれるというなら、私も継続して力を貸そう』
「またダークレイス? ったくそればっか…確かになんかでっかい毛むくじゃらとか一つ目とか、妙なのは一杯いたけどさ」
はぁ、と深いため息をつく。あの奇妙な化け物どもを討伐する……考えただけでもうんざりだ。
蛙一家のような分かりやすい盗賊たちならともかく、あんな妙なのなんて相手をしたことが無い。犬女岩の時だって本当に見てただけだったし……。
けど。逆に言えばそいつらと渡り合えるだけ強くなれれば、あたしの夢である『関東大砂漠一の凄腕美人』にまた一歩近づけるかもしれない。
…………まぁあの変態メガネの言う通りに動いてるみたいで腹が立つっちゃ腹がたつけど。流石にあたしだって死にたくないし。
「わかった。その日向冬樹って奴を探す。けど、あたしも探したい人がいるからそっちも探させてもらうから。もちろん優先度は日向冬樹の方が高いからね」
夏子さんとの合流は先送りにしても構わないだろう。夏子さんはもの凄く強い人だし、あたしもこのネブラが入れば何とかなりそうだ。
『協力、感謝する。では………屋上に向かってくれないだろうか』
「はっ?」
※
ksk
屋上へと続く、重い鉄扉を押しあける。そのまま、広い屋上へと足を進めて…吹いてきた夜風に向かって、思わずあたしは声を出していた。
「暑っ!? 何これ!?」
『涼しい風に快適な温度の夜だと思うが…?』
「い、いや確かに凄い快適な温度で涼しいんだけど……」
涼しすぎる。だって、関東大砂漠の夜は昼の暑さが嘘のような、極寒の世界が待っているはずなのに……今この肌に感じる風は、肌を刺すような凍てつく砂漠の風じゃない。
ありえない…砂漠スーツも無しでこんな温度なんて……もしかしてここ、関東大砂漠じゃないの?
『何か考え事をしている時に済まないが、先を急ぎたい。構わないだろうか?』
「あ、うん、大丈夫。…けどこんな場所で何すんの? 先を行くんだったら下の出口から外に出なきゃ意味ないし」
『ああ、飛んで移動する』
「へー、飛んで………………飛んで?」
あたしの疑問には答えずに、再び頭の上であの奇妙な感覚。次の瞬間には、巨大な黒い翼が発生して………あたしは硬い地面とお別れした。
「うぇぇえええええええええええええええええええ!?」
『どこへ向かうかは小砂君が指示してくれ。私はその通りに移動しよう』
「い、いや指示ってちょ、ちょっと待ってよ!?」
今、確かにあたしは空を飛んでる。空を飛ぶ事は初めてじゃない。先生仕込みのワイヤーウィンチでの空中移動は、あたしだって得意技だ。
だけど今はあたしは、ワイヤーなんかを使わない、本当に何もない状態で空を飛んでる!
「……こんな感じなんだ…ロケットで飛ぶ時も、こういう感じなのかな」
ふと、昔先生がボコボコにしたって言うロケット使い、江戸川組の事を思い出す。
背負い式のロケットで空を飛んで、四人組で襲いかかるっていう盗賊団だ。先生は松波ウィンチだけでそれと渡り合って、なおかつ勝利したって聞くけど…。
『小砂君。早くどちらへ向かうか決めてくれ』
「え、あ、わ、わかった!」
初めて聞くネブラの少し苛立った声に思わず驚く。
基本的にずっとローテンションのままで話す奴だと思ってたのに。
『…………すまない。だが、何があっても日向冬樹を失いたくはないのだ』
「それって、娘さんの為?」
『そうだ……何も分からぬ私に、目的と言う【生きがい】を与えてくれた。なんとしても、私はアリサを【人間】にしてやりたい』
親子の愛情、って奴だろうか。
なんとなくあたしは、『ガキども六人を食わせてかなきゃいけない』って言ってちょっと照れくさそうに笑ってる松波さんの顔を思い出していた。
『だから、何としても日向冬樹を……』
「ねぇネブラ。あんた、誰にそれを頼んでると思ってるわけ?」
『……どういう事だ?』
ネブラの言葉に、あたしはニヤリと笑ってやった。(頭上のネブラにはあたしの顔なんて見えないだろうけど)
ksk
「あたしは便利屋小砂!あの悪名高き砂漠の妖怪『砂ぼうず』の一番弟子で、その技術を余すところなく受け継いでる!!
あんたの『依頼』、砂漠の便利屋として引き受けて見事にこなしてやるよ!」
ぐいっと顔を上げて、夜空の星と月を見上げる。なんだか今は、とても気分がいい。
「キキキキキキキキーーーーーッ!!!」
そいつらを馬鹿にするみたいに、思いっきり笑ってやった。
地にもぐり、空を飛び、人を惑わしバカにしてまんまと仕事終わらせる……それが『砂ぼうず』流のやり方だ。
『…頼りにしているぞ、小砂君…いや、便利屋小砂』
ネブラの少しだけ、ほんの少しだけ安心したような声がちょっとだけくすぐったく感じられた。
先生………私だって、もう便利屋として一人前にやっていってるんです。
成長しきったあたしを見て、驚いても知りませんからね!
「…………って………うわぁあああ何向こうの方!? なんであんなに緑色してんのー!? キモッ!!」
『普通の森だろう? どこにおかしな点があるのだ』
「いやおかしいって! 緑色の時点で凄いおかしい!! あああああ、なんか見てたら本格的に気持ち悪くなった!! よりによってなんで緑色なの!?」
『……君が何を言っているのか、私にはわからないよ』
ほ、本当に成長してますってばーーー!!
【名前】小泉太湖(小砂)@砂ぼうず
【時間帯】未明
【場所】B-07 デパート上空
【持ち物】ネブラ=サザンクロス@ケロロ軍曹、ディパック(名簿などの支給品一式入り)
【思考】
1、「日向冬樹」を探して保護する。
2、「川口夏子」と合流する。
3、「水野灌太」、「雨蜘蛛」には会いたくない。「水野灌太」の存在だけはきちんと確認したい。
※参戦時期は第21話「師匠と、弟子PartII」終了後からです。
支給品解説
【ネブラ=サザンクロス@ケロロ軍曹】
ヒロインの一人、アリサ=サザンクロスの父親。
その正体は『暗黒星雲人』と呼ばれる存在で、星になりきれなかったもしくは星だった場所に出来る宇宙の暗闇の中に住む住人。
姿形は不定形で、基本的にはアリサの付けているネコミミの姿で彼女と共にいるが、基本的な形態は丸いスライム上の体に二本の触手が生えた物。
身体のあちこちから何本もの触手を生やして敵の攻撃を受け止めたり、巨大な腕を作り出して攻撃する事も可能。
また、翼の姿になる事で空を飛ぶ事も出来る。
なお、当ロワ内では制限の為にネコミミ以外の姿を取る事も、身動きを取る事も出来なくなっている。(喋る事は自由に可能)
攻撃も【誰かに装着されている状態】ではないと使用不可である。
参戦時期は本編133話にて、アリサが冬樹に微笑みかけた直後。ケロロ達との面識はない。
ksk
以上、投下終了。タイトルは 『マジカル小砂たん第1話「ネコミミモードで空を飛べ!」』 です。どこにマジカル分があるかは突っ込まないでー
結構自由にやっちゃった部分もあるので、ご意見お待ちしております
投下乙!
俺砂ぼうず知らないんだけど、本当に裏切り上等のやつらなんだなw
敵対してるわけでもない慕ってる相手に合うと踏み台に殺されそうだから避けようとはw
だ が そこがいい
GJ!
ほほうこれで空を飛べるキャラが増えたのか
そのうちマジで空中戦闘とかありそうだ
投下乙
同じく何一つ元ネタ知らないんだけど面白かった
それでも砂ぼうず各人物の予想スタンスとか書いてくれて分かりやすかった!
それにしても面白くなりそうな組み合わせ!今後に期待せざるを得ない!!!
615 :
sage:2008/09/03(水) 18:47:36 ID:LccWqncf
投下乙、ついに本編開始かぁ
投下乙!
砂ぼうず知らなかったけど、これは面白そうだ
これは早く把握しないといけないなw
ケロロも全部見てたわけじゃないからわからね〜w
参戦時期を書いてくれたおかげで把握はできそうです
しかし、面白そうなキャラだ
砂ぼうずの元ネタ知らんが面白そうだな。
漫画化されてるなら読みに行くが…アニメだけ?
砂ぼうずのアニメと原作漫画は大分別物だから気をつけて
漫画の方が外道度五割ましだし小砂はこんなに師匠思いの子じゃないw
マジか…
アニメ見るしかないのか。
漫画なら立ち読みですんだのに、出費がかさむな。
某動画サイトに上がってなかったっけ>砂ぼうず
投下GJ!
うわ、ダディが参戦してるw
砂ぼうず知らなかったけど楽しめました。
やりやがったッ!いつかの宣言通りネブラでネコミミモードをやってのけやがったッッ!!
それでは二番手参ります!セカンドレイドだッッ!!
kskはマカセロ!
ぺたぺた、もちもち。
深夜のコルフ場を一匹の餅がとぼとぼ歩いていた。
「ゲンキーー! どこにいるんだッチーー!?」
餅ことモンスター・モッチーが野宿より目が覚めたと思ったらそこは見たことのない空間だった。
覚醒して早々にハテナマークで頭を埋め尽くされていたら今度はうさんくさいオジサンとモノリスっぽい雰囲気の女の子が現れた。
そんで殺し合えって言われて、さらにびっくりしてたら一人の男の子の首が爆発して。
とんでもない出来事に倒れそうになって、実際慌てて足をもつれさせて転んでたら唐突に意識を失った。
そんで再び目が覚めたらよくわからない草原。ゴルフが無い世界の住人であるモッチーはここがゴルフ場とは理解していなかった。
否、どっちみち生まれたてである彼が地球で生まれたとしてもゴルフを知ってたかには疑問があるが。
冒険の旅を続けてるうちに勇気やガッツをつけて強くなって行ったモッチーではあるが、あくまも精神は子供の生まれたてモンスターである。
ワルモン四天王みたいなモンスターにいきなり襲われて自分一匹で勝てるかどうかには疑問があった。
それに名簿にあった、ライガーとゴーレムを除く仲間達。彼らが悪い連中に殺されたりあの男の子のように首を爆破されたりする光景を想像するとそれだけで失神してしまいそうだった。
何はともあれ仲間を探さねばなるまいとモッチーはぺたぺたゴルフ場を進もうとしたその時である。
「も、餅ペンギン……!?」
妙に興奮した様子でモッチーを見つめる少女が背後に立っていた。
ksk
その直後、興奮が限界突破したらしい少女は即座にモッチーに飛びついた。
唐突なハグに驚いて「や、やめるッチーくすぐったいッチー!」というモッチーの叫びやもがきは無視し、ハルヒはすりすりにぎゅにぎゅしながら「すごいわ! 見た目通り餅みたい!」とか
「この桜餅でいう葉っぱみたいなとこって固くなってるのね……アルマジロみたいな生き物なのかしら!?」とか彼女から見て不思議の塊を心ゆくまで観察(?)しまくったのだった。
「あ、ごめん! こんな、どの本でも見たことのない妖怪をリアルで見ちゃったら我慢できなくてつい手が出ちゃったのよ。
私は涼宮ハルヒ、SOS団の団長よ。よろしく! で、アンタは?」
その火山のごとき好奇心もようやくちょっとだけ冷めてからいきなり飛びつかれて何が何やらなモッチーにハルヒは勝手に自己紹介を放ちこっちの自己紹介を一方的に要求した。
「ぼく……モッチーだッチー。それにぼくは妖怪じゃなくてモンスターだッチー」
「妖怪もモンスターも一緒よ。英語で書けばmonsterに違いはないでしょ。
それより訊きたいことがあるんだけど」
モッチーの抗議をばっさりと切り捨てるとまたも強引に情報交換を始めた。
まずここに呼ばれているはずのお互いの知り合いについて教え合う。
ハルヒの話によれば彼女と友人達はモッチーのパートナーであるゲンキのいた、地球という世界から来てるらしかった。
次にモッチーが自分達のことを話すとハルヒは再び一人で盛り上がった。特にゲンキがモッチーらの世界に来たくだりを説明すると、
「そんなゲームがあるなら買っておくべきだったわ!」
と悔しそうなのか羨ましそうなのかどっちつかずな様子でぴょこぴょこ跳ねて何故かご満悦なご様子であった。
そのテンションに乗せられたのか、いつしかモッチーはハルヒが危険人物かどうかなどを疑わなくなっていた。
それから次に支給品の確認(モッチーが忘れてたというと既に保護者のつもりなのか注意された)。
ハルヒに配られたのは黄色い宝石、そしてホリィが持っていたはずの短剣(モッチーは驚き、説明を聞いたハルヒは盗みまでするなんてと憤慨していた)。
そしてモッチーに配られたのは変な銃(ハコブフエルタベルソシテタビラリガンとかいう名前らしい)、それに何故かどんぐりが数個。
戦闘力には多少難ありね、とハルヒがぼやくとその分はぼくが戦うッチー、とモッチーがもちもちした胸を叩いた。
ksk
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ksk
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それらの情報交換が終わると、ハルヒはまるで世間話をするようにこんな話を切り出した
「さっき私達が集められた場所にオッサンと女の子がいたでしょ? あれ、実は私達の仲間……友達なの」
「へー……あの女の子の仲間なのかッチー!?」
つい先ほど自分達を悪夢に突き落としたあの二人を思い出したのか、モッチーの瞳に警戒の色が宿るもハルヒはそれを全く意に介せずに捲くし立てた。
「そうなの。でも絶対におかしいわよあれ。
だっていくら不思議少女だからと言ってもSOS団の万能部員で私達の大切な仲間であるはずの有希が何の前触れもナシに私達を殺し合わせようなんてするはずがないわよ。
間違いなくあの頭おかしそうなオッサンが裏で糸引いてるんだわ。有希はたぶんオッサンに操られてて、いざとなったら有希を自分が逃げるためのスケープゴートにするつもりに間違い無いわ!!」
根拠は全く無い。訊かれても「仲間を信じるのに根拠なんていらないわよ!」と一喝されたことだろう。
しかしモッチーがそれを訊くことも無かったし、疑うこともなかった。
一途に仲間を信じる心。そのまっすぐさがパートナーのゲンキとたぶったように感じたのである。
「……モッチーもそう思うッチー! ハルヒがそれだけ信じてる仲間ならきっと事情があるんだッチー!」
「でしょ!? これは壮大な陰謀よ。もしかしたらあの男は裏組織のリーダーだったりするのかしらね。
でも問題ないわ。ここにSOS団がいる限りあんなやつの野望なんか屁にも及ばないわよ!」
「ッチー!」
ツッコミ役がいないため一人と一匹はどんどん盛り上がる。
どうやら意気投合してしまったようです。
「決めた! モッチー、あんたをSOS団の特別マスコットに任命するわ!
元の世界に戻って全部終わらせたらゲンキって子と一緒でもいいから北高に来なさい! 歓迎してあげるわよ!」
「とくべつますこっと? それっですごいッチー?」
「勿論! 特別なんだからすごいに決まってるわよ。名誉なことなんだからもっと喜びなさい!」
「やったッチー! ぼくがんばるッチー!」
「それじゃ……そうだ、これ! さっきの変なカード、役にたたなそうだし特別マスコットの証に上げるわね。ちゃんと大事に……」
『盛り上がってる所申し訳ないのですが……私も自己紹介をさせて貰ってもよろしいでしょうか?』
興奮の渦中に突如男性の声が響いた。ハルヒとモッチーはあたりをキョロキョロするが、すぐに声の元がハルヒの取り出したカードからだということに気づく。
「「……カードが喋った!(ッチー!)」」
ksk
【C-8 ゴルフ場/一日目・未明】
【モッチー@モンスターファーム〜円盤石の秘密 】
【持ち物】地球動物兵士化銃@ケロロ軍曹、どんぐり五個(となりのトトロ)、ディパック(支給品一式)
【思考】
0.カードが喋ったッチー!!
1.ゲンキ達とハルヒの仲間達を探す
2.殺し合いには乗らない
【涼宮ハルヒ@涼宮ハルヒの憂鬱】
【持ち物】クロスミラージュ@魔法少女リリカルなのはSts、
ホリィの短剣@モンスターファーム〜円盤石の秘密〜、ディパック(支給品一式)
【思考】
0.カードが喋ったわ!!
1.キョン達とモッチーの仲間達を探す
2.殺し合いには乗らない
3.長門有希は草壁タツオに操られていると断定。草壁タツオを倒して長門有希を助ける
ksk
ksk
投下終了です。途中でクロミラが黄色い宝石になってる……wikiに乗ったあとで修正しますね。
タイトルの元ネタは言わずもがなでし。
ksk
投下乙!
モッチーの存在は和むなあ
そして、相変わらずなハルヒ
危機感のないコンビにバトルロワイヤルを生き残ることはできるのか!
投下乙!
モッチーは和むなぁ。
というかこのふたり和みすぎだw
モッチーかわゆすなぁ
碇シンジ、雨蜘蛛、川口夏子予約します
ゼクトール、ギュオー、ノーヴェ予約します
乙〜
>>611 砂ぼうずは知らないけど面白かった。
ネコミミモードGJ
>>638 この二人呑気すぎww
クロミラは苦労しそうだ
OPにLCL化を加え、修正完了しました。
最後にもう一度見直してみるので、10分後くらいに投下します。
ksk
「ふふふ…楽しみだなぁ」
そこは深い深い闇の中。
「そう」
光も届かぬその場所で、静寂を乱す存在が二つ。
「君はそう思わないかい?」
一つの言葉は喜びの色を。
「ユニーク」
一つの言葉は無機質な色を。
「それは良かった。共同作業である以上お互いが楽しめるものにしたいしね」
二つの色は溶けるように混ざり合い。
「……」
空間を塗り潰し。
「役者は揃った。それじゃあ始めよう……愉快な催し物を」
やがて世界を塗り潰す。
◆
ざわ…ざわ…ざわ…
突然、と言っても良いのだろうか。まぁとりあえず突然だ。せめてもの休みを満喫しようと、柔らかな布団の上で惰眠を貪っていた俺の周りで
微かなざわめきが起こっている。どうせまたハルヒ絡みなのだろう。慣れてきたとは言え、いい加減にしてほしいもんだ。
正直に言えば起きたくはない。だが……このまま起きなければ、ほぼ100%罰ゲームだの何だのと面倒くさい事になり、確実に被害を被ってしまう。
休みすら貰えない運命を嘆きつつ、まだ寝惚けている脳内をシェイクして強制起動しながら起き上がる。
さて、ハルヒの奴はどこに居やがる?今日ばっかりは文句を言ってやろうと辺りをグルリと見渡す。
……は? いやいやいやいや俺はまだ夢の中にいるのか? そう思いギュッと頬を抓る。だが、断続的に襲い繰る痛みは、目の前
の光景が現実だと如実に伝えてくる。
頭の中は疑問符のバーゲンセール状態だ。何故? どうして? おかしくない? ここはどこ?
――おっと、あまりの衝撃に思考がオーバーヒートしちまってたみたいだ。
ありのままに起こった事を話そう。『またいつもの馬鹿騒ぎだろうと思って周りを見たら、そこには怪獣のオンパレードだった』何を言ってるか分からないと思うが
俺も何がどうなったのか分からない。幻とか催眠術だとかそんな物じゃあないもっと恐ろしい物の片鱗を感じたんだ。
不気味な外見の一つ目モンスター、なんか餅みたいな奴、カンガルー、仮面を着けたレスラー、巨大な怪物、そして……蛙人間?
ともかく、明らかに一般人でない奴らが周りにいたんだ。
成る程、どうやら俺はファンタジーの世界に紛れ込んじまったらしい。いや、有り得ないって。
どうやら周りの怪物達も同じ事を考えていたらしい。
ksk
ksk
ksk
――ゲロー!!? いったいここはどこなのでありますか?冬樹殿ー!!
――ちょっと!一体どこなのよここ!?
――ドゥオ、ドゥオ、ヴォローーーーー!!!
口々に叫びをあげ、怒りや混乱を露にしている。ちょっと待て、最後のはおかしいだろ。
そんなざわめきに答えるものは無く、辺りの雰囲気は次第にざわめきから不安へ、不安から喧騒へとシフトチェンジしようとしている。
そして喧騒がさらにシフトチェンジしようとした瞬間――
「やぁ。待たせてしまってすまないね」
「……」
空間の奥。そこから一人の男と一人の女が姿を現し、その部分から光が溢れ出す。
声を発したのは男の方。場の空気など全く読めていないのだろう。極々あっさりとした謝罪の言葉を漏らす。謝る部分が違うと
思うのだが、突っ込んでいる場合じゃない。
眼鏡をかけた中肉中背の男。こいつが俺達をここまで連れて来たのだろうか? 一体どうやって?
何の変哲もない普通の男の言葉に、がやがやと場が乱れる。同時にこんな場所へ連れて来られた怒りが場から噴き出していくようだ。気持ちはわかる。誰だって
いきなり拉致されれば怒りたくもなるさ。
だが俺は、全く言葉を発することが出来なかった。
男と一緒に姿を現した女。見間違う筈もない。その女は我らがSOS団の団員、長門有希だった。
おいおい、何やってんだ長門。何でお前がそこに立ってるんだ? 確かにお前なら皆をここに連れてくるのも可能だろうが、ちょっとやりすぎだろ。
何なんだよあの怪獣達は。またハルヒ絡みの何かなのか?それなら俺がハルヒを説得してやるから、とりあえず家に帰してくれ。
あらん限りの思いを込めた言葉は、発せられる事は無かった。
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「これから、あなた達には殺し合いをしてもらう」
「そう言う事。これから詳しいルールを説明するから、ちゃんと聞いておくんだよ?」
無機質な言葉を引き継ぐのは先程と同じ。極々あっさりした言葉に俺も、一同も言葉を失う。
それを了承の意と受け取ったのか、二人は言葉を続ける。
「ゲームマスターは僕、草壁タツオと、隣にいる長門有希だ」
「そう」
「ゲームのルールは単純。君達全員が殺し合って、最後に生き残った人が優勝。どうだい? 単純だろ?」
最悪だ。こいつらは何を言ってるんだ? 長門も、そこは同意してないでそのおっさんを止めるんだ。大体殺し合いって……有り得ないだろ! 冗談にしても笑えなさすぎる。
他の奴らも同じような事を思ったのだろう、口々に不平不満を溢し始めている。
「それは、どういう事かな?」
不意にかつんと、群衆の中から靴音を鳴らしながら一人の銀髪の少年が言葉を発する。まぁそりゃ聞き返したくもなるよな。いきなり連れて来られて、おっさんと
少女に殺し合え言われる。今時の若者ならキレて殴りかかるかもしれんぞ。長門なら大丈夫だろうが……あ、いや、長門とやりあったら間違いなくやられるだろ。
筋骨隆々ってわけでもない、且つ長門みたいに異能の力があるわけではなさそうだし……っていうかあってたまるか!
「確か君は……渚カヲル君だね? どういう事も何も、言葉どうりの意味だよ。これから君達には殺し合いをしてもらう。何か不満かい?」
当たり前だろ!! 誰もがそうつっこみたくなったに違いない。このおっさん、頭がおかしいのか? さっきから言ってることがむちゃくちゃすぎるぞ。
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「生と死は等価値なんだ、僕にとってはね。だから死ぬのは怖くな――
少年の言葉が途中で途切れる。
あれ? どうしたんだ、もっと言ってやれ。などと無責任なことを思っていると、突然誰もが、聞こえるはずもないような、何かがひび割れるような音を聞こえたのだ。
何だこの音は? 聞いたことが無い不思議な音。何でもないはずなのに……俺は一体何を不安に思っているんだろう。得体の知れない
ズブズブとした陰鬱な気持ちが腹の底で渦巻く。
結論から言う。疑問は、直ぐに消え去った。
変化は一瞬。
あまりにも劇的過ぎて、その一部始終を見届けたはずの俺にも何が起こったのか分からなかったんだ。
いや、俺だけではない。
何が起こったのか分かった者など、この場にはほとんどいなかったに違いない。
悲鳴すら上がらなかったのがその証拠だ。
だって、あまりにも非常識すぎるだろう――
今さっきまでそこに存在したはずの者が、次の瞬間には“オレンジ色の水溜まりになっている”なんて、誰が信じられる?
「……有希君か、ありがとう。立場を理解させるには良いパフォーマンスだ」
「いい」
こいつらの言葉が耳をすり抜ける。今、何が起こった?
銀髪の少年が、溶けた?
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!?」
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!?」
少年の側に居た子供達が悲鳴をあげていた。
空間を阿鼻叫喚が木霊する。怒号が、悲鳴が、叫び声が、コーラスの如く辺りに響いている。
一体、何が起こってるんだよ。
銀髪の少年はさっきまで明らかに生きていた。作り物の人形とかそんなチャチなトリックではなく、生きていた、本物の人間だった。それが、こうもあっさり、消え去った?
そして……それを行ったのが、長門、だと?
自分が傷つきながらも朝倉から俺を救い、何かある度に俺を助けてくれた長門が? 何で? 一体どうしてっ!
その問いに答えは無く、二人は淡々と口を開く。
「誰もが心に壁を持っている。A.T.フィールドと呼ばれるそれがあるからこそ、不完全な群体生物はその脆弱な個を保っていられる。
それを解き放ってしまえば肉体はその意味を失い、生命のスープであるLCLの海へと還元される。これがその首輪の原理。今のでわかっただろうけど、君たちの首
にはカヲル君と同じものが嵌められている。これは僕らの任意で作動させる事が出来るから気をつけてね? くれぐれもカヲル君のように説明の邪魔をしない事」
男が、興味深そうな表情を浮かべながら説明する。正直原理なんかどうでも良いから、早くこんな馬鹿げたことを止めろ!
誰もがそう思っているに違いない。生憎と口に出すものはいないがな。
どこか楽しそうな雰囲気を漂わす男に対して、長門は淡々と説明を進めていく。
ksk
「首輪の作動条件は三つ。一つは私達への反逆。二つは私達が指定する禁止エリアへの侵入。三つは無理に外そうとする。これをしなければ、作動はしない」
「あ、君達には一人一つデイバッグが支給される。その中には殺し合いを円滑に進めるための支給品や、細かいルールブック、地図や食料等が入っているから
チェックしておいたほうが良いよ」
「私達は、放送を使って死者の名前と禁止エリアを発表する」
「デイバッグの中には紙と鉛筆が入っているからメモすると良い。ちなみに放送は六時間毎のやるから」
「そう」
「さてと、こんなものかな? あぁ……これだけじゃやる気が出ないだろうから、僕からもう一つ、優勝者にはご褒美をあげよう。死者の蘇生だろうと何だろうと、叶えてあげる」
やはり先程の少年の二の舞になるのは嫌なのだろう、誰も口を開こうとしない。当然だ。あんな光景を見せられて喋れるわけが無い。
『ご褒美』の件では反応を示した奴も居たが、口を開こうとはしない。静寂の中、辺りには二人の声だけが響いている。
そう言えば、あの長門が良くここまで喋ってるものだ。あぁ……長門、一体何でこんな事を始めちまったんだよ? ハルヒと、俺と、お前と、小泉と、朝比奈さんと、鶴屋さんや
谷口とか、皆で過ごしたあの日常を、お前は忘れちまったのか?
長門。お前は――
「さぁ、始めよう!精一杯頑張ってくれ」
言葉と同時、その場に居た参加者の姿がかき消える。
kskアニメキャラバトルロワイアル 開幕
【渚カヲル@新世紀エヴァンゲリオン 死亡確認】
ksk
◆
「ふふふ……これは面白い面白いネタになりそうだ」
誰も居なくなったはずの空間に男の声が木霊する。
「そう」
女の声は相変わらず無機質な色で。
「でも……良いのかい?」
何かを秘めた男の声は喜びと不安の色を映す。
「いい」
女の声に秘めた思いは映らず。
「それなら、良いんだけどね……あ、こんなのどうかな? カヲル君スープ! 中々美味しそうじゃない?」
男は無邪気に笑い。
「……ユニーク」
女はただ頷く。
「だろう? あぁ、年甲斐も無くわくわくしてきたなぁ」
ふと男が消え。
「そう」
女も消え。
「彼らはどんなものを見せてくれるかな?」
後には、闇だけが残される。
ksk
ksk
ksk
以上で投下終了です。
どこかおかしな所ありましたらご指摘下さい。
後、◆qYuVhwC7l氏には大変申し訳ないですが
ところが、残念な事に私には拒否権が無いらしい。あのキ●ガイなオッサンとそれとは別の意味でヤバそうな少女に逆らったらその場で首輪が爆発!
首と胴体はあっさりと泣き別れして、そのまま殺し合いにすら参加できずこの世からさようなら………。
OPを修正し、爆発ではなくLCL化?(体が溶ける?)となったため
少し描写を修正していただけるとありがたいです
ksk
>>672 修正&追加投下乙!
巧く纏められているようだし、良かった
>>672 修正お疲れ様!
不気味に仕上がってていいと思います
乙々
>>672 修正了解しました
とりあえず前後の分を含めてこんな感じになりましたが…
ところが、残念な事に私には拒否権が無いらしい。あのキ●ガイなオッサンとそれとは別の意味でヤバそうな少女に逆らったらその場で…ドロリ。
身体が良く分からない妙な色水に変化して、それっきり。果たしてどんな手品か、それとも暗黒時代の超兵器を持ちだしたんだか知らないけれど…少なくともあの少年は生きてないだろう。
正体不明の怪攻撃。だからこそ逆に不気味で不安を掻き立てられる…ああ、もうしばらくはオレンジの色水飲めないな…。
ともかくあたし達の命は完全に手玉に取られているわけだ。
………ふざけんな! せめて依頼するんなら無限屋通して、しっかり依頼書にサインしてからにしてよ!!
問題ないようでしたら、wiki収録の際にこちらの文に差し替えておきます
エヴァってよく知らないんだよなぁ…
>>677 わざわざどうもです。
お手数かけてホントすいませんorz
誰かエヴァに詳しい人に質問。
シンジは人類補完計画についてどの程度まで知っている?
その、カヲル君がLCL化したのを見て「これって人類(ryかもしれない」と考える程の知識はあるっけ?
エヴァ見たのだいぶ前だから自分の記憶が不安です
>>680 シンジが引き金となって補完計画が発動するけど
シンジ自身は人類補完計画については全く知らないはず。
むしろ加治の方が知ってる可能性がある(知ってる描写もないが)
三番手いきまーす!
冬月コウゾウは呆けていた。
彼がその半生を掛けた人類補完計画は失敗に終わったのだ、無理もないだろう。
この下らない余興は自分と碇ゲンドウの計画を看破したゼーレの老人達の悪ふざけか?
いや、この特異な状況こそが、使徒、或いはアダムやリリスによって補完された世界の結果なのか?
いくら悩み、脳と心を絞っても、一向に答えは出ない。
何が起こったのか思いだそうにも、ゲームの開始宣言を聞いた空間に来る以前の冬月の持つ最後の記憶は、
水の入ったタライに足を突っ込んでいたというものだ。
どれだけ時間が経っただろうか、長考していた冬月はデイパックから回収した時計に目をやる。
00:46。 冬月がこの時計と同じようにディパックから入手した地図で現在地を確認したのは00:04。
ゲーム開始直後、いつの間にか目の前に広がっていた、寂れた街の一角のベンチに座り、無防備に思考を貪っていた。
案外時間が経っていなかった事に安堵したのか落胆したのか、冬月は溜息を付いて出しっぱなしにしていた地図を仕舞う。
「……寒いな」
ぼそりと呟いて、冬月は腰を上げる。
長考の末、使徒の襲撃を迎えていた自分が知らぬ間にネルフ本部から引き離されている、という状況から最終的に冬月が出した結論は、
やはり使徒とアダム、あるいはリリスの接触により碇ゲンドウやゼーレの望まぬ形で補完が成功してしまった、というものであった。
それならば、この荒唐無稽なルールに支配された世界にも説明は付く。自らの記憶も、補完の際に壊れてしまったのかもしれない。
これが、この世界こそが、ヒトが望み達成した最後のセカイなのだろう。
自分やゲンドウの望んだ物とは大分違うが、結果が出ている以上、それは受け入れなくてはならない。
あの少年――――第拾七使徒タブリスがあのような形で処分されたのも、補完された人類の望みなのだろうか?
『自由意志』を司るゼーレの用意した使徒が首輪で繋がれ、あげくゲームのルール説明の一環として屠殺されたのだ。
「使徒すらも生命のスープに変え、自らと同じ地平に堕としたか。ヒトが補完されても、そのエゴは補完されなかったらしいな」
冬月は一歩一歩、ベンチの周辺をふらつきながら、物憂げに言を吐く。
己を捨て、長い時を碇ゲンドウとともに同じ夢を追い続けた。
教え子であり、特別な感情を少なからず抱いていた碇ユイの息子を手駒……いや、道具のように扱い、酷使した。
その結果が、この血と憎しみと暴虐が渦巻く世界だ。
ヒトは、補完による同一化ではなく、互いの拒絶と敵愾こそを望んでいた。
――――――碇ゲンドウと冬月コウゾウの人類補完計画は、失敗したのだ。
ksk
ksk
もはや、冬月には何の希望も残されていなかった。
最後の一人まで生き残った際に叶えられる願いとやらにも興味は無かった。
彼が叶えたかった物は、碇ゲンドウの望みだ。
そして、碇ゲンドウは自分の望みを他人に叶えられる事を好む人間ではない。
だからこそ、冬月はゲンドウのサポートに徹する事を選んだ。
それはユイの為であり、冬月自身のユイに対する想いを、ベクトルを曲げて発散する為でもあった。
夢は破れ、希望もない。
ならばこの男、冬月はどのような行動に出るのか?
「老兵は死せず、ただ去り行くのみ、か……」
冬月は踵を返し、海に向かって歩き始めた。
LCLのプールとなり、ゲンドウやユイと一つになるのも、悪くは――――。
否。
諦念が推し進める足を、閃きが押し留める。
冬月は目を見開き、ベンチに置き捨てかけたディパックを漁りに戻る。
取り出したのは、一度確認した名簿。
知らない名前ばかりだったが、いくつか覚えのあるものもあったはずだ。
名簿を見渡すと、やはり見知った名前があった。
碇シンジ。
惣流・アスカ・ラングレー。
加持リョウジ。
エヴァンゲリオンパイロット二名と、真実を追い続けた男。
使いようによってはセカイを補完できる力を揮う者たちと、セカイの真実を追う強い意志を持った者。
先ほどの長考の中で、頭の片隅で燻っていた疑問があった。
そもそも、冬月たちだけが仮初の肉の器を与えられたのは何故か?
互いに否定し合い、際限なく拒絶しあうのがヒトの望みなら、何故たった48人で殺し合いをしているのか?
本来なら、それこそ無数と言ってもいいほどの意志が、地獄のような殺戮空間を形成していてもおかしくはない。
「あるいは、我々だけが互いを拒絶し、補完からあぶれたのか? ……いや、違うな」
冬月が、再び思考を始める。
今度は長考になることもなく、冬月は即時結論を得た。
「ヒトは……迷っているのか」
ksk
補完され、一度一つになったヒトがその後どうなるかは冬月にもゲンドウにも、そしてゼーレでさえ完全には予想できなかった。
一つの意志に統合され、それを遂行しようとするのか、あるいは、コアとなった者の意志によってその全てが決定されるのか。
今の状況は、自身が想定していたその二つのどちらでもない、中途半端な物なのだ。
言わば、この状況は試練なのだろう。
ヒトの本質がお互いを拒絶し、傷つけあう物なのか、互いを許容し、手を取り合える物なのか。
補完されたヒトの集合体に生じた迷いという"揺らぎ"が、バトル・ロワイアルという試練の形で発現したのだ。
もし参加者が殺し合いを行い、最後の一人にまで残れば、セカイはそれこそ拒絶しあう意志の戦場となるだろう。
争いを止め、主催者として用意された草壁達に意趣返しを行えば、人類は補完されるか、あるいは補完される前の形に戻るかもしれない。
そう、これは、セカイのあり方を決める、まさに最後の審判だ。
だからこそ、エヴァという多大な力を持ち、それを行使したチルドレンと、
真実を知るため、拒絶と許容を綱渡りしていた加持が、試練の使徒に選ばれたのだ。
彼らは人間の二極面のどちらにでも転べる、不安定な存在だ。
特に碇ゲンドウの息子、碇シンジは、ネルフに関わってから精神に多大な負荷を掛けられ、よりその振れ幅を広げられている。
自分の知らない44人の人間もまた、そのような不安定な背景を持っている可能性が高い。
なにやら怪物のような者もいた気がしたが、あれはヒトの恐怖や怒りの感情が生み出したものなのだろう。
もっとも、ああいった怪物が実在しないと言い切れる確信も、冬月には持てなかったが。
「碇の息子、セカンド・チルドレン、加持……何故、私は選ばれた?」
冬月が自問する。
答えを既に出している問を口頭で、自問する。
「彼等を導き、補完計画を再び遂行しなくてはならないから、だ。そうだろう、碇……?」
このゲームを止め、草壁らを倒して試練に打ち勝ったとしても、ヒトが補完される前、振り出しに戻るとは限らない。
だが、このまま試練を放棄して諦念のまま死んでいくよりは幾分有意義だと、冬月は考えた。
(長いこと、諦観に支配されて碇の横で生きてきたのだ。そろそろ……自分から、動いてもいい)
冬月は、覚悟を決める。
碇シンジを、惣流・アスカ・ラングレーを、加持リョウジを。
この殺戮の螺旋から保護し、共に補完の運命に打ち勝つ、と。
既に暗記した名簿を投げ捨て、口元を吊り上げ、眼光を研ぎ澄ます。
無明の街灯の下で、老兵が始動した。
kskkskゥ!
(……なんかこのおっさん、自分の世界に入りっぱなしでキモいですぅ)
ベンチの前で漢の顔になっている冬月を、街の一角、八百屋の店内から覗き見ている影が一つ。
その姿は直立し、豊かな感情を表現できる顔を持った、犬や猫ほどのサイズのカエルであった。
種族名はケロン人、固体名はタママ、職業軍人、階級・二等兵。
タママは冬月を監視しながら、陰々とした表情で、このゲームにおける自らの行動方針を検討していた。
(クク……この状況、まさに渡りに船ですぅ……)
拳を突き出し、ウォーム・アップを行うタママ。
その矮躯が醸しだす闘気と殺気は、一流の戦士のそれと遜色ない。
(この戦場の空気、これこそ軍曹さんとのミリタリー・ラブロマンスを演じるに相応しい)
悪辣に顔を歪めながら、妄想を深める。
タママはこのゲームに参加させられたことに対し、一切の恐怖も疑念も抱いていなかった。
ただ自分の欲望を満たすことだけを考え、愉悦に浸っていた。
(軍曹さんと合流するのが最優先だけど、日頃の鍛錬の成果も発揮したいですぅ。
このおっさんじゃ準備運動にもなりゃあしないでしょうがぁ……)
タママが頭部の帽子の若葉マークに手をやり、軽く回す。
八百屋から出て、右腕に力を込める。
戦士としての本能か、その挙動は素手で可及的速やかに標的を殺害できる『締め』と『折り』を意識したものだ。
相手に気取られることなど全く想定していない大胆な動きで冬月に近寄るタママ。
ベンチの目前までたどり着き、一足飛びに冬月に飛びかかろうと脚を地面に踏み込んだ瞬間―――。
落ちていた紙(冬月が投げうった名簿である)に足をとられ、派手な音を立てて転倒した。
「ん?」
「なっ!?」
冬月が振り返り、目を細めてタママの方を向く。
暗闇の中とはいえ、標的が自分の影形を明らかに認識している事に驚愕するタママ。
ksk
「バ、バカな……アンチ・バリアは正常に起動しているはずですぅ!」
「なんだね、君は?」
冬月はディパックの中からランプを取り出し、灯りを付ける。
その光に照らされ、タママの全貌を視る。
一瞬驚きの表情を浮かべるが、すぐに平常を取り戻し、驚愕したまま立ち上がらないタママを抱き上げ、ベンチに置く。
「何をする離せぇー!」
「喋るカエルとは……世も末とはこのことだな」
じたばたしているタママの体をあちこち弄り回す冬月。
その目は好奇心に満ちていた。元は学者である、当然であろう。
(そ、そうか……アンチバリアは強い好奇心を持つ者には通じない仕様……なんだか今後も誰にも通じない予感がするですぅ)
「ふむ、実体があることは確かなようだ。君はどういう出自の生物かね?」
「ボクはケロン星の誇り高き軍人ですぅ! 地球人め、うったるぞぉ!」
冬月を振りほどき、ベンチから飛び降りて体勢を立て直すタママ。
すぐさま攻撃を仕掛けようとするが、その動きは冬月の咳払いによって押しとどめられる。
冬月はベンチに座ってタママに目線を合わせ、話しかける。
「いや失礼、君のような……こういえばいいのかも分からんが、宇宙人と遭遇するのは初めてだったものでね。
非礼を詫びよう、すまなかった。……君の名前を教えてくれんかな?」
「ボ、ボクは……まあいいや、タママ二等兵ですぅ」
侵略対象惑星の現地民に名前を教えていいのか一瞬迷うが、タママは返答した。
冬月はなんとも言えない表情で頷き、さらに問いかける。
「ここで出会ったのも何かの縁だ、タママ君、私と行動しないかね?」
「えー? でも、ボクは人を探す予定もあるしぃ〜。おじさんを仕留めてからですけど〜」
「人? ……ケロロ軍曹やドロロ兵長、ガルル中尉かね?」
「な、何でボクの同僚の事を知ってるんですぅ!?」
目を見開くタママ。
冬月は我が意を得たり、とばかりに微笑み、軽く返す。
「何、ただの推測……いや当てずっぽうだよ。
名前の感じが似ている上に君と同じく階級が名簿に載っていたので、君と同じ星の軍人ではないか、とね」
(こいつ、なかなかキレるですぅ……利用価値があるかも……)
ksk
ksk
タママは顎に手を置いて考える。
冬月はそんなタママに畳み掛けるように、懐柔策を打ち出した。
「ところでこの支給品を見てくれ、どう思う?」
「すごく……バナナですぅ……」
冬月がディパックから取り出した物―――彼の支給品は、どこか不思議な雰囲気を持つ果実・バナナだった。
タママは冬月からバナナを受け取り、頬張る。
「うほっうほっ! めっちゃうまいですぅ〜!」
「気に入ってもらえて何よりだよ。……私も君と同じに人を探していてね。どうかね、力を合わせようではないか」
「うまっうまっ! オーケイですぅ! 足手まといになったら容赦なく置いて行くから覚悟しといてですぅ!」
(単純だな……それゆえに恐ろしい、のかも知れんが。とはいえ仲間を探している以上、ゲームに反逆する目もあるだろう。
気長に、慎重に付き合っていく必要がありそうだ、な……)
バナナに夢中のタママは冬月の目論見どおり、彼と行動を共にすることを承諾した。
一本分のバナナを食い尽くしたタママは皮を放り捨て、冬月に向き合う。
「そういや、おじさんの名前を聞いてなかったですぅ」
「私は冬月コウゾウという」
「ふ〜ん……じゃあ、フッキーUって呼ぶことにするですぅ、フッキーU、よろしくっすぅ〜」
「……」
沈痛な面持ちで沈黙する冬月を尻目に、歩き出すタママ。
冬月はその後ろ姿に問いかけた。
「日が昇らんうちに移動するのは危険だと思うが……」
「だぁいじょーぶだぁいじょーぶ、ボクは前線豚だぜ?ですぅ! 悪条件下でも問題なく戦闘可能ですぅ! 」
「君はそうかも知れんがね……まあ、ここでじっとしている方が危険か……」
先ほどのタママとの遭遇の際に周囲に響いたであろう(主にタママの)大声に、危険な参加者が集まってくるかも知れない。
そう判断し、冬月はタママの後ろをゆっくりと歩み始めた。
純粋ゆえに残酷な若きソルジャーと、絶望に沈み、それでも足掻くことを選んだ老獪な。
彼等の歪なタッグがどうなるのか、それはまだ誰も知らない。
ksk
【B-8 街/一日目・未明】
【冬月コウゾウ@新世紀エヴァンゲリオン】
【持ち物】
ソンナ・バナナ一房(残4本)@モンスターファーム〜円盤石の秘密〜、
ディパック(支給品一式入り、名簿破棄)
【思考】
1.ゲームを止め、草壁達を打ち倒して補完を止める。
2.シンジ、アスカ、加持を保護し、導く。
3.タママを善い方向に向けたい。
【備考】
※現状況を補完後の世界だと考えています。
※参戦時期は第拾壱話「静止した闇の中で」。
【タママ二等兵@ケロロ軍曹】
【持ち物】
不明支給品、ディパック(支給品一式入り)
【思考】
1.ケロロとラブロマンスる(他の知り合いは大して気に掛けていない)。
2.日々の鍛錬の成果を見るため、出会った相手はとりあえず攻撃する。
3.冬月を利用する。
※支給品解説
【ソンナ・バナナ@モンスターファーム】
食べると寿命が延びちゃうとか延びちゃわないとか。
そもそもアニメに出ていたかどうか記憶が曖昧である。
特に戦闘には役立たないだろう。
ksk
終わりかな?
>>699乙!
冬月の考察も上手いし小ネタで笑わせてもらったw
投下完了です。
ksk感謝!
続いて
アプトム@ガイバー
悪魔将軍@キン肉マン
予約させていただきます
投下乙!エヴァは見たことないがコウゾウ、かっけえオッサンだ!
それにしてもタママ……そういえば普段から危険人物だったなw 単純バカだけど。あとドロロカワイソス
モアちゃんが参加してたらどうなってたことやら。
投下乙!
タママは危険な存在だw
序盤カッコよく決めていたのに冬月さんw
妙なコンビのこれからが気になるところです
投下乙!
冬月さんかっこいいよ冬月さんw
とりあえず登場話が書かれてない(予約されてない)皆さんをば。
5/6【キン肉マンシリーズ】
○キン肉スグル/○キン肉万太郎/○アシュラマン/○オメガマン
4/6【モンスターファーム〜円盤石の秘密〜】
○佐倉ゲンキ/○スエゾー/○ホリィ/○ナーガ
3/6【魔法少女リリカルなのはStrikerS】
○高町なのは/○フェイト・T・ハラオウン/○セイン/
3/4【スレイヤーズREVOLUTION】
○リナ=インバース/○ゼルガディス/○ゼロス
1/4【新世紀エヴァンゲリオン】
○加持リョウジ
2/4【強殖装甲ガイバー】
○深町晶/○アプトム/
1/4【砂ぼうず】
○水野灌太(砂ぼうず)/
0/5【ケロロ軍曹】
0/6【涼宮ハルヒの憂鬱】
0/3【となりのトトロ】
708 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/03(水) 23:38:00 ID:gaJ/Qfym
渋すぎるよ、フッキーU。
それと、投下乙!
ここまでかっこいいコウゾウ初めて見たwwwなんだこのかっこよさは、ネタで入ったキャラじゃねぇw
まぁコウゾウは地味だが、このロワじゃ貴重な考察型だからなw
きちんと考えられる大人は貴重品だからなー
特にこのロワ、女子は年齢低いし男は突っ走る連中ばっかだからww
考察ができるキャラって
コウゾウ、加地、古泉、キョン、トトロ
くらいか?
>>712 トトロが考察したとしてどうやって人に伝えるというんだww
あとは一応なのはさんとかフェイトとかも社会人で指揮官なんだし考察はできるだろう
はたしてヴィヴィオが参加中のなのはさんが冷静でいられるかはわからんが
タママにして「この人がいなくなったらこの漫画どうなってしまうのだろう」
と言わしめる出来た大人・ドロロもお忘れなく
あ、そういやハムもバリバリの頭脳派じゃないかw
なんで名前あがってないんだよwww
冬樹やキョンも学生レベルではあるが冷静に考えてはくれそうだぞ
すごくどうでもいいが、ふと今カヲル君と古泉ってなんとなく性格似てるよなと思った
正しくはカヲル君と古泉のキャラが、だが
実は俺も前々からカヲル君と古泉じゃないが
綾波レイと長門てキャラ的に似てるなってちょっとだけ思ってたんだ・・・
砂ぼうず勢はみんな頭使って生きてるんだぜ……
自分らが生きてきた環境とあまりにも違うから考察が変な方向に行きそうだけど
アスカもあの年で大学出の天才だから、考察出来るんじゃね?
>>720 アスカは頭はいいんだが、あの自意識過剰気味で無駄にプライド高い性格がそれを邪魔しているw
>>719 砂ぼうずは超策士ではあるし小砂もなかなか策士だが、考察は少し難しいイメージがある
その代り頭脳戦では大活躍を期待してるぜー
あの四人の中で一番冷静なのは夏子だろうしそういう意味では期待
雨蜘蛛は…まぁ若本だしw
しかし小砂が既にビビってたが、確かにあいつら森みたいな自然は全く知らないだろうしなー
さらにあちこちにしっかりと補整された道路があって白骨都市みたいな建物が綺麗に保管されてて…うん、考察もクソもあるかって感じだ
そういや会場内って水ぐらいだったら幾らでも普通に補給出来たりするんかな
それだけでもう天国みたいな環境だ
砂勢がロワ会場の環境に満足して、永住を目標とするスタンスに切り替えていくんですね、わかります
探せば食べ物もデパートなんかにごまんとあるかもだし、あったかい寝床はあっちこっちに家があるので全く苦労しない
禁止エリアさえなんとかしてしまえば、まぁ素晴らしい環境といえるかもなww
確かに首輪さえ解除すれば、砂漠よりよっぽどましな生活が保証される……
選択肢としては十分ありかもしれないなw
「ボインの王国でも作るつもりか?」ですね、わかります
…だめだ!会場にはボインちゃんはほとんどいないんだ砂ぼうず!!
小砂は関東大砂漠一の凄腕美人になりたい、って夢があるしそう簡単にここに永住を決め込むかは微妙かも
あくまで砂漠で成り上がる事を選ぶかもしれない
夏子も別に楽してくらしたい訳じゃないし、強くなりたいから軍に入ったんだし砂漠に戻りそうな気も
砂ぼうずはボインちゃんさえいれば永住決めこみそうだし雨蜘蛛もそのまんま住みつきそうではあるけどw
ここの作品の男どもは本格的にダメ人間だな…純子がいればこいつも永住ルート行きそうだったんだけど
ボ、ボインちゃん……
みくるにフェイトに……あとは並が何人か……
だめだ、このロワロリ(とぺったん)が多すぎる!
逆に考えるんだ
「今はロリでも光源氏しちゃえばいいさ」と考えるんだ
既に本編でも小砂にだまされてる…w
けどヴィヴィオは確実に育つハズ。あの聖王形態はすごい
砂ぼうずキャラは舞台中にあるものを片っ端から着服して
溜め込んでいきそうw
支給品袋、容量無限だとやばくないか?w
無限はヤバいね。エヴァンゲリオンとか入っちゃうw
けど、現実的に持ち運べる大きさ・重さと考えると、メイとかは結構制限きつくないだろうか?
無限でいいんじゃないの?
あまり大きいものは容量云々の前に入れる口が小さくて入らないだろうし
>>731 まだ聖王ヴィヴィオまで把握が住んでないんだが、
みくるやフェイトと並びたてられるほどに成長するのか?彼女は
733は
>>732に対してね。
まぁそれはそれで展開的には面白いかもしれんけど…
小砂君が食品売り場に向かわなくてよかったねぇ…
ということは
>>734の自分のレスは勘違いだね。スマソ
けど、
>>735が「あまり大きいものは容量云々の前に入れる口が小さくて入らない」って言ってるけど
入れる口の大きさってどの程度なんだ? 書き手任せ?
ロリ「こんなに大きいの入らないよお」
こうですね、わかります
一般的なデイバッグとかスポーツバッグとか、あのくらいの口の大きさじゃね?
後は実際容量無制限なのか、とか入れたものの重さはどうなるのか、は書き手さんまかせだな
四次元ポケット化する理由は長門がいるから十分だしww
至急品を円盤石にして…とか考えたけど
もう作品投下されてて無理か
円盤石か、それもおもしろそうだな
別に書き手さん任せだし、一部参加者は円盤石で支給というお遊びがあってもいいかもww
普通の人間だったら絶対混乱するだろうけどw
そしてしたらばの死者スレ、地道に更新されてるw今のところカヲル君の一人芝居状態だけどww
円盤石からカヲル君が
ワガナハ シト タブリス
コンゴトモ ヨロシク…
>>743 聖王のゆりかごの正体は業魔殿だったんだよ!!
円盤石からアイテム再生する施設がマップの随所にあって
アイテム再生にやってきた人をマーダーが待ち伏せするとかいう妄想をしてたwww
>>739 ヴィヴィオの登場話で「ダメ…声出したら…誰かに見つかっちゃうよぉ…」と
「ヴィヴィオの中に…何か入ってる…やだ…怖い…怖いよ…」
と言わせる予定だった俺が呼ばれた気がした
まさか予約合戦があんな激闘になるなんてなー残念
こ の ロ リ コ ン ど も め ! !
……幼女限定のネタがすでにストックされている自分が言うのもなんだけどな
今の今までヴィヴィオをトリップオブデスの方だと勘違いしていた
ググるって大事だな
しかし実質幼女らしい幼女はヴィヴィオとキョンの妹とメイしかいない罠
きがくるっとる
幼女がスエゾーに舐め回されて
「ふぇ…ょ、汚されちゃったよぉ…」
とか言うわけですね。わかります。
>>749 さつきは幼女ではないと?キョンの妹と同い年だぜ?
まぁ彼女はしっかりものだからあんまり幼女って感じがしないけど
なんで幼女が大人気なんだ!?作品群からは想像できねぇぇぇ
「男は皆ロリコンである、違うのはそのレベル」とどこかで聞いたぞ
>>753 光源氏、宮崎駿、ムハンマド、ルイス・キャロル、チャップリン、etc
いつの時代もどこの地域でもロリコンは正義だったのですよ
かわいいは正義だからに決まってるだろ
757 :
756:2008/09/04(木) 14:40:55 ID:kIBW4x+M
今ふと気づいた
k かわいいは
s 正義だからに
k 決まってるだろ
なんというkskパワー……無意識の発言すら支配するとは……
なん……だと……
kskすげえええwww
あ、今更だがkskの元の意味ってなんなんだ?
加速
KASOKUでkskか、そうだったんだ。サンクス。
kskロワとは……
k カヲル君が守護神で
s 参加者のほとんどが人外で
k かわいいは正義な
アニメキャラバトルロワイアルです!たぶん
k 悲しみと
s 切なさと
k キョン妹はロリかわいいな
アニメキャラバトルロワイアルだろ?
>カヲル君が守護神
出番すら守れぬ男に一体何が守れるというのか
あれほど多く主催者OPがあったのにあれで終わったのは受けるwww
1票差で唯一主催じゃないやつに決まって見せしめで死亡だもんな
さすがw
小砂がロリじゃないのはどういうことだ、ということで何話か見てみたら……
え、もしかしてアスカやシンジとそんなに変わらない?
小砂は14歳だぜー
ちなみにキョン妹とサツキが11歳だ
なんというロリ率の高さ…
ショタは!ショタはいないのか!?
つ 佐倉ゲンキ
スレイヤーズはなぜに名簿名がラドックなんだ
ズーマじゃないとネタバレにならんか
残念ながらショタと言えるのはゲンキぐらいなんだ…
中身が子供って意味ならモッチーもか?
万太郎は14歳のショタっ子なんだぜ
>>773 モッチーがショタだったら、モンスターファームのキャラはもちろん
デジモンとかポケモンとかも全部ロリかショタになってしまうんじゃないか?
良く考えたら冬樹も十分ショタでイケるんじゃね?
たしか13〜14歳だったはずだけど
15歳だからシンジはぎりぎりショタか?あと一応カヲル君も設定は15歳だし
……どっちもショタとかそれどころじゃないな、いろんな意味で
k 気がついたら
s ショタとかロリとかを
k 検討してるスレ
ロリショタロワかと思った
くそっ、なんだこのバッグベアード様に怒られそうなスレ!
そろそろ話題を展開して大人について話そうじゃないか、女子最年長のお二人とかさ
>>781 悪いが俺は19歳の女の子も食べごろだと思ってるぜ
まぁ一番よろしくしたいのははやてだけどな!
……だってあの二人完全に男が入り込む余地無さそうなんだもの……娘さんはもらいたいけど
>>783 19歳なんて腐りかけのリンゴじゃないか…
女の子は15歳までだろ、ksk的に考えて
カエルの話か、男子高校生の話しないか?
と、ダメもとで振ってみる。
いやさぁ、ババァなんて馬鹿にしてたさ。・・・がね、いやぁ味わい深かったって感動したぁ〜・・・おっと
キャロのことをヴィヴィオだと思ってた俺が通りますよ
年齢が話題になったので、とりあえず全キャラまとめようと努力してみたが………
悪魔将軍(無始無終)>>>>>>>>>>>>トトロ(1302歳)>>>>>冬月コウゾウ (60歳前後?)>ラドック=ランザード(40歳過ぎ?)>加持リョウジ(30歳)
>アプトム(27歳)>キン肉スグル(24歳)=ウォーズマン(24歳)>アシュラマン(22歳)>水野灌太(砂ぼうず)(17歳)
>キョン(16歳)=古泉一樹(16歳)=深町晶(16歳)>キン肉万太郎(15歳)>碇シンジ(14歳)>日向冬樹(13歳)>佐倉ゲンキ(11〜12歳)>モッチー(1歳)
オメガマン、スエゾー、ハム、ナーガ、ガルル>ケロロ=ドロロ>タママ、ゼルガディス、ゼロス、ネオ・ゼクトール、リヒャルト・ギュオー、雨蜘蛛(年齢不明)
高町なのは(19歳)=フェイト・T・ハラオウン(19歳)>川口夏子(18歳)≧リナ=インバース(17〜18歳?)≧朝比奈みくる(17歳)>涼宮ハルヒ(16歳)
>ホリィ(15歳)=スバル・ナカジマ(15歳)>惣流・アスカ・ラングレー(14歳)=小泉太湖(小砂)(14歳)
>草壁サツキ(11歳)=キョンの妹(11歳)>セイン(10歳)>ノーヴェ(6歳)>ヴィヴィオ(5歳)>草壁メイ(4歳)>朝倉涼子(3歳)
年齢不詳キャラ大杉……
ケロロたちって、2歳とか3歳とか言われても納得できるし
100歳とか200歳とか言われてもそれはそれで納得できるけど、
17歳とか22歳とか言われたら「それは何かの間違いだ」と全力で否定したいな
40代のおっさんって言われても逆に納得できるけどねw
改めてロリ多すぎ
モアに「おじさま」って呼ばれてるしアレで40歳すぎとかもあり得るから困る
冷静に考えると怖いから考えないようにしてるが
しかし1歳児も3歳児も無駄に戦闘力あるなw
>>790 ケロロは45歳くらいを念頭に演じていたはず
それでいて2000歳以上の可能性もある不思議種族
モッチー(1歳) wwww
そういや生まれたてだっけw
>>795 夏休み最終日に泣きながら宿題をやる45歳………
……冷静に考えたらギロロも同い年ぐらいだし、それで17歳ぐらいの女の子にガチ惚れしてるとかって……
4番手かな?
それでは年齢不詳でもなければロリでも少女でもない、
ただただ暗いおっさんの独白を投下します。
気が付くとラドック=ランザードは木々の中にいた。
急激な視界の変化に僅かに目を細めながら、辺りを見回すと
そこは木々が連なり、その枝葉が空を覆い隠している森の中だった。
薄紅色の花びらが風に舞う中、周囲に人の気配が無い事を確認すると
ラドックは足元に落ちていたバッグをゆっくりと拾い上げ、近くの木の下へと身を潜めた。
「どういう事だ―――これは」
そんな呟きが思わず漏れる。
殺し合いをしてもらう。
ラドックにとって、あの男が言ったその言葉自体はどうでもよかった。
いまさら人を殺す事に躊躇いなど無い。
報酬さえ払っていれば無条件で殺し合いに乗ってもよかったぐらいだ。
問題はゲームマスターを名乗った二人組が、それを知っていたかどうかだ。
それ―――すなわちラドックが殺しを仕事にしている事を。
ラドック=ランザードは―――いやアサシン・ズーマは確かに殺しを仕事にしている。
しかしその秘密は知られるわけにはいかなかった。
知られた場合は誰であろうと、そう―――例え家族であろうとも始末しなければならない。
(問題は奴らがどちらの私を必要としたか、だ)
奴らは表の姿であるラドック=ランザードを生贄として攫ってきたのか、
それとも裏の姿であるアサシン・ズーマに生贄殺しをさせる為に攫ってきたのか。
生贄として攫われてきたのならまだいい。
だが仮に、ズーマであると知られていた場合は―――
いらいらとかぶりを振り、ラドックはとにかくバッグを開いてみる。
情報が少ない現状でこれ以上考えても仕方がないと判断したからだ。
バッグの中には水や食料などの必須品から地図などの細々したものがぎっしりと詰まっていた。
その中で彼の目を引いたのは参加者名簿だった。
ゲームの参加者が書かれていたそれを見て、ラドックは静かに安堵の息を吐く。
そこに書かれていたのが彼の秘すべき名である暗殺者ズーマではなく、ラドック=ランザードの方だったからだ。
(奴らはわたしをズーマだとは知らずに攫ってきたのか)
そう納得しかけたが次の瞬間にはそれも吹き飛ぶ。
『リナ=インバース』
知った名だった。それは彼のズーマとしての知り合い。
殺しを請け負ったターゲットの名前だった。
愕然とする。
偶然というには余りに出来すぎていた。
改めて名簿を見直すとそこにはズーマとしての関係者を見つけることは出来ても、
ラドックとしての関係者を一人として見つけることは出来ない。
(確証はない―――とはいえ、これは)
疑惑を深めながらも彼はバッグを漁り続ける。
出てくるのは紙、筆記用具、そして爪が付いた手甲が一つ。
思考に没頭しながらも自然と手は動きベアークローと書かれたそれをしっかりと右腕に嵌め、大木に向かって軽く突く。
―――ざっ
本当にあっさりと、ベアークローは大木を貫いた。
(なっ―――?)
その威力に思わず目を見張る。予想をはるかに超える貫通力だった。
それは鋭さといい腕の動きを邪魔しない作りといい、格闘と魔法を得意とする彼にうってつけの武器だった。
だが―――
(あまりにわたしに都合が良すぎる)
武器といってまず思い浮かぶのは剣や槍。
剣士や傭兵ではこのベアークローのような特殊な武器は使いこなせないだろう。
何より重要なのは、剣士にも魔道士にも扱えない特殊な武器が今、この自分に支給された。
ラドックにはそれが偶然とは思えなかった。
(確証ではないが―――疑いを持つには十分すぎる)
自らを束縛する忌々しい首輪を撫でながら思考を加速する。
(そもそも奴らはこのわたしをこうもあっさり攫う事が出来た相手―――
人を溶かす首輪型魔法道具といい、わたしがズーマであるという事を知られていてもおかしくは無い)
疑惑はほぼ確信へと変わったがラドックは残りの支給品を確認する事にした。
想像が正しければ次に出てくるのは―――
「やはり―――」
出てきたのは箱。
明らかにバッグに収まる大きさではなかったが彼はそれを気にもしなかった。
何故ならその箱の中には予想通りの物が―――大量の金貨が詰まっていたからだ。
軽く見ただけでも平均的な家族4人が一生楽に遊んで暮らせるほどの金額。
そしてその箱には「依頼料」とだけ書かれていた。
(―――『依頼』、か)
その時、彼の顔に浮かんだのは歪んだ―――笑いだった。
これが何の依頼料か、依頼内容が何なのかは明白。
この会場内の全ての人間を殺しつくせ。
奴らはそう言っているのだろう。
そしてこれはラドック=ランザードがアサシン・ズーマであると知られた決定的な証拠。
もはや疑う余地もなかった。
(―――殺さねばなるまい)
彼は誓う。
(―――正体を知るものを)
その全てを。
(―――知る可能性があるものを)
その悉くを。
(一人も残さず―――殺す)
ラドックはばっと着ていた服に手をかけ、宣言する。
「いいだろう―――踊ってやろう」
バサッ……!
大きく服が翻り次の瞬間その場には黒装束を纏ったアサシン・ズーマがいた。
今この瞬間にアサシン・オブ・アサシンはゲームに乗った。
(―――今だけは、な)
正体を知ったものを生かして置く気はない。
例え依頼者であろうとも。
今だけは首輪を嵌められ飼われてやろう。だが、首輪から開放されたその時こそ―――
誓いを胸中に潜めアサシン・ズーマは夜の闇を駆け出した。
【D-06/森の中/一日目・未明】
【名前】 ラドック=ランザード(ズーマ) @スレイヤーズREVOLUTION
【持ち物】ベアークロー(右)@キン肉マンシリーズ、金貨1万枚@スレイヤーズREVOLUTION、デイパック(支給品一式)
【思考】
1、参加者を全て殺す
2、リナ=インバースを殺す
3、ゲームの関係者を全て殺す
注意:金貨1万枚は依頼料と箱に書かれていただけ、本当に主催者からズーマへの報酬かどうかは不明です。
投下終了です。
原作風味の暗殺者でした。
アニメ版で設定違ってたらどうしよう……。
投下乙!
四話目にして初めてまともなマーダーが出てきたーしかもガチ強キャラっぽくていい感じじゃない!
スレイヤーズはよく知らんけど、ベアークロー支給ってのもかなりの当たりだし…活躍には期待できそうだw
しかしこれはジョーカーって事になるんかな?
投下乙!
ものすごく強キャラ臭がします…
勝ち残る事ではなくすべてを殺すことに思考をおいてるから怖いね
投下乙です。ついにマーダー降臨、色々やってくれそうだ
アニメのズーマは放送中ということで色々未知数だけど
k くわしい
s せっていは
k きにしない
無効化魔法使えるからかなり強いよな
投下乙!!!!
なんという引きの良さw
純粋なマーダーで楽しみ
投下乙ー
ズーマ良いキャラしてんなー。アサシン繋がりでドロロと絡ませてみたいw
>>805 ちょっww
またしてもkskwww
えー、すいません…拙作「マジカル小砂たん以下略」にて幾つか穴を見つけたので、wikiにて修正をいたしました……
※小砂の思考欄に「4、「日向冬樹」が死亡した場合には、ネブラの協力を得るために"闇の者"達を討伐する。」を追加。
※"闇の者"についての解説を追加。
お騒がせしました
>>807 >アサシン繋がりでドロロと
実現したらさぞかし渋い戦いになりそうだw
>>808 修正乙!
>>810 そう言えばドロロって本気モードになるともろに覚●完了な鎧装着するんだっけ…
鬼のようになる白兵戦モードだっけ?
そのモードでアサシン二人が戦ってたら、
はたから見たら悪人同士が殺しあってるようにしか見えないかもw
投下乙です!
やばい、カリスマ臭が……とっても強いキャラみたいで楽しみです。
ところで、スエゾーとオメガマンを予約したいのですがいいですか?
スエゾーとオメガマン…ごくり
どうなるか全く想像がつかないんだぜ
わかりました。
では投下します。
「クォックォックォッ……大層な人数だな。これまた妙な依頼がきたもんだ」
オメガマンはいたって冷静だった。
超人ハンターとして生きてきた年季は長い。勘と経験も鍛えられている。
首を刈り取った賞金首は1000を越えた辺りから数えるのをやめている。
この世界で起きた一連の出来事も日常茶飯事。
依頼主が超人閻魔であろうと誰であろうと殺しの依頼は必ず遂行する。
報酬は後で吊り上げてしまえば問題ない。
「さて、ウォーミングアップといこう」
パラパラとめくっていた名簿をカバンに仕舞うと、彼は疾風のごとく駆けた。
そして生い茂る草むらに飛び込み、そこにクロスチョップを叩き込む。
ぎゃっという悲鳴が聞こえたが、オメガマンは無反応だ。
獲物が草むらに隠れていたことは、既に知っていたから。
ksk
ksk
「なにすんのやっ! ヒトの頭カチ割っといて、ただでスマへんでぇ〜っ!? 」
「ああそうだろうな。これからもっとグシャグシャに潰れてしまうんだからなぁ〜〜〜!! 」
オメガマンは自分の背中から生えている巨大な手に、獲物と自分を掴ませる。
そして一息つくと、鷹のごとく空高くジャンプした。
今回の獲物には手足が無く、一本足と巨大な顔という化け物だが、ノープロブレム。
「ア……アア〜〜〜〜っ!! 」
「お前みたいな海千山千の下等超人には、ここから無事に生き抜くのは無理な話だ。
教えてやるぜ〜〜っこのバトルロワイアルがどれだけ過酷で熾烈な世界であるかをーっ!」
オメガマン達を包み込んでいた手が、彼らの姿形を完全に隠すまで巨大化し、握り拳を作る。
「くらえ! 我が珠玉の決め技(フェイバリット・ホールド)、Ω(オメガ)カタストロフ・ドロップーっ!! 」
821 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/04(木) 22:40:05 ID:zUERdplG
ksk
ちょwwいきなり必殺技wwww
824 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/04(木) 22:41:06 ID:zUERdplG
ksk
そして急激なスピードで落下運動を開始した。
天に突き出す拳の形は、横から見ればまさしくΩ(オメガ)の形。
体を逆さにされ、押さえつけられた獲物にはなす術もない――普通の獲物ならば。
「――ヌワッ!?」
「まだや! まだ終わっとらん! 」
オメガマンは自分の下半身に妙な違和感を感じていた。
酷い悪臭と湿気が手の中で広がっていた。
原因は、獲物――スエゾーの唾液と息。
彼はオメガマンに捕まり、逆さに極められてからずっと、舐めていた。
自慢の長い舌で、オメガマンの下半身と巨大な手の至るすべてを。
執拗に舐められたオメガマンの体はヌルヌルになっていたのだ。
「ゲェーっ!? よだれの超人!? 」
「俺な、実はもう3日はろくに歯を磨いとらんのや」
スエゾーは決してふざけてはいない。
相手の気力、すなわちガッツを減少させてヘロヘロにして戦闘不能にさせるのが彼の戦法。
彼が舐める行為、そして唾は相手のガッツをダウンさせる効果があるのだ。
そしてスエゾーにとって幸運だったのは、大量に唾液がΩ(オメガ)カタストロフ・ドロップ破りに繋がったこと。
「バ、バカな〜〜ありえねえ……お前はこのまま惨めに地獄というキャンバスを舐めることになるんだぁ〜〜!」
「いいこと思いついたで。お前、このままガッツ空っぽにしたるわ」
そしてスエゾーの口が、下半身とはいえオメガマンの体に密着していたこと。
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「ちゅう」
スエゾーの更なるガッツダウン技、キッスの独壇場である。
「あおおーっ!!」
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◇ ◇ ◇
勝敗は決した。
オメガマンは電流のように体に走る感覚に耐え切れなくなり、技を解除した。
彼の戦意はまだ健在だ。だがどっしりとのしかかる疲労感が、彼の足腰を骨抜きにしていた。
「あー……危ないところやった」
獲物はホイホイとスキップしながら逃げていく。
「ほなな、俺やることがあんねん」
オメガマンは無様な自分を恥じて――泣いた……。
【H-5 森/一日目・未明】
【スエゾー@@モンスターファーム〜円盤石の秘密〜】
【持ち物】
ディパック(支給品一式入り、支給品3つ)
【思考】
1.ゲンキ、ホリィたちを探す。
2.ガッツを消費してちょっと疲れた。
【備考】
※スエゾーの舐める、キッス、唾にはガッツダウンの効果があるようです。
※ガッツダウン技はくらえばくらうほど、相手は疲れます。スエゾーも疲れます。
【オメガマン@キン肉マンシリーズ】
【持ち物】
不明支給品、ディパック(支給品一式入り)
【思考】
1.全員皆殺し。
2.疲労感。フラフラ状態。まともな戦闘ができない。よだれでベタベタ。
3.スエゾーを必ず殺す。
※バトルロワイアルを、自分にきた依頼と勘違いしています。
※皆殺しをしたあとは報酬をもらうつもりでいます。
※ガッツがダウンしましたが、しばらくすればまた元気になります。
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投下終わりました。
タイトルは「○ッ○全開! ハートばっくばくだぜ〜っ!!」です。
○に何が入るのかは、みなさんのご想像におまかせしまう。
投下乙です
オメガマン、お前は今泣いていいw泣いていいんだww
いくらなんでも卑猥すぎます><
投下乙!
……ってアッー!!!
投下乙!
ス エ ゾ ー www
本人的には必死の攻撃だけど、舐めてキスって傍から見たらやば過ぎるwww
スエゾー恐るべし!
投下乙!
スエゾーが最初の死亡者になると思ったらなんという結末w
オメガマンがんばれ!多分相手が悪かっただけだ
○に入るのはエとチですね(ry
投下乙!
スエゾーが死ぬと思ったのにwwwこwれwはww
オメガマンに同情した
オメガマンがヴィヴィオやキョン妹だったならば…
幼女をなめまわして下半身にキッスして体力を奪う……ひ、卑猥すぎる!
どう見てもエロパロ行き決定です
何故!!何故オメガマンなんだ!!!
スエゾーのテクに腰砕けにされるヴィヴィオやキョン妹が見たかった!!!
※注 ここは全年齢です
卑猥すぎるww
どうみてもアッー!!
何ですかこの変態ロリコンどもの宴は><
スエゾーです、全部スエゾーが悪いんです。
「スエゾーの 今日の目玉!」 というシリーズを思い出したんだがどうしよう
オメガマンには変身能力があるんだぜ?
脳内変換でお楽しみください
ここで聞いていいのかな?
初心者な自分に教えてくれ。
支給品って書き手が勝手に決めていいの?この中から選べ、的なものはある?
>>851 参戦作品の中のアイテムか、現実にあるもののアイテムから勝手に決めていいんじゃなかったかな
ただしバランスブレイカーに成りうるものはよく考えてね
>>851 書き手の自由。
参加作品もしくは現実の物から出せる。
現実の道具か、参戦作品内の道具から適当に決める。
ただし一流の使い手に原作の専用装備を支給するような場合は、かなりの批判を覚悟しなければならない。
ネタ支給はうまくハマれば面白くなるのでお勧め。
>>851 参加してる作品のものならなんでもおk。
でもエヴァンゲリオン初号機みたいな強くてデカいのは止めておいた方がいいかも。
意思持ち支給品もある程度は許容される
デバイスだけじゃなくて、馬とか
857 :
851:2008/09/04(木) 23:42:40 ID:oSaBBwy+
サンクス。
頑張って考えてみます。
ガイバーユニットとかリムーバーもバランスブレーカーになるかね。
というか、超人とかモンスターとかケロン星人がユニットを殖装したらどうなるんだろ?
支給品としてあまり望ましくないものは以下の通りかな
・バランスブレイカーになるくらい強力なもの(少しくらいはあってもいいけど)
・やたらデカくて重い
・自律行動可能かつ人間並みの高い知性を持つもの
・参加者の誰かの専用装備(他の人が使えるよう改造されてれば問題なし)
>>858 ガイバーユニットはすごいおいしいと思う
>超人とかモンスターとかケロン星人がユニットを殖装
……悪魔だ、悪魔が見える。
モンスターやケロン人はともかく、超人なんてただでさえ頑丈なのに……チートすぎるw
支給自体は問題ないと思う。
悪魔将軍様にユニット着けようぜ!!
予約されてないキャラは?
3/6【キン肉マンシリーズ】
○キン肉スグル/○キン肉万太郎/○アシュラマン
3/6【モンスターファーム〜円盤石の秘密〜】
○佐倉ゲンキ/○ホリィ/○ナーガ
3/6【魔法少女リリカルなのはStrikerS】
○高町なのは/○フェイト・T・ハラオウン/○セイン/
3/4【スレイヤーズREVOLUTION】
○リナ=インバース/○ゼルガディス/○ゼロス
1/4【新世紀エヴァンゲリオン】
○加持リョウジ
1/4【強殖装甲ガイバー】
○深町晶
1/4【砂ぼうず】
○水野灌太(砂ぼうず)
0/5【ケロロ軍曹】
0/6【涼宮ハルヒの憂鬱】
0/3【となりのトトロ】
こんな感じかな
スレイヤーズが意外と不調だね
あれ?本当だスレイヤーズ結構残ってる
制限の度合をきつめにしなきゃだから難しいのかな
そういえばなんで我々はカヲル君を「君」付けで呼ぶんだろう?
そりゃカヲル君だからだよ
できましたので、ギュオー、ゼクトール、ノーヴェ投下します
Act1 ギュオー
―――なぜ、俺がここにいる?
リヒャルト・ギュオーがこの殺し合いの会場に転送された時、まっさきに抱いた感想がそれだった。
ギュオーは、頭を押さえ、過去を反芻する。
そうだ、俺はアルカンフェルを倒したと思ったのだ。
だが突如再び現れた獣神変したアルカンフェルにゾアロード・クリスタルをくりぬかれそうになって……
突然目の前が暗転したかと思えばあの場所にいて……
あのわけのわからない男に殺し合いをしろと言われて……
そっと首を触れる。そこには、冷たい金属が巻かれていた。
これが、自分たちに殺し合いをさせるためにつけられた道具ということだろう。
反逆すれば、自分もあのガキのように液体に変えられる。なんてことだ、とギュオーは吐き捨てた。
これのどこが世界を統べる10人の獣神将だ。今の自分は首輪をつけられたただの犬――ただの獣ではないか。
つい昨日までは何かもがうまく回っていた。
アルカンフェルなど現れず、リムーバーは解析され、ガイバーどもはノコノコと自分のもとへと誘われてきていた。
だと言うのに今のこれはなんだと言うのだ。
無意識に、ギュオーは唾を飲み込んでいた。
脳裏に浮かぶのは、圧倒的な恐怖。それは、このデスゲームを開催する小男へではない。
このデスゲームに参加する直前出会った、あの男――アルカンフェル。
出会った瞬間走った悪寒と冷たい汗。ただ、ひたすらに本能が生存のために服従しろと警告する圧倒的存在感が、けして脳裏から離れない。
死を完全に覚悟した次の瞬間にここに飛ばされたということは、自分はあの、『あの』アルカンフェルから逃れえたのだろうか。
額にまだ埋まっているゾアロード・クリスタルを感覚した。
これがあると言うことは、このデスゲームにクロノスはかかわってないことを示している。
もしかかわっているのなら、間違いなく自分はゾアロード・クリスタルをくりぬかれてからこのデスゲームに放り込まれているはずだ。
ふと、渡された道具の中から、名簿を取り出して眺めてみる。ほとんど知らない名前の合間に、いくつか知っている名前もあった。
が、アルカンフェルはいない。さしものあの小男も、アルカンフェルは手に余るとでも思ったのだろうか。
知っている名前は、3つ。
裏切り者のロストナンバーアプトム。配下の超獣化兵五人衆の一人、ゼクトール。そして……忌まわしいガイバーTこと深町 晶。
なんということだ。ガイバーがいるとしてもリムーバーがなければコントロールメタルを分離することはできない。
つまり、遭遇すれば殺すしかないということになる。これでは、何の意味もないではないか。
この場を生き残るのは容易なことだ。獣神将としての力を存分に発揮し、ガイバー含む虫けらをすべて押し潰すだけ。
適当に片端から殺しつくすだけで生きて帰れる。
だが帰ってどうなる。この場でコントロールメタルが得られないとなれば、アルカンフェルに対抗することは事実上不可能だ。
帰ったのち、クロノスから身を引き隠者として生きる? 勝てぬと知って反逆する?
どちらも意味はない。これでは死んでいるのと同じだ。
どっかとギュオーはその場に座り込んだ。
かといって、ここで死ぬのも……いやどこであろうとも死ぬのは論外だ。
叶わぬと知りつつ捨てきれぬ野心を燻らせたまま、ギュオーは自分に与えられた道具を確認し始めた。
紙にボールペン、さっき出した参加者名簿、それにランタンに……
戦う道具はまったく入っていない。どういうことだとギュオーがいぶかしんだ時、いちばん奥から分厚い紙束が出てきた。
何気なく手に取り、暗闇でよく見えぬ文字へ目を近づけて確認する。
「なに……?」
与えられた紙束の表紙に刻まれた文字は―――『詳細参加者名簿』だった。
Act2 ノーヴェ
「なんだよ……これ」
暗い森の中、ひとりごちた。彼女――ノーヴェからすれば、まさに青天の霹靂だろう。
ついさきほどまで、姉妹たちと話していたと思ったら……突然こんなところに連れてこられて殺し合いをしろと言われたのだから。
しばらくどうしても落ち着けず無為無策に歩いていたが、そのうちいくらか落ち着いてきた。
彼女は一つ大きく息を吸うと、ゆっくりと吐いた。
はっきり言って、この状況を飲み込めたわけではまったくない。
彼女の生みの親であるスカリエッティは、どれだけ激しい攻勢に出る時でも、可能な限り人を殺すことをよしとしなかった。
故に、彼女もまた人を殺すこともなく、殺されることもなく……戦闘の経験はあっても死というものを特別経験したことはないのだ。
それでも、一応事態は呑み込めた。当たり前の話だが、死ぬのはいやだ。だが、人を殺すのも正直、彼女はいい気もしてなかった。むしろ、嫌悪感などのほうが強い。
とりあえず人を殺すかどうか保留、けどできるなら避ける――そんな決定をだせば、心の荒れも治まってくると言うわけだ。
「っよし……」
掛け声を出して、自分を鼓舞する。
ksk
彼女は、心の中であの男と少女を思いっきり蹴り飛ばすシーンをイメージする。うん、やっぱこっちのほうがしっくりくる。
自分が殺し合うよりも、他人ととりあえず協力して、あの二人をぶっ飛ばすところのほうが、よっぽど簡単に想像できた。
人を殺す必要なんてない、あの二人だけを蹴り飛ばせば済む。彼女はバックをひっつかむと、誰か人を探すことにした。
『あの二人を一緒に蹴り飛ばしてくれる』仲間を探して。
30分後――
森の中を、彼女が走っていると、人影が視界の陰に移った。
ふと、足を止めて木の陰から誰かのぞいてみる。……十中八九知らない人間だろうからあまり意味はないかもしれないが。
そこにいたのは、白髪で、黒い肌をした男だった。年はかなりいっており、40〜50代くらいに見える。
手元の紙に視線を落したまま、黙々とそれを見ていた。時々、その紙をめくる音だけがそこらに生えた樹の葉が擦れる音に混じって響いている。
(なにしてんだ、いったい?)
そう思い、ちょっと多めに木から顔を出したときだった。鋭い目で、中年の男がこちらを見た。
慌てて、ノーヴェは顔を引っ込める。この暗闇の上、森の中だ。こっちには、気付いてないとノーヴェは思う。
もう一度ちらりと確認すると……白い髪に、黒い肌の男の目が、浮き出るみたいに暗闇の中爛々と光っていた。
「……戦闘機人ナンバー\、ノーヴェ。時空管理局の世界群出身……」
「な……っ!?」
手元突然の紙をぱらぱらめくると、ノーヴェの名前をはっきり言い当てた。
――あのおっさん、こっちに気付いてるだけじゃない、こっちのことを知ってる!?
含みのある笑みを男がうかべる。しかしそれはすぐに、雷鳴のように周囲に響く高笑いに変わっていた。
「フハハハハハハハハハッ! 嬉しいぞ、本当に俺は運がいい! 他の世界を手に入れてアルカンフェルを倒す上で、一番会いたかった世界の人間にいきなり会えるとはな!」
なんだこいつとノーヴェが引いているのをよそに、ゆらりと男が立ち上がる。目からは、自信満々と言わんばかりに生気に満ち溢れていた。
「死ぬ前に、いろいろ聞かせてもらうぞ!」
男はすさまじく邪悪な笑みを浮かびながら、そう叫んだ。
「獣ッ! 神ッ! 変ッ!!」
男の叫び声に合わせて、その体からすごい勢いで光の柱が立ち上る。
一瞬昼になったかと思うほど、強い光の中から現れたのは……もう人間ではなかった。
銀色の体。筋肉隆々で、2mを余裕で超える身長。何本も角のようなものが頭から生えていて、体のあちこちに
ついた緑色の球が光っている。
「な、なんだお前!?」
思わず反射的に叫んだ自分の声に、変身したそれは、余裕の笑みを浮かべながら言った。
「元・クロノス最高幹部獣紳将……そして世界を統べる者、リヒャルト・ギュオーだ!」
次の瞬間、ノーヴェの体は後ろに吹き飛ぶ。体が後ろにのけぞるまでの僅かな間、視界に移ったのは、拳を突き出したギュオーだった。
「どうだ、重力指弾<グラビティ・ブレット>の味は!? 死んでは困るぞ、これでも20%の出力だからな!」
猫のように四肢をしならせ、両手両足を使って地面に着地する。
ギュオーは、余裕綽々とノーヴェに歩いてきていた。
「このっ!」
もちろん、ノーヴェもどんな時でもやられっぱなしになる趣味はない。即座に反撃の蹴りを放とうして――
「俺を相手にするにはまだ威力が足りんわっ!」
ギュオーが両手を前に突き出した瞬間、全身が見えない衝撃に打ち付けられた。
肩、腹、顔、足。どこも差別なく、同じ威力で同じように叩かれ、またも木の葉の如く空を舞う。
「どうした、今の重力衝撃波はかなり手加減してるのだぞ!? それでも戦闘用か?」
低くうなりつつ、焦りを顔に出すノーヴェを見て、ギュオーはさらに笑みを深める。
「見せてやろう、これが……攻撃だ!」
先ほどと同じようにギュオーが両手を前に突き出す。
やばい、あれをくらうとやばい――本能が強く訴えるまま、横に向かって彼女は全力で走りこんだ。
直後、自分の背後を通り抜けている破壊の轟音。音がやみ、振り返れば――そこにははるか先までなぎ倒された木々が広がっていた。
じゃり、と地面を踏みしめ、また歩く音が聞こえる。
勝てない。絶対に、こいつには勝てない。ガンナックルとジェットエッジがあったとしても……勝てる気がしない。
圧倒的なまでの暴虐。圧倒的なまでの力。
彼女は、突撃手だ。誰よりも恐怖を感じることなく、敵陣に突っ込むことを必要とされる存在なのだ。
だというのに、
――逃げろ。
ksk
全身がそう言っている。
こいつに一撃かましてやりたいという気持ちはある。やられっぱなしは最悪だとも思う。それでも――逃げるしかない。
それほど、絶望的な力の差。
背を向けるノーヴェを見て、ギュオーはさらに笑い声をあげる。
「逃げられると思うのか、この俺から!」
「いや、逃げる必要はないでしょう……ギュオー閣下」
その時、突然空から鉛筆を二回りも三回りも大きくしたような細長い物体が降り注いだ。
咄嗟に、ノーヴェは頭を下げる。次の瞬間、何重もの爆音が立て続けに鳴り響いた。
爆発が鳴りやみ、ゆっくりと彼女が頭をあげると――目の前には巨大な甲虫。
だがガリューとは、まるでフォルムが違う。ガリューが細身で戦闘機などを連想させるのに対して、こちらはずんぐりしており、戦車を連想させる。
何がモチーフかは彼女でも分かる。これは……カブトムシだ。
「貴様は……少し違うがゼクトールか!?」
ゼクトールと呼ばれたカブトムシが、一歩踏み出す。
「そうです、ギュオー閣下……いや裏切り者ギュオー。アプトムが戦ってるかと思えば、変わった奴と会うもんだな」
「ぐ……っ、超獣化兵ごときが偉そうな口を聞くな!」
裏切り者、という言葉に一瞬ギュオーは歯ぎしりしたが、次の瞬間笑みを取り戻しギュオーの額に埋め込まれた水晶が強く輝かせた。
ノーヴェは、その強い光に目を手で覆う。
「フハハハハっ! ウジ虫がっ! 所詮獣化兵では獣神将の思念コントロールに逃れられん!―――な」
ちかちかする中、どうにか目を凝らす。
そこには、殴りとばされたギュオーと……殴り飛ばしたカブトムシことゼクトール。
「貴様がまだゾアロード・クリスタルを持つことは驚きだが……あいにく今の俺に思念波は効かん!」
「なんだと!? 貴様、獣化兵ではないのか!?」
どうにかギュオーが踏み止まり、ゼクトールに拳を振るう。ノーヴェは、その拳がゼクトールに当たると思った。
殴り飛ばして、やや前倒な姿勢からではかわせないと思ったからだ。だが、次の瞬間起こったことはその予想を超えていた。
「今の俺は、ロスト・ナンバース! 逝った仲間たちの力を継ぐ為に生まれ変った!」
その重装で動きづらそうな巨体が、一瞬でかき消え、ギュオーの背後に回り込んでいた。速い。巨体とは裏腹にガリューを超える速度だ。
「ザンクルスの高速戦闘能力と高周波ブレード! エレゲンの電磁操作と電撃!
ガスターの液体爆薬と生体ミサイル! ダーゼルブの高熱火炎と超怪力! そして俺の熱線砲と飛行能力!
それらを数倍に増幅して身につけた俺は……ネオ・ゼクトールだ!」
再び、放たれるゼクトールの鉄拳。さらに、インパクトと同時に、ゼクトールの腕が開き、4本の赤い光を生み出した。
「ぐおおおっ!?」
背中を光に押されるように、ギュオーが吹き飛ぶ。
「知っていると思い、目を通してしなかったのは失敗だったか……だが俺に勝てると思うな!
俺は獣紳将最高の戦闘力を持つ男……神に最も近い男だぞ!」
ギュオーが、両手をまたも突き出す。あれだ、あの衝撃波だ――とノーヴェが思った瞬間、目の前を横薙ぎに衝撃が走った。
「甘い、ギュオー!」
カブトムシが、透明な翅を広げ、空を飛ぶ。そのまま、空中を滑空し、瓶の底を滑るように方向転換。
腕から伸びた剣を振りかぶり、ギュオーに叩きつけようとした。
しかし、ギュオーもすぐさまその場からとびすさり、剣から逃れる。
「アプトムを倒すために再調整された体のテストだ! 思念波を持つお前を倒せるのはクロノスでもロスト・ナンバースの俺と獣神将のお方たちのみ……
再調整されたバルカス様への礼も兼ねてギュオー、お前のゾアロード・クリスタルは回収させてもらう!」
「ほざくな! たかが最強の超獣化兵五人の力を増幅させて身につけただけで、このリヒャルト・ギュオーに勝てると思うな!」
完全に二人とも、ノーヴェのことなど眼中にない。
目の前で繰り広げられる信じられない規模の戦いを、ノーヴェは状況を飲み込めきれず呆然と見ていた。
ゼクトールの剣が、巨木を熱したナイフでバターを切るかのごとく両断した。
ギュオーの衝撃波が、地面をめくりあげ、木の葉を空高くまで巻き上げる。
強い光とともに離れたゼクトールの熱量が、風を起こし、周囲を黒ずみに変える。
ギュオーの鉄拳が、巨岩をたたき割った。
電撃が空を照らし、衝撃が大地を揺るがし、お互いの超パワーがぶつかり合う。
どちらも俊敏に走り続け、まだ目立った傷は負っていない。
巻き込まれれば一瞬で間違いなく絶命する。そんな予感がひしひしとした。
これは、逃げるチャンスだ。あのギュオーというほうが、ゼクトールに気を取られている間に逃げるべきだ。
ノーヴェがそう考えて戦いから背を向けようとしたとき――――
「ぐあっ!?」
ギュオーの衝撃波を受けて、ゼクトールが地面に叩きつけられた。
「まったく手間取らせおって……この俺にお前ごときのウジ虫が勝てるはずがないだろう!」
ギュオーの拳の球体から、光があふれる。握った拳に力を込めているのが露骨に分かる。
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おそらくいちばん最初に使ったあれ、重力指弾<グラビティ・ブレット>を使うつもりだ。
ただ、多分威力は段違いだろう。本人が言うにはあれで20%らしいのだから。
別に、ゼクトールを気にする必要ない。どうやらあのカブトムシは自分を助けるためではなく、ギュオーを倒すために、姿を現したのだ。
自分を助けたような形になったのはきっと偶然だ。それに、自分がどうこうしたところで絶対にあのギュオーは倒せないだろう。
そうノーヴェの頭は考え行動に移そうとする。
が、次の瞬間彼女は、ギュオーを蹴り飛ばしていた。
見当違いの方向に充填された重力弾は飛んで行き、顎を思いきり蹴られたギュオーが地に伏した。
「この……ウジ虫がぁぁぁぁぁああああッッ!」
気の弱いものならそれだけで失神しかねないほどの殺気を瞳に込め、ギュオーがノーヴェを睨む。
思わず、気押されそうになるのを、どうにか耐える。
そう、逃げるべきだった。だと言うのに、彼女は思わず蹴り飛ばしていたのだ。
どんな形でも、助けた人間を見捨てるのは後味が悪いという思いはあった。だがそれより……やられっぱなしは性に合わない!
せめて一発でもかましてやる。脳で考えることではない、彼女の性格、気性に体が反応したのだ。
ギュオーが殺気立った様子で、力を無秩序に開放する。すると、全方向に衝撃波が放たれた。
「うあっ!」
だが、その威力は低い。制御せず、充填もせず放った一撃は、彼女の体をふき飛ばすのが精いっぱいだった。
空を舞うノーヴェの背に、硬い感触が当たる。見れば、それは黒光りする甲虫の外皮。
「無茶をする……どこの誰かは知らんが助かった」
そっとゼクトールがノーヴェを地面に下ろす。
「お前らウジ虫が束になろうと、この俺にかなわないと教えてやる!」
立ち上がったギュオーから、完全に笑みが消えた。仁王のごとく全身から戦意が立ち上るのが見えるような気がした。
「どうやら、今の俺でも勝てんようだな……」
ゼクトールが小さくつぶやく。おそらく、ノーヴェと同じくギュオーの本気さを感じ取ったのだろう。
「撤退したいが……難しいか。やるだけやってやる。……お前も逃げろ」
最後だけ声をひそめ、ノーヴェにだけ聞こえるようにゼクトールが言った。
ノーヴェも、小さく頷く。今はこれしかできなくても、そのこれしかできないことを達成したのだ。今度こそ、逃げる。
こちらに走りこんでくるギュオーを前に、ゼクトールは背中から生えた2本の鞭を目の前でぶつけた。
次の瞬間、鞭の交錯点から稲妻とともに目を焼く光がほとばしる!
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ゼクトールが空へ飛ぶ。ノーヴェが地を走る。ギュオーは、目を押さえ、叫びをあげた。
「おの、れぇぇぇ!!」
だが、それでも獣神将であることは伊達ではない。充填なしで低威力の重力指弾を放つギュオー。狙いも何もなく放たれるそれは、どこにも当たらず―――いや。
でたらめに見える攻撃が正確にノーヴェとゼクトールを捕らえた。彼女は、咄嗟に自分の持っていたデイバックを盾にする。
バラバラになるディバック。中身が、足もとにばらまかれた。
時が、凍りついた。
ノーヴェは衝撃を受けて地面を転がりながらもその反動を使って立ち上がる。そして、気付いた。
空でゼクトールが。地でギュオーが。身動きせず、ただ一点を呆然と見つめている。
「馬鹿、な……あれは……」
ゼクトールの呻き。
「ガイバーTのモノも、ガイバーUのモノも、殖装された。Vは破壊された……」
ギュオーの呟き。
見ているのは、バックから落ちたノーヴェの支給品。
直径30cmくらいの、円盤状のそれ。中央に金属の球体が光っている、三角形に近い六角形の物体。
二人の驚愕を引き起こしたモノ。それは―――
「「ガイバーの『ユニットG』だとっ!?」」
「あれさえ……あれさえあれば俺は最強の存在にっ!」
「絶対に渡さん! 裏切り者に、『ユニットG』を…… そこのやつ! 『ユニットG』を守れっ!」
ギュオーが、猛然と『ユニットG』と呼ぶものへ走りだした。同時に、ゼクトールもそれに向かって全速で飛び始める。
ゼクトールの声を受けて、ノーヴェもそれに飛びついた。あれだけ強いギュオーが、最強のどうこうと言っているのだ。
絶対に、渡したら大変なことになる!
すぐ側に落ちているその『ユニットG』の横を掴もうとするが、意外に大きすぎて焦りのためかつかみ損ねた。
ギュオーが、もうすぐ側だ。けど、これを渡して逃げるのはまずい。けれど………
「……!? やめろっ、それだけはやめろぉぉぉぉぉぉ!!」
ギュオーの絶叫。ノーヴェは、持ちにくい横ではなく、中心の金属の突起を掴む。
そう、『ユニット』スイッチである中央の金属突起を―――掴んだ。
「うわっ!? なんだ、なんだよ、これ!?」
蒼くぼんやりと『ユニットG』が光ったと思えば、ノーヴェの体に目の前の『ユニット』から伸びた触手が絡み付く。
引きちぎろうとしても、切れることなく体を包もうとしてくるそれに対してもがく。
だが、その拘束はどんどん強くなっていく。まるで――体の中に入ってくるように。
「い、息が、息ができな――!」
口も鼻も触手に覆われ、呼吸すらできなくなってノーヴェがあえぐ。
肩に何かが当たる……が触手がその衝撃を吸収した。
触手の合間から見えるのは、自分を守るように戦うゼクトールとギュオーの姿だった。
Act3 ゼクトール
ギュオーの放つ重力弾を、高周波ソードを使って正面から受け止める。
「せっかくの『ユニットG』を……よくもやってくれたな! 貴様も、何故あれを殺さん!? クロノスとしても今殺すべきだろうがぁ!?」
「知ったことかっ! どうせあと数日の命、アプトムを倒すためにもここで死ねん! そのためなら何でも俺はやる!」
ギュオーの猛攻を、防御に徹することでさばく。今、こいつから逃げるには、自分だけではだめだ。
もっと、力か手数がいる。それもないのなら……この場を乱す、自分とギュオー以外の力が必要。
ここでは死ねない。命すべてと引き換えに得たこの力は、アプトムを殺すための力なのだ。
こんなところで朽ち果てるわけにはいかない。
ギュオーの拳を、両腕を交差させ頭上で受け止める。だが、力勝負ではこちらが不利だった。
流石は獣神将、超獣化兵最強のパワーをもつダーゼルブを、数倍に高めた腕力でもなお力比べは向こうが上だ。
「なら、これでどうだ!」
ギュオーの死角から迫る、2本の電撃鞭がギュオーの足首に絡み付く。そのまま、電撃を流しながら思いきり引っ張る。
ギュオーは体制を崩しながらも、衝撃波を放ってきた。ギリギリで、額の熱線砲を使いそれを迎撃する。
下手に引けば、殖装中のガイバーを狙い打たれる。そうなれば、完全に退路は切れてしまう。
ksk
ksk
ksk
ksk
ネオゼクトールかっこいいよネオゼクトール
ksk
k 完全に把握してない
s 作品なのに
k こんなに面白いとは
指示をとばすと、口では文句を言いながらも差し迫った状況を理解してか、こちらの指示通り胸の装甲を掴む。
そして深紅のガイバーは一気に装甲を開いた。
ギュオーの目が、こちらの策に気付いて大きく目が広げられる。ギュオーは発射姿勢を解き、急いで逃げだそうとする。
だが、遅い。こちらのほうが早い。
「いけっ! メ ガ ス マ ッ シ ャ ー だ!」
夜空を染め上げる閃光が、世界を塗りつぶした。
Last すべて終わって
「まったく、どうにかなったから良かったものの……いきなりメガスマッシャーは無茶だったか」
殖装を解き、気絶している少女を抱えあげ、黒い甲虫が空を飛ぶ。
空から、破壊の傷痕を眺め、ゼクトールは嘆息した。メガスマッシャーは大地を抉り、煙を各所から燻らせながらいまだ熱を放っている。
今まで最強の熱線使いを自負していたゼクトールだったが、これを見せられてはその自信も吹き飛ぶというものだ。
「だが……これほどの威力だったか? メガスマッシャーは」
過去、エレゲンを失った時に見た時のメガスマッシャーの跡。
確かに射程こそこちらのほうが短く、200m程度しかないが、その破壊の傷痕の放つ熱はこちらのほうが格段に上の気がした。
ふと、さきほどの蹴りの一撃を思い出す。あれも、自分の想像するガイバーよりもはるかに上だった。
まあ、やはり気のせいだろうとゼクトールは頭を振ると、眠るように瞳を閉じる少女の顔を覗き込む。
その顔は穏やかなものだ。
まあ、いい。
この少女が目覚めれば、自分はクロノスのことを説明しなければいけない。そして、自分およびクロノスへの協力を要請する。
いや……単純にガイバーについての説明と、自分への協力だけでもいいかもしれない。
どうせ、数日で死ぬ身だ。ここで朽ちる覚悟はある。ただ、それはアプトムを殺した後ならばだ。
自分が生きて帰る可能性は限りなく低いなら、目的は絞ろう。今の戦闘も、アプトムを倒すという本懐から離れたものだった。
『ユニットG』を手にすることは出なくても、敵のはずだった殖装体が味方につくかもしれない。
ふと、そう考えてゼクトールは奇縁を感じた。
【F-6 森/一日目・未明】
【ノーヴェ@魔法少女リリカルなのはStrikerS】
【状態】 気絶 疲労
【持ち物】 なし
【思考】 仲間を探す。
【備考】
※名簿すら見てません
※ガイバーに殖装することが可能になりました。使える能力はガイバーVと同一です
ksk
ksk
そのために、今は前に出るときだった。
ほぼ至近距離からの、腕力任せの殴り合い。
ギュオーは肉弾戦型としての耐久力が、そして自分は甲虫としての装甲があるため、お互い致命傷には全くならない。
だが、内部には徐々にダメージが蓄積する。
「ぐっ!?」
装甲に、ひびは入っていない。だが……ついに足に来た。膝を着くと、ギュオーも荒い息をしながら口の端をつりあげた。
「これで終わりだっ! 死ね――――」
「いや、時間だ!」
視界の陰に移る、赤い影。
先ほどとまったく同じように、横やりから飛び膝蹴りがギュオーに決まった。今度は、さっきと違い肩だが……そのダメージはけた違いだろう。
なぜなら、蹴りを放った相手が……ガイバーだからだ。いや、そう言う問題じゃない。その威力はすさまじかった。
一蹴りで、50m以上、ギュオーを吹き飛ばしたのだ。これほどのパワーを持ったガイバーは見たことがない。
信じられないほどのパワーをこのガイバーは持っている。
そのガイバーは、ガイバーVに酷似しているが深紅色をしていた。肩などは少し細い。
蹴り飛ばされた向こうで、ギュオーがおき上がる。とんでもないタフネスだ。
「『ガイバー』! ここから逃げるぞ! 協力しろ!」
「『ガイバー』? あたしのことか?」
そう言いながら、自分の体を眺めているガイバー。どうやら、自分がどうなったかを確認する前に、いきなりギュオーに蹴りを叩き込んだようだ。
たいした闘争本能だと内心苦笑しながら、どうにか立ち上がる。
「そうだ、それをつけた奴はガイバーと呼ばれる」
「……あたしの名前はノーヴェだ」
なんだが憮然とした声のトーンで答えるガイバー。名前に誇りを持っているか、心底大切に思っているか、そのどちらかだろう。
ギュオーが置き上がり、両手を突き出している。間違いない、全力でこちらに重力衝撃波を放つつもりだ。
「ガイバー! 両胸の装甲を開け!」
「それでどうするんだよ!?」
「いいから急げ、あとは分かる!」
ksk
指示をとばすと、口では文句を言いながらも差し迫った状況を理解してか、こちらの指示通り胸の装甲を掴む。
そして深紅のガイバーは一気に装甲を開いた。
ギュオーの目が、こちらの策に気付いて大きく目が広げられる。ギュオーは発射姿勢を解き、急いで逃げだそうとする。
だが、遅い。こちらのほうが早い。
「いけっ! メ ガ ス マ ッ シ ャ ー だ!」
夜空を染め上げる閃光が、世界を塗りつぶした。
Last すべて終わって
「まったく、どうにかなったから良かったものの……いきなりメガスマッシャーは無茶だったか」
殖装を解き、気絶している少女を抱えあげ、黒い甲虫が空を飛ぶ。
空から、破壊の傷痕を眺め、ゼクトールは嘆息した。メガスマッシャーは大地を抉り、煙を各所から燻らせながらいまだ熱を放っている。
今まで最強の熱線使いを自負していたゼクトールだったが、これを見せられてはその自信も吹き飛ぶというものだ。
「だが……これほどの威力だったか? メガスマッシャーは」
過去、エレゲンを失った時に見た時のメガスマッシャーの跡。
確かに射程こそこちらのほうが短く、200m程度しかないが、その破壊の傷痕の放つ熱はこちらのほうが格段に上の気がした。
ふと、さきほどの蹴りの一撃を思い出す。あれも、自分の想像するガイバーよりもはるかに上だった。
まあ、やはり気のせいだろうとゼクトールは頭を振ると、眠るように瞳を閉じる少女の顔を覗き込む。
その顔は穏やかなものだ。
まあ、いい。
この少女が目覚めれば、自分はクロノスのことを説明しなければいけない。そして、自分およびクロノスへの協力を要請する。
いや……単純にガイバーについての説明と、自分への協力だけでもいいかもしれない。
どうせ、数日で死ぬ身だ。ここで朽ちる覚悟はある。ただ、それはアプトムを殺した後ならばだ。
自分が生きて帰る可能性は限りなく低いなら、目的は絞ろう。今の戦闘も、アプトムを倒すという本懐から離れたものだった。
『ユニットG』を手にすることは出なくても、敵のはずだった殖装体が味方につくかもしれない。
ふと、そう考えてゼクトールは奇縁を感じた。
【F-6 森/一日目・未明】
【ノーヴェ@魔法少女リリカルなのはStrikerS】
【状態】 気絶 疲労
【持ち物】 なし
【思考】 仲間を探す。
【備考】
※名簿すら見てません
※ガイバーに殖装することが可能になりました。使える能力はガイバーVと同一です
ksk
【F-6 森/一日目・未明】
【ゼオ・ゼクトール@強殖装甲ガイバー】
【状態】 全身に打撲 ミサイル消費(中) 疲労
【持ち物】 不明支給品(1〜5)&基本セット×2(ノーヴェと自分のもの) デイバック
【思考】 1 最終目標 アプトムを倒す
2 ノーヴェにガイバーのことを説明するかわり、協力を頼む。
【備考】 ※名簿は一応見ています
ボコリと、やけた地面がめくりあがる。
そこから姿を現したのは……獣神将、ギュオーだった。
「まさか……こんなことがあるとはな」
穴の中から自分のディバックを引きずりだすと、苦々しくそう呟いた。
ギュオーは、最後の最後、メガスマッシャーが当たる直前、地面に向かって充填した衝撃波を打つことで穴をあけ、そこの身を隠したのだ。
この自分が、姿を隠さねばならなかった屈辱を胸にたぎらせながら、冷静に今目の前で起こったこと検証する。
そして、その結論を受けてさらにギュオーは顔をゆがませた。
「……このギュオーを凌ぐガイバーが生まれたということか?」
ガイバーに関しては、誰よりも知っている。だから、その結論をギュオーは甘んじて受け入れた。
ガイバーはつければ必ず一定の力が得られるわけでない。いや、使える能力はすべて同じでも、その規模が違うと言えばいいのだろうか。
ガイバーは、装着したものの身体能力、思想、気性などに細部デザインおよび力の総量は変化する。
あのガイバーは間違いなく、デザインからいってガイバーVだ。しかし、力は前島顎人のガイバーとは比べ物にならない。
ガイバーは、つけるものが強ければ強いほど、殖装後も強力になる。
だから、鍛えこまれた人間であるオズワルドの殖装したガイバーVは、単純な筋力などでも一般人である深町 晶のガイバーTを上回っていた。
獣神将の自分がつければ、全てを超えるほどの力を得られるとも言われているのも、そのためだ。
名簿に刻まれたデータを見る。そう、あれは戦闘機人……脆弱な人間をはるかに凌ぐ戦闘力を持っているのだ。
事実、動きも蹴りの力も、そこらの獣化兵以上だった。そんな存在が殖装した。
間違いなく、ただそこそこ鍛えた人間程度が付けた場合と規格が違うシロモノが生まれる。
自分を超えるかどうかは早計だが、そう考えてもけして不思議ではない。
「だが、覚えておけ。最後に笑うのは、このリヒャルト・ギュオーだ!」
油断を全て捨て、勝ち残るため獣神将の野心が再び動き出す。
【G-5 森/一日目・未明】
【リヒャルト・ギュオー@強殖装甲ガイバー】
【状態】 全身に打撲 若干疲労
【持ち物】参加者詳細名簿&基本セット デイバック
【思考】 1 最終目標 優勝し、別の世界に行く。そのさい、主催者も殺す。
2 油断なしで全力で全て殺す。
ksk
ksk
投下完了しました……さるにひっかかったりミスしたりすいません。
タイトルは、「殖装、ガイバー\!」でお願いします
ksk
投下乙です!
全く知らない作品、キャラなのに面白かった!
キャラの性格がよくわかる心理描写、知らない人にも理解できるわかりやすいガイバーシステムの説明、そして何より熱い戦闘!
面白かった、GJです!
投下乙!
大地を200m抉るビームとか桁違いすぎるwww
ガイバー知らなかったけどそのとんでもなさがよく分かりました。
ギュオーと出会った時点で一般人は終わりだな、こりゃw
>>896 投下乙!!
ここでガイバーを知らない人のためにキャラ紹介
【ネオ・ゼクトール】
秘密結社クロノスの超獣化兵(ハイパーゾアノイド)ゼクトールがさらにパワーアップした最強の超獣化兵。
見た目は3mほどの人型のでっかいカブトムシ。変身前の姿はちょっとメタボ気味なおっちゃん。
両手・両足・頭部に17門の生態レーザー砲・両肩に多数の生態ミサイル・両腕に伸縮式高周波ブレードさらに
背中に2対の電磁鞭を隠し持つ全身これ武器の塊。他にも全身から超高熱を放ったり、電磁波のブレードで
ビームを弾いたり、モグラみたいに地面に潜ったり、羽を生やして空を飛んだり、と非常に芸達者。
外殻も非常に硬く、常人の数十倍(たぶん)の筋力も備えている。
さらに、チャージに時間がかかるがメガスマッシャー級の威力を持つ腹部ビーム砲「ブラスターテンペスト」
まで隠し持っているぞ!!
最強の超獣化兵の名にふさわしいスペックの持ち主だが、度重なる強化措置に耐え切れずすでに細胞が崩壊
し始めており、余命はわずか数日しかない。
性格は実直な武人肌。作中では仲間の敵であるアプトムを倒すことに執念を燃やしていた。
投下乙!
ガイバーを知らなくても面白い!実際原作しらない人が楽しめるってすごいと思います。
>>903感謝
しかしなんだこいつ歩く武器庫じゃねぇかw
>>903 と言う事は、アプトム狙いなだけで普通に対主催ルートに行くのかしら…?
強者に喧嘩吹っ掛けるような奴だったらちょっと面白そうだけど
ついでにガイバーユニットの解説も
【ユニット】
ガイバー世界の人類の創造主である降臨者たちの遺産。彼らにとってはありふれた量産品らしい。
強殖細胞と呼ばれる生態ユニットと制御装置であるコントロールメタルで構成される。
基本的にどんな生物でも殖装可能だが、人類がこれを殖装した場合本来のスペックを余裕でぶっちぎる
規格外の超パワーを発揮する。それゆえに、人類がユニットを殖装した状態をガイバー(規格外品)と
呼ぶ。
ふだんは異空間に隠されているが、一度殖装すれば常人の数十倍の怪力と再生能力を発揮する。特に
再生能力はコントロールメタルさえ無事なら脳を潰されようが肉体だけでなく記憶・人格まで完全再生
するほど。ちなみに、原作での深町昌はすでに“3人目”だったりする。
他にも、コントロールメタルから放つヘッドビーム、両腕の高周波ソード、極小のワームホールを衝撃波
として打ち出すプレッシャーカノン、口元から固有共鳴周波数と同調する振動波を放ち物質を粉砕する
ソニックバスター、胸部装甲を引っぺがしてぶっ放す100メガワット級ビーム砲メガスマッシャーなどの
武装を持ち、さらにコントロールメタルは各種電磁波などをキャッチするレーダーにもなる。
ギュオーさんは死ぬほどこれを欲しがっています。
三つしかない上に一度身につけると外せないんだっけ
気安く一般人に支給しがたいなw
人間限定?
じゃあ、戦闘機人で機械部分もあるノーヴェがやったら完全にスペック引き出せないんだろうか
>>905 むしろアプトムのほうが喧嘩売って回りそう。
【アプトム】
もともとは擬態しか能のない失敗作だったが、度重なる強化措置により
「あらゆる獣化兵を融合捕食し、捕食した獣化兵の能力を取り込んで自己進化する不定形生命体」
というとんでもないクリーチャーへと変貌した元獣化兵。
姿は不定形だが、戦闘時は直立したスマート甲虫のような姿を取ることが多い。人間形態は顔に
火傷を負った渋い兄ちゃん。
ちなみに、融合捕食というのは触れた相手を細胞レベルで侵食・同化するというかなりエグイもの。
不定形生物なので小指の先ほどの肉片が残っていれば増殖を繰り返し、脳を再生し人格まで取り戻します。
ぶっちゃけ、ガイバーよりこっちのほうが化け物。
一応、ガイバー・ギュオー(獣神将)・ネオゼクトールは融合捕食に耐性がある。
性格的には、戦闘生命体であることに強い自負を持ち、日々より強力な遺伝子を求めて獣化兵を襲っている。
一方で情に厚く仲間思いな面もあり、また作中で獣化兵でない一般市民を襲ったり捕食したことはない。
過去にゼクトールの仲間を喰らっており、それゆえにゼクトールの付けねらわれている。
深町昌とは最初は仲間の仇として付けねらっていたが、作中で共闘関係に入ってからは友情を築いている。
でも、最後は決着を着ける気らしいが。
主な能力は生態レーザー・生態ミサイル・電撃・超高熱・高周波ブレード・ステルス能力など。
とりあえず、ネオゼクトールにできることはたいていできるし、人間状態でも能力は使える。
あと、分体作成は流石に禁止だろう。
>>908 そこらへんは書き手しだいじゃない?
戦闘機人って遺伝子的には人類の範疇なんかね?
「勘違いするなよ…お前を倒すのはこの俺だ!」キャラですね、わかります。
もうちょっとマーダー出るかと思ってたけどそんな事は無かったのねー
その分ギュオーが随分引っ張ってってるけど
いわゆる一種のツンデレですな>「勘違いするなよ(ry」
ん、と今のところは殺し合いに乗らないキャラが多いよな
マーダーは何人だろう?
ガチマーダーは
ラドック、オメガマン、ギュオー
マーダー化の危険があるのは
小砂(人外キャラオンリー)、タママ、ゼクトール(アプトムオンリー)
で、対主催が
ハルヒ、モッチー、ノーヴェ、冬月
こんな感じかな?
おっと、対主催にスエゾー忘れてたぜ
高町なのは、加持リョウジ予約
>>912 ありがとう
今はいい感じのバランスなんだな
そういえばひとつ質問
配られた支給品のなかの食料って具体的に何って決まってたっけ?
今のところ特に触れられてないよ
適当に書く人が決めていいんじゃないかな
別に一人一人食料の種類が違ってもいいんじゃね?
あたりだと高級食材がたっぷりで、はずれだと昆布のみとか油のみとかw
918 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/05(金) 06:13:22 ID:MomO+GaQ
油は武器として使えそうだからいいとして
昆布のみとか死ぬなw
あたりだと牛丼大盛りで、はずれだとミサトさんお墨付きのカレーラーメン。
じゃがもどき……
ふと気が付いたけどもうそろそろ次スレの時期か
はやいな
>>908 問題なのは機械化してるかより人類の遺伝子を持つか否かだから、ノーヴェは人類の遺伝子をもってるからokだと思う……
そういや首輪起動でガイバーがLCL化するとユニットGは分離されるって設定は残ってるのかな
元になったOP案では「心の壁を持たない強殖細胞にアンチATフィールドは効かない」って言われてたけど
ゼルガディス、フェイト・T・ハラオウンで予約します
ところでゼルガディスの本名はゼルガディス・グレイワーズなんだが…どうなんだろうそこのところは
予約ktkr!!!
他のキャラは本名だし、今まで他のSSにでてきたこともないんだから
そこは普通に正式名称でのってるってことでいいんじゃないの?
wikiと次スレのテンプレ変えるだけで対応できるだろうし
そういえばゼルガディスちゃんと苗字あるのに書かれてなかったな
他にもそんなキャラいるんだろうか
3/6【キン肉マンシリーズ】
○キン肉スグル/○キン肉万太郎/○アシュラマン
3/6【モンスターファーム〜円盤石の秘密〜】
○佐倉ゲンキ/○ホリィ/○ナーガ
1/6【魔法少女リリカルなのはStrikerS】
○セイン
2/4【スレイヤーズREVOLUTION】
○リナ=インバース/○ゼロス
1/4【強殖装甲ガイバー】
○深町晶
1/4【砂ぼうず】
○水野灌太(砂ぼうず)
0/5【ケロロ軍曹】
0/6【涼宮ハルヒの憂鬱】
0/3【となりのトトロ】
0/4【新世紀エヴァンゲリオン】
こんな感じか。
キン肉マン結構難しそうだなぁ。
>>926 オメガマンの正式名はジ・オメガマンっぽい
もうすぐ次スレだけど
まとめて正式名に直す?
万太郎って誰だっけ
アニメオリキャラ?
二世の主人公 スグルの息子だよ
急な用事が入った関係で本日中の完成がほぼ不可能に……
>>373の予約は破棄します、お騒がせしてすみません
こんなスレが進行してたのか
昔FFDQ板のバージョンのバトロワを読んだことあるが、あれは神だった
このスレも期待
「エヴァのキャラでバトロワをやってしまうと皆が裏切るなり狂うなりして
登場人物に正義の味方がいなくなるから面白くない」
っていう文を読んだことあるが、ここではどうなることやら
すぐ狂って死んでもつまらんと思うが
原作からしてだいたいのキャラが狂うからな
>>933 ここで話すのは不適切かもしれないけど
完結or終盤までいったパロロワ企画は総じてクオリティ高いよね。
初代アニロワはかなりはまったな。
うぬぬ、こういう時延長があればなあと思ってしまうものの
延長ありにすると動物ロワみたいに皆して延長頼りになってしまうからなあ……
明日に同じキャラに予約が入ってなかったら再度予約して投下して欲しいものだぜ。
ガイバーは知らなかったからギュオーの強さ知らなかったけど
ギュオーと悪魔将軍だけで参加者の半分殺せそうな感じなんだなw
悪魔将軍の透視能力とか参加者全員を生命維持装置にぶち込む能力ってあり?
将軍様透視なんて素敵能力もってたっけ?
支援でキャラ紹介動画を作ろうと思ったが
よく考えてみればハルヒとケロロとトトロ以外知らない作品だったわwwww
>>939 透視能力で幽霊を見る事が出来るとうろ覚え。
ガイバー勢とラドック以外は外見と簡単な性格だけは把握してる俺は結構いいところにいるんだろうか
>>942 いいとこにいると思う
自分はガイバーとスレイヤーズが全く分からん
なのはとモンファはうろ覚えで曖昧なイメージ
REVOLUTIONじゃなければ、スレイヤーズも書きたかったんだけどなあ…
ヴィヴィオ、惣流・アスカ・ラングレー、朝比奈みくる投下します。
「なのはママ……フェイトママ……」
世界は、か弱き者に狂おしいまでの絶望を与える。
孤高なる島。星の輝きを遮る枝葉は少しだけ生温い空気に揺られてカサカサと音を立てる。
少女、ヴィヴィオの愛らしい唇から最初に漏れた言葉は親しい者の名前を呼ぶ心からの嘆きだった。
「う……あ……」
胸に込み上げてくる嫌な感覚にヴィヴィオは餌付いた。
思わず両手でバッと口を抑える。すっぱくて、苦い何かが喉の奥を這い上がって来たのだ。
今日食べたお昼ごはんの残りだろうか、涙目になりながらヴィヴィオはぼんやりと思う。
それは半ば衝動的な行動だった。
地面に何もかもぶちまけてしまった方が、我慢するよりも苦しくはないのだろうけど……それでもヴィヴィオは必死に我慢した。
そう、必死に必死に……誰かが見ている訳でもないのに。
ヒスイとルビーのヘテロクロミアをカッと見開いて、ヴィヴィオは地面にしゃがみ込む。
明るい茶色の髪とそれをツーサイドアップに結った紺色のリボンが揺れる。
発育の悪い芝生と膝小僧が触れ合って少しだけ痛い。湿った土の感覚は凄く気持ち悪い。
「……がっ……げほっ……!」
しかし、そんな抵抗は露と消えた。ヴィヴィオは堪え切れなくなった衝動を地面に思い切り吐き出すしかなかった。
ビチャビチャと固形と流体の混じった淀んだ物体が少女の口の中から零れ落ちる。
消化の終わってないお昼ご飯がぼとり、と地面に触れてグチャリ、と潰れる。
ksk
あんな惨劇を見せられて、冷静を保っている事など出来る訳がなかった。
胃の中の物と一緒に嫌な記憶も合わせて何もかも流れていってしまえばいいのに。
そんな事を思っても少女がぶち当たった現実は残酷で、決して嘘やまやかしなどではない。
目の前で人が死ぬ光景をを見るのはヴィヴィオにとって初めての経験だった。
それが最悪の形で、最悪の死≠フ映像を伴って訪れた――それだけの事だったのかもしれない。
渚カヲルと呼ばれた少年の、あまりにもあっけなく突発的なソレはヴィヴィオにショックを与えるのには十分すぎるものだった。
雨のように降り注ぐ赤い血と椿の花のように落ちた少年の頭部。
朱に染まった学生服とボーリングの玉のように転がる生首の中、それでも紅色の瞳は爛々と輝いていて――
「はぁっ……はぁっ……!」
嘔吐を繰り返したヴィヴィオは、しばらくしてようやく胸の中で渦巻くような気持ちの悪い感覚が消えた事にホッと胸を撫で下ろした。
もちろん、先程の光景は簡単に忘れられるような事ではない。
人が死ぬという事は物凄く重くて辛い事だ。どれだけ涙を流しても足りなくて、本当に本当に悲しい事だ。
聖王ヴィヴィオとして覚醒し、高町なのはと死闘を繰り広げた事は未だにヴィヴィオの中でしこり≠ニなって残っている。
ヴィヴィオが直接誰かを殺した、という訳ではない。だけど巨大な船の起動キーとなり、少なからず犠牲者が出た事を彼女は知っていた。
あれは忌まわしき記憶だ。だけど、同時に決して忘れてはならないモノ。
昨日の涙があったからこそ、今日は笑っていられるのだ。
今、ヴィヴィオに出来る事は何だろう。……いや、ヴィヴィオがやらなければならない事は何だろう。
それほど物事を深く考えて、思慮深い行動を取る事なんてヴィヴィオには出来ない。
彼女には自ら全てを切り開くような力も、他の人を守ってあげられるような力もない。
きっと、普通ならば足手まといになってしまう。
泣いて泣いて、誰かに迷惑を掛ける事しか出来ないのかもしれない。
だけど、
「う……っ!」
沢山の辛くて悲しい事があったから、ヴィヴィオはその分だけ、もっともっと頑張る事が出来るのだ。
右膝にグッと力を入れてヴィヴィオは立ち上がった。
その瞳は少しだけ涙で濡れてはいたけれど、放つ光は虚ろなガラス玉のような輝きではない。
それは宝石のような強く強固な意志に満ち溢れた眼だ。何かを心の中で決心した者の眼だ。
ヴィヴィオはもう、ただのヴィヴィオ≠ナはない。
高町ヴィヴィオ≠ニなった今、こんな時だからこそ自分は頑張らないといけない。
ただ涙を流して誰かが助けてくれるのを待っているだけではダメなのだ。
なのはママが言っていたように――ちょっとだけ、頑張ってみようと思うのだ。
「……泣かない、もん」
ksk
ksk
ヴィヴィオは幼く、まだ右も左も分からないような少女だ。
彼女の周囲の人間は誰もが暖かくて、優しくしてくれる素晴らしい人達ばかりだった。
だけど、こんな悪意と敵意に満ちた空間に一人で放り出された経験が「一度だけ」あった。
あの時も、なのは達は自分を助けに来てくれた。
しかし、今回に関して言えばヴィヴィオの手足に枷はない。
自由にヴィヴィオも、なのはママやフェイトママを探すことが出来るのだ。
早く、二人に会いたかった。
「頑張ったね、ヴィヴィオ」って優しく抱き締めて欲しかった。
これだけ勇気を振り絞っても、やっぱり少し、少しだけ、だけど…………怖いから。
その時、彼女の背後の茂みがガサリと揺れた。
少女の背筋に電撃が走った。雷に撃たれたかのように、小さな体躯が跳ねる。
心臓は凄まじい速度で躍動し、ドクンドクンと警鐘を鳴らす。
誰だろう、いったい誰が来たんだろう。知っている人だったらいいな。
知らない人だったら…………どうしよう。
でも、頑張って話しかけてみよう。優しい人ならいいんだけど。
お願いするんだ。なのはママとフェイトママを探すのを手伝ってください、って。
恐る恐る、ヴィヴィオは振り返った。そして、
「…………子供?」
機嫌の悪そうな少女の声がヴィヴィオに矢のように投げ掛けられる。
視線の先に佇んでいたのは――
▽
ksk
深い茶色のロングヘアー、水色の制服。勝気な視線。
少女――惣流・アスカ・ラングレーはこの島に飛ばされて来てから、初めて出会った相手を見つめ、思わず溜息を付いた。
(……子供か)
音波として、言葉として発してしまったその呟きには二つの意味がある。
それは、つまり「安堵」と「落胆」だ。
安堵――少なくとも目の前の明らかに五、六歳程度の眼を潤ませた少女には危険は無いと判断出来る。
見る限り彼女は何も武器を持ってはいないようであるし。
きちんと背負われたデイパックの中に何かしらの凶器が入っている可能性はあるが、対処は問題ないはずだ。
相手は右も左も分からない子供だ。一気に制圧する事など、それこそ枯れ花をへし折るよりも容易い……。
「えと……わ、わたしは……」
アスカが少女を訝しげな眼で眺めていると少女は勝手に自己紹介を始めた。
何かに怯えているのだろうか、少女は両目に一杯の涙を溜めながらも懸命に言葉を紡ぐ。
言葉はぎこちなく、発音もハッキリしない。
相手が自分よりも相当に小さな子供だと分かっているのに、それでもアスカは苛立ちを隠せなかった。
靴先が地面をコツコツと忙しなく叩く。胸の辺りで組まれた腕、指先がカウントを取るように上下を繰り返す。
アスカがこれくらいの歳だった時だって……いや、もう少し小さい時だったとしても、初対面の相手にこんな無様な態度は示さなかった筈だ。
どうして、こんなに要領を得ないのだろう。何故、もっとテキパキと話さないのだ。
そもそも、今がどんな状況なのか分かっているのだろうか。
事態は一刻を争う。自分以外の全ての人間が敵かもしれない。信用出来る人間なんてほとんど皆無だ。
ソレくらい考えて当然――いや……そうか、分かっていない可能性もあるのか……。
「ヴィ、ヴィヴィオ……高町ヴィヴィオです」
少女がつっかえながら自分の名前を言い終えて、そして小さく笑った。
見知らぬ人間にしっかりと名乗る事が出来て安心しているのだろうか。
そうだとしたら、この「ヴィヴィオ」という子供はかなり甘やかされて育てられたに違いない。
全く、親の顔が見てみたいものだ。
アスカは右手に握り締めたアーミーナイフを一瞥した。
ここはつまり、殺人領域だ。人が人を殺し、人に殺され、人を傷付ける限定空間。
最後の一人になるまで殺し合う、という趣向にはある種のおぞましさが満ちている。
モルモット、家畜、実験動物。何だっていい、どれだっておそらく意味合いは変わらない。
どれもこれも全部――ムカツク。
「あの」
「何よ」
「う…………」
アスカはギロリ、とナイフのように尖った視線でヴィヴィオを射抜いた。
一歩、少女が後退り。フルフルと小さな肩を震わせ、恐怖と怯えに満ちた目でこちらを見上げる。
(……ウザったい)
胸に込み上げるもう一つの感情――落胆。
少しだけ、時間が立ったからだろうか。ヴィヴィオに出会って感じた「安堵」の何倍にまでもその感情は膨らんでしまった。
どうして自分がこんな明らかに足手まといな子供と出会ってしまったのか、運の無さを呪わざるを得ない。
全くもって、ツイていない。
「お、お姉ちゃんの……名前は……?」
「アスカ。あのさ。あたし、忙しいんだけど」
「あ……ご、ごめんなさい」
ヴィヴィオがショックを受けてシュンとうな垂れた。
この時、明らかにアスカは機嫌が悪かった。こんな場所で子供に出くわす……それは自身の動きの制限にしかなり得ない。
訳の分からない島に送られて、最初の仕事が子供の保護なんてふざけた話である。
(こんな子供に殺し合え……ね。差し詰め、体のいい犠牲者候補かしら)
支給された道具についても同じ事が言える。
確かに、ナイフはそれなりに当たり≠フ部類に入る武器だろう。
エヴァンゲリオンに搭載されているプログレッシブナイフとも似た武装だ。ある程度感覚で使い方は分かる。
しかし、ルールブックに記載されていた基礎支給品を除くと入っていたのは、良く分からない「宝石」だけだった。
金の台座に乗った三角形の黄色い宝石である。色から察するとトパーズだろうか。
説明書には「バルディッシュ・アサルト」と記載されていただけ。
いったいどのような効果を持った道具なのかは一切書かれていなかった。
とはいえ、書いてないという事はつまり、説明する必要がないという事なのだろう。
ただのアクセサリであれば、勿論特別な力など皆無なはず。今はスカートのポケットに突っ込んだままだ。
「あの、あの……ね」
「早くいいなさいよ。ジレったいわね」
渚カヲルという少年の首輪が吹き飛んだ時、彼の身体はL.C.Lへと変化した。
加えて、長門という女の口から飛び出したA.Tフィールドという言葉。
コレは明らかにエヴァンゲリオンの――いや、特務機関ネルフにおいて使われる用語だ。
ヒトの身体がL.C.Lに変化する、という話をアスカは一度も聞いた事がなかった。
しかし、現実的に今自分に嵌められている首輪にはそのような力があるらしい。
が、事実関係をどうこう言っている暇はない。少なくとも分かる事、すなわち――この殺し合いは裏側にネルフが絡んでいる。
ksk
(だとしたら、妙ね……どうして――)
何故、自分が参加させられているのだろうか。
名簿の中にあった知り合いは碇シンジ、加持リョウジ、冬月コウゾウの三名。
セカンドとサード。自分も入れてエヴァンゲリオンのパイロットが二名。
そして、ネルフの副指令冬月コウゾウ。同じく、ネルフの職員である加持リョウジ。
明らかにE計画、そして人類補完計画の要としてのメンバー。
なのに自分が生身のまま――しかも大した武装も持たされずに放り出されるとはどういう事なのだろう。
「おねがい、します」
「はぁ?」
ペコリ、とヴィヴィオが深々と頭を下げる。そして、
「なのはママとフェイトママ、さがすのてつだってくれませんか?」
「……ママ?」
ヴィヴィオの口から飛び出した言葉にアスカは首を傾げた。
なるほど、子供だけがこんな戦場に放り込まれた訳ではなく、しっかりと保護者も参加しているらしい。
「なのは」と「フェイト」か。どうも名簿の中にあった【高町なのは】と【フェイト・T・ハラオウン】というのが少女のママ≠轤オい。
だが、当然の如く湧き上がる疑問がある。
(ママが、二人?)
しかし、瞬間アスカは理解した――少女は、複雑な家庭環境に生まれたのである、と。
「高町なのは」は名前から察するに、日本人だろう。
このヴィヴィオという少女は少なくとも別の国の生まれだろうから、実際の母親は「フェイト・T・ハラオウン」である確率が高い。
五、六歳程度の子供の親という事は三十歳前後だろうか。いや、もっと上である可能性も十分過ぎるほど考えられるか。
そしておそらく「高町なのは」というのが彼女の二人目のママ≠ネのではないか。つまり後妻という奴だ。
だから名前も「高町ヴィヴィオ」と名乗った。苗字が母方のモノなのは……婿養子だろうか?
そして、アスカの直感ではあるが、年齢も前妻とそれほど変わらない気がする。
(……ママ)
心の海に浮かび上がる大切な人。
ママにただ認めて貰いたかった。ママがいれば、周りの人が見てくれれば寂しくなんてなかった。
世界を守るエリートパイロットに憧れた子供の頃――そうだ、目の前の少女と同じ頃の私は……、
「残念だけど、無理よ」
「え……」
何もかもを、『自分で掴み取ろうとした』筈なのだ。
手に入らないのならば、血を吐こうとも努力を重ねなければならない。
戦って戦って、誰かに認めて貰うために必死になって――
「アンタみたいな足手まといと一緒に行動出来る訳ないじゃない。そうね、分かってないみたいだから教えてあげる。
これは『殺し合い』なのよ。仲良しゲームなんかじゃない。殺して、戦って、欲しい物は全部自分の手で勝ち取るのよ」
右手に握ったアーミーナイフをヴィヴィオの眼前で小さく薙いだ。
ピュッという空気を切り裂く音。ヴィヴィオの明るいオレンジ色の髪の毛が二、三本切断されてヒラヒラと舞う。
「きゃっ!」
トン、と小さな音と共にヴィヴィオは尻餅を付く。
初めから当てるつもりなどなく威嚇のつもりだったのだが、少女にはそんなアスカの意志など分かる筈もなく。
ヴィヴィオは信じられない物を見るような眼でアスカを見上げた。
「この場で殺されないだけ、有り難いと思いなさいよね」
「う……」
紅と翠の瞳が、滲む。
「また、泣くの? そうやって泣いていれば誰かが助けに来てくれると思ってる訳?」
「泣か……ない……もん」
「はぁ? 泣いてんじゃない」
「ないっ……て、……な、い……もん」
ヴィヴィオが両の眼一杯に涙を溜めて、身体を奮わせた。
少女は戦っていた。アスカから向けられる剥き出しの敵意と、そして自身の臆病心と。
キツく食い縛った綺麗な並びの白い歯からギリギリと噛み合わす音が聞こえて来そうだった。
(……意地っ張り。なんだろう……凄くイライラする)
少しだけ、感心した。
ちょっと大きな声を出せばすぐに泣き出すと思ったのに。
ああ、私は何をやっているんだろう。アスカは半ばオーバーヒートした理性の片隅で考える。
こんな小さな子供に喚き散らして、情けないったらありゃしない。
そもそも、進んで誰かを殺して回る気なんてこれっぽちも無い筈なのに。
傷付けるとか、殺すとかそういう事が苦しかったり嫌な訳じゃない。
単純に、あの「主催」とか言ってたバカ共の言いなりになるのが不愉快なだけ。
「アンタを見ているとイライラするわ」
「……うっ……ひっく……」
ksk
Ksk
ママ≠求めるこの子と自分を重ね合わせているのだろうか。
それとも、ママ≠ェまだちゃんと「生きている」この子に嫉妬しているのだろうか。
近親憎悪に似た感情が私の中で渦巻いている。
その暗澹とした混沌の波が、私を衝き動かす燃料になっている事は明白な事実だ。
ああ……もしかして、私は――
臆面もなく『ママに助けを求める事の出来る』この子が羨ましくて堪らないのかもしれない。
「バッカみたい。子供の癖に……変な意地はっちゃって」
アスカは踵を返して、ヴィヴィオを置き去りにして歩き出した。
これでいいのだ。あんな小さな子供を保護する理由なんて一つもない。
自分にはもっと探さなければならない相手がいる。
同行する人間だって、当然選ぶ必要がある。馬鹿正直に全ての人間を信用する事なんて出来る訳がないんだから。
心残りなんて――ない。
▽
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向けられたナイフの切っ先が夜の闇を帯びて小さく光る。
悪意が、敵意が、ヴィヴィオの命にザクザクと突き刺さる。
長い髪の女の人はヴィヴィオを置いてどこかに行ってしまった。
ヴィヴィオには信じられなかった。
彼女の周囲の人間は誰もが彼女に優しく接してくれた。
確かに「ゆりかご」事件という例外はあった。
それでも、ここまで面と向かって酷い事を言われた経験はヴィヴィオの中には一度たりともなかった。
今、この瞬間も身体の震えが止まらない。
蔑むようなあの眼が、女の人から発せられる雰囲気が、怖くて怖くて堪らなかった。
(……だけど)
ヴィヴィオは必死で涙を拭った。
止め処なく溢れてくる雫がお気に入りの服を汚す。
吐瀉物は服には掛かっていなかったのだが、他の理由でこんな簡単にグシャグシャになってしまうなんて思わなかった。
だけど今はヴィヴィオの周りに、彼女に優しくしてくれる人はいない。
助けてくれる人も、微笑み掛けてくれる人もいない。
(わたし……ひとりじゃ……)
スッとヴィヴィオは立ち上がる。涙は止まらない。
どうして自分がこんなに震えているのか、まるで分からない。
悲しいだけじゃない。怖いだけでもない。
おかしい、何なのだろう。この気持ちは……?
(無理……だもん。わたしだけじゃ……)
己を過信するつもりなんてこれっぽっちもない。
あの人はヴィヴィオを『足手まとい』と言った。
言葉の意味は良く分からなかったけれど、それは胸の奥をチクリと刺す棘になった。
ヴィヴィオは何となくだが、その台詞がどんな理由でもって発せられたのか理解していた。
それは、自分の足で立つ事の出来ない――あの時のわたしのような泣き虫を表す言葉なんだ。
(頑張る……もん……負けない、もん……)
だけど、今のヴィヴィオには足≠ェあるのだ。
自分で地面を踏みしめ、前へ前へと歩いていくための大切な身体の一部。
玉座に縛られた聖王≠ニは違う。
わたしはただ泣いているだけじゃない……。
転んで、そして立ち上がって歩いていけば――なのはママもフェイトママも、もっともっと喜んでくれるのだから。
▽
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ヴィヴィオと別れてから、いや、ヴィヴィオを置いてアスカが一人で歩き出してから僅かな時間が経った。
真っ直ぐ歩いているはずなのに、何故だか妙に背後が気になってしまう。
これは殺し合いだ。明らかに足手まといの人間と共に行動する事は自身を危険に晒す愚行だ。
だから自分がああして、ヴィヴィオと名乗った少女を突き放した事は何も悪いことではない。
確かに、これは醜い自己正当化に過ぎないかもしれない。
だけど、今のアスカには自身の事を考えるので精一杯だった。
何故――自分がこんな下らない遊びに付き合わなければならないのか。
人類補完計画にセカンドチルドレンであり、エヴァンゲリオン弐号機の正式なパイロットである惣流・アスカ・ラングレーの力が不要だと言うのだろうか。
(まさか、そんな事がある訳がない)
サードチルドレン。バカシンジこと、碇シンジもこの島に来ているらしい。
エヴァンゲリオンのない彼がどうなってしまうのか、考えるまでもない気がする。
どうせ一人で自分の殻に閉じこもっているか、ドジを踏んで死ぬ――そんな所だろう。
ソレよりもよっぽど、加持さんの方が心配だ。あの人がそう簡単にやられる訳はないと思うけど……。
それでも、最初に集められたホールで見かけた奇妙な連中が相手では苦戦する可能性も高い。
ネルフの職員がある程度の戦闘訓練を積んでいるとはいえ、本物の戦闘員には生身では到底敵わない。
(とりあえず、もっと強力な武器とまともな人間を探さなくちゃ……)
アスカがそこまで考えた時、
「――アスカさん」
死角から、彼女は突如見知らぬ声色で名前を呼ばれた。
甘ったるいようで妙にふんわりとした綺麗な声。少なくとも、それが女性のモノである事は確実だが……。
「誰っ!?」
驚いたアスカはすかさず振り向く。数メートル先、木の陰から――銃口がこちらを狙っていた。
どうも銃を握った本人は身を隠しているようだ。
夜間故、見通しが悪いが確かにそこに誰かが居ることだけは理解出来る。
「…………」
「……だんまりって訳? まさか、こんな近くまで敵の接近に気付かないなんて……あたしもヤキが回ったものね」
「そうですね。アスカさんは心ここにあらず、と言った感じでした。……私が近付くのを見過ごすほど」
女、だ。どれくらいの年齢の女かは分からないが、銃口の位置からそれなりに背が高い事だけは分かる。
声も落ち着いている。こんな異常な状況にも関わらず、そこには一点のブレもない。どうやら、中々の手錬らしい。
アスカは己の失態に無性に腹が立った。そして小さく舌打ち。
ホルダーからナイフを引き抜き構えるも、声の主が持っているのは拳銃。明らかに分が悪い。
「で、どうしてあたしの名前を知ってる訳? 知り合い、には少なくともアンタみたいな人間はいない筈なんだけど」
「ヴィヴィオちゃんに名乗っていたでしょう。悪いとは思ったんですが、その時に盗み聞きさせて貰いました」
「ああ、なるほどね……」
真っ直ぐに向けられた黒光する鉄の塊。
降り注ぐような闇の中でも、そのシルエットは僅かな光を帯びて冷徹な輝きでもってアスカを威圧する。
あんな早い時期からこっちは見張られていた訳だ。しかし、あの場面にコイツがいたという事は……?
「あの子供――殺した?」
重い筈のその言葉は、アスカの喉から想像以上に吐き出された。
「まさか。それに私には他の方を傷付けるつもりなんてありませんから」
「あら、意外ね。今こうしてあたしに銃を突きつけてるのはどちらさんだったかしら」
「……そうですね。すみません、ただ威嚇するつもりだったんですけど……失礼、でしたよね」
そんな言葉と共に茂みの奥から一人の『女』が姿を現した。
白いブラウスと黒のミニタイトスカートをはいている髪の長いシルエット。
スラリとしたストッキングに包まれた艶かしい脚。足元は調和の取れた少しだけ踵の高い靴。
ふわり、とした潤沢な茶色の髪の毛と自己主張をしてやまない胸元。
木の陰から現れたのは――日頃から超絶美少女を自称するアスカでさえ、思わず息を呑んでしまいそうになる程の美人だった。
「時間がないので、単刀直入にお願いさせてもらいます」
「お願い?」
こんな短時間でまた『お願い』をされるのか?
ksk
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「……ヴィヴィオちゃんと一緒に行動してあげてもらえないでしょうか」
「はぁ? ヴィヴィオって……あの子供でしょ。何、アンタもあの子と何か関係がある訳?」
「いえ。私もあの子とは会うのは初めてでした。でも……あの、流石に放って置く訳にはいきませんから」
アスカは女の言葉に大きく目を剥いた。
女は言いづらそうに、少しだけモジモジしながらこちらを見ている。
何歳、くらいだろうか。少なくとも二十は越えている。
その肉体は女として輝く最も最高の時期にあるように見えた。
「そんなにあの子供が心配ならアンタが保護してやればいいじゃない。何でわざわざあたしにソレをやらせようっての?」
「……私は、あの人――長門さんの真意を探るために行動しなければならないんです。
そのためには出来るだけ、身体は身軽にしておきたいんです。すみません、自分勝手な言い分だって事は分かってます。
でもアスカさんは少なくとも、ヴィヴィオちゃんを傷付ける事はないでしょうし……」
「――っ! あのちっこい方の……」
どうやら、彼女はこのふざけた催しの枠組みに関わる人間の関係者らしかった。
(ここはひとまず口裏を合わせるのが適当か)
これは明らかに『脅し』である。あちらにアスカを撃つ意志はないようだが、抑止力としての銃の力は強大だ。
どうやら、女は主催≠名乗っていた人間についての情報を集めるつもりと見える。
何らかの反抗を模索している可能性は高い。
彼女とある程度のラインを保っておく事は、この殺し合いにおいても有効だろう。
今はアスカに他人を殺す――もちろん、襲い掛かってくる相手は別だ――つもりはないが、心変わりが訪れないとは限らない。
自分はこんな空間でさえ人殺し≠ノ対して厳重なストッパーが掛かっている人間ではないのだから。
(別に、あの子供が心配な訳じゃない)
それは当然だ。これは間違っていないと思う。
こんな空間まで偽善や倫理に捕らわれる必要があるのか、アスカには疑わしかった。
だから自分自身に必死に言い聞かせる。
ヴィヴィオを迎えに行ったとしても、それは頼まれたから。脅されたからに過ぎない、と。
少しだけ、胸の奥が楽になったような気がするけれど――ソレもきっと気のせいだ。
「もちろん、ただとは言いません。これ……私のデイパックに入っていた道具なんですけど、使ってください」
「……アタッシュケース?」
「コントロールユニット、という物らしいです。私は実際、戦闘力がある訳ではないので……持っていても意味がないものですし」
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女はデイパックから取り出したアタッシュケースをアスカに投げて寄越した。
受け取ったソレ、重さは大した事はない。ほとんどケースの重さだ。
中に入っているものが重要なのだろうが……いったい何をするための道具なのだろうか。
見る限りでは、強力な武器とは言えないだろう。何かの制御装置……?
「……わかったわよ。あたしは銃で脅されてる訳だし、引き受けるしかないんでしょう?」
「……すみません」
「あーもう、ヤダヤダ! そういう偽善ぶった態度ってあたし大嫌い! 反吐が出るわ!」
「うっ……!」
アスカの言葉に女は少しだけ、肩を落として辛そうな表情を浮かべた。
秘書風、教師風の衣装に身を包んではいるが元々は違う事をしている人間なのは明白だ。
そういえば、あの長門とか言う奴はセーラー服を着ていた。
という事は、この女はアイツの担任か何かだろうか……いや、普通、構図が逆だろう。おそらく違う。
「それよりも……アンタ、あの長門とかいう奴と知り合いなんでしょ?
知ってる事、教えなさいよ。アイツが何者なのか、それに――アンタがいったい何者なのかも。あ、っていうかまだ名前聞いてないし」
「名前……あ、やだ、忘れてたのかな。名前は―――――≠ナす。
長門さんについて、掻い摘んだ情報でよろしければお教え出来ます。でも、その……私、自身についての事は――」
巻き毛を翻して女は空を見上げる。見る者全てを恋に落としそうな笑顔。
そして、小さく可憐なその唇で女は言葉を紡ぐ。
「禁則事項です」
▽
暗い暗い闇。ヴィヴィオはひとりぼっちだった。
だけど、涙を拭いながらヴィヴィオは決してその歩みを止めない。
「ぅっ……!」
また、転んだ。
足元はよく伸びた芝生だ。打ち所も悪くない。あんまり痛くない。大丈夫だ。
「うぅ……!」
決心したのだ。心に誓ったのだ。
自分は守られているだけのヴィヴィオではない。
今度は自分が、自分からなのはママやフェイトママを迎えに行くのだ。
優しく、ギュッと抱きしめて貰えればいいな。
そしたら自分もママ達の頭を撫でてあげるんだ。
そうすれば二人とも笑ってくれる。ヴィヴィオをもっと強く抱きしめてくれる――
「……まだ死んでなかったのね」
「あっ……!」
気付いたらヴィヴィオの後ろにはさっきヴィヴィオに酷い事を言った女の人が立っていた。
確かアスカお姉ちゃん、という名前だったはずだ。
何故か息は荒くて、肩と胸が小刻みに上下している。とても疲れているようだ。
「……ほら。立ちなさいよ」
「えっ……?」
ヴィヴィオは差し出された手を見つめ、目を白黒させた。
どうして、この人が……?
「……頼まれたから」
「たの……?」
「ったく、何であたしがこんな面倒な事を……。いい、一度しか言わないからちゃんと聞きなさいよね。
アンタのママ……なんで二人もいるのか分からないけど、探すのを手伝ってあげるって言ってんの。オーケー?」
アスカは「保護者に会ったら、どれだけ文句を言ってやろうかしら」と息巻いている。
凄く、怖い顔だった。でも、なんだろう……少しだけ、ホッとする顔だ。怖いけど、怖くない。
だから、
「ありがとう! アスカお姉ちゃん!」
ヴィヴィオは思い切りの笑顔と一緒に、心の底から――ありがとう、とお礼を言った。
【E-8 山/一日目・未明】
【ヴィヴィオ@魔法少女リリカルなのはStrikerS】
【状態】健康
【持ち物】
不明支給品1〜3、デイパック(支給品一式入り)
【思考】
1.なのはママとフェイトママをさがす
2.スバル、セイン、ノーヴェをさがす
【備考】
※参戦時期は原作終了時エピローグ時点。
【惣流・アスカ・ラングレー@新世紀エヴァンゲリオン】
【状態】そこそこのイライラ
【持ち物】
アーミーナイフ@現実、バルディッシュ・アサルト(6/6)@魔法少女リリカルなのはStrikerS、予備カートリッジx12
コントロールユニット(ガイバーU)@強殖装甲ガイバー、デイパック(支給品一式入り)
【思考】
1.ひとまずヴィヴィオと行動。積極的に殺し合いには乗らない。
2.加地と再会したい。シンジに関しては、そこまで執着はない。
【備考】
※参戦時期は少なくとも第弐拾四話以前。
【バルディッシュ・アサルト@魔法少女リリカルなのはStriker】
フェイト・T・ハラオウンの使用する杖型インテリジェントデバイス。
現在はスタンバイフォーム。
詳しくは
http://nanoha.julynet.jp/?%A5%A4%A5%F3%A5%C6%A5%EA%A5%B8%A5%A7%A5%F3%A5%C8%A5%C7%A5%D0%A5%A4%A5%B9#f718fdec ▽
Ksk
「ふぅ……よ、良かった……」
『朝比奈みくる』はほっと胸を撫で下ろした。
へなへなと腰を抜かしそうになるのを必死で耐える。そうだ、彼女にはまだ成さねばならない事がある。
彼女に支給された武器はスタームルガー レッドホーク。
四十四口径のマグナム弾を使用する強力な破壊力を秘めた回転式のリボルバーだ。
ちなみに、みくるは銃なんて撃った事も触った事もなかった。
惣流・アスカ・ラングレーに銃を向けたのはまさにハッタリである。
実際彼女が襲い掛かってきた場合、マグナム弾の反動で尻餅は付くわ、なすすべもなくやられるわ、と散々な結末が訪れていたであろう事は確実である。
(……どうして、長門さんが?)
小さく頭を振ってみくるはホールの出来事を思い返す。
長門有希――SOS団のメンバーにして『宇宙人』である彼女。
朝比奈みくる、古泉一樹と極めて近い存在にある彼女。
何故――長門さんが自分達に殺し合いを迫るのだろうか?
そしてもう一つ忘れてはならない事実があった。
今、ここにいる朝比奈みくるは、朝比奈みくるであって朝比奈みくるではない。
異時間同位体、という表現を長門有希は好んで使っていた。
キョン風に言うならば『朝比奈みくる(小)』ではなく『朝比奈みくる(大)』なのだ。
「……私が、なんとかしないと」
どうして、こちらの朝比奈みくるが呼ばれたのかは分からない。
加えて、長門有希が観測対象である涼宮ハルヒに対して殺し合いを強いる理由もまるで不明だ。
そもそも、彼女の力が百パーセント発揮されれば、このような催しは一瞬で崩壊するはず。
しかし未だにそのような気配は一切なし。結果として、考えられる事は――
涼宮ハルヒが、この殺し合いを望んだのではないか――という仮説。
が……それでは、キョンくんが参加している理由が説明出来ない。
そもそも、涼宮ハルヒには他人を傷付けたい、殺したいなんて欲求はない筈なのだ。
どちらにしろ、みくるがこのまま何もしないでいる訳にはいかない。
当然、「禁則事項」としてロックが掛かっている情報は多いが、それでも「昔の自分」よりは大分マシなはずだ。
この殺し合いに参加したのがこちらの自分であった事が……何か良い影響をもたらせばいいのだが。
【F-8 森/一日目・未明】
【朝比奈みくる@涼宮ハルヒの憂鬱】
【状態】健康
【持ち物】
スタームルガー レッドホーク(6/6)@砂ぼうず、.44マグナム弾30発、不明支給品x1
デイパック(支給品一式入り)
【思考】
1.長門有希の真意を確かめる
2.SOS団メンバー、キョンの妹と合流。朝倉涼子は警戒。
3.この殺し合いの枠組みを解明する。
【備考】
※朝比奈みくる(大)です。参戦時期は十話「涼宮ハルヒの憂鬱W」以降。
投下終了です。意外と猿さんがキツイ模様。
大です、はいw
投下乙!
みくるがかっこいいなんて…って大だったのか
これで女の最年長が変わるなw
アスカとヴィヴィオの今後も気になるなぁ
投下乙!でも>948が修正必須…かな?
にしてもこっちにみくるが来るとは予想外だった。
にしても…みんなホント描写スゲェなぁ…
(大)の方ktkr!!
投下乙ですー。
丁寧な描写がすげぇ……そして最年長がみくるになるとは。
ふう、土日でなのはも把握してこよう……
投下乙です!
みくる(大)が来るとは予想外!
そしてヴィヴィオは強い子だ、よく立ち上がった!
というか死体を見て動じない人間が多い中でなんか新鮮だw
携帯から失礼
投下乙ですー
まさかのみくる(大)っ…!
ヴィヴィオとアスカのコンビにもwktk!
俺、週末になったらスレイヤーズREVOLUTION把握するんだ…
支給できるユニットってもしかして出尽くした?
>>985 まだ0号のユニットが残ってる
所持者は、 0号??? T晶 Uアスカ Vノーヴェ だな。ユニットの枠はあと1つ!
首輪爆破じゃなくスープ化を目撃だと、やっぱヴィヴィオの反応も変わるんかな。
残虐なシーンというより、マジックショーに近いからなぁ。
>>986 サンクス!
ユニットの形は他の奴と同じで良いんだよね?
0号ってアニメで出たっけ
投下おつー。
「ママ」をキーワードにアスカとヴィヴィオを絡ませたのが上手い
なのはママとフェイトママ、二人のママ?ってそりゃなあ……w
そしてみくるさんはまさかの(大)ですか。その発想はあったが驚きだw
長門の存在を知る大人として今後どう動くか非常に気になるところ
こちらもウォーズマン、草壁メイ、朝倉涼子の投下いきます。
こちらは容量厳しいんで新スレのほうに。
>>990 20話「降臨者の船」で過去の回想はやるとこまでやっている以上必ず出てるはず。出てなかったらおかしくなるし……
なかったとしても、あれがないとガイバーの物語が始まらないし、「必ずあった」ことは示唆されてるから大丈夫かと
こっちは埋める?
つうか人少なくね?
みんなROMか、把握に忙しいだけさ、きっと
ROMだとしてもkskはすると思うけどなぁ……
とりあえずksk。埋めよう。
1000
ならだっぼん
ksk埋め
ksk
埋めとく
1001 :
1001:
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もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。