「中世騎士物語」
ギネビア:アーサーの死後僧院に入る。その後同地で死去。
ガーウェイン:彼の死はランスロットとの一騎打ちの結果ではなく、モウドレッドが謀反を起こした際、
遠征から帰りドウヴァでモウドレッド軍との戦いでの戦死であった。
とはいえ、一騎打ちの時の傷が元であったが。
ランスロット:アーサーの死後、性懲りもなく僧院のギネビアを訪ねる。
(もっともこれは、アーサーの死後行方の知れない王妃を捜してのことだが)
しかしそのまま別れることになり、ギネビアの死後まもなく後を追うように病死。
トリストラム:彼については
>>41-44に既出なので略。
彼の妻の名前は「白い手の」イゾルデ。・・・ややこしい。
パーシバル:騎士ガラハド、騎士ボゥホートと共に聖杯探索の末、聖杯を見いだす。
ガラハドは聖杯を見いだすという天の使命を果たした(注1)ため、その地で死去。
パーシバルは隠遁し、1年2ヶ月後に死去。
ボゥホートはパーシバルの死後アーサー王の元に帰還し、事の次第を報告する。
マーリン:妖精ヴィヴィアンに閉じこめられる。これ以後彼がヴィヴィアン以外の
人間と話したのは1度きり、相手はガーウェインであった。
聖地へ赴き異教徒(トルコ人)との戦った、と名を挙げられているのは、
ボゥホート、ヘクター・ド・マリス、ブレモア、ブレオベリスの4人である。
彼らは戦死ではなく、聖地で「神の心に従って」聖金曜日に死んだ、と書かれている。
その他の騎士については、物語中に特に記述がなければ、
モウドレッド軍との戦い(アーサーが戦死した戦い)において
戦死したものと思われる。
注1:ガラハドはアリマタヤのヨセフの末裔とされる。