1 :
文責・名無しさん:
2ならアカヒは滅亡
3なら、三峡ダム決壊。
4 :
1:04/09/11 00:01:05 ID:YDxrnM1a
連投できませぬ、、、(;´Д`)つアトハタノミマスル
>>1 、ミ川川川彡 ,ィr彡'";;;;;;;;;;;;;;;
ミ 彡 ,.ィi彡',.=从i、;;;;;;;;;;;;
三 乙 そ 三 ,ィ/イ,r'" .i!li,il i、ミ',:;;;;
三. と れ 三 ,. -‐==- 、, /!li/'/ l'' l', ',ヾ,ヽ;
三 言 は 三 ,,__-=ニ三三ニヾヽl!/,_ ,_i 、,,.ィ'=-、_ヾヾ
三 っ 三,. ‐ニ三=,==‐ ''' `‐゛j,ェツ''''ー=5r‐ォ、, ヽ
三. て ひ 三 .,,__/ . ,' ン′  ̄
三 ほ ょ 三 / i l,
三. し っ 三 ノ ..::.:... ,_ i ! `´' J
三 い と 三 iェァメ`'7rェ、,ー' i }エ=、
三 の し 三 ノ "'  ̄ ! '';;;;;;;
三 か て 三. iヽ,_ン J l
三 !? 三 !し=、 ヽ i ,.
彡 ミ ! "'' `'′ ヽ、,,__,,..,_ィ,..r,',",
彡川川川ミ. l _, , | ` ー、≡=,ン _,,,
ヽ、 _,,,,,ィニ三"'" ,,.'ヘ rー‐ ''''''"
`, i'''ニ'" ,. -‐'" `/
ヽ ! i´ /
過去スレのリンクが貼れないんだけどどうして?
朝日新聞9月10日朝刊 15面オピニオン 対談 「9・11」から3年
「9・11」米同時多発テロから3年。米国や世界はどう変わったか。「再生」への希望はあるのか。
東大教授(国際政治) 藤原帰一さん
東京都立大助教授(社会学) 宮代真司さん (司会=編集委員・中川謙)
強硬策、テロの下地に
―世界は依然として混沌としています。米国では大統領選の真っ最中ですが、米国の現状を
どう見ますか。
宮代 マイケル・ムーア監督の「華氏911」が象徴的ですが、ブッシュ氏の「悪」によってアメリカの
「悪」が覆い隠されています。ケリー氏が大統領になれば何が変わるのか。政治的には、
ルールに従うよりも場面ごとに最適選択する「機会主義」は変わらないでしょうし、経済的には、
過剰な流動性から収益を上げる「米国流グローバリズム」も変わらないでしょう。正義や利益
を旗印に「強い米国」が追求されるでしょう。
藤原 ケリー氏はいまのケリー支持者だけでは当選が難しいと考えて、共和党の票を取りにいこう
としています。ベトナム戦争に反対したことはできるだけ隠し、勲章を受けた英雄であることを
表に出していく。経済政策でも民主党はクリントン政権時代に伝統的な経済政策をすでに
断念しましたが、ケリー氏はその路線よりさらに保守的です。だから2人の間の違いが減って
しまい、結果的に今回の選挙はブッシュ氏と、ブッシュ氏みたいなケリー氏の選択というわけの
わからないことになっています。
宮代 仮にケリー氏が当選しても、海外の米兵が不利な扱いを受けると国防総省が強く反対する
国際刑事裁判所には参加しないはず。またエドワード副大統領候補が自動車産業を支持基盤
とするので、京都議定書を批准する可能性もない。「粗野なネオコン」が若干マイルドになる
くらいです。ならばブッシュ氏が除かれる程度で万々歳するのでは、ケリー氏が継承する「アメ
リカの悪」、つまり「機会主義」と「米国流グローバル化」が抱える重大な問題に、目が届かなく
なります。
藤原 ただそうはいっても、ブッシュ氏の2期目を阻止する意味は大きい。ブッシュ政権は外交政策を
担ってはいけない人が担っている。端的に言えば排外主義的で、外国との強力や外交を軽視
する。国際関係の微妙な均衡や安定にもほとんど考慮を払わない人たちです。2期目になると
大統領はもはや選挙を恐れないので、外交政策で強気になって「何でもあり」の状態になるで
しょう。
宮代 でも、国連とのかかわりにしても大量破壊兵器問題にしても、米国が周到な手順を踏んだ上で
イラクを攻撃し、世界が受け入れていたらと想像すると恐ろしい。ある種のアメリカニズムの恐ろ
しさを思い知らせた点、ブッシュ政権の「何でもあり」は教訓的です。粗野でなければいいと言う
わけにはいかない。
■ ■ □ □
宮代 社会学は正統性、すなわち自発的服従の契機こそ近代社会の根幹だと見ます。たとえば資格を
持つ者が妥当な手順で導く決定なら人は自発的に服従する。ところが米国は「9・11はフセインが
起こした」といううそで戦を動員したのに、国内で責任追及が手薄です。なぜなのか。
藤原 米国は政治家のうそに厳しい国です。ただ、「安全」という問題がそこにかかわってくる。「安全
のために何をするか」という課題のために政治的な手続きとかうそをついた責任とかが全部後回し
にされてしまっている。少しでも安全を揺るがすような不安な要素があるんだったらその要素に目を
向けるべきだというわけです。本来だったら法の手続きからみてまったく異常な政策が米国民に
受け入れられています。
宮代 社会にテロリストが潜むのは、だれでも不安に思います。しかし近代社会の本義は「社会よりも
国家が怖い」とするところにある。社会が解決できることに国家は介入しない「私的自治の原則」や、
国民から国家への命令である憲法の範囲内でのみ統治できる「立憲政治」が象徴的です。「ねずみ」
が紛れ込む社会も怖いが、でっちあげで戦争や収監を行う国家がもっと怖いとする感じ方。国家が
社会不安をあおることを許さず、信頼ベースで社会が回るよう担保することを国家に要求する考え方。
これらが基本だったのに、人々は本当に納得した上でこれらを手放し、不安ベースの社会を受け入
れたのでしょうか。
藤原 その点はまだ突き詰めて考えてはいないんでしょうね。例えば「いまの暮らしは3年前より良くなった
か?」と共和党支持者に尋ねると「良くなってはいない。でもいまは戦争のさなかなんだからそんなこと
言っている状況じゃない」と答える。
宮代 不安がベースになると国家を頼り、国家の過ちに甘くなる。日本でも似た現象がある。ちまたには
監視カメラが激増中ですが、以前ならプライバシーの観点から大騒ぎになったのに、根底に不安が
あるので議論は低調です。しかしこの不安は、自分や隣人が被害にあったというより、地域に知らない
人が増え、マスコミにあおられた側面が大きい。まさに警察庁の言う「体感治安」です。
□ ■ ■ □
藤原 そこにはもう一つ嫌な問題が絡みます。国外からの不法な移民の流入に対して甘かったことが
犯罪の横行を許したなどといって、リベラルな制度のために我々の安全が脅かされた、リベラルさ
を弱めれば安全の度合いが上昇するんだという議論が出てきた。対外政策でも、相手の国への
内政不干渉を重視したりしたら安全は保てないということになる。それは、窓ガラスが一枚でも割れ
たらその町が荒れてしまうという「破れ窓理論」と同じで、この議論の国際関係版が破綻国家に対す
る予防攻撃です。
―ロシア・北オセチア共和国の学校をチェチェン独立派とみられる集団が襲う惨劇が起きました。「9・11」
以降、テロが世界中に拡散している状況をどう考えますか。
藤原 プーチン政権は強硬策を取ることで逆にテロの予備軍を作ってしまった。テロリストに暴力で立ち
向かうことが必要ですし、避けられないのですが、それだけにテロリスト組織を孤立させて「テロも
やむを得ない」と思うような世論を押さえ込む必要があります。ブッシュ政権もプーチン政権もそこが
弱い。
宮代 怨念が続く限りテロも続く。だから怨念の緩和だけが処方箋になります。でも不安に駆られた者ほど、
テロに屈せぬとの意思を武力で示したがり、ハイテク武器も効果を過信させます。それが怨念を増幅
してテロを永続させ、不安を高めるのです。
藤原氏 米中との関係両立カギ
宮台氏 地域や共同社会重視を
―日米関係に今後についてはどうでしょう。
藤原 米国はいま、「資本主義」という言葉とちょうど同じようなものになっています。「問題はあるかもしれ
ないけれど、それ以外に何があるわけ?」ということで、米国について議論すること自体が避けられ
ようとしている。しかしこれは現実から離れたやり方です。米国の求めるものをすべて受け入れるのは
日本の世論との関係からみてもはや無理でしょう。「米国のどのような政策と日本が協力し得るのか」
という選択と見直しがどうしても必要になってくる。そうでなければ日米同盟そのものが支えられなく
なると私は考えています。
宮代 日米関係の将来に触れる前に、三つの二項対立で、いい社会とは何かを考えたい。「国家と社会」
「不信と信頼」「流動性(収益)と多様性(共生)」、おのおのどちらが社会の機軸になるべきかということ
です。ここ20年余りの流れを見ると、収益を求める自由競争の優勝劣敗を放置するほど、社会は不信
ベースとなると同時に自信を失い、何かというと国家を頼るようになります。「過剰流動性→不信増大
→国家頼み」という流れの逆転が、国内外を問わず社会構想の「出口」になると思います。
―具体的には。
宮代 ローカリティー(地域性)やコミュニティーを重視すること。人や場所の入れ替え可能性にブレーキを
かけ、見知らぬ人を信頼可能にし、自分たちの力で社会の問題を解決可能にすること。無法者を凌駕
できる物理的実力は必須ですが、普段はひたすら交渉を通じて信頼を構築する。日米同盟の未来を
考える際も、かかる社会の機軸について価値合意が必要です。
藤原 日本は今、力関係のニヒリズムに向かっているようにも見えます。力の示威への信頼がある。しかし
国際政治の最大の問題は、脅しても相手が引っ込むとは限らないし、こちらが譲歩しても相手が譲歩に
応じるとは限らないという点にあります。このリアリズムがぬけたまま、教条主義的な平和主義が教条
主義的な軍事信仰に逆転する。それは両方とも非現実的です。
□ □ ■ ■
宮代 同感です。改憲論議についても論議が非常にナイーブになっています。9条さえ守れば平和主義者たり
うるという「左」は、あり得ない非現実的な選択だし、逆に自衛隊を海外に出しさえすれば一人前という
「右」も幼稚で非現実的な国際認識です。
藤原 これからは不安と恐怖の力だけによらない制度の形成が必要でしょう。そして制度の形成は、理念より
も経験的に作られる交渉の産物なのです。
―交渉をベースに、国家秩序の回復・再生を全世界に広げられるでしょうか。
藤原 世界全体の制度形成を再生するのは難しい現状ですが、地域レベルでみれば、欧州連合(EU)はかなり
の安定性を確保している。東アジアの秩序形成も実現可能です。しかし、日本は途上国援助(ODA)の
割合が下がるとともにアジア外交が低調となり、地域形成の主導権は中国に握られてしまいました。
宮代 一国の経済はマルチラテラル(多国間)でやる以外に利益を最大化する方法はなく、中国はまさにそう
いう戦略に出ています。経済的な将来を支えるどんなマルチラテラルなゲームをするかという基本構想が、
小泉政権には徹底的に欠けています。
藤原 アジア外交について小泉政権には点を上げられませんが、官庁の中では構想が立てられてはいます。
最終的には中国を巻き込みながら日本が主導権を握る秩序形成ができるかどうかが政策課題となります。
日米関係と日中関係の両立がカギです。
宮代 米国に対し、自分達がどうしたいか明確に表明し、交渉で詰めるという現実感覚を日本は持つべきです。
14 :
対談「9・11」から3年:04/09/11 09:02:10 ID:zMW6Oix0
以上、色々手間取りながらもうpしました。鯖重すぎ&過去スレ集貼れない……_| ̄|○
連続投稿引っかかりまくりで本文長すぎるからもう何回投稿ミスしたか。
ノンブル間違えてるのはケンチャナヨ。
本当は木曜夕刊文化面の「欧州を新秩序のモデルに」をうpしようと思ったんですが、
とりあえずこっちを先にやってみました。今夜には上げるかも。
打ち込み中に突っ込み入れるところが多数。細かいところではちゃんと解っている部分も
それなりに見られるのに、どうして結論が片寄りまくるのか。
そして今日も色々となんか特集組んでますね。みんな隅まで読もうね
15 :
文責・名無しさん:04/09/11 09:10:03 ID:9snAL+9w
>>8-14 乙。そして、ぐっじょー!!
やっぱアレだな。宮台も中国に対する見方が完全に歪んでる。
数年後に自分でこれを読んだら、恥ずかしくていられないと
思うぞ。中国が目も当てられない状態になってて。
17 :
:04/09/11 09:32:32 ID:UltKnHyz
中国が日本主導に従うとはとても思えないんだけどな。
18 :
揚げ毎:04/09/11 09:56:53 ID:w4LTR7YT
日本との尖閣諸島問題
台湾との「1つの中国」問題
チベットの独立運動弾圧
ベトナム・マレーシア・フィリピン、台湾と南沙諸島領土問題
インド・パキスタンとの国境紛争
中国はこれだけの領土が絡む問題を抱えているんですが。
どの辺が東アジアの秩序形成なんでしょうか。
ひょっとして、中国に従うことが秩序だとでも言うのでしょうか
>>18 >ひょっとして、中国に従うことが秩序だとでも言うのでしょうか
たぶんそういいたいのでしょう。
……寝言は寝て言ってほしいものですな。
学者に政治は無理。
>>18 更に追加
内蒙古(モンゴルと言われる地域は本来ここも含む)問題、ウイグル独立弾圧も。
過去にはロシアとも領土問題を起こしていた。解決したのは7年前(ダマンスキー島事件)
ぶっちゃけ、国境線を接する全ての国と領土問題を起こしている国とも言える。
>>18 韓国と間島問題……これは韓国が戦略もなく闇雲に主張している感じだけど。
23 :
文責・名無しさん:04/09/11 11:46:05 ID:bNeXP0vW
竹島でしょ?国際司法裁判所に応訴するよう呼びかけているのに無視してるからねw
あっちも不法占拠だというのはよくわかっているようでw
>>23 間島と竹島は違いますよ。
中国は間島問題ではガツンと韓国やりそうですね。放置してると北朝鮮辺りの
朝鮮族の問題とかも出てきそうだし。実際に韓国は訳わからん古地図引っ張り
だして既にやりはじめてるし。
政治学は「政治とは何か」を考える学問ではなく、「政治学とは何か」を考える学問。
だから政治学者は「政治学」を語ることはできるが、「政治」を語ることはできない。
大学の政治学科に身を置いていた時、心底からそう思った。
>>8 こいつらにとって
>外国との強力や外交
の外国ってアメリカに反対する国だけなんだな。
なんのためにアメリカはギリギリまで安保理でがんばってたんだ?
イラク戦争を支持した国はいったい何ヶ国あった?
何らかの形でイラクに軍隊や人員を送ってるのは何ヶ国だ?
>「9・11はフセインが起こした」といううそで戦を動員したのに
といったアメちゃんもびっくりな事実誤認があるし。
ほかにもいろいろズラズラズラズラと・・・・・orz
今日は天声人語でコスタリカねたが来ました。
あと栗原健太郎という記者が、新駐日大使の王毅をべた褒め
ルックスがいいだの、エリートだが地方の苦しみを知っているなど。
毎日、読売も王毅の着任の記事はあるが、アカ日だけ変に賞賛。
相変わらず靖国を絡ませている。
28 :
文責・名無しさん:04/09/11 13:02:12 ID:p8yCM/xT
>>27 でましたね「コスタリカ」ねた。
今度は「コスタリカは常備軍を禁止している」
という苦し紛れの言いかえで主張してきました。
武装国境警備隊と警察のどこが常備軍と違うのでしょうかw
それならば「軍」を持たない日本だってりっぱな常備軍を持たない平和国家w
朝日はコスタリカを神聖視したくてしょうがないのかな?
30 :
文責・名無しさん:04/09/11 13:51:45 ID:FzF0sSF8
>>29 日経にもルックスがいいって書いてあったよ。
読売も二面の「顔」で好意的な紹介してたが
「周囲は『超人(スーパーマン)』とよぶ」
「中日二国間関係の殻に閉じこもらない視野の広さもある」
とか、
さすがに容姿を誉める愚はないが。
32 :
文責・名無しさん:04/09/11 14:09:52 ID:xt0kLCO6
>>18 >ひょっとして、中国に従うことが秩序だとでも言うのでしょうか
中国人に秩序なんてないだろ!
>>14 乙です。
>社会学は正統性、すなわち自発的服従の契機こそ近代社会の根幹だと見ます。
おいおいおい……。社会学はそこまで明確に近代社会を解析できてねーよ。
そもそも「近代」ってどこからさ? 産業革命? WW2後? 冷戦後?
いい加減、自分の主張の後ろ盾に「社会学」っていう看板を勝手に使うの
やめてくれないかねー。宮台氏の論文もあれだし。
35 :
文責・名無しさん:04/09/11 17:24:23 ID:d9DIumnQ
(´-`).。oO(王毅ってワンイなのか、、、オウキと読めないのかね?)
36 :
名無しさん:04/09/11 18:40:35 ID:E4s9sSu1
欧州を新秩序のモデルに 非軍事的で多元的な可能性秘める
田中 孝彦 一橋大教授(国際政治史)
世界政治は、どこへ向かっているのだろうか。
「9・11テロ」の後、アメリカによる「帝国」の世界秩序があらわれたという見方が
広まった。たしかに、これでの世界政治の歴史をふりかえると、あたらしい秩序は
大きな軍事力と経済力をもった国家によってつくられてきたといえる。だが、この
3年間の世界情勢は、唯一の超大国であっても意のままに秩序をつくることができ
ないことを、明確に示している。
民主主義を世界に広めるという意図があったにしても、「帝国」の秩序は支配と
従属の関係をうみだす。そのような秩序づくりが挫折したのだとすれば、それは
望ましいことだといえるかもしれない。しかし、問題はまだ残っている。これからの
世界秩序のかたちはいまだにみえてこないし、秩序の構想すらもあきらかでは
ないからだ。
米と対照的な秩序観
では、21世紀の世界秩序をかたちづくる手がかりを、私たちはどこに求めれば
よいのだろうか。ひとつの手がかりは、ヨーロッパにあると私は考える。
イラク戦争をめぐって、仏独をはじめとするヨーロッパの主要国とアメリカとの
間には深い亀裂がうまれた。見のがしてはならないのは、それが米欧の秩序観
の違いによって生じた亀裂でもあるということだ。
17世紀中ごろに国際政治の原型が現われて以来、ヨーロッパでは最も多くの
大戦争が戦われてきた。そのたびごとに、重要な経験知がつみあげられてきた。
たとえば、宗教戦争である三十年戦争によって、ヨーロッパは、宗教的なイデオ
ロギーの対立を国際政治に反映させることがいかに危険であるかを学んだ。18
世紀のいわゆる「勢力均衡」の時代は、強大な国家による支配の秩序がヨーロ
ッパにできあがるのを阻止することが外交の課題とされた。いわば、イデオロギー
と力の二つのレベルにおいて、多元主義的な秩序観が形成されたといえよう。
その後、20世紀に起きた二つの世界大戦の結果、西ヨーロッパ諸国の政府と
市民は、安全保障や紛争抑制の手段として、軍事力には大きな限界があること
を学んだ。この経験知は、非軍事的な地域的秩序の構想へときたえあげられて
いった。それは、政府間の戦略的つながりによってではなく、相互依存と国境を
超えた人々のつながりとを強めることで、紛争を抑制するという考え方だ。EU
(ヨーロッパ連合)は、この構想が現実となったものだといえる。このように見た
とき、「十字軍」を気どるほど宗教的多様性に無頓着で、軍事的な一極支配の
秩序へと傾くブッシュ政権の秩序観と、ヨーロッパの秩序観との対照はあきらか
だ。
ツケ払わされる政府
もちろん、EU加盟国の中にも、イギリス、イタリア、そしてスペインのように、
ブッシュの戦争に同調した国々もある。しかし、それらの諸国では、政府に対して
多くの国民が強烈な批判をあびせかけた。スペインではアスナール政権が倒れた。
ロンドンでは、イラク開戦前の帆船デモに100万人以上が参加し、さらに今年6月
の地方選挙では、ブレア首相の労働党が歴史的敗北を喫した。ここには、EUの
秩序観に反する選択をした政府は、自国の市民によってそのツケを払わされる
という構図があらわれている。
すげえ都合のいい解釈のオンパレードだな。だからサヨクはだめなんだ(嘆息
EUの秩序構想は、脱国家化がすすむ現在の世界政治の流れにそったものだと
いえる。いま、世界政治の場では、相互依存が深まり、人やカネの国境を越えた
流れを国家が簡単には制御できなくなっている。この状況にさからうのではなく、
それを利用することで、多元的で非軍事的な秩序の形成をすすめているのがEU
なのだ。
脱国家化には、いわゆる「国際テロ」を支える影の部分がある。これに対して、
軍事力に過度に依存したアメリカ型のやり方は効果をあげていない。むしろ、脱
国家的な秩序の中で、国境を越えた協力体制をつくってきたEUの方が効果的に
対処できる可能性を秘めているのではないか。
アジア諸国も関心
イラク戦争をめぐって孤立を深めるアメリカとは対照的に、EUは東ヨーロッパに
拡大した。北東アジアや東南アジアにおいても、EUは強い関心をもってうけとられ
ている。経済的理由だけではなく、非軍事的で多元的な秩序の考え方が、EUの外
にある諸国にとって強い求心力をもっているからでもある。「9・11テロ」後の3年間、
私たちはアメリカばかりに気をとられてきたといえよう。しかし、あたらしい世界秩序
を構想することが急務となっているいま、ヨーロッパにもより強い視線を向けること
が、これまでになく重要になっているといえるのではないだろうか。
ORZ
>>44-45>>47 以上、木曜夕刊のコラムうpしてみますた。
なんつうか、俺の学んできた世界史と違う・・・・・・
「勢力均衡」って19世紀じゃなかったっけ?ナポレオン踏まえてメッテルニヒが言ってたような。
国際政治の原型なんざ、17世紀なんかよりずっと前にあるだろうに。マキャベリ読んだこと
無いのかな?
まあその辺は置いといたとして、アジアでEUモデルはちょっと難しいだろ。
最近のアジア各国の軍事費増大とか考えたのか?欧州はある程度対等な国同士だから
なんとかなるんであって、10億超の人民の国がある時点で多元的な秩序は構しえないだろう。
とりあえず「反米だからEUマンセー」はどうかと思われ。
EU加盟国同士でも、利害の対立はあるぞ。
それから、アジアでEUモデルは絶対にムリ。極東三馬鹿に「秩序」などない。ルールを守ることを知らないから。
大体、未だに一党独裁主義である中国や、その独裁主義と共産主義の害毒がブレンドされた北朝鮮で、「多元的な秩序」なんてありえない。
ドイツもシュレーダーの社民が地方選挙大敗したんだったよね。
あれ?ドイツは(ry
>非軍事的で多元的な秩序
腹抱えて笑うところ?
53 :
本日夕刊:04/09/11 23:11:57 ID:dnaadqM4
羽生さん「チェス王に日本国籍を」
首相に嘆願メール「格別の配慮願う」
入管法違反(不法入国)の疑いで東京入管成田空港支局に拘束され、東日本入国管理センター
(茨城県)に収容されているチェスの元世界王者、ボビー・フィッシャーさん(61)を救お
うと、将棋棋士の羽生善治さん(33)が小泉首相宛に嘆願メールを送った。首相官邸のホー
ムページから5日付で送付した。
--以下略--
---
情報提供は誰なんだろう。本人か?
いくら著名人とはいえ、インターネットでメールを送っただけだろ。
何故記者が知り得たのか。
もし有名人が「外国人参政権には反対です」ってメールを送ったら記事にするのか?
長女殺して自分も死のうと思った@東北
55 :
54:04/09/11 23:17:28 ID:xB4Yzw/C
誤爆したorz
朝日「ボビー・フィッシャー氏が拘束されたようですよ」
羽生「残念ですねぇ。日本にいてチェスが続けられればいいんですが」
朝日「そうだ。羽生さんから首相に嘆願してみてはいかがですか」
羽生「でも僕そんなの書いたことないし・・・」
朝日「E-メールで送れば簡単ですよ」
羽生「でも僕メールアドレス持ってないしぃ・・・」
朝日「大丈夫。首相官邸のホームページから出せますから」
羽生「でも僕キーボード苦手だしぃ・・・」
朝日「じゃ、私が代筆しますね。ついでに本社にも送って記事にしましょう」
羽生「でもぉ...」
朝日「フィッシャさんを救いたくないんですか」
羽生「いや、そんなことは・・・」
朝日「はい。送信しました。記事も書きます」
---
という状況を想像してしまった。
59 :
文責・名無しさん:04/09/12 03:08:27 ID:/KOhqxjA
「カジュアル読書」コーナーの「マガジンウオッチ」より。
小学館「サブラ」の紹介だったんだが、かなり面白い表現があったので書いとく。
小学館の雑誌は、表紙からして品がいい。「サピオ」のように、
スッキリした外見に反して、中身は「正論」「諸君」も裸足で
逃げ出すほど、暑苦しいものもあるが、これは例外。大半の
雑誌は「サライ」や「和楽」ほどではないが、表紙に漂う
ゆったりした雰囲気がそのまま誌面にも反映され、さすが
学習誌の小学館だ。
…まとめて中傷したいというのがミエミエですね。
保守系オピニオン誌をまとめて「暑苦しい」でひとくくりですかそうですか。
暑苦しいってまた新しい中傷用語ですか?
ガイシュツかもしれんが…
>「ばかやろう」は日中共通語?
>岩城 元
ttp://www.asahi.com/column/aic/Thu/d_iwaki/20040819.html >日本に留学中の中国人女性から「先生、日本のマスコミは今度のことに敏感すぎる
>のではないでしょうか」と言ってきた。確かに、中国では今回の騒ぎがほとんど報道
>されなかったのと比べると、当否は別として、日本での報道は実に大々的だった。
>彼女は今回の報道を見て、まず右翼の街宣車のことを思い浮かべたそうだ。初めて
>日本に来たころは、街中でがなりたてる街宣車を見て不安に駆られたが、時間がたつ
>につれて「ああいう形で自分の愛国心を示せる、あるいは、国民の愛国心を高められると
>思っている人たちに過ぎない」と考えるようになった。
岩城は、もと朝日新聞記者。似顔絵からは、チョンとしか思えない。
>>61 まずは自国の民が、大使館職員や日本人サポーターに迷惑をかけたことについて
考えろよ(笑
いやしかし、支那では自由な報道が許されているとは思わなかったよ。
63 :
文責・名無しさん:04/09/12 05:03:08 ID:3tUUCEG3
良スレ、上げ!!
64 :
文責・名無しさん:04/09/12 08:27:29 ID:3qAm4wdY
あの...日本はEUより400年前にすでに統一されてますが...
今のヨーロッパの現状って、要するに戦国時代が固定されちゃっただけでしょ。
65 :
文責・名無しさん:04/09/12 09:05:11 ID:uNGC1hah
続々とくだらない記事が続きます
マハティールあなたのわけのわからないはなしは全く一貫性がありません
日本は自由競争と自由を守るための安全保障を着々と再建中です
あなたのようなテロ崩れに指摘されような問題点はありません
自国の問題点をアメリカのせいにするのはテロの理論とまったくおなじ
また日本のマスコミとも似ていますが賢い国民はそのような扇動にはのりません
日本は一層アメリカ合衆国と協調する体制を再建中です
そういや、いつの間にか投稿日時に秒まで表示されるようになってるじゃないか。
それと、ID:ItvcwIW7<←この逆アンカーみたいの何?
69 :
文責・名無しさん:04/09/12 09:57:17 ID:krWLDGrJ
来週から日曜日の時流とかいうコーナーで東大のなんちゃらっていう在日が書くそうです。
3人で交代してかくから1ヶ月に一回面白い文が読めるということになります
もしや生姜か?
73 :
higec:04/09/12 10:58:36 ID:7k9HDmrb
イラン問題でIAEA理事会の会期延長も 米は強硬姿勢
--------------------------------------------------------------------------------
ウラン濃縮関連活動を活発化させたイランへの対応を巡り、13日から開かれる国際原子力機関(IAEA)
理事会に向けた理事国(35カ国)間の調整が難航している。米国が、この問題で国連安保理への付託を強硬に主張し、
査察の継続を求める英独仏や他の理事国との隔たりが埋まらないためだ。
理事会筋によると、調整に手間どり、理事会の最終日17日までの決議採択も危ぶまれ、会期延長の可能性もある。
米国は少なくとも11月理事会で、安保理に付託することを決議に盛り込むよう求めている。
「イランは核兵器開発を放棄していない。時間を与えれば与えるほど、核兵器生産能力を手に入れることになる」
と米国は主張し、調整は難航。週明けの理事会に持ち越される見通しだ。
AFP通信によると、米国は理事会での支持が得られないと判断、
9月理事会での安保理付託は断念した模様だ。 (09/11 20:16)
韓国にはノータッチ。他の新聞にも載っていないような観測記事。
ズレているような気がするんだが。
>>53 その記事を読んだけど、まるで朝日自身が嘆願メールを送ったような印象を受けた。
しかも目立つように囲みの付いた記事だった。
そもそも首相官邸にメールをするという手法が、羽生の発想からというのも疑わしい。
あそこからメールする時に名前を記入する欄が無いのに、あえて名乗るという行為や
そのことを朝日に知らせるようなことを、本人がするとは到底思えない。
すべて羽生本人の意志で行ったと考えるよりは
>>56のほうが真実に近いのかもしれない。
>>74 チェスもやる羽生が、欧米のチェス仲間から
「おまいは将棋の有名人で政治家に顔がきくだろ?嘆願してくれよ」と
頼まれたんだろ?
こーゆーのは宣伝しないと意味ないから
羽生から記者に話したんだと思うけど。
記者に「嘆願てどーすんだろう」と話したのかもしれんが。
突っ込むべきは「有名人だから保釈されるのか?
逮捕された密入国者すべて釈放しる!」と
いうサヨ運動に利用しようとする朝日の下心か。
76 :
文責・名無しさん:04/09/12 12:35:59 ID:E5mGOJiC
相変わらず、吉田司は書評で自身の痛さを晒してるな…
>>61 中国でほとんど報道されなかったのは、中国政府にとって都合が悪いから。
一党独裁国家(加害者側)のメディアと自由主義国家(被害者側)のメディアを比べてどうする。
この程度の理解もなしに、日本に来て何を学んでいるんだろう?まだ来日して間もないだけかな。
79 :
文責・名無しさん:04/09/12 12:43:37 ID:t32+dIXb
日比谷焼き討ち事件を引き起こした朝日
日比谷焼き討ち事件とは、日露戦争後のポーツマス条約の講和条件を不服と
として朝日が大衆を煽り、講和条件やむなしと現実路線を説いた新聞社を焼き
討ちした事件。朝日の妄言、大衆扇動体質は戦中から始まったものでないこと
を指し示す事件でもある。
--- 当時の様子
新聞界の巨星、徳富蘇峰が創刊した国民新聞は政府を擁護していたのだ。
暴徒は社内に乱入し、二台の輪転機を破壊。さらに内務大臣公邸に放火し、
警察署などを次々焼き打ちして帝都に騒乱が広がっていく。
受難は都新聞の記者にも及んだ。「衝突を取材中の渡辺七郎は警部の抜剣
に左腕を切られ、林直清は銃剣に左眼を突かれ角膜に達する傷」と一面で報じ
ている。
当局の新聞弾圧は激化し、五日未明には都新聞の大谷誠夫記者が赤坂署
に拘引された。屈辱外交非難の論陣を張り続けたためだ。その大谷が六日の紙
面に「拘禁室内より」と寄稿しているのが面白い。警察も寄稿を大目に見たのだ
ろう。
「今朝出頭したるところ朝日新聞記者村松恒一郎氏は既に先着しおり相見
て一笑せり…政府は志士を拘禁して五千万国民の公憤を抑制できると信ずる
は天に向かって唾(つば)するの類なり」
82 :
文責・名無しさん:04/09/12 13:15:08 ID:NvUQ2G7l
書き換えられる可能性が高いので全文転載。キノコ雲に全く触れないって異常だろ、と
思ったら、毎日、日経も触れてないや。
http://www.asahi.com/international/update/0912/004.html 北朝鮮北部で9日に大規模爆発か 韓国の通信社が報道
韓国の聯合ニュースは12日、北朝鮮北部の両江道で今月9日に大規模な爆発が起きた、
と報道した。爆発の原因や死傷者の有無などは分かっていない。
9日は北朝鮮の建国記念日だった。同国では今年4月、平安北道の竜川駅で列車の
積み荷が爆発、約160人が死亡した。聯合ニュースは、北京の消息通の話として、
今回の爆発はこれよりも規模が大きいとしている。
(09/12 12:35)
よく見たら、毎日、日経も「核実験」の可能性に触れていた。
大規模爆発としか言ってないのは朝日だけですよ。
日本在住者にも健康被害がでる可能性があるのに、スルーしちゃうんですか?
85 :
文責・名無しさん:04/09/12 13:37:09 ID:Fyx40oTN
今日一面の無料IP電話ソフト「スカイプ」の記事だが、記事自体は問題ないんだけど、
見出しの「『ウィニー』と同じ技術転用」って何だよ?
本文じゃWinnyのことなんてこれっぽっちもふれてないのに。
だいたい、KaZaaの開発者がWinnyなんか参考にするわけないだろ。
同じP2P技術が使われてるってだけじゃないか。
>85
ん?
だから、「『ウィニー』と同じ技術転用」なんだろ?
参考にしてたら、「『ウィニー』の技術転用」と書かなきゃおかしいだろ?
>>84 朝鮮日報は、日本関連の記事以外はまともなんだよな。
>>86 トヨタとホンダがそれぞれ「プリウス」「シビック」ていうハイブリッド自動車出しているわけだけど、
「シビックは『プリウス』と同じ技術転用」て書いたら違和感あるだろ。
winnyとスカイプが同じ技術が使われているって確認できるのか?
89 :
文責・名無しさん:04/09/12 16:52:26 ID:JFuWgK9w
毎日新聞が最新のニュースで
「爆発事故の兆候があった」とか書いてるよ
現在のトップ記事
読売
北朝鮮の建国記念日に大規模な爆発…キノコ雲も
産経
北朝鮮北部で大規模爆発か
毎日
北朝鮮:
9日に北部で大規模爆発、キノコ雲観測 韓国報道
日経
北朝鮮、建国記念日の9日に中国国境付近で大爆発
(-@∀@)
九州新幹線乗客数は好調、一方明暗も
九州新幹線など、ローカルニュースだろうが。宗主国の失敗は、
「見たくありません」状態だな。
(-∩∀∩)「見えないもんねー。見えないものは存在しないんだよー」
(∩@∀@∩「聞こえないもんねー。聞こえないものは存在しないんだよー」
(-@×@)「言わないもんねー。都合の悪いことは言わないんだよー」
92 :
文責・名無しさん:04/09/12 18:39:18 ID:bKND0URs
>>45 > たとえば、宗教戦争である三十年戦争によって、ヨーロッパは、宗教的なイデオ
> ロギーの対立を国際政治に反映させることがいかに危険であるかを学んだ。
うーん…。現在の EU へのトルコ加入に対する拒否感とか、ユーゴ紛争について、
ボスニア国民は「イスラム教徒」だから、長らく見殺しにされた、という批判は
スルーか ?
>>44>>45 つかEUは欧州という、ある程度価値観を共有している地域内での話。
域内の秩序と、世界の秩序とが、ごちゃまぜになっているだろ。
>88
車のことはよくわからんが、根幹の技術が同じなら違和感ないよ。
というか、その文章はそのことを意味している。
> winnyとスカイプが同じ技術が使われているって確認できるのか?
こっちも知らんが、本人が
>同じP2P技術が使われてるってだけじゃないか。
こう書いてあるから上記のように判断しただけ。
元の>85の文章だと、見出しが、KaZaaの開発者がWinnyを参考にしたと
読み取れるというから、そうは読み取れないと言っただけで
純粋に文章の解釈の問題。
技術的問題には答えられません。
95 :
文責・名無しさん:04/09/12 19:16:36 ID:JFuWgK9w
もう日本ははっきりと言った方がいいんじゃないか。「内政干渉だ」と。「理解を求めていく」なんてんじゃなくて。
きちんと、東京裁判の不当性と、一方で戦後賠償を果たしてきたこと、慰霊の当然の義務と権利を理詰めで世界へ発信すべきだ。
ヘタレな外務省と政府には無理か。
>98
調べてみたら全くのデタラメなんてマヌケな話にならなきゃいいけど
激しく第二の吉田清治になりそうな予感
100 :
文責・名無しさん:04/09/12 19:56:32 ID:iMHU+kZs
部下数十人なら小隊長クラスだな。