1 :
イラストに騙された名無しさん :
2007/01/12(金) 00:16:13 ID:qZ2qlAMl
●一人で最大【5作品】まで投票できます。 ・独立して出版された書籍【5タイトル】までを有効とします。 ・同人、雑誌掲載短編への投票は無効となります。が、それでも投票したいという熱烈な愛情を止めることは誰にも出来ません。 なお電撃hp、ファウスト等書籍扱いの月刊誌、季刊誌などは集計人の独断により無効とさせていただきます。 が、それでも投票したい(ry ・ひとりで同一タイトルへの複数投票はできません。 ・シリーズ、作者、その他「一冊」以外の単位や、書籍でないものへの投票は無効とします。 ●作品名は正確に、前後に<< >>を付けて括って下さい。上記のリストにある作品はコピペすることを推奨します。 集計方法の都合上<< >>で括られていない投票は限りなくスルーされます。 ●投票理由(感想)の明記は必須とします。 ・基本的に簡単な感想でOKですが、未読者に配慮してネタバレは極力避けてください。 <注意事項> 「荒し・多重投票対策」のため、次の場合集計人の判断により無効票とされる場合があります。 ・一言だけの露骨に短い感想 (例:「○○最高!」「とても面白かった」等) ・明らかにコピペと思われるもの、他作品への中傷と取れるもの ・その他、集計人が不正な感想であると判断したもの ●貴方が名作だと思うものが名作です。他人の投票内容には寛容に。 ●上の条件が守られていれば投票形式は自由です。 <<イチオシ賞>> ◎大賞に投票した作品の中で、イチオシしたいもののタイトル【一つ】に○を付けて下さい。 ・大賞とは別にイチオシ賞として集計されます。 ・イチオシ賞への投票は必須ではありません。
●2006年下半期ベストキャラクター賞 ・2006年下半期に出版されたライトノベルに登場したキャラ限定です。 文庫、新書形式に限らず、ハードカバー単行本、雑誌媒体でもかまいません。 ・二つ名等は集計人が作品を知らない場合に別集計してしまいますので、なるべくフルネームで。 別集計したキャラがあった場合、ご指摘があれば修正します。 ・5キャラ(5組)まで投票することができます。1キャラ(1組)1票です。 ・カップル、コンビや組織でも1票として投票できます。但し、単体とは別集計になります。 例えば、ホロ&ロレンスで投票しても、ホロ、ロレンス単体の票には加えられません。 また、番外編などで極端に設定などが変わったキャラクターが入れば、 本編のキャラクターとは別に投票しても構いません。 ・亜人種、動物、妖怪、AI等、キャラクター性があればなんでも可。 ・有効票の判断は集計人個人で行います。議論はしません。 ・投票形式は以下の形式とします。集計法の都合上、{{}}で括られていない投票は限りなくスルーされます。 {{キャラ名}}(作品名) コメント ---投票例--- {{パン・プ・キン}}(空ノ鐘の響く惑星で) 最後の最後で美味しいとこ全部持っていきやがってこの素敵カボチャめ。
にちゃんねるのドメインが停止されたら この大賞はどうなるんですか? \___ __________ V ∧_∧∩ ( ´∀`)/ _ / / / \⊂ノ ̄ ̄ ̄ ̄\ ||\ \ ||\|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| || || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
6 イラストに騙された名無しさん sage 2007/01/12(金) 17:20:05 ID:dBZ6Pk+W にちゃんねるのドメインが停止されたら この大賞はどうなるんですか? \___ __________ V ∧_∧∩ ( ´∀`)/ _ / / / \⊂ノ ̄ ̄ ̄ ̄\ ||\ \ ||\|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| || || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
誤爆した。吊ってくる。
さて、今回も一番乗りできるかな? ○<<銀盤カレイドスコープ vol.9 シンデレラ・プログラム:Say it ain't so>>【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】 祝完結! このシリーズを超えるスポ魂ライトノベルは、果たして二十一世紀中に出てくるのだろうか。 圧倒的な挫折と復活の物語に、激しく感情を揺さぶられた。 <<化物語(上)>>【著:西尾維新/絵:VOFAN/レ:講談社BOX】 <<化物語(下)>>【著:西尾維新/絵:VOFAN/レ:講談社BOX】 会話の軽妙洒脱さがこれでもかと全面に押し出された快作。 基本的には西尾版京極堂。だがそれも良い。 <<ボトルネック>>【著:米澤穂信/絵:−−/レ:新潮社】 ライトノベルか怪しいけど、傑作であることに疑いはない一作。 この世で一番恐ろしいことは、『if』を知ってしまうことなのかもしれない……。 <<赤朽葉家の伝説>>【著:桜庭一樹/絵:−−−−/レ:東京創元社】 ハードカバーではあるけれど、中身は桜庭式ライトノベルそのもの。 新伝奇はもう古い。これからは“新伝記”の時代だ! 桜庭一樹の描く女三代記は、まごうことなき最高傑作だった。 次点は狼、BBB、ネコのおと。マルドゥックを読めなかったのがちょっと心残り。 純ライトノベルレーベルが一つだけというのが少し悲しいかも。
11 :
イラストに騙された名無しさん :2007/01/13(土) 00:10:51 ID:ih3PjXey
○<<マルドゥック・ヴェロシティ3>> 【著:冲方丁/絵:寺田克也/レ:ハヤカワ文庫JA】 マルドゥック・スクランブルの前日譚。スクランブルで敵役だったボイルドの物語。 スクランブルはキャラクター寄りの小説ではなかったけれども、その主役たちにはそれなりに 思い入れがあったわけで、とくに思い入れない敵役のボイルドの物語はどうなんだろうなーと思っていたが、読了後にはもう慟哭よ。 スクランブルの読み方が鮮やかに反転させられる様には驚愕。物凄く興奮させられた。 <<煌夜祭>> 【著:多崎礼/絵:山本ヤマト/レ:C★NOVELS ファンタジア】 うーんうまいな。Cノベルズの新人賞はまだ2回目なんだけど、すでにカラーができあがったかのような かっちりとした大賞受賞作。 連作短編を最後にまとめてひとつの落とし所に持っていく手法というのは ジグソーパズルにうまくピースをあてはめられると、やっぱりわかっていても感心させられる。 <<斬魔大聖デモンベイン 軍神強襲>> 【著:古橋秀之 原作:鋼屋ジン (Nitroplus)/絵:Niθ/レ:角川スニーカー文庫】 ゲーム自体にあまり興味がないので原作をよく知らず、世界観にもそれほど興味も湧きたてられることもなく、 こんなもんかなと淡々と読み進めていたわけだが、終盤、たった一言で登場人物をまったく容赦なく 切り捨てる残酷な文章には戦慄させられた。
12 :
イラストに騙された名無しさん :2007/01/13(土) 00:11:06 ID:ih3PjXey
<<戦う司書と追想の魔女>> 【著:山形石雄/絵:前嶋重機/レ:スーパーダッシュ文庫】 一巻ごとに話のメインとなる人物は変わるシリーズではあるけれども、 シリーズ通しての主役と見なしていいんだろうなと思っていた図書館館長代行ハミュッツが なんだかものすごい邪悪に感じられる存在に。 最終的にどういうラストを迎えるのか楽しみになってきた。 <<春に来る鬼 〜骨董店「蜻蛉」随縁録〜>> 【著:日向真幸来/絵:柴倉乃杏/レ:B's-LOG文庫】 作者がすっごく民俗学好きなんだろうなーと感じる1冊。 新レーベルで書く人はどこからでてきたのという人が多いが、この作者もぜんぜん知らない人。かつてソノラマで2冊ばかり出して以来5年ぶりの新作らしいが なかなか堅実な文章でサクサク読めた。 ほかに良かったのは煉獄のエスクード。探偵の話はいかにも貴子っぽくて良かった。 断章のグリム、図書館内乱あたりも良かったかな。 今期新人作品では黄金の魔女、黄色い花の紅、戦鬼がまあまあ。 上半期デビューの哀しみキメラ、抗いし者たちの系譜、エクスプローラーは続刊も好調。 新シリーズ・新作では銀月のソルトレージュ、ユーフォリテクニカ、準回収士ルシア。 完結作品では、空鐘、EDGEがまあよくまとめてたかな。
早速投票します 今期の対象から50冊以上読んだ中での投票です <<空の鐘の響く惑星で (12)>> 【著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/レ:電撃文庫】 今期もいくつかの人気長編が終了しました まずはこれ、誰にでも安心してオススメできる良作です 主人公の心理描写が薄い(説得力に欠ける)ところや脇役がやり過ぎの感もあるけれど なにはともあれハッピーエンドでよかった <<銀盤カレイドスコープ vol.9 シンデレラ・プログラム:Say it ain't so>> 【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】 もう一つ、人気長編の最終巻 しばらく前からどんな終わり方になるか気になってた 最後、突き落として、突き抜けましたが、想像以上のものでした 読後しばらく余韻に浸ることができました <<とらドラ3!>> 【著:竹宮ゆゆこ/絵:ヤス/レ:電撃文庫】 人気シリーズ3巻、読んでニヤけてヤバい 水着の胸パットは更にヤバい 大河はいつ竜児に想いが向くのでしょうか?
○<<二四〇九階の彼女>> 【著:西村悠/絵:高階@聖人/レ:電撃文庫】 ひとつひとつの作品は必ずしもハッピーエンドではないけれども、それでいて とても感動した。新人なのにこのレベルの高さは評価できると思ふ。 残酷かもしれないけれど、そのひとつひとつに綺麗にアプローチしていく文体は とても気にいった。
15 :
13 :2007/01/13(土) 00:12:15 ID:vPXnRplR
<<タザリア王国物語 影の皇子>> 【著:スズキヒサシ/絵:あづみ冬留/レ:電撃文庫】 今期スタートしたシリーズから一つ まだ2巻までしか出ていないながら、わりと良さげな戦記ものになりそうな予感 しかし、この作品の魅力はそんなところではない 今の世の中、猫も杓子もツンデレツンデレ、そんなブームに飽きた人向け リネア様にヒイヒイ言わされたい 3巻マダー? <<算法少女>> 【著:遠藤寛子/絵:箕田源二郎/レ:ちくま学芸文庫】 江戸の町娘「あき」の萌える和算書 もっとラブが入ってたらもっと人気が出たのに惜しい とはいえ、学問する人は誰も彼もニブいからしょうがない 最後、久留米藩主有馬頼?の元での試験が一番の盛り上がりのはずなのに その結果とか講評とか、わざと書かなかったのかもしれないが、気になる 正直、今期は上半期に比べて力が弱いような気がします、ごめんね なお、イチオシ賞の該当はありません、ごめんね
<<サンダーガール! 3 闇ノ宮>> 【著:鈴木鈴/絵:片瀬優/レ:電撃文庫】 あんまり評判がよくないようですが自分は好きです 次巻で終わると思いますが伏線がちゃんと消化できることに期待します。 <<空の鐘の響く惑星で (12)>> 【著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/レ:電撃文庫】 ずっとパンプキンのことが気に入ってました。それだけにラストの展開は でしゃばり過ぎという声もあると思いますが自分的には大満足でした。
○ <<さよならトロイメライ 7 想いの輪舞曲>> 【著:壱乗寺かるた/絵:日吉丸晃/レ:富士見ミステリー文庫】 もう、ストーリーや伏線なんて関係ないぐらいキャラの魅力たっぷり。 お嬢の影が薄い気がするが、正ヒロインはやっちんなのでおk。 癖のある文体もある種ネタスレのような域に達し、ハマれば中毒性はもの凄く高い。 <<空とタマ ―Autumn Sky,Spring Fly―>> 【著:鈴木大輔/絵:原建人/レ:富士見ミステリー文庫】 二ノ宮くんではまぶらほの後追いみたいな出来になっていったが、この作者はこういうものも書けるんだと思った作品。 この作者の真骨頂はもしかするとこういうネタなのかもしれない。 ちょっと切ない、そして青臭い正しく青春モノ。 <<キミキス (2)>> 【著:日暮茶坊/絵:高山箕犀、加茂/レ:ファミ通文庫】 ファミ通文庫の隠れた名作。 E17のノベライズ等、色々原作との折り合いの面から悪評あるノベライズ作家だが、 この本に関してはその作者の方向性が上手い方向に向いたかなと。二見さん… <<熱風海陸ブシロード OVERLORD CHRONICLE>> 【著:吉田直/絵:後藤なお/レ:角川スニーカー文庫】 もう読んでるとコンプ連載の4コマとかも思い出して、涙が出てくる。 最後の設定もあそこで終わり!?って感じがして余計切ない。 よりあえず未だにアニメ板にスレ立ってるのが痛々しい。サエキトモも復活まだだしorz <<淫妖蟲 蝕 〜凌触島退魔録〜>> 【著:原作:TinkerBell 小説:斐芝嘉和 絵:表紙:あおじる 挿絵:けいじえい/レ:ニ次元ドリームノベルス】 前作のノベライズと同じ作者だが、ユミエル3→4並に文章が劇的になっている。 メリハリが効いた、マニアにもオススメな責め。 高いレベルで安定しながらも、艶かしい汚辱が感じられて中々の作品。
{{藤倉冬麻}}(さよならトロイメライ) 上ではやっちんがメインヒロインと書いたが、正しくはトーマスがメインヒロ(ry {{戦場ヶ原ひたぎ}}(化物語) なんか新たなモノに目覚めそうです>< {{長峰亮平}}(さよならトロイメライ) 間違いなく、トーマス争奪戦の一番手(違 たよりになる兄貴キャラ+ボケツッコミ万能という最終兵器。 {{鷺井丸太}}(マルタ・サギーは探偵ですか?) 弱さを抱えたズボラな名探偵。 葛藤する心の中がカコイイ。 {{アグニエシカ・グラバルティック・阿倍野}}(君の居た昨日、僕の見る明日) 三刊から登場なのに、正ヒロイン(と思われていたキャラ)押しのけて主人公と結ばれた。 素直になれない、でも勇気を持って一歩を踏み出す、基本にして王道、そして最強のツンデレキャラ。 異論は認めない。
19 :
1/5 :2007/01/13(土) 00:29:42 ID:fy4a2dnn
今期を振り返ってみると、1年ぶりに出た七姫4、綺麗に完結した銀盤と空鐘、 シリーズものではBBB6、文学少少女2.3、戦う司書4、狼と香辛料3と なかなか粒ぞろいで5つに決めるのも迷うところではある。 しかし、もうラ板大賞も今回で13回目を数え、第1回から参加している私としても普通に選ぶのに飽きがきてきた。 ラ板大賞の企画はお祭りだ。大賞に推薦するのも只の良作というものではなく、祭りに相応しいものが必要ではないか。 それで今回は5作品を選別するのではなく、1作品に思いのたけをつめこむことにした。 ● 大賞、イチオシ賞 ○ <<ネコのおと リレーノベル・ラブバージョン>> 【著:新井輝、築地俊彦、水城正太郎、師走トオル、田代裕彦、吉田茄矢、あざの耕平 /絵:駒都えーじ、さっち、しのざきあきら、村崎久都、緋呂河とも、若月さな、深山和香 /レ:富士見ミステリー文庫】 富士見ミステリーの最終兵器である。どんな兵器であるかは名言しない。
20 :
2/5 :2007/01/13(土) 00:31:26 ID:fy4a2dnn
とにかく、この小説は尋常ではない。なにしろリレー小説の文庫なのだ。 7人の著名作家が血と汗と涙と魂と愚痴を込めて書き上げた一冊だ。 当然ながら'ネコのおと'を読む場合は各作者の作品を先に読んでいた方がより楽しめる。 富士ミスの「ROOM No. 1301」「東京タブロイド」「タクティカル・ジャッジメント」「キリサキ」「BAD×BUDDY」「Dクラッカーズ」 それから富士見Fの「BLACK BLOOD BROTHERS」も忘れてはいけない。(「まぶらほ」は忘れていいです) これらの作品のキャラが次々と出てきたり出てこなかったり、イラストにはいるのに本編にいなかったりと大騒ぎなわけです。 それを7人のイラストレーターが丁寧に挿絵を書いたりしてるわけです。豪華絢爛です。 7人の作家に7人のイラストレーター!(原稿料とか印税とか分配すると1人あたり儲けなさそうだとかは思ってはいけません)
21 :
3/5 :2007/01/13(土) 00:33:08 ID:fy4a2dnn
物語の内容についても少し触れておきましょう。ただ、どうも説明しづらく、あまり突っ込むとネタばれになるので抽象的ですがご容赦ください。 話の中心は「ネコノート」という1冊の日誌です。 このネコノートの特性については本文を読んでもらうとして、不思議な力を持つこの日誌を巡る物語を7人の作家がリレーしていくのです。 まずは新井輝。無難なスタートです。「ROOM No. 1301」のキャラを使い、本編とは少し違う設定でネコノートを絡ませ、 ネコノートの特性の説明であるとか、大まかな世界観やルールを提示していきます。 無難すぎてROOM番外編として通用しちゃうんじゃないのという感じですが、手堅い出来です。 サッカーで言えばキックオフから自分で敵陣にドリブルで切り込み、敵味方の位置を確かめつつ前方へショートパスという感じです。 2人目は築地俊彦。まぶらほのキャラを使った短編です。それだけです。 サッカーで言えば新井輝からのパスを手で拾いグランド外に逃げた感じです。 3人目は水城正太郎。 サッカーで言えば築地が逃げたのを横目に審判と相撲を取り始めました。 4人目は師走トオル。タクティカル・ジャッジメントでもお馴染みの裁判ミステリー。 物語は中盤。謎が謎を呼ぶというか、何が謎なのか、話が今どうなってるか分からないのに、手堅く話を進めます。 サッカーで言えば・・・もう例えられません。助けて。
22 :
4/5 :2007/01/13(土) 00:34:15 ID:fy4a2dnn
5人目は田代裕彦。平井骸骨シリーズ、キリサキシリーズと富士ミスで唯一の本格ミステリー作家です。 先輩達が無茶苦茶にした物語をなんとかしようと頑張ってるのが涙を誘います。 6人目は吉田茄矢。7人の中で1番キャリアが短いのにラス前です。可哀相です。 「BAD×BUDDY」のキャラのホンダを使い事件を解決に導こうとするのですが、余計に自体は混乱しつつラストのあざのへ。 しかし、先輩方が好き勝手にやった物語にある程度の方向性を持たせて最後にパスを渡したのは見事。敢闘賞ものでしょう。 先の読めないあやふやとしたリレー小説に方向性がつき、物語も佳境へ。話としてはかなり盛り上がってきます。 7人目はあざの耕平。人気アニメ化作家が大トリです。アニメ化で仕事量が激増してる真ん中に締め切りを置いてまで頑張ってくれました。 吉田からの難しいが面白いパスを完璧に受けて、流石としかいいようのない大円団を決めました。 ぶっちゃけ、吉田とあざのが居なければ企画失敗です。 もう、最後の魂の叫びは熱くて痺れます、泣けます、笑えます。 かくも混沌した物語。こんな小説はもう今後は出ないでしょう。(作家も編集も懲りたと思いますし) さすがは富士見ミステリーの最終兵器。(どんな兵器であるかは名言しない) あなたも騙されたと思って読んでみてください。 ただし、その前に「ROOM No. 1301」「東京タブロイド」「タクティカル・ジャッジメント」「キリサキ」「BAD×BUDDY」「Dクラッカーズ」「BLACK BLOOD BROTHERS」を読んでおくのは読者の嗜み。 富士ミスの過去作品を50冊以上読んで、富士ミススレの過去スレを初代スレから読んでおけば、面白さ100倍。 ネコのおとを読む頃にはいい具合に頭がほぐれていると思います。 なお、騙されたと思った方は「ロクメンダイス」をお読みください。 PS.あざの先生、変な企画に巻き込まれて大変だったと思うけどBBB頑張って
23 :
5/5 :2007/01/13(土) 00:34:53 ID:fy4a2dnn
●ベストキャラクター賞 {{吉田茄矢}}(ネコのおと) 作者本人も頑張ったけど、キャラとしての吉田茄矢は頑張った。彼女の大活躍なくしては話がまとまらんし盛り上がらなかったよ。 というか、ネコ耳メイドの眼鏡っ子ですから。ネコ耳メイドの眼鏡っ子ですから。 そんなキャラいたら票入れるしかないでしょう。
24 :
大賞集計人 ◆EhNsesBBnU :2007/01/13(土) 00:46:39 ID:ymfU/ZAo
今期はあまり読めなかったなあ……。 でも、だからこそ大賞が楽しみ。 ○<<“文学少女”と繋がれた愚者>> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】 今回はこれ以外ありえない。 畳み掛けるような怒涛の展開、あまりにも青臭くて悲しい登場人物たち、最後に訪れるどんでん返し……。 巻を追うごとにキュートになる遠子先輩の魅力もさることながら、『武蔵野』をモチーフにした構成もいつもながら圧巻。 3巻にして物語も山場に差し掛かり、盛り上がりも最高潮。 『飢え乾く幽霊』の方も捨てがたかったけど、読んだばかりで印象が鮮烈なのでこっちに。 いや、本当に2巻とも素晴らしかったです。 前回この作品を教えてくれた大賞に、感謝の意もこめてのイチオシ。 <<空の鐘の響く惑星で (12)>> 【著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/レ:電撃文庫】 完結記念。 果たして無事にまとめられるのかハラハラしたけど、見事に期待に応えてくれた。 あまりに大団円的な例のアレは賛否両論だったけど、改めて読み直すとこれしかなかったと感じる。 そして何よりもパンプキン。カボチャ。南瓜。あの素敵なミドル、パン・プ・キン。 もう、最後の最後で何全てを持っていってんだよ、畜生w <<狼と香辛料 III>> 【著:支倉凍砂/絵:文倉十/レ:電撃文庫】 何でこの人は、巻を追うごとに物凄い勢いで上手くなっていくんだい? 今までは商人として戦ってきたロレンスが、初めて女のためにガチンコのバトルに挑む第3巻。 とはいってもやはりその手段は商売。 最後の、圧倒的な絶望から一転してのどんでん返しは、見事の一言でした。 そしてやはり、ホロ可愛いよホロ。
しまった、自分で投票する時は一応伏せとこうと思ってたのにw まあいいや。 <<断章のグリム III 人魚姫・上>> 【著:甲田学人/絵:三日月かける/レ:電撃文庫】 何か、もう、助けてえ・゚・(つД`)・゚・ 夜歯が磨けないよお。 バトルものだろうが何だろうがお構いなし、痛くて怖くて加速する甲田節。 何がスプーン一杯のグロテスクだ。てめえのスプーンは巨人用か何かか。 <<DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件>> 【著:西尾維新 原作:小畑健、大場つぐみ/絵:小畑健/レ:集英社】 今期は多作だった西尾作品の中で、これに投票する人はあまりいないだろう。でもしちゃう。 原作では思わせぶりに登場しながらあまり掘り下げられなかった南空ナオミのバックボーンに、 明らかに間違った方向で切り込んだその姿勢に乾杯。
●大賞・イチオシ賞 ○<<空とタマ ―Autumn Sky,Spring Fly―>> 【著:鈴木大輔/絵:原建人/レ:富士見ミステリー文庫】 家出して忍び込んだ廃倉庫。そには先客がいた。 追い出そうと策をめぐらす主人公と、なかなか姿を現さない相手との駆け引きが面白い。 頭にきてるのに肝心なところではフェアになってしまう主人公に好感が持てた。 後半の語らいはちょっと狙いすぎかなという気もするけど、じわっと来るものがあって非常に良かった。 <<“文学少女”と繋がれた愚者>> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】 文学少女があまりにも楽しそうに語るので、読んだこともない文学がすごく読みたくなるのは相変わらず。 今回のメインである芥川だけでなく、他の女の子達の心情もさらっと触れられているだけなのにすごく印象的で面白かった。 最後の引きがあまりにも強烈で続きが非常に気になる。 <<化物語 (上)>> 【著:西尾維新/絵:VOFAN/レ:講談社BOX】 戦場ヶ原ひたぎのキャラの強烈さと、八九寺真宵との掛け合いがとても面白い。 それでいて物語としてもしっかりと締めてくるのだから、西尾維新は本当にすごいと思う。 下巻も負けずに面白いけど、やっぱり上記2キャラが初登場する上巻の方がお勧め。 <<クジラのソラ 01>> 【著:瀬尾つかさ/絵:菊池政治/レ:富士見ファンタジア文庫】 最近めっきり少なくなったSFものにしてスポ根もの。広がりを感じさせるSFの設定もいいんだけど、何より登場人物が良い。 お互いの足りないところを補い合って、戦っていく所はチーム戦ならでは。 何でもできる秀才だけど、だからこそどの面においても劣ってしまう主人公の葛藤にぐっと引き込まれた。 唯一の心配は打ち切り。完結までちゃんと出てくれることを願うばかり。 <<銀盤カレイドスコープ vol.9 シンデレラ・プログラム:Say it ain't so>> 【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】 8巻を読み終わった時点で、えっこれどうやって後一冊も続けるの? と思ったのに、そこからの怒涛の展開にひどく驚いた。 リアの圧倒的な演技描写にぞっと来るものがあったし、それに対するタズサの演技への流れもトップアスリートの厳しさが 強く感じられ、非常に面白かった。
○<<レジンキャストミルク 5>> 【著:藤原祐/絵:椋本夏夜/レ:電撃文庫】 非日常に向かっていくやるせなさとほのぼのな日常会話のギャップが相変わらず上手い。 硝子の喋りは非日常でも日常でもいい感じに雰囲気が引き出せていると思う。 能力ものの戦闘描写もドキドキさせてくれる。作者の容赦ない点も含めて。 <<ぷいぷい3!>> 【著:夏緑/絵:なもり/レ:MF文庫J】 個人的に1、2巻はそこまで好きと言う訳でもなかったのだけど3巻でハマった。 陣とシエラのやりとりが巻を重ねるごとに手馴れた感じで面白くなったきた。 というかあれは既にバカップル成立してる気がする。 あと、胸隠す前に下隠してくださいシエラさん。 <<神様のおきにいり>> 【著:内山靖二郎/絵:真田茸人/レ:MF文庫J】 第2回MF文庫Jライトノベル新人賞でデビューのほのぼの妖怪ものラノベ。 特に脇キャラが魅力的に書けている。エロカワイイ好香さんとか無表情系のコヒロとか。 刊行速度と内容が安定していて期待している。ガンバレ。 <<天空のアルカミレス III アルカミレスキラー・ガール>> 【著:三上延/絵:純珪一/レ:電撃文庫】 今回はいつもに増して人間とテリオンの種族の違いの葛藤が描かれている。 役者も一通り揃ったところでここからどのように持って行ってくれるか。 拓也と日向子と礼菜の三角関係もこれからが楽しみ。 <<とらドラ3!>> 【著:竹宮ゆゆこ/絵:ヤス/レ:電撃文庫】 なんといってもノリというか勢いというかが魅力的。 お約束を裏切らない展開とノリの会話でテンポ良く安心して読んでいける。 今月の4巻はまだ読んでいないのだけど楽しみだ。
<<とらドラ3!>> 【著:竹宮ゆゆこ/絵:ヤス/レ:電撃】 偽乳特戦隊とか相変わらずネタがツボを直撃しすぐる…。 みのりんサイコーだーーーーッ!! 投票には入れれないが、4巻も面白すぎるしこのお話を どうやってあと2〜3冊で纏めていくのかがかなり見物。 <<GOSICKY>> 【著:桜庭一樹/絵:武田向日/レ:富士ミス】 ヴィクトリカ可愛いよヴィクトリカ。 前巻が気になるところで切られてたから待ち遠しかった一巻。 ヴィクトリカと一弥の掛け合いもいいが、ヴィクトリカとドリルの 兄妹同士での掛け合いも笑えておもしろい。 <<"文学少女"と繋がれた愚者(フール)>> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通】 最後の文末でアレはヤバイよ…! 一体どうなってんの?!続きが気になりすぎっ! 琴吹さんの空回りっぷりをどうにかしてあげて!
<<狼と香辛料V>> 【著:支倉凍砂/絵:文倉十/レ:電撃】 ホロ可愛いよホロ。 「わっち」「ありんす」等の独特の言葉使いがイイ! 1巻2巻3巻と巻が進むにつれ可愛さは増すばかり! 手玉に取られるロレンスの反撃の成長も見物。 ○<<半分の月がのぼる空8>> 【著:橋本紡/絵:山本ケイジ/レ:電撃】 とても凄いハッピーエンドだった。 5巻で終わっておいた方が…とか言われてたが、全然そんなことなかった。 もう凄く凄く良かった!
{{ホロ}}(狼と香辛料) 独特の口調や、ロレンスを簡単に手玉に取る老獪さ、時折見せる少女のようなか弱さ… ホロたまんねぇ! {{櫛枝実乃梨}}(とらドラ!) ネタが良すぎる。4巻では意外な心境が明かされたりで…! {{ヴィクトリカ}}(GOSICK) 微妙に素直になったり、焼き餅焼いたりで可愛い。 {{鴉木メイゼル}}(円環少女) 小学生であの嗜好はヤヴァスw {{ルイズ}}(ゼロの使い魔) 素晴らしいツンデレですね。最近はデレばっかだけどやっぱいいよ。
●大賞・イチオシ賞 ○<<空ノ鐘の響く惑星で (12)>> 【著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/レ:電撃文庫 終わったなぁ……1巻から追いかけていたので感慨もひとしおです。 不満は無きにしもあらずですが、終了の感慨で全て相殺。綺麗なラストに、というかパンプキンに乾杯。 最後の最後までエンタメとしてもファンタジーとしても一級品だった物語でした。 完結おめでとうございます。あの物語の人物達に幸あれ。 <<“文学少女”と繋がれた愚者>> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】 1巻から好きなシリーズでしたが、この巻はまさに傑作。 二転三転する展開に登場人物はおろか読んでるこちらまで追い詰められ、なんだか祈るような気持ちで読みました。 終盤の遠子先輩の台詞はもう最高。物語を愛する者として、共鳴せずにはいられない。 綺麗に収まったラストに安心……と思ったら最後のページにガクブル。 折り返しの巻でここまでやってこの先どうなるのでしょう。この先が楽しみすぎる。 <<銀盤カレイドスコープ vol.9 シンデレラ・プログラム:Say it ain't so>> 【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】 こちらも完結おめでとうございます。8巻も素晴らしかったですが、こちらに。 アスリートの挫折とそこからの立ち直りと、スポーツ小説の醍醐味というべき展開が1冊に詰まっています。この話の密度は異常としか。 スケートシーンは神がかっていて、もうおなかがいっぱい。カタルシスも絶大。あぁ、満足です。 2巻のラストからよく続けられたなぁと。一気読みできてよかったです。
32 :
31 :2007/01/13(土) 01:46:07 ID:2kZAjmZS
<<煌夜祭>> 【著:多崎礼/絵:山本ヤマト/レ:C★NOVELS ファンタジア】 本当に新人ですか? と読み終わった後思ってしまいました。それくらい凄い作品。 短編集としてみると良作ですが、長編としてみると話は別。少しの伏線も余すことなく拾い上げる構成力には脱帽です。 全ての要素が一つに繋がるとき、二人のあまりの熱い想いに思わず涙が……。個人的に去年の新人賞です。 初っ端からこんな完璧すぎる一品を出して、この先何を出すんだろう……。次回作が楽しみ。 <<DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件>> 【著:西尾維新 原作:小畑健、大場つぐみ/絵:小畑健/レ:集英社】 西尾がノベライズ……と聞いて少し不安でしたが、読み終わった後は大満足。 上の煌夜祭と同じく、何を言ってもネタバレになってしまうのですが、ラストのあれに驚嘆。 原作を尊重し、原作がなければ成立せず、何より原作に対する愛がビシバシ感じられる。 ミステリとしても、ノベライズとしても、これ以上ない出来。続編、出してくれないかしら。
33 :
31 :2007/01/13(土) 01:46:39 ID:2kZAjmZS
●ベストキャラクター賞 {{パンプキン}}(空ノ鐘の響く惑星で) 最後まで美味しいところをかっさらっていった道化師。いやもう、お前は主人公かとw ラストのあれとか格好よすぎるでしょう。 {{エンジュ&イリス}}(空ノ鐘の響く惑星で) ツンデレはいいものです。挿絵付のあのシーンはもちろん、ラストの甘々な二人におなかがいっぱい。 {{寒川紀子}}(円環少女) 祝・表紙! たとえいじめられても健気にメイゼルに接する姿がたまりません。 {{ホロ&ロレンス}}(狼と香辛料) 3巻ラストの絆に萌え。二人の間に割って入れる者はいないでしょう。 それくらいラブラブな二人に乾杯。 {{南空ナオミ}}(DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件) 漫画では2巻かそこらで退場するキャラをよくこんな切り口で掘り下げたなぁ。 どこか間違った魅力がいいです。
34 :
1/2 :2007/01/13(土) 02:08:41 ID:kRa41f82
○<<ユーフォリ・テクニカ 王立技術院物語>> 【著:定金伸治/絵:椎名優/レ:C★NOVELS ファンタジア】 元気娘と保護者青年のコンビを書かせたらトップクラスの著者会心の新作。 理系の研究を経験した人間なら感情移入度抜群。 研究開発という泥臭い現場を描いたリアリティと、その環境で王女が研究員として働くギャップがgood。 <<銀盤カレイドスコープ vol.9 シンデレラ・プログラム:Say it ain't so>> 【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】 今期完結作品では一番手がこれ。 vol.7の百合展開はどこへやら、一転して正統派スポ根な展開が熱かった。 挫折と努力の果てにつかんだ奇跡ってほんといいですよね。 <<アルスラーン戦記12 暗黒神殿>> 【著:田中芳樹/絵:丹野忍/レ:光文社】 「王都奪還でやめとけば神作品だったのに・・・」を覆した本作。 フラグ立てまくりで続編が待ちきれねぇ。 他の作品はあきらめるから、これだけは完結を。
35 :
2/2 :2007/01/13(土) 02:10:08 ID:kRa41f82
<<黄金の魔女が棲む森>> 【著:麻木未穂/絵:倣学/レ:トクマ・ノベルズEdge】
安定して書ける期待の新人のデビュー作。
以下のレスを見ては買わずにいられまい。
http://book4.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1135796821/123 某大賞もこれぐr
<<ジョン平とぼくと>> 【著:大西科学/絵:銀八/レ:GA文庫】
現代で青春なSFの佳作。
地味なんだけど読後にしみじみと感じるものがある。
使い魔犬ジョン平の朴訥なしゃべりがつぼに入った。
リスト中の既読は83冊ぐらい。
印象に残ったもの、良かったものを垂れ流しとく。
完結記念: 空ノ鐘の響く惑星で サーラの冒険 新ロードス島戦記
シリーズもの: BLACK BLOOD BROTHERS 文学少女 カーリー お隣の魔法使い
ヤングガン・カルナバル 伯爵と妖精 ヴィクトリアン・ローズ・テーラー 流血女神伝
期待の新シリーズ: 翼は碧空を翔けて 光炎のウィザード
作者買い: タイム・ダイブ1986
●大賞・イチオシ賞 なんか下半期はラノベ本流は不作っぽい気がしてたけど、ボーダー作に傑作が 多かったからそんな気がしてただけみたい。参考リスト並べてみると粒揃いで 今期は70冊ちょいしか読んでないのに5作に絞りにくかったです・・・ ○<<煌夜祭>> 【著:多崎礼/絵:山本ヤマト/レ:C★NOVELS ファンタジア】 ノベルズを推すのはどうか、とも思うのですが、今期で頭一つ抜けてたし、C★ ノベルならありだよね、ということで、一押しはC大賞受賞作の「煌夜祭」で。 いわゆる異世界ファンタジーものですが、かなり地味です。剣と魔法の燃える 展開も、キャラコメディの面白さも期待できません。いわゆるオムニバス形式 なんですが、最初の短編まで読んだ時点では 「新人の割りには上手いけど 退屈だよな・・・」あたりの感想が妥当wだと思います。それが読み進むうちに、 「あれ、これってひょっとして・・・」と話間に張り巡らされた伏線にひっかかるよう になっていき、最後の短編に辿りつく頃にはすっかり物語の大渦に巻き込まれて いることになるでしょう。 これぞ「小説」という形式ならではの「物語」の力。 バレ無しで魅力を語るのが難しい作品なんですが、構成力がとにかく素晴らしい です。じわじわと読者の前に立ち上がり、ラストに一気に収束する伏線の妙。 緻密な世界設定を作り上げながら、それをあくまで物語を語るための背景に留める 抑制。恐らくアマチュアだからこそ可能な、時間をたっぷりかけて練りに練ったが ゆえの完成度はまさにお見事です。 できれば時間のある時にじっくりと、そして一気に読んでしまうことをお勧めします。 時間を空けてしまうと、前の話の人物関係とかを忘れがちなので、せっかくの 仕掛けを色々と見逃してしまうかもしれませんので・・・
37 :
36 :2007/01/13(土) 04:30:51 ID:3ALKtV9i
<<“文学少女”と繋がれた愚者>> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】 1冊1冊毎に、モチーフ小説とからめた ひりひり来る面白さのある「文学少女」 シリーズですが、3冊目にしてシリーズものとしての展開のうねりも出てきました。 一気に爆弾炸裂。今読むのがたぶん旬です。 昔野村美月読んで「つまらん」と思っていた方も(<私です)、このシリーズは是非。 はっきりいって「作者別人では?」というくらいの化けっぷりです。 森橋ビンゴ、高瀬彼方、清水マリコあたりに抵抗が無い方なら確実にはまるかと。 <<流血女神伝 喪の女王4>> 【著:須賀しのぶ/絵:船戸明里/レ:集英社コバルト文庫】 長きに渡った王道異世界ファンタジーもいよいよ佳境。引き続き「うわー、そう来るか!」 のジェットコースター展開は健在、っていうかさらに加速? ラストも近いはずなのに、 ここへきて主人公に新ネタ追加で、キャラ間のからみも、さらに複雑化。伏線は ちゃんと活かすのに、先が読めないストーリーテーリングはもはや名人芸。 既刊が多いので敷居は高いですが、読まないのはもったいないです。コバルト ってことで敬遠している人も多いと思いますが、主人公が女性、というくらいで、 恋愛成分より政治ネタ、陰謀ネタの方が遥かに濃い性別不問作です。特に 「デル戦」とか「ジハード」とか好きだった方に是非。
38 :
36 :2007/01/13(土) 04:31:50 ID:3ALKtV9i
<<煉獄のエスクードARCHIVES だけど綺麗なものは天国に行けない>> 【著:貴子潤一郎/絵:ともぞ/レ:富士見ファンタジア文庫】 シリーズものの外伝短編集ってのは、キャラファン向けorシチュ萌え狙いっぽい のが多くて、個人的には本編よりワンランク落ちるものが多い気がしています。 本作も私にとっては、基本的にその例外では無いです。それなのにこれを推すのは、 ひとえに書き下ろし短編の「本日快晴」の素晴らしさゆえ。 「本日快晴」は50年代NYの私立探偵を主人公にしたハードボイルドオマージュの 掌編。本編のキャラが一人登場する、というだけで、一応「本日快晴」だけでも 独立した短編としても読め・・・ませんね。無理ですね。 というわけであんまし広くの人にお勧めはできないのですが、火浦功の「死に 急ぐ奴らの街」が好きだった、というあたりの方には、この一編のためだけにでも 買う価値ありです。 しかし、この作者・・・ラノベより原僚あたりの路線の方が向いてるような・・・ <<クレイジーカンガルーの夏>> 【著:誼阿古/絵:藤本みゆき/レ:GA文庫】 5作目は迷いましたが、知名度薄そう&新レーベル代表、ということで。 もう、「ターゲットが(たぶん)40歳前後の男性」という時点で、「GAの編集部は いったい何を考えているのか」と。78年の宝塚市を舞台にした少年成長もの なんですが、やたら詳述される時代風俗デティールからして、明らかに現役 中高生の共感を拒否しています。これは明らかにジュブナイルの皮を被った ノスタルジアものです。これをラノベレーベルで読まされるとは・・・ 凄いのはこの斜め上のベクトルを(たぶん)高いリサーチ力で大きな破綻なく 書きこなした作者の力量。文章力も新人としては水準以上です。ラノベとしては たぶん駄目ですが、「ノスタルジア」の味を知る大人なら普通に読める出来に なっていると思います。ということで作者の今後に期待での一票。 「夏月の海に〜」とかラノベ周辺だと川端裕人の諸作あたりが好きな方に お勧めです。
39 :
36 :2007/01/13(土) 04:32:49 ID:3ALKtV9i
次点とか。 5作にはたまたま入りませんでしたが、電撃が相変わらず水準高し。 もはやラブコメ職人芸の域にある「とらドラ3」、異世界をその空気まで感じ させる繊細な描写が素晴らしい「七姫4」、きれいに完結した上、サプライズ 付きの「空鐘12」、いわでもがなの「狼と香辛料3」。定番シリーズはどれも レベルが落ちてないです。新人の「ラジオガールウィズジャミング」もバランス 良くレベル高し。これらと、見事に盛り返して終わったSDの「銀盤9」あたり が次点。 個人的にラノベとは思えない作品だったので入れませんでしたが、下半期は ラノベボーダーに傑作が多かったです。参照リストからだと ・作者自信作だけあって「戯言」がつまらなかった私にも笑えた西尾維新「化物語」 ・宮尾登美子あたりが書きそうな旧家ものを戦後舞台でやってしまう豪腕にひれ伏す 桜庭一樹「赤朽葉家」(和風マジックリアリズムテイストがいい!) ・相変わらず「心の痛み」を描いたら絶品の力作、橋本紡「ひかりをすくう」 ・違う方向性でどちらも傑作の 有川浩「図書館内乱」&「レインツリー」 ・傑作の続編という期待を全く裏切らない大傑作 冲方丁「マルドゥック・ベロシティ」 あたりは個人的趣味込みで煌夜祭に匹敵するかそれ以上。 特に一般文芸も読む方には「赤朽葉家」、文体の好き嫌いありますが「マルドゥック・ ベロシティ」の両作は強くお勧め。
40 :
1/2 :2007/01/13(土) 05:33:42 ID:1KoVdJhM
○<<円環少女 (4) よるべなき鉄槌>> 【著:長谷敏司/絵:深遊/レ:角川スニーカー文庫】 いいよね、寒川さん。表紙と口絵だけでもう満足……いやいや、自分は結してロリコンではない……はずだ。うん。 中身も読み応えがありすぎて、円環シリーズは何時も読むのに凄い時間が掛かるから困る。なんとも費用効果がいいな。お得だ。 内容が濃すぎて語りたい事は山程あるがここは割愛して、一言で言うなら"聖女堕つ"って感じか。如何にも語弊がありそうな響きだがw エレオノールの信仰を木っ端微塵に打ち砕かんとする展開には、なんだか退廃美的なエロスさえ感じさせる。 拠り所を失ったエレオノールの今後の処遇が気になるなぁ。 <<ヤングガン・カルナバル そして少女は消えた>> 【著:深見真/絵:蕗野冬/レ:トクマ・ノベルズEdge】 シリーズ6作目であり、第二部開幕篇。既に7作出しているが、一冊もはずれがないという超優良株。 なんといってもアクションシーンが見事で、流れるような動作が脳内で勝手に構築されていくんだ、これが。 見せ場はやはり塵八のCQB。五人もの敵を鮮やかに屠るさまには惚れ惚れとしますね。 それに加え今回は毒島がやたらいいキャラしてるんだ。あんなベタなのに思わず絆されてしまったよ。 例えるなら"普段悪ぶってる人が雨の日に高架下で犬を拾って好感度アップイベント"的効果、とでも言おうかw <<銀盤カレイドスコープ vol.9 シンデレラ・プログラム:Say it ain't so>> 【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】 タズサとリア、主役の二人を差し置いて底力を見せたのが、なんといってもガブリエラ・パピィポッゾを措いて他にいない。 聖女の名を背負うが故の意地、頂点を目指す志、そして重圧に負けない精神力とその気迫には敬意を表したい。 ガブリーなくしてこの物語はないと言っても過言ではない。文句なしのMVPでしょう。 マイヤコーチの献身っぷりも身に沁みますね。さり気にキャンドルも地味に仕事をこなしてました。 正直物足りないところも間々ありますが、それを補うだけのパワーに満ち溢れた作品であり、 御祝儀票などではないとだけ言っておきましょう。
41 :
2/2 :2007/01/13(土) 05:34:15 ID:1KoVdJhM
<<“文学少女”と繋がれた愚者>> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】 ツンデレ嫉妬かまってちゃん要員"琴吹さん"の畳み掛けるようなテンプレツンデレアピール攻勢を、華麗にスルーする男"心葉"w 遠子先輩は少々説教くさいなぁ……などと思いつつも、もうこのシリーズは琴吹さん目当てで読んでいるので。 しかし今巻ラストでのアレには流石にやられた。真打登場で次回は血の雨が……。 <<煌夜祭>> 【著:多崎礼/絵:山本ヤマト/レ:C★NOVELS ファンタジア】 投稿歴十七年という、最早素人なんだか玄人なんだかわからない新人の登場だ。 一つの大きな流れを多角的に見たお話で、クライマックスへと向け収束する様はまさに圧巻。 完成度の高いお話が好きならオススメ。しんみりした余韻が味わい深いですね。地味系とも言う。 リスト上からの既読数は54冊かな。 j他には、空ノ鐘の響く惑星で11、12、私立! 三十三間堂学院4、とらドラ3!、アスラクライン5、七姫物語4、 レジンキャストミルク5、狼と香辛料3、フルメタル・パニック! サイド・アームズ2、エクスプローラー4、 薔薇のマリア6、戦闘城塞マスラヲ1、カーリー2、銃姫8、戦う司書と神の石剣、戦う司書と追想の魔女、辺りも悪くない。
42 :
1/2 :2007/01/13(土) 12:23:39 ID:4E+QqO8q
今期はどーんとデカい衝撃を与える作品が少なかったが、 異世界ファンタジーに小粒ながらも良作が。これは結構多くて絞るのに苦労した。 ということで異世界ファンタジーから五作。 <<ユーフォリ・テクニカ 王立技術院物語>> 【著:定金伸治/絵:椎名優/レ:C★NOVELS ファンタジア】 勢いのあるキャラクターと蘊蓄書き込み。 細部が読み応えあるのに、元気娘の王女は可愛く、ラノベファンタジーはこうではなくては。 <<空の鐘の響く惑星で (12)>> 【著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/レ:電撃文庫】 キャラが薄いのが自分としてはいままで少しだけ不満だったのだが、いや、ここまで綺麗に話を畳んでくれれば満足だ。 異世界長編を美しく終わらせたその手腕に一票。始めるのは簡単でも締めるのは本当に難しい。 それにしてもカボチャが…w
43 :
2/2 :2007/01/13(土) 12:26:06 ID:4E+QqO8q
<<繙け、闇照らす智の書 幻獣降臨譚3>> 【著:本宮ことは/絵:池上紗京/レ:講談社X文庫ホワイトハート】 友人に勧められてしぶしぶ読み始めたが、意外な面白さにびっくり。「十二国」を排出したホワイトハートは侮れない。 処女の巫女姫、精霊と幻獣、彼女の力を巡って争われる王家と騎士団の陰謀。 とにかく異世界の設定が細部にまで丁寧に書き込まれている。設定好きはぜひ。「七姫物語」が好きな人にも。 <<煌夜祭>> 【著:多崎礼/絵:山本ヤマト/レ:C★NOVELS ファンタジア】 丁寧に描かれた短編が最後に収束するさまは見事。ミステリーのオチを読むような快感。 文章力、構成力、完成度は今期読んだ中でも一、二を争う。 が、設定が某ファンタジー作家の過去作品とあまりにも似ていたため、ファンタジーとしてのオリジナリティが少々割り引かれて、イチオシとはならず。 あと一作、狼と香辛料3 七姫4、タザリア2などもすごくよかったが、あえて新人推しをしておく。 <<抗いし者たちの系譜 覇者の魔剣>> 【著:三浦良/絵:KIRIN/レ:富士見ファンタジア文庫】 陰謀ですよ。ラブですよ。魔王ですよ。勇者ですよ。続きが楽しみだ。
○<<ラジオガール・ウィズ・ジャミング>> 【著:深山森/絵:BUNBUN/レ:電撃文庫】 戦火から癒えきらない街で情報管制を破って海賊放送を届けるJOLと、それを追う陸軍部隊。 対立する間柄ではあるけれど、互いに己を信じ、相手を認めるからこそJOLは陸軍の採用試験を アナウンスするし、危機の中、電波をとらえた陸軍通信技士の声は期待に弾むのだと思う。 JOLの二人が、陸軍の兵士が、街の皆が、銀のコインと電波を通じて認め合い、繋がっている。 その事に、胸の底から暖かくなれる心のサプリメント。今期の一押しです。 <<“文学少女”と繋がれた愚者>> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】 すでに3つの中編シリーズを完結させた、中編作家の野村美月。その側面の一つは「スロースターター」。 さわりではおちゃらけた物語が、シリーズ半ばを過ぎると切ないテーマを孕んで走り始めます。 ならば、初巻から走り始めた文学少女はどうなるでしょう。 そんな不安と期待を抱きながらの3巻。裏切られることはありませんでした。 圧倒的な構成ボリュームと、それでも先を急がずにはいられない焦燥感、笑い、なにより、優しさ。 あまたの名探偵はトリックを暴くだけの役立たずですが、文学少女は人の心を暴き、そして救います。 シリーズは(ご都合主義に過ぎるものの)驚愕の引きで急展開。 心葉の気持ちにも変化が現れ、この先どこまで加速していくのか見当もつきません。 <<円環少女 (4) よるべなき鉄槌>> 【著:長谷敏司/絵:深遊/レ:角川スニーカー文庫】 これまでと違う抑え気味な展開には、設定を整理するためのインターミッションという雰囲気も。 でも、そんな回だからこそ、ちょっとヘンで愛すべき登場人物たちの魅力が炸裂。 はっちゃけメイゼル、ヘタレ仁、たんぽぽきずな、ついにメイゼルの手に墜ちた?いぢられ寒川さん。 それが一時だけの物だとしても、愉快な日常生活に笑みが止まりません。 今まで伏せられていた武原舞花のストーリーも語られはじめ、激動の5巻が楽しみ。 ところで、地の文での寒川さんの三人称はどうしてあんなにめまぐるしく変わるのだろう・・・?
45 :
44 :2007/01/13(土) 13:49:35 ID:lruWI7Q5
<<銀盤カレイドスコープ vol.8 コズミック・プログラム:Big time again>> 【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】 普通は9巻を推すモノなのだろうけど、あえてこちら。 「目標」に向かって燃え上がるこの巻に、作者のスタンスなんてとうに知っていたはずなのに騙されました。 この厚味をまるまる費やして生み出された熱い誤解があったからこそ、9巻が活きたのだと思う。 <<ダナーク魔法村はしあわせ日和 〜都から来た警察署長〜>> 【著:響野夏菜/絵:裕龍ながれ/レ:集英社コバルト文庫】 少女レーベルから一本。なーんにも起こらないお話。いや、起こるには起こるけど、 それはあまり重要じゃない。スローライフに振り回されるハードボイルドな所長と、 ビーの天真爛漫なお転婆ぶりをゆるゆると眺めるのがこの話の楽しみ方。ほのぼのします。 今期の読破数はやや少なめの29冊。 ●キャラ賞 {{天野遠子&井上心葉}}(“文学少女”と飢え乾く幽霊) 「心葉くんって冷たい。まるで小公女セーラに出てくるミンチン先生ね」 「ぼくは金髪でも碧眼でもないし、あんなひらひらしたブラウスも着ません」 このボケを理解した上で間髪入れずにツッコミ。こんなのこの二人にしかできませんw 絆も固い最高の夫婦漫才ぶりだけど、その行く末には雲がかかった気がしないでも…… {{ドロン・ガーセン}}(ラジオガール・ウィズ・ジャミング) 職と信念に殉じる一方で、レコリスの行動やそれに救われる街の人たちの事も理解し、苦悩する姿に共感。 しかしその後はレコリスに「おじさま」と呼ばれるようになったりするわけだなこのオヤジわ。 {{空口真帆&ゴブリン}}(ネクラ少女は黒魔法で恋をする3) 真帆は自分を悪く言うけれど、実際にはすごくよい子。ただし、相手が妹やゴブリンでない場合なら。 今回もえらい目に遭わされてばかりの哀れな召還獣。健気です。
集計人ではありませんが
>>17 淫妖蟲 蝕 〜凌触島退魔録〜
エントリー作品にはありません。それだけであれば過去にもカウントされた作品がありましたが
出版レーベルおよび作品の内容が一般向けではなくアダルト向けのものですので
カウント対象外にされる可能性があります。
>>43 抗いし者たちの系譜 覇者の魔剣
感想が1行で具体的な内容ではないためカウントされない可能性があります。
>>46 そういうのは集計人が判断することだよ。
集計人以外に仕切る人が出てくると収拾つかなくなるからやめてほしい。
議論するなら、イベント運営・感想スレッドで。
48 :
1/4 :2007/01/13(土) 15:15:23 ID:H9Xl1IKY
連投でいくよいくよいくよ! ○<<クジラのソラ 01>> 【著:瀬尾つかさ/絵:菊池政治/レ:富士見ファンタジア文庫】 空気がたまらない。 挫折から覚醒というスポ根テイスト。 しかし覚醒によって変化してしまうという将来、死の危険性さえ常にある。 近しい人間をそれによってなくしながら、 また同じ世界に入り同じ経験に向かってしまう少年。 死ぬ危険、死なずとも存在が変わってしまうことが予想される世界に 踏み出す手助けをまたやってしまう。 彼女たちにとってのエンドが少年にとってはハッピーエンドなりえないのに。 彼女たちが最後までたどり着いても着かなくても、必ず別れが存在している。 軽くいえばSFでスポ根だけれど、向かう先はえぐい。 “ゲーム”の戦闘描写を細かく迫力あるものにというより、 物語やキャラの描写のほうをメインとしているので爽やかさとえぐさが同居。 さらに第三者の介入の兆しや百合の雰囲気をよくわかってたり、 誰かがいった百合+海外SF+石川賢という表現がぴったり。 もうこの空気がたまらない。
49 :
2/4 :2007/01/13(土) 15:15:54 ID:H9Xl1IKY
<<七人の武器屋 戸惑いのリニューアル・デイズ!>> 【著:大楽絢太/絵:今野隼史/レ:富士見ファンタジア文庫】 あれ、最終巻なの?とかなり残念に思ったのだけれど、 でもこういう終わり方をするのなら文句もでない。 「やりたいことが見つからない」からそれを探すために武器屋のオーナーに なってみた主人公とハゲ。主人公が将来を見つけてのエンドは 真っ当なエンドで、それを見たハゲの行動もまたいい。 終わりの主人公とハゲの会話がもう泣ける。 この巻のメインとなったイッコの選択含め、青臭いながらも 将来を見つける、やりたいことを見つけるまでの話としてものすごくいい。 毎回無駄に勢いと青臭さがあったけれど、この巻はそのどちらもが 最高に生きていた。 <円環少女 (4) よるべなき鉄槌>> 【著:長谷敏司/絵:深遊/レ:角川スニー カー文庫】 ひとつの言葉の物語への組み込み方がすごい。 この巻は「いつか」だ。 再登場のエレオノールの、魔法使いたちの、メイゼル、仁、 そしてかなわなかった「いつか」を持っていた仁の妹の。 そして次へ次へとつなげる引きも相変わらず。妹はどう絡んでいるのか。 物語も戦闘もキャラのやりとりもロリも高水準で、 現実的な展開と物語でのバランスのとり方が読者の期待するものをわかっていて エンタメとしてレベルが高いです。
50 :
3/4 :2007/01/13(土) 15:16:25 ID:H9Xl1IKY
<<くじびき勇者さま 2番札 誰がお荷物よ!?>> 【著:清水文化/絵:牛木義隆/レ:HJ文庫】 薀蓄が爆裂。比較的普通に話を展開するのかと思っていたらこれだ。 しかしそれが楽しい。 作中世界での街の設定、文化設定が現実の歴史と発展の仕方をもとに きっちり作りこんでいる。それを解説するのだから、 それは必然まったくの架空とはなりえず現実ともリンクする。 となれば知識欲が刺激されてもう楽しいことに。 殊に、この巻で砂漠の町の風土について周辺の地理的条件から 一般に想像されうる熱くて冷える不毛の砂漠的気候になっていない理由を 解説しているあたりが脳内に周辺地図を描きつつ風の吹き方や 地球に類似しているもとでの緯度情報なんかも推測されてもう楽しいことに。 また、この巻はイラストと本文との整合性がとてもよかった。 入れるタイミング、イラストの選択がばっちり。 メイベルかわいいよ。
51 :
4/4 :2007/01/13(土) 15:16:56 ID:H9Xl1IKY
<<マルドゥック・ヴェロシティ3>> 【著:冲方丁/絵:寺田克也/レ:ハヤカワ文庫JA】 3巻全部で一つと捉えたので3冊に入れるのが妥当なのだが 他との兼ね合いで一冊抜き出してこれに。 スクランブルの捉え方をひっくり返してしまったのがものすごい。 あのカジノシーンは越えれないだろうと蛇足を心配していたら、 トータルですべてをひっくり返してしまった。 話が書き変わってしまった。 読み初め文体が特殊で読みにくいと感じていたのだが、 読み進めるにつれ気にならなくなり、またボイルドの視点・思考を 追随するのに効果的にさえなったのがおもしろい。 また、09メンバーによるバトルとカトル・カールのイカレ具合、 メンバーが次々に抜け落ちていく過程の描写は流石。 虚無という言葉があらすじに用いられている理由が読み終わって なんとなく納得できる。こんなすごいのが来るとは思わなかった。 他にはボトルネック、ヤングガン、あとマルタの長編4巻かな。 ボトルネックはまたミステリと青春かとちと気を抜いたら最後にがつんと。 ヤングガンは安定しておもしろいが安定して容赦なく残虐だ。 マルタ4ラストの展開はまったくの不意打ちだった。 甘くて楽しいお話だったのががっつりで次が待ち遠しい。
ミス発見したので訂正。 >49 <円環少女 (4) よるべなき鉄槌>> と < が一個足りてなかったので <<円環少女 (4) よるべなき鉄槌>> 【著:長谷敏司/絵:深遊/レ:角川スニーカー文庫】 と書きなおします。 申し訳ない。
53 :
1/3 :2007/01/13(土) 16:42:48 ID:rGp1Yg6D
ここに投票するのは初めてなんだがお前ら読み込みすぎだろ。すげーよ。 <<レジンキャストミルク 5>> 【著:藤原祐/絵:椋本夏夜/レ:電撃文庫】 黒い太陽が送る学園異能。ほのぼのとダークの割合が絶妙。 晶が必死に取り繕ってきた日常が、一瞬で崩壊する様は圧巻だった。 同級生が敵サイドに回ったり、 同じく同級生の中に晶を狙う敵がいたりと、今後の学園生活がどうなるのか楽しみ。 刊行ペースが早いのも嬉しい。 <<断章のグリム III 人魚姫・上>> 【著:甲田学人/絵:三日月かける/レ:電撃文庫】 トマトの湯剥ぎ! トマトの湯剥ぎ! ……痛いわ怖いわで大変だった。 最後の最後であの歯磨きシーン反則だろうて。 下巻が楽しみだ。 <<ストロベリー・パニック! (3)>> 【著:公野櫻子/絵:たくみなむち/レ:電撃文庫】 祝・完結! アニメの影響で見始めたんだがこっちの方が面白かった。 エトワール選に参加した選手たちの葛藤がひしひしと伝わってくる。 その裏で暗躍する各校の生徒会の面々も素敵。 短編集でもいいので続編希望。
54 :
2/3 :2007/01/13(土) 16:43:33 ID:rGp1Yg6D
<<“文学少女”と繋がれた愚者>> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】 文学少女こと遠子先輩の演説に感動した。 芥川が悲惨な目にあってるけど、そんなことよりツンデレななせさんが最高でした。 心葉と因縁ありげな人物が出てきたりしてこれからどうなるのか。 <<化物語(下)>>【著:西尾維新/絵:VOFAN/レ:講談社BOX】 爆笑した。腹筋が壊れるかと思った。 会話の面白さだけで最後までもっていった快作。怪作でもいい。 完全に西尾維新のシュミで書かれたらしいが、シュミでこんなものが出来上がるのかって話。
55 :
3/3 :2007/01/13(土) 16:56:21 ID:rGp1Yg6D
●2006年下半期ベストキャラクター賞 {{天野遠子&井上心葉}}(文学少女”と繋がれた愚者) 本を食べる文学少女と、元・覆面美少女作家の文芸部コンビ。 心葉におやつをねだる遠子先輩と、 なんだかんだいっておやつを書いてあげる心葉のやりとりが良すぎる。 琴吹ななせと心葉にしようかと悩んだけどこっちで。 {{高須竜児&逢坂大河}}(とらドラ3!) くっつきそうでくっつかない二人。 竜虎の仲は今後進展していくのか!? {{天野遠子&井上心葉}}
56 :
55 :2007/01/13(土) 16:57:32 ID:rGp1Yg6D
すんません
>>55 の一番下にある{{天野遠子&井上心葉}} はミスなのでカウントなしでお願いします。
57 :
1/2 :2007/01/13(土) 16:59:03 ID:eDwQDXe6
集計人さんおつかれです。 投票させて頂きます。 ○<<BLACK BLOOD BROTHERS>> 【著:あざの耕平/絵:草河遊也/レ:富士見ファンタジア文庫】 ついに完全に目覚めたスロースターターあざの耕平。 ジローへのミミコの熱い想いには、涙腺が弛みかけました。 ジローとゼルマンの壮大なスケールで贈られるバトルの熱さ、陣内部長がミミコに残した一言。 素晴らしい。 クライマックスに入ってからの熱狂的な盛り上がりに関して評価が高い作家なので、今後の展開が最も楽しみです。 <<銀盤カレイドスコープ vol.9 シンデレラ・プログラム:Say it ain't so>> 【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】 極限の精神状態まで追い詰められた主人公・桜乃タズサの心理描写は鬼気迫るものでした。神掛かり的でした。 締めくくり方も素晴らしいとしか言いようがありません。 単純に質で言えば、今期最高だったと思って間違いないかと。 <<“文学少女”と繋がれた愚者>> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】 生々しい筆致もさることながら終盤での遠子先輩の前向きな激励は、言葉では言い表せないくらい良かったです。 感動しました。 コメディ的にもシリアス的にも、非常に高い位置でバランスが取れている傑作だと思います。 遠子先輩にスポットが当たることが多いですが、ツンデレ琴吹さんの魅力も相当なものですよ。 彼女がデレ期に入るときが待ち遠しいばかり。 というか、もう入ってる。
58 :
2/2 :2007/01/13(土) 17:00:20 ID:eDwQDXe6
<<狼と香辛料V>> 【著:支倉凍砂/絵:文倉十/レ:電撃文庫】 ホロとロレンスの裏を掻き合う会話は、非常に上質かつ洗練されていますね。 経済を扱ったストーリーがいつも新鮮に感じられますが、むしろホロとロレンスの軽快な会話や垣間見られる絆の強さが印象的。 この二人は最強のコンビ。 たまりません。 ホロのしっぽさわりたい。 <<図書館内乱>> 【著:有川浩/絵:徒花スクモ/レ:メディアワークス】 値が張るので注目度は低いのではないでしょうか。 しかし、上記の作品群に比較しても全く見劣りしない大傑作です。 軍事関連の描写の圧倒的な密度の濃さは相変わらずですが、人物と人物の繋がりを非常に深く踏み込んで描いているシーンの数々は、恐ろしくレベルが高いと思わされました。 高いのにこれからもずっと追い続けたいと思わされるシリーズ。
>>57 BBBは長編と短編が出たから、正式タイトル
書いた方がよくない?
すいませんでした。本編6巻の方です。
<<きゅーきゅーキュート!>> 【著:野島けんじ/絵:武藤此人/レ:MF文庫J】 結果的に主人公がハーレム状態になってしまったり、なぜか女の子たちと仲良く なってしまったりと、学園の男子から羨望の目でみられてしまうというお決まり のパターンだが純粋な楽しいラノベとして楽しめた。 <<サンダーガール! 3 闇ノ宮>> 【著:鈴木鈴/絵:片瀬優/レ:電撃文庫】 依坐としての自覚が生まれたメイと迷うナナミという、ふたりの立場が今まで と逆になる展開に意表をつかれました。シリーズが進むにつれて面白くなって いき期待大。
さて、ついにこの季節になりましたか。祭りじゃ祭りじゃ。 <<文学少女と飢え渇く幽霊>> 【著:野村美月/絵:竹岡志穂/レ:ファミ通文庫】 このシリーズは何と言ってもラストがヤバイ。特にこの二巻のラストは読み終えたあと頭が吹っ飛ばされるような破壊力がある。 シリーズ自体も三巻目に突入し、衝撃の事実が明らかに。今、最も続刊を楽しみに待つシリーズ。 <<半分の月がのぼる空8>> 【著:橋本紡/絵:山本ケイジ/レ:電撃文庫】 祝。シリーズ完結。もっとも、本編は去年に完結してて今年は後日談+短編集ですが。 しかし、この短編集に収録されている「雨」が素晴らしい。祐一と里香の学園祭の話です。祐一と里香の間にあるものを最高に感じ取れる作品だと思うので未読の方は是非読んでほしいです。 <<空ノ鐘が響く惑星で>> 【著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/レ:電撃文庫】 祝。完結その2。パンプキンの活躍っぷりが凄まじいが、かっこいいのでよし。 480ページの厚さをもって一気に物語を展開させ、完結にもっていく方法に半ば強引さを感じるが、勢いと読み終えたあとのスッキリ感は今年一番ではないでしょうか。 <<煌夜祭>> 【著:多崎礼/絵:山本ヤマト/レ:C★NOVELS】 十八の島々とそこに住む人々の話を語る煌夜祭。二人の語り部が己の持ち話を次々と披露する。 今年一番の新人。短編集として読むと各話の出来のよさに驚嘆するが、長編として読むと作者の構成力に驚愕する。 この人の新作には期待したい。 <<ネコのおと>> 【著:長いので省略/絵:左に同じ/レ:富士見ミステリー文庫】 富士ミスの企画により、富士見の人気作家7人によるリレー小説。 この作品は「学級日誌」をバトンに各作家の持ちキャラが一日を過ごす話。 学級日誌には不思議な力があり、その日に書いたことが次の日には本当のことになる。その他諸々のルールを破ったものは死ぬ。 この学級日誌に振り回され、各作家の持ちキャラが四苦八苦する話である―― 後半四人の実力の高さがよくわかる短編集でした。特にラストあざのは神クオリティを発揮したと思います。今年一番の問題作。
63 :
sage :2007/01/13(土) 22:01:32 ID:C0dJT0e5
○<<銀盤カレイドスコープ vol.9 シンデレラ・プログラム:Say it ain't so>> 【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】 今期は正直いろいろあったけどこれに勝るものはないと思った。 正直1,2巻の完成度を超えられるか心配だったが8からの仕掛けが凄かったと思う。 寝る間を惜しまず7,8,9巻と続けて読んで非常に幸福な時間だった。 いろいろ書きたいが、なんかもったいないのでこんな所で。 <<マルドゥック・ヴェロシティ3>> 【著:冲方丁/絵:寺田克也/レ:ハヤカワ文庫JA】 銀盤が無ければ間違いなく一押しだった作品 正直ボイルドの話なんて、と思ったが引き込まれるように3冊読んでしまった 1,2巻もすばらしかったがやはり爆心地〈グラウンドゼロ〉たる3巻を押してみる。 で、今回は打ち止め。 なんかコレ2つを12月に読んじゃったものだから他の内容を覚えていない罠でした あと挿絵の重要さを存分に感じて、ラノベってやっぱいいなぁと再確認した2冊 以上!!!
○ <<君の居た昨日、僕の見る明日 4 ―Round−about Runners―>> 【著:榊一郎/絵:狐印/レ:富士見ファンタジア文庫】 短編連作という形の中では最高クラスのシリーズだと思う。 切ない青春と萌えが適度に融合された一品。 最後二話本当に面白い。そしてここから最終巻にどうやってつなげるのか注目。 <<さよならトロイメライ 7 想いの輪舞曲>> 【著:壱乗寺かるた/絵:日吉丸晃/レ:富士見ミステリー文庫】 やっちんの独白+トーマスとの再開時の爆発でご飯三杯は(ry なんちゃて伏線張りもなかなか面白い。 とりあえずDMでも藤森君じゃなくてこれを連載して(ry <<マルタ・サギーは探偵ですか? 4 恋の季節>> 【著:野梨原花南/絵:すみ兵/レ:富士見ミステリー文庫】 本編も急展開。マルタの葛藤。バーチとの行方。 全てがスリリング。ここで寸止めはorz <<機動戦士ガンダムSEED DESTNY ASTRAY (2)>> 【著:千葉智宏 原作:富野由悠季、矢立肇/絵:緒方剛志/レ:角川スニーカー文庫】 集計期間のノベライズとしては最高クラス。 熱い熱い熱い、これぞガンダム。 種死よりこっちを放送(ry キャラ賞 {{アグニエシカ・グラバルティック・阿倍野}}(君の居た昨日、僕の見る明日) サヨナラ逆転HR。 4巻の挿絵、口絵ともにハイレベル。 強いけど弱い俺の嫁。 {{真霜八千代}}(さよならトロイメライ) 意地っ張りで素直になれない。 その癖色々抱え込んで自爆する俺の嫁。 {{ドクトル・バーチ}}(マルタ・サギーは探偵ですか?) ある種カリスマ性持った、希代の怪盗。 完全無欠に見えて何処か抜けたところもある俺の嫁。
65 :
62 :2007/01/13(土) 22:07:31 ID:PC2X13mn
イチオシ推薦はネコのおとでお願いします。では、ベストキャラクター賞に入ります。 {{パンプキン}}(空ノ鐘が響く惑星で) 最終巻で大活躍の末、このラノ人外キャラ部門でトップに輝いた素晴らしき道化。こいつのかっこよさには全国のラノベファンが痺れたはず。最後の最後までおいしいところをもっていきました。 {{天野遠子}}(文学少女シリーズ) 物語を食べちゃうほど愛している文学少女。清楚で純粋な女の子は良いですね。キャラとしての可愛さは勿論、この人の味覚的文学批評も面白い。 {{祐一&里香}}(半分の月がのぼる空) 祐一の苗字が漢字で出てこない……いっそ名前だけにしてしまえ。集計人さん、分かりますよね? 短編「雨」で見せられた二人の姿に感動と失笑。この二人には幸せな人生を歩んでもらいたいです。完結後が気になる作品と言う意味では半月が最も名作と言えるでしょう。 {{吉田茄矢}}(ネコのおと) 第六話から出現した作者自身。前話のあおりを受けてネコミミ&メガネ&メイド服という凄まじい姿で現れた。イラストレーターの挿絵がなかったのがなんとも残念。 {{ジネット}}(銀月のソルトレージュ) 昔々のお姫様。姉姫との因縁で大変な運命を背負うことになった人。真っ直ぐな彼女の生き様に主人公ともども胸を打たれました。 上には文字数制限上書けなかったので次点作品を。 次点はBBB、レインツリーの国、銀月のソルトレージュ。BBBはあざのだから来年辺りで爆発するだろうし、銀月は続刊祈願を込めて見送り。 レインツリーは私一人が投票しても後が続かないと判断したので見送りました。 心残りは銀盤とガーゴイル、円環少女、ウィザーズブレインの未読。特に銀盤は今年完結なので読み終わったとの後悔が予想できる……ガーゴイルも上下巻ででかい話をやったようだし、円環少女も盛り上がってるだろうしウィザーズブレインは言わずもがな…… 断章のグリムは積読。上巻読破後の下巻への欲求がやばいことになるのはMissingで散々経験しましたから。
●大賞・イチオシ賞 <<七姫物語 第四章 夏草話>> 【著:高野和/絵:尾谷おさむ/レ:電撃文庫】 年に約1回の楽しみにしているシリーズw 読んでいると、そこで確かに生きている人々の息遣いが聞こえてくる気がし、 目の前に、四季を感じさせる世界が色鮮やかに浮かんでくる気がします。 様々な思惑や策謀が入り乱れているのに、読み終わると不思議と気持ちいい心地になる、そんな物語。 続刊、いつまでも待ちます。 <<銀月のソルトレージュ ひとつめの虚言>> 【著:枯野瑛/絵:得能正太郎/レ:富士見ファンタジア文庫】 今期一番の掘り出し物。久々に、「気持ちいいまでのライトノベル」を読んだと思った。 通り一遍ではない萌えるキャラクターと、かなり綿密に設定が組まれているだろう独自の魔法、そして熱い展開がたまりません。 個人的にはお姉さんと幼なじみ萌え。続きも出せるようなので楽しみ。 <<未来の絆 ダブルクロス・リプレイ・オリジン>> 【著:矢野俊策、F.E.A.R./絵:しのとうこ/レ:富士見ドラゴンブック】 任務のために主役である少年少女二人が各地を回る、また旅ものリプレイシリーズの最終巻。 これまでの巻に登場したキャラクターたちが最終巻で全員集合というのも、また旅ものの演出として小憎い。 ラスボスの、悪の立場からでない「頭まで納得できるけれども感情的に受け入れられない」理論に、 キャラクターたちが悩み、考え、答えを出していく。その様にベテランPLたちの本領発揮を見た。 そしてGMが用意した、このゲームの根幹であるシステムをギミックとして大胆に取り入れたシナリオと、 相変わらずやばいんじゃないかと思わせるくらいにガチな戦闘には、読んでいてすごく興奮した。 「子どもが大人になる」という物語としての普遍的なテーマを意識的にシナリオに取り入れたのも秀逸。 ルージュをのぞけば、今期ベストリプレイ。
67 :
66 :2007/01/13(土) 22:27:54 ID:fmCAYiHI
○<<ノエルと白亜の悪夢 アリアンロッド・リプレイ・ルージュ (3)>> 【著:菊池たけし、F.E.A.R./絵:佐々木あかね/レ:富士見ドラゴンブック】 萌えて、燃え。笑って、泣いた。 生まれて初めて、読んでいて涙を流したTRPGリプレイにイチオシ賞を。 ベテランGM・PLたちと、TRPG初心者ではあるが演じることにかけてはプロである声優による、 キャラクターたちの軽妙で時にシリアスな掛け合い。 主人公の秘められた力を追ううちに深まっていく謎とドラマ。 そして実プレイでも参考にできそうな、工夫を凝らしたダンジョンやゲームギミック。 読み物としての要素と、ゲームとしての要素。これらがルージュシリーズではいい感じに組み合わさっていた。 でも、あくまで「良作」という範疇だった――2巻までは。 PCの決断によって、想定されていたシナリオとは別の方向に転がっていく展開。 それに柔軟に対応し、かつ戦闘で手加減をせず手に汗握る緊迫感を演出したGM。 極限の中、戦術とリソースを駆使して戦い、守るべき人々と仲間への想いをロールし切ったPLたち。 人の手ではどうすることもできない、まさに天の声ともいうべきダイスの出目。 そして、怒涛の展開を見事な文章とイラストで盛り上げた筆者と絵師。 全てが絡み合って、この珠玉のようなリプレイができたのだと思う。 2006年下半期というだけでなく、これまで読んだ中で最高のリプレイだった。 多分これからも、そうだと思う。こんなリプレイそう現れるわけがない。 こんなに素晴らしいリプレイをありがとうと、関わった全ての人たちに伝えたい。 以上、大賞は4作。残り1枠は棄権。 今期はリプレイの当たり年でした。というかルージュの衝撃がいまだに冷めない・・・
68 :
66 :2007/01/13(土) 22:29:49 ID:fmCAYiHI
●ベストキャラクター賞 {{アリス・マルカーン}}(銀月のソルトレージュ ひとつめの虚言) 主人公の幼なじみ。 お互いに好意を持っていることをそれとなく察していて、冗談めかしたやり取りをかわして、 それでもちゃんと距離感をわきまえてべったりとくっつかないのが逆に萌えた。 {{フィオル・キセルメル}}(銀月のソルトレージュ ひとつめの虚言) 自称「わりと極悪な魔女」萌え。 こんな可愛いお姉さん隣の家にいたらそりゃ憧れるよ。 {{ぼんくらーず}}(未来の絆 ダブルクロス・リプレイ・オリジン) 空手バカ一代少女、「不死者風」を吹かせる永遠の少年、そしてスーパーソニック・スーパースターな少年。 「何考えてんだGM」という感想が思わず口をついて出る、各巻からの代表3人。通称「各巻のバカな方」 ぐだぐだになるかと思いきや、要所要所をしめて主役の2人を後押したのはすごかった。 まあ、全員バカなことには変わりないのですが。 侵食率のシンクロには笑ったw
69 :
66 :2007/01/13(土) 22:30:57 ID:fmCAYiHI
{{フォア・ローゼス}}(ノエルと白亜の悪夢 アリアンロッド・リプレイ・ルージュ (3)) あえて4人一組で。 まず、「主人公の秘められた力を利用すべく彼女の下に集まった、互いに敵対する組織の者たちが、 呉越同舟するうちに絆を深めていき、本当の仲間になって自らの意志で主人公に力を貸す」 というシチュエーションが非常にツボ。 そして4人のやり取りもとても面白い。 以前スレに書き込まれた、最終巻エピローグの予想はこんな風だった。 ――ノエルが天然ボケでポカして、 トランがそれをフォローして、ついでに組織に勧誘して、 クリスがあわてて割り込んで、そのうちにノエルをほっぽいて二人で言い争いを始めて、 エイプリルが呆れてノエルをつれて先に行っちゃって、取り残された二人があわてて追って―― それは4人のいつも通りのやり取り。ものすごく想像ついた。 こんな光景が自然と目に浮かんでくる、そんな4人が大好きだ。 {{ジュライ}}(ノエルと白亜の悪夢 アリアンロッド・リプレイ・ルージュ (3)) 新機軸、何と三下ザコ口調ヒロイン。 目新しければいいってもんじゃないだろうGM大好きだ!w キャラ賞は以上2組3人。 ・・・某中の人に投票しようかと思ったのは内緒だ。
○<<“文学少女”と繋がれた愚者>> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】 三作目ということで物語もクライマックスへの伏線がちりばめられている。 個人的に文学少女は様々な恋愛模様が出ているが、今回は友情にも焦点が当てられている。 キャラクターの味もどんどん深まってゆきとても美味しくいただけました。 願わくば、数ヶ月以内に新刊が出ますように。 <<マルタ・サギーは探偵ですか? 4 恋の季節>> 【著:野梨原花南/絵:すみ兵/レ:富士見ミステリー文庫】 マリアンヌとマルタの恋愛進展するかなぁと思ってみたが、読んでびっくり……というかどうすんねん!って思わず突っ込みたくなりました。 丁寧な心情描写がとっても好きな作品です。 <<断章のグリム III 人魚姫・上>> 【著:甲田学人/絵:三日月かける/レ:電撃文庫】 個人的に魔女式と並んで電撃二大異能ノベルだと思います。 夜に一人で読んでると、ギシギシとか聞こえてきそうですごく怖いですな。 上下巻ですが、上だけでも楽しめるようになってると思います。 <<GOSICKY>> 【著:桜庭一樹/絵:武田向日/レ:富士ミス】 ゴスロリ少女は素晴らしry……、形見箱って一体どんなものなんだ?とか思ってたんですが、 いや、いいね、俺も作ってみようか形見箱とかつい思ってしまいました。 これから第二次世界大戦に入っていくんだろうけど、どうかいつまでも二人が幸せでありますように。
71 :
62 :2007/01/13(土) 23:16:46 ID:J+VN9Uoh
空鐘をミスったので訂正を。 <<空ノ鐘の響く惑星で12>> 【著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/レ:電撃文庫】 タイトル間違い+巻数抜けでした。これでお願いします。 ネコのおとイチオシし忘れる、空鐘ミスる、果てにはジネットと陣内を間違えるで恥ずかしいラ板大賞になってしまいました。
72 :
62 :2007/01/13(土) 23:48:13 ID:J+VN9Uoh
キャラ賞も訂正を…… {{裕一&里香}}(半分の月がのぼる空) 両集計人様、本当に申し訳ありません。
73 :
イラストに騙された名無しさん :2007/01/13(土) 23:57:44 ID:Gnbm32K/
<<神様のおきにいり>> 【著:内山靖二郎/絵:真田茸人/レ:MF文庫J】 ほのぼの妖怪モノでありながら、人間と妖怪の残酷な異質さというのもきちんと 見せているいうのがツボ。とにかく妖怪連中が面白い。珠枝様は勿論至高の存在。 決して、オレがロリ属性という嗜好の所為じゃない……と思いたい。 <<狼と香辛料 III>> 【著:支倉凍砂/絵:文倉十/レ:電撃文庫】 中世が舞台のファンタジーで経済金融恋愛バトル。なんだこのカテゴリは(笑) まさにラノベじゃなきゃ読めない作品。 で、ともかくホロが可愛いんだよぉ……。ヘタレでダメ男なロレンスも好きだけどね。 まぁ、そんな所にホロも惚れちゃっているんだろうね。巻を増す事に続きが気になる シリーズモノの良作。 <<とらドラ3!>> 【著:竹宮ゆゆこ/絵:ヤス/レ:電撃文庫】 ラブコメだけの一点突破でここまで面白くできるとは。大河の涙を読んでしまっては 投票せずにはおれまい。キャラ同士の掛け合いが楽しく、また作者の軽妙な文章 センスにも惚れてます。 <<戦闘城塞マスラヲ Vol.1 負け犬にウイルス>> 【著:林トモアキ/絵:上田夢人/レ:角川スニーカー文庫】 ビバダメ人間! ガンバレダメ人間! ご都合主義極まれりな流れだけどとにかく流れが面白い。 これを読んでいるとくよくよしているのが本当に莫迦らしくなります。ドタバタ劇が好きなので ツボ。ぶっ飛んだウィル子も可愛いしね。 <<円環少女 (4) よるべなき鉄槌>> 【著:長谷敏司/絵:深遊/レ:角川スニーカー文庫】 読みにくい。でも、それすら快感になっちゃうんだから凄いわ。メインのメイゼルの可愛さは 当然だけど、敵方も格好イイのはバトルモノならではなのかも。ぶっちゃけ、この巻は エレオノールがメイン。というかメイゼル以上に惚れました。 読みにくいけど、カタルシスが得られる見せ場を作るのは本当に上手いと思う。
<<サンダーガール! 3 闇ノ宮>> 【著:鈴木鈴/絵:片瀬優/レ:電撃文庫】 ナナミ×タカヤとクロノ×レイコと異性間のラブ要素がでてきてGOOD。 ほぼ全ての依坐が登場しこれからますます面白くなりそう <<結晶物語 (3)>> 【著:前田栄/絵:前田とも/レ:ウィングス文庫】 この作者さんの作品は、今回始めて手に取りましたが掘り出し物を見つけた気分です。 BLを期待される方には期待はずれかもしれませんが、設定・登場人物・ス トーリーの面白さは秀逸。 人らしからぬ凍雨(半分妖)の性格が、私は大好きです。
●大賞、イチオシ賞 ○<<クジラのソラ 01>> 【著:瀬尾つかさ/絵:菊池政治/レ:富士見ファンタジア文庫】 女の子が頑張る話、ハードなところや百合妄想可能なところは銀盤に近いか、続きが出てほっとした。 ということで興味を持ったら読んで見てください、SF物なんでいつ打ち切りになるか怖いんです。 プレイヤーは頑張り、政府は陰険で、主人公チーム唯一の男キャラ(メカニック)は 主人公たちを勝たせるのに知恵を尽くしている傑作です。 <<ノエルと白亜の悪夢 アリアンロッド・リプレイ・ルージュ (3)>> 【著:菊池たけし、F.E.A.R./絵:佐々木あかね/レ:富士見ドラゴンブック】 台本も無いのに、いや台本が無いからこそ生まれた傑作。プレイヤーが声優力丸乃りこのノエル、 すぐ口論をする悪の幹部トランと神殿の期待の星クリス、外見美少女中身激渋なエージェントエイプリルによる冒険に悲劇が起きる。 セッション終了後に届いたという力丸のメールが更に泣かせる。 <<“文学少女”と飢え渇く幽霊>> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】 男装遠子先輩の過剰演技に笑った3巻よりも終盤の壮絶な展開に震えた2巻を。 霜と月光ではなく熱と稲妻で作られた、という一文がこの物語の鍵。 <<銀盤カレイドスコープ vol.9 シンデレラ・プログラム:Say it ain't so>> 【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】 地獄の底から這い上がり栄光を手にしたタズサが凄い。普段強気な分、落ちたときの落差が激しすぎ、読むのを中断してしまった。 超女前なガブリー、小悪魔可愛いキャンドルもいいけど、やはり這い上がる女タズサが凄い、だってリアに勝ったんだぜ。 <<煌夜祭>> 【著:多崎礼/絵:山本ヤマト/レ:C★NOVELS ファンタジア】 完成度高すぎ、本当に新人?謎めいた二人の語り部、全く関係ないと思われた物語の数々、世界の中心で起こった戦争 そして愛が一つに収束していく様は美しい物語としか言いようがない。 次点 (マルドゥック・ヴェロシティ)登場人物の八割が死んだ凄い作品、タフな男の物語は心に残る。 (モノケロスの魔杖は穿つ)伊都の新刊だーー。やっぱこの人の作品はちょっとずれた面白さがあるよ。
それ以外の良作 ラジオガール、ジャストボイルド、七姫、タザリア、武器屋、空とタマ、マルタ、ネコのおと、ダブルクロス・オリジン ダブルクロス・トワイライト、ソードワールド・Waltz、おりがみ、デモンベイン、ウィッチマズルカ、アルシャード・ガイア カーリー、パラケルスス、桜乃きらほ、銃姫、ネクラ少女、フレイア、戦う司書、図書館内乱、アルスラーン、ジョン平 ナハトイェーガー、月の娘、くじびき勇者さま、人間ノック、シノ、BBB、マスラヲ、化物語 ●ベストキャラクター賞 {{パンプキン}}(空ノ鐘が響く惑星で) このカボチャいなければこの物語はずっと酷い結末になっていただろう、まさに裏の主人公 怪人ではなく芸人として第2の人生を生きてください。 {{天野遠子}}(文学少女シリーズ) 遠子先輩マジで愛しています、貴女の愛と情熱と優しさは私たちの心をなによりも強く射抜きます 貴女も苦しみを乗り越えたのでしょう、そんな貴女だからこそ私たちは惚れてしまったんです。 {{フォア・ローゼス}}(ノエルと白亜の悪夢 アリアンロッド・リプレイ・ルージュ) 最初はトラン単体にしようかと思ったが 、あの展開はこの4人だからこそ生まれたのだと思いギルドで投票 トランの決意、ノエルの願い、クリスの怒りと神懸っていた。 {{リア・ガーネット・ジュイティエフ}}(銀盤カレイドスコープ) リア凄すぎだよリア、カラーイラストのあの目は怖すぎるよリア、あんな演技を直前にされたら死ぬしかないよタズサ 主人公の究極の目標として恥じない以上の強さだった。 {{マーガス&ジャン}}(七人の武器屋) マーガス&イッコのヘタレと姐御カップルもいいが、やはりこの親友コンビが最高 だってシリーズ最後の挿絵が向かい合って涙ぐむ男二人だよ、ありえねえよ。 最凶姉姫リネア様、どこまでも善人なナジカ先生、究極変態チームカトル・カール、俺の嫁空口真帆にも投票したかった。
77 :
イラストに騙された名無しさん :2007/01/14(日) 10:30:36 ID:CUI6KYRt
●大賞、イチオシ賞 ○<<“文学少女”と飢え渇く幽霊>> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】 なんで最新刊じゃないの?とも思いますが、読めないのです・・・受験で。 でも、読んでてもこの本にしたと思いマス。 その位好き! <<化物語(上)>>【著:西尾維新/絵:VOFAN/レ:講談社BOX】 <<化物語(下)>>【著:西尾維新/絵:VOFAN/レ:講談社BOX】 こういうタイプの本がラノベ界に溢れたらいいなー・・・ とにかく漫才を繰り返す!みたいな。 ●ベストキャラクター賞 {{八九寺真宵}}(化物語) ベストキャラには投票しないつもりだったんですけど、これだけは! 小学生でこのキャラはもう憧れちゃいますよ。 でもマイナーかなぁ・・・
78 :
1/2 :2007/01/14(日) 10:57:49 ID:2ny6JzFM
<<銀盤カレイドスコープ vol.9 シンデレラ・プログラム:Say it ain't so>> 【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】 フィギュアスケートをここまで文章で熱く語れるとは思わなかった。 またキャラの濃さも素晴らしかった。 アスリートの厳しさと苦しみをちゃんと書かれているところも そこらの萌えノベルと一線を画していた。 この作者の次回作に期待する。 <<タザリア王国物語 影の皇子>> 【著:スズキヒサシ/絵:あづみ冬留/レ:電撃文庫】 一巻だけで、一スレ使い切った下期の話題作。 いま流行のツンデレキャラを十把一絡にしてしまった リネア様! またスレのテンプレはネットのいろいろなところで 取り上げられた。 このテンプレをみればあ〜ら不思議、あなたもリネア様と 「様」をつけて作者スレに書き込むことになるでしょうw <<空とタマ ―Autumn Sky,Spring Fly―>> 【著:鈴木大輔/絵:原建人/レ:富士見ミステリー文庫】 上期大賞を行っているときに読んだ。 正直、ストーリーはそんなに凝ったものではないのだが、 登場人物を絞込み、しっかりとした心理描写を丁寧に書き込んだ 本当にこころにしみこむ佳作。
79 :
1/2→2/3 :2007/01/14(日) 10:58:38 ID:2ny6JzFM
○<<“文学少女”と繋がれた愚者>> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】 人間失格で上期の台風の目となった文学少女シリーズ。 下期はさらに一作目を上回る衝撃を与えてくれた二作目、三作目! どちらを選ぶか迷ったが、竹田さん(一見萌えキャラ、正体は...黒) というキャラに惹かれてる自分としてはこっち「繋がれた愚者」です。
80 :
3/3 :2007/01/14(日) 10:59:42 ID:2ny6JzFM
<<〈氷と炎の歌3〉 剣嵐の大地 2>> 【著:ジョージ・R・R・マーティン/翻:岡部 宏之/絵:−/レ:早川書房】 上期で「七王国の王座」を文庫刊行した、その三冊目 七王国の王座 王狼たちの戦旗 剣嵐の大地 という順番です。 ストーリー、キャラ、設定、ボリューム、すべてにおいて最高峰! 歴史ファンタジー(という枠を超えて)としてこれほどの興奮と驚きと 面白さをもった本は正直いままで読んだ本の中でまさに一番です。 グインサーガの初期部分とどうしても比べてしまうが、 戦乱と陰謀、 ドラゴンと魔法。 恋と冒険。 愛と憎しみ。 生と死。 そのすべてがこのシリーズに最高の形で描かれている。 そしてその多彩な登場人物のなかでもっとも異彩を放っているのが、 カタキ役のラニスター家の次男である不具者(成長障害のため小人と 馬鹿にされている)ティリオン。 もっとも愛に飢え、もっとも国のために働き、そしてもっとも家族や民から 誤解され嫌われ憎まれ.. 剣嵐のクライマックス(1月刊行の剣嵐3)は、彼の気持ちが辛くてあまりに やるせなさ過ぎた。 でもティリオン、面白すぎw。 次点はトラどら、レジキャス、ゼロ使、七姫物語、ROOMあたりのシリーズもの 安定してました。
<<さよならトロイメライ 7 想いの輪舞曲>> 【著:壱乗寺かるた/絵:日吉丸晃/レ:富士見ミステリー文庫】 長峰さんが大暴走。やっぱり何時も囚われの身のトーマスのほうがヒロインに会ってるような気が・・・ とりあえず物語りも徐々に収束しそうな雰囲気。 次巻以降急展開か!? <<君の居た昨日、僕の見る明日 4 ―Round−about Runners―>> 【著:榊一郎/絵:狐印/レ:富士見ファンタジア文庫】 アグニにも萌えたが、ネレイドの中篇も最高。 ちょっぴり切ない気分だけど、前に進む事の大切さを教えてくれた。 <<殺×愛 5 ―きるらぶ FIVE―>> 【著:風見周/絵:G・むにょ/レ:富士見ファンタジア文庫】 第一部の楽しさは何処へ。 富士見版吸血鬼のおしごと。 でも痛いけど、鬱だけど、切ないけど、最後が気になる良作。 ○ <<ポケットは犯罪のために>>【著:浅暮三文/レ:講談社ノベルス】 面白いって言葉一つに尽きると思う。 文章が特別上手かったり、読みやすかったり、癖があるわけじゃないけど 全てがいいバランスで絶妙な本。
<<くじびき勇者さま 1番札 誰が小娘よ!?>> 【著:清水文化/絵:牛木義隆/レ:HJ文庫】 ○<<くじびき勇者さま 2番札 誰がお荷物よ!?>> 【著:清水文化/絵:牛木義隆/レ:HJ文庫】 儲うぜーと言いたければ言え。 つーか、俺はもともとライトノベルの人じゃないから、 今年は、その手の本は、この2冊しか買って無いんだわ。 ま、手軽に楽しめる娯楽小説だと思うよ。 // 気象の続刊と、ろくごまるにの著作に投票したかったぜ orz
>>82 儲ウゼーとかは言わないが、気象の騒動外に持ち出す奴どうにかしてくれないか?
2ちゃん外にも持ち出してる馬鹿も居るから。
ウチのスレ紹介系ブログにもコピペなのか七瀬と富士見叩き無差別に爆撃されてるんだが。
(元気象ファンだから手の届く所では削除や削除依頼してるが)
●大賞、イチオシ賞 ○<<化物語(上)>>【著:西尾維新/絵:VOFAN/レ:講談社BOX】 <<化物語(下)>>【著:西尾維新/絵:VOFAN/レ:講談社BOX】 趣味で書いたというだけあって全編通してネタ会話であふれている。 読んでいて笑いが止まらない傑作。 <<ロケットガール 1 女子高生リフトオフ!>> 【著:野尻抱介/絵:むっちりむうにぃ/レ:富士見ファンタジア文庫】 <<ロケットガール2 天使は結果オーライ>> 【著:野尻抱介/絵:むっちりむうにぃ/レ:富士見ファンタジア文庫】 厳密には新刊とはいえないしイラストに違和感を覚えるが、面白さに変わりは無い。 夢のある話。ところで私を月に〜の続編はまだですか。 <<“文学少女”と繋がれた愚者>> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】 昨年の自分的掘り出し物シリーズ。間が抜けてて締めるところは締める遠子先輩が魅力的。 主人公の心葉君の周辺も不穏になってきて今一番次巻が気になる作品。
●ベストキャラクター賞 {{阿良々木暦&神原駿河}}(化物語) ツッコミ役の主人公、阿良々木君だが神原後輩を相手にしているときが一番面白い
86 :
1/3 :2007/01/14(日) 16:44:56 ID:sJFLzfnS
<<BLACK BLOOD BROTHERS 6 ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 九牙集結―>> 【著:あざの耕平/絵:草河遊也/レ:富士見ファンタジア文庫】 「萌え」とキャラで勝負する作品が多い最近のライトノベル界において、 「燃え」とストーリーで真っ向勝負ができる貴重な作品。 アニメ化されたことで本編の質が低下するかと危惧していたが、 むしろ質が上がっているのがすばらしい。 この巻でも、「このネタだけで一冊書けるだろう」というようなネタを3つも4つもつぎ込んで えらい盛り上がりを見せている。続きが待ち遠しくて仕方が無い。 アニメ化直後で手に入りやすく、巻数がまださほど多くない今のうちにぜひ読んでみてほしい。 <<ネコのおと リレーノベル・ラブバージョン>> 【著:新井輝、築地俊彦、水城正太郎、師走トオル、田代裕彦、吉田茄矢、あざの耕平 /絵:駒都えーじ、さっち、しのざきあきら、村崎久都、緋呂河とも、若月さな、深山和香 /レ:富士見ミステリー文庫】 一見地雷に思えるが、実は、この本には富士ミス5周年のある仕掛けが隠されていたのだ。 この本では、三人目の水城の前と後で書かれている内容の雰囲気がガラリと変わっている。 詳しくは省略するが、前二人はラブコメであり、後は「ノート」の謎を追うミステリー(?)である。 つまり…… この本は、ミステリー(?)からLOVEへと転換した富士ミスの歴史をさかのぼっていたのだ! そして、富士ミスの転換点となったスーパーブースト計画に対応しているのが、水城パートである。 「これからLOVEで行きます!」とかいきなり言われた当時の富士ミスファンの気持ちを、 水城パートを読むことでぜひ追体験してほしい。 とか妄想してしまうほど面白かったよ。ホントダヨ。
87 :
2/3 :2007/01/14(日) 16:45:53 ID:sJFLzfnS
<<化物語 (下)>> 【著:西尾維新/絵:VOFAN/レ:講談社BOX】 キャラ小説の極致にして極地。 魅力的なキャラたちの会話だけで十二分に楽しめる。 結局ハーレムものだとかストーリー性が薄いとかぜんぜん気にならない。 上下ともに良かったが、神原蕩れなので(下)で。 <<煌夜祭>> 【著:多崎礼/絵:山本ヤマト/レ:C★NOVELS ファンタジア】 まず短い物語の雰囲気に魅かれ、そのうちに世界観に魅かれ、 そして次第に大きな話の流れに魅かれていった。 ここまで自然に、かつ見事に作品世界にのめり込むとは思っていなかった。 まさに新人離れした実力を感じた。 普段は新人もノベルスもあまり買わないが、純粋に買ってよかったと思えた。 ○<<空ノ鐘の響く惑星で (12)>> 【著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/レ:電撃文庫】 読みやすい文章、魅力的なキャラ、世界観にマッチした挿絵、安定した発刊ペース。 とびぬけた魅力は無くとも、あらゆる質が平均して高いまま完結させたのはお見事。 パラムン2部の終わらせ方に多少の不満があったので心配だったが、 予想外にして個人的ツボど真ん中の終わらせ方で大満足だった。 熱く語るタイプの作品ではないので感想は短いが、文句なしの今期ベスト作品。 次点は中賞に書くかも。つーかぜひみんなも次点を中賞に書いてほしい。 自分のベスト作品や未読作品が次点に挙げられていると感想が見てみたくなるんだ……
88 :
3/3 :2007/01/14(日) 16:47:46 ID:sJFLzfnS
●ベストキャラクター賞 {{陣内ショウゴ}}(BLACK BLOOD BROTHERS) 上司にしたいキャラ第一位。格好良すぎる。 バトルも良いが、こういう「非戦闘員のかっこよさ」が多く描かれているのも この作品の大きな魅力の一つだと、今回しみじみ感じた。 ミミコは彼の期待に応えることができるのか? {{吉田茄矢}}(ネコのおと) 作者にしてメインヒロイン。両面で大活躍を見せてくれた。 しかし、富士ミスのヒロインなのに主人公との間にLOVE寄せがないのはいかがなものか。 ちなみに、個人的には吉田本人が書く吉田茄矢よりあざのが書く吉田茄矢のほうが萌えた。 {{神原駿河}}(化物語) 変にストレートな言動がツボにはまった。 とにかくエロ会話が面白すぎる。 メインヒロインじゃないあたりもポイント。 {{パンプキン}}(空ノ鐘の響く惑星で) 作者やファンの愛情を一身に受け、すくすくと育った緑黄色野菜。 最終巻では成長しすぎてまるで主人公のようだった。 空鐘は脇キャラがどのキャラもすさまじく魅力的だったが、 特に笑いも燃えも感動も与えてくれた万能野菜に敬意を表して一票。 {{ヴォルケン}}(戦う司書と追想の魔女) ついに出ました正義の主人公!巨大な悪を打ち倒せ! ……悪、強すぎる。 しかしコリオといいウインケニーといい……ゲフンゲフン。いや、なんでもない。
<<サンダーガール! 3 闇ノ宮>> 【著:鈴木鈴/絵:片瀬優/レ:電撃文庫】 この巻も鈴木鈴先生特有の痛快なバトルがあって満足な出来。 片瀬優先生の美麗なイラストも盛りだくさんの納得の一冊 <<オペラ・エリーゾ 暗き楽園の設計者>> 【著:栗原ちひろ/絵:THORES柴本/レ:角川ビーンズ文庫】 今巻で物語が大きく動き出します。 今までは謎を残しつつも安堵させてくれるような終わり方でしたが、今回は謎と不安を残しつつ次回作 に繋がる、といった感じでしょうか。 。 カナギと詩人の会話シーンは、悲しいような寂しいような……それでいて読んでいてとても心が温かく なりました。
<<ネコのおと リレーノベル・ラブバージョン>> 【著:作家の皆さん/絵:絵師の皆さん/富士見ミステリー文庫】 富士ミスにどっぷり浸かってる人には たまらない作品。積み重ねられた黒い歴史を感じます。 知らない人でも途中で投げなければ、楽しめると思います。あと、あざのは良く頑張った。すげー。感動し(r <<化物語(上)>> <<化物語(下)>>【著:西尾維新/絵:VOFAN/講談社BOX】 かるーい怪異のお噺。作中にくどいほど出てくるキャラの掛け合いが「これでもか!」、というほど 西尾テイストにあふれていてニヤ付く笑いが止まりません。書いてて楽しかったろうと思わせてくれます。 ところで、こよみヴァンプとメメくらげの載った化物語(中)が見付かりません。どこで買えますか? <<メイズプリズンの迷宮回帰>> 【著:上遠野浩平/絵:斎藤岬/祥伝社 NON NOVEL】 どんな人間にだって命と同じくらい大切なものがある…… 一作目から書かれ続けていることですが、今回はやけにストレートでした。ライトなのも悪くないです。 ○<<ボトルネック>>【著:米澤穂信/絵:―/新潮社】 背中を押してくれる作品です。駅のホームとかビルの屋上とかそんなベクトルですが。 万人に勧められる正しさや明るさとは無縁の作品ですが、存在を知っておいてもらいたい。 心が弱っていたり、落ち込んだりしているときには読まないでください。くれぐれも。ええ。
<<円環少女 (4) よるべなき鉄槌>> 【著:長谷敏司/絵:深遊/レ:角川スニーカー文庫】 作者は、今までに比べて軽めの内容にしたつもりらしいが全くもってそんなことはない。 興味がなさそうなふりして艶めかしい比喩表現でメイゼルを見ちゃう仁は如何なものか。 ロリに女子高校生に、清楚なエレオノールも参戦で、一体どうなるんでしょう。 とりあえずメイゼル食べたい。 <<戦う司書と追想の魔女>> 【著:山形石雄/絵:前嶋重機/レ:スーパーダッシュ文庫】 デビュー作「〜恋する爆弾」にも匹敵する密度を持った作品。 ヴォルケンとオリビアは対比的な位置にありながら極めて近い。 愛や正義という根源的な感情をひたすらに追い求める姿は力強く、しかし、悲しく切ない。 「本」という効果的なギミックを使った叙述トリックは今巻も健在で、 ハミュッツの悪役っぷりもパワーアップしている。 大満足の一冊。 <<マルドゥック・ヴェロシティ1>> 【著:冲方丁/絵:寺田克也/レ:ハヤカワ文庫JA】 <<マルドゥック・ヴェロシティ2>> 【著:冲方丁/絵:寺田克也/レ:ハヤカワ文庫JA】 <<マルドゥック・ヴェロシティ3>> 【著:冲方丁/絵:寺田克也/レ:ハヤカワ文庫JA】 スクランブルシリーズの前日談に当たるお話。 圧倒的筆力は健在。ボイルドが虚無へ、文字通り加速していく様が描かれている。 とにかく登場人物全員がカッチョイイ。 テンプレに近いキャラもいるが、特にカトル・カールの狂気もなかなか書けるものではない。 そして、ボイルドとウフコックのパートナーシップは何ともいえない。 想う心があったからこそ、別れなければならなかったという、切なく哀しい関係。 ヴェロシティを読んでからスクランブルを読むとまた違った見方が出来るのかもしれない。 文章に癖はあるものの、至極のエンターテインメントがこの中にはあった。
●大賞、イチオシ賞
○<<くじびき勇者さま 1番札 誰が小娘よ!?>> 【著:清水文化/絵:牛木義隆/レ:HJ文庫】
理屈っぽいのに読みにくくない、テンポのいい文章。
キャラも魅力的で、さくさく先が読める。
お布施したいが2巻が近くに売ってないorz
<<さよならトロイメライ 7 想いの輪舞曲>> 【著:壱乗寺かるた/絵:日吉丸晃/レ:富士見ミステリー文庫】
つづみんもやっちんも可愛いけど、何よりトーマスを襲う比奈川が一番萌えた。
相変わらずの柿崎兄と暴走する長峰さんも最高。
そしてなにより「いぇい」に爆笑した。
<<“文学少女”と繋がれた愚者>> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】
多分、このラで下半期最も有名になった作品。
とりあえず何も言わずに読め。
<<空とタマ ―Autumn Sky,Spring Fly―>> 【著:鈴木大輔/絵:原建人/レ:富士見ミステリー文庫】
ご愁傷さま二ノ宮くんの作者と同じとは思えないような出来と方向性。
なんというか心の奥にツンとくる良作。
●ベストキャラクター賞
{{パンプキン}}(空ノ鐘が響く惑星で)
正にテンプレ。
最後の最後で美味しいとこ全部持っていきやがってこの素敵カボチャめ。
>>83 編集の工作ですか?それとも七瀬本人ですか?
こっちへどうぞ
http://ex13.2ch.net/test/read.cgi/nanmin/1166067417/
○<<空ノ鐘の響く惑星で (12)>> 【著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/レ:電撃文庫】 毎回おなじみ祝・完結。 内容はと言えば実のところ馬鹿一のオンパレードな王道展開で、 オチの半分くらいは予測できたような代物だったりするけれど、 それまでの積み重ねがとても丁寧で、作品の土台がしっかりしていたので、 読み手側にさっくりそれを受け入れさせ、感動へ導く事ができたのは 紛れもなく作者の技量に寄るところだと思う。 作者と読者の両方に、ねぎらいの言葉を。長丁場お疲れ様。 <<鳥籠荘の今日も眠たい住人たち (1)>> 【著:壁井ユカコ/絵:テクノサマタ/レ:電撃文庫】 我らがカーベイたんの待望の新作。 少女マンガチックな世界観はキーリより濃くなっているものの、 非常に退廃的で少し狂っていてそれでいてどうしようもない 独特の雰囲気が非常に心地よく、短編連作形式の各話それぞれのまとまりも キーリ同様に巧くできている。 これからの期待も込めて、一票を投じる。 <<BLACK BLOOD BROTHERS 6 ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 九牙集結―>> 【著:あざの耕平/絵:草河遊也/レ:富士見ファンタジア文庫】 スロースターターあざの耕平、未だ健在なり。 今まで保留されてきた、敢えて見ないように目を背けてきた、 吸血鬼兄弟の宿命が、白日の元に晒される。 それに伴い、特区が、九牙が、ミミコの運命が、収束に向けて動き出す。 この話の盛り上がり方は、かつてのDクラッカーズを思い起こさずには居られない。 あのときの感動を、全身を駆け抜けるカタルシスを、きっと俺達はまた、味わえる。 今からwktkしつつ、一票。
<<ペルソナ3 オワリノカケラ>> 【著:藤原健市/絵:福島成記/レ:ファミ通文庫】 地味だが、何気に良作ノベライズ。 下手に原作のストーリーラインを再現しようとせず、前日談として、 その上サブキャラである真田明彦を中心に据えた物語としたのが、何よりの勝因。 それでいて原作にあった各キャラクターの魅力や、ペルソナ召還をはじめとする 一連の戦闘の格好良さ、世界観など、よく表現できている。 小さな原作との齟齬など気にならないくらい、楽しめる。 ゲーム未プレイの人も、プレイ済みの人にも、等しく薦められる一冊。 <<マルドゥック・ヴェロシティ3>> 【著:冲方丁/絵:寺田克也/レ:ハヤカワ文庫JA】 この熱さは、暗さは、血の色は、どれをとっても前作を超えた。 待ち受ける悲劇的な結末を知りながらも、ページを捲る手を止めることが出来ない。 癖は強いがテンポの良い、引き込まれる文体に、押し寄せる戦いの波。 気の良い改造人間たち――09メンバーと、濃すぎる百鬼夜行の拷問部隊――カトル・カール。 両者の激突が、読者を爆心地へと否応なしに誘う。 そして、読者の誰もが予想し得ない、主人公ボイルドの「本当の」結末… 本当は3冊全部に投票したかったところだが、周囲に習って代表としてこの1冊に票を投じる。 いや、今期は本当に迷った。 他光っていたのは、デュラ×3、天使のレシピ2、とらドラ3、ジャストボイルド、レジン5、フルメタSA、 西尾デスノ、西尾ホリック、ポリフォニカ赤黒、TOYJOYPOPあたり。 後ここを読んで、ネコのおとは絶対買おうと思った。
95 :
イラストに騙された名無しさん :2007/01/15(月) 00:00:48 ID:4RnIlbjB
○<<ユーフォリ・テクニカ 王立技術院物語>> 【著:定金伸治/絵:椎名優/レ:C★NOVELS ファンタジア】 我々とは微妙に違う科学体系を持った世界で花火(のようなもの)を研究する 科学者たちの話。お転婆女の子で研究者というのが個人的にツボ。 ストーリー的にも充実していて申し分なく、この巻の内容だけでも2分冊にして も良かったのでは?と思えるほど。久しぶりに、このレーベルで楽しみなシリーズ ができました。 <<彼女は帰星子女 4>> 【著:上野遊/絵:あかざ/レ:電撃文庫】 日本人と異星人ハーフとのラブコメもこれで終了。終盤はちょっと 詰め込みすぎだろ!とも思ったが、だらだら続くよりはこれが正解 かな。 <<流血女神伝 喪の女王4>> 【著:須賀しのぶ/絵:船戸明里/レ:集英社コバルト文庫】 シリーズ何十作目かにしてこの展開か!これだけ書いていたら作者も主人公 に愛着が沸いてくるだろうに、本当に容赦ない。この割り切りの良さが、シ リーズを長く続かせる秘訣なのか。 <<化物語 (上)>> 【著:西尾維新/絵:VOFAN/レ:講談社BOX】 ツンデレ(素直クール)、猫耳、サブカル、眼鏡っこ、メタと ライトノベルの定番をこれでもかと詰め込んでおきながら安っぽい感 じがしないのは、やはり作者の実力だなあ。
<<マスケティア・ルージュ 公子の帝宮>> 【著:志麻友紀/絵:さいとうちほ/レ:角川ビーンズ文庫】 アレクに求婚されたジュリアが否応なくファーレン宮廷の権力闘争に巻き込まれていく展開に引き込まれて いく。ユーグが過去の自分に決着をつけるためにジュリアを助けにヴィストへ向かう所がいい。アキテーヌ では王妃と枢機卿の行動によっていよいよ歴史が大きく動き出した感じで楽しみ。 <<サンダーガール! 3 闇ノ宮>> 【著:鈴木鈴/絵:片瀬優/レ:電撃文庫】 依坐としての自覚が生まれたメイと迷うナナミという、ふたりの立場が今まで と逆になる展開に意表をつかれて面白かった。 <<空ノ鐘の響く惑星で (12)>> 【著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/レ:電撃文庫】 約3年間続いた「空の鐘の響く惑星で」も今巻で完結。 前巻に伏線はあったものの、最終巻まで飽きさせる事なく波乱続きの展開で楽しめ ました。 最後のパンプキンの締めもよかった。 てわけで {{パンプキン}}(空ノ鐘が響く惑星で) いい役割だった。
<<狼と香辛料 III>> 【著:支倉凍砂/絵:文倉十/レ:電撃文庫】 1,2ときて3巻もはずさなかったモンスターシリーズ。 本作では、擦れ違いが生んだ逆境に、人生をかけた博打にでるロレンスの 奔走ぶりを楽しむお話。 相変わらず惹き付けてやまないのは世界観。 目を閉じると物語から街の喧騒が聞こえてくる、そんな一冊。 <<とらドラ3!>> 【著:竹宮ゆゆこ/絵:ヤス/レ:電撃文庫】 2巻にて、少しパワーダウンした感がありましたが盛り返し。 相変わらず、軽快なテンポとおバカなトークは健在。 「田村くん」と比べると、ストーリーの進みが遅く感じるのですが、 そこはそれ、きっとその内大きな爆弾を投下してくれるのでしょう。 新展開はないけども上質コメディをお届け!迷ったら買いな一品です。 <<空の鐘の響く惑星で (12)>> 【著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/レ:電撃文庫】 完結ご祝儀。 12巻全体を通すと、話を膨らませ過ぎたかなぁと言う感じ。 しかし、とても気持ちの良い終わり方で、今まで読んできて良かった、と思えます。 次回作にも期待します。
<<空とタマ ―Autumn Sky,Spring Fly―>> 【著:鈴木大輔/絵:原建人/レ:富士見ミステリー文庫】 テンポが良い訳でもなく、突出した何かがある訳でもない。 しかし、心に残る本。 最小限の登場人物と空間、限られたピースを見事にまとめ上げた、筆者の隠れた筆力。 予想外の秀作を、貴方に。 ○<<紅 〜ギロチン〜>> 【著:片山憲太郎/絵:山本ヤマト/レ:スーパーダッシュ文庫】 戯言シリーズをギャルゲっぽくしたらこうなった、みたいなシリーズの第2弾。 設定が似ているといわれても、やはりおもしろい物はおもしろい。 本作では、サブヒロインの夕乃さんの甘えっぷりが見事。 年上萌えや、他の女性キャラへの牽制とか好きな人は、今すぐ本屋へ走って下さい。 もちろん同級生やロリ(メインヒロイン)も完備。 次点 鋼殻のレギオス:テンポ○。物語の進行×。もっと変化を。 レンタルマギカ:発刊ペース○。読みごたえ×。サブヒロインが正ヒロインより目立つ意欲作。絵師◎。 クジラのソラ:他の人におすすめはしないけど、バルドフォースっぽくて好き。 チラ裏 下期はシリーズ物が豊作で、単発物や新人が不作気味。 完結物が結構多かったので、2007年の新シリーズラッシュに期待です。
<<サンダーガール! 3 闇ノ宮>> 【著:鈴木鈴/絵:片瀬優/レ:電撃文庫】 一番印象的だったのは、友情が感じられるシーンです。マナの涙で復活するナナミが 最高だと思いました。メイとナナミの絡みも面白いけれど、二人の架け橋となるマナ がとてもいいです。 <<ハーレム・ナイト 瑠璃色の王冠>> 【著:井村仁美/絵:やまねあやの/レ:講談社X文庫ホワイトハート】 井村さんとやまねあやのさんの描く皇太子シェイク・アサドが魅力的です。 強引でかっこよくて王子様で人気があって、プレゼント好き? 圭一は気が強く、責任感が強いけど物語の中でイロイロな意味でビクビクしててギャ ップがいい。
100 :
イラストに騙された名無しさん :2007/01/15(月) 19:14:31 ID:F+Dnq7kw
<<化物語 下>> 【著:西尾維新/絵:vofan/レ:講談社BOX文庫】 主人公と登場ヒロインたちの会話のテンポのよさに、顔が凶悪なほどにやにやにやしてしまいます。キャラ重視のラノベの頂点のように感じられました。
<<とある魔術の禁書目録 (11)>> 【著:鎌池和馬/絵:灰村キヨタカ/レ:電撃文庫】 今巻は当麻の敵に対するうざったい説教がなかったので楽しめた。
○<<クジラのソラ 01>> 【著:瀬尾つかさ/絵:菊池政治/レ:富士見ファンタジア文庫】 硬質な手触りでSF。でかい舞台に大きな風呂敷。 ドライだが熱く展開する戦闘。残酷な背景と先の展望、進化と介入者。 一巻から勿体ないくらいてんこ盛りだが、良くまとまっている。 こういうひろいものがあるから面白い。 <<ドリームノッカー チョコの奇妙な文化祭>> 【著:御影/絵:若月さな/レ:電撃文庫】 王子さまもお姫様も女の子の話。 ミステリーでメタフィクションでファンタジーの話。 骨格だけ挙げると奇妙だが、話は流れるように進む。 感情の描写が丁寧で、捨てがたい魅力がある小説。 <<ナハトイェーガー 〜菩提樹荘の闇狩姫〜>> 【著:涼元悠一/絵:一美/レ:GA文庫】 異質な経歴に相応しい力量があるところを見せつけた。 要素のごった煮だが破綻させずにあしらっている。 是非ともシリーズ化して今後を背負っていただきたい。 {{枕井冬湖}}(クジラのソラ 01) 死なない程度に頑張れ。
103 :
1 :2007/01/15(月) 22:37:19 ID:Gq+GzM7b
<<学園キノ>> 【著:時雨沢恵一/絵:黒星紅白/レ:電撃文庫】 パロディとしては傑作。内容は「キノの旅」の後書きを考えてくれればよい。 本編が大好きな人とシズに好感を抱いている人は読んではいけない。 なおこの作品には、ほかの作家のパロディも含まれている。それを探すのも面白い。 ふざけたノリが大好きな人は即買いである。 <<キノの旅 X the Beautiful World>> 【著:時雨沢恵一/絵:黒星紅白/レ:電撃文庫】 同一作者ので、気が引けるがあえて一票。今回も、社会を皮肉った?短編が目白押しであるが魅了はそれだけではない。 黒星紅白のカバーイラスト、思わぬところにある後書き。 極めつけは半分以上のページをしめる中編である。ありがちな話ではあるが驚天動地の展開に乞うご期待! <<断章のグリム II ヘンゼルとグレーテル>> 【著:甲田学人/絵:三日月かける/レ:電撃文庫】 グロさと怖さで有名な作者が後書きで爆弾発言した作品。「スプーン1杯分のグロです」 本スレでは彼のスプーンの大きさが話題になった。徹底的なグロさを求めるならばこの本を推薦する。 あと、ヒロインのツンデレッぷりもいいよ! <<ジャストボイルド・オ’クロック>> 【著:うえお久光/絵:藤田香/レ:電撃文庫】 典型的な未来ファンタジー(定義であれたくないのでSFとは言わない)+探偵もの テキトーな性格だけどやるときにはヤル主人公。敵にも味方にもそして世界にもつらい過去がある世界。 「ハードボイルドではない」のだが、なぜか登場人物がかっこいい。 ○<<“不思議”取り扱います 付喪堂骨董店>> 【著:御堂彰彦/絵:タケシマサトシ/レ:電撃文庫】 かつてあった「週刊ストーリーランド」がわかる人には、それを思い出してくれれば説明は十分だと思う。(別にそのパクりというわけではないが) 曰く付きの骨董品を巡るドタバタ?劇。主人公の馬鹿さ加減やヒロインのキャラ立ちも良い。 一巻にして早くもフラグを立ててるのが気になるところだが。
104 :
2 :2007/01/15(月) 22:38:02 ID:Gq+GzM7b
次点「とある魔術の禁書目録 (11)」 【著:鎌池和馬/絵:灰村キヨタカ/レ:電撃文庫】 禁書厨の俺だがミコトがでないのであえなく次点。 「狼と香辛料 III」 【著:支倉凍砂/絵:文倉十/レ:電撃文庫】 初めて力押しで解決しなかった点は特筆すべきだが、ほかに推薦したいのがあったので次点。 「バッカーノ! 1934 娑婆編 Alice In Jails」 【著:成田良悟/絵:エナミカツミ/レ:電撃文庫】 完結してから投票したいので、次点。 雑記 下半期において俺は懐古厨のような行動をとったので、新作のチェックは電撃だけになった。 それでもこれだけ迷ったのは幸運だった。
<<アガルタ・フィエスタ! (3) アトランティス・アタック!>> 【著:三田誠/絵:双龍/レ:電撃文庫】 あいかわらずイセリアは味のあるキャラクターで いい。 <<レンズと悪魔 I 魔神覚醒>> 【著:六塚光/絵:カズアキ/レ:角川スニーカー文庫】 イラストに惚れて買ったがキャラがとても良くて惹 かれる。
106 :
1/2 :2007/01/15(月) 23:39:38 ID:6HhW7G9F
○<<“文学少女”と繋がれた愚者>> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】 2006年の暮れぎりぎりに飛び出した、個人的には下半期の最優秀作。 キャラクター造詣のあざとさが見え隠れした2作目があまり好きでなかったので、いい方向に転がってくれてうれしかった作品です。 1巻から登場している芥川君を準主役において展開する物語は物語世界に徐々に闇を展開していきます。 また、こちらも1巻で登場した竹田さんの再登場、そして、あの一言。 今回はほんの少しずつの登場でしたが彼女の作り出す一瞬の冷たさがたまりません。 劇中での遠子先輩の芥川君ストーリーの解釈もお見事。今回も心の闇を救い出してくれます、独特の手法で。 そして、なによりも、シリーズとしての大きな進展が見られたのが好印象。 ラストシーン。エピローグの手紙。物語が進むにつれて薄々感づいてはいたけれど、実際やられると衝撃を感じなおさざるを得ない・・・・・・。 もうそろそろ、クライマックスが近いかな? <<“不思議”取り扱います 付喪堂骨董店>> 【著:御堂彰彦/絵:タケシマサトシ/レ:電撃文庫】 文学少女を読むまでは「これが一番かな」と感じていた作品。 週間ストーリーランドを見ているかのような作品で、目新しい設定でもありませんでしたが、普通に面白かったと思います。 4つのオムニバスはどれも毛色が微妙に違うので、「あれ、次はどうなるんだろう?」と言う期待が次々に生まれます。 ただ、ちょっとどんでん返しを狙いすぎかな、という気も。 <<ラジオガール・ウィズ・ジャミング>> 【著:深山森/絵:BUNBUN/レ:電撃文庫】 見事なまでの一本ストーリーライトノベル。 読み始めて中盤くらいには話の大筋が見えてきて、まぁ、そのまま予測したとおりに話が進展するんで 意外な展開を好む人にとっちゃ物足りないものの、ほんのちょっぴり心がきゅんとしてしまうんですね。 ラジオに含まれた「見えない繋がり」というメタファーがよく生きた作品でした。
107 :
2/2 :2007/01/15(月) 23:43:29 ID:6HhW7G9F
<<とらドラ3!>> 【著:竹宮ゆゆこ/絵:ヤス/レ:電撃文庫】 今が旬の完璧な純ラブコメといえばやはりこれでしょう。 3巻になっても全く勢いが衰えません。 もう、手乗りタイガーがどんどんかわいくなってきて仕方がないw 最後の叫びは見事なまでにトラの咆哮でした。まったく素直じゃないんだから、二人ともw <<円環少女 (4) よるべなき鉄槌>> 【著:長谷敏司/絵:深遊/レ:角川スニーカー文庫】 話として一番の見所は今まで少しずつ触れられていたものの、具体的に詳しく出てきたことのなかった仁の妹の話。 こちら方面に、少し話が進展して、だんだんと物語の構造が明らかになってきました。 そして、高潔さを図らずも失ってしまったエレオノールの心理表現にもなかなか目を見張るものがあります。 ただ、文章の読みにくさは相変わらずなのがちょっと残念。 次点は「文学少女と飢え乾く幽霊」。 なんだかんだいっても壮絶な鬱展開に衝撃。 ただ、やはり上記理由から、今回は投票を控えました。 あと、期待は「暗闇にヤギを探して」。 なんか、今年は紙をおいしそうに食べる少女たちをたくさん見た気がします。
<<ソルブライト 霊剣編>> 【著:えとう乱星/絵:甘塩コメコ/レ:GA文庫】 九州へ向かった「輝ける者達」の行動が紆余曲折あって面白かった。 <<かむなぎ 不死に神代の花の咲く>> 【著:沖垣淳/絵:睦月ムンク/レ:GA文庫】 ヒロインの千尋ちゃんが可愛くて可愛くてしかたなかった続刊希望
あうあう、今年じゃなくて去年だ・・・・・・。
○<<銀盤カレイドスコープ vol.9 シンデレラ・プログラム:Say it ain't so>> 【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】 圧倒的、他を寄せ付けない完璧な終わり方だった <<半分の月がのぼる空 8 another side of the moon-last quarter>> 【著:橋本紡/絵:山本ケイジ/レ:電撃文庫】 短編集だけど、半月の雰囲気は健在 シリーズの完結に寂しさを覚えながら <<とある魔術の禁書目録 (11)>> 【著:鎌池和馬/絵:灰村キヨタカ/レ:電撃文庫】 禁書厨の私だからいれざるをえない <<狼と香辛料 III>> 【著:支倉凍砂/絵:文倉十/レ:電撃文庫】 なによりも帯に噴いた <<ムシウタbug 4th. 夢並ぶ箱船>> 【著:岩井恭平/絵:るろお/レ:角川スニーカー文庫】 本編の雰囲気と違ってbugシリーズは常に明るくていいですね
<<花守>> 【著:越後屋鉄舟/絵:文倉十/レ:GA文庫】 和風の話が好きなので気に入りました。
<<デビルサマナー 葛葉ライドウ 対 死人驛使>> 【著:蕪木統文/絵:金子一馬/レ:ファミ通文庫】 二転三転の状況に、結末まで目が離せない <<ガーゴイルおるたなてぃぶ>> 【著:田口仙年堂/絵:日向悠二/レ:ファミ通文庫】 吉永さん家のガーゴイルの番外編だが相変わらず面白い。 <<とある魔術の禁書目録 (11)>> 【著:鎌池和馬/絵:灰村キヨタカ/レ:電撃文庫】 インデックスかわいい。 <<リバーシブル 2.魔眼の砦>> 【著:水月昂/絵:方密/レ:角川スニーカー文庫】 聖夜のバトルゲームが熱い。
●大賞・イチオシ賞 ○<<タザリア王国物語 影の皇子>> 【著:スズキヒサシ/絵:あづみ冬留/レ:電撃文庫】 ルイズがど真ん中直球のストレートだとすれば、リネア様は魔球だ。 生半可なツンデレ好きで読む本じゃない。だけど、一度はまると抜け出せない。 まだイラストが出ていないが、死屍累々、がれきの中で血まみれで佇むツンデレ姫ってのが 俺のイメージだなw いや、まっとうな戦記ものっぽいのも好きなんだけどな。 <<半分の月がのぼる空 8 another side of the moon-last quarter>> 【著:橋本紡/絵:山本ケイジ/レ:電撃文庫】 読みながら吐くほど泣いたシリーズの最終巻。 というか、本編は完結しててその後日談。 エンターテイメントなんだからやっぱりハッピーエンドじゃないとな、と、 某W月みたいなことを思ってみたり。 前回の大賞時にも同じことを書いたけれども、お前らは幸せになってくれ、と。いやむしろ幸せになりやがれ、と。 <<ゼロの使い魔 (10) イーヴァルディの勇者>> 【著:ヤマグチノボル/絵:兎塚エイジ/レ:MF文庫J】 キキキキキキキキキキキスさせてくださいぃぃぃ!! さすがにツンデレ分が薄くなってきて……と思っていたところに、 今までのツンデレとは違う、ルイズの小悪魔っぷりに撃沈。 ベタな本編も嫌いじゃないとはいえ、それまでのストーリーの余韻をぶっ飛ばす破壊力。
<<灼眼のシャナ XIII>> 【著:高橋弥七郎/絵:いとうのいぢ/レ:電撃文庫】 「○○○を教えて」 狙いすぎだとは思うけど、それでも反応せずにはいられないw とはいえ、できちゃったのはこのネタのためだけじゃない(と信じてる)し、 肝心の本編も動き出したために非常に次が楽しみ。 <<DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件>> 【著:西尾維新 原作:小畑健、大場つぐみ/絵:小畑健/ レ:集英社】 原作がありきで、小説ならではで、やっぱり西尾維新だなぁと思った作品。 最初からわかることが最後までわからなかったという読後感。 詳しく感想書くと怒られそうなんだよなw デスノートのファンなら一読の価値はある。 投票とは関係ないと知りつつ、次点作品にも感想を。 とらドラ3! 【著:竹宮ゆゆこ/絵:ヤス/レ:電撃文庫】 偽乳特戦隊と絶叫告白がツボ。既刊4冊の中で、個人的には最高の出来だった。 GOSICK VI ―ゴシック・仮面舞踏会の夜― 【著:桜庭一樹/絵:武田日向/レ:富士見ミステリー文庫】 エピローグのヴィクトリカがかわいすぎるんですが。 殺×愛 5 ―きるらぶ FIVE― 【著:風見周/絵:G・むにょ/レ:富士見ファンタジア文庫】 ちょwwwwwしうたんwwwwwwwww バカ騒ぎから一転、死屍累々の戦場へ…… こういう方向にいくであろうことは予想できたとはいえ、いきなりこれは……
●ベストキャラクター賞 {{ビヨンド・バースデイ}}(DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件) 犯人。犯人なんだけど……(以下絶対ネタバレになるんで割愛) {{逢坂大河&高須竜児}}(とらドラ!) なんだかんだ言っても、お前ら二人はお似合いだよw {{リネア}}(タザリア王国物語) わたくしが誰かを殺すつもりなら〜のくだりが最高。 これでこそリネア様。 {{縁遠丹闇}}(殺×愛) にゃみちゃん……にゃみちゃん……・゚・(ノД`)・゚・
●大賞、イチオシ賞 ○<<ユーフォリ・テクニカ 王立技術院物語>> 【著:定金伸治/絵:椎名優/レ:C★NOVELS ファンタジア】 19世紀。理系の研究室。電気工学に似た新技術の研究開発。 こう書くと地味な話を想像してしまうが、これは違う。とにかく主人公の王女エルフェールが出色。キ○○イ一歩手前なキャラが楽しすぎる。 ストーリーもいい。オーソドックスだが、研究開発の場で努力と辛酸と挫折を重ねた末に奇跡の成功、というロッキースタイルwな物語に惚れる。 他二作よりもマイナー作品かつ新シリーズなので、応援の意味もこめてイチオシにします。 <<銀盤カレイドスコープ vol.9 シンデレラ・プログラム:Say it ain't so>> 【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】 今期ついに完結。 努力で問題を乗り越えていく少女のスポ根という点は、よく考えてみると前出のユーフォリ・テクニカも共通。個人的好みか……w 百合もいいけど、やはり正統派な燃えストーリーが熱くていい。 <<“文学少女”と繋がれた愚者>> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】 過去作のイメージから手をつけずにいたシリーズ。 ば、化けてる! というのが最初の感想。モチーフ小説とからめるアイデアもさることながら、物語の構成が巧妙。3巻にきて怒濤の展開。続きが待てない、というヒキ。 完全にやられました。 この小説に出会えたのは、このスレのおかげ。感謝します。
●ベストキャラクター賞 {{エルフェール}}(ユーフォリ・テクニカ) 額が割れるまで土下座したり、生理ぐらい根性で止めるなどと堂々宣言したり、とにかく言動が異常。でもどこか間が抜けてて可愛らしい。 リナ・インバース以来の最強級と書いているブログをどこかで見掛けたが、確かにw
<<リバーシブル 1. 黒の兵士>> 【著:水月昂/絵:方密/レ:角川スニーカー文庫】 実と非現実の狭間の危険なゲームがうまく書かれている。 <<機動戦士ガンダムSEED DESTNY ASTRAY (2)>> 【著:千葉智宏 原作:富野由悠季、矢立肇/絵:緒方剛志/レ:角川スニーカー文庫】 いわずと知れたガンダムシリーズのノベル、アニメよりいい。
120 :
Achtung!! :2007/01/17(水) 02:03:07 ID:A7virjiN
<注意事項> 「荒し・多重投票対策」のため、次の場合集計人の判断により無効票とされる場合があります。 ・一言だけの露骨に短い感想 (例:「○○最高!」「とても面白かった」等) ・明らかにコピペと思われるもの、他作品への中傷と取れるもの ・その他、集計人が不正な感想であると判断したもの
<<“文学少女”と繋がれた愚者>> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】 あんまり豊作ではなかった下半期において俺が唯一良作だと思った作品。 毎回主人公と同じくらいに目立つ脇役だが、今回の芥川は一際目立っていた。 むしろ彼中心のお話。心葉と芥川の深い友情とななせの可愛さが絶好調。 ラストの衝撃的な終わり方は、クライマックスへと進みつつあることを教えてくれた。 すみませんが今回はこの一作品だけでお願いします。 2007年上半期が楽しみだ。
●大賞・イチオシ賞 ○<<斬魔大聖デモンベイン 軍神強襲>> 「彼の生涯には、最初から最後まで、意味といえる物は一切なかった」 おかしいですよ、ラノベは下手したら子供も読むのにそれはないですよ。 無惨に踏みにじられた仲間、しかし彼らの死は無駄ではない!むしろ俺が無駄死ににさせない!! そういう展開にどうしようもなく心を熱くさせる人は是非。 先に原作をプレイし、本作を読み、「デモンベインは彼らの遺志を背負って戦っていたのか!」と 感涙しながら原作をプレイし直させるほどの一品。 <<クジラのソラ 01>> 一巻の段階では話の片鱗しか見えていない状況。中身はロボコンでスポ根なんだけどなんか裏にスポーツの爽やかさとは 逆ベクトルの宇宙的恐怖が透けて見える…。これ全国大会で優勝しない方が良いんじゃないだろうな?と思わず勘ぐって しまうのは穿ちすぎだろうか。続刊に期待なので是非見かけたらご一読を。 <<戦闘城塞マスラヲ Vol.1 負け犬にウイルス>> ひきこもり主人公が世界の覇権をかけたバトルロイヤルに挑む!(食費の問題で)戦わなければ生き残れない!! 前作「お・り・が・み」において、世界の命運をかけ戦った前主人公とその周囲の人材相手に ひきこもりとコンピューターウィルスがどう渡り合うか楽しみ。 <<モノケロスの魔杖は穿つ>> 神話の失われた常夏の日本で、主人公は部員の魔女と騎士と共に王国を建国する。 しっかり作られてそうな世界観、設定、変なベクトルに魅力的なキャラ達(テンガロンハットに日本刀を携えた ウェスタン忍者(武蔵の国在住)、乳寄せにボディビルダー的胸筋誇示で対抗する【主人公】、猫耳 黒魔法少女)これから風呂敷がどう広がるのか、そして畳む前に打ち切られたりしないか戦々恐々の作品。
125 :
124 :2007/01/17(水) 03:14:21 ID:+ln3i1V1
<<化物語 下>> 怪異に襲われその力の一端を手にした主人公がその力でもって同じく怪異に襲われた少女を救う。と書いたら退魔物 なんだけど言ってしまえば本筋は蛇足。キャラ造形と掛け合いが魅力の九割を占めているっぽい。 一応バトルも充実。高3の主人公が小五女子を気絶させたり後輩女子を殴ったりします。いいのか? 迷いに迷ったがせっかくだから俺はこの神原が神懸かって良いキャラになった下巻を選ぶぜ。 ●ベストキャラクター賞 {{魔術師エドガー}}(斬魔大聖デモンベイン 軍神強襲) 人類を背負って悪と戦う正義の味方にしては余りに粗野。巨大ロボに乗る奴は市街地を気にして戦えよ。 でも根は良い奴。子供好き。 {{桟敷原雫}}(クジラのソラ 01) 世界チャンピオンになり、宇宙へと旅だって行った天才パイロットのお兄ちゃんを追っかける 秀才キャラ。鍛えれば後半で化ける。しかしマジで優勝して大丈夫だろうか。 {{真名辺麻奈}}(モノケロスの魔杖は穿つ) 襲われてる自分を助けに来た主人公を囮にして逃げるヒロイン。 {{八九寺 真宵}}(化物語 上) 以上に語彙の豊富な小五。高3の主人公曰く「こいつと話してるときが一番楽しい」 いいのか? {{千石 撫子}}(化物語 下) 無口中学生。笑い上戸。ハガキ職人。ビックリマンをDVDで見たらしい。強迫観念に襲われて蛇を 輪切りにせずにはいられない。いろいろと心配。
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イラストに騙された名無しさん :2007/01/17(水) 04:33:54 ID:4yt5/7Ae
●2006年下半期ライトノベル板大賞 <<護樹騎士団物語 V 界梯樹のひみつ>> 【著:水月郁見/絵:鈴木理華/レ:トクマ・ノベルズEdge】 シリーズ最高傑作だった四巻からさほど間をおかずに出た五巻ですが品質は落ちていません。 一言でまとめると騎士が馬の替わりにロボットに乗る異世界ファンタジーなのですが、 いわゆるビルディングストーリーの王道を進んでおります。いちいち書くよりポイントを挙げます。 巡礼の少年。父との離別。城。火事。敵襲。美しい女中。漆黒の指揮官。陰謀家の紋章官。 しゃべる謎の黒猫。緊急避難。起ち上がる螺旋の騎士。爆発。飛び散る人間。開戦。逃げ惑う人々。 山賊。若き商人。戦争。決闘。騎士団。憧憬。試験。ツンデレ登場「蹴り殺すぞ」←いまこの辺り。 出版間隔が短く、作者がのって書いているのがわかります。六巻「幼年学校候補生」は来月下旬。 残りはまとめて書きます。 <<七王国の玉座W 氷と炎の歌1>> 【著:ジョージ・R・R・マーティン/絵:菅原健/レ:早川SF文庫】 <<七王国の玉座X 氷と炎の歌1>> 【著:ジョージ・R・R・マーティン/絵:菅原健/レ:早川SF文庫】 <<剣嵐の大地1 氷と炎の歌3>> 【著:ジョージ・R・R・マーティン/絵:鈴木康士/レ:早川書房】 <<剣嵐の大地2 氷と炎の歌3>> 【著:ジョージ・R・R・マーティン/絵:鈴木康士/レ:早川書房】 まずは、あらすじ 季節が崩れ、夏と冬が交替で何年も続く「七王国」。十五年ほど前に狂った王を退位させてから、 王国の大貴族たちは不安定な休戦状態を保ってきた。ところが、現バラシオン王の補佐官「王の手」アリン公が 急死してから状況が一変する。鉄の玉座を巡るゲームが北部総督スターク家の子供たちを巻き込んでゆく… 一方、南方の草原では七王国旧王家の末裔が玉座の奪回を狙っていた。王国の北側にある「壁」の向こうでは 死体が動きだし野生人が不穏な動きを。空には真っ赤な彗星がその姿を現していた。七王国に冬が訪れる…
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イラストに騙された名無しさん :2007/01/17(水) 04:35:02 ID:4yt5/7Ae
特徴 『氷と炎の歌』は決まった主人公がいません。三人称で書かれていますが、視点を持つ主観人物が 8人居て(当初)それぞれの章が交互に描かれます。王国の様々な離れた場所で同時進行 している出来事が一冊に書いてあるのです。視点人物は絡み合い、また離れて、物語を紡ぎます。 ゆえに登場人物は膨大な数になりますが重要人物はやたらとキャラが立っているので非常に読みやすいです。 視点人物を簡単に紹介すると エダード・スターク:七王国北部の領主。嫌々ながら新たな「王の手」に任命される巻き込まれ型主人公。 ケイトリン・スターク:エダードの妻。おはようからおやすみまで現実を見つめる冷静な主人公 ジョン・スノウ:エダードの私生児。北の壁を護る「夜警団」に入団。とんでもない目に合う修行型主人公。 サンサ・スターク:エダードの長女。次から次へと大変な目に合うオーソドックスなお姫様型主人公。 アリア・スターク:エダードの次女。これまたひどい目に合う貴種流離譚型主人公。 ブラン・スターク:エダードの次男。一番最初にひどい目に合う成長型主人公。 ティリオン・ラニスター:出てくる度にひどい目に合う現代型主人公。小人で醜男ですが気のいい男です。 デーナリス・ターガリエン:スタート地点が一番ひどかった王道主人公。最近は覇道疾走中。 文庫の一巻でこれだけ。巻が進むごとに増えていきます。 基本的にこの物語に出てくる人物はひどい奴かそうでなければひどい目に合うかのどちらかです。
128 :
イラストに騙された名無しさん :2007/01/17(水) 04:37:23 ID:4yt5/7Ae
出版形態 『氷と炎の歌』の翻訳は、まずはハードカバーで第一部が出ました。『七王国の玉座』上下巻です。 それが今期において文庫化(上下巻を5分冊)されました。大賞期間内に出た三冊(V・W・X)のうち、 二冊(W・X)を今回は挙げてあります。 第一部『七王国の玉座』ハードカバー上下巻は数年前の出版なので期間外。文庫のT・Uも期間外。 第二部『王狼たちの戦旗』上下巻も期間外。そして二年ぶりで出ました 第三部『剣嵐の大地』全三巻のうち期間内に出た1巻と2巻も大賞に挙げてあります。 なお『剣嵐の大地3』は今月上旬に発売されております。 検索してみると絶賛の声しか見えてこないので疑わしく思う方もいるでしょうが驚いたことに 本当に面白いのです。というかヤバいです。しばらく思考が抜け出せなくなってしまいます。 長文すいませんでした。 次点。 銀盤カレイドスコープ。煉獄のエスクード。戦う司書。ヤングガンカルバナル。円環少女。
129 :
イラストに騙された名無しさん :2007/01/17(水) 04:39:13 ID:4yt5/7Ae
●2006年下半期ベストキャラクター賞 {{ウォルダー・フレイ}}(氷と炎の歌) 家族の為、領民の為、そして正義と信念の為、一度は盟約を結んだ相手を 敵に回さねばならなくなってしまったフレイ遅参公の立場を考えるだに 頑張れと声をかけたくなってしまう。へー。へー。へー。ってトリビアかよ。 {{グレガー・クレゲイン}}(氷と炎の歌) 七王国最強の剣士。馬を駆る山。その名もマウンテン。今回も大活躍でした。 やはりこの人は戦っている時が一番生き生きとしていると思います。 {{ジャノス・スリント}}(氷と炎の歌) 金マント隊隊長の座を追われて、北の大地に追放されてしまった我らがスリント卿。 捨てる神あれば拾う神とは言ったもので。北の壁を守る「夜警団」でもたちまちに 人望が集まり、次期司令官になるところでしたが、なんと、ここでもまた陰謀で その座をも奪われてしまいます。この人はなんでこうも毎回不運なのか。復活に期待。 {{タイウィン・ラニスター}}(氷と炎の歌) トイレに座っていても絵になるいぶし銀。それがラニスター公。 少年王を助け、押し寄せる外敵をこっぱみじんに。おなかの怪我が気になる。 {{ジョフリー・バラシオン}}(氷と炎の歌) 鉄の玉座の唯一にして真の後継者。七王国の領主。国土の守護者。 エイゾール・アハイの再来にして脅威からの救世主たる少年王は 今回も輝いてました。世界が彼を放ってはおかないのだからしょうがないよね。
130 :
1/2 :2007/01/17(水) 13:20:55 ID:aWIJMzJz
○<<ユーフォリ・テクニカ 王立技術院物語>> 【著:定金伸治/絵:椎名優/レ:C★NOVELS ファンタジア】 ひさしぶりに、読み終わった後に幸せを感じた。 科学と言う変わったモチーフながら、話の展開としてはオーソドックスな少年マンガ風で、 襲い来る困難を主人公達の努力と根性で乗り越えていくといったもの。 ただし、この作品の魅力はそんなものではない。 キャラクター一人一人には愛を、シーンひとつひとつには技法を、 そしてなにより、その設定の練り込み具合には理系の学生としても納得させられるできだった。 続編が出ることが、なによりも希望。 <<オオカミさんと七人の仲間たち>> 【著:沖田雅/絵:うなじ/レ:電撃文庫】 まず最初は途中で投げた。地の文がうざくて。 ただどっかで「地の文は、『地の文』というキャラクターがいると思えばうざくないよ!」 といわれてそう思って読むとすらすらといけた。これが、なかなかのいいものだった。 まぁ、何がいいって一番はイラストで、それの元でキャラクター達が好き勝手動く感じで、 気づけば一巻を読み終え二巻を買いに車を出していた。 こう、主人公が可愛いね。どっちも。
131 :
2/2 :2007/01/17(水) 13:22:33 ID:aWIJMzJz
<<戦闘城塞マスラヲ Vol.1 負け犬にウイルス>> 【著:林トモアキ/絵:上田夢人/レ:角川スニーカー文庫】 わくわくする。一言でいったらそんな感じ。 主人公はヒッキーでニートで自殺志願者っつーどうしようもない主人公がこれまでかつていただろうか。 もしいたとしても、こんな風にわくわくする展開につながるような、そんな物語があっただろうか。 これは、そんな風なある意味いまにならないと出なかった物語である。 ただ、2巻への引きが正直結構きにならんでもなく、はやくでねぇかなぁと待ってるところですがでますよね? <<図書館内乱>> 【著:有川浩/絵:徒花スクモ/レ:メディアワークス】 愉快痛快図書館活劇。 作者曰くは月9風。 連作短編集で、おそらく1話がドラマの1話に対応する感じ。 ただ、ところどころに、波乱の種がいつもあり、それが爆発したときの主人公'sの対応がまたなかなか面白い。 読んで損無しとりあえずどぞ。 <<鋼鉄の白兎騎士団 III>> 【著:舞阪洸/絵:伊藤ベン/レ:ファミ通文庫】 内乱編、とりあえず、完。 このシリーズのいいところは、なんといっても女の子がいっぱげふんげふん いや、失礼。それ以上に、予想の斜め行く展開、魅力溢れる主人公、そしてその所属する鋼鉄の白兎騎士団。 1巻で予想の斜め上を行かれ、2巻で落とされ、3巻でそのキャラクター達の作るドラマにやられた。 近々知ったばかりだったので、本当は一巻こそ投票したかったけれども しかたがないのでこの3巻を。いや、ほんといいものでした。
132 :
1/2 :2007/01/17(水) 13:58:13 ID:bcubim8l
○<<BLACK BLOOD BROTHERS 6 ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 九牙集結―>> 【著:あざの耕平/絵:草河遊也/レ:富士見ファンタジア文庫】 人と吸血鬼の共存という特区の理想が崩れようとしていく中、破綻を望む者、防ごうとする者 皆いろいろ抱え傷つき、それでも己の血に従い吸血鬼も人も必死に生きてます、頑張ってます。 そんな彼ら彼女らの生き様が大好きです。 あと、次巻への引きがうまいです。これだけ次が待ち遠しくなる引きされると待つのが辛い(笑) 物語的はそろそろクライマックスかと思える盛り上がりにも思えますが 個人的にはやっと加速に入る段階じゃないのかなーとも思えます。 6巻分で、前作のDクラッカーズ3〜4巻くらいまでのノリかなと感じているので 今後更なる盛り上がりが期待できるシリーズです。 ベタ萌えな展開に飽き飽きされている方にオススメです。
133 :
2/2 :2007/01/17(水) 13:58:48 ID:bcubim8l
<<ネコのおと>> 【著:富士見F&Mの精鋭?/絵:/レ:富士見ミステリー文庫】 イベントでの企画ネタから始まり、よくこんなもの出したなというのが本音w 新井輝、築地俊彦、水城正太郎、師走トオル、田代裕彦、吉田茄矢、あざの耕平 とバラエティ溢れる作家が 本音と建前の間で生み出したリレー小説。 私は あざの 水城 築地 の3名の作品しか読んでなかったので正直買おうか迷いましたが、 それでも楽しめました。 2番手、3番手の時点でおいおい・・・と思えてしまいますが(でも水城は、あれである意味水城らしいともいえます) それを立て直した後半4人の手腕は感心、ではなく感動もの。 特にラストのあざの氏には頭が下がります。 彼が自分のパートに書き記したとあるセリフ 私は至上の名言だと思います。 <<アルスラーン戦記12 暗黒神殿<>> 【著:田中芳樹/絵:丹野忍/レ:光文社】 前巻からたったの1年で続きが読めたという奇跡に1票をw 内容もカンを取り戻したのか、キャラの動きが良くなってきていると感じます。 蛇王の僕率いる悪鬼にちょっかいかけられつつも、改革から安定へむかおうとするパルス 激変する周辺国の動向や暗躍する蛇王陣営は、パルスの宮廷画家の思惑を超えていくのか?。 今後誰に死亡フラグが立つのか? 最近他人任せが多かったりと作家としてどうよ?と思ってた御大ですが このままの出来でアルスラーンが進んでくれたら、ちょっと期待してもいいかなと思えました。
○<<戦う司書と追想の魔女>> 【著:山形石雄/絵:前嶋重機/レ:スーパーダッシュ文庫】 この戦う司書シリーズ、個人的には一巻から段々クオリティが落ちてきていたような気がしていました。 しかし、この巻では、一巻に負けず劣らぬ素晴らしい物語が展開されます。 ただひたすらに、あるものを求めて疾走するオリビア。 彼女は善人でも、正義の人でもありません。 目的のために犠牲を払うことに躊躇しません。 しかし、それでも、彼女の魂は、彼女の魂が求めるものは、決して汚れない。 踏みにじられ、消し去られようとしても、彼女の魂は、それを求めてやみません。 その何よりも強い魂が引き起こした、奇跡のような偶然の積み重ねの果てに、彼女が手にしたものは……! そして、彼女を彩る脇役達も忘れることができません。 何の因果か、オリビアと逃避行を共にすることになった若き司書ヴォルケン。 オリビアと対照的に、どこまでも正義を求めた青年。 鉛の体を持つ、元人間のベンド=ルガー。 その悲しい想いが、オリビアを突き動かします。 前作の石油人間もそうですが、作者は鉛人間というキャラクターを本当に魅力的に昇華しています。 そして、悲しい母親レナス。 愛する息子が命に代えて助けたオリビアを、自らの存在をかけて導いた女性。 さらに、ハミュッツと楽園管理者の両親玉もいい味を出しています。 素晴らしい登場人物と、圧倒的なストーリー。 とにかく下半期、いや2006年イチオシの小説です。
○<<マルドゥック・ヴェロシティ3>> 【著:冲方丁/絵:寺田克也/レ:ハヤカワ文庫JA】 おお、炸裂よ! 塵と灰に ハ_ハ ('(゚∀゚∩ 地道な捜査で予想以上にハードボイルドな2巻もいいけど、やはり無機質な文体でボイルドが 虚無へと突き進む3巻は圧巻。結末はある程度予想できたのにここまで衝撃を受けるとは……。 名シーンは多々あるが、最期まで忠実だったオセロットが……( ´Д⊂ヽ <<ジョン平とぼくと2 ジョン平と去っていった猫>> 【著:大西科学/絵:銀八/レ:GA文庫】 俺の好みにジャストフィット! ラノベというよりジュブナイル的な面白さだけど気にしない! 実は結構ひねくれてるのに、あまりそう感じさせないのは作者の素質ではないだろうか(アレ除く) 現代に魔法実在モノの最高峰になることを期待してます <<煌夜祭>> 【著:多崎礼/絵:山本ヤマト/レ:C★NOVELS ファンタジア】 とにかく上手い小説で感想書きにくくて困る。それだけ隙がないってことなんだけど。 個人的には連作もののミステリとして評価したい。 去年下半期はあまりラノベ読んでないから無投票も考えたけど、この3作はツボだったので投票します 今年はたくさん読もう
136 :
134 :2007/01/17(水) 20:23:39 ID:1wDO03xB
<<“文学少女”と繋がれた愚者>> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】 青春の苦々しさと、しかしそこにあるかけがえのない大切なもの。 それを思い出させてくれる佳作です。 「何故間違ってしまったのか」。 いつも、どうしても決定的なところでボタンを掛け違えてしまう芥川くん。 彼の苦悩を、文化祭の演劇を通して、武者小路実篤の『友情』を通して、 救い出そうとする文芸部の遠子先輩と、我等がヘタレトラウマ主人公心葉。 第一巻のメインキャラだった竹田さんも絡んで、そしていつものように琴吹さんもカラ回って、 物語は二転三転していく。 「文学少女の想像力」によって、絡み合った事態を解きほぐしていく遠子先輩は、 いつものように魅力的で、優しくて、儚げな強さを備えています。 そんな彼女に包まれて、心葉も一歩だけ、ほんの少し、でも確実な一歩を踏み出しました。 無駄なことなんて一つも無い、苦く、切ない青春のかけがえのないひと時。 ラストの強烈な引きを含め、次巻がとても楽しみな小説です。
●大賞・イチオシ賞 ○<<銀盤カレイドスコープ vol.9 シンデレラ・プログラム:Say it ain't so>> 【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】 萌えイラストのカバーを被ったスポ根ライトノベルの集大成。 頂点に届きそうな場所から一気に奈落の底に叩き落されるスポーツの怖さ、そこから再び頂点へと再び挑む展開はお約束ながらも熱い。 これのおかげでこの冬話題だったフィギュアスケートも面白くみることができました。 <<空とタマ ―Autumn Sky,Spring Fly―>> 【著:鈴木大輔/絵:原建人/レ:富士見ミステリー文庫】 逃げ込んだ倉庫には先客がいた… 主人公と先客との仁義はあるけどまるで子供な争いがとても愉快でした。 そして主人公の生い立ち等の独白やそこから最後までの話の流れはとても印象的でした。 <<ひと夏の経験値>> 【著:秋口ぎぐる/絵:濱元隆輔/レ:富士見ドラゴンブック】 TRPGを学生時代にやっていた自分にとってクリティカルな内容だった本作品。 主人公の悩みも友人達の悩みも経験者にとっては懐かしさやもどかしさを感じるものでした。 くだらなくも面白く過ごしたあの夏の日々を思い出させてくれた作品です。
<<鋼鉄の白兎騎士団 III>> 【著:舞阪洸/絵:伊藤ベン/レ:ファミ通文庫】 絶体絶命の状況に追い込まれた副団長。彼女を救うために主人公が出した策はとんでもないものだった。 最後までまったくその策の内容がでてこないこともあり緊迫した雰囲気が作中続いてとてもよかったです。 反乱編はこの巻で終わりですがこの後主人公達がどんな物語を紡いでいくのか楽しみな作品です。 <<僕と先輩のマジカル・ライフ>> 【著:はやみねかおる/絵:ゴツボ×リュウジ/レ:角川文庫】 一般レーベルですがライトノベルに近い作風を感じたので推挙しました。 03年に一般書籍で発売した本の文庫化。著者は児童文学で有名なはやみねかおる。 大学生活を営む主人公と不思議な先輩との周辺で起こるほんの少し不思議な事件を解いていく本格ミステリー。 その物語の微妙なさじ加減は作中でのキャラクターの立ち位置とあいまって面白くも懐かしい感覚を思い出してしまう。 気になる方はぜひ本屋であとがきの後の解説だけでも読んでみてください。 ●ベストキャラクター賞 {{パンプキン}}(空ノ鐘の響く惑星で (12)) 彼は最初から最後までずっと己を貫き通しました。敵ながらも天晴れな戦士です。 でも最後のあれは反則w
139 :
1/2 :2007/01/17(水) 20:41:11 ID:8ubkd3YX
<<図書館内乱>> 【著:有川浩/絵:徒花スクモ/レ:メディアワークス】 前作以上に「月9」っぽくなった作品だと思う。 意味のない会話にも引き込ませるセンスやテンポの良さは絶妙。 ページをめくる手が止まらなかった作品。 一読の価値アリ。 <<レインツリーの国>> 【著:有川浩/絵:−−/レ:新潮社】 作者が同じということで気が引けつつも投票。 ここまでくると言うことない。 怪獣とか変な機関とかがない分会話に割かれる割合が多く、あのテンポを沢山味わえて幸せ。 怪獣とかも有川さんの色で、好きなんだけど。 話の筋も考えさせる内容。感動的と書いておく。 <<半分の月がのぼる空 8 another side of the moon-last quarter>> 【著:橋本紡/絵:山本ケイジ/レ:電撃文庫】 短編集であるもののやっぱり半分の月、という感じ。 橋本さんのあの雰囲気は健在であり、半分の月を締めるに相応しい出来だと思う。 エピソードにありがちなグダグダ感はなく、後日談としてとても素晴らしかった。
140 :
134 :2007/01/17(水) 20:52:16 ID:1wDO03xB
<<GOSICK VI ―ゴシック・仮面舞踏会の夜―>> 【著:桜庭一樹/絵:武田日向/レ:富士見ミステリー文庫】 「たとえこころがはなれなくても、なんになるんだ。からだごと、側にいて守らなくちゃ。離れるときは、死ぬときだ」 少年は、少女を守るため、その手をしっかりと握る。 「歴史は動く。嵐はまたやってくる。だが、けして、けして大人に捕まってはならない……! ただ、互いのために生きるのだ……!」 時代は混沌とし、暗い影がヨーロッパを覆う。 「だけどなにがあっても、信頼できる友達がそばにいたら大丈夫だよ。互いが、互いを守ることができるからね。 ぼくたちは、離れない。なにがあっても」 「そうだ。我々はけして離れまいよ……!」 少年は少女のために、少女は少年のために。 確かに、このシリーズはミステリーとしては、トンでもミステリーに入るでしょう。 トリックの説得力はありません。 しかし、小説の説得力はとてもあります。 少年が、少女が、時代に翻弄されながら、ともに手を取り合いながら大人たちに立ち向かっていくのです。 その心の揺れ動きのリアリティが説得的なのです。
141 :
イラストに騙された名無しさん :2007/01/17(水) 20:54:31 ID:H1UwXRrl
この板にいる奴らきもいな 普通に考えて シャナかゼロの二択だろ
142 :
2/2 :2007/01/17(水) 20:58:06 ID:8ubkd3YX
<<デュラララ!!×3>> 【著:成田良悟/絵:ヤスダスズヒト/レ:電撃文庫】 成田さん独特の群像劇が今回も展開。 「バッカーノ!」も好きだがこっちの方が雰囲気が好きだ。 他の成田作品もだが、さまざまに絡み合う糸たちが分かれ、ねじれ、収束する様は素晴らしいと思う。 <<とある魔術の禁書目録 (11)>> 【著:鎌池和馬/絵:灰村キヨタカ/レ:電撃文庫】 「バッカーノ!」とどちらを採るか迷った作品。 どこまでいっても鎌池さんは鎌池さんだな、と再認識。 ……どこの少年漫画ですか、これは。 そう思いつつも上条のセリフに燃えてしまう自分が好きだ。 人によってかなり意見が分かれるのは承知で推させていただく。 ●2006年下半期ベストキャラクター賞 {{マルタ・サギー(鷺井丸太)}}(マルタ・サギーは探偵ですか? ) 個人的にかなり好き。 抜けてはいるが美味しいところは持っていく。 カードの使いどころとか絶妙です。 周りに迷惑かけつつ頑張って、と言いたい。 {{クレア・スタンフィールド(フェリックス・ウォーケン、ヴィーノ)}}(バッカーノ!) 何だろう、「最強」のキャッチコピーに惹かれたのか。 その無鉄砲さ(もといバカ)に惹かれたのか。 こういうヤツが居たら嫌だろうなー、と思いつつキャラクターとしては非常に好き。
143 :
134 :2007/01/17(水) 21:12:11 ID:1wDO03xB
<<皇帝ペンギンが翔んだ空>> 【著:祭紀りゅーじ/絵:Kアニキ/レ:電撃文庫】 この小説は、萌も無ければ、きっちりとまとまった優れた話の構成があるわけでもありません。 さらに言えば、ギャグもすべり気味ですし、文章が取り立てて上手いわけでもありません。 正直言って、人に勧められるものではないのかもしれません。 しかし、それでも好きなのです。 この小説に流れる、不思議と暖かい空気が。 それは、「空気感、季節感をしっかり書ける」といった意味での空気ではありません。 作品全体に流れる、温かい人のぬくもりが、何かとても私の琴線に触れるのです。 あまり評判がいい作品とは言えませんが、個人的には、やたら癒されたので一票入れます。 <<<ロケットガール2 天使は結果オーライ>> 【著:野尻抱介/絵:むっちりむうにぃ/レ:富士見ファンタジア文庫】 厳密な意味では新刊ではありませんが、復刊記念に一票を。 そして、巻き込まれただけの感が強かった一巻よりも、宇宙への強い意志が見えた二巻に投票。 やっぱりロケットと宇宙は男のロマンだと思うんですよ、本当に。 そのロマンを仮託するの相手が、サイズが小さくてコストがかからんというので女子高生。 いいでしょ?ロマンでしょ? キャラ賞はまたの機会に……
<<空とタマ ―Autumn Sky,Spring Fly―>> 【著:鈴木大輔/絵:原建人/レ:富士見ミステリー文庫】 なんとも青いし臭いし痛いしあざといし、普通なら恥ずかしくて読めないかもしれない典型なのに、 密室の中での攻防から展開していく構成に文章に無理なくテンポ良く詰め合わせるものだから、 いつのまにか異色の青春モノの良作と感じてしまうという魅力がありました。 <<学校の階段 3>> 【著:櫂末高彰/絵:甘福あまね/レ:ファミ通文庫】 これも青臭い話なのに、それ以上に階段部という設定勝ちを巻を追うごとにうまく消化させているから、 青春スポ根モノとしてますます面白くなっていると思いながら、お決まりの展開に安心しながら読める。 ライトノベルでスポ根モノで、いま一番好きかもしらん。 <<銀盤カレイドスコープ vol.8 コズミック・プログラム:Big time again>> 【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】 ◎<<銀盤カレイドスコープ vol.9 シンデレラ・プログラム:Say it ain't so>> 【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】 ライトノベルでスポ根もので一番好きといえば「銀盤カレイドスコープ」だと今までは思っていたけれど、 7、8、9巻とトップアスリートの銀盤の上での意義がこれだけ壮絶に描かれていれば、これはもうスポ根ではないと気付いてしまいます。 一言感想が良ければただ「壮絶。」とでも書きたかったんですが……ただただ薦めたい壮絶な傑作ということです。 <<“文学少女”と飢え渇く幽霊>> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】 最後に「文学少女」で、繋がれた愚者ではなく飢え渇く幽霊です。 ネタを割らずには感想が書きにくくて大変ですが、最後の展開にはわなわなと震えてしまいました。 のどがつまるような物語だけど、のどを通りすぎてしまえば、なんとも血の通った物語となっていましたさ。
いぬかみっ!10 に一票
>>146 <注意事項>
「荒し・多重投票対策」のため、次の場合集計人の判断により無効票とされる場合があります。
・一言だけの露骨に短い感想 (例:「○○最高!」「とても面白かった」等)
・明らかにコピペと思われるもの、他作品への中傷と取れるもの
・その他、集計人が不正な感想であると判断したもの
○<<戦艦人間ハヤト 起動!白銀の宇宙戦艦!!>> 【著:大迫純一/絵:hippo/レ:HJ文庫】 <<戦艦人間ハヤト 脅威!メガナイクス!!>> 【著:大迫純一/絵:hippo/レ:HJ文庫】 穏やかな日常を送る主人公、そこへある日起こった異変。 異常な存在との接触、そして告げられる非情な現実。 自分が人間から逸脱したことを知った主人公は決意する。 迫り来る敵から、日常を守ると。 これは、一人の“戦士”の戦いの物語である。 タイトルはSFみたいだが、改造人間もの。そう、まんま仮面ライ○ーのノリ。 V3と空牙と龍騎を適当に見ていただけの人でもえらい燃えた燃えた。 日曜朝8時に見てみてーなーとけっこう思った。 2巻ではおやっさんポジションになるのかなという人も出て次巻も非常に楽しみ。 <<神曲奏界ポリフォニカ サイレント・ブラック>> 【著:大迫純一/絵:BUNBUN/レ:GA文庫】 <<神曲奏界ポリフォニカ プレイヤー・ブラック>> 【著:大迫純一/絵:BUNBUN/レ:GA文庫】 でか男とちび少女の組み合わせはいいですねー。 他の色に比べて萌え狙いキャラクターが少ないのもいいところ。 BUNBUNのイラストも素敵で、プレイヤー・ブラックのキラキラしてる二人とかのび太くんが印象に残った。 期間外だけどまぁぶるのちびキャラもとても可愛らしい出来でした。 イラストのことばかり言っているが、文章もうまくて読み易い。 これを読んで上のハヤトを買ったぐらい好きになった。 シェアードワールドものだけど読んでみてほしい。他の著者のも好評だから。 <<超鋼女セーラ>> 【著:寺田とものり/絵:Ein/レ:HJ文庫】 綺麗なお姉さんは好きですか? 私は大好きです。 強いお姉さんは好きですか? 私は大好きです。 実はロボなお姉さんは好きですか? これを読んでありかな、と思いました。 強くて純情で主人公ラヴなお姉さんということで護くんやのぎーさんなど好きな方におすすめ。 そういうものとして肩の力を抜いて読んで下さいな。 読む際の注意としては「番長能力者」というものを「Xメン的超能力者」みたいなもので、 とにかく凄いんだと理解し深く考えずスルーしてください。本編にあまり説明がないのです。
{{粟生島隼人}}(戦艦人間ハヤト) 必殺技は右主砲キックだ! {{マナガ&マティア}}(神曲奏界ポリフォニカ ブラック) 熊パジャマとエプロンはいいですねー。 {{来栖セーラ}}(超鋼女セーラ) 黒髪ロングなロボ娘お姉さんいいねー。 {{ヴラッドレン3}}(超鋼女セーラ) たとえ挿絵もないボスでも、巨大な鋼はかっこいい。 なぜこんなの推してるんだろうね自分! {{ゴブリン}}(ネクラ少女は黒魔法で恋をする) コードGだ! なんでネズミに萌えてるんだろうね自分! あまり読んでない上にマイナーを推しているから凄い個性的な組み合わせだ… ほぼ1票確定だろうか…
151 :
イラストに騙された名無しさん :2007/01/17(水) 23:27:55 ID:REqwOZHG
<<オーパーツ・ラブ SP 〜あ・ら・か・る・と 5〜>> 【著:ゆうきりん/絵:酒井ヒロヤス/レ:スーパーダッシュ文庫】 今巻もお馴染みの萌えるキャラクターが大活躍でした。 <<戦う司書と追想の魔女>> 【著:山形石雄/絵:前嶋重機/レ:スーパーダッシュ文庫】 物語もいよいよ終盤に入ってきて結末が楽しみです。 <<クライム・ハウンド>> 【著:柊ハルヤ/絵:深遊/レ:スーパーダッシュ文庫】 フリッツが大活躍して見ごたえがあって面白い。 <<とある魔術の禁書目録 (11)>> 【著:鎌池和馬/絵:灰村キヨタカ/レ:電撃文庫】 禁書自体は好きだから入れるが相変わらず当麻がうぜえ死ねよ。 <<空ノ鐘の響く惑星で (12)>> 【著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/レ:電撃文庫】 3年に渡った渡瀬先生の長編シリーズもとうとう完結しました。 最終巻まで飽きさせる事なく緊迫した展開で満足しました。 ジェラルドとフェリオ・ウルクの会談での駆け引きや、メビウスに立ち向かう面々の様子、 神柱や死の神霊の謎など見所が満載です。 シリーズ通して細かい世界観と読者をすんなりと世界に引き込むナチュラルな文章使いがとてもよかったです。 キャラクターも生き生きと描かれ、役割がきっちりしていてストレートに入ってくる。 全体的にとても良質のSFファンタジーでした。 広義でのファンタジー小説が氾濫している中、これだけしっかりと設定を作りこんでいるのに窮屈さがない 小説は珍しいです。 シア・パンプキン・イリスとエンジュ・シルヴァーナとハーミットとかのサブストーリーも気にはなりますが、 作者が物語りの全てを描く必要はないのでこれで良いかなと思います。 広義でのファンタジー小説が氾濫している中、これだけしっかりと設定を作りこんでいるのに窮屈さがない 小説は珍しいです。 久しぶりに素直に面白いと感じるシリーズでした。 そして最後にパンプキン、かっこ良すぎですよ。まさに物語を彩る見事な道化師でした。 {{パンプキン}}(空ノ鐘の響く惑星で (12)) 文句なし
<<GOSICK VI 仮面舞踏会の夜>> 【著:桜庭一樹/絵:武田日向/レ:富士見ミステリー文庫】 <ベルゼブブの頭蓋>と呼ばれる修道院から辛くも脱出した一弥とヴィクトリカは豪華列車に乗り込む。しかしそこには自らを仮の姿で名乗る奇妙な乗客たちが。そして列車内で起こる殺人事件。 大男の無骨な声が、低く、不吉に響いた。 『それなら、俺は―<死者>だ』 今、仮面舞踏会の夜が幕を開ける―。 「たとえこころが離れなくても、なんになるんだ。からだごと、側にいて守らなくちゃ。離れるときは、死ぬときだ。ただ、ぼくは、あの子のそばにいたいんだ…」 謎解きだけではなく、登場人物の心情の変化にもかなり魅かれる作品。 相変わらず一弥が格好良過ぎでヴィクトリカがカワユ過ぎた。 シリーズものとして今作も期待を裏切らない出来だったと思う。 <<レンタルマギカ 鬼の祭りと魔法使い(下)>> 【著:三田誠/絵:pako/レ:角川スニーカー文庫】 いつきの奮闘空しく、葛城みかんは姉の香とともに<人柱>にされた。そしてついに葛城家の「鬼の祭り」が開始される。 姿を見せた真の敵の前に、すれ違うばかりのみかんと香の想いが重なる― 「…あたしはね、お姉ちゃん」 「…わらわはな、みかん」 「お姉ちゃんのことが…」 「おぬしのことが…」 「「ずっと大嫌いで……」」 「「…ずっと大好きだったよ…」」 いつき達<アストラル>は「鬼の祭り」とその陰に潜む敵からみかんを救えるのか!? 上巻と繋がる鬼の祭り完結編。 驚愕の事実や交錯するばかりの登場人物たちの哀しすぎる想いには思わず涙した。 また、今回は久しぶりに、いつきの活躍が見られた気がする。
153 :
1/2 :2007/01/18(木) 01:06:17 ID:C155dSmO
ああ。投票するのはいいが― 別に、全票TRPGリプレイに入れても構わんのだろう? ───イベント運営・感想スレッド705 <<未来の絆 ダブルクロス・リプレイ・オリジン>> 【著:矢野俊策、F.E.A.R./絵:しのとうこ/レ:富士見ドラゴンブック】 DXオリジンシリーズの最終巻。単に完結記念というだけでなく既刊の話題が伏線として最終話に収束していく快感、 ストーリー的なテーマと同時に、ゲームシステムの設計理念にまで挑戦する陰謀、 定番NPCの存在を逆手に取ったセッション展開の誘導に至るまで見所多数の傑作。 卓上ゲーム板で「ここまでの完成度を見せ付けるとユーザーが萎縮してしまって、プレイの参考としてはまずいのでは」 という意見まで飛び出すのもむべなるかな。 <<アルシャード・ガイア リプレイ 明日へのプロファイル>> 【著:矢野俊作、F.E.A.R./絵:ぽぽるちゃ/レ:ファミ通文庫】 作者つながりでもう一冊。 本作の注目すべき点は、主人公格である宮沢茉莉の父親、宮沢祥吾であろう。 キャラクター作成時のダイス目によってなんとも奇矯な人物になってしまったが それが後半に明かされる彼の過去を引き立て、娘である茉莉の成長へと繋がっていく。 こういうキャラクターが、偶然と作為の狭間から生まれてくるのがTRPGの醍醐味だろう。 上記の「未来の絆」と同月発売だったため霞んでしまった観があるが、見逃すには惜しい作品。 <<ノエルと白亜の悪夢 アリアンロッド・リプレイ・ルージュ (3)>> 【著:菊池たけし、F.E.A.R./絵:佐々木あかね/レ:富士見ドラゴンブック】 今期のリプレイ作品を語るとなると、やはりこの一冊は外せないか。 複数人の意思と、ランダマイザによる偶然性が絡み合うリプレイだからこそのクライマックス。 後半の緊張感と落涙のエンディングは、まさに筋書きのないドラマの真骨頂だ。 最終巻がどうなるのかという不安と期待も含めて、このシリーズから目が放せない。 一方で、前半部分における市中探索のルールなど、ゲームとしての運営にも興味深いところが多い。 …あと、アルテアを「よ○ば」って呼ぶの禁止。
154 :
2/2 :2007/01/18(木) 01:07:07 ID:C155dSmO
<<盗賊たちの狂詩曲 ソード・ワールドRPGリプレイ集スチャラカ編 (1)>> 【著:山本弘、グループSNE/絵:草ナギ琢仁/レ:富士見ドラゴンブック】 まさかライトノベル大賞でスチャラカ冒険隊に票を投じられる日が来るとは思わなかった(笑) 1990年前後に発表された、ソード・ワールドRPG初のリプレイ。 およそ歴史的事件や英雄譚とは無縁な冒険者たちが織り成す狂想曲の如き物語。 知名度やメディアミックスでは関連作の「ロードス島戦記」に遠く及ばぬが、ことTRPGというジャンルに限って言えば このシリーズの影響度は決してロードスに劣るものではないだろう。 少年時代にこの作品に熱狂した(そして人の道をいろいろ踏み外した)ノスタルジアに懸けて一票。 <<異界戦記カオスフレア・リプレイ 暁の戦士たち>>【著:小太刀右京、F.E.A.R./絵:合鴨ひろゆき/レ:新紀元社Role&RollBooks】 最後に、作品リスト外から一冊。流石にゲームサプリメントに併録のリプレイだと躊躇もするが 新書サイズの読み物向きレーベルということでご容赦いただこう。 平行世界間の戦争を舞台に、地球から召喚されてきた勇者の少年をはじめとして 「スーパーロボパイロットのサイボーグ変身王女」「愛と平和のラブリー魔王」「織田上総介信長(巨乳)」 「ガトリングフルアーマーメイド」「アジサンドを齧るガンドッグプリンセス」「自動車」とかが バトルしたり、恋愛したり、ストーキングしたり、焼き宇宙怪獣パーティーしたりする。 F.E.A.R.社のTRPGに顕著な特徴として、物語の構築を前提としたゲームシステムの傾向があるが 本作ではゲーム上の専門用語だけでなく、上記のシステム傾向に沿ったプレイヤーの演出についても注釈が入る。 卓上ゲーム板では既に暗黙のお約束となっているものも多いが、ラノベからこのジャンルに入る初心者には興味深いかも。 なお蛇足ではあるが、GMをつとめている著者は元卓上ゲーム板のコテハンである。 以上5冊。「星を継ぐ者」や「超鋼女セーラ」など、TRPG絡みの小説にも投稿したいところだが 洒落と意地で、すべてリプレイで統一してみた。
155 :
1/3 :2007/01/18(木) 12:57:57 ID:7b5Mfoin
集計人さんおつかれです。 しかし凄い悩むな。 ○<<ユーフォリ・テクニカ 王立技術院物語>> 【著:定金伸治/絵:椎名優/レ:C★NOVELS ファンタジア】 体育会系根性技術開発というかつて無い分野の作品を生み出したこの作品がイチオシ。 徹夜に次ぐ徹夜、風呂抜きに次ぐ風呂抜きの果てに完成する美しい花火! 久しぶりにヤラレタ!と思える作品でした。 作品の中にイギリスを舞台にしたと思われる異国の雰囲気や、男女差別ネタやら女同士の友情、 国同士の威信をかけた暗闘なども折り込みつつも、結局は頑張って日夜実験に取り組んでぶちかました花火が 物語中の人間/国家の醜い争い全てぶっとばしてくれる所は快感以外の何者でもないと思う。 <<円環少女 (4) よるべなき鉄槌>> 【著:長谷敏司/絵:深遊/レ:角川スニーカー文庫】 寒川さんを虐めるメイゼルが可愛いのでもうコレは票を入れるしか無いと。それはともかく相変わらずの設定の濃さと、 3巻に比べて全体的に読みやすさの向上が感じられる所がいい。一人一人のキャラクターの表と裏の書き込みと、 単純に白黒と言えない世界のあり方の表現も良し。善/悪そういった二元論的な所を超えた世界で語られる人間達と 魔導師達の生き様が胸をうちます。 <<GOSICK VI ―ゴシック・仮面舞踏会の夜―>> 【著:桜庭一樹/絵:武田日向/レ:富士見ミステリー文庫】 ヴィクトリカが可愛いのでコレは票を入れるしか無いと。それはともかくじっくりと深化してきた主人公二人の関係と、 比較的ストレートにミステリに取り組んだと思える所を評価。 あとはやっぱり二人の信頼関係が深まれば深まる程にボディブローの様に効いてきている 「不吉な予言」の存在が物語全体に適度な緊張感をもたらしているようで、目が離せません。 桜庭一樹の地の文は人によっては叙情的過ぎてイマイチかもしれないけれど、はまる人には堪らないほど 想像力を刺激してくれます。
156 :
2/3 :2007/01/18(木) 13:00:44 ID:7b5Mfoin
<<紅 〜ギロチン〜>> 【著:片山憲太郎/絵:山本ヤマト/レ:スーパーダッシュ文庫】 最年少ヒロインではないかと思える紫が可愛いのでコレは票を入れるしか無いと。 7歳でも恋する少女は強いよなと思えるキャラクターの描写と、少年漫画的な王道のストーリーがとても好感触。 あと、悩める青年のグダグダ感と、吹っ切れた時の真っすぐさは若さの特権だなあと思えるようなスッキリとした 展開が読んでいて嬉しい。 <<“文学少女”と繋がれた愚者>> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】 内容の胸に迫る感じは他の作品の追随を許さない出来だと思います。 ちょっと”文学少女”の発言に一部納得出来ないような所も在るものの、作品全体からすると正直些細な問題のような気もする。 少なくとも作品全体に凄いパワーがあると思える作品。ねじってねじって今反発力をもの凄い勢いでためているキャラクターが 影にいるので、このキャラが爆発するとこの話どうなるんだろうという異様な緊張感に満ち始めているような気がします。 次点: 狼と香辛料 III まあ誰か入れるだろうし。 化物語 (上) まあ誰か入れるだろうし。 化物語 (下) まあ誰か入れるだろうし。 ジャストボイルド・オ’クロック 面白いけどまだ種まき感が強いしね。 ラジオガール・ウィズ・ジャミング 発想では1、2を争う出来だと思う。 ゼロの使い魔 9 双月の舞踏会 うーん、うーん、いや、まあいいかと。 図書館内乱 うーん、うーん、票がもう一つあればこの本。 ヤクザガール・ミサイルハート 敢闘賞があったらこれ。
157 :
3/3 :2007/01/18(木) 13:02:52 ID:7b5Mfoin
●ベストキャラクター賞 {{エルフェール}}(ユーフォリ・テクニカ) 新しいヒロイン像の地平を切り開いてくれたと思える彼女に一票。 もうこのキャラは絶対外せませんね。喜びのあまり壁に頭を打ちつけて血が出るヒロインなんて空前絶後。 その割には可愛らしさを失っていないと思えるその造形は秀逸としか。 {{恋ケ窪ゆり}}(とらドラ!) 最後っぽい弾を既に撃ち損じている彼女しかいない。 いいの!みんなは別に分かんなくってもいいの!きっとみんな彼女の苦しみと笑いどころが大人になれば分かるからっ! 際どい年齢に達してしまい、結婚を焦る女性の真っ黒な感じがたまらない。 {{インコちゃん}}(とらドラ!) だってブサイクでぶくぶくでよだれらしきものがいつも開きっぱなしになっているクチバシから垂れていて 毛が抜けかかって鳥的興奮のために痙攣しつつ目が白目ですよ。もう好きにならずにいられないじゃないですか。 生きたグロ画像とまで思われつつも生きているんですよ?勇気が湧いてくるよ! {{コヒロ}}(神様のおきにいり) 3巻かけて魅力をじっくりと熟成させてきましたね。多分他に誰も投票しないのではとか思って投票。 気がついたら足下にまとわりついている猫のような、あるいは近づきたいけどちょっと不安な子犬とか、 なぜかちゃっかり隣の席を確保しているようなその微妙な振る舞いがとても良いです。 微妙な可愛らしさとでも言いましょうか。 {{戦場ヶ原ひたぎ}}(化物語) 外せない鉄板。作者の趣味と言うか遊び心が全開に出まくったキャラクター。 既存の枠にはまりそうではまらないその毒舌と、時々出てくる可愛らしくもあまりの本気っぷりが怖いような恋心。 こういう人に愛されたいとは思えないんですけど、そのキャラクター性は読んだら忘れられないインパクト。 化物語はどのキャラもいいんだけどね、代表で彼女。
158 :
1/2 :2007/01/18(木) 21:56:37 ID:Fi036/1U
<<化物語(上)>>【著:西尾維新/絵:VOFAN/レ:講談社BOX】 一応京極堂オマージュな作品なのかな。ただし、西尾維新の趣味でゴテゴテにデコレーションされている。 タイトルも『化物語』だし、化物をファンタジーと京極堂の中間ぐらいで祓ったりする。 化物を抱える人間と出会って、祓ったりしながら青春してる高校生たちのストーリー。 ストーリー自体は大風呂敷を広げるでもなく、きれいに纏まっている。 が、この小説のメインはストーリーじゃない。キャラクターだ。 主人公は見ていて爽快になるほど歪に優しい男の子。 メインヒロイン(?)戦場ヶ原ひたぎは、なんとも激しい女の子。 「阿良々木くんみたいないかさない童貞野郎と話してくれる女の子なんて、 精々私のような行き遅れのメンヘル処女しかいないということよ!」 罵倒のためなら自分の身を貶めることすら厭わない戦場ヶ原、蕩れ。 その他登場人物もみんな一癖二癖で済まない奇人達。 物語の進行のテンポが乱れようとも、素敵にいかれたキャラクター達のやりとりは止まらない。 この作品の賞味期限は、きっとひどく短かい。少なくとも年内には読んだ方が良い。 それ以降に読んだなら、それはそれで味があるかもしれないが、今読んだ場合とは相当味が違うだろう。 まったく西尾維新と趣味が合って良かったなあと思います。 ツンデレ美少女戦場ヶ原ひたぎの、惚れ惚れするほどえぐいツン描写に敬意を捧げ、上巻に投票。
159 :
2/2 :2007/01/18(木) 21:57:34 ID:Fi036/1U
<<化物語(下)>>【著:西尾維新/絵:VOFAN/レ:講談社BOX】
と思ったのだけれどやっぱり、エロい後輩神原駿河と「戦場ヶ原の全部」も捨てられないので下巻にも一票。
あと阿良々木くんのこと「おにいちゃん」って呼ぶ美少女が脱ぐよ!
<<クジラのソラ 01>> 【著:瀬尾つかさ/絵:菊池政治/レ:富士見ファンタジア文庫】
>>124 のロボコンでスポ根という表現は納得。
前半まではすがすがしくスポ根やってるねー、という感じ。
しかし徐々に裏っかわの重い部分が少し見えてくる。
冬湖と聖一はともかく、1巻の最初では単に《ゲーム》の強豪だった雫と智香は、
ふつーに学生やってふつーに仕事したりして、ふつーに幸せな人生をおくることだって
できただろう。しかし1巻が終わった時点で、二人は既に国家レベルで重要な人物になって
しまっている。おそらくはこれから、人類レベルで重要な人物になっていくだろうことは
想像に難くない。
残り2票は、気になってるけど読んでないのがあったりするので保留しときます。
<<七姫物語 第四章 夏草話>> 【著:高野和/絵:尾谷おさむ/レ:電撃文庫】 出てくれただけで嬉しい。一年に一度の贅沢な楽しみ。 話は派手ではないけど、一文一文をじっくり味わう楽しさがある。 <<化物語 (上)>> 【著:西尾維新/絵:VOFAN/レ:講談社BOX】 <<化物語 (下)>> 【著:西尾維新/絵:VOFAN/レ:講談社BOX】 どっちか一冊に絞ろうと思ったんだけどしぼれなかった。軽妙な会話にひたすら笑った。 そしてひたぎ蕩れ。過去編として執筆されるらしい「こよみヴァンプ」にも期待。 <<Beurre・Noisette (ブール・ノアゼット)>> 【著:藍上陸/絵:片岡人生/レ:スーパーダッシュ文庫】 うんちくを読む楽しさがあった。まだ粗削りだけど、今後に期待をこめて一票。 今回は以上の4作品に。集計人さんお疲れ様です。
<<化物語 (上)>> 【著:西尾維新/絵:VOFAN/レ:講談社BOX】 <<化物語 (下)>> 【著:西尾維新/絵:VOFAN/レ:講談社BOX】 作者も楽しんで書いてるのがひしひしと伝わってくる快作。 文句なし。
<<ボトルネック>>【著:米澤穂信/絵:-/新潮社】 なんでライトノベルのレーベルで出さないかな、と思った一冊。 少なくともこの装丁はないだろ。 (落ち込んでいる)中高生あたりが手に取りそうな装丁で出してほしかった。 自分ではなく「姉」が生まれていたパラレルワールドに迷い込む主人公。 ネガティブな主人公とポジティブな姉が世界の「間違い探し」をするのだけど、 それがすべて主人公の絶望に帰結してしまうという展開がとても痛い。 <<“文学少女”と繋がれた愚者>> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】 シリーズ3作目で、モチーフの小説との絡め方が一番しっくりしてた。 遠子先輩の舞台上での演説はちょっと気恥ずかしくて個人的にはマイナスなんだけど、 それでも名場面だと思う。 <<クジラのソラ 01>> 【著:瀬尾つかさ/絵:菊池政治/レ:富士見ファンタジア文庫】 SF設定を用いた前向きな青春スポ根もの。 しかし努力とか成功が必ずしも幸せを意味しない世界でのスポ根。 一応この巻だけでも話が一段落してるけど、 続きの展開が気になる。できれば主人公たちが幸せになれる方向で。 <<煌夜祭>> 【著:多崎礼/絵:山本ヤマト/レ:C★NOVELS ファンタジア】 二人の語り部が話を披露するファンタジー世界での百物語、 みたいな話なんだけど、話が積み重なり繋がり収束していくさまに圧倒される。 きれいにまとめすぎて世界が小さくなってしまった感じもあるけど、 そこには目をつぶる。 あと、万城目学『鴨川ホルモー』を選びたかったのだけど調べたら4月発売だった。 多人数対多人数で特殊なゲームで対戦するというのは『クジラのソラ』と 共通しているけど、雰囲気や方向性はまるで違う。 吉田の孔明か京都の長門かっていう楠木さんの終盤の活躍がすばらしく イチオシにしたかったのだけど残念。
<注意事項> 「荒し・多重投票対策」のため、次の場合集計人の判断により無効票とされる場合があります。 ・一言だけの露骨に短い感想 (例:「○○最高!」「とても面白かった」等) ・明らかにコピペと思われるもの、他作品への中傷と取れるもの ・その他、集計人が不正な感想であると判断したもの
<<タザリア王国物語 影の皇子>> 【著:スズキヒサシ/絵:あづみ冬留/レ:電撃文庫】 ストーリーも決して悪くはないのだが、もうとにかくリネア様のインパクトが強烈。 ヤンデレなんて言葉が吹っ飛ぶくらいの凶悪ヒロイン。 (たとえ登場回数は少なくても)リネア様さえいればシリーズ完結までついていける。 <<“文学少女”と繋がれた愚者>> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】 登場人物全員が精神を病んでいるところが好き。 たった一人まとも(?)な琴吹さんが大好き。 でも遠子先輩はあんまり好きじゃない…。 エピローグで示された修羅場の片鱗に期待しつつ。 <<ソラにウサギがのぼるころ II>> 【著:平坂読/絵:湊ヒロム/レ:MF文庫J】 罵り罵られ押し倒されるツンデレ眼帯メイド萌え。 4巻で完結っぽいけど、特に2巻が最高。 <<Beurre・Noisette (ブール・ノアゼット)>> 【著:藍上陸/絵:片岡人生/レ:スーパーダッシュ文庫】 「荒削りだけど魅力的」というタイプとしては、昨年の新人の中ではダントツに光ってた。 最近はデビュー時からそつなく纏まってるタイプが多いけど、こういう作家も残ってくれればいいな。 <<化物語 (下)>> 【著:西尾維新/絵:VOFAN/レ:講談社BOX】 上巻にも入れたいくらい好きだけど他人任せ。 これまでの作品のようなごちゃごちゃした設定が少ないので、 西尾維新を知らない人に読んで欲しいと思った。
集計人様、乙です。少女レーベルにもおもしろい作品はあるよということで、 少女レーベルから男女問わず読めるおもしろい本を五冊。当然801要素はまったくありません。 <<EDGE 5 〜ロスト・チルドレン〜>> 【著:とみなが貴和/絵:緋乃鹿六/レ:講談社X文庫ホワイトハート】 祝完結。既刊が講談社文庫に移ったくらいなしっかりとしたストーリーは相変わらずだった。 読み応えがあって満足〜。ラストも嬉しい驚きがあってよかった。 <<銀の騎士 金の狼 新たなる神話へ>> 【著:榎田尤利/絵:北畠あけ乃/レ:講談社X文庫ホワイトハート】 すっごい骨太の革命物のファンタジー。著者が著者なので手に取りづらいと思うが、絶対読んでみて欲しい。 革命の象徴・フェンリルと運命の少女サラがようやく出会った今回の巻、続きはどうなる! 五代ゆう好きなら絶対にハマる。 <<繙け、闇照らす智の書 幻獣降臨譚>> 【著:本宮ことは/絵:池上紗京/レ:講談社X文庫ホワイトハート】 なんかホワイトハートが続くが、今期のホワイトハートは設定がしっかりしたファンタジーが多かった。 コバルト・ビーンズに比べてターゲット層が年齢上なのかな。 これも、設定が一ひねりされたファンタジー。幻獣がカッコ可愛かった。 <<オペラ・エリーゾ 暗き楽園の設計者>> 【著:栗原ちひろ/絵:THORES柴本/レ:角川ビーンズ文庫】 秘密結社と闇魔法教会の話が盛り上がった巻。世界の謎も出てきて物語が広がった感じ。 ちょっとダークな感じのファンタジー要素がとってもツボ。イラストもぴったりだし。 <<エパタイ・ユカラ 〜愚者の恋〜>> 【著:高丘しずる/絵:輝竜司/レ:B's-LOG文庫】 東西に分割された近未来の日本で、大陸からの独立を目指すレジスタンスががんばっちゃってる世界。 女子校に入学した主人公の少女は、という話ですが。いや、ちゃんと少女レーベルなのですよこれでもw 素晴らしい設定です。 あと、今回は選外ですが、相変わらずの実力の「流血女神伝 喪の女王4」 ジェットコースター小説もいよいよ佳境。今回は政治的陰謀をねちねちやっている巻でした。
167 :
165 :2007/01/19(金) 22:17:24 ID:zRUcw9hI
一度あげます。 キャラ賞 {{蘇芳}}(緑風は刃のごとく 彩雲国物語) このシリーズでほぼ初めて出てきた後ろ向きで普通な男キャラ。普通だけど、だからこそやるときはかっこいいのだ。 {{光焔}}(吠えよ、我が半身たる獣 幻獣降臨譚) ドラゴンのくせしてタカビーで意地悪でお茶目、しかももふもふの毛皮は反則だと思う。 {{イーダル}}(流血女神伝 喪の女王4) 女装王子の暗黒面降臨。黒くて鬱ですばらしい。 長くて読みづらくてすみません。よろしくお願いします。
168 :
166 :2007/01/19(金) 22:19:20 ID:vjhrSiyV
すいません。誤爆しました。
<<化物語(上)>>【著:西尾維新/絵:VOFAN/レ:講談社BOX】 ○<<化物語(下)>>【著:西尾維新/絵:VOFAN/レ:講談社BOX】 個人的に戯言シリーズより面白かった。 ストーリーよりも細かい小ネタを楽しむ作品。 続編の傷物語(仮)もしくは無物語(仮)に期待
<<半分の月がのぼる空 8 another side of the moon-last quarter>> 【著:橋本紡/絵:山本ケイジ/レ:電撃文庫】 後日談、平凡な日常、平凡で幸せだからこそ涙が止まらなかった
○<<ナハトイェーガー 〜菩提樹荘の闇狩姫〜>> 【著:涼元悠一/絵:一美/レ:GA文庫】 今でこそエロゲライターとしての名前が有名だが、 もともとは一般の受賞経歴有りの物書きだっただけあって流石の文章構成力、そして表現力。 自他共に認める、経歴に対する作品排出率の低さ(遅筆とは認めたくないらしい)に加え、 再就職によって本業に戻ってしまったため次回作は期待できないが、 ゴシックロリータの王道をぶっちぎり、百合を惜しげもなく振りかけて、巻頭にアラブヒゲを隠し味に加えたこの料理、 知られないのはあまりに惜しい。 <<化物語(上)>>【著:西尾維新/絵:VOFAN/レ:講談社BOX】 <<化物語(下)>>【著:西尾維新/絵:VOFAN/レ:講談社BOX】 西尾の新シリーズでありながら最高傑作候補にもなりえる作品か。はっちゃけっぷりは戯言以上。 深みはないが、だからこそ戯言よりも"ライトノベル"足り得るものがあるのでは。 といいつつ西尾らしい言葉遊び・伏線管理も健在なのだから良いとこ取りにもほどがある。 西尾維新、お前本当はエロゲライターになりたかったんじゃないのか?
今期、というか今年はリプレイの当たり年だったと心から思う。 非常に質の高い作品に多く出会えた。その中でも特に素晴らしかったのが、ダブルクロス・リプレイ・オリジンだ。 <<未来の絆 ダブルクロス・リプレイ・オリジン>> 【著:矢野俊策、F.E.A.R./絵:しのとうこ/レ:富士見ドラゴンブック】 シリーズ完結票。 しかし、シリーズの最後にとんでもないものを残していった。まさに集大成と言える一冊。 最高傑作と呼んでも過言ではないだろう。 ダブルクロスの、そしてダブルクロスを創った男の、全身全霊がここにある。 子どもであるということと大人になるということ、そのための決断。そして絆。 ある種ジュブナイルの王道とも言えるテーマだが、やはり幾つになっても大好きなテーマだ。 皆がDXの各種システムを効果的・演出的に盛り込んでいく事で、無理なくシナリオとシステムが融合している。 そのため、作品の中でやりたい事というのがはっきりと良くわかる。 既刊のネタも余す所無く使い、シリーズとしての厚みも見せる。加えてキャラクターも全員集合大盤振る舞い。 名物敵役や、かつての仲間たち。彼らが各人の役割を全うし、ストーリーを盛り上げていく。 特にギャグをやるときはそれに徹し、シリアスなときはとことんシリアスな、ぼんくらーずの果たした役割は極めて大きい (ギャグは半分以上素でやっている様な気がしないでもないが。特に天)。 こいつらのラストバトルは隼人と椿のそれよりも熱かった。しかし共にギリギリのラインでの戦いである事に変わりは無く。 本気でぶつかってくるボスキャラクター達に対して、真正面から応えるキャラクター達の熱さときたら。 その行動一つ一つに読んでいるこっちもハラハラさせられる。 そして、読み終えた後。TRPGと出会えて良かったという幸福を感じる。だからTRPGをやりたいのだという初心を思い出す。 やはり大好きなのだと再確認させてくれる。 ここには、過去・現在・未来が確かに在る。そして、それらは絆で繋がっている。 ありとあらゆる要素が集束し、一冊の本を創り上げる。ゲームとしてのみならず、 一つの「お話」としての魅力に溢れている本当に素晴らしい一冊だった。 この作品に出会えた事に本当に感謝したい。ありがとうございました!
○<<ラジオガール・ウィズ・ジャミング>> 【著:深山森/絵:BUNBUN/レ:電撃文庫】 新人への期待票。 この作品の一番の魅力は一言で言うと「暖かさ」。 街の人、軍人、そしてレコリスの想い。その全てが心を熱くたぎらせ、震わせる。 読み終わった後には確かな暖かさが残る、ハートウォーミング・ファンタジー(仮)です。 キャラが良く動く事、勢いがある事。その点は十二分に満足できるものでした。 全く関係ない板で紹介されて、まあ期待せずに読んだのですが、まさかここまで心の琴線に触れるものだとは思いませんでした。 終盤にかけての心震わす展開は新人の中のみならず、他の作品にも決してひけを取りません。 というわけで新作下さい。 <<銀月のソルトレージュ ひとつめの虚言>> 【著:枯野瑛/絵:得能正太郎/レ:富士見ファンタジア文庫】 今期の新シリーズ期待票。新シリーズとしてはトップクラスの構成・展開だった。 富士見スタンダードな主人公にベタな展開なれど、きっちりと読ませ、盛り上げるのは見事。 初めの方を読んだときはハズレかな?と思ったけれど、次第に丁寧に描かれた世界に引き込まれていく。 ソツなくこなし、シリーズ出だしとしては非常に濃い一冊となりました。 これから続きが出るのか?、というのは非常に不安な事ではありますが、まあこれ一冊でも良く纏まってるからいいかー。 とか思ってしまうヒドい自分もいます。 個人的なポイントは少年の誓いときれーなおねーさんです。 <<れじみる。>> 【著:藤原祐/絵:椋本夏夜/レ:電撃文庫】 基本は連載まとめた短編は投票しないのだが書き下ろしが良い出来だったので投票。 影があるから光がある。光があるから影がある。そんな黒い太陽らしい一冊です。 連載時は本編とのリンクっぷりも見事ながら、イラストとのリンクも見事です。 流石共同作業。地の文とキャラの台詞の交差するギャグがツボ。 そして書き下ろしの、あまり前面に出ない理緒の話。これが非常にツボ。これはもうレジンキャストミルクの要素が、 今の藤原祐がぎっしりと詰め込まれていると言っても過言ではない(酷い目に会う人がいない点は除きます)。 これから酷い目に会うのだから今のうちにほのぼのしておくが良い!と言われているような短編でした。
<<カーリー 〜二十一発の祝砲とプリンセスの休日〜>> 【著:高殿円/絵:椋本夏夜/レ:ファミ通文庫】 一気に第一部完!まで引っ張りやがった。いつもの事ながらクライマックスからの引きが凄い。 疾風怒涛とでも言うべきか。心理面の描写が緻密、と言う訳ではないけれど、それぞれの個が際立ち、 引き立てていてとても魅力的なものに写る。キャラ自体はあまり好みではないのだけれど(特に男性陣の情けなさといったらw)。 続きがどう来るか楽しみな一冊。 以上で大賞投票を終わります。 最後まで悩んだ作品は多いです。候補を絞りきったぞ!と思った時点でまだ半分。 嬉しい反面優柔不断な自分を罵っておきました。まあそれくらい一杯良作ありました、と。 最も悩んだのが「アリアンロッド・リプレイ・ルージュ」。この作品で受けた衝撃だけなら年間トップでしょう。 振り返ると、矢野俊作に驚かされっ放しの一年でした。 他には完結した「空鐘」「半月」「銀盤」「ディフェンソル」 本領を発揮しつつある「バッカーノ」「BBB」 高水準のノベライズを放つ「ガンパレードオーケストラ」「ペルソナ3」「ライドウ」 相変わらず、美しくもやりきれない世界を描く「紅 〜ギロチン〜」「戦う司書」 非日常と日常の絶妙なブレンド「お隣の魔法使い」「月の娘」「星屑エンプレス」 そして、作者の力量・方向性がよくわかる「ねこのおと」w その他最終候補に挙がった約50冊、全てを次点とさせていただきます。 また、勝手に著者賞として矢野俊作・藤原祐・高殿円。 勝手にベストイラストレーター賞に椋本夏夜・しのとうこ・深遊を勝手に送らせていただきます。 あとキラの旅とか禁書目録48巻目とか読んでみたかったなーとだけ言っておきます。 それでは始まったばかりでありますが大賞集計人様、集計大変でしょうが頑張ってくださいませ。 さあ、次はキャラ賞だ。
{{トラン=セプター}}(アリアンロッド・リプレイ・ルージュ) 「我が名はトラン=セプター。偉大なるダイナストカバル……極東支部長だ」 譲れない思いがある。守りたいものがある。そして大切な仲間がいるから、戦える。 全エリンディルが泣いた、最高に輝いていた男だ。 ルージュを読んだ後、しばらく放心状態だった。 気が付くと、「もしも」を考えてしまう自分がいた。 その衝撃から立ち直るのに、どれだけかかっただろうか。 ここまでショックを受けているという事実もまた、衝撃的だった。 意識していなかったが、本当にこのフォア・ローゼスというギルドに思い入れがあったのだなあ、と今では思う。 この痛みがあった事、これから先も決して忘れないだろう。 {{パンプキン}}(空の鐘の響く惑星で) 「――どうか貴方に、幸福が訪れますよう……」 カボチャたっぷりカボチャがやってくる。最終巻はどこを切ってもカボチャ。 締めまでこの男。イラストと相まって背中で魅せやがった。裏の主役としての来訪者たち。 その中でも何も持たなかったこの南瓜が満たされたこの世界は、間違う事なき、彼の居場所なのだと思います。 彼はこれからも人の笑顔のために踊りつづけるのでしょう。スイッチョスイッチョ出かけるのでしょう。 {{陣内ショウゴ}}(ブラック・ブラッド・ブラザーズ) 「……うむ。私もまだ、捨てたもんじゃない」 子どもっぽい所もありますが、頼れる大人です。非常に生き生きとした「カッケー」大人です。 Dクラはテーマ上、書けなかった大人キャラでもあります。 ジローと共に、聖戦を生き抜いたかつての頼れる相棒。 この街の、この世界を託す者として、彼以上に相応しい人はいません。 自分を継ぐ者がいる。その事実を確信を持って生きる事ができる。こういう大人になりたいです。 もう遅いけどな。
{{ジュード&アル}}(ジャストボイルド・オ’クロック) 「ポジティブ!」 「ポジティブ!」 目の覚めるようなハイタッチの音が、澄みきった青空にこだまする。 珪素脳を宿す元ヒーローと一匹の家電が、今日もちょっとちょーどいい感じで、こうしてなんとかやっていく。 (後略) 失われたものは非常に大きく、それでも格好良く生きる男たち。 久しくご無沙汰だったけど、実に清々しい一組のヒーロー。 どんなに辛くとも前を向いて歩いて行こうとする。英雄と訳さない類の、正真正銘のヒーローだ。 彼らの生き方はエリカでなくとも見ていて嬉しくなってくる。 {{ミノティアス}}(神曲奏界ポリフォニカ(白)) 「いいではないか。ダンスこそ、牛のロマンなのだ!」 牛。説明不要! というか説明不可能。 絵的なイメージは変身後のパ○スト太郎なんですがどうか。 腹黒お嬢様や別名(仮)サンダーストロンガー姫もコメディタッチで攻める今、 ギャグ担当……とは必ずしも言えないのが白の怖いところで。 ブランカがあまり語りたがらないものだから彼を知る上で、重要なキーパーソンになるのではないか、 と思いきやこのまま別の精霊にその役割も取られそうな予感……! 頑張れ牛。高殿円も何かプッシュしてるぞ! 今回のテーマは格好良い男達……のはずだった。はずだった。 次点はまさに快男児。ぐぐっても快男児。快男児オブ快男児「天花寺大悟」 今が駆け抜けるとき!銃姫の「オルテッグ」 気が付けばどこにでもいる。墓石病院の「釘斗博士」 どいつも投票するに相応しい男どもであった。はずだった。
○<<銀月のソルトレージュ>>【著:枯野瑛/絵:得能正太郎/レ:富士見ファンタジア文庫】 あちこちの書評を見た時点では「枯野も萌え小説に流れたか」と残念に思っていた。 本書を一読した後に、その感想を捨てた。確かに萌える。だがそれ以上に、これは燃える。 魔法の設定が特に凄い。多くの作品でそうであるような便利な超能力ではなく、また伝奇にあ りがちな、実在の神話や伝承をそのまま持ってくるものでもない。そしてその設定を骨の髄ま で活かしきるキャラクターとストーリー。作風こそ違えど、魔法遣いの枯野瑛は健在だった。 どれだけ良作を書いても売れずに打ち切りの恐怖が付きまとう、作者の微妙な打ち切りキャラっ ぷりにも少し萌え。 <<空の鐘の響く惑星で (12)>> 【著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/レ:電撃文庫】 多くを語る必要はない。 ただ、全ての登場人物たちと、この長くも素晴らしい物語を書ききった作者に、ありがとうを。 そして、もはや語られることのない彼らのこれからに、祝福を。 <<クジラのソラ01>>【著:瀬尾つかさ/絵:菊池政治/レ:富士見ファンタジア文庫】 巻末で作者自身にスポ根と分類されていたけど、どこか違う感じがする作品。 確かに、ゲームのルールが分からなくてもスポーツの観戦はできるし、スポ根ものも読める。 けれどそれは言わば入門編のような楽しみ方であって、本来はその後、ゲームルールを勉強し た後にこそ、真の楽しみ方があるように思えるのだ。そしてこのクジラのソラという作品を楽 しむ上で、それは出来ない。 しかし、そんなスポ根ものとしての最大の武器を持たずとも、この作品は面白いのだ。 おそらくそれは、抽象化されたゲームと、あまりに複雑で絶望的な現実との二面性を、作者が きっちり書ききっているからだろうと思う。緩急の勝利というか、確かにスポ根ものにおいて は定番の、コートの外におけるドラマがしっかりと描ききられている。先が楽しみな一作が、 またひとつ増えた。
178 :
177 :2007/01/20(土) 07:05:11 ID:Pf2IogWd
<<レジンキャストミルク5>>【著:藤原祐/絵:椋本夏夜/レ:電撃文庫】 今まで積み重ねてきたものは、全てこの悲劇を彩るためのもの。藤原祐はやはり容赦がない。 だがそれがいい。もうこのまま、行き着くところまで行き着いてくれ。 語るべきところがあまりに多く、逆にそれゆえに何も語れない作品。 <<ネコのおと>> 【著:大勢/絵:大勢/レ:富士見ミステリー文庫】 誰の章がいいとか悪いとか、そういうことを語るのは簡単だが、もうむしろ全部の章をありの ままに楽しんでしまえばこれほど笑える作品もそう多くはない。ありがちな萌えキャラコメディ になるはずの企画が、いつの間にか意味不明のバトルロワイヤル。そして最後には壮絶かつ美 しい結末が。 作者たちのリアル人間関係に影響がないことを祈るばかりだ。 次点はアリアンロッドやロケットガール。でもあまり五冊の選出自体には悩まなかったような。 ここからキャラ投票。 {{ジネット・ハルヴァン}}(銀月のソルトレージュ) 誰よりも幸せになる資格があるけれど、誰よりも幸せになれないひと。 できれば、彼女が笑ってくらせるようになるまでシリーズを続けて欲しい。無理か? {{フィオル・キセルメル}}(銀月のソルトレージュ) 一作品から二人も推薦するのはあまり主義ではないのだが、そこを敢えて。 いたいけな少年の人生を弄んでしまう、極悪なおねーさん。しかも実はある意味本当に極悪。 きれいなおねえさんは好きですか? ぼくは大好きです。 {{パンプキン}}(空の鐘の響く惑星で) 説明不要。男たるもの、かくありたい。 空鐘の真の主人公にして、全てを持っていく者。存在感溢れるカボチャっぷりが実にカボチャ。 ああもう畜生、かっこいいなあ。 {{あざの耕平}}(ネコのおと) 最終章の執筆者としてではなく、四章最後と五章頭に出てきたそれぞれのキャラクターに。 電車の中で笑い転げそうになった。泣いていいか。
<<“文学少女”と繋がれた愚者>> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】 思い出したのは料理マンガを読んだ時の感覚。 天野先輩が語る『本』はとてもおいしそう(おもしろそう)と思ってしまう。 シリーズの中で私はこれが一番好き。 <<狼と香辛料 III>> 【著:支倉凍砂/絵:文倉十/レ:電撃文庫】 まぁ言わずもがな。 なんか語ろうとしても、すでに皆さんが言っているの事の焼き回しにしかならないが…… ホロ、かわいいよ、ホロ……。 <<黄色い花の紅>> 【著:アサウラ/絵:Bou/レ:スーパーダッシュ文庫】 ラノベらしくない、でもラノベ。 主人公紅花の成長と前半後半のコントラストは見事だった。 銃に関する蘊蓄が多く、それがもう少し考慮してあったらイチオシだった。 <<クジラのソラ 01>> 【著:瀬尾つかさ/絵:菊池政治/レ:富士見ファンタジア文庫】 今後のシリーズに期待が持てそうなメカ・スポ根作品。 なんせ01。これは二桁は出すという覚悟のあらわれか?
○<<化物語(上)>>【著:西尾維新/絵:VOFAN/レ:講談社BOX】 <<化物語(下)>>【著:西尾維新/絵:VOFAN/レ:講談社BOX】 ライトノベルでこれだけ笑ったのは初めてだ。 西尾維新おとくいの言葉遊びもあったし、キャラの会話が何より面白い。 (上)のほうが表紙が好きなのでイチオシはこっちにしておく。傷物語はいつになる のか。 <<ラジオガール・ウィズ・ジャミング>> 【著:深山森/絵:BUNBUN/レ:電撃文 庫】 泣いた。泣けた。 戦争の傷跡がのこる町を駆け回るヒロインは、見ているだけで勇気が出てくる。 人のぬくもりを教えてくれる小説だった。 <<“文学少女”と繋がれた愚者>> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文 庫】 ななせかわいいよななせ。 今回は話に関われなかったけどだがそれがいい。 遠子先輩が卒業したら心葉はどうなるんだろうか。 料理番組を見る遠子先輩に萌。 <<学園キノ>> 【著:時雨沢恵一/絵:黒星紅白/レ:電撃文庫】 時雨沢節が爆発していた。 本編好きな人にはちょっとあれなんだろうが、パロディとしてみるなら楽しめる。
○<<銀盤カレイドスコープ vol.9 シンデレラ・プログラム:Say it ain't so>>【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】 <<銀盤カレイドスコープ vol.8 コズミック・プログラム:Big time again>>【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】 怒涛の展開で完結したこのシリーズはやはり外せない。 正直、途中どうやって最後まで持って行くのかと思った。 いつか、またきちんとしたアニメ化がされる事を切に願う作品です。 <<しずるさんと無言の姫君たち The Silent Princess in The Unprincipled Tales>> 【著:上遠野浩平/絵:椋本夏夜/レ:富士見ミステリー文庫】 相変わらずしずるさんとよーちゃんだけでお腹一杯になれちゃう作品。 この先の展開が気になる。 <<零崎軋識の人間ノック>> 【著:西尾維新/絵:竹/レ:講談社ノベルス】 戯言本編は完結しても、まだまだ幾らでもサイドストーリーが出てくるなあ。 これだけで当分満足出来そう。 <<メイズプリズンの迷宮回帰>> 【著:上遠野浩平/絵:斎藤岬/レ:祥伝社 NON NOVEL】 こちらは、しずるさんと違ってドライでほろ苦い読後感。 主役達の過去とか出て来たので、こちらも今後が楽しみ。 {{桜野タズサ}}(銀盤カレイドスコープ) 100億ドルの美貌に乾杯。色々とお幸せに。 {{リア・ガーネット・ジュイティエフ}}(銀盤カレイドスコープ) シリーズもう一人の主役。 その後の二人の関係が色々気になって仕方ありません。 {{ガブリエラ・パピィ・ポッゾ}}(銀盤カレイドスコープ) タズサとリアの間で苦悩する「聖女」っぷりがとても好ましかったです。 彼女にも幸あらんことを。 {{しずるさん&よーちゃん}}(しずるさんシリーズ) いつも甘々な二人は読んでいるだけで、微笑ましくなってしまいます。 {{萩原子荻}}(零崎シリーズ) 彼女の羞恥プレイっぷりに、大爆笑しました。作者が楽しんで弄り倒してるのが分かります。
○<<銀盤カレイドスコープ vol.9 シンデレラ・プログラム:Say it ain't so>>【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】 <<銀盤カレイドスコープ vol.8 コズミック・プログラム:Big time again>>【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】 完結おつかれさまでした。 アスリートの過酷な戦いと至上の喜びを描ききってくれたことに敬意を表します。 フィギュアのおもしろさをふたたび思い出させてくれたことにも感謝! <<ボトルネック>>【著:米澤穂信/絵:-/新潮社】 入れるべきか迷ったけど、ミステリというよりはラノベ読みの人に読んでもらいたいので。 最後の一言に震え、そして考えてみてください。――あなたならどちらを選びますか? <<ネコのおと リレーノベル・ラブバージョン>> 【著:新井輝、築地俊彦、水城正太郎、師走トオル、田代裕彦、吉田茄矢、あざの耕平 /絵:駒都えーじ、さっち、しのざきあきら、村崎久都、緋呂河とも、若月さな、深山和香 /レ:富士見ミステリー文庫】 ラノベ版「ウロボロスの基礎論」! なんてゴージャス! これにISBN付けて売り出しちゃった富士ミス編集部にLOVE寄せです。 {{桜野タズサ}}(銀盤カレイドスコープ) ここまで性格の偏ったヒロインを、最後まで偏らせたまま貫き通した姿勢があっぱれ! {{あざの耕平}}(ネコのおと) 作者ではなくキャラクターとしてかっこよかったです。 ダイヤモンドより硬い原稿に涙!
183 :
1/3 :2007/01/20(土) 16:24:05 ID:5ePH2qcP
●大賞、イチオシ賞 <<狼と香辛料 III>> 【著:支倉凍砂/絵:文倉十/レ:電撃文庫】 ホロとロレンスの関係に最大の危機が訪れた部分が前巻までとの明確な変化。 二人の恋の行く末もそうだが、黄鉄鉱の市場競争の場面は手に汗握る。 ひと癖もふた癖もある登場人物たちの小気味いい会話もよく練られているし、 この時代には、まだ誕生していない株式の概念を持ち込んだことも評価したい。 とりあえず、アマーティは見事なかませ犬っぷりだった! <<“文学少女”と繋がれた愚者>> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】 一番の見所は、舞台上での10ページ以上にもわたる文学少女の語りでしょう。 物語とその登場人物への愛のあふれる素晴らしい演説でした。 心葉の荒んだ心境も徐々に改善されつつ、ラストでは強烈などんでん返しをみせて、 次回の大波乱を予感させるターニングポイントにもなりました。 そしてここにきてベタなツンデレキャラと化した琴吹ななせ嬢に乾杯! <<ラジオガール・ウィズ・ジャミング>> 【著:深山森/絵:BUNBUN/レ:電撃文庫】 人間がお互いを思いやる心。信頼し合う心。笑顔と笑顔の交換。 慌ただしい生活の中で忘れがちな人と人の繋がりの大切さを思い出しました。 綺麗事と言ってしまえばそれだけだけど、そんな無感動で切り捨てて欲しくない。 一人ぼっちで寂しくしている夜に、ふと読みたくなる心温まる一品です。
184 :
2/3 :2007/01/20(土) 16:25:04 ID:5ePH2qcP
<<化物語 (下)>> 【著:西尾維新/絵:VOFAN/レ:講談社BOX】 西尾維新の全才能がギャグコメに暴走した最高傑作。 会話だけでこれほど爆笑した小説は、いままで読んだことがない。 戦場ヶ原ひたぎのグサグサと突き刺さる毒舌が甘美な上巻も捨てがたいが、 なにかと肉体ネタに走ろうとするばるかん後輩に感動したので下巻をプッシュ。 「戦場ヶ原ひたぎ、蕩れー」は、今期のライトノベル界の流行語大賞。 ○<<ユーフォリ・テクニカ 王立技術院物語>> 【著:定金伸治/絵:椎名優/レ:C★NOVELS ファンタジア】 感極まってベランダから池にダイブして大怪我を負ったり、 額から血が出るほど土下座で頭を打ちつけたりと、 抑えきれない情熱からくる突き抜けた奇行を見せる変態王女が大変面白い。 技術の進歩は、ただ人々の生活を便利にするだけのものではなく、 ときに優れた技術は人々に新しい世界を見せて、その心に感動を生む。 ページをめくる間中、彼らがこのあといったい何をやらかしちゃってくれるんだろうと、 ドキドキワクワク、湧き上がる気持ちをとめられませんでした。 この興奮をどうか多くの人に体感してほしい。2006年の作品の中でも、一番のオススメです。 次点 『とらドラ』・・・当然、誰かがいれるでしょう 『煌夜祭』・・・良作なのは自明なので、誰かがいれるでしょう 『付喪堂骨董店』・・・作者が一皮剥けた、これも見る目のある誰かが(ry 『空ノ鐘が響く惑星で12』・・・ラノサイ杯で投票しちゃったしなぁ
185 :
3/3 :2007/01/20(土) 16:26:11 ID:5ePH2qcP
●ベストキャラクター賞 {{パンプキン}}(空ノ鐘の響く惑星で) まさに道化としての生き様にふさわしい幕引き。 フェリオ様なんかより、よっぽど格好いいじゃねぇか・・・。 {{櫛枝実乃梨}}(とらドラ!) ラブコメが生み出した最強の萌えピン芸人。 他キャラとのコンボも爆笑モノです。 {{戦場ヶ原ひたぎ}}(化物語) 流行るといいな、「蕩れ」 {{コヒロ}}(神様のおきにいり) 何故かいつも美味しいところをもっていく。 水落しの術フリフリダンスはシリーズ定着だなこれは。 {{寒川紀子&鴉木メイゼル}}(円環少女) 「やめてください!やめてください!」 なんだかとても逆効果な気がする。
186 :
1/3 :2007/01/20(土) 22:09:19 ID:1K3q2PBs
●大賞・イチオシ賞 ○<<七姫物語 第四章 夏草話>> 【著:高野和/絵:尾谷おさむ/レ:電撃文庫】 小さい頃、手を伸ばした先。そこはまだ遠い気がして、それが悔しい気がするから まずはこのシリーズに一票を投じることができるという現実に感謝。・゚・(つ∀`)・゚・。 この大賞のために改めて読みなおしてみると、最初、読んだ時には見落としていたものが色々と見えてきた。 この巻ではカラの成長が見て取れるたのが良かったです。これも最初は気付かなかったw その他、事後処理や、新たな展開への各陣営の動きなんかも読んでいて面白かったし、 絵描きさんのカラとは違った真っ直ぐさも非常に気に入りました。 変わらない透き通った雰囲気と変わっていく面白さ、最後まで付き合っていきたい作品です。 <<鳥籠荘の今日も眠たい住人たち (1)>> 【著:壁井ユカコ/絵:テクノサマタ/レ:電撃文庫】 ようこそ、ホテル・ウィリアムズチャイルドバードへ こういう灰色な雰囲気の作品も好きです。 ジョナサンの手紙に涙を誘われ、サチの言葉に懐かしいものを感じ、 華乃子の行動にハラハラさせられ、浅井の思いに寂しいものを感じ、 そして、灰色の雰囲気に溶け込んでいるようで、浮いているキズナに不思議な魅力を感じました。 少し違ったベクトルで、しかしとても魅力的な住人に惚れました。 キズナの物語がどのように続いていくのか、楽しみです。
187 :
2/3 :2007/01/20(土) 22:10:19 ID:1K3q2PBs
<<ラジオガール・ウィズ・ジャミング>> 【著:深山森/絵:BUNBUN/レ:電撃文庫】 なぁほら、大丈夫、笑っているだろう――? 今回の電撃の新人さんが書いた作品の中で一番好きな作品です。 傍点やルビが少し多いような気もしますが、新人らしいと言えば新人らしいかな。 てなわけで、雰囲気に惚れてしまいました。 登場人物の一人一人が、自分の信念の下で揺るがず動いているのが魅力的でよかった。 そして、そんな人たちが全力で自分の大切なもの守っている姿が読んでいて楽しかった。 これからに期待がもてる新人さんでした。俺が期待すると消えていくのはなぜだろう('A`) <<オオカミさんと七人の仲間たち>> 【著:沖田雅/絵:うなじ/レ:電撃文庫】 おおかみさんという くちとめつきがわるくてむねのない おなごがおったそうな 好き嫌いが激しいだろうなぁ、この作品は。このシリーズは2冊出たけど、はじまりってことで1巻に投票。 とりあえず、六人じゃん、とか、八人じゃん、とかいったことは気にしないようにしましょう。 頭を空っぽにして楽しみたかった(というか、途中までそうしてた)から後半の展開は少し気に入らなかったけど、 すっきりした終わり方だったのでよかったです。気に入らなかったのは自分が悪いんだしねw 地の文を含めたすべてのキャラクターがかわいいんだよ。変にひねくれてもいないし。 これでもか、ってぐらいにキャラの魅力が詰まった、気楽に読める作品でした。
188 :
3/3 :2007/01/20(土) 22:11:28 ID:1K3q2PBs
<<輝石の花>> 【著:河屋一/絵:山基海苔/レ:富士見ファンタジア文庫】 ――聴こえてる?私のリズム 今期出版された富士見の新人の作品はすべて読みましたけど、これが一番気に入りました。 なんというか、地の文と作品の雰囲気とがあってないような気がしました。 でも、そんなことを忘れさせてくれるぐらい面白いお話でした。 主役二人のその時、その時の感情がストレートに伝わってきてとてもよかった。 お互いの為、ただ真っ直ぐに今できることに全力を注ぐ。その姿が清々しかった。 最近はこういった雰囲気の話が減ってきたので、作者にはがんばってほしいです。 感想が陳腐だなぁ。これではいかんねぇ。ま、大切なのは愛だよ、愛w 今期は全くもって富士見厨らしくない投票結果になってしまった。 やっぱりソルトレージュを読んでおくべきだったかな。 それにしても、今回は結構絞るのに苦労した。やっぱり買う量が増えると違うなぁw 今年も今期と同じように真っ直ぐな本と出合えるといいなぁ。 さて、中賞、小賞にも投票してくるか。
●大賞・イチオシ賞 <<ストロベリー・パニック!(2)>> 【著:公野櫻子/絵:たくみなむち/レ:電撃文庫】 ○<<ストロベリー・パニック!(3)>> 【著:公野櫻子/絵:たくみなむち/レ:電撃文庫】 百合ブームを当て込んだ読者参加企画という俗っぽいにもほどがあるところからスタートしてるのに、女の子の気持ちから一切逃げないシリアスなお話になっている。 シスプリもそうだったけど、どんなにふざけた企画ででもその作品世界の中でキャラクターが真剣に生きてるんだって思わせてくれる公野櫻子先生はすごいと思う。
○<<化物語(上)>>【著:西尾維新/絵:VOFAN/レ:講談社BOX】 <<化物語(下)>>【著:西尾維新/絵:VOFAN/レ:講談社BOX】 とりあえず掛け合いが絶妙。この人らしい言葉遊びをとても含んだやり取りが面白い。 キャラクターもとても立っている。神原はまさに新機軸。 まあ主人公がモテモテなのは何時ものことだが、恋愛模様も今までに無いくらいあるし。 作品自体も変なクセがないというか純粋なエンタメ作品として仕上がっている。 西尾維新に初めて触れるのにはちょうどいい気がする。 個人的には比べればだが、下巻の方が好み。ぜひとも下巻まで読んでもらいたい。 特に終わらせ方がとてもうまい。いろいろあるがネタバレもあれだしこの辺で。 <<DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件>> 【著:西尾維新 原作:小畑健、大場つぐみ/絵:小畑健/レ:集英社】 個人的にノベライズというのには、あまり凄い印象を持っていなかったが正しくノベライズ維新。 単なる小説化ではない、オリジナル要素、キャラ満載だが、決して原作への愛が無いわけでなく Lやナオミ大好きだ!という波動が伝わってくる。 安易に死神のデスノートを使わない。でも原作のワイミーズハウスとか 1コマ名前がでただけのロサンゼルスBB連続殺人事件とかからよく思いつくな。 正直、自分のオリジナル作品に使えそうなものはたくさんあるのにバンバン使う。 やっぱり掛け合いが面白い。新規読者も来るだろうのに容赦ねえ。 あとはとても気持ちよく騙された。とだけ。
<<とらドラ3!>> 【著:竹宮ゆゆこ/絵:ヤス/レ:電撃文庫】 なんか巻を増すたびのどんどん面白くなっていくような気がする。 恋愛というか、お互い意識し始めたのがいいね。 アミも最初の頃とは違う側面がでてきていい。 <<xxxHOLiC アナザーホリック ランドルト環エアロゾル>> 【著:西尾維新 原作:CLAMP/絵:CLAMP/レ:講談社】 四月一日と侑子のコンビがナイス。 の浅ましい台詞でしりとりをしよう。とかよく思いつくもんだと感心する。 これも原作の美味しい設定やキャラを使わず自分の持ち味でやったのに脱帽。 ムシウタ本編の新刊が出ていればいれたんだけどまあ次に期待。
{{戦場ヶ原ひたぎ}}(化物語) 相変わらず名前が凄い。 ツンデレはツンデレでも西尾版ツンデレは凄まじくやべえ。というか自分で自分をツンデレとか。 やべえだけではない魅力がある。 {{神原駿河}}(化物語) レズでBLでネコで受けでロリコンでマゾで露出狂で欲求不満、そして何より魅力的。 ありえない組み合わせを実現させたもの。 これほど爽やかなエロキャラは見た事がねえ! {{南空ナオミ}}(DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件) いや漫画版のこの人、殆ど忘れていたんだけどもういろいろ。 ぐはぁ! {{阿良々木暦}}(化物語) 西尾作品には珍しいというほど主人公なのに一般的に魅力的というか、すごい好感が持てる。 なによりツッコミがいい。 {{忍野メメ}}(化物語) ある意味裏の主人公。 不器用だけど、とてもとても。
西尾信者か
西尾信者でも人間ノック入らんのか…
ここにわざわざ感想付きで投票すること自体信者的だけど、あんまり露骨過ぎるのはアレか。 化物2冊とノベライズ2冊が2つ1票×2でできるなら、他に3作品入れられるわけだけど。 個人の感想だし余り気にせず
集計よろしくお願いします。 ○<<空ノ鐘の響く惑星で (12)>> 【著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/レ:電撃文庫】 実に正しいファンタジーをかちっと纏め上げて完結させる。 近年のライトノベル界が見失いかけていることだと思う。 読者も勿論うれしいし、作家を成長させる重要な経験だと思う。 まあ、何にせよ、この3年間楽しませてくれたことに感謝です。 <<狼と香辛料 III>> 【著:支倉凍砂/絵:文倉十/レ:電撃文庫】 毎回期待通りのクオリティで、今回も満足した。 経済・金融に疎いので、このシリーズは毎度二回は読まなければいけないんだけど、 マネーゲームのからくりに気づいたときの爽快感は格別です。 もちろん、人外キャラにもハァハァです。 <<“文学少女”と繋がれた愚者>> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】 文学部で美人の先輩とだらーと過ごしたい。 そんな僕の欲望が転移したかのような作品です。 ストーリー展開上はなにやら波乱の予感だけど、 あんまりぎすぎすしてもらいたくないんだよねー。 もっとぐたぐたしてもらいたいです。 <<ユーフォリ・テクニカ 王立技術院物語>> 【著:定金伸治/絵:椎名優/レ:C★NOVELS ファンタジア】 今までに読んだことのないタイプの作品で、とても新鮮だった。 自分の大学院生活は似ても似つかぬものだったけど、 研究が楽しくて楽しくて脳からドーパミン出しながら奇行に走る描写に なんとなくノスタルジーを感じながら楽しみました。 <<化物語 (上)>> 【著:西尾維新/絵:VOFAN/レ:講談社BOX】 久しぶりに西尾作品を読んだんだけど、やっぱり面白いわ。 雰囲気や作風は既存の西尾作品の中では一番好きかも。 主人公が馬鹿でへぼナイスです。 でも、箱が邪魔なんだよねー。
199 :
イラストに騙された名無しさん :2007/01/21(日) 19:38:32 ID:/MlZ1SWT
●大賞&イチオシ賞● 「ユーフォリ〜」と「ラジオガール〜」でイチオシを迷ったけど、口絵の分で差があった。 ○<<ラジオガール・ウィズ・ジャミング>> 【著:深山森/絵:BUNBUN/レ:電撃文庫】 1本の話として、読みごたえのある作品だと思う。 街の人々とメインキャラたちの絡みは温かみを非常に感じる。 一般の人にもオススメできる。 口絵のマンガでのルパン的な爽快感が大好き。 <<オオカミさんと七人の仲間たち>> 【著:沖田雅/絵:うなじ/レ:電撃文庫】 個人的に「ツボ」なシリーズ。かる〜く読めるのも良い。 キャラが一人一人際立っていて、皆に笑いどころがあった。 あと、この巻の最大の魅力は「大人の下ネタ」にあったと思う。アレには降参。エロいとかじゃなくて「うわっ!」てなる。 <<イチゴ色禁区 1. 夏の鳥居のむこうがわ>> 【著:神崎リン/絵:文倉十/レ:角川スニーカー文庫】 スネデレが良い。ツンデレ好きには、たまったもんじゃない! 主人公がことあるごとに妄想ストーリーを語り始めて、脱線しまくり。 だ が そ こ が イ イ ! 2巻よりロリっ子が多い1巻をチョイス。 次に続く
200 :
イラストに騙された名無しさん :2007/01/21(日) 19:40:45 ID:/MlZ1SWT
<<ユーフォリ・テクニカ 王立技術院物語>> 【著:定金伸治/絵:椎名優/レ:C★NOVELS ファンタジア】 きっと下半期のなかで「まっすぐ心に届いてくる」内容だったと思う。 登場人物の悪戦苦闘っぷりを自分も一緒になって体験する。それくらい引き込まれた。 ぜひ続きや短編でもう1度、彼らの活躍を見たい。 <<狼と香辛料 V>> 【著:支倉凍砂/絵:文倉十/レ:電撃文庫】 今回は面白かった! ロレンスとホロの関係も近づいたり離れたりで、その様子を非常に気になってる自分がいた。 また、なんやかんやで毎度「ホロの能力」で片付けていたラストの展開を、理にかなったやり方で締めたので1票。 次点としては 『みずたまぱにっく。 ―This is MIZUTAMASHIRO!!―』…「擬似メガネ」には感服。またそれを七草さんが描ききってるところもスゴイ。 『とらドラ3!』…なんか今一歩ほしい。(内容・挿絵ともに) 『ゼロの使い魔 9 双月の舞踏会』…笑いだけならシリーズ中、最強な巻。あとがきでヤマグチさんが壊れたのも◎。 『モノケロスの魔杖は穿つ』…大体のストーリーは面白かったけど、複雑すぎ。 『ぷいぷい! 3』…ゼロ使の次はは「楔形文字」かぁ。
○<<レジンキャストミルク5>>【著:藤原祐/絵:椋本夏夜/レ:電撃文庫】 5巻にしてついにきたなと呼べる超カタルシス。特に終盤における主人公と ヒロインの覚醒は身震いがたちました。藤原祐は、どうにも尻上がりに調子を 上げていくらしく5巻でこれなら次はもっと期待できるんではないかと愉しみつつ も恐れおののいた作品。 <<れじみる。>>【著:藤原祐/絵:椋本夏夜/レ:電撃文庫】 もういっちょおまけに藤原作品でw完全に自分は信者なのだが、このひとの 幅が広がったと思うところと年に5冊出したこの人の脅威のスピードとその 全くクオリティを落とさず書いたことに敬意を表したいと思う。 <<空の鐘の響く惑星で (12)>> 【著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/レ:電撃文庫】 祝完結という事で一票。自分が追いついたのは9巻あたりだったためもっと この作品に浸りたかった。そう心から思えるほどに読後感が素晴らしかった。 今、番外編がでることに最も期待したい作品。 <<とある魔術の禁書目録 (11)>> 【著:鎌池和馬/絵:灰村キヨタカ/レ:電撃文庫】 毎回わかっていたとしても熱くなってしまうところが、すごく好きです。でも 文章力や構成力も少しずつ上がっているんじゃないかこの巻では特に思いました。 ある意味いろんな意味でターニングポイントになった巻ですがこれからに凄く期待 をこめて一票。 <<花守>> 【著:越後屋鉄舟/絵:文倉十/レ:GA文庫】 個人的には今期の新人では一番良かったと思う。特に綺麗に終わってるんだけれども ご都合主義じゃないちょっと悲しいハッピーエンドが物凄く壷にきました。 この人の今後の作品に期待を込めて一票。
大賞、イチオシ賞 ○<<グラン・ヴァカンス 廃園の天使 I>> 【著:飛浩隆/絵:−−−−/レ:ハヤカワ文庫JA】 人間が来なくなってから、1000年間AIたちだけで夏を繰り返してきた仮想リゾート地。 その最期の時、凄惨な殺戮劇の中で年上の少女に思いを寄せる少年が成長へと踏み出す。 グロテスクながらも描写が綺麗で官能的。著者10年ぶりにして初の長編。 倒錯的な体験のために用意された仮想空間内の夏の田舎町と、その登場人物の中の人という設定も エロゲ板住人な自分にはツボだった。 <<ラギッド・ガール 廃園の天使 II>> 【著:飛浩隆/絵:−−−−/レ:Jコレクション】 上記の作品のサイドストーリーを集めた短編集。SF設定のいくつかは補完された。 「魔術師」と「蜘蛛の王」がよかった。 シリーズ次回作『空の園丁』は高校をモチーフとした仮想空間が舞台で楽しみ。 刊行マダー!? <<“文学少女”と繋がれた愚者>> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】 今回はひとひねりがあり、まんまとミスリードされました。 今までの3巻のなかでは一番印象が強かった。 真打登場で以降の展開が気になる。
203 :
202 :2007/01/21(日) 22:22:05 ID:09JskdH5
<<狼と香辛料 III>> 【著:支倉凍砂/絵:文倉十/レ:電撃文庫】 今回は相場ネタ。いかに値崩れする前に売り抜けられるか。 なんかライブドアショックを思い出した。 <<とらドラ3!>> 【著:竹宮ゆゆこ/絵:ヤス/レ:電撃文庫】 終盤、大河が取り乱すさまがいい。 みのりんのマイペースぶりも健在。 その他で良かったのは 『ねこのおと』『オオカミさん』『2409階の彼女』『ROOM NO.1301』『イチゴ色禁区』 キャラ賞 {{天野遠子}}(文学少女) 心葉くん、いくら硬く薄くても胸を触らせてもらってるのに安心してはダメでしょう(#゚Д゚)。 {{大神涼子}}(オオカミさん) メイドオオカミさんにはやられました。
時間空きましたが、後半の投票です。 <<ジョン平とぼくと>> 【著:大西科学/絵:銀八/レ:GA文庫】 主人公の科学少年っぷりが心を掴んだ。ニュートンはすごいんだぞー的逸話を語ったりしてて、共感を覚える。 あと全体的に雰囲気がホワホワしてる。ゆるゆるの空気で心地良い。 まずジョン平の「じゃ、やくそく、してた、さんぽいこう、しげる。いいてんきだ、よ」みたいな口調。 そして魔法の呪文が「ランドセル。かえで。ろうそく。ぶどう酒。くじら」とかだったりする。 主人公もジョン平の主だけあって、それなりにはゆるい。 「ゆるい」って別に誉め言葉じゃないかもしれないが、この作品は「ゆるさ」が良い感じに作用してたなあと思う。 <<ネコのおと>> 【著:長いので省略/絵:左に同じ/レ:富士見ミステリー文庫】 富士ミスが生み出した迷作中の迷作。この作品を読むだけで、富士ミスっていうのが稀代のミステリーレーベルだと いうことがよくわかる。この作品に込められたミステリーは探偵の神ですら解決が困難なことだろう。 この奇跡に感謝すればいいのか困惑すればいいのか、もしくは絶賛、罵倒、どんな感想を寄せればいいのかわからない。 騙されたと思って読めば、「騙された」と思うであろうことは間違いない。 次点 「ユーフォリ・テクニカ」 ジョン平あたりと迷った。主人公達が天才野郎どもで、ジョン平の主人公が高校生程度の知識なのが好感でこちらに。 「銀盤カレイドスコープ」 8、9巻が良かったよ!言われても、手出してない人はいまさら出さんかなー、と。 「狼と香辛料」 おもしろかったしいいなー、と思う。もちろん今後も楽しみだ。でもなんか順当に面白かったので投票するにはおもしろみに欠けた。 このスレで挙げられてる気になる作品で、まだ読んでないのも多いけど投票。
○<<ノエルと白亜の悪夢 アリアンロッド・リプレイ・ルージュ (3)>> 【著:菊池たけし、F.E.A.R./絵:佐々木あかね/レ:富士見ドラゴンブック】 リプレイという形式に拒否感がないなら是非とも読んでもらいたい一冊。 TRPGだからこそのPLのとある選択から始まる手に汗握る展開。 話の筋だけを抜き出せばベタな展開、なはずなのに実際の内容と来たら。どうしてこうも熱いのか。 これと同じ位熱いリプレイはもう出てこないんじゃないかと思えるくらいでした。 <<銀盤カレイドスコープ vol.9 シンデレラ・プログラム:Say it ain't so>> 【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】 どん底に突き落とされてから這い上がるのはスポ根の王道。 だけど何もそこまで、と言う所まで徹底して突き落とす。本当にどん底の描写が痛々しくて読んでて辛かった。 ただそれだけに這い上がったときがまた格別なんだけど。 シリーズ完結に相応しい出来栄えでした。 <<戦う司書と追想の魔女>> 【著:山形石雄/絵:前嶋重機/レ:スーパーダッシュ文庫】 正直、恋する爆弾以降出来が緩やかに下降ラインにあるなぁと油断してたら、やられました。 恋する爆弾と同じかそれ以上の出来栄えで、中盤からの徐々に追い詰められていく展開が最高。 それにしても前からそうだったけど、今回のハッミュッツ=メセタは輪をかけて凶悪。 エンリケなんかよりよっぽど怪物してるだろw
<<ユーフォリ・テクニカ 王立技術院物語>> 【著:定金伸治/絵:椎名優/レ:C★NOVELS ファンタジア】 兎にも角にも、走る走る走る。暴走王女は止まらない。 本筋そっちのけで大笑いした一作でした。 <<ネコのおと リレーノベル・ラブバージョン>> 【著:新井輝、築地俊彦、水城正太郎、師走トオル、田代裕彦、吉田茄矢、あざの耕平 /絵:駒都えーじ、さっち、しのざきあきら、村崎久都、緋呂河とも、若月さな、深山和香 /レ:富士見ミステリー文庫】 こんなもんどないせいっつーんじゃあ! という作者たちの叫びが溢れんばかり あざのん頑張った、ちょー頑張ったw ●ベストキャラクター賞 {{フォア・ローゼス}}(ノエルと白亜の悪夢 アリアンロッド・リプレイ・ルージュ (3)) この四人だからこその話でした。
207 :
1/2 :2007/01/22(月) 21:24:28 ID:98Yww1Hz
<<ジュリエットと紅茶を ―ようこそ、呪殺屋本舗へ―>> 【著:神埜明美/絵:日鵺祭/レ:集英社コバルト文庫】 女子高生店長の小泉鏡花と波多野康祐が営む紅茶専門店の裏の顔は、 依頼者の指定した人物を呪殺するという「呪殺屋本舗」。 小学生の留美が持ってきた依頼の裏には大きな陰謀が隠されていて……という話。 わりあい正当なコンゲーム物かな?ありがちになりそうでならない微妙な物語進行と、 主人公2人の軽快なやりとりが面白かった。 そして個人的には「お葬式物」といいたくなるほどなぜかお葬式業界に異常に詳しいこの本。 葬祭ディレクターなる資格は初耳。 主人公2人のこれまでとか、これからとか、もっと読みたいなと思いました。 <<エニシダの五月 黄金の拍車>> 【著:駒崎優/絵:岩崎美奈子/レ:講談社X文庫ホワイトハート】 英国中世騎士物語のシリーズ最終巻。 ラスボスの国王が出てきたのに、1冊で終わってしまうのが少し残念。 2人の活躍とか、嫁取りとか、ジミーが大人になる話とか、もっと色々読みたかったなぁ(番外編に期待します) シリーズ物の最終巻を読んで、もう少し読みたかったと思えるというのは、すごく良かったということだな。 すごくいい、最終話でした。 <<ヴィクトリアン・ローズ・テーラー カントリー・ハウスは恋のドレスで>> 【著:青木祐子/絵:あき/レ:集英社コバルト文庫】 恋をかなえるドレスをつくると評判の仕立屋「薔薇色」の仕立て人クリスと、売り子のパメラが、 とある公爵のカントリーハウスで住み込みでドレスを仕立てることになった今回の話。 仕立屋「薔薇色」の店主であり、縫い子であるクリスとシャーロックの恋物語、 もしかして真面目にやるの?とびっくり。 なんちゃってヴィクトリアンで、なんちゃってな身分差物かなと、見くびってました、ごめんなさい。 でも、主人公とシャーリーの身分差が大きすぎて(労働階級と公爵家の跡取りって、絶望的なんだけど) 一体全体どうするのだろうと、いままで以上の先が気になる一冊。
208 :
2/2 :2007/01/22(月) 21:25:19 ID:98Yww1Hz
<<零崎軋識の人間ノック>> 【著:西尾維新/絵:竹/レ:講談社ノベルス】 え〜と、双識兄ちゃん萌え! そうか、過去に遡るのなら双識兄ちゃんの話が読めるのかと、目から鱗な一冊。 しかしこの話でも、ひたすら妹妹と言い続けている双識兄ちゃんを見た後に、 人間試験を読み直すとなんかくるものが…… とにかく双識兄ちゃん萌えな自分には大満足な一冊でした。 <<図書館内乱>> 【著:有川浩/絵:徒花スクモ/レ:メディアワークス】 自分から進んでは絶対に手をださないレーベルであり、出版社であるこの本を読んだきっかけは、 前回のラ板大賞の投票コメントがきっかけでした。 特に図書館法を書き出してあった感想がよかった!大感謝。 本屋で見かけてあ〜これあれだと手に取り、買って帰って早速一読。 すぐに「図書館内乱」を買いに走りましたw いやぁ、おもしろかった!「戦争」もよかったけど「内乱」もおもしろい。 登場人物の軽妙なやりとりに笑わされ、主人公の成長を微笑ましく見守り、 なにより嫌なやつが本当に嫌なやつで!久しぶりに夢中になって読んだ本でした。
1/2 すいません、前に投票した182です。 間違いや誤解を招きやすい投票のようだったので投票しなおします。 ○<<銀盤カレイドスコープ vol.9 シンデレラ・プログラム:Say it ain't so>>【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】 <<銀盤カレイドスコープ vol.8 コズミック・プログラム:Big time again>>【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】 完結おつかれさまでした。 デビュー作にしてここまでの完成度。臨場感にあふれた描写に加えて、アスリートの持ち得た『心』、至上の厳しさと喜びを描ききってくれたことに敬意を表します。 フィギュアのおもしろさをふたたび思い出させてくれたことにも感謝! テレビでシーズンを見るのも楽しかったです。 <<ボトルネック>>【著:米澤穂信/絵:-/新潮社】 入れるべきか迷ったけど、ミステリというよりはラノベ読みの人に読んでもらいたいので。 行間に浮かんでくるのは、塗り込めたような灰色の空と海。これは主人公の心そのものです。 最後の一言に震え、そして考えてみてください。――あなたならどちらを選びますか? <<ネコのおと リレーノベル・ラブバージョン>> 【著:新井輝、築地俊彦、水城正太郎、師走トオル、田代裕彦、吉田茄矢、あざの耕平 /絵:駒都えーじ、さっち、しのざきあきら、村崎久都、緋呂河とも、若月さな、深山和香 /レ:富士見ミステリー文庫】 ラノベ版「ウロボロスの基礎論」! テキスト版「吼えろペン!」 なんてゴージャス! どこまでも暴走していく設定と、必死に帳尻をあわせようとしていく作者の血の叫びがきこえてきそうです。 これにISBN付けて売り出しちゃった富士ミス編集部にLOVE寄せです。
2/2 {{桜野タズサ}}(銀盤カレイドスコープ) ここまで性格の偏ったヒロインを、最後まで偏らせたまま貫き通した姿勢があっぱれ! 百万ドルの美貌と不屈の精神。 あなたのストレートラインステップを実際に見てみたかったです。 {{師走トオル}}(ネコのおと) すいませんあざのさんではなく師走さんでした。書いてる方まで混乱していたようです。作者ではなくキャラクターとしてかっこよかったです。 ダイヤモンドより硬い原稿に涙。でも投票できるなら作者あざのさんにも投票したかったかもですw たいへんご面倒おかけしました。
とりあえず、俺は投票を見て 煌夜祭、タザリア王国物語、二四〇九階の彼女、ユーフォリ・テクニカ を買ってきた。 廃園の天使 の二冊も購入予定。 文学少女 は人を選ぶようなので考え中・・・ ジョン平とぼくと も気になってはいるんだが過去に ゆるい雰囲気の作品買ってきて全く合わなかったことがあるからスルーということで。 二四〇九階の彼女はさきほど読了。 正直、全く期待してなかった意外と面白かった。すっきりしていて読みやすい。 ただ、イラストがどうしても好きになれないんだよなあ。それだけが残念。 投票作品に入るかどうかはまだわからないが。 現在はユーフォリ・テクニカを読んでるところ。 なんだかんだいって、このイベントを最大限に楽しんでるな・・・
失礼。こっちに誤爆してしまったorz
213 :
イラストに騙された名無しさん :2007/01/23(火) 01:20:52 ID:dfg+Dti9
●大賞・イチオシ賞 ○<<化物語 (上)>> 【著:西尾維新/絵:VOFAN/レ:講談社BOX】 <<化物語 (下)>> 【著:西尾維新/絵:VOFAN/レ:講談社BOX】 掛け合いが面白すぎる! ほとんど面白いんですが個人的には阿良々木暦と八九寺真宵の漫才が最高でした。 作中で阿良々木が「八九寺と話してるときが断トツで楽しい」と語ってたのが嬉しかったです。 これで終わるのが非常に惜しい作品でした。 ●ベストキャラクター賞 {{八九寺真宵}}(化物語) 暦と真宵の掛け合いを毎月10P程で刊行して欲しいぐらいです。 {{阿良々木暦}}(化物語) 同上。 初めはこんなツッコミキャラ大丈夫かよ、と思ったものだけど今ではこれでなくちゃダメですね。 阿良々木君のツッコミはアニメにしやすいと思うんですよ…まぁ有り得ないかw {{戦場ヶ原ひたぎ}}(化物語) 戦場ヶ原、蕩れ。正直これはどうかと思うけど戦場ヶ原は大好きです。アロンアルファ… {{神原駿河}}(化物語) エロキャラです。少なくとも自分が知ってる限りで最強。
214 :
1/2 :2007/01/23(火) 01:30:29 ID:8J40jadS
<<銀盤カレイドスコープ vol.8 コズミック・プログラム:Big time again>> ◎<<銀盤カレイドスコープ vol.9 シンデレラ・プログラム:Say it ain't so>> 某推進委員会のサイトで見て知って以来、ずっと読んできました。7巻ラストの宣戦布告から、 燃える勝負でかっこよく終わるとばかり思ってたら8巻の鬱展開がすごすぎ。 そこから最後までもってくとこも神展開。最終巻で読んでて良かったと思えるのは久しぶりでした。 <<空ノ鐘の響く惑星で (12)>> こっちも最終巻ですが、ハイスピード刊行してたせいか 待ちわびた感がぜんぜんありませんw でも最後までクオリティ高くていい作品でした。 作中で書かれていない部分が多いのでぜひ外伝か続編希望。。 <<七人の武器屋 戸惑いのリニューアル・デイズ!>> これも最終巻?になるんだろか。サブタイ見てつぶれた武器屋の再建だとばかり・・・ 正直ジャンプの打ち切りマンガのような潔いブチ切りかたで したが、武器屋の話っていうのはいいとこに目をつけたと 思ってただけに残念です。もっと続けてほしかったなあ・・・ <<狼と香辛料V>> ついにやってきた破局展開?!あのホロがほかの男に転ぶなんて。と思って読んでました。 2巻もそうですが絶望ピンチ展開が非常におもしろいです。 4巻もロレンスの不幸っぷりを期待しています。 次点:マルドゥック、追走の魔女、クジラのソラ、デスノ、人間ノック
215 :
2/2 :2007/01/23(火) 01:31:28 ID:8J40jadS
●ベストキャラクター賞 {{桜野タズサ}}(銀盤カレイドスコープ9) {{リア・ジュイティエフ}}(銀盤カレイドスコープ9) 8巻と9巻のリアは、まさにラスボス。 8巻の無敵ップリが最高です。あの9巻の終わり方だったら、 「リアの逆襲」で10巻出しても違和感ない。 タズサはタズサで今までとは打って変わって絶望のズンドコ。 毎回毎回落ち込んで立ち直ってを繰り返してきたけれど、 さすがにあそこまでヘコむとは思わなかった・・・ 長い間お疲れ様でした。 {{アマルティ}}(狼と香辛料V) 見た目めヘタレ系なのに、正々堂々宣戦布告して、 さらに真っ向からワナにはめてくる、いいライバルキャラでした。。
216 :
214 :2007/01/23(火) 01:34:06 ID:8J40jadS
うあ、ミスったイチオシ賞が丸じゃなくて二重丸になってるorz
○<<煌夜祭>> 【著:多崎礼/絵:山本ヤマト/レ:C★NOVELS ファンタジア】 ノベルズなのでノーチェックだったが、上での好評を受けて購入。 これは新人とは思えない傑作だわ。しっかり食べた気がする一品。 しばらくすると次作が確約されていない・前作がないことに飢えてしまうだろうな。 ばらばらのエピソードがきっちり収束していくさまはある意味連作短編ミステリ。 ぜひ富士見ミステリーに欲しい人材、と言っては失礼に当たるか。 <<シゴフミ 〜Stories of Last Letter〜>> 【著:雨宮諒/絵:ポコ/レ:電撃文庫】 投票期間前には下半期イチオシのつもりだった。 電撃から出ているため『しにバラ。』を『ポストガール』で味付けしたフォロワーという評価でしか語られないし、 俺も最初は批判前提で手に取ったが、そういった色眼鏡抜きで出逢いたかった佳品。 ポエム集である『しにバラ。』に対し、こちらは連作中篇小説。文章読みにはたまらない。 謎解きアリだし、富士見ミステリーに欲しかった逸材。 <<ネコのおと リレーノベル・ラブバージョン>> 【著:新井輝、築地俊彦、水城正太郎、師走トオル、田代裕彦、吉田茄矢、あざの耕平 /絵:駒都えーじ、さっち、しのざきあきら、村崎久都、緋呂河とも、若月さな、深山和香/レ:富士見ミステリー文庫】 「作家間や編集部との力関係が伺える内輪ネタの奇書」という体裁のフィクション、 と思わせてやはり実際に力関係や怨念が透けて見えるメタな構造のリレーノベル。 もう地雷とかあさってのベクトルとかねじれの位置とかそんな甘いもんじゃない。 ライトノベルの極北にブラックホールのごとく鎮座するアンチライトノベル。 完璧に設定伏線無視した上暴走もしなかった非富士ミス作家・築地先生の存在意義が最大の謎。 次点:化物語(上)・(下) 俺はメフィスト系の記号的なキャラがどばどば出てくるのが嫌いなんだ。 しかし、そんな俺でもこれは楽しんで読めた。人物描写が深化しているように思った。 西尾維新苦手な人も再挑戦してみる価値があると思う。 投票しようか迷ったが、是非とも他の人に読ませたいという情熱では上記作品に一歩譲るので、次点。
>>213 1作だけだとそれしか読んでない信者なんじゃない?って印象与えるから
もう少し投票に幅もたせるか書き方工夫したほうが良いと思うよ。
<<空の鐘の響く惑星で (12)>> 【著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/レ:電撃文庫】 フェリオ×ウルク、フェリオ×リセリナのハーレム、エンジュ×イリス、ライナスティ×ディアメル(?) のカップルが次々と成立。ご馳走様でした。シズヤみたいな悪人が退治されなかったのが残念だけど良い完結編。 <<狼と香辛料 III>> 【著:支倉凍砂/絵:文倉十/レ:電撃文庫】 何が良かったって故郷が滅びて落ち込んでるホロが可愛いすぎた(Sかな、俺?)。 <<アルスラーン戦記12 暗黒神殿>> 【著:田中芳樹/絵:丹野忍/レ:光文社】 ヒルメス編しか期待してなかったけどアルスラーン達の方もとてもよかった。
223 :
イラストに騙された名無しさん :2007/01/23(火) 21:17:12 ID:0Seig0YY
●大賞、イチオシ賞 ○<<銀盤カレイドスコープ vol.9 シンデレラ・プログラム:Say it ain't so>> 【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】 当然オリンピックで勝って終わりだと思っていたので、あの展開には驚愕した。こんなにのめりこんで読んだ小説は珍しい。 <<カーリー 〜二十一発の祝砲とプリンセスの休日〜>> 【著:高殿円/絵:椋本夏夜/レ:ファミ通文庫】 みんなが歌を歌うシーンで泣きそうになった。ぜひ続編を! <<“文学少女”と繋がれた愚者>> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】 遠子先輩の暖かさが心に染みた。あと、あの一言を言った心葉によく頑張ったと言いたい。 <<鳥籠荘の今日も眠たい住人たち (1)>> 【著:壁井ユカコ/絵:テクノサマタ/レ:電撃文庫】 感情表現の精度が純文学っぽい。べたなネタで勝負したポストマンの話も良いが、いわく言いがたい感情を描いた着ぐるみ父の話もなかなかだ。 <<煌夜祭>> 【著:多崎礼/絵:山本ヤマト/レ:C★NOVELS ファンタジア】 複数の物語が最後にぴたぴたとはまっていくパズルのような展開が見事。 ●ベストキャラクター賞 {{天野遠子}}(文学少女シリーズ) 大仰な演技をする姿がかわいらしい。好き嫌いせず、何でも食べるところがえらい。 {{吉田茄矢}}(ネコのおと) 新人なのに思い切りのよさがすごい。あとネコミミがかわいい。 {{ガブリエラ・パピィ・ポッゾ}}(銀盤カレイドスコープ) 普段は温厚なのに、演技の時にみせた執念に惚れた。この小説は登場人物みんなに見せ場があるのが良いですね。
○<<マルドゥック・ヴェロシティ3>> 【著:冲方丁/絵:寺田克也/レ:ハヤカワ文庫JA】 遂に出た過去編。前作で描写されなかったボイルドの想いを知ることにより、前作自体も 新しい視点で読み直せるというお得さ。もちろん単体としての出来も絶品。おお、炸裂よ! ウブカタ版X-MENの名は伊達じゃあない。(命を燃やして)本を書くウブチンはいいウブチンです。 <<銀盤カレイドスコープ vol.9 シンデレラ・プログラム:Say it ain't so>> 【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】 相手がヴェロシティじゃなきゃ、文句無しにイチオシ。BADENDは無いと確信していても、 リアの新プログラムからタズサの演技への流れはページを繰るのがホントに辛かった。 幽霊とかペアとか色々あったけど、頂点を狙うアスリートの厳しさを見事に描いたと思う。 <<戦う司書と追想の魔女>> 【著:山形石雄/絵:前嶋重機/レ:スーパーダッシュ文庫】 今作で持ち直したとか色々言われてるけど、私的には良作レベルを維持し続けてると思います。 物語も良く、イラスト・デザインも凝ってる。でも…もうちょっと売れると、いいのにね。 <<七姫物語 第四章 夏草話>> 【著:高野和/絵:尾谷おさむ/レ:電撃文庫】 年一冊を維持しつつ、読むたびに心癒される本シリーズ。特徴である透明感ある雰囲気が 巻を重ねるごとにさらに良くなっているのは凄いと思う。物語の終わりはまだ見えず、 完結は遠い先に思えるけど、急がず、じっくり味わっていきたい、そういう作品です。 <<とらドラ3!>> 【著:竹宮ゆゆこ/絵:ヤス/レ:電撃文庫】 (物語が)うまい、(刊行ペースが)早い、たらこ(ゆゆぽが)、と三拍子揃ったこのシリーズ ですが、なによりも好きなのが描写の細かさとネタの豊富さ。体重に負けるな、ゆゆぽ! 絵買いをやめると購入が保守化してしまいますが、新しい選択肢を示してくれる当大賞には 大変お世話になっております。色々荒れてるみたいだけど、その本旨は失わないでほしい。 次点は半月8、狼3、円環4、煌夜祭など。単行本は価格で躊躇してしまうのが辛いところ。
○<<空の鐘の響く惑星で (12)>> 【著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/レ:電撃文庫】 完結記念。前回予告したとおりこちらを大賞に。萌えと燃えとのぶつかり合い。 派手ぞろいの電撃の中でははっきり言って地味な作品であり、ゆえに開始当初から中盤までスレ住人は打ち切りの恐怖と 戦いながら次巻を待っていた。最終巻となった今巻では一応全てのことにケリをつけその上十分な落ちもつけてくれた。 堅実で確かな実力の上に書かれた良作といって差し支えないと思う。 で、陰陽が3月なのでとても楽しみだなあ。 <<NO CALL NO LIFE>> 【著:壁井ユカコ/絵:鈴木次郎/レ:メディアワークス】 ぼくらのカーベイの初ハードカバー。『心が擦り切れるような恋』というフレーズがまさにぴったり。 伏線の張り方とその回収の仕方、そして設定の使い方がマジで神がかっている。 最初のほうの設定が最後の最後にようやくその意味がわかるという凄まじい展開は読んでていて思わず震えた。 ラストの展開が少し性急かもしれないが、全体として程よくまとまった良品だと思う。 <<翼は碧空を翔けて1>> 【著:三浦真奈美/絵:椋本夏夜/レ:C★NOVELS ファンタジア】 さすが三浦真奈美といおうかこれぐらいの時代背景書かせると本当にうまいと感じる。 飛行船というギミックが今後どのように話の中で動くのかとても興味深い。 ユーフォリ・テクニカという予想外の良作のおかげで少しその影にかき消されている感はあるが、 こちらも良作であるし一読をオススメしたい。予想外に良作が連発することがあるのもこのレーベルの特徴だろうか。
<<ストロベリー・パニック! (3)>> 【著:公野櫻子/絵:たくみなむち/レ:電撃文庫】 いわゆる百合ブームに便乗した作品ではあるが、それを差し引いても十分に良作と読んでいい作品と思う。 栄光の「エトワール」の座を目指す乙女たちの恋、さらにその栄光を自分の学校に引き寄せようと画策する 三生徒会長の動き、復仇を誓う少女、自らの想いに揺れる少女たち、そういった要素をうまく形にした感じ。 少々蛇足に思える設定がなくもないが気にしなければなんともないレベルのもの。 <<マリア様がみてる 大きな扉 小さな鍵>> 【著:今野緒雪/絵:ひびき玲音/レ:集英社コバルト文庫】 瞳子の抱えているものが予想外に大きかったことがようやく判明する巻。 しかし柏木が今回もいい味というか年の功というか、この人のおかげで話が動いた印象。 登場回数こそ少ないがキーパーソンとして大役を果たしているなあ。 祐巳視点では成長していないように感じても、他人の視点からでは確実に成長しているのだと 実感させるような話が続いているが、今巻はその路線がよりはっきりしたように思う。 次点 「出てくれたことで満足」七姫4 「きれいな『始まりの終わり』」半月8 「拾い物。いい意味で」ラジオガール 「完結お疲れ様」黎明4 「こんなに票が入るとは思わなかった」ユーフォリ・テクニカ 「笑った笑った」人間ノック ユーフォリは作者にバイオレンスなイメージを持っていたけど払拭されたいい話。
キャラ賞
{{パンプキン}} (空ノ鐘の響く惑星で)
この人に入れたくない自分もいるのだがやはり入れないといけないと思う、そう思わせるだけでもすごいキャラ。
この人がいなければこの作品そのものが崩壊してしまっていたかもしれない、そんな錯覚さえ覚えるほどの圧倒的存在感。アンタ本当にすげーよ。
そんな最強カボチャことパンタグリュエル・プリギルスチチス・キンバーライト氏に一票。
{{フェリオ&リセリナ&ウルク}} (空ノ鐘の響く惑星で)
いやもうこの三人は三人でひとつですよ?ていうか主役なのにパンプキンに持ってかれた感しかないのは何でだろう……。
実際作品の最後の最後ではちゃんと(略)なのになあ…。このまま順風満帆で幸いあれ。マジで。
{{エルフェール}} (ユーフォリ・テクニカ 王立技術院物語)
暴言は吐くわ結構武闘派だわ女捨てかけてるわその上天才だわとお転婆ではすまない気もする女主人公。
自分から壁に頭打ちつけて怪我するヒロインなんていねーよw
でも一番すごいのはなんて言ってもこの人が 王 女 だ っ て こ と だ。
{{此花 光莉&鳳 天音}} (ストロベリー・パニック!)
こうまでぶっちぎって百合百合してくれると心置きなく萌えられる!
2週間会わないで過ごすという試練に耐え切れずに密会しちゃったり、それをしっかり監視されてて反省房送りになったり、
あまつさえそこから抜け出して駆け落ちまでかまし、駆け落ち先の別荘でコトに至る(そこまではしていないw)と
まあそこらの百合ップルを突き放して独走。今期のベストカップルこの二人でいいと思うよ?
{{柏木 優}} (マリア様がみてる)
大賞のほうでも触れましたが本当にこの話のキーパーソン。
よくよく考えてみればこのシリーズの大元のきっかけもこの人なわけだし、実はこの作品の最強キャラなのではないかと思う。
あと皆様中小賞のほうもどうぞよろしくお願いします↓
http://book4.2ch.net/test/read.cgi/magazin/1054659258/
●大賞、イチオシ賞 ○<<銀盤カレイドスコープ vol.9 シンデレラ・プログラム:Say it ain't so>> 【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】 <<銀盤カレイドスコープ vol.8 コズミック・プログラム:Big time again>> 【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】 ライトノベルでは珍しいスポ根というジャンルを見事に完結させていた。今まで同シリーズには投票しないことにしてたけど これは2冊セット(本当は三冊なんだけど)でひとつの話だと思っているのでこういう形で票を入れました <<空の鐘の響く惑星で (12)>> 【著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/レ:電撃文庫】 これも長編完結作。地味ながら読みやすい実力派。完結がほのめかされた段階では 話の尺が足りないと言う声も多かった中きれいにオチをつけていた。短編のストックも溜まっているし短編集が出ることを期待する <<花守>> 【著:越後屋鉄舟/絵:文倉十/レ:GA文庫】 下半期新人賞。テンプレートな終わらせ方をせずきれいに纏め切っていた。今後に期待 <<Beurre・Noisette (ブール・ノアゼット)>> 【著:藍上陸/絵:片岡人生/レ:スーパーダッシュ文庫】 オチが超展開だったのが難点だがそれまでの展開は面白かった しかしスーパーダッシュの新人はなんか偏ってるなあ
キャラ賞 {{パンプキン}}(空ノ鐘の響く惑星で) 本編からエピローグまでおいしいところをさらっていったナイスガイ 主人公の父の仇という立ち位置ながら設定の暗さをまるで感じさせず最後まで存在感の強さを主張し続けた {{リア・ガーネット・ジュイティエフ&桜野タズサ}}(銀盤カレイドスコープ) 銀板の範馬勇次郎&バキ。最強のライバルと挑戦者の関係をここまでうまく表現できていたことはすばらしい 単体としてもヘタすれば嫌われてしまいそうな性格の主人公なのに応援したくなってくるような気持ちになった {{九鳳院紫}}(紅) 自分の中に眠っていた不発弾を起爆させた火元。俺は決してロリコンではないつもりなんだが・・・ 抱きついて泣きじゃくるシーンがよかった {{神原駿河}}(化物語) 正直作品としては主人公のキャラになじめなくて好きになれなかったけどキャラとしては秀逸だった {{蔵内狭霧}}(花守) ブラコン姉。傍観者として弟とヒロインを見守りながらラストでは 弟に対して逃げ道と進む道の両方を与えてくれた人。俺もこんな姉とラブラブエッチで自堕落な生活がしてみたい しかし正直な所俺ぐらいしか投票する人が居なさそうだ
<<とある魔術の禁書目録 (11)>> 【著:鎌池和馬/絵:灰村キヨタカ/レ:電撃文庫】 早く本編13巻だしてくれ。頼む。 <<ムシウタbug 4th. 夢並ぶ箱船>> 【著:岩井恭平/絵:るろお/レ:角川スニーカー文庫】 早く本編8巻だしてくれ。頼む。 <<サンダーガール! 3 闇ノ宮>> 早く4巻だしてくれ。頼む。 <<十三番目のアリス>> 早く本編3巻だしてくれ。頼む。 <<灼眼のシャナ XIII>> 【著:高橋弥七郎/絵:いとうのいぢ/レ:電撃文庫】 なんだこの糞展開は。ふざけてるのか。失せろボケ。
●大賞・イチオシ賞 ○<<お・り・が・み 澱の神>> 【著:林トモアキ/絵:2C=がろあ〜/レ:角川スニーカー文庫】 ……これ、今年だったんだ。去年読んだ記憶があるんだけどねー とかなんとか。 何にせよ、有るのだったら挙げないわけにはいかないでしょう。 前巻のヒキを次いだナイスオチから始まって、中盤から終盤まで息もつかせず一直線の加速加速加速! 熱くて死ねます。 ホント、一巻から恐ろしいくらい化けました。 それぞれのキャラに万全の見せ場があり、燃えどころがあり、悲哀があり、駆け引きがあり。 その果てに向き合う絶対的な力に対し、それをうち破ったのが力ではない、人の究極の理(知)性だったというこのカタルシス! ……思い出すだけで熱入ります。幾らでも語れそうですが収集付かなくなるので切りましょう。 <<“文学少女”と飢え渇く幽霊>> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】 シリーズ部門から。三巻も良かったけど、個人的にはこっちの方が好きです。 この手の狂った純愛には弱いのかも知れません。 ……間違っても自身で体験したり、関わり合いたくはないですが。 キャラのその後が気になって仕方ないというか、ひたすらにやるせなくモノ悲しいというかなんというか。 それでいて読後感は悪くならないのですから、これはもうマジックの領域でしょう。本当。 後、挿絵とのマッチングが凄かったですね、この巻。 ラスト前のそれとか── 思わず、息を呑みました。 <<ノエルと白亜の悪夢 アリアンロッド・リプレイ・ルージュ (3)>> 【著:菊池たけし、F.E.A.R./絵:佐々木あかね/レ:富士見ド ラゴンブック】 何気に豊作だったリプレイ部門から一つ。 見渡せば、やはりこれが図抜けていたかなぁ、と。何というか、卑怯。ホント芸風広いよなぁ、きくたけ。 一言で言うなら後半の盛り上がりそれ自体につきるのでしょうが、こっそりと前話の敵の絡繰りとかもツボでした。 なんにせよ、読み終えて、読み返して、 何気ない文章と掛け合いが切なく感じられ、ああ、こりゃ負けたと痛感できる作品でした。 ……いや、勝ち負けの問題じゃねーのですが。 ホント、いつのまにかこいつらの事がこんなにも好きになっていたんだなぁ、とかなんとか。
<<神様とゲーム ハレ/クモリ/アメ/ニジ>> 【著:宮崎柊羽/絵:七草/レ:角川スニーカー文庫】 短編部門から一つ。 微妙になりつつある本編にくらべ、しっかりと仕上がっているなぁ、という感じ。 それぞれを微妙に関連させ、キャラを相関させ、テーマを振り分け回収し、最後にまとめて締め上げる。 「短編集」として巧く仕上げてあったのが高ポイントでしょうか。 こういうきっかりしたのは好きです。どっかのTOKYOとかそんなん。 キャラクターもそれぞれいー感じですしね、深ませる方にしろ追加する方にしろ。 ……しかし、このタイトル表記で「ハレトキドキクモリトキドキアメノチニジ」と読ませるのは無茶だと思うのだがどうか。 <<ドリームノッカー チョコの奇妙な文化祭>> 【著:御影/絵:若月さな/レ:電撃文庫】 新人部門から一丁。 ……新人? ファンタジー混じりの推理モノ と、見せた叙述系トリックものですな。 読み終えた後に改めて読み返す、といった事や、幻想混じりの絡繰りを許容できる人じゃないと辛いでしょうが…… そういうのが好きな人なら填れること請け合いってか、人選びすぎると思います、これ。 正直、最初はありがちな(痛い)感じのキャラのありがちな話かーと斜め見てたんですが、 中盤以降、一気に引き込まれました。そのまま何回あちこち飛びつつ読み直したやら。 キャラと時間と、仮想(仮装)と現実が入り交じって、不可思議な世界へ導きます。 読後に、不思議な感覚と考える楽しみを与えてくれる作品ですね。ゲーム外ゲームの様な。 ……後書き? そんなものは見なかった。 しかし、本当に今期は良作レベルが豊作でしたな。 ここの5つに中小賞の五つを並べてまだ足りないとゆーかなんとゆーか。 特にリプレイの充実っぷりは異常でしょう。
●ベストキャラクター賞 {{リッチ}}(お・り・が・み) 前回までに片鱗を見せてはいましたが、今巻で一気に躍り出ました。何というか、 抱いて。 十分な力を持ち、あらゆる面において完全な人格者へ至りながらも、 過程にあった罪や悪を認め、悔やみ。後任を育て、託しながらも「自分のようにはなるな」と告げる人。 ええ、人でしたとも。 {{宮脇さんの義母}}(ネクラ少女は黒魔法で恋をする) 何、この反則レベルの完璧母親。 そりゃぁ、最後にそう叫びもするっちゅーねん。人格者過ぎるだろう反則なまでに。 ええ、こういう人には弱いのです、無条件に。 何分ことごとくがネタバレに抵触する人なんで迂闊に語れないのが痛いですな。 ……で、名前なんて言うんですか? {{ナセルの三男}}(戦塵外史 野を馳せる風のごとく) 「困ったことに資料に名前が無い」 ……ありなのか、それは。 作中ではとことん難儀な役割の人。 理不尽な受難の中で、先ず他人を気遣えるその姿勢とかに惚れました。 {{近所のお兄さん}}(オオカミさんとおつう先輩の恩返し) 彼女の、行為のきっかけになった人。 無駄にいい人でした。その状態で先ず他人を思えるのは反則でしょう。 こういうタイプの人には弱いですってか、上と被ってる気がしますな。 絶対裏が有るとか思ってました、御免。 {{トイボックス}}(ドリームノッカー チョコの奇妙な文化祭) ……存在自体ネタバレ規制な存在。 名前を挙げてよかったものなのかどうか。 繰り返しますが、この手の、 自らの方が絶対的に・客観的にみて不幸な中でなお自分より他人な存在には弱いのですよ。 空が青ければ、それだけで茨の道でも笑って歩いてゆける、ような。 その最後に幸の有りますように。 名付けて、本名不明ーズ。 いや、ホント、偶然なんですよ? 最初の三人までは自然に挙がりましたし。 その後、狙っただろうと言われればそーなんですけど。
●大賞、イチオシ賞 <<ロケットガール 1 女子高生リフトオフ!>> 【著:野尻抱介/絵:むっちりむうにぃ/レ:富士見ファンタジア文庫】 <<ロケットガール2 天使は結果オーライ>> 宇宙モノ。ラノベならこの程度でいいやという手抜きや知識不足が見られません。 女子高生を出す必然性もヒロイン三人の性格にも科学的裏づけがあります。 いまどき珍しい、がちがちに取材して書かれたSFです。 なぜなら復刊なので厳密には新刊じゃないのです。 古い作品だけに、ちょっとステレオタイプ的なキャラ付けが鼻に付く感じはあるかな。 しかし、それを差し引いてもいい本でした。 <<ネコのおと リレーノベル・ラブバージョン>> 【レ:富士見ミステリー文庫】 これは外せないでしょう。そして、あまり思い出したくもありません。 大笑いしながら読みましたが、金取って楽屋落ちかよと思ってしまうのも事実です。 方向性としては学園キノに似てるかもしれません。
単行本から2つ。 ○<<僕僕先生>>【著: 仁木英之/レ:新潮社(四六版単行本)】 ボクっ娘美少女仙人・僕僕先生と、唐代のニート青年・王弁の旅物語。 どうやら第18回日本ファンタジーノベル大賞らしく。 中国時代小説なのに軽い筆致で読みやすく、完全にライトノベルだと思います。 ヒロインの僕僕先生がもう、素直でお茶目でかわいらしいのです。 成長物語としては少々弱いところもありますが、それもまたぬるま湯のようで心地いいですね。 温泉もあるよ! <<赤朽葉家の伝説>> 【著:桜庭一樹/絵:−−−−/レ:東京創元社】 初期の代表作と呼ばれる作品を、という創元社の注文に恥じない三代記。 まあ、ライトノベルではないでしょう。日本戦後史として読ませます。 一般文芸作家は桜庭一樹には向かない職業じゃないかという疑念を吹き飛ばすものでした。 ●ベストキャラクター賞 {{僕僕先生}}(僕僕先生) 新ジャンル「恬淡クール」はじまったな。 王弁をからかい軽く受け流しつつ、行動だけは少しだけデレたりもするそのバランスがいいです。 {{田代裕彦}}(ネコのおと) ミステリーの火を守って逝った先生のこと、忘れません。
<<狼と香辛料V>> 抱き枕に1票 <<GOSICKY>> ヴィクトリカに1票 <<ネコのおと リレーノベル・ラブバージョン>> ひどすぎる・・・・・・ <<黄色い花の紅>> 銃しか出てこない潔さに1票 <<DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件>> 原作超えたね
●大賞・イチオシ賞 ◎<<ラジオガール・ウィズ・ジャミング>> 【著:深山森/絵:BUNBUN/レ:電撃文庫】 今期の新人の中では一番良いものを持ってる気がした。 すごく荒削りだけど書きたいものを書けていると思ったし、作品全体に温かみがあって読んでいて心地いい。 かつて砂糖菓子の弾丸を読んだときとは真逆の衝撃を受けた。良い意味で。この作家の次回作が早く読みたい。 <<狼と香辛料 III>> 【著:支倉凍砂/絵:文倉十/レ:電撃文庫】 一、二巻ではそこまで注目していなかったのだが、三巻になって一気に面白くなった印象。 確かに経済のお話も良いけれど、やっぱりこの二人のかけ合いが楽しいね。 四巻にも期待しています。 <<煌夜祭>> 【著:多崎礼/絵:山本ヤマト/レ:C★NOVELS ファンタジア】 後半はちょっと急ぎ足になりすぎたかな、と思えたけれど、面白いものは面白い。 最終章の話は心に染み入るものがある。 今期の新人は良いね。この作家の次回作にも期待。 <<化物語 (上)>> 【著:西尾維新/絵:VOFAN/レ:講談社BOX】 下と迷ったけど上で。ひたぎとまよいの登場巻だし。 かけ合いが本当に笑えた。部屋で一人で読みながら笑い声をあげていた俺は間違いなく変人。 もちろん下巻も面白いんだけどね。 あと1個だけ枠があるけど決められず。どうしようかな。また後でかな。 キャラ賞は無しで。化物語のキャラで埋まりそうな気がするからw
○<<NO CALL NO LIFE>> 【著:壁井ユカコ/絵:鈴木次郎/レ:メディアワークス】 キーリを書き上げた壁井ユカコが生み出した、渾身の作品。 ラノベ的なお約束を廃した結果、強烈に作者の魅力が表に出た。 『心が擦り切れそうな恋をした。』 帯に書いてあるこの言葉こそ、この作品の全て。読めばわかります。 残酷すぎる世界の中で宝石のように輝く恋。魂で惹かれあってしまった二人に、理屈なんて必要ないのです。 <<BLACK BLOOD BROTHERS 6 ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 九牙集結―>> 【著:あざの耕平/絵:草河遊也/レ:富士見ファンタジア文庫】 ラストに向けての助走に入ったこのシリーズ。助走の段階でも十分読ませてくれます。 『それもまた一興』 この師弟の言葉が全て。お互いの宿命なんか関係ない。吸血鬼と人間は共存できるのです。 <<銀盤カレイドスコープ vol.9 シンデレラ・プログラム:Say it ain't so>> 【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】 すげぇ、とにかくすげぇ。ひたすらスポ根。挿絵に反して本編に色気が全く無いよ! って言うか、ヒロインが嘔吐するってどういう作品だよ…。 7巻のあの夜は、何かの圧力でもかかって無理矢理書かされたのではないのか?全編通してあそこだけ妙に浮いてるぞ。 とにかく氷上のアスリートの姿を描ききった作者にお疲れ様の意味も込めて一票。 次回作も期待してます。 <<マルドゥック・ヴェロシティ3>> 【著:冲方丁/絵:寺田克也/レ:ハヤカワ文庫JA】 まぁ、スクランブルを越えることはないだろう…。と、思っていたら騙された。 スクランブルのカジノシーンの瞬間最大風速は越えなかったが、平均風速はこっちのほうがはるかに上。 ジェットコースターのように加速する後半の物語の密度は特に圧巻。 ただ…。結末が暗すぎる…。
<<“文学少女”と飢え渇く幽霊>> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】 今作のモチーフ「嵐が丘」は聞いた事もない作品だったので、事前に読まずに本編へ。 話としては十分に面白かったんだが、なんつーか文学少女の言葉が思いっきり上滑り。 これではいかんと「嵐が丘」を買ってきて読んでみた。 その後、本編読み直したら印象が一変した。「嵐が丘」を読んだあとだと「飢え渇く幽霊」が何に飢えていたか、 それを文学少女が語る場面の説得力が違う。やっぱりモチーフの作品を読んであるほうがこの作品は楽しめるなぁと。 特に遠子先輩の言葉は元ネタ知らないと、その深さと真意が伝わらないと思った。 俺にとっては嵐が丘とワンセットで名作でした。 ついでに嵐が丘の感想も。ほんと、遠子先輩の言うとおり支離滅裂な話。 でも、確かに惹かれるものがある。登場人物の個性のぶつかり合いは本当に凄い。その様はまさに「嵐が丘」 そして、その中でヒースクリフの魂の渇きは確かに本編に通じる。特にラストシーンのヒースクリフは印象的だった。 遠子先輩、素敵な作品に出会わせてくれてありがとう。 今期はシリーズものの安定感が凄かった。 来期は新シリーズに投票したいものですなぁ。
○<<ユーフォリ・テクニカ 王立技術院物語>> 【著:定金伸治/絵:椎名優/レ:C★NOVELS ファンタジア】 主人公のキャラのあまりのすさまじさに、好き嫌いは分かれると思います。 自分は大好きでした。 喜びでうっかりベランダから飛び出したりする極端さを、技術開発一本に向けて努力する姿が素敵。風呂にも入らず完徹するのも男子便所で用を足すのもご一興。 地味になりがちな技術系の話を、こんなワクワク感のある話にまとめてくれた作者に感謝したいです。イチオシ。 <<吉永さん家のガーゴイル 11>> 【著:田口仙年堂/絵:日向悠二/レ:ファミ通文庫】すでに安定しきってしまっているので投票が少ないようですが、やはり安定した面白さがあると思います。こういうあたたかいまったり感好き。ファンです。 毎回投票しているので、今回も一票入れさせていただきます。 <<“文学少女”と繋がれた愚者>> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】 票が集まっているので投票しづらいのですが、やはり面白かったので一票。 面白さはもうたくさんの人に語り尽くされていますが、 やはり構成やヒキのうまさが目につきます。 引っ張った末の次のまとめ方で、評価が確定すると思います。 <<シゴフミ 〜Stories of Last Letter〜>> 【著:雨宮諒/絵:ポコ/レ:電撃文庫】 切ない系はもう飽きた、という雰囲気が小説界にある中、 自分もそんな感じで手に取りました。アレやアレのフォロワーだよなあ、みたいな。 でも、面白かった。優しい感じが胸に響きました。 3話の連作短編ですが、「ひとひらの想い」が一番気に入りました。 <<皇帝ペンギンが翔んだ空>> 【著:祭紀りゅーじ/絵:Kアニキ/レ:電撃文庫】 萌えのない作品ですが、あたたかいです。ハートウォーミングというに相応しい感じでしょうか。 イチオシにはしづらいですが、友達には貸したい、そんな作品だと思います。応援の意味もこめて一票。
241 :
イラストに騙された名無しさん :2007/01/25(木) 02:41:01 ID:Q1sz3DsG
作文苦手なんでおかしな所があってもスルーして。 <<ラジオガール・ウィズ・ジャミング>> 【著:深山森/絵:BUNBUN/レ:電撃文庫】 登場人物が(一人を除いて)みんな良い人。読んでて気持ち良い。 ストーリーはベタな展開。でも普通に感動した。 カラーページの漫画も雰囲気出てて良し。全部読み終わった後で見るとさらに幸せになれる。 一冊で完結した話なので、無理に続編を出さないで欲しいとも思う <<SHI-NO ―シノ― 天使と悪魔>> 【著:上月雨音/絵:東条さかな/レ:富士見ミステリー文庫】 この作品はファンタジーです。犯人はエスパーなので推理するだけ時間の無駄です。(ちょっと本気) 三巻目でやっと主人公とシノちゃんの関係が動き始めた。 シノちゃんの正体(?)が判明し、主人公の目標も定まってこれからが楽しみ。 シノちゃんの魅力の3割ぐらいはイラストおかげだと言ったらいい過ぎかしら? イラストも含めてのライトノベルですよ。 <<円環少女 (4) よるべなき鉄槌>> 【著:長谷敏司/絵:深遊/レ:角川スニーカー文庫】 勝気で意地悪なメイゼルを見てると幸せな気持ちになるのはなぜかしら。恋?ロリ? 不安だらけの未来と、最悪に向かって突っ走る状況の中で、 メイゼルのサディスティックな愛情表現が逆に心地良い。 相変わらず難解な文章で読んでて疲れるが。 イラストの、特にファッションがメイゼルのイメージにマッチしてて好きだ。 ○<<“文学少女”と繋がれた愚者>> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】 この手のドロドロした愛憎劇は苦手なんだけどなーと言いながら一気に最後まで読んでしまった。 ストーリーが面白いのはもちろん、心理描写、構成、解りやすい日本語など、作品としての完成度も高い。 そして相変わらずの大どんでん返し。エピローグにはしてやられたぜ。 個人的に好みの絵柄ではないが、控えめで儚げな雰囲気のイラストはこの作品に合ってると思う。
242 :
イラストに騙された名無しさん :2007/01/25(木) 10:12:53 ID:4s8/c0eR
○<<化物語 (上)>> 【著:西尾維新/絵:VOFAN/レ:講談社BOX】 <<化物語 (下)>> 【著:西尾維新/絵:VOFAN/レ:講談社BOX】 西尾維新が次々と豪華な小説を運び出していた。 それは小説とは思えないほどの豪華さで、そこらの作家がこの小説を読んだらこれが本当に 小説か?と目を仰天させるに違いない。これだけでそこらの作家との差は歴然と離れており、 俺が毎日どのようにして暮らしているかはこの小説だけでも想像がついてしまう。 なおも小説は運び込まれていく。 俺の目の前に全ての小説が出そろった。豪華で目を見張るほどの個性的なキャラ。 目の前には全てが豪華に作られている箱やシール。 そして、必要以上にクオリティが高みに達している豪華なイラスト。 全てが”豪華”これ以上の単語が見当たらない程、豪華であった。
243 :
1/2 :2007/01/25(木) 17:39:46 ID:d0XbROfD
なんだか色々荒れてるようですがそれはそれとして集計人さんお疲れ様です。 以下自分の投票。 <<アルスラーン戦記12 暗黒神殿>> 【著:田中芳樹/絵:丹野忍/レ:光文社】 とうとうジェノサイト田中先生がメインキャラの整理整頓を始めてしまいました・・・。あからさまな死亡フラグを立てられた宮廷画家どの大ピンチ!? とりあえず一年ちょっとで新刊が出たということを何よりの快挙としたい。 というのはちょっと情けなさすぎるかな(苦笑) <<斬魔大聖デモンベイン 軍神強襲>> 【著:古橋秀之 原作:鋼屋ジン (Nitroplus)/絵:Niθ/レ:角川スニーカー文庫】 この作者は紙一重のどちらかだなとつくづく思う。 ちうかあのデモンベインで本来的なクトゥルフオチをやってのけるとは・・・。 でもきっちりと熱い、そんなラストシーン。 <<空の鐘の響く惑星で (12)>> 【著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/レ:電撃文庫】 カボチャのよるカボチャのためのカボチャ小説。つくづくこいつが主役だと思いました。 あと死亡フラグをあっさり無効にした王様にはちょっと笑った。 <<とらドラ3!>> 【著:竹宮ゆゆこ/絵:ヤス/レ:電撃文庫】 もうニヤニヤが止まらない青春ラヴコメディ。 いやまぁ一番かわいいのは主人公の竜児くんですが。 ○<<“文学少女”と繋がれた愚者>> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】 ラスボス(?)登場の回。 それはそれとしてビブリで良かったと心底思える最高の読書賛歌。 そして相変わらず遠子先輩が強く優しくおまけに可憐で最高。
244 :
2/2 :2007/01/25(木) 17:41:21 ID:d0XbROfD
●ベストキャラクター賞 {{パンプキン}}(空ノ鐘が響く惑星で) この物語の真の主役です。 と作者自らが断言したようなしてないような・・・。 つくづくカッコイイですこのカボチャ {{天野遠子}}(文学少女シリーズ) 上でも書いたけど最高に強く優しく可憐。 最高です、先輩。 {{琴吹ななせ}}(文学少女シリーズ) 出番少なくて毎回不憫な目に逢うんだけどやたらと可愛いんですよはい。 というかここまでテンプレ通りなツンデレに心惹かれるとは思わなかった・・・。 {{恋ケ窪ゆり}}(とらドラ!) 最早出オチの感もあるステキ教師。 作者の分身にしか見えないのは何故? {{リネア様}}(タザリア王国物語 影の皇子) 様付けでお呼びするのが基本でしょう。 でももはや無敵だとか最凶だとかそういう単語しか思い浮かばないのは何故?
○<<トキオカシ>> 【著:萩原麻里/絵:鹿澄ハル/レ:富士見ミステリー文庫】 ラストで、無口な眞依が去り行く2人を見てつぶやくセリフが、トドメのラブです 時置師の設定から予想される悲劇的結末をどのように乗り越えるのか。続編まーだ? <<新ロードス島戦記6 終末の邪教 (下)>> 【著:水野良/絵:美樹本晴彦/レ:角川スニーカー文庫】 長い間ご苦労様でした。最後は駆け足っぽかったですが綺麗に終わってくれました 最後の、2人並んだイラストがとても印象的 <<神様のおきにいり>> 【著:内山靖二郎/絵:真田茸人/レ:MF文庫J】 妖怪物として安定して面白く、出版ペースも早いので今年も大いに期待してます 智宏と珠枝の関係がとても微妙で、読んでて微笑ましい <<黄色い花の紅>> 【著:アサウラ/絵:Bou/レ:スーパーダッシュ文庫】 かよわい少女の成長ストーリに銃を絡めるところがオタクっぽくて新鮮 人格=銃、というわけで、銃に関する説明は程々だと思った <<煌夜祭>> 【著:多崎礼/絵:山本ヤマト/レ:C★NOVELS ファンタジア】 構成の妙を堪能しました。読後感も良かった。 海外物も含めて、ここまで面白いファンタジーは滅多に無いです 独特の世界観があるので、別の時代・島でのストーリを期待します {{神原駿河}}(化物語) {{八九寺 真宵}}(化物語) {{戦場ヶ原ひたぎ}}(化物語) キャラ立なら西尾維新、ということで3人推薦 {{眞名&眞依}}(トキオカシ) 男2人が犠牲になって少女2人が生き残る、でOKです {{大神涼子}}(オオカミさんと七人の仲間たち) 喧嘩っ早いがトテモ純情、というお約束のキャラ
○<<銀盤カレイドスコープ vol.9 シンデレラ・プログラム:Say it ain't so>>【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】 <<銀盤カレイドスコープ vol.8 コズミック・プログラム:Big time again>>【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】 ついに完結。 7巻からそのまま勝利で終わるかと思いきや予想外の超鬱展開。 ページがなかなか進まない。しかしそれを乗り越えた先にある駆け上るようなハイ スピードの展開がたまらない。下半期はダントツ。 アニメが黒歴史だったのが悔やまれる。
247 :
1/4 :2007/01/25(木) 23:17:54 ID:x3ZGx/6u
●大賞・イチオシ賞 ○<<銀盤カレイドスコープ vol.9 シンデレラ・プログラム:Say it ain't so>> 【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】 あの2巻を超えるクライマックスだった。どん底に突き落とされ、あがく主人公。 スポ根ものの定番とはいえ、それを乗り越えたときのカタルシスは絶大なものがある。 ただ、いままでリアにしか到達できなかった境地に届きはしたものの、 まだまだ安定性ではリアに及ばないんだろうな。 それにしても、ガブリー最高。本当にいい友人&ライバルだ。 <<クジラのソラ 01>> 【著:瀬尾つかさ/絵:菊池政治/レ:富士見ファンタジア文庫】 これもスポ根ものだが、設定が奥深そうで不気味。 勝ち進んで言った場合の、主人公たちの今後が不安。 また、アウターシンガーを絶対的なものとせず、それに対抗しうる 独自の才能を持ったキャラを主人公チームに含めたおかげで、今後の 戦いでそれをどう活用するのか興味深くなった。
248 :
2/4 :2007/01/25(木) 23:18:53 ID:x3ZGx/6u
<<ユーフォリ・テクニカ 王立技術院物語>> 【著:定金伸治/絵:椎名優/レ:C★NOVELS ファンタジア】 王女であるはずの主人公のキャラが強烈過ぎ。 30分も転がりまわって大丈夫なのか? それだけに生真面目なグリンゼといいコンビかも。 そういうユニークな面子&人手不足&妨害あり、という状況で あの花火はちょっと出来すぎな感がある。 ラストは予想通りの人が登場。彼女たちの今後が楽しみ。シリーズ化してくれ。 <<護くんに女神の祝福を!(9)>> 【著:岩田洋季/絵:佐藤利幸/レ:電撃文庫】 主人公たちのバカップルぶりや周囲の反応をみているのも楽しいが、 それ以上に護の能力の成長を楽しみにしている。 いままではなかなか護の成長ぶりがはっきりしなかったが、 今回ようやく2つの戦いを通して現時点での力量が明らかに されたのが俺にとって最大の収穫。憧れのあの人とあえた事も あって急激に強くなったんだろうな。 そのビアトリス制御も、研究者である正樹も驚くような性質を 持っているようだし。これがクライマックスに絡んでくるのかな。 かわいそうだが正樹と対立する方向にいきそうだな。
249 :
3/4 :2007/01/25(木) 23:19:42 ID:x3ZGx/6u
<<私立! 三十三間堂学院(4)>> 【著:佐藤ケイ/絵:かみやまねき/レ:電撃文庫】 このシリーズ、毎回ゲストヒロインが丁寧に書かれていて好感が持てる。 主人公は美形で完璧超人だけど、周りは女子ばかりの中で「友達百人作る」 ことを目標にするなどかなり天然入っていて、またそのために全力をつくす ので、嫌味が感じられない。 今回もヒロインの欠点(?)を克服させ、イベントに参加させることで クラスに溶け込ませようとするのだが。。。例によって邪魔者多数。 特に生徒会長なんとかしろ。あんなの野放しで大丈夫なのか? とにもかくにも主人公とヒロインが協力してイベントの目的は「一応」 達成するのだが、その後にベタな奇跡が。。。 主人公たちが必死にがんばったからこその千手観音のご利益なんだろうな。 ところで、法行にとっては「友達」が増えて良かったという意識なんだろ うが、ヒロインの方はそれですまない気が。。。須美みたいな性格だった ら問題ないんだろうが。
250 :
4/4 :2007/01/25(木) 23:20:32 ID:x3ZGx/6u
次点 ・"文学少女"と繋がれた愚者 最後で明らかになった仕掛けには驚いた。次巻、心葉はどうするのか。 ・空ノ鐘の響く惑星で (12) なんとかきれいに終わらせたという印象。王族ならではだな。 ・火魅呼炎戦記 (7) このシリーズ、いまだ好きなんだよな。自由になったあの人のことや、 火後で伊部が感じた気配、そしてついに九峪が思いついた琵琶島対策、 など次巻以降への引きが強すぎ。どう作者の「白兎騎士団」も面白い。 どちらの作品でも相変わらず胸にこだわりすぎだが。。。 そのほか、「BBB6」や「狼と香辛料 III」が前巻まで読めなかったのが残念。 また、「ねこのおと」の評判が良いので読もうとしたが、Dクラ以外知らな いのでとりあえず「キリサキ」を読んでこれから「まぶらほ」を読もうと してることろ。どっちにしろ間に合わないけど。
251 :
250 :2007/01/25(木) 23:31:02 ID:x3ZGx/6u
投票には関係ないけど一応訂正 (誤)そのほか、「BBB6」や「狼と香辛料 III」が前巻まで読めなかったのが残念。 (正)そのほか、「BBB6」や「狼と香辛料 III」は前巻まで読みながら、今回読めなかったのが残念。
252 :
1/2 :2007/01/26(金) 00:53:31 ID:H3p/hQzB
投票します。 ○<<ラジオガール・ウィズ・ジャミング>> 【著:深山森/絵:BUNBUN/レ:電撃文庫】 辛い過去と厳しい現実を乗り越え、毎日を懸命に生きる人々を描いた作品。 読み終わった後にはなんとも言えない温かさが残る「いい話」。 読んだのがちょうど仕事でいろいろあって凹んでた時だっんだが、この作品を読んだおかげで 「俺も頑張らんとな」という気持ちになれた。 そういう感謝の意味を込めて、今期のイチオシはこの作品で。 <<SHI-NO ―シノ― 愛の証明>> 【著:上月雨音/絵:東条さかな/レ:富士見ミステリー文庫】 仲のいい兄妹のようだった「僕」と志乃との関係が、閉ざされたデパートでの事件が切っ掛けで 変わり始めようとする。 そんな時に「僕」の願いに志乃がどのように応えるのかが見所。 次巻以降への期待を持たせつつ、綺麗に纏めたなという印象。 <<戦う司書と神の石剣>> 【著:山形石雄/絵:前嶋重機/レ:スーパーダッシュ文庫】 ハミュッツの凶悪さが5割り増しの「追想の魔女」も好きなんだが、敢えてこちらの作品を。 地味な能力のためにただの通信機扱いだったミレポックが主人公。 そのせいもあってか、今回はバトルは控え目で、だけども少しずつ真実に迫っていく緊迫感が満ちていて 最後まで飽きずに読むことができた。 <<ガーゴイルおるたなてぃぶ>> 【著:田口仙年堂/絵:日向悠二/レ:ファミ通文庫】 いかにも「ガーゴイル」なホノボノした雰囲気の本編11巻ではなく、謎の組織とのバトルを中心に物語が進む 外伝の方に一票。 本編と密接にリンクしつつ、本編とは違った方向性を目指す作品となっている。 それにしても、ヒッシャムの扱いが本編と違いすぎるのが笑える。 <<“文学少女”と飢え渇く幽霊>> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】 上半期の大賞スレで好評だったので読み始めたシリーズ。 期待しながら読み始めたら、その期待をはるかに上回る出来で、2作目の「餓え乾く〈幽霊〉」まで 一気に読んでしまった。 はっきり言って、遠子先輩に惚れた。
253 :
2/2 :2007/01/26(金) 00:55:00 ID:H3p/hQzB
ドリルのインパクトが強烈だった「れでぃ×ばと!」、ようやく祐巳の妹問題に解決の兆しが見え始めた 「マリア様がみてる」、遂にエルの招待が明かされた「銃姫」、完結記念の「空ノ鐘が響く惑星で」と 「銀盤カレイドスコープ」といったあたりが次点。 「“文学少女”と繋がれた愚者>」を投票期間内に読み終われそうもないのが残念。 読み終わってたら投票結果が変わってたかも。 キャラ賞は、また後日。
楽しみにしてます
大賞&イチオシで ○<<ラジオガール・ウィズ・ジャミング>> 【著:深山森/絵:BUNBUN/レ:電撃文庫】 合言葉は「アイ・ロウ」。 上半期の新人賞が支倉凍砂なら、下半期はこのひと。基本的にいい話・ 感動系は苦手なんだけど、ここまで魅力的なら素直に兜を脱ぎます。 メディアが禁じられた世界での海賊放送。レコリスとダニエルを主役に、 復興途上の街を守る話。もちろんいろいろ荒はあるんだけど、 登場人物はひとりひとり息をしてるし、あからさまな人形もいない。 決して「いい話」だけじゃないけど、後味はすごくいい。 ラスト、決して諦念でなく、敵味方・立場の逆転が有り得た、 ということを示唆できているのも好きです。次回作も出たら喜んで。 <<流血女神伝 喪の女王4>> 【著:須賀しのぶ/絵:船戸明里/レ:集英社コバルト文庫】 いやー、何も言うことはなさそうですが(苦笑)。いよいよ佳境ですね。 カリエを初めとする主要人物は無論、女神の動向も気になるところ。 裏を支配する、作者のいっそ残酷なまでの政治感覚も見事。 <<ねじまき博士と謎のゴースト>> 【著:樹川さとみ/絵:うたの/レ:集英社コバルト文庫】 博士とケモノ娘のカップル(?)がラブリー。変人やお人好し、 愛すべきバカを描かせたら天下一品ですね。 さらりとしつつ妙に癖になる文章もいつも通り。 ほかに『ジャストボイルド・オ・クロック』や『ROOM』、 『リュシアンの血脈』も挙げたかったんだけど、 絞りきれなかったので3冊にしました。
大賞一点勝負で <<クジラのソラ01>>【著:瀬尾つかさ/絵:菊池政治/レ:富士見ファンタジア文庫】 設定や世界観もさることながら、何よりキャラとドラマがいい。 決して天才にはなれない主人公雫、雫を軽々と飛び越えていく冬湖や 聖一という天才に嫉妬しつつも、ひたすら邁進しつづける…。 学園生活という日常と、ゲームという世界、もとい宇宙規模の戦いの 非日常のミックス具合もよかった。 夢、努力、友情、挫折、YA小説のすべてがつまってる。 そして徐々に明らかになっていく不気味な異星人の影。 壮大な広がりを感じさせる秀逸な作品。まさかこんな話に ラノベで出会えると思わなかった。 久々に燃えるSFもの。でも見所はSFじゃなく、 ドラマ部分なのが何よりいい。イラストも作品の雰囲気にあっててよかった。
257 :
イラストに騙された名無しさん :2007/01/27(土) 02:32:14 ID:tPVe/Oo6
集計ご苦労様です。 投票させていただきます。 ○<<文学少女と繋がれた愚者>> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通】 抜群におもしろかった。 イラストも、内容に合った繊細な絵ですごく良いと思う。 作中に出てきた武者小路実篤の『愛と死』も読んでみたけど、泣けた。『友情』より。 さすが遠子先輩。 しかし、あのラストは反則です。 次が気になる・・・。 <<文学少女と飢え渇く幽霊>> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通】 胸を締め付けられるほどの愛憎劇。 それでも最後は鬱なだけで終わらせないまとめには感動した。 それにしても相変わらず、ななせかわいいよななせ。 <<とらドラ3!>> 【著:竹宮ゆゆこ/絵:ヤス/レ:電撃】 もういわんやライトノベル屈指のラブコメ。 相変わらず笑わせてくれます。 キャラがみんな生き生きと動き回る様は読んでて気持ちが良い。 最後の虎の叫びは、悶えた。 この作品の副作用として、たらスパが食べたくなる現象に陥る。気をつけろ。
そろそろ投票。 <<とらドラ3!>> 【著:竹宮ゆゆこ/絵:ヤス/レ:電撃文庫】 超ラブコメ。ブサイクでストレスなインコちゃんの話から始まり、 黒乳首・偽乳特戦隊などの小ネタをはさみつつ、最終的に木刀でアレな方向に。 発言と行動が逆方向にいってしまう大河に気づいた竜児。あぁ!大河が思わずあんな発言を! 巻を経るごとに笑えるネタと巧みなテンポのよさが増強されていく・・・ <<鳥籠荘の今日も眠たい住人たち (1)>> 【著:壁井ユカコ/絵:テクノサマタ/レ:電撃文庫】 キーリやカスタム・チャイルドで描かれる切れそうで切れない絆の描き方を踏襲しながら、 「さよなら、泣き虫ポストマン」「パパはわたしだけのHERO」の話が 鳥籠荘の人々の姿を効果的に演出している。雰囲気を味わう作品。 <<BLACK BLOOD BROTHERS 6 ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 九牙集結―>> 【著:あざの耕平/絵:草河遊也/レ:富士見ファンタジア文庫】 いよいよエンジンが掛った。ジローとゼルマンの熱いバトル!そして、陣内部長が熱いっ! あざの先生のあとがきの書き出しに怒りすら覚える(笑)ぐらい次巻が気になって仕方がない! ○<<マルドゥック・ヴェロシティ3>> 【著:冲方丁/絵:寺田克也/レ:ハヤカワ文庫JA】 「おお、炸裂よ! 塵と灰に。 おお、炸裂よ!」 まさにボイルドが圧倒的な速度で臨界点を超え虚無へ収束していく。 文体に面食らうと思うが、無機質であることが殺伐とした重さをより強調している。 前作のスクランブルと対となる名作へと完成した。
259 :
1/2 :2007/01/27(土) 10:36:22 ID:1od6IKqT
●大賞・イチオシ賞 ○<<化物語 (下)>> 【著:西尾維新/絵:VOFAN/レ:講談社BOX】 ストーリー面は若干弱いものの、それを補って余りある魅力に溢れたキャラクターがいっぱいの作品。 掛け合いとキャラ萌えでここまで読ませる力量はお見事。 主人公阿良々木だけでなく他ヒロインにもきっちり絡んでクールかつエロいというキャラ性を存分に発揮する 神原駿河に蕩れたので、阿良々木とのデートシーンや撫子との絡みがあった下巻に一票。 <<斬魔大聖デモンベイン 軍神強襲>> 【著:古橋秀之 原作:鋼屋ジン (Nitroplus)/絵:Niθ/レ:角川スニーカー文庫】 デモベで宇宙戦争というネタ、原作の隙間を上手く縫うキャラとエピソード、 そして終盤のバトルの急激な盛り上がりから繋がる本家クトゥルフ神話の宇宙的恐怖と デモンベインの熱さを巧みにまとめたオチ、等随所に作者のテクニシャンぶりが光る一作。 全体のページが少ないとか、中盤のキャラ同士の触れ合いをもっと見たいとかの要望が生まれるのも、 作品自体の地力の高さの証し。 <<アルスラーン戦記12 暗黒神殿>> 【著:田中芳樹/絵:丹野忍/レ:光文社】 個人的に、アルスラーン本当に完結するかもと思わせてくれただけで素晴らしいw 各キャラの死亡フラグ含め終盤への盛り上がりを期待させる展開に、いやが上にも期待を膨らまされます。 結構間開いてるはずなのに台詞だけでキャラが分かるくらいキャラが立ってるのも改めて凄いと感じさせる。
260 :
2/2 :2007/01/27(土) 10:36:51 ID:1od6IKqT
<<戦う司書と追想の魔女>> 【著:山形石雄/絵:前嶋重機/レ:スーパーダッシュ文庫】 新人賞応募作の第一作目で構成の妙を見せてくれた作者のシリーズ最新作。 前巻までは、たっぷり時間を掛けて全力をぶつけられる応募作と商業ベースでの作品は やはり差が出るのかなあ等と思っていたが、今回はひと味違った。 一作内での盛り上がりだけでなく、一連のまとめに入ってきているので、 これからはシリーズ全体であの構成力を見られるのかと期待させられる。 物凄い勢いでラスボス化していく主人公ハミュッツにも期待w <<ソード・ワールド・ノベル やっぱりヒーローになりたい! サーラの冒険 (6)>> 【著:山本弘/絵:幻超二/レ:富士見ファンタジア文庫】 十年以上かかったシリーズの最終巻だけに感慨深い作品。 前巻のヒキから山本弘らしいハッピーエンドは賛否両論あったが、個人的には上手く纏めてると思う。 ヒロインを失ってショックで悲嘆に暮れる主人公サーラの気の迷いで一時的にくっつき、 最後には本ヒロインにフォースをぶちかまされるフェニックスの生々しさが好き。
今期も淡々と投票。二つだけ。 ○<<ヤクザガール・ミサイルハート>> 【著:元長柾木/絵:緒方剛志/レ:ゼータ文庫】 ライトノベルでは主人公が何か特殊能力を持っている作品が多いんだけど、 「何故そのような能力なのか」をしっかりさせることでこれほど面白くなるとは。 ラストの丁半ばくちで、今まで適当に設定しているように思えた主人公やアカリの性格、 立ち位置、能力その他全てが一つの意図(テーマ)の元に配置されていたのを理解できる。 ミステリとはまた違う解決の快感があって素晴らしかった。文句なし。 <<円環少女 (4) よるべなき鉄槌>> 【著:長谷敏司/絵:深遊/レ:角川スニーカー文庫】 エレオノールや王子護の描写も良かったけれど、武原兄妹の過去話が特に良かった。 こんな話だって普通に書けるんだなあ。 魅力を増していくキャラクターたちと、全くよめない先の展開への期待もこめて。
<<かゆうま幻想記>> 【著:松井秀喜/絵:大河原邦夫/レ:不二家】 黒髪ロングをポニテにした袴姿の女子弓道部部長が部室でショタ小学生の弟に犯されてるシーンは 大河原がこんな絵も書けるんだとオモタ。 あと、シュバイン固めを駆けるシーンとか戦闘描写が秀逸。
263 :
1/2 :2007/01/27(土) 16:24:56 ID:ixfbcMwe
○<<ラジオガール・ウィズ・ジャミング>> 【著:深山森/絵:BUNBUN/レ:電撃文庫】 今期の電撃新人の中では一番良い。 やや古臭いストーリー展開だが、昨今のライトノベル群の中では逆に新鮮。 レコリスやドロン等魅力ある登場人物。巻頭漫画を含めた全体の構成も見事。 続巻含めこれからが凄く楽しみな新人だった。 <<化物語 (上)>> 【著:西尾維新/絵:VOFAN/レ:講談社BOX】 今までの西尾作品よりバトル、シリアス少なめでコメディ多めな本作。 軽妙な言葉遊びが随所にちりばめられていて、読んでて退屈する事が無い。 戯言シリーズ後半の展開に食傷気味だった自分でも美味しく頂けました。 ロリっ子メインの話があるこちらを。 <<“文学少女”と繋がれた愚者>> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】 ドロドロとした愛憎劇(誉め言葉)が繰り広げられる本シリーズ。 所々に挿入される独白によるミスリードの巧さは最早お馴染み。 今回はそれに加えてななせが可愛過ぎる。 もう誰がどう見てもバレバレのツンデレやん何で気付かないのお前、と 主人公をシバきたくなるくらい可愛いくて健気。 報われない予感が凄くするのがまた可愛さに拍車をかける。 衝撃のラストから次巻は心葉中心の話に? 今最も続きが楽しみな作品。
264 :
2/2 :2007/01/27(土) 16:35:33 ID:ixfbcMwe
<<狼と香辛料 III>> 【著:支倉凍砂/絵:文倉十/レ:電撃文庫】 相変わらず面白い。安心して読む事が出来る。 ホロの可愛さはさることながら、 恋敵が現れてホロにそっぽを向かれ右往左往するロレンスがまた可愛い。 ラストシーンで身悶えるロレンス萌え。 今期はこの四作(シリーズ)が抜けてたかな。 以下次点。 「ユーフォリ・テクニカ」 …自分には展開が早すぎた。読み切りなら分からなくもなかったが…… 「ボトルネック」 …悪くはないがまたも暗めな話。そろそろよねぽの明るい話が読みたい。 「クレイジーカンガルーの夏」 …いい出来だけどジェネレーションギャップがどうにも。 ガンダム世代ならもっとグッとクるんだろうけど。
○<<ソード・ワールド・ノベル やっぱりヒーローになりたい! サーラの冒険 (6)>> 【著:山本弘/絵:幻超二/レ:富士見ファンタジア文庫】 今回の投票に際し、ここ最近あんまりライトノベル読んでないなぁ、 こりゃ投票するべき作品あったか? とか当初思いましたが、 発売リストを確認してみるとそれがある。この作品がありました。 はい出ました。 10年の沈黙を破って再開されたシリーズ作品最終巻。 慟哭の前作末尾から、彼と彼女がどのような道を歩むのか、 どきどきしながらページをめくる喜び。慶び。悦び。 ええ、もう、感無量です。最高のハッピーエンドでした。 そう、私にとってコレは実に魅力的なハッピーエンド。 無垢で真っ白で素朴な,そんな少年少女ではなく、ひとりの『大人』 になった、なって行く、いかざるを得ない彼らの歩む道に幸あれ。 傷を負い、泥水をすすり、後ろ暗い何かを背負い、影を帯びて, それでも胸を張り互いを支えて歩くこと。 その姿に心の底からエールを贈る。 よくやったサーラ、がんばったサーラ、お前は偉い、誰よりも偉い。 その宝を、その誓いを離さずに行け、どこまでも生きてゆけ。 そして作者。あんた最高だ。 この傷だらけの甘ったるさを書き切る,あんた最高だ。
<<ソード・ワールド短編集 死者の村の少女 サーラの冒険Extra>> 【著:山本弘/絵:幻超二/レ:富士見ファンタジア文庫】 これにも入れておくべきだろうか。よい出来の短編集だと思う。 1作目,虎の涙ダルシュのエピソードはとてもすてきだ。 3作目,デルのあの事件直後の,無気力で人間臭い姿もいい。 でも何よりも2作目のリゼットの「このあと」が気になります。 どう考えても,無事にすまないと思う……大丈夫かこの娘の将来。 <<狼と香辛料 III>> 【著:支倉凍砂/絵:文倉十/レ:電撃文庫】 突っ込みどころはたくさんある。が今回(も)良いところは 「街での生活風景」が実に生き生きと描かれていたところ。 そこで生活する人々の、風景と心理が実に良い。 祭りの風景も実に良い。個性的で魅力的で愛おしい「住人たち」 特に今回、童話収集家の女錬金術師が良かった。 それに傾倒する年老いた商人も人間臭かった。 そしてロレンスの「友だち」が良かった。 彼にこそ友人がいてしかるべきだ。生まれるべきなのだ。 気がつくべきなのだ。彼はきっと恵まれている。 ニブイだけで。 そして女錬金術師の履歴が、ロレンスとホロの行方とどのように 対比されるのかに、不安と希望、切なさと愛おしさのバランスの妙。 しかしホントに恥ずかしい二人だよな。バカップル。周りが迷惑だ。
<<円環少女 (4) よるべなき鉄槌>> 【著:長谷敏司/絵:深遊/レ:角川スニーカー文庫】 どこをどう突っ込もう。 歪で説明不足で、リアリティの欠片もない『世界と組織と事件』 もう、シリーズ進むにつれてますます拍車かかってます。 それに反比例し,ワンシーンワンシーンの描写の転げまわりっぷりは 増幅されてゆく。なんだこれは。 もうこれだけでおなかいっぱい。ラブコメというか、なんというか。 「ツンデレ」と「天然」と「委員長」おまえら好きにやってろ。 そして,描写。 主人公の悲しい過去。ヒリヒリとした焦燥と悔恨がみっしり詰まった 日常描写に恐れ入る。 <<紅 〜ギロチン〜>> 【著:片山憲太郎/絵:山本ヤマト/レ:スーパーダッシュ文庫】 今回、ヒロインの魅力はだいぶ下がった。 今回、主人公の魅力もだいぶ下がった。 つーか、あのヒロインはヒロインなのだろうか,悪役じゃないか。 それでも冒険活劇としてはやっぱり面白い。いわざる得ない。 まだまだ未熟で甘い主人公が、あっちこっちふらふらしながら遠回り しながら傷だらけになりながら,精一杯「一人前」になろうとする、 そんな青春成長劇。 しかし世界観がますます「カキワリ」っぽくなってるなぁ。 男同士の友情もぜんぜん出てこない。そのうすっぺらさはどうにも。
○<<ネコのおと リレーノベル・ラブバージョン>> 【著:新井輝、築地俊彦、水城正太郎、師走トオル、田代裕彦、吉田茄矢、あざの耕平/絵:駒都えーじ、さっち、しのざきあきら、村崎久都、緋呂河とも、若月さな、深山和香/レ:富士見ミステリー文庫】 いろんな意味で凄い本。こんな企画にゴーサインが出たことがまず凄いし、 ちゃんと原稿書いた作家達も凄い。 作家と編集の関係が悪化しなかったのかと心配にさせられるのも凄い。 何よりあの展開を綺麗に纏めたあざの耕平超凄い。というか超偉い。 富士ミス好きと地雷好きは言われなくても読んでるだろうけど、 終盤はそのどちらでもない人が読んでもかなり笑えると思うのでオススメ。 特に本編のあのフィナーレのあとのあのあとがきという流れが最高。 <<タザリア王国物語 影の皇子>> 【著:スズキヒサシ/絵:あづみ冬留/レ:電撃文庫】 このスレの最初のほうでリネア様を魔球に例えている人がいたけど、 個人的には消えるビーンボールと呼ぶのが相応しいと思う。 だって回避不能だもん。挿絵でリネア様のご尊顔を拝見できる日が待ち遠しい。 <<“文学少女”と飢え渇く幽霊>> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】 雨宮蛍の愛と業の深さに圧倒された。 彼女の縛られない魂に幸あれ。 <<“文学少女”と繋がれた愚者>> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】 描かれていた感情の強烈さと言う点では「幽霊」に一歩譲ると思うけど 各レギュラーキャラがしっかりと掘り下げられていたのがよかった。 メインの芥川くんは勿論のこと、相変わらず報われないななせにも見せ場があったし、 何よりも要所で竹田さんが見せてくれた醒めっぷりが素晴らしかった。 最後の引きのおかげで次巻への期待も高まる一方。
<<戦う司書と追想の魔女>> 【著:山形石雄/絵:前嶋重機/レ:スーパーダッシュ文庫】 死んだ人間の記憶が「本」として残るという世界設定のせいもあってか 回想シーンの占める割合がやたら多いのが特徴のシリーズなんだけど、 それでも全くテンポが悪くならない上に全てのエピソードがしっかりと クライマックスに結びつく構成力の高さも安定してて毎回驚かされる。 この巻で話も大きく動き始めたようだし、 ハミュッツ=メセタという巨悪がどうやって打ち倒されるのか、 そもそも倒せるのか、今後にも期待。 {{リネア様}}(タザリア王国物語 影の皇子) このお方の機嫌を損ねたら何故か階段から転落して半身不随になったり故郷が燃えたりします。 欲しくない姉No.1。このような素晴らしい姉君を持ってしまったジグ頑張れ、超頑張れ。 {{雨宮蛍}}(“文学少女”と飢え渇く幽霊) 壮絶な運命のもとに生まれはしたものの翻弄されはしなかった人。 彼女の縛られない魂に幸あれ。 {{琴吹ななせ}}(“文学少女”シリーズ) 他の人にも再三言われてるとおり、ツンデレがテンプレ過ぎるのは事実だけど、 あれだけ徹底してスルーされ報われない様を見ているとなんだか愛しくなってくる。 テンパってる美人は好きなので頑張って欲しい。 {{絹川蛍子}}(ネコのおと) 実際問題ネコのおとでの出番と言えばパンツ一丁で寝起きの悪さを露呈しただけなんだが、 全フィクションの登場人物中で最愛の彼女に投票できる機会がある以上投票しようと思った。 次投票対象に入るのがいつになるか分からんし…… {{吉田茄矢}}(ネコのおと) ネコミミメイドの眼鏡っ子、しかも美少女。 このような設定で自分を描写せざるを得なかったリアル吉田茄矢本人の心情を鑑みるに、 一票を投じないわけにはいかないと思う。
270 :
1/3 :2007/01/27(土) 17:39:08 ID:1cUozxBM
●大賞・イチオシ賞 ○<<“文学少女”と繋がれた愚者>> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】 重めな話の割にすらすらと読めるので、調子にのって2時間弱で読みきったと思ったら 最後の一文で目を剥いて最初から再読することになり、さらに前作前々作まで見直して おかげで徹夜することになった快作。ここまでされたとすれば一押しせずにはいられない。 内容的にもモチーフとしての「友情」と芥川くんの過去の物語、 そしてこれから語られるであろう心葉の過去に関わる物語を 絡ませつつ、読みやすいようにきちんと消化していてよくできていた。 <<“文学少女”と飢え渇く幽霊>> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】 一押しは前述のように「繋がれた愚者」に与えるしかないと思ったが 遠子先輩崇拝者の自分としては、好みだけならこっちのが上かもしれないw いつもの明るくて無邪気で子供っぽい先輩とたまにみせる聡明で母性的な先輩だけでなく 妖怪?のくせに幽霊が苦手で、「男の子なんて」と泣き出してしまう可愛い先輩がみられたので 大満足でした。人としてはどうかと思うが麻貴先輩の気持ちはよくわかるw <<とらドラ3!>> 【著:竹宮ゆゆこ/絵:ヤス/レ:電撃文庫】 決して電車の中では読んではいけない本その1。 みのりんの小ネタが凶悪で、回避不能で噴出するリスクを常に抱えるからだw 大河の無自覚な恋愛感情が今後どこに流れるのかも興味深い。
271 :
2/3 :2007/01/27(土) 17:39:43 ID:1cUozxBM
<<化物語 (下)>> 【著:西尾維新/絵:VOFAN/レ:講談社BOX】 決して電車の中では読んではいけない本その2。 普通、キャラクターだけが売りの小説などというと悪口にしか聞こえないのだが 西尾維新が本気でそれを仕掛けると褒め言葉として言うしかない。 ちなみに化物語(上)は内容の問題じゃなく先にメフィスト連載で 読んでしまってたために気分的に除外。 書き下ろしは分散させた方が商業的には有効だと思うのだが それをしなかったのは良心的なのか単に考えてなかっただけなのか。 <<図書館内乱>> 【著:有川浩/絵:徒花スクモ/レ:メディアワークス】 前作では郁バカだなぁ、堂上も大変だなぁと読んでいたが 今作になって堂上も人のこと言えないよなぁwとつくづく思わざるを得なかったり。 基本的に陰謀的な話なので、前作ほどのハデなクライマックスは望めないものの 作者の狙い通り月9ドラマ的なエンターテイメントとしては十分に楽しめる。 次点は以下の通り くじびき勇者さま クジラのソラ ラジオガールウィズジャミング マルタ・サギーは探偵ですか 暗闇にヤギを探して
272 :
3/3 :2007/01/27(土) 17:43:36 ID:1cUozxBM
●ベストキャラクター賞 {{天野遠子}}(文学少女シリーズ) この人は外せない。子供っぽくてわがままで食いしん坊で横暴で 実は怖がりで泣き虫で、でもいざとなると聡明で包容力のある姉のような先輩。 {{櫛枝実乃梨}}(とらドラ!) なんでこう、毎回毎回私の腹筋に致命傷を与えるんですか!w とらドラを電車の中で読めなくする原因のほとんどはこの人だ。 今回の一押しはなんといっても「偽乳特戦隊」 {{神原駿河}}(化物語) 一人ゆびさきミルクティーともいうべき、恐るべき全方向性変態。 ホモもレズもコスプレも奴隷プレイも思いのままっ! にもかかわらずさわやかキャラという奇跡の存在。 {{メイベル}}(くじびき勇者さま) 男がやると女にうざがられる薀蓄だが それを美少女がやるとこんなに萌えるとは! ある意味、新しい属性を切り開くパイオニア。 {{ドクトル・バーチ}}(マルタ・サギーは探偵ですか?) 駄目な探偵に対する完全無欠な怪盗…だと思ってたら 相変わらず書類仕事は溜め込むし、マルタ絡むと妙にお茶目だったり 素で照れたりするダメな人。だがそれがいい。 勝手に命名すると新属性「完ダメ」
●大賞・イチオシ賞 ○<<銀盤カレイドスコープ vol.9 シンデレラ・プログラム:Say it ain't so>> 【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】 完結記念とかそういうのではなく。純粋に凄かった。 『若草野球部狂想曲』と双璧を成す、スポ根ライトノベルの傑作。 ラノベ史上最強のラスボス、リア・ガーネットに立ち向かった タズサとガブリーのかっこいいことかっこいいこと。 <<タクティカル・ジャッジメント 9 被告人・山鹿善行>> 【著:師走トオル/絵:緋呂河とも/レ:富士見ミステリー文庫】 こちらは第一部完結記念。最後はエリート検事がピエロに成り下がるなど 残念な部分もあったが、ヤクザ弁護士山鹿を中心としたドタバタ劇は 概ね安定して楽しめた。 <<狼と香辛料 III>> 【著:支倉凍砂/絵:文倉十/レ:電撃文庫】 経済をテーマにした移植のライトノベル。今回のネタは 美人局……ではなくて先物取引。いや、やっぱ美人局だ。 先物取引の恐さより女の恐さのが印象に残る、そんな3巻。 最後の最後に誤植でミソをつけたのが悔やまれる。 次点で『吉永さん家のガーゴイル11』。枠は余ってるんだから 投票しても良いんだが、いつも通りすぎて書くことが。
●ベストキャラクター賞 {{藤堂志摩子}}(マリア様がみてる) あの場面で「好き」って言えちゃう志摩子さんが好きです。 嫁にしたいキャラNo.1。 {{リア・ガーネット・ジュイティエフ}} 眼力で人を殺せるロリ少女。 着せ替え人形にしたいキャラNo.1。 {{鶴ヶ谷おつう}}(オオカミさんとおつう先輩の恩返し) 意外と積極的に下半身の世話まで買って出るメイドさん。 寝起きの猛り狂うエクスかリバーを鎮めてほしいキャラNo.1。 {{インコちゃん}}(とらドラ!) その顔面は、メデューサを石化させ、なまはげを号泣させたと言う。 召喚獣にしたいキャラNo.1。
○<<銀盤カレイドスコープ vol.9 シンデレラ・プログラム:Say it ain't so>> 【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】 圧倒的な演技描写は相変わらず素晴らしく、アスリートたちは皆かっこいい。 9冊に及ぶプログラムは、ヤグディンやプルシェンコの演技と同様心に刻まれました。 スポーツラノベの傑作、アスリートたちの物語、完結。 <<“文学少女”と繋がれた愚者>> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】 まさに鬼の引き。すっごく続きの気になる終わり方です。 どうにもこうにも妙な悩みを抱えた人間たちの劇は登場人物とリンクして飽きさせず 遠子先輩が紹介してくれる未読の本は相変わらずおいしそうで、ついつい図書館に足が伸びてしまいます。 <<煌夜祭>> 【著:多崎礼/絵:山本ヤマト/レ:C★NOVELS ファンタジア】 網目細工のような構成力が新人離れしている一作。 つい「あなたが――蜘蛛だったのですね」とか呟いてみたり。 連作する語りを読み返しながら進んでもいいし、一度結末を知った後また読んでもおーけー。 <<化物語 (下)>> 【著:西尾維新/絵:VOFAN/レ:講談社BOX】 趣味全開で書いたらしい本作はとにかく楽しい! 女の子はみんなかわいくて、らぎ子ちゃんは鬱陶しいほど突っ込む。 私は変態バルカン後輩が好みです。彼女へのルートはひたぎルートを進めればつまみ食いできるのでしょうか。 <<流血女神伝 喪の女王4>> 【著:須賀しのぶ/絵:船戸明里/レ:集英社コバルト文庫】 もう佳境ですねー。このシリーズは最近一気に読んだので続きが気になります。 残酷に加速していく展開に目が話せません。 はやく続きが読みたい!
276 :
1/2 :2007/01/27(土) 19:04:31 ID:esKqEPyR
○<<銀盤カレイドスコープ vol.9 シンデレラ・プログラム:Say it ain't so>> 【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】 祝シリーズ完結!! vol.8から地味にトレーニングの話や心の葛藤を描写してきて、「え、このまま優勝までいっちゃうの?」と思った矢先の vol.9のあの始まりは本当に強烈でした。 でもそこからまた悩み苦しみながらも立ち直り栄冠を掴んだタズサに本当に感動しました。 「タズサ頑張ったね。かっこいいよ!輝いているよ!!」 あと、リア、ガブリーをはじめトップスケーターたちはどのキャラも個性的で読んでいてとても楽しめました。 この作品に出会えてフィギュアスケートがとても好きになりました。海原零さん、鈴平ひろさん本当にお疲れ様でした。 <<空ノ鐘の響く惑星で (12)>> 【著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/レ:電撃文庫】 これまた人気シリーズの完結編。 ラストの展開は少し物足りないような感じもしましたが、シリーズを通してみれば非常に質の高いキャラ・物語を長い間隔を置くこともなく コンスタントに提供してくれた渡瀬草一郎氏には本当に脱帽します。 このシリーズのキャラは本当にみんな大好きでした。これで終わりだと思うと少し寂しくもありますが本当にお疲れ様でした!! <<BLACK BLOOD BROTHERS 6 ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 九牙集結―>> 【著:あざの耕平/絵:草河遊也/レ:富士見ファンタジア文庫】 "あざのエンジン"遂に本格始動!! いや〜遂にきました。 今回は「とうとう来たか!」という感じで、見所盛り沢山でした。 ジローとゼルマンの手に汗握るバトルにミミコの告白に陣内のハッスルぶりに…本当に面白かった。 次からはいよいよ「九龍の血統」との対決がありそうなので本当に楽しみです。 長編の新刊マダぁ〜?(・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン
277 :
2/2 :2007/01/27(土) 19:05:57 ID:esKqEPyR
<<ゼロの使い魔 9 双月の舞踏会>> 【著:ヤマグチノボル/絵:兎塚エイジ/レ:MF文庫J】 なぜ今頃?という感じですが、最近ゼロの使い魔を読みだした私としてはどうしても投票しないわけにはイカナイノデス。 サイトカッコイイよ〜ルイズツンデレ可愛いよ〜女王様エロいよ〜ヤマグチノボルはいっちゃってるよ〜こわいよ〜でもおもしろいよ〜。 正直これだけベタな設定・ストーリーでこんなに面白いのはすごいと思います。 <<とらドラ3!>> 【著:竹宮ゆゆこ/絵:ヤス/レ:電撃文庫】 いかん今回は投票するつもりなかったのにまたまたツボにキター。 黒乳首、別名「ゴミレーズン」って「哀れ乳」って「偽乳特戦隊」ってぇー、'`,、'`,、'`,、'`,、'`,、(ノ∀`)'`,、'`,、'`,、'`,、'`,、 だめだ、読み返していると腹が痛い。 このシリーズは新刊が本当に楽しみだ。 もう、とらドラなしのライトノベル人生なんて考えられません。 以下次点 <七姫物語 第四章 夏草話> 相変わらず面白かった。この作品を読むとなんとも不思議な気持ちになる。すごいインパクトがあるわけではないけどじわじわとくるものがある。 今回も十分面白かったけど中間決算みたいな感じの話しだったし、次章に期待ということで悩んだ末投票からは除外。 <新ロードス島戦記6 終末の邪教 (下)> このロードス島シリーズはライトノベルを読み始めるキッカケになった作品です。この新ロードス島戦記6 終末の邪教 (下)をもってシリーズ完結となった。 新ロードス島になってから前ほど勢いはなくなったけど、それでも十分楽しめた。水野さん長い間本当にお疲れ様でした
278 :
イラストに騙された名無しさん :2007/01/27(土) 19:07:22 ID:cRK9TciR
あと4時間52分age
●ベストキャラクター賞 {{桜野タズサ}}(銀盤カレイドスコープ) vol.8、vol9での悩み苦しみながらも栄冠を掴んだ姿には本当に感動した。 タズサカッコイイよ!輝いているよ!! {{櫛枝実乃梨}}(とらドラ!) いかんこのキャラはすべてにおいてツボ過ぎる。 「偽乳特戦隊」ってw ウチに嫁に来てくれ! {{恋ヶ窪ゆり(29)}}(とらドラ!) このキャラみていると本当に切なくなる。 でもつい笑ってしまうw {{陣内ショウゴ}}(BLACK BLOOD BROTHERS) オジサンかっこよすぎ。 この人がいるかいないかで面白さがずいぶん変わる。 {{ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール}}(ゼロの使い魔) 今更だけどどうしても投票したい。 気高いツンデレキャラって最高ですね。
280 :
1/2 :2007/01/27(土) 20:39:15 ID:pG99I5lz
●大賞・イチオシ賞 ○<<エラントリス 鎖された都の物語 上>> 【著:ブランドン・サンダースン/絵:?/レ:ハヤカワ文庫FT】 <<エラントリス 鎖された都の物語 下>> 【著:ブランドン・サンダースン/絵:/レ:ハヤカワ文庫FT】 王国の王子が"変容"(ゾンビ化)とよばれる呪いのため、荒廃した隔離都市に捨てられる所から始まるFTなのだが。 制約のある半死人同士で組織を作り上げ、都市を変えていこうする改革の面白さ。 隔離都市が繁栄から崩壊に向かった理由、"変容"が祝福(超人化)から呪い(ゾンビ化)に変わった理由、などを調べていく謎解き部分の楽しさ。 王子の元婚約者が、宗教大国からの侵略に対して宮廷陰謀で対抗する面白さ。 など色々な要素をこれでもか!と詰め込んだ内容が、見事にまとまってラストに向かう面白さは、最近読んだFTでは最高。 翻訳ものにしては、文章も難解な表現がなく読みやすいのもよかったです。 <<流血女神伝 喪の女王4>> 【著:須賀しのぶ/絵:船戸明里/レ:集英社コバルト文庫】 相変わらずレベルの高い一冊。こんな小説を読める限りラノベ読みは現役続行。 前巻でらしくも無く神に救いを見出そうとした主人公だったが、そうは上手く行かないのがこの人の作品。 次から次えと展開する状況に、主人公も読者もたじたじ。つーか一冊にこれだけの展開を入れれるのは凄い。 いつもどおり、かなりいやらしいところで話が次巻につづくのは、作者がSだからなのか?気になって眠れない。 最近体調を崩したらしいので無理は言えないが・・・でも次が読みたい。 <<骸骨ナイフでジャンプ (2) ケストリアの奴隷船>> 【著:阿智太郎/絵:宮須弥/レ:電撃文庫】。 ある意味もっともライトノベルらしい小説を書く作者の新シリーズ2巻目。 途中から大体のオチが読めてくるのは阿智作品ではお約束だが、そんなものは関係なく面白い。 新規ヒロインも加わり、ハーレム配置完了!でも嫌らしさが無いのがこの作者の才能? 疲れきった現代のサラリーマンには癒しの一冊。
281 :
2/2 :2007/01/27(土) 20:40:07 ID:pG99I5lz
<<タザリア王国物語 影の皇子>> 【著:スズキヒサシ/絵:あづみ冬留/レ:電撃文庫】 ラ版ツンデレスレに突如君臨した作品。 普通に宮廷FT物?としてかなり読める内容ですが、それ以上にリネア様の人物造形が秀逸。 例のコピペはあまりにも有名だが、あのコピペどおりの感想を抱いた読者は自分だけでは無いはずだ。 とにかく登場したキャラクター達に今後どんな運命が待ち受けるのか、とても気になる作品。 <<狼と香辛料 III>> 【著:支倉凍砂/絵:文倉十/レ:電撃文庫】 この作者は本当に読者をやきもき(ドキがむねむねする)させるのが上手い。 書き手の拙さはあるが、それを無視出来るほど物語に引き込む魅力はいったいどこから来るのか? 今回は初の恋敵の登場と先物取引で、二人の絆が試される。 ホロの魅力と、ロレンスの右往左往が相変わらず秀逸な作品。 次点とゆうか、色々な想いで選考から外した作品 煌夜祭:とにかく綺麗にまとめてある。読んでいて拙さが無い。物語の面白さが秀逸。 三十三間堂4:客の喜ぶものを作る職人的作家。新ヒロインもGJ。でも生徒会長がコワかわいい一冊。 七姫物語4:今年も無事に出ました。また一年お待ちしています。 ゼロの使い魔9:ゆるい文章とサービス精神旺盛な展開。ベタ展開を味付けさせたら天下一品のノボル作品。 ユーフォリ・テクニカ:面白くはあるが、安定感と展開に難あり。 アルスラーン戦記12:ここに来て話が動いてきた。実はゴールまでたどり着ける?
282 :
イラストに騙された名無しさん :2007/01/27(土) 21:01:27 ID:MIfZwfDZ
<<オオカミさんとおつう先輩の恩返し>> 【著:沖田 雅/絵:うなじ/レ:電撃文庫】 久しぶりに見た少年漫画的王道ラブコメ。 <<タザリア王国物語2 黒狼の騎士>> 【著:スズキヒサシ/絵:あづみ冬留/レ:電撃文庫】 あまりにも王女様のキャラが強烈すぎて、レーベルスレを席巻した作品。ある意味ダークホースか。
283 :
1/5 :2007/01/27(土) 21:27:00 ID:sSH7vF2D
○<<未来の絆 ダブルクロス・リプレイ・オリジン>> 【著:矢野俊策、F.E.A.R./絵:しのとうこ/レ:富士見ドラゴンブック】 今期はTRPGリプレイが空前の出版点数で、質的にも相応に高いものが多く、正に豊作と 言える状況でした。とりわけF.E.A.R.系は質量とも正に絶頂期を思わせる充実振りでした。 その中でも一押しがシリーズ完結編となる本作です。キャラクター選考の段階から クライマックスに至るまで最終巻ならではの仕掛けが随所に施され、ゲームシステムと 世界設定の解釈がぴたりとはまる美しさは、Mr.ダブルクロス矢野俊策ならではで、 恐るべき完成度の作品となりました。このシリーズは、このような質を最終巻だけでなく 常に維持しており、RPGリプレイというジャンルに一つの金字塔を打ち立てたと言っても 過言ではないでしょう。矢野俊策も今後が楽しみなライターとなりました。 <<ダブルクロス・リプレイ・トワイライト 東邦の快男児>> 【著:田中天、F.E.A.R./絵:しろー大野/レ:富士見ドラゴンブック】 PLとしてエキセントリックなロールプレイで知られる田中天によるダブクロ新シリーズと いうことで、ある種の注目を集めた本作ですが、これが予想外にオーソドックスな良作でした。 ド派手な舞台やエキセントリックなNPCはいかにも田中天らしいものではありましたが、 それ以上にこの作品のカラーを決定付けているのが稲葉義明演じるPC1の天花寺大悟です。 その重厚なロールプレイは作品を引き締め、派手な要素が全て冒険活劇を引き立てる素材に 転化しました。続刊も決定とのことで、タイトルの通りの快男児、天花寺大悟の活躍、 期待して待っています。 F.E.A.R.系次点は水曜に読み終えたばかりのアリアンルージュ3巻。流石の貫禄でした。 ただ、ネタバレを目にしてしまっていたので衝撃度は半減。 ……2chの使いすぎには注意しましょう。
284 :
283(2/5) :2007/01/27(土) 21:28:25 ID:sSH7vF2D
<<新ソード・ワールドRPGリプレイ集Waltz1 旅立ち・お祭り・子供たち>> 【著:グループSNE 監修:清松みゆき/絵:桐原いづみ/レ:富士見ドラゴンブック】 今期のSNEのリプレイは引き続きライターの大幅な若返りが進行しており、新ソード・ ワールドRPGリプレイ集NEXTの藤澤さなえが既に中堅と言われかねない状況。 そのためか飛び抜けたものはありませんでしたが、危惧されたほどの質的低下はなく、 まあ全体に安定というところ。中では4作出たSWが割と良好。その中でも異彩を 放っていたのがこのWaltzでした。その最大の特徴はなんと言っても暖かい雰囲気と 初々しさにあります。派手で劇的なサーガもいいのですが、こういう素朴で小さな 冒険も悪くない、そう思わせられました。なお、SNEの他作品では二巻出た新ソード・ ワールドNEXTが安定してきた印象を持ちました。特にスカイ・ステージの方はGMが いろいろ工夫する様がなかなか板についてきており、楽しく読めました。 今期のもう一つ特徴としては、FEAR, SNE以外から数多く出たことにあります。両者に 比べると慣れが足りないのか、読み物としては今一歩のものも見受けられましたが、 それでもいくつかは注目に値する出来でした。特に Aの魔法陣リプレイブック 〜式神の魔法陣編〜【著:芝村裕吏/アルファシステム/絵:園田未来ほか/レ: ログインテーブルトークRPGシリーズ】は異質な四篇をまとめた異色作で、Aの魔法陣 というTRPGの多様な可能性を示す作品と言えるでしょう。かの宝玉の七勇者がまともに 見えかねない大惨事・抱腹絶倒なゲストリプレイだけでも読む価値十分。また、 クトゥルフと帝国リプレイ 白無垢の仮面【著:内山靖二郎/絵:青木邦夫/レ: Role & Roll Books】も、クトゥルフの呼び声の日本版サプリをホラー感たっぷりに 紹介しており、なかなかでした。
285 :
283(3/5) :2007/01/27(土) 21:29:31 ID:sSH7vF2D
<<レンタルマギカ 鬼の祭りと魔法使い (下)>> 【著:三田誠/絵:pako/レ:角川スニーカー文庫】 ここ二年の三田誠の働きぶりはかなり活発で、スニーカーファンタジア電撃にシリーズを 持ち、TRPG関係の仕事もこなしつつ、ほぼ隔月刊のペースを続けています。 どちらかというと地味な作風ながら、質的にも一定のレベルをキープしており、 注目株の一人と言っていいでしょう。その三田誠の代表作となりつつあるのが レンタルマギカです。伝奇系アクション数ある中で、本作の特徴としては、ケルト魔術、 ウィッチクラフトから陰陽道、神道に至るまで、あらゆる呪術をひっくるめて魔法と 捉える世界観を、綿密な考証に基いて作り上げている点にあります。内容的には 三田誠の他の作品と同様ごくオーソドックスなジュブナイルなのですが、異なる系統の 魔術の対決・競演という華が人気の原動力となっているようです。さて、本篇は初の 上下巻となった長編ですが、葛城とか一言主神とか和物オカルトの定番キーワードが 揃っており、その手のマニアにはたまらないネタが満載です。そして、そのいかにも 神代的な呪術世界へ西洋魔術や陰陽術の使い手が切り込んでいく本巻こそまさに 本作の特徴を生かした見せ場と言えるでしょう。上下巻の次は短編集で、こちらは既に 刊行済。次巻は夏とのことで、そうするとあるいは烙印が春頃に来るのか?とちょっと 期待しています。なお、今期はアガルタ・フィエスタの三巻も出していますが、 相変わらず安定した内容となかなか強烈な引きで、こちらも次巻が待たれます。 <<空ノ鐘の響く惑星で (12)>> 【著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/レ:電撃文庫】 ファンタジー、戦記、SFと多くの要素を持つ本作も最終巻。ともかくこれだけの内容を 無事にラストまで持っていき、多くの伏線や背景を概ね過不足なく収束させた手際は お見事。内容もまさに大団円で、個人的には大満足の一言でした。
286 :
283(4/5) :2007/01/27(土) 21:30:40 ID:sSH7vF2D
その他次点は以下のようなあたり。 七姫物語 第四章 夏草話 【著:高野和/絵:尾谷おさむ/レ:電撃文庫】 相変わらず高値安定。空気の出し方の上手さが評価される作品ですが、 政略部分もなかなか面白いです。 スイートホームスイート 3 錯綜のフリューゲルト・レポート 【著:佐々原史緒/絵:カヅキレン/レ:ファミ通文庫】 こちらも安定。前回の引きで、すわ急展開かと思われましたが、 本巻では一転。物の怪どもは相変わらず賑やかです。 ボクのセカイをまもるヒトex 【著:谷川流/絵:織澤あきふみ/レ:電撃文庫】 本編の不気味な感触と裏腹に、exは白谷川全開。とりわけ最後の一篇は SF書きとしての面目躍如です。 スレイヤーズすぺしゃる (27) スタンプ・トゥ・キル 【著:神坂一/絵:あらいずみるい/レ:富士見ファンタジア文庫】 ここまでギャグを続けられるのは実は恐ろしい手腕。本巻では表題作の モンスター描写等に往時の黒神坂のキレの片鱗が伺えます。 グロリアスドーン1 少女は黎明に唄う 【著:庄司卓/絵:四季童子/レ:HJ文庫】 庄司卓はやはり突飛に見えて合理性のあるSFアイディアをひねらせると上手い。 久々にらしい舞台な気がします。 くじびき勇者さま 1番札 誰が小娘よ!? 2番札 誰がお荷物よ!? 【著:清水文化/絵:牛木義隆/レ:HJ文庫】 一巻は堅実な導入という感じですが、二巻でキャラ造形の深みがぐっと増しました。 薀蓄の嵐は相変わらずで、その意味で清水文化らしさは十分。 アルスラーン戦記12 暗黒神殿 【著:田中芳樹/絵:丹野忍/レ:光文社】 意外と早かった新刊。このままペースアップしてくれればいいのですが……。
287 :
283(5/5) :2007/01/27(土) 21:32:48 ID:sSH7vF2D
{{天花寺大悟}}(ダブルクロス・リプレイ・トワイライト 東邦の快男児) まさに快男児!この男がいるだけでその場の空気が変わります。 続刊での活躍が今から楽しみでなりません。 {{高崎隼人&玉野椿}}(未来の絆 ダブルクロス・リプレイ・オリジン) やはりオリジンをオリジンたらしめたのはこの二人あってこそ。お疲れ様でした。 {{ヴィーカ・ソビエツカヤ(速水螺旋人)・九鬼蓮夜(三田誠)・和泉剛人(田中天)・大神由紀代(三輪清宗)}}(Aの魔法陣リプレイブック) #「見よ、科学の勝利だ!」「あれが、共産主義……」 「生駒山中で共産主義が迷信に対して偉大な勝利を納めたわ」 #「そんなことしたら、小夜は自決するんじゃないかしら」 「大丈夫。SDが芝村さんならそうだろうけど、小太刀(注:SDの小太刀右京氏のこと)に 小夜を殺す権限まではあるまい(笑)」「あ、アンタ……(笑)」 ヴィーカが繰り出すソビエトネタや、余りにひでーメタ発言(特に引用下段の 三田発言はあんまりだ)に大爆笑。中の人込みで一票。 {{シア・ブライトクロイツ}}(空ノ鐘の響く惑星で (12)) 空鐘最終巻で一番良かったと思えたのが、シアの幸せな姿を見られたこと。 エピローグはもう反則。空鐘の裏のヒーローがパンプキンだとすると、 裏のヒロインはシアだったのではないかと。 {{猫子}}(ボクのセカイをまもるヒトex) 妹ポジションの猫っぽい爆弾。というとイロモノ以外の何者でもないけど、 性格は極めて健気でかつまとも。今回は機械知性体ならではの描写で 存在感を発揮しました。
288 :
1/4 :2007/01/27(土) 21:44:37 ID:/wn/p6Pn
○<< 少女七竃と七人の可愛そうな大人>> 【著:桜庭 一樹/レ:角川書店】 少女小説家桜庭一樹のハードカバー。 今期の一作目にはこれを挙げたい。 少女の読む本を書く小説家、 というよりも 少女を書く小説家。なのだと思う。 ここでも描かれるのは閉塞された環境に置かれる子供。 静かに過ぎゆく日々の中の静かな情念。 全編に共通する雰囲気はその静かさと、地方都市の閉塞感です。 今回は大人達も主役。 「だってねぇ、七竈。昭和の女は、狂うと、こわいよ」 名前の付け方も好きです。 七竈。雪風。 荒野もそうでしたが始めは違和感があってもいつのまにかその響きに見せられるような、名。 戦闘妖精ではありません。 「ああ 雪風 雪風」 この本の、白と黒で構成された読後感がとても好きです。 そこに一つだけ挿されたマフラーの赤い色も。 落ち着いた文章と七竈の古風な台詞回しが物語に冷たい風を吹かすような。 今まで通りで、でも今までにない桜庭一樹でした。 あさましい。わたしはあさましい。 なにが恋か。かけがえのないものか。美しい感情か。 これはぐじゅぐじゅに腐った、醜くて利己的な感情だ。
289 :
2/4 :2007/01/27(土) 21:45:28 ID:/wn/p6Pn
<<いぬかみっ! 11>> 【著:有沢まみず/絵:若月神無/レ:電撃文庫】 「フラノ、ないすがっつ!ないすさーびす!」 「ないすじょぶ!ないすすぴりっつ!」 という、いぬかみっ!第11巻。 失われた川平薫を探して世界中を旅する犬神たち。 帰りを待つようこと啓太。 大切な人がいなくなり、 壊れた日常、その中にもある日常の風景。 生活や環境がどんなに変わったとしても 辛い時間のなかだとしても 変わらないことや楽しいことはあるんじゃないのかな? というお話でした。たぶん。 シリアスだったり世界の危機だったり切なかったりする中にも のんびりほんわか読めるいいお話です。 今回は変態度はちょっと薄め。 宗家のばあちゃんが想定外にかわいかったです。 そしてなでしこが・・・コワイヨウ。 「これは」 彼女は嗚咽をこらえた。 「この悪戯はちょっとひどいよ、春の精霊さん」
290 :
3/4 :2007/01/27(土) 21:46:21 ID:/wn/p6Pn
<<GOSICK VI ―ゴシック・仮面舞踏会の夜―>> 【著:桜庭一樹/絵:武田日向/レ:富士見ミステリー文庫】 「あれは弱く、高潔な男だ。灰色狼はそれをして、慕う」 という GOSICK Yを3つ目に。いや桜庭儲ですがなにか。 『ベルゼブブの頭蓋』から抜け出した2人は列車『オールド・マスカレード号』のなかでオリエント急行的に殺人事件に巻き込まれます。 4人の容疑者は全員がうそを付いている「ことになっている」シチュエーションミステリー。 いつでもお互いを守ろうとする二人。 その絆はさらに強靱になっていきます。 九城がヴィクトリカを「友達」と呼ばなくなる日は近いのでしょうか。それとも、最後まで来ないのかな・・・? そして名警部グレヴィールの深遠なるドリルの間は・・・? 「ヴィクトリカ」 「震えないで。大丈夫、ぼくがいる。 この危機を、二人でぜったいに乗り越える。 それで、また一緒に聖マルグリット学園に帰るんだ。 約束だ、ヴィクトリカ」 「二人で、もう一回やろう。今度は失敗しない」
291 :
4/4 :2007/01/27(土) 21:47:08 ID:/wn/p6Pn
ちょっと疲れたので以下短め。 <<“文学少女”と繋がれた愚者>> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】 上半期からの拾い物NO.1 とにかくななせがかわいい。225ページには死ぬかと思った。 先輩もかわいい。クッキーを食べる先輩が切ない。 竹田さんもかわいい。っていうか黒い。 うじうじだけでは生きていけないことを知っていく心葉くんも良い。 読むほどに苦しいことが多いシリーズだけど読むほどに惹きこまれる。 最後の一文の衝撃がまだこの手に残るようで。 「これはきっと、トラヴァースの『メリー=ポピンズ』みたいな味ね!甘くて、さくさくしていて、トッピングのアーモンドが香ばしいの!」 <<七姫物語 第四章 夏草話>> 【著:高野和/絵:尾谷おさむ/レ:電撃文庫】 出るたびに既刊を読み返すことを強いられる「年刊」七姫物語。 相変わらずの空気にやられっぱなしの295ページでした。 すいません、政略部分はほとんどスルーっていうか良く考えずに読んでます。 俺にとっては空気だけで5作に入れられる。 「空って、どの色ですか?」 「青空を期待しましょう。透き通る空の色を。空澄の空の色を」
○<<“文学少女”と繋がれた愚者>> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】 上期にも投票したけど、まさかここまで化けるとは思わなかった。 だんだんとメインキャラの掘り下げが進んできて、読み進めるのも怖さが付きまとう。 キャラ的には遠子先輩は相変わらずの可愛さだが、ここにきてななせが急躍進。 テンプレキャラが似合わないこの作品において、典型的過ぎるほどのツンデレキャラ にもかかわらず、可愛さに歯止めがかからない状態だ。 なんとか幸せになって欲しいけど。 <<狼と香辛料 III>> 【著:支倉凍砂/絵:文倉十/レ:電撃文庫】 こちらも、上期に投票した作品。安定した面白さを保っている。 いいようにロレンスをやり込めるホロが見せた、大きな心の揺れ。 なんだかんだいいつつ、二人の絆の太さを見せ付ける形になって、 安心できる終わり方が良かった。アマーティはちょっと可哀相だったけど。 ホロかわいいよホロ。 <<タザリア王国物語 影の皇子>> 【著:スズキヒサシ/絵:あづみ冬留/レ:電撃文庫】 1年前までは円環、紅、SHI-NOとロリが個人的ブームだったけど、 今期は性悪ヒロインがブームw。この作品はその1。 まぁ、語ることはリネア様の恐さだけだが、恐さもここまでくると もう他の追従は許さぬレベルで、作品としての顔になっちゃっているね。
293 :
292 続き :2007/01/27(土) 21:55:06 ID:9rnhruHu
<<化物語(下)>>【著:西尾維新/絵:VOFAN/レ:講談社BOX】 性悪ヒロインその2。 上巻を推すべきか迷ったけど、登場シーンが少ないものの ひたぎがデレた2巻をあえて推す。 リネア様とはまた別の意味で、性悪w 初デートに自分の父親を運転手として同伴させ、あまつさえ 後部差席で主人公の耳を甘噛みするひたぎ、蕩れー!! <<座敷童にできるコト (6)>> 【著:七飯宏隆/絵:池田陽介/レ:電撃文庫】 大賞作品としてのレベルに達しているかといわれるとやや苦しいのだが、 きちっと纏め上げた点を評価して、一応5作の1つに含めた。 作者スレではえらく評判が悪いのだが、日常生活も戦闘シーンもまた、 多数のキャラの視点での描写もきちっとできた基本部分の完成度が高い 作品だと思う。ただ、派手さがないのも事実で、ちょっと惜しい気はする。 個人的には実は下期に発売されたものはやや不作気味。まぁあまり本を読む時間を 作れなかった自分も悪いんだが...ひょっとするとすごい名作が積まれているかもしれないし。結局円環4も七竈も時間切れで読めなかった。 しかしながら下期に読んだ中では文学少女をはるかに上回るよねぽの「さよなら妖精」に 出会えたのが一番うれしかった。この作品はマジに名作だ。
<<断章のグリム III 人魚姫・上>> 【著:甲田学人/絵:三日月かける/レ:電撃文庫】 痛いというかグロいというかなんと言うか表現しようのないおぞましさが全身を駆け巡る! この懇切丁寧な描写は既に肉体的に訴え掛けるほどだと思う。 何気ない日常動作をここまで怪奇に組み合わせる発想に脱帽と言うかもう泣きたい。 でもこれはきっと序の口下巻はきっともっと物凄いはず。 それを楽しみに待っている自分はマゾかなんかなんだろうか。 <<銀盤カレイドスコープ vol.8 コズミック・プログラム:Big time again>>【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】 <<銀盤カレイドスコープ vol.9 シンデレラ・プログラム:Say it ain't so>> 【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】 長編完結おつかれさまということで。 今まで散々化け物じみた強さを見せ付けていたリアにどう立ち向かうかと 7巻終了時から楽しみというか心配だった。 安直なハッピーエンドを見せてくれなかった女帝オソロシスと言うべきか、 それでもひっくり返したタズサオソロシスと言うべきか。 タズサが媚びたりせず、あくまでタズサのままで戦い抜いたところが 個人的に好感触。 終わってしまって寂しいけれど、タズサやリアやガブリーはこれからも 華麗な演技を見せてくれるんだろうと言う希望に満ちたラストが良かった。
<<未来の絆 ダブルクロス・リプレイ・オリジン>> 【著:矢野俊策、F.E.A.R./絵:しのとうこ/レ:富士見ドラゴンブック】 完結つながりでこちらにも。 進むべき道を自分で選び、その為に戦うと決めた時、チルドレンは大人になる。 キャンペーンのラストに相応しい、仲間も敵も再集結と言う大盤振る舞い。 GMもPCももうお互い精一杯全力を出しきったぞ! というマスタリング・プレイングに脱帽しっぱなし。 こんなプレイやってみたいけど自分じゃ無理だなあ。 でもいつかは、と思ったり思わなかったり。 ○<<ノエルと白亜の悪夢 アリアンロッド・リプレイ・ルージュ (3)>> 【著:菊池たけし、F.E.A.R./絵:佐々木あかね/レ:富士見ドラゴンブック】 そして今期の一押しは…やっぱりこれになってしまった。 TRPGは予定調和、リプレイは所詮読み物と口さがなく言うヤツもいるが、 予定調和ではこの物語は生まれなかった。 筋書きをただなぞるだけではない、GMの望む行動を取るだけじゃない。 運命を変えるために身を賭す覚悟と痛み。 ここには確かに、一つの生命が「生きた」証が刻まれている。そう思う。 ●ベストキャラクター賞 {{フォア・ローゼス}}(ノエルと白亜の悪夢 アリアンロッド・リプレイ・ルージュ (3)) この四人の絆に、どうか祝福を。 {トラン・セプター}}(ノエルと白亜の悪夢 アリアンロッド・リプレイ・ルージュ (3)) そして彼に、限りない敬意を。
○<<レジンキャストミルク 5>> 【著:藤原祐/絵:椋本夏夜/レ:電撃文庫】 ようやく本領発揮といったところか、急転直下のシリーズ五冊目。 今まで積み上げたものを一気に崩したのと、主人公の覚醒以降のカタルシスが良かった。 の末路には晶GJ!と言いたい。あとメールの差出人E・Iは噴いた。 <<れじみる。>> 【著:藤原祐/絵:椋本夏夜/レ:電撃文庫】 一年前までは想像すらしていなかった100%ほのぼの短編集。 この人短編のほうが才能あるんじゃないか?と思うぐらい完成度が高い。 ただこのタイミングで出されると六巻への耐性がなくなりそうなのが…… <<タザリア王国物語 影の皇子>> 【著:スズキヒサシ/絵:あづみ冬留/レ:電撃文庫】 電撃スレで好評だったので購入。リネア様すげえ。 少しBL臭はしたがそんなもの吹っ飛んだ。自分的に新シリーズの中では一番。 三巻以降どう見ても鬱展開しかまっていない気がするがそれがいい。 <<皇帝ペンギンが翔んだ空>> 【著:祭紀りゅーじ/絵:Kアニキ/レ:電撃文庫】 hpでの連載は読んでないが購入。 ライトな読み心地がいい。鬱系で沈んだ気分を普通に戻すのにちょうどいいかと。 ところでジョイン!2マダー? <<狼と香辛料 III>> 【著:支倉凍砂/絵:文倉十/レ:電撃文庫】 題材で購入したら何この破壊力、と言う感じのシリーズ第三巻。 今年デビューの中でもレベルが高い。個人的には童話の収集家がヒット。 読者をハラハラさせるのに武器は要らないということを感じさせた一冊。 次点 断章のグリム3、お留守バンシー3、BLACK BLOOD BROTHERS (S)3、TOY JOY POP
キャラ賞 ○{{リネア様}}(タザリア王国物語) 文句なし。偏執的な人格は凄い。不可能なぞないという気分にすらなる。 {{舞鶴蜜}}(レジンキャストミルク) 本編でツンツン、短編でドジっ子ぶりを発揮する破壊力抜群なキャラ。 六巻以降での立ち回りがとても気になる。 {{無限回廊}}(レジンキャストミルク) 大仰な言い回しがクリーンヒット。何気に地道だし。 {{ディアン・ルーベンス}}(狼と香辛料3) 伏線をああいう風に使うとは思わなかった。これ以降登場機会はなさそうだけど…… {{時槻風乃}}(断章のグリム) お姉さんキャラ。狂気入った台詞回しがいい。
298 :
1/2 :2007/01/27(土) 22:18:39 ID:VPxux1i3
○<<図書館内乱>> 【著:有川浩/絵:徒花スクモ/レ:メディアワークス】 祝!シリーズ化! もうすぐ3作目が発売される図書館戦争第2弾。 連作短編集になっていて、それぞれの話の伏線が最後にまとまってくる構成は見事。 それぞれがみな仲間のため、利用者のために頑張る姿に感嘆し、正義や公共機関の在り方、プライバシーの問題など考えさせる考察にハッとすることも。 思わず噴出す笑いの要素も前作以上に豊富でした。 ラストに反則的な引きを残しているため3作目の発売が待ち遠しくてたまらない。 <<影踏みシティ>> 【著:あらいりゅうじ/絵:KEI/レ:ゼータ文庫】 あらいりゅうじデビュー20周年記念作品の切なくて甘いロードラブストーリー。 読後感の爽やかさ、「あぁいい読書をしたなぁ…」という満足感がたまりません。 自分もいっしょに旅に出ているかのように光景が目に浮かぶ。 それはとてもとても美しい景色。 この風景描写の美しさは終始素晴らしく、「旅」をモチーフとしたこの作品の性質を強く感じさせてくれた。 主人公慶太の素直な感性による思い、相棒のバイクに憑いている幽霊少女リオの開けっぴろげな明るい性格とで交わされる会話の数々、そして各章で出会う人々の想い。 非常に心にじんわりとくる文章が読んでて心地よかった。
300 :
1/3 :2007/01/27(土) 22:22:18 ID:cRK9TciR
○<<銀盤カレイドスコープ vol.9 シンデレラ・プログラム:Say it ain't so>> 【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】 とにかく今回はこれを推さねばなるまい。まさかのリアとの対立そして敗北そして復帰そして勝利。 絵に描いたようなスポ根とはこの最終巻だろう。子供たちとの細やかな心の交流、他の選手達との友情、 勝利に賭ける情熱と努力。スポ根オブスポ根。しかしこの作品が単にそれだけでないのは、舞台となる フィギュアの華麗な描写と少女らしい繊細な(まあ語弊もあるが)感性を高レベルで文章として表現している からだ。正に「好きこそ物の上手なれ」。この作者がフィギュア競技のファンであったことを感謝する。 とにかく、久々に読んでカタルシスを味あわせてくれたこの巻はすばらしい。 <<ヤクザガール・ミサイルハート>> 【著:元長柾木/絵:緒方剛志/レ:ゼータ文庫】 うって変わってB級アクションムービーをそのままライトノベルにした一作。 良いのかこれ?こんだけ少年少女がバタバタ死んでいいのか?しかもヤクザ。しかもガール。 作者○態(良い意味で)作者キ○ガイ(良い意味で)作者○○(とにかく良い意味でと書けば許されるのだ)。 おそらくキル・ビルやブラックラグーンが好きな一部の人間にとってはこのヴァカヴァカしさが快感だろう。 しかも、最後の最後でヒロインやってくれるし、サイコー!
301 :
1/3 :2007/01/27(土) 22:22:18 ID:v/TwY3O2
○<<“文学少女”と飢え渇く幽霊>> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】 これは、一人の少女の、狂おしいまでの愛と情熱と憎しみの物語である。 主人公である心葉と遠子先輩は傍観者にすぎない。 読み終えた後の爽快感なんてどこにもない。 しかし、描き出された一人の少女の想いの純粋さには心を揺さぶられるだろう。 つーか、見事に俺がやられました(*´∀`) 昨年における一番の掘り出し物のシリーズ。 これは、"元"人気作家の主人公・心葉と"文学少女"である遠子先輩が 文学作品を元ネタにした人間関係に起因する事件に巻き込まれていく作品の2巻目。 描き出される人間関係と感情のエグさと文学作品のアレンジが面白いので今最もはまっているシリーズの1つ。 シリーズにおける転機となった愚者よりもこちらの方を評価したのは1冊の物語としての魅力を重視したから。 というわけでイチオシ作品に一票。 <<さよならトロイメライ 7 想いの輪舞曲>> 【著:壱乗寺かるた/絵:日吉丸晃/レ:富士見ミステリー文庫】 一人称の軽快なノリ突込みで突っ走るラブコメの8冊目(1冊は短編) 女子高潜入編の後編です。ハーレムです。うらやましいです。 主人公トーマスのネタいっぱいなノリ突込み 真さんの弄られっぷり 純粋で素直で堅物なつづみ、ヒロイン全開なお嬢様の都、素直になれない和服の付き人・八千代と魅力的なヒロイン陣 それぞれが上手い具合に絡まっていて良かった。 <<ジョン平とぼくと>> 【著:大西科学/絵:銀八/レ:GA文庫】 寝取られとの評判を聞きつけ購入した一冊。 理系の少年が主人公のまったりジュブナイルな学園ものだった 世界観と地味だけどキャラ立ちしているキャラが良い。 舞台は魔法と科学が並存している現代世界 事件はちょっとした魔法に関わるもの 主人公の相棒は、犬の使い魔・じょん平 「しげる、じょんぺえ、おなかすいたよ」 癒されます。
302 :
2/3 :2007/01/27(土) 22:23:02 ID:cRK9TciR
<<ナハトイェーガー 〜菩提樹荘の闇狩姫〜>> 【著:涼元悠一/絵:一美/レ:GA文庫】 さすが涼元悠一。ズーレーの極意を判ってらっしゃる。ゴスロリ、和服、女子高生。夜の洋館。 「わたしをお食べになりたいならば…」いやなんつーか耽美ですね。しかも安っぽくない。 正統派耽美。そしてどんどんアブノーマルな道に堕ちて行く主人公の少女のジタバタがなんとも 可愛い。 <<ぼくらのみかたん。 黒森高校未科学研です>> 【著:富永浩史/絵:日向恭介/レ:富士見ファンタジア文庫】 これは、以前作品スレに書いた感想を再録で。 何というか、学生時代をアルミ加工とエポキシ接着と 半田付けと回路設計に費やし部室に何日も泊り込んだ 奴にとってのパラダイス小説。 いやマジで懐かしくて、変態な部活を思い出した。 リアル工学系部活小説。そして作者もそこんとこがよく判った変態(良い意味で)。 主人公がどんどん変態(良い意味で)になっていくのが、我がことのように嬉しい。 この作者の小説を始めて読んだが、他もこんな変態(良い意味で)小説なら喜んで買う。 評価B+:中盤少々間延びした点がマイナス、もっと主人公が堕ちる様を書けば良いのに
303 :
2/3 :2007/01/27(土) 22:23:26 ID:cRK9TciR
<<神様のおきにいり>> 【著:内山靖二郎/絵:真田茸人/レ:MF文庫J】 これはびっくりな感じ。物の怪と人間とのかかわりを真面目に捉える一方で、ライトノベルとしての 作法も押さえ、萌えや軽快な言葉のやり取り、ギャグもこなしているという新人とは思えない一作。 何といっても、主要人物のキャラ立ちがきっちりされている。家神、桜の精、幼馴染、使い魔、 その他諸々の物の怪が騒ぐ様が映像化される。2巻、3巻とハイレベルのスピードと質を保って 発表されているので、今後も楽しみ。 他には 「狼と香辛料」「ボクのセカイをまもるヒトex」「お隣の魔法使い」「かのこん」 「ぷいぷい」「れじみる。」「マルドゥック・ヴェロシティ」「SHI-NO」 「円環少女」「空の鐘の響く惑星で」「七姫物語」が横一線か。 特に、略まもるひとexの名脇役の番長に敬意を表したい。いや笑った。 今回読むのが間に合わなかった、クジラのソラと化物語は残念。
304 :
4/3 :2007/01/27(土) 22:24:04 ID:cRK9TciR
305 :
2/2 :2007/01/27(土) 22:25:47 ID:VPxux1i3
<<化物語 (上)>> 【著:西尾維新/絵:VOFAN/レ:講談社BOX】 <<化物語 (下)>> 【著:西尾維新/絵:VOFAN/レ:講談社BOX】 基本的なストーリー背景はシリアスなのに、繰り広げられる会話は毒舌と大ボケと突っ込み等の漫才三昧で抱腹絶倒! かなーり笑わせてもらいました。 戦場ヶ原ひたぎの暴言毒舌ヒロインっぷりや、八九寺真宵の超絶日本語ボケっぷりなど登場キャラがことごとく魅力的過ぎて、ページをめくる手が止まらなかった。 そして溢れんばかりの笑いの中に、ふと、心にくるフレーズあり。 デスノートノベライズはイマイチだと思ったがこれには感服した。 思わずニヤリとさせられるラストのあの一文を読んだときのやられた感は見事でした。 でもイチオシにするんだったら俺は上巻かな。 あと1票は迷うので棄権で。 今回はあまり読んでないので投票を見合わせようかとも思ったんだが、どうしても影踏みシティに投票したかったためやっぱり参加。これは予想以上の拾い物。 しかしマイナーレーベルとはいえゼータ文庫に投票してるのが俺を含めて2人だけは寂しすぎるな…(ノД`)
306 :
2/3 :2007/01/27(土) 22:27:38 ID:v/TwY3O2
なんか微妙に割り込んでしまった…スマソ <<空ノ鐘の響く惑星で (12)>> 【著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/レ:電撃文庫】 ご祝儀的な側面もあるけれども、ここ数年追いかけてきたシリーズ。 最後まできちんとまとめられた点を評価。 展開に甘いなぁと思うところも多々あったけど、 そこが地味だけど魅力あるキャラクターを作る要素でもあるので難しいところだ。 SF?ファンタジー?戦記もの?とジャンル分けは難しいこのシリーズだけど、 一国の第四王子であった主人公が人徳と能力により世界の平和のために動く物語を地味だけど丁寧な描写を重ねて書ききったと思う。 このシリーズを完結させることができたことで作者のより一層の飛躍を期待したい そして幼馴染万歳!! <<ボトルネック>> 【著:米澤穂信/絵:−−/レ:】 レーベル的にはラノベじゃあないんだろうけど、設定、キャラクター、物語、と非常にラノベ的な作品だったと思う。 不意に飛ばされたパラレルワールド そこは自分が存在しない世界。死んでしまった彼女が生きている世界。 そこで突きつけられる「現実」 日常ミステリを書きながらあまりハッピーエンドは書かない作者が挑戦した 救いのないように見える世界において救いを見いだす物語 面白いです。 番外編 ・Fate/Zero Vol,1 -第四次聖杯戦争秘話- 血と硝煙の臭いと漢に溢れた物語 既に結末が決定付けられているのだが、 計算し尽くされて作られた設定とキャラ配置、物語の進行にグイグイ引き込まれた。 これはFateの仮面を被った虚淵作品そのものだと思う
307 :
イラストに騙された名無しさん :2007/01/27(土) 22:27:57 ID:AzvhRgIi
308 :
3/3 :2007/01/27(土) 22:28:10 ID:v/TwY3O2
●ベストキャラクター賞 {{天野遠子}}(文学少女シリーズ) この世にある全ての物語を愛し食する妖……じゃなくて"文学少女" 文学少女風の外見を持ち、内面は子供っぽさを残しながらも強さを持っている女性-ヒト- そのぺったんこの胸の中には心葉くんへの愛と母性が溢れているのです {{リネア・タザリア}}(タザリア王国物語) リネア様の通称で知られるお姫様 苛烈な性格と幼い愛情表現がその魅力 こういう娘に命の手綱を握られてしまうのは男のロマンである もはや後戻りはできないので最後まで「様」っぷりを見せ付けて欲しい {{ジュード&アル}}(ジャストボイルド・オ’クロック) 電化製品との共生が強制される世界だからこそ こいつらの相棒っぷりが光り輝く 「ポジティブ!」 「ポジティブ!」 {{フェリオ&ウルク}}(空ノ鐘の響く惑星で) 1巻を読んだときにはまさかこうなるとは思っていなかった これぞまさに渡瀬マジック! 積み重ねた時間がそのまま二人の愛情に変わる……幼馴染っていいものですねぇ リセリナを含めた三人で仲良く暮らしていって欲しいと思う {{エルウィング}}(銃姫) 自らの価値と愛に飢え続けている女性というより(ry たとえ始まりが誰でも良かったんだとしても、打算的であったとしても、 子供じみた欲求であったとしても、エル姉の今の気持ちは純粋な愛情なんだと思う セドリックよ…エル姉を頼むぜ…
309 :
1/3 :2007/01/27(土) 22:43:50 ID:/BXNk5Vi
1月いっぱいだと勘違いしてた。慌てて参加。 ――――――――――――――――――――――――――― ●大賞・イチオシ賞 ○<<銀盤カレイドスコープ vol.9 シンデレラ・プログラム:Say it ain't so>> 【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】 序盤と中盤、読むのマジしんどかった。 序盤のクライマックス、自分の混乱タズサとシンクロしてた。 え、これ夢だよね? 夢オチだよね? え? あれ? え? あの、ちょっと…… リアルでこんな感じになりながらページを繰った。しんどかった。 いまだにあそこは辛すぎてまともに読み返せない。 中盤はじっくり読んだけど、序盤とはまた違う辛さで鬱になった。 そのぶん終盤のカタルシスはすごかった。燃えに燃えた。燃えまくった。 終盤クライマックスの印象が強烈すぎたせいでエピローグがほとんど記憶にないくらい。 できればもう少しだけ枚数を割いて、他巻で語り手だったキャラに ふれて欲しかった気もするけど、まぁこれで良かったんだと思う。 ともあれタズサ、作者氏、お疲れ様! <<空ノ鐘の響く惑星で (12)>> 【著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/レ:電撃文庫】 みんな幸せになったしもうめでたしめでたしでいいや!! って気分。甘々読んでるとニヤけちゃって全部許せる気になってしまう。 いやきっちりまとまった作品で、もともとあまり文句はないのだが。 銀盤とは逆に、エピローグの方が記憶に残ってる。 ラスボスが弱く肝心の主人公のクライマックスが微妙に燃えなかったせいもあるけど、 それぞれのキャラクターの身の振り方が色んな意味で印象的だったのと、 "あのお方"がすばらしい幕引きをしてくれたおかげだと思う。 作者と絵師、ふたりともいい仕事したよ。GJ!
<<図書館内乱>> 【著:有川浩/絵:徒花スクモ/レ:メディアワークス】 キャラクターひとりひとりが好きだ。特に堂上のツンデレっぷりがたまらん。 前作に比べると文章がほんの少し荒かった気もするが (慌てて書いたような印象を受けた。本人も納得いくまで推敲できてなかったんじゃないだろうか) それでもエンターテイメントとしてのクオリティは前作と並ぶ高さ。 一冊のまとまりがいいのもポイント高い。今一番続きが楽しみなシリーズかもしれない。 ひとつ注文をつけるなら、『レインツリーの国』を先に発売して欲しかったかな。 <<DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件>> 【著:西尾維新 原作:小畑健、大場つぐみ/絵:小畑健/レ:集英社】 超人気漫画をアクの強い作家がノベライズ。 ということで賛否両論ある作品だろうが、自分は好き。というか楽しんで読めた。 原作でたった一度出てきただけの事件名をもとにあれだけの話を組み立てるのはさすがだと思う。 あと小ネタの処理つーか、カポエラ/目の隈/猫背の理由付けに軽くシビれた。 あのキャラとあのキャラのさりげない書き分けも気づくとびっくり。さすがキャラクター作家西尾。 ただし、メロが語り手であることと、南空ナオミのはっちゃけたキャラクターには違和感を受けた。 いやメロが記録を残したって設定はかまわないけど、前口上がメロ一人称なのもかまわないけど、 実際の事件を語るときは、カチっとスイッチ切り替えて神視点三人称にしてほしかった。 南空ナオミは面白かったけど、いーちゃん化してて、原作とは完全に別人になってしまってる。 まぁ原作は恋人無くした後だから、おとなしめになっててもおかしくないけど…… ――――――――――――――――――――――――――― 『流血女神伝』『アルスラーン戦記』は完結するまで封じてるので未読。 『ラジオガール・ウィズ・ジャミング』買ったまま読むの忘れてた。『氷と炎の歌』も読んでる途中。 投票できなくて残念だ。評判よさげなのになぁ。 あと、『ユーフォリ・テクニカ』『煌夜祭』『マルドゥック・ヴェロシティ』『NO CALL NO LIFE』 『狼と香辛料』『タザリア王国物語』『BBB』『文学少女』『戦う司書』『翼は碧空を翔けて』を ここのコメント見て買うことにした。感謝。
311 :
3/3 :2007/01/27(土) 22:46:54 ID:/BXNk5Vi
>>310 の名前欄は2/3で。
―――――――――――――――――――――――――――
●2006年下半期ベストキャラクター賞
{{パンプキン}}(空ノ鐘の響く惑星で)
カ・ボ・チャ!! カ・ボ・チャ!!
…みんな散々言ってるが、こいつが空鐘の真の主役。
最後のあれは反則ですよ? でもかっこいいから許す。
どうか貴方に幸福が訪れますよう。
{{ガブリエラ・パピィ・ポッゾ}}(銀盤カレイドスコープ)
聖女ガブリー。銀盤の癒し。
綺麗なだけのキャラじゃなく、葛藤や熱い魂も持ち合わせてるのがいい。
最後、血を流しながら戦った姿はマジでかっこよかった。
{{サーシャ}}(銀盤カレイドスコープ)
キュートボーイ。いい男なのに投票ないなぁ。
まあ確かに印象薄いけど。それもこれも女性陣が強すぎるせいか。
タズサ捕まえて幸せになれよー。
312 :
イラストに騙された名無しさん :2007/01/27(土) 22:47:38 ID:qzDSiTY6
<<化物語(上)>>【著:西尾維新/絵:VOFAN/レ:講談社BOX】 <<化物語(下)>>【著:西尾維新/絵:VOFAN/レ:講談社BOX】 ひどく面白い。 サザエさんのように延々と続いてしまえばいいと思う サザエさんシンドロームを感じた。
<<銀盤カレイドスコープ vol.9 シンデレラ・プログラム:Say it ain't so>> 【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】 五輪で決着を付けなかったのは予想外だったがどん底から復活というベタ展開は、 お約束ながらも盛り上がり、見事な大団円でした。 今後、タズサ、ガブリー、リアの三角関係をメインとした短編集とかが出てくれたら最高。 <<アルスラーン戦記12 暗黒神殿>> 【著:田中芳樹/絵:丹野忍/レ:光文社】 出来が微妙だった前巻・魔軍襲来より1年で続刊を刊行という奇跡を起こす。 そして、物語もヒルメス周囲やエステルの話が一気に進むなど結末に向け動き出し 一気に盛り上がり続刊が更に楽しみとなる。年1冊のペースを守り無事完結するのを祈る。 ○<<くじびき勇者さま 2番札 誰がお荷物よ!?>> 【著:清水文化/絵:牛木義隆/レ:HJ文庫】 全く男に耐性のないメイベルさんが右往左往するだけで十分満足できる作品。 メイベルさんの無自覚なデレとか本当堪らない。敵組織がコメディ要員としか なっていないのが気になるのがシリーズが進めば立ち位置が変わってくるだろうと期待。 <<マルドゥック・ヴェロシティ3>> 【著:冲方丁/絵:寺田克也/レ:ハヤカワ文庫JA】 スクランブルの前日譚と言うこともあり刊行前に結末はある程度予想できたが 1、2巻と読み進めていく内に09メンバーの数人は生き残ってくれるのではと言う儚い希望が生まれた。 しかし、3巻で希望は所詮願望だったということを叩き付けられ、思いっきり鬱になった作品。 スクランブルの未来の話も僅かながらも期待。
○<<カーリー 〜二十一発の祝砲とプリンセスの休日〜>> 【著:高殿円/絵:椋本夏夜/レ:ファミ通文庫】 名作劇場に例えるなら、ペリーヌ物語のパンダボアヌ村にナチスが侵攻する前年、寄宿舎にてカトリはジョーと相部屋になった…てな話 テーマ曲は勿論「パリは燃えているか」しかもインド、びっくり。といった感じのカーリーなんですが、2巻は1巻に輪をかけて面白いです。 再び大戦へと突き進む時代、インドの運命を担う少女カーリーは今日もシャーロット相手にデレていた…。カーリーはアホですが ストーリーは重厚かつロマンティック!しかも続編は本の売れ行き次第、なんてリアルで無駄にスリリング!もう読むしかないね! <<“不思議”取り扱います 付喪堂骨董店>> 【著:御堂彰彦/絵:タケシマサトシ/レ:電撃文庫】 萌とかツンデレとか、これといって何も突出したものはないが、素っ気ないが等身大な可愛らしさのあるヒロインと 淡々としながらも興味深い内容で引き込まれていく感覚のあるストーリが魅力。特に主人公とヒロインの関係は 知り合い以上友達未満と恋愛関係には遠いが、この先、二人の変化を期待させる何かがある。 <<空とタマ ―Autumn Sky,Spring Fly―>> 【著:鈴木大輔/絵:原建人/レ:富士見ミステリー文庫】 作者が現在思っていることやフラストレーションを、ライトノベルの場を借りて文章に叩きつけた感のある快作。 とにかく勢いがある。ストーリー自体は不自然なのかもしれないが、それを感じさせない文章は見事だと思う メッセージ性は強い、しかしそういった物にありがちなウザさは無く、唯、頑張れ!頑張れといった台詞をとおして 作者の強い思いが伝わってくる。
○<<ラジオガール・ウィズ・ジャミング>> 【著:深山森/絵:BUNBUN/レ:電撃文庫】 −−人々が寝静まった深夜をアンテナを抱えて駆ける少女、レコリス−− 初めて、あらすじ紹介だけで買った作品。なにより目に付いたのがアンテナでした。 『えっ、アンテナですか?しかも少女が抱えてるってwオモシロそう』私は何かを受信したのでしょうか、私の足はレジへ向かっていました。 感想ですが、あらすじ買いもいいもので、とても心が温まり良作に出会うことが出来ました。 人を愛すだけでなく、時には人を信じて愛される側になっても良いのではないでしょうか?forレコリス <<クジラのソラ 01>> 【著:瀬尾つかさ/絵:菊池政治/レ:富士見ファンタジア文庫】 白熱の試合展開、紙上の文を想像し繰り広げられるそれは、映像やゲームのように本とは思えないほど手に汗握る。 全体で圧縮が感じられ、もっとページをかけて二巻ぐらいで書いてほしかった 02も1月に発売されましたので、ぜひご一読を <<ユーフォリ・テクニカ 王立技術院物語>> 【著:定金伸治/絵:椎名優/レ:C★NOVELS ファンタジア】 研究するにおいて、時には冷ややかな目で見られることもあるだろう。お風呂に入れないし、眠れないこともあるだろう。 しかし、そんな研究の成果は素晴らしいものであった。 学生の身分である私には卒業研究たる問題が残されていて、今まで気が重いものでしかなかったが、 この本を読んで、なんか楽くやれるんじゃないかと思えるようになった。何かに打ち込むっていいことだなぁ 研究中に辛くなる度に読み返してみようと思う。 <<狼と香辛料 III>> 【著:支倉凍砂/絵:文倉十/レ:電撃文庫】 最初の感想は、ゼロの使い魔的な展開だなと思ったw 普段は遠まわしにものを言うホロだが、最後ロレンスを誘った時が今までと違って、ホロの内側が見れた気がするw ロレンスの不安、焦り、安堵などがリアリティに描写されており、楽に感情移入できた。 次点「終わる世界、終わらない夏休み 〜芹沢和也の終末〜」「半分の月がのぼる空 8」祝。シリーズ完結。
集計人様お疲れ様です。つーか仕事疲れで気づけば最終日。グダグダなのは堪忍な。 ○<<レジンキャストミルク 5>> 【著:藤原祐/絵:椋本夏夜/レ:電撃文庫】 電撃の黒い太陽は今年は大攻勢だった。まあ、上半期がメインだったが。 尻上がりにカタルシス指数を上げてくるのが作者の特徴だが、 この巻は4巻でひと段落付いた後の第2部の序章みたいなモンだった。 ぶっちゃけ藤原祐は後味の悪さを味わいたければシリーズ最初の巻を、 カタルシスが欲しければ終盤をって感じで読んでるのだけど、 コレは両方いけた。つーか次が楽しみ。 <<天使のレシピ 2>> 【著:御伽枕/絵:松竜/レ:電撃文庫】 地味に絵師の仕事がいいんだよなぁ。コレ。 キャラクタごとに抱えてる問題を絞ることでライトノベルらしい仕上がりに。 天使いらないって言う人だらけだけど、天使の存在があるがゆえに、 気持ちが欠けているのか、それとも気にしてないのかという、展開の味付けになってる。 あと、適度にえっちぃのは良いと思います。正直でw <<抗いし者たちの系譜 覇者の魔剣>> 【著:三浦良/絵:KIRIN/レ:富士見ファンタジア文庫】 これも絵師が良い仕事をしてます。 災い転じて福となす、どころじゃなく、災い転じさせて謀略となす、と。 謀略が入り乱れるがゆえに誰も誰しもが思い通りにならず、 常に策を張り巡らせ続けるが故の緊張感こそがシリーズの魅力と知れ。 そこに思慕感情まで突っ込んでくるんだから・・・胸キュンですよ。
>299 ま、マジで!?アマゾンの日付は7月になってたのにぃ!ばかー!! 時間が間に合えば投票しなおします。集計人さんごめんなさい。 一押しは文学少女へ可能なら。
<<ネコのおと リレーノベル・ラブバージョン>> 【著:新井輝、築地俊彦、水城正太郎、師走トオル、田代裕彦、吉田茄矢、あざの耕平 /絵:駒都えーじ、さっち、しのざきあきら、村崎久都、緋呂河とも、若月さな、深山和香 /レ:富士見ミステリー文庫】 ・・・なんだコレは。という一言があまりに似合う一品。まあ、上で散々出てますけどね。もはや怪書の域。 メタ展開、内輪ネタなんでもござれ。つーか、作者キャラに猫耳とかって、やりすぎ。もっとやれ。 <<赤朽葉家の伝説>> 【著:桜庭一樹/絵:−−−−/レ:東京創元社】 エンタティメント的展開も、カタルシスも、萌えキャラもない。 あるのは古い習慣と町並みと、変わり消え行く習慣と町並み。 ただじっとページをめくり、ただ空気と物語に引き込まれるだけ。 緩やかな退廃は都心以外の全てが通り過ぎていった郷愁でしかないのかもしれない。 続けてキャラ賞。 {{ティアカバン}}(抗いし者たちの系譜) 今期最萌えです。かわいいったらないですね。魔物だけど。 まあ、他のが謀略しかなかったり天然だったりで一番わかりやすいからだけかも知れないけど。 {{吉田茄矢}}(ネコのおと) キャラの方に。猫耳でメイドコスで作家。中途半端にキャラの書き換えができるってのがw まあ、日本名だから日本語でしゃべれって、無茶言うよww 次点はいろいろありすぎて困る。つーか読みたい冊数多すぎて読み返しが効かない・・・ 文学少女とか香辛料とか狼さんとか図書館とか、 YGCとか司書とか・・・
○<<ネコのおと リレーノベル・ラブバージョン>> 【著:新井輝、築地俊彦、水城正太郎、師走トオル、田代裕彦、吉田茄矢、あざの耕平/絵:駒都えーじ、さっち、しのざきあきら、村崎久都、緋呂河とも、若月さな、深山和香/レ:富士見ミステリー文庫】 水城正太郎の投げ方と、あざのんの落とし方が秀逸 編集長に対する殺意がありありと伺えた やっぱりイベントの時にステージに引っ張り出されたのが発端なんだろう <<"文学少女"と繋がれた愚者>> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】 高校の頃の痛さを思い起こさせてくれる作品 実は生きていたラスボスと芥川君のこれからにwktk 絵はこれ以上無い位にマッチしているし、絵師の遊びも楽しい どっちをオススメにするか悩んだ <<銀盤カレイドスコープ vol.8 コズミック・プログラム:Big time again>> 【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】 <<銀盤カレイドスコープ vol.9 シンデレラ・プログラム:Say it ain't so>> 【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】 持ち上げるだけ持ち上げて終わった8巻と、叩き落すのが予測できた厚さの9巻のセット 作者が書きたいことを好き勝手書いているのがわかる 結局、ピートは最後まで出番なし <<悠久展望台のカイ>> 【著:早矢塚かつや/絵:ヤス/レ:MF文庫J】 絵に引かれて買ったが、なかなか良かった作品 話中話としてはじまって、 2つの話を平行して進める前半と、問題解決編の後半 絶望と希望が入り混じっていて良い これからを期待したい新人って事で1票
○<<ネクラ少女は黒魔法で恋をする3>> 【著:熊谷雅人/絵:えれっと/レ:MF文庫J】 ドナドナで引き込んで屠るぞで引っ張って捨てたったで落とした感じ? 主人公の成長とキャラの掛け合いが実に心地よい作品。 それでいて真面目な方の事も色々と考えさせるのもポイントだろう。 例えばこの巻における幸せについての無数の考えとか。 <<戦闘城塞マスラヲ Vol.1 負け犬にウイルス>> 【著:林トモアキ/絵:上田夢人/レ:角川スニ ーカー文庫】 なんとなくカイジとかその辺が浮かぶのは気のせいだろう。 平均以下が人外のただ中を知恵とハッタリだけで何処まで行けるかのデスロード邁進中。 何気に脇を固めるキャラ連中が無駄に美味しかったりもする。 主人公にはずっと遊び人レベル1のままで居て欲しいものだが── <<未来の絆 ダブルクロス・リプレイ・オリジン>> 【著:矢野俊策、F.E.A.R./絵:しのとうこ/ レ:富士見ドラゴンブック】 キャンペーンシナリオの最後はかく在りたいと言った感じ。 褒め言葉になるかはわからないが、まるでリプレイではないみたいな出来。 ちゃんとキャラと世界が生きているのを感じられるのも素敵。 一度で良いからこういうプレイングをしてみたいモンだと思わせた。
<<式神の城 III ―ワールドタイム・トラベラーズ―>> 【著:海法紀光/絵:そのだみく、末次誉 亮/レ:ファミ通文庫】 シューティングの楽しさとかを思い出させてくれたという一点につきる。 つか3やったことないんだがこれ絶対3のノベライズじゃねーだろ。 色々考えさせられる事も多々有って、単純なノベライズの枠を踏み越えているのがポイントか? <<ダブルクロス・リプレイ・トワイライト 東邦の快男児>> 【著:田中天、F.E.A.R./絵:しろー 大野/レ:富士見ドラゴンブック】 ナチス便利だよナチス。 荒唐無稽の大活劇といった前時代的表現が実にしっくりくる素敵冒険浪漫譚。 逸史の中を熱く生きる快男児達の痛快劇に思わず引き込まれること請け合いだ。 ●ベストキャラクター賞 {{フォア・ローゼス}}(アリアンロッドリプレイ・ルージュ) ある種反則。 あれはやはりトラン単独ではなくこいつらだったからこそなのだと思う。 今回の件で決して超えられない存在になってしまった感があるな。 勝ち逃げという。
{{空口真帆&空口夏樹}}(ネクラ少女は黒魔法で恋をする) いいコンビだ。実に良いコンビだ。 一人一人でも十分なのだが、揃った時のブースト率が異常なまでに凄まじい。 取り戻したい大切なものが有るか? への返答とか実に粋。 {{長峰さん}}(さよならトロイメライ) この人はどこまで突き抜けていくのだろうか。 当人自身もそうだが、周囲が無駄に素敵な感じになってゆく。 もういっそこの人主人公でよくね? {{有栖川愛}}(ドリームノッカー) さやか先輩とか好きだからー! おてんこ娘とかすきだからー! つかナチュラルに鳥居さんの声でセリフが聞こえてくるから困る {{東雲小蒔}}(神様とゲーム) 反則。その意外性は反則。 最初はずいぶんとアレなキャラ設定だと敬遠していたが、 そういう絡繰りを仕掛けて有るとは全くの想定外。 これを予測できたヤツは絶対変人だと思う。
323 :
1/2 :2007/01/27(土) 23:26:25 ID:cYB1p+YB
○<<ジャストボイルド・オ’クロック>> 【著:うえお久光/絵:藤田香/レ:電撃文庫】 うえお&藤田コンビの久々の新作。意図的に翻訳SF的なカラーを出しているのか微妙に読み難い感じはあるが、 不思議と引き込まれる。ミカタ続巻が確定する前までは、「これの続編出してくれればそれでいいや……」と 思いかけていた。今でも「ミカタ完結したらこれの続編出してくれないかな」って程度には考えているが。 ミカルたんの出番少なかったし……。 <<銀盤カレイドスコープ vol.9 シンデレラ・プログラム:Say it ain't so>> 【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】 作者には心よりお疲れ様と言いたい。濃密なプログラム描写、予想外の展開、巻を重ねる毎に魅力的に なっていくキャラクター、どれを取っても満足の行くものだった。初期は空気キャラだと思っていた ガブリーがここまで重要なキャラになったのも意外。ていうか百合。リアと決裂状態なままなのは ちょいと哀しいが、いずれは打ち解けるときも来るのだろうと脳内補完しておくか。 <<化物語 (下)>> 【著:西尾維新/絵:VOFAN/レ:講談社BOX】 戯言終盤・零崎シリーズと、少々自分の好みから外れた作風になってきたので、「そろそろ西尾読むの やめようかなぁ」と思っていたのだが、これは面白かった。神原後輩ハァハァ。しかしまぁ、趣味に走ると ほのぼの漫才で、商業色を出すと萌えキャラ殺しになるというのはさっぱり意味がわからない。 普通逆じゃねぇのか。
324 :
2/2 :2007/01/27(土) 23:27:04 ID:cYB1p+YB
<<SHI-NO ―シノ― 天使と悪魔>> 【著:上月雨音/絵:東条さかな/レ:富士見ミステリー文庫】 志乃たん微デレ・小悪魔的な新キャラ登場と、色々お腹一杯大変美味しゅう御座いましたな巻。 前巻まではキャラの魅力意外はどうでもいいや的な印象だったが、ここに来て話が動き出し、ストーリー 自体にも惹かれるようになってきた。どう着地するのかはまだ予想もつかないが、結構期待している。 <<戦闘城塞マスラヲ Vol.1 負け犬にウイルス>> 【著:林トモアキ/絵:上田夢人/レ:角川スニーカー文庫】 おりがみで一気に進化した感のある林トモアキ新作。といっても設定・キャラは前作から引き継いだ続編だが。 パワー勝負の多かった前作とは違い、ハッタリと駆け引きで切り抜けていく今作はまた新しい魅力がある。 ザスニ連載の為に少々進行が遅いのが残念だが、先がかなり楽しみだ。 次点はお・り・が・み、グリム、レンタルマギカ、とらドラ等。
325 :
292 :2007/01/27(土) 23:29:08 ID:9rnhruHu
●ベストキャラクター賞 {{コヒロ}}(神様のおきにいり) えろかわいい好香が本作品のイチオシだったんだけど、なぜか 話が進むうちにほとんどしゃべらない、且つ表情が乏しい コヒロの魅力に取り付かれた。というか、もう実質 神様のおきにいりのメインヒロインだろう? {{エルウィング}}(銃姫) いよいよ、エル姉の秘密がばれちゃいました。 でもでも、エル姉の過去も想いもセドには伝わったんだよね? そうだよね? エル姉が報われるといいなぁ。 {{琴吹ななせ}}(“文学少女”シリーズ) 秘めた想いをついにばらしそうになるも、心葉には 気づいてもらえず、哀れななせ。 がんばれ。遠子先輩と美羽から心葉を奪うことを 切に望んでいる。
イチオシを除いてお笑いばっかりになってしまった。 疲れてるのか俺? ○<<マルドゥック・ヴェロシティ3>> 【著:冲方丁/絵:寺田克也/レ:ハヤカワ文庫JA】 主人公が前巻の敵で前日譚の時点で全然期待をしてなかったんだが予想を裏切る良作だった。 ボイルドがこれほど燃える男だったとは。 誰か、ヴェロシティ→スクランブルの順で読んだ人いない?感想が聞いてみたい。 <<ねじまき博士と謎のゴースト>> 【著:樹川さとみ/絵:うたの/レ:集英社コバルト文庫】 博士がバカでいい感じ。愛すべき隣人って感じのよさですね。 このままシリーズ化されるようなので期待。 <<化物語 (上)>> 【著:西尾維新/絵:VOFAN/レ:講談社BOX】 めっさ笑わしてもらいました。正直、キャラ賞に入れたい人だらけ。 たぶん、これから西尾維新に入ってたら他の著書を全力で探していたでしょう。 イマイチなのも多いこの人にはめずらしく人にすすめやすい。 <<れじみる。>> 【著:藤原祐/絵:椋本夏夜/レ:電撃文庫】 1巻以降先が恐くて続きを読んでなかったのだが買ってしまった。 楽しませていただきました。保健室観察日記Uを書いてくれんかな。 でも本編の続きを買う根性がでないんだよな。
<<銀盤カレイドスコープ vol.8 コズミック・プログラム:Big time again>> 【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】 <<銀盤カレイドスコープ vol.9 シンデレラ・プログラム:Say it ain't so>> 【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】 完結おめでとうございます。 誰にも成し遂げられなかったフィギュアスケートの文章化を実現させた素晴らしい作品です。 これで終わりかと思うとちょっと残念。ぜひとも世代交代しての続きを読んでみたいです。 <<空の鐘の響く惑星で (12)>> 【著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/レ:電撃文庫】 こちらも完結おめでとうございます。 作りこまれた世界観と魅力あるキャラクターで非常に完成度の高い作品でした。 10巻以上も続くとぐだぐだになる作品も多いのですが、この作品は最後まで上手に終結させたと思います。 全巻通しての読後の余韻が最高でした。 <<新ロードス島戦記6 終末の邪教 (下)>> 【著:水野良/絵:美樹本晴彦/レ:角川スニーカー文庫】 これも完結。(これは終わってもいいかと思わなくもないですが・・・) それも、戦記、伝説と続いたロードス島物語自体の完結です。 剣と魔法の元祖ファンタジー小説として、このシリーズが果たした役割は非常に大きいと思います。 水野先生、おつかれさまでした。クリスタニアもちゃんと書いてくださいね。 ○<<“不思議”取り扱います 付喪堂骨董店>> 【著:御堂彰彦/絵:タケシマサトシ/レ:電撃文庫】 何気なく手に取りましたが、一気に読んでしまいました。 「アンティーク」という不思議アイテムをめぐって様々な話が展開します。(ジョジョのスタンドみたいなかんじ) 短編4編という内容ですが、それぞれ話の展開が違って面白い。 続編を期待したい作品です。出るよね?
大賞&イチオシ賞。かけこみ投票。 <<空の鐘の響く惑星で (12)>> 【著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/レ:電撃文庫】 3年にもわたった長期刊行おつかれさまでした。 異世界からやって来た少女が…という設定自体はよくあるものかもしれないが、 最後に「元の世界に帰るのか」「今の世界に残るのか」は毎回気になるところ。 各国の情勢や世界の謎とからめて描いてくれたのは面白かったです。 主人公たちの脇を固めていた人物たちも魅力的だったので、 巻を増やして彼らをもっと活躍させてあげて欲しかったなあ…という感想です。 ○<<ラジオガール・ウィズ・ジャミング>> 【著:深山森/絵:BUNBUN/レ:電撃文庫】 レコリスとダニエルだけでなく、登場人物のほぼ全員が、 いろいろ悩みながらも暮らして行動していく様子が伝わってきました。 最初のほうで、ラジオ放送と人々のつながりを描く短編エピソードが数個あったら良かったかな。 <<ユーフォリ・テクニカ 王立技術院物語>> 【著:定金伸治/絵:椎名優/レ:C★NOVELS ファンタジア】 工学系の研究室の立ち上げから研究成果の発表まで、 降ってくるさまざまな困難に立ち向かって、努力と根性と知性で解決していく、 スポ根ものならぬテク根もの? 彼女たちの日常を描写することで掘り下げていけば、研究風景がより魅力的になるかな。
最終日ということで、今日はベストキャラクター賞だけ投票します 大賞は初日に投票し、いつもならキャラクター賞は棄権してたのですが、 今回だけはどうしても一票入れたいと思いました、ごめんね {{リネア様}}(タザリア王国物語 影の皇子) 私はあなたにどこまでもついていきます それがどんなに困難なことか、どんなに辛い道か、覚悟はできています 私のことは、どうぞお好きなようにもてあそんで頂いて結構です でも、もし気が向いたらでよろしいですので、 ぜひとも、一度だけでもいいです、私にもご尊顔を拝ませてください
●大賞&イチオシ賞 ○<<“文学少女”と繋がれた愚者>> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】 もう散々他の方に語られてますが、年末ギリギリに個人的圧倒的1位に食い込んだ作品です。 本編では今回の中心人物・芥川君のエピソードを綺麗に纏めると同時に、 1巻の中心人物キャラ竹田さんや、 脇で少しづつ心葉君の開放と言う本筋に関わってきた琴吹さんもよく動き、 最後には次巻への超強力な引きまで仕込むという、かなりゴージャスな感のある1冊でした。 ボタンの掛け違いが悲劇を生んだけど、最後は何とか希望が……。 だけど次巻波乱の予感に、思わず皆が幸せになれるシリーズ結末を希望してしまいます。 なかなか想像つきませんけど。 1巻からずっと思ってたけど、ななせかわいいよななせ。 <<“文学少女”と飢え渇く幽霊>> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】 内容のあまりに強い印象からやはり外せなかった一冊。 ある意味狂ってるといえばその通りですが、 一方ではどこか純粋な感のある愛憎入り混じりドロドロ劇。 謎解き風味は今回は軽かったけど、それを補って余りある濃厚な心理描写量でした。 美味しそうに語られまくった原作読みたくなるのも恒例。 1巻から(ry)ななせかわいいよななせ。
331 :
330 :2007/01/27(土) 23:50:27 ID:C97igQVl
<<断章のグリム III 人魚姫・上>> 【著:甲田学人/絵:三日月かける/レ:電撃文庫】 想像すると怖くなるシーンがてんこもり。 何故に日常からこううまく異常世界に引き込めるんでしょうこの人は。 手洗いがヤバイです、歯磨きがヤバイです。 今回の中心人物は、今までと違う結末に持っていってくれればいいなあ。 今まで可愛い子が理不尽に運命に翻弄されてばかりで泣けただけに……。 <<絶世少女ディフェンソル (4)>> 【著:マサト真希/絵:芳住和之/レ:電撃文庫】 とにかく、オチがとても綺麗だった一品。 平凡と言う観念の常に付きまとったヘタレ主人公の慎が、 最後に取った決断には心震えましたね。 普通であるという事の価値を、改めて見直す事になりました。 これで戦闘描写がもっと面白ければなあw 千花かわいいよ千花。
>>328 の続き。
<<七人の武器屋 戸惑いのリニューアル・デイズ!>> 【著:大楽絢太/絵:今野隼史/レ:富士見ファンタジア文庫】
最初はやりたいことが見つけられなかった若者が、最後には夢を見つけて旅立っていく!
本文中で仲間からもさんざん影が薄いと言われながら、
物語の進行とともに成長していったマーガスは、やっぱり主人公にふさわしい。
作者を投影させた、等身大の成長物語といったところでしょうか。
<<くじびき勇者さま 2番札 誰がお荷物よ!?>> 【著:清水文化/絵:牛木義隆/レ:HJ文庫】
勇者の従者に選ばれた主人公が、問題を解決するために勇者とともに旅立つ冒険物語…
あらゆる選択をくじびきで決めてしまう世界で……
と紹介してしまったら、それはあまりにも表面的。
くじびきによる運命を信じない、研究や魔法の訓練が好きな主人公メイベルが
旅の途中で世界のありさまを分析していってくれるのは新しい冒険のスタイルか。
その一方で自分の足りない点にも気づくなど、成長もみられて好感触。
ちゃんとメイベルをフォローする相棒の勇者ナバルもしっかり描かれている、2巻に投票。
大賞、イチオシ賞 ○<<ユーフォリ・テクニカ 王立技術院物語>> 【著:定金伸治/絵:椎名優/レ:C★NOVELS ファンタジア】 若手天才助教授と女学生(主人公、王女)のお話、短い中に陰謀やら研究室のネチネチしたのやらが詰まってる。 ストーリーだけみたら地味になりがちだが主人公のキャラが明るいので楽しく読めた。 研究室が舞台だが架空の技術体系なので難しく考えないですむ。悩まず雰囲気だけ味わえていい。 大学は文系だったので理系の研究室とか憧れる。イチオシ! <<煌夜祭>> 【著:多崎礼/絵:山本ヤマト/レ:C★NOVELS ファンタジア】 これは良かった理由を書くとネタバレになりそう…ってわけでちょっとだけ良かったところを。 世界観が少しわかりにくいが、逆に神秘的で好奇心をそそる。新人らしいから狙ったわけじゃないんだろうな。 多分みんな再読したくなるだろうけど、再読してちょうどいいw あと絵が綺麗。 <<空ノ鐘の響く惑星で (12)>> 【著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/レ:電撃文庫】 長くなるとダレてくるシリーズが多い中、引き延ばしもせずにしっかりと完結してくれた。 これだけ続いた重厚な戦記モノなのに最後のさりげないエピソードでの〆はみんなやられたと思ったはず。 キャラに魅力がないとか、主人公が…とか言われるけど、 これだけ登場人物がいて記憶力のないオレが全員覚えてるんだからそれなりにキャラに魅力あったんだろうなー <<抗いし者たちの系譜 覇者の魔剣>> 【著:三浦良/絵:KIRIN/レ:富士見ファンタジア文庫】 これはシリーズ三巻目。 一巻目の最初っから意表をつく設定なのでこの手の話は続巻難しいだろうなと思ってたのが、手をかえ品をかえ続いる。 今までに比べてスケールダウンした感はあるけど、謀略の皇帝ヒロインに惚れてるなら読まざるをえない。 シリーズ通して主人公格二人とも実際の出番は少ないのに(特にヒロイン)、なぜか、いつも裏にいる気にさせてくれる。 この巻だけでは話が終わってないので、次巻への期待も込めての一票。
334 :
1/2 :2007/01/27(土) 23:52:44 ID:KWEcSUFO
時間が無い為推敲無しの一発勝負。すまん。 ○<<空とタマ ―Autumn Sky,Spring Fly―>> 【著:鈴木大輔/絵:原建人/レ:富士見ミステリー文庫】 今期最大の掘り出し物。事前に投票してくれた人ありがとう。でなければ手を出さなかった。 作者には悪いが、とても二ノ宮くんを書いた人のものとは思えなかった良作。 教室2つ分の倉庫で繰り広げられる、手に汗握る攻防も魅力だが、それ以上に絶望から這い上がろうとする二人の心情が胸を打つ。 これからも戦い続ける二人に心から言ってやりたいと思った、『がんばれ』と。 <<吉永さん家のガーゴイル 11>> 【著:田口仙年堂/絵:日向悠二/レ:ファミ通文庫】 基本的に長編シリーズはよっぽどのことがない限り投票しないんだけど…これは相変わらずの面白さ。 ほのぼの御町内コメディーにクリスマスという、なんとも楽しくなりそうな組み合わせを、ちょいとしんみりさせつつも、物の見事にドタバタコメディーに仕立て上げた一品。 本当、仙年堂はキャラを生き生きと書いて、しかも楽しく成長させてくれる。 さすがはファミ通文庫の看板だなぁ。 <<“文学少女”と繋がれた愚者>> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】 いやもう、展開も良かったけどなんと言っても見せ場先輩の演説シーンでしょう。 元となる文学作品は前回同様分からなかったけど、それと絡めて作品をキッチリ繋げつつ、そしてあの演説の流れ。 最後の意外な展開もお見事な構成。 このシリーズで思いっきり化けたと評判の作者が、果たしてどんな結末を残しているか。 題材となる作品も合わせて、次回が楽しみになる出来でした。
>>333 の続き
<<クジラのソラ 01>> 【著:瀬尾つかさ/絵:菊池政治/レ:富士見ファンタジア文庫】
こういう設定好き。 設定だけみたら既に人間負けてるけどエンダーのゲームに近いのかな。
作品としては一昔前の熱血ヒロインがSFの世界にいるのが奇妙で面白い。
ゲームがこの世界にどう繋がるのか気になる。でもセカイ系のお約束っぽく謎は謎のままになる気もする…メインじゃないけどさ。
336 :
2/2 :2007/01/27(土) 23:53:29 ID:KWEcSUFO
<<オオカミさんと七人の仲間たち>> 【著:沖田雅/絵:うなじ/レ:電撃文庫】 これはもう、地の文が合うか合わないかで判断分かれるんかなぁ。 個人的にはちょいと明るく軽妙な文体が、おもいっきりツボにきた。 ただただ読んでて楽しいと感じる軽快さは、沖田節と言ってもいいかもしれない。 キャラ設定も今回はなかなか巧み。別シリーズの先輩とぼくよりとっつきやすいかなと。 さて、つよいんだけどよわいおおかみさん、かのじょはしあわせになれますでしょうか? <<超鋼女セーラ>> 【著:寺田とものり/絵:Ein/レ:HJ文庫】 完全に設定にやられた…もぉ、強い先輩は大好きです。 これなんて護くん?てな展開の甘々カップル先輩物ですが、なんと言ってもセーラが可愛すぎ。 凛々しい戦闘シーンもいいけれど、やっぱりお弁当で嫉妬シーンは読んでてついついにやけてしまう出来。 今後も期待のラブコメ枠ということで。 空とタマは本当に投票してくれた人の感想見て手を出した大当たり作品。感想書いてくれた人ありがとう。 あとはネコのおと…入れたかったんだけど万人には薦められないということ今回は次点。 奇書として北九州大学の図書館にでも封印しといてくれw
337 :
326 :2007/01/27(土) 23:54:45 ID:/wrimFiB
キャラ賞 入れたいキャラが多すぎるのでしぼった。 ○{{戦場ヶ原ひたぎ}}(化物語) 「そう、もういっそ、こう思ってくれてもいいのよ。愛情に飢えている、ちょっと優しくされたら誰にでも靡いちゃう、惚れっぽいメンヘル少女に、不幸にも目をつけられてしまった、と」 全編、言葉の暴力!でも、それがいい。暴力分は多すぎるので割愛。 {{ボイルド}}(マルドゥック・ヴェロシティ) 「おお、炸裂よ!塵と灰に。おお、炸裂よ!そして残された者たちは、 こう呼ばれるのだ。哀れみを込めてー生存者と」 止まらず、歩き続けた男。
○<<サウンドトラック〈上〉>> 【著:古川日出男/絵:田島昭宇/レ:集英社】 <<サウンドトラック〈下〉>> 【著:古川日出男/絵:田島昭宇/レ:集英社】 一行目から全力疾走。全ての言葉が意味のある音と化して化学反応を起こして そこから生まれたグルーヴにただただ流されるだけだった。 グルーヴはあるキャラの死さえ飲み込んでいく。終盤さらに流れは強まってもはや轟音ノイズと化す。 そしてラスト一行でブツっと音がやんだとき。放心状態のまま、タイトルの持つ意味を強く感じた。 ……池沼な文章だ。だがどう感想書けばいいか悩んだんだ。これで勘弁してくれ <<マルドゥック・ヴェロシティ1>> 【著:冲方丁/絵:寺田克也/レ:ハヤカワ文庫JA】 <<マルドゥック・ヴェロシティ3>> 【著:冲方丁/絵:寺田克也/レ:ハヤカワ文庫JA】 2は途中ダルかったんで外したが前作に負けない出来。映像を意識したクールな文体でノワール、 ハードボイルド、忍法帖を混ぜて傑作に仕上げることが出来るのは冲方だけ! とてつもないスピードで疾走してるのに無音のまま潜っていく感じの読書体験は初めてだった。 冲方=ヴェロシティはロック――この本を手にした俺/君/あなたもロック。 <<斬魔大聖デモンベイン 軍神強襲>> 【著:古橋秀之 原作:鋼屋ジン (Nitroplus)/絵:Niθ/レ:角川スニーカー文庫】 一歩間違えればトンデモな駄作になりかねないのに、フルハシの個性全開で原作ファンにも満足してもらえる出来に 仕上げるバランス感覚は本当に素晴らしい。燃え、クトゥルフは食傷気味だなーってとこにこれだけ 満足させてもらえるだけで充分です。なのに、心のどこかで「もっとやれるだろ」と思ってしまうのは我侭か?
339 :
イラストに騙された名無しさん :2007/01/27(土) 23:56:41 ID:cRK9TciR
あと4分です
340 :
330 :2007/01/27(土) 23:57:15 ID:C97igQVl
●ベストキャラクター賞 {{琴吹ななせ}}(文学少女シリーズ) ツンツンした所で逆に心葉への好意があからさまなのも、 それでいて二人になった際に本音モードに入った時の素直さも、 そして挿絵での可愛さも、愛しくて仕方ありません。 類型過ぎるツンデレとか言う奴はちょっと表へ出ろw {{璃堂千花}}(絶世少女ディフェンソル) たまたまツンデレが続いてしまいましたが、偶然です。 「そのくらい分かりなさいよ」みたいなひねた甘え方がたまりません。 胸があまりになさ過ぎるのはかわいそうなので何とかしてあげたいです。 では私が揉んで大きk(ぐーパンチ炸裂 以上です。
341 :
327 :2007/01/27(土) 23:57:50 ID:hzPrxOiS
{{パンプキン}}(空ノ鐘の響く惑星で) そもそもカボチャって・・・ 最初の登場シーンから、その道化的な性格、何気に高い戦闘力。 果ては、作品の最後を締めくくってしまった。 かっこよすぎです。 {{桜野タズサ}}(銀盤カレイドスコープ) 熱い物語をありがとう。
○<<銀盤カレイドスコープ vol.9 シンデレラ・プログラム:Say it ain't so>>【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】 悪夢と見違えるような絶望的な現実に直面しているのはヒロインのタズサか、それとも読者である自分自身か。 判別がつかないまま呆然自失で頁を捲った驚愕の序盤から、完全燃焼のフィナーレまで昇り詰めて見事な シリーズ完結。 文句無しに今期のイチオシ作品です。 <<空とタマ ―Autumn Sky,Spring Fly―>> 【著:鈴木大輔/絵:原建人/レ:富士見ミステリー文庫】 最初は銀盤だけ投票して後は次点で、と思っていたのですが、なんか気が変わったので追加(笑) 前半の攻防を少し整理して中篇くらいで収める方がまとまりが良かったのでは、という気もします。 それでも決してハッピーエンドとはいえない物語にあるにも係わらず、清々しい読後感に浸ることが 出来た魅力ある作品です。 <<クジラのソラ01>>【著:瀬尾つかさ/絵:菊池政治/レ:富士見ファンタジア文庫】 様々な事実が明らかになって、「ゲーム」が生命を掛けた戦いだと分かる中盤から一気に緊迫感が増して 引き込まれました。1巻で終わってもいいような構成にするためなのか?、クライマックスの展開は出し惜しみ しなさ過ぎ。そのせいでもったいないだけでなく、シリーズとしてのタメが足りなくならないか心配。 それくらい今後の展開が気になり、キチンと完結してもらいたい作品です。 その他の作品では、 「ネコのおと」にはこうした企画を実現させたことへの賞賛を。私には票を投じる勇気はありませんでしたが…。 「とらドラ!」「狼と香辛料」の人気シリーズの新刊もファンの期待に応える内容だったと思います。
○<<夜は短し歩けよ乙女>>【著: 森見登美彦/レ:新潮社】 黙ってみんな読めーーッ!!! ハードカバーだからってこれを読まないのはもったいない。 森見登美彦の留まるところを知らない妄想とキャッチーなキャラクターは ライトノベル好きにこそお勧め。 ときに、「おともだちパンチ」と底抜けの酒量を武器に夜の京都を闊歩し、 ときに、巨大な鯉のぬいぐるみをしょって学園祭を駆け巡るヒロイン。 さりげなく「偶然の出会い」を演出するためにヒロインを追って東奔西走し、 灼熱の下鴨神社で激辛鍋をかき込むボンクラな主人公こと「先輩」。 脇を固めるは「学生天狗の樋口氏」「パンツ総番長」「詭弁論部」の奇人変人。 それにしても、森見登美彦の描くヒロインは非常にかわいらしい。 是非、読んでずぎゅんとハートをわしづかまれて欲しい。
344 :
252 :2007/01/27(土) 23:58:42 ID:w5QpKLHa
キャラ賞に投票します。 {{街の人々}}(ラジオガール・ウィズ・ジャミング) レコリスやドロンもかなり好きなキャラなんだが、この物語の真の主人ことも 言えるこの人たちに一票。 バーテンダーの老人やホットドッグ屋の親父、八百屋の女将など、名もなき 人々の生活が感じられて、なんだかホッとする。 {{日野秋晴&彩京朋美&セルニア=伊織=フレイムハート}}(れでぃ×ばと!) ヤンキーな執事候補生と腹黒い幼馴染とツンデレなドリル。 秋晴とセルニアの激しい口論と、それを煽って楽しんでいる朋美、この三人の 掛け合いがなかなか面白い。 今後はこの三人による三角関係に発展するのかどうかに注目している。 {{天野遠子}}(文学少女シリーズ) 長い三つ編みと薄い胸と、そして本を片手に体育座りと、ビジュアル的には 俺にとっての萌えのど真ん中で、はっきり言って惚れた。 やべ、時間がなくなりそうなんで、この3人だけにしときます。 他にも一票入れたいキャラが大勢いたんだけど、仕方ないですな。
345 :
イラストに騙された名無しさん :2007/01/27(土) 23:58:54 ID:+oOijRuH
投票忘れてた!書けるだけ書こう ○ <<ネコのおと リレーノベル・ラブバージョン>> 【著:新井輝、築地俊彦、水城正太郎、師走トオル、田代裕彦、吉田茄矢、あざの耕平 /絵:駒都えーじ、さっち、しのざきあきら、村崎久都、緋呂河とも、若月さな、深山和香 /レ:富士見ミステリー文庫】 まさに富士ミスの誇る作家たちの集大成。リレー小説なのにルールは崩しちゃうは メタネタ有り、内輪ネタ有り、作家がキャラとして出てくるしこれほどトチ狂った本も無いでしょう。 後半の後輩作家の頑張りとあざの先生のまとめっぷりに涙が出てきそうでした・・・
<<マルドゥック・ヴェロシティ3>> 【著:冲方丁/絵:寺田克也/レ:ハヤカワ文庫JA】 エクスプロード エクスプロード 「おお、炸裂よ! 塵と灰に。 おお、炸裂よ!」 前作の見方を完全に転換、前2巻で積み上げた台から一気に虚無へと飛び降りる。 悲しみでも鬱でもなく、喪失感だけを残していく。 <<ボトルネック>>【著:米澤穂信/絵:-/新潮社】 青春は、甘いだけじゃない。ホントに、青春の痛み。 しょうがない、そう思っていたことにも、よくなる可能性はあった 自分ではない、他の誰かがそこにいたのなら、その問題は好転したかもしれない ○<<ノエルと白亜の悪夢 アリアンロッド・リプレイ・ルージュ (3)>> 【著:菊池たけし、F.E.A.R./絵:佐々木あかね/レ:富士見ドラゴンブック】 GMのシナリオの意図を汲み取り、GMの予定する悲劇に対し、そうはさせない、台本どおりにはさせない、とPCの立場に立って正面から立ち向かってみせたPLがいて、それに対し、絶妙に修正し、決してその可能性を潰そうとせず、正面から受け止めたGMがいる。 彼等の決断、わずかなミス、ダイスの神様、リプレイならではの傑作。 <<未来の絆 ダブルクロス・リプレイ・オリジン>> 【著:矢野俊策、F.E.A.R./絵:しのとうこ/レ:富士見ドラゴンブック】 「この卓には絶対に入り込めない」と本心から思う、プロとプロの織り成す、矢野俊策の集大成。 シナリオにゲームシステム的な説得力をもたすのではない。ゲームシステムに、物語的な説得力をもたせた、まさにデザイナーならではの作品。 決断を迫り続け、迫り続け。理由なしなぞ、答え無しなぞ、決して許されない。 そして、前3作での、あの異様なキツサと、それでも生還できるような絶妙なバランス感覚は健在。 むしろ、最適解なくば生還できない、といえるほどの恐ろしいバランス。 {{フォア・ローゼス}}(ノエルと白亜の悪夢 アリアンロッド・リプレイ・ルージュ (3)) 4人だからこそ。 ノエルだけ、トランだけ、クリスだけ、エイプリルだけ、それだけでは成立しえない。 {{ボイルド}}(マルドゥック・ヴェロシティ) 本当に、不器用。 ただひたすらと、突き進むのみ。その先が、たとえ虚無だとしても。
○<<煌夜祭>> 【著:多崎礼/絵:山本ヤマト/レ:C★NOVELS ファンタジア】 いろんな角度から褒められてるが、とにかくうまい。 世界観といい話のまとめ方といい文体といい、きっちり計算された傑作。 物語世界につい引き込まれる。 <<ネコのおと リレーノベル・ラブバージョン>> 【著:新井輝、築地俊彦、水城正太郎、師走トオル、田代裕彦、吉田茄矢、あざの耕平/絵:駒都えーじ、さっち、しのざきあきら、村崎久都、緋呂河とも、若月さな、深山和香/レ:富士見ミステリー文庫】 富士見ミステリー文庫らしいリレー小説。 これを読むと業界に興味が出てくるぐらい面白い内輪ネタの集合体。 まぶらほの二次創作がほとんど役割を果たしていないのもある意味リアル。 時間切れにつきこれまで。
終了。 それでは、集計終了までしばしお待ちください。
○<<“文学少女”と繋がれた愚者>> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】 1巻の衝撃もさることながら、面白さをそのままにコンスタントペースで続刊が読めるのがまずうれしい。 今回は(というか、今回も)誠実さゆえに人を傷つけてしまう割と凄惨な話が中心になっていが、 登場人物の誰もが人を好きになる気持ちを大事にしているのがいい。また、キャラをいたずらに 増やそうしていないところも好感触。さらに今回はやる気みなぎるラスボス登場、という鬼の引きで 続きを読むのが楽しみです。キャラのピークをクライマックスに持ってこれないツンデレサブヒロインがセツナス。 <<ユーフォリ・テクニカ 王立技術院物語>> 【著:定金伸治/絵:椎名優/レ:C★NOVELS ファンタジア】 投票開始されたのを見て買ってきたのだが、これが大当たり、定金作品を読むのは初めてだったんだが、 こんなに面白いとは。未知の技術に挑む主人公のキャラに惹かれました。。 <<空とタマ ―Autumn Sky,Spring Fly―>> 【著:鈴木大輔/絵:原建人/レ:富士見ミステリー文庫】 あの「ご愁傷様二宮くん」の鈴木がこんな話を書けることに驚いた。 前半の頭脳戦(というか子供の喧嘩)にワロス <<銀盤カレイドスコープ vol.9 シンデレラ・プログラム:Say it ain't so>> 【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】 すべてを捧げないとたどり着けないアスリートの境地を書ききって 最終巻にふさわしいできでした。 感想を書くのがまにあわないので次点あつかいでw 文学少女”と飢え渇く幽霊>> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】
∧∧ ミ _ ドスッ ( ゚д゚ )┌─┴┴─┐ /' つ 糸冬 了 │ 〜′ /´ └─┬┬─┘ ∪ ∪ ││ _ε3 ゛゛'゛'゛
<<マルドゥック・ヴェロシティ3>> 【著:冲方丁/絵:寺田克也/レ:ハヤカワ文庫JA】 どこまでも乾いた雰囲気の中、カルト・カールと09、異形のもの同士が死闘を繰り広げ、 そして物語は加速し、虚無へと到達する。 <<マルドゥック・ヴェロシティ2>> 【著:冲方丁/絵:寺田克也/レ:ハヤカワ文庫JA】 うん、シリーズのどれか一つを選ぶとすると確かに3巻なんだけど…… フライト刑事が大好きなんだ……。 この巻の主人公は、ボイルドでもウフコックでもなく、ハイテンションで突っ走るフライト刑事だよ!! <<狼と香辛料 III>> 【著:支倉凍砂/絵:文倉十/レ:電撃文庫】 はいはい、ごちそうさま。今回もラブラブですか。 でも、それが読んでいて非常に心地よい。 世界でなく、世間を描いて、それでいてわくわくさせる物語。 この世界には、ロレンスのような商人も、そしてホロのような存在もきっと他にいて、 街では今日も人々が騙したり騙されたり恋をしたり振られたりしながら生きている。 そんなワン・オブ・ゼムだけど確かにかけがえのない二人。 花魁言葉って結構、いいもんだなあ。
アウトーっ!
おおう、ちょっとだけずれたorz 残念ながら、>351は無効とさせていただきたいと思います。 では、イベントスレで暫しのご歓談を。
354 :
343 :2007/01/28(日) 00:02:00 ID:JyTQe/X0
ありゃりゃ。修正に手間取ったら。 せめて一押しが投票できてよかったよ……。
続きなんだしそんぐらいいいじゃん。狭量だな
357 :
イラストに騙された名無しさん :2007/01/28(日) 01:34:39 ID:/4QUW2c6
<<化物語 (上)>> 【著:西尾維新/絵:VOFAN/レ:講談社BOX】 <<化物語 (下)>> 【著:西尾維新/絵:VOFAN/レ:講談社BOX】 半端じゃなく面白いです。 八九寺真宵との掛け合いもいいのですが、下巻での神原駿河のエロトークが最高につぼです。 内容よりも会話の記憶のほうが鮮明に残ります。 何度でも読んで、笑える、まさにエンターテイメント性を極めたライトノベルだと思います。
それでは2006年下半期ベストキャラクター賞の発表をお先にさせていただきます。 非常にカオスな今回の2006年下半期ベストキャラクター賞ですが、 予想通りと言うか何というか、見事1位を獲得したのはこの男です! ┌────────────────────────────────┐ ■1位 パンプキン(空ノ鐘の響く惑星で)16票 └────────────────────────────────┘ 空鐘完結効果も相まって、ついに首位を獲得した南瓜の道化師。 最終巻は特に彼の見せ場が多く、そんな彼に魅せられた、 という所が決め手となったのではないでしょうか。 卑怯なまでの存在感と、徹頭徹尾己を貫くその格好良さ。 そして最後の締めといい、裏の主役というよりもむしろ真の主役と言っても過言ではないでしょう。 南瓜を脱ぎ捨てた彼のこれからの人生にも、幸福が訪れますように。 コメント抜粋 ・最後まで美味しいところをかっさらっていった道化師。いやもう、お前は主人公かとw ・作者やファンの愛情を一身に受け、すくすくと育った緑黄色野菜。 ・彼はこれからも人の笑顔のために踊りつづけるのでしょう。 ・空鐘の真の主人公にして、全てを持っていく者。存在感溢れるカボチャっぷりが実にカボチャ。 ・つくづくカッコイイですこのカボチャ ・最後のあれは反則ですよ? でもかっこいいから許す。
続いて第2位。2位は非常に混戦していましたが…… ┌────────────────────────────────┐ ■2位 天野遠子(“文学少女”シリーズ)8票 └────────────────────────────────┘ ついに化物たちを引き離し一歩リードした本を食う妖怪、天野遠子。 もとい、“文学少女”。 繋がれた愚者での(決してそこだけではないが)作品に対する愛情を熱弁する彼女の姿や、 普段の愛らしさなど、そうした面に魅せられたのでしょう。 心葉とのコンビとしての魅力もさることながら、心葉を見守る女性、支える女性としての一面も濃く、 ピンでの投票が目立ちました。あと胸の話題も(ry コメント抜粋 ・キャラとしての可愛さは勿論、この人の味覚的文学批評も面白い。 ・心葉くん、いくら硬く薄くても胸を触らせてもらってるのに安心してはダメでしょう(#゚Д゚)。 ・そのぺったんこの胸の中には心葉くんへの愛と母性が溢れているのです ・大仰な演技をする姿がかわいらしい。好き嫌いせず、何でも食べるところがえらい。 ・この人は外せない。子供っぽくてわがままで食いしん坊で横暴で 実は怖がりで泣き虫で、でもいざとなると聡明で包容力のある姉のような先輩。
第3位は俺! みんな投票ありがとう!
4位の混戦を抜け、第3位にはこのヒロインが一歩踊り出ました。 ┌────────────────────────────────┐ ■3位 戦場ヶ原ひたぎ(化物語) 7票 └────────────────────────────────┘ 一時期は神原に抜かれていましたが、何とか正ヒロインというか正彼女の面目を保ちました! 持ち前の毒と多種多様な、苛烈にして奔放にもほどがあるほどの言葉責めには一旦嵌ってしまうと 抜け出せない魅力があります。自分で言っちゃったよこの人!と思わず読んでいるこっちまで突っ込みたくなります。 まさに蕩れ少女。多分流行りません、コレ。 新たなツンデレの方向性を生み出した!と言いたいところですが多分西尾以外書きそうにないです。 コメント抜粋 ・なんか新たなモノに目覚めそうです>< ・既存の枠にはまりそうではまらないその毒舌と、時々出てくる可愛らしくもあまりの本気っぷりが怖いような恋心。 ・やべえだけではない魅力がある。 ・流行るといいな、「蕩れ」 ・ツンデレはツンデレでも西尾版ツンデレは凄まじくやべえ。 ・「そう、もういっそ、こう思ってくれてもいいのよ。愛情に飢えている、ちょっと優しくされたら誰にでも靡いちゃう、 惚れっぽいメンヘル少女に、不幸にも目をつけられてしまった、と」 全編、言葉の暴力!でも、それがいい。暴力分は多すぎるので割愛。
第4位はこの人達です。一挙に羅列させて頂きます。 ┌──────────────────────────────────┐ ■ フォア・ローゼス(アリアンロッド・リプレイ・ルージュ) ■4位 リネア様(タザリア王国物語) 6票 ■ 吉田茄矢(ネコのおと) ■ 神原駿河(化物語) └──────────────────────────────────┘ まずは上から、TRPGのリプレイにして、リプレイ最大の衝撃を与えたギルド。 あまりの出来事に立ち直れない人や思わず泣いた人が続出した模様です。 トラン単体投票もありましたが、やはりこの4人がランクイン。 そしてリネア様。この方には驚愕と畏怖と屈服の意味を込めてこう呼ぶしか。 ヒロインなのにラスボスの風格すら漂う。素晴らしき皇女。 あまりの凄絶さには引く人も多いですが、彼女に魅入られる人も多いです。 そして……俺は思わずのけぞった。キングスライムが現れた!いや眼鏡っ子メイドが現れた! そんな彼女。ある意味最大のダークホース登場。荒唐無稽さに拍車をかけて、 今地雷原を突破して颯爽と現れた……! あくまでもキャラクターですが、自分で書いてるのが何ともw 最後に化物語から。正ヒロインがひたぎなら、エロヒロインの座は間違いなく彼女。 ここまで明るく前向きにエロいヒロインも珍しい。 ひたぎを差し置いてのいちゃつきっぷりもお見事だ。 コメント抜粋(4位全員。誰が誰のコメントかは……まあわかるでしょう) ・最初はトラン単体にしようかと思ったが 、あの展開はこの4人だからこそ生まれたのだと思いギルドで投票 ・欲しくない姉No.1。このような素晴らしい姉君を持ってしまったジグ頑張れ、超頑張れ。 ・このような設定で自分を描写せざるを得なかったリアル吉田茄矢本人の心情を鑑みるに、 一票を投じないわけにはいかないと思う。 ・レズでBLでネコで受けでロリコンでマゾで露出狂で欲求不満、そして何より魅力的。 ・一人ゆびさきミルクティーともいうべき、恐るべき全方向性変態。
以下コメントのみ。複数の場合は順番に対応して一人一票です。 順位を繰り下げてもいいのだが、あえてこのままで ┌────────────────────────────────┐ ■5位 桜野タズサ(銀盤カレイドスコープ) 5票 └────────────────────────────────┘ ・100億ドルの美貌に乾杯。色々とお幸せに。 ・百万ドルの美貌と不屈の精神。 あなたのストレートラインステップを実際に見てみたかったです。 ・vol.8、vol9での悩み苦しみながらも栄冠を掴んだ姿には本当に感動した。 ┌───────────────────────────────────┐ ■ リア・ガーネット・ジュイティエフ(銀盤カレイドスコープ) ■6位 琴吹ななせ(“文学少女”シリーズ) 4票 ■ 櫛枝実乃梨(とらドラ!) ■ 八九寺真宵(化物語) └───────────────────────────────────┘ ・リア凄すぎだよリア、カラーイラストのあの目は怖すぎるよリア、あんな演技を直前にされたら死ぬしかないよタズサ ・というかここまでテンプレ通りなツンデレに心惹かれるとは思わなかった・・・。 ・今回の一押しはなんといっても「偽乳特戦隊」 ・以上に語彙の豊富な小五。高3の主人公曰く「こいつと話してるときが一番楽しい」 ┌───────────────────────────────────┐ ■ エルフェール(ユーフォリ・テクニカ 王立技術院物語) ■7位 ガブリエラ・パピィ・ポッゾ(銀盤カレイドスコープ) 3票 ■ 陣内ショウゴ(BLACK BLOOD BROTHERS) ■ 恋ヶ窪ゆり(とらドラ!) └───────────────────────────────────┘ ・新しいヒロイン像の地平を切り開いてくれたと思える彼女に一票。 ・タズサとリアの間で苦悩する「聖女」っぷりがとても好ましかったです。 ・自分を継ぐ者がいる。その事実を確信を持って生きる事ができる。こういう大人になりたいです。 ・最後っぽい弾を既に撃ち損じている彼女しかいない。
8位 2票 アグニエシカ・グラバルティック・阿倍野(君の居た昨日、僕の見る明日) インコちゃん(とらドラ!) エルウィング(銃姫) コヒロ(神様のおきにいり) ジネット・ハルヴァン(銀月のソルトレージュ) ジュード&アル(ジャストボイルド・オ’クロック) ドクトル・バーチ(マルタ・サギーは探偵ですか?) トラン・セプター(アリアンロッド・リプレイ・ルージュ) フィオル・キセルメル(銀月のソルトレージュ) ボイルド(マルドゥック・ヴェロシティ) マルタ・サギー(鷺井丸太)(マルタ・サギーは探偵ですか?) ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール(ゼロの使い魔) 阿良々木暦(化物語) 逢坂大河&高須竜児(とらドラ!) 大神涼子(オオカミさんとシリーズ) 長峰亮平(さよならトロイメライ) 天野遠子&井上心葉(“文学少女”シリーズ) 南空ナオミ(DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件) 9位(1) 1票 あざの耕平(ネコのおと) アマルティ(狼と香辛料) アリス・マルカーン(銀月のソルトレージュ) イーダル(流血女神伝 喪の女王) ヴィーカ・ソビエツカヤ(速水螺旋人)・九鬼蓮夜(三田誠)・和泉剛人(田中天)・大神由紀代(三輪清宗) ヴィクトリカ(GOSICK) ヴォルケン(戦う司書と追想の魔女) ウォルダー・フレイ(氷と炎の歌) ヴラッドレン3(超鋼女セーラ)
9位(2) エンジュ&イリス(空ノ鐘の響く惑星で) クレア・スタンフィールド(フェリックス・ウォーケン、ヴィーノ)(バッカーノ!) グレガー・クレゲイン(氷と炎の歌) コヒロ(神様のおきにいり) ゴブリン(ネクラ少女は黒魔法で恋をする) サーシャ(銀盤カレイドスコープ) シア・ブライトクロイツ(空ノ鐘の響く惑星で) しずるさん&よーちゃん(しずるさんシリーズ) ジャノス・スリント(氷と炎の歌) ジュライ(アリアンロッド・リプレイ・ルージュ) ジョフリー・バラシオン(氷と炎の歌) タイウィン・ラニスター(氷と炎の歌) ティアカバン(抗いし者たちの系譜) ディアン・ルーベンス(狼と香辛料) トイボックス(ドリームノッカー チョコの奇妙な文化祭) ドロン・ガーセン(ラジオガール・ウィズ・ジャミング) ナセルの三男(戦塵外史 野を馳せる風のごとく) ビヨンド・バースデイ(DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件) フェリオ&ウルク(空ノ鐘の響く惑星で) フェリオ&リセリナ&ウルク(空ノ鐘の響く惑星で) ホロ&ロレンス(狼と香辛料) ホロ(狼と香辛料) ぼんくらーず(未来の絆 ダブルクロス・リプレイ・オリジン) マーガス&ジャン(七人の武器屋) マナガ&マティア(神曲奏界ポリフォニカ ブラック) ミノティアス(神曲奏界ポリフォニカ・ホワイト) メイベル(くじびき勇者さま) リア・ガーネット・ジュイティエフ&桜野タズサ(銀盤カレイドスコープ) リッチ(お・り・が・み) 阿良々木暦&神原駿河(化物語) 粟生島隼人(戦艦人間ハヤト)
9位(3) 雨宮蛍(“文学少女”シリーズ) 縁遠丹闇(殺×愛) 街の人々(ラジオガール・ウィズ・ジャミング) 寒川紀子&鴉木メイゼル(円環少女) 寒川紀子(円環少女) 宮脇さんの義母(ネクラ少女は黒魔法で恋をする) 近所のお兄さん(オオカミさんとシリーズ) 九鳳院紫(紅) 空口真帆&ゴブリン(ネクラ少女は黒魔法で恋をする) 空口真帆&空口夏樹(ネクラ少女は黒魔法で恋をする) 絹川蛍子(ネコのおと) 光焔(吠えよ、我が半身たる獣 幻獣降臨譚) 高崎隼人&玉野椿(未来の絆 ダブルクロス・リプレイ・オリジン) 此花 光莉&鳳 天音(ストロベリー・パニック!) 桟敷原雫(クジラのソラ) 師走トオル(ネコのおと) 時槻風乃(断章のグリム) 真霜八千代(さよならトロイメライ) 真名辺麻奈(モノケロスの魔杖は穿つ) 千石撫子(化物語) 蘇芳(緑風は刃のごとく 彩雲国物語) 蔵内狭霧(花守) 鶴ヶ谷おつう(オオカミさんとシリーズ) 天花寺大悟(ダブルクロス・リプレイ・トワイライト 東邦の快男児) 田代裕彦(ネコのおと) 東雲小蒔(神様とゲーム) 藤倉冬麻(さよならトロイメライ) 藤堂志摩子(マリア様がみてる) 日野秋晴&彩京朋美&セルニア=伊織=フレイムハート(れでぃ×ばと!) 忍野メメ(化物語) 猫子(ボクのセカイをまもるヒトex)
9位(4) 萩原子荻(零崎シリーズ) 柏木 優(マリア様がみてる) 舞鶴蜜(レジンキャストミルク) 僕僕先生(僕僕先生) 魔術師エドガー(斬魔大聖デモンベイン 軍神強襲) 枕井冬湖(クジラのソラ) 無限回廊(レジンキャストミルク) 有栖川愛(ドリームノッカー) 裕一&里香(半分の月がのぼる空) 来栖セーラ(超鋼女セーラ) 璃堂千花(絶世少女ディフェンソル) 眞名&眞依(トキオカシ) 鴉木メイゼル(円環少女) 以上で結果発表を終わらせて頂きます。なお、名前が抜けてしまった所がありますが、気にしてはいけません。
乙
あ、大賞集計とキャラ賞集計は別なんだ。 今気づいたよ…。キャラ賞の方乙です。 大賞の方も楽しみにしてますー。
ちなみに。 作品別として 1位 化物語 22票 2位 空ノ鐘の響く惑星で 20票 3位 “文学少女”シリーズ 15票 4位 銀盤カレイドスコープ 14票 5位 とらドラ! 11票 6位 ネコのおと 10票 7位 アリアンロッド・リプレイ・ルージュ 9票 8位 タザリア王国物語 6票 9位 銀月のソルトレージュ 5票 9位 氷と炎の歌 5票 となっています。投票初期から一歩図抜けた南瓜がリードする形となりましたが、 キャラクタの多さではキャラクター小説としての魅力を前面にだした化物語がトップとなりました。 各話のヒロインが全員投票されて……されてない。アロハ服のおっさんにすら入ってるのになあw それはともかくとして。 ここまで吉田茄矢が善戦するとは露ほども思わず。
大変お待たせ致しました。 それではただ今から、「2chライトノベル板大賞 2006下半期」の結果を発表させて頂きます。 その前に、今回の無効票を一応発表しておきます。 >17(1作品のみ・成人向けレーベルにつき対象外 >82(内容に関する感想がない) >100(感想量不足) >101(感想量不足) >105(感想量不足) >108(感想量不足) >110(感想量不足) >112(感想量不足) >113(感想量不足 >119(感想量不足) >151(感想量不足・アマゾンレビューの改変コピペ) >161(感想量不足) >169(感想量不足) >170(感想量不足) >222(感想量不足) >230(感想量不足) >236(感想量不足) >242(作品と関係のないコピペ改変感想) >262(存在しない作品) >282(感想量不足) >288(投票対象期間外作品) >312(感想量不足) 以上の票は、集計人判断により無効とさせていただきました。 意図せず無効になってしまった方には、大変申し訳ありません。 それでは、順に結果を発表していきたいと思います。
■■■1票■■■ <煉獄のエスクードARCHIVES だけど綺麗なものは天国に行けない> 【著:貴子潤一郎/絵:ともぞ/レ:富士見ファンタジア文庫】 <翼は碧空を翔けて1> 【著:三浦真奈美/絵:椋本夏夜/レ:C★NOVELS ファンタジア】 <悠久展望台のカイ> 【著:早矢塚かつや/絵:ヤス/レ:MF文庫J】 <夜は短し歩けよ乙女>【著: 森見登美彦/レ:新潮社】 <僕僕先生>【著: 仁木英之/レ:新潮社(四六版単行本)】 <僕と先輩のマジカル・ライフ> 【著:はやみねかおる/絵:ゴツボ×リュウジ/レ:角川文庫】 <彼女は帰星子女 4> 【著:上野遊/絵:あかざ/レ:電撃文庫】 <熱風海陸ブシロード OVERLORD CHRONICLE> 【著:吉田直/絵:後藤なお/レ:角川スニーカー文庫】 <二四〇九階の彼女> 【著:西村悠/絵:高階@聖人/レ:電撃文庫】 <盗賊たちの狂詩曲 ソード・ワールドRPGリプレイ集スチャラカ編 (1)> 【著:山本弘、グループSNE/絵:草ナギ琢仁/レ:富士見ドラゴンブック】 <天使のレシピ 2> 【著:御伽枕/絵:松竜/レ:電撃文庫】 <天空のアルカミレス III アルカミレスキラー・ガール> 【著:三上延/絵:純珪一/レ:電撃文庫】 <断章のグリム II ヘンゼルとグレーテル> 【著:甲田学人/絵:三日月かける/レ:電撃文庫】 <戦艦人間ハヤト 脅威!メガナイクス!!> 【著:大迫純一/絵:hippo/レ:HJ文庫】 <戦艦人間ハヤト 起動!白銀の宇宙戦艦!!> 【著:大迫純一/絵:hippo/レ:HJ文庫】 <戦う司書と神の石剣> 【著:山形石雄/絵:前嶋重機/レ:スーパーダッシュ文庫】 <絶世少女ディフェンソル (4)> 【著:マサト真希/絵:芳住和之/レ:電撃文庫】 <神様とゲーム ハレ/クモリ/アメ/ニジ> 【著:宮崎柊羽/絵:七草/レ:角川スニーカー文庫】 <神曲奏界ポリフォニカ プレイヤー・ブラック> 【著:大迫純一/絵:BUNBUN/レ:GA文庫】 <神曲奏界ポリフォニカ サイレント・ブラック> 【著:大迫純一/絵:BUNBUN/レ:GA文庫】 <新ソード・ワールドRPGリプレイ集Waltz1 旅立ち・お祭り・子供たち> 【著:グループSNE 監修:清松みゆき/絵:桐原いづみ/レ:富士見ドラゴンブック】
■■■1票・続き■■■ <春に来る鬼 〜骨董店「蜻蛉」随縁録〜> 【著:日向真幸来/絵:柴倉乃杏/レ:B's-LOG文庫】 <灼眼のシャナ XIII> 【著:高橋弥七郎/絵:いとうのいぢ/レ:電撃文庫】 <式神の城 III ―ワールドタイム・トラベラーズ―> 【著:海法紀光/絵:そのだみく、末次誉亮/レ:ファミ通文庫】 <私立! 三十三間堂学院(4)> 【著:佐藤ケイ/絵:かみやまねき/レ:電撃文庫】 <算法少女> 【著:遠藤寛子/絵:箕田源二郎/レ:ちくま学芸文庫】 <殺×愛 5 ―きるらぶ FIVE―> 【著:風見周/絵:G・むにょ/レ:富士見ファンタジア文庫】 <座敷童にできるコト (6)> 【著:七飯宏隆/絵:池田陽介/レ:電撃文庫】 <護樹騎士団物語 V 界梯樹のひみつ> 【著:水月郁見/絵:鈴木理華/レ:トクマ・ノベルズEdge】 <護くんに女神の祝福を!(9)> 【著:岩田洋季/絵:佐藤利幸/レ:電撃文庫】 <剣嵐の大地1 氷と炎の歌3> 【著:ジョージ・R・R・マーティン/絵:鈴木康士/レ:早川書房】 <結晶物語 (3)> 【著:前田栄/絵:前田とも/レ:ウィングス文庫】 <銀の騎士 金の狼 新たなる神話へ> 【著:榎田尤利/絵:北畠あけ乃/レ:講談社X文庫ホワイトハート】 <輝石の花> 【著:河屋一/絵:山基海苔/レ:富士見ファンタジア文庫】 <機動戦士ガンダムSEED DESTNY ASTRAY (2)> 【著:千葉智宏 原作:富野由悠季、矢立肇/絵:緒方剛志/レ:角川スニーカー文庫】 <学校の階段 3> 【著:櫂末高彰/絵:甘福あまね/レ:ファミ通文庫】 <骸骨ナイフでジャンプ (2) ケストリアの奴隷船> 【著:阿智太郎/絵:宮須弥/レ:電撃文庫】。 <黄金の魔女が棲む森> 【著:麻木未穂/絵:倣学/レ:トクマ・ノベルズEdge】 <影踏みシティ> 【著:あらいりゅうじ/絵:KEI/レ:ゼータ文庫】 <異界戦記カオスフレア・リプレイ 暁の戦士たち>【著:小太刀右京、F.E.A.R./絵:合鴨ひろゆき/レ:新紀元社Role&RollBooks】 <レインツリーの国> 【著:有川浩/絵:−−/レ:新潮社】 <ラギッド・ガール 廃園の天使 II> 【著:飛浩隆/絵:−−−−/レ:Jコレクション】
■■■1票・続き■■■ <ヤングガン・カルナバル そして少女は消えた> 【著:深見真/絵:蕗野冬/レ:トクマ・ノベルズEdge】 <モノケロスの魔杖は穿つ> 【著:伊都工平/絵:巳島/レ:MF文庫J】 <マルドゥック・ヴェロシティ2> 【著:冲方丁/絵:寺田克也/レ:ハヤカワ文庫JA】 <マリア様がみてる 大きな扉 小さな鍵> 【著:今野緒雪/絵:ひびき玲音/レ:集英社コバルト文庫】 <マスケティア・ルージュ 公子の帝宮> 【著:志麻友紀/絵:さいとうちほ/レ:角川ビーンズ文庫】 <ポケットは犯罪のために>【著:浅暮三文/レ:講談社ノベルス】 <ぼくらのみかたん。 黒森高校未科学研です> 【著:富永浩史/絵:日向恭介/レ:富士見ファンタジア文庫】 <ペルソナ3 オワリノカケラ> 【著:藤原健市/絵:福島成記/レ:ファミ通文庫】 <ぷいぷい3!> 【著:夏緑/絵:なもり/レ:MF文庫J】 <ひと夏の経験値> 【著:秋口ぎぐる/絵:濱元隆輔/レ:富士見ドラゴンブック】 <ハーレム・ナイト 瑠璃色の王冠> 【著:井村仁美/絵:やまねあやの/レ:講談社X文庫ホワイトハート】 <ネクラ少女は黒魔法で恋をする3> 【著:熊谷雅人/絵:えれっと/レ:MF文庫J】 <トキオカシ> 【著:萩原麻里/絵:鹿澄ハル/レ:富士見ミステリー文庫】 <デュラララ!!×3> 【著:成田良悟/絵:ヤスダスズヒト/レ:電撃文庫】 <ダナーク魔法村はしあわせ日和 〜都から来た警察署長〜> 【著:響野夏菜/絵:裕龍ながれ/レ:集英社コバルト文庫】 <タクティカル・ジャッジメント 9 被告人・山鹿善行> 【著:師走トオル/絵:緋呂河とも/レ:富士見ミステリー文庫】 <ソラにウサギがのぼるころ II> 【著:平坂読/絵:湊ヒロム/レ:MF文庫J】 <ソード・ワールド短編集 死者の村の少女 サーラの冒険Extra> 【著:山本弘/絵:幻超二/レ:富士見ファンタジア文庫】 <ゼロの使い魔 (9) 双月の舞踏会> 【著:ヤマグチノボル/絵:兎塚エイジ/レ:MF文庫J】 <ゼロの使い魔 (10) イーヴァルディの勇者> 【著:ヤマグチノボル/絵:兎塚エイジ/レ:MF文庫J】 <ストロベリー・パニック! (2)> 【著:公野櫻子/絵:たくみなむち/レ:電撃文庫】
■■■1票・続き■■■ <ジョン平とぼくと2 ジョン平と去っていった猫> 【著:大西科学/絵:銀八/レ:GA文庫】 <ジュリエットと紅茶を ―ようこそ、呪殺屋本舗へ―> 【著:神埜明美/絵:日鵺祭/レ:集英社コバルト文庫】 <しずるさんと無言の姫君たち The Silent Princess in The Unprincipled Tales> 【著:上遠野浩平/絵:椋本夏夜/レ:富士見ミステリー文庫】 <サウンドトラック〈上〉> 【著:古川日出男/絵:田島昭宇/レ:集英社】 <サウンドトラック〈下〉> 【著:古川日出男/絵:田島昭宇/レ:集英社】 <クレイジーカンガルーの夏> 【著:誼阿古/絵:藤本みゆき/レ:GA文庫】 <グラン・ヴァカンス 廃園の天使 I> 【著:飛浩隆/絵:−−−−/レ:ハヤカワ文庫JA】 <くじびき勇者さま 1番札 誰が小娘よ!?> 【著:清水文化/絵:牛木義隆/レ:HJ文庫】 <きゅーきゅーキュート!> 【著:野島けんじ/絵:武藤此人/レ:MF文庫J】 <キミキス (2)> 【著:日暮茶坊/絵:高山箕犀、加茂/レ:ファミ通文庫】 <キノの旅 X the Beautiful World> 【著:時雨沢恵一/絵:黒星紅白/レ:電撃文庫】 <ガーゴイルおるたなてぃぶ> 【著:田口仙年堂/絵:日向悠二/レ:ファミ通文庫】 <お・り・が・み 澱の神> 【著:林トモアキ/絵:2C=がろあ〜/レ:角川スニーカー文庫】 <エラントリス 鎖された都の物語 上> 【著:ブランドン・サンダースン/絵:?/レ:ハヤカワ文庫FT】 <エラントリス 鎖された都の物語 下> 【著:ブランドン・サンダースン/絵:/レ:ハヤカワ文庫FT】 <エパタイ・ユカラ 〜愚者の恋〜> 【著:高丘しずる/絵:輝竜司/レ:B's-LOG文庫】 <エニシダの五月 黄金の拍車> 【著:駒崎優/絵:岩崎美奈子/レ:講談社X文庫ホワイトハート】 <ヴィクトリアン・ローズ・テーラー カントリー・ハウスは恋のドレスで> 【著:青木祐子/絵:あき/レ:集英社コバルト文庫】 <いぬかみっ! 11> 【著:有沢まみず/絵:若月神無/レ:電撃文庫】
■■■1票・続き■■■ <イチゴ色禁区 1. 夏の鳥居のむこうがわ> 【著:神崎リン/絵:文倉十/レ:角川スニーカー文庫】 <アルシャード・ガイア リプレイ 明日へのプロファイル> 【著:矢野俊作、F.E.A.R./絵:ぽぽるちゃ/レ:ファミ通文庫】 <xxxHOLiC アナザーホリック ランドルト環エアロゾル> 【著:西尾維新 原作:CLAMP/絵:CLAMP/レ:講談社】 <SHI-NO ―シノ― 愛の証明> 【著:上月雨音/絵:東条さかな/レ:富士見ミステリー文庫】 <EDGE 5 〜ロスト・チルドレン〜> 【著:とみなが貴和/絵:緋乃鹿六/レ:講談社X文庫ホワイトハート】 <<ロケットガール2 天使は結果オーライ> 【著:野尻抱介/絵:むっちりむうにぃ/レ:富士見ファンタジア文庫】
■■■2票■■■ <繙け、闇照らす智の書 幻獣降臨譚3> 【著:本宮ことは/絵:池上紗京/レ:講談社X文庫ホワイトハート】 <零崎軋識の人間ノック> 【著:西尾維新/絵:竹/レ:講談社ノベルス】 <超鋼女セーラ> 【著:寺田とものり/絵:Ein/レ:HJ文庫】 <新ロードス島戦記6 終末の邪教 (下)> 【著:水野良/絵:美樹本晴彦/レ:角川スニーカー文庫】 <七王国の玉座X 氷と炎の歌1> 【著:ジョージ・R・R・マーティン/絵:菅原健/レ:早川SF文庫】 <剣嵐の大地2 氷と炎の歌3>【著:ジョージ・R・R・マーティン/翻:岡部 宏之/絵:−/レ:早川書房】 <君の居た昨日、僕の見る明日 4 ―Round−about Runners―> 【著:榊一郎/絵:狐印/レ:富士見ファンタジア文庫】 <吉永さん家のガーゴイル 11> 【著:田口仙年堂/絵:日向悠二/レ:ファミ通文庫】 <学園キノ> 【著:時雨沢恵一/絵:黒星紅白/レ:電撃文庫】 <花守> 【著:越後屋鉄舟/絵:文倉十/レ:GA文庫】 <黄色い花の紅> 【著:アサウラ/絵:Bou/レ:スーパーダッシュ文庫】 <ロケットガール2 天使は結果オーライ> 【著:野尻抱介/絵:むっちりむうにぃ/レ:富士見ファンタジア文庫】 <ロケットガール 1 女子高生リフトオフ!> 【著:野尻抱介/絵:むっちりむうにぃ/レ:富士見ファンタジア文庫】 <レンタルマギカ 鬼の祭りと魔法使い(下)> 【著:三田誠/絵:pako/レ:角川スニーカー文庫】 <ヤクザガール・ミサイルハート> 【著:元長柾木/絵:緒方剛志/レ:ゼータ文庫】 <メイズプリズンの迷宮回帰> 【著:上遠野浩平/絵:斎藤岬/祥伝社 NON NOVEL】 <マルドゥック・ヴェロシティ1> 【著:冲方丁/絵:寺田克也/レ:ハヤカワ文庫JA】 <マルタ・サギーは探偵ですか? 4 恋の季節> 【著:野梨原花南/絵:すみ兵/レ:富士見ミステリー文庫】 <ねじまき博士と謎のゴースト> 【著:樹川さとみ/絵:うたの/レ:集英社コバルト文庫】 <ドリームノッカー チョコの奇妙な文化祭> 【著:御影/絵:若月さな/レ:電撃文庫】
■■■2票・続き■■■ <とある魔術の禁書目録 (11)> 【著:鎌池和馬/絵:灰村キヨタカ/レ:電撃文庫】 <ダブルクロス・リプレイ・トワイライト 東邦の快男児> 【著:田中天、F.E.A.R./絵:しろー大野/レ:富士見ドラゴンブック】 <ソード・ワールド・ノベル やっぱりヒーローになりたい! サーラの冒険 (6)> 【著:山本弘/絵:幻超二/レ:富士見ファンタジア文庫】 <ジャストボイルド・オ’クロック> 【著:うえお久光/絵:藤田香/レ:電撃文庫】 <シゴフミ 〜Stories of Last Letter〜> 【著:雨宮諒/絵:ポコ/レ:電撃文庫】 <オペラ・エリーゾ 暗き楽園の設計者> 【著:栗原ちひろ/絵:THORES柴本/レ:角川ビーンズ文庫】 <SHI-NO ―シノ― 天使と悪魔> 【著:上月雨音/絵:東条さかな/レ:富士見ミステリー文庫】 <NO CALL NO LIFE> 【著:壁井ユカコ/絵:鈴木次郎/レ:メディアワークス】
■■■3票■■■ <赤朽葉家の伝説>【著:桜庭一樹/絵:−−−−/レ:東京創元社】 <七人の武器屋 戸惑いのリニューアル・デイズ!> 【著:大楽絢太/絵:今野隼史/レ:富士見ファンタジア文庫】 <鋼鉄の白兎騎士団 III> 【著:舞阪洸/絵:伊藤ベン/レ:ファミ通文庫】 <紅 〜ギロチン〜> 【著:片山憲太郎/絵:山本ヤマト/レ:スーパーダッシュ文庫】 <皇帝ペンギンが翔んだ空> 【著:祭紀りゅーじ/絵:Kアニキ/レ:電撃文庫】 <抗いし者たちの系譜 覇者の魔剣> 【著:三浦良/絵:KIRIN/レ:富士見ファンタジア文庫】 <銀月のソルトレージュ ひとつめの虚言> 【著:枯野瑛/絵:得能正太郎/レ:富士見ファンタジア文庫】 <ナハトイェーガー 〜菩提樹荘の闇狩姫〜> 【著:涼元悠一/絵:一美/レ:GA文庫】 <ストロベリー・パニック! (3)> 【著:公野櫻子/絵:たくみなむち/レ:電撃文庫】 <ジョン平とぼくと> 【著:大西科学/絵:銀八/レ:GA文庫】 <くじびき勇者さま 2番札 誰がお荷物よ!?> 【著:清水文化/絵:牛木義隆/レ:HJ文庫】 <カーリー 〜二十一発の祝砲とプリンセスの休日〜> 【著:高殿円/絵:椋本夏夜/レ:ファミ通文庫】 <Beurre・Noisette (ブール・ノアゼット)> 【著:藍上陸/絵:片岡人生/レ:スーパーダッシュ文庫】
■■■4票■■■ <半分の月がのぼる空 8 another side of the moon-last quarter> 【著:橋本紡/絵:山本ケイジ/レ:電撃文庫】 <鳥籠荘の今日も眠たい住人たち (1)> 【著:壁井ユカコ/絵:テクノサマタ/レ:電撃文庫】 <神様のおきにいり> 【著:内山靖二郎/絵:真田茸人/レ:MF文庫J】 <れじみる。>【著:藤原祐/絵:椋本夏夜/レ:電撃文庫】 <オオカミさんと七人の仲間たち> 【著:沖田雅/絵:うなじ/レ:電撃文庫】 <“不思議”取り扱います 付喪堂骨董店> 【著:御堂彰彦/絵:タケシマサトシ/レ:電撃文庫】 ■■■5票■■■ <流血女神伝 喪の女王4> 【著:須賀しのぶ/絵:船戸明里/レ:集英社コバルト文庫】 <断章のグリム III 人魚姫・上> 【著:甲田学人/絵:三日月かける/レ:電撃文庫】 <戦闘城塞マスラヲ Vol.1 負け犬にウイルス> 【著:林トモアキ/絵:上田夢人/レ:角川スニーカー文庫】 <七姫物語 第四章 夏草話> 【著:高野和/絵:尾谷おさむ/レ:電撃文庫】 <斬魔大聖デモンベイン 軍神強襲> 【著:古橋秀之 原作:鋼屋ジン (Nitroplus)/絵:Niθ/レ:角川スニーカー文庫】 <さよならトロイメライ 7 想いの輪舞曲> 【著:壱乗寺かるた/絵:日吉丸晃/レ:富士見ミステリー文庫】 <アルスラーン戦記12 暗黒神殿> 【著:田中芳樹/絵:丹野忍/レ:光文社】 <DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件> 【著:西尾維新 原作:小畑健、大場つぐみ/絵:小畑健/レ:集英社】
■■■6票■■■ <ボトルネック>【著:米澤穂信/絵:―/新潮社】 <サンダーガール! 3 闇ノ宮> 【著:鈴木鈴/絵:片瀬優/レ:電撃文庫】 <GOSICK VI ―ゴシック・仮面舞踏会の夜―> 【著:桜庭一樹/絵:武田日向/レ:富士見ミステリー文庫】 ■■■7票■■■ <未来の絆 ダブルクロス・リプレイ・オリジン> 【著:矢野俊策、F.E.A.R./絵:しのとうこ/レ:富士見ドラゴンブック】 <戦う司書と追想の魔女> 【著:山形石雄/絵:前嶋重機/レ:スーパーダッシュ文庫】 <図書館内乱> 【著:有川浩/絵:徒花スクモ/レ:メディアワークス】 <レジンキャストミルク 5> 【著:藤原祐/絵:椋本夏夜/レ:電撃文庫】 <ノエルと白亜の悪夢 アリアンロッド・リプレイ・ルージュ (3)> 【著:菊池たけし、F.E.A.R./絵:佐々木あかね/レ:富士見ドラゴンブック】 <BLACK BLOOD BROTHERS 6 ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 九牙集結―> 【著:あざの耕平/絵:草河遊也/レ:富士見ファンタジア文庫】
■■■8票■■■ <タザリア王国物語 影の皇子> 【著:スズキヒサシ/絵:あづみ冬留/レ:電撃文庫】 ■■■10票■■■ <銀盤カレイドスコープ vol.8 コズミック・プログラム:Big time again>【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】 <円環少女 (4) よるべなき鉄槌> 【著:長谷敏司/絵:深遊/レ:角川スニーカー文庫】 ■■■11票■■■ <空とタマ ―Autumn Sky,Spring Fly―> 【著:鈴木大輔/絵:原建人/レ:富士見ミステリー文庫】 ■■■12票■■■ <“文学少女”と飢え渇く幽霊> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】 ■■■13票■■■ <マルドゥック・ヴェロシティ3> 【著:冲方丁/絵:寺田克也/レ:ハヤカワ文庫JA】 ここまでがベスト10圏外です。
■■■同率第10位(14票)■■■ 「百合+海外SF+石川賢」 「硬質な手触りでSF。でかい舞台に大きな風呂敷」 「中身はロボコンでスポ根なんだけどなんか裏にスポーツの爽やかさとは逆ベクトルの宇宙的恐怖が透けて見える…」 「徐々に裏っかわの重い部分が少し見えてくる」 「白熱の試合展開、紙上の文を想像し繰り広げられるそれは、映像やゲームのように本とは思えないほど手に汗握る」 <クジラのソラ 01> 【著:瀬尾つかさ/絵:菊池政治/レ:富士見ファンタジア文庫】 瀬尾つかさの繰り出した、世にも珍しいSFスポ根小説が第10位。 青春スポーツものと見せかけ、徐々に背後に広がる世界観にはまる人多数。 初ベスト10入り。 「夢、努力、友情、挫折、YA小説のすべてがつまってる」
■■■同率第10位(14票)■■■ 「お約束を裏切らない展開とノリの会話でテンポ良く安心して読んでいける」 「大河の涙を読んでしまっては投票せずにはおれまい」 「もう、手乗りタイガーがどんどんかわいくなってきて仕方がない」 「いやまぁ一番かわいいのは主人公の竜児くんですが」 「新展開はないけども上質コメディをお届け!」 <とらドラ3!> 【著:竹宮ゆゆこ/絵:ヤス/レ:電撃文庫】 電撃が誇るクイーン・オブ・ラブコメ、竹宮ゆゆこのシリーズ新作が同率第10位。 純度100%のラブコメで、王道の素晴らしさをひた走る。 2期連続3回目のベスト10入り。 「この作品の副作用として、たらスパが食べたくなる現象に陥る。気をつけろ」
■■■同率第10位(14票)■■■ 「合言葉は『アイ・ロウ』」 「意外な展開を好む人にとっちゃ物足りないものの、ほんのちょっぴり心がきゅんとしてしまうんですね」 「読み終わった後には確かな暖かさが残る、ハートウォーミング・ファンタジー(仮)です」 「この作品を読んだおかげで『俺も頑張らんとな』という気持ちになれた」 「人を愛すだけでなく、時には人を信じて愛される側になっても良いのではないでしょうか?」 <ラジオガール・ウィズ・ジャミング> 【著:深山森/絵:BUNBUN/レ:電撃文庫】 下半期恒例の電撃新人最終選考以前組から、深山森のデビュー作が同率第10位。 王道のストーリーを読み終えた後、心に残るのは仄かな暖かさ。 初ベスト10入り。 「胸の底から暖かくなれる心のサプリメント」
■■■第9位(16票)■■■ 「理系の研究を経験した人間なら感情移入度抜群」 「キ○○イ一歩手前なキャラが楽しすぎる」 「その設定の練り込み具合には理系の学生としても納得させられるできだった」 「ページをめくる間中、彼らがこのあといったい何をやらかしちゃってくれるんだろうと、ドキドキワクワク」 「研究が楽しくて楽しくて脳からドーパミン出しながら奇行に走る描写になんとなくノスタルジーを感じながら楽しみました」 <ユーフォリ・テクニカ 王立技術院物語> 【著:定金伸治/絵:椎名優/レ:C★NOVELS ファンタジア】 C★NOVELSファンタジアから、定金伸治の新作が第9位。 科学ライトノベルというこれまた珍しいジャンルで、理系なら誰もが頷く狂った研究者たちが大暴れ。 初ベスト10入り。 「研究中に辛くなる度に読み返してみようと思う」
■■■同率第6位(17票)■■■ 「富士ミスにどっぷり浸かってる人には たまらない作品。積み重ねられた黒い歴史を感じます」 「よくこんなもの出したなというのが本音w」 「作者たちのリアル人間関係に影響がないことを祈るばかりだ」 「この作品に込められたミステリーは探偵の神ですら解決が困難なことだろう」 「ラストのあざの氏には頭が下がります」 <ネコのおと リレーノベル・ラブバージョン> 【著:新井輝、築地俊彦、水城正太郎、師走トオル、田代裕彦、吉田茄矢、あざの耕平/絵:駒都えーじ、さっち、しのざきあきら、村崎久都、緋呂河とも、若月さな、深山和香/レ:富士見ミステリー文庫】 富士見ミステリーが送り出した史上最大の奇書、何と10票を大きく上回って第6位。 えーと……。一体何を言えばいいんだ!? 初ベスト10入り。というか2度目は多分二度とない。 「富士ミスの過去作品を50冊以上読んで、富士ミススレの過去スレを初代スレから読んでおけば、面白さ100倍」
■■■同率第6位(17票)■■■ 「ニヤ付く笑いが止まりません」 「ライトノベルの定番をこれでもかと詰め込んでおきながら安っぽい感じがしないのは、やはり作者の実力だなあ」 「部屋で一人で読みながら笑い声をあげていた俺は間違いなく変人」 「軽妙な言葉遊びが随所にちりばめられていて、読んでて退屈する事が無い」 「正直、キャラ賞に入れたい人だらけ」 <化物語(上)>【著:西尾維新/絵:VOFAN/レ:講談社BOX】 西尾維新の生んだ稀代のキャラクター小説、化物語。その上巻が第6位。 とにかくあまりにも魅力的なキャラクターたちが、熱い支持を集める。 2005年下半期以来、2期ぶり4回目のベスト10入り。 「罵倒のためなら自分の身を貶めることすら厭わない戦場ヶ原、蕩れ」
■■■同率第6位(17票)■■■ 「少しの伏線も余すことなく拾い上げる構成力には脱帽です」 「できれば時間のある時にじっくりと、そして一気に読んでしまうことをお勧めします」 「丁寧に描かれた短編が最後に収束するさまは見事」 「まず短い物語の雰囲気に魅かれ、そのうちに世界観に魅かれ、そして次第に大きな話の流れに魅かれていった」 「とにかく上手い小説で感想書きにくくて困る。それだけ隙がないってことなんだけど」 <煌夜祭> 【著:多崎礼/絵:山本ヤマト/レ:C★NOVELSファンタジア】 C★NOVELSファンタジアより、新人賞受賞作が同率第6位。 あまりにも新人離れした圧倒的な構成力に、驚嘆の声が続出。 初ベスト10入り。 「美しい物語としか言いようがない」
■■■第5位(19票)■■■ 「ホロ可愛いよホロ」 「ホロとロレンスの軽快な会話や垣間見られる絆の強さが印象的」 「二人の恋の行く末もそうだが、黄鉄鉱の市場競争の場面は手に汗握る」 「そこで生活する人々の、風景と心理が実に良い」 「書き手の拙さはあるが、それを無視出来るほど物語に引き込む魅力はいったいどこから来るのか?」 <狼と香辛料 III> 【著:支倉凍砂/絵:文倉十/レ:電撃文庫】 前期第1位、狼と香辛料の最新刊が第5位。 主役のバカップルの魅力はますます加速、文章から吹いてくるかのような中世世界の風も心地良い。 2期連続2回目のベスト10入り。 「目を閉じると物語から街の喧騒が聞こえてくる、そんな一冊」
■■■4位(21票)■■■ 「完全に西尾維新のシュミで書かれたらしいが、シュミでこんなものが出来上がるのかって話」 「せっかくだから俺はこの神原が神懸かって良いキャラになった下巻を選ぶぜ」 「キャラ小説の極致にして極地」 「西尾維新を知らない人に読んで欲しいと思った」 「溢れんばかりの笑いの中に、ふと、心にくるフレーズあり」 <化物語(下)>【著:西尾維新/絵:VOFAN/講談社BOX】 第6位の上巻に続き、化物語・下巻が第4位。 下巻に到って、キャラクターの魅力は更に加速。↓とか。 ベスト10に2作同時入りは、秋山瑞人、渡瀬草一郎、成田良悟、高橋弥七郎、支倉凍砂に次いで6人目。電撃作家以外では初。 「あと阿良々木くんのこと『おにいちゃん』って呼ぶ美少女が脱ぐよ!」
■■■第3位(30票)■■■ 「綺麗なラストに、というかパンプキンに乾杯」 「いや、ここまで綺麗に話を畳んでくれれば満足だ」 「作者と読者の両方に、ねぎらいの言葉を。長丁場お疲れ様」 「カボチャによるカボチャのためのカボチャ小説。つくづくこいつが主役だと思いました」 「全巻通しての読後の余韻が最高でした」 <空ノ鐘の響く惑星で (12)> 【著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/レ:電撃文庫】 渡瀬草一郎による大河ファンタジー、空ノ鐘の響く惑星で。堂々の完結作が第3位。 見事にまとまった美しい終わり方、そして全てを掻っ攫っていく野菜。 04年下半期以来、4期ぶり5回目のベスト10入り。 「これで終わりだと思うと少し寂しくもありますが本当にお疲れ様でした!!」
■■■第2位(35票)■■■ 「このシリーズを超えるスポ魂ライトノベルは、果たして二十一世紀中に出てくるのだろうか」 「アスリートの挫折とそこからの立ち直りと、スポーツ小説の醍醐味というべき展開が1冊に詰まっています」 「極限の精神状態まで追い詰められた主人公・桜乃タズサの心理描写は鬼気迫るものでした。神掛かり的でした」 「アスリートの持ち得た『心』、至上の厳しさと喜びを描ききってくれたことに敬意を表します」 「燃えに燃えた。燃えまくった」 <銀盤カレイドスコープ vol.9 シンデレラ・プログラム:Say it ain't so>【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】 ライトノベル史上に残るであろう熱血スポ根ライトノベル、銀盤カレイドスコープシリーズ最終巻が第2位。 圧倒的な盛り上がりを見せるクライマックスは、まさに神業。 2期連続2回目のベスト10入り。 「この作品に出会えてフィギュアスケートがとても好きになりました」
■■■第1位(40票)■■■ 「物語を愛する者として、共鳴せずにはいられない」 「この先どこまで加速していくのか見当もつきません」 「コメディ的にもシリアス的にも、非常に高い位置でバランスが取れている傑作だと思います」 「ば、化けてる!というのが最初の感想」 「登場人物全員が精神を病んでいるところが好き」 「物語とその登場人物への愛のあふれる素晴らしい演説でした」 「遠子先輩が紹介してくれる未読の本は相変わらずおいしそうで、ついつい図書館に足が伸びてしまいます」 「まさかここまで化けるとは思わなかった」 「なんと言っても見せ場先輩の演説シーンでしょう」 <“文学少女”と繋がれた愚者> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】 前期大賞で大きな注目を集めた、文学少女シリーズの最新刊が、堂々の第1位。 魅力的なキャラクター、文学への愛情、どんでん返しの展開、加速する物語、全てが合わさって生まれた名作。 最早「“あの”野村美月が!?」などという言葉も失礼かもしれない。 2期連続2回目のベスト10入り、第1位は初。 おめでとうございます! 「無駄なことなんて一つも無い、苦く、切ない青春のかけがえのないひと時」
イチオシ賞に行きます。 第1位:18票 <銀盤カレイドスコープ vol.9 シンデレラ・プログラム:Say it ain't so>【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】 第2位:12票 <“文学少女”と繋がれた愚者> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】 第3位:9票 <ラジオガール・ウィズ・ジャミング> 【著:深山森/絵:BUNBUN/レ:電撃文庫】 第4位:8票 <ユーフォリ・テクニカ 王立技術院物語> 【著:定金伸治/絵:椎名優/レ:C★NOVELS ファンタジア】 第5位:5票 <空ノ鐘の響く惑星で (12)> 【著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/レ:電撃文庫】 <マルドゥック・ヴェロシティ3> 【著:冲方丁/絵:寺田克也/レ:ハヤカワ文庫JA】 <ネコのおと リレーノベル・ラブバージョン> 【著:新井輝、築地俊彦、水城正太郎、師走トオル、田代裕彦、吉田茄矢、あざの耕平/絵:駒都えーじ、さっち、しのざきあきら、村崎久都、緋呂河とも、若月さな、深山和香/レ:富士見ミステリー文庫】
以下票数のみ 4票 <化物語(上)>【著:西尾維新/絵:VOFAN/レ:講談社BOX】 <レジンキャストミルク 5> 【著:藤原祐/絵:椋本夏夜/レ:電撃文庫】 <ノエルと白亜の悪夢 アリアンロッド・リプレイ・ルージュ (3)> 【著:菊池たけし、F.E.A.R./絵:佐々木あかね/レ:富士見ドラゴンブック】 3票 <煌夜祭> 【著:多崎礼/絵:山本ヤマト/レ:C★NOVELS ファンタジア】 <クジラのソラ 01> 【著:瀬尾つかさ/絵:菊池政治/レ:富士見ファンタジア文庫】 2票 <空とタマ ―Autumn Sky,Spring Fly―> 【著:鈴木大輔/絵:原建人/レ:富士見ミステリー文庫】 <BLACK BLOOD BROTHERS 6 ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 九牙集結―> 【著:あざの耕平/絵:草河遊也/レ:富士見ファンタジア文庫】 <“文学少女”と飢え渇く幽霊> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】 <“不思議”取り扱います 付喪堂骨董店> 【著:御堂彰彦/絵:タケシマサトシ/レ:電撃文庫】
1票 <半分の月がのぼる空 8 another side of the moon-last quarter> 【著:橋本紡/絵:山本ケイジ/レ:電撃文庫】 <斬魔大聖デモンベイン 軍神強襲> 【著:古橋秀之 原作:鋼屋ジン (Nitroplus)/絵:Niθ/レ:角川スニーカー文庫】 <夜は短し歩けよ乙女>【著: 森見登美彦/レ:新潮社】 <未来の絆 ダブルクロス・リプレイ・オリジン> 【著:矢野俊策、F.E.A.R./絵:しのとうこ/レ:富士見ドラゴンブック】 <僕僕先生>【著: 仁木英之/レ:新潮社(四六版単行本)】 <二四〇九階の彼女> 【著:西村悠/絵:高階@聖人/レ:電撃文庫】 <戦艦人間ハヤト 起動!白銀の宇宙戦艦!!> 【著:大迫純一/絵:hippo/レ:HJ文庫】 <戦う司書と追想の魔女> 【著:山形石雄/絵:前嶋重機/レ:スーパーダッシュ文庫】 <図書館内乱> 【著:有川浩/絵:徒花スクモ/レ:メディアワークス】 <七姫物語 第四章 夏草話> 【著:高野和/絵:尾谷おさむ/レ:電撃文庫】 <紅 〜ギロチン〜> 【著:片山憲太郎/絵:山本ヤマト/レ:スーパーダッシュ文庫】 <君の居た昨日、僕の見る明日 4 ―Round−about Runners―> 【著:榊一郎/絵:狐印/レ:富士見ファンタジア文庫】 <銀月のソルトレージュ>【著:枯野瑛/絵:得能正太郎/レ:富士見ファンタジア文庫】 <化物語 (下)> 【著:西尾維新/絵:VOFAN/レ:講談社BOX】 <円環少女 (4) よるべなき鉄槌> 【著:長谷敏司/絵:深遊/レ:角川スニーカー文庫】 <ヤクザガール・ミサイルハート> 【著:元長柾木/絵:緒方剛志/レ:ゼータ文庫】
1票続き <ボトルネック>【著:米澤穂信/絵:―/新潮社】 <ポケットは犯罪のために>【著:浅暮三文/レ:講談社ノベルス】 <ネクラ少女は黒魔法で恋をする3> 【著:熊谷雅人/絵:えれっと/レ:MF文庫J】 <ナハトイェーガー 〜菩提樹荘の闇狩姫〜> 【著:涼元悠一/絵:一美/レ:GA文庫】 <トキオカシ> 【著:萩原麻里/絵:鹿澄ハル/レ:富士見ミステリー文庫】 <タザリア王国物語 影の皇子> 【著:スズキヒサシ/絵:あづみ冬留/レ:電撃文庫】 <ソード・ワールド・ノベル やっぱりヒーローになりたい! サーラの冒険 (6)> 【著:山本弘/絵:幻超二/レ:富士見ファンタジア文庫】 <ストロベリー・パニック!(3)> 【著:公野櫻子/絵:たくみなむち/レ:電撃文庫】 <ジャストボイルド・オ’クロック> 【著:うえお久光/絵:藤田香/レ:電撃文庫】 <さよならトロイメライ 7 想いの輪舞曲> 【著:壱乗寺かるた/絵:日吉丸晃/レ:富士見ミステリー文庫】 <サウンドトラック〈上〉> 【著:古川日出男/絵:田島昭宇/レ:集英社】 <グラン・ヴァカンス 廃園の天使 I> 【著:飛浩隆/絵:−−−−/レ:ハヤカワ文庫JA】 <くじびき勇者さま 2番札 誰がお荷物よ!?> <くじびき勇者さま 1番札 誰が小娘よ!?> 【著:清水文化/絵:牛木義隆/レ:HJ文庫】 <カーリー 〜二十一発の祝砲とプリンセスの休日〜> 【著:高殿円/絵:椋本夏夜/レ:ファミ通文庫】 <お・り・が・み 澱の神> 【著:林トモアキ/絵:2C=がろあ〜/レ:角川スニーカー文庫】 <エラントリス 鎖された都の物語 上> 【著:ブランドン・サンダースン/絵:?/レ:ハヤカワ文庫FT】 <NO CALL NO LIFE> 【著:壁井ユカコ/絵:鈴木次郎/レ:メディアワークス】
■■■総評■■■ えー、まずは最初にお詫びから入らなければなりません。 今回は、集計人が壮大に釣られたことにより、大騒動を起こしてしまって、本当に申し訳ありませんでした。 当時のログを見返すと、失敗を取り戻そうとしてはまた失敗して、 ドツボスパイラルに嵌っていく様がありありと見え、自己嫌悪以前にいっそ笑えます。 結局、頭を冷やした上で改めて議論を眺めて実感したのは、 「ラ板大賞の制度は、自分や参加者が思っている以上に完成された制度だった」ということですね。 集計人をはじめ参加者が悠然と構えてさえいれば、どんなに荒れても煽られても優雅に進行できる。 信頼の下に成り立つイベント。 これ以上秀逸なルールは、ちょっとないように思います。伊達に7年かけて熟成されてきたルールじゃありません。 こんな凄いものを変えようとしたことが、今となっては恥ずかしいです。 さて、余談はこれくらいにして、今回の総評に参りましょう。 票数1位となったのは『文学少女と繋がれた愚者』ですが、これは前回大賞の3位で大きくラ板知名度を上げたシリーズです。 これに象徴されるように、今回の大賞の最大の傾向は「シリーズもの強し」でしょう。 長期シリーズの最終巻などが重なったこともあり、新人よりも既存の作品・定番の作者が大きなムーブメントを起こした感があります。 「まだまだ若造には負けん」と言ったところでしょうか。 全体的に苦戦気味だった新人勢の中で、気を吐いたのが『ラジオガール・ウィズ・ジャミング』と『煌夜祭』。 特に『煌夜祭』はマイナーレーベルの作品ながら、新人離れした完成度で大きな支持を集めました。 次作が楽しみなことこの上ありません。 他に特筆すべきトピックとしては、リプレイ勢の大豊作でしょうか。 昨今影が薄くなり気味なリプレイですが、まだまだ熱いジャンルだということを見せ付けてくれました。 あと個人的に、今期最大の怪作『ネコのおと』が10票を超えたのに驚愕。 増えてる! 十傑衆が増えてる! それでは、これをもって今期の『2ch ライトノベル板大賞』、『2ch ライトノベル板大賞』を終わろうと思います。 本当に、ありがとうございました !
集計人さん乙ー
集計人さん乙です。
集計人乙!!!!!
405 :
山犬。 :2007/01/28(日) 04:00:23 ID:VvJVe8Mt
集計人さん,お疲れさまでした。 さて,夜が明けたら上位入賞で気になる作品を探しに 本屋に出かけよう。楽しみだ。
1位(40票) ■“文学少女”と繋がれた愚者■ 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】 2位(35票) ■銀盤カレイドスコープ vol.9 シンデレラ・プログラム:Say it ain't so■ 【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】 3位(30票) ■空ノ鐘の響く惑星で (12)■ 【著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/レ:電撃文庫】 4位(21票) ■化物語(下) ■ 【著:西尾維新/絵:VOFAN/講談社BOX】 5位(19票) ■狼と香辛料 III ■ 【著:支倉凍砂/絵:文倉十/レ:電撃文庫】 6位(17票) ■煌夜祭■ 【著:多崎礼/絵:山本ヤマト/レ:C★NOVELSファンタジア】 ■化物語(上)■ 【著:西尾維新/絵:VOFAN/レ:講談社BOX】 ■ネコのおと リレーノベル・ラブバージョン■ 【著:新井輝、築地俊彦、水城正太郎、師走トオル、田代裕彦、吉田茄矢、あざの耕平/絵:駒都えーじ、さっち、しのざきあきら、村崎久都、緋呂河とも、若月さな、深山和香/レ:富士見ミステリー文庫】 9位(16票) ■ユーフォリ・テクニカ 王立技術院物語■ 【著:定金伸治/絵:椎名優/レ:C★NOVELS ファンタジア】 10位(14票) ■ラジオガール・ウィズ・ジャミング■ 【著:深山森/絵:BUNBUN/レ:電撃文庫】 ■とらドラ3!■ 【著:竹宮ゆゆこ/絵:ヤス/レ:電撃文庫】 ■クジラのソラ 01■ 【著:瀬尾つかさ/絵:菊池政治/レ:富士見ファンタジア文庫】 ■
13位(13票) <マルドゥック・ヴェロシティ3> 【著:冲方丁/絵:寺田克也/レ:ハヤカワ文庫JA】 14位(12票) <“文学少女”と飢え渇く幽霊> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】 15位(11票) <空とタマ ―Autumn Sky,Spring Fly―> 【著:鈴木大輔/絵:原建人/レ:富士見ミステリー文庫】 16位(10票) <銀盤カレイドスコープ vol.8 コズミック・プログラム:Big time again>【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】 <円環少女 (4) よるべなき鉄槌> 【著:長谷敏司/絵:深遊/レ:角川スニーカー文庫】 18位(8票) <タザリア王国物語 影の皇子> 【著:スズキヒサシ/絵:あづみ冬留/レ:電撃文庫】 19位(7票) <未来の絆 ダブルクロス・リプレイ・オリジン> 【著:矢野俊策、F.E.A.R./絵:しのとうこ/レ:富士見ドラゴンブック】 <戦う司書と追想の魔女> 【著:山形石雄/絵:前嶋重機/レ:スーパーダッシュ文庫】 <図書館内乱> 【著:有川浩/絵:徒花スクモ/レ:メディアワークス】 <レジンキャストミルク 5> 【著:藤原祐/絵:椋本夏夜/レ:電撃文庫】 <ノエルと白亜の悪夢 アリアンロッド・リプレイ・ルージュ (3)> 【著:菊池たけし、F.E.A.R./絵:佐々木あかね/レ:富士見ドラゴンブック】 <BLACK BLOOD BROTHERS 6 ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 九牙集結―> 【著:あざの耕平/絵:草河遊也/レ:富士見ファンタジア文庫】
01位 52票(2冊) 野村美月 "文学少女"幽霊/“文学少女”愚者 02位 46票(5冊) 西尾維新 化け物語上/下 /DEATH NOTE アナザー/他2 03位 45票(2冊) 海原零 銀盤カレイドスコープvol.8/vol.9 04位 30票(1冊) 渡瀬草一郎 空ノ鐘の響く惑星で (12) 05位 19票(1冊) 支倉凍砂 狼と香辛料 III 06位 17票(1冊) 多崎礼 煌夜祭 07位 16票(1冊) 定金伸治 ユーフォリ・テクニカ 07位 16票(3冊) 冲方丁 マルドゥック・ヴェロシティ1/同2/同3 09位 14票(1冊) 深山森 ラジオガール・ウィズ・ジャミング 09位 14票(1冊) 竹宮ゆゆこ とらドラ3! 09位 14票(1冊) 瀬尾つかさ クジラのソラ 01 12位 11票(2冊) 藤原祐 レジンキャストミルク 5/れじみる。 12位 11票(1冊) 鈴木大輔 空とタマ 14位 10票(1冊) 長谷敏司 円環少女 (4) 15位 10票(2冊) あざの耕平 BBB(6)/ネコのおと 16位 09票(2冊) 桜庭一樹 GOSICK VI/赤朽葉家の伝説 16位 09票(5冊) F.E.A.R. ダブルクロス・オリジン(4)/アリアンロッドルージュ(3)/他3 18位 08票(1冊) スズキヒサシ タザリア王国物語 影の皇子 18位 08票(2冊) 有川浩 図書館内乱/レインツリー 18位 08票(2冊) 山形石雄 戦う司書と追想の魔女/同、神の石剣 #著作者複数の作品への票は頭割り按分の上、四捨五入。(F.E.A.R.がその扱いでいいのか微妙なんですが)
お借りします。ちょっとレーベル別で集計して見ました。
対象は
>>373-395 の範囲で集計。
1位 159票 電撃文庫
2位 66票 ファミ通文庫
3位 61票 スーパーダッシュ文庫
4位 47票 富士見ミステリー文庫
5位 44票 富士見ファンタジア文庫
6位 38票 講談社BOX
7位 34票 C★NOVELSファンタジア
8位 29票 角川スニーカー文庫
9位 19票 富士見ドラゴンブック
10位 17票 ハヤカワ文庫JA
11位 12票 GA文庫 / MF文庫J
13位 11票 集英社コバルト文庫
14位 9票 新潮社 / メディアワークス
16位 8票 HJ文庫
17位 7票 集英社
18位 6票 講談社X文庫ホワイトハート
19位 5票 光文社
20位 3票 ゼータ文庫 / トクマ・ノベルズEdge / 角川ビーンズ文庫 /
角川ビーンズ文庫 / 講談社ノベルス / 早川書房 / 東京創元社
27位 2票 B's-LOG文庫 / ハヤカワ文庫FT / 祥伝社 NON NOVEL / 早川SF文庫
31位 1票 Jコレクション / ウィングス文庫 / ちくま学芸文庫 / 角川文庫 / 講談社 / 新紀元社Role&RollBooks
次いで冊数別。 ちょっと見難い&間違ってるかも(一応数合わせはしているんだけど)ですみませんが、以上です。 01位 36冊 電撃文庫 02位 15冊 富士見ファンタジア文庫 03位 11冊 ファミ通文庫 04位 10冊 角川スニーカー文庫 / 富士見ミステリー文庫 06位 09冊 MF文庫J 07位 07冊 GA文庫 / スーパーダッシュ文庫 09位 06冊 集英社コバルト文庫 / 富士見ドラゴンブック 11位 05冊 HJ文庫 / 講談社X文庫ホワイトハート 13位 04冊 ハヤカワ文庫JA / 新潮社 15位 03冊 C★NOVELSファンタジア / トクマ・ノベルズEdge / 集英社 18位 02冊 B's-LOG文庫 / ゼータ文庫 / ハヤカワ文庫FT / メディアワークス / 角川ビーンズ文庫 / 講談社BOX / 講談社ノベルス / 早川書房 26位 01冊 Jコレクション / ウィングス文庫 / ちくま学芸文庫 / 角川文庫 / 東京創元社 光文社 / 講談社 / 祥伝社 NON NOVEL / 新紀元社Role&RollBooks / 早川SF文庫
順位 票数/投票作品数 (投票作品数/出版作品数) . 1位 19.00票/冊 (. 2冊/. 5冊) 講談社BOX . 2位 11.33票/冊 (. 3冊/13冊) C★NOVELSファンタジア . 3位 . 8.71票/冊 (. 7冊/30冊) スーパーダッシュ文庫 . 4位 . 6.00票/冊 (11冊/43冊) ファミ通文庫 . 5位 . 5.00票/冊 (. 1冊/×冊) 光文社 . 6位 . 4.70票/冊 (10冊/23冊) 富士見ミステリー文庫 . 7位 . 4.50票/冊 (. 2冊/×冊) メディアワークス . 8位 . 4.42票/冊 (36冊/82冊+5冊※). 電撃文庫 . 9位 . 4.25票/冊 (. 4冊/17冊) ハヤカワ文庫JA 10位 . 3.17票/冊 (. 6冊/15冊) 富士見ドラゴンブック 11位 . 3.00票/冊 (. 1冊/×冊) 東京創元社 12位 . 2.93票/冊 (15冊/46冊) 富士見ファンタジア文庫 13位 . 2.90票/冊 (10冊/39冊) 角川スニーカー文庫 14位 . 2.33票/冊 (. 3冊/×冊) 集英社 15位 . 2.25票/冊 (. 4冊/×冊) 新潮社 16位 . 2.00票/冊 (. 1冊/×冊) 祥伝社NONNOVEL 16位 . 2.00票/冊 (. 1冊/×冊) 早川SF文庫 18位 . 1.83票/冊 (. 6冊/75冊) 集英社コバルト文庫 19位 . 1.71票/冊 (. 7冊/28冊) GA文庫 20位 . 1.60票/冊 (. 5冊/32冊) HJ文庫
21位 . 1.50票/冊 (. 2冊/. 4冊) ゼータ文庫 21位 . 1.50票/冊 (. 2冊/25冊) 角川ビーンズ文庫 21位 . 1.50票/冊 (. 2冊/×冊) 講談社ノベルス 21位 . 1.50票/冊 (. 2冊/×冊) 早川書房 25位 . 1.33票/冊 (. 9冊/36冊) MF文庫J 26位 . 1.20票/冊 (. 5冊/43冊) 講談社X文庫ホワイトハート 27位 . 1.00票/冊 (. 1冊/. 2冊) Jコレクション 27位 . 1.00票/冊 (. 1冊/. 7冊) ウィングス文庫 27位 . 1.00票/冊 (. 1冊/11冊) トクマ・ノベルズEdge 27位 . 1.00票/冊 (. 1冊/12冊) B's-LOG文庫 27位 . 1.00票/冊 (. 1冊/×冊) ちくま学芸文庫 27位 . 1.00票/冊 (. 1冊/×冊) 新紀元社Role&RollBooks 27位 . 1.00票/冊 (. 1冊/×冊) 講談社 27位 . 1.00票/冊 (. 1冊/×冊) 角川文庫 27位 . 1.00票/冊 (. 1冊/×冊) ハヤカワ文庫FT ※電撃ゲーム文庫
投票文への専ブラ用リンクを作品別にまとめてみました。 票数などで集計人発表と微妙に異なる部分がありますが あしからずご了承ください。
1位 39票 <“文学少女”と繋がれた愚者> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】 >24 >26 >31 >37 >41 >44 >54 >57 >70 >79 >84 >92 >106 >117 >123 >136 >156 >162 >164 >179 >180 >183 >198 >202 >223 >240 >241 >243 >257 >263 >268 >270 >275 >291 >292 >319 >330 >334 >349 2位 35票 <銀盤カレイドスコープ vol.9 シンデレラ・プログラム:Say it ain't so>【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】 >10 >13 >26 >31 >34 >40 >57 >63 >75 >78 >117 >137 >144 >181 >205 >209 >214 >223 >224 >228 >238 >246 >247 >273 >275 >276 >294 >300 >309 >313 >319 >323 >327 >342 >349
3位 24票 <空ノ鐘の響く惑星で (12)> 【著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/レ:電撃文庫】 >13 >16 >24 >31 >42 >62 >87 >93 >96 >97 >177 >198 >201 >214 >225 >228 >243 >276 >285 >306 >309 >327 >328 >333 4位 21票 <化物語(下)>【著:西尾維新/絵:VOFAN/講談社BOX】 >10 >54 >77 >84 >87 >90 >125 >159 >160 >164 >171 >180 >184 >190 >213 >259 >271 >275 >293 >305 >323
5位 19票 <狼と香辛料 III> 【著:支倉凍砂/絵:文倉十/レ:電撃文庫】 >24 >29 >58 >73 >97 >179 >183 >198 >200 >203 >214 >237 >264 >286 >273 >281 >292 >296 >315 6位 17票 <煌夜祭> 【著:多崎礼/絵:山本ヤマト/レ:C★NOVELSファンタジア】 >11 >32 >36 >41 >43 >62 >75 >87 >135 >162 >217 >223 >237 >245 >275 >333 >347 <化物語(上)>【著:西尾維新/絵:VOFAN/レ:講談社BOX】 >10 >26 >77 >84 >90 >95 >158 >160 >171 >180 >190 >198 >213 >237 >263 >305 >326
8位 16票 <ネコのおと リレーノベル・ラブバージョン>【著:たくさん/絵:たくさん/レ:富士見ミステリー文庫】 >19-24 >62 >86 >90 >133 >178 >204 >206 >209 >217 >234 >268 >318 >319 >345 >347 <ユーフォリ・テクニカ 王立技術院物語> 【著:定金伸治/絵:椎名優/レ:C★NOVELS ファンタジア】 >34 >42 >95 >117 >130 >155 >184 >198 >200 >206 >240 >248 >315 >328 >333 >349 10位 14票 <クジラのソラ 01> 【著:瀬尾つかさ/絵:菊池政治/レ:富士見ファンタジア文庫】 >26 >48 >75 >102 >124 >159 >162 >177 >179 >247 >256 >315 >335 >342 <とらドラ3!> 【著:竹宮ゆゆこ/絵:ヤス/レ:電撃文庫】 >13 >27 >28 >73 >97 >107 >191 >203 >224 >243 >257 >258 >270 >277 <ラジオガール・ウィズ・ジャミング> 【著:深山森/絵:BUNBUN/レ:電撃文庫】 >44 >106 >173 >180 >183 >187 >199 >237 >241 >252 >255 >263 >315 >328
13票 <マルドゥック・ヴェロシティ3> 【著:冲方丁/絵:寺田克也/レ:ハヤカワ文庫JA】 >11 >51 >63 >91 >94 >135 >224 >238 >258 >313 >326 >338 >346 12票 <“文学少女”と飢え渇く幽霊> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】 >62 >75 >77 >144 >231 >239 >252 >257 >268 >270 >301 >330 11票 <空とタマ ―Autumn Sky,Spring Fly―> 【著:鈴木大輔/絵:原建人/レ:富士見ミステリー文庫】 >17 >26 >78 >92 >98 >137 >144 >314 >334 >342 >349 10票 <円環少女 (4) よるべなき鉄槌> 【著:長谷敏司/絵:深遊/レ:角川スニーカー文庫】 >40 >44 >49 >73 >91 >107 >155 >241 >261 >267 <銀盤カレイドスコープ vol.8 コズミック・プログラム:Big time again>【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】 >45 >144 >181 >209 >214 >228 >246 >294 >319 >327
8票 <タザリア王国物語 影の皇子> 【著:スズキヒサシ/絵:あづみ冬留/レ:電撃文庫】 >15 >78 >114 >164 >268 >281 >292 >296 7票 <BLACK BLOOD BROTHERS 6 ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 九牙集結―> 【著:あざの耕平/絵:草河遊也/レ:富士見ファンタジア文庫】 >57 >86 >93 >132 >238 >258 >276 <ノエルと白亜の悪夢 アリアンロッド・リプレイ・ルージュ (3)> 【著:菊池たけし、F.E.A.R./絵:佐々木あかね/レ:富士見ドラゴンブック】 >67 >75 >153 >205 >231 >295 >346 <図書館内乱> 【著:有川浩/絵:徒花スクモ/レ:メディアワークス】 >58 >131 >139 >208 >271 >298 >310 <戦う司書と追想の魔女> 【著:山形石雄/絵:前嶋重機/レ:スーパーダッシュ文庫】 >12 >91 >134 >205 >224 >260 >269 <未来の絆 ダブルクロス・リプレイ・オリジン> 【著:矢野俊策、F.E.A.R./絵:しのとうこ/レ:富士見ドラゴンブック】 >66 >153 >172 >283 >295 >320 >346
6票 <GOSICK VI ―ゴシック・仮面舞踏会の夜―> 【著:桜庭一樹/絵:武田日向/レ:富士見ミステリー文庫】 >28 >70 >140 >152 >155 >290 <サンダーガール! 3 闇ノ宮> 【著:鈴木鈴/絵:片瀬優/レ:電撃文庫】 >16 >61 >74 >89 >96 >99 <ボトルネック>【著:米澤穂信/絵:―/新潮社】 >10 >90 >162 >209 >306 >346 <レジンキャストミルク 5> 【著:藤原祐/絵:椋本夏夜/レ:電撃文庫】 >27 >53 >178 >201 >296 >316
5票 <DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件> 【著:西尾維新 原作:小畑健、大場つぐみ/絵:小畑健/レ:集英社】 >25 >32 >115 >190 >310 <アルスラーン戦記12 暗黒神殿> 【著:田中芳樹/絵:丹野忍/レ:光文社】 >34 >133 >243 >259 >313 <さよならトロイメライ 7 想いの輪舞曲> 【著:壱乗寺かるた/絵:日吉丸晃/レ:富士見ミステリー文庫】 >17 >64 >81 >92 >301 <斬魔大聖デモンベイン 軍神強襲> 【著:古橋秀之 原作:鋼屋ジン (Nitroplus)/絵:Niθ/レ:角川スニーカー文庫】 >11 >124 >243 >259 >338 <七姫物語 第四章 夏草話> 【著:高野和/絵:尾谷おさむ/レ:電撃文庫】 >66 >160 >186 >224 >291 <戦闘城塞マスラヲ Vol.1 負け犬にウイルス> 【著:林トモアキ/絵:上田夢人/レ:角川スニーカー文庫】 >73 >124 >131 >320 >324 <断章のグリム III 人魚姫・上> 【著:甲田学人/絵:三日月かける/レ:電撃文庫】 >25 >53 >70 >294 >331 <流血女神伝 喪の女王4> 【著:須賀しのぶ/絵:船戸明里/レ:集英社コバルト文庫】 >37 >95 >255 >275 >280
4票 <“不思議”取り扱います 付喪堂骨董店> 【著:御堂彰彦/絵:タケシマサトシ/レ:電撃文庫】 >103 >106 >314 >327 <オオカミさんと七人の仲間たち> 【著:沖田雅/絵:うなじ/レ:電撃文庫】 >130 >187 >199 >336 <れじみる。>【著:藤原祐/絵:椋本夏夜/レ:電撃文庫】 >173 >201 >296 >326 <鳥籠荘の今日も眠たい住人たち (1)> 【著:壁井ユカコ/絵:テクノサマタ/レ:電撃文庫】 >93 >186 >223 >258 <半分の月がのぼる空 8 another side of the moon-last quarter> 【著:橋本紡/絵:山本ケイジ/レ:電撃文庫】 >29 >62 >114 >139 <神様のおきにいり> 【著:内山靖二郎/絵:真田茸人/レ:MF文庫J】 >27 >73 >245 >303
3票 <Beurre・Noisette (ブール・ノアゼット)> 【著:藍上陸/絵:片岡人生/レ:スーパーダッシュ文庫】 >160 >164 >228 <カーリー 〜二十一発の祝砲とプリンセスの休日〜> 【著:高殿円/絵:椋本夏夜/レ:ファミ通文庫】 >174 >223 >324 <くじびき勇者さま 2番札 誰がお荷物よ!?> 【著:清水文化/絵:牛木義隆/レ:HJ文庫】 >50 >313 >332 <ジョン平とぼくと> 【著:大西科学/絵:銀八/レ:GA文庫】 >35 >204 >301 <ストロベリー・パニック! (3)> 【著:公野櫻子/絵:たくみなむち/レ:電撃文庫】 >53 >189 >226 <ナハトイェーガー 〜菩提樹荘の闇狩姫〜> 【著:涼元悠一/絵:一美/レ:GA文庫】 >102 >171 >302 <ロケットガール2 天使は結果オーライ> 【著:野尻抱介/絵:むっちりむうにぃ/レ:富士見ファンタジア文庫】 >84 >143 >234 <銀月のソルトレージュ ひとつめの虚言> 【著:枯野瑛/絵:得能正太郎/レ:富士見ファンタジア文庫】 >66 >173 >177 <抗いし者たちの系譜 覇者の魔剣> 【著:三浦良/絵:KIRIN/レ:富士見ファンタジア文庫】 >43 >316 >333 <皇帝ペンギンが翔んだ空> 【著:祭紀りゅーじ/絵:Kアニキ/レ:電撃文庫】 >143 >240 >296 <紅 〜ギロチン〜> 【著:片山憲太郎/絵:山本ヤマト/レ:スーパーダッシュ文庫】 >98 >156 >267 <七人の武器屋 戸惑いのリニューアル・デイズ!> 【著:大楽絢太/絵:今野隼史/レ:富士見ファンタジア文庫】 >49 >214 >332 <赤朽葉家の伝説>【著:桜庭一樹/絵:−−−−/レ:東京創元社】 >10 >235 >318
2票 <NO CALL NO LIFE> 【著:壁井ユカコ/絵:鈴木次郎/レ:メディアワークス】 >225 >238 <SHI-NO ―シノ― 天使と悪魔> 【著:上月雨音/絵:東条さかな/レ:富士見ミステリー文庫】 >241 >324 <オペラ・エリーゾ 暗き楽園の設計者> 【著:栗原ちひろ/絵:THORES柴本/レ:角川ビーンズ文庫】 >89 >165 <シゴフミ 〜Stories of Last Letter〜> 【著:雨宮諒/絵:ポコ/レ:電撃文庫】 >217 >240 <ジャストボイルド・オ’クロック> 【著:うえお久光/絵:藤田香/レ:電撃文庫】 >103 >323 <ソード・ワールド・ノベル やっぱりヒーローになりたい! サーラの冒険 (6)> 【著:山本弘/絵:幻超二/レ:富士見ファンタジア文庫】 >260 >265 <ダブルクロス・リプレイ・トワイライト 東邦の快男児> 【著:田中天、F.E.A.R./絵:しろー大野/レ:富士見ドラゴンブック】 >283 >321 <とある魔術の禁書目録 (11)> 【著:鎌池和馬/絵:灰村キヨタカ/レ:電撃文庫】 >142 >201 <ドリームノッカー チョコの奇妙な文化祭> 【著:御影/絵:若月さな/レ:電撃文庫】 >102 >232 <ねじまき博士と謎のゴースト> 【著:樹川さとみ/絵:うたの/レ:集英社コバルト文庫】 >255 >326 <マルタ・サギーは探偵ですか? 4 恋の季節> 【著:野梨原花南/絵:すみ兵/レ:富士見ミステリー文庫】 >64 >70 <マルドゥック・ヴェロシティ1> 【著:冲方丁/絵:寺田克也/レ:ハヤカワ文庫JA】 >91 >338 <メイズプリズンの迷宮回帰> 【著:上遠野浩平/絵:斎藤岬/祥伝社 NON NOVEL】 >90 >181 <ヤクザガール・ミサイルハート> 【著:元長柾木/絵:緒方剛志/レ:ゼータ文庫】 >261 >300
2票 <レンタルマギカ 鬼の祭りと魔法使い(下)> 【著:三田誠/絵:pako/レ:角川スニーカー文庫】 >152 >285 <ロケットガール 1 女子高生リフトオフ!> 【著:野尻抱介/絵:むっちりむうにぃ/レ:富士見ファンタジア文庫】 >84 >234 <黄色い花の紅> 【著:アサウラ/絵:Bou/レ:スーパーダッシュ文庫】 >179 >245 <花守> 【著:越後屋鉄舟/絵:文倉十/レ:GA文庫】 >201 >228 <学園キノ> 【著:時雨沢恵一/絵:黒星紅白/レ:電撃文庫】 >103 >180 <吉永さん家のガーゴイル 11> 【著:田口仙年堂/絵:日向悠二/レ:ファミ通文庫】 >240 >334 <君の居た昨日、僕の見る明日 4 ―Round−about Runners―> 【著:榊一郎/絵:狐印/レ:富士見ファンタジア文庫】 >64 >81 <剣嵐の大地2 氷と炎の歌3>【著:ジョージ・R・R・マーティン/翻:岡部 宏之/絵:−/レ:早川書房】 >80 >126-128 <鋼鉄の白兎騎士団 III> 【著:舞阪洸/絵:伊藤ベン/レ:ファミ通文庫】 >131 >138 <新ロードス島戦記6 終末の邪教 (下)> 【著:水野良/絵:美樹本晴彦/レ:角川スニーカー文庫】 >245 >327 <超鋼女セーラ> 【著:寺田とものり/絵:Ein/レ:HJ文庫】 >149 >336 <零崎軋識の人間ノック> 【著:西尾維新/絵:竹/レ:講談社ノベルス】 >181 >208 <繙け、闇照らす智の書 幻獣降臨譚3> 【著:本宮ことは/絵:池上紗京/レ:講談社X文庫ホワイトハート】 >43 >165
1票 <EDGE 5 〜ロスト・チルドレン〜> 【著:とみなが貴和/絵:緋乃鹿六/レ:講談社X文庫ホワイトハート】 >165 <SHI-NO ―シノ― 愛の証明> 【著:上月雨音/絵:東条さかな/レ:富士見ミステリー文庫】 >2529 <xxxHOLiC アナザーホリック ランドルト環エアロゾル> 【著:西尾維新 原作:CLAMP/絵:CLAMP/レ:講談社】 >1919 <アルシャード・ガイア リプレイ 明日へのプロファイル> 【著:矢野俊作、F.E.A.R./絵:ぽぽるちゃ/レ:ファミ通文庫】 >153 <イチゴ色禁区 1. 夏の鳥居のむこうがわ> 【著:神崎リン/絵:文倉十/レ:角川スニーカー文庫】 >199 <いぬかみっ! 11> 【著:有沢まみず/絵:若月神無/レ:電撃文庫】 >289 <ヴィクトリアン・ローズ・テーラー カントリー・ハウスは恋のドレスで> 【著:青木祐子/絵:あき/レ:集英社コバルト文庫】 >207 <エニシダの五月 黄金の拍車> 【著:駒崎優/絵:岩崎美奈子/レ:講談社X文庫ホワイトハート】 >207 <エパタイ・ユカラ 〜愚者の恋〜> 【著:高丘しずる/絵:輝竜司/レ:B's-LOG文庫】 >165 <エラントリス 鎖された都の物語 下> 【著:ブランドン・サンダースン/絵:/レ:ハヤカワ文庫FT】 >280 <エラントリス 鎖された都の物語 上> 【著:ブランドン・サンダースン/絵:?/レ:ハヤカワ文庫FT】 >280 <お・り・が・み 澱の神> 【著:林トモアキ/絵:2C=がろあ〜/レ:角川スニーカー文庫】 >231 <ガーゴイルおるたなてぃぶ> 【著:田口仙年堂/絵:日向悠二/レ:ファミ通文庫】 >113 <キノの旅 X the Beautiful World> 【著:時雨沢恵一/絵:黒星紅白/レ:電撃文庫】 >103 <キミキス (2)> 【著:日暮茶坊/絵:高山箕犀、加茂/レ:ファミ通文庫】 >17 <きゅーきゅーキュート!> 【著:野島けんじ/絵:武藤此人/レ:MF文庫J】 >61 <くじびき勇者さま 1番札 誰が小娘よ!?> 【著:清水文化/絵:牛木義隆/レ:HJ文庫】 >92 <グラン・ヴァカンス 廃園の天使 I> 【著:飛浩隆/絵:−−−−/レ:ハヤカワ文庫JA】 >202 <クレイジーカンガルーの夏> 【著:誼阿古/絵:藤本みゆき/レ:GA文庫】 >38
1票 <サウンドトラック〈下〉> 【著:古川日出男/絵:田島昭宇/レ:集英社】 >338 <サウンドトラック〈上〉> 【著:古川日出男/絵:田島昭宇/レ:集英社】 >338 <しずるさんと無言の姫君たち The Silent Princess in The Unprincipled Tales> 【著:上遠野浩平/絵:椋本夏夜/レ:富士見ミステリー文庫】 >376 <ジュリエットと紅茶を ―ようこそ、呪殺屋本舗へ―> 【著:神埜明美/絵:日鵺祭/レ:集英社コバルト文庫】 >207 <ジョン平とぼくと2 ジョン平と去っていった猫> 【著:大西科学/絵:銀八/レ:GA文庫】 >135 <ストロベリー・パニック! (2)> 【著:公野櫻子/絵:たくみなむち/レ:電撃文庫】 >189 <ゼロの使い魔 (9) 双月の舞踏会> 【著:ヤマグチノボル/絵:兎塚エイジ/レ:MF文庫J】 >277 <ゼロの使い魔 (10) イーヴァルディの勇者> 【著:ヤマグチノボル/絵:兎塚エイジ/レ:MF文庫J】 >114 <ソラにウサギがのぼるころ II> 【著:平坂読/絵:湊ヒロム/レ:MF文庫J】 >164 <ソード・ワールド短編集 死者の村の少女 サーラの冒険Extra> 【著:山本弘/絵:幻超二/レ:富士見ファンタジア文庫】 >260 <タクティカル・ジャッジメント 9 被告人・山鹿善行> 【著:師走トオル/絵:緋呂河とも/レ:富士見ミステリー文庫】 >273 <ダナーク魔法村はしあわせ日和 〜都から来た警察署長〜> 【著:響野夏菜/絵:裕龍ながれ/レ:集英社コバルト文庫】 >45 <デュラララ!!×3> 【著:成田良悟/絵:ヤスダスズヒト/レ:電撃文庫】 >142 <トキオカシ> 【著:萩原麻里/絵:鹿澄ハル/レ:富士見ミステリー文庫】 >245 <ネクラ少女は黒魔法で恋をする3> 【著:熊谷雅人/絵:えれっと/レ:MF文庫J】 >320 <ハーレム・ナイト 瑠璃色の王冠> 【著:井村仁美/絵:やまねあやの/レ:講談社X文庫ホワイトハート】 >99 <ひと夏の経験値> 【著:秋口ぎぐる/絵:濱元隆輔/レ:富士見ドラゴンブック】 >137 <ぷいぷい3!> 【著:夏緑/絵:なもり/レ:MF文庫J】 >27 <ペルソナ3 オワリノカケラ> 【著:藤原健市/絵:福島成記/レ:ファミ通文庫】 >94
1票 <ぼくらのみかたん。 黒森高校未科学研です> 【著:富永浩史/絵:日向恭介/レ:富士見ファンタジア文庫】 >302 <ポケットは犯罪のために>【著:浅暮三文/レ:講談社ノベルス】 >81 <マスケティア・ルージュ 公子の帝宮> 【著:志麻友紀/絵:さいとうちほ/レ:角川ビーンズ文庫】 >96 <マリア様がみてる 大きな扉 小さな鍵> 【著:今野緒雪/絵:ひびき玲音/レ:集英社コバルト文庫】 >226 <マルドゥック・ヴェロシティ2> 【著:冲方丁/絵:寺田克也/レ:ハヤカワ文庫JA】 >91 <モノケロスの魔杖は穿つ> 【著:伊都工平/絵:巳島/レ:MF文庫J】 >124 <ヤングガン・カルナバル そして少女は消えた> 【著:深見真/絵:蕗野冬/レ:トクマ・ノベルズEdge】 >40 <ラギッド・ガール 廃園の天使 II> 【著:飛浩隆/絵:−−−−/レ:Jコレクション】 >202 <レインツリーの国> 【著:有川浩/絵:−−/レ:新潮社】 >139 <異界戦記カオスフレア・リプレイ 暁の戦士たち>【著:小太刀右京、F.E.A.R./絵:合鴨ひろゆき/レ:新紀元社Role&RollBooks】 >154 <影踏みシティ> 【著:あらいりゅうじ/絵:KEI/レ:ゼータ文庫】 >298 <黄金の魔女が棲む森> 【著:麻木未穂/絵:倣学/レ:トクマ・ノベルズEdge】 >35 <骸骨ナイフでジャンプ (2) ケストリアの奴隷船> 【著:阿智太郎/絵:宮須弥/レ:電撃文庫】 >280 <学校の階段 3> 【著:櫂末高彰/絵:甘福あまね/レ:ファミ通文庫】 >144 <機動戦士ガンダムSEED DESTNY ASTRAY (2)> 【著:千葉智宏 原作:富野由悠季、矢立肇/絵:緒方剛志/レ:角川スニーカー文庫】 >64 <輝石の花> 【著:河屋一/絵:山基海苔/レ:富士見ファンタジア文庫】 >188 <銀の騎士 金の狼 新たなる神話へ> 【著:榎田尤利/絵:北畠あけ乃/レ:講談社X文庫ホワイトハート】 >165 <結晶物語 (3)> 【著:前田栄/絵:前田とも/レ:ウィングス文庫】 >74 <剣嵐の大地1 氷と炎の歌3> 【著:ジョージ・R・R・マーティン/絵:鈴木康士/レ:早川書房】 >126-128
1票 <護くんに女神の祝福を!(9)> 【著:岩田洋季/絵:佐藤利幸/レ:電撃文庫】 >248 <護樹騎士団物語 V 界梯樹のひみつ> 【著:水月郁見/絵:鈴木理華/レ:トクマ・ノベルズEdge】 >126 <座敷童にできるコト (6)> 【著:七飯宏隆/絵:池田陽介/レ:電撃文庫】 >293 <殺×愛 5 ―きるらぶ FIVE―> 【著:風見周/絵:G・むにょ/レ:富士見ファンタジア文庫】 >81 <算法少女> 【著:遠藤寛子/絵:箕田源二郎/レ:ちくま学芸文庫】 >15 <私立! 三十三間堂学院(4)> 【著:佐藤ケイ/絵:かみやまねき/レ:電撃文庫】 >249 <式神の城 III ―ワールドタイム・トラベラーズ―> 【著:海法紀光/絵:そのだみく、末次誉亮/レ:ファミ通文庫】 >321 <七王国の玉座IV 氷と炎の歌1>【著:ジョージ・R・R・マーティン/絵:菅原健/レ:早川SF文庫】 >126-128 <七王国の玉座V 氷と炎の歌1> 【著:ジョージ・R・R・マーティン/絵:菅原健/レ:早川SF文庫】 >126-128 <灼眼のシャナ XIII> 【著:高橋弥七郎/絵:いとうのいぢ/レ:電撃文庫】 >115 <春に来る鬼 〜骨董店「蜻蛉」随縁録〜> 【著:日向真幸来/絵:柴倉乃杏/レ:B's-LOG文庫】 >12 <新ソード・ワールドRPGリプレイ集Waltz1 旅立ち・お祭り・子供たち> 【著:グループSNE 監修:清松みゆき/絵:桐原いづみ/レ:富士見ドラゴンブック】 >284 <絶世少女ディフェンソル (4)> 【著:マサト真希/絵:芳住和之/レ:電撃文庫】 >331 <戦う司書と神の石剣> 【著:山形石雄/絵:前嶋重機/レ:スーパーダッシュ文庫】 >252 <戦艦人間ハヤト 起動!白銀の宇宙戦艦!!> 【著:大迫純一/絵:hippo/レ:HJ文庫】 >149 <戦艦人間ハヤト 脅威!メガナイクス!!> 【著:大迫純一/絵:hippo/レ:HJ文庫】 >149 <断章のグリム II ヘンゼルとグレーテル> 【著:甲田学人/絵:三日月かける/レ:電撃文庫】 >103 <天空のアルカミレス III アルカミレスキラー・ガール> 【著:三上延/絵:純珪一/レ:電撃文庫】 >27 <天使のレシピ 2> 【著:御伽枕/絵:松竜/レ:電撃文庫】 >316
1票 <盗賊たちの狂詩曲 ソード・ワールドRPGリプレイ集スチャラカ編 (1)> 【著:山本弘、グループSNE/絵:草ナギ琢仁/レ:富士見ドラゴンブック】 >154 <二四〇九階の彼女> 【著:西村悠/絵:高階@聖人/レ:電撃文庫】 >14 <熱風海陸ブシロード OVERLORD CHRONICLE> 【著:吉田直/絵:後藤なお/レ:角川スニーカー文庫】 >17 <彼女は帰星子女 4> 【著:上野遊/絵:あかざ/レ:電撃文庫】 >95 <僕と先輩のマジカル・ライフ> 【著:はやみねかおる/絵:ゴツボ×リュウジ/レ:角川文庫】 >138 <僕僕先生>【著: 仁木英之/レ:新潮社(四六版単行本)】 >235 <夜は短し歩けよ乙女>【著: 森見登美彦/レ:新潮社】 >343 <悠久展望台のカイ> 【著:早矢塚かつや/絵:ヤス/レ:MF文庫J】 >319 <翼は碧空を翔けて1> 【著:三浦真奈美/絵:椋本夏夜/レ:C★NOVELS ファンタジア】 >225 <煉獄のエスクードARCHIVES だけど綺麗なものは天国に行けない> 【著:貴子潤一郎/絵:ともぞ/レ:富士見ファンタジア文庫】 >36 <神曲奏界ポリフォニカ サイレント・ブラック> 【著:大迫純一/絵:BUNBUN/レ:GA文庫】 >149 <神曲奏界ポリフォニカ プレイヤー・ブラック> 【著:大迫純一/絵:BUNBUN/レ:GA文庫】 >149 <神様とゲーム ハレ/クモリ/アメ/ニジ> 【著:宮崎柊羽/絵:七草/レ:角川スニーカー文庫】 >232
以上です。 発表済の順位をもとに感想を探すという方法を取りましたが 見落とし、打ち間違い等があるかも知れません。 気づいた方はご指摘ください。
明らかに間違ってるのを訂正。失礼しました。 1票 <SHI-NO ―シノ― 愛の証明> 【著:上月雨音/絵:東条さかな/レ:富士見ミステリー文庫】 >252 <xxxHOLiC アナザーホリック ランドルト環エアロゾル> 【著:西尾維新 原作:CLAMP/絵:CLAMP/レ:講談社】 >191 <ガーゴイルおるたなてぃぶ> 【著:田口仙年堂/絵:日向悠二/レ:ファミ通文庫】 >252 <ソード・ワールド短編集 死者の村の少女 サーラの冒険Extra> 【著:山本弘/絵:幻超二/レ:富士見ファンタジア文庫】 >266 <煉獄のエスクードARCHIVES だけど綺麗なものは天国に行けない> 【著:貴子潤一郎/絵:ともぞ/レ:富士見ファンタジア文庫】 >38
さらに訂正。度々すみません。 <狼と香辛料 III> 【著:支倉凍砂/絵:文倉十/レ:電撃文庫】 ○>266 ×>286 <ネコのおと リレーノベル・ラブバージョン>【著:たくさん/絵:たくさん/レ:富士見ミステリー文庫】 ○>19-23 ×>19-24
乙、ご苦労さまでした。
第1位:18票 <銀盤カレイドスコープ vol.9 シンデレラ・プログラム:Say it ain't so>【著:海原零/絵:鈴平ひろ/レ:スーパーダッシュ文庫】 >10 >63 >137 >144 >181 >182 >209 >214 >223 >228 >246 >247 >273 >275 >276 >300 >309 >342 第2位:12票 <“文学少女”と繋がれた愚者> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】 >24 >70 >79 >106 >241 >243 >257 >270 >292 >330 >349 ※1票不明 第3位:9票 <ラジオガール・ウィズ・ジャミング> 【著:深山森/絵:BUNBUN/レ:電撃文庫】 >44 >173 >199 >237 >252 >255 >263 >315 >328 第4位:8票 <ユーフォリ・テクニカ 王立技術院物語> 【著:定金伸治/絵:椎名優/レ:C★NOVELS ファンタジア】 >34 >95 >117 >130 >155 >184 >240 >333 第5位:5票 <空ノ鐘の響く惑星で (12)> 【著:渡瀬草一郎/絵:岩崎美奈子/レ:電撃文庫】 >31 >87 >93 >198 >225 <マルドゥック・ヴェロシティ3> 【著:冲方丁/絵:寺田克也/レ:ハヤカワ文庫JA】 >11 >135 >224 >258 >326 <ネコのおと リレーノベル・ラブバージョン> 【著:新井輝、築地俊彦、水城正太郎、師走トオル、田代裕彦、吉田茄矢、あざの耕平/絵:駒都えーじ、さっち、しのざきあきら、村崎久都、緋呂河とも、若月さな、深山和香/レ:富士見ミステリー文庫】 >19 >268 >319 >345 ※1票不明
第8位:4票 <化物語(上)>【著:西尾維新/絵:VOFAN/レ:講談社BOX】 >84 >180 >190 >213 > <レジンキャストミルク 5> 【著:藤原祐/絵:椋本夏夜/レ:電撃文庫】 >27 >201 >296 >316 <ノエルと白亜の悪夢 アリアンロッド・リプレイ・ルージュ (3)> 【著:菊池たけし、F.E.A.R./絵:佐々木あかね/レ:富士見ドラゴンブック】 >67 >205 >295 >346 11位:3票 <煌夜祭> 【著:多崎礼/絵:山本ヤマト/レ:C★NOVELS ファンタジア】 >36 >217 >347 <クジラのソラ 01> 【著:瀬尾つかさ/絵:菊池政治/レ:富士見ファンタジア文庫】 >48 >75 >102 13位:2票 <“文学少女”と飢え渇く幽霊> 【著:野村美月/絵:竹岡美穂/レ:ファミ通文庫】 >77 >301 <空とタマ ―Autumn Sky,Spring Fly―> 【著:鈴木大輔/絵:原建人/レ:富士見ミステリー文庫】 >26 >334 <BLACK BLOOD BROTHERS 6 ―ブラック・ブラッド・ブラザーズ 九牙集結―> 【著:あざの耕平/絵:草河遊也/レ:富士見ファンタジア文庫】 >57 >132 <“不思議”取り扱います 付喪堂骨董店> 【著:御堂彰彦/絵:タケシマサトシ/レ:電撃文庫】 >103 >327
17位:1票 <半分の月がのぼる空 8 another side of the moon-last quarter> 【著:橋本紡/絵:山本ケイジ/レ:電撃文庫】 >29 <斬魔大聖デモンベイン 軍神強襲> 【著:古橋秀之 原作:鋼屋ジン (Nitroplus)/絵:Niθ/レ:角川スニーカー文庫】 >124 <夜は短し歩けよ乙女>【著: 森見登美彦/レ:新潮社】 >343 <未来の絆 ダブルクロス・リプレイ・オリジン> 【著:矢野俊策、F.E.A.R./絵:しのとうこ/レ:富士見ドラゴンブック】 > <僕僕先生>【著: 仁木英之/レ:新潮社(四六版単行本)】 >235 <二四〇九階の彼女> 【著:西村悠/絵:高階@聖人/レ:電撃文庫】 >14 <戦艦人間ハヤト 起動!白銀の宇宙戦艦!!> 【著:大迫純一/絵:hippo/レ:HJ文庫】 >149 <戦う司書と追想の魔女> 【著:山形石雄/絵:前嶋重機/レ:スーパーダッシュ文庫】 > <図書館内乱> 【著:有川浩/絵:徒花スクモ/レ:メディアワークス】 >298 <七姫物語 第四章 夏草話> 【著:高野和/絵:尾谷おさむ/レ:電撃文庫】 > <紅 〜ギロチン〜> 【著:片山憲太郎/絵:山本ヤマト/レ:スーパーダッシュ文庫】 >98 <君の居た昨日、僕の見る明日 4 ―Round−about Runners―> 【著:榊一郎/絵:狐印/レ:富士見ファンタジア文庫】 >64 <銀月のソルトレージュ>【著:枯野瑛/絵:得能正太郎/レ:富士見ファンタジア文庫】 >177 <化物語 (下)> 【著:西尾維新/絵:VOFAN/レ:講談社BOX】 >259 <円環少女 (4) よるべなき鉄槌> 【著:長谷敏司/絵:深遊/レ:角川スニーカー文庫】 >40
17位:1票 続き <ヤクザガール・ミサイルハート> 【著:元長柾木/絵:緒方剛志/レ:ゼータ文庫】 >261 <ボトルネック>【著:米澤穂信/絵:―/新潮社】 >90 <ポケットは犯罪のために>【著:浅暮三文/レ:講談社ノベルス】 >81 <ネクラ少女は黒魔法で恋をする3> 【著:熊谷雅人/絵:えれっと/レ:MF文庫J】 >320 <ナハトイェーガー 〜菩提樹荘の闇狩姫〜> 【著:涼元悠一/絵:一美/レ:GA文庫】 >171 <トキオカシ> 【著:萩原麻里/絵:鹿澄ハル/レ:富士見ミステリー文庫】 >245 <タザリア王国物語 影の皇子> 【著:スズキヒサシ/絵:あづみ冬留/レ:電撃文庫】 >114 <ソード・ワールド・ノベル やっぱりヒーローになりたい! サーラの冒険 (6)> 【著:山本弘/絵:幻超二/レ:富士見ファンタジア文庫】 >265 <ストロベリー・パニック!(3)> 【著:公野櫻子/絵:たくみなむち/レ:電撃文庫】 >189 <ジャストボイルド・オ’クロック> 【著:うえお久光/絵:藤田香/レ:電撃文庫】 >323 <さよならトロイメライ 7 想いの輪舞曲> 【著:壱乗寺かるた/絵:日吉丸晃/レ:富士見ミステリー文庫】 >17 <サウンドトラック〈上〉> 【著:古川日出男/絵:田島昭宇/レ:集英社】 >338 <グラン・ヴァカンス 廃園の天使 I> 【著:飛浩隆/絵:−−−−/レ:ハヤカワ文庫JA】 >202 <くじびき勇者さま 2番札 誰がお荷物よ!?> 【著:清水文化/絵:牛木義隆/レ:HJ文庫】 >313 <くじびき勇者さま 1番札 誰が小娘よ!?> 【著:清水文化/絵:牛木義隆/レ:HJ文庫】 >92
17位:1票 続き
<カーリー 〜二十一発の祝砲とプリンセスの休日〜> 【著:高殿円/絵:椋本夏夜/レ:ファミ通文庫】 >314
<お・り・が・み 澱の神> 【著:林トモアキ/絵:2C=がろあ〜/レ:角川スニーカー文庫】 >231
<エラントリス 鎖された都の物語 上> 【著:ブランドン・サンダースン/絵:?/レ:ハヤカワ文庫FT】 >280
<NO CALL NO LIFE> 【著:壁井ユカコ/絵:鈴木次郎/レ:メディアワークス】 >238
>>437 のミス訂正
<未来の絆 ダブルクロス・リプレイ・オリジン> 【著:矢野俊策、F.E.A.R./絵:しのとうこ/レ:富士見ドラゴンブック】 >283
<戦う司書と追想の魔女> 【著:山形石雄/絵:前嶋重機/レ:スーパーダッシュ文庫】 >134
<七姫物語 第四章 夏草話> 【著:高野和/絵:尾谷おさむ/レ:電撃文庫】 >186
キャラ賞の方も後日まとめて投下しますのでお待ち下さい。
■1位 16票 パンプキン(空ノ鐘の響く惑星で) >33 >65 >76 >88 >92 >96 >138 >151 >175 >178 >185 >227 >226 >244 >311 >341 ■2位 8票 天野遠子(“文学少女”シリーズ) >65 >76 >203 >223 >244 >272 >308 >344 ■3位 7票 戦場ヶ原ひたぎ(化物語) >18 >157 >185 >192 >213 >245 >337 ■4位T 6票 フォア・ローゼス(アリアンロッド・リプレイ・ルージュ) >69 >76 >206 >295 >321 >346 リネア様(タザリア王国物語) >116 >244 >269 >297 >308 >328 吉田茄矢(ネコのおと) >23 >65 >88 >223 >269 >318 神原駿河(化物語) >88 >192 >213 >229 >245 >272 桜野タズサ(銀盤カレイドスコープ) >181 >182 >210 >215 >279 >341
■8位 5票 リア・ガーネット・ジュイティエフ(銀盤カレイドスコープ) >76 >181 >215 >229 >274 ■9位T 4票 琴吹ななせ(“文学少女”シリーズ) >244 >269 >325 >340 櫛枝実乃梨(とらドラ!) >30 >185 >272 >279 八九寺真宵(化物語) >77 >125 >213 >245 ■12位T 3票 エルフェール(ユーフォリ・テクニカ 王立技術院物語) >118 >157 >227 ガブリエラ・パピィ・ポッゾ(銀盤カレイドスコープ) >181 >223 >311 陣内ショウゴ(BLACK BLOOD BROTHERS) >88 >175 >279 恋ヶ窪ゆり(とらドラ!) >157 >244 >279 コヒロ(神様のおきにいり) >157 >185 >325
■17位T 2票 アグニエシカ・グラバルティック・阿倍野(君の居た昨日、僕の見る明日) >18 >64 インコちゃん(とらドラ!) >157 >274 エルウィング(銃姫) >308 >325 ジネット・ハルヴァン(銀月のソルトレージュ) >65 >178 ジュード&アル(ジャストボイルド・オ’クロック) >176 >308 ドクトル・バーチ(マルタ・サギーは探偵ですか?) >64 >272 トラン・セプター(アリアンロッド・リプレイ・ルージュ) >175 >295 フィオル・キセルメル(銀月のソルトレージュ) >68 >178 ボイルド(マルドゥック・ヴェロシティ) >337 >346 マルタ・サギー(鷺井丸太)(マルタ・サギーは探偵ですか?) >18 >142 ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール(ゼロの使い魔) >30 >279 阿良々木暦(化物語) >192 >213 逢坂大河&高須竜児(とらドラ!) >55 >116 大神涼子(オオカミさんとシリーズ) >203 >245 長峰亮平(さよならトロイメライ) >18 >322 天野遠子&井上心葉(“文学少女”シリーズ) >45 >55 南空ナオミ(DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件) >33 >192 あざの耕平(ネコのおと) >178 >182 ■35位T 1票 その1 アマルティ(狼と香辛料) >215 アリス・マルカーン(銀月のソルトレージュ) >68 イーダル(流血女神伝 喪の女王) >167 ヴィーカ・ソビエツカヤ(速水螺旋人)・九鬼蓮夜(三田誠)・和泉剛人(田中天)・大神由紀代(三輪清宗) >287 ヴィクトリカ(GOSICK) >30 ヴォルケン(戦う司書と追想の魔女) >88 ウォルダー・フレイ(氷と炎の歌) >129 ヴラッドレン3(超鋼女セーラ) >150 エンジュ&イリス(空ノ鐘の響く惑星で) >33
■35位T 1票 その2 クレア・スタンフィールド(フェリックス・ウォーケン、ヴィーノ)(バッカーノ!) >142 グレガー・クレゲイン(氷と炎の歌) >129 ゴブリン(ネクラ少女は黒魔法で恋をする) >150 サーシャ(銀盤カレイドスコープ) >311 シア・ブライトクロイツ(空ノ鐘の響く惑星で) >287 しずるさん&よーちゃん(しずるさんシリーズ) >181 ジャノス・スリント(氷と炎の歌) >129 ジュライ(アリアンロッド・リプレイ・ルージュ) >69 ジョフリー・バラシオン(氷と炎の歌) >129 タイウィン・ラニスター(氷と炎の歌) >129 ティアカバン(抗いし者たちの系譜) >318 ディアン・ルーベンス(狼と香辛料) >297 トイボックス(ドリームノッカー チョコの奇妙な文化祭) >233 ドロン・ガーセン(ラジオガール・ウィズ・ジャミング) >45 ナセルの三男(戦塵外史 野を馳せる風のごとく) >233 ビヨンド・バースデイ(DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件) >116 フェリオ&ウルク(空ノ鐘の響く惑星で) >308 フェリオ&リセリナ&ウルク(空ノ鐘の響く惑星で) >227 ホロ&ロレンス(狼と香辛料) >33 ホロ(狼と香辛料) >30 ぼんくらーず(未来の絆 ダブルクロス・リプレイ・オリジン) >68 マーガス&ジャン(七人の武器屋) >76 マナガ&マティア(神曲奏界ポリフォニカ ブラック) >150 ミノティアス(神曲奏界ポリフォニカ・ホワイト) >176 メイベル(くじびき勇者さま) >272 リア・ガーネット・ジュイティエフ&桜野タズサ(銀盤カレイドスコープ) >76 リッチ(お・り・が・み) >233 阿良々木暦&神原駿河(化物語)>85 粟生島隼人(戦艦人間ハヤト) >150
■35位T 1票 その3 雨宮蛍(“文学少女”シリーズ) >269 縁遠丹闇(殺×愛) >116 街の人々(ラジオガール・ウィズ・ジャミング) >344 寒川紀子&鴉木メイゼル(円環少女) >185 寒川紀子(円環少女) >33 宮脇さんの義母(ネクラ少女は黒魔法で恋をする) >233 近所のお兄さん(オオカミさんとシリーズ) >233 九鳳院紫(紅) >229 空口真帆&ゴブリン(ネクラ少女は黒魔法で恋をする) >45 空口真帆&空口夏樹(ネクラ少女は黒魔法で恋をする) >322 絹川蛍子(ネコのおと) >269 光焔(吠えよ、我が半身たる獣 幻獣降臨譚) >167 高崎隼人&玉野椿(未来の絆 ダブルクロス・リプレイ・オリジン) >287 此花 光莉&鳳 天音(ストロベリー・パニック!) >227 桟敷原雫(クジラのソラ) >125 師走トオル(ネコのおと) >210 時槻風乃(断章のグリム) >297 真霜八千代(さよならトロイメライ) >64 真名辺麻奈(モノケロスの魔杖は穿つ) >125 千石撫子(化物語) >125 蘇芳(緑風は刃のごとく 彩雲国物語) >167 蔵内狭霧(花守) >229 鶴ヶ谷おつう(オオカミさんとシリーズ) >274 天花寺大悟(ダブルクロス・リプレイ・トワイライト 東邦の快男児) >287 田代裕彦(ネコのおと) >235 東雲小蒔(神様とゲーム) >322 藤倉冬麻(さよならトロイメライ) >18 藤堂志摩子(マリア様がみてる) >274 日野秋晴&彩京朋美&セルニア=伊織=フレイムハート(れでぃ×ばと!) >344
■35位T 1票 その4 忍野メメ(化物語) >192 猫子(ボクのセカイをまもるヒトex) >287 萩原子荻(零崎シリーズ) >181 柏木 優(マリア様がみてる) >227 舞鶴蜜(レジンキャストミルク) >297 僕僕先生(僕僕先生) >235 魔術師エドガー(斬魔大聖デモンベイン 軍神強襲) >125 枕井冬湖(クジラのソラ) >102 無限回廊(レジンキャストミルク) >297 有栖川愛(ドリームノッカー) >322 裕一&里香(半分の月がのぼる空) >65 来栖セーラ(超鋼女セーラ) >150 璃堂千花(絶世少女ディフェンソル) >340 眞名&眞依(トキオカシ) >245 鴉木メイゼル(円環少女) >30 以上がキャラ賞の投票一覧です。
乙。あと多分ミスだと思った所の訂正。 ■1位 16票 パンプキン(空ノ鐘の響く惑星で) ○>229 ×>226 ■4位T 6票 リネア様(タザリア王国物語) ○>329 ×>328 ■35位T 1票 リア・ガーネット・ジュイティエフ&桜野タズサ(銀盤カレイドスコープ) ○>229 ×>76