乙
>1
スレ立て乙です
21禁を直リンするなとなんどいったら
6げと
>1 乙
_ノ~ \,r‐'' ̄~`ーく \
_/ ̄~7 > ヽ、 ヽ
,.-‐' l /~ _,.-イ `ヾ ー-、`''  ̄ヽ
/ 人fニ"~ __/ | ̄ ゙ー-、 ヾ. )
| ,.r'"~ ̄`tn.jー‐r―――‐' ヽ /
ヽ/ ( /ノ 「ヾ' ∧ \ く
/ ヾ. /U `i ノ \ ヽ ,ィハ
く / | .|' ゙i 、 i .f'゙='
\ / _|/ | ト、 \ トハ ,!
`ー-、__/ー'Tフ~| l! \ヽヽ. \ トヾ,ハ.
.」 r'"' !l |,_,_,,,_,__.. \゙、\:、、ゞヽ,,;゙ ト i| (
i'~ゝ、! ,イノ''''''''''''''''` ヽゝ ,ィ‐r=ッ レ'リ ) (
ヽi r'j ! " _,;;rr=ェッ、 '~`゙'゙`` :| i' ( ( )
゙i ヽり, '~´`´´` ::. r' ヽヽ ノ
\ 从 | ) ))
゙ー'ヘ _. _. | (,, (
ヽ _,,...-''___|_____)
,ハ. / :;;;;;;;;;;;( ((;;).
ノ \ `゙ー  ̄ ̄ ̄ ̄/ ̄ ̄ ̄ ̄
/ `ァ:.._ ノ / / | ヽ
ノ \:.ヾ‐-:::...-‐'" / | | \
マキゾエ 絵がかわいー!
前スレを強引に埋めたバカがいるな
>>9 なんだろう・・・・・・なんだか懐かしいような・・・・・・前にもこんなことがあったような・・・・・・
はっ! これが噂のデジャヴュって奴かァーーーーー!!!!!1
壊拳トリック見破れた俺SUGEEEEEEE!
壊拳のトリックは事前に聞いていたからすぐ分かったぜ。
前スレの最期の方、ヘルシング地雷コピペなかなか良かったぜ。
GJ。
次はジークジオンで頼む。
遅くなったが
>>1乙
マキゾエより攻撃力の高い作品が出てくる事に期待。
誰も彼も喜々として
地雷に向かって突撃していく
一体誰があの中で
褒め殺しの野で
あの中で生き残るというのだ
きっと誰も彼も喜々として
死んでしまうに違いない
爆発の中で
ポエムはイラネ
ヘノレシングかとオモタが
ヘルシングのメガネ童顔神父がいったセリフ
フェイトと勘違いしそうになったが
>1 スレ立て感謝。
つーか早く誰か褒めちぎれよぅ。
俺も今バイトでウィザードとカンフーファイターとタイピングハイ買ってきたけど、
褒めちぎれるかどうかはまだ分からんので。
わかった、スレイヤーズを誉めちぎればよいのだな?
なんかテンプレが厨臭いのになってるし('A`)‥‥
>>1乙
「セルフィス様は馬耳東風!」弐宮環
第14回ファンタジア長編小説大賞佳作の、知る人ぞ知る名作を今日は紹介したい。
半人前の召喚術師である少年が、風の精霊であるヒロインの尻に敷かれつつ
修業の旅をしていると、なんと野良精霊に襲われている村を発見。
野良精霊の発生源をどうにかしてくれと頼まれて調査してみると……
という感じで話は始まる。主人公はすさまじい素質を秘めながらトラウマのせいで
まともに精霊を使役できないという設定。主要購買層のハートを鷲掴みである。
女体を描き慣れた絵師の筆力を最大限に引き出すように、ヒロインは入浴したり
触手付きな精霊に襲われて苦戦したりと中二男子を狙い撃ちする大活躍っぷりだ。
ボーイッシュ系孤児・ロリ系巫女の義姉義妹村娘コンビ(百合気味)や、
見た目10歳くらいのショタ精霊など、各方面へのサービスも万全である。
だが、誤解してはいけない。この作品にはシリアスな一面も完備されている。
すべての元凶だった突然変異の精霊が絶望の果てに人や精霊を喰っていく描写は、
コメディ部分とのギャップによって、絶大な悲愴感を感じさせてくれる。
主人公がトラウマを乗り越え、喰われてしまったヒロインを召喚術で救う
場面では「どんなに強い力を秘めていても心が強くないとダメだよ」という
作者からのメッセージが読み取れるだろう。
舞台を和風の異世界に設定して読者の大和魂を心地よく刺激し、
あえて横文字の名前な精霊を配置して「精霊とは異邦のものだ」と視覚的に訴え、
“斬颯風精”と書いて“シルフィード”とルビをふって横文字の意味を判りやすく伝え、
“送還する”と書いて“かえす”とルビをふるなどして低年齢層の読者を気遣う。 素晴らしいテクニックの数々は、新人らしい荒々しさで我々を魅了する。
あとがきでは、作者が自作のキャラ(改稿時に消えた一人称「ボク」のロリ)と
対談するという捨て身のギャグまで披露してくれる。まさに到れり尽くせり。
「解説 っぽく」と題されたセールストークの塊からは、編集部がこの作品を
どれだけ高く評価していたかが垣間見られることだろう。
貴方にも是非この感動を味わってほしいと、心の底から私は願う。
すまん、改行ミスった。
前スレ終盤で、東京忍者が「つまらない小説」の一つとして
挙げられているのに愕然とした。
アレ、小説か?
29 :
1/3:2006/02/12(日) 17:38:39 ID:o6AwNEQ7
「やあボブ、どうしたんだい、そんな浮かない顔をして」
「ああ、聞いてくれよジョー。表紙買したラノベが予想外に詰まらなくてさ」
「なるほど、ラノベ読みなら一度は通る道だね」
「何かいい回避策ってないのかなあ?」
「つまり事前に面白い作品を知っておきたいと、そういう事だね?
OKOK。そんな君にお勧めなのが今回紹介するこれ『とある魔術の禁書目録』だ!」
「ワァオ、なんだかタイトルからして不可思議感が漂っているね!」
「先ずはこの作品の世界観の大きさからだ。超能力や魔術によるバトルものっていうのは
良くあるけれど、この作品ではその両方が同時存在している。何ともスケールの大きい
話だとは思わないかい?」
「凄い、主人公のどうでもいい心理描写だけがグダグダ続くような、セカイ系みたいな作
品とは一線を画すね。でもそれだと設定が多くて話がややこしくなったりするんじゃな
いのかい?」
「おっと、それは浅はかな考えだよボブ。ここで登場するのが主人公の能力『幻想殺し』
さ。――超能力だろうが魔術だろうが、それが異能の力であれば神様のシステムですら
打ち消す事が出来る能力――どうだい、わかりやすいだろう?」
「シンプルだね! でもその能力って最強なんじゃ?」
「おっと、またまた浅はかだよボブ。主人公のこの能力は、右手、しかも手首あたりまで
しか効果範囲がないんだ」
「考えられてるね! 最強主人公にうんざりしている僕にはおあつらえ向きだよ」
「そうだろう? 主人公はその制限をもろともせず、右手以外は普通の人間と変わらない
体にもかかわらず、もちまえの正義感と熱血で並み居る強敵に挑むんだ」
「あ、熱い、熱い展開だよジョー! 今すぐ買いにいってくるよ!」
30 :
2/3:2006/02/12(日) 17:39:25 ID:o6AwNEQ7
「まあまあ落ち着けよボブ。この作品はそれだけじゃ終わらない」
「ま、まだ何か、名作足りえる要素があるのかい?」
「当然だよ。それはなにか? 一人一人が魅力に溢れた、大量のヒロイン達だ!」
「そうか、昨今の萌え偏重みたいなのには些か抵抗もあるけど、レーベルによっては大事
だよね、ああ電撃文庫なんだ、ならその、うん、納得だよ」
「言っておくが、脇役の女性キャラばかりが表紙に登場して主人公が一度も表紙を飾った
事の無い、某最終巻が1000P超えの鈍器な作品とかを想像するなよ?」
「い、いや別にそんな事はあわわわ」
「では気を取り直して解説を続けよう。ロリシスター、素朴な巫女、ツンデレ女子中学生
一万人の素直クールな妹達、お姉さん剣士、裸に毛布一枚幼女、巨乳メガネ、二面性シ
スター、百合百合ツインテール。代表的なものだけを列挙したが、どうだい、爽快とは
こういう事をいうんじゃないかな」
「豪華だね! 属性の合わないヒロインしか出てこない作品は魅力半減だからね。 でも
それだけ多いとごちゃごちゃになるんじゃないのかい?」
「NO! 断じて、NO! 普通の作品だとそうだろう、しかし、この『禁書目録』は違
う。これは言わば鍋料理なんだ。世界観というスープが素晴らしい為、普通であれば個
々に自己主張を始めそうな味を見事に纏めている。最高の食材の味を生かして、あえて
調理の方法は煮るというだけに留めているんだよ」
「料理の部分は分かりにくかったけど、つまりは良い出来だって事だね」
「その通り。各人が特徴的な言葉遣いな為、複数のキャラが入り乱れて会話をしたとして
も、誰が喋っているのかは一目瞭然というメリット付きだ。当然ながらサービスシーン
も多数用意されているよ」
「読者にも配慮している優しい作者なんだね」
31 :
3/3:2006/02/12(日) 17:39:59 ID:o6AwNEQ7
「ああ、これこそ新世代の燃えと萌えのハイブリッドさ。赤髪赤目メロンばかりじゃない
訳だよ」
「ファンタスティック! 断然読みたくなったよ」
「これを読んだらもう他の作品なんて手に付かない、その状況を的確に表している台詞が
本編にあるので是非引用しておこう。あるキャラの決め台詞と目されるものだ」
「なんだかワクワクしてきたよ」
「『悪りィが、こっから先は一方通行だ』」
「そんな訳で、僕も凄く楽しみにしている『とある魔術の禁書目録』、皆も宜しくね!」
なんか会話形式だとよみにくいな…
>>25 なんかすごく購買欲そそられるんで今度探してみる
>>29が普通に鎌池儲に見えた自分はもうだめだと思う
いや、これ皮肉になってないよ。
購入スレと勘違いしてないか?
大切なのは嘘をつかず褒める事のみで別に皮肉にならなくてもいいと思うが。
>>34 むしろいかにも嫌いだと言う皮肉臭が出てると面白くないだろ、
おまいが勘違いしてないか?
この欠点をこんな言い回しで賛美できるのか、
というのこそこのスレの見所。
良作を褒めてもネタにならんのですよ カンフーファイターとか
前スレでも、皮肉とmixi大好きな電波が居たなぁ。
どんな作品にも必ずある“良いところ”を探すスレなのに。
良いところを探すだけのスレでもないんだが。皮肉でも大歓迎。
とにかく駄作をいかに褒めちぎるか、だろ。
皮肉臭さが出過ぎるとだめなのは単純に印象が悪くなるから。
一ヶ月たたず2スレ目行くとは思わなかった。1&職人乙!
『アルティメット・ファクター 軌道上のキリングゾーン』 椎葉周
「まだ戦いたりねぇんだろ? 敗残兵――その戦争、おれが買ってやる」
惑星テラ・インコグニタ――携わった遺伝子操作兵≪U.L.T.I.M.A.T.E≫と一般人類に
よる戦争の傷跡も癒えないこの星では、民間総合軍事企業と呼ばれる傭兵業が盛んだ。
と、世界観を書けば一般ラノベではある。しかし椎葉周は違う。
そのやや平凡ともいえてしまう設定に、どこか懐かしい感覚を覚える性格や言動のキャラ
クターを挿入することによって霧散させている。
わざとらしく中身のない会話を成立させるという高等テクニック。硝煙や薬莢といった
現実味に『特殊能力』という自らへのアンチテーゼを織り込む才覚。特に筆舌すべきは
『光の刃』――フォトン・ウィーバーという呼称を持つ武器が、かのルーカスアーツに
対する敬意を表している点である。
『短編連作』と広告した最新刊をあえて『一冊断続』という仕様にしている点も、読
者の目を見開かせる重要な『ファクター』となっていることは間違いない。
……あれ、これ普通の評価だ
41 :
イラストに騙された名無しさん:2006/02/12(日) 20:42:55 ID:H4Cn7L/2
基本、つまらない地雷などのネガティブ評価。
それを皮肉るかよかった探しをするかは書評家次第。
個人的には、つまらなくても愛を持てる作品でないと評する気もおきないけどね。
物凄い、て云うより嫌ーな勢いで伸びてるなあこのスレw
皆そんなに名作にぶち当たってるのか…
自分は小心者だからなあ…偉いなあ皆w
名作は心にとても大きな物を残すからなぁ。
売れる作品にはない、もっと重い物だな。
肩とか首が下がるんだから間違いなく重い。
俺、この本読み終わったら結婚するんだ。
いや、本自体が地雷だから死亡フラグ立ってる。
さや、最近の地雷は生かさず殺さずが主流かと
みんなキャシャーソ見てたのか
壮大なPVだったな
>>48-49 日曜洋画劇場特別企画 キャシャーン特別版
152 名前:〈(`・ω・`)〉Ψ ◆EQUAL/Pi.Q [2006/02/12(日) 21:52:56.49 ID:pBUYeLiV0]
おい!!!すごいことを発見した!!!!
音声消して,画面から目そらすと,ちっとも不快に感じない!!!
板 違 い
欠点をさも長所のごとく書いて人を騙すのがこのスレの醍醐味だと思うのだが
とりあえずパターンを考えようぜ。
1.みんなが気付いていない面白さを書く。
2.欠点をさも長所であるかのように書いて騙す。
3.嘘はつかない範囲で物語を曲解する。
4.本の内容に触れない。
このスレが職人に及ぼす効用
・未知の作家の作品購入に迷いがなくなる
・柔軟なものの見方を養える
・購入報告が入るたび、罪悪感と紙一重のどす黒い快楽を味わえる
・地雷認定してほったらかしていた作品を褒めちぎるために再度熟読することで、
実は微妙に面白い作品だったと気付いて、嬉しいような哀しいような気分に浸れる
>>54 今度見本に良い物が書かれたら一つテンプレに入れる事にしない?
なんか作品を褒めるんじゃなくて、改変はしてあっても結局裏表紙的なシナリオ紹介をしてるだけって文章が幾つかあるような気がする、面白いから良いってのもあるんだろうけど、なんかスレの趣旨とは違うかなと思わないでもない。
まとめサイトを作っているのだが前スレのdatファイル(かちゅ以外)をうpして貰えない?
秀逸なのはやっぱ陰陽師でしょう
60 :
イラストに騙された名無しさん:2006/02/13(月) 11:47:37 ID:KteuQhP3
「陰陽ノ京」とか、低俗な設定オタなら泣いて喜ぶ程度には、当時の風俗とか
口調とか考え方とか無視しちゃってるけど、いかにもご都合主義って感じに
なってないのがスゴイ。やっぱりラノベはエンターテインメントなんだから、
世界観は物語の雰囲気だすための小道具で充分っていう好例ですな。
それは皮肉だ
これくらいバレバレの嘘ならいい気がする
『火目の巫女』杉井光・電撃文庫
どの審査員にも「豊作」と言わしめた、第12期電撃大賞。その銀賞受賞作です。
うるさがたの高畑、安田、深沢といった審査員も口を揃えて後半の展開を絶賛しました。
見方によっては弓道を題材にしたスポ根もの小説ともとれますが、メインはやはり巫女萌え。
ていうか常和萌え。幼女の他にもお姉さんタイプやスポーツ少女タイプの巫女を揃えています。
もちろん百合展開あり、お風呂のシーンや行水でのいちゃつきなどサービス精神満載。
精一杯背伸びした少女達の淡い恋模様と、ちょっとエッチな冒険が繰り広げられます。
子供から大人まで安心して楽しめる、良質のラブコメアクションです。
でも挿し絵はきわどいのが多いから、電車の中で読むのはちょっと不安かも?
すばらしく感動的でほのぼのしたハッピーエンドがあなたを待っています。
本当にありがとうございました。
>本当にありがとうございました。
が危険だなw
>>63 うまいなw
たしかにラスト1行が無ければ気が付かないほど自然だ
真実を隠すタイプの嘘か。やるなあ
作者はもっと下手だw
しかも作者より縦読みが自然だw
>66
このスレは「嘘」だけは禁止だろう
だますスレにはなってはいけないと思う。
気持ちよく勧めるスレだよな!
74 :
1/2:2006/02/13(月) 16:12:05 ID:MkPcfrZn
「ぼくと魔女式アポカリプス」 (著:水瀬葉月/イラスト:藤原々々) 電撃文庫
この物語は主人公・宵本澪とヒロイン・砧川冥子との告白シーンから始まる
一見普通のボーイミーツガールモノに見える事だろう
だが、作者は類稀なる感性によってここに意外性を加えた
そう、告白は破談に終わってしまうのだ!
しかし、そのまま終わってしまっては話が続かない
ここでは詳細を語る事は遠慮させて頂くが、なんととある事故により主人公が女の子に変身してしまうのだ!!
全く恐るべき感性と構成力である
もちろん、ここで話が終わるラノベなどあるだろうか?いやない(反語)
この物語には主人公・ヒロイン以外にも、とても魅力的な登場人物達が登場しその魅力を存分に発揮する
主人公に密かな想いを寄せる男勝りな性格の幼馴染と、それを見守るその友人
女性化した主人公に性欲を持て余す親友、主人公に特別な感情を抱き便宜を図る教師
この他にも様々な登場人物達がこの物語を彩る
そして、青春の青臭さを思い起こさせてくれる事は想像に難くないであろう、素晴らしい物語を紡いでくれる
75 :
2/2:2006/02/13(月) 16:14:22 ID:MkPcfrZn
だが、作者のサービス精神には頭が上がらない
当然のように女性化した主人公の描写はあり、なんと外で上半身裸になるというシーンが何度と無くあるのだ
更には「胸を揉まれる主人公」イベント、「初めてのブラ」イベント等、思春期の性少年を直撃するようなイベントが目白押しである
また、これを忘れちゃいけない!女の子のお風呂シーン!というお約束ももちろん織り込み済だ
作者の勤勉さには、エコノミックアニマル・日本人も驚かされる事であろう
こうしたお約束を踏まえつつ紡がれる物語、物語の終盤に訪れる再度の告白シーンは必見である
一度は破談になったものが成功するとは、一体どのような心情の変化であろうか?
だがしかし、そこまでこの物語を読んだ読者ならば恐らく誰でも理解出来るであろう
未読の方は是非とも読んで確かめて頂きたい
物語を通して精緻に語られる主人公の心情は正に圧巻であり、大半の読者は同じ想いを共有するだろう
ただ惜しむらくは、この物語はこれ1冊ではどうも完結していないようである
いや、これからも期待出来ると言う意味ではむしろ喜ばしい事であろうか?
最後に一言これだけは言わせて頂こう、某・女女女とは全く似ても似つかぬ話であると
>>74-75 フツーに読みたくなってしまったではないかw
最後の情報が物凄く重要そうな気配があるけどw
>作者の勤勉さには、エコノミックアニマル・日本人も驚かされる事であろう
ハゲワラ
>>74 確かに。
地雷臭がプンプンなのに妙に買いたくなる紹介文だw
ここは心地良く真実を教えてくれるスレですねww
少し前に出てたテンプレに秀作を、という件だけど、
次スレが立ちそうになったらそのスレのMVPを決めてそれを次のスレの
>>1とかに書く、というのはいいんではないだろうか、
と思った
レス2つ3つにまたがる長文もザラにあるからなぁ。
1の末尾に「前スレMVPは>>○-○」みたいに書いてコピペするとか。
>>74-75 この作者のサービス精神はデビュー作からあったな
これを見てなかったら買い忘れてた
初代スレのだったら33の陰陽師を推したいな。
二次被害もかなり発生したみたいだしw
ありゃ信者が殉教自爆しただけだろ
放課後退魔録 / 岡本賢一 / スニーカー文庫
「定番のものは、常に効率的で、しかも美しいのだよ」
猟奇で有名なある人は言った。
そう、定番は確かに安定している・・・反面、退屈でもある
この作者は使い古された定番にエロスにもって新たな息吹を吹き込んだ
ロリ体形のバニーガールが処女をもらってくれと絶叫し
異星人の少女はバニーガールの胸を揉みしだく
大きくなった父親のものに抱きつく実の娘
主人公にその割れ目を開く天使の少女
しかもこれらは作中に含まれるごく一部でしかない、なんというエロス!
定番はエロスによって救われるのだ!アレルヤ!アレルヤ!
未読の方は是非スニーカー文庫にあらざるエロスに浸って欲しい!
で、結局このスレで紹介されてる小説はつまらんのね・・・
購入後、どう褒めてやろうか頭を捻るほど楽しいんじゃないか。
なんで読書感想文を楽しんで書かなかったのか悔やまれるほどだ。
ちょっと地雷撤去してくるノシ
「リアル鬼ごっこ」
作品が名作と呼ばれるかどうか、その条件はなんだろうか。
すばらしいストーリー? 美しい文体? 心に残る登場人物?
それらは必要だろうがが、必ずしもそれだけではない。
どんなすばらしい作品であっても、読まれなければ評価されないのである。
いや、多数に読まれれば評価なんて後からついてくるのかもしれない。
作家は本を書き終えてしまえば売れるかどうかにはタッチできない。いいところサイン会に
出席する程度であろう。その後の読まれるための努力は営業力にかかっているのである。
本は作家だけではなく、編集や営業、はては印刷や運送といった人間の共同作業だ。
本書においては、その中でも突出した営業力がこの作品を名作たらしめているのである。
現在、某IT企業が中身のない虚業で株価を吊り上げるというニュースが取り上げられている。
だがそれが何だというのだ。たかだか中身がないだけではないか。本書を見てみたまえ、中
は空っぽどころかマイナスがスタート地点なのだ。文芸社の営業力はそれすら覆してみせた。
単純なストーリー、稚拙な文体、薄っぺらな登場人物。それらすべての欠点すら乗り越えて
この本は売れ続けている。そこに注がれる営業努力に、私は感動を禁じえない。これこそ本
書で最も賞賛に値するところなのだ。
そして、文芸社の営業力の素晴らしさが本書だけにとどまらないことは知る人も多いだろう。
文芸社の主催・協賛するコンテストに応募した者はその一端を垣間見ることになる。
「自費出版で本を出しませんか?」
彼らは、作家に対しても営業努力を惜しまないのである。
リアル鬼ごっこキタコレ。
出来れば極悪な増刷方法にも言及して欲しかったぜ。
『ある日、爆弾がおちてきて』 古橋秀之 電撃文庫
電撃を代表する作家第一位!
つま小スレ作家別紹介数第一位!
品薄率第一位!
もっと売れて欲しいライトノベル作家第一位!
ラ板的影響力がある作家第一位!
ラ板的評価が高い作家第一位!
コアな支持を持つ作家第一位!
2005年下半期ライトノベル板大賞受賞作!
(2006年1月 ラ板調べ)
表題作を含む七編を収録。
第2回電撃ゲーム小説大賞・大賞受賞作家が送る珠玉の短編集。
上記のコピーの通り熱い支持を受けている。
しかし残念ながら売り上げは今一つ振るわず、一般的な知名度はあまり高くない。
そういう意味では、目に露わな「落ちてきた爆弾」というよりは、隠れた名作、
「埋もれたる爆弾」とでも呼ぶべき存在となっている。
是非この機会に一読をお奨めする。
つまらない小説ではなく、売れない小説になっている件について。
悪意ある見方をするならば、宣伝乙。
>94
ここは褒めちぎるスレであって、お奨めするスレじゃないと思うんだが...。
事実や評価よりも、自分が受けた心からの感動を熱い思いで語ってほしいよな。
>>94 > 「埋もれたる爆弾」
それは地雷とか呼ぶやつではなかろうか。
>>97 不発弾は地雷じゃない。
爆発的につまらなかったんじゃなく、ごく普通につまらなかったんだろうさ。
>>92 作品については貶してしかいないな、悪いけどつまらん。
>>88 このスレで紹介される小説は基本的に次のどれかだと思うんだ
1:筆者(このスレに書きこんでる人)がSUGEEEEつまらないと思った小説
2:筆者がつまらないと思ったわけでは無く面白い訳でも無いけどネタは豊富だと思った小説
3:筆者は面白EEEて思ってるけど、冷静に考えてみると一般的には受けないだろうと思われる小説
4:売れてはいるが、ラノベ板的にはつまらないとされてる小説
それと、面白い(つまらない)と好き(嫌い)は必ずしも一致しないと思うんだ
例えば、 「ぼくと魔女式アポカリプス」読んだ感想はすごい好みの話だったんだ
でもね、
>>74-75を書いてこのスレに投下したんだ
何が言いたいかと言うと、貴方にとっては面白いかもよ?後、つまらなくても買う価値は有るかもよ?
という事です・・・
>>9とか見ると目から鱗が落ちるかも!
>>100 俺がシリアスレイジ書いた理由は2+3だな。
「俺自身好きでおもしろいと思ってるけどネタは豊富だと思う小説」
そして俺が次に書こうと思ってるのはヤマグチノボルの描きかけのラブレター。これも愛ゆえ、だ。
天涯少女シノで書きたいんだが、どうにも適当な言葉が出てこない。
誰かあの作品の素晴らしさを語れる人はいないだろうか……
前スレのサイバーミステリの2回目を書いた時は、
4+ラノベ板での評価をちょっと上げたかった、というところか。
バレスレに2作とも書いたほど好きなんだよな、本当。
並以上の作品さらすと、たんなる宣伝文に成り果てるか
無理やり駄目だった探しした上にまたいいふうに言い換えるっていう
二重の無理になるからイマイチになるよな。
あーネタ氏以外の諸君。
雑談はどっか別の廃スレでやってくれんか?
107 :
イラストに騙された名無しさん:2006/02/14(火) 10:55:14 ID:ECdCNyZu
「お留守バンシー」 小河正岳 電撃文庫
見所はひとつ。言うべきこともひとつ。
「幼女のオパーイを吸うため、白髪ジジイが走るッ!」
・・・これは平成という混沌が生み出した、禁断の書物である・・・。
褒めれるようになってから出直してこい。
こういうスレって俺様ルールを押し付ける自治厨が出ると途端につまらなくなるよな
>>110 つまらなかったら面白い別のスレに行けばいいじゃない
スレを良くしようとする為の言動を、
「自分が場所考えずにしゃあしゃあ雑談したいがためだけに」
自治厨とかほざいて理屈抜きに追放しようとするバカが出だすのが
良スレの糞スレ化の始まりなんだよ。
>>110 俺様理論で恐縮ですが。
自治厨が出るようになった後、自治厨に対する文句をたらたら垂れ流す
やつが出るとスレも末期症状なわけですな。
いいからネタ出せ。
俺は地雷を踏んだことが無いのでネタが無いんだが。
前スレのdat ください。
>>116 ちょっと待て。そこは毎年地雷賞の投票と集計に使われてるスレじゃねーか。
止まってない止まってない。
地下スレでひそひそ雑談するのも面白そうだが、使用状況はちゃんと確認しとけ。
118 :
1/2:2006/02/14(火) 16:13:42 ID:MNAbZP4d
それはそれとしてレビューだ
>>74にもあるが、ちと違った角度から…
「ぼくと魔女式アポカリプス」 (著:水瀬葉月/イラスト:藤原々々) 電撃文庫
「 痛 さ 」
これがこの小説のメインテーマである。
第一に物理的な痛さ
「包丁の先端がゴリゴリと前後に動いている(中略)彼女は肉を裂き、筋を切り、関節に達すると
刃先を捻って白骨同士の結合を断つ」
これが魔女っ娘ヒロインの初魔法シーンである。なんというビビッドで美しい表現だろう。
ヒロインが自分の指を切断するという一見するとグロテスクなシーンが美しく、詩的に、格調高く
しかもリアルに描写されている。
第二に主人公の痛さ
「この『普通』から脱却できる人間はいない。(中略)けれどもぼくに微かに残っている矜持は
無駄な抵抗を止めることは許してくれない」
平凡を嫌う言動の痛さ。上滑りするセリフ回し。空疎な独白。素晴らしい人物描写力だ
これだけ「痛い」主人公を表現できる作者の感性には、読者は皆、驚嘆を覚えざるを得まい。
119 :
2/2:2006/02/14(火) 16:14:06 ID:MNAbZP4d
第三に登場人物の痛さ
男言葉の隣の幼馴染、「お兄ちゃ」と呼んでくっついてくる妹、メガネの内気なヒロイン。
これだけベタな登場人物をあえて配し、正面からぶつけてくる作者の心意気に圧倒される。
第四に精神的痛さ
なんといっても、ラストシーンにおける「あの人」をピーしなければいけなくなるという切なさ、
主人公の悲しみが読者を打つ……しかし実は「あの人」では無く「この人」をピーしなければ
ならなかったのだ……しかししかし本当は「この人」では無く「その人」をピーしなければ……
……痛い。 なんつーか痛い。 クドイぐらい痛い。 これはもはや読者の痛みレベルに対する
挑戦と言って良いだろう。
最後に、最も痛いのは「魔法メガネっ娘が鎖に縛られて、肌も露な格好をしている」イラストで
本書を買ってしまった我々であろう。 作者の深謀遠慮は痛みをメタレベルまで引き上げること
に成功しているのである。
自治厨って言葉は好きではないが、
多くのネタPartスレで繰り返される
始めの「スレ違い」
続いて「過去ログ嫁」
止めの「過去に散々議論した結果のルール」
以下ループ
って流れを見てると本当にウンザリしてくる
スレに漂う雰囲気・流れを守ろうとする動きが、守ろうとしたものを味気ないモノに堕とす
普通にヌルーでイイじゃん
良スレは良スレたらんとして良スレになるもんじゃ無いでしょ
基本的なことはテンプレに纏めて、後はスレの流れに身を任せるのが便所の落書きの楽しみ方じゃない?
時には横道に逸れるのもアリじゃないかと思うよ
妙なコテハンを有難がったりしない内は、本筋で変な流れにはならないだろうしね
もし、駄レスが嵩み駄スレに成り下がったとしても
それはスレに集まった人が作った結果だし、かつて良スレだった事には変わりが無いのだから
そん時はまた新ネタで楽しめばいいじゃん
何言ってるんだろうな、スルーしてくれ
同じようなこと考えて文章推敲してたら
>>121に先を越された罠
富士見ファンタジア文庫
『マテリアルゴースト』葵せきな
「半径2m範囲内」、それは僕と彼女が触れ合える秘密の領域……!?
美少女幽霊×死にたがり少年×巫女娘×横暴なツンデレ先輩の爽やかな日常生活を甘く描いた ファンタジック・ゴースト・ストーリー!の傑作。
そして、最も素晴らしいのは作者が、世の中に蔓延する自殺志願者を止めるためにこの作品を書いている事である。その作者のメッセージは、随所に主人公の「死にてぇ」という台詞から想像できる。
余談だが…この作品は、第17回ファンタジア大賞【佳作】をとっている。
>>121 実際に雑談やネタクレクレで破壊されたスレを一つでも見ていれば、
そんな楽観的ヨタ話は出来ないと思う。
増してや2ちゃんねるにおける「春」も間近だ。
今のうちに基本方針は固めておく必要があろう。
なんにしても自分が正しい、だから自分の言う事聞けーみたいな奴は最ッ悪にウザいな。
特に自己正当化した上に他人を意図的に卑下しているヤツは最低だ。あえて誰とは言わんがね。
しかしこのバカは自分を何様だと思ってるんだ? ……まぁ、まったりやろうぜ
>>471 もしよろしければkwsk
>>469 スレ違い、過去に議論した結果できた決まり、
俺は間違ってない、以下ループ 。
本当ウンザリ。
スレの雰囲気の為に決めたものなのに、それに固執して
決まりそのものを雰囲気の悪化の要因にする奴。
ヌルーでイイじゃん。なぜできない?
自然に分かれていくし、そうでなければまた統合するだけだ。
それもまた住人の意思。
お前みたいなのを自治厨と言うんだ。
>>126 そんな先まで議論が続くことに絶望した!
超・誤爆。
何か、自分ルール語りしちゃってスマソ
スレのルールについて話があがり始めてたので、
あんまキチキチな感じにならなければいいな〜と思い書きなぐってしまいました
このスレ好きですよ〜
久々に良いスレ出会いました
このスレの住人が持っていることが望ましい能力
Lv1
長所を見抜く能力
どんな作品だって長所があるはずだ!
Lv2
短所を長所にすり替えてみせる能力
前スレ604を例として
ベタベタ→王道、伏線がない→意外性のある
Lv3
どんな地(ryも恐れずに進む勇気
追記
投稿が面白くなかったならば都合がいいじゃないか
このスレタイにふさわしく
つまらなかったなら褒めちぎってみせるんだ!
132 :
1/3:2006/02/14(火) 20:17:37 ID:utG/HLlL
『激突カンフーファイター』 清水良英 富士見ファンタジア文庫
我々の愛好する類の小説が、「ライトノベル」の一言で総括されるようになったのはここ数年の出来事だ。
固有の名を得たということは書籍ジャンルの一成員と認知された証だから、素直に喜ぶべきではあるが、
喜ぶばかりでもいられない。名は体を表し、体は名に縛られるのだ。
送り手も受け手も「ライト」という単語に流されすぎではないだろうか?
様式美の名の下に使い回されるプロット、カタログ化されたヒロイン達。読者は読解の努力も求められず、
気に入ったキャラに萌えながら台詞と地の文の重要そうなところを飛ばし読みするだけで事足りる。
与えられるものを享受しつづけるだけでそれなりに快楽を得られるのが今日のライトノベルだ。
そんな潮流を決定付けたのは、もしかしたら本作『激突カンフーファイター』だったのかもしれない。
>「溝口さんは、ブリーフ派だったのですか! 知りませんでした。
> 署長からはなにも聞かされていなかったもので」
>「署長にはワシが口止めをしておいたのだ。ブリーフと刑事の仕事能力には何ら
> 関係ないからな。あえて公言することじゃないだろう?」
>そう言いながらポケットから出して見せたのは警察手帳。シースルーシャツの
>胸ポケットから出したため溝口の左乳首は、晴れて真打ち昇進だ!
>マリエは真打ち昇進おめでとうと心の中でささやいた。
本作は全編通してこんな調子である。ストーリーの随所にギャグが仕込まれるのではなく、
ギャグの息継ぎで時々ストーリーが進むのだ。飛ばし読みして話の筋だけ追うような楽しみ方は
通用せず、お手軽に萌えさせてくれるようなヒロインは存在しない。
個々のギャグは非常に高い水準にあるにせよ、あまりに間断無く立て続けに繰り出されるため、
過剰摂取の拒絶反応で本を投げ出す確率は決して低くない。
これは著者の力量不足か、はたまた富士見書房の愚挙なのか?
私にはどちらも違うように思える。きっと彼らは(辞書的な意味での)確信犯なのだ。
133 :
2/3:2006/02/14(火) 20:18:29 ID:utG/HLlL
印刷や出版が今ほどの爛熟を遂げていなかった時代、読書は富裕知的階級の特権だった。
また、かつての我が国の国語教育においては、教師の朗読する漢文の読み下し文を
子供達がひたすら後を追って読むというスタイルが一般的であったという。
意味も説明されぬまま読み続けるのは苦行であったろう。だが彼らは読んだ。
意味など分からなくとも、読み終えた自分はより優れた自分になっていると信じて。
このように読書とは、ある種の崇高さと不可分な行為であり、
一度開いた書物はそこから何かを得るまで労苦を伴っても読み続けるべきものだった。……過去の話だ。
著者・清水と富士見書房は、そんな失われつつある『読書』の聖性を取り戻そうとしたのではないだろうか。
ここで主語に出版社まで加えるのにはそれなりの根拠がある。
富士見書房は本作の出版より2ヶ月ほど遡った2000年11月に富士見ミステリー文庫を立ち上げている。
これはミステリ作品の犯人・トリックの推理という形で、ライトノベル読者に能動的な読書態度を
根付かせる試みだったのだろう。
そして翌年1月、本作がファンタジア長編小説大賞準入選の肩書きと共に出版される。
前述したとおり、読みきろうという強い目的意識を持ち、投げ捨てたくなる衝動を相殺しうる
自分なりの楽しみ方(※)を見つけなければ読了すら難しい本だ。
本作は、言うなれば“試しの書”なのだ。我々読者に対する悲愴なる問いを投げかけていたのである。
労苦を伴う読書に耐える気概があるか?
消費者ではなく読書人であり続けられるか?
134 :
3/3:2006/02/14(火) 20:19:21 ID:utG/HLlL
それに対し我々はどう答えたのか……ここでは言うまい。以下事実のみを記す。
作者、清水良英は本作以降沈黙を保ち、新作を発表していない。
2003年12月、富士見ミステリー文庫リニューアル。「L.O.V.E」をキャッチフレーズにミステリ色を薄め、
学園ラブコメ等のジャンルを拡大させる。
この富士ミス路線変更を、富士見の堕落だ敗北だと揶揄する者がいる。
果たして真に堕落し敗北したのは誰だったのか……
本作の巻末、編集部による解説の末尾にこんな一節がある。
>『激突カンフーファイター』は世に出ました。この作品が、きっと富士見ファンタジア文庫の
>新世紀を告げる一冊になるとわたしは信じています。
>清水良英という異才を世に出した作品として、この作品がみなさんに末永く愛されることを。
>そして、これが出発点としていつまでも記憶されることを。
>こんな勝手なわたしの思い込みに、読者のみなさんがもし賛同してくださるなら、それは現実となります。
無自覚のまま通り抜けてしまった選択の時をいまさら悔いても仕方がない。
時代の趨勢に良し悪しを論じても詮無いことだ。
だが私はここを読むたび、我々が選べなかったIFの世界に想いを馳せる。
同時代に生きた者としてそのくらいの感傷は許されるだろう。
※私の場合、岩崎美奈子バージョンの挿絵を妄想することで乗り切りました。
想いを馳せた結果、ヴィクトリカタンハァハァできねぇ世界なんぞ願い下げだという結論に至りました。
というか、ごめんなさい。またしても完全敗北です。
カンフーファイターの内容自体はほとんど褒めちぎれなかった。
誰か真正面からヤツを褒めちぎってみせてくれ……
カンフーファイターはあのイラストだからいいんじゃねーか
いや、しろー大野が最高の人選であることは言うまでもないことでw
>>125 つ[//] ←鏡
スレの事も考えずに自分の感情だけで喚きたてる、
大義すらない香具師が一番ウザい。
お前が何様だドアホ。
ここの住人は全員このスレのために生きてるんか。知らんかったな。
このスレって雑談禁止なの?
>>141 まだスレの方向性が決まってないけど、あんまりスレ違いなのとか
議論とか運営とか内緒話とかは
>>139 って感じで他は良いんじゃない?
>>118-119 うは、今日買ってきた俺も楽しみでしょうがないぜ!キャラ紹介まで主人公の作られた痛さが染み出てるのもたまらない。
地雷だったら褒めちぎろう、面白ければそれでもいい、今日も僕らは前へ行く。
足元見ないで踏み進む。帰ってこれたら儲け物、土産話は冒険譚。
行こう、まだ見ぬ地雷原を目指して。
ついつい痛いポエムまでできちまったよ
前スレの最後でふいんき壊れてたんじゃないの
147 :
114:2006/02/15(水) 03:38:00 ID:bdKSv5Ta
投下されるまで静かにwktkするのが最良かと……
ところで 『火目の巫女』の作者関係無い、内容の褒めちぎりは誰かお願い出来ない?
>>63 は嘘らしいし
>>149 「らしい」って事は読んでないのか?
ちとスレ主旨と外れすぎだと思うが。
今回の電撃新人は電撃スレではなかなか評判いいよな。そのせいか、
どんな褒めちぎりがきてもある意味安心して買える。
>>151 バンシーと狼は読了。
ホンマに新人かって思うくらい上手いわ両者とも。
安心して買えるんだけど、このスレ的にはあんま有難くないなw
著者の水野良はグループSNEに所属
グループSNEと言えばTRPGの国内普及に多大な功績が有る団体です
彼らはTRPGで自分達が楽しむ様子を録音し、それを文に起し、
これをリプレイと称して戦うコンピュターゲーム誌等に掲載しました
これが大変な好評を博し、国内のTRPG認知度は飛躍的に増加することになりましたが、
当時は海外のゲームが主流で、初心者にとってそれは敷居の高さを感じさせるものでした
そこで彼らは新たな道を舗装し指し示しました
日本人の日本人による日本人の為の本格TRPG
フォーセリアと名付けられた世界で繰り広げられる冒険の日々
ソードワールドです
世界の設定を務めたのは著者である水野良
いわばこの世界の神であり、神話の語り部
国内のTRPGに火を点けた誌上リプレイでゲームマスターを務め
それを元に書き上げられた{ロードス島戦記}は彼のデビュー作であるのと同時に、
ラノベの先駆け、聖典・教科書的存在と言っても的外れでは無いでしょう
その彼が聖地である角川=富士見から世に送る新たな教典
それが[魔法戦士リウイ]
高名な魔導師の子として良家で育ち、魔術を修めながらも、
裏通りでの酒と喧嘩を愛し、娼婦達の熱い眼差しを集める青年リウイ
魔術師らしからぬ頑健な肉体を持つ彼が、酒場で3人女冒険者達と出会う事から物語りは始まる
男嫌いの彼女達が引き起こした喧嘩に巻き込まれ、その挙句宗教上の理由で付き纏われるリウイ
度量に溢れる彼はツンデレに調教するのもアリか?と彼女達と冒険の旅に出る
巨乳で男勝りの戦士・清楚で気位の高い司祭・小生意気なロリ盗賊に咥え、
幼馴染の眼鏡っ子・奴隷の竜使いを交えて描かれる、ハーレム道中記
思春期の読者の為に、絵師を変更し、敢えてシンプルに描く心理描写
そして明らかになる驚愕のリウイ出生の秘密
国家規模の陰謀も未然に防ぎ、世界の危機に挑むリウイと仲間達
物語を彩る小道具や仕掛けも新たな教典に相応しく、世界を打ち砕く強力なモノが続出
神に愛されしリウイの魅力と潜在能力は、旧作の主人公たる英雄達が認めています
今後の超展開が更に期待出来るシリーズ
ロードス島RPGコンパニオンとか読んでた頃が懐かしい・・・orz
自分でかいといてガックリするなやw
…('A`)モウアノコロノミズノハ…
>153
あらすじ分が多くてイマイチだった。
意外とあらすじと褒めちぎりのバランスって難しいんだよな。
日本人の日本人による日本人の為の本格TRPG
フォーセリアと名付けられた世界ソードワールドの
世界の設定を務めた水野良presents [魔法戦士リウイ]
巨乳で男勝りの戦士、清楚で気位の高い司祭、ロリ盗賊
の、3ツンデレトリオに加え、幼馴染の眼鏡っ子、奴隷の竜使い
を交えて描かれる、ハーレム道中記
他レーベルの主人公も認めたリウイの旅はまだつづく!
とまとめてみたよ
>>153
みんな、何を言ってるんだ!?
『剣の国の魔法戦士』は名作だぞ!!
『火目の巫女』ってあとがきに横読みで
どうみても精子です。本当にありがとうございました。
を挿入した崇高な作者なことしかしらない。
>>159 > 『火目の巫女』ってあとがきに横読みで
> どうみても精子です。本当にありがとうございました。
> を挿入した崇高な作者なことしかしらない。
これって作者が意識的にやったわけ?
>153
>著者の水野良はグループSNEに所属
正確には元だよ。キウイ始める少し前に独立してる。
165 :
1/2:2006/02/16(木) 01:39:18 ID:HfQ3M/Da
『タイピングハイ! さみしがりやのイロハ』 長森浩平 角川スニーカー文庫
本作を一言で表すならば、ハードボイルドサイバーパンク子作り小説である。
主人公が比較的饒舌に心情を語るため厳密な定義の枠内には収まらないものの、
彼のドライな感性と偽悪的な振る舞いはいかにもハードボイルド的だ。
にもかかわらず本作の萌え攻勢には容赦がない。
しょっぱなに登場するのは声を無くしたフォログラフィックアイドル、次いで縞ぱん幼女、
ツンデレお嬢な子作りパートナー、強制なごみ系猫娘と続き、主人公にだけくだけた一面を見せる
生徒会長と無口有能な副会長がたたみかける。
また、主人公が入学することになるローズフィート学園なる教育機関は、徹底して「学園」と呼ばれ続け、
「学校」という一般名詞が存在しないかのような世界が描かれている。
勘の良い方はお気づきだろうが、これらはみなメディアミックスを視野に入れた戦略と推測できる。
特に後者は特殊媒体への移植時に設定上の齟齬を出さない冴えたやり方である。
ここまで商業的な配慮を巡らせた上で、作者・長森浩平は存分に作家性を表現した。
ともすればちぐはぐに思える日常の萌え描写で、情緒に欠落を抱えた主人公の社会への違和を
追体験させられた読者は、やがて「神ならぬ人の身で『知性』を造り出すことの困難」という
骨太なメインテーマと向き合うことになる。
これは生粋のSF者である作者のライフワーク、あるいは初期衝動とも言うべき重要テーマに違いない。
尊敬する作家の名を繋ぎ合わせたという彼のペンネームからもそれは容易に想像がつく。
神林長平、森岡浩之、上遠野浩平。
いずれ劣らぬ現代SFの名手だが、共通項はそればかりではない。
神林の雪風、森岡のアーヴ、上遠野の合成人間。
そう、彼らはみな人工・人外の知性を描く事に長けた作家ばかりである。
長森浩平というペンネームは、偉大な先達の後嗣たらんとする強烈な自負の表明なのだ。
166 :
2/2:2006/02/16(木) 01:40:17 ID:HfQ3M/Da
さて、ライトノベル界における人外知性描写の名手と言えば秋山瑞人を思い浮かべる方も多いと思う。
かくいう私もそんな瑞っ子の一人だ。
だが秋山は姿を消した。
兄の死か乳の誘惑か、原因は判然としないが、本格的な新作をもう一年以上も書いていない。
秋山スレにたむろし虚ろに「EGFマダー?」と呟くファンの姿は、
今はもういない想い人を雨の空き地で待ち続ける少女のようだ。
そんな少女に残酷な優しさで、「お前は……ふられたんだ」と告げる少年こそが、
長森浩平その人なのかもしれない。
学園ワロスw
長森浩平って聞いても懐かしいエロゲしか連想できんかったよw
>>165,
>>168 >尊敬する作家の名を繋ぎ合わせたという彼のペンネームからもそれは容易に想像がつく。
本当にそうなのか?
褒めちぎり内容から見ると、小説の冒頭が「えいえんはあるよ」で始まってそうで怖い。
>>165は茜スキーで長森浩平は瑞佳スキーって事ジャマイカ?
と言うかデビュー前はSS書きだったみたいだしな
やはり元ネタはエイエソ(ryだろう
172 :
1/3:2006/02/16(木) 04:37:48 ID:EycvPFHb
「ぼくと魔女式アポカリプス」 (著:水瀬葉月/イラスト:藤原々々) 電撃文庫
>>74-75 >>118-119にて語りつくされた感がある本作ではあるが、その物語は
まだまだ語るに足るものとして不肖私めもここに書評させていただく。
まず、すでに形式的でもあるが本作の簡単な説明をすると、
普通《ツマラナイ》の現実に無理矢理逆らい生きていた少年が、空気のようなクラスメイトの少女から
告白を受けるところから、少年が求めた『普通』でない非日常が始まるのである。
しかし、その非日常は少年が求めていたものとは異質のものだった。
作中の言葉を借りて言えば「逃れられない終焉」が始まるのである。
そう、この物語は終焉に向かって突き進むばかりの悲劇、しかし、その渦中で
必死にもがき苦しむ少年・少女の生き様《死に様》の哀しくも熱い壮大にし深遠な物語なのである。
なぜここまで生と死や、鬱や哀しみを前面に押し出した物語になったのかと聞かれたら、
私なら「まずあとがきを読め」と答えるであろう。
あとがきには、あまりに高尚・深遠な物語を手にとってしまった時の我々が衝動的にするであろう
奇行の数々を行った著者の記録が記されている。それも著者曰く「あまりの鬱っぷり」故のことだそうである。
新シリーズの立ち上げに苦労・苦悩し、一時は没原稿製造マシーンになってまで得た本書の刊行。
私は読了後にあとがきを読み、この作品のネガティブな現状の中で前進する主人公達が著者に重なって見えた程である
。
つまり、本作は著者の心情と深くリンクした作品故に、登場人物の心情もよりリアルに描かれた結果、
深遠にして壮大、生と死に直結した物語となっているのである!
173 :
2/3:2006/02/16(木) 04:39:40 ID:EycvPFHb
さてその内容であるが、先の説明のように、少年が告白を受けたところから物語は動き始める。
しかし、その始まりは漕ぎはじめた自転車のような緩やかな加速ではなく、
ターボエンジンが咆哮し、白煙上がるタイヤの悲鳴をあげつつ急発進するスポーツカーの如く、急展開で始まるのである
。
市街地に場違いなスポーツカーは度重なる信号無視の結果、事故で爆発四散して炎上するか、
勢い余ったピストンがエンジンヘッドを突き破り、ボンネットすら突き抜けて、空とお友達になるまで止まらない。
帰る車庫もないまま自壊するまで走り続けるしかないのだ。踏み込んだアクセルは戻らない。
先の記述を言い換えよう、「告白を受けたところ」と言うよりも、
寧ろ「告白の瞬間」から運命は終焉へ爆走いや、暴走を始めたのだ。
そんなことにも気付かず、
そして甘酸っぱい、青春時代の代名詞かのような告白シーンが終わりもしない内から、唐突に血なまぐさい戦いが始まる
。
前触れ無く現れたクラスメートにヒロインは包丁で腹部を刺される。誰がどう見ても致命傷、助かりようも無い。
彼女の物語はここで終わり、彼の物語はここから始まった。
・・・そんな悲劇的プロローグと思わせるのも束の間、少女は致命傷から立ちあがり、タイトルどおりに魔女に変身する!
暴走エンジンは止まらない。フルブーストで加速を続けているのだ!自転車乗りの我々は既に因果地平の彼方《オイテ
ケボリ》!
この時点では少年は一度だけ巻き込まれたかのように見えたが、そのありえない光景を目の当たりにした少年は魔女=
少女に興味を持つ。
問答無用、拒否権ナシで自宅へ連れ込み尋問するほどに。それはもう劇中で実妹が薬局にお使いを申し出るくらいの
勢いである。
174 :
3/3:2006/02/16(木) 04:41:40 ID:EycvPFHb
ここにきて浮かび上がる性の問題。そう、本作は生だけでなく性にも深く考えさせる内容なのだ!
その最大のポイントは、興味のあまり首を突っ込みすぎた少年が事故に遭い、諸事情で女性化した
上に突っ込んだ首も抜けなくなってしまう事件だ。女性化した主人公は、細かく記述されてはいないが色々と試したようである。
また、作中では昂ぶった魔女が、自慰行為を始め、ついには少年の口に行為に使った指を突っ込むという暴挙にまで出る!
それも普段は内気で、いじめられっこで、ドモりで、メガネなヒロインが、だ。そのギャップが性的衝撃!色んな意味で想定外!
こんな展開されちゃ原動機ナシ自転車乗りなのにエンジンが止まらない!
想定外と言えば、物語ラストの正体不明な敵と戦い、その正体が明かされる時がまさに最大の盛り上がりを迎える。
俗に言えば三国無双のような大量の敵をちぎっては投げの派手な殺陣を行う主人公。
人間を破壊する一撃一撃の血なまぐさい記述はここでも大活躍。
ヒロインに嘔吐すらさせるシナリオも自然に受け入れられるバイオレンス!
そんな緊迫感と爽快感入り乱れる熱い戦いが終わった後で、種明かしのカタルシスが待っている。
本当の敵は、最悪ながらも主人公が想定していた、読者にもよく分かる伏線を張られた人物でなく、
何のアリバイや伏線もない人物、しかももっと最悪なパターンであったのある!正に想定外!
読者がMMRしている間にもエンジンは超加速!またも自転車乗り達は因果地平の彼方へ突き放される!
とにかく、ありえない敵の正体、想定外過ぎて今度は本書が空とお友達になりかねない!
そして、正体を悟られた敵に、更に最悪の事実を突き付けられ、紆余曲折しつつも敵を倒して物語は休止状態に入る。
そう、物語はまさに始まったばかりなのだ。血なまぐさい戦いで大切なものを沢山失った少年少女。
過負荷による潤滑不良で異音を発しはじめたエンジンは、あやるゆ喪失の末にある終焉にはまだたどり着いていない。
――あと幾度と無く自転車乗りを突き放し続けるだろうエンジンはまだ、とまらない。我々が買う限り!
熱くなって打ち込んでる内に朝になってしまった上に改行おかしいよorz
>>ID:EycvPFHb
すごく読みたくなってきたー。これまでの紹介文ではなんともなかったのに。
3/3の前半部分に萌えた。
ちょっくら(立ち)読んでくる(@u@ .:;)ノシ
178 :
イラストに騙された名無しさん:2006/02/16(木) 10:31:20 ID:XsnGCq1h
>172
最初あらすじっぽくていまいちだなぁと思ったのだけど。
3とかスパークしすぎすげーw
>とにかく、ありえない敵の正体、想定外過ぎて今度は本書が空とお友達になりかねない!
ギガワロス。
犯人はA...のようだが実はB....と思わせておいてC....ってひっかっかったなバーカDだよーん。
って感じですごかったよな。これぞ本格って感じですよ!
ぼくと魔女式アポカリプスか。
これほどまでにそれぞれ違った角度からの
レビューを受け付ける懐の深さ、
そして何よりこれほどまでに熱い「褒めちぎり」を
幾人にも書かせてしまう、その引力。
……ネ申だな。買ってこよっとw
>読者がMMRしている間にも
おいおいw
>あやるゆ喪失
あんたが空とお友達になりそうだな
だんだん気分がノっていくのが伝わってくる文章だなw
魔女式はフツーの凡作だぞ。むしろ結界士のフーガの方が地雷度は高い。
にしても今過去ログざっと見てたんだが、>138はどうも>125に心当たりがあるようだな。何が大義だ、馬鹿かコイツ?w
なんか他人の言葉をそっくりそのまま言い返す事しかできない低脳ッぷりとか、前スレにも沸いてなかったか?
まぁ聞いてやるからちょっと語ってくれよ。お前の言うスレへの考えとか、その大義w とやらについて。んん?
魔女式は地雷の意味が違う感じな気がしたなぁ
されど罪人は竜と踊るの五巻みたいな
せっかく作品の話になってんだから荒れる話題蒸し返すなよ。
ここは君らの勝ち負けの場ではない。
ま、まて。ここで俺が華麗にスルーして別の話題振るってやっから、みんなもちつけ。
ぬるぽ
↓華麗にスルー
191 :
イラストに騙された名無しさん:2006/02/16(木) 17:02:31 ID:KQ5Ua2iG
ガッ
なんてやっちゃいけないよ
「ぬるぽ」 (著:名無しさん/イラスト:山崎 渉) 2chログ
たったの3文字、たったこれだけ、文章というにはあまりにも短すぎた言葉の中に、
闇鍋のように沢山の意味が詰め込まれている欲張りな作品である。
単なる荒らし文句でもあり、言葉に詰まった時の心の叫びでもある。
時には場を和ませる癒しのオーラを発することもある。
だがそこにはすべてがあるようでいて、その実、中身といえるものはなにも無かったのだ。
なぜなら、それは壮大な前フリでしかない。誰も知らないようでいて、誰もがその結果を知っている。
そう、全ては「ガッ!」の為に行われた予定調和の狂言でしかなかったのだ!
「ガッ!」の後に続く物語は誰も知らない。スレッドという白紙の未来を決めるのは
デ ィ ス プ レ イ の 前 の あ な た 達 で す !
ぬるぽで書くとは・・・お見逸れいたしやした。
山崎 渉って誰っすか?
>>192 GJ
イラストレーターに噴いた。
アレのせいで忘れられがちだが、山崎渉って実在の漫画家なんだよな
>>192 お茶噴いたじゃねーか!!ww
これからも(ry
197 :
184:2006/02/16(木) 19:26:05 ID:4GUc6rix
>188
っせーなわかってるよ。一気に読んだから二日前のログだって気付かなかったんだ。
偉そうな口叩くなこのグズ野郎
前スレで希望が出てた「シルフィ・ナイト」に挑戦してるんだが難しいなこれ…
「
>>197」 (著:184/イラスト:無)
私が
>>197を読み終えた時、私の頭の中には「すばらしい」の一言しか思い浮かびませんでした。
>>197とは、それほどまでに圧倒的な文才と表現力でもって構築された作品なのです。
この作品はたった3行で完結しており、しかも、1行目は本編への導入部ですので意味を成してはいません。
すなわち、184は起承転結をなんとたったの2行全てで表現してしまったのです。
誰もが考えもしなかった斬新な発想を大胆を取り入れた184、私は184がこの世界において新たな革命をもたらしたと断言します。
ではそろそろこの作品を順を追って読んでいって見ましょう
この物語は主人公の「っせーなわかってるよ。」という台詞から始まります。
大抵の凡作家が「うるせーな」としてしまうところを、「っせーな」としたのは見事でしょう。
これにより主人公の性格がすぐに把握できるということがまず一つ、
更に何より勢いが生まれたことで、すでに読者は物語に取り込まれてしまうのです。
そして物語中盤、主人公の「一気に読んだから二日前のログだって気付かなかったんだ。」という悲しげな独白。
主人公が、自らの罪を認めることで新たな一歩を踏み出そうとするその決意が痛いほどに胸を刺激して止みません。
確かに主人公が不注意がこの事態を引き起こしたことは事実なのです。
しかし、この独白には「そこまで責任を感じることなんてないんだ」と読者である我々ですら
主人公の肩を持ってやりたくなるほどに悲しげで、憂いに満ちあふれています。
更に盛り上がりは最高潮を迎え、最後に主人公が吐き捨てる「偉そうな口叩くなこのグズ野郎」
果たしてこの台詞に落涙を抑えられた読者はどれだけいたのでしょうか?私は不覚にも涙をこぼしてしまいした。
こうして大きな感動と爽やかな余韻を残しつつも、この壮大なサーガは終焉を迎えます。
いかがだったでしょうか。シナリオやキャラはもちろん、全体の演出力、世界観、台詞回しから細かな設定まで、
どれをとっても本当にすばらしい、私はこの革命的作品を「すばらしい」としか形容できないことに力不足を感じざるを得ません。
まだこの日本においてこれほどのエナジーを感じさせてくれる文章を書く作家がいたとは。
184の今後に大きく期待したいと思います。(敬称略)
>>199 全米が泣いた
イラストなしということは御影先生に強力なライバル出現御影
このスレの進化がすげぇw
>>198 俺の家では古本で買ってきて、最後まで読めずにダストシュート行きだったよ。
こんなのがスレがたつって知ってたら取っておいといたのに。
>>199 茶噴いたwwwwwwwwwwwwww
ネタのレベル高すぎwwwwwwwwwwwwwww
205 :
イラストに騙された名無しさん:2006/02/16(木) 22:09:46 ID:Nsx0OVn9
何でも褒めるスレになってきたな
>>199 たった二行をそこまで長文にできるのがすげぇ
冒頭だけ読んで読書感想文を一本仕上げるサイト思い出した
>>207 でも、結構出来るよな、そのくらいならw
スレイヤーズ一巻のプロローグだけで十枚はいけるw
おまいらだいすきだ
べ、別にそんなこと言われても嬉しくないんだからっ!
野郎に言われてモナー
( ゜∀゜)=3 ムッハー
鋼鉄の白兎騎士団で頼む
しにそう
218 :
1/2:2006/02/17(金) 01:05:33 ID:mvoq8Aur
「電蜂 DENPACHI」(著:石踏一榮/イラスト:結賀さとる/富士見ファンタジア文庫)
ゲームを愛好する者ならば、時間を忘れ、ゲームの世界に没入した経験は一度ならずあるだろう。
ひととき現実を離れ、架空の世界で「ロールプレイング」する快感は、時ならず人を虜にする。
――だが、もし「ゲームのような世界」が、現実を浸蝕しだしたとしたら?
第17回ファンタジア長編小説大賞〈特別賞〉を受賞した本作は、
「ゲームのような戦い」に放り込まれた少年少女たちのサバイバルを描いた物語である。
作者が本作で一貫して描き続けるのは、「現実」と「ゲーム」の相克である。
ベルトを剣とし、炎や雷を操り、ゲームのように現実の世界で戦う少年少女たち。
それらを媒介するのが、ケータイという至極「現実的な」アイテムである。
そして、ケータイを破壊された者は「死ぬ」――死体を残さず消滅し、
周囲の人間の記憶からも抹消されるという「非現実的な」ルール。この設定が実に秀逸だ。
最初、彼らを「ゲームのような戦い」へと導いたのは、他ならぬケータイであった。
だが、「ケータイの破壊=死亡(消滅)」というギミックは、「非現実的な」世界への導入であった
はずのケータイが、いつの間にか彼らと「現実」を繋ぐ唯一の架け橋となっているかのようである。
死体も残さず消滅する彼らは、まさにゲームの登場人物の如く、そこに「現実」の生は無い。
このような設定が、徐々に進行する「現実」への「ゲーム」の侵攻を実に象徴的に描いている。
219 :
2/2:2006/02/17(金) 01:06:07 ID:mvoq8Aur
だがしかし、並の作家ならば、前述のようなギミックで現実感の崩壊を描いただけで満足するだろうが、
本作の作者は、その文章技巧によって、さらなる現実感の崩壊を、読者の前に現出させてのけた。
その酩酊感に溢れた文体は、それを読む読者の現実感すらをも喪失させるかのごとくである。
本文から、象徴的な一文を抜粋しよう。
「結局は光也の行いがこのゲームに自分がハマっていることになることを彼は自覚していない――」
我々は日本語であらゆるものを認識し、理解する。我々の「現実」は、日本語の上に成り立っているものだ。
作者が挑んだのは、まさにそれを土台から崩壊させることであった。
この幻惑の文体は、我々読者の言語感覚を麻痺させ、我々の認識する「現実」をも揺るがしかねない。
新人にして、言語というものを魔術的に操るこの才能に、我々は感嘆するしかないだろう。
まっこと、恐るべき新人である。
要ユーモア
>219
漏れ的には普通に面白かったんだけどなぁ。デンパチ(´・ω・)
褒めてるようには見えないが、
>「結局は光也の行いがこのゲームに自分がハマっていることになることを彼は自覚していない――」
山田っぽくてワロスw
>>223 それ自分もオモタw
第二の山田なら別な意味で買いたいんだがw
リアル鬼ごっこを体験済みの人なら、
>>219の文意も難なく読み取れただろう。
そう、山田本とは読解力を鍛え上げるための教材なのだ。
従来の偏狭な文法に囚われず、闊達な日本語を身に付けろと山田は強弁する。
腕立て伏せが辛いのは当たり前……
走り込みが苦しいのは当たり前……
素振りで腕がだるくなるのは当たり前……
ならば、悪文を読んで吐き気を催すのもまた当たり前ではないか。
地道なトレーニングが実を結ぶように、悠介レトリックはシュールな読解力を齎す。
もしあなたが翌日寝込んでしまったとしても、それは言わば活字による筋肉痛なのだ。
リア鬼を乗り越えた時、読者が迎えるのはメタモルフォーシスのような超回復を味わって経験する。
──「声に出して読みたい山田語」(民褒書房)序章より
富野由悠季「ガーゼィの翼」ログアウト冒険文庫・全5巻
かの名作アニメ「機動戦士ガンダム」の総監督が書き下ろした冒険ロマン。
異世界バイストンウェルを舞台とする物語は富野自身のライフワークとも言える。
主人公、千秋クリストファ(クリス)はバイクを走らせている最中に白鳥のような光を目にし、
バイストンウェルへと召喚される。異世界ファンタジーの王道とも言える展開である。
しかし富野は一筋縄では行かない。召喚されると同時にクリスは二人に分離し、
そのまま現実世界にももう一人のクリスが残ったままなのである。
バイストンウェルで英雄に祭り上げられたクリスは新たな人生を切り開いていく。
二人のクリスは互いに愚痴ったり助言したりするが、
これはまさに現代人の分裂ぶり、精神の不健全さを鋭く突いた社会派の描写と言える。
そう、この作品のテーマは病理である。
富野は現代人の病んだ情念を凝縮しこの5冊に叩き込んでいる。
その文章は読者の脳を激しく圧迫し、休憩を挟まず通して読むのは困難なほどである。
むしろ1冊目で投げ出しても誰も責めはしないであろう。
読んだ人間に粗筋の説明を求めても必ず言葉に詰まる、それほど高密度な物語なのだ。
オーラバトラー戦記も辛かった・・・
NTRもあって、当時リアル厨房だった俺の心に深い傷を刻んでくれたよ
富野作品は癖なんてレベルじゃすまないからなw
はい、信者です!(゚∀゚)
リーンの翼も極上のSM小説ですよ
ヤエー!
アニメのガンダムがヌル杉て途方にくれる
準入選とか佳作よりも審査員特別とか奨励賞の方が面白いと思う俺は地雷スキーなんすかね?
ぼくと魔女式アポカリプス 水瀬葉月
この本の表紙は帯がなくてもパンツがしっかり隠れています
初版が買えなくても大丈夫という安心設計
イラストレーターさん、やるね!
内容については、ほかにもたくさんのかたのレビューがあるので
断腸の思いで割愛しますが、どんどん先を読みたくなる、
先が気になる展開にページをめくる手がどんどん早くなっていきました。
最後のほうは気がせいてしまって駆け足で読んでしまう・・・
そんなパワーのある作品でした。
それはともかく、そのうち誘導のレスがすれ違いレスのTOPにたちそうな勢いだな・・
いかにここの職人がの熟練度が凄くても、おそらく褒めちぎるのは不可能であろう。
飛火野版イース。
なんか、このスレ終ってきてるね
やたらに誘導入って
行った先に何があるかと言えば、自治気取りの粘着会合
なんだそりゃ?
まんま
>>121の状況
ネタが投下されて、それに関係した話で何人かが少し語ったらスレ違い扱い
今迄、ネタの投下したりして楽しんできたけど
すっかり醒めた
手術は成功した、患者は(ryってならなきゃいいね
どうぞこのレスも嘲笑っておくんなまし
そんなレスする暇あったら褒めちぎってくれよ
まー、どこにでも雑談を嫌う人はいるわけで・・・。
褒めちぎる対象が無くなるってのは、ラノベ界にとっては幸甚じゃないか。
「飛火野版イース」
PCゲー=エロゲー、ネットゲーという認識が強まっている今日この頃。
しかしかつては家庭用ハードを遥かに凌ぐスペックを有する
PCだからこそ成し得る名作ソフトが多々発売された時代があった。
その中でも特に有名なソフト「イース」をノベライズ化したのが飛火野AKIRAである。
同氏は後にイースと並ぶ大作ソフト「エメラルドドラゴン」のノベライズも担当、
皆の楽しみを奪わない為あえて内容に触れたりはしないが
その経歴だけで小説イースがどれ程素晴らしい内容であるか判って頂けるだろう。
随分前の作品なので新刊購入は難しいが大売れした反動か
古書店はしごすればごく稀にではあるが見つけることができるので是非一読を
>>236 考え抜いたネタをたかだか厨の雑談のよりどころ程度に扱われて満足な
プライドのないエセ職人は消えていいよバイバイ。
プライド・・・
雑談ニモマケズ
議論ニモマケズ
ツマラナイらのべヲ タダタダカッテハ
キカイノヨウニホメチギル
ソンナヒトニワタシハナリタイ
「飛翔せよ、閃光の虚空へ!」キャサリン・アサロ
この小説の白眉は、なんといってもカバーにある。
ttp://www.sff.net/people/asaro/Sozanime.jpg(デカいので注意)
早川書房の「若い層にも海外SFに親しんでほしい!」という心の叫びが、イヤッッッてほ
ど伝わってくる、素晴らしい表紙ではないだろうか?
ここに描かれているのは、銀河に君臨するスコーリア王圏の女王にしてサイボーグ戦士
のソースコニー・バルドリア。
こんな美少女が敵方の世継ぎと恋に落ちる、スペオペ版ロミオとジュリエットといえば、
興味を持つ方も結構いらっしゃるのではなかろうか。
だが、ひとつ考えてみてほしい。
そんなアリガチなハナシなら、わざわざ海外小説を訳さなくても、すでにあるライト
ノベルの数々を読んでいれば事足りる。
この小説がそれら国産小説と一線を画しているところは、主人公の年齢設定にある。
実はこのヒロイン、見た目は若いが実年齢は48歳、しかもバツニ!
勿論酸いも甘いも噛みわけつつ恋愛したい若さも持っている年齢であるからして、「戦闘
マシーンだった少女が、初めて抱いた恋愛感情に身もだえする」或いは「何世紀も生きて
悟りの域に達した外見美少女の戦士が、かつての甘い記憶を思い出す」みたいな萌え展
開などあるはずもなく、繰り広げられる恋愛模様はまさにハーレクイン。
これは正に、「若者に、大人だって恋愛したいんだ、という気持ちを分かってもらおう!」と
いう早川の素晴らしい心遣いと言えるのではないだろうか?
ttp://www.sff.net/people/asaro/soz.htp 作者自身も「I love it.」とカバーを絶賛、まさに早川渾身の企画である!
>>246 単にイラストがミスマッチなだけでは?
早川はそういう作品を量産しているけど。
>>246 あー、俺もそれ踏んだわ……最後まで読んでられなかった。
>246
いや、あれは立派な戦略核地雷だった。表紙と設定は凛々しい戦闘系美少女なのにその中身は……。
障害を負った婚約者を捨ててすぐに、若いツバメを連れこみ、見知った男をコネ採用させ、二国間の外交を微笑みながらシカトしてラヴ・ゲーム。しかもサディストの敵将に拉致監禁拷問凌辱の経験アリ。
兄貴は兄貴で気に入った自国民の婚約相手のいる美女拉致ってメイド扱いして飽きたら放逐&完全放置。
ここら辺を重視して>246は再チャレンジ!
やべえ
むしろ
>>249を読んで猛烈に欲しくなったw
明日本屋か大きめのブックオフさがしてみるか
我々にとって本当の地雷とはいかなる物であろうか?
この作品はその永遠の題材に清々しい答を出してくれたと言えるであろう
ROOM NO.1301
本書は主に色恋沙汰を主軸に物語が展開していく。
主人公の周辺には当然の如く魅力ある異性が続々と登場するのだが、その後が本書が最近のライトノベルとは一画を線する要因となっている。本書が扱っている恋愛とは、優しい幻想にオブラートに包まれた物ではなく、
あくまで現実に近づこうとドロドロした気持悪い部分を強調している。設定こそありえないものだがその物語の展開は、我々の恋愛に対しての幻想を破壊するのに十分な力を持っている。
これこそ最高の地雷と言えるであろう
ROOM NO.1301
一度お試しになっては?
三レスに分ける意味が判らない。10点。
ぬるぽ
「電蜂 DENPACHI」(著:石踏一榮/イラスト:結賀さとる/富士見ファンタジア文庫)
第17回ファンタジア長編小説大賞〈特別賞〉受賞作。
あらすじは
>>218-219氏に譲り、ここでは別の観点からの褒めちぎりを試みる。
電話でドンパチ、略して電蜂なゲーム「invate」に参加してしまった高校生光也。
表紙で剣を持っている少年であるが、実は彼は主人公ではない。
あとがきにあるとおり、この小説の主人公はゲームそのものである。
作者は、主人公を引き立たせるためにそれ以外のキャラはごく薄い味付けにとどめるという、ラノベらしからぬことをやってのけた。
当然、主人公であるゲームの魅力に読者の目は釘付けである。
情報があふれかえり、何に注目してよいかわからない現代において、「主人公以外に見るべき点がない(見なくて良い)」というこの小説は
単音で構成された音楽のごとく、一種の清涼剤、癒しと感じられるだろう。
ところで主人公の魅力とはなんだろうか? 大ヒットを飛ばしたラノベを例にとると、以下の通りである。
リナ=インバースの場合…冒険ファンタジーの主人公なのに美少女魔道士(え、少年剣士じゃないの?)。
ブギーポップの場合…主人公なのに出番が少なく、事件を終わらせるだけの存在(え、解決のために動き回るんじゃないの?)。
キーワードは「AなのにB」である。それまでにない斬新さ、意外性。
新しいということはすなわち古いものを越えていくこと。そのカタルシスが、読者を本の世界に引き込むのである。
本作の主人公もまた、そのような魅力を放っている。
なんと、ゲ ー ム な の に ル ー ル が 明 示 さ れ な い という斬新さを持つのだ。
光也はゲームルールを読まないし、提示されているルールから考えると「?」となるキャラは出てくるし、ケータイが某邪神像のごとくどこまでも追いかけてくるのも謎。
ゲームを題材にした作品というと、ゲームのルールを提示し、そのシステムの中でキャラクターたちが駆け引きや謎解きをしていくものが一般的である
(ルールが提示されない場合、キャラの謎解きや掛け合い、あるいは世界観を楽しむ作品となる)が、
ルールもキャラクターもはるか彼方に放り投げたこの作品は、到底一般などという言葉では語れない。まさしく特別賞にふさわしい。
地雷除去人に勧められて踏んだ初めての地雷
それはリアル鬼ごっこで、私は四歳でした
その狂ったように変な日本語はとても新しく斬新で
こんな素晴らしい地雷を踏める私は
きっと特別な存在なのだと感じました
今では私が地雷除去人
住人に勧めるのはもちろん攻撃天使
なぜなら彼もまた、かつての人類が製造した貴重な前時代遺産であり、
失われた技術によって通常の三倍で弾丸を射出するからです
これだ!! これが見たかった!! ああ すごくいい
住人死んじゃったよ
>>260 虫みたいに
ははは やっぱりな 馬鹿なROMだ
敗北(ほろび)が始まったのだ 心が踊るな
非道い人だ あなたは
何奴(どいつ)も此奴(こいつ)も連れて回して 一人残らず地獄に向かって進撃させる気だ
つま小とはそれだ 地獄はここだ
職人は無限に奪い 無限に奪われるのだ 無限に亡ぼし 無限に亡ぼされるのだ
そのために私は野心の昼と諦観の夜を越え今ここに立っている
見ろ 敗北が来るぞ 勝利と共に
「学校の階段」
>櫂末 高彰
>
>まず本書の簡単なあらすじである。
主人公の少年が筋肉を偏愛する集団に囲まれ絡まれて、
自分らの集団に入り仲間になれと言われている所を表紙の少女に救われる。
その後主人公は成り行きで少女が部長を努める奇人集団「階段部」へと強制的に仮入部。
まるで意味が無く無駄の塊で、それどころか周囲の迷惑にすらなる活動に一度は抜け出してしまう。
しかし奇人共の熱意に動かされたのか、
エースの一言で潜在的変態要素の蓋がお空の彼方へと弾けトンだのか、
正式に入部を決意する。
そして主人公は周囲の評価を気にする事無く、
奔放に校内を走り回るようになる。
>そんなある日、主人公は「階段部」をツブそうという眼鏡ッ娘の謀略で
キャラが立ってない同級生とレースをする事になり、
まぁ、その、何だ。
色々あってハッピーエンドになる。
>これだけを見ればありがちな熱血学園ストーリーに思えるが、
だからこそ胸の奥にどこか懐かしい、
アツイオモイが蘇って来るだろう。
また、学園生活と平行して語られる従姉四人姉妹達との
ハートウォーミングな物語も見逃せない。
>登場するキャラクター達も、ハイセンスな奇人集団長、
床研きに固執する最速王、壁に固執するジャンピング少女、
心理とラインに固執するゴミ担当、クラスで浮く程の熱血馬鹿、
ツンデレ眼鏡ッ娘風紀委員長。
何の説明も無く主人公を溺愛するOL長女、ヒスを起こしてヤンキーに変身な次女、
DQN×→活発な三女、自己中電波四女。
そして、これなんてエロゲ?の主人公等とバリエーションも多彩であり、
我々の心を次々と狙い射ちをしてくるが、
ラノベ初心者でも読みやすいようにキャラクターのキャラ立てを薄くしているのである。
新人ながら、この技量と心配りは驚きと言えよう。
>様々な魅力が詰ったこの一冊、是非とも読んで貰いたいと思う。
長い。1レスに纏めろ。
似たようなIDで似たようなことしやがってw
携帯からだとこうなるのかね?
自分の携帯は、メールは長文OKだけど(半角10000字)、
こういう書き込みは半角512字以内。
携帯だと何処のメーカーもそうなのかは知らないけど。
第3回スニーカー大賞がくれた傑作
それは『ラグナロク 黒き獣(著・安井 健太郎)』で、私はリア厨でした
その構成は激しくスピーディーで、こんな素晴らしい小説を受賞させたスニーカー編集部は
きっと特別な存在なのだと感じました。
今では私がワナビ。愛読書はもちろんされど罪人は竜と踊る
なぜならラボたんもまた、特別な存在だからです
271 :
イラストに騙された名無しさん:2006/02/21(火) 02:14:39 ID:SeCCP15b
王道、それは偉大なる作家たちによって作り上げられ、
数多の読者たちに愛されてきた物語のパターン。
今回紹介させていただく「はにかみトライアングル」は
まさに王道を極めたライトノベルなのであります。
物語は主人公が助けたネコ、鶴、桜の木が女の子の姿となって、
昔話の王道である「恩返し」に来る事から始まります。
もちろん萌え小説の王道にのっとり3人とも美少女。
ネコミミ元気娘に巨乳おっとりお姉さん、老人口調のロリっ子。
これはまさに萌えキャラクターの王道と言えるでしょう。
さらにラブコメの王道、「密かにに主人公に思いを寄せる幼馴染」を加え、
4人で主人公の妻の座をめぐって上へ下への大騒ぎ。これぞハーレム物の王道パターン。
しかし恋愛に障害が発生するのはラブストーリーの王道。
美少女達との涙の別れ、主人公に迫る命の危機と言う王道的困難。
しかし主人公はこの困難を愛の力で見事に乗り越えるのです。
これを王道と言わずして何と言いましょう。
お分かり戴けましたでしょうか。
この「はにかみトライアングル」こそはラブコメの王道にして萌え小説の王道、
まさにライトノベルの王道なのであります。
ラノベファンならずとも必読の一冊と言っても過言ではないでしょう!
嘘はついてないよな?
>>271 まったくそのとおりだ
なのになぜか金返せと思ってしまう
>>271 この小説を読む方へ
是非はにかみトライアングルということばがどこで出てくるかな?
誰がその台詞を吐くのかな?と頭に置いてみてください。
本小説を一言で表すならまさに【近親相姦】
近親相姦
近親相姦
なんて魅力的な響きだろう、母を、姉を、妹を、父が、兄が、弟がその肉欲のなすがままに快楽を貪ることのなんと美しいことか!
この小説はそんな近親相姦の結果に生まれた少女「未来」と「未来」の母の弟の純愛を描いた一種のラブコメバトル物である。
なんだその程度かとガッカリした諸君、安心なされ・・・その他多数のサブヒロインが淫らな過去と熟れた体をひっさげて貴方をお出迎えする、
そう
ここはパラダイス!
電源文庫「灰色のアイリス全1〜4巻」
電源っ文庫ってのに笑った!
>>274 全然その程度か・・・どころか開いた口が塞がらないんだけど
褒めちぎられてたんで、禁書目録読んでみた。
すげえ。
境界とクロニクルと戯れ言を足して7で割った感じだね。
278 :
イラストに騙された名無しさん:2006/02/21(火) 11:06:46 ID:vF4SNbHi
割りすぎ割りすぎwww
ほら、お酒をそのままグイグイ飲むにはキツい、という人のために
思いっきり色々混ぜたり湯・水・氷入れたりして
若年層に大人気なカクテルみたいに口当たりがいいんですよ。
ということで。
280 :
イラストに騙された名無しさん:2006/02/21(火) 11:28:38 ID:aYt3lH2u
フルメタルパニック、いっぱい本が出てる。
すごい!
MMR×{(奈須+川上+西尾)÷6]=禁書目録です。
それは
・文体(奈須)
・設定(川上)
・口調(西尾)
という比率でいいですか?
>・文体(奈須)
おわっとるジャマイカ
くどくて読みにくい分繰り返して読めるし
内容が薄い為、飛ばし読みしても大丈夫
繰り返し読みたい人にもサッと読みたい人にもオススメ
>>276 オナネタに不敏してるなら一読の価値はあるかもよ★
何故にMMRを×とするのか。
乗法だろ。
なんですってー!
帯に「キバヤシ氏も驚愕」と入ってれば売り上げ倍増
>282と>287からすると、文体設定口調すべてにMMRがかかっているということになるな。
...なんか恐ろしい書物なきがする。SANが減りそうな類の。
>>274を読んで灰色のアイリスに、とても興味が湧いた
アイリスの花言葉は「あなたを大切にします」らしいが、それが灰色
なんだか退廃的な匂いが漂ってるなw
書店逝ってくる
ΩΩΩ・・・・・・・・・・・・オギャンオス!
>>290 魔術や科学の妙な薀蓄が、MMRチックなんだ。
禁書目録はJCっぽい話だからな、エロゲとか根暗な話ややたらと
凝った設定にエクスタシーを感じる人向けでは無い。主人公の能力も
なんつーかこう限定的な状況で頭使ってどうにかするというものでは
なくなんとかなっちゃう的なモノだし。
つまり人生や社会の壁に直面して負け犬道入ったヲタやラノベファンの
世代には基本的にウケない構成をしてる訳だな、ぶっちゃけ。
ただそういう奴らにウケる作品のような「澱み」というかすえ臭い
というか日本人的謙遜姿勢というか、読者にまで気を使わせるような
そういった「半歩下がって見せる事により妥協の余地を見出してやる」
的なつまらない小細工が無いのも事実。良くも悪くも率直な訳だな。
また少年誌にありがちな燃焼系の要素が毎回含まれる訳だが、これも
結構ありきたりだったり人によっては思うだろう。けどネタなんて大抵
出尽くしてる世の中で某小辞典のようにやたらめったら引っ張るような
事はせずにとりあえず主人公を酷い目に合わせてサクッと解決してみる
作中の登場人物の秘められた残忍さはあまり無いのではないか。
つまり昨今、技巧に凝り過ぎて、また技巧だけ見て技巧があるから
評価するといった風潮の中で、それとは正反対の素直な作品であると
いう事だな。良くも悪くも王道ではあるし、初心に帰ってグダグダな
技巧的強迫観念を一旦外したい人は、主人公の右手でその煮えたぎった
脳味噌を撫で回してもらうのも良いのではないだろうか。
>>295 褒めているのか貶しているのか、微妙に分からない
評価具合がなかなか良い感じだな。
購買意欲をそそる様な文章だけが、このスレの趣向じゃない事を
物語ってくれている。
ところで、褒めてんの? 貶してんの? ホントのところどっちよ?
>>296 え・・・その・・・えーっと・・・あの・・・私は・・・好き、ですよ?
え?褒めてるか貶してるか、ですか?えーーと・・・
あの、これってどっち答えても・・・このスレだと・・・その・・・・
うぅ・・・・自爆です
禁書目録、出るの早い、うえお並、マジオススメ!
ふふ……将来は判らないがナー……
『総理大臣のえる!』 あすか 正太 角川スニーカー文庫
エネルギー、食料、軍備、核、諸外国との外交などなど、
様々な問題を抱えた現代日本。
ある日突然総理大臣に就任した十四歳の少女、
のえるが放つたった一つの冴えたやり方とは──。
停滞する日本に活を入れ、明日への斬新な提言を行う社会派小説。
『いつもどこでも忍々ニンジャ』 阿智太郎 電撃文庫
「問おう、あなたが私のマスターか──」
草影忍軍最後のくノ一・涼葉が、四百年の刻を越えて
平凡な高校生・春日マコトの前に現れたその日から、
彼の運命は激烈な転変を迎える。
迫り来る宿敵・血桜忍軍との果てしない闘争の日々。
怨讐に燃える血桜が次々と送り込む刺客との死闘。
戦いの中に芽生える友情、そして恋。
そして闘いの果てに待ち受ける驚愕の真実とは……。
光あるところに影がある。
まこと栄光の影に数知れぬ忍者の姿があった。
命をかけて歴史をつくった影の女たち。
だが人よ 名を問うなかれ。
闇にうまれ 闇に消える。
それが忍者のさだめなのだ。
『マリア様がみてる』 今野緒雪 コバルト文庫
姉妹の契りから全ては始まる。
「その時が来たら、私はロザリオをお受けします」
正気にては大業ならず
山百合は姉(シ)グルイなり。
美しく、残酷に。
元号が明治から三回も改まった平成の今日、私立リリアン女学園内。
天下の法度にそむき挙行される演劇、
その第1巻に登場するは、
恐るべき因果の果てに対峙する、
2人の美しき乙女であった…!
少女小説界最後の巨人が
産み落とした禁断の小説に、
イラストに騙された名無しさんが挑む
残酷無残姉妹劇、開幕す!
褒めちぎれ褒めちぎれ!!!
コピペ改変スレじゃないッつーの!!
速さが強みになるのはあるよな
ほどほどにでも面白ければ何となく出ると買って読んじゃう
「パートタイムプリンセス3 トリプルラヴァーズ」 神代創 (MF文庫J)
主人公はごく普通の高校生。だがある日突然、異世界のお姫様と精神ががたびたび入れ替わるようになってしまう。
お互いの意思を伝え合う手段は書置きのみ。その交換日記にも似たやり取りを交わすうちに、二人は心惹かれあっていく。
出会うことのない二人の交流を描いたパートタイムプリンセスは、心躍るけれどどこか切ない物語だった。
続いて出た2巻では、恋のライバルと精神が入れ替わってしまう。
姫と会えることはうれしいが、その姿で姫に近づくことはライバルを利することになってしまう。葛藤を抱える主人公。
さらにこの巻では、姫だけでなく空手少女な幼なじみや幼い容姿の侍女とも良い雰囲気となり、複雑な恋愛模様となっている。
そして、全ての決着の期待を受けて出たのが第3巻「トリプルラヴァーズ」である。
最終巻であるこの巻では、今まで主人公を苦しめてきた敵との入れ替わりが起こる。
事件の黒幕との入れ替わりである。普通にやっても盛り上がること請け合いだ。
しかし作者は手を抜くことはなかった。
その敵が老人である事をいかし、主人公に腰痛や、思うように動いてくれない体を体験させるのだ。
そして主人公は感じる。あいつもつらかったのかな?
なんと老人介護の精神にあふれた小説だろう。
さらに見所なのが、主人公と姫の恋の行方である。2巻で複雑に絡み合った関係をどう解いていくのか?
ここでも作者は大胆だった。なんと何も進展させなかったのである。
そう、1巻、2巻とつみあげてきた二人にはもはや何も必要ない。そのことを暗に示しているのだ。
そしてそれは異世界の存在についても言える。
戦闘状態に突入していた2巻のライバルや、その戦闘中に主人公をかばい傷つき倒れた侍女がどうなったのか?
全ては読者の想像に託されている。これ以上の自由な表現方法があるだろうか。
そして事件の幕は下りる。1巻のときに感じた寂寥感はもはやない。
>>305 人間一生に一度はなぜかもてる時期が来る、というメッセージを込めた
すばらしい小説なんだろうなぁ
『神種 ―シェンシード― 』 渡辺仙州 GA文庫
学園のアイドルでもあるツンデレな女の子が評するに、主人公の性格は「正義の味方」。
そんな彼が路地の奥でバラバラの死体を見つけた所から物語の歯車は異音を奏で始めます。
そして繰り返される正体不明の犯人による殺人。主人公と急に仲良くなり始めたカレー好き(かどうかは知らないが)の友人。
平凡な家庭から移り住むことになった古びた洋館。そこで再開する幼い日の思い出の少女。
そして同時に物語へと絡みだす過去の記憶。友人と遊びつつも見上げた屋敷の窓から見えた、あの日の少女の無表情な顔。
その彼女がかつていつも彼を見下ろしていた二階の場所。開かずの間となった今はいない当主の部屋。
閉じ込められた地下室。部屋一面に書き殴られた怨嗟の文字。
やがて明かされる事件の犯人は――
懐かしくも心躍る同人界の夜明けのラッパがGenerationを超えてラノベ界に鳴り響く。
「兄さんのことが好きなんです。この世でいちばん愛しています」
ボクらが待っていた「すべて込み」の新伝奇ムーブメント、ここに開幕。
>>307 雰囲気はとても伝わりました
煽り文の過剰なまでの例の菌糸類ワードがワロスw
>>307 …マジか、これw
きのこ劣化コピーを愛してやまない俺にはたまらん。
どうみても茸です、本当にありがとうございました
と言いたくなるところだな、探してくるか・・・
>>307 君が月姫とFateを足して考えたネタではないのか?
最近あらすじ解説多いね。
でも…>307は気になる…
上手い煽り文だな、買いたくなるし。
GA文庫って他も地雷くさい感じがする…
新人以外は中堅どころばっかなんで内容自体は安定してるぞ。
今月分は一冊、挿絵が超地雷だったりするが、コレは絵師のせいというより編sy(r
GAの舞台裏、川崎康弘のサイト覗くと怖いことが書いてある。
『神種 ―シェンシード― 』 渡辺仙州 GA文庫
この小説の魅力を伝えたければ登場人物を挙げるだけでいい。
実は天才ハッカーな女顔の主人公(おさげつき)、窓から侵入して無理矢理自分のポスターを貼るグラビアアイドルな
幼馴染、主人公のおかげで更生した元不良の親友、主人公と同い年なのに大財閥の当主となって再会した
幼馴染(男)、その妹でグラビアアイドルのポスターを見て冷たくなる幼馴染、見かけは十歳の少女なのに
中身は…なマッドサイエンティスト
なんとも新鮮な魅力にあふれたキャラクターたちではないか。
もし、これらの言葉に惹かれるものがある人には購入を薦める。
そこにはきっとあなたを驚かせる結末が待っている。
BBSに書いてた編集が一人しかいない様子って奴か?>GA文庫
318 :
イラストに騙された名無しさん:2006/02/22(水) 12:01:17 ID:rR5KHoXN
新レーベルGA(川崎康宏著)のガジェットポップは良かったよ。
まず、主人公が中年の恐妻家という萌要素を排除した設定。
そして、ストーリーには関係ない所までキッチリ書かれているメカ設定からもわかる重厚な世界設定。
ラノベによくあるラブコメ要素皆無、ハーレムなんてもってのほか。
ストーリーも、物見遊山で城を抜け出した王女を命がけで助ける騎士の物語で、
交戦状態にはいった敵国を倒すための帝国一番槍になるまでの話。
新レーベルだけ合って、気合いの度合いが違う。
>>319 そこに書き込むと、アンチと勘違いされるよ。
>>319 318は褒めてるのでこのスレで合ってる。
>313のIDは俺的にネ申
あんポン痰
「イカ星人」北野勇作、徳間デュアル文庫
一言で言うと、これはラノベの革命である。
主人公の妻が、男性上位でセックスすると終わった後の重みがいいのよね、なんて言う
ラノベが未だかつてあっただろうか?
徳間デュアル文庫が現在他レーベルの後塵を拝しているのは、一重にこの超ラノベ的
小説の売り出し方を間違えたからだということを、私は微塵も疑わない。
いきなりトンデモナイところへ飛びすぎではないかw
論理の飛躍こそ無理褒めにもっとも必要な物だな。
妻のセリフを帯に書いてたらバカ売れしたかもな(w
勇作ならしかたないなw
329 :
1/2:2006/02/23(木) 14:53:11 ID:CiY9xMy6
『サンダーガール!』 鈴木鈴/電撃文庫
ライトノベルにおける女性キャラは、物語の重要なファクターとなることが多い。
実際、多くの作品でストーリーの鍵を握っているのは男性ではなく女性なのだ。
では、登場人物を女性で固めるといったいどういう物語になるのだろうか。
その問いに果敢にも挑んだのが本作である。
この物語の主人公は女子高生、ヒロイン役の友人も女子高生、ついでにライバルも女子高生。
ストーリーの中核は、見事に女性キャラだけで占められているのだ。
一応男性キャラも登場はするのだが、影を操る能力者にふさわしく出番の割に影が薄いので問題ない。
これによって戦う少女たちの物語を、我々は心行くまで堪能することができるのだ。
ここで凡百の作家なら、各キャラクターの個性を際立たせると称して
単なる記号の積み重ねで登場人物の人となりを造形してしまうのが関の山だろう。
しかし、作者である鈴木鈴氏の溢れんばかりの才能はその月並みな設定を許さない。
「下から読んでも鈴木鈴」の名は伊達酔狂では無いのである。
ここで作者は、各キャラクターから記号という記号を完全に排除するという驚くべき英断を行った。
等身大の少女を書く上で、記号というものは只の足枷でしかないからだ。
この物語には、ツンデレも妹キャラも幼馴染もセクシーお姉さんも登場しない。
めくるめく百合展開や湯煙香るサービスシーンなど言語道断。
繰り返すが、等身大の少女の物語に過度の装飾など不要なのである。
作者のストイックなまでの小説に対する情熱が、この設定から読み取れはしないだろうか。
330 :
2/2:2006/02/23(木) 14:54:11 ID:CiY9xMy6
さて、本作の表テーマが「少女たちの物語」であるならば、裏のテーマはずばり「日常」である。
本作の主人公・神野メイが物語の舞台となる町に引っ越してくるときから、物語は始まる。
気づいた方もいるだろう。これは、少女が新たな環境で日常を一から作り上げる物語なのである。
実際、この小説の前半部分の大半を費やして、作者は入念に新しい日常を描写している。
新しい家。新しい通学路。新しい学校。そして、新しい友達。
当たり前のことかもしれない。しかし、その当たり前のことこそ、人が生きる上で何より大切なのだ。
電波な登場人物が大立ち回りを演ずる近頃のライトノベルが忘れているものが、ここにある。
また、本作における超能力の役目を果たすタケミカヅチを始めとする「天魂(まがたま)」も、
古事記より伝わる神々に作者独自の斬新な設定を投入したのが見事に功を奏して、
非常に生き生きとした躍動感溢れる「キャラクター」として活躍している。
それでありながら物語の主題はあくまで少女達の日常。
非日常の存在を交えながら当たり前の日々を描く作者の力量には、ただただ感服するのみなのである。
そして初夏に吹く風のようなゆるやかなテンポを保ちながら、物語は終盤へと進んでいく。
本作の真の敵とも言える異形の怪物との戦いが、いよいよ始まるのである。
そこまで読み進めることで、我々は作者の才能の真髄を思い知ることとなる。
普通、伝奇アクションの類は「日常を壊す非日常と戦う」というのが王道パターンである。
しかし、本作はそのセオリーには当てはまらない。ならばどういうことか。
そう。「日常の一部であり不可分な存在である非日常と戦う」のである。
日常と非日常。本来、その間に明確な境界線など存在するはずがない。
にも関わらず多くの作家がそれらを区別して書くのは、単にその方が明快で描きやすいというだけだ。
作者はそのご都合主義に疑問を投げかける。そして巻き起こる反駁を自らの筆力をもって捻じ伏せる。
日常パートから何の滞りも違和感もなく異形なるものとの戦いへと移行する、その計算しつくされた
絶妙かつ完璧なストーリーテリングこそ、鈴木鈴の真骨頂というべきだろう。
そして戦いは終わり、さわやかな余韻を残しつつ物語は一旦幕を閉じるのである。
331 :
+α:2006/02/23(木) 14:55:09 ID:CiY9xMy6
最後に。
鈴木鈴氏は、「前半はコメディ、後半は鬱バイオレンス」として知られる「吸血鬼のおしごと」の作者である。
一巻の地点で明るい話でも今後鬱展開に移行するのでは、という心配をする向きもあるかもしれない。
しかしそれは杞憂だ。作者本人が、後書きでバイオレンスには一切重点を置かないと公言しているのだ。
来月には待望の第二巻も発売される。もはや躊躇う理由はない。
あなたが本作を手に取る時は、レジへと運ぶその時だ。
くそ、これのどっから危険臭を感じ取れというんだ…
>古事記より伝わる神々に作者独自の斬新な設定を投入したのが見事に功を奏して
>さわやかな余韻を残しつつ物語は一旦幕を閉じるのである。
俺の地雷センサーによればこのあたりに爆薬の反応が!
>>334 >実際、この小説の前半部分の大半を費やして、作者は入念に新しい日常を描写している。
>日常パートから何の滞りも違和感もなく異形なるものとの戦いへと移行する
隊長! ここら辺も冷静に考えれば怪しいです!
褒めちぎり文からどんな地雷かを推理するのも面白いな。
でも実際にどんなものなのかは、自分で踏んでみないと確かめられないんだよね。
うむ、俺の中じゃサンダガは普通に良作だった。
あからさまな地雷を期待して買うと肩透かしを食らうかも。
地雷度合いはせいぜいがサンダラくらいだよな
ちょっと待ったちょっと待った!
>>あからさまな地雷を期待して買うと
地雷とは、期待して買うものだったのかー!
>341
このスレが立ってからそういう傾向が強まりましたw
けど、ネタにするため自ら望んで踏みに行った地雷への褒めちぎりは、
図らずも踏んでしまった時の怨念まじりの褒めちぎりには及ばないな。
地雷を公言しつつ魅力的に錯覚させる
怖ろしいスレだぜw
このスレのせいで、魔女式アポカリプスの売り上げ5冊ぐらい伸びたと思うよ
ときどきこのスレに書かれる=地雷、ということを忘れそうになる、
つか、忘れて買いに走る
このスレにおける地雷処理とは埋め戻しの事に他ならない。
あからさまな地雷すらカモフラージュする擬装処理
寧ろ進んで地雷を踏む度胸
何度でも地雷を踏む耐久力
本当に素晴らしい地雷処理班達でつねw
もうなんでも褒めちぎってるなw
>>344 アマゾンで品切れ起こしてるのはここのせいか!
>>345 >>1 >・世間の評価が高い作品でも、あなたがつまらないと思えば紹介できますが、
> 多数のファンの反感を買うリスクをお忘れなく。
もともと地雷しか紹介しないスレでは無いし、
逆に地雷未満の不発弾すらも紹介されているんで注意しる。
地雷だと思ってた本も、このスレにネタとして書き込むために
読み返すと意外と面白く思えるあたりはファンタジー。
富士見ファンタジアの某作品なんて、スニーカー文庫よりも目に優しい大きな文字で書かれていて良かったし、
行間が広くて想像力を膨らませられて、とても面白かった気がしたもの。
このスレがある限り、どんな核地雷を踏もうが前向きに生きていける気がするw
このスレを参照に、マキゾエを友人に買わせてみた。
反応が楽しみだ。
というか有る意味、このスレのせいで買って地雷じゃない作品こそが地雷という矛盾
中途半端が一番扱いに困るよな
>>富士見ファンタジアの某作品なんて、スニーカー文庫よりも目に優しい大きな文字で書かれていて良かったし、
>>行間が広くて想像力を膨らませられて、とても面白かった気がしたもの。
う、うまいねキミ。
『RE:凪野アオイ 超高速機動粒子炉船 春一番』
著:原口美奈子 イラスト:AKIRA / ファミ通文庫
本作は40路の新人作家、原口美奈子の堂々たるデビュー作である。
戦争継続を目的に、勝ちすぎず負けすぎない出来レースで人命が浪費される世界。
本作の特徴は40歳とも思えない、作者の斬新なSF的世界観にある。
超高速機動粒子炉船と呼ばれる、物語の主舞台ともなる艦艇は
僅か3人で運用を為されている自動化の進んだ艦である。
駆逐艦並みの快速性と戦艦並みの主砲。プラスチック並みの装甲。
そして大浴場。海軍といえばカレー。艦載戦闘機。
あらゆる男のロマンがここにある。
宇宙を飛び交う数千数万の戦闘機に乗り込むのは、数百年前に存在した
一人の天才パイロットのクローン達。
敵も味方も全く同じ遺伝子を延々コピーする様は遺伝子優位論に万歳と10回叫びたい。
人の努力など全く及ばない、生粋の天才だけが宇宙を駆ける様は読者を否応なしに陶酔へ誘う。
また、後書きで作者も絶賛するAKIRA氏の軍服デザインも特筆すべきものである。
ゴージラインや袖口にふんだんに飾り紐をあしらった奇抜なデザインは、
整備士を死の世界に誘ってやまない事は素人目にも明らかだ。
あえてそのようなデザインを採用する裏には、人命を軽視する戦争への
警鐘が多分に含まれているに違いない。
絶妙のコンビネーションを見せる原口氏とAKIRA氏。
この2人には決して歩調を乱すことなく常に共にあってほしいと切に願うものである。
>プラスチック並みの装甲
当たったら即死?
乙です
このスレって褒めればなんでもいいの?
特に注意もなくネタバレ的なこと書いても褒めてればありなの?
俺はあんまりネタバレはしないつもりで考えてるけど、
それを読んだ人が読みたいと思うかどうかが重要だと思われ。
しても特に問題はないが、
巧妙にネタバレせず、嘘もつかずに褒めちぎることが理想かもなw
ネタバレされたからって腹も立たない、むしろ読まずに結末知れてラッキー!くらいに
思える小説をチョイスするのが吉。
「シャンク!!ザ・ロードストーリー」 秋田禎信 スニーカー文庫
命がけのツンデレがここにある。
本作は秘儀盗賊の主人公が呪いで猫になった魔女を相棒とし
不死の魔法を求める冒険活劇である。
一見すると普通のライトノベルに思える。しかし、注意深い読者は気づくであろう。
これが極上のツンデレ小説であると。
この作品の魔女は他人を気にかけてはならず、他人のために力を使ってもいけないという
掟がある。ヒロインが猫の姿になっているのも他人のために魔法を使ったからなのだ。
はぐれてしまった主人公をうっかり心配し激痛に襲われたり、死んでしまった主人公を
生き返らせ手駒が必要だったからと自分に言い聞かせるものの死にかけるヒロイン。
そう、これは主人公に想いを寄せつつもデレると死んでしまうためツンでいるしかない
ツンデレに設定で説得力を持たせた小説なのである。
新たな絵師に惑わされずレジに進め。猫耳ボクッ娘ツンデレ魔法少女が待っている。
>362
また厄介なものを薦めてるなw
「お留守バンシー」小河正岳 電撃文庫
猫も杓子もメイドな世の中、吸血鬼の城にメイドを置くにはどうするか。
そこで嘆き女をメイドにすればイイではないか、というのが本作品の趣旨。
吸血鬼の執事・主婦・秘書を兼ねる万能メイドの彼女は、
主人公としてやや問題があると感じられるかもしれない。
だが彼女の足を引っ張るために存在するデュラハン(役立たず)、
サキュバス(貞淑)、ガーゴイル(ペンギン)、ゾンビ(案山子)は
主人公の能力をいかんなくそぎ落とし、
見事にジジイ勇者対メイドバンシーの対戦を実現させるのだ。
途中にロリ魔女らしい生物が見え隠れするようだが、アレのことは忘れてほしい。
実にしみじみとした佳作である。
このスレで絶賛されていたマキゾエ踏んだぞ。
きっちり地雷でした本当にありがとうございました。
>>364 吸血鬼以外には考えられないが、御主人様の種族は一応不明。
>>363 >>367 よーし、いいか? いいな? 一度しか言わないぞ?
>ヒロインが猫の姿
>猫耳ボクッ娘ツンデレ魔法少女
ここらへんをよーく読んでから
作者がかつてヒュキオエラ王子というものを創り出した秋田禎信だということを思い出せ。
まあ萌えるんだけどな、ブリアン。金髪だし。
>ヒュキオエラ王子
物語の基本を忠実に守る
色白でスレンダーなあの王子様か
懐かしい
>>362 うーん秋田はもう卒業したんだが・・・素で読みたくなってきた俺w
秋田は飽きた
( ´д)ヒソ(´д`)ヒソ(д` )
>>57でまとめサイトの宣言してる人がいるけど結局作ってないのかな
なかったら明日にでも作ろうと思うのだけれど
並列処理は何系統あってもかまわんよ。
友人に
「マキゾエ」ってラノベ板で話題になってるけど、ぶっちゃけどうなの?」
と、聞かれたので
「なんかね、キャラ全員がAIで勝手に動くガンパレみたいなゲームにしたら、マジ伝説級名作だよ」
と、素直な感想言ったら
友人と、周りにいた知らない大学生風の人×2がレジに持って行った
コレってテロ幇助?
>>364 正直、「無理やり」ほめてるように感じん。
というか、バンシーは普通に評判悪くないからただの宣伝文だな。
>>375 >「なんかね、キャラ全員がAIで勝手に動くガンパレみたいなゲームにしたら、マジ伝説級名作だよ」
巧いこと言うなwww
そして何も知らずに地雷原へと消えた二人の勇士に敬礼
ここ読んでる限りガンパレじゃなくて絢爛が出てきそうな。いや絢爛空きだけど。
379 :
イラストに騙された名無しさん:2006/02/25(土) 02:26:28 ID:OsOVt7gj
>>375 すげぇwwそんなこと言われたら俺も買うww
「ある日爆弾が落ちてきて」
地雷ではないですよ?だって新型ですよ?
とかってセリフが聞こえてきそうな表紙のラノベがコレ。
実は短編集です。爆弾話は一番最初と最後(違う話)にあり、他に
4作程度短編が組み込まれてます。あとがきによれば、一本書くには
物足りないネタも使用したとの事。故に新鮮なものが多いでしょう。
中には鬱話がありますが、基本は明るい系。鬱話も鬱明鬱明と続く
のでリカバー早いです。内容については・・・
爆弾 巨女脳内赤ちゃん ロリ死人さん 人の体を勝手に(ry
タイムトラベラー 「若さ、若さってなんだ!!」「振り向かない事さ」
です。というか青春がテーマではないかと若干思ったりしましたね。
おそらく短編毎に隠れテーマとしてあるんじゃないでしょーか。
毎話きっちりオチがついてるのもポイント、一話除き全てさっぱり
終わる上に挿絵が良いので夏場の麦茶の如く、煮えた頭に清涼感をどうぞ。
>>375 ちょwwおまwwwひでぇwwwwwwww
しかしこれでマキゾエが続刊して、他の期待作がバッサリ
切られると納得いかないよカドカワさん!
382 :
sage:2006/02/25(土) 04:02:45 ID:enrH21W/
ラノベを500冊以上読み、ここにあがってるのも多く読んでいるが、
地雷だと感じたことがほとんどない自分はこのスレでは役立たずなのかorz
>>382 素数を数えながらラノベ読んでる姿を想像した。
>>382 たぶん細かいことを気にしない正確なんだな
うらやましい
メル欄とか
>>382 地雷と感じたことがないのなら、なんでもほめることができるはずだ
「ハイスクール・ミッション! トキメキのチャンスは一度だけ!?」
ぜひこれを褒めちぎってほしい。
>>386 異性の裸を見て興奮しないおまじないみたいなもんだ>素数
他にも元素記号を順繰りに唱えたり十七条憲法を暗誦したり、
脳をビジーにして意識を逃避させる。
お、久しぶりにきた。
>>362を読んで、読みかけで放り出してたのを思わず押入れから掘り出して読み返したよ
362のおかけで俺にとって極上のツンデレ小説として見事に再生しましたw
近日中に続巻を買ってきます!
・・・・・・スレ違いな反応でスマン。
>>355 これも新人か。
前スレでも褒めちぎられてたし、ちょっと踏んでみるか。
気怠い午後の一時を堪能しよう。
本当に面白く読めるようにしたらダメじゃないか!
「クラッシュブレイズ」シリーズ 茅田砂胡 中央公論社
異なる2つの作品キャラたちによる、まさに夢であってほしい競演。
相次ぐ事件を力技でがんがん解決していく姿は、読んでいて思わずうなるほど。
ワープ航法がある科学世界にあえて魔法を組み込むという、驚愕のストーリー展開。
すべては、万能キャラ・通称「黒」にかかっていると言っても過言ではあるまい。
今後の行き着く先を見届けたい作品である。
>>307を読んで思わず買ってきたが、なんていうか色んな意味で肩透かしされた気分だw
>>240 イース小説版ナツカシ
亜$が魔女とやってたやつか?
>>362 嘘は言っていないから困るw
ヒロインは100歳越えてたような気もするが
イケメンとババアの恋物語といえばドラッグオンドラグーンだな。
褒めようと思ったが普通過ぎてダメじゃあ。
ドラッグオンドラグーンと普通という言葉がどう頑張っても繋がらないのは俺だけだろうか。
まぁ、ゲームの話自体は異端だからな。
おいおい、そりゃドラッグオンドラグーンじゃなくてバハムートラグーンじゃ……
と、ドラッグオンドラグーンが大好きな俺は反応。
403 :
307:2006/02/25(土) 22:33:09 ID:zmZYLpmH
..395&307
やべえ、買いたくなってきた
どういう意味かと思ってたんだが、あれのことさしてたのか
>>401 ノベル版もあるでよ。ゲームの黒さが好きだった俺は読んでないが。
ドラグネット・ミラージュ きぬたさとし
こういうの苦手なんで、読みたいと思わせる要素を特に挙げてみるよ
・けなげなちっちゃい女の子(しかも全裸で)登場します
・ヒロインのエルフ娘がセーラー服コスプレします
・彼の家には居候のクロイちゃんがいます
いつも邪険にされてしまますが、邪険にされた後
しょんぼりする姿には 守ってあげたくなる衝動に駆られます
・クライマックスのヒロインの戦闘シーンは秀逸l、文章を読んでいるのに
まるで映像を目にしているかのような描写と、ヒロインの胸中をよぎる
想いが交錯し、まるで自分がその場にいるかのような気分になります
これ以上書くとネタバレになるんで・・・
『青葉君とウチュウ・ジン2』 松野秋鳴
まずは、前スレでの約束――二巻がより多くの人の手に取られるように買わない――を反故にした事をわびたい。
しかし、数日前に『くるくるリアル』があまりの人気のためか、
市場の循環に還されてしまう様をリアルタイムで目撃してしまった私は、
この本までもが消え去ることを恐れ、気づいたらレジへ持っていってしまっていたのだ。
(その店ではくるくるリアルを3冊仕入れていたのだが、自分が発売日に買ったのが1冊、
返本もとい市場原理によって奪い去られたのが2冊だったことなど、言うまでもない。)
話を戻すが、今作もまた素晴らしい「伏線の回収」であった。
まるで、一つのオチから無理矢理そのエピソードを作ったとも見紛うほどに、終始一貫としたストーリーであった。
4話構成でありながら、第4話を読んである程度推察すればほぼ全部読んだ気になれる、
時間の無い現代人にも把握しやすいストーリーテリングである。
その特徴は「1宇宙人1話」という、非日常を描ききるには物足りないものであるが、
作者はそれを難なくこなしている。
また、風味付けや隠し味にほど尖らない、水のような日常描写にも、
前回同様に豪華な設定の使い方がなされている。
その美貌を褒め称える描写だけで半ページを使って、
会話シーンが10ページ続いた後は背景程度となってしまう妹や、
登場人物が一切面白がらない(当然読者としても面白くない)コントが6ページも続くなど、
まさに神業でもって、宇宙人との接触という非日常とのバランスを取っているのだ。
最後に。
この小説の本当の主張は、川上稔作品によって生じた厚さ崇拝的な考えに一石を投じるもので、
同時に薄さの記録をも否定するものではないかと思われる。
厚さにしても薄さにしても、この作者なら難なくこなせるという、可能性がこの本にはある。
GJ!
この調子で氏には三巻が出た時も生にe(ry
もとい先駆者として立派に褒めちぎって頂きたい
>その美貌を褒め称える描写だけで半ページを使って、
>会話シーンが10ページ続いた後は背景程度となってしまう妹や、
わろたよw
まるで嘘談義スレを見ているようだ
しかし誇張はしてあるが決して嘘はついてないのが恐ろしいw
>>412 伝道師ならば超ゲーのレビューだって軽いはずだ
>>407 >まさに神業でもって(中略)取っているのだ
全く持って物は言いようだとオモタw
>>413 超空間に誘った挙句エロゲ誉めちぎりスレの方に飛ばす気かw うにょろげ
とりあえず噂のグロゲー褒めちぎってくれねぇかなw
>>415 そんな、とてもラクじゃないか。
「ゲームが出たということを考慮すると、とてもいい作品ですね」
「人間の内面を描き切った」と評価が高い
でも板違い
あっちのスレではとっくに褒めちぎられてるぞ
>>418 いや、この人の書き方だともっと凄いのできそうだしw
>>424 一ミリも重なってないから、気にしなくて良い。
前スレでもこいつは荒らしてた。
このスレ的におすすめって何か有る?
できればまだ誰も褒めていないモノで。
読了後褒めてみたいから。
>>426 ファミ通えんため賞東放学園賞作品は、
どれも最高にお勧めですよ。
どの作品もこのスレ的にすばらしいのでが、手に取る人すら少なく
残念に思ってます。
>>426 乱破GOGOGO! とかはまだ誰もやってない気がする。
あとは、黒白キューピットもやってないかもしれない。
期待してもいいかい?
>428.428
早速アリガトw
買いに行ってくる。
>>430 今までの受賞作で一番面白かった、私のknightは、
当然このスレでのお勧めに入ってる。
以前の受賞作は、スゴイよ。
まじお勧め。
>>431 ちょwww 前スレで最初に私のKnightを褒めちぎった者だが、
あれよりも以前の受賞作の方がさらに凄いっちゅーことデスカ?
まとめサイトまだー?
>>431 前回のバッドボーイ×バッドガールも素晴らしかったぞ。
太平洋上空を飛んでる間の暇つぶしに読んであまりのすばらしさに
海の向こうの街のダストシュートに放り込んでしまったぐらいだ。
このスレのためにとっておけばよかったと後悔しきり。
うろ覚えだがすばらしさを少しだけ箇条書きで紹介しよう。
・生き別れの兄妹が敵味方として闇社会で再会する、
現代の闇を鋭くえぐり出すその設定にしびれろ!時事ネタもてんこ盛り!
・近接戦闘で特殊能力を駆使して体格差を乗り越えて圧勝するそのスーパーリアルな戦闘描写に戦け。
・正義の味方の刑事のあんちゃんが闇社会に消えゆくラストは
そこらのハードボイルド小説への入門に最適だと言って過言だ。過言だ。
読み終わったあと、君はきっと「歴史の終わり」(フランシス・フクヤマ)を読みたくなる。
>>437 1スレ目でシリアスレイジは3回くらい上がってなかったっけ?
3つ登録されとるよ。
同一タイトルが複数回褒めちぎられてるときは、
作品別に全部まとめた方がわかりやすいかも。
さらに50音順や作者別に分類すれば神
さらにレーベル別に分類をすればもっとネ申
さらに各個、論評をつければ絶対ネ申
贅沢言い過ぎwwwwwwwwwwwwww
446 :
437:2006/03/01(水) 05:51:34 ID:PNWlfh7V
あんたスゴイよ。ごおdじょb!
檄文に対する感想はね、手間でなければ付けてもらったほうが深みがでると思うよ
なにより職人がむくわれますし
>>446 非常に良いねぇ。
やっぱり感想があった方が良いと思う。負担にならない程度に頑張れ
誰か、つまらないと思われている小説を挙げてくれ。
ちょっと買ってくる。
黒白キューピットマジお勧め
はみだしバスターズって出てる?
唯一俺がつまらないと思ってる小説なんだが。
>>449 個人的には好きなんだが
っ『まおうとゆびきり』
全然違うじゃん
地雷探しならプレリュード文庫
マジお薦め。
>>446 超乙!!
少しだけ要望、と言うか指摘を言っておくと
Hellsingコピペのリンクのtarget属性がまちがってるみたい
459 :
1/2:2006/03/01(水) 22:45:51 ID:LKlM25z4
『乱破GOGOGO!』 作 八街歩 イラスト てくてく
富士見ファンタジア文庫
この作品の半分は読者へのやさしさで出来ている。
たとえばあとがきでも語られていることだが、手裏剣は「投げる」ではなく「打つ」が正しい表現らしい。
しかしそうすると違和感を感じる人もいるのであえて作中では「投げる」と表現している。
こういったレーベルの読者層に合わせた配慮により非常に読みやすい作品となっている。
小難しい専門用語とその解説に多量のページを割く自己満足系作家達にはぜひ見習って欲しい。
この作品の半分は魅力的なキャラクターで出来ている。
まずは主人公。作中でも「余人を超越した感性を持っているため暗愚な大衆はそれを理解できない」と語られる彼。
高貴な血を引いているのはお約束だが、実は一族は過去に異人の血がまざり、かつての力を失っている。何世代もかけ
て力を取り戻していき、ついにかつての力を取り戻した主人公はまさに一族郎党の歴史と希望を受け、
日本の頂点に立つべくして生まれた存在なのだ。
そんな主人公の補佐をするべく育てられたヒロインその1はまさにNINJA。壁を駆け上がり天井に張り付き背景と同化する。
変装はたくみで(ネコミミメイドとか巫女人妻妹転校生とか)あらゆる武器を使いこなし(ハンマーとか割り箸とか)
高度な忍術を使いこなす(殴打による記憶飛ばしとか殴打による洗脳解除とか)。
ヒロインその2にいたっては余計な修飾は要らない。すなわち「ツンデレ幼馴染」。この一言で十分である。
460 :
2/2:2006/03/01(水) 22:47:05 ID:LKlM25z4
やさしさとキャラで半分づつならストーリーは無いのかって?
モチロンソンナコトナイヨ
物語は邪教徒たちとの戦いを軸に進んでいく。
密かに、しかし確実に勢力を拡大する邪教集団。
彼らの崇める邪神は決してまやかしなどではなく実際にさまざまな奇跡を起こし、
こころの弱い人々を取り込んでいく。そしてその力で主人公たちを一度は死の淵にまで追い詰める。
この邪教集団についての描写がまた秀逸。
たとえば儀式。もし実際に現場を目撃したら常人であれば間違いなく目を逸らすであ
ろう情景が淡々と書かれている。強靭な意志を持った主人公達でさえ思わず目をそむ
けたのだから。
たとえば呪文。約半ページにわたり信者の祈りがつづく場面があるが、個人的にはあ
の「いあ いあ はすたー」に勝るとも劣らない名句であると思う。いや、人前での
発音の難しさではむしろ勝っている。
たとえば首領。神秘のベールに包まれたこの人物の正体は謎に満ちており、その正体
は主人公たちには最後まで明かされることが無い。もちろん読者にも明かされない。
結局主人公たちは邪教集団の本部を壊滅させるものの首領の逃走を許してしまう。
そして物語の終わりには邪心への願いが発現してしまうのだ!
続きが気になるとろだが、残念ながら2巻を入手できなかった。
興味のある人たちはぜひ自分たちの目で続きを確かめてほしい。
461 :
426:2006/03/01(水) 22:50:12 ID:LKlM25z4
短くまとめられなかった。スマソ
ちなみに本当に2巻は売ってなかった。
購入を躊躇したわけじゃないよ。いや、本当に。
黒白も売ってなかったなぁ・・・
忍者ビームを忘れてるからマイナス十点だ。
>ツンデレ幼馴染
買うわ
富士ミススレから転載
745 :イラストに騙された名無しさん [sage] :2006/02/24(金) 16:26:25 ID:rrAg3zua
ヽ人_从人__从_从人 ∧__∧
ノ∩ ) ( r( ) _
⊂'~ :;# ヽ _ < 地雷上等!! > 〉 :;# ,つ| │
/(,メ。l7 。)っ| │ ) く ∴‥⊂ 、 ノ  ̄
∴‥U ∨ ∨  ̄ ⌒YW⌒Y⌒WW⌒ : ::: :: . し'
ドウッ! :: ::: :: .:: :: :: ::
:: :: :: ::: ∧_∧ ._ \丶丶从//
:; ⌒,'" ⌒ :: (; ゚∀゚)| │ ;\:;(;:;(( )) ドンッ!
(;:; :;(;:;(( '" );::) ::.) と つ ̄ 从 ,'"人__,,,,,,,,,,;;;,;;,;;,;,;'
(⌒'⌒ ⌒'⌒ ;) ,(⌒) ) ,,,,,;;;,;,;,;,:::::::''''''''"゙゙゙^,,,、 、;`` ` `: ,
'"人 ;:; ;:)) 彡,,,,,,(,,,;;/,- ;:;''''''"゙゙,,,、 、;`` ` `: ,,,,、 、;`` ` `: ,,,,、
_,,,,,,:;从<从: ;;'゙'゙''''''''"゙゙゙^,,,、 、;`` ` `: ,,,,、 、;`;'゙'゙;'゙'゙ ,,,,、 、;`;'゙'゙;'゙'゙;'゙'゙,,,、 、;'゙
゙゙` ,,,、 、;`` ` `: ,,,,、 、;`` ` `: ,,,,、 ;'゙'゙;'゙'゙;'゙'゙;'゙'゙: ,,,,、 、;`` ` `: ,,,,、 、;`` ` `: ,
゙゙` ,,,、 、;``;'゙'゙,,;:,、,;,,;:,、,; ` `: ,,,,、 、;`` ` `: ,,,,、 ;'゙'゙;'゙'゙;'゙'゙;'゙'゙: ;'゙'゙,,;:,、,;,,;:,、,;,,;:,、,;
精神は同じだ
それは永田議員だ
>1月30日に発売した第6回えんため大賞東放学園特別賞受賞作品『私のKnightになってよネ!』が大・大・大好評! 全国書店でも品薄状態が続いているという大人気ぶり! というわけで、まだ読んでいないみなさんの声にこたえて緊急大増刷決定!!
本屋で見て笑ったw
これが このすれの ちからか!!
地雷というより、もはや爆撃だな。
前スレで拾った本が、自分にとっては地雷じゃなくヒットだった.。
微妙な悔しさというか、騙された感というか
面白かったのに素直に喜べないけど、良い拾い物した思いもあって……
納 得 い か ね ぇ ー ー ー ー ー
主観的地雷も割りとあったからな……。シリアスレイジとか、結構好きよ俺は。
そんな俺のどうやっても踏み切れない地雷はロクメンダイス。
どうやっても最後まで読めない。無理なもんは無理だ。
誰もが認める売れない地雷なら、2〜4巻以上が出るはずも無いしな。
普通に打ち切り……
>>470 世の中にはコンコルド錯誤というものがあって(ry
>>470 最初のころはそこそこまともだったのに最終巻に核地雷が埋まってた場合どうすりゃいいんだorz
カルナ4巻……地雷の意味が少し違う気がするが最後の一行で何もかもが吹き飛んだ
なんちゅうか一言で例えるならRYU-FINAL級核地雷……
「たしかみてみろ」かー!
よし、1巻だけ買って積んでいたが
それで買う気が再発した、行って来る。
>>473 あとで本屋行って4巻だけ立ち読みしてくるわ。
そういや61魔法分隊も最終巻で吹っ飛ばされたな。いや好きなんだが。最終巻のアレを中心に褒めちぎろうかな。
大好きな本だからこそ、褒めちぎることで
その思いを昇華させてやることが大切なんだよ。
物は言い様だなw
>>473 どうすりゃいいも何もないだろうに。
中途半端に愚痴として垂れ流す位ならちゃんと褒めちぎれと。
勿体無い。
>>473 まて、RYU-FINALのどこが核地雷だというのだ?
>>480 「インド人を右に」や「ザンギュラのスーパーウリアッ上」を知っているゲーメスト読者
ならそれくらい容認しなよ。
竜虎の拳なんか連載時にページ順がまちがっていたのを直さずにそのままコミック化
されたんだぞorz
ナツカシスw
プルトニウム貨やレゲーアーマー、戦士予言者を知っている年寄りゲーマーが来ましたよ。
ぬるゲーマーはリプレイ集を褒めちぎってればいい。
鷹見スレを阿鼻叫喚の渦に叩きこんでくれやがった、でたまか最終巻を誰かプリーズ
漏れはまだしばらく ( д ) ゚ ゚ 状態だから無理ぽ orz
>>466 マジレスすると、ここで話題になる前から結構売れてた
たぶん絵のおかげだろうけど
>>487 あと途中までは割と普通に読めるっていうのもあるな。特に新鮮で面白いっていう部分はないけど
まぁ余裕があれば買ってもいいかなと思う感じ。というかそれで買ってしまった。
>>387 探してみたが田舎なんで見つからなかった。スマン。
それはそうと自分は普通だったけどここでは地雷認定されてるのをひとつ。
ダビデの心臓(1)
スズキヒサシ
最初はありきたりな日常の一幕から始まる。
それは入学式の当日、家族や幼馴染に囲まれて暮らす穏やかな日だった。
しかし甘い香りと共に現れた少女との出会いですべてがかわる。
少女から渡されたのは一振りの日本刀と鋼鉄製の手袋。そこで彼の日常は終わりを告げる!
旅先で出会う姉弟との出会いと別れ。
親友との戦い。友情、そして決別。
「―――今日、学校でいったあれ、あっくんのことだよ。
ずっと、好きだったの。」
彼は最愛の幼馴染を守りきることができるのだろうか!?
囚われた彼女を救うため、彼は単身敵地に乗り込む。
彼に勝機はあるのだろうか!?
戦いのリアリティーを追求して書ききったこの作品は
曖昧な点など塵ほども存在せずご都合主義に飽き飽きした、
激しさとこだわりを求めるあなたにはぴったりの一品です。
自分の腕じゃこの程度が限界ですorz
えーっと地雷臭が微塵もしないんだが、
これでどうやって危険感知をしろとwww
戦いのリアリティーを追求して書ききったこの作品は
曖昧な点など塵ほども存在せずご都合主義に飽き飽きした、
激しさとこだわりを求めるあなたにはぴったりの一品です。
↑
このへんか?
>彼は最愛の幼馴染を守りきることができるのだろうか!?
買(ry
そうか。
褒めちぎられた紹介文のどこが地雷か分からず右往左往する新兵を、
既に踏んだ者の視点からにやにやしながら眺めるのも、ここの楽しみなのだな。
誰かゆにこん紹介した?
>493
まだ出てないとオモ
寸前で回避してしまった俺を特攻させられる褒めちぎりplz
>>489 囚われた彼女を救うため、彼は単身敵地に乗り込む
ここミスリード。詳しくは自分で確かめよう。
魔法分隊できた。やっぱ儲だからかまともに褒めちぎっている気がするぜ。本作読んでないとネタがわからないし。
打ち切られたんじゃねぇか続巻どうなってんだ詳細希望とファンをやきもきさせている
「天槍の下のバシレイス」の著者、伊都工平のデビュー作がこの「第61魔法分隊」だ。
19世紀末程度の文明レベルを持つファンタジー世界で「法力」という単純なエネルギーを
利用し操る契法士たちが主人公。契法士は戦乱が終結した王国において過剰化した軍事力であり
警察組織として軍事解体されているという微妙な立場にあり、
それが本作における魅力の一つである政略面による絶妙な駆け引きを生んでいる。
まあしかしそのような面は多大な魅力を誇る本作においては小さいことである。
本作最大の魅力はやはり、表紙絵には結局一切出ることのなかった
シリーズ一貫しての主人公エルゲンス・ローデルだろう。
なんてったって四十路過ぎ!妻子持ち!ライトノベル史上初とさえ思えるほどの超設定!
惜しくもエルゲンスは2巻3巻では全くと言っていいほど出番がなかったものの
ライバルとして君臨するザイザス・セイデンの活躍がもっとも描かれるのもこの2・3巻であり
4巻での二人の対峙シーンを盛り上げる下地として大きく成功している。
自爆に見せかけてザイザスを始末し、ドリルで爆心地から突撃脱出して瀕死の娘の下に駆けつける
エルゲンスの姿は読者の脳裏に熱く深く刻まれる事であろう。
さらに最終巻のラストで、今まで思わせぶりにばら撒いていた伏線が発揮される瞬間は
読者の脳みそと今まで積み上げてきた作中の一切諸々を宇宙のはるか彼方M78星雲まで光速大遠投し
ただ作中舞台にと読者の理性には「猿?」という一言だけが残るのみ。
さすが伊都タン!凡百の作家には出来ないことを平然とやってのける!そこに痺れる憧れるゥッ!!
ちなみにサブキャラである第61分隊の面々も魅力的だ!
>ちなみにサブキャラである第61分隊の面々も魅力的だ!
素晴らしい!
俺が書いてたら野暮なダメ出しになってたよ
>自爆に見せかけてザイザスを始末し、ドリルで爆心地から突撃脱出して瀕死の娘の下に駆けつける
エルゲンスの姿は読者の脳裏に熱く深く刻まれる事であろう。
買ってきます。
失敗
>>494 出てなかったっけと思ったがかのこんだった。
まあ方向性はかわらな(ry
ネタレス言い直してる自分が辛いぜorz
501 :
437:2006/03/04(土) 01:28:06 ID:uWKXu76B
いつの間にかまとめサイトまで出来てたのか。
独自ドメインまでとって……乙です
レーベル別まで……乙です
五十音順は大変だと思いますが、がんばってください。
無理褒めスレという略称を提唱してみる
507 :
イラストに騙された名無しさん:2006/03/05(日) 13:08:08 ID:1ZTMM6D8
つま小じゃなかったのか
じゃぁつまらないスレで。
他スレでよく見るのは「誉めちぎりスレ」
密かに無理ぽスレと読んでいるのは俺だけだろうな。
>>507 つまは小学生! というタイトルが思い浮かんだ
>>511 ひそかにガイシュツネタ。
俺はつま小派。まとめサイトでもそうだし。
俺も「つま小」が好き。
場合よっては「つま先立ちの小学生スレ」と勘違いしてくれそうだし。
>>512 正しくは「つまは小学生(8歳)」だw
それはさておき、俺も「つま小」がいいな
でも、つまらない小説、ってところじゃなくて、無理矢理褒めちぎるほうがミソなんだから、
無理褒めや褒めちぎりのほうがふさわしい気がするな。
つま小だと単なる地雷スレみたいだ。
流れを読まずに投下
■灰色のアイリス 体験版
ファイル名:g-iris.exe
サイズ:325p
CG数:17枚
※体験版なので、内容の質は落ちています。
※本編では陵辱シーンが二回あります。
※テーマは近親相姦。姉と弟、叔父と姪。
「あのとき、京香が言っていたよ。修司はお前に惚れていて、お前もまんざらではなかった。だが、結局は奴のことを振ったらしいじゃないか。なにが気にくわなかったんだ? 奴が純粋すぎて怖くなったのか?」
「あああああああああああああああああああああああああッ!」
「意地っ張りすぎるのがお前の欠点だな。抱かせてやれば奴も浮かばれただろうに。俺以外の男に抱かれるのは恐ろしかったか?」
「うあああっ、ああっ、うああああああああッ、ああああああ――ッ!」
――体験版はここまでです。続きは本編でお楽しみください。
なかなか斬新な褒めちぎりだ。実によろしい。
ただ、獣姦+異種妊娠を忘れちゃならねえ。
買いたくなるのは結構だが褒めちぎりか?
このスレの主旨はつまらない小説を褒めちぎることじゃないのか?
それとも地雷を住人に買わせることが目的か?
灰色のアイリスは自己愛性人格障害のサンプルが豊富ですげーお勧めです。
買わせ目的でもかまわないがエログロ鬱ネタは止めてほしい
>520
色々バラエティーがあったほうが、スレとしては長持ちするんじゃねぇの?
他の住人が補足してくれてるしw
単なるあらすじ紹介になってるレスよりは良いと思うが。
>515
じゃあ中を取って「つまちぎり」で
おとなな感じ
小学生の妻と契る(;´Д`)ハァハァ
つまちぎる
つまちぎり
つまちぎれども
つまちぎれ
新しい動詞ですね?
……寝よう(´д`)
>>521 サンプルって、それ読んだ精神科医が言ったのことなのか?
>519
山本京伝が愛読書な俺としては買わねばなるまい
少しだけツマチギって「ぎるスレ」で
何をぎる気だ。
ギルギルガンゴォグ フォー
\(^O^)/
ギリなんて所詮ハンチクの使う技だ。
2ch内のリンクなら、hは抜かんでも良い。
負荷軽減の為にはhを抜いた方が良い、という説もある。
気にするほどにはかわらん。
誘導まで雑談の種にする気かよ。
後押しスレに書こうと思ったけど、明らかにネタに走ってしまったからこっちに投下。
「ムシウタ」
これはMMORPG小説です。
主人公たちは、MPを消費してムシを召喚して戦うというシステムが確立したゲームに参加しています。
夢を追いすぎたプレイヤーやムシを破壊されたプレヤーが
次々と廃人になる中、最強と目される主人公は何を望むのか!
>>538 それじゃ、普通のあらすじ(?本の裏とかに載っとる)紹介文にしか見えんぞ。
実は違うということを書いてくれんと
実は違うことを直接書いてはダメだ。
周りを埋めていくことで空白が埋まれそれが意味を示す、そんなのが理想だ。
このスレのみんなすげえな、俺にゃ無理
だから、褒めろってば
>>541 スレも2スレ目に入ってほぼ半分が消費され、そろそろネタが尽きかけたかと思われた時に
雑談スレと化しそうになった窮地に颯爽と現れたのが
>>541だ。
そのレスは簡潔にして明白。
「だから、褒めろってば」
唐突に接続詞から入り読者の注目を集め、レス番を敢えて指定しないことでどのレスに対するレスであるかを
住人に想像させる楽しみを与えており、非常に高度なテクニックを駆使していることが分かる。
そしてその余韻がさめないうちに素早く筆者の主張である「褒めろ」という言葉を配置することにより、
効果的に読者の心に訴えることに成功している。
さらに、主張を命令形で終わらせることなく「ってば」と添えることにより刺々しさを和らげ、
スレの雰囲気を壊さないように配慮している。
ここで注目したいのは「って」ではなく「ってば」とすることでより表現を柔らかくしており、
筆者の細やかな気遣いが感じ取れる。
たった一行であるが、ここにこめられた情熱と愛情に住人の心が大いに震わされることは疑いのないことだろう。
このように優れたレスをする
>>541に今後も期待していきたい。
543 :
イラストに騙された名無しさん:2006/03/07(火) 22:35:15 ID:BpRDRrEJ
【作品名】を読み終わった。
【ヒロイン】は【属性】、【一番のエロシーン】は【詳しい描写】だった。
【主人公】は【履歴、特徴】だったがまあそれはどうでもいい。
この作品ですばらしいのは【脇キャラA】。【そいつの行動】がツボ。
【イラストレータ】は【○○ページ】が特徴的だった。【表紙・扉】は【エロイ視点からの感想】。
【友人知人など】に紹介したら【○○○○】と言う感想だった。オススメ。
『イリヤの空 UFOの夏』を読み終わった。
ヒロインのイリヤは無口系不思議少女。四巻の逃避行では主人公浅羽の自家発電に登場するなど
読者の目を引く行動が多々あった。
浅羽はごく普通の中学生で際だった特徴は無いが、まあそれはどうでもいい。
この作品ですばらしいのは浅羽の妹、夕子だ。
ゴメン、ギブ。
『終わりのクロニクル』を読み終わった。
新庄・運切は両性具有、最終決戦前の確かめでは女と男の両方の機能を充分に確かめただった。
佐山・御言は悪役で変人だったがまあそれはどうでもいい。
この作品ですばらしいのは黒猫。尻を突っ込まれたりするあたりがツボ。
さとやすは七巻637pが特徴的だった。表紙の新庄は行為寸前で佐山君カモーンという感じ
クラスメートに紹介したら「イラストがエロいね」と言う感想だった。オススメ。
いっつも思うんだ……
「やらなきゃよかった」
ってさ……
>「イラストがエロいね」
絶望した!絶好のポイントを逃した
>>546に絶望した!
手元にあるので。
【マグナ・スペクトラ緋の剣は誰がために】を読み終わった。
次々に登場するヒロインは幼馴染み、姉、人外幼女、バニーさん、王道系『守ってあげたい』ボーイミーツガール。
中でも真ヒロインは、主人公をこづき回し、モンスターを一撃で屠る豪快な最強姉である。
そんな彼女が強引にイカされる寸前、主人公を見つめる儚げな表情は、その後の恐るべき裏切りを全く予感させないものだった。
主人公は大した活躍もせず思いは常に空回りしかし最後に実は秘められた力が(ryだったがまあそれはどうでもいい。
この作品ですばらしいのは、道中出会った少女の保護者ラーゴゥ。
寡黙で無骨な戦士の「娘のためなら死ねる」とでも言わんばかりの親バカっぷりがツボ。
苦い薬を飲ませるために森の中で蜜を集め、いざ娘の危機には建物をぶち壊して鬼神の如く敵を殲滅。
返り血を浴びたまま、娘とほのぼの会話を交わすそこはまさしく二人の世界。
藤田香のイラストは、口絵の見開きでウンディーネがメイド服着てるのが特徴的だった。
表紙は何より、白ウサギ耳の女戦士の姿と太股が唯一拝める場所。
友人に紹介しようとしたらスルーされた。オススメ。
青葉クンとウチュウ・ジン2巻を読み終わった。
ヒロインの青葉はツンデレ属性。
野外で小学生に視姦されながら股間に激しい責めをうけ、失神するのが衝撃的だった。
宇宙全体を操るといわれるセイラスは、今回も乾燥ミミズを食わされてたが、まあそれはどうでもいい。
この作品ですばらしいのは作者が厳選し尽くしたセリフ。
キャラが誰かを罵倒する時は「クソ○○」・「ウンコ○○」がデフォ。
アメリカ海兵隊でもここまで口でクソ垂れない。ハートマン軍曹も故郷に帰るくらい。
イラストレータは名前が特徴的だった。超肉。英訳したらスーパーミート。
主人公の妹・成美は「ラブレターが下駄箱から雪崩のように落ちてくる」という馬鹿一まっしぐらなほど美人らしいが、
どう見ても他のキャラ、むしろ男キャラの方がかわいく見えたりする。
主人公の友人・和馬が主人公に告白され、照れている挿絵(131ページ)はちょっとときめいた。
このスレに紹介したら文句の付きようがないほど完璧な作品という評価を受けた。オススメ。
「ハイスクール・ミッション! トキメキのチャンスは一度だけ!?」を読み終わった。
ヒロインの蘭は一途、一番の見所は床下から盗聴しようとして、くもの巣に引っかかり困惑する場面。
主人公=ヒロインだがまあそれはどうでもいい。
この作品ですばらしいのは富士ミス担当者Y氏。新人にコンゲームを提案するチャレンジャー精神がツボ。
ゆいのイラストは、蘭がカラスにつつかれているのが特徴的だった。
オビの言葉は「マリア様がみてるのに・・・そんなことまで!?」で、いろいろ期待が高まる。
加えて南房秀久、読後悶絶!?と書かれていれば読むしかないじゃないか!
友人に紹介したら「まさにコンゲームだな」と言う感想だった。オススメ。
いつの間にかオススメするスレになってるな
一人でも多く地雷を踏ませたいんだろ。
最近ブックオフで地雷を探しているんだが、いざ探してみると案外難しいな……。
電波男の筆者が書いたのとか、「これは!」と思って手にとってみたけど普通っぽかったし……。
日記は雑談スレで。
西尾維新「戯言シリーズ」
中高生に爆発的な人気を誇る作品です。
>555
それくらいでいちいち他人に指図するなよ
あかほりさとる
一部に狂信的なまでの人気を誇る小説家。
人々が口々に叫んだ言葉は、「又新シリーズ?あれの続きは何処に行ったんだろ・・」である
程々の面白さと薄いエロによって人気を稼ぐが、作者が飽きた時点で途中で続巻よていが消滅するので慣れている人には見向きもされない
そもそも小説じゃないな、ただの作者紹介だ
このスレはダメ小説を褒める、「逆」のスレ。
だから一見あかほりを叩いている558は真性あかほり信者。
きんもー☆
「ネクラ少女は黒魔法で恋をする」MF文庫J 熊谷雅人
主人公はクラスにどこにでもいる根暗で心中真っ黒な女の子。
負け犬根性丸出し、被害妄想マンセー、脳内標準語は”呪う”で運動は
一切ダメと自称する癖に総合格闘技を使い、内弁慶と自称しながら
ヒステリーを起こすとヤクザみたいな喋り方をする非常にジョイフルな人です。
そんな彼女がある時、年老いた老人が経営する本屋から無料無断で拝借した
ある黒魔術の本の通りに儀式を行い・・・悪魔を召還し、しかも性的な契約を
行い、自分の顔を美人にした上で男の人をゲッツしようする話です。
文章は読みやすくて情景を浮かべやすくストレスは一切感じません。
腹の底がドス黒いようで純情系であったり、ギャップを楽しみたい人にオススメします。
ぶっちゃけ俺は地雷とは思ってないけどな!
>ジョイフル
をジョンイルと読んでしまい頭の中が??????になった俺ガイル。
寝るか。
心底関係ない話だが、悪魔は「召喚」ではなく「喚起」が正しいそーだ。
作中でそうなってんの?
>>561 >性的な契約
明日の朝一番で買ってくるわ
鋼鉄忍法帳を読み終わった。
ヒロインの天機小夜子は全編通して嫉妬しまくり、殺意満載の危ない子だが、
エピローグで相棒と素直に寄り添う姿にはちょっと泣けた。
主人公の黒之介は第一章で壮絶な戦死を遂げるがまあそれはどうでもいい。
この作品で素晴らしいのは柊兵庫。
毒物どころか爆薬まで体内から精製する男が登場から8ページであっさり死んだのには笑った。
p153とp215で出ている女性陣は、何か二人とも手つきがヤらしいのだがそれは俺が汚れてるからか。
クラスメートに読ませてみたら「どの辺が忍法?」と言う感想だった。オススメ。
567 :
(1/3):2006/03/09(木) 02:25:19 ID:ZGJ+rdfz
シャムロック 灼熱のメイドポリス、ですぅ〜 GA文庫 沢上水也箸 西脇ゆぅり イラスト
あのGA文庫だ。表紙は,白を基調とする、メイド服をまとったヒロインだ。
黄金の帯をそっとめくってみると、スカートのスリットから覗くその脚で、
まだ表紙しか見ていないのにご飯三杯はいけそうだ。
その横になんかショタくさいのがいるが、今は忘れてかまわない。
だが,この表紙でだまされてはいけないぞ。これは、横にいる奴とヒロインの
ご主人様メイドプレイのリプレイ集…ではない。
ポ リ ス ア ク シ ョ ン
なのだ。よく見たらなんかこのヒロイン,銃みたいなものを持ってるし。
武器考察スレの住民でもある評論子は、こんなヘタレた鉄砲みたいなものを
鉄砲だと認めるつもりは(以下自粛
さて、これだけきれいな表紙だと,中のモノクロイラストのへたれっぷりとの
ギャップでトラウマを作った諸兄も多いだろう。だが,安心して欲しい。
久々に,そこそこまともなモノクロイラストを描ける絵師だ。
少なくとも不安なく眺めることができる。主役であるメイドポリスたちのイラストに関しては。
ここで、読者諸兄はお気づきになっただろうか。
評論子は,いまのところ表紙と中のイラストしか褒めちぎっていないことを
568 :
(2/3):2006/03/09(木) 02:25:59 ID:ZGJ+rdfz
そう、この表紙でポリスアクションである由来,それは、メイドポリス,という言葉にある。
作者は,民間警察という、SFや近未来ものでありがちなガジェットに,「メイド」という要素を
付け加えたのだ!!つまり、民間警察,この作品中の用語でPP(Private Police)の制服に
メイド服を採用したというわけだ。
制服萌えには,婦人警察官があげられよう、そして、メイド服も、広義の制服である。
これが合体すれば…最強の制服萌えが完成するではないか。
作者の慧眼には心服せざるを得ない。
また、舞台は治外法権も同然の学園都市であり,何があっても不自然ではない状況を,作者は
見事に作り上げていた。
ここであらすじを簡単に紹介しておこう。
PPであるシャムロック・カウンシル成立の経緯と、舞台である学園都市に渦巻く陰謀に巻き込まれる
メイドポリスたちの活躍を描いている。
彼女たちは,それぞれ天然,生徒会長、令嬢,腐女子と、複数ヒロインを出す場合の,基本に忠実な
書き分けをされている。しかも,今回の事件で被害者となるのは、眼鏡っこの図書館司書の
お姉さん。もう完璧だ。
ここで気になった評論子は表紙の折り返しの著者略歴を再確認してみた。
…ゲームのシナリオライター,なるほど、納得した。
丁寧に,状況や世界観を,一見不要とも思える、名前のあるモブも交えて懇切丁寧につむぎだしていく
その力量も,ゲームのシナリオライティングで培ったものだろう。
569 :
(3/3):2006/03/09(木) 02:26:28 ID:ZGJ+rdfz
ここで、評論子はさらに,読者の興味、あるいは、スケベ心をくすぐらずにはいられない。
触手。半裸の少女にまとわりつく触手,というシーンがある。メイド,制服萌え,触手。
完 璧 だ。
作者のあふれんばかりのサービス精神に感謝したい。普通なら,この一見冗長に思える
シーンは,クライマックスで事件を解決する伏線に使いたいところだろう。
だが、作者はそんなけちなことはしない。サービスのためのサービス,読者を慮っての
奉仕の心,まさにメイドの心でこのシーンを無理なく織り込んでいる。
このシーンはイラストにもなっているので,期待しながら読み進めるといいだろう。
この作者の,読者であるわれわれへの奉仕の心はこれだけではない。目次などで明記は
されていないが,実質三部部構成なのだ。
大まかに触手直前,インターミッションとしての触手、残り,という構成だ。
通勤通学で鉄道やバスを使う読者諸兄ならおわかりだろう。
行きに第一部,昼休みに触手で一息入れて,帰りに残りを読む。
なんと親切な構成だろうか。
評論子は,こんなメイドのごとき奉仕の心をもつ新人,沢上水也の次回作が楽しみでならない。
…えーっと、で、この表紙の右のほうにいるショタ,だれだっけw
sage忘れてageてしまった。
すまん吊ってくる。
笑い死ぬかと思ったw
つかメイドのごとき奉仕の心www
>>567-569GJ
>完 璧 だ。
を見て,なぜか半分の月がのぼる空4巻の夏目を思い出した。
くそ、釣られない俺は釣られないぞ俺は(ry
…足が…手がっ!言うことを気かねぇえぇええ
>567-569
巨乳、ツンデレ、武術娘、ロリっ娘
そして
魅惑の変身シーンという言葉が足りない!
変身ヒロインモノなのか!
ありきたりな作品の解釈を登場人物ごと右回転!
無残極まりない作品の視点をコペルニクス的に左回転!
けっこう呑気してた地雷処理班も地雷が一瞬名作に見えるほどのレビューにはビビった!
「うおおおおおああああああ!!」
ドォァアン
そのふたつの地雷の間に生じる真空状態の圧倒的破壊空間はまさに歯車的砂嵐の小宇宙!!
>578
ジョジョ第2部の神砂嵐
ワムウの神砂嵐
ワロタw
紅 著:片山憲太郎 集英社スーパーダッシュ文庫
これは心に傷を持つ主人公の物語である。
どの様な理由で傷を持つのかは、お楽しみをなくすのでここでは語らない事にしよう。
主人公を取り巻くヒロインは実に多彩だ。
幼馴染でクールな情報屋の眼鏡っ娘。彼の師の孫娘、隣りのお姉さん系の姉に、幼女の妹。
黒の服に身を包み、自らを悪女という女性。赤い服で彼が尊敬する最強の女性。それに尽
き従うくノ一。年中ジャージ姿で、岩をも砕く空手家の女子大生。
しかしこの中に、本ヒロインはいない。
このお話でのヒロインは、ツンデレ幼女(7歳、お嬢様)である。とある事で彼女の護衛を
することになった主人公。
ツンデレ幼女は実に我侭だ。
主人公を振り回し、使用人の如き扱いをする。
ツンデレ幼女は実に素直だ。
主人公と一緒に銭湯に入り、全裸で寝る。
ツンデレ幼女は実に奔放だ。
デレ期に入れば、主人公に引っ付いて離れない。
しかし、そんなツンデレ幼女にも悲しい定めを持っている。
攫われたツンデレ幼女を助けに行くべく、弱き心を奮い立たせ、立ち向かう主人公。
実に王道である。
そして主人公とツンデレ幼女に待ち受けている運命は―
語るのはここまでにしておこう。どういった結末を迎えるかは、君達自身で確かめて欲し
い。
とこういったのでいいのかな?
私としては、あんまり地雷と思っていないけど。
赤い服で最強て……哀川さんかと思うじゃねぇか
通常の3倍
『開かれた密室』 著:佐竹彬 絵:千野えなが
本書は『飾られた記号』で鮮烈なデビューを果たした佐竹氏の本格ミステリー、φシリーズの第三弾である。
さてミステリーとあるが世にこういった小説が溢れている今、
どこかでみたような・・・といった既視感を覚える事は少なくないと思う。
本シリーズはそんな方々にお勧めしたい。
まず本シリーズはIT技術を持つ者は情報場を展開する事により物体の存在強化、透明化、
相手の視界に入った映像を見るetc.など様々な独特の要素がある。
なるほど、これなら富○見ミステリー文庫のようにLOVEのついでにミステリーといった事態もなくなる訳だ。
本シリーズにでてくるIT、IF、CC等の馴染み深い様でそうでもない専門用語も佐竹氏の尊敬する、
小説を読んでいる者ならば名前ぐらい聞いた事があるだろう森博嗣氏に近い馴染み深い文体で丁寧に説明されている。
書いた後でパクったパクってない等と論争したりせず尊敬する作家であり多大な影響を受けている、
と後書きで公言するあたり作者のある種の人間性の良さが伺えると思う。
さて、今までのシリーズでは先程説明したIT技術を利用したトリックが特徴的だったが、
本書ではIT技術を用いたバトルまで用意されているのが魅力的だ。
主人公である日阪はヒロインを救う為、某テニス漫画宜しく体から青色のオーラを出しちゃったりもする。
これでミステリーファンだけでなく少年漫画好きからも熱烈な支持を受けるに違いない。
・・・散々褒めちぎってみたが実際に読んでみると世界観や設定がうまく活かされている中々の良作だったりするので、
『飾られた記号』がトラウマになってる読者には再爆死を恐れず『三辺は祝祭的色彩』共々読んで頂きたいと筆者は思っている。
携帯から長文スマソ
>>586 先を越されて悔しい。
別の切り口でも考えてくるよ。
良作はスレ違いだ!
悪いが帰ってくれ!
大丈夫、世間一般的にはつまらない小説の方に分類される。
誰かヴァンパイアー戦争を!
ラノベなのか?アレ
つか、昔の作品を、今の基準でどうこういうのもなぁ……どうよ?
イラストをあーしただけで内容はラノベとはいえんだろ。
あれがラノベなら機神兵団もラノベだ。
>>590 『ヴァンパイアー戦争』
美辞麗句で固めているが所詮ここは褒め殺しスレである
褒めるだけなら誰でも出来るはずなのに他人に委ねる590の存在。
これは本作が褒めようのない駄作であるという証なのか?
否!表面上はツンしつつも心の底ではデレている590の無意識の反抗、
本作は本来の意味で名作である証と言えよう
このスレの趣旨を解せず真っ向から否定する発言の数々をお許しいただきたい。
「褒めちぎりたいけどスキルがない。職人頼む」というときには
専用雑談スレで依頼することにすれば?
個人的には自分で褒めちぎる気が無いなら黙っておけと思うがそれもいいかも
エフェメラかわいいよエフェメラ
エフェメラ・クルツ?
598 :
596:2006/03/13(月) 03:39:22 ID:lPB81xJZ
ばれた?今の自分の好み考えると、この小説が原点としか思えない
最終刊あたりは未来からわざわざ追っかけてくんなこの女、とか
狂犬エルフイラネとか心の中で思ってた
妹好きのための小説です、ルナル・サーガは
そんなにおでこが光るヒロインが好きですかそうですかw
ってかスレ違いの話題はほどほどに。
スレ違いのレスはたしかに論外だが、そろそろスレのテンプレというか、
ローカルルールについてもうちっと話をしてもいいような気がする
>>594,595
確かに「アレが凄かった」な雑談くらいは許容すべきだろうとは思うんだが、
ど直球に「誰か頼む」っていうのは、確かにちょっとなあ……
>「アレが凄かった」な雑談くらいは許容すべきだろうとは
「アレ」の対象が感想以外なら思わんなあ……。
あくまで「褒めちぎりが主、それについての感想が従」であるべきだと思うんだ。
感想以外が主題になった時点でアウト。
あ、ここに限らず脱線やスレ違いへの注意レスは
当該スレの問題だからやむを得ず例外。
ついでにネタとして纏めきれず途中で「もうダメだ」とか言って投げるのも微妙。
投げた時点で「この小説糞だ」と褒めちぎらずに言ったのと同じだからそれ。
てか、褒めちぎりは何も知らずに踏み抜いた地雷に巻き添えをつくらんとする時が
最も輝くと思うので、勧めるのはなんか違う気がする
>601
割と同意見
始めたと思ったらすぐにやっぱ俺には無理、だれかヨロとかすごく萎える
おまいはその作品を馬鹿にしたいだけちゃうんか、と
書きかけて挫折したのはこっちじゃなくてあっちに貼るとか
>>604 雑談と褒めちぎりで分けるなら兎も角、
本スレと似たようなこと始めたらいくら再利用でも重複になりそうだけど。
てか、よく考えたらスレを二つ使ってる時点で何か変じゃないか?
素晴しいスレだから濃い密度を保ちたい、という気持ちはわかるが、そういう使い分けは
2chっぽくない気がする。
RPGリプレイってここで褒めちぎってもおk?
いいんじゃね?
リプレイは小説なのか?
まぁ、小説としてリプレイを読んでる人も居るらしいけど…
ああいったリプレイの存在が信じられん。議事録読んでるみたいなんだが何が面白いんだ?
そもそもRPGリプレイってのが異常なんだよ。ゲームのノベライズみたくできねぇのかね?
つか、売れてるのか?あのキャラが何処から沸いてくるかも謎だし。売ってるのかね?ゲームとして。
>>609 雑誌の座談会みたいなのを収録しただけのコラムでも面白いのとそうでないのが
あるように、リプレイにも面白いものはあるのさ。面白いかは中の人と編集次第。
ちなみに自分はソードワールドリプレイ6〜9巻(通称バブリーズ)が傑作だと思ってる古い人。
まぁ私も、リプレイは小説かって聞かれると口ごもるけどな。
コクーンワールドみたいに、リプレイ下敷きにしてきちんと小説してる作品もあるし〜。
っとここはつま小スレだったな。スレ違いか。
まぁリプレイもラノベと同じレーベルから出てるし内容もピンキリなんだから
素敵な地雷踏んだら語っていいんじゃね?
正確には、同レーベルでは無いけどな。
富士見だったらドラゴンブックスとか別レーベルだし。
とは言え、リプレイだけの板も無いし、一緒にやってもいいんじゃね?
てか609見る限りTRPG自体よう知らんぽいから妙なの教えるなよw
とりあえずナイトウィザードあたりのリプレイなら普通に読めるんじゃね
…レディジェネラル(GA文庫)をカバーかかってたので中身見ないで買ってしまった。
久しぶりに地雷です。ありがとう、妻小スレ、君のおかげで何とか読み通せそうだ。
どう褒めちぎるか思案中。
620 :
609:2006/03/14(火) 23:07:09 ID:mUspXuFo
すまん、TRPGの事は良く知らんのだ。
これを集まってやるの?演劇と何が違うんだろ。
マルチエンディングの演劇かな?
知らずに批判(・∀・)カコイイ!!
ルール議論とかイラネ
議論のが雑談本体より結局長くなるし、いざ出来ても縛りが堅すぎて勢いがなくなった
スレをいくつも見てきた。
濃い密度を望む人はまとめサイトを読めばいいじゃん。
「誰か褒めるの頼む……」の一言で今まで知らなかった地雷を手に取る褒めちぎり職人
もいるかもしれないし、可能性を潰すのは良くないと思う。
>>622 お前のレスもルール議論、いらなくないだろ?w
腐れ雑談しか伸びない勢いなんていらないから勘違いなきよう。
要求は結局ただの作品叩き。
可能性も何も頼まれた人間がそれを地雷と認識するかどうかなんてわからんし。
手に取らせたかったらまずその
頼もうとしている当=地雷だと思っている本人が
ネタを作る、それがいいんじゃねーか。
>>620 まあなんだ、誤解させたままなのもなんなので掻い摘んで説明しとく。
TRPGってのはテーブルトーク・ロール・プレイング・ゲームの略。テーブルゲームの一種だな。
内容を分かりやすく言うと「登場人物になりきって遊ぶゲーム」。
各参加者は自分が演じるキャラクターを設定して(能力値等)、
ゲームマスターが設定したシナリオに従ってどういう風に行動するか決定する。
それを各参加者が繰り返し、そのシナリオにおける目的を最初に果たした参加者が勝者。
そしてそのゲームの一挙手一投足をゲーム進行と合わせて収録したのがリプレイ。
詳しくはWikipediaで。
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/TRPG
いやだいいやだい!
褒めちぎってくんなきゃいやだい!
>>614 同人2種と、企画物単発ネタRPGをさも代表的な顔をして紹介するってのはどうしたもんかねぇ。
ラノベでいえば、同人のエロパロ2冊と二次元ドリーム1冊を見せて「これがラノベだ!」と紹介するようなもんだと思うが。
>>626 とはいえ、マトモな会社(FEAR)がやっていることといえば
公式同人誌出してみたり、その中で上月司がメイドカフェの店員やってたり、
2chのコテが作者としてデビューしたりするわけで。
……これは電撃文庫も(一部以外)同じか。
>>627 うーん。最近のそっち業界の動向はちゃんと抑えていないのだが。
いまはFEARが「マトモな会社」なのか。
HJとか新紀元社とかその辺どうなったんだろう。
>>628 んじゃ、TRPG系の話題ひっくるめて、ちょっと校舎裏行くか。
630 :
609:2006/03/15(水) 18:25:27 ID:VjgT/V9G
なんかスゲェ世界なんだな、TRPGって。ところで校舎裏ってスレあんのか?
あとwiki貼ってくれた人ありがとう。ググって出た量の多さに軽くショックだった。
リプレイが売れる程度にはプレイする人が多いのかね。やっぱり。
ちょっと古本で買ってきたリプレイ読んでる。読み終わったら書くかも。
しかし安いからって前後編買ったのは無謀だった。
631 :
609:2006/03/15(水) 18:26:18 ID:VjgT/V9G
校舎裏があった。すまん。
そんなお前に「ビヨンド・ローズ・トゥ・ロードでわかる実践RPG入門」。
マンチ・シナリオ崩壊なんていう軟弱な概念を吹き飛ばすプレイが満載!
正に「実践」の名に恥じぬ入門書だ!
『小さな国の救世主 なりゆき軍師の巻』 鷹見一幸
電車男ならぬ戦車男
>622
極めて同意。ここんとこ「褒めちぎり以外認めねぇ! 雑談する奴は馬鹿!」みたいな事
抜かす奴がいるが糞ウザくってしょうがねえ。てめえの脳内ルール押しつけんなっての。
もしかすると自分は正しくて周りはみんな間違ってるー、とかイタい事思ってたりするかもな。
>>635 お前って、前にもここで自治に感情的にキャンキャン噛み付いて
暴れていた香具師じゃないのか。
635じゃないけど、過剰な自治は必要ないと思うんだよね。
雑談でネタが流れて、それで枯れるようならスレならそれまでのスレだったってことだし。
スレなんてのはそんな大事に磨いて固執するもんじゃないように思うんだが、
適当にだらだら流して、腐ったらお終い。また誰かが何か思いついたら書けばいいし立てればいい。
こういうのはVIPの感性に毒されてるんだろうか。
だからといってTRPGは明らかにスレ違いだと思うのだが。
まあネタスレなんだしネタに対してのレスやある程度関連した話題以外は程々にってことだ。
>>638 全くだ、TRPG引きずり過ぎ。
どう見てもここで延々続ける話じゃない。
>636
一度バカな自治厨を叩きはしたが、感情的になった事はないな……悪ふざけした覚えはあるが。
縦読み仕込んだのに気付いてもらえなくて悲しかったなー確か。
とりあえず、校舎裏行ってやらね?
ID:CWjm7FAbの存在が理解できません。
つか、遠まわしに自分で自分を叩いているMの人かなぁ
こそスレでトロイメライは出た?
あの主人公が萌えキャラという史上最大の迷作は・・・
出てないな。
個人的には面白いから自分が書くのはスレ違いだが、
キャラ萌えって前面に推して褒めるか、ストーリー進まない事を皮肉る形かな?
>644
というか四の五の言わずに書きたきゃ書けばいいような…
既出よりは進展遅を開拓したいとかそんな心理じゃない?
『ソウル・ドロップの幽体研究』上遠野浩平
一つの小説は、その裡に一つの宇宙を有している――ちょっと大袈裟に聞こえるが、これは小説に
おいて避けることの出来ない大前提である。
であるからして、小説内の出来事は小説内宇宙の摂理によって説明されなければならないし、また、
作者はその説明を読者に暗示的・明示的に示さなければならない義務を負っている。
だが、ある意味でこれは大変不自然ではないだろうか?
なぜなら、現実世界は、大きな例では大統一理論から身近な例では隣人の心情まで、分からないこ
とで満ち溢れているのだから。
そこでなんとか解決策を見いだそうとしたのが、この小説である。
物語の根幹に横たわるのは、とあるカリスマ的女性歌手の謎の死。
普通の物語なら、この謎の解決が物語内で、もしくはシリーズを通して行われる。
だが、この《ソウルドロップ》シリーズでは、なんとも画期的なことに、その謎は作中で一切語られない
し、今後も語る予定はない(であろうと思われる)のである!
なぜなら、その謎は、全く別の出版社の、全く別のシリーズうちの、ある特定の一冊(のみ)で既に語ら
れているからだ。
まったく、なんというリアリズムだろうか!
刑事や探偵は一つの真実を探すために脚を棒にして歩き回るが、『ソウルドロップ』で初めて上遠野ワー
ルドに触れた人は、この一冊を理解するためにまるで刑事や探偵のような読書経験を体験出来るのだ!
まさにこれは新感覚の、体験型ミステリーと言えるだろう。
GJw
内容に触れてねえw
>>648 ソウルドロップで上遠野に触れた俺がさらに衝撃を受けた
>648
すげーなw ある意味踏んでみたい地雷だ。 てーか、地雷かどうかも想像つかねーよw
652 :
648:2006/03/16(木) 17:54:09 ID:nhoT7Xyj
小説としては、「ええっ!?」と思うような設定もありますが、まあまあですので、そこらへんは
あまり期待しない方がいいです。
上遠野は○○シリーズ読んだよ!と意気揚々とスレに行くと
『あ?あのキャラ?○○出版から出てる××のシリーズで顔出してるよ
』
そのシリーズを読み終わって、「このキャラ気に入った、きっと△△に違いない!
」
と書くと
『ああ、そのキャラは■■の短編の中で設定バレ済みだよ』
そういう作家だから、全部踏んでしまわないと駄目な厄介な奴だよ
昔から追っかけてるヤツには
薄皮剥ぐように設定の謎が解けていって面白いんだがな
新規さんは大変だ…
ハイブリッド・ソウル 松田朱夏
ちょっと不良っぽい外見をもつ男、竜介。
その彼の巻き込まれた出来事をつづったのがこの小説だ。
まず簡単にあらすじを紹介する。
竜介の住む町にある、湖を望む高台に聳え立つ古城の別館で起きた
一つの転落死を発端に次々と古城に住む者が不審な死をとげる
舞台となる町でのみ発生する村雨症候群という奇病と不思議な魅力を持つ金髪男
さまざまな謎が絡み合いながら、恋愛に現を抜かす竜介
しかし最後に解き明かされた驚愕の事実に見習い表具師の竜介は衝撃を受ける!
最後まで読んだとき、読者はそんな竜介の姿に自分とあまり変わらぬ普通さを感じることだろう
富士見ミステリー文庫の名に恥じないこの作品、一読いかがだろう?
志村ー誉めてない誉めてない
しかし妙に興味をそそるな……
>舞台となる町でのみ発生する村雨症候群という奇病
ひぐらし連想したんだが、間違いか?
舞台となる世界でのみ発生するCOD症候群という奇病(しかもその後触れられることはない)
>>658 >COD症候群
デスクリムゾンのKOT症候群を思い出す。
>>657 主人公のみ感染しているKOOL症候群という奇病?
KOOL KOOL KOOL KOOL
KOOLだぜ…………cじゃないのもポイント。
雛見沢症候群でしょ
「永遠のフローズンチョコレート」 著:扇 智史 イラスト/デザイン:ワダアルコ
ヒロインがお風呂で百合プレイされてイッちゃう
>>664 ヒロインは気が狂ってるとか
ライバルも気が狂ってるとか
主人公のヘタレっぷりが尋常じゃないとか
しかし、よく考えたらどこかで見たことあるキャラクターだとか
ヒロインの嫉妬深さが異常でしかも殆ど逆恨みと誇大妄想だとか
やたらと気取った一人称の文体で頻繁に語り手が代わる割には語り口に変化が無いとか
魅力的な点は沢山あるだろう、勿体無いじゃないか
しょこら道はキグルイなり!
>>666 愛と哀しみのエスパーマンを思い出した。
>>668 確かにエスパーマンの煽り文としても使えるな。
神様ゲーム 宮崎柊羽
神様ゲーム。その名の通り、「神様」がゲームを主催し、それに主人公たちが参加させられるという物語である。
神様が主催するゲームは作者がその叡智を持って複雑極まりないルールを作り出し、読者もまた、そのゲームの内容に引きつけられることだろう。
しかし、この作品の魅力はそれだけではない。
最大の魅力は、登場人物が「種」というものを植え付けられ、主人公がそこから発芽した結果得られる「花」を手に入れることにあるだろう。
そのため、きわめて自然に対象のキャラクターが深い悩みを抱え、
生徒会副会長である主人公は、その若さに似合わない深謀遠慮な知性、相手を思いやる熱血思考、
独善ともとらえられかねない主張をもって相手をゲームに誘い込み、そのさなかに快刀乱麻を断つがごとく勢いですばらしく解決し、感動のエピソードを挿入するのである。
そして、青臭い、とも言われそうな主義主張を真顔で言いつつ、夢は大きく世界征服という主人公は、まさにその器にふさわしく、
世界の中心に存在しており、世界はすべて彼の味方になっているような錯覚さえ覚える、そのようなすてきな作品世界を味わいたいあなた。
是が非でも書店でこの作品を手に取り、レジにもっていってください。
なお、この作品は現在三巻まで刊行されており、一,二巻はそれぞれ一冊で完結していますが、三巻は四巻に続くとなっております。
ですが、私はこのすばらしい作品を少しでも多くの人に手にとってもらうために、下巻である四巻を苦汁を飲んで購入を見送る次第であります。
>>670 真ん中あたりが終わクロの佐山の説明かとオモタ
>>670 たしかに、出てくるキャラ(老若男女とわず)全員が主人公にラブという
斬新な切り口を持つ小説だったねぇ。
一巻で挫折したけどw
>登場人物が「種」というものを植え付けられ、主人公がそこから発芽した結果得られる
>「花」を手に入れることにあるだろう。
何かジャンプの漫画っぽいな・・・
タイトル忘れたけど
あたしゃ知ってるよ。はなさか天使テンテンくんっつうんじゃ
じゃあね(自転車のベルを鳴らして去っていく
聖○○○○女学院かよ
サンデーの植木かと思った。
脳みそから花が生えてくるのかな
作品名:頂点のレムーリア 作者名:芝村祐子 ファミ通文庫
主人公に、兄に、見知らぬ男達に略奪されながらも、常に前向きに在ろうとする女子高生ヒロイン。
会った事も無い主人公を一途に想い、その消息を求めて旅をする許婚。
昔男に裏切られて男性不信になった癖に、男の一挙一動に心を乱される女提督と、
彼女率いる女だけで構成された軍隊。
人見知りで引っ込み思案な妹と、しっかり者の姉という組み合わせの猫耳メイド姉妹。
それとは別に用意された眼鏡っ子メイド。
これだけの萌え要素を詰め込みながら、この物語の主題は「漢」である。
「男と漢は違う。音は同じだが。女にも漢はいる。」とは主人公の言だが、まさにその通り。
昨今の萌え主体のライトノベルに挑むが如き主題を掲げた本作は、その主題に恥じない展開を見せる。
旅先で出会う漢達と時に争い、時には協力しながら物語は佳境へと向かっていく。
最終局面で圧倒的不利な状況を、詐術じみた機転で逆転する様はまさに必見である。
作品に納まりきらない程の超重厚な設定は、中毒的な魅力で多くの信者を虜にしている。
イラストに騙されたと言う言葉があるが、本作には決して当てはまらない事を明言しよう。
ウソジャナイヨ、ホントダヨ。
680 :
1/2:2006/03/21(火) 07:03:02 ID:SASLwhYc
382だがここまで地雷耐性がついているのは
はじめて読んだラノベがゴクドー君漫遊記で
その次がリバーズエンドだからだな。
あれらのお陰で地雷耐性がかなりついたんだと思う。
というわけでここで一番話題の作品を投下。
しかし未熟者なのでどこまで褒めちぎれてるかは謎orz
マキゾエホリック
東 亮太
みなさんはこの話を何のジャンルに分けるだろうか。
ファンタジー?ボーイミーツガール?バトル物?それともただの萌え小説?
本作を読んでみると確かにどれも含んでいるしどれにも当てはめることができる。
しかし、自分はこれをミステリーに区分すべきだと思う。
まず帯やあらすじを見ると主人公がライトノベルによくでてきそうな
多くの属性がひとつに集められたクラスに転校するところから始まることがわかる。
ここで萌え小説か?と思った人も多いだろう。
しかし、そう疑問を浮かべたところであなたはもう作者の策略にはまったも同然である。
そう、この多くの属性が集められたクラス、
という記号は作者による最速にして最大のミスリードなのだ!
たしかにこの作品は最初から多くの非常識なキャラクターが登場する。
ラストも初見のキャラクターが黒幕だったり、
始めてみる能力で解決するんじゃないかと思った人も多いだろう。
最初に黒幕だと名乗ったキャラが本当に黒幕だと
最後まで思ってた人は少ないんじゃないだろうか?
しかし最後まで読んでみると解決前に提示された条件はすべて正しくよく
読めば真実にたどり着ける情報があちこちにちりばめられている。
まさにミステリーの[与えられた条件はすべてただしく、
本をすみずみまで読めば真相がわかる]というルールにのっとっている。
681 :
2/2:2006/03/21(火) 07:03:52 ID:SASLwhYc
そう考えてみると作者は実に多くの罠を張っている。
まずはあらすじや非常識な登場人物達でこの作品がミステリーであることを隠し
黒幕が黒幕であり、与えられた条件はすべてただしく、
本をすみずみまで読めば真相がわかるという回答が最後にあることを隠している。
さらに萌え小説に見せかけ他の本なら主役をはれるくらいの濃いキャラを数多く登場させ、
非常識なキャラクターというミステリーにはあまり登場しない設定で
ミステリーだという事実を隠し、容疑者を増やすと共に
これほど濃いキャラが多数いるなら黒幕が他にいるかもしれないと思わせ、
書かれていることはすべて真実というミステリーの枠組みの外であるから
本作はミステリーでわないのではないかとミスリードしている。
さらに序盤から黒幕の正体を明かし事件を起こしているのが黒幕だという認識をもたせ、
裏で物事を操っている、という本当の黒幕の定義から読者の意識をそらしている。
だがしかし、記憶喪失者と黒幕の関係や黒幕の後ろにいたのが誰か、
などはいくら読んでもわからないじゃないか、と思った人も多いだろう。
そう!そこが作者のミスリードであり、
この話がミステリーとして区分されていない原因である。
確かにあの場面は解決編である。しかしあの場面の解決は
この作品のファンタジーでありボーイミーツガールであり
バトル物であり萌え小説である部分の解決編であって
ミステリーの部分にとってはまだあの場面も問題編なのだ。
ならミステリーの回答編はどこか?それは黒幕が黒幕であり、
与えられた条件はすべてただしく、本をすみずみまで読めば真相がわかる、所である。
新人賞というのは才能の鱗片を見いだされてデビューする者が多い。
確かに本作はまだまだ未熟であるし多少強引なところもあるが、
ライトノベルに登場しがちなキャラクターを数多くの登場させるという
凡百な作家ならひとつの話を書ききることも難しい設定を新人ながらに書ききり、
さらに多くの工夫で読者にすら気付かれないミステリーを書ききった作者は
評価されて然るべきだと思う。
>>679 漢女と書いて乙女(おとめ)と読むアレだな?
某ゲームで漢女に嵌まった俺には殺し文句だ、買ってくる。
>>679 ぐ、このスレで陰陽師以来なかったヒットだ。買ってくる
685 :
679:2006/03/21(火) 15:46:24 ID:4hbx6etU
まあ、純粋に作品としてみれば面白いんだよな。
ただ俺が、メインの購買層から外れている為に出た不満を以って書き込んだ訳だが。
アンパンマンとかドラえもんを見て、対象年齢が違うから出る不満見たいな感じ?
これを手にとって、そのままレジに持っていく漢がいるなら、まあ・・・道を踏み外さん事を祈る。
>679
なにが地雷なのかと検索してみたら……ああ……なるほどね……
よし買ってみよう
>679の人気に嫉妬
…冗談はおいといて、あやうく騙されるとこだったぜ
俺も検索してみた。
いやあ、おじさんびっくりしちゃったな。
まさかこうくるとは思わなかったよ。なーるーほーどーねー。
689 :
679:2006/03/22(水) 06:03:01 ID:8hF0KlqH
そうそう、書き忘れていたが。
大人びた雰囲気を漂わせる巫女さん。
とかも出てきたな、うん。
ハハハハハ
>>679 > 作品に納まりきらない程の超重厚な設定は、中毒的な魅力で多くの信者を虜にしている
いいから収めてくれwwwwwwwwwww
と言ってゲサロに帰る俺であった。
>>679 ワロスwww
騙されるところだったwww
>>679 ちっ、昨日買おうかどうか迷ったやつだ。
買っときゃよかったぜ。
693 :
1/2:2006/03/23(木) 21:11:55 ID:Vd0bNPv0
想刻のペンデュラム(電撃文庫・作者 鳥生浩治/イラスト 石田あきら)
青春。この言葉にみなさんはどんな印象をうけるだろうか。若さ?初恋?友情?
あるいは失恋、苦い失敗といったものを連想する人も多いかもしれない。
この作品のテーマはずばり青春である。登場人物はみな思春期の若者たちばかりである。
彼らはまだ人生経験を充分に積んでいない未熟な若者でありながらその血に潜む過酷な
運命と立ち向かうのだ。
主人公は両親を失いながらもアルバイトで自分と妹を養う心優しき男子高校生。特に必死に
仕事をしているように見えないのに高校に通いながら月10万以上も稼ぐ凄腕の苦学生である。
そんな兄に禁断の恋をしてしまう健気な妹、その彼女に横恋慕してしまう美少年。その
美少年に恋をする幼馴染の少女。そして主人公を愛する幼馴染の巫女。
そして主人公とも美少年にも馴染みのある親友との友情。
これらの要素を見ただけで本作が名作であると誰もが断言できるだろう。
694 :
2/2:2006/03/23(木) 21:12:37 ID:Vd0bNPv0
だがこの話は単なる恋と友情だけでは終わらない。血に潜む呪われた力に目覚めた主人公たちは
人類の存亡を賭けた戦いに巻き込まれるのだ。しかしその戦いのスケールのあまりの大きさに関わらず
主要登場人物は上記のキャラたちだけなのだ。一応なぞの青年や巫女の親などはでてくるが基本的に
気にする必要はない。あえて世界の存亡を賭けた戦いを思春期の若者たちだけで争わせることで
中高生の読者たちには共感を、大学生以上の読者たちには郷愁の念を強く感じさせるのである。
ラストは愛と憎しみによって超パワーに覚醒した主人公によって占められる。途中までは全くの
役立たずである主人公が覚醒する物語の流れは王道にしてカタルシスに溢れていると言える。
暴走する若さと青春!妹との禁断の恋!とある事情から敵となってしまった親友との友情!
報われない恋を追い求める少年とその少年を見守る少女。恋ゆえに、若く未熟であるがゆえに
苦悩し、それでも未来を追い求める主人公たちの心の軌跡をぜひ自らの目で確かめてみて欲しい。
なお本作は二巻まで出ているが、諸事情により私は一巻しかまだ読んでいない。しかしながら、
これは鳥生氏の描く青春群像劇をさっさと読み終えてしまう寂しさを考えるとなかなか二巻に手がでない
私の優柔不断さの表れでもある。それだけ本作がすばらしいということであろう。
勝手に追伸
読むとアタマがほぐれます。
>>693-694 GJ!
ちゃんと誉めちぎりつつちゃんと地雷臭が漂ってるな。
素晴らしい(w
なにその俺が勘で買って口絵見ただけで放置している奴。GJ
ネタ臭がしない、何か本当に無難に紹介しただけって感じ。
本編中の本来アレだろう部分が全然わからないのが一番問題。
既に名紹介文が書かれている作品はハードルが高いからな。
このスレを一躍名スレに変えた「ひかりのまち」はもちろんのこと
「ぼくと魔女式アポカリプス」「想刻のペンデュラム」は中身が中身なだけに名作揃いだ。
想刻のペンデュラム(電撃文庫・作者 鳥生浩治/イラスト 石田あきら)
こんなことが、かつてあったろうか。
兄と妹との禁断の恋。
倫理的にも、法律的にも禁じられた、背徳の行為。
しかし、それをまったく合法的にする解決策があった。
身 体 を 入 れ 替 え れ ば い い の で あ る !
妹を惜しげもなく殺し、その精神を別の身体に入れる。
なるほど、倫理的にも法律的にもまったく問題がなくなる。
まさにコロンブスの卵的発想である。
これを読み終わったとき、ぼくらはどんな評価も下せないだろう。
作者の頭をやわらかさを、ただただ痛感するばかりだ。
想刻のペンデュラム。
妹スキーにはまこと堪らない作品といえよう。
ソラにウサギがのぼるころ 平坂読
電波を受信した方々を一カ所に集めたらどうなるだろう?
この小説はそんな構想を具現化した作品である。
自分勝手に妄想を語り出す電波娘(ぱんつはいてない?)、
貴方と私は千年前に恋人同士だったのと語り出すゴスロリ少女
そしてこの手の話にはもはや定番の感がある執事、変態ウサギ執事
不条理話の好きな方には、あの大人気作魔術師オーフェンの短編を
彷彿とさせるめまぐるしい展開に引き込まれること間違いなし
今、この作品に出会えた感動を一刻も早く誰かに伝えたくてしかたない
ではこれから第二章を読みます、まだ見ぬこれからこの本を手に入れるだろう
みんなに追いつかれないようにがんばるよ
>702
と、言うか一章だけでこれかいw
むしろ、一章だけだと設定がぜんぜんわからないんで、こういう感じになると思う。
俺もソラウサ褒めちぎろうと思ったんだが、
案外普通っぽいし、ネタバレが多くなるためできなかったので、
自分への戒めも含めて作品中に出てきた食べ物を、実際に用意してみた。
ttp://www.vipper.org/vip220959.jpg.html レシピ
1.某ファーストフードチェーン店でハンバーガーを買う。
2.1に蜂蜜をたっぷりとかける。
3.残さず食べる。
パンが甘さをせき止め、甘さ→塩・肉の味という変遷を踏まえるので、
意外と食べられないものではない。というか結構おいしいかも知れない。
ウォォ〜アンマァエアウエァ〜クハッ!キャハ!ケヘァ!カハァ! を髣髴とさせるほどのインパクトだが、意外と普通の味だ。
しかし、これで気をよくして最後の一口で地獄を見た。
(角煮板っぽく言うと)断面に直接ぶっかけたところ、「ひ、ひぎぃ!!」な味になったので、
懸命な読者の方は注意して食していただきたい。
『ソラウサ風ハンバーガー』(つま小文庫 作:>705 写真:>705)
「料理下手」。それは、もはや様式美にまで達した登場人物の一形式である。
そして、「料理下手」の歴史はそのまま数多くの超絶料理の歴史でもある。
単なる失敗作の類から、味よりもむしろ作った奴の脳内構造が気になるような代物まで、
これまでいくつものトンデモ料理が生まれ、そして消えていった。
しかし、それほどの料理が生み出されながらその味に悶絶するのは作中の登場人物ばかりで、
たとえその作品の熱心なファンであっても、その味を実際に体験しようとは殆どしなかった。
トンデモ料理の再現。
誰もが目を背けて見ないふりをしてきたこの問題に真っ向から立ち向かい、
「作中の料理はあくまでフィクション」という暗黙の了解に一石を投じた人物こそ、本作の作者>705である。
彼はライトノベル「ソラにウサギがのぼるころ」に登場する「蜂蜜がけハンバーガー」を
なんと自らの手で再現し、そして賞味したのである!
レシピそのものはシンプルでありながら、それが我々読者の想像を絶する味であることは
本書のイラスト代わりに挿入されている写真で一目瞭然。
それでも>705はその勝算の無いミッションに果敢に挑戦したのである。
敢えて言おう。彼のした事はバカであると。
そして、それと同時に類を見ないほどに勇敢な行いであると。
トンデモ料理が地雷作品に残された最後の秘境であるならば、
彼こそはまさしく冒険者であり、そしてまことの地雷踏み<マインステッパー>であろう。
ダイナミックなぶっかけ方だな。
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三三 三三 三三 三三
三三 三三 三三 三三
>>706 料理下手じゃなくてヒロインがそういう嗜好で自分一人なんにでもかけて食べるだけだけどな。
むしろ「味音痴」。
「ソラにウサギがのぼるころ」 平坂読 MF文庫
えーと、これどうやって褒めよう?
すごいよ。まるでエロゲ設定の主人公だよ。
みんな主人公にラブラブさぁ。
誰でもモテモテになりたいって思うよね。
そんなみんなの理想形。それが主人公だよ。
あこがれるよね。
けどね、人生に痛みはつきものさ。
夢はいつか醒めるもの。
君のことを「好き」だって言ってくれた女の子も、
やがて君から去って行くんだよ。
人間は心変わりをするものだからさ。
僕らの分身の主人公はね、きっとそんな苦い思いをするんだね。
結末はまだ書かれていないよ。
でも簡単に想像できる。
彼女たちは「ある制約」のために君のそばに居るだけさ。
そんなものが無くなったなら、ほぼ確実にみんな去って行くんだろうね。
そうだよ。
この物語りはさ、
究極の”寝取られ”なんだからね。
褒めちゃいないか。ムリだよ、これ(俺にはさ)
713 :
705:2006/03/26(日) 01:52:30 ID:gS25E6oR
ここまで反応してくれてありがたい。
だが、(俺の舌にとっては)さほど不味くなかったのに、これで良いのかという気持ちはある。
>>707 数年前からある結晶化した蜂蜜を鍋で煮溶かしたんだが、
「後でコーヒーにでも入れるかー」とか思っていた多めに作ったところ、全部かけてしまった。
なお、画像を写すまでに時間がかかって、だいぶ下にこぼれてる。
ttp://www.vipper.org/vip221276.jpg.html (かぶりつく前の画像。白いのは電灯が写り込んでいる。)
>>709 ブックマークの中から流れやすいところを選んだので。
あまり話を引きずって、店内羞恥ぶっかけとかいう展開になっても困る。
>>710 そういうことを言われて、イカのマリネとか七味かわはぎとかいう展開になっても困る。
>679
何をみんな問題視してるんだ、とても褒めちぎってるじゃないか。
そう思ってさっきはじめて検索した。
…………アア、ナルホドネ
ソウダネ、コレハイイサクヒンカモネ
ココロノスキヲツカレタヨ、ソウイウオチカ
ここで一番人気のマキゾエホリック、2巻出るみたいだね……
…アァ、タノシミダナァ・・
ハ_ハ
アルファシステムがゲーム化 ハ_ハ (^( ゚∀゚)^) <出続けるよ!!
してくれるまで出続けるよ!>('(゚∀゚∩ ) /
ヽ 〈 (_ノ_ノ
ヽヽ_)
ハ ハ
ハ_ハ (^(゚д゚)^)
('(゚д゚∩ ) /
ヽ 〈 (_ノ_ノ
ヽヽ_)
おれは魔女式アポカリプスの方が気になるな
電撃はどんな地雷でも3巻までは出すからな
んなこたぁない。
そうだ、たまに2巻で止まるし
ごくまれに1巻で音沙汰なしもあるな。
地雷かどうか判断付く前に消え去る事が
多々ありすぎる他レーベルよりマシ。
初期の電撃は打ち切り多かったナー
つまりペンデュラムを殺すも生かすも読者次第という事だな
ここで取り上げられたシャナは稼ぎ頭ですよ?
>>723 主観スレですので。
でも実際普通に褒めれる場所がある小説を褒めても……だよな。
いや、ふつーの書評じゃんみたいな感じ。
どう考えても褒めれない地雷を称えてこそ面白いわけで。
あまりの地雷っぷりに褒めちぎろうとしたら、褒めちぎり文を打ち込んでるウチに
ノリノリになってしまって、同時に地雷小説が面白く思えてしまうこともあるよ。俺はあった。
冷静に評価したら、せいぜい超展開しすぎで読者置いてけぼりでイマイチだとかいう結果になるんだろうけれど。
よう、国語教師。
『ぼくたちには野菜が足りない (畑に関するLesson1)』
淺沼 広太/なごやこーちん (イラスト)・スーパーダッシュ文庫
まずこのタイトルからして、卓越した作者のセンスを激しく感じてもらえると思う。
頭の悪い中学生にも似た天の声の祝福をうけた、スーパーダッシュならではの類稀なる才能である。
本書の中身もまた、目まぐるしい展開を溢れる勢いとセンスで書き上げた逸品。
日本語もままならなかった思春期のあの頃、昼休み直後の授業中に思い描いた
「ボクの考えた物語」が、そのまま脳内から垂れ流されたような内容。
無限の可能性を持ちつつも扱いの難しいアイデアを、途中で投げずに読み物として書き上げたと
いう事実だけでも、まさに偉業である。
だからと言って難しい内容ではなく、ヒロインが幼馴染からクールな眼鏡っ子、日常に突然現れた
不思議ちゃん系と充実したラインナップになっている所からも分かるように、ベテラン作家の心遣いが
隅々にまで行き届いているので、この作家が初めての人にも安心してそのセンスを味わえる一冊である。
主人公が不思議系ヒロインの胸をもみしだき、それから……といったお楽しみのシーンも大展開。
読みやすく、見所満載のこの作品はシリーズ化しており、4巻で完結している。
もちろん、毎回お楽しみシーンが満載だ。
淺沼 広太ってあれだっけ?
ゾンビメイドが首を髪の毛で振り回してモーニングスターとして使う小説書いた人だっけ?
なんだかナツカシス
>>728 乙。
それ一ヶ月ぐらい前から読んでるんだが、全くページが進まないぜw
俺も半年くらい前に買ってあまりの面白さに途中で止めてる
そういや、俺も全部読むのがもったいなくて、そのまま熟成させている所だな
ちょw おまいらオブラートに包むのウマスww
俺は恐れ多くてまだ手を出せてないよ。
自分は普段一冊一時間で読むのを一週間かけて読んだ。
そして二巻以降は他の人のために買わなかった。うちの近所はSDをほとんど仕入れないからな。
くっ、ここまで高評価だと胸がときめくジャマイカw
自分で買うのもなんだが、友人をそそのかして買わせたら友情破綻しそうな勢いだな。
本屋でパラパラ考えてみることにする。
一日一文字ずつ味わってるんだよ!
それで、暫くしたら面白さを反芻するためにはじめから読み直すんだ。
決して設定からして忘れたとかじゃないぞ。
本屋でパラ読みした程度では、味が口からはみ出しちまうからな。
最後まで感で飲み込もうと思うと、じっくり読むの必須。
ブックオフに意外と先月の新刊とかが充実してるのに愕然としたよ
GAとかファミ通とか富士見ミスとかMFJとか
SDはなぜかみあたらない
ブックオフも恐れ多くて値段が付けられない、それがSD文庫クオリティ
入荷したら手放せなくなっちゃうしな…
と言うか7冊ほど古市で山積みに(ry
新刊よりも古本の方が多く並んでたりして
あなた方は褒めちぎった後に買ってきた本を捨てていませんか?
そんなもったいないことをしてはいけません!
割り箸すら5割も値上げされる昨今、紙は貴重な資源です。
それを避けるためのBookOff!
皆様方に1円でもお安く本を提供するために、正社員を雇わず
バイトのみで店舗を運営し、お客様に還元する所存であります。
現在、在庫はGAとかファミ通とか富士見ミスとかMFJを充実させております。
さぁ、あなたも思い切って褒めちぎりにチャレンジ!
地雷だったら古本業者に投売りしても悔しくないけどな。
本当に面白いと思った本は、本屋で買ってあげてください。
『バトル・モラトリアム』
淺沼 広太/介錯(イラスト)・スーパーダッシュ文庫
帯の煽りを紹介しよう
ネコミミ・メイド・巫女さん
スク水、女神に、妹、幼なじみもつけてこの価格ッ!!
作家、絵師、そしてこの煽り・・・間違いない、これは名作だ。
『淺沼 広太』
もうこの名前は殿堂入りにしてもいいかもしれない。
淺沼 広太
こいつはすげぇ・・・
マジですげぇ・・・
何がすげぇかというと
魔王はじめましたを
出てる巻 全 部 大人買いしたら2巻で挫折した・・・・・・
orz
>>747 岩井恭平のムシウタをまとめて 八 冊 買ったら二冊目で泣きが入った
俺の生き別れの兄?
>>748 うはwww
兄弟発見wwwwww
やっぱいるんだwww他にもwwwww
桜坂 洋のよくわかる現代魔法をまとめて五冊買ったら150頁で泣きが入った
俺の前世?
みんな(このスレ基準で)とてもいい小説に出会ったんだな。
二冊目とかで既に涙ぼろぼろになる小説だなんて……
死なないように大切に読んで、そしてここで褒めちぎってくれ
>>750 スレ違いだがそれは3巻まではがんばって読んでくれると嬉しい。
>>748 bugは読むな
無印は3巻から変人が多くなる
漏れはムシウタ普通に面白くて読んでるが…。
1・2巻でダメだったやつは今後もダメかもわからんね。
>754
2巻の時点で十分面白くなるけど、
「3巻まで」というのは3巻冒頭の一文が
ネタとして強烈だからだと思われ。
魔王、始めました 浅沼広太
今話題の浅沼広太、そのデビュー作。
主人公がメイド、ケモノっこ、おねぇさま、ライバルの巨乳とともに魔王を目指す愛と勇気の冒険ファンタジー(自己申告)。
萌キャラ多数。
巻が進んでいくごとにメガネ委員長系、菌類、無表情系、海賊娘、イナゴ、天使娘とどんどん増えていく。
ストーリーは、一巻は安心して読める王道的展開。
そして物語は漁業編、農業編、異世界編、盆踊りを経てクライマックスを迎える。
最後に、このシリーズには随所にきわどいサービスシーンが用意されている。
一巻第一章一行目というのっけから置いてあるものを引用してみる。
「あぁんっ!お豆ちゃんが糸ひいてるぅ!」
続きは是非手にとって読んでみてほしい。
もう地雷というかただの馬鹿にしか見えなくなってきた…
S式コミュニケーション@ 君はぼくを殺しにきた
新木 伸/(イラスト)松崎 豊/ファミ通文庫
『宇宙人の女の子はカワイイ』という作者の信念(というか欲望)を余す所無く表現している秀逸な作品。
もちろん、宇宙人なので正体は人型ではない、ヒロインなど12〜13歳位の外見に擬態しているが、実は『メス汁』と呼ばれる存在である。
自ら高等種族と名乗るだけあって変形(擬態)など出来て当たり前、人間である主人公が唯一変形?できる股間(チ○コ)をメス汁に足で踏みまくられつつ
『悔しければもっと大きくしてみせろ』と罵られ、ついに果てさせてしまうシーンは宇宙人に対して人間がいかにちっぽけな存在であるという事を十分に認識させられた。
良く裸になるヒロイン、自らの快感の為に戦う縦ロールのドリル娘、ツンデレ幼馴染委員長など、主要登場キャラこそ少ない物の、個々のインパクトは高く、人物は非常に判りやすい。
戦闘シーンでも、女の子によって絞り出されて勃たなくなる武器や、主人公がパートナーの女の子に熱いモノを注ぎつつ至高の快感の中、一緒にイク究極の合体技など、
凄いまでの作者の感性を感じる戦いにぶりには驚愕せざるを得なかった。
最後に、1巻のあとがきで次巻の発売予告までしてる上に3ヵ月後には出すと言っている、作者の力量は既に計り知れないものであると言えよう…
>>759 うっすらとしか誉めてないのにすげぇ惹かれる……
ヤベェ、ソレ昨日表紙買いしたヤツだ
星屑の人だよね。何この堕ちっぷり
まだ前作よりマシなほうだよ、多分……。
前作「あるある」なんて、ここで褒められるべきポイントを
山ほど抱えてる作品だが、そもそも誰も読んでないというレベルだし。
あれは文字通り「あるある……ねーよwwwwwww」を地でいってるからな。
星くずのときからこんな感じだったと思うんだが……
766 :
1/2:2006/03/31(金) 17:16:30 ID:t+wzNL2U
ダビデの心臓1
スズキヒサシ
妹、宮沢奈緒 洋服を切り裂かれ白い胸部をさらしながら包丁で壁に磔―――46P(ページ)
母親 ショックで発狂―――48P
名も無き青年 主人公初めての殺人―――68P
幼馴染み、小野塚梅子 見知らぬ男に腹部を捌かれて出血多量―――71P
親友、若狭 ひとを二人殺したのち主人公に襲いかかったところ返り討ち―――112P
看護婦 服をやぶかれ、ぐちゃぐちゃ(作中の表現)にされたあと
胸部を裂かれ心臓を左手でえぐり出され死亡―――106P
医者 若狭に日本刀で腹部を貫かれる。死ぬ前に110番したあと微笑し、
主人公に「ありがとう」と伝える―――112P
父親 実の娘にして主人公の姉、笙子に惨殺される―――131P
姉、笙子 父親を殺したあと逃走。行方・生死ともに不明―――141P
767 :
2/2:2006/03/31(金) 17:17:13 ID:t+wzNL2U
少女 主人公におびえ地面を這いずりまわる少女を
主人公はなんの躊躇いもなく惨殺―――270P
旅の先で出会った姉弟の姉、千鳥 少年二人によって惨殺。
主人公が駆けつけた時には服は引き裂かれ、
洋服も体も直視するのをためらわれるような有様だった―――273P
少年 逃げる少年を袈裟切りで殺害―――276P
旅の先で出会った姉弟の弟、虎徹 目の前で男二人に姉を殺され、
さらに自分も斬りつけられ最後は主人公の腕の中で息を引き取る―――P281
尾崎弘宜(代表作はEME)の富樫義博並のクオリティーの挿し絵―――10P
読者の憂鬱―――Priceless
古本屋の評価―――Priceless
作者の続―――Priceless
お金で買えない鬱がある。買える物はBookoffで。
クソ、大笑いしちまった。
尾崎の絵、味があって結構好きなんだがな。
>古本屋の評価―――Priceless
待てww
はじめ全然褒めちぎりじゃねーじゃん、と思ったけど最後の辺りにワラタw
でもやっぱり褒めちぎりではないな
771 :
1/2:2006/03/32(土) 00:28:09 ID:CVF2ruiy
大沢さんに好かれたい。
タイトルからしてひょろい恋愛もののように見えるが
冒頭で突然、主人公の目前でヒーローが血を流して死亡し
主人公がヒーローとして代替わりするという
ハードな展開で始まる容赦の無いヒーローもののようで
やはり主人公とヒロインを中心にした恋愛ものである。
しかしヒーローパートは続く。作者の誕生年が微妙に特定できない
微妙な特撮ヒーローネタをちらばめつつ
現実に即したヒーローバックアップ組織が登場し
果ては主人公の通う学園が戦場になってしまう。
学友と想い人の命と声援を背に戦うことになる主人公。
そこには確かに、決して負けられない戦いがある。
772 :
2/2:2006/03/32(土) 00:29:54 ID:CVF2ruiy
し か し
この物語は、やはり青春恋愛ものである。
子供向け特撮ヒーローを彷彿とさせる、わざととしか思えないほど子供騙し感が漂う特撮パート。
ライトノベルらしい青春恋愛ものでありながら、主人公が次々女を乗り換える学園パート。
そんな相反する二つが融合した様は
動物園を最高時速30kmで走行するジェットコースターで観覧したような、お得な気分を味わえる。
やがて主人公とヒロインの関係は静かに途切れる。
そして、後半。
怒涛の展開が待つ。
恋愛パートとヒーローパートが渦巻く凄まじく濃厚な展開は
まるでコンビニで一本500円くらいする牛乳を沸騰させて
カップ麺に規定の水量半分の量を入れて作ったスープのような
イソジン原液をカルピス原液で割ったような
ぶっちゃけあらすじのような
そんな、超高圧縮された展開である。
私はこのジェットコースターノベルを読み終わった時
やはり乗り物酔いしてしまったのか眩暈、吐き気、悪寒に襲われた。
ちなみに私はそのままトイレに向かったのだが
なぜか便器用洗剤の注意書きに目が行った。
混 ぜ る な 危 険
774 :
2/2:2006/03/32(土) 19:23:04 ID:4KIpt9dI
>>770 褒めてますよぉ。
>読者の憂鬱―――Priceless
↑この辺とか。
>お金で買えない鬱がある。
↑この辺とか。。
ぁ、あとまとめサイトの人乙です。
ひそかに更新してあってちょっと感動しましたw
↑名前は気にしないでくださいorz
>>773 気象精霊ぷらくてぃかPlus打ち切りか・・・・
気象精霊って言うと最初の5行でへこたれたなぁ……
日本語がアグレッシブ過ぎてレベルの低い俺には厳しかった
雑談でスマンがちょっと前ニュースで爆弾低気圧連呼されてて吹いた
>>773 むう……作風のおかげか?
この人の作品って「ハズレ」と感じたものでも、「対人地雷」だとは感じないからずるいよなあ(何様)
(具体的に言うとどりーむまいすたあは正直つまらんかったが地雷というほどじゃないし)
発射機はクレイモアでも弾丸はマシュマロみたいな……
読者様は無敵の未成年様より偉い!
783 :
イラストに騙された名無しさん:2006/04/02(日) 21:18:17 ID:FsUQLLIm
今、PCの近くにあるラノベを褒めちぎろうかと思う。
『されど罪人は竜と踊るC〜くちづけでは長く、愛には短すぎて〜』著:浅井ラボ
……………スマソ。近くにコレしか無かった。
今PCの近くにあるラノベねえ……
『召喚教師リアルバウトハイスクールEX-2 バカが忍者(シノビ)でやってくる!』著:雑賀礼史
……うーむ。
>>781 お、おう
ちなみにいまPCの真下付近にあるラノベ……うわ
『ホーンテッド! 3』『ホーンテッド! 4』
『サンダーガール 2』
……ツッコミどころが多すぎて褒めちぎる気にもならないものと
ツッコミどころがイマイチ少なくて褒めちぎる気にならないものと
極端なタイトルしかないな……(というかサンダーガールは個人的に地雷じゃない)
ちなみにラノベ以外なら、早瀬マサトのS.I.C.HEROSAGAのスクラップが何故かあるが……
786 :
イラストに騙された名無しさん:2006/04/02(日) 22:18:54 ID:JFzhk/hv
>>783 モニターのすぐそばに梅ゆかりふりかけと共に置かれた一冊の文庫本があったので、タイトルを見てみた。
戦 闘 妖 精 雪 風
イヤ展の塊じゃないですか
you褒め千切っちゃいなよ
よし、ちょっとがんばってみた
『ホーンテッド! 3 ラッシュ・アンド・ラッシュ』 平坂 読
この巻では、前回からさらにカミングアウトの度合いを増している主人公、その周辺についてから物語が始まる。
恋人で幼なじみで姉のゴーストのほかに、1巻から度々触れられていた義妹が満を持してついに登場するのだ。
おしとやか系ツンデレ和服しかも刀持ち免許皆伝しかも血の繋がらない妹と萌えどころ満載の少女、くおん。
そんな彼女にいきなりライバルが出現する。
無口系ツンデレゴスロリしかもガリアンブレード持ちとまたしても萌えどころ満載のライバル、イリス。
極めてキャラクタの似通った2人は主人公の義妹の座の奪い合いを始めるのだが、
しかし著者はまたも思い切った暴kyゲフンゲフン
熟考に熟考を重ねインパクトを最大に引き出す展開を行う英断を行っている。
この巻のヤマ場を飾るのは、妹2人の決戦ではない。馬の出産であるのだ。
前半はイリス他2名と主人公ら3人との激突に、そして後半は馬の出産に、
それぞれめいっぱいページを使っている。その流れはもう色んな意味でまさにラッシュ!ラッシュ!
と二回言いたくなるその圧倒的なストーリー展開の前に、
主人公も、読者も、ボコボコに打ちのめされるのである。
手元にあるラノベは…ダブルクロス・オリジン3巻とヴァリアント、
ソラにウサギがのぼるころ、キミを救う最初の呪文、レベリオン1巻か。これ全部はきついな。
キミを救う最初の呪文 須堂項 MF文庫J
この本は「コクーンワールド」という作品のオマージュであると思われる。
「コクーンワールド」というのは、地下にある空洞世界での冒険を描いた
(このスレ的な意味で)傑作ファンタジーRPGである。
プレイヤーは「幸運と不幸の戦士」という特徴を持っており、
特異点のごとく不幸を引き込み、同時に幸運の守護によってそれに抗うという設定がある。
また、魔法の詠唱方法も変わっていて、
「恥ずかしいので聞かれぬよう、テープの早回しのように高速で精霊を褒めちぎる」、
「周囲の存在を詭弁で騙す」、「神を脅迫して奇跡を起こさせる」など、
おおよそファンタジーには似つかわしくないものばかりだ。
しかし、これでもファンタジーとしてはマトモな方なので安心して欲しい。
参考(
ttp://hotwired.goo.ne.jp/news/culture/story/20051206203.html )
この作品はそういった古い設定を活かし、舞台を現代として再構成したものである。
ストーリー自体は古くからあるオチモノであり、
タイムスリップしてきたヒロインとの交流を描くという王道の展開ながらも、
作者お得意の軽妙なギャグ で 活かされている。
小学生時代のような懐かしさを運んでくれる挿絵と相まって、
(特に139ページの、友の告白を挿絵は感涙ものである。あまりに切なくて本を一旦閉じてしまった。)
深い感動を与えてくれるのは必至であろう。
最後に、ここまで読んで「いや待て、ここはつま小スレじゃ…」と思っている方に一つだけ進言したい。
本屋で表紙をめくり、作者紹介と中表紙を1分ほど凝視して欲しい。
未来人ぱんつはいてない。
>>788 イリスは素クールだとか、そもそも似通ってるなんて片瀬優絵でそれ言ったら(略)とか、
いろいろツッコミどころを見つけてしまうのは俺が信者だからだな。本当にありがとうございました。
お前らが頑張りすぎやがるからまきぞえが大ヒットしちまってるじゃねえかw
マキゾエは綴じ込みカラー広告で
「壊滅的学園ライフを召し上がれ」
という煽り文句を付けてたくらいだぜ。本当によくわかっている。
満面の笑顔で生ゴミを進める出版社も
なかなか度胸あるな
>>793 あの文庫は最近賞味期限切れてるモンとか、
食い物か判別しがたいものしかオススメしないからな。
でも地雷じゃないからなぁ。味がないって言うか、一番つまらない。
その発想はなかったわ
ガンヘッドとかファイナルファンタジー2とかを出しているころは、
巻末の2,3列しかない期間紹介文によく踊らされたものだ、角川S文庫
もう誰も雑談厨を止めないのな・・・・・・。
自治さんお疲れ様です!
>>798 ネタ師もだいぶこのスレ見限ったからだろ
有名どころは一通り褒めちぎり完了してるから落ち着いたんだろ。
このスレの人気作の続編を待ってるんだろう。少なくとも俺は待ってますよ。
続編が出ない厄いことになりそうな作品も多いけど。
とりあえず新人賞とか
そういう時期にならんとなんとも
よし、んでは一本依頼を。
「福音の少年」加地尚武を何方かよろしく。
目出度く、壁に叩きつけられた本三号になった本です。
>>803 ×:よし、んでは一本依頼を。
△:よし、んでは一本書きます。
○:よし、んでは一本書きました。
とりあえず10日……いや今日にはもう電撃並んでるのか?
まあ当分は新刊を待ちつつ、あるかもしれない不発地雷を探しつつってとこだろう
ところでここがラノベ板なのを承知で言ってみるんだが、
場繋ぎに非ラノベの地雷っつーのはどうだろうな。雑誌連載とか……
いや、言い出しっぺのおれがろくなもん持ってない上に板違いはさすがにまずいよなうん聞き流してくれ
心配せんでも、富士ミスが新しい企画立ち上げてるから
もうちょいしたら地雷自然と出てくるだろ。
あと、今月も地雷臭するしw
とりあえず11日いこうになったら。天使のレシピを書き込む予定。
808 :
イラストに騙された名無しさん:2006/04/09(日) 23:20:53 ID:vpD9zJde
天使のレシピはまじつまらん
wktk
つまらない小説を無理矢理褒めちぎるスレの成分解析結果 :
つまらない小説を無理矢理褒めちぎるスレの86%は知識で出来ています。
つまらない小説を無理矢理褒めちぎるスレの8%は嘘で出来ています。
つまらない小説を無理矢理褒めちぎるスレの3%は株で出来ています。
つまらない小説を無理矢理褒めちぎるスレの2%は睡眠薬で出来ています。
つまらない小説を無理矢理褒めちぎるスレの1%は信念で出来ています。
>信念
ワロタ
知識と嘘と株と睡眠薬…。 的確な気もするなw
つまらない小説を無理矢理褒めちぎるスレッドの成分解析結果 :
つまらない小説を無理矢理褒めちぎるスレッドの94%は魂の炎で出来ています。
つまらない小説を無理矢理褒めちぎるスレッドの6%は見栄で出来ています。
「地雷をうっかり踏んじゃって現在炎上中、だがこれくらいなんてことないぜ!(でもほんとはかなり痛い)」
……っていうことか。なかなか的確ジャマイカ?
ワロタ
天使まだー
褒めちぎる者の成分解析結果 :
褒めちぎる者の半分は陰謀で出来ています。
褒めちぎる者の46%は信念で出来ています。
褒めちぎる者の3%はやましさで出来ています。
褒めちぎる者の1%はお菓子で出来ています。
>>816 あとがき面白かった。
ゴメン…一日20-30頁しか進まない…orz
1%のお菓子っていうところになんかそこはかとないものを感じる
成分解析の成分解析結果
成分解析の半分は理不尽で出来ています
成分解析の半分はマンネリで出来ています
褒めちぎる者の成分解析結果 :
褒めちぎる者はすべて希望で出来ています。
実は、解析する単語の前にスペースを入れるといろんなパターンが出せる罠。↑もひとつの答え。
でも希望はないよな、さすがに。
自分のレビューでどれくらい踏んでくれるだろうという期待。
いっぱい踏んで欲しいなという希望。
正直なところ成分分析はもうあきた
『天使のレシピ』御伽枕
諸君らは恋をした事があるだろうか。言葉を交わした事もない相手に思いを寄せ、
けれども表に出せないぎくしゃくした淡い青春を送った事があるだろうか。
この天使のレシピはそうした思春期真っ只中の少年少女たちの恋物語を
赤裸々に、余す事無く、リアルに描いた連作短編小説だ。
その心理描写はまさに圧巻の一言。恋愛状態、ハートゲージMAXのキャラたちの
生き生きとした思いを描く事にかけては他者の追随を許すまい。人がどれだけ
恋というものに溺れ、迷い、狂っていくか、人がどれだけ恋のために愚かになれるか、
この作者は見事に書き綴っている。
例えば第一話の男性主人公。彼はクラスメートの少女に恋をしているが、彼はなんと
自分の状態をこう思い込む──『自分は呪いをかけられているのだ』。
それ以上に秀逸なのは第二話。女性主人公はは彼氏がいるのに他の男にキスしたくなるという
特異な病にかかっている。好きでもないのに恋人以外の男にキスしなくてはならない
苦痛、それが織り成す様々な恋愛模様。
「よくできた恋人がいるのに他の男とあれこれしてみたい」──という女性のニーズに
答えた作品と言えよう。
さらにこの第二話では自慰行為のやり方と野外セックスの機微まで描かれている。恋愛、性行為の入門書としても
有益であろう。避妊について語られていないのは気になるが愛嬌だ。
また、なぜキスしたくなるかの理由解明もまた素晴らしい。えーと……その……
とにかくなんか素晴らしい。もう最高。どうしても知りたいあなたはメル欄をクリック。
天使のレシピ。それはまさに人間の手によって作られたものとは一線を画する。読了した時、
あなたは未知の食感に酔い痴れるだろう。
>>825 うわ久々に読みたくなった、めっちゃ踏みたい。
GJだよGJ
>>825 クソ…こりゃ買うしかねえ。
ウツボカヅラの甘い香りがするぜ。
レスの端々から強烈な異臭がします
あえて嗅ぎたくなるような
>避妊について語られていないのは気になるが愛嬌だ。
そこが一番大事だー!w
『グインサーガ』栗本薫(イラスト:加藤直之、天野喜孝、末弥純、丹野忍)
現在正編107冊、外伝21冊が刊行されている単一作家による世界最長の物語。
全100巻予定、と謳われて始まったこの作品も「自分でもこの先どうなるか分からない」
と作者に言わしめる程の多岐に渡る伏線の広がりをみせ、107冊も出ていながら
先の全く読めない展開となっている。
作者のこの作品に対する思い入れも素晴らしく、後書きでは登場人物に対して「○○○様が〜」、
「□□が可愛くて〜」等とその愛情を吐露し、あまつさえ本編では厳粛な筈の
国王(♂)がその部下(♂)に対して性行為に及ぶという自作キャラによる同人誌をコミケで
発行する等その偏愛ぶりには目を見張るものがある。
とある登場人物の「俺は全ての人間に忘れ去られたのだ」という台詞があるが
15年以上も昔に伏線をはったまま出番がなくなり、作者にすら忘れられていた現実を考えると
これほど重みのある言葉も早々あるまい。
しかし大半の読者にとっては未消化の伏線等もはやどうでもよく、ただ完結という2文字だけを追い求める人々によって
日本で最大の売り上げを誇るこのラノベは支えられている。
凄ぇw
なんか地雷というよりチェルノブイリ跡みたいだな。
近づくことさえできんw
萎ッピーエンドか。。。
俺もグインを中学ぐらいのときに50巻ぐらいまでは読んだが(♂。姉に薦められた)、もう15年以上前の
話だったと思ったが。続きがまったく気にならないことが逆に辛い。
とてもじゃないけど買う気はしないです><
完結した途端、古本屋が困りそうだな。
100巻・1万でも売れなさげ。
ていうかグインはそもそも古本屋あんま買取してくれないらしいぞ。
ラノベは古本の価値がなくなるのがはやいからねぇ
グインに限らずちょっと古くなると買い取ってくれない本屋は多いぞ
つーかグインはスレ違い
地雷って言うより底無し沼だ(乾いた笑)orz
オルフェの方舟 ブギーポップ・イントレランス
この小説の冒頭で紹介される、ギリシア神話に出てくるオルフェウスの物語。
初めてこの逸話に触れた人は、誰もが驚くはずだ。
なにしろこの物語、イザナギ・イザナミの冥府下りと、偶然の一致とは思えないほど酷似しているのである。
一体、これは何を指し示すのか?
昔々、遠く遠く、唐と天竺の向こうからシルクロードを通ってきた(推測)異国の神話を、誰がどのようにして
日の本の国に根付かせたのか?
妄想はどこまでも広がっていく。
このあまりにも興味深い歴史のミステリーのために、私は早くもその後の展開は思い出せなくなっている、
っていうか思い出したく(ry
というわけで、雄大な歴史の海に妄想の船を漕ぎ出したい人には、是非おすすめしたい一冊である。
小説の内容にいっさい触れないってのも珍しいな
ラフレンツェ乙。
アースフィアクロニクルシリーズ あすか正太
「アースフィアの年代記(クロニクル)を知るものは幸福である。心豊かであろうから・・・。
私たちは、その記憶を記されて、この地上に生まれてきたにもかかわらず、(余りの地雷っぷりに)思い出すことのできない性を持たされたから。
それゆえに、(犠牲者を増やすべく)次の物語を伝えよう・・・。」
物語は平凡な少女アリスが、ひょんなこと(メール欄1)から魔王の力を得たことから始まる、とてもノーマルなファンタジーだ。
アリスは幼馴染で陽気な少年に片思いをしながらも、彼のあまりのアタックに体が拒否してしまうという純粋な感性をもったごく普通の少女だった。
しかし、魔王の力を得てしまったことで彼女は悪に狙われてしまうのだ。とても王道なつくりといえよう。
また、魔王の力特有の副作用に耐えながら戦う姿には思わずホロリときてしまうこともある。
さらに、彼女が魔王の心臓を得たことで得られた魔力は、しかしとても彼女一人では発動させることができない。
主に少年の力を借りて初めて強力な力が発動できるのだ。
主な仲間は四人、
幼馴染でアリスに協力を惜しまないちょっとスケベな少年、
特殊なスキルをもつ勇者、
月の女神様、
某国の王女である強力な治癒魔法の使い手
彼らと協力して世界を救う姿は圧巻である。
その展開といえばあまりの作者の感性に驚愕を禁じえない、まさか、2ページが……、まさか7文字で……、まさかあれほど連呼……
いや、これ以上の話はやめておこう。
読むものの楽しみを奪ってはいけない。
そう、最終決戦における各人の叫び、あるいはきめの一言など心に残るものがある。
読んだとき、きっとあなたは普段の読書とは違う何かを得ていることだろう。
アースフィアの年代記(クロニクル)を覚えているものは幸福である。心豊かであろうから・・・。
あなたの心が豊かであることを祈って私は紹介を終える。
あすか正太のほかのシリーズが地雷だってのは知ってるが・・・
ヤバイwwwwこれ読みたいwwww
世界中で、こんなにものすごい小説ばっかり出版されている国って日本だけじゃないか?
すごいやライトノベル!
踏みたい地雷が多すぎる
あすか正太は…ダメだと、あれほど言ったのに……
淺沼と一緒に、スーパーダッシュ文庫のダッシュしすぎのツートップだぞ?
>>842 確か挿絵が門井亜矢だっけ?
内容は…何故だ!?思い出せない!!
辛うじて思い出せるのは…・おっぱいビーム
・貧乳が巨乳に
の二つだけだな。
848 :
842:2006/04/16(日) 17:23:14 ID:Gzlgs0jA
書いたのはネタだけキメの一言については本気。格好いいよ、それまでがなければ…
でもそれまでがあるからこそ映えるから困りもの。
さて次弾装填っと……
たしかヒロインが魔王たちを倒していくんだよな。全裸で。
あと作者が聖書読んで世界構築あきらめてる。
「神様、七日間で作ったらしいんですよ、子供の工作なわけです。
一日寝てるから実質6日。まともに考えるのがバカらしくなりました」
あすか正太、恐ろしい子……
>>632 あれほど神の奇跡の凄さを実感できる話しも無いよなw
あすか正太を褒めるなら、確かそのシリーズ2巻だか1巻の、
「ページ右肩に書いてあるちいさな小さな数字」
についても触れてほしかったり。
あれは褒めるべきだ。
大声でバカヤローと。
扇智史『永遠のフローズンチョコレート』
まず、その美しい装丁デザインを見て欲しい。
題名通り、チョコレート色に染められたシンプルモダンな表紙は、
ふとブックストアの書棚へと向けられた貴方の視線を絡め取る。
貴方は本を手に取り、何気ない素振りで口絵を確認する。
そこには絡み合ってバスタブの湯に裸身を浸す二人の少女の姿──
その一人は淡い色の突起さえ晒している──が描かれている。
ごくりと唾液を飲み込み、頁を繰り始めよう。
145頁。「荒っぽいセックスとかもしたいのに」という一文。
貴方は本を閉じ、小さく左右に首を振って、そしてレジへと向かう。
おめでとう。『永遠のフローズンチョコレート』の世界へようこそ。
この物語は「理解しえないもの」を題材としている。
この世の中がつまらないからと通行人を無差別に殺めるヒロイン。
世の中を斜めに見ることだけは一人前の精神的引きこもり。
物語に登場する意味も意義も謎に包まれた「死なない」少女。
すべて、この理解しがたい現代社会を克明に反映している。
読み通しても意味が分からない──否、それでいいのだ。
そのもやもやとした不明瞭さこそが、この作品の醍醐味なのだから。
また一方で、とっつきにくさを軽減するためのギミックも
豊富に投入されているという事実を、併せて述べておきたい。
例えば、街中で出会った少女を衝動的に殺害してしまう主人公。
しかし殺したはずの少女は蘇り、やさしい声で告げるのだ。
「ああ、これがあれか、『私を殺した責任、取ってもらうからね』って奴か」
終盤には繊細な官能描写もあり、本書を超越的エンターテイメントとして
他に類のないオンリーワンの存在へと仕立て上げている。
あとがきの行間から伺い取れる、作者の濃密な情念にも注目。
是非ともこの『永遠のフローズンチョコレート』が内に秘めた
切なくもくるおしいポテンシャルを、貴方の目で確かめて欲しい。金返せ。
最後の1言にカカオ吹いたw
>>825 積んであったレシピ読了。
酷い地雷だった;y=ー( ゚д゚)・∵. ターン
是非褒めちぎってくれw
せんべい噴きだしちまったじゃねえかwwwww
また購買意欲をそそる褒め方をw
会社 四季報
まずは本屋で手にとってもらいたい
おすすめのポイントはまず、あの川上氏の終わりのクロニクルを越える分厚さだ
冗談ではなく濡らして冷凍庫に入れるだけで立派な鈍器のできあがりだ
約二千ページにも及ぶその厚さをまずは堪能してくれ
分厚い本萌えの方にはたまらないのではないか?この本は
次のおすすめポイント、それは4753ライブドアの項目だ
筆頭株主にはあのホリエモンの名が載っているはず。
そして役員リストに名を連ねる被疑者の面子には、
犯罪者萌え・被疑者萌えの貴方のハートを鷲掴み!
紹介するために2004年第一版を引っ張り出してみたが、読み出すと
止まらないこの魅力はすごい。
また、四季報の名に違わぬ年4回必ず出版というのも、遅筆作家に悩まされる
貴方の触手をくすぐるのではないだろうか?
そんな四季報、あなたもまずは一冊いかがですか?
まず小説ですらない
そんな、「ぬるぽ 著:名無しさん 挿絵:山崎渉」ですら褒めちぎられたスレでなにを今更。
あと、あ(ry
フローズンチョコレートは酷かったな。
この人の本はアルテミス-ぐらいしか面白く思わんかった。
おっと無理矢理誉めるんだったな。
この作者にして、この時期にしか書けない一冊。
その一瞬の光臨を見逃すなかれ金返せ。
しまった!久々に二冊ほど買ってみたら二冊ともまとめスレに載ってた!
くそう、踏んでみたいとは言っていたが、この踏み方はつれえ。
心の準備が、できないー♪・・・orz
イリス二巻とトリックスターズのDだい。
俺は能無しなんで、近い未来ココを覗くであろう家族に頼み込む。
俺も「人に頼むな自分でやれ」って思ってた口なんだけどさ、
この間、自ら書き上げた奴の詰まらなさに挫折したんだ。
くだらんスレ棚、晒しAGE
くだらねぇ・・・そうさ、俺は何も解っちゃいなかったんだ…
そう感じてしまうのは
自分自身がくだらない証拠だと
いつか誰かが教えてくれた―――
メイド刑事 GA文庫 早見 裕司
当作品は、あとがきにもあるように作者のスケバン刑事へのノスタルジーと
現代のメイド萌えが融合したありきたりな作品…ではない。
主人の安らぎのひとときのため、おいしいマーマレードのレシピを盗みに
とある邸宅で奉公する主人公は、ついでに裏口入学の巨悪を暴く。
主客は上記の通りであり、警察庁長官である主の都合も菊の代紋も
あくまでおまけである。
命令に従う事よりも、主の日常を助ける。
メイドとしての職分を弁えた、市原悦子に小一時間説教してやりたい
使用人の鑑であろう。
葉巻やお茶、コーヒーの飲み方や吸い方への薀蓄も詳しく、本物の
上流階級とは何かを存分に描ききった玄人向きの作品である。
メイド喫茶を狙ったベンチャー企業の人身売買を暴く第二話、
レディース時代の主人公の過去があからさまとなる第三話については
読後感を損なうために言及を避ける。
ぶっちゃけ読まないほうがいい。
また、100%許可を取っていないであろう主人公の主武装にも着目したい。
カラーイラストにも登場しているクイックルワイパーは花王(株)の登録商標です。
大胆な武装に敬服である。
花王(株)より抗議が来ないことを切に願う。
メイド刑事は、とらのあなで買うと、はいむらせんせーの小冊子が付くぜ。
すぐ買え!
「永遠のフローズンチョコレート」 著:扇 智史 イラスト/デザイン:ワダアルコ
簡単にあらすじを述べれば、ヒロインが天使みたいに可愛いくて、不死の少女を衝動的に殺した
ことで生まれたちょっとした縁から、ヒロインは少女と関わり、少女は彼氏と話をして、彼氏はヒロインと
ちょっと気まずい思いをしながら、しかし確実にバレンタインのその日は近づいてくる……。
ヒロインの理保は確かに気が狂っている連続殺人者かもしれないが、著者はヒロインをどこにでもいるような
異常者にはしなかった。彼女はそれでもごく普通の高校生で、クラスの中では目立たないように眼鏡をかけて大人しくして、
でもクラスメイトにややこしい恋愛相談を受けて回答に悩んで、ごく普通の思春期の悩みを抱えた、どこにでもいるただの少女なのだ。
可愛らしくて、不老不死で、ちょっと変わった性格の遠野実和と出会ってから、その悩みは加速し、そして理保は
それを乗り越えようとさらに悩み……。
ヒロインの複雑な心中を書ききり、あの懐かしい青春に殺人と不老不死の少女というファンタジーを盛り込んだ
この小説は、多分ファンタジー小説なのだ。
読中読後は、青春特有のチョコレートみたいに甘い悩みを思い出して、ちょっと追憶に耽ってしまうかもしれない。
もしくはあなたが現役高校生なら、きっと共感できる何かを見つけられる筈。
それくらいにリアルで、生々しさすら漂う淡々とした心理描写に、私は圧倒されたのだ。
最後に、マルチな才能を遺憾なく発揮して装丁デザインまでしてしまう素晴らしい絵師ワダアルコの絵も、
私の心を魅了して離さないことも付け加えておこう。口絵1ページ目の風呂シーン最高!!!
青春をテーマに褒めてみたが、うーん、あんまり面白い褒め方出来てないね……
文才のなさを痛感する。だが、まあちょっとは参考になると良いなあ、と思いまして。
というか、自分はごく普通に気に入った小説だったんだけどなあコレ。
ここはラ板であり、あなたがつまらないと(ry
そんな俺はあすか正太を好きで、でも地雷だと思うから誉めちぎった人
最後に一言「金返せ」って付け加えるだけで超絶クオリティだなwwwww
>>874 禿同
確かに地雷踏んだ後はたいてい思うな。
瞬間記憶抹殺、もしくは燃え尽きててそこまで頭が回らない事も多いがw
テンプレへの追加を希望したいくらいだが、上手く嵌らないのが難点か。
オチとして強すぎて本文を殺してしまうんじゃないかなあ
縦読み斜め読みで仕込んでみたり、物凄い婉曲表現で主張してみたり。
僕はこのごろこう思うんだ。
地雷は誰かに踏んでもらってこそ価値がある
と。
だから天使のレシピ買ってきますね。
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三三 三三 三三 三三
三三 三三 三三 三三
880 :
イラストに騙された名無しさん:2006/04/18(火) 20:46:21 ID:yVQE3t9O
古い作品も取り上げて欲しいな。俺には文才が…
MAZE爆熱時空とか無責任カルテットとか。
無責任カルテットはホントにすごかった。いくらジャニーズが流行ってたとはいえ、
敵の目的が美少年ハーレム作りだったり、キャラの名前にキムタークなんてのがあるなど
作者のセンスはどこか違うぜ!
天使のレシピ(御伽枕)
この本は短編集だが、私の一番のお気に入りであり、
電撃大賞奨励賞受賞作である『超告白』について特に語りたい。
自分の恋愛感情を「呪われてる」と称する主人公は、後半その相手に想いをぶつける。
金言に値する、「誰かが俺に呪いをかけて、俺の心が誰かによって操られているか、わかるか?」という告白。
返答は、「……そんな、そんなこと、言わないでよ……」
センスを感じずにはいられないやりとり。電撃大賞の名に恥じぬ作品だ。
買いに行こうとしたら母に見つかりました。
明日こそはっ!
Add(仁木健)
正しくは、椋本夏夜&伸童舎の作品である。
装丁とイラストのために文章が挟まっている。
だがやはり物語について述べなければいけないだろう。
ライトノベルとしては王道的な、それ故に魅力的な設定を元に、
作者の独自色があまりにも強く出る文章とストーリーは、
絵と装丁デザインの良さを存分に引き出す。
魅力的なキャラ、混迷した世界を表すかのような寒すぎる主人公の台詞、
そのどれもが文章が刺身で言うところのツマであることを印象づけてくれる。
読み終えたとき、その内の幾人かはこう思っただろう。
金返さなくていいから、作者だけ変えてくれ、と。
寒すぎる→ある種の戦慄を覚える
とか幾らでも捻りようがあるだろうに。
ぶっちゃけ全然褒めちぎってねえだろ。
特に最後の二行とか憎悪丸出し。
o...rz
出直してくる。
素直さに藁タ
>>886 ワンモアチャンス。読んであげるから書き直してみそ。
>>884 必殺技を叫ぶ理由を自然に解決、大量に用意された萌え
(漫画マニア全身義体主人公、ゴスロリの素直クール超能力少女、優しいお姉さんロボ)
退廃した近未来都市、妹への罪の意識からより苛烈な戦いへと自ら身を投じる主人公
この辺をキーワードにしてみては如何だろうか。
哀しみキメラ 来楽零
(これは読んだ人向けの褒めちぎりなので、
ネタバレを多量に含むというか、ほとんどまとめなので、
未読の方は一読の後に読んでください。)
水藤は、父の後をついで医者になることを目指す高校生。
ある日、<モノ>(いわゆる妖怪)に襲われて主人公と、
エレベーターに同乗していた3人は<モノ>となってしまい、
<モノ>祓い師に「<モノ>を祓う手伝いをする」ことによって生かされることとなる。
いわゆる伝記アクションとしてのテンプレ的な始まりだが、
自らが<モノ>となってしまったという焦りや不安が淡々と流れるように描写される文章は、
劇の台本としてそのまま使えそうなほどの完成度である。
そして、事件は唐突に起きる。
最愛の妹が父の病院に勤める医師によってレイプされたという。
その復讐として医師を殺してしまう水藤。
妹の登場から約30ページでレイプ、そして即殺害。
ハイスピードな話題の転換には、少なからず驚きを受ける。
人を殺めたことに苦悩し、<モノ>として祓われようと自暴自棄になってしまう水藤だが、
同じく<モノ>となってしまった早瀬という女性が、強力な<モノ>の封印を解いてしまう。
「こ、これは結界が勝手に壊れちゃっただけで、
そのせいであんたみたいな強い<モノ>祓いは必要になるけど、
……べ、べつにあんたのためじゃないんだからね!(意訳)」
こうして再び<モノ>払いとして復帰し、決着を付けるために戦地へと向かうこととなる。
クリリン的存在が適当に死んだりもするが、それは余談。
異能への感染、妹がレイプされる、ツンデレと、
まさしくテンプレ的な厨小せt……もとい王道を歩んだ展開であるといえよう。
最後に。主人公の名前は矢代純です。
891 :
イラストに騙された名無しさん:2006/04/19(水) 18:03:06 ID:TFJZrLad
あかほりさとる「MAZE☆爆熱時空」(角川スニーカー文庫)
小説家、アニメ脚本家、漫画原作等、多岐に渡る活躍をしているあかほりさとるの代表作の一つ。
異世界に召還された際に記憶を失ったうえ、昼は慈愛に満ちた少女、夜は女好きの乱暴な少年
に変化してしまう特異体質の主人公メイズ。
叔父のクーデターにより両親を殺され、祖国を追われた両性具有の王女ミル。
メイズは王女を偶然助けたことから、クーデターの黒幕であり世界を支配しつつあるジャイナ聖教
団との戦いに身を投じることになる。
異世界と元いた世界の関係。少女と少年が「メイズ」になり、この世界に呼ばれた理由――。記憶
を取り戻し、すべての意味を悟った主人公は、旅の中で得たかけがえのない仲間たちと共に教団
を打ち倒す。
登場人物たちは重い過去を持っているが、皆それをものともせず明るく前向きにオープンスケベに
突っ走る。
女メイズが王女と男連中とレズビアンから求愛されて困惑する昼と、男メイズが王女に求愛されつつ
ツンデレ女剣士を襲ったり他の女に手を出そうとしたりオカマから求愛されたりする夜。
ノーマル・アブノーマル入り乱れた恋模様の中心には常にメイズが存在しているが、ドロドロした愛憎
劇に発展するようなことはない。優柔不断な女メイズは大切な仲間から一人を選ぶことなどできない
し、男メイズは「世界の女は全員オレ様のもの」というわかりやすい思考回路の持ち主。仲間たちも
「休息時間に他者を出し抜いて主人公とイチャイチャできたらいいなぁ」と考える程度で、本気で他人
を排除しようとは考えていない。最後まで全員仲良しなので鬱展開が苦手な人も安心だ。
ボーイズラブが好きな腐女子と腐兄へのサービスとして、教団側には辛い過去を持った美形兄弟も
用意されている。
文体は擬音を多用し、改行も小まめなためとても読みやすく、ライトノベルに初めて触れるという
中高生にもとっつきやすい。作者のアニメ脚本家としての経験が見事に活かされている。
キャラの書き分けも大変素晴らしい。シリーズ後半の登場人物は主人公パーティーだけでも8名
の大所帯だが、各人物のキャラ付けがしっかりなされているため、会話シーンが長く続いてもどの
発言がどのキャラのものであるかで混乱するようなことはない。
作者はあとがきで「その巻だけで死なせるつもりの一発キャラを筆が滑って生き長らえさせてし
まった」と何度も告白しているが、その一発キャラたちは「主人公に消し炭にされるはずが生き
延び、敵組織を見限って信頼できる部下たちと出奔、後半の巻ではカラー口絵でナイスミドルな
容姿を披露し読者を驚かせた男」を筆頭に、皆ストーリーを盛り立てた。最初の構想を捨ててその
場の思い付きを採用した作者の嗅覚は間違っていなかったのだ。このセンスの良さが、企画屋と
しての成功に結びついているのかもしれない。
また、この作品は何度もメディア化されている。
豪華キャストの掛け合いが楽しく、小説では終始シリアスな教団側のメンバーの愉快な姿も見る
ことができるドラマCDシリーズ、とにかくエッチなOVA、聖飢鬼IIの主題歌が素晴らしいTVアニメ、
そして映画……と、どれもオススメだ。関智一と丹下桜の共演作品というとCCさくらやリヴァイア
スより先にこの作品が思い浮かぶ人も大勢いるとかいないとか。
「かしまし 〜ガール・ミーツ・ガール〜」で久々に登場した「オネニーサマ」というフレーズを懐かし
く感じた人は、この機会に過去の名作を読み返してみてはいかがだろうか。
>>892ワロタ
MAZEはあかほり作品の中で数少ない完結作だよねw
どさくさにまぎれて俺も誉めてみよう
あかほりさとる「MAZE☆爆熱時空」(角川スニーカー文庫)
あかほりが数多くの作品を未完に終わらせたままにしたことは、
外部から見て作者が作品の終わり方に人一倍こだわる人間であることを推察させるわけですが。
そんな苦闘を重ねてきた作者が遂に完結させることに成功させた作品というだけでも
当時のあかほりの全てを体現した究極のあかほり作品というべき存在であることを期待させますね。
その期待を裏切らず
読者の想像力に頼ることなくかつ読書の徹底的負担軽減を果たした
前人未到の軽快さを誇る究極の読者フレンドリーな文体。
速読の能力のないものにページを早くめくる快感を体現させることを可能にし、
読者の目の上下動の負担を脅威的に減らした画期的なページのレイアウト。
多くの人間を満足させる最大公約数的な設定・シナリオ
そして・・・・・・読者を新らたな地平へと導くこの作者独自のエロス。
あかほり以外には後にも先にもどの作家もたどり着けなかった脅威の文学。
ライトノベルの一つの極というべきあかほり文学の完成系がここにあるといえるでしょう。
上手いなあ、本来悪い意味であろうあほさるの特異性が
しっかりマンセーに繋がってるあたりがw
懐古企画にならってみたいが、古いものはけしてつまらないなどといえない……
お手上げなので誰かスレイヤーズ頼む、できそうでできなかった
スレは世間的には良く出来た作品だからかなりむつかしいぞ
あの作品は短所と長所が表裏一体の関係になってるから
短所だけ切り離してピンポイントに誉めることがとにかくむつかしい
絵師の成長ぶりを誉めることぐらいしか思い浮かばないなw
>>896 スレイヤーズ。
それはあかほりさとると並んで時代を震撼させた伝説的作家の神話的ライトノベル。
これはその素晴らしき出来故に叩き所など皆無!
つまらない理由で無為に叩こうとするID:3zVDQTPQは腹をドラグって詫びよびよびよ
残響音含んでるー!?
なんつーか、明らかに地雷というかコレどうよ?とか思うけど
面白い作品ってあるよね。
面白いと思っちゃった自分クヤシハズカシスw みたいな。
地雷分も多分に含んでるけど、つまらないわけじゃないってヤツ。
一番タチが悪いのは、面白い部分もなく、地雷というほどパワーもなく
食感も味も何にもしない小説。
ファミ通文庫
カーリー 〜黄金の尖塔の国とあひると小公女〜 著:高殿 円 イラスト:椋本夏夜
いつから私達は少年少女の恋よりも少女達の閉じられた世界を
愛でるようになったのであろう。
時代は第二次世界大戦が始まる少し前。
イギリス本国からインドにあるイギリス人居留地の女学院へ来た
主人公 シャーロット。
そこで彼女は黒髪・黒の瞳をもつ美少女カーリーと出会う。
すでに終焉を迎えていたヴィクトリアン時代を色濃く残す寄宿舎。
地位を持った親を持つ高飛車で傲慢なお嬢様とその取り巻き。
厳格な教師。
時代錯誤な価値観を押し付けられて戸惑うシャーロットにつらいことは多いが
美少女で皆からは一目置かれていたカーリーと、引っ込み思案や変わり者の
少女達と仲良くなり、消灯後の隠れたお茶会等、学院生活を楽しみ始める。
そして、あるとき知り合う学院の隣にある屋敷の青年。
理知的な青年と、それに付き従う色気のあるメイド一人。そんな二人を
不思議に思うも、やさしく無謀な行動を諭され感謝するシャーロット。
そんな彼を警戒するカーリー。
椋本夏夜が描く、寄り添う美少女二人の美麗な表紙も私達の期待を高めてくれます。
中盤から徐々に明らかになる謎と意外な事実!・・・・・・妄想で止めておくんだった。
一番の問題はきれいに終わった、と思ったら続きがあるとこだな。
>>901 セーラっぽいなと思ったらサブタイトルに「小公女」と入ってるな
904 :
1/2:2006/04/22(土) 01:17:02 ID:YN38dTX0
帰宅部! GO HOME (著:川嶋一洋 イラスト:久坂宗次)スーパーダッシュ文庫
さて、貴方は高校時代どのように過ごしただろうか?
いやすまない、現在進行形で過ごしている方、様々な理由で過ごせなかった方、まだ時期尚早の方もいる事を失念していた
素直に謝罪させて頂こう
さて、話を戻すが、高校生活において最も大部分を占めるモノはなんだろうか?
もちろん授業だ、しかしその次を考えると「部活動」という答えが妥当であろう
ところで「部活動」という単語を聞いた時大多数の人間はサッカー、野球、バスケ・・・等のスポーツ系を
残りのうち大多数は漫画、美術・・・等の文化系の部活を思い浮かべるだろう
しかし、忘れてはいけない、良く考えて欲しい、やむにやまれる事情の為、あるいは自らの欲望を満たす為、あえて孤高を貫く漢達がいる事を
そう帰宅部だ!
本題に入ろう、本作はその漢達に焦点を当てた作品で・・・・・・・は無く
作者のスバラシキ感性により紡がれる「帰宅部」という名の部活動の物語である
詐欺だ!と仰る方もいるかもしれない、いや確実にいる事だろう、しかし良く考えて欲しい
貴方の知る「パソコン研究会」あるいはそれに類似した名前の部活、同好会の実際の活動を思い浮かべて欲しい
・・・ご理解頂けただろうか?名前と実際の活動の多少の齟齬は日常なのである
さて、本作品の内容を簡単にネタバレしてしまうと
部員数の少ないところに主人公が期待の新人として入部して部活を盛り上げていくという、王道的な物語である
最初に主人公を認めてくれるのは何とたったの一人だが、最終的には全ての部員(顧問除く)の信頼を勝ち取る主人公
果たして「レッド様」の秘密とは!?
私の知る限り・・・というか読んだ限りは
―決戦は日曜日―
―冒険は月曜日―
少なくとも以上2冊が本編として発売されている
905 :
2/2:2006/04/22(土) 01:18:21 ID:YN38dTX0
しかし安心して欲しい、ごはんと言えばマヨネーズ、であるように「帰宅部」と言えば寄り道である
見事にお約束をおさえ、過去編として「帰宅部!どきどきBEGINNING だめ部員あつまれ!」が発売されている
恐らくは作者あるいは編集から見た、本シリーズのメインターゲット層に向けてのサービスと思われる描写らしきモノが盛り沢山である
そ れ な ん て ク リ m
すまない、↑は見なかった事にしてほしい、ふとパラパラ見返していてとある一文を見たら体が勝手に…
ここで脱線させて頂くが、かの数々のメイサクの著者、淺沼氏のメイサクの数々をかつて知人に押s……貸して貰い既刊全て読んだ私ではあるが
最近知人からやたらとスーパーダッシュ文庫を押s……貸して貰っている
以下は三日程連続で睡眠・食事以外ブツを読み続けた私の精神状態の推移である
こ の お 礼 は 必 ず
なあに、かえって免疫力がつく。
あれ?何か大きな川の幻が?六文?片道通行?
ダッシュ!ダッシュ!スーパーダッシュ!!
スーパーダッシュ文庫を両手の指で全く足りない程読みきった直後に読んだ「まぶらほ」は
砂漠を旅している時の水でした、普段ですか?もちろん生活廃水です
何が言いたいかと申しますと、汚水を濾過して美味しい水にしてくれる本作品はスバラシイです
と、まぁ長くなってしまいましたが、タグイマレナルこの作品是非とも一読して欲しい
最後に既に読了済みの同士達に一言伝えたい「お前は今泣いて良い」
PS.本当はハッピーセブンを褒めようと思いました。再び敵の前に立つ事無く敵前逃亡した私を許して下さい。計り知れないつよさの敵でした。
日本語でおk
>なあに、かえって免疫力がつく。
あの迷セリフがつまスレにしっくりきすぎGJ!
>906
名作を読んだ直後なので、脳内が強制インスパイヤされているんだと思う。
>>905 「お前は今泣いて良い」 。
……スクライダー。
>>905 テンパりまくった日本語が良い味出してるなw
>>904=905
GJ! なんか読んでいて文章のところどころの乱れから
本からものすごい感銘を受けたことを察することが出来るな
きっとSANチェックに何度か失敗したに違いない
あれか。SD知識が増えるとSAN値が減るわけか。
l^丶
| '゙''"'''゙ y―, あ ふんぐるい むぐるうなふ くとぅるう
ミ ´ ∀ ` ,:'
(丶 (丶 ミ いあ いあ
(( ミ ;': ハ,_,ハ ハ,_,ハ
;: ミ ';´∀`'; ';´∀`';, ,
`:; ,:' c c.ミ' c c.ミ
U"゙'''~"^'丶) u''゙"J u''゙"J
/^l
,―y'"'~"゙´ | それ るるいえ うがふなぐる ふたぐん
ヽ ´ ∀ ` ゙':
ミ .,/) 、/) いあ いあ
゙, "' ´''ミ ハ,_,ハ ハ,_,ハ
(( ミ ;:' ,:' ´∀`'; ,:' ´∀`';
'; 彡 :: っ ,っ :: っ ,っ
(/~"゙''´~"U ι''"゙''u ι''"゙''u
>>904-905 どこらへんが地雷なのかはわからないが、とにかく地雷であることだけは強烈に伝わってくるなw
とんでもねえNMだ。
次スレを盛り上げるためにもGW前に出る本からHit作がでるといいんだが
GW中に次スレを迎えることはないかな・・・
かのこん3巻があるじゃないか。
>>921 赤ちゃんプレイ
ピーピング
おっぱい(爆乳、巨乳、美乳、微乳)
パイパン
コスプレ
と目白押しのアレの事かあぁぁぁーーー!!!
なんだって!?
ちょっとかのこん買ってくる!
>>923 ちょwwwwwwww
なぜここで紹介されてないかが不思議なくらいのアレだぞ
エロ期待ならあり・・・・か?
さて
>>923の褒めちぎりを待つか…ワクワクテカテカ
+ +
∧_∧ +
(0゚・∀・)
(0゚∪ ∪ +
と__)__) +
>>924 えー、1、2巻は前スレで褒めちぎられてるじゃん。と他人事のように指摘してみる。
3巻も鋭意曲解中だけども、別視点からの褒めちぎりも読んでみたい気がする。
というわけで頑張れ
>>923
マキゾエ2巻の褒めちぎりマダー?
夏期限定トロピカルパフェ事件の褒めちぎりマダー?
「自分で褒めちぎれ」
『狭き門より入れ』
春季限定イチゴたるとすら褒められてなくないか?
見落としじゃないよな?
>932
前スレで俺とあと一人くらい褒めてた。
春期・夏期よりも古典部のがつまらん気がするが、それでも地雷ってほどじゃないキガス。
ここでの地雷の基準は主観だろ。
いままでだって、地雷じゃないが褒めちぎられてきただろう。
いままでだって、地雷じゃない作品が褒めちぎられてきただろう。
だな。
すまん。
そりゃつまらない小説だからな。つまらなければ地雷じゃなくても褒めていいだろ。
>>904 本屋で見かけてうっかり買ってしまった…
最初の数ページで匂い立つものがあるねコレ
>>935 その作者の、他のシリーズと比べるとちょっと……っていうやつとかな
個人的に断章のグリムがそういう意味で地雷だった
オーソドックスな構成が悪いわけじゃないはずなんだが
なぜか肩透かし食らった気分だ……
ここって、あれだろ?
どんなに自分が好きな作家でも他人からみれば明らかにつまらない。
そんな小説をあえて誉めちぎることのできる場所
犠牲を増やしたいようなファンを増やしたいような微妙な感情を感じてきてたけど
俺には
「読んでムカついた小説を、主観的意見を裏返しにして磨り潰すまでナデナデする場所」
だと見えたんがな。
どちらも真実。
>>939 わかんねえ……Missing<グリムな俺には。
944 :
939:2006/04/30(日) 20:10:35 ID:EVAfgzv7
>>943 なんていうか、一口で言うと期待してたものがあんまり入ってなかったって感じ
せっかくだからその辺を上手く説明しつつ褒めちぎれないかと今、
文章練ってるけど……時間かかりそうorz
ネタバレスレによるとコイイヌがかなり強力っぽいな。今度本屋行ったら見てみようw
連休入ったので久々に本屋覗いたら、かのこん3とマキゾエ2があった…
なんか、スゲェ気になった
このスレが
このスレが気になったら、ほんのちょっとで良いので
地雷を踏みにいってみてください。
期待アゲだ
949 :
イラストに騙された名無しさん:2006/05/01(月) 11:44:18 ID:lEv5N/ZN
英里の内緒がいっぱい 海城彬 ジグザグノベルス
平凡な女子高生の日常を読みたい方にオススメ。まるで隣にいるかのような平凡な、想像範囲内の日常の連鎖。ときどき起こるアクシデントも平凡を崩すにはいたらない。
退屈などではなく、それこそが守るべき大切なものであると気付かされる一冊。
天使のレシピを読み終わったらここで褒めちぎろうと思っていたんだが……
なんだか普通に面白く読めてしまった。ていうかアリだなとまで思った。
むぅ、月花、バトルシップ、インゼロ、おしごと等をことごとく乗り越えた我が地雷耐性は、
この程度では動じないということか……orz
>>950 俺もここでやられて読もうと思ってるけど、
読んだら多分良作認定しそうだと勘が告げている。
つーかインゼロ地雷かよ。
>>949 短文褒めちぎりのお手本とも言うべき名文w
ところでそろそろ次スレの季節だな。テンプレはどういじる?
954 :
939:2006/05/01(月) 21:04:46 ID:6yye01oC
伝わりにくいかもしらんが褒めちぎりっぽく
断章のグリムT 甲田学人
この物語は、極めてありきtオーソドックスな導入からはじまる、異能バトルホラーである。
いきなり巻き込まれる平凡な高校生の主人公。ツンデレでリスカでファイヤーな少女。馴れ初めからその後の展開は、まさに「ボーイミーツガール」の一言で大体片がつく。
また主人公は序盤で異能力持ちであることが示唆され、専門家が気づかなかった謎に気づき、登場する女の子たちの大体からは好意を向けられ、事件の犯人への介錯も彼の役目である。まさに主人公特権にもほどgゲフンゲフン
またMissingでは徐々に明らかにされていった、物語の核ともいえる異常現象は大まかな仕組みは開始23ページでさっさと説明され、第一巻ということもあって事件のミステリー性も抑え気味となっており、読者の脳味噌を疲れさせない優しいつくりと成っている。
ちなみにMissing以上のバイオレンスホラー・スプラッタ演出に力が入れられており、こちらが好みという方には普通に薦められる事も併せて記する。
かんなり主観入ってるのは承知してるけど、おれとしてはストイックな物語を期待してただけにちょっとがっくしだった
>〜一言で大体片がつく
>主人公特権にもほどgゲフンゲフン
褒めてると言うより明らかに貶してるな。
>〜一言で大体片がつく
〜の王道を行く展開である
>主人公特権にもほどgゲフンゲフン
主人公の特異さを際立たせる展開が今後への期待を助長する
>ストイックな物語を期待してただけにちょっとがっくしだった
ダイナミックな展開に付いていけなかったが、このスレの住人には満足してもらえると思う
>>957 俺はグリムは良作認定してるからダメだw
褒めたら真実ばかり書いちまうw
断章のグリムT 甲田学人
この物語はライトノベル冒頭の様式美を遵守した出だしから始まってますが、
これは先人達の残した足跡への敬意の現れでしょう。
そしていきなり何かの事件に巻き込まれる平凡な高校生の主人公・・・。
みごとなまでに想定読者層の最大公約数的な存在ですね。
ジュブナイルと呼ばれていたころから受け継がれてきた読者と主人公のシンクロ率を
高める技法がこの本でも導入されてますね。
考えてみてください事前に事件の知識のある老超人なんかに感情移入ができましょうか?
これでいいのです。
そしてツンデレでリスカでファイヤーなヒロイン。なんだか知らないけどファイヤーですよ。
萌え燃えでいいじゃないですか。それに初登場シーンには炎上が付き物、ああ様式美!
そればかりか馴れ初めからその後の展開は、まさに「ボーイミーツガール」の一言。
これで高校時代を振り返るためにこの作品に手を出したおじさん読者の心もわし掴みです。
唐突ですが問います。主人公がヒーローじゃない映画なんか見たいですか?
変化球なフランス映画みたいなのをあなたは本当に求めていますか?
フランス映画好きな人は声がでかいから騙されますが、アメリカ映画の方が客が入ることを忘れてはいけません。
全米の人間はあくまで泣きたいんです!直球を打ちたいんです!
・・・ちょっと例えが唐突でしたがそんな声無き多数派の欲望に配慮し、
今作の主人公は序盤で異能力持ちであることが示唆され、専門家が気づかなかった謎に気づき、
登場する女の子たちの大体からは好意を向けられと大活躍です
まさしく平凡な人間が誰しも持つスーパーマン願望をきちんとかなえてくれてますね。
もちろんみんなの期待にこたえて
事件の犯人への介錯もヒーローの役目です。主人公にシンクロして読んでいる人間には
たまらない決着ですよね。
またMissingではじれったく最後までひっぱってしまった物語の核ともいえる異常現象は大まかな仕組みを
開始23ページでさっさと説明されてます。短気な読者もこれで逃しません。
第一巻ということもあって事件のミステリー性も抑え気味となっており、
読者の脳味噌を疲れさせません。一巻は例題みたいなものですからわかりやすくでなんぼです。
もちろん作者の最大の売りのバイオレンスホラー・スプラッタ演出には前作以上に力が入れられており。
夜に読めばトイレに行くだけでスリルを味わえるという特典は健在です。
勝手に改造してみたがさらに変になった・・・・・・orz
マキゾエホリック Case2:大邪神という名の記号 東亮太
自分の前世がプランクトンであることに悩む伝説の勇者!
美少年を巡って親友と修羅場った挙句、巨大ロボットに乗り込んで校舎を破壊する大邪神様!!
なんの前触れもなく唐突に刺されて重傷を負う美少年!!!
それら傍目にはギャグにしかならない展開を極めてシリアスにやっているのだから堪らない。
さらに、クライマックスには禁断の触手プレイまで!!!!
もう最高!!!!!
なんかそういうさ、本人は狙ってるつもりなのに天然具合が計算を上回っている、という
パターンが一番スゴイよな。
島本和彦みたいに、天然具合が上回ることを自覚しているタイプだと、突き抜けた傑作
を書いたりするんだけど……。
>>961 アレは凄い作品だった。
久々にページをめくるのに苦痛を感じた、褒めはさておき千切り倒したくなった本だ。
>>960 >ツンデレでリスカでファイヤーなヒロイン
なにその映画版「ヘルボーイ」のリズ・シャーマン。
みんなのあくあ! 浅沼広太
魔王・野菜・モラトリアムでおなじみの浅沼が放つ、
スライムっ子育成×バトルストーリー!!
ある日突然スライムの女の子、あくあと同居することになった主人公。
妄想系幼馴染や金髪お嬢様と一緒に
お風呂入ったりデートしたりしながら
人間の常識を覚えさせて、目指せ人間!
あくあはどんな風に成長していくのか――?
育て方によってはこんな展開も!?
ぽたぽたと手に落ちる白いクリーム。
それを舐めとる。口いっぱいにほおばって、一生懸命にしゃぶる。
ようやく二個目が終わった。もう手も顔もべったり汚れてしまっている。
「本当に君は無能でどうしようもない、僕がいないと何もできないんだね」
綺麗にしろと命令されているため、クリームのついた手を少女はぺろぺろとなめる。
※本作は全年齢向けです。
抜粋シーン・そこの登場キャラクターは本筋とまったく関係がありません。
sneg?
ワラタwwwwwwww
踏んでみますか
さすがみんなの浅沼広太w
970 :
イラストに騙された名無しさん:2006/05/02(火) 16:46:11 ID:VtJBAxtl
むしろ読みたくなったぞ、畜生wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
誰かファミ通から出た
新木神のS式を褒めちぎってはくれんか?
>971
そもそも上の煽り文って必要か?
利用者に必要な情報が1に収まりきってるのがテンプレの理想だと思うから、
スペースを圧迫するようなら削っちゃってもいいと思うんだが。
と、このスレの煽り文を書いた僕が申しております。
テンプレに「他人に褒めちぎり依頼するぐらいなら自分で褒めよう」とでも追加キボン
980 :
939:2006/05/02(火) 21:45:24 ID:GZh7VhS+
>>966 みんなのあくあ!は何だかんだ言っても楽しめてしまった漏れ。
その前にSDで出した「バトル・モラトリアム」の方がこのスレ
向きのような気がする。
でも文才ないから褒めちぎれないorz
「男がネコミミメイドになる」とかキーワードは何となく思い
つくけどね。
テンプレ1の案
――つまらない本なんて、この世にない
ドニー・ナカジマ(大英図書館職員)
我らは褒めちぎるものである。
楽しめぬ小説の在るは己が不明のゆえと知り、ひたすらに感性を錬磨するものである。
まだ踏み初めぬ地雷原に遊び、身を裂く鋼球の滋味を愛でるものである。
心を開け。 水となれ。 正負の別など忘れてしまえ。
あらゆる瑕疵の裏を読み、作者でさえも無自覚な深い含意を掘り当てよ。
ここは最果て、よかった探しコロシアム。
心ゆくまでさあ褒めちぎれ――!
・ここはつまらない小説を無理矢理褒めちぎるスレッドです。
・褒めちぎり対象は商業出版されたライトノベルのみ(ライトノベルの定義は板ルールに準拠)
・新刊の褒めちぎりは公式発売日の24時(翌日0時)解禁。フライングに注意!
・世間の評価が高い作品でも、あなたがつまらないと思えば紹介できますが、
多数のファンの反感を買うリスクをお忘れなく。
・逆に、あなたの好きな作品が紹介されていたとしても、あくまでその作品は褒められているのだとみなし、
紹介文に対しての抗議・非難などはご遠慮ください。
・地雷作品をお探しになられている方。 地雷作品の購入をしようかと逡巡なされている方。
当スレはあくまで“褒めちぎる”スレですので、以下のスレをご利用下さいますようお願い申し上げます。
・とはいえ、厳密に“褒めちぎり”になっていなくても面白ければOKです。
ネタの幅を狭める非難は控えましょう。
・地雷を踏んだら依頼するより自分で褒めちぎりましょう。
どうしても自分ではできないというときには、このスレではなく下記の雑談スレで依頼しましょう。
まとめサイト
ttp://www.tumasyo.org/
984 :
966:2006/05/02(火) 23:15:42 ID:uWnwOQAn
>>981 実は自分もおもしろく思ったほうだったり
浅沼は全部買ってますよ
>>981 そろそろ褒めちぎりワード変換テンプレを作る時期かもしれんな
>>986 確かにギッチリ詰まってる感じなので初心者は読み飛ばしそう
明らかに見当違いなレスがついたとき
>>2 とか指摘するのに便利なので、分けた方がいいように思う
分ければ改行入れられるだろうし