【ICRP】まじめに放射能の健康被害を検討4【ECRR】
602 :
地震雷火事名無し(チベット自治区):2011/07/19(火) 17:58:56.73 ID:oAwvjqY10
>>598 福島では測ったよね?しかも原発の至近で。
でも確実に存在している超高濃度のセシウム汚染をないがしろにして
実測されてもいないプルトニウムプルトニウム言ってる奴は正直あんまり信用な出来ないよ。
バズビーもようやく日本来たんだったら伝聞情報から推論唱える前に
大気や土壌を正確な方法で計測して回ればいいのに、絶対そういう事はしないんだよな。
京大の今中さんみたいな人との信頼感の違いはそういう所
>>600 車道なら他の車が舞い上げた土埃をたっぷり集めてるでしょうね。
しかもいったいどれだけの体積吸い込んだのかも分からない。
KEKのエアサンプラー測定見ても 1m^3 あたり数ベクレルから
コンマ数ベクレルのオーダー。
データに対する姿勢があまりにもいい加減。
604 :
地震雷火事名無し(チベット自治区):2011/07/19(火) 18:15:28.08 ID:oAwvjqY10
>>604 おお、サンキューです。プルトニウムを騒ぐ前に、テルルを無視するなという感じですね。
小出さんが、東京で、採取した核種でも、やはり、Te-132が多かったようですね。
核種, [Bq/m3]
I-131, 720
I-132, 450
I-133, 20
Te-132, 570
Cs-134, 110
Cs-136, 21
Cs-137, 130
http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/seminar/No110/20110318koide.pdf http://onihutari.blog60.fc2.com/blog-entry-47.html 高崎CTBTでXe-133が検出されましたが、「専門家が答える 暮らしの放射線Q&A」によると、
日本分析センターのデータでは、Xe-133やTe-132, Cs-136なども検出されているようですね。
『福島原子力発電所の事故により環境に放出された放射性物質が何種類かは、正確には把握できておりません。
ただし、3月15日〜31日間の日本分析センターのデータでは、キセノン133、ヨウ素131, 132、テルル132、
セシウム134, 136, 137が測定されています。また、この他にプルトニウムも検出されていますし、
ストロンチウムも出ていることは十分に考えられます。』
原子力(放射能) ; 専門家が答える 暮らしの放射線Q&A
http://radi-info.com/key/housyanou/ チェルノブイリでは、数百種の核種が放出されたといいますが、
東電の発表によると、放出された31種の核種が発表されているようですね。
この東電の資料を見ると、Xe-133の放出量が桁違いに多く、
Sr-89やBa-140、Te-129m、Sb-127などの短寿命種はTe-132よりも放出量が多く、
チェルノブイリと比較しても短寿命種の放出量が多いことは整合性があり、納得することができました。
表 5 解析で対象とした期間での大気中への放射性物質の放出量の試算値(Bq)
http://www.meti.go.jp/press/2011/06/20110606008/20110606008-2.pdf 【放射能】福島第一原発から飛散した主な放射性同位体(核種)全31種・放出量・具体的な人体への影響など
http://savechild.net/archives/3891.html
放出された31種の核種を見ていると、なぜ、プルトニウムが問題視されているのか分かるかもしれない。
表を見ると、プルトニウム以外で、アルファ線を放出する核種はない。ほとんどが、ベータ線だ。
肺はもっとも放射線に弱い器官の一つといわれている。
The lung is one of the most radiation-sensitive structures in the body.
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/cncr.10978/full WHOがラドンの危険性を警告しているのも、α線を放出するラドンによって、肺癌のリスクが高まるからだ。
悪性腫瘍が放射線に弱いのも、再生速度と酸素の存在によるところが大きいようだ。
One example of a very sensitive cell system is a malignant tumor.
The outer layer of cells reproduces rapidly, and also has a good supply of blood and oxygen.
Cells are most sensitive when they are reproducing, and the presence of oxygen increases sensitivity to radiation.
USNRC Technical Training Center 9-9
http://mitnse.files.wordpress.com/2011/03/biological_effects_09.pdf
>>610 2011.7.20 版 【よくあるデマ対応表(放射能関連)】
・現在ネット上などに良くある、放射能関係のデマや間違った情報について、まとめてみました。
専門家・研究者グループに回答いただいています。
<監修者twitter アカウント: @glasscatfish @iina_kobe @yasushi64 @hama_7016(太陽光)>
ご参考になれば幸いです。
デマ:
人工由来の放射線だけがDNAを傷つける
一言解説・回答:
DNA への影響は放射線のタイプと量によって決まり、人工か天然かの違いはありません。一
般に、放射線だけではなく、紫外線や食品中の成分によってもDNA への傷はできますが、生
物にはこうした傷を元に戻す仕組みがあります。
[ちょっと補足]
放射性物質から出てくる放射線のタイプは放射性物質が何かによって違い、人工か天然かで
違うわけではありません。体内での振る舞いは放射性物質によって異なりますが、これも人工
や天然による差はなく、その物質が何かによって違うだけです。
転載者コメント:
放射性核種の違いを放射線に論点すり替え?
http://hato.2ch.net/test/read.cgi/lifeline/1303482720/71 デマ:
むしろ年間1mSv以下のような低線量のほうが、重大な健康被害をもたらす
一言解説・回答:
個人への影響と集団への影響を混同していると思われます。低線量被曝を疑った場合は対
象人数が膨大になるので、影響がある場合は一人一人の危険は低くても全体としては重大な
被害と評価されます。
[ちょっと補足]
低線量被曝では健康被害の影響を考える対象人数が膨大(例えば全ヨーロッパ人口とか)
な割には調査の出来る数や影響の出た例数が少ないという特徴があります。結果にもとづく
予測にはある『幅』がありますが、影響が出る例数が少ない場合はこの『幅』も大きいので、安
全側に見積もると、影響をうけていると予測 される人数は膨大な数となります。一人一人へ
の影響が重大になるのではなく、あくまで統計上のトリックの一種で影響を受ける人数の規模
が重大になるだけで しょう。
転載者コメント:
しきい値説・ホルミシス効果が仮説なら、バイスタンダード効果もまた仮説
デマ:
食べ物に含まれている放射性物質は、全て吸収され、尚且つ身体にずっと蓄積される。
一言解説・回答:
そもそも放射性物質が体に取り込まれるのは他の食物成分の元素と同様とみなされるためな
ので、分解や排泄も他の食品成分と同様に起こります。
[ちょっと補足]
食物成分の吸収は食物の状態と体の状態の影響を受けますが、これは放射能の有無に関係
がありません。しかし、内部被曝を計算するときは安全側に見積もる原則をとるので吸収率を
100%として計算されている放射性物質もあります。
参考リンクなど(反証論文等):
http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_Key=09-01-04-01 転載者コメント:
こんな極論見たことないがw危険厨代表バズビーも吸入に比べたら経口は代謝排出されると最近来日して言っていた。
デマ:
内部被曝は外部被曝よりも恐ろしい(すでにSvに換算されているのに、そこからまた100をかけろなどということに対して)
一言解説・回答:
シーベルト(Sv)で計算された内部被曝は既にいろいろな因子が考慮されており、そのままで
外部被曝と比較できる数字です。内部被曝では放射性物質の種類によって影響が起こる臓器
が異なるので、この点では外部被曝と違いますが、恐ろしさの差はありません。
[ちょっと補足]
内部被曝の『量』を計算するときには体内への吸収や排泄と放射性物質の分解をそれぞれの
放射性物質ごとにあらかじめ考慮された値を使います。この計算結果がシーベルト(Sv)で表
される数字です。
転載者コメント:
シーベルトの定義が真実ならその通りだが、危険厨はシーベルト換算時の係数自体を過小評価と疑っている。
デマ:
健康食品、空気清浄機・水の浄水器のデマ(味噌・乳酸菌・EM菌?で放射能を浄化、放射能を除去できる水などなど)
一言解説・回答:
放射性物質に直接働いて無くしてしまう健康食品や菌の類は、現在の科学のレベルでは想像
することすら困難です。
[ちょっと補足]
体を健康な状態に保つことは、放射線による障害が起こっても病気になりにくくする効果は期
待できると思います。価格さえ適切なら、普段の生活で不足している者を補うためには有効な
手段かもしれません。
浄水器ではなく、水の中の不純物を一切取り除いてしまう工業用装置では放射性物質もかな
りの部分を取り除くことが出来ますが、かなり大がかりな装置となります。観賞魚飼育に用い
られている小型のものでも20万円代から。
転載者コメント:
こういう稚拙なデマを、デマか否か議論が分かれるものとクソミソ一緒にするのは気分がよいと思われw
デマ:
古典かもしれないけど、閾値
一言解説・回答:
一般に、生物における刺激や傷害の量と反応(影響)の関係を考えるときに刺激や傷害があ
る一定の強さに達しないと反応(影響)は起こりません。この一定の強さを『閾値(しきい値)』と
言います。
こうした知見は放射線の影響に関してもありますが、放射線防護を考えるときには安全側に
見積もるという原則に従って、低い放射線の量でも影響があるという仮定で基準が決められ
ています。
[ちょっと補足]
放射線防護の分野では、しばしばある一定量の放射線被曝以下では健康への影響が起こ
るのかどうかが問題となってきました。この場合の影響は発癌率です。過去 の調査で最も信
頼性の高い結論が得られているのは広島・長崎での被爆者の調査ですので、この調査のデ
ーターから低い放射線の量の影響が見積もられていま す。実際に低い線量での発癌率を正
確に見積もることは難しいので、高い線量での発癌率から計算された値が使われています。
高い放射線量で起こるDNA の傷は修復しにくいタイプの傷なので、低い放射線量にそのまま
当てはめることは出来ないという意見もありますが、現在は閾値がない前提でいろいろな安全
策が取られています。
転載者コメント:
第一点、閾値の妥当性で、容認レベルが両派ケタ違い。
第二に、閾値説派が個人差に言及しないことが多すぎる点。胎児と老人の閾値は桁違いに異なる。
第三に、閾値がない前提で安全策が取られているのだからそれを守れや、という話。
613 :
よくあるデマ対応表(放射能関連) 3/3(東京都):2011/07/20(水) 20:24:36.24 ID:de+FXN4d0
デマ:
太陽電池は夏の方が発電するという誤解(太陽光は断然エコ)
一言解説・回答:
夏の方が発電効率がいいものもあれば、夏は温度が高すぎて効率が落ちるものもある。今の
主流は多結晶シリコンであり、これは夏に効率が落ちるタイプらしい
参考リンクなど(反証論文等):
http://eco.nikkeibp.co.jp/style/eco/column/iwahori/080805_kouritsu01/ 転載者コメント:
これを「放射能関連」のデマと一緒くたにするべきか?どうでもいい。
デマ:
同じ放射線量でも子供の方が影響を多く受ける。
一言解説・回答:
放射線の影響は細胞がよく増える臓器で大きいので、子供で活発に活動している甲
状腺のような臓器では、体に取り込まれると甲状腺に集まりやすい放射性ヨウ素の
影響は子供のほうが大きくなります。放射線に対する防護策はこうした事情も考慮し
て定められています。
[ちょっと補足]
最も影響が大きいのは、胎児の器官ができてくる妊娠8.15週で、この影響は原子
爆弾で起こるような相当量の被曝でないと起こらないことが知られています。
[ちょっと捕捉]
これに関連して、胎児と同様に細胞分裂が非常に活発な成人の小腸では、なぜ
か、がんが起こらない(他からの転移はあるが、原発性小腸がんというのはほとんど
ない)という事実があり、がん医療のなかで、不思議の一つとされてます。放射性核
種を経口で摂取した場合、吸収が起こるのは十二指腸と小腸が主です。内部被ば
く説の筋書きでいくなら、分裂をさかんにやってる最中に、もっともDNA の修復エラ
ーも起こしやすいと言ってもいいのに、なんでなんでしょうね??
http://radi-info.com/category/body/ http://www.rea.or.jp/wakaruhon/mokuji.html 転載者コメント:
えっ?
なんかもう神学論争みたいになってるなwww
616 :
地震雷火事名無し(チベット自治区):2011/07/20(水) 22:46:49.24 ID:qqxLj6IC0
画像消されてるみたいです
ラジオで下請け作業員の人がインタビューに答えてて
会社の人には一週間仕事で3mmsvと言われたが
おなかに水泡ができて鼻からウミが出たって
これ相当アルファ線直接喰らってるだろ
全身防護服とガスマスクしてるのにどうして?
30k圏外で着替える時点で被爆してるの?
一体東電はどこで何をさせてるのかガクブル
>>613 放射能関係ない太陽電池をけなす話を入れてくるあたり、どういう立ち位置の人たちか透けて見えちゃってるなw
618 :
地震雷火事名無し(関西):2011/07/20(水) 22:49:21.79 ID:f2gXqcMsO
はなくそがふえたような気がするのですが
>>616 以前、1000mSv/hの建屋の瓦礫が見つかったから除去したとかだったけど、
その他の瓦礫だって10〜100mSvとかザラにあるんじゃないかな・・・
砂粒大の破片なんて除去できないだろうし、実際の作業は寝そべったりひっくり返ったりだろうし、
ベタベタくっついちゃうんじゃないかと。
報道で伝わってくるイメージよりも危険な場所なんじゃないかな。
ICRP=原発推進派=米仏日
ECRR=脱原発派=独
ICRPは信用できねえ
>>615 のpng
100g食べた場合 毎日1食x1年間
検出量 ICRP ECRR ICRP ECRR
5000Bq/kg 8.1μSv 66.3μSv 3.0mSv 24.2mSv
3000Bq/kg 4.9μSv 39.8μSv 1.8mSv 14.5mSv
2000Bq/kg 3.3μSv 26.5μSv 1.2mSv _9.7mSv
1000Bq/kg 1.6μSv 13.3μSv 0.6mSv _4.9mSv
._500Bq/kg 0.8μSv ._6.6μSv 0.3mSv _2.4mSv
このスレも終わりだな。
いいスレだったのに。
100mSv以下の被曝では、疾患が起こる証拠はないという人がいますが、チェルノブイリでは10mGy以上の被曝をうけると、
統計的に有意(95%CIが1以上)に、小児白血病のリスクが高まるという報告があります。
『Leukemia risk was significantly associated with radiation exposure dose among
subjects aged 0−5 years at the time of the accident when radiation exposure exceeded 10 mGy,
particularly in males and in subjects with acute leukemia.』
Radiation-induced leukemia among children aged 0–5 years at the time of the Chernobyl accident
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/ijc.24834/full
ぶっちゃけここで議論しても結論でないと思うぞ
ドイツ放射線防護協会に何回かメールして
福島の子供の尿の件とかアップルペクチンの効果とか聞いたが
これから起こる被害について、専門家にも何もハッキリ言える事は無かった
わからない=極力被曝を避ける
しかない
先月鼻血とひどい下痢になった
被曝のせいとは言わないが、原発のストレスは大いに関係あると思う
627 :
地震雷火事名無し(チベット自治区):2011/07/21(木) 23:24:32.70 ID:IxN3i0Kq0
ジュースに入っているブドウ糖液やローヤルゼリーなどの割合は、商品のおよそ何割くらいでしょうか?
629 :
地震雷火事名無し(栃木県):2011/07/22(金) 12:58:49.28 ID:F6BAZg3W0
>>628 果糖ブドウ糖えきとう+ブドウ糖果糖えきとう+砂糖(しょとう)+ブドウ糖でおおむね13.5Wt%。
4つの糖の配分は、べたつきやすさ、あまかど、甘すぎさ、等の味覚関係で味を決定する人が変更しているから、一概に言えない。
ロイヤルゼリー等の増粘物は0.1から1%。
色素を含めた香料はおおむね0.1%
酸味料などの味付け用のものは、おおむね固形分で0.1-3%。
液体になると100%がある(例、濃縮還元オレンジジュース等)。
食塩+塩化カリウムがおおむね1%、
防腐剤としてエチルアルコールを添加する場合が1%(酒税法制限)。
ただし、情報が古いので、上記調合に合わない製品もある(例、砂糖等8%, 甘味りょう1%等)。
>>629 詳細をありがとう。
果糖ブドウ糖えきとう?を原料から抽出する時は放射能もセットでひっついているんですよね?そうであっても、そのパーセンテージなら毎日ジュース1本飲んでも気にするほどではないでしょうか。
632 :
地震雷火事名無し(宮城県):2011/07/22(金) 19:20:05.83 ID:6TdpuS+p0
牛肉の汚染の原因が、福島原発事故からのセシュームとされていますが、
事故以前の土壌中セシューム量が秋田県等で結構多かったと聞いて
います。関係ないのでしょうか。
秋田県はチェルノブイリの時のヨウ素131降下量が多かったというのは見たことがあるけど、
今もセシウム多いの?
634 :
地震雷火事名無し(東京都):2011/07/22(金) 20:20:19.03 ID:/S7Wax8S0
>>632 土壌の種類にもよるんだけど、セシウム137は、2008年で秋田は10〜30Bq/kgぐらい、
東京は1〜2Bq/kgぐらい。
(ざっと見て数字を丸めたので、詳しくは文科省の「環境放射線放射能データベース」で確認してくれ。)
たしかに秋田のセシウム137は多い。気象庁の研究によると、これは放射性黄砂に起因する可能性が高いとされる。
放射性黄砂は主に日本海側北日本にやってくる。一番多いのが青森だったかな?
太平洋側にはほとんど来ない。宮城県はあまり影響を受けてないはず。これも上記データベースで確認されたい。
上の数値と比較すれば福島第一原発事故によるセシウム137の量ははるかに多いことがわかるだろう。
>>627 【放射能】自然放射線と人工放射線のちがい / 市川定夫氏
http://hato.2ch.net/test/read.cgi/lifeline/1303482720/71 これはかなり極論なのでそのまま用いることはできないが、次のように言うことは出来るだろう。
●電離放射線に自然・人工の違いはないが、放射性核種には、核種ごとの生化学的な挙動の違いがある。
●生化学的にみて人体に濃縮・蓄積する核種の放射性核種は、そうでない放射性核種より危険である。
●人体に濃縮・蓄積する放射性核種には、人工放射性核種が多い。
●なぜ人工放射性核種のなかに人体に濃縮・蓄積してしまうものがあるかといえば、
たまたま人体が栄養素として特定の器官に濃縮・蓄積する核種が、放射能になってしまったものだから。
●自然放射性核種については、生命の進化の過程で淘汰というものがあるので、
人体に濃縮・蓄積してしまう放射性核種よりは危険度が低い傾向にある。
つまり、人工放射性核種が人工だから危険だというだけでは間違いだが、
原子力が登場するまでは放射性同位体が自然界に存在せず、生物が栄養素として濃縮・蓄積していた核種が、
原子力によって放射能を持ってしまった場合、それが特定器官に濃縮するという性質によって、危険度が高くなる
ということが出来、人工放射性核種のほうが危険度が高い傾向がある、と述べる根拠にはなるのだ。
※それでは逆に、もともと人体が濃縮・蓄積していなかった核種が放射能になったものは、
濃縮するものよりは危険ではないのか?→Yes
例えばプルトニウムは、ヨウ素やストロンチウムと比べれば、経口では蓄積しない。
ただし吸入で肺に入ると青酸カリより危険。
※また逆に、全ての自然放射線核種は本当に濃縮・蓄積しないのか?→知らん
※じゃあ、濃縮・蓄積しない放射性核種は全て安全なのか→No
安全ではなく、濃縮するものよりは危険度が低いだけ。
自然放射能代表で蓄積もしないラドンに、WHOの警鐘があった。
※濃縮・蓄積する毒物なら放射能以外だって自然の毒物だって危険ですが?→Yes
当たり前。論点ずらし。
またヒ素や重金属などを自然なものと見なすのはかなり恣意的。
※生物濃縮は広瀬隆のデマ。水溶性のセシウムは食物連鎖で生物濃縮されない。→わからん
ただし、重金属などと同じ挙動を示し食物連鎖で生物濃縮されるタイプの放射性核種があるかどうかは知らん。
が、考慮はすべき。悪魔の証明だから不明ではあるが、全ての放射性核種が生物濃縮しないとは証明されていない。
そして、水溶性核種が食物連鎖によっては生物濃縮されにくいとしても、
カキのヨウ素やキノコのセシウムで有名な「特異的濃縮」がある。
これは生物が特定の核種を栄養素として濃縮・蓄積する生態に因るものであり、
人間の子どもが甲状腺にヨウ素を濃縮・蓄積するのも一種の特異的濃縮と呼んで良いだろう。
福島の原発が爆発し、放射能が拡散したとき、私は多少不安だったが、
危険厨でなかったから何もしなかった。
ついで放射能は海や大地を汚染した。私は前よりも不安だったが、危険厨ではなかったから何もしなかった。
ついで魚類が、家畜が、米・野菜が汚染された。私はずっと不安だったが、まだ何もしなかった。
放射能はついに私の体を攻撃した。私は病院に駆け込んだ―しかし、それは遅すぎた。
638 :
地震雷火事名無し(栃木県):2011/07/23(土) 14:04:37.56 ID:twCvolc20
639 :
地震雷火事名無し(東京都):2011/07/23(土) 18:40:19.34 ID:ME/c9E990
>>627 そこに挙げてある例、宇宙線とカルシウム48以外はウラン238系列元素によるものだよね。
西日本の場合、地質的に花崗岩が多く、花崗岩中のウラン含量が高い。
タバコのポロニウム210は米環境保護庁(EPA)のHPによると燐酸カルシウム肥料起源とされている。
燐酸カルシウム肥料は燐灰石を粉砕したものをそのまま使うことも多く、燐灰石の産地によってはウラン含量が高いものがある。
ウラン系列の中で、外部被曝とかラドンとかポロニウムとか特定のものに着目する理由は何なの?
屋内のラドンについては常温で気体なのでコンクリートとかから浸み出してきやすい、ってとこまでは推測できるんだけど
そのラドンが崩壊してポロニウムとかいろいろできる。このポロニウムとかは問題にならないんだろうか?
640 :
地震雷火事名無し(栃木県):2011/07/24(日) 03:49:52.08 ID:5lHmD1/20
641 :
地震雷火事名無し(栃木県):2011/07/24(日) 03:59:46.55 ID:5lHmD1/20
>>640 なるほどです。
>>640の表を見ると、ウランは量としては一番多いけど、
比放射能としては、それほど大きくないから、あまり考慮する必要がないということなのかもしれませんね。
チェルノで住民がどのぐらい被曝したかの想定とか
どういう避難対策取ったかとか(何年にどの条件でどの地域に避難勧告など)
報告書のありか、知ってる人いたら教えてください。できたら日本語、英語もおk、その他言語は読めません。
>>644 ありがとう!
B15の見方なんだけど、たとえばベラルーシ1986年は、
1986年の一年間に、累積100mSvを超えた人が0.7%で、その集団線量は60人・Sv、という感じ?
2mSv-5mSvの人は26.9%で、2360人・Sv?
>>645 その見方でいいと思います。
避難勧告などについては、正直どの資料を見たらいいか分かりませんが、
とりあえず、今中さんの資料には、事故から3年後の移住経緯などについて書かれています。
『◆高汚染地域住民・移住者:事故から3年たった 1989 年春に、
30km 圏以外に広大な汚染地域のあることが判明すると、
チェルノブイリ事故の責任追及と放射能汚染対策を求める運動が広がった。
モスクワ連邦政府はゆるめの汚染対策を提案したが、汚染地域住民や共和国政府はより厳しい対策を要求した。
連邦政府の意向に反してベラルーシの議会は 1989 年 7 月、高汚染地域(セシウム 137 汚染>555kBq/m2)
の住民 11 万人を新たに移住させる決定を行った。』
チェルノブイリ原発事故:何がおきたのか 今中 哲二
http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/Chernobyl/kek07-1.pdf
>>646 ありがとうございます。
ベラルーシ・ロシア連邦・ウクライナ合計で9800万人のうち、0.4%が
1986年に100mSvを超えてますね。40万人ぐらいか。
100mSv/年を超えると、さすがに遺伝的影響や発がん率の上昇は考えざるを得ない。
しかもそのうち大半を爆発時に大量に受けてるかも知れないですね。
やはりチェルノの方が、福島より被曝量は相当大きいですよねぇ。
この辺を抑えずに、健康被害を騒ぐのはまずい。
ただ気になるのは事故後3年もたってから、厳し目の基準で避難させたというのは
何が要因なんでしょうね。
たとえば上に書いたような100mSv超え浴びた人たちに健康被害が生じているのを見て
無暗に怖がったせいなのか、
それとも実際にその地域で、事故時に対して浴びてなかった人々にも
健康被害が次々出たのか…
>>647 UNSCEAR 2008のTable B15ですが、集団線量についての%ですので、
たとえば、>100mSvで、180[man・Sv]、0.4%とある場合、
180/45000 = 4*10^-3という計算を行っています。
さすがに、チェルノブイリでも、リクビダートル以外で、
100mSvを越えて被曝している人は、それほどいるわけではなく、
Table B14によりますと、ロシア、ウクライナ、ベラルーシで合わせて、
9800万人中の1500人で、0.00153%となっています(論文では四捨五入して、0.002%)。
>>648 ああ、なるほど、私の知りたかったものはB14の方を見れば良さそう。
1986年に20mSvを超えた人の合計が、ざっくり10万人といったところですね。
これだと福島が「チェルノブイリと比較すると被曝量は低い」と言えるのかどうか…
650 :
地震雷火事名無し(群馬県):2011/07/24(日) 20:22:16.44 ID:Wwwm6ydg0
>>647 >>ただ気になるのは事故後3年もたってから
槌田敦さんの『エネルギーと環境 原発安楽死のすすめ』(1993年改題発行、1999年二刷)によりますと、
『原発から300キロ離れたモギリョフ州では、州内各地で多数の児童が貧血などのほか、運動機能障害、
無筋力症、ビタミン欠乏症に悩み、免疫性にも異常が見られたという(一九八九年六月三〇日、時事通信)』(p69)
『また、ベラルーシ住民の間に染色体異常や免疫異常が確認された(一九八九年一〇月一一日、共同通信)。
ゴメリとモギリョフ州で奇形児の出産や子供の甲状腺肥大症が増えている(一九八九年一一月三日、共同通信)
というような暗いニュースがつづいた。そこで、七月の一〇万六〇〇〇人の避難決定に加えて、
ゴメリとモギリョフ州の幼児、小・中学生七万三〇〇〇人を避難させる計画が決まったのである
(一九八九年一一月一日、共同通信)。そして、まず今後も住民が住むことのできない二六一市町村が避難し、
ついで三五二市町村が避難するという(一九八九年一一月三日、共同通信)。』(p71)
『だが、計画が具体的になるにつれ費用は増加し、とうとう一七〇億ルーブル(三兆七〇〇〇億円)となり、
共和国予算を上回ってしまい(一九八九年一〇月二五日、時事通信)、この事業は遂行不可能となっている。
そのため、平方キロあたり一五キュリーを超える汚染地域に、なお二七万人が住んでいるということである。』(p72)
http://www.amazon.co.jp/dp/4313810757/ 今中さんの資料によりますと、ソ連崩壊前夜のペレストロイカとグラスノスチを受けて、
たまたま、公表されたのが3年後だったのかもしれません。
『チェルノブイリ事故が起きた 1986 年は、米国とソ連とが大量の核ミサイルを抱え込んでにらみ合ってい
た東西冷戦の真っ最中であった。私たちのグループは世界中から放射能汚染データをとりよせ、事故の規模
の解析を試みた。しかし、もっとも肝心なソ連国内の汚染データが全くと言っていいほど出てこなかった。
そうした様相に変化が現れたのは、事故から3年たった 1989 年の春であった。ソ連国内での民主化運動の
高まりを受けて、チェルノブイリ周辺のセシウム 137 による汚染地図がはじめて公表された。』
http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/Chernobyl/kek07-1.pdf
今中さんの資料からの抜粋です。
『1986年ソ連報告書の後ほぼ3年間、ソ連国内から放射能汚染に関する情報は
まったくと言ってよいほど出てこなかった。しかし、東西冷戦構造の崩壊という歴史的社会変動と相まって、
ソ連国内でも、事故の解明、汚染対策、責任の追及といった下からの運動の波が広がりはじめていた。
1989年になって図2のような汚染の実態が公表されると、汚染地住民の突き上げにより、
ベラルーシやウクライナの共和国政府も、ソ連中央政府に対して汚染対策の強化を求め始めた。』
『ソ連崩壊後の1992年4月、その事故対策グループの秘密議事録が暴露され、
周辺住民の放射線障害がモスクワに報告されたいたことが明らかになった。…(中略)…
幼児や子供にも急性障害の診断がされていることは、一般住民にも多くの放射線障害があったことを示している。』
『ベラルーシでは、遺伝疾患研究所が中心となって、新生児や胎児の異常に関する
国家規模でのモニタリングを、チェルノブイリ事故以前より実施していた。
表7は、新生児の先天的障害について、チェルノブイリ事故以前と以降のデータを比較したものである。
汚染レベルが大きいほど、事故以降の増加が大きく、事故の影響を示唆している。』
『ベラルーシの国家登録には、約3万人の子供が含まれている。表8は、登録された
子供たちの1992年に観察された病気罹患率を、ベラルーシ全体の値と比較したものである。
登録された子供たちでは、ほとんどの病気で罹患率の大幅な増加が認められる。』
原子力発電、チェルノブイリ、そして日本の原発 今中哲二
http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/kouen/im000624.PDF
チェルノブイリと福島は単純に線量だけじゃ比較できないでしょ。
チェルノブイリでは燃料本体が吹っ飛んだおかげで有象無象の核種が
飛び散った。
事故後の食品の暫定規制値は有象無象のベータが1万Bq/kg を超えてたみたいだし。
>>651 うむむ。今中さんの推定では、
飯舘村の土壌汚染は、チェルノブイリ事故当時の強制移住の2倍以上の汚染
その後のベラルーシ等の強制移住基準15キュリー/km2(55万5千Bq/m2)の約6倍にもなる。
ということは飯舘村の場合で90キュリー/km2程度。
http://www.greenaction-japan.org/modules/wordpress/index.php?p=477 飯舘は避難したからいいとして、福島市あたりでどうなるか、ですねぇ。
あんまり楽観できないような気がしてきました。
あり得る話として、子どもの貧血や気力のなさ、風邪の引きやすさが増えたりするのか。
障害児…今日のNHKで、最近は障害の可能性を早期に発見し、判断しているというニュース。
年間堕胎件数の棒グラフを見せていた。以前ならこんなグラフ見せるだろうか。
割とショッキングなグラフだと思うが。
あとは食事による内部被曝をきっちり抑え込めば、ベラルーシよりもずっと良くなるかも。
あの辺はキノコや木の実をがっつり食べていたようですからね。
>>653 >事故後の食品の暫定規制値は有象無象のベータが1万Bq/kg を超えてたみたいだし。
これはどこで読まれました?
ICRP111に載ってる表だと、1986年はバターが7400Bq/kg、肉やイモは3700Bq/kgです。
飲用水や牛乳は370Bq/kg。
果物やキノコは書いてないのは規制されていなかったのかな。
>>653 すいません、考えてみたら
>>655はセシウム137の限度でした。
ということはいろいろ入れると1万は軽く超えそうですね。
木村真三さんユーストでしゃべってた。
--
木村真三「IAEAは信用できない。チェルノブイリで数十人しか死者がないなど。現地に行けばわかる。
持ちだせないデータがある。持ちだしたら大変なことになる、という」 via ついっぷる/twipple
2011.07.24 21:53
48kiyosama 木村さん:放射性セシウムはβ線とガンマ線の両方をだす物質であると。
だからベクレルをそのままシーベルトに換算するのは間違え。セシウム137だけじゃないから。安全サイドで対応を
study2007木村さん「チェルノブイリの評価から個人的に自分の基準として持っているのは野菜類で60Bq/kg以下
48kiyosama 木村さん:隠されているけど、原発・核兵器製造・原潜など核災害あり。
その実測値・経験値に照らした数値だろうから信頼してもいい(ウクライナ)。←アメリカの食品基準値もそうかもね
study2007木村さん「根拠は、欧州?では原子力事故や原潜の事故など、
公表はされてないがかなりの被曝事故の蓄積を持っている。この60Bq/kgは恐らくそれらを
根拠にした実験則ではないかと思っている」 ( #dommune [#dommuneとは] live at
http://ustre.am/dhFr) via Ustream.TV
2011.07.24 22:06
study2007木村さん「ウクライナの基準など、理由は(事故とともに)あからさまにはなってないが、
値そのものは日本政府も熟知しているはず。なぜ参考にしないのか疑問
nofrills今中さんの「放射能災害」(1997年? もう手に入らない本)に食品汚染についてのデータが出ている。
なぜそれを今回日本国政府が導入しなかったのかが疑問。(これらには40とか60。今の国の基準は500)
>>658 セシウムの放射能から線量当量を評価するときってベータが考慮されていないって本当?
ベータ崩壊なんだからベータ線出すのは当たり前で、当然考慮されていると思うんだが、、、
正確にはセシウムからはガンマ線は出ないしな。
>>659 木村さんの言ってたのは、セシウムがβ崩壊したあと、バリウム何とかに変わって
それがγ線を出すとか、そういう話だった希ガス。
そのバリウム何とかの線量も考慮しないと、という話だったかと。
>>661 なんか話のつじつまが合ってない。最初の話は Ba-137m のみしか考慮されて
いないという話だと受け取ったが、今の話では逆になってる。
もしかすると過去スレで同様の議論があったかもしれんし、調べれば
係数がどうやって決められたか分かるだろうが面倒なのでパス。
>>657 土壌の汚染度に違いがなければ、食品の汚染度も大して変わらないはずだから
もしチェルノ事故後の食品が福一事故後とは段違いに汚染されていたら、土壌の汚染度も違いがあるはずだよなぁ。
今中さんの計算は、Bq/kgをキュリー/q2に直しているんだっけか。
大きく誤差がある可能性はあるね。
土壌の汚染レベルをもう少しきちんと比較できる方法はないのだろうか。
核種の差は、今中さんも言っていた。福一事故の場合はセシウム134と137の割合が多く
しかも半減期の短い134がそのうち半分ぐらい。そこは不幸中の幸いだったと。
ストロンは、少なくとも海水中の割合を見るとごく微量だし。
しかし安心できるかというと微妙だなぁ。
子どもの貧血や体調不良が増えてから慌てても遅くはない、で済む話なら良いのだが。
文科省の航空機モニタリングの結果ではBq/m^2で土壌の汚染度が出てたよ
>>665 検算だけしたけど合ってると思う
300K Bq/m2
=300000 Bq/m2
=300000M Bq/km2…@
1M=10^6より@は
3×10^5×10^6Bq/km2
=3×10^11Bq/km2…A
ここで1Ci=3.7×10^10Bqなので
Aを3.7×10^10で割ればCi/km2になる
よって
3×10^11÷(3.7×10^10) Ci/km2
=30/3.7 Ci/km2
≒8.1Ci/km2
くどい書き方になったけど間違えてたら
誰かが指摘してくれる事を願い。
10〜30年後の税率も不安になってきました
668 :
地震雷火事名無し(栃木県):2011/07/26(火) 05:04:41.18 ID:1OipZBb30
心臓がおかしい、被曝のせいかもって言ってる人がいたんだけど
ツイッターで
>>666 さんきゅー!
そうすると、福島市で8〜16キュリー/q2となる。
今中さんの試算、90キュリー/q2には全く及ばないものの、
ベラルーシ等が強制移住対象とした15キュリー/q2とは重なる。
福島市の人々が、3年後にやっぱり移住しよう、ということにならなければ良いのだが。
核種が違うから状況が異なることを祈るのみだ。
671 :
地震雷火事名無し(愛知県):2011/07/26(火) 13:59:34.29 ID:DgCIN9U/0
そう言えばチェルノブイリで奥のウランの状態を確認しに行った科学者が
数年後 理由もないのに突然心臓が止まって死んだって話があったね
まだまだ、放射線障害には分かっていない事、病気、症状が色々あるのかも
理由もないのに心臓が止まったというとこは、放射線の影響でもないのか。怖いな。
週刊現代のインタビューで、バズビー氏が言うには、
ICRP元最高責任者ジャック・ヴァレンティン博士、ICRP辞任後に「ICRPの内部被曝に関する
リスクモデルは最大900倍のエラー(過小評価)がある」
とバズビーに語ったそうだ。
ヴァレンティンに本当かどうか聞いてみたいね。バズビーの600倍どころではない。
>>674 ジャック・ヴァレンティン(Jack Valentin)に関しては、ECRRの6章にこうありました。
『しかし、2009 年からヴァレンティン博士自身が、ICRP のモデルは
内部被ばくに関連した不確実性が(2 桁以上)大きすぎるために、
被ばくした集団のリスクを評価することはあまりできなかったと公の場で述べている。』
第6章 電離放射線:ICRP 線量体系における単位と定義、およびECRRによるその拡張
http://www.inaco.co.jp/isaac/shiryo/pdf/ecrr2010_chap6_9.pdf 2009年のバズビーとヴァレンティンの討論の一部の書き起こしがありました。
CB: The draft ICRP Recommendations said that for many internal exposures the concept of absorbed dose was not valid.
We would agree with that of course, but it disappeared from the final report. Why?
JV: In fact there is a whole section of the Biological annex which talks about the difficulties.
I don't know exactly why the specific statement disappeared but
a person reading those paragraphs in the annex will be able to see there's huge uncertainty.
CB: We're not talking about uncertainty but about the impossibility of using absorbed dose for internal nuclides.
JV: ICRP's position is that it's possible to use it albeit with large uncertainties.
CB: How large is large?
JV: Two orders is a very large uncertainty.
CB: So it could be in error by two orders for some internal exposures ― so we agree?
JV: (laughing) I'd hate for you to go home and say "Jack agreed with me"
CB: but I need an answer
JV: Then the answer is I don't agree with you. (laughing)
CB: but you just said Two orders of magnitude …
Partial transcript of conversation Part of a public meeting in Stockholm, 22 April 2009 marking the 23rd anniversary of Chernobyl.
http://www.euradcom.org/2009/lesvostranscript.htm Pr. Chris Busby, ECRR, versus Dr. Jack Valentin , ICRP, 1(2)
http://vimeo.com/15382750
>>676でバズビーとヴァレンティンの議論に出てきたICRP勧告のドラフト版か分かりませんが、
2006に報告されたドラフト版には次のように書かれています(p43)。
(151) The lack of certainty or precision in radiation dose models varies for
the various parameters and the circumstances in defined situations.
Therefore it is not possible to give values for the uncertainties across the range of ICRP models,
despite the fact that their assessment is an important part of model development.
Values for the uncertainties may need to be made for special cases, however, and
approaches to their use have been described in a number of publications e.g.,
(EC/USNRC 1998, 2000; CERRIE 2004, ICRP 1994, 2006, Bolch et al 2003, Farfan et al 2005).
In general it can be said that uncertainties for assessments of radiation doses from
internal exposures including the biokinetics of radionuclides are larger than those from external exposures.
The degree of uncertainty differs between various radionuclides.
DRAFT RECOMMENDATIONS 02/276/06 - 5 June 2006
http://www.icrp.org/docs/ICRP_Recs_02_276_06_web_cons_5_June.pdf
>>676 >JV: (laughing) I'd hate for you to go home and say "Jack agreed with me"
LOL
ICRPへのコメントを見ていると、原子力関連の人が結構いるようですね。
”Nuclear”で検索すると83件、”Atomic”で18件、という感じです。
http://www.icrp.org/consultation_view.asp 日本人で目についたものを、いくつか抜粋しますと、
日本原子力技術協会(Japan Nuclear Technology Institute: JANTI)のTSUYOSHI SEMBA、
原子力安全委員会(Japan's Nuclear Safety Commission)のHiroshi Kuniyoshi、
日本原子力研究開発機構(Japan Atomic Energy Agency: JAEA)のKOJI TAKASAKI、Sadaaki FURUTA
日本原子力研究所(Japan Atomic Energy Research Institute: JAERI)のHiroshi Noguchi、Tatsuhiko Sato、
日本原燃(Japan Nuclear Fuel Limited: JNFL)のAkira Suzuki、
日本放射線技術学会(Japanese Society of Radiological Technology: JSRT)のToru Fujita、
放射線影響協会(Radiation Effects Association: REA)のMasahito KANEKO、
放射線医学総合研究所(National Institute of Radiological Sciences: NIRS)のSatoshi Yoshida、
Hidenori Yonehara、Kenzo Fujimoto、Yoshikazu Nishimura、Yoshiya Shimada、Yoshito Watanab、
Masahiro Doi、Hidenori Yonehara、Hiroshi Yasuda、
日本放射線技師会(The Japan Association of Radiological Technologists: JART)のKunihiko Morozumi、
医学物理学会(Japan Society of Medical Physics: JSMP)のTatsuaki Kanai、
日本保健物理学会(Japan Health Physics Society: JHPS)のKeiji ODA、
東京電力(Tokyo Electric Power Company: TEPCO)のMasami Ikai、
関西電力(Kansai Electric Power Co., KEPCO)のShinichiro Miyazaki、
電気事業連合会(The Federation of Electric Power Companies: FEPC)のNaoyuki Toyoshima、
電力中央研究所(Central Research Institute of Electric Power Industry :CRIEPI)のTakatoshi Hattori、
SPring-8からはTADA JunIchiroなど、他にも文部科学省(MEXT)や東京医療保健大学(Tokyo Healthcare University)など。
参考までに、酒井一夫氏(所属は日本放射線影響学会(Japan Radiation Research Society: JRRS)、
日本保健物理学会(Japan Health Physics Society)、電中研など)のコメントを抜粋します。
『2. Evidence for Increased Cancer Risk from Doses on the Order of 10 mGy (Chapter 2)
Increased risk of mammary tumors among women who received fluoroscopic exposures is
described as an evidence for carcinogenesis by doses on the order of 10 mGy.
However, most of these cases are exposed to multiple exposures and the total dose was much higher;
in some cases the total dose reached a few Gy or more (Radiat. Res. 145: 694-707, 1996).
It should not be reasonable, therefore, to refer these cases as an example for
the increase in cancer by exposure on the order of 10 mGy. 』
『However, the conclusion “the LNT hypothesis remains the most prudent risk model for
guidance of radiation protection.” is not scientific, but practical, political, or even philosophical.』
『The Report from Committee 1 should provide basis for a more reasonable radiological
protection system based on the uncertainty and the gradualism, not a support of LNT. 』
http://www.icrp.org/consultation_viewitem.asp?guid={641B1D71-7E2E-4897-A197-F5CD184A9713}
>>679 Nuclear を原子力カテゴリーにするな。Nuclear Physics も原子力ですかw
放射線や医学物理を一緒にするのは無理があるし、
旧原研だって原発とは無関係な研究者は多いし。
http://hato.2ch.net/test/read.cgi/lifeline/1303482720/32,38,59 放射線と生活習慣の発がんリスクの比較
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
受動喫煙の女性 1.02〜1.03倍
──────────────────
野菜不足 1.06倍
──────────────────
※100〜200mSvを浴びる 1.08倍
──────────────────
塩分の取りすぎ 1.11〜1.15倍
──────────────────
※200〜500mSvを浴びる 1.16倍
──────────────────
運動不足 1.15〜1.19倍
──────────────────
肥満 1.22倍
──────────────────
※1〜2Svを浴びる. 1.4倍
毎日2合以上の飲酒
──────────────────
※2Sv以上浴びる. 1.6倍
喫煙
毎日3合以上の飲酒
──────────────────
※は放射線
このキャンペーンが続行中なので、改めて問題点を指摘したい。
・「毎日3合以上の飲酒」とは、誰が何十年続けた習慣か?
調査方法が単純な問診なら、その人物像は?
休肝日も取らずに20歳以降30年間飲み続けるようなリスクか?
・自己責任の生活習慣と同等のリスクが、強制的にもたらされる。
強制されたリスクは、生活習慣のリスクに加算される。
・しきい値を敢えて無しとするLNT仮設に基づいて想定すると、
飲酒3合/day×1000日なのだとしても、
2Sv=84μSv/h×1000日=11.4μSv/h×20年
・仮にしきい値説を採用したとしても、しきい値が適切かどうか定まってはいない。
なにより年齢差・個人差があるはずだ。
一度ではなく積算で考えれば、上記のように、時間あたりでは低い値になる。
・誤読を誘うトリック性。
>>681 たった今焼き鳥屋で晩酌してきた医者が言うことでもなさそうだが。
> 休肝日も取らずに20歳以降30年間飲み続けるようなリスクか?
1日3合休肝日なし(自己申告)な人物像を外来で見せてあげたいなぁ。
とはいえ、肝機能的に全く問題が出ない人もいれば、体質に合わず
少量飲酒習慣でもボロボロになる人はいる。いや問題はそこじゃなくて、
止めろといっても止められない人ってのはやはりいるわけで、そういう人を
> 強制されたリスクは、生活習慣のリスクに加算される。
ってのは、聖人君子な被爆者を自堕落な人のリスクに加えるようだけれども、
逆に高線量地域に「住みつづける(=避難しろと言ってもしない(言ってないけど))」事
そのものが「(自堕落な)生活習慣」として見做されたりするようになるんだろうか。
> 一度ではなく積算で考えれば、上記のように、時間あたりでは低い値になる。
更に、医療被曝や内部被曝、自然被曝な分は別カウントだから。
test
ダイオキシンが危険と言われて何も燃やすなって事になっているけど、
実はプルトニウムが危険なのをすり替えられているのではないだろうか?
ダイオキシンが危険なら塩化ビニールを燃やして死んだやつがいてもおかしくない
タバコの発ガンもプルトニウムが原因っぽい
何故ならプルトニウム拡散に伴って肺がんが増えているから
タバコにプルトニウムが含まれているとすると、危険なのはフィルターを
通っていない副流煙の方だ
>>682 このグラフから言えること
酒と癌に因果関係はない
酔っ払ってタバコを吸うと、タバコを放置して副流煙(Pu)を多く吸い込んでいる
686 :
地震雷火事名無し(チベット自治区):2011/07/27(水) 19:25:52.25 ID:lFgom3EL0
>>665の数値で
チェルノのスェーデンが100kbq/m2=ガン11%アップだっけ?
なら福島市はガンが30−60%アップ
死因のガンが元々30%だったら39%−48%になる?
仮に10kbq/m2ごとにガン1%アップとしたら
宮城、茨城、山形、栃木とか近隣の県全部ガン数%は増えるのかも
もうLV7が収まらないのが現実だし
同レベルのチェルノは80万ー100万人亡くなったというから
それぐらいおかしくないし
事故の初期にベント食らった地域は
広瀬氏の動画で100msv/h遥かに超えてたから短期と長期的な影響で
もう本当にヤバイと思う
多分幼児はもう死者がでてて隠蔽してるのかも知れない
>>663 土壌の汚染レベルの計測について。当たり前のことだが。。。
1.まず、土壌の汚染レベルとは何なのか、表面の汚染なのか、ある程度の深さの汚染なのか、
何の目的で必要なのか(人間の外部被曝のために(チェルノブイリの管理区域と比較したり
・・・その場合チェルノブイリの汚染レベルは、表面の汚染なのか、どういう深さで掘ったのか)
で計測するのか、作付のために計測するのか何なのか)を置く必要がある。それによって単位
も変わってくる
2.農林水産省の方式だと15cm掘ってBq/立方を測る。だけどこれは作付目的。
3.仮に1の前者の目的のためだと、Bq/平方の単位が適切かと。
4.あちこちで発表される掘り下げ深さ不明のBq/立方の数値、あるいは2のBq/立方の数値
(後者だったら、放射性物質の時間と土壌内浸透度の研究により判明した特定の係数をかけて
Bq/平方に換算することも可能かもしれないが)、前者をBq/平方に直すのは無理がある・・・
よくわからないBq/立方に、よくわからない係数をかけてBq/平方に換算しているのをよく
見かけるが意味がわからない・・・
5.ところで、要はその地点での累積降下物量(Bq/平方)がわかれば、正しくそれはわかるの
だが、残念ながらそれは叶わない。
(新宿や市原のような累積降下物量を測っている機関では、タライのような入れ物を一日放置
して、毎日の降下物量を測定している(=Bq/平方))
6.だけど、4でも述べたが、仮に時間と土壌内浸透度の関連がわかればBq/平方の計測も可能。
例えばCRIIRADの場合、若干の留保付ながら、今の処表面から0.Xcm〜5cmに福島由来の
降下物が正しく保存されている(=Bq/平方)、という見解を示している。
7.ただし、線量から逆算するのが、正確性にはやや欠けるが、最も楽かなあと。α線源は測れない
けどね。
>>686 ストレス感じるやつが悪いみたいなことどっかで言ってたっけ?
隠蔽と言うか、そもそも死因と汚染の関連を調べられる医師や方法がゴロゴロあるのか
そして、調べたがる専門家が現状どれだけいるのか。
私は、共産党系の全日本民医連のホームページでしか、
今回の被曝に関わる患者の具体的な扱いを見たことがないよ。
放射能問題は、「公害問題」で、かつ「軍事関連」で、さらに「よくわかってない」だからな。
やりたい放題だ。
しばらく見ない間に食物汚染が見直されてるみたいで安心した。
水俣病から進歩が無い人ばかりでなくて良かったよ。
>>321 ヨウ素剤配布したとか?
たしかドイツはしてたように思う
>>370 この1.0って、100%のこと?1%じゃなく。
なぜならば鉄が30%も吸収されるとは思いにくい
金属鉄を食べても30%も消化管で吸収されないだろうけど、
食品中に含まれる化合物の形なら、30%吸収されても不思議じゃないと思うが
ヘムタンパク質の形だと、鉄の吸収率は20-30%ぐらいじゃなかったか
非ヘム鉄だと吸収率数%だから、摂取される化学形態のかなりの割合をヘム鉄と仮定してるのでは
695 :
地震雷火事名無し(チベット自治区):2011/07/29(金) 13:27:39.83 ID:Ug1/cnUv0
児玉龍彦「″チェルノブイリ膀胱炎″ 長期のセシウム137低線量被曝の危険性」(「医学のあゆみ」7月23日号)によれば、
日本バイオアッセイ研究センター(神奈川県)所長の福島昭治博士らによって、
前癌状態である「増殖性の異型性変化を特徴とする″チェルノブイリ膀胱炎″」が発見されている。
そして、「すでに福島、二本松、相馬、いわき各市の女性からは母乳に2〜13ベクレル/kgのセシウム137が検出」されており、
この濃度は、福島博士らが調査した「チェルノブイリの住民の尿中のセシウム137にほぼ匹敵する」。
「そうすると、これまでの『ただちに健康に危険はない』というレベルではなく、すでに膀胱癌などのリスクの増加する可能性のある段階になっている」
と警告する。
児玉は自身の南相馬における除染活動に基づいて、今の放射能汚染は「土壌の粘土分に付着したセシウム137からの放射によると思われ、
土壌の除染が鍵」となっており、とくに「放射線障害は、細胞増殖の盛んな子ども、免疫障害のある病人に起きやすいことから、
保育園、幼稚園、小学校、中高等学校と年齢の若い児童の接触、吸入可能性あるところから除染が急がれる」という。
その際、20〜30キロの同心円の規制区域が線量の高さとずれており、早く「自治体の判断」にまかせるとともに、
「賠償と強制避難を結びつけるのをやめ、住民の避難コストは東電と政府で支払うべきである」とする。そのうえで、児玉はこう呼びかける。
「人が生み出した物を人が除染できないわけがない。福島におけるセシウム除染は、次の世代への日本の科学者の責任である」と。
(かねこ・まさる=慶応大経済学部教授)
http://plaza.rakuten.co.jp/s123d/diary/201107280000/ 2011.07.27 国の原発対応に満身の怒り - 児玉龍彦
http://www.youtube.com/watch?v=O9sTLQSZfwo ↑の内容の書き起こし
http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-626.html
696 :
地震雷火事名無し(チベット自治区):2011/07/29(金) 13:30:38.58 ID:Ug1/cnUv0
>>695 現行の放射線の障害防止法というのは
高い線量の放射線物質が少しあるものを処理することを前提にしています
この時は総量はあまり問題ではなくて、個々の濃度が問題になります
ところが今回の福島原発の事故というのは
100キロメートル圏で5μシーベルト
200キロメートル圏で0,5μシーベルト
さらにそれを超えて足柄から静岡のお茶にまで及んでいる
我々が放射線障害を診る時には、総量をみます
それでは東京電力と政府は一体今回の福島原発の総量がどれくらいであるかはっきりした報告は全くされてない
そこで私どもはアイソトープセンターのいろいろな知識を基に計算すると
まず、熱量からの計算では広島原爆の29,6個分に相当するものが漏出
ウラン換算では20個分の物が漏出していると換算される
さらに恐るべきことにはこれまでの治験で
原爆による放射線の残存量と原発から放出された者の放射線の残存量は一年に至って原爆が1000分の一程度に低下するのに対して
原発からの放射線汚染物は10分の一程度にしかならない
つまり、今回の福島原発の問題はチェルノブイリと同様
原爆数10個分に相当する量と原爆汚染よりもずっと多量の残存物を放出したという事が
まず考える前提になります
697 :
地震雷火事名無し(チベット自治区):2011/07/29(金) 13:33:29.83 ID:Ug1/cnUv0
>>696 内部被曝というものの一番大きな問題は癌です
癌がなぜ起こるかというとDNAの切断を行います
ただし、ご存じのとおりDNAというのは二重らせんですから
二重らせんの時は非常に安定的です
これが、細胞分裂をする時には二重らせんが一本になって、2倍になり4本になります
この過程のところがものすごく危険です
そのために、妊婦の胎児、それから幼い子ども、成長期の増殖が盛んな細胞に対しては
放射線障害は非常な危険をもちます
さらに大人においても増殖が盛んな細胞
たとえば放射性物質を与えると髪の毛
それから貧血、それから腸管上皮の
これらはいずれも増殖分裂が盛んな細胞でして
そういうところが放射線障害のイロハになります
698 :
地震雷火事名無し(チベット自治区):2011/07/29(金) 13:35:37.76 ID:Ug1/cnUv0
>>697 まず一番有名なのはα―線です
プルトニウムを飲んでも大丈夫という東大教授がいるというのを聞いて、私はびっくりしましたが
α―線はもっとも危険な物質であります
それは
トロトラスト肝障害というので私ども肝臓医はすごくよく知っております
ようするに内部被曝というのは先程から一般的に何ミリシーベルトという形で言われていますが
そういうものは全く意味がありません
I131は甲状腺に集まります
トロトラストは肝臓に集まります
セシウムは尿管上皮、膀胱に集まります
これらの体内の集積点をみなければ全身をいくらホールボディースキャンやっても全く意味がありません
トロトラストの場合の、このちょっと小さい数字なんで大きい方は後で見て欲しいんですが
これは実際に、トロトラストというのは造影剤でして
1890年からドイツで用いられ1930年ごろからは日本でも用いられましたが
その後20〜30年経つと肝臓がんが25%から30%に起こるという事がわかってまいりました
最初のが出てくるまで20年というのは何故かというと
最初にこのトロトラスト、α―線核種なんですが
α―線は近隣の細胞を傷害します
その時に一番やられるのはP53という遺伝子です
我々は今ゲノム科学というので、人の遺伝子、全部配列を知っていますが
一人の人間と別の人間は大体300万箇所違います
ですから人間同じとしてやるような処理は今日では全く意味がありません
いわゆるパーソナルライフメディスンというやり方で
放射線の内部障害をみる時も
どの遺伝子がやられて、どういう風な変化が起こっているかという事をみるということが
原則的な考え方として大事です
トロトラストの場合は第一段階ではP53の遺伝子がやられて
それに次ぐ第二第三の変異が起こるのが20〜30年後かかり
そこで肝臓がんや白血病が起こってくるという事が証明されております
699 :
地震雷火事名無し(チベット自治区):2011/07/29(金) 13:36:23.79 ID:Ug1/cnUv0
>>698 次にヨウ素131
これヨウ素はみなさんご存じのとおり甲状腺に集まりますが
甲状腺への集積は成長期の甲状腺形成期が最も特徴的であり小児におこります
しかしながら1991年に最初ウクライナの学者が「甲状腺がんが多発している」というときに
日本やアメリカの研究者はネイチャーに「これは因果関係が分からない」ということを投稿しております
何故そんな事を言ったかというと1986年以前のデータがないから
統計学的に優位だという事を言えないということです
しかし、統計学的に優位だという事がわかったのは
先程も長瀧先生からお話しがありましたが20年後です
20年後に何がわかったかというと
86年から起こったピークが消えたために
これは過去のデータが無くても因果関係がある
という事がエビデンス(evidence 証拠・根拠)になった
ですから、疫学的証明というのは非常に難しくて
全部の事例が終わるまで大体証明できないです
700 :
地震雷火事名無し(チベット自治区):2011/07/29(金) 13:42:00.93 ID:Ug1/cnUv0
>>699 ですから今 我々に求められている
「子どもを守る」という観点からは全く違った方法が求められます
そこで今行われているのは
ここには国立のバイオアッセイ研究センターという化学物質の効果をみる福島昭治先生という方が
ずっとチェルノブイリの尿路系に集まる物を検討されていまして
福島先生たちがウクライナの医師と相談、集めて
500例以上の、前立腺肥大の時に手術をしますと、膀胱もとれてきます
これをみまして検索したところ
高濃度汚染地区、尿中に6ベクレル/ℓという微量ですが
その地域ではP53の変異が非常に増えていて
しかも、増殖性のぜん癌状態
我々からみますとP38というMAPキナーゼと
NF-κB(エヌエフ・カッパー・ビー)というシグナルが活性化されているんですが
それによる増殖性の膀胱炎というのが必発でありまして
かなりの率に上皮内のがんができているという事が報告されております
それで、この量に愕然といたしましたのは
福島の母親の母乳から2〜13ベクレル
7名で検出されているという事が既に報告されている事であります