放射線量と健康被害の統計を貼っていくスレ

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39名無しさん@お腹いっぱい。(東京都)
2.

* yeelee
* 2011年04月27日 23:21

以下のデータはよく見るとわずかな相関なので参考にならないかもしれませんが、一応こういうのもあるということで参考程度にご覧ください。


チェルノブイリ原発事故によるベラルーシでの遺伝的影響
http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/Chernobyl/saigai/Lazjuk-J.html

セシウム汚染地域と対照地域とも,チェルノブイリ事故後に先天性障害頻度が増加していることは明らかである.
また,セシウム汚染レベルが大きくなるほど,頻度の増加が大きくなっている.
対照地域では50%の増加であるのに対し,15Ci/km2以上の地域は83%の増加である.
対照地域における頻度増加が放射線被曝によるものではないことは確かであろう.
一方,汚染地域では,対照地域を越える増加が,54地区では1%(51−50),17地区での33%(83−50)と汚染レベルに応じて認められている.

われわれの調査結果は,ベラルーシの住民において胎児異常の頻度が増加していることを示している.
それらは,人工流産胎児の形成障害および新生児の先天性障害として現われている.
そうした増加の原因はまだ断定されていない.
しかしながら,胎児障害の頻度と,放射能汚染レベルや平均被曝量との間に認められる相関性,ならびに新たな突然変異が寄与する
先天性障害の増加といったことは,先天性障害頻度の経年変化において,放射線被曝が何らかの影響を与えていることを示している.



10.

* Dr. OK
* 2011年04月28日 14:49

僕は医者ですので、この事にコメントさせてください。
ややこしくて誤解がされやすいですが、yeeleeさんの出された統計は今回の池田先生の話と関係ありません。

先天障害と言っていますが、胎内被曝の話です。
つまりそれは成長する際にする被曝と言う事で、小児が被曝するのと基本的に同じ事を指します。
胎児期に被曝すれば、小児期よりより成長に影響すると言うそれだけです。
だから胎内の発育以前の問題である、染色体異常であるダウン症には影響しない。

先天障害、先天奇形の一部が、遺伝子の異常による遺伝する(可能性のある)障害であります。

遺伝的な異常は池田先生のコメントの通り、性細胞の障害が、世代を経て続くかと言う事で、その事が統計的に否定されている
(恐らく、ごく僅かは上がるのでしょうが、通常の統計の数千数万のマスレベルでは判断できない)と言う事です。

つまりこの事は世代を経ることでしか統計が出来ません。
だからチェルノブイリでの結論はまだ先です。
原爆しか人類に経験が無く、統計のしようが在りません。

池田先生がなぜGeneの訳が遺伝子だと不適切と仰っているのか分かりません。
Geneは遺伝子でその種類は人で3万。
DNAはデオキシリボ核酸で遺伝子の材料。種類はたったの4つ。
遺伝子はそれぞれ数千数万のデオキシリボ核酸で出来ている。
何も誤訳には思えないのですが。