なぜ朝鮮人まで反捕鯨を煽るのか?

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1名無しゲノムのクローンさん
鯨の密漁がバレてるのに。
冷凍庫なんかに隠すな。

中国人のフリして板を荒らしに来るな。
2 :2008/02/15(金) 07:30:45
【韓国】蔚山で鯨肉違法流通、国際問題化の恐れも[01/16]
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1200367925/201-300

大韓民国も鯨が好物 − 鯨は海の宝くじ
http://jp.youtube.com/watch?v=Uo6zArDCFv0&feature=related

Now Korea Wants To Whale
http://jp.youtube.com/watch?v=9BI8Hm3NR9c
3名無しゲノムのクローンさん:2008/02/16(土) 06:29:14
国籍偽って捕鯨叩きするチョン死ね
4名無しゲノムのクローンさん:2008/02/16(土) 09:58:03
クジラ密漁がバレて慌てている南朝鮮に、反捕鯨を煽る資格なし。
5名無しゲノムのクローンさん:2008/02/18(月) 00:55:17
朝鮮はドサクサに紛れてクジラ密漁するな。
日本海にゴミ棄てるな!

板荒らすな。
6名無しゲノムのクローンさん:2008/02/18(月) 10:30:30
しかし、ちょっと考えるに野生の哺乳類を食べる文化のある先進国って無いんじゃない?
しかも、国費を使ってまで、、、
7名無しゲノムのクローンさん:2008/02/18(月) 17:36:28
家畜に与えるエサと水はもうないんだよ。
家畜飼育が最も自然を破壊し、食糧危機、水飢饉、温暖化を引き起こしている。
クジラは1滴の水も飲まないし、1粒の穀物も食べない環境の優等生。

だから・・・クジラはもちろんのこと、牛や馬、豚や羊を食べるのもやめたらいい。

8名無しゲノムのクローンさん:2008/02/19(火) 04:25:44
6>>
オーストラリアは野生カンガルーを年間300万頭以上殺して、
大半を食用にしているよ。人間だけでは食べきれないのでペット
フードにもしているらしい。

野生イノシシやシカだって獲って食ってるところはいくらでもあ
る。
9名無しゲノムのクローンさん:2008/02/19(火) 08:12:47
カンガルーだけじゃなくて、コアラも350万頭くらい殺して絶滅寸前まで
追い込んでいる。最近もまた何万頭というコアラを殺すかどうか議論して
いる。信じられない。山火事でも何頭死んでいるか見当がつかない。

10名無しゲノムのクローンさん:2008/02/20(水) 01:27:09
韓国はクジラやイルカの密漁をやめろ。
網に五頭も六頭も入れて窒息死させるな。
「紛れ込んだだけ」とか、醜い言い訳するな。
密漁した鯨肉を冷凍庫に隠すな。
捕鯨しまくり、食いまくっている奴らが、日本の批判するな。
日本の板までノコノコやってきて、偉そうにスレ立てるな。
それと、日本海にゴミ棄てるな。日本海は、てめえらのゴミ箱ではない。
海を汚すな。恥を知れ。
ゴミを海に棄てまくる民族に、環境を語る資格などない。
すぐに掃除してこい。
11名無しゲノムのクローンさん:2008/02/20(水) 15:06:46
韓国、中国は反日したいだけ
12名無しゲノムのクローンさん:2008/02/22(金) 03:08:36
・濠 ‘鯨の争い’ 高まり…オーストラリア卑下 動画 波紋
http://j2k.naver.com/j2k_frame.php/japan/news.media.daum.net/foreign/asia/200801/08/khan/v19528471.html
<#丶`∀´> <オーストラリアは..どの位 警告だが 日本は 国 自体と 日本 人々 全部
消えなければならない.. 放逐しなければならない..日本 国旗 あらゆる国家で だ
テオオブエヤする.. 日本 かんしゃくが起こる..そのため..

<#丶`∀´> < 野党が 猿民族 日本人たちよ!鯨も 君たちと ような 少し 賢い 動物たちだ.
そうだから 情け心を 持って 彼だけ 殺して 反省しなさい!
お前ら 先祖を 料理して 食べる プランス人たちを 見れば 気持ち 良いから?
プランス人たちが 猿を ヨリヘモックヌンダであり?

<#丶`∀´> <むかで 捕鯨 合法化 しようと 海も ない (貧しい) 国々 "捕鯨賛成国"で
お金で 買収して...鯨 消えて 行って みんな 捕鯨 反対するのに これ ゲヌム シキドル
だけ 捕鯨に 狙われて 可愛い 鯨を 殺して ジラルドルだ!

<#丶`∀´> < 日本が 人種差別注意を 言う 件 あっけない.

<丶`∀´> <争いなさい~争いなさい~~ 勝った方が わがほう~~

<丶`∀´> <それでも 豪州人たちは 善良な方だ これ ムヌェ イルボンノムドルよ~
暴動が 起きた 理由も ホズエサは レバーニーズたちが 手始め閑居や 違いない.

<#丶`∀´> < 関東大地震 もう一度 起きなさい

<丶`∀´> <私も 純粋な 科学的な 目的に チォックバリ 300名医 脳を 開けてみて たい.

> <丶`∀´> <機会だ~~~~
> チォックバリを 手伝ってくれよう!!!
> 行って オーストラリア メッチャなの 剥こう!!!! 勿論 日本人な振りをしながら しなくてはならない!!!
13名無しゲノムのクローンさん:2008/02/23(土) 20:45:50
あのう、日本語でお願いできませんか。

あるいは、中国語、ハングルでもいいですよ。
自動翻訳使いますから。
その方がむしろ伝わるかも。

14名無しゲノムのクローンさん:2008/02/26(火) 23:57:10
きょうはたにしだったお
15名無しゲノムのクローンさん:2008/02/26(火) 23:59:13
きょうはたにしだったお
16名無しゲノムのクローンさん:2008/02/27(水) 00:00:16
きょうはたにしだったお
17名無しゲノムのクローンさん:2008/02/28(木) 09:36:38
韓国はクジラやイルカの密漁をやめろ。
網に五頭も六頭も入れて窒息死させるな。
「紛れ込んだだけ」とか、あとで醜い言い訳するな。
密漁した鯨肉を冷凍庫に隠すな。
捕鯨しまくり、食いまくっている奴らが、日本の批判するな。
日本の板までノコノコやってきて、偉そうにスレ立てるな。

それと、日本海にゴミ棄てるな。日本海は、てめえらのゴミ箱ではない。
日本海のゴミはハングルだらけ。海を汚すな。恥を知れ。
ゴミを海に棄てまくる民族に、環境を語る資格などない。
すぐに掃除してこい。
18名無しゲノムのクローンさん:2008/03/08(土) 14:03:01
韓国はザトウクジラの密漁をやめろ。
19名無しゲノムのクローンさん:2008/03/08(土) 22:14:32
捕鯨ビデオで慰安婦の話したり、日本はアジアに迷惑をかけたとか
言ってるチョンうざいんですけどww
20名無しゲノムのクローンさん:2008/03/09(日) 16:52:16
下の英文をオーストラリア政府に送信しよう。自分のメールアドレスの入力は不要だ。
          ↓
   http://www.gov.au/contact.html

Japanese stop buying AUS beef and start buying USA beef.
Please rethink your stance on Sea Shepherd.

(訳文)
日本人がAUSビーフを買うのを止めて、USAビーフを買い始めてる。
政府のシーシェパードに対するスタンスを再考してくれ。
21名無しゲノムのクローンさん:2008/03/11(火) 20:56:27
南北朝鮮は鯨密漁するな。
南北朝鮮は密漁鯨を密売するな。
南北朝鮮は密漁鯨こっそり食うな。
南北朝鮮は日本海にゴミ棄てるな。
南北朝鮮は日本のBBSで反捕鯨運動するな。資格なし。

南北朝鮮は根性腐ったことばかりコソコソするな。



22名無しゲノムのクローンさん:2008/03/17(月) 19:23:18
クジラはこっそり密漁するに限るニダ〜!

韓国ウルサン(蔚山)市の密漁クジラレストランにだ〜。

沢山のレストランで密漁クジラ料理が食べられるニダ〜。

日本の捕鯨には反対だけど、韓国の密漁は許されるニダ〜。

みんな密漁クジラを食いに来るニダ〜!

http://jp.youtube.com/watch?v=nBtkSuf7v8I


23名無しゲノムのクローンさん:2008/03/20(木) 19:02:13
韓国の捕鯨はキレイな捕鯨。

【韓国】クジラ密漁で大量摘発、90頭分の鯨肉発見[03/17]
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1205749347/

【韓国】「クジラが7匹が一度に捕れた」(釜山)[01/12]
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1202792695/

【韓国】ミンククジラ違法捕獲で4人を逮捕 /蔚山[10/02]
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1191305023/

【韓国】日本海沿岸で違法捕鯨が急増、個体数の増加で[09/07]
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1189179065/l50

【捕鯨問題】韓国・ソウルの日本大使館前で環境保護活動家が反捕鯨のデモ…IWC総会、日本の提案を却下[06/02]
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1180770808/

【韓国】『海のロト』鯨の不法捕獲に「う〜ん…」[04/23]
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1177313229/

【韓国】 日本海で不法捕鯨、また増加〜漁場枯渇と油価上昇で漁民が不法捕鯨団組織[06/27]
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1183038569/

【韓国】日本海(東海)沿岸で違法捕鯨が増加、取り締まりを強化[05/21]
http://news21.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1179734891/

【韓国】蔚山で鯨肉違法流通、国際問題化の恐れも[01/16]
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1200367925/
24名無しゲノムのクローンさん:2008/03/20(木) 19:06:03
ソニンが韓国映画で脱ぐみたい
もちろんAVじゃない
だけどR18とのこと
どの程度なの?

http://pc11.2ch.net/test/read.cgi/mobile/1140247163/
25名無しゲノムのクローンさん:2008/04/01(火) 19:32:30
 鯨殺しが残酷と言うなら、今韓国で主流となっている、
窒息させて殺戮する方法が最も残酷。あれほど苦しい死に方はない。
彼らは苦しませて死ぬほど肉が美味しくなるなどとほざいている。

鯨がかわいそうと主張する韓国の活動家は、地元韓国のこの残虐な殺戮を
全く批判せず、黙認し、自らは鯨鍋をつつき、日本の捕鯨だけ批判しにくる
変人の集まり。

韓国の彼らは、病的な反日家か、何か別の目的があることは疑いようの
ない事実。まあ彼らはもともと病気だけど。

26名無しゲノムのクローンさん:2008/04/02(水) 08:41:19
とりあえず意味の無いスレは終了の方向で
27名無しゲノムのクローンさん:2008/04/03(木) 19:40:08
白癬人(白人+朝鮮人)は居なくなって下さい。
28名無しゲノムのクローンさん:2008/04/14(月) 21:44:55
ソウル江西(カンソ)警察署は、小学生を誘い出して性醜行した疑いで58歳の李さんを拘束した。

 李さんは先月25日、ソウル禾谷洞(ファゴクトン)の自宅前で、9歳の女子小学生を抱いて家に
連れて行って性醜行した疑いを受けている。
 警察はまた、李さんの印象がソウル禾谷洞で先月二度発生した小学生拉致未遂事件の容疑者に
似ているという被害者たちの陳述を受け、これらの事件にも関わったかどうか捜査している。
29名無しゲノムのクローンさん:2008/04/19(土) 19:11:24
基本的に中国も韓国も言論の自由は無い。
じゃぁ誰が荒らしてるのか?アメリカと反日日本人。
30名無しゲノムのクローンさん:2008/04/19(土) 19:57:01
馬鹿じゃない?
在日特亜に決まってんだろ。
てめえのことだよ!
日本から出て行け!
31名無しゲノムのクローンさん:2008/04/25(金) 21:13:20
 昨年、剣道着姿で朝鮮勢法のデモンストレーションを行った崔氏は
「李舜臣将軍の兜と鎧を着たのは、厳しい時局に、李将軍の護国精神を
見習いたいとの気持ちからだった。

 『剣道は日本のもの』という誤った認識を正すためでもある」

と話した。

 崔氏は、兜と鎧の重さが15キロ以上だが、重いとは感じていないと付け加えた。

32名無しゲノムのクローンさん:2008/04/27(日) 22:23:59
最近日本人の容姿が徐々に韓国化していると言われています。
遺伝子の世界でも強い遺伝子は残り、弱い遺伝子は消え去ります。
強く優秀な韓民族遺伝子が、日本原住民遺伝子に勝利していることが証明できます。
韓半島からの渡来人が、文化文物を原始社会であった日本列島に伝えたことで、
日本は文明社会への仲間入りができたのです。

33名無しゲノムのクローンさん:2008/04/28(月) 00:22:45
でもおっさんには関係のない話だな。
小梨、孫梨、結婚歴梨の老人だもんな。
34名無しゲノムのクローンさん:2008/04/30(水) 20:49:37
小学生が集団レイプ=被加害児童50人以上か−韓国
4月30日19時0分配信 時事通信

 【ソウル30日時事】韓国メディアは30日、南東部・大邱市の小学校で、男子小学生がインターネットや
ケーブルテレビなどで見たわいせつな映像をまねて、年下の女子児童を集団で日常的にレイプしていたこと
が分かったと報じた。加害児童と被害児童を合わせると50人から100人と推定されるという。 
35名無しゲノムのクローンさん:2008/04/30(水) 20:52:34
 韓国では今、10代の強姦犯が急激に増えている。10代の人口10万人当たりの強姦犯の
数を見ると、米国は6.0人、日本は1.1人であるのに対し、韓国は11.5人に上る。つまり、
日本の10倍、米国の2倍というわけだ。この5年間の推移を見ても、米国は6.4人から6.0人、
日本は2.1人から1.1人に減っているのに対し、韓国は7.3人から11.5人と大幅に増えている。

朝鮮日報
http://www.chosunonline.com/article/20070417000045
36名無しゲノムのクローンさん:2008/04/30(水) 20:56:34
http://img.2ch.net/ico/moukoneeyo_1.gif

他所の国の「文化」に口出ししては駄目だよ。
37名無しゲノムのクローンさん:2008/04/30(水) 22:18:58
これぞ韓流!ですね・・・
38名無しゲノムのクローンさん:2008/04/30(水) 22:53:25
>34

おっさんには関係のない話だわw
39名無しゲノムのクローンさん:2008/05/02(金) 13:01:13
ロリコン爺ちゃんの専門分野だもんな。
40名無しゲノムのクローンさん:2008/05/02(金) 18:19:49
【米国】ナイキ社を視察した韓国の議員が女性の銅像の胸や局部を触りながら記念撮影→抗議受け出入り禁止に[08/5/01]

 国際親善交流の拡大や友好協力増進の名目で米国を訪問していた京畿道議会議員の一部議員が、スポーツ用品メーカーの
ナイキ本社を訪問した際、不適切な行為を行ったとしてナイキ本社から抗議を受け謝罪していたことが明らかになった。
またナイキは今後京畿道議会議員の訪問は受け入れないと発表した。

 30日にナイキ本社や京畿道議会などが明らかにしたところによると、今年3月5日に米国オレゴン州ポートランドにある
ナイキ本社を訪問した京畿道議会米国親善議員連盟訪問団に所属する議員7人の一部が、女性の銅像の胸や局部に手を当てて
写真を撮影したという。
 ナイキの社員によると、京畿道議会のA議員とB議員が野外にある女性の銅像前で写真を撮りながら、手を銅像の乳房や
局部の部分にあてていた。ある議員は手で銅像の乳首をなで、また別の議員は手を銅像の両脚の間に入れてさするなどの
行為を行ったという。
41名無しゲノムのクローンさん:2008/05/03(土) 21:08:41
マッカサが日本人の精神年齢は13歳程度だと考え、占領政策に反映したことは歴史的事実として
記録されています。民主主義国家は世界に広く存在していますが、日本のように国の最高権力者を
国民が直接選ぶことができない国は日本だけです。なぜこのような国が民主主義国家と名乗って
いるのか不思議です。この原因はマッカサの日本統治計画にあります。
当時GHQの最高司令官であったマッカサは日本人の精神年齢を13歳程度だと見破り、国民に直接
国の最高権力者を選ばせることは無理だと考えました。国家の運命を左右する最高権力者を日本国民に
選ばせることは、危険が大きすぎると考えたのです。そこで国会議員の中から選ぶ方法を執ったのです。
42名無しゲノムのクローンさん:2008/05/04(日) 17:09:57
直接選ぶことと民主主義は関係ないと思います。日本は社会主義なんですか?
民主主義と名乗るのはどうか。といわれても事実、民主主義国家やし。
43名無しゲノムのクローンさん:2008/05/05(月) 14:10:52
そうそう。日本国民の精神年齢が13歳と幼く、特定外国人を苛め抜いててきた
ため、老人になっても被害妄想から抜け出せず、荒らし専門になってしまった
悲惨な外国人がいるという現実を厳粛に受け止めるべき。
44名無しゲノムのクローンさん:2008/05/07(水) 04:45:30
 警察庁国際犯罪捜査隊は2日、韓国女性2000人余りをアメリカに密入国させて性売買店に売ったブローカー、
チャン某(49)ら3組職13人を性売買斡旋などの行為に関する法律違反の容疑で狗束し、37人を非狗束立件した。
彼らの誘いに騙された20〜30代の女性は、アメリカの国境線を越えるためにカナダ・メキシコ等の国から深夜に
山を越えたり、国境守備隊と命がけの隠れんぼをしたことが確認された。
45名無しゲノムのクローンさん:2008/05/07(水) 06:26:02
チャンもチョンもチュンもいらん!

日本に住んで恩恵だけ受けてるくせに
日本を批判する寄生虫もとっとと出て行け!
46名無しゲノムのクローンさん:2008/05/07(水) 20:29:52
韓国人ブローカーが同胞女性を騙して他国の売春業に従事させる。
慰安婦の真実が垣間見える事件ですw
47名無しゲノムのクローンさん:2008/05/07(水) 20:32:16
【韓国】「援助交際しよう…」〜10代2人を誘った76歳を書類送検(光州)[05/07]
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1210117566/

「援助交際しよう」と言いながら、10代2人を旅館へ誘因しようとした70代の老人が警察に捕まった。
光州(クァンジュ)東部警察は7日、未成年者に援助交際をしようと要求した疑い(わいせつ目的誘引など)で、
チュ某容疑者(76歳)を書類送検した。警察によれば、チュ容疑者は6日の午後4時頃、光州・東区(トング)
錦南路4街(クムナムロ4ガ)の地下商店街で、道を歩いていたAちゃん(13歳・女)ら2人に現金30万ウォンを
見せ、援助交際を求めた疑いを受けている。

48名無しゲノムのクローンさん:2008/05/08(木) 22:04:15
【YTN】知的障害小学生を性暴行 10代摘発 [08/5/07]

 知的障害がある女子小学生を集団性暴行した10代たちが警察に摘発されました。
 慶北(キョンブク)地方警察庁・女性青少年係は、同じ村に住む12歳のAさんを
常習的に性暴行した疑いで16歳の李君に対して逮捕状を申し込み、14歳の金君ら
2人を非拘束立件して調査しています。
 李君たちは去年5月から慶北の一教会とPC部屋の階段などで知的障害のあるAさんを
性暴行したりセクハラした疑いを受けています。

49名無しゲノムのクローンさん:2008/05/08(木) 22:11:09
うわっ!小学生が?!とか驚かないよ。性欲旺盛っていうことは健康な証。
健全な精神は健康な肉体に宿るんだ。今回案件は韓民族の優秀性を健康の面で
証明できた例だ。
気力体力充実。健康っていいなぁ。うん。
50名無しゲノムのクローンさん:2008/05/08(木) 23:15:36
でもお爺ちゃんのことじゃないよ。
老人らしく大人しくしとけ。

51名無しゲノムのクローンさん:2008/05/12(月) 06:43:33
韓半島で百済が唐と新羅の連合軍に滅ぼされたことで、百済の王族は以下1500人は日本に逃れ、
そこで原始時代の日本に文化文物を教え、日本は文明国としての歩みを始めることができたのです。

その百済を滅ぼした唐と新羅の連合軍はもっと偉大であったことが今日の韓国の発展を暗示していました。
52名無しゲノムのクローンさん:2008/05/12(月) 13:49:52
昔は立派だったのにねえ。
53名無しゲノムのクローンさん:2008/05/12(月) 19:37:44
奴らは環境保護と動物愛護をはきちがえている

理屈に合わないことばかりやっている人間など偽善者ばかり

「命は大切だ」などとノタマっていながらも平気で虫を殺しているしww
54名無しゲノムのクローンさん:2008/05/12(月) 23:36:07
奴らって、誰?
55名無しゲノムのクローンさん:2008/05/12(月) 23:44:24
見えない敵だろw
56名無しゲノムのクローンさん:2008/05/13(火) 16:16:04
ああ、百済ん間抜け爺さん?
57名無しゲノムのクローンさん:2008/05/13(火) 22:40:48
自民党はアメリカが日本支配のために創り上げた政党です。また同じく戦勝国の中国もアメリカと協調して、日本支配に一枚かんでいました。
アメリカと中国は第二次世界大戦で共通の敵として日本と戦っていました。中国大陸での戦いでは米中が協力して日本を撃破していました。
アメリカと中国の利害は一致しています。両国の敵は日本なのです。そして日本の敗戦で、日本間接支配の手段として米中共に自民党を
利用したのです。戦争中は鬼畜米英の宣伝文句でアメリカを敵視していました。また中国人に対しては優越感を持っていました。
しかし戦争で負けると手のひらを返したように、アメリカに擦り寄り、アメリカの創り上げた自民党に投票して、アメリカの思うままの
国造りにまい進したのです。日本人の見事なまでの事大主義が見て取れます。自民党はアメリカが日本支配のために創り上げた政党です。
また同じく戦勝国の中国もアメリカと協調して、日本支配に一枚かんでいました。アメリカと中国は第二次世界大戦で共通の敵として
日本と戦っていました。中国大陸での戦いでは米中が協力して日本を撃破していました。アメリカと中国の利害は一致しています.

両国の敵は日本なのです。そして日本の敗戦で、日本間接支配の手段として米中共に自民党を利用したのです。戦争中は鬼畜米英の
宣伝文句でアメリカを敵視していました。また中国人に対しては優越感を持っていました。しかし戦争で負けると手のひらを返したように、
アメリカに擦り寄り、アメリカの創り上げた自民党に投票して、アメリカの思うままの国造りにまい進したのです。

日本人の見事なまでの事大主義が見て取れます。
58名無しゲノムのクローンさん:2008/05/14(水) 00:00:33
コピペは1回でよろし。
59名無しゲノムのクローンさん:2008/05/16(金) 02:22:08
アフリカで人類が誕生したと一般的には考えられていますが、私は違うと感じています。
人類発祥の地は韓半島であると考えるのが全てにおいて説明がつくのです。韓民族は韓字と
ハングルを考え出したことからも、優秀性が証明されています。人類の祖は韓民族であると
考えるのが妥当だとの根拠にたどり着く要素を沢山持っています。日本人は島国的な妄想が
多すぎます。外に出て視野を広げなさい!日本のこれまでの発展は、隣に韓国が在ったから
です。そして韓半島から日本列島に向かう海流のおかげです。これらの要因が合わさって
今日の日本の発展があるのです。韓国に感謝する心だけは忘れないでください!

60名無しゲノムのクローンさん:2008/05/16(金) 19:34:01
そんな「優秀な」民族がどうして、
密漁やりながら日本を批判するクソスレ立てまくるの?
61名無しゲノムのクローンさん:2008/05/16(金) 19:34:52
堕落したってこと?
62名無しゲノムのクローンさん:2008/05/17(土) 03:13:49
韓国人は妄想が 多すぎます。外に出て視野を広げなさい!韓国のこれまでの発展は、隣に日本が在ったから
です。これらの要因が合わさって 今日の韓国の発展があるのです。日本に感謝する心だけは忘れないでください!

 こっちの方が正確だと思います。調査した結果アフリカがルーツなのに、ただ研究もせず「思っている」だけでそこまで
言い切るのは理解不能です。だいたいハングルは貧困層にも習得しやすい
ように作られた言葉と認識しています。だから教育に関して難しいことを
教えるのは大変だから簡単な言葉を作ろうという姿勢なんですよそれの
どこが優秀なんですか?だいたい優秀なんて言葉は自分で使うもんじゃないですし




63名無しゲノムのクローンさん:2008/05/17(土) 09:51:32
64名無しゲノムのクローンさん:2008/05/17(土) 09:52:03
変態。
65名無しゲノムのクローンさん:2008/05/23(金) 02:05:01
当時、少年だった韓国人たちは戦時体制下の教育で意識は90%以上、日本人だったといっている。
知り合いの韓国人の証言によると、昭和19年の1944年春、留学先の東京から一時帰郷した時、
ソウル( 当時は京城 )の韓国人街だった鍾路の映画館に入ったところ、ニュース映画で
上映される日本軍の戦況に関するニュースに観客が熱狂する様子を見て驚いたという。
彼によると当時の東京の映画館でさえこれほどではなかった。
彼は「 韓国人もとうとう日本人になってしまったなあ 」と複雑な心境になったと語っている。

66名無しゲノムのクローンさん:2008/05/25(日) 14:53:06
【韓国】 12年間、姉妹を性暴行した破廉恥な義父つかまる(釜山)[05/22]
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1211556297/-100

[釜山CBS]12年間、義理の娘二人を性暴行して来た義父が警察につかまった。

釜山南部警察では22日義理の娘姉妹を相手に12年間、性暴行行為を繰り返してきた容疑で65歳オ某容
疑者に対して逮捕状を申請した。

オ容疑者は96年12月に再婚した後、先月まで12年間、28歳と26歳のAさん姉妹を脅かして性関係を要求
し、性暴行して来た疑いを受けている。

警察の調査の結果、オ容疑者は再婚当時、十代だった幼い義理の娘に「言うことをよく聞いたら家庭
が楽だ」と脅かした後、性暴行行為を繰り返し、姉妹は性的羞恥心とともに母親の忙しい生活などで
性暴行の事実を周辺に知らせることができなかったことが明らかになった。

67名無しゲノムのクローンさん:2008/05/27(火) 22:01:08
韓国人犯行グループによって盗まれた聖徳太子の掛け軸の修復が終了

 兵庫県加古川市の鶴林寺で平成14年に盗まれ、韓国人の犯行グループの逮捕で翌年に取り戻された
聖徳太子の掛け軸の修復が終わり、同寺で19日、報道関係者に披露された。20〜23日に一般公開される。

 掛け軸は、聖徳太子の生涯などを描いた国の重要文化財「絹本著色聖徳太子絵伝」。縦211センチ、
横90センチで鎌倉時代後期の作とされる。犯人グループが掛け軸を丸めて持ち去ったため、折り目がつき、
一部が剥落(はくらく)するなど傷んでいたが、京都市の文化財修理業者が5年がかりで修復し、赤や緑の
鮮やかな色がよみがえった。修復費用は約5000万円。

 犯人グループのうち2人が15年3月に東京で逮捕された際に所持していたが、一緒に盗まれた重文の掛け軸
「阿弥陀三尊」は韓国に渡った後、行方が分かっていない。
 幹栄盛住職(70)は「文化財はなくなったら終わり。阿弥陀三尊も何とか取り戻したい」と話した。
68名無しゲノムのクローンさん:2008/05/29(木) 08:03:48
「ナカムラが俺の犬食った」 スコットランド・プレミアリーグ・俊輔

「ナカムラが俺の犬を食った」――スコットランド・プレミアリーグ、セルティックの中村俊輔選手に
対するこうした発言が蔓延している。インターネット上では、スタジアムでこの「差別的発言」が
大きく書かれた横断幕を掲げたり、「ナカムラが俺の犬を食った」と大合唱するサポーターの動画が
アップされ、大きな波紋を呼んでいる。

「ナカムラが俺の犬を食った。ナカムラが俺の犬を食った。彼は俺の犬を薄切りにして、さいの目に
切って、鍋に入れたんだぜ。ナカムラが俺の犬を食った」こんな歌をスタジアムで大合唱するファンを
映した動画が「YouTube(ユーチューブ)にアップされている。

これらの動画のコメント欄には、
「日本人は犬を食べないぞ」「スコットランドは恥を知るべき」といった批判の声が多く上がっている。
69名無しゲノムのクローンさん:2008/05/29(木) 08:51:43
毎日犬食ってるのは、中韓だけなのにね。
70名無しゲノムのクローンさん:2008/06/02(月) 00:41:48
四川大地震の支援物資輸送に自衛隊機を使うことは、日本の野望であったことが明らかになりました。
中国政府は自衛隊機使用を始めから想定していませんでした。
日本政府が災害の混乱に乗じて自衛隊を派遣して侵略の足がかりを築く策略だったのです。
日本に気を許すと取り返しのつかない事態に陥ることが証明されました。
中国は直前で日本の策略に気づき、自衛隊を阻止することができました。
自衛隊機の進入を許していたのなら、駐在日本人保護のため、そして治安維持のために自衛隊の駐留を
日本政府は求めていたでしょう。盧溝橋事件前夜の状況が繰り返されようとしていたのです
日本人は二重人格者です。外面は温和で友好を装っていますが、心は鬼です。
隙があれば、奪い取ろうと獲物を物色しているのです。
笑顔で近づき相手を安心させ、隙を見つけて一気に奪い取る、気の許せない人種です。
71名無しゲノムのクローンさん:2008/06/02(月) 18:03:41
誇大妄想狂の在日も、日本から出て行ってもらいたいんだけど。
あなたほんとに病気だよ。
72名無しゲノムのクローンさん:2008/06/03(火) 22:07:40
【韓国映画】日本の石油戦争でアジア人が虐殺の危機に瀕する大ヒット漫画「南伐」の映画化決定 [08/6/02]

 1990年代、旋風を巻き起こしたイヒョンセ作のマンガ「南伐」が映画化される。
 「南伐」の製作を引き受けた映画会社トエンモ(?ドリーム)ピクチャースは去年7月作者と版権の契約を
締結して2009年冬の封切りを目標に製作に突入する。
 「南伐」はイラクがクウェートを侵攻して石油需給が深刻になった日本が石油のために戦争を起こして戦争が
進行される過程で日本に住むアジアの人々が虐殺の危機に遭うという内容だ。
 トエンモ(?)ピクチャースは"「南伐」という映画を通じて民族のあるべき気風を正しくし、誇らしい我々の
歴史をまっすぐに立て、私たち自分自身を発展させなければならないということを観客たちに伝えたい"と明らか
にした。映画「南伐」はアダルトマンガだったマンガ「南伐」を映画化しながら大人だけではなく、青少年まで
観覧することができるように製作する予定だ。 さらに「南伐」は韓国と日本, 中国などを行き交い撮影を
進行する計画だ。

73名無しゲノムのクローンさん:2008/06/04(水) 00:33:24
ぜひ実現してもらって、迷惑な在日老人荒らしを
粛清したいと我々も毎日思っています。

老人のくせに荒らしばっかりして恥ずかしくないのかあいつら。

74必死な日本に笑いました!:2008/06/04(水) 01:37:14
日本の次期戦闘機選定にあたり、アメリカのF-22ラプタが候補に上がりましたが、アメリカから輸出を拒否され、
慌てた日本防衛省は、ステルス戦闘機を開発中だと嘘をつき、急遽模型を作り公開して、なんとか自尊心を保ちました。
そもそも本当に日本防衛省がシテルス戦闘機を開発しているのでしょうか?
親密な友好国だと疑わなかったアメリカから、F-22ラプタを輸出を拒否されたことがショックで、慌てて自尊心を
保つために、日本も開発中だと嘘をついたのが真実のようです。
75必死な日本に笑いました!:2008/06/04(水) 01:38:33
マスコミに報道させるために急遽模型を作り公開して、ラジコンで飛ばし、開発中のように装ったのです。
防衛機密の次期戦闘機をわざわざ公開することは常識的に考えても現実的ではありません。
アメリカにF-22ラプタを輸出させるために仕組んだ工作なのです。日本が独自のステルス戦闘機を作ると
脅し、F22を輸出させるために仕組んだのです。日本にはステルス戦闘機を作る技術がありません。
戦後日本は一機も戦闘機を作っていません。F2はF16を真似して作りました。
76必死な日本に笑いました!:2008/06/04(水) 01:39:39
F16を一機買い、分解して真似たのです。

アメリカは見抜き、日本に対して抗議しました。

日本はアメリカ軍思いやり予算の増額で対処しました。

そもそも日本国憲法では武力の保持が禁止されています。

戦闘機を独自開発することには、憲法の制約、そして技術的課題で無です。
アメリカ軍から支給の形で、今まで自衛隊は武器を整備して来ました。
ですから自衛隊の武器は全てアメリカ製です。私が一番笑ったのはステルス
戦闘機の名前です。心神(しっしん) 本当に笑いました。ほんとギャグの
世界です。名前からも開発は嘘だと判ります。見えすぎた嘘で自尊心を必死に
保とうとする日本は哀れです。

ところで、いつ日本はアメリカから独立しますか?

77名無しゲノムのクローンさん:2008/06/04(水) 07:20:04
反論できなくなると、関係のないことを持ち出して騒ぐ、哀れな在日老人。
そうそう、ラプタがね、ステルスがね、そうでしたそうでした。

おじいちゃんはオシメ付けて、ちゃんと夜は寝ましょうね。わかりましたか?
78名無しゲノムのクローンさん:2008/06/04(水) 07:43:17
>>74-76
長文の連投をみて本当にキモイと思った。
79名無しゲノムのクローンさん:2008/06/05(木) 21:31:11
今まで、何も知らずに居た大学院生です。
このスレを読んで、在日の方に不信感を覚えました。

韓国の大統領の言論にあきれ果てています。
日本に住みながら日本を貶める活動をするのは非常識です。
80名無しゲノムのクローンさん:2008/06/06(金) 08:28:54
81名無しゲノムのクローンさん:2008/06/07(土) 07:14:43
一部の在日が日本の捕鯨と鯨肉の汚染を批判していますが、

それが逆に韓国の鯨密漁と産業廃棄物の海洋投棄をあぶりだす結果を招き、

逆に迷惑がられています。彼らは、両国から迷惑がられています。

82名無しゲノムのクローンさん:2008/06/08(日) 23:32:42
日本人、臭いし、みんなワークアウトしてないから尻垂れてるし、背が低いし体力ないし、
英語の発音へんだし。
この前TOEIC高得点だという日本の学生がいたけど発音が変で、ラボの黒人に
「荷物まとめて、国に帰りな、くそったれジヤップ」ってうざがられてたよ。
もうこれには一同大爆笑。
ああ日本人でなくて良かった。世界の中心は何てったってボストンですからね。
トーキョーなんてミサイルで撃ち落とせば一網打尽ですよ。ウヒヒ。

83名無しゲノムのクローンさん:2008/06/10(火) 12:17:02
日本人になりたかったのに、なれなかった某老人の、悔恨。↑
そんなに日本人にこだわるわけ?
カワイソ。


84名無しゲノムのクローンさん:2008/06/13(金) 23:16:23
韓民族の悲劇である南北分断は民族の持つ英知を武器に和解と協調への道を歩みだしています。
北韓は超大国アメリカと対等に渡り合うために核兵器を開発してアメリカから一目置かれる存在に
まで地位を向上させました。民族統一の暁には国名を高麗共和国と改め、核兵器保有国として
アジアの平和と安定に寄与する大国の誕生となるでしょう。
韓国民は権力に対して戦いを挑む強い精神力を持つ民族的特長を持っています。
85名無しゲノムのクローンさん:2008/06/13(金) 23:56:18
じゃあさっさと北韓でも南韓でもお帰り。

いつまでも日本にウダウダ居ないで。
86名無しゲノムのクローンさん:2008/06/14(土) 17:33:32
日本は日本人の為だけのものではありません。日本社会を構成する
外国人を含めたあらゆる人のものです。
排外主義はいいかげんにしてほしいものです。
87名無しゲノムのクローンさん:2008/06/14(土) 20:39:18
害人は別。とっとと帰れ。
88名無しゲノムのクローンさん:2008/06/14(土) 20:49:35
>>86
それだけ日本語が達者だったら、日本人の友達いるでしょ?
89名無しゲノムのクローンさん:2008/06/15(日) 07:57:28
 日本語に神(カミ)だという言葉があります。
これはカミだともジンだともカンだともシンだとも読みますが
カンヌシのカンだと読むこともあります、これは韓国の影響です。

 みなさん神戸はコウベと読むんでしょう。田植えをするとき
農事の神だのコシネだといいご飯を1さじとって田にまき豊年を
祈願するだとします。このコシネがコウになったのです。
90名無しゲノムのクローンさん:2008/06/15(日) 07:57:48

 京都府にナガオカキョウという神社がありますが神足を
カミゾクと読まずコウタリと読みます韓国語で足をタリだと
いいます純粋な韓国語です。

 どうですか皆さん、反論もできないでしょう。歴史を隠蔽するのは
やめなさい。なぜ神をコウだと読みますか納得いく説明ができればしなさい。
91名無しゲノムのクローンさん:2008/06/15(日) 08:00:56
>>89 >>90
フ〜ン
そ〜なんだ〜
92名無しゲノムのクローンさん:2008/06/15(日) 11:50:48
だから朝鮮は〜なんだと言いたい気持ちは分かるけど、
それと密漁やゴミ捨てをどう結びつけるかだな。

朝鮮は落ちぶれたと言いたいわけ?
93名無しゲノムのクローンさん:2008/06/15(日) 15:33:19
そーか、朝鮮は立派だったんだな、昔は。
94名無しゲノムのクローンさん:2008/06/16(月) 07:15:19
日本人が親日国家だと信じて疑わなかった台湾が日本に対して反旗を翻しました。

台湾の遊魚船に日本の巡視船が体当たりして沈めてしまったのです。
日本の主張では台湾の遊漁船が日本の領海に進入したために体当たりして沈めたとされています。
この領海は中国、台湾、日本がそれぞれに領海を主張している未確定領海です。
そもそもの発端は領有が未確定の魚釣島を日本が勝手に自国領土に引き入れたことです。
これに抗議したのが中国と台湾です。
95名無しゲノムのクローンさん:2008/06/16(月) 10:31:43
それを朝鮮が心配してくれてるわけ?
96名無しゲノムのクローンさん:2008/06/17(火) 02:26:32
小心者であるが故に強い者(アメリカ)に服従して、コバンザメの様ように
寄り添う日本の姿があるです。

「事大主義」こそ、日本の国柄を言い表す的確な言葉です。

97名無しゲノムのクローンさん:2008/06/17(火) 07:13:05
じゃあ中国みたいに態度だけデカいスカスカの国に何千年もの間、
頭を押さえつけられてきた何とか半島の人達はさぞ窮屈な事大、
いや時代を過ごされてきたことだろ。
98名無しゲノムのクローンさん:2008/06/18(水) 04:50:28
韓国では大きなデモがおこしています。イミヨンバクがアメリカにへいへいしました。
アメリカ産牛肉食べると凶牛病がなるのに隠して輸入しました。国民は怒りました!!
みなさんこれが民主主義です。当然のです。これを韓国語では事必帰正だとします
日本はどうですか。年金を公務員が泥棒します。お菓子や牛肉をだましました。

残飯をお客様にだすキチョウだという食堂がつぶれました。
フクダは老人をいじめする悪い医療制度を強行しました。
でもデモするひといますか。いません。これは日本の3S、3G政策のためなのです。
99名無しゲノムのクローンさん:2008/06/18(水) 10:06:42
【韓国】「死んだイルカが網に掛かった」(東海)[06/16]
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1213589284/

>イルカを競売処分する予定
100名無しゲノムのクローンさん:2008/06/18(水) 12:54:32
韓国では、死んだイルカが泳ぐ?
101名無しゲノムのクローンさん:2008/06/19(木) 21:16:30
韓国は一体何頭鯨を密漁したら気がすむんだ。
在日は一体どれだけ日本の捕鯨を批判したら気がすむんだ。
韓国は一体どれだけ産業廃棄物を日本海に捨てたら気がすむんだ。
韓国は一体どれだけ重金属汚染物を日本海に撒き散らしたら気がすむんだ。
韓国は一体どれだけPCB汚染物を日本海に撒き散らしたら気がすむんだ。
在日は一体どれだけ鯨の重金属汚染、PCB汚染を批判したら気がすむんだ。

密漁国韓国、汚染源の韓国に、日本を批判する資格があるかな。

102名無しゲノムのクローンさん:2008/06/20(金) 22:56:17
【聯合ニュース】馬山(マサン)市 「対馬島(テマド)の日」記念式典 [08/06/19]

 19日午前、慶南(キョンナン)馬山(マサン)市庁大会議室で開かれた
「第4回対馬島(テマド)の日」記念式で、参席者たちが国旗に対して敬礼をしている。

 馬山市議会は2005年、日本の島根県議会の「竹島の日」条例制定に対立してその年、
「対馬島の日」条例を制定した。
103名無しゲノムのクローンさん:2008/06/21(土) 22:16:08
オーストラリアの国営放送、『日本人を研究のために殺していい??』

白豪主義のオーストラリア人の日本人差別はここまでひどいのか・・・

http://www.nicovideo.jp/watch/sm2110223
104名無しゲノムのクローンさん:2008/06/23(月) 22:52:30
 日本に韓流の嵐が吹いていますしソブプライムモゲジのために日本経済が沈没するかもしれません。そのとき韓国にクプシンしても遅いですよ。

105名無しゲノムのクローンさん:2008/06/25(水) 06:43:40
韓国の捕鯨・密漁を動画、コピペで世界中に広めましょう
106名無しゲノムのクローンさん:2008/06/26(木) 22:12:11
君たちは先に世界を論ずる前にアジア一人ぼっちから脱するほうが良さそうに..
中国と韓国そして東南アジア甚だしくは今度は台湾まで!!
反日ではない周辺アジア国がどこにある? wwwww
ロシアは元々君たちが嫌だったし. wwwww
107名無しゲノムのクローンさん:2008/06/26(木) 22:40:53
君たちって、特亞三国(韓朝中)のこと?

108sage:2008/06/27(金) 07:03:45
密漁?
日本でも何度もクジラが浜に打ち上げられているよ。
だとすると日本のそのクジラも密猟なの?

本当に嫌韓連中の単細胞ぶりにはあきれますね。
あ、だから嫌韓なのか。
109名無しゲノムのクローンさん:2008/06/27(金) 23:12:23
「死んだ鯨が」泳いでる韓国には、密漁はなかったんだな、確か。

単細胞でなきゃあれだけ平気でゴミ捨てはできないよな。
110名無しゲノムのクローンさん:2008/06/28(土) 00:47:41
>106
そうだな、仲良くしなきゃなだな。
でもまぁ、日本は2年連続世界に良い影響を与えている国ランキングNO1なんだけどな。
そこで唯一だめ評価を出してるのが、君が挙げてる国なんだ。まだまだだな、日本。
111名無しゲノムのクローンさん:2008/06/28(土) 00:59:48
ダメ評価出してる国って結局、特亞じゃないですか。
112名無しゲノムのクローンさん:2008/06/28(土) 19:42:20
ほんと、特亞は終わってるな。
113名無しゲノムのクローンさん:2008/06/28(土) 20:39:09
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     民主党に投票して 参政権 さっさとよこすニダー!

     民主党に投票して 参政権 さっさとよこすニダー!
 
114名無しゲノムのクローンさん:2008/06/28(土) 20:58:41

韓国人の顔(整形前)
http://bbs.enjoykorea.jp/tbbs/read.php?board_id=pstar&nid=224792
http://bbs.enjoykorea.jp/tbbs/read.php?board_id=pfriend&nid=51500

韓国女優 ※ブス→整形→整形美人→女優
http://seikeinida.exblog.jp/i3
http://biyouseikei.cute.bz/korea.htm

整形が無かった頃の韓国女優
http://bbs.enjoykorea.jp/tbbs/read.php?board_id=tactor&nid=919004

韓国スポーツ選手
http://bbs.enjoykorea.jp/tbbs/read.php?board_id=psports&nid=155842

世界中で報道される韓国整形
http://bbs.enjoykorea.jp/tbbs/read.php?board_id=pstar&nid=257190

韓国人女性「10人中8人は整形してる」
http://plaza.rakuten.co.jp/img/user/73/92/37817392/31.jpg

韓国人の67.8%が「再び韓国人として生まれたくない!」
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=79566
115名無しゲノムのクローンさん:2008/06/28(土) 22:53:03
【山口】下関教育長の「歴史的事実に反する」発言、朝鮮学校関係者だけでなく地元市民からも疑問の声が上がったと朝日新聞
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1214631584/



ぜひ下のホームページで山口県下関市の嶋倉剛教育長への応援の言葉を寄せてください。
そのことが嶋倉剛教育長を守ることにつながります。

どうかよろしくお願いします。


下関市 行政相談メニュー
https://www2.city.shimonoseki.yamaguchi.jp/opt2/sodan/index.jsp
下関市 市長の部屋
http://www2.city.shimonoseki.yamaguchi.jp/icity/browser?ActionCode=genlist&GenreID=1000000000005
116名無しゲノムのクローンさん:2008/06/29(日) 15:59:16
アメリカは属国日本に沖縄を帰属させることで、沖縄の権益を手に入れようと考えたのです。
その権益はアメリカ軍基地を置くことでした。沖縄は野蛮で残忍な日本に引きずり込まれたことが、
悲劇の始まりでした。この悲劇を断ち切るには独立しかありません。

沖縄は本来の琉球王国として栄光を取り戻そう。

117名無しゲノムのクローンさん:2008/06/30(月) 16:19:21
韓国も南北分断の悲劇を早く断ち切って、無事、
北朝鮮の属国になって下さい。応援します。
そして在日は、一日も早く日本から出て行って下さい。さようなら。
めでたし。めでたし。

え?、今もうすでにそう?

118名無しゲノムのクローンさん:2008/07/01(火) 02:19:06
日本の歴史を振り返ると日本に無条件で文化文物を教えた韓国こそが真の友であると言えます。
独島で日本が妄言しても韓国は親の国として広い心で許します。
そして日本の国連常任理事国入りもアメリカの属国であることが邪魔をして障害となっています。
ここでアメリカと手を切れば常任理事国入りも近づきます。
韓国、中国は日本が邪悪なアメリカの手先であるから警戒しているのです。
アメリカとの関係を断ち切れば日本の未来は明るく開けます。
119名無しゲノムのクローンさん:2008/07/01(火) 08:52:24
ああ、あんた北朝鮮だったのねえ。
120名無しゲノムのクローンさん:2008/07/01(火) 10:20:55
   格差ピラミッド     在日特権〜♪   日本は在日天国ニダ〜♪
                  /\  生活保護もらい放題 うはうは〜♪
                /∧_,∧\ 
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             ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄    
            ___日本人奴隷___ 
          //TTTTTTTTTTTTTTTTTT\ リストラ 名ばかり管理職
        /:::::/TTTTTTTTTTTTTTTTTTTTT\ 過労死 社内いじめ
      /:::::::::/TTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTT\ ワーキングプア
    /:::::::::::::/TTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTT\ネットカフェ難民
  /:::::::::::::::::/TTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTT\ 集団自殺
/____/_______無職_ニート________\ 餓死

  ∧_,,∧
  <*`∀´>  在日朝鮮人さまへの 生活保護 値上げするニダ〜♪
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  | | |     2倍に値上げして 毎月50万円にするニダ〜♪
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              日本人奴隷への税金 値上げするニダ〜♪
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  〈_フ__フ

     民主党に投票して 参政権 さっさとよこすニダー!

     民主党に投票して 参政権 さっさとよこすニダー!
121名無しゲノムのクローンさん:2008/07/01(火) 10:25:30
   格差ピラミッド     在日特権〜♪   日本は在日天国ニダ〜♪
                  /\  生活保護もらい放題 うはうは〜♪
                /∧_,∧\ 
              / <*`∀´>  \  公営住宅は在日優先入居〜♪
            / 在日朝鮮人さま \  病院学校みんな無料〜♪
             ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄    
            ___日本人奴隷___ 
          //TTTTTTTTTTTTTTTTTT\ リストラ 名ばかり管理職
        /:::::/TTTTTTTTTTTTTTTTTTTTT\ 過労死 社内いじめ
      /:::::::::/TTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTT\ ワーキングプア
    /:::::::::::::/TTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTT\ネットカフェ難民
  /:::::::::::::::::/TTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTTT\ 集団自殺
/____/_______無職_ニート________\ 餓死

  ∧_,,∧
  <*`∀´>  在日朝鮮人さまへの 生活保護 値上げするニダ〜♪
  (    ) 
  | | |     2倍に値上げして 毎月50万円にするニダ〜♪
  〈_フ__フ
              日本人奴隷への税金 値上げするニダ〜♪
  ∧_,,∧
  <*`∀´>  日本人奴隷は 死ぬまで 必死で働くニダ〜♪
  (    ) 
  | | |     在日朝鮮人さまの前では 土下座するニダ〜♪
  〈_フ__フ

     民主党に投票して 参政権 さっさとよこすニダー!

     民主党に投票して 参政権 さっさとよこすニダー!
122名無しゲノムのクローンさん:2008/07/01(火) 19:23:35
朝鮮人って、ロクなやつおらんな。
これじゃあ、嫌われるはず。
123名無しゲノムのクローンさん:2008/07/02(水) 23:07:45
「豊富な食文化」韓国の食べ物はキムチなど世界が熱狂しています。
日本製のニセキムチなどもありまして問題です。

「最先端技術を生み出せる」韓国もムグンファ衛星や宇宙人がいます。

「礼儀作法」韓国は東方礼儀の国です。
日本はアメリカ文化の影響で、中国は文化大革命の影響で礼儀文化が断絶しています。
124名無しゲノムのクローンさん:2008/07/02(水) 23:24:33
確かに、彼らの狂気は「宇宙人」並みかも。
礼儀作法があるなら日本海にゴミ捨てるなよ。
対馬まで旅行に来て、万引きだけして帰らないように。

125名無しゲノムのクローンさん:2008/07/03(木) 23:36:13
ソニ、パナソニク、シャプを差し置いてサムスンが選ばれたことに、日本の高級ホテルでも
サムスンに対する評価の高さが伺えます。
未だ日本人だけがソニが世界最高だと妄信していることが哀れです。
サムスンはソニに液晶を供給しているのですから、どちらが高位にあるのか明白です。
126名無しゲノムのクローンさん:2008/07/03(木) 23:50:22
安い。ただそれだけだよ。
品質は劣るけど、価格面で仕方がない。
みんな我慢してるんだよ。

そんなことも分からんのか。
127名無しゲノムのクローンさん:2008/07/06(日) 04:10:49
ソニはデジタル技術の遅れから、唯一液晶パネル工場を持たない企業です。
そのためサムスンから液晶を調達して組み立てています。
サムスンが見放さばソニは終わります。
もはやソニはサムスンの子会社のような存在です。
また東芝もサムスンから液晶を調達しています。
128名無しゲノムのクローンさん:2008/07/06(日) 16:52:13
じゃあ、ほんとにソニーを子会社にしてみたら?
129名無しゲノムのクローンさん:2008/07/06(日) 17:22:27
サムソンは子会社みたいなもん、って言う価値あればいいんだけど。
130名無しゲノムのクローンさん:2008/07/06(日) 23:05:20
日本人は世界中で忌み嫌われ、背が低く黄疸を患っているような黄色い肌を持つ事から
JAPE(JAP+APE)と呼ばれ嘲笑の対象だ 

コーカソイド大韓男性は平均身長185.6センチ体重97キロ体脂肪3% 紳士的でハンサム
いわば生まれながらの「ナイト」である
それに比べアボリジニ、JAP平均身長は165センチ程度(笑)

IQにおいては3倍程度の差がありコーカソイド大韓平均IQが150であるのは言うまでもないが
世界最劣等民族たるJAPE(JAP+APE)の平均IQは48と意外にも健闘している
1311stVirtue ◆PT5MXLpFOU :2008/07/06(日) 23:06:40
我は King Of King Mathematician
 生物 しか出来ない愚か者たち、我が足元に膝ま付け

http://science6.2ch.net/test/read.cgi/math/1210859816/
132名無しゲノムのクローンさん:2008/07/07(月) 01:30:13
>>130

ウエッ! きもちわる! 半島へ帰れ!

サル。

133名無しゲノムのクローンさん:2008/07/07(月) 06:28:03
韓国の密漁画像、動画をyoutubeにうp汁
134名無しゲノムのクローンさん:2008/07/07(月) 07:40:32
密漁は、誰にも見つからないよう、こっそりやってます。
だから密漁って言うんです。

ときどき警察に挙げられますけど、それはドジな奴。
ほとんど見つからないまま、闇から闇へ流れてます。
それで食ってるんですから。

海洋ゴミ投棄と同じで、こっそり、ひっそり、大量にやります。
悪いでしょうか。

135名無しゲノムのクローンさん:2008/07/08(火) 02:38:25
日猿死ねよ
日本の方が危ないのに韓国の状況見てる場合かクズどもが
136名無しゲノムのクローンさん:2008/07/08(火) 07:39:09
だから在日に食わせる只メシなんてますますもってないということ。
まず価値のないところから切って行かねばならない。仰せの通りだよ。

137:2008/07/08(火) 08:28:35
サムスンの株が日本人に牛耳られてる件(笑
138名無しゲノムのクローンさん:2008/07/11(金) 01:12:40
日本人には外国製品に対する強い憧れがあります。
現代車にも憧れを抱きますが、トヨタ神話に邪魔され、
この屈折した心理状態が嫉妬心へと変わるのです。
世界で高評価を受けている現代車を知らない日本の
消費者は不幸です。サムスンがソニを負かしたように、
現代もトヨタを負かして世界最高自動車企業へと登りつめます。
139名無しゲノムのクローンさん:2008/07/11(金) 07:09:16
ヒュンデ〜〜〜〜〜!
見たことないんだけど。
140名無しゲノムのクローンさん:2008/07/12(土) 06:01:43
日本国民は獨島に興味を持ちません。獨島が何処にあるのか知りません。
日本国民の95%の人は獨島は韓国領土だと認識しています。
日本は国民主権の国ですから、5%の人の欲望を満たす必用はありません。
141名無しゲノムのクローンさん:2008/07/12(土) 13:42:35
こんなところでブクブク言ってないで、国際裁判でちゃんと決着したら?
出て来られないだろけど。

「5%の欲望を満たす必要はありません・・・」

そんなことが論拠とは、わびしい限りだな。
142激しくワロタ:2008/07/12(土) 13:52:37
無題 Name 名無し 08/07/08(火)01:59 No.334048
加藤はなぁ(w
こないだの参院選大敗のときなんか
日テレだかNHKだかのインタビューで
「こんなことでは次の選挙では国民が謀反を起こす
 と総裁に言った」
だのほざいて、俺仰天しちゃったもんなあ。
 
主権者つかまえて「謀反」呼ばわりだもの。
思ってても言っちゃダメなことを
そのまま口に出しちゃったってだけだって
政治家やる資格無し。ダメダメのダメ子さんですよ。

143名無しゲノムのクローンさん:2008/07/13(日) 20:10:25
今回の射殺事件での日本の報道は、全てにおいて北を悪者に扱っています。
自分たちが犯した植民地支配は棚に上げ、北を悪者にして国民を洗脳しています。
このような悪道国家日本が隣に存在したことが、韓民族の悲劇でした。
しかし怯むことはありません。
我々には闘争心と核兵器があります。
北はアメリカも、うかつには手出しできない核保有国なのです。
144名無しゲノムのクローンさん:2008/07/14(月) 16:33:48
北も南も大差ないと思いますよ。もともと同じ国でしょ。
ただ北のほうが少々悲惨に見えるくらい?
しかし最後の切り札を最初から切るのはまずいんじゃないですか?
それがなくなったらどうするんですか?
しかもその見返りに食べ物恵んでもらおうなんて乞食同然ですよ。
何より情けないと思いませんか?
145名無しゲノムのクローンさん:2008/07/15(火) 06:42:25
獨島は日本固有の領土ではないことが明らかとなりました。
中学校の学習指導解説書で日本政府が「獨島は日本固有の領土ではない」と、明確に示したのです。
「日本固有の領土ではない」 この意味することは、やはり韓国政府が主張しているように、獨島は日本が最初に奪った島であったのです。
日本の植民地支配の過程で最初に奪われた島であることが明確となったのです。
韓国政府の主張は正しかったことが証明されたのです。

146名無しゲノムのクローンさん:2008/07/15(火) 07:24:10
そうそう、あなた方の珍説によると、于山島は竹島のことであって、
竹島(于山島)は鬱陵島と朝鮮半島の間にあって、人が沢山住んで
いたんですよね、確か。

あんな断崖絶壁にどうやって人が沢山住んでいたんでしょうか?
それと鬱陵島と朝鮮半島の間に人の住める島なんてありましたっけ。
国際法廷でその支離滅裂な論拠を披露してみたらどうでしょう。
さんざん恥かかされて、日本領土の認定受けるだけですよ。

まあ、あなたがたが引っ込んだきり、出てこられない理由がよくわかりますけど。

「他人の物は自分の物。」(南北朝鮮式貧困発想)
147名無しゲノムのクローンさん:2008/07/15(火) 20:50:21
みなさん、今日日本の文部省が独島が日本の土地だと教科書に書くだとしました。
日本の首相フクダがわたしたちの大統領を会って、新しい時代を開くだとしてから
1年も去りませんでした。それなのに日本の極右政権は韓国の独島侵奪を狙いています。
犬です。ほかにない犬です。犬のマンバルです。
>146のようにすぐに影響される犬の妄言です。
祖国の危機です。同胞みなさん、祖国の危機なのです。
148名無しゲノムのクローンさん:2008/07/16(水) 03:14:24
【韓国】 「日本は不法捕鯨を中断せよ」 釜山環境運動連合
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/news/1216023596/
【韓国】釜山環境運動連合、「日本は不法捕鯨を中断せよ」[07/14]
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1216022286/

【韓国】死んだミンク鯨が2日連続で網に掛かった〜「ラッキー!」(東海)[06/24]
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1214279673/l50
【韓国】死んだミンク鯨が網に掛かった(群山)[05/15]
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1213514571/l50
【韓国】「網に掛かって死んだミンク鯨を発見」〜約3,000万ウォンで売れる[03/30]
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1206841313/l50
【韓国】死んだミンク鯨が網に掛かった(ヤンヤン)[04/14]
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1208142447/l50
【韓国】死んだミンク鯨が網に掛かった(麗水)[04/14]
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1208143271/l50
【韓国】高興(コフン)沖合で死んだミンク鯨を発見[04/19]
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1208573660/l50
【韓国】東海岸で死んだミンク鯨を水揚げ[04/23]
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1208909106/l50
【韓国】「3.6メートルのミンク鯨を混獲」(江陵・束草)[05/24]
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1211616401/l50
【韓国】ミンク鯨を不法に捕獲した船長に執行猶予(蔚山地裁)[04/28]
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1209350775/l50
【韓国】『海のLotto』〜死んだミンク鯨を莞島海域で発見[05/20]
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1211222717/l50
【韓国】クジラ密漁で大量摘発、90頭分の鯨肉発見[03/17]
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1205749347/l50
【韓国】ミンク鯨を不法に捕獲、船員を検挙(浦項)[05/27]
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1211853824/l50
149名無しゲノムのクローンさん:2008/07/17(木) 20:17:07
る野欲を捨てアジアの前で謝罪しなさい。恥ずかしいがないですか。
犬たちよ。日本は島です。犬の島です。犬に新しい未来はありません。
150大韓男児:2008/07/17(木) 20:18:08
韓国固有の神聖な領土・独島に対する野欲を捨てアジアの前で謝罪しなさい。
恥ずかしいがないですか。犬たちよ。日本は島です。犬の島です。
犬に新しい未来はありません。
151名無しゲノムのクローンさん:2008/07/18(金) 01:29:35
じゃあ誇り高きウリは半島へお帰りください。
夢の楽園が待ってます。さようなら。

犬の島に嬉しそうな顔して住むなダニ。
152名無しゲノムのクローンさん:2008/07/18(金) 04:20:22
なぜ日本は獨島が日本領土と思うなら取り返しに来ませんか?
糞倭人よ口だけか!口だけ勇ましいですか?
口と行動が一致しません これ日本の特徴です。

負け犬が吼えて自尊心を保っているようです。
153名無しゲノムのクローンさん:2008/07/18(金) 06:13:59
これが韓国人の実態。
嫌われるはず。軽蔑されるはず。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm3995345
154名無しゲノムのクローンさん:2008/07/18(金) 06:18:05
獨島って、ホントは鬱陵島のことなんでしょ。
デタラメばっかり言って。
なんでこんなウソつけるのかねえ。民度低すぎ。
155名無しゲノムのクローンさん:2008/07/19(土) 08:49:21
哀れな韓国人

【竹島問題】韓国デモ隊、日本大使館前で生きた日本の国鳥キジをハンマーで叩き殺して気勢(グロ写真注意)
http://same.ula.cc/test/r.so/news24.2ch.net/news4plus/1216296264/

キジさん (;_;)
http://image.moneytoday.co.kr/extern/2008/07/2008071718190781431_1.jpg
http://image.moneytoday.co.kr/extern/2008/07/2008071718323533247_1.jpg
http://imgnews.naver.com/image/003/2008/07/17/NISI20080717_0007253691_web.jpg
http://imgnews.naver.com/image/003/2008/07/17/NISI20080717_0007253687_web.jpg
http://imgnews.naver.com/image/003/2008/07/17/NISI20080717_0007253676_web.jpg
http://imgnews.naver.com/image/003/2008/07/17/NISI20080717_0007253707_web.jpg
http://imgnews.naver.com/image/003/2008/07/17/NISI20080717_0007253703_web.jpg
http://imgnews.naver.com/image/003/2008/07/17/NISI20080717_0007253671_web.jpg


グロ注意!! 犬さん(;_;)
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/d4/2e6c54a186fef4906352960c406e4b0b.jpg
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/73/2548023714e920b1da9ce5d2b2c7c03c.jpg
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/04/91116ee7c49ed067d25707afe99f0730.jpg
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/2d/c669065c95f6c80497404ca413fcc0a5.jpg
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/84/e3415a96f840c6343f78a535c396d983.jpg
http://news.nate.com/picture/2003/01/24/20030124_58952.jpg
豚さん (;_;)
http://www.kukinews.com/online_image/2007/0523/070523e6.jpg
http://news.joins.com/component/htmlphoto_mmdata/200705/htm_2007052316361430003010-004.JPG
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/69/1dd3c28a77b37f663534a6c0d5aa4d4d.jpg
http://imgnews.naver.com/image/022/2007/05/23/ccc.jpg
156名無しゲノムのクローンさん:2008/07/19(土) 08:53:32
【韓国】釜山環境運動連合、「日本は不法捕鯨を中断せよ」[07/14]
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1216022286/
http://imgnews.naver.com/image/079/2008/07/14/14145516468_60200020.jpg

↑捕鯨国のくせに何言ってんの?wwwwwwwww
157名無しゲノムのクローンさん:2008/07/21(月) 22:44:25
日本の文化文物は韓国との交流によりもたらされたものです。

>153-156
よく見なさい!
文化は高いところから低いところに伝わります
韓国文化の亜種である日本文化に韓国人は親近感を感じていましたが
独島問題にあきれています。


韓国との交流が途絶えると日本の文化発展は停滞します。
優れた韓民族文化を積極的に取り入れて文明国の仲間入りを果たした日本の歴史が物語っています。
更にこのまま日本が韓国を挑発し続けるなら日本列島は焼け野原になることを覚悟しなさい。
北韓は核兵器保有国です。本気で日本を潰すことを考えれば、現実のものとなります。

これから日本で起こる全ての災いは日本の責任です。
日本自らが引き起こした自業自得の結末に後悔するでしょう。
158名無しゲノムのクローンさん:2008/07/22(火) 22:01:52
じゃあ核兵器ダシに使って、
食糧めぐんでもらう乞食行為はやめようね、文明国さん。
159名無しゲノムのクローンさん:2008/07/23(水) 21:46:42
日本こそ東アジアの平和を乱すテロ国家である。
日本をテロ支援国家に指定して経済制裁を発動しよう!

日本を粉砕するぞ!

160名無しゲノムのクローンさん:2008/07/23(水) 23:03:10
○○鮮こそ東アジアの平和を乱すテロ国家である。
○○鮮をテロ支援国家に指定して経済制裁を発動しよう!

○○鮮を粉砕するぞ!

(さんざん言われてきたもんね。カワイソ。)
161名無しゲノムのクローンさん:2008/07/24(木) 02:29:15
162名無しゲノムのクローンさん:2008/07/26(土) 02:52:57
163名無しゲノムのクローンさん:2008/07/28(月) 07:58:14
獨島も韓国領土
対馬も韓国領土


ってフレーズが韓国で流行ってるらしい。
164名無しゲノムのクローンさん:2008/07/28(月) 13:29:22
オーストラリアが捕鯨に反対する理由は、自分の国が南氷洋で2度もクジラを
絶滅寸前まで捕りつくしたからです。1978年にやめたそうです。
どうせまた再開するでしょうけど。

http://www.environment.gov.au/coasts/species/cetaceans/history.html
165名無しゲノムのクローンさん:2008/07/29(火) 05:50:15
差別や明白な人権侵害である在日への指紋捺印検査、朝鮮学校への補助金打ち切り、
民族衣装狩り等など、戦後も半世紀以上にわたって様々な弾圧や抑圧を
在日に対して行ってきた日 猿人が中国のチベット政策をしたり顔で非難している
有様は滑稽そのものである。 まさに恥知らずな日 猿にふさわしい所業である。
中韓が甘い顔してるから竹島にしろ尖閣にしろ日猿人がつけあがる アメ公のケツを
舐めて奴隷になりさがってるのがお似合いの民族が日猿
166名無しゲノムのクローンさん:2008/07/29(火) 08:43:28
指紋押捺制度が廃止されているのにまだ文句を言っている馬鹿者がいます。
だいたいあなた方の素性はそんなものです。一生言ってなさい。
在日の異常な犯罪率の高さを考えると、指紋押捺廃止に大反対です。

在日補助金打ち切りも、平等を考慮すればむしろ当然だと思います。
今の制度こそ狂っています。あれほど差別反対を主張しておきながら、
働きもせず、掛金も納めないのに、自分たちだけ優遇しろとわめき散らす
在日のその厚かましさには呆れ返ります。あなた方は、優遇されて、
余った時間で何をしているのでしょうか。犯罪を犯しているだけではないですか。
嘘だと言うなら、在日韓国人朝鮮人の犯罪率の異常な高さを見てみなさい。
あなた方はそういう民族なのです。まさに不平等な欠陥法とはこのことです。

そんなに日本が嫌いで、日本人が憎いなら、黙って出て行けばいいのです。
なぜ朝鮮半島に帰らないのですか?夢の楽園が待ってますよ。
そんな簡単なことを実行せず、不平だけを言って日本に残留し、
税金を食いつぶして国内の治安を悪化させている在日は日本人にとって
有害で迷惑なだけです。

出て行け!
167名無しゲノムのクローンさん:2008/07/29(火) 21:50:26
■生活保護だけじゃない在日特権

   <丶`∀´> 在日朝鮮人 ウハウハ〜

地方税→ 固定資産税の減免
特別区→ 民税・都民税の非課税
特別区→ 軽自動車税の減免
年  金→ 国民年金保険料の免除  心身障害者扶養年金掛金の減免
都営住宅→ 共益費の免除住宅   入居保証金の減免または徴収猶予
水  道→ 基本料金の免除
下水道→ 基本料金の免除     → 水洗便所設備助成金の交付
放  送→ 放送受信料の免除
交  通→ 都営交通無料乗車券の交付  JR通勤定期券の割引
清  掃→ ごみ容器の無料貸与   →  廃棄物処理手数料の免除
衛  生→ 保健所使用料・手数料の滅免
教  育→ 都立高等学校     高等専門学校の授業料の免除
通 名→ なんと、公式書類にまで使える。( 会社登記、免許証、健康保険証など )
     → 民族系の金融機関に偽名で口座設立→犯罪、脱税し放題。
     → 職業不定の在日タレントも無敵。
     → 凶悪犯罪者の1/3は在日なのに実名では報道されない。
生活保護→ 家族の人数 × 4万円 + 家賃5万円 在日コリアンは、ほぼ無条件で貰えます。
      →日本人は孤児だろうと病気だろうと、絶対に貰えない。
      →予算枠の大半を、人口比率1%未満に過ぎない在日が独占。
      →ニートは問題になっても、この特例は問題視されない。
住民票→ 外国人登録原票」は通常、一般人では閲覧できない。
       (日本人の場合、債権関係の係争で住民票を閲覧される)
さらに…→ 生活保護予算の大半は在日だけの特権保護費

★ほとんどの日本人が、このような特権の存在を知らない
  何も知らずにいる、2ちゃんねるの他の板の人たちに、知らせたい!
  (コピーして他の板、スレにも貼ってね)
168名無しゲノムのクローンさん:2008/07/30(水) 05:36:58
はだしのゲンより抜粋

「あの貧相なつらをした、じいさんの天皇今上裕仁を神様としてありがたがりデタラメの
皇国史観を信じきった女も大バカなんよ・・・・」
「首をおもしろ半分に切り落としたり銃剣術の的にしたり妊婦の腹を切りさいて中の赤ん坊を
引っ張り出したり女性の性器の中に一升ビンがどれだけ入るかたたきこんで骨盤をくだいて
殺したりわしゃ日本が三光作戦という殺しつくし奪いつくし焼きつくすでありとあらゆる
残酷なことを尾などアジア人にやっていた事実を知ったときはヘドが出たわい」
「その数千万人の人間の命を平気でとることを許した天皇をわしゃ許さんわい」
「いまだに戦争責任をとらずにふんぞりかえっとる天皇をわしゃ許さんわい」
「君が代なんかだれが歌うもんかクソクラエじゃ君が代なんかっ国歌じゃないわいっ」
169名無しゲノムのクローンさん:2008/07/30(水) 05:38:31

「男が勝手に戦争をやって泣かされるのは、弱い女のうちらじゃ」
「日本中の女が身体を張って反対したら男の思うようにできず戦争はふせげたはずよ」
「なんで君が代を歌うんじゃわしゃ歌わんぞ君が代の君は天皇のことじゃわしゃ天皇は
きらいじゃっ」
「まずは最高の殺人者天皇じゃあいつの戦争命令でどれだけ多くの日本人アジア諸国の
人間が殺されたか」
「君が代なんかだれが歌うもんかクソクラエじゃ君が代なんかっ国歌じゃないわいっ 」
「戦争のもとをつくった奴らがのうのうといばっているのは本当に不公平じゃ日本人の
手で天皇はじめ戦争指導者を裁く裁判をやらんといけんわい」
「そうじゃ君が代なんかやめりゃええんじゃあのしんきくさくてねぼけた歌を聞くと
ねむとうなるわい なんできらいな 天皇をほめたたえる歌を歌わんといけんのじゃ
天皇は戦争犯罪者じゃ」
「それだけじゃないぞ天皇陛下のためだと言う名目で日本軍は中国朝鮮アジアの各国で
約三千万人以上の人を残酷に殺してきとるんじゃ」
170名無しゲノムのクローンさん:2008/08/02(土) 20:14:10
捕鯨問題の実態。前半飛ばして、後半からでもOK。
「結局騒いでいるのは、テロ指定されたGPやSSだけ。」

http://www.nicovideo.jp/watch/sm2145133
171名無しゲノムのクローンさん:2008/08/03(日) 16:39:12
竹島問題で韓国がさらに強硬な姿勢を打ち出しました。韓国政府と与党ハンナラ党は、
竹島の実効支配を強めるための協議を行い、現在は2人しかいない竹島の住民を大幅に
増やすこと、警備に当たっている「戦闘警察」に代わって「海兵隊」を投入することなど
で意見が一致しました。“警察力”をより強力な“軍事力”に代え、「実効支配」から新たに
「領土守護」という言葉を用いることで強硬な姿勢を一段と鮮明にしてきました。
172名無しゲノムのクローンさん:2008/08/03(日) 16:50:27
侵略と不法占拠を強化しているわけね。
173名無しゲノムのクローンさん:2008/08/05(火) 22:01:43
韓国の教科書では、「独島の強奪」という見出しで「1905年2月、日本は独島に竹島という名前を付け、
日本に編入した」と説明。学習資料の中では「新羅時代には(独島は)于山(ウサン)島と呼ばれていた」
と述べている。
174名無しゲノムのクローンさん:2008/08/05(火) 22:10:57
そうです、しかもその于山島は鬱陵島に隣接する属島の竹嶼です。
日本領の竹島(昔の松島)ではありません。はっきりしています。
175名無しゲノムのクローンさん:2008/08/05(火) 22:14:38
176名無しゲノムのクローンさん:2008/08/05(火) 22:57:35

倭や中華の歴史捏造には負けていられないです

キム・ジャンフンは中国の高句麗史歪曲に抗議して18日、ソウル市内の延世(ヨンセ)大学露天劇場で
コンサート「薩水大捷」を開催する。中国の歪曲された歴史意識を糾弾するために歌で対抗する。

 キム・ジャンフンは「私ができる最大の武器である公演を通じて国民の愛国心を高め、先祖たちの
偉大さと大切な歴史を再確認したい」と意気込みを語った。
177名無しゲノムのクローンさん:2008/08/06(水) 08:28:54
あなたの周囲、敵だらけだねえ。
178名無しゲノムのクローンさん:2008/08/08(金) 20:42:41
帰化日本代表サッカー選手

☆ラモス瑠偉
「日の丸の付いたユニフォームを着るなんて本当に夢のようだった。嬉しくて涙がこぼれたよ」
 
☆呂比須ワグナー
「日本が大好きだから、日本サッカーの役に立てる仕事をしたい」
☆三渡洲アデミール
「代表選手になりたいだけならやめておいた方がいい」

★李忠成
「五輪がなかったら帰化してなかった」「在日同胞のためにがんばる」「大舞台で得点し、世界に在日韓国人の可能性をアピールしたい」
179名無しゲノムのクローンさん:2008/08/12(火) 16:46:52
在日はタダで生活補助受けられてホントに楽だよなあ。
韓国の兵役はないし、タダでメシ食えて、働く必要なし。
治安もいいし、女の子もカワイイ。
本名隠してとっかえひっかえ。結婚も個人情報保護法でOK。
相手は最後まで在日に気づかない。お人好しの女は騙しやすい。
日本人の男どもはライバルだから、掲示板で思い切り叩いてやるのさ。
結婚相手はもちろん純血の日本人女性。韓国人はパス。
ネットでも誘惑し放題。自分は日本人です、でOK。当たり前だろ。
日本には何でもあって、いいとこ取り。
こんなおいしい国、離れられるわけない。
仕事なんてテキトー。補助だけでも悠々自適。VIP待遇。
一生被害者ヅラ装っておけばカネにも困らない。こんな楽な国はない。
余った時間は掲示板荒らしと日本人攻撃、生意気な奴は叩き潰してやる。
ざまみろ日本人。在日の威力を思い知れ。強盗殺人レイプで捕まるのは
ほんの一部のドジな奴。たとえ逮捕されても日本名を語っておけばOK。
本名は隠し放題。マスコミも右へならえで協力してくれる。
日本はだんだん我々の領地になりつつあるんだ、思い知れ!
ああ日本はパラダイス。今さら半島なんかに帰れるか。
さあきょうも朝までネットウヨいじめだ。在日の人権を守れ!
日本人は在日韓国人様の奴隷としてもっと働け!
180名無しゲノムのクローンさん:2008/08/13(水) 04:33:22
181名無しゲノムのクローンさん:2008/08/15(金) 00:58:40
中華料理も漢字も文字通り漢民族が生み出したものなわけだから
反韓野郎が食ったり使ったりするのは矛盾してるよなw
全部ひらがなとカタカナで書き込めよ日猿どもwwwwwwww
182名無しゲノムのクローンさん:2008/08/15(金) 19:58:39
元を正せば南方ポリネシア系の縄文アイヌが、冬は零下30度にもなる北海道に
住まわざる得ない状況に追いやられたことは、悲劇としか言いようがありません。
私は韓国人として深く同情します。
現在の日本人のルツは、韓半島からの渡来人である弥生人です。
183名無しゲノムのクローンさん:2008/08/18(月) 07:38:56
184名無しゲノムのクローンさん:2008/09/06(土) 05:57:47
在日はタダで生活補助受けられてホントに楽だよなあ。
韓国の兵役はないし、タダでメシ食えて、働く必要なし。
治安もいいし、女の子もカワイイ。
本名隠してとっかえひっかえ。結婚も個人情報保護法でOK。
相手は最後まで在日に気づかない。お人好しの女は騙しやすい。
日本人の男どもはライバルだから、掲示板で思い切り叩いてやるのさ。
結婚相手はもちろん純血の日本人女性。韓国人はパス。
ネットでも誘惑し放題。自分は日本人です、でOK。当たり前だろ。
日本には何でもあって、いいとこ取り。
こんなおいしい国、離れられるわけない。
仕事なんてテキトー。補助だけで悠々自適。VIP待遇。
一生被害者を装っておけばカネにも困らない。こんな楽な国はない。
余った時間は掲示板荒らしと日本人攻撃、生意気な奴は叩き潰してやる。
ざまみろ日本人。在日の威力を思い知れ。強盗殺人レイプで捕まるのは
ほんの一部のドジな奴。たとえ逮捕されても日本名を語っておけばOK。
本名は隠し放題。マスコミも右へならえで協力してくれる。
日本はだんだん我々の領地になりつつあるんだ、思い知れ!
ああ日本はパラダイス。今さら半島なんかに帰れるか。
さあきょうも朝までネットウヨいじめだ。
在日の実力を知れ!在日の人権を守れ!
日本人は在日韓国人様の奴隷としてもっと働け!
185名無しゲノムのクローンさん:2008/09/06(土) 21:09:37
在日必死(´,_ゝ`) プッ
186名無しゲノムのクローンさん :2008/09/06(土) 21:55:53
>現在の日本人のルツは、韓半島からの渡来人である弥生人です

南鮮の教授曰く、
日本人とヒトモドキは、DNAレベルで70%一致している!

しかし、人とチンパンジーでは90%以上一致しているというのに・・・・


朝鮮半島に生まれたのは、人生の罰ゲーム

南無・・・・
187名無しゲノムのクローンさん:2008/09/06(土) 23:09:08
>現在の日本人のルツは、韓半島からの渡来人である弥生人です

現在の大阪人のルツは、韓半島からの渡来人である弥生人です
188名無しゲノムのクローンさん:2008/11/21(金) 04:59:57
友人に中国人一家がいます。ご夫婦に子供二人。
その方が最近になって「これから生活が楽になるからパートはやめる」と話し始めました。

要約すると「子供は日本国籍が取れるようになるから、生活保護や母子手当てで
今の何倍もの収入になる」「自分達も日本にずっと居続けられるから、いずれ親兄弟も呼び寄せる」
という話でした。両親とも中国人なのにどうして子供が日本国籍?片親じゃないのに母子手当て?
疑問がいっぱいでした。

今回の件でやっと疑問が解けました。子供は簡単に日本国籍がもらえるようになるんですね。
戸籍も何もありませんから、この夫婦関係を証明するものもないですし。
「私達”みんな”この話題でいっぱい」そう言ってた事に怖さを感じます。

ちなみにこの方の口癖は「在日ズルイ。うらやましい」です。
189名無しゲノムのクローンさん:2008/12/23(火) 23:12:14
韓国に帰ってきました。
日本を出るときほんとにうれしいでした。
飛行機が空港を出るときもうぜったいこの国にこないだと誓いでした。
空港の床にテテとつばを出しました。
韓国にきました。日本のまずい食べ物とちがいて韓国の食べ物はおいしいです。
190名無しゲノムのクローンさん:2008/12/26(金) 22:35:58
倭人諸君の妄言はいつも笑いをさそう
差別的言動が倭人の品位を下げて世界から孤立する気付かないのは愚者
差別主義を反省して倭人は同胞 黒瀧氏に謝罪しなさい

韓日併合 韓日合邦 韓日共生 韓日親和 韓日同族
韓日同和 韓日友愛 韓日友好 日本国土共有

191名無しゲノムのクローンさん:2008/12/27(土) 04:32:40
日本の一人当たりのGDPが世界19位となり、先進国の中で最低となりました。
一人当たりに直すと404万円でポスドクの私の年収より低いです。これでも
日本は先進国だと言い張りますか? これ以上言い張ると世界の笑い者になりますよ!

日本人の暮らす家は「ウサギ小屋」だと形容されています。
ウサギ小屋に暮らす日本人がなぜ先進国民なのか私は疑問に思っていました。
やはり日本の身の丈である19位まで落ちてきました。
192名無しゲノムのクローンさん:2008/12/27(土) 04:34:59
韓国から留学してくると日本人の食生活に驚きます。
あまりの貧しさに驚き、混乱します。そして、
なぜわざわざ貧しい国に来たのか、後悔します。
日本人、一度外に出てみなさい!
島国とは違う、豊かな食生活があります。
先進国で19位 大爆笑!!
193名無しゲノムのクローンさん:2008/12/27(土) 06:35:30
ミシュランに無視される半島 かわいそう……
194名無しゲノムのクローンさん:2008/12/27(土) 18:23:12

あのね、ホントはね、

反捕鯨国に調査捕鯨を止めるつもりなんてさらさら無いんだよ。

http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/seiji/1230144305/14-30


195名無しゲノムのクローンさん:2008/12/29(月) 08:24:32
東京の道知事は右翼だとするのをわかりますか。
イシハラです。このごろ東京で韓国人ホストが拘束されています。
これはなぜでしょうか。韓国の男はいけめんで背が高く強いです。
だから日本の女に人気があります。
これはイシハラにはたえらりませんでした。
だからイシハラは韓国人ホストを拘束するのです。
196名無しゲノムのクローンさん:2008/12/29(月) 08:45:19
妄想ばかりしていると身体に悪いよ
197名無しゲノムのクローンさん:2008/12/29(月) 21:15:28
ここの嫌韓厨は呆れるぐらいレベルが低いね

198名無しゲノムのクローンさん:2008/12/31(水) 22:33:40
旧日本軍が中国と朝鮮で行った仕打ちを考えれば、日本人は何も言えないはずだ。

199名無しゲノムのクローンさん:2008/12/31(水) 23:22:14
今年は道徳的に日本人を勝ったいい年でした。
みなさんオルリムピクの野球を見たんでしょう。
正正堂堂する野球で勝ちました。

でも、くやしいこともたくさんありました。
ノベル賞とキムヨナでした。これを思うと許しません。
でも今日と明日は忘れます。
おめたち日本人のことを考えるとジェスがないからです。
それほど嫌いな存在です。来年はもと頑張ります。

みなさん、ありがとうございました。
戦いはつづきます。
でも日本に希望はあまりないです。ソニーかトヨタが亡するでしょう。
ぷはははは。
以下で、「自然保護」の観点からではない、鯨を特殊な生物とする観点Cからの反捕鯨論がアメリカでいかに盛んかを見よう。最初に述べたとおり、日本人の反捕鯨論者はこの点から目を反らしがちだが、自分が差別されていることに鈍感な人間は所詮他人の精神的奴隷
 に過ぎないことを肝に銘じるべきだろう。新しい本から取り上げよう。ジョン・ダニング『死の蔵書』(宮脇孝雄訳、早川書房)という推理小説がある。日本では96年に翻訳出版されたばかり、宝島社『このミステリーがすごい!』96年海外部門で第一位に選ばれた作品
 だそうで、古本が材料になっていることもあり買ってみたのだが、意外にもここに捕鯨問題の影を発見したのだ。警察官をやめて古本屋になった「私」は殺人事件に巻き込まれるが、リタという美人の古本業者と知り合って惹かれるようになる。しかし彼女が事件の犯人
 ではないかとの疑いも抱く。初めて彼女の屋敷に入ると、室内の装飾品や写真には鯨が目立ち、捕鯨船の前に立ちはだかっているグリーンピース闘士の写真もある。その後初めて二人で食事をすると、彼女が環境保護論者で菜食主義者だと分かる。彼女の所有していた高
 価な古本を買うと、「小切手の振り出し先はグリーンピースにしてちょうだい」と言われる。唖然とする「私」に、彼女はこう言い放つ。「毎朝、目を覚ます気になるのは、グリーンピースがあるからよ。」
 しかし、やがて「私」と親密な関係になったリタは菜食主義を放棄してステーキにかぶりつく。「処女を失う日。肉食に戻る日。あたしって、本当は気まぐれで野蛮な生き物だったのかもしれないわ」と彼女は言う。そして壁の反捕鯨闘士の写真がかつての恋人であるこ
 とを打ち明ける。こうした描写からアメリカの時代背景を見てとることができよう。事件は86年に起ったという設定だから、反捕鯨運動がまだ燃え盛っていた時期である。リタは数年前には恋人の影響もあって反捕鯨に熱中し菜食主義者になったが、新しい恋人「私」が
 できて、あっさり菜食主義を放棄してしまうというわけだ。ただし、最後近くで彼女は「私」に殺人の嫌疑をかけられていると知って失踪する。やがて彼女の無辜を知った「私」が探してみると、リタはグリーンピースに戻っていることが分かる。せっかく新しい恋人が
 できて新興宗教から足を洗ったのに、
 殺人嫌疑にショックを受け逆戻りしてしまったのだ。『死の蔵書』がアメリカで出たのは、事件の設定年から6年後の92年。 70年代から80年代にかけての反捕鯨熱をある程度距離をおいて見られる時代である。作中には残念ながら反捕鯨を撤回するような言辞は見られな
 いが(そんなことを書くと環境保護団体からつるし上げを食い売上に響くのだろう)、少なくとも菜食主義に対するアイロニカルな視点ははっきり感じることができる。リタはある時期のアメリカ・インテリ層の典型的な行動様式を示しているが、よく考えればそこには
 大きな矛盾がひそんでいる。菜食主義者は、他人に自分の趣味を押しつける限りにおいて批判されるべき差別主義者になる、と私は先に書いた。捕鯨に関しては彼女はその押しつけを認め支持している。しかし自分の主義を他人に押しつけることがあくまで正しいと思う
 なら、捕鯨ばかりでなく一般の漁業や家畜の屠殺をも批判しやめさせなくてはならないはずである。だが彼女はそうした行動には走らない。一般漁業や家畜屠殺を批判することは、大多数のアメリカ人の食生活を批判することであるから、周囲の人間を敵に回す結果にな
 る。彼女はそうした行動には走らず、遠い日本やノルウェーの食生活に対してのみは強圧的な態度をとるわけだ。この安易さと身勝手さにアメリカ・インテリ層の大きな盲点があると言えよう。キリスト教や社会主義といった信じるべき大規範が失われた現代、カルトが
 流行するのはある意味では当然だろう。それはインテリであっても例外ではないし、むしろインテリの場合はもっともらしい理屈をつけてカルトを正当化するすべを心得ているだけいっそうタチが悪い。右では小説を例にとったが、フィクションだけでは説得力に欠ける
 から別の例を見よう。落語家・笑福亭猿笑に『くじら談議』(ブックマン社、1993年)という著作がある。彼は93年5月、「ニューヨーク・タイムズ」に捕鯨を擁護する意見広告を出した。この広告に寄せられた手紙がいくつか紹介されているが、中に「テキサス大学助
 教授ロバート・デュウリー」からの手紙がある。そのまま引用すると、
 この人は多分、思考と行動において平均的な大学人よりかなり尖鋭的なのだろうが、これを読むとアメリカ・インテリの悲惨な思考形式がよく分かる。まず鯨の資源状態がどうなっているかなど事実をきちんとふまえる姿勢がまるでなく、自国の「捕鯨=悪」という偏
 見をはなから疑いもしない。そしてその偏見を他国に押しつけるにあたって、目下地球上で政治・経済・軍事面で最強を誇っている自国の力を用いることに寸毫のためらいも覚えない。まるで「僕んちのパパは社長だから、言うことを聞かないとお前の親父をクビにして
 もらうぞ」と威張る子供同然である。 歴史認識においても一方的で、「世界の警察官アメリカ」そのまま、自国は正義だと信じきっている。日本の大学教師にもひどいのがいるが、アメリカもそれに劣らないなと感心してしまう。ここは歴史認識を論じる場ではないか
 ら簡単に書くが、第二次大戦まで十数年間の日本が侵略的であったことを私は認めるけれど、だからといってアメリカが正義の味方であったということにはならないのである。アメリカは19世紀末から米西戦争など帝国主義的行動をとるようになり、植民地獲得に走った
 のだ。ヨーロッパ列強の猿真似をしたことでは日本と同じである。その結果獲得した植民地のうちフィリピンは独立しているが、ハワイはいまだにアメリカ領である。東条時代の日本を論難するなら、敗戦によって植民地を手放した日本に捕鯨問題で圧力をかける前に、
 ハワイ独立運動のために奔走するのが筋じゃないんですか。 (この項続く)

補論:鬼頭秀一『自然保護を問いなおす』書評
ここで補論として、96年春に出た鬼頭秀一『自然保護を問いなおす』(ちくま新書)を紹介して内容を検討してみたい。 結論めいたことから言うと、これは「地球にやさしく」「自然との共生」といった流行のスローガンに惑わされることなく、自然保護とはいったい何
なのかをきちんとつきつめて考えた、大変すぐれた書物である。都市生活者が短絡的に「自然保護」を唱え、自然の中で暮らしている地元住民がそれに反対するという構図がしばしば見られること、「自然」と「人間」を二項対立的にとらえ前者を神化する思考様式の欠
陥、アメリカ自然保護思想家ソローが都市生活者であり啓蒙主義的な立場でものを言っていたに過ぎず、彼が「自然の中で」暮らした小屋は実際には都市に隣接していたこと、自然保護思想と超越主義とのつながり、自然保護思想家の唱える「地球全体主義」が文字どお
りの全体主義になりかねないこと、「原生自然」という観念の歴史的成り立ち、など、「自然保護」に関わろうという人間なら一度は考えておくべきこと・知っておくべきことがここにはぎっしり詰まっている。 特に自然と人間を対立的にとらえるのではなく、両者の
関わりの全体性を説く箇所は秀逸であるが、全体性という(ニューサイエンス風の)言葉を先走らせて物事を単純化・没論理化することを避け、あくまで分析的な作業の積み重ねで全体性を論証していこうという著者の堅実な姿勢は、右で批判した小原秀雄の、野生動物
や原生自然を絶対化してひたすら保護を唱える単純な物言いと比較すると知的レベルにおいて雲泥の差がある。私自身、漠然と考えていたことがこの本の中で様々な資料によりきちんと論証されているのに驚嘆したし、実に多くを教えられた。さて、そうした評価をはっ
きり書いた上で、この著書の中に出てくる捕鯨問題の扱われ方に触れてみたい。もとより捕鯨問題はこの本の中ではごく簡単に言及されているだけであり、著者からすればその部分で著書をあげつらわれるのは不本意であろう。実際、捕鯨に触れる最初のところで「詳し
くは論じられないが」と断っている。私もその点をあらかじめお断りした上で以下の感想を述べることにする。著者は、日本沿岸の捕鯨と南極海の捕鯨とを区別する。前者は地域と結びついた伝統的な文化的・社会的連関を多分に残しているので、都会市場への流通によ
り乱獲に陥る恐れがあるところをきちんと制限すれば問題ないとする。
私もこれには同意見である。後者については、南極海と日本は地域的つながりがないし海洋資源の所有権がどこまで及ぶかという問題があり難しいとする。私が引っかかったのはこの箇所である。
そしてそれは、単に捕鯨問題だけではなく、この本全体が現代社会の中でどういう役割をはたし得るかに関わってくるが故に、小さからぬ疑問なのだ。捕鯨に触れているのは「具体的な展望の中で」という章であるが、ここで著者は、都会生活者は単に「切り身」を消費
するだけではなく、生産者と何らかの形でつながることで、見えにくくなっている生産と消費のリンクを意識していくべきだとする。そこまではいい。次に著者は「理想的には、なるべく地域で生産したものがその地域の中で消費されるようなあり方が望ましい」と言う。
ここに来ると私は首をかしげざるを得ない。勿論、著者はこれが無理な相談であることを認識しつつ、「現実的にそこまでなかなかいけないにしても」とすぐに付け足すのだが、堅実だった著者の姿勢がここでやや逸脱している感がある。「切り身」は、好むと好まざる
にかかわらず現代社会の宿命だと私は思っている。日本の伝統的食品である豆腐は現在は多くが輸入大豆で作られているし、やはり日本人がよく食べてきた魚介類にしても輸入物が増えている。宿命とは、それをよしとしてその上にあぐらをかくことではない。一方で
「切り身のリンク」を知悉しつつ、しかしこの産業・商業社会では所詮切り身を免れ得ないのだと認識していることを意味するのである。「切り身のリンクを意識すること」を極論化すると、結局は自然の絶対化を行う単純エコロジストと同じでアナクロニズムになって
しまう。 そして著者が右のような議論の後に捕鯨問題に言及する時、こうした疑問は一層強まる。なぜなら「南極海の鯨は日本だけのものではない。みんなで利用法を考えよう」といった言い回しは、資源量から見て捕鯨を中止させる根拠が怪しくなってきた時に、自然
保護団体が窮余の策として編み出した詭弁という色彩がきわめて濃いからだ。(南極海の捕鯨史を考えれば、この論法の奇妙さはすぐ分かるだろう。)
その背後にあるのは、無論、鯨類を特殊な動物と見なし資源量とは無関係に捕鯨そのものを悪とする文化差別主義に他
ならない。私がここで文化という時、それはIWCも認めているような原住民捕鯨とか生存捕鯨などに見られる狭義の文化を指すのではない。大昔からやっているから、或いは先進国や都会から縁遠い生活をしている人たちの捕鯨だから認めるというのは、バカバカしい
文化観である。同じ先進国でも、アメリカ人は鯨を食べず日本人は食べる、文化の相違とはそういうことである。商業や産業を奇妙に敵視する思考法(右で批判した小原もそうである)は単純エコロジストにしばしば見られるものであり、捕鯨問題を論じる時にも大きな
足かせになっている。ノルウェーはモラトリアム後に捕鯨を再開する時、商業捕鯨ではなく伝統捕鯨だと言わなくてはならなかった。一方イヌイットは、きわめて数の少ないホッキョク鯨を捕獲しながら生存捕鯨の名のもとに認められている。こうした歪んだ文化観や商
業観が捕鯨論議をおかしくしている元凶の一つであることを忘れてはならない。 確かに現在は公海の自然資源を、いかに過去の実績があれ無料で利用できる時代ではない。入漁料として様々な形での国際貢献を行うことも捕鯨再開には必要だろう。しかし商業だからいけ
ないという議論はナンセンスである。鎖国をし自給自足経済によっていた江戸時代の日本にしても、国内では大規模な流通や商業が行われていた。まして交通や流通経路が世界的に発達した現代においてをやである。商業や流通は人類の歴史と共にあるのであり、人類の
宿命である。ただ、過去に行われたような資源の乱獲乱用を防ぐべく監視体制を強化し、持続的利用の可能範囲について調査や分析を怠らないこと、これが肝要なのだ。こうした前提を認めない限り、まともな捕鯨論議は不可能であろう。
3 アメリカ・インテリの反捕鯨病を観察する(承前)アメリカ・インテリの反捕鯨病の実例をさらに挙げよう。佐倉統『現代思想としての環境問題』(中公新書、1992年)にこんな箇所がある。
 ぼくは鯨の肉を食べること自体には反対ではない。どこの民族が何の肉を食おうと勝手である。問題は、何を誰が食べるかではない。ある動物種が絶滅するかどうかである。(…)
 あるとき、このような意見をアメリカの友人に話したところ、彼女はどうしても納得できないと言い張った。日本で開かれた国際学会のために来日した彼女を含め、10人くらいで鍋を囲んでしゃぶしゃぶをつついていたときのことである。
 「鯨は人間のように賢い動物だ。それを食べることがどうして許されるのか? あなたはチンパンジーの研究者でしょう(彼女もチンパンジーを研究している)。チンパンジーを食べることが許されますか?」
 それは困る。日本には、チンパンジーを食べる習慣はない。だから、日本の食習慣に囲まれて30年間も過ごしてきたぼくにとっては、鯨を食べることとチンパンジーを食べることは、等価ではない。アフリカの奥地の人々がチンパンジーを食べる風習を持っているとしたら、
 おそらくぼくは反対するだろう。チンパンジーは貴重な種であり、絶滅寸前だ、という理屈をもって。これは100パーセント、ぼくの(さらに、多くは北側諸国に属しているチンパンジー研究者の)エゴである。アフリカ原住民の食習慣と、北側チンパンジー研究者の仕事と
 、どちらを優先させるか、という問題である。(…)
 捕鯨反対も同じことだ。しかし、私の友人にはその構造が見えていないようだった。
70年代以降、この女性のようなアメリカ・インテリに出くわして閉口した日本人は、専攻分野を問わず少なくなかったはずである。私の友人でも留学して似た体験をした者が複数いるが、これは個人的な話になるので、柄谷行人から引用しておこう。彼は『反文学論』
 (冬樹社、1979年)の中でこう書いている。
 〔軍人の階級や捕虜の扱いに関して、欧米人の考え方は日本人とは大幅に違っていたが、〕彼らがヒューマニスティックだというわけではけっしてない。それは牛を殺すことはヒューマニスティックだが、イルカを殺すことはそうでないという考えが、恣意的なのと同じ
 である。
 柄谷は70年代半ばに米国に留学し、帰国してまもなく文芸時評を書き始め、のちにそれを『反文学論』として単行本化した。この一節には、彼が当地で体験したであろう知的モードが明瞭に反映している。しかし柄谷は、さすがと言うべきか、考察をさらに一歩押し進めて
 いる。
 しかし、ここにはたんに文化の相異があるというだけではすまないものがある。たとえば、われわれにとって、イルカも牛も「生類」であって、一方は殺してよく他者は殺してはならないというような理窟は成り立たない。しかし、「イルカを守れ」という連中にとって、
 その区別ははっきりしている。自然界そのものがいわば”法律的”なのである。したがって、また西欧のみが自然科学を生みだしたともいいうるのであって、そこに存する根本的な論理はわれわれには欠けている。「法律」とは、法則であり、また理性だといってもよい。
 どんな「サル芝居」であろうと、彼らがそれをつらぬくことにはいいようのない凄みがある。もちろんナチズムの物凄さも、まさにそこからくるのだ。
 ここに登場する女性研究者は、アメリカ・インテリ(私に言わせれば二流インテリだが)の典型である。まず「鯨は頭がいい」という、実証されてもいない言説を信じ込み、次にそれを基準にして他国の食習慣を断罪することにためらいを覚えない。インテリとは実は自分
 の頭でものを考えずに周囲の言説を反復する人種だということの好例がここにある。
 もっとも著者・佐倉の応対にも問題がある。アフリカ人の食習慣に自分は反対するだろうが、それでもそれが自分のエゴだと自覚している限りにおいてこの女性より優位にあると言いたいらしいが、これはおかしい。実際にチンパンジーの生息数をきちんと調べて、絶滅に
 瀕していればアフリカ人の食習慣に反対すればいいし、そうでなければ放っておけばいいのである。
 佐倉はこの後でも、「彼女にとっては、鯨を食べること自体が、絶対的な悪なのである。その価値観を押しつけるのは、エゴイズムである。また、鯨を食べていいというのも、エゴイズムである。どちらも、まったく同じ穴のムジナなのだ。だから、この論争は、声の大き
 いほう、或いは味方の多いほう、力の強いほうが勝つ」と書いているのだが、冗談ではない。この女性(および多数の二流インテリ)の言っているのは、「世界中の人間に、鯨を食べさせないようにしよう」ということである。それに対して日本人は別段、「世界中の人間
 に、鯨を食べさせるようにしよう」とは言っていない。「鯨を食べたくない人はそれで結構です。しかし食べたい人間の邪魔はしないで下さい」と言っているのである。両者の主張はその点でまったく非対称的なのだ。どちらが乱暴で全体主義的であるかは明瞭だろう。そ
 れが分からないで「どちらもエゴ」というのでは、佐倉の知能もこのアメリカ女性とたいして違わないのではないかと疑わざるを得ない。
  物事を分類し位階を定めようとする意志、それが一方で自然科学を生みだし、しかし他方では「サル芝居」をも生みだしたということ、その「サル芝居」はナチズムにすらつながっているということを、柄谷は鋭く見抜いている。分類する意志は、しばしば根拠のない似
 而非科学を道具に使ってしまう。
 ナチズムの場合はアーリア人学説がその役割を果たしたのであり、これがユダヤ人大量殺戮につながったことは言うまでもない。鯨イルカ真理教もその同類である。その道具の無根拠性については、次の例を見れば明らかだろう。ダイアン・アッカーマン『月に歌うクジ
 ラ』(筑摩書房、一九九四年)という本がある。著者は48年生まれ、大学で教鞭をとったこともある詩人で、いわゆるネーチャー・ライティングものを得意とする。この本もその一つで、野生動物についてのエッセイ集であり原本は 91年に出版されている。コウモリや
 ペンギン、ワニなど鯨以外の野生動物についても章が設けられているが、いちばん多くのページがさかれているのは題名に入っている鯨である。
 ここで著者は、WWFの付属機関である長期観察研究所(マサチューセッツ州)の所長であるロジャー・ペインに何度かインタビューしている。鯨や鯨の歌についての長講釈は省略しよう。ロジャーが日本の捕鯨を批判する箇所を引用すると、
 「この地球上には、クジラという、高い知能をもつらしい生き物がいる。(…)こんな動物を肉や油や口紅やマーガリンやキャットフードやコルセットの芯にするなんて、絶対に間違っている。(…)僕は今年、日本に講演に行って、人びとにクジラの話をするつもりだ。
 無関心は無知から生まれるものだ。この動物のことを知ったら、人びとも無関心な態度を改め、クジラを好きになることだろう。知ることこそ、何かを好きになるための第一歩だ。日本人の考え方はきっと変わる、と僕は信じている。そうなれば当然、日本人も世界のほか
 の国々の人びとと同じように、捕鯨を糾弾するようになることだろう」
 「日本人だって、絶滅の危機に瀕しているほかの動物の保護には熱心なのよ。例えば、ツルとか、アホウドリとか」 
 「日本人に喧嘩を売る気はないよ。僕は、捕鯨をやっている日本人――時代後れの、残酷な狩人――を非難しているだけだ。(…)ひとつの種を絶滅の瀬戸際に追いやるまで破壊を続けるなんて、これは狂気だ」 
ここでは日本の捕鯨を非難する根拠として2つのことが言われている。第一は鯨は知能が高いということ、第二には種を絶滅させるのは狂気の沙汰だからということである。
 第二の根拠が誤りであることは改めて述べるまでもなかろう。絶滅に瀕した鯨の捕獲を日本は要求してはいないし、調査捕鯨の対象にしているのは数十万ないし百万頭が地球上に棲息しているミンク鯨だけである。
 第一の根拠はどうか。知能の高い動物を捕獲して悪いと言えるかどうかも問題だが、それはとりあえず措くとして、鯨の知能の高さはこの本できちんと論証されているのだろうか。鯨の脳の大きさ等については何度も強調されているが、それが具体的にどう機能しているの
 かについての明確な説明はない。あるのは根拠のない諸説の羅列であり、その説が不確定的なものであることの承認であり、反知性的かつ神秘主義的な言い回しである。
 「クジラやイルカの脳は、人間の脳と同じか、それ以上に複雑らしい。その複雑さは、クジラやイルカが生きていくうえで、なんらかの重要な役割を果たしているのに違いない。だが、その役割が何なのかはわからない。手がかりはゼロ、もっともらしい説のひとつさえな
 い」「クジラの脳は、人間が直感的に理解することのできない何か(…)のために使われているのだろう。(…)それが何なのかは、僕たちにはわからないんだよ」
 「イルカが複雑な脳を必要としているのは、もっと複雑な理由のためかもしれない。人間の文化において、いかに神話が重要かということを思いだしてほしい。(…)人間であれクジラであれ、脊椎動物の脳は神話を欲しているのかもしれない。本当のところは誰にもわか
 らないんだよ」「人の脳が『知性をもつ』という、それと同じ意味でクジラは『知性をもつ』というのは、これはクジラに対する一種の侮辱だよ。『知性』という言葉は、クジラのようなほかの種に押しつけられるような、そんな立派なものじゃない。我々が知性と呼ぶも
 のは、一種の野蛮、巨大な災いの源にすぎないのかもしれない。知性だけが心のとりうる唯一の形ではないのかもしれないし、知性は本当の知慧とはなんの関係もないのかもしれない」
 要するに、何も分かってはいないのである。
 それでいてペインは、右で引用したように、日本に行って講演するのは「無関心は無知から生まれる」からで「知ることこそ、何かを好きになるための第一歩だ」と言う。不思議な男である。自分も知らないことについて講演して他人の無知を解消しようというのだ。まと
 もな知性を持つ人間には到底理解不能であろう。ところで、彼にとっては鯨のみが保護されるべき特権的な動物なのだろうか。幸いなことにそうではない。彼の平等感覚、或いは知性は、この点では何とか人並みに発達している。
 「人間以外の生き物だって権利をもっているということ、クジラのようなほかの哺乳類だって、造物主から侵すべからざる権利を与えられているんだということを、僕たちはそろそろ理解しなくちゃね。(…) 1776年(アメリカ合衆国の独立宣言)のことを思いだしてほ
 しい。我々はみんな侵すべからざる天与の権利をもっている、という目から鱗が落ちるようなすごい真理を僕らの祖先は発見したんだからね。権利をもっているのは哺乳類だけじゃないってこと、鳥類や両生類やトカゲや植物やプランクトンや、とにかくすべての生き物が
 権利をもっているんだってことを、近い将来、僕たちは悟るだろう。そして、ついに地球上のほかの生き物たちと平和に共存してゆくようになる。人間はたくさんの種のうちのひとつにすぎないんだってことを悟るんだよ。素晴らしいじゃないか……」
 確かに、そうなれば素晴らしい、かも知れない。しかし、ならば鯨だけでなく魚類や鳥類や植物の捕獲(?)にも平等に反対してもらいたいものだ。右の論理からすれば、菜食主義者も捕鯨業者と同罪ということになるはずだから。だがペインはどういうわけか鯨以外の生
 物を食用にしている人間を非難することはしない。魚類を食べているイルカに「平和共存」のお説教をすることもしない。著者のアッカーマンはその辺を追及すべきだったのではないか。
 もう一点指摘しておく。右で引用したように、ペインは捕鯨に関して主として日本を批判している。またノルウェーを批判した箇所もある。なのに、肝腎のアメリカ人、すなわちイヌイットが捕鯨をしていることにはいっさい触れていない。この党派性、自国の捕鯨には口
 をぬぐうエゴ丸だしの態度に、お人好しの日本人は注意しておいた方がいいだろう。
 他人を批判する場合は少なくとも自分が同じ誤りを犯していないことが前提となるはずだが、その常識が反捕鯨論者には通用しないらしい。それと、このロジャー・ペインなる、知性とはおよそ無縁の人物が、WWFの付属機関である長期観察研究所の所長という地位にあ
 ることに注意したい。この肩書きがどの程度のステイタスになるのか、私にはよく分からない。大した地位ではないのかも知れない。しかしいずれにせよアメリカのWWFにこういう人間がいるということは分かる。すなわち、野生動物の保護を、その生態や生息数を冷静
 に評価しながら訴えるのではなく、特定の動物に反知性的な思い入れをして他国を批判しながら、肝腎の自国の行為には目をつぶるという人 物である。これはWWFという組織の差別性、少なくとも捕鯨問題に関する偏頗性をうかがわせる事実と言えよう。どんな組織に
 もおかしな人間はいる、という言い方もできる。しかし、こと捕鯨に関する限りこの差別性はかなり浸透しているのではないかと推測される。
 諏訪雄三『アメリカは環境に優しいのか』(新評論、1996年)には次のような記述がある。
 WWFアメリカのマイケル・ハットン副会長は、「クジラは頭が良いというより、センティエントな動物だと思う」と話す。(センティエントとは、意識のある、知覚したという意味。)アメリカでは、妊娠三、四カ月になる子どもは「知覚した」とし、これ以降の堕胎は
 殺人罪に当たる。センティエントは、殺人罪かどうかの分かれ目になる。センティエントと呼ぶことは、クジラに人間と同じ立場を与えているのかもしれない。
  WWFアメリカの副会長のこうした態度は、この組織が捕鯨に関して偏見にどっぷりつかっていることを証拠だてていると言えよう。
 さて、この種の鯨イルカ真理教の元締めは誰か、或いは淵源はどこにあるのか。
 ジョン・C・リリーという人物がいる。 1915年生まれのアメリカ人で、生物学と物理学の博士号を有し、イルカと人間のコミュニケーション研究によってその筋では著名な人物である。彼は55年頃から、イルカは高い知能を持ち人間と言語交流が可能との説を喧伝するよう
 になった。その彼が78年に書いた本が94年に邦訳された。『イルカと話す日』(NTT出版)である。
 この本でのリリーの主張と訳者・神谷敏郎の解説とを読むと、リリーの学説のたどった運命がよく分かる。 60年頃にヴァージン諸島にリリーの主催する研究所ができて本格的な研究が始まり、またマイアミにもコミュニケーション通信研究所が設けられ、彼の学説を実証し
 ようとの努力がなされた。だが結局成果を上げないまま解散しているのである。当時リリーは10年以内に人間とイルカの会話は実現できると言っていたが、その主張は見事にはずれたわけだ。ここからも分かるように、イルカの知能の研究は実は50年代から60年代にかけてが
 最盛期であり、SF作家アーサー・C・クラークのジュヴィナイル『イルカの島』が62年に書かれたのもそうした背景からであった。
 無論、リリーが結果的に証明されなかった学説を主張したこと自体は罪ではない。壮大な仮説をたててそれを実証しようとし結局失敗に終わるのは、科学の世界ではありがちなことだからだ。また当時と比べて現在はコンピュータの性能が向上しているし、脳神経学も発達し
 てきているから、今後イルカの言語に関して新しい知見が加わる可能性も否定できないと思う。しかし基本的に、鯨は人間以上の思考力を持ち人間以上の遠い視野で過去や未来を見つめているとか、鯨は地球のたどった歴史を記憶しているとか、鯨には人間と同等の法的権利
 を認めるべきだとか、鯨の倫理と哲学を理解して地球上・銀河系における人間の姿を見極めるべきだとか、国連に鯨代表を派遣するとか、鯨の持つ知識を利用した新しい産業ができるとか、米国国会図書館と鯨の間に電話回線網が設けられるとか――もう写すのが嫌になった
 ので止めるが、こういう彼の説は、SFまがいの暴論でしかない。ちなみにリリーの説が実証されていないことは、96年に出たばかりの村山・笠松『ここまでわかったイルカとクジラ』(講談社)も明記している。 
 それではなぜこの種の暴論をリリーは70年代になって改めて本の形で主張しているのか。それはすでに彼が科学者ではなくなっているからだ。新興宗教を宣伝するマッド・サイエンティストになり果てているのである。逆に言えば、50〜60年代の研究で成果が上がらなかった
 からこそマッドになってしまったのだとも受け取れる。また彼のそうした軌跡を、不幸にも時代が後押ししてしまった。この頃、乱獲によって南極海などの鯨類の資源量が極度に減少していたのは事実である。しかし、それが政治的に利用されて「鯨を救え」というスローガ
 ンとなり全世界に広まった時、反捕鯨主義は反ユダヤ主義にも似たカルトの相貌を帯びるようになった。加えて環境問題がブームになると野生動物はメディアの運ぶ映像によって美化され、実際には自然から遠く離れて暮らしている都市住民にロマンティックな慰謝を提供す
 るようになったのである。こうした時代背景がリリーにとっては追い風となったのであった。
 さて、私とは別の人物によるリリー批判を紹介しよう。 95年に出て一躍ベストセラーになった『トンデモ本の世界』(洋泉社)である。トンデモ本とは何か。内容がトンデモない本のことであるが、しかし意図的にデタラメな本を作り上げたのではない。「トンデモ本の著
 者たちはみんな大まじめであり、読者を笑わそうなどとはこれっぽっちも思っていない。しかし、常識ある人間が見れば、その内容は爆笑するしかない代物なのである」と序文に定義されている。
 さて、この本には各種のトンデモ本が紹介されていて暇つぶしには絶好なのであるが、312頁以下に「イルカに乗ったトンデモ」という章が設けられている。 90年代の日本ではイルカや鯨関係のトンデモ本が多く出回るようになったが、この項の著者はこれを「イルカ・オカ
 ルティズム」であるとし、その主張は二つに要約できるとしている。
 ひとつめは、イルカやクジラと直接的・非言語的な交流(テレパシーとかチャネリングとか)による深いレベルの精神交流が可能であるという主張。ふたつめは、彼らが人間にまさる知性と徳性を持っており、そんな彼らとの精神的交流を通じて人間は自らの救いとなるいろ
 いろなメッセージやパワーを受け取れるのだという主張である。要は、私の言う鯨イルカ真理教のことなのである。
 ここでは小原田泰久やジム・ノルマンの本が紹介され、トンデモなさが笑われているが、その掉尾を飾るのがリリーの『イルカと話す日』なのであり、彼が大
 衆に与えた芳しからざる影響が指摘される。「クジラ類と人類のあいだで結ぶ新しい法律や協定、条約を、クジラ類と協力して研究すべきである」といった彼の提案がリリー以上に夢見がちな人々をトンデモの方向へと誘ってしまった面は否めないと思う。
 そしてリリーの描く鯨類に関する未来図が笑われた後、「イルカへの期待というのは、一種のカーゴ信仰の変形としてのUFOの話の、さらなる後継者なのではないだろうか」と著者が述べているのは的確だろう。
 ただし、その直後で「イルカ本を読んで殺伐とした気分になったことはついぞない。それは、これらの本の主張に非合理的なものがあったとしても、スタンスが基本的に(…)生態系と仲良くやっていこうというものだからだろう」と付け足しているのは、甘い。なぜなら、
 UFO信仰は基本的には本人が楽しんでいればいいのであり、その限りにおいては誰にも迷惑をかけないが、鯨イルカ真理教は捕鯨国を敵視する思考を育て、文化差別主義やエコ・テロリストをも生み出したのであるから。オウム真理教の教義だけを見て、「殺伐とした気分
 にならない」から無害だと主張する人は、今どきいないでしょう。こうしたトンデモ本を真面目に信じ込んでしまうのは、いわゆる大衆ばかりではない。一見知識人風の人間こそ引っかかりやすいのであり(リリー自身が博士号を持つ人物であることを思い起こそう。『トン
 デモ本の世界』にはロケット工学で著名な糸川英夫を初め、トンデモない博士が次々と登場する)、アメリカに鯨イルカ真理教が蔓延したことについては知識人(ただし二流の)の責任も小さからぬものがある。次にその点をより具体的に考察しよう。
4 小松錬平=ロビン・ギル論争の意味
 新しい治世を樹立しよう、普遍的ユートピアを、或いは世界帝国を創立しようとするのは、とりもなおさず悪魔に加担することであり、悪魔のたくらみに協力しその総仕上げをすることである。E・M・シオラン『歴史とユートピア』
 1986年、『中央公論』誌上で捕鯨問題をめぐる論争が、小松錬平とロビン・ギルの間で繰り広げられた。小松は当時『朝日新聞』編集委員兼テレビ朝日ニュースキャスター、ギルはアメリカ出で79年より日本に滞在、独善的な日本人論を批判した『反=日本人論』や『日本人
 論探検』などで注目されていた。論争は、4月号に小松の「くじらと経済摩擦」が載ったのを皮切りに、6月号にギル「4月号くじら論文の目くじらを嗤う」、7月号に小松「ギル氏の事実誤認は故意なのか」、9月号にギル「知ってもらいたい反捕鯨運動の動機」という形で続
 いた。私が特にこの論争を取り上げるのは、これが捕鯨問題をめぐって日本側とアメリカ側の間で正面きって行われた唯一の論争だからである。(無論、ここでは国際会議内でのやりとりは除外し、マスコミに登場して誰でもが読める形で行われたものを言っている。)その
 意味で、この論争は今も捕鯨問題を考える場合には欠かせない資料であるし、日本国内だけでなく英訳などによって国際的に紹介される価値があると考えている。
 論争は事実上小松の完勝で終わったが、捕鯨問題がその後それとは逆の方向に進んでいったのは、政治が科学的事実や論理とは別物であり、日本と米国の政治的力量に大きな差があるという厳然たる事実を証明していると言えよう。
 ここでは、この論争で扱われた鯨の資源量や捕鯨禁止にいたる政治的駆け引きの問題には触れないでおく。というより、ギルの小松批判はそういう方面では余り行われていない(正確には、できない、と言うべきか)からだ。二、三、その方面での言及もギルはしているが
 基本的には小松の反批判によって退けられている。これは米国などでどれだけいい加減な反捕鯨的言説が流布しているかの証拠ともなるものだが、ギルの論法は主として日本側の反捕鯨批判が文化論に依拠して行われているとしてそれを批判したものなのである。
 そこでまず、迂遠なようだが、ギルがその著書『反=日本人論』(工作舎、1985年)と『日本人論探検』(TBSブリタニカ、1985年)でどういう主張をしているかを見ておこう。そうでないと、ギルの主張や当人の資質は分かりにくいからだ。
 『反=日本人論』は、日本で流通している「日本人論」を批判した書である。
浅薄な比較文化学者によって主張される「日本人独自説」の類が無根拠であること、日本人ならではと巷間されているものが実際には他国にも見られる場合が多かったり、日本に比較的新しく導入されたものに過ぎなかったりすることを、該博な知識によって指摘した本であ
る。といっても筆致はいたずらに攻撃的ではなく、ユーモアに富み、読んでいて面白い。
 この本でのギルの主張に私はおおむね賛成である。何よりろくな学識もないままに「これは日本独自のものだ」という言説を垂れ流しにしている日本人学者・ジャーナリストを恥ずかしいと思う。一つだけつけ加えるなら、ギルの批判している日本人独自説の類は日本が経済
 的に豊かになり「経済大国」などとおだてあげられるようになって出てきた自己讃美の一種であって、高度成長を遂げる前の日本では逆に、欧米や社会主義国を極度に理想化しそこから日本を批判する「日本=三流国」論が知識人の間ではハバをきかせていた。日本人独自説
 はそれが裏がえったものに過ぎない。だからギルはふた昔前の日本についても調べて、『反=欧米人論』を書くべきだと思う。
 この本からは、エコロジーに対するギルの姿勢も見て取れる。エコロジー一般に好意的ではあるが、決して過激になったり盲信したりはしない。ファンダメンタリズム的なものに対する彼の嫌悪は、自分は昔アラブに好意を持っていなかったと述べる箇所からもうかがえる。
 「なによりも、私はキリスト教あるいはユダヤ教あるいは回教における基本主義派が大嫌いだった」と。しかし過度にアラブと日本を対立的に考える、例えば本多勝一のルポルタージュには異議を唱え、今日のアラブの非寛容主義について、吉村作治を引用しつつ言う。「『
 最近のアラブ諸国に見られる硬直化は、建て前と本音とのバランスを失い、その良さを忘れてしまった結果だ。』そんなに遠くない昔、天皇主義の”神聖戦争”に走ったことのある日本人は、今日のアラブの悲劇に同情できるはずだ。」
 そして、ラジカル・エコロジーについては、ルソー流の「高貴なる野蛮人」という考え方が近代ヨーロッパのロマンティシズムに過ぎないことを見抜きつつ、ラディカル・エコロジストの思想は甘いと述べている。
 菜食・肉食についてはどうか。ギルは河合雅雄を批判しつつ、「肉食=悪、菜食=善」というのは偏見だと正しく指摘している。
 また菜食主義者の思想は肉食動物の否定にもつながるとして、アラン・ワッツなどを引用しつつ、「生きることを決心することは殺すことだということを率直に認める」「食事のために殺されたあらゆる生物は大事に慈しまれなければならない。 ”食べたいほど愛している”
 に加えて”愛するほどに食べる”というわけだ」「もしトリが殺されて、なかなかおいしい料理にならなかったとしたら、そのトリは無駄に死んだのである。私のために亡くなった生きものに対して、せめて料理の傑作にしてあげ、味わい楽しんであげることによってたたえ
 よう」と、極めてバランスのとれた認識を示している。『日本人論探検』も『反=日本人論』と同工異曲だが、問題の扱いがストレートで著者の提言が前面に出ているところが、違いといえば違いである。やはり言われていることにはだいたい賛成できるのだが、叙述の余裕
 から来る面白味という点ではやや劣る。それと捕鯨問題にページを割いているところが違っていて、この点についての著者の意見には全然賛成できないが、それはすぐ後で触れる。 ともかく、全体として見るとギルのこの2著は悪くない出来ばえであり、特に『反=日本人論
 』の方は名著と評してもいいだろう。なんだ、ベタほめじゃないか、と思う読者もいるだろう。そう、私はこの2著に関しては基本的にギルを賞讃する。
 ではよりによって捕鯨に関するギルの意見だけがどうしてダメなのか、と疑問を抱く人もいるだろう。答は簡単である。ギルが批判している浅薄な日本人論、それと同じレベルのことを彼は自ら反捕鯨論でやってしまっているからだ。つまり鯨や捕鯨についてろくに知らない
 のに、鯨は特殊な動物だ、捕鯨ダケはイケナイ行為だと思いこんでしまったのである。
 『日本人論探検』での彼の論法を見よう。まず彼は捕鯨問題における日本人の反応を偏頗だとする。例えば、「英米人こそかつて鯨油のためだけに鯨を乱獲した張本人だ」「反捕鯨はレーガンの陰謀だ」という日本人の反応に対して、「過去にそれだけ悪行を重ねてきたのに
 、白人=人間至上主義を止めて、よりエコロジカルな信念に〔白人が〕変わったことを歓迎すべき」「グリーンピースは革新的環境主義者であり、(…)ベトナム戦争に反対し、レーガンのことが大嫌い」と応じている。
 日本側の反応に若干問題があるのは私も認めるが、それに対するギルの批判もおかしい。
 まず英米が反捕鯨を主張するようになったのは、経済的に引き合わなくなって捕鯨業から撤退した後になってからである。エコロジカルな理由で捕鯨を止めたのではない。むしろ経済的理由で捕鯨業から撤退していたからこそ、安心して反捕鯨をエコロジカルに主張できたの
 である。後で述べるが、こういう政治的駆け引きは72年のストックホルム国際環境会議で突如捕鯨問題が取り上げられたことにもつながっている。この辺の政治的洞察がギルには欠けている。もっともギルは、米国がイルカの保護に乗り出していること、その実現にあたって
 はイルカを巻き込むマグロ漁に反対して国民がツナをボイコットしたことが大きいとしているが、この辺は甘ちゃんの寝言としか言いようがない。都市住民はいくら好物をボイコットしようがそれで食物がなくなるわけではない。しかしマグロ漁を行う漁民からすれば、マグ
 ロが売れないと生計そのものが危ういのである。その点で都市住民と漁民には大きな「権力」の差がある。自然をロマンティックに見る多数の都市住民の横暴に過ぎないものを美化するギルの論法を、右で挙げた『反=日本人論』でのファンダメンタリストやエコロジーに関
 する妥当な認識と比較してほしい。後退ぶりは明らかだろう。こと鯨イルカ類となると、ギルの知的レベルは大幅に低下してしまうのだ。が、嫌っていようがいまいがレーガンが政策を(積極的にであれ嫌々であれ)行う時、米国大統領として行っていることをギルは忘れ
 ている。つまり、軍事的・経済的・政治的に世界最強の国家の大統領として行っているということだ。基本的にそれは「力による政治」である。反捕鯨はその意味で、ギルの嫌うレーガン流の政治そのものに他ならない。ギルはグリーンピースが反体制派であると言いたいら
 しいが、米国の反体制派が外国に向かって何かを主張する時、必ずそこには超大国たる自国の力が背景にあるのであって、そのことが分からないで自国反体制派を持ち上げるのはナイーヴに過ぎる。例えばアイスランドは、米国内での魚製品輸入ボイコットにあって捕鯨を中
 止せざるを得なかったが、逆のことが可能かどうか、ギルは考えてみるべきだろう。アイスランド国民が米国内の何らかの習慣を気に入らなかったとして、輸入ボイコットによって米国民の習慣を変えられるだろうか。
 ギルに欠けているのはこうした国家間の力関係への洞察であり、それは彼が根本的に政治音痴である証左なのである。そレーガンとグリーンピースとの関係だが、ギルがレーガンを嫌っているらしいことはだいぶ後の(捕鯨とは無関係の)記述からも分かる。それは別の一節からも
 うかがえる。捕鯨に対してイヌ食は余り問題になっていないではないかとして、「まあ、国際的イメージを配慮しながら、88年のオリンピックまでに犬食を自ら廃止しようとする韓国政府などの例もあるが」と簡単に述べているのだが、ギルはここでも逆のケースがあり得るか、全
 然想像が及ばない。米国や英国は、日本や韓国と食習慣が違うからといって、イベントを契機に自ら改めようとするだろうか。「国際」というのは実際には欧米先進国の習慣によってイメージされているのが実態なのであり、そうした中で起こり得る習慣の変化とは半ば以上政治的
 な力関係で決まってくるのである。韓国がオリンピック開催に際して感じたであろう圧迫感に、ギルはまったく同情がないし、そうした力関係にこそ彼の得意な「文化」の問題を解く鍵もあるのだということに気づかない。おめでたい人である。さて、ギルの挙げる反捕鯨の根拠の
 第二点、というか本質的な理由を見よう。要するに鯨類高知能説なのだが、これは前項で取り上げたWWFの長期観察研究所長ロジャー・ペインに対する批判を思い出していただければ事足りる。鯨の脳についてギルはどう言っているか。だが、その「用」を具体的に言うと、まだ
 まだ当てずっぽうの段階である。ある科学者は、あの脳ミソには7つの海の海底地図がおさまっているのではないか、と仮説する。立体的な事物の記憶にはあれくらいの容積が必要だ、というのがその根拠である。あれはクジャクの尾のようなものだ、と言う人もいる。つまり異性
 の注意を引くため、というのだが、脳ミソをどうやって見せびらかし、相手を「悩殺」するのかは、はっきりしない。何世代にもわたる記憶をおさめているのだ、という説もある。誰にもほんとうのところはわからない。最後の台詞、「誰にもほんとうのところはわからない」はペ
 インの言説とそっくりである。また彼の挙げる説に、マッド・サイエンティストたるリリーの影が明瞭に認められることにも気づくだろう。鯨類知能論は20年以上の歴史を持つのに日本のマスコミはそれをまったく報じていないとギルは批判するが、
 こんなあやふやな説を報道しようとする方がおかしいのである。本当に科学的にきちんと実証された説なら日本のマスコミも報じないはずがないのだ。ギルはこの説のあやふやさを糊塗するために、有名な科学者、カール・セーガン氏はいったいなぜ、「宇宙人とのコミュニケー
 ションを図る前に、海の住民のクジラ類とのコミュニケートを試みる方がよい」などと言えるのだろうか。セーガン博士は狂気だろうか。そしてまた、セーガン博士と同様にクジラ類の頭の良さを信じている英米の一流学者の多くも、皆狂っているのだろうか。と援軍を頼んで数
 の論理に逃げ込むのだが、その直後にバランス感覚を取り戻して「もちろんその可能性もあるが」と付け足しているのは悪くない。彼らについては実際、狂っていると言うしかあるまい。というより、科学者とは、自分の専門分野について実証的に研究する人間であって、専門外
 の、それも実証されていない事柄について無責任な言辞を連ねる人間のことではない。後者のような人間は科学者ではなく山師であるか、たかだか二流知識人に過ぎない。この点に関するギルの認識は、無根拠な日本人独自説を唱える日本人(ばかりではないが)学者を批判する
 時とは別人のように鈍い。日本人論については本多勝一や渡部昇一などの名声(?)に騙されなかったのに、こと鯨に関してはカール・セーガンの名声にコロリと参ってしまうのでは、知性そのものを疑われても仕方があるまい。日本やヨーロッパの人間は、過去の様々な事例か
 ら、「知識人」の言うことが必ずしもアテにならないこと、根拠のない説を盲信しやすいのがむしろ知識階級であることを心得ていて多少用心深くなっているが、ギルを見るとアメリカ人はこの点でかなり遅れているのではと言いたくなってくる。またギルは、鯨類の知能が本当
 に実証されるまでには長い時間がかかるだろうとして、「陸上の動物と海の動物との異心伝心が難事業になるのは必至であり、その成功までに何百年かかっても不思議はない」と述べる。ここから分かるのは、鯨類高知能説が一種のユートピア思想であるということだ。ユートピ
 アは決して実現せず、むしろ実現しないことによってそれを喧伝する人間の情熱を駆り立てる。時間的もしくは距離的に遠いところにあり、それに関する正確な知識を得られないからこそ、ユートピアは成立するのであり、それに熱狂する人間が生まれるのである。
 そしてその結果が「目的は手段を正当化する」という論理につながり、最悪の場合はヒトラーやスターリンの残虐行為に道を開くのであり、捕鯨問題ではエコ・テロリズムや様々な不正行為を容認する態度につながるのである。ユートピア思想に弱いが故のこうした態度こそ、
 二流知識人の特質である。例えば最近でも、移民規制をめぐるフランス知識人の動きに批判が出たことを『朝日新聞』が報じている(98年1月13日付け)。フランス政府が打ちだした移民規制案に反対する署名運動が起き、デリダやル・クレジオなどの著名知識人が同調したが、
 しばらくして逆にこの運動を批判する声明が別の知識人によって出された。移民はすぐにでもフランス社会にとけ込めるのだから、入国制限はけしからん、という「芝居がかった道徳的な憤りは(極右の)すべての移民排斥の主張と同様、政治ではない」と〔声明は〕し、この
 署名運動を情緒的だ、と決めつけた。声明の執筆者で、社会学者ピエールアンドレ・タギエフ氏は、この運動を革命至上主義の左翼の宗教的な考え(メシアニズム)に似たところがあるという。
 社会変革の担い手としての「プロレタリア」の代わりに、理想化、英雄化した「移民」を置き換え、自らの意見と異なる者を悪役に仕立ててしまう。(…)理性的な議論を棚上げにし、知名度を利用して一般市民をあおるのはおかしい、というわけだ。
 タギエフ氏は「何かの分野で権威があるからといって、ほかの分野でも見識や能力があることにはならない。知識人は専門外にまで影響を及ぼそうとするのを慎むべきだ」と主張する。
 右の「移民」を「鯨」に置き換えれば、ギルやセーガンなどアメリカ知識人のお粗末さは明瞭だろう。これはごく最近の認識じゃないかって?そう思う向きには、英国の文筆家ジョージ・オーウェルが半世紀も前に書いた「ナショナリズムについて」を読んでいただこう(『オー
 ウェル評論集』、岩波文庫)。なおここでのナショナリズムとは「何かに盲目的忠誠心を捧げる態度」を意味し、その対象は自国とは限らない。
 (…)私が問題にしている精神の動き〔ナショナリズム〕が英国知識人のあいだに広く行きわたっていること、それも一般大衆のあいだより知識人のあいだに行きわたっていることを、納得してもらえるだろう。
 (…)言うまでもなく、インテリのあいだで圧倒的な型のナショナリズムは共産主義なのだ。
 ただし、ここで共産主義者というのは、共産党員だけでなく一般にその同調者および親ソ派をふくめた大ざっぱな意味で言っているのであって、ソ連を祖国と見なし、何がなんでもソ連 の政策は正しいとしてその利益をはかるのを自分の義務と心得ている人をさす。(…)
 ナショナリストは、味方の残虐行為となると非難しないだけでなく、耳にも入らないという、すばらしい才能を持っている。英国におけるヒットラー崇拝者たちは、6年ものあいだ、ダッハウやブッヘンヴァルトの存在に耳をふさいできた。そしてドイツの強制収容所をもっと
 も声高に弾劾した人びとのほうは、ソヴィエトにも強制収容所があることはぜんぜん知らないか、知っていてもぼんやりした知識しかないことが珍しくないのだ。
 次に、ギルのようなアメリカ人が出てくる背景について別の角度から一瞥しておこう。社会学者・宮台真司は『制服少女たちの選択』(講談社、1994年)の中で、日本における70年代以降のサブカルチャーの流れを分析しつつ、日本のカタログ的雑誌が米国サブカルチャーのバ
 イブル"WHOLE EARTH CATALOG"のコンセプトをそのまま借りてきたものであり、アウトドアライフ・ムーブメントの細々とした商品紹介をこととしていたと指摘して、以下のように述べている。
 本家の"WHOLE EARTH CATALOG"の基礎になっていたのが、ベトナム戦争後の米国におけるドラッグレス・ハイ・ムーブメントだった。その背景には、60年代後半の米国サブカルチャーにおける、社会派(=反戦派)と自己派(=ドラッグ派)の潜在的な分岐があった。前者の一部
 は、72年のストックホルム「人間国際環境会議」において突如もちあがった「反捕鯨」(「枯れ葉作戦糾弾」のはずが米国政府による買収で寝返ったとされる)を通して「エコロジー派」へと転身し、後者の一部は(…)ドラッグレス化し(…)アウトドアライフ・ムーブメト
 トやサバイバル・ブーム(…)、パソコンクリエーターや、ニューエイジサイエンスや、サイコセラピーや自己改造へと進んだ。これらのいわば「なれの果て」の諸動向は日本においても大きな影響をおよぼし、双方ともに「敗北左翼の救済コード」として機能することになった。
 何故に72年のストックホルム環境会議で突如捕鯨問題(だけ)が浮上したのか、真相は今も謎であるが、
右で宮台が述べている説は当時水産庁の調査官だった米沢邦男が唱えたもので、先にも紹介した小松錬平の「くじらと経済摩擦」(『中央公論』86年4月号)や梅崎義人『クジラと陰謀』(ABC出版、1986年)でも紹介されている。私は一般に陰謀説の類は余り信用しない人間
だが、ストックホルムで捕鯨問題が大きく取り上げられたことに関しては極めて不透明な部分があると感じており、会議の主催国スウェーデンの首相だったパルメが反米を鮮明にしたくないとの立場から、ヴェトナム戦争に触れて米国政府の逆鱗に触れるのを回避したという説は
なかなか説得的だと考えている。しかしとりあえずここで重要なのは、ギルのような人間が生まれてくる背景への宮台の洞察である。「敗北左翼の救済コード」としての反捕鯨運動、そしてそれに加担してしまうギルのような世代(彼は51年生まれ)が見えてくるだろう。無論こ
こでの「敗北左翼」とは、実際に反体制運動での敗北経験があることを意味しない。直接的な反体制運動が不可能な時代に、その代用品(オウム真理教でも、鯨イルカ真理教でも!)に向かってしまう人間一般をそう名づけるのだと考えればよい。さて、回り道がずいぶん長くな
ってしまった。実はここまで読んでもらえば、小松=ギル論争についてはほとんど分かったも同然なのである。ギルは「4月号くじら論文の目くじらを嗤う」で、主として小松が「くじらと経済摩擦」で述べた「捕鯨問題は文化的相違から来る」という叙述を撃っているのだが、
実際は小松論文のメインは捕鯨問題をめぐる経緯や反捕鯨国の不正なやり口の紹介であって、文化論はその後につけ加えられたものに過ぎない。だからギルの批判はかなり的をはずしている。肝腎なのは鯨の資源量とは無関係に汚いやり口で捕鯨禁止が決まったというところなの
に、ギルはその点に余り目を向けないのである。先に引いたオーウェルの批判がそのまま当てはまる姿勢と言えよう。そしてギルは最後に、ライアル・ワトソンやラヴロックやセーガンなどの一流科学者も相手にしたらどうですか、捕鯨問題をめぐる対話はストックホルム決議か
ら一歩も進んでいないと述べているのだが、ここに至っては彼の政治音痴ぶりは絶望的な様相を呈している。まずラヴロックやセーガンは政治家ではないし捕鯨問題の専門家でも当事者でもない。彼らと話し合ったとしても捕鯨問題が具体的に解決されるわけではない。次に、米
国政府が捕鯨問題でとったのは問答無用の態度であって、対話を進める方向などではない。もし対話を言うなら、ギルははっきり米国政府の態度を批判し、捕鯨国に不当な圧力をかけることをまずもって止めさせ、その上で対話を呼びかけるべきであろう。ギルはそういうことは
全然していない。むしろ彼がしてきたのは、米国政府の力まかせの政策を容認し暗黙裡に支持することだったのだ。そんなギルに「対話」など呼びかける資格はない。小松の反批判で反捕鯨的言説の誤りを指摘されたギルは、最後の「知ってもらいたい反捕鯨運動の動機」でその
点を率直に謝罪しながらも、まだ反捕鯨運動性善説に固執している。昔白人中心主義だったアメリカ文化が鯨を人間の輪の中に加えたのは、「日本人を輪の中に入れたのと同じ」だと言うのだが、これほど人をバカにした話はない。これは、人間の範疇を決めるのは結局白人だと
言っているも同然だからだ。白人が日本人や鯨を人間の仲間と認めたのだからそう思わなければならない、思わない奴は圧力をかけられて当然だ、ということなので、結局ゴリゴリの白人中心主義から全然進歩していないのである。恐らく当人はそんな意図はなかったと言うだろ
うが、言葉遣いには注意しなさいと言いたくなる。そして最後にギルは、「他民族の食品リストを削るという行為」自体がいけない、との発想はむしろ危ない。地球全体の生態系のためなら、どんな民族の飲食習慣を非難してもよろしい、いやすべきだと思います。」と言うのだ
が、生態系を破壊してまで鯨をとるべきだとは小松は一言も言っていない。捕鯨が生態系を破壊するかどうかは資源量の正確な測定で決まるのであり、IWC科学委員会はミンク鯨の資源量が捕鯨をするに足ると認めている。シロナガス鯨のように数の減っている鯨をとらせろと
は日本は全然主張していない。ギルの本来の主張は「鯨は頭がいい」だったはずで、これは生態系とはまるで別問題であるから、彼はここで再度的をはずしていると言えよう。そして何より、「地球全体の生態系のためなら、どんな民族の飲食習慣を非難してもよい」と言うなら
、自国のイヌイットの捕鯨を批判したらどうか。しかもイヌイットの捕鯨対象であるホッキョク鯨は、日本が捕鯨を要求しているミンク鯨とは違って資源量がかなり少ないのだから。ところがギルは小松との論争ではイヌイットの捕鯨を擁護しているのだ。
こうなるとギルという男の恐るべき、或いは月並みな党派性は明らかだろう。彼は『反=日本人論』のあとがきで、日本人論を次々と批判したことを弁明して、「もし本書が、アメリカ人向けに書かれたとしたら、日本の良いところとアメリカの悪いところばかりを書いた
に違いない」と述べている。先にも書いたように『反=日本人論』は名著であるから、私としてもそれを信じたい気持ちは重々あるのだが、捕鯨問題についてのギルの態度を見る限り、にわかには信じがたくなってくるのである。
5 カール・セーガンの悪霊
 前回、小松錬平と捕鯨論争を行ったロビン・ギルを例に、この問題に対するアメリカ知識人の思考病理を探ると同時に、彼らの責任を追及した。そこで、ギルが反捕鯨運動を正当化するために天文学者カール・セーガンの名を援用していたことを思い出していただきたい。
言うまでもなくセーガンはギルと違って全世界的に名を知られた人物であり、その発言は米国の枠をはるかに越えた影響力を持ったと考えられる。したがって、捕鯨問題を論じるにはセーガン抜きで済ますわけにはいかない。以下、彼のこの問題に対する言動を追うことに
する。セーガンの経歴を簡単に紹介すると、34年アメリカ生まれ。父はロシア系移民の労働者だったが、成績優秀だった彼は奨学金を得てシカゴ大学で博士号を取得。いくつかの大学で教鞭をとった後、コーネル大学に落ちつき、同大学惑星研究所長も兼務。NASAの惑
星探査計画で重要な役割を果たした。文才を発揮して啓蒙的なノンフィクションを多数執筆すると同時に、『コンタクト』のような小説にも手を染めている。数々の受賞歴あり。 96年死去。
セーガンにはおびただしい著作があり、その全てに目を通すことはとてもできない。ここでは邦訳のあるものに限定して彼の思考の軌跡をたどってみたい。読んだ文献は以下の通りで、表示年は訳書ではなく原著の出た年を指している。セーガンがいつ頃どういうことを考
えていたかが重要なポイントになるからだ。
タイトルが長い書物は、各末尾に記したように略記する。引用は、文意を損なわない範囲で多少表現を変えたり縮めたりする場合がある。
・『宇宙との連帯』(The Cosmic Connection, 1973:河出書房)『連帯』と略記。・『エデンの恐竜――知能の源流をたずねて――』(The Dragons of Eden― Speclations on The Evolution of Human Intelligence, 1977:秀潤社)『エデン』と略記。
・『サイエンス・アドベンチャー』(Broca's Brain, 1978:新潮社)『アド』と略記。・『コスモス』(Cosmos, 1980:朝日新聞社)・『コンタクト』(Contact, 1985:新潮社)・『はるかな記憶 人間に刻まれた進化の歩み』(Shadows of Forgotten Ancestors, 1992
:朝日新聞社)『はるか』と略記。・『惑星へ』(Pale Blue Dot, 1994:朝日新聞社)・『カール・セーガン科学と悪霊を語る』(The Demon-Haunted World: Science as a Candle in the Dark, 1996:新潮社)『悪霊』と略記。セーガンの専門は言うまでもなく天文学
であるが、右の邦訳著作表からも分かるように、生物や進化についても旺盛な知的好奇心を有している。これについてセーガン自身は次のように述べている。 地球上の生命の本質を調べることと、地球以外の生命を探すこととは、「私たちは、いったい何者なのか」という
一つの質問の二つの側面を探ることに他ならない。(『コスモス』)つまり地球外生命の存在について真剣に考えるなら、必然的に地球上の生命についても知識を深めざるを得ないというわけだ。実際、彼は宇宙に関する啓蒙的な著作の中でもしばしば生物やその進化に言
及している。鯨類の知能に興味を持つ素地は最初からあったということになろう。だがその直接的なきっかけは、彼もまた時代の子であったという事実を物語っている。すなわち、ジョン・C・リリーこそがセーガンを鯨類高知能説へと導いた張本人だったのだ。前回に論
及した例のマッド・サイエンティストその人である。二人の接触はどのようにして可能になったのか。『連帯』によれば次のような事情があった。 61年に米国で知的異星生物とのコミュニケーションをテーマとした科学者の会合が開かれた際に、リリーも招待されていたの
である。
リリーが招待されたのは、彼がイルカの知性について研究していたため――特にイルカとのコミュニケーションを行うべく苦心していたためであった。イルカとコミュニケーションを持とうとする彼の研究が、ある意味で――イルカは地球上で人間以外の唯一の知
的な種であろうから――将来、万が一にも恒星間通信が確立された場合、異星の知的生物種とコミュニケートするにあたって、我々の直面する問題への一つの解決法となるかも知れないと考えられたのである。私としては、万が一宇宙からのメッセージを受信したときには、
それを理解する方が、イルカ語(かりにそういうものがあるとして)を理解するよりはずっとやさしいのではないかと思っているが。
最後で留保をつけてはいるが、セーガンは「イルカは地球上で人間以外の唯一の知的な種」であるとはっきり述べている。この出会いが61年であったことにも注意しよう。リリーがフロリダに研究所を設けてイルカ研究に打ち込み始めて間もない時期であり、当時「イルカ
と人間のコミュニケーション」は最新の学説として脚光を浴びていた。異星生物とのコミュニケーションについて論じる会合にリリーが招かれたのは、そうした背景からだったと考えられる。 この会合に出席した天文学者は顔見知り同士が多かったが、ほとんどがリリーと
は初対面だった、しかし皆リリーの話に魅せられ、メンバーを「イルカ騎士団」と名づけた、とセーガンは述べている。当時の米国インテリ層の雰囲気がうかがえる話ではある。セーガンはその後リリーの研究所に招かれ、イルカと一緒に泳いだりしてリリーの説に傾倒し
てゆく。『連帯』(73年)の中で彼は、リリーの研究所がすでに閉鎖された事実に触れ、また「彼の研究の科学的な一面については、多少批判的にならざるを得ない私だが」と再度慎重な留保をつけながらも、イルカ研究に関してリリーは「疑問の余地なく大きな業績をあ
げた」と断言している。そして、鯨類高知能説を支持しつつ次のように述べる。 クジラの脳のサイズは、人間のそれよりも遥かに大きい。その脳皮質は回旋状をしている。しかも彼らは、少なくとも人間と同程度の社会性を持つ。人類学者は、人間の知能の発達はつぎの三
つの要因に主として依存していたと考えている。
すなわち、脳の容積、脳の回旋性、そして個体同士の社会的相互作用である。つまりクジラ類は、これら三つの条件において人間よりも平均的にすぐれている――時によっては遥かにすぐれていることになるのである。
(…)〔「鯨の歌」に示された〕クジラ類の知能が、叙事詩や歴史の代替物あるいは社会活動の精巧な暗号のかたちになって発達しているとは考えられないだろうか。クジラやイルカは、文字発明以前の人間のホメロスのように、はるかな深海の深みの中で膨大な年月に
わたって繰り広げられた偉大な行為を、そうして物語っているのではないだろうか。
前半はいかにも大ざっぱな議論で、体全体の大きさから見た脳の比率という基本的な思考すら入っていないし、大脳皮質の内部分析にも立ち入っていない。そもそも鯨類の「社会的相互作用」が人間よりすぐれているとどうして言えるのだろうか。後半については、前回
ギルについても述べたように、マッド・サイエンティストたるリリーの影響がもろに出ていることが分かるだろう。リリーの説が立証されていないことは、これも前回述べたが、村山司・笠松不二男『ここまでわかったイルカとクジラ』(講談社、96年)に明記されている。
日本人学者は捕鯨国の人間だから信用できないという疑り深い方には、米国イルカ学の泰斗ケネス・S・ノリスの『イルカ入門』(どうぶつ社、原著91年)の一節を紹介しよう。
これまで述べてきたイルカのコミュニケーションの実態は、彼らが私たちのような高度にシンボル化された言語を持たないことを示している。(…)イルカたちは、現在起きつつある出来事について情緒的表現をすることしかできないらしい。(…)イルカのコミュニケーシ
ョンには過去や未来の物事を示すシンボルなど存在しない。/では、イルカたちは、個体に共通した記憶や行動以上の何らかの形で、『文化』を保持することができるのだろうか。あるいは私たちのように、過去の出来事に思いを巡らせ、それを美化したりすることがあるの
だろうか。私はできないと思う。彼らにそのようなことができることを示す証拠はまったくないからだ。/またイルカたちには、私たちの豊かな文化の基礎となっている『世代をこえた経験の伝達』の機構も存在しないようだ。つまり、集団としての経験を文字や口伝の形で
後の世代に伝え保持していく能力である。
こうして現在ではリリーの「鯨は地球の歴史を記憶している」式の仮説は否定されている。目新しいトンデモ話に飛びついてしまった61年頃のセーガンの失態は、現在から見ればきわめて明瞭と言っていい。なお『連帯』には、前回言及した低能の鯨主義者ロジャー・ペインの名も
登場していて、セーガンがこの時分にある種のセクトと親密な関係にあったらしい事情が浮かび上がってくる。セーガンはのちに、「科学者たちは多くの仮説を提唱するが、その多くは誤りだということが、のちになってわかるものである」(『コスモス』)と述べているが、それ
はそっくり鯨に関するセーガンの言説に当てはまる。しかし、単に鯨が地球の歴史を記憶していると誤認しただけなら罪は軽い。問題はその後にある。セーガンは『連帯』で鯨類高知能説に続けて次のように述べる。クジラ類は我々のために、きわめて重要な教訓を提示している。
(…)我々は、組織的に彼らを虐殺してきた。(…)なぜごく最近まで、この恐るべき残虐行為に対してたいした非難の声もあがらず、クジラに対して同情の念も湧かなかったのか? /クジラ産業には、生命に対する尊重の念がほとんど見当たらない――これは、人間に深く根ざ
している欠点だが、勿論、クジラには限らない。人間対人間の戦争ともなれば、一方は他方を互いに人間ではないと宣言し、そうすることによって、人間同士が殺し合う際に自然に湧き出てくる疑惑をなくそうとするのが普通である。ここに来るとセーガンは、単なる事実誤認の域
を越えてプロパガンダを開始する。怪しげな仮説をもとにしたこの軽薄な行為は、彼の経歴に重大な汚点を残すものだ。そしてこのプロパガンダに伴う彼の論法は、ペイン同様の、矛盾と論理的飛躍だらけの代物なのである。なぜ捕鯨が人間同士の戦争と比較されねばならないのだ
ろうか。これは鯨を人間と同等と見なすことが前提でなければ成り立たない議論だ。その前提が実証されていないことは仮に棚上げしてもよい。歴史的に見れば鯨が人間と同じだという思考法は流布していなかった。だから捕鯨産業を非難する声が上がらなかったのは当り前なのだ
。その捕鯨産業を「生命に対する尊重の念がない」と批判する場合に比較すべき対象は、戦争などではなく、牛や豚や鶏や魚を扱う業者であり、そして何よりもそれらを食べて生きているセーガン自身なのである。
セーガンはおのれの生き方が問われるべき核心点を巧妙に回避している。右で引用した文章に続いて彼は次のように言う。ナチスはかつてこの目的を、征服する国の人間を〈亜人間〉と宣言することによってきわめて効果的に達成した。(…)アメリカでも、他の人間を
〈亜人間〉と差別することが、初期のアメリカ・インディアンとの戦いから、ごく最近の軍事行動にいたるまで、軍と経済マシンとのかくされた潤滑油であった。古い文化を持った他国民が、敵だというだけの理由で、サルとかトンガリ頭とかヤブニラミなどと口汚くの
のしられた。 セーガンは良心的知識人の常として、差別思想や欧米中心主義に対して用心深い。ここでも自国アメリカの誤りを例に挙げることで、自分の主張がエスノセントリズムとは無縁の公正なものだという印象を与えようとしている。だが私に言わせれば、この論
法を反捕鯨論者が用いる時、それこそが逆に彼が伝統的な欧米中心主義者・差別主義者であることを証明しているのである。どういうことか。近年、ヨーロッパ植民地主義と文化との関係について研究が進んでいる。そこで明らかになったのは、コロンブス以降アメリカ
大陸にやって来たヨーロッパ人が先住民を劣等人種と位置づけようとして、しばしば「人喰い人種」のレッテルを貼ったという事実である。
前回取り上げたギルも、小松錬平との論争でこう述べている。農水省高官が「……〔鯨は〕牛と同じ哺乳類なのに、なぜ食べてはいけないのか」と発言しているのに出くわした。私は、ハッ、同じ哺乳類なら、人間を食べてもいいのかな、と日本人のオカシなレトリックを
大いに楽しんだものだ。(『中央公論』86年6月号)これは、鯨食文化を食人になぞらえる反捕鯨論者の態度が端的に現れたものだ。ところで、アメリカの土着民族に本当に食人の習慣があったかどうかは実は実証されていない。白人側の文献は多数あるが、その証拠能力
には信頼がおけないという。アメリカの人類学者W・アレンズはそれをもとにこう述べる。
普遍的なのは、食人行為そのものではない。むしろ「他者」を食人者と考える現象である。重要な問題は、人間が人間の肉を食べる理由ではない。むしろ、ある集団が他集団を食人者と規定する理由である。解明すべきなのは、観察可能な習慣ではない。むしろ、ある観念
体系の一側面なのである。
。(『人喰いの神話』、岩波書店、原著79年)そしてアレンズは、「ある人間集団が他の集団を食人者と考えるのは、文化境界の構築と維持」のためだと結論づける。例えば、『ロビンソン・クルーソー』で主人公の助手になるフライデーが人喰い
人種の出身で、主人公に教化されて食人の習慣をやめるという設定は、こうした観念体系の典型例に他ならない。
ここは植民地主義について論じる場所ではないのでこれ以上深入りしないが、ともかく右で述べたように、「食人」はヨーロッパ人が他者の文化習慣を攻撃するための常套手段だった。時代は変わって、かつてのような植民地主義は不可能になった。だが、過去の帝国主
義に代わって、文化や価値観の露骨な押しつけ、すなわち文化帝国主義が姿を現した。この新しい帝国主義にあっても相変わらず「食人」のレッテル貼りがハバをきかせている。ただしかつてのそれとは位相を異にする。すなわち、以前のように相手の習慣が曖昧なままに
「食人」と断じることは不可能になっているので、人間以外の動物を勝手に人間に格上げし、人間と同等の動物を食用にしているのだから野蛮な民族だと見なす思考形式が登場する。私がセーガンなどの反捕鯨論者を伝統的な欧米中心主義者・差別主義者と言うのはそうい
う意味である。彼らの思考パターンは、アメリカ原住民を野蛮人と決めつけ見下した16-19世紀の傲慢なヨーロッパ人と変わるところがない。 欧米人がなぜ他者に人肉啖食の性質を想定するかは、文化論的に見るとなかなか興味深い問題である。そもそも彼らのキリスト
教文化が食人を内包しているからだ。周知の通り、キリスト教の儀式ではパンはキリストの肉であり葡萄酒は血である。ナチ時代に限らずヨーロッパではしばしばユダヤ人が虐殺の対象になったが、これについて英国の文学研究者P・ヒュームはこう述べている。
この大量殺戮はしばしば、ユダヤ人が食人を行っているという告発にしたがって行われた。このパターンは重要である。ある共同体が、その内部統合の根拠としたまさにその行為を外部に投射し、これを告発することによって、共同体の境界が創出されるのである。そのと
き、内部の抑圧と外部への投射という心理過程と同時に、投射が成功すればするほど投射された外部の脅威に対して共同体を自己防衛せねばならぬ必要が強められるというイデオロギー過程が並行して作動する。
。(『征服の修辞学』、法政大学出版局、原著86年)ただし、他民族を「食人」扱いするのは欧米人だけではなく、世界中に見られた現象で、右の考察は洋の東西を問わず当てはまるだろうことも付言しておく。前出のアレンズは序文で、「中国では朝鮮人は食人者だと信
じられていたが、朝鮮ではその逆が信じられていた」と述べている。話を戻そう。セーガンは『連帯』でのプロパガンダを、次のような単純きわまりない文章で結ぶ。
〔異星人は地球上の生命体とは性質を大きく異にするであろうから、彼らと接触するには我々は人間第一主義や国家主義を克服しなければならない、したがって〕その手はじめとして、まずクジラやイルカと友好関係を結ぶことによって、真のヒューマニズムを実現するプ
ログラムをスタートさせるよりよい方法は、当面見当たらないのである。自分のエスノセントリズムをものの見事にヒューマニズムにすり替えてしまうこの論法は、16世紀以降ヨーロッパ人がアメリカやアジアを侵略するにあたって用いた論法、すなわち侵略は野蛮人を教
化するために必要だというコジツケと変わるところがない。類似のすり替えは『連帯』の他の箇所にも見られる。セーガンは同書の最初のあたりで次のように言う。
これに似通った考え方〔あらゆる生命に敬意を払うという宗教観〕は、(…)菜食主義を培うことに役立っている。だが、植物を殺す方が、動物を殺すよりもましだという考えはどこから来たのか? /人間というものは、他の有機体を殺すことによってしか生存できない
。/しかし人間はその代わりに他の有機体を育てることによって生態学的バランスをとることができる。森林の育成を促進したり、経済的、産業的価値を持つからというので、アザラシや鯨のような有機体を絶滅させてしまうのを阻止したり、無計画な狩猟を禁止したり―
―要するに、地球の環境を全住民に住みやすいものにすることができるのである。 最初は、人間は生きるために他の生命を殺さねばならないという優れて哲学的な命題から始めていたのに、途中から環境論にスライドしている。論理の混乱は明瞭であろう。彼の反捕鯨論と
共通なのは、自分の生き方の根元に関わるきわどい問題は回避し、一般受けしそうなキレイな命題(鯨を守れ、環境を守れ)にすり替えてしまうやり方である。セーガンの著作が広く読まれる理由の一つがここにあるのかも知れない。
73年の『連帯』に見るセーガンの反捕鯨論・鯨類高知能説を概観した。時代との関連を指摘しておくと、捕鯨問題が突然世界的な規模で浮上したのは72年のストックホルム国際環境会議であり、米国内で捕鯨問題が敗北左翼の救済コードとして機能した事情は前回述べたと
おりである。彼の著作はその意味で米国のある種の勢力からの影響がうかがえるし、時代の動向に添ったものだと言える。
さて、捕鯨問題に関する彼の見解は基本的には『連帯』での発言に尽きているが、その後も彼はしばらく著作の中で類似の言説を繰り返していた。簡単に見てみよう。
77年の『エデン』では、体の全重量に対する脳の重量という思考を導入して、この点で見れば人類とイルカが地球上で最も知性的ではないかと述べている。また大脳皮質にも言及し、「理性は新皮質の機能であって、〔ヒトは〕ある程度まで高等な霊長類やイルカ、クジラ
のような鯨類とこれを共有している」として、鯨類がある程度まで特権的な生物であることを強調している。
しかし、人間と鯨類だけを特権化していた先の『連帯』と比べるとトーンが弱くなっている感じは否めない。知能の問題にしても、チンパンジーを始めとする霊長類にはかなりページをさいて論じているが、鯨類については右で引用した以外にほんの数カ所、それも簡単
な示唆がある程度なのである。宇宙・天文学をテーマにした『連帯』では特に「わが最良の友はイルカ」という章を設けて鯨類高知能説をぶちあげていたのに、生物の進化と知能を主題としたこの『エデン』で鯨類への言及が目立って少なくなっているのは、何やら暗示的
ではあるまいか。そして、翌78年に出た『アド』では鯨類高知能説は影をひそめている。エセ科学を批判する箇所で彼は、「右脳と左脳、ブラックホールの実体、大陸の移動と衝突、チンパンジーの言語、火星と金星の気象の大変化、(…)などを始めとする本物の科学界
における何百という最近の研究活動や発見に較べれば、面白いといわれる周辺科学〔=エセ科学〕の主張も私には色あせて見える」と述べる。
ここでセーガンは、真の科学研究における最新のテーマや成果と対比させてエセ科学を断罪しているわけだが、。この本全体の中で右の記述がどういう意味を持つかを見なければならない。
その最新成果の中に「チンパンジーの言語」はあるのに、イルカの言語は入っていないのだ。これが五年前の『連帯』で「鯨の歌は叙事詩や歴史の代替物」で「深海の深みの中で膨大な年月にわたって繰り広げられた偉大な行為を物語っている」と書いた人の本なのだろ
うか? 君子豹変すという諺が思い出されるではないか。『アド』のこれ以外の箇所でも、セーガンは鯨類高知能説に触れていない。しかし二年後、80年の『コスモス』で彼は再び鯨や捕鯨問題に触れている。注意深く読んでいただきたい。
ある種のクジラが出す音は、歌だといわれているが、しかし私たちはその音の本当の性質や意味をまだ知らない。(…)ザトウクジラの歌を、音の高低による言葉と見なすと、一曲の中に含まれる情報は10の6乗ビットほどになる。これは古代ギリシャの大叙事詩『イリア
ッド』や『オディッセイ』に含まれている情報とほぼ同じである。
言い方が、『連帯』と比べて巧妙化しているのが分かるだろう。セーガンは「鯨の歌」がホメロスの叙事詩と同じものだとは言わない。しかし音の高低を仮定的にビットに直して計算し、「一曲」が『イリアッド』と同じ情報量だと述べる。うかつな人はこれを読んで、
「鯨の歌」は『イリアッド』のような叙事詩なのだと誤解するだろう。しかしきちんと読んだ人間に追及されれば、「鯨が叙事詩を歌っているなどとは書いていませんよ」と言い逃れできる狡猾な論法なのである。
セーガンはついで、鯨は地球上のどこにいても低周波の音を用いてお互いが通信可能であると述べて、
クジラの歴史が始まって以来、ほとんど常にクジラは全地球的な通信網を持っていたと思われる。(…)/ところが19世紀になって蒸気船が開発され、それらの船は騒音公害をばらまき始めた。(…)クジラたちの通信は次第に困難になり、通信の届く距離は着実に短
くなっていった。(…)/私たちはクジラを互いに引き離してしまった。
鯨中心主義とでも言うべき見解である。
これに従えば、鯨のために帆船と手漕ぎ船以外は使用禁止にすべきだということになる。セーガンはその種の提言を実際にしたのだろうか。寡聞にしてそういう話は聞かないが。そしてこれに続けて捕鯨批判が来る。
その上、私たちはもっとひどいことをしている。私たちは今日までクジラの死体を売買し続けてきた。人間はクジラを狩り、殺して、その死体を口紅や工業潤滑油の原料として売りさばいてきた。/このような知能の高い生物を組織的に殺すのは極悪非道
だということを、多くの国が理解するようになった。しかしクジラの売買は今も続いており、それは主として日本、ノルウェー、ソビエトによって推進されている。
セーガンの捕鯨に関する知識が限られたものであることを示す箇所だ。彼は、鯨が食料として日本やノルウェーで無駄なく利用されてきたことを知らないらしい(或いは意図的に書かなかったのか)。また米国などが極地の捕鯨から撤退したのは経済的に引
き合わなくなったからであり、エコロジカルな理由からではないが、そういう時間的順序を彼は無視している。さらに、80年時点では漁業での必要性から米国内でもイルカが多数殺されていたし、何より当のアメリカ人(イヌイット)が捕鯨を続けていたの
である。彼はその点にまったく触れずに、日本・ノルウェー・ソ連のみを名指しで批判している。前回ギルやペインを例に見たように、反捕鯨論者にはダブルスタンダードと隠れたエスノセントリズムがつきものだが、その二つの特質がセーガンのこの文章
にも余すところなく表れている。
そしてセーガンは最後に、『連帯』と同じように、宇宙人と通信することに興味を持つ我々は、地球上の知的生物、「例えば文化や言葉の違う人間や、大きなサル、イルカをはじめ、特に海の知的王者であるクジラとの通信を改善することから始めたほう
がよいのではなかろうか」と結ぶ。
しかしこの本の中では、鯨が知的である証拠は事実上挙げられていないと言っていい。
あるのは、先に見たとおり、「鯨の歌」をホメロスのような叙事詩だと錯覚させる詐術的な記述だけだ。時流への迎合とプロパガンダだけが先行し、肝腎の科学的な論
証がなおざりにされていることは、冷静にこの箇所を読めばすぐに分かるのである。以上が80年までのセーガンの言説である。
以後、彼の著作には捕鯨問題は登場しなくなる。鯨に関する記述も激減する。この変化は何を物語っているのか。
反捕鯨運動が一応の成果を上げたから、という考え方もできる。しかし規模は縮小したとはいえ日本やノルウェーは80年以降も捕鯨を続けていたのであり、アメリカ人自身(イヌイット)もそうであった。鯨は人間のように知的であるから絶対に捕獲し
てはならないという立場からすれば、引き続き反捕鯨を唱えても不思議はないはずである。実際、反捕鯨運動自体はこれ以降も続行されたのだから。
そして捕鯨問題は措くとしても、鯨の知能に関する関心はどこに行ったのか。『連帯』や『エデン』ですでにその問題に触れたから、という説明は成り立たない。なぜなら、啓蒙家の常として、セーガンの著作には重複部分が多いからだ。ある著書で述
べたことを別の著書で再度記述するという例は、彼の場合珍しくない。したがって鯨の知能に関する話が『コスモス』以降の著作にも再三再四登場してもよさそうなのに、そうではないのである。なぜか。
実際に80年以降の著作を見ながら考えていこう。
小説である『コンタクト』(85年)は抜かすとして、92年の『はるか』はどうだろう。主副のタイトルから分かるように、これは地球上の生物の歴史を述べたもので、『エデン』と同系列の書物である。とすれば鯨についての記述も多数出てきそうな気
がするのだが、そうではない。言及があるのはわずか数カ所である。
『連帯』のセーガンを知る者には、少なすぎて目立つほどだ。その中で鯨類が高知能であることを述べたのは一カ所だけである。
この基準〔鏡に写った自分を識別する能力〕から見て、チンパンジー、オランウータン、イルカには意識も心もあるのだ、と〔心理学者〕ギャラップは結論する。
ここだけ読むと、鯨イルカ真理教信者は「やっぱり」と飛びつきたくなるかも知れない。しかしちょっと待っていただきたい。この本全体の中で右の記述がどういう意味を持つかを見なければならない。
この本の「薄い壁」の章でセーガンはヒトと動物の違いに言及している。例えば、クモの行動を自動機械と見て、ヒトの行動はそれとは違う「意識」の産物だととれるだろうか? セーガンはこの問題について、「ヒトだって〔他の動物と〕似たよう
なものだともいえる」と述べる。そしてついには次のように断じる。「ダーウィンが、イヌ、ウマ、サルなどヒト以外の生物にも備わっている感情として挙げたのは次のようなものだ。楽しさ、苦痛、喜び、悲しみ、恐怖、疑い、偽り、勇気、臆病、不
機嫌、上機嫌、復讐、無私の愛、嫉妬、愛や称賛を欲しがること、誇り、恥じらい、謙譲、寛大、ユーモアのセンス……。」
実際、その後著名な論者からの引用がいくつか並んでいるが、新しいものほどヒトと動物に明確な境界線を引くことに懐疑的なのである。
また、ネズミは過密状態で飼われると攻撃的になるが、チンパンジーはむしろ平和的共存を目指すと述べ、ヒトはチンパンジーよりネズミに近いのではないかとも言う。
以上のセーガンの記述から何がうかがえるか。ヒトを生物として他の動物から決定的に分けるものは存在しない、という確信である。ヒトと動物との差はあくまで相対的なものであり、本質的な境界線などないというのが彼の考えなのだ。それでも、チ
ンパンジーを始めとする霊長類には特別に章を設け、
ヒトとの近縁性について詳細に論じているが、鯨類についてはそういう扱いはなされていない。
『はるか』の最後近く、「人間とは……」の章で、彼はヒトと動物に本質的な違いはあるかという問題を再度取り上げている。そしてプラトンからヘーゲルに至るまでの、人間は動物とは根本的に異なった存在だという見解に次々と反駁してみせる。セ
ーガンの考え方はその章で引用されているダーウィンのそれに近いだろう。「我々は、自分たちの奴隷にした動物たちを、人間と同等だとは見なしたがらないものだ。」
では、先ほどの鏡の自己像を見分けるイルカの話はどう受け取るべきか。確かにそれは知能の話として出てはいる。しかしこれは種々の動物が人間に劣らない能力を持っていることを列記した中で、一例として出てくるものに過ぎない。この部分だけで
ルカを特権的な生物だとセーガンが見ているとは到底言えないのである。そもそも記述のしかた自体、「……と〔心理学者〕ギャラップは結論する」という、自己判断を避けた用心深い言い方になっている。
繰り返すが、『はるか』でセーガンは、ヒトと他の動物との間に決定的な違いはないと考えており、その中でどうにか(ヒトに近すぎるという)特権が認められているのはチンパンジーなどの霊長類であって、鯨類ではない。
さて、以上のような『はるか』でのセーガンの姿勢を見ると、彼が鯨から手を引きつつあるという事実、そしてその理由も浮かび上がってくるだろう。同時に彼の限界もである。彼は生物学に深い関心を寄せるが、それはあくまでアマチュアとしてであ
って、自分で専門的な研究をしているわけではない。むしろ彼の本領は、生物学の最新の研究成果を分かりやすく一般に向けて紹介するところにある。この頃、霊長類の知的能力に関する研究が盛んになると同時に、DNA鑑定技術が進んで、チンパン
ジーとヒトの遺伝子上の差がわずか 0.4パーセントであることが明らかになった(この事実には『はるか』も言及している)。日本で立花隆が91年に『サル学の現在』を出版したのも、世界的な霊長類研究ブームを背景としてのことである。
一方、鯨の知能に関する研究は、前回も述べたとおり50年代から60年代にかけてがピークであり、
その後目立った進展がなかった。これは、一般には反捕鯨運動などを通じて鯨類への関心が過熱したことを考えるなら、つまり鯨の知能を研究するムード
が高まったことを考えるなら、きわめて重大な事実と言える。例えるなら、大衆の熱狂的な支持を受けているプロ野球打者が、金銭的にも施設面でも恵まれているのに、さっぱり打率が上がらないようなものだ。セーガンは恐らくそれを敏感に察知した
に違いない。啓蒙家たる彼は、鯨からチンパンジーへと、時代遅れの波から最新流行の波へと乗り換えたのだ。 77年の『エデン』でもその兆候は見られたが、90年代の彼は乗り換えを改めてはっきりした形で行ったのである。『はるか』で鯨類への言及
が異常なまでに少ないのは、かつて『連帯』などで怪しげな説を鵜呑みにしてしまった自分を隠すためととれなくもない。
彼が鯨から撤退した理由はもう一つ考えられる。右で見たように、この本で彼はヒトと動物との間にはっきりした境界線を引くことはできないのだと主張している。ヒトの持つ能力は多かれ少なかれ他の動物も持っていると述べて例を並べたてている。
とすれば、鯨をヒトと同様の特権的動物だとして捕獲禁止を主張することはできにくくなる。なぜなら、家畜たる牛や豚や鶏もそれならヒトや鯨の連続線上にあるのではないかという疑問がすぐに浮かんでくるからだ。『連帯』でもそうだったように、
口当たりのよい啓蒙家の常として、彼は家畜なら屠殺してもいいのかといったきわどい、しかし優れて哲学的な問題には決して触れようとしない。せいぜい先に見たようにダーウィンからの引用という形で簡単に言及する程度である。
そして次の著書『惑星へ』(94年)となると、セーガンの鯨からの撤退はいっそう鮮明になる。この本で鯨という単語が出てくるのは、宇宙探索機ボイジャーに人間の言語などと一緒に鯨の声も入れたレコードを積んだという事実に言及した箇所だけ
である。後はいっさい触れていない。『連帯』や『コスモス』が、同じように宇宙や惑星研究を扱いながら鯨を特権的に取り上げていたのと比べると、格段の違いである。なお、ボイジャーが打ち上げられたのは77年であるから、セーガンが『連帯』
(73年)や『エデン』(77年)で鯨類高知能説をおおっぴらに主張していた時期と一致することも付け加えておこう。
セーガン最後の著作となった『悪霊』(96年)にも、鯨という単語は一つも見あたらない。この本は米国に充満する反科学的雰囲気やエセ科学に警報を鳴らしたものだが、例えば米国内の科学博物館にも良質のものとそうでないものがあると述べ、
悪いものは進化論に言及していないとして、「解剖学上およびDNAからみるかぎり、ヒトとチンパンジーとゴリラはほとんど同じなのだが、そうした証拠も展示しない」と言う。チンパンジーなど霊長類だけを特権化する方向性は『はるか』から変
わっていない。この本が鯨に触れていないのは、ある意味では当然であろう。なぜなら、アメリカなどの反捕鯨運動は、減少した野生動物類の保護という域をとうに逸脱し、ここでセーガンが厳しく批判している神秘主義・エセ科学・反科学主義にむ
しろ近づきつつあるからだ。アメリカはキリスト教原理主義、そしてそこから派生した神秘主義がきわめて強い勢力を持つ国だ。(進化論を学校で教えるのにクレームがつく国なのだ。)加えて国の豊かさから来る青少年の反知性主義、学校優等生へ
の嘲笑といった現象もある。セーガンはそういった反科学・反知性主義に反駁しつつ、懸命に科学の価値を訴えかけようとしている。
例えばセーガンはUFO信者を批判する。セーガン自身宇宙人との交信計画を推進した人だが、宇宙人が地球にやってきた痕跡があるとかUFOを見たとかいう話にはきわめて慎重な対応を示している。地球に宇宙人がやってきた証拠は現在のところ
見あたらないというのが、『悪霊』以前の著作からの彼の一貫した立場なのだ。しかし現実にはその種のトンデモ話はマスコミに充満している。セーガンはそれを批判して、「古き良き時代には、UFOに連れ込まれた人たちは核戦争の危険性につい
てお説教されたそうだ。一方、近ごろの宇宙人たちは、もっぱら地球環境の悪化とエイズにこだわっているらしい」と言う。
要するに「宇宙人の発言」なるものは、その時どきの社会問題を反映するという話なのだ。この点をより鮮やかに分析してみせているのが、岡田斗司夫の『東大オタク学講座』(講談社、97年)である。それによれば、UFOは「宗教の神秘性が失墜
した社会」に生じた空隙を補填する役割を持っているのであり、
、「宇宙人のメッセージ」のパターンが何年かごとに変わることこそその証拠である。 50年代の宇宙人のメッセージは「ロシアに注意せよ、君たちアメリカがその正義をもって地球のリ
ーダーにならなければならない」であり、次は「宇宙はフロンティアだ、地球人よ早く宇宙に出ておいて」となり、次に「原爆反対」、そして「地球に優しく」、そして「DNA」、そして「鯨を守れ」が来る。「鯨やイルカは我々がアルタイル恒星
系から運んできた生物だ、大事にしろ」と宇宙人は言ったそうである。「宇宙人」はその時代で最も流行している社会問題を口にするものなのだ。
さて、岡田とセーガンの認識は一見すると一致しているように見える。しかし天文学者セーガンの発言は、「宇宙人の発言」と本当に違うのだろうか。右で出てくる「宇宙人」の言説は、実は反ロシアの勧めを除くとどれもセーガンの著作にも出てく
るものばかりなのである。無論、彼は権威づけのために「宇宙人がそう言った」「鯨はアルタイルから運ばれた」などと虚言を弄したりはしない。彼の権威づけは、それが科学者の責任ある発言だというところにある。つまり岡田の言う「宗教の神秘
性が失墜した」部分を、セーガンは科学の権威性で補填しようとしている。だがその結果の言説が「宇宙人の発言」の内容と違わないというのは、何故なのか。
彼が専門の天文学を別にすれば所詮は啓蒙家に過ぎないこと、「鯨は叙事詩を歌っている」式のトンデモ話を一時的にせよ鵜呑みにし、ある場合には詐術的な論法でそれを著作の中で展開したことはすでに見てきた。つまり、彼の専門外の発言は、そ
の時どきの流行を反映するという点で「宇宙人の発言」と同じなのだ。口当たりがよく、一般の良識に逆らわない内容の話題が、一方は「宇宙人の発言」として、一方は「科学者の発言」として流通する。構造的には同じではないかと思えてしまう。
セーガンの著作を読んでいると、一見該博な知識の裏に、きわめて単純な部分があると分かる。
私たちはあまりに小さく、また私たちが設けた国境はあまりにあいまいで、地球と月のあいだにいる宇宙船から見ることなどできない。こうしてみると、私たちが執着するナショナリズムといったものに、何の根拠もないことが分かる。(『惑星へ』)
この種の発言は随所に見られるのだが、ならば、宇宙船からは地上の人間や動物も見えないから、その生命など大した価値はないと言えるだろうか? 彼の論法はだいたいがこうしたもので、天文学少年の域を出ない。ある意味でそれは羨むべき境遇か
も知れない。私自身そうだが、大抵の男の子は天文学の図鑑に夢中になる時期がある。少年期の夢をそのまま実現できた人間、それがセーガンなのである。その才能と幸運は素直に慶賀したいが、彼の大ざっぱな世界観では片づかない問題も世の中には
あるのだということを、少なくとも自覚はしておいて欲しかったと思う。彼は宇宙について(何なら生物学を加えてもいい)おびただしい知識を披露してくれるが、それに比べると人間社会に関する知識はきわめて平板・単純・お粗末である。天文学や
生物学への彼のアプローチは、社会の複雑な実相を見ることからの逃避なのではないかと思えるほどだ。少し意地の悪い設問を考えてみよう。セーガンが従事した宇宙探索事業には莫大なカネがかかる。しかし、一方で地球上には栄養失調や医療施設の
不備のために命を落とす子供が多数存在するのだ。仮にある人が「何の足しにもならない宇宙船より、低開発国の子供を救うためにカネを使ったらどうか」と言ったらセーガンはどうしただろう。「研究への先行投資を行えばいずれは十分な見返りがあ
る」というような答え方をしたろうか。しかし現在では先端的な科学研究に要する費用は余りに巨額で、将来それに見合うだけの見返りがあるとは信じられなくなっている。実は、セーガンは『惑星へ』の中でそうした問いに答えようとしている。NA
SAの全予算は米国国防費の 5パーセントだなどと述べて、宇宙探索の費用がとるに足りないものであることを強調している。(似たような弁明は、『連帯』や『コスモス』でもなされている。)だが死にかけた子供の救済と比較して宇宙探索が焦眉の
急とは言えない事業であることも、彼には否定できない。最終的に彼が使う論理は、要約するとこうだ。「宇宙探索は魅力的なものであり、多くの人々がそれに賛同してくれる。人類にはフロンティアが必要だ。それが人類の新しい活力や飛躍につなが
るからだ。」無論、こういう結論を出す彼の口調は、少なくとも学者として宇宙の様々な現象を啓蒙的に説明する時ほど歯切れがよいわけではない。好意的に見れば、
その歯切れの悪さに彼の良心が現れているのだと言える。しかし、それが逆に私には偽善的に見えるのだ。私自身は、一方で飢えた子供がいても、先端的な科学研究に巨額のカネを使うことがあっていいと思う。それは科学研究が将来への先行投資だか
らではない。知的好奇心とはそういうものだからだ。飢えた子供を救えるカネがあるのに知的好奇心の充足のために使ってしまう、そういう残酷さが世の中には否応なく存在する。人間はその残酷さを背負ってしか生きられないと思うからだ。(残酷さ
を維持・放置しろと言っているのではない。念のため。)いったいセーガンにそういう残酷さの認識があるだろうか? セーガンの本を読んで感じるのは、この人は知的世界に充足しきっていて、世の中には知的ならざる、しかしそれなしでは社会が動
かない人たちの分厚い層があるのだという単純な事実が見えないのではないかという疑問である。例えば彼は『悪霊』の中で、アメリカの学校の反知性的雰囲気を是正しなければと訴えている。私もその意見に基本的に反対ではない。知的な子供がバカ
にされるような風潮が好ましくないのは当然だ。しかし本当に知性的な子供であれば、周囲の風潮に流されることなく上級学校に進学して自分の能力に合致した勉強を続けるだろうとも思う。少なくともそれを可能にする奨学金の類はアメリカでは十分
整備されているはずだ。だが一方で、知性をバカにすることによってプライドを保つ人たちが、そしてそういう人によってしか担われない領域の仕事というものがこの世には存在するのである。社会学者ポール・ウィリスはその辺の事情を見事に明らか
にしている。世の中はセーガンのような知的エリートによってだけ動いているのではない。セーガンは知的であることによってプライドを充足できる。他方に反知性によりプライドを充足する人々がいる。人間はプライドなしには生きられないという観
点からすれば、どちらも等価である。或いは、彼は『コスモス』で低開発国の子供が高等教育を受けられないと言って嘆いている。確かにそれは知的世界に従事する人からすれば損失であろう。だが、あらゆる地域で才能ある子供全員が上級学校に進学
することは本当に百パーセントの善なのだろうか。仮にそうなったら、貴重な労働力が奪われて地域社会が崩壊してしまうかも知れないのである。
これは机上の空論ではない。現にアフリカでNGOが直面しているのはそうしたジレンマなのだ。そしてこういった事実にセーガンが思い至らないという時、彼の知性の質そのものが問われねばならないだろう。それは、小説である『コンタクト』(85
年)からも読みとれる。この作品はSFとしてそれなりに面白いし、また80年前後の米国インテリの知的モードを知る上でも興味深い(ただし捕鯨問題は出てこない)。だが躓きの石はヒロインのエリーで、これがどうにも好感の持てない人物なのであ
る。ハーヴァードとMITに同時合格し前者を選んだ知的エリートとして設定されている彼女は、頭脳明晰ではあっても独善的で冷淡な性格の主にしか見えない。最終的に四人の仲間と宇宙に飛び立って(この作品は少し前に映画化されたが、映画では
筋を単純化するためにヒロイン一人が飛行士に選定される設定になっていた。原作では世界各地の老若男女諸民族から五人が選ばれる)、宇宙人と会話を交わし、おのれの独善性を反省するというオチになっているが、この反省も自分の両親との関係な
ど狭い領域に向けられるに過ぎない。小説の語りは主にヒロインの視点に添いながら進められるので、彼女の限界はそのまま作者の限界ではないかという、多分セーガンが予想しなかったであろう疑念が湧いてくる。『悪霊』に戻ろう。反科学的な風潮
や原理主義的宗教を批判し科学の価値を訴えるセーガンの姿勢そのものには、私も共感するところが多い。日本人も他山の石として肝に銘じるべきだと思う。しかしセーガンに考えてもらいたいのは、自分も宗教的原理主義者などと同じ過ちを犯さなか
ったかどうかということなのである。彼は『悪霊』の中で、科学者も時として誤りを犯すと述べて、自分の誤りについても実例を挙げている。だがその大半は、地球上の観察から予想していた天体の実体が、探索機を飛ばしてみたら違っていたといった
類の話である。例外は、中東戦争で油田に火が付けられた際に環境への悪影響を予想してはずれた事実を述べている箇所だけだ。遡れば、『コスモス』(80年)で地球寒冷化説を唱えていたことも付け加えていいかも知れない。地球温暖化説が猛威を振
るっている昨今からすると隔世の感があるが、実は科学の仮説というものはこの程度なのだということは知っておいた方がよい。現在の温暖化説にしても異論もあるのだが、なぜか温暖化しか騒がれない。
日本でも75年には『地球は寒くなるか』(講談社現代新書)なんて本が出ていた。話を戻すと、セーガンが自覚しているらしい誤りは、データが揃って検証されれば明らかになるものばかりである。その程度の誤りはどんな大科学者でも犯すことがある
し問題ではあるまい。だが、彼は大嫌いなはずの原理主義宗教やナショナリズムに似た誤りを犯さなかったであろうか。彼は『悪霊』でチャールズ・マッカイ『群衆心理の錯覚と狂気』から引用する。どんな時代にも、その時代特有の愚行がある。(…)
そこにあるのはある種の狂気だ。そしてその狂気は、政治的、宗教的、あるいは双方が絡み合った大義のもとに作り出されるのである。 これは十字軍について述べたもので、セーガンは学生時代にこの部分を読んで唸ったという。しかし十字軍のような
愚行は今も絶えてはいない。私は、マッカイのこの文章は反捕鯨運動を描写するのにぴったりだと思う。鯨の資源量を冷静に論じる雰囲気もなく、特定の動物に一方的に思い入れをし、自分の主義主張を通すためには手段を選ばない。ヤハウェやキリスト
の代わりを鯨がしているだけだ。エルサレムは南極海、もしくは「野生」という観念だろう。先に私は、知的ならざる人々の分厚い層がありそれによって担われる仕事もあると述べた。これには、お前は反知性主義を認めるのかという批判があるかも知れ
ない。それは違う。私の考えでは、非知性的な説明原理は、限られた範囲のものであれば害にはならないし、放置しておけばいい。セーガンが精力的に批判しているUFO信仰や占星術も、それで心理的に安定した生活を送れる人間がいるならやらせてお
けばいい。ただ、それが外部への攻撃的な行動につながったり、学校教育や国家間の交渉のような場に持ち出されるとなれば話は別である。そういう時こそが「知識人」の登場すべき場面であるはずなのである。ところが米国では逆に知識人が反捕鯨運動
のような反知性主義の片棒をかついでいるのだ。十字軍への反省など微塵もない。マッカイの警告は、過去の歴史を説明するためではなく、新しい誤りを犯さないためにこそあったはずだ。なのにセーガンは『連帯』を始めとする著作で、反捕鯨主義とい
う新しい十字軍を使嗾したのである。彼はマッカイから何を学んだのだろう。或いは、最後の著書のタイトルに引きつけるなら、セーガンは悪霊を野に放ったのだ。
その罪を自覚せずに死んだらしい彼に、反知性主義を批判する資格があったのだろうか?(訳者からの簡単な解説)以下は、ドイツの代表的な週刊誌"Der Spiegel"98年第35号(8月24日)に掲載された記事の全訳である。
捕鯨問題には、「鯨・イルカ類は賢い」という神話がつきまとっている。もとよりこの記事でイルカ類の知能の全容が明らかになったわけではないし、そもそも頭の良しあしを一律の基準で決定し得るかどうか、私は疑問を持っている。ましてや、基準
の曖昧な知能の度合いで捕獲の可不可が決定されるなどはナンセンスであろう。ただ、ここでは鯨類に関する神話を崩す一助として、参考までに訳出してみたにすぎない。タイトルの「愚鈍なバンドウイルカ」は、原文では"Tumbe Tuemmler"となり擬似
的な頭韻を踏んでいるのであるが、日本語ではその種のニュアンスを出すのは不可能なので、意味だけとって訳しておいた。
愚鈍なバンドウイルカ
(イルカは、実際にはどの程度賢いのだろうか? ネズミの方が利口であることを、脳研究者がつきとめた。〉
伝説によれば、太古の昔、彼らは人間であり、人間に混じって目立つこともなく暮らしていた。それがある時、ディオニュソス神の命令により海に入り、魚の外観をとるようになった。しかし陸上に残った仲間である人間に対しては、彼らはいつも親し
みを感じ続けている。
今日に至るまで、この人なつこい海の居住者は、人間の友人と見られ――そして動物界には稀な知能の所有者とされてきた。例えば国際捕鯨委員会の一員であるイアン・スチュワートは次のように主張している。「イルカは、陸上の我々人間がそうであ
るように、海中で最高度に発達した生物種である。」
微笑を口元に浮かべた遊泳の達人である歯鯨類〔イルカ〕は、卓越した賢さを有している、ということはつい最近まで科学者の間でも疑われていなかった。しかし、アルゼンチンの海洋研究所「ムンド・マリーノ」でイルカ類の脳と知能を研究している
二人の学者が、これに冷水を浴びせるような研究結果を公表した。すなわち、海の賢者と言われてきたイルカ類は、より低い知能の主と格付けされねばならないというのである。
この二人の学者、〔ドイツ・〕ボーフムのルール大学の生物心理学者オヌア・ギュンテュルキュンと、ニュルンベルクの動物行動学者ロレンツォ・フォン・フェルゼンは、小型鯨類の脳を研究し始めた頃は強烈な印象を受けたという事実を隠さない。
「私はそれまであんなに大きな脳を見たことがなかった」とギュンテュルキュンは言い、「人間の脳はこれに比べれば原始的な感じがするほどだ」と述べた。調査結果は、従来の研究者が発見して卓越した知能の証拠と見られてきた事柄を証明するよう
に見えた。例えば、体全体の重量に対する脳重量の割合は、認知能力の評価基準となっているが、極地以外のあらゆる海に生息し最もよく知られたイルカ種である大型のバンドウイルカ(Tursiops truncatus)の場合、チンパンジーにおける割合より明
確に高く、人間よりわずかに低いだけである。感激した鯨類研究者たちは、脳の他の数値からも、イルカ類が人間の精神上の兄弟ではないかと予感したのだった。例えば、大脳皮質の表面から見える面積に対するシワを含めた全面積の割合は、鯨類では
非常に高いのである。人間の場合、脳のシワは高い知能の証拠と見られているのであるから。しかし、イルカのホルマリン漬けの脳を薄く切って顕微鏡で観察し、解剖学的な研究をさらに重ねていくと、ギュンテュルキュンとフェルゼンは失望すること
になる。▲歯鯨類は、大脳に対して大脳皮質(Cortex)の重さがきわめてわずかである。
▲大脳皮質は、進化史上最も新しく獲得された部分であり知能の宿る場所であるが、イルカ類にあっては極端に細胞数に乏しく、薄い。およそ 1.5ミリメートルで、人間の半分しかない。▲脳皮質の解剖学上の細部構造は――陸上の哺乳類と比較して―
―かなり単純なようである。いくつかの皮質層がほとんど分化しておらず、成長した個体では、層が完全に欠落している。
無論、バンドウイルカの新生児ではこの層はまだ存在している。ギュンテュルキュンとフェルゼンは、鯨類の脳は、かつて陸上の哺乳類だったものが海中に移行した際に、徐々に退化したのではないかと推測した。脳の全容は実験室での詳細な研究により明らかになる
であろう、と。両研究者はそこで、英国の神経解剖学者アンソニー・ロッケルとロバート・ハイアンズの研究結果を参照した。 80年代初め、ロッケルらは哺乳類の大脳皮質に小さな柱状構造を発見した。その統一的な構造は際だっていて、表面から白質部分にまで達し
ており、基底部の厚さは数ミクロンしかない。大脳皮質は、こうした何十万という隣接し合う細胞柱により構成されているのである。ロッケルとその協力者らは、この細胞集合体の中にあるニューロンの数を数えた。すると、ネズミであれネコであれマカク〔ニホンザ
ルなど〕であれヒトであれ、大脳皮質の細胞柱は一つあたり平均して108の神経細胞を含んでいた。 ――この数字は、陸上の哺乳類にあってはばらつきの極めて少ないバイオ定数である。ギュンテュルキュンとフェルゼンが鯨類の大脳皮質の様々な部分をプレパラート
化して得たデータは、これに比べると著しく劣っていた。イルカの細胞柱には一つあたりおよそ30の神経細胞しか含まれていなかったのである。 ――地上の哺乳類のざっと3分の1に過ぎない。イルカの脳は極めて大きいが、三つの部分の占める割合が高い。まず中脳の
聴覚中枢。これが発達しているのは、聴覚を用いて狩りをする動物すべての特徴である。次が小脳で、ここでセンソモーターな〔感覚・運動双方の協調的な〕学習が行われる。最後が前脳の基底神経節で、これは動作を制御する機能を持っており――イルカはこの部分
が巨大に発達しているので、シンクロナイズドスイミングのような技巧的な泳ぎには長けているわけである。 ギュンテュルキュンとフェルゼンによれば、バンドウイルカの学習能力には、こうした研究結果に矛盾するところも一部見られる。イルカたちはほんの数時間
の訓練で、フリッパー・ショウで観客から賛嘆されるようなアクロバティックな芸を身につける。また、トレーナーの身振りによる指示に従って、複雑な動作を連続して行うことができる。しかし水中スポーツの得意なイルカたちも、それ以外の事柄に関しては理解力
に乏しい。
例えば、三角形と四角形を区別することができるようになるまでに、彼らは数カ月を要する。ギュンテュルキュンによれば、ネズミ、そしてハトもこれと同じことを学習するし、「しかもイルカより早い」そうである。

「反捕鯨の病理学」第5回をWhaling Libraryに転載するにあたって、一言お断りしておきたい。ここでは捕鯨問題に対する朝日新聞の姿勢を論じているが、途中で社内の勢力争いや社説の書かれ方に言及した箇所がある。私は無論、朝日新聞社内部の事情に
通じているわけではないので、あくまで紙面から類推して書いたのであるが、論中でも触れた朝日新聞の元編集委員・土井全二郎氏にこれをお送りしたところ、丁寧な返事をいただき、内部事情についてもご教示いただいた。その結果、社内事情や社説の書か
れ方は必ずしも私の推測どおりではないことが判明したが、ここでは一応元の形のまま転載する。 土井氏のご教示は、将来これを別の形に公でする機会があれば、活かしていきたいと考えている。
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6 捕鯨問題報道に見る朝日新聞の堕落
前回までしばらく米国知識人が捕鯨問題についてとっている反知性的姿勢を追及してきたので、ここで日本国内に視点を戻すことにしよう。今回は報道の問題を、朝日新聞を例にとって考えてみたい。
(1)朝日新聞の奇妙な対外姿勢
遠回りするようで申し訳ないが、最初にこの新聞の一般的な論調を検証することにしたい。その前に、なぜ特に朝日新聞を取り上げるのかを述べておこう。まず私が新聞を読めるような年齢に達して以来ずっとこの新聞を読んできたから、という単純な理由が第
一。
現在は産経新聞と併読しており、必要があれば大学で他紙を見ることもあるが、どういう論調の新聞であるか十二分に分かっているのは朝日である。第二に、朝日新聞での捕鯨問題の報道には、ある種の日本知識人の姿勢が典型的に現れているからだ。思考
のタイプというものを明らかにするには、この新聞を見るのが一番いい。第三に、朝日は日本を代表する新聞と内外から見なされており、その報道を検討することは日本のメディアが海外にどう影響するかを知るためにも欠かせない。戦後間もない頃、日本が三
流国と見なされていた時分とは違い、現在の日本は様々な面で外国から見られている。政治家の放言が外国のメディアで報じられて批判されたりするのも、日本に対する注目度が高まっているからだ。ならばチェックすべきは政治家などの発言だけでなく、報道
機関の論調も当然その対象に入るだろう。政治家の話が外国人の日本観に影響するなら、日本を代表するとされる新聞の報道がどうしてそうでないはずがあろう。さて、そこで最初に、直接捕鯨問題に関係はないが、朝日新聞の報道姿勢の奇妙さを最近の事件を
例に見てみよう。オランダに対する小渕首相の謝罪問題である。これは、この新聞の歴史認識や欧米に対する姿勢を典型的に示した事件であった。第二次大戦中、オランダ領東インド(現インドネシア)在住のオランダ人を日本軍が残酷に扱ったとして、一部の
オランダ人は現在も損害賠償を請求しており、2000年5月に予定されている天皇訪欧にあたって天皇がこの件で謝罪するようにと求めた。これに先立ってオランダのコック首相が来日した際、小渕首相は謝罪を表明し(2月21日)、コック首相側もこれを了解した。
まず事実関係を簡潔に述べると、大戦中の日本軍はオランダ領で軍人・民間人計13万人を収容所に抑留し、うち2万人以上が病気などで死亡した。戦後オランダは連合国の一員として日本人のBC級戦犯226人を処刑、さらに51年のサンフランシスコ条約で戦争被
害者に対する補償を求め、56年の日蘭議定書で見舞金の支払いが行われた。その額は当時のレートで48億円であり、これは現在の貨幣価値なら一千数百億円になる。戦後処理としてはこれで幕となるはずが、どういうわけかこの問題はその後も何度も蒸し返され
ることになった。それで過去にも竹下、村山、橋本といった首相が謝罪の意を表明している。
ところが今年、西暦2000年にまたオランダ側から同じ話が出され、小渕総理が謝罪の意を表明するという結果になった。要するに、いつまでたっても戦後が終わらないのである。政府は永遠に謝罪ゲームを繰り返すのだろうか。そもそもこの問題に奇妙さがつき
まとうのは、日本軍の行為そのものは確かに残酷だったとしても、それがオランダ領東インドで起こったことだからである。オランダ人は最初からインドネシアに住んでいたわけではない。インドネシアを侵略して自国領にしたのである。その支配は350年間に
及ぶ。また、オランダの植民地支配は、ベルギーのコンゴ支配と並んでその過酷さ故に悪名が高い。本国に好都合な商品作物を強制的に栽培させたため、原住民は主食である米を作る農地も余裕も失い、長期の飢饉で大量の餓死者を出した。強制収容所もあった
。インドネシア最初の大統領となったスカルノは、独立後20年を経て出した自伝で、「オランダ領の時代に私たちの寿命は35歳であった。今日ではそれは55歳に達している」と述べているという。今回のオランダの日本に対する謝罪要求は、すでに述べたように
天皇訪欧を目前にして出てきたものだが、95年にインドネシアを訪れたオランダ女王は、自国の過酷な植民地運営について謝罪めいた文句は一言も発していない。この問題について、オランダの文筆家カウスブルックは『西欧の植民地喪失と日本』(草思社、原
著95年)の中で次のように批判している。「われわれオランダ人は、過去40年間の長きにわたって日本人に対する不満を述べ続けてきているが、(…)自分たちが手を下して殺害したり、虐殺して死に追いやったりしたインドネシア人には心を砕くこともなく、
彼らの名前は永遠に誰の知るところでもない。」さて、この問題に対して朝日新聞はどういう態度をとったか。それを明らかにする前に、まず対照的な産経新聞の報道姿勢を見ておこう。産経は2000年2月24日付け「主張」(他紙の「社説」に当たる)でこの問題
を取り上げ、「賠償はもう終わっている」と題して、日本がすでに膨大な賠償金を支払い戦犯も多数処刑された以上、この問題は決着済みのはずだとして、「これまで日本は政府は首脳会談などの席でひたすら謝罪することによって、その場をおさめようとして
きた。しかし、そうした姿勢は、相手国の際限のない補償要求の火に油を注ぐ結果にもなりかねない」と述べた。
さらに産経は、オランダのインドネシア支配について別に詳細な記事を載せて、オランダの対日要求が第二次大戦後植民地を喪失したというルサンチマンに基づくものであり、そこには過去の帝国主義に対する反省の片鱗も見られないことを報じたのである。一
方朝日新聞は、2月20日付け「社説」で、「歴史ふまえた友好を」と題し、オランダ人兵士が日本政府に損害賠償訴訟を起こしていることを述べた上で、次のように書いた。「日本、オランダ政府とも、第二次大戦の法的請求問題はサンフランシスコ講和条約など
で解決済みという立場だ。/国家間はそれでいいかも知れない。けれども、戦争被害を受けた人たちの心の傷をどういやしていくかという仕事は、まだ終わっていない。」曖昧な書き方だ。しかし、方向としては賠償に応じた方がいいのではないか、と読める。
朝日では、さらにそれに先だつ2月2日にも外報部記者・磯村健太郎が「私の見方」欄にこのテーマで執筆している。ただし磯村の文章はオランダの提案した「日本占領下の記憶」展が日本のいくつもの都市で拒絶されたことにも触れており、この点では私も異論
はない。展覧会が持ってしまうかも知れない政治的宣伝性は言論によって批判すればいいのであり、開催そのものを拒絶するような態度はよくない。これでは原爆展を抑圧したアメリカを非難する資格もなくなってしまう。それはさておき、問題なのはオランダ
とアジアを見る磯村の論調である。「オランダのベアトリクス女王は91年の来日時、宮中晩餐会で天皇陛下の前で〔オランダ人捕虜問題は〕『お国ではあまり知られていない歴史の一章です』と指摘した。」「天皇皇后両陛下は今春、オランダを公式訪問する予
定だ。アジア諸国の戦後処理を優先してきた日本政府も、オランダとの歴史問題は避けて通れないだろう。」この記事で特徴的なのは、日本の「アジアとの戦後処理」に触れながら、オランダのアジアでの植民地主義には一言も触れていないところである。つま
り、オランダがインドネシアを植民地化し残虐な支配を長期にわたって行っていたという事実を完全に無視しているのだ。まるでオランダがインドネシアを力ずくで植民地化するのは正当で、日本軍がインドネシアに侵攻するのだけが不当というかのようではな
いか。加えて磯村の記事は、戦後日本側が多額の賠償金を支払っり戦犯が処刑されたりしたことにも全く触れていない。
来日時には日本の戦争犯罪に言及しながら、インドネシアでは自国の過酷な植民地主義を一言も謝罪しなかったという、オランダ女王のエゴ丸出しの態度をおかしいと見抜く目もない。私は小渕首相がオランダ首相に謝罪するのも不当だと思うが、それは仮に措
いてもよい。朝日はせめて、「われわれは戦時中犯した行為を何度でも謝罪するから、その代わりオランダは自国の帝国主義についてインドネシアに深く謝罪してはどうか」と提唱する程度の社説がどうして書けないのであろうか。この文章の読者の中には、「
朝日」「産経」というブランドに最初からある種のイメージを抱いている方もおられるかも知れない。産経の記事は要は自国の戦争犯罪の言い訳として書かれたのだと思う方もおられるかも知れない。そういう方は、一度図書館で両紙のこの問題に関する記事を
虚心坦懐に読み比べてみられることをお勧めする。先入見を捨てて読むなら、産経の記事はポスト・コロニアリズム時代の知的潮流を的確に捉え、また調査が隅々まで行き届いているのに対し、朝日の記事は視野が狭く情緒的で、真の知性からは程遠く、まるで
小学生の作文であることが分かるはずである。右で引用したカウスブルックの本も、ポスト・コロニアリズム時代と言われながらヨーロッパ人が過去の帝国主義をさっぱり反省していないという告発の書として書かれたものである。オランダ人でも、心ある人に
はそうした倒錯した事情が明瞭に見えているのだ。彼はこの点について次のように述べている。「戦争当事国がお互いに怪物だとか野蛮人だ
とか言って相手国を罵倒するのは、もちろんいかなる戦争にもつきものだが、極東戦争においては、植民地支配の事情とそれにつながる人種偏見のために、この戦争像が一段と複雑なものになっている。日本軍のオランダ領東インド侵攻は侵略戦争としてだけで
なく、ある種の”違反”とも見なされた。つまり、西洋の国を攻撃するとは身分不相応なことであり、そのうえ負けることを知らないとはなんと礼儀知らずで謙譲の美徳のなさよ、と見なされたのである。」「日本に攻撃されたのはオランダ人であるが、彼らは
本国にいたのではなく、戦争の舞台となったインドネシアに武力侵入して植民地化し、軍事支配の上にあぐらをかいていたのである。 (…)彼らの戦後の幾多の歩みは、自己の潔白を装った姿での、
完璧な犠牲者という身分にしがみつくための戦いであった、と見ることができよう。」そして彼はこの後で、オランダ人は日本人と同じ尺度で測られることを侮辱と見なすと述べている。つまり日本人の戦争犯罪はケシカランが、自分たちの植民地主義はそうで
はない、自分は日本人とは別なのだということだ。こうした二重基準が、オランダ人・ヨーロッパ人ばかりか、日本人の思考法をも蝕んでいるとは何としたことであろう。それも日本の代表的新聞と目される朝日においてなのだ。朝日は、このことがもたらすか
も知れない悪影響について考えたことがあるだろうか。二重基準が骨の髄までしみ込んだヨーロッパ人は、朝日の記事を読んで満足してうなずくだろう。そうだ、自分とアジア人は同じ基準で測られてはならないのだ、何しろアジアの経済大国日本を代表する新
聞も同様の見解なのだから、と。自国政治家の不注意な発言が外国に与える悪影響に敏感であるなら、自分の論調がヨーロッパ人の偏見を助長していないかにも同様に敏感であるべきだ。朝日はこの点を厳しく自己検証すべきであろう。私は別の話題に深入りし
すぎたかも知れない。しかし、以上のような朝日新聞の摩訶不思議な姿勢をまず知っておかないと、捕鯨問題に関するこの新聞のおかしな態度も理解できない。要は、歴史認識や国際関係感覚においてどこか狂っている人間・団体は、捕鯨問題を正しく捉える能
力にも欠けている、ということなのである。(2)朝日新聞の捕鯨問題報道 さて、本題である。捕鯨問題に関する朝日の報道を見る上で注意すべきは、(1)どの程度のスペースを割いているか (2)どういう欄で扱っているか(署名記事か無署名か) (3)どういう
スタンスを取っているか、である。なお以下で引用する記事の日付は基本的に新潟配布版(夕刊なし)によっているので、東京本社版とはズレている可能性があることをお断りしておく。また、ここではスペースの制約上、87年以降を扱うことにする。87年、捕
鯨モラトリアムの実施により日本が調査捕鯨を行うとした際に、朝日は「調査捕鯨の強行は避けよ」という社説を掲げた(7月20日)。その論拠として挙げられているのは、国際的に強い反発を招くから、貿易摩擦にもさらに悪い影響を及ぼすからというのが第
一、日本の調査捕鯨計画にも無理があるから、というのが第二であった。
(調査捕鯨は、当初の計画ではミンク825頭、マッコウ50頭とされた。しかしその後ミンク300 - 400頭で実施されている。)この社説を通して読むと、朝日の社説に特有な曖昧さが目立つ。基本的な主張は題のとおりなのだが、捕鯨から全面撤退せよと言ってい
るわけではない。「国際会議の体をなしていないと、捕鯨国の間で不満の強いIWCだが、今度の総会でも数にものを言わせる強引なやり方が目立ったらしい」「関係者の怒りは分かるが」と捕鯨国側に配慮した言い回しもある。また、鯨資源の調査は続行しな
ければならないとも述べている。総じてこの時の朝日はまだまともだったと言ってよい。調査捕鯨への懐疑は、(1)で述べた朝日の姿勢に近いが、IWCのあり方がおかしいということは明言しており、「IWCについても、国際会議にふさわしいものに改組
するなり、FAO〔国連食糧農業機関〕など他の適当な国際機関のもとでクジラ問題を扱うなり、抜本的な改革をはかるべきだろう」と提言している。また、社説以外では、反捕鯨国の偏見やIWCの奇妙さを指摘する署名記事がこの前後には多く掲載されてい
た。編集委員・土井全二郎のものが目立つが、それ以外にも「私の言い分」に捕鯨協会事務局長・高山武弘や捕鯨砲手・田中省吾が「私の言い分」に登場したり(86年6月1日、87年11月29日)、捕鯨船乗組員・松田清忠や弁護士・渡辺法華が「論壇」に寄稿した
りしている(87年3月24日、7月29日)。もっともこの頃でも違った論調の署名記事もある。編集委員・石弘之の記事だが、これについては後で取り上げる。ところで、同時期の朝日に面白い社説が載ったので、捕鯨問題とは直接関係はないが紹介しておこう。 8
6年3月21日掲載の「国連を疑うスイスのこころ」だ。これは、スイスが国連へ加盟すべきかどうかを国民投票にかけたところ、圧倒的多数で否決されたというニュースに関して出されたものである。「もし日本で『国連に残っていてよいか』という国民投票をし
たら(…)賛成が圧倒的多数になるのは、まずまちがいない。」「あらゆる組織と同じように、国際機構も硬直やたるみをまぬがれない。とくに巨額予算を抱える寄り合い所帯の国連には、その危険が大きく、加盟国の監視や批判はぜひ必要だ。/ところが、われ
われ日本人は国際機関にたいして敬意を持つあまり、批判を避けがちだった。 (…)われわれはもっと自主性を持ちたい。
/その点で、スイスの国連加盟拒否はまさしく『わが道をゆく』ものだった。 (…) 一つの興味深い考えかたとして尊重したい。」なかなか
面白い社説である。面白いと私が言う意味は、この主張自体にはほぼ賛成だが、朝日がこういう社説を載せたのは、当事者がスイス、すなわち外国、それもヨーロッパの国だからではないか、という疑いがあるからだ。仮に日本で、社説冒頭で言われているよう
に、「国連に残るべきか」という国民投票をしたとしよう。そしてもし「残るべきでない」という結果になったら、朝日は同じような社説を載せただろうか。私は、載せないだろうと思う。恐らくその場合は、「色々国連にも問題はあるが、内部改革に努めるべ
きだ。世界の孤児になるような真似は慎もう」というような社説になったのではなかろうか。すなわち、独自路線を一点の曇りもなく朝日から認めてもらえるのは、日本以外の国だけなのである。国際機関と言うのにもためらいがあるIWCが日本の調査捕鯨に
対して向けた非難を受けた先の社説と比較してみれば、それは明らかだろう。いずれにせよ、それから数年間、朝日新聞の論調には基本的な変化はなかったと言ってよい。反捕鯨国の横暴に対して日本を初めとする少数の捕鯨国が様々な手段で抵抗しながら功を
奏さないという事態が延々と続き、それが比較的詳細に、主として土井全二郎により報道されたのである。 それが変わってきたのは93年になってからだ。まず、1月23日に神谷敏郎の「クジラ類とどう付き合うか」という一文が掲載された。この年、IWC総会
が京都で開かれるにあたってジョン・C・リリーが来日したのを機として掲載されたものである。リリーは、前々回から本論に登場しているが、鯨類高知能説のマッド・サイエンティストだ。神谷は医学者で、92年に中公新書から『鯨の自然誌』を出している。
この本を読むと、彼の鯨イルカ問題へのスタンスがよく分かる。例えばイルカの知能に関する章では、リリーのように積極的に高知能を主張する説と慎重派とがあるとしながらも、こう述べている。
「なかにはイルカ語の解読に成功したという報告すらある」「近年の目覚ましい科学技術の進歩、特にニューロ・コンピューターの開発や応用による高度情報分析技術の進歩によって、近い将来に人間と動物の音声情報交換の実現の可能性は高く、
21世紀初頭においては(…)イルカやチンパンジーと自由に対話を楽しむことも、あながち夢物語とは言い切れない。」イルカ語の解読に成功したという報告」はどこから出されたのだろうか。もしそれが真実なら、鯨イルカ真理教が蔓延している反捕鯨国ではすぐさま「イルカが
訴えていること」とか何とかいう本が出されそうなものだが、寡聞にしてそういう話は聞かない。また、前回のカール・セーガンについての分析で述べたように、鯨類高知能説の最盛期は50年代後半から60年代にかけてであり、セーガンは一時それに乗りながら、80年を過ぎると
霊長類高知能説に乗り換えて鯨類高知能説を口にしなくなった。 80年以降、動物の知能に関する学問の主流は完全に霊長類に移ったのである。米国のイルカ学の泰斗が91年に出した本で鯨類高知能説を否定していることにも前回触れた。こうしてみると、リリーのようなマッド・
サイエンティストを引用しながら書かれた神谷の本の位置が分かるだろう。「遅れてきた青年」というノーベル賞作家の小説名に倣うなら、神谷は「遅れてきた鯨類高知能説学者」なのである。彼が遅れて登場したのにはそれなりに理由があろう。日本では70 - 80年代には反捕鯨
国の横暴に対する批判が強く、鯨イルカ真理教的な本は出る余地が少なかった。ところが90年代になるとかつてのような捕鯨は再開不可能なのではないかという気分が国内に広まり、また捕鯨が盛んだった時代を直接知らない若い世代も増えた。そこに鯨イルカ真理教徒的な論者
が登場する余地が生まれたのである。しかし彼の登場は、繰り返すが、学問の流れからすれば時代遅れであった。裏を返せば、鯨イルカ真理教的な論者には人材がいなかったということになる。 もっとも、神谷は朝日新聞に載せた文章ではリリーへの評価をかなり厳密に行ってい
る。 「リリー博士は当時、10年以内にイルカ語が解読され〔人間との〕会話は実現できるとしたが、その後、この研究は進展せず、博士が主宰された研究所もいつしか閉鎖されてしまった。」「現時点で神経科学者にイルカとの会話の実現性を問えば、答は『ノー』であろう。」
しかしその一方で神谷は、リリーの説は否定もできないとして、イルカの知能研究が進まないのは「今日の国際的規約からみてイルカの神経系の実験はもはや許されないからである」としている。そして「人間の脳をもしのぐ複雑なひだを持ったイルカの脳」という表現で、将来
への期待をかき立てているのだが、ここには奇妙な自己撞着がある。すなわち、イルカが尊重されていて不自然な実験が不可能だから知能が解明されないのだと彼は言うが、しかしイルカへの尊重とは高知能が検証されなければ出てくるはずのないものではなかろうか。証明すべ
き論点の先取という論理的誤謬がここにはある。またこの頃すでにチンパンジーなど霊長類の知能研究が相当進んでいたことを考えると、イルカの知能が解明されないのは手段が制約されているからだとする彼の論理はどうにも苦しい。 神谷はあからさまに捕鯨を攻撃するような
論調は避けているが、最後に「鯨類との共生」という表現で暗に反捕鯨側の主張を喧伝している。それは、マッド・サイエンティストたるリリーの名を真面目に引用していることと並んで、彼の基本的姿勢を表すものであると言っていい。 そもそも、著書『鯨の自然誌』の「あと
がき」からして、国際文化の政治性にこの人がいかにナイーヴであるかを示している。そこで彼は、漁業で網にかかったイルカがかつては殺されたり食肉として売られていたものが、なるべく海に戻すようにというふうに日本の行政指導が変わってきたことを、「国際的なマナー
をそなえた嬉しい芽生え」と述べている。彼にとっては欧米の習慣は何でも「国際的」なのであり、それが他国に浸透するのは国際政治の力関係に寄るところが大きい、という基本的認識すらないのだ。私が連載第1回で三島由紀夫から引用した、若い日本人作家には傲慢に話しか
け、欧米人には卑屈に笑って「オー・イエス」を繰り返す老学長と同じような態度が、この医学者に見られるのは偶然なのだろうか。 ともあれ、神谷の登場は捕鯨問題に対する朝日の態度に変化が起こったことを示す徴候であった。もっとも一気に180度転換したわけではない。
4月には捕鯨の町・宮城県牡鹿町のルポが載り、さらに「私の紙面批評」では五十嵐邁(信越半導体社長・日本蝶類学会会長)が「歪められた自然保護思想と対決を」と反捕鯨国を厳しく批判した。しかしその一方で、IWC京都会議を前にした特集「クジラと生きる」では反捕鯨
側の主張にもかなりスペースが割かれている。長くなるので内容の検証は省くが、ここでもリリーの名が出てきており、朝日内部の反捕鯨派がリリーを論拠の一つにしようとしていたらしい、というのは憶測の域を出ないが、このマッド・サイエンティストをまともに見てしまう
視点が紛れ込みつつあったのは間違いない。21世紀初頭においては(…)イルカやチンパンジーと自由に対話を楽しむことも、あながち夢物語とは言い切れない。」「イルカ語の解読に成功したという報告」はどこから出されたのだろうか。もしそれが真実なら、
鯨イルカ真理教が蔓延している反捕鯨国ではすぐさま「イルカが訴えていること」とか何とかいう本が出されそうなものだが、寡聞にしてそういう話は聞かない。また、前回のカール・セーガンについての分析で述べたように、鯨類高知能説の最盛期は50年代
後半から60年代にかけてであり、セーガンは一時それに乗りながら、80年を過ぎると霊長類高知能説に乗り換えて鯨類高知能説を口にしなくなった。 80年以降、動物の知能に関する学問の主流は完全に霊長類に移ったのである。米国のイルカ学の泰斗が91年に
出した本で鯨類高知能説を否定していることにも前回触れた。 こうしてみると、リリーのようなマッド・サイエンティストを引用しながら書かれた神谷の本の位置が分かるだろう。「遅れてきた青年」というノーベル賞作家の小説名に倣うなら、神谷は「遅れ
てきた鯨類高知能説学者」なのである。 彼が遅れて登場したのにはそれなりに理由があろう。日本では70 - 80年代には反捕鯨国の横暴に対する批判が強く、鯨イルカ真理教的な本は出る余地が少なかった。ところが90年代になるとかつてのような捕鯨は再開
不可能なのではないかという気分が国内に広まり、また捕鯨が盛んだった時代を直接知らない若い世代も増えた。そこに鯨イルカ真理教徒的な論者が登場する余地が生まれたのである。しかし彼の登場は、繰り返すが、学問の流れからすれば時代遅れであった。
裏を返せば、鯨イルカ真理教的な論者には人材がいなかったということになる。 もっとも、神谷は朝日新聞に載せた文章ではリリーへの評価をかなり厳密に行っている。「リリー博士は当時、10年以内にイルカ語が解読され〔人間との〕会話は実現できるとし
たが、その後、この研究は進展せず、博士が主宰された研究所もいつしか閉鎖されてしまった。」「現時点で神経科学者にイルカとの会話の実現性を問えば、答は『ノー』であろう。」しかしその一方で神谷は、リリーの説は否定もできないとして、イルカの知
能研究が進まないのは「今日の国際的規約からみて
イルカの神経系の実験はもはや許されないからである」としている。そして「人間の脳をもしのぐ複雑なひだを持ったイルカの脳」という表現で、将来への期待をかき立てているのだが、ここには奇妙な自己撞着がある。すなわち、イルカが尊重されていて不自
然な実験が不可能だから知能が解明されないのだと彼は言うが、しかしイルカへの尊重とは高知能が検証されなければ出てくるはずのないものではなかろうか。証明すべき論点の先取という論理的誤謬がここにはある。またこの頃すでにチンパンジーなど霊長類
の知能研究が相当進んでいたことを考えると、イルカの知能が解明されないのは手段が制約されているからだとする彼の論理はどうにも苦しい。神谷はあからさまに捕鯨を攻撃するような論調は避けているが、最後に「鯨類との共生」という表現で暗に反捕鯨側
の主張を喧伝している。それは、マッド・サイエンティストたるリリーの名を真面目に引用していることと並んで、彼の基本的姿勢を表すものであると言っていい。 そもそも、著書『鯨の自然誌』の「あとがき」からして、国際文化の政治性にこの人がいかに
ナイーヴであるかを示している。そこで彼は、漁業で網にかかったイルカがかつては殺されたり食肉として売られていたものが、なるべく海に戻すようにというふうに日本の行政指導が変わってきたことを、「国際的なマナーをそなえた嬉しい芽生え」と述べて
いる。彼にとっては欧米の習慣は何でも「国際的」なのであり、それが他国に浸透するのは国際政治の力関係に寄るところが大きい、という基本的認識すらないのだ。私が連載第1回で三島由紀夫から引用した、若い日本人作家には傲慢に話しかけ、欧米人には
卑屈に笑って「オー・イエス」を繰り返す老学長と同じような態度が、この医学者に見られるのは偶然なのだろうか。ともあれ、神谷の登場は捕鯨問題に対する朝日の態度に変化が起こったことを示す徴候であった。もっとも一気に180度転換したわけではない。
4月には捕鯨の町・宮城県牡鹿町のルポが載り、さらに「私の紙面批評」では五十嵐邁(信越半導体社長・日本蝶類学会会長)が「歪められた自然保護思想と対決を」と反捕鯨国を厳しく批判した。しかしその一方で、IWC京都会議を前にした特集「クジラと
生きる」では反捕鯨側の主張にもかなりスペースが割かれている。長くなるので内容の検証は省くが、ここでもリリーの名が出てきており、朝日内部の反捕鯨派がリリーを論拠の一つにしようとしていたらしい、というのは憶測の域を出ないが、このマッド・サ
イエンティストをまともに見てしまう視点が紛れ込みつつあったのは間違いない。繰り返すが、リリーの説はこの頃にはすでに時代遅れのシロモノになっていたのであり、これは朝日の記者がいかに不勉強であったかの証拠と言わねばならない。この頃の朝日の
姿勢が揺らいでいた事実を端的に示しているのは、93年の社説である。京都のIWC総会について2度社説が載ったのである。まず最初は、5月4日付けの「南極海をクジラ研究聖域に」である。標題から分かるように、この年フランスから出された、南極海を鯨
の聖域にしろという提案を支持したものだ。もっともこれまでの経緯をふまえて書かれており、鯨をとるのは全面的にいけないと主張しているのではない。「クジラだけを偏愛する保護論には賛成しかねる。再生産力がある自然は、そのおこぼれをありがたくい
ただいてもいい。」と一応鯨イルカ真理教には一定の距離をおいている。その上で、「日本がいま公海での捕鯨にこだわることが、資源・環境外交全体のなかで、果たして賢明な選択なのかどうか。」と、主として政治的戦略の視点から、南極海の捕鯨からは撤
退し日本沿岸の捕鯨については再開を求める方針がよかろうと述べている。ただし先に引用した87年社説とは違って、IWCが「クジラ愛護クラブ」、すなわち特定の動物観に支配された宗教団体のごときものになっているという認識はあるものの、改善案はま
ったく示されていない。「南極海をあきらめれば、〔日本沿岸の捕鯨については〕加盟国の理解が得られるのではないだろうか」というきわめて無責任な希望的観測を述べるだけである。聖域案に加担したこと自体よりもこの点において、社説の知的レベルは87
年に比べて大幅に後退していると言わざるを得ない。しかしその12日後の5月16日、IWC総会の直後、捕鯨問題に関する再度の社説が朝日に載った。「どこへいくクジラ論議」というものだ。書き方はいつもの例に漏れず両論併記的ではある。
「今日、IWCを脱退してまで、クジラを食べさせてほしいと願う国民は少ないと思われる。/だが外圧によって捕鯨が撤退に追い込まれる現状は情けないし、『クジラを食べるのは残酷だ』と非難する一部の反捕鯨勢力に対する反感も国内に強いようだ。」
しかし南極海の捕鯨については、「南極海のクジラは当面、産業活動ではなく、研究活動の対象と考えたい。 (…)南極海を全面捕鯨禁止にするサンクチュアリ案には、私たちも賛成できない。以前にサンクチュアリとなったインド洋のように、クジラデータの暗
黒海域になるおそれがあるからだ。」 繰り返すが、リリーの説はこの頃にはすでに時代遅れのシロモノになっていたのであり、これは朝日の記者がいかに不勉強であったかの証拠と言わねばならない。 この頃の朝日の姿勢が揺らいでいた事実を端的に示してい
るのは、93年の社説である。京都のIWC総会について2度社説が載ったのである。まず最初は、5月4日付けの「南極海をクジラ研究聖域に」である。標題から分かるように、この年フランスから出された、南極海を鯨の聖域にしろという提案を支持したものだ。
もっともこれまでの経緯をふまえて書かれており、鯨をとるのは全面的にいけないと主張しているのではない。 「クジラだけを偏愛する保護論には賛成しかねる。再生産力がある自然は、そのおこぼれをありがたくいただいてもいい。」 と一応鯨イルカ真理教
には一定の距離をおいている。その上で、 「日本がいま公海での捕鯨にこだわることが、資源・環境外交全体のなかで、果たして賢明な選択なのかどうか。」 と、主として政治的戦略の視点から、南極海の捕鯨からは撤退し日本沿岸の捕鯨については再開を求
める方針がよかろうと述べている。ただし先に引用した87年社説とは違って、IWCが「クジラ愛護クラブ」、すなわち特定の動物観に支配された宗教団体のごときものになっているという認識はあるものの、改善案はまったく示されていない。 「南極海をあ
きらめれば、〔日本沿岸の捕鯨については〕加盟国の理解が得られるのではないだろうか」 というきわめて無責任な希望的観測を述べるだけである。聖域案に加担したこと自体よりもこの点において、社説の知的レベルは87年に比べて大幅に後退していると言
わざるを得ない。 しかしその12日後の5月16日、IWC総会の直後、捕鯨問題に関する再度の社説が朝日に載った。「どこへいくクジラ論議」というものだ。書き方はいつもの例に漏れず両論併記的ではある。 「今日、IWCを脱退してまで、クジラを食べさ
せてほしいと願う国民は少ないと思われる。/だが外圧によって捕鯨が撤退に追い込まれる現状は情けないし、『クジラを食べるのは残酷だ』と非難する一部の反捕鯨勢力に対する反感も国内に強いようだ。」 しかし南極海の捕鯨については、 「南極海のクジ
ラは当面、産業活動ではなく、研究活動の対象と考えたい。 (…)南極海を全面捕鯨禁止にするサンクチュアリ案には、私たちも賛成できない。以前にサンクチュアリとなったインド洋のように、クジラデータの暗黒海域になるおそれがあるからだ。」 として、
捕鯨の研究的側面を強調しつつ、聖域案を否定している。 実は12日前の社説とこの社説がどの程度違うか、かなり微妙なところがある。というのは、前の社説は南極海の聖域化を訴えてはいたが、研究目的の捕鯨がどう扱われるべきかには触れていなかったか
らだ。しかし鯨イルカ真理教側にとっては「聖域」の意味は明瞭である。鯨は聖獣でありいかなる理由であれいかに資源量が豊富であれ捕獲はイケナイというのが彼らの論理なのだから、聖域案とは理由の如何を問わず捕鯨は禁ずるというものでしかあり得ない。
2度目の社説はそれをふまえ、フランスの言う「聖域」案は否定し、しかし前の社説との整合性も何とか保った、という体のものであろう。ともあれ、この社説では聖域という言葉は肯定的には使われていないし、最後には、 「初期のIWCでは、早い者勝ち
で捕獲量を競う『捕鯨オリンピック』が非難の的になった。いま、参加することだけに意義があるかのような『IWCオリンピック』のあり方が問われている。」と、IWCの現状への皮肉も述べられていて、前の社説とのスタンスの差が浮き出ている。中11日
をおいて2回社説が載り、しかもそのスタンスが違うという事態はどうして起こったのか。内部事情を知らない私は推測するしかないが、二つの要素があったのではないか。まず、朝日内部の捕鯨派と反捕鯨派の抗争である。最初の社説は後者に配慮して書かれ
た。しかしフランスの聖域案はこの年のIWCでは通らなかった。そうした結果をふまえて、2度目の社説は前者の主張に配慮して書かれたのではなかろうか。 ここに見られるように、この頃から朝日の社説が状況追随的になっている(これが第二の要素なのだ
が)のは悪い意味で注目に値する。批判能力が減退し、周囲にずるずる引きずられるような社説は、日本のオピニオンリーダーたる責務を自ら放棄しつつある朝日の姿勢を暗示している。ところで朝日の内部抗争だが、それを明示する記事が4月23日に掲載され
ている。捕鯨問題について、捕鯨派の編集委員・土井全二郎と反捕鯨派の編集委員・石弘之とによる「捕鯨対論」が掲載されたのである。紙面の左右を使ってそれぞれが持論を展開するという構成であった。 石は環境問題の専門家と目されており、岩波新書か
ら『地球環境報告』『酸性雨』といった著書を出していた。この反捕鯨論を書いた翌94年に朝日新聞を退社し、96年からは東大教授になっている。彼は前述のように87年にも反捕鯨を主張する署名コラム記事を書いている。しかしそれは分量的には多くなかった
ので、本格的な持論を展開するのは初めてであった。またそれは、神谷のような外部執筆者でなく、反捕鯨派の自社記者が姿を現したという意味で、朝日の姿勢転換を示す事件でもあった。 ここでは、「畜肉ならいいのか」と題した土井の主張には多くは立ち
入らない。長年捕鯨問題と取り組んできた土井は、資源量に関わりなく捕鯨に反対するIWCの奇妙奇天烈さ、自国アラスカ原住民には捕鯨を認めながら日本の沿岸捕鯨にすら反対するアメリカの身勝手さなどを簡潔に批判している。 では石の主張はどうか。
彼は、欧米の反捕鯨論者が述べる論拠は様々だが、日本に最も伝わっていないのは「日本の水産に対する抜きがたい不信感である」と言う。その論拠として彼が挙げるのは、近年鯨の代用品として沿岸イルカ漁が増えており、資源が減少しているということなの
だ。そして鯨密漁の「うわさ」や密輸事件を挙げて、日本の水産行政は信用できないと言う。として、捕鯨の研究的側面を強調しつつ、聖域案を否定している。実は12日前の社説とこの社説がどの程度違うか、かなり微妙なところがある。というのは、前の社説
は南極海の聖域化を訴えてはいたが、研究目的の捕鯨がどう扱われるべきかには触れていなかったからだ。しかし鯨イルカ真理教側にとっては「聖域」の意味は明瞭である。鯨は聖獣でありいかなる理由であれいかに資源量が豊富であれ捕獲はイケナイというの
が彼らの論理なのだから、聖域案とは理由の如何を問わず捕鯨は禁ずるというものでしかあり得ない。 2度目の社説はそれをふまえ、フランスの言う「聖域」案は否定し、しかし前の社説との整合性も何とか保った、という体のものであろう。ともあれ、この社
説では聖域という言葉は肯定的には使われていないし、最後には、「初期のIWCでは、早い者勝ちで捕獲量を競う『捕鯨オリンピック』が非難の的になった。いま、参加することだけに意義があるかのような『IWCオリンピック』のあり方が問われている。」
と、IWCの現状への皮肉も述べられていて、前の社説とのスタンスの差が浮き出ている。中11日をおいて2回社説が載り、しかもそのスタンスが違うという事態はどうして起こったのか。内部事情を知らない私は推測するしかないが、二つの要素があったのでは
ないか。まず、朝日内部の捕鯨派と反捕鯨派の抗争である。最初の社説は後者に配慮して書かれた。しかしフランスの聖域案はこの年のIWCでは通らなかった。そうした結果をふまえて、2度目の社説は前者の主張に配慮して書かれたのではなかろうか。
私は、水産行政に対する石の批判自体は当たっている部分もあると思う。問題は、IWCや南極海での捕鯨が論題になっている場面で、なぜこういう迂遠な論法を使うのかである。環境問題の専門家である彼が、鯨の資源量やIWCを直接論じないのはどうしてだ
ろうか。答は簡単だ。論じられないからである。IWCや反捕鯨国の態度を見れば、それがまともでないことは明瞭だ。朝日新聞に採用される程度の知性の主なら、いかな反捕鯨派でも、IWCが正常だとかミンク鯨は絶滅寸前だとか強弁することは不可能である
。そんな主張は太陽が月の周りを回っているとするようなものだ。だから石は直接捕鯨問題を扱わず、周辺領域に逃げたのである。石はそれを隠すために、「沿岸さえ守れない国が遠洋の資源を守るはずがない、とみられても当然であろう」と言うのだが、普通に
考えれば事態は逆ではなかろうか。昔の乱獲時代ならいざ知らず、現在では国際的な監視の目が厳しい南極海での方が、外からの目が届かない自国沿岸より乱獲は困難、と考えるのが筋というものであろう。そもそも、日本は昔から基本的に南極海での捕鯨につい
ては規約を守っている。乱獲時代には確かに獲る側の論理が優先して規約自体が大甘であり、資源の減少を防げなかった。日本も捕鯨国としてそれに責任を負わねばならない。しかし捕鯨への目が厳しくなり、また漁業資源一般への保護意識が高まった現代、大甘
の規約を設定すること自体がすでに不可能なのだ。捕鯨頭数を遵守するために監視員を捕鯨船に同乗させるなどの措置も商業捕鯨末期には行われた。条件が乱獲時代とは全く異なっているにもかかわらず、石はそれを無視している。石はさらに次のように言う。
「公海資源は人類の共有財産として貧しい国のために役立てようという意識が世界的に高まっているときに、その主張は傲慢としか響かないだろう。/鯨肉をもはや必要としないノルウェーやアイスランドも、同じ責めを受けるべきであろう。/これだけ満ち足り
た日本に『やらない』国際貢献という発想があってもよいころだ。つまり、海外の森林を破壊しない、公害を輸出しない、そしてクジラも捕らない。」まず最初の言い分だが、これは端的に言って大嘘である。もし公海の資源が貧しい国にのみ供されるべきだとい
うなら、欧米先進国は公海での漁業を放棄しているはずだが、そういう感動的な自己犠牲を払っている国はどこにもない。それどころか、漁業水域200海里のように、資源を自国に取り込むための方策を怠りなくやっている。これを真っ先に実施したのは米国であり
、反捕鯨の急先鋒こそがエゴイスティックな資源外交を展開した張本人だったのだ。また大西洋(公海)のカレイ漁をめぐってEUとカナダの間で争いが起こった際は、発砲事件まで起きている(朝日、95年3月19日)。次に、鯨を「貧しい国に」というなら、日
本への割り当てを削ってどこかの後進国に回せばよいわけだが、無論IWCはそんなことはやっていない。話を一般化するが、石はこの一年前に出した著書『酸性雨』の中では、「日本は大気汚染の対策では世界の『先進国』と誇ってよいだろう」と言い、現在世
界でもっとも深刻な環境問題は「酸性雨被害とゴミ問題だ」と断言している。無論、環境問題には様々な側面があり、ある面で優れているから万事に良好とは言えないが、すでに述べたように問題を正面から扱わずに周縁に逃げているということからしても、別段
環境対策の優等生でもない外国が日本に抱く「不信感」を強調せざるを得ないところからしても、石の反捕鯨論の苦しさが分かろうというものだ。第二段落以降の主張だが、そもそも捕鯨国でもアイスランドなどは決して裕福とは言えないのである。もしそれでも
『必要ない』から捕鯨をやめろというなら、まずアメリカのイヌイットの捕鯨中止をなぜ主張しないのか。しかもイヌイットの獲っているホッキョク鯨は資源量が極めて少ないというのに。世界一裕福な国が資源量の少ない鯨を獲るのをまずやめるべきだとは、反
捕鯨派はなぜか決して言わないが、この二重基準が石の主張にも明瞭に現れている。反捕鯨派とは、どうやらアメリカの精神的奴隷らしい。そもそも、「満ち足りているから鯨は捕るな」という言い方は、「鯨を捕るのは好ましくない」という前提条件がないと成
り立たない。捕鯨国は資源量が十分である限りは鯨を捕るのが好ましくないとは全然思っていないのだから、石のこの主張は、先に批判した神谷と同じく論点先取の論理的誤謬に陥っている。反捕鯨派の非論理性はどうやら骨髄まで染み入っているらしい。
87年に彼が書いた反捕鯨記事にも触れておこう。 7月21日付け「変曲点」というコラムであるが、その主張は次のようなものだ。「著者は長いこと捕鯨問題に関心を持って欧米のさまざまな捕鯨反対グループと接触してきた。以前は、確かに非常識といっていい極
端な主張も一部にはあった。しかし最近は聞いたこともない。」「米国のカリフォルニア沖やハワイ沖などには、毎年のように何百というマッコウクジラやコククジラが回遊してくる。それを何万という人が、観光船でウォッチングに出かける。クジラには名がつ
けられ、市民の一員として愛されている。」「日本は、一方で、膨大な肉を残飯として捨てながら『クジラは日本人の重要なたんぱく源』といい、『捕鯨は日本特有の文化だ』と叫び、『〈科学的根拠〉からしてあと何頭殺せるはずだ』と、いい立ててきた。いよ
いよ過密化する地球で、野生の生き物と人間が共存するかを真剣にさぐる、という世界の大きな潮流の変化にまったく気がついていないのである。」ここにも捕鯨をやめなければならない説得的な理由は何一つ書かれていない。反捕鯨グループの掲げる理由は「極
端」でないものも全く挙げられていないし、第二段落は、米国の習慣はすべて美しく先進的に見えるという彼の不思議な性癖を伝えるだけだ。「世界の大きな潮流」といった表現は、右で見た93年の反捕鯨論で用いた「不信感」と同じく、資源量やIWCの内幕で
勝負できないがために持ち出された曖昧な美辞麗句の域を出ない。日本で鯨肉が無駄に捨てられているわけでもないのに、他の残飯のツケを鯨に回そうとするのも反捕鯨論者の常套手段である(私とWWFJとの往復書簡を参照)。 さらに、朝日の姿勢が93年に
変わったことを示すのは、「ひと」欄への相次ぐ反捕鯨派の登場であった。まず5月5日にシャチ研究家ポール・スポング(リリーも神谷もそうだが、生物学者というのはそもそも生物が好きだというところから出発しているので、動物が人間より大事に見えるよう
である)が出ているが、この記事には「鯨の言葉、本当にわかるのですか」という見出しがついていて、ここにもリリーの影が感じられる。3日後の5月9日にはWWFJ会長・羽倉信也が登場した。WWFJは5月5日に反捕鯨広告を朝日に出している(それが『nem
o』第2号に掲載した私との往復書簡の契機になった)。第一勧銀相談役でもある彼が、反捕鯨広告を出した団体の会長に前年から就任しているということは、日本の企業や財界の方向転換を暗に示すものだと考えられる。羽倉はここで「出身銀行が捕鯨会社の有力
な融資先だった時代もあります」としながら、「企業も自然と共存していくしか未来はありません」と述べて、「自国のことばかりでなく、世界全体の問題での貢献が求められる時代になったんです」と語っている。一般論としては大変美しく、誰でも賛成するし
かない言葉だ。ただ、その裏も同時に読みとれる言葉でもある。すなわち、企業や財界からするとイメージ戦略が重要な時代になったのだということである。すでに事業規模として小さくなっている捕鯨を支持するより、自然保護に味方していますという企業イメ
ージを作り上げた方が利益につながる、この頃から財界はそう判断するようになった。そのため財界トップの人間をWWFJに送りこみ、企業からの募金をしやすくしたのだ。こうした利益がらみの方向転換が羽倉の言説には見え隠れしている。私は羽倉を見てい
ると、「死の商人」という言葉を思い出す。武器を売ることによってではなく、文化差別を売ることによってひたすら利益を追求する、倫理性とは無縁の存在をそう呼びたいと思う。或いは、評論家で慶大助教授の福田和也が「僕の観察だと、政治家、知識人、財
界人、官僚で、一番ひどいのは財界人。財界人の頭はひどい。クルクルパーしかいない」と述べたこと(『愛と幻想の日本主義』、春秋社、99年)も首肯できそうな気がしてくる。実際、朝日の「ひと」欄に載った羽倉の写真は、戦後日本で最も甘やかされてきた
銀行という業界で頂点を極めた人間にふさわしく、品のない笑いを浮かべている。日本の企業が寄付したカネによって欧米の環境運動家が日本を叩く、そんな倒錯した図式ができあがったのはこの頃からである。その点で、羽倉のような節操のない財界人には重大
な責任がある。私が羽倉の立場にいたら、どうするだろうか。まず、WWFのような文化差別を内包した環境保護団体には名を貸さないしカネも出さない。そもそも欧米の団体は彼らの論理で動いているので、それに乗っかるという形では日本の独自性は出てくる
はずもないのだ。私なら、そうした認識をもとに、自前の環境保護団体を作るだろう。そして自らの判断基準に従って、必要なところにはカネも人も惜しまずに援助するが、反捕鯨運動をやっている差別意識丸出しの環境団体にはいっさい援助はしないだろう。欧
米の文物を猿マネすればステイタスが上がる、という浅薄な態度の問題性を、羽倉はまるで意識していないようである。財界人の知性が問われる場面と言えよう。ちなみにこの年の秋、10月3日・4日には「ひと」欄に神谷敏郎とライアル・ワトソンが、翌年4月8日
には海洋動物写真家のタルボットが登場した。彼らは直接捕鯨問題との絡みで取り上げられたのではないが、実質的な反捕鯨派の彼らが続けてこの欄に出てくるのは、朝日記者の人脈がかなり片寄りつつあった証拠であろう。さらに、IWC総会の終了後、「論壇
」欄に捕鯨派・反捕鯨派の主張がそれぞれ掲載された。前者は日本鯨類研究所理事長・長崎福三(6月3日付け)、後者は環境科学文化研究所長・藤原英司(6月12日付け)である。藤原の主張については、彼の資質との関連もあり別に取り上げたいと思うので、こ
こでは触れない。要は反捕鯨派がかなり紙面に登場するようになったという事実が分かればよい。またこの93年にはノルウェーが捕鯨モラトリアムを破棄し、商業捕鯨を再開した。これには独自の法的根拠があって日本も同じ行動をとるわけには行かなかったが、
IWCの調整機能が破綻に瀕していることが改めて明らかになった。翌94年1月25日、「イルカ・クジラと共存を考えよう」という記事が朝日の家庭欄に載った。これは「第4回国際イルカ・クジラ会議」が4月に江ノ島で開かれることを伝えたものだが、主催の「
アイサーチ・ジャパン」の岩谷孝子代表が「イルカやクジラは、独特の方法で人間の知らない過去の事実や知識を蓄積しているはず」と述べている、とも書かれている。繰り返し述べてきたように、リリーを嚆矢とするこの種のトンデモ話はすでに時代遅れになっ
ているにもかかわらず、それを堂々と載せてしまう朝日新聞の知性は救いがたい。オウム真理教教祖の言葉を批判的視点抜きで載せるも同然なのだが、朝日記者の不勉強ぶりは目を覆うばかりだ。またこの記事にはリリーやスポングが会議に参加するとも書かれ
てあり、前年「ひと」欄に登場したスポングという人物の正体がここからも分かる。なおリリーは4月9日付の「気になるこの人」というコラムでも取り上げられていて、朝日内部に彼のトンデモ話を信じ込んでいた記者がいたことはほぼ間違いない。「良心的」
「進歩的」な人間が意外に神秘主義に弱い、という現象をどう見るべきか。熊本日々新聞編集委員・春木進は、宇井純(東大助手時代に良心的知識人のお手本とされ、その後沖縄大学教授に転じた)がカルト集団ヤマギシ会を支持したことについて、「宇井氏の
ヤマギシ観にも、コミューンへの抜きがたい共鳴や支持の心理があるように感じられる。そして革新的な団体は人権を侵害するような行為はしないという、幻想に近い確信も――」と述べている(『カルトの正体』、宝島社、00年)。反捕鯨団体は一種のカルト
集団であるから、この見方は一部の朝日記者にも通用するのではなかろうか。94年5月のIWC会議では南極海の鯨聖域案が可決された。その数日前に朝日に載った社説は、基本的に前年の最初の社説と同じものであった。すなわち南極海からの撤退と日本沿岸
捕鯨の確保である。「反捕鯨国の代表が言うように、『これは科学ではなく、政治の問題』である。」私は、反捕鯨国がこうした非論理的な言辞を吐くのはともかく、日本を代表する新聞がこの摩訶不思議な論理に賛成することを恥ずかしく思う。朝日新聞は自
分がやっていることの意味が分かっていたのだろうか。日本は外国から差別されても我慢しよう、そう言ったも同然なのだ。いや、日本だけの問題ではない。ノルウェーなど他の捕鯨国や原住民捕鯨を行っている他民族の問題でもあるのだ。「政治」と言いさえ
すれば少数者への差別がまかり通ってもいい、朝日の社説はそう述べているのである。確かに「政治」上、論理的におかしなことや差別的な政策が通ってしまうことはある。政治家は諸般の事情からこれに同調せざるを得ない場合もある。心情倫理では政治は語
れないからだ。だが、高級紙がそれに同調するとなれば話は別である。政治は政治として、その決定は文化差別だとはっきり指摘することが言論機関の責任ではないのか。朝日はその責任を放棄したのである。この卑屈な姿勢は、(1)でオランダと日本の関係
に言及した朝日の記事と同じ論調だと言っていい。朝日の記者は、国際関係や歴史認識において徹底的にズレている。それは一見両論併記的な他の箇所にも見て取れる。「クジラを食べることを野蛮呼ばわりされる筋合いはない。一方、地球上最大の動物として
のクジラを敬愛する気持ちも分かる。」社説のタイトル自体が「クジラ文化の多様性を求めて」なのだが、右の文章は果たして「多様性」を求めるものと言えるだろうか。捕鯨問題の現状を見えれば、答はノーである。そもそも「鯨への敬愛」というのが、自然
から遠ざかって生活している都市生活者が、エネルギーを濫用しハイテクに囲まれた快適な暮らしを送りながら、自然を利用して生きている非都市生活者に自分の身勝手な幻想を強制するものであって、おのれの生活は棚上げして「俺は自然保護に賛成している
んだ」という自己欺瞞をでっち上げるための方策に過ぎないのであるが、それは措くとして、鯨を敬愛する人間は自分で勝手に敬愛していればよく、他国や他民族の鯨との付き合い方にくちばしを差し挟む権利はないはずである。ところが捕鯨問題とは、鯨を「
敬愛」する人間が、他国他民族の鯨を食べる文化習慣を攻撃したところに端を発している。IWCの救いがたい運営もそこから来ているのだ。反捕鯨派とは自分の意見を世界規模で押しつけ、「文化の多様性」を根絶やしにしようとする人間のことである。それ
を批判しないでどうして「多様性」が保たれるのだろうか。朝日は物事の核心部分がまったく見えていない。しかし事はこれで終わらなかった。さらに悪質な記事が載ったのである。科学部次長・石田裕貴夫によるものだ。石田は捕鯨に関して2度署名記事を書
いている。最初はIWC総会の前に「ミニ時評」欄に載せた「捕鯨をめぐる論争・何も決めないIWC」である(5月9日)。まず捕鯨論争を概観し、IWCは捕鯨派と反捕鯨派の対立で何も決まらない国際会議になっていると述べた後、「今年も何も決まらない
だろうが、商業捕鯨にこだわり続ける日本の姿勢は現実から目をそむけているとしか映らない。クジラで国のイメージをずいぶん損なっている」と結論づけている。右の記述からして石田の指向性は明らかだが、「今年も何も決まらないだろう」という予測は見
事にはずれ、総会は南極海の鯨聖域案をごり押しで通してしまった。つまり、彼はどうも反捕鯨派の事情に通じているわけでもないらしい。物事をよく知らないまま、状況に流されてきれい事を言う性格なのだ。それは聖域案が通った後、6月1日に「主張・解説
」欄に載せた長めの記事から明瞭に見て取れる。「クジラとプルトニウムが映す日本」というタイトルで、要はプルトニウム利用と捕鯨に固執する日本は「環境保護、核軍縮の世論」に逆らうものだ、というのである。プルトニウムと捕鯨を並べるのもずいぶん
乱暴な話だが、要は日本を叩くネタを並べればもっともらしい記事になると思っているのだ。第一、「核軍縮」を言うならまず核兵器を所持している米英仏等の反捕鯨国を叩くべきで、兵器としての核を持たない日本を「核軍縮の世論」に反しているとするのは
完全に筋違いである。石田は反捕鯨を「地球主義の流れ」というのだが、特定の動物を可愛いとする価値観の押しつけがどうして「地球主義」なのだろう。それは正しくは「地球全体主義」というべきだ。石田がそう言わないのは、無論そう言えばこれがファシ
ズムの一種だと露見してしまうからである。石田は、資源量を無視してかかるIWCを正当化するために、「科学も万能ではない」として、1年前に紙面に登場した藤原英司の意見を持ち出す。「野生動物がどこでエサをとるか、眠るか、お産をするかを知って
おかないと、いつか滅びる」というのだが、これほどバカバカしい見解はあるまい。例えば鯖や鰯が「どこでエサをとるか、眠るか、お産をするかを」知っておかないと漁ができないなんて阿呆な話を聞いて、笑い出さない者がいるだろうか。資源量を正確に見
積もることは大事だが、それにはエサ場や「どこで眠るか」の知識は不可欠なものではない。もし藤原や石田が本当にそう信じているなら、欧米に行って漁業関係者の前で「エサ場や睡眠場所が分からない魚はとるな」と主張するがいい。笑われなければ、袋叩
きにされるのがオチだろう。藤原の意見は要は反対のための屁理屈であり、それをとり上げた石田の頭の悪さにはあきれ果てるしかない。これが「科学部次長」なのでは、朝日新聞の知性が知れるというものである。比較の意味で、94年に南極海聖域案が通った
時に他紙が掲げた社説を見ておこう。今度は毎日新聞を取り上げよう(5月29日)。毎日は日本の主要紙の中では朝日と並んで進歩派と目されるが、社説は朝日に比べるとはるかに筋が通っている。まず、朝日と違って「鯨を敬愛する人の気持ちも分かる」など
と文化差別を容認するようなことは全然書いていない。聖域化が科学的根拠のない決定だとし、さらにIWC総会が同科学委員会の勧告を無視したことに抗議して英国人の科学委員会議長が辞任した事実にも触れている。こうしてIWCの内幕がかなり無茶苦茶
なものであることをはっきり指摘した上で、IWC脱退は避けて「主張すべきところを主張すべきだ。 (…)野生動物の持続的利用という普遍的原則を譲る必要はない。それに耳を傾ける理性ある者も現れてこよう。事実、欧米の有力紙にも、ここ1、2年、限定
的捕鯨を認める論調が登場している」と、日本の基本的主張を粘り強く訴え続けるよう求めている。理不尽な反捕鯨派への迎合はいささかも見られない。朝日の記事に戻るなら、従来捕鯨問題を精力的に担当してきた土井編集委員は6月3日の「ミニ時評」欄で自
説を開陳するにとどまった。社内の力関係が変化したことが分かる。もっとも一気に反捕鯨派の記事だけが載るようになったわけではない。「論壇」欄には鯨研勤務の三崎滋子(94年12月27日)や学研元取締役・今井建一郎(95年5月26日)など捕鯨再開を支持
する人間の意見が掲載されている。ただ、IWCの理不尽さをきちんと分析する記事は載らなくなった。そして社説の論調は、94年以降現在に至るまで基本的に変わっていない。(3)再び、朝日の報道姿勢一般について最後に、再度朝日の論調を一般的に検証
しておきたい。今度は約20年間朝日の記者として勤務した安藤博が『日米情報摩擦』(岩波新書、91年)で述べているところを借りよう。80年代末にソニーが米国コロムビア映画社を傘下に収めた際、アメリカのニューズ・ウィーク誌は「日本、ハリウッド侵略
(Invades)」というナショナリズムむき出しの特集記事を組んだ。これについて安藤は、米国の報道には加虐傾向があり日本の報道には逆に自虐傾向があると述べた上で、この問題に関する朝日の社説を「国対国の関係や大衆への配慮に関していささか過敏」
だと評している。具体的には、89年10月5日付けの「米国の心を読み誤ったソニー」だが、この社説は一方でニューズウィーク誌のような感情的な議論を戒めつつも、「日本の経済人は、なぜ米国内に強い反発が生まれたかに思いをはせるべきだろう」「先端技
術や文化に関連した分野については十分な目配りをして投資すべきだ」などと書いている。安藤は「目配り」が具体的にどのように不足していたかに社説がまったく触れていないと指摘して、この場合の取引は純粋にビジネスライクなものと捉えるべきであり、
「それ以上でもそれ以下でもない」と結論づけている。また日本の報道機関の主張性の弱さについて、湾岸危機を例に安藤はこう述べている。
「日本の新聞の社説を読んでいても、湾岸危機に対して日本が何をしようとしたのかはつかめなかったろう。海外から日本を見る目にとってわからないだけではない。国内の読者にとっても、結局どうすればよいかについての指針を得ることができなかったの
ではなかろうか。」そして朝日が「非軍事的貢献」を主張しながら、具体的な内容となるとまったく提示できていないことを逐一指摘した上で、「『朝日新聞』の〔湾岸危機に関する〕社説を約3カ月通して改めて読んでみたとき、どうしても感じざるを得ない
のは、『何をすべきか』を説くことより、『何をしてはならないか』とクギを刺すことに重点が置かれていたことである」と安藤は断じている。こうした朝日の姿勢が、捕鯨問題に関しても明瞭に見られることは言を俟たない。さて、一番最後に、日本の報道
機関の格付けということを考えておきたい。ワシントン・ポスト紙に勤務経験のある石澤靖治に、『日米関係とマスメディア』(丸善、94年)という本がある。それによれば、日本で情報の格付け機関として米国マスメディアが高く評価されているのに対し、
日本のマスメディアは米国でそのような評価を受けていない。そのため、日本では米国紙の記事がよく引用されるがその逆は少ない、という事態が生じる。情報の格付け機関として高く評価されるとはどういうことか。例えば、89年に宇野首相に女性スキャン
ダルが発覚した時、社会党の久保田早苗議員はWポスト紙の記事を掲げて国会でこの問題を追及した。しかしWポスト紙の記事はサンデー毎日での報道をもとにしていた。日本の週刊誌記事の方が先であったのに、久保田はWポスト紙の方に権威を認め、「米
国有力紙で報道されて日本の女性は恥ずかしい思いをしている」と国会で述べたのである。その方が効果的だと考えたわけだが、こうしたメンタリティは少なからぬ日本人が持ち合わせていよう。その後クリントン大統領にも女性スキャンダルが起こったが、
「日本の新聞で報じられて恥ずかしい」と米国国会議員が述べる姿は、想像すらできまい。ここには無論、アメリカと日本の国力の差も絡んではいるが、どうも日本人特有の心理も関係していそうである。外からの視点や情報をありがたがるという傾向。そし
てこうした心理は情報の受け手だけではなく、情報を発信する側にもひそんではいないか。具体的事由を挙げもせずに反捕鯨記事を書いた石弘之や石田裕貴夫にはそうしたメンタリティが認められるように思う。朝日新聞がこうした記者に左右され、筋の通っ
た主張をできないでいる限りは、日本の新聞の格付けは永久に低いままであり続けるだろう。2000年3月14日、ローマ法王は十字軍、異端審問、反ユダヤ主義などをめぐるカトリック教会の罪を認めた。カトリック教会が歴史上の総括的な罪を認めるのは史上
初めてだそうである。十字軍や異端審問からは気が遠くなるような時間が経過している。捕鯨問題をめぐる不正な態度を欧米が認めるまでには同じくらいの時間がかかるかも知れない。こうした欧米人のかたくなさを認識せずに迎合的な態度で友好が示せると
勘違いしている日本人は、ついに彼らの精神的奴隷で終わるしかあるまい。(文中敬称略)
古来、動物に対する人間の見方には一定の価値観や偏見がつきまとってきた。近年そうした方面の研究が進んでいる。例えばハリエット・リトヴォ『階級としての動物――ヴィクトリア時代の英国人と動物たち』1)は英国における動物の種々なランク付けの歴史をたどり、
それが英国人の階級や差別意識、植民地主義と関わりを持っていることを明らかにしたし、ボリア・サックス『ナチスと動物』2)は、ナチスが動物保護に関してきわめて先進的であり、それがユダヤ人を虐殺した彼らの世界観と矛盾するものではなかったという事実を解明
したのである。ここでは藤原英司がイルカや鯨をどう見ているかを、彼の著書『海からの使者イルカ』3)を中心に分析してみたいと思う。最初に、なぜそうした分析をここで行うのかを書いておこう。 1982年、国際捕鯨委員会(IWC)は商業捕鯨の無期限モラトリアム(一
時休止)を決定した。しかしそこには、単に鯨資源が減少したからという客観的理由だけでは済まない要因があった。資源量とは無関係に鯨は捕獲してはならない特殊な動物、高度な知性を持つ動物、或いは神聖な動物、とする見方が混じり合っていたのである。4) つまり
、捕鯨問題とは、単に資源量やその科学的測定の問題なのではなく、鯨という動物をめぐる世界観の問題でもある。文化的な価値観とは無縁なはずの自然科学専門誌においてすら、鯨をめぐる価値観の相違は顕在化している。5) こうした問題に光を当て考察を加えるのは、
人文系の学問に属する仕事である。 藤原英司の経歴を簡単に述べておこう。 1933年東京生まれ、慶応大学卒。動物心理学専攻。野生動物に関する多くの著書や訳書で知られ、WWF日本委員会の創設にも携わるなど、自然保護運動に大きな足跡を残してきた。6) 捕鯨問題
に関しては、1993年6月12日付け朝日新聞の「論壇」欄に「環境科学文化研究所長」の肩書きで、「捕鯨活動は根本的な見直しを」を寄稿している。彼のイルカ観を分析することは、野生動物保護を訴える人間一般の思考法を分析することにもつながるであろう。
1.藤原英司と『野生のエルザ』
A. 藤原英司は、野生動物や未開地滞在を扱った洋書の邦訳者として出版界に登場した。記録に残る限りでは、マーチン・ジョンソン『シンバ 百獣の王国タンガニカへ』(白揚社、1958年6月)が最初の出版である。しかし彼の名が広く知られるようになったのは、ジ
ョイ・アダムソン『野生のエルザ』の邦訳を出してからであろう。この書物は原著が1960年に出版されて世界中で読まれ、日本でも62年に訳が出てこの年のベストセラー第11位となっている。7) 藤原はまた、『野生のエルザ』の続編二冊を邦訳しているほか、8)ジョイ・ア
ダムソンの他の野生動物を扱った著作、自伝、そしてその夫ジョージの自伝をも邦訳するなど、アダムソン夫妻とのつながりが深い。また、『野生のエルザ』は世界的に、また日本においても、野生動物というものに対する一般人のイメージを形作るのに重要な役割を果た
した書物である。そこでまず、アダムソン夫妻の人と仕事、そして彼らを藤原がどう見ていたかについて考察を行いたい。野生動物との交流を好む人物のタイプがそこから見えてきて、本論にも少なからぬヒントを与えてくれるだろうと考えられるからだ。
ジョイ・アダムソンは1910年生まれ、名前からすると英国人のように見えるが、オーストリアの出身である。「アダムソン」は、三番目の夫となったジョージの姓で、「ジョイ」というファーストネームは二番目の夫であったペーターが「フリーデリケ・ヴィクトリア」と
いう本来の名を発音しづらいという理由から嫌って、発音しやすい「ジョイ」という名を与えたところから来ている。小さいときに父母が離婚して祖母に育てられるなど、家庭環境には恵まれなかった。しかし音楽や絵画など芸術に広く興味と才能を示していた。二十代でい
ちどアフリカに出かけているが、二番目の夫がナイロビの博物館に職を得たためアフリカに住むようになる。やがて狩猟監視官であるジョージと出会い、ペーターと別れて三度目の結婚をする。この間三回妊娠するがいずれも流産に終わり、自分の子供には恵まれなかった。
しかし、母を失った雌ライオンのエルザを育てて野生に帰す試みを行い、その体験を綴った書物が世界的なベストセラーとなって名が広く知られるようになった。世界中を講演旅行して歩き、またエルザ野生基金を創設するなど、野生保護の国際世論を高めるのに貢献した。
1980年、ケニアで現地人の使用人に殺されて生涯を終えている。
B. まず、彼女の最期について考えてみよう。『野生のエルザ』の著者が現地人に殺されたというニュースは当時世界的に報道され、ショッキングな出来事として受け取られた。加えて、夫ジョージも89年にやはり現地人三人の武装グループに射殺されている。野生動物保
護で世界的に名高いアダムソン夫妻がそろって現地人に殺されたという事実は、彼らの仕事の意味を考え直してみる契機として十分なものであろう。ジョージの殺害を伝える朝日新聞の記事で奥山郁郎記者は、彼と会った経験を回想しつつこう書いている。
印象的だったのは、自分のキャンプの将来について話が及んだ時だ。「私が死んだらキャンプを閉鎖するしかない」と、寂しげな表情をした。(…)後継者と思って育ててきた白人青年が現地のレンジャー(動物保護員)に何回も襲われ、キャンプを去っていったからだ。/
研究や動物保護を大義名分にしてアフリカに来ている白人に対し、現地の人びとの反発が少なからずあると聞いていた。このことが助手の襲撃になり、キャンプの閉鎖の方針にもつながったのではないか。ジョイ夫人の惨殺に続いて射殺されたジョージ氏の晩年を見ると、「
野生のエルザ」などで世界的に有名になったものの、現地の人びとの心はつかみ切れなかったのではないか、と思う。9) この推測が正しいかどうかはとりあえず措こう。ジョイの殺害について、ジョージの二度目の自伝の記述をもとに検討しよう。ジョージによれば、狩猟監
視官志望であるために夫妻と仕事をしていたザンビア人の青年ピーター・モーソンのテントから金が盗まれた。疑いはすべての使用人にかけられた。その直後、ジョイは仕事のことでツルカナ族の若い男ポール・エカイと言い争った。彼にも盗みの嫌疑がかけられていた。ジ
ョイは彼に賃金を支払って首にした。約一カ月後、ジョイが死体で発見された。警察が捜査し、当初はモーソンにも嫌疑がかけられた。彼はジョイと日頃から仲が悪く絶えず口論していたことが知られていたからだ。だがやがてエカイが容疑者として残り、逮捕され、自白した
。首にされたときに得られるはずの賃金全部をもらえなかったために恨み、その後彼女と会った際に抗議しようとして、彼女の方が立腹したので彼もかっとなって殺したという。 81年10月、裁判で殺人罪が確定したが、未成年らしい(年齢がはっきりせず)という理由で死刑
は免れた。10) 彼女のこうした最期について、藤原は訳者あとがきで次のように述べている。ジョイを殺した使用人は、金銭上のトラブルから殺意を抱いたと自ら証言しているが、ジョイの仕事を金銭感覚を通してしか理解し得なかったところに、犯人の重大な錯誤があった
(…)。ジョイの動物をめぐる活動には無私の自己犠牲と金銭感覚では計れない奉仕の精神に基づくものがあり、それを理解していた多くの使用人はジョイの活動に献身的に貢献した。(…)犯人が少しでも動物好きな青年でジョイの仕事に理解をもっていれば、不幸な事件は
避けられたにちがいない。11) 藤原は、ジョイの仕事の意義をまず前提として打ち出し、それを「理解」しなかった現地人を断罪する。はたしてそれで事件の真相は説明できたと言えるのだろうか。C. アダムソン夫妻の仕事の意味を考えるにあたって必要なのは、歴史的な
背景を知ることである。二人の活動舞台ケニアは19世紀末から英国の統治下にあり、1963年に独立した。夫妻のアフリカとの付き合いは20〜30年代から80年代にかけてであるから、ケニアが植民地だった時代から独立した時代にまたがって行われていることになる。 そうした
背景は、夫妻の著書にどの程度現れているだろうか。ジョイについて言えば、驚くほど少ない。『野生のエルザ』は雌ライオンの仔を育て野生に戻す話であるからやむを得ないが、彼女の自伝を読んでも歴史に関する話はほとんど出てこない。アフリカの大自然の素晴らしさと
恐ろしさ、野生動物との付き合いなどには文才が遺憾なく発揮されているが、社会的な動向には恐ろしく無頓着なのである。現地人を差別的に見ているというわけでは必ずしもなく、ヨーロッパ文明に冒されて民族衣装を捨てていく現地人への同情、杓子定規に文明化を推し進
める宣教師への批判、また原住民を殺戮したフランスへの批判もある。ところが英国によるケニア支配となると、ほとんど触れられていないのだ。 そもそも『野生のエルザ』が出た60年前後のケニアはどんな状態にあったのか。 30年代の世界的大不況の頃からアフリカでも労
働組合運動が盛んになっている。 44年、ケニア・アフリカ人同盟(KAU)という政治結社が結成された。そして戦後の47年にインドが独立したのを受け、50年代になるとKAU内部でも政治的独立のためには武装闘争も辞さないという急進派が、自力向上を訴える穏健派を圧倒し
始める。こうした中、52年から「マウマウ団」と白人によって呼ばれた集団が反乱を起こす。史家にも諸説あるようだが、現在ではマウマウ団は植民地ケニアから白人勢力を駆逐することを目指した解放勢力だとして、「ケニア土地自由軍Kenya Land and Freedom Army」と呼ば
れるようである。12) しかし本稿では敢えて当時世界的に流通したマウマウ団という呼称を用いることにする。マウマウ団の中心を占めていたのはギクユ族であった、それは白人専用高地の指定を受けた地域の大部分が本来はギクユ農民の土地だったからである。つまり白人に
土地を奪われた現地人が行動を起こしたのであった。マウマウ団鎮圧のために英国は5万の軍隊と警官を送り、植民地政府予算の4年分を費やした。非常事態は59年まで続いている。マウマウ団側の死者は11503名、英国側の死者は2044名(白人99名、アジア人29名、アフリカ人
1920名)であった。13) 以上の数字で分かるように、実はマウマウ団側の死者の方が圧倒的に多く、特に英国側の白人死亡者数とは100対1以上の差がある。近代的な武器を持っていた英国側に対して、人間の数はともかく敵方から奪った武器以外は持ち合わせていないマウマウ
団は劣勢であった。また英国側につく現地人もいたし、内部の裏切りもあって、最後はそれによって崩壊したらしい。加えて国内外のメディアは英国側に押さえられていたため、マウマウ団は白人虐殺を狙う恐ろしい秘密結社だという英国側の宣伝が一方的に通用することとな
った。それは映画というメディアにも如実に反映している。英国では早くも54年に"Simba"(邦題『暗黒大陸 マウマウ族の反乱』)という映画が製作されている。14) 米国でもマウマウ団を題材にした映画"Safari"(邦題『死の猛獣狩り』、56年)と"Something of value"(邦
題『黒い牙』、57年)が製作された。15) 私はいずれも未見であるが、筋書きから判断する限り、マウマウ団を凶暴なテロリスト集団としか見ていない点では同じだし、特に英国のそれはアフリカに植民する白人の優位をまったく疑っていない点で(この時点でインドがすでに
英国から独立している)時代錯誤の代物と言うしかない。英国映画では87年に制作された"The Kitchen Toto"にもマウマウ団が登場する。この作品は筋書き的には白人と黒人のはざまで揺れ動き苦しむ現地人を主人公にしていて、価値観が変わってきていることが看取できるが、
マウマウ団を恐ろしい暴力集団と見る点では変わりない。16) D. 話を戻そう。ジョイの自伝はマウマウ団に触れてはいる。しかしそれはあくまで不当なテロリスト集団としてであって、現地人が独立を求めた闘争なのだという考えからは程遠い。夫が戦いに巻き込まれた際に
は、彼らを「悪者の一団」と呼び鎮圧に協力してもいるが、これは下手をすると自分の身が危うい事態なのだからやむを得まい。捕虜となった団員を絵に描いたときには、《彼が数日のうちに処刑されることを知っていたら、わたしはけっして彼の肖像を描けなかっただろう》と
述べるのだが、これはあくまでその場限りの感傷であって、これに続く文章は単に以下のようになっている。ケニアが旧体制に代わって独立するまでに数年がかかった。しかし、その推移は平穏だった。そして、ケニアの人びとは、ただひとつ、自分たちの美しい国を発展させる
という目的のために、力をあわせてともに働いたのだった。17) マウマウ団とケニア独立が彼女の内部で結びつかないばかりではない。独立を勝ち取ったケニアと英国との多年に及ぶ複雑な関係や、ケニア人の中にも穏健派と急進派の対立がなお続いていることなど、彼女の眼中
にはまるで入ってこないのである。無論、地元にいたからこそ現実が見えなかったのかも知れない。現場では歴史の流れは必ずしも良くはつかめないからだ。また英国自体の植民地観が、上で映画を例として観察したように頑ななまでに旧弊さを保っていたことも見逃せまい。た
だ、彼女の自伝がケニア独立から14年をへた78年に出されていることを考えると、この歴史感覚の欠如は時代や場所だけの問題ではなく、ジョイという人間の本質にも根ざすものだと見ないわけにはいかない。それは、夫ジョージの自伝と比較することで明らかになるだろう。
E. ジョージには自伝が二種類ある。 1968年の"Bwana game"(邦題『ブワナ・エルザ』)と86年の"My pride and Joy"(邦題『追憶のエルザ』)である。彼はその二度目の自伝の中で、自分がアフリカへのいわば不法侵入者であること、ヨーロッパ人がアフリカに勝手に国境線
を引いたこと、それによって野生動物の移動が妨げられたことなどを指摘して、次のように書いている。それまで現地人が野獣を日用の糧として、野獣たちと釣り合いのとれた生活を営んでいたのに、それをなぜわれわれは”密猟”というのか?(…)またいかなる権利があって
わたしはツルカナ族にワニを食うのをやめよというのか?(…)ワカンバ族はなぜヤブの中で弓矢を使ってクーズーを撃ってはいけないのか?18)
彼はまた、戦争中にヨーロッパ側の指示で大量の野生動物(シマウマとオリックス)殺しが行われたことにも触れ、《わたしには植民地主義という窮極の傲慢さが二五年間にアフリカを二度もヨーロッパのつまらぬいざこざに巻き込んだように思われた》とも述べている。19) 後
年の回想だから後になって得た認識が混入されているとは言えよう。最初の自伝ではこれほど内省の度合いが強くないことは確かだ。それにしても、密猟を取り締まるだけではなく、場合によっては人を襲う野獣を殺さねばならない仕事を長年続けた彼が、野生動物は絶対に保護
しなければとか、現地人は無知だから白人が指導しなければという、白人が抱きがちな一方的な価値観もしくは綺麗事を越えた視点を持っていたことはうかがえるだろう。自分は矛盾を抱えながら生きてきたのであり、自伝ではその矛盾を余すところなく書き残しておかねばなら
ないという意識を、彼は明瞭に持っていたようだ。マウマウ団についてのジョージの記述も、妻の記述よりはるかに大局的である。まず、52年2月にエリザベス皇女がケニアを訪れたことを回想する。滞在中に国王=父が死去し、彼女は英国女王となった。野生動物を見物する施
設にいた女王はしかし《その時ケニアに渦巻き、爆発寸前だったトラブルの全容を(…)十分に把握していたとは思えない。じつはそのころマウマウ団の反逆活動が彼女の政府を打倒しようとしていたのだ。》20) そして彼らの行動を《不快きわまりない残虐な殺人活動》としな
がらも、次のように述べる。この反乱が鎮圧されるまでには、さらに二年かかった。二六人のアジア人と九〇人のヨーロッパ人、そして一八〇〇人の”忠誠”なるアフリカ人が死んだ。さらに約一万一五〇〇人のアフリカ人”テロリスト”が殺された。(…)/ギクユ族はその時
の戦いには負けたが自由への戦いには勝とうとしていたし、自分たちの国の最初の独立政府において優位を占める立場も確保しようとしていた。21) こうした視点は、最近の用語を使うなら完全にポストコロニアリズムのそれであって、彼が時代の変遷を痛切に感じ取っていたこ
とが読みとれる。もっとも、68年の最初の自伝では多少書き方が異なっている。そもそも全体が、自分の生い立ちから始まり(彼は英国人だがインド出身である)、アフリカで金鉱探しと野獣狩りを初めとする放浪と冒険の生活を送ってきたことが率直な筆で述べられていて、特
に構えずとも面白く読める本なのだ。しかしそこでも、例えばツルカナ族について、英国の政策によって不当にも荒蕪地に居住を強いられた不遇な民族だとか、彼らから英国が火器を取り上げたのはエチオピアからの侵入者が火器で武装したことを考えるとまずい政策だった、と
述べているし、22) ヨーロッパがアフリカに勝手に国境線を引いてもアフリカ人はそれとは無関係な生活をしているという指摘もある。23) また大戦中に宗主国の都合で野生動物が大量に殺された一件にはきちんと言及している。24) 英国やヨーロッパの政策を批判的に見る目を
彼がその時点で持っていたことは明らかだ。マウマウ団についても一章を設けている。概してこの集団に否定的ではあるが、最後は次のようにまとめている。こうした陰惨な思い出がどんなものであったか、それは当時、現地に暮らしてみた者でなければわからない。だが、ケニ
アの大統領が言っているように、すべての憎しみや悲惨さは、もはやことごとく過去のものである。すべてを忘れ去り、われわれは未来へむかって進まなければならない。そして、われわれが未来にむかって望むものは、このすばらしい大陸に、平和と幸福が訪れることなのだ。
25) これを先のD.で引用したジョイの記述と比較してほしい。表面的には同じように見えるかも知れないが、実は明瞭に違う。ジョイがケニアにおける争いの実体を見ずに綺麗事を言っているのに対し、ジョージは独立ケニアにあっては住民全員が国家の建設に前向きにとり組
まねばならないという大統領の訴えかけをしっかり受け止め支持しているのである。争いはあったし今もある。だが未来に向けてそれを乗り越えなければならない、そう彼は大統領と共に述べているのである。妻ジョイの先の記述の10年も前のことだ。ケニアの現実を見る目は、
ジョイとジョージでこれほど違っている。マウマウ団ばかりではない。密猟についても、ジョイにはそれが現地人の生活習慣や仕事の無さと結びついているという認識が希薄なようだ。密猟について『エルザ』第二部と第三部で考察しているが、彼女の目は表面的な部分にとどま
っていて、現地人の視点でこの問題を考えるところからは程遠いのである。26) ちなみに田島健二によれば、ジョイは現地ではきわめて評判が悪かったのに対し、ジョージは非常に良かったという。27) 夫と妻へのこの正反対の評価は、二人の資質の差を浮き彫りにしていると言
えよう。F. ジョージは妻をどう見ていたのだろうか。最初の自伝で、彼はジョイが古代アフリカ人の墳墓をあばく仕事に熱中するあまり現地人をこき使い、反乱を起こされかけたという思い出を書いている。28) また二度目の自伝では次のように述べている。
ジョイはその性格に、相手を切り捨てようとする残酷さを秘めていた。(…)彼女はいかなることにせよ反対されることを嫌った。(…)ジョイが死んだあと、〔彼女の親友〕ジュリエットはジョイのことをこんなふうに書いた。つまり、ジョイはそのすべてのきわだった業績に
もかかわらず、本当のところは常に子どもだった、というのだ。わたしはそのとおりだと思う。/(…)ジョイはチーターについての新しい本『いとしのピッパ』を書きはじめていた。そしてそのころ彼女は、イアンバシャ湖畔の自宅にやってくる動物たちに、すっかり夢中にな
っていた。庭にはいろいろな動物がやってきたが、その動物たちに接する時の彼女の忍耐強さは、人間に対する気短さとはまさに対照的だった。29) 先に述べたように、ジョイは二度の離婚をへてジョージと結ばれている。そのジョージとも一時期離婚話が出た。30) 育った家庭
環境も両親の離婚により不安定であった。ジョイは自伝の中で、アフリカと関わりを持つ人間を二種類に分類している。保守的で、欧米での生活とは全然環境が異なるアフリカにうまく順応できない人間と、逆に欧米では挫折を味わってきたためにアフリカでの自由な生活に酔い
しれてしまう人間とがいる、というのだ。31) 自分自身は後者に属する、と言いたかったのだろう。ヨーロッパに生まれながらアフリカに長年暮らし、人間より野生動物と付き合うことを好んだ女性――それがジョイ・アダムソンだった。それは別段非難されるべきことではない
。ただ、彼女の生涯と仕事に意味を与えるときには注意を払わなければならないというだけの話である。彼女が原住民に殺されたという事実から単純に類推して、彼女が原住民に抑圧的な人間だったからだ、という論調がある。A.で引いた奥山記者の文章にもそうしたニュアン
スが含まれている。藤原英司がこの説に批判的だったのは前述のとおりであり、彼女がそれ以前には原住民の助手から信頼されていたと強調しているのだが、私は時代の変遷という数値を代入すればこの問題は矛盾なく解けると考えている。ジョイが『野生のエルザ』を発表した
のは1960年、ケニア独立の3年前、マウマウ団の決起が鎮圧されて数年後である。つまり時代の大きな変わり目である。それ以前であれば、アフリカの白人はあくまで主人として黒人に君臨することができた。黒人助手の白人に対する「信頼」も、こうした背景から来る従順さの
変形に過ぎない。いかに彼女が短気であれ安全だったのである。しかしマウマウ団決起とケニア独立によって、特に急進的でない黒人の意識も変わっていく。ただしその変化はあくまで徐々にであり、顕在化するのには時間がかかる。ジョイが殺されたのは、そうした意識の変化
が犯罪という形をとって不意に浮上したものだったのではないか。加えて、独立後のアフリカのたどった複雑な事情も働いているだろう。 60年はアフリカで17カ国が一挙に独立し、「アフリカの年」と呼ばれた。しかしやがて新興国家は壁に突き当たる。ここで詳しく論じる余
裕はないが、新しい産業興しが失敗する一方で、部族間の抗争が激化してゆく。32) 独立したての頃の希望が失われ、徐々に現実の桎梏の下で現地人の意識も鬱屈していったのである。ジョージの殺害については資料が少ない。最も信頼のおけそうなGeorgeAdamson Wildlife Pre
servation Trustのサイト33)も、" In 1989 at the age of 83, Adamson was murdered at Kora by Somali bandits."と述べているだけである。田島健二によれば、象の密猟者の大部分がソマリ族であり、それは貧しさと、大ソマリア国家建設を夢見る彼らの反政府的行動が原因
なのだという。象殺戮も、密猟者としてではなくテロリストとしての行為であって、象が政治的な駆け引きの道具とされているのだ。アフリカの現地事情はかくも錯綜しているわけである。34) またジョージ二度目の自伝の後半でも、ソマリ族密猟者とのいざこざが幾度も記され
ている。彼の死は、彼個人の資質からというよりは、こうした政治的混乱の中で起こった悲劇である可能性が高い。35)
G. 改めて『野生のエルザ』という本の意味を考えてみよう。ベストセラーになり多くの国で翻訳出版され、66年に映画化もされたこのノンフィクションは、人間とライオンの心の交流を描いた作品として素直に感動して読んでいい書物だと思う。しかし歴史の流れの中におい
てみると別の意味が浮かび上がってくるだろう。すなわち、英国によるアフリカ統治が終わろうとするときに、白人の存在理由を改めて打ち出した書物なのである。
この本では、主人公はライオンでありまたその育成や再野生化に打ち込む白人夫妻である。アフリカの美しいと同時に凶暴な自然も印象的だ。他方、本来そこに暮らしているはずの現地人の姿は影が薄い。野生動物の育成や保護と言えば、自然が破壊されつつある時代にあって誰
もが賛成せざるを得ない。また、野生動物や大自然には無条件で人を惹きつける魅力が備わっているのも確かだ。しかしこれから独立して近代国家建設を目指すケニアにあって最大の課題は、人の育成と仕事の確保だったはずなのである。 無論、人材育成・仕事確保と自然保護
とは必ずしも矛盾しない。自然を守り、それを観光資源として活かすための人材育成という道もあるからだ。ただしそれは口で言うほど簡単ではない。そもそも野生動物を保護するという思想自体が、アフリカで生業を営んでいる現地人から離れた発想であり、ジョージも述懐し
ていたように(E.を参照)、不遜さを含む考え方だったのである。しかし、減少しつつある野生動物は守らねばという訴えも説得的である。現地人の仕事を作ることと組み合わせれば、文句の付けようのない思想だ。だが、はたして『野生のエルザ』はそういう認識下で読まれ
たのだろうか。むしろジョイとライオンの交流、そしてアフリカの大自然の素晴らしさからベストセラーになったのであって、現地人の暮らしを理解し独立後の仕事を作るという課題からは逆に目をそらさせ、やや厳しい言い方をするなら、英国の積年に及ぶ不当なアフリカ支配
を忘れさせる役割を果たしたのではないか。 60年に出たこの本は、63年のケニア独立と入れ替わるようにして受容されていった。植民地時代には自分たちの利益しか目になかった欧米人が、今度は独立したアフリカの野生動物に目を注ぐ。いずれも現地人への関心が欠如してい
ることでは共通している。 71年段階で22カ国語に訳され聖書に次ぐ発行部数とまで言われた『野生のエルザ』は36)、少なくとも欧米人にとっては問題のすり替えを通して読者を安心させる効果を持っていたと言えよう。自然保護の政治性を考える上で、『野生のエルザ』は重要
なサンプルである。H. 最初にも書いたように、藤原英司は『野生のエルザ』の翻訳者として一般に名を知られるようになった。エルザ現象やアダムソン夫妻に関する彼の考え方を調べ、歴史の流れの中で『エルザ』と夫妻が持ってしまった意味と比較するなら、藤原の持つあ
る種のイデオロギーが見えてくるはずである。エルザ本や夫妻の自伝の訳者あとがき、そして入門書として著した『エルザとアダムソンの世界』(1977年)を読むと、藤原がジョイに関してはほぼ全面肯定もしくは擁護の姿勢をとっているのに対し、ジョージに対しては必ずしも
そうではないことが分かる。ジョージ批判の姿勢を最も鮮明にしているのは、彼の最初の自伝『ブワナ・エルザ』を収録した『世界動物文学全集第15巻』への解説である。まず、ジョージが生涯の大部分を捧げた狩猟監視官という職業について次のように述べている。著者〔ジョ
ージ〕は密猟者を逮捕し、その男を部下にすることによって年間に相当数の動物を救えるということを書いている。(…)今日では、こういうやりかたはしだいに影をひそめつつある。そもそも野獣殺しの張本人である白人のプロハンターを狩猟監視官に任命するということが、
今日ではもう時代遅れのものとなった。アフリカの独立諸国では狩猟監視官もアフリカ人を任命するところが圧倒的に多くなっている。その意味でアダムソンのこの物語(…)は、アフリカで白人が全盛を誇ったころの、白人にとって”古き良き時代”を語ったものといえる。37
) ここでは二つのことが言われている。まず、独立したアフリカ諸国では狩猟監視官に白人ではなくアフリカ人を採用するようになっているという、言ってみれば当たり前の事柄である。日本が明治時代、高等教育教員に当初はいわゆるお雇い外国人を採用したが、やがて日本人
の学者が育つと順次切り替えていったのと同じ話だ。しかしもう一つの点は簡単には見過ごせない矛盾を含んでいる。「密猟者(…)を部下にすることによって(…)動物を救」う方法は影をひそめつつあり、「野獣殺しの張本人である白人のプロハンターを狩猟監視官に任命す
る」のは時代遅れだ、と言っている箇所である。つまり、野獣を殺す人間は狩猟監視官やその補助には使えないというのだ。ジョージが生きたのは、人を襲う野獣や密猟者が跋扈する現実のアフリカであった。彼自身も金鉱探しや野獣狩りなど、当初は流浪と冒険を楽しむ生活を
送っていたのであり、やがて縁があって狩猟監視官という仕事に就いたのである。つまり、現代にありがちな「野生動物や自然を守れ」という理念から仕事に入った人ではない。そうした人間の行動様式は、たしかに現代から見ると矛盾含みのところもあるだろう。けれどもジョ
ージにとって大事だったのは、現実のアフリカで自分に課せられた仕事をうまく処理するということであって、そこでは野生動物の命だけでなく人間の生活も大事だったのである。自伝を読むと分かるが、彼はしばしば密猟者に寛大であり、形ばかりの罰を与えただけで放免して
いる。密猟がなぜ起こるのか、彼は知っていたからだ。密猟をするのは経済的に恵まれた白人ばかりではない。むしろ現地人に多い。彼らは貧しく、カネが欲しいばかりに密猟を行う。或いは、彼らは以前は生活習慣として狩りをしていたのに、白人が一方的に狩猟禁止の法律を
作ったために「密猟」とされてしまうのだ。こうした状況下にあって、野生動物保護に必要なのは「滅びかかっている野生動物を守れ」という理念的なお説教ではない。現地人が密猟をする必要がなくなるような社会を作っていくことなのである。無論、ジョージのしていたこと
は対処療法的な仕事であって、社会の構造を根本的に変えていく政治的な仕事ではなかった。けれども、自分の仕事が野生動物保護だけでなく現地人生活の秩序維持とも密接に関わっていることは十分自覚しており、それが矛盾を含んでいることも認識していたのである。
E.でも述べたように、彼はその二度目の自伝の中で、自分がアフリカへのいわば不法侵入者であること、ヨーロッパ人がアフリカに勝手に国境線を引いたこと、それによって野生動物の移動が妨げられたこと、現地人に猟を禁じる権利が欧米人にあるかどうか疑問であることな
どを指摘していた。無論、これは正しくはあっても、十分な見解ではない。時代の変遷によって人と野獣のバランスは変わる。場合によっては「野獣は絶対に殺すな」という理念を押しつける必要が生じることもあろう。しかしそれは「野獣を殺すな」という理念が時代と状況を
次のように言う越えた普遍性を持っているからではなく、生息地の狭隘化や人間数の増加など生態系のバランスが変化したからなのであって、少なくともかつては野獣を適度に狩る生活はいささかも自然環境をないがしろにするものではなかったのである。藤原のあとがきに戻ろ
う。彼は先の引用に続いて、最新の動物学の知識に基づいてジョージの動物観の「誤り」を指摘し、《かれら〔白人狩猟監視官〕の自然観、又は生命観は非常に問題の多い一時代前のものであり、それが”狂って”いることに気づかないまま、かれらはアフリカの自然に介入し、
アフリカの自然保護の旗手として自らを位置づけた》38)と批判する。そして最新の研究に基づいた制度が必要だとして次のように述べる。今までの白人狩猟監視官は、ただ自分の勘と、人並みの道徳観だけに頼って動物を判断し、自然保護的な行動をとろうとしてきた。それが
多くの問題をひきおこし、これからのアフリカでは、もっと違う角度から動物を見る新しい監視官、あるいは新しい監視官教育が必要だと考えられている。いわばかつての”英雄”見直しが始まり、アフリカの白人狩猟監視官は、今や自然保護の立場からは”落ちた偶像”と化し
つつある。非常に気の毒な言い方になるが、その意味では〔ジョージ・〕アダムソンのこの回想録は、一昔前の英雄が自己の置かれた立場が変わりつつあることに気づくことなく、思いのたけを述べたものともいえる。39) 一見するとポストコロニアル的な言い方のように映る。
白人の狩猟監視官は実は自然保護の本当のやり方が分かっていなかった、新しい時代の監視官や監視官教育が必要だ、というのだから。だが実はそこには二つの陥穽が敷かれている。一つはすでに指摘したように、「自然保護」という考え方自体が現地人のためになるのか、とい
う問題。もう一つは、新しい現地人の監視官はでは具体的にどのように職務を果たすのか、という問題である。  藤原は、しかしこの二つの問題に答えないままに解説を終えている。彼は批判するだけでなく、ジョージが動物に繊細な心遣いを示す箇所やライオンの美しさに感動
する場面については評価している。40) しかし肝心要の問題は放置されたままなのである。I. さて、ジョージ最初の自伝を収録している『世界動物文学全集第15巻』には、『神象の最期』という短篇小説が一緒に収められている。パキスタンの作家アブール・F・シディッキ
によるもので、筋書きは次のとおりである。老いさらばえた象が仲間の群れから見捨てられ死を覚悟するが、たまたま人間の持っていたミルクを飲んで生き延びるうちに神象扱いされ、民衆の信仰の対象となる。だがある時ミルクを持った女の首に長い鼻を巻き付けて殺してしま
う。当局は人殺しの象だということで射殺を決定し、英国統治時代に象撃ちを経験した男を探し出して依頼する。男は仲間と共に象を追いつめるが、他方から来た民衆たちが象を囲んだため射殺をあきらめる。この短篇について藤原は解説で、象を霊獣扱いするインドの習慣を知
らないとこの小説の妙味は分からないこと、インドの宗教であるジナ教(ジャイナ教)では輪廻思想に基づいて解脱のためには出家が必要とされ、あらゆる生物を殺すことが禁じられており、この思想はインドの仏教やイスラム教にも影響していること、イランのホメイニ師を中
心とした政変を見れば分かるようにイスラム教は世俗化が進む世界のなかでも行動性を保っていることなどを縷々説明した上で、次のように述べる。こうしたイスラム教的行動力と、仏教やジナ教にみられる”無害”〔殺生の禁止〕の思想がインド、パキスタンでは微妙に民衆の
深層心理を支配しており、それがゾウの神格化と結びついて社会現象を描いたのが、この作品だといえる。41) 藤原はそれに続いて、《では、この作品の中で同じインド(パキスタン)の森林当局がゾウを単なる殺し屋だと判断したのはどういうことなのか。同じインド人であり
ながら、どうして当局は民衆とは正反対の判断をくだしたのか》という問いを発する。そして、それは欧米に留学できるような一握りの裕福な人間だけが当局の役人となっているからであり、彼らは欧米から《人間生活を脅かすものは”害獣”として処理する野生動物管理思想を
吹き込まれて帰国》するのであり、象を神格化する民衆は彼らの目には無知蒙昧と映るので、力ずくでも自分たちの”近代性”を実現しようとするのだ、という。そして象が殺されない結末は、民衆の勝利を表現していると述べて、次のように書く。そしてこれこそ、じつに今日
、アフリカをふくむインド、イスラム圏と第三世界が国際世論の中ではたす新しい傾向を示しているといえよう。自然保護の世界戦略において、欧米諸国は今まで常に自分たちの理念を強引に世界中に押しつけようとしてきた。しかしその理論や近代性、そして武力などでは圧殺
できない地域特性が世界各地に存在することに、やっとかれらも気づきはじめた。そして今日、国際自然保護連合(IUCN)の世界戦略においても、地域特性を十分に考慮することという一項が盛り込まれるようになった。42) ここだけ読むと、この頃(本は1980年発行)の藤原は、
先ほど『ブワナ・エルザ』解説で白人狩猟監視官を時代遅れと批判した態度を含めてきわめてポストコロニアルであり、欧米支配的な価値観に批判的であり、第三世界の視点に立ってものを言っていると思われるかも知れない。だが、よく読むなら、それは見せかけであることが明
らかだ。藤原がここでパキスタンの世界観に肩入れしているのは、たまたまそこが象を神聖視し殺さないという生活習慣を持っていたからに過ぎない。『ブワナ・エルザ』解説での彼は、先に見たようにジョージの狩猟監視官としての仕事ぶりを批判して白人の自然保護の限界だと
していた。しかし彼は、ジョージが現実のケニア社会の中にあって野生動物を狩って暮らしてきた現地人にそれなりの理解を示してきたことについては何一つ述べていなかった。ジョージが野生動物に繊細さを示したりライオンの美しさに感動した場合に限って讃美していたのであ
る。すなわち、ここでの藤原は、野生動物を保護し殺さないという場合に限って第三世界的な価値観を擁護しているのであり、そうでない場合は、現地人の野生動物との付き合い方には触れず、野生動物を殺したりコントロールしたりする思想は白人の世界観だとして非難している
のである。きわめてご都合主義的な見解だと言うしかあるまい。そうした藤原の本音は、77年に出版した『エルザとアダムソンの世界』の中にいっそう明瞭に現れている。彼はそこで、ジョージはアフリカで暮らすうちに動物は殺すより観察する方が面白いと気づいたのだと述べて
、次のように言う。
これは私の持論なのだが、本物のハンターというのは、最後には必ず動物を殺すことにいやけがさす。つまり動物を殺すことがおもしろくてしょうがないというハンターは、わたしに言わせれば、きわめて幼稚なハンターである。(…)/生命を守ることは、生命を奪う以上に勇気
を要することが多く、よりすぐれた勇気を求める真のハンターは、最後に必ず銃を棄てる。43) 要するに藤原にとって大事なのは野生動物を殺さないことなのであって、それ以外の考えは受け付けようがないのである。だが、ジョージは最終的に「銃を棄て」たわけではない。必
要と思われるときには野獣を殺しながら密猟者を取り締まる生活を続けたのだ。したがって藤原の評価は次のようにならざるを得ない。ジョージの動物への愛は、野生の動物に美を認めるという点において本格的なものだったが、一面では非常に割りきったところがあった。/つ
まり、ジョージは、旅先で自分が飢えそうになった時には、ためらわずに動物を殺して食べた。だが殺さないですむ時には、殺さなかった。この点、ジョージは、きわめて猛獣的な人間だったといえる。44) 食物が必要なときには動物を殺すが不必要には殺さない――これは肉食
獣だけでなく、現地人の流儀でもあったはずだ。ジョージもそれを踏襲したに過ぎない。ところがそのことが、つまり現地人であれ現地に根を下ろして暮らす白人であれ、その点では肉食獣を同じなのだという一点が、藤原にはどうしても理解できないのである! 藤原にとって
動物を殺すことは、いわば野生の肉食獣だけに付与された特権なのだ。そして藤原は論理を次々と飛躍させていく。エルザとジョイとの心の交流を根拠として、《エルザはその心的状況において人間と同じだということになる》として、《その心情面で両者があい等しいというこ
とは、(…)人とライオンとは、その内的存在に共通するものをもつということである》《そしてライオンを動物という言葉におきかえる時、動物と人間とは、たとえ外見が異なっていても、本来、同じものなのだということになる》45)と強引に結論づけてしまうのである 46)
J.こうした藤原の傾向は、野生動物の命を至上視する人間には、現地の実情、特に人間側の事情が見えなくなりがちだということの好例と言えるだろう。藤原は先に、ジョージのようなハンター上がりの白人が狩猟監視官になる制度は時代遅れだと述べた。果たしてそうだろう
か。8年間ケニアで野生動物狩りを経験した田島健二は、1988年に出した著書の中で、最近は野生動物保護熱のあまり「ハンター=自然破壊者」という単純な図式でとらえられがちだと批判的に述べた上で、次のように書いている。 アフリカにおけるハンターの存在は、貴重な
外貨獲得に貢献し、それは同時に、アフリカ共通の国内問題である雇用促進をも助けていた。外国からやってくるハンターがアフリカに落とす金は、一人当たり数百万円から、ときには一〇〇〇万円ちかくにものぼった。それは今日のサファリの中核をなす、写真を撮る一般観光
客の一〇倍以上にもなった。(…)ハンターは密猟のコントロールに一役買っていた。ハンターの存在を恐れて密猟者の行動は制約されていた。ところが、一九七三〔七七の誤記と思われる〕年に狩猟が全面禁止となってハンターの姿が原野から消えると同時に、密猟者の数は急
増し、その行動が活発になった。/ケニアで、ゾウの数が急速に減っていったのは、狩猟禁止令が出された年以降のことである。47) この本は、白人の狩猟監督官がケニア独立後20年ですべて現地人に置き換えられたことや、70年代ケニアの野生動物保護政策がうまくいかなかっ
た事情をも説明している。48) 詳しくは同書に譲るが、人手と資金の不足よりは、現地人の管理・職務能力不足ということのようだ。つまり、残念ながらと言わねばならないが、自然保護は現地人に仕事を全面的に任せればうまくいくというものでもなかったのである。49) そし
てケニア政府の杓子定規な狩猟全面禁止政策により、狩猟を生活の一部としていた部族は困窮に陥る。現地の実情を必ずしも尊重しない政府の政策の背後にあるのは、白人の野生動物保護論者による有形無形の圧力だった。50) 田島の本から、H.で引用した藤原英司の「白人の
狩猟監督官は時代遅れ」という断定を逆に照射してみよう。藤原がそう述べたのは80年であった。つまり彼は、77年に狩猟を全面禁止し狩猟監督官も現地人に置き換えつつあったケニアを見ながらそう述べたのである。だが彼の期待は裏切られた。いや、彼の考えがそもそも矛盾
含みだったのだ。野生動物全面禁猟が本当に現地人のためになるのか、考えていなかったのだから。88年に出た本によって80年頃の藤原の認識を批判するのは後知恵と言われるかも知れない。たしかに日本にいると遠いアフリカの実情は分かりにくい。しかし東南アジアやアフリ
カ諸国が戦後次々とヨーロッパのくびきを離れて独立していく様は、日本でもそれなりに報じられていたのである。ケニアにしても例外ではない。マウマウ団を恐ろしいテロリストとした英国の喧伝を真に受けない書物が、日本では67年に出版されている。野間寛二郎『シンバと
森の戦士の国』(理論社)である。マウマウ団はテロリストではなくケニア独立を目指す「森の戦士」だったのだと主張するこの本は、中学生向けとされているが、著者はアフリカ現地に取材していて、大人が読むに十分耐える内容となっている。 67年度の読書感想文課題図書に
も指定されているから、多くの中学生や国語教師に読まれたものと推測される(ちなみに「エルザ」第四部『エルザの子供たち』〔原本では第三部の後半〕も64年の中学生読書感想文課題図書となっている。この辺の時代の流れは面白い)。この本には、英国側とマウマウ団の戦
いで白人の死者が95人なのに対しマウマウ団側は11503人に上ったという数字も挙げられている。 86年のジョージ二度目の自伝にこの数字が挙げられていることは先に指摘したが、67年段階ですでに日本ではそうした実態が明らかにされていたのである。藤原がアダムソン夫妻の
計三冊の自伝に付けた解説、そして『エルザとアダムソンの世界』には、つまり77年から88年までの仕事には、しかしそうした認識はうかがえない。彼は現地の実情を顧慮せずひたすら野生動物の命を奪うなと訴えたのであって、ジョージや田島とは反対に、アフリカ人の生活の
中でこの問題を考えていこうという姿勢を欠いていたのだった。(文中敬称略)本論考は、日本海セトロジー研究会第15回大会(2004年7月4日、金沢市・石川県立生涯学習センター)での口頭発表に大幅な加筆を行ったものである。注 1)三好みゆき訳、国文社、2001年、原著
1987年 2) 関口篤訳、青土社、2002年、原著2000年 3)藤原英司『海からの使者イルカ』(朝日文庫、1993年。単行本は80年、朝日新聞社)4)例えば有名な天文学者のカール・セーガンがそうした見方に染まっていたことを、私は以前私的に出していた雑誌『nemo』で指摘し
た。「反捕鯨の病理学 第4回 カール・セーガンの悪霊」、『nemo第6号』(新潟大学三浦淳研究室、1999年)所収、43〜64頁。本論文は、『nemo』に掲載していた「反捕鯨の病理学」の続編である。5)2004年5月16日付けの産経新聞に、「人間navi クジラ人工繁殖に挑戦
帯広畜産大学 福井豊教授」という記事が掲載された。文中、米英豪では鯨に関する日本の研究自体をタブー視する動きが3年前くらいから出ており、鯨研究の論文を、掲載はおろか、審査すらしてくれない科学雑誌があるという話が出てくる。鯨に関して欧米人が強い偏見を持っ
ていること、いわゆる科学者も例外ではないことが分かるだろう。自然科学系の研究者は、こうした文化的な背景を持つ問題に鈍感な場合が珍しくない。例えば槌田敦は『環境保護運動はどこが間違っているのか?』(JICC、1992年)で情緒的な自然環境保護運動を厳しく批判した
が、鯨やマグロの捕獲を非難する欧米の動きについては、《クジラは食べなきゃならんというものでもないし、マグロだってそれがなければ絶対駄目だというものでもないから、みんなが嫌がるんならやめようというのでいいんじゃないでしょうか》としている(185頁)。和を重
んじる日本人の特質は自然科学者にこそ明瞭に看取される。 また、そもそも野生イルカを捕獲して飼育すること自体が(一部世論の圧力などにより)困難になりつつあることは、吉岡基(東大農学部特別研究員)も証言している。『UP』(東大出版会)1994年2月号、20頁。6)
以上は、藤原の著訳書に記載された略歴などを参考にしている。ただし学歴に関しては記述にばらつきが見られる。「慶応大学文学部卒(動物心理学専攻)」というのはガディス『動物たちの不思議な世界』(白揚社、1973年)の記載で一番分かりやすいが、近年の略歴では「慶応
大学卒(動物心理学専攻)」となっているものが多く、常識的に読めば大学で動物心理学を専攻したということになるが、大学での専門とは別に動物心理学を専門としていると読めなくもない。 58年に出した藤原最初の訳書二冊では「現在、慶應義塾大学経済学部」「慶應義塾大
学経済学部在学」となっており、62〜63年に邦訳を出したエルザ本四冊のうち、訳者略歴を入れていない第一部以外の三冊では、「都立大学理学部在学当時(…)後に青山学院英文科、慶応大学経済学部等を経て(…)」となっている。7)http://www.asahi-net.or.jp/~ad8n-kws
m/mizu/water4-3.html 8)エルザ本は原本では三冊で、最初の"Born free"が『野生のエルザ』、二冊目の"Living free"が『永遠のエルザ』の題で邦訳されたが、三冊目の"Forever free"は長いため、日本では『わたしのエルザ』『エルザの子供たち』の二分冊で刊行された。9)
朝日新聞、1989年8月22日付け。10)ジョージ・アダムソン(藤原英司訳)『追憶のエルザ ライオンと妻とわが生涯』(光文社、1988年)348頁以下。11)同上、398頁。12)宮本正興+松田素二(編)『新書アフリカ史』(講談社現代新書、1997年)439頁。13)同上、441頁
。マイナ・キニャティ(宮本正興ほか訳)『マウマウ戦争の真実 埋もれたケニア独立前史』(第三書館、1992年)281頁以下も参照。ちなみに英国側のアフリカ人というのは英国側についた現地人、アジア人というのは当地で中間管理職的に使われていたインド人のことであ
る。なおこの戦いに関する資料は、英国側によって少なからず隠滅されたほか、ケニア独立に英国との密約で50年間公開が凍結される(したがって2013年まで非公開)ことになった。『マウマウ戦争の真実』288頁以下。14)http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD13654/comm
ent.html15)http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD4130/index.html http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD2686/index.html 16)http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD11976/index.html 17)ジョイ・アダムソン(藤原英司訳)『エルザわが愛 ジョイ・アダムソン自
伝』(文藝春秋、1980年)237頁。18)『追憶のエルザ』、64頁以下。19)同上、89頁以下。20)同上、117頁。21)同上、120頁。22)ジョージ・アダムソン『ブワナ・エルザ』、『世界動物文学全集第15巻』(講談社、1980年)所収、106頁以下。23)同上、200頁。24)同上、
188頁以下。25)同上、291頁。 26)ジョイ・アダムソン(藤原英司訳)『永遠のエルザ』(文藝春秋、1962年) 170頁以下、『エルザの子供たち』(文藝春秋、1964年)83頁以下。27)田島健二『最後のサファリ』(草思社、1988年)47頁。28)『ブワナ・エルザ』、246頁。2
9)『追憶のエルザ』、270〜273頁。 30)同上、268頁。31)『エルザわが愛』、183〜184頁。32)『新書アフリカ史』、471頁以下を参照 33)http://www.georgeadamson.org/adamson.htm なお、他のサイトも調べたが、いずれもジョージの死については簡単な記述しかなく、
また相互に矛盾もある。34)
田島健二、189頁。35)アフリカは多数の部族が入り乱れた土地であり、ヨーロッパやアジアの近代国家を形成するのに力があったネイションという観念が有効に働かない。独立後の近代化が不調に終わる中、部族ごとの急進的なグループも暗躍するようになる。また近代化への批判
から「伝統の逆襲」も生じている。加えて、武器が簡単に入手できることも問題を深刻にしている。『新書アフリカ史』492頁以下及び521頁。なお、岡倉登志『アフリカの歴史』(明石書店、2001年)と片山正人『現代アフリカの悲劇』(叢文社、2000年)も参照。 36)藤原英司『
エルザとアダムソンの世界』(文藝春秋、1977年)2頁以下。なおジョージは『ブワナ・エルザ』で33カ国としている(87頁)。37)『世界動物文学全集第15巻』、408頁。なお『ブワナ・エルザ』邦訳はこれ以前に単行本として68〜69年に出ているが、そこでは藤原はこうした見解
を述べていない。38)同上、410頁。39)同上、410頁以下。40)もっとも、理由なく藤原がそう書いたのだとは私は思わない。おそらく、邦訳出版を間近に控えていたジョイの自伝に、今のケニアには野生生物クラブが五百できていて、最近まで密猟を何とも思わなかった若いケニア
人がそこで活動している、と書かれている(『エルザわが愛』344頁以下)ことが念頭にあったのだろう。しかしジョイのこの記載自体が具体性を欠いており、藤原としてはそれ以上の記述ができなかったのだろう。41)『世界動物文学全集第15巻』、407頁。42)同上、407頁。43)
『エルザとアダムソンの世界』、77頁。44)同上、81頁。45)同上、124頁以下。46)藤原が野生動物を狩る現地人の事情を考慮して書いている文章が一つだけある。ジョイの殺害直後に雑誌『世界』に掲載した「アフリカにみる自然保護のジレンマ」である(1980年6月号、321〜
327頁)。そこでは白人側の「野生動物を守れ」という主張が現地人の伝統や暮らしと必ずしもそりがあわないことが述べられている。しかしこれは恐らくジョイが現地人に殺されたというショックから生まれた、藤原としては例外的な文章と思われる。彼がその後書いたものを見て
もこうした視点は二度と現れない。47)田島健二、25頁以下。48)同上、129頁以下。49)ケニア当局の無能ぶりについては、田島133頁以下を参照。資金や人手の不足だけでなく、近代的合理的な思考や行動様式を備えた人間が多数を占めないと、野生動物政策に限らず政治や行政
はうまく機能しない。独立したからすぐにそうしたエートスが生れるものでもないことは、国際連合環境計画職員として80年代末に2年間ケニアに滞在した大賀敏子も指摘している。大賀敏子『心にしみるケニア』(岩波新書、1992年)を参照。50)ケニアでは89年に象牙の全面禁
輸が決定され、モイ大統領が大量の象牙を燃やすパフォーマンスをして話題になったが、モイ政権が先進国側の「援助停止」というカードに弱かったことは『新書アフリカ史』にも書かれている(524頁)。また77年の狩猟全面禁止によってケニアでは三千人が職を失い、間接的な影
響を受けた人間となると二万人に及んだと田島は証言している(90頁)。
301名無しゲノムのクローンさん:2009/01/13(火) 02:31:30
日本人が韓国人と結婚して韓国籍を取得する。
一旦韓国人になり日本に移住して在日コリアンになる。
在日特権を振りかざし、数々の減免措置や優遇をうける。
この方法は、法的には不可能ではないでしょう。
http://www.rondan.co.jp/html/mail/0610/061012-1.html

ただ、考えなければならないのは、わざわざ韓国人になることと、
それに見合うものが在日特権でえられるかどうかがでしょうね。
302名無しゲノムのクローンさん:2009/01/16(金) 04:17:01
日本人は表面上は穏やかな人たちですが、内面は右翼思想を持った軍国主義者であることが残念です。

マッカサは6年間の日本占領で、なぜ全ての神社を焼き払うことをしなかったのか残念でなりません。
最後の詰めが甘いから米国は日本に経済で脅されるのです。 神社は日本人精神の根幹を成す、軍国思想に
彩られた礼拝所です。 神社が日本に存在する限り、韓国民は日本に気を許すことはできません。
独島には幸いにも日本占領時に神社が建てられなく、命拾いして今現在韓国の最東島として国際的にも
認知されています。 政権交代で民主党が権力を握れば、神社の数が減ることを期待します。
小沢党首は今年の伊勢神宮参拝を取りやめたことからも期待が持てます。

私は神社に参る日本人を軽蔑します。
303名無しゲノムのクローンさん:2009/01/16(金) 13:54:30
チョンうざい
304名無しゲノムのクローンさん:2009/01/20(火) 00:12:08
日本の人種差別漫画映画ヘタリアが放映がやめりました。

おめたちはいまごろ憤しているでしょう。
こんなに東海や独島も戦えばいいですよ。
おめたち。金があるとして尊敬はうけらりません。
305名無しゲノムのクローンさん:2009/01/23(金) 14:32:32
ヘタリアってたかが腐女子向けのギャグマンガなのに、なんでそんなに火病ってるの?そんなに嬉しいの?
まぁ、韓国人の存在がギャグみてーなもんだしな。
306名無しゲノムのクローンさん:2009/01/24(土) 05:20:20

    ,,,,┯,,,, 
  彡(・) (・)ミ 
  彡 д  ミ_ 
⊂彡,,   ,,,  ミ⊃
  彡  ,,,,  ミ
   彡_ミ ミ_ミ

ケダマンがあらわれた!!
ケダマン「そこに毛根はあるのですか?」
307名無しゲノムのクローンさん:2009/01/25(日) 23:01:47
>305

今日はほんとうに腹が裂けました。
日本人はどこまで馬鹿ですか。おめたち!!

こんなことをして世界のひとたちが日本を好きがなるでしょうか。なりません。
ぜたい独島は韓国のものだと思うだろうです。世界のひとたちは日本人を笑います。
ほんとうに馬鹿です。わたしはこれを見てほんとうに笑いました。ぷはは。
かわあいそうですね。
どの韓国の演芸人は日本人はぎょうざ饅頭をたべて死ねといいましたがほんどに
そうすればいいだと思います。
308名無しゲノムのクローンさん:2009/01/26(月) 01:21:23
世界中が韓国 を 大爆笑
309名無しゲノムのクローンさん:2009/01/26(月) 21:16:40
まあ、そんなに火病るなよ。朝腺人。
ちゃんとした日本語で書き込みな。言葉がめちゃくちゃだよ。
310名無しゲノムのクローンさん:2009/01/27(火) 05:56:21
神社を焼き払っても思想は消せない。
優劣を逆転するには戦争で日本占領しかないだろ。
やれるか低脳韓国人
311名無しゲノムのクローンさん:2009/01/27(火) 21:11:18
>305, 309

ヘタリアような馬鹿して低質する漫画映画を見ている無脳虫の日本人のみなさん!

斯麻王(武寧王)が幼い頃、日本列島に渡って百済の移住民を治めた「倭王武」という学説の根拠は、
彼が中国に送った上表文にある。確実する学問的根拠がある学説だからもう日本の右翼学者は反論で
きないでしょう。もしオゴジでも反論できればしてみなさい!!
日本のゴミ右翼石頭馬鹿には一歩も退かないで戦うとします!!
卑劣して低俗して無能する日本には絶対逃げないで戦います。

ほんどうに今日のような勝利、大勝利は痛快します。
やはりわたしたち大韓民国人の大名節にこのような大勝利があったのはやはり天の意かもしりません。

憤してPCをこわれないでください。
312名無しゲノムのクローンさん:2009/01/29(木) 05:42:09
結論から言いますと倭王武は武寧王です。ぜたいそうです。

反論もできない日本人がくやしいて前後のあわないきたない悪口をしています。
まえに野球に負けたときもそうでした。ほんどに程度の低い国民です。
313名無しゲノムのクローンさん:2009/01/29(木) 07:00:31
結論が出た

韓国人は鯨とイルカを食べるくせに日本を批判するカス
314名無しゲノムのクローンさん:2009/01/29(木) 22:26:12
日本は古代において韓国人が建国した国であることは歴史的事実てして定着しています。

日本は韓国の植民地と考えても過言ではありません。
日本の文化をひもとけば、総てにおいて韓流の影響を受けています。
韓流は千年前から日本に文化を運んでいたのです。
日本人の主食米も、韓国人が伝えました。

日本の総ての文化文物は韓国人が伝たえたことは、日本人としては絶対忘れてはいけません。
これは日本の根幹に関わる歴史的事実として覚えておいてください。
千年以上前に既に韓国は植民地を持っていたことは韓国人の誇りとして語り継がれます。

韓民族は偉大です!

315名無しゲノムのクローンさん:2009/01/29(木) 22:33:23
ユダヤ人の起源も、ヒンズー教の起源も、韓国なんだからしょうがないよね?
316名無しゲノムのクローンさん:2009/01/30(金) 01:54:53
なんでこんなに韓国人は痛い奴しかいないんだろう。
ほんと韓国人は基地外。はやく死ねよ。
317名無しゲノムのクローンさん:2009/02/01(日) 22:47:24
圧倒的する勝ちです。おめたち。
またく反論ができないだろう。原住民の倭に雄略だとかがいますか。
いないです。そのころの日本は猿人間だけ住みます。

やぱり4年制大学を通います。いまは日本に行って日本の女に太極旗を
たてるだとしますが、
318名無しゲノムのクローンさん:2009/02/02(月) 19:46:36
日本は道徳的にほんどに問題がある国です。
だから韓国にちょと問題があってもおめたちは批判とか反論する資格がないです。
でも韓国人は日本人を批判できます。
そしておめたちはちょといいたいことがあっても人間として我慢しなさい。
これまでは日本がちょと経済的に強いでしたが日本ももうだめで地震で沈むかも知りません。
だから謙虚に受け入れなさい。
319名無しゲノムのクローンさん:2009/02/04(水) 04:13:22
いまアメリカいる私は中国のボスに気に入られる計画をたてります。
そのためにまず中国語を始めました。実験も頑張ります。日本を勝つためです。
もう日本のような小さくてけちする島にはいきません。

中国人は心も広いで近くて近い人々です。日本人はチルセクです。
韓国人と中国人が手をつかめばこわいものもないし日本は自然と膝を折ります。
その日が日本が沈没する日です。その日がはやくくるといいです。

最後にいいます。道徳的で勝利でした。これだけははきりしています!!

320名無しゲノムのクローンさん:2009/02/04(水) 22:26:02
ちょとまえにヘタリアという日本の極右派がつくった歪曲漫画映画がありました。
みなさんも知っているんでしょう。全世界の良心的する市民が韓国について歪曲を
指摘しました。日本の放送局は全世界的する羞恥をもらって放送を中止することに
しました。しかし日本のネチズンは反省しなくてイントネで攻撃するとかしました。
ほんどに幼稚です。自分が間違うことがないですか。これは韓国人は批判する権利が
あるが日本人はないだとするあだりまえのことをよくわがならないから起こすことです。
321名無しゲノムのクローンさん:2009/02/06(金) 00:23:51
322名無しゲノムのクローンさん:2009/02/09(月) 21:25:50
カナダで行われた女子フィギア4大陸選手権で韓国の英雄金妍児が日本の浅田に格の違いを見せつけ
勝利しました。勝利の一報が届いたとき私は身震いをして喜びました。
私だけではありません、韓国全土が喜びの歓喜に揺れました。
国際大会で勝利した者が真の勝利者であることは疑いありません。
浅田はアジア大会ではよい成績を残していますが国際大会では成績が残せません。
アジア大会ではスポンサの影響力が大きいと聞いています。
アジアでの浅田の優位はスポンサの力関係で優位さを保っていただけです。
しかし今回の4大陸大会では日本のスポンサは影が薄かったです。
不況の日本で企業もお金を出し渋っているのが現状です。
今回の大会ではっきりしました。
アジアでの浅田の優位は日本のスポンサの力が影響していたのです。
国際大会では実力通りの結果が出ました。
323名無しゲノムのクローンさん:2009/02/23(月) 00:06:01
日本経済の実に40%は在日韓国朝鮮籍の力によって操られています。
すなわち外国人によって握られているのです。しかし在日は単なる外国人ではありません
日本に永住権を持つ外国人です。なぜ日本政府は在日韓国朝鮮籍に永住権を与えたのか考えてみなさい。
まぜ在日の生い立ちに日本政府が深く関与しているからです。在日は自由渡航者ではありません。
日本の植民地支配により労働力として日本に強制的に連れて来られた人たちです
韓半島では日帝の搾取により主食の米ですら奪われ生活に困り果てていました。
そこに戦争が始まり兵器生産のために労働力が必要となりました。単純労働者として韓国朝鮮から
多くの人が日本に強制的に連行されたのです。私の叔父さんは田んぼのあぜ道を歩いているとそこに
トラックがやってきて力強い二人組みの男たちに強引にトラックに乗せられ倉庫まで運ばれたそうです
そこで日本に行くとお金が稼げると誘惑され半分脅しのなか承諾したそうです。
逃亡を恐れたのか倉庫に監禁され家には帰れませんでした。家には妻や子供がいるのに会わせてくれと
頼んでも耳を貸さず、港まで運ばれ船に乗せられたそうです。着の身着のままとはこの状況を言います。
324名無しゲノムのクローンさん:2009/02/23(月) 00:06:34
お金も持たず、服ももたず畑仕事の作業着だけで日本い連れて来られたそうです。日本の下関に就くと
日本側の受け入れ工場から迎えが来ておりトラックに詰め込まれ運ばれました。工場に着くと雑魚寝部屋に
入れられ不安な一夜を明かしたそうです。翌朝から即仕事です。製鉄工場で働かされ溶鉱炉作業場で汗だらけ
になり働いたそうです。戦争中の食事は粗末で脚気になったそうです。人間は適用能力が高いです。
やがて仕事にもなれ心の余裕が生まれました。そこで残した家族をこちらに呼び寄せたそうです。
工場長の計らいで空き小屋に住むことができ、日本での新たな生活が始まりました。
やがて戦局が悪くなり給料は払われない、食事も1回だけで結核にかかり仕事ができなくなりました。
日本は戦争に負けたのです。おじさんは負けたことに心の中では喜んだそうです。これで解放されると。
日本に渡り6年の月日が経っていました。家族も呼び寄せたし、戦争も終わったし、これから新たな時代が
来ると血が騒いだそうです。工場は米軍に摂取され操業停止状態でした。仕事もお金もありません。
でも家族がいます。 日本で小屋のような家もあります。おじさんは車引きをしたそうです。
リヤカで運送業を始めたそうです。 港に入る船の荷主に直接掛け合い運んだそうです。
325名無しゲノムのクローンさん:2009/02/23(月) 00:08:35
そして朝鮮戦争が始まりに荷役として生計をたてていました。
日本に小さな家があり、家族もあり、運送業営んでなんとか生活してたそうです。
日本での生活基盤できていたのです。 多くの仲間は戦後祖国に帰りました。日本に残った人は今の言葉で
「勝ち組」です。 日本で自分お力で生活基盤が築けた人たちです。 おじさんは今では運送業の会長をしています。
ですから在日韓国朝鮮の人たちは日本での成功者です。 有能な人たちです。 ですから日本経済の40%は在日が
握れているのです。 おじさんは日本で成功したのでいずれ祖国に帰り事業を始めたいと夢見ています。
ですから国籍も韓国籍のままです。でも今ではその夢は叶いそうにありません。
日本政府の計らいで在日韓国朝鮮籍の人にも日本い永住できる権利が与えられました。
ですから在日の人に祖国に帰れと言うひとは無知です。日本経済に立派に貢献している人に帰れとは自らの
首を絞める行為と同じです。 在日が皆帰れば日本経済の半分は失います。
特に日本人の三種の娯楽と言われているパチンコ、遊戯業、飲食がなくなります。

困るのは日本です。

326名無しゲノムのクローンさん:2009/02/23(月) 05:48:18
「全世界が日本を見捨てた!」

 実のところ、我が国の人々が日本に対して抱いている心は綺麗ではない。今日では急速に世界化が進展しているため、
日本を未来社会のパートナーだと思ってはいるが、歴史の沈澱物まで消してしまうことはできないのだ。
 また、一部の日本政治家らによる独島・慰安婦関連の妄言を耳にすると、日本列島が海に沈んでほしいと思う人も
少なくない。更には学界で主張されている日本沈没説に沸き返える人も多い。

 2009年初の大作パニック映画『ブレイム:人類滅亡2011』(訳注:邦題『感染列島』)が、日本滅亡の姿を描いた
特別ポスター3種類を公開した。今回公開されたポスターには、悲惨な姿に変わってしまった日本の様子を描いている。
ttp://img.news.yahoo.co.kr/picture/2009/98/20090220/2009022018312156598_183303_0.gif
 一番目のポスターは、日本の首都東京の象徴である東京タワーが崩れてしまう姿を描いている。赤黒く燃えるような
東京の空と東京タワーの破片が四散する様子とともに「全世界が日本を見捨てた!」というコピーがひときわ衝撃的だ。
 二番目のポスターには日本の象徴と呼ばれる富士山の爆発する姿が描かれている。地震と火山に対する恐怖が特別な
日本で、富士山の爆発は日本人にとって衝撃的であろうと予想される。(注:コピーは「目撃せよ!日本滅亡!」)
 三番目のポスターには、ブレイムウイルスによって荒廃した東京の市内の様子を描いている。崩壊直前の建物と破壊
された自動車だけが残っている東京が、大災害を思わせる。(訳注:コピーは「2月26日 日本が滅ぶ!」)

 3種類のポスターはいずれも、日本が滅亡することを強烈に表現している。

327名無しゲノムのクローンさん:2009/02/27(金) 01:58:26
島根県HPに大量アクセス 竹島問題で嫌がらせか

 島根県は26日、県のホームページに20分間で約650万回のアクセスがあり、一時閲覧しにくい状態になったと発表した。
 すべて韓国のプロバイダー(接続業者)に割り当てられている「IPアドレス」からのアクセスで、県情報政策課は
「竹島問題をめぐるサイバーテロの可能性がある」としている。今月22日は、県が条例で定めてから4回目の「竹島の日」だった。
 同課によると、大量アクセスは26日午後2時ごろから始まり、約20分後に止まった。
 島根県のホームページは2006年5−6月にも、韓国のIPアドレスから大量アクセスを受けるなどした。

328名無しゲノムのクローンさん:2009/03/20(金) 19:02:33
■慰安婦の収入に関する史料
@平均月収1000円〜2000円(アメリカ軍の調書)
A2年3ヶ月で26145円を貯金(文玉珠の貯金記録)(更に5000円を故郷に送金)
http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jogbd_h11_2/jog106.html
B「慰安婦は3万円も持っている人もいて、皆で驚いた」(元海軍中佐、杉浦実の述懐)
http://www.ii-park.net/~imzapanese/rekisi/ianfu.htm

…1943年は大卒初任給が75円でした。(http://www8.plala.or.jp/shinozaki/s18-1943.pdf
ですから「戦前の75円=現在の20万円」で計算します。
すると…。
慰安婦の月収は現在の約400万円です。
貯金は約8000万円です。
329名無しゲノムのクローンさん:2009/03/22(日) 01:51:56
        、‐-、  _
      __....ヽ `´ ∠
    ∠         \   ククク・・・
   /     /|/1     ヾ
    lイ  /|/   .|/|/レ   ヾ   相変わらず毛が抜けること言ってるな・・・・・・
     |/レ|芒。〉 芒。テ| n .|    毛玉・・・・・・
      l / 、   .|.|リ |
       l `----  .||´ハ
      __l ≡ / |/  |‐- ..__
_.. -‐ '' " /ヽ_/   |  |
        /  |     ノ  .|
330名無しゲノムのクローンさん:2009/03/22(日) 08:14:11
在日は税金払え
331名無しゲノムのクローンさん:2009/03/30(月) 22:37:51
世界フィギアで偉大な韓国フィギアスケタ金妍児が、薄汚い日本の浅田を圧倒的な得点差で打ち砕いた。
偉大な韓国の金妍児 世界最高!
さんざん金妍児の練習を邪魔してきた浅田に天罰が下りました。さらに浅田は4位と表彰台にも届きません。
もはや醜い顔と身体を観衆にさらすことは止めなさい。浅田は頭が悪いようです。中京高校はスポツだけ
できれば合格するレベルだと聞きました韓国の金妍児は勉強が良くできます。韓国の名門高麗大学の学生です。
高麗大学は日本の早稲田、慶応と同格です。
浅田の敗因は何ですか? 浅田も偉大な金妍児の前で脳が萎縮したんです
ジャンプの転倒は脳の萎縮が原因です。日本人特有の機能障害は脳萎縮です。
332名無しゲノムのクローンさん:2009/04/01(水) 03:59:54
また始まったよwwバカチョン
333名無しゲノムのクローンさん:2009/04/01(水) 04:25:25
私は諸君の卑小極まる振舞いは身に沁みるほど熟知している。
だから簡単に挑発には乗らない事を、いい加減に気が付くべきだ。
その様に知能を活用する事は、倭人にとって苦痛であるのは百も承知の上だが。
334名無しゲノムのクローンさん:2009/04/05(日) 20:42:43
とにかく日本に対抗したくて仕方がないからw
これに尽きる

自分らは犬とかうんことか食うくせしてな。
335名無しゲノムのクローンさん:2009/04/06(月) 00:38:51
先月31日に放送終了した韓国KBS月火ドラマ「花より男子」主題歌が盗作疑惑に巻き込まれた。

ドラマ終了を控えた30日、インターネットには劇の中でF4メンバー「ソン・ウビン」役で出演したキム・
チュンが属するグループT-MAXが歌ったドラマ主題歌「パラダイス」が日本の歌手「SAWA」の「Pink」
という曲とよく似ているという主張が出た。 「Pink」は去年7月に発表されたSAWAのアルバム
「COLORS」に収録された曲で日本の有名プロデューサーFreeTEMPO(半沢武志)が作詞作曲編曲を
すべて行った。「パラダイス」は今年の1月、「花より 男子」OSTを通じて発売され、著作権協会にも
2009年1月13日付けで登録されている。

これに対して該当の曲を作曲したオ・ジュンソクさんは3日、ノーカットニュースとのインタビューで「こ
の歌は2001年作曲しておいた歌で準備中だった4人組み「mic.ピンク」が歌う予定だった。むしろ未発
表だった私の歌を日本側がどうにかして手に入れて盗作したのではないかと思う」と主張した。

作曲家の説明に多くのネチズンらは「だれが見ても日本がコピーしたもの」「Pinkを作った作曲家が韓
国で活動する人ならむしろ日本が盗作できたかも知れない」と日本が盗作したものだと判断した。
336名無しゲノムのクローンさん:2009/04/07(火) 05:33:13
>344

日本人?
下卑たコメを削除しないのは、日本人の馬鹿さ加減を広く知らせるためなの?
なんか、そんな気がしてきた。
337名無しゲノムのクローンさん:2009/04/07(火) 23:11:54
韓日の決勝戦は審判買収の疑いがもたれています

日本だけにストライクゾンが広く取られていました
岩熊が投げたアウトゾンの球をすべてストライクととり、韓国投手の投げた同じコスはすべてボルと判定された
明らかに日本よりの判定に韓国民の怒りは頂点に達しています
審判を買収してまで勝ちたいですか?
薄汚い日本猿たち、正々堂々と勝負しなさい
今回のwbcはアメリカと日本が仕組んだ茶番劇でした。
日本がお金を出し米国が会場を提供する
お金を出した日本が1位して、サブプライムロンでお金が欲しい米国がテレビ放映権料を得る 
これが仕組まれたのです。韓国 キュバ などは利用されたのです。でも韓国の強さは予想外でした
決勝戦でアジア同士の組み合わせになることは予想外でした。
米国と日本の決勝でたたかうことが望ましい作戦でした。
韓国が米国と日本の茶番劇を狂わしたことは韓国人として誇らしく思います
日本の相次ぐ卑怯な行為は日本人の薄汚さを世界に知らせました
次回からは米国と日本だけでやりなさい。
338名無しゲノムのクローンさん:2009/04/09(木) 00:04:11
>>336
未来に向かってレスww
339名無しゲノムのクローンさん:2009/04/10(金) 01:18:58
じゃあアメリカとだけやるから、南朝鮮は引っ込んでなさい。
すっきりする。

340名無しゲノムのクローンさん:2009/04/10(金) 04:44:52
338, 339はおいしそうなコメントですね。
でも最近倭人系は苦手です。

大阪でもこういったヘンコでガンコなこだわりの奴って少なくなりましたよ。。。
皆一応に愛想のいい研究者ばかりでね。(笑)
これもネット普及の副産物かもかも。

コンガンハセヨ
341名無しゲノムのクローンさん:2009/04/12(日) 01:07:40
朝鮮人や中国人観光客が日本でハリハリ鍋食べるおかげで余った鯨肉のわずか
でも捨てなくてすむ。
もう捕鯨するのは朝鮮人中国人の為だと思っていい。
342名無しゲノムのクローンさん:2009/04/12(日) 23:55:13
日本は高麗、新羅、百済の連合国家です
それぞれの文化文物を取り入れたのが日本文化として定着しています
韓半島から日本列島に新天地を求め渡り、そこで文化花開かせたのが高麗、新羅、百済です
日本列島には未開な土人が暮らしていたのです
いかに韓半島からの渡来人が優秀であったのか物語っています
日本文化と一般に考えられている事象はすべて韓半島が起源であることがここにはっきりしました
このような偉大な祖先をもつ韓国人として誇らしいです
韓民族は偉大です!
343名無しゲノムのクローンさん:2009/04/14(火) 21:37:34
朝鮮のことわざ


「女は三日殴らないと狐になる。」
「他人の牛が逃げ回るのは見ものだ。」
「他人の家の火事見物をしない君子はいない。」
「弟の死は肥やし。」
「梨の腐ったのは娘にやり、栗の腐ったのは嫁にやる。」
「母親を売って友達を買う。」
「営門で頬を打たれ、家に帰って女房を殴る。」
「姑への腹立ち紛れに犬の腹をける。」
「あんな奴は生まずにカボチャでも生んでおけば、煮て食べられたものを。」
「人が自分にそむくなら、むしろ自分が先にそむいてやる。
「家と女房は手入れ次第。」
「野生のまくわ瓜は、最初に独り占めした物が持ち主だ。」
「らい病患者の鼻の穴に差し込まれたにんにくの種もほじくって食べる。」
「一緒に井戸を掘り、一人で飲む。」
「自分の食えない飯なら灰でも入れてやる。」
「川に落ちた犬は、棒で叩け。」
「泣く子は餅を一つ余計もらえる。」
344名無しゲノムのクローンさん:2009/04/16(木) 01:44:31
結局国際社会は核兵器持つ国が勝利します

6カ国協議構成国で核持たない国は日本だけです
韓国は高麗共和国(南北統一名称)として実質的な核保有国です
ですから日本だけ孤立しています
しかし日本は経済力あるから金だけ出しなさい
金を出さない日本は存在意義ないです
北に対して経済援助しない日本は存在感ないです
日本必用ではない
用済み
345名無しゲノムのクローンさん:2009/04/21(火) 06:24:17
日本は百済渡来人が建国した国 韓国は百済の正当な継承者なので日本は韓国のものです
だから日本文化の9割は朝鮮起源なのはよく知られています。
日本は「永久に」被害者に対しての償いをする義務があります!


北韓は自存自衛のために核兵器を持ちました。
最後は北から核爆弾飛んできて日本は終わります。日本を韓国と北朝鮮と中国で3等分します。
346名無しゲノムのクローンさん:2009/04/21(火) 18:00:38
おまエラ、とりあえずこれを読め。話はそれからだ。
http://photo.jijisama.org/index.html

私は論理的、建設的な議論がしたい。
反論する場合はソースを明示しる。
347名無しゲノムのクローンさん:2009/04/21(火) 18:24:07
君たちは、何故朝鮮人が2ch上であっさりと一蹴される理由について、
考えたことがあるかね?
http://www.youtube.com/watch?v=j5GegF6XcgE
348名無しゲノムのクローンさん:2009/04/26(日) 22:03:38
【在日朝鮮人・生息数】民潭発表
大阪136,310人
東京112,310人

兵庫55,915人
愛知42,252人

神奈川34,552人
京都33,834人

福岡19,623人
埼玉 19,526人
千葉18,414人
349名無しゲノムのクローンさん:2009/04/28(火) 21:51:24
ライバルマオちゃんをコケにして大喜びしているキムヨナと韓国のテレビを多くの日本人に広めて欲しい。
ここで取り上げ、広めてください。
http://www.youtube.com/watch?v=Bv7LdwEkp4Y

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=0428&f=national_0428_008.shtml
350名無しゲノムのクローンさん:2009/04/28(火) 21:55:26
「일본인이라고는 하지 않다」라고 킴요나가 말했다고 해도 SBS는
아직 모자이크 첨부의 일본인 선수를 찍어 일본인 선수가 고의로
하고 있으면 국민을 부추기려 하고 있다 명예 훼손의 행위를 계속
실시하는 텔레비전국. 그리고 자신의 발언의 탓으로 소동이
되었는데 사과도 없어, 없었던 것으로 하려고 하는 킴요나의...
351名無しゲノムのクローンさん:2009/04/29(水) 23:36:35
北朝鮮の核兵器開発資金は在日の経営するパチンコであると世界中で報道
Korean Nukes Linked to Japanese Pinball December 4, 2006
Pachinko, a form of pinball deeply loved in Japan, is an industry run by ethnic Koreans,
and experts have long believed that the revenues are a vital source of hard currency for the impoverished regime in North Korea.
Now, as Kim Jong Il's nuclear weapons program gathers pace, Japan's attitude is hardening,
and that includes shutting out the ferry on which money is believed to be hand-carried from Japan to North Korea.

米紙
http://www.latimes.com/news/printedition/asection/la-fg-pachinko4dec04,1,4902922.story?coll=la-news-a_section
豪紙
http://www.guardian.co.uk/worldlatest/story/0,,-6256233,00.html
英紙
http://www.theglobeandmail.com/servlet/story/LAC.20061204.KOREA04/TPStory/TPInternational/Asia/
その他の英字紙
http://news.google.com/news?hl=en&ned=us&ie=UTF-8&ncl=1111701631&filter=0
352名無しゲノムのクローンさん:2009/04/30(木) 21:16:10
情けない日本人、嘘ばかり書かれた新聞を読んでうれしいか?
本当に情けない。あそこに書かれていることはすべて嘘だ。
真実に気づきなさい。
353名無しゲノムのクローンさん:2009/05/04(月) 21:23:03
 韓・日両国の歴史学界やマスコミなど関連団体は2010年を控えてさまざまな学術会議や
行事あるいはイベントを企画している。2010年は大韓帝国が日本によって強制併合されて
から100年目になる歴史的な年だからだ。このうち、私たちの興味をひくのは日本の進歩的
人士によって申し立てられている日王の訪韓提案だ。すなわち、明仁日王が韓国併合100年を
迎える日に韓国を電撃訪問して高宗と明成皇后(閔妃)の墓所に献花して懺悔する儀式を行う
ことで、韓日間の歴史的な民族和解への道を用意してようというのだ。
354名無しゲノムのクローンさん:2009/05/06(水) 07:12:31
あのう  私は日本人です  すいませんがこのスレは
日々あるのは解りますが  何が朝鮮と  関係があるのか
(全然関係無いけど貴方にとって  興味があるのを  まとめて

朝鮮は日本をチャイナの出来損ない民族と見てる  早いよw
355名無しゲノムのクローンさん:2009/05/14(木) 05:14:14
 「韓」を忌み嫌い中傷する『マンガ嫌韓流』の第4巻が発売された。
帯によれば、シリーズ累計で90万部を突破したという。出版不況の中、書店にとってはありがたい数字であり、
例の田母神もの(元航空自衛隊幕僚長の歴史認識発言)と並んで、多くの書店で目を引く場に陳列されている。

 シリーズ第1巻の後書きによれば、もともとインターネット上の匿名サイトの連載を単行本化したものだ。
当初、数人の原作者と若手漫画家との共同執筆であろうとの指摘もあったが、最新巻には作者(?)の写真が
掲載されている。それでも、インターネット匿名サイトの連載という性格はほとんど変わっていない。
356名無しゲノムのクローンさん:2009/05/15(金) 13:26:31
早いよw
357名無しゲノムのクローンさん:2009/05/25(月) 07:23:07
【社会】タクシー強盗の安承哲(37)、生活保護を受けながらパチンコし多額の借金 - 大阪

 ことし1月、大阪・松原市でタクシー運転手の男性が襲われた事件で、強盗殺人未遂の疑いで逮捕された
37歳の男は、警察の調べによりますと、生活保護を受けながらパチンコに頻繁に通い、多額の借金があった
ということで、警察は金に困ったあげくの犯行とみて調べている。

 大阪・平野区の元警備員、安承哲容疑者(37)は、ことし1月、松原市でタクシー運転手の野澤俊樹さん
の首などに刃物で切りつけ、現金を奪ったとして、強盗殺人未遂の疑いで23日に逮捕されました。調べに対し、
「その日は自宅で寝ていた」などと容疑を否認しているということです。警察の調べによりますと、安容疑者は
毎月およそ12万円の生活保護費を受け取っていましたが、すぐに口座から引き出してパチンコに頻繁に通い、
消費者金融などに少なくとも280万円の借金があったということです。安容疑者は、ことし3月に大阪市内の
コンビニエンスストアが襲われた3件の強盗事件について立件されているほか、去年12月、東大阪市でタクシー
運転手が殺害された強盗殺人事件でも、現場の近くから安容疑者と同じ型のDNAが検出されたということで、
警察は金に困ったあげく強盗事件を繰り返したとみて調べています。
358名無しゲノムのクローンさん:2009/05/25(月) 21:14:26
「日本人は血祭りニダ!」在日医師本音漏らすPart19
http://tsushima.2ch.net/test/read.cgi/korea/1239996865/
359名無しゲノムのクローンさん:2009/05/25(月) 21:53:59
60年に及ぶアメリカへの隷属が、かつて大韓民族が
彼らに教えてあげた儒教的礼法を奪い去ったのだ。
日本には確固とした固有の文化がない、中国、韓国、
アメリカの精神を切花のように持ち込んで喜んできた
だけなのだ。悲しい民族。
360名無しゲノムのクローンさん:2009/05/27(水) 13:14:10
www
361名無しゲノムのクローンさん:2009/06/18(木) 21:29:20
思いやりとか目くばり気くばりとかそんなサヨク(左翼ですらない)臭いもんじゃなくてさ
日本人だったらもっとこう粋(いき)とか鯔背(いなせ)ってもんが
生まれ育った中で身体に染み付いた物として自然に出て来なきゃ駄目だよ
人のためなんて一々頭で考えるんじゃなくて、格好悪いから野暮な事はやらない。
それだけで充分だろ。
江戸しぐさとか知識武装にだけ必死な自称江戸っ子のお上り百姓が多過ぎだよ。戦後の東京は。
362名無しゲノムのクローンさん:2009/08/12(水) 10:06:02
韓国は捕鯨国なのに
363名無しゲノムのクローンさん:2009/08/28(金) 04:03:46
 「嘘(コジンマル)」とは「乞食(コジ)の言葉(マル)」から始まったというが、「乞食(コジ)」は日本語で「乞食(こじき)」、
「偽り(コジン)」は「コジスケ(こじつけ)」で「無理に取ってつける」という意味だ。乞食があてもなしに行ったり来たりすることを
「コロンコロンハンダ」と言うが、これから「コロンイ、コロンベンイ」という言葉が派生した。この「コロンイ」も日本に渡って
いって「コロスキ(ころつき)」になった。

 古代渡来人の上層は日本史の中枢に位置する皇室をはじめとする上層文化を形成した反面、その当時はまともに適応できずに
さまよったジプシー類もいたことは明らかだ。ところでおもしろいのは、同じ乞食と言っても韓国と日本の乞食は大きく異なる。
364名無しゲノムのクローンさん:2009/08/28(金) 04:05:38
 韓国は乞食といえば人々にもの乞いして誰かの同情心によって生きていく人々をいうが、日本の
乞食は絶対に他人の助け求めたりせず、クズ拾いをしたりごみ箱をあさって自ら食べ物の問題を
解決する。「ホームレス」と呼ばれる彼らはたいてい駅構内や公園などで生活をするが、それでも
各々自分の生計のために自分で何時間かは仕事をする。

これも情に厚い韓国人と冷淡な日本人が作り出した「乞食像」ではないだろうか?
365名無しゲノムのクローンさん:2009/08/28(金) 04:07:23
 とにかくお金儲けできずに物乞いになるのが乞食だが、お金を「儲ける(ポルダ)」という言葉は
日本語では「モウケル(儲る)」で、「ポルダ」と「モウケル」の二つの言葉が合わさって
「いっぱい儲ける」という意味の「ポルモウケ(金儲け)」という言葉が生じた。
また、執拗なことを私たちは「貪欲(アクパリ)」というが、これが日本に渡って「ヨクバリ(欲ばり)」
になり、「馬鹿(パボ)」は「パー(パぁ)」または「アホ(阿保)」という言葉になる。物心がつかないで
「分別がない(チョロプタ)」は「チョロイ(ちょろい)」、「間抜け(オルカニ)」は「オロカ(愚か)」で
残っている。

 日本の人々が純日本語と勘違いする「ケシカラン(けしからん)」もやはり韓国語の「不届きだ(クゥエシムハダ)」
からできたことなど、日本語の語源はその全ての根を韓国語に置いていることが分かる。
366名無しゲノムのクローンさん:2009/08/28(金) 13:00:02
韓国でクジラを食う 
http://www.sjchp.co.kr/sjcnews/essay/0319.htm
 韓国ではクジラのことを「コレ」といいいるかは「トルコレ」という。
これが困る。というのは、韓国人はクジラとイルカを区別できない人が多いのだが、
その原因のひとつがこの名称にあると思うからだ。
なぜこんなことを言うかというと、
最近、韓国の東海岸沖でクジラ資源が大いに回復しつつあって、
そのニュースがよくテレビで紹介される。
その際、水産関係当局の調査船などとともに画面に映し出されるのが、
実はクジラではなくてほとんどイルカの姿なのだ。
潮吹くクジラの代わりにイルカの群れがジャンプしている。
また先年、釜山で「クジラあります」の看板につられて店に入ったところ、
出てきた肉のほとんどがイルカの肉という苦い経験もある。
イルカの肉をクジラ肉と偽って(?)平気で出しているところをみると、
客の韓国人たちが見分けがつかないということではないか。
ちなみにイルカの肉は臭いがあってとうてい食えない。
367名無しゲノムのクローンさん:2009/11/01(日) 17:39:52
美味しんぼ 第027話 「激闘捕鯨合戦前編」 1/2
http://www.youtube.com/watch?v=mBpDsdQPX68&feature=related
美味しんぼ 第027話 「激闘捕鯨合戦前編」 2/2
http://www.youtube.com/watch?v=gurL_FNG_8E&feature=related
美味しんぼ 第028話 「激闘捕鯨合戦後編」 1/2
http://www.youtube.com/watch?v=BUmjkSCcFMk&feature=related
美味しんぼ 第028話 「激闘捕鯨合戦後編」 2/2
http://www.youtube.com/watch?v=TpNwD7idKXY&feature=related
368名無しゲノムのクローンさん
【火山】富士山:地殻変動…96年来初、最大2センチ 噴火予知連 (77)
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1254777536/