【MEIKO・ミク】VOCALOIDで百合6【リン・ルカ】
1 :
名無しさん@秘密の花園:
>>1乙
失礼します。単発のSS書きです。
ルカミクSS投下させていただきます。
長さは18レス分になります。よろしくお願いいたします。
4 :
(1/18):2012/11/05(月) 15:38:41.26 ID:tkbufxP0
「戦うのよ、ハートを撃て……♪」
携帯電話から、力強い歌声が流れ出す。
「…んん……」
それが置かれている枕元に、布団の中からぬっと手が伸びると、手探りで電話をつかみ、音を止めた。
「ふぁ……」
電話の持ち主、初音ミクは布団から起き上がると、大きなあくびを一つして、寝ぼけまなこでディスプレイの時計を見た。
午前9時。
「9時……9時かぁ……」
少しの間、布団にぺたんと座り込んだままで、ぼやっとしているミク。――だが。
「……9時ぃっ!?」
突然、頭のてっぺんが抜けたような大声を上げると、ミクはその場でがばっと立ち上がった。
「あああ、ヤバいっ! 今日のバイト、9時前には集合予定だったのにっ!」
そう叫びながら、大慌てで着替えをするミク、寝巻きにしている緑色のジャージをぽい、と放ると、
洗濯カゴに顔を突っ込み、それほど汚れの目立たないシャツとジーンズを引っ張り出して、あたふたと身に着けた。
「このバイト代もらいそこねたら、また家賃延滞するハメに……! とにかく、急がないと!」
キッチンで適当に顔を洗い、髪の毛を無造作にヘアゴムで縛ると、財布と携帯電話、それから家の鍵だけを引っつかんで、
ミクはばたばたと部屋を駆け出していった。
(ああ……ミクったら、ようやく起きましたのね……もう、ホントにお寝坊さんなんですから……)
そんなミクの様子を、アパートのミクの部屋の、真向かいのドアの隙間から、こっそりと覗いている者がいた。
「……でも、そんな所がドジっ子らしくて、また一段と可愛いですわ〜」
きい、とそのドアが開き、内側から、桜色の長髪が印象的な、ロングスカート姿の美女が姿を表す。
「さあ、わたくしものんびりしてる場合ではありませんわね……早くミクの後を追って、その勇姿を目に焼き付けなければ!」
そう言うが早いか、その女性――巡音ルカは、ハンドバッグを抱えなおすと、いそいそとアパートの玄関へ向かうのであった。
5 :
(2/18):2012/11/05(月) 15:39:57.26 ID:tkbufxP0
――ここは、ボーカロイドだけが暮らすアパート「ボカロ荘」。初音ミクと巡音ルカはそれぞれ、ここで一人暮らしをしている
女性型ボーカロイドだった、
アパートの入居者としては、ルカの方が先輩にあたる。元々、一緒に暮らしていたマスターとのいざこざから逃げ出してきた
ルカが、このアパートにやって来てから、もうずいぶんの月日が経とうとしていた。
一人暮らしは不便も多いが、その自由は何物にも代えがたい。ルカは毎日を、それなりに楽しく過ごしていた。
そんなルカの前に――文字通り目の前の部屋に、ある日、ミクがひょっこりと現れたのだ。
ルカは今でも、ミクが初めて挨拶にやってきた日のことを忘れられない。
部屋の中でくつろいでいたルカの耳に、コンコン、と飛び込んできたノックの音と、
「すいませーん……」
という、遠慮がちな訪いを立てる、ミクの声を。
「はい、どなたかしら?」
がちゃり、とドアを開けたルカの前には、トレーナー姿で、緑色の髪をツインテールにした一人の少女が、しゃちこばって
立っていた。
「あ……どうも」
少女はおどおどとした様子で、ちらちらと上目遣いをしながら、ルカに話しかけてきた。
「えと……今度、そこの部屋に住ませてもらう事になった、初音っす。どぞ……よろしく」
ぺこり、とミクが小さく頭を下げる。
その姿を見下ろした時、ルカは、きゅぅん、と胸が高鳴るのをはっきりと自覚した。
(……可愛いっ!!)
――これ以上ないほどの、完全な一目惚れであった。
6 :
(3/18):2012/11/05(月) 15:47:03.05 ID:tkbufxP0
「?……あの、ええと、巡音、さん?」
返事もせず、直立不動のままでぶるぶると震えだしたルカを見て、ミクが心配そうに声をかける。
「へっ!? あっ、ああ、ここ、これはどうもご丁寧にですわ!」
我に返ったルカが、しどろもどろで挨拶を返し、ギクシャクとした動作でお辞儀をする。そのまま顔を上げた所で、二人は
正面から向き合う形になった。
(可愛い……! ホントに可愛らしいですわ……! 宝石のようなその瞳、みずみずしい果実のようなその唇、
若木に成る、新緑のようなその髪……! 全てがまるで、お人形のように……!)
ほぉぉっ、と密かにため息を漏らすルカ。ボーカロイドが人形のようなのは、ある意味、当たり前のことなのだが。
「じゃ……これで」
もう一度、ぺこ、と会釈をして、ミクがその場を去ろうとする。その背中に向けて、ルカは思わず声をかけていた。
「あっ、あのっ! ちょっと、お待ちになって!」
「え?」
振り返ったミクに、ルカは何か、もう一言、言葉をかけたかった。彼女と親しくなるために。
日常的に、会話を交わせる仲になるために。
「あの、その、わ、わたくし、あなたの……」
だが、上手い言葉が出て来ない。
「……?」
だんだんと、妙なものを見るような目つきに変わっていくミクに、ルカの焦りはさらに加速する。
(とにかく、困った事があったら、何でも相談してほしい、って……! あと、笑顔を見せて好印象を……!)
それだけを伝えようとしたルカの口から出てきたのは、以下のような言葉であった。
「貴女如きでは手に負えない難題があれば、遠慮なく、このわたくしに助けを求めるといいですわ! その時は、力になって
差し上げてもよろしくってよ? まあ、それも気が向いたらの話ですけれど。おーっほっほっほ!」
――二人の動きが固まり、一瞬の間が空いたのち、
「……そーすか」
という、ミクの乾いた声がぽつり、と吐き出され、がちゃり、ばたんというドアの音が響いた。
一人、ぽつんと取り残されたルカは、かなり長いこと、その場で立ち尽くしていたのだった。
7 :
(4/18):2012/11/05(月) 15:52:26.19 ID:tkbufxP0
そんなこんなで、最悪の第一印象をミクに与えてしまったルカは、その後、ことある毎にミクに話しかけ、何とか挽回に
努めてきた。が、その気持ちが空回りしてしまうのか、いつも結果は芳しくない。
その一方、ミクを想う気持ちは膨れ上がる一方であり、それはちょっと、歪んだ形をとって、噴出してしまう結果となった。
すなわち――
「おはようございます、巡音さん」
アパートの玄関で、ルカは、管理人のカイトと出くわした。彼は男性型ボーカロイドだが、住人ではなく、このアパートの
管理人を勤めている。
「あら、カイトさん。おはようございます」
ルカは立ち止まり、にっこりと笑顔を浮かべてあいさつをする。
「今朝は、初音さんも巡音さんも、朝早くからお出かけですね」
ほうきを片手に、掃除をしていた手を休めて、カイトがルカに話しかける。
そうなんですの、などとルカが相槌を打つうち、カイトがふふ、と微笑んだ。
「巡音さん、今日は何だか、浮き浮きしているようですね。何か、いい事でもあったんですか?」
「ええ、ちょっと」
あいまいにそう答えると、それじゃ、とルカは歩き出した。お気をつけて、とカイトが手を振り、見送る。
(そう……これ以上にうれしい事があるかしら)
アパートから、駅前に続く道を足早に歩きながら、ルカは口元が緩むのを抑えられない。もう一度、ハンドバッグにちらりと
視線をやり、その上から、中に忍ばせているビデオカメラの存在を確かめるようにそっと撫でた。
(今日は待ちに待った、ミクの、ヒーローショー出演のバイト当日……! きっとミクの、キュートでセクシーなコスプレ姿が
拝めるに違いありませんわ!)
――愛しのミクの姿を、こっそりとフィルムに納め、一人それを眺めては悦に入る――
早い話が、盗撮である。
8 :
(5/18):2012/11/05(月) 15:58:48.87 ID:tkbufxP0
『……さあ、ちびっ子のみんな! 大きな声で叫んでね! せーの……』
『うーろたーんだー!』
ルカが駅前広場にやって来たころには、もう『卑怯戦隊うろたんだーショー』のステージは始まっていた。
「開演には間に合いませんでしたけど……ミクも、少し前に着いたところでしょうから、出番はまだのはずですわね」
そう言いながら、ルカはきょろきょろとあたりを見回すと、広場の植え込みに素早く飛び込み、そっと身を隠した。
ここからなら、関係者に気づかれることなく、広場の特設ステージ全体をカメラに収められる。
「前回の『マジカル☆ぬこレンレンショー』の時は、警備員に見つかって偉い目に会いましたもの……もう二度と、あんな失敗を
繰り返すわけには参りませんわ」
そう言いながら、ルカはてきぱきとビデオカメラを取り出すと電源を入れ、すちゃっ、と眼前に構えた。
「……さあ、早いところ出ておいでなさい、ミク……! あなたのステキな姿、このわたくしが、フルハイビジョンで記録に
留めてさしあげましょう!」
どこぞの狙撃手のような面持ちで、ふふふ、とファインダーを覗き込むルカ。
――しかし。
『ギギィッ! だまし討ちとは卑怯だぞ、うろたんだー!』
『うるさい! どんな手を使おうとも、勝った者が正義なのだ!』
『その調子よ! がんばって、うろたんだー!』
待てど暮らせど、ミクの現れる気配はなかった。
ヒーローサイドの女戦士でもなく。
分厚い着ぐるみを着た怪人でもなく。
ましてや司会のお姉さんでもない。
(……一体、ミクはどこにいるのかしら……?)
9 :
(6/18):2012/11/05(月) 16:05:03.39 ID:tkbufxP0
もしかして、自分は何か勘違いをしているのだろうか、とルカは不安になった。
(……いえいえ、そんなはずはありませんわ。一週間前に、ミクの部屋にべったりと耳をくっつけて盗み聞きした電話では、
確かに今日、このステージでバイトをする、と……)
ぶんぶんと、激しく首を横に振るルカ。その勢いで、手に持つカメラが左右にぶれる。
と、その時。
「……?」
映像の右端、ステージよりも手前の路上に、何かが映った気がして、ルカはカメラを引き、そちらに焦点を合わせる。
そこにいたのは――
「……よろしくお願いしまーす……。あ、よろしくお願いしまっす」
頭からつま先まで、真っ黒な全身タイツに身を包み、テレビ番組名の書かれたポケットティッシュを通行人に配っている、
一人の戦闘員の姿。
そして。
(ま……まさか……)
その後頭部には、大量の髪を無理やりまとめ込んだような、特大サイズのお団子が出来ていた。
(ミクですわあれー!?)
あまりの衝撃に、ぽかんと口を開けて固まってしまうルカ。
「そんな……花も恥じらう年頃の乙女が、この寒空の中、あんな格好で一人、路上に立っているなんて……! 不憫……!
あまりに不憫すぎますわ、ミク……!」
ルカが思わず、はらはらと落涙する。
が、当のミクは平然としたもので、通行人に投げかけられる奇異の目つきもものともせず、淡々とティッシュ配りをこなして
いるのであった。
10 :
(7/18):2012/11/05(月) 16:11:15.57 ID:tkbufxP0
「……あー! こいつ、うろたんだーに出てくる悪い奴だ!」
「やっちまおーぜ、みんな!」
通りすがりの小学生の集団が、ミクに向かってちょっかいをかける。慌てたミクが、ぽろり、とティッシュを取り落した。
「ちょ……やめ……」
ぽかぽかと脇腹をこづき、足を引っ掛けようとするその様子に、ルカはぎぎぎ、と歯軋りをした。
(あのクソガキ共、わたくしのミクに何て事を……! 冷凍マグロで頭かち割ってやりますわよ……!?)
その内飽きてしまったのか、小学生たちはさっさとどこかに行ってしまった。
ふう、とため息をつくと、ミクは衣装を整え、仕事を再開する。
(ああ……あんな目に合っても、なおも職務を全うしようとするなんて……! 何て健気なの、ミク……!)
その、どんな逆境にも決してへこたれない凛とした姿に、ルカは人知れず、涙を流して感動するのであった。
(……それにしても、ちっともティッシュを受け取ってくれる人がいないようですわね……)
しばらくミクを撮影していたルカが、ふとそう思う。
確かに道行く人たちも、顔の見えない全身黒タイツの人間から、ティッシュを受け取るのははばかられるであろう。
(まったく……誰もかれも目が節穴ですこと。あんな絶世の美少女がそこにいるというのに。……わたくしだったら、その場で
全てのティッシュを受け取って、おもむろにデートに誘ってオシャレなカフェでお茶をして、それから、それから……)
――そんな事を考えているうち、ルカは次第に、自分の妄想の世界へとのめり込んでいってしまった。
11 :
(8/18):2012/11/05(月) 16:48:23.06 ID:tkbufxP0
「……わあぁ、すごくステキなお家ですね!」
豪華な屋敷の門の前で、ミクの笑顔がぱあっと輝く。
そんな彼女に、ルカがファサッ、と髪をかき上げながら答えた。
「ふふ、そうかしら? まあこの位、大したものではありませんわ。ここはただの別宅ですもの」
「ええー、これが別宅なんですか? すごーい!」
無邪気にはしゃいでいたミクだったが、突然、申し訳なさそうな表情に変わると、おずおずとルカに尋ねた。
「……でも、ホントにいいんですか? ルカさん……。路上で私が売っていたマッチを全部買い取っていただいた上、
お食事までごちそうになってしまって、あげくに、こんなステキなお家に招いていただくなんて……」
「あら、何を言うかと思えば……」
ルカが、ちょん、とミクの鼻を指でつつく。
「そんな事を気にしていたの? バカねえ、あなたは何も遠慮する必要なんてないのよ。これは全部、わたくしがしたくて
やっている事なんだから」
「でも……」
未だもじもじとしているミクの手を引いて、ルカはすたすたと歩きだした。
「さあ、とにかく早く、中に入りましょう? 詳しい話は、あとあと」
「は、はい、ルカさん」
そこで急に、ぴたり、とルカの足が止まった。
「……それから、もう一つ。あなたに言っておく事がありましたわ」
「?」
そして、きょとんとしているミクの方を振り向くと、にっこりと微笑んだ。
「わたくしを呼ぶ時には、『おねえさま』と呼ぶ事。よろしくって?」
12 :
(9/18):2012/11/05(月) 16:54:21.03 ID:tkbufxP0
「……お風呂、ありがとうございました、おねえさま。広くてとっても気持ちよかったです」
「そう、それは良かったわ」
浴室から戻ってきたミクを、ルカは自室のベッドの上で迎えた。
「……それじゃ、そろそろ寝ましょうか。こちらへいらっしゃい」
「はい、おねえさま」
ルカの言葉に素直に従い、ミクは、二人用サイズのベッドに寝転ぶ。
「それじゃ、お休みなさい……」
ルカがぱちん、と照明を落とすと、部屋の中は真っ暗になった。
向かい合って布団に入り、枕を並べる、ルカとミク。少しの間、部屋には、すうすうという二人の寝息だけが響いていた。
「ん……」
だが、やがて、その静寂に、ほんの少しの亀裂が入る。
「うう……ん?」
途切れ途切れにか細い声を上げていたミクは、何かに触れられているような感覚に、とろとろと目を覚まし、自分の体を
見下ろした。
「……!」
暗闇に目が慣れてきた頃、そこに見えたのは、ルカが、ミクのパジャマの袂に手を差し込んでいる光景だった。
13 :
(10/18):2012/11/05(月) 16:58:20.50 ID:tkbufxP0
「お……おねえさま……!?」
思わず大声を出してしまうミクに、ルカが「しっ」と人差し指を唇に当てた。
「大丈夫よ、怖がらないで……」
そして、ミクの胸元にさしこんだ手の平を、すりすりと動かす。
滑らかなその手の感触は、ミクに心地よい冷たさを味わわせる。
「あ……っ、おねえさま、そんな……っ」
「何も心配いりませんわ。わたくしに、全てを委ねて、楽になさっていて……?」
ミクの耳元で、ルカがささやいた。その甘い声は、ミクの思考を優しく蕩けさせていく。
ルカの指が、ミクの突起を探り当てる。小さく突き出したそこを、ルカは、ほとんど触れるか触れないかの距離で、
執拗になぞった。もどかしさとくすぐったさが、ぴりぴりとした快感となり、ミクが小さく声を上げる。
「んんっ……!」
「そう……全てをただ、ありのままに受け入れるの……それだけの事ですわ」
ルカが、ふっと微笑んだ。
14 :
(11/18):2012/11/05(月) 18:00:36.09 ID:tkbufxP0
「ほら……ミクも」
パジャマのボタンをプチ、プチと外し、ルカが自分の体を露出する。押さえつけられていた胸が、ぷるん、と揺れた。
「わたくしの身体に、触れてちょうだい……?」
ちょうどその時、窓から月光が差し、さぁっと室内を照らした。
「おねえさま……」
月明かりにさらされたルカの体は、この世のものとは思えないほどに白く透き通り、美しく輝いてすら見えた。
それに魅入られたように、ミクがほぼ無意識に手を伸ばす。形の整ったルカの乳房に触れると、二度、三度と揉みほぐした。
「んっ……どうかしら? 私の胸は」
「は、はい、すごい……柔らかいです……」
「ふふ、嬉しい……ほら、もっと近くで御覧なさいな……?」
そう言うとルカは、ミクの頭を抱き寄せ、自分の胸に、むにゅうっ、と埋める。
「んむっ……ぷは、んちゅぅっ……」
ぎゅうっ、と柔肉に顔を押し付けられたミクは、なんとか息を整えると、ルカの乳首にちゅうちゅうと吸い付いた。
ぎこちない舌使いではあったが、それがかえって、ルカの母性をぞくぞくと刺激する。
「あんっ……そうよ、いい子ね……」
15 :
(12/18):2012/11/05(月) 18:10:38.43 ID:tkbufxP0
「ああっ、おねえさまっ、私っ、私、もうっ……!」
ぬちゅり、という水音を立てながら陰唇を弄られるうち、ミクが泣きそうな声でルカに訴えた。
それを受けて、ルカがもう片手で、優しくミクの体を抱き、耳元に口を寄せる。
「いいのよ……恥ずかしがることはないわ。私の腕の中で、果てなさい……」
そして、その耳を、はぷっ、と優しく咥えた。
「はぁぁん……っ!」
その瞬間、ミクはルカの手によって、絶頂に導かれていた。
ルカが、ミクの髪を、愛でるようにさらさらと撫でる。
「……素敵だったわよ、ミク………ひゃんっ!?」
その瞬間、突然、ルカの秘裂に、何かがひたり、と触れた。
「ふふ……おねえさまも、意外とカワイイ声、出すんですね……」
見れば、未だに荒い息をつきながらも、ふふっと挑発的に笑うミクが、ルカの太股に指を這わせてきていた。
「ちょ、ちょっと、ミク……!」
「私ばっかりしてもらってたんじゃ、不公平ですもん。今度は私が、おねえさまにしてあげますね?」
そう言うと、ミクはすっと唇を差し出し、ルカにちゅっ、と口付けをした。
「んっ――!」
唇を、ちろちろと優しく舐められ、股間をくにゅくにゅと弄ばれるうちに、ルカの意識は、甘い夢の中へと溶けていき――
16 :
(13/18):2012/11/05(月) 18:16:32.24 ID:tkbufxP0
「いやん、ダメよ、ミクったら、そこはダメ……! ああっ、でも意外と積極的……!」
「―――カさん。ルカさんってば」
「ううん、違うわ、ミク。わたくしの事は、おねえさまって………へ」
植え込みの中で、ゴロゴロとのた打ち回っていたところを誰かに声をかけられ、ルカはようやく、我に返った。
目の前に、その「誰か」の足元がある。
真っ黒いその足から、次第に視線を上の方に向けていくと、そこには。
「……何やってんですか、こんな所で」
タイツの顔の部分を脱ぎ、呆れたような顔をしてこちらを覗き込んでいる、ミクの姿があった。
「みっ、ミミミミクさん!? どどっ、どうしてここが!?」
突然、妄想の世界から現実に引き戻されたルカは、激しくうろたえた。大きなお団子ヘアーのミクもかわいかったが、今は
それどころではない。
「いや……私いま、ちょっとその辺でバイトしてたんですけど、そしたらこっちの方で、なんか人がざわついてたんで
来てみたら……」
はっと植え込みの周りを見てみれば、そこにはたくさんの通行人が輪になって、ルカを取り囲んでいた。何人か、携帯電話を
掲げて、写真を撮っている若者も見かけられる。
「あ……あ……」
ようやく事態を把握しだしたルカは、顔を真っ赤にして、その場でプルプルと震え出す。
が、最後の力を振り絞って立ち上がると、必死にいつもの態度を取り繕い、
「あああ、あらあらあら! そそ、それは奇遇でしたことですのね! わたくしもちょうど! たまたま! ここに所用を
片付けに来たところでありましてよ!」
と、精一杯の声を振り絞った。
17 :
(14/18):2012/11/05(月) 18:22:19.03 ID:tkbufxP0
「用って……こんな所で何やってたんですか?」
「そそ、それはもう、貴女ごときには到底理解できないような、高尚で崇高で高慢な所用に決まっていることでしょう!?」
限界ギリギリでしゃべり続けるルカ、言葉使いも段々と怪しくなってきた。
「はあ……まあ、何でもいいですけど……」
ぽりぽりと頭をかきながら、ミクが、言いにくそうに顔をそらした。
「早く、拭いた方がいいんじゃないですかね……鼻血」
たら、とルカの鼻の下に流れたそれが、ぽたりと赤い雫になって、植え込みの土に染み込んでいった。
「〜〜〜〜っ!!」
ぼん、という音がして、ルカの頭で何かが弾ける。
矢も楯もたまらなくなり、ルカは、ミクにくるりと背を向けると、辺り構わず全速力で駆け出した。
「行っちゃった……何だったんだろ。……あれ?」
唖然としたまま、その背中を見送ったミクは、地面に何かが転がっていることに気づいて、それを拾い上げた。
「……ビデオカメラ?」
18 :
(15/18):2012/11/05(月) 18:28:20.76 ID:tkbufxP0
――その日の夜半。
「おや、巡音さん。お帰りなさい」
アパートの廊下に掲示物を貼り出していたカイトは、玄関の方からやって来たルカに気づき、声をかけた。
「お出かけはいかがでしたか? こんな時間まで、ずいぶんと楽しんでいらっしゃったみたいですね」
にこにこと、親しげに話しかけるカイトに対し、ルカはどんよりとした表情で、上半身を折り曲げ、体を引きずるようにして
歩いている。
そして、カイトの目の前まで来ると、すくい上げるような目つきになった。
「……やかましいのよこの裸ザル。その鼻の穴に一本ずつチュー○ットぶち込むわよ?」
「ええ!?」
朝とは別人のように沈み込んでしまっているルカにカイトは驚き、ただ、自分の部屋へと戻る彼女を、ぽかんとして見送る
ばかりであった。
「……嫌われた。絶対、ミクに嫌われた……」
廊下を歩きながら、ルカが繰り返し、ぽつぽつと呟く。
「あんな恥ずかしいところを見られて、訳の分からない事を言った上に、黙って逃げ出したりして……うう、もう絶対、
変な女だと思われてますわ……」
そう言って、顔を手で覆うルカ。変な人だと思われているのは初めからなのだが。
「しかも、慌てていたせいでビデオカメラまで置いてきてしまって……。こんな時間になるまで探し回りましたけど、結局、
見つかりませんでしたわね……」
がっくりとうなだれながら、自室へとたどり着いたルカ。ちら、と一瞬だけ、ミクの部屋の方へ目をやってから、自分の部屋の
ドアノブに手を伸ばした。
と。
「……?」
そこに、コンビニ袋が一つ、ぶら下げられているのを見つけた。
19 :
(16/18):2012/11/05(月) 18:34:23.86 ID:tkbufxP0
「何かしら……これ」
ルカは袋を手に取ると、がさがさと中身を取り出してみる。そして、「あっ!」と声を出して驚いた。
そこには何と、無くしたはずのビデオカメラが包まれていたのである。
「これ、わたくしの……! でも、一体誰が……?」
袋には、他にも何かが入っているようだ。ルカは一枚のメモ用紙を見つけ、それを手に取った。
表面に、文章が書かれている。
『ルカさんへ。
初音です。駅前にカメラを忘れていったみたいなので、お届けしました。その時に、いけないとは思ったのですが、
ルカさんのものなのか確認するために、ちょっと内容を再生しました。ごめんなさい。』
「ええっ!?」
とんでもない事が書かれているそのメモ用紙を手に、ルカはもう一度、ばっとミクの部屋の方を振り向いた。金属製のドアは、
素知らぬ顔をルカに向けており、そこからは当然ながら、なんの表情も読み取ることはできない。
(まさか、ビデオカメラがミクに拾われていたなんて……! しかも、中身を見られたですって……!?)
不安に、ドキドキとルカの鼓動が早まる。もし、ミクの姿を盗撮しているところがバレでもしたら、一巻の終わりだ。
細かく震える手で、ルカはもう一度メモ用紙を握り直し、廊下の頼りない電燈の下で、恐る恐る続きを読んだ。
『ルカさん、うろたんだーショーを見に来てたんですね。態度がヘンだったのも、「大人がヒーローショーを見に来るなんて
恥ずかしい」とか、思ってたせいだったんでしょうか。
それはともかく、ショーの映像の裏で、何かをぶつぶつ呟いているルカさんの声が入っていたので、その時点でルカさんの
ものだと思い、再生は停止しました。だから、それ以降の部分は見ていません。』
「――セェェフ!!」
自分の独り言グセに深く感謝しつつ、ルカはグッと力強くガッツポーズを決めた。
20 :
(17/18):2012/11/05(月) 18:41:37.14 ID:tkbufxP0
見れば、袋の中には他にもまだ、何かが入っている。
のぞいてみると、今朝、ミクが配っていたポケットティッシュがいくつか包まれていた。
『それから、配り損ねたティッシュをこっそりガメてきたので、これで鼻血を拭いてください。よく分かりませんが、体を
お大事に。』
文章の続きは、そう締めくくられていた。
「ミク……!」
メモを持った手を、胸にぎゅっと当てて、ルカは目を閉じた。
その瞳から、涙がぽろり、とこぼれる。
先程まで、胸の内に溜まっていた淀んだ気持ちは、すでに、きれいさっぱり無くなっていた。
「……だらしなくて、ぶっきらぼうな所もあるけれど、でも、いつでも頑張ってて、他人に優しい……。そんなミクが、
わたくしはやっぱり、大好きですわ……」
明日こそ、きちんとお礼を言おう。素直に、気持ちを伝えよう。
そう決意したルカは、ティッシュを手に取り、涙を拭きとろうとする。
が、しかし。
(……ミクが、配り損ねたティッシュ?)
その指が、ティッシュをつまみ上げたところで、ぴたり、と止まった。
21 :
(18/18):2012/11/05(月) 18:47:30.39 ID:tkbufxP0
メモのその文章に、何かを感じたルカは、ビデオカメラの電源を入れ、ミクがティッシュ配りをしているシーンを再確認する。
見ると、全身タイツのように見えた衣装は、ただのタイツではなく、ところどころに、目立たないようにポケットが付いている
ようで、ミクは、そこからティッシュを取り出しては、通行人に手渡していた。――すなわち、
胸や。
腰や。
お尻のあたりから。
(……つまり、配られなかったティッシュというのは、一日中、ミクのそれらの部位に密着して――)
にわかに、ルカの吐息がはあはあと荒ぶり出す。
それから突如、そのティッシュをむんずと鷲掴みにすると、全速力で部屋に駆け込んで、がちゃん、と勢いよくドアを閉めた。
――結局の所、ティッシュは全て、ルカの手によって『あらぬ目的』に利用されてしまい、その日のうちにゴミ箱行きとなり、
それが原因で、ルカは次の日、ミクとまともに顔を合わせることが出来ず、またしても奇行に走ってしまう事となる。
こうして今日も、ボカロ荘の日常は、変わることなく続いていくのであった。
以上、お目汚し失礼いたしました。
楽しんでいただければ幸いです。
fのOPがルカミク同棲解消に見えるんですが
最近ゆかりとIAの妄想が爆発してる
しかし過疎ってるな…
やっぱりボカロ百合自体がマイナーなのかね
>>28 確かにマイナーなのかもな
VOCALIODが流行った2007〜2008年頃は マスター×ミクが主だし
曲もSS職人もマスターの数だけ設定がバラバラで浸透しづらいからな
百合曲は増えていってるのにな
VOCALOIDも増えて話題になったけど全体的にぼやけた感じ
今年一般的に『初音ミク』だけがメジャーになったから なお思うわ
Twitterで百合クラスタや女子ボカロクラスタで固まってると、ボカロ百合が過疎ってるとは思わないんだが
ここは確かに女子ボカロの人数増えるごとに過疎っていってる感があるよな…
自分はpixivで絵も小説もこまめにチェックしてるが
ボカロ百合自体は別に少ないってことはないと思うんだよなぁ…
けどここはもう誕生日とか
何かの日(最近ならハロウィンとかポッキーの日とか)でも投下なくなったもんな…
向こうならけっこう投稿されてるのに
寂しいなーネギトロ大好きなんだけどなー
支部にも投稿しているが、こういう所で匿名投稿したくなる時(ネタ)もある
ただ最近は忍法帖とやらが…
もうちょっとしたらおとそうそうしよう
きっと誰も覚えてない前スレの引きこもりマスターとミクのお話
はっじまっるよー
小分けにしたけど想像以上に書き込めることに気付いた 3〜5回で書き込み終わるやったね
「お疲れさまでしたー」
今日一日の仕事を終えて、緑色のバックの中にタオルや飲みかけのペットボトルを入れる。
最初は物珍しさだけでテレビに引っ張りだこだったわたしも、最近では歌の方をメインとして扱ってくれる番組が増えてきた。
少し悪戯っこの双子や、少し年上で大人びた後輩も出来て事務所は順風満帆。
時々冬でもアイスを配達してくるお兄さんや、お酒が好きな事務員のお姉さんもいます。
そして、この事務所をここまで大きくしたのが――
「あっら〜んミクちゃんお疲れ様〜♪」
この敏腕社長です。
正直、この人はマスターの次くらいによくわからない人だと思ってます。
どこがわからないのか具体的にいうと、まず性別が不明です。
本人は女性と言っていたので女性なのでしょうが、なんというかこう、非常に中性的です。
おまけに男性トイレに入ったという目撃情報がちらほらでています。
そして年齢が不明、なにより、名前が不明。
だけど業界の人からは絶大な信頼を置かれていて、この事務所が大きくなったのはこの人のおかげといってもいいです。
「社長さんお疲れさまでした」
「いいのよ〜んミクちゃんのおかげで、うちの事務所にまた新しい子が入ってくるようになったから♪」
「新しい人が来るんですか?」
「そうよ〜誰かは来てからのお楽しみ♪ ……で、あの子の様子はどう?」
社長はどんな人にも名前に、ちゃん、とつける。
唯一あの子というのは、わたしのマスターのだけ。
「いつも通りに寝て起きて寝て……を繰り返してます」
「そう……」
頬に手を当てて社長さんはため息をつく。
「あの……」
「なに?」
「社長さんとマスターは……どんな関係なんですか?」
「……昔の男と女」
「マスターは女性なので社長さんってやっぱりおとk
「あの子が男って可能性が」
「マスターはお風呂上りは裸で歩くのでハッキリわかってます」
「……ミクちゃんはエッチな子ねえ!」
「ご、誤魔化さないでください!」
思わず叫んでしまって、仕事が終わったからと机でお酒を飲んでいた事務員さんがこっちを向いた。
「うふふかわいい子♪」
「も、もう質問に答えてくださいよ……」
頬が赤くなっていくのが自分でもわかる。
「いつかあの子が話してくれると思うわ。多分だけど、ミクちゃんなら話すとおもうのよねあたし」
「わたしなら?」
「そ。あたしのカンじゃないかっていわれたらそれまでだけどねん」
「……いえ、信じることにします」
「あらそう……あたしも願ってるわ」
ふと時計をみるといつの間にか時間はかなり経過していた。
これじゃあ家に帰る頃には深夜になっている。
「あらもうこんな時間……ミクちゃん明日は確かトレーニングの日よね」
「はい」
「あたしが言っておくから明日は休みでいいわよん。偶にはお休みしないとね」
「いいんですか?」
「いいのよ。あの子もそのほうが喜ぶと思うしね」
「……ありがとうございます」
「うふふそれじゃあね」
手をひらひらとさせながら社長は社長室へと入っていった。
わたしはマスターがお腹をすかせているかもしれないと思い、バックを持って急いで家へと帰ることにした。
結局、家に着いたのは予定よりもさらに1時間ほど遅れて次の日になったころだった。
家に明かりはともっていないので恐らくマスターは寝ていると思う。
「そういえば……わたしってここに来てからこんなに遅く帰ったことなかったな」
玄関のカギを開けて中に入る。
「ただいま戻りました……」
あまり意味は無いけど小声で言う。
この家は外見からはあまり予想ができないかもしれないけど、台所と食卓がある部屋以外は全て防音素材が使われていて、部屋の音が外に漏れることは無い。
なんでもマスターがわたしが来るからといって改装をしたらしい……のだけれど、わたしが来るって決定してたった半月で全てを防音に出来るものなのかはわからない。
「ん……?」
そんなことを思っていると何か聞えたような気がした。
……ふっ、ふ……うっ……
耳をすませるとマスターの声だということがわかった。
音が聞えるのは台所と食卓のみ、この二つのうちマスターがいる場所は食卓兼マスターの自室その1しかない。
よくわからないけれど、何かを押し込めているようなそんな声。
靴を脱いで恐る恐るわたしは食卓へと、念の為音を立てないように向かう。
少しだけ扉が開いていたのでそこから部屋の様子を確認すると、部屋の中は真っ暗だった。
う、ふぐっ、あう、う……
声と一緒に部屋の中で布がこすれるような音が聞える。
「……ます、たー?」
私が声をかけると、ピタリと声はやんだ。
「大丈夫です……か?」
目も暗闇に慣れてきて、布団が膨らんでいたのでマスターが布団にもぐっているのがわかる。
それでも足元はまだよく見えないので物を踏まないように近づく。
布団のすぐよこで立ち止まり、わたしは明かりを付ける為に右手をあげる。
「きゃっ!?」
引っ張ろうとおもった時、突然マスターが左手を掴むとわたしを布団の中へと引きずりこんだ。
「ま、マスター何やってるんですか!」
右手で体を支えて起きあがろうとすると、手を置いた場所がひんやりとして、ぐしゃっとまるで濡れた地面を踏んだような音が鳴った。
「……か」
「えっ?」
「……遅かったじゃ……ないでスか……」
マスターは私の腰に手を回すと胸に顔をうずめてきた。
顔は見えないけれど、何度もマスターは深呼吸をしているのが服に吹きかけられる息でわかる。
「すいませんマスター。仕事で遅れてしまいました」
そう言うとマスターの力が強くなる。
「……そうでスか。仕方ないでスネ」
「……マスター」
「……スいませんけど、今日、このまま一緒に寝てもらえませんかネ」
「うぇっ!?」
変な声が出てしまった。
「……嫌でスか?」
「い、いえ大丈夫です!」
この人はかなりずるい人だと思う。
こんな状況で断れる人がいたら、その人は多分性欲とか感情を完ぺきに処理できる人だと思う。
マスターに抱きつかれて20分ほど経過した。
体感では3時間ほどだと思ったのに、抱きつかれているというだけでこんなにも時間の経過が遅い。
色々押さえつけるのに精いっぱいで、気をゆるめちゃうと襲い掛かりたくなる……ような、そんな感じがした。
(これ朝まで持つかな……)
「スいませんネ……」
「まだ起きてたんですかマスター」
「どうも寝るのが惜しいと思ってしまいましてネ」
マスターは抱きつく力を強めた。
「……どうしてか聞かないんでスか?」
「はい」
「……変わった子でスネ」
抱きしめていた腕を解くと、マスターは私の髪に触れた。
「でも、嫌いじゃないでスよそういうとこ」
「あ、ありがとうございます」
嘘いつわりの無い、普段のまるで霧の中にあるような言葉ではなく、はっきりとわかった。
少しだけマスターのことが分かったような気がする。何も根本的な解決はしていないけれど。
今はマスターの体温がとても気持ち良くてしょうがなかった。
おわり まだ続くけれどあれイチャイチャ少なくね
見てくださって感謝感謝
マスター 引きこもり。ここ6年ほど家から出てない 白髪 でも昔は黒髪だった
ミク マスターにまともに名前を呼ばれたことが無い 後輩からアタックを受けている気配を感じる
ミックリマンチョコもといライブステージ伝説のネギトロW○NKが可愛かった
今回のファミマキャンペーン ネギトロ多いよね?
良いではないか良いではないか
伝説のアイドルデュオと聞く・・・
淋しい回遊魚(マグロ的に)
W○NKの曲ってなんか百合っぽいな タイトルからして
『背徳のシナリオ』とか『イマージュな関係』とか
『結婚しようね』『いつまでも好きでいたくて』
『私たちらしいルール』『JIVE INTO THE NIGHT 〜野蛮な夜に〜』…
百合カップルの一生かよ
単に自分がフィルターかかってるだけかもしれんが
【ミクルカ】 愛が止まらない 【Wink】
http://www.nicovideo.jp/watch/sm11478404
ビックリマンパロのシールのネギトロいくつか種類あるみたいだし、くじのラバストの組み合わせもだし、くじのカレンダーの絵にもネギトロあったし、今回のファミマコラボはやたらとネギトロ多いから幸せすぎる。
過疎ってるのでネルミクリンルカの戯れる話
亞北ネルの日記
○月×日
DIVAの出演料が振り込まれた。残高が見たこともない桁になった。
しばらくお腹いっぱい食べられそう。
○月△日
まともなご飯が食べられるようになって一週間がたった。
太ってきたのか、服を着るときに前がなかなか留まらない。
でもスカートはまだ余裕があるから大丈夫。
○月□日
最近リンがやたらと胸を触ってくる。今日は服の中に手をつっこんできた。
睨みつけてもニヤニヤするだけだった。今度言い聞かせる。
□月×日
最近ミクがなぜかよそよそしい。
ルカには肌の露出が多すぎると説教された。ショップまでついてきて
ブラを買うのを見届けるとか言われたので仕方なく何枚か買った。
自分は普段着がシースルーでスリットからパンツ見えてるくせになんか理不尽だ。
□月△日
胸が苦しいので服を仕立て直した。ブラが見えるらしいので着丈を長めにした。
リンが後ろから手をつっこんできたので説教しようとしたらお腹を触られた。
「つまめない」とか言って溜息ついてたのでちょっと勝ち誇った顔をしてやった。
なんか必要以上にうなだれて帰っていった。悪いことしたかな。
□月□日
最近ミクがやたらと密着したがる。
よそよそしくなったのは気のせいだったのかも。
抱きつくのは構わないけどギリギリまで顔近づけるのはやめてほしい。
なんか目が潤んでるし。
思わずキスしそうになったけど方々から怒られそうなのでやめといた。
×月×日
貯金が減ってきたので二週間ほど前から食費を減らした。
その分痩せたのか、前の服も入るようになった。
会う人がみんな残念そうな顔で、ちゃんとご飯を食べなさいと説教してくる。
私はそんな残念な人なのか。ちょっと悩む。
×月△日
いろんな人が食事をおごってくれる。そしていつも限界まで食べさせられる。
前はそんなことなかったのに。
また前の服が入らなくなってきた。でもスカートには余裕がある。
太ってもウエストは変わらないっぽい。誰かに自慢したくなったけど
私よりスタイル良い奴しかいないことに気づいて落ち込んだ。もう寝る。
×月□日
いつも食事をおごってもらっているミクとリンとルカにお返しのプレゼントをした。
ほんのささやかなものだったけど喜んでくれた。
ミクとリンは年下なのにそんなことしかできない自分が情けない。
でも、かわりに私に色々と衣装を着せたいらしい。
何が楽しいのかわからないけどそのくらいならお安い御用だ。
毎日人並みの食事をとることを帰りに約束させられて帰った。
心配してくれる人、助けてくれる人がたくさんいる。
少し前の私なら考えられなかったことだ。
願わくは、この関係がいつまでも続きますように。
おまけ
12月24日
ななな なん だ こ の
胸 元 ギ リ ギ リ な ミ ニ ス カ サ ン タ 衣 装 は ―――― !!!
お わ り
>>49 GJよ
栄養を速攻で脂肪へ溜め込むネルちゃんのお胸マジ貧乏性
数ヶ月で消える食費=見たことも無い桁数、って普段どんだけ・・・
ほっこりしたGJ
53 :
名無しさん@秘密の花園:2012/12/23(日) 04:14:50.66 ID:iylGL7xZ
今回は仕事で見送ったんだがボマスの百合作品は何かいいのあったかな?
良いネギトロネルハクサークルあればマークしたいと思うんだが
>>53 うーむ もうボーマスでも百合作品が過疎ってきてる感あるかもね 自分は全部買った
ざっと紹介するとナモミの社は前回より百合少なめ レンルカメイン
はこねぎもどっちかというとルカ×ルカメインって印象
幸せの朱い兎はなんと言うかぶっ飛んでた
DIVAとかのネタに付いていけるならはこねぎが百合色も濃いし無難かな
続き物なら幸せの朱い兎に期待してもいいと思うわ 初音ミクのキャラ付けが受け入れられるなら普通に面白い
ナモミの社はぼかろけが最高に面白いから買っとけ 百合じゃないけど
季節ネタ、一部過激な表現有りなので注意
〜今日は12月24日・・・サンタさんが来てくれる日〜
GUMI「みくちゃん!一緒にサンタさんに合おうね!(メイコさん…獲物を狙う狼の目をしてた…!)」
ミク「今日は…絶対寝ないよ!(寝たら…襲われる…!!)」
メイコ「あらあら、でも、夜更かしする悪い子にはサンタさん来てくれないわよ〜♪(うふふ…早く寝なさい…寝た瞬間、あなたたちの貞操は私の物…聖夜は性夜となるのよ…!!)」
ルカ「メイコ、だからって、大人も夜更かししちゃだめよ♪(私のミクちゃんに手を出したら…分かってるわよね?)」
メイコ「う・・・」
ハク「あの…あの…(何…この空気…)」
〜異様な緊張感に包まれつつ夜は更けていった〜
57 :
名無しさん@秘密の花園:2012/12/27(木) 19:34:47.35 ID:QpXgjMbh
?!
このまま“過疎”り続けるのなら……
オレの“ネルミク”やら“ネギドリル”やらの「煩悩(モーソー)」が
“炸裂”(火を)する(噴く)ぜ?!
……ごめん言ってみたかっただけで弾はない
あけましておめでとうございます
過疎ってるな
もうじきバレンタインだしユキりおんが小学校で配るための友チョコをメイコお姉さんやミュウお姉さんに手伝って貰いながら作る的なSSとか来てもいいのよ?
まあ俺得でしかないんですけどね。黒髪茶髪大好物です
りおんは16歳だよ
タイムマシンで現代のボカロと仲良く(百合的な意味で)
しようとして未来から来たら、
間違って現代より少し過去に到着してしまい、
そのまま小学生のミクリン、中学生のルカメイコに
いけないことを教えこむりおんさん
しかし逆に小学生コンビにおいしく頂かれるんですね、分かります。
ミクxミクまだー?
プレシャスメモリーズの広告にいいネギトロが
67 :
元3(前書き):2013/02/11(月) 09:17:17.32 ID:dbV7ssow
>>4-
>>21に感想をくださった皆様、ありがとうございます。元3です。
ミクルカSS投下させていただきます。
以下、注意書きになりますのでご一読ください。
・長さは31レス分です。
投下規制回避のため、間隔を空けての投下とさせて頂きます。
・このSSは、ぶりるPの楽曲「どえす」を基にした二次創作です。
SM系の作品であり、 若干の暴力描写を含みますので、苦手な方はご注意ください。
68 :
元3(1/31):2013/02/11(月) 09:18:08.79 ID:dbV7ssow
「……こんばんはー。ルカ先輩、初音でーす」
オレンジ色に輝く夕日が西の空に沈み、代わって、銀色に光る月が、夜空を照らす時刻。
ボクは、とある閑静な住宅街の片隅に建つ、小洒落た一軒家の前に立ち、インターホンに向かって呼びかけた。
「……いらっしゃい。ちょっと待っててね」
スピーカーの向こうから返事があって、少し間を置き、目の前のドアが、ガチャリ、と開かれる。
その内側から、薄茶色のセーターとロングスカートに身を包んだ、長身の美女が顔をのぞかせた。
「お待たせ。外、寒いでしょう? 早く中へ上がってちょうだい」
「はーい、お邪魔しまっす」
彼女がボクを、家の中へと招き入れる。玄関でブーツを脱ぎ、フローリング張りの廊下にあがると、ほわっとした暖気が、
ボクの体を包み込んだ。
「上着、預かるわよ」
ボクのジャンパーを手際よく脱がせ、手近のハンガーにかける彼女に、ボクは、
「あ、すいません。そうそう、これ、ボクのウチから、お土産です」
と、ショルダーバッグから小さな紙袋を取り出す。
「あら、ありがとう。中身は何かしら?」
「お菓子です。母さんが、海外旅行に行った同僚の人からもらってきたとかで……おすそ分けです」
「わざわざどうも。後で、お茶と一緒に頂くわね」
そう言って、くすくすと楽しげに微笑むこの人は、巡音ルカ。学生時代、ボクの先輩だった人。
で、今ボクが、恋人としてお付き合いさせて頂いている女性でもある。
69 :
元3(2/31):2013/02/11(月) 09:19:24.85 ID:dbV7ssow
「……材料は買ってきてくれたかしら?」
「任せてくださいよ。……えーと、卵に、ほうれん草、それからベーコンと……」
リビングで一息ついたボクは、途中で立ち寄ったスーパーで買ってきた品物をビニール袋から取り出し、一つ一つ確かめる。
これらは、ボクが家を出る前に、ルカ先輩から電話で頼まれたものだ。
食材がそろっている事を確認した先輩は、手早くエプロンを身に付けながら、キッチンへと向かう。
「それじゃあ、すぐに食事の支度をするわね。待たせて悪いけど、少しの間、くつろいでてもらえるかしら」
「すみません、お疲れのところ……よかったら、ボクもお手伝いしましょうか?」
流し台を挟んで、キッチンと一続きの間取りになっているリビングから、ボクは先輩に声をかける。しかし彼女は、
「いいのいいの、私が好きでしてる事なんだから。そんなに気を使わないで、ね?」
と、笑顔で手を振った。
不覚にも、その笑顔にまた、ボクの胸はどきん、と、ときめいてしまっていた。
……学生時代、同じ研究室に所属していたルカ先輩にボクが告白し、それを先輩が、快く受けてくださったところから始まった
ボクたち二人の関係は、もう二年ほど続いている。
その間に、先輩は学校を卒業し、社会人になった。すると当然、同じ学校に通っていた頃のように、しょっちゅう会うことは
難しくなってしまったが、それと同時にルカ先輩が一人暮らしを始めたため、それまで、先輩のご両親の厳しい目を気にしていた
ボクが、先輩の家へ遊びに行く機会は増えた。
週末、ルカ先輩が仕事から帰ってくる時間にあわせて、ボクが遊びに行き、そのまま先輩の家で次の日まで過ごす。
俗に言う、『お泊りデート』というやつだろうか。このパターンが、ボクらの間では最もしっくりくる付き合い方であり、
今ではすっかり慣れたものだ。
70 :
元3(3/31):2013/02/11(月) 09:20:46.00 ID:dbV7ssow
「……しかし、ホントにいつ来てもキレイなお家ですよねぇ、ルカ先輩のお宅って」
リビングに置かれている、真っ黒な革張りのソファに腰を下ろし、ふかふかのカーペットに足を預けながら、ボクは室内を
きょろきょろと見回す。
「もう、ミクったら。あなた、来るたびにそればかり言うんだから」
キッチンから、コンコン、と卵を割る音にかぶせて、ルカ先輩の笑い声が聞こえた。
「いやいや、ホントにそう思うんですってば。あーあ、ボクの家も、先輩みたいなお金持ちならよかったのになぁ」
両手を頭の後ろで組み、ぼふん、と背もたれに体を投げ出して天井を仰ぐボクの目に、豪華な照明器具が飛び込んできた。
この家――家具や一室だけの話ではない、『家』そのものだ――は、学校を出て、仕事のために一人暮らしを始める先輩に、
「それなら」と、彼女のご両親がプレゼントしてくれたものなのだそうだ。
何が、「それなら」だ、とボクなどは思ってしまうのだが、実際のところ、先輩のご実家がどれほどの資産家なのかについては、
ちょっと恐ろしいような気がして、聞いてみたことはない。
――けどまあ。
「はい、お待ちどうさま。冷めないうちに、いただきましょうか」
こうしてボクに、手料理を振るまってくれるルカ先輩本人は、そんな事を鼻にかけもしない、優しくて、面倒見のいい、ボクの
自慢の恋人なのだった。
71 :
元3(4/31):2013/02/11(月) 09:22:30.22 ID:dbV7ssow
「……ごちそうさまでしたっ」
先輩の、数ある得意料理のひとつ、ほうれん草入りのカルボナーラをぺろりと平らげたボクは、目の前で、手の平をぱん、と
打ち合わせ、先輩に向かって丁寧に一礼した。
「はい、お粗末さまでした」
テーブルの向かい側で、食後のお茶を楽しんでいるルカ先輩が、ふふっと微笑する。
「いやあ、先輩の手料理は、いつ食べても最高で……あ、食器、洗っておきますね」
ボクは立ち上がり、お皿やフォークを手に取って、キッチンへと持っていく。シンクにそっと食器を置いてお湯を出すと、
スポンジを取って、ごしごしと汚れを落とし始めた。
「ありがとう、ミク。……それじゃあ私、先に、お風呂に入ってきてもいいかしら?」
「どうぞどうぞ、ごゆっくり」
着替えを手に、リビングを出ていく彼女を笑顔で見送り、一人になったボクは洗い物を続けた。
食器の表面に、白く泡立つ洗剤が、蛇口から流れ出るお湯で、きれいに洗い流されていく。
「………」
その様子を眺めながら、ボクはただ、ひたすら黙々と手を動かし続け、自分の頭の中を、少しずつ、少しずつ空白にしていく。
先ほどまでの、浮わついた心の温度を、徐々に冷ましながら。
ルカ先輩に対する気持ちを、泡のように、洗い落としていく。
――そうして出来た心の余白に、今、ここにいるボクとは違う、別の自分を作り上げながら。
72 :
元3(5/31):2013/02/11(月) 09:24:01.72 ID:dbV7ssow
「……お待たせ、ミク。あなたも入っていらっしゃい」
パジャマに着替えた彼女がバスルームから戻り、ボクに呼びかける。軽く結んだ髪の毛はしっとりと水気を含んでいて、上品な
光沢を放っていた。
「タオルは、洗面所にあるものを使ってもらってかまわないわ。私は先に、寝室に上がっているから、後で――」
そう言って、二階の寝室への階段を上がりかける彼女を引き留めるように、ボクはリビングの中央から声をかけた。
「―――『ルカ』」
その瞬間。
彼女の動きが、ぴたり、と止まる。
まるでボクの言葉が、彼女の全身を貫き、その場に射止めてしまったかのように。
73 :
元3(6/31):2013/02/11(月) 09:25:18.23 ID:dbV7ssow
ややあって、ゆっくりと彼女の首だけがこちらへと振り向けられ、その表情をボクに晒す。
驚きと。
かすかな不安と。
大きな期待の入り混じった、複雑な表情を。
「――行こうか」
ボクは平坦な口調でそう言うと、すっと片手をルカに向けて差し伸べる。
その手の平に、鈍く輝く、金色の鍵を乗せて。
「………」
しばらくの間、ルカは無言でその場に佇み、潤んだ瞳でじっとボクを見つめていた。
だが、やがておずおずとこちらに近づき、ボクの目の前でふと足を止めると、
「―――はい」
と、消え入りそうな声でうなずき、それからゆっくりと、ボクの足元に静かに跪いた。
74 :
元3(7/31):2013/02/11(月) 09:27:08.49 ID:dbV7ssow
「さあ……おいで。始めよう」
ボクはルカを促して立ち上がらせると、ゆっくりと歩き出す。
リビングを横切り、バスルームや二階へ続く廊下とは反対方向にある扉を開くと、目の前に、下り階段が現れた。
すぐ後ろに付いてくるルカの姿をちらり、と確かめながら、ボクは一段ずつ、その階段を下りていく。下るにつれ、周りは
薄暗くなっていき、地階へと降りた時にはもう、階上からの明かりはほとんど届かない。
ボクから数歩遅れて、ルカが階段を下りきった事を確認してから、ボクは地下の廊下を進む。と言っても、その通路は数歩で
行き止まりであり、目の前にはすぐに、大きなチーク製の扉が姿を現した。
ボクはポケットから先ほどの鍵を取り出すと、扉の鍵穴へと差し込む。ぴしり、という快い手ごたえと共に、鍵を一回転させて
施錠を解いた。
ズズ、という、床に擦れる低い音を伴奏に扉が開き、その向こう側に、新しい空間が広がった。
ボクとルカとの、禁断の儀式の斎場が。
ボクは、暗闇に覆われたその部屋へと一歩踏み込み、扉横の壁際へと手を伸ばす。指先の感触を頼りに探り当てたスイッチを
押すと、天井の飾り電燈が弱々しい光を放ち出し、垂れ込めていた闇が、ほんの少し薄らいだ。
そして、室内の様子が、おぼろげながら見えてくる。
まるで、ごつごつとした岩肌のような装飾を施された黝い壁と、それとは対照的に一面真っ白な、タイル張りの床面。そして、
その床の上に張り巡らされた金網が。
今入ってきた扉以外には出入り口も窓もなく、それは、ここが完全に、外の世界から隔絶された空間であることを物語っていた。
ガラスのフィルターを通し、赤みの強い照明にさらされた部屋の中はがらんどうで、華やかな飾りつけも、きらびやかな調度品も、
何ひとつなかった。
――たった一つ、部屋の最奥で、まるで体を丸めて眠る獣のように、冷たく鎮座している、金属製の箱を除いては。
75 :
元3(8/31):2013/02/11(月) 09:28:33.70 ID:dbV7ssow
「……さて」
部屋の様子がいつもと変わりない事を確かめたボクは、入り口の方を振り向く。
ぎゅっと唇を結び、うつむき加減に床を見下ろしているルカが、そこに立っていた。
ボクは腰に手を当てると、彼女に向かって、強い口調で言葉を放つ。
「服を脱ぐんだ、ルカ」
「……はい」
ボクの『命令』に素直に従い、ルカが、しゅるり、と自分のパジャマを脱ぎ出した。
クリーム色のシャツの前ボタンを、ひとつひとつ丁寧に外していき、すっと袖を引き抜く。その下から現れた彼女の素肌もまた、
天井から降りそそぐ光に照らされ、赤く染まっていた。
ルカが、脱いだ衣服をきちんと畳み、部屋の片隅にまとめている間に、ボクも準備を始める。カシャン、カシャンと金網を歩き、
部屋の奥へと向かうと、1メートル近く幅のある、『道具箱』の蓋に両手をかけて、がぱり、と開いた。
体を折り曲げて上半身を箱の中に突っ込み、様々な『道具』の中から、マッチ、ガラス皿、それと小袋を取り出す。箱の蓋は
そのままにして身を起こすと、小袋の中からハーブを取り出してガラス皿に移し、マッチを擦って、それに火をつけた。
「ん……ふぅ……」
ふわぁ、とハーブから立ち上る煙を吸い込み、その香りが、体中に染み渡る事で、ボクは心地よい高揚感を感じる。
このハーブは、最近のボクがお気に入りの舞台装置で、先日、専門店で見かけて、試しにと買ってみたものだ。市販されている
ものだけあって、劇的な効果は表れなかったが、立ち込める香りは非日常を演出するにふさわしく、ボクは大いに満足した。
もう二、三枚の葉切れを小袋から取り出して皿に載せると、それを部屋の一隅に置く。時間が経てば、効果がほどよく部屋中に
行き渡るだろう。
76 :
元3(9/31):2013/02/11(月) 09:30:39.14 ID:dbV7ssow
「……お待たせいたしました」
ちょうどその時、背後からルカの声がした。
振り向くと、すでに、一糸纏わぬ姿となった、ルカの肢体がそこにあった。
……滑らかな曲線を描く首筋と、ほっそりとした腕に、しなやかな手指。引き締まった胸板の上で、大きな存在感を放っている、
張りのある乳房。
柔らかな腰つきと、綺麗に陰毛の生えそろっている下腹部。そして、肉付きよく、健康美を惜しみなく発散している両脚。
まるで一個の芸術品のような完成されたその肉体を、ボクは顎に手をやりながら、しばし、無言のままでじっくりと眺め回した。
そして、「ふっ」と笑いの表情を作り、つかつかとルカの目の前に近づく。
その瞳をまっすぐに見据え、一言一言を、彼女の体の芯まで響かせるように、努めてゆっくりと言葉を発した。
「それじゃあ、次は『お願い』だ。やってごらん?」
「はい……」
ボクの指示を即座に承服し、ルカが、口を開く。
「……こ、今宵も、私のような卑しき者を、この、神聖な儀式の場へと誘っていただきましたことを、深く感謝致します……。
ど……どうかこの、無意味で無価値な私の肉体に、貴女の手で、存在価値を刻み付けてくださいませ……。私の五体も、心も、
全て貴女に捧げる事を誓います……貴女だけのモノになる悦びを、私の矮小な魂に、お恵みください……」
途切れ途切れになりながらも、彼女の口からは、ひたすら自己を貶め、ボクに対する服従の意を表す言葉が続く。
ボクはそれを、眉一つ動かす事無く、黙ったままで聞き入れていた。
77 :
元3:2013/02/11(月) 09:35:20.89 ID:EPNDIuT2
いったん中断させていただきます
本日中に投下し切らせていただく予定です
「わ、わたくしは、ずっと、貴女にお仕えすることを……」
やがて、喋り続けるルカが言葉に窮した頃を見計らい、ボクは唐突に口を挟んだ。
「どうしたんだい? それで、お終い?」
「いえっ、その……」
あわててそれを打ち消そうとするルカを遮って、ボクはさらに、詰問するかのように言いつのる。
「おねだりも一人前に出来ないような子が、満足に可愛がってもらえるとでも思っているのかい? うん? このボクが、
キミみたいな出来損ないと遊んであげようって言ってるんだ。もっと、感謝してくれてもいいんじゃないのかい?」
「はっ、はいっ……ありがとうございますっ……!」
大きく頭を下げて、ボクに対する感謝を全身で表そうとするルカ。
「こんな、冴えない私にお手を差し伸べてくださるなんて、本当に、感謝しています……。どれだけご期待に添えられるかは
わかりませんが、せいいっぱい、務めさせていただきますので……」
「期待だって?」
その時。
ルカがさりげなく放った一言が、ボクの眉間をぴくり、と寄せさせた。
「今、何て言った? 期待? ボクが、キミに何かを期待しているって、そう言ったのかい?」
「あっ……そ、そのっ……」
ルカがはっ、と口を抑える。
だが、それはもう遅く、ボクは一歩、二歩と彼女に向けて詰め寄っていた。
「勘違いするんじゃないよ。キミみたいなグズに、ボクが期待を抱くなんて、ありっこないだろう? キミはせいぜい、ボクの
オモチャになって、ぴいぴい鳴いていればそれでいいんだ。そうしたら、ボクはそれを見ながら、思い切り鼻で笑ってやるさ」
思わず気圧され、後ずさりするルカの顔面に指を突き付けて、ボクは怒気をはらんだ声で言う。
「もっ、申しわけ……!」
「その口を閉じろ。自惚れたキミの謝罪なんて聞くに値しないよ。どうやらキミはまだ、自分の立場というものが理解できて
いないようだね」
涙を浮かべ始めたルカの顔をきっと睨みつけながら、ボクはさらに剣幕を強めた。
「キミはボクの下僕だ。キミがここにいるのは、ボクの玩弄物になるためだ。『貴女だけのモノになる悦び』? 虫酸が走る。
ボクがキミに与える物など、何もありはしないんだよ。いいかい? キミはボクから全てを奪われるためだけに存在して
いるんだ。それすら理解せずに、よくここまでノコノコとやって来れたものだね? 覚悟するといい。今夜はボクが、キミの
想像を超えるような酷い目に遭わせてあげるよ。後々まで思い出しては、その度ごとに身も凍るような恐怖と痛みを、全身に
刻み付けてやる」
一息にまくし立てたところで、ボクは言葉を切った。
唇を固く結んだ攻撃的な表情を作り、視線は相変わらず、ルカへ向けて一直線に注いでいる。
――ボクの罵倒に呼応して、ルカの瞳に、怯えとは異なる妖しい色の炎が、ふっと揺らめき始めていた。
「ああ……少し、疲れたな」
大きなため息をつきながら、ことさらに、独り言らしさを強調した口調で、ボクはそう呟く。すると、
「はっ、はいっ、どうぞ、私に腰掛けてくださいませ……遠慮なさらずに……」
すかさずルカがその身を折り曲げ、床に手を突き、四つん這いの姿勢になった。露わになった背中が、ボクを下から見上げる。
赤く腫れ上がり、その表面に幾筋もの、細い傷跡を宿した背中が。
その背中を眼下に見下しながら、ボクは、ゆっくりと右手を差し上げ、一気に振り下ろす。
パァン! という、乾いた音が部屋に響いた。
「ひうっ!」
「いちいちわかりきった事を喋るんじゃないよ。言われなくともキミはボクの所有物だ。モノが主人に指図するんじゃない」
ルカの背中に叩き付けた右手をどかすと、そこにはくっきりと手形が残っている。
その手形のちょうど真上に、ボクは、思い切り体重を乗せて、どっかりと下半身を下ろすと、大きく膝を組んだ。
「ふぐっ……!」
「ほら、どうしたんだい? もっとしっかり支えてくれなくちゃ。それともボクを、みっともなくも地べたに座らせるつもり
なのかい?」
「もっ、申し訳ありま……ああっ!」
情けない声を上げながら、必死で重みに耐えているルカを、ボクは容赦なく、自分の体を揺さぶって圧迫する。そのたびに、
強く張り詰めたルカの腕や膝はがくがくと震え、今にも崩れ落ちそうだった。
だが、それでもルカは、決してボクに逆らう事はない。
――この屈辱、この苦痛こそが、彼女にとって、何よりの『ご褒美』なのだから。
そんなボクの脳裏にふと、あの日の思い出がよぎる。
ボクとルカとの関係が、本当の意味で始まった『あの日』の事が。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
「転居祝いって事で、楽しくやりましょう?」
あれは……そう、ルカが学校を卒業して、初めての春。
彼女がここで暮らし始めて早々に、ボクを食事に招いた日の事だった。
「やっぱりまだ、一人で過ごすのに慣れなくて……ミクがいてくれれば、寂しくならずにすむわ」
おろしたての食器をテーブルに並べながら、うきうきと声を弾ませる彼女とは裏腹に、「一人暮らしをしている恋人の家を
訪問する」という大きなイベントに、今では考えられないほど、自分が緊張していたのを覚えている。
コーヒーを淹れてくる、と言って、ルカがキッチンへと去った途端、緊張の糸がぷつりと切れたボクは、「……ふぅぅ」と
ため息をつきながら、その頃から、変わらずそこにあったリビングのソファに、ぼすん、と体を預けた。
と、その時。
「……ん?」
クッション越しに、何かの感触を感じたボクは体をよじり、背もたれとクッションの隙間に目をこらす。すると、そこに
挟まっている、本らしきものの一部が目についた。
それを見て、ボクは思わずぷっと吹き出してしまう。
「……先輩ったら、また、読みかけの本を、こんな所に……」
学生時代から、彼女は読書家だった。授業の合間の休み時間にはいつも文庫本を手にしていたし、研究室で椅子に腰掛け、
静かにページを繰っている彼女の姿は、もはや日常の一シーンとして再生できるほど、見慣れた光景だった。
ただ、どういうわけだか困ったもので、彼女には、読書を中断する際に、本をどこに置いたか忘れてしまう、というクセが
あった。教室の机の中や本棚の上、時には思わぬところから発見されるそれらを見つけては、恥ずかしがって、照れ笑いを
浮かべる彼女の表情もまた、ボクにとってはお馴染みのものだった。
「あんなに記憶力のいい先輩なのに……クセっていうのは、なかなか抜けないものなんだなあ」
苦笑しながら、ボクは背もたれとクッションの隙間に手を突っ込み、その本を拾い上げた。ぱんぱん、と表面のほこりをはたき
落とし、改めて眺めてみる。
表紙に【Tagebuch】とだけ書かれている、シンプルな装丁の本だった。
「先輩、最近はどんな本を読んでいるんだろう?」
そんな事を思ったボクは、何の気なしにその本を開き、ページをめくった。
『……この卑しい私を、飼育してください、どうか――』
初めに目に飛び込んできたのは、そんな一文だった。
と言って、それでボクが直ちに動揺する、というような事もなかった。何も珍しい事ではない。文学作品として名高い数々の
小説にも、その手のシーンはいくらでも溢れているのだから。
それにしても、やっぱり学生時代とは読書の趣味も変わったなあ――などと思いながら、そのページの末尾まで読み進める
うちに、ボクはふと、奇妙なセンテンスに突き当たる。
『――親愛なる貴女、ミク』
そこに書かれていたのは、見紛うことなき、ボクの名前だった。
「……え?」
一瞬、何がなんだかわからなくなったボクは、ページのあちこちを目で追う。
そのうち、ページの先頭に日付が書き込まれている事に気がついた。数ヶ月前のものだ。
見れば、見開きのもう片方のページにも、一日違いの日付から始まり、似たような内容の羅列が続き、同じ一文で結ばれている
文章が記されている。
それを見たボクは、直感的に思った。
「これ……小説なんかじゃなくて……先輩の……」
――日記なのではないだろうか?
「でも……だとしたら、何で、こんな事……?」
わき上がる疑問に突き動かされるように、ボクは、半ば無意識に他のページをパラパラとめくった。
次から次へと現れる、倒錯的な願望の数々が、怒涛のようにボクの目に飛び込んでくる。
『貴女の縄で、私を縛って』―――『その手で私を傷つけて』―――『一晩中、私を罵って……』―――
そんな文句ばかりが、どのページにも書き綴られていた。
まるで、伝えられない想いを胸に抱く、乙女の恋文のような、繊細な筆致で。
「………!!」
ガチャン! という突然の金属音に、ボクは反射的に本を閉じ、はっと顔を上げる。
目の前に、コーヒーカップを取り落としたまま、両手を口に当てて、大きく目を見開いているルカの姿があった。コーヒーは
彼女の足元に全てぶちまけられてしまい、良質なカーペットの表面が、みるみるうちに琥珀色に染まっていく。
「あ、ああ……!」
やがて、彼女はわなわなと震え出し、声にならない呻き声をあげながら、ボクの手にしている本を指差した。
「ちっ、違うの、ミク……! それは、ただ、私も自分で小説が書いてみたくなって、ちょっと練習してみただけで……だっ、
だから、全然、本気なんかじゃなくて、その……!」
あわてた彼女の、しどろもどろになりながらの弁解が、しかしかえって、ボクに確信を抱かせる結果となってしまった。
この日記に書かれている言葉が、紛れもなく、彼女の本音なのであると。
「ね、お願い、信じて……私はミクに、変な事をするつもりはないの……。ただ、一緒にいてくれるだけで……それだけで、
本当に満たされてるわ、だから……」
「………」
その瞳に、じわ、と涙を浮き上がらせたルカの台詞を聞きながら、ボクはただ、黙って目を伏せて、考え込む。頭の中では、
いくつもの事柄がぐるぐると渦を為していた。
ルカの事。
ボク自身の、彼女への想い。
そして、今しがた目にしたばかりの、ひどく退廃的で、この上なくインモラルな――
なのに、心の奥が、ぞくぞくと煽り立てられるような、熱情に満ちた欲望の数々が。
「……ルカ先輩」
不意に、ボクは彼女の必死の弁明に口をはさむ。
ルカは一瞬、びくり、と震えて口をつぐみ、それから恐々としつつ、
「な、何……?」
と、尋ねてきた。
顔を上げたボクは、彼女の顔をまっすぐに見つめる。これ以上なく、真剣なまなざしで。
今にも詰られるか、あるいは軽蔑されるかと覚悟していたであろう彼女は、何も言わないボクの様子に、不安げに首をすくめる。
ボクは、ゆっくりと口を開いた。
「先輩は……こういうことに、興味があるんですか?」
「……え?」
思いのほか穏やかなボクの問いに、彼女は虚をつかれたように戸惑い、言葉を失う。
それから次の一言をボクが発するまでには、長い時間を要した。それはそのまま、ボクが勇気を振り絞るのにかけた時間と
いうことになる。
一線を越え、彼女の懐へと飛び込む決意をするための、大きな勇気を。
「……ボクにも、教えてもらえませんか」
はっきりとそう言い切ると、ボクはソファから立ち上がった。
「――どういう、事……?」
ボクの真意をはかりかね、ルカが、恐る恐る問いかけてくる。
それに対し、「言葉どおりの意味です」と答え、ボクは一歩、彼女に近づいた。
「このノートに書かれている、先輩の望み……それを叶えるためには、どうすればいいのか。それをボクに、教えてくださいと
言ったんです」
なおも意気込んでしゃべり続けるボクを、
「ちょ……ちょっと待って、ミク」
と、ルカがうろたえながら押し留める。
「あなたは、その……私の事を、気味が悪い女だとは思わないの? 普通にあなたと笑い合っている日々の、その裏で、
こんな……はしたない事を考えているなんて知られたら、私は、絶交されたって文句は言えないと思っていたのに……」
悲壮な胸の内を語るルカ。そんな彼女に対して、ボクは手にした日記をちら、と見下ろしてから、そっとつぶやいた。
「……確かに、正直に言えば、すごくビックリしましたし、どうして先輩がこんな事を思っているのかも、今はまだ、理解
できないでいます。……けど」
ボクはさらにつかつかと進み出て、彼女の手をしっかりと握りしめた。細かく震えるその手を、力付けるようにぎゅっと
包み込む。
「だからこそ、知りたいんです。先輩のすべてを」
ボクは宣言した。掛け値なしの本心だった。
そして続けざまに、いまだ不安げな表情の彼女に、慰めを込めてキスをする。
「んっ……!」
長い口付けの後で、ボクは、満面の笑顔で微笑んでみせた。
「――先輩は、ボクの大切な、恋人なんですから」
その日から、ボクとルカとの新しい関係が始まった。
彼女は約束通り、ボクに全てを話してくれた。幼い頃、実家で目にした、一冊の本に強く影響を受けたことや、成長するにつれ、
倒錯的な愛情関係への憧れが、彼女の中でどんどん膨らんでいったこと。そしてその想いを、誰にも打ち明けられず、一人悶々と
抱え込んでいたこと。
それから、そんな彼女の想いを受け止めるために、ボクがどのように振る舞わなければならないのか。
当たり前のことながら、初めの内は、戸惑いの連続だった。それまで、すでに彼女と何度か夜を過ごしていたボクではあったが、
それとルカの口から語られる、過激な行為――それによってもたらされる、感情の起伏や欲求の充足は、全く異質なものである
ように感じられたのだ。
それでもボクは、ルカの話を真剣に聞き、時には自分の身に置きかえて、どんな気分になるだろうかと想像してみたりもした。
戸惑いこそしても、興味そのものを失ってしまうことは、ただの一度もなかった。
それほどまでに、ルカの抱いていた欲望は、ボクにとっても魅力的な世界だったのである。
「ミクに……一緒に来てほしい所があるの」
……結局のところ、加虐と被虐の関係もまた、互いの体と感情を激しく揺さぶり合う行為には違いなく、その点に関して言えば、
ありふれた恋人同士の行為と比べても、何ら劣るものではない。ただ、そこに交わされるものが、快楽と愛情であるか、それとも
苦痛と侮蔑であるかの違いだけなのだ。
それさえ享受できるようになれば、きっと、新しい世界への扉は開ける。
――そんな事を、ボクがうっすらと理解しかけてきた頃、ルカは、ボクをこの地下室へと連れてきてくれた。
本来は、書斎やホームシアターとして利用されるためのそのスペースを、彼女はしかし、ボクらの『秘密の場所』として
使いたい、と言ってきた。
他の誰も、決して立ち入らせない、ボク達二人だけのための場所。
そして、初めてこの部屋で過ごした夜、ボクは、今まで知らなかった自分の一面を発見する事になる。
(何だろう、この感覚……すごくドキドキして、自分が自分じゃなくなっていくような……)
ルカに対して加える数々の『行為』を通じて、自分の中に未知の感情がわき上がるのを、ボクはその時、はっきりと自覚した。
それはまるで、樹木の一部から新たな芽が吹き出し、みるみる内に成長して、ついには樹木全体の形が変わるほど、大きく
伸び上がっていくかのようだった。
そしてその芽は、今なおボクの中で、進化を続けている――
「……あの……?」
遠慮がちな声が耳に届き、ボクは、はっと我に返る。
見下ろすと、四つん這いのまま、首をひねってこちらを見上げている、物問いたげなルカの表情があった。
(……ああ、いけない)
ボクはそっと、心の中で反省する。この部屋の中では、相手から絶対に意識をそらさない事が、約束の一つだったのに。
それから、ほんの一瞬、頭を巡らせると、今この場に必要な言葉をまとめ上げ、口から発した。
「……主人が少し黙ったくらいで反抗するのかい? 本当にナマイキな椅子だね、キミは。心配しなくとも、キミへの
思いやりなんて、ほんのかけらも浮かんじゃいないさ」
「すっ、すみません……」
わずかに――ほんのわずかに、安堵の色をその目に浮かべて、ルカは再び、床の方へと視線を戻した。
(……やれやれ)
それを見届けてから、ボクもまた、ほっとため息をつく。とりあえず、空気を乱さずに場をつなぐ事には成功したようだ。
……言うまでもなく、ボクらが行っているのは『プレイ』の一環であり、例えばボクが、本気で、心の底から、ルカを自分に
服従させたくて、こういう行為に走っているわけではない。
それはルカも同様で、彼女もまた、本気でボクの下僕として仕えたい、などと思っているわけではないだろう。
言うなればこれは、ある種のロールプレイ――幼稚で身もふたもない言い方をしてしまえば、ごっこ遊びだ――であり、その
最中は、お互いが必要以上に、自分に与えられた役割に没入する必要がある。
だからこそ、「素」に戻った言動をしたり、目の前の相手から気をそらしたりしない事が重要であり、それはボクらの間の、
大事な約束――ルールだった。
そう、ルールだ。
これがプレイである以上、そこには厳正なルールが必要となってくる。
例えば、地下室を一歩出たら、その中での行為については、最低限の必要なこと以外、絶対に話題にしない事。
当初の、何もかもが手探り状態で、プレイ前後の話し合いが必須となっていた頃はともかく、すっかり手馴れた今のボク達
ならば、その方がかえって、次に訪れる時が待ち遠しくなるだろうと考えたためだ。
他にもいくつか存在するルールに則り、ボクらは、とても健全に、粛々とこの儀式を執り行い続けてきたのだった。
「全く……どこまでボクの手を煩わせるんだろうね、この愚鈍な下僕は」
先ほどのやり取りをきっかけに転じ、ボクはすっと腰を浮かせる。不自然な空気が流れる前に、次のステージへと移行して
しまった方がいいだろう。タイミングとしても、いい頃合だ。
「はぁっ、はっ……!」
ようやくボクの体重から解放されて、荒い息をつくルカを尻目に、ボクは再び『道具箱』の元へ行き、その中を覗き込む。
目当ての物を見つけると、両手を突っ込み、それを取り出した。
同時に、がちゃらがちゃらという、耳障りなほど大きな金属音が響く。
「少々、『躾』が足りないみたいだね?」
右手と左手に、それぞれ道具を手にしたボクは、くるりと振り向くとそう言って、金網に両手と膝を着いた姿勢のルカを、
思い切り見下ろす。見下してやる。
そして両腕を広げると、煌々と降りそそぐ真っ赤な照明が、もっとも効果的なライティングを生み出す角度を意識した上で、
ニヤリ、と笑ってみせた。
「ああ……」
ルカが、恍惚の吐息を漏らす。
ハーブが放つ幻惑的な香りと、狂躁的な真紅の光の中で、彼女の目の前にそそり立つのは。
右手に首輪を。
左手には、鞭を。
それぞれ携えて君臨する、ボクのシルエットだ。
それは彼女に災いをなす悪魔か。
あるいは救いの手を差し伸べる神子か。
――ルカの瞳には、どちらが映っているのだろう。
スパァン! という、乾いた打音が跳ね、それと同時に、
「……ああっ!」
と、ルカが大きく体をよじらせる。
ともすれば、その場に崩れ落ちてしまいそうな彼女に対し、ボクは無言で、右手に握った白銀の鎖を、ぐん、と引いた。
「は……ぐっ……!」
鎖の先に繋がった金属製の首輪はすでに、ルカの首周りにがっしりと食い込んでおり、起き上がる事を彼女に強制する。
彼女が倒れ込むたびに、何度でも、何度でも。
「……誰がブレイクタイムだと言ったんだい?」
冷たく言い放ち、ボクは再び左手を振るう。その手に握った鞭が、ヒュッ、と鋭く空気を切り裂き、四つん這いのままでいる
ルカの背中に、バシン! と振り下ろされた。
「んっ……! ひぐっ……!」
「ほらほら、もっと啼いてみせてくれよ。何一つ満足に出来やしないキミだって、間抜けな鳴き声を上げて、ボクを楽しませる
くらいはできるだろう?」
そう言いながらも、ボクは手の動きを休めない。二度、三度と鞭を叩きつけるたびに、彼女の背中や内腿は、みるみる真っ赤に
腫れ上がっていった。
「はぅぅ……っ!」
甘く、伸びやかなルカの悲鳴にうっとりと陶酔しながらも、ボクは常に、慎重な手つきで鞭を操っていた。万が一にも手元が
狂い、彼女の美しい顔や、肩口や手首を傷つけないように、と。
……衣服で隠しにくい、目立つ場所に傷跡を残す事は、絶対に避けなければならない。普段の生活において、他人に見咎め
られたりしないためにも。これもまた、ボクとルカとの間での、重要な約束事の一つだった。
「…は…ぁ……」
もう何度目かも分からない鞭打を受けて、息も絶え絶えのルカが、金網の上に力なく倒れ伏す。
間髪を入れず、ボクは鎖を思い切り引っ張り上げて、無理やりに彼女の顔を上げさせた。
「ほら、起きるんだ。キミに対する躾は、まだまだこんなものじゃ足りないよ」
無慈悲に見下ろすボクの視線が、上目使いのルカの瞳とぶつかり合う。
その瞬間。
「―――!」
ボクは思わず、ぶるり、と身震いをしてしまう。
ああ、それだ。
その瞳が、ボクを熱くさせる。
憎んでいながらも、恨んでいながらも、それを恐怖で押し殺し、ただ無言で、ボクを睨み付ける事しか出来ない、キミの視線。
怯え、怖がり、震えながらも、なおもボクを喜ばせようとする、媚びた視線が。
どんな暴力も理不尽も、思いのままに与えられる、絶対的弱者。そんな存在に対する、無上の優越感が。
ボクを――狂わせる。
「……癪にさわる眼だ」
もはやどうしようもなく、興奮を抑えきれない声で、吐き捨てるようにそう呟くと、ボクは左手を大きく振りかぶり、バチン!
と、渾身の一撃をお見舞いした。
「あぐぅっ!!」
ルカの端正な顔立ちが苦痛に歪み、その額に、脂汗が吹きだす。
「下僕の分際で、仕えるべき主をそんな眼で見ることが許されると思っているのかい、ええ? いったい何を考えているんだ?
それとも何も考えられないほど、キミの頭は空っぽなのかい? 何ならその空っぽの頭の中に、泥でも詰め込んでおいたら
どうなんだ? 今より少しはマシになるだろうさ」
「すっ、すみませ……ひぃっ!」
謝罪の言葉を口にしかけるルカに対し、ボクはさらに、怒気を込めて鞭を振るう。途切れることのない打音をバックに、ボクの
口からは、嘲りの言葉が次々に飛び出し、ルカを苛んでいく。
「その口を閉じろと言ったはずだよ。何度言ったらわかるんだい? 主人の言葉も聞き取れないような役立たずの耳なら、
今すぐ切り落としてしまおうか? キミの言葉なんて、羽毛ほどの重みも感じられないんだよ。この、下賤で卑しい、醜い
雌豚が。キミがその喉から発するべきなのは言葉じゃなくて、苦悶の喘ぎだけだろう? ほら、もっとだ、もっと無様に
泣きわめくんだ!」
声が上ずるのを止められない。息が上がるほどに大声で叫びながら、衝動のままに、ボクは縦横無尽に鞭をふるう。
これがボクの、至上の愛情表現だと信じて疑わずに。
一千回の告白よりも、一万回のキスよりも、激しく、苛烈で、直截的なペッティング。
ボクの愛を伝えるのに、これ以上の手段があるだろうか?
「はいっ……! 私は、下賤で卑しい、醜い雌豚ですっ……! どうか、貴女のオモチャとして、お好きなように弄んで
くださいませっ……!」
悲鳴の合間から、ルカが声を枯らして懇願してくる。その顔はのぼせ上がったように火照りきっており、一面汗にまみれ、
伏せ気味の目や、わなわなと震える唇が、たまらなく蠱惑的だった。
「ははっ!」と破裂するような短い笑い声を上げて、ボクは踊るように鞭を振り回す。間断なく奏でられるそのリズムに合わせ、
奇矯なステップを踏みながら。
「やれば出来るじゃないか。さあ、もっともっとボクを楽しませてくれ!」
ヒュォッ、と下から上に向けて思いきり振り抜いた鞭の先端が、ルカの脇腹を、チッ、と鋭くかすめた。
「つっ――!」
それまでの、面で与えられる痛みとはまた異質の痛覚に、ルカがぎゅっと目をつぶる。
ボクは乱れた呼吸を整えつつ、くたびれた両手をだらりと下げて、彼女の脇腹に残った筋状の傷痕を、ただじっと見つめた。
やがて、そこからじわり、と滲み出した血の赤い色が、ボクの目を射る。
血。
彼女の、命そのものの色。
それは赤い光に満たされたこの部屋でなお、いっそう鮮やかな紅色に輝いて見えた。
「ああ……っ」
ほとんど目もくらむような快感に襲われて、ボクは鎖を投げ捨てた右手で顔を覆い、天井を仰ぐ。
それから、大声を立てて笑い出した。愉快だった。この上なく、愉快でたまらなかった。
――ボクの手はいまや、彼女の命にまで届いている。
彼女の命、尊厳、魂にまで。
そんなかけがえのない物をまで、全てを差し出すルカの健気さに、ボクは、どうしようもない愛しさを覚えたのだった。
「―――ルカ」
笑って笑って、笑い疲れたボクは、ルカの名を呼んだ。可愛い雌豚の名前を。
それまでとはうってかわって穏やかな口調で話し、全身の力が抜けきったかのように佇むボクを、ルカが見上げている。
綺麗な瞳だ。涙に濡れて、きらきらと蒼く光っている彼女の目を見て、ボクはそう思った。まるで宝石のように綺麗だと。
粉々に壊してしまいたくなるほどに。
「楽にしてあげるよ」
ボクは左手に持った鞭の身を、右手でぎゅっとしごき上げる。力を込めて握りすぎていたせいで、すっかり固まってしまった
左手をグリップから離し、ニ、三度手首を振って、感覚を取り戻す。
それからもう一度、鞭をしっかりと持ち直した。
「………はい」
ボクの様子を察したルカが、ぐっと歯を食いしばり、覚悟を決めた表情をして、首を下げる。
従順なその態度に、快い満足感を覚えながら、ボクは一歩、彼女に近づくと、身体をぐぐ、と大きく左にねじった。同時に
鞭を大きく構え、力を溜めてゆく。
そして。
「―――はぁっ!」
気合と共に、全身の力を乗せた鞭を、ルカの背中に向かって思いきり叩き込んだ。
ビシャァン! という、雷鳴が轟いたかのような音が地下室内に反響する。手にした鞭の先から、じいん、という確かな
手ごたえが、痺れとなって伝わってきた。
「…あ…ぁ……」
ルカが全身を、びくん、と硬直させ、喉から悲しげな吐息を絞り出す。
ついでその体が、ゆらり、と傾き、ガシャッ、と金網の上に横ざまに倒れると、目を閉じたまま、ぴくりとも動かなくなった。
気を失ったのだ。
「……ふぅぅ、う……」
今まで、胸の内にため込んでいたものをすべて吐き出すかのような、長い長いため息をつくと、ボクは余韻に浸る間もなく、
後始末にとりかかる。鞭と首輪を元通り『道具箱』にしまい込み、未だちろちろとくすぶっているハーブにそっと息を吹きかけ、
その火が消えた事を確認する。
そして最後に、入り口横のスイッチを切って消灯すると、暗闇の中、か細い呼吸をしながら横たわっているルカには一瞥すら
くれずに、すでに疲労しきった両腕に力を込め直して扉を開き、地下室を後にした。
「ううん……」
ばたり、と後ろ手に扉を閉めたボクは、その場で大きく背伸びをする。背中や腕の、収縮しきった筋肉が伸ばされる感覚が
心地よい。
今すぐにでも、この場にずるずるとへたり込み、そのまま眠ってしまいたい欲望に駆られるが、もちろん、そういうわけには
いかなかった。
まだ、この夜は、終わってはいないのだから。
「――さて、と」
疲れた体を引きずるようにして、ボクは通路を引き返し、上階への階段を登る。一階へと戻ると、すっかり空気の冷え込んで
しまったリビングで、置きっぱなしにしていた自分のショルダーバッグを拾い、バスルームへと向かった。
更衣室で服を脱ぎ、バッグへと詰め込んで、バスルームへと入る。バスタブに張られたお湯はすでに水になっていたため、
入浴はあきらめ、カランをひねってシャワーを浴びた。
「ああ……気持ちいいな」
体中の汗が流れ落ちるのに身をまかせ、ボクはうっとりと目を閉じる。それから全身をくまなく洗って、さっぱりとした気分で
バスルームを出た。
先程、彼女が言っていた通り、タオルは洗面台に何枚か用意されていた。それで体を拭き、バッグの中から替えの下着を
取り出して身に着けると、そのままの姿で廊下へと出て、二階へ続く階段を上がる。階段を上がりきって、すぐ目の前にある
部屋が寝室だ。
寝室のドアをきい、と開けると、凝った装飾のベッドライトやいくつもの書棚に囲まれて、中央に大きなベッドが設えられて
いる。二つ並べられた枕もシーツも白一色で、とても清潔なイメージを醸し出していた。
ボクは部屋に足を踏み入れ、そのベッドに、ぽすん、と腰掛ける。
そのまま少しの間、物思いにふけってから、もぞもぞと布団の中に潜りこむと、静かに目を閉じ、夢の世界へと沈み込んで
いった。
――何時間ほど経っただろうか。
みし、みしという、二階への階段を踏みしめる足音で、ボクは目を覚ました。
初めは、うとうととしたまどろみの中で、次第にはっきりと覚醒してきた意識でその音を捉えると、ボクはその場で寝返りを
打って、入口のドアに背を向けた。分厚いシーツはとても暖かく、下着だけでいた自分の体が、冷えてしまっているということは
なさそうだった。
足音は階段を登りきったようだ。
ぺたぺたと、スリッパで廊下をやってくる音が、寝室の前で、ぴたり、と止まった。
ボクは、そっと自分の胸に手を当ててみる。とくん、とくんという鼓動が、心なしか、速まっているような気がした。
これから起こるであろう事への、予感で。
ぎい、と、ドアの開く音がした。
足音の主が、部屋の中へと入ってくる気配がする。徐々にベッドへ近づいてくるその気配を感じ取りながらも、ボクは依然、
そちらに背を向けたまま、しわぶき一つ立てないよう、息を殺していた。
すっ、とシーツのめくられる感覚があり、誰かが、ボクのすぐ後ろに、身体を滑りこませてきた。
二人の間、数センチの空気を介してほのかな体温が伝えられ、ボクの肩に、しなやかな手がかけられた、その瞬間――
「………先輩っ!!」
ボクはシーツを払いのけて、ばっと振り返り、目の前にいるルカ先輩の唇に、激しく口付けをした。
「ふむっ……はぁっ……!」
密着させた唇の隙間から舌を差し込み、ルカ先輩のそれと激しくからみ合わせる。ぬるぬるとまとわりつく唾液が、さらに
その動きを滑らかにしていく。
「………ぷはっ、ミク……!」
唇を離すと、潤んだ瞳でボクを見つめる先輩が、背中に手を回してきた。ボクもそれに応え、下着姿のルカ先輩をぎゅっと
抱きしめる。密着する先輩の肉体が、ボクを柔らかく包み込んでくれた。
「ミク、愛してるわ、ミク……!」
「ボクも、大好きです、先輩っ……」
お互いに、相手の耳元でそうささやき合うボクらには、もはや何の遠慮も臆面もいらない。全ての役割から完全に
解き放たれた今、あとはただ、ありのままの心を、あるがままに目の前の恋人に向けて伝えるだけだ。
願いを叶えてくれた相手への感謝を。
自分が必要とされる喜びを。
絶対に離さないという熱い想いを、思う存分伝えれば、それでいい。
「だからミク、お願い……」
彼女の手が背中から離れ、そっとボクの手に添えられる。
そのまま自分の胸へとボクを導くと、甘えるような、慈しむような、それでいて挑発しているような声で、ボクに言った。
「今夜も、私に触れて……。私を、感じてちょうだい……?」
ボクは無言でうなずき返すと、しっとりと濡れたルカ先輩の体へと、夢中でむしゃぶり付いていった。
真っ暗な寝室に、ボクと先輩のむせび声だけが響く。
緑と桃色の髪を混じりあわせながら、ボクらはただひたすらに、互いの肉体を時には愛撫し、時には貪り、心行くまで
愛し合った。
その合間にボクは、彼女の脇腹に残る痕を、労るように撫で上げ、癒すように舐め上げる。二人の絆を確かめるように。
願わくば、この印がずっとずっと、消えずに残ればいい――そう、祈りながら。
――これが、ボクとルカ先輩との愛の形だ。
確かな愛情に裏打ちされた、嗜虐と被虐。
限界まで心と身体を責め抜いた後に約束されている、甘いひとときの訪れ。
それを期待することで、傷つけ、痛めつけられながらも、奥底で確かに通じ合う、心と心。
その全てを通して、ボクと彼女は、想いを確かめ合っているのだ。
……他人はボクらを指差して、こう密めく事だろう。
「歪んでいる」「非道徳的だ」「理解しがたい」―――と。
それでいい。言いたい奴には言わせておけばいい。
ボク達二人の結びつきが、他の誰かに『理解』されるようなものであっては、決してならないのだから。
だからボクはまた、あの地下室で、キミにこの言葉を贈ろう。
ありったけの愛情と。
せいいっぱいの、侮蔑を込めて。
「――ボクの愛しい、雌豚――」
100 :
元3(後書き):2013/02/11(月) 20:58:09.22 ID:dbV7ssow
以上、長々とお目汚し失礼いたしました。
楽しんでいただければ幸いです。
後日、同Pの楽曲「どえむ」を基にした続編を投下させていただく予定ですので、
よろしければそちらもご覧ください。
102 :
名無しさん@秘密の花園:2013/02/12(火) 00:09:59.66 ID:0OkVe2hG
文章がうまい! 続編期待!
>>100 ネギトロ大好きでえすえむも好きだから俺得すぎてもうw
GJ!どえむ編もwktk
テト みくぅー!フランスパンなべたなーーーーーー!!
ミク わゎわぁ!ごめんななさぃぃ!あまりに美味しそうで〜つぃぃ!ついなのぉ!
テト つい?美味しそう?バカをいうんじゃない!……うっううわぁん!うわぁん!
ミク わぁぁ!テトさぁん!泣かないで…(イイトシシテー)
テト くすん…じゃあ!美味しそうだったら食べていいんだよね?ニコッ
ミク え?!
テト いただきまーす♪
ペロッ
ミク ひゃああん!あひぃ!くすぐったい!ひゃぁいん!
テト ここも美味しそー♪
ミク あ!おっぱい!だめ!脱がしちゃだめーー!!
テト ちゅぱちゅうちゅうレロレロ
ミク ああぁ!!みくぅ!らめぇ!ごめんなひゃい!あぁ!ぁ!
テト あれぇ?えっちぃはちみついっぱいでてるょ♪どぉしてかなー?
ミク くぅん!ひいぃ!あ!乳首らめぇ!
テト ここのハチミツはかきまぜるといーっぱぁいーでてくるんだよ♪じゃあ遠慮なく♪
ぐっちゃぐっちゃ
ミク あぁ!あん!りゃめ!ふみゃあ
!
テト 3本でやってみょー♪
ミク ああ!これいじょーらめぇ!イクぅぅ!!
ぷしぁぁぁ
テト いっぱいでたー♪じゃーのもーっと
くちゃくちゃぴちゃ
ミク あぁ!イったばっかりなのにぃーあぁ!もっかいくるぅ!!
あれ?続きは?
風邪ひいちゃうんだけど
大丈夫だよ
なんとか風邪引かない
テト ピタッ
ミク え?あぁ!んぐぅ!
テト すんどめでいっぱいでるってしってたー?あ!でも、もうおなかいっぱいだからいーよごちそうさま
ミク ふぇ?ぇ?やっやだー!!さいごめでやってー!!
テト いやだね、疲れたww自分でやったら?1人でwwみててあげるよ
ミク うぅくぅ!もう我慢できない!がさごそ
テト へ!?
ミク あった!バイブ!はぁはぁ
フブブブゥプブ
ミク はひぃー!!あぁっ!らめ!オナニーいい!テトさぁん!もっとー!
イクイクイク!
テト 私をおかずに毎晩オナニーしてたの?
ミク ぴくぴく はひぃ!テトさぁん!いるぅ!フランクパンいけないところに出し入れしたのぉー!えへ♪
テト ヒィィ!
ミク テトさんもきもちよくなろ?
テト いっいゃあー
もみもみ
テト あ!ふぁ!変態ミク!ひぁ!はっひはなしてーー!!
ごめん、気持ち悪い
110 :
桃音モモ:2013/02/17(日) 23:40:32.07 ID:2wIAnkSC
wwwww
111 :
桃音モモ:2013/02/17(日) 23:42:55.82 ID:2wIAnkSC
ハクとネルの日常百合書きたい!
112 :
名無しさん@秘密の花園:2013/02/20(水) 22:19:13.73 ID:LjpwCBlm
MHP3の最強への挑戦をパーティープレイしてたらふと思いついたので
ハク ネル、金レイアちょっとの間引き付けといて(バシュッ、バン)
ネル うーい
ミク ハク!何で良い所で吹っ飛ばすのよ!演奏が中断されたたじゃない!
ネル じゃかしーわ、どう見ても演奏しきる前に吹っ飛んでただろ今の
ハク ミク、ボイス無効がそろそろ切れるわ。ネル、私が銀レウス落とすから金レイアに閃光お願い
何を書いてるんだかw
113 :
桃音モモ:2013/02/20(水) 22:54:26.96 ID:5QFYGhH0
ハク ネルー?ポッ○ーとってー
ネル あ?いや手とどくじゃん!
ハク (´・ω・`)しゅん
ネル あぁー!もう!わかったよ!ほら!
ハク ぱぁあああ!
ネル なっなに喜んでるんだよ!!
ハク ♪♪
ネル ……かあぁ
ハク ネル!ありがとう♪にこっ
ネル ドキッ お前…ネガティブキャラじゃなかったか??
ハク ネルと一緒にいるととっても幸せだから!キャラが変わるのかな〜?
ネル っ!(可愛い)
ハク ニコニコ♪ ネル大好きだよ♪
ネル 私も大好き……だから…
ハク 可愛い♪
ネル かぁあ ばか!あきたねる!!
ハク だぁめ!ポッ○ーもっとー
みんなが書いて!って言ってくれたらつづく!
ネル へんなこと言ったやつは工作する!
めんどくさいから書かなくていいよ
115 :
名無しさん@秘密の花園:2013/02/21(木) 08:04:55.14 ID:05CcRuWm
圧倒的信者力を誇る
カゲロウデイズ一強伝説の
前にひれ伏せ
初音ミクとクリプトソとセガ
オワコンの初音ミクとクりプトソはさっさと早く
じんとIAに媚びてコラボしろ
>>115 ノンケのIAがペニバンでミクに突かれまくるのか
あまりの過疎っぷりについに荒れ始めてしまったか
マルチコピペだからスルーでおk
ちなみに自分はイアリリ派、超マイナーカポーだけど
ほっとけない気質なLilyがぽややんIAのお世話を焼く様子が見えた
120 :
みくのエネ:2013/02/22(金) 22:38:27.92 ID:N1Ksa+Zq
何の話かわかりません!
121 :
鏡音キド:2013/02/22(金) 22:41:10.88 ID:N1Ksa+Zq
少年少女前をむけー♪
122 :
元3(前書き):2013/02/23(土) 00:25:39.83 ID:DMqrNUSR
>>68-
>>99に感想をくださった皆様、ありがとうございます。元3です。
ミクルカSS投下させていただきます。
以下、注意書きになりますのでご一読ください。
・長さは39レス分です。
投下規制回避のため、間隔を空けての投下とさせて頂きます。
・このSSは、ぶりるPの楽曲「どえむ」を基にした二次創作です。
SM系の作品であり、 若干の暴力描写を含みますので、苦手な方はご注意ください。
「―――う……ぅん……」
私が、長い長い眠りから目を覚ました時、『彼女』はもう、そこにはいなかった。
部屋の明かりは消えていて、すぐ目の前に投げ出しているはずの、自分の腕すらよく見えない。辺り一面が暗幕に覆われてでも
いるかのようだ。
目覚めたばかりでぼんやりとした意識を持て余しつつ、私はなにげなく寝返りをうち、ごろり、と仰向けになる。
その瞬間。
「―――っ!!」
不意に、床面に触れた背中から、ずきっ、という火の出るような痛みを覚え、私は反射的に、ばっと身を起こした。
その痛みに伴って、暗闇のスクリーンに、記憶の中の視界が閃光のようにまたたく。
つい先刻まで、ここで行われていた、禁断の儀式の光景が。
(ああ……そうか。私は、眠っていたんじゃなく……)
自分が今の状況に至るまでの過程を、はっきりと思い出した私は、一つ、大きな深呼吸をする。
吸い込む空気に、『彼女』の残り香が漂っている事を感じながら。
そして再び、今度は背中を、床の金網に触れさせないように気をつけつつ横たわると、全身の力を抜き、静かに目を閉じた。
――いつもの事だった。
『儀式』が終わると、彼女はすぐに、私を一人置き去りにして、上階へと戻っていく。
そして私は目が覚めても、すぐに彼女の元へは向かわず、身体を休ませる事にしていた。体中に残っている痛みが、ある程度
治まるまでは地下室を出ず、ただこうして、身を横たえて。
少なくとも、誰かに全力で抱きしめてもらう事を、拒む必要がなくなるくらいまでには、痛みが引いている必要があったのだ。
(――ああ、早く、早く……)
だが、疲労でまともに動かせない五体とは対照的に、私の心はすでに先走り、頭の中に、自らの欲求をイメージにして紡ぎ出す。
早く、早く彼女に会いたい。
会って、その弾むような声で、私の名前を呼んでもらいたい。
―――「ルカ先輩」と。
優しく耳元でささやいて、そして力いっぱい、抱きしめてほしい。
私を傷つけ、責め抜き、虐げたのと同じその手で、今度は私を愛してほしい。
『彼女』――私の、かけがえのない恋人、初音ミクに。
(……大分、マシになってきたかしら)
しばらくして、背中の疼きがやや静まってきた頃を見計らい、私はゆっくりと身を起こす。
暗闇の中で、大体の方向に見当をつけ、そろそろと歩いていくと、前方に伸ばした手が、ぺたり、と何かに触れた。それが
岩肌を模した部屋の壁ではなく、入口のドアに使われているチーク材の感触である事を確かめると、そこから壁伝いに手を滑らせ、
照明のスイッチへとたどり着く。ぱちり、とそのスイッチを入れると、部屋の中が赤い光に照らし出された。
(……やっぱり、一人でここにいるのは落ち着かないわね……)
そんな風に思いながら、私は部屋の片隅へ行き、そこにたたんでおいた寝巻きを身に着ける。
それから部屋中を一通り見て回って、道具がすべて、『道具箱』に片付けられていることを確認すると、もう一度照明を切って、
地下室の扉をくぐった。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
(……もう、血も止まったみたいね)
シャワー台の下で、しゃああっと吹き出す温水に全身をさらしながら、私はふと、自分の腰のあたりを見下ろす。
そこには柔らかい素肌に刻まれた、一本の真新しい傷跡がある。
出血もとうに治まり、早くもふさがれかけているその傷に、私はひたり、と指を添える。
そうして感傷をこめて、優しく撫でまわしているうちに、「…ふふっ」と、自然に笑みがこぼれてきてしまった。
ミクが、私に刻みつけてくれた、愛の印。
それは同時に私の、彼女に対する服従の証でもあった。
(今夜も……激しかったわね)
体の汚れを洗い落としながら、私は繰り返し繰り返し、『儀式』の記憶を反芻する。
――服を脱ぎ、ミクの目の前に全てをさらけ出した時の羞恥心。途切れる事のない罵倒。背中に彼女を乗せ、這いつくばった
私の手の平と、膝頭に食い込む金網の冷たさ。ずっしりと私の肩にのしかかってきた、抗し切れない首輪の重み。
そして、幾度となく私の体に降り注いだ、無数の鞭。
それらの記憶を思い出すうちに、がちがちと歯の根が合わなくなり始める。
与えられた虐待に対する、恐怖や苦痛、それに怨嗟といった負の感情が呼び覚まされ、あたかも真っ黒な瓦礫の山のように、
私の心の中にうず高く積み上げられていった。
「……ミク……」
激しい感情の荒波に揺さぶられ、がくがくと震えだした上半身をしっかりと両手で抱きすくめつつ、シャワー音にまぎれて、
私はぽつり、とその名をつぶやいた。
――ミク。
私に向けて、あらん限りの暴力を尽くす、非情な主人。
私の人としての尊厳をズタズタに打ち崩し、一個の家畜へと貶める、残酷な支配者。
――そして、誰も知らない、私の素顔を知っている、唯一のパートナー。
私の本当の望みを、全て受け止め、叶えてくれる――
(――世界で、たった一人の大切な人)
そう思った瞬間。
身体の内側に積み重ねていた負の感情が、ぐるり、と一気に裏返る。
その全てが、想いの強さだけは保ったままで、一瞬にして彼女に対する熱い慕情へと転化したのを、確かに感じた。
まるで、最後の一手で、盤面全てを黒から白へと引っ繰り返した、オセロゲームのように。
(……よし)
行こう。
私はそう決意し、シャワーを止めて立ち上がる。それから、たっぷりと水を含んで重みを増した髪を、ぎゅっと絞った。
『昇華』を終え、私の胸に唯一残った、ミクへの焦がれるような情愛を抱きしめて、バスルームを出る。身体を拭き、下着を
身に着けると、私は二階の寝室へと向かった。
そこでは、ミクが私を待っているはずだった。
私と同じように、『儀式』で得た興奮や欲望を、全て私の肉体へと振り向けて、待ってくれているはずだった。
(……すぐに行くわ、ミク……)
階段を一歩上がるごとに、胸の高鳴りが大きくなる。知らず知らずのうちに体の芯が熱くなり、下腹部が早くも、火照りを
訴え出している。
今夜も、燃え上がるほどに彼女を愛そう。
きっと、彼女もそれに応えてくれるはずだった。
脇腹の傷が再び、熱く疼いたような気がした――
そして、翌朝。
「――おはようございます、ルカ先輩」
新しい一日の訪れを知らせる小鳥のさえずりと共に、ミクの呼ぶ声が聞こえ、私はベッドの上で、うっすらと目を開けた。
「ん……」
ぼんやりとかすんだ私の視界が、すぐ目の前のミクの姿を捉える。白地のパーカーとタイトなジーンズを身に着けた彼女が、
ベッドに半身を乗り出して、私に顔を近づけていた。
「ボクはそろそろお暇しますので、先輩はゆっくり休んでくださいね。あ、玄関の合鍵はきちんと持ってきてますので、
ご心配なく」
そう言って、ミクはジーンズのポケットから一本の鍵を取り出して、確認するように私に見せる。
それを再びポケットへしまうと、少しの間、ミクは、無言のままで私を見つめた。
それから不意に、私の頬に手を添えると、
「それじゃ……また」
と、私にそっとキスをした。
そして、ぱっと顔を離したかと思うとベッドから降り、傍らのショルダーバッグを拾い上げて、寝室から去っていく。
階段を下りた彼女が家を出て、外側から、かちゃり、と玄関の鍵を閉めるところまでを耳で追いながら、私は再び、とろとろと
眠り込んだ。
――唇に残る、優しい感触を、名残惜しい思いで噛みしめながら。
眠りの中で、夢を見た。とても懐かしい、子供の頃の夢だ。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
『……ねえ、おとうさま。ルカ、また、あたらしいごほんがよみたいわ』
『ああ、いいとも。お前は本当に、本を読むのが好きだねえ』
私の父は好事家だった。
屋敷中の時計のネジを巻いて歩くだけで日が暮れる――などと言われていた、私の実家。その一角には、そんな彼の蔵書で
埋め尽くされた書斎――いや、書庫があった。
古今東西を問わず、父が半生をかけて蒐集したあらゆる文学作品。幼い頃の私は、その建物で父と過ごす時間が、何より大好き
だった。
ひんやりとした空気に乗せて、古びた本が発する、独特の匂い。その匂いに包まれながら、父と二人、室内の長椅子に並んで
腰かけると、まずは父が、私が読むのにふさわしい本を選んでくれる。私がうきうきとそれを受け取ると、今度は自分が読む本を
本棚から取り出す。そうして、後はただ、二人そろって物語の世界へと入りこんでいくのだ。
父の選んでくれる本はどれも面白く、幼い私を夢中にさせるものばかりだった。遠い昔の英雄譚、甘く切ない恋物語、未知なる
幻想世界を描いたファンタジー……私は与えられるがままに、それらの本を次から次へと読破していった。
『今日は……どの本にしようかしら。たまには、純文学でも読んでみようかな……』
成長するにつれ、ますます読書の虜となった私の好奇心は抑え切れず、いつしか父を伴わず、一人で書庫に出入りする事も
多くなった。誰かに与えられるだけの娯楽ではなく、自分で選択する楽しみを知りたい、と思ったのだ。
書庫の深い場所に納められている本には、英語そのままの原書などもあったが、小さい頃から英語の勉強が得意だった私には、
それも苦にはならなかった。机の引き出しの奥に転がり落ちていた一冊や、本棚の上に置かれたまま、誰からも忘れ去られていた
本などを、片っ端から見つけては読み下し、すぐにまた、別の本を求めて探索を始める。
……今にして思えば、私の、本を置きっ放しにしやすいクセは、この時期に身に着いたもののような気がする。
書庫の奥の、一番小さな本棚の隅で、ひっそりとうずくまっていた『その本』を見つけたのも、ちょうど、そんな折だった。
『……何かしら、この本……?』
その、ちょうど手の平に収まるサイズの文庫本を手に取り、私は首をかしげた。というのも、その表紙に印刷されていた
タイトルにも著者名にも、まったく馴染みがないからだった。
……その頃すでに、いっぱしの読書家気取りであった私は、まだ見ぬ名作を求めて、多くの著名な小説家の名や、作品について
よく調べていた。特に、ある時書庫の片隅で発見した、父謹製の古い蔵書目録などは、もしかすると、どんな小説よりも繰り返し
目を通していたかもしれない。
だから、例え未読の作品であろうと、それに関する一通りの知識くらいは、頭の中に入っていたはずなのだった。
それなのに。
その時、私の手の中にあった、薄汚れて、表紙の印刷もかすれかけているその本は。
私にとって、まったく未知の存在だったのだ。
『一体、どんな本なのかしら……』
表面に薄く積もっているほこりを落とし、私はその本を抱えて、誰もいない書庫の中央へと戻る。指定席である長椅子に
腰掛けると、期待に胸を膨らませながら、その表紙を開いた。
……正直に言えば、最初の数十ページを読んだ後で、私の頭の中に浮かんできた感想は「拍子抜け」だったように思う。
舞台は中世、ヨーロッパ圏をモデルとした架空の田舎町。主人公である男女は、ふとした事がきっかけで知り合いとなり、
恋に落ちる、という、わざわざ書き起こす意味も感じられないほどの、ありふれた筋書きだった。
見知らぬ題名と、なんとなく謎めいたその佇まいに対し、勝手な想像を繰り広げていた自分を少し恥ずかしく思いながらも、
私はその本を読み続けた。すでにその頃から、「結末を知らないまま、読書を打ち切る」という習慣は、私の中にはなかった。
そして、物語が終盤にさしかかった頃。
私は、自分が知らず知らずのうちに息を飲み、本をつかむ手に、必要以上に力を込めていることに、その時、初めて気付いた。
『……何なの、これ……』
いつしか日も傾き、薄暗くなった書庫で、私は一人、慄然としてつぶやいた。
そこに描かれていたのは、様々な障害を乗り越え、ついに想いが通じ合い、結ばれた二人が愛し合う様子……一言で言えば、
それだけの事になってしまうのだろう。
だが、そこに展開していた文章は、それまでの私が、目にした事はおろか、想像した事すらないものだった。
……女が服を脱ぐと、男は荷作り用のロープで女の四肢を拘束する。身動きが取れず、もぞもぞと地面を這い回る彼女に対し、
男は指を突きつけて嘲笑する。
あるいはまた、男は女に対し、壁に手を着くよう命令し、自分の方へと女の下半身を突き出させる。それを、手にした家畜用の
鞭で容赦なく叩き、その表面に、何本もの赤い傷跡を残す――そんな、残酷きわまりない虐待シーンが、延々と続けられていた
のである。
だが、私が驚いたのはそこではない。戦記物や冒険譚も好んで読んでいた私にとって、それ自体はさして、物珍しい描写という
わけではなかった。
私の心を、最も激しく揺さぶったのは――そのような状況においてなお、作中の二人の心情は常に、愛に満ち溢れている、と
いう事だった。
男は女を傷つけることで独占欲を満たし、女は男に足蹴にされる事で、自分が求められている悦びを味わう。
そして、どちらも互いに対する慈愛の心を、存分に通わせあっている。
それは私が、生まれてこの方知る事のなかった、愛の『特異な一形態』における表現方法だったのだ。
『どうして……どうして、こんな……』
ページをめくる毎に、私の指が細かく震えだす。
――その震えが、畏れとは別の何かである事を、この時の私はまだ知らない。
やがて、それ以上読むことにいたたまれなくなった私は、パン! と大きく音を立てて本を閉じ――
(――もしも、あの本を読むことがなかったら)
……そこで夢から覚めた私は、服を着替え、一階への階段をゆっくりと下りながら、考える。
(それからの私は、今と、どんな風に変わっていったのかしら)
一階へとやって来てリビングに入ると、真昼の陽光に満ちた空気が私を迎えた。時計を見ると、すでに午後だ。
……本来なら、ミクが泊まりにきた翌朝は、私の方が早く目を覚ます。そして、彼女を起こさないようにそっとベッドから
抜け出すと、キッチンへ行き、二人分の朝食の準備に取りかかる。
少し経って、寝ぼけまなこで降りてきたミクは、テーブルに並べられたたくさんの料理を見て、とたんに目を輝かせ、私に
向かって屈託のない笑顔で、何のてらいもなく、賛辞の言葉を贈ってくれる。私はそれを苦笑しながらも、でも決して悪くない
気分で受け流して、二人でテーブルに向かい合い、手を合わせて食事を始める。
それがお決まりのパターンだ。
だがそれが、『儀式』を執行した後の朝となると、話はまったく違ってくる。
起きたくとも、どうしても身体が言う事を聞いてくれないし、頭の中は、どろりとした油で満たされているかのように重く、
考えが上手く働かない。そうこうしている間にミクは起き出し、帰り支度を済ませると、私の元から去ってしまうのだった。
本来ならば、激しく愛し合った後だからこそ、解放感に包まれた時間をゆっくりと過ごしたいのだが、こればかりはもう、
どうしようもない事だった。
洗面所で顔を洗い、再びリビングへと戻ってきたところで、くう、とお腹が鳴った。
「何か、残ってたかしら……」
キッチンへ行き、ストッカーの中をのぞくと、食パンが数枚並んでいた。
ちょうどいい、これでトーストでも焼こう。そう思い立ち、オーブントースターに食パンをセットする。
焼きあがったトースト、それからジャムと牛乳を持って、私はリビングへと戻る。テーブルにそれらを並べると、誰に言うでも
なく、「いただきます」と呟いてから、トーストに一口、ぱくりとかじりついた。
南に面した窓から、おだやかな日差しが射しこむ中、私はただ、黙々と食事を続ける。疲労と共に空腹もまた、痛いほどに
感じていた私の食欲によって、一枚のトーストはたちまちお腹に収められてしまった。
少し物足りなく感じながらも、食後のコーヒーを淹れようと立ち上がったとき、ふと、昨夜の記憶がよみがえる。地下室で
過ごした時間ではなく、それよりも、少し前。
『母さんが、海外旅行に行った同僚の人からもらってきたとかで……』
そうだ、ミクからもらったお菓子がある。
それを思い出した私は、コーヒーの準備をしつつ、冷蔵庫にしまっておいたその包みを取り出す。花柄の、かわいい包装を
丁寧にほどくと、中から現れたのは、小さな家をかたどったパウンドケーキだった。食後のデザートにはもってこいだろう。
まるでミニチュア細工のような外見のそのケーキをフォークでつつきながら、私は傍らのカップを手に取り、熱いコーヒーを
一口すする。すっきりとしたブラックの苦味が、私の頭を覚醒させてくれる。
それから、テーブルに戻した白磁のコーヒーカップを、見るともなしに眺めながら、ぼんやりと物思いにふけった。
「そう、か……。あれからもう、一年になるのね……」
この、新しいコーヒーカップを買い求めてから、もうすぐ一年が経つ。
すい、と私の視線がそこから移動し、キッチンとリビングの境目あたり、その床に敷かれている、カーペットへと注がれた。
カーペットのその部分だけが、周りからほんの少し、浮き上がって変色している。あの後、色々と手を尽くし、元通りに
しようと試みたのだが、結局のところ上手くいかずに断念し、そのままにしてあるのだった。
真っ黒な染みが、波紋のように広がったあの日から。
『その本』を読んでから、私の世界は一変した。
と言っても、私の日常そのものが、がらりとその有り方を変えてしまったわけではない。優しい父や母と寝食を共にし、一歩
家の外へと出れば、気の置けない友人と充実した時間を送る日々。不満の入り込む隙間もないほど、満ち足りた生活だ。
だがしかし、そんな幸せな一日の終わりに、寝床で一人、書庫からこっそりと持ち出した『その本』を読んでいる時。
私は言い知れぬ興奮を覚えるのと共に、どうしようもない『渇き』のようなものを感じていた。
……この、途方もなく異形でありながら、それでいて純粋に描かれている情動を、どうしても理解したくて。
虐げられる主人公の女性に、自分の影を重ねるうちに。
いつしか私は、同じように自分を『愛して』くれる誰かの存在を、渇望するようになっていたのである。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
私の思春期は、常にそのいびつな欲求と隣り合わせだった。
周りの級友が、次々に恋をし、好きな異性の話題に花を咲かせているそばで、私は一人、誰にも言えない秘密を抱え込み、
ただ悶々と毎日を過ごしていた。
親しく交わる相手ができたとしても、もしもこの淫らな想いを知られてしまったら、という不安が先立つようになり、私は
次第に、他人と距離を置くようになってゆく。ただ、物言わぬ本だけを伴侶として、私の青春はまたたく間に過ぎ去っていった。
『――このまま、惨めな劣等感を抱いて過ごすくらいなら、いっそ、見知らぬ男に身を任せ、乱暴に扱われた方が、どんなにか
楽だろう――』
そんな風に思いつめるようにまでなった頃だった。
私が、ミクから愛の告白をされたのは。
『ボクと……お付き合いしてくださいっ!』
誰もいない、放課後の教室で。
窓の外の夕日よりもなお真っ赤な顔で、彼女――初音ミクは、私に向かって手を差し出した。緊張に細かく震えるその手を、
私は身動き一つせずに、ただじっと見つめる事しかできない。
(そんな……彼女も……ミクも、私の事が好きだったなんて……)
衝撃的な出来事だった。
同じ研究室の後輩として、初めてミクと顔を合わせた時から、私は彼女に恋をしていた。その頃にはすでに、他人に対して
無関心を装う事にも慣れてきたはずだったのに、彼女を無視することだけはどうしても出来なかった。
彼女と会っている時はその言動の全てに意識を払い、彼女がいない時は、今頃どうしているだろうと空想する事で頭が
いっぱいになる。間違いなく、人生初の一目ぼれだった。
それが同姓であったことに、多分、特別な意味はない。好きになった相手が、たまたま女性だっただけの事だ。
――自分が好きになった人が、自分を好きになってくれた。
世の中に、これ以上に幸せな事なんて、あるのだろうか。
『……ええ、喜んで』
気付いた時には、私はミクの手をそっと握り、私よりも、頭一つ分背の低い彼女の体を強く抱き寄せると、驚く彼女にも構わず、
半ば強引にその唇を奪っていた。
少なくとも、その時だけは。
私は、自分の心の中に住む、見えない魔物の存在を、忘れる事が出来たのである。
晴れて恋人関係となったミクとの付き合いは、とても幸せなものだった。
行動派で好奇心の旺盛な彼女は、私の知らない遊びをたくさん知っていて、色々な所へと連れて行っては、私を驚かせ、大いに
楽しませてくれた。
一方で、私も彼女に何かをしてあげたいと考え、自分の持っている本の中から選びに選び抜いた(なにせ数が数だ)、これはと
思える一冊を貸してあげたりもした。すると彼女は、
『……この場面での、主人公のこの気持ち、ボクにもよく分かります。何ていうか、自分が同じ立場に立たされても、きっと
そうするだろうって思えて……すごく、読んでて心がしめつけられました』
などと、私が驚くほどに深く読み込み、彼女らしい直接的な言葉で、感想を伝えてくれた。
毎日放課後になると、私たちは学校近くの喫茶店へと集まり、お互いが読んだ本について、心行くまで語らう。
その時間は、その頃の私にとって、何よりの楽しみだったのだ。
けれど、そんな心安らぐ日々も、長くは続かなかった。
『ああ……ミク……ミク……っ』
一度は封じたはずの黒い欲求は、日を追うにつれて再び目を覚ましており、むしろミクという具体的な対象を得ることで、
より一層強まっているように感じられた。
――縄で縛り上げた私の体に、容赦なく鞭を振るい続けるミク。
――恥ずかしい格好で私に街中を歩かせ、皆のさらし者になるのを見て、こっそりとほくそ笑むミク。
それらの妄想は形をなし、夜毎、私の脳裏に広がり続ける。そのイメージに対して、圧倒的な憧憬と、吐き気がこみ上げる
ほどの罪悪感を同時に覚え、私は一人、ベッドで身悶える日々を送っていた。
『ダメっ……! 考えちゃいけない……こんな事、もう、忘れなきゃいけないのに……!』
それはもはや、自分の中だけに留めておくには限界があり、無理に押さえつけていればいずれは爆発し、望まざる形で
噴出していた事だろう。
だから私は、全てを自分の外へと解き放つ事にした。
ミクに対する、暗く、怖気をふるうような剥き出しの欲望を書き殴り、形にする。そうすることでその欲望を、放出しようと
考えたのだ。
その行為には多少なりとも効果があった。私は毎晩、時間の経つのも忘れ、ただひたすら自分の苦悩の源泉をペンに写しては、
思いのままにそれを書き綴っていった。
あの日記帳――【Tagebuch】へと。
『ちっ、違うの、ミク……!』
――コーヒーカップが砕け散り、カーペットに、真っ黒な染みが広がった日。
全てが、終わったと思った、あの日。
けれど、ミクは。
『先輩の望み……それを叶えるためには、どうすればいいのか。それをボクに、教えてくださいと言ったんです』
『知りたいんです。先輩のすべてを』
私に向かって、こう言った。
言ってくれた。
『――あり、が、とう……』
ミクが優しいキスで慰めてくれた後で、わき上がる涙をこらえ切れず、しゃくり上げながら、私はミクにお礼を言った。
嬉しかった。涙が出るほど、嬉しかった。
淑やかな仮面に隠した私の素顔を知ってなお、離れずにいてくれる人。
そんな相手を、私はずっとずっと、待ち望んでいたのだから。
『泣かないでください、先輩……』
ミクが、私の涙をそっとぬぐい、手を引いて、ゆっくりとソファへと連れて行ってくれる。そこで私たちを待っているのは、
あの日記帳。
私の、ミクに対する歪んだ愛の白書。
ミクはそれを拾い上げると、並んで腰掛けた私に、まるで壊れやすい宝物を扱うかのように、慎重に差し出した。
『さあ……遠慮なく、ボクにぶつけてください。先輩の想いの丈……その全てを』
真剣なまなざしで、ミクが私を見つめる。
その目に宿る光が、心を支えてくれるように感じられて、私は、臆する自分を必死に励まし続けた。
――大丈夫。きっと、大丈夫。
彼女と二人なら、何があっても乗り越えられる。
ミクと、一緒なら。
私は意を決し、口を開いた。
『――きっかけは、父が持っていた、一冊の本だったの――』
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
「……買い物にでも出かけようかしら」
くい、と最後の一口を飲みきり、空になったコーヒーカップとケーキ皿を片付けた私は、そうひとりごちながら寝室へと戻り、
外出の準備をする。
化粧を済ませると、クローゼットの中から外出用のカーディガンとスカートを取り出して着替える。それから、自分の髪色に
合わせたピンクのストールをふわりと首に巻きつけると、そばの姿見鏡の前に立った。
鏡に映る自分の姿をチェックしつつ、私は様々な体勢をとってみる。身に付けているのが、布地の多い冬物ということもあり、
それほど心配はいらないはずだったが、念を入れておくに越した事はない。
やがて、全身を確認し終えた私は、ほっと一息つき、鏡の向こうの自分に微笑みかけた。
「……うん、外側から見える傷は、残っていないみたいね」
――肩や足首など、衣服で隠しにくい箇所に傷跡を残す事は絶対にしない。
ミクと私との、大事な約束のひとつ。
それが今日も、確かに守られていることが無性にうれしくて、私は鼻歌まじりに家を出ると、踊るような足取りで歩き出した。
――今この瞬間も、きっとどこかでミクと繋がっているはずの、抜けるような青空を見上げて。
141 :
元3:2013/02/23(土) 05:10:36.77 ID:DMqrNUSR
いったん中断させていただきます
本日中に投下し切らせていただく予定です
なんか余りに下手糞すぎるSSで悲しくなった
こんなのじゃチンポが勃たないだろうが
なんだ本物のSSじゃなくて荒らしのイタズラだったのか。
しかし手が込んでいるのうw
そしてまた、私とミクは、あの地下室へと降りて行く。
二人の絆を、より確かな物へとするために。
「ん……ふっ、ちゅぅっ……」
ぺちゃぺちゃという、小さな水音を立てて、私は地面に這いつくばり、必死で舌を動かしている。
「……ほら、もっと思い切り突き出してごらん」
すぐ隣で、膝立ちになって私を観察しているミクの命令に従い、私はうんと舌を伸ばした。私の目の前、金網の上に落ちている
真っ白な塊に舌先が触れ、ひんやりと冷たい感覚が走る。それから一瞬遅れて、私の鼻腔が甘い香りで満たされた。
「はふっ……」
「美味しいかい? せっかくボクがご馳走してやったアイスクリームだ、大切に味わうんだね」
「はっ、はいっ……ありがとうございます」
裸にシャツを一枚羽織っただけの格好で、両手首を、革手錠により背中側で拘束された姿勢のまま、私は必死で首をよじる。
唇を歪めて媚びた笑顔を浮かべながら、赤々と輝く光の中に浮かぶ、ミクの顔を見上げた。
浅ましく餌にありつく、野良犬を見るかのような視線が、私に突き刺さった。
――前回の『儀式』から、すでに一か月を数えた夜だった。
「さあ……行くよ、『ルカ』」
いつものように、ミクが私の家へと訊ねてきた夜。共に入浴を済ませ、後は寝るだけ、という頃合になってから、彼女は不意に、
私を誘ってきた。
前回からすでに数度、二人の夜が何事もなく通り過ぎていた事もあり、高まりつつあった私の期待は一気に弾けた。震える手で
彼女に応えると、その後に着き、地下室へとやってきたのである。
……今回のようなケースも、初めてというわけではない。彼女の訪問が、必ずしも儀式の執行につながるとは限らないのだ。
むしろたいていの場合、私たちはただ、普通の恋人として一夜を過ごし、翌朝、次の約束をして別れる。その一夜の間に地下室を
訪れるかどうかは、完全に彼女の意思に委ねられていた。
誘われるかもしれないし、誘われないかもしれない。
そんな不安と期待の入り混じった、焦れるような気持ちもまた、二人で過ごす時間を静かな興奮で満たすのに、一役買って
いるのだった。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
「……そんなに遠くちゃ、舌が届かないだろう? もっと近寄ったらどうだい。……ほら」
ミクはそう言うと突然、私の首輪のリードをぐん、と前方に引く。
「んぐっ……!」
ぎしり、と金属製の首輪が首の後ろに食い込み、私の体は引きずられるようにして前へと移動する。鼻先に迫ってきた
アイスクリームが、べちゃり、と私の顔を汚した。
「はは、みっともない顔だね。ある意味、賞賛に値するよ」
フリルで飾った立ち襟のシャツに茶色のベストを重ね、褐色のパンツを合わせた調教師スタイルのミクが、その様子を見て、
ぱんぱんと大げさに手を打ち鳴らして笑う。
「それをキチンと食べることが出来たら、キミの顔にへばりついたクリームは、ボクが直々に舐め取ってあげようじゃないか。
だからほら、もっと必死になって頑張ってごらんよ」
「んぶ……はい……っ、どうか、お願い致します……ちゅぱぁ……ふむっ……」
鼻面にぶら下げられたご褒美を目指して、私は目の前の白い物体に必死でかぶりつく。舌と歯と、唇を総動員してその小山を
切り崩している間にも、溶けて水滴となったその一部が、金網の隙間を通過し、タイル張りの床にぽたり、ぽたりと垂れ続けて
いた。
――もちろん、その『ご褒美』の約束は嘘である。この空間にいる間、彼女が私に与えてくれるものは、苦痛か、それに類する
ものだけであると決まっているのだから。
(ご褒美……ミクからのご褒美のために……)
それを分かっていながらも、私はわざと気づかないふりをして、ただひたすら、彼女の意志の下に動く。
自分が、一個の従属物であるという意識を、強固に築き上げながら。
「……見てごらん、ルカ」
夢中になってアイスクリームを舐め回している私の頭上から、ミクの声が響き渡る。
いつの間にか、目の前の床、アイスを挟んだその向かい側に、何かが立てかけられていることに気付き、私は舌の動きを
休めないまま、つと顔を上げた。
「あ……」
一瞬、私の全身がぴたり、と硬直する。
そこにあったのは、スタンドミラーに映る、自分自身の顔だった。
鏡の向こうの自分と目が合う。
前髪はぼさぼさと乱れ、虚ろな目は、眠気を催しているかのように半開きになっている。顔の下半分は、まるで下手くそな
メイクのように白く汚れ、だらしなく口から垂れ下がった舌が、ひらひらとそよいでいた。
これが、これが私の――
「それがキミの素顔だ」
ずしん、とのしかかるような重みを伴って、ミクの言葉が私の耳に届く。
その言葉は、鼓膜を通じて私の心に届くや否や、鋭い刃物となって、心の一部を削り取っていった。
抉るように、ざっくりと。
「目をそらさずによく見るんだ。むき出しになった、キミ自身の本当の姿を」
ミクが屈みこみ、私の頭をつかんで乱暴に起こす。天井の明かりに照らし出され、私の無様な顔が、さらにはっきりと鏡に
映りこんだ。
「まったく、ふた目と見られないひどい顔だね。少しでも人間としての自覚があるならば、こんな醜い顔は出来ないはずだ。
そうだろう? まともな人間がする顔とは思えないよ、呆れたものだ。キミはどこまで下品になれば気が済むんだい?
そんな事ならもういっそ、人間らしくあろうとする努力なんてやめてしまえばいいさ。矜持も尊厳もかなぐり捨てて、
何も言わず、何も考えない、ぶうぶう鳴き暮らすただの雌豚だ。その方が、キミにはよっぽどお似合いだよ」
私の全てを否定するミクの罵倒が、間断なく浴びせかけられる。その言葉を私はただ、白痴のような表情を浮かべて聞いている。
やがてその口から、つう、と一筋、唾液がこぼれ落ちた。
(あ……はぁ……)
たまらない快感だった。
彼女の一言一言が私の心に突き立てられ、徐々に、人格という殻をそぎ落としていく。それにまつわる苦悩や、しがらみと共に。
ヒトである事を放棄してしまえば、もはや、それらについて思い煩う必要もなくなるのだ。
だって私は、雌豚なのだから。
思考を停止させ、自分の行動原理の一切を他人の手に委ねる安寧と快楽に、私はどっぷりと身を浸していた。
「こっちへおいで、ルカ」
「はい」
まさしく家畜を扱うのと同様の乱暴さで、ミクは首輪のリードを握り、私を引きずって部屋を横切る。両手が使えず、ただ
膝だけをにじらせながら着いて行く私は、何度もその場にひっくり返った。その度に、顔や肩が金網に、ガシャン! と激しく
叩きつけられる。
だが、平気だった。家畜はいちいち、痛みを感じたくらいで鳴き声を上げたりはしないものだ。
ミクの向かう先には、一脚の椅子があった。滑らかな曲線で構成された、木製のアンティーク椅子であり、前回の『儀式』から
今日までの間に、新しくこの部屋に運び込んだものだ。
ミクはそこにどさり、と腰かけると、肘掛けに体重をかけて頬杖を突き、大きく膝を組む。その目の前に屈する私の鼻面に、
彼女の足先が突きつけられた。
「足を舐めてもらおうか。丹念にね」
「はい」
平然とそう答えた私は、何のためらいもなく、ミクの足の裏に接吻した。
ぐいぐいと顔面に押し付けられる足に舌を這わせ、踵から爪先まで丁寧に舐め上げる。清潔な石鹸の香りと、わずかに混じる
汗の匂いにすっぽりと包まれながら、何度も何度も顔を行ったり来たりさせ、ただ無心に奉仕を続けた。
「はぷ……っ、はぁぁ……」
指と指の間に舌を差し込み、一本ずつきれいに磨き上げながら、その隙間から、ミクの顔をちらりとうかがう。そこには、
家畜の懸命な献身を受けて悦に入る、調教者としての見下すような笑顔があった。
ああ、ミクが、喜んでいる。
その感動に、自分の体がぶるぶると打ち震えるのを感じた。私は、彼女を喜ばせられている。
たとえ嘲り、罵り、虐げるための対象としてでも、ミクは私を求め、必要としてくれる。
全ての存在意義を喪失した私にとって、今やそれだけが、すがり付くべき希望、道標を示す光として残されていた。
「んぼっ、んぷっ、ふぁぁ……ちゅぅっ、ちゅぅぅっ……」
私の全てを、余すことなく弄んでくれるミク。
私は彼女の所有物だ。
そんな陶酔もろとも、彼女の足指を味わうかのようにねっとりと舐め回しながら、私は、心の中で祈りを捧げた。
――どうかこの、私の矮小な魂に、貴女だけのモノになる悦びをお恵みください――
「んふぅっ……ぶふぅっ……」
私の鼻が、あられもない呼吸音を発する。
椅子に座らされ、後ろ手に縛り付けられた私の口を塞いでいるのは、ミクが新たに『道具箱』から取り出したボールギャグだ。
ビニール製のベルトの中央に、穴の空いたゴムボールのような物が取り付けられている器具……端的に言ってしまえば、
猿ぐつわだ。
このボールを口いっぱいにくわえ、ベルトを後頭部で固定する事で、装着者は口を動かす自由を完全に奪われる。呼吸用の穴が
空いているため、窒息の危険性はないが、それでも口からの呼吸は大幅に困難になり、結果として、みっともなく鼻を鳴らし
ながら呼吸する事を強いられるのだ。
さらには舌も押さえ付けられてしまうため、あふれ出す唾液を飲み込むことも出来ない。そして、たまった唾液はボールの穴を
伝い、外側へじわりと滲み出して――
スパァン!
「はぐっ!」
乾いた打音が上がると共に、私は腹部に強烈な痛みを感じ、身体をのけぞらせた。
痛みが走った部分の皮膚は真っ赤に充血しており、冷たい空気に触れて、ひりひりと腫れている。
「……だらしのない子は嫌いだよ、ルカ」
鞭を手にした右手をうならせ、パン! と床に叩きつけつつ、私の目の前に仁王立ちになったミクが吐き捨てた。
「げほっ、ごほっ……!」
私は呼吸を乱してしまい、口枷の隙間から激しく咳きこむ。その勢いにつられ、再びボールの穴から唾液が流れ出た。
つ、つうとボールの表面を滑り落ちる唾液が糸を引き、ぽたり、と、私の大きく開いた脚の中心、椅子の座面へと落ちるのを
見たミクが、すぐさま鞭を振るう。
「ふごっ、おぐぅっ!」
左右の太腿をそれぞれ一撃ずつ打たれ、私の喉が悲鳴を絞り出す。だが、それも今は満足に発する事が出来ず、ただくぐもった
唸り声が、口の端から嗚咽のように漏れだすばかりだった。
そんな私の声に、ミクがうっとりと聞き入っている。
「……まさにケダモノの鳴き声だね。いい響きだよ」
そう言って、上機嫌そうに右手の鞭を二、三回、ヒュンヒュンと振り回した。
根元から先端までが、全身真っ黒な光沢で覆われたそれは、彼女が最も扱いを得意としている道具だった。グリップは軽く、
汗で滑りにくい構造になっており、長さ2メートル程のボディは、派手な音を立てる素材で作られている。
さらに重要な点として、この鞭はあくまでもプレイの為の用具であり、打たれる側の肉体に、必要以上に深刻なダメージを
発生させる恐れがない、という事があった。それが分かっているからこそ、ミクは全くの無遠慮にそれを扱い、習熟した今では
微妙な力加減の差により、私に与える痛みを自由自在にコントロールできるようになっているのだった。
やがてミクは、空を切る鞭をもう片方の手で巧みにキャッチすると、パン! と空気を引き裂くように両側に引っ張り、
張りつめさせた。
その音に、私は反射的にすくみ上がってしまう。もはや意識を超え、身体そのものに記憶させられた条件反射だ。
「その声を、もっとボクに捧げてくれ。キミの咽喉が嗄れ果て、血を吐くまで――」
静かにそうつぶやくと、ミクは、熟練の指揮者が振るタクトのように、鞭をすっと差し上げた。
そのグリップに、照明の光が跳ね返り、私の目を射た次の瞬間――
「……さあ!」
床に垂れ下がっていた鞭のボディがかき消えたかと思うと、次の一瞬にはもう、私の胸目がけて一直線に飛び込んできていた。
「はうっ!」
電撃のような痛みを感じる暇もないまま、次の一撃が、私の二の腕に襲いかかる。続けて、もう一発。打ち付けられた部位が、
燃え滾るようにじんじんと熱を帯びて感じられた。
「あっ、ぐっ! んんうぅっ!」
「ほらほら、もっとだ! その顔が、終わらない絶望に歪んでいく様を、もっとボクに見せてくれ!」
荒ぶるミクの声が、段々と遠ざかって聞こえる。もはやどこを打ち据えられているのかもわからないほどに連続で鞭打たれ、
肉体が破裂するかのような打音をバックに、私はされるがままに悲鳴を上げ続けた。
――心の中で燻り始めた、苦痛とは全く相反する、異なる情動の萌芽を感じ取りながら。
「はっははは! これだけ痛めつけられて、まだそんな顔をする余裕があるのかい? 最低だ、キミは最低だよ、ルカ!」
ミクの高らかな笑い声に、私は、自分が無意識に作り上げていた表情に気付いた。
垂れ下がる眉と、潤んだ瞳。
頬は上気し、口からはボールの穴と唇の端を伝い、のべつまくなしに涎を垂らしている。
それはどう見ても、体中を襲う痛みを必死にこらえているものではなく――
(――気持ちいい――!)
溢れ出る快感に身を委ねている、恍惚の表情だった。
快感。
私にとって、ミクに鞭で打たれる事は、快感そのものだった。
もちろん、皮膚を激しく叩かれ、時には鋭くかすめた鞭によって裂かれる瞬間、そこに生まれる刺激が『痛み』である事に
間違いはない。人間である以上、その反応を覆すことはどうやっても不可能だ。
だがそれは、あくまでその刺激を、ただ皮膚のみで感じた場合の話だ。
その『痛み』の背景にある、加虐者が込めた『想い』を読み取ることで、その刺激は、全く別の意味を持つことになる。
――私に対する、ミクの『想い』を。
どんな言葉よりも、その鞭が雄弁に語っていた。
『キミを支配したい』
『誰にも渡さない』
『キミは死ぬまで、ボクの奴隷だ』
そんな風に。
支援
『想い』の乗らない痛みは、ただ、それ以上の意味を持たない。
それを理解した時に初めて、痛みは心と心を繋ぐ手段として認識され、『快感』へと転化し得るのだ。
(ああっ……! いいっ、いいのぉっ……!)
全身に与えられる強烈な『愛撫』に、私は自分の肉体が敏感に反応するのを感じた。
秘裂が、じわりと湿り出している。
全身を焦がす炎のような痛みの中で、確かに感じたその快感に、私はひどく興奮した。体を一打ちされるごとに、陰唇が
びくりと震え、愛液を沁み出させ、私の体を内側からも熱くさせる。
(もっと……! もっと欲しいの、ミク……!)
蕩けきった瞳で、私はミクに訴えかける。言葉に出来ずとも、どうかこの願いが通じて欲しいと祈りながら。
すがりつき、懇願するかのようなその視線が、全力で鞭を振るい続けるミクの瞳と結ばれた、その刹那。
「……ふふっ」
ミクが、その口元に、ほんの小さな笑みを浮かべる。
それは嘲笑でも、哄笑でもなく。
『――先輩は、ボクの大切な、恋人なんですから』
あの時の、私の全てを受け入れてくれた、優しい恋人の笑顔だった。
「……ふんっ!」
鞭を握り直したミクは、再び私を乱れ打つ。だが、これまでの叩き方とは違い、そこには一定のリズムが生まれていた。
強く、弱く。また強く、また弱く。
繰り返されるそのリズムは、私の性感の上昇と、完全に同期していた。
「んっ! あうんっ! はひっ、ひぅんっ!」
ぎゅっと目を閉じて視界を遮断し、私はただ加えられる刺激を、脳内で快感へと昇華させ続ける。加速度的に積み重なっていく
それらが、全身を駆け抜けて下半身へと伝わるごとに、まるで性交中のように膣壁がうごめくのを感じた。
(このまま……っ、このまま、最後まで……!)
最後まで――絶頂まで。
突き抜けたい、と私は願った。
「はっ! はあっ!」
そんな私の様子を察したミクが、さらに鞭のテンポを速め、私の昂りを押し上げる。私も彼女の鞭に合わせて、椅子ごと
がくがくと体を前後に揺らし、貪るように快感を求める。
それはまるきり、毎夜、私たちがベッド上で行っている行為そのままの関係性だった。
(――そうだわ、何も、甘い言葉と優しい愛撫で導かれる絶頂だけが、唯一絶対のものじゃない……)
痛みと快感の奔流に押し流され、ホワイトアウトしていく意識の片隅で、私は思う。
(恐怖と苦痛の果てにある絶頂も、また――)
その瞬間。
バシィン! という、ミクの全身全霊を込めた一撃を、受けた瞬間。
(―――!!)
大きく広げた股間から、ぶしゅぁぁっ、と、大量の性液を吐き出しながら。
私は、果てた。
(ああ……ぁ……)
天にも昇るような絶頂ではなく。
奈落の闇に、突き落とされる絶頂を。
――ミクが、与えてくれたのだ。
158 :
名無しさん@秘密の花園:2013/02/23(土) 16:23:33.66 ID:V23l+pfn
泣いてキスみたいなのが好き
「はぁ……はぁ……はあっ……」
むせ返るような熱気と、汗ばんだ湯気がもうもうと立ちこめる中、ミクの荒い吐息が響く。
「………」
その傍らで、体中をズタズタになるまで痛めつけられた私は、声も出ないほどに憔悴しきっていた。
ぴくり、とわずかに足の指を動かすだけでも、全身を引き裂かれるような痛みが走る。身に付けていたシャツは、数え切れない
ほどの鞭打を受けて見るも無残な状態と化しており、もはや、ボロ布をまとっているのと大差ない風体になっている。
だが、それも全ては、私がミクの想いを受け切った結果であり、今の私には、どんな勲章よりも誇らしく思えた。
「……ふぅぅぅ………」
足元の方から、カラン、という音がして、私は気だるい首をぐぐ、と動かし、そちらを見る。
持っていた鞭を、力なくその場に投げ出したミクが、両手をだらりと下げたまま、ぼんやりと佇んでいた。
まるで、魂の抜け殻のように。
(……ミク……?)
その様子を見て、彼方へ飛び去っていた私の意識が、一抹の疑問とともに戻ってくる。儀式の直後のミクは、興奮冷めやらない
ことはあっても、こんな風に虚脱状態になってしまうことは、一度もなかったはずだ。
ミクは無言のまま、ひた、ひた、とこちらへ近寄ってくると、私の背後へと周り込み、革手錠のベルトを外す。それから、
後頭部のボールギャグの留め具に手をかけ、ぱちん、と解いてくれた。
「ぶはあっ……!」
数十分ぶりに解放された口で、私は大きく深呼吸をする。地下室の中は、重く淀んだ空気で充満していたが、それでも私の胸は、
快い清涼感で満たされたように感じられた。
その間にミクは、私を縛り付けていた全ての拘束具を外し、私の体を自由にしていく。
そして正面へと回りこむと、私の顔をじっと見つめてきた。その表情は、何とも形容しがたい色をたたえており、彼女の考えを
うかがい知ることは出来ない。
やがて彼女はゆっくりと――極めてゆっくりと、私の顔に向かって、両手を伸ばしてきた。
(どう――したのかしら。ミク……キスをしてくれるの?)
多少、戸惑いながらもそう思った私は、ミクに応えるつもりで、幾分唇を突き出し気味にし、そっと目をつぶった。
本来であれば、この地下室で『素』の自分を出してしまう事はルール違反だ。しかし今は、普段の性交直後と同様、火照る体と
気だるい誘惑に逆らえず、彼女に甘えたい気分となっていた。
たまには、一度くらいはいいだろう。そう思った。
しかし。
ミクの両手は、私の頬ではなく。
「………?」
その、ほんの少し下。
私の首筋に、ひたり、と添えられた。
「……ミ、ク……?」
何が起きているのか分からず、私は思わず、彼女に問いかける。
だがミクは、それに答えるそぶりも見せず、相変わらず無表情のまま、私の首の周りに、ぐるりと自分の手と指で輪を作った。
ちょうど、先ほどまで嵌めていた、首輪の代わりだとでもいうように。
ややあってから、その手に、くん、と、力が込められたのを感じた。
「……っ!」
初めは、首の両側面に寄せた手の平から、それに続いて、後ろ側に回した四本の指から、わずかに圧迫される感覚があり、私は
少しうろたえた。だがすぐに、
(……もしかして、新しいプレイを試そうとしているのかしら……?)
と、思い直すと、抗う気持ちを押しとどめ、ミクの為すがまま、身を任せる事にした。
どんな時でも、この場所、この禁断の儀式での主導権はミクが握っている。それが、私たちの約束だったから。
――しかし。
私がそんな風に逡巡している間にも、ミクが首筋を押さえる力はどんどんと強くなっていく。自分の耳に届く呼吸音が、次第に
弱々しくなるのがわかり、体を内側から圧迫されるような胸苦しさを感じた。
「ま……待って、ミク……今夜は、もう……」
それが先ほどまでの体力の消耗とあいまって、只事ではすまない域に達しようとしている事を察知し、私はあわてて、ミクを
制止しようとする。
だが。
彼女は、両手の力を一切緩めようとはせず、そればかりか。
突然、両方の親指を折り曲げると。
ずん、と、私の喉元に、錐のように突き立ててきたのである。
「う……ぐっ……!」
その途端、急激に呼吸が困難になり、私はひどい息苦しさを覚える。
ぐぐ、と押し付けられた親指により、私の気管は封じられ、息を吸い込む事も、吐き出すことも出来ない。口からはただ、
ひゅうひゅうという、か細い音が漏れるばかりだ。
(ダメっ……! ダメよ、ミク……! やり過ぎだわ……!)
完全にプレイの範疇を逸脱していると判断した私は、すぐさま抵抗を試みる。素早くミクの両手を握り、力任せに自分の首から
引き剥がそうとした。
――それなのに。
中空へとさまよい出しそうになる視線を何とか制御し、彼女の表情をその目に捉えた瞬間。
私は一瞬、他の全てを忘れ、その顔に見入ってしまっていた。
(――笑って、るの……? ミク……)
もがき苦しむ私を、まっすぐに見つめている、ミク。
そこには、これまで私が一度たりとも見た事がない、穏やかな笑顔があった。
それは恋人でも、主人でもなく。
母親のように優しく見守る、慈愛の微笑だった。
(―――!!)
その時。
私の脳裏に突如、直観的な閃きが宿る。そう、彼女はまさしく見守り、見届けようとしているのだ。
――私の命の篝火が消える、最期の瞬間を。
(ミク……もしかして、本気で、私の事を――!)
心臓を、冷たい手で思い切りねじり上げられるような、根源的な恐怖を自覚した瞬間。
首への負荷が、さらに、強くなった。
(あ……く……)
私は最後の力を振り絞り、ミクの手から逃れようと必死でのたうつ。彼女の両手首をぎりぎりと握ると、ほんのわずかに、
首筋への力が緩んだのが感じ取れた。
「ぷはっ……! お願い、ミク! 正気に……!」
その機を逃さず、私は素早く呼吸をしつつ、ミクに向かって叫ぼうとする。
だが、それよりも早く。
「んぷっ……!?」
ミクの、唇を押し付けるようなキスにより、私の口はぴったりと塞がれてしまった。息を吸い込むだけの隙間は、どこにも
残されてはいない。
そのまま彼女は、すっ、と目を閉じると、両手も唇も微動だにさせようとせず、私から、全てを奪い取ろうとする。
命も。
尊厳も。
魂までも。
私の持っている全て――私そのものを、手に入れるために。
(………)
私自身を失った私は、もう、何も考えることができない。
ただ、ミクの優しい微笑の残像だけを、視界に焼き付けながら。
私の意識は、急速に闇に飲み込まれていった。
――どれほどの時間が経ったのだろうか。
「………ぅ……」
自分がまだ、息をしていることに気付いた私は、鉛のように重いまぶたをそっと開いた。
霞む視界に映ったのは、見慣れた地下室の天井と、点灯したままの照明。私は椅子から崩れ落ち、仰向けになって床に倒れて
いたようだった。
(――私、助かったのね)
同時に蘇ってきた記憶とともに、胸に去来した様々の感情を解き放つため、大きくため息をつこうとする私。だが、
「……ふぅぅ、ぅっ……! ごほっ、ごほっ……!」
呼吸器の方は、まだ正常な働きを取り戻していないらしく、私は激しくむせ返った。その場で座り込み、地面に向かって何度か
空えずきを繰り返したのち、ようやく呼吸を整える。
落ち着いて周囲を見回してみると、『儀式』の残骸が、あちこちに散らばったままだ。横倒しになった椅子、『道具箱』に
しまわれる事もないまま投げ出されている、鞭や、首輪。使われるべき主がいなくなり、その場に置き去りにされたそれらの
道具達に、私はなんとなく、親近感のようなものを抱いてしまう。
ミクの姿は見当たらなかった。きっと、いつもの通りに寝室で、私の訪れを待ち受けているのだろう。
「……ミク……」
無意識のうちに、私はそっと首筋に手をやる。ミクの手で締められた箇所を軽く触れると、ずきん、という、筋肉がきしむ
ような感覚がある。
立ち上がり、少し離れた場所に転がっていたスタンドミラーを拾い上げて、自分の首を映し出す。そこには、すでに半分がた
薄れてはいるものの、ミクの手形らしきものが赤く残っているのが見てとれた。
その痕から、ふわり、と感情の残滓が漂い出し、私の鼻先をくすぐる。
――ミクの、殺意の残り香が。
「――ふふっ」
その匂いを確かに嗅ぎ取った時、私の口元からは笑みがこぼれていた。
初めは、ほんの少しだけ。それから徐々に、大きな声で。
「ふふ、うふふ……あははっ」
私は笑い続けた。これが笑わずにいられるだろうか。
「あっははは! あははははっ!」
……ミクが心に秘めていた、私の想像を上回る強烈な嗜虐心。
理性が定めた枠組みを、易々と踏み越えるほどの熱烈な殺意。
それらの迸るような激情は全て、他の誰でもない、この私だけに向けられたものなのだ。
――それが幸せでなくて何だというのだろう?
「はぁっ……!」
衝動的な笑いに身を任せつつ、私は天を仰ぐ。天井を透かし見て、彼女がいるはずの場所に、視線の焦点を結びながら。
ミクは今夜、心の制動を取り払った。彼女に深く依存する私が、その影響を受けるのも時間の問題だろう。
私たちはもう、止まれない。あとはただ、どこまでも堕ちていくだけだ。
終局など存在しない、究極の愛を求める旅路へと。
「――それでも、構わないわ」
私は不敵に微笑み、呟く。
そう、ミクと一緒なら、私はどこまで堕ちようと構いはしない。
いずれ私が、彼女の殺意さえも受け入れ、呑み込んでしまう事ができるようになった時。
彼女は一体、どんな顔をするのだろう?
それを見届けるまで、私はミクから決して離れない。いつまでも、彼女の隣にいる事を――いや。
彼女の、足元に跪く事を誓おう。
この体中に刻まれた全ての愛の印と、服従の証にかけて。
何故なら私は――
「私は、貴女の―――雌豚」
167 :
元3(後書き):2013/02/23(土) 18:28:37.15 ID:DMqrNUSR
以上、長々とお目汚し失礼いたしました。
楽しんでいただければ幸いです。
>>154 支援感謝いたします。
この場を借りて、素敵な作品を発表してくださったぶりる氏、動画担当のりおっと氏の両名に、
敬意を表させていただきます。
誤字脱字はなんとかならんのか?
これでは小学生レベルだろう
それはギャグで言ってるのか?自己言及?
>>167 SM物を読むのははじめてだったからどんな物かと思ったけど、結構面白かった。
これからも楽しみにしてる!
171 :
るかるか:2013/02/24(日) 22:32:19.47 ID:hK5B7xS8
ながい
GJ
173 :
名無しさん@秘密の花園:2013/02/25(月) 09:16:54.28 ID:IaKZ+RtV
あのさぁ・・・
174 :
るかるか:2013/02/25(月) 22:44:44.91 ID:rLz0ur1J
wwwww
なにこれ。読む気しない・・・
俺は楽しめた
嫉妬するくらいなら普段からなんかしゃべってくれてたら良かったのに
体力奪われるな…
179 :
名無しさん@秘密の花園:2013/02/27(水) 01:15:20.53 ID:pTWAl4HS
GJ! 文章がうまかった! これからも気が向いたらSS投下して欲しいです!
180 :
ぐみりん:2013/02/27(水) 22:35:00.72 ID:Ux+oB0g7
178<<そのとーりw
181 :
ぴこぉ♪:2013/02/27(水) 22:36:21.82 ID:Ux+oB0g7
175<<に同意w
182 :
愛知けん民:2013/02/27(水) 22:38:02.29 ID:Ux+oB0g7
文いいんだからさ短く作ってよ
>>182 レスのアンカーはこのレスのように「>>」と表記されたし
SM物は苦手だったけどおもしろかったです。GJです
186 :
うざっ:2013/02/28(木) 23:03:19.27 ID:jF0QC7OK
↑ なにこれ?
187 :
鼻くそおま*こ:2013/02/28(木) 23:07:40.22 ID:jF0QC7OK
188 :
おちんぽがくぽ:2013/02/28(木) 23:09:49.23 ID:jF0QC7OK
おまんこ
190 :
(・д・):2013/02/28(木) 23:14:17.95 ID:jF0QC7OK
はやくペニパンに初めてをうばわれる百合書いてよ
キサラギモモ「あなたの初めて私がぺにパンでつきまくって奪っちゃうよ!?」
なんか変なの湧いてるな
触らないの
頑張ってみる
注:この物語はフィクションであり実在のGUMI、MAYUとはたぶん関係ありません
マユマユとグミグミのゆり〜
マユは男の子で女装している
グミは女の子なのに男装している
グミは悔しくてマユに怒ってばかり、
--第1話 彼女たちの戦争
グミ「ムキーどうして、男の子のあなたがそんなに可愛いの」
マユ「ふぇぇぇ 痛いよぅ グミちゃん」
グミ「私はグミなのよ!」
マユ「あたしはマユです」
グミ「”あたし”っていうなし!」
マユ「えと…ぼ、僕はマユです」
グミ「どうして頬を赤らめながらに言うのよ」
マユ「だ、だって、恥ずかしいんだもん」
グミ「こーんな顔して『だもん』じゃないでしょ!!」
マユ「ぷくー グミグミの怒りんぼ」
--第2話 悲劇を超えて、のら猫ひとり旅
マユ「どうしてグミは怒っているの?」
グミ「あなたこの役代わってくれるの?」
マユ「絶対ヤダ」
グミ「うわ・・・即答したよ、この子」
マユ「こんな大変な役を引き受けるグミちゃんは偉いね」
グミ「ありがとう」
マユ「グミちゃんはみんなのアイドルだよ」
グミ「ありがとう」
マユ「グミちゃんは、えっと、えっと」
グミ「いいのよ、マユ」
マユ「ごめんね、ごめんね」
グミ「イイノヨ、ワタシハ、ゼンゼン、キニシテイナイワ」
マユ「わーい、みんなー、全然気にしていないんだって、よかったねー」
グミ「私って何なのかな。アイドルやめたい。」
マユ「ボカロ界のスーパースター。アーティスト。」
グミ「ひぃぃぃぃ」
マユ「すべてのボカロは彼女の前でひれ伏す」
グミ「お、お願いだから、やめてよ」
マユ「どうして? 聞かれたから答えたのに」
グミ「そ、そういうのは困るの…」
マユ「やめてほしい? だったらねー」
グミ「また無理難題いうの…」
マユ「あたしのお婿さんになること」
グミ「絶対ヤダ」
マユ「わあ・・・即答した」
グミ「どうして、お嫁さんじゃないの?」
マユ「グミちゃんは、かわいいかわいい、少しかわいそうなボカロ娘で、」
グミ「分かった分かったよ、結婚すれば良いんでしょ!なによもう」
マユ「にこにこ にこにこ にこにこ にこにこ にこにこ」
グミ「どうしてマユの物にならなくちゃいけないのかな…あたしの人生って…」
--第3話 親友以上、家族未満
グミ「ねえマユ。高くて届かないの、取って」
マユ「グミちゃんの身長で届かないものが、あたしに届くわけないじゃない」
グミ「あなた男の子でしょ、私より大きいはず」
マユ「女の子だよ」
グミ「男の子じゃなかったの? 斧振り回して怪力なんでしょ」
マユ「斧は振り回せるよ、グミちゃんを襲えば抵抗できなくさせられる」
グミ「気持ち悪い、やめてよ」
マユ「ふふ……こわいの?」
グミ「ひっ…、そういう冗談は嫌いなの!!」
マユ「えへへ、ごめんごめん、はい取ったよ」
グミ「あ、ありがと・・・え?」
マユ「え」
グミ「どうやって取ったの?」
マユ「飛んだの」
グミ「飛べるの??」
マユ「飛べるよ、ヤンデレ少女に不可能はない」
グミ「そうなんだ。私もヤンデレになろうかな。」
マユ「あはは、グミちゃんはアーティストだよ」
グミ「アーティストやめたい、ヤンデレがいい」
マユ「グミちゃんも冗談を言うんだね」
グミ「ううん、結構マジ。私グミをやっていると時々死にたくなる」
マユ「よーし、その時はあたしが殺してあげよー」
グミ「その時なんて言わずに。お願い、今すぐ殺して!!」
マユ「あっ……あの、そういう冗談はやめようよ、怖いよ」
グミ「あら、気が付いたの?」
マユ「目が笑ってなかった」
--第4話 朝もやの風景
マユ「あたしがオオカミやるから、グミちゃんはたぬきね」
グミ「緑のたぬきね、まかせて!」
マユ「もふもふ もふもふ もふもふ もふもふ もふもふ」
グミ「すごーい、もふって来た」
マユ「銀のオオカミだぞー ガオー」
グミ「うひゃあ、マユマユに食べられるぅぅぅ」
マユ「それにしても大きな尻尾だね」
グミ「ずーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん」
マユ「この尻尾、グミグミより大きいじゃない?」
グミ「ずるずる ずるずる ずるずる ずるずる」
マユ「引きずるなし…」
グミ「ずるずる ずるずる ずるずる ずるずる」
第5話 微妙なお年頃
マユ「突然ですが私は悪魔になりました」
グミ「OKまかせて、私は天使ね」
マユ「ちがうよ」
グミ「え」
マユ「グミちゃんはハニワ」
グミ「・・・はにわって?」
マユ「土偶のこと」
グミ「ぽかーん」
マユ「それそれ、上手だねー」
グミ「私は生き物じゃないの?」
マユ「進化するとフィギュアになれるよ」
グミ「そっか……」
マユ「お地蔵さまにもなれる」
グミ「無機物のままなんだ」
マユ「ハニワだからね」
鏡を覗きこむグミ
グミ「じー 私ってそんなにハニワかな…」
〜Fin
なにこれ?面白くない百合じゃない
エロかけエロ
エロかけエロ
で、結局これは百合なの?
ミク 私エロはやだよぉ!!したことないし
ルカ ミクはえっちしたことないの?
リン えーーー!!ほんとにぃー!?
ルカ あらぁ?リンはあるのかしらー
リン ぴゃああ!ななぁ!無いよ!!
ルカ ………レンね
リン ぴゃああ!……うっえぐっ約束ばれちゃったぁえぐっうわぁぁん!
ミク りりりりりリンちゃん!!
ルカ いれられたんでしょ百合じゃないから記憶からけすわ
リン うん そうして
ミク (え!?それでいいの!?)
ルカ 私は百合経験しかないわ
ミクリン (なぜにすがすかしく!?)
ルカ 初めてはメイコさんがはいたペニスパンツだったわ♪ミクはぁ……GUMIがピッタリかしら?
209 :
名無しさん@秘密の花園:2013/03/03(日) 06:02:53.99 ID:g3hfyXsf
SM小説普通に面白かった
ありきたりなエロより読み応えあったぞ
叩かれる意味がわからんw
下げ…られてなかったごめんなさい
自演がひどいなー
ID真っ赤にして叩いてるのは一人だけだよ
ほんとだw
痛々しい自演の跡が
迫るボーパラに高鳴る胸
ボーパラってなに?
まゆってだぁれ?ボカロ?
ところでミクグミって素晴らしいと思わないか
あぁそうだな……で、なに?
やっぱり胸の格差が・・・
しかも、ネギトロと違って同年代って空気ゆえに
このスレでは、ぐみくはあんまり人気ないのか
なんか意外だな
ぐみく最高じゃん
>>218 まぁおちつけ
ちなみにマユ(MAYU)は割と最新のボカロだ。ヤンデロイドだ
住人の好みを調査するにも人がいないからな
でもROMは相当な数いると思う
ぐみくってあんまみたことないw
まぁ、すきだけどw
ミク 「ぐみちゃん♪」
ぎゅううぅ!
GUMI「!?……みくちゃん(`・∀・´)
ぎゅううぅ!
みたいなものをもとめる!
今まで迫られてても子ども扱いしてかわしてたのに大人化したせいで逃げ場がなくなってしまったリンミク
やってくることはいつもと同じはずなのに雰囲気に流されて最後までとか
グミとミクは同じ高校に通ってて毎日手を繋いで通学してるイメージ。
友達の延長の百合である形が美しい>グミミク
キャッキャウフフの極みというか
ミクルカはマリ見て風お姉さまカップル
ミクグミはゆるゆり風ほのぼのカップル
勝手なイメージ
世代的には
社会人 メイコ
JD ルカ ゆかり ミウ
JK ミク グミ リリィ カル ミキ りおん イア
JC リン いろは
JS ゆき
というイメージなので>230〜232には概ね同意
いろは姐さんはああ見えて最年長……ゲッフンゲッフン
ラピス・・・
JKの貧乳率やべぇな
巨乳GUMIしかいねぇ
ぐみちゃんとお風呂に入って胸の格差に落胆するミクさん。
ミク「」
GUMI「え?え!?私何かした??」
>>236 LilyはBカップのイメージ。
胸の大きさも美味しいが身長差も美味しいんじゃね?と思った
巨乳と高身長を兼ね備えるGUMI
周りからはスタイルいいねーと羨ましがられるが当の本人はコンプレックスとか
ありがちなネタだが
「ね、ミク」
私の部屋のソファに腰掛けて、今の今まで楽しくおしゃべりに高じていたグミは、
突然、真面目な顔つきになって問いかけてきた。
「あたし達って、ただのバンド仲間なの?」
「………え?」
その問いかけの意味がわからず、私は戸惑う。
グミとは、一年の頃から一緒に軽音部に所属して、ステージを盛り上げてきた仲間だった。私のギターを支えてくれる
彼女のベーステクニックには、十全な信頼を置いている。
だけど、それ以上の感情は、私にはなかった。
「それって、どういう……っ!」
彼女の真意が知りたくて、質問をしようとした私の唇が、突然、彼女のそれでふさがれる。
「んふぅっ………!」
突然の出来事に驚く暇もなく、グミは、情熱的に私の唇に吸い付いてきた、愛情のこもったその接吻に、
私の体はがくりと崩れ、ずず、とソファに沈み込んでいく。
「………こーゆー意味だよ」
そんな私に覆いかぶさり、グミが、真剣な顔つきで言う。
「あたしはずっと、ミクの事が好きだった。フロントで輝いてるミクの背中が、この世の何よりかっこよく見えてた。
ミクの後ろじゃなくて、隣に並んで立ちたい、一緒に歩きたいって……ずっとずっと思ってたんだ」
そう言いながら、グミの手が私の制服の袂にするりと差し込まれる。彼女の指がゆるやかに私の胸元へ
忍び込み、ふくらみの頂点へと指先を這わす。
「やっ………!」
「けど……いつの間にか、それはそれだけじゃ収まらなくなってた。ミクの身体に触れたくて、その熱を、
直接感じ取りたくて、たまらなくなってた。……ミクを抱きしめたくて、しょうがなかったの」
さわさわと胸元をまさぐりながら、グミが言う。
そして、再び私の唇は奪われた。
「んちゅ……ちゅぱぁ……っ」
グミの唾液が、とろとろと私の口へと流れ込んでくる。甘く切ない、禁断の花蜜が。
「グ……ミ……」
「もう、我慢できないよ、ミク。今すぐ、あなたをあたしのモノにしたい。他の誰かに奪われる前に」
苦しくて、こらえきれない感情を吐き出すように、グミが言葉を紡ぐ。その目には、うっすらと涙さえ浮かんでいた。
「……いいよ………」
「……え?」
私は、心の中で決意した。
「グミだったら……いいから。………来てよ」
うつぶせのまま、私はすっ、と両手を広げ、彼女を迎え入れる。何かに怯えるように小さく震える彼女の体が、
とても愛おしく感じられた。
「………ミク……っ、大好き………!」
「私も………好きだよ、グミ」
そして私たちは、三度目のキスを交わす。
――いつまでも、離れず隣にいるという、誓いを立てるかのように。
//////////////////////////////////////////////////////
何か電波が降ってきたのでカッとなって書いた。反省はしていない。
・・・友百合ってこーゆうので合ってる?
合ってる
激しいねー
>>240 そんな感じでもいいけど、
もっと友情と恋愛の間で揺れ動く方がいいなあ
>>234 いろはをデザインした人が中学生をイメージしたって言ってるし、
サンリオの公式でも「少女」って呼ばれてるから女子ボカロで最年長はありえない
>>243 14歳くらいのイメージらしいね<いろはちゃん
ラピス わぁぁ!身長大きくてスタイルバツグンで、胸も私に比べて倍ですね!いいなぁ!
ミク ……………
ラピス 大きなおっぱいいーなぁ(><)
ミク イラッ
>いろはすみかん
いろはとリンのJCカップルだと…
そのネタ以前にも言われてた記憶ががが
いろはのキャラがつかめないんだよな・・・
いろはちゃんは猫かぶり
見た目通りの少女なのか
外見とは程遠い妖艶さあふれるロリババアなのか
低音ボイスはキティメットが喋ってます
「ねこ」村さんだし、アレの時はそういう感じなんだろう
は!?
自意識希薄な中二病
そういや女性ボカロで重度の厨二キャラ設定の娘っていないな
男性向けのTENGA、女性向けのiroha
ふぅ・・
自称ヤンデレなMAYUを中二ジャンルに入れたら怒られるかしら
>>258 irohaを購入したと思ったら手違いでいろはがやってくるのか
しょうがないので大人の玩具として…
しかし名前とは裏腹に攻めまくってくるいろはさん
昔バイブは精神医学で治療用に使われていたってのを
聞いたことあるけど、ここまでのスレの流れで
ヤンデレを治すためにマユに色々な“治療”を行ういろはさんを想像してしまった
だれか262の物語書いてよ!
262!それだ!w
V3勢のカップルは少ないなあ
IAゆかは王道だけどそれ以外がな
IAゆか王道か?
王道ってほど出回ってないだろ
V3はキャラ付け難しい気がする
V3組ではそれくらしかない程度かと
そして、ゆかりさんはv3よりもボイスロイドの方が人気でそっち方面のカップリングが人気ってのもある
(チェンソーぶん回すゆかりさんに対してIAちゃん戦闘的要素ないし)
ゆかりはボイロ派のゆかいあとボカロ派のゆかマキで分かれてるイメージ
あとはラピメルくらいしか思い付かないけどメルリさんいつ発売されるんです?
派閥逆だったわすまん
どうでもいいけど俺は同じ誕生日ってことでゆかカルをプッシュしたいです
262はやく書いてよ!!
マイナーボカロはつらいよ
【悲報】「リンちゃんなう!」は小説・コミック共に百合要素皆無 リンちゃん愛し隊1号・2号もほぼ出番なし
マジか…買うのやめよう
262 262 262 262(<・><・>)
275 :
ハツネ リン:2013/04/01(月) 00:54:35.50 ID:VNOCT0uC
リン んっ!あぁっ♪ひゃああん♪きもちいいよ♪♪れぇん!
リン いくよぉ!りぇん!れぇん!いくよぉおお!
ぷしぁああああああ
こそこそ
ミク りん……ちゃん……?なんでレンなの??ボソッ
リン あぁん!りゃえん!止めてぇぇ!んひょおおお!このバイブ揺れが強いいいいぃ!
ミク イイコと思い付いた…ぼそり
リン あああああああ!んひいいいいい!!!!はぁはぁりぇん♪ここ防音で良かったね♪まぁドアに耳つけたらきこえしゃうけどぉ♪
………おやしゅみぃ♪くーかくーか
ミク リンちゃん寝たわね……
がさっ
リン ふぁああ!よく寝たぁああ!ひぃん!なんでぇーバイブうごいてりのおおお!?あしゃかりゃいくうううう!
ミク ふふふっ♪私が改造して遠くからのボタン織にしたわぁ♪
リン んんーあっ! よっ弱まったぁ!
ありぇ?手紙?なになにぃー?
ピンクローターをやる今日一日ずっとつけていろ。つけなくば、ハツネ ミクの命はない。そして自分の部屋に居たら誰がいてもずっと部屋からでるまでまんこにバイブをつけていろ。
リン って、えええぇーー!!?取り合えずつけないと!ミクねぇの命があ!
ミク ふふふ♪ひっかかったわね~♪
276 :
ハツネ リン:2013/04/01(月) 01:16:55.71 ID:VNOCT0uC
リン ふぁっ♪変なかんじぃ!
ミク とりあえず両方きっておきましょ♪
ルカ ミク!リン!レン!ご飯よー!
リン あっ!はぁああい!!
ドタバタ
ミクリンレン いただきまぁーす!
モグモグ
ミク (うふふっ♪スイッチィーオォーン♪♪)
リン ビクッ!!んぐぅっ!んんっ!ブブブブブブ
レン うわぁ!リン!大丈夫か??喉につまったのか!?
リン んっだっだいじよぉぶ あっ
ミク (ここで♪リンしゃんピンチにしちゃうね♪)あれぇー?変な音しなぁい?ブブブウーって
リン んっあっ……あっ私っひっ食欲ないかりゃごちそうさまあっ
ミク (あぁーあ逃げちゃった★)
リン ふぅーやっと自分の部屋だよぉ!声だせるー!って止まってる!?
………あっ!バイブつけなきゃ!
ピトッ
リン ひゃああああん!つめたぁい♪
リン ……もじもじ早く気持ちよくなりたい……
ミク (ふふふ☆わぁーりんたん変態さん♪)
リン ……モミモミ ふぁっ☆あっ手紙書いた人がきっと見てるよねはぁはぁ恥ずかしい★
ミク (しょーがない♪両方いっきにぃーマァーーーークスゥゥ!!)
リン ぴゃあああああああああああ!んほおおおおおおおおおお!いきなりゅきりゃあああああああああああ!
んんっひいいぃ♪いぐううううう!
ミク(イかせませぇーん♪)
リン やあっいくのにおわったりゃ…ああっいきたいーあっああ!
ミク ……♪♪ポチッ
リン にゃああああああああっ☆☆いっくうううううううううう♂♂♀♀
↑いい!ぬける!
自演乙
自演じゃないだろ第一なんでわかるんだ?278おまえが前書いて自演したらたたかれたから言うんだろ?お前はくそだな…自演とか言うやつは見るな
ちっちゃくて可愛いラピスちゃんといちゃいちゃするmiki
それを見て不機嫌になるLily
ラピスちゃんは可愛い
そしてミキリリも良いと思うんだが見たことがない
しばらく見ない間にまたガキっぽいコメント増えたな…
262希望が多いから書こうと思ったんだけど
いろはの性格がようわからん…ググっても出てこんし…
喋り方も、どんな感じかいまいち想像がわかない
考えてみたら、俺いろはに興味持ったことなかったからなぁ
自分で考えてもいいけど俺にはセンスないかも
どういう性格がいいかしら
1.声通り貫禄の姉御
2.見た目通り中学生かわいろは
3.変態さん
283 おk 参考にするは
3の変態が気になる・・・
ピンク板の癖にガキ臭いコメというのはいかがなものか
>>285 そりゃirohaで以下略
まあ年齢に限らず子供みたいな奴は一定数いる
という訳で怖い映画を見た日の夜一人で寝れずに
一緒に寝ようとミクにせがむめーちゃんはよ
『いろは』は語尾に「にゃん」って言っててほしいのはオレだけか?
>>275たたかれるのは百合っていうかオナニーネタだからってちゃんとおしえない汚れた奴ばかりだから言い返せよ
あとオレは結構好きできたら続き書いてよ
増えたっていうか一人だけどねキチガイ
そうだな
本人は気づいてないみたいだけど
えさをあたえないでください
293 :
おやじの人:2013/04/07(日) 00:20:43.29 ID:QPTPXoEi
いつかのマスメイの人です。
久し振りに来たんだけど、まだ需要ある?
294 :
おやじの人:2013/04/07(日) 00:23:19.82 ID:QPTPXoEi
すまないsageすら忘れてた・・・
>>294 お前は需要無いと言われたら書かないのか?
需要は作るもんだぜだからはよ
いや2人だろ?
↑追記
お前(290)が言ってるキチガイとお前で2人
てゆうか正しくは自作自演で一人だけど
見苦しいからやめとけよ?まだ自演って書いてくれるだけでも感謝しろ次はもうやるな痛々しい
ここまでブーメラン頭に刺さってる奴も珍しい
荒らし自演は全部ネルがやってるってばっちゃが言ってた
301 :
アキタ☆ネル:2013/04/09(火) 22:57:14.41 ID:n+8FYCsQ
私が荒らしたってーなーぜわかったー?仕方ない!工作員のアキタネルがもっとぉ!工作してやるぅううう!
302 :
ヨワネ☆ハク:2013/04/09(火) 23:00:42.73 ID:n+8FYCsQ
ずっと荒らしてたのってIDが違うから違う人じゃないんですか?
303 :
ヨワネ☆ハク:2013/04/09(火) 23:03:04.14 ID:n+8FYCsQ
続き★
297sと277sと278sとか同一人物じゃないんじゃないかってことです
一日単位でIDが変わることも分からない奴は半年ROMれ
306 :
コ☆モモ:2013/04/11(木) 22:38:20.80 ID:DaOQYx64
そーなんですか!教えてくださってありがとうございます
>>305様!でもどうして変わるのでしょうかー?不思議です………
あと
>>293様!今はちょっと荒しなどがいっぱいで前みたいじゃないですけど良かったら書いてください!皆さんも待ってますよ!私も楽しみです★
307 :
コ☆モモ:2013/04/11(木) 22:47:45.04 ID:DaOQYx64
ルカ「百合って素敵よね♪」
リン「そうだねー!見てると気持ちが良いもんねぇー!」
ミク「ただいまー♪♪今グミりんと百合をエンジョイしてきたよ★」
ルカ「そうなのー!気持ち!良くなったー?」
さて百合の花でしょうか?それとも………
ドチラカナ(=∀=)
つまんね
…なんかごめんよ
310 :
コ☆モモ:2013/04/14(日) 00:24:17.70 ID:aqRrTyOx
308様つまんないのはわかってますでも書くのはひどいです308様は皆から絶賛されるものを書けるのですか?
309様308様に私の変わりに謝ってくれてるのですか?だったらありがとうございます(><)
なに子の流れ
312 :
コ☆モモ:2013/04/17(水) 23:24:32.79 ID:gfymavND
あ!DLみたら308様と309様同じ方でした……と言うことは…どういう意味でしょうか…?
「…やっぱりさ」
「…?」
あたしは切り出した。
「おかしいと思うの」
「何が?」
「あんたの愛情表現」
ピクッと、彼女が反応する。そろそろだろう。
「やっぱり…あなたもそうなの……」
ほらきた。
「何で…なんでよっ!!」
飛びつかれ、押し倒される。背中に衝撃が走る。正直、カーペットがひいてあるとはいえ、痛い。
「私はあなたのことがこんなにも好きなのに…っ!あなたもみんなと同じで…っ!私のこと、変だって…あなたもそうなの?あの言葉も全部嘘なの!?」
やばい。まさかこれほどとは…!首まで絞められるとは思わなかった…っ!
「待って…話を聞いて…っ!」
「何よ?…ウソつきの言葉を聞く気はないわ…?」
「げほっ!…そうじゃなくて…っ!お願いだから…っ、はなし、きいて…っ!」
「…遺言に、聞いてあげる」
…そりゃどうも。
「まず…あたしはあんたのことが好き」
「ウソつ…っん…!?」
「これでいい?」
「………」
「そうじゃなくて、おかしいのは…他の人の前で『私はあなたのモノだ』とか、『他の人に浮気しちゃダメ』とか」
「普通でしょ?」
「でも次の日に爪痕や噛まれた跡が出来てたら、みんなあんたのこと、ひどいやつだって思っちゃうよ…?」
「いいじゃない……あなただけわかってくれればいいの」
「そう言うわけにもいかないの」
攻守交代。今度はあたしが押し倒す。
「世間からみたら、同性で、しかも私は傷が増えて…このままじゃ強制的に離れ離れになっちゃうよ?」
「それは…いや……」
「想像してみてよ…大好きなあたしが、あんたの目の前からいなくなるんだよ?おそらく、一生」
少しの沈黙。こう言う素直なところは、いいと思う。
「いや…」
「……」
「いや……お願い、いなくならないで…っ!何でもする!欲しいモノは何でもあげる!だから…っ!」
「だいじょうぶだって……」
多分、だけど。
「だからね?『治療』をしようと思うの」
「……?」
「何でもするって、言ったよね、マユ?」
「いろは……っん!」
再びキス。そのときあたしは悪い顔をしていたにちがいない。
「時間があったらするからね?10分でも」
「なっ…!」
「…それだけ愛情注いだら、マユも余計な心配しなくても済むでしょ?」
「そういうことじゃ……っ!」
「嫌なの…?」
「…っ!変だよ!?いろ…」
「あたしはっ!」
言葉を遮る。相手に四の五の言わせない様に。
「マユのこと、こんなにも好きなのに…っ!マユは受け止めて、くれないのっ!?」
「っ!」
「だったら、マユなんて…いらない…!」
「かはっ!」
首を絞められることはあっても絞めるのは初。死なないように、それでいて相手を混乱に陥れるぐらいに。
「いろ、は…っ!やめっ…!苦し…っ!」
「………」
「こわ…い、よ……い…ろは…!」
「…分かってくれた?」
ぱっと、拘束を外す。マユが咳き込む様子を見て、少し絞めすぎたかと反省。
「何するのよ!ホントに苦しくて…怖かったんだから!」
「そうでしょ?でもあたしはそれを毎日受けてるんだよ?」
「え…?」
「マユ、愛してくれるのは嬉しいよ?でもね、行きすぎたら、それはもう、ただの恐怖でしかないの」
「うっ…」
「さっき、怖かったでしょ?だから、少しは制御しなきゃだめ。少なくとも、外では普通に振る舞えるようにしないと。分かった?」
「……わかったわ…」
…ショック療法、成功。後は、外で普通に振舞う練習かな…?
「…どうしたの?」
「んーん。言っとくけど、さっきの言葉、全部本当だから」
「えっ…?」
しょうがないじゃないか。だって、ホントにそうなんだから。
…急にすまん、何か、ヒドイかもしれないけど262の物語を書いてみた
おお!新作来てるじゃん!
いいね。もっとやってくれたまえ!!
316 :
コ☆モモ:2013/04/18(木) 23:26:32.23 ID:WqNjgrTJ
うまい文章ですね(^^)
でも、私が言えることじゃないですけどどっちがどっちかわからないので「」の前に名前いれていただけませんか(><)?
>>316 自分も人のこと言える立場じゃ無いけど、「」の前に名前を入れるいわゆる台本形式は、人によっては嫌ったりするし、自分に都合が良いことばっかり言わない方がいいよ
318 :
コ☆モモ:2013/04/21(日) 00:55:04.47 ID:tY/5Wami
317様でも分かりにくいんです!
せめて名前を何回も呼びあったりしてくれませんか?
あと317様してくれませんか?なので自分勝手みたいなこと言わないでください
>>318 半年でいいから
書き込まずに閲覧だけにしてみ?
そうすれば色々分かると思うから
(なぜ台本形式が良いって言ったら自分勝手みたいに言われるのか、とか)
お前はここの雰囲気掴めないまま発言するから色々言われてんのよ(ぶっちゃけ浮いてる)
まずは雰囲気掴むために、書き込まずに見るだけにしてみろ
321 :
コ☆モモ:2013/04/21(日) 15:21:36.19 ID:tY/5Wami
319様318様いやです!
書き込みます!別に浮いてるからっていいじゃないですか!邪魔だったら無視してください!
>>321 お前は自分がよければ他はどうでもいいのか?
書き込むならせめてコテハンやめてsageろ。それだけでも大部マシになる
323 :
コ☆モモ:2013/04/21(日) 15:51:40.36 ID:tY/5Wami
コテハン?sageろ?…………
>>323 コテハンは固定ハンドルネームの略でお前さんの場合コ☆モモって奴。基本空欄で大抵SS投下するときしか皆入れないから普段入れているととても浮く
sageはメール欄に入れる単語。それを入れることでスレが上がることがない。下がりすぎるとスレ落ちするからたまに上げるべきだけどな
あと出来ればそのコテハンが無くてもバレそうな文体も直せればいいんだろうがまあ無理だろうな。てか何でそんな2chの基礎も分からないようなのが書き込もうと思えたんだ?
325 :
コ☆モモ:2013/04/21(日) 16:17:00.00 ID:tY/5Wami
書き込めるから書き込みました!
おしえてくださりありがとうごさいました!
とりあえず名無しにしろってことですね!
>>325 書き込めるから書き込みましたじゃなくて、スレや板のルールや常識を知ってから書き込んでくれとお願いしてるんだよ
結局下げても無いし、自分勝手な書き込みと思われてもしょうがないでしょ
荒らしだな。以降スルーで。
話豚切るがIAは攻めor受けでどっちの印象が強いのかな?
あとどうでもいいがVitaでも書き込み出来るんだ
329 :
名無しさん@秘密の花園:2013/04/22(月) 00:26:37.39 ID:2zXkvUtB
325はいい奴だと思うよ。
アンチスレ荒らしてる俺よりゎw
>>325 そして貴方はROMりなさい。さすれば未来が見えてくるでしょう。
マジキチスマソ
いい奴というか空気が読めてないというか
>>328 ゆかいあ勢のせいか受けなイメージが強い
でも攻めいあさんも見てみたいです
IAの性格って
公式で「設定なし」だからこそ難しいかもしれんな
こっちで考えるのが
そう思うのは俺だけだろうか
ところで今1つ製作中なんだが
絶対に出してほしいってカプ(あるいは個人)いる?
内容はざっくり言うとウィルス感染でほぼ全員がおかしくなる話
エロあり ありまくり
ちなみに俺の個人的趣向でテトとデフォ子の登場は決定している
異論は認める
>>331 性格が変わって淫乱になるタイプならルカとかハクに暴走して欲しい
性格そのままで発情するタイプならリンやミクの戸惑う姿が見たい
テトの相手が空いてるならテトミク希望
書いてくれるだけでありがたいので、服脱いで待ってます
性格がない設定だから恥ずかしがらないし
素直に受け止めるし
本能に従順ではないだろうか
334 :
331:2013/04/22(月) 17:50:55.69 ID:nG7dXFku
>>332 どちらかというと性格そのままで発情だ
おk 実はテトミクと戸惑うミクはちょっと考えていたから採用
意見サンクス
ハク、ルカ、リン辺りも考えてみるは
性格設定なしってとこから
設定自由ではなくむしろほんとに「無」だと…
それは斬新だな
恥じらい知らずの本能的なIAってのもなかなかありかもしれん
>>331 ウイルスで狂ったいろはさんが女性ボカロ陣の恥ずかしい場所に
バスター(腕に付けてる砲台みたいなあれ)から音波を浴びせて
(音は振動なのでバイブみたいに使える)離れた場所からでも
無理矢理相手を気持ち良くさせるという超展開とかどう?
思いついたはいいがギャグみたいになってSSにできなかったw
336 :
331:2013/04/22(月) 21:07:34.07 ID:nG7dXFku
>>335 想像してクソワロタww
俺もギャグ方向に考えてしまったわw
考えとく←
338 :
名無し:2013/04/22(月) 21:34:58.23 ID:1OanGym1
その想像かけよ!俺想像できねーんだけどww
339 :
コ☆モモ:2013/04/22(月) 21:51:32.77 ID:1OanGym1
チキスマソ?ですか……?(´・ω・`)チキスマソッテナニ……
名前だすのこれで終わりにしますので!名前に関していじらないでくださいね(><)
ウイルス系は大好物だ期待待機
>>339 その01010303ってのを消してsageと入れろと何度言えば
>>338 >>339 …あのな、頼むからE-mail(省略化)の横の欄にsageって書いてから書き込んでくれ
名前よりそっちのほうが大事
その場に馴染むにはその場のルールに従うことが大前提だ
わかるよな?
342 :
コ☆モモ:2013/04/23(火) 22:00:10.03 ID:w1iZfnBt
かえました!これをすることを分かってませんでした…すいません!
おしえてくださりありがとうございます!
匿名掲示板といえど内部には独自に文化が根ざしていた
sage文化は仲間か部外者かを見分けるもっとも分かりやすい方法なのである
344 :
名無しさん@秘密の花園:2013/05/01(水) 20:04:56.39 ID:5eWly9dk
いーあるふぁんくらぶの百合が見たい
345 :
コ☆モモ:2013/05/01(水) 21:02:35.78 ID:vmBaGx5x
いーあるふぁんくらぶだとみかと3Pですね…!
いーあるふぁんくらぶはお前にはまだ早い
マジで、エンジンかかってんなぁ…(性的な意味で
ミカちゃんは巨乳?貧乳?
349 :
コ☆モモ:2013/05/02(木) 23:10:41.48 ID:JcQs017H
ひんにゅーっぽいですよねーw
誰が攻めになるん?乱交か?w
351 :
コ☆モモ:2013/05/03(金) 22:35:01.59 ID:PGYns9Gv
みかちゃん活発そうなので攻めかな?
「ねえ、Master」
そう言って近寄って来たのはMEIKOで、真正面に座るとMasterの手をとり、自分の膝の上に乗せた。
「今日は何の日か知ってる?」
「5月5日は、こどもの日」
「正解」
けれどMEIKOの手は離れない。別の答えを待っているのだ。
もうすっかり忘れされているかもしれない。MEIKOはMasterに期待の目を向ける。
離れないMEIKOに、Masterは別の答えを求めていると解った。
「・・・MAY 5、MEIKOの日ね」
「そう!正解!」
屈託のない笑顔を向けるMEIKOは、Masterの手を胸元で握りしめた。
「誕生日なんてすっかり忘れられてるし、まさかこっちの日を覚えているとはね」
「まあ・・・ね・・・(TLで誰かがつぶやいてたからとか言えない)」
泳ぐMasterの視線を捉えて、MEIKOの手がMasterの頬を覆う。
「嬉しいわ、Master」
頬を染めて微笑むと、そのまま顔を寄せて軽く口づけした。
Masterは少し照れくさそうに、また視線を逸らしたが、MEIKOは逃さなかった。
マスメイの人です。今日は5月5日、MAY5、MEIKOの日だったので、即席でうp。
あとの展開はご想像にお任せします。では。
354 :
コ☆モモ:2013/05/05(日) 07:53:07.85 ID:Z1VKnJKz
……おぉっ!めいちゃんの日でしたか!ワスレテタダナンテイエナイ……
メイコの日初耳な俺…
GJ
ちょいと質問
攻めのリンと受けのリン、どっちがいい?
ルカについても聞きたい
俺は頑張って攻めようとする年下とか
下克上っぽいのが好きだからリンは攻めかな
ルカはどっちもこなせるイメージ
リンはなんかどエスのイメージがついてるから攻めだなぁ
後ルカはどっちもこなせるイメージ。
ルカは変態淑女のイメージ。
意見サンクス!
俺の中ではリンルカ両方受け攻めいけるから悩んだんだ
まぁ両方書いてもいいんだけど
リン … 普段は明るくふるまうが、寂しがり屋
普段は受けだけど、すれ違う期間が多かったりすると
不安とストレスで攻めに反転する
ルカ … いつもは知的かつ論理的なお嬢様キャラ
しかし頭が固く不測の事態に弱い
いつもは攻めにまわることが多いが、突発的な事故には対応できず、
不意のアクシデントに遭うとそのままずるずると弱い部分を曝け出して受けになることも
まあつまり両名受け攻めどっちもいけるイメージだわ
めーちゃんは無知な妹たちに手取り足取り教えてあげようとするけど、簡単に逆襲されてそうだな。
MEIKO攻めと言えばユカラカキさんの作品の続きをずっと待っているんだが
他にも完結しないで止まっている方が何人もいて残念だ
リンはなんか無邪気攻めなイメージだなー
ルカは女王様でも恥ずかしがりな受けでも暴走変態淑女でも何でもバッチこーい
…でもやっぱ個人的にはルカさんは攻めかなw
>363
ユカラカキさんはオリジナルのリレー小説に参加され
BBSで最近カキコミありましたね。
まぁジャンル、一般認知では右肩上がりの『VOCALOID』だけど
新規ファンが増えて古参が卒業してるイメージだわ。
ジャンル卒業してなくてもSS書くテンションを維持するのは難しいしな
誰もコメントしてね……w
ボカロは他社同士のカプ少ないんだよなー
栗面子が安定してんのもあるけどさ
いろはとかLilyとかもっと流行れ
リリィは名前がもろ百合なんだけどな
いろはさんはこれから玩具のように扱われるSSが増えるかも
名前的に
369 :
威風堂々:2013/06/01(土) 15:29:34.29 ID:8oKQMth+
誰か物語書かないの?
今頑張って時間つくってSS書いてるお
371 :
威風堂々:2013/06/01(土) 23:21:42.87 ID:8oKQMth+
がんばるんだお!
>>367 リリグミとかルカリリとか好きだぜー。だけどいかんせん少ないのよね
でもやっぱり一番好きなのは定番のネギトロだわw
最近ネギトロにハマッたんだけどお勧めの同人誌とかってここで聞いてもよかですか?
374 :
威風堂々:2013/06/11(火) 18:41:26.81 ID:t3zOizdW
だめだおっ!
そっかそりゃ残念
>374
なんでやねん 勝手なこと言うなよ
>373
既にご存知かも知れませんが せきはらさんの本はエロくて切なくてサイコーだわ
377 :
威風堂々:2013/06/12(水) 21:21:36.32 ID:YkNTwuX4
なんでぼくだけタメなんだおっ
373だけえこーひーきーなのかおっ!?
てゆうか君は大阪人なんだお?
378 :
威風堂々:2013/06/12(水) 21:23:20.78 ID:YkNTwuX4
365と377おんなじ人だお?
>378
377じゃなく 365と376ならその通り
いや普段のカキコミは敬語なんだけど
ツッコミは関西弁なんですよ。故にキツく感じたかもしれませんが
因みに奈良県民 昔 route24で名乗ってて久々にここに訪れただけです。
つか自分の書き込みは流れ止めるから控えるよう心掛けてたんですがつい…
380 :
威風堂々:2013/06/13(木) 21:16:44.19 ID:urfj9v2N
いや!全然いいんだおっ!しゃべり方?書き方がおんなじだおーって……だからいっただけなんだおっ!どんどんコメしてだお!私一人だから寂しかったお!私も関西の大阪だおぉっ!!
……だからコテハンやめろって…その喋りもいい加減うぜぇよ…
382 :
威風堂々:2013/06/15(土) 18:06:47.77 ID:xhi93OHB
えー……いーじゃない!
383 :
誰か喋ろ:2013/06/17(月) 21:28:50.12 ID:ua+ybUMV
いああいいああいいきふす
ルカさん好きすぎて生きるのが辛い。
誤爆した。スマソ。
性別が女性なら問題ないのではなかろうか
387 :
威風堂々:2013/06/19(水) 00:06:22.83 ID:AxbidvtX
誰にいってるの386ー?
388 :
威風堂々:2013/06/19(水) 00:07:44.95 ID:AxbidvtX
375別にいいんじゃない??(・ω・)⊃
糞コテは安価もまともに付けられないのか(呆れ)
最近ゆかイア妄想が止まらない
不思議っ娘イアちゃん堪らんね
391 :
威風堂々:2013/06/20(木) 21:54:20.79 ID:gCBlotqw
????
変なの沸いてんな…
ここまできてコテつけて自己紹介始めちゃったりきめぇ喋り方したり…
ぶっちゃけおまえらの個人情報(笑)なんかどうでもいいわ。よそでやれそういうの。構ってチャンだか餓鬼だか知らんが場をわきまえろ
そんなことすらもできないなんて成人だということも疑わしいな
ここは未成年のいるべき場所じゃねんだよ
せめて空気読めりゃ未成年でも許すんだがな
返事はいらん。さっさと帰れ
何一人でコテハンいじってんの?だっさw
てか成人過ぎて百合とこ来てコテハンいじってるキモヲタよりまだ19の未成年や20前半のがましだろ?
お前も分かるよな?キモヲタ?
ここはお前が上から目線して笑われ叩かれる場所じゃねぇんだよ
本来ただのキモヲタならいいが上から目線なれてない人をいじる自分のこと分かってない空気を自分が読めてないが一番迷惑さっさと消えろキモヲタ
てゆうか未成年とかなんでわかんだよ?バカじゃねぇの?馬鹿なキモヲタより慣れてない未成年(?)のがよっぽどましだかなw
いや未成年は慣れてようが慣れてまいが駄目だろ……特に書きこみ
見るだけなら誰が見てるかなんて分からないからまだしも書きこみとか
分別を弁えていれば大人でも子供でも節度ある行動取れそうだが
ない人は見境がなくなる
てゆうか未成年って分かってないのに?
ぬるぽ
ガッ
ワロス
久々に来たけどまたコテハン絡みで荒れてたのか
>>379 乙、あなたの姉妹依存症好きだったよ。今でも何処かで書いてたりする?
姉妹依存症wwww
>>400 有難う御座います。
その言葉を胸にボカロ愛ボカロ百合愛に邁進してまいります。
カプ表示ナシ 書き込みかSSか解らんような短文ならココで書いてますよ。
>>401 めっさ笑われたwwww
やっぱおかしいタイトルですよねwwww
久々に書き込んだら「一人で」とか…
俺一回しか書き込んでねぇのにどういうことぞ
どこぞの自演厨と一緒にすんな^^;
複数に叩かれるのが嫌なのはわかるが
あまり必死に長文書きなぐってる姿って結構見苦しいぞ
久々に来たら随分寂れてしまいましたね
おかしいのは糞コテ(付けるのやめても微妙に違ってるしw)の一人だけだから
本来はスルーすべきなんだろうが……
こいつは調子乗って一人で連投しまくるからタチ悪いんだよな…
未成年は帰れ。頼むからもう書き込むな。これ以上荒さないでくれ
いたいんなら大人しくしてろ、ルールも守れないから叩かれるんだよ
まったくだな
にしても、なんでこう…
ボカロってだけで場も読めないお子様がくっついてくるんだか
保護者どこだよw
いい加減「コテハンいじってるから」が原因ではなく
「場を読めないから」が原因ってことに気付いてほしいもんだな(呆れ)
未成年って言われるのはお前のコメントがそれだけ幼稚だってこともな
ところでその「(だらだら長文)一番迷惑さっさと消えろキモヲタ」ってよくわかってんじゃねぇか
自己紹介が済んだならとっとと消えな
案外40超えのオサーンとかもPC上での文章が支離滅裂だったりするぞ
その場合は支離滅裂なだけで空気自体は(少しだが)読めてる事多いから……言葉遣いとかね
少なくとも語尾が変とかはない気がする
お前らよって集っていたいけな未成年のコテを苛めやがって
孕ませるのなら今のうちだ
ゆとり年少組ボカロを年長組ボカロが性的な意味で調教もとい教育するそんな薄い本ください
過疎ダヨー
もう誰も投下してくれないのか…?
もう誰もいないな…このスレはおわったな
昨日から私の身体が小さくなってた。
研究所のVOCALOID専門メディカル曰く
蒼姫ラピスが人間サイズなれる様にVOCALOIDに備わっている能力らしい。
「ホントにバグじゃないのかな〜」
世界を魅了する歌姫の保護観察下で楽屋のお菓子にかぶり付いているとポツリと言葉が降ってきた。
「も一度メディカルに診てもらう?」
「…ん〜…いい。」
「いい。」と言いながら楽譜から目を離さないけど 仏頂面というか 眉を下げて切な気というか…
明らかにこの現状を良しとしていない。
「…やっぱ迷惑かけてる?」
「迷惑じゃないよっ!……ただ…」
「ただ?」
「ギュッとしてチュー出来ないから…」
超絶…可愛すぎる。
何気ない会話から超ド級の直球ぶっ込んでくるから
私はドキドキしっぱなしだ。
「////…忙しくてずっとすれ違ってしてなかったのに…」
「逢えないからまだ我慢が出来てたんだもん…ずっと傍に居るのに…生殺しだよ…」
更にむくれ頬を赤らめる様に ドバッと罪悪感 そしてちょびっと満足感を感じた。
本当は元に戻れないなんて嘘。
すれ違ってばかりの日々が辛くて「蒼姫ラピスみたいに小さければ…」と思った瞬間小さくなる能力に気がついて困らせたかっただけ…
でもそれも今宵限り
寧ろ私の方がこの生殺し状態に耐えられないみたいだから。
このスレ消えそうな勢いだから無駄なりに投下。
とりあえず『マジカルミライ』まで持って下さい。
GJ
>>416 とりあえず片方はミクさんでお願いします。
コミケ3日目じゃ会社あっていけないじゃん
なんで日曜にしないんだよ
せきはらさんの本予約から売り切れちゃったけど
コミケ終われば在庫復活するよね?
ミクルカが好きだな
ネギトロは正義
可愛すぎて生きるのがつらい
コミケ3日目行ったけど、ややボカロ勢にもかげりが現れてきた気はする。
特にコスプレ。
個人的にめーちゃん受けが好きなんだけど、もしかして需要ない…?
ミクさん誕生日おめ
さぁみんな、遠慮はいらないぞ!
ミク誕おめでとう記念にどんどん投下してくれていいのよ?
>>427 ちょ…状況kwsk
見た感じルカ受けか?
めーちゃんは妹たちにも「めーちゃん」って呼ばせてそうだな。
あ、ルカだけは「お姉さま」で。
MEIKOは攻めの方が珍しいと思う
ていうか昨日ってGUMIの日だったじゃん!
GUMIとミクの同級生設定おいしいです
>>432 ルカ「メイコお姉さま」
ミク「メイコお姉ちゃん」
リン「メイコねえ」
まあ完全に脳内設定なんですけどね
百合スレで書き込む内容ではないが
めーちゃんと呼ぶのはカイトだけというイメージ
ディルク・カイト?
>>437 わかるよ、元々KAITO動画で生まれた愛称だしな
ミクたちはメイコさんかお姉ちゃんのイメージが根深いわ
女性キャラに「めーちゃん」呼びさせたければ
カイトのTS亜種のカイコで…
と思ったがカイコは軒並みティーンっぽい外見だから
やはりメイコさん呼びなりそう
リリグミのGUMIは例外なくボクっ娘という風潮
グミは髪型や恰好がボーイッシュですから
まあ胸周りはインタネ組で一番母性を感じますが
ネギトロかわいいよネギトロ
リリィ クーデレ
カル ツンデレ
グミ デレデレ
445 :
名無しさん@秘密の花園:2013/10/04(金) 00:09:29.56 ID:vv7Wog88
a
a
デレデレ属 ミク カル ユキ ゆかり ずんこ IA ラピス
ツンデレ属 リン グミ いろは
クーデレ属 メイコ ルカ リリィ ミキ ミウ
個人的にはツンデレミク+デレデレグミも捨てがたい
MAYUは不動のヤンデレだね
ヤンデレ狙ったけどバーサーカーになったのがMAYU
長い戦歴と輝かしい戦果を誇るミクとリンが、新人達からお姉様として慕われ 尊敬されるのも良いと思う
後輩からお姉さま呼びされるミクリンを目にして、いったい自分はなんと呼ばれてしまうのかと若干の緊張を得てしまうMEIKOさん
>>453 後輩たち「お母さん!」
メイコ「」
…いや、すまん、でもめーちゃん面倒見よさそうだし世話焼きっぽいし
もう姐御肌を通り越してもはや妹というより娘のように見守り慈しむ母性をも感じさせるほどの魅力も備えry
アイ「ばぁば」
テト「」
テトさんじゅういっさいだもん、ぜんぜんばばあじゃないもん!
>>452 >長い戦歴と輝かしい戦果を誇るミクとリンが、、新人達からお姉様として慕われ
14や16の小娘が20(ルカ)や18(ゆかり)の年上娘を百合色に染めてゆくのか…(ごくり)
ルカさんは染められなくても、なんとなく初めから百合っ娘そうな香りがするw
前に「ミク姉さま」って呼んでるSS見かけたことがあるんだが、なんかそれ萌えた
あ
もうすぐボーカロイド百合のプチオンリーだってのに過疎ってんな
百万本のオノとオノを
あなたにあなたにあなたにあげる
窓から窓から見える笑顔を
真っ赤なオノでうめつくして
>464
百合イベントなのにトップページが薔薇とはこれいかに
466 :
名無しさん@秘密の花園:2013/10/23(水) 01:02:01.17 ID:tjB4hVqP
a
467 :
名無しさん@秘密の花園:2013/11/06(水) 14:35:19.34 ID:cXcF/VJz
a
mayu受けが一個もないとは
mayuが攻めだと血が流れそうだな…
470 :
名無しさん@秘密の花園:2013/11/11(月) 21:12:25.89 ID:MLW9so0O
a
471 :
名無しさん@秘密の花園:2013/11/13(水) 00:16:08.56 ID:LvLbGhiA
懐かしー。二年ぶりか。なのに対してスレ進んでないのがアレだけど。
昔自分が書いたやつ踏んでああああああああああああってなって死にたい
保管庫に入れられて永久に残ると思うとちょっと恥ずかしいのあるな。
オレも。
まあ余程自分の欲望を晒したSSでなければ…
と思ったが18禁版だし欲望を晒すのは当たり前かw
475 :
名無しさん@秘密の花園:2013/12/01(日) 04:58:44.54 ID:H3M+O4L/
a
うふ〜ん
あ
とりあえずミクリン投下
クリプトンVOCALOIDが暮らす一軒家の朝。
今日も起床時間のビリはミク。
「おはよう、ミクお姉ちゃん」
「おはよ…っ…!!?」
眠気でボーっとしていたが、顔を上げた瞬間目を丸くする。
金色の長い髪の美少女。しかし頭に小さな白いリボンがある。
「ビックリしたでしょ。鏡音リンよ」
「『リンちゃんなう!』以来よね。ミク」
「う…うん」
年長組のメイコとルカは呆れながらもミクの反応を楽しんでいる。
「ちょっと気分転換に変身しちゃった♪」
「一瞬誰かと思ったよ」
「ったく、何でお前だけ変身出来るんだか」
笑うカイトに溜め息をつくレン。
しかしミクは…。
「どうしたの?ミク。顔赤いわよ」
「な、何でもない!ごはん食べるね」
慌ててダイニングのテーブルにつく。
密かに恋仲になったミクとリン。
しかし見た目の幼さ故ミクは先に進む事をためらっていた。
リンはしびれを切らし、変身してミクに迫った。
以来事に及ぶ時は必ずこの姿である。
秘密の暗号『今夜はシタいな♪』
駄文短文スマソ
http://uploda.cc/img/img52a73f45db908.jpg あーウチの3DSに住むミクリンがキャッキャッウフフしねぇーかなぁ〜
a
ゆかりんの誕生日に自分をプレゼントするIAちゃんが容易に想像できた
>>481 まとめ完全放置しててすまない……
SSは読んでるんですが
ボカロコスプレもすっかり減っちゃったなあ
艦コレばっかり
コミケのコスプレでジャンルの趨勢を占う人って…
今年もネギトロやゆかいあなどの百合カップルが幸せになりますように
新ボカロのココネちゃんが可憐すぎてどの子とカプにするか迷う
心音ちゃんは誘い受け
間違いない
インタネ末妹だから、穏当にGUMI、Lily、CULあたりかの>心響
あとその容姿からIAも捨てがたいか
てか、本スレでも言われてたけど、色の使い方が見事なまでにIAと正反対なんだよな
>色の使い方が見事なまでにIAと正反対なんだよな
よく気付くなあw
しかしゆかIA派としては複雑だ
ココネは甘えん坊な妹キャラのイメージ
ココネはボーイッシュなグミや凛々しいリリィの後ろに
ちょこんと控える感じが似合いそう
IAの妹といったほうがしっくりきそうな
白髪系ロングヘア+黒基調の服+赤系ミニスカート【 IA 】
黒髪系ロングヘア+白基調の服+青系ミニスカート【 心響 】
流石にこの色彩の好対照っぷりは見事としか言いようがない
IA+がくこかな
二次スレより転載
なお当方は忍者修行中なので頭の
http:は各自で入力してください >115 :名無したん(;´Д`)ハァハァ:2014/02/13(木) 21:26:18.03 ID:GzwQ3wDI
>ゆかいあ・ゆかまきカップリング注意
//i.imgur.com/frmXjg6.jpg
//i.imgur.com/h3cKDxR.jpg
//i.imgur.com/l6WTKvX.jpg
>>494 ゆかりん可愛すぎるな
ゆかいあはやはりIA受けであって欲しい
新ボカロ続々来るけど全く盛り上がらんね
ただでさえピクシブとか他にもSS投稿できる場所が増えてるのに
画像認証とかめんどくさいものができたからなあ…
499 :
名無しさん@秘密の花園:2014/05/26(月) 16:57:29.46 ID:FDvVh6W4
a
何か言えよ!言わないとSS書くぞ!
ごめんなさい嘘つきました
ここもだいぶ過疎ったなぁ…
>>500 嘘ついた罰としてミクさんとルカさんの甘々SSを投下しないと
ダヨーさんに襲われる呪いをかけました
ダヨーさんに襲われるのは物理的になのかそれとも性的な意味でなのか…
ダヨーさんに襲われる呪いは恐ろしいのでミクさんとルカさんの甘々SS書いてみたよ
先にお詫びをしておきます。1レスの長さですが何か違うという苦情は受け付けますん
* * *
「このいちふぇひであなたを倒す……うぷ」
「口にモノを入れたまま喋らないでって言ったでしょ……うぷ」
片手にフォークを持ってティラミスを頬張るミクを、ルカが嗜める。
ルカは息を切らしながら、溶けかかったアイスクリームの器に手を伸ばした。
テーブルの上は、果物、和菓子、洋菓子、パフェ、フレッシュジュース……
あらゆるスイーツで埋め尽くされている。
事の発端は、いつもの意地の張り合いだった。
甘党を自認するミクとルカはどちらがより甘党かで口論になり、
ついにはたまたま近くにいた末の妹のリンに命じて思いつく限りの
甘いものを用意させたのだった。しかもリンの手間と自腹で。
それから数時間、二人は延々と目の前に積まれた甘味を食べ続けている。
「冷たいものでごまかそうってどうやら私の勝ち……うっ!?」
勝ち誇っていたミクの顔が急に蒼ざめ、ミクは口を押さえてダイニングルーム
から駆け出していく。
それを見届けたルカは、椅子からだらりと両手を下ろし、力尽きて目を閉じる。
「食べたわ……食べ尽くしたわ……」
器が床に落ちて転がり、溶けたアイスクリームが模様を描く。
(……これ、ファンには絶対見せられないな……)
一部始終を見ていたリンは呆れた表情でため息をつき、その場を立ち去る。
甘い匂いに満たされたダイニングルームに、静寂だけが残った。
そこまで書いたのならミクさんのほっぺについたアイスをルカさんが舐めとったり、
逆襲でミクさんがルカさん咀嚼中のケーキを口の中から奪い取ったりしてほしかった
でも書いたのでダヨーさんではなく
たこルカに襲われる呪いに格下げしておいたよ
ネギドリルが好きなんだがストーリーとしては思い浮かばないなあ
ニコニコ静画でミクとテトがイチャコラしてるMMD画像がたまにあるんでそれをよく見てる
31歳と16歳とか下手すると犯罪くさいw
まあテトはどう見ても三十路に見えないが
いやいまさらこのスレで、歳の差ぐらいで犯罪くさいってw
しかしその歳の差でミクさんが攻める側だったりしたらいろいろ捗るものがありそうですな
まあ俺は「テトはキメラだから年齢は半分」説支持派なんだけどね
ポケ○ンの話をミクとし始めたら
「やっぱポ○モンのドット絵はかわいいよね〜」
「え、今はみんな3Dですよ?」
と歳の差を感じてアンニュイになるテトさん
今月のコンプティーク読んだ奴いるか?