【MEIKO・ミク】VOCALOIDで百合5【リン・ルカ】

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1名無しさん@秘密の花園
VOCALOIDの百合で萌えるスレです。
亜種やUTAUもOK。
雑談、SS、画像、曲紹介等も大歓迎です。
投下の際は注意書きをお忘れなく。
自作絵をうpする場合は自作と明記する、または保管庫に上げてそのURLを貼るようお願いします。
次スレは480KBか980で立ててください。

保管庫
ttp://wiki.livedoor.jp/lilyvocaloid/

前スレ
【MEIKO・ミク】VOCALOIDで百合4【リン・ルカ】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1284960781/

過去スレ
【ミク】VOCALOIDで百合【MEIKO・リン】
http://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1199576044/
【MEIKO・ミク】VOCALOIDで百合2【リン・ルカ】
http://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1236774365/
【MEIKO・ミク】VOCALOIDで百合3【リン・ルカ】
http://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1261018575/
2名無しさん@秘密の花園:2011/04/02(土) 00:29:21.69 ID:MbgrNToj
いちおつー!
3名無しさん@秘密の花園:2011/04/02(土) 22:43:50.33 ID:nRvGuN/I
いち乙
4名無しさん@秘密の花園:2011/04/05(火) 17:15:19.87 ID:yOA6XlKJ
いち乙
5名無しさん@秘密の花園:2011/04/06(水) 19:30:55.38 ID:boMbwfYS
>>1
乙!
6名無しさん@秘密の花園:2011/04/09(土) 11:51:11.42 ID:EwmncD1x
ハク姉まだー?
7名無しさん@秘密の花園:2011/04/18(月) 22:43:52.72 ID:6RyE3hlF
http://info.2ch.net/wiki/index.php?%C7%A6%CB%A1%C4%A1%B4%AC%CA%AA#content_1_11

忍法帖が適用されるかた、レスの容量制限がめんどいことになっとります。
SS投下時はご注意を。
8 忍法帖【Lv=3,xxxP】 :2011/04/20(水) 22:50:16.52 ID:qcdM6NT4
それにしても投稿が無い……
9名無しさん@秘密の花園:2011/04/21(木) 12:12:58.63 ID:WutnKs4s
>>8
前スレが残ってるし。
落ちるまでは向こうを使いきろうぜ。
10名無しさん@秘密の花園:2011/04/21(木) 21:41:32.20 ID:Bz6GEHwH
>>9
把握。てか残り5KBでまだ埋まってなかったのかよ……
短編も投稿出来ないレベルの容量だし早く埋めようぜ
11名無しさん@秘密の花園:2011/04/21(木) 23:32:54.48 ID:vtQZP4Wa
こっちはこっちで、レス少なくて落ちそうで恐いw
12名無しさん@秘密の花園:2011/04/23(土) 21:42:20.21 ID:5d1xoT1Z
前スレ埋め終了
13名無しさん@秘密の花園:2011/04/24(日) 02:10:09.59 ID:wzIUEoKk
ほしゅ
14名無しさん@秘密の花園:2011/04/25(月) 19:07:42.21 ID:ooW6G8I/
ミクとメイコがにゃんにゃんとじゃれあってる夢を見たんだ…


目覚まし時計をあれほど恨んだ事はない
15名無しさん@秘密の花園:2011/04/25(月) 19:38:02.66 ID:PsAG/jQk
>>14
続きをここで補完してもいいのよ。
16名無しさん@秘密の花園:2011/04/25(月) 21:17:14.48 ID:MHEyKSh8
>>14
すぐに内容を書く作業に戻るんだ

なお猫耳だと俺得
17名無しさん@秘密の花園:2011/04/25(月) 22:51:02.52 ID:X17/jWuJ
>>14
正座のしすぎで足が痺れないうちに続きをだな
18名無しさん@秘密の花園:2011/04/26(火) 18:13:47.22 ID:QAUn8Z3g
いつも飢饉と豊作の差が激しいスレだが最近は特にすごいなw

自家菜園(妄想)では対処しきれない
19名無しさん@秘密の花園:2011/04/27(水) 01:43:10.38 ID:5Nvpwu46
>>18
その菜園の収穫、出荷しませんか?
20名無しさん@秘密の花園:2011/04/27(水) 02:19:37.10 ID:l6ovJ0ul
>>19
妄想するんと書くんとでは全く別の作業やから無茶ゆうたらあかんで

…書く書く詐欺の俺は本当に、早く書かなきゃならんけどな。頑張る。
21名無しさん@秘密の花園:2011/04/27(水) 21:14:42.53 ID:h+uIODaF
>>20
無理はするなよ。待ってる。
22名無しさん@秘密の花園:2011/04/27(水) 22:36:57.36 ID:EfTbo9tt
前スレ埋め乙です

忙しくて随分間が開いてしまいましたが、
前スレで言ってたSSをいい加減投下しようと思いますw

飽きもせずマスハク、タイトルは「SEPARATE」です
暫しのお付き合いをば、よろしくお願いしますm(__)m
23P.N.ハク姉大好きっ娘さん ◆baWm.IlkH2 :2011/04/27(水) 22:42:41.58 ID:EfTbo9tt
「4月…か」
3月のカレンダーを破きながら、思わずそんな言葉をこぼすと、
「もう今年も四半年過ぎましたね」
湯気の立ち上るマグカップを持ったハク姉が応えてくれた。

あたしはそのマグカップの一つを受け取ってソファーに座ると、これまた一人言のように呟く。
「早いなぁ、ホントに」
「1日がすごく長く思うことはありますけど、1年って早いですよね」
「それもそうだね…しかし4月…」
「どうかしました?」
「…ね、桜もいい感じに咲いてる頃だろうし、花見行かない?」
突然すぎる提案を聞いたハク姉は目を丸くしていたが、やがてそれをキラキラさせると
「花見酒ですか?」
「いや、酒はないけど…ってかあたし、花見名義のどんちゃん騒ぎは嫌いなんだよ」

ハク姉の表情が少し沈んだ気がするけど、あたしは敢えて続けた。
24P.N.ハク姉大好きっ娘さん ◆baWm.IlkH2 :2011/04/27(水) 22:47:09.77 ID:EfTbo9tt

「『花見』ってんだから、大人しく桜眺めてろよって思うんだよね…ま、『花より団子』っちゃよく言ったモンだ」
「ま、まぁ、外じゃ落ち着いて飲めないでしょうしね…」
「どうする?行く?」
「せっかくだし行きましょうよ♪
私、本物の桜って見たことないですし」
「な、え…ま、マジで?!」

驚愕の事実が、あたしの行動力エンジンに火を点けた。
「マジですよ、大マジです」
「よぅしならすぐ行こう今行こう早く行こう!」
「え、あ、ちょっ…マスターさん?!」
「桜が散ったら意味ないし、善は急げって言うしね!さー、行くでよーっ♪」
「ひええぇえぇえ?!」
ハク姉を半ば無理矢理引っ張って外に出る。

―――――――

「わぁ……!」
「これが桜…だよ」
あたしたちは、家の近所のこぢんまりとした神社にやってきた。
立派な桜が咲き誇っているのに、花見客はあんまりいない、言うなれば穴場的な場所。

ハク姉は桜に見とれて、ただ感嘆の溜息をこぼしている。
あたしは、舞い散る桜の花びらを眺めながら、不意にハク姉の前に歩み出る。

…そう。
ここにハク姉を連れてきたのには、もう一つの理由がある。

あたしには、ハク姉に伝えたいことがあるんだ。


「ねぇ…ハク姉?」
「? なんですか?」
あたしは意を決して、ハク姉に振り返る。
25P.N.ハク姉大好きっ娘さん ◆baWm.IlkH2 :2011/04/27(水) 22:53:13.42 ID:EfTbo9tt

「…ハク姉はさ、今まであたしと一緒にいて…どうだった?」
「え?」
「後悔したこととか、ないかなって」

マスターさんの質問の意味を一瞬理解しかねた。
どうしてそんなこと聞くんだろう。

「そ、そんなことありませんよ?マスターさんは…確かにちょっとたまに困りますけど、いい人だと、思います」
「……そっか」
私の答えに、マスターさんは悲しそうに笑って呟いた。
初めて見る表情に、戸惑いと不安が隠せない。
「ま、マスターさんはっ」
「ん?」
「そういうマスターさんは、どうなんですか…?」
「あたしが後悔なんてするワケないよ、ハク姉と一緒にいられて、すごく楽しかった」
過去形にしてしまうその言葉尻を問い質そうとしたけど、マスターさんが目を伏せてしまったのを見て、思わず飲み込む。

「ハク姉がいなきゃ、クリスマスもバレンタインも未だに無縁だっただろうし、何より毎日誰かと一緒にいるってことが嬉しくて」
苦笑い。
そしてまた、悲しそうに笑う。
「…でもね」
不意に風が強く吹いて、桜を多く散らした。
26名無しさん@秘密の花園:2011/04/27(水) 23:07:24.56 ID:6XqQLN8A
猿よけ
27P.N.ハク姉大好きっ娘さん ◆baWm.IlkH2 :2011/04/28(木) 00:37:24.85 ID:swD3Q1h8

…なんだか長くなりそうなので一旦ここで切ります
続きはあした投下します
28名無しさん@秘密の花園:2011/04/28(木) 01:14:45.42 ID:lWQ+X67V
>>27
なんという生殺し…!
季節感あるのいいね。続き気になりすぎる待機!
29名無しさん@秘密の花園:2011/04/28(木) 03:08:00.05 ID:NsdidR8V
>>27
楽しみにしてますよー!

自分も書かなくては・・・
30名無しさん@秘密の花園:2011/04/28(木) 07:50:04.69 ID:KxroaOaj
>>27
くっ…続きが気になる
今夜楽しみにしてるよ
31名無しさん@秘密の花園:2011/04/28(木) 18:37:24.10 ID:sPfdUrJa
wktk
32P.N.ハク姉大好きっ娘さん ◆baWm.IlkH2 :2011/04/28(木) 21:29:14.75 ID:swD3Q1h8
皆さんありがとうございますm(__)m
それでは昨日の宣言通り続きを投下しますので、
暫しのお付き合いをばよろしくお願いします
次から行きます
33P.N.ハク姉大好きっ娘さん ◆baWm.IlkH2 :2011/04/28(木) 21:36:14.32 ID:swD3Q1h8
>>25続き】


その中に佇むマスターさんの背中は、今にも消えそうで。
耐えきれないくらいの不安に、内心で焦っていると、マスターさんは続けた。

「やっぱり…あたしと一緒にいちゃダメなんじゃないかなって…気付いたんだ」

「……え?」
心のどこかで、なんとなくこうなるんじゃないかって予測していたそれが的中してしまった。
「ど、どうしてそんなこと…」

だけど。
後戻りできないくらいに私も、マスターさんに惹かれていたんだ。
だからこそ引き留めたい。
しかしそれには言葉が足りないもどかしさに苛まれる。
そうこうしているうちに、マスターさんは離れてしまう。

「あたしほら、今までハク姉をちゃんと歌わせてあげたことなんて一度もないでしょ?
いや、『そんなん、あんたが努力しねぇからだろ』って言われたら…それまでなんだけどさ」
「そんなこと思ったこと、一度もありませんよ…!」
「そっか…ハク姉は優しいね」
どこか諦めを含んだ言葉に、次の言葉を探しても見つからず
「最後まであたしのワガママでゴメン……でも」
「…やだ…」

「もう、やめよう…ハク姉はハク姉のいた所に戻るんだ」

34P.N.ハク姉大好きっ娘さん ◆baWm.IlkH2 :2011/04/28(木) 21:42:37.65 ID:swD3Q1h8

「イヤだ!!」
私、こんな大きな声出せたんだ。
自分でもそう思うくらいの叫び声。

「どうしてですか?!どうしてそんなこと言うんですか!」
「申し訳ないんだよ…ハク姉にはいろいろお世話になってるのに、自分は何もしてあげられてないってのが」
「だから別にそんなこと…!」
「しかも、あたしの努力次第でどうにかなるところを疎かにしてるんだ…マスター失格だよ…
まぁそもそも、何もマスターしてないんだから『マスター』なんて呼ばれる筋合いも、ホントはないんだけど」
そこまで言うと、マスターさんは至って真剣な顔でこちらを向いた。

「だからハク姉、もう戻るんだ…戻ったら、あたしにまつわる記憶を消してもらうことも、忘れずにね」
「なんで…そんな…」
「…じゃあ、あたしはもう行くね…最後まで無責任でワガママでゴメン…でも、」

「ハク姉と一緒に過ごせた間、すごく楽しかったよ、ありがとう」

マスターさんの笑顔は、例え記憶を消してしまってもいつまでも忘れられなくなるような、屈託のない笑顔。
思わず引き止めるのも忘れてしまっていて、気付いたときにはマスターさんは、そこにはいなかった。
35P.N.ハク姉大好きっ娘さん ◆baWm.IlkH2 :2011/04/28(木) 21:55:27.58 ID:swD3Q1h8

「ま、マスターさん…?」
力なく言葉が漏れる。
「ねぇ、マスターさん、どこに…いるの?」
さっきまで目の前にいたマスターさんは、辺りにはもういない。
「マスター、さん…マスターさん…」
こんな開けた場所。
隠れられるような場所もないし、本当にいなくなってしまったんだろう。
そしてマスターさんの言葉が本当だとするなら、もうマスターさんとは会えない。
「置いていかないで…ねぇ、マスターさん…いるんですよね、マスターさん…」
もちろん返事はない。
ああ、これが「お別れ」なんだなって認識してしまうと、
「マスターさん、マスターさん、ま、すっ」

もう、自分を抑えることはできなかった。

ただただ、立ち尽くして声を上げて泣いた。
マスターさんを止めることができなかった悔しさと不甲斐なさ、また、独りになってしまった寂しさ。

色々なものが心の中でぐちゃぐちゃになって、涙として溢れてくる。
そして思い出がそれに拍車を掛けて、涙は止まることを知らなかった。


…あの時、初めてマスターさんと出会った時。
マスターさんが私を養ってくれるなんて何かの間違いだと、帰ろうとして抱き留められたあの温もり。
あの時のマスターさんの言葉。
まるで昨日のように鮮明に覚えていて。
36P.N.ハク姉大好きっ娘さん ◆baWm.IlkH2 :2011/04/28(木) 22:14:27.06 ID:swD3Q1h8

クリスマスになんか暴走しだしたことも、
一緒に家で湯豆腐を食べながら他愛もない話をしたことも、
バレンタインに、たまにはとサプライズを仕掛けてみたら割と上手く行ったことも、
「ホワイトデーはハク姉の日だ!」なんて閃いてたことも、
マスターさんと過ごしてきた日々を忘れることはできない。

でももう、マスターさんと過ごすことも出来ないんだ。
その現実が何より辛くて、しかしどうすることもできずに、ただ泣き続けていた。










「……ってゆーのはふーふーふーん♪」
ふと、聞き覚えのあるメロディが耳に届いてすぐに、私の背中をよく知った温もりが包んだ。
「っ、ま、マスター、さん…?」
「さてハク姉、今日は何月何日でしょう?」
「ふえっ?え、えーと」
予想外の質問に頭が混乱する。
「え…っと、4月1日…?」
「That's right♪ と、言うことは…?」
前にも聞いたことのある、滑らかな発音の英語に混乱が加速して
「え?と、言うことは…? うーん…あっ」

しかし、恐らく正解であろう答えを見つけた私は、恐る恐るそれを口にした。
37名無しさん@秘密の花園:2011/04/28(木) 22:41:51.08 ID:Ac3lvuG+
支援
38P.N.ハク姉大好きっ娘さん ◆baWm.IlkH2 :2011/04/28(木) 22:48:45.00 ID:swD3Q1h8



「あ、あの…まさか…エイプリルフール…?」
「と、言うことは?」
「今までのは…全部、ウソ…?」
「だーいせーいかーい♪よくできましたー♪」
そこでマスターさんの手が離れる。
振り返れば、心底嬉しそうなマスターさんの笑顔。
「むふー♪なかなか迫真の演技だったっしょ?」
「ッ!」
「べふっ」
思わず言い返すより先に手が動いた。
振り抜かれた右の平手はマスターさんの頬へ。
「なんで…なんであんなウソ…っ!」
「ああ…それだけど…あの…なんてーか、他にいいウソが思いつかなかったってーか」
申し訳なさそうに頬を掻くマスターさんを見て心底思う。

私のマスターさんはバカだ。
誰にも負けないくらい大バカだ。
でもそれが何故か愛しくて、私はマスターさんに抱きついていた。

「バカ…っ、マスターさんのバカ…!」
「ゴメン…来年はもっと、ハク姉が傷付かないウソをもっとちゃんと考えるよ」
頭を撫でてくれるマスターさんの肩口に頭を預ける。

「とにもかくにも、あたしはハク姉に見放されない限り、ハク姉を捨てたりしないから。
それだけは、約束」
意を決したように、マスターさんの腕に力が籠る。
ちょっと苦しい、けれど心地良い。
39P.N.ハク姉大好きっ娘さん ◆baWm.IlkH2 :2011/04/28(木) 22:52:57.73 ID:swD3Q1h8

「ハク姉…落ち着いた?」
「……」
腕の中のハク姉は一向に顔を上げてはくれない。
「大丈夫?」
「マスターさんのっ、せい、です…」
「う……ご、ごめん」
まさかこんなに泣かれるなんて。
確かに想定外だけどその反面、ちょっと嬉しかったりもする。
それくらいにあたしのことを想ってくれてるんだと思うと。

…自意識過剰じゃないよね?

若干の不安を感じつつも、それを掻き消すようにハク姉を抱く腕に力を込めると
「ます…さ…」
「ハク姉…?」
「もう…マスターさんが、嫌だって、言っても…絶対離れませんから…!」
「!」
不意打ちで、ハク姉からキスをされた。
少ししょっぱい、涙の味のするキスを。
触れるだけの唇が離れて、ハク姉が愛しくてたまらなくなったあたしは、念を押すように、心のもっと深いところに届くように
「ごめんね…大好き」
そう囁いてハク姉の頭を抱き寄せた。



程なくして家に戻ったあたし達。
あの桜の木にまつわるジンクス―桜の木の下で二人が誓った愛には永遠が宿る―を知るのは、まだ先のこと…―
40P.N.ハク姉大好きっ娘さん ◆baWm.IlkH2 :2011/04/28(木) 22:57:45.08 ID:swD3Q1h8


…以上です
我ながら長かった…!w

まさかの今さらエイプリルフールネタでしたが、お楽しみ頂けたなら幸いです

それでは失礼しますー
41名無しさん@秘密の花園:2011/04/29(金) 00:47:11.94 ID:36ryJYU1
>>40
GJ!!!
もう二人は結婚しちゃえばいいよ!
42名無しさん@秘密の花園:2011/04/29(金) 01:30:19.23 ID:4xWmic/0
>>40
待ってましたGJ!
途中すげーハラハラしたけど幸せそうでなにより。ハク姉かわいいな
43名無しさん@秘密の花園:2011/04/29(金) 08:51:18.46 ID:uywp95rr
>>40
GJでした!
もうなんだこれかわいい
44名無しさん@秘密の花園:2011/04/29(金) 10:01:51.53 ID:ymILXnak
GJ!
しかし、幸せになれるであろうことは疑いないが
このマスターさんでは、この先もハク姉の苦労は絶えそうもないですねぇ
45 ◆ifz2ATWnPjh8 :2011/05/02(月) 01:32:22.02 ID:AfSAr/wh
うわあああ前話から一月以上経ってるう・・・

というわけで、前スレ>>781の続きを投稿します
今回で終わりかな、と思ったのですが、現実は厳しかったです

いつものに比べてさらにgdgd感が増してますが、最終話に向けた通り道だと思っていただければ・・・

次レスからお願いします
46 ◆ifz2ATWnPjh8 :2011/05/02(月) 01:32:56.65 ID:AfSAr/wh
好きなものから逃げること。
それは、嫌いなものから逃げることよりも辛いことだった。



定例ライブで歌うデュエット曲をインストールしてから、1週間が経過したある日。
わたしたちは初めてのスタジオ練習をしていた。

「ダメね。全く形になってないじゃない」

一度通しで歌った所、メイコさんから厳しい言葉をもらってしまった。
当然のことだ。自分自身、この歌を『歌っている』実感が無いのだから。

「・・・休憩にしましょう。30分後に再開するわ」

返す言葉もなくしばらく沈黙していると、メイコさんは一つため息をついてそう言い残し、部屋を後にした。

「・・・」

わたしも、隣にいるミクも、黙って立ち尽くすだけであった。

「・・・」

漂う空気は重たく、居心地が悪い。
好きな人の隣にいるのに、ちっとも幸せを感じない。

「あ、あの」
「ごめんねっ・・・」
「あっ、ミク・・・!?」

いたたまれなくなって声をかけようとしたが、ミクは謝罪して弾かれるように部屋から出て行ってしまった。

・・・失望させてしまったのだろうか。
思えば、ミクはこのデュエットを楽しみにしていた。あのときの笑顔は今でも思い出せる。
なのに、こんな有様だから・・・。

一人になってしまった部屋の空気は、さっきよりも重く、苦しい。
47 ◆ifz2ATWnPjh8 :2011/05/02(月) 01:33:19.83 ID:AfSAr/wh
※ ※ ※

走る。逃げるように走る。
いったい何から逃げているんだろう。

「―――っ!」

足が痛みを訴える。たまらず、わたしはその場で立ち止まった。
息はかなり上がっていて、苦しい。

「な・・・んで」

壁に手をつき、息を整えながら、独り言をつぶやく。
それは誰もいないスタジオの廊下に空しく吸い込まれていく。

「せっかく・・・ルカ・・・デュエット・・・」

言葉が上手く出てこない。気づけば、自分は涙を流していた。

せっかくルカとデュエットできると思ったのに。
わたしはあの有様で。

ルカを失望させてしまったかと思うと、余計に涙があふれてきてしまった。

「う・・・うぅ・・・」

支離滅裂な言葉はやがて、ただの嗚咽に変わってしまう。
その場にしゃがみこんで、ひたすら涙を流すばかりだった。

「ミク!?」

メイコ姉の声と、こちらに駆け寄ってくる音が聞こえる。

「ミク、大丈夫?」

しゃがんだメイコ姉と、少しだけ顔を上げたわたしの視線がぶつかる。
さっきはすっごく怖かったメイコ姉だけど、やっぱりメイコ姉は大好きなお姉ちゃんで。

「めいこねえぇぇぇぇぇぇ!!!」

わたしは何もかもを投げ出して、メイコ姉に縋り泣いた。
もうどうしていいか分からない。

メイコ姉は黙って受け止めてくれた。
頭を撫でる手、背中をポンポンと叩く手。彼女の優しさ、温かさを感じる。

結局、メイコ姉はわたしが泣き止むまで側にいてくれた。
48 ◆ifz2ATWnPjh8 :2011/05/02(月) 01:33:54.58 ID:AfSAr/wh
※ ※ ※

飛び出していったミクを追いかけようとも思った。
しかし、彼女を追いかけて、捕まえて、一体何を言えばいいのか。

今のわたしには、何も言う資格など無いだろう。
そう思った途端、追いかけることができなくなってしまった。

いや、追いかけるどころか、むしろわたしは逃げているのかもしれない。
何となくだが、そう思えてしまう。

いったい、何から逃げているのだろうか。

・・・思考は暗く沈んでいく。
息苦しさがさっきから消えてくれない。

ふと気づけば、練習を再開する時間になっていた。ミクが戻ってきていない。

やはり探しに出たほうがよいだろうか。
そう思って手をかけた扉が、なぜか勝手に開いた。

「おっと、びっくりした・・・!」

扉の向こうにはメイコさんが立っていた。
いきなり目の前に現れるので、こちらも驚いて一歩下がる。

そうだ、ミクがいなくなってしまったことを伝えなければ。

「メイコさ・・・」
「今日の練習、中止にしたから」
「えっ?」

言いかけた瞬間、メイコさんの口から少し強い言葉が発せられる。
思わず自分の言葉を飲み込んでしまう。

「ミクがね、ちょっと調子悪いみたいだから」
「・・・」

少し困ったような顔。
でも、よかった。ミクはメイコさんと一緒にいたようだ。
49 ◆ifz2ATWnPjh8 :2011/05/02(月) 01:34:18.56 ID:AfSAr/wh
「まあ、まだ本番までは時間あるしね。今無理させたら本末転倒だわ。ミクも、そしてルカちゃんも」
「わたしも?」
「そ、あなたも」

メイコさんがぴっ、と指差ししてくる。わたしは無理をしていたのだろうか。

「あなたに必要なのは考える時間かしらね」
「考える・・・?」
「そう。ちょっとだけ・・・そうね、一歩だけでもいいから、引いた視点で考えてみなさい」

メイコさんの言っていることは、分かるような分からないような。
それでも、とても大切な話をしている。それだけは分かる。

「・・・二人は相性バッチリって冗談っぽく言っちゃったけど」

メイコさんの言葉を噛み砕こうと、必死に頭を働かせているところに、メイコさんがもう一言付ける。
わたしたちにデュエットするよう告げた、あの食卓での会話のことだろう。

「わたしは、本気でそう思ってるわ」
「え・・・?」
「何となく。何となくだけど、貴女たち二人の間には、特別な絆を感じる」

特別な・・・絆。

「だから、きっと大丈夫よ、貴女たちは。今は、ちょっと上手くいってないけど、二人ならちゃんと考えて向き合えるはず」

メイコさんの言葉がわたしの心に深く浸透していくようだった。
考える。それは言葉通り、今のわたしたちについて考えなくちゃいけないってことなんだ。

わたしたちが、また向き合って歩んでいけるように。

「メイコさん」

わたしは決意のまなざしでメイコさんを見据えた。

「必ず、答えを出します・・・!」
「ふふ。良い顔だわ。ルカ」

メイコさんは満足げに肯く。
・・・『ルカ』って初めて呼び捨てにされた。

「頑張ってちょうだいね、ステージ企画者のわたしの顔を立てるためにも」

―――そして、何よりミクのためにも。
50 ◆ifz2ATWnPjh8 :2011/05/02(月) 01:39:49.62 ID:AfSAr/wh
以上です!

ルカミクっていうより、メイコ姉の独り舞台といったほうが正しいでしょうねw
頼れるお姉さんキャラが好きなのですが、そんな感じが出せているでしょうか

次回、或いは次々回が最終話になると思います
よろしければ温かい目で見守ってやっていてください・・・・
51名無しさん@秘密の花園:2011/05/02(月) 23:13:43.36 ID:Rt8pcoIN
>>50
GJ!
最終話に向けてwktk展開だなあw
ルカミク可愛いし、凛としつつ優しいメイコ姉さんも萌えた
52名無しさん@秘密の花園:2011/05/03(火) 01:53:52.82 ID:BeiQne6t
>>50
GJ!戸惑うミクとルカが可愛いな。
頼れるお姉さんメイコがとてもいい。そして続きが激しく気になる
53名無しさん@秘密の花園:2011/05/03(火) 10:10:52.66 ID:VJzyFo2v
>>50
GJでした。
最終話に向けて高まってきますなぁ。
こういうメイコ姉さん大好きだ。
54名無しさん@秘密の花園:2011/05/04(水) 03:11:45.63 ID:An9MFoA1
書いてるSSが大変な長さに
55名無しさん@秘密の花園:2011/05/04(水) 18:43:42.38 ID:K08DRCqV
>>54
あるあるw
俺も今書いてるのが纏まらなくて大変な長さになってるよ…
56名無しさん@秘密の花園:2011/05/04(水) 23:10:05.14 ID:trKQDVVz
>>55
纏まらなくて長いまんま投稿しちゃうダメ人間がここにいますよー・・・
57HabnVn75 ◆tXpCIy94LA :2011/05/05(木) 02:52:43.21 ID:+aI2HwoU
最近の豊作の流れに乗りたい!
というわけで、大変な長さになった3スレ864の続きが出来ました。
ルカ×ミク+ちょっとだけリリィ×グミ
誤字脱字は生暖かい目でお願いします。
次から投下します。忍法帖との兼ね合いで少し時間がかかるかもしれません。
58HabnVn75 ◆tXpCIy94LA :2011/05/05(木) 02:54:55.19 ID:+aI2HwoU
『涙の雨がやむ頃に』


 ドアにかけられたミクの名前が綴られたプレートを、ただ一心に見つめる。追いかけなよ、と言ったボーカロイドの事を考えた。そしてミクの涙の意味を。
 深呼吸をしてノックをしようと右手を上げ、けれどもノックをしないまま右手を下ろす。一つため息をついて。代わりに左手でノックをする。こ、こん。硬い音がひどく鋭利に響く。
 ミク、と声をかける前にがちゃりとドアが開いた。わたしは小さく息を呑んで、目の前に現れた鮮やかな色の髪と空色の瞳を凝視する。いつかのように揺れたりはしない。ぴったりとわたしを見据えている。
 目尻にはかすかに涙の名残りがあった。きゅっと寄せられた眉と、まっすぐに引き結ばれたくちびる。
「グミが好きなの?」
 薄いくちびるから零れた声は、少しかすれて震えていた。
「グミの事が、好きになったの? 私が好きって言ったのは嘘だったの?」
 重ねて問いかける、強さを増した声。どこか咎めるような。 
「……いいえ」
 わたしは吐息のような頼りなさで答えて、揺れない空色から逃げるように目を伏せた。あの日のように瞳を揺らしているのはわたしのほうで、けれど指の先から体温が下がっていく。あの日と同じように。
 その指を、暖かな手のひらが包んだ。そのまま強く引かれて、わたしは少しよろめきながらミクの部屋の中に踏み込んだ。
「なら」
 ぎゅっとわたしの指をミクが強く握る。わたしの左手を、ミクの右手が。痛いほどに。
「私にもしてよ。グミにしたこと全部して。私が好きなら、まだ好きなら、私にもして。私にも、してよ!」
 最後はほとんど悲鳴に近かった。搾り出すような声音。わたしの左手を痛いほどに握るミクの右手は小刻みに震えている。
「……本気で言ってるの?」
「冗談でこんな事言ってると思うの」
 展開についていけないわたしがようやく呟くと、とげとげしい声で噛み付くようにミクが答えた。華奢な手は、まだ震えている。
「そうね、ごめんなさい」
「ルカ」
 ぴったりと見据えてくる空色は、誤魔化そうとするわたしを許さない。左手のかすかな痛みも。
「分かったわ。……今すぐに?」
「今すぐに」
 迷い無く返された言葉に、わたしは深く長い息を吐いた。ふやけてしまいそうなほどに濡れていた右手の中指と薬指はとっくに乾いていて、でもありありとグミが残っている。手のひらにも。くちびるにも。舌にも。しがみつかれた背中にも。
 揺るがない空色の中に、彼女の決意を感じ取る。それに胸が震えた。そうさせるのは、いつだってミクだった。ミクだけが、こんな風にわたしの感情を揺らす。
「シャワー浴びるから三十分待って。このまま抱くなんて失礼なこと出来ないわ。……グミがここに残ってる」
 乾いてぱりぱりになった右手をひらひらと振って見せれば、言葉の意味に気づいたミクがさっと顔を曇らせた。その表情に呼び起こされた罪悪感が、ちりちりと背筋を刺す。それでも彼女を抱けるのだと思うと鼓動が逸って、そんな自分に罪悪感が増した。
「分かった、待ってる。……待ってる、から」
 繰り返す声は少し震えている。そこに滲んでいるのは不安だろか。期待だろうか。それとも、もっと別の何かだろうか。抱いてくれなんて言い出した理由は、わたしの予想から外れているだろうか。当たっていて欲しい、と願う。
 ミクに背中を向けてドアノブに手をかける。開ける前に、背中を向けたままゆっくり口を開く。
「わたしはね、ミク」
 言っておかなければいけないことが、ある。シャワーを浴びて、わたしが戻ってきた時にミクが拒むなら、それでもいい。
「あなたが好きよ。ずっと。今でも。そうでなかったことは一度もないわ」
 ミクは答えない。わたしはドアを開けて廊下に出る。ドアを閉める。ぱたん。長く息を吐く。そうして浴室に足を向ける。
 できれば身勝手な劣情で汚れた下着を換えたいけれど、それは無理だろう。きっとわたしの部屋の私のベッドで、わたしの毛布に包まったグミがまだ泣いている。
 ちくり、と胸が痛む。その傷みも身勝手だと思った。グミに優しい言葉をかけるのはわたしじゃない。その髪を撫でるのはわたしじゃない。傷つけたことに傷つくなんて、そんな都合の良い失礼極まりない行いを、グミにできない。
 今わたしに許されているのは多分、ミクに向き合うことだ。真摯に誠実に、彼女とわたしの関係を扱うことだ。ミクが、それを許してくれるのなら。
59HabnVn75 ◆tXpCIy94LA :2011/05/05(木) 02:58:40.08 ID:+aI2HwoU

 脱衣所の棚に自分のバスタオルがあることを確かめて、乱雑に服を脱ぎ捨てる。どうせまたすぐに着るのだし、既に皺がついてしまっているので今更気にしない。
 浴室に足を踏み入れて、給湯器のスイッチを入れる。コックをひねってシャワーヘッドから落ちる四十二度のお湯を全身で浴びた。
 ぱりぱりに乾いていた右手の中指と薬指は水分を得て、擦り合わせればぬるりと滑る。それを丹念にお湯で洗い流す。
 シャンプーのポンプを二度、三度と押して軽く泡立ててから髪に広げる。わたしは懸命に、いつもの入浴の工程をなぞった。シャンプーをすすぎ、コンディショナーを馴染ませて落し、長い髪を一つにまとめて身体を洗う。
 足の間を探った指が滑るのは、おそらくボディソープのせいだけではなくて、わたしはもう何度目か分からないため息をつく。
 何をしているんだろうと、思った。グミを抱いた。その事実は消せなくて、ミクが好きなのに、もうずっとずっと好きで好きでどうしようもないくらいに好きで、グミに触れている間ですら思い浮かべて。
 切ない声で喘いだのはグミで、ミクではなくて、けれどわたしだって、はしたなく濡れていた。
 涙が出そうだ。でも、それはグミに対する侮辱だと分かっている。泣くのなら、ミクのために泣かないと。心の底から、ただミク一人のためだけに。真摯に誠実に、ミクとの関係を扱う。真摯に、誠実に、ミクを。
 そのためにわたしはシャワーを浴びていて、頭のてっぺんから足の先まで丁寧に洗う。今のわたしに出来る、精一杯の綺麗な身体でミクに触れるために。
 三十分を少し過ぎてしまうかもしれない、とコックをひねってシャワーを止めてから考えた。わたしの長い髪は、ミクほどではないにしろ乾かすのに時間がかかる。
 それでも多分、ミクは自室で待っているんだろう。ベッドの端に座って。ミクのそういうところにも、わたしは惹かれたのだ。
 歯ブラシに歯磨き粉を乗せて口に入れる。口の中をミントの匂いが支配する。しゃこしゃこと念入りに磨いて、口をゆすぐ。
 定位置のコップへ歯ブラシを戻してから、ドライヤーのコンセントを差し込んでスイッチを入れる。ぽたぽたと雫を落す髪にドライヤーからの温風を当てながら、わたしはミクのことだけを考えた。

60HabnVn75 ◆tXpCIy94LA :2011/05/05(木) 03:00:53.18 ID:+aI2HwoU




 ドアにかけられたミクの名前が綴られたプレートをちらりと見て、右手でノックをする。こ、こん。返事を待たずに開けると、ベッドの端に腰掛けたミクが居た。
 一度こちらを振り仰いで、すぐに俯く。いつもより一回り小さく見える華奢な身体。
 部屋に一歩踏み込んで、後ろ手にドアを閉めた。左手に持った、冷蔵庫から出してきたばかりのミネラルウォーターがやけに重く感じる。
 ミクは俯いたきり、動く気配もない。
「気が変わったなら変わったと言っていいのよ」
「鍵閉めて」
 迷うそぶりもなく返ってきた小さな声に、わたしは手探りでドアの鍵を閉める。ゆっくりと確かめるように床のラグを踏んで、ミクまでのわずかな距離を歩く。
 すぐ目の前までわたしが歩み寄ったところで、ミクがゆるりと顔を上げた。揺るがない空色がまっすぐに見つめてくる。それを見つめ返しながら、わたしは無意識にこくり、と喉を鳴らした。
「……ミク」
 名前を呼ぶと、ミクはそろりと目を伏せて待つ。わたしはミネラルウォータのボトルを床に転がして、白い頬にそうっと触れる。指はもしかすると震えていたかもしれない。
 ミクはぴくりとかすかに身体を震わせて、けれど目を伏せたまま静かに待っている。わたしはぎこちなく身体を屈めてゆく。ミクの薄いくちびるに自分のくちびるが触れる直前にためらった。本当にいいんだろうか、と。
「ルカ」
 けれど音の乗らない、吐息だけの囁きに咎められて、わたしはついにそのくちびるに触れる。
 重ねたくちびるは柔らかく、くらりと眩暈さえした。一度離して、また触れる。くちびるは柔らかいのに、微動だにしない身体は硬く強張って震える。
 舌を伸ばしてくちびるをなぞる。薄く開いた隙間から舌をミクの口内へ入れれば、びくりと華奢な身体が震えた。
 ゆるゆると歯列を舐め、その先にある暖かな舌に触れる。
「っ、ん……」
 静かだったミクが息を零す。そこに甘さはない。くちびるを離して、細い両肩に手を乗せてじわりと体重を乗せる。
 白いシーツの海に落ちていく華奢な身体と深い湖の色をした長い髪。わたしを見上げる空色の瞳。キスの余韻が残る薄いくちびる。ミクの全てが胸をざわつかせる。
 顔の横に右手を突いて、首にくちびるを落して這わせる。震える肌。上着の裾から左手を滑り込ませて、なめらかなわき腹の素肌を撫でる。硬く強張ったままの、細いミクの身体。
 下着をずりあげて控えめな、けれどもふにゃりと柔らかな胸に触れた。
「ふっ、は……」
 ミクがかすれた頼りない声を上げて震える。身体を強張らせたまま。やわやわと撫で、その頂を人差し指の腹で探る。そこが少しも硬さを帯びてこないと知って、わたしはミクの上着から手を引き抜いた。
「……ルカ?」
 怪訝そうな声が上がる。空色の双眸と視線を合わせれば、かすかに不安の色が滲む。
 わたしは返事をしないまま、太ももの内側へ手を滑らせた。スカートの中に入れば痛々しいほどに震えて、身体を緊張させる。
 指先が辿りついた、ミクの足の付け根。触れたのは、さらりとした布地の感触。かすかな湿り気もない。
「る、ルカ」
 硬く強張った華奢な身体。震える肌と細い声。不安を滲ませた空色の双眸。
 ざわつくわたしの胸にあった劣情の兆しが急速に溶けて消えてゆくのが分かる。だというのに胸のざわつきは増して吐き気がした。
 深く長い息を吐いて、ミクの上から身体を離して起き上がる。
「……やめないで」
 ベッドの端に座ったわたしの右手を、身体を起こしたミクの右手が握った。小刻みに震える右手が。
61HabnVn75 ◆tXpCIy94LA :2011/05/05(木) 03:07:07.55 ID:+aI2HwoU
「できないわ」
「私が相手じゃ嫌?」
 弱々しく呟いたわたしの言葉にミクが不安を隠そうとしない声音で訊く。
「そうじゃない」
「なら続けてよ。――それともグミのほうがいい?」
「そうじゃないったら。そんな理由じゃないわ」
 食い下がるミクに否定を重ねる。そうじゃない。あれほど緊張に強張った身体を、不安に竦む身体をわたしは抱けない。
「じゃあどうして!」
「あなたが好きだからよ!」
 ミクの強い声音につられて叩きつけるように言葉を返す。触れたミクの右手がびくりと竦んだ。自己嫌悪。
 ゆっくりと深呼吸をしてから、口を開く。ミクの右手のぬくもりが痛い。
「あなたが好きだから、できないの。そんなに緊張して怯えてるのにできるわけないじゃない。あなたが好きなの。大切なの。怖い思いや痛い思いなんて、させたくないのよ……」
 零れ落ちた自分の声と言葉が、空気に溶けていく。わたしの左手に右手を重ねたまま、ミクはぴくりとも動かない。
 カーテンの隙間から淡く光が差している。窓の向こう側で、名前を知らない鳥が鳴いていた。居心地の悪い空気が肩にのしかかってくる。
 言葉と声は空気に溶けて、ついに消えてしまっただろうかと思った頃、透明なソプラノを鼓膜が拾った。
「ルカを、とられたと思った」
 きゅ、とわたしの右手を重ねていただけの華奢な右手が握る。俯いたミクの表情は、前髪に隠れて窺えない。
「グミにルカをとられたと思ったの。私のものじゃないのに。――好きって言ってもらって、私のものだって勘違いしてたのかも。あの時はびっくりしちゃって、うやむやになっちゃったけど、でも私色々考えて……。
 前みたいに一緒に雑誌眺めたり頭撫でてもらったりとか、ルカが笑ってるところが見たくて。最近、あんまり笑わないし。そういうこと考えてたら、グミが来て、それであのとき、嫌だって思ったの。
 ルカをとられたくないの。渡したくない。とられたくなくて、とられたって思ったら馬鹿みたいに悲しくて! だからお願い、最後までして。ちゃんと、全部してよ。怖くてもいいから。痛くても、いいから」
 頼りなく、ぐらぐらと不安げに揺れるソプラノ。順序立てなんて全く出来ていない言葉。わたしの右手を握る右手は力を増して、まるで責めているようだった。
「グミにとられたままなんてやだ。私、ルカが、好きだよ……」
 消え入りそうなほど小さい、震えるかすれた声。ぽたた、と左手の上に落下した透明な雫の発生源は、きっと前髪に隠れた空色の瞳だろう。顎の先からあとからあとから伝っては落ちる。
「ミク」
 まっすぐに、頭のてっぺんからミクの言葉に貫かれたような気がした。声が震える。呼応するように身体も。
「今、好きだと言った?」
 確かめずにはいられなかった。本当に? 本当に? 本当に? もしかしたら、幻聴ではないだろうか。そうであったらと、無様に期待をし続けたわたしの。
 けれどミクが小さく頷いて、深い湖の色をした長い髪がさらさらと揺れる。意を決したように顔を上げた、その頬と空色の瞳は涙で濡れてきらきらと光った。
「ごめんね、自分勝手だよね。グミがルカのこと好きなの、気がついてた。でも、やっぱりグミとルカがそういうことしたの、嫌で」
「……わたしのほうが、よっぽど自分勝手でひどいわよ。いいの?」
 こくりと頷くミクの姿に、胸が震える。焦がれていた。ずっと、ずっとずっと。その視線がわたしに注がれるのを。甘い言葉を囁かれるのを。
 触れようと空いている左手を上げると、ミクがはっと構える。一瞬の緊張。それを見て取って、わたしは自分に苦笑するほかない。
「抱きしめてもいい?」
「え、あ、うん」
 ミクがぎこちなく頷いて、わたしの右手を解放する。わたしはできるだけそっと、華奢な身体に両腕を回して抱き寄せた。
 腕の中で、緊張に強張る身体。それが徐々に解けていくのを待つ。辛抱強く。回した腕を動かさずに。
62HabnVn75 ◆tXpCIy94LA :2011/05/05(木) 03:10:14.50 ID:+aI2HwoU
「怖い?」
「大丈夫……どきどき、はするけど」
 耳元で問いかければ、肩に額を乗せたミクが小さく囁き返す。本当なら、まだ早い。早すぎる。
 思いを伝えて通じ合って、どこか一緒に買い物へ行って映画でも観て。こっそり手を繋いでみたりして。抱きしめて、触れるだけのキスをする。
 相手を想う夜があって、おはようの言葉が嬉しい朝があって、おやすみが寂しい。本当なら、そういう積み重ねがなければいけなかった。
 そういう積み重ねで、お互いの肌の感触に体温に身体のかたちに少しずつ慣れていかなければいけなかった。
 でも、多分ミクは待ってはくれない。だから慎重すぎるくらい慎重に。積み重ねたものがなくても怯えないように。
「ん、じゃあ横になって」
 言いながら、自分が先にシーツの上に身体を横たえる。その隣に、ミクがおずおずと続く。
「こ、こう?」
 仰向けに横になったミクが自信なく訊く。その身体に再び腕を回して身体をくっつける。
「背中向けて……そう。で、頭ちょっと上げて」
 浮いた頭とシーツの間に左腕を滑り込ませて腕枕。細い背中にぴったりと密着して、右手で毛布を肩まで引っ張り上げる。
 ミクのお腹に服の上から右手を乗せると、やはりぴくりと身体を緊張させた。
「大丈夫? 怖くない?」
「うん、平気。背中がその、ちょっとなんか、えーっと、意識しちゃうけど」
 押し当てる格好になった胸のことだろう。ミクの言葉に少し笑う。腕の中の身体から力が抜けるのを待って、ゆるゆるとお腹を撫でる。
 一瞬緊張して、けれどもすぐに解ける。今のところは、大丈夫。
「ふぇっ」
 目の前でむき出しになっていたうなじに口付けを落す。触れる。離す。触れる。頬を摺り寄せる。何度も何度も。
 右手はまだ薄く脂肪のついたお腹を撫でている。服の上から。うなじに口付けを落すたびにいちいち強張っていた身体が、次第にくちびるが触れても緊張しなくなる。
「触ってもいい?」
「う、うん」
 お腹からじりじりと上の方へ移動させた指で、胸のぎりぎり下の辺りを撫でながら訪ねると、小さく肯定が返ってきた。
 ネクタイを解いて、丁寧に上着の前を開けていく。優しく、ゆっくりと。ミクが怖がらないように。怯えたりしないように。
「嫌だと思ったり怖いと思ったらすぐに言って。絶対よ」
 噛んで含めるように言い聞かせる。きっとこのくらい念を押してあげなければ、ミクは嫌だとも怖いとも言ってくれないだろう。
 上着の中に右手を滑り込ませて、肋骨のくぼみの一つ一つや平らなお腹や鎖骨に時間をかけて手を滑らせた。
 そうして、下着の上から控えめな胸を手のひらで包む。形を確かめるようにそっと撫でる。今更のように鼓動が速度を上げてゆく。触れる素肌はあたたかくなめらかで、鼻先を埋めたうなじが甘く香る。
「がっかりした……?」
 不意にミクが口を開いて、そんなことを訊いた。
「うん?」
 一体何に対してがっかりされたと思っているのか分からなくて訊き返す。ミクは少し身じろいで、やがて消えそうなほどに小さな声で答えた。
「私、ほら……胸ちっちゃいし」
 その言葉に、わたしはぱちぱちと瞬きをして、それから微笑んだ。髪の間から覗く耳たぶに口付けて囁く。
「がっかりなんて少しもしてないわ。嬉しくてどうにかなりそう。――可愛い」
「ん、ぁ」
 ちゅ、ちゅと口付けを繰り返すと、ミクが初めて鼻にかかる甘い吐息を漏らした。少しずつ、けれども確実に触れた肌が熱を帯びてゆく。
「下着、外すわよ」
 返事はない。身体が強張る様子もない。それを肯定と受け取って、右手でミクの細い背中を探る。ぷちん、とホックを外し、開放された胸のふくらみを直接手のひらで包む。指に力は入れない。先ほどまでと同じように、ゆっくりと撫でる。
63HabnVn75 ◆tXpCIy94LA :2011/05/05(木) 03:15:28.46 ID:+aI2HwoU
「平気?」
 触れた瞬間に身体を緊張させたので、念のために確認する。かすかに頷いた気配に、わたしは安堵して、そっと指に力を入れた。
「っん、ふぁ」
 ふにふにと、あくまでも優しく触れる。は、と零れた自分の吐息に熱が篭っているのを自覚した。
「んぅっ……っ」
 少し前にしたように胸の頂を人差し指の腹で探ると、甘い声が上がった。本人はそれに驚いたのか、慌てて両手で口元を覆う。
「声、我慢しなくていいから。でも我慢したいなら、して。無理に我慢することもないし、無理に出さなくてもいいから」
 放っておけば自分の手を噛んで我慢しそうで、わたしは先回りして釘を刺す。指の腹で撫でるそこは、徐々に硬さを増してゆく。
 親指と人差し指で挟んで擦ると、華奢な身体がぴくんと震える。
「ぁ、っふ、ルカっ」
「ん?」
 口から手を離したミクが、どこか切実な声音でわたしを呼ぶ。手を止めてうなじに頬を摺り寄せ、ミクの言葉を待つ。
「顔が見えないと、ちょっと怖い」
「こっち向く?」
 ミクが身体を動かしやすいように右手を上げると、もそもそとこちらを向いて擦り寄ってくる。ああ、なんて可愛いんだろう。
 空色の瞳がわたしを捉えて、ぱちぱちと瞬く。少し上気した頬を軽く撫でて、くちびるを寄せる。華奢な身体は、緊張しない。
「ん……」
 重ねた感触は、前よりもずっと柔らかい。舌先でくすぐるとくちびるが薄く開く。その中へ舌を入れると、ぴくんと反応して身体を震わせる。少し待ってから、そっと舌を伸ばした。
「ん、んん」
 丁寧に慎重に、ミクの口内を探る。くちびるの裏側。歯列。そして、甘い舌。腕の中で華奢な身体が緊張と弛緩を繰り返す。恐怖にではなく。
「はっ……」
 零れた吐息がどちらのものなのかは分からない。二人分なのかもしれなかった。
 右手を上気した頬から首筋へ滑らせる。そのまま鎖骨へ、そして再び胸元へ。尖ったままの先端に触れて、わたしは空色の瞳と視線を絡ませる。
「続けて大丈夫?」
「だい、じょうぶ、だと思う……。自分の声じゃないみたいで恥ずかしいし、なんか、変な感じ、だけど。でも、嫌じゃないから」
 言いながらミクはわたしの胸元に額を擦り付けて、でもやっぱり恥ずかしい、と小さく呻く。身体の下敷きになっていた左手を引き抜いて頭を撫でる。
 二つに結んだ長い髪をさらさらと揺らして、久しぶりに触れる感触を噛み締めた。
「好きよ、ミク。可愛い。大好き」
 囁けば髪の間から覗いた耳がじわじわと赤くなる。可愛い、ともう一度繰り返して、わたしは身体を下へ移動させた。
「ふぁっ」
 ぴん、と張り詰めた胸の先端に口付けて、含む。弾力を持った特有の舌触りに、下腹部が熱を持って痺れた。
「ぁ、ぅあ、あっ」
 舌先でつついて、ゆっくり擦り上げる。軽く吸って、歯は立てずにくちびるで挟む。もう片方を右手の人差し指と親指で、くにくにとこねる。
 頭上から降る声は確実に甘さを増してゆき、わたしの背筋を震わせて抜けていった。その声がもっと聞きたい。もっと。もっと。もっと。わたしにだけ、聞かせて欲しい。
「……ここ、触っていい? 怖いなら、やめるわ」
 くちびるを離して見上げる格好で尋ねると、ミクは少しためらうように空色の瞳を揺らした。右手を太ももにするすると這わせ、上下に行き来させる。かすかに緊張する身体。
「グミにしたこと、全部、して」
 ミクの声は少し震えていて、けれども揺るがない意志が滲んでいた。わたしは自分の身体をミクにぴったりとくっつけて、左手を細い首の下に差し入れて背中を撫でる。少しでも不安が和らげばいい。
「痛かったりしたらすぐに言って」
 何度も繰り返した言葉を口にして、下着の上からそっと指を触れさせる。ぴくんと太ももが一度だけ震えた。ゆるゆると探ったそこは、下着の上からでも分かるほどに湿り気を帯びている。
「んん、ん、は、ぁっ……」
「怖い?」
「こわくない、けど、変な感じ……」
 ミクの吐く息は熱く湿っぽい。多分、わたしも同じだろう。下着の中へ指を潜り込ませれば、くちっと水音が立って指先が濡れる。
 ぬるぬると滑る指で合わせ目をなぞって、ミクの身体に尋ねる。大丈夫? 入れても、いい?
64HabnVn75 ◆tXpCIy94LA :2011/05/05(木) 03:18:53.43 ID:+aI2HwoU
「っ、ぅ、ふっ……!」
 うわずった甘い声と吐息。震える熱を帯びた肌。けれど、指で探るそこはまだ硬い。
「っ……!」
 つぷ、とほんの少し中指を沈ませると、華奢な身体が跳ねる。
「……ミク」
「いい、からっ、続けて」
 痛いとも、怖いとも言わず、ミクが食い下がる。それは強がりだ。分かっていても、わたしはここで終わらせることは出来ない。ミクが許さないから。
「一人でしたことある? あ、腰、ちょっと上げて」
 ゆっくりと身体を起こしながらわたしは問いかけた。ミクを仰向けにして、その腰の横へ膝をつく。スカートの中へ両手を潜り込ませて下着に手をかける。
「……えっ?」
「こういうこと、一人で。――可愛いのはいてたのね」
 重ねて訊いて、すらりと伸びた両足からフリルのあしらわれた下着を抜き取る。淡いピンクと白の組み合わせを選ぶところがミクらしい。
 隠そうと閉じる膝をやんわりと押しとどめて、足の間に身体を収める。
「えっ、えっと、胸、触るくらいなら……」
 その言葉に納得した。ああ、だからこの華奢な身体はこんなにも不慣れですぐに緊張して、そして驚いて震えるのだ。
 わたしの視線に晒されたミクのそこは、かすかにひくついててらりと光る。
「る、ルカ」
 くちびるを寄せようとすると、慌てた声で名前を呼ばれる。顔を上げて視線を合わせると、戸惑いの滲む表情。
「グミにもそれ、したの?」
「いいえ。嫌?」
「で、でも、きたない、よ」
 勝手に頬が緩むのはどうしようもない。だって、こんな可愛いことを言われたら。
「全然。綺麗だし、可愛い」
「うぅ……」
 諦めたように小さく呻くのを聞いて、わたしは今度こそくちびるを寄せる。
「ひ、ぁっあ、んぁあっ」
 甘い声を聞きながら舌を伸ばして舐める。丁寧に、丹念に。独特の味と匂いがいやおうなくわたしを昂ぶらせて、次第に呼吸が荒くなるのを自覚する。
 とろりと溢れる雫を舌先で掬って、ぷっくらと膨らむ突起に塗りつける。おそらく初めてであろう感覚に、戸惑いの混ざる声でミクが喘ぐ。わたしの顔を挟む太ももは時折切なげに震えた。跳ね回る声を伴って。
 ちゅる、と音を立てて突起を吸いながら、合わせ目に中指をあてがって滑らせる。第一間接までをちゅくちゅくと浅く沈めたり引き抜いたりして、ゆっくりとミクの身体にわたしの指を馴染ませた。
65HabnVn75 ◆tXpCIy94LA :2011/05/05(木) 03:21:22.59 ID:+aI2HwoU
「……いい?」
 足の間から窺うと、涙を滲ませた空色の瞳と視線が絡まる。幾度か瞬きをしてから、細い右腕がゆらりと上がった。
「ルカ、そばにいて――お願い」
 伸ばされた手を自分の左手で捕まえる。震える指に指を絡めてきつく握ると、頼りない力で引き寄せられた。
 引かれるまま身体をミクの真上に移動させ、絡めた指を解く。顔の横に肘を突いて上体を支える格好になったわたしの首に、ぎこちなくミクが両腕を回した。
「いい、よ」
 耳元で囁かれた言葉に、胸が締め付けられる思いがした。きつく押しつぶされるような痛み。ああ、なんて甘い。
「愛しているわ」
 自然と零れた自分の声は信じられないほどに柔らかい。頬にくちびるを寄せて、あてがった中指をゆっくりと慎重に沈めてゆく。
「っ、あ、ぅ、ふぅっ……!」
 回された腕の力が増して、両手がぎゅっと服を握りこむ。爪を立てたのか、うなじのあたりが鈍く痛んだ。
 あたたかく濡れた、けれどきつく狭いミクの中にじりじりと指が飲み込まれていく。はっ、はっ、とミクが耳元で荒い呼吸を繰り返してはかすかに呻く。
「はぁっ、は……る、ルカ」
「痛い?」
 どうにか根元まで沈めた指は、きちきちと締め付けられている。もちろん快感にではなく。
「ちょっと、だけ。でも、思ってた、よりは、痛くない」
 切れ切れにミクが言葉をつむいで、深く呼吸をする。ゆっくりと華奢な身体から余計な力が抜けていくのを感じて、安堵の息を吐く。
「よかった」
 少しだけ身体を浮かせて正面から空色の瞳を見つめる。きつく狭いミクの中はあたたかい。いま、ミクの一番深いところに触れている。
 この胸に迫る感情は何だろうか。到底言葉では表せないような。ミク。――ミク。
「……ミク?」
 不意に見つめた空色の瞳から、透明な雫が溢れて零れ、わたしはぎくりとした。まさか、本当は泣くほど痛かったの?
「え、あれっ?」
 けれどもすぐに疑問の声が上がって、わたしはまた安堵に息を吐く。まったく心臓に悪い。
「あれ、なんでだろ、ごめっ、わかんない、止まんないの、ルカ」
 あとからあとから溢れ出す涙は止まる兆しもなく、次第に嗚咽を伴ってゆく。きっと今、わたしとミクは同じものを抱えて震えているんじゃないだろうか。胸に迫るあの感情。何故か確信を持って、そう思った。
「ルカ、ルカ……るか、ぁ……」
 わたしの首をかき抱いて、額を擦り付けて繰り返しミクが呼ぶ。切実な響きで。その度にミク、と耳元でわたしは応えた。
 傷つけてしまわないよう、ゆっくりゆっくり沈めていた中指を引き抜いて華奢な身体を抱く。ついにミクは喉を震わせて声を上げながら本格的に泣き始めた。
 わたしの分まで、泣いてくれているような気がした。
 
66HabnVn75 ◆tXpCIy94LA :2011/05/05(木) 03:23:35.32 ID:+aI2HwoU


 腕の中の身体が震えなくなって嗚咽と鼻を啜る音が聞こえなくなり、規則的な呼吸に変わった頃、わたしは背中を撫でる手を止めた。
 背中に回した腕と、ぴったりと密着させていた身体を離して上体を起こす。ミクに背を向けてヘッドの端から床を覗き込もうとして、かくんと止まった。
 振り向くとやはりというかなんというか、ミクがわたしの服をきゅっと握っている。少し不安げな表情で。赤く泣き腫らした目をして。
「大丈夫、どこかへ行ったりしないから」
 ゆるく微笑んでそう言うと、ミクはほうっと息を零して指を離した。わたしはベッドの端から床を覗き込んで、転がっていたミネラルウォーターのボトルを拾い上げる。
「飲む?」
「うん」
 すっかりぬるくなってしまったそれを揺らして尋ねると、がさがさに掠れた声でミクが答えた。伸ばされた手を取って、身体を起こすのを手伝う。引き寄せた華奢な身体は恐ろしく軽い。
 キャップを開けて手渡すと、白く細い指が受け取った。口をつけてボトルを傾け、目を伏せる横顔。晒された白い喉が、ミネラルウォーターを嚥下して動く。こぽぽぽ、とボトルに空気が流れ込んでいく音。
 その一つ一つを、わたしはつぶさに観察した。ひどく静かな気持ちで。まだ信じられないのかもしれない。この手でミクに触れたことが。
「ありがとう」
 中身を三分の一ほど減らしたミクが、わたしに向けてボトルを差し出す。それを受け取って、わたしも中身を少し減らした。ぬるいミネラルウォーターが喉を滑る。
 キャップを閉めてボトルを床に置くと、やけに真剣な眼差しで空色の瞳がわたしをじいっと見つめていた。
「……なあに?」
 尋ねるとミクは少しためらう様なそぶりを見せたあと、右手を伸ばしてわたしの頬に指の先で触れた。その手がぎこちなく降りて、首の飾りにたどり着く。
「こう?」
 探るような動きに、わたしは自分で飾りを外し、シーツの上に置く。すると今度は上着のファスナーに指が触れた。ちゃりっと弾いて、長く細く息を吐く。
「グミに、見せた?」
 囁くほどの声でミクが訊いた。真剣さを失わない、涙の後が残る空色の瞳を見つめ返して、わたしはゆるゆると首を横に振る。
「いいえ」
「……私には見せてくれる?」
 重ねられた言葉に、わたしは返事の代わりに微笑んだ。さっきミクが指先で弾いたファスナーを自分で下ろそうとすると、細い指がわたしの指を掴んで止める。自分で脱いでしまうのは駄目らしい。
 わたしが手をどかすとミクがゆっくりとファスナーを下ろしてゆく。ちちちち、と金具がかすかに鳴った。
 ぎこちなく服を脱がせてゆくミクを、わたしは少し身体を傾けたり、分かりにくいスカートのベルトを外したりして手伝う。
 華奢な両手が背中に回って、何度目かに下着のホックを外すことに成功する。ストラップか両肩から落とされて、下着もそのままシーツに落ちた。
 ちらちらとわたしの身体に視線を送るミクの頬は少し赤くて、それが嬉しい。意識してくれているのだと思うと。
 腰になめらかな手が触れ、わたしは膝立ちになってミクの細い両肩に手を置いて下着が下ろされるのを待った。膝まで下ろされたところで片足ずつ引き抜いて、そしてわたしは身に着けていたものを全て失う。
 不思議と高揚感はなくて、ただ静かに穏やかにあたたかな感情がひたひたと満ちてくるようだった。
67HabnVn75 ◆tXpCIy94LA :2011/05/05(木) 03:25:39.36 ID:+aI2HwoU
「触ってもいい?」
「ええ。好きなだけ」
 しばらくわたしの裸体を眺めていたミクが今更のように訊く。わたしが微笑んで頷くと、おずおずと指の先が胸の側面に触れる。わたしが嫌がったりしないのを確かめて、手のひらをそっと押し付けて滑らせた。
 肩。首筋。二の腕。胸。肋骨の上。腹。背中。愛撫とは呼べない拙さで、ミクがゆっくりと肌を撫でてゆく。わたしは目を瞑って、その手のひらの感触をできるだけ強く感じようとする。暖かくなめらかな、ミクの手。
「……濡れてる」
 足の間に手を滑り込ませたミクが、ぽつりと呟いた。それで、ああわたしはミクを抱いたんだと確かな重さで実感する。不完全な形ではあったけれど、この手でその肌に触れてくちびるを落して舌を這わせ、指を沈めた。
「ミクが可愛かったからよ」
 そう返すとミクは少し恥ずかしそうに微笑んで、わたしの鎖骨の下に額を押し付ける。さらりと肌をくすぐる髪の感触が愛しい。
「私、ルカとあんなことになってもやっぱりグミのこと好きで、嫌いになれなくて……」
 額を押し付けたまま、小さな声で話し始めるミクの細い背中に腕を回してそっと引き寄せる。応えるようにわたしの背中にも腕が回される。ミクの声には、自己嫌悪の苦い響きが混ざっていた。
「仲良くしたいって思うんだけど、でもルカだけは譲れない。嫌われてもいい。恨まれてもいい。ルカだけは、渡したくない」
 震える、けれどもはっきりと強い声でわたしにだけ宣言する。
「辛い思いをさせて、ごめんなさい」
 他にどんな言葉で答えればいいのか分からなくて、わたしはきつく愛しい身体を抱きしめた。ミクは腕の中で軽く首を振って、ぎゅっと腕に力を込める。
「私がいつまでもはっきりしなかったから、ルカも辛かったよね。ごめんね」
「いいの。もう、忘れたわ」
 隠しようもないほど震える声と、胸元を伝ってゆくぬるい雫で、ミクが泣いているのが分かる。わたしなんかのために、どれだけ泣いてくれるつもりなんだろう。
「私もルカも、きっとグミのことすごく傷つけて、でも私たちに出来ることって多分なんにもないんだよね。でもいつか、グミもこんな風に抱きしめてもらえたらいいと思うんだよ。自分勝手、かなあ」
 搾り出すようにミクが言う。言葉と一緒に涙も零れてわたしの胸を濡らしてゆく。わたしは胸元にあるミクの頭に額をこすりつけて、グミのことを考えた。夕日のような赤い瞳を。新緑の髪を。追いかけなよ、と言った声を。
「そうだとしても、わたしにはそう願うことくらいしか出来ないわ」
 いつか、彼女も見つけるだろうか。こんな風に抱き合う誰かを。わたしではなく。
 見つけて欲しい、と心の底から願った。それが自分勝手だとしても、傲慢だとしても、願わずにはいられない。
 足元から満ちてくるような幸福感の中で泣ける日が、彼女にも訪れますように。
68HabnVn75 ◆tXpCIy94LA :2011/05/05(木) 03:27:48.24 ID:+aI2HwoU
 ***

 ぱしゃっ、と顔めがけてお湯をかけられて、わたしは向き合って湯船に浸かる犯人に向けて眉を顰めた。
「何するのよ」
「今、やらしーこと考えてたでしょ」
 少しも堪えた様子もなく空色の瞳が視線を合わせてくる。どちらかというと当たっていたので、隠さないで教えることにする。
「初めてした時のことを思い出してたの」
 わたしの答えに、ミクはちょっと驚いた顔をした。それから諦めたような深いため息をつく。
「あの時はあんなに優しかったのに、それが今じゃ……信じられない!」
 さりげなく失礼な物言いに少し笑って、お湯に浸かったミクの身体へ手を伸ばす。控えめな胸の、その頂を探ればすぐに反応して硬さを帯びて尖った。
「優しくてして欲しい?」
「っ、ちょ、こらっ! ……たまには」
「ふふっ」
 抗議の後に消えそうな声で付け足された言葉に笑うと、不満そうに睨まれる。
 それが照れ隠しであることは、随分前に承知済み。次はあの時のように優しくしようか、などと考えているとミクの指が左頬に触れた。
「っ……」
「で、これどうしたの? 後で説明するって言ったよね?」
 鈍い痛みに息を詰めると、ミクが本当に不満を滲ませた表情と心配そうな声音で尋ねた。
 夕食の後、赤く跡の残った左頬を見るなり駆け寄ってきたミクに、後で説明すると言ったのは確かだ。
 わたしは苦笑を漏らして、ひらひらとミクを手招く。ミクは怪訝そうな顔をしながらも、湯船の中でわたしに身を寄せてくるりと背を向けた。
 足の間にすっぽりと納まった華奢な身体に腕を回して細い肩に顎を乗せる。ミクの身体は、いつかのように緊張したりはしない。
「リリィから平手打ちを一発」
「……何したの?」
 短い説明に、もっともな疑問が返ってくる。
 台所に響いた乾いた音と、鈍い痛み。ぎりぎりとわたしを睨みつけた蒼い瞳と、揺れる金の髪。それらを思い出して、くすりと笑みを零す。
「グミを抱いたわよって言ったの」
「ああ……」
 ミクが心底納得した声を零して、そこに不快や嫌悪がないことに少しほっとした。わたしがグミにしたことを、ミクはきっと上手く消化してくれたんだろう。わたしが今日そうしたように。
 わたしはしばらく何も言わないまま、ぬるめのお湯に浸かって腕の中の身体と体温を分け合った。ミクもやはり何も言わずに、わたしに軽くもたれてぬるめのお湯に浸かる。
 時折どちらかが身じろいで、ちゃぷっと湯船の壁で小さな波が跳ねた。
「さっきさ、パンツ忘れて取りに行ったとき」
「うん?」
 思い出したようにミクが口を開いて、天井を見上げるようにして顔をわたしの肩に押し付ける。濡れた長い髪は、ひんやりと冷たい。
「リリィがグミを部屋に連れ込むのを見たよ」
「……そう」
「グミってさ、リリィのこと好きだよね」
「そう、かしら」
 なんのためらいもなく放たれた言葉を、わたしは簡単に信じることが出来なかった。そうだったらいいと思うのは、そうであって欲しいというわたしの勝手な願望でもあるから。
「時々、前にルカを見るのと同じ目をしてグミはリリィを見てるよ。あの頃はどうしても気になっちゃってグミのことずっと見てたから分かる」
 そんなわたしに、耳元でミクが言葉を重ねていく。まるで諭すように。どこか、嬉しそうな声で。
「こんな時間にリリィと一緒に部屋に入ってったってことは、きっとそういうことだよね」
「……リリィは会ったときからグミ一筋だったわね」
 わたしはミクの身体に回した腕の力を少し強くして、隙間なくその肌に自分の肌をくっつける。平手打ちを謹んで受けた甲斐はあっただろうか。
69HabnVn75 ◆tXpCIy94LA :2011/05/05(木) 03:29:52.18 ID:+aI2HwoU
「うん」
「リリィは、ああ見えてグミに対しては優しくて真面目だからきっと大事にするわよね」
 あそこでリリィの平手を受けるくらいしか、わたしにはグミとリリィに手を貸す方法が思い浮かばなかった。
 そもそも手を貸そうと考えるのはおこがましいのかも知れなかったけれど、それでも小さなきっかけになれたのなら。
「うん、ルカをひっぱたくくらいだしね。……ルカ、泣いてるの?」
「雨でも降ってるんじゃない」
 細い肩に額を擦り付けて、我ながら可愛げのない抵抗をする。
 グミはリリィの腕に抱かれているだろうか。それともリリィがグミの腕に抱かれているのだろうか。幸せそうに笑いあう二人をわたしは想像する。
「ずいぶんしょっぱい雨だね」
 ミクが苦笑して、仕方ないからやむまで待ってあげる、と優しい声で付け足す。
「……ミク」
 震える声で囁く名前。それを口にするときの、甘い感覚をグミは、リリィは、知っただろうか。ベッドの中で。
「うん?」
「好きよ」
 わたしは柔らかな体温を抱いて、今やっと自分を許すことを許して細い肩を雨で濡らし続けた。

 ***


「あんたさあ、そんなおっぱいお化けのどこがいいわけ? 理解に苦しむ」
「はぁっ!? 何それ嫉妬? 自分が貧乳だからって嫉妬してんの? まーリリィにはルカの良さは一生分からないと思うけどね!」
「貧乳が人に向かって貧乳とかマジうけるわー。ていうかルカの良さなんて分かりたくもないね!」
 喧嘩するほど仲がいい、というのはこういうのを言うのだろうか。最初こそハラハラしたものの、とにかくミクとリリィは毎日こんな感じなのでいい加減に慣れてしまった。
 それにしても朝から元気なのはいいけれど、早く食べないと朝ごはん冷めるわよ。
「仲良いよね、あの二人」
 向かいの席で、まるで漫才のように言葉を浴びせあう様を眺めていたグミがぽつりと言って小さく笑みを零す。リリィへ向けられた視線は柔らかくあたたかい。
「愛されてるわね」
 その表情があんまり幸せそうだったので、わたしは少しからかうように、けれども本心からそう返す。
「はっ?」
「ふふふっ」
 ひっくり返った声を上げたグミの顔はみるみる赤くなってゆく。わたしはこらえ切れずに声を上げて笑い、それからグミの前に置かれたカップをちらりと見た。中身はからっぽだ。
「おかわりは?」
「あっこら! そこのおっぱいお化け! グミを誘惑しない!」
「ていうかその失礼すぎる呼び方やめなさいよ!」
 グミが返事をする前にリリィがわたしに向かって噛み付いて、そんなリリィにミクが噛み付く。おっぱいお化け呼ばわりは不本意だけれど、二人のやり取りは見ていて微笑ましい。
 グミもそんな二人にちょっと苦笑して、窓の外に広がる新緑と同じ色の髪を軽やかに揺らした。それからわたしにカップを差し出す。
「うん、もらう。ありがとう」
 曇りのない笑顔と一緒に。
 
70HabnVn75 ◆tXpCIy94LA :2011/05/05(木) 03:33:32.54 ID:+aI2HwoU
以上です。これで3スレ864から書いてきた話は完結になります。長すぎワロタ。すみません。
読んでくださった皆様、GJくれた皆様本当にありがとうございました。
そして何より全ての始まりになった3スレ854さんありがとう。読みたかった話と違う形になっていたら申し訳ないです。

以下お知らせ

ここへの投下はこれで最後にします。
このシリーズはこのスレのおかげで出来た話なので、ここで終わらせることにしました。
スレの職人さん達いつも素晴らしい萌えをありがとう。いつも保管してくれた方、本当にありがとう。
心からGJ!
71名無しさん@秘密の花園:2011/05/05(木) 05:56:52.23 ID:Ij887h4k
>>70
GJ!!
これで終わりなんてもったいない。
あなたが書いた作品でネギトロにハマったというのに。

ここじゃなくてもいいけれど、どこかで続きか別シリーズかをずっと書き続けてくれるなら嬉しいです。
72名無しさん@秘密の花園:2011/05/05(木) 10:14:16.16 ID:cjMriYth
>>70
GJ!!!
ネギトロ美味しいです!
作中の二人みたいに、感極まる思いで読んでました・・・!

自分にもこういうSSが書けたらいいのに・・・
73名無しさん@秘密の花園:2011/05/05(木) 10:41:05.96 ID:hm0MpNbP
>>70

本当に今までありがとうございました

初めて見たときからずっと貴方の作品が好きでした。

もう見れなくなると思うと残念ですが、これからも頑張って下さい。
74名無しさん@秘密の花園:2011/05/05(木) 15:54:24.36 ID:tCfACj2Y
大作おつかれ!
丸く収まってよかった
75名無しさん@秘密の花園:2011/05/06(金) 10:20:44.04 ID:DUtm7tES
>>70
これだけしっかり書けるのだから、いつかどこかでまた読めると嬉しいな
百合を置いておいても良いssでした
GJ!

…ついでにリリィ×グミにも萌えてしまったんだが、どうすればいいんだ……!
76名無しさん@秘密の花園:2011/05/06(金) 21:36:55.26 ID:XPx3VQsk
>>70
GJ!あんた神だ。

ネギトロおいしいです
そしてリリグミにはまった
77名無しさん@秘密の花園:2011/05/08(日) 22:29:49.20 ID:pVAxoZTp
新スレにミクリンを
http://pita.st/n/top/show/?guid=ON&tid=ilqrz056&

流れぶった切ってすいません 
百合曲じゃないけど
【初音ミク】Baby I Love You【オリジナル曲】http://www.nicovideo.jp/watch/sm14310146
聴いて無性に。
どもお邪魔しました。
78名無しさん@秘密の花園:2011/05/08(日) 23:09:14.68 ID:kZWzKDsn
>>77
おお、アペ×アペいいですな!
照れてるリンちゃんの表情がとってもグッド!
79名無しさん@秘密の花園:2011/05/09(月) 15:00:11.12 ID:CKnVPB2E
>>77
GJ!これは可愛いw
アペ衣装のミクリン萌え
80名無しさん@秘密の花園:2011/05/10(火) 15:20:26.60 ID:sL0aKDum
>>77
GJ!可愛すぎる
81名無しさん@秘密の花園:2011/05/11(水) 23:18:12.91 ID:IljyyDpc
HabnVn75氏がもう投下しないってんでショボンとしてたら、氏のサイトみっけ
82P.N.ハク姉大好きっ娘さん ◆baWm.IlkH2 :2011/05/13(金) 19:31:54.68 ID:VLHmXN7A
SS、イラストともに豊作ですねぇ
皆さんGJです!

ところで、ふと電波が舞い降りたので、ちょっと短めのSSを投下しようと思います
相変わらずマスハクですが、今までのマスター及びハク姉とは別人のお話です。
あと、軽くグロい?かもしれません。
苦手な方にはごめんなさいorz

では次から投下します
暫しのお付き合いをばお願いします

あっ あと今回タイトルはないですorz
83P.N.ハク姉大好きっ娘さん ◆baWm.IlkH2 :2011/05/13(金) 19:34:35.32 ID:VLHmXN7A
とある廃墟に独りぼっちの貴女は

とても不完全で、それ故に美しく

あたしの心を揺るがすには充分すぎた。



「…!」
「…、……?」

ぼさぼさの白髪。
黒い布に覆われたその両の眼窩にはきっと眼球は宿らない。

座り込んでいた彼女はそれでも確かにあたしを見つめると、まるで何か動物のように首を傾げた。
『君は、誰?』
そう尋ねる声が聞こえた気がした。
けれど彼女に声帯はない。
弱々しく動かされた唇はすぐに諦めたように閉ざされた。

だらんと力を抜かれたその両腕は偽物で、よくよく見れば右の脚にだって体温はない。
鼓動を奏でる心の臓だってあるかどうか。


しかし、それほどまでに朽ちてしまった貴女はとても美しく…―



気付けばあたしは、その冷たい頬に触れていた。

「っ!」
触れられる、という初めての感触に驚き、跳ねる身体。
思わず手を引っ込める。
「あ、ああ、ご、ごめん」
「………」
言葉尻の震える謝辞も耳の無い貴女には届かないのか、怯えたようにあたしを見上げる。
「大丈夫、怖くないよ?」
伝わらないと分かっていても、いつか伝わるような気がしてあたしは、そう断りを入れてからその細い身体を抱きしめた。
(あ…ちゃんとあったかい…)
胸。腹。背中。
そこにはちゃんと体温があって、生きている証拠―つまりは、鼓動―もそこにあった。
「っ…ぅ……」
苦しそうにしかし柔らかく抵抗するその冷たい腕ごと抱きしめると、やがて彼女は抵抗しなくなった。
一定のリズムを保ち、耳をくすぐる吐息。

「大丈夫…もう、独りじゃないから」
「………」
聴覚を通さなくても届くようにと、ぎゅう、と抱きしめて
「あたしが、ずっと一緒にいてあげるから…ハク…」
無意識のうちに、あたしの心を揺るがせた彼女の、朽ち果てた歌姫の名を呼んでいた。
84P.N.ハク姉大好きっ娘さん ◆baWm.IlkH2 :2011/05/13(金) 19:40:08.83 ID:VLHmXN7A
…以上ですw

届いたねんぷちハク姉の下半身が逆になっていたのに気付いた瞬間に舞い降りたモノがコレでしたw

ちなみに続きませんのでご了承ください
それでは失礼しますー
85名無しさん@秘密の花園:2011/05/13(金) 21:33:44.24 ID:Nimfm9am
>>84
GJ!!
いつもの甘いのも大好きだけど今回はすごく儚げで感動しました。

というかインスピレーションの元がww不良品からもSSを作っちゃうとかすごい
86 忍法帖【Lv=5,xxxP】 :2011/05/20(金) 23:10:06.39 ID:Ch0JhXvg
>>84
GJ
毎度思うがあんたの発想力すげえよ
87名無しさん@秘密の花園:2011/05/22(日) 03:44:23.55 ID:ZQbfn77I
次のボーマスでリンミクアンソロとルカメイルカアンソロが発売されるらしいな
88名無しさん@秘密の花園:2011/05/22(日) 10:12:42.88 ID:zDAWthfe
もしここでリレー小説書きたいっていったら参加したい・参加シテヤンヨって人いる?いたら名乗り出てくれ。
89名無しさん@秘密の花園:2011/05/22(日) 22:45:02.13 ID:D5+yUaKf
>>87
なんですとーっ!そいつぁ素敵やん!

>>88
おこがましい事申し上げますが…
リレーって前文読んで『書きたい』って気持ちとインスピレーションが浮かんで成り立つものですからいきなり募るのは如何なものか…

とりあえず自分は遅筆なので無理ですな
90名無しさん@秘密の花園:2011/05/22(日) 22:55:41.42 ID:exx8zoY1
>>88
喪前が用意した土台による
91名無しさん@秘密の花園:2011/05/28(土) 07:22:30.19 ID:KrKbFyzt
ミクとグミはお互いミクちゃんグミちゃんと呼びあってくれれば萌える
92名無しさん@秘密の花園:2011/05/28(土) 12:09:30.96 ID:fTugJtbf
お姉ちゃんリンちゃんルカちゃんネルちゃんハクちゃんグミちゃんミキちゃんユキちゃんいろはちゃんリリィちゃん…
ミクさんは大体ちゃん付けな感じがする ハクさんがマスターな場合はそりゃマスターって呼ぶと思うけど
93名無しさん@秘密の花園:2011/05/28(土) 12:38:38.17 ID:qFAE8lvo
そこで恋人だけに呼び捨てですよ
94 忍法帖【Lv=1,xxxP】 :2011/05/29(日) 11:56:21.67 ID:XsZGzefi
忍法帖リセットされたか。投下しづらくなるな。
それ以前に、さっぱり筆が進まないんだけどさ。
95名無しさん@秘密の花園:2011/05/29(日) 13:56:43.90 ID:BU1zTFgU
忍法帖ってなんだい?
96名無しさん@秘密の花園:2011/05/29(日) 15:05:19.48 ID:XsZGzefi
知らないってことは対象じゃないんだな。うらやましい。

忍法帖のレベルが低いと、連投間隔が制限されたり、レス容量が制限されたり、スレたて出来なかったりする。

http://info.2ch.net/wiki/index.php?%C7%A6%CB%A1%C4%A1%B4%AC%CA%AA
97名無しさん@秘密の花園:2011/05/29(日) 16:48:09.29 ID:BU1zTFgU
>>96
なるほど、こういうことなのか。わざわざありがとう。
昔はちょろちょろ書いてたけど、最近は読む時間すらとれない私には
あんまり関係がないことだなあ。
ゆっくりできる時間が欲しいお・・・
98名無しさん@秘密の花園:2011/06/07(火) 13:36:28.37 ID:wXYg/M2a
グミクは正義。
99名無しさん@秘密の花園:2011/06/07(火) 18:52:42.58 ID:RRvY5SVo
いやリリグミだ。
100名無しさん@秘密の花園:2011/06/07(火) 20:05:36.11 ID:9KnrKmTL
ネタが舞い降りてこないお\(^p^)/
101名無しさん@秘密の花園:2011/06/07(火) 21:34:37.24 ID:BXyYbP5S
同じく\(^p^)/
102名無しさん@秘密の花園:2011/06/07(火) 22:31:05.51 ID:clK+gV6J
ここはネタにもならないような妄想を垂れ流してもいいんだぜ


という訳で年下に色々言われて真っ赤になっちゃうルカさんとそれを見てニヤニヤしてるユキちゃんの甘々ユキルカが欲しい
103名無しさん@秘密の花園:2011/06/08(水) 03:02:09.03 ID:cQt2lNGl
>>98>>99
リリグミクで3人仲良くイチャイチャさせようぜ
104名無しさん@秘密の花園:2011/06/08(水) 20:43:07.91 ID:wfBl0op5
>>102
なんか吹っ切れた。ありがとう。
で、流れも空気も読まずにミクリン投下します。
105名無しさん@秘密の花園:2011/06/08(水) 20:44:08.46 ID:wfBl0op5
『ラブレター』

軽快な足音が私の部屋に近づいてくる。確認するまでもない、来るのは私の可愛い妹。
でも、告げる言葉は私の悩みをまた増やす。

「ミク姉ぇ! グミちゃんからラブレター来たよー」
「やだ、リンちゃん中見たの?!」
「そんな非常識なことしないよぉ。ほら」

見せられた封筒には……


親愛なるミクお姉さまへ

貴女のGUMI


「そ、そうね。これはラブレター以外の何物でもないよね」
「これで中から果たし状が出てきたら驚くよ。請求書だったら笑うけど」

リンちゃんの軽口にも、ため息しか出てこない。
手紙を読んでみれば、やはり果たし状でも請求書でもない。

「ミク姉もてもてだね! 私も鼻が高いよ」
「やめてよ、もう」
「これでボカロ女の子総なめじゃない? ああ、MIZKIさんからは来てなかったっけ」
「ううん、昨日来た」
「うわ、ほんとに総なめ」

頭を抱えるしかない。
女の子同士ってのは、ま、まあ嫌いじゃないつーかむしろ好きだけど。
全員ってのは困るなんてもんじゃないよ。

「どうしてこうなるの?」
「だって。ミク姉優しいんだもん」
「え? どういうこと?」
「みんな、私だって。すっごい不安な気持ちで世の中に出るんだよ。受け入れられなかったらどうしようって」

そうなの? 私は、歌えるのがただただ嬉しくてしょうがなかった。
誰よ、「さすがアホの子」なんて言ってるのは?

「そんなときに全てを包み込むようなミク姉の笑顔! 落ちないほうがおかしいって」
「そんなつもりじゃないのにぃ〜」
「そりゃ狙ってやってたら悪質だけどさ、素でそうだから。みんな惚れちゃうんだよ」
「あうー」

「そんなに嫌?」

ふいにリンちゃんが真面目な顔で訊いてくる。

「嫌じゃない。でも」
「でも?」
「私は、リンちゃんだけのものになりたい」
「知ってる」

座っている私の、目の前にあったリンちゃんの胸に思わずしがみついた。

「私にだけ弱みも見せて、そうやって甘えてくれるんだもの。分かってる。 私はそれだけで十分だよ」
「でも、やっぱり悪いから。みんなにはっきり断るよ。リンちゃんとお付き合いしてますって言うよ」
「律儀だね。でもそんなとこも好き」
106名無しさん@秘密の花園:2011/06/08(水) 20:44:53.48 ID:wfBl0op5
以上です。
このあと、結成されかかってた「ミクお姉さま親衛隊」が「ミクリンに萌える会」に変わったか何とか。
107 ◆6m6FGrAhpA :2011/06/08(水) 20:46:08.91 ID:wfBl0op5
久々すぎて、酉忘れてましたw
108名無しさん@秘密の花園:2011/06/08(水) 20:47:02.53 ID:kgL9rCZw
GJGJ

ボカロ本スレは戦場さながらだけど、ここは平和だね
109名無しさん@秘密の花園:2011/06/08(水) 23:31:55.52 ID:EnPrah2c
商業的にはどうやもしれんが女性ボカロが増えてくれるとそれだけネタが増えてホクホク
110名無しさん@秘密の花園:2011/06/09(木) 01:19:42.43 ID:wUnF9W60
>>105
ミクリンいいなーGJ
111名無しさん@秘密の花園:2011/06/09(木) 08:50:50.58 ID:Mv4W5gXe
だが増えすぎても名前見て「誰?」ってなりそで怖いわ


>>105
GJ!
久しぶりに萌えた、つかちょっと和んだw
112P.N.ハク姉大好きっ娘さん ◆baWm.IlkH2 :2011/06/11(土) 21:01:53.82 ID:4+FHvWEh
なんだか久々に舞い降りてきたので、急遽書き上げたモノを投下させていただこうかと思います。

今回はいつものマスターさんとハク姉ですが、マス→ハクといった感じでしょうか。
あと、ちょっと改行多めですので読みにくかったらごめんなさいorz

タイトルは「時間なんて、止まればいいのに。」
次から投下します、暫しのお付き合いをばよろしくお願いしますm(__)m
113P.N.ハク姉大好きっ娘さん ◆baWm.IlkH2 :2011/06/11(土) 21:04:46.90 ID:4+FHvWEh
最近、よく思うことがある。

「…さん…」

「…ます…さん…?」

「マスターさん?」
不意に顔を覗き込んできたハク姉に、思わずびっくりする。
「! あ、ああゴメンハク姉…なに?」
「ご飯、できましたよ?」
「ああうん、分かった、食べる」

―――――――

「いただきます」
「いただきます」

ハク姉が作ってくれた朝ごはん。

よりも。

どうしてもハク姉に目が行って、あたしはご飯を一口だけ食べると、そのままハク姉に視線を固定してしまった。

最近、よく思うことがある。

(あたしは人間。 ハク姉はボーカロイド…じゃないけど、まあ似たような存在。)

『ボーカロイドか人間か』なんて差別をしたくなくてあたしは、ハク姉とは人間と同じように接してきたけど。
これだけは歪められない、事実。

(老い朽ちていく人間と、半永久的にその姿を変えないボーカロイド。)
(あたしはいつか必ず死ぬ。 ボーカロイドに終わりは…?)

いつかやって来るだろう別れ。
「会者定離」の理のこの世界。
永遠は叶わない。

終わり。

永遠。

対でしか構成されない世界。
114P.N.ハク姉大好きっ娘さん ◆baWm.IlkH2 :2011/06/11(土) 21:07:04.29 ID:4+FHvWEh

でも、そんな世界にあたしがハク姉が生まれてこなければ、
あたしたちは出逢ってなかったワケで。 皮肉。

『ずっと一緒に』だなんて、叶いっこない願い。
分かってる。だから諦めた。

…だけど。


それでも、それでも。

あたしは

ハク姉に

恋を

したんだ。

「マスターさん…?」
「んぇ?」
「今日はどうしたんですか? 美味しくないですか?」
「いいや、めっちゃ美味しい。 食べ終わるのが勿体無くてね…♪」

終わり。

そんな言葉を殴り壊したくなるような衝動を抑えながら。

「ふふ、今日も相変わらずですね、マスターさんはっ」

目の前の、大好きな君の微笑を見る度に思うんだ。


(時間なんて、止まればいいのに。)
115P.N.ハク姉大好きっ娘さん ◆baWm.IlkH2 :2011/06/11(土) 21:10:50.59 ID:4+FHvWEh

…以上ですー

舞い降りてきたモノを本能のままに書きなぐっただけなのでちょっと雜かもしれませんが、
お楽しみ頂ければ幸いです

それでは失礼しますm(__)m
116名無しさん@秘密の花園:2011/06/11(土) 22:32:02.74 ID:pQxPyUjV
>>115
素晴らしいです...!
最近涙腺緩んでるのもあって泣きそう...
GJです!!
117名無しさん@秘密の花園:2011/06/12(日) 00:10:35.70 ID:TRdl+q/j
>>115
GJ!

寿命差カップルって切ないですよね・・・
この壁をどう乗り越えていくか、克服するのか、っていう話に燃えます
118名無しさん@秘密の花園:2011/06/12(日) 16:17:20.96 ID:ldsjbC85
ボーマスでのインターネットの売り子のGUMI LilyコスさんとVOCALOID STOREの売り子のルカ姉さんとリンちゃんコスさんがそれぞれキャッキャウフフしてて天国でした。
お見せできなくて残念。


>>115
かなり切ない…しかも残される側でなく逝く側が想ってるってのがいい。GJ!
119名無しさん@秘密の花園:2011/06/13(月) 00:01:58.00 ID:szkEyUpb
皆、どえむ聞いたか?

ドSなミクとドMなルカ最高だ
幸せそうなルカがかわいい
120名無しさん@秘密の花園:2011/06/13(月) 01:44:41.88 ID:Zu6RH3ZS
Mルカは希少だから好きだぜ。



でも弱気っぽいハク姉さんがSっぽいルカとかを虐めるシチュとかもいいよね。
121名無しさん@秘密の花園:2011/06/13(月) 02:18:58.83 ID:lEQUGaBD
>>118
あのキャッキャウフフはマジで天国だったわ。今回のボーマスは百合アンソロが3種もあって大変俺得だった

>>119
SミクとMルカの組み合わせはあんまり見ないから新鮮
122名無しさん@秘密の花園:2011/06/13(月) 12:34:46.68 ID:xQO1Lblq
>>121
百合アンソロ裏山
とらに委託してくれないかなぁ…
123名無しさん@秘密の花園:2011/06/13(月) 19:05:47.99 ID:BxV74uop
>>119
あの曲聴いたけどさwww
「ネギトロktkr!」とか思う前に笑いすぎて腹痛が痛くなったってばwww
124名無しさん@秘密の花園:2011/06/14(火) 00:17:14.54 ID:4nlXAgfn
キャッキャウフフか……
う、うらやましくなんかないんだからね!
125名無しさん@秘密の花園:2011/06/15(水) 00:06:43.75 ID:/WMOZxgT
百合アンソロ豊富でうはうはでしたけど 
田村ヒロ先生のリンリリ 最高!
可愛いよう! こんな可愛いLily初めてでした
他カプ支持の方でもスンナリいけちゃうんじゃないかな
『とらのあな』とかでお見かけしたら是非getですよ
126名無しさん@秘密の花園:2011/06/15(水) 08:26:32.90 ID:E0To3iRn
>>125
た、田村さんがlilyですと……!?
くっ…委託はいつからだっ!
127名無しさん@秘密の花園:2011/06/15(水) 12:59:26.84 ID:eO/TEvtu
>>119
ボーマスで初聴きで帰ってからニコ動観て噴いた
ルカさんが幸せそうで何よりです
128名無しさん@秘密の花園:2011/06/17(金) 06:09:14.64 ID:QNe1mTrN
先達に「(作品に)欲望を入れるな、遥かな高みから見て書け」言われた
うーん、なるほどなー
129名無しさん@秘密の花園:2011/06/18(土) 01:29:32.47 ID:r59qJUdm
欲望がなきゃ書けない。
理想の彼女達がここにいるんだ。書かなきゃ。
130名無しさん@秘密の花園:2011/06/18(土) 09:01:41.38 ID:fGcBHzT+
駄文だのなんだの言われようが欲望に忠実に書くわ

『彼女らサイコーだろ?』って布教してるようなもんだし
131名無しさん@秘密の花園:2011/06/19(日) 00:19:39.57 ID:Rqxq4NSt
なんかおかしいかもしれないけど
書くことによって、自分も満たされるんだよな
とにかくネギトロおいしいれす^q^ということだ
132名無しさん@秘密の花園:2011/06/19(日) 02:25:19.80 ID:O/3eYkoU
恋色クレシェンドの体験版がいいかんじだ・・・
これはwktkせざるをえない
133名無しさん@秘密の花園:2011/06/21(火) 05:16:54.58 ID:EvCIg+hM
134名無しさん@秘密の花園:2011/06/22(水) 18:32:11.40 ID:xlLn15Up
最近はいろはすみかんがマイブーム。いろはとリンは同級生であってほしい。
135名無しさん@秘密の花園:2011/06/23(木) 01:32:49.87 ID:HWfRUZTG
あの声で同級生はちょっと
136名無しさん@秘密の花園:2011/06/23(木) 11:12:48.10 ID:DxvtVGqg
いろはさんはロリお姉様と信じてる
137名無しさん@秘密の花園:2011/06/23(木) 18:32:02.89 ID:Zl0Xr0Xx
いろはさんじゅうよんさいフラグktkr
138P.N.ハク姉大好きっ娘さん ◆baWm.IlkH2 :2011/06/23(木) 19:26:25.38 ID:dPHPxQNr
梅雨ネタが舞い降りてきたので投下しようかと思います

相変わらず飽きもせずマスハクで、タイトルは「不快指数がハンパない梅雨の過ごし方」です。

暫しのお付き合いをば、よろしくお願いしますーm(__)m
139P.N.ハク姉大好きっ娘さん ◆baWm.IlkH2 :2011/06/23(木) 19:29:47.76 ID:dPHPxQNr
ぱたぱたと窓ガラスを叩く雨をぼんやり眺めながら、
「…雨だね」
「雨ですね」

あたしは、梅雨という季節が一番嫌いだ。
じめじめしてて蒸し暑くて、それに。
「…ツマンネ」
「?!」
「ああごめん、ハク姉に言ったんじゃなくて、この雨に言ったの」
「は、はぁ…」
ハク姉の猜疑心に満ちた反応に耐えきれなくなった。

「んなああああもうツマンネぇよおおおお!いつまで降るんだよもおおお外に出たいお出掛けしたいいい!!」
憂さ晴らしに、今時、子供でもしないような駄々のこね方をしてみる。
「び、びっくりするから急に暴れないでくださいよ…」
「なんだよもー、じゃあ「今から暴れまーす☆」とか前置きすればいいの?違うでしょもおおお」
全力で床にごろごろする。
楽しくてやってるワケじゃないのよ?

「もう家の中飽きた!やだ!」
「出掛けてきたらいいじゃないですか」
「雨降ってるからやだ!晴れてないとやだ!傘ジャマだもん!あああもうなんで梅雨なんてあるんだよおおお」
「じゃあ…そうだ、レインコート着たら」
「やだ!脱ぎ着がメンドい!かさばる!やだ!」
「………」
心底呆れたハク姉がジト目であたしに視線をくれたのを見て、
「うううううもういいもう耐えられんもう出掛けてくる傘なんていらん!!」
あたしは不意に立ち上がると、ずかずかと玄関へ向かう。
梅雨なんて雨なんてクソ食らえだ。
140P.N.ハク姉大好きっ娘さん ◆baWm.IlkH2 :2011/06/23(木) 19:35:41.72 ID:dPHPxQNr
「あっ、マスターさん! 今日は」
「止めてくれるな!このあたしを雨ごときで止められると思ったら大間違いだってこt」
言い終わらないうちに突然、目の前が真っ白になった。
「…んぇ…?」
何が起こったのか、ワケが分からず立ち尽くしていたら。

間髪入れずに、どんな擬音でも表せないような雷鳴がすぐそこで轟いた。

「ぎにゃあああぁあぁああぁ!!?」
それに混ざるあたしの叫び声。
気付けばあたしはハク姉の脚にしがみついて8割方泣きながら震えていた。


…うん。
あたし、雷にはトラウマがあるんだ。

「は…はひっ…」
「『今日は雷雨になるそうですよ』って言おうとしたんですけど…タイミングばっちりですね♪」
「いっ、いらん…そんな空気の読み方…いらん…ってか、こホっ、これじゃ…出掛けられっ…」
思わず声が裏返る。
そして、そんなあたしなどお構いなしにまた鳴り響く雷鳴。
「〜〜〜っ!」
ハク姉の脚を全力でぎゅう、と抱きしめてそれに耐える。
141P.N.ハク姉大好きっ娘さん ◆baWm.IlkH2 :2011/06/23(木) 19:40:54.56 ID:dPHPxQNr
「無理ムリむり無理!いいかげん鳴りやめこのバカ!!」
よく分からない感情で天気にケンカ特売セールの開店準備をしていると、
不意にハク姉の手があたしの頭を撫でた。
「無理して出掛けなくてもいいじゃないですか」
「でっ、でも」
「また晴れた日にでも、雨は降ってても雷が鳴らない日にでも出掛けられるでしょう?」
「う…」

まるで聞き分けのない子供に言い聞かせるようなハク姉の優しい口ぶりに、反論できなくなった。
「そのときは私も一緒に出掛けますから、今日まではお家でゆっくりしときましょうよ♪」
「う、うん…」

…いろいろと勢いを削がれたけどいいや。
今日はなんだかいつになくハク姉が優しいのでそれに甘えることにする。

「んにゃあああははぁあぁ?!」
「痛い痛い!しがみつくのは構いませんけど、ちょっとは加減してくださいマスターさん?!」



…無論、雷が止んでもハク姉にしがみついたままだったのは言うまでもない。
142P.N.ハク姉大好きっ娘さん ◆baWm.IlkH2 :2011/06/23(木) 19:47:14.53 ID:dPHPxQNr
…以上ですー

しかし果たしてコレは「百合」と言うのかどうか我ながら怪しくなってきた気がしますorz

とりあえずお楽しみ頂けましたら幸いかと。
それでは失礼しますー
143名無しさん@秘密の花園:2011/06/23(木) 19:50:56.75 ID:vKrzVMo9
>>142
GJです!いや、十分百合百合してるじゃないですか〜
144 ◆6m6FGrAhpA :2011/06/24(金) 23:28:34.26 ID:M4d8RymX
マス→VY1、ルカ→VY1な話です。
「本人からすれば、記号みたいな呼ばれ方はないだろうな」ってあたりから妄想が膨らみました。


『MIZKIさん、買われる』

私、開発段階ではMIZKIと呼ばれていたのですが、正式名はVY1と言うことになりました。
この名前は、楽器としての側面が強調されたものなのでしょう。
ボカロは楽器だろうと言われれば、肯定するしかありません。でも、それだけでは哀しいです。
ですから、行き先が決まったと聞いても、どう扱われるのか不安が消えることはありませんでした。

そして当日。
不安を抱えたまま、マスターの家に着いてしまいましたが、ここで逡巡していても仕方ありません。
意を決しチャイムを押します。

「はい、どちら様?」

この声は巡音ルカさんでしょうか。
いきなりマスターと顔を合わせるよりは、ボカロ同士が気楽でいいかもしれません。
でも、出てきたのはルカさんより少し年長に見える女性? え? このかたがマスター?

「MIZKIさんね? さ、入って。……どうしたの?」

数瞬、呆然としていたようです。ここまでルカさんと声が似ているとは予想外すぎました。
慌てて挨拶を返し非礼を詫びたのですが、ニコリともしてくれません。うう、気まずいです。

「もうちょっと愛想見せたらどうです? MIZKIさんびびってるじゃないですか」

ちょっと呆れたような声。今度こそルカさんです。

「ああ、ルカ。部屋に案内してあげて」
「はい、わかりました」

案内された部屋で、ルカさんがマスターのことを話してくれました。
私の不安はどうやら杞憂だったようですね。
ルカさんの笑顔を見れば、大切にされていることはよく分かります。
私もきっと大丈夫でしょう。
なにより、お二人ともMIZKIと呼んでくださいましたから。
145 ◆6m6FGrAhpA :2011/06/24(金) 23:29:04.56 ID:M4d8RymX
ところで、私とルカさん、だいぶタイプは違いますが、なぜマスターは私を選んでくれたのでしょう?

「マスターは貴女の声を聞いて一目惚れしたのよ。声に一目もないけれど。私も好きよ、貴女の声」

これは、ボカロとして本望と言うべきでしょうか。でもちょっと気恥ずかしいです。

「ついでに言っておくわ。マスターはね、好きな人に対するほど無愛想になるの。酷い照れ屋で」
「え?」
「で、さっきのマスターだけど。あそこまで無愛想なのは私も初めて見たわ」

えーと……。マスターは女性が好きで、しかも対象が私、という理解でよろしいのでしょうか?
なぜ、私の体内の熱は顔に集中しつつあるのでしょうか?

「次は私。私はね、マスターと好きなタイプがいっしょなの」

ルカさんも?!
どう反応したらいいのか、最早私には分かりません。
そこに、マスターが飛び込んできました。どこにいたんです?

「ルカ! ちょっと待ちなさい!」
「マスター、立ち聞きはどうかと思いますが」
「そんなことより! 私の気持ちは言っちゃうわ、それでいて自分も告るわ! どういうつもりよ!」
「三人一緒も素敵かと思いまして」
「……それもそうね」

なにやら不穏な会話が交わされているのですが!!!
別の意味で将来が不安になってきました。
ああ、こっちを向いたお二人の、笑顔が妙に眩しいです……。


以上です。
本家(ヤマハ)のお嬢様ってことで、良家の子女みたいな感じで書いてみました。
146名無しさん@秘密の花園:2011/06/25(土) 07:38:46.71 ID:9UtM5v0U
おお!良SSが二本も!
お二人ともGJです!
147名無しさん@秘密の花園:2011/06/25(土) 10:58:25.77 ID:PZ6xRTzt
>>145
GJ!!!

ミズキかわいいよミズキ
148名無しさん@秘密の花園:2011/06/27(月) 02:20:35.48 ID:SF9Wv2GY
DIVAのルカルームでメモ書き→メイコ撮影会→メモ書きと
切り替わったのを見て以来あのメモにはキャッキャッウフフの
妄想を書いていると信じて疑ってない
149名無しさん@秘密の花園:2011/06/27(月) 14:06:02.57 ID:yIBZnj3r
>>145
GJ!
なかなかいいな、MIZKI!
150名無しさん@秘密の花園:2011/06/27(月) 21:07:32.11 ID:iRU51pO0
>>148
そこに気付くとは・・・やはり天才か
151名無しさん@秘密の花園:2011/07/02(土) 15:21:48.76 ID:ceAIjk8H
こう蒸し暑いと妄想の中ですらいちゃつかせられない。暑苦しくて。
自分の妄想力の限界を感じる。
152名無しさん@秘密の花園:2011/07/03(日) 08:11:06.68 ID:Wrq+dz6f
メイコ「こう暑いと毎日蒸れて大変だわ・・・」

ルカ「ですねー」

ミク、リン「・・・・・・・・・」

メイコ「どこ見てんのよ」
153名無しさん@秘密の花園:2011/07/03(日) 12:37:01.56 ID:092ZjwGV
「暑いっ!」
夜這いにきたルカさんを問答無用で蹴り出すメイコさん。
優しくないとさめざめと泣き出してしまったルカさんに困って、何もしないことを条件に一緒に寝たはいいけど、
二人で同じベッドはやっぱり暑くて、汗びっしょり+冷房コンボで仲良く風邪引いて、年少組に邪推される…

そんなルカメイが読みたいです。
154 ◆3CBz1Q6eUlHL :2011/07/04(月) 10:32:55.89 ID:GBRMh6fa
お久しぶりです。


>148 を読んで自己解釈。
某曲ネタ。
舞台設定が不思議。
ルカメイ?
巡音ルカの暴走。
ふざけた小ネタ。

おk?
155巡音ルカの妄想1/2:2011/07/04(月) 10:36:27.76 ID:GBRMh6fa
どうも上手くいかない……。
こうすればアイデアがまとまるかもしれないとわざわざ紙とペンのテクスチャプログラムを呼び出したのに、そう都合よく文章はでてきてくれなかった。
万年筆の方がいいかな、いや、ワープロソフト? でも、電脳世界でわざわざパソコンをいじるなんてまるで入れ子細工。
ここはあえて筆と墨汁と半紙……って、おかしいわね、思考がとんでもないところに行き始めている。
最近、創作に必要なエッセンスが足りないのだ。それはつまり――……
「ルカちゃんー? マスターが呼んでるからちょっときてー」
ルームの外からミクの声がする。
ああ、マスターに呼ばれてしまった。でも、このまま行き詰まったままより、むしろ都合が良かったかもしれない。
書きかけの文章はそのまま名前をつけて保存。紙と鉛筆の形をしていても0と1でできたプログラムには違いない。
「すぐ行きます」
私は.txtファイルをそっといつもの隠しフォルダにしまって、自分のDIVAルームを後にした。
廊下にいたミクは先を歩いて言う。
「今日はPVの撮影だって」
「ミクとですか?」
「ううん、お姉ちゃんとルカちゃんで」
頬が弛むのがわかる。
ミクはちらりとこちらを一瞥してため息をついた。
「……?」
「なんでもない。ルカちゃんはホントにお姉ちゃんが好きだなって思っただけ」
それにしては随分とトゲのある言い方。
「待って、撮影だけ? レコーディングは? 今回は紙芝居動画?」
「んー、今回はマスターが最近再生数が伸びてる有名曲のカバーをメイコお姉ちゃんに歌わせてて……もともとミクオリジナル曲なんだけど……ルカがPVに出てて……その……」
なんだか歯切れが悪い。
「ネギトロ曲をルカメイアレンジ? うちのマスターなら別に通常運行じゃないですか。あれ、でもデュエットじゃないんですよね……?」
「聴けばわかるよ」
ミクはなんだか疲れたような黒い笑みを浮かべて、デスクトップに私を押し出した。
いつもと同じ、デフォルトの壁紙の世界。
出しっぱなしのシーケンサーの上にメイコさんが座っていて、こちらに気付くとミクと同じ笑みを浮かべた。
ディスプレイの向こう側では、ご機嫌なマスター。
「ごきげんよう、メイコさん、マスター」
『やぁ、ルカ。さっそくだけど、これ見て、聴いて』
ぬるぬる動くマウスポインタがつかんできたのは、某動画投稿サイトのURLと、WAVファイル。
恐らく、ミクが言っていた最近話題の原曲へのリンクと、そのカバーだというメイコさんの歌声だろう。
156巡音ルカの妄想2/2:2011/07/04(月) 10:39:19.24 ID:GBRMh6fa
とりあえず原曲のほうをと、マスターが可愛がってる火狐さんにウィンドウを出してもらう。
――なんだこれ。
それが原曲を聴いた感想。
耳に残るサビ。よくできたPV……でも、それが記憶に残るのはその歌詞の、PVのテーマというか内容。そのまんまズバリなひらがな3文字のタイトル。
『巡音ルカの暴走はルカメイの専売特許だと思っていたんだけどねぇ』
インカムをつけたマスターが、ディスプレイの向こうで笑っている。
『じゃあ、PVの方いこうか。メイコ』
「……わかってるわ」
シーケンサーの天辺から緩慢な動作で飛び降りて、自由落下に近い演算を受けて着地した時には、シーケンサーは消えて、メイコさんの衣装が変化していた。
黒の革の光沢と肌の露出具合が艶かしいボンテージと、右手には一本鞭。
『ルカはどっちがいいと思う? 原曲に近い衣装も用意したけど、こっちは趣味で』
「ええと……」
結構な趣味をお持ちで。
メイコさんの方をちらりとうかがうと、顔にモウドウニデモナレと書いてあるようだった。うわぁ。
「どちら、でも」
『じゃあ、こっちで。サムネをネタっぽくするかサ胸にするか今から悩むところだね』
……楽しそうな悩みですね。
『ルカはその服のままでいいからこの首輪つけてね。じゃあ、歌を聞きながら一回全体の流れを説明するから、その後演技で――』



結論からいうと、素晴らしい時間と空間……!
うちのマスターの変態趣味にこれほど感謝する日がこようとは。具体的に言うと、メイコさんのボンテージ、ペロペロチュッチュモグモグ。
叩いているフリでいいと言われていたけれど、メイコさんの手元が狂って、一度だけミミズ腫れができるほど鞭に叩かれた。
我々の業界ではご褒美です……!
しかも、あの格好で涙目で謝るメイコさんの可愛らしさと言ったら!
そして、あえてそこは強気に出て、メイコさんのボンテージブロマイドを巻き上げることに成功。
これでまたひとつ、隠しフォルダ“LOVE_MEIKO”が充実して、にやにやが止まらない。
はぁん、やっぱり創作のエッセンスは実体験だと思う。
今日は筆が進みそう。
さぁ、いつ百合スレに投下できるかしら?



終われ。
157名無しさん@秘密の花園:2011/07/04(月) 10:45:34.02 ID:DYFxgzWS
乙(・∀・)ニヤニヤ
158名無しさん@秘密の花園:2011/07/04(月) 21:11:57.72 ID:hcrdYmdh
どえむいいねぇ

ほんとにルカメイとかミクリンとかでもPV見てみたいなぁ
159名無しさん@秘密の花園:2011/07/04(月) 22:56:33.20 ID:RRCEiAsZ
>>156
GJというかルカさん御本人ですかそうですかw
160名無しさん@秘密の花園:2011/07/05(火) 02:02:20.85 ID:ka1Pjuuy
>>156
ルカ様GJ
161名無しさん@秘密の花園:2011/07/05(火) 23:59:11.72 ID:CpaelUMf
>>156
投下楽しみにしてますルカ様www
162名無しさん@秘密の花園:2011/07/08(金) 01:33:41.81 ID:+T6s7vjS
遅刻・・・ッ!圧倒的遅刻・・・ッ!

七夕SS投稿します
ついさっき七夕だったことを思い出したので雑な文です

が、それでも七夕だから何かしたい!というワガママにお付き合いください

ルカミクです
163七夕SS1:2011/07/08(金) 01:35:18.26 ID:+T6s7vjS
小さな紙切れに願いを込める。
無邪気にお願い事をする貴女が大好きで。

ねえ、わたしの願い事を知ったら、貴女は軽蔑するかしら?
届いてほしいけど、いざ届いたときにどうしようって、ちょっと間抜けな話ね。


「ルカちゃん。お願い事、書けた?」

隣にいるミクちゃんが首を傾げて聞いてくる。

「いくつかあるから、どれにしようか迷ってるわ」

書かんとしている願い事は出来れば知られたくないので、適当にごまかす。

「ふふっ、ルカちゃんゼータクだね!」

それに気づかず可愛らしく笑うミク。

・・・こんな可愛らしい娘を自分の物にしたいっていうのは、確かに『ゼータク』だわ。

今日はお互い仕事がお休みだったから、わたしとミクちゃんでデート。
友達どうしのお出かけでも言うでしょ?デートって。

わたしの場合、本来的な意味合いでデートしたいところなんだけど。

その話はさておいて。

デート中にちょっと早めの夏祭りと遭遇して、そこには短冊と笹なんて気の利いたモノが用意されていたの。
で、二人してお願い事しようよ、というミクちゃんの可愛い提案で現在に至るわけ。
164七夕SS2:2011/07/08(金) 01:35:48.54 ID:+T6s7vjS

「ミクちゃんはもう書けたの?」
「うん!えーっとね・・・」

そう言いながら短冊をわたしに見せるミクちゃん。

『これからもたくさんの素敵な歌と出会えますように』

丸文字気味に書かれたお願い事。ダメだ、可愛すぎて悶え死ぬ。

「えへへ、ちょっと恥ずかしいかな・・・」

顔を赤らめて照れ笑い。
この娘はわたしを何度死なせる気だろうか。

「・・・いいえ、素敵な願い事じゃない」

こみ上げる興奮を抑えてクールに返す。
わたしほどのボーカロイドになればこの程度造作もない。

「ありがとっ!ねっ、ルカちゃんも早く書こうよ!」

ついに急かされてしまったわ。
でも、きっと願い事を書いたら、見せてっておねだりされちゃうわよね。
その仕草はもちろん極上級天下一品に可愛いんでしょうね。

・・・隠し通せる自信が無いわ。

ここはありきたりな願い事でお茶を濁そう。
どうせ織姫と彦星も、呆れて叶えてくれない願いだろうし。

「ちょっと待って、今書くわ」

サラサラっと、適当に思いついた願い事らしきものを書く。

『大切な人たちがこれからも元気でありますように』

「おお、ルカちゃんも素敵なお願い事だね!」

横から覗き見ていたミクちゃんが一言。
ごめんなさい、その場しのぎのお願い事で。

「ありがとう。・・・さあ、結びに行きましょう」

ミクちゃんの手を取って、笹のあるスペースまで歩く。
ほら、人でごった返してるからはぐれるかもしれないでしょ?という免罪符。

「あっ・・・。う、うん」

ミクちゃんはわたしに手を引かれるがままついてきた。
人の波を避けてようやく笹までたどり着く。
165七夕SS3:2011/07/08(金) 01:36:35.87 ID:+T6s7vjS
「せっかくだから隣同士に結ぼうよ!」

そう言って、早速自分の短冊を結びつけるミクちゃん。
その横顔はとっても嬉しそうで、無邪気で。とっても可愛らしい。

心臓がドキドキと音を立てている。
こんなにも可愛らしい娘のことが大好きで。

でもわたしは逃げの一手でこのデートに終止符を打ってしまおうとしている。

「えへへ、なんだか楽しいね」

振り向いてわたしに見せる笑顔。
次の瞬間、わたしの手は勝手に動いていた。

「ミクちゃん」

再度ミクちゃんの手を取って、駆け出す。

「わわっ、ルカちゃん!?」

行き先は全く決めて無いけど、とにかく人気の少ないところへ。

走って、走って。たどり着いたのは誰もいない河原だった。
ようやくそこで手を放す。

「はぁ、はぁ・・・。ど、どうしたのルカちゃん・・・?」
「わたしね」

ミクちゃんに背を向けたまま、話始める。

「わたし、嘘をついたわ」
「えっ?」

「さっきの願い事は、その場しのぎの願い事・・・」

振り向いて、ミクちゃんの顔を見据える。
困惑のまなざしで見つめ返される。

そのまなざしが、できれば涙で潤むことのないよう・・・。
いや、都合が良すぎるお願いだろうか。

「どういうこと・・・?」
「こういうことよ」

ぎゅっと。その小柄な身体を抱きしめる。
彼女の頭がちょうど胸の位置にある。速くなっている心臓の鼓動を聞かれてしまっているのだろうか。

「る、ルカちゃん?」
「わたしの、ほんとうの、ねがいごと」

ミクちゃんの顔が見たくて、少しだけ抱きしめる腕を緩める。
覚悟は決めた。彼女をまっすぐ見据えて、最後の台詞を吐く。
166七夕SS4:2011/07/08(金) 01:38:11.39 ID:+T6s7vjS
「あなたと―――」

そのとき、背後からパァン!と轟音が鳴り響いた。
振り返ると、夜空には大輪の花が咲き誇っていた。

「うわあ・・・」

どうやら花火大会も行われるものだったらしい。
次から次へと轟音が鳴り響く。

「花火だあ・・・」

さっきまでの雰囲気など、どこへやら。
すでに花火を楽しむ流れになってしまっていた。

「・・・自業自得かしら」
「えっ、何か言った、ルカちゃん?」
「・・・何にも。それよりもほら、あそこにベンチがあるわ、座って見ましょ」
「うん!」

三度ミクちゃんの手を引いて歩き、ベンチに座る。

ドォン!パァン!
綺麗な花が、ひとつ、ふたつ。夜空を彩っていく。

ああ、これでよかったのかも知れない。
こんなに綺麗な花火が見られるなら、わたしの失敗もいくらかは浮かばれるか・・・。

「綺麗だね・・・」

ちらりと横を見ると、ミクちゃんの横顔が時折花火に照らされて美しく色づく。
あなたの方がもっと綺麗よ。とはもはや言えない状況だ。

視線を花火に戻す。彼女の言うとおり綺麗だ。
見るものを夢見心地へといざなう、綺麗な綺麗な花火。

「ね、ルカちゃん」
「?」

話を聞こうと、再度ミクちゃんの方へ顔を向け・・・。

「んっ・・・」

小さな花びらが、わたしの口元に・・・。

「・・・わたしも。わたしも、ルカちゃんが好きです。大好きです」



なんだ、織姫と彦星には分かっていたのかな。
わたしの本当の願い事。


―――大切な貴女と、結ばれますように。
167名無しさん@秘密の花園:2011/07/08(金) 01:40:10.40 ID:+T6s7vjS
以上です!

ネギトロ美味しいです、と言ってもらえるようにもっと上手になりたい・・・
ありきたりなお話ですが、楽しんでいただけたなら幸いです

ありがとうございました
168名無しさん@秘密の花園:2011/07/08(金) 08:24:59.13 ID:9SG3+BSU
>>167
ネギトロおいしいですmgmg
GJです!
浴衣で脳内再生されるとまた良い…
169名無しさん@秘密の花園:2011/07/08(金) 22:47:25.93 ID:0j9ZwO+4
>>167
GJ!!!
萌えた
手繋ぐときミクもドキドキしてたんだろうなぁ
170名無しさん@秘密の花園:2011/07/10(日) 01:07:44.12 ID:Q6X3XJuP
百合がコンセプトじゃないんだが、これ見てメイ→ミクもイイ!って思ってしまった

【ORIGINAL PV】壊セ壊セ【Vocalonation収録】
http://www.nicovideo.jp/watch/sm14936592

元の動画にも印象的にミクが登場してるんで片思いのメイコさんっぽい!
171名無しさん@秘密の花園:2011/07/18(月) 07:29:40.81 ID:IZ+OFZV2
スレ違いかと思うケド
女子サッカーW杯 7月6日の横断幕にミクリン
7月14日の横断幕にミクルカが飾られたそうな

なでしこJAPAN 優勝効果で公式に ボカロ百合が世界進出…
いやなんでもない
http://pita.st/index.php?mode=show&c=7aa96ff7925a64b3a2ecca6f35bbc7cc&guid=ON
172名無しさん@秘密の花園:2011/07/18(月) 07:55:19.56 ID:u3QvVFJY
TVカメラ邪魔
173 ◆6m6FGrAhpA :2011/07/18(月) 22:01:24.10 ID:u3QvVFJY
初めて書いたネギトロです。ルカ×ミクでミク視線です。


『涙とファーストキス』

「嫌よ! 女同士なんて!」

私は今日、失恋した。そして、友情まで壊れてしまった。
私が嫌な子なら。それが原因ならしかたないよね。でも。
なんで女の子が女の子好きになっちゃいけないんだろ?
何故それだけで嫌われなきゃいけないの?

----

なんでだろ、涙の一粒も出てこない。ココロが枯れちゃったみたいに。
どこをどう歩いたかも覚えていない。
それでも我が家にたどり着いたのには、ちょっと苦笑してしまったけれど。
それでも、もうこんな時間。みんなに顔合わせづらいな。

「ミク?」

思っているそばから、パジャマ姿のルカちゃんに捕まっちゃった。

「こんな時間までどうしたの? 心配してたのよ」
「ごめんなさい。私……」

なんて言えばいいんだろう?
みんなに能天気に「告白する!」なんて宣言しちゃったし。
振られる可能性何も考えないなんて莫迦みたいよね。

「何も言わないで。何があったかだいたい解るわ」
「ルカちゃん……」
「こんなときは思いっきり泣いちゃうほうがいいわ。嫌な事なんてそれで忘れちゃいなさい」

何か返事するよりも早く、ルカちゃんの胸に抱きしめられてた。
すっごく安心しちゃったというか。
お母さんに抱かれるってこんな感じなのかな。
振られたことよりも、優しくされたことで大泣きしちゃった。

「落ち着いた?」
「うん。ルカちゃん、ごめんね。涙でぐしょぐしょ」
「気にしないで。着替えればいいだけよ」

脱ぎ出したルカちゃんに目が釘付けになってしまった。
なんて綺麗なの……。

「どうしたの?」

そのままこっち向かないでよ!
胸おっきいのは解ってるけど! 形いいとか、つんと上向いてるとか! 腰細過ぎとか!
オーバーヒートしそうになって、慌てて視線をそらすけど。私キョドリすぎだよ!

「?」
「ル、ルカちゃん。早く着て」
「早く来て?」
「ち、ちが。早く着替えて! 裸で迫ってこないでぇ!!」

うう、完全にからかわれてるよ。
174 ◆6m6FGrAhpA :2011/07/18(月) 22:02:28.30 ID:u3QvVFJY
「そんな慌てなくたって。女の子同士なんだし」
「だから私は女の子が好きなんで……」
「あら? 私もミクのお相手になれるの?」

ルカちゃんは新しいパジャマを羽織ったまま、前を止めてない。裸よりさらにエロい。
ぜーったいわざとやってるでしょ?

「……ルカちゃん、前留めて。ねえ、私からかって楽しい?」
「からかうなんて心外ね。好きでもない相手にこんなことしないわ」
「え?」

ルカちゃんの真面目な顔。吸い寄せられるように、視線をはずすことができないじゃない。

「初めて会った時から、ずっと好きだったのよ」

初めて会った時って? 2年以上も前から?

「ダメだな。私って」
「どうして?」
「ルカちゃんの気持ちに全然気づけなかったし」

ちょっと胸が痛い。

「彼女にそんな気がないことにも気づけなかった」
「恋は盲目っていうじゃない? 私もミクのダメなところなんて見えないわ」

ルカちゃんが悪戯っ子のような顔して笑ってる。
やばい、なんか来る?!

「私から見たミクは……言うまでもなく可愛くてもちろん美人よ。声も可愛いし。スタイル最高だし。大きさの問題じゃないわ。要はバランス! 脚も細くて素敵!」

ちょっと? なにこの誉め殺し!?

「髪も素敵よ。綺麗だしツインテールもすごく可愛いけど、たまにおろした時の色っぽさは眩暈がしそう」
「ちょっと、ルカちゃ」
「それから性格も。誰にも優しいし表裏ないし何に対しても常に前向きで、だから貴女はいつもキラキラしてて」
「ストップ!ストップ!!」

やっと遮ったけど。なんか、振られたことよりダメージ大きいよ……。

「ミク? どうしたの?」
「そんなに誉められたら恥ずかしいよぉ」

またルカちゃん、真面目な顔に。
ずるい。また目を逸らせなくなるよ。
耳まで真っ赤なのが判るのが余計恥ずかしい。

「全部本当のことよ。百万言費やしても足りないけどね。だから、あとこれだけ伝えるわ。貴女を愛してる」

当然続くであろう言葉なんだろうけど。そんな大切なことすぐに応えられないよ。
175 ◆6m6FGrAhpA :2011/07/18(月) 22:03:22.24 ID:u3QvVFJY
「ルカちゃん、今日はいろんなことありすぎて頭パンクしそう」
「そうね、2年以上待ってたんだもの。返事はもう1時間ぐらい待つわ」
「猶予1時間だけ!?」

ルカちゃんは微笑んでる。
うん、わかるよ。気持ちには気づけなかったけど、ずっと一緒にいたんだもの。
そんなわがまま言う人じゃない。
辛いこと忘れさせようとして、そんなこと言ってくれてるんでしょう?
考えるまでもないじゃない。
ルカちゃんみたいな素敵な人が、こんなに私を想ってくれるんだもの。

「ルカちゃん、ありがとう。私もルカちゃんが好き」
「あ、ごめんなさい。ちょっとまって」

ウェットティッシュ? なんで手拭いてるの?

「緊張で手のひら汗まみれよ。恥ずかしい」
「えー? クールなルカちゃんがそんなこと」
「買い被りよ」

そう言いつつ、ルカちゃんは私を抱きしめる。

「ルカちゃん? 不意打ちはないんじゃない?」
「小心者だから勢いが必要なの」

もちろん嫌じゃないよ。でも。
さっきはあんなに安心できたのに。変だな。

「ねえ。さっきは抱きしめてもらって安心したの。お母さんの胸にいるみたいで」
「あら。お母さんは酷いわ」
「ゴメンゴメン。でも今は、すっごいドキドキする」
「恋人同士でなら当たり前じゃない?」

そうか、恋人……って?!

「恋人ってことは、あんなことやこんなこと?!」
「貴女がお望みなら」
「え、あの。いきなりはちょっと……」
「そう。でもこれは頂いておくわ」
「!」

----

告白して失恋して告白されてファーストキスと、忙しい一日でした。
とっても幸せだから別にいいけどね!


以上です。
誰かを悪者にするのも嫌だったんで、ミク振った子は不明ってことでよろしく。
176名無しさん@秘密の花園:2011/07/18(月) 22:27:42.51 ID:XNGD6lCb
>>173
ぐっじょぶ!
ネギトロブームワンチャンある・・・!
177名無しさん@秘密の花園:2011/07/19(火) 10:39:53.55 ID:bSNPhtzA
これは良いネギトロ
178名無しさん@秘密の花園:2011/07/20(水) 20:08:09.34 ID:5IxBi4jl
>>175
GJ!!
汗かいてるルカかわいいなぁ〜
ネギトロうまうま
179名無しさん@秘密の花園:2011/07/26(火) 20:31:35.70 ID:yHITgUpv
ユキ「わたしもルカさんみたいに胸大きくなりたい!」
ルカ「そうね…じゃあ私が揉んで大きくしてあg」
リン「やめんか変態ロリコン姉」
180名無しさん@秘密の花園:2011/07/27(水) 07:18:34.20 ID:BgZj55db
リリグミかグミリリか…
181名無しさん@秘密の花園:2011/07/27(水) 08:18:59.57 ID:oKvybmKJ
>>180
どっちもウマー
182名無しさん@秘密の花園:2011/07/27(水) 12:07:36.98 ID:5py42Vpq
プロジェクトディーヴァやってると、ルカやリンが貯めたポイントでミクに服(モジュール)を貢いでいるように思えてきた
女性に服を贈る場合、それを脱がすことが前提みたいな感じで
183名無しさん@秘密の花園:2011/07/27(水) 23:59:57.71 ID:SBlpQUfD
>>180
個人的にはグミリリが好きだ
184名無しさん@秘密の花園:2011/07/28(木) 08:30:18.14 ID:YuUc9Zu2
グミリリがいいな〜
ちょっとクールなLilyに天真爛漫なGUMI
浴衣姿で手を繋いでたら激萌(※個人の意見です)
185名無しさん@秘密の花園:2011/07/28(木) 11:06:53.16 ID:9jgR44RR
>>184
お前とはいい酒が飲めそうだ
186名無しさん@秘密の花園:2011/07/28(木) 11:14:37.43 ID:us82IQrv
個人的にはボクっ娘ノンケのグミにリリーが百合を教えていくのがジャスティスだと考えますまる
187名無しさん@秘密の花園:2011/07/28(木) 12:22:45.24 ID:5Q7KzJdn
>>184
小説にしてもいいのよ
188P.N.ハク姉大好きっ娘さん ◆baWm.IlkH2 :2011/07/28(木) 23:39:15.93 ID:bzbwZkcH
お久しぶりです
流れを切るようで申し訳ありませんが、久々にやっと1つ出来たので投下させていただきたいと思います。

今回はいつものハク姉がマスターさんのとこに来るよりずっと前のお話で、
CP的にはミク→ハクでしょうか。

タイトルは「出逢いの反響」です
次から投下します、暫しのお付き合いをばよろしくお願いしますm(__)m

※ステイハウス…ボーカロイドの研究施設 兼 マスターのいないボーカロイドを管理するための施設です 「DIVAルーム」みたいなものだと思っていただければ幸いですw
189P.N.ハク姉大好きっ娘さん ◆baWm.IlkH2 :2011/07/28(木) 23:45:01.03 ID:bzbwZkcH
ステイハウス西棟 第8倉庫。
その場所には。


――――――――

「ねえねえ、ミク姉にルカ姉、聞いた?」
「何を?」
「こないだ、西棟の第8倉庫で『出た』って話!」
ワクワク感と泣きそうな感じが混ざった声でリンちゃんは叫んだ。
…何が出たって?

「リンちゃん…さっきから主語が抜けてる。 で?何が出たの?」
「この季節に『出た』って言ったらもう!アレしかないでしょ?!」
「…まさか、お化け、とか言わないわよね?」
呆れた声で聞いたのは、涼しい顔をして雑誌を読んでたルカ姉。

「ざっつらいと!それだよそれ!この季節で『出た』っていったらオバケしかないよ!」
目をキラキラさせながら叫ぶリンちゃんの様子に、はぁ…と溜息をついたのはわたし。
「あのね…わたしたちの世界でお化けなんているわけないでしょ? 向こう側ならまだしも」
「迷子になった破損データが紛れ込んだ、とかそういうのじゃなくて?」
「もーっ!ミク姉もルカ姉も夢がないなあ!」
「だって聞いたことないもん」
わたしの言葉を聞いたリンちゃんが、にやっと表情を変えた。
「あー、わかった、ミク姉怖いんだ♪」
「…はぁ?」

190P.N.ハク姉大好きっ娘さん ◆baWm.IlkH2 :2011/07/28(木) 23:55:15.52 ID:bzbwZkcH
「そっかそっかぁ♪怖いから『こっちにオバケなんていない』って言い聞かせてるんだね!」
「何言っ…」
「ごめんねミク姉、怖い話しちゃって…知らなかったんだよぅ」

…さすがに頭にきた。
わたしは自分からとんでもないことを口走った。

「そこまで言うなら行ってあげる、丑三つ時に、西棟第8倉庫に」
「えっ?」
「行ってホントにいるかどうか確かめてきてあげる」

わたしはそうリンちゃんに言って、自分の部屋に戻った。

「あ…ミク姉…もしかして怒ったのかな…?」
「もしかしなくても怒ってるんでしょう」
「ミク姉、ホントに丑三つ時に第8倉庫に行くと思う?」
「あそこまでバカにされれば、嫌でも行くんじゃない?」
「うぐ……」


―――――――

で。
今は午前2時半を過ぎたところ。
西棟廊下までやってきたわたしは、あくびまじりに溜息をついた。
「んー…あんなこと言うんじゃなかったなあ…眠くて…ふああ…しかも西棟遠いし…」

わたしたちの部屋があるところが東棟で西棟は真反対にあたる。
そのうえ階層は違うわ、第8倉庫っていったら一番端だわ…
…なんて心の中でぼやいていたら、ふと、心底わたしをバカにしたリンちゃんの言葉が思い浮かんだ。

「絶っっ対いないって証明してやるんだから!」

…わたしの気合いは誰もいない廊下に響くだけだった。
191P.N.ハク姉大好きっ娘さん ◆baWm.IlkH2 :2011/07/29(金) 00:04:18.83 ID:iM+bBZH3
――――――――

「西棟…第8倉庫…ってもう字が…」
扉に書かれた字がかすれすぎていて、かろうじて読めるレベル。
ここ最近、人が出入りした感じはしない。
しかも鍵も掛かってないし…
中がからっぽだったら肩透かしだなぁ、とか思っていると。

ヴン…―

後に引くような何か、でも音じゃないような気がした何かが聞こえて

ちりちりちり

金庫のダイヤルを回すような音が聞こえた。

「!」
これは確かに何かがいる。
わたしはそーっと倉庫のドアに手をかけた。
―――――――

倉庫の中は、古くなって崩れそうな段ボール箱やら何かのパーツ、分厚い本でいっぱいだった。
通るのがやっとなくらい。
そんなこんなしているうちに、また例の音がした。

まだ会えない相手に恐怖心どころか期待が湧いてきて、わたしは倉庫をくまなく歩き回った。


…しかし倉庫の中は思ったより広い。
夜更けの無茶に
「…なんでわたしこんなことしてるんだろ…お風呂入ったのも意味ないよ…」
と、俯いた顔を上げたときにふと目に入った、やっぱりかすれてあんまり読めない「解錠厳禁」の文字。
「扉…?」
よく見るとそれっぽい線が壁に入っていて…鍵は見えない。
わたしは扉の前に積まれていた荷物をどけて、開けられるだけのスペースを作った。
「解錠って…鍵ないじゃん」
やっぱり鍵はどこにもなくて、じゃあ開けちゃおうかな、とノブに手を掛けた。
「アレ?開かっ…ちょ…っ」
びくともしない扉を一生懸命押す。
「やっぱり鍵掛かってるのかな…あ」
そうだ、引いてみよう。
もう一度ノブに手を掛けて、今度は引いてみた。
すると。

ずうううん、と重い音が響いて向こう側と繋がった。

「!」
わたし一人がやっと通れるだけの隙間を開けて、逸る気持ちを押さえながら扉の向こうに足を踏み入れた。
192P.N.ハク姉大好きっ娘さん ◆baWm.IlkH2 :2011/07/29(金) 00:08:34.65 ID:iM+bBZH3
―――――――

倉庫の中は、古くなって崩れそうな段ボール箱やら何かのパーツ、分厚い本でいっぱいだった。
通るのがやっとなくらい。
そんなこんなしているうちに、また例の音がした。
まだ会えない相手に恐怖心どころか期待が湧いてきて、わたしは倉庫をくまなく歩き回った。


…しかし倉庫の中は思ったより広い。
夜更けの無茶に
「…なんでわたしこんなことしてるんだろ…お風呂入ったのも意味ないよ…」
と、俯いた顔を上げたときにふと目に入った、やっぱりかすれてあんまり読めない「解錠厳禁」の文字。

「扉…?」
よく見るとそれっぽい線が壁に入っていて…鍵は見えない。
わたしは扉の前に積まれていた荷物をどけて、開けられるだけのスペースを作った。
「解錠って…鍵ないじゃん」
やっぱり鍵はどこにもなくて、じゃあ開けちゃおうかな、とノブに手を掛けた。
「アレ?開かっ…ちょ…っ」
びくともしない扉を一生懸命押す。
「やっぱり鍵掛かってるのかな…あ」
そうだ、引いてみよう。
もう一度ノブに手を掛けて、今度は引いてみた。

すると。

ずうううん、と重い音が響いて向こう側に繋がった。
「!」
わたし一人がやっと通れるだけの隙間を開けて、逸る気持ちを押さえながら扉の向こうに足を踏み入れた。

―――――――

「…なにこれ…」
さっきまでのいかにも倉庫倉庫した雰囲気はどこへやら。
なにかプログラムみたいなものを映したモニタやグラフを尋常じゃない数映したモニタがそれこそ尋常じゃない数置いてある。
中には心電図みたいなのを映したものもあって、しかもどれも動いている。
プログラムはものすごい速さでスクロールしていて、時々目に入る赤い文字のコード(多分エラーを起こしてると思うんだけど…)も無視していく。

わたしはモニタの明かりに照らされながら奥へと進む。
もう聞き慣れてしまったちりちりという音も時々混ざりながら。

やがてモニタの迷路を抜けたのか、今度はやたらと足元にケーブルの密集した場所に出た。
「…これ、踏んで大丈夫なのかな…」
でも足の踏み場もないし、と顔を上げて。



わたしは出逢ってしまった。
193P.N.ハク姉大好きっ娘さん ◆baWm.IlkH2 :2011/07/29(金) 00:15:08.04 ID:iM+bBZH3

すいません、長くなりそうなのでここで一旦区切らせていただきます

続きはまた明日にでも投下します
それでは失礼しますー
194名無しさん@秘密の花園:2011/07/29(金) 21:52:36.57 ID:3PBM0Ujl
なんという生  殺  し

しかし過去編キタ━━━(゜∀゜)━━━!
全裸で待ちます
195P.N.ハク姉大好きっ娘さん ◆baWm.IlkH2 :2011/07/29(金) 23:53:48.55 ID:iM+bBZH3
>>194
ありがとうございますm(__)m
しかし服は着ててくださいww


さて、昨日の続き投下させていただきたいと思いますー

暫しのお付き合いをばよろしくお願いしますm(__)m
196P.N.ハク姉大好きっ娘さん ◆baWm.IlkH2 :2011/07/29(金) 23:58:33.17 ID:iM+bBZH3
>>192続き】


―――――――

「……!」
思わず息を飲んだ。

飽きることなく天井まで積み上げられたモニタ。
ドーム状の壁に沿って置かれたいくつものコンソール。

…わたしはそれに息を飲んだんじゃなくて。

そのモニタとコンソールに囲まれるように部屋の中央に置かれた円柱状の巨大水槽。
足元のケーブルは改めて見ると全てそれに向かっていた。
そしてその水に満たされた水槽の中に

天使が閉じ込められていたんだ。



透き通るような長い白髪。

やはり透き通るような一糸纏わぬ白い素肌にに、無骨なケーブルがいくつも刺さっていた。

眠っているかのような表情。
その口には呼吸用のマスクが取り付けられているわけでもないのに。

その天使は、まるで胎児のように膝を抱えた状態で水槽の中で浮遊していた。

「あ…ああ…」
言葉が出ない。
初めて見る美しさに、ただ立ち尽くすしか出来なかった。

それと同時に、わたしなんかがここにいてはいけない、わたしなんかが見てはいけないものを見てしまったんじゃないかという気持ちに駆られつつも

「あ、あなたは」
《Who are you...?》

聞こうとした瞬間に、少し低めの、優しい声がわたしの頭の中に話し掛けた。
「!」
辺りを見回すけど、ここにはわたしと、目の前の天使のようなその人しかいない。
しかも依然として眠っている。
どこから、誰が話し掛けているのかが分からなくておどおどしていると

《貴女は、誰…?》

今度は日本語で話し掛けられた。
「あわっ、わ、わたしはっ、初音ミクですっ」
《初音…ミク…?》
何か考えるような少しの間を置いて、
《何故、貴女がここにいるの…?》
優しい声が悲しみを含んだ。
197P.N.ハク姉大好きっ娘さん ◆baWm.IlkH2 :2011/07/30(土) 00:04:50.21 ID:J8AyJyFz
やっぱりわたしはここに来ちゃいけなかったんだ。
そうだ、ここの扉に『解錠厳禁』って書いてあったじゃないか。

「ご、ごめんなさい、でもせめて…」

それでもこの期に及んでわたしの好奇心は、声の主の正体を知りたがっていた。
それを聞いてか頭の中に話し掛ける声にはもう悲しみしかなくなって。

《貴女は、貴女のいるべき場所に戻りなさい…》

わたしが聞いた声はそれが最後だった。

――――――――


「…!」
気付いた時にはいつの間にか自分の部屋の扉の前に立っていた。
私が見たあの光景は夢だったのか、確かめに行く気力もない。

ぼーっとしたままの頭で部屋に戻ろうとすると、申し訳なさそうな表情のリンちゃんに会った。

「み、ミク姉…第8倉庫行ったの…?」
「行った」
「なにか…いた…?」
「何も、いなかったよ」
「やっぱり…?」
「いなかった」
「ご、ごめんねミク姉…」
「ううん」
そんな上の空の会話を交わしてから部屋に戻った。


「ミク姉、まだ怒ってるのかな…」
「怒ってはなさそうだったけど、上の空、って感じはしたわね」
「第8倉庫でなにかあったのかな…」
「知らないうちに何かに取り憑かれた、とか?」
「縁起でもないこと言わないでよルカ姉!?」
―――――――

「ふぅ」
なんだか気が抜けちゃって、溜息をついてベッドに横になる。
夢か現かも分からない、あっという間の、長い時間だったかもしれない出来事。

ただ、確かにあの人に向けられる好奇心は強くなっていく一方で。
水に漂う白髪。
透けて融けてしまいそうな白い肌。
対照的に、まるで枷のように彼女を繋ぎ止めていた無機質な無骨なケーブル。
真剣に、『美しい』と思ってしまったあの人の姿。


「…寝よう」
わたしは目を閉じた。

近いうちにもう一度、あの人に逢いに行こうという決心と、
少し低い、それでも優しい、未だに頭の中で鮮明に反響する「Who are you?」の問いを抱きながら。
198P.N.ハク姉大好きっ娘さん ◆baWm.IlkH2 :2011/07/30(土) 00:16:42.08 ID:J8AyJyFz
【epilogue】

―――――――

数年ぶりにやって来た来客を半ば強制的に送った後。
誰もいなくなったのを認識すると、私は目を開けた。

(英語ライブラリ…誰が私にそんなものを…)

ダウンロードされた痕跡はある。
ただ、「誰がいつ」という情報はない。
多分、じゃなくて明らかに意図的に消去されているけれど。

(私はもう、とうの昔に諦められた失敗作だというのに…)

思わず溜息がこぼれる。
ぽこぽこと浮かび消える泡を見送って私は目を閉じた。

次はその姿を目に焼き付けてやろうという決心と、
予想外の来客の慌てふためいた、澄んだ声の自己紹介の反響を抱きながら。

(初音…ミク、か…)
199P.N.ハク姉大好きっ娘さん ◆baWm.IlkH2 :2011/07/30(土) 00:20:30.18 ID:J8AyJyFz

…以上ですー
今回も長かったw

一応続きを書こうかなぁとは思ってるんですが、展開を悩み中なのと、
別ネタも進行中なのでいつになるか分かりません…
期待しないで待ってていただけると幸いですw

それでは失礼しますー
200名無しさん@秘密の花園:2011/07/31(日) 00:33:41.44 ID:8Mp9BEoN
これを期待しちゃいけないなんて耐えられるだろうか、いや、耐えられない
乙です!
201名無しさんは僕:2011/07/31(日) 14:23:19.34 ID:G/oSZr4Q
これは期待せざるを得ない!(`・ω・´)
これ、小説にしたら絶対買うレベルW
お疲れさまでした!
202名無しさん@秘密の花園:2011/07/31(日) 21:36:46.98 ID:i476imf2
死ぬほど短いリンミクSSSが出来たんだが…
低クォリティな上に10行前後でしかもヤンデレとか許されるんだろうか
203名無しさん@秘密の花園:2011/07/31(日) 22:18:44.48 ID:8Mp9BEoN
躊躇など不要
さあこい
204名無しさん@秘密の花園:2011/08/01(月) 03:22:23.84 ID:8LrYNl3b
構わん!
むしろ頼むW
205名無しさん@秘密の花園:2011/08/01(月) 13:35:34.61 ID:Ww+e6Zbw
リン×ミク
でリンがヤンデレしかも若干の性描写有で軽い緊縛描写があるという
私の趣味が前面に押し出されたSSSとなっております マッハで終わります
低クォリティおkな人はどぞ!がっかりしていってね!


首筋に少しの痛みが走った。そこはじくりと鬱血して赤く腫れる。
「ミク姉がルカちゃんのこと好きなのは知ってるよ」
閉ざされた部屋。手首を縛る細い紐が、擦れて少し痛い。
別に好きも何もただの友達なんだけどなあ、と内心思っていたが敢えて言わなかった。
この状況から抜け出したいと思う自分と、もっともっと愉しみたいという自分が居た。
彼女は、太ももに付いた自分の爪の痕にまた爪を立てて、私の髪を一房掴んで口付けた。
鎖骨も首も、脚も背中もすべてこの子の痕だらけ。
腕を這う舌、その温かさが心地よいと感じた時、私は完全にもう一人の自分と、そして彼女の愛に染まってしまうのだろう。
「でもねえ、それなら余計私のものにしたくなるじゃない?」
彼女が私の上に馬乗りになる。二人が少し動くたびに安物のベッドはギシリと音を立てた。
きゅっと薄いシーツを掴む。この感情は何だろう。
肌の匂いと赤黒い痕、掠れた吐息に甘い声、全てが一つに融けて狭い部屋に飽和する。
口付けた後の唇が赤を射して、白い肌を妖艶に彩る。
「だいすき」
彼女はまた私の首筋に痕を付けた。
206名無しさん@秘密の花園:2011/08/01(月) 23:15:49.91 ID:ZXdCh4JM
いいね!!GJ!!
207名無しさん@秘密の花園:2011/08/02(火) 07:50:45.74 ID:iXsYub0S
すれ違ってるようで相愛とは これはなかなか乙ですな
208名無しさん@秘密の花園:2011/08/02(火) 09:38:44.95 ID:9i5pZN8i
これはいいヤンデレ
GJ!
209名無しさん@秘密の花園:2011/08/03(水) 16:27:09.32 ID:CLyT6psF
いいね!
もうちと話にのめり込みたかったW
210夏夜恋燈花:2011/08/03(水) 20:13:00.63 ID:Cg+ku6lo
流れぶった斬り御免。
夏祭りSS miki視点とだけ申しておきます。
お時間よろしければ〜

ゆらり、ゆらり浮かび上がる提灯越しのろうそくの灯りは人々の祈りを照らして そしてその祈りは新たな燈花を咲かせる
私は誰かの心を癒す灯りをともすことができるのかな…


「mikiちゃん、お祭り行きたいっ♪」
と言う歌愛ユキちゃんのおねだりで夏祭りへ。

教師は夏休みでも忙しいらしく夏休みのユキちゃんの世話はほぼ私に一任された。
『浴衣着たい』と言うユキちゃんの為に着付けを必死で覚えた。
なんだかんだ言っても氷山キヨテル先生以上に甘いな私。

太鼓の音、笛の音、色とりどりの屋台からリンゴ飴やベビーカステラの香り…
節電にと頭上には提灯、足元には灯り火が点灯ってて少し幻想的な雰囲気を醸し出してる。

「次どこ行こうか?金魚すくい?」
「あ!GUMIちゃーん!! Lilyちゃーん!!」
ユキちゃんが大きく手を振る先に浴衣姿の2人がいた。

GUMIちゃんも気づいて『ユキちゃん、mikiちゃんっ』とカラコロと小気味の良い下駄の音と共にコチラへ駆け寄ってきた。
淡い色の浴衣がとっても可愛い。

「こんばんは〜。来てたんだ〜」
笑顔で言葉を交わすGUMIちゃんの後ろでLilyちゃんが軽くテンパっていた。
下の方にやたら目線をやるので下に目をやったら、全て理解できた…。

GUMIちゃんとLilyちゃんは指を絡めて手をつないでいた。
いわゆる『ラブ繋ぎ』だ。

「ユキちゃん浴衣可愛い!」
「キヨテル先生が買ってくれたの〜」
「そうなんだ。私達もがくぽお兄ちゃんが用意してくれてね〜…」

それでもGUMIちゃんは同じテンションで話している。
きっとそんな事気にならないくらいLilyちゃんが好きなんだ…。


初めて逢った時からGUMIちゃんに対して淡い感情を抱いてた…
雑誌の表紙の撮影でGUMIちゃんと両手をつないだ時はかなりドキドキした…
でも私が憧れやときめきと言い聞かせている間に、きっとGUMIちゃんはLilyちゃんに告白したんだろう…
Lilyちゃん綺麗だもんね…。

恋が叶った女の子の笑顔はまるで花が咲いたようだった…。


GUMIちゃんが『じゃあね〜またお仕事でね〜』と手を振るまで笑顔で応対してた。
ユキちゃんがつないでいた手を離したので落ち込んでいた思考が停止する。

「GUMIちゃんとLilyちゃんのマネっ!」

ユキちゃんはあの『ラブ繋ぎ』をやっていた。
子供に見られちゃってるよ…。

でもつないだ手のぬくもりと満面の笑顔に気落ちしていた心が癒やされてゆく。

「おうち帰るまでこうしてようね。キヨテル先生が見たら怒られちゃうから」
「? はぁい」
211route24◇VsxZcuCH:2011/08/03(水) 20:22:42.17 ID:Cg+ku6lo
お初にお目にかかります もしくは今日和 >>184ことroute24◆VsxZcuCHと申します。
妄言垂れ流したら反応して下さる方がいらしたのでグミリリ書こうと思ったら 勉強不足故かこうなってしまいました。
夏だし樹海行ってくるわ
212205:2011/08/03(水) 20:36:39.24 ID:SkFCWVjP
>>206-209
うおおありがとう!もうちょい長いの頑張って書いてくる!
>>211
乙!禿萌えた
213名無しさん@秘密の花園:2011/08/04(木) 00:40:40.73 ID:SUsUQrcl
>>211
かわいい!!GJ!!
214名無しさん@秘密の花園:2011/08/04(木) 00:45:19.23 ID:SUsUQrcl
もう過ぎてしまったけど、8月2日はぱんつの日というのを聞いて小ネタ書いてみた
ネギトロSSS


ネギトロで変態ミクの場合
ミク「ルカのパンツ!パンツ!どこかな〜??」ガサゴソガサゴソ
ミク「発見!!うわっすごい」
ミク「あったか〜い」
ルカ「ミク、早く私のスカートの中から出なさい。じゃないと蹴っ飛ばすわよ」
ミク「えー、じゃあペロペロさせてくれたら、でt
   ゴン!
ミク「痛い痛い痛い!なでなでしてほしいなぁ、ああルカになでなでしてほしいなぁ、そしたら痛くなくなるなぁ」チラチラ
ルカ「はぁ、もうわかったわ。おいで」
ミク「ルカ大好き!!」



ネギトロで変態ルカの場合
ルカ「ミクのパンツ…ミクのパンツ…」ガサゴソガサゴソ
ルカ「あったわ、いいにおい〜。危ない、鼻血がつくところだったわ」
ルカ「とりあえずかぶっとくか」
ミク「ルカ?なにしてるの?」
ルカ「!!」
ルカ「なんでもないわ。あなたのパンツと私の頭のサイズが同じかもって思ったから、チャレンジしてみただけよ」
ミク「……」
ルカ(やばい!引かれてる!)
ミク「そんな、ルカの頭の方が小さいに決まってるよ。恥ずかしいよ///」
ルカ(真に受けてる…ミクが天然でよかった)



ネギトロで両方変態の場合
ミク「ルカのパンツちょーだい」
ルカ「あなたの今はいてるほかほかパンツくれるならいいわよ」


おわりー
215名無しさん@秘密の花園:2011/08/04(木) 05:56:21.10 ID:exf9N+Ui
あの「ルカ姉がミクに作ってくれたツインテール専用お帽子かなって思 「返して」
っていう画像を思い出した
216名無しさん@秘密の花園:2011/08/04(木) 06:00:43.95 ID:Hl46p7bq
>>214
こ れ は ひ ど い w
217名無しさん@秘密の花園:2011/08/04(木) 13:27:35.71 ID:cBt7UGLt
エロくないし超埋もれてるけど好きなリンミク。幸せそうでなごむ。

http://nico.ms/nm12132449
218名無しさん@秘密の花園:2011/08/04(木) 15:09:50.00 ID:A4IQddsX
メイルカって多いのか少ないのか…
誰かかいてくれよ
219名無しさん@秘密の花園:2011/08/04(木) 21:38:19.35 ID:RYrWwOmt
>>214
だめだこいつらはやくなんとかしないとww

>>215
俺もそれ思い出したわwww
220名無しさん@秘密の花園:2011/08/05(金) 03:50:03.95 ID:C/DOh1HS
メイルカ最高
221名無しさん@秘密の花園:2011/08/05(金) 08:26:18.56 ID:DZodJMWG
最近豊作続きで嬉しい限りだ…
え?メイルカは鉄板だろ
そーいや最近俺得の人見ないな…
222名無しさん@秘密の花園:2011/08/05(金) 16:28:39.94 ID:wk+ULcnD
俺得Pなら、豊作すぎてヤバイな
ここにいる人なら皆得、だな
223名無しさん@秘密の花園:2011/08/07(日) 14:11:19.87 ID:bzhi8EdY
ここは素晴らしい!W

最高ですた!
224名無しさん@秘密の花園:2011/08/07(日) 22:16:53.61 ID:EynvzCBe
おぉきに そう言ってくれて嬉しい喃
225名無しさん@秘密の花園:2011/08/09(火) 01:22:00.99 ID:UWvGQk3E
226名無しさん@秘密の花園:2011/08/09(火) 01:25:57.29 ID:RADsNndx
惨事ちんこ注意
227名無しさん@秘密の花園:2011/08/09(火) 10:53:00.29 ID:5ciZWhrF
今日はハクさんの日!
228P.N.ハク姉大好きっ娘さん ◆baWm.IlkH2 :2011/08/09(火) 20:25:06.15 ID:WQe50TdL
今日は8月9日の「ハクの日」ですね!
ハク姉、ハクの日おめでとう!(≧ω≦)

…というワケで急ごしらえではありますが、ハクの日SSを投下しようと思いますー

今回は久々(?)のいつものマスハクで、
タイトルは「後悔先に立たず -ただし野心を生む-」です。

暫しのお付き合いをばよろしくお願いしますーm(__)m
229P.N.ハク姉大好きっ娘さん ◆baWm.IlkH2 :2011/08/09(火) 20:27:34.84 ID:WQe50TdL
夕食後。
テーブルの上に広げた缶ビールとおつまみの数々。
「マスターさん?これは…?」
「今日はハクの日、でしょ?だからお祝いも兼ねて今日は好きなだけ飲んでいいよ!」
「ホントですか?!」

あたしのハク姉は、そこまで「飲んだくれ」じゃない。
んまぁあたしがあんまりお酒を買わないから、飲みたくても飲めないっていうのが本音だろう。
だから今日くらいは特別に、と張り切って買い込んできたけど。

「よっしゃあ!それじゃあハクの日おめでとう!乾杯!」
「かんぱーい!」


結論。
やめときゃよかった。
230P.N.ハク姉大好きっ娘さん ◆baWm.IlkH2 :2011/08/09(火) 20:30:43.32 ID:WQe50TdL
―――――――

午前2時過ぎ。

「むふー♪ますたーさーん♪」
既にいくつも缶ビールを空けてしまって、すっかり出来上がったハク姉が、
なんだか楽しそうにあたしに抱きついてくる。
「わわっ、どうしたのハク姉」
「んふふー♪あついですねぇ、おつまみなくなっちゃいましたぁ」
ぎゅう、とあたしを抱きしめると、微妙に舌足らずなハク姉が、あたしの胸元に顔をうずめて笑う。
「ちょ、ちょっと」
「おつまみないんですかぁ?まだビールのこってますよー?」
「ごめん、さっき出したさきいかで最後…ってか、ハク姉飲みすぎで食べすぎ…」
「そんなことありませんよぅ」
膨れっ面に上目遣い、酔って上気した頬。
…お姉さん、それ反則でしょ。

「と、とりあえずもう今日はお開きだから!ちょっと、どいてくれると嬉しいんだけど…」
「つれないですねぇ、つれないですねぇマスターさん」
「え、いや、ちょ…だかっ…!」
ハク姉が全体重を掛けてあたしに寄り掛かってきたので、そのままなし崩しに押し倒されてしまった。
「っ、てぇ…」
背中と頭を床に打ち付けた痛みに顔をしかめていたが、
「みゃあ?!」
突然全身を走った、ぞわぞわする感覚に目を開けると、にわかに信じがたい光景が目に入った。
「〜♪」
あたしの首元で動くハク姉の頭。

鼻歌に紛れて僅かに聞こえる水音。

…ハク姉が、何を思ったかあたしの鎖骨を舐めているんだ。

「ちょ、バカ!なにっ、して」
「やっぱり口寂しいんですよぅ…でもおつまみないんですよね?」
「だか、らって…人を…舐めるバカが、ひゃあっ?!」

流石に今回は、ハク姉をアホだと思った。
是非にでも引き剥がしたいのに、ハク姉の舌が与える刺激が、あたしから抵抗を削ぎとっていった。
「い、いい加減に…っ、しなさい…!離…さないと、ふにゃあっ、殴る…から…!」
「いいですよ〜♪」
ここまで聞く耳を持たないハク姉は初めてだ。
やがて舌が首筋を伝い始めると、いよいよあたしに抵抗は出来なくなって、
ついにハク姉は、あたしの首筋に吸い付いた。
231P.N.ハク姉大好きっ娘さん ◆baWm.IlkH2 :2011/08/09(火) 20:35:01.51 ID:WQe50TdL
「うきゃあっ?!」
思わず変な声が出る。
「マスターさん?どうかしましたか?」
「こ、コイツ、分かってて…!」
「んふふ、バレましたか♪」
それくらい分かるわ!と怒鳴りたかったが、最早そんな気力もない。
後で覚えてろ、と言わんばかりにハク姉を睨んでいたら、体勢を横向きにされてしまった。

そして、あたしが動けないようにだろうか。
もう一度のし掛かられると
「ん〜♪いたらきま〜す♪」
なんて、今のこの状況がどうなってもいいや、と思えるくらいの囁きが耳をくすぐって、直後。

「ひあぁっ?!」
「♪」
少しちくりとする硬い感触。
耳を覆う、湿り気と熱のある吐息。
耳を甘噛みされて、思わず声を上げてしまった。
無論、ハク姉にやめる気はない。
「ちょ、ちょっ、んにゃっ、やめ…はぅっ、は、はにゃし…きゃうっ」
耳への刺激に最早日本語が成り立たない。
身体中を駆け抜ける快感を抑え込むのに必死だった。
「んっ、あむ…ちぅ…」
「あぅ、や…」
たまに耳のふちやら耳朶やらを吸われる不規則な刺激。
えもいわれぬ快感に抗うことをやめたくなるけど。
「やっ、ハクね…も、やめっ…」
「やーれすよー♪」
「うぅ…っん、はな、っせぇ…」
マズい。
いつぞやから耳ばっかり責め苦に遭ってしまっているからか、なんか全身が切ない。
一刻も早くハク姉を引き剥がさないと、実に好ましくない事態にゃあぁあっ?!

今度の素っ頓狂な叫びも、もちろんハク姉のしわざ。
甘噛みにも吸うのにも飽きたのか、あろうことかその舌をあたしの耳に差し込んではぬちぬちと蠢かし始めた。
「は…ッ、や、んにゃああぁあっ」
「んぅ…っ、ふ…♪」
頭の中に響く湿った音。
直接吹き込まれる柔らかい吐息。
耳を犯すように蠢く熱い舌。
何もかもがもうどうでもよくなる。

「んっ、やっ、やだっ、ダメっ…」
「えぅ…っ、ちゅ…」
「やっ、も、もう…やめてよぅ…」
口で抵抗する気力すら失って、しかしそれでもあたしの身体はびくんびくんと素直な反応を見せていた。
232P.N.ハク姉大好きっ娘さん ◆baWm.IlkH2 :2011/08/09(火) 20:38:39.21 ID:WQe50TdL
頭の中まで舐められてるんじゃないか、というような錯覚と、左耳の放置プレイの若干の物足りなさが、
確実にあたしを昂らせていて、限界もそう遠くない。
「はくね…っ、あたし…無理っ」
「んー?どーはひまひた?(どうかしました?)」
「みゃああっ、耳っ、しゃべっちゃダメ…!」
耳朶を甘噛みしながら喋る振動ですらも耐え難いのに、
「えへへー、ますたーさん…かわいいですねえー♪」
耳に柔らかく息を吹き掛けられる。
「ひゃあっ?!だっ、だからっ」
聞く耳を持たないハク姉が再び耳を舐める。
「う…っく、ホント…もう…っ!」
もう、すぐそこまで来ていた快楽の波に身体を強張らせた瞬間、ハク姉の舌が離れた。
「あぇ…? ハクねえ…?」
そんな意地悪しなくていいのに、とハク姉を振り返って。



あたしは戦慄した。


「…zzz…すぴー…zzz」

おぉいまたかよ!!
しかも今回のは絶対前の時よりタチが悪いでしょ?!
この理不尽さに思わず巴投げをかましたくなる衝動を抑えつつ、あたしはハク姉を床に寝かせてタオルケットを掛けてあげた。

しっかしホント、この娘どーにかしないとなぁ。
心底幸せそうな寝顔しやがって。

――――――

翌朝。

「うぅ…あたまいたい…いてて…」
「ハク姉おはよう、まあ昨日はあんだけ飲んだから二日酔いも仕方ないよー」
言いながらあたしはハク姉に水を渡す。
「ありがとうございます…うう…」
辛そうな表情で水を飲むハク姉。
この分じゃ昨日のことは覚えてないんだろうな、きっと。
「大丈夫?キツいならまだ寝てていいよ?」
「そうですね…ごめんなさい…」
うんうん唸りながら部屋に戻るハク姉を見送ったあたしは、
やっぱりお酒は節度を持って飲もう、という決心と、

「ハク姉の具合が良くなったら何をしてくれようかなぁ♪うふふ♪」

そんな野心を抱きつつ朝ごはんを作ることにした。
233P.N.ハク姉大好きっ娘さん ◆baWm.IlkH2 :2011/08/09(火) 20:43:56.85 ID:WQe50TdL

…以上ですー
ごめんなさい、ちょいえろかもしれないって言うの忘れてた…
そして祝ってねえええええ!

まあとりあえず間に合ったのでよしとしたいですww

それでは失礼しますー
234名無しさん@秘密の花園:2011/08/10(水) 00:39:36.62 ID:th+O03bd
>>233
GJ!
酒に酔ったハクさんは・・・・・・無敵だ!
235名無しさん@秘密の花園:2011/08/10(水) 06:49:55.13 ID:VYGpkWsf
マスターさん、毎晩ハク姉に飲ませるべきだと思いますww
236 ◆6m6FGrAhpA :2011/08/10(水) 20:03:44.42 ID:VYGpkWsf
リンミク、リンちゃん視線です。
この二人は前にも書いた気がしますが、今回は別の子達だと思います。


『Inferiority Complex』

「リンちゃーん! 次のお仕事は私たちでデュエットだって!」
「あ、そうなんだ」
「久しぶりだね! 嬉しいよ!」

抱きつかんばかりの勢いでやってきたミクお姉ちゃん。相変わらずきれい。
ちょっと前までは、お仕事一緒なら私も大喜びしたんだけど。
最近はちょっとユーウツになるんだ。

お姉ちゃんはどんどんステキになっていくのに、私だけいつまでもお子様なんだもん。
2歳しか違わないなんて思えなくなってきちゃった。
2人並んだら、ますます私が子供っぽく見えちゃうんじゃないかな?
ルカお姉ちゃんぐらい離れてるなら、あきらめもつくんだけどね。

とはいっても、ボカロが仕事を選べるわけじゃないし。
アレな下ネタやらされることを思えば、贅沢な悩みだけどさ。

「それの予定はいつなの? 明日?」
「それがね、来週だって」
「来週? なんでそんな先なの? 曲出来てない……、わけじゃないね」
「うん、譜面ももらってきた」

早速2人で歌ってみたよ。
もちろんすぐにぴったり。お姉ちゃんと私の間に隙はないのだ、うん。
本番すぐ行きたいぐらいだけど、マスターは何かを待ってるみたいってお姉ちゃん言ってた。
んー、なんなんだろう。

----

「リンちゃん! 見てぇ」

マスターが言ってた日、ミクお姉ちゃんが……

「か、可愛い!」
「エヘッ、ありがと!」

お姉ちゃんの格好は、デフォ衣装を涼しげにしたような色合い、そして、省略されたアームカバー。
マスターは、この衣装が出来上がるのを待ってたんだね。
可愛いなんて言ったけど、白い肌が映えて、すごく色っぽい。
はァ、ますます差がついちゃうな。

「さてリンちゃん! こういうのもあるんだよ」

これ、お姉ちゃんのと同じデザイン、タイとスカートの裾が黄。私の色……。

「今度の曲は、二人お揃いだって。リンちゃんも着てね!」
「お、お揃い?!」
「早く着替えて。手伝ってあげるよ」
「いい! 一人で着れるから! 脱がさなくていいってば!」

無理矢理脱がされるよりはと、自分で着替えたよ。
慣れないミニスカートも気になるけど、お姉ちゃんと同じ服で一緒に鏡の前に立ってみると、差が歴然だなぁ。
237 ◆6m6FGrAhpA :2011/08/10(水) 20:04:26.70 ID:VYGpkWsf
「ねえ、リンちゃん」
「え? なに」
「あんまり乗り気じゃないね。私と一緒は嫌、かな?」

そんな棄てられた仔犬みたいな目で見ないでぇ!

「嫌じゃないよ! うれしいけど! でも……」
「でも?」
「一緒だとさ、私、お子様感全開になっちゃうんだもん。お姉ちゃんに全然追いつけないんだもん」
「リンちゃん。そんなこと言わないで」

お姉ちゃんのきれいな指で頬っぺ包まれていたの。顔近いよ!

「リンちゃんが持っていないものを私は持っているかもしれない。でも、その逆もいっぱいあるの」
「そ、そうかな」
「大人になったら、私なんて及びもつかない美人になるよ、きっと」

お姉ちゃんよりも? そんなの想像もつかない。

「ありえないよ」
「うーん。リンちゃんは自分をあんまり評価してないんだね。私に言わせれば、こんなことしたくなるぐらい魅力的だよ」

言葉の意味を考える暇もなく、そ、その。キス、されてたんだ。

「なにを、う」

またくちびるふさがれて。なんか力入んないよ。

「聞いて。自分を卑下しちゃだめ。そんなことしてたら、自分をどんどんダメにしちゃうよ」
「うん……」
「リンちゃんはすっごく魅力的、これは間違いないんだから!」

言葉が麻薬のよう。他のことしか考えられなくなって……。

「ありがとう、でもお姉ちゃんずるい」
「ずるい? どうして?」
「あんなことされたら、おかしくなっちゃう。お姉ちゃんのことしか考えられなくなっちゃうよ」
「それはお互い様だよ。私もリンちゃんのことしか考えられないもの。相思相愛だね!」

ニッコリ微笑んで、こう言われたの。
やっぱり、お姉ちゃんには敵わないな。こんなに好きにさせられちゃったんだもん。

このあと、新曲の収録したよ。今まで以上に二人の息はピッタリ。
マスターは何かあったのかと不思議がってたけど、秘密だよ。
ね! お姉ちゃん!


以上です。二人が着た衣装は、lat式ミクさんのそれを思い浮かべていただければ幸いです。
238 ◆6m6FGrAhpA :2011/08/10(水) 20:05:16.27 ID:VYGpkWsf
オマケ
下品杉でボツったプロットから。リンちゃん着替えた辺りからの分岐。
お姉ちゃんが変態です。リンちゃんの貞操が危ういです。


いつもショートパンツだから、ミニスカートって慣れないんだよね。
ふわふわして落ち着かないんだ。

「見えちゃわないかな?」
「大丈夫、マスターがカメラアングル気をつけてくれてるよ」
「そっか。PVでお姉ちゃん見えちゃったの、あんまり記憶にないや」
「全然見えないから、鉄壁のスカートって言われてるよ」

お姉ちゃんとひとしきり笑ったあと。

「気になるなら、見せパンかスパッツでも穿けば?」
「いつもショーパンだから持ってないよ」
「そうなんだ。じゃ、ちょっと待ってて」

しばらくして、戻ってきたお姉ちゃんは。

「はい、私のスパッツ貸したげる」
「えー!」
「そんなビックリしなくても。ちゃんと洗濯してあるよぉ」

そういう問題じゃない……こともないけど!
お姉ちゃんのちっちゃなお尻サイズで私の入るの? とかもどうでもよくて!

「何ぶつぶつ言ってるの? あー、穿かせて欲しいんだね」
「だ、ダメー! 下にショーパンでいいよ!」
「それじゃあセクシーさが足りないよー」

無理矢理穿かされちゃったよ。
なんか無意味にお尻撫で回されたような気もするけど。

……。
やだ、どんどん変な気分になっちゃうよぉ。
お姉ちゃんのスパッツお姉ちゃんのスパッツお姉ちゃんのスパッツお姉ちゃんのお姉ちゃんの

あ……。

「お姉ちゃんごめんなさい。スパッツ汚しちゃった……」
「んー、汗ばむのはしかたないよ」
「えと、そうじゃなくてさ」
「言いにくいの? じゃあ私が確かめてあげる!」
「ぴゃああああああ! な、なんでショーツまで脱がすのーー!!!」

以上、失礼しましたー。
239名無しさん@秘密の花園:2011/08/11(木) 00:01:27.78 ID:zpam34Xf
GJ!なんという大好物 激しく萌えた〜
ナチュラルに変質なのがミクさんで 身体的な変質なのがリンちゃんか…
まぁ相手が限られてるから問題ないねww
240名無しさん@秘密の花園:2011/08/11(木) 04:51:23.73 ID:TJfkWz08
GJ!
最高!の一言に尽きる!
241名無しさん@秘密の花園:2011/08/11(木) 09:32:32.60 ID:La++ozVE
ダメだこの姉妹早くなんとかしないと
242名無しさん@秘密の花園:2011/08/11(木) 14:47:48.12 ID:62j65JbL
GJ!!
ミクは変態が似合うなww
243名無しさん@秘密の花園:2011/08/11(木) 16:01:57.82 ID:4+MSSRE3
夏のコミケってボカロは何日目なん?
244名無しさん@秘密の花園:2011/08/11(木) 18:29:49.65 ID:EQzAnWpB
>>243
確か2日目
行けないけどな…くっ
245名無しさん@秘密の花園:2011/08/11(木) 19:18:01.82 ID:4+MSSRE3
>>244
サンクス
行ってくるわ、暑そうだけど
246名無しさん@秘密の花園:2011/08/11(木) 20:51:08.11 ID:JB/Qm7MM
マスハクもリンミクもかわいすぎる!豊作だねー!
247名無しさん@秘密の花園:2011/08/12(金) 13:07:02.47 ID:WUnhN6N1
今年はこのスレ的にオヌヌメサークルありますか?
とりあえずhjknさんは行くつもりですが
248名無しさん@秘密の花園:2011/08/15(月) 08:17:20.94 ID:678LqhCY
コミケなにか収穫あった?
249名無しさん@秘密の花園:2011/08/15(月) 10:48:46.18 ID:TMNla8gZ
>>247
ライバル増やすようなことは書かないんだ。

>>248
それなりに。
250名無しさん@秘密の花園:2011/08/16(火) 01:40:11.77 ID:dWs5ZDxS
>>249
収穫教えてよ
251 ◆6m6FGrAhpA :2011/08/16(火) 21:23:27.13 ID:c+B/kMpg
メイマスです。
自分が旧式であることを静かに受け入れている、マスター命メイコさんのお話。


『メイコさんのアイの形』

私は幸せ、なのだろうと思う。マスターに望まれて此処にいる。
そして愛されている。ボーカロイドとしても、女としても。
マスターが同性であるのは些細なことだ。

今日も彼女の為に歌う。
全身全霊をもって、と言いたい所だが、全てはマスターの調声による。
なのに、彼女は私の歌を褒める。それも最大級の賛辞で。
私の手柄ではない。マスターの才能と苦労の結晶をなぞっているだけなのに。

妹たちが世に出たとき、マスターに購入を薦めた。
あの子たちに会いたい気持ちも勿論あるが、第一の理由は他にある。
性能面もさることながら、私よりインターフェイスが格段に進歩している筈だ。
マスターの苦労を大幅に軽減してくれることだろう。
私は用済みになるかもしれない。それでもいい。放置されたとしても、棄てられたとしても。
私はマスターのもの、彼女の意思が全てなのだから。

でも、返ってきたのは、こんな言葉だった。

「私は、貴女だから頑張れるのよ」

真っ赤になってしまった私をマスターは微笑みながら見ている。
気恥ずかしさに耐えられず、ベッドに押し倒してしまった。マスターは拒まない。
マスターのものである私が、唯一マスターを自由に出来る時間。
でも、彼女に溺れているのだから、やはり私は彼女の虜なのだ。

夜伽話で、既に妹たちを入手する積もりだったことを聞かされた。あの恥ずかしい会話は意味がなかった。
さすがに腹に据えかねたので、もう一度だけ嬌声を上げさせておいた。
だけど、事後に「大好き」などと言われた。結局、この人に敵いはしないのだろう。

----

「マスター、ネギ買ってきていい?」
「なんにでもネギ入れんだもん! 足りなくなるに決まってんじゃん! めー姉もなんとか言ってやってよ!」
「ついでに大トロも買いませんか? メイコ姉さんも食べたいですよね?」

妹たちが来てからは、今までとは比べものにならないぐらいの賑やかさだ。
私はといえば、当たり前のように長女の地位に納まり、マスターとの仲は公認のようなもの。
要らぬことを考えていた自分を笑いたくなる。

マスターと目が合う。似た様なことを思っていたのか、苦笑混じりの笑顔を向けられた。
そして、私の耳でも辛うじて聞き取れる程度の小声で (妹たちに聞き咎められたら大変だ)、告げた。

「今夜も来てね?」

頷くと、マスターは極上の笑みを返してくれた。


以上です。メイコさん大好きなかたを端で見てて影響されて。
それがこんな形になりました。
252名無しさん@秘密の花園:2011/08/18(木) 13:54:30.95 ID:jT62mDWp
>>251
GJ!
マスターに全てを委ねてるMEIKOさんが切な可愛い。貴女だから頑張れるっていいね。
253名無しさん@秘密の花園:2011/08/22(月) 11:13:31.23 ID:fGxWCnO1
ぐみりんは何故流行らないのか
254名無しさん@秘密の花園:2011/08/22(月) 11:28:48.22 ID:7XRF67UA
>>253
書いてもいいのよ
255名無しさん@秘密の花園:2011/08/23(火) 21:08:00.82 ID:pT8l9bym
二人とも基本快活っぽいイメージ
256名無しさん@秘密の花園:2011/08/23(火) 21:42:10.10 ID:FTKJs8VQ
リンちゃんは受けと攻めでイメージ変わる
257名無しさん@秘密の花園:2011/08/24(水) 18:37:39.08 ID:RASPxEDZ
ちょっとSS投下したい心地に駆られたんだけど、
このスレ的にはミクがボクっ娘でも問題ありませんか?
258名無しさん@秘密の花園:2011/08/24(水) 19:14:08.86 ID:po9IrMIh
投下前に注意事項的なの書けばいいんじゃないかね?
259名無しさん@秘密の花園:2011/08/24(水) 20:13:27.31 ID:3AK8CnDx
たとえ生えててもドンとこいだぜ
260名無しさん@秘密の花園:2011/08/24(水) 21:22:38.57 ID:DVkPOobO
ふたなりや玩具は投下するなとは言わんが苦手な人多いから注意書き必須だよな


そんなことよりボクっ娘全裸待機
261名無しさん@秘密の花園:2011/08/25(木) 02:37:56.64 ID:CxgzAzVD
ミクさんがボクっ娘と聞いて
262ミクネルSS:2011/08/25(木) 04:55:14.06 ID:mGAhVPMZ
何か色々終わらせた後に書いたら、こんな時間になっちゃったけど、取りあえず投下します。
上で言っていたボクっ娘ミクのミク×ネルSS、昔某所に投下したものを改変してリサイクルしたものです。
東京でアイドルデビューしたミクと、その幼馴染の亞北ネルという脳内設定でお送りします。
内容的にエロはないです。済みません。
263ミクネルSS:2011/08/25(木) 04:58:44.65 ID:mGAhVPMZ
ミク×ネルSS 『想い人は電話の向こう』

麗らかな日差しが温かいある休日の午後。
金髪サイドテールの少女がボッーとした表情で、自室のテレビを眺めていた。
流されていた番組は今をときめく人気アイドル、
『VOCALOID 初音ミク』についての特集報道番組。
その中で批評家や芸能人、そして老若男女が初音ミクを絶賛し褒めちぎっていく様子を、
少女はつまらなそうな表情で眺めていた。

「ちっ、どいつもこいつも、流行りものに踊らされちゃって」

少女は、そういうフットワークの軽い連中のことが好きではなかった。

『pipipipi!!!』

突然、少女の脇に置いてあった黄色い携帯電話がけたたましい音で鳴り始めた。
誰かからの着信を伝えるコール音。
少女は携帯を取ってそのコールの送り主を確認すると、
大きなため息をついてから、通話ボタンを押して電話に応えた。

「はい、こちら亞北ネルのケータイですが‥」
『ネルちゃん。 ア イ シ テ ル(ハート)! フフフ、コンニチハ!あなたの初音ミクだよ!!』

―ピッ

少女、亞北ネルは無言で携帯を切った。

『pipipipi!!!』

切ってから数秒も経たないというのに、またもや同じ着信のコール音がネルの携帯電話から鳴り響く。
ネルは、かなりうんざりした顔で、その電話を取った。

『酷いよ、ネルちゃん!いきなり電話切るなんて!ボク泣いちゃうよ!!』
「うるせーよ、今度ふざけたこと抜かしやがったら、今度こそあんたの番号着信拒否にするわよ」
『そんな!!今をときめくスーパーアイドルなボクの電話番号を拒否るだなんて!時価相当3万939円の勿体なさだよ!』
「分かった、今度万札四枚やるから、それでもう電話かけてくるな」
『あ、あれ?ちょっとマジモードで語らないでよ。じょ、冗談だよ?私にとってネルちゃんの電話番号はプライスレスだよ?』
「つまりロハでOKと」
『うわぁぁぁんん!ゴメン、ネルちゃん!謝るから着信拒否るとか言わないでぇぇ!』
「でぇぇいい!煩い!電話先で大声出すな!」

本気で面倒くさそうに呆れながら、
ネルは今まさに電話の先でガチ泣きしそうな顔をしているであろう友人の顔を想像し、大きく深いため息を吐いた。

ネルの携帯電話にかけてきたのは、彼女がそう名乗る通り、
今をときめくスーパーアイドル、VOCALOID 初音ミクその人だ。
ネル自身はしがない一般市民であるのだが、初音ミクとは幼少の頃からの友達であり、悪友であり、
つまりは長い付き合いで、その関係はミクがアイドルとなりネルにとって雲の上の存在になってしまった今でも続いている。

そして頻繁にこうやってネルに無駄に電話をかけてきては、
彼女の機嫌を損ね、怒られたり叱られたり着信拒否にされたりしている(過去に2回)。
それほどまでに、ミクの電話は騒がしく、はた迷惑に煩いものであった。
264ミクネルSS:2011/08/25(木) 04:59:46.76 ID:mGAhVPMZ
「んで、今日は何の用なのよ、ミク」
『へ? あー、んーとそのー。アレ? あれれ?ネルちゃんに怒られてたら忘れちゃった』
「じゃぁね、達者で暮らせよ」
『切らないで!そんな御無体なぁぁ!!』
「うるせーヨ、思い出してからまた電話かけな」
『駄目ぇぇ!もっとネルちゃんの声聴かせてよぉ!
 ボクにとってネルちゃんボイスは秋のスズムシコンサートに負けないぐらいの清涼剤なんだから!』
「人の声を昆虫と同じ列に並べてんじゃないわよ!」
『うふふふ‥、ほらぁ、罵倒するネルちゃんボイスも最高ぅ〜、癖になっちゃう』
「さっきから私あんたのこと罵倒しかしてない気がするんだけど?」
『つまり、ボクの気分はさっきから常時最高という訳なんだよ〜!』
「ちょっと電話切るわね。救急車呼んでもらうから」
『はっはっはっは、何を言っているのだね。ネルちゃんボイスで気分最高潮なんて、
 十年以上前から変わらないボクの平常ステータスなんだよ。今更お医者さんに診てもらっても無駄無駄♪』
「その辺りはあんたの両親に本当にすまないことをしたと思っている。申し訳なかった」
『何でそこで真面目なノリで謝罪始めちゃうの!?そこまで深刻なことじゃないデスヨ!?』
「いや、今のあんたの変態性の一因が私にあるのなら、
 あんたの親にはさぞかし迷惑をかけてしまっただろうと思ってね」
『ふ、安心してよ。ボクが変態になるのはネルちゃんの前だけだからサ!』
「ちょっと電話切るわね。パトカー呼んでもらうから」
『警察沙汰!?ちょっと今の時期にスキャンダルはちょっと困るよ!あ、でも…!』

『【初音ミク‥熱愛発覚!? お相手は幼馴染の金髪美少女!】なんてスキャンダルならボクも見たいかも‥』

「申し訳ありませんが死んで頂けませんか?」
『ガチ敬語!?ちょっとそんな他人行儀で冷たいツッコミやめてよ!さすがのボクもちょっと凹んでくるよ!』
「内臓が?」
『死んじゃうよ!?流石のボクでも内側がへこんだら死んじゃうんだよ!?』
「そっか、それは良いこと聴いた」
『実効しないでね!?ちょっと軽く怖くなってきたよ、ネルちゃん!?』
「大丈夫、近いうちに実行する気はない」
『遠い未来なら有り得る可能性なの!?本当簡便してよ、ネルちゃぁん』

『あ‥、そうだ』

ここで、何かを思い出したかのように初音ミクは相槌を打った。

「あ?思い出したの?言いたかったこと」
265ミクネルSS:2011/08/25(木) 05:00:41.74 ID:mGAhVPMZ
『うん。アレだよアレ!今度ボクのライブが東京ドームで開かれちゃうじゃん』
「うっわー、そうらしいねぇ。生意気だわー」
『それでね!プロデューサーさんが「知り合い何人か自由に呼んで良いよ」って!
 最高ランクの席あるから、良ければネルちゃん来ない?』

まるで異性をデートに誘うかのような恥じらいとウキウキ加減で、初音ミクはネルを誘ってきた。

「うん、要らない」

亞北ネル、一蹴。

『ミガーン!』
「ていうか、その日既に予定入ってるし」
『ミガガーン!』
「何だよ、その擬音」
『うう‥、精一杯の悲しみと落胆を表現してみました』
「そんなに悲しまないでよ。私が行けなくたって、ファンの人がたくさん来るんだから。
 応援してくれる人たちにそんな情けない姿を見せる気なの?」
『分かってるけどさぁ。うぅぅう、ボクは今とっても泣きたい気分なのですよぅ』
「ふぅ、そんなんじゃ、あんたを東京に送り出した私の立場がないでしょう。約束、忘れたの?」
『勿論覚えてるけど‥』

約束。
それは、東京に出ていくミクにネルが交わした、とても簡単で有り触れた内容の約束事。
東京でのデビューが決まって、直前になって怖くなって泣いてしまったミクに対して、
ネルが突拍子もなく思いつき、無理矢理交わした誓い。


「あんたがさ、どんなに遠く離れても、あんたは私の友達だよ。どんなことがあっても。ずっと。絶対に」

「だから、あんたは怖がらないで、どこまでも高く飛んじゃえ!遠く離れることを恐れないでいいんだ!分かった?」

「だって、ずっと私が傍についてるんだから!」


後から思い返して、ネルは恥ずかしさの余り布団の上をゴロゴロ転がりながら十往復ほどした内容であったが、
それが、東京で一人で生きていく上で、ミクの強い心の支えになったのは確かであった。

実際、東京に行ってから一年間は、一日に一回必ずネルの携帯に彼女からの着信が鳴り響いたものだ。
266ミクネルSS:2011/08/25(木) 05:02:16.61 ID:mGAhVPMZ
「私はさ、あんたの誘い受けることが出来ないけど、けど、きっとそばで見ているからさ」
『うん‥』
「だから、あんたは何も恐れることなくコンサート楽しんできなさい!これ私の命令だから!」
『傍ってどこ?』
「あんたの耳元。私があんたからの携帯着信拒んだことなんて一度もなかったでしょ?(着信拒否時は除く)」
『うん、そうだね。分かった‥。クスっ、ウフフフ‥。何だかさ、ネルちゃんにはいつまで経っても適わないね』
「これぐらいじゃなきゃ、あんたの友達なんてやってられないわよ」
『えー、それどういう意味ぃ?』
「あんたの友達でいるのも苦労するって話。本当面倒くさい友達持って私は幸せだわ〜」
『アハハ、私も、ネルちゃんの友達で居られて幸せだよ』
「そっか、ならお互い様だ」
『うん!まぁボクは出来ればそれ以上の関係にそろそろシフトアップを図‥』
「切るぞ?」
『わ〜!ちょ、ゴメンってば!』


その後、互いの近況報告やたわいのない会話を続けて、ミクとの通話は終わった。
正直面倒くさく思うことも多々あるこの通話時間だが、
それでもミクだけでなく、ネルにとっても、この時間がかけがえのないものであることは確かだった。

携帯電話を置いて、再びテレビに眼を向けると、
街頭インタビューで、多くの一般市民が初音ミクについての好評を述べている映像が映されていた。

『初音ミクって本当に可愛くて、歌上手くて‥!』『私、CD全部持ってます!』『デビューした頃からのファンで〜‥』

カメラが映り変わる度に出てくる自称初音ミクのファン達。
ネルは、そんなテレビの向こうのファン達を一瞥し、不快そうに舌を打った。

「ミクのこと何も知らない癖に‥」

そして、彼女はリモコンを操作してテレビの画面を消すと、その場にゴロンと寝ころんだ。

そして、腕を伸ばして畳の上に無造作に置いてあったカバンの中から、
一枚の、ある紙切れを取り出す。

「ミクの奴には、悪いことしちゃったかな。でも…」

それは、今度東京ドームで開かれる初音ミクのコンサートのチケット。
高い倍率の中、色んな手法を駆使して購入することができた、彼女にとってとても大切なチケット。
267ミクネルSS:2011/08/25(木) 05:03:19.34 ID:mGAhVPMZ
「もうチケット持ってるなんて、言えないじゃん‥」

それに、自分が初音ミクの一ファンとして手に入れたこのチケットを、無駄にしてしまうのも憚れたのだ。
結果として、彼女を悲しませてしまったことには本当に済まないと感じているが。

「まぁでも、何はともあれ…」

ネルはゴロンと転がったまま、畳の上に無造作に置かれたCDプレイヤーに手を伸ばし、
イヤホンを耳に付けて再生ボタンを押した。
再生されているCDのジャケットに書かれた歌手名は、初音ミク。

「ミクのコンサート、楽しみだなぁ!」

ミクと電話してる時は決して見せなかった、年相応の少女のような無邪気な笑顔でネルは笑う。
若干、その頬は赤みを帯びていた。

「ミクの歌は、何度聴いても良いものだし!ていうか聴く度に好きになってる自分がいるしぃ〜!」

更にゴロンと転がって、彼女はいつも使っている敷きっぱなしの布団の上へ移動する。
その真上の天井には、大型の初音ミクポスター(水着ヴァージョン)が貼られていた。
その美しくも幼さの残る姿態に見惚れながら、恋する乙女のような表情で頬に手を当て小さくため息をつく。

「はぅ〜。ああもう、初音ミクちゃんキャワワ。マジ天使じゃね?」

そして彼女は枕元に置かれていた人形、十分の一スケール初音ミクフィギュア(ライヴヴァーション)を掴むと、
その精巧に作られたボディに、自らの頬を擦りあわせる。

「ニヒヒヒ、今は近くにいれないけど‥、けど、心は一番近くにいるから」

そして彼女は眼を細め、愛おしそうにフィギュアの肌が出ている部位を、指先で丁寧になぞった。

「だから、今はお互い我慢しようね。私も愛してるよ、ミク」

いつか、心も身体も、
あなたの一番近くに居られる日が来るまで。



〜FIN〜
268名無しさん@秘密の花園:2011/08/25(木) 08:01:31.81 ID:9M7NQVpr
>>262
GJGJ!!!
ボクっ娘ミクさんとツンデレネルさん…
なんて俺得なSSなんだあ!
もう一度言おう、>>262マジGJ!!
269名無しさん@秘密の花園:2011/08/25(木) 20:38:33.87 ID:4AWjUgEO
幼馴染両思いとか幸せ爆発しろGJ!
これからもゆ っ く りしていってね!
270名無しさん@秘密の花園:2011/08/26(金) 00:51:18.52 ID:9gUyHoDh
ボクっ娘変態×ツンデレ隠れ変態とな

素晴らしい
シリーズ化すべき
271名無しさん@秘密の花園:2011/08/26(金) 01:19:31.25 ID:g3FCCgf5
>>262
超GJ!ミクネルhshs

ところで昨日はリリィさんの誕生日だったんだがグミリリ辺りでキャッキャウフフなSSはないのかい?
272名無しさん@秘密の花園:2011/08/26(金) 09:20:44.21 ID:JCl6M0Fc
>>271
某所で上げたことのある稚作で良ければ、後で貼ってみるけどいいかな?
273名無しさん@秘密の花園:2011/08/26(金) 14:00:27.62 ID:voton5I0
>>272
全裸待機余裕です
274名無しさん@秘密の花園:2011/08/26(金) 21:30:02.75 ID:JCl6M0Fc
んじゃ、投下しますー。
グミリリ、インタネ家で書いてたのでがくぽ兄さんも目立たないけど若干存在してますのでご注意。
275名無しさん@秘密の花園:2011/08/26(金) 21:41:27.29 ID:JCl6M0Fc
ボクと彼女が出会ったのは、夏の盛りだった。


社長さんに呼ばれて帰ってくるなり、玄関のガラス戸を開けたお兄ちゃんが仲間が来たぞ、と声をあげた。
仲間・・・・・・?
ボクがデビューして何ヵ月も経ってないような気がしたんだけど。
そう思いながら声のした方へ足を運ぶと、一瞬目が眩んだ。
そこには、夕日に照らされてキラキラと金色に輝く妖精が、いた。


紹介されたリリィというらしい綺麗な女の子は、ボクに向かって浅く頭を下げた。
切れ長の瞳とか、流れるようなサラサラの長い金髪とか、ロックっぽい(?)ちょっと露出の高い服とか、涼しそうな表情とかに見惚れてしまっていたボクは、お兄ちゃんの咳払いで我にかえるとあわてて一歩前に出た。
「あ・・・、えっと、ボクはグミ。わかんないことがあったら、なんでも聞いてね。」
やや緊張しながら両手を差し出したら、リリィちゃんはしばらくボクの手を見て、そろそろと右手を出して「どーも。」と握手してくれた。
流れで、ボクはリリィちゃんに家の中を案内することになった。
年も背もあんまり変わらないみたいだけど、ボクの方が(2ヶ月くらい?)先輩なんだし、色々教えてあげないとね!

・・・・・・と言っても、実はうちってそこまであまり大きくない。
なんというか、昭和?
今どき珍しい木造建築一戸建てで、ひと部屋は大きくなってるけど部屋数がないというか。
台所、居間、寝室、お風呂、お手洗い、倉庫になってる小さい部屋があるだけ。
だから大抵ボクたちは居間で一日を過ごしてる。
あ、寝室はお兄ちゃんとボクで一応別だよ?
その辺は社長さんも気にしてくれたし。
リリィちゃんはボクと一緒になるのかな。
うわぁ・・・、なんだか他人と同じ部屋で寝るとか、ちょっと緊張でドキドキするよね。
ちなみに、ミクちゃんたちは6人もいるのにみんな別の部屋があるんだって。
それもいいなぁ。
276名無しさん@秘密の花園:2011/08/26(金) 21:42:27.57 ID:VNWpOK6G
あー、おれリリーネタ嫌い。
277名無しさん@秘密の花園:2011/08/26(金) 21:45:05.26 ID:JCl6M0Fc
ひとしきり説明を終えたボクは、大人しく聞いてくれていたリリィちゃんのキャラがつかめずにいた。
見た目より真面目に聞いてたし、案外素直なのかなーと思うと退屈そうにぼんやりしてたりとか。
「こんなとこだけど、分からないこととかない?」
「いや、別に。大丈夫。」
「・・・・・・」
「・・・・・・」

・・・・・・どうしよう、もう会話がなくなっちゃった。
まいったなー、ボクこんな人見知りだったっけー?
と、もたもたしていると、台所からいい匂いがしてくる。
「もうご飯ができそうかな。それじゃ居間に・・・」
行こうかと続けようとした時、リリィちゃんの口の中がふくらんで見えた。
「あれ、なんか食べてる?」
「ん?あぁ、飴。夕飯までには食べ終わるわよ。」
言われてみたら、ハチミツみたいな甘い香りがする。
話聞いてる間に口に入れてたなんて気づかなかったなぁとか思いつつ、ボクもお腹が減ってたのか「いいな、おいしそう。」と自然と洩らした。
それを聞いたリリィちゃんはちょっとだけ考える様子を見せると。
「じゃ、口開けて。」

そうしたら。

目の前が金色で埋まって。
口の中に何かが潜り込んできた、と思ったらリリィちゃんの綺麗な顔がスローモーションのようにゆっくりと離れていった。
次第に甘い香りが口の中から昇ってきて、それからやっと3秒前に何があったのかに、ボクは気づいた。
「なっ」
何をするの、と抗議しようとしたら口の中のものがこぼれそうになって、咄嗟に両手で口を押さえる。

飴だ、ハチミツ味の。

それがボクの口にあるってことは。

「最後の一個だから。あげるよ、それ。」
ほんの少しだけ口許を持ち上げて微笑むと、髪をなびかせて振り向いて階段を降りていった。
そんな様子に綺麗だなとか、妙に色っぽいなぁとか思って。

・・・待った。
そーじゃなくて。
あれ?
これって、口、う、つ・・・・・・!?

思い返してみたら動けなくなっちゃって、身体中が光ってるんじゃないかってくらい熱くなっていった。
脳裏でついさっきの光景がリピート再生される。
そのたびに背筋が痺れて、立ってられなくてぺたんと座り込んだ。
口の中で溶けていく甘さが飴玉のものだけじゃない気がして、例えるのが難しい、変な気持ちになる。

なに、これ。
力が入らない。
胸の音が、やたら早い。


いや、おかしいってば。
違うの、落ち着いてボク・・・!!



ボクの耳に、ミクちゃんの名曲「メルト」のフレーズが聴こえたような気がした。


END
278名無しさん@秘密の花園:2011/08/26(金) 21:46:26.57 ID:JCl6M0Fc
>>276
ごめんよ…
だが俺は好きなんだ
279名無しさん@秘密の花園:2011/08/26(金) 21:47:41.29 ID:JCl6M0Fc
以上、箸休めになれば幸いです。
280名無しさん@秘密の花園:2011/08/26(金) 21:48:14.24 ID:QRHNgS4S
甘くて溶けるわGJ
281名無しさん@秘密の花園:2011/08/26(金) 22:44:45.08 ID:wStyfdQ5
俺も大好きだGJ

グミリリ良いよね
282名無しさん@秘密の花園:2011/08/26(金) 23:35:13.75 ID:e59gYWvX
口から砂糖が出そうなほど甘い!
すげえGJ!!
283名無しさん@秘密の花園:2011/08/27(土) 04:00:27.21 ID:BAj9SonU
百合スレ・・・
こんな楽園が地上にあったなんて・・・
284名無しさん@秘密の花園:2011/08/27(土) 07:43:10.54 ID:ygSYp74E
ようこそいらっしゃいました。
感激ついでにSS投げてくれたりすると住民も嬉しいです。
285名無しさん@秘密の花園:2011/08/28(日) 10:53:41.61 ID:UbLwPZOW
>>277
うおおおおGJ!!!
甘い甘すぎる!!
286名無しさん@秘密の花園:2011/08/28(日) 13:04:17.32 ID:yLtRalPL
>>262
最高です!
ネルの態度がもぅ〜さぃっっっこうです!ありがとう♪
287名無しさん@秘密の花園:2011/08/28(日) 13:08:50.87 ID:yLtRalPL
>>277
と、溶けるWW
甘過ぎるぜ…いい作品だ…幸せだぁ
288名無しさん@秘密の花園:2011/08/30(火) 20:54:08.65 ID:Z5SWOPLM
AHSの中ではユキは総受けがいいと思う。
いろはとmikiで取り合ってる…みたいな。

いろは「ユキちゃんとは私と寝るの!」
miki「だめ〜!ユキちゃんは私のなんだから!!」
ユキ(早く寝させて…)



激しい争奪戦に心底困った表情を浮かべるユキちゃん。
289名無しさん@秘密の花園:2011/08/31(水) 00:01:35.94 ID:odtpedlh
ミクさん誕生日おめー
290名無しさん@秘密の花園:2011/08/31(水) 02:01:20.15 ID:wMSpxxwN
ミクさん誕生日おめでとー!
291ミク誕SS:2011/08/31(水) 03:22:17.18 ID:+1qU6Jms
ミクさん誕生日おめでとー!

というわけでミク誕SS投稿します!
といってもネギトロちゅっちゅぺろぺろしたかっただけですけどw

つたない作品だとは思いますが、ミク誕だから何かしたいっていう気持ちは汲み取ってやってくださいw

CPはネギトロです!
292ミク誕SS1:2011/08/31(水) 03:22:54.37 ID:+1qU6Jms
わたしは人間じゃないから、歳をとらない。
だけど人間にとって嬉しい特別な日は、わたしにとっても嬉しい特別な日だった。



「お誕生日おめでとー!」

パーン!というクラッカーの音と共に皆がわたしを祝福してくれる。
いつもの食卓の3割り増しぐらいににぎやかだ。

今日はわたし、初音ミクの誕生日。
この世に生まれて4年になる。

「もう4年になるのねー・・・」とメイコ姉がしみじみ言う。その片手にはビールジョッキ。
カイト兄もジョッキを持ちながら、メイコ姉とわたしが生まれた当初のこととか語り合ってる。正直恥ずかしい。
鏡音姉弟はすごい勢いでお料理を食べている。ちなみにほぼ全ての皿にネギが入っている素敵仕様。

わたしはというと、祝ってくれる皆には悪いが、かなり落ち込んでいた。
この場に一番いてほしい人が、いなかったから。

『明日はレコーディングがあるの、ごめんなさいね・・・』

申し訳なさそうに謝るルカの表情を思い出す。
ルカを困らせたくなかったから、そのときわたしはいろんな感情を抑えこんで首肯した。

仕方ない、仕方ない、と何度自分に言い聞かせても心のモヤモヤが晴れず、ついにこのときを迎えてしまった。
せっかくの誕生会だというのに、わたしはせめて皆を心配させないように作り笑顔を浮かべるぐらいしかできなかった。

そんなわたしの心を他所に、誕生会はカイト兄のソロバースデーソング熱唱など大盛り上がりを見せ、素敵なプレゼントも貰った。

後片付けは、メイコ姉とカイト兄が酔っ払ってその場で爆睡してしまい、結局わたしと鏡音姉弟の3人でやることになった。
鏡音姉弟は申し訳なさそうな顔をしていたが、申し訳ないのはこちらの方だった。

後片付けも終わり、メイコ姉とカイト兄を起こして3人がかりでそれぞれの部屋に運んだ後、鏡音姉弟も自分らの部屋へと戻っていった。

カチカチという時計の音を聞きながら、わたしはリビングのソファで一人ボーっと過ごしていた。
鏡音姉弟が部屋に帰るのを見送ってから1時間、時計の針は22時を指している。

せめて、今日が終わるまで・・・。

わたしはやっぱり諦められなかった。
彼女の優しい声で、彼女の柔らかさに包まれながら、わたしは祝福されたかった。

ふと目をやった窓の外の月明かりが綺麗で、わたしは何となく照明を落とす。
月の光が射す幻想的な雰囲気の中で、止まっているのか進んでいるのかわからない時間の流れに身を委ねた。
襲い来る睡魔の存在にも気づかず・・・。
293名無しさん@秘密の花園:2011/08/31(水) 03:24:51.73 ID:+1qU6Jms
「・・・ク、・・・きて」

ぼんやりと聞こえる想い人の声。
これはまた都合のいい夢を、と嘲笑したくなる。

「ミク、ミクったら・・・」

しかし、次に待っていたのは夢にしてはリアルな感触。わたしを何者かが揺さぶっていた。

「・・・!」

パッと目を開けると、見目麗しいサーモンピンクと目が合う。
月光を背に受けた彼女の立ち姿は、神々しく思えた。

「やっと起きた。ダメじゃないこんなところで、風邪をひくでしょう」
「る、ルカ・・・」

身体を起こし、時計を確認。
・・・23時30分。

もう一度視線をルカに向けると、彼女は得意げそうな顔で言った。

「何とか間に合ったわ。これでも最速で終わらせてきたんだけど・・・」

そして、一呼吸置く。
その間さえももどかしい。

「ミク、誕生日おめで・・・あら」

気づいた頃にはわたしはルカに抱きついていた。
どんなものよりも欲しかったもの。それが今ここにある。

「ごめんなさい。来年からは気をつけるわ」

そう言いながら抱きしめ返してくれる。頭をそっと撫でる手が心地よい。

「ううん、いいの。ルカがここにいてくれるなら、いいの。だって・・・」

口を衝いて出ようとする告白。
でも、わたしはそれを押し留めようとしない。
ルカに想いを伝えるなら今だ、と何となく思ったから。

「だって・・・!」
「あ、そうだ」
「・・・えっ?」

パッとわたしから離れるルカ。
ほぼルカに寄りかかっていたわたしはバランスを崩してつんのめる。

「ど、どうしたのルカ?」

内心落胆の声を上げる。あれはイケる流れじゃなかったの・・・?
件の彼女はテーブルの上にある紙袋から何かを取り出していた。JBFを口ずさみながら。

「プレゼント、買ってきたのよ!」

ジャーンとその何かをわたしに見せる。
これは、ワイン?
294ミク誕SS3:2011/08/31(水) 03:25:36.16 ID:+1qU6Jms
なんていうか、適わない。
そんな上目遣いで、語尾にハートマークついてそうなおねだりされちゃったら、逆らえない。

わたしは諦めて、グラスを取りに行く。

「何してるの?」
「え、グラスを用意してるのよ」

すると、ルカは不思議なことを言った。

「・・・グラスは必要ないわ」
「えっ?」

ワインを飲むのにグラスはいらない?

「教えてあげる。一番美味しくワインをいただく方法」

ルカがそっと近づいてきて、わたしの顎をくいっとつかむ。
自然とルカと目が合う形になった。

「目を閉じて・・・」
295ミク誕SS4:2011/08/31(水) 03:25:59.21 ID:+1qU6Jms
戸惑いながら従う。

テーブルの上にワインが置かれる音。
ルカの顔が迫ってくる気配。

次の瞬間。

「んっ・・・」

唇と唇が重なり合う。
思わず目を開いちゃったけど、それにはお構いなしのようだ。

「ふむっ!んむぅう・・・!」

口を割り開かれ、ワインが流し込まれた。

「んく・・・っ」

流れこむワインを全て嚥下すると、ルカの唇が離れた。

「かはっ・・・。はぁ、はぁ・・・」

息を荒げながらルカに目をやると、口元を艶やかに拭っていた。
心臓の鼓動がうるさいくらいに鳴り響いている。

「いかがだったかしら?」
「・・・ご、ごちそう、さまです・・・」

顔が熱くて、さっき飲んだワインの味も思い出せなくて、何がなにやら分からない。

「あ、あの、今の・・・」
「ふふ、これからもよろしく。わたしの愛しいミク」

・・・まさかルカ、わたしの気持ち知ってて?

「どうしたのかしら、返事が無いわ」

わたしの顔の前で手をひらひらさせるルカ。
ちょっと頭にきたのでお返ししてやる。

ルカの手を身体ごと引き寄せて、今度はわたしの方からキスしてやった。

驚くルカの表情を見て、わたしは言ってやった。

「わたしも愛してる。これからもよろしく、ルカ」

0時数分前。

わたしは、大切な日の終わり際に、最高のプレゼントをもらってしまったようだ。
296名無しさん@秘密の花園:2011/08/31(水) 03:28:53.51 ID:+1qU6Jms
以上です!
投稿してからこみ上げてくるハズカシさ!

というわけでいかがだったでしょうか?
できれば感想などなどお願いします!

ミクさんこれからも皆のアイドル、ルカの恋人でいてください
改めて、ミクさんお誕生日おめでとう!
297名無しさん@秘密の花園:2011/08/31(水) 03:31:35.95 ID:+1qU6Jms
アッー!抜けてる!

2と3の間に

「これ、お酒だよ?」
「ミクの設定年齢は16、ミクが生まれて4年。何も問題無いわね」

こういうのを、今流行りのドヤ顔っていうのかな。というかその理論はおかしいと思うんだけど!
そんなわたしを尻目に、ルカはワインの栓をスポンと開けてしまった。

「今夜だけ、今夜だけでいいから付き合って」
「・・・」

という文を追加して読んでください!

あああ、いろいろダメだわ・・・
298名無しさん@秘密の花園:2011/08/31(水) 04:20:02.87 ID:0v+fPom8
なんかグダグダだな。
299名無しさん@秘密の花園:2011/08/31(水) 06:36:52.91 ID:Uap9Le4D
ミクさん誕生日おめでとぉー!

>>296
GJ!
朝から良いもの読ませてもらった
300名無しさん@秘密の花園:2011/08/31(水) 18:59:43.22 ID:9+/favWA
>>297
どんまいw
だけど、物凄くかわいいな、二人とも!GJ
301名無しさん@秘密の花園:2011/08/31(水) 23:12:24.83 ID:4kE3XITZ
初音ミクの誕生日だと知って、即興でSS書いてみたアル。
色々手抜きだけど、まぁ形だけでもってことで。
>>262-267と同じ世界観で、またネルミクです。


―pipipipipi!!

「はいはい、亞北ネルの携帯ですがー?」
『もしもーし、アナタの初音ミクだよ!』
「あんたか‥。私はあんたみたいな厄介な個人負債抱えた覚えはないけど」
『え?ボクってばベクトルがマイナス方向?そんなことないよ?今をときめく上場物件だよ?』
「それで、その上場物件様。今日は何の用よ?」
『フフフフのフフフ…、さて、その前に問題です。今日は何月何日でしょうか?』
「8月31日」
『その通り、そして、8月31日とは、ずばり何の日でしょう!!?』
「それくらい知ってるよ、馬鹿にすんな。終戦記念日だろ?」
『全然違うよ!?』
「違ったっけ?じゃ、あれか。数多の選ばれたオタク戦士たちが有明のビッグサイトに集い繰り広げるという伝説の…」
『その夏の祭典もとっくに終わってるよ!!?ていうかネルちゃん時の感覚無さすぎだよ!』
「あー、はいはい。冗談よ冗談。ちゃんと覚えてる」
302名無しさん@秘密の花園:2011/08/31(水) 23:12:58.74 ID:4kE3XITZ
「つーわけで、誕生日おめでとう。ミク」

『わーい!ありがとネルちゃん! うぅ、やっぱりネルちゃんに祝ってもらうのが一番嬉しいや!うへへへ』
「たかが電話越しの会話ではしゃぎ過ぎだろ」
『だって本当に嬉しいんだよ?覚えてくれていて、ありがとう!ネルちゃん』
「ふん、毎年祝わされてるんだから、日にちなんて嫌でも覚えちゃうわよ‥。子供の頃だって、こんな忙しい時期に誕生日会開くもんだから、毎年毎年大変だったわー」
『そうだったね。でもネルちゃん。ボクの誕生日会に合わせる為に、毎年宿題は30日までに終わらせてくれたよね。わざわざ29日と30日に徹夜してまでさ。小学校の時も中学校の時も』
「そ、そういう恥ずかしい話は忘れなさいよ!」
『無理だよ。あんなに幸せな思い出忘れられないよー』
「うー…!この恥ずかしい奴め!」
『へっへへへー』
「で、でもさ、こっちに電話してこなくたって、そっちにも誕生日祝ってくれる奴くらいいるでしょ?なんでわざわざ…」
『まぁ、いるよ。同じ事務所の友達とか、プロデューサーさんとか』
「なら、別に無理して私に電話かけてくることないのよ?それも毎年さ」
『でも、誰が祝ってくれても、意味がないっていうか‥。結局、ネルちゃんが居なきゃボクは寂しいんだよ』
「こいつはまた恥ずかしいことを…」
『だから、今年もネルちゃんに祝ってもらえて本当に良かった。本当にありがとう!』
「あー、はいはい。たく、これじゃどっちが祝われる側か分かったもんじゃないわ。それじゃ、そろそろ切るわよ。明日も早いし」
『うん、それはボクも一緒だしね』
「じゃ。プレゼントの方は、今度会った時にでも渡してやるから」
『うん、ありがとネルちゃん!おやすみなさいっ!』
「おう、おやすみ〜」
303名無しさん@秘密の花園:2011/08/31(水) 23:13:30.19 ID:4kE3XITZ
―ピッ。

「‥‥‥‥ふぅ」

電話を置いて一息つくと、彼女、亞北ネルは何やら神妙な顔で暫くの間、その動きを止めた。

「‥‥‥、それじゃ、取りあえず続きでもするか」

そして数秒が経った後、彼女は気を取り直したように、携帯を畳の上に無造作に置き、同じく畳の上に置かれていたちゃぶ台の前におもむろに座ると、

「コホン」

わざとらしい咳払いを一息。

「ミク‥、誕生日おめでとう!!!!」

ワーと両手を振り上げて、彼女は元気いっぱいに、その場にいない相手の誕生日を祝う言葉を再び口に出した。
彼女が掛けるちゃぶ台の上には、一台のノートパソコンが置いてあり、その画面一面に映っているのは、彼女の親友、初音ミクの満面の笑顔写真。
更にその脇には、初音ミクの10分の1スケールのフィギュア、写真集、CD、ねんどろいど、はちゅねみくの縫いぐるみ等の、多種多様な初音ミクグッズ。
そして極め付けには、『初音ミク 誕生日おめでとう!!』と書かれた誕生日ケーキが、火を灯したローソク付きで置かれていた。

「イェーイ!ハッピーバースデイ!!」

本人不在なことも承知なまま、ネルは息を大きく息を吸いこみ、ふー、と息を吐き出して全てのローソクの火を消した。
元々部屋の明かりは点いていなかったこともあり、ローソクの灯りが消えて辺り一面の光度が著しく下がったが、ノートパソコンから発せられる光のお蔭で最低限の明るさは保たれている。

「‥‥‥‥‥‥‥」

そして、薄暗い部屋の中、暫しの無言。

「‥‥‥私はいったい何をやっているんだろう‥」

突然の自問自答。
そして、自身の行為の虚しさに耐えきれなくなったネルは、そのままゴロンと身体を畳の上に投げ出して横になり、
涙をぬぐってボソっと呟くのであった。

「ミク。私も寂しいよぅ」


そんな、本人不在の誕生日。
304名無しさん@秘密の花園:2011/08/31(水) 23:29:06.09 ID:odtpedlh
切ないな……
305名無しさん@秘密の花園:2011/08/31(水) 23:35:19.14 ID:4geizBTz
ネルw
なんかいいなー
306名無しさん@秘密の花園:2011/08/31(水) 23:46:57.45 ID:RqvsV5CB
GJ!!
ネルのキャラwww
307名無しさん@秘密の花園:2011/09/01(木) 00:26:35.10 ID:icOxxpJo
切ねぇー!
308名無しさん@秘密の花園:2011/09/01(木) 00:38:20.53 ID:JYrHlUDm
>>297
ドンマイです。
ルカ姉エロ可愛いw
流石ピンク&ブラックカラー
309名無しさん@秘密の花園:2011/09/01(木) 01:16:38.79 ID:+5+iYPP0
>>301
GJGJ!!!
電話切った後の変貌ぶりがクセになりますwwww
リアルにネルちゃんと同じような祝い方をした方はいるのだろうか・・・
310名無しさん@秘密の花園:2011/09/01(木) 07:31:22.20 ID:BLXYyNNP
ミクさん誕生日の陰に隠れがちだが、MIZKIさん誕生日おめ
311名無しさん@秘密の花園:2011/09/02(金) 03:39:00.20 ID:9pY/QBoo
>>301
GJ!
しかしなぜネルちゃん突然我に返っちゃったしwwww

>>309
|ω・)ノ
ミク誕のお祝いと称してネギ塩タン食べに行ったり、ケーキ買っておめでとう言ったりしたよ!
無論一人で!w
312名無しさん@秘密の花園:2011/09/02(金) 21:34:57.63 ID:1jVekYpF
MIZKIさんは何となく絡めにくいな…
313名無しさん@秘密の花園:2011/09/02(金) 23:12:18.12 ID:FaJzPCmj
>>312
キャラが掴みにくいってのがあるからな
トクロとかなにかでキャラ付けされたMIZKIいたっけ?
314名無しさん@秘密の花園:2011/09/03(土) 09:15:25.63 ID:Y+O8QLov
扇子がそのまま喋ってたのなら・・・あれはあれで何か可愛かった
315名無しさん@秘密の花園:2011/09/03(土) 18:35:40.78 ID:5XotgYM4
持った人間の精神と声を支配する扇子とすれば
既存ボカロの体を使っていけそう
316名無しさん@秘密の花園:2011/09/03(土) 21:10:22.14 ID:x+VP0F93
頭のなかでイチャイチャとかなにそれエロい
317名無しさん@秘密の花園:2011/09/04(日) 13:06:54.46 ID:r9dFfUXG
シユといろははいい組み合わせだと思う。猫的な意味で。
318名無しさん@秘密の花園:2011/09/04(日) 14:42:14.72 ID:+MA65E77
今回のボーマスはボカロ百合サークルが多くて幸せ過ぎる
319名無しさん@秘密の花園:2011/09/04(日) 17:42:52.94 ID:xJoLFf1F
今回はボマス後出かけるので本の購入は控えようと思ってたのに
百合スペースに行ったらあまりの豊漁っぷりに理性が消し飛んで
今 肩が痛い
320名無しさん@秘密の花園:2011/09/04(日) 19:52:42.17 ID:loEtd9Cn
ボマス参加組乙
戦利品をうpしてくれてもいいのよ
321名無しさん@秘密の花園:2011/09/04(日) 21:23:04.96 ID:FVn1gnhA
ボマスうらやま
通販してくれないかなー
322名無しさん@秘密の花園:2011/09/05(月) 10:37:05.05 ID:GYM6bu5I
>>320
俺が買ったのはネギトロ4冊ルカメイ2冊メイルカ、リリルカ、リンリリ、マスルカが1冊ずつ
他にもミク受けとか色々あったけど金銭的なあれで購入は諦めた
323名無しさん@秘密の花園:2011/09/05(月) 17:00:30.96 ID:l9n2DyVw
ここは…天国か?WW
素晴らしすぎる!
みんなありがとう
324名無しさん@秘密の花園:2011/09/06(火) 09:47:54.65 ID:VDqTz0E2
いいなー ボマス行きたかった…
いやまあ本州に住んでないから滅多事ないといけないんだけど…

>>322
それって18禁含めその数?
325名無しさん@秘密の花園:2011/09/06(火) 15:36:01.25 ID:+V0w/J9t
>>324
そう
多分買ってる人はもっと買ってる
326名無しさん@秘密の花園:2011/09/07(水) 12:44:00.38 ID:NLPE1QIh
後ろから胸つかんで「だぁ〜れだ?」ってやりそうなキャラは誰?
327名無しさん@秘密の花園:2011/09/07(水) 15:06:54.24 ID:nU5G1Y4r
リン、次点でミク。
もしくは酔った時のMEIKOさんとハク姉。
328名無しさん@秘密の花園:2011/09/07(水) 15:13:52.08 ID:S0DOrtH/
個人的には リン≧酔っ払い組>ルカ>ミク>しらふ組>ネル なイメージ(左側がやりそう)。
329名無しさん@秘密の花園:2011/09/07(水) 17:07:02.95 ID:x/ma4nv2
ルカさんは無言でじっとりがっちりと触ってくるタイプと予想
330名無しさん@秘密の花園:2011/09/07(水) 18:45:10.60 ID:Cshv7jA7
ちゃんと目隠しでやろうとしたけど高さが足りなかったと主張するリン
「そっか…じゃあ仕方ないか…」とうっかり流され怒らないMEIKO
「いやそれはない」ってツッコミたいミクっていう図が頭に浮かんだ
331名無しさん@秘密の花園:2011/09/07(水) 18:54:02.31 ID:7W9JSbyI
純粋な好奇心・将来への展望から胸を触るタイプ・・・リン、ミク
純粋なスケベ心・将来への期待から胸を触るタイプ・・・ルカ、リリィ
ただのスケベ親父・・・酔っ払い組
どっちかつうと被害受ける方・・・ネル、メグ

ってところか(※勝手なイメージです)
332名無しさん@秘密の花園:2011/09/07(水) 23:10:58.78 ID:tvMBHn3W
酔っぱらい組はよっぱの時は触る方で素面の時は触られる方だな!
よっぱだと胸に押し付けるのもありだなぁ 年少組が真っ赤になってると可愛い
333名無しさん@秘密の花園:2011/09/08(木) 00:54:11.52 ID:NCceQ5dQ
酔っ払い同士乳繰り合うのがよろしいということですね分かります
334名無しさん@秘密の花園:2011/09/08(木) 02:12:45.75 ID:pZDVQaht
酒の入っていないメイルカハクをミクリンリリが悪戯心で弄り倒す
夜中、酒の入ったメイルカハクがミクリンリリを性的な意味で弄り倒す

そんなのを読みたいです
335名無しさん@秘密の花園:2011/09/08(木) 07:27:53.60 ID:Jqu5oN6w
ユキ「ミキちゃん、メイコさんがミクちゃんのおっぱい触って何してるの?」
ミキ「わーダメダメ!ユキちゃんにはまだ早いよ!!(必死に目隠し)」
ユキ「えいっ(パイタッチ)」
ミキ「きゃっ!?」
ユキ「(自分の胸を触りながら)ミキちゃんもあんまりないよね。わたしと変わんないかも…」
ミキ「ほっといてよ!もー(泣)」
336名無しさん@秘密の花園:2011/09/09(金) 02:10:08.81 ID:yjtUuMio
メグ…
337名無しさん@秘密の花園:2011/09/09(金) 23:38:02.73 ID:6bg4DmzA
そういや最近GUMIのことをめぐぽって呼ぶ人少ないな
338 ◆WfLGi6ZaFRjG :2011/09/10(土) 10:40:47.45 ID:C1jPDJo7
>>322
リンリリ出してるサークルなんていたのか…!
くそう、買えなかった…。悔しい。

>>326-334を見てたら書けたメイリン。
色々ネタ拝借しているうえに長いです。
次から。
339 ◆WfLGi6ZaFRjG :2011/09/10(土) 10:42:59.58 ID:C1jPDJo7
成長したら本当におっぱいは大きくなるんだろうか。
最近、それがすごく気になる。

めーちゃんは「大丈夫よ、成長したらリンもいけるいける」と軽く言うけれど、
ただぼーっとしながら過ぎていく時間に身を任せているだけで、
めーちゃんやルカちゃんのような詰まりに詰まった胸になれるんだろうか。

ツルンとなだらかな丘に手を這わせても、わずかばかりの脂肪が手に触れるのみで、
ここが膨らんだ自分をまったく想像できない。
というか、そもそも巨乳の感触を知らない。
そうか、経験がないから想像できないのか。なるほどなるほど。

両方の手の平を目の前にかざして、くいっくいっと揉むジェスチャーをしながら、さて誰の元へ行こうか、と考える。

ルカちゃん……は、後がちょっと怖そう。
まじめな顔で怒られても面倒くさいし、逆に可哀相な子ども扱いされても腹が立つ。
やっぱりここは笑ってごまかされてくれそうなめーちゃんが良いかな。

よし! と大きく頷いて、まずはめーちゃんを探しに出ることにした。

-----

勢い勇んで部屋を飛び出したわりに、めーちゃんはすぐに見つかった。
キッチンでミクちゃんと今日の夕飯について何か話しているらしい。
あっちの食材は今日中に使ってしまいたいだとか、
あーだこーだと喋っているめーちゃん達は、近づく私に気付かない。
340 ◆WfLGi6ZaFRjG :2011/09/10(土) 10:47:01.47 ID:C1jPDJo7
真後ろ、でもちょっと斜めから見るめーちゃんのおっぱいは、
この位置からでも分かるくらいやっぱりたゆんたゆんだった。
自分のものとは全然違うそれに今から触れるのだ、と意識するとちょっとドキドキしたけれど、
近づき様にえいっとすばやく腕を回し、目標物を鷲掴みした。
ぎゅっ! と捕らえられたおっぱいは、予想より遙かに指がのめり込みやすくて、
見た目以上の柔らかさにビックリした私は前に少しつんのめった。

「だぁれ、だっ……うわったたた!」
「うわぁ!」
「わあ! なになに!」

私以上に驚愕して飛び上がっためーちゃんのせいで、さらにバランスを崩して胸を掴む手に力が入っていく。
何とか踏みとどまり、手の中に納まりきらないおっぱいにしばらく感動した。
……なんという、なんというフカフカっぷりだろう。

「……ちょっと」
「…………」
「ちょっと、こら! リン! 何してんのアンタはもう!」
「あ、ごめんごめん! だーれだってやろうと思ったんだけど、手が届かなかった! あはは!」

と言いながらも、相変わらず私の手はふにふにとめーちゃんの弾力の中に埋もれていた。
だって、これ、すごく柔らかいんだもん! 持ち上げると少し重いし、うわ、これは面白い。

「めーちゃん! おっぱい柔らかい!」
「……そう。もういいでしょ。ほらどいて」
「いや待って。生で触ってみないことには分からない」
「はい!?」
341 ◆WfLGi6ZaFRjG :2011/09/10(土) 10:50:55.56 ID:C1jPDJo7
するすると手を服の中に入れると、めーちゃんが阻止しようと身じろいだ。しかしキッチンは狭い。
めーちゃんの前にはミクちゃんがいて思うように動けないと分かっていた私は、構わず強引にブラジャーの中に手を突っ込んだ。
カリ、と爪の先が胸のてっぺん辺りに引っかかり、めーちゃんがびくっと震えた。

「ちょ、な、リン……っ」
「あ、痛かった?」
「っ…、リィィイインンン!」
「わぁっ、ごめんってばぁ!」

めーちゃんの大きな声に今度は私が震え、俊敏に手を引っ込める。
そのまま腰に抱きついて、頬をこすりつけた。

「ごめんねー、めーちゃん。だって気になったんだもん」

怒ったせいなのか、ぜえはあと肩で息をするめーちゃんを甘えるしぐさで宥める。
ごめんねごめんね、と言いながら、ちょっとした好奇心なんだよ! と付け加えることも忘れない。
だってね、めーちゃんが羨ましくてね、大きくなったらどんな感触なのかなって知りたかったの!
言い訳をしつつ顔をスリスリするこの行為に、めーちゃんは弱い。
ミクちゃんもそれを分かっているので、めーちゃんの向こうで小さくため息をついた。

おいたが過ぎると怒られそうになるのを何とか回避して、
「もう、しょうがないわね……」という言葉をめーちゃんから引きずり出し、
満面の笑みで部屋に戻ったのはそれから五分後のことだった。

-----

夕飯も、その後のデザートの時間も終わり、
テレビを観たりお風呂に入ったりしているうちに、夜の闇はまた一段と色濃くなった。
カーテンを閉めて、ベッドになだれ込むように身を委ねる。
342 ◆WfLGi6ZaFRjG :2011/09/10(土) 10:55:51.65 ID:C1jPDJo7
今日は楽しかったぁ、と枕に顔をすりつけて満ち足りた息を吐いたところで、
がちゃ、と何の前触れもなくドアの開く音が聞こえた。
こんな夜更けにレディの部屋に来るなんて、レンのやつめ、と少しだけ怖い顔を作って振り返った先には、
酔いに酔ってるらしいめーちゃんが凭れかかって立っていた。

「何してんのめーちゃん。部屋間違えてるよ」
「えー? だってここリンの部屋でしょう? レンじゃないでしょ?」
「そうだけど……」
「まあ、リンもレンも、似たようなものだけどねえ。胸のサイズも同じくらいだろうし?」

――ムカァ!! なんだなんだ! 喧嘩売りに来たのか、めーちゃんは!
さっきよりずっと怖い顔をしてめーちゃんを睨みつけると、くすくす笑いながら扉を閉め、
若干ふらついた足取りでベッド際までやってきた。

「やだ、そんな怒らないの」
「……めーちゃん、酒くさ」
「そりゃ呑んだもーん。はぁ〜」

顔を接近させて目の前で大きく息を吐かれ、むわっとしたアルコール臭にむせてしまう。
めーちゃんはやっぱりケラケラ笑うだけで、部屋から立ち去ろうとはしなかった。

「もう! くっさいし! 絡み方がオヤジみたいだよ!」
「やあね、こんな美女捕まえてオヤジだなんて」
「ほらー、さっさと帰って寝なよー。こんなとこで寝ないでよ、ベッド狭いんだから」
「冷たいのね。……昼はこんな事までした仲なのに」
「え――」

めーちゃんの肩を押してぐいぐいと外へ追いやろうとしていた私の手は、驚くほど熱い手に掴まれる。
そのままめーちゃんが倒れるように圧し掛かってきたので、ぐるりと視界が変わった。
なに、と抗議しかけた私の声は、めーちゃんの手が肋骨の辺りを直に触るその熱さのせいで、喉の奥に引っ込んでしまった。
343 ◆WfLGi6ZaFRjG :2011/09/10(土) 11:08:57.32 ID:C1jPDJo7
「……ふーん、リンは寝る前はノーブラ派なのね」
「な、に、めーちゃ……」
「あたしと一緒ね。ほら」

強く掴まれた片方の手が、ぽかんとしている間にめーちゃんの服の中に吸い込まれていく。
宣告通り、昼間付けられていたはずの下着は無く、あっけなく弾力に辿り着いた。
めーちゃんが自ら胸をまさぐらせるので、指先が先端に何度も引っかかり、ぷっくりと存在を強調しはじめた。
そこでようやく、昼に爪が当たったのはこの部分だったのだと気付く。
そしてあの時と同じように、めーちゃんが小さくふるりと震えた。

「め、めーちゃ、あの、」
「なあに?」
「あ、当たって、いや、ていうか、立って」

あ、それよりも何で触ってるんだ早くどけ、って言えばよかった。
混乱している頭ではいま目の前のことしか口に出せなくて、めーちゃんを上手に追い出す方法も思い浮かばない。
慌てる私を前に、めーちゃんはニヤニヤとやっぱりオヤジみたいな笑みを貼り付けて言った。

「そりゃあ、触ったら乳首くらい立つわよ。リンも同じでしょ?」
「知らな……わあっ」

お腹を撫で回していためーちゃんの手がおもむろに胸に触れた。
寝転んでいるせいで余計に無いも等しいそこを、
何が楽しいのかしばらくクルクルと指先を滑らせてから、きゅっと頂きをつままれる。
途端、くすっぐたいような、ぴりっとした何かが背中に小さく走って、ひゃう、と変な声が出てしまった。

「めーちゃん! もう! 昼のことなら謝るから……っ」
344 ◆WfLGi6ZaFRjG :2011/09/10(土) 11:14:03.73 ID:C1jPDJo7
その言葉も最後までは言わせてもらえなかった。
パジャマを力任せにめくり上げられ、風通しのよくなった上半身に驚いて身を竦める。
そのままめーちゃんの顔が近づいたかと思えば、べろりと舌全体で突起周辺を舐められた。

「やあっ!」

背中が弓なりに反ってしまい、めーちゃんの好きにさせやすくなってしまう。
慌てて身を引こうにも一瞬遅く、今度はちゅうっと唇で吸われ、舌先でつつかれた。

「ひゃ…っ、やめ、んんぅ……っ」

なに? なにこの声? どういうこと? めーちゃんは何してんの?
行為の名称くらいは知っていたけれど、実際何をするかまでは知らなかった。
だからめーちゃんが次に何をしでかすかも分からず、私の混乱は頂点に達していた。

「ほらねー? リンも乳首立ったよ?」
「へっ、え、うそ」

ビックリしたあまり指先に力が入り、めーちゃんがびくりと揺れる。
あ、そうだ、まだ掴んだままだった……。
その手を引っぺがそうにもめーちゃんの手に押さえつけられているし、
もう片方の手まで掴まれて、自分の胸を触らされてしまう。
めーちゃんより少し小さいくらいの粒が、こりこりとした感触として手の平から伝わってくる。

もう、何が何だか分からない。
ただ、えっちなことをしている、というのだけが頭にこびりついて、自然と息が荒くなった。
345 ◆WfLGi6ZaFRjG :2011/09/10(土) 11:17:22.30 ID:C1jPDJo7
ふいに、めーちゃんの熱が離れた。顔を上げると、めーちゃんが豪快に服を脱いでいる。
豊かな乳房が眼前でゆさゆさと上下したかと思えば、その膨らみを私の胸に押し付けてきた。

「リンはこれが羨ましいんだよねー?」
「めーちゃん、ほんと、酔いすぎ……」

重そうなそれを下から支えて、尖った先で刺激してくる。
その先端が私の尖りに触れて、めーちゃんが更に強くこすってきた。
まるで、絡ませるように。じんじんと鈍く溶かされていた頭に電流が通ったように、全身がびくついた。

段々と押し当てられるおっぱいの柔らかさが何だか心地良くなってきてしまった反面、
腰の辺りが何だか痛いようなこそばゆいような感覚に襲われ、閉じられない足をくねらせる。

「めーちゃん、何か、変……」
「んー?」
「何か、わかんないけど、やぁ…、ぁっ…」
「んん、何だろねー?」
「めーちゃん……っ」

意地悪な唇からちろりと突き出された舌は赤く光っている。
――今なら捕食される動物の気持ちが分かる気がする。
そんなことが頭をよぎる間にも、濡れた舌先は私のカラダを滑って、緩やかな丘に辿り着く。
乳房を食む唇は、けれども赤く張り詰めた中心には触れてくれなくて、そのもどかしさにまた私は腰を浮かせた。

「なあに? やらしく揺れてるわよ?」
「だって、めーちゃんが…っ、もう、お願い……っ」
「ちゃんと口で言わなきゃ分かんない」
346 ◆WfLGi6ZaFRjG :2011/09/10(土) 11:19:07.21 ID:C1jPDJo7
めーちゃんの吐息が当たる感覚さえもどかしい。
一度開かれた快楽の扉が、今では思うように悦びを与えてもらえずにしくしくと疼くような痛みを訴える。
ときどき舌が粒の真横ぎりぎりを通って、思わず背筋がしなって声を上げてしまうが、
もうそれだけでは、頭の中にくすぶる大量の熱を放出するには圧倒的に刺激が足りなかった。

「めーちゃん、お願い……ち、乳首、…舐めて……」
「――よく出来ました」

ああ、言っちゃった。言っちゃったよ。
耳まで熱いのを自分でも感じる。
けれど、めーちゃんが楽しそうに私の髪を撫でたあと、乳首を舐めしゃぶり始めたので、私の羞恥もすぐに消し飛んだ。
ぐり、とパジャマの上から陰部もこすられて、足がピンと張ってしまう。

さっきよりもずっと何が何だか分からないまま……昼間のお返しと呼ぶには
いささか過剰な報復を、その夜、たっぷりと味わうはめになった。


...end
347 ◆WfLGi6ZaFRjG :2011/09/10(土) 11:25:45.78 ID:C1jPDJo7
おしまい
しゃしゃっと書いた話なので
変なところあったら脳内補完でお願いします
長くてスマン
348名無しさん@秘密の花園:2011/09/10(土) 12:49:19.37 ID:XLa359SK
真っ昼間っからこんなGJな作品を…
おねロリおいしいです(^q^)
349名無しさん@秘密の花園:2011/09/10(土) 12:50:18.48 ID:ON9LDN6e
>>347
ふおぉ、鼻から汗が
350名無しさん@秘密の花園:2011/09/10(土) 16:52:22.51 ID:prlLC5iK
>>347
超GJ!!
メイリンいいなー、なかなか見ない組み合わせだから嬉しい
351名無しさん@秘密の花園:2011/09/10(土) 18:15:25.33 ID:q2aLKAsg
おいおいエロ過ぎだろ!ていうかエロ過ぎだろ!
リン視点からのおっぱい描写が素晴らしかったです。

こりゃめーちゃん責任取るしかねーなー。
352名無しさん@秘密の花園:2011/09/10(土) 19:53:36.52 ID:5Az0+SoF
>>347
おおおおGJ!!!
エロい!超GJ!!

これを見たミクがルカに、リリィがグミに、マスターがハクに
連鎖が起こってしまえ
353 ◆WfLGi6ZaFRjG :2011/09/10(土) 20:46:01.16 ID:C1jPDJo7
GJありがとうございますー。
そしてエロ有りって書くの普通に忘れてましたすみません。
エロありました。
354名無しさん@秘密の花園:2011/09/11(日) 22:42:16.69 ID:CZ1sbQuG
もしルカにやってたら…多分真顔で頂かれてることだろう。
355名無しさん@秘密の花園:2011/09/12(月) 03:25:36.77 ID:xEBcVP2f
ヴォーカロイドは肉体的に成長しないよ
356名無しさん@秘密の花園:2011/09/12(月) 09:00:01.13 ID:h/mOQIty
ただし胸は成長します
357名無しさん@秘密の花園:2011/09/12(月) 09:21:13.44 ID:RiSjHtU5
小学生時代のミクネルとか普段から妄想してる俺にとっては、
成長とか余裕です。

※ただし胸は成長しません
358名無しさん@秘密の花園:2011/09/12(月) 13:11:49.63 ID:xlL2TwFK
ルカ:中学までつるぺたで、高校に入ってから急成長し、姉を追い抜く
MEIKO:小学校高学年あたりからすでにGUMIくらいのサイズ(B〜C)で、その後も安定して成長を続けた
359名無しさん@秘密の花園:2011/09/12(月) 13:25:27.22 ID:h/mOQIty
グミがB〜C?D〜Eくらいじゃね
360名無しさん@秘密の花園:2011/09/13(火) 14:50:17.53 ID:63M0ioln
とりあえず
メイ≧ハク>ルカ>グミ≧リリ>ミク=ネル=リン

くらいの解釈でおk?異論は認める
361名無しさん@秘密の花園:2011/09/13(火) 14:53:41.73 ID:xOILQ0uF
ハクH以上>ルカG>めーF>グミD>リリC≧ミクC>ユキB>リンA>ネルAA>ミキAAA以下
かな
362名無しさん@秘密の花園:2011/09/13(火) 15:28:03.13 ID:7/1Ja9+b
ユキがそこはないだろ
リンちゃんの方が上だ
363名無しさん@秘密の花園:2011/09/13(火) 18:00:02.15 ID:EwfsBk62
いろはさんのことも思い出してあげて下さい
364名無しさん@秘密の花園:2011/09/13(火) 20:03:30.67 ID:T+fb6meN
カフェインさんが、ルカ>メイコ>ハク、だと書いていてカルチャーショック。
ハクはD〜Eだそうだ。

http://t.co/MZcwDru
365名無しさん@秘密の花園:2011/09/13(火) 20:36:28.41 ID:fli3LKFW
カフェさんとこのハクとかけ離れている性格なのに胸のサイズだけ準拠するの?
366名無しさん@秘密の花園:2011/09/13(火) 21:24:39.58 ID:63M0ioln
個人的にはルカが形のいいおっぱい、メイコがまんまると言うか重力に勝ってる強気な感じ。

ハクがエロ胸なのは同意
367名無しさん@秘密の花園:2011/09/13(火) 21:26:36.40 ID:nZpumZub
ルカ>MEIKO>ハク>(巨と並の壁)>あきこ>GUMI>MIZKI>Lily>(小と貧の壁)>いろは>ミク>ネル>リン>ユキ>miki>アイ
368名無しさん@秘密の花園:2011/09/13(火) 22:27:07.81 ID:v6sNKnMS
>>367
ここのミズキさんはどのイラストの?
369367:2011/09/14(水) 23:22:09.28 ID:PqYMDxtx
>>368
適当です。すんません。
370名無しさん@秘密の花園:2011/09/14(水) 23:25:37.01 ID:lGHJwkYS
MIZUKIさんってもしかして姿を限定してないときは透明=全裸なんじゃ・・・
371 忍法帖【Lv=29,xxxPT】 :2011/09/15(木) 17:15:36.77 ID:bP+Ypvom
3DSで出るミクのゲーム。
ネルが出るか否かで購入するかどうかが決まる‥!
372名無しさん@秘密の花園:2011/09/15(木) 18:38:54.28 ID:wojhoEWb
口では悪く言いながらも一人の時は3Dのミクにハアハアするネルと聞いて
373名無しさん@秘密の花園:2011/09/16(金) 07:45:47.02 ID:Cco3u0z2
元々ネルはミクへの嫉妬心から生まれたキャラだったよな
374名無しさん@秘密の花園:2011/09/16(金) 07:49:43.55 ID:w3rmAW0j
ちょっと違う
375名無しさん@秘密の花園:2011/09/16(金) 08:00:19.42 ID:F0piBXwK
出自はもう気にしないよー
376名無しさん@秘密の花園:2011/09/16(金) 08:09:05.99 ID:OlZDHHvt
というか荒らしを基にしたキャラ、として生まれた時点から
本当はミクさんが好き、という設定は言われてように聞いた
百合的な意味かは別として。
377名無しさん@秘密の花園:2011/09/16(金) 13:49:50.22 ID:dj13FPJx
百合ジナル曲の中では何故か空気になりがちだが「画面の向こうのあなた」は良い物だぞ
378名無しさん@秘密の花園:2011/09/16(金) 21:29:24.80 ID:w3rmAW0j
あれは曲がカッコ良すぎるw

モニタ越しで絶対触れられないほうが燃えるけど
でもイチャイチャさせるなら直接面識がないと無理というジレンマ
379P.N.ハク姉大好きっ娘さん ◆baWm.IlkH2 :2011/09/20(火) 17:37:58.87 ID:abnsF6w9
お久しぶりです

>>352の宣言(?)通り、中の人が電波を受信して、うちのマスハクに連鎖が起こってしまったので投下しようかなと思います

今回は珍しくハクマス…だと思います。
あと今回タイトルないです思いつきませんでした('A`)

次から投下しますので暫しのお付き合いをば、よろしくお願いしますm(__)m
380P.N.ハク姉大好きっ娘さん ◆baWm.IlkH2 :2011/09/20(火) 17:45:32.62 ID:abnsF6w9

「でさぁ…」
「えー、それはマスターさんが…」
だいぶ暑さも和らいできたこの季節。
久々の夜更かしとだらだら飲むお酒。
ほろ酔いを少し通りすぎかけていたあたしたちは、他愛もない話に花を咲かせていた。

が。

「……」
「……」

急にお互いに話が途切れてしまった。
子供が「今幽霊が通ったんやあああ」とか言うあの現象。

どうしよう、何か話題。
内心焦りつつ目を泳がせていると、
「…そう…」
「へ?」
ハク姉の方から口を開いてくれたので、それに乗っかることにしよう。
「何か言った?ハク姉?」
聞き直すとハク姉はお猪口の中身を一気に煽って
「かわいそう…」
「…は?」
そんな話してたっけ?
いや、何か思い出したのかな?
しかし何が『かわいそう』なのか、その意味を問い質してみようとする前に、
ハク姉が心底哀れむような溜息をついた。
「かわいそう…」
「…? ……?!」
同じことを言ったハク姉があたしを見てない…いや、厳密に言うなら見てるんだけど。
それでやっと『かわいそう』の意味に気付いた。
381P.N.ハク姉大好きっ娘さん ◆baWm.IlkH2 :2011/09/20(火) 17:49:30.97 ID:abnsF6w9

「おいちょっと待て今人の胸見て言っただろ」
「えっ、だってそう思ったんですもん」
「オイコラ」
酒の力を借りて毒舌キャラに進化(?)したハク姉に思わず素が出る。
「えっ、でもマスターさん、そんなに貧しかったですか?」
「貧しい言うな!いやまあそりゃハク姉よりか貧しいけど!」
これでもミクさんよりはあるわい!
そう付け足したら、なんかハク姉にケンカ売られてる気がしてきたので
「なんの気まぐれか知らんけど、何? ハク姉のその羨ましいたゆんたゆんにあやからせt」
「私がおっきくしてあげましょうか?」
「やれるモンならやってみるがいいさ! さあ来い! …って、え…?」
両手をそれらしく変態ちっくにわきわきさせつつ挑発したところで気付いた。


ハク姉『が』直々に…?!


いや、嬉しい展開かもしれないけど、あまりの急展開にあたしは絞ったら池が出来るんじゃないかってくらいに内心で汗をかいていた。
「えっ、ちょっ、待ってハク姉何言ってハク姉ストップ!」
「大人しくしててくださいねえ♪暴れちゃダメですよー?」
さっきのあたしみたいに、それっぽく変態ちっくに両手をわきわきさせたハク姉がにじり寄ってくる。
あたしもじりじりと後ずさる。
382P.N.ハク姉大好きっ娘さん ◆baWm.IlkH2 :2011/09/20(火) 17:53:21.89 ID:abnsF6w9
「落ち着けハク姉!後悔する前に我に返って!現状を冷静にぶんせk」
言い終わる前に背中がソファにぶつかった。
行き止まった。 オワタ。
あたし終了のお知らせ――

「覚悟ぉ!!」
「いやあああああああ?!」


「やっ、やだっ、離し…っにゃあぁ」
飛び掛かってきたハク姉に押し倒されて後ろ向きにされて、
あろうことか胸を揉みしだかれているこの光景は、誰かに目撃されたら言い逃れは出来ない。
「んー、やっぱりマスターさん…貧しくなりました?」
さも当然のように品評をくれるハク姉に、いつエルボーをお見舞いしようかと機会を伺いながらも、
優しい手つきの揉まれ心地と、背中に当たる厭味のようなハク姉のお胸の感触に、抜け出せる確率はぐんぐん下がっていく。

「ま、『貧しくなりました?』って、んうぅ、ハク姉があたしのっ、胸に触れるのは…ひゃうっ、初めてでしょうがっ」
「ああいえ、見た目より貧しい感じがしたので♪」
「余計な、お世話…っ!」
「でもこれくらいなら肩凝りしなさそうでいいなぁ…」
日頃の恨みを晴らすかのように毒を吐き回るハク姉。
今だけは「毒音ハク」って呼んでいいかな。
383P.N.ハク姉大好きっ娘さん ◆baWm.IlkH2 :2011/09/20(火) 18:01:18.66 ID:abnsF6w9

「んっ、もう…いいでしょ…っ」
「え? まだまだですよ? まだこんなものじゃ大きくなれませんよ?」
「にゃあっ?! やだ、もうやだぁ!」
「〜♪」
「ふ…っ、はくね…っ…やめ…」
「マスターさんの胸がもうちょっと大きくなってくれますように、っと♪」
「やだ…はなして…ってば…」

ああもう無理。 限界。
「ええい!やめええええい!!」
「わっ」
あたしはハク姉の手を無理矢理振りほどいて自由を手に入れた。
いや、いっそ身を任せてしまおうかとも思ったけど、やっぱりやられっぱなしってあたしの性に合わない。

背後できょとんとした顔で尻餅をついてるハク姉をぐるんと振り返ると、
ハク姉が少しびくんと肩を震わせた。
「よくも…よくもやってくれたのぅ…!」
「ひえっ?!」
「そろそろあたしの逆襲t」
「わああ、ごめんなさいっ」
「のわあっ」
そういうと今度はハク姉が真正面からあたしの胸に飛び込んできた。
倒れそうになるのをなんとか支え堪える。

「ハク姉?」
ぎゅう、とあたしを抱きしめて胸に顔を埋めたまま離さないハク姉。
「やっぱり」
「?」
「やっぱりマスターさんは今のままがいいです♪」
「ッ…!」
やっと顔を上げたかと思ったら、ふにゃっとした笑顔でそんなことをのたまってくれた。
おかげさまで怒る気力をなくしたじゃないかもう。
まぁいいか、と溜息をついてあたしはハク姉の頭を撫でつつ
「んじゃあもうこんなことしたらダメだよ?」
「はーい♪」
そう胸の中で笑うハク姉が愛しくなって、あたしはハク姉を抱き返す腕に少し力を込めた。

ま、たまにはこんな夜更けも悪くないのかな。
384P.N.ハク姉大好きっ娘さん ◆baWm.IlkH2 :2011/09/20(火) 18:06:36.96 ID:abnsF6w9

…以上ですー

たまには左側のハク姉も悪くないはず…!
いつか酒の力を借りなくても左側のハク姉を書いてみたいものです(´ω`)

それでは失礼します
385名無しさん@秘密の花園:2011/09/21(水) 21:28:30.44 ID:bK1xq7Qh
珍しく強気のハクさん……GJでした!
386名無しさん@秘密の花園:2011/09/22(木) 10:03:40.03 ID:e+Fl3B5d
…ふぅ
387名無しさん@秘密の花園:2011/09/26(月) 23:14:13.47 ID:pQ6Vrm+T

ルカ様の中の人のブログ
事後。|… tacit consent …
ttp://ameblo.jp/tacit/entry-11022602681.html

>黄「みんなでミミもつけちゃう?」

>緑「つけるー♪」

>桃「おうー(黄色と緑色のはミミ…では…ない…ような…」

この会話で おかしいと思いつつ二人に萌えてるルカ様や
バレない程度にコッソリお揃いにするミクリンとか妄想して萌えた。



>緑「ホテル見つかりそうだけどどうするー?」

>黄「泊まりたい〜!」

>桃「いいよー」

…記事タイトルがタイトルだけにいかがわしい妄想ががが
中の人ごめんなさい。

http://pita.st/n/top/show/?guid=ON&tid=acimpvxy&
388名無しさん@秘密の花園:2011/09/27(火) 19:19:25.43 ID:m+kQ629o
ネギトローラーでSS書きたくなったけど、たぶん思うだけだわ。
389名無しさん@秘密の花園:2011/09/27(火) 21:10:44.82 ID:fTibSOzd
書けなくったって構わん
速くその妄想を垂れ流すんだ
390名無しさん@秘密の花園:2011/09/27(火) 21:19:12.27 ID:m+kQ629o
「ねえ、ミク。いいでしょ?」
「え? だってリンちゃんもいるし……」
「ぐっすり寝てるじゃない。大丈夫よ」
(まーた始まったよ、このふたりわ……)

こんなかんじ。前後は一切思いついてないw
391名無しさん@秘密の花園:2011/09/27(火) 23:42:04.42 ID:QBSW38Lg
コミケでブデーな奴とかがミクのコスプレやるのはまあなんか寛容な
気持ちで見られるのだが、リンの似合わないコスプレが許せないのはなぜだろう?
392名無しさん@秘密の花園:2011/09/27(火) 23:59:11.04 ID:qqPQBexx
ミクやルカは髪の毛でシルエットのボリュームをごまかせるからじゃないかな。
あるいは既に大量の様々な「ミク」があるので許容量が広くなってるとか。
393名無しさん@秘密の花園:2011/09/28(水) 09:44:47.69 ID:NkYKv9ug
>>391
それかニラストレーターさんのミクさんを見てきたからか

…とか思ったがリンちゃんとかも描くねあの人
394名無しさん@秘密の花園:2011/09/28(水) 12:09:39.81 ID:Ahgu22uE
たぶん、リンのキャラとして妹とか小柄って特性があるせい。
ミクは体格的には標準だから、多少高くても低くても太くても標準の幅がみんな違うから許せるが。
でかいリンは何か違うんだよなー。
395名無しさん@秘密の花園:2011/09/28(水) 12:34:46.21 ID:LSCIZYQH
マセてたり、背伸びしたりでいわゆる子供性、少女性はミクさんの方がより感じるんだよな
ミクリンでも大体ミクさんがいじられる側。
396名無しさん@秘密の花園:2011/09/28(水) 14:47:37.37 ID:DAq2shEg
変態ミクさん×受けリンちゃんも良いじゃないですか
397名無しさん@秘密の花園:2011/09/29(木) 00:26:55.57 ID:tBL+N5O4
受けリンちゃん大好物です
398名無しさん@秘密の花園:2011/09/29(木) 01:12:20.32 ID:qujyvwUV
奇遇だな、俺も大好物だ
399名無しさん@秘密の花園:2011/09/29(木) 07:02:09.92 ID:ZYrvw1EU
リンちゃんが受けなら相手はめーちゃんかルカさんだな。
ユキちゃんでも可。
400名無しさん@秘密の花園:2011/09/29(木) 08:56:16.88 ID:XSltCmWU
>>399

ミクがいるじゃないですか
401名無しさん@秘密の花園:2011/09/29(木) 09:12:28.33 ID:vhFYsusR
ミクさんは年下から同い年とルカさんに受けで、ルカさん以外の年上に攻めなイメージだ
402名無しさん@秘密の花園:2011/09/29(木) 09:45:48.09 ID:Sf1d8Mo+
アケ版DIVAに衣装チェンジ曲が増えてきたせいか、同キャラCPに萌えるようになってしまったんだが、同キャラCPってアリなのかな…?
403名無しさん@秘密の花園:2011/09/29(木) 10:39:05.51 ID:8OQUJDBl
文字で書くとたいへんわかりづらいことを除けばアリなんじゃないかな
404名無しさん@秘密の花園:2011/09/29(木) 11:15:30.18 ID:cuxZR/M9
前に、割れ版ミクと正式版ミクの百合を見た記憶がある。
個人的には、ありだと思います。
405名無しさん@秘密の花園:2011/09/29(木) 12:12:41.50 ID:mXl6kylY
ボーカロイドに不可能はないんです!
でも絵ならともかく、SSに起こす場合はややこしいことになりそうだ。
406名無しさん@秘密の花園:2011/09/29(木) 12:21:50.42 ID:5HgubEsu
ミクリンとルカメイで安定だな

407名無しさん@秘密の花園:2011/09/29(木) 12:47:06.03 ID:/Kvkm8Kh
君達は巨乳組が受けに、ロリ組が攻めにまわった時の恐ろしさを知らない
408名無しさん@秘密の花園:2011/09/29(木) 20:42:55.37 ID:ZnKBhNO0
>>402
アリですおおいにアリです
ボカロは設定上、漫画とかのキャラと違って同じキャラが複数いることが自然だし
○○Pのミク×△△Pのミクとかもアリかと

「死にたがり」のイメージイラストだかで、
百合以前の通常ミク+黒ミクを見て滾った覚えがある
409名無しさん@秘密の花園:2011/09/29(木) 22:07:34.71 ID:ZYrvw1EU
モザイクロールがあるじゃないか
410名無しさん@秘密の花園:2011/09/30(金) 22:48:13.97 ID:mR17NPKo
グミとミクはふざけてキスごっことかエッチごっことかやってたら本気になっちゃったってなるタイプ
411名無しさん@秘密の花園:2011/10/01(土) 15:57:17.62 ID:PQVy1aAE
フロイラインさんは総攻めでハードロックさんは総受けだと思う。
412名無しさん@秘密の花園:2011/10/03(月) 12:55:55.74 ID:mnbAEAW4
同キャラCPもアリだと聞いて安心したのであえて文字で書き起こしてみたらワケが分からんすぎて挫折した…orz
あと片方の性格をどうするかにすごく悩む
全く同じのが2人いるのもアリかもしれないけど、動かしづらい&余計ワケが分からんくなるからやめた…
413名無しさん@秘密の花園:2011/10/03(月) 13:15:43.63 ID:bMkNfPm/
「」を『』にしてみるとか…?
文のなかでごっちゃになるのはむしろそれはそれで…と割り切ってみるとか?
いっそ一人称視点にするとか?

こんなもんしか浮かばないけど、読んでみたいから、がんばってみて欲しい。
414名無しさん@秘密の花園:2011/10/03(月) 15:21:16.41 ID:hqX3jJnD
私っ娘とボクっ娘で分ければ良い
415名無しさん@秘密の花園:2011/10/03(月) 18:27:30.82 ID:gwTCYKIn
私とわたしで分けるのもおk
416名無しさん@秘密の花園:2011/10/03(月) 20:20:36.00 ID:BmUjdMwE
難易度は高いな…
417名無しさん@秘密の花園:2011/10/05(水) 12:25:23.66 ID:1NVSqS3u
ぐみく増えろ。
同い年でお互いすごく仲が良さそうなイメージが強いんだよね。
418名無しさん@秘密の花園:2011/10/05(水) 23:51:18.24 ID:SWCetBWx
どちらかと言えばミクグミ派
419名無しさん@秘密の花園:2011/10/06(木) 02:37:15.71 ID:qfKywN0q
お互いちゃん付けで呼び合ってたりしそう
420名無しさん@秘密の花園:2011/10/06(木) 08:21:45.22 ID:kY6AZxtp
グミクも好きだけど、なぜか自分では書けない不思議。
421名無しさん@秘密の花園:2011/10/06(木) 13:30:51.38 ID:Yd429mqa
グミクあんまりイメージがわかないんだけど、
オススメのものとか、コレ見たらはまれるってものとかって無い?
422名無しさん@秘密の花園:2011/10/06(木) 17:53:37.84 ID:y+7axB/v
>>421
つ【雛逃げ】
423名無しさん@秘密の花園:2011/10/06(木) 18:23:20.09 ID:Yd429mqa
>>422
ほむ、動画か。
帰宅したら見てみるよ。サンクス。
424名無しさん@秘密の花園:2011/10/06(木) 21:08:02.82 ID:kY6AZxtp
よりによって雛逃げかww
まあ、ハマるっちゃあハマるけど。
425名無しさん@秘密の花園:2011/10/06(木) 21:51:58.93 ID:GS4Ju8Cw
このスレのまとめwikiにも雛逃げを題材にSS書いた方の作品あるよー
426名無しさん@秘密の花園:2011/10/07(金) 03:23:41.48 ID:TG9Z9Rna
ミクグミに目覚めるきっかけになった神漫画が消えてるううううあああああああああああ
427名無しさん@秘密の花園:2011/10/07(金) 03:38:00.33 ID:TiBZ4L/L
ぐみく意外と流行ってないよね
結構好きなカプなのに
催促のSSでも書こうかな
428名無しさん@秘密の花園:2011/10/07(金) 09:41:53.63 ID:qFzZDkiP
>>427
全裸で待ってる!

天真爛漫なグミとほんわか天然なミクか…
この二人がキャッキャウフフしてる姿を想像するだけで萌える。
429名無しさん@秘密の花園:2011/10/08(土) 12:35:20.58 ID:jmiMOfa1
>>427
期待
430名無しさん@秘密の花園:2011/10/09(日) 18:48:58.81 ID:dwYjcC2I
>>427です
言ってた催促用のぐみくSS投下します
学パロっぽい上に、投稿初なんで勝手がわからずかなり短いけど勘弁
431名無しさん@秘密の花園:2011/10/09(日) 18:52:41.21 ID:dwYjcC2I

 放課後の音楽室を、歌声が満たしている。
 それはお日様のようにぽかぽかと温かく、楽しそうに弾む音。それに合わせて私はピアノの鍵盤を叩き、一緒に歌ってみせる。
 彼女は二つに分けた長い髪を揺らして、踊っているみたいにくるりと回った。大きく開けた口が一生懸命で、なんだか微笑ましい。
「あ、グミ。今笑ったでしょ」
 頬を膨らませて、彼女はじっと私を睨んだ。ごめんごめん、と私はいたずらっぽく笑って、手を止めた。
「ミクがあんまりにも可愛かったからさ」
 なにそれ、と言って彼女も笑う。
「ありがと。グミに言われると、何だって嬉しい」
 わずかに頬が熱くなる。そう言ってくれると、私も嬉しい、なんて。絶対に、口には出さないけれど。
「さあ、練習続けるよ。サビの前からね」
 照れ隠しにピアノに向き合う私。全てを見抜いているであろうミクは、ちょっとだけしのび笑いをして、頷いた。
 再びピアノを弾き始めると、すぐに彼女の声が追いかけている。
432名無しさん@秘密の花園:2011/10/09(日) 18:53:35.01 ID:dwYjcC2I
 ミクはすごい。彼女が歌いだした瞬間、廊下の足音も、グラウンドからの野球部の掛け声も、全ての音が聞こえなくなってしまう。まるで、彼女の歌声に何もかもが調和してしまったかのように。
 気持ちいいな、と思う。やがて、私も一緒になって歌い出す。
 二人しかいない音楽室は、私たちの旋律で溢れ返った。


「有名になりたいねぇ」
 黒板の下に背を預けて、隣に腰掛けている彼女が言った。指と指とが絡まったお互いの手を見て、私は返す。
「そうだね」
「大きなドームとかでね」
「うん」
「たくさんの人の前で歌うの。きっと楽しいだろうなぁ」
「壮大な夢だね」
「もちろん、グミと一緒にね」
「うんうん……へ?」
 思わず彼女の顔を見ると、はにかんでいる。
「こんな風に思えるのもね、グミがいたからなんだ」
「こんな風に?」
「歌うのって、楽しいなってこと」
 だからね、と彼女はあさっての方向を向いて口を開く。
「グミがいないと、人前でなんか歌えない。グミが、隣にいてくれなくちゃ」
 もうまもなく沈もうとしている夕日が、彼女を照らす。赤みが増した顔の色は、そのせいだけじゃない。
 わかっていた。だって、ミクは恥ずかしい時、私の顔を見ないもの。
「ずっと隣にいるよ」
 振り向いた彼女に、ゆっくりと唇を近づけていく。それを受け入れるように、彼女は目を閉じた。
 柔らかい感触を受けながら、よかった、と私は思った。
 一緒にいたかったのは、私だけじゃなかったんだね。
 だから、いつまでもずっと、お互いの隣にいよう。
 私たち二人で、ドームを超満員にした後も、ずっと。
433名無しさん@秘密の花園:2011/10/09(日) 18:55:44.35 ID:dwYjcC2I
以上です。
同世代ならではの親しみとかいちゃいちゃとか、とにかく俺が思うぐみく成分を入れてみた。
もっとぐみく流行れ。
434名無しさん@秘密の花園:2011/10/09(日) 23:54:14.86 ID:2qytOzt/
>>433
GJです!!!!
ぐみくはノーマークでしたが目覚めてしまいました・・・!!!!
435名無しさん@秘密の花園:2011/10/10(月) 00:33:51.09 ID:9k4o31TF
ぐみくかわいすぎる!
この二人はまだ普通の女の子だった頃かな?
GJでした。ぐみく流行れ!
436名無しさん@秘密の花園:2011/10/10(月) 09:12:56.68 ID:UeNH0UeU
これはいいぐみく。GJ!
437名無しさん@秘密の花園:2011/10/10(月) 21:43:40.91 ID:KHfESoUt
うーんかわいい!
これはおかわりが欲しいな・・・
438名無しさん@秘密の花園:2011/10/11(火) 08:09:08.16 ID:1UvGEHJv
にゃんタイムきゅんデレラヴァーのサビの絵がどうしてもぐみくにしか見えません
439名無しさん@秘密の花園:2011/10/11(火) 18:25:29.58 ID:brV4Q7XX
テトさん半公式化オメ!!
http://www.famitsu.com/news/201110/11051677.html
440名無しさん@秘密の花園:2011/10/11(火) 21:18:11.67 ID:wIjbi070
「半」って何さw
441 ◆6m6FGrAhpA :2011/10/11(火) 23:28:07.44 ID:zFdnsBqu
テトさんDIVA参戦記念、というには短時間ででっち上げたんでアレですが。
マステトで、エロくはないです。

『季節外れな欲望』

「テトさーん!」

なんか、マスターが甘ったるい声で呼んでいるんだが。
こういうときは、大概ロクでもないことになるような気がしないこともない気がして云々。

「なにブツブツ言ってるん?」
「いや、なんでもない。ところで」
「なに?」
「その手に持っているものは何かな?」
「ビキニの水着」

そりゃ、見りゃ判るよ。何を意図してかを訊きたいんだが。

「DIVA参戦決まったんだから。水着モジュールなんて時間の問題よ!」
「先のことなんて判んないだろうに」
「だから今、着て見せて欲しいの」

あ、頭痛い。マスター言い出したら聞かないが、一応抵抗してみよう。

「三十路の水着姿なんてつまんないんじゃ」
「むしろ美味しいです」

そういうこと言うのやめてほしい。さぶいぼ出た。

「えーと、ここんとこフランスパン食べ過ぎてね。お腹が悲惨なことに」
「むちむちなの? ますます美味しいね!」

目の色変わった? しまった、墓穴ほったかもしんない。

「もう10月、季節外れでないかな?」
「水着ショーなんてたいてい冬じゃん」
「そんなもんには出ないよ!」

まったく。何考えてるんだ、このマスターは?

「いやー、あくまで例えで」
「あー、さいですか」
「それより! オタク界で水着なんて通年ものでしょ」

さようなら、マスター。貴女のいる高みにはついて行けそうもない。

「おやすみ、また明日」
「逃げられると思ってるの?」
「ひゃあ!」
「あら、いい声。なんだ、そんなにお腹に肉ついてないじゃん」
「だめ、やめー!」
「ねえ。この水着着てよ。そしていいことしよ?」
「もうしてるでしょうがー!!」

結局、水着関係なく食われた。ホント勘弁して欲しい。

「水着着たかったの?」
「そういう問題じゃないよ!」

以上です。あらためて、テトさんおめー。
442名無しさん@秘密の花園:2011/10/12(水) 13:14:30.97 ID:16PDJv4R
乙!
テトさん三十路キメラだけど問題はまったくないな!
443名無しさん@秘密の花園:2011/10/12(水) 14:49:00.69 ID:ljXYD+ee
続け!
テトさん可愛いよテトさん。
あとテトさんが食べられるとこ詳しく。
444名無しさん@秘密の花園:2011/10/12(水) 18:06:43.50 ID:yB1OwXmj
GJGJ。
受けテトさんかわいいです(^p^)
445 ◆6m6FGrAhpA :2011/10/12(水) 23:42:35.21 ID:xZySzVK3
ありがとうございます。
食われるとこの詳細はですね、エロ書ける文才は持ち合わせてないんで……
446名無しさん@秘密の花園:2011/10/16(日) 09:29:18.80 ID:iZr2RB9u
【初音ミク】オープニングムービーをちょっとだけ公開してみたextend【Project DIVA extend】
http://www.nicovideo.jp/watch/1318583948

ミクリンお手々繋いでスヤスヤ♪
447名無しさん@秘密の花園:2011/10/17(月) 01:40:40.71 ID:UY4EISPX
ちょっとくっつきすぎでしょ
448P.N.ハク姉大好きっ娘さん ◆baWm.IlkH2 :2011/10/19(水) 00:17:30.02 ID:VKIv44x+
お久しぶり?ですかね?
すごい久々に舞い降りてきたのをさっき書きなぐったので投下しようと思います

相変わらずマスハクですが、今回はいわゆる「マスハクマス」かもしれません
えろくはない…と思いますが痛いです。

タイトルは「いびつなぬくもり」です
では次から 暫しのお付き合いをば、よろしくお願いしますm(__)m
449P.N.ハク姉大好きっ娘さん ◆baWm.IlkH2 :2011/10/19(水) 00:19:49.82 ID:VKIv44x+

「…ったく、やってらんないよホントに」
今日一日を振り返るだけで数十年分の愚痴も一緒に出てくるんじゃないかってくらい最悪だった今日。
こんな日はとっとと家に帰ってハク姉と飲んで酔い潰れてしまおう。
明日? 無論仕事ですがナニカ?

―――――

「ただいま」
色々頭にキすぎててかなり適当な挨拶。
それでも
「あっ、お帰りなさい、マスターさん♪」
そう笑顔で出迎えてくれるハク姉の声を聞けば顔を見れば、暗雲も直ちに快晴に

変わるはずだったのに、今日の雲はしぶとくて、ハク姉の太陽ですらも遮ってしまった。
「ああ、ただいま」
あたしはこれまた無愛想な挨拶でハク姉に応えると、ハク姉の横を通り抜けて寝室に引っ込む。
「……」
その時はまだ、あたしはハク姉の異変に気付かなかった。


―――――
450P.N.ハク姉大好きっ娘さん ◆baWm.IlkH2 :2011/10/19(水) 00:24:47.13 ID:VKIv44x+
「はぁ……ったく」
寝室にて、今日一日スーツに締め付けられ続けた身体を解放するべく部屋着に着替える。
下はジャージ、上に着る適当なTシャツを選んでいると

「ねぇ、マスターさん?」

「!」
不意にハク姉の声がして、思わず身体が跳ねる。
「な、なにハク姉、ノックは」
「へえ…自分は適当な挨拶をするのに、人にはやかましいんですね?」
「は?」
よく状況を把握できないでいるあたしをよそに、ハク姉はじりじりと詰め寄ってくる。
「なんなんですかさっきの」
「えっ、いや…ちょっと…腹が立ってて」
我ながらないな、と思うくらいの言い訳。
でも今のハク姉に『なんでもない』は逆効果だろうと思って正直に言ったんだけど。
「何ですかその子供みたいな言い訳は」
「ご、ごめん…っ!」
いつの間にか逃げ場がなくなったあたしを、ハク姉がベッドに突き飛ばす。
そこに尻餅をつくと、すかさずハク姉があたしを押し倒してお腹の上に馬乗りになる。
「ちょ、ちょっと」
「早く説明してくださいよ、さっきの…なんだったんですか?」
少し痛みが走るくらいに右手首を握られて爪を立てられて抑えつけられる。
451P.N.ハク姉大好きっ娘さん ◆baWm.IlkH2 :2011/10/19(水) 00:30:44.17 ID:VKIv44x+
「いっ…」
そしてハク姉のお腹が胸があたしのそれと重なりあうと、鼻の頭がわずかに触れるくらいまで至近距離に顔が近付いてくる。

でも、今この状況をキスでごまかすのは危険だと、本能が赤信号を出していた。
「ねえ、聞いてます? なんだったんですかって」
「だ、だから、ごめんって…」
しかしこの状況に置かれても素直にはなれなかったあたしがそう返したのが間違いだったんだろう。
「…!」
「ッ!!?」

―――――

「…!」
「いっ…! 痛い!痛いよ、痛い、やめ、離…して、ハク姉!?」
逆鱗に触れたのか、ハク姉があたしの鼻の頭に噛みちぎらんばかりの勢いで噛みついた。
首を振って抵抗しようとしても逆効果。
「ねえ、っ、ハク、ね…いた…っ、痛いよ、痛い…! 痛いよ、痛いよぅ…!
あまりの痛みに泣き出してしまうが、ハク姉は噛みついたまま。
「やめ…て、ハクねえ…痛い、いたい…」
「……」
抵抗しなくなったあたしに飽きたのか、その口を乱暴に離すとさっきよりも少し顔が遠くなる。
「っ…ハク姉…なんで、こんな…っぐす…ぅ…」
「ねえマスターさん、さっき『腹が立ってて』って言いましたよね?」
「…っ…え?」
452P.N.ハク姉大好きっ娘さん ◆baWm.IlkH2 :2011/10/19(水) 00:34:40.89 ID:VKIv44x+
「そんなことどうでもよくなるおまじない、してあげましょうか…?」
ちょっと顔を赤くしたハク姉の顔が再び近付いてくる。

今、このタイミングでハク姉からキス?
あり得ない、でも…もしかしたら。

不安と期待に満ちたぐちゃぐちゃの感情で、その時を待っていたら。
不意にハク姉が、あたしの右側に消えた。

――――
「ひっ…!! 痛い痛い! やだやめて!ハクねえ、痛い! 痛いよやめてよ!」

あたしの息が詰まってすぐ、さっきのとは比べ物にならない痛みが走る。
これは声を荒げずにはいられないし大人しくもできない。

ハク姉はさっきよりもずっと強い力で、あたしの首筋と右の肩の間のちょっと柔らかいところに噛みついていた。

「やだやだ!離して! 痛い!痛いっ、て、ハクねえ! お願い聞いて!痛いよ、痛い痛い!」
聞く耳を持たないハク姉。
じりじりと顎が閉じていくのが分かる。
泣き叫びながら、なんとかやめてもらいたくて暴れていたあたし。
そんな状況に追い込まれたからなのか、あたしは一つの結論に気付いてしまう。


(あ…もしかしなくても…これってハク姉があたしを求めてくれてるんじゃ…?)


そう思った途端、抵抗する気力はなくなった。
453P.N.ハク姉大好きっ娘さん ◆baWm.IlkH2 :2011/10/19(水) 00:41:10.82 ID:VKIv44x+
ロクに反撃できないだろうと思われたのか手放しの左手で、ハク姉の頭を抱き込む。
「?」
「えへへ…いいよ…噛み跡でもキスの跡でも、ハク姉の印、いっぱい付けて? あたしはハク姉のモノだから…♪」
「!」

―――――

それから後は言うまでもなく見えるとこ見えないとこ、あちこちにハク姉の跡を付けられた。
噛み跡もキスの跡も。

「♪」
そして今はハク姉の胸に抱かれている。
「マスターさん?」
「なに?」
「今付けた跡の一つでも消えそうになったら教えてくださいね? また付けてあげますから」
「うん」
「一つでも消えたらもう、マスターさんはいらない子…でもそれまではずっと、私だけのモノですからね…♪」
ぎゅう、と抱きしめられて頭を撫でられる。
「ありがとう、ございます…♪」
あたしも、ハク姉を抱き返して、その胸に顔を埋めて。
その夜は2人で眠った。
とてもとてもあたたかい夜。
454P.N.ハク姉大好きっ娘さん ◆baWm.IlkH2 :2011/10/19(水) 00:45:25.19 ID:VKIv44x+

…以上ですー
なんかヤンデレ×ヤンデレみたくなりましたw
しかしヤンデレハク姉もオイシイと思うのです(*´ω`*)
ハク姉に噛まr(ry

そ、それでは失礼しますw
455名無しさん@秘密の花園:2011/10/21(金) 02:23:01.77 ID:dd66KcYf
>>449
素敵やん?
456 ◆6m6FGrAhpA :2011/10/22(土) 16:13:03.48 ID:Um10mZEC
以前書いてた、テトさんミクさんリンちゃんのお話なのですが。
間が空き過ぎて「シラネ」 OR 「忘れた」、だろうと思うので、
「3人一緒にキャッキャウフフしてた過去がある」とだけ承知しててください。
457 ◆6m6FGrAhpA :2011/10/22(土) 16:13:46.50 ID:Um10mZEC
『Happy Wedding』

綺麗な金髪の少女が私の胸元で静かな寝息をたてている。
私の妹にして、恋人のリンちゃん。
なのに、私の頭の中、半分ほどは、もう一人の恋人、赤い髪の彼女が占めている。
いけない事なのだとは思う。でも、こればかりはロジックでは割りきれない。
私は、リンちゃんも好き。そしてテトちゃんも好き。

「お姉ちゃん……」
「あ、リンちゃん起きてた?」
「今、テトお姉ちゃんのこと考えてたでしょ?」

リンちゃんが妖艶な笑みを浮かべて私を見てる。いつの間にこんな表情するようになったんだろうね。

「アタシとシたばっかりなのにそれはないよ。『また』襲っちゃうよ?」
「すっかりエッチな娘になっちゃって。純真だったリンちゃんは何処?」
「ふーん。そういうこと言うんだ。誰のせいでこうなったのかなー」
「私のせい? テトちゃんのせいじゃ、んん……」

言い終わらないうちに唇を塞がれた。幼かった彼女のキスは、いつからか巧みなものに変わってる。
でも、これは?

「解る?」
「うん。テトちゃんのキスのしかた、だね」
「会いたいよ……」
「私も、だよ。テトちゃんに会いたい」

さっきの妖艶さは嘘のように消えうせて、触れたら壊れてしまいそうなぐらい、儚げなリンちゃん。
何時も3人だったのに此処にテトちゃんはいない。それが余計に寂しさを募らせるんだ。

テトちゃんから、マスターが転勤する為、当分会えなくなると聞いた時、リンちゃんは大泣き。
先に泣かれちゃったから慰める側に回っただけで、私も泣きたいことに違いはなかった。
それからは、寸暇を惜しんで3人一緒にいて、何度となく肌を逢わせた。
でも、行ってしまった今は、彼女がいないことをかえって痛感させるだけだった。

結局『襲って』きたリンちゃんを拒む選択肢は、私にはない。
寂しさを紛らわす為だけの行為は虚しいけど、今、私の寂しさを癒してくれるのはリンちゃんだけだから。
なのに。こんなに甘いキスが、何故こんなに切ないんだろう?
テトちゃんの真似だから?
たぶん、何をしても切ないんだろうね。

快楽と寂しさと切なさに溺れて私、壊れちゃうのかな。
リンちゃんと二人、テトちゃんを思いながら壊れちゃおうか。
それもいいかもしれないね。

でも。どんなに切なくても、朝は来るんだよね。
ん。メール? テトちゃんから……じゃあないね、マスターからか。
ゴメン、マスター。今、見る気しないんだ。

後でメールをすぐに見なかったことを後悔することになった。
マスターに、すぐ返事をしなかったから怒られたけど、そんなことも気にならない、最も大切なことだったのだから。
458 ◆6m6FGrAhpA :2011/10/22(土) 16:14:28.68 ID:Um10mZEC
----

ミクやリン、二人に会えなくなって数ヶ月。
正直、ここまで心にダメージが来るとは予想外だった。
メールのやり取りはしている。電話もする。
でも、心配させまいと言う気持ちが先にたってしまう。
二人も同じ様な気がして。文面も声も元気だ。だけど、空元気みたいな。
いや、僕の思い込みかもしれない。これは相当重症かもね。

会いたい。ミクを、リンを抱きしめたい。そんなことばかり考えて、何も手につかないんだ。
もう僕は壊れたか。端から壊れてるようなもんかもね。

「ほら、テトさーん。こんな写真が来てるよ。カワイーよぉ」

ミクとリン!?
数多いる二人だけど僕には判る。僕の愛したミクとリンだ。だけど。
なんで揃ってウェディングドレス着て写真に収まってるんだ!?
いや、落ち着け、きっとPVとかのネタとしての衣装だ。そうに違いない。

「二人揃ってお嫁にだって」

アッサリと希望を打ち砕いてくれたね!

「いやー、ホント可愛いねー」
「……やだ」
「テトさん?」
「やだ! ミクもリンも僕のだ! 誰にも渡さない!」

マスターはついぞ見せたことのない、真面目な顔で尋ねてきた。

「テトさん、自分で何言ってるか解ってる?」
「解ってる」
「その言葉に嘘はないね?」
「当然だよ!」
「うん、テトさんの気持ちは解った。ホントにあの二人が好きなんだね」

ん? なんか雲行きが変だ。

「貴女たち3人が付き合ってることは知ってた」
「なんで知ってるの!」
「私だって女だぞ? なんとはなしに分かるよ」

マスターは、ガラケーに表示されたメールを指し示した。

「先方からもね、ミクちゃんリンちゃんが落ち込んでるって。できれば3人一緒にしてあげたいと」
「……」
「こらこら、今から行こうとするんじゃない。話終わってないし。大事な話が残ってるんだから」

振り切りたかったけど、座らさせられてしまった。
身体的スペックは人間より遥かに上の筈なのに、この人には逆らえない。何故なんだろう。

「正直、マズいかもって思ってた」
「女同士だからかい?」
「まー、そこはいいよ。私も何度となくテトさん押し倒したし」
459 ◆6m6FGrAhpA :2011/10/22(土) 16:15:15.73 ID:Um10mZEC
嫌な思い出だ。そんなことされても、全然マスターのこと嫌いになれないんだから。

「年齢だよ。相手は、16と14の女の子だよ?」
「年齢?」
「ボカロだから実年齢はともかく、精神年齢はそんなもんでしょう。だから……」

何をそんなに言いにくそうに?
ん? まさか。

「僕が、二人を弄んでいると?」

どんなに抑えようとしても、声が怒りに満ちてしまう。

「ゴメン、ちょっとそんなこと考えた。テトさん、そんなことしないよね」

そんなことするもんか。
むしろ二人に弄ばれ気味だったのは黙っておこう。

「でも、世間はそういう目で見るよ? テトさんはそんな歳だし。それに3人ってのもね」
「気にしても仕方ないよ」
「女の子同士ってのも、好意的に見られないことの方が多いよ」

そう、だよな。この国はそういうことに関しては、笑うしかないぐらいの後進国だ。

「全部、跳ね退けられる? 二人を守れる?」
「守ってみせる。必ず」
「ん、もう何も言わない。二人のとこに行きなさい。おめでとう、テトさん」
「……あ、ありがとう」
「ほらほら、泣かない泣かない」

泣かないで、ちゃんと訊かないと。(こんなでも)この人は、僕のマスターだ。

「マスターは、それでいいのかい?」
「時々、私のとこに歌いに来てよ」
「わかった。それでいいのなら。でも行き来がちょっと大変かな?」
「うん、なんとしてでもコッチの仕事カタつけて、テトさんたちのとこに戻るよ」

妙にバイタリティあるマスターのことだ。きっと実現させるのだろう。

「でさ。来るときは二人も連れてきてくれると嬉しいな」
「いいけど、手出すなよ?」
「はいはい」

ようやく、心から笑えたような気がするよ。
ありがとう。マスター。

「内輪ででも、式も挙げようね。なんせ向こうはウェディングドレスなんて用意しちゃってるんだから」
「僕はどうしよう?」
「まかせなさい、テトさんの晴れ舞台だもの。タキシードにする?」
「え? ああ、僕もドレス着たい……」

笑うな。僕だって女なんだよ。

「そっかー、テトさんも乙女だねー。よーし、あの子達に負けないぐらい可愛いの仕立てよう」
「歳相応がいいんじゃ?」
「だめだめー。せっかくだもの。可愛くしなきゃ」

大丈夫かな。超ミニにしようとか言い出さないだろうな……。
460 ◆6m6FGrAhpA :2011/10/22(土) 16:16:08.29 ID:Um10mZEC
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色んな事が、本当に色んな事があったけど、今日でゴール。
ううん、スタートかな。

「リンちゃん、きれいだよ」
「お姉ちゃんにはかなわないよー」

いつもとそんなに変わらない、他愛もない会話。でも、今日からは違うんだ。

マスターが、私たちのウェディングドレス作ろうと言い出した時は、何の冗談かと思ったけど。
いつの間にかテトお姉ちゃんのマスターも巻き込んで、あっと言う間に結婚式挙げることになっちゃった。
私達とマスター達だけのまね事だけど、それでもすごく嬉しいよ。

「ちーす」
「テトちゃん、ウエディングドレス着て、ちーすはないよ」

テトお姉ちゃんが来たんだけど。ちょっと見惚れちゃった。

「お姉ちゃんきれい……」
「ん、お世辞でも嬉しいよ」

お世辞なんかじゃないよ。
純白のドレスに赤い髪が映えて、すっごくきれいなんだから。

「ああ、3人とも着替え終わったね」
「マスター、馬子にも衣装とでも言いに来たのかい?」
「そんなこと言わないよ。いや、似合ってるよ」
「テトお姉ちゃん、ホントにきれいだってば」

自分にもっと自信もっていいのに。美人で可愛いと思うんだけどなあ。

「あ、うーん……」
「リンちゃん? どうしたの?」
「結婚するのに、お姉ちゃんって呼ぶの、変だよね」

なにげに重大な問題だよ、これは。

「私はお姉ちゃんと呼んでほしいな」
「自然体でいいんじゃないかな」
「それでいかなー」

私はこのままのほうが嬉しいけどね。

「これだけ息が合っている貴女達なら心配ないとは思うけど。テトさん?」
「なんだい?」
「マスターとしての最後の命令です。幸せになりなさい。ミクちゃんリンちゃんも幸せにしなさい」
「言われるまでも、ないよ。き、君は実に馬鹿……だな」
「決め台詞も泣きながらじゃ決まらないねぇ」
「う、うるさい!」

テトお姉ちゃんが泣いちゃったの初めて見たな。泣き顔も可愛いな。

「大丈夫です。3人一緒なら、嬉しいことは3倍に出来ます」
「嫌なことは3分の1に出来るよね」
「安心した。君達なら大丈夫だね」

うん。私達ならきっと大丈夫。ぜーったいに幸せになれるよ!
461 ◆6m6FGrAhpA :2011/10/22(土) 16:17:00.76 ID:Um10mZEC
以上です。
ボカロもUTAUも亜種も、みーんな幸せになればいいよ!
462名無しさん@秘密の花園:2011/10/24(月) 12:50:53.51 ID:8gIVtMQQ
和むなぁ…。
末長く爆発しろw
463名無しさん@秘密の花園:2011/10/27(木) 20:16:08.81 ID:DBt5oIZG
ハロウィンだから一本作ったら、あんまハロウィン関係ない感じのが出来た。
折角なので投下します。
>>262-267と同じ世界観だったりします。ネルミクです
464神無月アキタトリック!:2011/10/27(木) 20:17:02.65 ID:DBt5oIZG
冬の足跡どころか、本気で凍える程の寒気が吹き荒れる、とある北国。
その地方では比較的都会的な街、その一角に建てられた、とある安普請のアパート。
その一室。

―pipipipipi!!

薄暗い部屋に、甲高い着信音が鳴り響く。

「んだよ?今良い所なのに‥」

活気のない部屋の一室、
ノートPCの前で作業する手を一旦止め、面倒くさそうな声で自分の携帯電話に手を伸ばしたのは、
その部屋に住んでいる一人の少女。
輝きを抑えた金髪に、一本の長いサイドテールが特徴の、やや目つきの悪いボーカロイド(亜種)。

亞北ネル。

彼女は携帯に表示されたコールの送り主を確認すると、

「チッ」

と小さく舌を打ち、通話ボタンを押して電話に応えた。

「はい、もしもし。こちら亞北ネルの携帯ですが?」
『トリック・オア・トリート!!!ヤッフー!ネルちゃん元気?』

電話の主は、亞北ネルの親友にして悪友、
彼女の小さな誇りであり、大きな悩み種でもあるボーカロイド少女。
今をときめくアイドル、初音ミクその人であった。

「・・・最初に言っとくけど『お菓子をくれなきゃ悪戯しちゃうぞ、性的な意味で』ってネタは無しだかんね」
『ぬぁ!? どうしてボクの考えが先読みできるの、ネルちゃん!?』
「この時期に電話かけてくる時点であんたの考えは筒抜けなのよ」
『そっか、ボクとネルちゃんのハートはいつでも繋がっているもんね!!』
「流石に五年連続で同じ日に同じ話題振られ続ければ、テメーのとろけ切った思考も理解できるようになるわ!!」

初音ミクが親友でなかったら、ついでにアイドルでもなかったら、
とっくの昔に警察に突き出してるところだ。
まぁ、実際の彼女は力づくで事を起こそうとする程の度胸は持ち合わせていないので、
テンション高めに抱きついてくる程度で被害は収まっているのだが、
流石に毎年同じことをやられてはネルの気が持たない。

『まいっか!ということで次会ったら悪戯しちゃうんで、ヨロミク!!』
「うっぜぇな、その挨拶」
『フフフ、ボクに襲われたくなければ、次会う時までに砂糖とスパイスと素敵な物をいっぱい用意しておくことだね!!』
「可愛い幼稚園児三人組でも作りたいのかお前は?」
『フフフ、ネルちゃんとならいつでも子作り募集中だよ☆ミ』
「切るぞ、今忙しいから」

これ以上大した要件はなさそうだと判断し、ネルは電話越しに冷たく別れの言葉を贈る。
465神無月アキタトリック!:2011/10/27(木) 20:17:46.74 ID:DBt5oIZG
『あ、待って!!実はまだあるの!サプライズが!とっておきのサプライズが!!』
「あ? どうせまたアイドルらしからぬ変態的な発言して仕舞でしょ?」

「聞かねーよそんなもん」と、ネルは容赦なく通話を切ろうと、電源ボタンへ指を伸ばした。

『ああもう!!だからちょっと待ってってば!!』

ピンポーン♪

突然、玄関の方から来客を示すインターフォンが鳴り響く。

「あ、何か客が来たみたい。誰だろうな、こんな時間に。それじゃ元気でね、ミク」
『だから待っ…』

これ以上の戯言に付き合う必要はないと、
ネルは死亡フラグみたいな台詞で一方的に通話を切り、
来客に応じる為に部屋を出てまっすぐ玄関に向かった。

(NHKの集金だったらどうしよう…、金あったかな?)

そんなことを思いながら、ネルは玄関の鍵を開け、
戸を少し開けて来訪者を覗き見る。

と、同時に勢いよくその戸が開かれた。

「うお!?」

どうやら玄関前の来訪者がネルが扉の鍵を開けるのを見計らって、
思い切りノブを引っ張ったらしい。
人の家を訪ねるのにそんな不躾で乱暴な扉を開け方をしたのは、

「まったく、酷いよネルちゃん!突然電話切るなんて!!」

わざとらしくほっぺを膨らましてこれ見よがしに怒ってるように見せている、
亞北ネルがよく知る少女。

「み、み、ミク!!? あんた何でこんなとこに!!?」

思ってもみなかったゲストの襲来に、亞北ネルは目を丸くして玄関を後ずさる。

分厚いコートに、毛糸の帽子、ついでにマスクと伊達眼鏡、
寒さと人目に対して対策された完全武装な格好だったが、
ネルが彼女を見間違うはずがない。
さっきまで電話をしていたばかりの、初音ミク本人に相違なかった。

「だから言ったじゃん、サプライズがあるって」

ふふーんと、自慢げに顔を上げて、テレビで見れる笑顔のままネルに微笑む。
466神無月アキタトリック!:2011/10/27(木) 20:18:11.34 ID:DBt5oIZG
「ちょっとだけ纏まった休みが久々にとれてね。折角だから会いに来ちゃった、ネルちゃんに」
「あ、私に?」
「うん♪」

歌うように返事をして、初音ミクは見知った顔で遠慮なく玄関に入り込む。

「という訳で、今日泊まるね、ここに♪」
「は!? 何言ってんのよ、突然!?」
「良いジャン良いジャン、別に初めてのことじゃないんだし。久々で少しワクワクするけどね!」
「・・・・・・・へ?」



ミクが、

泊まる‥?

この家に?

ミクが‥!?

それは、


それは‥非常にまずい‥!


「それに、今ネルちゃんがどんな部屋に住んでるか興味あ 」

―ドゴッ

故に、亞北ネルの行動は早かった。
彼女は、そのままヅカヅカと家の内部へはいり込もうとしていたミクに対し、
遠慮も容赦もない右ストレートを彼女の鳩尾へと叩き込んだのだ。

「ガハッ」

何が起こったかも分からぬうちに、
バトル漫画っぽいうめき声と共に初音ミクの意識は根の国の闇へと引きずり落とされた。

「恨むなよ、ミク。突然うちに押しかけてきたお前が悪いんだ」

意識を失ったミクを身体全体で支えながら、ネルは冷たい瞳を彼女へと向ける。

「取りあえず、部屋の掃除をしなきゃならない」
467神無月アキタトリック!:2011/10/27(木) 20:18:38.83 ID:DBt5oIZG
「ちくしょう!ミクの奴!来るなら来るでちゃんと事前に連絡くらいしやがれよぅ!!」

その後も亞北ネルの行動は迅速だった。
気絶したミクを自身の布団の上に一旦寝かせると、
部屋に散乱した小物を手馴れた手つきで、手早く丁寧にタンスの奥へしまい始める。

初音ミクのCD、アルバム、ライブDVD・ブルーレイ、雑誌、
フィギュア、ねんどろいど、ドール、ぬいぐるみ、トレーディングカード、手鏡、
クッション、ストラップ、キーホルダー、ボールペン、クリアファイル、ピンバッジ、etcetc…。

「まだまだぁ!」

部屋の壁に貼られた初音ミクのポスター17枚、タペストリー3枚、カレンダー2枚、
天上に貼られたポスター1枚(特大)、
お風呂に貼ってあるちょっとエッチぃお風呂ポスターも忘れてはいけない。

「おっと、危ねぇ。本人隣に居るから気づかなかった!!」

更に、ミクを寝かせた布団の隣に当たり前のように置いてあった抱き枕(裏面全裸)を、
押し入れの奥の奥へと封印する。
もちろん傷一つ付かないよう、丁寧に丁寧にだ。

「これで全部‥、じゃなかった!これが一番駄目だ!」

ネルは慌ててスリープモードになり画面が真っ暗になっていたPCを起動させる。
PCゲームが起動中であったようで、
画面にはアニメに出てくるようなキャラクターの姿と、各種ウィンドウが配置されていた。
そのゲーム中のキャラクターは、翠髪ツインテール貧乳の可愛らしい女の子で、
ついでに、全裸でベッドに仰向けになって画面先に向かい誘うように両手を伸ばしていた。

「セーブ、セーブと」

このゲームが成人男性向けシュミレーションゲームであることは言うまでもない。

「あ、壁紙も変えとかないとね」

ゲームを終了させたネルは、
マウスをカチャカチャと動かしながら、画面いっぱいにアップに表示された初音ミクの壁紙を、
ネットで拾ったおもしろ画像(秘境グンマー)へと差し替える。
そしてPCの電源を切り、キョロキョロと部屋を見回して、見落としたグッズがないかと念入りにチェックする。

「よし‥完璧だな。ふー、終わったー!」

ちょっとした一大労働を終えた清々しい笑顔で、ネルは部屋に腰を落とした。
今回みたいに事前の連絡なしでミクが来訪するのは久しぶりのことなので、
すっかり油断してしまっていた。

(一昔前と比べてミクグッズも増えてきたし、今度同じことやられたら流石にアウトかもしれない‥)

(その時、私はどうしたら‥)

(・・・・・・)

(スタンガンっていくらくらいかな・・?)
468神無月アキタトリック!:2011/10/27(木) 20:19:23.71 ID:DBt5oIZG
「ま、先のことはおいおい考えるとして、おい、ミクー。もう起きて良いよー」

取りあえず眠らせておいた相方を起こそうと、ネルはミクの身体を揺らした。

「おい、ミクー!ミクー!みっくみくー!!」
「・・・・・・むにゃむにゃ」
「おーい!!ミクってば!!」

しかし、ミクが目を覚ます様子はない。

「ていうか‥熟睡してやがるのか?」

人気アイドルという職業上、彼女の日々の忙しさを推して測るのはさして難しいことではない。
それなのに、休みが取れたからといって、こんな地方都市まで遠出してきたのだから、
その疲労は並大抵のものではないのだろう。

「ま、それじゃぁ寝かせておいてやるか。流石に晩飯時までにゃ起きるでしょ」

やれやれ仕方ネーナとネルは首を振るが、その表情は決して悪い気分ではなさそうだった。

「取りあえず、コートと帽子脱がして毛布かけてあげよっか‥」

そう思い、ネルはミクを起こさないよう慎重に、彼女の衣服に手を伸ばす。
コートにかけられたボタンを、一つずつはずしていく。

「・・・・・・しかし、このシチュ・・・」

ボタンをはずし終えたら、今度はコートを脱がさなければならない。
彼女の身体に負担をかけないようゆっくりと、丁寧に、


 服を 脱がして いく。


「・・・・・・・・・・」

(まるで、さっきやってたエロゲーみたいだな・・)

「・・・・・・・ニヘ」

(って!!なに笑ってんだ、私は!?)

口から零れそうになった涎をとっさに呑みこみ、これ以上変な考えが広まる前にと、
彼女はいそいそとミクのコートを脱がした。

「よし、これでOK。ミッションコンプリート!!」

妙な汗を沢山かきながらも、無事ミクのコートと帽子を脱がし終えたネルは、
取りあえずそれらをハンガーにかけてカーテンのレースに引っかけておく。
469神無月アキタトリック!:2011/10/27(木) 20:20:03.66 ID:DBt5oIZG
「よし、それじゃぁ後は‥、えっとその‥」

「スー・・、スー・・、むにゃむにゃzzzz…」

「えぇと、そのー・・・・」

しかし、無理にコートを脱がせた弊害か、
寝ているミクの服装、厚めの上着とズボンという出で立ちだったのだが、
それが、ところどころめくれて、はしたない感じになっていた。

「・・・・風邪引くとアレだし、直しといたほうが良いよな・・」

「さすがにパンツまでは見えてないけど、その、女の子としてああいう格好はどうかと思うしな」

ネルはとろんとした目つきで、まるで花の香りに引き寄せられる蝶のようにふらふらと、
ミクの眠る布団の上へに辿り着き、

「・・・・・・」

衣服を直す様子など少しも見せず、ミクの身体に触れない様に、
だがあとほんの一押しで身体全体が彼女を包み込んでしまう程近々と、
四つん這いになって彼女の顔に自分の顔を近づけてみた。

「スー・・、スー・・」
「ミク」

頬に、彼女の吐息が直接触れくすぐったい。
その感触は、ミクのどの身体の部位が直接肌に触れるよりも心地よくそそられる。
そう、ネルは思った。

「たく、お前が悪いんだぞ。いくらなんでも無防備過ぎ・・」

「いや、そういえば寝かせたのは私か。ま、なんでもいいか」

ネルは普段決して他人に見せることのないような恍惚とした艶めかしい、同時に意地の悪そうな顔で笑うと、

「そういえばハロウィンだっけ?私に『悪戯しちゃうぞ♪』なんて言ってたけどさ」

「“性的”って、本当に意味分かって言ってんのかよ?」

その唇を、彼女の首筋へそっと近づける。


「本当なら、この程度じゃ、済まされないんだよ?」
470神無月アキタトリック!:2011/10/27(木) 20:21:27.82 ID:DBt5oIZG
「むにゃむにゃ・・・て、あれ?」

初音ミクが目を覚ました時、時刻は既に夕食時を軽く回っていた。

「なんで私寝てるんだっけ? ここ何処だっけ?」

自分を囲む見覚えのない貧相な部屋に違和感を覚えながら、
寝ぼけ眼できょろきょろと辺りを見渡す。

「取りあえず、凄く良い夢を見た気がするにゃー」

そしてさっきまで見ていた夢を思い出してか、
彼女は良く分かっていないような、パッーとした笑顔で微笑んだ。

「よう、やっとお目覚めか、ミク」

「は!ネルちゃん!? そっか思い出した!ここはネルちゃんの家!」

「そうそう、その通り」

「たしかネルちゃん家に着いた途端、何故かネルちゃんに殴られて・・!」

「落ち着け初音ミク。お前はまだ記憶の混乱を残している」

「いやいやいや!誤魔化されないよ!?いくらなんでも問答無用で殴り掛かるのはヒドイヨ!」

「それには海より深い事情があってだね・・・と言おうと思ったが、お前を殴り飛ばすのに深い事情とか全然必要ないか」

「え?なにそれこわい」

「取りあえず顔洗って来いよ。そんでどっかに飯食いに行こうぜ」

「ネルちゃんとご飯? わーい、賛成!!」

「それじゃ、洗面所へ直行しなさい」

「はーい!」

元気よく返事したミクは、鼻歌混じりに廊下へ駈け出して行った。
471神無月アキタトリック!:2011/10/27(木) 20:22:09.16 ID:DBt5oIZG
「ふー、ミクがアホの子で助かった・・」

容易に強引に事態を誤魔化すことに成功したネルは小さくため息を吐く。
そして芸能界にいながらあのお人好しさで良く生き残っていられるなと感心する。
周りに良い人が多い、ということなのだろうか。

「って、あああああ!!!」

ネルがそんな考えを浮かべていると、
突然廊下の奥、洗面所の方からミクの叫び声が聞こえてきた。

「ちょっとネルちゃん!? ネルちゃんでしょ、これやったの!!」

そして、可愛い怒声がネルに向かって放たれる。

「あー、ちゃんと気づいたみたいだな」

「額に『肉』って!額に『肉』って!! なんでこんな有り触れた悪戯したの!!?可愛くない!!」

「今日はハロウィンでしょ!なのにお前お菓子持ってなかったじゃん!」

「トリックオアトリートは私の専売特許なのに!!」

「だから今年は私からしたんだよ。安心しろ、水性だから洗えば落ちる」

「ヒドイヨ!ネルちゃん!!せめて性的な悪戯してよ!!もう恥ずかしいなぁ!!」

プンプン怒った声のまま、洗面台の方から水が流れる音が聞こえた。
どうやら、ネルを問い詰めるより先に顔の落書きを消すことを優先したらしい。
顔を真赤にして泣きそうになりながら、ごしごしと顔を洗うミクの姿を想像して、ネルはくすくすと微笑む。

そして、ミクが居る洗面台があるであろう方向へ顔を向け、

「それもやったつーの・・。洗っても消えない奴をね・・・」

ミクに聞こえないようこっそりひっそりと、
恥ずかしさを抑え込むようなはにかんだ笑顔で、ネルは笑った。

〜fin〜
472名無しさん@秘密の花園:2011/10/27(木) 23:22:59.41 ID:PVQjxYU+
なにこれ幸せすぎる
GJでした!
473名無しさん@秘密の花園:2011/10/28(金) 02:21:58.16 ID:pyFQpDgG
超GJ
474名無しさん@秘密の花園:2011/10/28(金) 14:32:24.00 ID:/sUqtLJq
ふぅ。
GJ!
475名無しさん@秘密の花園:2011/10/28(金) 17:15:29.76 ID:0uKpdCdK
なんという俺得!
GJ!!
476名無しさん@秘密の花園:2011/10/29(土) 05:26:27.85 ID:eMjhwYJi
ネル誕も近いし、続きを期待してもかまいませんね!!
477名無しさん@秘密の花園:2011/10/29(土) 14:51:04.53 ID:1hgy7TYj
いいねえ
478名無しさん@秘密の花園:2011/10/31(月) 00:16:24.95 ID:PQNov8bk
GUMIV3購入記念にミク・GUMIで曲を作ろうと考えてるのだがいいアイデアない?
479名無しさん@秘密の花園:2011/10/31(月) 00:34:27.49 ID:8uaYAsnk
コンプリート?
480名無しさん@秘密の花園:2011/10/31(月) 00:38:34.14 ID:PQNov8bk
>>479
コンプリート。これを機に2人の女子高生の友情について歌にしたいから
百合好きな人に知恵を借りたいのだがだめかな?
481名無しさん@秘密の花園:2011/10/31(月) 01:00:48.90 ID:8uaYAsnk
GUMIの北半球を生かした曲がいいな
482名無しさん@秘密の花園:2011/10/31(月) 02:10:43.06 ID:uKoObqHN
志村、地球儀逆さに立ってるぞ
483名無しさん@秘密の花園:2011/10/31(月) 13:29:29.94 ID:jvGcPUqa
>>480
GUMIって普段は明るいけど、すごく感受性が高くて、すぐに泣いちゃうイメージがあるんだよね。
傷ついたGUMIちゃんをミクさんが優しく抱き締めてあげてるみたいな。
自分でもよくわからんけど、そんな光景が目に浮かんだ。
484名無しさん@秘密の花園:2011/10/31(月) 17:08:33.49 ID:j4SpwDks
少し過激な要素あるので閲覧注意

〜陰謀渦巻くハロウィン〜

10月31日。
今日はハロウィンの日。
しかし、MEIKOのダイエット宣言によりパーティーは行われない。
今年こそは平和な1日が過ぎていく・・・はずだった・・・


MEIKO「みくちゃーん!トリックオアトリート♪」
ミク「え!?めーちゃん?ダイエットしてたんじゃ・・・?」

(ガシッ)

ミク「きゃっ!ちょっとめーちゃん?痛いよ離してよ!ダイエットもう止めたの?」
MEIKO「うふふ、完璧ナイスバディのこの私がダイエットなんてするわけないじゃない♪とりっく・おあ・とりーとぉ♪」

ミク「そんなの知らないよ!離してよ。お菓子なんて用意してな・・・ま・・・まさか!?」

MEIKO「うひひ・・・みくちゃん・・・早くしないといたずら始めちゃうわよ・・・♪」
ミク「ちょっ・・・!!は・・・離して!お菓子買ってくるから!今すぐ買いに行くから!た・・助けて〜!!」

ルカ「トリック・オア・トリート」

MEIKO「!!??ル・・ルカさん!?何故ここに!?」
(ガシッ)
ルカ「あなたの企みなんてお見通しよメイコ。ミクちゃん共々まとめていたずらしてあげる・・覚悟なさい。」

MEIKO「イヤ〜!!」
ミク「なんで私まで〜!?」

GUMI「あの・・・私お菓子もってまs・・・
ルカ「黙れ!!いたずら決定!」
GUMI「なんで〜!?」

ミク達が解放されたのは数時間後だった・・・
「いたずら」を思う存分楽しんだルカは上機嫌で去っていった。
薄れゆく意識の中、GUMIは思った「もう・・・嫁にいけない・・・ぐすん・・・」
薄れゆく意識の中、MEIKOは思った「次こそは・・・上手くやってやる・・・!」
薄れゆく意識の中、ミクは思った「ああ・・・大人って汚い・・・」

〜終〜
485名無しさん@秘密の花園:2011/11/01(火) 01:12:22.94 ID:6DLQzg2K
グミさん完全にとばっちりかw
486名無しさん@秘密の花園:2011/11/01(火) 17:48:22.35 ID:zbNGEY/1
ネルさん今日が誕生日らしいと聞いてSS投下ー。
間に合ってよかった。ていうかこんな短いスパンでまた投下する羽目になるとは思わんかったです。
時系列的に>>463>>471の直後です。
487名無しさん@秘密の花園:2011/11/01(火) 17:49:21.14 ID:zbNGEY/1
「ねぇ、ネルちゃん!誕生日に何かボクにして欲しいことない?」

「もちろんプレゼントは用意してあるけど、それとは別に、さ♪」

「ボク、ネルちゃんのお願いだったら年でも聞いちゃうよ!!」

ハロウィンの件があった次の日。
11月1日、つまり今日という日の朝方。
私は私の家に宿泊していた親友、もとい悪友の初音ミクに起床早々そんなことを言われ、
その時初めて『あー、そういや今日って私の誕生日だったか』と、自分がこの世に生誕した日のことを思い出した。

しかし眠気が完全に抜け切ってない状態でそんなこと言われても、いきなり何か思いつける訳もなく、
その時は『あー、別に良いよ、祝ってくれるだけで』とお茶を濁してみたのだが、

「そーはいかないよ!せっかく今年は一緒に居られるんだもん!」

「普段ネルちゃんのそばに居れない分、何か記念になるようなことがしたいのー!」

と半ば押し付けに近い形で、“何かして欲しいことを考える”ということを強要されてしまった。
向こうも善意100%の無邪気な笑みでそんなことを訴えてくるものだから、こちらとしても断りにくい。

「今日という日が終わる前に何か考えておいてよ!」

という訳で私は今日、初音ミクに何かお願いして何かをやってもらわなければいけないらしい。
なんと肩の凝る話題だろうか。ため息が出てきた。

今日は朝からバイトのシフトが入ってたので、そのやり取りの後は一旦ミクを置いてバイトに出て、
そして、その帰路に立っている今の時刻がだいたい15:30。
本格的に冬季に突入し空間が寒気に浸食されている帰り道、
吐く息を白く染めながら『さてどうしたものか』と考えながら歩を進めている最中である。

「“なんでもお願いをきいてあげる”ねぇ。突然そんなこと言われてもな」

ランプの魔人じゃあるまいし、人間が叶えられる願いの範囲なんてたかが知れている。
一応ミクの奴は今をときめく人気アイドルだから、常人のそれより範囲は広くなるんだろうが‥。

それでも精々、『コンサートのVIP席を取ってあげる』とか、
『サイン付の超限定初音ミクグッズをプレゼント』とか、
その程度のことしかできないだろうし。

そんなもの別に・・・、

「・・・・・・・・・・・・やべ」


なにそれ超欲しい。

立ち見席どころか、テレビの外から見ても激烈に熱烈に感動的で感涙的なのが初音ミクのライブだというのに、
それをVIP席で超間近で見れるだなんて、その光景の壮絶さたるや、言葉では到底言い尽くせない程のものになるだろう。
私なら感動のあまりショック死する自信すらある。

サイン付超限定グッズにしても、
一品ものとなれば全国3兆5000億人の初音ミクファンが咽から手を伸ばして首を絞めてでも欲しがるものになるだろう。
ネットに写真付きでアップでもすれば神になったも同然、
誰が一番の初音ミクファンか、ネットの愚か者どもに知らしめることができる。
488霜月アキタイマジネーション:2011/11/01(火) 17:51:04.77 ID:zbNGEY/1
「って、だめだ駄目だダメだ!」

ポカポカと頭を殴って自分を諌める。
そんなものお願いしたら、私がアイドル初音ミクの大大大超ファンということがバレてしまう!
ミクに内緒でグッズ超集めてたり、ライブに欠かさず参加してたり、
ミクが出てる番組撮り溜めしてたりすることがバレてしまうじゃないか。
他のお願いを考えないと。

「うーん、お願いお願い‥」

そういえば、最近こういうシチュエーションどっかで見たことがある気がする。
なんだっけなぁ。

「あー、あれだ」

先月買った、ミクにそっくりな美少女が登場するエロゲー。
あれでヒロインの一人が似たようなセリフ言ってたわ。
『あなたのお願い事、一つだけ何でも聞いてあげる』とか。
たしかあの時の選択肢は・・、

@バニースーツでお触りプレイ。
Aメイド服でご奉仕ニャンニャン。
B身体を縛られて1時間延々と罵倒される。

「・・・・・・・・・・・・・」

@の場合、

ミク「ひぃぃん、いくらネルちゃんのお願いだからって‥、こ、この格好は・・」

ミク「や、ヤダヤダ!そんなに見ないでぇ!」

ミク「はぅ・・!も、もうやめてぇ!スーツの中に手ぇ入れないでよぅ・・・」

ミク「はぁ・・はぁ・・も、もう許してぇ・・・・」

ミク「うぅぅ、口答えして御免なさいぃ・・。ボクは、こんな格好ネルちゃんに見られて、触られて・・」

ミク「そ、それで興奮してる・・エッチな雌ウサギですぅ・・・」


「」ブッ

想像してみたら鼻血出てきた。
なにこれ破壊力たけー!ていうかヤバい。ヤバすぎる。こんなの放送できないよ!

待て、落ち着け、落ち着くのだ私。
取りあえず他の場合についても考えてみよう!
489霜月アキタイマジネーション:2011/11/01(火) 17:51:36.83 ID:zbNGEY/1
Aの場合、

ミク「えへへ、なんだか改めてこういうの着ると、凄く恥ずかしいね///」

ミク「えっと、それじゃぁ言うよ。え〜とぉ」

ミク「ボクは・・、いや、私はご主人様に仕えるメイドで御座いますニャ♪」

ミク「御用があれば何なりとお申しつけくださいニャ♪」

ミク「はい、ご主人様、ご飯食べさせてあげますから、アーンてするのニャ♪」

ミク「ご主人様、私の膝枕は気持ちいいですかニャン?」

ミク「フフフ、ご主人様子供みたいだニャ。よしよーし、頭ナデナデしてあげますニャン♪」


「死ねるわッ」グハッ

想像してみたらリアルに吐血した。
おうおう下手なエロスに走るより、こういうミクの清廉潔白さや天使っぷりを活かしたプレイの方が、
なんていうか色々ソソルな!素晴らしいな!!
よし、次は、次は!!

だがマテ。どうか落ち着いて欲しい私よ。
残るシチュはBだが
いくらミク相手とは言え、Bはアブノーマル過ぎるし、流石に・・・。


Bの場合、

ミク「あーあ、いくらネルちゃんのお願いとは言え、こんなことしたくなかったな・・・」

ミク「自分から縛られて、それで、こんなに悦んじゃうなんて・・幻滅だよ、ネルちゃん」ゲシッ

ミク「はん、ブタみたいにモゴモゴ汚らしい悲鳴あげちゃってさ」ゲシッゲシッ

ミク「え?蹴られても悦んでるの?なにこれ気持ち悪!」

ミク「あ〜あ、所詮はネルちゃんも一匹の雌犬に過ぎなかった訳かぁ」

ミク「まぁそれならそれで、ボクが今日から調教してあげるよ。嬉しいでしょ、雌犬ネルちゃん?」


「死んだーっ」バタリ

自身の妄想の暴走により、ついに私は地面に倒れ伏した。
なんていうかこう・・・、なんていうかこうさ!
清廉潔白な天使なミクが、天使様がゴミを見るような目でこっちを見てくる姿はもう・・・!!

アリだな!!
490霜月アキタイマジネーション:2011/11/01(火) 17:53:05.67 ID:zbNGEY/1
「って、アリじゃねー!!!」

何を考えてるんだ私は!と、勢いよく頭を地面に叩き付ける。

これじゃ私まるで変態じゃないか!
いや、妄想しただけでここまで興奮してるなんて、色んな意味で変態以前だ!
いくらなんでもこんなR-18なお願い本人に言える訳ねーだろ!
違うだろ、私は!

私と初音ミクはそういうんじゃなくてぇぇぇぇぇ!!
もっとこう健全で友愛的な感じのさ!!


ネル「何でも言うこと聞いてくれるっていうなら、私と結婚してくれ!」
ミク「ネルちゃん・・!嬉しい!ボクで良ければ・・」


    チャーンチャーンチャチャチャッチャチャチャチャーララランラララン♪(結婚式のテーマ)


「そうじゃなくて!!」

ガンガンガンと、額を何度も地面へと叩き付ける。

違う、これも違う。
全然違う!

私とミクは・・。

私とミクの関係は・・




『あんたがさ、どんなに遠く離れても、あんたは私の友達だよ』

『どんなことがあっても。ずっと。絶対に』



頭を地面に叩き付けすぎて、薄れゆく意識の中、
思い出されたのはそんな言葉だった。

これは、ミクがデビューの為にこの故郷を離れ東京へ行くことになった日、
私がミクに送った言葉だ。

目に涙を溜めて『やっぱり東京になんか行きたくない』とぐずっていたミクを慰めるため、
咄嗟に口から出た言葉。

今でも、どうして私の口からこんな言葉が飛び出したのか不思議でならない。
ミクの手前、強気で振る舞ってはいたものの、
寂しくて泣きそうだったのは私も一緒だったからだ。
491霜月アキタイマジネーション:2011/11/01(火) 17:53:40.58 ID:zbNGEY/1
離れても、友達でいられるかどうかなんて分からない。
ミクが東京に行ってアイドルになって、それで凄く有名になって、
私と住んでいる世界が離れてしまったら、
彼女は私のことなんか全然気にしなくなってしまうのではないか。
東京での忙しい毎日に押し潰されて、私たち二人の思い出なんてすぐに忘れてしまうのではないか。

今日が、本当の友達でいられる最後の日になってしまうのではないか。

そう考えることが、私はとても怖かった。

だから、東京へ行きたくないとぐずりだしたミクの言葉は、
正直すごく嬉しかった。
私達の気持ちは一緒だった。

「私も本当はミクに遠くに行って欲しくない、東京へなんて行くな!」

友達だから、本当はそう言いたかったんだ。
けれど、私はそうしなかった。
できなかった。


―私は重荷になりたくなかった。

―ミクの夢の障害になりたくなかった。

―私のせいで彼女の夢が潰れてしまうなんてこと、絶対に許せなかった。

―私は、ミクの友達だから。


その気持ちは、今も同じだ。

だから、私達は一緒に居ない。
遠く離れていても支えることができるよう、
近くに居すぎることで彼女の重荷にならないよう、
近すぎず、遠すぎず、
”友達”と、“なにかそれ以上”の間で、宙ぶらりんになって漂っている。

それが、私と初音ミクの今の関係だ。

「そうだ・・・そうだよな。ミク」

ちょっと血迷ったりもしたが、完全に目が覚めた。
いくらミクが『何でもお願い聞いてあげる』とかホザイタところで、
私の態度は最初から決まっている。
今のままの距離を保ち続ける、それがミクの友達である私の役割なのだ。

「それで良いんだよな・・・」
「君、大丈夫かい?」

地面に蹲って色々迷走瞑想しながら色々ぼやいてた私に、
通りすがりの駐在さんが優しく声をかけた。


うわーお、私たらまた死にたくなってきた。


――――
492霜月アキタイマジネーション:2011/11/01(火) 17:54:24.53 ID:zbNGEY/1
「ま、ミクには適当に、肩たたきとかそういう無難なことでも頼んどこうかな・・」

そんなことを呟きながら私は帰宅。
玄関の鍵を開け、ミクが居るはずの我が家へと帰ってきた。

「て、え?」

そしたら、行く手を遮るように巨大な段ボールが廊下を塞いでいた。
一辺最低でも1mはあると思われる、綺麗な正方形の形をした段ボール。
まるで人がまるごと中に入れそうな大きさだ。

「・・・・・まさか」

嫌な予感がしたので、取りあえず先手を打たれる前に速攻で段ボールの蓋を開いてみた。

「きゃっ!ネルちゃんたら手が早〜い」
ドバシッ

中に何か見えたので、私は更に速攻で段ボールの蓋を閉めた。
その何かというのがどうも、人の形をしていたような、
ていうか初音ミク本人だったような気がしたし、
気のせいでなければ、彼女は一糸まとわぬ姿で箱の中に居た。
いや、一応申し訳程度には何か着ていたかもしれない。
あれは多分、赤いリボンか?

「ちょ、ちょっとネルちゃん!いきなり閉めないでよ!」
「ガムテープ、ガムテープは何処だ!?」
「あーうー、封印しないでぇ!せっかく準備してたのにぃ!」
「何の準備よ!?『プレゼントは私の身体だよ☆』って奴か!?一々考えが古いんだよ、お前はぁ!!」
「あれぇ、良く分かったねネルちゃん!それじゃもう隠さなくて良いか。開けて〜」
「てめぇの思考パターンなんざお見通しなんだよ!そして絶対に開けねぇ!!」

ああもう!本当に勘弁してほしい。
ただでさえあんな妄想をしたせいで、
そうでなくても、昨日から間近で寝てるミクの姿を色々凝視していたせいで、
こっちの精神は色々と限界が近いんだ。
その上であんな格好のミクに迫られたら、今度こそ耐えきれる自信がない。

「あ〜ん、ネルちゃんのいけず〜。この身体好きにして良いからさ」
「そーいうエロゲ的な発想をまずやめろよ!お願いだからもう少し真面目に生きてくれよ!!」

ああ、神様神様。
私はいつまで耐えきれるでしょうか。
いつまで耐えきればいいのでしょうか。

この馬鹿娘の頭の悪い猛攻を、私はいつまでも耐え忍ぶことができそうにありません。


ミク「こうなったら段ボールを破いて無理矢理・・ビリビリっと!」

ミク「ありゃ。無理矢理身体出したからリボンの位置がずれちった・・・」

ネル「に、にゃぁああああああああああ!!??」

本当誰かたすけて!
MAJIDE。



FIN.
493名無しさん@秘密の花園:2011/11/01(火) 21:41:37.31 ID:bFWx145i
GJ
素晴らしい
494名無しさん@秘密の花園:2011/11/01(火) 22:20:44.08 ID:kfdkR49R
いろいろ詰んでるツンデレだな
495名無しさん@秘密の花園:2011/11/01(火) 22:24:33.28 ID:H3GiqOpJ
GJ・・・!
あなたが神か・・・!
496名無しさん@秘密の花園:2011/11/01(火) 22:35:54.79 ID:6A9MWkie
>>484
またこのご家庭かww
メイコさんがみくちゃんを食べられる日はくるのか?
497名無しさん@秘密の花園:2011/11/02(水) 04:54:48.64 ID:scUJMNnI
>>487-492
GJだ!
こんだけ我慢してるんだからたまにはスパークしてもいいと思うんだ・・・


次回はクリスマス→年越し&正月の流れですねわかります
498名無しさん@秘密の花園:2011/11/02(水) 14:11:12.67 ID:ErYs/AUq
うおーいいね!ラブラブだね!
GJ!!
499名無しさん@秘密の花園:2011/11/02(水) 22:46:20.56 ID:wm34mB4E

暴言でいじめっこのテト萌え
500名無しさん@秘密の花園:2011/11/03(木) 08:31:16.44 ID:RmGZPMtf
500げと。
というわけでSS投下してみます。
501rryk厨:2011/11/03(木) 10:19:11.92 ID:RmGZPMtf
-

リリユキ
.

「ユキ、お姉ちゃんと遊ぼ」

私は嬉しくなってLilyちゃんに飛びつく。

「ユキは可愛いなぁ、お姉ちゃんユキのこと大好き」
「私もだいすき。Lilyちゃん、ちゅーして」

私がLilyちゃんにちゅーをねだると、Lilyちゃんは優しくしてくれた。
だいすき、Lilyちゃん。これからもずっと一緒にいようね。
私がもう一度Lilyちゃんにちゅーすると、Lilyちゃんが唇を舐めてきた。
そして私のお口の中にLilyちゃんの舌が入ってきて、私の舌と絡む。

なんだかLilyちゃんと一緒になってるみたいで嬉しいけど、変。
むずむずして、呼吸も苦しくて、なんだか悪いことをしてる感じ。
Lilyちゃんが支えてくれないと倒れそう。
Lilyちゃんは口を離すと、私の服を上げた。

「おっぱい真っ白だね、ユキ」
「うん…Lilyちゃんのおっぱい、は?」
「ユキはえっちな女の子だね」

馬鹿にされてるのに、どうして―――。
何か、変なことをしてる気分。こんなこと初めて。
Lilyちゃんは自分の服を脱ぐと、見せてくれた。
真っ白なお肌に、綺麗な胸。

「さわって、いい?」
「いいよ」

私がLilyちゃんの胸に触れると、やわらかい感触が走る。
こんなこと、しちゃいけないよね。やっちゃだめだよね。
ごめんなさい。悪い子だと思わないで。
Lilyちゃんも、私の胸を弄る。胸についているピンクの飾り。

「はぅっ…あぁ…」

変な声が漏れる。おかしいな…。
Lilyちゃんは私のピンク色に優しくキスをした。
そのまま舌で転がしたり、弄ったり。
おかしくなりそうで、気持ち良い。

502rryk厨:2011/11/03(木) 10:30:15.16 ID:RmGZPMtf

.

「…んう、」
「ユキ、見せて?」

Lilyちゃんは私のスカートをめくる。
ダメ、みちゃだめ、恥ずかしい。
でもLilyちゃんなら―――
私はLilyちゃんに身体を任せた。

「可愛い」

そういって私のそこを優しく撫でるLilyちゃん。
びく、と身体が反応する。
唇を奪いながら撫で続けるLilyちゃん。
どうしよう、心臓が壊れちゃった。

「また、ちゅーする?」
「んっ…する」

私はLilyちゃんとまた舌を絡み合わせた。
キヨテル先生にみつかったらどうしよう。
もう授業教えてくれなくなっちゃうかな。
それでもLilyちゃんが教えてくれれば…。

私がLilyちゃんの胸を触ると、
私と同じような声をLilyちゃんも出す。
それがなんだか嬉しくて、
Lilyちゃんにもっと出して欲しかった。

…でも。

「りりぃ、ちゃん」
「…なぁに?」
「これはやっちゃいけないことなの?」

私が聞くと、Lilyちゃんは少し微笑んだ。

「ユキ、やられて嫌だった?」
「ううん…きもちかった」
「じゃあ大丈夫だよ。このことはひみつね?」

Lilyちゃんは人差し指を立てて、私の唇につけた。
ひみつ、という言葉を聴くと好奇心が沸く。
でも―――これはまた、今度でいいや。

「しばらくは普通のちゅーでいい」
「そうだね」

Lilyちゃんは私に服を着せると、
自分の服のボタンを留めながら
優しく軽いキスをした。

end

オチも何もないエロでスマソです
503名無しさん@秘密の花園:2011/11/03(木) 10:58:15.40 ID:tns01HZc
いいえ、大変にえろえろしかったです
ごちそう様でした
504名無しさん@秘密の花園:2011/11/03(木) 12:33:09.96 ID:eixZxZuH
なにこれかわいい!
リンゴとハチミツ甘くて美味しかったです。もっと開発しちゃっていいのよw
505名無しさん@秘密の花園:2011/11/03(木) 20:30:33.75 ID:Ycg1C9nj
GJ!!
かわいい
506名無しさん@秘密の花園:2011/11/04(金) 18:15:07.89 ID:GFAdzwcK
リリユキ新境地だったけど美味しかったですmgmg

そういえば来年ボカロ百合のプチオンリーやるらしいな
507名無しさん@秘密の花園:2011/11/05(土) 00:01:45.03 ID:WKjjl1Vz
めーちゃん誕生日おめ!
508名無しさん@秘密の花園:2011/11/05(土) 20:32:28.93 ID:BFfZo3E9
MEIKO誕生日記念。
※ルカが変態淑女です。ごめんなさい。

11月5日。
今日は私の誕生日。
家から帰ると、なぜかルカが全裸で待っていた。
頭にはリボン。何をしたいんだこの妹は。大体予想はつくけれど。

「お姉さま、お誕生日おめでとうございます!プレゼントは私です!さあ遠慮なく召し上がってくださいませ!!」
そうほざくや否や、私に抱きついてくる変態淑女。
私の悪い予感的中。
「ちょっとルカ!何のつもりなの!服着なさい服!!」
そんな私の抗議にも耳を貸す気はなく、ルカは私に胸を押し付ける。誘惑のつもりか。
「いいじゃありませんの。今日は無礼講ですわ」
「ますます意味わかんないわよ!あんt」
私の口を塞ぐように、ルカから熱いキスを受け、そのまま私はベッドに連行されてしまった。
「ちょっ服脱がさないで!ってそこなめちゃダメ…アッー!」

それから先のことはよく覚えていない。いや、思い出したくもない。
思い出させないでください。本当にお願いします。
509名無しさん@秘密の花園:2011/11/05(土) 23:20:56.63 ID:WKjjl1Vz
ルカさん、「召し上がって」言いつつ自分が食ってどうするんすかwww
510508:2011/11/05(土) 23:46:30.20 ID:BFfZo3E9
あ、ENDつけるの忘れてた。失礼しました。
511名無しさん@秘密の花園:2011/11/06(日) 14:56:59.31 ID:0eLjlGv2
デフォテトって需要あんのかな
512名無しさん@秘密の花園:2011/11/06(日) 15:57:40.02 ID:QO7uMtE7
ありますん
513名無しさん@秘密の花園:2011/11/06(日) 17:14:44.92 ID:k0eweV77
>>508
変態淑女のルカさん大好きだ

次からもう過ぎてしまったけどハロウィンネタで
ネギトロSSS
514名無しさん@秘密の花園:2011/11/06(日) 17:16:46.97 ID:k0eweV77
ネギトロで変態ミクの場合

ミク「ルカー!!今日はハロウィンだね!!パンツくれないといたずらするぞぉ〜」
ルカ「……」(無視)
ズルズルズルズル
ルカ「ところで棺に仮装するなんて、動きにくそうね。ほんとあなたはバカね」
ミク「うわっ、なんかひどいこと言われた気がするけど、この棺にはちゃんと意味があるのだ!
   ルカには分からないと思うけどね。イヒヒ」ズルズルズル
ミク「さぁ、早くパンツをちょーだい(ハート)」
ルカ「嫌よ。それに、その棺の意味だけど下からスカートの中覗こうって魂胆でしょ」
ミク「えええええ、なんでばれたの!!まだルカのセクシーパンツ一秒も覗けてない!!」
ルカ「残念だったわね」
立ちあがってミクから離れるルカ。
ミク「あ〜ん、置いてかないで!ルカ大好き愛してるーーー、見捨てないでぇぇ」
ガムテープを持って戻ってくるルカ。
ミク「わぁ、やっぱりルカも私のこと愛してるんだね!!嬉しい!!棺の中のお姫様はキッスで目覚めるよ!
   キッスを待ちわびてるよ!」(目をつぶって待つミク)
その間にぐるぐるガムテープを巻いて棺が開かないようにするルカ。
ミク「え!!」
ルカ「少しは反省しなさい」
一言残し去るルカ。
ミク「(´・ω・`)ショボーン」

―30分後―

ミク「はぁ、ルカ怒らせちゃったし、パンツももらえないし、拝めないし、今日は最悪だぁ」ブツブツ
反省してるっぽいミクを見て戻ってきたルカ。
ミク「!!」
ミク「ごめんなさい。反省してます。むね、あっ間違えた!肩揉みます!ルカ様!」
無言でガムテープをはがすルカ。全部はがし終わった後、棺のふたを開けた。
ルカ「ハッピーハロウィン」チュ
ミクの額に軽くキスし、微笑み去って行った。
ミク「えっ!?」
事態を把握できず、固まるミク。少し経ってようやく事態を理解し、顔から湯気を出した。

515名無しさん@秘密の花園:2011/11/06(日) 17:18:52.27 ID:k0eweV77
ネギトロでルカが変態の場合

ルカ「ハロウィン…それは公認でいたずらをしていい日。すなわち、今日はミクにいたずらしていい日!」

ルカ「ミク、今日はハロウィンね。パンツをくれないといたずらしちゃうぞ〜」
ミク「ぱ、ぱんつ?お菓子じゃなかったっけ?」
ルカ「いいえ、本当はパンツよ。世間が間違っているの」(自信に満ちた顔で)
ミク「えええ、そうだったんだ!でも私、今日パンツはいてないの。ルカちゃんごめんね」
衝撃的な事実にルカは、一瞬のうちにミクのスカートの中を想像し、あまりに刺激的すぎて気絶した。



ネギトロで両方変態の場合

仮装パーティ会場にて。
ルカ「ミク!今かぶっているものは何!」
ミク「ルカが私の為につくってくれたツインテール用お帽(ry
ルカ「もう、早く脱ぎなさい!」


メイコ「相変わらず、仲がいいわね」
リン「ねぇめーちゃん、ルカがつけてる猫耳ってミク姉のブラジャーじゃない?」
メイコ「控え目なサイズがぴったりね」



終わりー
516名無しさん@秘密の花園:2011/11/06(日) 20:51:11.16 ID:4BWpmuxk
GJ!
変態っぷりが素敵です!!
517名無しさん@秘密の花園:2011/11/07(月) 00:15:43.10 ID:wma/7KAq
>>514-515
この娘らwwまたwwww
次はクリスマスですね期待してますww
518名無しさん@秘密の花園:2011/11/07(月) 02:07:52.78 ID:B0FIP0Rw
変態いいなぁ、GJ
顔から湯気出るミクさんかわゆす
519名無しさん@秘密の花園:2011/11/07(月) 20:28:11.60 ID:OfXz+0Wt
前回ぐみくss投稿した者です。おかわりの声が聞こえたので、続編を書いてみた。
ただ変に長くなってしまったので、もしかしたら規制くらうかも。
とりあえずいけるところまで載せさせていただきます。
あ、それとR-18注意報発令

タイトルは「ふたりのはじめまして」で。
520名無しさん@秘密の花園:2011/11/07(月) 20:31:32.08 ID:OfXz+0Wt
 夕暮れ、誰もいない教室。机の上に座った私は、隣にいるグミにキスをした。
 彼女は何の戸惑いも見せず、黙って目を閉じて私を受け入れてくれる。滑らかな唇の感触と、ほんの少し甘酸っぱい香り。メロンのリップクリームなんだよ、と彼女が自慢していた。
 やがて二人の距離は離れて、お互いに見つめ合う。最初に、彼女が恥ずかしそうに笑った。
「お味はいかが?」
 照れ隠しに彼女は、そんなことを口走る。どきっと一度だけ強く、胸が高鳴った。
「け、結構なお手前で」
 それはよかった、とはにかむ彼女。こちらの気も、知らないで。
 ――私は、キスだけのこの関係に、そろそろやきもきし始めていた。
 もっと、もっと、踏み込みたい。彼女の奥深くまで。
 そんな欲が、日々強くなっていく。


 翌日の空は、手を伸ばせば吸い込まれていきそうなほど蒼く澄んでいた。
 自分の部屋の窓を開けて、流れる雲を見つめる。ふわふわとおぼつかない白い物体。まるで、私の心のように。
 気づけば私は、やっぱりグミのことを考えている。
 可愛らしく跳ね上がった、くせっ毛の後ろ髪(本人は気にしているけど)。少年のようなはにかみ方。恥ずかしいときは、別の話題で話を逸らす癖。
 そんな彼女の一つ一つが、胸が潰れてしまうくらいに愛おしいと思う。そして、その先を知りたいとも。
 ……グミは、そう思ってくれてないのかな。
 はぁ、と深いため息をついて、窓枠に突っ伏した。
「ミクっ! ミクーっ!」
 ……グミの声がする。ついに幻聴まで聞こえるようになったのかも。
「ミクったら! 聞いてんのー?」
 本物のグミの声だった。顔を上げると、家の前にグミが立っていた。少し丈の長いセーターを着て、右手で封筒らしいものを掲げていた。
 あれは……もしかして、前に受けた音楽会社のオーディションの合否通知? 私は勢いよく立ち上がって、階段を駆け下りた。
 玄関を開けると、後ろで手を組んだグミがにっこりとはにかんでいる。
「……受かってた」
 一瞬、頭の中が真っ白になった。次に喜びが目一杯こみ上げてきて、私はそのままグミに抱きついた。
「受かった! 受かったんだよねっ?」
「うんそうだよ。受かったの!」
 雲間から太陽の光が、騒がしい私たちを照らし出してくれていた。
521名無しさん@秘密の花園:2011/11/07(月) 20:32:42.75 ID:OfXz+0Wt


「受かったんだねぇ」
「そうそう、受かっちゃったの、私たち」
 私の部屋で二人ともベッドに背を預けて、ぼんやりと足を伸ばしていた。
「じゃあ、ご褒美ちょうだい」
 言いながら私は彼女の膝に乗る。視線が正面で混じり合った。
「あれ、これって私がご褒美をあげる立場なの?」
「じゃあお互いがご褒美を与え合うってことで」
「はいはい。じゃあほら」
 彼女は少しだけ顎を上げて、目を閉じた。顔がわずかに赤らんでいる。私はそれに含み笑いをしつつ、口づけをした。
「ん……」
 唇から漏れる、彼女の熱い吐息がこそばゆい。私の胸をくすぶる欲を、加速させていく。
 私は顔の角度を変えて、自分の舌を彼女の口の中へ入れた。驚いたのか、彼女の体が震える。ここから先は、はじめてだ。
 彼女の舌に、そっと触れた。ぴくりと反応したものの、彼女は逃げなかった。それに安心して、私は自分のを絡めていく。
「ぷはっ……」
 しばらくして彼女が息苦しそうにしたので、私は欲張らずそのまま口を離した。
 これはまだ、そう、前置きにすぎない。
「ミク……」
 潤んだ瞳が、私を映している。ぞくり、と背中を何かが駆け抜けた。
「ご褒美……もっと頂戴?」
 私はその首筋に額をつけた。顔が熱い。とんでもなく、顔が熱い。
「……ねえ。私はグミと、もっと先に行きたいと思ってるよ」
 グミは? 彼女の目を見ないまま、私は尋ねた。頭の真上から、大きく息を吸う音が聞こえた。
「……いいよ」
 それは本当に小さな声だった。私は思わず彼女を見上げる。彼女は、あらぬ方を向いて真っ赤な顔をしていた。


 寝転がった彼女の服を脱がすと、チェック柄のブラが露わになった。彼女らしく、色はさわやかな緑色だ。ごくり、と私は無意識に唾を呑み下す。
「あ、あんまりじろじろ見ないでよ」
 目を逸らしたまま、グミが言う。
「は、恥ずかしいの……?」
「あっ、いや、違っ……」
522名無しさん@秘密の花園:2011/11/07(月) 20:33:34.59 ID:OfXz+0Wt
 私は着ていた服を頭からすっぽりと脱ぎ去った。彼女は唖然としている。
「ちょっ、ミク?」
「えへへ、これでおんなじ、だよね?」
 バカ、と額にでこピンされた。そしてどちらからともなく、笑い出す。何もおかしくはないはずなのに。何故だろう、心の底から笑えてくる。
「……グミ」
 やがて笑い疲れた頃合いを見計らって、私はグミに顔を近づける。やっぱり彼女は、目を閉じてくれた。
 何度目かのキスを交わす。いつも通り甘くて、そして、いつもとは違うビターなキスを。
 彼女のブラを下にずらす。すると、そこに押し込められていたであろう豊かな胸が現れた。わかってたけど、やっぱりすごい。
「……グミってさ、ずるいよね」
「えっ?」
「私はこの通り、まな板同然でありまして」
 自分の胸を指すと、グミはくすくすと笑う。
「何笑ってんのさ」
「はは、ごめんごめん。でもさ、私はミクの胸、好きだよ」
 可愛いじゃん。そう言った彼女は、私の背中に手を回してブラのホックを外した。
「はいはい。可愛くてどうもありがとうございましたぁ」
「もう、拗ねないの」
「拗ねていませんよーだ」
 腹いせ混じりに、私は人差し指でグミの乳首を弾いた。
「んあっ……!」
 彼女が上げた声を聞いた瞬間、鼓動が高鳴り、平穏に流れていた空気が一変した。雰囲気が再び、張り詰める。
「き、気持ちいいの?」
「そんなじゃ……あっ!」
 指先で同じところを摘むと、彼女は思っていた以上の反応を見せる。声を漏らすまい、と口を両手で塞いでいた。
 どうしよう、私。グミのこんな顔が、まだまだ見たいと思っちゃってる。
 顔を下ろして、私は既に堅くなった乳首に口をつけた。先ほど以上に、彼女は体を跳ね上がらせた。
 ピンク色に染まった綺麗な乳輪を、なぞるように舌で舐めとる。もう我慢できないのか、彼女の声は指の隙間から聞こえ始めていた。
「声、我慢しなくていいよ」
「だ、だって……」
「私が、グミの声聞きたいんだよ」
523名無しさん@秘密の花園:2011/11/07(月) 20:34:27.92 ID:OfXz+0Wt
 私は彼女の手をとって、塞がれていた口から離してやる。おずおずとだが、彼女も黙って従ってくれた。
 安心して私は、続きを再開した。片方の乳房を舌先でくすぐりながら、もう片方を手で弄ぶ。柔らかく、まるでどこまでも指が沈んでいきそうだった。
「はぁ……んっ」
 快感に耐えている彼女の表情は、いつも見ている彼女より弱々しく、守って上げたいとさえ思えた。
 そしてそんなグミを、もっと、もっと欲しくなる。
 私は開いている手を下ろして、彼女のスカートの中に入れようとする。いち早くそれを察知した彼女は、急にその手を掴んだ。
「え、えと、あの……ミク、ブラ可愛いね……?」
 突然何を言い出すんだと思って、気づいた。彼女の癖。恥ずかしいときは、話題を逸らす。
「大丈夫だよ」
「あ……」
 再び、私は手をスカートの中へ。今度は、止められなかった。
 姿を見せたショーツは、ブラとお揃いの淡い緑色だった。先の方が、目に見えるくらい湿り気を帯びている。やっぱり、と私は笑いを押し殺した。濡れてくれてるんだ、嬉しい。
 私は彼女の足を大きく開き、その間に滑り込んだ。ショーツを横に除ける。
「ミク、何を……」
 最後まで彼女が言う前に、私はソコに口をつけていた。
「んあっ! そんなとこ、汚い、てばぁ!」
 そのまま唇を動かす。とろとろとした不思議な味の液体が、舌にまとわりついた。
 もっと、もっと。感情に任せて、舌を彼女の中へ潜り込ませる。意外にもあっさりと、舌先は奥へと突き進んでいった。
「待って、中は……はぁっ!」
 聞いたことのないグミの艶めいた声が、耳に届く。見上げると、とろけきった彼女の顔が見えた。可愛い、可愛いグミ。私だけの、愛らしいグミ。
 自分の舌がまるで別の生き物のように、彼女の中で蠢き暴れた。
「んっ! ……ああっ!」
 不意に、彼女の体が何度も痙攣した。そこで我に返る。どうやら、軽く達してしまったようだ。
「グミ、大丈夫?」
 息を荒くした彼女は、放心したように天井を見上げている。やがて腕の隙間から、囁くような声が聞こえてきた。
「……もう、待ってって言ったのに。ミクったら……激しすぎ」
「ご、ごめん……」
 確かに、ちょっとだけ欲張りすぎたかも、とうなだれる。すると、突然グミが体を起こした。ぐいっと私との距離を縮めてくる。
「私にもミクに同じことさせてくれたら、許す」
 予想外の返答に、私は戸惑いを隠せない。そうこうしているうちに、グミはさっさと私に馬乗りになっていた。
524名無しさん@秘密の花園:2011/11/07(月) 20:35:14.96 ID:OfXz+0Wt
「わ、私はいいってば。グミが気持ちよければそれで」
「私が、ミクに触りたいんだよ」
 目の前にある瞳は、今までに感じたどんな時よりも真剣さを帯びていた。私は照れ笑いを引っ込める。
「私はさ、ミクのこと、全部知りたいと思ってるよ」
 だから、と彼女はそこで言葉を切った。
 心の中が、隅から隅まで、温かさで包まれていくのを感じる。
 ああ、そうなんだ。グミも私に対して、同じことを思ってくれていたんだね。
「……いいよ」
 私は頷く。彼女は曇っていた表情を瞬時に輝かせた。
「その代わり、優しくしてね」
「合点です」
 そう言って、私の頬に口づける彼女。舌でなぞるように、鎖骨のところまで下りていった。
「ひゃん!」
 軽く肩を甘噛みされて、変な声が出た。慌てて口を塞ぐ。
「敏感さん」
 いつの間にか、彼女は私の足の間に忍び込んでいた。止める暇もなく、スカートをめくられる。
「これ、脱がしていい?」
 と彼女は私のショーツを指さして言った。
「え、そんないきなり……」
「問答無用」
 ショーツの端に手をかけられたと思ったら、あっと言う間に剥ぎ取られてしまう。止める隙さえなかった。
「わっ、すごい。とろとろ、だね」
 じっと彼女はソコを直視している。頭の先が、湯気を噴出すほど沸騰した。
「ちょ、ちょっと……やだ」
「あ、恥ずかしい?」
 私はそっぽを向きながら、ぎこちなく頷いた。
「でもこれさ、私のこと、見てたからだよね」
「えっ」
「どうなの?」
「……そうです、けど」
525名無しさん@秘密の花園:2011/11/07(月) 20:36:22.47 ID:OfXz+0Wt
 じゃあいいじゃん。唐突に彼女ははにかんだ。……反則だ。そんな、嬉しそうな顔。
「……ねえ、指、入れてもいい?」
 そしてすぐ、大人びた声色を使ってくる。本当に、彼女はずるい。
「……うん」
 彼女の頭に手を置いて、私は微笑む。心臓のドキドキが邪魔をして、ひきつっていたけれど。
「痛かったら、言ってね」
「わ、わかった……」
 指が当たったのがわかった。それは驚くほど慎重に、私の中に入ってきた。
「んんっ、はぁ……」
「い、痛い?」
「ううん、平気、だよ」
 むしろ、と私は続ける。
「もう一本増やしてくれても、いいよ……?」
「えっ、大丈夫なの?」
「そ、その……グミのこと考えて……いつも、一人でしてたから」
 横目で彼女が口をあんぐり開けているのがわかった。羞恥にゲージがあるとすれば、もうとっくにマックスを振りきっているだろう。ああもう、死んじゃいそう。ていうか死にたい。両手で顔を隠す。
 すると彼女が、私の手を取ってくれた。目の前いっぱいに、彼女の顔が広がっている。
「ごめん、すっごく嬉しいよ」
 もっと、私のこと考えて? そう言って彼女は、私に口づけをする。舌と舌とが絡み合って、もう一生離れないくらい、濃厚なキス。
「人差し指、増やすよ」
 キスしたままの呂律が回っていない言葉が聞こえて、もう一本、彼女が私の中に入ってくる。
「あんっ……やっ!」
 すごい。自分でした時と、全然違う。気持ちよすぎて、快感が強すぎて、思考さえも溶けてしまいそうだった。
 私の中で、彼女の指が優しく動く。まるで私の全てを熟知しているかの如く、的確なところに触れてくる。
「ミク……いい?」
「んっ……すごく、いいよぉ……!」
 快楽に振り落とされてしまわないように、私は必死にグミにしがみついた。彼女の温度が、柔らかさが、私を繋ぎ止めてくれる。
「グミっ……グミっ」
「うん、ミク。すごく、可愛いよ」
 彼女の声を耳元に確認した途端、私は達してしまった。目の前がちかちかして、全身が他の誰かのものになったみたいに震える。
 そんな私を、グミはずっと抱きしめて支えてくれていた。ああ、あったかいなぁ。目を閉じて、彼女を感じる。
 こうして触れ合うことで、私ははじめてその大切さに気が付いた。言葉ではないもので、相手を想う気持ちを伝え合い、受け取り合う。ずっと一緒にいようと、誓いを立てる。そうやって二人は、進んでいくのだろう。
 これを繰り返すことで、私たちは大人になっていく。いくつものはじめましてを、越えて。
 私はグミに更に密着した。気付いた彼女は、私の頭をそっと撫でてくれる。
「今日のミクは、甘えん坊さんだね」
「うん、そうだよ。甘えん坊さんなの」
 はじめまして、新しい自分たち。心の中で密かに呟く。
 そして改めて、これからもよろしく。
526名無しさん@秘密の花園:2011/11/07(月) 20:40:02.30 ID:OfXz+0Wt
以上です。何とか収まった。無駄に長くて、しかも大してエロくなくてすまん。
読んでくれた人どうもありがとう。

ぐみくは同年齢ならではのじゃれ合いがあると可愛いなぁと思いながら書いてみた。
ぐみくの薄い本作ってくれてもいいのよ。
527名無しさん@秘密の花園:2011/11/08(火) 01:12:53.01 ID:5y3euRUr
ふぅ・・・
GJ
528名無しさん@秘密の花園:2011/11/08(火) 03:09:02.57 ID:qpl22x9o
Gj
言及なかったけどミクのショーツって縞?
529名無しさん@秘密の花園:2011/11/08(火) 06:51:37.36 ID:HfmiiwRg
GJ過ぎる…
二人ともかわいいしエロいし、ラブラブじゃなイカ!
530519:2011/11/08(火) 15:06:41.86 ID:WJolvgVH
>>528
書き忘れてたorz
ミクは縞パンのイメージしかないから縞パンかな
531478:2011/11/08(火) 18:21:30.34 ID:SX9h53dC
曲が完成しました。サビの部分に改善の余地がたくさんありますがよろしくお願いします。
修正と動画作成後、ニコニコに上げる予定です
http://up.cool-sound.net/src/cool26803.mp3

(ミク)あと少しで 秋が終わるよ あと どれくらい君といられるの?
(GUMI)木の葉も落ち 冬越え 息吹く季節 その頃には別々の道

(ミク)今までの思い出
(GUMI)これからの不安
二人で分かち合える 時間もわずかだね

落ち葉が落ちる 一瞬すら 別れの時が
近づいてること気が する 
だから 残りの時間を大切にしよう
それぞれの道 場所 そこには新しい出会い 君いないから

(GUMI)君に出会ってからいろいろあったね 泣いたり 笑ったり 語り尽くせないね
(ミク)明るい君と 少し地味な私 いつも 君の笑顔に助けられた

(GUMI)私も同じだよ
(ミク)互いに助け合った
その思い出忘れずに それぞれの道へ

歩き出したい でも君がいない日々
そんな日常は もうすぐだからね
思い出もだんだん 薄れていく
それなら 残りの時間 大切にして行こうよ
532名無しさん@秘密の花園:2011/11/09(水) 06:46:10.07 ID:ZYlkpPLG
>>531
乙!
全裸で待ってる。
533名無しさん@秘密の花園:2011/11/10(木) 11:53:01.40 ID:4EfOtm/J
EX買った
が、なんか選曲が微妙
無印人気曲で2に収録されなかった曲と、2の人気曲が入ってるのはよろしかった
が、新曲が少ないんだよなぁ
百合的においしい曲もあんま・・・
534名無しさん@秘密の花園:2011/11/10(木) 14:33:40.28 ID:Q60A2WTh
まあ、元々が仮題「2.5」で、extend...拡大、拡張だからね。
そう考えれば見合ってると思うよ
535名無しさん@秘密の花園:2011/11/10(木) 16:14:46.97 ID:hJ/x+4P/
特典DVDのオフレコがリンミクとそれに嫉妬するルカミクにしか見えない
いっそのこと二人でミク食べればいいのに、性的な意味で
536名無しさん@秘密の花園:2011/11/10(木) 19:15:57.57 ID:fBmbLGZv
やはりミクは総受けか
537名無しさん@秘密の花園:2011/11/10(木) 22:53:20.19 ID:iOFnxSWR
http://www.nicovideo.jp/watch/sm11748664?via=thumb_watch
寧ろ誘い受けだな。ミクさんは 
538名無しさん@秘密の花園:2011/11/11(金) 18:07:15.37 ID:acPwiH6Q
ハクさんのパープルゴシック可愛い
ルカさんのナギサ・レプカと並べたら、姫と女騎士って感じで妄想がヤバイ事になった

是非ドリーミーシアターでみたいものだ
この二人のカンタレラとか良さそう
539名無しさん@秘密の花園:2011/11/11(金) 19:45:24.74 ID:TOZVlOc/
>>538
それなんてウテナ?
540名無しさん@秘密の花園:2011/11/11(金) 22:30:42.34 ID:f390DmcB
相変わらずルームテーマのミク誕生日はストーカー部屋にしか見えない
遊びに行ったら、壁一面に自分のポスターやフィギュア、抱き枕等があったら貞操の危機を覚えるな
541478:2011/11/12(土) 11:36:37.50 ID:LnowJbD/
ニコニコに投稿しました。上のぐみくのSSように仲が良くても、別れはいつかやってくると思います。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm16147487
サビの部分が大幅に変更してあるので歌詞貼り直します。
(ミク)あと少しで 秋も終わるよ あと どれくらい君といられるの?
(GUMI)木の葉も落ち 冬越え 息吹く季節 その頃には別々の道

(ミク)今までの思い出
(GUMI)これからの不安
二人で分かち合える 時間もわずかだね

時間の流れは儚い 枯葉 落ちる瞬間 見ると
別れの時が 近づいてると 感じてしまうよ
さよなら 言えるかな

(GUMI)君に出会って いろいろあったね 泣いたり 笑ったり 語り尽くせないね
(ミク)明るい君と 少し地味な私 いつも 君の笑顔に助けられた

(GUMI)私も同じだよ
(ミク)互いに助け合った
その思い出忘れずに それぞれの道へ

歩き出したい でも君はいない日々
は寂しいよ だから 大切に して行こうよ
残りの日々 二人の思い出


542名無しさん@秘密の花園:2011/11/12(土) 21:28:46.33 ID:5FYxF2zD
>>538
念レス
543名無しさん@秘密の花園:2011/11/12(土) 22:40:03.22 ID:vkuN1Cq0
なんともザーメン臭がくっせースレだなwww
そのにおいで勃起してしまったぜw
544名無しさん@秘密の花園:2011/11/13(日) 17:22:34.52 ID:/fkqidZf
>>486
超GJ!
何この俺得SS。ミクもネル可愛いよ可愛過ぎるよ!
…ふぅ
545名無しさん@秘密の花園:2011/11/13(日) 17:51:26.96 ID:xY7hORYw
まったくだぜ
昨日の晩は3回も抜いちまったぜ
おかげで部屋中がザーメン臭でいっぱいだぜ
へへへw
546名無しさん@秘密の花園:2011/11/13(日) 18:42:01.34 ID:YrsKmjxk
AHS組は性に疎そうだな。
547名無しさん@秘密の花園:2011/11/13(日) 20:38:17.52 ID:vjOamBBk
なんてったって悪の秘密組織ですからね
548名無しさん@秘密の花園:2011/11/14(月) 08:01:48.60 ID:EhA/aDZG
>>547
えっ
なにそれこわい
549名無しさん@秘密の花園:2011/11/14(月) 09:38:39.16 ID:dJo8wvPx
A悪のH秘密S組織
550名無しさん@秘密の花園:2011/11/14(月) 21:32:55.18 ID:Hj9wuQso
悪のH組織だって!?
551名無しさん@秘密の花園:2011/11/14(月) 22:27:42.92 ID:8HLU4ZuK
ハクさんの秘蜜がどうしたって?
552名無しさん@秘密の花園:2011/11/15(火) 23:18:45.77 ID:RfRqxXX9
深刻なネギトロ不足が発生しました
深刻なネg…
553名無しさん@秘密の花園:2011/11/16(水) 15:58:02.54 ID:0vovFB6v
今回もルカと服交換がなかったために、ヤンデレルカに追い詰められるミク
554名無しさん@秘密の花園:2011/11/17(木) 20:32:20.44 ID:0uQlIx3x
ちょっと思いついたのでネギトロSSS

本を読んでるルカにアタックするミク
某プラ○ネテスのパロ

++++++++++++++++++++++++


ミク「ルカー、ねぇねぇ本ばっかり読んでないでよ。そうだ、しりとりしよう!しりとりの り!」
ルカ「……」(無視)
ミク「しりとりの り!」(大声)
ルカ「…りんご」
ミク「ごりら」
ルカ「ラッパ」
ミク「パンツ」
ルカ「積み木」
ミク「きっす」
ルカ「すいか」
ミク「かまってほしいな〜」
ルカ「茄子」
ミク「好き(ハート)」
ルカ「基地」
ミク「チュー!はじめてのちゅ〜、君とちゅう♪」
ルカ「うっとおしい」
ミク「嫌よ嫌よも好きのうち〜」
ルカ「チョコ」
ミク「子作りを今すぐにでも始めませんか!」
ルカ「髪の毛」

ミク(キタ――(゚∀゚)――!!)

ミク「けけけ、結婚しよう!!!」
ルカ「うん、とでもいうと思ったの?」
ミク「がーん」
ルカ「ふふっ」

+++++++++++++++++++++++++

終わりー

嫌がってるようでも実はミクが大好きなルカさん
555名無しさん@秘密の花園:2011/11/17(木) 21:14:24.69 ID:Nuqv/rKQ
デレデレミクもこんなルカさんもかわいいー!
556名無しさん@秘密の花園:2011/11/18(金) 19:39:02.81 ID:3b51j9bE
>>554
ワラタwwwww
なんだこのミクさんwテラ変態wwww
557名無しさん@秘密の花園:2011/11/18(金) 22:03:08.41 ID:HTG9fs0O
ミクさんは絶対髪の毛大好きだよね あんなに髪のばしてるんだから、人の
髪の毛いじるのも自分のをいじられるのも好きに決まっている
ルカと自分のを三つ編みでつなげたり、リンのリボンの位置直したり、Lilyを後ろから
ぎゅってしてうなじに顔をうめてハスハスしたりしてるに違いない
で、そんな光景を見て「僕ものばしてみようかなあ」とか言って癖っ毛を
気にしだすGUMI そんな時ミクさんがGUMIの前髪にキスをして癖っ毛を指で
くるくるまいたりしつつ耳元で囁きかける
「GUMIちゃんはそのままでもすごく可愛いよ」

こんなのどなたかやってくださいお願いします
558名無しさん@秘密の花園:2011/11/18(金) 23:57:16.92 ID:DYmDrXW9
いや、それだけ妄想できる>>557が書くべきではあるまいか。
559名無しさん@秘密の花園:2011/11/19(土) 09:54:44.82 ID:s3DDDAs1
誰かリンネルって雑誌知らない?
560名無しさん@秘密の花園:2011/11/19(土) 10:16:23.18 ID:TdkkNqSM
リンと寝る?
561名無しさん@秘密の花園:2011/11/19(土) 16:57:00.82 ID:OHVqHakB
つまりこういうことだな↓


ネル姉は格ゲーが下手だ。

<ケーオー!!ティセウィン!!

「うがぁああ、また負けた!」
「ネル姉弱すぎぃ」

その癖すぐ意地になる。

「にゃぁあああ!!リン、もう一回だよ!もう一回!!」
「はいはい。ハンデは・・」
「そんなもんいるか!」

そして無駄に正々堂々勝負をしたがる。

「次は絶対勝つ、絶対殺してやる‥」
「無理だと思うよぉ」

<ラウンドワン!ファイッ!!

そして何度戦っても、やっぱりネル姉は格ゲーが下手だ。

<イッキマスヨー!エェイソーレトオソウジマスウーンヤー!

手加減が出来ない私も悪いっちゃ悪いのだろうが、
それを差し引いてもネル姉は弱い。そしてまるで成長する様子がない。

「あー!あー!ああぁー!」
「ネル姉うっさい」

いいかげん昇竜拳コマンドくらいは覚えて欲しい。

<ケーオー!!ティセウィン!

「だぁぁぁ!!勝てねぇええ!!」
「だから言ったじゃない。ネル姉こういうゲーム向いてないよ」
「煩い!ああもうムカツク!!信じられない!!」

そして意地が切れるのも異様に早い。

「もう飽きた、寝る!!」

そう言ってはすぐ寝室に不貞寝しに行ってしまう。

「ふぅ‥まったくネル姉はぁ」

自分から勝負をしかけてきたというのに、一方的にキレて出ていくなんて自分勝手だ。
相手をしていると正直凄く疲れる。
562名無しさん@秘密の花園:2011/11/19(土) 16:58:55.88 ID:OHVqHakB
「まぁいいや。私はもうちょっとやってから寝よう」

ネル姉と違ってCPU相手の勝負は楽だ。
勝っても文句とか言わないし。

「次はどのキャラでクリアを目指そうかな‥」

とか思っていると、突然部屋の襖が開いて、

「いつまでゲームやってんの、リン!あんたも寝るよ!」

不貞寝しに行ったはずのネル姉がずかずかと部屋に入り込んできて、突然そんなこと言ってくる。

「寝に行ったんじゃなかったの、ネル姉?」
「何行ってんの、リンが来てくれなきゃ私が一人で寝れる訳ないでしょ!」

・・・・・・・。
ネル姉は偶にこういう恥ずかしいセリフを平気で言ってくる。
こういう時、私は何と返したらいいか分からずに困るしかない。

「いや、だってほら、リンが来ないと電気も消せないし‥」

そして、そういうセリフを言ってしまった後に、勝手に恥ずかしくなって下手な言い訳で取り繕う。
正直、いろいろ台無しだと思う。

そこはもうちょっと攻めて来いよ!とかマジで思う。

「はぁ‥」
「な、何よその如何にもな溜息は?」

何だか色々とバカらしく思えて来ただけです、ネル姉。

「いいからほら!ちゃっちゃと寝るよ!もう夜遅いし!」
「はいはい」

本当にネル姉は自分勝手な人だ。

「それにほら、アレとかまだだしさ。お、お休みのチューとか‥」
「タマにはネル姉からして欲しいなー」
「な、何で私が!恥ずかしいじゃん!」
「なにそれ、ネル姉自分勝手ー」

ああ、本当に。


Fin.

軽く小ネタ書くつもりが、けっこう長くなってしまった。
563名無しさん@秘密の花園:2011/11/19(土) 18:10:28.36 ID:rFXPlj4t
GJ!
ツンデレかわいいよツンデレ
564名無しさん@秘密の花園:2011/11/19(土) 19:10:21.70 ID:rQgHtYml
グググGJ!
そのまま夜の遊戯に突入ですね分かります
565名無しさん@秘密の花園:2011/11/21(月) 14:45:00.56 ID:OK+rtpBe
>>562
GJすぎるw
続き希望





リンネルって雑誌があってそのタイトル見て色々妄想してしまったんだ
確かファッションか女性誌みたいな感じだったかな?
566名無しさん@秘密の花園:2011/11/21(月) 22:59:06.51 ID:uZq38uni
リンネルって聞いて一瞬ガスコンロが思い浮かんだ。

・・・リンナイだった。
567名無しさん@秘密の花園:2011/11/22(火) 08:16:21.12 ID:Jw8HSosq
>>566
朝から笑かすなやww
568変態女マスター ◆3CBz1Q6eUlHL :2011/11/25(金) 12:55:54.49 ID:rg7LbDqB
お久しぶりです。
>>533のレスをお借りして、
ヤンデレは3-716でチラッと書いているので、趣向を変えたハードロックなクールカさんを。

以下ネギトロで2レスいただきます。
569ハードロックとコスプレミク ◆3CBz1Q6eUlHL :2011/11/25(金) 14:01:03.43 ID:9Dj6lA3Q
 面倒な用事がやっと終わり、最初に想定していたよりずっと長い時間の拘束にへとへとになりなが
らも、同じくらいの解放感もあって、わたしは大好きな人の顔を見るために彼女の部屋へと駆け出していた。
「ルカちゃーん? いるー?」
570ハードロックとコスプレミク:2011/11/25(金) 14:02:45.73 ID:9Dj6lA3Q
 ノックをしてからドアの内側に呼び掛けてみたけれど返事はなく、そっと覗いてみても、物の少な
い部屋にやわらかな桃色を見つけることはできなかった。
「入るよー?」
 一応一声かけてから室内に足を踏み入れると、整理整頓の行き届いた部屋の綺麗に整えられたベッ
ドの上にいい加減に放り出されたルカちゃんの“抜け殻”を見つける。
571ハードロックとコスプレミク:2011/11/25(金) 14:06:48.45 ID:9Dj6lA3Q
 ルカちゃんがこんな風に衣装をハンガーにもかけずに脱ぎっぱなしなのは珍しいから、よっぽど急
いでたんだと思う。
 もしかしたら、わたしと入れ違いで呼ばれていったのかもしれない。もしそうなら長いだろうな、
とため息が漏れる。
 とりあえず、目の前の服をシワにならないように畳んでおいてあげようと手を伸ばして、ひらめいた。
「一回着てみたかったんだよね」
572ハードロックとコスプレミク 忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/11/25(金) 14:13:08.31 ID:9Dj6lA3Q
 リンちゃんやお姉ちゃんのデフォルトの衣装は、全く同じものではないにしろ、よく似せたわたし
専用のものがわざわざ用意されている。最近また衣装が増えたけど、何故かルカちゃんのだけない。
 S ○ G A 仕 事 し ろ !
 って心のなかで思っていたり、思ってなかったり。ルカちゃんのミクモジュールでもいいんだけど。
 そんなことを考えながら邪魔なツインテールをほどき、苦労して透ける素材のアンダーウェアと上
着を身に付けることに成功し、スカートをはいてベルトを通した。
 アクセサリを身に付けて、姿見の前に立ってみる。そこには間違いなく巡音ルカ──のコスプレを
した初音ミクが映っていた。
 身体のラインを強調してみせる衣装は、わたしには少し大きくて、ザンネンな感じになっている。主に丈とか、胸囲とか……。
 ヘッドフォンは見当たらない。棚の上やベッドの向こう側を探してうろうろとしていると、あるこ
とに気付いた。

──あ。ルカちゃんの匂いがする。

 これは、まずいかもしれない。
 立ちすくみ、座り込む。
 ベッドに背中を預けて、いそいそとアームカバーを身に付けて、それに顔をうずめて、床の上で自
分をぎゅっと強く抱くように蹲る。
 まるでルカちゃんに抱き締められているようだった。
 腕の中にあるぬくもりは自分のものだともちろんわかっていたけれど、どうしようもなく身体の真
ん中が、心が、ルカちゃんに満たされて熱くなる。
573ハードロックとコスプレミク 忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/11/25(金) 14:18:40.95 ID:9Dj6lA3Q
 居心地の良さに少しだけまどろんで、どれだけそうしていたんだろう。
 そして、ドアノブの回る音に覚醒して、飛び起きた。
 慌てふためく時間もなく、棒立ちのまま部屋の主に見つかる。
「ミク?」
「……!」
 ルカちゃんが留守の間にわたしが部屋に許可なくいることは結構しょっちゅうだし、そんな細かい
ことを気にするルカちゃんじゃない。まぁ、普段はいるだけ、だけど。
574ハードロックとコスプレミク 忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/11/25(金) 14:21:26.99 ID:9Dj6lA3Q
 問題は、ルカちゃんの服を着てベッドの傍であわあわしているわたしと、床には脱ぎ捨てられたわ
たしの服と。言い逃れはできない。
 相貌を見開いて刹那だけ驚きを表した彼女は、僅かに首を傾げた。
 ルカちゃんはあんまりプライベートな感情を表に出さない。対して嘘が全くつけないくらいに全部
顔と行動に出てしまうわたしとで、足して二で割れば丁度いいのにとマスターがよく茶化して言う。
575ハードロックとコスプレミク 忍法帖【Lv=1,xxxP】 :2011/11/25(金) 14:22:22.10 ID:rg7LbDqB
「何してるの?」
 形のいい薄い唇からこぼれた声はいつもよりもさらに掠れていて、疑問系ではあったけれど、静か
に責めているような響きを含む。
「え、っと、ほら、……衣装にルカスタイルがあったらどんな感じかな、って、思って……」
 わたしの声は少しずつ小さくなり、最後の方は相手の耳に届いていなかったかもしれない。
「そう」
576ハードロックとコスプレミク 忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/11/25(金) 15:41:25.96 ID:9Dj6lA3Q
 ルカちゃんは無表情になると、途端にその青い瞳はとても冷たい印象になる。
 基本がポーカーフェイスなルカちゃんは、それでも、わたしといるときはちゃんと見ていないと見
逃してしまいそうなくらい微かにだけど確かによく笑うし、ふざけたり、拗ねてみせたりもする。
 舞台の上での曲や歌詞に合わせて季節や空のように綺麗に移り変わる表情とは違うそれを見ること
は、わたしだけの特権だという自負があるけれども、時折見せる無表情に急に不安になる。
 今のルカちゃんはハードロックと呼ばれている衣装に着替えていて、白い肌を引き立てる黒は大人
っぽくてとても似合っているけれど、厳しい印象や威圧感もぐっと増してしまっている。
 ちょっと笑ってくれればいいのに。似合わないとか、サイズがあっていないとか、笑い飛ばしてくれれば。
 怒った? 呆れた? ねぇ……。
 上目遣いでそっと伺ったルカちゃんは、相変わらず顔のパーツを微動だにさせずに、数歩の距離を
縮めてわたしに手を伸ばした。
 思わず、両目をぎゅっと瞑って首を竦める。
577ハードロックとコスプレミク 忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/11/25(金) 15:42:38.22 ID:9Dj6lA3Q
 ルカちゃんの指がわたしの髪をすくい、すべって、肩に落ちる。
「なんだか、へんな感じね」
 そうっと目を開けて、襟元のアクセサリを撫でているルカちゃんの顔を覗きこむ。
「鏡を見ているような、ミクじゃないような……」
 言葉を一語ずつ探しているような話し方。ほんの少し下がった眉。
 ああ、わかった。わたしの知らなかった新しい表情。見慣れない光景を不思議がっていたんだ。
 思いきって訊いてみる。
「ねぇ、かわいい?」
「ええ、ミクはいつだって世界で一番可愛いわよ」
 そうしてやっと、恥ずかしい台詞と一緒に、わたしが見たかったカスミソウが咲くような笑みをこぼす。



「ルカちゃんもわたしの着てみるー?」
「え、私?」
「いいから、いいから」


「ミク、ちょっと、これ……」
「んー……」
「キツいの、だけれど」
「予想はしてたけど、想像以上だね」
 いろいろと収まらなくて溢れてしまっている様子は、ちょっとアブナイ雰囲気すら醸し出している。
 これ以上はわたしから言うことはありません。こんなルカちゃんの表情も、わたしだけが見ることができる特別だから──。
578 忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/11/25(金) 15:44:51.06 ID:9Dj6lA3Q
忍法帳め……

2レスどころじゃなく、すみません。スレ汚し失礼いたしました……
579名無しさん@秘密の花園:2011/11/25(金) 16:55:11.28 ID:HSXEuioZ
乙〜!
クールなルカ様かわいいー
580名無しさん@秘密の花園:2011/11/25(金) 19:21:01.19 ID:ZbBrrcz2
服取り替えっこキタ━━(゚∀゚)━━!!
GJGJ!
581 ◆6m6FGrAhpA :2011/11/26(土) 17:26:45.89 ID:gIfuUApl
ハードロックなルカ様に続いて、可愛すぎるルカちゃんどうでしょう。
ってことで、初起動時に問題が起きたルカちゃんの話、ミクさん視点です。相変わらずエロは絶無です。
ミクルカの積もりだったのですが、書き終わってみると何だかよく解らない物に。


『未成熟なココロ』

「巡音ルカちゃんを導入しようと思います」
「なんで今頃? ルカさん発売から何年経った?」

マスターが厳かに宣言した夕食後。リンちゃんのツッコミが炸裂した。

「だってだって。ミクちゃんリンちゃん迎えるのに貯金使い果たしたし……貯まるまで今までかかったんだもん」
「貧乏……」
「うう、リンちゃんひどいよう」
「あ、いじけちゃった」
「リンちゃん。これ、一応マスターなんだからさ」

私も姉として、妹のしたことはフォローしておく必要があるよね。
しゃがんで床に"の"の字書いてるマスターに近づくと。

「いいよ、ルカちゃんに慰めてもらうから。膝枕してもらったり、豊かな胸に顔埋めてそのままあーしてこーして」

マスターがすっかりダメな人になっちゃってた。
そっち系の人じゃないかと、うすうす感じてはいたけど。

「ミク姉……」
「リンちゃん、ルカさんをこの変態さんから全力で護ろうね」
「うん!」

----

本日、とうとうルカさん到着!
届いたルカさんをマスターが起動しようと悪戦苦闘中です。
3人目なのにね。リンちゃんの時には、すぐに起動してたけど。
私の時はどうだったんだろう?

「まだかなー!」

リンちゃんは朝からテンションMax。そんなに楽しみだったんだね。
もちろん私もだけど。色んな歌、一緒に歌いたいな。
建前はそれとして、「あの」大きさの秘密は是非伺いたい!
582 ◆6m6FGrAhpA :2011/11/26(土) 17:27:24.28 ID:gIfuUApl

あれ? マスター青い顔して。どうしたんだろう?

「ミクちゃん、リンちゃん。お願い」
「まだルカさん起動しないの?」
「ちょっと問題が。私の手に負えないの」

そんな。せっかくうちに来たのに?
リンちゃんも不安そうにしてる。とにかく見てみなきゃ。

マスターの部屋に入ってみると、ベビーピンクの髪が目に飛び込んできた。
あれ? ちゃんと起動しているじゃない。でも、なんか違和感が?
笑顔が可愛いけど、ルカさんって、こんなに無邪気に笑うの?
いけない、初対面なのに。挨拶しなきゃ。

「はじめましてルカさん。初音ミクで…」
「わーい! みくちゃんだー!」

え? 今の、ルカさんが言ったの?

「何騒いでるの? なんだ、心配することなかったじゃない。はじめまして。リンだよ」
「あっー! りんちゃんもいるー!」
「ちょっとー?!」

ルカさんがリンちゃんに抱き着いて、というか背が高いから、抱き上げられちゃってるけど。
にしたって、容姿にぜんぜん似合わない言動で、まるで幼女のような?

「りんちゃんすゅきー」
「もう、ルカちゃんってば甘えんぼだね」

リンちゃんは半ば諦めて甘えられてるね。
背の高いルカちゃんが (ルカさんって感じじゃあないよね)、ちっちゃいリンちゃん抱っこして甘えてる図って、なんか不思議な感じ。

「る、ルカちゃん、んぐ、苦しいから」

時々抱きしめられて、豊満な胸の膨らみで窒息しそうになったりしてるのはご愛敬。

「羨まし……。いや、なんでこんなことに?」
「マスター、何か間違ってない? 余計なことしてない?」
「え? 何もしてないよう!」

素人の「何もしてない」ほど、当てにならないものはないよね。
とにかく、パラメータ調べないと。うん、無線接続はできる。
閉じたまぶたの裏に、ルカちゃんの情報が流れていく。
あー、そういうことかぁ。

「ミクちゃん? いったい何のプレイ? すっごく萌えるんだけど!」
「プレイって……。内部情報を読みとっているだけですってば」
「ミク姉、ルカちゃんの様子が……」

え? ルカちゃん、顔真っ赤?!
こんなことで不具合起こるわけ? 何か重大な問題が? とにかく接続終了!
583 ◆6m6FGrAhpA :2011/11/26(土) 17:28:22.31 ID:gIfuUApl

「ルカちゃん? 大丈夫?」
「みくちゃん、こころのぞかないでぇ。はずかしいよぉ」

不具合じゃない……のね。
でもなんなの? この萌えの塊は!

「萌え過ぎて一瞬気が遠くなったわ。で、何かわかったの?」
「あ、パラメータが変で、精神年齢が3歳になっちゃってるんだけど」
「えー? そ、そうなんだー」

マスター目が泳いでるね。やっぱりなんかしたな。

「で、何したの? お姉さん怒らないから言ってごらんなさい」
「あの、私はミクちゃんのマスターなんだけど……」

まだ、とぼける? もう一押しかな。

「お、こ、ら、な、い、か、ら」
「あー。あのね、女王様より可愛いほうがいいかなぁって……設定をいじったの」
「だからって3歳はないでしょ!」
「ゴメン。直せる?」
「できるけど……このほうが萌えるかなー、とか?」

このルカちゃん、捨てがたいよね! 可愛いよね! 萌えるよね!
私も変態さんの仲間入りかも。けど、言わずにはいられないのですよ!

「……初音屋、お主もワルよのう」
「いえいえ、お代官様ほどでは」

交渉成立しました。

「マスターもミク姉も馬鹿言ってないでさー。ルカちゃんが不思議がってるよー」
「あーゴメンゴメン。ルカちゃん、改めて、よろしくね」
「はーい。ますたーもみくちゃんもりんちゃんもだーいしゅき!」

ルカちゃん可愛すぎ! もう私も変態さんでいいです!

----

「ルカちゃん、お風呂一緒に入ろ! 髪洗ってあげるよ」
「うん、はいるー」

あ、先越されたなー。私も一緒に入るにはバスルームちょっと狭いし。

「リンちゃんずるい! 昨日もルカちゃんと入ったじゃない!」
「知りませーん。早い者勝ちだよー」
「もう。じゃあルカちゃん、今夜は私と一緒に寝ようね」

遅いよ、マスター。

「みくちゃんとねるって、もうやくそくしてるの」
「ずるい……」

毎日々々、心だけロリなルカちゃんの争奪戦は続くのでした。


以上です。ルカちゃん総受けというか、総愛され?
584名無しさん@秘密の花園:2011/11/26(土) 19:31:55.50 ID:vNCQtUJR
テラバロスwwwww
だめだこいつら早くなんとかしないと…
585名無しさん@秘密の花園:2011/11/27(日) 00:22:26.09 ID:75IZArin
GJ!
ほのぼのとしてていいなあw
586名無しさん@秘密の花園:2011/11/27(日) 00:38:51.39 ID:7RK9qhOi
GJ!!
こんなルカさんもありだな!
587名無しさん@秘密の花園:2011/11/29(火) 23:15:04.08 ID:eazzk4FF
萌え死んだwww
やだこの家族可愛い!4人でいちゃいちゃしたらいいよ!!
もっと読みたいです先生><
588 ◆6m6FGrAhpA :2011/12/01(木) 22:19:17.85 ID:kQ1OZopi
>>581のルカちゃんが日記をつけ始めたようです。


○月○日
マスターさんにすすめられて、につきをつけることにしました
なにかこうかな

○月○日
きょうはミクちゃんがごはんをつくるんだって
リンちゃんはネギだらけいやー!
といってたけど、わたしはおいしいとおもう
でも、まぐろもたべたい

○月○日
わたしのおっぱいはおおきいのに、みんなはなぜちいさいの?
とミクちゃんにきいた
とってもまじめなかおで
ひみつなの! とおしえてくれなかった
へんなの

○月○日
マスターとリンちゃんが、どちらがわたしとおふろにはいるかでまたケンカした
ケンカするならひとりではいる!
といったら、ふたりともないてあやまった
なくぐらいならケンカしなければいいのに

○月○日
いつもケンカになるので
おふろとねるのはじゅんばんに、ということになった
きょうはマスターといっしょにねるの
マスターにくすぐったいから、あんまりおっぱいさわらないでね
といったら、ミクちゃんリンちゃんがすごいおこってた
なんで?

○月○日
あさからミクちゃんリンちゃんがやってきて
マスターになにもされなかった? ってきくの
マスターしんようないんだね
そうだ、おきたときパジャマのボタンがはずれてたけど
なんでだろう?

○月○日
きょうもマスターがわたしのおっぱい、さわったかどうかでもめてる
いじめられてるマスターがかわいそうになってきたので
ミクちゃんもリンちゃんも、さわっていいよ
といったら、ふたりとも はなぢふいた
きちゃない

○月○日
おっぱいさわっていいなんていっちゃダメってしかられた
さわっていいのはマスターとミクちゃんとリンちゃんだけだよ
といったら、それでもダメ!っていわれたけど
みんな、なんだかうれしそうだった
ゆうごはんは、おおとろのおさしみがいっぱいだった
やっぱりおおとろはおいしいね


以上です。ルカちゃんの貞操が危ないような、大丈夫なようなw
589名無しさん@秘密の花園:2011/12/02(金) 08:52:59.24 ID:0TjdSlm3
乙です!鼻血ふいたw
590名無しさん@秘密の花園:2011/12/05(月) 17:34:20.45 ID:UpWzRx64
ゆかりさんは総受けっぽいな。なんかM属性ありそうな雰囲気。
テトさんあたりにテトり足取り教えてもらえばいいと思う。
591名無しさん@秘密の花園:2011/12/05(月) 21:02:22.60 ID:0fp3C9bx
正直なとこ、増えすぎて把握しきれなくなってきたw
592 ◆6m6FGrAhpA :2011/12/13(火) 23:03:11.44 ID:tJz5ZOiG
連投すみません。>>581>>588の続きです。
心だけロリだったルカちゃんが大人に戻ります。
ジャンルは更によく分からないものになってしまいました。
ミク視線なのでミクルカのような、そうでもないような。
593 ◆6m6FGrAhpA :2011/12/13(火) 23:03:50.13 ID:tJz5ZOiG

『未成熟なココロと未熟なココロ』

「ルカちゃん? もう眠いの?」
「ん……」

そんなに遅い時間じゃないけど、すでに眠そうなルカちゃん。
カラダは大人なのに。やっぱり心に影響されるのかな。

「寝よっか?」
「うん……。ミクちゃんとねるぅ」

今夜はルカちゃんと一緒に寝る日だもんね。

「あー、ルカちゃんと寝られないと寂しい。そうだリンちゃん! 私と一緒に!」
「やだ」
「新しいお洋服とか買ってあげる! お菓子も食べ放題!」
「それで釣れると思われてるのがムカつく!!」

漫才始めたマスターとリンちゃんは放っておこうね、うん。

あ、断っておくけど。
一緒のベッドでおしゃべりしたり、おねむになったら子守唄歌ってあげたりするだけ。
いけないことはしないよ。幼い心を傷つけちゃったら大変だもの。

……すみません、カッコつけました。今現在、そうは言っていられない状況です。
すでに寝入ったルカちゃんのおっぱいが、パジャマ越しに物凄く存在感を主張しているのです。
普段からして、「きついのが嫌」ってブラつけないんですよ、ルカちゃんってば!
あんなにおっきいのに! それでも垂れないおっぱいすげぇ! 日本の技術力パネェ!

……すみません、興奮してしまいました。
お子様だから仕方ないのかもしれないけど、見せ付けられてるこっちの身にもなってほしいところです。

「うーん、みくちゃーん……」
「え! ちょ!」

ルカちゃんに抱きつかれて、む、胸が目の前に! ものすごいいい匂いとかするし!
えーとえーと。なんでこんなドキドキするのよ!
自分の息の荒さが鼻腔に妙に強く感じて、自分の身体じゃないみたい。
あれ。ルカちゃんも息が荒くなってる。なんで?

「ルカちゃん? 大丈夫?」
「ミクちゃん……なんか、なんかへんなの……」

ルカちゃんは心を覗かれるって嫌がるけど、ゴメン、今は!

……なにこれ? メモリを圧迫するほどの大量のエラーログ?
なんでこんな!
あ、これって?

私のせい……。

はやく! はやく! ルカちゃんのデータを訂正しないと!
だめだ、私の処理速度じゃ追いつかない、他の機能停止するしかないね。
私が再起動できなくなるかもしれないけど、ルカちゃんを直してあげなきゃ。
必ず、必ず直してあげるからね。
気が遠くなってきた、でも。大丈夫。ルカちゃんはこれでなお……る……。
594 ◆6m6FGrAhpA :2011/12/13(火) 23:04:33.38 ID:tJz5ZOiG

----

誰かが、私頭をなでている。
あったかいな。
いい匂いに包まれて。これは? ルカちゃんの匂い。

あれ、私?

「ミクちゃん? 気がついた?」
「ルカちゃん……」

ルカちゃんに膝枕されているのを頭が理解するまで、しばらくかかっちゃった。

「ほんと、無茶して。貴女は機能停止一歩手前だったのよ。マスターもリンちゃんも泣いてたわ」
「ルカちゃんは? なんともない?」
「ええ。貴女のおかげでね」

幼女のような感じはもうまったくない。大人の女性ってやつね、よかった。本当に直ったんだね。

「ミク姉ぇー!」
「みくちゃーん!」

あーあ、マスターもリンちゃんも、真っ赤な泣き腫らした目して。

「やだよーミク姉死んじゃったら私も死ぬー!」
「ルカちゃんの不具合は私のせいだったんだもの」
「ルカちゃんいないのも嫌! ミク姉いないのも嫌だよ!」
「ゴメン。こんなこと、もうしないから」

そうだ、私が一番謝らなきゃいけないのはルカちゃんだよ。
起き上がろうとしたけど、ルカちゃんに推し留められちゃった。まだ寝てなさいって。
膝枕してもらってる状態で謝罪するって難易度高過ぎだよ。

「ごめんなさい、ルカちゃん。苦しい思いさせちゃって」
「ミクちゃんのせいじゃないわ。私が馬鹿なことしたばっかりに。二人を危ない状態にしちゃって」
「いえ、マスターは直すよう言っていました。私が余計なことを言わなければ」
「気にしないで下さい。ボーカロイドが経験しようもない子供時代があったようなものです。けっこう貴重ですよ」

ホントに、ルカちゃんにはいくら謝罪しても足りないのに。
でも、笑って許してくれたの。優しいな。ルカちゃんって。
595 ◆6m6FGrAhpA :2011/12/13(火) 23:05:35.58 ID:tJz5ZOiG

----

「結局、何が不具合起こしてたの? 精神年齢低くなってるだけで?」
「それが直接の原因ってわけじゃないんだけど……」

リンちゃんの問いに、ルカちゃんが答えにくそうにしてる。
大人でも頬赤らめてめっちゃ可愛い!
年齢関係なく、ルカちゃんってこんなに可愛いんだね。

「何々? そんな恥ずかしいこと?」
「そうなの? ぜひ聞きたいわ。ミクちゃんはログ見たんでしょ?」
「無我夢中で内容覚えてないの。ルカちゃん、教えて?」
「え、とですね」

聞いた理由は、なるほど恥ずかしかった。

「性的なことを3歳の精神が理解できなかったからエラー……」
「私ルカちゃんにそんなことしてないよ! マスター?」
「私は無実よ!」

ねえ、なんでみんな私のこと見るの?

「わ、私もそんなことしてないよ!」
「いえ、誰も何もしてないですよ」

えーと。よくわかんないだけど。マスターもリンちゃんも首傾げてるし。

「好きな人に触れてもらえるって、とっても幸せなことじゃないですか?」
「?」
「だから。私は、マスターもミクちゃんもリンちゃんも大好きで」

それ、ロリルカちゃんだったときも聞いたけど?
でも、大人ルカちゃんに言われるとちょっと恥ずかしいかな。
と、思っているところに、とんでもない事をルカちゃんは言い出した。

「ああ、大好きと言うのは。性的な意味でです」
「え?」
「は?」
「へ?」
「大好きな人と、お風呂やベッドを共にしたら。こういうこと、したくなりますよね?」

ルカちゃんは、唖然とする3人の唇を奪っていった。
ねぇ。最初っから舌入れるのはどうかと思うよ……。
596 ◆6m6FGrAhpA :2011/12/13(火) 23:06:11.12 ID:tJz5ZOiG

----

「リンちゃん、お風呂一緒に入りましょう! 全身すみずみまで洗ってあげる!」
「る、ルカちゃん! そんな大きな声で……。うん、入る……」

顔中真っ赤にして、リンちゃんは連れられて行った。
なにやらバスルームから聞こえてくるんですが。可愛らしくも悩ましい声が。

「マスター、これで良かったのかな?」
「えーと、とにかく。ミクちゃん、私は寝るから」
「逃げるの? 末代まで呪ってあげようか?」
「ルカちゃん激しいんだから! 二晩連続なんて無理!」

逃げられた。今夜は私かー。
でも。身体が疼いてるのは気のせいじゃないだろうし。
そうだ。たまには逆襲するのもいいかな。楽しみになってきたね。
早く来てね、ルカちゃん!


以上です、ルカさんが妙に絶倫になってしまいましたw
597名無しさん@秘密の花園:2011/12/13(火) 23:58:04.79 ID:Lz+NaeN+
ルカちゃんがルカ様に...これはエロパートが見たくなるわっふるわっふる
598名無しさん@秘密の花園:2011/12/14(水) 16:29:53.68 ID:HMN30W4m
これは可愛い
599名無しさん@秘密の花園:2011/12/18(日) 02:04:49.40 ID:D7tW7+nv
いい!じつにいい!GJでした!
600 ◆6m6FGrAhpA :2011/12/22(木) 20:54:51.87 ID:OXnYWmwB
四連投はどうかと思ったんですが、書けてしまったもので。
>>596のお風呂の模様を書いてみました。
ルカリンで微エロぐらいでしょうか、たいしたことないですけど。
ただ、リンちゃんがお漏らsh(ry

『バスルームの天使』

「さ、リンちゃん。脱がせてあげる」
「いい! 自分で脱ぐから!」

あら残念。
でも、凄い勢いで脱ぎ棄てていく図も可愛くて良いわね。

「先入ってる!」

逃げるようにバスルームに飛び込むリンちゃん。
もう! なんて可愛いお尻! リンちゃんマジ天使!
もう我慢出来ない! 私もさっさと入りましょう!
いえ、待って私。相手は14才の女の子、優しく、優しくね。

私が入って行くと。
リンちゃんは湯舟に沈んで、こっちを見ないようにしてる。
もう、やること全てが可愛いわ。

「リンちゃん、こっち見て」
「! ルカちゃん! 前隠してよ!」

あらあら。私はリンちゃんに見て欲しいのに。

「私の心が子供だった時は何度も一緒に入ったじゃない」
「そ、そうだけど」

恐る恐るって感じで振り返るリンちゃん。ちょっと緊張し過ぎね。

「ほーら、セクシーポーズ!」
「……プッ、何それー!」

やっと笑ってくれたわね。リンちゃんは笑顔でないとね。

「ルカちゃん!? 入るの? 私洗ってるから!」
「待って。一緒に入りましょうよ」
「バスタブ狭いしー! あー! ルカちゃんおっぱい押し付けないでぇー!」

捕まえた。もう離さないわよ。
んー、でも。羽交い絞めみたいで色気が足りないわね。

「ルカちゃん、ちょっと離してよ」
「逃げちゃ嫌よ?」
「逃げないから……。この方がいい……」

離してあげると、リンちゃんは向き直って私の胸にしがみついてきてくれたの。
素敵。すべすべの肌。柔らかい、けれどしっかりした抱き心地が最高。
リンちゃんはちょっと太り気味だと気にするけれど、ミクちゃんが痩せ過ぎなのよ。
比較対象が間違っているわ。マスターの身体については……、No comment.

「いつまでもこうしていたいけど、二人共のぼせちゃうわね。さ、洗ってあげるわ」
「……うん」

ボディソープ手にとって、しっかりあわ立ててっと。
601 ◆6m6FGrAhpA :2011/12/22(木) 20:55:55.34 ID:OXnYWmwB
「え、スポンジとかじゃなくて、手で?」
「そのほうが肌にいいのよ」
「そ、それは知ってるけど! え、えーと。お、お願いします……」

ふふ、観念したようね。

「あ、んんっ」

私の掌が肌を滑るたび、押し殺した声を立てるリンちゃん可愛すぎ。
さぁ。いつまで我慢できるかしら?

「ミク姉やマスターにもこんなことしてるの?」
「私の愛は無限大ですから!」
「ルカちゃん! そこはいい、自分でするから! あああっ」
「ダメよー。女の子の大事なとこは清潔にしとかなきゃ」
「でも、だめ! 待ってー!」

待てません。もっと感じて! リンちゃん!
リンちゃんの身体がガクガクと震えだし、逝っちゃうのかしらと思ったけど。
それは、とんでもない私の勘違いで。
直後、リンちゃんから熱い液体がほとばしってしまった。
あー……。泣き出しちゃった。泣かせたいんじゃないのに……。

「ぐす、ごめんなさい、ルカちゃん……」
「貴女のせいじゃないわ、私が調子に乗りすぎたのよ。私のほうこそごめんなさい」

今度はそっと洗い流してあげたわ。

「先に出る」
「そう……」

今は止めるべきじゃないと判断し、リンちゃんを見送る。
はぁ、とんでもない失敗ね。
あれ、戻ってきた?

「ルカちゃん、私のこと嫌いにならない?」
「そんなこと、ある筈ないでしょ。愛してるわ」
「……ありがとう」
「明日も私と一緒に入ってくれる?」
「うん。おやすみ!」

可愛いリンちゃん。もう泣かせたりはしないから。絶対に。

----

「リンちゃんおやすみー」
「あ、ミク姉。今夜ルカちゃんと一緒に寝るの?」
「えへへ」
「そう。先におトイレ行っといた方がいいよ」
「はいいー!?」

異常です、もとい以上です。ルカさんは相も変わらず絶倫なようですw
602名無しさん@秘密の花園:2011/12/23(金) 00:55:58.67 ID:EQCfVsJU
乙です!
リンちゃんもルカちゃんも天使ですなぁ
603名無しさん@秘密の花園:2011/12/23(金) 01:46:08.03 ID:f4/wRWTX
お疲れ様です。
ルカ様もリンたんも可愛い。もっと好きになってしまうじゃないか。
604名無しさん@秘密の花園:2011/12/24(土) 17:24:16.77 ID:G2L3FwD7
サンタモジュールのミクがプレゼント置きにリンのベッドに近づいた途端、ベッドに引きずり込まれて……
という夢を見た
605名無しさん@秘密の花園:2011/12/24(土) 17:48:37.16 ID:wAE8Lo6P
書いてもいいのよ。というか、書いてくださいお願いします。
606名無しさん@秘密の花園:2011/12/26(月) 04:43:17.28 ID:ASCgdYiK
若干ホラーっぽい夢だなw
607名無しさん@秘密の花園:2011/12/27(火) 00:05:00.32 ID:MiHIMmSs
リンちゃん誕生日おめでとー
608名無しさん@秘密の花園:2011/12/30(金) 01:21:45.51 ID:Friqikg9
コミケって最終日だっけ?
コスプレとかも見られるのかな?
609名無しさん@秘密の花園:2011/12/30(金) 10:11:45.65 ID:izVpFbFq
うん。
コスプレさんたちは寒くねーのか心配になるけどw
610名無しさん@秘密の花園:2011/12/30(金) 21:05:36.67 ID:K9GLybs0
大丈夫、コスは気合いだ
611名無しさん@秘密の花園:2011/12/31(土) 00:18:33.77 ID:YiwI5yZY
よし久々にコミケ行こう
寒いけど
612名無しさん@秘密の花園:2012/01/01(日) 12:29:30.74 ID:313RKZ90
あけおめー。
ここまで、クリスマス、リン誕、姫始めなし、と……。
613名無しさん@秘密の花園:2012/01/01(日) 15:54:48.00 ID:BMVbVWCj
コミケでえちぃネギドリルの本見付けてうっはうは(´Д`*)
614名無しさん@秘密の花園:2012/01/02(月) 02:24:24.40 ID:HXGOAUAp
あけおめことよろネギトロ
今年も良い百合に出会えますように
615名無しさん@秘密の花園:2012/01/06(金) 23:53:26.45 ID:yg4LoHFC
今更だけど、リンちゃんなう!はPV合わせて百合度たけーよな。
中毒度もたけー
616名無しさん@秘密の花園:2012/01/07(土) 17:01:58.07 ID:zO1YBG9p
リンちゃんなう! 同人誌では男性マスター(杉の人?)だけど 是非 ミクさんルカ様verだして欲しいな〜
617名無しさん@秘密の花園:2012/01/10(火) 23:30:24.73 ID:rS8Cx6zC
いろはすみかんマジおすすめ。
618名無しさん@秘密の花園:2012/01/11(水) 03:01:01.48 ID:2rz/ZSwa
>>617ロリ×ロリだけど、いろはの声があれだから謎の背徳感があってソソる
619名無しさん@秘密の花園:2012/01/11(水) 16:25:54.79 ID:py+6WwcM
>>617
リンと同級生だといいかもしれない
620名無しさん@秘密の花園:2012/01/18(水) 00:40:31.07 ID:sm+fEKUQ
某スレで「MEIKOは縛りたい、ルカには縛られたい」って言われてて
このスレの過去作を思い返したら確かにルカさんがMEIKOさんを縛ってること多くてなんか納得した保守

ルカさんは縛られることも結構あるけどな
621名無しさん@秘密の花園:2012/01/18(水) 01:43:07.67 ID:xxpvOX30
「上下関係があべこべになっている」というのがポイント高いんだと思う

気が強そうなのに縛られてたり、フェミニンオーラ出てるお嬢さんが縛ってたり
つまりギャップはいいよねっていう
622 ◆6m6FGrAhpA :2012/01/19(木) 23:19:14.49 ID:q7TvidQS
需要あるのか若干不安なんですが。
リリミクで、リリィさんデビュー当時のお話です。

『Friends』

とうとうデビューが本決まり。それは良かったんだけど。
この界隈のことだから、超ミニスカートなら覚悟してたわ。
でも、まさかここまでヤバい衣装にされるとは!
うっかりすると、いえ、うっかりしなくても胸見えるでしょ!?

これはどう見ても、ビッチ、だよね。
偶像としてこれが要求されるんだから、演じ続けないきゃいけないんだ。
でも正直、続けられる自信ないよ。
今更どうしようもないのは解ってる。
だけど、逃げたい。全てほっぽりだして。

「こんにちは!」

あれこれと、ネガティブな思考に没頭していた私は、声をかけられるまで彼女に気付かず。
マジに飛び上がるほどに驚いてしまった。

「あー! ごめんなさい、驚かす積もりはなかったんだけど」
「い、いえ」

声かけられた驚きからは、すぐに立ち直ったけど。私は、もっと大きな驚きに支配されてた。
初音ミク! 雲の上の存在が目の前に!

「えと、リリィさん、だよね」
「は、はい。そうです。初音さん」
「嫌」

は? な、なんか失礼なことしちゃった?
混乱する私に、さらに爆弾なみの言葉。

「初音さんなんて嫌。ミクって呼んでよ」

そ、そんな。サシでお話してるだけでも畏れ多いのに。
あれですか!? 新人潰しの一環ですかー!?

「呼んでくれないの?」
「いえ、あの。分かりました、ミクさん」
「だーめ。ミ、ク」

呼び捨て! 無理です、トップアイドルで大先輩なのに!

「ダメかな」
「は、はい。初音さんは憧れの大先輩なんです!」
「私はね、みーんなとお友達になりたいの」
「私も、ですか」
「もちろん!」

初音さんとお友達……。

「今すぐは無理でも、いつかお友達になれるといいね! じゃ、頑張ってね!」

彼女は私の唇に、柔らかな感触を残して去って行った。
私の気持ちは定まっていたわ。
絶対に、彼女の隣に立てるような存在になるんだって。
そして。いつか、名前で呼びあえるような仲に。
623 ◆6m6FGrAhpA :2012/01/19(木) 23:19:49.14 ID:q7TvidQS
----

「リリィちゃん、どした? ニヤニヤしちゃって」

緑の髪の、私の恋人が話しかけてくる。
世界中のアイドルだけど、生身のミクは私だけんだからね。

「ミクと初めて会った時の事思い出してた」
「あー、あの時のリリィちゃん可愛かったわぁ。すっごく緊張しちゃってさ」

そう、天下の初音ミクが、こんなに人懐っこいなんて普通思わないわよ。
でも、ちょっと聞き捨てならないわね。

「あの時だけ?」
「んー? 分かってるくせにー。今でも可愛いよ! ベッドの上なんかじゃ特に!」
「……馬鹿」
「そだ、リリィちゃんもうすぐVocaloid3になるんだよね!」

それが今の話に関係あるのかしら?
ミクの話があちこち飛ぶのには慣れたけど。

「衣装はもっとエロくなるの?! おっぱいも増量する?」
「……まだ決まってないと思う」
「私だってアペンドで『履いてない』やったんだから! それぐらいしなきゃ!」
「あ、あのね……」
「真っ先に私に見せてね? おいしく頂かせてもらうから!」

これ以上恥ずかしいこと言い出さないように、ミクの口を塞いどきましょ。
私の唇でね。

以上です。
「実は見かけによらず純情」っての書いてみたかったのが、こんなのになりました。
624名無しさん@秘密の花園:2012/01/22(日) 10:44:11.93 ID:LuM36Yuc
>>623
GJ!久しぶりの投稿乙でした。リリィカワユス。
にしても人少ないな…
625名無しさん@秘密の花園:2012/01/23(月) 23:09:58.35 ID:alChcq+c
>>623
GJ!!!
過疎気味ですが投下します。
ミク×ネルです

真冬のある日

ネル「…」
ミク「は〜 あったか〜い」
ネル「なあ…ミク」
ミク「何?ネルちゃん」
ネル「もうちょい離れてくれない? 狭いんだけど」
ミク「やだなぁネルちゃん 寒い時は2人で暖を取りながら吹雪が過ぎ去るのを待つってテレビで言ってt」
ネル「あんたはテレビに影響され過ぎだしここはあたしの部屋だし外はただの雪だしそもそも人んち上がりこんで速効でストーブ付けた人間のセリフじゃねー!」

そう、外は雪景色。よく犬は走りまわりネコは炬燵で丸くなるというが、
正直ネコの方が賢いとあたし、亞北ネルはそう思う。

ネル「だいいちなんでわざわざ狭い所に入ってくるかなぁ」

PCでしていた作業を止めミクの方へ顔を向ける。
よく炬燵は長方形の形をしているものが多い。
今あたしはその辺の短い方に座っている。短い方は人1人で埋まるほど狭い。
その隣にミクが入ってくればそりゃ狭い。

ミク「ネルちゃんの隣暖かいんだもん いいじゃない減るものじゃないし♪」

本人はこの表情だ。まったく…人の事をあまり考えないんだから…
正直この人懐っこさは慣れないと鬱陶しいものがあるが、
もう何度も経験すれば気にしなくなるもの。慣れって怖い。

ミク「それでさネルちゃん このあとどうするの?」
ネル「どうもこうも 外は雪で寒いしわざわざ外出なくても家に夕飯の材料くらいはあるからこのまま家にいるつもりだけど」
ミク「つまんないの〜」
ネル「連絡もなく勝手に上がりこんで炬燵に入ってゴロゴロしてる人のセリフ?」
ミク「折角雪が降ったんだから雪合戦とか雪だるまとか…」
ネル「小学生かあんたは…」

雪が振ったからと大喜びをするのは小学生くらい中学生ですら3人に1人位だろう。
この年になれば雪は鬱陶しいものに変わる。

ミク「それにしても…」

急に真面目な顔になるミク。
いきなりそんな顔されるとあたしも何かあったかと気になってしまい作業を再開しかけた手を止める。

ネル「どうしたの?」
626625:2012/01/23(月) 23:12:04.59 ID:alChcq+c
ミク「…」

ジーッとこちらを見つめるミク。
ネル『こうまじまじと見つめられるとドキドキするなぁ。
しかしミクって可愛い顔してんだなぁ…よくミクさんマジ天使!とか言われたりするがこんな顔で見られたらそりゃドキドキするだろう。
って何考えてんだあたし!』(この間0.05秒)
と雑念を脳の片隅に置いといてミクに答える。

ネル「あたしの顔に何か付いてr」
ミク「えい!」プニッ

いきなりほっぺたをつまみだした。

ネル「ちょっと何してんの!」
ミク「ネルちゃんのほっぺやわらか〜い」
ネル「やめろ!人のほっぺで遊ぶなー!」
ミク「あーもうかわいい!」ガバッ
ネル「ちょ…抱きつくな!鬱陶しい!」
ミク「あ ネルちゃんいいにおいがする〜」

そうしてかれこれ30分位ミクに抱きつかれた。
もちろんその後右ストレートで吹っ飛ばした。
そのあと2時間くらい動かなかったがうわごとであーだのうーだのうなされてたから大丈夫だろう。

ミク「…」
ネル「…」
殴り飛ばしたというのに途中から寝ているように見えるのは気のせいだ。
しかし

ネル「まったく…可愛い寝顔しやがって…」

こっちの気持ちも考えて欲しい。抱きつかれた時におもわず抱きつき返したくなる衝動に襲われたが、自分の中の何かが終わる気がしたので必死で耐えた。

ネル「仕方ない… ぶっ飛ばしたのは悪いから夕飯位ごちそうするか…」

そう思って炬燵の温度を下げ夕飯の準備の為台所へ。
もうちょっと素直になれない自分にやきもきしながらあたしは冷蔵庫を開けた。
627名無しさん@秘密の花園:2012/01/23(月) 23:24:39.41 ID:alChcq+c
以上です
初めてのSS投下なので文章が一部表現がおかしいと思いますが気にしないでください。
次はもっとうまくなるよう精進します。 では
628名無しさん@秘密の花園:2012/01/23(月) 23:30:40.82 ID:PBpzdpie
ミクネルきたー!
好きなカップリングだから素直に嬉しい。
やっぱネルのツンネル良いのよな。

ていうか30分抱きつかれて放置してたんすか、ネルさんw
629名無しさん@秘密の花園:2012/01/25(水) 21:02:07.21 ID:kQsN7iVz
いろはとリンとユキで一方通行サークルみたいなの書いてたけど途中で放置してるな
落としどころが分かんなくてw

MewといろはとかゆかりとIAとか、V3勢の絡みも見たいのいっぱいあるなー
630名無しさん@秘密の花園:2012/01/28(土) 07:01:19.43 ID:dsS0JDkg
もうすぐルカさん誕生日だな
いいネギトロが見れると信じてwktkしてよう
631名無しさん@秘密の花園:2012/01/28(土) 10:20:32.93 ID:DXU+tVgm
ルカ様あさってか。今現在、何もないんで遅筆の俺には無理 orz
632名無しさん@秘密の花園:2012/01/28(土) 17:41:46.47 ID:FBvhEKlW
ミクを脱がしたときに流れるような動きで脱がした下着を懐にしまい、ミクに激しく突っ込まれる変態ルカの夢を見た
結局ミクが根負けしたけど、ソックスも要求するルカに「ソックスだけは絶対ダメ!」と断固拒否するミク

下着とソックスってどっちの方が終わってるんだろう、人として
633名無しさん@秘密の花園:2012/01/29(日) 02:24:54.73 ID:EifLen7J
ミクに激しく突っ込まれるにあらぬ妄想をした
634名無しさん@秘密の花園:2012/01/29(日) 08:58:57.25 ID:7uYZ4qxo
>>633
仲間がいてよかった
もしやふたなりなのかとかおもってしまった
635名無しさん@秘密の花園:2012/01/29(日) 09:54:21.16 ID:7BE0pOF2
>>632
俺もその夢見たいわ
俺的にはやっぱ下着の方が変態だと思う
636P.N.ハク姉大好きっ娘さん ◆baWm.IlkH2 :2012/01/29(日) 21:06:20.74 ID:Zp20y2z9
皆さんあけましておめでとうございます!(遅)
なんとか生きてますハク姉大好き星人です(;´ω`)
最早忘れ去られてるんじゃないだろうかと思いつつ、いつぞやのミク→ハクの続きがようやっと完成したので投下したいんですがよろしいでしょうか…?

ルカ様のお誕生日前なのに空気読まずにミク→ハク&超絶長くなってしまったもので、念のため確認取らせていただきます
637名無しさん@秘密の花園:2012/01/29(日) 21:17:55.77 ID:7uYZ4qxo
>>636
はやく!お願いします!
638P.N.ハク姉大好きっ娘さん ◆baWm.IlkH2 :2012/01/29(日) 21:36:13.71 ID:Zp20y2z9
>>637
ありがとうございますm(__)m

それではお言葉に甘えて次から投下させていただきたいと思います。

タイトルは「出逢いの反響」のままでいきたいと思います(第2話、とかつけた方がいいのかな)
暫しのお付き合いをば、よろしくお願いしますm(__)m
639P.N.ハク姉大好きっ娘さん ◆baWm.IlkH2 :2012/01/29(日) 21:46:46.22 ID:Zp20y2z9
【出逢いの反響 2】


差し足、抜き足、忍び足。

どこぞのネコ型ロボットみたく何ミリか浮いてればそんなことしなくてもいいのにな、なんて思いつつ、やっと部屋の扉にたどり着いた。
そーっと、わたしが通れるだけ開けて、左右確認。
右左右左右。

「よしっ…」
これまたそーっと部屋を出るとそーっと扉を閉める。

そんなわたしが向かう先。
640P.N.ハク姉大好きっ娘さん ◆baWm.IlkH2 :2012/01/29(日) 22:01:41.11 ID:Zp20y2z9
―――――――

「お邪魔しまーす…」
今日何回目だろう。
字の掠れた扉をそーっと開けて中に入る。
相変わらずの崩れそうな段ボール、埃の匂い。
あれからわたし以外の誰かが入ったような形跡はない。

時々迷いながら、積み上げられた荷物を崩しそうになって冷や汗をかきながらやってきた、
やっぱり字の掠れた『解錠厳禁』の…って
「アレ?」
641P.N.ハク姉大好きっ娘さん ◆baWm.IlkH2 :2012/01/29(日) 22:12:54.45 ID:Zp20y2z9
わたしは首を傾げた。
あの時どけたはずの荷物たちが、また扉の前に積まれている。
しかし誰かが入った形跡もここまでなかった。
なぜだろう、と疑問に思いつつも
「またどけなきゃダメなの…?」
目の前のちょっと過酷な労働に、先に愚痴がこぼれた。
642P.N.ハク姉大好きっ娘さん ◆baWm.IlkH2 :2012/01/29(日) 22:23:08.58 ID:Zp20y2z9
―――――――

モニタに囲まれた部屋。
プログラムは相変わらず赤文字のコードを無視してものすごい勢いでスクロールしてる。

さっき来たときから薄々思ってはいたけど、わたしがここに来たのはこの前のあの時が最初だった。
それなのに、懐かしささえ覚える光景。
何度も通いつめてきたような気さえしてくる感覚。
643P.N.ハク姉大好きっ娘さん ◆baWm.IlkH2 :2012/01/29(日) 22:31:11.38 ID:Zp20y2z9
コードを踏み潰してしまわないようにと、重心に注意しながら進めばそこに。

―――――――

「よかった、まだいたんだ…」
水に包まれてもなお、相変わらず眠り続ける天使の姿を見て何故か安心する。
夢か現実か確認できてなくてずっともどかしかった気持ちが晴れた感覚。
644P.N.ハク姉大好きっ娘さん ◆baWm.IlkH2 :2012/01/29(日) 22:39:39.92 ID:Zp20y2z9

「はぁ……」
やっぱりキレイだなぁ、と見とれてしまっていると

≪初音…ミク…?≫
ずっと聞きたかった声がわたしを呼んだ。
「はっ、はいっ!」
≪この間と同じ、ミク…?≫
「はい!」
≪……≫
悲しみを含んだ沈黙が広がって、なんとなく嫌な予感をさせた。
645P.N.ハク姉大好きっ娘さん ◆baWm.IlkH2 :2012/01/29(日) 22:51:59.80 ID:Zp20y2z9
「ままま、待って待って! 違う! わたし何も危害を加えたりとかそんなことしませんからっ!」
今度は問答無用に帰されたりはしない。
とにかく警戒心を解いてもらおうと、わたしは両手を上げてそれを証明した。

≪貴女は貴女のいるべき場所にと、帰したはずなのに…どうして…?≫
「わたし、会いたかったの!あなたに!」
646P.N.ハク姉大好きっ娘さん ◆baWm.IlkH2 :2012/01/29(日) 23:07:58.61 ID:Zp20y2z9

≪ここは、貴女のようなlegalが来ていい場所では≫
「分かってます、ごめんなさい…でも、あのときの出来事が現実だったのか確かめたくて…それにあなたのことも、教えてもらえないまま帰されちゃったから…」

嘘をついても多分見抜かれる。
…というより、嘘をつく理由が今のわたしにはない。
洗いざらい話すと、また少しの沈黙。
647P.N.ハク姉大好きっ娘さん ◆baWm.IlkH2 :2012/01/29(日) 23:22:28.23 ID:Zp20y2z9
≪ここの事を…私を知らずに来たの…?≫

「え、えっと、あのときはリンちゃん…お友達に『第8倉庫でオバケが出た』って聞いて、それを確かめに来ただけで、まさかあなたがいるとは知らなかったから…」
話しながら、そんなきっかけがあったんだったなぁと思い出す。
そんなに昔のことでもないのに。
648P.N.ハク姉大好きっ娘さん ◆baWm.IlkH2 :2012/01/29(日) 23:35:31.52 ID:Zp20y2z9
そしてそのきっかけがなければ、わたしの中で『第8倉庫=ただの倉庫』で終わってたんだと思うと、
ちょっとだけリンちゃんに感謝しなきゃいけない。

わたしの他にこのことを知ってる人っているのかな。

そしてふと、今更ながら
「まっ、まさか、ゆゆゆ幽霊さんじゃないですよね…?」
…何を言ってるんだろう、わたし。
649P.N.ハク姉大好きっ娘さん ◆baWm.IlkH2 :2012/01/29(日) 23:48:27.97 ID:Zp20y2z9
目の前にいるのは、こんなにきれいな天使だというのに、そんな人に向かって『幽霊』だなんて。

≪……≫
沈黙。
ああ、今度こそ帰されるかな。

覚悟しつつ、冷や汗をかきながら返事を待っていると、


ちりちりちりちり…―

あの音だ。
そして、水槽の中の水が少し動いているのに気付いて…

≪似たようなもの、かもしれない…≫
650P.N.ハク姉大好きっ娘さん ◆baWm.IlkH2 :2012/01/30(月) 00:11:25.84 ID:0ze2GBM5
―――――――
やっとこの目で見られる。
初音ミクの姿を。

私の中にいる彼女たちを越えて生まれた、legal(≒正規品)の姿を。

多少エラーコードが増えたところでどうということはない。
私は好奇心に負けて、その目を。
651名無しさん@秘密の花園:2012/01/30(月) 00:18:34.01 ID:DOYD4lMm
支援!
652P.N.ハク姉大好きっ娘さん ◆baWm.IlkH2 :2012/01/30(月) 00:20:34.76 ID:0ze2GBM5
ルカ様お誕生日おめでとう!(≧ω≦)

…というワケで今日はここまでにしたいと思います…って言うか 忍法帖が思いの外厄介すぎて…orz

続きはまた明日か明後日にでも投稿するつもりですので、そのときはまたよろしくお願いしますm(__)m

それでは失礼しますー
653名無しさん@秘密の花園:2012/01/30(月) 00:51:32.03 ID:DOYD4lMm
乙でしたー
続きたのしみにしてます!


そしてルカ様誕生日おめでとー
654名無しさん@秘密の花園:2012/01/30(月) 04:16:27.59 ID:FNimojOO
ルカ様誕生日にこんなの事していいのか分かりませんが。
リンルカリンを投下させていただきます。
655『ファイナルではないアンサー』:2012/01/30(月) 04:30:12.83 ID:FNimojOO
ずうっとずうっと悩み続けた。それはもう、何日悩んだか分からないくらい。
そしてようやく結論が出たところで、私はすぐさま、リンを自分の部屋へと呼び出した。
その行為自体にやや問題がある点はあるけれど、目的の為には仕方が無い。
手狭な部屋にはソファなんて気が利いたものはないから、並んでベッドに座り込んだ。
不審に思われない程度に、距離を置いて。
656『ファイナルではないアンサー』:2012/01/30(月) 04:34:45.29 ID:FNimojOO
「どうしたの、ルカ? 次の歌の相談?」
「違うわよ。大体、リンは次にミクと歌う事になっていたでしょ?」
「あぁ、それもそっか」

じゃあなんだよう、と言いながら、リンが横から軽く体当たりしてくる。
ずっと皆、一つ屋根の下で仲良く暮らしているのだから。これ位は当たり前のスキンシップ。
でも、でもでもでも! 今はお願いだからやめてほしい!
657『ファイナルではないアンサー』:2012/01/30(月) 04:38:00.44 ID:FNimojOO
「あ、あのね、リン。もうこうやって触るの、やめてほしいの」
「え?」
「ごめんなさい。ひょっとしたら私……ロリコンになってしまったかもしれない」

本題をようやく切り出すことが出来て、安堵する。
けれどリンからすれば当たり前だけれど寝耳に水状態。
半ば硬直してしまったリンに、私はまた少し距離を取りながら続けた。
658『ファイナルではないアンサー』:2012/01/30(月) 04:41:51.57 ID:FNimojOO
「ロリコン、の意味はリンも分かるわよね? 他所のカイトとかレンとか歌ってるし」
「あー……うん」
「最初はね、そんな事なかったの。
 でも最近、リンの可愛らしい体型とか、幼さの残る声とか。
 体温が高めの手の温かさとか、そういうのが気になって気になってどうしようもないの」
659『ファイナルではないアンサー』:2012/01/30(月) 04:48:48.28 ID:FNimojOO
どうしようもない、なんて言葉で誤魔化したけれど。
具体的に言えば、抱きしめたり舐めたりキスしたりくすぐったり色々したくなってしまう。
リンが視界の端に入った瞬間から、リンから目が放せなくて。
話しかけられたり触られたりしたら、その事が夜になっても忘れられなくなる。
ていうか、リンが座っている辺りの匂いを嗅いだりしそうな自分が怖い。
660『ファイナルではないアンサー』:2012/01/30(月) 04:50:37.63 ID:FNimojOO
「気になってどうしようもない……って」
「まさか自分が変態の仲間入りをするとは思わなかったけど。
 でもそれで、リンの事を巻き込みたくは無いから。
 この部屋から出て行くのは無理だけれど。せめて、なるべく会わずにいられたら。
 多分、実害はない……と思う、多分」
661『ファイナルではないアンサー』:2012/01/30(月) 04:57:04.55 ID:FNimojOO
いえすロリータのータッチという言葉があるらしい。
ロリコンという性癖が芽生えてしまったのは、もうどうしようもない。
だからせめて、身近な対象であるリンを、傷つけるような事はしたくないのだ。
一緒に歌う時はじーっと見つめてしまうかもしれないけれど。
それ以外のところではせめて、リンを安全圏においておきたい。
662『ファイナルではないアンサー』:2012/01/30(月) 04:59:08.64 ID:FNimojOO
そう思って、こうしてリンを部屋に呼んだ。
きっと、ドン引きされるんだろう、と思っていたのに。
どうしてか、リンは眉根を寄せた怪訝そうな顔で、こちらを見ているだけ。
663『ファイナルではないアンサー』:2012/01/30(月) 05:00:59.84 ID:FNimojOO
「ねぇルカ。歌愛ユキちゃん、見たことある?」
「あぁ、どこかでちらっと」
「どう思う?」
「可愛いと思うわよ。リンには負けるけど」
「……はぁ」
664『ファイナルではないアンサー』:2012/01/30(月) 05:02:02.89 ID:FNimojOO
リンが、大袈裟な程に大きな溜息をつく。
ロリコンだなんて告白したら、嫌われると思っていたのに。
どうもリンの様子は、私の予想とは違う。

「とにかくそういう事だから、ロリコンの私には近づかない方が」
「ルカはさ、ロリコンじゃないよ」
665『ファイナルではないアンサー』:2012/01/30(月) 05:03:13.66 ID:FNimojOO
「え?」
「だってさ。私よりずっとロリィな感じのユキちゃんにそんだけ反応薄いじゃん」
「でも。リンちゃんは気付いてないだけで、私は今もリンちゃんに興奮して」
「だからさぁ」

一つ息を吐いて、リンが腰を浮かせる。
そして音もなく私との距離を詰めてきたかと思うと、至近距離で囁いてきた。
666『ファイナルではないアンサー』:2012/01/30(月) 05:05:21.34 ID:FNimojOO
「ルカは私の事が好きなだけだよ」
「私が、リンを?」
「ロリコンは幼女なら見境ないんでしょ? でもルカが気になるのは私だけなんだよね?
 じゃあ、決まり。良かったね、変態じゃなくってさ」

私は、ロリコンじゃない?そして、リンの事が好き?
667『ファイナルではないアンサー』:2012/01/30(月) 05:06:54.94 ID:FNimojOO
急に突きつけられた事実に戸惑う私の頬に、リンが素早く、柔らかな唇を押し付けてくる。
その瞬間、私の困惑はどこかへ吹き飛んで。
頬の熱さと、照れたように微笑むリンの存在だけが、私の感じる全てになった。
今度はリンが頬ではなく唇にキスをしてきた時には、思わずその背に手を回していて。
あぁ、これが恋なのか。
668『ファイナルではないアンサー』:2012/01/30(月) 05:08:08.98 ID:FNimojOO
「今日からは、恋人としてよろしくね、ルカ」
「こちらこそ……よろしく、リン」
「うーん。色々自分磨きしたり、アプローチしたりした甲斐があったなぁ」
「ん?」
「んーん。何でもないよ、ルカ。それよりもう一度キスしよ」
669名無しさん@秘密の花園:2012/01/30(月) 05:10:21.13 ID:FNimojOO
おわり。

規制に巻き込まれてしまい、ひたすら読みにくくなってしまってすみません。
670名無しさん@秘密の花園:2012/01/30(月) 05:48:58.78 ID:3tTY/q7k
イイヨイイヨー
リンルカは新鮮だ!
671名無しさん@秘密の花園:2012/01/30(月) 08:43:51.75 ID:DOYD4lMm
>>669
乙ですー
いいないいな、リンルカリン
672名無しさん@秘密の花園:2012/01/31(火) 02:52:53.60 ID:Hn9VUygI
リンルカいいね!
ごちそうさまでした
673名無しさん@秘密の花園:2012/01/31(火) 23:56:31.96 ID:Zkhk0Slz
じゃあなんだよう が、えらくツボにきました。リンたんカワユス
674名無しさん@秘密の花園:2012/02/01(水) 03:43:20.31 ID:t8VRp2b1
初音ミクの動画がYouTubeで謎の大量削除
www.nicovideo.jp/watch/sm16828431


犯人はおそらくキムチ民族
675P.N.ハク姉大好きっ娘さん ◆baWm.IlkH2 :2012/02/01(水) 11:51:43.33 ID:RC4yhIc5
ちょっと遅くなってしまいましたが、先日の続きを投下させていただきたいと思います

暫しのお付き合いをばよろしくお願いしますm(__)m
676【>>650続き】:2012/02/01(水) 12:06:05.39 ID:RC4yhIc5
―――――――

「!」

天使の第一声はそれだった。
『似たようなもの』ってなんだろう、と詮索するよりも、澄んだ緋い目に釘付けになってしまった。
あのときと、彼女に初めて出会ったときと同じ。

声が出ない。 動けない。
そうしているうちにやがて、彼女は口を開いた。
677P.N.ハク姉大好きっ娘さん ◆baWm.IlkH2 :2012/02/01(水) 12:15:26.46 ID:RC4yhIc5

『私は…』
―――――――

歌姫。
そう言われる理由が分かった気がする。
現に、私を見る澄んだそのエメラルドグリーンに私も見とれてしまっていた。
思考回路が、プログラムが、久しぶりに物理的に停止した。

しかし私がフリーズしてしまってはと、何度もその名前を呼びたくなる気持ちを振り切ってそれぞれの活動を再開させた。
678P.N.ハク姉大好きっ娘さん ◆baWm.IlkH2 :2012/02/01(水) 12:33:25.80 ID:RC4yhIc5
―――――――

『Prototype:Σ-01(black-box-test-case/result=a failure)』

「う、ううん? ぷ、ぷろとたいぷしぐま…?」
慣れない英語に頭がついていかない。
目を白黒させていると、

『要するに、「失敗作」ということ』
「失敗作?」

見る限りはそういう風には見えない。
679P.N.ハク姉大好きっ娘さん ◆baWm.IlkH2 :2012/02/01(水) 12:42:47.47 ID:RC4yhIc5
それっぽい格好をさせて、新しいボーカロイドだって言い張ってしまえば通用すると思う。

…やらないけど。



そんなことを考えているうちに、彼女は自分について語り出してくれた。


要約してしまうとこうだ。
680P.N.ハク姉大好きっ娘さん ◆baWm.IlkH2 :2012/02/01(水) 12:56:28.79 ID:RC4yhIc5

―――
まだ「ボーカロイド」って言葉もない時代。
既存の音楽に少し飽きてきていた開発者たちは「機械に歌を歌わせる」ことを思いついた。

ただ思うがままに書きなぐられていくプログラム。
そして誰も思い付かなかったことへの試み。
当然簡単に事が運べるわけもなく、試行錯誤、トライアンドエラーの連続。
681P.N.ハク姉大好きっ娘さん ◆baWm.IlkH2 :2012/02/01(水) 13:12:00.56 ID:RC4yhIc5
それらを繰り返していけば、当然「失敗作」も生まれるわけで、しかし何が起こるか分からない、と開発者たちはその全ての結果を律義にも保存していた。

やがて、いわゆる「VOCALOID」が誕生し、
再び試行錯誤を重ねて、わたしたち「VOCALOID2」が生まれるころには、
その「失敗作」はとんでもない容量を誇っていた。
682P.N.ハク姉大好きっ娘さん ◆baWm.IlkH2 :2012/02/01(水) 13:24:56.43 ID:RC4yhIc5
だが、慎重に慎重を重ねたい開発者たちはどうしてもそれを廃棄したがらず、
苦肉の策として全ての失敗作を1つに圧縮し、研究棟の下層に格納した。

その場所こそ、この第8倉庫。

各プログラムの暴走があってはならないと、全てのログ監視システムを搭載したこの場所を「居場所」とした失敗作たちは、
やがてそれぞれを誇張しながらも統合され、今のこの姿を取って眠りに就いた。
683P.N.ハク姉大好きっ娘さん ◆baWm.IlkH2 :2012/02/01(水) 13:36:50.48 ID:RC4yhIc5
―――
「え、えーと…」
『無理して理解しようとしなくていい、とにかく私は、貴女が関わっていいような存在ではないことが分かってもらえれば…』

なんとなくだけど分かった。
この人がどういう人なのか分かった。 多分。

「ち、ちょっと聞いてもいいですか?」

そしてどうしても聞きたいことができた。
『何?』
684P.N.ハク姉大好きっ娘さん ◆baWm.IlkH2 :2012/02/01(水) 13:47:21.58 ID:RC4yhIc5
「『ボーカロイドって言葉もない時代』ってことは、メイコ姉よりも前からいたの?」
『そう、なるわね』
「そして、『VOCALOID2が生まれるころには』ってことは、えーと、あなたのプログラムの中には、メイコ姉はもちろん、わたしやリンちゃん、ルカ姉の…うーんと…試作品?もいるんだよね?」
『そうね』

答えを聞けた。 全てが繋がった。
どうしても伝えたいことができた。
685P.N.ハク姉大好きっ娘さん ◆baWm.IlkH2 :2012/02/01(水) 13:53:49.89 ID:RC4yhIc5
「ってことは、わたしたちは、あなたがいなかったら生まれてこれなかったってことだよね?」
『それは…私には、分からない』
「ううん、きっとそうだよ! ねえ、しぐまさん!」
『な、何?』

わたしはきっと、これを伝えるためにあなたに出逢ったんだ。

「生まれてきてくれてありがとう!」

―――――――
686P.N.ハク姉大好きっ娘さん ◆baWm.IlkH2 :2012/02/01(水) 14:02:32.95 ID:RC4yhIc5

…気付いたら部屋に戻ってきていた。

「あ、あれ……」
でも今回は、この間みたいな、夢か現か、みたいな感覚はない。
多分、わたししか知らないことをわたしは知ってる。
今回はちゃんと覚えてる。

なんだか達成感に満ちた気分。
「んふふー♪」
布団にうつぶせになりながら、枕をもふもふしながら、わたしは決めた。
687P.N.ハク姉大好きっ娘さん ◆baWm.IlkH2 :2012/02/01(水) 14:12:18.89 ID:RC4yhIc5
これから毎日、あの人のところに行こう。
行ってたくさんお話ししたい。

ずっと眠っていたなら知らないこともたくさんあるだろうし、それはわたしが教えてあげるの。
代わりに、わたしが知らないことを、いろいろ教えてもらえたらいいなぁ、なんて。

明日はなにを話そうかなあ、そんなことを考えつつワクワクしていたら、眠ってしまうまでにそう時間は掛からなかった。
688P.N.ハク姉大好きっ娘さん ◆baWm.IlkH2 :2012/02/01(水) 14:16:22.56 ID:RC4yhIc5
―――――――

【epilogue】

『……』
屈託のない笑顔。
しっかりと脳裏に焼き付いてしまって、怖くなってまた、強制的に帰してしまったけれど。

『「生まれてきてくれて、ありがとう」…?』
「ありがとう」は確か感謝の言葉。
この「失敗作」の私に…?

『……』
689P.N.ハク姉大好きっ娘さん ◆baWm.IlkH2 :2012/02/01(水) 14:20:51.87 ID:RC4yhIc5
水槽の中の私を包む水に混ざって分からないけれど、多分私は泣いていた。
涙、をこぼしていたんだと思う。

『あの娘なら、私を変えてくれるのかな』
現実味のない、それでも確かな願いを口にして。

『あ』



気付いた時には遅かった。
視界が鋭い赤色に変わったのを認識して、私は全ての機能を停止した…―
690P.N.ハク姉大好きっ娘さん ◆baWm.IlkH2 :2012/02/01(水) 14:25:41.52 ID:RC4yhIc5

長かった!
これにて第2話終了です(;´ω`)
長々とすいませんorz

ちなみに次で最後です
「まだ続くのかよ!」って思われるかもしれませんが、またお付き合いいただけますと幸いですm(__)m


それでは失礼しますー
691名無しさん@秘密の花園:2012/02/01(水) 14:34:56.30 ID:Av4NRrDK
>>690
乙です!
続きが気になるうううう!
692名無しさん@秘密の花園:2012/02/01(水) 21:44:09.85 ID:DGX9v5Qz
お久しぶりです!投下乙でした。
マスハクの人も戻ってきてくれたし、またこのスレが盛り上がっていくといいな。
693名無しさん@秘密の花園:2012/02/07(火) 02:40:54.50 ID:86PF/g+m
脳内でネタはどっさり出てくる…がいざPCの前で文にしようとすると…

皆はネタ出たらすぐに書きとめる派?書きながらネタを考える派?
694名無しさん@秘密の花園:2012/02/07(火) 12:04:44.87 ID:e64tn0Ju
>>693
自分はフッと降りてきたらメモや携帯に 書き込みます。
休憩時や電車内で思いつくことが多いので。
ちぐはぐになったりしてまとめるのに苦労したりしますが。
695名無しさん@秘密の花園:2012/02/09(木) 02:40:57.26 ID:fbif5dXD
>>693
降りてきたネタは一応書いておくけどキーワードとか長くてワンシーンくらい。
あとは書きながら考えるかな。そのネタについて妄想だけずっとしてるから思いついた時とはちょっと違う話になったりする。書き始める時に最初と最後だけ決めてあとは流れに身を任せて書く。
効率は悪いと思う。
696名無しさん@秘密の花園:2012/02/14(火) 00:58:01.78 ID:jcbEKdX8
みんな、ついに待ちに待ったVDだ。
さて、俺は今日までにSSを無事に投下できるかどうか!
697バレンタイン恒例? 1/3:2012/02/14(火) 22:23:20.31 ID:QFU5btLN
どうもみなさん 以前ミクネルのSSを書いた625です。
バレンタインという事でまたミク×ネルです。

「ネルちゃん!ハッピーバレンタイン!」
「分かった!分かったから少し離れろ!顔が近い!」
ここはあたし、亞北ネルの自宅。
で、今現在ミクにチョコ(俗に言う友チョコ?)を渡されながら抱きつき射程圏内。
相変わらず距離感という物が存在しないこの天然ネギ娘にどう言ったら分かってくれるか
模索しているが解決策がまったく見つからないので最近は諦めている。

「で?今日は友チョコ渡しに来ただけ?」
「やだなぁ、別にバレンタインはチョコ渡すだけじゃないでしょ♪」
「分かったからいい加減離れろ また右ストレート貰いたいの?」
「我々の業界ではご褒美です!」
…だめだこいつ…早く何とかしないと…

「まあ折角だから今ここでチョコでも食べようか」
「え?もう食べちゃうの?」
「だって今ちょうど3時だし」
実はそれ以外の理由もあるのだがミクには絶対言えない。

「ネルちゃんがいいなら食べちゃうね ネルちゃんのチョコ♪ ネルちゃんのチョコ♪」
と言いながらあたしが渡した包みを開ける。
『綺麗に包装を剥がすあたり真面目だなぁ… 指きれいだし…』
若干邪念が入ったような気がするがバレンタインだから浮かれてるのだろう。
698バレンタイン恒例? 2/3:2012/02/14(火) 22:23:55.82 ID:QFU5btLN
「あれ?ネルちゃん!これ手作り!?」
「そうよ。店売りのチョコをそのままはいなんて、いくらあたしでもしないわよ」
このチョコ1つ作るのに軽く10個近くの試作品が犠牲になったのは言えない。
そう思いながらミクから貰った包みを開ける

「ん?なんだぁ。ミクも手作りじゃない」
「私からの愛情たっぷりだよ(はぁと」
「はいはい・・・」
輝く笑顔というのはこういう事を指すのだろう。
軽く心のリミッターが外れそうになるが何とか耐える。
そんなこんなでお互いチョコをポリポリ食べ始める。

「うん!このチョコおいしい!」
「ミクのもおいしいわね」
「やっぱり手作りは違うね」
「そうね」
ポリポリ食べ進めていると突然
「はいネルちゃん。あ〜ん♪」
そう言ってチョコを差し出してくるミク
「!?!??!?!?!」
「どうしたの?」
あまりの衝撃に意識が飛んだが何とか戻す。
「い…いや…なんでも…」
「そう?じゃあはい。あ〜ん」
「あ…あ〜ん…」
うわぁミクから食べさせてくれるなんて頭がふっとうs(ry
ポリポリポリポリポリポリ
「おいしい?」
「う…うん…」
自分で作ったチョコなのにこうもおいしくなるものなのか…
「次はネルちゃんの番ね」
「へ!?」

つ…つまりミクにあ〜んをすると?
頭の中ではどうするか考えているが体はチョコをつかみミクの口元へ
「あ〜ん」(パクッ)
「!?」
指まで食われた。
「指!指入ってる!」
「ネルちゃんの指、チョコの味がする〜」(ペロペロ)
「な///舐めるなぁ!!!!!!」

そんなバレンタイン
699バレンタイン恒例? 3/3:2012/02/14(火) 22:25:59.99 ID:QFU5btLN
以上です。

本当はネルちゃんをチョコフォンデュしてミクさんにペロペロさせたかっt(ry
文章おかしい所は愛で見なかった事にしてくださいorz
ではまた
700名無しさん@秘密の花園:2012/02/15(水) 03:52:32.68 ID:RmA8xohD
あかん、萌え死ぬ…
701名無しさん@秘密の花園:2012/02/15(水) 11:56:44.42 ID:zpssqogX
甘ぇ……今ならカカオ100%も甘く頂けるぜ
702名無しさん@秘密の花園:2012/02/15(水) 22:32:35.26 ID:aco6n9aP
結局間に合わなかったけど、一日遅れまでならセーフだってバレンチヌス様が言ってた。
という訳で投下します。
やっぱり前に書いた>>262-267と同じ世界観だったりします。やっぱりネルミクです

ていうか他にもネルミク書いてる人がいて、俺得オレ歓喜。
指ペロペロとか最高DANE。
703如月アキタメモリアル:2012/02/15(水) 22:34:18.89 ID:aco6n9aP
それは、忘れもしない小学二年生の頃。
とある冬の日。
2月14日。

「ふへへへぇ。ネルちゃん。これあげる!」

昼休み。
元気盛りな小学二年生のガキ共の喧騒が響き渡る教室で。

私の机の前に立ったショートカットの可愛い女子が、
私に向けて綺麗に包装された小さな箱を手渡して来た。

彼女の名は初音ミク。私と同じ小学二年生で同じクラスの同級生。
当時、いつも私の背中をちょこちょこと引っ付いてきた、少し内気な女の子。

「あん?なにこれ」

訝しげに尋ねた私に対し、ミクは顔を伏せて恥じらいながらポツポツと答えを返す。

「えっとね・・ネルちゃんにはね、いつも守ってもらったり、助けてもらったりしてるから・・・」

「それでね、今日はバレンタインデイだから、そのチョコレート・・」

「ネルちゃんに・・あげる」

ミクのその言葉で今日がバレンタインデイであること、
自分に渡された箱の中身がチョコレートであることを私は漸く理解した。
理解できたので、

「はぁぁ?チョコレート? いらねーよ」

私は腹の底から苛立ちの籠った声で、ミクに対しそう返したのであった。
704如月アキタメモリアル:2012/02/15(水) 22:36:18.01 ID:aco6n9aP
「ひぅ!?」
「あんたねぇ、アタシを馬鹿にしてんの? 確かにアタシは女ぽくないかもだけど!」

私達が小学生の時分にはまだ友チョコという文化は浸透していなく、
本来は男女関係なく親しい人に贈り物をする日だという事実など知る由もなかった。
当時の私達にとってバレンタインデイは、女の子が好きな“男の子”にチョコをプレゼントする、
それだけの意味を持つイベントだった。
故に、私は憤慨した。
ミクの気持ちなど考えもせず、目の前に出されたチョコレート適当に払いのける。

「ち、違うよ、ネルちゃん。ぼく、そういうつもりじゃ!」
「じゃあ何?女が女にチョコレートとか、気持ち悪!」
「え っと その あの  うぅぅ・・・・」

私に自分の行いを真っ向から拒否されたミクは、本当に悲しそうな表情で目を潤ませた。
その弱り切った小動物のような表情には流石に大きな罪悪感を覚えたが、
だからと言ってその場で自分の意見を引っ繰り返し彼女のフォローに回れるほど、
当時の私も素直でも器用でもなかった。

「ちっ、何泣きそうになってんだよ。そういうのマジウザいんだけど」
「だ、だって! だって、だってぇぇ」

寧ろ、その傷口に塩を塗るような暴言しか、当時の私は吐き出せなかった。


『おー、なんだよ。これチョコレートじゃん』
『初音の奴、亞北にチョコレート渡してるー』
『えー、なにそれー?変なのー』


気が付けば、私達の騒ぎに気付いた男子たちが意地悪そうな目つきで私達の周囲に集まっていた。
この年頃の子供というものは、大した悪意なしに興味本位で他人を傷つけることに長けている。
そして彼らも、当時の私同様にそんな普通の小学生だった。
705如月アキタメモリアル:2012/02/15(水) 22:38:14.36 ID:aco6n9aP
『やっぱ初音って亞北のこと好きなんじゃねー?』
『うっわー、女同士なのに?』
『オナベだオナベー!』

「あ ぅぅ ぐすっ」

関係のないクラスメイトにまでからかわれ、ミクの幼い精神はもう限界だった。
既に大粒の涙が瞳から零れ、鼻水まで盛大に流しその表情はボロボロだった。
しかし、やっぱり当時の私もそんな彼女を綺麗に慰めてあげられるほど素直でも器用でもなく、

『あー?なに泣いてやが・・』

しかし、己の直情的判断には何も考えず従う程度に愚かではあった。

『・・んだべしっッッ』

私は、その中で一番近くにいた、その中で一番体格の良い男子の頬を、力任せにただ強く強く、殴り飛ばした。
飛ばされた男子は勢いく回転しながら床に叩き付けられ、そのまま教室の恥までゴロゴロと転がっていく。

『な、なにすんだこいつ!?』
『いきなり殴ってきてんじゃな』

「うるせぇええええッッッ!!!」

相手が台詞を言い終える前に、私はもう一人の男子の額に向かって同じように鉄拳を振り下ろした。

『ぐ ぁべらッ!!』

振り下ろされた男子は頭を床に勢いよく叩き付け、ゴムまりのようにバウンドしながら教室の隅へと転がっていく。

『な、な、なにすんだよ、亞北!?』
「くたばれぇえええええ!!!!!!」

『ぐほぉぉ』

そしてラスト一人となった男子の鳩尾に向かい、渾身のフックを叩きこむ。
叩き込まれた男子は数秒間中を浮いた後、ゆっくりと地面へ向かい落ちていった。

「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・」

「ね、ネルちゃん?大丈夫?」
706如月アキタメモリアル:2012/02/15(水) 22:40:15.18 ID:aco6n9aP
最早泣く所ではなくなったミクが、
男子全員を叩きのめし疲労状態になった私を心配そうに見つめてそう言ったが、

「うっさい」

やはりその心配の言葉を受け取れる程、私は素直でも器用でもなかった。

『っちくしょうがぁ!!何すんだ亞北!!』
『めっちゃ痛かったぞこの野郎!!』
『いきなり暴力振るう奴があるか!!』

すると、あっという間に復活した男子三人が起き上がりながらそんな文句を私に浴びせかかってくる。
その怒号に、私はやはり直情的に思った言葉をそのまま返すことしかできない。

「うっせぇええええ!!!!ミクを泣かしてんじゃねぇええ!!」

『お前がそれを言うのかよ!!』
『初音を最初に泣かせてたのお前だろうがぁ!!』
『てめーの方が俺らよりよっぽど暴言吐いてたじゃねーか!!』

至極正論で返してくる男子三人に、私は愚かしく直情的にただ吠えた。

「アタシは良いけど、てめぇらが言うとなんかムカつくんだよ!!つうかまだムカついてんだよ!!まだ殴り足らねーんだよ!!」

思っている言葉をそのままに、矛盾した気持ちと一緒に吐き出した。

『どんだけ横暴なんだ、このアマぁ!!』
『どの道、女子にやられたまま引き去れるかよ!!』
『その曲った根性、今日こそ矯正してやる!!』

「かかって来いやあぁ、クソ男子共がぁあア!!!!!!」


結局その乱闘は、昼休みが終わり教室に入って来た先生が止めに入るまで続いた。
ミクは終始、私を心配そうに見つめながらオロオロとしていたが、お陰でもう涙を流す余裕は残っていなかったようだ。
その一点については、この乱闘も決して無意味ではなかったと、当時の私も思うことが出来た。
707如月アキタメモリアル:2012/02/15(水) 22:42:31.62 ID:aco6n9aP
「あー、何でアタシだけこんな遅くまでぇ」

先生に捕まった後、今回の乱闘の主犯格である私は放課後遅くまで残らされ、
延々と長いお説教を受け、更に罰として職員室の床掃除を命ぜられた。

男子の三バカは説教だけで済んだというのに、
一人で孤独に戦った私が一番重い罰を受けるとは何て理不尽なんだ、
と子供心ながらに思いながら廊下を歩いていると、
すっかり暗くなった廊下の玄関前に、一人の少女が立っている姿が目に入った。

「ミク・・・」
「あ、ネルちゃん。待ってたよ」
「はぁ・・」

彼女は、いつもと何ら変わりのない笑みで私を待っていた。
あれだけ私に傷つけられたのに、日を跨がぬ内にもうこの態度だ。
だけど、その笑顔がその時の私を大きく安心させたのは事実だった。

「馬鹿か、お前は」
「ひゃう〜」

そんな心地良さが何だか恥ずかしくて、私は照れ隠しにミクの柔らかいほっぺをエイッと引っ張る。

「なにするの〜」
「アタシなんか待たないで、帰ってれば良かったじゃん」
「なんで?」
「だって、アタシは、ほら、あんたにに酷いこと言った訳だし・・・」
「けどネルちゃんはぼくを守ってくれたじゃない」
「はぁ?」
「“ぼくを泣かすな”って言ってくれたでしょ?」
「それは・・・」

違う、そう言いたかった。
あれは私の我儘みたいなもので、
ミクのことを心配してたとか守りたかったとか、そういう綺麗な感情からではなく、
単純にミクを泣かせたあの男子達が溜まらなくムカついただけで、
そもそも彼女が泣いた根本的な原因を作ったのは自分だった訳で、
つまり私はミクに感謝されるほどの偉い行動など何一つしていない訳で。

そういうことを言い返したかったのだが、
それらを言葉にして伝えられる程の語彙など当時の私も持っていなかったので。

「うるせーよ、知らねーよ」

そっぽを向いて誤魔化した。
708如月アキタメモリアル:2012/02/15(水) 22:45:43.62 ID:aco6n9aP
「あ、待ってよ。ネルちゃーん」
「んだよ」
「今度こそ、はい。チョコレート」

去ろうとする私の腕をミクが無理矢理掴んで、
昼に出したものと同じ箱を、直接私の手の平に押し付けてきた。

「・・・・・い、イラネーよ」

ていうか、貰う資格がない。
バレンタインデイとか、女の子が男の子にとか、そんな話はもうまったく関係なく、
今日も、いつもいつもミクを無駄に泣かせてしまう自分が、彼女から何かを受け取れるはずがない。
当時の私はそう思っていた。

「ネルちゃんが貰ってくれないなら、ぼく・・また泣くよ?」
「い!?」
「また、大声で泣いちゃうよ。ネルちゃんのことポカポカするよ」
「お、お前がいくら泣こうがアタシに関係なんて・・!」

「良いの?」

「・・・・・・クっ」

だからこそ、ミクにそんなことを言われては、
私は彼女に逆らうことなんてできやしなかった。

「わっ−たよ!貰えばいんでしょ、貰えば!」
「わーい、ありがとう!」

こっちが頂く側だというのに、
ミクからそんな的外れの謝礼を言われながら、私はそのチョコレートを受け取った。

こっちはチョコを受け取っただけだというのに、
それだけでミクは本当に嬉しそうに飛び跳ねながら喜ぶものだから、
なんだか私は無性に照れたしまい、熱くなった頬を隠すために慌てて私はミクから目を逸らした。

何でもないことで笑って、その癖すぐ泣いて、訳の分からないことで喜んで、
彼女が表情をコロコロと変える度に、当時の私の心も一々掻き乱された。

けど、その気持ちの正体が何なのか。
当時の私はまだ知らなかった。
709如月アキタメモリアル:2012/02/15(水) 22:47:08.84 ID:aco6n9aP
「どう?チョコレート甘い?」
「おう、無駄に甘い」
「美味しい?」
「はいはい、うめーよ。美味しゅうございますよ」
「来年も・・、欲しい?」
「イラネー」
「じゃぁ、来年もぼく泣いちゃうから」
「くっ、こいつ・・!」
「だからさ、ぼくがまた泣かないように・・・」

「来年もまた、ぼくのチョコを貰ってね!」



―現代。
―亞北ネル宅。

初めてミクからチョコレートを貰ったあの日から、十年程の月日が経過した。
今日の日付もまた2月の14日。
彼女から贈られたチョコレートは、今日もまた同じように私の手の内にある。
だけど、初音ミク本人の姿はこの部屋にない。

『今日はバレンタインスペシャルということで、あの超有名アイドルをゲストに招いてしまいました!』

『それではどうぞ!初音ミクさんです!!』

宅配便で贈られてきたチョコレートは受け取ることができても、
彼女の姿はブラウン管のテレビの中に映った姿でしか視認することができない。

「・・・・・・」

テレビ映るミクの活躍をボッーと視聴しながら、
彼女に貰ったチョコレートを齧る。

なんだか、とてもビターな味だった。
710如月アキタメモリアル:2012/02/15(水) 22:49:03.89 ID:aco6n9aP
「会いたいなぁ、ミク」

「来年もチョコ、くれるかなぁ・・」

『来年もチョコ貰ってくれないと、私、泣いちゃうよ☆!』

「え?」

テレビに映っているだけの、こちらの様子など知る由もないはずのミクが、
まるで私の呟きに応えてくれたかのようなタイミングでそんな台詞を言ってきた。

『ミクさん、それは?』
『てへへ。私のバレンタインデイの決め台詞みたいな?小学生の頃から使ってるんですよ☆』

『初音さん、それお昼の別番組でも言ってたじゃん。一日に何回も言わなきゃ気が済まないの?』
『癖です☆』
『どないな習癖やねん!』

―ワハハハハハハ

テレビの中の会場が笑いに包まれる。
バラエティー番組に有りがちな、他愛もオチも意味のない、つまらない会話。
だけど、その会話は、
ミクのその言葉は、

少なくとも、私にとっては特別だった。

「・・・・・・・」

さっきと同じチョコレートを齧ったはずなのに。

今度の味は、何故だかとても甘く甘く感じた。


Fin.
711名無しさん@秘密の花園:2012/02/16(木) 06:51:54.54 ID:NIh4LbXV
僕っ子ミクさんにそんな過去あったのか…
あれ…甘いと思ったらなんかしょっぱい…
712名無しさん@秘密の花園:2012/02/16(木) 22:13:02.28 ID:hSe+LXFY
なにこれかわいい
713 ◆6m6FGrAhpA :2012/02/18(土) 13:45:52.29 ID:gdmprJtc
バレンタインの余韻が過ぎましたので、ネギトロ投下します。
前に書いたのは何だか分からなくなったので、はっきりネギトロな話を書いてみました。

『三分の二の勇気』

ミクの顔に浮かんでいるのは、明らかに怯えだった。

ルカも混乱している。二人の間で育んできたのは愛情ではなかったのかと。
劣情のままに押し倒してしまったものの、それだけではないと確信していた自分の心まで解らなくなってしまった。
もはや、興奮も何かの冗談であったかのように心から消え去っている。
あるのは後悔と、恋人を、ミクを失なうかもしれないという恐怖だけ。

「ごめんなさい。ひどいことして。こんな事言えた義理じゃないのだけれど」
「ルカちゃん……」
「私を、嫌いにならないで」

居たたまれず、ルカは逃げるようにミクの部屋を後にした。
自己嫌悪とともに。
ミクもまた、自己嫌悪の中に居た。ルカとは少し違った意味で。

「嫌いになるわけないよ」

か細い、ルカがそこに居たとしても聞き取れないぐらいの声。
最初に好きになったのは自分のほうで、永らく逡巡した挙句ようやく伝えた思いだったのに。
受け入れられ、自分も愛されていると知ったのに。
ルカはミクを傷つけたと思っているだろう。でも逆だ。傷ついたのはルカだ。
愛する相手に怯えられるなんて、どれ程哀しいことだろう。

随分と時間が経ってから、ミクはのろのろと立ち上がった。
姿見の前に立つと、ルカの手で外される筈だったブラウスのボタンをゆっくりと外していく。
脱いだブラウスをベッドに放り投げ、スカートのファスナーも下ろして脱ぎ捨てる。
生真面目と言ってもいい彼女にしては、珍しいことだった。
鏡の向こうにいる、16歳の少女にしても可愛らし過ぎる下着を身に付けた自分を見つめ、ため息をひとつ。

「貧相すぎるよね。ルカちゃんとじゃ、比べるのも馬鹿馬鹿しいけど……」

誰よりもルカを愛している自負はある。ルカも愛してくれていると思う。
それでも思いに応えられないのは、自分に自信が持てない、それに尽きた。
自分がルカに釣り合うのか。消せない疑問がミクを怯えさせえていた。

「ダメダメ! こんなウジウジしてたらルカちゃんに嫌われちゃう」

ひとつ首を振って、暗い感情を振り払う。
そして、普段使いの下着が収められた引き出しの奥から、他と明らかに違うそれを取り出す。
黒のブラとソング。そして、ガーターベルトとストッキング。所謂、勝負下着。
店頭で物色するのは恥ずかしくて、ネット通販で購入した。
しかも、宅配便を営業所留めにして、皆に気づかれないように入手したもの。
当然の如く、まだ身に付けた事はない。

「私は変わるの。身体はすぐには無理でもね!」
714 ◆6m6FGrAhpA :2012/02/18(土) 13:46:39.98 ID:gdmprJtc
着ているブラもショーツも脱ぎ捨て、付け慣れないそれを身に付けていく。

「うわ。エッチい……。でも、ルカちゃんに見合う女にならなきゃ」

今、ルカを受け入れることができなかった原因は三つと、ミクは考えている。
痩せすぎな身体。これの解消はそう簡単ではない。
幼すぎた下着、そして臆病な心。二つを勝負下着で一気に挽回しよう。
三分の一はダメだけれど、残りの三分の二で勇気を振り絞るのだと。

「とりあえず、ルカちゃんに謝ろう。大丈夫、ルカちゃんは優しいもん。私を大切にしてくれるもん」

さりげなくのろけながら、脱ぎ捨てたブラウスとスカートをまた着る。
しかし、すぐにミクは自分の失敗に気付いた。

「思いっきり透けるじゃない!」

淡い色合いの生地越しに、黒いブラはかなりハッキリと見えてしまっている。
普段、黒の下着などつけないミクは、そのことを余り認識していなかった。
もちろん、透けるのは黒に限らないが、セクシーな下着が透けていることが羞恥を呼び覚ます。

「それより! ガーターベルトが見えちゃうし!」

ミニ丈のスカートでは見えてしまう。こんな格好では部屋から出られない。
着こなしとしては今時はアリだろうが、そこまでの度胸はなかった。
ひょっとしたらルカも喜ぶかもしれないが、リンやレンに見られたら何を言われるか。
服も変える? それも変な話だ。ルカも疑問に思うだろう。
何故着替えたか問われたら答えようがない。

「私、何やってんだろ……」

ミクの心からは、気合いも勇気も霧の様に消え去ってしまっている。
普通に謝ろうと思い直し、また元の下着を着けようと脱ぎ始めた、正にその時。

「ミク? 入るわよ」
「え? ちょっ、ちょっと待って!」
「お願い。何もしないから。ちゃんと謝らせてほし……い……」

このタイミングは神の采配か、悪魔の悪戯か。
片方のストッキングを下ろしかけた、なんとも扇情的な姿をルカに晒すことになった。

「もしかして……、誘っているのかしら?」
「ち、ちがうよ!」

慌てて、かかる事態に至った説明を試みるミクであった。
ある意味、下着姿を晒すに匹敵するかもしれない恥ずかしいことだが、混乱した頭はそこまで考えてはくれなかった。
当然というか、ルカがクスクス笑いだし、それに比例してミクの機嫌は悪くなった。

「笑わないでよ。私なりに一生懸命だったんだから」
「ごめんなさい。その格好で拗ねてるとね」
「そんなにおかしい?」
「いいえ、とっても可愛いわ」

膨れっ面で精一杯の怒りを表明してみても、ミクの愛らしい顔ではあまり効果はない。
ましてルカが相手では。
715 ◆6m6FGrAhpA :2012/02/18(土) 13:47:26.15 ID:gdmprJtc
「怒らないで。嬉しいの。私の為に、こんなに一生懸命になってくれるんですもの」

更に拗ねてしまい、ぷいっと横を向いたミクを見て、ルカは微笑んだ。
そして思う。こんなに可愛いミクを絶対に失いたくないと。

「こっちを見て」
「うん……」
「貴女をもっと大切にします。だから……、貴女の恋人でいさせて下さい」
「本当に、私なんかでいいの?」

セクシーな格好で、それなのに小さく縮こまって訊ねてくるミクを見て、また表情が緩みそうになる。
しかし、これ以上恋人を拗ねさせるのは本意でないルカは、努めて真面目な顔で問い返す。
あまり効果はなかったようではあるが。

「私はミク以外の子なんて興味ないわ。ねぇ、何故そんなことを訊くの?」
「だってさ。私やせっぽっちだし。ルカちゃんと違っておっぱい小さいし。いつまでも子供みたいだし……」

そのすべてが好きなのだけれど、そのまま言ったらミクはまた機嫌を損ねるだろう。
ミクに比べれば、やや狡さも身に着けたルカはミクに問い返す。

「じゃあ、私の胸が小さかったら? 私のこと嫌いになる?」
「そんなことあるわけないよ! どんなルカちゃんでも大好きだよ!」
「ほら。そうじゃない。私はミクが好き。それは何があろうと変わらない」
「……ルカちゃん。嬉し、くちゅん!」

ミクが可愛らしいくしゃみをひとつ。
暖房はしていても、この季節はさすがに下着のままでは寒い。

「風邪をひいてしまうわ。早く着なさいね」
「待って。このまま終わるのは嫌。して、欲しい」
「え? いい……の?」

声にこそ出さなかったが、ミクはハッキリと頷いた。
今度こそ怖がらせまいと、そっとベッドの上にミクを横たえさせる。
エアコンの設定を少し上げることも忘れない。

ルカが服を脱ぐと、現れたのはミクと似たような黒の下着。
実はミクとの「初夜」に備えて、めかし込んだ結果だったが。
ミクは眩しそうに見つめ、そして呟く。

「お揃い、だね……」
「そうね」

優しく抱きしめ、ついばむ様なキス。
ミクは一瞬だけ身を固くしたが、すぐに緊張を解いた。
優しい恋人と共にあるのだから。怖がるようなことなど何一つないのだから。
ルカの体温と香りに包まれて、自分の身体の上を滑る指に全てを託した。
716 ◆6m6FGrAhpA :2012/02/18(土) 13:48:12.62 ID:gdmprJtc
----

「うー。あだまいたいぃー」

翌朝、そう状況は変わらなかった筈の二人であったが、ミクだけが風邪に苛まれていた。
ルカは身体の脂肪量の差かと思ったが、可哀想なので指摘しないでいる。

「からだがだるいよぉーぐるじいよぉ。ルカちゃあーん、そばにいてよぉ」
「ずっとついていてあげるから。安心して眠りなさい、ね?」

発熱で思考が纏まらないのか、子供返りしてしまっているようだ。
ミクには悪いと思うが、幼子のように甘えてくれるのは嬉しいルカであった。

「ミク姉ぇ大丈夫?」
「様子はどう?」
「薬は飲ませましたが、まだちょっと熱が高いですね」

リンやメイコが様子を見に来たが、ミクは朦朧とした意識で気付かなかったのか。
彼女たちの前で、してはならない発言をしてしまった。

「いっしょだったルカちゃんは平気なのにー。なんでわたしだけー?」
「ミク! それ言っちゃダメ!」

口止めしようとしたが、時既に遅し。いつの間にか至近距離に迫っていたニヤニヤ顔が二つ。
最も、口止めした時点で白状したに等しい。

「二人一緒に風邪ひくようなことやってたんだー。ルカ姉もミク姉も!」
「ふーん、お二人さんって、ホントに仲いいんだねぇ。うらやましい」
「はいはい、二人とも。うつされるのは私だけでいいですから、感染しないようにしてくださいね」
「おおー! なんて愛溢れる発言!」
「二人っきりがイイのねぇ」

どうにか二人を追い出すことには成功はした。
だが、思春期真っ只中のリンと、噂話大好きなメイコ。
この二人に気づかれたとあっては、暫く平穏はないだろう。
でも、いいかとルカは思う。
あの二人、いや誰もがからかいはするだろうが、きっと私たちを祝福してくれるだろうと。
心配することなど何一つありはしないのだから。

ミクは眠りに落ちていた。
薬が効いてきたのか、呼吸も先ほどを思えば落ち着いてきているようだ。

「ミク? 早く治ってね」

眠り姫の額と両の頬にキスを一つずつ落とす。それ以上、貪る必要はない。
これからずっと二人で生きていくのだから、焦ることなどないのだ。
今は寝ているミクには聞こえない、でも、この先何度でも言うであろう台詞をルカはミクの耳元でささやく。

「大好きよ。愛してるわ、私の可愛いミク……」

以上です。
ミクさんを書くといつもアホの子、もとい。天真爛漫になりがちなので。
ちょっと奥手なミクさんにしてみましたが、どうでしょうか。
717名無しさん@秘密の花園:2012/02/18(土) 14:28:30.53 ID:lSIlE6xv
乙!
>>715>>716の間になにがおきたと言うのだ
詳細を、文書で提出したまえ
718 ◆6m6FGrAhpA :2012/02/18(土) 18:17:19.82 ID:gdmprJtc
真実はあなたの胸の中に。
719名無しさん@秘密の花園:2012/02/21(火) 00:17:16.82 ID:70hT+dUL
前にぐみくss投下させていただいたものです。続きができたので投下させていただきます。
忍法帳システムがやっかいなので、pixivにのっけたものを。
http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=832546
720名無しさん@秘密の花園:2012/02/22(水) 05:59:31.69 ID:mxQ82WJf
>>716
ミクかわいいいいいい
ネギトロ最高、GJ!!!!
721名無しさん@秘密の花園:2012/02/26(日) 13:24:23.97 ID:8KcOu2A/
【MikuMikuDance】初音ミク・アペンドをちび化してみた【MMD・galaxias!】
http://www.nicovideo.jp/watch/sm17080940

ロリコンホイホイで来たのに最後のミク×ちびミクツーショットでやられた。
これは流行れ。

そして>>719 GJ
722名無しさん@秘密の花園:2012/02/29(水) 10:36:08.74 ID:7Ypjn189
>>719
読ませてもらいました。この仲直りの調子でミク厨とGUMI厨は仲良くなればいいのですが出してる
会社の溝が大きすぎてなかなか上手く行きません
723名無しさん@秘密の花園:2012/02/29(水) 18:30:32.00 ID:28g8k3BZ
>>722
お前は何を言ってるんだ
724名無しさん@秘密の花園:2012/03/01(木) 00:04:40.52 ID:l7k4FO5M
>>723
二次創作の世界にまで持ち込む奴はスルーしようぜ
725名無しさん@秘密の花園:2012/03/01(木) 07:52:52.06 ID:Gx2H0yTQ
ミク「グミちゃん、手繋ごっか」
GUMI「え……あっ」
ミク「〜♪」
GUMI(ミクちゃんと繋がったままこんな街中歩くなんて、頭がフットーしそうだよぉぉぉっ///)
726名無しさん@秘密の花園:2012/03/02(金) 13:38:29.01 ID:8/QOyJJV
ぬるぽ
727名無しさん@秘密の花園:2012/03/02(金) 20:36:37.11 ID:OwD7vjGx
>>726
ガッ
728名無しさん@秘密の花園:2012/03/04(日) 08:40:34.61 ID:xc51UGZ6
せっかく久々にぐみくSS来たのに722に台無しにされた気分だ・・・ハァ
729名無しさん@秘密の花園:2012/03/05(月) 09:18:08.37 ID:tzC2AKKD
書き手が減った理由の一部には忍法帳もあるんだろうな
しかし、支部転載……禁止はされてないしアリかナシかは人の感じ方だろうけど、俺はちょっとなんだかなーって思う
730名無しさん@秘密の花園:2012/03/05(月) 11:58:02.10 ID:fVIH0fD+
>>729
初回のユーザー登録以外にデメリットは無いと思うけど、何が引っかかってるんだ?
まぁアプロダでもいいんだし、気になるなら専用の作ればいいんじゃね
731名無しさん@秘密の花園:2012/03/05(月) 21:49:01.35 ID:Ro8eKiEC
>>730
レベルが上がらないと長文書き込みができなかったんじゃない?
732730:2012/03/05(月) 23:53:16.79 ID:vGfJeicJ
おっとスマナイ
渋で何が悪いんだろう?的な書き込みだったんだ
733名無しさん@秘密の花園:2012/03/06(火) 20:52:33.11 ID:u5mkyHoN
まとめwikiに直接は?
734名無しさん@秘密の花園:2012/03/08(木) 00:07:41.22 ID:IF+L+DGm
需要の問題じゃね? ネギトロ最強過ぎてちょっとやそっとの作品は投下しづらいわ
735名無しさん@秘密の花園:2012/03/08(木) 00:59:25.73 ID:bF9TelER
ハクとかネルとかテトとかデフォ子とか女マスとか待ってるよ!需要超あるよ!(個人に
736名無しさん@秘密の花園:2012/03/09(金) 00:11:47.64 ID:n2Nr96Vh
なにはともあれ、ミクさんの日おめ
737名無しさん@秘密の花園:2012/03/09(金) 02:51:10.31 ID:sWSScRyw
projectmiraiやってたら逆さまレインボーのPVでミクリンでほっぺにチューがあったわ凄く満足した
まあねんどろ体型なんだけどw
738名無しさん@秘密の花園:2012/03/09(金) 03:27:22.81 ID:bzJOeVsF
http://pita.st/n/top/show/?guid=ON&tid=flqry059&
これですね プレイ中におもいっきり動揺したわ
ホントSEGAはミクリン好きだな
739名無しさん@秘密の花園:2012/03/09(金) 06:07:59.78 ID:uQKCUu5P
なにこれ萌え死ぬ(*´ω`)
ともあれミク日おめー
こんな日に受験だなんて学校オカシイ
740名無しさん@秘密の花園:2012/03/09(金) 10:30:39.72 ID:vtQCafDk
テトとかデフォ子とか超需要あるよ! …ってもう俺がいた
741名無しさん@秘密の花園:2012/03/10(土) 01:20:43.78 ID:MC93vper
ミクの日感謝祭ファイナル最高だった!
2年前と同じく『magnet』『promise』やってくれて その時感動が蘇ったわ

でも欲を言えばルカメイの『カラフルセクシー』が見たかった…
『逆さまレインボー』も見たかった…
742名無しさん@秘密の花園:2012/03/12(月) 17:47:24.63 ID:O06vGQsy
おいおまいら!
miraiの逆さまレインボーでキャラ替えやったか?

ミクさんがルカさんのほっぺに…
あwzsxdcfvgbhんjmk、l。;・:¥」」
743想定外とお昼寝 1/2:2012/03/14(水) 15:28:00.88 ID:DvAWHz2q
ホワイトデーだっ!!
そんなわけでミク×ネルSS投下します
時間軸的に>>697>>699の続きです。

春の陽気がそろそろ近いと感じられるようになって、
お昼寝するにはちょうど心地よいお昼時だが、

「…zzz」
「…」

居間でごろりと転がる天然ネギ娘はは相変わらず変わらないのはどうなのだろうか。
と、ふと考えるあたし、亞北ネル。

「珍しく来る事告げたと思ったらお昼寝ですかい…」

連絡も寄こさず突撃してくるミクに以前
『頼むから来るなら来るって連絡くらいしなさい!』
と思いっきり言ったのでそれ以来連絡は寄こすようにはなった。
しかし家に来てやる事は変わらないのでたびたび右ストレートをお見舞いするのだが、
今日はうちに来るなり日向に倒れこみそのまま寝てしまった。

「…zzz…zzz」

幸せそうな寝顔とはこういうことだろう。
確かにこの心地よさなら寝そべって10秒もかからずに寝れるだろう。
ちょっと前の凍えるような寒さに比べたら天国だろう。
正直今にも一緒に寝たい所だがまだ手つかずの作業の山がある。
一緒に寝るのはその後でいいだろう。

(これを終わらせるのにそんなに時間はかからないかな…)

そう考えてあたしは作業に取り掛かった。
744想定外とお昼寝 2/2:2012/03/14(水) 15:30:12.16 ID:DvAWHz2q
(何が時間がかからずに終わるだよまったく…)

意外にも手間取ってしまった。
外を見たらもう夕方に近い。それでも作業は3分の1くらいしか終わっていない。
もう切り上げて明日に回そう…と作業を片付けて

(そういえばミクはまだ寝てるのかしら)

とふと思い寝ているミクを見ると

「…zzz」

まだ寝てる…
時間にして5時間あまり。もうお昼寝の範囲を超えている。

(いい加減起こすか…)

もそもそとミクのそばに近寄り顔をのぞく。

「…zzz」
「…」

…死んでないよね…息してるし…
「ほらミク 起きろ〜」
「…ん〜…」
こいつ…まだ眠り足りないとでもいうのか…
肩をつかみ揺さぶる
「起きろ〜 いい加減もう夕方だぞ〜」
「…ふえ…?」
むくりと体を起こすミク。うつろな目をこちらに向け
「…う〜眠い…」
「5時間も寝といて何言ってんだ…」
「…」フラッ
「お…おい…こっちに倒れるn」バタリ
ミクにのしかかられてしまった。
そして分かった事が一つ
(お…重い…)
脱力した人間というのは想像以上に重い。
あまり力のないあたしにミクをどかすのはきついだろう。
(さっきの感じからして多分起こしても反応ないだろうな…)
(こいつ…一度寝るとしばらくなにされようが起きないからな…)
そう思い諦めているとふとカレンダーが目に入った。
(そういえば今日3月14日だっけ…)

先月にチョコを渡し合って指を舐められた記憶がよみがえり少しドキドキする。
そういえばお返しのこと考えてなかったな…だけど…

(図らずともホワイトデーのお返し、貰ったの…かな…)

温かいミクの体温を感じながら今日はこのまま寝てしまおうと
あたしは少し笑みを浮かべつつまどろみの中へ飛び込んだ。
745名無しさん@秘密の花園:2012/03/14(水) 15:32:01.66 ID:DvAWHz2q
以上です。
本編の中でミクさんが重いとネルちゃんが述べていますが、
ネルちゃん個人の感想でありミクさんが決して重いわけではない事を(ry
次はもうちょっと長めに書きたいな…
ではまた。
746名無しさん@秘密の花園:2012/03/15(木) 08:20:49.51 ID:ZOIPvIYh
おお、GJ!!
747名無しさん@秘密の花園:2012/03/15(木) 13:43:27.99 ID:Xighnz0+
何時もながらいい仕事してるねぇ。GJ!
748名無しさん@秘密の花園:2012/03/16(金) 10:48:35.76 ID:Lnu63cBX
良いぞ。次は順番的に唇と唇がぶつかってしまうハプニングだ!
749名無しさん@秘密の花園:2012/03/16(金) 12:52:38.71 ID:U5dO2sqi
ミクもリンも痔ポ法的にアウト
年増ピンクはまあいいが
750名無しさん@秘密の花園:2012/03/16(金) 14:41:46.75 ID:mGnSGren
発布推薦の都知事がエロ小説家だから活字にゃ緩いだろうし

寧ろ裁きが下るのはブログサイトにまで広告だしてるネットコミックの方だろ

だいたいキャラの何たるか解らん連中に規制出来るんかね ボカロ=ミクとしか認識してない連中に
751名無しさん@秘密の花園:2012/03/17(土) 08:04:48.27 ID:I4Mv3Bcr
GUMIは年齢設定ないのでセーフ
752名無しさん@秘密の花園:2012/03/18(日) 02:41:09.87 ID:liT9LCJ6
753名無しさん@秘密の花園:2012/03/18(日) 06:45:43.26 ID:w5y/hWpv
>>752
百合か?コレ
754おまじない 1/3:2012/03/19(月) 21:36:42.40 ID:TM6IUe5J
いいネタが浮かんだのでまた投下します。
時間軸的に>>743〜745の直後です。
ミク×ネルです。
では 2レスほどいただいて…

『おまじない』

まどろみの中、心地よい感覚に身を任せているネル。
ユサユサ…

(う〜 人が気持ちよく寝てるのに…)ムクリ
「…ってミク 起きたの…」
「起きたのって私そんなに寝てないよっ」
(あれだけ寝といてよく言う…)

時間を確認するともう7時半を回っている。
あれからまた1時間近く寝た計算だ。

「…ご飯食べてく?」
「ゴチになります!」

元から食べる気だったらしい。起こした理由がちょっぴり分かった気がしたネルは、
台所へ向おうとすると

フッ

「「きゃっ」」

電気が急に消えた。
一時的な停電だろうか。それともトラブルか。
しかし近所で工事などしていないしブレーカーはさっきまで寝ていたので
落ちる理由が無い。

「待ってて。今懐中電灯持ってくから」
「真っ暗じゃ危ないよっ 一緒に探してあげる」
「あんた人んちの懐中電灯の位置が分かるわk」
「あったよ〜 はい」カチッ
「…なぜ分かる…」

一度部屋中捜索してカメラ探した方が…と思ったネルであった。
755おまじない 2/3:2012/03/19(月) 21:37:03.96 ID:TM6IUe5J
「…」
「…」
「まだだね…」
「まだですね〜」

あれから30分。 まだ暗いままだ。

「最後に電池変えたの分からないから切れるかも…」
「う〜…」
「…」モゾモゾ
「…? どうしたの?」
「…」ギュッ

突然ミクの袖をつかむネル

「ネルちゃん?」
「…あたし…実は暗い所苦手なんだ…」
「さっき探してる時は平気だったのに」
「…すぐ戻ると思ったから平気だった…」

心なしか涙目で震えているように見えるネル。

「こういうときの怖くなくなるおまじないって知ってる?」
「…どうするの…?」
「じゃあこっち向いて」

そうして顔をミクの方に向けるネル。
次の瞬間

「…」チュッ
「…!」

突然のキス。 しかし暗い部屋が怖かったネルにはそれは何よりの天国だった。

「…んっ///」
「…ぷはっ…」

時間にして10秒ちょっと。 たったそれだけでさっきまでの恐怖は無くなっていた。

「どう?安心した?」
「何するかと思いきや… でも…ありがと///」

部屋には懐中電灯の明かりだけ。
しかしネルには部屋中が明るくなったように思えた。

その後停電が復旧し、正気に戻ったネルがミクを右ストレートでぶっ飛ばすのはまだ別の話である。
756おまじない 3/3:2012/03/19(月) 21:37:23.05 ID:TM6IUe5J
以上です。
>>748
>>良いぞ。次は順番的に唇と唇がぶつかってしまうハプニングだ!
ハプニングもいいが別に片方からキスをしてもかまわんだろう?
と思いました。
え?話の展開が急すぎじゃないかって?
こまけえこたぁ(ry
ではまた
757名無しさん@秘密の花園:2012/03/19(月) 22:18:19.52 ID:p64mq0is
いいじゃないかもっとやれー!
758名無しさん@秘密の花園:2012/03/20(火) 04:12:46.35 ID:Mn0AzgeZ
うおおおお!!!めっちゃくちゃいいね! 乙!!
759名無しさん@秘密の花園:2012/03/20(火) 04:34:19.07 ID:v1O+dvl/
けしからん、けしからんぞ。














いいぞもっとやれ
760名無しさん@秘密の花園:2012/03/21(水) 02:28:43.14 ID:Jv1TEQBK
友達の少ないゲイとレズに親しげに近づいてくる
ダウン症顔のぶすオナベの
りゅうちん こいつには本当に気を付けろ!

ぼったくりバーと裏で組んでいて、そこに連れていかれたり、
違法ハーブやクスリ等も売りつけてくる。

本人もクスリのやり過ぎで意識が朦朧としてる事多いので、
ヤバイ人物だと気が付くが、たまに気が付かない人がいて
そういう人は徹底的に金をむしられる。

金をむしられて、クスリ漬けになった人も
りゅうちんの仲間となって、また別の誰かを闇社会に引きづり込んでる。

この書き込みが警察の目に付くか、誰か警察に通報してくれればいいのに。
一人でも被害者が減ることを願うのみです。
761名無しさん@秘密の花園:2012/03/23(金) 22:28:11.05 ID:NwP/BPHn
ミク→天然誘い受け
MEIKO→総受け
ルカ→総攻め
リン→無邪気攻め
GUMI→受け
Lily→受け
762名無しさん@秘密の花園:2012/03/25(日) 01:45:05.81 ID:IlksQ7p8
人気曲の系統からして、個性派ロック少女のグミに憧れると同時にコンプレックスを抱く、
正統派(でもバラエティもいけちゃいます系)アイドルのミクとかいいと思う
ボカロなんてP次第と言われればそれまでなんだけど
763名無しさん@秘密の花園:2012/03/25(日) 23:41:11.12 ID:EJ/GH0Ki
忍法帳ってどういう事なの?イマイチよく解んないんだけど…すまん。
764名無しさん@秘密の花園:2012/03/26(月) 16:49:22.54 ID:eM5iOTzM
忍法帳はCookieを使って書き込み量とかに応じて制限をかけるシステム
たくさんレスするとだんだん長文とか連投とかができるようになる
765名無しさん@秘密の花園:2012/03/26(月) 19:33:22.98 ID:txztod5b
>>764 Thanks!だいたい理解した。

じゃあ投稿できんかもしらん訳だ…Cookie消すし…。
実は白い日(とうに終わったが)のマスメイ書いたんだが投稿できそうにない。
766名無しさん@秘密の花園:2012/03/26(月) 23:03:34.58 ID:rhI96/ka
>>756の人のミクネルいっき読みしたいんでだれかまとめてアンカーしてくれ
767名無しさん@秘密の花園:2012/03/27(火) 08:44:18.20 ID:QmUw4w1b
>>765

保管庫のほうに編集で直接投下して、こっちで報告だけしてくれてもいいんだぜ
いや、ぜひお願いいたします
768名無しさん@秘密の花園:2012/03/28(水) 00:00:21.34 ID:S/5yLCEN
保管庫への投下を試みてみるよ。
ああいうのやったことないから、投下だけして後は任せた的な感じでURL持ってくるよ。
769名無しさん@秘密の花園:2012/03/28(水) 00:24:53.18 ID:Ixpfb/Y2
忍法帳はLv2位でも結構書けるよ
改行多すぎて泣く泣く削ったり分けたりしたけど…
770名無しさん@秘密の花園:2012/03/28(水) 22:31:52.71 ID:ZHe+RyUU
忍法帳めんどくさ……
過疎ってる理由のひとつではあるだろうな
771 忍法帖【Lv=34,xxxPT】 :2012/03/28(水) 22:42:00.22 ID:NO+BOVuP
もしもしはたまにlv1になるから困る
772名無しさん@秘密の花園:2012/03/28(水) 22:53:16.23 ID:BGgYavuq
Cookie消す身としては絶望的だよ。
773名無しさん@秘密の花園:2012/03/28(水) 23:10:08.38 ID:UnU0wN3O
なんで消すん?
まぁよくあることだけど、履歴消去?
774名無しさん@秘密の花園:2012/03/28(水) 23:56:25.31 ID:BGgYavuq
ブラウザゲームとかやってると消したりするよ〜。
ただ毎日消すとかでなく、定期的にかなあ。

あとはブラウザがIEとは限らない。
775名無しさん@秘密の花園:2012/03/29(木) 03:10:20.47 ID:6e+WL+cR
専用ブラウザお勧め
776名無しさん@秘密の花園:2012/03/29(木) 15:53:57.55 ID:bkjoGJz8
まとめて消さなければいいだけじゃ……?
777名無しさん@秘密の花園:2012/03/29(木) 19:29:45.76 ID:b1Yh6VE7
>>776 ( ゚Д゚)
778名無しさん@秘密の花園:2012/03/30(金) 02:10:23.39 ID:/aBwPX9u
規制臭いからテスト
書き込めたらあさってまでに新作SSうpする
779おやじMasterの人:2012/03/31(土) 08:54:01.00 ID:SLjM9IL5
どうも>>765です。
保管庫に白い日を見よう見真似で投下したのでいいようにして下さいな。
あと心理描写が苦手なので、助言とかもらえると嬉しいです。
780名無しさん@秘密の花園:2012/03/31(土) 20:59:15.66 ID:x3Wmz29Y
宣言どうりうpします
ミク×ネルです。
ミクとネルの関係はだいたい>>756位です。

『一番の特効薬』

新年度が始まろうという時期。
新しい生活に胸をときめかせる人もいれば、生活スタイルの変化に体調を崩す人もいる。
どうやらあたし亞北ネルは

「…クシュン!…」

見事に後者だったようだ。

(昨日無理しすぎたかなぁ…)

くらくらする頭でそう考え、体温計を見ると39.3℃
徹夜で作業しすぎて風邪をこじらせたらしい。

(う〜頭ががんがんする…)
(とりあえず自力でなんとかお粥は作れたし、早く寝て治さないと…)

今はやりのインフルエンザでは無かったことに少し安心しつつ、
あたしは布団に包まった。しかし

(…寝れない…)

寝よう寝ようと思いながら寝ようとすると大抵寝れない。
特に病気の時にはそれがはっきりわかる。
しかしそれ以外にも…

(…一人ってこんなに寂しかったっけ…)

看病してくれる人がいない。それだけでも心の中にぽっかりと小さい穴が。

(…寂しいなぁ…こういう時誰か看病してくれる人が…い…る…と…)

色々考えだしたら急に目の前が暗くなってきた。
薄れゆく意識の中で目の前に誰かが顔を覗き込む気配が見えたが、
あたしにはそれを気にする余裕は無く、深い夢の中へ落ちて行った。
781名無しさん@秘密の花園:2012/03/31(土) 21:00:48.14 ID:x3Wmz29Y
ピチャ…ピチャ…
(…?)

なにか音がする… しかも寝る時何もしていなかったのに頭がひんやりして冷たい…

ムクリ「…って…」
「あ〜ダメ!まだ寝てなきゃ!」

ミクだった。幻覚でも幻でも無く。

「あんた…ど…どうして…」
「風邪なら風邪だって言ってよ!心配したんだから…」
「…ごめん…」

風邪だと言えばミクは当然看病してくれるだろう。
でもそれがあたしには後ろめたく、つい黙ってしまった。

「とりあえずまだ安静にしてなきゃだめだからねっ!」
「…うん…」

ミクに寝かされまた布団にくるまるあたし。

「そうだ!ちょっと待ってて」タッタッ
「…?」

そういうとミクは台所へ向かい何かを持って戻ってきた。

「勝手に冷蔵庫の中身使っちゃったけど…」

そう言って見せたのはお粥。
しかしあたし一人で作った時とは見た目があまりにも違う。
お粥を受け取りまず一口

「…おいしい…」
「良かった… 何度か味見したんだけどあまり自信が無くって…」
「ううん 十分おいしいよ」

おもわず食べるペースも上がっていく。まあ病の身だからそれでもゆっくり目に食べているが。

そうして食べ終わり、ミクに食器を返しつつ

「今日はありがとう…看病してもらって…」
「次はちゃんと言ってよね!遠慮しないでさ」
「うん…そうする…じゃあもう一回寝るね」
「おやすみ ネルちゃん」

ミクに見守られながらあたしはまた夢の中へ落ちていった。
782名無しさん@秘密の花園:2012/03/31(土) 21:01:17.38 ID:x3Wmz29Y


後日、あたしの風邪はすぐに治った。
しかしまた問題が起こった。

「…ハックシュン…う〜…」
「…まったく…」シャリシャリ

今度はミクが風邪をひいた。
何でも寝ずにあたしにつきっきりだったらしい。

「看病するのはいいけど自分が体調崩したら意味無いじゃない…」
「頭痛いよ〜ネルちゃん助けて…」
「分かったから早く寝ろ!あと今リンゴ剥いてるんだから危ないでしょ!」

風邪をひいているというのにこのネギ娘め…
でも…

(あたしも看病してもらったんだ あたしも優しく看病してあげよう…)

あのお粥の味は真似できそうに無いだろうなぁ…と思いつつも
あたしは剥き終わったリンゴを幸せそうに食べるミクを見て、
少しキュンとしたように思えた。


このSSは自分が頭痛で苦しんでいる時に思いつきました。
隣でネルちゃんが心配そうな顔で覗き込んでたのが見えたあたり、
そうとう重症らしいです(いろんな意味で)
しかし今回は話がgdgd過ぎて泣ける…
ではまた。
783名無しさん@秘密の花園:2012/04/02(月) 04:45:21.14 ID:HKmq4YiW
なかなかいいね!
GJ!
784 ◆6m6FGrAhpA :2012/04/06(金) 20:44:41.66 ID:eexnqaLV
ラピス発売おめ。
ってことで、急遽書いたマスラピです。

『15センチの愛しい存在』

「もう可愛くて! 私が出かけようとすると、うるうるして『早く帰ってきてね』なんて言うのよ!」
「ミクちゃんいいよね。うちのリンちゃんは『寂しくなんかないんだから!』って甘えてくれないの」
「ツンデレリンちゃん!」
「全然デレてくれないわ。ツンデレじゃなくてツンツンね」

隣のテーブル席から、ボカロマスターとおぼしき女性たちの会話が流れてくる。

「ボーカロイドかあ。可愛いよねぇ」

私の呟きは誰の耳にも届かず消えていった。ボカロ、欲しいとは思っていても諦めてた。
価格的にはともかく、狭い私の部屋に同居人を増やすのは、無謀としか言いようがなかったから。

「そういえば、今日はラピスちゃん発売日だね。かわいーよね、ちっちゃくて」

また新しい子が出るんだ。背が低い子なのかな。小学生? それじゃユキちゃんと被るか。
会計を済ませた私は、なんとはなしにボカロ販売店に足を向けた。
ラピスちゃんを見るだけ見てみようと思って。

「蒼姫ラピス? この子か。可愛いなあ」

ショーウィンドウに販促グッズらしい、ラピスちゃんのお人形が飾られていた。
これぐらい小さければ私も買えるのにね。そんなことを思いながら眺めていたら。
え? なんか微笑んだような? え!? こっち歩いてきた!?

お店に飛び込み、店員さんに話を聞いてみたら。この子が蒼姫ラピスちゃんそのものだった。

「こ、この子ください!」

興奮し過ぎて店員さんは面食らい、ラピスちゃんには不思議そうな顔で見上げられちゃったけど。
あ、そうそう。買ったのはショーウィンドウにいた子。
785 ◆6m6FGrAhpA :2012/04/06(金) 20:45:12.53 ID:eexnqaLV
「このラピスは貴女のことを気に入ったようですから。貴女のところに行くのが一番幸せなのです」

店員さんの殺し文句が素敵過ぎて更に大興奮。
し過ぎてラピスちゃんにご挨拶するの忘れてました。
私の部屋に帰ったところでラピスちゃんに改めてご挨拶です。
と思ったら。ラピスちゃん正座して? え?

「マスター、不束者ですがよろしくお願いいたします」
「こ、こちらこそよろしくお願いいたします」

ラピスちゃん私を萌え殺すつもりですか?

「と、とりあえず何か歌ってよ」
「あ、いえ」

いろいろ入力しなきゃいけないんだって……。うう、私は音楽的才能絶無なのよ!

「ボカロがどういうものか、知らずに買ったんですね」
「う。ご、ごめんなさい……」

買ってきてすぐボカロに駄目出しされるなんて。なんとか、この気まずい空気、なんとかしないと。

「あ、あのね。マスターには私なれそうにないけど努力するから。だから私の友達になって」
「友達は嫌です」

き、嫌われちゃった!?

「こ、恋人なら。か、考えなくもありません」

こうして私に、身長15センチのちっちゃな恋人が出来たのです。


以上です。実は私も、ラピスの身長をついこの間まで知らなかったのでしたw
786名無しさん@秘密の花園:2012/04/06(金) 20:48:42.76 ID:9XuuOwY0
>>785
gj
787名無しさん@秘密の花園:2012/04/06(金) 20:51:59.57 ID:CCvflV9O
投下乙です
150mmだっけか?
788 ◆6m6FGrAhpA :2012/04/06(金) 21:22:01.29 ID:eexnqaLV
公式に「身長150mmの妖精」とあったんで。
789名無しさん@秘密の花園:2012/04/11(水) 18:24:07.39 ID:yRXJ29je
150nmに見えてしまった俺は末期
790名無しさん@秘密の花園:2012/04/13(金) 07:38:51.34 ID:ex7myE92
電子顕微鏡で覗くと、そこでラピスが歌ってるんですね。
まさに電子の歌姫w
791名無しさん@秘密の花園:2012/04/22(日) 14:58:24.52 ID:kKFlth+F
保守しとこう 過疎ってるなあ(´・ω・`)
792名無しさん@秘密の花園:2012/04/22(日) 22:24:34.33 ID:xwcayVZo
初めてカキコします。
百合小説を書いて投下してみたいのですが、忍法帳などもよく分からないド素人です。
小説が完成したらどのような手順を踏んで投下したらいいのかなどを教えて下さい。
793名無しさん@秘密の花園:2012/04/23(月) 18:20:02.67 ID:wlyisLIp
>>792
規制されてないなら忍法帳関係ないから普通に投下すればいい
保管庫に編集という形で直接投下するって話もでてるけど、そういう質問は、ここじゃなくて書き手スレ行って過去ログ読んだほうがいいかもな
わからないなら、pixivとかのほうが向いてるんじゃないかな
794名無しさん@秘密の花園:2012/04/23(月) 19:57:23.80 ID:Z95JrOyg
>>793
そうなのか
昔投下してたが忍法帳が訳解らんから怖気ついてたわ
795名無しさん@秘密の花園:2012/04/24(火) 08:36:12.46 ID:OYs5Waqy
忍法帳はCookieを使って制限を徐々に外していくシステム
あちこちでレスして何日か経つとレベルが上がっていって連投長文書けるようになる
796名無しさん@秘密の花園:2012/04/24(火) 21:53:48.26 ID:dOlrXneo
792です
>>793さん
>>795さん
わざわざありがとうございました。
拙い文章力ながら小説が完成したらこちらの板に投下させて頂こうと思いますので、
その際はお願い致します。
797名無しさん@秘密の花園:2012/04/24(火) 22:52:35.25 ID:dOlrXneo
792です。
初心者クオリティですが、昨日から書いていたものを仕上げてみました。
皆様のお目を汚すような事にならなければ幸いです。

注意
・R-18作品です。(ジャンル的には陵辱モノ)
・エロ要素が少し濃い目になっていく予定です。
・18歳以上の方のみご観覧下さい。
・またネギトロか・・・とかは御遠慮下さい。

前置きが長くなってしまい申し訳ありません。
文字制限の為次のカキコより始まります。
798名無しさん@秘密の花園:2012/04/24(火) 22:53:44.40 ID:dOlrXneo
グチュ・・・グチュ・・・

部屋の中に粘着質な音と
一人の女の声と微かな矯声が響く

「ねぇ、ミク?ミクのこことっても綺麗だよ?」

グチョ・・・ピチャ

「ぅぁ・・・ぁ・・・ぁ・・・」

「ねぇ、ミク?・・・ちゃんと私の気持ち受け取ってくれたんだよね。そうだよね」

「ぇぁ・・・ぅぇ・・・ぁ・・・」

「ねぇ、答えてよ!!」

ズブッ!!!

「ひぎぃ!?」
ミクの膣内奥深くに女の
手にあったモノが強く刺し込まれる。

「ねぇ!!聞いてる!?私はこんなにミクの事思ってるんだよ!?答えてよ!!」

ズブッ!!! ズンッ!!! グチッ!!

「あぐぅ!ひぐっ!!あぎぃ!!」

「ねぇ!!ねぇ!!ねぇ!!」

グチュ!!!グチッ!!グチャ!!

「ひぎゃぁぁぁぁ!!ぁ・・・ぁ・・・ぁ・・・」


「あぁ??わかったぁ?、まだ私の気持ちが分からないんだ。こんなに教えてあげてるのにぃ??」

「ぁ・・・・・ぃぁ?」

「だぁ?いじょ?ぶ。時間なんてまだまだたくさんあるんだから・・・じっくり教えてあげるから・・・ね?」

「う?ん・・・なにからがいいかなぁ??・・・あ!そうだ!ぁれがあったから・・・で・・・・・すれば・・・ミクも・・・・・」

いつから歯車が狂ってしまったんだろうか・・・・・
いや、私がもっと早くルカの気持ちに気付いていれば・・・・・・・・・・
799名無しさん@秘密の花園:2012/04/24(火) 23:00:18.66 ID:dOlrXneo
恐らくルカがおかしくなり始めたのは多分一週間前から・・・・・
私が告白に成功したことをルカに報告したときからだ。


教室に入って目的の人物を見つけた私は意気揚々と話しかけた。
「おはよ!ルカ!」
「・・・・・うにゅ・・・?」
・・・これは昨日徹夜したな・・・
「また徹夜?」

「んあ?あぁミク・・・おはよ???」

目の前で眠そうにしてるのはルカ。
この専門学校に入ってから知り合った気の合う友達だ
教室でぼぉーっとしてた私にルカがひっきりなしに話しかけて来たのが知り合ったきっかけ

「おはよ・・・ってさっきも挨拶したんだけど」
「そうだったの?ごめんね。座ったまま寝ちゃってたみたい」
「別に良いよ。それよりルカ!すっごいお知らせがあるの!」
「凄い知らせ?」
「うん♪私前から、一年上の先輩が気になるって言ってたじゃない?」

ピクッ
ん?今ルカの片眉動かなかった?
「へ・・・へぇ、それで?」

まぁ、いいや。今は何よりもこのお知らせをルカに教えたいし

「それでね?つい昨日思いきって告白したんだよ。いつも私達が帰り道に使う公園に呼び出して」
「そ・・・それで?」
「なんとっ!ok貰っちゃいました!!」
「ふ・・・ふ?ん、良かったね、相手はなんだって?」
「えっとね、

『俺も前から気になってたんだ、そっちから言ってくれるなんて思ってもなかったよ。こちらこそ宜しく』

 だったかな?」
「よく、そんな長文暗記出来たね・・・・・」
「だって念願だった人と両思いだったんだよ!?一言一句覚えてるよ!」
「へぇ・・・・・でもどうせ身体しか興味無いんじゃない?ロリコンっぽい人だったし」
800名無しさん@秘密の花園:2012/04/24(火) 23:01:22.07 ID:dOlrXneo
カチンッ
「ねぇ、ルカ。なんでそういうこと言うの?ルカなら祝ってくれると思ったのに・・・」
「え!?あ!ごめん!。思わず言っちゃったんだよ。本心なわけないじゃない!
というかミクの恋が実ったのを一番祝福したいのは私なのにそんなこと言うわけないじゃない!」

「そ・・・そうだよね!わたしったらルカ疑うなんてね。ごめん」
「い・・・いいよ別に。私こそ変なこと言ってごめんね?」
「ううん、気にしてないから。大丈夫だよ」
「あ!じゃあこの前ミクが食べたがってたクレープ奢らせて?じゃないと私の気がすまないから!」
「うん、分かった」
「ありがと〜〜、じゃあ今週の日曜日で良い?」
「あ、ごめん。今週末は彼と約束してるんだ」

ピクッ
「そ・・・そっか。じゃあ来週でいい?」
「うん、来週なら。ごめんね?」
「ううん、大丈夫だよ。彼とゆっくりしておいで」

キーン コーン

「あ、ほらチャイム鳴ったよ」
「もうかぁ、じゃあまた後でね」
「うん、後で」
801名無しさん@秘密の花園:2012/04/24(火) 23:04:45.17 ID:dOlrXneo
792です。
一応書いたもの投下してみました。
お目を汚してしまったら申し訳ありません。

一番最初の投下の誤字がぁ〜〜〜〜・・・・・・
以下訂正です。脳内で書き換えて読んで下さい。
「あぁ〜〜わかったぁ?、まだ私の気持ちが分からないんだ。こんなに教えてあげてるのにぃ〜〜」
「だぁ〜いじょ〜ぶ。時間なんてまだまだたくさんあるんだから・・・じっくり教えてあげるから・・・ね?」
「う〜ん・・・なにからがいいかなぁ〜〜・・・あ!そうだ!あれがあったから・・・で・・・・・すれば・・・ミクも・・・・・」
802名無しさん@秘密の花園:2012/04/27(金) 20:44:39.61 ID:G5NXkFHr
>>801
人を選ぶ内容だったケド 俺は好きだよ GJ

VOCALOID百合CPプチオンリー 【 ボカ百合祭 ―ぼかゆりさい― 】
http://pain.readymade.jp/only/
まだまだ先の話だが楽しみだな
803名無しさん@秘密の花園:2012/04/27(金) 21:31:56.67 ID:ese3x4gH
どうも皆さん
以前書いた『一番の特効薬』の作者です。
ふと思いついたネタが出たので投下
ミク×ネルです。

いつもの日常

いつもと変わらないある日の昼下がり
あたし亞北ネルはミクと一緒に自分の部屋でくつろいでいた
でも今日はいつもと少し違った

ネル「ん〜」
ミク「どうしたのネルちゃん?」
ネル「いや…最近耳に違和感があってね…」
ミク「耳詰まり?」
ネル「多分垢がたまってるだけ」
ミク「ふうん…見てあげよっか?」
ネル「いいよ、後で綿棒で掃除するから」
ミク「遠慮しないの♪ ちょうどここに耳かきもある事だし」
ネル「どうしてあんたは人んちの耳かきの位置が分かる」
ミク「愛のなせる技です!」キリッ
ネル「…」

もう毎度の事なのでスル―

ネル「まあ…見てくれるならありがたいからお願いするわ」
ミク「それじゃここに寝て」ポンポン

そういいつつミクは正座した自分の太ももを叩く

ネル(これが俗に言うひざまくら…)

そうは思いつつもごろんと寝てミクに片耳を見せる
804いつもの日常 2/3:2012/04/27(金) 21:32:43.85 ID:ese3x4gH
ミク「あ〜結構すごいね」
ネル「まあ…いろいろドタバタしてて1か月は掃除してなかったし…」
ミク「お〜取れた取れた 次の獲物は…」
ネル「獲物って…」

思ったよりミクの手つきが優しくあまり抵抗が無い
耳かきして貰った人ならわかる この名称しがたい恐怖

ミク「はい おしまい 次反対側ね〜」
ネル「え?別に片側だけでじゅうb」
ミク「遠慮しない遠慮しない」

断るのは簡単だが折角掃除してもらったのだからここは甘えてもいいだろう
そう思いながら首を反対に向ける
その時である

ミク「うー」
ネル「…」

首を反対にしたので目線はミクのおへそ

ネル(なんでドキドキしてるのあたし…///)

そして2分ほどしたのち

ミク「よ〜し 終わりっ」
ネル「やっぱり掃除するとすっきりするわね〜」
ミク「でしょ〜」

せっかくだし取れた垢を見ようと体を起こそうとしたその時

ミク「…フッー」
ネル「はひゅわい!」

耳に息をかけられた

ネル「な///なにすんのよ!」
ミク「いや〜こういう時なんだか無性に息吹きかけたくなるよね〜」
ネル「なるか!」

こうして一悶着あった後お返しにとミクのわき腹をくすぐりまくってやった

今日もいつもの日常にちょっとしたアクセント
805いつもの日常 3/3:2012/04/27(金) 21:33:08.59 ID:ese3x4gH
以上です
耳かきって誰かにやって貰う時すごい緊張するのは私だけでしょうか?
ミクさんもネルちゃんも常にヘッドホンしてるから多分すごいんでしょうね、垢。
ではまた
806名無しさん@秘密の花園:2012/04/28(土) 01:29:54.32 ID:vl7mds4/
>>805
GJ!
脳内再生余裕でした(キリッ
>ミクさんもネルちゃんも常にヘッドホンしてるから多分すごいんでしょうね、垢。
ただ…なんか…気づかなくていいような情報が…
807名無しさん@秘密の花園:2012/04/28(土) 18:11:12.34 ID:EHPu9VuC
カナル型してるとゴソッと行くんだよなー
そして右やってもらうときと左やってもらうときで足を伸ばす方向を変えるのは少数派?
うまく説明できないけど
808名無しさん@秘密の花園:2012/04/28(土) 22:43:15.38 ID:TbhMprvQ
膝枕で耳かき和むわーGJ
ネギトロ好きだから脳内変換してみたら更に萌え転げたw
どっちがやってあげてても可愛いな

それだとほとんどのボカロがすごいことにww>ヘッドホンしてるから垢が
じゃあもう耳かき合戦するしかないな!
809名無しさん@秘密の花園:2012/04/29(日) 12:03:18.21 ID:wQ4Al9vm
仏の顔も三度まで
NEXTでもルカコスミクコスなければ、一体ミクはどうなってしまうのか
今までだって散々ヤンデレ化したルカに犯されてきたのに
810名無しさん@秘密の花園:2012/05/02(水) 16:34:59.66 ID:oJxQthpy
811名無しさん@秘密の花園:2012/05/02(水) 17:30:51.37 ID:vpuufZED
書きたいネタがあるのに仕事が忙しすぎて1文字も書けてない!
このままじゃGWが終わる!('A`)

>>810
なぜ今これをwwww
812名無しさん@秘密の花園:2012/05/03(木) 01:22:12.90 ID:y1SltRap
ワラタwwwwww
普通の基準がちょっと大きいね。
下段組には「そのままでもいいんだよー」と言いたい。
813名無しさん@秘密の花園:2012/05/03(木) 07:51:10.01 ID:rkk4qB7x
リンは将来性とか成長可能性で余裕ぶっこいているつもりっぽいが
さして成長しないで終わると思う。
814名無しさん@秘密の花園:2012/05/03(木) 08:44:52.82 ID:KWpY8lMS
>>813
リン「私ももうすぐメイコ姉やルカ姉みたいになるもんww」
 ↓
2年後リン「……ミク姉サイズ…だと……orz」

こうですね分かりますw
815名無しさん@秘密の花園:2012/05/03(木) 09:10:01.71 ID:abVismZ/
結構天然キャラやおっとりした子って胸成長し
スレてる子や大人ぶってる子って胸成長しないイメージがあるから
現サイズでも成長度でもミク>リンってイメージだ
816名無しさん@秘密の花園:2012/05/03(木) 10:34:47.92 ID:zoQF79/F
これ以降の新しいキャラの胸の大きさはどんな感じだろう
IAとかLilyとか
817名無しさん@秘密の花園:2012/05/03(木) 14:46:56.65 ID:9xJUlfIT
おっぱいの大きさより声で語れよ
818名無しさん@秘密の花園:2012/05/03(木) 17:39:58.49 ID:0ttI6j5e
>>817
お前が思っている以上におっぱいの大きさは重要だ
819名無しさん@秘密の花園:2012/05/03(木) 18:11:27.85 ID:C/7f2AEI
巨乳好きは民主主義の名の下に堕落し腐りきったメリケンかぶれの売国奴
清貧を体で表したような貧乳こそ日本文化の誇りそのもの
分かったかこの野郎
820名無しさん@秘密の花園:2012/05/03(木) 18:53:50.42 ID:YJ0PisE2
まあ、そこまでの思い入れはないけどなw
821名無しさん@秘密の花園:2012/05/03(木) 23:24:42.00 ID:D/WSdmNn
>>819
馬鹿野郎
江戸の後期になると豊満なのが好まれてるんだ
日本でも時代によって変わるんだよ
ソースはこれ
http://togetter.com/li/4160

まあ小さいのも大きいのもおっぱいはみんな良いものです
だって百合スレだから!
822名無しさん@秘密の花園:2012/05/04(金) 09:23:34.62 ID:GGwqslmQ
貧乳キャラが巨乳キャラを羨んで愚痴る
→巨乳キャラが貧乳キャラに豊胸マッサージしてやる

百合スレ的にこの展開で。
823名無しさん@秘密の花園:2012/05/04(金) 09:58:17.31 ID:0k+Fl4td
現実には肩幅とかが絡んでくるはず
824名無しさん@秘密の花園:2012/05/04(金) 12:07:06.42 ID:0NdDPOB6
いや、別に現実なんてどうでもいいし
825名無しさん@秘密の花園:2012/05/04(金) 20:27:48.44 ID:OL0357R5
喧嘩すんなよ
826名無しさん@秘密の花園:2012/05/05(土) 04:30:51.37 ID:5ZwzT2ko
827名無しさん@秘密の花園:2012/05/05(土) 11:44:41.04 ID:C9TyBJvm
V3のおっぱいは、公式イラスト的には
GUMI>Mew>CUL>Lily>ラピス>>>りおん>ゆかり>SeeU>IA かな?
異論は認める

特にいあさんは、作画者の意向無視で、MMDやPVではおっぱいキャラだしなー
828名無しさん@秘密の花園:2012/05/05(土) 17:38:01.15 ID:3TK6Pl9z
ラピスはどんなに大きくてもあの身長ですし
829名無しさん@秘密の花園:2012/05/06(日) 02:17:49.17 ID:1FHc3zme
http://pita.st/n/nrxy1356
VOCALOIDの世界を守る為 姉の活躍の場を守る為 本業の『Schwarzgazer』に専念したいLilyが

『いつもVOCALOIDのお仕事をサボりがちだけどヤれば出来る子』とGUMIにお説教されてる姿が降りてきた。

…でも夜は昼間とうって変わってGUMIが甘えてたらいいな〜
そして我が身そっちのけでGUMIの胸を育てる まさに献身的な愛
830名無しさん@秘密の花園:2012/05/06(日) 17:20:09.11 ID:XZryerjq
ミク×( IA + Lily )という酷い3P百合を夢で見た
しかもミクが超一方的な攻め
831名無しさん@秘密の花園:2012/05/07(月) 02:14:27.80 ID:FmENt2tn
いい夢じゃないか。何が不満だ。
832名無しさん@秘密の花園:2012/05/07(月) 07:39:11.60 ID:8jr3L0j3
今すぐその夢を文字に、文章にするんだ!
833名無しさん@秘密の花園:2012/05/07(月) 21:41:05.27 ID:o6kJbbei
新人いびりミクさんか……胸熱
期待してるよ
834名無しさん@秘密の花園:2012/05/07(月) 21:55:16.25 ID:DQmWLD1w
SSにするのは無理だけど
たしか、小生意気なギャル系Lilyがミクさんをからかってたんだけど
反撃されて押し倒されたら急にしおらしくなって
実はLilyがそっち方面に疎いことがわかってミクさんスーパーどsモード化
そのままミクさんに一方的ににゃんにゃんされるんだけど
実はそのシーンをIAに目撃されて隠れて様子を見ていたんだけども
結局ミクさんに見つかってアウト→2人仲良くミクさんのおもちゃにって感じ
ミクさんがひたすら二人を責め上げるだけで
LilyとIAは一方的ににゃんにゃんされるだけのなかなかひどい夢でした
835名無しさん@秘密の花園:2012/05/07(月) 22:29:16.67 ID:JOxYQtg/
>>834
なんだできそうじゃないか、頑張れよ!
836名無しさん@秘密の花園:2012/05/11(金) 13:04:48.85 ID:o0WX2KAq
マクドかミスドを「ミクド」と言い間違えて顔真っ赤にするリンとリンの反応が可愛くてミクがからかうも、からかいすぎてやけくそになって開き直ったリンに「ミクド」開店させられるミクの夢を見た
837名無しさん@秘密の花園:2012/05/11(金) 18:18:37.99 ID:dgn1Honh
>>836
何その最終的豪快な萌えww
でも意地っ張りから結局は姉をたてる姿になってるな
838名無しさん@秘密の花園:2012/05/12(土) 18:04:16.73 ID:UkgwKnaA
>>836
無茶苦茶な夢だが、何か新たな可能性を感じるな。
839名無しさん@秘密の花園:2012/05/15(火) 20:16:29.87 ID:6ENerW3U
ゴールデンウィーク明けてしまったら 書こうとしてたネタが全部白紙に戻っちゃったZE☆ ('A`)
840名無しさん@秘密の花園:2012/05/16(水) 10:55:12.18 ID:qtKIxzZa
新しいボカロはまた女の子か
しかも公式でヤンデレとかw

音源としては男も寄越せとしょっちゅう言われてるV3けど、このスレ的には女の子だらけは大歓迎だよな?
841名無しさん@秘密の花園:2012/05/16(水) 18:16:27.59 ID:oifCK6LF
俺的には寧ろ男いらn
842名無しさん@秘密の花園:2012/05/16(水) 20:39:07.89 ID:75Fr4ttq
このスレでちっともゆかりさんが話題に挙がらないがまさかおt(ry
843名無しさん@秘密の花園:2012/05/17(木) 22:13:59.95 ID:f2Z68Z7K
>>842

ゆかりに限らずAHS娘は全員まな板だからな…
ん?誰か来たようだ。
844名無しさん@秘密の花園:2012/05/23(水) 11:03:39.05 ID:B66UhwZP
保守がてらSS投下したいんですけど忍法帳?とやらが大変煩わしいので、
pixivか保管庫に上げたのをURL引っ張ってきたいんですけどどっちがいい、とかってあるんですかね?
845名無しさん@秘密の花園:2012/05/24(木) 18:49:48.83 ID:OZGsRyPM
>>844
両方かな。
『保管庫』『pixiv 』どちらかを愛用してる人がいるかもしれんし。
個人的にはpixivかな “お気に入りユーザー”に登録すれば更新されたのがスグに解るから。
846名無しさん@秘密の花園:2012/05/24(木) 19:12:30.09 ID:rrnhZP0D
ピアプロという手もあるんやで
847名無しさん@秘密の花園:2012/05/26(土) 13:10:28.79 ID:WCHyvnje
アカウント持ってなくても見れるという点で保管庫かな
848844:2012/05/27(日) 10:26:02.06 ID:58CZh7n7
pixivには投稿したんですけど 保管庫の更新の仕方が分からない…!
教えてどえらいひと…!
849844(P.N.ハク姉大好きっ娘さん◇bawm.ilkh2):2012/05/27(日) 11:03:29.40 ID:58CZh7n7
やっと更新できた…('A`) のでURL貼っときますー 読んでいただけたら幸いです
って ピアプロってこういうSSも投下して大丈夫なの…?

pixiv→http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=1090665
保管庫→http://wiki.livedoor.jp/lilyvocaloid/d/ss0293
850名無しさん@秘密の花園:2012/05/27(日) 13:19:40.35 ID:xeJzChsL
ピアプロはエロはだめだぞ
851名無しさん@秘密の花園:2012/06/02(土) 02:38:32.75 ID:f6nJ54kp
マルチ乙
852名無しさん@秘密の花園:2012/06/08(金) 12:58:05.38 ID:HHt1w4S1
853名無しさん@秘密の花園:2012/06/10(日) 22:40:46.49 ID:ACsQLXh8
リンミクはリンの鬼畜攻めもいいけど、純情娘同士の性に対して初々しいのもアリだと思う
854名無しさん@秘密の花園:2012/06/11(月) 20:59:03.44 ID:3uIFZ66w
855名無しさん@秘密の花園:2012/06/12(火) 22:54:33.75 ID:v6mzTxS8
最近ゆかりん実況観てるんだが同じボイロのマキとの掛け合いがなかなか楽しい
ゆかマキってこのスレではあり?
856名無しさん@秘密の花園:2012/06/17(日) 21:09:49.57 ID:dtaNatJ7
いろいろ廻ってきたけど
リリグミ最高だけおまいらに伝えておく
857名無しさん@秘密の花園:2012/06/18(月) 09:34:48.09 ID:yl2yvjij
最近GUMIが性別男として描かれてるのをよく見る気がする
ボーイッシュとかなら全然いいんだけどねぇ、というチラ裏
858名無しさん@秘密の花園:2012/06/18(月) 22:28:52.58 ID:JXSPdIv7
それグミヤ君じゃね
859名無しさん@秘密の花園:2012/06/19(火) 00:13:30.15 ID:6GPYyvxk
音痴ボーカロイドってなぜ出ないの?
860名無しさん@秘密の花園:2012/06/19(火) 00:16:45.78 ID:z8hP7rH8
>>859
一生懸命作った歌下手に歌われたらイラッとするだろ
861名無しさん@秘密の花園:2012/06/21(木) 01:33:47.32 ID:Cj1e7Lkg
つかボカロは作者の腕次第で神調教にもなれば音痴にもなるもんだし

まあボカロなのに音痴、ってキャラ的にはネタにしやすくていいかもだけどなw
862名無しさん@秘密の花園:2012/06/28(木) 07:53:13.68 ID:hVOO+hbC
そういえばGUMI誕だったんだな。
863名無しさん@秘密の花園:2012/07/04(水) 19:19:02.34 ID:90uY3oTw
今更だがDIVAのOPムービーいいな
2のアフレコではミクリンとそれに嫉妬するルカがあるし
EXでは黒板のルカ姉はオレの嫁談義の下にミクにだけ宿題出してるし、ミクへの宿題の下にメッセージ残してる
さりげなく車のアクセサリーもタコルカとはつゅねだけ飾ってる
864名無しさん@秘密の花園:2012/07/05(木) 09:44:43.58 ID:VbSrw3dd
>>863
ttp://v.youku.com/v_show/id_XMzIyMjM2MTA4.html
確かにいいな。
そう言えば『初音ミク -Project DIVA- f』発売まで2ヶ月切ったな
そろそろムービーくるな〜この三角関係にまた進展か?
865名無しさん@秘密の花園:2012/07/10(火) 04:11:44.05 ID:gi8A3DdT
氷菓でミク達のコスプレやる生徒がでてきたけど、明らかにネガティブな扱いでちょっとムッとした。
866名無しさん@秘密の花園:2012/07/14(土) 14:22:31.23 ID:s3W4o+c1
hosyu
867名無しさん@秘密の花園:2012/07/15(日) 03:11:37.02 ID:ll2DnyFH
http://www.youtube.com/watch?v=b7EJBP6pup4

一番最後にお口直しに出てくる汚いものをまだ知らない無垢なリンちゃんが可愛い
868名無しさん@秘密の花園:2012/07/16(月) 00:37:27.68 ID:AY9ylvH7
DIVAf、OSTERの書き下ろし来たな
安定の百合オチで滾ったわー今すぐ買いにいけないものか
869名無しさん@秘密の花園:2012/07/16(月) 11:44:47.00 ID:ZcaRnCAX
>>868
http://pita.st/n/top/show/?guid=ON&tid=dgiklnv1&
頬染めww SEGAの人は百合好きがいるのかwww 
870名無しさん@秘密の花園:2012/07/16(月) 11:51:12.50 ID:lP1QpTrJ
>>868
さすが販促魔王オスター、あざといわー。
Vita買う金なんかねぇよ
871名無しさん@秘密の花園:2012/07/16(月) 15:43:06.24 ID:jhexRNbQ
金儲けの臭いが強すぎてもうね
872名無しさん@秘密の花園:2012/07/16(月) 19:04:42.52 ID:uO9/1ne/
全力で釣られたい
巨乳組、完全に胸触れ合ってるじゃないかおい
873 ◆3aEc9kIFfw :2012/07/18(水) 02:42:06.26 ID:fOZM9HEX
どうでもいいわ
874名無しさん@秘密の花園:2012/07/21(土) 09:02:22.89 ID:ZjX0yCH/
買うしかないな
875名無しさん@秘密の花園:2012/07/22(日) 00:49:44.38 ID:Gkffzi77
マスがリンの胸を揉んでいて
「つるぺただから飽きた」
って揉むのを止めた途端リンに逆襲されてそのまま朝方まで揉まれ続けるという妄想をw

誰かこの展開でかいてくれ^^;
876名無しさん@秘密の花園:2012/07/24(火) 02:24:59.90 ID:oXS/vvqk
>>875
おぅ 言い出しっぺの法則だな 頑張りな〜
877 ◆6m6FGrAhpA :2012/07/24(火) 21:44:35.32 ID:6jYGdU1T
プロバは二ヶ月以上規制されっぱなしだし、ガラケーはレベル低すぎで話にならないので
wikiに直接投げました。>>784のマスラピで、ほんの少しだけエロいです。
http://wiki.livedoor.jp/lilyvocaloid/d/ss0294
878名無しさん@秘密の花園:2012/07/27(金) 02:44:59.91 ID:jwK26pbi
【初音ミク】ゲーム屋さんにも会いに来て!店頭用PV!【Project DIVA f】
http://www.youtube.com/watch?v=CX_OMTy2nSY

http://pita.st/n/top/show/?guid=ON&tid=fgisu467&
オープニング部分がちょこっとだけだから解らんがミクルカ同棲か?

全然関係無いが去年 女子サッカーW杯で
ミクリン横断幕がTVに映ったの思い出すわwww
今年はないんかねwww

http://pita.st/n/top/show/?guid=ON&tid=bciopv19&
879名無しさん@秘密の花園:2012/07/29(日) 09:49:15.09 ID:gddd91Od
>>878
同棲じゃなくてミクのお引越しをルカが手伝う設定だった気がする
880名無しさん@秘密の花園:2012/08/10(金) 01:39:29.52 ID:VjwGJ/ck
即興で初投下させてもらおうと思ったら碌でもないマスターが生まれそうになった
ちょっともう少し考えておこう
881名無しさん@秘密の花園:2012/08/10(金) 20:07:45.34 ID:vI+4rZAn
>>880
ボカロスレのマスターって大概碌でもないような…
他意は御座いません。
882名無しさん@秘密の花園:2012/08/10(金) 21:06:42.67 ID:VjwGJ/ck
結局考えた結果更に碌でもないマスターになりましたとさ
即興で考えながらやるから遅くなる+誤字が多いと思う
あと色々終わりまくってるマスターに注意

どう組み立てるか今から考えるからもうちょいしたら
883名無しさん@秘密の花園:2012/08/10(金) 23:13:48.07 ID:VjwGJ/ck
投下しようと思ったら忍法帳レベルが悲惨すぎてまともに落とせない……
884名無しさん@秘密の花園:2012/08/11(土) 02:41:31.46 ID:9Fcr4fAV
もう数日は待たないとちょいと辛いか・・・
885名無しさん@秘密の花園:2012/08/11(土) 03:25:22.78 ID:XzCMNNj+
ボカロ同人ってコミケ何日目?
土日で間に合うならお勧めおしえて。

あとエロはあると思うんだが、百合は勢力あるん?
886名無しさん@秘密の花園:2012/08/12(日) 05:02:35.28 ID:A5v/C5hY
百合は生えてるかネギプレイしか見たことないような気がする・・・
887名無しさん@秘密の花園:2012/08/12(日) 21:29:13.62 ID:UUvFFNgb
初投稿なのですが…テーマは>>875さんのですが…投下してもいいですか?
888名無しさん@秘密の花園:2012/08/13(月) 01:53:06.28 ID:uDJhtHlz
>>887
俺は一向に構わぬよ
規制とか難儀なことがあるやもしれんが
889名無しさん@秘密の花園:2012/08/13(月) 04:01:11.96 ID:Za+U6n/F
>>887
いいんじゃないかね
レベルいくつくらいからまともに投下できるようになるんだろう……
890887 ◆gtPoO65p.k :2012/08/13(月) 08:39:54.47 ID:TzAf5H5w
>>888>>889さんありがとうございます!

さて投下…しようとしたら規制がっ!てわけで保管庫に投下…頑張ってみます…
891887 ◆gtPoO65p.k :2012/08/13(月) 21:13:17.89 ID:TzAf5H5w
>>890にも書いた通り保管庫に投下しました
http://wiki.livedoor.jp/lilyvocaloid/d/ss0295
…こんな感じでよかったでしょうか?
892名無しさん@秘密の花園:2012/08/14(火) 01:41:44.46 ID:mI9tVGHv
>>891
GJ!
やだ何このマスターかわいい
893名無しさん@秘密の花園:2012/08/15(水) 00:40:21.20 ID:KVnUhOO8
多分そろそろレベルは大丈夫かな・・・投下させてもらってよろしいでしょうか
894名無しさん@秘密の花園:2012/08/15(水) 23:38:08.35 ID:9/UuvVmi
>>891

>>875だが顔のニヤケが止まんねぇw

「つるぺた〜」の台詞の使い方がまるで俺ww
というかこのマスター俺がベースだろwww

GJ!
895名無しさん@秘密の花園:2012/08/17(金) 22:47:01.33 ID:nZhebtB1
もうちょっとしたら落とさせてもらいますね
896名無しさん@秘密の花園:2012/08/18(土) 02:17:11.31 ID:bztqDL/+
別のことに集中してたらこんな時間だった・・・
初めて投下させてもらいますです
それなりにどうしようもないマスターが出ますご注意くださいませ
時代設定は割と現代 国が数年前に小競り合い的な戦争をおこしちゃった
マス→ミク マス←ミク
考えてたら続きものになったどうしようもねえいろんな意味で

次から落とさせてもらいます
897名無しさん@秘密の花園:2012/08/18(土) 02:28:00.72 ID:bztqDL/+
 どうしてわたしはあの人の所に送られたのだろう。 
 近頃わたしが考えるのはそのことばかり。
 わたしこと初音ミクは一人のマスターのところに居候をさせてもらっている。

「……ついたぁ」

 ぱっと見た感じ普通の一軒家。ここがわたしたちの住まい。
 両手に抱えた大量のお買い物袋は、マスターに仕事帰りに買ってきてと頼まれたお使い。
 片方で軽く10キロ近くあるけれど、ボーカロイドのわたしには軽い軽い。
 ――と、実質その辺の女の子並にしかない腕力に現実逃避をする。
 
 ピンポーン ピンポーン

 チャイムを鳴らしても一向に出てくる気配が無い。
 
「マスター! わたしですよー! ミクですよー!」

 ピンポーン ピンポーン ピンポーン ピンポーン

「……はあ」

 一向に鳴らしても出てこないので、玄関横の植木鉢を持ちあげると鍵が置いてあった。
 別にこれはマスターが用意した鍵ではない。わたしが外出前に用意したカギだ。
 用意してあるなら鳴らさなくていいじゃないかとおもうかもしれないけど、ひょっとしてマスターが出てくれるかもしれないというわずかな可能性にかけたりかけなかったり。
898名無しさん@秘密の花園:2012/08/18(土) 02:38:15.99 ID:bztqDL/+
 鍵を開けて中に入ってから鍵を閉め、キッチンに向かう。
 今日は生モノが多いので早く冷蔵庫に入れなければならない。
 キッチンの隣はわたしとマスターの部屋。といってもほぼマスターの部屋の1つと言っていいだろう。 
 部屋からはテレビの音が聞える。ああ、また徹夜したんだなと思いながら、お酒を冷蔵庫に詰める。
 全部詰め終わると、マスターの部屋を開いた。

 
「マスターおはようございます……いえこんにちは、でしょうか」

「……ああおはようミクえもん」

 そこには白い髪をボサボサにして、上下ジャージで黒ぶち眼鏡をかけ、外出しないので病的に肌は白く、何故か室内で音楽を聴いているわけでもないのにヘッドホンをしているわたしのマスターがいた。
 ちなみに、マスターはわたしがここにきて数カ月、一度たりともわたしの名前をまともに呼んだことは無い。

「お疲れ様だったですね……」

「いえ居候させてもらってる身ですから」

 マスターはニコリと弱々しく笑いテレビのチャンネルを弄る。

「暇ですね……」

「マスターも偶には料理くらい造ってくださいよ。暇じゃなくなりますから」

「……めんどいです」

 そういってマスターは布団の中に潜り込んでしまった。
 基本的にこの人はこう言うのもなんだがハッキリ言わせてもらうと、ダメ人間なのだ。
899名無しさん@秘密の花園:2012/08/18(土) 02:47:45.29 ID:bztqDL/+
 どのくらいダメかというとわたしがここに来てから一度たりとも外に出たのを見かけたことが無い。
 あとお風呂にもあまりはいらない。化粧をしない。大体寝てるかゲームをしている。
 なのにどういうことか綺麗でプロポーションもいい。
 またお風呂に入ったかと思うと裸でそのままわたしの横を通ったりしてドキドキさせる。
 でも正直なところ、好きか嫌いか、でいうと好きに分類される。
 時々見せてくれる笑顔は可愛らしいし、何か(基本的にアニメ)に真剣な時の表情はカッコいい。
 それに、名前をまともに呼んでくれなくても、その声は凄く優しくていつかわたしもそんな声が出してみたいと思っていたりする。

「ねえミクにゃん……」

「なんですかマスター?」

 部屋を片付けているとマスターがのっそりと布団から起きてきた。

「セックスしよっか」

「ダメです」

「いいじゃん自分たちそういう関係ですよね」

「誰がそんな関係ですか!」

「ケチ」

「ケチじゃありません!」
900名無しさん@秘密の花園:2012/08/18(土) 02:53:59.99 ID:bztqDL/+
 マスターの発言は冗談なのか本気なのか、とても判別がしにくい。
 声に関してはスペシャリストと自負しているわたしは人の嘘やホントが声である程度はわかる。(と思っている)
 けれどマスターの声はいつも一定で、息を吐くようにに嘘をついているのか、それとも全て本音なのかさっぱりわからない。
 
「ミクリンも一緒に爛れましょうよ〜」

「その呼び方は別の意味を持ちますからやめましょう」

「ぶーぶー……」

「はぁ……」

 この日二度目のため息をついて立ち上がろうとしたわたしの足もとにテレビのリモコンが。
 
 ピッ

 と、短い音と共にテレビのチャンネルが変わる。

 ハンーケイーハチージュウゴーセンチハー

「あっ」

 少し年上の後輩の、巡音ルカちゃんが丁度歌っている場面に変わった。
 同時に、マスターの表情も変わる。
 普段のマスターからは想像できない速さでチャンネルを変えてしまった。
901名無しさん@秘密の花園:2012/08/18(土) 03:01:11.19 ID:bztqDL/+
 マスターは別に彼女が嫌いなわけじゃない。むしろ出会ったら握手をしたいとも言っていた。
 チャンネルを変えた原因それは――

「……くだらないと思いませんか歌なんか」

 マスターは、歌が大嫌いなのだ。
 理由はわからないけれどマスターはテレビやラジオで歌が流れると直ぐにチャンネルを変えてしまう。
 ゲームのオープニングも直ぐに飛ばすし、ネットゲームで歌が流れるときは音量を最低にしている。
 そんなマスターが何故わたしをここに居候させているのかはわからない。


「マスターはどうして歌を歌うのが仕事のわたしをここに居候させてくれてるんですか?」

 以前わたしはこうマスターに訊ねた。
 マスターは

「歌は嫌いだけど歌を歌っているキミはとてもきれいですから。それに、歌と歌ってる人は違うものですよ」

 といって照れ臭そうに笑っていた。
 多分、このときわたしはマスターが好きになったんだと思う。
 友人とかの好きではなくて、恋人としての好き。
 少しおかしいと思われるかもしれないけど、好きになるって結構簡単なことでなるものと思った。
902名無しさん@秘密の花園:2012/08/18(土) 03:10:43.04 ID:bztqDL/+
「……ねーミーくん」

「……なんです?」

「歌なんて止めてさ、わたしとずっと暮らしませんか?」

 夕食のネギラーメンを食べる手が止まる。
 
「……それは無理です。歌を歌うのがわたしの仕事です」

「そうですね。……当たり前のことを聞いてすいませんね」

 この時はわたしはマスターの言葉が嘘かホントか判別できた。
 マスターはホントのことを言っていた。

「じゃあかわりにキスしてくれませんかキス」

 そして再びわからなくなる。
 
「今はダメです!」
 
 今はダメでもいつか貴女が理由を教えてくれるまで

「今はダメ? じゃあ明日ならいいんですね明日! やったー!」

「明日も駄目です!」

 わたしは、歌い続けようと思います。
903名無しさん@秘密の花園:2012/08/18(土) 03:18:29.04 ID:bztqDL/+
以上であります
嘘みたいだろ・・・最初はイチャイチャだけの予定だったんだぜ?
マスターとかの特徴については多分次になると思います

楽しめたなら幸い
それでは失礼します
904名無しさん@秘密の花園:2012/08/18(土) 04:30:46.19 ID:1jb/7J+u
GJGJ!
口調、キャラ設定、ストーリー、全てに至って私のドストライクですた(´・ω・`)b
次も期待してますよー
905名無しさん@秘密の花園:2012/08/19(日) 23:59:04.68 ID:JuXtSb7E
ファミマのさ、「ミクとルカのねぎまぐろ」っておにぎりあるじゃないですか
ttp://i.imgur.com/SbPud.jpg
上に書いてる「愛情むすび」が違う意味に見えるのは私だけでしょうか
906名無しさん@秘密の花園:2012/08/21(火) 00:57:40.06 ID:0ZcC5BcP
>>905
これ、なんで普通に「ネギトロ」にしなかったんだろうな
ねぎまぐろでも正しいけど、やっぱミクルカと言えばネギトロだろjk

まぁねんどろ可愛いからいいやw
907名無しさん@秘密の花園:2012/08/21(火) 20:29:46.22 ID:v2PlaAHp
>>906
多分トロじゃなくて赤身を使ってるからじゃないかな
なので、ネギトロ表記が出来なかったんじゃないかと
・・・じゃあトロ使ってネギトロって表記しろよって話なんだけどな

まあ、2400円でB賞手に入れるのに成功したからそんな事どーでもいいやw
908名無しさん@秘密の花園:2012/08/24(金) 16:32:18.40 ID:lr25kyyY
誕生日に襲われることを回避するために、高飛びのためのお金を貯め込むミク。だがそれはリンたちによる巧妙な罠だった。

『ミクハード』
909名無しさん@秘密の花園:2012/08/24(金) 22:15:50.61 ID:js3W4EDb
悔しいッでも歌っちゃう!
910名無しさん@秘密の花園:2012/08/25(土) 21:35:34.64 ID:Zukf8Ewe
ミクンミクンッ
911名無しさん@秘密の花園:2012/08/26(日) 03:35:03.72 ID:0eYOSIkA
クリムゾンもといクリプトンw
912名無しさん@秘密の花園:2012/08/26(日) 04:26:02.07 ID:mNaRalhK
投下しようと思ったら忍法帳レベルがリセットされとるファッキン
913名無しさん@秘密の花園:2012/08/26(日) 06:17:44.20 ID:Zat01esX
保管庫へ直接投下なさっても素敵でしてよ
914名無しさん@秘密の花園:2012/08/28(火) 00:18:49.16 ID:cJPepyuZ
ブルーレイないからせめてDVDがほしいけど・・・
915名無しさん@秘密の花園:2012/08/31(金) 00:42:43.03 ID:TChd0PYA
ミク誕だな!5周年おめでとうミクさん

つーわけで、誰かネギトロください
916 ◆gtPoO65p.k :2012/09/01(土) 21:58:57.88 ID:thSAj/+s
こんにちは。>>891の者です。
前回とは違う視点、マスルカのお話…
http://wiki.livedoor.jp/lilyvocaloid/lite/d/ss0296
917名無しさん@秘密の花園:2012/09/02(日) 00:01:58.03 ID:zJR2WDtN
Fの話題が出ないんだが、くっちゃべっても良いのだろうか・・・
918名無しさん@秘密の花園:2012/09/02(日) 09:24:52.54 ID:MVettGok
いいんじゃないでしょうか
買ってなくたってモジュの容姿は公開されて動画だって出てますし
919名無しさん@秘密の花園:2012/09/02(日) 14:24:26.03 ID:+wlZ5WvS
ACUTEのセンターをメイコ姉さんにモジュールチェンジしたら、
ルカが顔を寄せるシーンでドキッとしたぐらいなんだけどな
OSTERも百合を匂わせる様な曲だったが・・・
920名無しさん@秘密の花園:2012/09/03(月) 08:20:25.23 ID:uBVNP+LR
サマーアイドル真のオチはマジがっかりだわー
OSTERさんともあろうお方が
921名無しさん@秘密の花園:2012/09/03(月) 12:20:33.37 ID:HwqIeqGY
ミク「ないでしょ・・・(やばい! テンション上がって変な事言っちゃった! 引かれないかな・・・)」
リン「そうだね・・・(えっ?! 私割りと本気だったんだけど!? なんで最後でひっくり返すの!?)」

みたいな感じだと把握した
922名無しさん@秘密の花園:2012/09/03(月) 12:34:07.25 ID:d7ITd//A
あのプリンセスカウガール作ったのもオスターさんだ
きっと脈はある
923名無しさん@秘密の花園:2012/09/06(木) 00:54:31.41 ID:W4z9fLh0
ふーん
924名無しさん@秘密の花園:2012/09/08(土) 14:48:20.42 ID:r8nbYz4S
『初音ミク-project DIVA-f』『サマーアイドル』撮影風景

AD「カットー!! はいお疲れ〜」
ミクリン「「お疲れさまです♪」」

ミク「ねー監督さん♪ 次お姉ちゃん達が撮影にくるまでここで遊んでていい?♪」
ディレクター「え?ああ、二人はもうあがりだし、MEIKOさん達の撮影始めるまでまだまだまだ時間あるし いいよ〜」

ミク「やったぁ♪ 泳ご!リンちゃん♪」
リン「え? きゃあ!」

ざっばぁああぁああぁぁん
ぶくぶくぶくぶく…

カメアシ「…浮かんできませんね」
カメラマン「あーVOCALOIDの心肺能力は半端ないからな〜」
カメアシ「30曲歌って踊っても息切れナシですものね〜………」

ぶくぶくぶくぶく…

スタッフ全員「…つかコイツら付き合ってんじゃね?」

…と妄想補修かけて耐えてます。
925名無しさん@秘密の花園:2012/09/09(日) 08:43:20.85 ID:ntFyGp07
ボカロは家族的なノリでキャッキャウフフが似合い過ぎると思うの
926名無しさん@秘密の花園:2012/09/09(日) 08:48:30.87 ID:7149xMOy
販売元が同じ場合に限るのがなー
927名無しさん@秘密の花園:2012/09/09(日) 12:30:39.91 ID:TohKrLmq
「姉妹」的な関係は、販売元同じ方がいいかもだけど
「家族」的な関係なら、別に販売元関係なくね
928名無しさん@秘密の花園:2012/09/09(日) 15:23:19.43 ID:DfSD96wb
メーカーごとに大きなくくりとするのは別に変じゃないだろ
血もつながってなければ姉妹兄弟なわけでもないんだから
929名無しさん@秘密の花園:2012/09/09(日) 16:13:19.68 ID:TohKrLmq
>>928
別に変だって言いたいんじゃないんだ
いろんな販売元混ぜての家族設定なお話も好きだよって言いたいだけ
930名無しさん@秘密の花園:2012/09/09(日) 18:35:46.93 ID:qpT8gLow
同じマスターの元に引き取られた順番で発売元関係なしに姉妹っちゅうのはアリだと思います!
姉さんなミクとかも良いと思うんだ
931名無しさん@秘密の花園:2012/09/10(月) 11:13:30.35 ID:o3Y9wiBf
来た順番は一番だからねと、おねえさんぶるリンちゃんとかいいです!
932名無しさん@秘密の花園:2012/09/11(火) 13:30:58.38 ID:ecQ13tN7
いーあるふぁんくらぶが百合にしか見えない
933名無しさん@秘密の花園:2012/09/11(火) 20:45:37.78 ID:sFPKVUlN
GUMIとリンのデュオって心地いいな。
シックでもどこか やんちゃな感じがクラスメートのキャッキャッウフフ感じは他のボカロコンビでは出せないな
934名無しさん@秘密の花園:2012/09/11(火) 23:25:14.79 ID:D8ziWoCB
やっぱりリンちゃんだよね
ずーっとリンちゃんだよね
935名無しさん@秘密の花園:2012/09/12(水) 16:31:21.57 ID:ogUGtOqQ
>>934
リン廃か? 俺もだがここでは百合を語りな
936 忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2012/09/12(水) 19:14:39.57 ID:uRrjMTth
リン廃だけど百合的にはねぎとろが好物
937名無しさん@秘密の花園:2012/09/12(水) 19:26:44.66 ID:AUmyV03M
ミクメイ以外は割とミク受けになるな
リンミク、ネギトロ、ぐみく、ミキミク、ユキミク
938名無しさん@秘密の花園:2012/09/12(水) 23:50:59.35 ID:ixFar5KM
【初音天依双?】翠色梦【原?曲PV付】
ttp://www.bilibili.tv/video/av353613/

vocaloid china projectの洛天依と初音ミクのデュオ。
日中関係が抉れてる現在さぞ荒れてるだろうとコメント欄みましたところ大半が

『luka会生气的(ルカお怒り)』
『miku是luka的,天依是?的(ミクはルカので、天依は?のだ)』
『樂正綾和章魚都不高興了(?正?とタコは不満がある)』
『luka和正?快来?老婆(ルカと?正?はすぐに嫁さんを奪い取りにきます)』

と百合絡みばっかでした…
すっかり2人は百合キャラですな…
939名無しさん@秘密の花園:2012/09/15(土) 16:27:16.67 ID:qWxr0Nvd
うめ
940名無しさん@秘密の花園:2012/09/17(月) 23:36:30.22 ID:NVAlZsfA
リボンガール×工場長という電波を受信してしまった
試しに書いてみるか
941名無しさん@秘密の花園:2012/09/18(火) 22:22:35.86 ID:TC3RIUPH
>>940
ミク×ミクだと…
942名無しさん@秘密の花園:2012/09/27(木) 15:37:36.26 ID:OL7IN7ID
>>940
マダー?
943名無しさん@秘密の花園:2012/10/01(月) 19:33:20.34 ID:7ES7F0Vu
念のため保守
944名無しさん@秘密の花園:2012/10/01(月) 20:47:05.83 ID:EC6oi9QA
一応保守
945940:2012/10/02(火) 22:00:47.72 ID:htbtDD6c
すっかり忘れてた…
頑張れば今週中にできるかもしれない
946名無しさん@秘密の花園:2012/10/03(水) 13:35:39.78 ID:1mmOiinm
今週末はボカ百合祭なのに全然話題になってないな
947名無しさん@秘密の花園:2012/10/04(木) 07:55:11.03 ID:yJT2pXyW
>>946
ボカフリの話?
都内限定だし、深夜のクラブイベントだから
知ってる人の方が少ないんじゃないすか
948名無しさん@秘密の花園:2012/10/04(木) 17:02:22.59 ID:mSsDe4OG
>>945
期待
949名無しさん@秘密の花園:2012/10/04(木) 23:18:52.30 ID:fk8uYMda
>>947
むしろなにそれ
そんなイベントもあるんだ
950名無しさん@秘密の花園:2012/10/05(金) 06:11:44.32 ID:ungqeiUL
>>949
ttp://sukimono-info.jugem.jp/?eid=226
ココでやってるイベントですが、今回ネギトロ曲メインでやるらしく。
ただ、日程を勘違いしてた(10/13) 失礼。

今週末にやるほうのも、私気になります!
951名無しさん@秘密の花園:2012/10/05(金) 07:53:56.34 ID:+uQXfdRO
百合スレなのに百合祭のこと知らない人がいるなんて驚きだ
952名無しさん@秘密の花園:2012/10/05(金) 09:25:42.49 ID:yOnXGHSD
ゆりしき問題だな
953名無しさん@秘密の花園:2012/10/06(土) 02:47:31.98 ID:QVQwIiSz
【審議中】
    ∧,,∧  ∧,,∧
 ∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧
( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` )
| U (  ´・) (・`  ) と ノ
 u-u (l    ) (   ノu-u
     `u-u'. `u-u'
954名無しさん@秘密の花園:2012/10/06(土) 05:30:30.39 ID:bk9wQITq
明日のスパークでボカロ百合プチオンリーが開催されるよ
場所は東京ビッグサイトだから関東の人は行ってみたらどうだ

ただしカイメイプチとかもあるらしいから間違えないようにな
955名無しさん@秘密の花園:2012/10/09(火) 17:58:45.78 ID:y12O/aQh
「ね、手 繋いでいい?」
平気で抱き寄せるくせに、手をつなぐときはいちいち許可取ってくる。
『VOCALOIDがすっかり有名になったし』とか『女の子同士だとヘンに思われるかも』とか『まだ暑苦しいかも』とかイロイロ頭を巡ってるのかも知れないけど。

手を繋ぐのが当たり前になってて、繋いでくれないときがあるとなんか落ち着かなくなってしまう

でもその後そわそわしてるのに気づいてくれるのが嬉しすぎる。

ずっと手をつないでたらなじんでくるような感覚をおぼえて…
この手がいまの私の居場所だなって思えた。

手を繋ぐと心の底からホッとして安心する。
いつまでも繋いでいたい魔法の手。
この魔法の手がある限り…私は歌っていける…。

とりあえず保守兼埋め
956名無しさん@秘密の花園:2012/10/11(木) 03:16:13.33 ID:RSXtFz3V
>>955
(´・ω・`)b
957名無しさん@秘密の花園:2012/10/14(日) 01:00:21.25 ID:wyWbHC/X
ミク×ミクといえば
今脳内メモリに
デフォとナチュラルとホワンピとプラグインがいちゃいちゃする
そんなSSが残ってたはずだからちょっと頑張ってみよう…
958名無しさん@秘密の花園:2012/10/14(日) 19:13:22.02 ID:ayGxfm8f
ド久々にやっと1つ書けたんだけど もう埋めに向かってるんですかね?
959名無しさん@秘密の花園:2012/10/15(月) 20:05:17.80 ID:nU0xASQI
短編なら大丈夫じゃないか?長編なら次スレで
960名無しさん@秘密の花園:2012/10/16(火) 09:37:26.13 ID:tRKbHDvV
ミクxミクマダー?
結構楽しみなんだが
961940:2012/10/16(火) 21:02:14.24 ID:3ZM1RrSd
やっと終わりが見えてきたけど、完成しても次スレを待つべきだろうか…
一応、容量が現状20数KBだけれども
962名無しさん@秘密の花園:2012/10/17(水) 06:32:01.92 ID:LD6CD7/h
もうさっさと埋めたほうがいいんちゃうか
963名無しさん@秘密の花園:2012/10/18(木) 13:24:53.88 ID:F0L2EibK
さっさと埋められるほど人がいない悲しい事実
964名無しさん@秘密の花園:2012/10/18(木) 16:33:55.90 ID:+Stohuif
埋めがてら不思議ちゃんで何考えてるのか読めないIAさんと
いつもIAさんに振り回されてるけど歌姫として尊敬してるので頑張って付いて行こうとする後輩りおんちゃん
という接点も何もないよくわからん組み合わせを言ってみる
965名無しさん@秘密の花園:2012/10/18(木) 18:34:47.43 ID:lZVk1yTo
埋めがてら 「わがまま工場長×∞ミクさん」の電波を受信しちゃったんだけどどないしましょ
966名無しさん@秘密の花園:2012/10/18(木) 20:51:45.98 ID:gbZjvXK3
>>965
その発信源はまさかbot同士の会話か
967名無しさん@秘密の花園:2012/10/18(木) 22:50:56.17 ID:lZVk1yTo
>>966
えっ
工場長×∞ミクさんのbotがあるの?

俺はただ「いろんな音楽食べ飽きた工場長が始まりであり終わりでもある∞ミクさんと出逢ったらどうなるかなー」ってふと思っただけですよ(*´ω`*)
968名無しさん@秘密の花園:2012/10/18(木) 23:50:37.24 ID:gbZjvXK3
>>967
いや、数日前に工場長botと∞botがたまたま会話してたんよ
てっきりそれを見て受信したのかと
969名無しさん@秘密の花園:2012/10/21(日) 15:22:24.92 ID:em39LBPG
しかしレンには同情するがFire◎Flowerの直後に同じ水着でサマーアイドルか
ミクたちが売れ残るわけないし多分リンがあの手この手でミクに群がる虫を追い払ってたんだな
直前までのテンションから叩き落とされたようにオチの相づちで落ち込んでるようにも見えるし
970名無しさん@秘密の花園:2012/10/22(月) 11:46:01.85 ID:AUvrK+5R
>>969
なるほどヤンデレリンちゃん×ミクさんだな分かりました
971名無しさん@秘密の花園:2012/10/24(水) 18:54:18.34 ID:s5Lzo1iI
972名無しさん@秘密の花園:2012/10/27(土) 19:40:04.57 ID:t2OZOIHm
新人潰し(性的な意味で)に定評のあるミクさん
973名無しさん@秘密の花園:2012/10/27(土) 22:29:47.40 ID:dIixWy0M
それをたしなめつつ内心では新人たちが羨ましいメイコ姉さん
974名無しさん@秘密の花園:2012/10/29(月) 13:38:48.27 ID:geqQs3Uq
新人潰しどころか新人に意識もされないうちに潰されそうなハクさん。
975名無しさん@秘密の花園:2012/10/31(水) 20:20:17.41 ID:s3tcaiYR
某所でディープスカイ×工場長を見てしまった
そういうのもあるのか
976名無しさん@秘密の花園:2012/11/01(木) 21:03:50.24 ID:8QWCFqqq
よってたかってラピスをかわいいかわいいとちやほやする女性ボカロ陣
977名無しさん@秘密の花園:2012/11/01(木) 21:14:30.73 ID:wzQRtY50
ゆかりさんの百合は想像できない
978名無しさん@秘密の花園:2012/11/01(木) 23:33:13.38 ID:CKKegAA1
うさぎは性欲が強いそうだがら、うさぎパーカーに身を包んだゆかりさんも…
979名無しさん@秘密の花園:2012/11/02(金) 06:28:42.86 ID:9hVp1qwz
ゆかりさんとバニーミクさんが朝から晩まで性欲を叩きつけ合うかのように・・・ゴクリ
980名無しさん@秘密の花園:2012/11/02(金) 09:10:21.30 ID:c4dXa55I
声としてはゆかルカ好きだけど話は思い浮かばないな
981名無しさん@秘密の花園:2012/11/02(金) 22:18:59.58 ID:3JQbeeVf
電源入れてからプレイするまでに想像ふくらませるだけの時間かかるんだもん
982名無しさん@秘密の花園:2012/11/02(金) 22:19:37.81 ID:3JQbeeVf
誤爆失礼
983名無しさん@秘密の花園:2012/11/02(金) 23:26:58.43 ID:3JQbeeVf
>>980超えたし次スレ立ててみていい?
984名無しさん@秘密の花園:2012/11/03(土) 09:56:44.41 ID:kO8cW23m
>>983
よろしく頼む
985名無しさん@秘密の花園:2012/11/03(土) 14:41:26.35 ID:bnXrAF/Z
立てました

【MEIKO・ミク】VOCALOIDで百合6【リン・ルカ】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1351921254/
986名無しさん@秘密の花園:2012/11/03(土) 18:59:09.16 ID:GYWMCIg+
おつおつ
容量もレス数もないし埋めんべ
987名無しさん@秘密の花園:2012/11/03(土) 19:04:46.46 ID:bd/ReqwT
988名無しさん@秘密の花園:2012/11/03(土) 21:56:27.93 ID:kO8cW23m
おつおつ!
989 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:8) :2012/11/03(土) 22:15:41.25 ID:3P4XDV/V
埋ついでにテスト
990名無しさん@秘密の花園
すみません、20レス24KB前後のSSを次スレに投下させていただきたいのですが、
現行スレが埋まってからの方がいいでしょうか?