フレッシュプリキュアで百合6

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1名無しさん@秘密の花園
フレッシュプリキュアの百合について語ろう!
百合な雑談や妄想、SS投下も自由にどうぞ

前スレ
フレッシュプリキュアで百合
http://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1237612270/

フレッシュプリキュアで百合2
http://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1250244090/

フレッシュプリキュアで百合3
http://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1251727459/

フレッシュプリキュアで百合4
http://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1253455706/l50

フレッシュプリキュアで百合5
http://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1254778481/l50

フレッシュプリキュアで百合SS保管庫 @ ウィキ
http://www12.atwiki.jp/fleshyuri/pages/1.html

無印からフレッシュまで、どのカップリングもオッケー
プリキュアシリーズ百合萌えスレ
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara2/1248184495/601-700

プリキュア5までの百合を語りたかったら↓
じゅうににんはYES!百合キュア
http://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1197494966/

次スレは>>970を踏んだ人が立てること
もしくはスレ容量(470KBを超えたぐらい)を見て判断しよう
基本はsage進行で

〜SS投下について〜
名前の欄に題名を入れて欲しいとの事でした。(決定稿ではありません)
組み合わせ(ラブ×せつな等)も表記するとさらにGJ。
読み手さんには気分を害してしまう方もいらっしゃるので、不安な方は
回避推奨や閲覧注意などで呼びかけしましょう。
イメージはあまり崩さない。これ必須。
後はあなたの無限の発想力を活かして作ってみよう!
2名無しさん@秘密の花園:2009/10/24(土) 03:44:35 ID:0J16Fm9/
こんな時間に乙!
3【ラブの微笑み】MH22S ◆Tp0rBcFpoc :2009/10/24(土) 03:56:08 ID:YdDs3mT5

「シフォ〜ン、そろそろ起きよっか。」

「……キュア……キュ…」

すっかりあたしの家族となったシフォン。毎日感じ取れる成長が
ほんとに嬉しい。今日も微笑んでシフォンを見つめる。

「こーして見てはると、ピーチはんはシフォンのほんまもんのおかんみたいやで。」
タルトの何気ない一言。でも実は、ちょっと当たってるのかもしれない。

人に優しく。動物にも優しく。あ、妖精にも優しく…だ。

でもあたしはまだ14歳。元気いっぱい、夢いっぱい。常に笑顔で食欲旺盛。年中無休。
最後はチョット違うかな.....

そう考えながらせっせと身支度をして。

「さ〜て、今日はどこへ行こっか?」
「ラ〜ブ…。どんぐ…い」
「えぇー!?またどんぐり王国行くの???」

シフォンはあれから、どんぐり王国に行くのが大のお気に入り。

けれど、ラビリンスが襲ってくるかもしれないから頻繁には外へ連れて行って
あげる事が出来ない。それは歯がゆいし、悔しいし、何よりシフォンが可哀想で…。

「ピーチはん、一人は絶対にあかんで。」
「うん。わかってる。」

こんな時、あたしはいつも頼ってしまう人がいる。もちろん今日も。
4【ラブの微笑み】MH22S ◆Tp0rBcFpoc :2009/10/24(土) 03:56:44 ID:YdDs3mT5
取り出したリンクルンでメールを送る。
[今日もどんぐり王国にあたしたちは遠足に行きまーす♪一緒に行こっ!]

送信してから間もなく帰ってくる返事。それを待つだけでもウキウキしてるあたしがいて。

[うん!急いで行くね♪あ、でもラブちゃんたちはゆっくり来ていいのよ?気をつけてね♪]
いつもあたしたちを心配してくれる優しい子。


自然と微笑むあたし。
だって、あの子の事を.....


大きなトートバッグにタルトとシフォンを忍び込ませていざ遠足≠ヨ。

薫る秋風に誘われて、あたしたちは歩を進める。
とても気持ちのいい日差しと、あなたに会える喜びを胸に。

「そうだ!カオルちゃんのドーナツ持っていこっか!」
「さっすがピーチはんや〜」
「プリプー!」
「でーも、おやつ≠ヘ一人300円までだよー。」
「そんな殺生なぁ…」
「キュア〜?」
すっかりお母さん気取りのあたし。ちょっとおかしくて。

でも、こんなやり取りですらあたしには幸せに感じる。
何でもない事が、一番の幸せなんだなって。


そう微笑むあたしは、あなたの大きな瞳に可愛く映っているのかな……。





(映ってるってあたし、信じてるよ。)

〜END〜
5名無しさん@秘密の花園:2009/10/24(土) 04:15:56 ID:rNUTy6qw
スレ盾&投下フォーメーション乙!
6名無しさん@秘密の花園:2009/10/24(土) 04:16:41 ID:uHm9cQcn
>>1さん完璧!
前スレでは速攻の感想&保管ありがとうございましたw
なんでこの時間にこんな人いるのwwwww
7名無しさん@秘密の花園:2009/10/24(土) 07:13:38 ID:dQKuRuF3
夜更けにスレ立て・投下とか乙過ぎる!

スレ消費はやーい
前スレの最後の流れは笑わせていただきました。
8名無しさん@秘密の花園:2009/10/24(土) 08:33:32 ID:Yyr+JRgi
11月は鬼門回1→ラブせつ回
→鬼門回2→本編回になる模様
9名無しさん@秘密の花園:2009/10/24(土) 09:54:08 ID:ML6pzGAD
一回くらいどうにかできるもんなら、やってみろってんだ!
10名無しさん@秘密の花園:2009/10/24(土) 11:41:13 ID:d8qCmmdi
せつなとラブシリーズがまた見れるってだけで幸せだ
鬼門回は前情報で鬼門とされてると意外とそうでもないから逆に期待
舞台設定も面白そうだし
11名無しさん@秘密の花園:2009/10/24(土) 12:33:22 ID:rNUTy6qw
そうだね。鬼門回は舞台設定イイからな。Dがいてもいなくても関係なく面白いよ。

ミキブキはこの間に(ry
12名無しさん@秘密の花園:2009/10/24(土) 16:26:16 ID:L7WXa54t
>>1
乙彼
13名無しさん@秘密の花園:2009/10/24(土) 19:42:04 ID:QWaJhLLf
ここに常駐してる職人さんってどれくらいいるのかな?

とりあえず、酉とかコテついてるのが、
保管庫さん、生駒さん、一路さん、黒ブキさん、◆BVjx9JFTnoさん、
◆EeRc0idolEさん、SABIさん、あとは名無しでも定期的に投下してる人もいるよね?


それぞれ作風が違って面白いよね。
職人さん合作とか、リレー小説してくれないかなww同じテーマやお題で競作とか!
ワガママ過ぎ?
14名無しさん@秘密の花園:2009/10/24(土) 20:23:41 ID:rNUTy6qw
気持ちはわかるが職人依存になっちゃうからなぁ。ここは敷居が低くて自由が売りだし。
15名無しさん@秘密の花園:2009/10/24(土) 23:55:45 ID:luUhymAG
放送まであと8時間40分くらいか
美希たんに期待…
明日に備えて早めに寝るぞ、おやすみ!

あ、>>1乙!
16名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 08:56:28 ID:Nq3JQNQK
シンクロ!夢シンクロ!!!
17名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 09:00:24 ID:YEx1urgV
さぁ語ろうか。ネタバレまずいからまとめは12時間後だw
来週はお休みだから各自自由行動だw

美希たん最高すぎた
18名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 09:01:30 ID:z2t3t6ld
ラブもせつなも同じ夢を見るなw
そして次回予告での大輔の無視されっぷりwww
19名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 09:01:54 ID:XV+hQ3f1
最後のピーチやばいな…気付いたか?
20名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 09:03:46 ID:XV+hQ3f1
忘れてた>>1乙リリーフ
21名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 09:03:52 ID:ty8nY7AK
美希たん素敵
ブキせつフォーメーションでしたな
22名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 09:04:36 ID:Mi89RLMO
ピーチに打ち明けてラブとは進展無しなパターンだと思い込むことにした
23名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 09:04:41 ID:DVscQV0+
「美希はそういう子よ」って…
やっぱ美希たんの一番の理解者はせっちゃんだwww
24名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 09:05:38 ID:Nq3JQNQK
>>1


>>19
ああ。眼ぇウルッウルやった。
25名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 09:06:45 ID:YEx1urgV
ラブ一人ぼっちでホントはガックシな展開まで妄想したのは
やりすぎだと思ってるw
26名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 09:07:11 ID:nlv0fx/3
ラブと夢でシンクロして
美希のことを理解してあげていて
ブッキーと一緒に行動&バトル

…せっちゃんフラグ立てがハンパねえw
27名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 09:08:34 ID:XV+hQ3f1
もっとせつなはキツく言うかなと思ったが、この時点で理解してたとなると百合発動だなw
28名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 09:10:30 ID:YEx1urgV
>>26
クローバーのエース≠ヘダテじゃない!
近々起きそうな希ガス。せっちゃんSS祭りw
29名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 09:12:41 ID:XV+hQ3f1
>>24
あの眼しちゃうってもしかしてDSK告…

嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘
30名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 09:12:57 ID:nlv0fx/3
ああそうか、公式でそんなにイチャついてないのはいつも夢でシンクロしてるからなんだ!
31名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 09:20:15 ID:YEx1urgV
なるほど。あまりにも学校や私生活でもイチャイチャだから
放送出来ないんだね翔太郎。
32名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 09:21:20 ID:ty8nY7AK
夢の中でイチャイチャイチャイチャしてるわけだなw
33名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 09:26:27 ID:XV+hQ3f1
ブッキーにはもっと絡んで欲しかった自分がいる。唯一の心残りかもしれん…
34名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 09:29:31 ID:xRx3aY8E
アバンのせつなはラブの部屋に現れるの早すぎて吹いた
あれ絶対ドアの前にいただろ
35名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 09:35:34 ID:nlv0fx/3
>>34
実は二人の部屋の間に直通ドアがあるんですよ
36名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 09:39:08 ID:YEx1urgV
普通→物音がして駆けつけた
白→寝るのを確認してから自分も寝る
H→着替えをこっそり…

反省orz
37名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 10:06:47 ID:nlv0fx/3
「……むにゃぁ、もう食べられません……」
「……ん〜、ラブ、食べすぎ……」

翌朝

「……で、なんで朝からそっぽ向いて膨れっ面しとるねん、
 あんさんらは」
「だってせつな、あたしが止めてって行ってるのに
 サラダにニンジン入れるんだもん!(夢で)」
「それを言うならラブ、あなただって 
 私が最後の楽しみに取っておいたコロッケ横から食べたじゃない(夢で)」

「……人に徹夜でオルゴール回させといてなあ、子供か、あんさんら」
38名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 10:20:27 ID:42/fpc89
>>23
対ラブと対美希においての糖分の配合具合の違いが素敵
39名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 10:35:48 ID:eqjOuLVa
ああそうかなるほど
公式のラブせつは本来の視聴者向け
○倫の美希せつはそれよりも上の年齢向けってかw
40名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 10:47:45 ID:XV+hQ3f1
ブキせつはツンデレ派な俺向けなんですね、わかりましたw
41名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 10:49:19 ID:egU3rZpQ
そういう格付けをするのは良くないと思うの
42名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 10:59:02 ID:ynjMPULm
楽しみ方は人それぞれだしいいんじゃない
43名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 11:02:50 ID:xRx3aY8E
次回ラブに何かあったら黒せつなや悲恋系
または美希せつ、ブキせつが流行るかもしれんね
その前に映画があるか
44名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 11:15:44 ID:XV+hQ3f1
>>41
スマンかった。そんな格付けとか意識したつもりはなかったんよ。

映画はキュアエンジェルだっけか?楽しみだわ。後はブッキーが活躍してくれれば尚更GJ
45名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 11:35:01 ID:zJe2KD6o
タルトにオルゴールを押し付けてるのは、タルトを寝させて二人っきりになる為のラブかせつなの陰謀。
46名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 12:36:08 ID:ty8nY7AK
くそ…映画を見に行く勇気がない…
47名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 12:48:28 ID:AmPnDeyY
朝日放送HPでの次回予告に
 『とっさに大輔を守ろうとしたピーチは、海へ落ちてしまう。
なんとか浜辺に泳ぎついた2人。
そこで大輔が、自分の悩みを打ち明け始める…』」

うむ〜、予告画像のピーチのおめめウルウルの画像といい、なんか次回の鬼門回は今までと空気が違うような気が・・・。
でもいつもの口げんかオチになるって信じてる!
48名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 12:50:29 ID:Nq3JQNQK
美希たんの幼なじみのブッキーが、せっちゃんに美希たんの心理を解説された件。

パインスレでの意見だが、

「ブッキーも内心美希の気持ちは分かっているんだろな。 それでも「親友なんだから、隠し事しないで」と思ってしまう。

せつないね。 」


とのこと。あんたすげーよ…。おれときたら…。
49名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 12:54:45 ID:Nq3JQNQK
>>47
考えても仕方ないことは、なるべく考えないようにしようぜ?

割り切らなければ、やってられんよ。
妄想と、現実(まあアニメなんだが)。どっちもいいもんさ…。


と、おれは自分に言い聞かせてる。
50名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 13:45:09 ID:ynjMPULm
近すぎると俯瞰でみることが難しいから・・・とか良いほうに補完するけど
製作者側の意図が見え透いててなんともいえんなw
51名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 14:47:27 ID:YEx1urgV
前スレSSの感想を…
>>十和さん
そうですね、ラブとせつなの繋がるハートは思いやる心
ですからこのSSは凄く温かい気持ちになれました。
もちろんカレンダーは買ってありますし、確認して再ニヤニヤですw
「少しでも多く、ラブに構って欲しいと思ってるんだから」←ココ大好き!
さらりと言ったんだろうなーせっちゃん。そりゃ固まる…

>>◆EeRc0idolEさん
おぉ!これまた正体を明かしてくれましたかw
H書けてウラヤマシス。。。
自分で名前修正してくれたのかな?ありがとうございましたー

>>37さん、小ネタで保管しました。タイトルあれば移動します。
52名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 14:53:52 ID:Rlyt3c6q
>>50
でも次回とかまさにそのパターンなんだよな。
若干距離をおいてるせつなのほうが大輔の様子に気付いてるっていう。
ただ、今回のは美希はそもそもどういう性格かって話なので、やはりブッキーとせつなの台詞は入れ替えて欲しかった。
良い回だったけどね
53名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 15:01:24 ID:GtY+Dvmo
製作の意図というなら、要素の割に地味すぎるキャラデザが引っ掛かるからなあ…
姉はあんなに華やかなデザインだし、もし本気で恋愛要素入れる気ならもっと華のあるデザインにならないか?
お世辞にもガチで釣り合うとは言えない。
本来の対象のお子様は地味男なんか望むわけないし、せめてシロップくらいの顔面レベルがないと相手役としてはキツイ。
54名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 15:08:38 ID:XV+hQ3f1
あいまいのまま一期終了〜二期スタートな希ガス
55名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 15:20:09 ID:egU3rZpQ
>>53
顔以前にキャラクターがね…
正直大輔から恋愛要素取ると何も残らんくらい
薄っぺらい描かれ方しかしていないし

56名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 15:26:02 ID:Rlyt3c6q
まあそれを言ったら藤Pとか牛乳も恋愛として都合のいい描き方しかされてないしなあ…
まあ仕方がないことだ
57名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 15:31:33 ID:xeaQe0l9
ココナツがイケメンすぎたんだよなきっと
58名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 15:36:47 ID:YEx1urgV
ちょっと昔の中学生なのかもしれないですよね、大輔って。
チャラチャラしてる奴よりかはイイんだけど、真の男か?って
言われるとうーん…みたいな。

だってラブさんがあまりにもカッコよすぎたんだものw
59名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 15:44:16 ID:egU3rZpQ
>>58
キャラとして一番近いのは無印のズキッとかもね
あれがずっと出ばってる感じ
60名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 15:48:48 ID:2TWvfr77
>>50
本スレでまったく同じこと言われてたな
幼馴染みの親友は近すぎて無意識のうちに相手を理解してるから、外から見た冷静な意見はせつなでないと言えないとかなんとか

大輔はもうあれだな・・・いくらここで喚いても脚本や構成には勝てないって感じだ
これで大輔回3回目って、美希や祈里並に尺もらってる
クリスマス回もあるって考えると何も進展しない方が変な話になる
来月は祈里も大変だし、まさに試練の時だな
61名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 15:54:00 ID:BPNcLGee
>>60
劇場版でそれを補って余りあるナイス百合あれば、と期待してみる。
今週はOPから美希たん祭りで良かったけど、あの衣装はどこのタイムギャr(ry
62名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 15:54:56 ID:XV+hQ3f1
な、何ぃ!?ブッキーも起きるの!?
ダメだ…_| ̄|○辛くなってきた
63名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 15:58:16 ID:YEx1urgV
ですよね、まずは映画ですよ。メモ帳持参ですよ。もうどんだけw
と、言ってもSSにするにはいつから解禁になるんだろう…。

突貫で作りました。ネタバレにはなってない+さらりと読めるかと。
64【乙女の心理学】MH22S ◆Tp0rBcFpoc :2009/10/25(日) 15:59:27 ID:YEx1urgV

美希ちゃん辛かったろうな…。一人で抱え込んで。
話してくれればもっと楽になれたはずなのに。

無理しなくてもいいんだよ?
みんな責めたりしないんだから。

誰にだって失敗はあるでしょ?
わたしだったらずっと泣いちゃって、
美希ちゃんみたいに行動なんて出来ないよ。


強がり?
責任感?
プライド?

うーん、どれも一緒のような……


でも、美希ちゃんが何を考えてるのかはわたし
わかっていたの。

だから言葉にしなかった。
態度で示そうって。

ずっと美希ちゃんを見ていたから似てきちゃったのかも……ね。

〜END〜
65名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 16:08:01 ID:XV+hQ3f1
やっぱ保管屋だったかw

無印なDSKに気付くと一気に進展しそうだ。脚本と構成はほぼ決まってんだろうな。

ま、イイやwハッピーセット買ってくるw
66名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 16:52:49 ID:GtY+Dvmo
>>55
いや、本気で進展を前提に考えてるならちびっ子たちが見てもっと憧れられる顔に描くだろうってこと。
藤Pも大輔以上にキャラは薄いけど幼児の恋愛への憧れを描けるレベルのキャラデザインだったから
仮にも少女アニメで、もしガチの進展を考えるならあれでOKが出るとは考えにくいなあと。
67名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 17:02:34 ID:3PLHmRbp
プリキュアって基本的に恋愛要素は単発ネタ止まりでしょ
例外はココだけど、あれはメインキャラだったからな
68名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 17:11:08 ID:YEx1urgV
学園際や野球回で縮まったかと思われた距離が実は
そのまんまwみたいな感じでここまでは捕らえてます。

むしろ怖いのは、クローバーの3人がラブと大輔をバックアップ
する展開だw
69名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 17:17:54 ID:2TWvfr77
>>66
その辺フレプリは現実的な線でいくつもりなんじゃない
プロデューサー自ら地元との繋がりとかそういうのやりたいって言ってるし
子供ウケだけ考えたらラブだって地味な公立じゃなくて、女の子の好きそうな洋風建物とカタカナ名な学校にするよ
あとフレプリは年齢層引き上げて月9見てる小学生も取り込みたいとか言ってたから、恋愛話の展開も今までのシリーズよりは進めるんだろうと諦めてる
70名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 17:56:28 ID:XV+hQ3f1
このおもちゃはいらんな。ラブやんと美希たんゲットした。ブッキー…

映画みんな行くん?まるパより厳しい展開になりそうなんだがw
71名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 18:22:24 ID:MNoz9dUX
>>69
最終回でD輔と付き合い始めたっていうラストだと
1話の由美ちゃん騒動をオーバーラップしていいかもしれない。

今まで人の幸せばかり考えていたラブも自分の幸せを考えるようになったみたいな。
72名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 18:28:34 ID:HvMLkNEb
美希 「ねえ、せつな 今日あなた私のことで何か言ってたらしいけど
    ほら、アタシの前で言ってごらん」
せつな「忘れたわ」
73名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 18:34:29 ID:nlv0fx/3
ウエピーやセラムンレベルまで徹底的に関係を構築されると
手も足も出ないけど、プリキュアじゃそこまではやらないだろう。

だから、公式のシナリオがどうであろうとも、
IFや「本編のその後」を自由に作る事が出来る
二次創作である妄想、SSには何の影響も無いと思うね。

>>51
シンクロだけにベタでいきたいので
「二人はユニゾン?」でお願いします。
74名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 18:46:47 ID:Epq/XB1f
>>69
釣り合いって言うのは逆の意味もあるよ。
藤Pやココはヒロインに憧れられるようなイケメンだったけど
もっと現実的にというなら、華やかなデザインのヒロインと並べた時に
同じレベルに見えないと。
ヒロインが相手に憧れるんじゃなくて、
視聴者の子供が恋愛に憧れるって意味じゃね?

ヒロインと並べて一段落ちのルックスではさすがに誰得というか
月9見てる小学生取り込みとかあまりにも無理がありすぎるだろう。
イケメンではあるけどメイン張るには地味すぎるんだよ。
75名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 19:08:14 ID:EtS09Q7U
>>ヒロインと並べて一段落ちのルックスではさすがに誰得というか

月9だと武田鉄也@101回目のプロポーズって例もあるからなぁ・・・。
76名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 19:37:41 ID:PqkAXtxZ
大輔に惚れる要素は正直お化け屋敷のときぐらいしか見当たらなかったが…
まあ何かあるたびにラブの心配してるから、それをラブがどう思うかっていうのもあるのかな?
なんにせよ個人的にはむずがゆい距離のままになることを願うしかないなあ
77名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 19:50:36 ID:YEx1urgV
>>70
もちろん!前売りで仲間と同僚分チケ8枚買ったさw
おまけいらないって言われて困ってるぐらいさwww
ちょっとの勇気でたっぷりの幸せゲット出来るんだよ?心配ないさ〜

>>72
美「そう…。ちょっと…聞きたかったから…」
せ(あ…)

せ「あ、後でメール…するわ…よ」
78名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 20:03:52 ID:/R1O2dFM

ttp://bbs.eastan.net/src/1256455488501.jpg
大輔がどうであれラブにとってせつながそれ以上の存在であればそれでいいさ
79名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 20:12:59 ID:XV+hQ3f1
モバイルマンセーwww
嬉しくてボルテージ上がった!
て事は美希ブキも今後期待しちゃうんだぜ
80名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 20:13:41 ID:DVscQV0+
>>77
美希「やっぱり今聞きたい。言って」

せつな「イヤよ」

美希「言うのよ!」

せつな「強情ね」

美希「ムカ!どうせ強情よ!」

せつな「そこが美希の可愛いトコなのよね」

美希「っっっ」
81名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 20:20:37 ID:HvMLkNEb
>>77
美希「お、来た来た なになに・・・」




美希「“後でアタシのところへいらっしゃい
    生意気言ったお返し しっかりしてあげるから覚悟なさい”

   ふふっw」
82名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 20:36:27 ID:YEx1urgV
ルート分岐ですね、わかります。じゃ自分は
>>80
美「いっつもそーやって誑かすんだから!」
せ「キライじゃないんでしょ。」

美「もう。知らない!」
せ(ちょっとやりすぎたかしら…)

せ「また背中合わせ…していい?」
美「えっ?」

せ「そしたら言えそうな気がするの…」
美「せつな…」
83名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 20:40:05 ID:svewWdA3
>>77
美希「遅い・・・遅い!!
   確かに、今すぐ、とは言わなかったけど・・・もう寝ちゃうわよ!」

   
         カンペキよ!!(←着信)


美希「やれやれ、やっと来たわね・・・ で?」


 『今からそっちに行くわ そこでなら私、素直になれるから(*^.^*)』
84名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 20:42:15 ID:XV+hQ3f1
何やってんだおまいらw

ブ「最近美希ちゃん遊んでくれないの。」

ラ「あたしもそだよ。せつな帰り遅いし。」

ブ「ラブちゃん今日暇?」

ラ「うん。」

ブ「遊び来ない?」

ラ「行く行く!」

浮気ルート作ってみたりしたw
85名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 20:48:25 ID:DVscQV0+
エロルート

美希(アタシ背中合わせに弱いのよね…)

せつな「背中から抱きついたりして」

美希「ひあッ…」

せつな「美希…可愛い」


楽し過ぎるw
マジ色んなルート可能だな
百合キュアオンラインあったら、無料とは言わない
月千円でもヤリたい
86名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 20:49:16 ID:MNoz9dUX
大輔「ラブなら俺の隣で寝てるけどww」

ラブ(バスの席が隣で単なる昼寝)「えへへ…♪ せつな〜♪ 美希〜♪
   ブッキー♪ ついでにミユキさんー♪ 愛してるよー♪」

大輔「!!!????」
87名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 20:55:59 ID:YEx1urgV
>>86
バッドエンドかと思ったw

今日のまとめですわ。
ラブが枕を抱いて寝る
せつなは赤いパジャマ
ラブせつ同じ体制で寝る
OPは映画宣伝Ver(美希セクシー・ピーチ覚醒)
美希の優しさ(幼児さーちゃん・ももちゃん登場)
「おゆきなさい」ノーザの口癖か?
美希の決意、追いかけるブッキーとせつな
せつなはラブにシフォンを託す。ラブへの信頼度↑
せつなは美希の心情を把握していた。美希への信頼度↑
またまた幼児登場。ブッキー似w
ベリー単独変身。変身テーマ曲新Ver
ラブ母性本能再び。子守唄歌う
誇り高き戦士蒼乃美希・キュアベリーの確立
ブキせつ登場。
走りながらのピーチ時短変身(初めて?)
プリキュアフォーメーション再び
美希母性本能↑子守唄上手すぎ
88名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 20:57:22 ID:ty8nY7AK
なにこの小ネタ祭りwwもっとやれwww
89名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 21:01:25 ID:XV+hQ3f1
保管しずれーwww

>>87
見すぎだろwでも予告で一気に萎えたよなー
90名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 21:06:32 ID:DVscQV0+
>>87
ラブさんと美希たんの生ウタで、
シュワシュワ〜ってなりましたわ。
着信にしたいなぁ…
91名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 21:20:36 ID:Nq3JQNQK
>>87
あれ?

ラブさんとせっちゃんの寝言がシンクロ

もありましたよね?
92名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 21:24:51 ID:MNoz9dUX
>>86
ラ「ふぁー… よく寝た♪」
D「んだよ夜更かしか? カッコワリー」
ラ「ん?大輔なに怒ってんの?」
D「なんでもねーよ! ったく、どうせ見たいTVでもあったんだろ」
ラ「えへへっー♪ みんな寝かしてくれなくてねー♪」

せつな(Die輔…! その暴言、許すまじ…!!)
93名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 21:49:41 ID:nlv0fx/3
>>92
そこでルート分岐

「ふああ……」
「あ、せつなも寝てたんだ、おっはよ〜」
「んん……ねえラブ、さっきの続き、いい?(←夢の中の話)」
「え?続きって……んんっ」
「んっ……」

「!!!!!!!!!!」

だいすけ は くだけちった!


94名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 22:07:24 ID:OLghdozr
新スレ移行おめ!
>>1乙!

次週予告は何か気になるね。

大輔が「せっかくの楽しい旅行だから、ケンカだけはしないようにしようと思ってる」とか言って
大輔いいヤツじゃん→ちんすこう食べる?とかだったらまだいいけど、大輔が「俺、ホントは
ラブのこと、好きなんだと思う」とか言って、横にいるピーチが大輔の気持ちに気づいてしまう
展開だとイヤだなぁ。

 
95名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 22:18:03 ID:MNoz9dUX
大輔「♪ー♪ー♪」
せつな「あら知念くん、ずいぶんご機嫌ね」
大輔「おっす東、今日はこれから昼までラブと買出しに行くんだ♪ へへ」
せつな「私も、午後からラブと買い物よ。何か夜に必要な物を買いに行くらしいんだけど…」
大輔「!!!!??????」
せつな「あっ…! これは人に言っちゃいけないってラブが…!! ごめんなさい」
美希「ナニをするってのよせつな!? あたしだってまだラブに膝枕までしかしてもってないのに!!」
ブッキー「私だってKISS止まりよ!?」
大輔「!!!?????」
ミユキ「ちょーっと待ったー!! あたしだってラブちゃんとは
    次の日曜の個人レッスンぐらいしか…」
大輔「ね、ねーちゃん!?」
美希「ミユキさんの事はいいんです、もう!」
ブッキー「黙っててください!」
ミユキ「ムキー! この小娘どもー!!」
大輔「お、おいお前ら落ち着…」

美・ブ・ミ「邪魔だ!!!!!!!!!! 悪いの悪いの飛んでいけーーーーー!!!!!!!!」

大輔「!!!!!!! ラブーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!」

大輔は粉砕された!!!!!



せつな「さ、買い物に行こうっと……」
96名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 22:43:36 ID:DVscQV0+
さっきの妄想リレーから生まれたSS置いときますね。
せつな×美希 非エロルート。

苦手な方々は回避お願いします。
97 ◆EeRc0idolE :2009/10/25(日) 22:44:59 ID:DVscQV0+
 クローバーボックスが無事に戻り一安心の美希だったが、自分のせいでシフォンを危険に晒したという自責の念は、そう簡単に消えるものではなかった。

 あの時見つかって本当に良かった…もし見つからなかったらって考えるだけで身体が震えるわ。

 公園のブランコにひとり腰掛けながら、美希は悪い想像に怯えていた。深く考える程にその事の恐ろしさが身に染みて、涙まで浮かんでくる。

 何だかアタシ、泣いちゃいそう…

「ううっ…ひっく」

 しゃくりあげようとしたその時、後ろから誰かの温かい腕に抱きすくめられる。

 この匂いは…せつな?

「ひとりぼっちで泣かないの」

 この低くて落ち着いた声、やっぱり…せつなだわ。背中に感じるせつなの温もり――――温かい。

「美希のことだから、どうせまだ自分を責めてるんだと思って探してみたら…案の定なんだもの。わかりやすい性格ね」

 行動パターンを読まれていることが恥ずかしくなり、美希は急にムカッとする。

「何よ。わかりやすい性格で悪かったわね」

「クスクス…その台詞、言うと思った」

「もう!何?からかう為にわざわざ来たの!?」

「まさか。――――心配になったの」

 せつなが…アタシを…?嬉しいような、くすぐったいような、恥ずかしいような。何?こんな気持ち、初めて。

「美希のこと…なんだか放っておけなくて」

 せつななりに心配してくれてるんだわ。やだ、すっごく嬉しい…でもあんまり心配かけちゃいけないわ。

98 ◆EeRc0idolE :2009/10/25(日) 22:46:16 ID:DVscQV0+
「し、心配ご無用!アタシはいつだって完璧なんだから!!」

 そんな美希を胸に抱くせつなは、抱きすくめた腕に一層力を込める。

「強がらないで。わたしの前では素直になっていいのよ。どんなに弱い美希でも、わたしには全部見せて欲しいの」

 な…やめてよ。まるで愛の告白じゃないの。――――って、ええッ!?まさか…よ、ね?

「せつな…?」

「ダメ振り向いちゃ」

 後ろを振り返ろうとした美希をせつなが制す。

「顔、見ないで。今すっごく恥ずかしいんだから…」
 せつなは美希の背に額をくっつけ、しゃがみ込んだ。

「イヤよ」

 立ち上がった美希は、せつなのそばに行き、同じようにしゃがみ込む。

「せつなだけアタシの恥ずかしいトコ見るなんてずるいじゃない。せつなの恥ずかしいトコ、アタシだって見たいの!」

 真っ赤になった顔を上げ、せつなは潤んだ瞳で美希を見つめる。

「美希…わたし…」

 お互い膝立ちの姿勢となり、抱きしめ合う。

「背中合わせもいいけど、やっぱりこの方がアタシ好きよ。せつなが全部見えるから…恥ずかしがってる顔も、ね」

「もう!知らない!」

「ゴメンゴメン、今度泣く時は、ちゃんとせつなのそばで泣くことにするから」

「…絶対よ」

「ウン」

 さっきまでの恐怖は嘘のように消え去り、美希の中に残ったのはただ、目の前の少女への狂おしいほどの愛おしさだけ。
99名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 22:47:29 ID:DVscQV0+
【背中越しに抱きしめて】です。
最近美希たんが好きです
100名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 22:53:36 ID:MNoz9dUX
>>94
せつな「だと思うって何よ!? 私はラブを愛してるわ!」
美希「私はラブが大好きよ!」
ブッキー「私はラブちゃんをお慕いしてるもん!」
ミユキ「私はラブちゃんにぞっこんよ!」

大輔「…すいません、帰ります」
10172:2009/10/25(日) 23:15:17 ID:HvMLkNEb
特に何の考えも無しに書き捨てにしたようなものが
このように素敵なSSの呼び水になろうとはw
ありがとうございます

それにしても、ふたりの仲を深めたきっかけになったのが
「背中越しの相手の温もり」だなんて、何かやっぱり・・・エロいですよねw
またそれが正史だから何ともw
102名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 23:21:34 ID:XV+hQ3f1
ほんと良スレになったなココ。自分は1からいるけど、この成長っぷりはたまげてるよ。

百合展開を期待して映画見に行ってみる。精一杯頑張るわ!
103特別なダンスレッスン:2009/10/25(日) 23:28:35 ID:eajLO5Tq
こんばんは、3-469です。
前回もっと早く投下できるって言ってたのに、
結局2週間後になってホントすみません。
ラブせつ幼稚園話の第5話、今回は放課後のクローバーです。


【前回のお話=前スレ249〜253】
幼稚園での職場体験学習の1日目を終えたラブとせつな。
そこでは2日目にある事をするのが恒例となっており、
せつなは先程初めてそれについて知らされた。
一方、ラブはメールで美希と祈里に会う約束をしていて・・・

----------------------------------------------------------------------------

ピルルル・・・ピルルル・・・


ラブのリンクルンがメールの受信音を発している。
受信メールをチェックしたラブは、すぐに返信メールを打って送信した。


「美希たんとブッキー、公園に着いたって。」

「そう。私たちももうすぐ着くから、それほど待たせることもなさそうね。」


私たちは待ち合わせ場所の四つ葉町公園に着いた。
公園の中に入り、しばらく歩いていると私たちを呼ぶ声が聞こえる。
声のする方を見ると、美希とブッキーがベンチに座って手を振っていた。
すぐさま二人のもとへ駆け寄る。


「お待たせー!美希たん、ブッキー!」

「ラブ、職場体験お疲れ様。幼稚園で何かやらかさなかった?」

「アハハ・・・。まあ何とか無事に終わったけど。」

「せつなちゃん、幼稚園どうだった?」

「ええ、とてもいい所ね。明日も楽しみだわ。」

「そうそう、今日はお土産があるんだよ!」
104特別なダンスレッスン:2009/10/25(日) 23:29:59 ID:eajLO5Tq
ラブはバッグから何枚もの紙を取り出し、美希とブッキーに渡した。
それらは今日、幼稚園児が描いた絵のコピーだった。


「この絵もらっていいの?ありがとう、ラブちゃん。」

「あら、アタシはベリーとアタシの2枚あるのね。」

「美希、こっちの絵はあなたのファンの子が描いたのよ。」

「アタシのファン・・・?」

「すごいね美希ちゃん、小さい子にも人気あるんだね!」

「ま・・・まあね。完璧を目指すアタシとしては、あらゆる年齢層から愛されないとね。」

「美希たん、ブッキー。あたしたちも絵を描いたんだよー。」


ラブは更にバッグから絵を2枚取り出し、2人に見せた。


「えーっと、ラブちゃんがせつなちゃんを描いて、せつなちゃんがラブちゃんを描いたのね。」

「せつな、あなた絵の才能もあったのね。短時間でこれだけ描けるなんて。」

「ありがとう、美希。それで、これを見たラブがね・・・。」

「ねえ、せつな。話すと長くなるからそろそろ本題に・・・。」

「そうね、今日はラブからあなたたちに頼みがあるんだったわね。」


まあ、いずれは今日の幼稚園での出来事を二人に伝えるけどね。
そうとは知らないラブは、一呼吸おいてから口を開いた。


「あたしたち明日、幼稚園で芸を発表するんだけど・・・。」
「上手く出来る自信がないから、今から見てもらいたいんです。お願いします!」
105特別なダンスレッスン:2009/10/25(日) 23:31:35 ID:eajLO5Tq
拝むように手を合わせ、頭を垂れるラブ。
それを見てポカーンとする美希とブッキー。
しばらくすると、何か思い出したかのように二人の表情が変わった。


「芸って・・・そういえばアタシたちが幼稚園の頃にもあったわね。」

「わたしたちの時は、手品とかサッカーのリフティングを見せてくれたわ。」

「それで、ラブ。あなたたちは何を発表するの?」

「あたしたちが出来ることといったら、やっぱり・・・。」

「もしかして、ダンスなの?ラブちゃん。」

「ピンポーン!ブッキー、よく分かったね。」


私たちが発表する芸に、ダンスを選んだラブ。
しかし、今の私たちのダンスのレベルはまだまだ上手いとはいえない。
ダンスレッスンでもミユキさんに注意されてばかりで、4人そろって1曲フルにノーミスで踊り切った事はこれまで1度もないのに。


「とにかく、ラブたちが明日みんなの前で恥をかかないように協力するわ。」

「ラブちゃん、せつなちゃん。クローバーの仲間として、わたしも力を貸すわ。」

「ありがとう、美希たん、ブッキー。お礼はカオルちゃんのドーナツでね!」

「そうと決まったら、レッスンを始めましょ。美希、ブッキー、お願いね。」


私たちは公園内のダンス練習場に移動した。
ダンスの曲目は今練習中の「H@ppy Together!!!」に決めた。
私たち4人のリンクルンの動画フォルダにはその曲のレッスンビデオが納められている。
美希とブッキーがビデオをチェックしながら、ラブと私のダンスを指導する。
時々、制服のままで実際に踊って手本を示す美希とブッキー。
それに応え、私たちも精一杯のパフォーマンスを二人に見せる。


「ハアハア・・・こんなにビデオを再生してたら、もうリンクルンの電池が切れちゃうよ。」

「あっ、電池の事なら心配しないで。わたし、手回し充電器持っているから。」

「さすがはブッキー、用意がいいわね。ほら、ラブ!レッスンを続けるわよ。」

「ラブ、もう少しで1曲フルに踊れるところなんだから頑張りましょう。」
106特別なダンスレッスン:2009/10/25(日) 23:32:43 ID:eajLO5Tq
ダンスレッスンは夕暮れまで続いた。
美希はミユキさんばりの厳しさで、私たちをコーチする。
ブッキーは何度も充電器を回し、リンクルンに電力を与える。
何十回も同じ曲でダンスを繰り返し、そして・・・


「んあああー。疲れたぁー!もう踊れませーん!」

「ラブ、よく頑張ったわね。やっと1曲通しで踊り切れたわ。」

「うーん。完璧とはいかないけど、何とかサマになるレベルにはなったわね。」

「充電器を回しすぎて手が痛いよー。でもダンスが上手くなって良かった!」

「さあ、ドーナツを食べに・・・って、カオルちゃん帰っちゃったよ、もう。」

「しょうがないわね、ドーナツはまた今度おごってもらうわ。」


公園の電灯が点くほど、辺りはすっかり暗くなってきた。
そろそろ帰らないと家族が心配するからと、私たちはここで解散となった。


「バイバーイ、美希たん、ブッキー。また今度ねー。」

「美希、ブッキー、二人とも今日は付き合ってくれてありがとう。」

「これだけ練習したんだから、明日はちゃんとやりなさいよ。」

「ラブちゃんたちの明日の発表が上手くいくって、わたし、信じてる!」


美希とブッキーと別れ、私たちはようやく家に着いた。
家の灯りは既に点いており、先にお母さんがパートから帰宅したようだ。


「ただいまー、あー疲れた。」

「ラブ、遅かったじゃない。ご飯出来てるわよ。」

「うん。でも今日は先にシャワー浴びさせて。」


ラブは靴を脱ぐと、一目散に浴室へ駆けていった。


「せつなちゃん、ラブに何があったの?」

「ええ、今日は特別なダンスレッスンがあったから。」

「お弁当作りで早起きして、その上ダンスの練習・・・」
「いくら若いからってもっと自分の体を大事にしてほしいわ。」

「でも、ラブって本当に他人のために頑張ったり尽くしたりする子なんですね。」

「そうねえ。一体誰に似たのかしら?」
107特別なダンスレッスン:2009/10/25(日) 23:33:41 ID:eajLO5Tq
その後、私もシャワーを浴びていつもより遅い夕ご飯を取った。
ラブは今日一日の出来事をお母さんに話している。
お絵かきのこと。お弁当のこと。そして、ダンスレッスンのこと。
それに対して、ラブと私に褒めたり注意したりするお母さん。
こうして楽しい時間は過ぎ、もう寝る時間となった。


「せつな、今日はゴメンね。芸の発表の事を忘れてたあたしが悪かったよ。」

「そうね、大輔君の野球の試合を見に行く約束を忘れてたくらいだから・・・」
「まだ、何かあるとは思っていたけど。」

「ううっ、せつな・・・。」

「ごめんなさい、でもこの夏は私のために色々頑張ってくれたのよね、ラブ。」

「そうそう、大変だったんだよ。だから許してよね、せつな。」


まあ、今回は大目に見てあげるわ。
ラブにおやすみのあいさつを告げ、自分の部屋のベッドにもぐる。
明日はダンスの発表か・・・その前には何があるんだろう。
でも、知らない方が楽しみがあるって事もあるし、今日は疲れたのでそのまま寝ることにした。
おやすみなさい・・・。


〜つづく〜
108名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 23:41:28 ID:eajLO5Tq
以上です。お目汚し失礼しました。
やはりまとまった時間がないと自分の場合はSSが書けませんね。
次回投下はいつの日になるのか・・・。
109年上女性は少女の夢を見るか:2009/10/25(日) 23:53:04 ID:1ZNc5/Bd
空気読まずに投下します。
会話中心でキャラ崩壊なので苦手な方はスルーお願いします。
ノーザとせつな+α。微百合。

「久しぶりね、イース」
「お前はノーザ!」
突如現われたラビリンス最後幹部ノーザ。せつなは咄嗟にリンクルンに手を伸ばし変身しようとした。
「ノーザ・さ・ん!」
「は?え、えっと…ノーザ…さん…」
呼び捨てが気に入らなかったのか、元同僚にまでさん付けを強要するノーザ。
せつなもつい、さん付けで呼んでしまう。勿論さん付けで呼ぶ理由は無いのだが。
「またシフォンを狙ってきたの!?」
「今日はインフィニティよりも大事な用があって来たの。イース、ちょっと付き合いなさい」
「…な」
「え?」
「せ・つ・な!私はもうイースじゃありません!」
「あー…ハイハイ分かったわ、せつなちゃん」
さっきの仕返しか、せつなはイースではなく、自分はせつなだと言い返す。
しかしつい敬語になってしまっている事に自覚はないようだ。
ノーザはこんな事で言い争うのは時間の無駄と感じ、素直にせつなと呼ぶ事にした。
こちらも自覚無しでちゃん付けで呼んでしまっているが。

場所は変わって、二人はカヲルちゃんのドーナツカフェに来ていた。
「それで…用って何ですか?」
「ええ。ちょっと貴女達の事が聞きたくてね」
「…プリキュアの秘密を簡単に喋ると思います?」
「プリキュアじゃなくて、普段の貴女達よ」
「普段の?」
せつなはノーザが何を言ってるのか分からなかった。
不可思議なせつなを気にせずノーザは話を続ける。
「この前初対面した時に貴女達が可愛いと思ってね。色々知りたくなったの!」
「は、はあ…」
「蒼色の娘のおへそなんか堪らないわね!黄色の娘は抱き心地良さそうだし!」
喜々と語るノーザにせつなは呆然とした。
ラビリンス最高幹部と呼ばれたノーザのこんな姿を見たのは初めてだったから。
「その中でもピンクの娘は一番私の好みかな」
「っ!ラブは駄目です!誰にも渡しません!」
黙って話を聞いていたせつなだったが、自分の愛する人の事には衝動的に声を荒げてしまった。
「へぇ…せつなちゃんはあのピンクの娘…ラブって言うの?その娘が好きなのね」
「あ、えっと…」
「自分をせつなと言った時といい、今といい、貴女ってそんな顔もするのね。知らなかったわ」
「あ、えっと…」
「さっきなんかほっぺた膨らましてとても可愛かったわよ」
110年上女性は少女の夢を見るか:2009/10/25(日) 23:54:33 ID:1ZNc5/Bd
予想しない一言にせつなは一瞬で顔が赤くなる。無意識にだろうが、自分がそんな顔をしてただなんて。
「せつなちゃ…イースがあんな女の子なんて、もっと早く知ってれば良かった。そしたら…」
ノーザは敢えてせつなをイースと呼んだ。その表情はどこか寂しげな感じがした。
「ノーザさん…」
「…さて、もうそろそろ暗くなるし、お話しはこれぐらいにしましょうか」
気付けばとっぷり日が暮れてやがて夜になる時間だ。確かにもう家に帰らなければならない。
「さ、お行きなさい。待ってる人がいるんじゃないの?」
「…はい。それじゃまた…」
「また、って事は会ってくれるのかしら?」
「そ、それは…」
「うふふ、気にしないで。今日は楽しかったわ」
ノーザはせつなの答えを待つ事なく背中を向け歩き始めた。
その背中もどこか寂しそうで…。
「私も、皆が知らない貴女の一面をもっと早く知ってたら…」
せつなは言葉を止め首を振る。
考えるのはよそう。今の私にはラブがいる。
「今日も私の作ったニンジン料理たくさん食べてもらわなきゃ!」
せつなは家に向かって駆け出した。憧れの人より、もっと大切な人―ラブが待つ家へ。
111名無しさん@秘密の花園:2009/10/25(日) 23:56:22 ID:1ZNc5/Bd
以上です。
>>108
ごめんなさい、微妙に被りました…。
空気読まな過ぎだ俺orz
112名無しさん@秘密の花園:2009/10/26(月) 02:00:24 ID:xYXZtY6Q

>>13さん
申し訳ございません。自分は職人という訳ではありませんので。

名前がついているというのは単純に、最初、名前をつけちゃいけない事を知らなかったからでして。

今のラブせつを投稿しはじめた時は、名無しで投稿していたのですが、
続けることが決まったときに長くなると思ったので、読む人が数字より固有名詞の方が分かり易いと思ったのが一つと、
もう一つは、ラブとせつな視点を交互にするというのは、以前「月の下」というSSでもしたので、
他人の設定を借りたと思われるのが嫌だったのが、一番大きいですね。

でも、SABIという名前が気に入っているからもありますね。今は特に。
身から出た錆ということで。

保管屋さん、補足を付けて下さったのですね。有難うございます。
SSリストに自分の名前があったので、びっくりしました。
自分の場合は続き物が多くて、しかも現在進行中のもあって大変だったかと思います。


前スレ491〜494「自覚」の続きです。

タイトル「来ない春」
ラブ×せつな
せつな視点  R−18
 

性描写は全くありませんが、性的関係を前提としておりますので、
お嫌いな方は回避してください。

113「来ない春」SABI:2009/10/26(月) 02:01:57 ID:xYXZtY6Q

日曜日の午後、クローバーのダンス練習の後。
私は一人、四つ葉町の図書館に来ていた。

もっとも、私は図書館に一人で来る前にラブと一悶着があって、
私と一緒に来たがるラブに、私が一人で図書館に行くかわりに、
夕御飯の買い物は一緒に行くことで、一応の決着をみたのだが。


ラブはというと最近、ミユキさんのダンスレッスンでも、叱られてばかり。
学校でも、うつらうつらとしていて、授業に身が入っていないのが分かる。


私は、私とラブの関係が、このままではいけないのかもしれないと思い始めていた。


誰かに相談する?


ラブに?
ラブのことをラブに相談できない。


美希や祈里に?
私達の関係を知られて、二人が離れていく危険は冒せない。
私は・・・まだしも、ラブは二人とは幼馴染で、親友だ。
彼女達がラブから離れて行くのを・・私は見ていられない。


学校の友達?
こんなこと相談できない。


おじさまやおばさま?
何か違う気がする。


私は誰にも相談できず、図書館で調べることしかできなかった。

114「来ない春」SABI:2009/10/26(月) 02:02:52 ID:xYXZtY6Q

私がラビリンスにいたころは、同性愛者なんて聞いたことがなかった。
任務に失敗した私が、寿命を短くさせられたように、
異端とされたものはみな密かに、メビウスの側近であるクラインあたりが、
処分していたのかもしれないが。


結局、私はどうしたいのだろう。
私に幸せを教えてくれたのは、まぎれもなくラブ。
その彼女を不幸にする訳にはいかない。

でも、このままこの関係を続けるとすれば、どこかで破綻する気がする。
だからといって、私は一度知ってしまったラブのぬくもりを、忘れることができるだろうか。
分からない。知らなければよかった。


私が考え込んでいると、後ろから私を呼ぶ声がする?


「せつなちゃん?」
後ろを振り向くと、ブッキー、山吹祈里が立っていた。

115「来ない春」SABI:2009/10/26(月) 02:03:42 ID:xYXZtY6Q

時間いい?と聞くブッキーに、ラブとの待ち合わせの時間はまだだから、と答える。

「じゃあ、公園に行こう」

しかし、いつもダンス練習している所ではなく、森の方へ。
どこに行くのだろう。
森に少し入ったところで、ブッキーが立ち止まる。


風に吹かれ、赤、黄、いろとりどりの葉っぱが舞う。


「ここ、わたし達が小さいときによく遊んだところなんだ。
もっと奥にはどんぐり王国もあるけどね」
と言って、地面に落ちた葉っぱを拾う。

「この葉っぱって、風に吹かれているとき綺麗よね。
けど、地面に落ちて人に踏まれると、汚くなる」
私の方を向き、微笑む。

「けど、無駄なんかじゃないの。
この葉っぱが地面の微生物の働きで栄養になって、来年の春には草木が芽吹くの」


「だからね、せつなちゃん、この世界には無駄なんてないと思うの」


いつもと変わらぬ祈里の微笑みに、泣きたくなって私は顔を伏せた。
それでも、私の目からは堪えきれない涙が。


「せ、せつなちゃん、どうしたの?」

ブッキーの慌てた声が聞こえる。
私は何でもない、と答えようとするが、
喉の奥に何か詰まったように、声が出てこない。


ただ、ラブと私の関係には春は来ない、未来がないのだ、と思った。

116「来ない春」SABI:2009/10/26(月) 02:05:07 ID:xYXZtY6Q

みんなが寝静まった深夜。

突然、私は目が覚めた。
はあ、はあ。私の荒い息が暗い部屋にこだまする。
また、悪夢?


「せつな、こっちにおいで」

気がつくと、私はラブの部屋にいた。

今夜は新月。
ラブの顔は暗闇で見えない。
それでもどういう表情をしているかは分かる。


私がまだイースだったころ、プリキュアを倒すためコンサートに潜入した時、
ナキサケーベのカードで疲弊し倒れた私に、付き添ってくれたときのラブの笑顔。
全てを許すかのような、胸が苦しくなる程、私の大好きな、大好きなラブの笑顔。


火に自ら飛び込んでいく夜の虫のように、私はラブに近づいていく・・・。





117名無しさん@秘密の花園:2009/10/26(月) 02:07:26 ID:xYXZtY6Q

ようやくラブ編、せつな編ともに、1,2作目「夜這い」「後朝」に追いつきました。
時間的には、前作「自覚」と今回の後に、「夜這い」「後朝」が続きます。
いよいよ終わりが近づいてきました。では、恒例?のおまけ。


四つ葉中学のある放課後。

「由美、ゴメン、待った?」
「ううん、今来たとこ。それでラブ、相談って」
「あたし・・の女友達がね、女の子を好きになって、という相談を受けたんだけど、
どう答えていいか分からなくて・・・」
(由美、だましてゴメン。それあたしのことだけど)

「う・・ん・・・」
とうなったきり答えない。

「やっぱり、答えられないよね。あははは・・・」

「あたしにはそんな経験がないから分からないけど、その想いが真剣なものなら、
告白してもいいんじゃないかな。諦めるにしても、そのほうがいいと思う」
「そっか、あたしもせつなに・・イヤ、ナンデモナイデス」

「ラブ、東さんにも相談したら?一緒に暮らしているんでしょ」
「せつなにそんなこと申し上げるわけにも参らないというか」
「??変なラブ」

といった会話が、ラブと由美の間でなされていたとかいないとか。


次はラブのターン。ですが、いつ投下できるかは未定。

118一路 ◆51rtpjrRzY :2009/10/26(月) 07:43:36 ID:hl10xhPq
誰もいないみたいなんで〜って前フリ言えなくなっちゃったな、ここ(遠い目w)まさかの朝投下二度目って……。
単発の小ネタ一つ置いておきますね。いい話のようですけど、おばかな突貫小ネタです。
美希せつっていうと美希せつ好きな人に怒られる……相変わらずの美希ブキテイスト有りです。
タイトルは

          ハッピー☆セット
119一路 ◆51rtpjrRzY :2009/10/26(月) 07:44:25 ID:hl10xhPq
 秋モ深まり木々の葉も散りつつある、ある日の公園の練習場。
 何やら沈鬱な表情を浮かべた彼女が、一人あたしの元に来たのは、レッスンを終えて皆が帰った後の事
だった。

「ミユキさん、ちょっと話したい事があるんですけど……」
「―――美希ちゃん……何かあったの?」

 その様子に尋常ならざるものを感じ、あたしは帰り支度をしていた手を止める。
 練習の時から、何かいつもと様子が違うと思ってたけど……。覇気がないというか……。
 いつもの美希ちゃんなら、どんなにハードな練習をした後でも、こんな顔はしないはずだわ。
 
 でも今目の前にいる彼女は、何やら黒いオーラを纏っているかのようにどんよりとしていて……。

「―――今度のダンスの事、なんですけど……あたし、上手く踊る自信がないんです………」
「!!」

 まさか彼女の口からそんな弱気な言葉がでるなんて―――!!
 いつも自信に満ち溢れた、あの美希ちゃんから―――!!

「ど、どうしたの?!あ、あなたらしくもない……何かあったの?」
「………」

 俯き、言いにくそうに口を閉ざす美希ちゃん。
 いつもなら厳しい言葉をかけてるところだけど、さすがのあたしも混乱していて、それどころではない。

(何?何か今度のダンスに問題があった?!振り付けやステップならYou make me happyやH@ppy Together
より簡単なはず……今の彼女達なら難なくこなせるはずだわ……じゃあ一体何が!?まさか怪我でもして
るとか―――それとも何か精神的なもの?失恋?それともコーチをしているあたしに、憧れから恋に変わり
つつある自分に気付いてしまって、踊れなくなったとか?!ああ、でもどうしよう。あたし達女同士だし…
それにこう見えてあたしリードされる方が好みで年下は……あ、だけど美希ちゃんならリードしてくれそう
な雰囲気が―――――)

 あたしの頭が目まぐるしく回転している中、彼女はやっと重い口を開き、ポツンと言った。

「曲が……ダメなんです……」
「―――はい?」

 曲が気に入らないって……それだけの事?
 頭の中から妄想を追い払うように頭を振ると、口に手を当て、えへん、と改まって咳払いをする。―――
もう初めての夜の場所までは決めてたのに……。

「……え、えーと……曲がダメって言われても……今一番流行しているトリニティの新作だし……それに、
あなた達にピッタリだと思ってチョイスしたのよ?それがなんで……」

 あたしの言葉に、美希ちゃんはピクッと身体を震わせる。

「組み合わせが……」

 そう言って一度黙り込んだ後、彼女は思い切ったように顔を上げた。

「ベリーとパッションで……ウキウキ〜ってセットが、どうしてもダメなんです!!」

 多分、あたしはポカンとした顔をしていたと思う。アイドルなのに、恥かしいけど。
120一路 ◆51rtpjrRzY :2009/10/26(月) 07:48:21 ID:hl10xhPq

「せ、セットって……それをあたしに言われても……。某大手ファーストフード店か、作詞者の方に言って
もらわないと……」
「だから……何とか曲を変えてもらえないですか?あの順番じゃあたし……ウキウキできる自信ないんです……」

 切羽詰った顔であたしに迫る彼女。あ、ダメよ、そんな熱い目で見られたらさっきの妄想が―――。

「―――組み合わせなんて気にしてるの?おかしいわね、美希」
「!!」

 あたし達の背後の木陰から、す、っとせつなちゃんが姿を現わす。

「―――せつな……ちょっ……盗み聞き!?」
「人聞きが悪いわ。ただ気付かれないように黙ってこっそり話を陰で聞いてただけよ」
「それを盗み聞きっていうのよ!それを!!お約束な返ししないで!!」
「そうなの?二つも勉強になったわ。ありがとう」

 美希ちゃんの剣幕をけろっとした顔で受け流すせつなちゃん。

「それはそうとして、その組み合わせが、ってどういう事?ベリーとパッションで何か不満でもあるの?」
「う……」

 再び口を閉ざす美希ちゃん。せつなちゃんはそんな彼女の様子を静かに眺めて。

「珍しく暗い顔してたから、興味が湧いて見にきたんだけど……もしかして美希」

 せつなちゃんは少し呆れたような口調で言った。

「―――ベリーとパインならウキウキできたのかしら?」
「――――――!!」

 美希ちゃんの身体が一瞬止まり、ワナワナと震えだす。
 それに気付いているのか、せつなちゃんは冷静な声で言葉を続ける。

「だったら、頭の中でウキウキ〜の部分をブキブッキ〜に変換すればいいんじゃない?あ、でもそれだと
パッションとブッキーが続いちゃって面白くないだろうから、ベリーとはくしょん!ブキブッキ〜にすれば
なんとなく美希が噂をされた後にブッキーが来た感じで……」
「うううううるさいわね!!!」

 堪忍袋の緒もぶっちぎり、という様子で、美希ちゃんは顔を真っ赤にして叫んだ。

「だだだ、誰もベリーの次がパインになって欲しいなんて言ってないわよ!!ちょっとそっちの方が語呂は
いいんじゃないかな〜って思ってはみたけど!!そんなつまんない事、気にするようなあたしじゃないん
だから!!」

 せつなちゃんの様子は相変わらず変わらなかったみたいだけど。
 あれ―――ちょっと笑った?

「―――そう。ならいいんだけど。変に気を使っちゃった?」
「使いすぎだわ!あたしを誰だと思ってるのよ!あたし―――」
「―――完璧な蒼乃美希、だわ。それならダンスも大丈夫、よね?」
「当然よ!」

 美希ちゃんはそう言って、力強く胸を張ってるみせる。
 なんか……上手い事乗せられてるようにしか見えないのはあたしだけかしら?
121一路 ◆51rtpjrRzY :2009/10/26(月) 07:49:31 ID:hl10xhPq
「安心したわ。じゃあ行きましょう?ラブ達がドーナツカフェで待ってるから」
「何?ブッキ……二人とも待ってくれてるの?じゃあ急がなきゃ!!ホラ、せつな早く!!」
「あ、美希アカル―――」

 さっきまでの意気消沈ぶりはどこへやらで、返事も聞かずに、せつなちゃんの手を引き、駆け出す美希
ちゃん。
 そんな彼女達の後姿を見送るあたしのポケットで、突然携帯電話が鳴り出す。

『あ、ミユキさんですか?せつなそっち行ってません?なんか、美希たんが遅いのが心配だから見てくる
って、不安そうな顔でアカルンで移動したまま、戻って来なくて―――』
 
 ラブちゃんの声に、今そっちに向かったわ、と説明してあたしは電話を切った。
 それからレッスンの時のことを思い出して、苦笑い。

(そういえば、今日一番ウキウキした様子で踊ってたの、せつなちゃんだっけ―――)

 二人とも素直じゃないんだから。
 ……って言ってもせつなちゃんの方がちょっぴり上手かな?

 
 あれはあれで、案外ハッピーなセットなのかも。

 
 そしてあたしはバッグに荷物をしまいながら、大きく溜息をついた。

 
 ―――はぁ、あたしもウキウキしたい……。

 
 

 
                                          了
122一路 ◆51rtpjrRzY :2009/10/26(月) 07:54:44 ID:hl10xhPq
おしまい。前回感想くれた方たちに感謝します。それと前スレで書き込めなかったので、ここで。

こっちこそ申し訳ないです……前にスレが荒れちゃって、かなり凹んだ時、自分の書いた物を好きな人が
いてくれるのが嬉しくて。あのレスで、自分すごく救われました。
ラブ美希SSもお礼も、随分遅れちゃいましたけど、本当にありがとうございました。

このスレの全ての職人さん達に、GJの嵐を。
123名無しさん@秘密の花園:2009/10/26(月) 09:00:21 ID:hl10xhPq
って書いてからSABIさんのレスとかに気付くんだよな……いつもこうだ自分orz
勿論SABIさんにもGJの嵐を。
>>13さん、自分も名前載せてもらうほどじゃないすよ。素人なもんで。
124名無しさん@秘密の花園:2009/10/26(月) 10:07:13 ID:nigF7OBc
数えるくらいしかいないんだから名乗ってもイイと思うけれど。
125黒ブキ ◆lg0Ts41PPY :2009/10/26(月) 12:54:28 ID:qIfX25BA
やっぱ日曜日は投下が多い!放送&休日の人が多いからかな?


>>13、自分なんて職人なんて(ry そんなおこがましい(ry
まぁ、そんな事は置いといて投下するのはみんな職人!それでいいじゃないか。

そんなわけで続きです。今回はラブとブッキー直接の接触。
タイトルは「前を見詰めて」
126黒ブキ ◆lg0Ts41PPY :2009/10/26(月) 12:55:26 ID:qIfX25BA
目が、合ってしまった。


それも同時に。もし、一瞬でもタイミングがずれていれば、
先に気付いた方は見なかった事に出来ただろうに。



途方も無く、長い一瞬。先に口を開いたのはラブの方だった。



「……偶然だね。…ブッキー。」



美希と別れた後、気分転換に遠出しようかと電車に乗った。
でも結局、何を見てもどこへ行っても気分が上向く事も無く。
一人の時間を持て余しただけで早々に引き返した。
そんな時だ。同じ電車の改札から出てきたラブに会ってしまったのは。
自分も改札口から出てきたばかりなのだから、これから出掛けるとも言えない。
帰る方向は同じ。必然的に並んで歩くような形になってしまった。



人ひとり、間に挟めるくらいの微妙な距離。
ラブの側の皮膚が服の下でビリビリとざわめいているのが分かる。
朝は、ラブに会う事も覚悟を決めてきたはずだった。
しかし、美希に偽らざる自分の気持ちを吐露し、何とも言えない
粘りついた空気に苛まれた後だ。
まさか不意打ちのようなラブとの接触があるとは夢にも思わなかった。
今の祈里には偽悪的に強がって見せる気力は残っていない。
走って逃げ出したい衝動を抑えるので精一杯だった。


「せつな、大分熱は下がったんだ。」
美希から聞いてない?そう、ラブが話掛けてきた。


「……聞いた。」
「顔色も、良くなってきたし。学校もそろそろ行けそう。」
「………そう……。」
「少し良くなると、すぐに普通に動き回ろうとするから
かえって中々熱が下がんなかっんだよねぇ。」
「………ふぅん……。」
「せつなの大丈夫ほど当てになんないものはないんだから。」


ラブも話しながらも祈里の方を見ようとはしない。
それでも、その声は落ち着き払っていて祈里のように
動揺を押し隠している風には感じられなかった。
127黒ブキ ◆lg0Ts41PPY :2009/10/26(月) 12:57:23 ID:qIfX25BA
ラブの口から語られるせつなの様子。
まるで自分の胸にせつなをくるみ込むような、その声。


余裕有り気な態度が祈里の胸の中にチリチリと焼けるような妬心を産む。


祈里は唇を噛み締める。
今だにラブに嫉妬している自分が情けない。
もう十分ではないか、これ以上ラブもせつなも苦しめられない。
ラブとせつなが望むなら、どんな罰でも受けなければいけない。
二人が心置き無く糾弾できるように、いつでも顔を上げていなくては
いけないのに。


罪の大きさに比べ、自分はなんと小さいのだろう。
そして……なんと汚らわしいのだろう。


気の無い生返事を繰り返すだけの祈里を気にする風もないラブ。
せつなは、きっとラブの腕の中で傷を癒しているのだろう。
ラブはせつなを抱き締め、その傷を舐め、心を解きほぐしているのだろう。
祈里が付けた穢れを洗い流すように。



「どうやったの?」


一瞬、意味が解らなかった。


ああ、そうか。せつなは、切っ掛けは話してないんだ。
祈里を悪く言うつもりはない、と言っていたせつなの言葉を思い出した。
確かに、祈里を悪者にせず切っ掛けを話すのは不可能だ。


(お人好しなのかしら。せつなちゃんって。)
庇ってもらっている。情けないけど、そう思える事が嬉しい。
せつなの中にはまだ祈里に対する好意の欠片が残っている。

それがラブを傷付けない為のものであったとしても。
頑ななまでに言った事は守ろうとしているせつなが何だかいじらしかった。


ラブはせつなを変わらず愛している。
せつなが言いたくない事を無理に聞き出したりはしなかったのだろう。
せつなもそんなラブに甘え、今はただ安らぐ事に決めたのかも知れない。

自分が何をしてもラブとせつなは壊れなかった。
嫉妬しつつも、その事に心底ホッとしている自分が不思議だった。
128黒ブキ ◆lg0Ts41PPY :2009/10/26(月) 12:59:22 ID:qIfX25BA
「聞いてないのね。」


黙り込んだままの祈里にラブが焦れそうになっている所に、やっと祈里が生返事以外の
言葉を口にした。



「せつなが言うと思う?」

「聞けば、答えてくれるんじゃない?」


「カッコつけて、言わなくて良いって言っちゃったんだもん。」

「でも、知りたいんだ。気になるの?」


当たり前でしょ?
ラブが淡々と答える。祈里が無理矢理に関係を持った事には確信を
持っているのだろう。
実際、その通りなのだし。
せつなが自分からラブ以外に体を許すはずがない。そう信じて疑わない様子が
祈里を惨めな気分にさせる。
最初から相手にされてない。道化にすらなれない。



「今さら気になるの?もう、返したんだからいいじゃない。」
投げ遣りな、開き直った口調。さぞ滑稽に見える事だろう。
盗んだ玩具を扱いきれず、乱暴にいじくり回した挙げ句に壊し、
無くしてしまった。今の自分はそんな所だろうか。



「貸した覚えなんて、ないけどね。それに、」


それに、せつなはモノじゃないよ。



言葉を荒げるでも、詰るでもないラブ。
静かな分だけ、その怒りの深さが知れる気がした。


「気が、狂いそうだったよ。」
前を見詰めたまま、微かにラブの声が揺れる。


「ううん、完全におかしくなってたよ…あたし。
………見たでしょ?せつなのカラダ。」



せつなの体。白い肌に散る赤い花びら。日に日にその数を増やしていった……。


「せつなに酷い事したの、あたしも一緒だよ。」
129黒ブキ ◆lg0Ts41PPY :2009/10/26(月) 13:01:26 ID:qIfX25BA
「おあいこなんて言うつもりは無いけどね。」


ラブの、感情を表に現さない喋り方。ラブがこんな口調で話すのを
祈里は聞いた事がなかった。


「………お酒、使ったの。」「……?」


祈里は一から説明する。
せつなが部屋にやってきた時の様子から、意識を失い、祈里に蹂躙されるまでを。
酔い潰れるくらいの強いアルコール入りのデザート。
手作りの物なら、せつなは気を使って残す事はしないだろう。
それを見越して罠に嵌めた。
せつなが目覚めた時には、すべてが終わっているように。


「………よく考えるもんだね。」
呆れた、と思ってるのだろうか。ラブが溜め息をつく。
その後の事は言わなくても分かるだろう。


「どうして、放っておいたの?」
望まぬ関係をせつなが強要されているのが分かっていながら、
なぜラブは取り返そうとしなかったのだろう。
まるで、せつなを挟んで競うようにサインを送って来たり。
あの体を見ればラブも苛むようにせつなを抱いていた事は想像がつく。
せつなにあれほど愛されていながら、こんな事になるまで
何もしなかったラブが、今さらながら祈里には理解出来なかった。



「人が何考えてるかなんて、分かんないもんだね……。ブッキー、勘違いしてるよ。」
苦笑いするラブ。



「刷り込み……って言うんだっけ?こう言うの、ブッキーは詳しいよね。」


刷り込み……、卵から孵った雛は、最初に見たものを親だと思い込む。
例えそれが、親鳥でなくても。
ただの玩具や、自分を呑み込もうとする天敵であっても。
ラブは、せつなと自分の関係はそうだと言っているのだろうか。
130黒ブキ ◆lg0Ts41PPY :2009/10/26(月) 13:04:00 ID:qIfX25BA
「ズルかったんだよ。あたし以外、見せないようにしてたからね。」


せつなに選択肢を与えなかった。
ラブの他にも、せつなを大切に出来る人間がいる。
その可能性を、敢えて排除した。
せつなが何も持たないうちに、その手を、心をラブで埋めてしまう。
後で色々選べる事が分かったって、もう遅い。
他の何かを選びたいなら、今持っているものは捨てなければならないから。
そして、せつなはラブから貰ったものは一つだって捨てられない。



「ブッキーがせつなを好きって気付いた時ね。あたし真っ先になんて考えたと思う?」


間に合った。


「間に合ったって……。そう、思ったんだ。」
もう、せつなを抱いた後だったから。
せつなも、それを当たり前の事として受け入れてくれてたから。
今さら、祈里の気持ちを知ったところで靡いたりしない。
祈里だって、それが分かってたら手出しなんて出来ないだろう。



「まぁ、あんま関係なかったみたいだね。こんな事になっちゃってさ。」
体の関係になってる事を祈里にちらつかせる。それが、却って祈里を暴走させた。
もし、もっとゆっくりせつなと恋人になって行けてたら。
ゆっくり、関係を深め、周りからも納得してもらえるくらい。
せつなには、ラブが必要なんだって思って貰えてたなら……。



「さっきと言ってる事が違うじゃない。
せつなちゃんは、モノじゃないんでしょ?」
無理矢理、せつなを自分のモノにした。
せつなが何も持っていないのをいい事に。
誰よりも近くにいたから、ラブにはそれが出来た。
ラブはそう言っている。



「だから、怖かったんだってば。せつな、ひょっとして、
それに気付いて他の人のとこに行きたくなっちゃったんじゃないか、とかさ。」

「……せつなちゃん、それ聞いたら怒ると思うよ?」

「だろうねぇ。」

「……信じられないよ。せつなちゃん、あんなにラブちゃんが好きなのに。」

「だから……、自信無かったんだよ。」


「……信じられない。」
131黒ブキ ◆lg0Ts41PPY :2009/10/26(月) 13:06:33 ID:qIfX25BA
せつながどんな思いで祈里に抱かれ続けてきたか。
祈里に汚された体を、どんな気持ちでまたラブに差し出したのか。
そして、それを断ち切るのに、どれほど血を流したか。
当のラブは、ただいじけて竦んでいたと言うのか。


(……まぁ、わたしが腹立てる立場じゃないんだけど。原因なんだし。)
勝手なものだな、と思う。
自分が原因で二人を傷付け、すれ違わせておきながら、せつなの気持ちを
受け止め切れてなかったラブに腹が立つ。
ラブが問答無用でせつなを奪い返せば、倒れるまでボロボロにはならなかったのに。



「だからね、やり直そうと思って。」


あたし、だからばっかいってるね。
ラブの穏やかに響く声。
嵐の後に訪れる、静かな凪いだ世界。
ラブの中で吹き荒れていた嵐は、終息を迎えたのだろうか。



「もう一度、ちゃんとね。せつなと手を繋ぐの。」


「………元通りに、なれると思ってるの?」

「元通りじゃなくたっていいよ。」



失敗したなら、やり直せばいい。
やり直そうとする事と、元通りになる事は別。
前と違ったって、構わないじゃないか。



「わたし、取り返しのつかない事だってあるって思うよ。」

「誰が決めたの?そんな事。」

「……誰って…」

「いいんじゃない?やり直せるかは別として。やり直そうとするのは勝手でしょ?」



ラブは祈里を見ない。ただ、真っ直ぐ前を見詰めている。



「だってね、あたし知ってるんだ。」
自分の命が今日、尽きてしまう。
それを分かっていながら、前を向いて歩きだそうとした人。
剥き出しの気持ちをさらけ出し、本当の自分を見せてくれた。
命が消える、その瞬間まで、決して逃げ出さずに。
幸せの素を見つけ、それを摘みとろうとしてくれた。
自分を変えるのに、遅すぎる事なんてない。
132黒ブキ ◆lg0Ts41PPY :2009/10/26(月) 13:08:47 ID:qIfX25BA
「あたしね、大好きなんだ。その人の事。」


ラブの目はキラキラと輝き、その頬は誇らし気に紅潮している。


「大好きなだけじゃなくってね。尊敬してるの。」


胸を張り、ラブは言う。


「あたし、せつなを逃がさないように頑じ絡めにしてたつもりだった。
でもね、ホントは違ってたよ。」


捕まったのはあたしの方。
命懸けでせつなはあたしを選んでくれてた。
せつなは、自分の最後の一日をあたしに会うために使ってくれた。
そんな人から、逃げられるわけないよね。
あたし、馬鹿だから。ほんっと馬鹿だからさ。
切羽詰まるまで気付かないんだよね。



「……わたしには、無理よ。」
やり直せるなんて思えない。
ラブの言葉は死刑宣告にしか聞こえない。
何もかも、意味なんてなかった。最初から、入り込む隙間なんて無かった。
分かってたけど。
一時でも、体だけでも手に入れられた。
せつなの体には消えない祈里との記憶が残る。それで、満足しようと思ってた。
でもラブにとっては、そんなものには何の価値も無いのだろうか。
祈里が必死にしがみついている、せつなと共有した熱の記憶。
せつなの心に残るだろう小さな破片。



「ブッキーの好きにすればいい。」
素っ気ない、ラブの声。


「立ち止まって、何もせずに泣いていたいなら、それもアリでしょ。」
突き放すような、抑えた声。
133黒ブキ ◆lg0Ts41PPY :2009/10/26(月) 13:09:48 ID:qIfX25BA
「でもね、あたしは、待たないから。先に行くよ。」



せつなと一緒にね。



立ち止まった祈里を振り向く事なく、ラブは歩調を速めて行った。



手を差しのべる気は無い。
こちらへ来たいなら、自分で歩いてくればいい。
謝罪も後悔も、祈里が自分で決める事。



ラブの強い背中は、祈里の張りぼての強がりなどには揺るがない。
振り向いてもらえるのは祈里が自ら前に立った時だけだろう。



足が震える。後は自分が決めるだけ。
ラブも、せつなも決めたように。



元に戻る事は決して無い。それだけは、分かっている。
でも、祈里のすべき事。謝罪、後悔、償い。
どれか、すべてか、それともどれでもないのか。



祈里に分かっている事。



それは、ラブはもう許してくれていると言う事。
そして、それにすがる事は祈里自身が許せないと言う事。
134黒ブキ ◆lg0Ts41PPY :2009/10/26(月) 13:11:53 ID:qIfX25BA
以上!ちょっとは上向いたか?!


夜にまた来られるかなぁ…。仕事行きたくねぇ……。
135名無しさん@秘密の花園:2009/10/26(月) 13:52:01 ID:5qKYF4JB
美希ブキは、ほのぼのして良いですね
136名無しさん@秘密の花園:2009/10/26(月) 13:59:04 ID:nigF7OBc
カップリングは色々あって面白い。
が、ageんなよw
137名無しさん@秘密の花園:2009/10/26(月) 14:15:21 ID:0YZI9NIQ
投下ラッシュすげえw

けどなんだか、力が入らない…
138名無しさん@秘密の花園:2009/10/26(月) 18:57:07 ID:bNJJBEQ2
ノーザが一人ずつ凌辱していく話が読みたい。
139名無しさん@秘密の花園:2009/10/26(月) 19:30:34 ID:nigF7OBc
リクエスト板じゃねーよ
140名無しさん@秘密の花園:2009/10/26(月) 21:26:13 ID:7c3RxmDa
>>134
ああまた続きが読めた
ラブさん強くなってたよ
祈里は痛々しいほどに…哀しい
次回も待ってます!
141名無しさん@秘密の花園:2009/10/26(月) 22:18:41 ID:b9GaKsM8
142名無しさん@秘密の花園:2009/10/26(月) 22:51:09 ID:7c3RxmDa
>>122
初めての夜の場所まで決めてたミユキさんが大好きですw
しれーっとした振りして美希たんが大好きなせっつぁん…可愛ゆすなぁ

あと、一路さんの書くラブは、自分から見てとてもアンニュイでイイです。

>>134
黒ブキさん、もしも煮詰まったら、久しぶりにエロ投下して下さらんか〜
あなたのエロが大好きだ
143名無しさん@秘密の花園:2009/10/26(月) 22:55:59 ID:PMjJSEcJ
>>134
GJ!!ブッキー…ブッキーがんばれ…
今はただそれしか言えない!
ラブはやっぱり漢らしいなあ
続き、まってます
144名無しさん@秘密の花園:2009/10/26(月) 23:09:01 ID:R7MBdlXG
じっくり読んで、たっぷり保管したら2時間かかりましたよw
ご飯冷めちゃったwんじゃお見舞いするぞー

>>◆EeRc0idolEさん
えぇ、とっても楽しかったですリレーwそんな中でのスピンオフ作品、
とてもお上手!せつなにはどこかたじろいてしまう感のある美希たん。
先週は言い争いしてたのにねw
でもガチで言い合える仲にまで成長したのは嬉しい事であり。
特に最近ではみきせつ・せつみきブーム到来の予感がしますし。
「せつなだけアタシの恥ずかしいトコ見るなんてずるいじゃない。せつなの恥ずかしいトコ、アタシだって見たいの!」
Hな事想像しちゃったよぉ…。ダメだ俺orz

妄想リレーされたみなさん。全記録が保管されてます。場所は小ネタタイトル無です。
145名無しさん@秘密の花園:2009/10/26(月) 23:18:33 ID:R7MBdlXG
>>108
お待ちしてました、職場体験の続き!かなりファンです。と、言うのも
一時期保父さんを目指し福祉学校に行ってたもんで。。。
なので先生の苦労は一段と良くわかる…。お絵かき、おべんと、お遊戯etc。
美希たんとブッキーのバックアップは微笑ましいですネ!やはり4人揃って
クローバー。絆はこんなトコでも役に立つ。
にしてもせっちゃんはラブの事、十分すぎる程把握してますなw

>>111
保管場所の該当が難しかったので、暫定で準SSにしました。と、申し訳
ありません。改行調整しました。会話の雰囲気をもっと出せるかな?と、
思いまして…。アウトなら戻しますので遠慮なくどーぞ!
ノーザと言うよりも北さんの雰囲気なのかな?まだ地上人でのイメージが
無いので、こんな北さんなら自分も好きになれそうですー。
146名無しさん@秘密の花園:2009/10/26(月) 23:25:17 ID:R7MBdlXG
>>SABIさん
今回はせつな視点+同性愛の苦悩が描かれてますね。重い空気かな?と思ってたらブッキー
の登場でクッションになった感じがしました。
そしてラブの元へ。好き。大好きなラブ。笑顔も全部。
それでイイんだと。難しく考えてもしょうがないんだよ?と。先よりも
今を幸せに生きよう。そう思わせてくれました。
おまけは小ネタタイトル無で保管してます。前回のもそうですが、タイトル
あれば移動しますよー
147名無しさん@秘密の花園:2009/10/26(月) 23:32:11 ID:R7MBdlXG
>>一路さん
またオンタイムなネタをどうもwさすが百合板のメジャーリーガーw
読んでてみんなが笑っちゃったはずです。もうね、何でもアリだとw
はくしょん、ブキブッキーwww美希たん暴走、ミユキさんまでw
これはまさに一路ワールドが織り成す技かと。流れる石と書いて
流 石 で す。
はぁ、早くコンプしてウキウキしたい。。。

職人も読み手さんもこの板のみんなが思う事。それは
フレッシュプリキュアって素敵やん。
148名無しさん@秘密の花園:2009/10/26(月) 23:41:50 ID:R7MBdlXG
>>黒ブキさん
ご無沙汰でしたねー。ずっと待ってたんだからね!ではでは…
せつなはモノじゃない。ココ、凄く重く感じたかなー。
ブッキーの罪ばっかり意識しちゃってる自分がいて、ラブが行った行為
をすっかり忘れていて。それはせつながあたしのモノなんだよ!と言う
サインだったんですよね。
間に合った。 ←愛しすぎて、独り占めしたいと言う欲望がそう言わせた
のかな。でもこれは紛れも無い本心な訳で。

ラブは前を見据えた。それはせつなが戻ってきてくれたから。
ではブッキーは?自分自身でこの先を歩いて行くには厳しい現実が待ってる。
せつなの優しさは苦悩。ラブの言葉も苦悩だった。
今こそ祈れブッキー!自分を信じて。誰にだって過ちはあるんだ。
希望。希望を捨てないで…
149名無しさん@秘密の花園:2009/10/26(月) 23:46:37 ID:R7MBdlXG
感想とコレで6レス使いました。文章も軽いSSになってますねw
投下祭り、みなさんご苦労様でした。
あなたたちの大ファン〜保管屋より〜

日曜、放送も無い事ですし妄想リレーでもみんなでやりましょうか?
映画は土曜ですしねー。
150名無しさん@秘密の花園:2009/10/26(月) 23:59:51 ID:7c3RxmDa
映画土曜日に見れる人うらやましい。
映画を見た妄想でもしようかなw
151名無しさん@秘密の花園:2009/10/27(火) 00:17:34 ID:TQu+mfqN
>>149
いくら何でも目立ちすぎだろ。レスも使いすぎだし、どの投下にも感想付けてさ。お前のスレじゃねーんだよ。自重しろよたまには
152名無しさん@秘密の花園:2009/10/27(火) 00:31:44 ID:NziAz2FI
>>151
まあまあ、いいじゃありませんか。
感想を言えるのはここくらいですし…
まったりまったり。
153名無しさん@秘密の花園:2009/10/27(火) 00:38:10 ID:LRjknq8U
>>149
以前のことです。
誰にも感想貰えなくても、保管屋さんだけは感想くれて嬉しかった。
下手くそだけど、また書いて上手になろうと思った。
皆に感想をくれる優しい保管屋さんが好きだ!
いつもありがとう〜
154名無しさん@秘密の花園:2009/10/27(火) 00:46:04 ID:4o4sqOdq
>>150
発想が斬新過ぎるw
155名無しさん@秘密の花園:2009/10/27(火) 00:57:15 ID:LRjknq8U
>>154
ええ映画だったなぁ…5回も鼻血出たし。
やっぱ美希たんはずっとヘソ出してるべき。
パジャマパーティー盛り上がったわー、ブキのパンちら最高過ぎ。
ラブせつのキスシーンはあと10秒ほど長くして舌入れて欲しかった。

この勢いなら、来期の映画はいよいよベッドシーン来るな
156名無しさん@秘密の花園:2009/10/27(火) 01:11:12 ID:4o4sqOdq
>ラブせつのキスシーン
ああ、クライマックスの瀕死のピーチにパッションがするやつか。あれ良かったなー。
まさかあれでパワーアップするとは思わなかったwミラクルライト持ってる子供唖然ww
パジャマパーティは賛否別れそうだ……美希せつ・ラブッキーで布団入るとは予想外w
あえてそう来る東映GJ過ぎるw
来期ベッドシーン入れるために今回は入浴シーンでサービスしといたんでしょ。
157名無しさん@秘密の花園:2009/10/27(火) 02:01:41 ID:LRjknq8U
>>156
そうそう入浴シーンで
ブッキーとせつな、やっぱおっぱいでかかったw
あれは美希たんも揉みがいあるやろな
意外に胸あったのがラブさんだね、成長期だしね
美希たんは…(ry

せっちゃんのキッスでパワーアップには自分も涙ちょちょ切れたぞ
158名無しさん@秘密の花園:2009/10/27(火) 02:12:01 ID:U5/T5R4w
やべぇ・・・早く見てぇ・・・
159名無しさん@秘密の花園:2009/10/27(火) 02:25:41 ID:4o4sqOdq
おっぱい比べとかやり過ぎな感もあったけどね。でもあそこで自分の胸気にしてる美希たんは良かったw
「あれ?美希たん、何で胸隠してるの?手どけて見せてよ〜」
「ちょっと!やめてよラブ!」
「ラブ、そっちの手持って。私がこっち押さえるから」
「せ、せつなまで〜!!」

「なんか……ゴメンね、美希たん」 「精一杯謝るわ……」
「うう………」
「わたしは可愛くて好きだけどな……美希ちゃんの……」
うろ覚えwメモ取っておけば良かったwDVD版だと湯気取れるとかないかな。
キスは自分も涙止まらなかったよ……。何気に美希ブキも横でいちゃいちゃしてなかった?
160名無しさん@秘密の花園:2009/10/27(火) 02:27:23 ID:LRjknq8U
>>158
大きなお友達限定で上映されたシネコンに行ってきなよ!
堂々と入れて幸せゲットできたよ
鼻血拭く用と(ピー:自主規制入りました)用のティッシュもくれるぞい
161名無しさん@秘密の花園:2009/10/27(火) 02:30:33 ID:U5/T5R4w
>>160
なななんと
162名無しさん@秘密の花園:2009/10/27(火) 02:33:18 ID:LRjknq8U
>>159
湯気マジで邪魔だったな。
きっと誰かエロい人が修正してうpしてくれるって私信じてる!

美希ブキいちゃいちゃは>>159たんのご指摘どおり!
エンドロールを隠れみのにスカートに手が入ってたしね

ああ…マジ鼻血出そう
163名無しさん@秘密の花園:2009/10/27(火) 02:41:45 ID:4o4sqOdq
ああ、美希たんが最後顔赤くしてモジモジしてたのはそういう事か。やっと納得した。
ってかブッキー大胆すぎるだろ……。入浴シーンのやり取りは伏線だったか。
あれでスイッチ入ったわけねw
とりあえず完璧!な映画だったなぁ……。>>161も見に行かなきゃダメだよ。
吹き荒れよ!鼻血の嵐!!
164名無しさん@秘密の花園:2009/10/27(火) 02:43:03 ID:U5/T5R4w
やりすぎワロタだがそれがいい
165名無しさん@秘密の花園:2009/10/27(火) 02:53:24 ID:LRjknq8U
やり放題すまんかった
軽く反省してる
キーボードに鼻血着いちまった
166名無しさん@秘密の花園:2009/10/27(火) 02:57:48 ID:4o4sqOdq
ホントに鼻血を吹き荒らすなw早くティッシュで拭き荒らせww
まあ深夜ノリでいいんじゃない?そか、下品なの嫌いな人もいるんだっけ……すまん。
167名無しさん@秘密の花園:2009/10/27(火) 03:05:24 ID:LRjknq8U
「タッハー!みんな鼻血まみれだね」
「早く拭かないと…貧血で倒れちゃうわ」
「全くもう!アタシたちって一体何なの?」
「美希ったら、鼻血のモトに決まってるじゃない」

銀幕の向こうからこんな声が聞こえそうだ
168名無しさん@秘密の花園:2009/10/27(火) 03:13:53 ID:4o4sqOdq
せっちゃん鼻血の元言うなw伝説の戦士プリキュアレジェンドだろww
なんかプリキュア四人がブツブツ言いながら客席掃除してる絵が浮かんだw
ああ、自分も映画見に行きたいなぁ……。
169名無しさん@秘密の花園:2009/10/27(火) 03:27:43 ID:LRjknq8U
ってゆーか、>>168のID:4o4sqOdqって
クローバーがお尻プリプリさせて
踊ってるみたいで可愛いw

おまいさんのおかげで
映画見れなくても妄想で我慢できそうだ
170名無しさん@秘密の花園:2009/10/27(火) 03:33:10 ID:4o4sqOdq
こっちも面白かったw夜中まで付き合せちゃってゴメンwアリガト。
多分>>169さんにお礼するのはそれだけじゃないけどwまあ無粋かな。
そんじゃまたいずれノシ
171名無しさん@秘密の花園:2009/10/27(火) 03:42:47 ID:LRjknq8U
>>170たん鼻血ついてるよw
また妄想リレーしましょうノシ
172名無しさん@秘密の花園:2009/10/27(火) 05:05:39 ID:jg1nXVge
おはようございます。早朝から失礼します。
ブキ美希で、エロなし。
苦手な方はスルーでお願いします。
ちょっと長いかもしれないので、お暇な時にでも。

タイトルは つながる手 で。
173名無しさん@秘密の花園:2009/10/27(火) 05:07:47 ID:jg1nXVge
美希ちゃんと付き合い始めて1ヶ月がたった。
付き合う前と変わったのは、2人きりの時間がほんの少し長くなったことくらいで、
美希ちゃんのわたしに対する態度は何も変わらない。
むしろ、前よりスキンシップが減ったような気もする。
わたしは、手をつないだり、抱き合ったり、キスだってしたいのだけれど、美希ちゃんは違うのだろうか。


「何?ブッキー」


わたしの視線に気づいた美希ちゃんが、読んでいた雑誌から顔を上げた。
じっと見つめられると、わたしが考えていることが読み取られてしまうような気がして、怖くなる。


「な、なんでもないわ」


慌ててそう言うと、美希ちゃんは不思議そうに首をかしげて、また雑誌に目を落とした。
それを見て、ほっと小さく息をつくと、わたしも持ってきていた動物の本のページをめくった。


ときどきちらりと美希ちゃんのほうを窺いながら、わたしはいくら読んでも頭に入ってこない文字の羅列を目で追った。
しばらくそうして本と格闘していたが、美、という文字が出てきた瞬間、
彼女のことが頭に浮かんできて、それからは全く集中できなくなった。
わたしはあきらめて、静かに本を閉じると、その上に頭を乗せた。


次に気がつくと、体が妙に重かった。どうやらいつの間にか眠ってしまったらしい。
わたしの肩にはふわふわのタオルケットがかけられていた。きっと美希ちゃんがかけてくれたのだろう。
わたしは周りを見回して、誰もいないことを確認すると、ぎゅっとタオルケットを抱きしめた。
優しい手触りは、そのまま美希ちゃんの心を表しているようだ。
もう一度、タオルケットを抱きしめてから、わたしはそれを丁寧に折りたたんだ。
手放すのが名残惜しくて、ゆるゆるとその表面をなでていると、美希ちゃんが部屋に入ってきた。
174名無しさん@秘密の花園:2009/10/27(火) 05:09:49 ID:jg1nXVge
「あれ、ブッキー起きたの?」


彼女は、わたしを見て少し驚いたような顔をしたが、すぐに笑顔を浮かべて言った。


「もう遅いし、今日は泊まってもらったらどうかって、ママが言ってるんだけど、どうする?」


思ってもみない提案に、わたしは戸惑う。
ふと時計を見ると、すでに8時を回っていた。


「でも、わたし準備とかしてきてないし、こんな突然じゃ、迷惑じゃないかしら」


その提案を受けたいという気持ちを押し殺して、わたしは答える。


「そんなことないわよ。ブッキーが泊まってくれたら、その、あたしも嬉しいし……」

最後のほうはよく聞き取れなかったが、美希ちゃんは泊まることに賛成してくれているようなので、
わたしはその言葉に甘えることにした。


「それなら、泊まらせてもらおうかな」
「本当?よかった。実はもうブッキーの家に連絡しちゃってて」


安堵したように息をつくと、美希ちゃんはいたずらっぽく笑った。
つられて笑うと、その拍子にお腹が鳴った。


「ふふ。ごはん、遅くなったけど食べましょうか」


わたしは赤面して頷いた。

夜遅くに食べると太るから、と野菜中心のさっぱりした食事を美希ちゃんのお母さんが作ってくれた。
美希ちゃんと並んでそれを食べると、いつも食べている野菜でさえ、やけに美味しく感じた。
175名無しさん@秘密の花園:2009/10/27(火) 05:12:28 ID:jg1nXVge
「お風呂、先に入っちゃって。服はあたしの貸すから」
「あ、ありがとう」


差し出された服を受け取ると、わたしは素直にお風呂場に向かった。



お風呂に入っている間も、わたしは美希ちゃんのことを考えていた。
美希ちゃんはわたしのことをどう思っているのだろう。
付き合うことで、美希ちゃんの特別な存在になれると思っていた。
今までとは、違う関係に。
でも、そうではないのかもしれない。美希ちゃんにとって、付き合うということはそんなに重要なことではなくて、
わたしのことも、他より少し仲がいい友達、くらいにしか思っていなかったとしたら……。


にわかに不安になってきて、わたしは急いでお風呂からあがると、美希ちゃんに借りた服に袖を通した。
袖や裾の長さに、美希ちゃんとの体型の差を思い知らされる。


ほとんど走るようにして、部屋に戻る。
ドアを開けると、美希ちゃんは持っていた雑誌を脇に置いて微笑んだ。


「早かったわね。もっとゆっくりしてくれてもよかったのに」

わたしは何も言わずに、美希ちゃんのすぐそばまで行くと、ぐっと顔を近づけた。
彼女は、わ、と小さく声を上げると体を引く。


「い、いきなりどうしたの?ブッキー。あ、そうだ、あたしお風呂入らなきゃ……」

立ち上がろうとする美希ちゃんの腕を、とっさに掴んだ。
びくりと体をはねさせてから、彼女はぎくしゃくした動きでわたしの方を見た。


「なっ、なに?」

戸惑う美希ちゃんの頬が、少し赤くなっているのをわたしは見逃さなかった。
気持ちを聞くなら、今しかない。
わたしは大きく息を吸い込んだ。
176名無しさん@秘密の花園:2009/10/27(火) 05:14:40 ID:jg1nXVge
「美希ちゃんは、わたしのことどう思ってるの?」


背中に嫌な汗が伝う。


「どうって……ブッキーはあたしの恋人でしょ?」

恋人と答えてくれたことに、少しだけ安堵する。
困ったように笑う美希ちゃんに、わたしはさらに近づいた。


「美希ちゃんは、わたしとキスしたいとか、思ったりする?」


美希ちゃんは一気に真っ赤になって、わたしから目をそらした。


「な、何言ってるのよ。その、あたし、お風呂入ってくるから!」


わたしの手を振り払うと、美希ちゃんは逃げるように部屋を出て行った。
閉じられたドアを眺めながら、わたしはため息をついた。


うなだれて床を見ると、さっきのタオルケットが目に入った。
わたしはそれを引き寄せて、それに顔をうずめた。
タオルケットは、やっぱり柔らかくて、少しだけ美希ちゃんの香りがするような気がした。


早くもわたしは先ほどの行動を後悔しはじめていた。
どうしてあんなことを聞いてしまったのだろう。
あの時は自分のことでいっぱいいっぱいで、美希ちゃんがどう思うかなんて考えもしなかった。
美希ちゃんは突然あんなことを言われて、戸惑ったに違いない。
もしかしたら、気持ち悪いと思われたかもしれない。
わたしのこと、嫌いになってしまったらどうしよう。
美希ちゃんに拒絶されることを思うと、目の前が真っ暗になった。
知らず知らずのうちにあふれてきた涙が、次々とタオルケットに吸い込まれていった。
177名無しさん@秘密の花園:2009/10/27(火) 05:16:46 ID:jg1nXVge
ドアが開く音がして、顔をあげると、美希ちゃんが立っていた。
とにかく謝らないと、と思って、口を開こうとすると、美希ちゃんが駆け寄ってきた。


「どうしたの?ブッキー。目が赤いわよ?……もしかして、泣いてたの?」


心配そうに、わたしの顔を覗き込む美希ちゃんを見て、胸が苦しくなる。
また困らせてしまった。
さっきのこともあるのに、美希ちゃんはこんなにも優しくしてくれる。
はやく謝って、なんでもないと言わなければ。


「ごめんなさい」


でも、謝罪の言葉は、わたしより先に美希ちゃんの口から発せられた。
わたしは首をひねる。どうして美希ちゃんが謝るのだろう。


「さっきはあんな態度とったりして、でも、ブッキーだって悪いのよ。突然、その、キ、キスとか言うから……」


キス、のところで赤くなってもじもじしはじめた美希ちゃんがあまりにも可愛くて、わたしまで顔がほてってきた。
少しうつむいて、わたしはそれを隠そうとする。


「わたしこそ、ごめんなさい。変なこと聞いて。でも、どうしても聞いておきたかったの。
 美希ちゃん、付き合って1ヵ月もたつのに手も握ってくれないから。そういうの、したくないのかなって」


そう言うと、美希ちゃんは額に手をあててうなだれた。
それから、大きくため息をついて、やれやれと言わんばかりに首を振った。


「あのね、そんなわけないでしょ。我慢してるのよ、がまん。あたしだってブッキーと手をつないだりしたいわよ。
 でも、そうしたら止まらなくなっちゃうような気がして……怖かったの。
 それでブッキーに嫌われるかもしれないと思うと」
178名無しさん@秘密の花園:2009/10/27(火) 05:18:36 ID:jg1nXVge
美希ちゃんは一息に言い終えると、恥ずかしそうに下を向いた。
胸がいっぱいになって、わたしは思わず彼女に抱きついた。


「ちょ、ちょっとブッキー」


おろおろしながらわたしの肩を掴んで、押し戻そうとする美希ちゃんをより一層強く抱きしめると、
わたしは彼女の耳元に口を寄せた。


「いいよ、止まらなくなっても。美希ちゃんなら」


美希ちゃんの耳がみるみるうちに真っ赤になっていくのを見て、わたしは声を出さずに笑った。
そして、体を離すと、彼女の顔を正面から見つめた。
顔を赤くしたまま、美希ちゃんはぱちぱちと瞬きする。
少しの間をおいて、わたしはそっと目を閉じた。


わずかに上を向いて、背筋を伸ばす。
やけに心臓の音が大きく感じられる。うまく呼吸ができない。
わたしはぎゅっとこぶしを握った。


でも、いくら待っても美希ちゃんからは何のリアクションもなくて、わたしは痺れを切らせて目を開けた。
見ると、彼女は肩のあたりまであげた手をわたしの方に伸ばしかけたところで固まっていた。


しょうがないなあ、と思いながら、わたしは美希ちゃんとの距離をつめる。
こういうときだけ、臆病なんだから。
そういうところも可愛いのだけれど。


わたしは中途半端なとことで止まっている美希ちゃんの指に、自身のそれを絡ませた。
彼女の指がぴくりと反応する。
離れそうになった美希ちゃんの手にさらに深く指を絡めると、今度は彼女もそれに応じた。
隙間なく密着させた互いの指は、二人が同じ気持ちだということをより確かなものにするようだった。
さっきまで感じていた悲しさが、暖かな安心感に変わっている。
179名無しさん@秘密の花園:2009/10/27(火) 05:21:35 ID:jg1nXVge
さらにわたしが顔を近づけると、あわてて、彼女はぎゅっと目を閉じた。
絡めた指に少し力が入る。
目をつぶって、わたしは美希ちゃんにそっと唇を重ねた。


初めて触れた他人の唇は、柔らかくて、甘くて、ずっとそうしていたいほどだった。
唇を合わせるという行為はこれほどに気持ちいいものだったのだろうか。
それとも相手が美希ちゃんだからなのだろうか。
そのどちらかはわからない。でも、どちらでも構わないと思った。
何せ、美希ちゃんとしかするつもりはないのだから。


実際にはほんのわずかしかたっていなかったのだろうが、ずいぶん長い間そうしていたような気がした。
目をあけると、湯気でも出るのではないかと心配になるほど真っ赤になった美希ちゃんがいて、
思わず笑ってしまった。
けれど、そのまま美希ちゃんが微動だにしないものだから、不安になってきて、わたしはおそるおそる声をかけた。


「美希ちゃん……?」


はっとしてわたしの顔を見ると、美希ちゃんはそろそろと自分の唇に触れた。
そして、ぱくぱくと口を動かしたあと、やっと声を出した。


「あ、その、今度はっ!あたしから……するから」
「ふふ、期待してるね」


美希ちゃんは、まかせて、と言ったけれど、その声は少し震えていた。
今度というのは、ずいぶん先のことになりそうだ、と思うと、
残念な気がするけれど、せっかくの彼女の申し出だから、気長に待とう。
わたしは、奥手な恋人をそっと抱きしめると、待ってるわ、と囁いた。
180名無しさん@秘密の花園:2009/10/27(火) 05:23:56 ID:jg1nXVge
以上です。
自分で書いてみると難しいなー。
職人さんたちはすごい。いつもGJ!
181名無しさん@秘密の花園:2009/10/27(火) 05:44:41 ID:GA9FJF0c
朝からGJ!
ブキ美希、美希ブキはどちらもイイですよね。
自分はウルウル押せ押せなブッキーと、しどろもどろで素敵に無様な蒼乃さんが好きだ!


しかし何だったんだ、>>155からの正に"妄想"はww自分も混ざりたかった… 。
今週末妄想祭を開催するのには猛烈に賛成する!ラブやんのあのウルッウルを忘れていたい…
182名無しさん@秘密の花園:2009/10/27(火) 05:47:51 ID:GA9FJF0c
>>149
そして、いつもいつも、GJ様です。
183名無しさん@秘密の花園:2009/10/27(火) 07:19:25 ID:V9+3Fj8g
映画妄想祭り半端ないっすねw
はなぢ吹き拭きw

>>180
GJ!かわいいなふたりとも!
素敵に無様な蒼乃さんはもうすっかり定着しちゃったねw
そこが美希たんの魅力だけどな
押せおせブッキー、すごい好きだ。実はブッキーの方が美希たんより大人だったりするんだよな
GJでしたー!
184名無しさん@秘密の花園:2009/10/27(火) 08:48:34 ID:LRjknq8U
>>180
心理描写が細かくて、ブッキーの思いが
伝わって来ました。GJ!
とてもお上手ですね。また投下して下さい
185名無しさん@秘密の花園:2009/10/27(火) 20:18:03 ID:GA9FJF0c
ラブスレ>546の何だろう、これなんてカード? の絵がとてもいいな。せつなとラブの絵で頬が赤らんでるのがいい。
186名無しさん@秘密の花園:2009/10/27(火) 21:10:19 ID:KF1T0QJr
>>151
ごめんなさい。やっぱり時間ずらして書くべきでしたよね。
連投してすいませんでした。今後気をつけます。

>>180
初投下ですか?全然クオリティ高いんですがw
土壇場に強いブッキー。遊園地回思い出しました!
肝が据わってる。覚悟を決めた乙女は強いのだ!
嫌われたくないからついつい慎重になる。自分の事を避けてるのでは?と誤解する。
初々しいカップルならではの物語。
そうしたら止まらなくなっちゃうような気がして←ココ大好きです。純愛って素敵だ…

>>185
多分、キラキラトレーディングの新Verかなー。ラブさん百合百合すぎて萌えた…

あ、深夜の映画フライング妄想リレーはどうしよう。保管すべきかな?
187名無しさん@秘密の花園:2009/10/27(火) 21:23:31 ID:GA9FJF0c
>>186
ああ、また出費がかさむ… フレプリに一体いくら使ってんだ?おれ。でも後悔は全くない不思議!

一つにまとめて保管するの難しそうですね。必ずしもSSにして保管する必要はない…ですよね?
いついつの一連の何の妄想 のようにしてもいいのでは…と、自分が作業するわけでもない、する気もない(すみません)のにごめんなさい。どうぞやりやすいように。
188名無しさん@秘密の花園:2009/10/27(火) 22:43:11 ID:KF1T0QJr
1時間経ったから平気かな?
>>187
保管庫小ネタ6-72みたいに保管しようと思ったんだけど、今回は
キャラのセリフじゃなくてほとんどがみんなの会話だと気付いたw
と、長いけど企画提案書です。どぞ

フレッシュプリキュアで百合6 24時間妄想リレー祭り(2009年10月31日 - 11月1日)
2009年10月31日20:00〜11月1日20:00予定。

公式放送がお休みですし、何かやりませんか?
キッカケは>>13さんのリレー提案になるのかしら。
映画見に行く人もいるだろうし、日曜だから遊びに行っちゃう人もいるだろうけど。
なのでまだ決定ではありませぬ。あくまでも今は企画段階で。

ドラマの24なノリで、その時間帯のクローバーたちの様子を書き込んで行くみたいな。
もちろん彼女たちを取り巻く人物でも可(家族・ミユキ・妖精さんたち・カオルちゃんetc)
ラビリンス幹部たちや3バカはやりすぎない程度でw

例えば…
ラ「あーあ、また赤点取っちゃったよー」
せ「今日はみっちり勉強するわよ!」
ラ「ふえーん…」

で、次の人がアンカーを打って繋げる
せ「まずは数学からよ。」
ラ「その前にー」
せ「きゃっ」
と、変化を付けてもイイし…

せ「まずは数学からよ。」
ラ「お手柔らかに…」
せ「精一杯頑張るわ!」
と、順当に繋げても可。

一方その頃…
美「そろそろお風呂入ろうかしら。」や
祈「動物たちの様子見に行かなくちゃ。」など
キャラ視点変更もOKな訳ですね。

と、言った感じで自分が書きやすい妄想へとリレーしていく訳です。

今回は初めてですし、決まったお題は設けません。が、書き込みは全て
保管する予定なので…
偏った表現や明らかな侮辱、卑猥な表現等はカットします。

最後も出来れば、百合百合な展開で終われれば完璧なのでしょうが、それも
難しくは考えずに精一杯リレーしてみませんか?

あ、コテやHN、トリップも付けない方向で。みんな参加型で和気藹々とやれればイイですねー。
他に案があれば教えて下さい!成功したらイイ思い出になるだろうなぁ…
189名無しさん@秘密の花園:2009/10/27(火) 23:11:05 ID:LRjknq8U
>>188
妄想リレー祭り、自分は出来るだけ参加したいな。
小まめにリロードしないとかぶりそうだけどw

あと、その時間帯のSSの投下は可か不可かどっちに?
190名無しさん@秘密の花園:2009/10/27(火) 23:48:49 ID:KF1T0QJr
祭り中のSS投下について
カップリングのメインキャラ、例えばラブ→せつなだったら
ラ「せつなー。ちょっとあたしたちの物語作ってみたんだけど読んでみてよー」
とか
ラ「あたし、こんな夢見たんだ…」
と言うような感じで投下する訳です。

で、そのSSからまたリレーが続くのが理想かな?
美「そう言えばラブったら>>○○みたいな事言ってたんだけど」
祈「うんうん」
と、言った感じで繋げる事も可能だし、

せ「ラブの気持ち、凄く嬉しい…。私ね…」
と、さらにSSでリレーする事も可能でしょう。

もしくは深夜帯(いつもの職人投下タイムw)で通常投下もOKかと。
誰もいない時間帯なら問題無さそうだし。早朝とかも。
で、みんなが感想で各キャラとなり、書き込めばまたリレーは繋がると。

書き込みが集中しそうなスタート付近、20時〜23時、日付変更線以降、朝7〜9時、お昼、
おやつ時間、夕方、晩御飯以降はリロードチェックしないと被っちゃうのかなー。
な訳で、投下は今のところ可で検討中です。
191名無しさん@秘密の花園:2009/10/28(水) 00:03:04 ID:51BvES6L
>>190
なるほど、可の方向ですね。わかりやすい説明ありがとうございます。

ちらっと小ネタ浮かんだので投下。会話のみ。
せつな×美希×ブッキー
お嫌いな方はスルーして下さい。
192名無しさん@秘密の花園:2009/10/28(水) 00:03:20 ID:DVIJT3bW
参加してみようかな。

日曜日は書き込めないので
前半主体になると思います。

小ネタで温めているのがあるので
それを書き散らしていこうかな。
193 ◆EeRc0idolE :2009/10/28(水) 00:05:29 ID:51BvES6L
「この前せつなちゃん、美希ちゃんが言い訳しないのは『どう言っても言い訳になるからだ』って。
 『言い訳せず自分を責める、美希はそういう子よ』とも言ってた」

「ふ、ふーん…そう(せつなってば…照れるじゃない、うふふっ♪)」

「せつなちゃんって、美希ちゃんのコト、すんごくよく分かってるんだね」

「そ、そうかしら…(ヤバイわ…なんか雲行き怪しくなってきた)」

「美希ちゃん、私とせつなちゃんどっちが好き?」

「なななな何言い出すのよ急に!(どっちも好きなんて…言えないし!)」

「美希ちゃん浮気してないでしょうね!」

「…するワケないじゃない!(…ヤだ、揺れてるのがバレてる!?)」

「じゃあ…言える?祈里が好きって」

「言えるわよ…祈里が好(ハッ!またせつながアカルンでテレポートして物陰から見てるッッ)」

「…やっぱ言えないんだ」

「ちちち違(ヤバイせつなが近づいてくる〜!)」

「あらお二人さん、偶然ね。デートのお邪魔かしら」
「あらせつなちゃん、お邪魔なんかじゃないわよ〜(視線バチバチ)」

「あは…アハハハ…(こここ怖い!!助けてラブ〜〜〜)」
194名無しさん@秘密の花園:2009/10/28(水) 00:09:53 ID:51BvES6L
おしまい。
!!!
ワーイ、自分のID一路さんになったw
195名無しさん@秘密の花園:2009/10/28(水) 01:12:07 ID:vHQcoPZA
>>185
ラブスレから甜菜
トレカじゃなくてプリティカードガムの絵みたい

http://imepita.jp/20091027/685720
http://imepita.jp/20091027/686030
http://imepita.jp/20091027/686260
http://imepita.jp/20091027/686880
196 ◆BVjx9JFTno :2009/10/28(水) 01:27:37 ID:DVIJT3bW
こんばんわ。

新スレに乗りおくれてしまいました。
ゆうべの映画妄想にも乗りおくれてしまったorz

むらむらしたのでw、ラブッキーのエロ投下します。

すみません。お目汚し失礼します。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

熱いのに、寒い。

しんと静まりかえった部屋。
窓の外から、日曜の日差しが差し込む。

遠くに聞こえる、商店街の喧噪。
子供達が駆けていく声。

布団を被ったわたしは、
それを恨めしく思っていた。

ラブちゃんが来るまでは。


熱で寝込んでいるわたしを心配して、
ラブちゃんがお見舞いに来てくれた。

せつなちゃんは、シフォンのお守り。
美希ちゃんは、撮影のお仕事。


ラブちゃんと、ふたりきり。


197 ◆BVjx9JFTno :2009/10/28(水) 01:28:59 ID:DVIJT3bW

ずっと押し殺してきた、
ラブちゃんへの想い。


抑えられる、自信がない。


「はい、あーん」
「ちょっと、恥ずかしいよ...」

「いいじゃん、誰も居ないんだし」
「そ...それじゃ...」

口を開ける。

リンゴが口に入る。
甘酸っぱくて美味しい。

「おいしい?」
「うん...!」

「わはー、よかったぁ」

ラブちゃんはいつも、こんな感じで
優しくしてくれる。

じゃれ合いのつもりだろうけど、
わたしは、そう受け取れない。

勘違い、しちゃうよ。


198 ◆BVjx9JFTno :2009/10/28(水) 01:31:14 ID:DVIJT3bW

「はい、もう1回。あーん...」

ラブちゃんの顔が、近づく。


わたしは思わず、布団から腕を出して
ラブちゃんの首に絡め、引き寄せた。

ラブちゃんのほおが、
わたしのほおに密着した。

「ちょ、ちょっと、ブッキー...!」

ラブちゃんの、匂い。
胸いっぱいに、吸い込む。

「...き...」
「えっ?...」

「...すき...」


言っちゃった。


硬くなっていたラブちゃんの体が、
ふっと柔らかくなった。

密着しているほおを、
ラブちゃんがやさしくすり動かす。

199 ◆BVjx9JFTno :2009/10/28(水) 01:36:01 ID:DVIJT3bW

「あたしも、今日は期待してたんだ...」

「期待って...ラブちゃんには、せ」

ラブちゃんが、わたしの唇に
人差し指を当てた。


そういうことなのね。

下腹部が、きゅんとした。


わたしは目を閉じ、ラブちゃんの
人差し指を口に含んだ。

ゆるりと、舌をまわす。

ラブちゃんのほおが、みるみる赤くなり
瞳に、鈍い光が灯る。


指が引き抜かれ、かわりに
唇が押しつけられた。

角度を変えて、何度も重なる。

軽くあいた唇のすき間から、
ラブちゃんの舌が入ってくる。

わたしの舌で、深く迎え入れた。

200 ◆BVjx9JFTno :2009/10/28(水) 01:36:59 ID:DVIJT3bW

パジャマのすそから、
ラブちゃんの両手が入ってくる。

ラブちゃんの手の中で、
わたしのふくらみが踊る。

「んっ...!」

思わず、声が出る。


ラブちゃんの手が、いったん下に降り、
わたしのパジャマをまくり上げる。

熱があるせいか、外気に触れた肌が
ひやっとして、少し震えた。

ふるん、と揺れたふくらみを
ラブちゃんの手が包む。

先端を、舌で弾かれる。

「あっ!...あん!...ラブちゃ...ん!」

自分でも信じられないような、甘い声。


意識とは関係なく、体が反る。
電流のような刺激が、頭の中を真っ白にする。


熱なんか、どうでも良くなった。
201 ◆BVjx9JFTno :2009/10/28(水) 01:38:39 ID:DVIJT3bW

ラブちゃんの唇が、這い降りる。
両手が、パジャマのズボンにかかる。

下着と一緒に、ゆっくりと脱がされる。

望んでいたことだけど、
やっぱり、恥ずかしい。

わたしは反射的に、
脚をぴったりと閉じた。


「見せて...」

太腿の内側に、両手が当てられた。
外側に向かって押される。

ラブちゃんの目の前で、
私の両脚が、大きく開かれた。

ラブちゃんに、全部見られてる。

わたしは恥ずかしさのあまり、
顔を両手で覆った。

「すごく、きれい...」

ラブちゃんが吐息を漏らす。

202 ◆BVjx9JFTno :2009/10/28(水) 01:40:55 ID:DVIJT3bW

指のすき間から、ラブちゃんを見る。

ラブちゃんの顔が、ゆっくりと沈む。


ぴちゃっ。


耳に届くほどの音。

恥ずかしさと同時に、
耐え難い興奮がわき上がる。

ラブちゃんの舌が周りを優しく這った後、
膨らんでいる突起を拾い上げる。

優しく、何度も、吸われる。

頭の先まで痺れるような刺激に、
わたしの体が、悦びの脈を打つ。

あふれ出る蜜と、ラブちゃんの
舌が奏でる音。

吐息に混じる、甘い声。

さわやかな外の空気とは
あまりに違う室内の空気が、
わたしの体をさらに敏感にする。

203 ◆BVjx9JFTno :2009/10/28(水) 01:44:36 ID:DVIJT3bW

わたしは、ラブちゃんの頭に手をあて、
ラブちゃんが愛してくれているそこを
きゅっと押しつけた。

ラブちゃんは、上唇でわたしの突起を
器用に舐りながら、舌先を中に入れ、
味わうように回転させる。

「やああんっ!」

突然、突き上げるような感覚が
わたしを襲い、腰が反った状態のまま
何度か、体が跳ねた。


痙攣が治まっても、乱れた息は
なかなか元に戻らない。

ラブちゃんが顔を寄せる。
おでこが触れあう。


その瞬間、今のわたしと同じように、
ラブちゃんの下で息を弾ませている
もうひとりの姿が、はっきりと浮かんだ。


いつも、こうやってるの...?


満たされたと思った心が、
急速に冷えていく。


後悔だけが、残った。

204 ◆BVjx9JFTno :2009/10/28(水) 01:46:02 ID:DVIJT3bW

以上です。
お目汚し失礼しました。
後味悪くてすみません。

タイトルは「not satisfied」でお願いします。

ラブッキーは難しいですorz

205名無しさん@秘密の花園:2009/10/28(水) 06:30:20 ID:51BvES6L
>>204
GJ!やっぱラブさんは漢だw
エロいものをありがとうございます!
206名無しさん@秘密の花園:2009/10/28(水) 06:38:49 ID:HPezeZZD
妄想リレー、文才無い自分でも平気かな?

ここの職人は皆、アカルンの使い方間違えててウケるW

ラブッキー読んで悶々としながら会社行く所だったよ。落ち着けて良かったW
207名無しさん@秘密の花園:2009/10/28(水) 07:45:28 ID:kmZjj+eW
こういう企画ものをやるのならさすがに避難所を作ってそっちでやったほうが良いと思うよ
208名無しさん@秘密の花園:2009/10/28(水) 07:46:00 ID:GGRxsxJp
>>206

・エロい
・黒い
・美希メインか美希と誰かのカップリング

このどれか押さえときゃここの住人はだいたい受け入れてくれるんで
文章力アレでも全然OK
検討を祈る
209名無しさん@秘密の花園:2009/10/28(水) 07:59:04 ID:7PNs9HYe
生駒氏のサイトで大輔リクするってどんだけKYだよw
210名無しさん@秘密の花園:2009/10/28(水) 08:03:09 ID:LHmgJ2GN
やるなら回避用に題名とかにリレー小説とか決まった単語を
入れてくれると嬉しい
相当レス食うだろうし、そういうの苦手な奴もいるんで
211名無しさん@秘密の花園:2009/10/28(水) 09:03:12 ID:kMucH4xD
>>205
ID吹いたwよっぽど自分と縁あるんすねw
また今度遊びましょうw
212名無しさん@秘密の花園:2009/10/28(水) 10:24:34 ID:HPezeZZD
そっか。苦手な人もいるんだ。てっきりみんなやる気満々かと思ってた。

まぁ馴合いっちゃあ馴合いになっちゃうのかね。いい事ないしな、確かに。
213名無しさん@秘密の花園:2009/10/28(水) 12:09:05 ID:51BvES6L
>>211
ありがたいお言葉!
是非お願いしますw

自分は24h妄想リレーやってみたい派だけど、
避難所でしたらとか、レス消費多そうだからやめてほしいとか、
回避しやすいように名前欄に何か入れてほしいとか、
色んな意見があることはわかった。
214名無しさん@秘密の花園:2009/10/28(水) 12:28:20 ID:HPezeZZD
概要もう一回読んでみたら、別にSSな流れじゃなくてもいいんだね。
エロは確かに食いつきそうだW

ここがダメなら保管庫とかに非難所作れないかね
215名無しさん@秘密の花園:2009/10/28(水) 12:33:53 ID:0JIejNaH
まぁそーいうのは避難所でやるのが無難だろうね
216名無しさん@秘密の花園:2009/10/28(水) 13:29:19 ID:9uRb5G1j
>>212
馴れ合いっつか、リレー小説の類い自体が2の外でも好き嫌い分かれる、人を選ぶからね。
好きな人は好きだけど、苦手な人も多い。
217名無しさん@秘密の花園:2009/10/28(水) 19:02:10 ID:fRgSOh6e
リレーは前の展開がどうであれ、それを引き継いで
次に繋げるっていう意識が大事だからな
一人でも前のが気に入らないから無視してやろうとか、
台無しにしてやろうとかそういう事を
した時点で皆が白けて崩壊する。
218名無しさん@秘密の花園:2009/10/28(水) 20:03:40 ID:HPezeZZD
変なのはカットするって書いてあるけど、これは保管の時だけか。

とは言え、俺は楽しみだけどなW
実は小ネタとか書いてみたかったんだ!
219名無しさん@秘密の花園:2009/10/28(水) 22:03:46 ID:mQ2jcz9k
>>◆EeRc0idolEさん
えぇ、嫉妬ですねわかります。ヤキモチ超えてますねブッキーw
あの回ではブッキーがもっと喋ってもイイかなとも思いました。
が、キャラスレでもあったように一番の理解者はあえて言葉にしないと。
「わたし、信じてる」と。
けれど、相手がせつななら話は別だ!と言う作品でございましたw
タイトルどうしましょう?保管場所は準SSになります。

>>◆BVjx9JFTnoさん
スレ速度がいつも以上に速い希ガスw
ラブッキーありがとうございます。公式燃料不足なので余計に大感謝。。。
カードや応募プレゼントのデザインは神がかってますけどw
スタートの静かな雰囲気の描写が凄く好きかも。これからの熱い情事を知ると
余計に。ラブの優しさは時にいじわる。だって、誰にでも優しいのだから。
にしてもラブさんはジゴロだ。不倫は文化?浮気は本気?そして最後は切な過ぎて…

ご指摘された点を踏まえて考えた所、妄想リレーは
ttp://babiru.bbspink.com/pinknanmin/
に1時間ぐらい前にスレ立ててやるのがベストかな?と。
保管庫でもやれるんですが、アンカー番号が出ないので不便ですしね。
キャライメージをキープしつつ、一行でも小ネタでもSSな流れでも
バトンが繋がって行ければイイですね。
と、ご意見ありがとうございました!

書き込みからルート分岐が生まれて、片方が続かなくなる恐れがあるのが
最大のネックになりそう。これをどうしようか今考えています。
が、まだまだ暫定的なのでアドバイス頂ければ幸いです。
220名無しさん@秘密の花園:2009/10/28(水) 23:06:39 ID:g0AycLJ6
皆様忙しい中
空気も読まずに小ネタ投下失礼致します
美希×せつな
18・・・禁・・・かな?
ご注意くださいませ
221名無しさん@秘密の花園:2009/10/28(水) 23:12:30 ID:g0AycLJ6
せつな「ねえ、美希・・・」
美希 「ん〜?」
せつな「子守唄唄ってよ」
美希 「いやよ」
せつな「唄ってよ、子守唄」
美希 「い、や」
せつな「どして?」
美希 「恥ずかしいじゃない・・・何か」
せつな「シフォンには唄ってあげたじゃない だからぁ」
美希 「んもう、うるさい 
    すること済んだんだから、さっさと帰りなさいよ」
せつな「そう・・・じゃあ帰るわ」


       ポワワーン(アカルン使用)


美希 「・・・何であたしまで連れてくるのよ
    で、あたし、このカッコのままどうしたらいいのかしら!?」
せつな「おやすみ、美希」
222黒ブキ ◆lg0Ts41PPY :2009/10/28(水) 23:41:53 ID:WyqNtCzc
来週は放送ないんだった。リレー企画楽しそうだけど、仕事で参加出来ない…。
後でログ読むの楽しみにがんばるよ…。


>>180、美希ブキGJ! ウブな美希たん可愛い!
自分、美希ブキ書けないから良質な美希ブキは嬉しい!


>>◆BVjx9JFTnoさん、ラブッキー、難しいですよね。
色んなカプが書けるあなたスゲーや。この間の美希と、今回のブッキーは
ラブせつ前提っすよね?
この事せつながしったらどうなるんだろ…?


>>220、GJ!こう言うの好き!上で誰か言ってたけど、確かにここの職人たちはアカルンの
使い方を間違ってるw


で、投下。今回は黒ブキシリーズの番外編?かな。
ラブせつ18禁。まだシリーズ完結してもないのに番外編w
またもや無駄に長いしw
タイトルは「初夜」で。
223黒ブキ ◆lg0Ts41PPY :2009/10/28(水) 23:45:29 ID:WyqNtCzc
金曜日、せつなは久しぶりに学校に行った。

本当は週明けから登校の予定だったけど、早く行きたいと言う本人の希望。
それに、週末ならもしまた疲れて体調を崩しても土日で休めばいいだろう、
と言うお母さんの判断からだった。
クラスはちょっとした騒ぎだった。
休み時間は色んな子が入れ替わり立ち替わり。
せつなが疲れないかとちょっと心配したけど、嬉しそうにクラスメイトと
お喋りしてる様子にホッとしたりも。
生真面目なせつなは、休みの間もちゃんと自習してたみたいで
授業の遅れなんかも問題ないみたい。



「せつなぁ、疲れてない?」
「平気よ。久しぶりにみんなに会えて楽しかった。」
「あんま無理しちゃダメだよー。」
「本当に平気だってば。」


帰り道、まだ少し興奮気味のせつな。
ニコニコと楽しげな笑顔にこっちも嬉しくなる。
また、こんな風に笑い合えるようになれた。

そして他愛のないお喋りに興じながらも、あたしの心はつい別の欲求が……。


(………もう、そろそろいいんじゃないかな……?)

学校に行き始めた。と、言う事はせつなは体調面ではほぼ回復したって事で。
体調が戻った、と言う事は、つまり……


(………もうそろそろ、ね……?)



夕飯時、今日一日の事を話しながらの団欒。
お父さんもお母さんも、すっかり元気を取り戻したせつなに安心したみたい。
弾む会話を耳の端で捕らえながらも 、あたしは気もそぞろ。
何度か頓珍漢な受け答えをしてしまったらしく、お母さんやせつなに
妙な顔をされてしまった。


(さて……、どうするか。)
夜、バスタイムも済ませ後は寝るだけ。
せつなが倒れて以来、せつなに添い寝するのが習慣になっていた。
腕枕したり、おでこにお休みのキスをしたり。
腕の中で安らかな寝息を立てるせつなを見て、自分も幸せな気分に浸れた。


(エッチするのが、すべてしゃないよね。)
安心しきったせつなの寝顔を眺めながら、今までの自分を反省した。
無理に体を繋がなくたって心が繋がっていれば、こんなにも満たされる。
224黒ブキ ◆lg0Ts41PPY :2009/10/28(水) 23:49:26 ID:WyqNtCzc
でもまぁ、そんな清らかな気持ちは続くもんじゃないね………。
だって、大好きな人が腕の中にいるんだもん。


甘い髪の匂い。ぴったり密着した柔らかい体。至近距離で誘うように
少し開いた、ふっくらした唇。時々、寝言で「ラブぅ〜……」なんて囁かれて、
ギュッと抱きつかれたりなんかして。
正直、何度理性が振り切られそうになったか……。
なまじ、ぴったりくっついてるもんだから一人で、その…ね?
いろいろイタして欲求不満を解消するワケにもいかず。


(そろそろ解禁……してもいいと思うんだよ。)


高鳴る胸を鎮めながら、ベランダからせつなの部屋へ。
せつなはラブの姿を認めると、微笑んでベッドを半分空けて待っている。
ラブが滑り込むと、せつなは嬉しそうに身を擦り寄せて来る。


(……ちょっと、がっつき過ぎかなぁ。)
無邪気な笑顔のせつなを抱き締めながら、ラブはちょっと反省する。
学校に行き始めた、その日の晩から待ってましたとばかりに、
手を出すのは……。
さすがにお行儀が悪いだろうか。
いやいや、でも十分お利口さんに我慢してたんだし。
あー……、でもなぁ。


「ねぇ……、ラブ?」
悶々と考え込んでいるラブを不信に思ったのか、せつなが上目遣いに
ラブを覗き込んでいた。



「あぁ…、ゴメン、何?」

「あのね、……私、今日学校に行ったでしょ?」

「うん、そだね。疲れなかった?」

「うん。それで、その……もう、元気だと思うの、私。
………だから、……その…」

「……?!」



俯き、目を伏せてもじもじするせつな。その顔は薄暗い部屋でも
はっきり分かるくらい赤くなっていて…。


(これって……。これってもしかして……!)


「………して…、欲しいな……。」
225黒ブキ ◆lg0Ts41PPY :2009/10/28(水) 23:54:21 ID:WyqNtCzc
ボンっ!と音が聞こえるくらいに頭に血が昇った。
今のあたしの顔はせつなも比べ物にならないくらい真っ赤っ赤のはずだ。
今までの数え切れないくらい抱き合って来たけど、せつなの方から
こんな事を言ってきたのは初めてだ。


「…あの、嫌ならいいんだけど……。」

「イヤイヤイヤ!まさかまさか!」


あれ?ちょっと、せつな。何か涙ぐんでない?


「え?ちょっ!何で泣いてんの?」

「……だって、嫌なのかなぁって……。」

「ちょっと待ってよ。何でそうなるの?嫌なワケないでしょ!」

「……ずっと、キスも……してくれなかったし。」


………脱力した。何でそうなるかな。
あのねぇ、せつな。出来るワケないでしょ。
キスなんかしたら我慢できなくなっちゃうに決まってる。
何のための禁欲生活なんだか。
あたしは、はあっ…と溜め息をついてせつなに覆い被さった。


「…ラ、ラブ?」
あたしがせつなの胸に顔を埋めると、せつながおずおずと頭を撫でてくる。


「もう、何のための我慢なんだか。せつなが寂しい思いしてたなら、
意味ないよ。」
あたしは顔を上げて、せつなの頬を両手で挟む。


「ずっと我慢してたの。ずっと、せつなに触りたくて仕方なかったんだよ?」
せつなが何か言いかけたのを、人差し指で止める。
何を言おうとしたか分かったから。


「ごめんなさい、は無しだよ。」
せつなが困ったように苦笑する。やっぱり、謝ろうとしてたんだ。


「だから、これからはちゃんと話そうね。」
悪い癖だ。相手の気持ちを確かめもしないまま、落ち込んだり傷付いたり。
言葉も気持ちも、出し惜しみして良いことなんてないのにね。


「……分かったわ。」
潤んだ瞳のまま、ようやくちょっと微笑んでくれた。
堪らなく、愛しい。
二度と、辛い思いなんてさせたくない。


「………抱くよ?」
226黒ブキ ◆lg0Ts41PPY :2009/10/28(水) 23:58:57 ID:WyqNtCzc
パジャマの上から柔らかな膨らみをなぞる。
久しぶりに手のひらで感じる、せつなの乳房。
布越しに乳首を引っ掻くと、はあっ…とせつなが息の塊を吐き出す。


せつなはラブの首を抱き寄せ、キスを求める。
唇が触れ合った瞬間、ラブの中で今まで辛うじて押し留めてあった欲望が弾け、
溢れ出した。


(ああ……、ダメだ。ゴメン、せつな…)


吐息まで絡め取ろうとラブの舌が、せつなの舌を逃がすまいと追いかける。
パジャマのボタンを外すのももどかしく、思い切りに左右に引っ張る。
ボタンが幾つか弾け飛んだ。
下着ごとズボンを引き下ろし、足を開かせ、その間に自分の体を割り込ませる。

指の跡が付くほど強く乳房を揉みしだく。痛みにせつなが眉を寄せ、呻く。
外気に晒され、尖った乳首を人差し指で弾き、さらに硬くなったところを
摘まんで捻る。


「…!!やっ…!はぁあああ…!はっ…あ…」
思い切り開かせた腿の間に顔を埋め、濡れ始めた部分に吸い付く。
秘唇を抉じ開け、舌を捩じ込むとせつなは声にならない泣き声を上げ、
弓なりに背を反らした。


「はぁっ…、はあっ…、はあっ…あっ、あっ………あぁぁ!!」
舌で解した肉の入り口に指を沈めて行く。内壁の粘膜が指を包み込み、
奥へ誘うように蠢く。
痛々しいほどに赤く充血した蕾を硬く尖らせた舌先でくすぐると、
舌が触れる度にせつなの腰がびくびくと小刻みに跳ねた。


頭の上で、はっ、はっ、はっとせつなが細かく息を付くのが聞こえる。
矢継ぎ早な強い刺激に声をあげる事もできなくなっているのだろう。
限界まで膨れた蕾を強弱を付けて吸い、指で中を深く抉る。


「ーーー!!くぅっ…!んっ、んっ!」
せつなが体を硬直させ、ピンと伸ばした足先がきゅっと丸まる。
硬くシーツを掴んでいた手を開かせ、ラブは自分の指を絡ませる。
227黒ブキ ◆lg0Ts41PPY :2009/10/29(木) 00:03:06 ID:m76QcGBg
「……せつな………。」


虚ろな目で息を弾ませているせつなを、そっと抱き締める。
背中にせつなの腕が回されるのを感じる。


どうして、こんな風にしか出来ないんだろう。
優しく、するつもりだった。お姫様に傅くように。宝物を扱うように。
優しく、優しく綿毛のように愛撫して。
痛い思いも、苦しい思いもさせず、ただせつなが気持ちよくなれるように。


それなのに、せつなを欲しがる心を体が制御できない。
容赦のない、性急な愛撫。攻め立てるように貪る事しか出来なかった。



「ゴメン、……せつな…。」
「どして?……どして、謝るの?」



私、嬉しかったのに。
我を忘れて、ラブが求めてくれてる。自分を抑えられないくらいに。



「ラブ……優しかったわよ?」

「……そんなワケないよ…。」

「ホントに。……すごく、大切に抱いてくれた……。」


違うの?
悲しくなるくらい、綺麗なせつなの笑顔。
どうして、せつなはこんなにも綺麗でいられるんだろう。
幾つもの闇を潜り抜けて来たせつな。その度に、曇りが研がれ、
複雑な光を孕んで輝きを増してきた。


「これでお仕舞い?」
いたずらっぽく、せつなが見詰める。


「ラブは、まだ足りないんじゃないの?」


「……そんな事言って。知らないよ?」



泣いても、止めないからね?


ラブもパジャマを脱ぎ捨て、再び、お互いの体に手を伸ばす。
素肌に直接感じる温もり。体の芯が熱く蕩け出す。
もう、せつなのくれる温もり以外に何も考えたくなかった。
228黒ブキ ◆lg0Ts41PPY :2009/10/29(木) 00:06:30 ID:m76QcGBg
せつなの片足を抱え、お互いの秘肉を重ねる。
ちゅく…と濡れた音を立てて、秘唇が吸い付き合う。
快感が脊髄を駆け昇り、全身に広がる。
ラブは取り憑かれたように夢中で腰を振る。
蜜の絡んだ突起が擦れ合う度に、突き抜けるような快楽に全身が
さざ波立つ。


寄せては返す波のように、体の隅々まで満ちた快感が、また繋がった部分に集まってくる。



「せつなっ……せつな…せつな…、せつな…ぁ…」


「…ラブ……ラブっ……ラブ………」



うわ言のように、お互いの名前を繰り返す。
それ以外の言葉を忘れてしまったかのように。


もう、どちらがどちらの体かも分からない。
絡み合い、もつれ合い、それなのに決して一つには溶け合えない。
どちらが何度、絶頂を迎えたかも分からない。
意識が遠のき、片方が与える刺激で目覚め、また飽く事のない
快感の波に飲み込まれてゆく。
溶け合えいないもどかしさが哀しくて、ひたすらすべてを忘れて睦み合う。


(……きりがない…。)


どれほど求め合っても、波が引くとまた次が欲しくなる。


もっと、もっと、もっと……。



やがて、意識が白濁し、ぬるま湯に浸されるように、眠りに引き込まれて行った。
229名無しさん@秘密の花園:2009/10/29(木) 00:13:58 ID:MZtUVUYI
いまさら支援
230黒ブキ ◆lg0Ts41PPY :2009/10/29(木) 00:14:07 ID:m76QcGBg
窓から差し込む薄青い光で、夜明けが近いと知れた。
全身にせつなの温もりを感じる。
体を絡め合ったまま、同時に意識を失ったのだろう。


「……ラブ……。」


薄く目を開け、せつなが額を寄せる。
ラブは唇に軽く口付けてから、少し体を離す。
せつなの体に残る、おびただしい愛撫とも言えない蹂躙の痕。
キスマークだけでなく、強く掴んだ指の跡が痣になり、所々噛み痕すら
残っている。



「……痛かった…よね?」
痣や歯形に指を這わせながら、ラブは自己嫌悪に陥りそうになる。
いくら容赦しないと言っても、やり過ぎだ。


「平気よ?私だっていっぱい付けたし。」
確かに、ラブの体にも花弁を散らしたようにキスマークが踊っている。


「せつなの、平気よ、はアテになんないからなぁ。」
せつなの頭を抱きかかえると、首筋にクスクスと笑う吐息がかかる。



「ね………、せつな。……本当に、あたしでいいの?」
せつなのたった一人の恋人。
手を繋ぎ、共に歩く。抱き合い、その唇に触れる事が許される。



ズルい聞き方だ。
ラブがいいの。ラブじゃなきゃ嫌。そう言って欲しいのが見え見えだ。
言ったそばから恥ずかしくなり、抱き締める腕に力が籠る。



せつなは答えてくれない。
少し不安に襲われ、ラブはせつなを覗き込む。



心の奥底まで、見透かすような瞳。せつなにじっと見詰められ、ラブは微かにたじろぐ。


せつなはラブの手を取り、ゆっくり体を起こし、ラブの手のひらを
自分の左胸に導いた。
231黒ブキ ◆lg0Ts41PPY :2009/10/29(木) 00:16:42 ID:m76QcGBg
「しっかり、掴んで。」



手のひらに、脈打つせつなの鼓動。



「あなたのものよ。」



ラブはせつなの心臓を握り込むように、乳房を掴む。



ラブも同じく、せつなの手を自分の左胸に押し当てる。


そのまま、唇を重ねる。
触れ合うだけの、長い長い口付け。



「……近いのキス、みたいだね。」


永遠の愛を誓う、神聖な儀式。


時は流れる。人は変わる。それが分からないほど、二人は幼くはない。
けど、それでもまだ、永遠を信じられる。
信じたいと思っている。



病める時も。
健やかなる時も。
死が二人を別つまで………。



青い薄闇から、白く光り始めた朝日の中。
神様にではない。
お互いの手のひらの中、強く脈打つ命に、
そう、誓った。
232黒ブキ ◆lg0Ts41PPY :2009/10/29(木) 00:25:44 ID:m76QcGBg
以上です。


ところで、保管庫を色々読み返して気が付いた。
あちこちに◆EeRc0idolEのトリ。
違ったらすまんのだが、ひょっとして◆EeRc0idolEは黒ブキ元ネタ妄想にして、
俺の心の兄弟だったりするのか?


俺、小ネタの「ある日のお風呂」とか「ゆずれない物」とか大好きで
何度も読み返してたんだよ。
別室の「視線」と「抱擁」も超お気に入りだった。
エロ書き仲間が増えて喜んでたんだよ。


もしそうなら言ってくれりゃいいのに。
職人デビュー記念にエロSSの一つも進呈(いらねーか?…)したのによ。
233名無しさん@秘密の花園:2009/10/29(木) 00:41:32 ID:MZtUVUYI
>>232
久々のエロスーな黒ブキさんが読めて幸せだった!禁欲すると余計に高ぶる気持ちわかる
ラブさんもせっちゃんも幸せゲットできたしw
けっこんしきとかもうww
エロいのに神聖でした
もちろんシリーズも好きですが、外伝も大好きです

実は…なんか後から言い出しにくくて言えなかった。
ちょっエロSS!今からでも間に合うなら欲しいください!
婚約者から心の兄弟になった!
これは格下げなのか格上げなのかw
気づいてもらえただけでもアレなのに、まさか自分の過去作を誉められるとか嬉し過ぎる。ちょっとそこらへん走ってくる
234名無しさん@秘密の花園:2009/10/29(木) 07:15:27 ID:A0zexeKg
尼からドリダン本とあそびコレクションの発送通知キマシタワーw

カードガムだっけ、ラブスレでうぷされてたの。探してみるかな今日。
ホント素敵な百合画だぜ
235名無しさん@秘密の花園:2009/10/29(木) 07:26:28 ID:YJwhCouG
>>221はこれで終わりなのかな?

>>232
GJ!!せつな、元気になってよかったね
自分から求めちゃうの可愛すぎ。
続きまってます
236名無しさん@秘密の花園:2009/10/29(木) 10:54:38 ID:rzJhMwnk
GJ!黒ブキさん 最高!!
237名無しさん@秘密の花園:2009/10/29(木) 11:05:03 ID:rzJhMwnk
ラブせつの学校での私生活の話を思いついたんだが書けるのか?
というより書いていいのか?
238名無しさん@秘密の花園:2009/10/29(木) 11:28:20 ID:WOjS1GZ1
え?だめなの?
239名無しさん@秘密の花園:2009/10/29(木) 11:39:22 ID:A0zexeKg
投下の確認は無しなんだぜw
不安ならリレーの時に使ってみては?
240名無しさん@秘密の花園:2009/10/29(木) 12:49:03 ID:op0DK9WY
ドリダンHP更新してて、美希ブキペアのカード絵柄キマシタワー
でもドレスのデザインがちょっと微妙かも。
241名無しさん@秘密の花園:2009/10/29(木) 16:49:32 ID:Fu0x3MJv
>>232
感動した
エロ読んでて感動して泣いたのなんて初めてだ
アンタすげえよ ホントすげえ
三バカ出まくりでツマンねぇ最近の本編よりよっぽど面白い
最高だよ ありがとう!!
242名無しさん@秘密の花園:2009/10/29(木) 17:33:35 ID:WOjS1GZ1
>>232
エロい。の一言では片付けられませんな。感動いたしました。

もう少しだけ夢をみていよう…そんな気になりました。


なんか最近ブッキーに甘甘に甘えまくる美希たん。もしくは母親のごとく、姉のごとく美希たんを包み込むブッキー。の妄想が収まらないんだが。
秋だからだな。
243名無しさん@秘密の花園:2009/10/29(木) 17:46:25 ID:A0zexeKg
>>242
秋のせいなんかじゃないんだぜ?

俺だって、甘える事を覚えたせっちゃんがラブやんにキュンキュンなおねだりとか、ウハウハなわがままとか…

妄想リレーまで持ちそうにないわW
てかカードガム売ってねー
244名無しさん@秘密の花園:2009/10/29(木) 20:30:14 ID:YJwhCouG
>>242
あなたは私ですw
美希たんだって甘えたい!ブッキーだって甘えられたい!
美希たんは頼られようとポーズをとる子だと思うんだけど
ほんとはもっと人に寄りかかっていいんだよ。
ブッキーは動物病院とはいえナースだし、相手の気持ちをくみとって包み込んであげられる。

泣いてる美希たんを抱きしめるブッキー…
とか最高。すげえベタだけどなw
普段、はたからみた関係と逆転した構図とかいいと思うんだ。
身長差もかなりおいしい要素だよね
245名無しさん@秘密の花園:2009/10/29(木) 21:08:30 ID:WOjS1GZ1
おいしい身長差───!!!
あなたとはいい酒が飲めそうだ!

萌えの要因の一つとして「ギャップ」が挙げられるとおれは思う。



膝立ちになった美希たんが、ブッキーの腰に腕をまわしてな?お腹に頭を預けるんだよ。
美希たんの頭を、ブッキーは両の手のひらでソッ…と抱き、
ブ「大丈夫だよ、美希ちゃん。いいこ、いいこ」 なで、なで…
美希の頬を流れて留まり、零れ落ちるひと粒の…。

てな、てな!!

なんか同じこと書いたような気がするがきっと気のせいだ。

自分を完璧な姉だと慕ってくれる和希くんに、泣いてるところなんて見せたくないだろうからな。(ラブやんとせっちゃんは、ここはおいといておこう)
246名無しさん@秘密の花園:2009/10/29(木) 21:38:34 ID:Nl359v+Y
何て素敵な美希ブキ・ブキ美希なのでしょう。まだまだときめく二人だわ。

>>220
やはり、せつなが美希の心情を把握してたのはこの板的にかなりの↑↑
ポイントでしたね。そんな中での小ネタありがとうございます。
裸ですね、二人とも。えぇ、わかります、何をしていたかは。
具体的な表現はないので赤字にはしてませんw
タイトルあればどぞー(小ネタタイトル無で保管済み)

>>黒ブキさん
お仕事なのね…。寂しいとか言ってないw来て欲しいって言ってないw
な訳で、番外編+継続型の布石のようなSSですね。この作品を読んでから
継続型へ行くと、より深い心情になれます。相変わらずキャラの描写表現が
お上手だ!
相手の気持ちを確かめもしないまま、落ち込んだり傷付いたり。
言葉も気持ちも、出し惜しみして良いことなんてないのにね。
ここの下り、自分大好きですね。ラブらしい。すんなり脳内再生された。
247名無しさん@秘密の花園:2009/10/29(木) 21:57:50 ID:MZtUVUYI
>>246
黒ブキさんの最新作、外伝的と言っても同一シリーズだし、時系列的にも繋がってるんでは?
「一連の出来事のあと体調が戻ったせつな」だし…
一個だけ離れてるよりも、継続物にまとめて頂けたら再読しやすい気がしますがどうかな。
わがまま言って申し訳ない
248名無しさん@秘密の花園:2009/10/29(木) 22:35:46 ID:A0zexeKg
保管屋ちゃんも相変わらず忙しいねぇW
黒ブキ氏も大作になってきたなー。

あそびコレクションのデモムービー萌えた。買って良かったわぃ
249名無しさん@秘密の花園:2009/10/29(木) 22:56:24 ID:MZtUVUYI
管理人さん早速ありがとう!お手数かけてすみませんでした。

今月のなかよし、せっちゃんの歯磨きっぷりパネェw
少し壊れ気味なのが面白かった。

DS持ってないんだけど…百合的に遊びコレクション買うべき?
250名無しさん@秘密の花園:2009/10/29(木) 23:08:24 ID:Nl359v+Y
自分今やってますけどw、OPはTV同様歌ってます。このゲーム用に
作られた限定ムービー。みんな走ってます。

箱裏に書いてるんだけど女の子の大好きなあそびがいっぱい≠ニ、
言う所をよーく考えて検討してみてw
大友は速攻クリアしちゃうかも。。。

百合的よりもフレプリがめっちゃ好き!と言う人のおススメかなー。
まだ始めたばっかだけど、ラブが喋って説明してくれてる時点で最高w
251名無しさん@秘密の花園:2009/10/29(木) 23:12:57 ID:A0zexeKg
なかよし忘れてた。定期にしちゃおうかなもう。

フレダンだいすきブックを買った勇者はおらぬのか?SD漫画にやられたんだがW
252名無しさん@秘密の花園:2009/10/29(木) 23:53:14 ID:m76QcGBg
保管屋さん来てたのね。保管庫見て来たよ。
誤字修正ありがとー。頼もうと思ってたんだ…。
自分、誤字脱字多すぎだ。
リレー、参加出来ないの寂しがってよw 嘘でもいいからw
ただでさえ、リアルタイムで放送見れないんだからw


◆EeRc0idolE、エロSSまた書くよ!
小ネタのどれかいじらせてもらってもいい?
多分せつな一人エッチネタか、お風呂エッチネタになると思う。
分からんけどw


あそびコレクション、DS買うか迷い中。
映画も行きたいけど、いつになるか……。
253名無しさん@秘密の花園:2009/10/29(木) 23:55:47 ID:Nl359v+Y
>>251
勿論買いましたがwSSの資料にはなったかなー、最後のマンガ。
なかよしはもっと美希ブキ出して欲しいよ・・・
254名無しさん@秘密の花園:2009/10/30(金) 00:05:52 ID:QfhHqglJ
>>252
よーく読んでみて。
お仕事休んで…。寂しいし日曜なのに仕事、どして?来てくれたらアナタ完璧!

とりあえずGJポイントはみんな喋るとゆー事だ(あそコレ)
にしても、公式放送が無いと思うと寂しいですね。甲子園の時の関西地域
の気持ちが良くわかる…。おまけに鬼門回だしw
255名無しさん@秘密の花園:2009/10/30(金) 00:21:41 ID:4PKPmo8F
>>254、保管屋さん…。日曜はほぼ毎週仕事…FUKOだ。
みんなのリレーを読むの楽しみに頑張る。


それから、感想やGJありがとう。
エロなのに感動とか言って貰えて嬉し恥ずかし。
>>247もお気遣い恐縮です。再読前提にって考えて貰えてありがたいっす。
256名無しさん@秘密の花園:2009/10/30(金) 00:25:11 ID:x43fuGoI
いい加減、耐性付けとかないと今後キツいぞ。ヤマはまだまだある訳だし。

つか、何があっても脳内は揺るがないわ。
257名無しさん@秘密の花園:2009/10/30(金) 01:43:36 ID:puJJcmxW
>>252
自分の書いたヤツなら、遠慮しないで小ネタでも大ネタでも弄って。
なんせ心の兄弟なんだからw

「日曜日休んでぇ」に賛成〜
管理人さん始め、常連たちは淋しがってるよ
258名無しさん@秘密の花園:2009/10/30(金) 05:44:19 ID:gmGtc7Ph
ここはいつから馴れ合いスレになったんだ。

妄想や雑談を書き込むタイミングも、最近なんだか難しい。
259名無しさん@秘密の花園:2009/10/30(金) 07:11:31 ID:x43fuGoI
常連しか投下しないと最近は感じていたが、カキコしにくい状態とは思わんなぁ。

まぁこれ読んで少しは自重するでしょ。過度の馴合いや称賛は地雷だよ。
260名無しさん@秘密の花園:2009/10/30(金) 07:42:10 ID:/3wJssin
鳥付きが素人だとか職人じゃないとか言うんだもの
そりゃ他の人はハードル高くて投下出来なくなるわ−。
261名無しさん@秘密の花園:2009/10/30(金) 08:10:52 ID:puJJcmxW
どうもすみませんでした
反省・自重します
262名無しさん@秘密の花園:2009/10/30(金) 08:26:48 ID:4PKPmo8F
すいません、自分も自重。
特定の人にだけ畳み掛けるようなレスは良くなかったと反省してます。
雑談も妄想も大好きなんで、気をつけます。
263名無しさん@秘密の花園:2009/10/30(金) 09:14:42 ID:x43fuGoI
で昨日学園生活のSS書くって言ってた人はどうした?リレーでやるのかな
264名無しさん@秘密の花園:2009/10/30(金) 17:28:31 ID:jHfVvQVt
ラブスレにラブせつのカード(ドリダンかな?)が貼ってあったけど、恋人同士にしか見えなかった!
265名無しさん@秘密の花園:2009/10/30(金) 17:44:01 ID:YenKQpdI
もうあんたら結婚しちまえよと、何度思ったことか。
266名無しさん@秘密の花園:2009/10/30(金) 19:22:49 ID:Xad0hfFT
さて明日は映画公開なわけだが、パジャマパーティーに期待だな
267名無しさん@秘密の花園:2009/10/30(金) 19:58:16 ID:9Ra2Klpn
オールスターズDX2 決まって良かったなぁ
あの中にいるせっちゃん思うだけで嬉しくなるよ
ラブはみんなに何て言ってせっちゃん紹介するんだろ?
268名無しさん@秘密の花園:2009/10/30(金) 20:38:05 ID:kufRblSQ
269名無しさん@秘密の花園:2009/10/30(金) 20:52:40 ID:a8sSi8WF
俺の女
270名無しさん@秘密の花園:2009/10/30(金) 20:52:53 ID:MhyX26wt
>>267
なん……だと……

ちょっと赤飯とシャンパン買ってくる。
271名無しさん@秘密の花園:2009/10/30(金) 21:23:15 ID:gmGtc7Ph
>>258だけど
きつい言い方だったかもしれないな、すまない

でも最近やけに絶賛し合うレスが多かったからさ
以前とここの雰囲気も変わったなぁと思ったんだよね
別にレスするなって言ってるわけじゃないから、あしからず。

ところでオールスターズDX2 、ってマジなの?
ていうか1、見てねぇしorz
ツ●ヤ行ってもいつもレンタル中なんだよ。
272名無しさん@秘密の花園:2009/10/30(金) 21:31:09 ID:qsCNtF8G
>>267

ピーチ「パッションはわたしの嫁だよ」
ベリー「アタシの恋人よ」
パイン「ワタシのお婿さんよ」

オールスター「「えっ!?」」

ピーチ「ちなみにベリーとパインは愛人だよ!」
ベリー「ピーチとパインも恋人だけどね。」
パイン「ピーチとベリーはお姉様なのよ」


黒「ありえなーい!」
白「愛の形は色々なのよ?あり得ないことはないわ。」

花月「よく分からないナリー!」
鳥風「わっ私も…」

ピンク「えっ?えっ?どうゆうこと?」
赤「後で教えてあげるわよ。ベッドでね。」
黄「ズルいですよ〜!私も混ぜてください!」
青「あっあなた達!そんな事…」
ローズ「まぁ良いんじゃない?私たちも一緒に楽しみましょ。」
緑「まぁ!ナッツさんには悪いけど楽しそうね。」
273名無しさん@秘密の花園:2009/10/30(金) 21:46:55 ID:qsCNtF8G
「大乱交!フレッシュシスターズ」とか
「大乱交!プリキュアシスターズ」とか思いついてしまった…
ってすみません!
前もコレもフレッシュ以外居るからスレチですか!?
274名無しさん@秘密の花園:2009/10/30(金) 21:57:04 ID:x43fuGoI
オールスターズの話題はスレチになるのか?百合な妄想なら大丈夫そうだが。

職人さん、適度な馴合いで頼むよ。共存で構わないからさ。

と保管屋さん、リレーはやるの?明日だし決定ならちゃんと呼び掛けた方が良くね?
275名無しさん@秘密の花園:2009/10/30(金) 23:37:11 ID:ikpiVA6X
>>258
先日もご指摘を受けたばかりなのに申し訳ありませんでした。
自分も雑談や妄想は大好きなので、あまり連投にならないよう
今後も気をつけていきますね。

>>259
確かに初投下と言う方が少なくなってしまいました。職人同士、精進して
より良いSSを作ろうとした結果、こうなってしまったとしたら申し訳
ないのと、寂しい気持ちにもなってしまいます。

称賛と言うか、自分の場合は一生懸命作った作品に対して、感想を送る
事で作者さんの次の活力にして頂きたいと思ってます。
時に過度な表現があるかもしれませんが、ここはお許し願えればなと。
その分は保管作業でお返ししますので…。

>>272
記念として保管しますね。スレ違いかどうかは微妙なのかな?
でも面白かったので気にしない気にしない。
自分、フレッシュしか見てないんでキャラわかりませんがw

予定通り、妄想リレーやります。企画物なので、こちらよりも
保管庫にて概要は説明してあります。提案書、また書き直しますので
明日の朝ぐらいにでも読んで見て下さい。
276名無しさん@秘密の花園:2009/10/31(土) 00:21:53 ID:DnXwDdqz
自分>>13なんだけど、何かこのスレ職人さん達に厳しくない?
ちょっと親しげなやりとりがあったらソッコーで「馴れ合うな」とか言われ
ちゃうの?

自分、フレプリの二次創作探して保管庫にたどり着いたクチで、
ロムり出したのもスレ4の終わりくらいからなんだけど、
前にいざこざでもあったのかな。


誤解しないで欲しいんだけど、>>258さんとかを批判してるんじゃないよ。
ただ、自分なんか単純に、職人スゲー!色んな話あって嬉しー!
ぐらいにしか思ってなくてさ。
職人さん達に、話作りのコツとか制作秘話?なんかも聞きたいな、と
思ってたんだけど、そう言うのも馴れ合いって言われるんかな。
重ねて言うけど、煽ったり荒らしたりするつもりはないんだけど、
馴れ合いの線引きが良く分からないんだよ。

ひょっとして、>>13みたいなカキコもこのスレ的にはマナー違反だったりするの?
だとしたら、申し訳なかった。
277220:2009/10/31(土) 00:44:13 ID:+ZIq+e1H
みなさま、こんばんは
>>221の続きです
ですので、美希×せつな
タイトルは『うたったよ せつな』

もう18禁云々は大丈夫かなw
278220:2009/10/31(土) 00:55:57 ID:+ZIq+e1H
ランランランラン ラララララ〜♪

せつな「・・・」
美希 「〜♪  ねえ、唄ったらちゃんと帰してくれるんでしょうね」
せつな「途中で止めない」
美希 「はいはい・・・」

ランランラン ラン  ラララララ〜♪

美希 「〜♪ 〜♪  ・・・おしまい
    さあ、せつな」
せつな「・・・」
美希 「ちょっと、せつなってば」
せつな「すー」
美希 「・・・ま、子守唄だからね 朝になったら頼むわよ
    ラブよ、ああラブよ、絶対せつなより早起きしないで、お願いします」



美希 「すぴー」
せつな「(ふふっ)」
279名無しさん@秘密の花園:2009/10/31(土) 01:22:04 ID:pSS18Uim
220の方、終わられたのでしょうか?そうであれば私のSS投下しますけど。
280一路 ◆51rtpjrRzY :2009/10/31(土) 01:24:02 ID:7cEtZrKD
ごめんなさい。失礼ですが投下前に一ついいでしょうか?
281名無しさん@秘密の花園:2009/10/31(土) 01:24:22 ID:pSS18Uim
ではいきます。38話終了した時点から始まります。
少々被っても仕方がない。美希×祈里です。
282こもりうた:2009/10/31(土) 01:25:40 ID:pSS18Uim
「じゃあ、またね」

サウラーのナキサケーベを倒した後、秋の夕暮の下、
クローバーのメンバーは公園の前で別れ、それぞれの家路についた。

山吹祈里は一人で考えながら歩いていた。

(今日はまあ良かったけど、シフォンちゃんがいつインフィニティになるか
分からないんじゃ、これからも大変だわね。
子守唄を歌っていれば本当に大丈夫なのかしら?
何かいい方法を考えないといけないわねえ‥)

(それにしても美希ちゃん、やっぱり元気なかったなあ。大丈夫かしら?)


祈里は立ち止った。何かに気付いた風だったが。

(‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥)
(また今度でいいかしら?)

右手の人差し指をあごにあてながらしばらく考えた後、
祈里は回れ右をして今来た道を反対方向へ走り出した。

(やっぱり今じゃないと!)

  パタパタパタパタ‥‥


美希は近づいてくる足音に気付き、振り返った。

「ブッキー?どうしたの。何か忘れてたことでもあった?」

祈里は前のめりになりながら美希の両肘を軽く捕まえた。

「美希ちゃん、顔をもう一回よく見せて。」
「え、ええ」
「もっとちゃんとこっちを向いて。」

祈里は美希の両肩をつかむと、自分と正対させた。
美希の顔を真剣に見つめた後両手を下ろし、ゆっくりと話し出した。


「美希ちゃん、やっぱり元気がない感じね。
今日の事件が原因だと思うけど、今のうちにちょっとなんとかしておいたほうがいいわ。
一度公園まで戻りましょう。」

祈里は美希の右手を引いて歩き出した。

「ブッキー、なんとかって、何をどうするの?」
「それは今考えてるところなんだけど……」

美希はおとなしく祈里に引かれるままに歩いた。

283名無しさん@秘密の花園:2009/10/31(土) 01:29:19 ID:pSS18Uim
   *******

美希はベンチに腰掛け、両手は脇に下ろして手のひらをベンチについている。
やや前傾姿勢で顔はうつむき、沈んでいるように見える。

祈里はその周りをしばらく歩きまわっていたが、美希の正面に立ち、
その顔を覗き込んで言った。

「美希ちゃん、情けない顔してるわね。」

「今日のことは、美希ちゃんにとってかなりショックだったと思うの。
そのダメージは、シフォンちゃんが元に戻ってもなかなか消えないかもしれないわ。
だからそれを和らげてあげられないかって思ったんだけど…」

「うん‥‥‥」



「そうそう、シフォンちゃん。
わたし、キルンを使ってシフォンちゃんとお話しできるでしょう?
それでいろいろ聞いたりしてるのよ。
さっきインフィニティになってしまったときのことも聞いたんだけど…」

「え?」

「とっても苦しいんですって。縄で首を絞められるみたいに。
一刻も早く助けてあげなくちゃならない。
だから、一人で抱え込まないで事情をきちっと話して欲しかったわ」

「ごめんなさい‥」

「いいのよ。今度から気をつけてくれれば」

祈里は美希の左側に座った。美希の顔をチラリと見てから、また続けた。


「それにしても‥‥」

「私たちこれからどうしたらいいのかしら?悩みが多いわ。
シフォンちゃんはいつインフィニティになってしまうか分からないし、
子守唄が本当に効果があるのかも分からない。

もしまたクローバーボックスがなくなってしまって、
シフォンちゃんが消えてしまったらと考えるとぞっとする‥」

「ブッキー、何でそんなことばかり言うの?」

美希は顔をあげて叫んだ。涙がほおを流れた。

「ごめんなさい。」

祈里は両手で美希を抱き止めた。

「美希ちゃん、変なこと言ってごめんなさい。でも‥つらいときは泣いていいのよ。」

「我慢しなくていいのよ。受け止めてあげるから。」

「ブッキー‥‥」

美希の目から涙があふれでてきた。
284名無しさん@秘密の花園:2009/10/31(土) 01:30:21 ID:pSS18Uim



祈里は美希の背中に右手をまわして手のひらをあて、左手で美希の頭を包む。

「よしよし、美希ちゃん。こわかったねー。もう安心していいのよ」

右手で美希の背中をさすりながら慰める。

「でも、涙でブッキーの服が濡れちゃう‥」

「気にしなくていいの。涙はあるだけ出せばいいの。」

「うう‥‥」



「美希ちゃん、もっとこっちに来て。私にしがみつく感じで。
私のリボンと制服のボタン外すから、何でもつかんじゃっていいよ。」

「そんな‥‥」

「いいの。いまさら遠慮したってしょうがないじゃない。」

「うん‥」

美希は素直に従い、大きな赤ん坊のように抱きかかえられた。




「シフォンちゃんに歌ってあげたように、今度は私が美希ちゃんに歌ってあげるね」


ねんーねん ころーりよ おこーろりよ

ぼうーやは よいーこだ ねんーねしな


秋の夕暮れは深まり、木の葉がくるくると舞っていた。

おしまい
285名無しさん@秘密の花園:2009/10/31(土) 01:32:15 ID:pSS18Uim
終わりました。一路さんどうぞ。
286一路 ◆51rtpjrRzY :2009/10/31(土) 01:38:03 ID:7cEtZrKD
規制で書き込めなかったので、報告遅れてすいません。
保管庫だけの書き込みだとアンフェアだと思ったので。
保管屋さんの書いた「美希たん萌え死!?」に、後から自分の書いた「走り出した日」
が内容被ってしまった件、保管屋さんにも読んでくれた方々にもご迷惑おかけしました。
保管屋さん、本当にすいません。寛大な処置に感謝します。
◆EeRc0idolEさんにもお手数かけて申し訳なかったです。ありがとうございます。

もう一つ、お詫びを。
以前にも指摘されましたけど、自分書くものって設定やキャラ崩壊があったり、凡ミス
あるのに投下しちゃって修正したりする事多いんで、職人って呼び名がどうしても受け
入れられなかったんですけど、酉やコテつけるっていうのはもう職人って事ですよね。
SS書く方の敷居高くしてたみたいで、すみませんでした。

ただ、前に誰か仰ってましたけど、SS書くのは楽しいです。プリキュアの世界に自分も
干渉できるみたいで。そして、それを読んだ人に喜んでもらうのはもっと楽しいし、
嬉しい。だから、SS書きたい方がいるのなら、書いた方がいいと思います。
敷居高くした張本人の自分が言うのもなんですけど、自分はここでそれを教えてもらっ
たので。>>276さんの仰る通り、色々なSSがあったほうが面白いですし。

ここはSS専用スレではないし、雑談派の方もいらっしゃるのに長々と申し訳ありません。
しばらくは自重します。
>>220さん、>>279さん、投下直後の失礼、お詫びいたします。
287220:2009/10/31(土) 01:38:40 ID:+ZIq+e1H
>>281
被らない、被らないw
当方のアホ小ネタと一緒にしてはいけませんw
どうぞ御気になさらずに

それにしても・・・
美希たんを言い表す言葉、それは


「されるがまま」
288220:2009/10/31(土) 01:49:26 ID:+ZIq+e1H
>>286 一路さんへ
どうぞ御気になさらずに

色んな形の書き込みがあって良いと思います
自分みたいなのもいるんだし
289名無しさん@秘密の花園:2009/10/31(土) 06:01:07 ID:Ev3b8vwt
>>276
こんなにも職人に高待遇なスレあまりみないなw
何よりも同じようなスレのなかじゃあ馴れ合いは上位なスレじゃねw
290名無しさん@秘密の花園:2009/10/31(土) 06:30:01 ID:G+hxnV9P
基本的には2chでトリつきは嫌われることが多い→こういうスレでは基本NGするためにある
名無しが敬語で喋る
仕切り屋がいて受け入れられている
感想への全レス→基本はうぜー氏ねといわれる。
そういうのを敬語でかばうレス多発

2ちゃん歴ほとんどない人がいるのがまるわかりなレスが多いよなこのスレw
ロムれといわれないしスルーされないssアンチになって荒らされないだけでも優しいスレだよな

>>276マナー違反ではないただこういう場でのリレー小説はな
やっている最中とか感想レスかそのリレーのしかやれない雰囲気にどうしてもなってしまうだろ
リレーやってる奴らが全然雑談もおkとかいってようが荒らしたくもない人とかは雑談しにくくなるんだよ
やってる奴らがそれを気遣えない気付かない今の状況は問題だと思うがな
291名無しさん@秘密の花園:2009/10/31(土) 06:35:58 ID:JUN9+Jvx
もういいじゃない。みんな反省してるんだし。

毎朝ココ見るのを楽しみにしてる自分にとっては、投下を自重ってのが一番嫌だな。
雑談や妄想は途切れる事ないと思うし。

さ、映画行く準備するかな。子供たちにも頑張ってもらわねばw
レッツパジャマパーティー!
292名無しさん@秘密の花園:2009/10/31(土) 06:58:06 ID:WYfh+VbJ
問題は4人がどこで寝るのかだが。
293名無しさん@秘密の花園:2009/10/31(土) 07:21:41 ID:DnXwDdqz
>>290、なんか納得した。厳しいどころか、このスレが例外的になん?
そして、こんな風に親切に説明して貰える事自体珍しいって事だよね。
普通なら、シネ、ロムっとけ、の嵐と。


何か、お気に入りのマイナー深夜バラエティがゴールデンに進出した途端、
面白くなくなったような気がするのと同じ?
確かに、投下と感想しかないと、まったり雑談とかがしにくいわな。
自分も寝る前と、出勤前にここ覗くの楽しみにしてるんで、
これからは、もう少し慎重にカキコする事にするよ。
294名無しさん@秘密の花園:2009/10/31(土) 07:24:28 ID:quKBSry3
2ちゃん歴が浅い訳ではないし、他のスレの雰囲気も知ってる。
だけど殺伐とした雰囲気のスレばかりでないと駄目なの?
まったりしたココが好きで住人になった人多いんじゃないの?
それは不思議とココが他のスレと違って、殺伐としてないから。
みんなにウゼー氏ねとレスされてたら、ここまでスレは伸びなかったし、ここまで良質なSSは増えなかっただろう。

基本、嫌な人がスルーしやすい様に、みんな酉つけたりコテつけてると思うよ。
スルーしやすいようにカップリングも書いてくれてるのに…。
SS投下を楽しみにしてる者からしたら今の雰囲気はつらい。
295名無しさん@秘密の花園:2009/10/31(土) 07:37:33 ID:IQi2T1vU
>>292
寝る組み合わせが気になるところ
・4人でいっしょに(現実的)
・ラブせつ、美希ブキでBED IN
・ラブッキー、美希せつで〃
・ラブ美希、ブキせつで〃
・ラブ、美希ブキせつ(一緒に寝ると愛が止まらなくなるラブせつを回避)
296名無しさん@秘密の花園:2009/10/31(土) 08:22:20 ID:G+hxnV9P
>>294
誰も殺伐とした雰囲気のスレばかりでないと駄目とはいってないよ
今回は別にぎすぎすしてる空気というよりもただの相手との距離の確認だろ
そういうことを見たくないと思うのは分かるが住人同士のけじめに雰囲気が悪くなるから嫌といわれてもな
スル―して下さいもしくは別の話題くださいとしか言えんよ

それに>>258-260のレスはよくある一意見どちらかが立てばどちらかが辛くなるってのはよくあるからその時の片方の良くある一文みたいなもの
内容もちょっと自重してくれればいいかな的なものだし
ああそうなんだじゃあちょっと投下もするけど雑談のネタでも考えようかなと心に止めとくくらいの内容にトリつきの方が
総レス付けて反応して自重しますといえば他の人が投下しづらいでしょ?
もうちょっと2ちゃんでの名無しの発言とトリありの職人の発言との距離感を分かって欲しいと思っただけなんだよ
297名無しさん@秘密の花園:2009/10/31(土) 08:26:49 ID:6HIwBH5A
SSは保管庫に入れる手段さえあればそっちで読めるし読んでもらえるよね
感想は、保管屋さんしかちゃんと公平に書いてる人いないんだから
別に無くても同じだよね
それでも何でこのスレに投下したい、して欲しいのか?
規制で書き込み出来ないこの機会に個々人が見直して見ればいい
298名無しさん@秘密の花園:2009/10/31(土) 08:37:06 ID:Ev3b8vwt
おまいらw
おまいらがフレプリとこのスレが好きなのはわかったからw
雑談だろうが小説だろうが愛の形だろ
1にどれでもいいって書いてあるんだから自分の好きな文章を書きなよw
299名無しさん@秘密の花園:2009/10/31(土) 08:59:18 ID:quKBSry3
酉さんたちは反省して自重すると言ってくれてるのに
謝って自重しますとレスしたら
今度は他の人が投下しにくいって言われて
なんか散々だな
投下しにくくなるのは名無しだけじゃないでしょ
300名無しさん@秘密の花園:2009/10/31(土) 09:38:21 ID:Ev3b8vwt
映画見に行ってる人いる?
百合レポよろ
301名無しさん@秘密の花園:2009/10/31(土) 09:57:29 ID:Q28I5s3V
天下分け目の2ちゃんなんでいろんな意見あって当然。
こうやって指摘してもらえるのは、規制にもなって自分はありがたいです。

SSをスレ分けすると、保管庫の運営がちょっと難しくなるのかな。
妄想(小ネタ)はこちらになるだろうし、保管から除外したくもない。
レス番号の振り分けも重なっちゃうかもしれないかな。

したらばに投下も考えましたが、見てくれる人は劇的に減っちゃうのかと。
保管庫はいつでもSSを読める場所≠ニの位置付け。いろんなオプションも
つけちゃってますがwでもメインは百合スレです。
雑談→妄想→SSと自分は思ってるので共存でこれからもお願いしたいですね。

感想の件ですが、無いとガックリきちゃうもんです。自分はアドバイスあって
耐性が付いたんですけど、他の方はどうかなと…。
考えたんですが、感想を欲しい方は了なりENDの後に「感想下さい」と
付ければどうかな?と。

長々と失礼しましたが、みんながフレプリ好きな同志として今後も
宜しくお願いします。じゃ、自分も映画行ってきますw
302名無しさん@秘密の花園:2009/10/31(土) 09:57:56 ID:mcbFvANZ
>>285>>220
スレが重たい中、いい美希せつ、美希ブキご馳走様です。
やっぱ子守唄は美味しいシチュだよなー。
303名無しさん@秘密の花園:2009/10/31(土) 10:15:17 ID:G+hxnV9P
>>301
感想くださいは新しく来た人たちになんぞそれと思われちゃうかもなw
まあ感想はそれを読んでつけたいと思えばつければいいものであるし
つかなかったらつかなかったで色々思うところはある
だからあなたがつけたければつければ良い
全部につけたいというなら止めはしないが出来うるだけ一レスで納めるのを
念頭に置いてくれれば何も言われないと思うよ
304名無しさん@秘密の花園:2009/10/31(土) 10:48:16 ID:WYfh+VbJ
>>295
ラブ美希だったら…


ラ「み…美希!!あたっ、あたし…!!!」

美「ひゃっ…ちょ、ラ…ラブ!?」


せつブキだったら…


ブキ「せつ…な…ちゃん…?」
せつ「何も言わないで…祈里…」
ブキ「んッ…(この気持ちが…"幸せ"っていうのカナ?でも、どうして?涙がでちゃうよ、せつなちゃん…)」
この場合クールなせっちゃんが合うとおも。

まあ映画では寝る前にウサピョン登場のようだが。
305名無しさん@秘密の花園:2009/10/31(土) 12:38:42 ID:hNjvRxMx
>>302
せつな「子守歌ってシチューの味がするの?どして?」
306名無しさん@秘密の花園:2009/10/31(土) 13:36:20 ID:powPSWfU
日本じゃあまり馴染みがないが、今日はハロウィンなんだぜ。
四人小ネタです。


ラブ「トリックオアトリート!お菓子をくれなきゃ、イタズラしちゃうぞーっ」
せつな「ラブったら今更…いつもイタズラばかりしてるじゃない…その…ベッドで私に…」
ラ「そうだった!じゃ、お菓子をもらって、イタズラもしちゃうかー!がおー!!」
せ「いやぁぁっ、そんなのずるいーっ☆」


美希「トリックオアトリート!お菓子をくれなきゃ、イタズラしちゃうわよー」
祈里「(ポッ)いいよ…美希ちゃんなら」
美「えっ」
祈「イタズラでも…どんなプレイでも!ううん、何なら少し痛くたって…!!」
美「…お、お菓子はあきらめまーす……(逃)」



バカネタですまないorz
307名無しさん@秘密の花園:2009/10/31(土) 14:43:56 ID:Z9Lcz+Pq
>>306
最後の美希たんに惚れたwww
308名無しさん@秘密の花園:2009/10/31(土) 16:22:51 ID:WYfh+VbJ
なかよしやべえww神北先生ぱねぇwwww

フレプリ本スレの画像、コラじゃねえよな…?
309名無しさん@秘密の花園:2009/10/31(土) 17:15:12 ID:IQi2T1vU
ラブせつ…子づくりww
310名無しさん@秘密の花園:2009/10/31(土) 17:37:58 ID:Q28I5s3V
行ってきました映画。とりあえずラビリンスと3バカは出ません(OPでSDキャラでちょっと)
OPから前半ちょいは百合フィルターかけてると発狂しそうw

秘密がいっぱいとゆーよりも、スーパーおもちゃ大戦な感じかな?
どこまで喋っていいかわからないけど、
パッション強かった。アカルンor瞬発力パネェ
ピーチ覚醒は鳥肌だった。ラブさん総受けだなって。やっぱリーダーだなって。
せっちゃんがもうね…

パジャマパーティの件、気になってるなら見に行くべき。
最後のシーンは「キマシタワー!」って感じで。組み合わせでね。
最後にオールスターズ2の予告あるよん。

>>304
>>295さんと絡めて保管しますね。タイトル無しかな?

>>306
いやん!な展開、大好物ですわ。タイトルどうしますか?

ふたご先生最高です。確信犯だわw
311名無しさん@秘密の花園:2009/10/31(土) 18:03:13 ID:Fll3AO3p
こんばんは。

毎度のことですがラブせつの非18禁。
やたらと長くなってしまったので分けて投下します。

興味の無い方は→>>317
312『その一歩が踏み出せない』:2009/10/31(土) 18:03:37 ID:Fll3AO3p

夕暮れの四つ葉町。
ダンスレッスンの帰り道、
ラブ、美希、祈里、せつなの四人の歩みは
クローバータウンストリートの中心にある天使の像の前に差し掛かる。
ここは、四人の時間の始まりと、終わりの場所。
学校帰りに集まる時、遊びに行く時、ダンスレッスンに行く時、
いつも待ち合わせる場所はここ。
そして、それぞれの家路に着く為に、別れる場所もここだから、

「じゃあ、美希タン、ブッキー、またねっ!」
「二人とも、また明日」
「ん、じゃあまたね」
「みんな、バイバイ」

通り過ぎると同時に発せられるのは、別れと明日の再開を約束する言葉。
そのまま二人と一人と一人、互いの目指す方向へと足を向けようとしたその時に、

「あ、美希ちゃん」

思い出したように、祈里が美希に声を掛ける。

「何?」
「あのね、今日はまだしてもらってないから……」

そういうと祈里は美希の前で目を閉じる。
ん、と上に向けられた顔に差すのは、溢れんばかりの期待が込められた朱色。
対する美希は、そういえばそうだったわね、と誰にともなくつぶやく。
一瞬、ラブとせつなの方に向けられた視線には幾ばくかの照れが混じっていたものの、
それでもためらう事は無く、ゆっくりと祈里の顔を両手で優しく挟み込むと
目を閉じて、彼女の唇にそっと、自分の唇を押し付けた。

「んっ……」
「うんっ……」

周囲の全てが沈黙したような、世界が止まったかのような瞬間がそこにあった。
そしてその中で、誰よりも長くその瞬間を味わった二人がゆっくりと、
お互いの唇の間の距離を離していく。
やがて、普通に向き合う距離まで離れる二人の顔。
そこにあるのは、すっかり上気した顔に至福の表情を浮かべる祈里と、

「えへ、美希ちゃん、ありがと。
 ……じゃあみんな、今度こそ、またね」

そんな彼女に照れくさそうに、しかし優しい笑顔を送る美希の姿。

「……もう、ブッキーてば、こういうのは二人きりの時に
 頼みなさいってば……って、じゃあバイバイ、二人とも」

お互いの気持ちを伝え合った二人が、思い思いに二度目の別れの言葉を口にする。
そして、それぞれの帰路を歩き始めたその途端、
魔法が解けたかのように、止まっていた時がまた動き出したのだった。
313『その一歩が踏み出せない』:2009/10/31(土) 18:05:16 ID:Fll3AO3p

そして残ったのは二人、ラブとせつな。

「さあラブ、私達も帰りましょ」

美希と祈里の姿が見えなくなったのを見届けると、せつなは隣のラブに促す。
しかし、そのラブはせつなの声に無反応。

「わはーっ……」

キラキラと目を輝かせながら、
両手を胸の前に組んだままの姿勢で固まっているラブ。
そしてその視線は、先程までの美希と祈里の行為が
行われていた場所に固定されている。

「ねえラブ?」
「……ハァ」
「ラブ?」
「いいな〜」
「ラブったら」
「あたしもいつかはあんな風に幸せゲットしたいな〜」
「ラ〜ブ〜!」
「ふえっ!」

ラブがいつまでも惚けたように一人で呟いているので
せつなはその耳元で、大声で呼びかけた。

「……ど、どうしたのかな、せつな」
「どうしたのかなじゃないわよ、さっきから私が呼んでるのに
 全然応えてくれないんだもの!」
「ありゃ〜そうなの、ゴメンゴメン……で、何だっけ?」
「……もういいわよ」

そっぽを向いて頬を膨らませるせつなの態度に、
あ、これはへそを曲げちゃったかなと頭の中で
数十通りの謝りかたをシミュレートし始めようとするラブ。

(……あれ?)

せつなの様子をよく見ると、
時々目線だけでちらっ、ちらっとこちらを窺っている。
その仕草にラブは一安心。
314『その一歩が踏み出せない』:2009/10/31(土) 18:07:39 ID:Fll3AO3p

(……良かった、本気で怒ってない)

さっき相手にしてくれなかった事に怒っているのでは無くて、
敢えてそういうフリをして、その後のフォローに期待しているのだ。

(ああもう、この娘は本当に)

構って欲しくてわざと拗ねてみせるなんて、
そんな仕草を他の誰でも無い、
自分と二人きりの時にだけ見せてくれるなんて。

(なんて、可愛い)

心に湧いた想い。
それがその中に納まりきれずに溢れ出す。
その想いの奔流に逆らうことなく、
勢いに身を任せて、ラブはせつなを抱きしめる。

「……ラブ」

ラブが応えてくれたことで、せつなの顔に喜色が浮かぶ。
でも、まだ。
もうちょっとだけ、何かが欲しい。
欲張りな気持ちがせつなの中に生まれる。
それがこれ以上はラブに迷惑を掛けるかもという気持ちと葛藤する。

「……な、何よ、こんなことでごまかされないんだから!」

最後に打ち勝ったのは、欲張りな気持ち。
自分自身の都合を優先して人を困らせる。
それは昔の自分がやっていた、してはならないこと、
そう解っている筈なのに。
ラブのことになると気持ちに歯止めが掛けられない。
そして、もう一つ、心に生まれたもの。
次にラブは何をしてくれるのだろうという心に期待。
この2つが合わさった時、頭で考えるよりも先に、
気持ちが口に出てしまっていた。

「そっか、じゃあせつなは何をして欲しい?」

それでもラブは、優しくせつなに問いかけてくる。
その言葉と、その顔に浮かぶ満面の笑みが、
せつなの理性を麻痺させる。
315名無しさん@秘密の花園:2009/10/31(土) 18:09:11 ID:Fll3AO3p

(何でもって、何でもいいの?!じゃあ……)

脳裏に浮かぶのは、先程見た光景。
美希と祈里の間で交わされた、別れの挨拶。
お互いに相手を愛おしむ感情とを
顔一杯に浮かべて交わされるその行為と
そしてそこから生みだされる、熱。
それにあてられた時の自分の中の想いが揺り動かされる。
あの時、ラブのように口にこそ出さなかったものの、
せつなの心に確かに生まれていた想い。

(私も、あれを……してほしい)

せつなは、その想いに素直に従って目を閉じて、
黙って顔を上に向ける。

(ラブ……)

暗闇の中、光だけでなく音すらも聞こえなくなったせつなの世界。
その中で、想い人の名前を心の中で何度も思い、その時を待つ。
お互いの心の中にある相手を想う気持ちを口移しで交換出来る、その時を。
……しかし、いつまでもその時は訪れなかった。

「……?」

不審に思ったせつながゆっくりと目を開くと、目の前にいたのは、
甘く、熱い表情を浮かべながらせつなの頬を両手で挟み込み、
ゆっくりと唇を近づける。
……という、せつなの期待していた行為とは全くかけ離れた、
直立不動で硬直しているという有様のラブの姿だった。
316『その一歩が踏み出せない』:2009/10/31(土) 18:10:04 ID:Fll3AO3p

「ラブ、どうしたの、さあ、早くして?」

目の前のラブの様子が全く理解出来ないせつなは、
もう一度目を閉じて同じ姿勢。
そこにラブが慌てて声を掛ける。

「あ、あのさあせつな……ゴメン、それだけは、あたし、無理」
「え?どして?」

思いもよらなかったラブからの拒否の言葉をせつなは理解出来ず、
すかさず聞き返す。

「うーんと、えーと……ダメだから、ダメ、じゃダメかな?」

問われたラブは心底困惑した表情を浮かべて、
それでもなんとか言葉を続ける。

「ダメよ、そんなのおかしいもの。だってラブ、さっき美希と祈里のキスを見て
 いいな〜とか、いつかはあんな風にしたい、って言ってたじゃない」
「……うん、確かにそう言った。でも、それとこれとは話が別で」
「わからないわ、それじゃ」
「……ハハ、そうだよね」

全く言い訳になってない言い訳、
こんなのじゃせつなを納得させることは出来ない、
そんなことはラブ自身でも解っている、
解っていても他に言い様が無い。

「……もしかしてラブ、私とだとキスするのが嫌なの?」
「そんなことない、それだけは絶対にないよ!」

せつなが口にした言葉をラブは慌てて打ち消す。

「だったら、してくれるでしょ?」
「それは……」
「ダメなの?なんで?どして?」

キスするのは嫌じゃない、でもキスは出来ない。
せつなにはラブの言っていることが全く理解できない。
理解できないから、問い詰めるしかない。

「せつな……」
317『その一歩が踏み出せない』:2009/10/31(土) 18:11:06 ID:Fll3AO3p

詰め寄るせつなの表情にも、
その瞳に宿る強い光にも
好きな人にキスをして欲しい、
好きな人とキスをしたいという真剣な想いが現れている。
それが自分に向けられていることをラブは嬉しく思う。

しかし、それに応えてあげたいという想いと、
それを受け入れることは出来ないという
もう一つの想いが自分の中にあることも理解している。

矛盾する自分の中の気持ち、向けられているせつなの気持ち
その全てを上手く心の中で整理して、せつなに応えてあげること。
それを今この場でやりとげることは、ラブには難しすぎた。

「あのねせつな、実はキスってのは西洋風の挨拶なんだ、美希タンはモデル志望だし、
 ブッキーはミッション系の学校に行ってるからそういうこともするけど、
 桃園家はほら、お爺ちゃんが畳み職人だってこともあって
 先祖代々日本の伝統を重んじて来てるからそういう習慣がなくて……」

それでとっさに選んだのは、想いをかわすだけの、
ごまかしの言葉。
ダメだとわかっていても、
この状況から逃げたい、なんとかしたいという気持ちが
言葉を止めることを許してくれない。

「……もういいわ、ラブ」

しかし、それはせつなによって途中で遮られた。

「せつな?」

彼女の方を見たラブが目にしたのは、
目元に涙を滲ませた、せつなの姿。
その顔に浮かぶのは、怒りというよりも、落胆。

「………………っ!」
「私、先に帰ってるから」

言葉を失ったラブに平静な声でそう告げつつ、
せつなはリンクルンを取り出す。

「待って、せつな!」

ラブの言葉を待たず、せつなはアカルンを起動する。
赤い光が視界を遮ったかと思うと、
次の瞬間にはせつなの姿は消えていた。

「ハァ……」

残されたラブ。

(あたし、何やってるんだろ……)

そう思い、肩を落とすと、一人で家への帰路を歩き出すのだった。
318名無しさん@秘密の花園:2009/10/31(土) 18:14:19 ID:Fll3AO3p
以上です。
投下したのは十和でした。

とりあえずキリの良い所で今回はここまでにしておきます。
続きは近いうちにまた。

最初につけたアンカ間違ってました。
使った方はごめんなさい。

それでは失礼します。
319名無しさん@秘密の花園:2009/10/31(土) 18:24:54 ID:powPSWfU
>>306です
管理人様、タイトル「それぞれのハロウィン」でよろしくお願いいたします

リレー楽しみだ
320名無しさん@秘密の花園:2009/10/31(土) 18:36:21 ID:JUN9+Jvx
子供と行くと集中出来ん…。また一人で行くとするかな。

雑談に妄想や小ネタ、SSもあるじゃないか。良かった良かった。
321名無しさん@秘密の花園:2009/10/31(土) 18:38:34 ID:ZQWC436B
何てこった!リレー参加しようとしてたのにホスト規制でPCから書けんorz
322名無しさん@秘密の花園:2009/10/31(土) 18:41:25 ID:3QQVBHT0
頑張って携帯から書くんだw
323名無しさん@秘密の花園:2009/10/31(土) 18:49:25 ID:mcbFvANZ
オールスターズ2ってマジだったのか・・・。
てっきりネタだと思ってたw
324名無しさん@秘密の花園:2009/10/31(土) 19:02:33 ID:JUN9+Jvx
オールスターズまで百合展開ならもう初日に子供連れてかないわw

日本シリーズ見ながらリレーするかな。
325名無しさん@秘密の花園:2009/10/31(土) 20:07:17 ID:DnXwDdqz
十和さんGJ! 続き待ってます。

堂々と積極的なブッキーと、照れつつもラブラブっぷりを隠さない美希タン。
ラブせつの熱々っぷりに、照れつつ羨ましがる美希ブキってのは
見たことある気がするけど、逆は初めてかも。
326名無しさん@秘密の花園:2009/10/31(土) 21:05:21 ID:WYfh+VbJ
>>304です。
>>310
おお、恐縮です。
タイトル「一晩だけ(よ!)(なのね…)」で。お願いします!

>>十和さん、瞬間、2人だけの世界。雰囲気いいですね〜
続き楽しみGJ!


映画の詳細が知りたいところ!百合フィルターONでw
327名無しさん@秘密の花園:2009/10/31(土) 22:01:04 ID:Q28I5s3V
>>318
実は、肝心な時に奥手だったりするラブも想像出来るんですよ。
それだけ相手を大切にしてると言うか、思い込みもあると言うか。
と、せつなの欲もまたアリかと。ちょっぴりイースな心も出たりとかね。
前編として保管しましたが、続き投下されたら合体させますか?

映画の詳細メモ、いつからオープン可能かとw
OP〜前半頭ぐらいは是非百合脳で見て頂きたいwww
328名無しさん@秘密の花園:2009/11/01(日) 00:12:18 ID:KXA/ODBo
今日は放送ねーのか。ツマンネ、、、
映画良かったみたいじゃん。行くかな俺も。
中盤の感想がないってこたぁ百合は少ないのかな
329名無しさん@秘密の花園:2009/11/01(日) 02:45:42 ID:QMadZb+2
こんばんは。

>>312の続きの前に夜に投下したいネタがあったので
ちょっとお邪魔します。
……ネタについては乗り遅れた感がありますが。

今回はせつな→ラブです。非18禁なのは相変わらずです。
330『貴方の唄に抱かれて』:2009/11/01(日) 02:46:32 ID:QMadZb+2
「♪ ♪〜♪ ♪〜♪♪♪♪ ♪〜♪〜」

部屋の壁越しに聞こえてくる優しいメロディ。

ラブがシフォンの為にオルゴールを回しているのね。

タルトに任せっきりにした為に起こった、この前の事件。

それを反省した私とラブが、タルトと3交代ですることになった寝ずの番。

今日はラブの当番。

「シフォンの幸せゲットの為に、あたしがんばるよ!」

……って言ってたのはいいんだけど、明日の授業、大丈夫なのかしら……。

「ラ、ラ〜ラ、ラ〜ララララ、ラ〜ラ〜」

ラブの歌声が聞こえてくる。

この前の事件以来、シフォンがラブにねだるようになった子守唄ね。

これを歌ってる時のラブは、シフォンの本当のお母さんになったみたいな、

優しい顔をしているのよね。









331『貴方の唄に抱かれて』:2009/11/01(日) 02:47:23 ID:QMadZb+2

……それにしても、子守唄って不思議だわ。

私は両親のことを知らない。

赤ちゃんの頃に誰かにあやして貰った記憶もない。

それなのに、この歌を聴いていると何かとても懐かしい気持ちになるの。

まるで誰かに抱きしめられてるみたいな暖かい気持ち、これは何?

……ああそうか、これが愛される、ってことなのね。

ラブのシフォンを想う気持ちが、唄を通して私にまで伝わってきてるんだわ。

……シフォン、いいなあ。

この気持ちをあんなに近くで感じてられるなんて。

私もラブに、ぎゅっとして貰って、子守唄、唄ってほしいな。

……でも、こんな大きな子が、シフォンと同じ事して欲しいって言ったら、きっとラブ困っちゃうよね。

だから、その代わりに何か、別の方法で甘えさえてくれないかな?

だって、こんな優しい唄を聞かされちゃったんだもの、そんな気分になっちゃうのは仕方ないのよ。

今日のラブの愛情はシフォンのもの、だから、今はガマンガマン。

その分明日、たっぷり甘えさせてね?

じゃあラブ、おやすみなさい。また明日。
332名無しさん@秘密の花園:2009/11/01(日) 03:07:25 ID:QMadZb+2
以上です。

自分は三人称で書く人間なのですけど
一人称でのSSも書いてみると結構いいかも、と思いました。

>>325
そうかもしれませんね。
今回で自分の中での美希と祈里の立ち位置が
ようやく決まったみたいです。

>>326
冒頭のシーンは何度もギブアップしそうになりましたので
気にいって頂けたら幸いです。
キスシーンをすらすら書ける人は尊敬に値しますね。

>>327
最近はラブをどう書こうかと考えることが増えてます。
やっぱりラブせつのキーマンはラブだなと。

あ、合体は残りの長さを見て判断して頂ければと。

映画のネタバレ、リレーやってる板で別のスレを立てて
先行公開とかはどうでしょうか?
あそこなら意図的に見にいかなければ問題ありませんし。


では次回は前の続きということで。
失礼します。
333名無しさん@秘密の花園:2009/11/01(日) 03:08:08 ID:QMadZb+2
すみません、名乗り忘れました。十和でした。
では。
334名無しさん@秘密の花園:2009/11/01(日) 07:57:38 ID:KXA/ODBo
>>333
GJ。子守歌マジで配信かサントラに入れて欲しいよな〜。ブッキーやせつなも歌ってくれw

シンケンジャーはやってんのかよ!無いのわかってるのに起きちまった…
335名無しさん@秘密の花園:2009/11/01(日) 08:34:34 ID:IIGeALoR
>>333
一人称は凄く、そのキャラに感情移入しやすいですよ。自分はこっち
の方が得意かもしんないw
ラブの子守唄は母性本能↑↑でしたねー。せっちゃん独り占めしたい
気持ちもわかります。保管完了済みです!

映画のネタバレは雰囲気見て判断します。まだまだ無理だろうけどw
336名無しさん@秘密の花園:2009/11/01(日) 10:15:35 ID:bIiJyotV
よし、じゃあ今回のまとめ行くか

・プリキュアvsラビリンスまさかの駅伝対決
・ブルンのお着替え再び。
4人ともランニング&短パン姿で
パッションおみ足拝見祭り
・ベリーの完璧な走りで作ったリードが
パイン転倒で台無しに
・ノーザさん完全に出オチ
あなたのランニング&短パンはいろんな意味で反則
・ラビリンス4人目がクラインって
お爺ちゃんむちゃしやがって…
・ゴール後にビーチを中心に抱き合う4人
もう君たちみんなで結婚しちゃいなYo!
さあ次回は一週休み後に久しぶりのラブせつ回だ。
337名無しさん@秘密の花園:2009/11/01(日) 10:26:58 ID:G60P6hPU
まさかの駅伝対決は凄かったな。クライン登場にはワロタw

「ブッキー!大丈夫!?もうそんな状況じゃ走るのは……それより怪我――!」
「美希ちゃんが……作ってくれたリードだもん……わたしが……走らなきゃ……」
「ブッキー!!リードなんかどうでもいいのよ!あたしはあなたが―――!!」
「美希ちゃん!!」


「わたしを……信じてて?」



は名シーン確定だろう。
338名無しさん@秘密の花園:2009/11/01(日) 11:09:04 ID:KXA/ODBo
30分で良くまとめたよ。せっちゃんまさかのアカルン起動で吹いたw

西と南の出番が一分無いのはGJだったな。
339名無しさん@秘密の花園:2009/11/01(日) 11:17:12 ID:IIGeALoR
>>337
危うく泣きそうだった。やっぱ美希ブキも最高だ!

(みんなのために。繋ぐんだ!)
ブッキー、アスリートに覚醒。自分にヒーリングプレアー。凄すぎ
340名無しさん@秘密の花園:2009/11/01(日) 14:13:07 ID:pP8Y9pk1
しかし最後のラブやんの走りは圧巻だったよな
みんなの汗と涙と想いがしみこんだ襷をせつなから受け取って、きっ、と前を見据えたところ。
思わず鳥肌たったぜ…

前にいたクラインにじわじわ近づいていって、抜いた瞬間。
面々の緊張、昂ぶり、安堵、感動、強い想い。
なんともいえない空気につつまれたよな。
年齢の所為かだんだん遅くなっていくクラインに対して、ペースを落とさずにどんどん飛んでいくラブ。

ラブ、ラブちゃん、みんなの呼ぶ声が聞こえて。
盛大な歓声とともに、近づくゴールテープ。
俺も、いつのまにか叫んでいる自分に気付いたさ

駆け抜けて、真っ先に仲間たちのもとへ。
美希もブッキーもせつなもラブも、みんなぎゅうって抱き合って喜びを分かち合う。
ラブが叫んだ。

幸せ、ゲットだよ!

もう、なんかね。爽やかすぎて。一生ラブさんについていきますってくらい漢前だったよな
いや、たまにはこういう青春もありだよほんと。
341名無しさん@秘密の花園:2009/11/01(日) 14:34:14 ID:uZHW3jUm
せつなの「精いっぱいがんばるわ」はお約束だったね
カオルちゃんのマイペースな応援も良かった。ミユキさんも見に来てたけど、仕事大丈夫なのか?
342名無しさん@秘密の花園:2009/11/01(日) 15:36:07 ID:KXA/ODBo
駅伝の前座コンサートだったよなトリニティ。平気じゃね?

にしてもお笑い、ダンス、野球、駅伝と器用すぎるなw次は何が来るんだか
343名無しさん@秘密の花園:2009/11/01(日) 17:18:27 ID:3iD8ecXV
携帯着せ替えについて誰も語ってないのか…?!
344名無しさん@秘密の花園:2009/11/01(日) 17:26:48 ID:IIGeALoR
>>343
対応機種じゃないんだものorz柔らか銀行乙だよ
ピーチ&パッションですよね。
345名無しさん@秘密の花園:2009/11/01(日) 17:29:22 ID:eYOXYkFq
>>343
自分の携帯ではその実態を知るこはできん…
是非とも詳細を教えてくれ!
346名無しさん@秘密の花園:2009/11/01(日) 20:32:36 ID:BwIMSIy2
妄想リレー祭終了〜。終盤に少し参加してみましたが、結構話がまとまってて感動ものでした〜。
347名無しさん@秘密の花園:2009/11/01(日) 20:36:58 ID:CujSurbW
>>346
自分も楽しかった
途中に挟まってたSSが可愛いかったよね
348名無しさん@秘密の花園:2009/11/01(日) 20:37:56 ID:lAVkqtxw
リレー面白かったw
参加した人乙&GJ!
349名無しさん@秘密の花園:2009/11/01(日) 20:41:46 ID:eYOXYkFq
自分も2レスだけ参加しましたが、おもしろかった!乙でした〜
350名無しさん@秘密の花園:2009/11/01(日) 20:49:20 ID:IIGeALoR
参加して頂いた方、見てくれた方、本当にありがとうございました。
こちらでも駅伝リレーに参加した自分です。
クラインには吹いたwww
351名無しさん@秘密の花園:2009/11/01(日) 20:51:41 ID:3iD8ecXV
>>345
待ち受け→舞い降りてくる二人&決めポーズの二人(パッションが手前)
メインメニュー(ランダム)→ラブせつが笑顔で手を合わせる

メインメニュー(ランダム)→ピュアパッションとキュアピーチ(パッションが手前)とミニキャラ二人
EZサービスメニュー→フレッシュプリキュア!キメポーズを二人だけで
電波→ピックルン
電池→アカルン
着信→おうちで夕ごはん〜(せつなのみ)
Eメール着信→パッションハープ出すところ
Eメール送信→パッション&ピーチでキメポーズ
Cメール送信→のぞきこむラブ
アラーム→二人で並んで笑顔で微笑むラブせつ

こんなもんでいいかな?
とりあえず凄く可愛い
352名無しさん@秘密の花園:2009/11/01(日) 20:53:29 ID:KXA/ODBo
結構自分は書いた方だな。土曜の夕食作りが全然進まないのはある意味ヒヤヒヤしたけどw
みんな乙カレ〜
353名無しさん@秘密の花園:2009/11/01(日) 20:58:00 ID:eYOXYkFq
>>351
d
なぜ携帯公式は「love」という単語を入れたのか…
354名無しさん@秘密の花園:2009/11/01(日) 21:14:09 ID:wlojZDGi
夕食にニンジンとピーマンを入れさせて貰いました。
本当にお疲れ様でした。m(_ _)m
355名無しさん@秘密の花園:2009/11/01(日) 21:28:01 ID:IIGeALoR
度々申し訳。現在2ch全体での大規模規制がかかってるとのご報告が
ありましたので、仮設ですが避難所作りました。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/13211/1257078258/
書き込めない方、雑談・妄想・SSなどにご利用下さい。
基本はこちらの本スレですのでご注意を。
356名無しさん@秘密の花園:2009/11/01(日) 21:42:21 ID:CujSurbW
>>354
あの部分笑いました!
357名無しさん@秘密の花園:2009/11/01(日) 23:27:17 ID:Vf5FOps1

リレーの余韻が残る中、申し訳ありません。SSを投下します。


>>113〜116「来ない春」の続きです。

タイトル「恋はなんとやら」
ラブ×せつな
ラブ視点


今までのようなシリアスな展開ではございません。
大輔が少し出てきますが、ラブには完全に無視されています。

それでも構わないという方はお読みください。

358「恋はなんとやら」SABI:2009/11/01(日) 23:28:37 ID:Vf5FOps1

あたしはせつなが好き。友達としてじゃなく。
となれば、まずは想いを伝えること、だよね。

今日こそはせつなに告白しよう、そう朝日に誓う。
由美の後押しもあったしね。


あたしがキッチンにつくと、あたしの席にだけ朝食が。
せつなの姿は見えない。

「お母さん、せつなは?」
「せっちゃんなら、先に学校へ行ったわよ。何でもクラスの用事とかで」

「ふーん、そうなんだ」

えー、あたしは聞いてないんですけど。
それなら、昨日言って欲しかったんですけど。

あたしは不貞腐れながら、お母さんに返事する。

「だいだいラブ、あなたは・・・・せっちゃんを見習って・・・・」

せつながいないからって、説教しなくてもいいじゃん。
あたしは退屈な国語の授業で習得した奥儀「馬耳東風」で、
お母さんの説教を、右へ左へと流した。

せつなが先に学校に行ってしまったのなら仕方ない。
あたしは一人で登校する。


見慣れた通学途中の道。
あたしの目の前を横切る黒い影。

あ、あれは。
あたしの意識は瞬時に戦闘モードへと切り替わる。

あれは、あたしの永遠のライバル。
あちらもこっちに気づいたようだ。

睨み合う二つの影。
どちらも微動だにしない。
一瞬の隙が勝敗を決する、というのは両者とも承知の上。


あたしは必殺のねこパンーチをお見舞いするにゃーー。
「いくにゃーー」
「にゃ、にゃー」

お互い、前に跳躍する。
すれ違いざまにパンチを繰り出し、着地。


あたしの鼻には引っかき傷、奴は無傷。
ま、負けた・・・。また負けたにゃー。
35戦32敗3引き分け。


あたしは傷心のまま、学校へ。
359「恋はなんとやら」SABI:2009/11/01(日) 23:30:22 ID:Vf5FOps1


「ラブ、一体、何やっていたの?」
「いやー、あたしの永遠のライバルが」
「ライバル?」

せつながかばんの中から絆創膏を取り出し、あたしの鼻の先に貼ってくれる。

「ありがとう、せつな」

ブッキーなみの準備のよさ。
せつな、いいお嫁さんになれるよ。
できれば、桃園家に・・・って、うちに住んでいるんだった。

「ラブ、何したのか分からないけど、女の子は顔に気をつけなくちゃ」

いや、男の子にもてたいとか思わないけど、
せつなには嫌われたくないし、呆れられたくないかな。
でも、今絶対呆れているでしょ。やれやれって顔してるし。

授業開始のチャイムが鳴り、せつなはあたしから離れていった。
360「恋はなんとやら」SABI:2009/11/01(日) 23:30:59 ID:Vf5FOps1

やっぱり、学校では人目があるし、告白するのは無理かな?でも放課後なら大丈夫かな?
だけど、今日はミユキさんのダンスレッスンがあるし、その帰り道でも・・・

「ラブ、おい、ラブ」
大輔の声がする。あたしは作戦中だって。
「おい、ラブ」
だから、大輔、あたしは今忙しいんだって。

「ラブ」
せつなの声が聞こえる。
あたしはパブロフの犬が如き条件反射的で、せつなの方を向くと、
せつなは前の方を指差している。

「桃園、答えられないのか」

ええー、先生があたしに問題を当ててたーーー!!

「ごめんなさい、分かりません」

あたしが言うと、教室中が爆笑の渦。
みんな、そこ笑うところ?
でも、あたしもわらっちゃお。あっはっは。

「誰か分かるやついるか?」

「はい」
せつなが手を挙げ、前へ出て行く。
あたしにはさっぱり分からない公式を、あっさり解いていくせつな。
さすが、せつな。惚れてまう・・・って、もう惚れていたんだった。


ようやく、長い授業が終わり、放課後に。
今日はミユキさんのダンスレッスンがあるから、せつなと一緒に・・。
と思うが、せつなはクラスメイトとおしゃべりをしたまま動かない。

「あの、せつな」
「あ、ラブ、ミユキさんと美希とブッキーによろしくね」
「よろしくねって、せつな、今日レッスン休むの?」

あたしの言葉を聞いて、せつなは不審そうな顔をする。

「だって、ラブ。昨日の夜、朝と放課後、クラス委員の手伝いがあるって言ったわよね?」

そういえば、そんなこと聞いた気もする。
でも、昨日の夜といえば、あたしはせつなにどう告白するか考えていて、
そんな重要な情報を聞き逃していたあたしって、一体。

あたしはがっくり肩を落としたまま、公園へと向かう。

「あ、でも、遅れるけど、行きますからってミユキさんにって、ラブ聞いてない」

というせつなの言葉は、あたしの耳には届かなかった・・・。
361「恋はなんとやら」SABI:2009/11/01(日) 23:31:43 ID:Vf5FOps1

後から合流したせつなを加え、ミユキさんのダンスレッスンが再開する。

ダンスの途中、あたしとせつなの視線が合う。
あたしの視線を受け、にっこり微笑むせつな。
か、可愛い。し、幸せゲットだよ!!

「ラブちゃん、顔が変よ」
すかさず、ミユキさんの叱咤が。

「ラブちゃんの調子も悪いみたいだし、今日はここまで」
「ありがとうございました」

いつもなら、少しでも長くミユキさんのレッスンを受けたいと思うけど、今日は特別。

一緒に帰ろうと、せつなの方を見ると、ブッキーとなにやら話してる。
と思うと、せつながこっちにやって来て、

「ラブ、私はブッキーと図書館に本を返しに行くから、お夕飯、先食べてて。
それと、おじさまとおばさまに少し遅くなるけど、心配しないでって伝えて」

というなり、あたしの方も振り返らずブッキーの所へ。
なにやら、ブッキー嬉しそう?もしかして・・・

「ハイハイ、アタシ達は先帰りましょ」

あたしは美希たんに引きずられていく。


せつなーーー。待ってーーー。


あたしの心の大声は、誰にも届かないようだった・・・。




362名無しさん@秘密の花園:2009/11/01(日) 23:35:47 ID:Vf5FOps1

その頃のせつなと祈里は・・・


「せつなちゃん、いい顔してる」
「いい顔?」
「うん、何かふっきれたような感じ」

「ふっきれた・・・のかな?」

「せつなちゃん、自信の素を思い出して」
「ええ、今朝も精一杯、頑張ったわ。・・・・歯磨き」
「そうそう、その調子。せつなちゃんだったら大丈夫って、わたし信じてる」


といった会話が、せつなと祈里の間でなされていたとかいないとか。


おまけの歯磨きの部分は、なかよし11月号を見てないと分からないネタですね。
なかよし繋がりで、ダンスの途中せつなが微笑む部分は、
11月号の1Pのせつなを思い浮かべて頂ければ、よりそれらしいかなと。
なんか可愛いんですよね、せつな。自然な笑顔というか。


次は決着の時。

363名無しさん@秘密の花園:2009/11/02(月) 00:24:51 ID:/n0ee24j
プリキュアスレに書いてあったけど
たのしい幼稚園についてくるDVDが百合百合してるらしいぞw>ラブせつ
自分も明日買いにいくぜ。

結局、リレーは一回しか参加できずw
最後綺麗にまとまってて感動した。みなさんお疲れ様。
364名無しさん@秘密の花園:2009/11/02(月) 01:23:57 ID:RqqlCQOw
こんばんは。 

リレー、楽しかったですね。
こちらの意図を酌んでくれたような続きが結構来たりして
本当にバトンを受け渡してるみたいでした。

で、>>312の続きの投下になります。
まだ一回の投下で収まらない量が残っているので
今回は中間パート分になります。

続きなので勿論今回もラブせつの非18禁です。
365『その一歩が踏み出せない』:2009/11/02(月) 01:24:44 ID:RqqlCQOw
その日の夜。
あれから、家に戻ったラブは、せつなの部屋を訪れて
さっきのことを謝ろうと思ったが、どうしてもドアを叩くことが出来なかった。
夕食の時は流石に家族4人で一緒だったが、いざ二人の間で会話をしようとすると
どうしてもぎこちなくなってしまう。
何かあったことを察したあゆみが上手くフォローしてくれたので、
気まずい空気になることは無かったものの、
すぐ隣に居るはずのせつなとの間に
見えない壁があるような違和感は終始拭う事が出来なかった。
その後は、せつなはすぐ自分の部屋に篭ってしまったので、それからは口を聞いていない。

居間でTVを見ながら時間を潰していたラブも、
観ている内容が全く頭に入ってこないので自分の部屋に戻ることにした。
部屋に入ると灯りもつけず、投げ出すようにベッドに身を横たえる。

「ハァ……」

口から出るのは、溜息一つ。
そしてそのまま、何をするでもなく、ただぼっーっと天井を見ているだけ。

「ピーチはん」
「ラーブー?」

そんな彼女に声を掛けたのは部屋にいたタルトとシフォン。
二つの影は、心配そうにラブの顔を覗き込んでいる。

「あ、タルト、シフォン、どうしたの?」
「どうしたもこうしたもあらへん、どないしたんや?
 なんや今日はピーチはん、様子がヘンやで」
「……んー、そんなことないよ、なんでもなーい」
「何でも無いって事はないやろ、ワイの目は節穴じゃおまへんで?
 ……パッションはんのことやろ?」
「えっ!いやいやそんなことはないって!せつなは関係ないってば!」

タルトの指摘を大慌てで否定するラブ。
366『その一歩が踏み出せない』:2009/11/02(月) 01:25:14 ID:RqqlCQOw

「……ホンマにわかりやすいな、あんさんは」
「……うう〜」
「そういえば今日はパッションはん、こっちにまだ来てへんな」

いつもならこの時間は、せつながラブの部屋に来ている筈である。
今日あったこと、明日の予定、学校での事、ダンスの事、そんな他愛も無い話をしたり、
時にはお互いの不安や寂しさを打ち消す為に、一緒にラブのベッドで寝たりする時間。
この時間にはタルトは二人に気を遣って、
シフォンを連れて隣のせつなの部屋に移動するのだが、そのせつなが来てないとなると。

「もしかしてピーチはん、パッションはんとケンカでもしたんか?」
「……っ!!」

核心を突いたタルトの言葉に、ラブの体が一瞬ピクリと震える。

「……」
「ピーチはん?」
「…………」
「どないしました、ピーチはん?」
「……タルトぉ」

身を起こして、タルトの方に振り向くラブ。
その瞳は潤み、溜め込まれた涙が今にも零れ落ちそうになっている。

「ホ、ホンマにどないしたんや、ピーチはん?!」

動揺したタルトの問いかけに、ラブは潤んだ瞳に更に涙を滲ませる。

「あたし……あたし…………多分、せつなに嫌われちゃった……」

ガバッとタルトに抱きつくと、
堰を切ったように目から涙を溢れさせて泣きじゃくるのだった。
367『その一歩が踏み出せない』:2009/11/02(月) 01:25:54 ID:RqqlCQOw


「ピーチはん、落ち着きましたかいな?」
「……うん、ありがとタルト」

しばらくして、ようやく落ち着いたラブから離れると、
タルトはティッシュを数枚取ってラブに手渡す。

「ほれ、これでまずは涙をふきなはれ……ってそっちはワイの尻尾や!
 しかも何で鼻をかもうとしてはるんや!」
「……アハハ、ごめんごめん」
「ちっとは元気出たようやな」
「うん……本当にありがと」

笑ってみせるラブの様子を見て、
これなら大丈夫そうやな、と判断したタルトは、さっきの話の続きを促す事にする。

「それで、パッションはんと一体何があったんや、ワイに話してみい。
 力になれるかもしれまへんで」
「ええーっ?タルトが?」
「言うてくれるな〜こう見えてもワイはな、紆余曲折の末にアズキーナはんという
 立派な婚約者をゲットしてるんやで。色恋沙汰の事ならピーチはんよりも
よっぽど先輩や。
 ま、そんなワケで泥舟に乗った気でここは一発どーんと相談してみなはれ!」
「……泥舟?」
「ああっ!……こ、これは重ーい話題の中にもささやかなボケを挟み込むという
 ワイ独特の話術の一つやから……コホン、まあそんなことはええから話してみ」
「……うん」

言ってる事には半信半疑だったが、ラブは頷く。
自分で抱えているより、誰かに聞いてもらった方が気持ちが軽くなるかもしれない。
それに、タルトなりに心配してくれているのは確かなのだ。
その気持ちには応えるべきだと思ったから。
368名無しさん@秘密の花園:2009/11/02(月) 01:26:19 ID:RqqlCQOw

「……なるほどなあ、キスして貰えんかったからパッションはんが拗ねてもうたと」
「うん……多分」
「じゃあ簡単やないか、ピーチはんがキスしてあげたらええんや」
「うっ……それは」
「出来へんのか?」
「……うん」
「何でや?ピーチはん、パッションはんのことを好きなんやろ?」
「それは勿論!あたしはせつなのこと、大好きだよ!」
「だったらなんでや?好きだったら、キスの一つや二つ、簡単やろ」

タルトの問いかけに、ラブは目を閉じて首を振る。

「違うよ、タルト」
「違うって、何がや?」
「……好きだからこそ、ダメなんだ」
「わからんな〜どういうことや?」
「……それ、せつなにも言われたよ。
 そりゃーわからないよね……ねえタルト、タルトがアズキーナと知り合ったのは何時?」
「何や急に……ワイとアズキーナはんか?
 そりゃーもう、ワイら二人はまだこーんな子供のころから将来を誓い合って、
 それから幾千万の困難を手を取り合って乗り越えて……」
「やっぱりそうだよね」
「……って、まだ話の途中やがな」
「美希タンとブッキーもそう、幼馴染だから、お互いのことを良く知ってるから」
 
二人が幼馴染としての付き合いを続けていく中で、
お互いに対する想いを深めていったこと、
やがて想いが通じ合い、結ばれたこと。
それは近くで見ていたラブが一番良く知っている。
そして、結ばれた二人を祝福しつつも、ずっと一緒だと思っていた幼馴染の三人が
今までと違う関係になってしまったこと、そしてその中に自分が含まれて居ない事に
一抹の寂しさを感じたこともよく覚えている。
369『その一歩が踏み出せない』:2009/11/02(月) 01:26:46 ID:RqqlCQOw

「そんな時だったよ、せつなが現れたのは」

一人取り残されたような気持ちになったラブの前に現れたのは、
町外れの占い館に住む、不思議な雰囲気を持った少女。

「初めて会ったときから、なんか気になってたんだ。
 ……で、次に街の中でせつなと再会した時に、とっさに確信したんだ。
 ああ、あたしにも運命の人が現れたんだって」

そう確信したから、せつなと会える時間を大切にした。
ドーナツの美味しさを教えてあげたし、自分の幸せを考えた事も無いという彼女の為に
幸せの素と言う名のペンダントをプレゼントした。
せつなが寂しそうにしている時は心配したし、
コンサート会場で倒れた時には、大切に想っているという自分の気持ちを伝えようとした。

「……それで、とっても辛い思いをしたこともあったよ」

せつながラビリンスのイースだと知った時、
折角掴んだものが手の中から逃げていってしまったと思って、一度は絶望した。
これが運命なら、なんて酷いんだろうとすら思った。
でも、美希に背中を押されて、カオルちゃんにヒントを貰って、そして決めた。

「あたしは、あたしの運命の人を絶対に諦めない。
 ……絶対に、取り戻してみせるって」

その想いは身を結び、死という二度目の絶望も、アカルンの奇跡の力で乗り越えて、
そしてせつなは、ラブの元にようやくやって来た。

「そうまでしてせつなを取り戻したというのに、
その途端にあたし、不安で仕方なくなっちゃったんだ。
 あたしはせつなが好き。だけどせつなは……どうなんだろうって。
 今までずっと、あたしだけが一方的に、
せつなのことを想ってただけなんじゃないかって」
「それは違うと思うで。ワイが見る限り、
パッションはんはピーチはんのこと、好きな筈やで」

ラブの弱気な言葉。それを否定するタルト。
370『その一歩が踏み出せない』:2009/11/02(月) 01:27:52 ID:RqqlCQOw

「……でなきゃ、ワイとシフォンは毎日わざわざ隣の部屋に移動することはあらへんやろ。
 あんさんらどんだけイチャついてんねん、正直目の毒やで、と思ってるくらいや」
「アハハ……いつもごめんね〜」
「だから弱気になることはおまへん、
あんさんらの仲の良さはワイがちゃーんと保証したる!」

張った胸をドーンと一回、力強く叩いてみせる。

「うっ!ちょっと強く叩き過ぎたわ。ゲホッ、ゲホッ」

格好付けたつもりが思わず咳き込んでしまうタルトの姿に
ラブはクスッと笑って見せるが、すぐに眉尻を下げた顔に戻ってしまう。

「でも……せつなは、まだこの世界をよく知らないんだよ。
 知らないから、毎日新しいことを知って、新しい人と出合って、どんどん変わっていく。
 あたしは、その事はすごく嬉しいことだと思ってる」

ラブの家に来たばかりの時は、家の中とラブ、美希、祈里と圭太郎とあゆみの5人。
これがせつなの世界の全てだった。
でも今は、街の人々と知り合い、学校で友達も出来た。
ラブと一緒でなくても、一人で出かけるようにもなった。
少しずつ、確実に、せつなの世界は広がっている。

「でも、だとしたら、せつなが変わっていく中で、
あたしのことも好きじゃなくなっちゃうんじゃないかな?
 最初に出会って、一番一緒にいる時間が長いのがたまたなあたしってだけで、
 せつなは、本当に大切な人にまだ出会ってないんじゃないかなって、
 そう考えた時に、あたし、せつなにキスしてあげることが出来なくなっちゃった。
 ……せつなの大切なものを、あたしが奪っちゃっていいのかどうか、
わかんなくなっちゃったから」

ようやく辿り着いた、ラブの本心。
せつなの変化を誰よりも喜んでいるのに、
それがせつなの気持ちを変えてしまうのでは無いか、
その時に、せつなの隣に立っている人間が、自分じゃない他の誰かなのではないか。
その恐れが、ラブに二人の仲を一歩進めることを拒ませている。
371名無しさん@秘密の花園:2009/11/02(月) 01:32:56 ID:RqqlCQOw
以上、十和でした。

前回と違ってあまりキリが良くないですね。
ごめんなさい。
最終パートもなるべく早めに投下します。

彼にはこういう相談相手としてのポジションを与えても
良いのではないかと思ったんですけど……口調のせいで緊張感が

それでは、また次回ということで
早く規制終わるといいですね。
では、失礼いたします。
372名無しさん@秘密の花園:2009/11/02(月) 08:16:22 ID:wCCHdlU5
朝起きたら…GJ!
タルトがいい味出してるとオモ

二人は結ばれるってわたししんじてる!
373名無しさん@秘密の花園:2009/11/02(月) 12:51:10 ID:TGCrfqsK
タルやん普通に2人の間柄知ってんのねw
悩んでるラブさんGJ!
374名無しさん@秘密の花園:2009/11/02(月) 17:07:34 ID:bIAhz3lA
十和さんGJ!
考えてみたら、タルトの方がラブやん達より大人なんだろうな。
案外、頼りになる相談役になるのかも。
375名無しさん@秘密の花園:2009/11/02(月) 22:13:42 ID:qf6jdLnQ
>>362
アカルンを探せ回を思い出しました。リーダー負けすぎです。あなた
キュアエンジェルでしょうwww
運気↓+タイミングのズレ+良いトコ無しと散々なラブさん。
ラブ視点なのですが、何故か大輔とオーバーラップしてしまったんです。
やっぱり似てるのかしら、二人とも…。伝えられないもどかしさが特に…。
てか歪んだ考えでごめんなさいー。(今回は本文とオマケ一緒に保管しました。)

>>371
ラブは一度ネガティブになっちゃうと、余程のキッカケが無い限り上向きに
なれない気がするんです。そこで出てきたのが喋るフェレ…妖精さんですよ。
せつなより付き合いが長いですからね。同棲してからもお互いの話や愚痴も聞いてたはず。
言わば立会人≠ネ訳ですよ。
公式でもタルト視点で描くラブせつは見てみたいものですね。(中編として前編とは分けました。)

たのしい幼稚園買ってくるの忘れてたー!
資料になるといいなぁ。。。
規制で書き込めない方は避難所へどうぞ(結構いるんですねぇ)
SS投下される方は必ずタイトル記入してくださーい。
376名無しさん@秘密の花園:2009/11/02(月) 22:20:52 ID:TGCrfqsK
今日おれの地元はものっそい寒かった。
美希たんと二人羽織りをしたブッキーは、ちっちゃくて可愛いだろうなとおもった。




ところで、自分がフレプリの百合にはまったのは4人のキャラが素晴らし過ぎて、恋愛展開から目を背けたかったからなんだが、このスレの住人の方々はどうなんだろうか。

377名無しさん@秘密の花園:2009/11/02(月) 23:41:11 ID:bIAhz3lA
>>376
自分は、イースに惚れる→関連スレに出入りするように→百合百合な視点に
目から鱗→もうラブせつは夫婦にしか見えなくなる。←イマココ


ちなみに今まで百合どころか、原作なしのアニメにハマったのも初めて。
378名無しさん@秘密の花園:2009/11/02(月) 23:43:31 ID:mTmdhkP7
ラブせつ流れで入ってきた人が多いんじゃないか、と思うんだがどうだろうね。
22・23・24話辺りから人増えた、というかスレの流れ速くなったような。
SS投下始まったのもそれからだった気がする。
379名無しさん@秘密の花園:2009/11/03(火) 00:01:09 ID:qf6jdLnQ
>>376
僕は最初から見てるんですが、SS仲間に百合書いてみなよと
言われて、何気なしに書いてたらドップリとハマってましたねw
ちなみにプリキュアシリーズはフレッシュしかほとんど知りません。
おまけに百合属性も無かったぐらいです。

各キャラスレ→プリキュアシリーズで百合→フレプリで百合な流れで、
4人とも大好きですね。どのCPでもイケます。
ラブせつなら小ネタ、SSだとラブ美希、一人称オンリーならブッキーと
せつなが得意だったりします。

出来る事なら4人同じ高校に行って、同じ寮に住んで欲しいぐらいなんだぜ!
380名無しさん@秘密の花園:2009/11/03(火) 00:08:44 ID:ojhkge+Q
>>378
だな。今過去スレ見てきたけど神回近辺からどっと増えてる。

SSに関しては名も無き人から始まり生駒氏や保管屋、鳥付と言った流れになってるな。

歴代の中でもフレッシュは抜群の百合展開なのだろう。
381名無しさん@秘密の花園:2009/11/03(火) 00:44:07 ID:zNAjrJRW
>>376
大きめのコート羽織った美希たんの懐にブッキーが潜り込んでる絵が浮かんだ。
その至近距離で見上げられたら美希たん悶絶必死だなw

「……美希ちゃん、あったかくなった?」
(カァ―ッ)「あ、熱いくらいよ……」
「なんで顔背けるの?」

みたいな流れで。

なぎほのとか咲舞、かれこまetcで歴代でも百合は多かったけど、フレッシュはカップリング
割と自由なのがいいのかな?ラブせつ限定じゃなくても妄想できるしね。
382名無しさん@秘密の花園:2009/11/03(火) 00:57:06 ID:zNAjrJRW
書き込んでから思ったが、5も自由度は高かったし、ココナツ的なキャラがいないのが大きいのか。
憧れの人、みたいな。ラブの憧れの人はミユキさんになるのかな。
383名無しさん@秘密の花園:2009/11/03(火) 01:07:36 ID:ojhkge+Q
ミユキへの憧れが強くてあわよくば百合展開か?と思ったのは遠い昔だわ。
384名無しさん@秘密の花園:2009/11/03(火) 01:23:03 ID:yAvlLjr8
5時代からドップリな自分は異端なんだろうか。
かれミルとか、のぞうらとか。
5もフレプリも百合として見ようと思って見てたわけじゃないけど
見てるうちに自然と……

まだ5時代は男相手も別腹としてOKだったけど特にフレプリの場合、
男にこれと言って特にパッとしたのがいないからなおさら百合一本になったな。
385名無しさん@秘密の花園:2009/11/03(火) 01:46:18 ID:Nc8x6qX9
友情っていいなあ→女の子同士って楽しそうでいいなあ→百合っていいなあ

初代から見てて気付いたら…って感じ
でもココのぞとか男性絡みでも別に平気
386名無しさん@秘密の花園:2009/11/03(火) 02:01:37 ID:ojhkge+Q
テレビでは無理なんだろうがふたごセンセは確実に意識して書いてるよな、なかよしでは。

美希×ブッキーも何かしら書いてくれたらなぁ。モーメントインラブなネタや今回の赤ちゃん話みたいにさ。
387名無しさん@秘密の花園:2009/11/03(火) 02:03:02 ID:H+El7WBn
このスレの1スレを立てた俺はプリだったら無印からすべて百合目線で行けるw
388名無しさん@秘密の花園:2009/11/03(火) 02:40:10 ID:zNAjrJRW
>>387
じゅうににんは〜の>>232の人?
反対意見も有った中で、フレプリ個別スレ立て始めたのはあなただったか!GJ!!
389名無しさん@秘密の花園:2009/11/03(火) 02:53:27 ID:H+El7WBn
あーあったなwそんなことも
最初のころ過疎った時は間違えたかなとも思ったが伸びて良かった
過疎り過ぎてシフォン擬人化ハーレムもありなんじゃあと思った時期もあったw
390名無しさん@秘密の花園:2009/11/03(火) 03:08:49 ID:zNAjrJRW
上にも書いたけど、やっぱり夏ちょっと前からの展開が大きかったとは思う。
自分もここ来だしたのそのくらいからだし。シフォン擬人化ハーレムはそれはそれでw
SSや雑談や妄想やらで楽しませてもらってるよ。ありがとう。
391名無しさん@秘密の花園:2009/11/03(火) 05:56:44 ID:yv7qMAei
自分の場合は…
子供と見ててイースとせっちゃんに惚れる→4人目はせっちゃんじゃないかと思い始める→ネットで調べ始める→パッション登場→完璧にはまる→関連スレ覗く→このスレの2に出会ってSS書き散らす←いまここ

単独スレ立ててくれた人ホントありがとう!
392名無しさん@秘密の花園:2009/11/03(火) 07:27:45 ID:Zy8dx5dd
規制は大丈夫かな
393名無しさん@秘密の花園:2009/11/03(火) 08:14:08 ID:Zy8dx5dd
 大丈夫みたい。自分もパッション登場あたりでココを知った者です。

 プリキュアはライダーを視聴していた流れで初代のなぎほののころから知ってましたが、子供が見る流れでたまに見る程度でした。もちろん百合発想なんて皆無で・・。

 5gogo終了、フレッシュスタート(なんか服がモコモコしてるし、キャラデザがいつもと違って変。まあ様子見してみますか)
→なぜか気になってほぼ毎週欠かさずに視聴している(なんか敵のイースが4人目になるらしい噂あるけど、あんな性格悪いのがなれるのか。ネタでしょ〜)
→春ころにはラブたちのキャラも固まってきた感じに(なんか面白くなってきたぞ。なに4人目は「キュアパッション」だと(バレ画像確認)、う〜んチト微妙・・。)
→6月ころのイース月間スタート(な、何が始まっているんだ・・・。やはりイースがパッションなのか、見届けてやるぜ。)
→イース死す。パッション登場(ダ〜っ(涙))翌週の神回(ダダ〜っ(大涙)なんだあのせつな・・いや、せっちゃんの異常なかわいさは!それにパッションかっこよすぎる!)
→完全にフレッシュ(主にせっちゃん)にハマる。毎回録画が完全な習慣に。
→娘にパッションハープ・リンクルンパッションverを買ってやる(半分は自分目的)
→グッズなどの情報収集の中、関連スレでココを知る。
→何気に投下されていたラブせつのSSよんでみたら・・・ダ〜っ(涙)。
→フレッシュキャラの百合サイコ〜っと、こんどはココを毎日のぞくのが習慣に。

で現在。まあアニメ作品にハマるのは本当に久しぶりです。フレッシュプリキュア、ホンマ、恐ろしい作品やで・・・。

 他所では来年度のシリーズ展開についてイロイロと情報が錯綜しているようですが、・・・まあ、正式発表まで静かに座して待ってみましょう。もうそんな時期なんですねえ。 
394名無しさん@秘密の花園:2009/11/03(火) 08:22:47 ID:ojhkge+Q
規制で投下出来ない人がまだいるみたいだな。避難所に何人かいる。

パパGJ。神回の影響力は凄過ぎたね。子供と一緒に見てた人がハマったのも大きいかな。

妖精が今回は妖精のままなのも百合展開にさせたのか。納得だ
395名無しさん@秘密の花園:2009/11/03(火) 15:41:34 ID:yv7qMAei
携帯きせかえうらやましいな
自分も柔らか銀行だから対応してない
孫くん何とかしてよ
396名無しさん@秘密の花園:2009/11/03(火) 20:49:38 ID:Fy/7WI8I
急に寒くなってきたよねぇ

初めて見る雪に、心を躍らせるせつな…
ラブと一緒に雪を眺めながら、幸せラブラブな二人

とか妄想して、自分も幸せな気持ちになってみる


うちは都心だから雪なんかまず降らねぇよorz
397名無しさん@秘密の花園:2009/11/03(火) 21:43:06 ID:X2d1jliK
私は8月の後半くらいにここの存在を知ったので
まだまだ新参の方になるんでしょうかね。

番組自体は最初は歴代と同じくライダーのついで、で見てたんですけど
7話を見て、イース=4人目説が出始めた頃からちゃんと見るようになりましたね。
6月にはライダーよりフレッシュがメインになってました。
……まさか初めてプリキュアの映画観に行くことになるくらいに
ハマるとは思いませんでしたけど。

さて、>>312>>365の続き、ラストスパートということで
キリキリと投下させて頂きます。
398『その一歩が踏み出せない』:2009/11/03(火) 21:43:44 ID:X2d1jliK

「あたしとせつなが美希タン達、タルト達みたいに、昔から知りあってて、
 それでお互いのことを好きだって結論になったなら
……こんな気持ちになることもなかったのかな
 それだったら、あたし……」
「ピーチはん」

タルトがラブの名前を呼ぶ。
その短い声の中に、普段の彼からは想像もつかない真剣な声音が含まれている。
そのことに気付いたラブの口から、弱気な言葉の吐露が止まる。

「なあ、ピーチはん、さっき、あんさんはパッションはんのこと、
好きだと言わはりましたよな?」」
「うん……それがどうしたの?」
「あのな、さっきのあんさんの理屈だとその気持ちだって嘘っちゅうことになるで?」
「え?なんでそうなるの?そんなことは……」
「いーや、あんさんさっき言うたやないか、変わっていく中で気持ちも変わるって。
 ピーチはんだって、まだまだ子供や、大人やあらへん、例外やないで」
「違う……」
「違わへん、たまたま最初に好きになった人がパッションはん、そーゆーこっちゃ」
「違うよ!なんでそんな事言うの?あたしはせつなが好き、
これはあたし中にある確かな気持ちだもん、
 嘘じゃないってことくらい自分でわかるよ!そんなことを言うタルトは……」

感情が溢れ出す。
言われたくない事を言うタルトに対して、拒絶の言葉を吐こうとするラブ。
それを察しながらも、タルトは冷静に言葉を返す。

「そやな、自分の気持ちには嘘はつけへん、あんさんの気持ちは
あんさんにとって確かなものや。
 ……それはパッションはんにとっても同じやと思うがな」
「……え?……あ」

浴びせられた言葉に、ラブはハッとする。
そう、ラブがせつなを好きという気持ちは嘘じゃない、ラブの本心だ。
だったら、せつながラブを好きだ言うのなら……それはせつなの本心に決まっている。
399『その一歩が踏み出せない』:2009/11/03(火) 21:45:34 ID:X2d1jliK

「んでな、パッションはん、正直あんさんの言うとおり、
まだこの世界のことをよくわかってへん。
 時々ピントの外れたことをすることもあるさかいな。
 でも、ピーチはん達の中に上手く溶け込んでやっていっとるやろ?
 例えばや、ベリーはんともパインはんとも、
最初あんなにギクシャクしてたのに 今はすっかり仲良しこよしや。
 それは、パッションはんがちゃんと相手を見て、理解して、
そのお人に合わせた付き合い方が出来取るからやと、ワイは思う。
 せやから、最初に出会っただけ、付き合いが長いっていうだけで
刷り込みみたいに誰かを好きになるような事はあらへん。
 もし、パッションはんに想われてる幸せもんがいたとしてや、
 そいつがパッションはんの事をそんな風に思ってるとしたら、相当失礼なやっちゃで」
 
一気に言い終えると、そのままラブのことをじっと見据えるタルト。
いつに無い真剣なその視線を受け止めて、ラブは自分の心の中にあるもの探す。
タルトが促している、答えを。
やがて辿り着いたそれを、おずおずと切り出す。

「あたしは、せつなの好きな人だってことに、もっと自信を持っていい、ってこと?」

ラブの出した回答にタルトは上出来や、と頷いてみせる。

「そういうことや、パッションはんに好かれとるという所にもっと自信を持って、
 ガッツリいったればキスの一つや二つ、朝飯前っちゅーもんやで。
 ま、それが出来ないピーチはんがヘタレ、っちゅーことやな」

そう言いながらラブの横に来たタルトは、しっかりしいや、と手でその背中を叩く。
細くて小さな手だけに痛くは無かったけれど、彼なりの励ましの気持ちがつまった一発、
それがラブの心に響く。

「うん、タルト。あたし頑張ってみるよ」
「そや、それがええ、それが青春ちゅーもんや」
「なんか今日はいっぱいタルトに助けられちゃったね。ありがと」
「なーに、礼にはおよばへん」

右手の人差し指を立てるとそれを左右に振ってみせるタルト。

「ピーチはんにはワイの方がよっぽどお世話になっとるさかい。
 ラビリンスとの戦いの時なんかは一方的に守られるだけやしな。
 そやから、悩み聞くくらいお安い御用や、いつでも相談しなはれ」

もう一度、張った胸をドーンと一回、力強く叩いてみせる。

「うっ!やっぱ強く叩き過ぎた……ゲホッ、ゲホッ」

やはり格好付けたつもりが思わず咳き込んでしまうタルト。

「あははは……タルトったら」

その姿を見て笑うラブ。
そんな一人と一匹の姿を見ていたシフォンは、

「セイシュン?アマズッペ〜?」

先日覚えたばかりの言葉を口にするのだった。
400『その一歩が踏み出せない』:2009/11/03(火) 21:46:17 ID:X2d1jliK

「それにしても……ヘタレかあ。タルトに言われるとは思わなかったな」
「さっき言うたやろ、恋愛のことならピーチはんよりよっぽど経験しとるって。
 そんなワイから見れば、キス一つにビクついとるあんさんはヘタレで充分や」
「じゃあタルトはちゃんとしてるの?」
「おお、こないだスイーツ王国に帰った時はドタバタしとったさかい、
 そんな暇も無かったけどな、こっちに来るまではそりゃーもう
 一日中ちゅっちゅちゅっちゅしとったもんや」
「…………………………」
「なんやその沈黙とその目は?
 まあええわ、ピーチはん、明日ちゃんとパッションはんにキスしてあげるんやで。
 それで仲直りや」
「うっ……」

タルトの言葉にラブが沈黙する。

「でけへんのか?」
「……う、うん、まだ、ちょっと……」

胸の前で人差し指を突き合わせてながら、上目遣いにラブが答える。

「はあ?あんさんさっき頑張ってみるってゆーたないか?」
「だって〜せつなとのファーストキスなんだよ?はじめてなんだよ?
 あたしにも心の準備ってのが必要だし、失敗しないように
練習ちゃんとしないといけないし、
 息が臭くないようにちゃんとも口の中キレイにしておきたいし、
 どうせなら一生の思い出に残るようなロマンチックなシチュエーションにしたいし、
 ……って色々考えちゃうとまだまだ無理だよ〜」
「……ピーチはん、ヘタレにも程があるで」
「ねえタルト、キスしなくてもせつなと仲直り出来る方法教えてよ〜」
「えーい知らん、自分でなんとかせい!」

目を潤ませて懇願してくるラブを一蹴するタルト。
しかし、表情を緩めるとふっと笑いかけてみせる。

「……と言いたいところやけど、その辺は多分大丈夫やと思うで」
「え?なんで?」

タルトの言葉の意味がわからず、首をかしげるラブ。

「まあ、心配せんでもピーチはんの気持ちはちゃんと伝わっとると。
 そういうこっちゃ」
「???」

そう言いながら、わけがわからない、という顔をするラブの事を置いておいて、
窓の方を振り向くタルト。
その目に一瞬映ったのは、窓ガラスの外から除き込んでいた人影が、
あわてて隠れる姿だった。
401『その一歩が踏み出せない』:2009/11/03(火) 21:46:51 ID:X2d1jliK

その日の深夜。
一人と二匹が眠りにつき、すっかり静かになったラブの部屋。
その中が一瞬、赤い光で満たされると、そこにせつなの姿が現れる。

せつなは、ベッドの上で眠りこけるラブに近づくと、

チュッ

とその頬に口付けた。
それは、お互いの気持ちを交換する唇同士のキスでは無く、
相手に自分の気持ちを伝える一方通行のキス。

「……今はこれでいいわ、ラブ」

ラブがまだ一歩を踏み出す勇気が無いというなら、
自分もまた同じ場所で待っていよう。
気持ちは教えて貰ったのだから、焦る必要はない。
一緒に同じ一歩を踏み出せばいいのだから。

「それに、今しか出来ないこともあると思うから」

今の関係だからこそ、またラブの気持ちを疑って不安になることもあるだろうし、
誰かに嫉妬することもあるかもしれない。
ラブを振り向かせようと必死でアプローチしたりもしてしまうだろうし、
逆にラブに思わぬところでドキドキさせられるかもしてない。
そんな山あり谷ありの経験を得て、そしてキスすることが出来たなら。
それはきっと、今するよりもずっと甘くて、ずっと幸せなキスになるに違いない。

「だから私……待ってる」

そしてせつなは、来た時と同じようにアカルンを起動させて部屋に戻ろうとする。
402『その一歩が踏み出せない』:2009/11/03(火) 21:47:31 ID:X2d1jliK

「……うん、せつなぁ……あたし達二人で、幸せ、ゲットしようねぇ……」
「!?」

応えるラブの声。

「……え、ラブ、起きてたの?」

全部見られてた。そう思い、焦ってラブに声を掛けるせつな。
しかし返事の代わりに聞こえてきたのは、寝息の音。

「もう、びっくりさせないでよ」

どうやら寝言だったようことに、ほっと胸を撫で下ろす。

(……それにしても、なんの夢を見てるのかしらね?)

にへへ、と頬を緩ませて眠りこけているラブの顔。
彼女の中の夢の光景までは伺い知ることは出来ないが、
その幸せな夢の中に自分がいることが嬉しくて、
そして、偶然とは言え自分の言葉にラブが応えてくれたことが嬉しくて、
せつなはもう一度、ラブの頬にチュッ、と口付けた。

「……そうね、ラブ、私達で、幸せになりましょ」

それは、先程とは違う意味のキス。
相手の言葉に応える誓いのキスだった。

<終わり>
403名無しさん@秘密の花園:2009/11/03(火) 22:01:04 ID:X2d1jliK
以上、十和でした。

長々と続いた割には……な話になったかも。
リミッターを外せ!を合言葉に頑張ってみたんですけどねorz
一歩を踏み出せてないのは本当は誰だったのか

とりあえず私の中でのスタートと地点とゴールの設定は済んだので
あとはラブさん(と私)の頑張り次第です。

それにしても一度の話でこれほどのインチキ関西弁を書くことになるとは
……台詞長いし。

最後まで読んで頂いた方には吹き荒れよ、感謝の嵐!ということで
この辺で失礼いたします。
404名無しさん@秘密の花園:2009/11/03(火) 22:12:53 ID:X2d1jliK
レス忘れてました。

>>372
結ばれる結末にはもう少しお時間を頂くことになりそうです。
単発ネタを挟みつつ進展させて行ければいいなあ、と思ってます。

>>373
二人のどちらの部屋に常にいるわけですし。
知ってて応援してくれる立場にいてくれればいいな、という願望を込めてみました。

>>374
年齢不詳ですが学校卒業してるっぽいですし婚約者持ちですから
年長者である可能性は十二分にありますよね

>>375
カオルちゃんやミユキさんは要所のアドバイス役、という立ち位置だと思ってるので
もっと身近なサポート役がいないかなあ、ということで白羽の矢を立てました。

今回のは中編とくっつけて保管して頂けますでしょうか?
分けちゃうと終わり方と始まり方がちょっと変になるので。
お手数ですがよろしくお願いします。

それでは今度こそ失礼します。
405名無しさん@秘密の花園:2009/11/03(火) 22:20:35 ID:yv7qMAei
>>403
ヘタレなラブさんある意味新鮮かも!GJ
何の躊躇も偏見もなくアドバイスくれるタルやんにもGJ
406名無しさん@秘密の花園:2009/11/03(火) 22:36:56 ID:ZYnpSOJ/
>>403
GJです。ヘタレなラブ…これはいい。
それにしてもやっぱりアカルンは便利すぎるw
407名無しさん@秘密の花園:2009/11/03(火) 22:43:21 ID:ZYnpSOJ/
おっ書き込めた。

ところで避難所に投下したSSの対になるSSを書いてみたんだが、投下はこっちでいいのか?
それとも対だから避難所のほうがいいのだろうか?
408名無しさん@秘密の花園:2009/11/03(火) 22:46:52 ID:2vqRwjdQ
保管屋さん
リスニング書いた者です
保管ありがとうございますm(_ _)m
409名無しさん@秘密の花園:2009/11/03(火) 23:11:59 ID:WhbRfPVd
>>403
まだまだ発展途上なんですよね、二人は。だって14歳、JCですよw
今回の一歩踏み出せないラブさんの行動は、思い込みやら不安やらで
いっぱいいっぱいになるのがホント伝わってきました。
けれど、最後は言葉よりも態度で表したせつな。うーん、胸キュンw

保管ですが、長くなってしまいますが宜しいですか?リンクすれば
問題は回避出来そうだけど…

>>407
避難所はあくまでも規制くらってる方のためなもんで、投下は
こちらがイイのかな?と。保管の際に補足orリンクでフォロー致しますー。
410名無しさん@秘密の花園:2009/11/03(火) 23:21:31 ID:ZYnpSOJ/
>>409
ありがとうございます。
ではこちらに投下させていただきます。

「胸に秘めた思い」と対になるように書いてみました。

CPはブッキー×せつなです。
ラブも最初に少しだけ登場します

ダメな方は
5、6レスほど飛ばして、回避お願いします。
411「言葉に込めた思い」:2009/11/03(火) 23:32:09 ID:ZYnpSOJ/

私は今ラブと二人並んで歩いている。
タルトとシフォンは私の腕の中で眠っている。
…タルト、今日はお疲れ様、それからオルゴール回しを押しつけちゃってごめんなさい。次からは気をつけるわ。

それにしても…


……

……ダメ、やっぱり気になるわ。

「ねぇラブ。」
「何?せつな。」
「うん、あのね、先に帰っててくれないかしら。」
「いいけど、どうしたの?」
「えっと、その、…さっきのブッキーの様子が少し気になって…。」

さっき別れたときのブッキーの様子がなにかいつもと違っていた。
このまま帰るつもりだったけど…やっぱり気になる。

「やっぱり気づいてたんだ、ブッキーのこと。」

えっ?

「ラブも気付いてたの?」

気付いてたらどうして…

「ならどうしてなにもしないの?」

私と違って、幼馴染で付き合いも長いのに…

「あたしじゃダメだから……。」



「どういうこと?」




「ねぇせつな……ブッキーのこと好き?」


急に何?

「ええ好きよ。…もちろんラブと美希もね。」
「それって皆同じ?」
「えっ?」
「あたしや美希たんと、ブッキーに対する好きは同じ?」
「それは…。」

違う…二人とも好きだけどブッキーへの……祈里への気持ちとは違う。
どうして分かったのだろう。隠していたつもりなのに…。
412「言葉に込めた思い」:2009/11/03(火) 23:34:43 ID:ZYnpSOJ/


「バレバレだよ、せつな。」
「!」
「…いつも一緒にいるんだから、わかるよ。」

なんのこと?…きっとそう言ってもラブには通じないんでしょうね。

「ブッキーには伝えないの?」

「……。」
「…言って今の関係が壊れてしまうんじゃないかって、拒絶されるんじゃないかって…そう思うと怖いの…。」

言って関係が壊れてしまうなら、拒絶されるなら、このまま言わない方がいい。
でもずっとこのままの状態でいるのは正直……つらい。

「いったい私はどうしたら…。」

「……言っちゃいなよ、せつな」

「でもっ…。」

「言ってすっきりしちゃいなよ。」

「……。」

「仮に…仮にだよ、美希たんがせつなに好きだって言ったらせつなはどう思う?嫌う?拒絶する?」

「まさか、…嬉しいとは思っても嫌ったり拒絶なんかしないわ!ただその思いには応えられないけど……。」

「……ブッキーもね、同じだと思うよ、戸惑って暫くはギクシャクしちゃうかもしれないけど…、
 ブッキーがせつなを嫌うなんて絶対にありえないよ。」

「……ラブ。」

「幼馴染で付き合いの長いこのあたしが言うんだから、間違いない!!」
そう言ってラブは自分の胸を叩いた。

「ごほっごほっ。」

……強く叩き過ぎたのね。
まったくラブったら…でも、ありがとう。

「ありがとうラブ、私、精一杯頑張ってみるわ。」

決心がついた私はタルトとシフォンをラブに預けるとブッキーのもとに向った。

---------------

「まったくせつなもブッキーも鈍感なんだから…バレバレなのに、ねぇシフォン?」
「……zzz。」
「ふふ、よく寝てる。」

「…それにしても何か忘れてるような……ってあぁ、あたしのジュース……ハァ、まあいっか」

「せつな、ブッキー……幸せゲットだよ。」

413「言葉に込めた思い」:2009/11/03(火) 23:40:07 ID:ZYnpSOJ/
「そうですか…ありがとうございました。」

私はブッキーの家に行ってみた。でもブッキーはまだ家に戻っていなかった。
いったいどこに行ったのかしら…。
もしかして……

私はアカルンを呼びだした。
「……公園へ。」




なんとなくここにいる気がした。
……いた、ブッキーだ。

私は手に持っていた袋から中身を取り出し、空の袋は近くのごみ箱に捨てた。

がさっ。

その音で気づいたのかブッキーが顔をあげた。
「えっ……。」
「せ、せ、せつなちゃん」
「ど、どうしてせつなちゃんがここに?ラブちゃん達は?」


そんなに驚くことかしら?
それにしても…ふふ、驚いた顔もかわいい…っていけないいけない。
私はにやけそうになる顔をなんとか元に戻した。

「ラブ達には先に帰ってもらったわ。」
私はブッキーに近づいた。

「えっ、どうして?」
「あなたに話したいことがあったから。」
「私に?」
「そう、あなたに」

私はそう言うとベンチに座っていたブッキーの隣に腰を下ろした。

「はいこれ」
さっき買ったジュースだ。本当はラブの分だったんだけど…ごめんねラブ。
414「言葉に込めた思い」:2009/11/03(火) 23:44:39 ID:ZYnpSOJ/
「ありがとう、せつなちゃん。」
ブッキーがお礼を言った。


さて、どうやって思いを伝えようかしら。
そういえば、こういうことはさりげなくって、たしかこの前見たテレビで言ってような…。
よしっ。さりげなく、さりげなく…

「…好きなの。」



「えっ、あ」

……ストレート過ぎたかしら?

「私もこのジュース好きだよ、おいしいよね。」

ガクッ。
力が抜けた。
えっと、ジュースのことじゃないんだけど、いえジュースも好きだけど……そうよね。

「……はぁ…そうよね、やっぱりこんなんじゃダメ…よね。」

さりげなく……難しいわ。

「何がダメなの?」
ブッキーが尋ねてきた。
「ううん、なんでもない。」

私はそう言うしかなかった。
あぁ、どうやって伝えたら…。
とりあえず私は落ち着くためにパインジュースに手をつけた。

「いただきます。」
ブッキーも飲み始めたようだ。



「ねぇ、せつなちゃ『今日は大変な一日だったわね。』

タイミング良いのか悪いのか私とブッキーの言葉が重なった。
ブッキーが何かを言いかけたので聞き返そうと思ったけれど
「うん、そうだね…。」
「一時はどうなることかと思ったけど、
 シフォンちゃんもラブちゃんの子守唄のおかげで
 どこにも行かなかったし、
 クローバボックスも美希ちゃんがちゃんと見つけてくれたものね。
 2人なら大丈夫だって、私、信じてた。」
ブッキーが話を続けてきたので聞き返すのをやめ、
私も
「そうね」
と返した。
「やっぱりラブちゃんと美希ちゃんは凄いよね。」
「えぇ、ラブも美希も凄いわね。」
本当に二人は凄い、でもブッキー、あなたもよ。
そうして暫くラブと美希の話題が続いた。
ラブと美希の話をする私とブッキー。
415「言葉に込めた思い」:2009/11/03(火) 23:53:21 ID:ZYnpSOJ/

「それでねブッキー」
「……」
聞こえなかったのかしら?
「ブッキー?」
「……」
返事が返ってこない
「ブッキー!!」
「えっ?」
少し強めの声にブッキーがやっと気付いた。
「どしたの?」
私は尋ねた。
「ご、ごめんなさい。ボーっとしちゃって。」
「なんでもないの。」
ブッキーはそう言った。
でも…でも、その顔は…。


「……嘘ね」 
私は言った。
「ねぇ、ブッキー。」
「…何?せつなちゃん?」
「なんでもないなんて、そんな顔して言われても説得力ないわよ。」

私はブッキーの頬に手を伸ばした。
ねぇ、どうして?
「どうしてそんなに悲しそうな…いいえ、苦しそうな顔をしているの?そんな顔にさせたくて、
 ブッキーと話をしたかったわけじゃないのよ。」

そう、私はそんな悲しくて苦しそうな顔のブッキーを見たかったわけじゃない。
私が何か悲しませるようなことを言ってしまったのだろか?

「せつなちゃん。あのね。」
弱弱しくブッキーが私を呼ぶ。
「うん。」
いったいどうしたの?
「私…私ね…」
「せつなちゃんのことが……好き…なの。」

えっ……
ホントに?
「わたしも…ブッキーのこと…好きよ。」
うれしい…、
「…ありがとう、せつなちゃん。」
伝わった…。
「でも、せつなちゃんが言ってる好きって友達としての好きでしょ。」
えっ?
「私の好きとせつなちゃんの好きは意味が違うよ。」
えっ、ちょと待ってブッキー。
「ブッキ『こんなこと言って、迷惑だって、身勝手だってわかってるの。』
私の声はブッキーの声に遮られた。

「でも…でも…」
「…友達としてじゃなく一人の女の子として、せつなちゃんのことが好きなのっ。」

ブッキーが泣いている。
どうして?わたしも好きなのに…
同じじゃないの…?
言葉だけじゃ伝わらないの?
…だったら……
416「言葉に込めた思い」:2009/11/03(火) 23:55:49 ID:ZYnpSOJ/

私はブッキーの頬に手を伸ばした。

ブッキー、そう言おうとして私はやめた。
「…祈里。」
そう言って両手で顔を持ち上げた。

「人の話は最後まで聞くものよ。」
「私はあなたが好きだって言ったわよね。」


「でもそれは!」

それは私の好きとは違う、そう言うつもりなのだろう。
そうはさせない。
私は指で祈里の唇を塞いだ。

ほんとに
「もうっ」
あわてんぼうね
「最後まで聞いてって言ってるのに。」


「私の好きとあなたの好きとは違うといっていたけれど…」

私は祈里の顔に自分の顔を近づけ祈里の耳元でこう囁いた。
「…私の好きってこういうことよ。」
次の瞬間私は祈里の唇に触れた。




…やわらかい。
私はそう思いながら、祈里から離れる。


「祈里?」
反応が返ってこないわ。
祈里を見る。
「祈里?」

これは…固まってるわね。
「…ハァ……祈里!!」
声を強める

「えっ、あ、はい!」

ふふっ祈里たら顔が真っ赤ね…まぁきっと私もだけど…。

「ラブも美希も好きよ。でもこんなことしたいと思うのはあなただけ。」
そう、あなただけなのよ祈里。

これでもあなたは違うというのかしら。
「ねぇ、これはあなたの好きと同じではないのかしら?」





417名無しさん@秘密の花園:2009/11/04(水) 00:01:32 ID:QsVEP8Nj
以上です。
読んでくださった方ありがとうございます。

本当はブッキーsideのみのつもりがだったのに
試しにせつなside書き出したら止まらなかったw


418名無しさん@秘密の花園:2009/11/04(水) 00:18:59 ID:yXPDByu3
誰かがせつなは冬のイメージだとか書いてたような気がする。>>396のカキコ見て思い出した。

ベランダで降る雪を見つめながら言葉少なげに会話する二人。白い息が寒そうなんだが、ハートはあったかい。

俺の妄想力はヒートぉぉぉぉ!!!
419名無しさん@秘密の花園:2009/11/04(水) 02:30:58 ID:bsVgXZgy
>>396
>>418
えっと、雪ネタは時期尚早かもしれませんが
なんとなくいけそうだったので
とりあえず書いてみました。

現在タイトルまで頭が回らない状態なので
無題での投下になりますが。
420名無しさん@秘密の花園:2009/11/04(水) 02:31:30 ID:bsVgXZgy

「ラブ!大変よ!起きて!!」

深夜、ラブの部屋にパジャマ姿で飛び込んでくるせつな。

「ん〜なに〜こんな時間に?」
「空の様子が変なの!きっとラビリンスの仕業に違いないわ!」
「ええっ!」

熟睡していた所を叩き起こされる羽目になったラブだったが、
せつなの真剣な表情とラビリンス、という言葉に反応して
慌てて飛び起きた。

「わかった、とにかく外に出よう……って寒っ!」

そのまま勢いでベランダに出たラブは、
部屋の中との温度差にぶるっと身震い。
11月に入って急激に冷え込んだこともあって、
パジャマ一つでは流石に外に出るには辛い。

「ラブ、大丈夫?」

追って部屋から出てきたせつなが、ラブにベストを掛けてあげる。
見れば、せつなも同じくベストを羽織っている。

「ありがと、せつな、ところで、ラビリンスって、どこ?」
「ほら、これよ!今空から降ってきてるこの白いもの!」

言われて空を見上げるラブ。
そしてすぐに、せつなの言葉の意味に気づく。
天から舞い落ちる白い粉のようなそれの名は。

「……ああ、これはね、雪って言うんだ」
「雪?」
「うん、雨とか雷とかと同じで、自然現象の一つ」
「……じゃあ、ラビリンスの仕業じゃないの?」

せつなの言葉に、ラブは首を縦に振る。

「うん……そっか、せつなは初めてみるんだったね。
 せつな、ちょっと手を出してみて」
「こう?」

ラブの言葉に従って手を前に差し出すせつな。
その手の平に、一片の雪が舞い降りる。
421名無しさん@秘密の花園:2009/11/04(水) 02:32:04 ID:bsVgXZgy

「キャッ!」

その瞬間の感覚に、思わず声を上げるせつな。

「冷たいでしょ、雪っていうのは、氷の結晶なんだ。
 次はもっと近くで見てみて。
 せつなの視力なら、ちゃんと見れると思うよ」
「近くでって……こう?」

手の平に落ち続ける雪を凝視してみるせつな。

「わあ……」

そこに見えたのは、幾何学模様のように正確に作られた雪の本来の姿。
次々に手の平に落ちる雪が、一瞬その姿を見せては
せつなの体温に耐えられずに溶けて消えてゆく。

「きれいね……これが……雪?」
「そう、今降っているのは、全部これ」
「なんだか……すごいわ」

空を見上げて関心したように頷くせつな。
そんなせつなを微笑ましく見守っていたラブだったが、気温の低さにブルっと身震い。

「それにしても、もう雪かあ……そりゃ寒くもなるよねー。
 せつな、そろそろ部屋に戻ろう、風邪引いちゃうよ?」

隣の少女にそう声を掛けたラブだったが、せつなは首を横に振る。

「私、もうちょっと雪を見ていたいな」
「ええっ、でもベランダは寒いよ?」
「うん、だからあとちょっとだけなら、いいでしょ……くしゅん!」

ねだる言葉を口に出すと同時にくしゃみをしたせつなに、
ラブはほら言わんこっちゃ無い、と苦笑。
そして、せつなの後ろから、丁度抱きすくめるような形で覆いかぶさった。

「わ、ラブ!?」
「全く仕方ないなあ……ね、こうすれば、ちょっとは暖かいでしょ」

背中越しに伝わるラブの体の感触と、回された腕、
そこから伝わる彼女の体温が、せつなの体に染み込んでくる。

「……うん、暖かいわ」

そう応えると、回された腕に自分の腕をそっと重ねるせつな。
422名無しさん@秘密の花園:2009/11/04(水) 02:33:06 ID:bsVgXZgy

「もっとも、暖かいのは触れてる場所だけじゃないみたいだけど」
「え?」
「だって……ほら」

言いながら首だけで後ろを向くせつな。
その目に映るのは、真っ赤に染まったラブの顔。

「ラブがそんなに真っ赤な顔してるから、私、熱いくらいよ」

笑いながら言うせつなの指摘に、ラブは赤い顔を更に紅潮させる。

「だ、だって、これはね!せつなを抱きしめてるからこっちも暖かいとか
 それだけじゃなくて、せつな柔らかいから抱き心地いいなーとか
 そんな風に思っちゃうからで……何を言ってるんだかあたしは。
 とにかく、好きな人を抱きしめてるんだから仕方ないじゃない!
 ……あ」

寒さとこの状態、それにせつなの指摘。
その三つが合わさってつい口が滑ってしまった。
そう思ったラブの顔が更に熱くなる。
しかし、

「……………………」

その言葉をストレートにぶつけられたせつなの顔も赤くなっていた。

「せつなも充分、赤いよ?」
「仕方ないでしょ!そんなこと言われたら誰だってこんな風になるじゃない!」
「誰だって、っていうのは違うかな」
「え?」
「あたし、せつなにしかそういうこと言わないし」
「……………………っ」

今度はラブの言葉で、せつなの顔が更に紅潮する。

「わはーっ、こんだけ熱ければもう暫くここで雪を見ててもいいかな。
 ね、せつな?」
「知らないわよ!……だいたい、いつもそんなこと言ってくれたことないのに
 どうしてこんな時に限ってそういう台詞が出てくるのよ?」
「んーと……雪の日ってなんだかロマンチックな雰囲気になるとか、
 そういうものだって聞いたことあるし」
「このやり取りのどこがロマンチックなのよ!」
「えっとぉ……それは……ゴメンなさい」

先ほどまで寒がっていたのはどこへやら。
雪の降るベランダで、寒さを忘れた二人のやり取りは暫く続いたのだった。

423名無しさん@秘密の花園:2009/11/04(水) 02:36:00 ID:bsVgXZgy
以上、十和でした。

雪の中で二人っきりの静かなやりとりとか
そういうのを目指してみたのですが、
……何故か蓋を開けたら痴話喧嘩で終わってました。

ご期待には……ちょっと添えてないですよね、
すみません。

では。
424名無しさん@秘密の花園:2009/11/04(水) 07:10:10 ID:yXPDByu3
ありがとう、もうSSにしてくれたんだね。リレーが保管されたもんだから嬉しくてまた妄想しちゃったんだよw

公式休みは俺に百合妄想メモリーを置いてきやがったなw
425名無しさん@秘密の花園:2009/11/04(水) 09:25:08 ID:aSe8ZZVs
自分>>396だけど
まさか十和さんにSSにして頂けるとはww しかも制作早っ!
自分の貧困な妄想力で一人ホコホコしてたけど、
SSとして読ませてもらえるとやっぱ嬉しいね。ありがとう。

この冬は、寒いけどあったかい話に期待大!
426名無しさん@秘密の花園:2009/11/04(水) 10:09:08 ID:yXPDByu3
モバイルのデコメに美希せつアップされてるよ。タコ回かな?朝から幸せゲットだぜ。

って今週は鬼門回だったか。
427名無しさん@秘密の花園:2009/11/04(水) 10:31:38 ID:aSe8ZZVs
今月の展開はいろいろありそうだよな。

たの幼DVDに、今月分の予告があったが
祈里と健人 の健人って誰? 三バカの一人だっけ??
スタッフは三バカをそれぞれくっつけようとしてるのか?

せっちゃんにラビリンスから招待状が届くようだし
今月は絶対見逃せないよな
428名無しさん@秘密の花園:2009/11/04(水) 10:41:42 ID:yXPDByu3
ラブと大輔はまだ絡みがあるからしょうがないとしてもだ。
禿げや金持ちはダメだろスタッフ。何か嫌だw

せつな、戻っちゃダメよせつな。桃園家があなたの実家です。
429名無しさん@秘密の花園:2009/11/04(水) 11:00:47 ID:XMKoUGEh
>>403
十和さん、これかなり無理っぽくない?
文章の中に難解な部分が結構あって、これだけでも読み手に負担をかけるけど、
それが冗長というか本当に必要なの?と思ってしまう。
というか、なかなか完全に理解できないんですけど。
使われているロジックも一読しただけでは判りにくいものだと思う。
430名無しさん@秘密の花園:2009/11/04(水) 11:23:38 ID:aSe8ZZVs
せつなは、花のような、雪のような、はかないイメージだよね

ラビリンスに乗り込んだら逆に囚われてしまいそうで心配だ
洗脳されてイース様復活、となったら大友にとってはある意味うれしいかもしれんがw
431名無しさん@秘密の花園:2009/11/04(水) 11:58:18 ID:hO/NWrby
>>429、どのあたりが?平易な文体だし、話もいい意味でお約束な
甘酸っぱ系だったと思うけど。

情景や場面が浮かび難いとか、そう言ういみかな?


それとは別に、"本当にそれ必要?"って言うのはどこに掛かるの?
作品自体の事を言ってるんだったら、他の職人さんでもかなり無理の
ある設定やら解釈の物もあるし、
批評や感想は自由だけど作品を否定するような事は言ってほしくないな。

的ハズレなレスだったら、ゴメン。でも、本当にちょっと意味が解らなかったんだ。
自分的には十分分かりやすくて、楽しめた作品だったんだが。
432名無しさん@秘密の花園:2009/11/04(水) 12:24:24 ID:yXPDByu3
そっか、ラビリンスから招待状が着てせつながラブをさらに招待する訳よ。

で、管理国家もひっくり返る程の百合を見せ付ける→浄化

さらにはせつながラブを紹介しちゃう展開なんか来たら俺逝っちゃうわw
433名無しさん@秘密の花園:2009/11/04(水) 13:05:31 ID:HU4+W21S
なるほど。ラビリンスからの招待状というのは
「一緒に住んでる人を連れて、一回挨拶に来なさい。お父さんが会いたがってるわ」的なものか。
そんでせっちゃんが
「ラブ、一度実家に一緒に来てくれない?」的な事を言うと。
で、なんだかんだありながらメビウスに二人の仲を認めてもらって、最終回は結婚式ですね。
434名無しさん@秘密の花園:2009/11/04(水) 17:13:53 ID:0j36Du60
ここ壊れています

って何なんだ?まともにスレをみることができない…
435名無しさん@秘密の花園:2009/11/04(水) 17:46:53 ID:yXPDByu3
規制か?見れないのに書き込みは出来るのか?
436名無しさん@秘密の花園:2009/11/04(水) 17:57:23 ID:0j36Du60
>>435
携帯からなんだが、新しいレスをなかなかみることができない。ページの更新を何回もしてやっとみることができるんだ。
437名無しさん@秘密の花園:2009/11/04(水) 18:15:49 ID:yXPDByu3
2ちゃん全体がキツい規制かかってる状態だから不安定なのかもな。
そんなにスレは進んでないから安心汁。
438名無しさん@秘密の花園:2009/11/04(水) 19:45:01 ID:0j36Du60
>>437
やっぱそうなのかな。ありがと
439名無しさん@秘密の花園:2009/11/04(水) 21:41:23 ID:LG2Cas3y
>>417GJ
ブキsideも読んだけどせつなsideもいいなー
ブキせつも可愛いなあ

自分も十和さんの前中後編みんな読んだけど、わかりやすいし、可愛くて面白かったよ。
さっき保管所でもう一回読んだけど、まとめて読むと余計面白かったよ。
アカルンの使い方がやっぱりw
440名無しさん@秘密の花園:2009/11/04(水) 22:39:34 ID:vi4E+g7d
>>417
せつな視点との事ですが、自分はラブが後押ししていく姿が
かなり印象に残りました。自分では救えない事も、せつながブッキー
を気にしてる所も全て把握してた点です。さすがリーダーです。
にしてもせっちゃんは随時ストレートですねwたじたじブッキー。
これもまたせつブキの魅力なんですよねー

>>423
素敵…。ロマンティックな展開ね。恋人同士で初雪見るなんて。
初めて見る出来事全てがせつなには宝物。そして思い出。
その傍にはいつもラブがいて。これこそ幸せなんだろうな、と。
痴話喧嘩のようですが、自分には十分すぎる程のラブラブ状態に見えましたよ!
タイトル決まったら教えて下さいね。
441名無しさん@秘密の花園:2009/11/04(水) 22:40:41 ID:0j36Du60
寒い… こんな日には

ぎゅッ…
むくむく
モコモコ



あの2人はあったかそうだナア…
442【おしくらまんじゅう】MH22S ◆Tp0rBcFpoc :2009/11/04(水) 23:59:47 ID:vi4E+g7d
小ネタです。原点回帰です。会話のみ。>>441さん妄想お借りしました!


ラブ「部屋にいても寒いよー」
せつな「ほんとね。11月がこんなに寒いとは思わなかったわ。」

ラブ「そうだ!あたしたちにはとっておきの物があるんだった!」
せつな「とっておき?」
ラブ「そ。」


ラブ「シフォ〜ン。やっぱモコモコしてて気持ちイイ〜!」
せつな「タルトのしっぽって何か変。むくむくって言うの?」

ラブ「じゃ行くよ!」
せつな「えぇ。精一杯がんばるわ!」


おーしくらまーんじゅーう、おーされて…

シフォン「キュアキュアー!」
タルト「ぐふぁ!?」

ラブ「ね!こうして遊んでるとあったかくなるでしょ!」
せつな「って何処触ってるのよラブ!」
ラブ「むはー」


お粗末。あ、たのしい幼稚園買って来ました。ラブせつ万歳でしたw
443名無しさん@秘密の花園:2009/11/05(木) 01:08:44 ID:VsHlC2pb
>>442
タルトがすごい力で押されてるっぽいwww
せつな「おしくらまんじゅうは日本の伝統なのね!精一杯頑張るわ!」

昨夜はこの冬初めて鍋食べたーうまかった
クローバーの皆さんにも是非鍋を囲んでいただいて
具の取り合いをしてほしいww(全然ロマンチックじゃねぇw)

冬はいろんな妄想要素があるよね
444名無しさん@秘密の花園:2009/11/05(木) 01:38:13 ID:NpzI9aq7
>>405
ヘタレなラブさんは個人的には書いてて楽しいです。
本編とのギャップがあるからですかね。

>>406
映画みたいなアカルンの使い方が一番正しいんでしょうけどね
創作の世界では不法侵入やら拉致に使われている気がしますねw

>>409
キャラの実年齢は結構意識しますね。
その上でどこまでがありなのかって考えながら書いてます。

保管庫で前編と中篇読み直してみたのですが
……ご指摘どおり長いな、と自分でも思ったので
最後の分を後編としておいてください。
いつもご足労をお掛けします

あと、>>420は『空からこぼれた……』でタイトルをお願いします。
445名無しさん@秘密の花園:2009/11/05(木) 01:57:30 ID:NpzI9aq7
>>425
ありがとうございます。
ラブせつで妄想、しかも雪ネタは初物。
これで動かないわけには行きませんからw

>>429
ご指摘の点、心当たりが無いわけではないです。
おそらく私にとって壁だったパートのあたりかと。
(違っていたらすみません)
それを判り難い、と感じる方がいるなら私の技量不足ですね。
これについては精進します、としか答えようがないです。

こういうご指摘を頂ける事自体はありがたいことですので
今後の糧とさせて頂きます。

>>431>>439、及び保管屋さんもありがとうございます。
他の方も仰ってましたけど、感想を頂けることは本当に励みになりますね。
長い文章を読み返して頂いた方には更に感謝感激です。

>>442
これはたの幼は要チェックですか。
映画よりハードル高いかな


長レス誠に失礼しました。
では

446名無しさん@秘密の花園:2009/11/05(木) 08:17:49 ID:nwiodqam
>>442
自分はコートやマフラーを着込んだ2人がきゅうきゅう抱き合ってるor身を寄せ合ってる光景が浮かんだw

ところであれだ。
多くのひとが、「寒い日は朝なかなか布団から出られないラブやん」を想像するだろうが、ここは敢えてラブやんをせっちゃんに置き換えてはどうだろうか?ラビリンスに気候の変化という概念が無いと仮定して。



初めて経験する冬の朝の冷え込み。しっかり者のせっちゃんも、なかなか布団から出たがらない。
そこへ普段はせっちゃんに起こされる側のラブやんが、部屋に入ってくる。



後は任せたw
447名無しさん@秘密の花園:2009/11/05(木) 08:25:42 ID:hH3lfVAy
ここいつになったら治るん!
448名無しさん@秘密の花園:2009/11/05(木) 08:28:08 ID:W3xTiJeY
保管屋の小ネタからその妄想になったらエロしか思いつかんW
後は頼む
449名無しさん@秘密の花園:2009/11/05(木) 11:37:52 ID:6+1cV7OJ
たの幼のDVD良かった
450名無しさん@秘密の花園:2009/11/05(木) 11:38:50 ID:6+1cV7OJ
あっ 書き込めた
451名無しさん@秘密の花園:2009/11/05(木) 11:57:52 ID:6+1cV7OJ
前に学校の私生活で体育のssを考えた者ですが、なんか次のシチュエーションが浮かんだ。

国語で作文もしくは詩でラブの事を書くせつな

美術でラブを描くせつな

英語でラブに愛を語るせつな

家庭科もしくは家で料理。材料は愛

トランプで互いにハートやクローバーを集めるポーカーとか死守するばば抜き

昔話をラブが読んでせつなが意見を言う
452名無しさん@秘密の花園:2009/11/05(木) 12:00:29 ID:LyHG9+zY
ラブやんとせっちゃんの掛け合いコントがオモロイらしいね。
ラブスレかなんかでテキストに起こしたの見たけどたの幼買った人続出なのが
分かる内容だた。
百合スレ民向き過ぎる。
453名無しさん@秘密の花園:2009/11/05(木) 12:13:12 ID:W3xTiJeY
>>451
ageないでくれW
454名無しさん@秘密の花園:2009/11/05(木) 20:23:32 ID:nwiodqam
>>448

ラ「ほら〜起きなよーせつな〜」

せ「んー、もう少し寝かせて…」

ラ「も〜…(そうだ!)」

せつなの布団に潜り込むラブさん

ラ「にふふ〜。せーつなっ♪」

せ「きゃっ…な、なに?」
ラ「お寝坊さんには…」

せ「?」

ラ「コチョコチョの刑だ〜〜〜!!!」

せ「!!!??〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇!!!!」
ラ「うりうり〜」

せ「ちょ…ラブ!やめ…ふふ…起きる!ふふふ…起きるから!!」

ラ「ほんとに〜?」

せ「ほんとに!」

ラ「ほんとにほんと〜?」
せ「フフフほんとに…ンっ…おきるから…アハハ…やッ…めてっ…」

甘いものを含んだせつなの声。ピタリ。と動きを止めるラブさん

ラ「うん、やめる…」

せ「ハァ…ハァ……もう!!」

どちらも顔真っ赤

ゴソゴソとベッドの上で身を起こす2人。うつむき気味に向かい合って、同時にふぅ…とため息をつく。なんだか可笑しくなって、笑い出す2人。

笑いが収まり、少し互いを見つめあってからニッコリ

ラ「おはよ、せつな!」

せ「おはよう、ラブ!」



エロが全てじゃないんです!えろいひとには、それがわからんのです!

〇の部分にはせっちゃんの笑い声が入るんだが、想像つかん。個人的には「にゃはは」が萌える。
455名無しさん@秘密の花園:2009/11/05(木) 20:33:59 ID:nwiodqam
書き込んでから後悔した。なにをダラダラ書き込んでんだ…
ごめんなさい。あ、連投もごめんなさい…
456名無しさん@秘密の花園:2009/11/05(木) 20:51:05 ID:W3xTiJeY
エロくて悪かったな。一言余計だっつの。一気に冷めたわ。
457名無しさん@秘密の花園:2009/11/05(木) 21:31:51 ID:nwiodqam
そんなつもりはなかった。消えるから。
458名無しさん@秘密の花園:2009/11/05(木) 21:35:54 ID:VsHlC2pb
まぁまぁ餅つけ、仲良くな つ旦

しかし健全派の意見は珍しいな。
自分もどちらかといえば健全派だが、あんまりそういう書き込み見かけないからさ。

まぁ好みは人それぞれだからな
どちらが正解、って訳じゃないし

だがあまり煽るような書き込みはやめようぜ>>454
せっかくいいSS書いたのにさ、雰囲気こわれちゃうぜ
459名無しさん@秘密の花園:2009/11/05(木) 21:52:34 ID:nwiodqam
>>456
言葉足りんかった。すまなかった。

〜わからんのです の辺りがまずかったのだろうか?もしかして何か元ネタがあったのだろうか?
なんにせよ、煽るような書き込みして申し訳なかった。保管屋さんも、自分の小ネタはスルーしてください。
460名無しさん@秘密の花園:2009/11/05(木) 22:16:22 ID:VsHlC2pb
んー書き方として、エロ好きな人を馬鹿にしてるように感じられるんだよね。
自分はそう感じたけど。だから>>456も怒ったんじゃない?

まぁ>>459に悪気がなかったのなら、謝ったんだしもういいんじゃね。
461名無しさん@秘密の花園:2009/11/05(木) 22:19:15 ID:8WDk4IFT
ここは2ch慣れしてない人も多いっぽいから(それが悪いワケじゃないよ)
お約束ネタでも通じないこともあるよ。

まあ、軽口くらいは流せるように余裕持とうや。
462名無しさん@秘密の花園:2009/11/05(木) 22:19:35 ID:5JHVs/FR
〉〉453
いやーすまん。まあageはしないから安心してくれ。というより書けない。
463名無しさん@秘密の花園:2009/11/05(木) 22:22:41 ID:Vj4WHyf+
>>462
お前意味わかってんのかwww
464名無しさん@秘密の花園:2009/11/05(木) 22:35:46 ID:VsHlC2pb
ageの意味を勘違いしているようです先生
465名無しさん@秘密の花園:2009/11/05(木) 22:59:54 ID:Vj4WHyf+
やっぱりスルー出来ないよ。保管しましょう!
>>454
タイトルあればどうぞー。
466名無しさん@秘密の花園:2009/11/05(木) 23:03:05 ID:hgFrS610
>>462
もしかして『SSをあげる』という意味としてageと言ってるのかな?
sageはメールアドレス欄に半角でsageと入力する事だよ。
467名無しさん@秘密の花園:2009/11/05(木) 23:19:20 ID:Vj4WHyf+
そっちのageるかーい!
はぁ〜スイーツスイーツぅ〜

お前って言ってごめん。お詫びでつ。どぞー
ttp://ranobe.sakura.ne.jp/src/up44774.png
468名無しさん@秘密の花園:2009/11/05(木) 23:36:16 ID:q9JWQJx2
まぁ、○○なんて飾りです!××な人にはそれがわからんのです!!って有名なパロディセリフだけどねw

ところでこれの元ネタ繋がりで思い出したんだけど、23話のラブVSイースの一騎打ちシーンとか見てると
ラブがMrブシドー、せつなが刹那に見えてくるから困るw
469名無しさん@秘密の花園:2009/11/05(木) 23:48:40 ID:NpzI9aq7
今のところこのスレで話題に出てないようなので
DSの遊びコレクションの感想など。

・説明書で、初期状態でせつながいないことを嘆くラブさんは要チェック。

・OPは各所で言われてますが綺麗、可愛い、よく動くと三拍子揃ってます。
 これだけでも値段分の価値はあるかも。

・とにかく喋ります。一つのミニゲームの説明に
 4人分の音声が用意されてるとか。
 ただし声大きいので人前でやるなら要ヘッドフォン

・ミニゲームは小さなお友達向け、という内容。
 ただし塗り絵を真剣にやるなら一気に難易度が跳ね上がります。
 特にプリキュアの絵。

・イースもちょっと出てきます。
 23、24話の超ダイジェスト版あらすじもあります。
 使われるのは本当に一部のみですが
 この2話の名セリフが音声付なのは嬉しい。

・百合要素は全くと言っていい程ないんですけど、
 操作キャラを切り替える時に
 今使ってるキャラが次のキャラの名前を呼ぶんですよ。勿論音声付で。
 ラブなら「美希タ〜ン」「ブッキー!」「せつな〜!」とか
 これが全キャラの組み合わせ分あるので
 特定のキャラ同士で切り替えを繰り返すとちょっとしたカップル気分にw

ではでは。
470名無しさん@秘密の花園:2009/11/05(木) 23:50:27 ID:Vj4WHyf+
じゃあ意図的に書き殴った訳じゃないのよね?
安心したー。自分エロい人だからwww

修学旅行の話が出てからずっと気になってるんだけど…。
美希ブキは日曜出番無しなのか?数日後にはわかるんだけどねw
471名無しさん@秘密の花園:2009/11/05(木) 23:58:02 ID:zx2UKuEQ
>>469見て一気に欲しくなってきた…
ブキせつでヘビーローテしてえ
472名無しさん@秘密の花園:2009/11/06(金) 06:02:01 ID:wAIKdOpA
>>468
あぁ、ガ●ダムか。そういえばそんな名台詞があったな。
473名無しさん@秘密の花園:2009/11/06(金) 06:45:55 ID:nulsxBGa
〉〉466
そっちの方かwww
勉強になった!!
474名無しさん@秘密の花園:2009/11/06(金) 06:56:32 ID:dYxekmKt
>>473
だから、sageろって。分かんないならカキコむなよ。
全然勉強できてねーよ。あとwwwとか使う前にアンカーくらい
まともに付けてくれ。
475名無しさん@秘密の花園:2009/11/06(金) 11:28:52 ID:8wa0blw7
こういうこと?
476名無しさん@秘密の花園:2009/11/06(金) 11:32:18 ID:ActRghRS
こういうこと
477名無しさん@秘密の花園:2009/11/06(金) 12:15:00 ID:dYxekmKt
メール欄に半角でsage。ついでにアンカーは半角で>>にレス番も半角だ。

折角SSだの妄想だの投下してくれる気があるなら、叩かれないよう
最低限のやり方は覚えてから書き込んでくれ。
478名無しさん@秘密の花園:2009/11/06(金) 13:20:14 ID:wAIKdOpA
今日の陽射しは暖かいな
ランチタイムも終わって満腹、こんな午後には、
窓際の席で居眠りでもしていただきたいw

ラブたちは部活はやんないのかな
ダンスレッスンがあるから、帰宅部というやつか…
479名無しさん@秘密の花園:2009/11/06(金) 17:03:25 ID:XgLbcSSm
嗚呼ユリ…
480 ◆kaEdc6gW46 :2009/11/06(金) 20:09:39 ID:nZ/G7w34
こんばんは
リレーを含めて三本目のSSを投下いたします。
美希×タコ(?)でいいですかね。

タイトルは

「Octopus's Garden」
481「Octopus's Garden」:2009/11/06(金) 20:10:29 ID:nZ/G7w34
美希の部屋

美希「…」スースー



美希は部屋で寝ていた









美希「……んっ……もう朝?………」

?「…」ゴボゴボ

美希「誰?……ママ?……」

そこにいたのは…


タコ「…」ゴボゴボ

美希「いっ…」

いやゃゃゃぁぁぁーーー

美希「なっ何でタコが私の部……屋??……」キョロキョロ


美希「ここどこ?」

美希が居たのは魚が自由の泳ぎ太陽の光が差し込む海の中だった。

482「Octopus's Garden」:2009/11/06(金) 20:11:11 ID:nZ/G7w34
美希は疑いながらもついていった。

タコ「…」ゴボゴボ

美希「着いたの?んっ?」

そこは大きな門が建っており、何故か英語で
Octopus's Garden
と書かれてた看板が立っていた。

美希「なんで英語なんだろ…」
タコ「…」ゴボゴボ

美希「何してるんだろ…」

すると…

ギィイイイイ…
483「Octopus's Garden」:2009/11/06(金) 20:12:42 ID:nZ/G7w34
大きな門が開き、そこには…

美希「うわ…凄い…」

そこには、四つ葉町と同じような風景が広がっていた。

美希「えっ、ここ四つ葉町?えっなんで…ひっ!!」

タコ「…」ゴボゴボ
タコ「…」ゴボゴボ

住人がタコだという事を除いて


いやあぁぁぁぁぁ…

美希「もういや…」ポロポロ

タコ「?」ゴボゴボ

美希「?…何よ…」グスッ

タコ「…」スッ

タコがハンカチを出す。

美希「海の中でしょ?拭ける訳…」

フキフキ

タコが美希の涙を拭く。

美希「!!…あっ、ありがとう。(海の中でも拭けるんだ…)」

タコ「…」ニコッ

美希「…」ニコッ

自然と美希も笑顔が出る。
484「Octopus's Garden」:2009/11/06(金) 20:14:22 ID:nZ/G7w34
美希「ありがとう。ところで君はどこへ連れていってくれるの?」

タコ「…」ゴボゴボ

トコトコ…


美希はタコについて歩くそこにはタコの集まりが開かれていた。

美希「っ!…(わっ私頑張るのよ!!完璧な私になるために!!)」

タコ「…」ゴボゴボ

他のタコ「…!」ゴボゴボ


タコ「…」ヒョイヒョイ

足の一本をあげ、美希を手招きするように足を動かす。

美希「なんだろ…」

タコ「…」ゴボゴボ

どうやらここに座ってと言ってるようだったので美希が椅子に座る。
485「Octopus's Garden」:2009/11/06(金) 20:15:00 ID:nZ/G7w34
美希「何が始まるんだろ…。」
すると…

タコ1「…」ピョンピョン
タコ2「…」ピョンピョン
タコ3「…」ピョンピョン
タコ4「…」ピョンピョン

タコが4匹踊りを始めた。ちゃんと動きが揃ってとても綺麗に見えた。

美希「うわ…凄いわ…」

タコ「…」ゴボゴボ

美希「私も一緒に踊るの?」

タコ「…」コックン

美希「………やってみようかしら。」

タコ1「…」ピョン
タコ2「…」ピョンピョン
タコ3「…」ピョピョン
タコ4「…」ピョーン
美希「はい!」ビシッ!!


タコ達「…」ゴボゴボ、パチパチ
タコ達が美希達に拍手を送る。

美希「……ふぅ、疲れたわ。」
486「Octopus's Garden」:2009/11/06(金) 20:15:31 ID:nZ/G7w34
タコ「…」トコトコ

一匹のタコが美希に向かってくる。

美希「んっ?何かしら…」

タコ「…」ゴボゴボ、ペコリペコリ

美希「?…謝ってるのかしら?」

タコ「…」ニュルニュル

近くにある珊瑚に足を絡ませるタコ

美希「…!あなたまさかあの時のタコなの?」

タコ「…」コックンコックン、ペコリペコリ
そのタコは小さい頃美希に絡みついたタコだった


美希「なんだ、あの時のタコなんだ…いいわよ、許してあげる。私もあんな掴み方したんだから。」

タコ「…」ダキダキ

美希「あっ…くすぐったい//…あれ?そういえば…」
487「Octopus's Garden」:2009/11/06(金) 20:16:00 ID:nZ/G7w34
美希はタコ達と居る事でタコ嫌いが直っていた。

美希「うふっ、あたし完璧♪」



美希「楽しそうね…あっ!そろそろ戻らないと。」

タコ「…」ヒョイヒョイ

美希「呼んでる…何かしら?」

タコについて行く美希、そこには…

タコ「…」クイクイ

美希「あれ?門が光ってる…」
先程通った門が光を放って開いていた。

美希「あそこから帰れるの?」
タコ「…」コックン

美希「そうなんだ…なんか淋しいけど待ってるからね…楽しい時間をありがとうね。」ナデナデ

タコを撫でる美希

タコ「//」カァァァァ

美希「あらあら、タコが茹で上がってるわよ。」クスクス
488「Octopus's Garden」:2009/11/06(金) 20:16:32 ID:nZ/G7w34
美希「また来れたら来るわね。」

タコ達「…」ヒラヒラ、ヒョイヒョイ

タコ達はハンカチを振ったり、自分の足を振ったりした。

そして美希は現実世界へと戻った…


ジリリリリリッ

美希「う〜ん、よく寝た…
それにしてもいい夢だったな。」

美希ママ「美希ちゃ〜ん、ごはん出来てるわよ〜。」

美希「はーい、今行くー。」

ガチャ…バタン…

美希は夢だと思っていたタコ達の世界…

しかし、机の上にはタコのネックレスが置いてあった。
489「Octopus's Garden」:2009/11/06(金) 20:17:03 ID:nZ/G7w34
ラブ「ブッキー、今日のおやつね…」ゴニョゴニョ

祈里「うん♪面白いかも♪」

ラブ「きっと成功するよね。」
祈里「私信じてる。」

せつな、美希「お待たせ〜。」
せつな「今日のおやつは何かしら。」

ラブ「今日はこれで〜す♪」

ラブ達の目の前にタコ焼きの山が登場

ラブ(どんな悲鳴あげるかな?ミキたんは。)

祈里(ドキドキ…)



美希「あら、タコ焼きじゃない。」

ラブ「ふぇっ?」

祈里「美希ちゃん?」

せつな「タコ嫌いじゃなかった?」

美希「何言ってるの?完璧な私に嫌いな物なんてあるわけないじゃない。」パクパク

ラブ「そっ…そうだよね。あたし完璧!が口癖のミキたんだもんね…ハハッ…」

祈里「美希ちゃん…私信じてた!!」

せつな(ちゃんと直ってたんだ…良かった。)



美希(また行きたいな…Octopus's Gardenへ…)

490名無しさん@秘密の花園:2009/11/06(金) 21:45:21 ID:c+jIEXYa
おお、絵本にするといいかもしれん。「みきたんのぼうけん」シリーズ みたいな。
水彩やクレヨン?で描かれた美希たんたちもきっと可愛いんだぜ。


33話のとろけるパッションを思い出した。ありゃあいい顔しとった。
491名無しさん@秘密の花園:2009/11/06(金) 21:47:18 ID:c+jIEXYa
>>490修正
絵本に「しても」いい
492名無しさん@秘密の花園:2009/11/06(金) 23:21:10 ID:TB9IndOM
>>481>>482の間って、もしかして抜けてない?気のせいかな。
もし自分の勘違いならごめんね。
493 ◆kaEdc6gW46 :2009/11/06(金) 23:58:08 ID:nZ/G7w34
>>490
ありがとうございますm(_ _)m


>>492
投下した直後に気がついて、抜けた部分を入れようとしたら引っ掛かりましたので避難所の方にあります。

ミスってすいません。
494名無しさん@秘密の花園:2009/11/07(土) 00:49:08 ID:36BJ64Ma
美希×タコという説明を読んで


触手モノを連想した自分は腐っているのだろうなorz
495名無しさん@秘密の花園:2009/11/07(土) 01:00:31 ID:ifOmE3IA
規制は解除されたかな?
496名無しさん@秘密の花園:2009/11/07(土) 10:22:06 ID:aEeMWdzx
規制は解除されたみたい
でも映画のネタバレはまだ控えとこかw

と、言いつつちょっと
フレプリ好き、クローバーのみんなが大好き、って方は是非御観劇を
パジャマパーティ周辺の4人のやり取りはニマニマできること請け合い
ただ・・・掛け布団はそれぞれのカプに一枚のみにして欲しかった
それとトイマジン・・・他のみんなが許しても俺は絶対に赦さん!!


>>490
33話か・・・あれは一体何だったんだろうなw あの異様な雰囲気は
33話は百合回としても申し分のない話だけど
せつなというキャラクターの認識においても大きな話だと思う
497名無しさん@秘密の花園:2009/11/07(土) 11:44:45 ID:njXgS9pd
>>493
斬新。あらたな主観でのSSですよね。カテゴリーに該当する所が
なかったので、準SSでの保管にしました(SSなんですけどね)。
子供たちに話せるSS。職場体験SSを作ってる方とコラボ出来る作品です!
百合百合なお話もあれば、こうしたメルヘンチックなお話もあったり。
奥が深いわね、フレプリのキャラって。。。

規制緩和されてるみたいですね。良かった良かった。
映画のお話はまだダメでしょうなwまだ一週間しか経ってないw
と、生駒さんの新作も保管庫or避難所にあります。読んでない方どぞー
498MH22S ◆Tp0rBcFpoc :2009/11/07(土) 13:02:35 ID:njXgS9pd
ネタです。原点回帰です。会話のみでクローバー+ミユキ、百合無。

【桃園軍団フォーメーション】

ミユキ「今日みんなに来てもらったのは他でも無いわ。」

ラブ「どうしたんですか、急に。」
せつな「私たち…、まだ練習不足でしょうか?」
美希「これでも頑張ってるんです!」
祈里「ミユキ…さん?」

ミユキ「今から説明する事を良く聞いて。ずっと考えてたんだけど、あなたたちなら出来るはずよ!」

   
   (彼女たちの能力を最大限に引き出す方法…。)


     ――それは――

499MH22S ◆Tp0rBcFpoc :2009/11/07(土) 13:03:05 ID:njXgS9pd
ミユキ「ラブちゃん。あなたは抜群のパンチ力を生かして、率先して前に出てもらうわ。
    フォーメーション作戦の指揮及び敵の追跡、攻撃指令。まさしくリーダーね。」
ラブ「はいっ!コテンパンにやっつけて幸せゲットですね!」


ミユキ「美希ちゃん、あなたはキック力を生かして攻撃にも参加。また後方支援にも
    目を配ってもらう。優れた観察力は情報収集にもなるわ。」
美希「了解です。アタシ完璧にこなして見せます。」


ミユキ「祈里ちゃんは持久力を生かして撹乱、敵の情報分析をして欲しいの。
    知識豊富なあなたなら出来るはずよ。」
祈里「出来るってわたし、信じてます!」


ミユキ「せつなちゃん。瞬発力を生かして率先して前に出て。スピードある攻撃、敵の目を欺くテクニック、
まるでカタナのような切れ味があなたにはあるわ。3人とはまた違った特別機動を見せてちょうだい。」
せつな「……覚悟は出来てます。精一杯頑張ります。」



ミユキ「私たちの未来。四葉町の未来。全てはあなたたちにかかってるわ!」

500MH22S ◆Tp0rBcFpoc :2009/11/07(土) 13:03:40 ID:njXgS9pd
せつな「で、これからどうすれば?」
美希「さらに強くなれるんですよね?」
祈里「…。そのためには?」

ラブ「特訓しかないっ!」


ミユキ「まずはフォーメーションの確認。次に散開、及び実戦テストを行うわ。」

美希「本格的ね。」
祈里「うん。」
せつな「まるで…」
ラブ「ん?」

ミユキ「あ、いけない。名前教えて無かったわね。」
祈里「この作戦のですか?」
せつな(まさか…ね)
美希(プリキュア〜じゃないの?)

ミユキ「桃園軍団フォーメーションよ!!!」
501MH22S ◆Tp0rBcFpoc :2009/11/07(土) 13:04:09 ID:njXgS9pd
ラブ「ぬォォォォォーーーーー!!!!!カッコイイーーーー!!!」
美希「え.....」
祈里「ラブちゃん軍団???」

せつな(西部警……)


ミユキ「さ!気合入れて施設に練習に行くわよ。みんな頑張ってね!」
ラブ「はいっ!」
せつな(ラブと一緒なら大丈夫そうね。)

美希「やるからにはとことん着いてくわよ!」
祈里(美希ちゃんの後ろにいれる…。わたし、嬉しい。)


〜次回、大激走桃園軍団をご期待下さい。



ウソ
502名無しさん@秘密の花園:2009/11/07(土) 13:07:25 ID:njXgS9pd
どうしても書きたかったんです、ハイ。プリキュアフォーメーションと
聞いて、あの車輌たちを思い出したもんで。わかるあなたは同年代かな?
って僕まだ若いけどwあ、感想入りませんw雑談or妄想orSSどぞー!
503名無しさん@秘密の花園:2009/11/07(土) 14:04:10 ID:eaBUHLEa
せっちゃんとミユキさんに年齢詐称疑惑がw
504 ◆kaEdc6gW46 :2009/11/07(土) 14:13:43 ID:rT0C9lTk
>>502
炊き出しが凄いんですね。分かり(ry

いやぁ〜面白い。
505名無しさん@秘密の花園:2009/11/07(土) 16:31:13 ID:ls/qDmTv
>>502
何このカオスw同じテレビ朝日だけどな。
506名無しさん@秘密の花園:2009/11/07(土) 17:41:21 ID:+6CoMizC
さて…たの幼を買いに行くとしますか。
いい歳してたの幼買うことになるとは思わなかった。まったく…フレプリの、せつラブの素晴らしさは怖いくらいだ。
507名無しさん@秘密の花園:2009/11/07(土) 21:56:51 ID:ls/qDmTv
恥ずかしいわw買った事もそうだが、今見てる自分がニヤニヤしてるのもなw
会話なんだコレ。キャッキャッウフフぢゃん。てか風呂から聞こえるぐらい歌ってんのか!
俺的には変身バンクがいつでも見られるのがありがたす。
508名無しさん@秘密の花園:2009/11/07(土) 22:20:57 ID:QMLEjELk
>506

来月はおともだちにDVD付くぞ
509名無しさん@秘密の花園:2009/11/07(土) 22:33:09 ID:Xp9lZOjA
こんばんは。
たのしい幼稚園はamazonに注文したヘタレですw

>>312>>365>>398のおまけ的なエピソード。
黒幕?の人達の話になってます。
510『みんなで幸せになろうよ』:2009/11/07(土) 22:33:57 ID:Xp9lZOjA

「ねえ、美希ちゃん?」

祈里は机の上にある雑誌をめくりながら、
片手に持つリンクルンの向こうの話し相手に尋ねた。

「なあに?」
「ラブちゃんと、せつなちゃん、あの後、どうなったと思う?」
「そうねえ……」

電話の向こうのから聞こえてくるのは、んー、一瞬考え込むような声。

「……別に何も起きなかった、かな」
「そうなの?」

やけに自信たっぷりに言い切る美希に、祈里が尋ね返す。

「ラブは行動力があるように見えて、
 自分のことになると誰かに背中を押されないと踏み出せないところがあるし、
 せつなは結構積極的だけど、アピールの仕方というか、
 上手い迫り方?そういうの知らないでしょ?
 ……だから、何にもない、っていうのがアタシの分析」
「そっかぁ、美希ちゃんがそういうなら、その通りなのかな」

心底残念そうに呟く祈里。

「はあ……『キスを見せ付けて二人の仲を進展させてみよう作成』失敗っと……
 ねえ美希ちゃん、次はどんな手で行く?」
「そうね……今度はダブルデート、なんてどう?」
「うん、いいね、それ。それでラブちゃんの背中、どーんって押してあげたりとか」
「せつなに相手のハートを射止める仕草を伝授してあげるとか?」

アハハ、と声を重ねて笑い声を上げる二人。
ひとしきり笑った後に、ところで、と美希が切り出す。
511『みんなで幸せになろうよ』:2009/11/07(土) 22:34:21 ID:Xp9lZOjA

「それ、ちゃんとあたし達二人きりの時間もあるんでしょうね?」
「勿論!デートなんだから最後は二人っきりで……ね。
 今度は誰も見てないところで、キスして欲しいし……」
「……言うようになったわよね、ブッキー」

返事に一瞬、沈黙が挟まれたことで
多分、美希が照れているのだと察する祈里。

(……美希ちゃんの照れ顔、可愛いのよね)

それが電話越しで見えないのを残念に思いつつ、言葉を返す。

「えへへ、それは美希ちゃんのおかげだよ。
 好きな人と気持ちが通じあえたことで、私、変わることが出来たんだと思う。
 ……だから、ラブちゃんもせつなちゃんも、
 私達みたいに上手くいって欲しいなって」
「……そうね」

美希から返ってくる声も、肯定。
二人にも幸せになって欲しい、その気持ちは共通のものだから。

「それでね、美希ちゃん、デートコースの設定、お願い出来るかな?
 出来ればラブちゃん達の様子をこっそり見ながら、
 ちゃーんと二人っきりで過ごせるのがいいな」
「……無茶言うわね、ブッキー。
 でもまっかせなさい!オーダー通りの完璧なデートプラン、作ってみせるわ!」

自信たっぷりに応える美希の声。
彼女の好きな人はこんな時、絶対に期待を裏切らない。
二人と二人のダブルデート、楽しいものになるのは間違いなさそうだ。
だから、祈里の返事も決まっていた。

「うん、素敵なデートになるって、私、信じてる」
512名無しさん@秘密の花園:2009/11/07(土) 22:39:36 ID:Xp9lZOjA
以上、十和でした。

ラブせつ&美希ブキがA4版カレンダーで公式カップル化してたのに
触発されたとかそんな感じです。

明日のラブとせつなの沖縄新婚旅行が楽しみですね。

ではでは。
513名無しさん@秘密の花園:2009/11/08(日) 01:25:41 ID:jO0e/lmK
>>506ですが、購入達成。話題のDVD堪能しましたw
破壊と創造は表裏一体という言葉の意味を、精神世界で理解したよ。

>>512
GJです。ブッキーと美希たんのカプは、なぜかブキ美希のがしっくりくる不思議w


ところで、予告をみる限りでは今日が過去最大の鬼門回と見受けられる。が、何があってもこのスレでは、何事もなかったかのようにいつもと変わらない妄想劇場が繰り広げられるって信じてる!
514名無しさん@秘密の花園:2009/11/08(日) 02:13:35 ID:aTlXiDlE
このスレではあまり話題になってないけど
DSのあそびコレクションかなりイイぞ。
OP曲が新規映像で入ってるけどめっちゃ作画キレイでよく動くし、
映画より気合が入ってるwww
声優さんもしゃべりまくってる。
ゲーム性はあまりないけど(小友向けだからね)ファンなら買って後悔しないと思う。
515名無しさん@秘密の花園:2009/11/08(日) 05:07:52 ID:FydH3bQ0
test
516名無しさん@秘密の花園:2009/11/08(日) 05:11:37 ID:FydH3bQ0
test
517名無しさん@秘密の花園:2009/11/08(日) 06:02:23 ID:pIoTXb7x
>>513
全ては3時間後。またここで会いたいな。生きて帰ってこいよみんなW
518名無しさん@秘密の花園:2009/11/08(日) 06:35:55 ID:jO0e/lmK
あー。
百合に関係なくへこむわー…。

クローバーの皆さんのキャラ造形、ほんと惚れてまうもの。
スタッフの皆さんには感謝と恨みの念を送ろう。
いい作品に出会わせてくれてありがとう。
そして、なんでこんなに魅力いっぱいのキャラたちを生み出してくれやがったんだよーうわーん


妄想はやめないけどね。てかやめられないよ。
519名無しさん@秘密の花園:2009/11/08(日) 06:45:34 ID:JmIAQc3i
あと何回フレプリが見られるのか…一年で終わるって噂が飛び交ってるけど
まさにプリキュアレジェンド
さぁもうすぐ始まるな!せつなとラブの新婚旅行!
520名無しさん@秘密の花園:2009/11/08(日) 07:42:40 ID:aTlXiDlE
今週も鬼門だが、祈里と健人の回も鬼門ぽくないか?

頑張ろうぜ俺たち
521名無しさん@秘密の花園:2009/11/08(日) 08:57:38 ID:JwebSm0j
せつなの最後のセリフは本妻の余裕だって事…私、信じてる!
522名無しさん@秘密の花園:2009/11/08(日) 08:58:17 ID:sm1ewyhd
大輔って、別にいなくてもストーリー根幹的には何も困らない存在だよなぁ
もっと必然性の高いキャラなら男女路線やられても仕方ないと思えるけど…
523名無しさん@秘密の花園:2009/11/08(日) 08:59:32 ID:s4WED4N9
今回きつかったけど
来週は二人だけっぽいからプラマイ0ってことで
524名無しさん@秘密の花園:2009/11/08(日) 09:00:21 ID:sXW6mUkC
せっちゃんの余裕、終始崩れず。
1ミクロンたりとも進展ありませんでしたね。
525名無しさん@秘密の花園:2009/11/08(日) 09:00:28 ID:Od1fUv0S
思ったほどでもなくて安心したww
俺も沖縄行きたくなってきた…
526名無しさん@秘密の花園:2009/11/08(日) 09:02:12 ID:jO0e/lmK
ぶっっっはーーーーーーーッ!!!
アニメこんなにガクブルしながら観たの初めてだ!

なんか一抹の不安が残るー!!

後何回?!
527名無しさん@秘密の花園:2009/11/08(日) 09:03:54 ID:8UeK87dg
ラブが抱きついてたらと思うと…。
でも大輔は嫌いじゃなくなった。
うん、ラストのせつなはポイントだったかもw

やっぱアカルンだったねwww
まとめは12時間後だ!
528名無しさん@秘密の花園:2009/11/08(日) 09:04:52 ID:q58K6xDn
>>526
どう転ぶか分かんないからねえ…
来週は安心して見られそうだが、次のブッキー回が…

嗚呼、この世には神は存在しないのかっ!?
529名無しさん@秘密の花園:2009/11/08(日) 09:05:14 ID:pIoTXb7x
>>526
一月終わりならカウントダウン入ってる
530名無しさん@秘密の花園:2009/11/08(日) 09:06:25 ID:sm1ewyhd
大輔周辺のダメンズでは脇役すぎて男女カプ厨でも食い付かない
まだ西や南と絡む方が納得できる
531名無しさん@秘密の花園:2009/11/08(日) 09:07:23 ID:cDChU3KE
>>522
胴衣
西南とかならまだ納得できるがあいつの場合は何故か許せん
取り敢えず奴にはこの言葉を捧げよう


「「さあ、お前の罪を数えろ!!」」
532名無しさん@秘密の花園:2009/11/08(日) 09:07:45 ID:8UeK87dg
ソースが出てからじゃないと話にくいよね、1期か2期かは。。。

金持ちは臆病だし、ブッキーは全然無関心でしょ恋には。
ただし、ハマったらラブより進みそう
533名無しさん@秘密の花園:2009/11/08(日) 09:08:31 ID:sXW6mUkC
鬼門回の癒しキャラとして定評のある243にはブッキー回でも頑張って頂きたい。
534名無しさん@秘密の花園:2009/11/08(日) 09:11:47 ID:pIoTXb7x
禿げ、寝てばっかりだったな。メガネも影薄い。でも西や南も何か嫌だw散々殴ったり蹴ったりだな…
535名無しさん@秘密の花園:2009/11/08(日) 09:11:49 ID:q58K6xDn
>>533
大輔見た後に西さん見ると何故か異様に安心する

それより来週だ来週!
久しぶりのラブせつ回だ
536名無しさん@秘密の花園:2009/11/08(日) 09:13:41 ID:8UeK87dg
北<私の出番はあれだけなの?ウエスター君
537名無しさん@秘密の花園:2009/11/08(日) 09:16:06 ID:BNwwMXJp
結局元の鞘に収まったって事で

>>526
プリキュアシリーズは2月の第1日曜に1話が放映されるから、
1月31日終了で、ここまで休みが1月3日分のみだとしたら、あと11回

12月27日放映分がどうなるかが鍵だな
538名無しさん@秘密の花園:2009/11/08(日) 09:19:19 ID:BNwwMXJp
>>537
すまん、1月30日だった
間違えてすまない

DVDが1巻につき3話収録というのもあるし、12月27日放映分が休止の可能性もありえるかも

次回、偽者だって事はわかっているんだけど、あゆみママ(偽者)がせつなを睨んで笑う様が嫁姑戦争に見えてwww
539名無しさん@秘密の花園:2009/11/08(日) 09:20:43 ID:pIoTXb7x
誰も言わないから言っておくが。

美希ブキはデートしてたんだろ?
540名無しさん@秘密の花園:2009/11/08(日) 09:20:51 ID:jO0e/lmK
レスありがとうございます。
勢いで雑に書き込んだのに…ありがとうございます。
11回か…まだまだなにを仕掛けてくるかわかりませんな。フレプリスタッフは。

今回もスッゴいおもしろかったけど、また妄想の海に沈むとしよう…
541名無しさん@秘密の花園:2009/11/08(日) 09:22:16 ID:sXW6mUkC
>>539
帰りにアカルンで送って貰う約束で、あの後も二人きりで沖縄観光していたと思いねえ
542名無しさん@秘密の花園:2009/11/08(日) 09:26:06 ID:8UeK87dg
残り話数が本当だとしたら、恋愛発展は無理そうかな。
ホッとしてる自分はなんか矛盾してるなw

>>539
えぇ勿論。何なら沖縄の夜もあのままで朝帰りかと。
ラブは釈明に悪戦苦闘。せつなの嫉妬はハンパなくね…
543名無しさん@秘密の花園:2009/11/08(日) 09:29:02 ID:6lte1gH3
美希 「で、何でアタシなわけ? あ、やっぱりアタシ頼られてる? ん?」
せつな「誰かさんに、仲間を頼りにする、ってことを教えておきたかっただけ」
544名無しさん@秘密の花園:2009/11/08(日) 09:30:42 ID:sXW6mUkC
髪の毛乱れまくりで美希ブキに助けを求めるせっちゃんがもうね。

どれだけ必死にラブを探していたのかと。
大輔の恋に恋する片思いとは全然比較になりませんよ、ええ。
545名無しさん@秘密の花園:2009/11/08(日) 09:31:58 ID:8UeK87dg
>>512
策士すぎてブッキーがちょっと黒くw
そうか!美希たんは沖縄の夜を急遽デートコースにしてと。
んでキャッキャウフフで。夜は立場逆転ですよ、ハイ。
おっとまだ午前中でしたね。あ、後編保管しました!リンクも
OK。外伝もラブせつカテに保管で続きにしてあります。
546名無しさん@秘密の花園:2009/11/08(日) 09:34:10 ID:pIoTXb7x
その夜はせっちゃんへの謝罪を込めてサービスしまくりのラブやんまで妄想出来たのは内緒だぜ?
547名無しさん@秘密の花園:2009/11/08(日) 09:36:22 ID:8UeK87dg
ブッキー「ラブちゃんケガしてるじゃない!」
ラブ「あ、ホントだ。癒しの天使がいないとあたし無理しちゃうからなー」
548名無しさん@秘密の花園:2009/11/08(日) 09:55:49 ID:pIoTXb7x
来週はラブせつで愛を深め、再来週は美希が嫉妬するんだね。

鬼門回と言う名のツンデレかwスタッフぅ〜
549名無しさん@秘密の花園:2009/11/08(日) 11:20:17 ID:jO0e/lmK
ブッキーに、そしてせっちゃんに頼られる蒼乃さん。頼りがいがあるなあ。

お姉さん?それともお母さん?世話焼きな先輩?
ちょっと抜けたところもあるけれど、なんだかそばにいてほしい。寄りかかりたい。

せっちゃんとブッキーが妹たちに見えてきたw

飛躍しすぎか…
550名無しさん@秘密の花園:2009/11/08(日) 11:52:51 ID:hXRSz/Fx
まあ、今回も想定内のオチでなにより。ほんと、せっちゃんには本妻の余裕とか風格を感じます。
来週もラブせつ回、話の展開からも期待できそう。しかし、予告の偽あゆみさんがコエ〜。ちょっとしたホラー物ですよー。
551名無しさん@秘密の花園:2009/11/08(日) 11:56:14 ID:anUM7l2r
>>549
あの他の娘たちより背が高いとか、大人っぽいキャラデザインが秀逸なのよね
妹云々というとデザイン的に美希せつは本当に姉妹に見えるのが何とも

38話のような美希たんを、ラブブキは今まで見たことなかったんだろうな
タコ騒動のとき一緒だったせっちゃんが、美希たんのああいう面を看破したと
552名無しさん@秘密の花園:2009/11/08(日) 13:21:07 ID:pIoTXb7x
いつの間にか鬼門回から話題は美希かいw
美希推し多いのかここ?
553名無しさん@秘密の花園:2009/11/08(日) 13:51:19 ID:Xvwo89yu
このスレじゃ多数派だな
554名無しさん@秘密の花園:2009/11/08(日) 14:11:57 ID:8UeK87dg
全推しな自分はダメですかw

1、せつなが美希を頼る
2、せつなが美希ブキを頼った
3、せつながブッキーを頼ったら
4、せつなは誰にも頼らず助けに行った

と分岐をしてみた。公式は2。4だとさらに萌えた。
555名無しさん@秘密の花園:2009/11/08(日) 14:20:46 ID:pIoTXb7x
>>554
せつな総受けに見えるな。今回は鬼門回の概念があるから4でも良かったかな。二人の愛でやっつけて欲しかったし。大輔もなw
556名無しさん@秘密の花園:2009/11/08(日) 14:25:06 ID:sXW6mUkC
5、「ラブっ!ラブが一人で探しに行っちゃって戻ってこなくて……あれ?」

アカルンって本当に便利よねー。
557名無しさん@秘密の花園:2009/11/08(日) 14:57:57 ID:GxjnrAyN
別に手を繋がなくても移動できるはずなのに
手を握って沖縄に現れた3人がなんかかわいかったwその後の行動もw
558名無しさん@秘密の花園:2009/11/08(日) 18:04:27 ID:jO0e/lmK
>>539
せっちゃんから連絡入る前に

「わたしも、美希ちゃんとどこか旅行に行きたいな…」的なことを言っていたと妄想
559名無しさん@秘密の花園:2009/11/08(日) 18:56:22 ID:0DA/k+Zz
どうもラブ×シフォンがそろそろ出てくるんじゃないかと思い始めている
560名無しさん@秘密の花園:2009/11/08(日) 19:04:07 ID:8UeK87dg
シフォンは♀ですかw♂なのかw
561名無しさん@秘密の花園:2009/11/08(日) 19:14:08 ID:F6Mm7pHE
>>553
タコ回以来増えた気が
そしていつの間にか総受け扱いどころか
誰相手でも主導権とられっぱなし、のレッテルまで貼られてる気もw


それにしても美希ブキ、随分遅い時間まで一緒にいたんだな
あの夜のシーンは美希たんがせっちゃんに詰め寄られてるようにも見えなくない
562名無しさん@秘密の花園:2009/11/08(日) 19:44:32 ID:F6Mm7pHE
>>543
キツい・・・w
563名無しさん@秘密の花園:2009/11/08(日) 19:50:09 ID:eR2hQwSf
>>554
美希 「4だったら 後で散々いじめてあげようと思ったのに ざ〜んねんw」
せつな「誰かさんと違って抜かりはないの 私ってそういう子よ」
564名無しさん@秘密の花園:2009/11/08(日) 20:59:40 ID:12sLc9Rm
最後の手作りシーサーの場面でせつなが呆れてる感じなのは
ラブと大輔の雰囲気にイラついてるのかと思った。
565名無しさん@秘密の花園:2009/11/08(日) 21:13:00 ID:8UeK87dg
>>564
正解w

じゃまとめだよ。って百合度無いな今日
うかれるラブと冷静なせつな
OPは映画ネタバレ開始(パイン長め)
ラブ、大輔に密着接触
大輔一生懸命頑張る。せつな一歩引いてる。いつもの勢いがない大輔にラブ肩透かし。
ラブせつな3バカで班行動
美希ブキ、ドーナツショップで待機。沖縄に対してときめき方の差が出る
いつもと違う大輔にラブも元気が無くなっていく
インフィニティ現る→ウエスター登場→ラブ変身→大輔登場
海に飛ばされたピーチと大輔。
大輔、今日の出来事を打ち明ける→ピーチ、心情を理解する
せつな、アカルンで美希ブキに助けを求めに行く
ウエスター、完全ギャグ化
ピーチ、母性本能再び。シフォンは元に戻る
ラブと大輔、微妙な距離感のまま終了。
シーサーの事を話すせつな。意味合いにポイント(嫉妬出てた?)
566【二人だけの時間】MH22S ◆Tp0rBcFpoc :2009/11/08(日) 22:13:40 ID:8UeK87dg
早速今日のネタから。ラブ⇔せつな、白百合、さらりと読めます。
感想は入らないので引き続き雑談・妄想・SSをどうぞ。



まさか沖縄でも戦う事になるなんて。

せっかく楽しみにしていた修学旅行も、大輔との
ゴタゴタやソレワターセとの戦いで一日があっとゆー間に
過ぎちゃった感じ。

夕飯を食べたあたしは一人、海岸を歩いていた。
ほんとは外出禁止なんだけど、コッソリね。


沖縄だけあって、夜でもまだ半そででいれる。
テトラポットの上に立って夜空を見上げる。

「うっわぁ〜、キレイすぎるよ〜」
手の届きそうな距離にある星空。
掴めそうなお星様。


(あたしたちだけに輝いてくれればいいのに)


再び海岸を歩く。
今度は浜辺まで歩を進めて。

外灯と月の光で海は照らされてる。
すごく静か。
波音と波風が心地よくて。

砂浜に腰を下ろしてふと考える。


(今度はあたしたちだけで来ようね)


傍に落ちていた小枝で砂浜に落書き。
567【二人だけの時間】MH22S ◆Tp0rBcFpoc :2009/11/08(日) 22:14:22 ID:8UeK87dg
桃園ラブ
東せつな


それを相合傘で囲む。
ちょっと顔が熱くなる。


恥ずかしくなって砂浜に寝転ぶ。
そっと目を閉じて冷静さを取り戻す。


すると、満天のお星様がこう呟くの。


「何やってんの?」


「好きな人と一緒になりたいって…」


「ってせつな!!!???」
見上げるとあたしの顔を不思議そうに覗き込んでいて。

「てっきり寝ちゃうのかと思った。うふふ。」

そんな訳ないでしょ。と、心の中でつっこみつつあたしは
体を起こして。

「静かだね。」

「えぇ。」
そう言ってせつなはハンカチを取り出して砂浜に引く。

「二人じゃはみ出しちゃうわね。」
「汚れちゃうよ?」
「洗えばいいじゃない。」
「ま、そうだけど。」

あたしたちは体温がわかるぐらいに密着して座る。
沖縄だし暑くなるかな?とも思ったけど。
568【二人だけの時間】MH22S ◆Tp0rBcFpoc :2009/11/08(日) 22:15:07 ID:8UeK87dg
「なぁに、この字。絵…かしら?」

すっかり消すことを忘れていたあたしの夢

「あ、あはははは。」
照れ笑い。夜で良かったよ…と。多分まっかっか。


好きだよ!なーんてまだまだ言えないもん。
あたしたちにはまだまだやる事がいっぱいあるしね。
恋だの愛だの言ってたらシフォンやみんなを守れないもん。


「ね、ラブ。」
「ん?」



「何でもない。」
「ちょっとぉ。気になるじゃん。」


「じゃ気にして。」
「何をー?」



「私の事。」


せつなはあたしを見透かしてるかのよう。
全てをお見通しな感じで。
てかバレバレ…
569【二人だけの時間】MH22S ◆Tp0rBcFpoc :2009/11/08(日) 22:17:52 ID:8UeK87dg
「そう言えば……、やっと二人きりになれたね。」
「ようやく気が付いたの?」


「…うん。」


「遅すぎ…。」


静寂の中で重ねた唇。
やっと訪れた二人だけの時間。

今はもう少しだけ、こうしていたいと思った。



―――みんな、許してね―――

〜END〜


ラブせつオリジナルは超ヒサブリ。書いてて自分が胸きゅんしましたw
一方その頃な感じで美希ブキも書けそうだわ!
570名無しさん@秘密の花園:2009/11/08(日) 22:32:13 ID:hXRSz/Fx
浜辺でのシーン、ピーチさん素のキャラ出過ぎ〜。正体バレんのかと一瞬思ったわ。
嫁と娘で今回の話みてたら、最後のシーンで嫁か゛「あの二人、付き合ってんの?」と一言。
『馬鹿野郎!ラブさんはせっちゃんの旦那様なんだ!どこに目ェつけてみてやがったんだ!』と心で思いつつ、違うよ〜とヤンワリ返答する俺の意気地無し(T_T)
571名無しさん@秘密の花園:2009/11/08(日) 22:50:30 ID:pIoTXb7x
大輔脂肪w
>>569
エッチは禁止!?沖縄修学旅行がサブタイトルなんですね、わかりましたw
572名無しさん@秘密の花園:2009/11/08(日) 23:28:56 ID:c8NWiOAe
せっちゃんが美希たんに電話掛けたのは
やっぱり33話が大きかったのかな
脚本担当が同じだし
573名無しさん@秘密の花園:2009/11/08(日) 23:33:04 ID:Od1fUv0S
そうありたいけどアドレスの50音順で…
でもリダイヤルという線もあるのか
574名無しさん@秘密の花園:2009/11/09(月) 00:34:45 ID:Y+iuIdBy
こんばんは。

鬼門回を自分なりの拡大解釈で補完したネタです。
いつものラブせつ、非18禁です。
一部にDの人の名前が出てきます。名前すら見たくないという方はスルーで。

で、最初に謝っておきます。
>>566の保管屋さんのネタに場所と時間が思いっきり被ってますorz
ごめんなさい。


575『手を繋ごう、そして願いを』:2009/11/09(月) 00:38:12 ID:Y+iuIdBy

大輔と別れて、宿泊先のホテルへと戻る為に砂浜を歩くラブは、
その先に立つ人影に気がついた。

(あっ、せつな……)

そこにいたのは、肩をいからせ、
ラブをじっと、睨むように見つめているせつなの姿。

(うわ……せつな、怒ってるよぉ……)

視力が飛びぬけて良いせつなの事だ、
先程までの大輔とのやりとりもちゃんと見ていたに違いない。
ついさっきまで様子がおかしかったケンカ友達が
いつも通りの調子で相手をしてくれた。
それがつい嬉しくて、飛びついてしまった。
ラブにとってはそれだけの事だったのだが、
遠目から見てただけのせつなにはどう映っていたのか。

(まあ……仕方ないか、あたしも軽率だったし
 ここは素直に怒られて、素直に謝ろう、うん。
 ……って、せつな?!)

ラブが見たのは、こちらに向けて一直線。
全速力で駆けてくるせつなの姿だった。

(ふえっ!これってせつな、相当怒ってる?!
 まさか今日は夜通しお説教コースですか?どどどどどどうしよ?)

焦りまくるラブ。
そこに、勢いを殺すことなく駆け抜けてきたせつなが飛びついてきた。

「わわわっ!」

せつなの勢いを、受け止めきれずにのけぞるラブ。
そのまま二人は、砂浜の上に倒れこむ。

「……ぐっ、あいたたたた……せつな?」

背中から倒れこんだラブの体の上に、
うつぶせに覆いかぶさっているせつな。
その顔はラブのお腹の辺りで伏せられたままで、よく見えない。
だが、重ねあった体から、伝わってくるものにラブは気付く。

(……震えてる?)

頭から肩の辺りかけて、小刻みに震えているせつなの体。
それが意味する所に気づいたラブが言葉を掛ける。

「せつな……泣いてるの?」

問いかけに、伏せていた顔をあげるせつな。
その両目には、今にも零れ落ちそうなほどに溜められた涙。

「……ラブぅ」

呼ばれる名前。
それと共に、目から決壊した涙が溢れ出す。
576『手を繋ごう、そして願いを』:2009/11/09(月) 00:38:57 ID:Y+iuIdBy

「ラブ……一人でシフォン探しに森に行っちゃって……
 追いかけたのに……追いつけなくて……
 いっぱい探したのに……見つからなくて……
 ラブがいなくなっちゃったって……
 心配……すっごく心配……したんだからぁ……」

言い終えると、またラブの体に顔をうずめて嗚咽するせつな。
彼女は最初から、怒っていたわけでも、ましてや嫉妬していたわけでもない。
森に入ったラブを見つけることが出来なかった。
そこで見つけた、何かと何かが戦ったような跡。
そして、崩れ落ちた……崖。
それを見た瞬間から、自分の心の中に住み着いたもの。
最も大切な人を失ってしまったのではないか、という最悪の予想が
現実のものになることをただただ、恐れていたのだ。

だから、なりふり構わず美希と祈里に助けを求めた。
シフォンを守り、ラビリンスを撃退するという
プリキュアの使命を理由に沖縄まで二人に同行して貰ったが、
本当はラブを探して、とお願いしたかった。
戦いの中で、キュアピーチが無事帰還してきた姿を見たときは、
何もかも忘れて飛びつきたかった。

そして全てが終わった時に残ったのは、噛み殺してきた想い。
それが、ラブの姿を見た途端に押さえきれず、一気に溢れ出したのだ。

「そっか……ごめんね、せつな」
「……ううっ……」

謝罪の言葉を口にしながら、せつなの背中をゆっくりとさするラブ。

「……あたしってば、シフォンの事ばかり考えて、
 また、心配してくれる人のことを忘れて、一人で突っ走っちゃってたんだね。
 しかも、よりによってあたしの一番大切な娘を悲しませちゃうなんて……。
 本当に、ゴメン、せつな」
「……」

ラブの言葉に、せつなは返事をしない。顔も伏せたまま。
それでも、背中に回されたせつなの両腕に力が込められたことでラブは安堵。
大丈夫、気持ちは伝わったし、伝えてきてくれた。
それを嬉しく思いながら、せつなの背中をさすり続けるのだった。
577『手を繋ごう、そして願いを』:2009/11/09(月) 00:39:36 ID:Y+iuIdBy

それから暫くして。
二人は夜空を見ていた。
最初に倒れこんだ時に二人とも、頭も服も砂まみれになってしまったので、
これ以上は大して変わらないということで砂浜に並んで寝転んでいる。
聞こえてくるのは波の音だけ。
それ以外には人の声も、気配すらなく、
天には星空、地にはどこまでも続く砂浜と海。
その世界の中で、たった二人の住人となった少女達の手と手は、
お互いの存在を繋ぎとめるかのようにしっかりと握り締められている。

「ねえ、せつな」
「何?」
「沖縄の空の星……綺麗だね」
「そうね……家のベランダから見る空も綺麗だけど、ここは全然違うわ」
「うんうん……で、ステキな星空を今はあたし達だけで二人占め!」

わはーっと歓声を上げるラブ。
その様子にクスッと笑みを返すせつな。

「ラブ、大げさ。でも……私達だけの星空……うん、素敵ね」
「でしょ〜……あ、流れ星!」

空いた手でラブが指差す方向を見れば、
空を右から左に往き過ぎる一筋の光。

「へえ……あれが流れ星、なのね」
「ねえねえ、せつな、一緒に流れ星にお願いしよ?」
「お願いって……何?」

首をかしげるせつな。
ラブは空を指差したままでそれに答える。

「流れ星を見たときにね、願い事を言うとそのお願いが叶うんだよ」
「そうなの?」
「うん、特に沖縄のは効果バツグン、すぐに叶うんだから、
 絶対言わなきゃ損だって!」
「わかったわ……じゃあ」
578『手を繋ごう、そして願いを』:2009/11/09(月) 00:40:19 ID:Y+iuIdBy

再び流れ星が通り過ぎる。

「……」
「……」

しかし、二人は沈黙したまま。
そこで口を開いたのはラブだった。

「せつな、何で願い事言わないの?」
「何だか恥ずかしくて……ラ、ラブから先にどうぞ」
「えーっ!そんな事言われたらあたしだって恥ずかしいんですけど」
「いいじゃない、言い出したのラブなんだから。さ、どうぞ」
「うーん……よし、じゃあこうしよう、二人で一斉に願い事するの!
 これなら恥ずかしくないでしょ?」
「……うん、それならいいわよ」
「よーし、じゃあ次のが来たら、いっせーのせ、で言うよ!」
「OK!」

やがて、三度の流星が行き過ぎようとする。
その瞬間、二人は、互いに顔を向き合ってうなずき合う。
言葉を交わさずとも、お互いに言うべきことはわかっていた。
何故なら、それは、二人の共通の気持ちだから。
今日のような思いをしない為に、させない為に
願うべき事は、一つだから。

再び空を向いて、繋いだ手を天に向けて突き上げる。
そして紡がれる、二人の言葉。

「せつながあたしと」「ラブが私と」
「「一緒に幸せになれますように!!」」
579名無しさん@秘密の花園:2009/11/09(月) 00:47:43 ID:Y+iuIdBy
以上、十和でした。

本編で美希ブキに助けを求める
せっちゃんの様子がただ事では無かったので
そこを最大限に拡大解釈……って無理矢理にも程がありますね。

一応書ききった手前、勿体無くて投下しちゃってますけど
ネタ被りNGでしたら保管は見送ってくださいませ<保管屋さん
>>566の真っ白な純ラブラブっぷりには癒されました。

来週のラブせつ回に備えて頑張ります。
ではでは。
580名無しさん@秘密の花園:2009/11/09(月) 07:31:49 ID:tHDt6IHM
SSでオリジナル要素ってあり? というかOK?
581名無しさん@秘密の花園:2009/11/09(月) 07:46:00 ID:o5wYT9wF
>>580
オリキャラの事を言っているのならアウト
荒れる元になるだけ
あとは1に書いてるように原作のイメージを壊さない事
それを踏まえた上での独自解釈ならOKかな

582名無しさん@秘密の花園:2009/11/09(月) 09:16:08 ID:dx/UvmTL
>>573
せつなスレより甜

>美希 「で、何で最初にアタシの方に掛けてきたわけ?
     ひょっとして頼られてる?」
せつな「“あおの”だから、“あ・おの”、あ行だからよ
     わかるでしょ それだけ!」
583名無しさん@秘密の花園:2009/11/09(月) 09:29:43 ID:m6kb+IHf
ブッキー(せつなちゃん…。たまにはわたしも頼りにしてよ…)
584名無しさん@秘密の花園:2009/11/09(月) 12:15:48 ID:Fvw7kkWU
>>582
美希せつ派にはせっちゃんのツンツンぶりかわいい。
美希が見透かしげにニヤニヤしてたらなお良し。
585名無しさん@秘密の花園:2009/11/09(月) 13:59:16 ID:yWMwB9+C
>>560
ここ向けで来ないかなと
586名無しさん@秘密の花園:2009/11/09(月) 18:14:47 ID:m6kb+IHf
シフォンをどう描くのさw喋れないキャラだし誰得w
587名無しさん@秘密の花園:2009/11/09(月) 18:32:53 ID:yWMwB9+C
前作のパターンを使えば何とかなるさ…どっちかって言うと来年の奴でやってくれないかと思ってるんだけど
588名無しさん@秘密の花園:2009/11/09(月) 19:18:08 ID:tF3ch+PV
>>584
ただ、実際のところ美希にそれだけの心の余裕があるかどうかだなw

件の神回を境に目に見えて絡みが増えたな、このふたり
せつなの対美希アプローチが、対ラブのそれに比して
甘さ控えめ、かつちょいとツン度強めなところがあるような

ああ、たしかに萌えるなw
589名無しさん@秘密の花園:2009/11/09(月) 19:42:44 ID:z/vsDn3Z
十和さんGJ〜!ほぼ毎日投下してくれてますね。楽しませてもらってます。
旅先、星空…おいしいシチュだ。

保管屋さんもGJ!相合い傘懐かしい…。今時のJCもやるんすかね。
こう言うのって時代を問わず受け継がれるものなのかな。
ってか、受け継がれて欲しいw 可愛いもんな。

ところで、保管庫は携帯からだとコメント書いたり、修正したりは
出来ないんですか?
パソが使えなくなっちゃって、携帯から入ったらコメント書き込む欄が見つからなくって。
590名無しさん@秘密の花園:2009/11/09(月) 20:41:10 ID:rthHPKUH
話は変わるが、たの幼のDVDで、せつなが歌ってるって言ってたが・・・
つまりはあの世界にはEDだけではなくOPも存在すると?
591名無しさん@秘密の花園:2009/11/09(月) 20:50:57 ID:DnnzOCXD
できたら昨日の話はせっちゃんメインにしてほしかった

沖縄の文化に触れたせっちゃん、見るものすべてに新鮮な驚きの表情を見せる

それも修学旅行じゃなくて、福引きで当たった沖縄旅行
せっちゃん、ラブ、美希たん、ブッキーの4人だけの初めての旅行

よ、夜は…(*^^*)
592名無しさん@秘密の花園:2009/11/09(月) 22:01:03 ID:4K1UhwVj
>>579
もちろん保管しましたが何かw同じようで同じじゃない。
作者によって視点、着眼点、思想は全然変わるもの。
本妻・恐妻なイメージがついちゃってるせっちゃんも
あの取り乱し方は尋常じゃなかったですよね、ハイ。
おそらく書かれたイメージは間違ってないかと。てかそう願いたい!

>>580
過去の作品に、子供が産まれた未来を描いたSSがありました。
自分は好きだったのですが、やはりオリジナルが入っていたので
受け付けない方のご指摘があったのを覚えてます。
>>581さんのご意見が全てかな、と。

>>589
コメントは書けます。トップページorSSリスト画面の下に検索があるはずです。
そこにコメントと打ち込み検索してみて下さい。
修正はPCのみです。作者さんのみ操作可能ですが、教えて頂ければ自分が修正しますよー。
593 ◆EeRc0idolE :2009/11/09(月) 22:20:01 ID:qMm/aJjk
修学旅行の夜のラブせつです。非エロです。短めです。
【熱帯夜】
594 ◆EeRc0idolE :2009/11/09(月) 22:21:16 ID:qMm/aJjk
「せつな…もう寝ちゃった?」

 一体わたし、どうしちゃったの?初めてのラブとの旅行(修学旅行だけど)だっていうのに…。

「ねぇ…せつな」

 だいたいラブもラブよ。大輔だか何だか知らないけど、いちゃいちゃしちゃって…。

「せつなったら!」

「なによ!ラブのバカ!」

「…っ!いきなりバカ呼ばわりはないんじゃないの」

「そんなつもりじゃ…」

 ラブはため息をついて布団から起き上がる。

「なんか今日のせつな…やっぱり変だよ。どうしたのかな?」

 変にさせてるのはラブよ…。

「わわっ!何で泣くの!?あたし何かした?」

 わたしは首を振る。判ってる。ラブが悪いじゃない。悪いのは…わたし。

「せつな…泣いてちゃわかんないよ」

「だって…自分が嫌になったんだもの」

「どこが?あたしはせつなの全部が好き」

「全部だなんて…大袈裟ね」

「大袈裟なんかじゃないよ!」

 そう言って、ラブはわたしを抱きしめる。

「だって…初めて会った時からずっと、色んなせつなを見てきたんだよ?」

 …そうだった。ラブはイースだった頃のわたしを愛してくれた、たったひとりの人。

595 ◆EeRc0idolE :2009/11/09(月) 22:22:37 ID:qMm/aJjk
「…バカって言ってごめんなさい」

「もういいよ…で、何を怒ってたの?」

「言えないわ…恥ずかしくて」

「いいから!あたし達の間で隠し事はナシだよ」

「だって…ラブが大輔くんとばかり…その…仲良くしてるから」

「なんだ、そんなことか!良かった〜あたしてっきり、夕飯のせつなのラフテーを横取りしたこと怒ってるのかと…」

 ラブはぎゅうぎゅう抱きしめてくる。

「ちょっとラブ!苦しいわ!」

「えへへ〜だって嬉しいんだもーん。せつながヤキモチ妬いてくれて」

 ヤキモチ…これがそうなんだ。本で読んで知識はあったけれど、自分が嫉妬しているなんて気づかなかった。

「ねぇラブ…」

「わかってる」

 くちびるに触れる柔らかなラブの感触。ずいぶん慣れたはずなのに、いまだに胸が高鳴る。

「今日はまだしてなかったからさ。えへへ」

「…ありがと」

「けど、ヤキモチ妬くせつなも可愛いよね」

「次はラブが妬く番よ」

「え?」

「ふふっ…冗談よ」

 本当は、半分本気だった。いつか…ヤキモチを妬いてもらえるくらい、好きにさせてみせるんだから。
 今度はわたしからくちづける。確かめ合うように、深くゆっくりと。
 沖縄の熱い夜は、まだまだ始まったばかり。
596名無しさん@秘密の花園:2009/11/09(月) 22:24:51 ID:qMm/aJjk
以上です。お目汚し失礼しました。
597名無しさん@秘密の花園:2009/11/09(月) 22:26:30 ID:Fvw7kkWU
>>588
美希せつ良いよね。
やっぱ本筋はラブせつなんだろうけど美希←せつなは地が出てる感じがして楽しい。
ラブだと度量の広さでせつなの地も受け止めちゃって、内包しちゃう様な気がする。
美希は相手の立場に敢えて降りる様な帰来があるような気がするのでやりとりが
自然応酬になって楽しい。
ベタ甘とは違ったヒリヒリ感も良いと思うんだ。美希は余裕が無い方がオモロい気がしてきたよ。
598名無しさん@秘密の花園:2009/11/09(月) 22:49:48 ID:liXd5dtq
>>597
特訓回で、ケンカおっぱじめた時なんかは
おお、とうとうやったかw、と思ったりもしたけども
まああの回はブッキー等みんなどうかしてたから参考にはならないかw

勝気で気丈、それだけプライドもちょっと高め
でも一方自罰的な面もあって、ひとりで物事を抱え込みがち・・・
と実は結構似たもの同士な美希とせつな
それでいて一方は一見クールで物事を俯瞰的に見る態度
かたやもう一方は喜怒哀楽がストレートにでる顔芸人
確かに面白い組み合わせだな
599名無しさん@秘密の花園:2009/11/09(月) 23:05:19 ID:z/vsDn3Z
>>596、GJ! 微エロな雰囲気が堪らんとです。是非ともラブやんにもヤキモチ
焼かせて欲しい!


保管屋さん、どうもです。分かりました。パソが戻ったらボチボチ
やらせて貰おうと思うんで大丈夫です。
600名無しさん@秘密の花園:2009/11/10(火) 00:03:28 ID:4K1UhwVj
美希⇔せつなは無限の可能性を秘めてるんだなぁ。似た者同士で
ありながらお互いを認め合い、どこか不器用なんだが近い存在に
なりつつある。やっぱ背中越しの触れ合いが距離を縮めたかな。

>>596
きゅんきゅんしたw元祖!相思相愛な二人がお届けした展開。
ラブはイースだった頃のわたしを愛してくれた、たったひとりの人。
ココ大好きですねぇ。一歩冷静になって、この先を読める展開が好き。
あー小悪魔せっちゃん。敵に回すと怖いぜぇラブさんw
601【PUREHEART〜純粋すぎるアタシたち】:2009/11/10(火) 00:41:43 ID:DDPKk8my
あえて美希ブキです。修学旅行回のスピンオフとでもw若干パロなので
苦手の方は回避を。微百合ですね。



ラブとせつなは今頃沖縄か……。


久しぶりにブッキーと二人きり。
このチャンスは絶対モノにするわ!


とは言うものの、いつもと変わらぬ待ち合い場所。
デートプランは完璧にシミュレーションしてるはずなのに。

ブッキーはアタシが誘うと、いっつもカオルちゃんのドーナツショップを
指定してくる。逆にブッキーがアタシを誘う時はやれ、動物園だの
遊園地だの映画館だの公園だの。。。


「ハァ…」


なーんか振り回されてない?
別にイヤじゃないんだけど、完璧主義なアタシにはちょっと……ね。


何だかんだ考えてると、いつもの明るい声が近づいてくる。
602【PUREHEART〜純粋すぎるアタシたち】:2009/11/10(火) 00:42:18 ID:DDPKk8my
「美希ちゃーん!」

「遅いぞ!ブッキー。」
「ごめんねぇ。小鳥さんたちとお話してたの。」


あのねぇ…。ブッキーはアタシと小鳥、どっちが大切なのよ?
そりゃね、動物大好きなアナタだから百歩…いや千歩譲って小鳥を選んでも、、、まぁ……許すけど。

にしてもよ?今日は久しぶりの二人だけのデートでしょうが!


「どうしたの美希ちゃん?さっきから怖い顔してるけど。」
「はっ!う、うぅん、だ、大丈夫大丈夫。怒ってなんかないから。アハハハハ…」
「変な美希ちゃん。くすくす…」


ダメ。今日もブッキーペースにハマってるわ。危ない危ない。そうはさせないわよ。
流れを変えなくちゃね。


「あ、お腹空いてるでしょ?座ってて。ドーナツ持ってくるから。」
「うん。ありがと美希ちゃん。」

きゃわゆ〜い。何この笑顔。何回見ても飽きないわ。
もはや…罪よね…。


しばらくドーナツを食べながら談笑の花を咲かせていると。


「沖縄…、行ってみたいね。たまにはプリキュアもお休みして。」
ブッキーにしてはちょっと大人の発言にアタシは思えた。
603【PUREHEART〜純粋すぎるアタシたち】:2009/11/10(火) 00:42:44 ID:DDPKk8my
「今度の3連休行ってみる?ママにお願いすれば何とかなりそうだけど。」
「ほんと!?あ…、うーん…。お父さんとお母さんにも聞いてみないと…。」

そりゃそうよね。アタシと違ってブッキーは大事に育てられてるし。
二つ返事では済まない事ぐらい、わかってたんだけど。

「でも!許してもらえると思うの。だってね、沖縄には…」

まさかのブッキー沖縄生態系説明が始まる。旅行じゃなくて動物観察なら許して
もらえる訳ね…。納得だわ。


ま、どんな理由でもイイから、一度ブッキーとは旅行してみたいなって。
全てを忘れて二人だけの時を過ごしたいと言うか。


―――甘い時間を二人で―――


共有出来るハズなのよ、アタシたちなら。
バランスも取れてるハズだし、お互い美少女だし、相思相愛なハズだし。


「待ってよ美希ちゃーん」
「ほらほらーおいでー」
「置いてかないでよー」
「もう。しょうがないわねー。」

「捕まえた!」
「コラ。ズルイぞ、ブッキー。」

「祈里って…、呼んで?」
「え…?」


「今夜は…、ずっと一緒…だよ?」

「祈里……。愛してる…。」
604【PUREHEART〜純粋すぎるアタシたち】:2009/11/10(火) 00:43:14 ID:DDPKk8my
「ーい」

「希ちゃーん」

「聞こえてるー???」


「なっ!」
「美希ちゃん、誰かとお話してたの?ずっと空見上げてたから。」


アタシの完璧な人生に汚点が、、、
カッコ悪すぎる。
ここは一つ…


「行くわよ沖縄!ブッキー、3連休絶対空けといてね!お金はアタシが出すわ!」
「え!?」
「決めたのもう。完璧な思い出、作りましょ!」


「うん。素敵な思い出作れるって、わたし……信じてる。」



でもこの後、せつなが現れてアカルンで沖縄強制連行になっちゃうんだけど…。




「すいません、このクレジットカード使えます?女性二人なんですが泊まれますか?」
「大丈夫ですよ。ご案内致します。」

(泊まれるよブッキー。)
(何かどきどきするね。)

〜END〜
605名無しさん@秘密の花園:2009/11/10(火) 00:51:10 ID:DDPKk8my
やはり公式燃料があるとすらすら書けちゃうもんですね。
ホントはカッコ良く美希たんを描こうと思ったのですが、スレの流れが
こっちかな?と思いまして…。
ではでは、引き続き雑談・妄想・SSをどうぞー
606名無しさん@秘密の花園:2009/11/10(火) 00:57:34 ID:TNDgN0ov
>>605
GJです。
蒼乃さん総受け論はもはや職人間の共通認識なのか。
あ、今度はこの直後のシーンから続き書いてくださいw

それにしてもプロレス板だったら神IDですな。
607名無しさん@秘密の花園:2009/11/10(火) 00:57:55 ID:PnGyHHs8
規制解除きたかな?
608名無しさん@秘密の花園:2009/11/10(火) 01:10:08 ID:KImK5Y3D
>>606
DDTの事?

美希書くの得意としてるのが生駒氏や保管屋だからだろうな→総受け論

スレ的には圧倒的にラブせつなんだろうが、ここにきて美希せつが人気出てるね。

ブッキーが元気無いな。公式不足だよね完全に。ラブッキーとかアリだと思うけどなぁ。
609名無しさん@秘密の花園:2009/11/10(火) 01:17:18 ID:TNDgN0ov
>>608
うんにゃ、DDP(ダイヤモンドダラスペイジ)

ここにきてって言うかここじゃ結構前から美希せつ美希ブキが人気あるよ。

美希ブキは公式だけど美希せつは職人の皆様の後押しが大きいな。
後33話という最大級の燃料の存在。
610名無しさん@秘密の花園:2009/11/10(火) 01:33:04 ID:KImK5Y3D
>>609
あ、そっちかw

保管庫見て来たんだが、幼な馴染みのラブ美希やラブッキーの閲覧数が少ないんだわ。
やっぱせつな総受けなのかね?どの組み合わせでも閲覧数が安定してた。

今度の日曜放送回、ラブとせつながあゆみさんに同時に抱き付いて泣いたりでもしたら、俺も号泣しちゃいそうだぜ。
611名無しさん@秘密の花園:2009/11/10(火) 01:50:02 ID:TNDgN0ov
>>610

んー、このスレが賑わうようになってからだと
ラブと美希ブキのどっちかって絡みが本編で無いからなあ。
初期の話見返すと幼馴染らしい絡みとか、燃料結構あるんだけどね。
9話とか12話とか。

来週についてはそんでもってせっちゃんが「お母さん」とか初めて言ったりした日にゃ。
余裕で号泣できる自信はあるな。
612名無しさん@秘密の花園:2009/11/10(火) 02:20:07 ID:+S6dMCNs
>>605
GJでした。素敵でぶざまな美希たんアザース!

予告のあゆみさんマジ怖かったですよね。せつなだけに見せたニタリ顔が何とも言えず…。
ふたりがお母さんを守ってくれるって、わたし信じてる!

修学旅行if、せつ美希versionも書いちゃいました。
【アイニキテ】微エロかな
613 ◆EeRc0idolE :2009/11/10(火) 02:21:01 ID:+S6dMCNs
 皆が寝静まった部屋。戦いの余韻で何となく眠れずにいたせつなは、おもむろにメールを打ちはじめた。

『寝た?』

『寝れないの。せつなも?』

 文面を見てせつなは微笑んだ。可愛いわ…すぐに返信があるところが、やけに素直で。

 せつなはトイレに立った振りをして個室でアカルンを起動する。

 紅い光を浴びて、驚いた美希が叫ぶ。

「もう!びっくりするじゃない!」

 嬉しさを隠しながら怒ったふりをする美希だったが、本当は逢いたかったので顔がにやけている。

「美希…何か顔がやらしいわよ」

「しし失礼ねっ!もーホント、モデル捕まえて何言うんだか…」

 ぶつぶつ言っている美希を尻目に、無言で美希のベッドに入り込むせつな。

「ちょ、ちょっと!いきなり入ってこないでくれる?」

「だって…この部屋、沖縄に比べて寒いんだもの。美希の身体…あったかい」

 フローリングで冷えた脚を美希の脚に絡め、せつなは彼女の腹部に頭をくっつけた。

「しょうがないわね…」

 せつなの頭をいい子いい子しながら、美希は考える。
 アタシ、ペースを完全に乱されてる…。全然完璧じゃない。なのに、それがこんなに嬉しいなんて。

「すーすー」

「ちょっ、せつな!?さすがに寝ちゃったらヤバイわよ!点呼もあるかもしれないし…起きなさいよ!」

614 ◆EeRc0idolE :2009/11/10(火) 02:21:47 ID:+S6dMCNs
「くっくっくっ…」

 声を抑えながら笑うせつな。はめられたわ…悔しいっ!

「もう知らない!せっかくひとが心配してあげてるのに」

 美希はプイっと背中を向けてしまった。

「ごめんなさい、怒らないで美希」

「イヤ!」

「…こっち向いてよ」

 背を向けたままの美希を、せつなが抱きしめる。

「今日、来てくれて嬉しかった。それが言いたくて。怒らせるつもりなんて無かったの。…ごめんなさい、もう帰るわね」

「待って」

 帰ろうとするせつなを、美希の上ずった声が遮る。

「アタシも言いたいコトが…あったかも」

「…なあに?」

「逢いに来てくれて…嬉しかったわ」

 そう言うが早いが、美希はせつなの額にくちづけた。一瞬の出来事に、せつなは呆然としている。

「黙ってないで何か言ったら?照れるじゃない!」

「…違うわ」

「え?」

「キスは…ここにするものよ」

ちゅっ

 今度は美希が呆然とする番だった。

「じゃ、ね。おやすみなさい美希」

 再び深紅の光が部屋を照らし、彼女は居なくなる。

「まったく…」

 くちびるを指でなぞりながら、さっきの記憶を辿り、胸に刻みこむ。
 あのコといると、振り回されっぱなし。
 アタシ、完璧にはまってる。
615名無しさん@秘密の花園:2009/11/10(火) 02:23:17 ID:+S6dMCNs
以上です。皆様の雑談を読んでいたらこんな妄想が浮かびました。お目汚し失礼しました。
616 ◆ZU7CldKWo2 :2009/11/10(火) 02:53:25 ID:/rqgL2/j
こんばんは。

以前の作品に感想を下さった皆様、ありがとうございます。

ようやく規制もある程度、解除された模様で何より。

沖縄修学旅行、やっぱりたくさんSS投下されておりましたねー。
私も一本、追随させて頂こうかと思います。

『流れ星は、いらない』
ラブせつ。非エロです。


>>608
あの笑顔が素敵でした。
It's me, it's me, it's D・D・P!! 
617 ◆ZU7CldKWo2 :2009/11/10(火) 02:55:17 ID:/rqgL2/j
「あれ? せつなは?」

 沖縄。修学旅行の夜。
 大輔と仲直りした後、部屋に戻ったラブは、同室の親友の姿が見えないことに気付き、友人に問いかけた。

「あぁ、東さんなら、ちょっと出かけてくるって。すぐに戻ってくるって言ってたけれど・・・・・・考えたら、遅いね」
「もうすぐ、消灯時間だしね。どこ行ったんだろう?」

 顔を見合わせる少女達。ラブは、一瞬、眉を曇らせた後、脱ぎかけた靴をもう一度、履き直す。

「アタシ、せつなを探してくる!!」
「え? ちょ、ちょっとラブちゃん――――!!」
「すぐに戻ってくるから!!」

 まずは携帯で連絡でも。そう言おうとした時には、すでに彼女は扉を開けて出て行ってしまっていて。
 引き止めようと伸ばした手の所在に困って、少女は手をワキワキと握ったのだった。



 ラブがせつなを見つけたのは、砂浜でだった。つい先程まで、大輔と一緒にいたのとは、違う方角にある場所。そこで
彼女は、体操着で砂浜に腰を下ろし、空を見上げていた。

「せつな」

 そっと声をかける。振り返った彼女が、少し驚いた顔をして、

「ラブ? よく、ここがわかったわね」
「へへ。なんとなく」

 そう答えた通り、なんとなく、こっちにいると思ったのだ。だから、迷うこともなく、一直線にここにきた。
 いると思った理由は、わからない。強いて言えば、勘としか。あるいは何かの導きか。
 せつなも、あるいは予期していたのかもしれない。ラブは彼女の顔を見てそう思う。驚いてはいたけれど、少し、だけ
でしかなかったから。
 サク、サクと砂を鳴らしながら近付いた彼女は、せつなの隣に腰を下ろす。

「美希タンとブッキーは?」
「さっき、送ってきたわ。少し残念そうだったみたいだけど」
「あはは、そりゃそうだよね。せっかく沖縄に来たのに、すぐに帰らなきゃいけないんだもん」

 笑いながら足を伸ばし、手を地面について体を支えながら、ラブは空を見上げた。数え切れない程の星が、薄い暗闇
の空一面に広がっている。本当にキレイ、と彼女は思う。そして、ふと、隣を見た。
 行儀良く、三角座りをしながら、せつなは。
 ラブと同じように空を見ていた。
 その薄い朱の瞳の中にも、星は瞬いていて。

 とてもキレイだと、ラブは感じたのだった。




    流れ星は、いらない


618 ◆ZU7CldKWo2 :2009/11/10(火) 02:55:57 ID:/rqgL2/j

 どれほど、黙っていただろうか。ほんの一分そこらかもしれないし、十分程かもしれない。ともかく、二人の間には会話
は無かった。それだけ、見惚れていたのだ。黒のキャンパスに描かれた、輝きの芸術に。
 その長い沈黙を破ったのは、ラブの一言だった。

「そういえばさ、せつな、知ってる? ここから見える星空は、クローバータウンで見える星空とは別物なんだよ」
「――――? どういうこと? あ、星の数が違うとか」

 首を傾げながら言ってくるせつなに、ラブはチッチッチと指を横に振る。

「そうじゃなくてね。ほら、理科の時間にならったでしょ? 地球は丸いって。だから、クローバータウンからずっと南に
来たここ、沖縄では、普段、アタシ達が見ることの出来ない南の方の星座が見えるんだって。例えば、南十字星だとか」
「へぇ、そうなんだ」

 彼女の言葉に、せつなは感心しきりといった表情を見せる。得意満面になるラブだったが、

「で、ラブ。どれがその南十字星なの?」
「――――え?」

 問いかけられて、キョトンとする。しばらくして、あ、と思う。
 知らない。全然、わからない。そもそも、さっきの沖縄で見える星座が違うというのも、由美ちゃんから聞いた受け売り
なのだが。
 せつなは、ワクワクした目で、こちらを見ている。今更、知らない、とは言えない雰囲気だ。

「あ、ええと、その――――南十字星って言うぐらいだから、南なんだよね。あー、でも南がどっちかわからないなー」
「ラブ、南はあっちの方よ」
「い? な、なんでわかるの?」
「そりゃ、時間と月の位置がわかれば、大体の方角はわかるわよ」

 さも当然、と言った顔でケロリとせつなは言う。
 アタシ、わかんないんだけどなー。思いながら冷や汗をかきつつ、ラブはせつなが指し示す方向へと目を向け、それ
らしきものを探す――――が、見つからない。
 ラブは知る由も無かったが、南十字星は確かに沖縄から見えるが、それは年に数回、しかも1月から5月の間での
話だ。秋にどれだけ探した所で、見つかる筈は無い。

「ラブ? どうかしたの?」
「えーと、うん。南十字星だよね。南にある十字型の星座で――――あ!!」

 誤魔化し方を考えていた彼女の目の前で、すっと夜空に一筋の光が流れる。それは、ほんの一瞬の煌き。

「見えた? せつな?」
「え? 何が? 南十字星?」

 勢い込んで言うラブだったが、せつなはどうやら見ていなかったらしい。キョトンとした顔で、こちらを見るばかり。
619 ◆ZU7CldKWo2 :2009/11/10(火) 02:57:08 ID:/rqgL2/j
「もう、南十字星なんかじゃなくて。流れ星だよ、流れ星」
「流れ・・・・・・星?」

 小首を傾げる彼女の前で、ラブは指を空に向け、

「そう。流れ星。さっき、あそこからスーッて光が流れたんだよ」

 言葉と共に、先程の光をなぞってみせる。へぇ、と感嘆の息を吐きながら、せつなはその動きを目で追って。

「星が、流れるの?」
「うん。流れ星って、とってもキレイなんだよ!! それにね、流れ星に願い事をすると、その願い事が叶うんだって!!」
「へぇ、そうなんだ。素敵ね」

 答えて、彼女は再び空を見上げる。ラブも、同じように。

 ザザーン ザザーン
 波の音が響く。行きて、戻りて。
 森の中からは、虫の声。
 重なり合いながら、生れる響き。
 世界は音に満ちている。
 けれど二人の少女は、それが静寂だと感じた。
 穏やかで、優しい、静寂。二人だけの。

「本当に、素敵ね」

 どれほど、そうしていただろうか。せつながポツリと、そう呟く。視線は変わらず、星の満ちた空を捉えながら。

「うん、そうだね」

 答えるラブも、せつなを見ようとはしない。それでも、二人は確かに、お互いに向き合っていた。
 その、心で。

「私ね、ラブ」
「ん? どうしたの、せつな」
「こんな星空を見たの、初めて。夜がこんなに綺麗だなんて、知らなかった」
「ラビリンスは、どうだったの?」

 スルリ、とラブの唇から零れた言葉。せつなは、それを受け止めて、とても自然に答える。

「ラビリンスの夜空に、星は無いわ。ただ闇が広がるだけ。地上が明るすぎて、見えないだけかもしれないけれど」
「そうなんだ。じゃあ、流れ星なんかも?」
「うん。見たことが無かったし、願い事をかけるなんてロマンチックなことも無かったわ」
「そっか」

 うんうん、と頷くラブ。そんな彼女に、せつなは問いかける。

「どして?」
「ん? 何が?」
「どうして、ラブ、そんなことを聞いたの? その、ラビリンスのこと」
620 ◆ZU7CldKWo2 :2009/11/10(火) 02:58:04 ID:/rqgL2/j
 わずかに顔をこちらに向ける少女の瞳に、不安は無い。あるのは、ただ、純粋な疑問だけ。
 それに気付きながら、ラブは小さく微笑んで、

「アタシね、せつな。流れ星にかける願い事って、決まってるんだ」
「え? どういうの?」

 突然に変えられた話題に戸惑いつつ、せつなは彼女に問い返す。それにニハッと笑いながら、

「いつか、せつなと一緒に、ラビリンスに行けますように、って」
「――――!!」

 今度こそ、驚きに目を見広げるせつな。半分腰を上げながら、ラブの肩を掴む。

「ダメよ、ラブ。何を言ってるの!!」
「や、今すぐにってわけじゃないよ?」

 思わぬ剣幕に、さすがに慌てるラブ。だが、一度言った言葉を取り消そうとはしない。落ち着かせるように、どうどうと
手で彼女を抑えながら、ラブは続けた。

「もちろん、総統メビウスが悪い奴だってのはわかってるし、せつながラビリンスを嫌ってるのもわかってるよ?」
「だったら――――」
「でもね」

 親友の言葉を、彼女は押し留める。そして、ゆっくりとせつなにその暖かな瞳を向けた。

「それでもね。ラビリンスは、せつなの生れ故郷なんだもの。せつなが、育ったところを見てみたい、って思うのは、変
かな?」
「ラブ――――」

 せつなは、そっと目を伏せる。

「そんなにいいところじゃないわ。管理国家ですもの。何もかもが管理されてた。自由も無ければ、幸せや友情なんて
言葉も、ね――――来たって、楽しくないわよ」
「でも、そんなところでも、せつなは、せつなとして育ったんだよね」

 ラブは、ゆっくりと、言い聞かせるように告げる。彼女の震える心を、包み込むように。

「アタシの知ってるせつなは、強くて、優しくて、ちょっと意地っ張りで、とても真っ直ぐ。そんなせつなが育ったところ、
アタシ、見てみたいと思うよ」

 とても大切な人が、育った場所を、自分も見てみたい。その人が見た風景を、自分も同じように、見てみたい。ラブは、
そう願う。
 自分の生まれ育った国を、ラビリンスを嫌う気持ちは、ラブにもわかる。せつなはその国に利用されるだけ利用されて、
捨てられたのだから。
 けれど、ラブは嫌だったのだ。
 せつなが、かつての自分の全てを否定することが。イースだった頃のせつなも、せつなだと思っているから。
 悪いことをしていた時期があることは、ラブも知っている。けれど、それで心を傷付けられていたことも、知っている。
生まれ変わった後に、慙愧の涙を流したことも、知っている。
 ラブは、知っている。
 けれど、もっと知りたいと思う。
 大切な親友の背負う荷物を、一緒に背負っていく為に。
 それだけ、ラブは真っ直ぐな少女だった。
621 ◆ZU7CldKWo2 :2009/11/10(火) 02:58:38 ID:/rqgL2/j

 そして、だからこそ、ラブの気持ちはせつなにも伝わる。

「本当につまらないところよ――――それでもいいなら、いつか、ね」

 裏表の無い彼女の笑顔の前では、自分のわだかまりなど、小さなものに感じられて。
 何よりも。
 せつなは、想像する。記憶の中の、かつての街。どこもかしこも没個性の、色あせた街並み。もしもそこに、ラブが
いたら。
 ラブと、いたら。
 どうしてだろう。想像の中で、途端に街は色付き始める。
 ラブという少女を中心とした世界は、どこだって――――たとえラビリンスであっても、愛と幸せに満たされる。せつな
は、そう信じている。

「じゃあその時は、ガイド、よろしくっ!!」
「ハイハイ。でも、その為には、まだまだ問題が山積みよ?」
「だいじょーうぶ。まーかせてっ」

 せつなの言葉に、ラブはドンっ、と胸を強く叩く。

「皆の幸せ守るのが、プリキュアだよっ!! そして、せつなと一緒に、幸せゲットだよ!!」

 立ち上がり、拳を空に突き上げるラブを、せつなは座ったままクスクスと見上げる。
 彼女がそう言うなら、それは真実になりそうな、そんな気ががしたから。

「そうね。私も精一杯、頑張るわ」
「うん。一緒に、頑張ろう、せつな」

 言って、ふと携帯の時計を見ると、

「あ、ヤバッ。もうこんな時間!! 早く帰らないと、先生に怒られちゃうよ!!」
「え? やだ、ホントに。急ぎましょ、ラブ」

 駆け出そうとする二人だったが、ラブは一瞬、立ち止まって振り返る。

「どうしたの、ラブ。本当に急がないと――――」
「うん、でも、せつな、流れ星を見てないでしょ? せっかく来たのに・・・・・・」

 せつなは、後ろ髪を引かれるように振り向いてばかりの彼女の手を取り、言った。

「大丈夫よ、流れ星なら、もう見てるから」
「え? いつ?」

 驚くラブに、彼女はゆっくりと笑う。

「あなたが、私の流れ星よ、ラブ――――いつだって、私の願い事をかなえてくれるんですもの」
「――――せつな」

 思わぬ一言と、星の明かりに照らされて幸せそうな笑みのせつなに、ラブは目を揺らし、頬を真っ赤に染めて。
 そんな二人の少女の真上を、流れ星が流れたけれど。
 きっとそれは、別の誰かの願いを叶えたのだろう。

 何故なら、少女達の願いは、もうすでに叶えられていたのだから。
622 ◆ZU7CldKWo2 :2009/11/10(火) 03:01:20 ID:/rqgL2/j
以上です。

改めて、難しいですね。ラブせつ。

大切な人の生れ育った場所って、行ってみたくないですか?
ラブさんなら、ラビリンスに行っても何とかやってけそうな、そんな気がしたりしますね。

さて。
皆様、宜しくお願いいたします。
623名無しさん@秘密の花園:2009/11/10(火) 03:42:38 ID:D/jToZD3
うおぉぉお
子供に蹴られ蚊に刺され、不本意に叩き起こされてどんよりしていたところ
投下の嵐キテター!!!! 生駒さんもいるし!!!
もうひたすらGJ叫びます。
624名無しさん@秘密の花園:2009/11/10(火) 07:07:30 ID:KImK5Y3D
修学旅行だけでこれだけ投下は増えるもんなのかw

幼児アニメで北おばさんや偽ママのエンドカードはやりすぎw

最初に感動したのはハンバーグ回だったわ。神回以来、久し振りに泣けそう。せっちゃんも泣いちゃうかな。ラブやん後は任せた!
625名無しさん@秘密の花園:2009/11/10(火) 07:09:04 ID:Bel31JJr
久々の良作品の嵐!このスレもいつもの感じに戻ってきてなによりです。
ラビリンス云々のくだりはまさに本編でのこれからを予感させますね。もう遠くない先に現実になるんですね〜。
626名無しさん@秘密の花園:2009/11/10(火) 17:50:57 ID:p92U2KBp
美希せつでイイなと思うのは
ふたりが「秘密の共有者」というところ。
仲の良い幼馴染、プリキュアという絆で結ばれた仲間にさえも
否、それだからこそ知られたくない自分の秘密を。

美希の秘密、それはタコが苦手、という表面的なことではなく
自分の弱さを他人に見せたくないということ。
うがった見方をすれば、幼少からの長い付き合いのラブやブッキー
彼女達にとって自分は頼れる存在、頼るに値する存在でいなくてはならないということ。

せつなの秘密、自分が今なお過去を引きずり、寄る辺無き者の不安を抱えて生きていること。
ラブと出会い、救われ、そしてキュアパッションとして新たな人生を歩み始めたせつな。
たけし君とラッキーの一件を以って過去との決別という形を一応とりえたせつな。
アイス騒動やピーマン・ニンジンの詰め込み合戦など、すっかり明るくなって
まるで本当に生まれ変わったようなせつな。 
でもその心の内では・・・

プリキュアという仲間内で、最も遠い距離の中でその身を置いていたふたり。
思わぬアクシデントを通じてその距離を縮め、無くしていったふたり。
ラブとせつなのそれに比して、その過程は一件コミカルに過ぎる印象すらあるが
美希とせつなの結びつきを促したものは、ふたりの心の影の部分であり
そしてふたりの過去の因縁も併せて鑑みると、なかなかに深く、重くすら感じてしまう。

38話をみて、そういう埒のないことを思ってしまった。
幼馴染のブッキーより、付き合いの浅いはずのせつなが
美希がだんまりを決め込んでしまったその「本当の」理由を看破したのは
そういうことなのかな、と。

627名無しさん@秘密の花園:2009/11/10(火) 17:54:48 ID:KImK5Y3D
>>626
あんた完璧だ!
628名無しさん@秘密の花園:2009/11/10(火) 18:02:18 ID:p92U2KBp
>>627
ありがとうw
完璧なアホだ、というのなら
それも甘んじて受け入れるw
だってSSでもないのにこんな長文書き込んで何をしとるのかとw

次回、心身ともにラブと切り離され孤立無援の中にいるせつな。
イース時代のごとく自分ひとりで抱え込まず
沖縄のときみたいにまた美希ブキを頼りにして欲しいな。
でないと、今度こそ本当にふたりはプリキュアになっちゃうw
(実はタコ回のときは、密かにそれを期待した)
629名無しさん@秘密の花園:2009/11/10(火) 19:07:20 ID:WkV2sjKC
むむ、深いなあ。その考察は的をえていると思われ。
なるほど、せっちゃんと美希さんの組み合わせに感じていた魅力はこういうことだったのね。言葉にしてくれてありがとうw


さて、今回で、大輔君もラブさんにとって大切な存在だとよーく再確認させられた訳だが。
先ずラブさんファンであり、次に百合好きである自分も認めよう。
大輔君。ラブさんに最も近しいご家族以外の異性は君だ。展開次第では、ラブさんのことは君に任せるよ……くうッ!!

下らない独白は置いといて、迫るクリスマス回についてだが。
自分としてはぜひ「家族」話をやって欲しいところ。美希さんの設定も解消できるし、同時にせっちゃんと桃園家との関わりも描けるはず。それはそれ、背中合わせで。

お願いだから、もう甘酸っぺー話はやめて…羨まし過ぎて眠れなくなる…
自分も長文書き込んじゃったよ。気にしないでくれw
630名無しさん@秘密の花園:2009/11/10(火) 19:20:37 ID:WkV2sjKC
>>629
うわスレチだったスマソ
631名無しさん@秘密の花園:2009/11/10(火) 19:33:25 ID:KImK5Y3D
今日は熱く語るナイト?

だったら俺は短めに。

最終回が怖い!クローバーに会えなくなるのがつれぇ!百合百合語れなくなるのなんて考えられん!

はぁスッキリしたw
632名無しさん@秘密の花園:2009/11/10(火) 19:54:39 ID:8wwijzIV
来週は、母娘百合か。
633名無しさん@秘密の花園:2009/11/10(火) 20:05:43 ID:WkV2sjKC
>>632
そういやママンズがいたな…ミユキさんに次ぐブラックホースとなりうるのでは?


ブラックホースって使い方これで良かったっけか
634名無しさん@秘密の花園:2009/11/10(火) 20:07:29 ID:fv8NyvWj
>>633
ひょっとしてダークホースと言いたいのか?
635名無しさん@秘密の花園:2009/11/10(火) 20:10:46 ID:KImK5Y3D
パンツ先生のトコであったなぁレミ美希。
尚子さんならアリとだけ言っておこうw
636名無しさん@秘密の花園:2009/11/10(火) 20:17:09 ID:WkV2sjKC
>>634
それでした!
637名無しさん@秘密の花園:2009/11/10(火) 20:28:09 ID:+S6dMCNs
自分はまだ「ハートキャッチプリキュア」が
フレッシュの2期だって信じてるんだぜ…
638名無しさん@秘密の花園:2009/11/10(火) 20:47:50 ID:1e45y0Mi
33話は、過去に色々あったふたりの話だから
もちっとシリアスにいっても良かったのにな、と思いながら観てたのだが

ラストのせっちゃん、ためらいからか気恥ずかしさからか
ちょっとタメが入ってからの「完璧よ!」
そして、キメ台詞パクられた美希たんのフニャけ具合を目の当たりにすると
もうどうでもよくなったw
639名無しさん@秘密の花園:2009/11/10(火) 21:22:22 ID:FdgeAOPS
>>637
ネタバレ自重
640名無しさん@秘密の花園:2009/11/10(火) 22:19:40 ID:83Exxgjf
>>633
携帯からだから安価不安だな…。
あゆみさんとレミさんなら妄想した事あるよ。主婦百合はどうかと思って自重したけどw
需要あるのかな?
641名無しさん@秘密の花園:2009/11/10(火) 22:37:04 ID:WkV2sjKC
どんな切り口があるかねえ。自分には未知の領域だ。
642名無しさん@秘密の花園:2009/11/10(火) 22:48:47 ID:83Exxgjf
思い出話からとか、娘達の話からとか。切り口は色々あるんじゃないかな。
機会あればSS書いてみたいかも。
643名無しさん@秘密の花園:2009/11/10(火) 23:05:53 ID:DDPKk8my
書けない事も無いかな。あゆみさんはミス四葉町で料理上手で明るくて。
尚子さんは大人しくて優しくて良く働く。レミママはもうw何でもこい!

>>615
アカルンの使い方www
策士ですなァせっちゃん。もうね、すっかり美希たんの前では小悪魔ですよ。
でも!この包容力は美希たんにしか出来ない事。やはり頼れるキャプテンな訳であり。
姉・妹のようにも見えたりするのかな、やっぱ。短いようで実は奥が深いSSだと思われ。
と、下から文字列13行目冒頭ですが打ち間違えかな?ちょっと教えてくださいませ。

>>622
タイトルに込められた意味合いで一気に萌え死んだw
いつそんなセリフを覚えたのー!(ラブ
ラビリンスからの招待状、ラブせつで行って欲しかったり、やっぱ何か
あったら怖いからやめて欲しかったり…。でもラブさんなら愛の力で幸せゲットだよ!
流れ星以上に期待に答えてくれるし、結果を出してくれるし。ほんと真っ直ぐなんだよなー

確かに33話をきっかけに、自分も美希×せつなを妄想出来るようになりましたね。
それだけラブせつのイメージがパネェけどw
なので、そろそろブキせつ公式こーい!いろんなCPどんとこーい!

>>611さんのおっしゃる通り、幼馴染みな燃料は初期にたっぷりあるんですよ。
近すぎて中々イメージ出来ないのかな?自分的にはもっと濃い公式が欲しかったりもしたりしてw
いろんなCPでSS書きたいですねぇ。
644 ◆ZU7CldKWo2 :2009/11/11(水) 00:39:42 ID:DdF7EdZM
こんばんは。

感想を下さった方、ありがとうございます。

二晩連続とか久々じゃないでしょうか。

個人的にせつラブ祭りです。
内容的にはテンプレといいますか、ベタ物語で。

『待ちぼうけ』
せつラブ、非エロです。

645 ◆ZU7CldKWo2 :2009/11/11(水) 00:42:14 ID:DdF7EdZM
「それじゃ、行ってきます」

 トントン、とつま先で地面を叩いて靴を履き、私は家を出る。背中の向こうから、おばさまのいってらっしゃいの声。
もう一度、私は言う。
 行ってきます。
 なんだかこそぐったい。でも、私の家は、ここなんだ。

 リンクルンの時計を見る。デジタルの数字は、十時三十分を指し示していた。
 待ち合わせの場所は、いつもと一緒。クローバータウンストリートの、天使像の前。
 待ち合わせの時間は、十二時。まだ一時間半程もある。
 今頃、ラブは起きてきた頃かしら。それとも、もうシャワーを浴びてる? でも一番、可能性が高いのは、まだベッド
の中ってところかな。昨日も夜更かし、してたみたいだし。
 ついつい浮かんでくる笑みを、噛み殺しながら、私はクローバータウンストリートをゆっくりと歩いていったのだった。




    待ちぼうけ




「それじゃ、行ってきます」

 トントン、とつま先で地面を叩いて靴を履き、私は家を出る。背中の向こうから、おばさまのいってらっしゃいの声。
もう一度、私は言う。
 行ってきます。
 なんだかこそぐったい。でも、私の家は、ここなんだ。

 リンクルンの時計を見る。デジタルの数字は、十時三十分を指し示していた。
 待ち合わせの場所は、いつもと一緒。クローバータウンストリートの、天使像の前。
 待ち合わせの時間は、十二時。まだ一時間半程もある。
 今頃、ラブは起きてきた頃かしら。それとも、もうシャワーを浴びてる? でも一番、可能性が高いのは、まだベッド
の中ってところかな。昨日も夜更かし、してたみたいだし。
 ついつい浮かんでくる笑みを、噛み殺しながら、私はクローバータウンストリートをゆっくりと歩いていったのだった。




    待ちぼうけ





 最初に私が入ったのは、本屋さん。一番初めに見に行くのは、新刊のコーナー。ざっと眺めてると、ブッキーに
薦められた小説の新刊が出てるのに気付く。『まりぃ様が見てる』という女子校を舞台にした小説で、生徒会長・
西園寺まりぃと、彼女の周囲の人間達の学生生活を描いたドタバタコメディものだ。
 こう書くと、主人公は西園寺という人かと思われるかもしれないけれど、実際の主役はアンドロイドの少女・あ〜る
ちゃんと、天衣無縫・最強を誇る鳥坂という先輩だったりする。ともかく、一読の価値はあると思う。ブッキーに教え
られた時は、本当に面白いのかしら、と疑問に思ったけれど、今ではすっかりとはまってしまっている。
 平積みにされた本を一冊取り、今度は雑誌コーナーへ。
 前に、美希から教えてもらったファッション誌を手に取る。パラパラとめくっていると、モデルの中に美希の姿が
あった。別のモデルさん、かしら。二人で一ページ、大きく載っている。けど、美希のことだから、いつか表紙に
載ったりするんじゃないかしら。そうなったら、私、三冊ぐらいは買っちゃうかも。
646 ◆ZU7CldKWo2 :2009/11/11(水) 00:44:06 ID:DdF7EdZM
 その本を持ったまま、最後に、参考書のコーナーに行く。
 お目当ては、歴史の参考書。数学や理科なんかは、ラビリンスもこちらの世界も変わらないけれど、歴史は全然違う。
だからだろうか、この教科を、私は苦手としていた。
 当然だ。そもそも私は、この世界の歴史に触れる機会なんて無かったのだから。
 適当に何冊か選んで、パラパラとめくる。わかりやすく書いてあって、覚えやすそう。
 そう思ったけれど、私はその本をまた棚に戻した。
 実は、ラブは歴史は得意みたい。だから、他の教科は私が教えてあげることが多いけれど、歴史は私が教わってる。
得意そうに、

「いいくに作ろう、鎌倉幕府、だよ。せつな」

 そう言って人差し指を立てる彼女は、とっても可愛らしい。ちょっと勉強に集中出来なくなっちゃうぐらいに。
 私は、そうしてラブと過ごす時間が好き。だから――――歴史は、ずっと苦手科目のままでもいいかも。

 レジで新刊と雑誌を買って、鞄の中に入れる。時計を見れば、十一時十五分。結構、ゆっくりし過ぎちゃったかしら。
 ちょっと早いけれど、そろそろ行こうかしら。思って、私は店を出た。

 ゆっくりと歩いてみたけれど、待ち合わせの十二時より三十分も前に着いてしまった。
 お昼時前だからだろうか、辺りはとっても混んでいる。色んな人が、色んな理由で待ち合わせをしているんだろう。
友達だったり、家族だったり、恋人だったり。それぞれが、それぞれの理由で、待っている。私も、その中の一人。

 実は、私、こうして待っているのは、嫌いじゃない。ううん、好きな方かも。
 特に、こんな風にたくさんの人が集まって待っている所が。

 だって、皆、待つ相手が来たのを見つけた時に、とっても幸せそうな顔をする。
 その人の所に駆け寄っていく姿を見ていると、こっちも嬉しくなっちゃう。
 もちろん、待たされ過ぎて怒る人だったり、待つのを諦めて帰ってしまう人もいたりする。そんな人を見ると、ちょっと
寂しくなるし、悲しくなる。
 けれど、怒っている人が、相手に謝られて、許してあげたりだとか、帰ろうとした人がちょうど来た相手に呼び止め
られたりというのを見ると、凹んだ分、嬉しさも倍増する。
 多分、私もきっと、あんな顔をしてる。待ち合わせの相手――――ラブが来たら、きっと。

 一緒の家に住んでいるんだから、出かける時も一緒に出ればいい。そう美希とブッキーに不思議がられたことがある。
どうしてわざわざ、待ち合わせなんてするの、と。
 私、笑いながら答えたわ。

「だって、その方が楽しいでしょ?」

 って。
 一応、名目上は、ラブと一緒に行ったらゆっくりしてられない本屋に、先に寄っておきたいから、となっている。でも、
本当は。
 こうして待っているのが、楽しいから。
 今日、ラブと一緒にやりたいことを、指折り数えてみる。
 ボーリングに、カラオケに、プリクラに。
 服屋さんを見て、小物屋さんを見て、アクセサリーショップを見て。
 毎日一緒にいるのに、やりたいことはいっぱいある。
 時間はいくらあっても、足りることが無い。
647 ◆ZU7CldKWo2 :2009/11/11(水) 00:46:06 ID:DdF7EdZM

 そんな風にワクワクしていると、十二時を過ぎる。
 ラブは、まだ姿を見せない。

 最初の五分は、軽くプンプン。もう、ラブったら、また遅れて。

 次の五分は、ソワソワする。何かあったのかしら。早く連絡ちょうだいよ。

 その次の五分は、怖くなる。
 ラブ、何かあったのかしら。事故にでも? もしかして、急病で動けなくなった?

 そして、その後は、悲しくなる。
 ラブ。もしかして、私のこと、嫌いになった? だから、連絡もくれなくて、ただ待たされるだけなの? やっぱり、私が
イースだったから? ラブのこと、騙してたから?

 一人だから。余計なことまで、考えてしまう。
 どんよりと、沈み込んでいく。
 この世界と私を繋いでいるのは、ラブ、貴方よ。
 貴方に嫌われたら、私――――
 とってもとっても悲しくなって、泣きそうになった瞬間。

「お待たせー、せつなっ!!」

 ラブが、通りの向こうの方から、全速力で駆けて来る。本当に、計ったかのようにベストなタイミングで、私に駆け寄っ
てくる。
 それだけで、涙は消えてしまう。ラブに向けて、とびっきりの笑顔になってしまう。
 ホント、私って――――現金!!

「ごめん、せつな。ちょっと、寝坊しちゃって」
「ラブ、遅いっ。私、三十分も待ったんだから」

 ここに来たのは一時間前だけれど。
 まぁ、待ち合わせは十二時からだから、その前は私が物好きにも待ってただけ。ラブに言う必要は無いかな。

「んー、ごめんってば」
「もう、しょうがないわね。カオルちゃんのドーナツ、二個で許してあげるわ」
「ありがとー」

 本当に反省しているかどうか、わかったものじゃない。だっていつも、ラブは遅れてくるんですもの。
 けど、それも悪くない。
 すごく悲しくなった分、今がとっても幸せ。多分、普通に待ち合わせるより、四倍ぐらい嬉しいんじゃないかしら。

「えへへ」
「どうしたのよ、ラブ、急に笑って」
「んー? なんかね。こうして外で待ち合わせるのも、いいもんだよね。何だか、すっごく新鮮な気分!!」

 ラブの言葉を聞いて、私は穏やかに微笑む。
 うん。そうね。こうして待ち合わせをするのも、たまにはいいものよね。
 一緒に暮らしているとはいえ、ううん、一緒に暮らしているからこそ、たまにはこうして、待ち合わせをしてみるのも
いい。
 もちろん、いつも一緒がいいけれど、ちょっとだけなら、離れるのも悪くない。

 ラブと過ごす時間が、どれだけ幸せなことなのかが、わかるから。


「じゃあ、行こう、せつな。今日は、何しよっか?」


 そう言って、嬉しそうに笑うラブの顔を、見れるから。
648 ◆ZU7CldKWo2 :2009/11/11(水) 00:48:23 ID:DdF7EdZM
以上です。

あ〜るちゃんは、デコにしようかとも思ったのですが、普通にあ〜るちゃんにしました。
わかる人だけクスッとして頂ければ。

私も待つのは嫌いじゃないです。ボンヤリし慣れてるのかもしれませんが。

ともあれ。皆様、宜しくお願いいたします。
649 ◆ZU7CldKWo2 :2009/11/11(水) 00:49:48 ID:DdF7EdZM
>>645の文章、おかしくなってますね。すいません。
コピペミスです。

保管して頂ける際には、修正お願いしても宜しいでしょうか。
お手数をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。
650名無しさん@秘密の花園:2009/11/11(水) 03:05:08 ID:3LBSRG0e
規制で書き込めない同志はこちらへ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/13211/1257078258/
651名無しさん@秘密の花園:2009/11/11(水) 06:57:47 ID:kt1swoPT
>>649
せっちゃんもこんなに感情豊かになりましたか。いつもGJ様です。毎回楽しみですよ!

本スレに書いてたけど、規制凄いわ。
652名無しさん@秘密の花園:2009/11/11(水) 08:46:12 ID:RHLd/RP1
>>640
個人的にはこれはこれでありだと思う>主婦百合
つーか(このスレ的に)ラブが望まぬ結果になってもこれならば…と思うしw
これはこれ(実際の夫婦)、それはそれ(主婦百合)と分けられるし、
傍から見れば妻が仲のいい女とイチャイチャやってる…ってな感じに見えるしw
653名無しさん@秘密の花園:2009/11/11(水) 17:29:40 ID:i+g1tFSZ
オールスターDX2も決定した訳ですが、フレッシュ以外はやはりスレチですか?
他のプリキュア板は無いですし、かといって、板立てたら複雑化してしまいますし…
654名無しさん@秘密の花園:2009/11/11(水) 17:32:21 ID:oD99AJic
>>653
あれ?>>1にリンク無かったっけ
655名無しさん@秘密の花園:2009/11/11(水) 18:18:25 ID:h1kUlBek
>>648
鹿鳴館が下駄を鳴らしてる絵しか浮かびませんw
>あ〜るちゃん
>>652
ちょw寝取られw
レミさんは元アイドルって美味しい設定もあるし、いいとは思うんだけどね。
ただどうしてもエロ描写は避けられないかな?
656 ◆kaEdc6gW46 :2009/11/11(水) 19:17:56 ID:FkMzNhul
前回のOctopus's Gardenを見ていただき
ありがとうございます。

小ネタですが…

せつな×美希
「せつなの秘密は…」

いつもの公園

美希「ねぇ、せつな。」
せつな「何?」

美希「せつなって何か秘密ある?」
せつな「なっ!!いきなり何ひょ!!」オロオロ

美希「何よ、その解りやすい反応は。」
せつな「別に何もないわよ!」
おでこの部分を隠す

美希「あっ、おでこに何かあるわね。」
せつな「なんでばれたの!?」

美希「そんな解りやすい反応されたら解るわよ。
とりあえず、おでこに何があるのよ。」
せつな「やっ、やめてよ美希!!!」

美希「まぁまぁ」
せつな「やめて〜」

ピタッ

せつなのおでこに美希の手が触れる…
すると…

ボン!!

美希「うわっ!!何この煙!」

煙を掃うと…

ミニせつな1「らぶ〜どぉこ〜」
ミニせつな2「ピーマンはいや〜」
ミニせつな3「ぽ〜〜〜……」
ミニせつな4「我が名はせつな…」


ミニせつな5「だから嫌なのに〜ウワーン」

美希「…」ボーゼン

その後なんとかミニせつなを本来のせつなに戻したとさ…




ありがとうございましたm(_ _)m
657名無しさん@秘密の花園:2009/11/11(水) 19:45:56 ID:kt1swoPT
>>656
元ネタあるの?コピーロボットだっけ?
658黒ブキ ◆lg0Ts41PPY :2009/11/11(水) 21:10:03 ID:BE97mPLD
規制やなんやかんやで、随分間があいちゃいました。
黒ブキの続き、投下させてもらいます。
直接的ではない(つもり)ですが、性的表現あり。
たぶん、この次の投下で最終に出来そうです。
次はエピローグ的なものになると思うので、実質今回が最終回かな。

では、タイトルは「傷痕と道標」
659黒ブキ ◆lg0Ts41PPY :2009/11/11(水) 21:11:56 ID:BE97mPLD
私にしか出来ない。美希はそう言った。
何となく、分かる。分かってしまう。祈里が何を望んでいるか。
でも、それでいいのだろうか。私には正しい事が分からない。
でも、祈里が欲しがっているものを与える事が出来るのは私だけ。
それが、本当に祈里の為になるのかは分からないけれど………。


心臓にラブの手の平の感触が残っている。
心は、すべてラブに預けて来た。怖いものなんて何もない。
きっと、祈里にも微笑む事が出来るだろう。
心身を苛まれた祈里との情事の記憶。それを心と体が忘れる事はない。


だけど、私は大丈夫。あれも祈里の本当の姿の一つ。
大切な親友の暗闇なら、それは私にとっても大切な一部に出来るはずだから。



私はリンクルンを手に取る。アカルンを呼び出す為に。



………
………………
660黒ブキ ◆lg0Ts41PPY :2009/11/11(水) 21:12:58 ID:BE97mPLD
灰色の世界。メリハリのあるモノトーンですらない、無限に広がる薄墨の濃淡。
今のわたしがいるのはそんな世界。色もなく、音は水の中にいるように
滲んで膨張し、歪んで聞こえる。
でも、そんなわたしの様子を訝しがる人なんていない。
そんなに注意深くわたしを見て、気に掛けてくれる友達なんて
あの3人の他にはいないから。


(ラビリンスって、こんな感じ……なのかしら?)


心一つで灰色に変わってしまった世界を、かつてせつなが暮らした所に
当て嵌めてみる。


(こんなのがラビリンスって言ったらせつなちゃんに叱られちゃうかな。)


だって、自分以外は何も変わっていないのに。
教室ではクラスメイトがお喋りに花を咲かせている。
自分に話題が振られれば、適当に相づちを打ち、他の子に話題を流す。
ただそれだけの関係。
多分、学校ではいつもと変わりなく過ごせてる。
当たり障りのない雑談や、級友の頼まれ事をこなす。
それですべてが事足りる。
腫れ物扱いすら、されない。腫れて膿を持ち、疼く傷を抱えている事すら
気付かれない。


ラブや美希、そしてせつななら、自分がこんな風になっていたら
放っておいて欲しくても、そうはさせてくれないだろう。
それ以前に、ここまで沈み込む事を許してくれない。
悩みなんて寄ってたかって強制的にでも解決させられたかも。

色のない世界に閉じ籠る事を決めたのは自分自身。
今まで自分がどんなに色彩と温もりに溢れた世界で暮らしていたか
思い知らされる。



学校から帰ると、する事もなく冷えたベッドに突っ伏す。
もうせつなの香りもとうに消えてしまった。
けど、瞼を閉じれば有り有りと確かな感触を伴い、祈里だけのせつなが蘇る。
記憶の中のせつなを思う時だけ、鮮やかに色彩を纏って世界が変わる。
661黒ブキ ◆lg0Ts41PPY :2009/11/11(水) 21:14:56 ID:BE97mPLD
白磁の様にひんやりと滑らかなせつなの肌。
それが桜色に染まり、硬く強張っていた肢体が祈里の愛撫で
柔らかく解れてゆく。手の平に、唇に熱く吸い付き、そのまま永遠に
絡み合っていたい衝動に駆られる。
黒目がちな瞳に涙の膜を張り、望まぬ快楽を受け入れ、全身を戦慄かせる。
引き結ばれた紅唇は、何も付けなくてもいつもしっとりと艶めいて、
味わう祈里をうっとりとさせた。
白い歯の間から赤い舌が覗き、隠しきれない甘さを含んだ声がこぼれる。
それは耳から脳髄を蕩けさせるようななまめかしさで祈里を狂わせた。
その声音で名前を呼んで欲しかった。
でも体が快楽を受け入れた後は、もうせつなの中に祈里はいない。
せつなはいつもラブの幻影に抱かれていた。
だからせつなが達しそうになってくると、祈里は一切の声を発しない。
それまでは、散々に言葉でいたぶっても。強制的に祈里に愛を囁かせても。
我を忘れ、蕩けてしまえば口にするのはラブの名前だけだろうから。

息を弾ませ、胸を上下させるせつなの目に正気の光が戻ってくると、
決まって彼女は虚空を睨み、唇を噛み締める。
そこに、自分を犯し続ける憎い相手がいるように。
自分にのし掛かったままの祈里の存在を故意に無かった事にしようとするように。


せつなは、そうやって祈里への負の感情を毎回毎回、逃がしていたんだろうか。
祈里を、憎まずに済むように。


せつなはどれほど泣いても、祈里に憎悪の言葉を吐く事はなかった。


どうして、笑顔だけで満足出来なかっんだろう。
決して、手に入らない事は分かっていただろうに。
禁断の果実に手を出せば楽園を追放される。
聖書の頃からの決まりきったお約束なのに。
もぎ取ったところで、果実は食べてしまえばそれでお仕舞い。
唇を滴る芳しい果汁も心までは満たしてくれない。そんな事も知らなかった。


ラブの太陽のように弾ける眩しい笑顔。
美希の澄んだ青空のような晴れやかな笑顔。
せつなの、花がほころぶような可憐な笑顔。


自分はどんな風に笑っていたのだろう。もう、思い出せない。
662黒ブキ ◆lg0Ts41PPY :2009/11/11(水) 21:18:44 ID:BE97mPLD
「後悔なんて……してないもん。」


枕に顔を埋め、硬く目を閉じたたまま、祈里は呟く。

「謝ったりなんか、しない。」


だから気付かなかった。部屋の中に深紅の光が満ちた事に。



「そうなの?よかった。謝られたって困るもの。」



祈里の心臓は、冗談抜きで数秒止まった。
もうこの部屋では絶対に聞くはずのない声を聞いたから。


ようやく動き出した心臓を宥めながら、枕から顔を上げる。
ミシミシと音を立てて体が軋む。
ロボットのようにぎこちない動きで声のした方に視線を向け、体を起こす。
もしそこにいたのがヒグマや雪男でも、これほど動揺しない自信があった。
あり得ないだろう。
だって、彼女自身がもう来ないと言ったんだから。



「………せつなちゃん……。」



どうしてここに?理由を探るより前に、全身の細胞が歓喜に震えていた。
幻ではない、確かな質量を持った姿。空気が伝える体温。
モノクロの世界に瞬く間に艶やかな彩りが刷かれてゆく。
せつなが祈里の椅子に浅く腰掛け、背もたれに身を預けていた。



「安心した。ラブや美希の前で謝られたりしたら、どうしようかと
思ってたの。」
だって、面と向かって謝罪なんてされたら許さない訳にはいかないじゃない?


せつなの形のよい唇が紡ぎ出すのは氷の破片を含んだ刃。
薄く紅唇の端を持ち上げ、清楚とも見える微笑みを浮かべている。


「謝罪なんて、そんなものいらないもの。」
私があなたを許す事なんてないと思ってね?


せつなは傲然と祈里を見下ろす。少し前まで、立場は逆だった。
皮肉なものだ。ただ、座っている位置が入れ替わってるだけなのに。
せつなはベッドの上で怯え、祈里は女神のように震える囚われ人を
ねめつけていた。
663黒ブキ ◆lg0Ts41PPY :2009/11/11(水) 21:21:35 ID:BE97mPLD
支配されていた。身も心も。
目の前で身を硬くして震えている小さな少女に。
今となれば分かるのに。どれほど祈里が怯えていたか。
必ず訪れる終わりに。終わりの後に待っている、終わりのない責め苦に。



せつなと再び同じ空間にいる。その喜びが祈里の全身に行き渡る前に、
せつなの言葉が脳に届く。

上昇した体温が急速に下がり、指先が冷たくなる。
何も驚く事などないはずなのに。まかり間違っても、優しい言葉や
親しみの籠った表情を貰えるはずなどないのに。


祈里は自分の卑しさに身を捩りたくなる。
期待していた。せつなからの甘い温かさを。
叶わぬ想いを抱えた祈里の辛さを労ってくれるのではないかと。



「だって、せつなちゃんが、好きだったんだもの………。」



それなのに、言葉が勝手に唇を離れて行く。
今になって、こんな事言っても何もならないのに。



「せつなちゃんが、欲しかったの。」



せつなはモノじゃない。
そう、ラブに言われたばかりなのに。どうして、こんな事しか言えないのだろう。



「わたし、せつなちゃんがいれば…他に何もいらないよ……。」



だからお願い。わたしを見て。



「嘘ばっかり。散々私をおもちゃにしたくせに。」


楽しんでなかったなんて言わせない。
今さら綺麗な言葉で取り繕わないで。



せつなの瞳に影が落ちる。憐れむような、蔑むような。
薄く微笑んだまま、せつなは祈里の哀願を一蹴する。


「……わたしの事、嫌いにはなれないって言ってくれた……。」
664名無しさん@秘密の花園:2009/11/11(水) 21:25:21 ID:kYsOSjsY
sien
665黒ブキ ◆lg0Ts41PPY :2009/11/11(水) 21:25:28 ID:BE97mPLD
容赦のないせつなの爪に祈里の柔らかな部分が毟り取られる。
祈里はせつなの視線にすがり付く。
せつなを愛してる。弄びたかった訳じゃない。
それだけは、信じて欲しかった。


「じゃあ、そうしてあげるわよ?」


「……え………?」


「あなたのモノになってあげる。これから二人でどこかへ消えましょう?」


せつながリンクルンを振って見せる。


「本当に、何も分かってないのね。」
誰も知らない場所で、二人きりで生きていくの。
あなたを守ってくれる人も、頼れる人もいない。何一つ持たず、誰にも告げず
ここから出で行ける?
私がいれば他に何もいらないんでしょう?
だったら、出来るわよね?出来るなら、連れて行ってあげる。
そこで、あなただけを見ていてあげるわよ。
私には、本当にそれが出来るもの。


せつなは本気で言っている。それが分かり、祈里の背筋に霜が降りる。
だって、それはせつなはそれを既に経験しているから。


命すら奪われ、体一つでさ迷う事を余儀なくされたせつな。
もし、ラブに迎え入れられなかったらどうなっていたのだろう。

それを思った瞬間、祈里は底の見えない穴に引き込まれるような
感覚に、全身が総毛立った。
祈里がせつなから奪ったもの。それは一時、体を貪るだけの事ではなかった。
せつなが底知れぬ闇から這い上がり、ようやく掴んだもの。
祈里にとっては持っているのが当たり前で、存在を意識する事すらなかったもの。


人は息が出来なくなって、初めて自分が空気に包まれていることを意識する。
祈里が、せつな以外はいらない。そう思えたのは余りに当たり前に
幸せに包まれていたから。
666黒ブキ ◆lg0Ts41PPY :2009/11/11(水) 21:30:36 ID:BE97mPLD
せつなを自分だけのものに出来る。
二人だけで見知らぬ場所で。


祈里も何度も夢想した事がある。
胸を締め付ける途方もなく甘美で、少しばかりのやるせなさを含んだ妄想。
現実には起こり得ないと分かってるからこそ浸る事の出来る、
無邪気で幼稚な一人遊び。

「馬鹿な子。」


せつなは祈里に歩み寄り、惚けたように自分を見つめる祈里の顎に指を掛ける。

「こちらに来て学んだことの一つがね、豊かな人ほど欲張りって事。」
どうしてあんなに欲しがるのかしら?両手にも抱えきれないくらい
沢山持っているのに。
腕から溢れてこぼれ落ちてもお構い無し。
こぼれた分まで、また余分に掴み取ろうとするの。

ねえ、あなたは何でも持っていたじゃない。
温かい家族。分かり合える親友。未来への夢。それを叶える事の出来る環境。
出来の良い頭。可愛らしい容姿。
他にもたくさん。
それなのに、なぜ私まで欲しがるの?
私の他には何もいらない。そんなの嘘。
あなたは何一つ捨てられはしない。
だって自分がどれほどの物を持っているか。そんな事、考えたことすら
ない人なんだから。



「あなたは欲張りで、傲慢で、残酷な子供よ。」
自分が持っていないから。それだけの理由で、他の子の片手にも余る
少ないおもちゃも取り上げられるんだから。
あなたは私から、ラブへの想いと、初めて出来た親友を奪い取ろうとしたの。



打ちのめされる、と言うのはこう言う事なんだろうか。
罪を理解してるつもりだった。
償う為、自分の辛さから逃げていないつもりだった。
何一つ、理解していなかった。単なる独り善がりな自己満足。
泣いてはいけない。そう自分に課した罰さえ忘れ、祈里の頬は溢れる涙で
幾筋もの模様が画かれていた。
667黒ブキ ◆lg0Ts41PPY :2009/11/11(水) 21:33:55 ID:BE97mPLD
せつなは細く繊細な指で祈里の顔中をなぶる。
瞬きすら忘れた瞳から流れ落ちる涙を頬に伸ばし、しどけなく開いた唇を
形の良い爪で弾く。
祈里はされるがままに、せつなを見つめていた。


「……どうすれば、いいの……?」


許して欲しいなんて夢にも思わない。
ただ罪の深さに溺れたくない。
どうすればいい?教え欲しい。どうすれば、溺れずに済むの?
どうすれば………ほんの少しでも償えるの?



「奪ったものを、返してくれればそれでいいわ。」


ラブへの想いは自分で取り戻した。ラブがもう一度与えてくれた。


「私の親友を、返して。」
ブッキーはいつもおっとりと優しく微笑んでくれたの。
彼女といると、ゆったり穏やかな気持ちになれた。
我が儘で身勝手なあなたなんていらない。
ブッキーを、返して。



「………無理よ……。」
また、以前のようにせつなに微笑むなんて出来ない。
ラブの隣で、ラブの愛情で包まれてるせつなと、今までと同じように
並んで歩けと言うのだろうか。



「やりなさい、祈里。」
それ以外のものは受け取らない。あなたは笑わなくてはいけない。
私や、ラブや、美希の為に。
あなたの気持ちなんてどうでもいいの。
だって、これは罰なんだから。辛くなければ意味がないでしょう?
あなたは見ていなければいけないの。私が幸せになるところを。
微笑んで、祝福して、そしてあなた自身も見付けるの。
私を手に入れる以外の幸せをね。


せつなの顔が、ゆっくりと降りていく。
祈里は自分の唇がせつなの唇で塞がれるのを、感じた。
何度も味わったはずの唇。
それなのに、初めて触れ合うかのような甘美さに、頭が痺れる。
668黒ブキ ◆lg0Ts41PPY :2009/11/11(水) 21:40:46 ID:BE97mPLD
魔に魂を奪い取られる瞬間は、こんな感じなのかも知れない。
穢れのない天使の口付けのように穏やかなのに、天使には持ち得ない
官能を揺さぶる背徳感。
舌の先すら絡まないのに、粘膜が擦れ合う淫靡さに体の奥から潤いが降りてくる。


無意識に腕が上がり、せつなの腰を抱き締めようとしていた。


「駄目よ。」


柔らかく、しかし短くせつなが拒絶する。
唇を重ねたまま言葉を発したので、開いた隙間で歯が軽く触れる。


「あなたから、私に触れるのは許さない。」


祈里はビクリと震え、所在なげにダラリと両腕を垂らす。


せつなは唇を離し、祈里の唇を指でなぞる。
祈里は自分の唇を這っている白い指の腹をちろりと舐めた。
せつなが咎めないのを見て、指に舌を絡め口腔内に引き込む。
人差し指と中指を音を立ててしゃぶり、指の又に舌を這わせる。


「触らないでと言ったはずよ。」


しばらく祈里の好きにさせた後、指を引き抜き祈里のシャツで無造作に拭う。



潤んだ瞳で見上げてくる祈里。
その胸中は多分に糖分を含んだ痛みに溢れていた。
せつなの側で、せつなの幸せを見届ける。
決して触れられない。二度と、過ちは冒せない。
祈里の背筋に粟立つように震えが走る。


一瞬で終わる許しより、緩やかに永く続く痛みと胸苦しさを。
それが、せつなのくれた罰。
また一筋、涙が流れ落ちる。
悲しいからではない。ようやく、救われた。
痛みを抱き、罰を孕んで生きていく。せつなが逃げ道を示してくれた。
祈里が壊れないように。笑う事に罪悪感を覚えないように。


「今度は、玄関から来るわね。」
ラブや美希と一緒に。


せつなが淡く微笑みを残し、消えて行った。
669黒ブキ ◆lg0Ts41PPY :2009/11/11(水) 22:07:54 ID:BE97mPLD
もう、泣いても良いんだ。後悔か、安堵か、何の涙かは分からない。
それでも、声が枯れるまで祈里は泣いた。
せつなは、祈里がせつなを愛し続ける事を許してくれたのが分かったから。


あなたを愛しています。


例え、指一本触れる事が許されなくても。



………
……………


(私、絶対アカルンの使い方間違ってるわよね。)


せつなは苦笑する。もう何度、自分と祈里の部屋を往復しただろう。


ベッドに腰掛け溜め息をつく。
その途端に、今まで大人しくしていた心臓が胸の中で暴れだした。


せつなは左胸を掴み、顔を歪める。跳ね返る鼓動を抑えようとしながら、
瞳を閉じる。


あれで良かったのか分からない。
ただ、自分は知ってる。
罪を犯した人間は許されるだけでは救われない事を。
罰を与えて欲しい。償いたい。例え、何の意味もない自己満足だとしても。
誰が許すと言っても、自分で自分を許せなければ、穏やかな眠りは訪れない。


彼女を、祈里を罰する事が出来るのは、自分だけだ。


(祈里………笑って…?)



例え、償いの為の無理強いでも。
あなたは偽りの微笑みだと感じるのかも。
でもね、私は知ってる。笑顔は幸せを呼び寄せてくれるって。
あなたが自分を騙して、心ない表情を浮かべているつもりでも。
笑顔はいつか本物になれる。
だって私の事、好きになってくれたあなたは、本当に素敵な笑顔を
私にくれてたもの。
だから祈里。最初は嘘でもいいの。
きっと、次に会った時は笑ってくれるわよね?


『せつなちゃん!』そう、呼んで手を振ってくれる。

あなたには、それが出来るって、私は信じてるから。
670黒ブキ ◆lg0Ts41PPY :2009/11/11(水) 22:11:24 ID:BE97mPLD
以上、支援どうもありがとう。
でも最後にさるさんに叱られた…。


生駒さん、最近は日本語タイトル多いですね。
何か捻りが効いてて好きなタイトルです。


>>656
今までのこのスレには無かった作風っすね。
何か元ネタがあるのかな。
この前は童話風。今回は四コマ漫画みたいな感じですね。


取り敢えず、黒ブキシリーズもなんとか終われそうだよ……。
671名無しさん@秘密の花園:2009/11/11(水) 22:20:52 ID:kYsOSjsY
>>670
精一杯!!乙するわ!!!
無事に祈里が着地できて嬉しいです。ありがとうせっちゃん!
本当に最終回お疲れ様でした。エピローグが楽しみで仕方ありません。
投下だけで1時間以上とか…まさしく力作でした。

これ以上書けば叱られるから保管屋さんにお願い。
長い感想を書けるところ保管所に作れませんか?
無理でしたらすみません。
672名無しさん@秘密の花園:2009/11/11(水) 22:27:21 ID:oD99AJic
GJでした!
長かったですねぇ…寂しいですが、落とし方、すっごく良かったです!
673名無しさん@秘密の花園:2009/11/11(水) 22:30:36 ID:BsIcBin6
>>670
乙です!感動しました!自分はこのスレ、職人さんたちが投下しはじめる頃からずーーっとロムってたんです!今日初めてコメします!黒ブキさんの作品いつも心待ちにしてました〜
エピローグも楽しみにしてますね。ハァ…なんか気が抜けた。。ブッキー…笑って?
674 ◆kaEdc6gW46 :2009/11/11(水) 22:32:01 ID:FkMzNhul
>>657
>>670

皆さん、見ていただきありがとうございますm(_ _)m

元ネタってあったんですね。
思いつきで書かして貰いましたので

もう一本ネタを…

美希×ラブ&ちょこっとせつな
「野球なのね……」

ラブ「…」クネクネ

ラブはビリーズ〇ートキャンプの動きみたいな事をしている。

美希「何やってるのよ……ラブ…」

ラブ「あれ?知らない?
巨人の脇〇だよ。」クネクネ

美希「……野球なのね…」



せつな「それよりも、オマリーよ。」


美希「…」


雑なネタですいません。
675名無しさん@秘密の花園:2009/11/11(水) 23:42:58 ID:3LBSRG0e
>>649
好きな人を待つ喜び。これこそときめき≠ネのかなと。
ラブと出会えて生まれ変わったせつな。いろんな表情、いろんな感情も
出るようになりましたよね。それがまさに伝わってきたSSでした!
やっぱりせっちゃんには読書・小説がピッタリなんだよなー。
私、歴史苦手…(嘘だけど)。あ、修正保管完璧です!

>>656
また斬新。是非保管庫の補足を見て頂きたい!自信ありますw
そりゃ美希たん絶句でしょ。せっちゃんミニて…。キャワー
おまけに野球ネタもですか。左打者限定ですか?ヤクルトの青○…

>>670
書ききれないかな自分も。それだけ力作だし、相当の難産だったと思われ。
これが続編の難しさなんですよね。せつなならではの答え。導き方。
歪んだ考えかもしれませんが、どこかイースの心がフラッシュバックしたような。
タイトルが全てですね。ブッキーのこれからをせつな自信が示した。
笑顔が待ってる事を信じて…ね。
最終章〜エピローグ。果たしてどうなるのか!全裸待機だ!

>>671
避難所で仮設作りました。どぞー
676名無しさん@秘密の花園:2009/11/12(木) 01:39:30 ID:avpFKRYf
黒ブキさんはキャラクターの心情を掘り下げるのが本当に上手いと思う。
大作だけど一人よがりにならず、話の流れにも無理がない。

エピローグ、楽しみにしています。
677名無しさん@秘密の花園:2009/11/12(木) 07:59:00 ID:+9+EBIby
朝から電車の中であそびコレクションやるとドキドキするなW

てか四人で踊れないのかよ!
678名無しさん@秘密の花園:2009/11/12(木) 10:09:43 ID:nvpTUxK9
>>654
あれ?あっちは5までじゃないっけ?
美希×うらとかはあっちでもアウトなんじゃ…
679名無しさん@秘密の花園:2009/11/12(木) 11:24:09 ID:phdwVQi9
>>678
あっちは5放送中に立てられたから
>>1でそういう風に書いてあるだけで、全シリーズOKな筈。

今は百合板でプリキュア関連はこことあっちだけだけど、
このスレは放映終了後も単独作品スレとして続けて欲しいなあ


>>675
保管庫に仮説のリンク貼った方が良くないですかね?
ちとわかりにくいですわ。
680名無しさん@秘密の花園:2009/11/12(木) 16:22:02 ID:W8uU30HQ
>>677
あそびコレクションを四歳の娘が欲しいと言ってるんだけど子どもでも出来る?着せ替えやお絵かきがあるらしいからそれだけで買う価値ありなんだけど。百合要素はたくさんある?たくさん!
自分的に「おいてかないでよ〜ラブゥ」「せつなはやくはやく〜!」みたいな絡みがあれば十分なんだけど
681名無しさん@秘密の花園:2009/11/12(木) 16:57:34 ID:a07uyzAV
>>680
ちょっと上に詳細書いてる人がいなかったっけ?
百合分はないに等しいけど、フレプリファンなら買って損はない。とか書かれてたと思いますよ。
682名無しさん@秘密の花園:2009/11/12(木) 17:53:56 ID:+9+EBIby
>>680
着替えはガールズモードみたいな感じで考えてたらかなりキツいと思う。買って唯一辛かったのがダンスと着替えした時のキャラデザイン。荒すぎる。

4歳児ならかなり楽しめると思うよ。パパと一緒にやれば塗り絵やおべんと作り、ドーナツ製作も困らないはず。

オープニングは百合フィルターで見るとたまんないぞwこれだけDVDで欲しいぐらいだ。

百合度は皆無に等しいがキャラ選択でゲームから聞こえる声の掛け合いはエンドレスでイケるw

タッチペンひたすら使うからフィルム買った方が良い。得に子持ちさん。

ハッピーセットのカードがあるとあんごう占いで良い事あるよ!あと何かのおまけカードも対象だったはず。
683名無しさん@秘密の花園:2009/11/12(木) 18:11:30 ID:W8uU30HQ
>>681
ありがとう!見てみる!

>>682
詳しく説明してくれてありがとう!オープニングだけで買う価値ありなんだ。それは買いだな!前のオールスターのオープニングもよかったなー
まぁそれぞれのキャラがお互いの名前呼ぶだけで十分だわ。よし、買うべ!
そろそろプリキュアのキャラゲー出てもいいと思うんだけど、、男なしで!
でも家でできんわ…
684名無しさん@秘密の花園:2009/11/13(金) 00:23:20 ID:V0G5Yonf
フレプリのカレンダーってこのスレ的にどんな感じ?ニヤニヤできる?
685名無しさん@秘密の花園:2009/11/13(金) 02:12:57 ID:6xDGZRpY
フレプリのカレンダーなら前に話上がってたよ。
このスレか前のスレか忘れたけど。結構いいみたい。
自分は劇場で買った小さいカレンダーしか持ってないや。
686名無しさん@秘密の花園:2009/11/13(金) 02:17:45 ID:KrkGra0x
>>684
大判カレンダーは、自分の妄想しだいでニヤニヤできる

A4カレンダーのほうはどうなんだろう?
西南オンリーのページがあるらしいな(笑
買った人どう?買い?
687名無しさん@秘密の花園:2009/11/13(金) 02:27:44 ID:Krmd0I5M
>>686

1月:プリキュア4人
2月:ラブせつ、お互いに送るチョコを作る
3月:美希ブキ、シフォンの為に雛人形を飾る
4月:4人でお花見
5月:ピーチ&パッション
6月:ふたりはラビリンス
7月:美希ブキ、ひまわり畑でデート
8月:4人でクローバーフェスティバル(浴衣)
9月:スイーツ王国のみなさん
10月:ベリー&パイン
11月:ラブせつ、トリニティのコンサートでデート
12月:4人でクリスマス(残念ながら異物が混入してます)

こんな感じですね。
688名無しさん@秘密の花園:2009/11/13(金) 02:35:24 ID:6xDGZRpY
異物吹いたwそうだけどw
8月はディケイドとシンケンレッドもいたね。一応。
自分的には7月だけでも価値がある。
689名無しさん@秘密の花園:2009/11/13(金) 04:19:45 ID:TVHLybs/
このカレンダーだけですごい妄想できる
690名無しさん@秘密の花園:2009/11/13(金) 13:07:50 ID:KrkGra0x
>>687
ありがd

月替わりなのか!ちょっと欲しくなってきた。
691名無しさん@秘密の花園:2009/11/13(金) 13:24:03 ID:FhFTYR+A
申し訳ない
携帯なんだけど、画像の送付方法教えてください
692名無しさん@秘密の花園:2009/11/13(金) 14:51:17 ID:CPPPEilp
>>687
お互いに送るチョコを作るだと…?
妄想が膨らむわぁ〜
もち美希ブキもだよねっ
693名無しさん@秘密の花園:2009/11/13(金) 15:29:37 ID:wIUgPZjA
はな畑デートがとても萌えます。
694 ◆kaEdc6gW46 :2009/11/13(金) 18:16:37 ID:99nyc6Z0
どうも>>674です。
またネタを投下させていただきます。
四人
「また野球なのね…」

ラブ「いや、脇〇でしょ。」
せつな「いいえ、オマリーよ。」


美希「また野球の話で討論してるわね……
ブッキー、あの二人どうにかしてよ。」

祈里「ラブちゃん…せつなちゃん」

ラブ「何?」
せつな「?」



祈里「やっぱり八〇樫よ!バスター打法の!」




ラブ「脇〇だよ!」
せつな「いいや、オマリ〇よ!」
祈里「時代は八〇樫よ!!」



美希「ダメだこりゃ……」
695名無しさん@秘密の花園:2009/11/13(金) 19:09:05 ID:KrkGra0x
野球ネタ全然ワカンネ
696名無しさん@秘密の花園:2009/11/13(金) 19:35:16 ID:V0G5Yonf
みんなカレンダーの情報ありがとう
A4のほう買おうかな、サイズ的な問題もあるから
個人としては西南もハゲも大輔も嫌いじゃないし
697名無しさん@秘密の花園:2009/11/13(金) 20:31:43 ID:w+sKd9G0
カレンダーの話みてて思い出した。今日は13日の金曜日だったな。

ラブやんって結構ホラー映画とか苦手な気がしないか?
そう思ったときせっちゃんのこんな台詞が浮かんだ。

「私は…また観てもいいかも」

ベタすぎるな。
698名無しさん@秘密の花園:2009/11/13(金) 20:40:44 ID:qLCA7SXn
映画見てきた
戦闘シーンでラブがせつなを抱えて敵から助けたほんの一瞬の場面にかなり萌えた
やはり男前なラブさんはカッコイイ
そのあとせつなもラブを同じように助けてたのもよかった
699名無しさん@秘密の花園:2009/11/13(金) 21:04:04 ID:rlCUANNx
>>697
怖がったラブがしがみついてくるのが、せっちゃん満更じゃなかったんですねw
美希ブキだとブッキーが怖がったフリして美希たんにしがみつくと。

(ギュッ!)「み、美希ちゃん怖い!」
「は、はは。あ、あたしはこんなの平気だわ」(顔面蒼白)
「さすが美希ちゃんだわ……」(さわさわ揉み揉み)
「あ、当たり前でしょ!あ、あたし完璧なんだから」
「わたし信じてた!(今なら触りたい放題だわ……)」
700名無しさん@秘密の花園:2009/11/13(金) 21:40:57 ID:xpdmW9TX
ブッキー黒いよブッキーwww
701名無しさん@秘密の花園:2009/11/13(金) 22:35:47 ID:w+sKd9G0
>>699
やっぱりわかりますかw

自分、ビーチさんがマジカッケェと評判の遊園地回だけ見逃してるんですが、ブッキーはお化け屋敷平気だったとか。やっぱり怖がるのは美希たんの役目なんでしょうなw
パッションスレでSSが出来上がってましたな。あれ良かったなー
702黒ブキ ◆lg0Ts41PPY :2009/11/14(土) 00:06:13 ID:cOs2pcxt
今晩は、黒ブキエピローグ投下に来ました。今回は早かったw


タイトルは「エピローグ 一緒に歩いてゆく」
エロはありません。
703黒ブキ ◆lg0Ts41PPY :2009/11/14(土) 00:09:27 ID:cOs2pcxt
love-setuna


ベランダから部屋を覗くと、せつながベッドに倒れ込んでいた。
倒れた、と言うか、ベッドに腰掛けたまま上半身を横にしていた。
また、具合悪いんじゃないよね?


「……せつな、どうしたの?…って!?ちょっ!」


せつなの顔を覗き込もうとした瞬間、グイッと手を引かれて
ベッドに引き倒された。
せつなが覆い被さってくる。


(………?)


あたしに体重を掛けたまま、じっと動かない。
荒い息を抑えるように少し体を震わせている。
あたしの胸の上で押し付けられたせつなの鼓動が早鐘を打っているのに
気が付いた。

背中に腕を回し、寝返りを打って体を入れ換える。
心臓の動きに合わせて、微かに左乳房が揺れてる。
宥めるようにさすると、せつなが手の平を重ねてきた。


「………会ってきた。」


誰に、とは聞くまでもない。
余ほど緊張したのだろう。重ねられた手は冷たく湿っている。
体を起こして顔を見ると、泣き出す寸前の子供のような表情をしていた。


「……そっか…。」


前髪の生え際を撫で、おでこをくっつける。
せつなはギュッと目を閉じ、あたしの首に腕を絡める。


「………抱っこ、して…。」

涙の混じった声でそんな事を言う。
せつなの頭を抱えるようにして、今度はお互い向かい合って横になる。
腰を引き寄せ、ぴったりと体を密着させる。
せつなの動悸が治まるまで。


「……精一杯、頑張ってきたんだね…?」


髪を指で梳き、よしよしと背中をさする。


「せつな、いい子。」
704黒ブキ ◆lg0Ts41PPY :2009/11/14(土) 00:11:28 ID:cOs2pcxt
「…いい子なんかじゃ、ないわ。」


泣かせてきたんだもの。


「……せつなはいい子。あたしの大事なお姫さま。」


ラブは唄うように囁く。


「せつなが何を言って、どんな事をしてもね。」


あやすように体を揺すり、額に、瞼に、頬に、口付ける。


「だーい好き、だよ?」


あたしとせつなの鼓動が緩やかに重なっていく。
まるで一つの心臓みたいに。


「……私も。」


ラブの中に溶けてゆきたい。


「それはダメ。」
「……どして?」


こんな風に抱き締められなくなるから。


「……せつなはね、幸せになるんだよ。今より、もっと、もっと。」


だからブッキー、戻ってきてね。
あたしもせつなも、あなたの笑顔を待ってるから。
705黒ブキ ◆lg0Ts41PPY :2009/11/14(土) 00:14:02 ID:cOs2pcxt
miki-inori



祈里が訪ねて来た。
唇を引き結び、固い表情で。
泣きそうなのを我慢してる。それくらい分かる。
何年付き合ってると思ってるの?


「らしくない事、するもんじゃないわよ。」


しんどかったでしょ?


「……美希ちゃん……。」


ポンポン、と頭を叩くと祈里はアタシの膝に顔を埋めて泣きじゃくった。



ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい…………



ただ、それだけを繰り返す。
アタシにしか、言えないんだよね?
ラブにも、せつなにも言葉での謝罪なんて意味がないから。
でも、言いたいのよね。ごめんなさいって。
だって、あなたが悪いんだもの。謝らなきゃ、苦しいわよね。
だから、アタシが聞いてあげる。
ラブの分まで。せつなの分まで。



「これで、お仕舞いにするから……。もう、泣かないから。」


本当は、もう泣かないでいられるって思ってたの。
だって散々泣いた後だったから。ダムが出来るんじゃないかってくらい。
でもね、また溜まっちゃったみたいなの。
美希ちゃんの顔みたら、我慢出来なくなっちゃったの。



祈里は、そう言ってまたアタシのスカートを涙で濡らす。
アタシは黙って祈里の柔らかい髪を撫で続けた。
706黒ブキ ◆lg0Ts41PPY :2009/11/14(土) 00:16:33 ID:cOs2pcxt
「…美希ちゃん。次のダンスレッスンね、一緒に行ってくれる?」


「いいわよ。前の日に泊まりに来れば?」


一緒に寝て、朝一緒に出よう。



「美希ちゃん、美希ちゃん、美希ちゃん……」



ごめんなさい、の次はアタシの名前?
壊れたスピーカーみたいね。
でもね、泣くのはこれでお仕舞い、なんて言わなくていいわよ。
膝くらいいつでも貸してあげるしね。
その代わり、なんでも話さなきゃダメよ?
あなたは思い詰めたら録な事にならないって、分かったんだから。



せつなが祈里にどんな魔法をかけたのか、それは聞かない。
でも、祈里は泣けるようになった。
それなら、次はきっと笑ってくれる。


震える小さな背中には、目に見えない大きな十字架。
あなたは背負って行く事に決めたのよね?
アタシは代わってあげる事も、手を貸す事も出来ない。しちゃいけない。
だから、隣にいるからね。
いつでも、アタシの手を握っていいから。
707名無しさん@秘密の花園:2009/11/14(土) 00:18:54 ID:pSz4++Ym
支援
708黒ブキ ◆lg0Ts41PPY :2009/11/14(土) 00:22:27 ID:cOs2pcxt
clover


朝靄が立ち込める。吐く息が白くなり、冴えた空気が肺を充たす。


「行こっか!」
ラブはせつなに手を差し出す。


「うん。」
対するせつなはちょっと硬い顔。
ラブはせつなを抱き寄せ、グリグリと頬擦りする。


「ちょっ、ちょっと、ラブ!」

「タッハー!今日のせつなも可愛すぎ!」


せつなは顔赤くしてラブを押し退ける。


「もう!」

「にゃはは!さぁ、レッツゴー!だよ!」


二人は手を繋いで玄関を出る。


………
……………


「ブッキー、そろそろ行こ。」

「……うん……。」


祈里は顔を強張らせ、口の端をひくひくさせている。
……ひょっとして、笑ってるつもりなんだろうか?


「きゃっ!何?美希ちゃん!」
美希はうりゃうりゃ!と祈里の頬を両手で押し潰す。

「表情筋のマッサージよ。何なら体も解そうか?」

「やっ!やはっ!やめてぇ!」


美希は祈里の脇腹をくすぐる。
ひーひーと身を捩り美希の指から祈里が逃げようとする。


「もぉう、涙出たよぉ!」


美希は笑顔で手を差し出す。祈里は美希の柔らかな手を、キュッと握った。
709黒ブキ ◆lg0Ts41PPY :2009/11/14(土) 00:24:03 ID:cOs2pcxt
天使像の前に付く。


ラブとせつながやって来るのが見えた。



「せつなちゃん、ラブちゃん、おはよう!」



祈里が手を振る。



ラブが白い歯を見せて、大きく手を振り返してくる
せつなは微笑んで、胸の前で小さく手を上げる。



「今日はミユキさんも来てくれるんだよね?くっはー!楽しみ!」

「随分体なまっちゃったわ。ちゃんと踊れるかしら。」

「せつなは慣らす程度にしときなさいよ?病み上がりなんだから。」

「せつなちゃんなら、ちょっとやればすぐに追い付けると思う。」



四人で歩く。笑い合い、ふざけ合い、光の中を。
並んで、少し乱れたり、誰かが遅れたりしながら。


以前と変わらぬ風景。
でもそれぞれの中に、それぞれの傷。
深いもの、浅いもの、消える傷、残る傷。
胸に抱きながら歩いて行く。


いつか大人になって、それぞれの道に別れてしまう事になっても。


今、この一時を一緒に。



fin
710黒ブキ ◆lg0Ts41PPY :2009/11/14(土) 00:27:35 ID:cOs2pcxt
以上です。支援どうもです。

これでお仕舞いです。随分長く掛かっちゃいましたが、
読んでくれた方、ありがとうございます。


これからも単発でボチボチ投下させてもらうと思います。
これからも、どうぞ宜しく。
711名無しさん@秘密の花園:2009/11/14(土) 00:32:44 ID:TJKJsGiy
黒ブキさん有難う、感動を有難う
712名無しさん@秘密の花園:2009/11/14(土) 00:38:55 ID:hOJitTov
これで本当に「お疲れ様でした」ですね!
祈里が笑おうとしていた場面、実にせつないです。
黒ブキシリーズを筆頭に、黒ラブ、単発エロSSと、自分の好み的に全くハズレの無いものばかりです。
今後の投下もこころ待ちにしています!
713名無しさん@秘密の花園:2009/11/14(土) 00:39:23 ID:pSz4++Ym
>>710
いやーすごい大作でしたね!最後はこうなるってわたし信じてた!
もうねぇ美希たんがかっこいいわ〜ブッキーはこれからも笑っていけるでしょう!美希ちゃんがいる限り!黒ブキさんの作品、これからも期待しまーす!とりあえずお疲れしたっ
714名無しさん@秘密の花園:2009/11/14(土) 01:09:19 ID:TLTth67a
黒ブキさんかっこよすぎる!!
こんなすばらしい小説書けるなんてー!!
感動して泣いた!!


結婚してくれ!!
715名無しさん@秘密の花園:2009/11/14(土) 03:41:09 ID:XHni9IMV
>>694
野球ネタ2作品まとめての保管にしました。途中少しだけ改造しました。
保管庫で確認してみて下さい。続けての方が面白いと思いましたので…。
自分は野球好きなのでツボでしたw

>>710
信じる事。信じられる事。
失った時を取り戻すため、もう一度歩を進める。
ゆっくりでも構わない。一歩一歩確実に。
だってまだ14歳。やり直すことは何回でも出来るのだから。

終わりは新たな始まり。黒ブキさん、素敵な作品を
―――ありがとう―――
716名無しさん@秘密の花園:2009/11/14(土) 03:45:57 ID:NxUqYORH
お疲れ様でした黒ブキさん
あなたのSSやっぱ好きだわ

ぜひ黒ブキさんもサイト作ってくださいよw
717 ◆kaEdc6gW46 :2009/11/14(土) 08:52:03 ID:os42qe69
>>710
黒ブキさん。お疲れ様でした。
どうなるの?これって感じで見ていました。



>>715
保管屋さんありがとうございますm(_ _)m

うまい具合に繋げて頂き本当にありがとうございます
718名無しさん@秘密の花園:2009/11/14(土) 10:05:47 ID:1o215lgI
引っ込み思案なブッキーも、プリキュアになったら対等な立場になる所に萌える。

やっぱ相手は美希(ベリー)がいいな。ラブせつとは違う何かがあるよね。
719名無しさん@秘密の花園:2009/11/14(土) 11:23:21 ID:Jhc+W6a0
黒ブキさん、GJでした!間違って避難所の方に行っちゃったけど……orz

美希ブキは……A4カレンダーの7月だけで妄想が広がるw
自分だったら

読者モデルをやってる美希たんがヒマワリ畑で撮影してるのを見学しに来たブッキー。
カメラマンさんの厚意で一緒に撮影してもらえる事に。

「あら?珍しいわね。恥かしがって断わるかと思ったのに」
「え、えへへ……お揃いだから、記念になるかなって思って」
「お揃い?記念?」
「ほら、コレ」

ヒマワリの髪留めを美希に見せるブッキー。

「美希ちゃんが、この間、付き合い始めてから3ヶ月目だよってくれた―――」
「わ、わーわーわー!!か、カメラマンさん、は、早く撮って!!」

カシャ!

って妄想するかな。だからブッキーヒマワリ三本持ってるとかw

>>701
見に行ったらせっちゃんがセッ○ス連呼してて吹いたw
ホラー映画ネタの方ですよねw
720名無しさん@秘密の花園:2009/11/14(土) 14:04:21 ID:VnpvmPb4
こんにちは。

まずは黒ブキさん、長期の連載本当にお疲れ様でした。
私みたいな黒いの苦手な者でも
最後までずっと読み続けることが出来ました。
ベタな言葉で申し訳ないですけど、
おもしろかったです。ありがとうございました。

さて、本題
>>697
>>699
からネタ頂きました。
13日の金曜日の夜中に終わりませんでしたけど……・。

ってことでいつものラブせつ非18禁です。
721『勝てないもの>怖いもの』:2009/11/14(土) 14:05:13 ID:VnpvmPb4

「うう……」

あたしはひどく後悔していた。

13日の金曜日だからと行って気を利かせたTVのロードショー。

普段ならそんなのはタイトルを見ただけでノーサンキューなんだけど、

よりにもよってこの娘が興味を持ってしまった。

「ねえラブ、この番組表に書いてある「ホラー」ってどういう映画なの?」

一応質問はしてるけど、その顔には「観たい、観たい!」って書いてある。

目までキラキラさせてるんだもの、そりゃもう、ダメなんて言えないでしょ。

あたしは泣く子とニンジンとせつなにだけは勝てないのだ。

それにさ、ちょっとだけだけど……ほんとうにちょっとだけだよ?

せつなが実はあたしよりも怖がりで、泣きながら抱きついてきたりしないかな〜って、

下心もあったりして。

そんな役得があるなら、苦手なホラー映画もガマンして観れるからとか、

そう思っちゃったんだよね、その時は。
722『勝てないもの>怖いもの』:2009/11/14(土) 14:05:59 ID:VnpvmPb4
ハイ、すみません。あたしが悪かったです。

せつな、全く怖がってません。

「ふーん……目に見えないくらい細いワイヤーで死体を動かしてるのね……」

それどころか、なんか冷静に分析してるし!

「へえ、CGを部分的に使って、人が怪物に変身するように見せてるんだ。
 すっごい技術なのね」

いやいや、ホラー映画ってそういうところを観るんじゃないから。

……なんて、ツッコミ入れてるけど、あたしはもう全然余裕が無くて。

うわ、なんでそっち行くのよ〜どう考えても物陰に何かいるじゃないの!

そこで喧嘩して単独行動するとかありえないって!それもう死亡フラグだから!

……って、出たーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!

うわわわわ斧止めて止めて血が出てる出てる出てる痛い痛い痛い痛い!

その顔で画面アップとかマジ止めて悲鳴上げないでむしろ上げたいのこっちだから!



……気が付いたら、あたしはせつなに抱きついていた。

目をギュッとつぶって……多分、涙目になってる。

うわあ……あたしってば、格好悪い。

結局泣きながら抱きついてるの、あたしの方じゃないか。

そう思っても、怖くて目を開けることも、しかみついたその手を緩める事も出来ない。
723『勝てないもの>怖いもの』:2009/11/14(土) 14:06:30 ID:VnpvmPb4



「大丈夫よ」

声と共に、あたしの手を握り締めてくる、手。

それに気づいて、恐る恐る目を開けたあたしが見たのは。

「大丈夫よ、ラブ、怖がらないで」

―――両目に優しい光を浮かべた、満面の笑みのせつなの顔―――

「せつなぁ……」

思わず声が漏れる。涙声。なんて、情けない声。

「大丈夫、私がいるから……だから、安心して、ラブ」

そんなあたしに、せつなは優しい声でささやいてくれる。

ああ、なんてことだろうね。

せつなに手を握ってもらって、そう言ってもらっただけで、

あたしの中の怖い気持ちがみるみるうちに消えていく。

……まったく、現金にも程があるぞ、あたしの心。

でも、ありがとう、せつな。あたし、もうちょっと頑張れそうだよ。



……そんな事を言っても、結局、映画が終わるまで

あたしはせつなに抱きついたままだった。

その後も怖い場面になる度に、目をつぶって、しがみつくその手に力を込めて。

でもその度に、せつなは背中を頭を撫でてくれたり、さすってくれたり、

……そして、握った手は、最後まで離さないでいてくれた。

そのことは凄く嬉しいことだったんだけど、

結局せつなの前で情けない姿を晒したのは事実なわけで……

ああもう、二度とホラー映画なんて観ないからね!
724『勝てないもの>怖いもの』:2009/11/14(土) 14:07:00 ID:VnpvmPb4
そう思った矢先に、

「映画、すっごく面白かったわ、ラブ。
 この世界の映像技術の勉強になったし……だから、また一緒に観ましょ」

なんてことを言ってくるんですかこの娘は。しかも楽しみ方を間違ったままだし!

ああまた、顔に「観たい、観たい!」って書いてある。

でも流石にあたしも二度目はノーサンキューです。

いくらせつなのお願いでも、あんな思いを二度三度するのはちょっと……ね、

そう思って、返事をしようとしたあたしに、

「今度は映画館で……ね」

せつなは頬をちょっと赤らめながら、そう言ってきた。

……あれれ?

これって、デートのお誘い?

……でも、映画館だよね。

怖いのが大スクリーンと大音声で襲い掛かってくるんだよね?

うわー、それは厳しいなあ。

あたしの中で、「せつなとデート」「超怖いホラー映画」の2つが天秤に掛けられる。

……今のところ、天秤の針は真ん中で止まったままだ。

うーん、どうしよう。

悩むあたしに掛けられた、せつなの言葉。
725『勝てないもの>怖いもの』:2009/11/14(土) 14:07:43 ID:VnpvmPb4
「……また怖くなったら、今日みたいにしてあげるから」

……え。

……それはつまり。

……映画館の暗闇の中で抱きつき放題OKってことですかせつなさん?!

あ、今度は顔中真っ赤にして頷いてる。

その瞬間、あたしの中の天秤の針が一気に傾く。

わはーっ、行く行く、というか行かせてください!

いやー、今から楽しみだなあ、せつなとデート!



なんて浮かれてるけど、ホラー映画が苦手なのは変わらないし、

また泣いて醜態をさらすのは目に見えてるわけで……。

終わった頃にはまた「もう行かない!」って思ってるね。絶対。

それでも、せつながまた行きたいって言えば、

なんだかんだで結局一緒に行っちゃうんだろうなあ、あたしは。

やっぱりせつなが楽しいなら、あたしにとってもそれが一番楽しいわけだし。

そう、やっぱりあたしは泣く子とニンジンとせつなにだけは勝てないのだ。
726名無しさん@秘密の花園:2009/11/14(土) 14:11:22 ID:VnpvmPb4
以上、十和でした。

書いてる途中でそういえばラブさんお化け屋敷のお化け役とか
嬉々としてやってたっけ……とか気づいてしまったんですけど、
多分ホラー映画とかスプラッタとかそっちがダメなんでしょう、多分。

明日はいよいよラブせつ回ですね。

ではでは。
727 ◆kaEdc6gW46 :2009/11/14(土) 15:36:58 ID:os42qe69
>>726
こういうラブも好きですね。
お疲れ様です。
728名無しさん@秘密の花園:2009/11/14(土) 15:38:58 ID:9gUuoP98
GJです!
ラブやんって、ホラーとか、観るまではノリノリなイメージですよね。で、後で泣きをみると。

せっちゃんはまあ、死を乗り越えた身としては、恐れるものなど有りはしないでしょうな。
そう、大事な人達を失うこと以外には…。

明日の放送、ひじょーに楽しみですな!また鬼門回はやってくるけど、久々に落ち着いて視聴できそうだ。
729名無しさん@秘密の花園:2009/11/14(土) 18:27:14 ID:1o215lgI
十和氏はラブせつしか書かないの?
>>727、雑談時は鳥外した方がいいな
730名無しさん@秘密の花園:2009/11/14(土) 19:17:33 ID:os42qe69
>>729ごめんなさい。気をつけます。
731名無しさん@秘密の花園:2009/11/14(土) 19:31:26 ID:XHni9IMV
>>726
あたしは泣く子とニンジンとせつなにだけは勝てないのだ。 ←ココ好きですねぇ。
ラブのプチ独白な展開、タイトル通りのシーソーゲーム。でもやっぱ
せっちゃんが主導権握ってるのかな?これも計算だったりしたら小悪魔!
んな事はないだろうけど、研究熱心なせっちゃんと恐怖+欲望のラブやん。
この妙な関係が実はしっくり来てるんですよねー。
732MH22S ◆Tp0rBcFpoc :2009/11/14(土) 19:43:33 ID:XHni9IMV
明日はラブせつ祭りの予感がします。かなり期待してます、ハイ。
タイム差出ちゃってますけど良かったら読んで下さいな。
ラブ×せつな、白百合、3部作前編、適度な長さです。

【ラブとせつな。本気のケンカ!?】


「私、間違ってたのかも。」


沖縄から戻って来たあたしたち。楽しい思い出を胸に……
のはずだったんだけど。


妙な空気を感じたのは飛行機に乗る前ぐらいで。
せつなはあたしと一定の距離を置いてると言うか。
それは帰宅してからも変わらずに。

「たはー。やーーーっぱ家が一番だよね!」


……
………

「そうね。」
733MH22S ◆Tp0rBcFpoc :2009/11/14(土) 19:44:15 ID:XHni9IMV
長い間。どうしたって言うの。あたし何か気にする事したのかなぁ?
椅子に腰掛け、ふと考え込む。


「私、部屋戻るから。」
「あ…、う、うん…。」
怒ってる感じでは無さそうなんだけど。
だけど。

何か…ね。
あたしも部屋に戻って着替えを済ませる。

―――はぁ

おもむろにため息をつく。しょぼくれた顔にもなっちゃうよね。
この壁の向こうでせつなはどんな顔してるんだろう。
今、何を考えてるの?
たった一枚の壁が、あたしの心を大きく遮っていた。


ベッドに横になったまま寝てしまい、気がつけば外は真っ暗だった。
シャワーでも浴びよう。さっぱりしてからせつなに話をしよう。
今のあたしにはこれぐらいしか思いつかなかった。

「ラブ、ご飯出来てるわよ。」
「うん。後で食べる。」
「どうしたんだ?沖縄楽しかったんだろう?」
「うん。」

いろいろあったけど楽しかった。せつなと行った初めての旅行なんだもん。
そりゃ学校行事と言うイベントの一環かもしんないけど。
734MH22S ◆Tp0rBcFpoc :2009/11/14(土) 19:44:49 ID:XHni9IMV
お風呂場へ行くと物音がして。
タイミング悪いなあたし。

リビングへ引き返そうとしたけど、もう一度明かりの射す方へ。

「…せつな。」

流していたシャワーが止まる。
ちゃぷんと音を立て、せつなは湯船に入ったのだろう。
返事はすぐに返ってきた。

「何?」

「あのね、あたし…。」
その後の言葉は出なかった。だって、

―――わからないから。


呆然と立ち尽くしていると、せつなは徐にこう告げる。
「一緒に入らない?」

急展開すぎてあたしには何がなんだか。
でも話せるチャンスが来たのだと決意して。

「うん。」

そう言えば、せつなとお風呂入るの初めてだ。
妙な緊張感があたしを襲ってくる。

「入る…よ。」
「どうぞ。」
一応タオルで隠してね。何でこうしてるんだか…。

「どしてタオル付けているの?」
「あっ!?え、えっと…」

せつなを直視出来ないあたし。さらにはタオルで隠している事を
不思議がられて慌てふためく。
735MH22S ◆Tp0rBcFpoc :2009/11/14(土) 19:45:22 ID:XHni9IMV
「ま、いいわ。寒いから入れば?」

「お、おじゃましますぅ…」

ったか〜。
全てが癒されていく。
そんな気がして。


「ね、ラブ。」
「ん?」


「私…、魅力無いかしら?」
「!?」

魅力の塊で出来たあなたが何言ってんの。
あたしを精一杯無茶させたくせに。
その唐突もない言葉に思わず苦笑い。

「あ、あはは。そんな事ないよー。」
「じゃ、何で今も私を見てくれないの?」

「だって…」
「だって?」

「恥ずかしいんだもん。」
「ふふふ。おかしなラブ。」

さっきまでツンツンしてたせつなはどこへやら。
いつもと変わらぬ笑顔にあたしの心も体もぽかぽかする。
あたしは巻いていたタオルを外して。

湯船の中で体を反転させ、ゆっくりとせつな見る。
色白なせつなの体がほんのりと赤く染まりつつあって。

「やっと見てくれたわね。」

「せつな怒ってるよ…ね?」

「当たり前でしょ。」
「どうしてさー」

「自分の胸に手を当てて考えてみたら?」

「うーん…」
736MH22S ◆Tp0rBcFpoc :2009/11/14(土) 19:45:47 ID:XHni9IMV
「…わかんないです…」

「しょうがないわね。」
そう言ってせつなはあたしの事を真正面に見据えて。

でも、言葉を発しないせつな。視線はずっとあたしに向けたまま。
段々恥ずかしくなっていき、間も持たなくなっていく。

「せ、せつな?」
そう言った途端、せつなはあたしに抱き付いてきて。


「ずっとこうしていたかったの。」
「えっ!?」

「キスだけで我慢出来ると思ってたの?」
「あ…、あ、いやその…」

「チャンスはいくらでもあったはずでしょ?」
「はい。」
「飛行機の中だってすぐ寝ちゃうし。」
「すいません。」
「大体ラブはね…」

お風呂場で説教なんて人生初めての体験。
てかキスは出来るけどその先なんて。
ましてや修学旅行、飛行機の中なんて持っての他でしょうがー。

「あのね、せつな。」
「反論は認めないわ。」

「う…。」

やむを得ない。態度で示すしかないか。
都合よくお互い裸な訳だし。

「声出しちゃダメなんだからね。」
「え?」


〜続く〜
737名無しさん@秘密の花園:2009/11/14(土) 19:51:45 ID:XHni9IMV
以前投下した続きの展開で。会話文が多いのもあったか〜い
心で見て頂きたくwとにかく寒かったおとついと昨日。
ぽかぽか≠オて下さい。続き頑張りますwww
では引き続き雑談・妄想・SSをどぞー
738名無しさん@秘密の花園:2009/11/14(土) 20:40:08 ID:hOJitTov
>>737
まさか保管屋さん、初めての経験をするおつもりか…w
全裸待機ですかそうですか
今夜はわりと暖かいから大丈夫です
739名無しさん@秘密の花園:2009/11/14(土) 21:01:24 ID:hOJitTov
この前ゲーセンでクレーンゲームでゲットした幸せのバスタオルがこれ
http://imepita.jp/20091030/259550
…3等親クローバー可愛い過ぎだろ
740名無しさん@秘密の花園:2009/11/14(土) 21:07:37 ID:1o215lgI
>>739
こりゃ最高。明日探してみるかな。取れなきゃ店員買収してでもw
741名無しさん@秘密の花園:2009/11/14(土) 21:27:13 ID:cOs2pcxt
十和さんのラブせつ大好きですよー。
ホラー見てる時のラブの反応スゴい分かるw
出来れば映画館編も是非とも!


保管屋さん、ついに禁断のジャンルに手を!
頼むから、これで次回は空振りとか殺生な事はせんといてや!
全裸待機オケッすよ!
742名無しさん@秘密の花園:2009/11/14(土) 21:34:03 ID:hOJitTov
>>740
もいっちょ
http://imepita.jp/20091114/773640
8等身version

…これはこれで萌えるw
743名無しさん@秘密の花園:2009/11/14(土) 21:42:31 ID:1o215lgI
>>742
今から行ってくるわ。
744名無しさん@秘密の花園:2009/11/14(土) 21:59:49 ID:hOJitTov
>>743
確かもう一種、ラブせつversionがあったはず
自分は取れなかったけど、>>743はゲットできるって信じてる!
745名無しさん@秘密の花園:2009/11/14(土) 22:09:35 ID:cIOiB9XT
疑問なんだけどサイトとかピクシブでラブせつ以外の同人百合絵ってあんま見ないよね
俺の探し方が悪いだけかな?
やっぱり小説の方が書きやすかったりするのかな
746名無しさん@秘密の花園:2009/11/14(土) 22:15:21 ID:hOJitTov
>>745
ピクでラブッキーがベッドの上で半裸で絡み合う絵をみたことある
無償にエロかった
747 ◆kaEdc6gW46 :2009/11/14(土) 22:28:06 ID:os42qe69
皆さんこんばんは、小ネタしか最近野球野郎ですwww

またまた小ネタを…

ラブ×せつなメイン(最後に祈里と美希)
「先週のおさらい」

ラブ「せつな。先週の話ってどんなのだったっけ?」

せつな「先週はね、沖縄に修学旅行兼新婚旅行に行く話でね。」

ラブ「うんうん♪」

せつな「で、二人でイチャイチャして、夜のテントの中で〇〇〇とか〇〇をするの。」

ラブ「わは〜せつな大胆〜」

せつな「だけどね。ウエスターだっけ?そいつが私達のドリームタイムをぶち壊しにするの。」

ラブ「ふんふん」

せつな「それでね…


グイッ

ウエスター「あっ!放せイース!!」

パッション「私達のドリームタイムぶち壊しにしておいて何言ってるのよ!!!」

チ〜ン←キックが大事な所に

ウエスター「ギャアア!!」



せつな「でね、ウエスターをやっつける話よ。」

ラブ「そうだったね。思い出したよ。」

せつな「良かった思い出してくれて。」

きゃっきゃっ


祈里「私達の出番は?」
美希「それに話が全然違うし。」

748名無しさん@秘密の花園:2009/11/14(土) 23:57:57 ID:VnpvmPb4
こんばんは。

感想を下さった皆様、ありがとうございました。

一点、質問を頂きましたので、酒場で返答するよりは
こちらの方が良いかと思いましたので
ちょっとだけお邪魔します。

>>729
アニメとかゲームでもこれと決めたカップルを
とことん応援する性格なんです。
フレプリではそれがラブせつだったと。
あ、ちょびっとだけですけど4人全員とか美希ブキも書いてますよ、一応。

折角来たので、ついでに小ネタ投下していきますね。
749『ラブぷらす』:2009/11/14(土) 23:59:10 ID:VnpvmPb4
せつな「『ラブプラス』……って、これって何のゲーム?
最初にラブの名前が付いてるって事は、プリキュアのゲームかしら?」

ラブ「うーん、あたしはゲームあんまりやらないからよくわからないんだよね。
ブッキーがゲーム結構好きだから、聞いてみたら?」



せつな「……というわけなんだけど、ブッキー、知ってる?」

祈里「ひゃあっ!」

せつな「どうしたの?」

祈里「あのね、せつなちゃん……アカルンで部屋に来て
いきなり背後から話かけるのは止めてほしいんだけど」

せつな「そうね、ごめんなさい。
今度からちゃんと正面から話すようにするわ」

祈里「いや、そこが問題じゃなくて……って、この件は今度ゆっくり話しようね。
……で、『ラブプラス』だっけ。ハイ、これがそうよ」

せつな「ふーん、これがそう……
……パッケージに描いてあるのが女の子の絵ばっかりで、よくわからないわ」

祈里「これは、恋愛ゲーム……って言えばいいのかな。
簡単に言うと、女の子に告白して、お喋りしたり、デートしたり……
あ、キスの練習なんかも出来るのよ」

せつな「キスの練習?!」

祈里「うん、ほら、こんな感じで」

せつな(わ……ほんとだ、まさか、ゲームでキスの練習が出来るなんて……。
私もまだまだこの世界の事、勉強不足だったみたいね。
でも、これがあれば……)

祈里「……せつなちゃん、どうしたの?何か難しい顔してるけど」

せつな「ね、ブッキー、そのゲーム、貸してもらってもいい?」

祈里「うん、いいよ、私はもう全部クリアしちゃったから」

せつな(よーし……これで練習して、上手にキスが出来るようになれば、
きっとラブの方からもっとキスして欲しいってねだってくるようになるに違いないわ。
精一杯頑張って、幸せゲットしてみせるわよ!)


そして翌日


せつな「さあラブ、覚悟しなさい。徹夜の練習の成果、見せてあげるわ!」

ラブ「せつな、その前に一つ教えて欲しいんだけど……
その右手のタッチペンをあたしに向けて、一体何をするつもりなのかなあ?」
750名無しさん@秘密の花園:2009/11/15(日) 00:00:06 ID:6Qy7/YkQ
以上です。
こういうのはそのゲームの発売日にやるネタかなと思いつつ。

私自身は未プレイなので、ネットで検索して調べた内容を都合よく脚色してます。
実際のゲームと仕様が違ってしまってるとこがあると思いますので、
元ゲームのファンの方がいましたらごめんなさい。

祈里のゲーム好きは新しいカードダスの絵から
美希がラブ、祈里、せつなの人形で着せ替え遊びをしてたりと
今回も燃料多いですよ。

ではでは。
751名無しさん@秘密の花園:2009/11/15(日) 00:10:35 ID:heM2mXJ/
カードダスと言えば今回はパインとベリーが恋人繋ぎしてる絵があるね
あれはいいものだ
752名無しさん@秘密の花園:2009/11/15(日) 00:19:36 ID:6Qy7/YkQ
>>751
ピーチとパッションの腕組みもありますね。
後、せっちゃんを三人が囲んでる絵がありますが
これが姉3人と妹っぽく見えてポイント高いですね。
753名無しさん@秘密の花園:2009/11/15(日) 06:23:57 ID:k08DEQHr
待ちに待った「せつなとラブ」シリーズですね。

せ「お願い、信じてラブ!(あなたに信じてもらえないと、私は…!!)」

に近いことは言って欲しいですが言わないでしょうね。

でも、今回の話で二人の絆が再確認されることは間違いないでしょう。せっちゃんがあゆみさんをどのように思っているのかも描写されるといいですねぇ。


平穏な心で視聴できる…。 一回くらいではどうにもならないとは思いますが、来週はどうなることやら。
754名無しさん@秘密の花園:2009/11/15(日) 07:40:20 ID:qZOOB0XI
さて泣く準備でもしとくかなw

>>719
保管します。もう少し手を加えると準SSになりそうですが…
書かれたのは職人さんですか?

>>747
テントでやっぱしてたんかwちょっとkwsk…
着眼点が自分は好きですねぇ。今回は243ですし。以前、同志が
カキコしてましたが鬼門回には必ずこの人がw
すっかりギャグ化してるのも、我々の心を癒してくれるとゆーかw

>>750
迷ったんですが準SSでの保管にしました。大丈夫ですか?
ひみつVer確認してきました。やってますねゲームw
いろんなトコに燃料があると再認識しました。
早速今日買ってきます。フレダンも仲間集めてやりまくってきますw

ttp://ranobe.com/up/src/up413287.jpg
ttp://ranobe.com/up/src/up413285.jpg
755名無しさん@秘密の花園:2009/11/15(日) 08:58:54 ID:qZOOB0XI
今日は祭りだろみんな。泣いたろみんな。さて語ろうか。
まとめは12時間後!来週はウエスターが俺たちを守ってくれる!
756名無しさん@秘密の花園:2009/11/15(日) 09:01:02 ID:FXT0kVHr
泣いた…
もうなんて言ったらいいんだ
とにかく感動したよ…!
757名無しさん@秘密の花園:2009/11/15(日) 09:01:21 ID:xm41lyZI
朝から泣いちまった……
せっちゃん良かったね!!
758名無しさん@秘密の花園:2009/11/15(日) 09:08:54 ID:Z7TrgRpJ
北×ママっぽくてドキドキした
759名無しさん@秘密の花園:2009/11/15(日) 09:10:45 ID:y6BbbiIN
最高に感動した!!!
だがもっとせつラブ2人きりのとこ見たかっとぁぁあぁー!!
次回は…基本的にせつラブ推奨なんで自分的には大丈夫ーブキスレがえらい事になってるな!
ただDは出てくんなよ!
760名無しさん@秘密の花園:2009/11/15(日) 09:15:49 ID:xm41lyZI
ってか、せっちゃん鏡の世界に行けるんだねw
びっくりしたー。ミラーズ思い出したよ
761名無しさん@秘密の花園:2009/11/15(日) 09:16:44 ID:5p6fPyMF
ブキラブブキ派の自分としては今から胃が痛いわい…
しかし今日の話は良かった
せっちゃん可愛すぎるぜ!やっぱりラブの嫁だな
762名無しさん@秘密の花園:2009/11/15(日) 09:17:29 ID:6Qy7/YkQ
ラブとせつなとあゆみママのお互いがお互いを思いやる心、
これが全てですね。

「お母さん」はあるかなーと予想はしてたけど
実際にやられるとやっぱり泣けますね。

……ただ、予告の西さんが余韻を見事に吹き飛ばしてくれましたが。
なに乾杯してるんですかあなた。

>>754
短め、会話オンリーですので準SSでOKです。
お気遣いありがとうございます。
763名無しさん@秘密の花園:2009/11/15(日) 09:22:18 ID:heM2mXJ/
「お母さん」で泣きそうなったの俺だけじゃなかったんだな…
さて来週はどうしてくれよう
ブッキーはその気なさそうだったけど…
764名無しさん@秘密の花園:2009/11/15(日) 09:22:56 ID:qZOOB0XI
>>758
禿同。北さんはママンキラーじゃないかとw

せっちゃんの能力こそ無限メモ…じゃなくてw
あのブレスレットは商品化出来るんじゃないかと。
あゆみさんの株は落ちる事を知らないな。

燃料としては、ハイオク以上のクオリティがあった訳だが。
ラブさんはほんと素敵なお嫁さんorお婿さんをもらったようで。
765名無しさん@秘密の花園:2009/11/15(日) 09:25:34 ID:k08DEQHr
「せつなとラブ」というタイトルには少し期待し過ぎたけど、いい話だったな〜。
766名無しさん@秘密の花園:2009/11/15(日) 09:27:07 ID:ggDbVWd2
今日で確信したわ。
せつなはラブとずっとここで暮らしなさい。みんな認めます。

大輔脂肪w
メガネ?眼中ねーな。西の方がよっぽどこえーよ
767名無しさん@秘密の花園:2009/11/15(日) 09:33:11 ID:Z7TrgRpJ
せっちゃんの「おかあさん」は「お母さん」じゃなくて「お義母さん」だと思うんだ
768名無しさん@秘密の花園:2009/11/15(日) 09:34:03 ID:5p6fPyMF
>>767
え?そうじゃないの?
769名無しさん@秘密の花園:2009/11/15(日) 09:34:51 ID:k08DEQHr
このスレ的にはそうなるな
770名無しさん@秘密の花園:2009/11/15(日) 09:35:47 ID:qZOOB0XI
>>767
誰がウマい事を言えとw

でもその通りだ。うん、アナタ完璧!
771名無しさん@秘密の花園:2009/11/15(日) 09:37:15 ID:ggDbVWd2
>>767
そう言ってくれるってわたし信じてた
772名無しさん@秘密の花園:2009/11/15(日) 09:55:57 ID:xm41lyZI
あゆみのせつなに対する思いは、
娘の友達→やがて本当の娘のように
そして昔好きだった一人の女性を重ねるようになる
一方せつなの方も
いつの間にか、あゆみさんへの思いが
母への憧れから一人の女性へのものへと変化して…
ふたりが惹かれ合うのを端から見ていてラブは
「お母さん、あたしからせつなを奪わないで!」

あんな感動的な話の影でこんな妄想をした自分のアホたれー!
773名無しさん@秘密の花園:2009/11/15(日) 10:04:13 ID:k08DEQHr
ちょっとマテ!!なぜノーザさんの部屋の大量の写真!なによあれ、え?盗撮?
774名無しさん@秘密の花園:2009/11/15(日) 10:07:29 ID:xm41lyZI
>>764
あれはもう商品化済み
フレッシュプリキュアハートリンクメーカー
775名無しさん@秘密の花園:2009/11/15(日) 10:25:54 ID:oO60bkeo
>>773
ノーザのお部屋は秘密がいっぱい!
776名無しさん@秘密の花園:2009/11/15(日) 10:35:30 ID:ggDbVWd2
>>775
南<これで…いいんですか…、ノーザ…さん。

北<良く撮れてるじゃない。ハイ、ご褒美。

南(何だこのぬいぐるみは!?)

西<も、もふもふ!!!
777名無しさん@秘密の花園:2009/11/15(日) 10:39:28 ID:151yAU40
偽母は、嘘泣きの後ラブに慰めてもらったに違いない。
778名無しさん@秘密の花園:2009/11/15(日) 11:21:31 ID:J6rnUXfV
来週の話は美希さんが嫉妬しそうです。
779名無しさん@秘密の花園:2009/11/15(日) 11:28:14 ID:ggDbVWd2
裏ミキ回なんだね、楽しみです
780名無しさん@秘密の花園:2009/11/15(日) 12:03:13 ID:k08DEQHr
やはり美希たんは漢女だな。とっさにシフォンとブッキーをかばっとる。
781名無しさん@秘密の花園:2009/11/15(日) 12:09:26 ID:5p6fPyMF
>>780
漢女(おとめ)ですね分かります
782名無しさん@秘密の花園:2009/11/15(日) 12:21:05 ID:xm41lyZI
美希たんなら男体化しても萌える自信がある
783名無しさん@秘密の花園:2009/11/15(日) 13:31:38 ID:Qc/QZYi4
リアルタイムで視聴できず遅ればせながら録画を確認。
……… せっちゃん〜〜(ブワッ)(ノ_・。)。イイハナシダッタナー。
最後の「ありがとう…おかあさん」は勿論ですが、アカルンでミラーワールド突入、ノーザのお部屋の盗撮コレクション(^-^;など見所満載でした。ラブせつ回は本当に色々な意味で『スベらない話』ですね。
784名無しさん@秘密の花園:2009/11/15(日) 14:21:55 ID:6Qy7/YkQ
こんにちは。

夜来れないので今のうちに投下しておきますね。

今回はカップリングなしの非18禁、40話ネタです。
785『家族の夜』:2009/11/15(日) 14:22:29 ID:6Qy7/YkQ

「ただいま」
「おかえりなさい、あなた」

帰宅した圭太郎をあゆみは玄関で出迎えた。

「いやあ、今日は大変だったよ。
 軽快爽快ペット君3号の試供品の問い合わせが多くてさ……」

そこまで言いかけた圭太郎に、
あゆみは口の前に人差し指をあてて、しっ、と一言。

「ごめんなさい、静かにしてあげてね。今やっと寝たところだから」
「?」

首を傾げる圭太郎。
あゆみは、寝室の前まで移動して、音を立てないようにドアをゆっくり開ける。
そして圭太郎を手招きすると、中を指差してみせる。

「どれどれ……おっ」

圭太郎が覗き込んだ先、いつも二人が寝ているベッドに、今日は先客がいた。
ラブとせつな。
彼の娘と、その友人でありこの家の同居人である少女が、すやすやと眠っている。

「二人とも、一体どうしたんだい?」
「今日はどうしても私と一緒に寝たいって言って、聞かないのよ」

圭太郎の問いかけに、あゆみは眉尻を下げて困り顔。
でも、口元に浮かべている笑みが、彼女の感情が拒否では無いとこを示している。
そして、ベッドの上で眠るラブとせつな。
二人の顔に浮かんでいるのは、自らの身を誰かに委ねきった、心からの安らぎの笑顔。
それを見た圭太郎は、ふっ、と一息ついてあゆみに告げる。
786『家族の夜』:2009/11/15(日) 14:22:55 ID:6Qy7/YkQ

「そうか……じゃあ僕は今日は居間で寝ることにするよ」

でも貴方疲れてるんじゃ、と言おうとしたあゆみを圭太郎は右手を前に出して制止。

「流石にあのベットに4人は狭いからね。
 それに、今からラブとせっちゃんを起こすのも悪いし。
 ……まあ、こういう時に一歩引くのも父親の役割さ、だから気にしないでいいよ」
「……ごめんなさいね」

すまなそうな顔をするあゆみに、大丈夫さ、と笑ってみせる。

「その代わり、晩酌くらいは僕に付き合ってくれるかな。
 流石に夕食まで一人っきりっていうのは寂しすぎるからね」
「ええ、喜んで」

おどけたように言う圭太郎に、あゆみは笑顔で答える。

「それにしても、なんだか嬉しそうだね。今日は何か良いことでもあった?」
「ふふふ、わかるかしら?じゃあ、それはお酒の肴の話っていうことで」
「……へえ、君が勿体つけるなんて、よっぽど素敵な話なんだね。こりゃ楽しみだ。
 おっと……それじゃあお休み、二人とも」

そして、開かれた時と同じように静かに扉が閉められる。
遠くなっていく足音と共に、静寂の戻る寝室。
ベッドを見ると、ラブとせつなの間に丁度人一人分の空きが出来ている。
その空いたところに、彼女達の手が差し出されていた。
先程まで誰かの手をずっと握り締めらていた手。
そしてまたすぐに、握られるであろう手。
それは、今日、彼女達が得たかけがえの無い絆の証だった。
787名無しさん@秘密の花園:2009/11/15(日) 14:25:21 ID:6Qy7/YkQ
以上、十和でした。

本編で蚊帳の外だった圭太郎パパのフォローということで。
今回のラストシーン見てアキハバラ電脳組を思い出しながら書きました。

ではでは。
788名無しさん@秘密の花園:2009/11/15(日) 15:38:24 ID:k08DEQHr
GJです!
圭太郎さんもええおとんやー。
789名無しさん@秘密の花園:2009/11/15(日) 15:56:12 ID:qZOOB0XI
ただいまラブパパの株が急上昇だと聞いて、ゲーセンから
ぶっ飛んできますたw
>>787
桃園家は元々あったか〜い家庭なのに、さらに今日の放送で
レベルがあがりましたよね。神回認定な訳ですが。
ご両親でさえSSが成立してしまうトコ、マジパネぇっす。
ただし、四人で寝たらみんなヤキモチ焼いてた希ガスw
ま、許しちゃうんですけどねー。

>>774
d。夜にでもガシャポンやってきますw今日はどんだけ投資するんだ、FPに…
790名無しさん@秘密の花園:2009/11/15(日) 16:09:55 ID:xm41lyZI
>>789
ガシャポンじゃないよ。バンダイから幼女向けの玩具で出てる
今日な放送の冒頭であゆみさんが回してたヤツだよ。
本体とハート型リングビーズのセット、別売りビーズセットも有り
アニメ内できっちりCMしてるんだね

ちなみに家の娘の誕生日プレゼントは5gogoの時に出たビーズメーカー
りんちゃんさんが回してたヤツ
もう使ってもくれねぇ…
791名無しさん@秘密の花園:2009/11/15(日) 17:02:56 ID:151yAU40
ノーザは閉じ込める前にお母さんを味わったな。
792【I need You】MH22S ◆Tp0rBcFpoc :2009/11/15(日) 17:16:04 ID:qZOOB0XI
ブレスレット欲しい…。誰か作って出品しないかなw
公式モバイル見たら、パインの切ない画像がうぷされてたので。
短め準SS、祈里→美希、プチ独白(切ない系)、来週を打破するために。


美希ちゃん。

わたしね…、ほんとは行かないで…って止めて欲しかったの。

だって男の子から誘われたんだよ?
それもわたしだけなんだよ?

心配……に、ならないのかな。

わたしってまだ―――



子供なのかな。




『わたし、人が多いとこ苦手だし.....』

『ずっと苦手のままだとこの先辛いわよ?』

『でも...』

『大丈夫!お土産話、待ってるから!』



美希ちゃん…。

お願い美希ちゃん。
もっと、そばに居て。
もっと近くに。

わたしにはあなたが必要なの…。

今も。この先も。ずっと、ずっと―――



『でも、困った事があったらすぐ連絡ちょうだいね。』


時間差で届いたメールをそっと、美希ちゃん専用フォルダへ移動した。


(大好きだよ美希ちゃん.....)


〜END〜
793名無しさん@秘密の花園:2009/11/15(日) 17:22:30 ID:xm41lyZI
美希たん専用フォルダって何かイイのう…
美希たんパワーでmksbをぶっ飛ばせ!
794名無しさん@秘密の花園:2009/11/15(日) 17:46:10 ID:ggDbVWd2
>>791
いよいよノーザSSの矛先が見えてきたな。
795花と太陽とせつなと:2009/11/15(日) 18:41:27 ID:TR4nQV2F
初めまして、今日の放送を見て思いついてしまった小ネタを投下してみます。
ちなみに百合なしです。すみません…

せつな「厄介なトラブルだわ。この手の嫌がらせは心底くたびれる。
ラビリンスは本当にタチが悪い。
生涯あのような国に全てを支配されてしまったら――人生真っ暗よ。
おばさまはただの犠牲者――そしておばさまの命運は私たちが握っている。
おばさまを生かすも殺すも私次第よ。
当然、私が救ってみせるわ!さて…」

せつな「謎はこの女子トイレの鏡に隠されている。

謎に突き進む故に
謎は謎を呼ぶ

謎無き謎は謎を生み
謎に進み謎はどうなるものか

謎解き浪漫を突き進め!

開け!リンクルゥン!!

おばさまを頼む!」

元ネタは「花と太陽と雨と」というゲームの主人公モンドスミオの台詞からです。
796名無しさん@秘密の花園:2009/11/15(日) 18:42:37 ID:ca3GF5Vf
贅沢だけど、せつなラブなラブとラブラブなせつなの描写が見たかった
ラブに怒られてもせつなわりと気にしない様子でお母さん探してたし
それでもラストの長い涙ぐみには感動した
797名無しさん@秘密の花園:2009/11/15(日) 18:58:00 ID:ggDbVWd2
一時間枠なら出来ただろうね。下手したらあの雰囲気は絶縁しかねないんだし。

ま、それが吹っ飛ぶ程のラストだったよね。
798名無しさん@秘密の花園:2009/11/15(日) 19:09:14 ID:heM2mXJ/
>>796
>せつなラブなラブとラブラブなせつな

ちょっと何言ってるのか考え込んでしまったwww
799名無しさん@秘密の花園:2009/11/15(日) 19:15:34 ID:P6JD4MEB
>>787
あの回だけエンディング別でしたよね<電脳組
フレプリでもやってくれれば…って言うのは贅沢か
800名無しさん@秘密の花園:2009/11/15(日) 20:33:04 ID:qZOOB0XI
いよいよ現実味を帯びてきたノーザ&ママンたちの…(ry
書けそうですが、明らかな濃厚エロが待ってる件w

>>795
小ネタタイトル有で保管しました。今日のせっちゃんはちょっとハードボイルド…、
じゃなくて相当の決意を胸に行動してましたね。仲間に協力を得るトコも
万全を期した体制な訳であり。文章からも決意の表れが伝わってきました!

じゃ今日のまとめ(足りなかったら補足して下さいな

北さんのお部屋にはクローバーの写真が
OPは映画せつなVer
あゆみさんお手製ブレスレット
あゆみさんの、私はせっちゃんのお母さん発言に照れるせつな
案の定にんじんとピーマン攻撃w
北さん怖すぎ&せつな偽者に気付く
偽者と対立してる際にラブが部屋へ。傷心のラブと決意のせつな
せつなは美希ブキと共にあゆみさんを探しに
戸惑うラブ。けれどせつなを信じた
名探偵せつな
まさかの桃園家バトル(屋根)
ピーチ&パッション奮闘。パッション単独になるもハピネスハリケーン発動
ベリー&パイン参戦。クアドラプルパンチ初披露
ようやくあゆみさんから手渡されたブレスレット。
二人は大事な娘。ありがとう。そして、お母さんと初めて呼んだせつな。
801 ◆lg0Ts41PPY :2009/11/15(日) 22:20:57 ID:sNZluBfM
十和さん、最近の投下数すごいですね。毎回楽しませてもらってます。
添い寝にはロマンがある…。分かります。

保管屋さん、気が早いっすねw
でも、ブッキーには切なさが良く似合う。分かります。


そんな訳で、今日の放送を見て妄想したんで投下。
ラブせつ非エロ、ちょっと切ない系?
タイトルは「甘い痛みと独占欲」
802 ◆lg0Ts41PPY :2009/11/15(日) 22:22:45 ID:sNZluBfM
「おかあさん……」

ベッドの中で、せつなは呟く。ふふっ…と頬が弛む。

「おかあさん………」


もう一度呟き、その言葉が形取る唇の動きをそっと指でなぞる。


(……くすぐったい………)


唇も胸の中も何だかくすぐったい。
そしてほんわりと温かい。

今日、生まれて初めて口にした言葉。
口の中ですうっと淡くほどけて、胸の中に何時までも消えない温もりを
残してくれている。


(…いいな。ラブは……。)


ちょっぴりラブが羨ましくなる。
ラブは物心付くずっと前から、あの温かな言葉を口にしていたんだ。
おかあさん。そう呼んで、あの優しい腕に抱かれて育ってきた。


(だから、ラブもあんなに温かいのかしら……?)


せつなは腕を交差させ自分を抱き締める。
胸の温もりを逃すまいとするように。
この温もりをずっと大事に抱き続けていれば……


(私も、ラブみたいに温かくなれるかしら?)
803 ◆lg0Ts41PPY :2009/11/15(日) 22:25:04 ID:sNZluBfM
「せつなぁ……、いい?」


カラリ、とベランダからラブが入って来た。


「…どしたの?」

「あのね……一緒に寝たいなぁって…。」


枕を抱いて照れたように微笑むラブ。
どうしたんだろう?
せつなはそっとベッドの端に寄り、ラブの為のスペースを空ける。


「えへへ…お邪魔しまーす……。」


ラブが潜り込んで来ると、ふわり、とせつなの大好きな匂いが体を包む。
嬉しくなったせつなは、ラブの胸元に頭を擦り付ける。
そんなせつなの甘えた仕草をラブは笑わない。
優しく抱き締め、頭を撫でてくれる。


「ラブ……。」

「なあに?せつな。」


何でもない。
ただ、呼んでみただけ。


せつなは気が付いた。
ラブ、そう呼ぶとさっきと同じくらい温かくなっている自分に。
でも、おかあさん、とはちょっと違う。
胸の奥の柔らかい部分をきゅっと掴まれるような、微かな痛み。
ちょっぴり痛いのに不思議と辛いと感じない。
悲しくないのに泣きたいような、甘い疼痛。


ふふ……、くすぐったい。

これが、幸せって事なのかしら。
804 ◆lg0Ts41PPY :2009/11/15(日) 22:26:54 ID:sNZluBfM
………
……………


「おかあさん」、今日、せつなは初めてそう呼んだ。
お母さんは、嬉しそうに少し涙ぐんであたしとせつなを両腕に抱き締めた。


あたし、ちょっぴりヤキモチ感じちゃった。
お母さんと、せつなの両方に。


せつなを抱き締めてるお母さんを見て、
あたしだけのお母さんじゃなくなっちゃった…って。

お母さんに抱き締められて、はにかんでるせつなを見て、
せつなを抱っこするのはあたしの役目なのに……って。


何となく淋しくなって、せつなの部屋を訪ねた。


ベッドに入ると、せつなは甘えたように擦り寄ってくる。


「…ラブ……。」

「なあに?せつな。」

「……何でもない。」


そう言って、あたしの胸のあたりで頭をもぞもぞさせてる。
ちっちゃな子供みたいな仕草を見せるせつなが可愛くて、
あたしは頭を撫でて、頬擦りする。
805 ◆lg0Ts41PPY :2009/11/15(日) 22:28:46 ID:sNZluBfM
せつな。そう名前を呼ぶと、その音はキャンディみたいに甘く舌の上を転がる。
そして、胸の中がきゅうんと狭くなったように、少し苦しい。
でもこの頃気が付いた。
胸の中が狭くなったんじゃなくて、せつなでいっぱいになってたんだって。
名前を呼ぶ度に胸にせつなが溢れていく。


(せつなとなら、お母さんを半分こしてもいいかな…。)


その代わり、せつなは全部あたしのものだもんね。


「…せつな?」


もう眠った?


心地よい寝息を感じながら、せつなも自分と同じように思ってくれてるのかな?
と、思ってみる。
だから時々意味もなく、あたしの名前呼ぶのかな?


せつなはだんだん 家族になってきてくれてる。
嬉しくて、少し淋しい。
あたしだけの、特別なせつなも欲しいって思うのはワガママかな?


せつなの可愛い寝顔。お母さんにだって見せたくないって、少し思う。


せつなの幸せの中で、あたしの事、ちょっぴり特別扱いして欲しいな。


せつなの一番でいたいから。
806 ◆lg0Ts41PPY :2009/11/15(日) 22:33:18 ID:sNZluBfM
以上です。白百合、難しいな。

でも今日のせっちゃん可愛かったなー!
これで一週間生きて行ける。


ゲームは知らないけど、違和感無くて笑ったw 元ネタ知ってたらもっと
笑えるんだろうなぁw
807名無しさん@秘密の花園:2009/11/15(日) 22:42:31 ID:xm41lyZI
>>806
きゅんきゅんしましたw
白百合もいいなあ
ご馳走さまです!
808名無しさん@秘密の花園:2009/11/15(日) 22:54:44 ID:k08DEQHr
デザート感覚でいただきました!ごちそうさまです。
809名無しさん@秘密の花園:2009/11/16(月) 00:02:58 ID:I20JZDgL
今日は神回だったな
FPでまさか泣くとは…

「お母さん…」までの間が良かった!

…………

って次回はまさかの鬼門回かよ 頼むからブッキーを女子と絡ましてくれ
810名無しさん@秘密の花園:2009/11/16(月) 00:38:11 ID:ryJHIPCp
mktnを頼りにしてるせっちゃんにモエス
811名無しさん@秘密の花園:2009/11/16(月) 01:14:44 ID:6xyg1mL9
>>809
救世主がボートに乗ってやって来るって、わたし信じてる!
812名無しさん@秘密の花園:2009/11/16(月) 07:12:13 ID:/QnG1rYa
今回は凛々しくてカッコいい美希たんを期待するなぁ。

久し振りに初投下の人だね。せつなは名探偵とかアリだよね。

白ブキさん朝からぽかぽかした!ママン最高だった昨日は。また泣いちまったぜ…
813名無しさん@秘密の花園:2009/11/16(月) 17:14:02 ID:IeggU6SN
ノーザ×あゆみとはさすがパンツ先生わかってらっしゃる!
814名無しさん@秘密の花園:2009/11/16(月) 18:08:53 ID:i1t111Hd
気絶してた理由を考えると…

でもあの爪は痛そうだな。
815名無しさん@秘密の花園:2009/11/16(月) 20:44:58 ID:/QnG1rYa
そこは同じ女性なんだから伸縮自在で優しく…と言ってみる。
816名無しさん@秘密の花園:2009/11/16(月) 21:03:54 ID:i1t111Hd
ますます人間離れしていくなノーザさんw


ああそうか。ソレワターセあゆみさんがいたか。2人がかりだったんだなあ。
そりゃあ気絶もするだろうて。
817名無しさん@秘密の花園:2009/11/16(月) 21:47:23 ID:ryJHIPCp
パンツ先生wwwwwwwww
818名無しさん@秘密の花園:2009/11/16(月) 22:04:01 ID:wHCeOzXj
パンツ先生どんだけwいかん、あゆみさんで悶々としてしまった…。
素敵な下着ですね…。あぁ、ハマってるw

>>806
昨日は明らかなせっちゃん&あゆみさんSPなんだと。ほんと神回。
そんな中でのオンタイムなSS。良い意味での独占欲が発動してますね。
ラブやんの第三者的目線が自分はポイントなのかと。
せつななら許せる。むしろ、せつなでなければあのポジションは不可能。
うーん、深イイ…。

じゃ先日の続きを。ちょっとタイトル変えて。せつな×ラブ、白百合、
適度な長さ、3部作中編。
819【せつなとラブ。本気のケンカ!?】:2009/11/16(月) 22:04:40 ID:wHCeOzXj

「あたし、女のコだから。」


素直なラブしか知らない私。
ラブの全てを知りたくて。

もっとラブの事を好きになりたい。

感情を表に出せるようになったのもラブのおかげ。
もっともっとラブの前で笑顔になりたい。


修学旅行。すごく楽しみだった。
初めての旅行と言う事にも。


けれど、私が期待してる展開とはあまりにも相違していた。
もっと二人きりになれれば良かったのに。


ラブは私にキスをしてくれたのだけど。


でもね。
その先は?


私が怒るのはあなたを――――


表情に出てしまっているのね、私。
会話が続かない。
不器用なのをこんなに恨んだのは初めてだった。
820【せつなとラブ。本気のケンカ!?】:2009/11/16(月) 22:05:21 ID:wHCeOzXj


「私…、魅力無いかしら?」
心無い言葉。
命を懸けて救ってくれた人に対して。


だけど…、体はあなたを求めてしまうの。
そう思うのなら、自分から求めれば答えは出るのに…。


タオルで隠されていたラブの体。
思えば幾度となく傷付けてしまったのよね。

―――ごめんなさい。


勝手ね、私。
思う通りに進まない事を根に持って。



「恥ずかしいんだもん。」
やっぱりラブは素直な子。

そうよね…。
私の方が二人でいる事に慣れちゃってたのかも。


それでも私はあなたの事を好きだから。

だから―――
我侭を続けたわ。


素直なラブ。真っ直ぐな瞳に私はどう映っているの?
私の瞳はいつも、あなただけを見ていた。

明るいラブも、笑顔のラブも、悲しむラブも全部。
……全部……
821【せつなとラブ。本気のケンカ!?】:2009/11/16(月) 22:05:48 ID:wHCeOzXj


そう思うと、私の体は自然とあなたの事を抱きしめていた。

私が望むもの。
私が望むこと。


―――それは―――


お風呂場と言う事も忘れるぐらい、私はラブに話かけていた。
こんなに私っておしゃべりだったかしら?

そんな私に、ラブも等々愛想を尽かしたみたいで。

「声出しちゃダメなんだからね。」
「え?」

人差し指で私の唇に蓋をして…


〜続く〜

822名無しさん@秘密の花園:2009/11/16(月) 22:07:35 ID:wHCeOzXj
いろんな意味ですいませんw最終章こそは頑張ります!努力します!
では引き続き雑談・妄想・SSをどぞー
823名無しさん@秘密の花園:2009/11/16(月) 22:25:11 ID:QMY8GX+g
>>822
前回と同じとこで続く、かいな…。殺生ですわ。
次も全裸で待てっちゅーことですな。
ええ、待たしてもらいますがな……。
824名無しさん@秘密の花園:2009/11/16(月) 22:33:50 ID:/QnG1rYa
パンツ先生と言い保管屋さんと言い、どうしてこうムラムラさせるのかねw
825名無しさん@秘密の花園:2009/11/16(月) 22:39:12 ID:0m7zhve2
やはり全裸丸見えよりもパンチラの方が萌えるわけでw
826名無しさん@秘密の花園:2009/11/16(月) 22:56:57 ID:wHCeOzXj
すいませんね、ほんとw
ちなみに、過去最大に自分が萌えたのはラブさんの夏服腋全開かな。
クローバーの3人が必死に「女の子なんだから隠して!」って言ってたら
もう果てる自信あるねw

鬼門回を前に何言ってんだ俺orz
827名無しさん@秘密の花園:2009/11/16(月) 22:59:50 ID:0m7zhve2
>>826
ラブさんはあの肩甲骨が半端なくエロかったよね
828名無しさん@秘密の花園:2009/11/16(月) 23:02:26 ID:/QnG1rYa
んな事言ったらラブせつブキ制服姿はそれこそパンチ…(ry

美希さん、なぜストッキングを…
829名無しさん@秘密の花園:2009/11/16(月) 23:11:51 ID:0m7zhve2
美希たんの黒ストッキングの破れた穴に指を突っ込んで、ビリビリビリッと引き裂きたい
830名無しさん@秘密の花園:2009/11/16(月) 23:17:40 ID:h/iVi6P0
>>829
ラブさん乙です。
831名無しさん@秘密の花園:2009/11/16(月) 23:18:20 ID:NkcEzoGM
百合スレかと思ったらキャラスレの流れだったでござる
832名無しさん@秘密の花園:2009/11/16(月) 23:19:12 ID:FkOVUZzT
てst
833名無しさん@秘密の花園:2009/11/16(月) 23:28:08 ID:wHCeOzXj
すまんすまん。じゃ真面目に同志へ相談なのだが。
映画の百合話、提案があってオープニング映画Verが終わる今月末から
どうだろう?との事なんですが。

ただ、映画は行かないがDVDで見る!と言う人にはバレてまう恐れもあるし。
避難所を使う手もあります。いかがいたしましょう?
834名無しさん@秘密の花園:2009/11/16(月) 23:28:46 ID:0m7zhve2
>>832
IDがもう少しでFUKOだw
835名無しさん@秘密の花園:2009/11/16(月) 23:31:27 ID:0m7zhve2
>>833
避難所に「ネタバレOK映画スレ」立てるのは?
そしたらDVD派の同志が回避できるし
836名無しさん@秘密の花園:2009/11/16(月) 23:39:48 ID:/QnG1rYa
>>833
おおよそ、内容はみんな知ってるんじゃないのか?ここだけしか来てない人もレアだろうw
ここでも平気そうだけど、避難所が一番無難なのかな。

SSや小ネタとかどうする?
837 ◆BVjx9JFTno :2009/11/17(火) 00:05:14 ID:3/wEPwai
こんばんわ。

今ごろ、規制が解除されたようです。
またすぐ規制されるかも知れません。
どこのプロバがバレバレですねorz

昨日の放送、何度も見て
何度も号泣です。

号泣ついでに、勝手に脳内補完しました。
ラブせつ、エロ無し、せつな視点、40話の後を想定です。

お目汚し失礼します。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ぎりぎりまで、弱火にする。
強火だと、すぐに焦げてしまう。

練り上げたものに、牛乳を少しずつ入れ、
かき混ぜながら温める。

「牛乳は、少しずつ入れてね」
「はい」

ラブと私で、お母さん直伝の
ココアを作ることにした。

ゆっくりと、練ったココアを
溶かして、温める。

沸騰する寸前で火を止め、
カップに注ぐ。

やわらかい香りが
立ち上ってきた。

「わぁ、いい香り」
「わはー、もう待ちきれないよ!」

838 ◆BVjx9JFTno :2009/11/17(火) 00:05:49 ID:3/wEPwai

テーブルを3人で囲む。

カップに息を吹きかけ、
ひと口飲む。

ココアの優しい甘さと、
ミルクの風味。

体の中が、ふわっと
温かくなる。

「おいしい...」

「うん、いい味。ふたりとも合格っ」

「やったー...あちちち」

勢いよく飲んだラブが舌を出す。


お母さんと私は、
声を上げて笑った。


今日は、忘れられない日。


839 ◆BVjx9JFTno :2009/11/17(火) 00:06:39 ID:3/wEPwai

全てを失った私を
受け入れてくれた、家族。

それでも、心のどこかで、
時々わき上がる思い。


負担をかけている。

迷惑をかけている。

居るべきではない。


無意識に、心に力を
入れていた。


でも。


暮らすうちに、
だんだん解ってきた。

私に注がれているのは、
同情でも、哀れみでもなく、

純粋な、家族としての愛情。

ラブと同じ、桃園家の子として
褒め、叱ってくれる。


そして。

840 ◆BVjx9JFTno :2009/11/17(火) 00:07:58 ID:3/wEPwai

私の、大事な娘。


一片の曇りもない瞳で、
そう言ってくれた。


心に入れていた力が、
ゆっくりと抜ける。


もう、抑えなくていい。

私は、ここの家族。

お母さんの、娘。


泉のように、
感情があふれる。


ずっと、言いたかった言葉。

短いけど。

単純だけど。


ようやく、言えた。

841 ◆BVjx9JFTno :2009/11/17(火) 00:09:27 ID:3/wEPwai

ドアが開く音がした。

「ただいまー」

ラブと私は、打ち合わせした通り
声を揃えて言った。


「おかえりなさい、お父さん」


お父さんが、びっくりした顔をして
私たちとお母さんを交互に見ている。

お母さんが、軽く頷いている。


「ち...ちょっと着替えてくる」

あわてて廊下に行くお父さんの声が、
少し震えているようだった。


「今日は、桃園家の幸せ記念日ね」

「家族みんな、幸せゲットだね!」


私は少し照れくさくなって、
カップに残ったココアを飲み干した。

体も、心も、温かい。


私とラブの手首で、ブレスレットが
軽い音を立てる。


新しい、幸せのもと。

842 ◆BVjx9JFTno :2009/11/17(火) 00:11:09 ID:3/wEPwai
以上です。
お目汚し失礼しました。

エロ書いてたのですが、
神回で浄化されてしまいました。


続き書く作業に戻ります。
843名無しさん@秘密の花園:2009/11/17(火) 00:32:35 ID:Cx7NMWUf
dd
844名無しさん@秘密の花園:2009/11/17(火) 03:39:12 ID:NzUwU0Lt
生駒さん最高。フレプリって最高!GJ!!
845名無しさん@秘密の花園:2009/11/17(火) 03:44:18 ID:NzUwU0Lt
>>842
ごめんなさい、生駒さんじゃなかったorz
激しく勘違い。本当にごめん

でもあなたの作品大好きですw(だったら間違えるなよww)
毎回楽しみにしてます。
846 ◆ZU7CldKWo2 :2009/11/17(火) 06:47:51 ID:DouB0lCj
>>845 呼んだー?


そういうわけでこんばんは。黒生駒です。

前回は本当に神回でございました。何度見直してもいい・・・・・・
で、非常にどうでもいいことではあるんですが。
偽あゆみさんの首筋のマークといい、せっちゃんとラブが変身前にリンクルンを構えるシーンといい、
Wを思い出した人、いませんでしたか。

『ソレワターセ!!』といいながらノーザのマークにメモリを差し込んだり、
『ピーチ!!』『パッション!!』と、あの渋い声で言われながら、変身しそうでね。


さて、そんなことより。
随分とね、長くなってしまっていて。最初の構想とは全く別物になってはいるのですが。
『Eas of Evanescence IX』
せつ美希、非エロです。
847 ◆ZU7CldKWo2 :2009/11/17(火) 06:48:45 ID:DouB0lCj
「美希、私は――――ラブのことが好き」

 せつなの言葉に、美希は小さく微笑んだ。
 今にも泣き出しそうな目をしながら、それでも――――微笑んでいた。





    Eas of Evanescence IX





「美希の言う通りよ。私は――――死ぬことしか、考えてなかった」

 ベッドに腰掛ける美希。せつなはその前で、床に置かれたクッションに座っている。その目は、軽く見上げるようにして、
蒼の視線を掴み取る。

 スタジアムでの戦い。ラブは、イースに言った。命が尽きてもいいなんて、思っていないと。
 あの瞬間、涙が零れたのは、それが本当のことだったから。
 総統メビウスに、自分を――――自分だけを見て欲しくて。振り向いて欲しくて。
 自分がここにいるんだと、認めて欲しくて。
 その為に、戦ってきた。傷付くことも、死すらも恐れず。
 なんだってした。なんだって出来た。ラブ達を騙すことも、その体を淫らな手段で絡め取ることも、迷うことなく出来た。
そう、出来たのだ。
 けれど。
 何一つ裏表のない、純真なラブの想いに、優しさに触れて。
 迷いが生れた。このままでいいのか、このまま彼女を騙していていいのか、と。
 迷いは、動揺を生み、やがて心に痛みが走るようになる。自分がしていることは、正しいのだろうか? こんなにも純粋
に信じられているのに、見ていてくれているのに、私はそれを裏切っていいのだろうか?
 そんな迷いを押し殺しながらも、彼女は戦い続けた。
 ナケワメーケを上回る力を持つナキサケーベを与えられ、自らの命を削りながら、ただメビウスの為に。そうすることで、
自分を見てくれると――――大切にしてくれると、そう信じて。
 だからプリキュアを倒そうとした。ラブを、倒そうとした。認められるなら、死んでもいい。そう思いながら。
 けれどラブは、そんな彼女を助けようとした。抱きしめてくれた。

 生きたい――――

 そう思った。死にたくない。そう思った。

 そんな思いを罰するかのように、ナキサケーベのカードから生れた闇は、彼女の体を締め付ける。

「ああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

 ただ、叫ぶ。ラブに抱きしめられながら、叫ぶ。
 痛い、痛い、痛い。体が痛い。心が痛い。痛い痛い痛い痛い。
 どうして、ラブ。そんなに優しいの。敵の私に優しいの。
 どうして、死にたくないなんて、私ですら気付かなかった心に気付くの? 気付いてしまうの?

 気付きたくなんて、なかったのに。
848 ◆ZU7CldKWo2 :2009/11/17(火) 06:49:24 ID:DouB0lCj

 やがて、張り詰めた糸が切れるかのように、意識を失いかけた。
 その後、何があったかはおぼろげにしか記憶にない。シフォンが光を放ち、最後のナキサケーベをピーチが倒した、
のだろう。
 気が付けば、自分を苦しめていた拘束は無くなっていて。

 感じたのは、絶望。最後のカードを失い、これでもう、私を見てもらうことは出来ない、と。
 その一方で。
 生きていて良かった。そう思ってしまう自分もいて。

 そんな自分が、許せなくて。

「無事で良かったね」

 いつもの笑みとともに、ラブにかけられた声が、優しさが。
 無性に、わずらわしかった。
 嬉しかったけれど、たまらなく嫌だった。

「黙れ――――黙れ、黙れ!!」

 二律相反する心を、せつなは自分で憎悪に塗り潰す。
 もう終わり。私は終わり。これで終わり。
 だから――――最後は。

「スイッチ・オーバー!!」

 彼女は、イースから東せつなへと姿を変える。

「私の目的は、ただ一つ――――お前達を、倒すことだ」

 これで、ようやく。
 憎まれる。ラブに。


 その後のことは、美希に見抜かれた通りだった。

 自分の寿命が今日までと知った瞬間から、彼女は、ラブの手にかかって死ぬことしか考えていなかった。
 ようやく、本当の自分で向き合える。愛する人に。
 ラブは――――やっぱり、ラブだった。
 憎まれると思っていたのに、欠片もそんなことはなく、自分を思ってくれていた。
 嬉しかった。とても。

 だからこそ、渇望した。
 心置きなく戦い、そして――――死ぬことを。
 彼女の中に少しでも、自分の存在を残しておきたかったのかもしれない。
 この時にはもう、メビウスのことなど、頭の中から無くなっていた。

 全ての力を振り絞り、ぶつかりあって、清々しい気持ちと共に残ったのは。
 ラブへの、想い。
 好きだという、気持ち。

 そのまま死んでいれば、この想いは永遠に封じられていただろう。
 届かぬままだっただろう。
 けれど、彼女はキュアパッションとして、生まれ変わった。
 あまつさえ、ラブと共に、桃園家で暮らすことになった。

 こんなに幸せなことはない。
849 ◆ZU7CldKWo2 :2009/11/17(火) 06:50:27 ID:DouB0lCj
「死ぬことしか考えてなかった私が、今、こうして生きている――――生きてるからこそ、私は、大事にしたいの。この、
ラブへの想いを」

 自分を変えてくれた、少女。
 大切な、仲間。
 共に暮らす、家族。
 何よりも。

 愛する人。

「私、ラブが好き。大好き。この気持ちに、嘘は付けないわ」
「うん」

 美希は、頷く。ゆっくりと、深く。
 わかっていたことだから。いつだって、彼女の視線の先には――――


「けど、ね」


 せつなは、まだ言葉を繋ぐ。わずかに目を伏せようとして、だが、もう一度上げて、まっすぐに美希の目を見つめる。

「生き返って、こうして暮らしていて、気付いたの。私が、どれだけ我侭だったか――――どれだけ、助けられたかを」
「え?」

 強い光を湛えるせつなの瞳に、美希は戸惑う。それに構わず、彼女は続ける。

「美希がどれだけ、私の心を守ってくれていたか。どれだけ、私を大切にしてくれていたか――――それがわかって
――――そんな美希に、私は、ひどいことしかしてなかったと思って」


 ラブの優しさに、心がきしんでいた頃。
 その痛みから目をそらしたくて、せつなは、美希の体を責めるようになる。自分の正体を知り、かつ、自分に憎悪を
向けてくる彼女といる時だけ、せつなは――――イースは、苦しまずにすんだ。
 何故なら、そこに裏切りはないから。
 ありのままの彼女自身でいられるから。
 だからこそ――――せつなは。
 ラブを想いながら、美希といることを選んだ。
 もう、ラブを騙したくはなかったから。祈里も、騙したくなかったから。だから、己の衝動をぶつけることの出来る美希を、
何度も何度も呼び出した。
 そして、彼女に憎まれているのを感じることで、心の平静を保っていた。
 自分は、憎まれて当然の存在。ラブに想いを向けられる資格は無い。想いを向けないで。そんなに真っ直ぐな好意を、
示さないで。私はラビリンスの人間。メビウス様の為に、あなたたちを利用しているだけなの。
 乱れる心から生れる暴虐を、彼女は美希にぶつけた。そうして憎まれることで、ある種のカタルシスを得ていた。それは
とても、被虐的なものだったけれど。
 彼女は、気付いていなかった。
 せつなはいつだって、美希の向こうに、ラブの姿を見ていた。ラブを好きだから、ラブに嫌われたくない。けれど、自分は
ラブに嫌われても仕方ないことをしている。だから、私をそんな目で見ないで。好きにならないで。心が痛むから。
 そう、彼女は気付いていなかった。美希がその全てを知りながら、自分を受け入れていてくれたということを。
 気付いていなかったからこそ、せつなは美希を責めることが出来ていたのだけれど。


 けれど、せつなは気付いた。キュアパッションとして生まれ変わって、彼女達の仲間になって、気付いた。
 美希が自分を想ってくれていたのだということを。
 ラブのように、真っ直ぐにではなく、包み込むようにして守ってくれていたのだということを。
 彼女の想いを、苛立ちをぶつけられ、それを受け止めながら、壊れそうな心を守ってくれていたのだということを。

 気付いた時に、彼女の心に溢れたのは。
850 ◆ZU7CldKWo2 :2009/11/17(火) 06:52:13 ID:DouB0lCj
「私――――ラブが好き。けれど――――」

 一度、言葉を切って。一度、瞼を閉じて。
 そして彼女は、ゆっくりと立ち上がる。
 縫いとめられたかのように動けない美希の、側に寄って。
 その手を取って。
 顔を近付けて。
 言う。

「美希のことも、好きなの」


 呆然となる、美希。
 何を言われたのか、わからない。
 けれど、それは一瞬のこと。

 掴まれた手を、引き寄せて。
 抱きしめながら、体を回転させて。
 せつなを――――ベッドに、押し倒す。
 彼女は、抵抗しない。
 何も、言わない。されるがままに、なっている。

 重なり合う、体。
 服越しに、ぬくもりが伝わってくる。鼓動が、伝わってくる。
 美希は、せつなの肩に、顔を埋める。
 彼女もまた、その両手を美希の体に回し、ギュッと引き寄せてくる。

 二人は、無言のまま。
 ずっと、抱き合って。


 やがて、夕の帳が落ちてきて。


「外――――暗くなってきたね」
「・・・・・・うん」
「帰らなくて――――いいの?」
「・・・・・・今日は、泊まってくるって、言ってあるから」
「――――そう」
851 ◆ZU7CldKWo2 :2009/11/17(火) 06:59:52 ID:DouB0lCj
さて、長々と続いてきましたが、次回、最終回――――の、予定。

黒ブキさんのね、連載と比べると、まだまだ未熟だなぁと思い、反省しきり。

ま、自分なりに一歩ずつ。

そんなわけで、宜しくお願いいたします。


閑話休題。
会社への行き帰りにP3Pをやってるんですが、小松さんの声が聞けて嬉しかったり。
というか、PS2の時から好きだった声だったので、改めて気付いてビックリしましたよ。
852名無しさん@秘密の花園:2009/11/17(火) 07:19:10 ID:p8z4k9Wv
投下祭り?
853名無しさん@秘密の花園:2009/11/17(火) 07:25:09 ID:RHrmEB8B
>>842
「新しい幸せのもと」←ココすっげぇ好きですw
短めの文章で詩を読んでいるみたい。
ココアを飲んだように温まりました!お帰りなさい&GJでした。エロ楽しみにしています

>>851
キマシタワー!
生駒さんの書く美希せつが大好きだ。
次回最終回が淋し過ぎます…
854名無しさん@秘密の花園:2009/11/17(火) 07:49:29 ID:PyKmttic
>>842
GJ!この前の放送はなんか書きたくなっちゃいますよねぇ。
以前の卵雑炊もだけど、なんかあったか描写が秀逸。ほっこりします
それに圭太郎さんの帰宅シーンなんかは本当に本編でやって欲しいくらいだ。


>>851
生駒さん待ってたー!次回で終わり…。楽しみなような、淋しいような。
生駒さんの美希せつはいいよ。次回楽しみ過ぎる!
855名無しさん@秘密の花園:2009/11/17(火) 09:42:52 ID:p8z4k9Wv
何か続き物が終わっていくのを見るとFPもカウントダウンなのかなって感じる。すっかりここ見るのが朝の日課になってさ。
856名無しさん@秘密の花園:2009/11/17(火) 10:07:03 ID:RHrmEB8B
>>855
同意。淋しい…マジで2期ないのかな
けど、2期あったって終わりが辛いのはおんなじだしなあ
アニメやスレにはまったの久しぶりだから余計悲しいよ
857名無しさん@秘密の花園:2009/11/17(火) 19:08:13 ID:waIee4PG
http://skm.vip2ch.com/-/hirame/hirame064908.jpg
美希たんがブッキーを守ってるように見えた自分はおかしいかな
(本当はシフォンをまもってるんだよね)
858名無しさん@秘密の花園:2009/11/17(火) 19:17:24 ID:RHrmEB8B
>>857
おかしくない!おかしくないぞ!
百合スレ的にはキミは全く正常だw
859名無しさん@秘密の花園:2009/11/17(火) 19:17:27 ID:dpPsuN/3
>857
自分もそう見えたよ

この調子で次回もブッキーを守ってほしいな
860名無しさん@秘密の花園:2009/11/17(火) 21:29:00 ID:AUp+6frS
私は妻子を守る父親に見えてました
861名無しさん@秘密の花園:2009/11/17(火) 21:29:19 ID:xwnFYaXs
>>857
ん?どう見てもメガネからブッキーを守るmktnだがw
普通の人ならシフォンが見えるんですかw

>>855
まだソース出てない…かな?同志も言ってましたが、単独スレとして
ここはこれからも残っていけるはず。例え終わったとしても、映画や
なかよし、来年のカレンダーは2種類あるじゃないか。365日、FP・
クローバーのみんなは休まないんだぜ?

>>837
我が社とFPでコラボして、桃園家直伝ココア≠ニか出してくんないかな。。。
なーんて思える程ぽかぽか+圭太郎さん号泣なお話ですなぁ。
今回の神回、ほんと燃料すぎる程の燃料でございました。
せっちゃんの葛藤があってのこの展開、SSでも鼻の奥がツーンときました…。
桃園家の幸せ、プライスレス。あ!タイトルくださーい

>>851
美希たん大人。普通なら悲しくて泣くよ。てか逃げ出したくなるよ。
だって親友、それも幼馴染みの事が好きなんだものせつなは。
途中から気付いてもなお、せつなorイースを受け止めたその寛大な心。
せつなにその気持ちが伝わってた事が嬉しかったし、美希たんも好きだと言ってくれた事がもぅ…。
それ以上にラブを愛してると言う感情表現がさらに、、、ツーンとまたきちゃったな…
862842:2009/11/17(火) 22:30:20 ID:3/wEPwai
また録画見て泣いたw

感想ありがとうございます。
ホント嬉しい。


>>861
すみません、タイトル忘れてました。
「幸せ記念日」でお願いします。

8636-795:2009/11/17(火) 22:43:55 ID:ZDK8vtyN
>>800
wiki保管ありがとうございます。
グラスホッパー・マニファクチュア(GHM)のゲームが好きな身としては
40話のせつながリンクルンで鏡の中に入るシーンを見てこのネタを思いつきました。

元ネタに関してですが、PS2とDS(こちらは移植)で発売されたGHM開発のアドベンチャーゲームです。
色んな意味で人を選ぶゲームですが…
詳細は↓
ttp://www.mmv.co.jp/special/game/ds/fsr/
ttp://www8.atwiki.jp/storyteller/pages/900.html

864名無しさん@秘密の花園:2009/11/17(火) 23:04:07 ID:9AB1GnTu
ココア。甘くて、温かくて、幸せな気分になるさ…。暖かい家族だよ、桃園家は、ホント。
幸せになれて、良かったねえせっちゃん。おう、おう…


眠れない夜にはホットミルクもいい。砂糖と、さじ一杯のラム酒を加えると尚いい。

コタツにみかんもいい。甘栗もいいな。
お茶飲むー?とか。


あー、地味だなあ。

地味だけどさあ、萌えもしないけどさあ!フレプリである意味も無いけどさあ!
せっちゃんにはいろんな幸せを見つけて欲しいんだ!

幸せと気づかないよう幸せを。もちろん、ラブやんと一緒にさ。ラブやんとなら、いろんな幸せに出会えると思うんだよきっと!

祖国残留endとかだったら、寂しすぎる…成長の証とかでもさあ!
865MH22S ◆Tp0rBcFpoc :2009/11/18(水) 00:10:54 ID:BCCyk/nw
三部作最終章・上、ラブ⇔せつな、白百合、18禁、若干長め、
苦手な方は回避を。初めてのH系なので優しく見てあげて下さい。
百合板の酒場で奮闘記を後ほど書きます。では
866【LOVER'S〜せつなさを殺せない】:2009/11/18(水) 00:11:31 ID:BCCyk/nw


誰にも邪魔されない、二人だけの時を。


人差し指で塞いだせつなの唇。ラブはそっと撫で、柔らかさを確認する。
せつなは唇に触れたラブの指を愛おしく、ゆっくりと舌先で転がしながら口に含む。


見詰め合う二人に、言葉など必要なかった。


そっと指を引き抜き、ラブはそれを自分の口へと運ぶ。
居た堪れない感情が襲ってくる。目の前には悪戯に微笑む彼女がいるのだから。


「……しよ?」


ほんの数分の出来事なのに、せつなにはそれが永遠の至福のように思えた。
やっと一緒になれる。本当の幸せを掴み取れるのだと。


愛してる――――ラブ。
小さく頷くとせつなはゆっくりと瞳を閉じた。


重ねる唇。互いの舌と舌とが絡み合う。唇の端からは溢れる唾液。
まるで赤子のような二人だけれど。

恥ずかしさより、今は愛し愛される喜びで満ち溢れていた。


「ん...う...んん.....」

初めて味わう感情。
熱くなるカラダ。
溶けてしまいそうな程の愛。


「もっと……。もっと…、愛して欲しい…。」


「立てる?」
「……。」

ラブは私を優しく抱きしめてくれた。こんな時でも優しくしてくれる。
そう思うだけで、私の中の何かが――――熱くなるのがわかった。
867【LOVER'S〜せつなさを殺せない】:2009/11/18(水) 00:12:12 ID:BCCyk/nw




せつなのカラダは、とても女性らしくて。
すごく…魅力的で。

もっと見てみたいなって……思った。
あたしって…、こんなにHだったかな?


そうさせるせつなもHなんだろうけど。
今の二人には理性のカケラなんてない。

だって、ここはお風呂場なんだもん。
普通じゃ考えられないんだろうなって。


「キレイだよせつな。」
形の良い胸に初めて触れる。柔らかな感触。その中にある頂きは、既に突起していて。

手で触れるだけでは満足出来ずに―――

「ぁ...ん」

「ダメだよせつな、声出しちゃ。」
「で、で…も……んっ」


かわいいせつな。
大好きなせつな。

―――私だけのせつな。

漏れる声すら愛おしく。唇でそれを塞いでも尚零れる吐息。
左手は胸を。
右手は秘部を。

あたしだけが触れる事を許された。

―――恋人だから―――
868【LOVER'S〜せつなさを殺せない】:2009/11/18(水) 00:12:41 ID:BCCyk/nw




初めて自分以外の人に触れられる感触。
それが誰よりも愛しているラブ、あなたなら。

私はシャワーのレバーを引くと、目一杯の水流に調整した。

「…これなら、聞こえない…でしょ?」
立つ事さえままならぬ状態の私には、これぐらいしか思い付かなくて。


「…せつな。しっかりつかまってて。」

「……わかった。」


秘部にすんなり入っていく指には絡みつく愛液。
それは、シャワーの水とはまた違う濡れ方で。

いやらしくちゅくちゅくと音を立てるが、その割れ目が奏でる音を聞けるのは
目の前にいるラブだけ。


さらに、割れ目の先端にある突起を集中して刺激する。指だけでなく舌先でも。
繰り返される動きにもはや意識も薄れかけ。


「っん―――!ぁ…あ、ぁぁぁぁぁぁ――――!!!」
「イっていいよ?イイんだよっせつな!」
「ぅん―――!はぅ…、も、もぅ―!」
「好き!愛してるせつな!!」
「あぁぁ!ふぁっ――、い、いっちゃ……――――――!!!」
869【LOVER'S〜せつなさを殺せない】:2009/11/18(水) 00:13:55 ID:BCCyk/nw


崩れ落ちるせつな。
優しく包み込むラブ。


キュッ、とシャワーのレバーを元に戻すと再び見詰め合う二人。


「はぁ…、はぁ……。……ん」
「…Hだね、あたしたち…」


鏡に映る二人はびしょ濡れで。まるで夢の跡のような光景に思わず苦笑い。

「また…しようね。」

「……ラブ。」
「何?せつな。」

「今度は私が………、してあげたいの…。」
「でも、せつなのぼせちゃうよ。」
「嫌っ!私だけ…。一人だけなんて……」
「……せつな。」


こんなにも好きな人と、愛してる人と一緒になれるのが嬉しい事だなんて。
優しくて温かくていつも素直なラブ。

なのに―――


「私、間違ってたのかも。」



〜最終章・下へ〜
870 ◆ZU7CldKWo2 :2009/11/18(水) 00:28:52 ID:P0Or61P8
>>869
初エロですね。GJだと思います。せっちゃん可愛いよせっちゃん。


こんばんは。黒生駒です。
コメント下さった皆様、ありがとうございました。

早速ですが、SS投下。
予告どおり、最終回です。

『Eas of Evanescence X』
美希せつ微エロ、といったところでしょうか。

ご覧頂けたら幸いです。
871 ◆ZU7CldKWo2 :2009/11/18(水) 00:29:48 ID:P0Or61P8
『それでね、今日は一晩、飲み明かしちゃおうかなーって』
「はいはい。わかったわ、ママ。あんまり飲みすぎないようにね――――うん、ちゃんと戸締りもしっかりしとくから、心配
しないで――――それじゃ、おやすみなさい」

 そう言って、美希は電話を切る。そして、ベッドの上に座っていたせつなを見て、

「久しぶりに会った友達と飲んでるから、ママ、今日は帰らないんだって」
「・・・・・・そう」

 頷いて、軽く目を伏せるせつなに、彼女は言う。

「帰ってもいいのよ? 別に、あたしは――――」
「ううん、平気」

 ゆっくりと頭を振って、せつなは立ち上がった。

「シャワー、借りるわね」
「ええ、どうぞ――――着替え、持っていくから」

 ありがとう。美希の方を見ようとしないまま、彼女は部屋を出て行く。パタン、と音を立てて閉まるドア。せつながいなく
なった途端、急に部屋が寒くなったような気がして、美希はわずかに体を震わせる。それは多分に、ほんの数分前まで、
彼女を抱きしめていたせいだろうけれど。

 平気、か。

 せつなの台詞を思い出して、美希は小さく唇を噛む。

 平気って、何が?

 彼女の台詞に、そう聞き返せなかった自分。その弱さに、彼女は苦悩する。
 シトシトシト
 聞こえてくる音に、カーテンをそっと開ければ、いつからだろう、雨が降り出していて。
 シトシトシト
 小さな雨音が、やけに大きく聞こえるのは、この部屋の静寂のせいだろうか。自分しか、いない、この部屋。

「せつな」

 窓の側で、呟いてみる。ガラスが曇って、外の景色が白く濁る。一つ、溜息。また白くなる、風景。
 やっぱり、寒い、な。ああ、せつなの着替え、浴室に持っていってあげないと。
 思いながらも、美希は、動けぬまま。
 そっと外を眺め続ける。
 雨に煙る、街並みを、眺め続ける。




       Eas of Evanescence X




872 ◆ZU7CldKWo2 :2009/11/18(水) 00:30:37 ID:P0Or61P8
 せつなと交代で、シャワーを浴びる。いつもは快適なこの時間が、今は例えようも無く苦しい。
 肌を流れる雫。ぬくもりが、けれど、感じられない。心が冷たくなってしまっているからだろうか。
 それでも、永遠にそうしているわけにもいかず。美希はノズルを回し、シャワーを止めた。
 脱衣所で、体を拭こうとして、ふと、鏡に気付く。完璧なスタイルを保つために置いた、姿見に映るのは、いつものように
完璧な自分の体。
 真っ白の肌は、ほのかに赤みを帯びている。プルンと張って、ツンと上がった胸。くびれのはっきりとわかる腰。スラリ
と細く長い足。努力に努力を重ねて、築き上げた自慢の体だ。
 けれど、それはもう一つの意味を持っている。

 イースに――――せつなに、抱かれた体と云う意味。

 この体に、たった一箇所以外、彼女に触れられていないところはない。それほどまでに、激しく求められた。思い出す
だけで、頬が赤くなる。胸が、せつなくなる。
 声を出さずにいることは、本当に辛かった。愛に気付いてからは、なおさらに。それでも、耐え切ったのは、愛する故か。

 その彼女の言葉。

「美希のことも、好きなの」

 思い出しながら、美希はそっと胸に手を当てる。硬くなった蕾の向こう、体の奥で、激しく脈打つ鼓動。歓喜に、震えて
いるのだ、心臓が。


 パジャマを着て部屋に戻ると、すでに電気は消えていた。廊下から差し込む光で、美希はせつなを探す。が、すぐに
気付く。ベッドの布団が、膨らんでいる。誰かがその中に、いる。
 廊下の電気を消して、薄暗闇の中を、そっとベッドに近付く。
 かけ布団をそっと上げて、ゆっくりと潜り込むと、暖かなぬくもりがあって。

 シトシトシトシト
 雨の音が響く。ただ、その音だけが、響いている。


「――――せつな」

 小さく、美希は呼びかける。
 横になっていた彼女が、こちらを見て。

「――――美希」

 そう呼び返してくる。




 それが、きっかけだった。


873 ◆ZU7CldKWo2 :2009/11/18(水) 00:31:31 ID:P0Or61P8
 抱きしめる。抱きしめる。
 狂おしい程の想いを込めて、彼女の体を抱きしめる。
 絞るように、強く、強く。
 一つにならんとせんばかりに、激しく強く。
 きっと、せつなは痛いと感じている。その自覚が、美希にはある。けれど、彼女は何も言わない。ただされるがままに
なっている。美希の背中に手を回し、自らも体を近付けようとする。
 それが嬉しくて。

 それが、悲しくて。

「せつな」
「美希」

 ようやく彼女の体を解放した美希は、自分の下になったせつなの顔を見ながら、そっと呼びかける。やはり苦しかった
のだろう、少しだけ息を荒げていた彼女は、それでもしっかりと応える。
 ぶつかる視線。美希は、せつなの手に、自分の手を重ねて。強く握り締める。
 まるで、逃げられないようにしているかのように。
 そんな彼女の行為を、せつなはとがめようとはしなかった。黙って、同じように、握り締める。
 まるで、逃げないよ、と言うかのように。

 そのまま、見つめ合う、二人。美希の長い髪が、せつなの頬をくすぐる。サラサラと。

 やがて近付く、少女達の距離。
 美希は、せつなに――――イースに触れさせていなかった、たった一箇所で、彼女に触れる。

 唇を、唇に。

 最初は、ついばむように、ただ重ね合わせて。
 やがて、美希の舌がせつなの唇に触れる。彼女の前歯を、ノックする。
 そして絡み合う、二人の舌。まるで生き物のように、激しく互いを求め合う。

 淫らな音が、部屋に響く。夢中になって、美希はせつなを味わう。
 どれだけしても、足りないと感じてしまう。もっと、もっとと思う。
 けれども――――

 ゆっくりと、彼女は顔を離す。闇に慣れた目で見れば、せつなの顔は赤く染まっているのがわかる。多分それは、自分
もだろう。

「ファーストキスよ」
「え?」
「あたしの、初めてのキス――――せつなに、あげたから」

 美希のことを何度も犯しながら、イースは、彼女にキスをしたことはなかった。だから、体の全てを触れられ、嬲られた
けれど、唇だけは純潔を守っていたのだ。
 その純潔も、今、失われたけれど。
874 ◆ZU7CldKWo2 :2009/11/18(水) 00:32:18 ID:P0Or61P8
「美希――――」

 困ったように、目をそらすせつなに、美希は小さく笑う。

「わかってる。せつなは、違うんでしょ?」

 無言は、肯定。多分、彼女のファーストキスは、ラブに捧げたのだろう。

「いいのよ。気にしないで」

 もう一度、唇に軽くキスをして、すぐに離れる。

「けど、覚えておいて。あたしのファーストキスの相手は、あなただっていうことを」
「美希――――」

 何故か泣きそうな顔をするせつなに、美希は小さく笑って。
 彼女のパジャマのボタンに、手をかける。
 一つ、二つとゆっくりと外していく。
 せつなは、何も言わない。
 雨の音に混じるのは、彼女の呼吸。
 全てのボタンを外して、そっと前を広げる。
 横になっていても形の崩れない胸に、美希は手を当てる。
 ひんやりとした空気の中で、せつなの体は火傷しそうな程に熱くて。

「美希」

 彼女の唇から零れる、自分の名前。
 美希は、目を閉じて微笑む。声を出さずに、小さく微笑む。彼女の胸に置いた手は、動かない。触れたまま、ただ、
そのぬくもりを感じるだけ。

「美希」

 もう一度、呼ばれる。
 その声音の中に、覚悟を感じて。
 美希はまた、微笑む。
 そして、そっと彼女の胸に顔を埋めた。

「――――美希?」

 何もしようとしない彼女に、またせつなは名前を呼ぶ。今度は、問いかけるように。
 それに、美希は、顔を埋めたまま応える。

「ありがと、せつな――――ラブに話すの、辛かったでしょ?」

 体から伝わってくる、動揺。彼女が息を呑むのが、わかった。

875 ◆ZU7CldKWo2 :2009/11/18(水) 00:32:57 ID:P0Or61P8

 泊まってくると言ってある。そう、彼女は言った。
 けれど、それだけじゃないと、美希にはわかった。
 
 せつなはきっと、ラブに話した。
 自分や祈里とのことを、全て話した。
 だからこそ、せつなは、ここにいる。
 あたしの部屋で、あたしに抱かれている。肌を、重ねている。

 多分それは、せつなの優しさ。あるいは贖罪。
 あたしにしたひどいこと、その埋め合わせをする為に、彼女はここにいる。

 そして。
 
 それを、ラブは知っているだろう。
 知っていて、送り出したのだろう。

 それが、ラブの優しさ。

 きっと今頃、ラブは耐えている。
 自分の隣に、せつながいないことの苦しさに、耐えている。
 そのせつなが、あたしという幼馴染に抱かれていることの苦しさに、耐えている。
 耐えながら、苦しんでいる。
 泣いている、かもしれない。

 せつなはそれを、知っている。
 知っていて、ここにいる。
 多分それは、全てを精算する為に。
 もう一度、最初から、始める為に。
 ラブとの、関係を。
 愛を。
 もう一度、最初から。


 我侭よね、せつなって。
 心の中で、美希は呟く。
 これが贖罪になると思っているのだとすれば、これが優しさだと思っているのだとすれば、見当違いも甚だしい。
 あたしは、同情なんかされたくない。
 あたしは、こんなことを望まない。
 あたしは、あたしは――――

 けれど。
 蒼乃美希という少女は、完璧で。
 完璧すぎて。
 目の前の少女の心も、幼馴染の少女の心もわかってしまって。
 彼女達が、これを優しさだと言うつもりが無いことも。
 彼女達が、苦しんで出した結論がこれだということも。
 理解、出来てしまって。

 だから。
 怒れない。
 ただ悲しいだけ。

876 ◆ZU7CldKWo2 :2009/11/18(水) 00:34:00 ID:P0Or61P8
 我侭にも、自分勝手にも、なれなかった。
 だからといって、全てを悟ったかのように、自分の欲望を抑えることも出来なかった。

 結果として、半端なまま。
 最後まで達して、親友を傷付けることも。
 逆に、全く触れずに、我慢することも。
 彼女は、出来なかった。

 満たされずに傷付くのは、美希自身なのに。

 キスは、素敵だった。とろけそうになった。
 せつなの体は、とても暖かくて、柔らかくて、もっともっと触れていたいと思った。自分の素肌を、重ね合わせたいと
思った。

 けれども、もう、おしまい。
 これ以上は、出来ない。
 ううん。耐えられない。
 あたしが。

「――――っ」

 ギュッ、とせつなのパジャマを握る。顔を、せつなの胸に押し当てる。
 それでもボロボロと瞳から涙が零れる。
 噛んだ唇から、嗚咽が漏れる。

「美希・・・・・・」
「――――ッ――――ック――――クッ、ヒック――――」

 止まらない。止められない。
 ただ、激しく。胸の奥から、形にならない想いがこみあげてきて。

「――――ッック、アアァァァァン――――」

 とうとう、抑えきれずに、大声を上げてしまう。
 まるで赤ん坊のように、せつなの胸にすがりついて、大粒の涙を流しながら、叫ぶように、泣く。

「ウァァァァァ――――アァァァァッ――――アァァァァッン」

 ただ、泣き続ける。

「ウァァァァァン――――ック――――アァァァァァ」

 ただ、ただ、泣き続ける。

「アァァァァァ、ウァ、ウァ、ウァァァァンッ」

 泣き続ける。せつなの胸は、美希の零した涙でビショ濡れになっている。

「美希――――」

 せつなの声は、微かに震えている。けれど、せつなは唇を噛む。
 泣くな、私。ここで泣くのは――――許されない。

「アァァァァァッ」
「美希――――」

 泣きじゃくる彼女の頭に手を置いて、せつなは。
 自分の胸に引き寄せながら、そっと撫でる。
 それが――――それだけが、彼女の為に出来ることだったから。
877 ◆ZU7CldKWo2 :2009/11/18(水) 00:35:07 ID:P0Or61P8
 やがて、泣き疲れたのだろう。
 美希は、寝息を立て始める。
 それを聞いても、なお、せつなは美希の頭を撫で続ける。
 逆の手で、彼女の手を強く、握り締めながら。










 チュン チュン
 鳥のさえずりが聞こえて、美希は目を覚ました。
 だが、すぐには起き上がらない。聞こえてくるのは、衣擦れの音。
 隣にあった筈の、ぬくもりがもう、ない。繋いでいた手も、今は外されて。

 行ってしまうんだ。

 思うと、胸が苦しい。けれど、それをねじ伏せる。
 これでいいんだ。これで。

「美希」

 着替えが終わったのだろう。彼女が、こちらを向く気配。
 そして、遠慮がちに、小さな声で囁く。

「私、もう、行くわ」

 ええ。ありがとう。昨日は、一緒にいてくれて。

「本当に、ごめんなさい――――それから、ありがとう。私の我侭を、受け入れてくれて」

 いいのよ。その我侭も含めて、好きになっちゃったんだから。
 惚れた弱み、っていうのかしら。

「我侭ついでに言うけれど――――もしも、許してもらえるなら」

 許すも何もないわ。あなたはいつだって、あたしの大好きな人だから。
 たとえあなたが、あたしを一番に想っていなくても。

「これからも、仲良くして欲しいの――――都合のいい、お願いだけれど」

 本当にね。
 けれど、いいわ。都合のいい女になってあげる。
 だってあたし、あなたと一緒にいたいもの。せつなと一緒に、生きていたいもの。

 一生忘れないから。
 好きって言ってくれたこと。
 絶対に――――絶対に、忘れない。
 この気持ちは、もう、表に出さないけれど、一生、忘れない。

「それじゃ、行くわね――――さよなら」

 ええ。また、会いましょう。
 その時は、大切な親友として。
 大事な、仲間として。
 また会いましょう。
878 ◆ZU7CldKWo2 :2009/11/18(水) 00:35:38 ID:P0Or61P8

 せつなの言葉に、美希は起き上がることも、声を返すこともしなかった。
 ただ、心の中で返しただけ。


 横になり、目を閉じたままの美希に、せつなは背を向けて。
 やがて、パタン。
 扉が閉まる。

 それで、おしまい。
 せつなは出て行った。

 残された美希の、きつく閉じられた目から、一筋。
 涙が流れて、それで美希の恋は、愛は。
 おしまい、だった。


 それでいいと、美希は思う。
 これが、ハッピーエンドなんだ、と。


 だから少しだけ、もう少しだけ、彼女は泣く。
 これは嬉し泣きなのと、自分に言い聞かせながら。
 涙を流したのだった。

879 ◆ZU7CldKWo2 :2009/11/18(水) 00:36:37 ID:P0Or61P8
――――epilogue――――



「おかえり、せつな」
「――――ラブ」

 家に辿り着いたせつなを、門の前で迎えたのは、ラブだった。
 まだ早朝と言える時間。今日は休みだとは言え、こんな時間に起きているとは思わなかった。
 いや――――彼女の眼の下には、わずかに隈が出来ている。
 眠れなかった、のだろう。そして、ここで待っていたのだろう。せつなが、帰ってくるのを。

「ラブ・・・・・・」
「なんか冷えるね。昨日の夜の雨のせいかな。ほら、せつな、早く入らないと、風邪ひいちゃうよ」

 微笑みながら、せつなを迎え入れようとするラブの姿に、彼女は何も言えずに俯く。
 私は――――こんなにも、たくさんの人を傷付けて――――そのくせ、エゴを押し通そうとして、一人、幸せになろうと
して――――

 そんな彼女の表情の変化に、気付いたのだろう。
 不意に、ラブはせつなの手を掴む。

「せつな」
「――――ラブ」

 驚く彼女に、ラブは、微笑む。

「せつな――――笑って? ううん、笑おう。一緒に、笑お?」

 あ、とせつなは、息を呑む。
 ラブの微笑みは、いつもと違う。どこか無理を感じさせるもの。
 それはきっと、辛いから。心が痛いから。
 誰かのことを、彼女は思っている。思って、心を痛めている。
 けれど、それでも彼女は笑う。

 せつなという少女を、その苦しみを、全て受け止める為に。
 笑う。

「・・・・・・ラブ」

 名を、呼んで。
 せつなは、笑った。
 笑うことが、正しいことだと。
 それが、傷付けた全ての人に対する、贖罪になるのだと、そう思いながら。

 彼女は、目をうるませたまま、笑った。



「せつな。おかえりなさい。アタシ達の家に」
「――――ただいま。ラブ」
880名無しさん@秘密の花園:2009/11/18(水) 00:43:20 ID:8HJe+vt1
支援?
881名無しさん@秘密の花園:2009/11/18(水) 00:52:24 ID:ENq7b1Hz
保管庫管理人様と黒生駒さんの力作に感動しつつ支援

つかそろそろ次スレの季節ですな。
882名無しさん@秘密の花園:2009/11/18(水) 01:01:20 ID:BCCyk/nw
ホスト規制食らった!避難所に次スレテンプレ貼っときます。
誰か代行を…と、言いつつ生駒さん援護射撃!
883 ◆ZU7CldKWo2 :2009/11/18(水) 01:04:04 ID:P0Or61P8
以上でした。

最後の最後でおさるさんにひっかかってしまった・・・・・・。
>>880->>882の皆さん、支援ありがとう。

さて、さて。
振り返ってみると、こちらで連載させて頂くのは初めてだったわけですが。
そもそもの構成に難ありだったかなぁ、と思ったりもしますが、それはそれとして、
書きたいことを書かせて頂けたかな、と。

なんとかここまで書けたのも、皆様の暖かい感想、また、このスレで書くことを許して
下さった皆様の寛大なお心のお陰だと思っております。

改めて、感謝をいたしつつ。

また色々と書いていきたいと思っておりますので、今後もどうか宜しくお願いいたします。

生駒&黒生駒 拝
884名無しさん@秘密の花園:2009/11/18(水) 01:11:05 ID:6qk01aZr
みきたぁぁん。・゚・(ノД`)・゚・。
885名無しさん@秘密の花園:2009/11/18(水) 01:12:02 ID:P0Or61P8
470kbを越えたのが自分だと思ったので、スレ立てチャレンジしてみましたが、
規制中でした・・・・・・申し訳ないっ。
886名無しさん@秘密の花園:2009/11/18(水) 01:22:39 ID:ENq7b1Hz
立ててきますた。

フレッシュプリキュアで百合7
http://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/lesbian/1258474749/
887名無しさん@秘密の花園:2009/11/18(水) 01:41:44 ID:BCCyk/nw
>>883
GJ頂けるなんて嬉し過ぎます…。頑張って良かった。ほんと良かった…。
無事着地ご苦労様でした。あぁ、美希たん…。感情移入ずっとしちゃってる
もんだから、またウルっときちゃって。。。
おかえりせっちゃん。ラブさんとなら絶対幸せになれるから。ずっと笑顔に
なれるから。頼んだぜラブさん!

>>886
盾ありがとうございました!力作だなんて…。ダメ、泣きそうだ…。
ありがとうフレプリ。ありがとうラブやんせっちゃん!職人やってて良かった!
888名無しさん@秘密の花園:2009/11/18(水) 01:48:56 ID:Iu21IbuX
二人共超GJだ!キャラを愛してるのが十分伝わった!

スレも7まで北か。全ては1立てた人のお陰ですな。トンクス!
889名無しさん@秘密の花園:2009/11/18(水) 02:54:41 ID:wMH9KuFX
容量って512KBだからスレ立てのタイミングが早いとオモ。
500ぐらいでいいんじゃない?
890名無しさん@秘密の花園:2009/11/18(水) 07:34:15 ID:NDANK7ZO
保管屋さん初エロGJ!
萌えた!ご飯どんぶりでお代わり出来そうだよ!
次回楽しみ過ぎる。ここんとこ何日全裸待機してるか!
風邪引いたらあんたらのせいw


生駒さん、お疲れさま。力作GJ!
美希たんが切なすぎて辛い…。やっぱあなたの書く美希はいいよ。
エピローグもじわっと泣けた。やっぱ笑顔と幸せはフレプリの
最重要キーワードっすよねぇ。
891名無しさん@秘密の花園:2009/11/18(水) 07:49:47 ID:6qk01aZr
>>889
のんびりやさんにもほどがあるだろw
892名無しさん@秘密の花園:2009/11/18(水) 09:07:06 ID:Iu21IbuX
テンプレは470で、最近まで500と言ってなかったっけ?
あ、立てれなくてスマソ
893名無しさん@秘密の花園:2009/11/18(水) 12:12:09 ID:Iu21IbuX
DVD6巻発売日か!ようやくベリーソード誕生秘話が見れるわぁ。

せつな以外で百合な話って前半は少ないんだねぇ。幼馴染みなのに。
894名無しさん@秘密の花園:2009/11/18(水) 13:06:33 ID:cM7bDh6b
3人でいた時は幼馴染ってことで完璧な距離感を保っていた
せつな加入で不安定要素が加わり何かが崩れたんだよ
895名無しさん@秘密の花園:2009/11/18(水) 13:26:57 ID:NXb/xzE5
せつな加入で節度が崩れた、グハッ
896名無しさん@秘密の花園:2009/11/18(水) 13:45:15 ID:QsYZmL1V
誰がうまい事言えとw

まぁ実際自分はせつな加入までフレプリ興味なかった。一応見てたけどキャラデザも好きになれんかったし百合少ないったらありゃしない!
だがしかし!せつなが加わるまでのせつラブはすごい破壊力だ!全シリーズ見てきたけどやっぱ同棲ってのが強いよな〜だってだって朝起きるのも歯磨きするのもご飯食べるのも学校行くのも学校でもダンスでも団らんでも寝るのもずーっと一緒よ!

まぁ一番の極めつけはこのスレの職人さんのおかげです。かなり妄想広がります。改めてありがとう!!
897名無しさん@秘密の花園:2009/11/18(水) 13:46:14 ID:DCr7NFac
3人だと誰かくっついたら一人余るけど、4人になったら2+2だしな。
898名無しさん@秘密の花園:2009/11/18(水) 14:50:32 ID:Iu21IbuX
3人でいる時は気付かなかったけれど、せつなが現れた事によってラブはいち早く目覚めた訳ですね。

で、その姿を見ていた美希望とブッキーも目覚めていったと。

なのでせつなは女性同士が恋愛するのに何も抵抗がない訳だ。
だって初恋はラブなんだもん。

我ながら最高な解釈だ。
899名無しさん@秘密の花園:2009/11/18(水) 16:15:12 ID:0CcDRDrj
>>898
他人事ながら最高な解釈ですw納得
900名無しさん@秘密の花園:2009/11/18(水) 18:34:49 ID:pKsVvtx/
もう、ラブやんせっちゃんは友達とかじゃあなくなっちゃったんだな…
901名無しさん@秘密の花園:2009/11/18(水) 19:32:35 ID:pKsVvtx/
そう、家族(ry
902名無しさん@秘密の花園:2009/11/18(水) 22:58:37 ID:8lVb7jJ8
後は入籍と子作りだけ
903名無しさん@秘密の花園:2009/11/18(水) 23:19:43 ID:BCCyk/nw
そこでこんなSSはどうでしょう。昨日の投下リターンズ。
三部作最終章・下、ラブ⇔せつな、白百合、18禁、若干長め、
苦手な方は回避を。一生懸命書きました。昨日は感想、本当にありがとう。
904【LOVER'S〜せつなさを殺せない】:2009/11/18(水) 23:20:38 ID:BCCyk/nw


―――幸せの一時はどうして過ぎ去ってしまうの―――


私はラブの愛を望んでいた。
けれど私は…ラブに……何も…


「嫌っ!私だけ…。一人だけなんて……」

間違いに気付いた。
私だけ幸せになっても嬉しくない。


いつも一緒に。
ずっと一緒に。


(勝手ね、私って)


望んでいた事をラブはしてくれただけなのに。
それに事足りず.....



「ラブも………気持ち…良く…」
恥ずかしくて言葉を濁す私。

臆病者。
許してね、ラブ。


―――愛してる


905【LOVER'S〜せつなさを殺せない】:2009/11/18(水) 23:21:05 ID:BCCyk/nw
せつなの言葉に、あたしのカラダは過敏に反応する。
お腹の下が凄く熱くて。


(これが濡れる≠チて事なのかな)


「カラダ、冷えちゃうね…」
そう言ってあたしはまた、せつなを抱きしめる。

恋しくて。
愛おしくて。

せつなの手で――――気持ちイイ事を.....


でも…言えないよ。
だって


「あたし、女のコだから。」

恥ずかしくてせつなの顔は見れなかったけど、掴んだその手をそっと………招き入れて。


「ん....だ、…だめ……」

声………出ちゃうって思った。どんなにガマンしても。
大好きなコに触られてる。それもお互い裸で、指はあたしの一番大切な所を……。


906【LOVER'S〜せつなさを殺せない】:2009/11/18(水) 23:21:31 ID:BCCyk/nw
再び、せつなはシャワーのレバーを降ろす。二人だけの世界を作るために。
ラブも自分と同じ女の子なんだ。気持ち良ければ感じる。哀れもない姿であろうとも。

甘味でとろけそうな蜜の味。
口に含んだまま、小振りな胸の頂点を舌先で虐める。
「んぁぁはぁ!!!せ、せつ…」

明るくて優しくて素直なラブが――――


ついさっきまで私を愛してくれていたラブ。
そんな彼女を………汚してしまっているかのように。

今の私に出来る事。
―――それは


「我慢しなくても………いい…から。」
耳元でも聞こえないくらい小声で呟いて。

耳たぶを柔らかく噛みながら、ふっと息を吹きかける。
今にも崩れ落ちそうなラブを壁に押し付け、濃厚な口付けを交わす。


「くぅはっ.....」

「私だけのラブ。これからもずっと…」


「お…、おねが……い。ぅ、んっ!」


もう立ってるのも辛くて。
907【LOVER'S〜せつなさを殺せない】:2009/11/18(水) 23:21:55 ID:BCCyk/nw

せつなの唇。息。胸。足。
あたしに触れてる全部が熱くて溶けてしまいそうだった。

次第に早まる指の動き。込み上げてくる欲情。
このまま朽ち果ててしまうのではないかと思う程の感情。


「―――ダメ!!!イっちゃ―――ぅう!」
「なって!気持ち良くなって!!私の―――私だけの―――ラブ!」
「ん―――イヤぁぁぁぁ!あぁぁぁ―――!!!!!」



快楽はこうも人のカラダを蝕むのか。
甘味と言うにはあまりにも危険すぎる果実。

14歳の少女に神が与えた――――運命。

出会えた事の喜び。
分かち合えた幸せ。

一人じゃない。いつも一緒。
そう…
二人なんだ。



「今度は……ベッドで…ね?」

「…えぇ。」



夢なら覚めないで。

だって、二人はずっと―――――愛し合っているから。


〜END〜
908 ◆kaEdc6gW46 :2009/11/18(水) 23:25:28 ID:nraO65sA
こんばんは。野球野郎です。
小ネタを持ってまいりました。


美希×せつな

「古いね…それ…」

美希「う〜ん…」
せつな「美希、どうしたの?」

美希「最近、枝毛とかが多くて大変なのよ…はぁ…」
せつな「アルシンドになっちゃうわよ。気をつけないと。」


美希「えっ?アルシンド?」
せつな「ええ。アルシンドみたいな頭になるわ。」

美希「その前にアルシンドって誰?」

せつな「アルシンドはね、サッカーの選手でね…

熱弁中…

という人なの…」

美希「へぇ……そうなんだ。」

せつな「だから気をつけてね。」

美希「わっ…分かったわ…ありがとうね。せつな」

せつな「友達なら当たり前よ♪」





ただいま、長編を制作しておりますのでもうしばらく小ネタで我慢してください。

ちなみに皆さんはアルシンド知ってますか?
909名無しさん@秘密の花園:2009/11/18(水) 23:51:57 ID:6qk01aZr
懐かしい。アルシンドにナッチャウヨーってCMあったw
昔は「アルシンドニナッチャウヨー」って言って喜んでたけど
今考えるとあのCM自体がアルシンドにえらい失礼だな
910名無しさん@秘密の花園:2009/11/19(木) 00:02:18 ID:8lVb7jJ8
よし、次からNGにしよう
911名無しさん@秘密の花園:2009/11/19(木) 00:09:18 ID:+Gzae9oc
ん?どーゆー事?
912名無しさん@秘密の花園:2009/11/19(木) 01:43:08 ID:TUgo2Z2p
わからないなら気にしなくて良いと思う。
わかる人にはわかる。
913名無しさん@秘密の花園:2009/11/19(木) 02:47:45 ID:bJcXBmjC
自分にはわかるぞ。全く同感だ。
初めてじゃないか?香ばしいヤシが沸いたのw
ウザスwwwww
914名無しさん@秘密の花園:2009/11/19(木) 04:02:58 ID:f9WmIr5D
 美希にお礼と別れを言うと、せつなは桃園家へと歩き出した。
 アカルンで帰れば早いのだが、何となく歩きたい気分だったせつなは、舗装されたアスファルトの小道を黙々と歩く。歩きながら考える。
 ラブとのこれまでの様々な出来事。イースとして使命を帯び、コードネーム東せつなとして近づいた出会い。少しずつラブを知っていき、自分が自分
915名無しさん@秘密の花園:2009/11/19(木) 04:04:38 ID:f9WmIr5D
次スレに投下するつもりが間違えました。すみません。
916名無しさん@秘密の花園:2009/11/19(木) 04:33:19 ID:58mTS1Ey
ドントマインド。
ってかもう次スレ投下始まってたのかw
917名無しさん@秘密の花園:2009/11/19(木) 07:08:44 ID:+Gzae9oc
雑談豚切りって事か。難しいね。まぁ投下した二人には悪いが気をつけた方がいいのかな。
918名無しさん@秘密の花園:2009/11/19(木) 07:36:07 ID:FUWf6jde
たぶん雑談豚切りは関係ないと思う
919名無しさん@秘密の花園:2009/11/19(木) 08:16:55 ID:9D4msa6M
まぁ、どこまでが百合SSでどこまでが非百合SSなのか
定義が難しいからそこら辺の線引きは曖昧にしてきたけど、

さすがに野球ネタとかサッカーネタはアウトだろ。このスレ的に考えて。
920名無しさん@秘密の花園:2009/11/19(木) 08:32:40 ID:+Gzae9oc
あ、そーゆー事かW
管理屋すまんかった。気にしないでくれ。またエロ期待age
921名無しさん@秘密の花園:2009/11/19(木) 08:36:06 ID:U/fnqlIA
>>919
それもあるし、これって他のアニメのキャラと置き換えてもそのまま成立しちゃうSSだよな。
フレッシュの二次創作とはとても言えない。
922名無しさん@秘密の花園:2009/11/19(木) 08:55:00 ID:+Gzae9oc
ついでに言わせてW
連続投下はやめてくれ。感想挟むなりして2、3レス空けてほしい。長ったらしくて目が疲れちゃうんだW
923名無しさん@秘密の花園:2009/11/19(木) 09:04:19 ID:jtmfWSII
深夜は人いねーし
そこまで気を使わせる必要はないと思うが

目が疲れてるなら目薬挿しとけ
924名無しさん@秘密の花園:2009/11/19(木) 09:25:07 ID:+Gzae9oc
昼こそ人いないけどなW

目薬買うぐらいなら我慢してその金でドリームダンスやるわいW
925名無しさん@秘密の花園:2009/11/19(木) 09:32:50 ID:58mTS1Ey
おっと昼でも人はいるぜ。まあいるだけで投下とかしないがなw
自分の予想じゃ日曜の夜に美希ブキSSなり妄想が溢れると見た。
俺の占いは(ry
926名無しさん@秘密の花園:2009/11/19(木) 14:00:34 ID:bJcXBmjC
>>908
百合を書けとはいわん
健全SSは他にもあるしな
最初にあんたが書いたタコ×美希は着眼点が新しかったし、評判もよかった
だが、何か勘違いしていないか?
それに「小ネタで我慢してください」ってどーゆー事だwww
長編書くのは勝手だが、もう少しものの言い方勉強したら?

新スレ出来たし、正直このまま消えてくれと思っちまうよw
927名無しさん@秘密の花園:2009/11/19(木) 14:46:55 ID:+Gzae9oc
きつぅWま、投下ガンガレ。2ちゃんはこんなもんだ。

所で、昨日届いたDVD見たんだが文化祭が一番の鬼門だったように思うのよ。これ見たら31話も修学旅行も軽いなとW
928 ◆kaEdc6gW46 :2009/11/19(木) 19:53:29 ID:ikzJWEZb
>>926
不快な気分にさせてしまってすいませんでした。
以後気をつけます。
929名無しさん@秘密の花園:2009/11/19(木) 20:51:31 ID:f9WmIr5D
>>928
大好きなフレプリに、
自分の好きな野球やサッカーを絡めたかったんだよね。
物語の流れみたいなものを入れてみればもっと面白くなると思うよ
がんばれ〜
930名無しさん@秘密の花園:2009/11/19(木) 21:12:53 ID:Zq3r0Dbv
野球とかサッカーの観戦デートとか、アリだと思います

たぶんブッキーは競技よりマスコットに夢中だろうけど
そして美希たんはそんなブッキーに「お前が可愛いよ」とか思ってるだろうけど
931名無しさん@秘密の花園:2009/11/19(木) 22:01:42 ID:wuy34XiV
>>928
指摘してくれてると言う事は、ちゃんと読んでくれたと言う事。
感謝しつつ、次に繋げて行けばもっと良くなりますよ!
>>929のアドバイスがすっごく的確。長編楽しみに待ってます。
あ、雑談の時は酉外した方がいいよん。酒場ではOKだけどw

映画的百合話、したらばにスレ作る事でイイのかな?小ネタや
SSも勿論保管します。OP映画Verが次で最後っぽいので、月末を
メドに解禁かと思われです。

>>898の解釈が妙にハマってて好きだw
932名無しさん@秘密の花園:2009/11/19(木) 22:51:56 ID:QRXNx7lA
良心的なええスレや…


ところで、とりあえず安心して迎えられそうだ。ク〜リスマス、ク〜リスマス♪
933名無しさん@秘密の花園:2009/11/20(金) 00:07:54 ID:dxYWoLxQ
いやw百合は書けよw
934【Winter〜窓際の堕天使】:2009/11/20(金) 00:32:50 ID:WyyDRATF


私が初めて体験する四季と言う物。
その中でも一際興味があったのは―――


日本には四季がある。
春は暖かく、夏は暑く、秋は過ごし易く、冬は寒い。


11月も終わりに指しかかろうとしている。
秋から冬へと、季節も変わろうとしていた。


窓から外を覗くと、風に吹かれて落ち葉が舞っている。


あの世界とどこか似ているかも……。
…映像も音楽も会話も笑顔も無いあの世界に。


そう思うのはどうしてなのだろう。
私の中でまだ――――イースとしての心が残っているのだろうか。



それでも構わないとさえ思える自分がいて。


だって、私は生きているのだから。


私は東せつな。キュアパッション。
イースが死んで生まれ変わった姿。

けれど、イースとして生きていた現実を、背負って生きていかなければならない。


それが出来るのは――――あなたのお陰だから。


窓の外は、木枯らし舞う寒い季節。
でも嫌いじゃない。


―――あなたと一緒にいれるのなら


〜END〜
935名無しさん@秘密の花園:2009/11/20(金) 00:36:22 ID:WyyDRATF
以前、同志の
イースは冬。管理社会ラビリンスに季節があるのかわからんが、あの国はいつも寒そうな感じ。
と言う書き込みを元に作ってみました。イーせつなと言った感じでしょうか。
相手は読み手さんの脳内で決めて頂ければと。

にしても今日は寒かった…。こんな日こそパジャマパーティーで4人仲良く
一緒に寝て頂きたい!
936名無しさん@秘密の花園:2009/11/20(金) 02:06:03 ID:DmGGr78K
>>935
GJ!せつなにはこんな切ない独白が似合うよ
937 ◆ZU7CldKWo2 :2009/11/20(金) 02:11:17 ID:UpsXpdDz
んじゃ、埋め参加。
ブキせつ妄想。


「せつなちゃん」
「なぁに、ブッキー?」
「せつなちゃん、最近、何かあると美希ちゃんに頼ってるよね?」
「そうかしら?」
「そうだよ。沖縄の時もそうだったし、この前のラブちゃんのお母さんが攫われた時だって、美希ちゃんに頼ってたでしょ?」
「そ、それは別に、大した理由があるわけじゃないわ。ただ、『あおの』でかけやすかっただけで・・・・・・」
「むぅー。そりゃ、わたしは『やまぶき』で、最後の方かもしれないけれどさ」
「あ、いや、『ぶっきー』で入ってるから、真ん中ぐらいかな」

「・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・」

「美希ちゃんは本名で、わたしのことはあだ名で入れてくれてるんだ? ちょっと、嬉しいかも」
「べ、別に、深い理由なんて・・・・・・」
「けど!! やっぱり、もっとわたしにかけてきて欲しいよ・・・・・・あ!!」
「え? あ、こら、ブッキー。携帯、返しなさいって」

 カチカチカチ

「はい、これでよし、と」
「ちょっと、私の携帯をどうしたのよ? って・・・・・・」
「わたしの名前の読み仮名、『あ』に変えておいたから。これで『あおの』より、かけやすくなったでしょ」
「・・・・・・はぁ、もう、仕方ない子ね」
「えへへ。じゃあ、これからはわたしのこと、もっともっと頼ってね」
「はいはい。かけやすくなったものね。精々、たくさんかけさせてもらうわ」
「うん。ありがと、せつなちゃん」

(もう、ブッキーったら。そんなことしなくても、発信履歴の一番上はいつだって、ブッキー、貴方になってるんだけどね)
938 ◆ZU7CldKWo2
まだもうちょっとありますね。
ブキせつをもういっちょ。

「ところでブッキー」
「なぁに、せつなちゃん」
「この前、私とラブが沖縄に行ってた時だけれど・・・・・・随分、遅くまで美希と一緒にいたのね」

(ギクリ!!)

「ん? 今の擬音は何?」
「え? 擬音って何かなぁ? わたし、聞こえなかったけどー?」
「とぼけても無駄よ。ちゃっちゃと吐きなさい。美希とあんな遅くまで、何をやってたの?」
「だ、だから別に、何も・・・・・・」
「とっとと言わないと――――」
「言わないと?」
「ブッキーの作った服、もう絶対に着てあげないんだから」

(ガーン!!)

「また聞こえたわ、擬音」
「そ、そそそ、そんなことより!! 嘘、だよね? せつなちゃん」
「嘘だと思う?」
「――――ぅぅ」
「ほら、言いなさい、ブッキー――――言ってよ、お願いだから」
「・・・・・・せつなちゃん?」
「何もなかったって、言って。お願い、ブッキー。私を、不安にさせないで――――怖いのよ、ブッキーが・・・・・・
って考えるのが」
「せつなちゃん・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・やだ、見ないで。泣いてなんかいないんだから」
「ドーナツ」
「――――え?」
「カオルちゃんに、ドーナツの作り方を教えてもらってたの。美希ちゃんと一緒にね」
「・・・・・・どして?」
「だって、せつなちゃん、カオルちゃんのドーナツが好きでしょ? わたしも好きだけど――――なんだか、嫉妬
しちゃって」
「ブッキー・・・・・・」
「だから、カオルちゃんにドーナツの作り方を教わって、せつなちゃんに食べてもらいたいな、って。わたしのドーナツ、
美味しいって言って欲しいな、って思って」
「それで、あんな遅くまで・・・・・・」
「うん。驚かせようと思ったんだけど・・・・・・ごめんね、不安にさせちゃって」
「ううん。いいの。いいのよ、ブッキー。私こそ・・・・・・ごめんなさい」
「もう、いいったら。それに、こういうときは、謝るんじゃないと思うけどなぁ」
「――――ありがとう、ブッキー」
「うん。どういたしまして、せつなちゃん」
「ねぇ、ブッキー――――今度、ドーナツ、食べさせてくれる? カオルちゃんから教わったんじゃない、ブッキーの
作った、ドーナツを」
「もっちろん。今度、ご馳走するね」