君たちのその反応が、無駄で面白くてしょうがない。
736 :
722:03/10/24 00:04 ID:D5Q8G255
あ〜、なんつーかごめん、722=723です。
>>730別にSS批評家なんて大袈裟なもんじゃない。よく読むだけ。
いや、皆けっこう気付いてるんだろうな〜と思ったんであんな書き方しました。
つーか皆気付かないかな?
あの文章見て。
○○○○○○○さん
でしょ。
間違ってたらごめん。
コテハンの名前ないちいち覚えちゃいねーよ。
>>736お前、キモイよ…
おいおいそんなにみんなカリカリすんなよ
マターリいこうぜ。
○○○○○○○さん
コ テと ト リ ッ プさん
そうか、やっぱり
740 :
722:03/10/24 00:19 ID:D5Q8G255
つーか気になる気になるって言うから言ったのに…
>>739 全然違う。もちろん長谷部でもないぞ。
トレーニングルームにいる人。
別に本物さんが誰だろうと関係ないと思うんだけどな
中の人が有名なコテだろうと駄コテだろうと、今漏れ等が本物さんの
SSに期待していて、それを楽しんでることは変わらないからね
あの、722は俺なんだけど…
騙りは止めて
いやいや本物の722は俺だ。
どっちがほんとなんだw
うーん。
確証もなくあの人だーこの人だーと当て推量するのは、実際に書いてる人と
予想された人、双方に迷惑がかかっちゃうからやめといた方がいいと思うよ。
でも「本物」て呼び方もあれだよなぁ。
「偽者」も消えちゃったのにさ。
間抜けなやりとりが餌になるって思ったことないかなぁ?
長すぎて呼びにくいから却下ぢゃ
みらいのはなし 続編キボーンでいいじゃん! と、思ふけど どうYO?
コテにしては長すぎ
お前ら長森そっちのけで語るなよ。
七瀬登場まだ〜?
ONEのユーザーの99.999%は七瀬が性同一性障害だと思ってるから
やっぱ最期はモロッコでティンコ付けてもらった七瀬が婚約者として登場する
しかねえよな、やっぱ
漏れは0,001%に当てはまるみたいだ
大衆に流されるままのオレは99.999%に属するらしい。
ぅぉ。記念に撮っておこう
ε ⌒ヘ⌒ヽフ
( 755( ・ω・)
しー し─J
∧_∧ ッパシャ ッパシャ
( )】
. / /┘
ノ ̄ゝ
俺も0.001%だ。
実は俺もだったりする。
俺も0.001%の人間だ。
みんな(・∀・)人(・∀・)人(・∀・)ナカーマということだな
自演乙。
もっと現実を見たらどうだ?
そんなこと無駄なこと言ってても現実が変わるわけではあるまい。
お前一人で何ができる?
何故煽り?なんか不思議だ・・・
方向性を失ってものすごい勢いで海に突っ込んでいくレミングの群れのようだ。
おまいら、いったん落ち着け。
落ち着くべきなのは764ひとりだけw
長森スレが七瀬の話題によって雰囲気悪くなるってのも面白い話だ。
まあひとまず落ち着いて降臨を待つのが吉。
みらいのみずか
うてなみたいだな(W
ここは自演臭いインターネットですねw
てか久々のSSにみんな思考ストップ気味。
終わった後に寂れないかが心配でつ。
そんなこと言われたらSSを書く人達、やる気なくしちゃうぞ…
一行レス進行続けてるうちに住民変わっちゃってないか?
自作自演指摘があったので、調査しますた。
ID 書き込んだスレ全部
eQ6dN3t3 EFZ 長森 ティリア フレイ 葉鍵キャラ質問スレ
Bft9xZ3g EFZ 長森 ぜったいむてっきライジンオー
PMLKfzn1 EFZ 長森
SIuB/sJO EFZ 長森
8fqtvr9+ EFZ 長森
……チミが一番妖しいのだが。他の香具師はばらけてたのに、チミだけ妙に固まってるんだけど。
時間も面白いぐらい重なってないし。
>/FdolVw/
発情スレとまったく逆の意見をお持ちですな、ワロタ。後、舞を佐祐理スレで叩くのはいかがなものか?
禿藁>/FdolVw/
バカ丸出しですな
なんだこいつ…いきなり他スレの書き込みを叩き始めて…
発情スレは雲丹タン以外はどうでもいい。
佐祐理スレで舞の話題叩いて悪いか?
お前キモイよ。
このまま出てこなかったらちょっと笑えるけどまあいいんでない。漏れも昼間は初出IDばっかなのが
ちょっと不思議だったりはしたけどさ。
とりあえず長森の首筋にキスマークつけたい。翌日はやっぱり絆創膏で隠すのでせうか。
779 :
コテとトリップ:03/10/24 21:30 ID:JAdRBg7E
よっぽど餓えてるんだな、自分が見下せると思いこめる人材に
よそでやりゃあいいのに
>佐祐理スレで舞の話題叩いて悪いか?
自分の思い通りにならないとイヤってか。
最悪だな。
>>777 バレたら今度は逆ギレかよ…キモイのはおまえだっつーの。
お前ら、オチスレにでも行ってやって下さい。
ここ長森スレなんだよ!
コテ鳥に同意するのは始めてだな(w
783 :
コテとトリップ:03/10/24 21:39 ID:JAdRBg7E
いくら叫んでも無駄だろ。こいつ(ら)わざとやってるんだから
処置なしだね、どっちも
>>779 ゆーてることは尤もだが、名無しで逝った方が良いんじゃないかと。
でも静かになった。って書いたらまたなんかあるんだろうけどさ…
もういいよね。これ終わり。
つーわけで俺の意見はどうだ?
>とりあえず長森の首筋にキスマークつけたい。翌日はやっぱり絆創膏で隠すのでせうか。
>>783 テメェは存在してるだけで荒れるんだから、ここで発言すんなって言ったろ。
長森最高だよ
>>783 おまえもな。つかほんと名無しになるかROMでニヤニヤしてて下さい。
__,,. -‐-- 、
, '´ `ヽ ヽ
,' //〃 ,',' i } } } ハ
v{ { {{ム从从从メハ} }
`Yi v‐、 '`ヽ }i ト、{
!i iト" ー "ィノハト、マ
ij iiイ/ //,'\ハ>
/j リ { / /ムイ} }
/`)ムゝr<((__)/ ! /
,' Vハ」7´ / |(__)
, }ニj/ / ,,,,,j
i }フ´ /ヽ.\ゝ
| / ∧ \\
>>785 バンソーコーをひっぺがして羞恥プレイだな。
「おまえ、恥ずかしい奴だな。キスマークつけられて、隠してたのか」
「そ、そんなこと言わないでよ〜っ!ほんと恥ずかしいよーっ!」
「言いふらしてやったら、みんな驚くぞ。大失態だな、おまえ」
>>790 何カ所も付けまくって、長森が開き直る瞬間を見てみたい。
長森って茜を気にしてたときにあんまりいい顔しないけど嫉妬してたのかな?
ちなみに気付かない部分(背中とか)につけて、翌日水泳の授業なんかもいいと思いまつ。
女子更衣室で問いつめられる長森(;´Д`)ハァハァ
794 :
コテとトリップ:03/10/24 21:58 ID:JAdRBg7E
>>788 名無しになると怒る人がいるんだよっ
はぁ・・・やっぱり短気な人にはNGワードが必要だよ・・・
ええっ?主犯!?
なにいってるの!おれなのに〜っ!おれなのに〜っ!おれなのに〜っ!
でも・・・それで788の気がすむなら・・・それでもいいよ・・・
だから2chなんか来てないで仕送りでもしてろって
>>791 こんな感じか。
「鏡見てみろ、長森」
「わ、わーっ!キ、キスマークがいっぱいだよーっ」
「絆創膏じゃ隠せないな」
「ああ、もうっ!だったら浩平にもキスマークつけてやるもんっ!」
「ばか、よるなっ!」
>>796 エロくない方向にエキサイトして、お互い歯型の予感。
798 :
コテとトリップ:03/10/24 22:02 ID:ztPlL6oX
偽者がうるさいな
つまらん自己主張ですな
書きこみ数が多いから良いってものではないんだよ。
それだけは覚えておいてくれ、自作自演君。
802 :
コテとトリップ:03/10/24 22:06 ID:ztPlL6oX
まったく、幼稚なW
>>792 嫉妬もあるだろうし、
「自分は名字なのに、どうして里村さんだけ名前で呼ぶの?」とかもあるんじゃね?
>>797 それだ!
んで教室で七瀬に問われて「べ、別に…」なんて顔を赤らめたりしてな。
>>800 修羅場のヨカーン!
というか嫉妬して怒る長森も最高に可愛いと思うのですよ。
>>804 同意。
というか見なかった振りして後で泣く長森も最高に可愛いと思うのですよ。
>>804 __,,. -‐-- 、
, '´ `ヽ ヽ
,' //〃 ,',' i } } } ハ
v{ { {{ム从从从メハ} } / ̄ ̄ ̄ ̄
`Yi v‐、 '`ヽ }i ト、{ | これ……何?こうへい?
!i iト" ー "ィノハト、マ <
ij iiイ/ //,'\ハ> |
/j リ { / /ムイ} } \____
/`)ムゝr<((__)/ ! /
,' Vハ」7´ / |(__)
, }ニj/ / ,,,,,j
i }フ´ /ヽ.\ゝ
| / ∧ \\
>>804 浩平「((((;゜Д゜))))ガクガクブルブル」
>>806 「あ…」
「な、何だよ」
「ううん、何でもない…。早くしないと遅刻するよ」
でもフラグが立ってる長森なら、ずけずけと聞いてくるような気もする。
>>806 これ、どういう表情なんだろ。
泣いてるのか笑ってるのか、よくわからん。
その夜、浩平は夢を見た。
高校の時の夢だった。
朝、瑞佳に起こされ、全力疾走で学校に向かう。
向かう途中、七瀬とぶつかった。
思い切り殴られた。
七瀬を加えて、三人で学校まで走った。
ギリギリで教室に入る。
住井が、また遅刻寸前だな、と楽しそうに声をかけてきた。
繭が、教室にいた。
無理矢理席を作って座らせると、髭が教室に入ってきた。
やっぱり繭に気が付かなかった。
半分眠りながら、授業を受ける。
ちょっと寝入ってしまう。
起きると視線を感じる。
その方向を見ると、瑞佳がこっちを見ていた。
起きてないとダメだよ、と目で言ってくる。
瑞佳がちょっと苦笑していた。
それを見て、浩平は頭をかく仕草をした。
放課後、用も無いのに部室に行くと、氷上がいた。
何しにここに来たんだ、と聞くと、キミと同じだよ、と言われた。
相変わらず、訳が分からなかった。
本当の心と、向き合ってごらん。
そう言われたが、さっぱり意味が分からなかった。
そこで、目が覚めた。
朝の日差しが窓から入ってくる中、浩平はまだぼーっとしていた。
懐かしいな…。
素直にそう思った。
みんな、今頃どうしていることだろう。
のんきに夢の余韻に浸っていたが、それ以上に考えなければいけない
事があった。
長森は、あの後、どうやって家に帰ったんだろう?
何度も携帯電話に電話したが、瑞佳は出なかった。
浩平の頭は、夢の中にもう一度入りたい、と感じていた。
楽し過ぎた、あのときへ。
ふと、シュンのことが頭をよぎった。
楽しい思い出のあるこの世界に繋ぎ止めてくれたのは、あいつのお陰
だった。
会いたい。
そう思った。
会えば、色んな悩みが解決するような気がしていた。
まぁ、あいつのことだから、「邂逅」だとか訳の分からない言葉を羅列
するんだろうが。
『本当の心と、向き合ってごらん』
シュンの夢の中の言葉と、何かを悟ったような目が、浩平の脳裏から離れな
かった。
(つづく)
シュンシュンシュシュシュンシュシュシュンシュン
氷上って死んだんじゃ?
今回のはスレの流れを断ち切ってまで落とす内容ではないなぁ。
ある程度まとまってから貼り付けたらどう?
伏線の意味があるのかもしれないけど、浩平の内面描写のみ
なんてスレの趣旨から外れている上面白くもなんともないし。
>>809 長森「見なかったことにしてあげるよ。今回はわたしだから許すけど」
許す…?一体何を許してもらうんだかな…。
長森「浮気なんてしたらダメだよ。そんなことしたら、朝起こしてあげないからね」
なんだかカチンとくることを言いやがるな、こいつは…。
浩平「ちょっとキスしたぐらいで恋人気取りになるなよ、ばか」
長森「え…」
なんで
>>815はそんなに偉そうなんだ?
誰か教えてくれ
>>816 。・゚・(ノД`)・゚・。
>>817 肩透かしを食らったからでないの?
つか漏れも「タクシー乗ってから長森どうなったんだゴルァ」と思ってはいるんだが。
「教えてくれよ。オレが、誰に対して何をすると、誰にとっての浮気になるんだよ」
「そ、それは…浩平が…その…キス…」
「キスしたら浮気になるのか。じゃあ挨拶にキスする国なんかみんな浮気者だな」
「そんなの屁理屈だよ…」
「キスくらいでガタガタ言うなってことだ。付き合ってるなら少しは信用しろ。
それとも長森、おまえはオレのこと信じてないのか」
「信じてるよっ、信じてるけど…」
「ならそれでいいだろ。鬱陶しいからこれ以上騒ぐな」
「…うん…」
ちょっとキツク言い過ぎたか…。
でもつけ上がっているようだから、このぐらいがちょうどいいだろう。
Sで百合好きの多いスレはここですか?
「いいもん、わたしも浮気してやるもんっ」
といっても男友達の少ない長森のこと、浮気といっても誰とすればいいやら。
「住井君…じゃ浩平にバレバレだよね…。うーん、うーん…」
「瑞佳、何を悩んでるの?」
「あ、七瀬さん…実は…」
「浮気ねぇ。で、お返しに瑞佳も浮気してやろうってわけか」
「うん…でも相手がいなくて…」
「じゃあさ…」
「あたしと、ってのは、どう?」
長森は浮気なんてできる甲斐性ねえよ。
ただ泣いて耐えるだけの馬鹿な女だよ。
だがそれがいい…
浩平の内面描写のみをすれ違いと思う
>>815は長森スレ初心者。
すぐに七瀬とくっつけたがる
>>823は中級者。
古参ぶってる俺は長森×浩平(;´Д`)ハァハァ
長森攻めがお好みとはさすがですなw
そう云えば最近
長森×浩平(;´Д`)ハァハァ氏
見掛けないな、、、
如何されただろう?
>>828 本当にいなくなった理由がわからないの?
だとしたら重症ですよ・・・
829も結構重症に見えるのは漏れだけか
別にSS書きなんて消えても困卵子
口では悪ぶっていてもIDは正直な>831萌え
しかし長森スレの勢いは凄まじいな
日によっては他のONE関連スレを全部合わせた数より書き込み数が多いことがある
時代は癒し系か?
2、3人が粘着して回してるだけじゃねーの?
記念カキコ
長森のいろんな匂いをかぎたい
そして体中舐めまわしたい
>>833 一見さんが便乗して騒いでるだけでは?
“みらいのはなし”が完結したら潮が引くように消えるだろう。
癒し系なら他のキャラでも通用するし、今更癒し系なんて・・・
こういうのはヲチスレに書くことなんだが仕方ないか。
図星だって言ってるようなもんだろ、それじゃ・・・
普段の長森スレはマターリとハァハァしてるんだけどな。
個人的には良いSSは大歓迎だが、キタレスがうざい。
レスするならちょっとは捻って欲しいよ。
キターーしかレスしようのないってこともあるだろ。
書いてる方からすりゃ反応があるだけマシ。
>>840 キタレスしか出来ないって、どういう場合っすか?
嬉しさ面白さ半分、飽きてきてちょっとどうでもいい半分。
あと話が完結してないからコメントしようがない、とかね。
「イタイ」…
そんな言葉でかたづけられるのもあるが
ときどき妙にネタじゃなく純粋な気持ちでレスると思うときがあるんだが…
ああっ!!もう
自分でもなにいってんだか…
とにかく長森を一番に考えてレスをしる。
>>839 漏れなんかは「キタ━(゚∀゚)━!」の数でウケてるかどうか見てるんで、
ウザイとか言われると困っちまうなぁ。
>>845 それ、誰に対するレスなん?
>>846 もちろんだとも!!
俺の頭の中を見たら驚くよ。長森のことばっかで。
アゴのとこ牛乳がついてるなとか、今の長森ちょっと可愛かったなとか、
そんな長森の為に俺頑張れてるかなとか…
そんじゃ、そろそろ長森パパ・ママの名前でも考えるか…
今は歌えない 素敵なラブソング
一人で歩いてた 今までの僕サヨナラ
走り過ぎてきた もう何もなくて
ここにはいられない 今までの僕サヨナラ
ちびみずかのひとはいずこに?
邂逅のイントロがかっこよくて好きです。
瑞佳は、朝日で目が覚めた。
ベッドの上だった。
視界に入ってきた天井は、見覚えのあるものだった。
視線を下にやると、服も、昨日のままだった事が分かった。
「起きたかい?」
彼の、優しい声が響いた。
既に起きて、何かをしているようだった。
そうだ。
昨日あの後、ここに来たのだ。
合鍵でドアを開けると、彼はまだ起きていた。
まるで、わたしが深夜にここに来ることを分かっていたようだった。
わたしの心を読んだような声。
「大丈夫かい?」
彼には、今のわたしの状態が、何を思っているのかまで全て分かって
いるんじゃないだろうか。そう思った。
「大丈夫、だよ」
わたしも、安心したように、彼のベッドの上で答えた。
『大丈夫かい?』
彼が初めて声を掛けてきたときも、そのセリフだった。
ビルの乱立する中にある公園。
わたしはまた、男と別れたばかりだった。
大抵の男は、わたしが別れたと聞くと寄って来て、「今日飲みに行かない?」
と言って来る。「憂さ晴らしにさ」。そして飲みに行くと口説いてくる。
そんなことが繰り返される日常が、本当に嫌になってきていた。
このときも、わたしは正直「またか」と思って素っ気無く言ってやった。
「大丈夫だよ」
でも彼は、言った。
『自分に嘘をつくのは、辛いことだね』
何を言っているんだろう?わたしは彼の顔を見た。
『無理をしてまで、忘れることはないんだよ』
意味が良く分からなかった。
この人とは、今まで話した事など無い。私の事など何も知らないはずなのだ。
なのに、このひとはわたしの何を知ってこんなことを言ってくるのだろう?
「どういうことかな?」
わたしは聞いた。
『そのままの意味さ』
この人は、わたしのことをどこまで知って、こんなことを言っている?
その日から、わたしはその人と話すことが多くなった。
決まってお昼に、公園に行った。
彼は、いつもベンチに座って待っていた。
そばのビルに入っている会社の人、ということだった。
彼はいつも、優しかった。
それも、不思議な優しさだった。
公園で彼と話すことが日課になってから一ヶ月が過ぎた。
わたしは生まれてはじめて、自分から告白した。
彼なら、わたしの心を癒してくれる。
この人なら、好きになれる。そう思った。
そして、わたしは彼と付き合いだした。
付き合ってみると、彼は予想以上に変わった人だった。
家には難しい本ばかりがあった。
『ずっと病気だったものでね』
と言って笑っていた。
わたしが男性と半年も付き合えたのは初めてだった。
今まで長く付き合えなかった理由は、わたしにあった。
男女が付き合い出す。
そうすれば、自然に身体を求め合うだろう。
でも、わたしはそれを頑なに拒否し続けていた。
身体を許してしまう事で、大切な何かが失われてしまうような気がしていた。
浩平のことを忘れなければならないのに、心の底では忘れたくないと思って
いるのだ。
『浩平のことなんて、もう想っていない』
そうやって嘘をつき続けているのに、身体を求められると、もう嘘をつけ
なくなる。
愛情表現も無い。
SEXもさせてくれない。
付き合った男は、すぐに別れを切り出してきた。
しかし、彼は一切身体を求めはしなかった。
一緒にいても、決まって『話をしようか』と言って来るだけだった。
彼と付き合いだしてから、わたしは高校の時のクラスメイトに会った。
名簿を作っているらしい。名簿は卒業時にも作られてはいたが、就職して
住所が変わった人はたくさんいるからだ。
その名簿の中で、浩平の勤めている会社が、わたしの会社の近くにあること
を知った。
ある日、わたしは、その周辺を歩いていた。浩平のいる場所に行って見た
かった。
辺りをきょろきょろしていた為に、通行人にぶつかってしまった。
ぶつかった相手は、浩平だった。
あまりの偶然に、驚いた。
浩平を探していたのだから、半分は偶然でも、半分は必然だったかも知れ
ない。もちろん、浩平にはそんなことは言っていない。
それから彼に会うと、楽しそうに
『何か良い事があったみたいだね』
と言ってきた。
他の男に会っていたことは、言えなかった。
ただ、「うん」とだけ答えた。
浩平に会った。
忘れかけていた筈の想いが、よみがえってきてしまった。
どうすればいいか分からなくなった。
頭が混乱していた。
浩平に会いたい。
でも、彼に嘘はつきたく無い。
彼に申し訳ないし、何よりまた自分の胸が激しく痛むのが恐かった。
自分勝手な考えに、自分が嫌になった。
『ねぇ。抱きしめて』
想いを確認したかった。
でも彼は首を縦には振らなかった。
『それは僕の役目じゃない』
わたしは自分から彼に抱きついた。
涙がこぼれてきた。
彼は困ったような顔をしていたが、優しく抱きしめてくれた。
そして、唐突に言ったのだ。
『結婚しようか』
わたしは、返事が出来なかった。
「はい、ホットミルク」
ベッドの上のわたしに、彼はマグカップを差し出してきた。
「この前は変なことを言ってごめんね」
プロポーズのことだった。
わたしは答えを出さなければならない。
浩平は…
浩平は、わたしのことなんて…
鼻がツーンとなった。涙が出てきた。
浩平はは忘れなければならない。いつまでも、追いかけてはいけない。
想いを振り切るんだ。
「う…うぅっ…」
なのに、なんでこんな涙が出るの?
彼はわたしのことは全て分かっている。
初めて、それを前提で言った。
「ねぇ氷上くん…わたし、どうしたらいいのかな?」
彼はいつもの声のまま言った。
「キミは、キミの行きたい場所に行けばいいんだよ」
(つづく)
こんなにドキドキしたことはない。しかも救われている。嬉しい。ありがとう。
そういうオチか
わーお、住民が喜びそうな展開だ。
……個人的にはちょと残念だが(w
とりあえず長森の処女は無事なんだな?
はじめてリアルタイムを体験した、、、
氷上かぁ、、、多分そうだとは思ったが
てか 飲みの後に終了すると思ってたのに
ここまで続くとは、、、先が予想出来ん
作者さん 最後まで走りぬいてくれ!
氷上が彼氏なのは予測できた。
問題はオチだ。
個人的には長森がやっぱり氷上とくっついて
浩平と読み手が鬱になるのがいい。
こっからどうなってどうなるとどうなるのか。楽しみでつ。
敢えて野暮な事はもうしません。オチが当たったら陰でほくそ笑む事にしまつ。
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
住人の意思でプロットを変更したならそこここで齟齬が生じているはずだけど、
それが見られないって事は最初っからこの展開で行こうと考えていたのか……。
要するに長森スレの住人ほとんどが彼の手の平で踊らされていたってわけだな。
あんた凄ぇよ。マジで。
>>866 ちょっと持ち上げすぎw
つーかキモイ。でも作者の自演なら許す。
ぐぁ・・・ホットミルクのネタ、他のSS用に書いてたのになぁ。
また書き直しか。
>>868 別にその位いいんでねぇの?
長森パパ・ママの話題になるとSSが投下されるみたいだなw
じゃあそろそろ長森パパ・ママの名前を(ry
Gの2あたりで氷上っぽいな、と思ったが、やっぱり氷上か……
とにかく面白いので続ききぼん
漏れ的にこういう「なんでもわかってるっぽいキャラ」って大嫌いなんで、すまんがもうどうでもいい。
はよ終われ。
昨日も50レスオーバー…
そろそろ次スレのテンプレ考えてもいいんじゃない?
ONE本編でも氷上ってよくわからん奴だったが、
このSSでもやっぱりわからん。
なんなのコイツ?超能力者?
ほんと、わかったようなツラしてるキャラって便利だよな。
氷上は生身の人間なんだろうか?
本編では確か……
>>873 うむ。場合によっては今日は950前後になるだろう。
氷上は生霊でも何でもない。
重病人で死にかけてたくせに、浩平に会うためだけに学校来てたんだよ。
つーか本編では完全に死んでるのに、ノコノコ生き返ってくんなってw
死に行く運命だったからこそ浩平曰く『最短記録で』親友になれたってのに。
氷上が好きなだけに、興醒め。
SSの感想スレばっかだな…
さすがに毎日続いてるからうざくなってきた。
職人さんもこの状況を楽しんでないで、まとめてウプしてくれ…
氷上好きと言うか長森が色んな男に無茶苦茶にされていたって過去を期待してて、それを裏切られた反動で文句言ってるように感じ取れるな。
まあマンセーでもイクナイでも作者の中の人にとっては反応があるだけ嬉しいんだろうが。
879 :
877:03/10/26 00:44 ID:ZxGy5E67
スレじゃなくてレスね。スマソ
昔のを見返すと、@の時点で氷上が出てくるっぽいことを匂わせてんのな。
>>876 幽霊なんじゃねーの。親友の恋の行方が気になって(w化けて出てきたんだよ。
ラストシーンは、浩平と瑞佳が見守る中で昇天する氷上ってとこか。
まぁ漏れもぶっちゃけ、どうでもよくなってるわけだが。
あれ氷上エンドでは氷上死んだのか?
ここらへん記憶があいまいだが。
このSS、ヒロインの誰ともくっつかない氷上エンドのその後だと思ってたから
氷上が出たとしても特に違和感がなかったけど。
少なくとも祐一とかが出てくるよりは。
>>878 いや、俺は長森が虚勢を張ってるだけで、実は処女だろってずっと思ってたし。
たださ、氷上が便利屋みたいに使われてるから、話を考えるのを放棄してるなぁと思っただけ。
スレの流れを無視して、次スレ1のテンプレは
長森「浩平が私の頭の中見たらびっくりすると思う〜云々」
の会話がいいと思うと言ってみる。
>>881 死んでる。
>一ヶ月を過ぎた頃だった。氷上の訃報を知ったのは。
まぁそんなこと誰も覚えてないだろうから、このSSみたいに好き勝手使っても誰も文句言わないだろうな。
訃報を聞いただけで実際に確認したわけじゃない、とかいってね。
>>884 まぁ所詮はSSだからな。
長森メインのSSなわけだし、住人にとっちゃ氷上の細かい設定なぞどうでもいいんじゃね?
トリックスターの氷上ならこういう使い方もアリだろうよ。
ただ問題なのは、氷上そのものにキャラクターの魅力がないから、出てこられても
「はぁ、だから何だよ」としか思われないってとこか(w
氷上が出てきちゃった時点で、長森と浩平のドラマじゃなくなってる。
浩平なんて氷上に会えば何とかなるみたいなこと言ってるし、こいつ
永遠から帰ってきても人に頼りっぱなしのガキのまんまやん。
ラストまで氷上がウダウダ言ってうやむやのうちに解決したら爆笑だな。
長森なんてボロボロに汚されてなんぼの女だろ。
神様のごとく氷上に救われてもな。
そんな安易なオチ、久弥シナリオだけで十分だ。
この氷上の存在自体が長森の妄想だった。
と、逃げ場を削ってみるテスト。
>883
了承。
長森「うぁ…あ゛…っ……たす…けて…たすけてよぉ…」
なんか今回のSSって
@長森×浩平が一番!→ マンセー
A長森寝取られ最高 → 最低
で思いっきり評判が別れてるな。
ま、廃れかけてたスレは一気に息を吹き返したが。
一時は「ネタ切れしょうがないじゃん」だったのに。
監禁されて性奴隷のように輪姦されまくる毎日。
長森の救いは、妄想の中にしか存在しない。
ただ一度しか会ったことのない「氷上」との会話だけが、長森の救いだった。
「あはは…っ…氷上くん…プロポー…ズ…」
「おいおい、なんか壊れてないかコイツ」
「気にすんなって。穴が使えりゃどうでもいいだろ」
「それもそうか。おらっ、ケツあげろっ」
こう…へい…
「ちょっと外に出してやりゃすぐ色気づきやがって。いいか、テメェは俺たちの奴隷なんだよっ」
「だいたいそっちから誘ってきたんだろ。今さら逃げようったってそうはいかねぇぞ」
たす…け…
>>891 そうそう。それぐらいじゃないと。
妄想なら、氷上が長森のことを何でも知っててもおかしくないしな。
やっぱり長森には不幸になってもらわないと。
素朴な疑問。
氷上はなんで浩平の過去知ってたんだ?
なんか言ってたよな
「親類に重病を患った人がいないかい?」
とかなんとか。
つーか氷上は本編でもエイエソの世界ネタバレの為の便利キャラだった罠。
浩平以外に告白する長森は長森ではない
浩平以外に不幸にされる長森は長森ではない
_____
r'ff77"/////〃〃∠=:、 フ ア ツ ク
. レ'''‐-!!!-‐::''"::::゙::ヾ:三三l lニ l
. l::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::l:三三! .! U C K
|;:、:ニニニニニ:::::_;;::、:::::::l三三l ユ ー
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}==。ァ ::,, ==。== ::::::r;=、ミ|. \ l O U
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l/゙= ---─っヽ ::::下ミ:ミミ| | ぶち殺すぞ
l ` ̄ ̄´ | .::::::|:: ヾ:ミ| | ゴミめら・・・!
ト、 ゙゙゙゙ ........_;;:::-‐'::: >| |
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作者
・・・2大勢力だな、ほのぼの派かキチーク派の。
まあ、俺はこういう系のほうが好きだしな。全然このままいってもらっていいんだが・・・。
・・・妄想の範疇で助かったなあとか言ってみるtst
つーかここに落とされてる時点で長森不幸エンドはないだろ。
不幸エンドなら裏スレに落とす筈。
作者さんSSの腕前自身は結構いいから、今度は裏スレで思う存分やってもたいたい
ところ。
900げと!!
このスレ速かったな!
賛否両論あるみたいだけど、おれは長森×浩平は何でこういうの好きです。
最後まで頑張ってくれ。
裏スレ、寂れ杉
清純派は途中で挫折して、ここまで読んでないんじゃないかな。
ここまで心痛めず読めた漏れは、ダークな展開をキボンしてしまう。
このSSって浩平が氷上エンドいった事が前提でできてるんだよな?
なら、最後は浩平と氷上がくっつくにきm
もう鬼畜でもほのぼのでもどっちでもいいな。
どっちでもいいけどよ、この瑞佳、体は綺麗でも心は汚れまくって見える
そっちのほうが問題なんじゃねーの?
どろどろに犯されても心に一本芯が通ってるっつーならともかく
いくら処女膜がついてようがおれはやだね、こんな売女みたいな瑞佳は
つか、この一回に詰め込みすぎたせいか種明かしにならないでご都合主義っぽく
読めちまうのが勿体ない
今までだらだら引っ張ってきたリズムが台無しだ
コテトリって長森萌えなん?
>>906 キャラよりシナリオがな
まあ、嫌いじゃねえな
断言しよう。
処女膜は ないより ある方がいい。
長森の処女膜は俺が破る為に存在する訳だが。
処女膜よりも処女性の方が重要だな、漏れにとっては。
膜などは後からついてくるものだ。
長森がアヒャ化したら漏れが一生面倒診るから安心しる。
アヒャ化した長森に面倒診られるのも一興。
長森に牛乳浣腸してぇ
煽り文句ってこれで良かったっけ? ↓
長森「うん、絶対。たぶん浩平がわたしの頭の中知ったら、びっくりするよ。浩平のことばっかで」
浩平「へえ、そりゃ気づかなかった。そういうことはいちいち口に出して言ってくれたらいいのに」
長森「そんなの口がいくつあったって足りないって」
長森「あ、また袖のところ汚いな、とか、ちゃんと朝食は食べてきたのかな、とか、顎のところに髭が伸びてるな、とか」
長森「ちょっと今優しかったな、とか、今の浩平ちょっと格好よかったな、とか、ちゃんとそんな浩平のために頑張れてるかな…とか…」
またONEやりたくなってきたw
かなり萌えるが、冷静に考えるとやはりストーカーだw
長森にストーキングされたい…(*´Д`)ハァハァ
>>914 (;´Д`)ハァハァ
だよもん最高だZE
長森サイコ━━━━━━ヽ(゚∀゚)ノ━━━━━━!!!!!!
長森をストーキングしたい…
お前等ハァハアばっかしてないで、さっさと次スレのテンプレ作れよ。
処女膜なんて飾りです。童貞にはそれがわからんの(Ry
>>922 スマソ、長森の体に赤ちゃん作ってしまたw
914のセリフに合うAAきぼん
|_
| `ヽ _________________
|ノ)))) /
|ヮ゚ノ| < 私はいつだって浩平の事見てるんだよ・・・。
⊂)}| \
|i_>ノ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|ノ
| |_
|_| `ヽ _________________
|森|ノ)))) /
|永|ヮ゚ノ| < 私はいつだって浩平の事見てるんだよ・・・。
|牛⊂)}| \
|乳|i_>  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| ̄|ノ
|_
| `ヽ __
|ノ)))) / \
|ヮ゚ノ| < ・・・。 ギシギシ
⊂)}| \ アンアン/
|i_>ノ  ̄ ̄
|ノ
失敗した_| ̄|○
933 :
名無しさんだよもん:03/10/26 23:46 ID:mJWFSK9X
あ、すごい発見。「森永牛乳」てさ、
「もりなが」て「ながもり」の遊びだよね。
しかも、牛乳!!スタッフは森永牛乳から長森のヒントを得たね!ふふふ。
私の目はごまかせないにょ〜♪
これ以上の説得力のある説は無いよね。
( ・∀・)つ∩ヾ ヘェーヘェーヘェー
わーすごいなーそれはしんはっけんだなー(棒読み)
激しく今更ですね! 何か和んだ(;´Д`)
テンプレこんな感じ?微妙に914氏と929氏のを改変。
長森「たぶん浩平がわたしの頭の中知ったら、びっくりするよ。浩平のことばっかで」
浩平「へえ、そりゃ気づかなかった。そういうことはいちいち口に出して言ってくれたらいいのに」
長森「そんなの口がいくつあったって足りないって」
長森「あ、また袖のところ汚いな、とか、ちゃんと朝食は食べてきたのかな、とか、顎のところに髭が伸びてるな、とか」
長森「ちょっと今優しかったな、とか、今の浩平ちょっと格好よかったな、とか、ちゃんとそんな浩平のために頑張れてるかな…とか…」
こんないい娘どこにもいません(笑)
さあ、今だからこそ瑞佳を語ろう!
| |_
|_| `ヽ
|森|ノ)))) / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|永|ヮ゚ノ| < わたしはいつだって浩平の事考えてるんだよ…。
|牛⊂)}| \___________________
|乳|i_> 過去ログはここ
>>2-5 | ̄|ノ
セリフのところの名前はいらないね。スマソ…
カワネ。(一秒)
イラネー('凵M) (16920秒)
とか言って、nyで上がってたら落とすくせにw
これ誰だよ…。
静止画でこのレベルならまだ許せる。
後ろの男って住井じゃねーのか
前のOVAよりひどくなってないか?
↓ 次スレよろ〜
…950踏んだのオレかよ…
そんじゃ立てますわ。
ゴメン、立てられませんでした。
どなたかよろしくお願いします。
試してみます。
…俺もダメでした。他の人お願いします。
ちなみにISPはぷららです。
OVA、マッチ棒みたいな顔してるな。
>>955乙
っとこういうことは新スレに書いた方がいいんだけどね
だんっ!
けたたましい音の後に暗闇が消える。
音を発した主が照明の電源を付けたのだ。
「あ…あれ…?」
少女の呆けた声が聞える。
しかし、其の声とは掛け離れた状況に彼女は在った。
…はぁ…はぁ…はぁ…
息を荒くした男に覆い被された状態に在るのだ。身体を這い廻る手に気付きもしないかのように
照明を付けた少年の方に顔を向けている。
タッタッタッタ…
「ぁ…待って、浩平…浩平!」
直ぐにでも追いかけたかったが、目の前の男に阻まれる。
「あの…行かせて下さい。お願いします」
しかし、そんな事を訊く筈も無い。
やっとの思いで手を払いのけて駆け出そうとした瞬間、後から羽交い締めにされる。
其の手が胸を揉みしだいていく。
しかし、少女は這い廻る手の嫌悪感より、少年に追い付けない焦燥感の方が勝っていた。
「やめ……て…はむ!」
「ぐぁあぁ!」
男のうめき声が上がる。少女が腕を噛んだのだ。
男がたじろいだ空きに駆け出す。早くあの少年に追い付かなければ。
教室の戸に手を掛け、出ようとする。其処で身体のバランスが崩れた。
バターン…
「……痛」
足を引っ掛けられ、勢い良く転ぶ。次の瞬間、また世界が闇に戻った。
思い切り良く転んだので、着いた手が激しく痛みを訴えていた。
しかし、今はあの少年に追い付かなければならない。立ち上がり駆け出そうとした時
不意に身体が後へ飛ぶ感覚に襲われる。
ガシャーン!
否 感覚ではない。実際に身体が飛んでいたのだ。
「ぅ…か…はっ」
強かに机に背中を打ち付け、呼吸も満足に出来ない。
「なんだよ、長森さん。コレから楽しもうって時に逃げたりしちゃダメじゃないか」
数人居る気配がする。そう、さっき転んだのも躓いたのではない。
足を掛けられたのだ。
背中の激痛を押して、少女は立ちあがろうとする。
ダン!
「ぅ…」
だが肩に手を掛けられ、仰向けに倒される。傷みの余り声が漏れる。
「まぁ、そんなに焦らずにゆっくり楽しもうぜぇ」
「どいてっ…早く行かないと…浩平が」
必死に手足を動かし抵抗する少女。
「くっ…この、おい!抑えろ!」
少女一人に対し、優に6、7人は居る男達に対し、抵抗できる筈も無かった。
両手、両足を一人ずつに抑えこまれる。
「嫌!放してっ!浩平!浩平っ!」
「其の折原が、この状況を演出してくれたんだぜ?解ってんのか?」
男が少女の耳元に囁き掛ける様に云う。
「詰まりだ…あんた折原に売られたんだよ」
見る間に少女の瞳に落胆の色が浮かんでくる。
つまらん。
ちょっといいでしょうか。
まさかこんなにスレが早く進むとは思ってなかったんで提案なんですが、
このスレの埋め、自分にやらせて頂けないでしょうか?
いい加減飽きてきた方も多数いるようなので、あと本スレをダラダラと占拠する
のもまずいので…
あと十数レスで終わります。では。
土曜の午後。
会社が休みでよかった、浩平は思った。
とても仕事に手がつきそうになかった。
あれから瑞佳からは連絡は無い。
「ふぅ…」
眠っている瑞佳を襲おうとしたことで頬を張られたことよりも、告白された
ことの方がショックだった。
いつから、好きだったのだろうか。
だが、それを考えても仕方が無い。
瑞佳は昔のことを言っただけだ。
今は、ちゃんと彼氏がいるのだ。
(どうしてたんだろうな)
――長森に告白されていたら。
『笑ってごまかす…な、多分』
瑞佳にはそう答えた。
そう。ごまかすだろう。でも、断るのは想像できなかった。
長森を傷つけるから?それとも自分も長森が好きだから?
分からない。
何故、長森はオレにあんなことを言ったんだろう?
やはり、分からない。
でも――
『付き合っている人はいるよ』
『彼、しっかりした人だからね』
『まぁ、それなりに、ね』
これを聞いたとき、平静を装ってはいたが、浩平の中で、何かの感情が
芽生えた。心が、まるで波打つように乱れた。嫉妬、というのが一番合う表現
かも知れない。
単なる子供の独占欲だろうか。いや、違う。違う筈だ。
浩平は大学に行って、女性と付き合った。
愛しているとかではなく、何となく、付き合った。
単に、肉体関係を持ちたかっただけ、という考えも否定できなかった。
そして、女性と言うだけで、何かと瑞佳と比べてしまうのも事実だった。
彼女を愛さなければいけないのに、『これが長森だったらやってくれるのに
な』『長森なら許してくれるのにな』と思ってしまう。
それは、浩平にとって酷く辛いことだった。
思いを寄せてくれているその人に対しての罪悪感なのか、何かをごまかし
続ける自分に対しての痛みなのか、分からなかった。
『わたしは浩平の女性観にちょっとは影響与えてたかな?』
ああ、与えてるよ。多大にな。
家族の暖かさを失った浩平に、全てを閉ざしてしまった浩平に、再び光を
与えてくれたのがみずかだった。妹を亡くしたあのとき、自分は瑞佳をより
どころにして生きていたのだ。
浩平にとって、どれだけ瑞佳が大きな存在だったか。
一人暮らしをはじめてようやく思い知った。
でも、浩平は瑞佳の想いに気付けなかった。いや――本当は、気付いて
いたのかもしれない。ごまかし続けていただけなのだ。
それなのに、どれだけ瑞佳がこんな自分のことを思ってくれていたか。
ふと、ベッドの横に置いてあるボードを見る。
そこには、中学校や高校のときの写真が貼ってあった。
(おまえばっかりじゃないか)
中学の卒業式。高校の入学式。夏休みの写真。
思い出の写真には…浩平の隣には、必ずと言っていいほど、瑞佳がいた。
『あーっ、まだ寝てる!もう昼だよ浩平?』
『ねっ帰りにパタポ屋寄ってこうよ。わたし今日部活ないからさ』
『浩平明日ひま?良かったら服買うの付き合ってくれないかな?』
『メリークリスマス浩平!パーティーの料理もらってきたよ』
『浩平ちゃんとご飯食べてる?今度作りに行ってあげよっか?』
『わたし、浩平のこと好きだったよ』
「長森…」
浩平は、また携帯で瑞佳にかけていた。
考えても分からない。でも、このままじっとしてはいられなかった。
プルルル…
プルルル…
ガチャッ
「長森か!?」
『ただいま電話に出ることが出来ま』
ピッ。
「…」
単に電話に出れない状況なのか?
それとも、もうオレとは話したくないのか?
浩平は家を飛び出した。
「はぁっはぁっ」
浩平は走った。
考えてみれば、瑞佳が今どこに住んでいるのか知らなかった。
でも土曜の今日は、瑞佳は休みだと言った。会社にはいないだろう。
となれば――瑞佳の実家だ。
「お久し振りです!」
「あら浩平君!?まぁ立派になっちゃって!」
「あの、長森は今どこに住んでるんですか!?」
走ってきただろう浩平の様子に、瑞佳の母はなにも聞かずに住所を
教えてくれた。考えてみればもう10年来の付き合いなのだ。
「ありがとうございました!」
「今度、ゆっくり話を聞かせてね」
瑞佳と同じほんわかとした笑みを浮かべると、再び走り出した浩平の
背中を見送ってくれた。
ピンポーン。
――しかし、瑞佳はいなかった。
多分、彼氏の家だろう。
浩平はドアの前で立ち尽くした。
浩平の頭は、急速に冷えていった。
考えてみれば、プロポーズを受けた瑞佳に、幼馴染みなだけの浩平に
口出しする権利は無いのだ。
瑞佳は、結婚するのだ。
自分への思いを断ち切って。
断ち切るために、自分に告白したのだ。
視界が少しぼやけた。
「長森…」
せめて、もう少し瑞佳と話をしたかった。
想いを確認したかった。
閉じられたドアが、重そうだった。
オレと長森は、もう離れた存在になってしまったんだ。
――ああ、泣きそうだ。
ゴン。
ドアに頭をぶつける。
瑞佳と再会した最近のことがよみがえってきた。
楽しかった。
会うのが嬉しかった。
昨日の夜、瑞佳は怒った。
そうだ。いつまでもオレがごまかし続けるからだ。
涙が出てきた。
もう少し、もう少しオレが長森の気持ちに早く気付いていたなら――
長森の気持ちはオレに戻ってきていただろうか?
手遅れだった。
何もかも。
「ちくしょう…」
ドアに頭をつけたまま、浩平の目に涙が溢れてきた。
背中に、暖かいものが触れた。
「どうしたの、浩平」
涙声が、話し掛けてくる。
「長森…」
浩平は振り返る。
瑞佳と眼が合った。
「どうして、泣いてるの?」
「おまえこそ、何で泣いてるんだ?」
「えへっ…」
瑞佳は泣いていた。
泣きながら、笑った。
「わたし、彼と別れちゃった」
その夜、また夢を見た。
今度は、氷上のやつと学校の屋上で二人きりだった。
相変わらず、小難しいことを言っていた。
最後に、ここからはキミの力でやるんだよ、と言ってきた。
今度は、何となく意味が分かったような気がした。
ああ、とだけ答えた。
オレの言い方が不安そうだったのかもしれない。
氷上は困ったように笑うと、大丈夫だよ、と言った。
_ ___
〈>´ ` くノ∩
ri_,.1リノ)))〉))
〈「(l!゚ ヮ゚ノ|/\
/| ̄∪ ̄∪|\/
| |/
 ̄ ̄ ̄ ̄
━━━────
22:11...
なう、ろーでんぐだよもん♪
┌─────────────────┐
│ │
│ _ ∬ │
│ '´ ヽ. || 〜♪ │
│ ri_,.1リノ)))〉 _O │
│ 〈「(l!゚ ヮ゚ノ.( 〆 ) │
│ ノ ( つ━━━ ( │
│ ((( く/_l〉リ( || ) │
│ ``. し'ノ ⌒†⌒ │
│ │
│ Now Nagamoring.......... │
│ │
│ 無伴奏チェロ組曲でも聴きながら │
│ SSがうpされるまでお待ちください │
│ │
└─────────────────┘
もうすぐ帰れるな。
瑞佳は手元の書類をチェックしながらそう思った。
上司に出して、OKをもらう。
(終了っと)
書類を鞄に詰め、「お先に失礼します」と言おうとしたその時だった。
「失礼します!長森瑞佳はいらっしゃいますか!?」
(なんか今、名前呼ばれたような…)
突然の闖入者に、周囲がざわついてきた。
…なんだなんだ…誰かの知り合いか?…タキシードかあれ?
その不審人物はこちらに向かってきていた。
真っ白いタキシードを着込んだ男は、知っている人物だった。
そのひとはわたしの目の前まで歩み寄ってきた。
目の前で、わざとらしい咳払い。
「長森っ、ずっと前から好きだったんだ。オレと、結婚してくれ!!」
なんでここまで乗り込んで来て、そんな恥ずかしいこと言うかな?
そう思いつつも、口は自然に動いた。
「うん、いいよ」
周囲に歓声が起こった。
歓声の中、浩平とキスをした。
歓声が一際大きくなった。
まるで、何かのドラマのワンシーンのようだった。
涙が溢れてきた。
夢のようだった。
しかし、浩平が相手だと、綺麗に幕は降りなかった。
「長森瑞佳は今日で寿退社致します!!今までお世話になりましたぁ!!」
「ちょっ浩平!?」
「行くぞ長森!!」
「きゃあっ!」
いわゆるお嬢様抱っこで、ふたりはオフィスから出て行った。
ん、終わった?
「ほら起きなさいよーっ」
「んん…なんだ、長森か」
「なんだじゃないよ!それにもうわたしは折原だって!」
「怒るな折原」
「瑞佳って呼んでくれるって言ったのに…ってそれより!会社遅れちゃうよ!?」
「今日はサボる。会社に電話しといてくれ」
「何言ってるの!そんなんじゃ養育費でないよ?」
「むぅ。仕方が無い」
浩平が起き上がる。
「おーす、元気にしてるか〜?」
瑞佳のおなかに耳をあて、話し掛けた。
「あは、こうしてると浩平が赤ちゃんみたい」
「む、ではミルクの時間だな」
「わわっ冗談だって!会社送れちゃうよー!」
「瑞佳、愛してるぞ」
「それは嬉しいけど…ってきゃあ!」
あの日から、ふたりは同棲を始めた。
浩平の瑞佳退職宣言の為、瑞佳は次の日会社に行ってから大変だった。
からかわれまくったが、どことなく嬉しそうだったという。
そして数ヵ月後、本当に寿退社してしまった。
そのときはもう、瑞佳は浩平との子供を身篭っていた。
瑞佳は一度、別れたシュンに連絡を取ろうと思ったが、彼の家は空家に
なっていた。
彼の会社に行って見たが、そんな人物はいないと言われた。
一体、彼は何だったのだろうか?
でも、あの人なら会わなくても全て分かってくれている。そんな気がした。
瑞佳は空を見上げ、ありがとう、と心からの感謝の言葉を送った。
そしてあの日以来、浩平の夢にも、氷上シュンは出てはこなかった。
浩平と瑞佳は、いつまでも子供のように騒いではアパートの大家に
叱られてはいたが、仲睦まじい夫婦と近所では評判だった。
子供が生まれてからは、瑞佳のあまりの親馬鹿ぶりに浩平は困っていたが、
浩平も瑞佳のことを言えたものではなかった。
ふたりはもう、離れることなく一緒にいた。
いまでも、一緒に暮らしているだろう。
(おわり)
以上、読んでくれた人ありがとうございました。
あ、やっぱあなたか。勘違いじゃなかった(w
楽しかったよ、お疲れさま。
(・∀・)
↓
(´д`)
↓
(゚д゚)
↓
┐(;´ー`)┌
↓
(・д・)ノシ ミ□
↓
ツマンネ
お疲れさま!
>!>長森×浩平(;´Д`)ハァハァ
本物マダー?(チンチン
……謎のSS書きの正体、貴方だったのか。
コメディ以外書けないと踏んでいたので、正直少し驚いた。
内容としては無難に、しかし綺麗にまとめてあると思う。
とりあえずはお疲れ様。また気が向いたら、今度は別の分野にでも挑戦してみて欲しい。
ところで長森&繭SSの続きマダー(AA略
お疲れ様でした
少し作風が変りましたか?
何はともあれ読ませて頂きました
なんか無理やり終わらせてるような気が・・・。
つまんないことは決してないんだけど、もっとこう、もう一山あるような予感というか・・・。
ちょっとだけ拍子抜けしちゃったかも。もう少し読んでいたかった。
でもまあ、おもしろかったです。お疲れ様。
>977
乙でした。一応、飽きては無かったんですけどね。雰囲気もよかたし。おもしろかったですし。
・・・まあ、#21的には、あまあまな二人がイイ!というのが結論でw・・次スレは真逆になったりしてw
972で止めときゃいいのに。
残りは蛇足だわな。
_
'´ ヽ
ri_,.1リノ)))〉 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
〈「(l!゚ ヮ゚ノ| < お疲れさま、お茶が入ったんだよもん
ノ((<つ旦O \__________________
((( く/_l〉 リ
`` し'ノ
結局ハッピーエンドかよ。
途中までの展開がバッドっぽかったから読む人も限られちゃうし、
ハッピーならハッピーってあらかじめ教えておいてほしかった。
やっとつまんないのが終わったか。
じゃ、面白いのキボンヌ
ながなな丼とか、エロいのを頼む
長森牛乳(数量限定)
埋めようか。
途中から分岐させてバッドエンド書いてくれ。
毎朝長森が俺の部屋まで牛乳持ってきてくれねぇかなぁ…
牛乳
毎朝長森が俺の部屋まで来て乳を飲ませてくれねぇかなぁ…
1000なら長森は俺のもの
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。