1 :
木風:
ヤだな
>1はシリカゲル
4 :
_:03/07/24 14:43 ID:uw78W9E1
5 :
名無しさんだよもん:03/07/24 14:44 ID:o2emGe5B
ok、2ゲッツ
まあ、ルックスは変わらないだろ。
ロリなお姉ちゃんハァハァ。
9 :
名無しさんだよもん:03/07/24 15:02 ID:52sXU9OI
名スレの予感
柏木四姉妹の年齢>耕一の年齢だったら
シリカゲルを食べると、とても痩せるらしい駄スレ
12 :
名無しさんだよもん:03/07/24 15:19 ID:83SD6g3d
キケンなので食べてはいけません
13 :
_:03/07/24 15:20 ID:uw78W9E1
14 :
名無しさんだよもん:03/07/24 15:26 ID:aOWFShel
15 :
妄想中:03/07/24 15:36 ID:5eDmutM9
胸がなかなか膨らまないことを密かに気にする四女千鶴。
面倒見のいい梓が千鶴の相談役。
無口な次女楓。梓のパワー系ぶりがちょっと心配。
いつもニコニコおっとりお姉さんの長女初音。
>>15 初音たんナイス!!
外見はろりぃなままな!!コレは譲れん!!
>16
グラフィックは痕Rになるけどな。
18 :
15:03/07/24 16:02 ID:5eDmutM9
ヽ( TДT)ノ
初音たんが会長ならみんなの信望も厚そうだ。
まぁ、反転前なら…ね。
ちーちゃんはワガママな末っ子だな。
叱られて、お尻ペンペンされ、激しく泣きまつ。
age
23 :
名無しさんだよもん:03/07/24 23:12 ID:SIqBY/og
貧乳偽善者の初音。
巨乳料理上手の楓。
地味な梓。
天使の微笑をもつ千鶴。
確かにヤだな。
>天使の微笑をもつ千鶴
これが一番信用ならん(w
>>24 いや、千鶴さんなら明らかに堕天or偽z……
天使の微笑をもつ千鶴。裁きの執行者。
LAST JUDGEMENT DAY
>>24 巨乳の楓…。う〜ん…
それは、それでっ!?
カエデタンキョニュウ(・A・)イクナイ
地味な梓が一番辛い。本気で存在を忘れられそうだ…
>>31 そこは末っ子ちづるんとのコンビで補えば。
…嫉妬した千鶴に毎回胸をわしづかみにされるくらいしか見せ場はなさそうだが。
>32
なんか人間関係変わってないな(^^)
結局ちーちゃんが裏で糸引く黒幕か・・・
やはりイメージ一新と言うことで趣旨に沿ったAA開発をキボヌ
初音
柏木家長女。四姉妹の母親がわりをつとめ、家事全般をこなす。
一歩外に出れば鶴来屋会長として皆の信望も厚い。
妹・楓の想いを知り、耕一との仲をなんとか取り持とうとしている。
品乳の持ち主。
学生時代、伝説のスケ番だったという噂があるが真実を知るものは無い。
楓
柏木家次女。一見クールだが実は耕一への恋に悩むお年頃。
耕一に想いを伝えたいが、いつも妹・千鶴に邪魔され、すれ違いな毎日。
はかなげな外見に似合わず、中学時代は不良を病院送りにしたこともある。
大のコタツ好きなため一年の大半をその中で過ごす。
美乳の持ち主。
梓
柏木家三女。耕一を兄のように慕うボーイッシュな女の子。
男まさりだが家では姉・初音の手伝いをし、料理の腕はなかなかのもの。
いつも妹・千鶴をからかって遊んでいる。
巨乳というには物足りないが将来楽しみな乳の持ち主。
千鶴
柏木家四女。わがままであまえんぼう、そしてちょっぴりおませな女の子。
耕一に一人前の女性として扱ってもらいたいが、いつも妹扱いされるのが不満なこの頃。
姉・楓を耕一をめぐる恋のライバルと一方的に決めている。
「ちーちゃんね、耕一お兄ちゃん、だーい好き」が口癖。
それは見事なまでのツルペタな胸の持ち主。
俺設定スマソ
初音ちゃんが耕一(柳川)を殺しに来るわけね。
・・・似合わない。想像できない。
>>35ためしに作ってみた。
_
'´ M ヽ.
! ノ从 リ))〉
|lゝ゚ ー゚ノ|
ノ⊂)i介!つ
く/_l_ 〈__」 」
し'ノ
↓
_
'´ M ヽ.
! ノ从 リ))〉
|lゝ゚ ー゚ノ|
く⊂)Xlつ
く/」」〉
し'ノ
_
'´ M ヽ.
! ノ从 リ))〉
|lゝ´ヮ`ノ|
く⊂)Xlつ
く/」」〉
し'ノ
長女→四女のつもり
初音「耕一お兄ちゃん……私はお兄ちゃんを殺さなくちゃならないの!」
耕一「そ……そんな、嘘だろう? 初音さん……」
初音「お兄ちゃん……死んで!」
梓「初音姉! やめてくれ!」
千鶴「私、先行花火が好き」
初音「梓どいて! そいつ殺せない!」
楓「うちわ。うちわ」
やべぇ、初音萌えなんて欠片も持っていない漏れだが、
初音お姉ちゃんは良い! 激しく良いぞ!
千鶴よりも(;´д`)ハァハァするじゃねーかっ!
漏れとしては優しい性格はそのままにヒンヌーだけはそのまんまであってホスィ。
SSを書くしか……
個人的には初音たんシチュで犯されている千鶴さんを想像してビンビンであります!
やっぱ名スレだ!
楓「年増(ぼそっ)」
初「楓? なにか言った?」
梓「貧乳(ぼそっ)」
初「梓ちゃん?」
千「偽善者(ぼそっ)」
初「それはあなたじゃないのよっ! みんなして…」
初「お姉ちゃん怒ったよ!」
といったところで怖くない初音姉さん萌えっ!
>43
確かに、『長女が怖くない』ってトコがポイント高いな(*^_^*)
(*^_^*)
初音ちゃんが長女だとストレスが多くて胃潰瘍になってそうだ
かわいそう…
初音が長女であったら…というこの妄想だが、激しく萌えるな。
もちろん長女になったからといってもツルツルなのは変らず。
「耕一さんの中からでていけ〜!」
長女…初音
いわずもがな…(;´д`)ハァハァしまくり
お姉さん属性を持ったロリっ娘!?
何気に妹から男を奪ったという実績をもつ…かも。
次女…楓
立場ほとんど変らず。
敢えて言うのであれば過去、「姉」に男を取られたくらい。
三女…梓
立場激変の可能性大。
長女が初音ということもあり、面倒見が良く、料理も出来る…
そして素直になれるという大きな可能性がっ!
キーキャラの可能性大ですぜ。旦那w
「あ、初ねぇ…。また千鶴が偽善を」みたいな感じに。
四女…千鶴
敢えてなにも言うまい。
ココ読んでたら、この設定でマンガ描きたくなったな(w
このスレで抜きますた。
良スレsage
初音姉様・・・
長女が反転したらどうなることか……
夕飯が終わって、楓はさっさと自室に戻り、千鶴は風呂へと向かった。梓と初音は夕飯の後片付けを。耕一はごろりと転がり、テレビのスイッチをつけようとした、その瞬間だった。
「こういちぃぃ〜〜っ!」
「はっ! はいぃぃ?」
突然の初音の怒声に耕一は驚嘆の声を上げる。台所からはガチャン! となにかが割れる音が聞こえた。きっとご飯茶碗か茶飲み茶碗か。
「…愛してるゼっ! そーしーてー今日は二人でラストナイトフィーバー!! あの夜のように激しく勇ましく凛々しく逝くぞ〜いっス!」
「……は、初音さん? ちょ…と、突然どうしたんですか?」
夏休み、父の死が従姉妹たちとの再会を促した。
久しぶりに顔を会わせた従姉妹たちは昔の面影を残しつつも、それぞれが大きく成長しておりこれが、5年振り(この設定適当です。わからね)の再会であったのだと、改めて思ったのだ、が。
「今夜はとことん付き合え! それともアタイの酒が飲めねぇなんて言うんじゃぁねぇだろうな? あぁん?」
「のっ、のみますのみます!」
今、目の前にいる初音はどのような過去をさかのぼってみても記憶にはない。
そもそも、初音が怒った、もといレディースのように声を荒げるような真似をすることが信じられなかった。多分、きっと夢だ。そうだ、そうに違いない。
いや、ひょっとしたらこの夏、初音さんには無理をさせたのだから、その反動がきたのでは? 耕一の疑問。
柏木の血。その忌まわしき過去がどれだけ初音を苦しめたのか、知ったばかりの耕一には想像ができない。だが、例えどんな過去であろうとも、自分を泣きながら殺そうとした初音を助けたい。それだけは唯一変らない真実。
そして今ある現実。
きっとこれはたまりにたまった鬱積の反動。ならばそれに付き合って上げよう。
「そうだ、耕一っ!」
「な、なんでしょうか?」
「千鶴をしばいてこい!」
「……はいぃ〜?」
酔っているのか? いくらなんでもこれはおかしいと、耕一は、台所で呆然としている梓に声をかけた。
「…ぉぃ」
「…」
反応がない。ただの屍のようだ。
「なにこそこそしてんだゴラァ!」
「な、なんでもないですぅ〜」
「おめぇもさっさときやがれ!」
「す、直ぐいきます〜」
いつのまにか猫なで声で耕一。急いで梓の復旧作業を開始する。
「…あずさ。おい、梓…」
「…っ!」
「大丈夫か?」
「あ、あぁ、なんとか」
「……戻ってきて直ぐに悪いがありゃなんだ?」
耕一が指差した先には一升瓶を抱え、片膝を立てて大皿で料理用にとってあった日本酒飲みたくる初音の姿。
ちなみに純白のショーツが丸見えだが、色っぽさは欠片も感じられない。
「…また…か……」
「また?」
「千鶴だ」
「え、千鶴ちゃん? 千鶴ちゃんがどうかしたのか?」
続く…かもしれないw
「あいつ…アレを使ったのか…」
「…あれ?」
アレという言葉のもつ物騒さに、耕一はただならぬなにかを感じた。しかし、初音のキレ具合に千鶴が絡んでいると梓は言う。一体どのような関係なのか、想像することはできなかった。
「………家の庭にはへんなものが良く生えてくるんだよ。封印したはずなのに」
苦々しい顔で梓。変なものという台詞で顔をしかめる。余程のことがあったのだろう。封印などという、普通日常で使うことのないような言葉が出てくるほどだ。
「へんな物って言っても、それが初音さんと関係があるのか?」
「耕一は…千鶴が料理できない、というか家事が全くダメっていうのは知ってるだろう?」
痛いくらいにわかっていたことだった。
隆山を訪れて数日。千鶴と二人きりで向かえたお昼にソレは起こった。
耕一の考えでは千鶴を連れて外に食べに行く予定ではあったのだ。初音にはそれだけの紙幣を渡されてもいた。
ただ、千鶴が(今にして思えばニヤリという形容の)笑顔を浮かべて言った。
『耕一兄さん、今日のお昼は私が作りますよ…と』
初音のくれた昼食代がネコババできる、と耕一は浅はかにも思ったが後の祭り。見た目は美味しそうな千鶴の料理に、初めて出された時は見事に騙されたのだ。
気がついた時は初音の膝の上だった。その時の千鶴は言わずもがな。梓のきつーいお仕置きの途中だった。
「セイカクハンテンダケ…食べたら性格が変っちまうキノコ。初ねぇはアレを食ったんだ」
「…嘘だろ?」
信じられない、といった表情で耕一は開いた口が塞がりそうもない。
「前にも一回やられたんだ。アレ(セイカクハンテンダケ)に。初ねぇがちゃぶ台返しをして、楓ねぇがそれを見て上機嫌に笑う。私は泣いてオロオロするばかり。耕兄ぃにそんな風景が想像できるか?」
想像することはできないのだが、今、目の前にいる初音が物語っているのは、梓の言葉を肯定するかのような状況だ。
「でもさ、じゃなんで初音さんだけなんだ? おまえや楓ちゃん、俺に千鶴ちゃんは普通だろ?」
「……言われてみれば、確かに。じゃあなんで? 千鶴のやつ、一体なにを考えているのだ?」
「あは…あはは…」
背中に流れる冷や汗に、耕一は乾いた笑い声を上げるしか統べはなかった。
「うぉおーい! こーいちぃ! てめぇいつまでそこの垂れ乳なんかとくっちゃべってやがるんだ? さっさと来いや? あ?」
初音の声が上がる。梓の話が本当であれば、性格が反転。あの優しかった初音が180度性格を違えた姿。そこに加えてアルコールだ。血を見るかもしれない。首をしなだれて耕一は初音の隣に腰を下ろす。
そんないけにえの儀式のごとき姿を後ろに梓は風呂場へ向かった。
まだ千鶴が風呂場にいるはずである。
「ふふっ、耕一兄さん…今ごろ初音お姉ちゃんの痴態を見て幻滅しているはず!」
風呂場、柏木の家の風呂場はかなり大きい。木造の家屋に使い込まれたヒノキ風呂に千鶴は体を伸ばしていた。
「楓姉さんみたいな根暗貧乳は論外。梓姉さんみたいに家事はできてもあの性格じゃ男だって普通は逃げ出すはず。目下、私の敵は初音お姉ちゃんだけ!」
良くここまで自分の姉を悪し様に言えるのか、千鶴はどこか陰険な笑みを浮かべていた。
「でもあのキノコのおかげで初音お姉ちゃんも倒した! あこがれの従姉妹、初音お姉ちゃんの痴態。悲観にくれる耕一さんを慰めるその妹」
握り拳を作って千鶴が湯船の中から立ち上がる。
髪の毛を湯につけないように巻いていた手ぬぐいが湯船に沈み、鮮やかな黒髪が落ちる。
「体は完璧に磨き上げた。落胆する耕一兄さんに寄り添い慰める私。今が旬、とれたてピチピチ女子高校生! かんっっぺき! まさに完璧な作戦!」
千鶴曰く完璧な作戦における唯一(?)の不安材料、ほんのりと薄ピンクに染まったまな板よりも薄い胸のことは、千鶴の心の棚の奥底に仕舞われていることをここに付け加えておく。
そろそろ頃合であろうと、千鶴が風呂場から上がろうとした時、引き戸の向こうにぬぅ、と影が浮かぶ。
「…は〜ん、そういうことだったのか」
「ま、まさかっ!?」
風呂場の引き戸を勢い良く開けたそこには梓が仁王立ちをしていた。引き戸にはめられたガラスにひびが入る。
「あ、梓姉さん…」
よろよろと後ろに下がる。ケロヨンタイプの洗面器に足をひっかけ、再度湯船に落ちる千鶴。せっかくの黒髪が湯船に踊る。
「ちーずーる〜、あんたって娘は飽きもせず、しょうこりもなく、何度も何度も何度も何度も…ほんっとーに馬鹿なことをっ!」
だが、今は自分の体よりも自分のおかれた状況の方が余程重要である。
梓が拳をバキバキと鳴らしてにじり寄ってくる姿に、千鶴のお仕置きメーターはぶっちぎりのレッドゾーンを示している。
「あの、あ、あのね。これは…その……」
瞳が泳ぎまくり、素っ裸で千鶴は混乱の極みに陥ってしまう。
なにを喋って良いか、どんな言い訳が良いのかを算出する頭脳はパニック時には全く役に立たないようだ。
ぽーんと飛んだ思考回路が導き出した結論は…
「ちーちゃん失敗しちゃった♪」
「………」
「…てへっ」
「やっかましぃわぁっ!」
風呂場に短くも太い悲鳴と、強烈な衝撃音が響き渡った。
残されたのはあられもない姿で湯船に浮かぶ巨大たんこぶを作った千鶴だった。
ぶくぶく………
続く…かも(;´д`)
>>55-60 すまん…なんかちーちゃんにえらく萌えたぞ。 グッジョブ。
年齢順を逆にすると、「止めるもののいない偽善者」から
「事あるごとにお仕置きされるわがまま少女」に評価が変わるのか。
ベタといえばベタだけど、これはこれでいいな。
千鶴を沈めた梓は急いで耕一と初音のいる居間へ向かう。
居間の目の前、耕一から発せられるはずのないような声が聞こえる。
「あっ、ふゃめ、ひゃめて…は、はひゅ音さん……しょこ、ひゃめ、や…ひゃめてぇ〜」
(あ、やめて、やめて…は、初音さん。そこ、だめ…や、やめてぇ)
「らぁらぁ! どーしたどーしたぁ!」
耕一の嬌声に一瞬顔を赤らめるも、すぐさま梓が青白い顔で居間へと駆け込んむ。
「耕一、大丈夫か?」
生きを上げて梓が見たものは…。
「こーちぃ! もっと、もっとだ! もっとアタイに痛みを見せろぉ!」
デンキアンマと呼ばれるだろう技だった。ちなみに立ち技タイプの難度は少々高い方だ。ついでに言えば危険度は高さ(重力)が加わる分、耕一の息子への打撃は二乗倍。
「な、な、な…なにをやってるんだよ! 初ねぇ!」
予想していた事態とは遥かにかけ離れてはいるものの、耳年増とかおばさん臭いなどといわれても梓はまだ女子高生である。
目の前の光景は刺激的だった。
初音の履いているスカートは随分とめくれ上がっている。その素足と耕一の足がいくらデンキアンマとはいえ、絡み合っているのだ。
「おう! 牛か? 良いところなんだ、ちっと黙ってろや?」
「うっ、ウシ……」
「黙ってろって言ってんだろうがよ〜」
「…っ!」
耕一の足を解いて初音が次の生贄はおまえだ、と言わんばかりに梓を睨みつける。
ちなみに足を解かれた耕一は、よだれをたらしてぐったりと倒れ込む。その表情はどこか逝ってしまっており、失禁寸前五秒前くらいに危機的状況であったことを物語っていた。
「は、初ねぇ…。ちょっと、変なことは止めてよ」
「は? 『止めてよ?』 じゃねぇだろう?」
そう言って初音は標準に比べると豊かな梓の胸を掴む。
「んっ!」
「こういう場合は『止めて下さい…』 じゃねぇのか?」
撫でるというよりは、正に掴むといった風に初音はじっくりと梓の胸を揉みほぐす。
その行為が荒っぽいせいで、梓は羞恥よりも先に痛みを訴えた。
「ちょっと…初ね…痛」
「だから『止めて下さい』だって言ってんだろう? ったく、妹の癖にアタイよりでかいっていうのはどういう了見だろうねぇ?」
「や…ごめ…ごめんなさい」
「ごめんじゃわかんねぇだろうが、おめぇは少しその胸を別けやがれ!」
いつもは決してそんなことは口にしないだろう初音の本音がチラリと覗く。
「本当に…」
アタイの姉妹なのかねぇ? と続くはずだった言葉が止まると同時に、梓の胸から手を離して初音が倒れる。
梓が解放された自らの胸を抱いてしゃがみこむと、そっと肩に手を置いたのは楓だった。
「助けるのが遅れてごめんね、梓。大丈夫だった?」
「楓ねぇ。……うん。なんとか」
いつもは何を考えているのか良くわからないような姉ではあるが、ピンチになったらなにかにつけて助けてくれる。
楓ははほっとした表情になって、倒れた初音を見る。耕一もやっと回復したようだ。初音を抱き起こしていた。
「本当に大変だったようね…」
「うん。全くだよ。楓ねぇはもう犯人の目星はついてるんだろ?」
「そうね…」
犯人の目星という言葉に、部屋の空気が一瞬で冷たくなった。
鬼に目覚めたばかりの耕一でも、楓の冷気に気がついたくらいだ。
「えと、楓ねぇ?」
「なぁに? 梓」
「その…一応千鶴にはきつーい一発はくれてやったんだし…ね」
「…今回のこと、姉さんには黙っておきましょう。いったところでどうとでもなるわけではないし、ね」
梓の言葉を無視して楓。
(楓ねぇ、ひょっとして千鶴のアレ(
>>59)を聞いていたのか?)
内心でハラハラとしながら梓。
過去、梓も一度だけ楓を怒らしたことがあったが、その時の恐怖は思い出すだけでも背筋が凍る。
梓からして見れば、先ほどの仕置き(特大げんごつ)でも充分なくらいなので、ことを穏便に済ませたかったのだが、時既に遅し。
「私はこっちを片付けるから、楓ねぇには千鶴の処分を任せるとするか」
あっさりと千鶴を見捨てる梓。姉妹の絆はかくも無情に過ぎてゆく。
「そうね、私も千鶴とは一度きっちりとお話をしておく必要がありそうだから…じゃ、後は宜しくね」
やれやれ、と溜息をついて後ろを見ると、そこには初音を膝に、内輪を仰ぐ耕一の姿があった。
「お熱いこって…」
そっと呟いて居間を後にする。後片付けも目覚めた初音がするだろう、と当りをつけて。
もうしばらくしたら千鶴の声にならない悲鳴が柏木の家に響きわたるのだろう。
明日の朝、屍でも拾ってやるか、と梓は風呂場へと向かう。
先ほど初音に揉まれた胸に痕が残っていないかが気になったのだ。
廊下に出て空を仰ぐと夏の夜が広がっていた。 満月から僅かばかり欠け始めた中途半端な月が浮かんでいる。
こうして、柏木家の夜は過ぎて行く。
痕Rもこの設定でやりゃ面白かったのに…
概ね43、49の設定をベースに、なにも語られて千鶴のみ創作。
基本的に原作の千鶴は表向き冷静そう。←原作の「おっちょこちょい」は演技である可能性すら感じ
るし。落ち着いた妹…という感じに。
ただ、原作との違いは柏木家への責任が少ないこと。つまり、ただ純粋に偽善者をやってのけるとい
うかなんというか。
だから「耕一お兄ちゃん」というのはちょっと違うかな? と思った。
・千鶴
基本的に物事を計算して進める癖があるが、穴だらけ。まだまだ甘い。
計算したところで実行できるほどの器用さはなく空回りに終わること多し。
本編ほどの偽善者というわけではないが、物事のためには手段を選ばない。
基本的に天然。
母代わりの初音をボケて「お母さん」と呼んでしまったりする、なんてどうだろうか? クスって笑う初
音に萌えるかもしれないし。
追加として、原作では梓のレズ友…あの娘は同級生になるのかな? とか思ったりして。千鶴の同
級生にした方が面白いかもしれないけれども。
・呼称一覧 耕一
初音⇒耕一さん
楓 ⇒耕一さん
梓 ⇒耕にぃ
千鶴⇒耕一兄さん
・呼称一覧 初音
耕一⇒初音さん
楓 ⇒姉さん
梓 ⇒初ねぇ
千鶴⇒初音お姉ちゃん(寝ぼけてお母さんと呼ぶこと、多々あり)
・呼称一覧 楓
耕一⇒楓ちゃん
初音⇒楓(初音が唯一呼び捨てにしている。信用されているからだろう)
梓 ⇒楓ねぇ
千鶴⇒楓姉さん
・呼称一覧 梓
耕一⇒梓
初音⇒梓ちゃん(耕一や楓と話している時は呼び捨てになる)
楓 ⇒梓
千鶴⇒梓姉さん
・呼称一覧 千鶴
耕一⇒千鶴ちゃん
初音⇒千鶴ちゃん(耕一や楓と話している時は呼び捨てになる。千鶴のことをちーちゃんと呼ぶこともあり)
楓 ⇒千鶴
梓 ⇒千鶴
なんつーか下手な文章ですまそ。
初の痕SSだったんで勘弁してくらさい。
つーか気がついたら梓が主役。
三人称だったんで、耕一⇒千鶴⇒梓と主観が変わったのは見逃して。
なんかあればまた書くかも。
とりあえずこのSSは
>>43,
>>49,
>>54の三名と、初音お姉ちゃん・ちーちゃん萌えに捧ぐ。
機会があればトレーニングルームにでもUPします。
>>69 すごいおもろかったよ〜。
ちーちゃんがツボにはまった。
ぜひ続きおねがいします。
134 名前:名無しさんだよもん[sage] 投稿日:03/07/28 22:35 ID:1sLE9LXX
8、葉鍵ジャンルが斜陽
>>69 おもろいっす。
71みたいな連中のことは気にされませんよう、頼んます。
74 :
名無しさんだよもん:03/07/28 23:35 ID:1sLE9LXX
644 名前:名無しさんだよもん[sage] 投稿日:03/07/28 21:11 ID:RGaGFYLt
>>642 ああ、そこか。
おれもやっちまったなって思った。
SS書くだけならいいんだけどさ、勝手に設定固めなきゃいいのに。
つーか大きな御世話だ。余計なことすんなゴルァ(゚д゚)、といったところか。
ここで語るにはスレ違いな気がするが。
ちなみにSSは読んでないw
かおりは、楓の同級生っていうのは?
歳下の巨乳少女を狙うロリコン・レズ。
かおり「うぅぅん、梓ちゃんカワイイ。
お姉ちゃんがイイことしてあげるね」
楓 「ゴッコまでは見逃すけど、真性はダメだからね」
梓 「そんな事言ってないで助けてよ、楓姉ぇぇぇぇっ!」
あえてかおりは年上好き、姉さん属性持ちといってみるテスト
かおり「お姉さまったらクールでステキ♥」
楓 「……」(そこはかとなく嫌そう)
>>74 そのスレではどうだったか知らないけど、
>>67>>68は自分の設定を公開しただけで、
他の人に強制してるわけじゃないだろ。まあ、
>>68はちょっとウザイ気もするが。
別の人が他の設定で書いてもいいだろうし、
>>67>>68を参考にして書く人がいてもいいんでは。
てか自分語りがウザイだけだろ。
ウザイウザイ言うな、我慢が足りないぞ
シリカゲル食っとけ
まだ手遅れではない。
◆fz3POlcgVkが名無しに戻れば引き返せる。
ちーちゃんネタ、書きます?(;´д`)
一言ネタとかあれば嬉しいんスけど。
82 :
77:03/07/29 02:22 ID:45ZUIE2g
自分が反応しちゃったせいで・・・みなスマン。
>>81これで最後と言わず、どんどん書いてください。
どんどん出せ
◆fz3POlcgVkをそんなに虐めてやんなよ。
せっかくの良スレなんだ(今はまだ)。
マターリ進行でよろ。
いや、
>>77は正しいことを言ったまで
夏厨は(・∀・)カエレ
楓たん萌えなんだけど、このスレじゃ出番なさそうだな。
逆に梓は人気上がりそうな予感。
ちーちゃんネタ逝けます。
でも(・∀・)カエレってあるし…お伺いを立てますた。
どうしましょう? アボンならアボンって言って下さい。
カモン
>>87は知障か?
お伺いなんぞ立てずに普通に投下すりゃ何の問題も無かったのに…。
夏厨はスルーの方向で……
>>87 投下待ってるよん( ´∀`)
93 :
名無しさんだよもん:03/08/01 22:19 ID:AFmXF6tU
このスレだと、ガチャピン三女と四女にあっというまボコられてそうだな。
…前世では原作通りとかだったら面白そうな気がしる。
96 :
jo:03/08/02 10:06 ID:kpmooSj+
>>86 >楓たん萌えなんだけど、このスレじゃ出番なさそうだな。
そうか?
漏れはいろんネタが頭に浮かんだが
>>94 四女がガチャピンに遭遇
↓
「この角煮は、私が作ったんですよ。」
微笑む千鶴ちゃん(四女)
ガチャピンにタコ殴りに会う千鶴ちゃん(四女)ぎびょんりゅ。
……。
………。
…………はっ、まさかちーちゃんはまだ鬼の力に目覚めていない!?
>>99 いえ、目覚めています。
ただし小さな角と爪がちょこっと出てくるだけですが。
「ただいまー」
「おかえりなさーい。耕一お兄ちゃん」
「いまね、お姉ちゃん達がいないから私がご飯の支度してるの。
さて問題です。今日のご飯はなんでしょう?」
いきなり千鶴ちゃんのクイズ。
「じゃあねえ……」
今日の夕食は、ズバリ──。
1:千鶴焼きだ!
2:千鶴鍋だ!
3:千鶴盛りだ!
4:千鶴麺だ!
5:千鶴丼だ!
103 :
名無しさんだよもん:03/08/03 03:43 ID:EMuTtElQ
「ただいまー」
「おかえりなさーい。耕一お兄ちゃん」
「いまね、お姉ちゃん達がいないから私がご飯の支度してるの。
さて問題です。今日のご飯はなんでしょう?」
いきなり千鶴ちゃんのクイズ。
「じゃあねえ……」
今日の夕食は、ズバリ──。
1:窒息死
2:中毒死
3:心臓麻痺
4:脳内出血
5:敗血症
>>104 ひでーなぁ。
ちーちゃんがかわいそうだろ。
せいぜい食中毒くらいだろ。
>105
ヒデェな(w
107 :
名無しさんだよもん:03/08/04 05:32 ID:0nmC3fE2
四女千鶴を逆帯したい
「……フェル」
もう一度、俺は娘の名を呼んだ。
涙で目がにじみ、視界が歪む。
娘の姿が見えなくなっていく。
「……ディフェル」
そして、夢は、幻のように、かすんで消えた。
・
・
・
・
・
「……ちゃん」
「……お兄ちゃん」
「……耕一お兄ちゃん」
がばっ!
「きゃっ!」
起き上がるなり、俺は目の前にいたリズエルの首を締めた。
てなことにならないかちょっと心配。
>>108 ひでぇな。ちーちゃんかわいそうだろう?
つか、ちーちゃんを囲う会になりかかってきているw
…ちーちゃんにスク水を着せたい(;´д`)ハァハァ
初音お姉さんがすく水を着たらどうだろうか?
むしろ梓にスク水を。
最近成長してきた胸をからかわれて、
「む、むねのことはいうなー」(真っ赤)
>>113 次女から三女になったところでそんなに変化はないだろう。
中学生くらいまで年齢が下がるのならわかるが。
ちーちゃんは真っ先に前世の事を思い出すわけですよ。
だけど、家族のみんなによけいな心配をかけたくないから
ずっと黙ってて必死にその事を隠すわけですよ。
萌えるわけですよ。
楓=エディフェル=前世で恋人?
楓=エディフェル=前世で敵対?
楓=アズエル=前世で恋人?
楓=アズエル=前世で敵対?
117 :
113:03/08/06 02:10 ID:73NGEIXe
>>114 オリジナル
三女(楓)=どうみても中○生
四女(初音)=どうみても小○生
をこのスレに適用してみたわけで、
三女(梓)=中○生
四女(千鶴)=小○生
俺視点なんで気にせずどうぞ。
>>116 前世は元のままがいいなあ。
118 :
名無しさんだよもん:03/08/06 07:30 ID:pF8E7peT
119 :
名無しさんだよもん:03/08/06 07:39 ID:qhwMBlNU
>109
笑った。それあるかも。
ちーちゃんを囲みたい・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。ハアハア
みんなで千鶴さんを囲んで
本スレでは最萌えキャラとしての日々を。
_ 囲んでスレでは過酷な鬼としての日々を。
'´ M ヽ 裏表のある日々を送る、偽善者千鶴さん。
! ノ从 リ)) フフフ… ここはそんな千鶴さんへの歪んだ愛の
lゝ´∀`ノ| カコンデクダサイネ 持ち主が集い、囲むスレッド…
ノ⊂)i介!つミ
く/_l_ 〈__」 」 ;
し'ノ 。・. ∩_∩;:;;:;.,. ;:;;:;.,.∩_∩....
(。Д。⊂ `つ ⊂ ⊃ 。Д。)
∩_∩ ;;;::; '' '' ' ' '' ' '' '' '
(。Д。⊂;:;;:;.,.`つ ∩;:;;:;.,. _
'' ' ' '' ' '' ' ⊂ ⊃。Д。)⊃
'''' ' ;:;;::;;:' ' ''
もちろん楓姉のきっつい仕置きが待ってるわけだが
(:.;゚;Д;゚;.:)ハァハァ
>>121 そうだよな、初音おねえちゃんは怒っても怖くないからなw
必然的に折檻するのは次女の楓姉さんということになる
梓は姉なのにちーちゃんに振り回される立場で
>>123 かわいーじゃねーか、こんちくしょう。
楓姉さんの折檻(;´Д`)ハァハァ
>>123 頭の出来が変わるとも思えないので制服は楓の所のになると思われ。
>>123 なにげに神登場(;;)
なにげすぎるぞゴラァ!
>>123 「初音」というのはウグイスの初鳴きのことで、
俳句では2月の季語。(初音ちゃんの誕生日は2/27)
だからたぶん生まれた順番とは関係ないんじゃないかな?
俺、あと一日遅く生まれたかった…
131 :
名無しさんだよもん:03/08/08 04:23 ID:fPrQJ8sW
長女:初音(23歳:B86)家庭的なおっとりとした優しいお姉さん。
姉妹達が喧嘩をするとオロオロしはじめたりとちょっと頼りないところもあるが、
母性的な温かさで、姉妹達から慕われている(成長すると意外に巨乳になるタイプ(根拠薄な御都合設定))
性格と能力的に鶴来屋の会長職は無理があるので、柏木家の家庭全般を担当している。
長女初音の柏木家相関図
楓:『ごめんね、楓ちゃん。私が頼りないから、楓ちゃんに辛いことばかりさせて』
梓:『梓ちゃん。家事が出来るのは素晴らしいけど、女の子なんだから、もうちょっとお淑やかにね。
それと梓ちゃんはお姉さんなんだから妹には優しくしてあげようね』
千鶴:『こんな良い子なのに、なんで梓ちゃんは千鶴ちゃんを苛めるのかしら?』
耕一:『うふふ、耕一ちゃんって可愛い(はぁと)えっ?ちゃん付けは恥ずかしいから止めてくれって?
駄目よ、あなたはわたしの耕一ちゃんなんだから(なでなで)』
次女:楓 (20歳:B77)冷たい印象を感じさせる寡黙な美女。有事の際にはやや頼りない姉(初音)の代わりに、
柏木家の闇の部分を耕司から引き継いでいる。
賢治の死後、大学を中退して、現在は社長(足立)秘書を務めていて、ゆくゆくは会長職を引き継ぐものと周りから見られている。
下の姉妹(梓・千鶴)が喧嘩をはじめると、凍てつくような鋭い視線で一睨みして、姉(初音)の手を煩わせる前に強引に喧嘩をおさめる。
口には出さないが、実は自分のスタイル(胸)に強いコンプレックスを抱いている。
次女楓の柏木家相関図
初音:『じっ・・。(姉さん、柏木の闇は全て私が背負うから、姉さんは何時までも妹達を照らす、明るい太陽のままでいて下さい)』
梓:『じぃっ・・。(梓は相変わらず要領が悪いわね。千鶴に手を出すと、最終的には十倍返しされるだけなのに、
どうして何時も千鶴を小突き回っているのかしら)』
千鶴:『じとっ・・。(千鶴。初音姉さんの目は誤魔化せても私の目は誤魔化せないわよ。まぁ、私に被害が及ばない限りは
梓に何をしようと別にかまわないけど、ほどほどにしておきなさいよ)』
耕一:『じろり。(もう駄目・・。これ以上、私の中の前世(エデフィル)の想いが覚醒する前に、耕一さん。あなたを殺します。
それが柏木の闇を引き継ぐ者の定めだから)』
三女:梓 (16歳:B81)腕白で男勝りな勝ち気な性格だが、意外に料理が得意で、何時も長女(初音)の家事の手伝いをしている。
頭デッカチな妹(千鶴)とは大変仲が悪く(特に耕一が絡むと)、しょっちゅう喧嘩をしていて、大抵その場は碗力で梓が勝つのだが、
その後、何故か必ず様々なトラブルに見舞われる。二人の姉には、それぞれに、まったく正反対の意味で頭が上がらない。
三女梓の柏木家相関図
初音:『初音姉は、本当に良いヒトだよ。だから、もう、これ以上は迷惑をかけられないよな』
楓:『ま…待てくれ、楓姉。あたしは千鶴の胸を洗濯板だと言っただけで、別に楓姉の薄い胸のことは何も揶揄してな(サクッ・・)』
千鶴:『千鶴の奴、耕一や初音姉の前だと何時も良い子振りやがって。何時か必ずあの二人の目の前で化けの皮をひん剥いてやるからな』
耕一:『なんで耕一は何時も千鶴ばかり贔屓するんだよ。少しでいいから、たまにはあたしのことも気に掛けてくれよ』
末妹:千鶴(13歳:B65)一見、知的でお淑やかな可憐な美少女。
学業優秀で、礼儀正しく、近所でも評判の良い子であるが、その計算しつくされた、あどけない笑顔の内に秘められた
本性を知る者は世界に二人(梓・楓)しかいない。
将来の夢は耕一お兄さんの御嫁さんになることで、その為には手段は一切選ばない。
優等生だが体育は別にしても、何故か家庭科の成績だけが異常に悪く、胸の方は、その名の通りの洗濯板だが、
この年齢だったら特に気にすることもないだろう。
末妹千鶴の柏木家相関図
初音:『初音姉さん、優しいから大好き(うふふっ、ちょろい、ちょろい♪)』
楓:『楓姉さん、頼むからその目で睨まないで(わたし、このヒトだけは苦手だわ)』
梓:『しくしく、酷いよ、梓姉さん(覚えてなさいよ、耕一兄さんの見ていないところで、後で百倍にして返してあげるわよ)』
耕一:『助けて、耕一お兄さん。何時も、梓お姉さんが私を苛めるんです(うるうる)』
特別編:
耕一の柏木家相関図
初音:『初音さんに膝枕されてると本当に心が和むよな。この間、思わず母さん・・って口ずさみそうになっちまった・・。』
楓:『また無視されちまった。ふうっ、やっぱり俺、楓さんに嫌われているのかな』
梓:『梓、お前も少しは初音さんを見習って、千鶴ちゃんに姉さんらしいことをしてあげたらどうだ』
千鶴:『ははっ、千鶴ちゃんは何時も良い子だな(なでなで)よしよし、俺が必ず千鶴ちゃんを守ってやるから心配するなよ』
普通に初音がメインヒロインでも違和感ないところがなんともw
耕一は幾つなんじゃろか?
大学生だろうし、楓より年下らしいから19歳かな。
137 :
名無しさんだよもん:03/08/08 07:28 ID:bz8eipeU
楓が年上ってのはなんかいいなw
順番が逆だろうとマイペースを貫きそうな下三人に対し、
長女じゃないだけで豹変しそうな千鶴さんがグー。
初音ちゃんが頼りないってことは無いと思うな。
ゲーム中でもある意味一番しっかりしていたし
まして長女に生まれたなら千鶴さん以上に責務をまっとうできるはず。
141 :
名無しさんだよもん:03/08/08 12:14 ID:bz8eipeU
千鶴(長女時)
・Bud End…勘違いで殺される(逃げて!とか言ったり言わなかったり)
・Ture End…千鶴守れず(どうしてわかってくれないの? と追ってくる)
・Happy End…千鶴救出(にんともかんとも)
初音(長女時)
・Bud End…耕一を殺しきれず(耕一が自殺…うわぁ(;´д`) )
・Ture End…初音救えず(殺せないと崩れる初音に柳川が…)
・Happy End…初音救出(初音に止めを刺す前に覚醒)
なんか初音さんは優遇したくなります。
143 :
名無しさんだよもん:03/08/08 15:27 ID:qOetU0iM
楓さんシナリオ
遺伝子覚醒→楓ちゃん♥→初音さんの任務→初音ットと楓ィフェルの修羅場?
梓シナリオ
捜索→捕まる→以下ry
♥失敗してる(;´Д`)カコワル
ちーちゃんシナリオ
一人で抜け駆け、まんまと耕一を花火にさそいだす。
↓
洞窟でここぞとばかり、怖がるふりして耕一に無い胸を押し付ける。
↓
鬼の怨霊たちに乗っ取られたちーちゃんが耕一を縛り付け、騎乗位でハァハァ。
↓
バッドエンド・・・子宮に届くまで耕一を搾り摂り続ける。
ハッピーエンド・・・「ちーちゃんのなかから出てけー」の耕一に叫びにより、理性を
しぶしぶ取り戻したちーちゃん。怨霊たちを追い払ったあと、最初があれではと
耕一を騙くらかし、再び合体。結局、届いちゃう。
147 :
名無しさんだよもん:03/08/08 21:12 ID:8A0NVF1Q
>146
激藁!
オレを笑い死にさせる気か?
149 :
名無しさんだよもん:03/08/08 23:56 ID:iRtOQkOZ
>>146 ちーちゃん最高。偽善が完全に萌えの要素になってる。
151 :
名無しさんだよもん:03/08/09 07:29 ID:6uxhmkqC
152 :
名無しさんだよもん:03/08/09 11:03 ID:v5RK4Jhb
153 :
名無しさんだよもん:03/08/09 15:48 ID:v5RK4Jhb
154 :
名無しさんだよもん:03/08/09 18:36 ID:v5RK4Jhb
>>132 楓では、(前世の記憶を取り戻した場合)どんな立場にあっても
耕一を殺せないと思う。
やはり、性格に関係なく長女が柏木家の光と闇を背負い込む希ガス。
…と言うか、柏木家の長女という立場が
必然的に性格を形づくっていくのだろうか?
三女 どー見ても中学生な二年生。
つーことは、かおりと同級か。
かおり「か、柏木さん、きょ、今日のくらぶわっ体育館に変更になりましたっ」
梓「わかった。でね、日吉さん、『梓』でいいよ。なんか、こう、こそばゆくってさぁ」
かおり「は、はいっ、私のことも、か、かおりでいいですっ!!」
梓「うん。かおり、すぐ行きます」笑顔で答える
かおり『あーーーん、ちんまくて可愛ゆいーーーっ』
柳川が年下だったりしたらどうだろう。
鬼の力を暴走しかけるが、初音さんに救われそれ以来彼女にぞっこんに。
いつもはクールな高校生だが、初音さんの前ではうぶな少年になってしまう。
柳川「はっ、初音さん、こ、こんにちわっ」(赤面)
初音「こんにちわ、たっくん」(にこり)
耕一「誰、あいつ」
楓「・・・」(耕一に熱い視線を注いでる)
梓「あらら、またか」(初音姉も罪作りだねえ)
千鶴「ウホッ、イイ眼鏡」
158 :
名無しさんだよもん:03/08/10 05:04 ID:nuEGaQr2
柳川が年下なのはいいが叔父であることをお忘れなく
いや、叔父×姪がダメなんじゃなくて爺さんが長生きしてないと不可能な設定だからな
160 :
名無しさんだよもん:03/08/10 06:49 ID:nuEGaQr2
161 :
名無しさんだよもん:03/08/10 15:03 ID:U8MPjaPy
>>159 耕一にも爺ちゃんと会った記憶があるんだから、問題ないんじゃない?
163 :
名無しさんだよもん:03/08/10 17:45 ID:VHejjocW
月島拓也
柳川裕也
どうでもいいけど
暴走した時は耕一が殺るんだろうが、罪悪感アップだな>年下柳川
じゃ「ゆうくん」だな
167 :
名無しさんだよもん:03/08/10 22:32 ID:VHejjocW
>耕一にも爺ちゃんと会った記憶があるんだから、問題ないんじゃない?
80歳近くで子供つくる事になりますが(w
オールド・パー並みですね
デモンベイベー千鶴
「どうしたんだよ、さっき。ぼうっとしちゃってさ、お前らしくなかったぜ」
貴之は俺にたずねた。
「別に、ちょっと疲れてただけだ」俺はなんでもない風をよそおって返事をする。
「そうかあ、なんていうか夢でも見てるような感じだったぜ」
夢。そう、確かに俺は夢を見ていた。
およそ俺にはふさわしくない夢を。
暖かい食卓の風景だった。美味い食事。女の子達との会話。冗談をとばす俺(この俺がだ)。
そして、俺の前で微笑む彼女。
俺は彼女に心奪われていた。
ハッ、われながらあきれた内容だ。
俺は自分がそんなふぬけた妄想を抱くとは思ってもみなかった。
その上夢に出てきた女にのぼせ上がるなんてな。
「それはそうとあの話考えてくれたか」
「あの話って?」
「かーっ、またかよ。俺達でバンド組もうぜって話だよ」
「ああ、それか。悪い他をあたってくれ」
「そんなつれないこと言わないでよ〜、やなっち〜」気味の悪い声を出してくる。
「無理なものは無理だ。それより次の時間体育だぞ。遅れると吉川の奴がうるさいぞ」
俺は話を打ちきり教室に戻ることにした。
つーか下手すると姉妹の誰かと同級生ってことが有り得るのか。
……じゃあ響子さんは高校の新聞部ってことでw
>耕一にも爺ちゃんと会った記憶があるんだから、問題ないんじゃない?
確かRじゃ耕一爺さんと会ったことないって変更されていたような。
「R」って書かれると
楓ちゃんが「姉さん、あなたは堕落しました!」と千鶴さんに指さしてる光景が
なぜか浮かんでしまう。
175 :
名無しさんだよもん:03/08/11 03:23 ID:2MIKjhrg
初音ちゃん、我慢強かったり、いろいろ計算してコミュニケーション取ってるとこ見ると
実は一番千鶴属性が強いキャラな気がするから、長女でも違和感無く収まりそうだ。
楓とタメなら回想増えそうやね。 梓はやっぱり団扇要員にだろうなw
幼な千鶴は・・あらゆる意味で(((( ;゚Д゚))))ガクガクブルブル
177 :
名無しさんだよもん:03/08/11 07:24 ID:bhmNB1yT
裕也高校二年生説は萌えるな。ある意味
眼鏡っ子属性が高い漏れとしては(;´д`)ハァハァだよ
まったく、とんでもない妄想を打ち立ててくれやがりました
>>170には感謝を…
179 :
名無しさんだよもん:03/08/11 14:27 ID:KV0XfU6G
180 :
名無しさんだよもん:03/08/11 19:14 ID:KV0XfU6G
181 :
名無しさんだよもん:03/08/11 19:23 ID:KV0XfU6G
>>174 推定年齢23歳のちーちゃんとお留守番したい。
183 :
名無しさんだよもん:03/08/12 00:16 ID:LhzP6djH
柳川小学生では駄目なのかな。
小学生だと四姉妹にもてあそばされそうだな。
初音さんに抱きしめられたり、
楓になでなでされたり、
梓とちーちゃんに剥かれたり。
それはそれでハァハァなんだけど、個人的には高校生位が萌えるなあ。
186 :
名無しさんだよもん:03/08/12 05:04 ID:LhzP6djH
187 :
名無しさんだよもん:03/08/12 07:53 ID:+ig69s6j
188 :
名無しさんだよもん:03/08/12 17:41 ID:UnTe3Hpz
ついに業者対策にトマトが導入されますた。
>>185 こっちもねぎ読んでて何となくそう思っただけなんで。
トマト? ノンノン、「トメィトゥ」
ハイ、リピートアフタミー。「トメィトゥ」
ping 打ってみたんだけど、帰ってくるなこのIP。
どうせならtracertやってみようぜ。
高校生柳川と中学生梓のカップルってダメ?
耕一「………」 ←楓さんになにか言われたらしい
柳川「………」 ←なにか思い当たる節があるらしい
耕一「………」 ←気まずいらしい
柳川「………」 ←こっちも
耕一「………」
柳川「………」
耕一「エロス…ッ!!!」
柳川「年上…ッ!!!」
小学生柳川と中学生梓というカプがツボなんだが。
>>198 半ズボンの柳川少年が誤って振り向きざまに梓の胸に顔突っ込んで
菜箸ではたかれたり、と言う感じか?
なんか鬼化して暴走してもビンタ一発で返り討ちにあいそうだなw
201 :
名無しさんだよもん:03/08/15 15:14 ID:1RbuJahP
やっぱり耕一と柳川が兄弟みたいな関係になるのかな
柳川は三年の貴之先輩に憧れる一年生だよ。
梓おねえちゃんの乳ビンタを食らってケダモノと化した柳川裕也(11歳)
最近の柳川は柳川らしさが残ってない。
個人的意見としてはこういう完全オリキャラ化より、性格と特徴そのままってのが好みだな。
暴走して、響子を調教する少年柳川萌え。
特徴ほぼそのままで、しかし、所詮子供詰めが甘いって、パターンだと思うんだが。
鬼に蝕まれてない柳川ってそんなに悪い奴じゃないと思う。
鬼になりかけちゃうとやっぱり鬼畜だけど。
結局最後には幼女千鶴に向かって「この鬼畜め!」とかいいそうだが
初音が長女の場合、楓は素直に従いそうなイメージがあるね
楓と初音が年長組みだと、良い感じに役割分担されそうな気がする
別に千鶴と梓だと悪い感じってわけじゃないけど、なんというか、飴と鞭というか…
そしてその飴と鞭が一番信頼し合ってる感じが、歪みが少なそう
太陽と月みたいねヽ(´ー`)ノ
>>212 日吉かおりを唆し、積極行動を取らせる千鶴ちゃん。
このスレだと、かおり姉様とか。
耕一が小学校を卒業するまでごく当たり前のように一緒にお風呂に入っていた長女初音さん。
高学年になると恥ずかしくて、早くあがろうとする耕一。
ちゃんと肩までつかってないからと、初音さんに湯船に戻される。
初音さんの胸をちらちらと見ているうちにのぼせて鼻血がタラー。
その様子を聞き耳立ててハァハァしてる千鶴、
その千鶴を見て顔が真っ赤になってモジモジしてる梓、
その二人を見てため息つきながらお茶を飲む楓。
>>217 揚げ足取り悪いが、そん時ちーちゃん幾つだ?
219 :
名無しさんだよもん:03/08/23 14:41 ID:JU+LtaFi
_ ,. - ── - 、 ,. - ⌒ヽ、
/ ヽ ̄ __,.--v ⌒ヽ `ヽ - 、 \
/ } / / ./ ヽ / ヽ ヽ
. / イV/./ / l i
/ / / / / / /. ハ /`ヽ. l i
. ,' / / ,' / i /ミV//ハ i ',
. ,' / / i i l i /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i ! ト、 ',
l / / ,. --! l l ! il::::::::::::::::::::::::::i l !ハ 、 、
i ' ' ./ ,. | i i ト、ト、 |..........................i .i !! ! ヽヽ
| i l | 〈 { .l l l |k ト、 .| | /! / !.i ヽヽ
i ! l l ヽ. | i i | ` ヽ.l レ' /ノi l ヽヽ
,' i l l! l`ー| l l |⊂⊃ ⊂⊃!l i !、 ヽヽ
,' l i ハ ! | i i | ┌ ┐ , イヽll /i/ ヽ. ヽヽ
! i ! .l | ヽハ ハ ヽ>r . __ __ー < 、 ヽ リ' /ハヽ. \ i l
! l | !.! Vへ V /´`ー‐‐‐‐' ̄ハヽヽヽ VVハl | \ ヽ .! !
! i l i/ >く __ ..ィi ̄ト、ヽ V / ノレ' ヽ ! .l |
! l i | __, <〜`ヽ`丶./ ノlーi \ ヽノ Vハ l |
.ハ .ト、l l/ `丶`ヽ ヽ く / /ヽ./ヽ. \ l リノヽ ,'
ヽ! ヽ | \ヽ i ´/ ./ ヽ/ ヽ ./
\j / ̄ i `~ 〉. /⌒ ヽ、
| i l/ ̄`ヽ. ハ __ / 〉
| ___ ノ ' 〉 / ハ/ /´ ̄ヽ
i /  ̄ / イ/ ゝ `丶. , ,.-‐ ''
V` ̄ `ヽ. __,.イ __ 」 `ー ォ< 〉
i ヽ  ̄ ̄ ノ / ー-- -‐ __.」 '~「 `
萌えごろじゃねぇかw
すると他の三人は梓10、楓11、初音たん16ぐらい?
耕一が12か
16の天使の笑顔のいとこに風呂に入れてもらえるのか
んー どんぶりでごはん5杯はいけまつ
夕食時、なんの悪気もなく「今晩は大浴場を姉妹(+1)のために貸し切ったから」とのたまう初音さん。
戦いの予感……
楓は耕一より年上キボンだから13~15で
初音さんと楓の裸を見てあそこが元気になってしまい風呂から出れなくなる耕一。
それは発見するちーちゃんと梓。
9歳のちーちゃんは12くらいまで耕一と一緒に入ろうとするんだろうなぁ
で椅子に座った耕一の膝の上に載ろうとするに違いない。
>>228 当然無邪気にではなく果てしない計算の上でなw
梓は生まれる順が逆になっても立場あんまり変わらないな
むしろ巨乳の長所が潰されて更に不遇だな
姉で苦労しない分、素直なイイ子に育った梓。
反転初音は本編では偽善長女に力負けしてしまった。
しかし、長女初音が反転したならば、偽善四女を制することができるのでは?
これで巨乳じゃなければぁっっっ!
長女・初音が巨乳なんだったら、乳関係も反転して…
長女・初音 巨乳
次女・楓 爆乳
三女・梓 極貧乳
四女・千鶴 わりと大きめ
ってな事に。
乳のでかさは交互なんじゃないのか?
原作でも奇数で黒髪は貧、偶数で黒髪じゃないは巨(ただし初音がサンプルにならないので推測の域を出ない
育つんじゃないかと思うんだけど)という説があるし
もしも、初音と楓の関係が太陽と月のような関係なら、耕一の鬼の力を試すのは楓の役目になりそうやね。
初音「耕ちゃんの様子はどう?」
楓 「今の所は特に……。耕一さんは私のほうでなんとかします」
初音「あまり無理をしないで、あなただけに辛い役を……」
楓 「初音姉さんは、陽の当たる所を歩いてください。私は……月夜を歩くほうが性に合っていますから」
普通ならそれもよしとしない所があるのだが、
こと耕一に関しては負い目を感じてしまう初音姉さん
悲しいが萌える姉妹だ(´-`)
深夜。 悲壮な決意を胸に耕一の部屋へと向かう楓。
耕一の胸の痕を… 取り逃がした鬼に刻みつけた痕を… 確かめるために…
しかし、部屋に辿り着いた楓のみたものは、睦みあう千鶴と耕一の姿であった。
楓は気配を消して、行為が終るのを見届けると、部屋から出てきた千鶴を問い詰める。
「どういうこと、千鶴 」
「お姉ちゃん… あったよ、耕一お兄ちゃんの胸に爪痕が… 」
「何故それを!? そう… わかったわ。 後は私に任せてお休みなさい 」
「ううん、だめだよ。 これは私の責任だから 」
「聞き分けなさい、千鶴。
耕一さんはもう助からない… だから私が… 」
「…お姉ちゃんには殺せないよ 」
「何を…!? 」
「お姉ちゃんは叔父ちゃんだって殺せなかった… だから私が… 」
「千鶴… まさか、あなた… 」
「そう… 叔父ちゃんを殺したのは私。 叔父ちゃんに頼まれて私が殺したの 」
「そんな… 」
「だから… だから、耕一お兄ちゃんも私が殺すの… 」
「やめなさい千鶴! 耕一さんの鬼は既に暴走しているのよ!!
あなたの力じゃどうにもならな… ッッ?? 」
夥しい冷気が周囲を満たしていた。
そして、冷気の中心で少女が、寂しげな表情で微笑んでいた。
「何度も言わせないでお姉ちゃん。
耕一お兄ちゃんは私が殺すの。 愛しているから… 」
「私より… 私よりも強い鬼の力…
千鶴。 あなたは私をも欺いていたというの… 」
(゚∀゚)イイ!!
こうなると千鶴ウザイ
>>242 生まれた順がどうとか言う以前にもはや千鶴さんじゃないな。
順番逆でも当然のように蚊帳の外な梓……
かおりと幸せになりなさいw
247 :
242:03/08/27 22:43 ID:MC9WlV+U
>244-245
アアン ヒョウバンワルイ〜 ( ´Д`)
天使のような、小悪魔のような笑顔の奥底に、
氷の仮面が潜んでいてこそ千鶴さんだと思ったのですが、
あんまりよろしくないようなんで取り下げます。
∧||∧ ナニゴトモナカッタカノヨウニドウゾ
>>247 ガンガレ。
このスレのちーちゃんはお茶目でおませでおまぬけな感じだから、
コミカルな話の方が合うかと。
>247
あんまり評判良くないねぇ。
でも、面白かったと思うよ。
ただ、これだと順番が入れ替わっていても本質はオリジナルの”長女”に
なってしまう訳で、スレタイである「順番が逆だったら」という IF の意味が
失せてしまうのでショボーン
>248の言うとおり、チョット「ぽんこつ」というか「ヘッポコ」なちーちゃんを
もう少し追求してみてはどうかと偽善者なアドバイスをしてみる。
>>249 >ただ、これだと順番が入れ替わっていても本質はオリジナルの”長女”に
>なってしまう訳で
激しく同意できない。
千鶴さんは感情で無く理性で動く人、だから見ている側も本人も悲しいしやるせない。
狂気の相貌と氷の仮面は似ている様で全然違うものと愚考するがどうか。
>>242の場合、楓の言動のほうがよっぽど千鶴さんぽい(w
千鶴さんのパーソナルを構成する上で、長女であったというのが一番大きいんじゃないかってのが先にありきなんだよ
感情より理性で動く(ようになった)のは、長女だったからじゃないかってのがある。
だからこそ長女の責務から外れた千鶴さんというのが肝であって、もし長女じゃなかったら意外とっていうのが受けが良いんだろう
俺もそっちのほうがいいんで概ね248に同意
さらに付け加えれば242に関しては楓がただのあてうまじゃん
荒れてくれと言っているのかと最初は思ったぞ
四姉妹において一人だけが睦みあうとかやるならそれぞれ四姉妹スレでやってくれ
×俺もそっちのほうがいいんで概ね248に同意
○俺もそっちのほうがいいんで概ね248、249に同意
というか、ここもう完全にオリキャラスレだし
そこらへん気にしても仕方ないんと違う?
>>251 対象キャラに当て馬キャラを貶めさせる事で相対的にその立場を引き上げてみせる泥塗り方式。
直後当て馬キャラに対象キャラを持ち上げさせる事も忘れない卒の無さ。
コレで天然なのだとしたら
>>242はかなりの素質の持ち主ですなw
>>254 歪み切ってるな。
気に入らなかったからって、無理矢理理屈つけて叩こうとしなくてもよかろうに。
どこも無理やりじゃないべ。普通にそう見える。
嫌SSスレで嫌がられてるやつの典型だし
SSってのも奥が深いもんだな
>>256 これU-1かぁ……。
なんか違う気が。
>>258 U-1の一要素として
>>254がある
U-1に関して言えば他にも色々あるが、二次創作でそういうのが嫌がられるのは、あのスレ見てれば解るでしょ
○○マンセーで、他のキャラは○○を際立たせる引き立て役としか考えてないのが露骨に見え隠れするから
○○好きはいいだろうけど他のキャラ好きからしたらたまらないってやつで
スレ違いだな。嫌いなものを嫌いと言っても悪くはないだろうが
どこがどう貶めてると言うのかさっぱり理解できない。
被害妄想なんと違うか?
>>260 ふむ、スレ違いになるのだが解説してみよう。
>「お姉ちゃんは叔父ちゃんだって殺せなかった… だから私が… 」
今回の場合貶めると言うのはここ等の部分である。
耕一の殺害を目指す両者だが千鶴は楓に対しその覚悟を持ち合わせていないとなじりそんな
だから叔父を殺す事さえ頼まれた自分が行ったのだと証言している。
「お前に耕一を殺す度胸も無ければ資格も無い」、言ってみれば千鶴は楓を断罪している訳だ。
これをまだ被害妄想というならば千鶴がどういう意図をもってこういう発言をしたのかを考えて見
ることをお勧めする。
まぁ、
>>242の世界においてはそう言う事になっているのだからなのだから千鶴が楓を責めるのは
当然と言う考え方もあるが二次創作においてこういう「でっち上げられた断罪」はかなり嫌われる
手法である事は覚えておいた方が良いだろう。
ちなみに貶められているのは何も楓だけではなく、賢治も自分の命を姪それも末っ子の千鶴に絶た
せるという原作に比べ情けない配役を割り当てられているのだ。
………あ〜
君とは理解しあえない、ということはよくわかった。
解説されてもなお被害妄想であるようにしか思えん。
どんなものからでも、悪意を抽出することが得意な人間てないるもんだな。
ていうか荒らしじゃない?(煽りか…?)
嫌いなものを嫌いと言って何が悪いんだ
242がウザイと思ったのは複数いるようだしそれはそれでいいだろ
それを被害妄想だの荒らしだの言うU-1サイトにいる信者のようなヴァカのがウザイ
>>262 おいおい、こちらは訊かれたからわざわざ説明してるのにそれを被害妄想や悪意の一言で済まそう
たぁ虫のいい話じゃないのよ(´・ω・`)
もう少し理屈で返そうと言う努力をしましょうや。
もし無理やりな理屈をつけていると感じるのならば正してくれればいいのだ。
しかしまぁなんと言うかお互いに温度差があるのは否めないか。
断っておくと我々(というか漏れ)も
>>242の本意が末っ子千鶴ちゃんの凄みを描く事にこそあるの
はわかるし、楓だ賢治だといったキャラを貶めようと意図して描いたなんて事は思っていない。
なのに何故わざわざこんな事を書くかといえば
>>242が無自覚と考えればこそ。
感覚や勢いで描くばかりでなくそのSSでキャラの取った言動がどういう意味を持ちえるのかを自覚
する事の必要性を訴えている訳だ。
特にこういう設定からSS書きがでっち上げる作品においてはSS書きの贔屓がモロに出てきて反感等
を買いやすくデリケートなのだ。
勿論万人に好かれるSSを描けなどという事を言いたいのでは無い。
しかし嫌われやすいSSと言う物があることを知って置いて損は無いと考えるのだがどうだろうか。
とまぁ勝手な事を言ってきたが「二次創作(SS・キャラ)には無限に可能性がある」と考える方々に
はそもそも何がいけないのかが理解されにくいと思う。
まぁなんとなれば漏れに関しては非難と批評の区別もつかないバカがいるとでも思ってくれればOK。
が、正直な話お互いそれじゃ寂しいよねw
ちなみに254=261=265ね。
んー、流れをぶった斬るけど。
このスレッドの中では、
1. 初音 > 耕一 > 楓 > 梓 > 千鶴
2. 初音 > 楓 > 耕一 > 梓 > 千鶴
3. 初音 > 楓 > 梓 > 耕一 > 千鶴
…というキャラ年齢の序列がありえるのだが、おまえさん方はどれと考えられておられるだろうか。
ちなみに俺は1が良いぞ。
4. 初音 > 楓 = 耕一 > 梓 > 千鶴
これがいいなあ?
5. 初音 > 楓 > 梓 > 千鶴 = 耕一
なんてのも萌えないか?
ちなみに耕一暴走イベント発生前。
・・・暴走しても楓あたりに止められそうだ・・・
6.初音 > 楓 > 梓 = 耕一 > 千鶴
姉妹の順番のみならず、元の妹二人体制をひっくり返した
お姉ちゃんも二人体制。
7.初音 = 楓 > 耕一 > 梓 = 千鶴
こういうのを思いついた。
すまん。
一度だけ蒸し返す。
>断っておくと我々(というか漏れ)も
>>242の本意が末っ子千鶴ちゃんの凄みを描く事にこそあるの
>はわかるし、楓だ賢治だといったキャラを貶めようと意図して描いたなんて事は思っていない。
ここを理解した上で話をされている、というのであれば何も問題ないわけなんだが、
作者の意図以上のものを「曲解」に等しい形で指摘するのはどうか、と思ったわけよ。
確かに、そう言う理解の仕方もあるだろうが、
なぜ素直に、末っ子千鶴の凄みと覚悟、
背負ったさだめを前に非情になりきれない、末っ子にさだめを負わせたくない楓のやさしさ、
と言う解釈で落ち着いておかないのかと。
そう言う意図でないことは理解したが、まるで、言葉狩りをやるもののようだ、
と思ってしまったが故に一言口を挟んだ次第。
あと、言葉足らずでなんだが
>>262での「悪意」は解釈者じゃなくて、
キャラに対して用いた。つまり、キャラの行動の源泉に悪意を読み取るのはどうかと。
まぁ、そう言う解釈があることも理解したが……
これを恐れてしまっては何一つ物など書けなくなってしまうなぁ。
騒がせて済まなかった。
楓ファンが「…なんか引き立て役にされてない?」と感じるものだとは思う。
(極端に言えば、千鶴が全部美味しいところ持っていった上で、楓がそれを賞賛しているように見える)
キャラ専用でなく四姉妹全員のファンが覗く場所なので、気にするに越したことは無いだろう。
とは言っても全員を生かすものなんてそんなに書けるわけじゃないけどね。
ただ、作者本人が、自分の書いた文がどう見えるかを認識しておく事は必要だろう。
作者が意図してないと言っても、普通は作品に無意識に贔屓が現れてる。
(作品にした場合それがキャラの行動や思考に反映されてしまう)
それを自分で承知しているといないとでは後の反応が変わってくるよ。
…梓なんかは逆にそういう役目が本編でも割り当てられてる節があるから文句言われにくいけどw
貶めようと思って描いてようが描いてなかろうが結果的にそうなってれば当然叩きもでてくるだろうさ
ま、それが続かなければいいじゃないか
綺麗にひっくり返したのが6だな。4も面白そうヽ(´ー`)ノ
初音、24歳、スタイルのいいほんわか系おねぇさん
楓、22歳、和服の似合う日本美人
耕一、21歳、私大に通うぐーたら大学生
梓、16歳、いままで無い胸だったが最近急に胸が大きくなってきて毎月下着を買い換えなくてはいけない高校生、クラブでレズの女王様と噂されるかおり先輩に狙われているとかいないとか
千鶴、12歳、天下無敵のロリロリ少女、耕一が風呂に入ってるとまっぱで一緒に入ろうとするのは天然なのか高度な計算なのか?
以上、勝手な柏木四姉妹の逆順妄想、ソフ倫的にはどうなのよ?みたいな設定はスルーしてください
1か3だなぁ。
1なら耕一は変わらず四姉妹の年齢だけ逆転。
3なら下三人が年子だと間に入れないから好き好きの年齢設定になるかな。
>>272 字面だけを捉えて
>>242を素直に受け取ると言ってる事は
>>261で指摘している内容なのですがw
繰り返しになりますがキャラの言動が何を意味するかもっとよく考えてみましょう。
そして単純に「凄みがでてる」と喜ぶのではなく何故凄みがでているのか、自分が受け取ったその凄みが物語りの
キャラにどういう影響を及ぼすのかを考えてみるともう少し読めてくる何かがある思われます。
「行間を読め」とは作者の意図を読み解けと言う事なのですがこの場合そのまま「行を読め」って事ですね。
作者に対しても言っているのがあれですがw
勿論これらの意見をひねくれ屋の解釈と断じるならそれもよしですが、真面目な話世の中そんな曲解をする人って
結構多いと思いますよ。
とまぁそんな事ぁさて置き1基準で初音23 耕一20 楓18 梓14 千鶴11位はどうか。
梓はまだ膨らみかけ、初音お姉さんボインボインで巨1貧3と言う四姉妹の黄金比をキープする試み。
>>270 本編では、
耕一(大学生)>梓(高校生)
だったと思ふ。
…そういやそうだ
雰囲気で勘違いしてたなぁ
梓さん
年上、巨乳、ツンデレ、家事完璧、アッチだと甘えんぼう
こ、これは・・・
!?
>280
ツンデレって何?
性格がツンツンなんだけど、二人っきりになるとデレデレベタベタしちゃうようなこと
そうかぁ、この順番でいくと、ゲーム本編で中学ちーちゃんが出てきた回想シーンには、
まんま本編初音ちゃんぐらいの若かりし頃の初音さん(ややこし)が出てくることになるのか。
本編じゃ年上しかいなかったからなぁ。
ふと、初音ちゃんより年下に対する接し方ってどうだったのか気になったり。
やっぱり年下にもやさしかったんだろうなぁ。
・・・いや、いぢめられてそう。
1か。
本編準拠だったら3なのだろうが、耕一が若すぎると萎えるねぇ。
3だと中高校生くらいになるだろうし。
4、6もアリとオモタ
1. 初音 > 耕一 > 楓 > 梓 > 千鶴
2. 初音 > 楓 > 耕一 > 梓 > 千鶴
3. 初音 > 楓 > 梓 > 耕一 > 千鶴
4. 初音 > 楓 = 耕一 > 梓 > 千鶴
5. 初音 > 楓 > 梓 > 千鶴 = 耕一
6.初音 > 楓 > 梓 = 耕一 > 千鶴
7.初音 = 楓 > 耕一 > 梓 = 千鶴
どうしても、梓>耕一って人間関係が想像しづらいので、2か6。
特に6だと、みそっかすになりやすい梓に、新たな展望が期待できそうでよさげ。
287> 梓>耕一って人間関係が想像しづらいので>
俺は結構想像しやすいけどなぁ あるていど歳が離れていた場合はむずかしいけど
一歳違いぐらいだったら少し姉御肌な梓になると妄想する
漏れ的には、耕一>梓 耕一=梓 のほうがいいかなぁ
漏れも
個人的には梓は耕一の一つ下がイイ
同じ大学に入学即同棲という展開にハァハァ
姉さん風を吹かせる梓タンもよいぞよいぞ
でも夜は従順。
ぜったいにありえないけど
千鶴 = 梓 = 楓 = 初音= 耕一
だったらどうなるんだろ???
全員頭に妖気アンテナがついているに一票
>>293 「耕一さん、あなたを殺します」
「耕一、アンタを殺さなくちゃならない」
「耕一さん……どうして私達は……」
「お兄ちゃん、ごめんなさい……ひっく……」
四人がかりでぼっこぼこ。
ぼこぼこに精液を抜き取るわけですな。
千鶴、梓は殺っちゃう派
楓、初音は犯られちゃう派
初音お姉さんは「んー…しょうがないなあ」といいつつ
年下の従弟の耕一にやらせてくれます。
「やる」じゃなくて頼みこんだ上で「やらせてくれる」が肝だよキミ。
といってもただ終わる筈もなく、積極的にディープキスかましてくれたり
正常位でやってたはずがいつのまにか対面座位で普段の優しい面からは
想像もつかないほど腰をはげしく動かしてちんこをしごいて
「どう?もういっちゃう?」という顔付きで耕一がいくのをすごく冷静に観察したりするんだよキミィ。
長女リネット
皇族四姉妹長女にして一族を率いる長。
そのエルクゥらしからぬ愛情と包容力は海より深く、かの一族一の戦士ダリエリですら傅かせるほど。
エルクゥの母体ヨークと意思疎通が出来るのは彼女だけである。
男エルクゥたちを必要以上に欲情させてしまうナイスバデー、ちょっと困ってる。
エディフィル失踪後、彼女のことを一番に心配していたが・・・
次女エディフィル
寡黙にして冷酷、残忍。
まるで鼠をいたぶる猫のように最後まで徹底的に獲物を追いつめる。
女エルクゥNO.1のスピードを誇り、その軽やかな舞には男エルクゥたちも見惚れるほど。
とても揺れる。
ある事件をきっかけに人間たちを率いる宿敵次郎衛門のもとに走ることになる。
三女アズエル
若きエルクゥ戦士の卵。
まだまだ荒削りながら秘めたる戦闘力は二人の姉以上。
勝ち気な性格でむしろ男エルクゥたちと馬が合うらしく、たびたび男たちにまじって
前線に立つので、リネットをハラハラさせっぱなし。
男エルクゥたちのいいアイドル。
自分たちを裏切った姉エディフィルに復讐を誓う。
四女リズエル
テン。
>>299 一応聞いておくが、
エディフェルの「とても揺れる。」は、
何が揺れるんだ?
おかっぱじゃねーの?
寝不足か何かで身体が揺れてるんじゃないか?
弓矢の腕が百発百中になる代わりに常に揺れてないといけないんだよ。
エルクゥの皇女と次郎衛門に恋する乙女という二つの立場で想いが揺れてるんだよ
座布団一枚
>>240の楓だと、耕一を手にかけた後、一緒に死んでしまいそう。
耕一「俺を殺してよ、楓ちゃん……」
耕一を突き刺し、自らも首を掻き切る楓。
耕一「ど、どうして……」
楓 「耕一さん……私もあの世までお付き合いします……。私と一緒では嫌ですか?」
耕一「……嫌じゃないよ……」
楓 「……愛しています……耕一さん……いつまでも……」
その後、冷たくなった二人を発見して泣き崩れる初音姉。
さらに、そこに通りがかった鬼(柳川)に犯される初音姉。
ついでに妊娠し、中絶が可愛そうで出来ず、柳川の子供を出産する初音姉。
絵に描いたようなバッドエンドになりそう……。
なんとなく、楓が初音を支えるため、生き生きとしているイメージがあるな
危険水域age
いまだにDat落ちの法則を知らない香具師がいるんだな
311 :
名無しさんだよもん:03/09/11 19:37 ID:nU4Y7o/U
age
もしも四姉妹全員妹だったら
↓はいどうぞ
マルチが長姉。
千鶴>梓>楓>初音>耕一の同人SSなら見たことある
>314
紹介しろ!
おながいしまつm(_ _)m
同人SSだからリンク貼るってこともできんのよ
1. 初音 > 耕一 > 楓 > 梓 > 千鶴
2. 初音 > 楓 > 耕一 > 梓 > 千鶴
3. 初音 > 楓 > 梓 > 耕一 > 千鶴
4. 初音 > 楓 = 耕一 > 梓 > 千鶴
5. 初音 > 楓 > 梓 > 千鶴 = 耕一
6. 初音 > 楓 > 梓 = 耕一 > 千鶴
7. 初音 = 楓 > 耕一 > 梓 = 千鶴
8. 千鶴 = 梓 = 楓 = 初音 = 耕一
9. 耕一 > 千鶴 = 梓 = 楓 = 初音
10.千鶴 > 梓 > 楓 > 初音 > 耕一
千鶴 > 梓 > 楓 > 初音 > 耕一
スレ趣旨とは違う気がするが、まあいいかw
319 :
314:03/09/13 00:32 ID:ROYI24Lp
>>319 いただきました。ありがとうございます。
もらい損ねた。・゚・(ノД`)・゚・。
,'/ //////;イ |ト;.l l.!. ', '、.',ヽ
l|..;' .r''Yj .|'ン_,,,_ナ'‐/ | _ j゙ l l |l, ', '; ゙
l |. | (;!.| l<f;':::::j`゙ ,、/ヽ!.| |.|! l l,.リ
| lヽ!.l .|'┴‐' /ィ:ハ リ.j.ハl .j| .j.|
l | :| い| , ヽ/ ゙ィ゙|//.ノ|/j /ノ
j .| .|. l' 、 。 /j| j / ソ
l | j | \,_ _,..ィl,ノj.ノ
,' j ,r'iノ ./ _,、..Yj'T´l,. | l,
/,.- '´:::::l, | ,.-‐'.ド、;: l,. l,.';、
/,ヾ;.、:::::::::::::ヾ! ´ ノ:::::::「ド、'l l,
/´ ゙\'、'、:::::::::::::l 「:|::::::l.l| ゙l,l,'、
| \ヽヽ、::::| j:::|::::/,イ .j.'、ヽ
l、 ヾ'7-、,.;゙ l、::j;/ト;l, l, ヾミ、
ト、 .| ゙'j Fj.ヒ;'_ノ l l, ヾ、
! ,,...、、.ヽ, / |´ f/ .レ‐―:、 ヾ;.\
l,/:::::::::::;;;;;Y .f7''ト! 〉-‐-、l, い,.'、
l;::::;r‐''´ ./ |' !.! / Y゙ ! |. l,
ヾ;ム { |. | | l,
.|lヽ l j ! ,.ィ'´゙ト-、 l
l,.|. \ .ハ, /'´.,n i.゙'ヽ. j
L_ |\,_ .,ィ゙ l/j, .j:r' ノj ,'.ド!
.j`゙゙'7'''''フ'ーr‐:ッ'/7::l゙ト-:<ノ.ノ
/::::::/::::/::::/::rシ/:::;'::l:::|:::::|゙'´!'、
,'::::::/::::/:::/:://:::::::::Lr‐y:::::|:::::l:::'、
./:::::/:::/:::/:://:::::;.ィ'" .ヽ、,|::::::l;::::'、
.,':::::/:::/:::/:/::∠,,,,,,_,...--‐'´゙>ァ:::::::l,
/:::::/::/::://:::/ ∞ / `'ヽ、,l'、
.,'::::/::/:::/;'_;;ハ、; ;/ ゙ト;l,
/::::/:/::::/;r' \ / |〈!
/l:::;':/:::::;イ `'ドr=/ |:::l,
子供なんか、ここから幾らでもひねり出してやるわ!
325 :
名無しさんだよもん:03/09/14 21:18 ID:dwAJ8AuM
廃れたねえ
そろそろ柏木姉妹のみじゃなく他の姉妹の生まてくれる順番も逆にしてみるとか?
漏れは319が気になる…。・゚・(ノД`)・゚・。
内容だけでも教えてくだちい
>>329 題名だけでもいいから教えて・゚・(ノД`)・゚・。
「柏木家の…」だって
検索で引っかからず
無念
HTML形式で「同人SS」らしいからCG集か何かに入ってた奴かもな
なかなかよかったです
335 :
314:03/09/19 00:18 ID:ciQt20gT
とある同人ゲーをクリアすると読めるおまけダーヨ
>>とある同人ゲーをクリアすると読めるおまけダーヨ
それはもしかして、柏木四姉妹を柳川が調教するゲームですか?
337 :
314:03/09/20 00:16 ID:NVckC/rG
コソーリうpなので明言は勘弁
338 :
336:03/09/21 04:58 ID:i16zF/wm
漏れが最近買った再販版は、SS機能がついていませんでした・゚・(ノД`)・゚・。
末っ子の千鶴たんでつか
甘え上手で、ぺったり耕一にくっつく千鶴たん
あんまり、初音と違和感ないような気もしなくない
表面上は確かにあまり変わらんかも。
>339
甘いっ。同じ面倒見の良さでも、
「自分に甘い長女千鶴・姉達に甘い四女初音」から、
「妹達に甘い長女初音・自分に甘い四女千鶴」に変わると言う事は・・・
スレタイは
「柏木四姉妹の生まれてくる順番が逆だったら」
なんだから耕一の年まで変えなくていいんでない?
千鶴さんって、自分に甘いの?
甘いかと言われるとちと解らんが、
敢えて言うならこれ以上自分が悲しい思いをしたくないから耕一を殺しておこうってとこ?
「てへっ」か?
自分に甘いんじゃなくて耕一に甘える
「耕一お兄ちゃん、今朝の約束覚えている?」
学校から帰ってきた、末っ子の千鶴ちゃんが遠慮がちに話しかけてきた。
「覚えてるよ、俺とテレビゲームするって約束だよね」
そう答えると、千鶴ちゃんはニコっと嬉しそうに笑顔をつくった。
「あのね、ゲームする前に、勉強もちょっと教えて欲しいところがあるけど、いい?」
「判る範囲ならね」
俺は千鶴ちゃんの部屋に案内された。
部屋の中は比較的に落ち着いた感じがした。ベットの上には大きなひよこのぬいぐるみ座っている。
千鶴ちゃんは壁に置いてある勉強机に座ると、鞄から本やノートを取りだした。
「ここの部分がね、先生に聞いても判らないの」
「どれどれ」
背中の肩越しにノートに目を向ける。文字が細かくてよく見えない。
「どれかな」
しっかり見ようと思い、机に目を近づけようとして、千鶴ちゃんの背中と俺の胸が密着する。
香水なのだろうか。とても良い臭いがする。
ノートの文字よりも、制服に包まれた千鶴ちゃんの慎ましやかな胸の膨らみが視界に入り、胸がどきどき
としてきた。
「え〜と、どの部分かな」
「ここの部分だよ、耕一お兄ちゃん」
千鶴ちゃんが、シャーペンを握った手で数式を指し示す。それと同時に、机に置いた俺の手の甲の上に、
そっと左手を乗せてきた。
体の鼓動が更に高まる。俺は従兄弟に相手に何を興奮しているのだろうか。
>俺は従兄弟に
ち…千鶴ちゃんが男!?
(((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
349 :
347:03/09/27 13:36 ID:VaRgj94I
あう
訂正します
>俺は従兄弟に→俺は従姉妹に
あと、ついでにこっちも訂正
>香水なのだろうか→シャンプーだろうか
しかし……とても可愛い千鶴(男)ちゃん。実はショタだった耕一。
考えるだけで(((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
従姉妹っつーか従妹では
>>349 そんな些細な事はどーでもいーから続きを書け!
↑名前消し忘れた。鬱
>>349 それだと、性別反転スレだな…(耕一が女だったけど)
>慎ましやかな胸の膨らみ
そ ん な も の な ど な い
>慎ましやかな胸の膨らみ
JAROに通報しますた。
∩
⊂(。Д。⊂
>>355つ
∩_
⊂
>>356⊃。Д。)⊃
___
'´::::''' `ヘ
!::::: ノ从)〉
.|l;;;;::.. Z l 耕一オニイチャン
.|::::: Z" ミンナガ私ノコトイジメルヨゥ
ノ;;;;. ,,l|_]つミ
...く;;;;;;;;;;;;;|_ノヽ⊃::..
..:::::::::::::::::::::::::::::::::::
...:::::::::::::::::::::::::::::
358 :
347:03/09/28 13:22 ID:h4fUD1W9
「他に判らないところあるかい?」
千鶴ちゃんは、フルフルと首を横に振った。長い黒髪がふわっと宙を舞った。
「数学コレで全部だよ。あと、英語も教えてもらってもいい?」
「いいけど、その前にちょっとトイレに行って来てもいいかな」
「行ってらっしゃい」
俺は千鶴ちゃんの部屋を出て、用を足しに廊下を進むと、学校から帰ってきた
楓ちゃんと出会った。
「お帰り、楓ちゃん」
楓ちゃんは答える代わりに、軽くお辞儀をした。
「耕一さん、今、お暇ですか?」
珍しく楓ちゃんからアプローチをかけてきた。よくよく考えると、俺がここに
きてから、彼女とだけはあまり話をしていない。
「ごめん。今から千鶴ちゃんに英語の勉強を教えるところなんだ」
「そうですか……」
少し寂しそうに答えた。
「不束(ふつつか)な妹ですが、千鶴をよろしくお願いします」
深々と頭を下げると、楓ちゃんは自分の部屋へと入っていった。
>>358 GJ
「楓ちゃん」、「耕一さん」で呼び方変えないと元と印象もあまり変わらない気がするが、
タメでも楓と耕一の性格考えると呼び捨てはしなさそうだし、難しいねえ。
そういや、千鶴ちゃんだと神経衰弱は勝てそうだな(勝たせてくれそう?)。
つうかトランプより紙麻雀、花札とか出してきそうだが。。
麻雀やら花札を姉妹とやったら
初音さん すぐ顔に出るため、弱い
楓ちゃん ポーカーフェイスで相手に手の内を読ませないので、強い
梓 調子に乗らせると大勝ちするので要注意
ちーちゃん 策におぼれて自滅
初音たんの場合
「アレ、全部揃ってる。天和っていうのかな」
という、馬鹿ヅキの幸運を持っている可能性あり
逆に運が無いのは、前世の事からいっても、楓ちんだろうか
362 :
347:03/09/30 05:17 ID:JXnmPCgf
「う、うん、ただいま」
俺は丈の短いミニスカートから、スラリと延びる白い太股に思わず目を奪われた。
「ちょっと千鶴ちゃん、そのスカート短くない?」
「耕一お兄ちゃん、こういうの嫌い?」
「き、嫌いじゃないけど」
一瞬千鶴ちゃんが、小悪魔的な笑みを浮かべたような気がした。
「英語の勉強はまた今度にして、ゲームしようか、耕一お兄ちゃん」
そういうと、棚の中からゲーム機を取りだし、テレビにビデオ端子を配線しはじめた。
「俺、この格闘ゲーム持っているよ」
何枚かあるソフトの中から、一枚手に取った。
「じゃあ、それで遊ぼ」
早速、ゲームのソフトを本体にセットした。
「耕一お兄ちゃんって、いつもどんな風にプレイしているの」
「いつもは座椅子に座ってやってる」
「ふ〜ん。私も座ってもいい?」
「え、いいけど、座椅子なんてあるの」
千鶴ちゃんはクスリと笑うと、いきなり俺の膝の上に腰掛けてきた。
「失礼します」
甘い声を出しながら、背中を押しつけて来る。
正直嫌ではない。むしろ、後ろから抱き締めたくなる衝動に激しく駆られた。
千鶴ちゃんは確かに可愛い。それも美少女と断言してもいいくらいに。それが、布越しとは
いえ体が密着し、息吹が感じられるほど側にいる。
千鶴ちゃんは俺をからかっているのだろうか。
千鶴ちゃんは俺を誘っているのだろか。
それとも、無邪気で無防備なだけなのだろうか。
当然の事ながら、ゲームに集中出来るわけがなかった。
千鶴「梓姉さん…」
>>347 真昼間からなんてことを・・・
ここはいいから続けなさい
>>362 耕一のジョイスティックが大変なことに・・・
めんて
やっぱり、初音お姉ちゃんも偽善者になるのだろうか
まあ、末っ子の初音たんも別の意味で、偽善者なんだけど
逆ネタはそろそろなくなってきてるから、順番ばらばらにしてみるとか
長女楓は耕一さん殺せない
次女楓は姉御肌
三女楓は前世の記憶で苦しむ
四女楓は耕一お兄ちゃんが大好き
胸がないのも料理がピーなのも子供だからと思われる千鶴さん。
絶望は○○年後に訪れるだろうか・・・
なんとなく、産まれる順番が変わっても、千鶴&梓、楓&初音のコンビは普遍と思われ
コンビはむしろ千鶴&楓と梓&初音だとおもってたり。
長女梓は耕一とかけおち
次女梓は拉致監禁
三女梓は前世の記憶と戦う
四女梓は自分の気持ちに気づかない
千 鶴 ← 姉妹ケンカペア → 梓
↑ ↑
トゥルーEDペア 家事スキル所有者
↓ ↓
楓 ←年少系ツルペターズ→ 初 音
千鶴&初音、梓&楓 の組み合わせって薄口やな・・・
_ ,. ,、 _
'´, ノiViヽ ボケ '´,---、ヽ
! ノ从l リ)〉 ───────→ !l iノ从从リ
| lゝ´ヮノゝ←─────── ヽl、゚ ー゚ノ
↑ ツッコミ /|↑
||も|\\ / /人 ||
ノ ||う 偽\ \ / /る. ||
リ ||教 善\ \ / /作 師||
ツ.||え .者\ \/ / 匠||
ッ ||る × × ||
コ.||事 人/ /\ \良 ||弟
ミ ||な う/ / \ \い .||子
||し 食/ / \ \子 ||
↓ |/ \| ( ↓
'´  ̄ ヽ ───────→ '´ ⌒ヘヽ
! ノ ノ) ))〉 温泉漫才 ! ノノノ )ゝ
|j.|」 ゚ -゚ノゝ←─────── )ん゚ ヮ゚ノ
作る人食う人 ワロタ
葉鍵っ子なら誰でも知っていると思うが、敢えて書くと
痕本編でのシナリオの組み合わせは、千鶴&梓、楓&初音。
千鶴 → 表「痕」本編シナリオ
梓 → 柳川編序章シナリオ
楓 → 裏「痕」本編シナリオ
初音 → 裏「痕」外伝シナリオ
柳川 → 表「痕」アナザーシナリオ
書いてて不憫になった・・・梓
>>377 柳川シナリオって楓シナリオの舞台裏って感じだから表のアナザーって感じはしないのだが。
寂れたな…
名スレだと思うのだが、職人がいないと盛り上がらないな
382 :
1/2:03/10/20 17:04 ID:6GU5MCAm
「…忘れるな、楓。…忘れるな。
…たとえ生まれ変わっても、この俺の温もりを、この俺の抱擁を忘れるな。
…きっと迎えにいく。…そして、きっとまたこうして抱きしめる。
…たとえお前が忘れても、俺は絶対に忘れない…」
「…忘れない。…私も…耕一のこと…決して…忘れない。
…私…ずっと…待ってるから。…あなたに…こうして…抱きしめてもらえる日を…
ずっと…ずっと…夢みてるから…」
「…忘れない。…絶対に忘れない。
…いつかまた再び巡り会い、必ずこの手でお前を抱きしめる。
…そして今度こそお前を護ってやる。…絶対に…お前を幸せにしてやるからな…」
383 :
2/2:03/10/20 17:06 ID:6GU5MCAm
「…なのに、俺、その誓いを果たせず、また君を幸せにできなかった…。
…君は、…あの時と同じように、俺を助けようとして…、また、自分を犠牲にして…。
…今度は俺が護ってやるって誓ったのに。
…なのに俺は、…誓いを守るどころか、こんな人間の力程度に振り回されて…。
「…エディフェル」
「…エディフェル…君の…君のおかげで、…俺は人を制御することができたんだ…」
「…これからだったんだ。…これからようやく、昔の約束を果たせるはずだったんだ。
…なのに、なのにこんなことって…こんなことって…」
「…もしかして俺たちって、こういう運命なのかな」
384 :
あとがき:03/10/20 17:06 ID:6GU5MCAm
ダメポ・・・年も順序も逆にしたらわけわかんなくなっちった・・・
死んだ姉の男と結婚する妹・・・
死んだ妹の男と結婚する姉・・・
386 :
347:03/10/21 23:57 ID:zS5xkwHr
「耕ちゃん、お腹いっぱい食べてね」
みんな揃っての夕ご飯。
味噌汁をお椀によそいながら、長女の初音さんが俺に話しかけた。
「初音さん。もう俺、大学生なんだから、耕ちゃんはやめてくださいよ」
「そう? わたしにとっては、何歳になっても可愛い耕ちゃんだけど」
さすがに面と向かって言われると、照れくさくなる。
「本当はね、今日は耕ちゃんのために、わたしが夕ごはん作るつもりだったの。
でも仕事が忙しくて……」
「じゃあ、この料理は誰が作ったの?」
「あたしが作ったんだよ」
三女の梓が、初音さんのより早く答えた。
「最近、初音姉の帰りが遅いしね。あたしと楓姉さんの二人で作るんだよ」
「楓ちゃんも料理得意なんだ」
突然振られた話題に、次女の楓は首を横に振った。
「私は梓や初音姉さんほど上手くないです」
恥ずかしそうにうつむきながら楓ちゃんは答えた。
「そんな事ないよ、楓の作った料理は美味しいと思う」
初音さんが優しくフォローをいれた。
「楓はわたしの代わりに、部屋の掃除や洗濯もしてくれるだよ」
「へー、じゃあ楓ちゃんは良いお嫁さんになれるね」
俺は冗談のつもり言ったのだが、楓ちゃんは頬を赤く染めて黙ってしまった。
「ごちそうさまでした」
四女の千鶴は、食べ終わった挨拶をすると、そそくさと不機嫌な顔をして居間を出ていった。
「なあ、梓。なんで千鶴ちゃんはあんなに不機嫌なんだ?」
「そりゃ、あんたが料理の話なんかするからよ」
「千鶴ちゃんは料理が苦手なの?」
俺の問いに梓は肩をすくめた。
「料理を作らせりゃ、すぐ焦がすは、皿を割るは、出来た物はまずくて食えないわ、
酷いものさ。耕一もあの子の料理、一度食ってみれば判るよ」
一体どんな料理なんだろう。そんな事を考えつつ、俺は楓ちゃんの煎れてくれたお茶をすすった。
(゚∀゚)イイ!!
続くのか? ドキドキワクワク
ぜひ楓ちゃんルートで続きを
千鶴ちゃんルートが見たい
いやいや、ここは梓ルートをお願いしたいな
柳川ルート…
394 :
347:03/10/24 08:34 ID:tovKmic+
うう……昨日、続きを書くつもりが、寝てしまいました(/_;)
もう一日待って……
395 :
名無しさんだよもん:03/10/24 23:29 ID:OrakWp93
guest/guest
guest/guset
guest/guest?
>>394 未来はキミの双肩にかかっている。頼んだぞ。
>>377 そのかわり、「唯一の巨乳系」とか「最初から耕一ラヴ」とか色々優遇されてる面もある事はあるんだけどな。
…でも不憫。
>「最初から耕一ラヴ」
良く言われるよね、純粋に耕一の事が好きだったとか。
Rでは実はそのときの耕一自体が「純粋な耕一」じゃなくなってた訳だが。
>「最初から耕一ラヴ」
楓ちゃん派にはけっこうつらい…
「もっとも愛している」なら自身あるけど「素でラブ」になるといろいろですな
>>398 > 「唯一の巨乳系」
…響子さん…
> 「最初から耕一ラヴ」
…楓ちゃん…
>>401 それはちがう。楓が好きなのは耕一ではなく次郎衛門。
もっと正確に言うと楓が好きなのではなくエディフェルが次郎衛門を愛してるだけ。
楓自身の人格で愛してるんでは無い。前世の記憶に囚われて勘違いしてるだけ。
覚醒が早すぎたんだな。楓自身の人格が形成される前にエディフェルに
乗っ取られてしまったわけだ。悲しい事だね。
……とでも言って欲しいのか。
二世の誓いに野暮を言いなさんなよw
404 :
347:03/10/25 12:39 ID:m8i4m+E2
「はふぅ〜」
風呂に入ると、ついつい情けない声を出してしまう。
俺は水に濡らした手ぬぐいを頭の上に載せた。
湯船の中で足を伸ばせることに俺はとても感動した。
今住んでいるところは風呂が狭いから、体育座りをして湯に浸かるのがやっとである。
もしかしたらこの湯船、大人二人、楽に入る事ができそうな気がする……………。
「耕ちゃん、一緒にお風呂入ろ」
「は、初音さん、マジですか?!」
「なに恥ずかしがっているの。小学生の頃は良く耕ちゃんと一緒に入ったじゃない」
そういうと、初音さんはかけ湯をして湯船の中に足を入れ、俺の向かい側に座った。
「ふ、二人で入るには……」
「大丈夫よ、ここのお風呂大きいから」
「目のやり場と、足のやり場に困るんですけど」
広いとはいえ、俺の足が初音さん真白な太股に当たってしまう。
「耕ちゃんも、足が長くなったのね」
「そりゃ、まぁ……」
「あらあら、ここも立派に」
「ここ?」
俺は初音姉さんの視線を追って見た…………。
げっ!
いつの間にか俺の息子は初音姉さんの一糸纏わぬ姿により、最高潮にいきり立っていた。
「もしかして耕ちゃん、貯まってる? この家には年頃の女の子しかいないから、仕方ないわね」
いきなり初音さんは俺の息子を優しく握った。
「あっ……」
情けない声が俺の口から漏れる。
「もし良かったら、わたしが抜いてあげようか」
初音さんは、俺の耳元で秘め事のように囁いた。
「それとも、妹達が寝た後に………する?」
405 :
347:03/10/25 12:40 ID:m8i4m+E2
俺の心臓が早鐘のように鼓動する。
「初音さん、そんなに強く握られると、俺、もう……」
「しょうがない子ね」
俺の息子から手を離しながら、クスリと笑った。
「耕ちゃん、お尻浮かせて」
初音さん俺の尻に手を乗せると、腰を水面のほうに押し上げた。
「こ、こうですか」
俺も戸惑いながら湯船の両端に手を乗せ腰を浮かせた。
赤く怒張した息子が潜望鏡のように水面から覗かせると、初音さんはそれを右手で優しく握り唇でキスをした。
「はぅっ」
ねろねろと舌が亀頭を這いずり廻る。
根本の部分は初音さんの小指できゅっときつく握られ、俺の息子はより堅く、そしてより一層敏感になった。
「耕ちゃん、気持ちいい?」
まるで母親が子供をあやすように、初音さんは微笑んでいた。
「もっと気持ちよくしてあげようか?」
次の瞬間、俺のお尻にあてがっていた左手の指が、スルスルと触手の用にアナルへと侵入した。
俺は思わず、女の子ような悲鳴をあげた。
「耕ちゃん、前立腺って知ってる? ここを刺激すると男の子でも、女の子みたいに感じるんだよ」
あまりの感触に、体が小刻みに震えだす。
どうして初音さんは、こんな事をするのだろう?
どうして初音さんは、こんな事ができるのだろう?
鶴来屋の会長って、やっぱり女将さんみたいなものだから、夜のテクニックとかも教え込まれるのだろうか?
すると初音さんは、その手の技を仕込まれるために、年輩の女将や男に体を調教されて………。
そんな事を考える間も、初音さんは俺の息子口にくわえ、舌と頬の粘膜で弄んでいた。
「は、初音さん。お、俺もう…………」
「こういちーーーー! 石鹸ちゃんとしたやつ、あるかっ!!」
「ふはぁっ!?」
梓の叫び声に、俺は妄想の世界から現実へと、いきなり引き戻された。
「ちょっと開けるよ」
406 :
347:03/10/25 12:41 ID:m8i4m+E2
言うやいなや、梓は少し浴室の扉を開け顔を覗かせた。
「石鹸やっぱりないね、ちょっと探して持ってくるよ」
ピシャン!
勢いよく扉を閉めると、廊下を歩いていく音が聞こえた。
「はぁぁぁぁ〜〜〜」
俺は湯船の中に深く沈み込んだ。
何考えているんだろう、俺。
いくら妄想とはいえ、初音さんに悪い事したような気がしてきた。
長く入っているためか、体も湯にのぼせてきた。
だが、そろそろ体を洗うため、湯船から出ようにも、俺の息子は最大限に膨張している。
どうやって元に戻そうか……。
とりあえず、大学の授業でも思い浮かべ、息子を元に戻そうと思った。
407 :
347:03/10/25 12:51 ID:m8i4m+E2
アップしたあと、誤植ハケーン
なんで見逃したんだろう……
×俺は初音姉さんの視線を追って見た…………。
○俺は初音さんの視線を追って見た…………。
×いつの間にか俺の息子は初音姉さんの一糸纏わぬ姿により、
○いつの間にか俺の息子は初音さんの一糸纏わぬ姿により、
×そんな事を考える間も、初音さんは俺の息子口にくわえ、
○そんな事を考える間も、初音さんは俺の息子を口にくわえ、
(;´д`) 初音さんハァハァ…
次は耕一の肉棒を目の端に入れてしまった梓キボン。
>405
初音さん、何でそんなテクを知っているんだ。
何か才能あるね。勃起させられる
>「それとも、妹達が寝た後に………する?」
(;´Д`)ハァハァ(*´Д`)/lァ/lァ (*` Д´)//ア//ア!
妄想イイ。もっと淫らな初音さんを見てみたい。
415 :
347:03/10/29 04:26 ID:HuDIN+BG
SSコンペの締め切りが近いんで、続きはちょい待ってね(^^;
初音姉さんに調教されたい(;´Д`)ハァハァ
めんて♪
耕一ならどんな妄想してもおかしくないから良いね
逆姉妹のSS書いてみると、千鶴の正確がまったく別人になっちゃうのよね
他の3人はあまり変わらないんだけど……
>>419 どう別人になるのか知りたいから、SS読ませてくれ
421 :
419:03/11/05 08:05 ID:OenqMOBo
(;´Д`)仮眠のつもりが、朝までぐっすり寝てしまいマスタ
帰ってきたらUPするのでちょいと待って
もっとも、原稿用紙に23枚分あるから、一日でUP仕切れないかも
直接貼るよりもどっかにうpる方がいいかもな…
423 :
347:03/11/06 00:34 ID:Myk35XcU
かなり遅くなりましたが、
>>406の続き投下します( ^^;
424 :
347:03/11/06 00:36 ID:Myk35XcU
初音さんの妄想により、目一杯膨張した息子は、なかなか元には戻らなかった。
ドイツ語の講義。残してきたレポート。熱い湯船の中で、茹だりそうになりながら、必死に下半身に集中
した血液を分散させようと試みる。
「確か、あの例文の場合、娘だから当然女性名詞になって……」
女性と口にした瞬間、再び初音さんの裸体が頭に浮かび、頭を振って妄想をうち消した。
トタトタトタトタ。
廊下の方から、誰かが近づいてくる足音が聞こえ、カラカラと廊下から脱衣所に通じる扉が開かれた。
「耕一お兄ちゃん、入っても良い?」
磨りガラス越しに、千鶴ちゃんの声が聞こえてきた。
恐らく梓に頼まれて、石鹸を持ってきたのだろ。
「いいよ」
適当に返事をしつつ、俺は再び息子を沈めるべく思考を集中させた。
これ以上風呂に入ってると、さすがに辛い。
もっと他に、無意味な記号の羅列とか……そうだ。
俺は寿下無を思い出した。
寿下無寿下無後光のすり切れ、海砂利水行の水行末風来松雲来松、食う寝(以下略)。
何回か寿下無をようやく俺の息子も次第に大人しくなってきた。
これで、千鶴ちゃんが石鹸を取り替えたら、ようやく湯から上がることが出来………ん?
なぜ千鶴ちゃんは中に入ってこないのだろう。
もしかして、俺の裸を見るのが恥ずかしいとか。
「千鶴ちゃん、どうかしたの?」
「もうちょっと待って」
返事はすぐに帰って来るも、入ってくる気配はない。
石鹸の包装紙を取るのに手間取っているのだろうか。
いずれにしても、早くして欲しかった。
その昔、釜茹でになって殺された石川五右衛門の気持ちが、ほんの少しは判ったような気がする。
「お待たせ〜」
脱衣所に通じる扉が勢いよく開いた。
425 :
347:03/11/06 00:38 ID:Myk35XcU
俺は千鶴ちゃんから石鹸を貰おうとして…………………………………目が点になった。
「な、な、ちっ、千鶴ちゃん?!」
声にならない声が、口から躍り出る。
「いっしょに入ろ。耕一お兄ちゃん」
前をタオルで隠しているとはいえ、目の前には産まれたままの姿で、千鶴ちゃんが立っていた。
俺は目を手で塞いだ。
もしかして、まだ妄想を見ているのだろうか?
改めて、ゆっくりと目を開けると………まだ幼い乳房と共に、ピンク色をした葡萄の粒のような乳首が、
布の端から、覗いているのが見えた。
俺の息子、再び凝血開始。
「髪をまとめてて、遅くなったの」
そう言いながら千鶴ちゃんは、器用に髪留めで整えたトレードマークである黒髪を触った。
振り上げた腕の隙間から、腋の下がちらりと見えた。女の子らしく、そこは綺麗に無駄毛の処理が……
……………そうじゃなくて!
「ち、千鶴ちゃん、それはやばいよ」
「そう? 昔は良く一緒に入ったじゃない」
先ほどの妄想と同じようなやりとりに、俺は思わず苦笑………している余裕などなかった。
「そりゃ、子供の頃は入ったけど、普通中学生以上になったら、入らないでしょう?」
「私最近まで、叔父さまと一緒に入ってたけど……」
「だから、世間的には……………な、親父と入っていた?!」
「うん」
千鶴ちゃんは無邪気そうに、首を縦に振った。
あのクソ親父は何て羨ましい……もとい、何を考えていやがったんだ〜?!
俺が頭を抱えたとき、先ほどと同じように、廊下から足音がドタドタと近づいてきた。
「こういち〜、石鹸おまたせ〜」
梓の声が聞こえた。
やばい!
俺は周りを見渡すが、逃げる場所なんて有るわけがなく、無情にも、脱衣所の扉は開かれた。
「遅くなって………………………」
固まる梓。
固まる俺。
一人千鶴ちゃんだけが、のほほんと立っていた。
定番ネタが美味く使われてて萌え!
ちーちゃんいいなあ
427 :
347:03/11/07 01:54 ID:FIGWGtsC
「ち、ち、千鶴っ?! あんた何やってんのよっ!」
先程俺が言ったような悲鳴が、風呂場に木霊した。
「耕一お兄ちゃんと、お風呂に入るだけよ」
そう言うやいなや、千鶴ちゃんは足を湯船に入れてきた。
やばいっ!
俺は頭に載せていた手ぬぐいで、いきり立った股間を隠した。
千鶴ちゃんが肩までチャポンと湯に身を沈めると同時に、アルキメデスの法則よろしく、ザバザバ
と湯が溢れた出た。
「千鶴っ! 今すぐ出なさい!」
「え〜〜、今入ったばかりだもん」
梓が物凄い形相で睨みつけるも、千鶴ちゃんは意に介さず、濡れた手ぬぐい絞って、湯船にかけた。
「もしかして、一緒に入りたいの? 梓お姉ちゃん」
「へ?」
予想外の返答に、梓は唖然とした。
「あんた何を考えて………」
「一緒に入ろうよ、梓お姉ちゃん。私は三人でも構わないし」
掌で、おいでおいでする千鶴ちゃんを見て説得を諦めたのか、梓は力任せに扉を閉めると、来た時の
ようにドタドタと足音をならしながら去っていった。
チャポン。
二人残された浴室に、天井から垂れ落ちた水滴の音が、ひときわ大きく聞こえた。
やっぱり、いや、予想通りと言うべきか、いくら千鶴ちゃんが小柄といえ、二人も入るには湯船は狭
かった。
俺の肌と、千鶴ちゃんの柔らかな肌が所々で擦れ合う。
心臓が激しく鼓動する。当然目など向ける事なんて、出来るわけがなかった。
もし、見てしまったら…………自分が何をしでかすか自信がない。
どっちが男で、どっちが女なのやら………。
長湯で喉がカラカラに乾いている。
頭痛もしてきた。
さりとて、股間があの状態なだけに、逃げ出すわけにも………。
428 :
347:03/11/07 01:56 ID:FIGWGtsC
「耕一お兄ちゃん」
突然話かけられ、俺は必要以上にビクッと反応した。
「な、なんだい千鶴ちゃん」
「湯船の中にタオルは入れちゃダメだよ」
千鶴ちゃんは、俺の腰あたりに浮かんでいる手ぬぐいを指さした。
細いしなやかな指が、それを取り出そうと布の端を掴む。無論その下には、俺の息子が蛇の如く鎌首
を持ち上げていた。
「待った。それはダメだよ千鶴ちゃん」
「どうして?」
「それは……」
俺が返答に窮していると、再び廊下から、誰か近づいて来る音が聞こえた。
足音の持ち主は脱衣所に入るなり、浴室の扉を素早く開けた。
楓ちゃんだった。
「千鶴、あなた何をしているの?」
無表情で抑揚のない声だった。
「今すぐ出てきなさい」
心なしか千鶴ちゃんの顔が引きつったように見えた。
「私、今入ったばかりなんだけど………」
梓に答えた時と比べ、声が幾分うわずっていた。
「ち、ず、る。わ、た、し、を、本、気、で、怒、ら、せ、た、い、の ?」
楓ちゃんはゆっくりと、静かに、有無を言わさない殺気を込めて、千鶴ちゃんに話しかけた。
俺は熱い湯に入っているにもかかわらず、一瞬背筋に冷たいものを感じた。
普段、物静かな楓ちゃんとは思えない迫力だった。
案の定、千鶴ちゃんの表情は一瞬のうちに暗くなり、怖ず怖ずと上目遣いで姉を見ながら、湯船から
立ち上がった。
無論、俺はそれを見ないように目を背けた。
429 :
347:03/11/07 01:57 ID:FIGWGtsC
千鶴ちゃんは、楓ちゃんから差し出されたバスタオルに身を包むと、護送される囚人よろしく、浴室
から出ていった。
ピシャン。
「ふ〜」
扉が閉まると同時に、俺はホッと肩の力を抜いた。
パァーン!
突然廊下から、掌で何かを叩く音と、千鶴ちゃんらしき悲鳴が聞こえた。
「叩かなくても、いいじゃない!」
予想通り(?)千鶴ちゃんが叩かれたらしい。
楓ちゃんも何か言っているようだが、声が小さく俺の耳では聞き取れない。
「綺麗事ばかり言わないでよ、楓お姉ちゃん。私、知っているんだからっ!」
千鶴ちゃんの声だけは、浴室の中まで良く聞こえてきた。
「楓お姉ちゃんは、昔から耕一お兄ちゃ…」
バッチィーーーーンッ!!
先ほどと比べようの無いほど、何か……恐らく頬を叩く大きな音と、より一層悲痛な叫び声が廊下か
ら上がった。そして、廊下の奥へと連行されて行く足音が聞こえ、次第に遠ざかって行った。
静かになると同時に、俺はため息を一つついた。
ふと股間に目をやると、先ほどの楓ちゃんのおかげ(?)か、息子は幾分大人しくなっていた。
風呂から出よう……。
釜茹でから逃れるべく、俺は湯船から立ち上がるも、湯当たりしたのか激しい目眩に襲われた。
「やば……」
次の瞬間、俺は足を滑らせ転倒し、頭をしたたかに打ちつけてしまった。
うわ、すげー展開…怖い物見たさで続きに期待。
431 :
347:03/11/07 02:19 ID:FIGWGtsC
文章中、変に行間が空いてしまいますた(´・ω・`)
読むときは、つめて読んでください
楓ちゃん恐えよ。でもそれがイイ。
続きが楽しみ。
433 :
347:03/11/08 05:17 ID:Wate6O2E
「痛いよ〜。痛みが取れないよ〜」
千鶴が濡れたハンカチで、両頬を押さえながら泣き言を口にした。
「あんたが悪いんでしょ。あの楓姉を本気で怒らせたんだから」
あたし(柏木 梓)は、解いていた雑誌のクロスワード・パズルから目を離し、冷ややかな目で妹を見つめた。
「もう少し手加減してくれても良いのに」
「無理だね。あそこまで怒っちゃうと」
「もう、嫉妬もいいところよ」
「嫉妬?」
あたしは思わず聞き返した。
「楓お姉ちゃんは、耕一お兄ちゃんの事が好きなのよ」
「そうなの?」
「目を見れば判るわよ。耕一お兄ちゃんを見ている時の目」
ウチの姉妹に、耕一を好きでない奴なんているのかね……。
あたしは内心呟いた。
「自分は好きと素直に言う勇気がないもんだから、こっちに八つ当たりしてんのよ」
千鶴はテーブルの上に置いてある煎餅を手に取ると、ばりばりと囓りだした。
「そういえば梓お姉ちゃん、初音お姉ちゃんはどこに行ったの?」
「初音姉なら、耕一の看病をしているよ」
「看病って?」
「風呂場で気絶していたんだってさ。風呂に長く入りすぎたんじゃないの」
「ふーん」
「まあ、命に別状はなさそうなんで、部屋に寝かしてあるけどね」
「可愛そうな耕一お兄ちゃん。後でお見舞いにでも行こうかしら」
原因を作った奴が、何をいってんだか……。
千鶴の天然のボケもココまで来ると、呆れるのを通り越し感心してしまう。
「それにしても痛いよ〜、まだヒリヒリする」
千鶴は手鏡で頬を見ながら、恨みがましく呟いた。
「こんなに赤くなってる。明日までに腫れがひくかな〜」
ちーちゃん……
次女楓vs四女千鶴か…ワクワク
三女楓は長女千鶴の言う事を黙って聞いていたけど、
立場が逆転するとこうなるわけね。
(゚∀゚)イイ!!
>千鶴はテーブルの上に置いてある煎餅を手に取ると、ばりばりと囓りだした。
なぜかここにかわいらしさを感じてしまったですよ。
漏れはクロスワードやってる梓に萌えた
てっきり陸上雑誌かと(w
439 :
347:03/11/11 03:41 ID:aDXdLd+Q
「耕一、お願いがあるんだ……」
梓は何やら思い詰めた顔をしながら俺に言った。
「おまえらしくないな」
「なにがさ」
「そんな顔して頼みごとなんてさ」
「たまには、あたしだってこんな顔するよ」
学校へと向かう通学路、梓と同じ制服を着た女子高生が、俺の脇を自転車ですり抜けていった。
「耕一、初音姉を頼む」
「単刀直入だな」
「まわりくどい言い方をしてもしょうがないだろ」
「そりゃ、そうだが」
突然通りかかった柳の下から、蝉の鳴き声が聞こえた。終わりゆく夏を惜しむように。
「頼むって、何をすればいいんだ」
「慰めて欲しい」
チラッと梓は俺の顔を見た。
「耕一、今朝の初音姉の顔、気づいてる?」
「元気があまりないくらいは判るけど」
「目元が腫れていた。うまく化粧してるけど、あたしには判るんだ」
「なにが」
「きっと、昨夜も一人で泣いていたんだと思う」
梓は、すっと遠くを見つめるように、空を見上げた。
「初音姉はね、叔父さんが唯一、心の支えだったんだよ」
「親父が?」
「今でも憶えているよ。両親を亡くしたあの日、4人で泣きじゃくっていたあたし達に、叔父さんが
真っ先に駆けつけて『俺にまかせろって』言ってくれた」
「そうか……」
「耕一には悪いと思っているよ」
「なにが?」
「だって、叔父さんがあたし達と暮らすことに…」
「親父が何を考えようと、親父の勝手さ」
俺は梓の言葉を遮った。
440 :
347:03/11/11 03:43 ID:aDXdLd+Q
「別におまえが謝る必要なんてないだろう」
無論、俺の中では、親父が母さんにした仕打ちを許すつもりはさらさらないが。
「まあ、確かに初音さんも、いきなり鶴来屋任せられて大変だと思うけど」
「あたし思うんだ。初音姉は鶴来屋の会長なんてやるべきじゃないって」
「どうして?」
「今の初音姉には荷が重すぎると思うんだ。叔父さんの残したものを無くしたくない気持ちは判るけど。
もともと性格的に向いてないし」
「でも、辞めろなんて言えないだろう」
「あたし、怖いんだよ……」
梓は、近くで鳴き出した蝉に目を向けた。
「耕一。蝉ってね。鳴くだけ鳴いて力尽きて死ぬだろ。今の初音姉がそんな感じに見えるんだ。叔父さん
の思い出にすがって、泣くだけ泣いて、力尽きる日が来るんじゃないかって」
「そりゃ、考えすぎだろう」
そう口に出したものの、思い当たる節もなくもなかった。
初音さんは誰にでも優しい。だがその優しさは、自己犠牲も厭わない類のものであり、一人責任を背負
い込むタイプに思えた。
「耕一、あんた大学なんて辞めて、ここで暮らさない?」
「ここで?」
「冗談だよ」
梓はあっけらかんと答えた。
「でもね、本気で思ってもいるよ。耕一がいると、みんな笑うから。千鶴も楓姉も、そして初音姉も」
「そして、おまえもな」
「あたしは……どっちでもいいけどね」
梓は照れくさそうに、頬を指で引っ掻いた。
「とにかく、初音姉のこと頼むよ。あたしは、あたしの出来ることをがんばるからさ」
「わかった」
「じゃあ、あたし時間がないから」
「ああ」
俺は足を止めて手を振った。
梓は前に駆け出そうとして、何故か足を止めた。
441 :
347:03/11/11 03:44 ID:aDXdLd+Q
「どうした?」
俺が声をかけると、梓はゆっくりとこちらに振り向いた。
「耕一、最近あたしね、変な夢ばかり見るんだ」
「夢?」
「姉妹同士で、その……、人の命を巡って争う夢」
「初音姉とか千鶴ちゃん達と?」
梓は首を横に振った。
「夢の中では、あたしは違う名前で呼ばれていた気がする。良くは思い出せないけど」
「疲れているんだよ、おまえも」
「そうかな……。夢だけど、やっぱり見たくないよ。骨肉の争いなんて。とにかく、あたしはみんな仲良く
暮らしたいだけ。だから、耕一も協力して。出来る限りでいいから」
「ああ、初音さんの件に関しては、俺も協力するよ。それでみんなが幸せになれるなら」
俺は出来るだけ笑顔を作って答えた。
「頼むよ」
そう言うと、梓は俺に背を向け走っていった。
ウホッ!いい新展開!!
(・∀・)イイヨイイヨー
おお、梓で楓展開は予想がつかないんで期待!
347さん、あんたスゴイよ
446 :
347:03/11/13 02:41 ID:m/lxdQvs
なんかプレッシャーばかり感じる今日この頃……
つーか、漏れ以外の香具師も、なんか書け(^^;
>>439-441の話は、
>>347の朝の話という事でよろ
次に投下予定は
>>433の続きになりまつ
しかし……コミケの原稿も書かなきゃならんのよね、漏れ(;´Д`)
>347
横目でみてます、のんびりヒマなときに続けてください
まだだ、まだ終わらんよ!
449 :
名無しさんだよもん:03/11/15 05:04 ID:4DCJNB+G
おわり
再開しますた
>>446 むしろ、長女初音〜四女千鶴をコミケの原稿に!!
スレ住人公認朴李期待sage
453 :
347:03/11/17 00:19 ID:JArnOLN5
>個人的には、このネタで同人ゲーム作ってみたいんですけどね。
やってみてえ。ぜひ、実現してほしい。話だけでもまとめて読みたいなあ。
455 :
347:03/11/17 02:08 ID:JArnOLN5
鈴虫だろうか、虫の鳴く声が聞こえてきた。
ここはどこだろう……。
目を覚ますと、俺は薄暗い部屋の中にいた。
ここ数日、見慣れた木目状の天井が見えた。
確か、俺は風呂に入っていたはず……。何時、自分の部屋に戻ったのだろう。
俺はゆっくりと身を起こした。
体の上に掛かっていた薄手の毛布が、起きると同時に肩から滑り落ちた。
「気分はいかが?」
俺の心臓が一瞬跳ね上がる。
てっきり一人だと思っていた俺は、突然の声にあわてふためいた。
「だ、だれ?」
声が思いっきり上擦る。
すると、寝ていた枕元の方から、クスクスと笑い声が聞こえてきた。
「ごめん、耕ちゃん驚いた?」
暗がりの中に、初音さんがきちんと正座をして、俺の方を見つめていた。
「は、初音さん、いつからここに?」
「耕ちゃんを、ここに運んでからよ」
そういうと、初音さんは再びクスクスと笑いだした。
「そんなに笑わないでくださいよ」
「だって、耕ちゃんが可愛い声だすから」
「………」
俺はポリポリと、頭を掻いた。
「ごめんね、耕ちゃん」
初音さんは表情を改め、俺に頭を下げた。
「え、何がですが?」
「千鶴が迷惑をかけちゃって」
「え……迷惑って……」
俺は風呂の一件を思い出した。
456 :
347:03/11/17 02:08 ID:JArnOLN5
「ねぇ初音さん、俺どうしてここに?」
「わたし達が、お風呂で倒れていた耕ちゃんを、ここに運んできたのよ」
そういえば足を滑らせて、頭を打ちつけたような気が………え、それってもしかして……。
俺は自分の体を見回した。
いつも寝間着にしている衣服が、俺の身を包んでいる。
「もしかして初音さん、俺に服を着せてくれたのは……」
「わたしが耕ちゃんの体を拭いて着替えさせたのよ」
俺の悪い予感的中。
素っ裸で倒れている俺を、タオルで拭く初音さん……。つまりそれは、恥ずかしい場所もばっちり
と見られたしまったという事に……。
恥ずかしさのあまり、俺の顔は耳たぶまで赤くなっていった。
「す、すみません。俺の為にご迷惑をかけてしまって」
「いいのよ。梓にも手伝って貰ったから」
さらっと流した一言を俺は聞き逃さなかった。
「あ、梓もですか?」
「ええ、わたし一人じゃ耕ちゃん運べないし、ぶつくさ言いながらも力を貸してくれたのよ」
思わず、荷物をまとめて逃げたい気分で一杯になった。
明日、梓に何を言われるのやら。
俺は深いため息を一つついた。
「耕ちゃん、痛いところはない?」
「う、うん。特には」
何となく、ぶつけたと思われた場所が熱を持っているようにも感じたが、それほど痛くはなかった。
「千鶴には、楓がきつく叱ったので、多分同じ事は二度ないと思うけど」
そうえば、楓ちゃんに思いっきり、打(ぶ)たれていたような気が……。
俺はちょっと、千鶴ちゃんが可愛そうになった。
「あまり千鶴ちゃんをきつく叱らないでください。俺はちょっと驚いただけだから」
「そうなの?」
初音さんが意味深な顔で俺を見つめた。
457 :
347:03/11/17 02:10 ID:JArnOLN5
「わたしはてっきり、困っていたのかと思ったけど」
「ま、まあ、困った事は確かだけど」
初音さんは何か考えた後、俺に話しかけた。
「じゃあ耕ちゃん、今度わたしと一緒に入ろうか」
そう言うと、にぱっと笑顔を作り初音さんは俺の方に身をせり出してきた。
「へ?!」
「わたしじゃ嫌?」
俺は一瞬、初音さんが何を言ってきたのか理解出来なかった。
「千鶴は良くて、わたしはダメなの?」
まるで子供が拗ねるような、甘い口調で俺に問いかけてきた。
年上にも関わらず、年下の幼さのようなものを俺は感じた。
「別に、嫌じゃないけど……」
単なる冗談なのか、真面目に言っているのか判断が付きかねた。
「それより初音さん、今何時なの?」
少し露骨ではあるが、俺は話を逸らした。
「多分、0時を過ぎた辺りだと思うけど」
「そっか、俺が確か風呂に入ったのは、9時くらいだから、3時間くらい寝ていたのかな」
「そうね。ここに運んできてから、それくらい経っていると思う」
「初音さんは、何時からここにいたの?」
「ずっとよ、耕ちゃん」
「ずっと?」
「俺がここに運ばれてから、ずっと?」
「うん。ずっと」
つまり、それは………。
「初音さん、もしかして、この暗い部屋の中にずっといたの?」
初音さんは首をゆっくり縦に振った。
「ずっと、耕ちゃんの顔を眺めていたの………」
458 :
347:03/11/17 02:37 ID:JArnOLN5
俺は息を飲んだ。
「いけない事だった?」
すぐに俺は首を横に振って否定した。
「悪くはないけど、俺の顔、3時間も見てて飽きなかった?」
「楽しかったよ、すごく」
「そう?」
「だって、わたし………耕ちゃんの事が好きだから」
好き。
いつも初音さんが何気なく口に出している言葉が、何故か今は重く感じた。
「ねえ、耕ちゃんは好きな人はいるの?」
俺は初音さんの問いに、
A 「別に……いないけど」
B 「一応……いないこともないけど」
えーっと、そろそろ作者挨拶をしておこうと思います。
今回、長々とSSを書いている、jo(如風)です。
いつもは『葉鍵的 SS コンペスレ 10』スレや、楓スレでたまに楓の日記など書いています。
最初は適当に短く書くつもりが、筆が予想以上にのり、また、皆様の熱い声援をいただき、ここまで
長々と書いて来ることが出来ました。
感想を書いていただいて方々に、この場を借りて、厚く御礼申し上げます。
今回、いろいろと話を書いているウチに、誰の話を主軸にするか悩みました。
初音さんの話にするか、妹の話にするか。
そこで、見たいと思う人が、多い方を書きたいと思います。
お手数では有りますが、続きを見たいと思う人は、『A』か『B』好きな方を選んで書き込んでください。
11月18日12時の段階で、希望の多い方の続きを書きたいと思います。
なお同数の場合は、作者の書きやすい方を書きます。
一度やってみたかったのよね、こういうの(´ー`)y─┛~~
無論、話が変わったり、途中で終わる可能性も大いにありますが(爆
そんなわけで、続きを希望される方は、カキコよろしくお願いします。
Bでお願いします
Bにてよろしく
オレはAだな。
特にルートが確定せず、ダラダラ続くの希望。
いろいろ悩むとこですが、
どっちに進むにしてもBですかね・・・(w
_
'´ M ヽ.
! ノ从 リ))〉
|lゝ゚ ヮ゚ノ| BーBーBーBー
ノ⊂)i介!つ〃∩
名作のヨカーン!!
期待sage
オイラはBでおながいします
うぉっ選べねえ……
つうかどちらを選択しても初音の優しく淫靡な責めが待っているんじゃあって
イカン風呂内妄想とごっちゃになっとるw
自分はAで。初音えさん選んであの言葉言われたいかと。
自分的には
A=「じゃあ私が立候補しちゃおうかな」初音ルート
B=「どんな人? …もしかして、妹たちの誰かなのかしら?」嫉妬心を煽って乱交ルート
Bでお願いしまつ。
決まってるだろお前ら、両h
ターン y=-( ゚Д゚)・∵;
初音さんルート確定無しでAがいい。
それか両方書こうぜ。
Bが多いな。エロいやつらめ。
俺もBで。
じ・・・次女になった楓タンはオパーイも大きいでつか・・・ふ・・・複雑・・・(w
いや、妹(梓)の方が発育いいのを密かに悔しがっている楓タンですw
某絵師様によると初音お姉さんは巨乳ってことだし、ますます立つ瀬が無いw
>>459 Aで頼みます。旗色悪いけど。
この劣勢を翻すのは厳しいだろうが、あえてAを希望。
・・・・てか、もしかして締め切りはもう過ぎてるのか(-_-;)
B
>>474 ってことは梓はどれくらいのオパーイなんだ?一学年くらいしか変わらないから大体同じくらい?
というか陸上部マネのかおりお姉さま(;´Д`)ハァハァ
あ、選択済みです。
>>477 なんか、梓がかおりに
「おねえさまって呼んで!」
とか強要されてそうだな
479 :
347:03/11/19 01:50 ID:Q4bp8sar
メインマシンが飛びますた……
ちょっと遅れます・゚・(ノД`)・゚・。
>347氏、がんがれ。めげるな。
漏れたちはいつまでも待っているぞ。
で、Bルート確定?
481 :
347:03/11/20 01:38 ID:H/dmK8Yo
とりあえず、Bルートで執筆中です
まさか、こんなにレスがつくとは思わなかった・゚・(ノД`)・゚・。
明日にはまとめて投下できる予定……
>>464 ・゚・(ノД`)・゚・。
>>471 ・゚・(ノД`)・゚・。
ヘイ!!バッチコーイ!!
483 :
347:03/11/21 08:25 ID:xG/UJZhm
「好きな人は……いないこともない」
俺の好きな人は、今、目の前にいるから……。
あれは、小学生の頃だろうか。
夏の暑い日に、俺は初めて初音さんと出会った。
セーラー服に身を包み、髪に日の光が煌めいていた。
「こんにちは、耕ちゃん。わたしは初音っていうの。よろしくね」
そう挨拶すると、俺に微笑んだ。
春の木漏れ日のような、得(え)も言われぬ優しい笑顔に、俺の目は釘付けとなった。
天使がこの世にいるのなら、きっとこんな感じなんだろうな……。子供心に俺は思った。
すっと差し出される白い右手が頭を撫でた時、俺は気恥ずかしさのあまり、初音さんの腕を追い払った。
すると、少し不思議そうな顔をした後、
「こっちの方がいいのかな」
そう言って、俺をいきなり抱きしめた。
汗の臭いがした。でも、嫌な臭いではなかった。
制服に頬を埋めながら、まだ小さいとはいえ、布越しに乳房の感触が伝わり、否(いや)が応にも胸の
鼓動が高まった。
「わたし、耕ちゃんみたいな弟が欲しかったのよ」
初音さんの言葉に、俺も同じ事を思った。
こんな姉さんがいれば良かったのに。
心の底から思った。
それ以来、俺の心の中には初音さんが棲み続けた。
どんな女性に会っても、あの笑顔の前にはすべてがくすんで見えた。
そして、あの時感じた甘い気持ちは、今も確かに俺の中に息づいていた。
「ひとりだけ、好きな人がいるんだ」
ずっと心に抱いていた言葉を俺は口にした。
484 :
347:03/11/21 08:26 ID:xG/UJZhm
目の前にいる憧れの人に。
「そう……」
初音さんは、自分の事とは知らずに、少し寂しそうに答えた。
「ねぇ、耕ちゃん。どんな人なの、耕ちゃんの好きな人って」
「とても優しい人なんだ。笑顔がとても魅力的で」
俺は訥々と話した
「子供の頃からずっと憧れていたんだ。でも、ずっと告白できなくて……」
でも、今なら言える。
俺は深呼吸を一つすると、覚悟を決めた。
「その人の名前は…」
告白は、初音さん自信により封印された。
突然俺の唇が。初音さんの唇によって塞がれた。
頭は、想い人の両掌により抱きかかえられ、逃げること能(あた)わず、体の上にのしかかってきた
体の重みに、布団の上へと押し倒された。
唇が唇により貪(むさぼ)られ、その妄(みだ)りな音が、これ見よがしに部屋の中に満ち、歯をこ
じ開け挿入された舌が、舌を陵辱するように弄(もてあそ)んだ。
口を吸われる初めての経験に戸惑い、接吻を強要されているという思いが、糾(あがな)える縄の如く、
不快感と快感、交互に俺を責め立てた。
チュパッ。
ようやく解放された唇が、唾液の糸により、初音さんの口元と繋がっていた。
「耕ちゃんと、キスしちゃった」
いつもの笑顔のまま、初音さんは答えた。
「もしかして、耕ちゃん初めてだった?」
あまりの事に茫然自失としていると、再び初音さんの顔が俺に覆い被さってきた。
咄嗟的に初音さんの体を押しのけようした右手が、柔らかな乳房に当たった。
485 :
347:03/11/21 08:33 ID:xG/UJZhm
「ごめん」
あわてて右手を引っ込める。
「いいのよ、耕ちゃん」
初音さんは俺の腕を掴むと、自分の胸へと押し当てた。
柔らかい……。
ずっと想像でしかなかった乳房の温かさに、俺は興奮と息苦しさを同時に噛みしめた。
ギュッ。
突然下半身に、強い圧迫を感じた。
「は、初音さん?!」
股間を見ると、トランクスの上から白い指が、絡みつくように男根を握り揉みほぐしていた。
「叔父様が言っていたわ、俺には愛する妻がいるって。でも……」
初音さんの股間をしごく指が徐々に強くなる。
「やっぱり親子なのね。もう、ここがこんなに堅くなって……」
クスクスと笑い出す初音さんに、俺は絶句したまま返す言葉がなかった。
親父と初音さんが?
そんな、まさかっ!?
信じられなかった。
信じたくなかった。
だが、何を言えば良いのか、何を聞けば良いのか、頭が真っ白になって言葉が浮かばない。
「さわって、耕ちゃん……」
動揺する俺の気持ちなどお構いなしに、初音さんは俺の手首を握ると、スカートの中へと導いた。
いきなり俺の指が、初音さんの恥丘の茂みに触れ、熱い滑(ぬめ)りけを帯びた場所に辿り着いた。
いつの間に下ろしたのか、白いショーツが初音さんの右膝にくるまっていた。
唾を嚥下する音が、必要以上に大きく感じた。
「ここ、さわるの初めてでしょ、耕ちゃん。もっと中まで入れて見る?」
486 :
347:03/11/21 08:36 ID:xG/UJZhm
そう言うと、俺の人差し指を胎内へと導いた。
チュプッ。
指の先が、襞(ひだ)の中へと吸い込まれていく。
「あぅ……ん……」
初音さんは、震えながら甘い吐息をはき出した。
「ヌルヌルしているでしょ、熱くなっているでしょ、わたし、ずっと想っていたんだから」
差し入れた指が、きゅっと締め付けられる。その力は俺が思っていたより、ずっと強かった。
「耕ちゃん………」
小さな震える声だった。
「わたしと、気持ちいいことしよぅ……」
悲しいほど切ない目だった。
俺の下半身を覆っていた布が、ゆっくりと下ろされ、いきり立った股間が外気にふれた。
初音さんは、俺の指を膣内から抜くと、馬に騎乗するような格好で腰の上に跨り、剥き出しになった息
子を握ると、しっぽりと塗れた割れ目に擦りつけた。
敏感が亀頭部分が、愛液により潤ったクレバスを、前に、後ろに、ニチャニチャとした音を立てながら
移動する。
あまりの気持ちよさに、思わずうめき声をあげた。
「大丈夫だよ、耕ちゃん」
初音さんは俺の息子を腰にグラインドさせながら呟いた。
「男の子は女の子みたいに処女膜がないから……。わたしと耕ちゃんが黙っていれば、誰が初めての相手
なのかなんて、判らないでしょ」
俺の『好きな人がいる』と言った事に対する配慮なのだろうか。何と答えて良いの判らなかった。
俺の反応が無いのをみると、初音さんは腕を止めた。
「ねぇ、耕ちゃん。わたしの初めての相手、聞きたい?」
俺はすぐさま首を横に振った。正直聞きたくなかった。自分の知っている名前をあげられるような気が
したから。
487 :
347:03/11/21 08:48 ID:xG/UJZhm
初音さんは、自分の花弁を押し開くと、もう一方の手で、俺の息子を窪んだ場所にあてがった。
「入れるよ………耕ちゃん。入れても、いいよね………」
許しを乞うように俺に囁いた。
卑怯だよ、初音さん。
俺は心の中で呟いた。
断ることなんて、出来るわけがなかった。
俺の出来ることは、ただ、首を縦に振ることだけだった。
ヌル。
俺の息子が、暖かい肉塊に包まれた。
「はぁ……」
初音さんが耐えかねたように、熱い吐息を吐き出した。
「ぁ…ふはぁ……」
体を小刻みに震わせながら、蛇が卵を飲み込むように、ゆっくりと俺の男根を、初音さんは体の中に
埋め込んでいった。
気持ちいい………。
「はぁぁぁ……」
感嘆の息が思わず漏れる。
俺の最も敏感な部分に、肉襞がたっぷりな淫液と共にまとわり、優しく、そして力強く、俺を包み込
んだ。まるで、母に抱かれる赤子と似た気持ちを感じた。
お互いの甘い悲鳴と溜息が、一層興奮を掻き立てる。
「当たってる……。耕ちゃんのチンチンが、初音の子宮口に当たってるよ。判る……耕ちゃん」
俺は頷くのが精一杯だった。
息子の先っぽに、小さな堅いものが確かに当たっていた。
「気持ちいいよぉ」
トロンとした目で恍惚した表情を浮かべながら、初音さんは腰を押しつけるように動き出した。
488 :
347:03/11/21 08:52 ID:xG/UJZhm
「は、初音さん……俺、もう……」
すでに、股間は爆発の臨界点寸前だった。
「いいよ。わたしの中に出して、耕ちゃん!」
そう叫ぶと、更に腰を激しく動かした。
避妊。
頭の中に避妊の事が浮かぶも、すでに俺の腰は発射寸前の上、俺の上でがくがくと腰を振っている
初音さんを押しのけることなど到底不可能だった。
股間の奥の方から、今まで感じたことのない熱いものが、陰嚢を通してこみ上げてくる。
「初音さん!」
「耕ちゃん、こうちゃんっ!」
どくっ、どくっ、どくっ、どくっ。
ペニスの尿道を、精子が駆け抜ける。
自慰とは比べようない、激しい射精感に頭の中が真っ白になった。
それと同時に、初音さんのヴァギナが蠢動し、拳で握られるように男根がきつく圧迫する。精液を
一滴残らず搾り取るように。
「あぁ、あぁ、はぁああああああああああああ!」
初音さんは、びくびくと体を震わせると、糸が切れた人形のように、どっと俺の方に倒れ込んだ。
二人の激しい呼吸音だけが聞こえた。
初音さんは、上着とスカートを身につけたまま事に及んだため、俺よりも汗を多く浮かべていた。
「耕ちゃん……」
俺の名前を呟くと、キスをねだるように唇を近づけたきた。
ビクッ。
初音さんの体が、突然何かを感じたように硬直する。
次の瞬間、素早く自分の中から、俺の男根を引き抜き立ち上がると、膝にくるまっていたショーツを
上げ、脇にあった毛布を俺の上に掛けた。
489 :
347:03/11/21 08:59 ID:xG/UJZhm
突然の豹変に、何の事か判らずにいると、廊下から誰かの足音が近づいてきた。
「耕一お兄ちゃん、大丈夫?」
障子が開かれ、暗かった部屋の中に、真白な月光が差し込んだ。
千鶴ちゃんが心配そうに、こちらを覗いていた。
「どうしたの千鶴」
今まで何事も無かったかのように、初音さんは答えた。
「耕一さんなら、もう大丈夫よ」
「そうなの?」
二人の会話を聞きながら、俺は初音さんの左足に目が留まった。
ツツーっと、初音さんの股間からあふれ出た、精液と愛液の混じり合った白濁の筋が、足下まで伝い落ち
た。
「千鶴、耕ちゃんは疲れているから、明日にしなさい」
「判った……」
千鶴ちゃんは俺の方を見ると、
「お休み、耕一お兄ちゃん」
と、就寝挨拶をし、
「耕ちゃん、お休みなさい」
初音さんも同じことを口にすると、千鶴ちゃんと共に部屋から去っていった。
廊下の足音が消えると共に、虫の音が静かに聞こえてきた。
畳の上には、先ほどまで初音さんが立っていた場所に、乳白色の水溜まりが出来ていた。それ以外にも、
初音さんの歩いた後には、精液が点々と足跡のように付着し、それらが月光の光を受け、キラキラと輝い
ていた。
490 :
347:03/11/21 09:02 ID:xG/UJZhm
投下終了。
予想以上に時間がかかりますた。
ありがちな話でスマソ。
しかし……こっちにのめり込んで、冬コミに出す予定の、同人ノベルゲームのシナリオが、
ちっとも進まないよ〜。
/:|. /^:l
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i  ̄ ̄⌒゙゙^――/ ::::::::|
/ /ヽ.. , /゙\,. ::::::ヽ、
/ / ゜ | l| ゜ \ :::::ヽ、
/ / .,ノ . 《 \ :::::::::ヽ
/ <_,,,,,_/ .'″ ^=,,,,_;___>;;.. :::::::::|
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/| \┌┌┌┌┌/._/ /::: :::::::::::::::::::|
.( ゙゙^^¨^¨゙゙¨  ̄ ̄ ̄ /::::::::::: :::::::::::::::|
展開、速っ!
だが、それもいい。
>>483-490 (;´Д`)ハァハァ
こうなるとは読めませんですたワルク(・∀・)9mナイ!
初音姉さんと耕一の関係を、薄々感づき、
負けてはいられないと、耕一誘惑する穴だらけの算段を
こたつに入って、煎餅をバリバリとかじりながら考えるちーちゃん。
なんて展開をキボン
初音さんは親父と出来てたのか、へこむ耕一もそれはそれで燃える
初音ちゃん、苦労したんだね。。。・゚・(ノД`)・゚・
俺的には第一印象は
>>491と全く同じだったのだが。
同じコピペを貼り付けてもいいか?
初音ちゃんが親父に仕込まれてんなら、処女は楓姉さんとちーちゃんだけか・・
梓はとうぜんかおりん先輩に散らされてんだろ?
エロネ申キタ━━━━(゚∀゚)━━━━━━ッ!!!
良SSゴチソサマー
このスレ終わったな・・・
1日半レスがなかったくらいで…
>>501 500は初音お姉さんが処女であって欲しかった人なんだよ。
親父と初音さんのどっちが先に誘ったのか、非常に気になる。
初ねえちゃんと親父さんの回想シーン、キボンヌ
bolze.ですら長女と叔父は最後まではいってないと言うのに・・・
506 :
347:03/11/25 07:35 ID:uhqkwwum
一人残された部屋の中、俺は頬を抓(つね)ってみた。
痛かった。
夢じゃないんだ………。
妄想でもなかった。
現実は小説より奇なり。誰かがそんな事を言っていたような気がする。
嘘だ。
ウソだ。
うそだ。
初音さんが、初音さんが………あんな事するなんて。
天使のような人だとずっと思ってた。
ヴァージンスノーのように、純真無垢な心の人だと思っていた。
裏切られた……。
俺の中で、失望感と絶望感が旋律よろしく、レクイエムを奏でていた。
無論、ここ数年の間に、初音さんに何があったのか知らない。
もしかしたら、伯父さん夫婦や親父が死んだ事で、性格が変わってしまったかもしれない。
いずれにしろ、俺の理想像である初音さんと、現実の初音さんに差違が出ただけであり、それに意義を唱える
ことは、俺の一方的な我が儘にしかすぎなかった。
だけど………。
やはりショックだった。
別に童貞を奪われた事が……ではない。むしろ初音さんが初めての相手である事を、長年夢みていた。だが、
それ以上に一番堪(こた)えたのは、俺の気持ちに有無を言わさず、セックスを強要された事だった。
枕元に置いてあった時計を見た。一時を過ぎていた。
喉が渇いた。
507 :
347:03/11/25 07:36 ID:uhqkwwum
よくよく考えると、風呂に入ってから、一滴の水分も取ってはいない。
そういえば俺の為に、麦酒を買ってあると楓ちゃんが言っていたっけ。
俺は布団から身を起こした。
アルコールでも体に入れて、今日はさっさと寝よう。思い詰めれば気が滅入るばかりだ。また、明日になって
気分が落ち着いてから考えればいい。
とりあえず俺は、今だ剥き出しになっている息子をテッシュでふくと、ズボンに足を通した。
さすがにトランクスとシャツ姿で廊下を歩くのは気が引けた。
ふと、畳に目をやると、初音さんの膣内から漏れ出た精液が未だに染みついていた。
それもテッシュでふき取ると、ゴミをまとめてビニール袋に入れ、臭いが漏れないようきつく縛った。
廊下は月明かりに照らされ、虫が静かに鳴いていた。
俺が歩く度、きしむ音が不気味に鳴り響いた。
廊下を進み居間に近づくと、テレビの音が聞こえてきた。
まだ、誰か起きているのだろうか。
部屋を覗いてみると、梓が頬杖えをつきながら、眠そうな目で画面を見つめていた。
「梓、まだ起きていたのか?」
「ちょっとね……」
梓は大きなあくびを一つすると、俺の方に体を向けた。
「耕一、ありがとうね」
普段は見せない、しおらしい口調で梓は礼を述べた。
「何が?」
俺は一瞬何の事か判らなかった。
「初音姉と長い時間、話していたんだろ。さっき千鶴から聞いたよ」
「あ、あぁ、ちょっとね」
そういえば、朝、初音さんを慰めて欲しいって言ってたな……。
508 :
347:03/11/25 07:37 ID:uhqkwwum
「別に、たいした事は話してないよ」
さすがに、エッチな事していたとは、口が裂けても言えなかった。
「いいんだよ、人間話せば少しは楽になるんだし、本当に感謝してるよ」
「別に俺でなくてもいいような気もするけど」
「あんたじゃなきゃダメなのさ。あたし達が言うと余計にプレッシャーかけちゃうしね」
「まあ、確かに」
「耕一、もし良かったら、明日も初音姉の相手してあげてよ」
俺は一瞬返答につまった。
梓は気づいているのだろうか。その願いは『明日も初音姉とセックスをして欲しい』と言うのと同意義だとい
うことに。
「どうしたの……?」
表情を読みとったのか、梓は不思議そうな顔をした。
「なんでもない」
俺は適当にその場をごまかした。
509 :
347:03/11/25 07:39 ID:uhqkwwum
一行がちょっと長すぎたかも(;´Д`)
初音たんミステリアスですなぁ。本編の明朗さとのギャップがいいカンジですね。
乙です
折角投稿してくれている職人には悪いが、どうもな・・・
ネ申 応援してます
| ∧
|ω゚) ガンガレ・・・
|⊂
|/〜
|
>>511 >折角投稿してくれている職人には悪いが、どうもな・・・
それなら、自分の好むSSでも書いてみたら(=゚ω゚)ノ
別に347以外書いていけない訳じゃないし
514 :
347:03/11/28 08:34 ID:YJR4f6Fd
夜には続きup出来ると思われ(´・ω・`)
>514
おお、投稿まっちょります
夜、また来ます
517 :
347:03/11/28 23:29 ID:YJR4f6Fd
「なぁ、梓。確か俺の為に麦酒が買ってあるって楓ちゃんに聞いたんだけど」
「ああ、アレね」
「まだあるかい?」
「あたしが昨夜飲んだ」
梓はアッケラカンと答えた。
「はぁ? おまえ、まだ高校生だろ」
「………寝酒だよ。ぐっすりと眠れるように」
そういえばこいつ、変な夢を見るっていっていたな。
俺は朝の話を思い出した。
「そんなに、夢を見るのが嫌なのか?」
梓は無言で頷いた。
「内容はあんまり憶えていないんだけど………」
「俺が添い寝してやろうか?」
冗談のつもりで悪戯っぽく言った。
てっきり俺は『なんであたしが、あんたと寝なきゃいけないのよ』と答えるだろうと予想し
ていたが、梓は以外にも俺の顔をしばし眺めた後、イヤイヤと首を横に振った。
「なぁ、耕一。どうしてあたし達、大きくなっちゃったんだろ」
梓はテーブルに置かれたグラスを眺めながら呟いた。
「子供ならさ、一緒に寝ても誰にも文句言われないのにさ」
そう言うと、少し寂しそうに微笑んだ。
こいつが思い詰める程の夢か……。
「内容、まったく憶えていないのか?」
「大体起きると忘れてる。あと、あたし、ある事に気がついたんだよ。もしかしたら、うちの
家系に関係ある事なんじゃないかって」
「家系?」
「とりあえず耕一、そこに座ってよ。麦茶出すからさ」
518 :
347:03/11/28 23:30 ID:YJR4f6Fd
梓は立ち上がると、台所に行き、氷を浮かべたグラスを二つ持ってきた。
「本当は、耕一には話すなって言われているんだけど………」
俺は胡座をかいて座ると、梓からガラスの容器を受け取った。
「耕一。あたし達に特殊な能力があるの、気づいている?」
「なんだ、それ。飯を食うのが速いとか?」
「まじめに聞いてよ! こっちは真剣なんだから」
「冗談だ、そう怒るな」
「とにかく、あたし達は普通の人にはない力があるんだよ」
「あたし達って、初音さんや楓ちゃんも?」
梓は俺の問いに頷いた。
「あんたはね、子供の頃、一度だけその力に目覚めたことがあるのよ」
「え、いつ?」
「昔家に遊びに来た時、近くの水門に行ったの憶えてる?」
「水門?」
俺はグラスに入った麦茶を飲み干しながら、過去に記憶を巡らせた。
「釣り竿もって出かけた時の話かな」
「そう、それそれ」
梓はすかさず相槌をうった。
「あの時、たしかおまえが靴を川に落として………その後どうなったんだっけ?」
「靴を取り行こうとして、川の中に……」
梓はハッとした顔をすると、不自然に会話をうち切った。
「どうした、梓」
「…………」
俺の問いに梓は何も答えず、気まずそうな顔をして下を向いた。
その時、俺の背中に人の視線を感じた。
気になって後ろを振り返ると…………楓ちゃんが、廊下から俺達を見つめていた。
いつからいたのだろう。楓ちゃんの接近に、俺は全く気がつかなかった。
519 :
347:03/11/28 23:30 ID:YJR4f6Fd
「耕一……、あたし、もう、寝るね」
そう呟くと、梓は空になったコップ持って立ち上がり、そそくさと居間から出ていった。
その間、楓ちゃんは無言のまま、じっと俺の顔を見つめていた。
温かくはないが、冷たいわけでもない。ただ、心の中を見透かすような視線に俺は戸惑った。
「耕一さん、お時間を少しいただけますか?」
静かな、抑揚のない声だった。
もしかして、さっきの梓の件だろうか。
情けない事に、俺は目の前に少女に動揺していた。
「あ、明日じゃダメかい、今日はもう遅いし………」
「耕一さんは、梓のお茶は飲めて、私の煎れるお茶は嫌だとおっしゃるんですか?」
「それは………」
ぐうの音も出なかった。
ここで無下に断ると、梓のみ贔屓している事になる。よくよく考えれば、夕方にも一度、楓ちゃん
に同じ事を言われたような気がする。
「少しお待ちください」
無言のまま黙っているのを、了承と受けた取ったのか、楓ちゃんは台所に足を向けた。
520 :
347:03/11/28 23:34 ID:YJR4f6Fd
短くてスマソ・゚・(ノД`)・゚・
コミケ原稿の関係で、話の進みが遅くなる模様(´・ω・`)
前にも思ったけど、楓ちゃん恐えよ。
なんかイメージ違う・・・けど、続きお待ちしてますので347氏頑張ってください。
次女の立場で、元の三女の立場より責任などが重いのだろう。
元なら千鶴さんが負ってた裏の部分は、長女初音では負いきれないかもしれんし。
その分も威圧感が出てるんじゃないかな。
なんか、本編で耕一の力の正体を知ってたのは千鶴さんと楓だったけど
ちーちゃんが無邪気になってしまった分、楓のドスが効きすぎてるな。
ただ、そこまで掘り下げて考えて書いている347氏は、正直凄いと思う。
コミケ原稿も大変そうだし、あせらず良い作品書いてくれ。
オレはずっと続きを待ってる。
書き忘れ。
文章で威圧感、空気を見せる筆力も相当なもんだと思うぞ、347氏。
正直、強き楓タンに萌えまくりなんだが。
強気ね。
強気ハイジ(・∀・)イイ!
>>520 いえいえ、遅いぐらいがマターリ読むには丁度いいですわい。
無理せず続けて下さいまし。
529 :
347:03/11/29 20:16 ID:v14jPZN6
「耕一さんは、甘いものはお好きですか?」
楓ちゃんは持ってきたお盆から、小皿をそっとテーブルに置いた。
緑色をした長方形の陶器には、小豆色をした羊羹と、爪楊枝状に加工された竹串が形よく載せられていた。
「もう、しばらくお待ちくださいね」
そういうと、再び台所へと戻っていった。
俺は小皿を手に取ると、竹の楊枝で羊羹を二つに割った。
中に栗が入っていた。
割れた片方を刺し、口に運ぶ。口の中に程良い甘さが広がっていった。
「楓ちゃん、これ美味しいよ」
ポットを運んできた楓ちゃんに、俺は言った。
「お口に合いましたか」
小さな花が咲いたように微笑んだ。
滅多に笑わない楓ちゃん。
そんなイメージが俺の中にあるせいか、その笑みがとても可憐に思えた。
「ここN市は金沢に近いので、安くて質の良いお菓子が手に入りやすいんです」
テーブルの上には茶道で使用する、柿色と暗褐色、二種類の茶碗が置かれた。
「本当は、ポットのお湯を使うなんて、いけない事なのですが……」
楓ちゃんは漆で黒く塗られた小さな容器を開けると、耳かきを大きくしたような竹の匙で中身を取り出し、
緑色の粉末を茶碗の中に入れた。
ポットから茶碗の中に湯が注がれる。
いい匂いがした。
茶筅(ちゃせん)というのだろうか。竹製の道具でシャコシャコと手際よくお茶を点(た)てはじめた。
楓ちゃん、お茶をやるんだ……。
俺は、ぼーっとその光景を眺めていた。
「耕一さん」
不意に、楓ちゃんは俺の名前を呼んだ。
「梓から、叔父さん……、いや、お父様の話は聞きましたか?」
530 :
347:03/11/29 20:17 ID:v14jPZN6
「いや、別に」
なんとなく、警察官に尋問されている気分だった。
「梓の夢の話と、子供の頃の事を、少し話しただけだよ」
「そうですか……」
楓ちゃんは指を止め、茶筅を取り出すと、茶碗を俺の方に差し出し、軽くお辞儀をした。
「あ、ありがとう」
俺は茶碗を手に取ろうとして………いきなり困惑した。
はっきり言って、俺には茶道の心得なんて、まるっきりない。
右手で持てばいいんだっけ?
それとも左手だっけ?
「……えっと、まず茶碗を一回廻すんだよね」
「お好きなように」
楓ちゃんは、しどろもどろなっている俺を見て、クスリと笑った。
「礼儀なんて、あくまでも飾りです。美味しく飲むことができれば、それでいいんです」
とりあえず、俺は茶碗を手に取った。
「いただきます」
楓ちゃんは返答の代わりに、お辞儀をした。
茶碗の中は、緑色の濁った液体で満ちていた。
抹茶は子供の頃に、何回か飲んだが、正直言って苦かった記憶しかない。
今更、嫌いなんて言えないよな………。
俺は覚悟を決めると、茶碗に口を付けた。
途端に、お茶の香りが口の中に満ち、今まで飲んだことないその風味に俺は驚いた。
美味しかった。
「あんまり、苦くないんだね」
「このお茶は、挽いてもらったばかりですから。質の良いものは、それほど苦くないんですよ」
531 :
347:03/11/29 20:22 ID:v14jPZN6
楓ちゃんは、もう一方のお椀に抹茶の粉を入れ、お湯を注ぐと、再び茶筅を廻した。
「母が、お茶の家元をしていたんです。子供の頃に少し習っただけなんですけどね」
お茶を点てる姿を見ながら、ふと、着物を着て帯を締めている楓ちゃんが頭に浮かんだ。
もともと日本人形のように、整った顔立ちと肌理(きめ)の細かな肌、そして静かで落ち着いた物腰。
その美しさは容易に想像出来た。
もしかしたら、四姉妹のなかで一番着物が似合うんじゃないだろうか。
胸の薄い人の方が似合うというし………本人の前では言えないけど。
「子供の頃は、あまり真剣に習っていなかったんですよ」
「どうして?」
「礼儀や作法が非常に細かいんです。でも、今にしてみれば、母にもっと真剣に習っておくべきでした。
今では、もう聞く事は出来ませんから……」
「…………」
楓ちゃんは小学生の頃に事故で両親を亡くした。大学生の俺でさえショックを受けたのだから、楓ちゃん
の心の傷はもっと深かっただろう。
「母が死んでから、しばらくお茶は止めていたんですよ。でも、中学生の時、たまたま正月に母の道具を
引っ張りだして点てたお茶を、叔父さんが褒めてくれて」
「親父のやつが?」
「はい、『お母さんに良く似ているって』言ってくれました」
「余計なことを……」
「私は、それがとても嬉しくて、再びお茶を点てはじめたんです」
楓ちゃんは、茶筅をお盆の上に置くと、茶碗をスッと軽く廻し口にをつけた。
一口飲んだ後、ふぅと息を吐き出した。
「叔父さんが生きていらした頃は、良く深夜に、こうやってお茶を点てていました。そしてお茶を飲みながら、
いろいろな事を話してくれました。会社で有った事、妹達の事、そして、耕一さんの事を」
「親父が俺の事を?」
俺は正直その話を疑った。
母さんと別れた後、電話すらロクにかけなかった親父である。
とても信じられなかった。
532 :
347:03/11/29 20:23 ID:v14jPZN6
そんな俺の表情を読みとったのか、楓ちゃんは、フルフルと首を横に振った。
「いつも心配されていました。毎日のように……」
「毎日?」
「はい、毎日です」
俺は飲み干した茶碗をテーブルの置いた。
「おかわりいかがですか?」
「うん……、お言葉に甘えてもう一杯もらおうかな」
「はい」
楓ちゃんは柿色の茶碗を手に取り、再び手際よくお茶を点てただした。
茶筅の音が静かに音を立てた。
ゆったりとした落ち着いた空気に、俺は心の安まるのを感じた。
親父もこんな空気を、楓ちゃんと共有していたのだろうか。
再び、俺の前に抹茶が差し出されると、俺はそれを受け取り口元に運んだ。
二杯目も美味しかった。
楓ちゃんも自分の分を点てると、茶碗を少し廻し、口をつけた。
一口、二口飲み終え、ふぅと軽く吐いた時、目元から、スーっと一筋の涙がこぼれ落ちるのを、俺は見た。
「ぁ………」
楓ちゃんは一言つぶやくと、急いで目元に手を当てた。だが、同じように、左目からも一筋の涙が流れ落ちた。
俺は一瞬にして狼狽(うろた)えた。
何かしたか俺?
なぜ泣いているのか、判らなかった。
「ごめんなさい、耕一さん。つい、ホッとしてしまって………」
楓ちゃんはお茶で使う懐紙を取り出すと、目元にあてた。
俺はなんて声をかけて良いのか判らず、泣き続ける楓ちゃんをただ見守るしかなかった。
「別に、耕一さんのせいじゃありませんから……」
「楓ちゃんも、疲れているんだよ。きっと」
俺の言葉にフルフルおかっぱの髪が左右に揺れた。
533 :
347:03/11/29 20:24 ID:v14jPZN6
「違うんです。耕一さんと、こうして……………」
「俺と?」
楓ちゃんは、しまったという表情で口に手をあてた。
「俺がどうかしたの?」
「…………別に、なんでもないです」
心なしか、楓ちゃんの頬が赤くなっているような気がした。
「きょ、今日は、これまでにしましょう」
珍しく動揺しているような口振りだった。
「よかったら、また明日、つきあっていただけませんか?」
「いいよ、楓ちゃんの点ててくれたお茶、美味しかったし」
「あ、ありがとうございます」
恥ずかしいのか、目を伏せながら答えた。
「それじゃ、俺は寝るよ。おやすみ、楓ちゃん」
俺は就寝の挨拶をすると、自分にあてがわれた部屋に向かうべく立ち上がった。
「耕一さん」
部屋を出て行こうとした俺を、楓ちゃんが呼び止めた。
「耕一さん、私は耕一さんの味方です。例え、どんな事があったとしても」
ゆっくりと、そして、はっきりとした口調で宣言した。
「楓ちゃん……」
「私を……信じてください。例え何があっても私は、耕一さんの味方ですから」
声の語尾が少し震えていた。
もしかしたら楓ちゃんは、俺が初音さんとセックスした事を知っているのだろうか。
考え過ぎかもしれない。
俺は頭の中から、その邪念を追い出した。
「判った。何のことか判らないけど、何かあったら楓ちゃんに相談するよ。その代わり、楓ちゃんも困った
ことがあれば、俺に言ってよ。助けられるだけじゃ、俺も癪(しゃく)だからさ」
「………はい。そうします」
楓ちゃんは暫(しば)し、俺の顔を見つめた後、そう答えた。
「それじゃ、おやすみ」
「はい、おやすみなさい。耕一さん」
534 :
347:03/11/29 20:25 ID:v14jPZN6
俺は手を振りながら、部屋を出た。
暗い廊下を進む中、大きな欠伸(あくび)がいくつも出た。
もう二時近いんじゃなかろうか。
とにかく、いろんな事のあった一日だった。
細かい事は明日考えよう。
廊下を進むにつれ、俺の寝部屋の灯りが見えた。
あれ、俺、部屋の電気つけっぱなしで来たっけ?
記憶を辿りながら、俺は障子に開けた。
「遅かったね」
部屋の中に先客がいた。
梓が体育座りをして、俺の帰りを待っていた。
535 :
347:03/11/29 20:35 ID:v14jPZN6
レスがつくと、続きを思わず書いてしまう罠。
実際、話の大筋は出来ているから、書く作業だけなんだけどね。
明日から仕事の関係で、関西出張のため、続きは早くても水曜日かな………。
そういや、毎回投下してきたコンペスレ、今回書いてないわ♪
逆姉妹の設定ですが、漏れの脳内設定はこんな感じになってます。
・柏木初音 23歳 胸はDカップくらい
・柏木 楓 18歳 胸はAカップ(漏れの趣味)
・柏木 梓 16歳 胸はCカップ(成長途中)
・柏木千鶴 14歳 胸h………………………
いやっほーっ!!楓タン最高!!
347氏乙
>「私を……信じてください。例え何があっても私は、耕一さんの味方ですから」
そう、こういう楓ちゃんを待ってました!
出来れば楓ちゃんルートをお願いしたいけど無理かな。
前のレスで書いてたゲーム化、実現されたらなあ。
順序が逆なだけに、楓の大人らしさと梓のやんちゃさが出てるなぁ。
>>535 しかしまだ先はあるようにみえる千鶴ちゃんが……
>347
うぉー、レベルたけー。
最後の梓が部屋にいるとはおもわんかったですたい。
冬こみは行けないので347氏の本が買えないのが辛い・・・
>>347 うわー、気になるところで引きやがってぇ!
梓好きとしては、続きが楽しみじゃねえか!
ゲーム化は難しいと思うが、分岐の処理はゲームブックみたいに
してみてはどうだろう?
いや、普通のssでいいから作り込んで欲しい。
今でも十分面白いんだけどね。
|
|
| なんで……なんですか?
|つミ
|
| .
544 :
347:03/11/30 10:09 ID:lJQIJpw3
おかしいなぁ。
投下する前に、2回ほど読み直したんだけど、感感俺俺、誤字脱字がイパーイあるよ・゚・(ノД`)・゚・。
>>537 >前のレスで書いてたゲーム化、実現されたらなあ。
キャラを画く人材がいないので、現状では無理。
>>540 >冬こみは行けないので347氏の本が買えないのが辛い・・・
出す予定は、本じゃなくて、同人ゲームなんですけどね(=゚ω゚)ノ
>>541 >ゲーム化は難しいと思うが、分岐の処理はゲームブックみたいに
絵のいっさいない、テキストと背景のみのゲームなら出来るんだけどね。
全員レスつけられなくてスマソ。
過去に書いたSSはこっちに置いてあるので暇な人はどぞ。下手だけどね。
ttp://www.diana.dti.ne.jp/~jofuu/SS それでは、関西出張行ってきまーす(=゚ω゚)ノ
>>544 素直に楓ちゃんがタメだったら良かったと思いました。 (・∀・)イイ!
耕一、梓とタメだったからドタバタしてるイメージもあったけど、こっちだと
二人でマターリしてそうですな。
>>544 >絵のいっさいない、テキストと背景のみのゲームなら出来るんだけどね。
この板の住人なら全員脳内補完出来るだろうからそれでもOK
か?
俺はどうしても生意気ちーちゃんが補完できん
549 :
347:03/12/03 02:05 ID:Q0gSgQep
うほほ。
一緒じゃん( ゚Д゚)
ぱくり?
本人?
554 :
347:03/12/04 22:17 ID:zJXbfppB
>>551 そりゃー、書いてる人間が一緒だから、そーなるだろーーねーーーー(´ー`)y─┛~~
そういや、あのSSだけ作者挨拶し忘れてたな……。
HPにUPしているSSはすべて過去にコンペで投下したものです。
大幅加筆してあるので、別物になっているものもあるけど。
556 :
347:03/12/04 22:23 ID:zJXbfppB
梓が体育座りをして、俺の帰りを待っていた。
先ほどとは違い、赤色のパジャマに着替えていた。サイズは少し大きめに見えた。
「おまえ、自分の部屋に戻ったんじゃ、なかったのか?」
「……眠れなくてさ」
梓は膝に顔を埋めながら呟いた。
「まさか、朝まで俺と語り明かすとか言わないだろうな」
「別に、あたしはそれでもいいよ」
冗談を言っているようには見えなかった。
もしかしたら、本気で言っているのか、こいつ。
「そんなに夢を見るのが怖いのか?」
「あんたも判るよ。あんな夢を毎晩みれば……」
声に力がない。
本当にまいっているようだった。
「俺なんかより、初音さんとかと寝ればいいんじゃないか?」
「駄目だよ。初音姉は只でさえ自分の事で手一杯だから、迷惑なんてかけられない」
「じゃあ、楓ちゃんは?」
「楓姉の場合、あたしの方が気疲れしちゃう」
「それなら、千鶴ちゃんならいいだろう。おまえ達、普段から仲がいいんだから」
「千鶴は……その……」
「何か問題でもあるのか?」
「あの娘、寝相が悪いのよね、昔から。ほら、耕一憶えてない? 昔一緒に寝た時のこと」
「そういや、そんなこともあったな……」
俺は昔の記憶を掘り出しにかかった。
「確か俺の右隣におまえが、左隣に千鶴ちゃんがいて………夜中に股間を蹴られたような………」
「そうそう。あの時は、あんたの悲鳴であたしも起きた」
「今でも、寝相悪いのかい?」
「寝相だけじゃないよ」
「他にもあるのか」
「イビキもひどい」
「イビキね………」
俺は夜中に布団を蹴っ飛ばしながら、イビキをかいて寝ている千鶴ちゃんを想像してみた。
それは、それで可愛いかも……。
557 :
551:03/12/04 22:25 ID:J3gM9Gwd
作者挨拶してくれれば、いち早く347さんにたどり着けたと思うと損した気分です。
つまり、十何度も作品を読み返すほど347さんが好きだったわけですが。
安心しました。
ありがたく他の作品、よませていただきます。
558 :
347:03/12/04 22:26 ID:zJXbfppB
コミケ進行の都合上、細切れでSS投下することになると思います
遅筆ですまそ
559 :
347:03/12/04 22:28 ID:zJXbfppB
>つまり、十何度も作品を読み返すほど347さんが好きだったわけですが。
・゚・(ノД`)・゚・。
続きキボン保守。
やっぱ、
ビジュアル的楽しみがあるのは初音お姉ちゃんとちーちゃんだな。
梓と楓の順番変えても外見の変化が小さそう。
そりゃ7歳差がひっくり返るのと1歳差がひっくり返るのとは全然違うだろ。
1年の差があの胸の差………
天はなんと惨い事を………
初音お姉ちゃん→どうも巨乳らしい
楓ちゃん→慎ましやかな胸
梓→ホルスタイン
千鶴ちゃん→可愛そうに
>>565 だからちーちゃんはまだ発展途上なんだと(ry
7年後どうなるかはすでに分かっているのだが
七年たとうが大きさは小さじすりきり一杯分も変わらない
この結果が分かりきってるこの悲しさ
笑える
569 :
347:03/12/09 03:55 ID:AsJmxJmm
今週は投下出来そうにありません
ごめんなさい・゚・(ノД`)・゚・。
永遠にただ明日への希望だけを持ち続k
保守
保守age
千鶴ちゃん萌え〜。
本編では初音ちゃん萌え〜。
ロリコンなのかな_| ̄|○
`_
kaede
577 :
閑話休題:03/12/13 21:04 ID:yDrg6f0s
「耕ちゃん、今日はお願いがあるの?」
初音さんはもじもじしなが俺に言った。
二人きりの寝室。
これから、キスをしようとする矢先だった。
「どんなお願い? 俺に出来ることなら、なんでもするよ」
初音さんは無言で頷くと、扉の方に目を向けた。
「楓、入ってきて」
「え?!」
扉が開き、バスローブを羽織った楓ちゃんが、恥ずかしそうに入ってきた。
「あのね、耕ちゃん。楓も耕ちゃんの事が好きなの……」
楓ちゃんは顔を真っ赤にしたまま、下を俯いていた。
「わたし、耕ちゃんに愛してもらえて、とても嬉しい。でもね、わたしだけ
幸せになるのは、心苦しくて。だからね……」
初音さんは、自分のバスローブを脱ぐと同時に、楓ちゃんのバスローブも
脱がせた。
目の前に出現した二体の白い裸体に、俺は思わず唾を飲み込んだ。
「この娘も、一緒に幸せにして欲しいの」
「俺で良いのかい、楓ちゃん」
「……よろしく、お願いします……」
楓ちゃんは消え入りそうな声で言うと、深々とお辞儀をした。
恥ずかしさか、白い肌がほんのり赤くそまり、体が僅かに震えていた。
とても可愛いと思った。
「俺は、二人が納得していれば、かまわないよ」
「耕ちゃん」
「ん?」
「ありがとう」
ぱっと花が咲くように、初音さんは笑顔を浮かべた。
閑話休題というタイトルをつけて、まったく意味がないのに気がついた今日このごろ…
>>577-588 タイトルはともかく、貴君は続きを書かねばならないと思う。
姉妹丼ハァハァ
ほしゅう
もうじきクリスマスだな。
コミケまで、あと何マイル?
347氏、苦戦してるのかな
584 :
347:03/12/19 03:12 ID:HKErl2Za
それは、それで可愛いかも……。
「頼むよ、一日だけでもいいからさぁ」
「まぁ、俺は別にかまわないけど。朝、誰かに見られたら、なんて言い訳するんだよ」
「じゃあ、あたしについて来てよ、耕一。毛布持ってさ」
俺は梓に言われるまま、廊下を歩き、階段を昇った。
「どこまで行くんだ?」
「すぐに着くよ」
夜の寝静まった空間を、歩くたびキシキシと音が響く。
梓は廊下の奥にある扉を開けた。
「倉庫?」
その部屋には棚が並び、いろんな物が綺麗に整理されていた。
「耕一、ちょっと、どいて」
梓が天井の方に手を伸ばす。
上を見ると、折り畳まれた階段が備え付けてあり、梓はそれを手に取ると、手前に引き、階段として
昇れるように設置した。
「この家、天井裏へ昇れるようになっていたんだ」
「知らなかったでしょ」
梓に続いて傾斜を昇る。辿り着いた部屋は、白い光によって満たされていた。
月光だった。
天井の一部分がガラス張りになっていて、そこから月の光が差し込んでいた。
「驚いた?」
「驚いた。こんな部屋が有るなんて」
俺は周りを見回した。
さすがに天井は低く、立って歩くには少し辛い。
しかし、壁には本棚が、床の絨毯は掃除が行き届いているのか、ほこり一つ落ちていなかった。
「ここなら、朝誰も来ないから、いいだろう」
あらかじめ持ち込んであったのか、梓は床に畳んである毛布を自分の上に引き、寝転がった。
「まあ、あたしは朝食を作るから、朝早く起きるんだけどね」
585 :
347:03/12/19 03:13 ID:HKErl2Za
俺も、持ってきた毛布を広げ横になる。
天窓から差し込む光が、包み込むかのように二人を照らした。
なんとなく、心地よかった。
「ここはね、父さんの秘密の書斎だったのさ。半年前まで物置になっていたんだけどね。最近綺麗にしたんだよ」
俺は天窓から覗く満月に魅入った。
「月ってこんなに綺麗だったんだな。忘れていたよ」
「なかなか、オツなものでしょ」
「あぁ」
俺はしばし、我を忘れて夜空を見つめていた。
「なぁ、耕一」
「なんだ、梓」
「子供の頃はさ、こうして一緒に寝ていたよね」
「楓ちゃんや、千鶴ちゃんも一緒だったっけ」
「………あたし最近よく思うんだ、あの頃に戻りたいって」
梓は寂しげに呟いた。
「あの頃は、父さんもいて母さんもいて、みんな仲良く暮らしてた」
「今でも、おまえら仲がいいじゃないか」
「……そうでもないよ」
「そうなのか?」
「素直になれない。あたしも含めてね」
珍しく、梓は自嘲気味に笑った。
「みんなね、何か本音を隠している。表面上は取り繕っているけど………」
「そうか……」
「判ってはいるよ。初音姉なんか特に、みんなに心配させたくないから、いつも笑って無理している」
「だから、昔に戻りたいと?」
「うん。あの頃は良かったなって………」
「ならば、戻せばいいじゃないか」
586 :
347:03/12/19 03:13 ID:HKErl2Za
「え?」
俺は夜空から、視線を梓の顔に向けた。
「みんなが本音を出し合えるよう、働きかけるのさ」
「あたしが?」
「今の状態が嫌なんだろ? ならば、変えていくしかない。子供に戻る事なんて出来ないんだから、
そんな事考えるくらいなら、今をなんとかするしかないだろう?」
梓は俺の顔をしばらく見た後、大きく頷いた」
「そうだね、うじうじ考えたってしょうがないよね」
「そうさ、第一おまえらしくない」
「わかったよ」
梓は何か吹っ切れたように言った。
「明日から、初音姉とか積極的に話しかけてみるよ」
「ああ、是非そうしてくれ」
「どうして、そんな簡単な事に気がつかなかったんだろう………。ありがとうね、耕一」
「礼を言われるまでもないさ」
「じゃあ、あたしそろそろ寝るね。明日も早いから……」
「そうだな、俺も眠い」
俺は欠伸をしながら、ふと、ある事が気にかかった。
「なあ、梓。ひとつ聞いてもいいか?」
「なに?」
「その、なんだ。俺達はもう子供じゃないだろ?」
「何が言いたいの?」
「もし、俺がおまえに夜ばいとか、エッチな事をしたら、どうするつもりなんだ?」
「その時は……」
「その時は?」
「殺ス」
俺は思わず苦笑した。
少なくとも、梓は俺に全面的な信頼をおいているらしい。
もっとも、今の俺には夜ばいをかける気など毛頭ないが。
「冗談だ。じゃぁ寝るよ。お休み」
「うん、お休み、耕一」
俺はもう一度欠伸をすると、毛布を体にかけ直した。
587 :
347:03/12/19 03:20 ID:HKErl2Za
かなーり久々に、SS投下(=゚ω゚)ノ
遅くなってスマソ
>>583 >347氏、苦戦してるのかな
めちゃくちゃ苦戦中・゚・(ノД`)・゚・。
同人ゲームのシナリオが全然あがらねぇ
冬コミに間に合うか、微妙になってきマスタ(´・ω・`)
>>347氏
乙!
楽しみに待ってたかいが有りました。
コミケまであと一週間ってとこだが、頑張ってくれ。
俺は初日・二日目に行く予定なので、氏の作品は買いには
行けそうにないけど。
590 :
347:03/12/20 05:13 ID:y2QAbR3V
夢を見ていた。
なぜか、俺はそれが夢だとわかった……。
目の前に、一人の女が立っていた。
服が里の物ではない。
異形の者の服、エディフェルと同じ衣を纏っていた。
「ウヌ、ジロウエモン………カ?」
「拙者が次郎衛門だが、如何に?」
女は俺を見据えた後、フムと頷いた。
次の瞬間だった。
恐るべき速度で、女の手套が喉元へと突き出された。
シャッ!!
皮、一枚でかわす。
シュッ!
ヒュバッ!!
次から次へと繰り出される攻撃に、俺は身を反らすのが精一杯だった。
とても、刀を抜く暇などない。
しかも女は巧みに俺の死角を攻めてくる。
まずい!
一瞬、石に足をとられた。
体が僅かに、宙を泳ぐ。
女はそれを見て笑った。自分の勝利を確信するかのように。
死ぬな。
戦の勘が、俺に告げた。
避けようのない一撃が、俺めがけて繰り出された。
「くっ!」
覚悟を決める他、なかった。
バシュゥ!!
なんだ?
591 :
347:03/12/20 05:14 ID:y2QAbR3V
目の前で、一瞬何かが起こった。
俺は女共々、その場から吹き飛ばされ、地面に転がった。
「ジロウエモンッ!!」
愛する女の声が聞こえた。
起きあがると同時に俺は抜刀した。
相手の女も、こちらに向かって跳躍する腹らしい。
だが、俺とそいつとの間にエディフェルが割って入った。
「レダムッ! アズエルッ!」
俺の知らない異形の言葉で、エディフェルは叫んだ。
「ジェデス、エディフェルッ!! リディアッ!」
やはり、相手の女も同族の異形らしい。
しばらく、二人は何か口論した後、その女は俺をにらみ、去っていった。
「ジロウエモン、ケガ、大丈夫?」
エディフェルは俺の方に来ると、首に出来た掠り傷をそっと、愛でるように撫でた。
治癒の能力を、俺の為に解放する。
「エディフェル、彼は何者ぞ」
「アズエル、エ…ト……」
エディフェルは何か、言葉を探しているようだった。
そういえば、あの女はどこかエディフェルに似ていたような気がする。
「もしや、姉妹か?」
俺がそう言うと、エディフェルはニコッと微笑み、両手をポンと合わせるように叩いた。
「そう、アズエル、エディフェルと姉妹」
「なぜ、あやつは俺を?」
「多分、私のせい……」
責任を感じるのか、シュンとした顔で下を向いた。
「そうか」
「本当はアズエル、とても優しい………」
俺を殺せば、エディフェルが帰ってくるとでも思ったのだろうか。
なんとなく、想像がついた。
592 :
347:03/12/20 05:16 ID:y2QAbR3V
「なあ、エディフェル。おまえは一体、何人兄弟がいるのだ」
すると、エディフェルは親指を折り、残りの指を立てて、俺に示した。
「四人いる」
笑いながらそう答えた。
「全部、女。みんな、とても仲が良いの」
「そうか………」
俺は少なくとも、後、二人の女に襲われるのだろうか。
そう思うと、何となく憂鬱な気分になった。
俺の気持ちを察したのか、エディフェルは俺にしがみつき、しなだれた。
「私が、守ってあげるから。きっと、話せば、みんな判ってくれるから……」
手を握る指が小刻みに震えていた。
俺は頷くと、その赤い唇を、そっと吸いあげた。
593 :
347:03/12/20 05:20 ID:y2QAbR3V
続きを投下しますた。
え、コミケの原稿どうしたって?
うまく書けなくて、現実逃避しているんですよヘ(゚∀゚ヘ)
こんな時間にグッドジョブ。
コミケもがんばれ。氏のようなシナリオ書きがいるなら、同人ゲーにも
手を出してみようかしらん。
エディフェルキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
347氏GJ
596 :
347:03/12/22 07:04 ID:cn3C4zvs
やっとで、同人ゲームのシナリオがあがりますた(;´Д`)
これで心おきなく、こっちの続きが書けまふ
徹夜したから、早くても水曜日以降かな………
>>347氏
おつかれさま。
今はゆっくり休んでくださいませ。
598 :
347:03/12/23 23:57 ID:GH/bc/fp
歌が、聞こえる。
まどろみの中、俺に届いたその歌は、幼き頃から変わらぬ優しさに満ちていた。
アヴェ・マリア。
(
ttp://www.midi-box.com/midi/C088.mid)
母さんが、いつものように、あのしらべを口ずさんでいた。
俺が寝ているのも気にせず、窓を開ける音がする。
いつものように、洗濯物を干すのだろう。
俺は布団の中で、大きく背筋を伸ばした。
起こされる前に起きてやろうと思って。
「おはよう、耕一お兄ちゃん」
母さんの声が聞こえ……え?!
俺は寝ぼけ眼(まなこ)を擦り、目を見開いた。
「良く眠れた?」
エプロンをした少女が、差し込む朝日の中で微笑んでいた。
「千鶴……ちゃん?」
聞くまでもない言葉を俺は口にした。
「誰だと思ったの」
「それは……」
「それは?」
俺は一瞬迷ったものの、正直に言う事にした。
「母さんかと思った」
予想外の解答だったのか、千鶴ちゃんはきょとんした表情を浮かべた。
「母さんって、耕一お兄ちゃんのお母さん?」
俺は首を縦に振った。
「歌い方が、良く似ていたから」
「それで間違えたんだ。じゃあ、こう言えばよかった? おはよう、耕ちゃんって」
「そう言えば、きっと気づかずに寝ていたよ」
「じゃあ、明日からは、そう言って起こそうかな」
そう言いいながら、千鶴ちゃんはクスクスと笑った。
599 :
347:03/12/23 23:59 ID:GH/bc/fp
「それにしても、耕一お兄ちゃん、よくこの場所を見つけたね」
「うん、それは…」
梓といいかけて、俺はハッとした。確か隣に寝ているはず……。
そう思って隣を見るも、すでにもぬけのからだった。
「どうしたの、お兄ちゃん」
「ん……、ちょっとね」
そういえば、梓は俺より早く起きるとか言ってたな。
「千鶴ちゃん、他の人はもう起きてるの」
「初音お姉ちゃんと楓お姉ちゃんは知らないけど、梓お姉ちゃんなら、みんなの朝ご飯作ってるよ」
どうりで。確かに、梓がいつも朝食を作っていたような気がする。
「千鶴ちゃんはどうしてここに?」
「お掃除をしに来たの。私、部屋を綺麗にしたり、整理整頓するの好きだから」
「それで朝早く?」
「うん。だって、夜するより、朝したほうが気持ちいいでしょ」
「確かに、そうかもね」
俺は立ち上がると、窓から外の景色を眺めた。
空はどこまでも遠く、青空が広がっていた。
「今日も、天気が良さそうだね」
「掃除日和でしょ」
「掃除か……、そういや部屋の掃除、全然してないや」
「どうして、しないの?」
「母さんが生きていた頃は、ずっと任せきりだったからね。あまり掃除洗濯とか得意じゃないんだ」
「ふ〜ん。今度私が東京に行って、掃除してあげようか?」
千鶴ちゃんが俺の部屋で掃除か……。
なんとなく、その光景が頭に浮かんだ。
「してくれるなら、千鶴ちゃんのこと、お母さんと呼ばなくちゃいけないね」
「私、耕一お兄ちゃんのお母さんになるの?」
「そう」
「じゃあ、私は耕一お兄ちゃんのこと、お父さんって呼ぼうかな」
「そう呼ばれると、なんか、尻に敷かれそう……」
俺がそう言うと、千鶴ちゃんは、ぷっと吹き出した。
600 :
347:03/12/24 00:01 ID:qHv0RfF3
短いですが、投下完了
冬コミの原稿、追加キタ━━(゚∀゚)━━!!!!
書いても書いても、終わらないよぉ・゚・(ノД`)・゚・。
ガンガレ
イ` 3日目逝くから。
ブースb、pキボン
千鶴ママ、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
しかもBGM付き!
是非ともゲームとしてやりたくなってきた・・・
同人ゲームという事は、三日目かな
604 :
347:03/12/28 14:48 ID:sowaSo7j
台所から、味噌汁の良い臭いがする。
中を覗くと、梓が小皿で味見をしているところだった。
「おはよう」
俺が声をかけると、ゆっくりとこちらの方を向いた。
「あぁ、耕一……おはよう」
昨日より輪を掛けて元気がなかった。
「なあ、耕一。あたし昨日、あんたと一緒にいたよね」
「ああ、一緒にいたじゃないか」
「あたしも、布団に入ったところまでは憶えているんだけど……」
「何かあったのか?」
「朝起きたら、自分の部屋で寝てたんだよ。戻った記憶がないのに」
深い溜息をひとつついた。
かなり深刻そうな表情を顔に浮かべていた。
「また、いつもの悪夢でも見たのか?」
梓は顔を横に振った。
「いつもの夢じゃなかった。でも、もっと最悪な夢だった」
そういえば、俺も昨日、夢をみたような気がする。
「梓、俺も…」
「耕一、悪いけど今、朝食作っているところだから、続きは後でもいい?」
梓は俺の話を断ち切ると、冷蔵庫を開けた。
「判った。じゃあ、また後でな」
「ごめんね」
小さく呟くような声だった。
5人揃って食べる朝ご飯。
ここに来てから、誰か欠けるということは、一度としてなかった。
605 :
347:03/12/28 14:48 ID:sowaSo7j
いつも一人で飯を食っている俺としては、羨ましいと思っていたけど、今日ばかりは違った。
「耕ちゃん、お代り食べる?」
「う、うん、お願いします」
初音さんはいつものように優しく笑っていた。しかし、俺を見る目は明らかに変わっていた。
具体的に、こうと説明できるわけではないが、なんとなく視線が絡みつくのだ。
楓ちゃんも、俺の顔を見ると、心なしか微笑んでいるように見えるし、梓は梓で、俺に頼るよ
うな視線を時々飛ばしていた。
「なんかあったの?」
四姉妹中ただ一人、いつもと変わらない千鶴ちゃんが、その場の空気を感じ取った。
「別に……」
本当に、『別に』という言葉以外、言いようがなかった。
「千鶴は余計な事、気にしなくていいの」
「私、梓お姉ちゃんには、聞いてない」
「あ、千鶴。また、あたしの料理残してる」
「私、今週少し太ったから、あんまり食べたくないもん」
「そんな事いってるから、いつまでたっても千鶴の胸は煎餅なのよ」
俺は思わず味噌汁を吹き出した。
「ひど〜い梓お姉ちゃん、耕一お兄ちゃんに笑われたじゃない」
「あたしは、事実を言っただけよ」
反論できないのか、千鶴ちゃんは、じと目で梓を睨んだ。
「千鶴、せっかく梓が作ってくれたんだから、わたしも残すのは良くないと思う」
「……わかりました」
初音さんの声に、渋々千鶴ちゃんは箸をつけた。
「姉さん、テレビつけてもいい?」
すでに食べ終え、自分で煎れたお茶を飲んでいる楓ちゃんが、リモコンを手に取った。
初音さんが軽く頷くと同時に、ニュースを伝えるアナウンサーの声が部屋の中に流れた。
「耕一お兄ちゃん、お茶をどうぞ」
606 :
347:03/12/28 14:49 ID:sowaSo7j
いつも一人で飯を食っている俺としては、羨ましいと思っていたけど、今日ばかりは違った。
「耕ちゃん、お代り食べる?」
「う、うん、お願いします」
初音さんはいつものように優しく笑っていた。しかし、俺を見る目は明らかに変わっていた。
具体的に、こうと説明できるわけではないが、なんとなく視線が絡みつくのだ。
楓ちゃんも、俺の顔を見ると、心なしか微笑んでいるように見えるし、梓は梓で、俺に頼るよ
うな視線を時々飛ばしていた。
「なんかあったの?」
四姉妹中ただ一人、いつもと変わらない千鶴ちゃんが、その場の空気を感じ取った。
「別に……」
本当に、『別に』という言葉以外、言いようがなかった。
「千鶴は余計な事、気にしなくていいの」
「私、梓お姉ちゃんには、聞いてない」
「あ、千鶴。また、あたしの料理残してる」
「私、今週少し太ったから、あんまり食べたくないもん」
「そんな事いってるから、いつまでたっても千鶴の胸は煎餅なのよ」
俺は思わず味噌汁を吹き出した。
「ひど〜い梓お姉ちゃん、耕一お兄ちゃんに笑われたじゃない」
「あたしは、事実を言っただけよ」
反論できないのか、千鶴ちゃんは、じと目で梓を睨んだ。
「千鶴、せっかく梓が作ってくれたんだから、わたしも残すのは良くないと思う」
「……わかりました」
初音さんの声に、渋々千鶴ちゃんは箸をつけた。
「姉さん、テレビつけてもいい?」
すでに食べ終え、自分で煎れたお茶を飲んでいる楓ちゃんが、リモコンを手に取った。
初音さんが軽く頷くと同時に、ニュースを伝えるアナウンサーの声が部屋の中に流れた。
「耕一お兄ちゃん、お茶をどうぞ」
607 :
347:03/12/28 14:50 ID:sowaSo7j
テレビを眺めていた俺に、千鶴ちゃんが湯飲み茶碗を差し出した。
「私が煎れたのよ」
「ありがとう、千鶴ちゃん」
俺はお茶を受け取ると、中身を一口飲んで……………………………………………………。
「どうかした?」
「これ、濃くない?」
「お茶って、お茶葉たくさん使った方が美味しいんじゃないの?」
「絶対に違う」
案の定、楓ちゃんがこちらの方を睨んでいる。
「耕一さん、そのお茶を貸していただけます」
楓ちゃんは俺から湯飲みを受け取ると、くんくんと臭いを嗅いだ。
「千鶴、このお茶、戸棚の奥にあった、茶色くて小さい缶のやつじゃない?」
「う、うん」
「やっぱり」
楓ちゃんはがっくりと項垂(うなだ)れた。
「これ……特別な日の為に、とって置いたものなのに」
「でも、少ししかなかったよ楓お姉ちゃん。全部使ったけど」
「全部?!」
普段物静な楓ちゃんが絶叫をあげた。
「まぁ、説明していなかった私が悪いんだけど………。千鶴、今度同じ事したら弁償よ」
「い、いいわよ。所詮、お茶だから、それほど高くないでしょ」
「そうね、千鶴のお小遣い、3ヶ月分だから、たいしたことないわ」
千鶴ちゃんが、げっ、とした顔をする。
様子を見ていた梓がケタケタと笑い出した。
「千鶴、そろそろ家を出ないと間に合わないんじゃない?」
「うん。今行くよ、初音お姉ちゃん」
608 :
347:03/12/28 14:50 ID:sowaSo7j
千鶴ちゃんは鞄を手に持つと、俺の方を向いた。
「耕一お兄ちゃん、帰ったら昨日みたいに、また勉強を教えてね」
「いいよ」
俺が軽く頷くと同時に、千鶴ちゃんは部屋を出ていった。
「梓、後かたづけはわたしがやるから、あなたは学校に行きなさい」
「悪いね。初音姉」
梓は立ちあがると同時に、目で俺に合図を送った。
「俺、暇だから途中まで送っていくよ」
梓が何の夢を見たのか、気になった。
俺自身、昨日不思議な夢を見たような気がする。もしかしたら、梓の夢と関係があるのだろうか。
「行ってらっしゃい。車に気をつけてね」
「行って来ます」
梓が鞄を手に持った時、テレビのニュースが突然あわただしくなった。
『たった今、ニュースが入りました。昨日、T県N市におきまして、男性8人が重傷を負うという事件
が発生しました』
「T県N市って、ここだよな」
『現場は人通りが少ない公園で………』
「楓、この公園て、もしかしてウチの近所?」
「多分……」
みんなの目はテレビに釘付けになった。
「男を狙った通り魔なんて、珍し………」
俺は梓の顔を見た瞬間、言葉が途切れた。
梓が顔面蒼白な顔をして震えていた。
「梓……?」
俺の問いかけが聞こえないかのように、梓はすっと部屋を出ていった。
「おい、待てよ」
あわてて後を追いかける。
609 :
347:03/12/28 14:51 ID:sowaSo7j
梓は小走りで、廊下を進んでいた。
何か変だ。
俺は梓に追いつくため、走った。
「待てよ、梓」
「来ないでっ!」
逃げる梓をようやく玄関で捕まえた。
「どうして逃げるんだよ」
掴んだ右腕を引き寄せる。
「離して、お願いだから離してっ!」
梓は俺から逃れるため、強引に手をふりほどいた。
明らかに様子がおかしい。
俺は梓の両肩を、ガシッと握った。
「落ち着け梓っ! 落ち着けっ!」
逃げられないよう、梓を廊下の壁に押しつけた。
「何があったか知らないが、落ち着け。もし良かったら、俺が聞いてやるから」
梓は肩で息をしながら、俺の顔を見つめた。
その顔には、恐怖の表情が浮かんでいた。
「耕一、あたしが、もし、あたしでなくなったらどうする?」
「おまえは、何があっても、おまえだろうが」
「耕一……」
梓は目に涙を浮かべると、その場にズルズルと崩れ落ちた。
「何があったんだよ、梓」
610 :
347:03/12/28 14:52 ID:sowaSo7j
「耕一……」
唇がわなわなと震えていた。
「あたし、嫌な夢を見たって、朝言ったよね」
「ああ、憶えてるよ」
「同じなんだ」
「同じ?」
「テレビでやっていた内容と同じなんだ」
「どういう事だよ」
「なにもかもが同じなんだ。場所、時、人数、あたしの夢と何もかもが同じなんだよ」
「え………。夢の内容が?」
「その夢の中で、あたしは、あたしは……」
梓は俺の腕を痛いと思うほど、強く握った。
「あたしは、その夢の中で、その男達を殺そうとしていたのよっ!!」
(続く)
611 :
347:03/12/28 14:54 ID:sowaSo7j
投下失敗
同じ文章を2回投下してしまった_| ̄|○
612 :
347:03/12/28 16:30 ID:sowaSo7j
そんなわけで、物語も佳境に入ってきました(´ー`)y-~~
梓シナリオが正直こんな展開になるとは漏れも予想外。
完結するのかコレ?(;´Д`)
次の投下は年明けの予定。
梓ファンの方には気になる終わり方でスマソ( ̄ー ̄)ニヤリッ
冬コミですが……私がシナリオを引っ張りすぎた為、間に合うか微妙(^^;
コミケのブースは下記になります。
12月30日西館 く−27b サークル「此花」
なお、3時以降は下記のサークルにいます。
東館 U−10a スコブル
昔作った、痕の同人誌も少し持っていく予定
なお今回の同人ゲームは、漏れが遅筆の為、体験版になってしまいますた_| ̄|○
CGは羊頭狗肉です(笑
綺麗なのは1枚だけで、他は手抜きヽ(´ー`)ノ
価格は200円 100部限定 欲しい人はレスつけてくれれば、取り置きします。
ちなみに内容はこんな感じです↓
ttp://kimikano.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/img-box/img20031228162432.jpg 夜が明けなくて
寒さに震えている
誰かが言った
日は必ず昇ると
でも私は
朝の光が東の空を染めるまで
生きている自信がなかった
凍え死にしそうな暗い夜空の下
煌めく星々を
ただじっと見つめていた
>>347氏
すげえ!まさかこんな展開になるとは・・・
耕一と梓の立場が逆転なんてのは、俺自身は初めて見た。
物語を最初からリセットしたこの作品ならではですな・・・
それにしても初姉さん、淫靡ですな
物凄い秋波を送ってそう。
よくさらしてくれた!!
とりあえず、買いに行くよ。
確かにこの展開は予想できなかったよ。しかしこの展開だと梓の視点を夢で共有した柳川が
いろいろうれしいものを見てそうだな。
まだ柳川と共有してるかなんていいきれないよ
ていうか柳川が男を襲う・・・ありそうでコワヒ
>615
むしろ女の柳川とか
少年の柳川キボンヌ
柳川少年なのに初音姉さんの叔父さんにあたるわけだ
なんか変な感じだな
>617
柳川おばさん?
>>617、618
どっちも捨て難いので、両方採用だ!
・・・柳川、双子2人で原作1役とかキボンヌしてみる
そういや、冬コミで売っていた、347氏の同人ゲーム、買った人いる?
もしいたら、どんな感じだったのか、感想キボンヌ
625 :
名無しさんだよもん:04/01/03 21:43 ID:tPSkUxDa
全然チェキしてなかったが、ナチュラルに買ってしまった オオワラ
>>625 ゲームの内容について書いてないのは、面白くなかったからだろうか?
627 :
347:04/01/06 08:33 ID:ix/ntheG
柳川を普通に登場させるのはダメですか?(^^;
続きは週末辺りに投下予定でふ(=゚ω゚)ノ
>ゲームの内容について書いてないのは、面白くなかったからだろうか?
。・゚・(ノД`)・゚・。
347氏コミケ乙です。
続きおまちしてます。
ゲームの感想、興味あるんで購入した方いたら感想お願いしますm(_ _)m
629 :
625:04/01/08 01:05 ID:yfI36TrV
まだ手つけてないです。
漏れは買い逃した口だが、正直、今回のスケジュールだと、普通の会社員にとっちゃ、
大晦日に帰省して三が日ずっと田舎にいたら、
今度の三連休まで、丸一日空く日って無いよな・・・
念の為、めんて
632 :
347:04/01/12 02:33 ID:IjpQPJFy
今夜中には、なんとか…
最近347氏に負担が掛かり過ぎてるみたいだし、
適当にネタでも出して語ろうや。
ところで、姉妹の生まれがこんな順番だと、リズエル・リネットの
立場ってどんなになってるんだろ?
エディフェルを手にかけたのが幼いリズエルなのかリネットなのか
気になるところ。
年長者としての責務からリネットが手を下した場合、
リズエルの時よりも遥かに苦しんでそうだな・・・
過去は逆転してないってことでもいいかも。
635 :
347:04/01/12 20:55 ID:IjpQPJFy
前世の関係については、逆転しないままのつもりでした(´ー`)y-~~
しかし、書き進めていると………
千鶴シナリオのオチが思いつかねぇ_| ̄|○
このスレ初めて読んだけど、長女初音って鬼要素を抜いた千鶴さんそのまんま
いやオパーイの大きさによる包容力がちg
639 :
347:04/01/13 02:51 ID:kWFbkWQb
「あたしは、その夢の中で、その男達を殺そうとしていたのよっ!!」
叫ぶと同時に、梓は俺のほうにもたれかかってきた。
「……怖いよ、耕一。夢を見る度、あたしの中に別のあたしが目覚めていくようで……」
俺はこんな時、なんて言えばいいのだろう。
震える梓を前に、かけるべき言葉がみつからない。
夢が現実になった。そう語る梓に『しょせん夢だ』とか『気にするな』などの言葉は慰めにもならない。
「とにかく、落ち着け梓。学校から…」
俺は言葉を止めた。
遠くから、廊下の木がしなる音が聞こえた。
誰かが来る。
梓もその音に気がついたのか、俺の胸元から離れた。
廊下の角から、セーラ服に身を包んだ楓ちゃんが姿を現した。俺達をみとめると、何かあったのかと、問いか
けるように首を傾げた。
「ちょっと、梓が転んだだけだよ、楓ちゃん」
俺はそう言いつつ、梓に手を伸ばした。
その手を握り、梓がゆっくりと立ち上がる。
「梓、大丈夫?」
「な、なんともないよ楓姉」
楓ちゃんは、いつもの無表情なまま、しばし梓の顔を見つめた。
「梓、学校遅れるわよ」
「う、うん」
俺達は3人揃って家の玄関を出た。
「耕一さん。私は寄り道する場所があるので、先に行きます」
ぺこりと楓ちゃんは頭を下げると、俺達をおいて駆けだした。
「もしかしたら楓姉、気づいたかも」
楓ちゃんの姿が見えなくなると同時に、ぽつりと呟いた。
「なぁ梓。俺は正直何が出来るかわからないけど、相談くらいは乗ってやるからさ。あんまり一人で深刻に考えるないほうがいい」
「気持ちだけで、あたしは十分だよ……。耕一、あたし、時間がないから走るね」
「ああ、気をつけてな」
「また、あとでね」
そう言い残すと、梓は走りだした。
640 :
347:04/01/13 02:52 ID:kWFbkWQb
中途半端な投下でスマソ(´・ω・`)
)
./ ̄ ̄~ヽ ) ((
|___T_l_ ( )
|.シ ― . ←| _) ( (
(6ヽ ‐ 〉.〉 |.|=・ )
|\. <三ソ ―n(⌒::) ノノ
_ノ. `ー‐i´_ .|〔x |(⌒::)
/| | |\_/| | | ヽ .|
阪神の元エースもここの347氏に注目しています
ぺっちゃぱい♪
643 :
347:04/01/16 02:21 ID:pVzu8EVq
確か、この辺りの筈。
梓と別れた後、俺は事件の起きた公園を探した。
別にそこに行っても、特にすることがあるわけではない。
ただ、その場所を見ておけば、後で梓の話を聞く時に、何かの手がかりになるかもしれないと、俺は思った。
途中、コンビニの店員に道を訪ね、それらしき場所に来たとき、パトカーが止まっているのが見えた。
報道記者らしき人達が、盛んに写真を撮っている。
ヒョイと人垣の間から覗いてみると、警察官に混じって刑事らしき人も見える。その中には先日、初音さんを
訪ねてきた、刑事もいた。
あれ………。
確か、柳川と名乗った刑事が、セーラー服の少女と話をしている。
楓ちゃんだった。
用事があるといったのは、この事だったのだろうか。
何を一体話しているのだろう。
気になった俺は、楓ちゃんの側に行こうとして……。
ゴッチーンッ!!
「痛い!」
「イッテ〜!」
突然飛び出してきた女性の頭と、俺の顎がぶつかった。
「どこ見てんのよ、危ないじゃない!!」
ヒステリックな悲鳴に、思わずカチンとくる。
「先に飛び出したのはそっちだろうが!!」
俺は怒鳴りながらその女を睨みつけた。
……あれ?
「もしかして、相田さん?」
「あら、誰かと思ったら柏木くん?」
青いジーンズに白いシャツ。前に張り出した福与かな胸。
間違いない。
一昨日、屋敷の前で会った雑誌……なんて名前だっけ?
ガールジョイ……違うような気がする。
644 :
347:04/01/16 02:22 ID:pVzu8EVq
今、俺とぶつかったのは、なんとかジョイの雑誌記者、相田さんだった。
「もう、ちゃんと前見て歩いてよね」
先に飛び出したのはそっちだろうが………。
文句を言っても堂々巡りになりそうな気がしたので、俺は話題を変えた。
「事件の取材ですか?」
「まぁね。たまたま居合わせたから。これも仕事のウチよ」
そう言うと、手に持ったカメラを俺に見せた。
「何か、判ったことでもありました?」
「そうね……」
相田さんは、意味深な笑みを作った。
「あなたが私の取材に応じてくれるなら、教えてあげてもいいわよ」
「へ? 俺にですか」
「そうよ、柏木初音さんがどんな人なのか……とか。タダで聞けると思う方が間違いよ」
俺は迷った。
根掘り葉掘り聞かれるのは好きではない。だが、貴重な情報が聞けるとなると話は変わってくる。
「俺の言える範囲で良ければ答えるけど」
「本当?」
「そのかわり、まずそちらの特ダネを教えてくださいよ」
「交換条件ね。いいわよ」
そういうと俺に耳を貸すように、指でゼスチャーした。
「これはまだ、発表されてないことだけど………」
相田さんが話したのは、事件の犯人像についてだった。
なんでも、今回の被害者は皆、犯人の顔を良く見ていないらしい。
しかも、傷痕がまるで爪にでも引き裂かれたようで、どうやったらこんな傷口が出来るのか判らない始末らしく、
犯人の目星が全く立っていないとの事だった。
そういえば、テレビのニュースでも、犯人については触れていなかったような気がする。
「よくそんなネタ仕入れましたね」
「まあ、プロだし。本当は警察の会話を盗み聞きしたんだけど」
「でも、一人も犯人の顔を見ていないんですか?」
「私もその辺、変だと思っているのよね」
俺は腕組みをしながら考えた。
肝心な所は判らずか……。
645 :
347:04/01/16 02:32 ID:pVzu8EVq
「もしかして、犯人探しでもする気?」
「うん、まぁ」
曖昧に返事を返したとき、楓ちゃんがこっちに向かって来るのが見えた。
手を振ると、こちらに気がついたのか、俺に歩いてきた。
「楓ちゃん、刑事さんと何を話していたの?」
俺の問いに楓ちゃんは少し困ったような表情を浮かべた。
「たいした事は話していません」
小さな声で、呟くように答えた。
「ちょっといいかしら」
相田さんが俺達の会話に割り込んで来た。
「あなた、もしかして柏木楓さん?」
本名を言い当てられた事に驚いたのか、楓ちゃんは一瞬、ぴくっと体を硬くした。
「は、はい……。どちら様でしょうか?」
「私、月刊レディジョイのライターをしている相田響子という者です」
自己紹介をしつつ、相田さんは自分の名刺を渡した。
「あなたのお姉さんについて、取材……」
「すみません。学校に遅れますので失礼します」
楓ちゃんはぺこりと頭を下げると、スカートの端が捲れるのも気にせず走り出した。
「逃げられちゃった」
「みたいですね」
まあ、夕方か夜にでも聞けばいいか。
俺は頭を掻いた。
いったん家に帰ろう。
そう思い歩こうとした瞬間………。
「あなたは逃がさないわよ」
相田さんの手が俺の腕を、ガシッと掴んだ。
「やっぱり?」
「ええ、交換条件よ。その辺の喫茶店にでも入って、ゆっくり話を聞こうかしら」
そう言うやいなや、カップルのように俺と腕を組むと、刑事に連行される犯人……いや、浮気現場を
見つけられた亭主の如く、俺は相田さんに引きずられるように、公園を後にした。
646 :
347:04/01/16 02:42 ID:pVzu8EVq
>>347氏
乙〜
今回のは萌えポイントがそう有ったわけじゃないけど
小説として普通に面白いですよ。
まあ、これから相田さんに耕一が何されるかが気になるわけですが。
あと、「福与かな胸」という誤字に爆笑(w
誤字、意味的にはそう間違ってなさそうな感じはするよな。巨乳好きに対しては。
初音姉さんは、巨乳のほうが嬉しいかも
千鶴ちゃんの胸h
悠久に変わらないものがそこにある…
藻前等気をつけろ!香具師はどこに潜んでいるか分からないのだからな!!!
そうだな。気をつけねば…(辺りを見回そうとして>652に背を向ける)
後ろの千鶴様がみてる
| _
| M ヽ
|从 リ)〉 ……
|゚ ヮ゚ノ|
ミ)} i !
|_/ヽ|」
|'
>>654 このスレでは千鶴"ちゃん"です。
千鶴様なんて年増はいません。
でも見かけはいっしょ…
| _
| M ヽ
|从 リ)〉 ……
|゚ ヮ゚ノ|
ミ)} i !
|_/ヽ|」
|'
_ _
'´ 二ヽヽ 戸籍は大人!サイズは子供!
! ii !从从)〉. その名は―――
ヽ(i| ゚ ロ゚ノ/ ̄ ̄ ̄ ̄ /
_<I三)つ/ 鶴来屋 /
\/_____/  ̄
…ただいまあまりにも残酷すぎるシーンですのでしばらくこのままでお待ちください。
いつまで待てばいいのかな?
ちーちゃんの胸が人並みになるまで
663 :
名無しさんだよもん:04/01/27 20:38 ID:7fL0gpvO
それじゃ永遠に待つことになるぞ。
そして歴史は繰り返す、か…。
んではもう一度。
「…ただいまあまりにも残酷すぎるシーンですのでしばらくこのままでお待ちください。 」
…永遠にないよ…胸はないよ。
…貧乳はあるよ…ここにあるよ。
矯正下着なんて…なかったんだ。
668 :
名無しさんだよもん:04/01/28 22:28 ID:2Fv7Scyr
そんな悲しいことを千鶴は知らなかった…
知らなかったんだ…
貧乳は大きくならないから
貧乳って言うんですよ…
670 :
347:04/01/29 02:00 ID:Y2Cryssr
「相田さん、もうそろそろ良いでしょ。話す事なんてもう無いですよ」
俺は二杯目のアイスコーヒーを飲み干しながら、ため息をついた。
「あらそう。もう少し聞きたい事、あるんだけどな」
「もう、3時間近く話してますよ」
「あなたも、情報がいろいろと聞けたからいいじゃない」
相田さんは、メモ用紙をペラペラとめくりながら答えた。
この喫茶店に入ってから、俺はこの事件の情報を、相田さんは鶴来屋や初音さんの事を、情報交換しあった。
有力な情報はいくつか手に入れることが出来た。
問題は……どうやって、相田さんから逃げるかと言う事だった。
さすが記者をしているだけの事はあって、いろんな事を根ほり葉ほり聞いてくる。
最初は真面目に答えていたが、いい加減疲れて来た。
「そうね、それじゃ、これについて……」
突然、何か電子音のようなものが鳴り出した。
「ちょっと待ってね」
相田さんは、ポケットの中から携帯電話を取り出すと、耳を当てた。
「はい、相田です」
やたら丁寧に受け答えをしていた。
上司なのだろうか。
そんな事を考えつつ、グラスの底に溜まっている最後の一滴を、ストローで啜った。
「ごめんね、話の途中で」
相田さんは携帯電話をしまいつつ、コーヒー代の書かれた伝票を手に取った。
「他の取材が急に入ったから、今日はこれでお開きにしましょう」
今日って……、明日も続きがあるのだろうか。
「それじゃ、これは私が払っておくから」
言うが速いか、鞄を持つと颯爽と立ち上がり、
「今日はありがとう。またね」
俺が手を上げるよりも速く、相田さんは身を翻し視界から去っていった。
さて、どうしようかな。
俺はちらりと時計に目をやった。
時刻は正午を少し回ったところだった。
とりあえず、ここを出よう。
671 :
347:04/01/29 02:00 ID:Y2Cryssr
カラカランの鐘が鳴る喫茶店の扉を開くと、残暑の熱波がたちまち俺を襲った。
田舎らしく、蝉の鳴き声も都会よりやかましく聞こえる。
俺はもう一度事件の起きた公園に戻ってみることにした。
もっとも、喫茶店から3分もかからないわけだが。
公園に着くと、さすがに現場検証も終わっているのか、警察官が数人見えるだけで、パトカーはいなくなっていた。
特にそれ以外には………あれ。
ふと、周りを見回した時、特徴のある癖毛が目に入った。
ピンと立った、あの髪の毛は………。
俺はその女性の元に歩み寄った。
「あ、耕ちゃん」
途中で気がついたのか、こちらが呼びかけるよりも早く、初音さんは俺に話しかけてきた。
「初音さんも、来ていたの」
「う、うん。近所だし、ちょっと気になったから」
会社から抜け出して来たのだろう。口紅の赤色が、初音さんを普段より大人っぽく見せていた。
「ねえ、耕ちゃん。もし良かったら、お昼いっしょに食べない?」
「え……」
一瞬どうしようか、俺は迷った。
しかし、よく考えると……拒否する理由なんて、何もないことに気がついた。
「何か予定でもあるの? 耕ちゃん」
「別に無いですよ。俺も、お昼何を食べようか迷っていたところだから」
「それじゃ、一緒に行きましょ」
そう言うと、俺を先導するように、先に歩き出した。
「耕ちゃん、食べたいものとか、何かある?」
「特にはないけど」
「そう」
二人で広い道路まで出ると、初音さん手を挙げてタクシーを止めた。
「タクシーでいくの?」
「うん。耕ちゃん、乗って」
車の後部座席に二人で座る。
どこに連れてかれるのだろう。流れる車窓を見ながら、ぼんやりとそんな事を考えた。
672 :
347:04/01/29 02:04 ID:Y2Cryssr
最近、ちょっと投下の間隔が遅くなってすまそ
ついでに、萌えポイントも少ないけどな〜(´Д⊂ヽ
これからは短くても、少しずつ投下していくようにしまつ
キタ━━━(゜∀゜)━( ゜∀)━( ゜)━( )━(゜ )!
674 :
347:04/01/29 23:45 ID:Y2Cryssr
なんか誤字脱字が爆裂してる罠
日本語としても、なんか変
『カラカランの鐘』ってなんだよ・゚・(ノД`)・゚・。
675 :
347:04/01/31 16:13 ID:4FDchPVG
初音さんに連れられて入ったお店は、駅近くにあるステーキハウスだった。
「耕ちゃん、たまにはこういう所も良いでしょ」
案内された席に座ると、テーブルの向こうに黒光りする鉄板が配置されていた。
おそらく、コックが客の前で肉を焼くスタイルなのだろう。
俺と初音さんは、二人並ぶ形で椅子に座った。
「初音さん、ここ、結構高そうな気がするんですけど」
「贅沢も、時には必要よ」
初音さんはクスクスと微笑みながら言った。
ここに何度か来ているのだろうか。メニューを見ることなく、水とおしぼりを持ってきて店員に、
料理の注文をしていた。
「初音さんが、こういうお店に入るとは思いませんでしたよ」
「どうして?」
「普通、女の人の昼食というと、パスタとか、おしゃれで軽めの料理を想像していたから」
「わたしも、普段から来ているわけじゃないわ。毎日なんて来ていたら、太っちゃうもん」
太った初音さんねぇ……。正直想像はしたくない。
お店の中は、静かな雰囲気の音楽が流れていた。
来客している客は皆、身なりが整っており、ジーパンにTシャツという出で立ちの俺は、
正直周りから浮いていた。
店員が、食器とスープを二人の前に置いていく。
白い陶器に入ったスープは、ネギが浮かんでいなければ、お湯と間違える透明で澄んでいた。
「いただきます」
初音さんが食前の挨拶と共に、カップに口に付けたので、俺もそれに習った。
一口飲んだ瞬間、思わず目が点になった。
美味しい。
それが正直な感想だった。
正直、俺は料理について全く疎い。
しかし、この一見お湯に見えるスープは、濃厚でありながら優しい味をしていた。
行きつけの、安いが量の多い、中華料理のお店など、天と地ほどの差がある。
この調子だと、出てくるステーキの質もかなり良いのでは………。
「どうしたの耕ちゃん?」
俺の表情を見た初音さんが、心配そうに声をかけてきた。
676 :
347:04/01/31 16:14 ID:4FDchPVG
「あんまりにも、ここのスープ美味しいから」
「そう。口に合って良かった」
「ただ……」
「ただ?」
「あまり美味しい物を食べ過ぎると、家に帰った時、ご飯を不味く感じそうで怖い」
アハっと初音さんは、小さな声で笑った。
その微笑みに、ドキッと俺の心がときめいた。
やはり、初音さんに惚れているのかな、俺。
しばらくして、白いコック服に身を包み、口ひげを生やした店員が、俺達の目の前で肉を
焼き始めた。
厚さが2センチくらいは楽にありそうだった。
アルバイト代が入ったときに行く、チェーン店のステーキとは比べるべくもない。
手慣れて手つきで、ステーキが焼かれていく。
「焼き加減はいかがなさいますか?」
「黒木さんにお任せするわ」
「かしこまりました」
初音さんから、黒木と呼ばれた男性は、うやうやしく頭を下げた。
口ひげには、白いモノが数多く混じっている事から、かなりベテランのコックなのだろうか。
名前を知っているということは、初音さんはかなり回数ここに来ているのだろう。
「どうぞ、熱いうちにお召し上がりください」
初音さんの前には、赤みの多い肉を少量、俺には多めに肉を取り分けた。
ジュージューと余熱で肉が焼ける音と、香ばしい臭いが食欲を刺激する。
俺は箸を割り、お肉を一口頬張った。
味は………。
「美味しいよ、初音さん」
初音さんも満足げに頷いた。
しばらく、大学のそばにある、980円のステーキは食べに行けそうにない。
目の前の鉄板では、肉に続き、野菜が炒められていた。
俺は、目の前の料理を食べつつ、ふと、ある視線に気がついた。
時折料理を作っている店員が、訝しげな目で俺を見ていた。
677 :
347:04/01/31 16:17 ID:4FDchPVG
「あの、柏木様」
料理を一通り作り終えたコックが、初音さんに向かって話しかけた。
「もしかして、こちらに見えるのは、賢治様の……」
「叔父の息子です」
「おお、やはりそうでしたか」
初老のコックは、驚きとともに懐かしむように俺を見た。
「先ほどから賢治様や、私を可愛がっていただいた、耕平様に良く似ておられると、
思っておりました」
「耕平って、祖父さんの事?」
「はい、耕平様の若い頃にそっくりです」
「そう言われてみれば、似ているかも」
「そうかな……」
二人に顔をまじまじと見られ、俺は少し照れくさくなった。
「それでは、私は失礼いたします。どうぞ、ごゆっくりお召し上がりください」
再び丁寧に頭を下げると、そのコックは去っていった。
「ここは、親父や祖父さんの、行きつけのお店だったんだ」
「ええ。良く、叔父さんに連れて来られたわ」
「どうりで……」
「耕ちゃん。早く食べないと、冷めちゃうわよ」
「そうだね」
俺は箸を口に運んだ。
親父や祖父さんもここで同じ物を食べたのだろうか。
感慨深いものと同時に、複雑な気持ちにもなった。
初音さんは、親父と来たことを思い出しながら食べているのだろうか。
そんな事を思った俺は、初音さん顔を見やった。
「……初音さん、どうしたの?」
箸が止まったまま、表情がどこか沈んでいた。
「ねぇ耕ちゃん」
呟くような小さなで、初音さんは俺の名前を読んだ。
「わたし、鶴来屋の会長に向いているのかな」
重く、沈んだ声だった。
678 :
347:04/01/31 16:21 ID:4FDchPVG
「初音さん…」
俺が何か言おうとした瞬間、初音さんは『ちょっと待ってね』と、手で合図をすると、
自分のポケットに手を伸ばした。
「はい、柏木です」
携帯電話のボタンを押し、素早く耳に当てた。
「はい、はい、ええ、あの件については……」
仕事の電話だろうか。長引きそうなので、俺は先にご飯を食べる事にした。
「………はい、それでお願いします。それではまた」
正味5分ほど話した後、初音さんは電話をきった。
「お仕事大変ですね」
「ええ、あ……」
再び電話が震えだした。
「もしもし柏木です。はい、私です」
今度の電話もかなり長そうだった。
初音さんの料理から立ち上る湯気が、少しずつ減っていく。
今度は、さっきの倍くらいの時間、話が終わらなかった。
「ふぅ」
軽くため息をつきながら、初音さんは携帯電話をしまった。
「料理、温め直してもらいます?」
「いいわ、このままでも」
再び昼食を再開しようとした時、今度は入り口から入って来た男達が、こちら向かって歩いてきた。
「会長、ここにいましたか」
「あら、どうかしたの」
「今すぐ戻って来てください、先生が予定を早めてお見えになるそうです」
「え、2時じゃなかったの?」
「はい、先にこちらに見えるそうで」
「そう……」
初音さんは、残念そうな顔をしながら、立ち上がった。
目の前の料理は、まだ、半分以上残っていた。
679 :
347:04/01/31 16:28 ID:4FDchPVG
「ごめん、わたしは先に行くわ」
「大変ですね」
「これも、お仕事だから」
そう言って微笑んだ表情が、どこか痛々しかった。
「会計は私が済ましておくから、耕ちゃんは、ゆっくりしていって」
「はい」
二人の男に付き添われながら、初音さんは退出し、俺は一人店内に取り残された。
食後に出された珈琲が、いつもより苦く感じた。
680 :
347:04/01/31 17:00 ID:4FDchPVG
とりあえず、投下終了(´ー`)y-~~
この部分は、かるーく書くつもりだったけど、予想外に長くなってしまった……
681 :
347:04/01/31 17:14 ID:4FDchPVG
誤字脱字発見_| ̄|○
>>678 呟くような小さなで、→呟くような小さな声で、
>>678 こちら向かって歩いてきた。→こちらに向かって歩いてきた。
再び昼食を再開しようとした時、→昼食を再開しようとした時
>>347 素直に文章が上手い。
折れも某所でSS書いてるんだが、世界観にのめりこみやすい文章が書けるのは羨ましい限り。
耕一の心情変化もわかりやすくて(・∀・)イイ!!
文章のテンポも絶妙。
ごめん、批評らしい批評できないわw
続きたのしみにしときます。
ついでに上げてみる
683 :
347:04/02/01 02:03 ID:e4uCWmG4
更なる誤字脱字を発見_| ̄|○|||
>>675 お湯と間違える透明で澄んでいた。→お湯と間違える程、透明で澄んでいた。
カップに口に付けたので、→カップに口を付けたので、
upする前に、もう少し確認しろよ漏れ ∧||∧
>>683 これだけの物落としたんだからいちいち訂正しないで開き直れ。
盛り上がらねぇな……ドリフでも呼ぶか?
>>347 なんか読んでたら、すげー腹減ってきたですよ。
黒木さんの作ったスープが飲みたい・・・
687 :
347:04/02/05 01:26 ID:rlqq60Va
「鶴来屋の会長に、向いてない……か………」
俺は初音さんの言葉を呟いた。
「115番、スタートしました、おめでとうございます!!」
けたたましいファンファーレとともに、店員がドル箱を持って、俺の後ろを駆け抜けていった。
店の中はパチンコの定番曲というべく、軍艦マーチが鳴り響いている。
「守るも攻めるも黒金の、浮かべる城ぞ頼みなる………と」
歌詞を口ずさんだところで、リーチがかかるわけでもなし。
すでに5000円は消えていた。
まあ、温泉街のパチンコ店は、出ないと相場が決まっているわけだが。
時計を見ても、まだ2時30分だった。
千鶴ちゃん達が帰ってくるまで、あと、2時間はここで潰す必要がある。
儲ける、まではいかなくとも、せめてプラスマイナスとんとんくらいまでには持っていきたい。
ただでさえ少ない軍資金である。さすがに、初音にさんから小遣いを無心するわけにはいかない。
「鶴来屋の会長に、向いてない、か」
流れる玉の動きを目で追いながら、俺はあの言葉を繰り返し呟いた。
確かに、今の初音さんには、荷が重いかもしれない。
能力というより、性格の問題だろうなぁ。
初音さんは細かい事にすぐ気が付き、誰にでも優しい。
それは普通、優れた長所であるだろうけど、会長職としては、短所にならないだろうか。
人の上に立つということは、時には部下を叱責する必要もあるだろうけど、初音さんが怒ったところなんて、
見たことがない。
また、鶴来屋の中には親父の後を継いだ事に、納得出来ない者もいるだろうから、風当たりも強い。
細かいところに気が利くということは、他人の批判やプレッシャーを感じやすいとも言える。
あと、会議などで自分の意見を通そうとすれば、他人の意見を押しのけるくらいの我の強さも必要だろう。
今の初音さんだと、他人に文句を言われれば、すぐに謝ってしまうような気がする。
つまり、多少我が儘で、ある程度厳しさがあって、マイペースでのんびり屋くらいが、鶴来屋の会長をやるには、
向いているのかな。無論、これだけじゃダメだろうけど。
少なくとも、今の初音さんには……どれも欠けているかも。
688 :
347:04/02/05 01:26 ID:rlqq60Va
楓ちゃんはどうだろう。
少し考えた後、俺はすぐにその考えを打ち消した。
確かに、芯が強くてマイペースかもしれないけど、人付き合いが得意そうにはみえない。
そうなると…………ん?
リーチ来たか?
俺は、パチンコ台に身を乗り出した。
「よし、来い。頼むぞ、ケ○シロウ」
レバーを握る手に、力が入る。
「こい、そこだ、秘孔をつくんだ!」
掌に汗が浮かんでくる。
「確変キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!」
それと同時に、スピーカーからけたたましいファンファーレが鳴った。
「118番、スタートしました、おめでとうございます!!」
走って来た店員から、プラスチックの箱を受け取ると、早速溢れ出た玉を移し替えた。
「よしよし、ケンシ○ウ、やくやった。えらい」
俺は、ジャラジャラと貯まりいく箱を見ながら、持ち帰る景品を何にするべきか考えた。
「あ、耕一お兄ちゃん」
パチンコの交換所を離れたところで、聞き覚えのある声が、後ろから聞こえた。
「千鶴ちゃん、今帰りかい」
「うん。一緒に帰ろ」
「ああ、俺も今から帰ろうと思ったところだよ」
俺と千鶴ちゃんは、アーケードの続く商店街を並んで歩いた。
夕方になった為か、学校帰りの生徒がちらほらと目に付く。
「お兄ちゃん、何か買ったの?」
千鶴ちゃんが、俺の下げているビニール袋を指差した。
「パチンコの帰りだよ。チョコレートあるけど食べる」
袋の中に指を入れ、板チョコを一枚手渡した。
「ありがとう」
689 :
347:04/02/05 01:27 ID:rlqq60Va
一瞬、喜んだ顔を浮かべた後、ふと、表情が暗くなった。
「どうしたの? チョコレート嫌い?」
「え、そんなことないよ。むしろ、大好きだよ」
「じゃあ、どうして?」
「その、これを食べたら、太るかな〜って」
「チョコって太るんだっけ」
「わかんないけど……。あと、ニキビが増えたら、嫌かも」
「じゃ、やめとく?」
「う……」
千鶴ちゃんは、まるで哲学書を見るが如く、
「喰うべきか、喰わざるべきか……」
ぶつぶつと呟きながら、赤色の包み紙を見つめ続けた。
「……少しくらいなら、でも、この間結局全部食べちゃったし……」
その真剣な眼差しに、俺は思わず苦笑せずにはいられなかった。
「俺と半分こしようか」
「うん、そうする!」
そう言うやいなや、千鶴ちゃんは嬉々として包装紙をはぎ取ると、半分に割り、銀紙に包まれた
チョコレートを俺に差し出した。
「ねえ耕一お兄ちゃん、腕組んでも良い?」
「え、いいけど」
千鶴ちゃんは俺にそっと腕をまわすと、もたれ掛かりながら嬉しそうにチョコレートを一口囓った。
艶(つや)のある長い髪から漂うシャンプーの匂いと、チョコの甘い香りが混じり合う。
こんな妹がいたら……俺の人生は変っていたかもしれない。
そんな事を、ふと思った。
「どうしたの、お兄ちゃん?」
「うん。いいのかなと思って」
「何が?」
「クラスメートから見られたら、学校で噂話とかされるんじゃない」
「別にいいもん。その時は、恋人と一緒にいたって言うから」
千鶴ちゃんは、俺の腕を強く抱きしめた。
その目は、冗談を言っているようには見えなかった。
困ったことに…………。
690 :
347:04/02/05 01:31 ID:rlqq60Va
短いけど、投下終了(=゚ω゚)ノ
>>347氏
乙!
せんべいにしろチョコレートにしろ、
ちーちゃんが何かを頬張ってるのを想像すると可愛いですな
こうみるとちーちゃんて姉妹の中では会長に一番向いてるのな。
>>692 いちばん向いてるのは梓のような気がする。
梓が会長になったら一体誰が食事を作るというのだ!
まさか千鶴さ(ry
>>694 楓ちゃんと言ってみるテスト
ビミョーな味と臭いだがとりあえず千鶴ちゃんが作るモノよりは
人の食うものなので黙って食べる4姉妹の食卓。
巨乳次女楓キボンな漏れは言ってよしのようなので、この主張はくり返さずに吊ってきます
>>696 同志よ、俺も付き合おう。
ところで俺の楓さんは眼鏡かけてタバコも吸う。
>>697 悪くないねー。
と言いつつ、大志サングラスかけてる楓さんが浮かんだ漏れ。
699 :
347:04/02/05 22:14 ID:rlqq60Va
巨乳の楓ちんか………
楓 「そんなに見つめないでください。恥ずかしいです………」
耕一「見ないでって言われても、嫌でも目に入っちゃうよ」
楓 「よく、街角で胸に視線を感じ……あんっ」
耕一「誰だっで触りたくなるよ、ここまで立派だと」
楓 「わ、私、嫌なんです。好きでこんなに大きくなったわけじゃ……ん、そ、そんなに強く揉んじゃ、いや」
耕一「かなり敏感だね」
楓 「えぇ……、走るだけで胸がゆれ…んっ! ダメ、わたし、感じ…ぁあああ!」
耕一に胸を揉みほぐされ、悶えるまくる楓ちん萌え(´Д`;)ハァハァ
ん、そうなると
梓の胸は真っ平ら? Σ(´Д`ズガーン
千鶴「私、梓お姉ちゃんと違って、最近、胸が出てきたもん」
梓 「きっと気のせいよ」
千鶴「永遠の洗濯板に言われ……イッターイ! 殴らなくもいいじゃない。大体そんふうに乱暴だから、町中で男とか、オカマとかに間違われるのよ!」
梓 「この間、小学生と勘違いされたのは、どこのどなたでしたっけ?」
千鶴「あ……。それみんなに、内緒にしてって言ったじゃないっ!」
梓 「表に出る?」
千鶴「いいわよ、もう絶対に許さないんだから!」
楓 「二人ともいい加減にしなさーーーーーーーーーーーいっ!!」
これはこれでいいかも。
700 :
347:04/02/05 22:15 ID:rlqq60Va
うっかり上げちゃった・゚・(ノД`)・゚・。
長女:初音
Bではきついサイズ。巨でもなし貧でもなし。身長は162cmくらい。
多分原作の千鶴さんよりは大きめ。
次女:楓
身長155cmでD。絶対的サイズはそれほどでもないのだが、
小柄なので目立つ。
三女:梓
身長157cm(!)でまだ成長中。
「脱いだら凄いんです」級の美乳。でも服の上からは平面的。
四女:千鶴
身長155cmでA。まだ膨らんでます。
さ、キモイと言われる前に吊ってこよう。
>>701 じゃあ、漏れも一緒に
∧||∧
( ⌒ ヽ
∪ ノ
∪∪
703 :
∧||∧:04/02/05 23:24 ID:2rLlZp4f
ついでに楓ちんが共学校で陸上部と言ってみるテスト。
>>699 貧乳の梓タソか…
つくづく既成概念が打ち壊されるスレだ(w
>梓の胸は真っ平ら?
それって江藤結k
そろそろSS書きたくなってきまつた。
話を切るようで悪いが、一番萌える姉妹順序はどうだろうかな?
長女楓とか萌えねえか?
四つ子で全員姉(ヲ
乳度「楓≦初音≦千鶴<梓」で、
上から「楓−千鶴−梓−初音」かな?
貧乳の梓がこのスレのデフォなら
そつなく料理をする千鶴ちゃん…
712 :
347:04/02/06 08:20 ID:tbnnXgwd
女性の場合、胸の大きさは結構コンプレックスになるから、性格形成に大きな影響を
与えるんだなぁと、今更ながらに思った。
>そつなく料理をする千鶴ちゃん…
それは絶対にありえn
ならば、明るく元気な楓姉さん・・・
ああ、もうだめだ、何がなんだか・・・・・・
(;´∀`)ハァハァ
背が高くて男言葉で榊原良子声で、普段はやたら高圧的なんだが
動揺するとネコ耳が生えて4頭身になる楓たん。
715 :
347:04/02/07 03:42 ID:zkdeofqA
「あれ、楓お姉ちゃんじゃない?」
「みたいだね」
俺は食べ終えたチョコレートの銀紙を、丸めてポケットの中に入れた。
家まで、あと数分だろうか。
道ばたで、猫と向かい合う楓ちゃんを見つけた。
チッチッチッと、小さな猫に向かって、おいでおいでをしている。
塀の上の黒猫は、誇り高く一鳴きすると、壁の向こうへと消えていった。
「楓ちゃーん」
残念そうに、猫の走り去った先を見つめていた楓ちゃんが、俺達の方を振り向いた。
「学校からの帰り?」
「はい」
一瞬、笑いかけて、すぐに表情がこわばった。
「今、帰りです……」
口元がどことなく固い。
「一緒に帰ろうか」
「はい……」
楓ちゃんは少し恨めしげな視線を俺に向けた。
どうしたんだろう、何か悪い事言ったかな?
あれこれ考えていると、俺と腕を組んでいた千鶴ちゃんが、脇腹を肘で突いてきた。
「なに、千鶴ちゃん」
「気を利かせてよ」
小さな声で囁いた。
「え、何を?」
「もう、鈍いんだから………。楓お姉ちゃんも、耕一お兄ちゃんと腕を組みたいの」
そう言うと、俺達の前を歩く楓ちゃんを指差した。
「そうなの?」
「きっとそうよ。楓お姉ちゃんも耕一お兄ちゃんの事、好きだから」
それで、あんな顔を………。
しかし、もしそうだとしても、なんて声をかければ良いのだろう。
『楓ちゃん、俺と腕組まない?』と言えば良いのだろうか?
とても恥ずかしい気がする。
716 :
347:04/02/07 03:43 ID:zkdeofqA
正直、楓ちゃんが俺と腕を組みたいのかどうかも、いまいち確信が持てない。
「お兄ちゃん」
「ちょっと、心の準備が……」
千鶴ちゃんは溜息を一つつくと、俺の腕を引っ張った。
「楓お姉ちゃんも、耕一お兄ちゃんに、腕を組んでもらったら?」
俺は足を止めた楓ちゃんの横まで、引きずられるように連行された。
しばし、無言で見つめ合う俺と楓ちゃん。
「楓ちゃん、その……」
「な、なんでしょう、耕一さん」
心なしか、楓ちゃんの頬が赤くなっているような気がした。
「お、俺と腕を、組むかい?」
「え、遠慮しておきます。心遣いだけで、結構で……す」
鞄を両手で持ったまま、俺との視線を避けるように下を向いた。
「なに、じれったい事してるの。ほらほらっ!」
「ち、千鶴…」
楓ちゃんが文句を言うより早く、千鶴ちゃんは俺の右腕と楓ちゃんの腕を、強引に組ませた。
「私、帰ってから、楓お姉ちゃんに八つ当たりされるの嫌だからね」
「そんな、私、八つ当たりなんか…」
「ちゃんと、くっつくのっ!」
「あ……」
千鶴ちゃんに押され、俺の胸に楓ちゃんの頭が当たった。
少しだけ、汗の臭いがした。嫌な臭いではなかった。
「こ、耕一さん」
「なんだい、楓ちゃん」
「迷惑……ですよね」
「別に、迷惑じゃないよ」
「本当に、ですか?」
「ああ、俺は全然構わないよ」
「では……す、少しだけ、いいですか?」
言葉の語尾が、か細く震えていた。
717 :
347:04/02/07 03:44 ID:zkdeofqA
「楓ちゃんさえ、よければ」
「失礼、します」
ギュッ。
楓ちゃんが腕に力を入れる。
その様子を見ていた千鶴ちゃんは、満足げな表情を浮かべると、再び俺の左腕に抱きついた。
「帰りましょ」
3人が同時に足を前に踏み出した。
さすがに、両腕に二人も抱きつかれると歩きづらい。
だが、少女二人、両手に花となれば、気分的には満更悪くもない。
もし今の姿を、大学の悪友にでも見られたら、なんと言われる事やら。
「ねえ、耕一お兄ちゃん。帰ったら、楓お姉ちゃんと3人で遊ばない?」
「私は、夕飯の用意が…」
「梓お姉ちゃんに任せたらいいじゃない。それとも、楓お姉ちゃん、耕一お兄ちゃんと一緒にいるの嫌?」
「い、嫌なわけ……ない……です」
「じゃあ、決まりね」
千鶴ちゃんの強引な誘いに、俺は苦笑した。
我が儘で、マイペース。のんびり屋で、社交的か……。
「どうしたの、耕一お兄ちゃん」
「千鶴ちゃんが長女だったら、どうなっていたのかなって思っただけさ」
「私が、鶴来屋の会長になるの?」
「そう」
「もし、そうだとすると、私、耕一お兄ちゃんより、年上になっちゃうよ」
「そうだね、千鶴ちゃんの事を『千鶴さん』と呼ぶことになるかな」
「優しいお姉さんになれるかな? もし、そうだったら『耕ちゃん』って呼んで、甘えさせてあげるね」
「千鶴の事だから、年上になっても、耕一さんに甘えるんじゃないの?」
そう言うと、楓ちゃんはクスクスと笑い出した。
「えー、そうかなぁ」
「きっと、そうよ」
そんな事を話している間に、俺達は柏木の屋敷に辿りついた。
楓ちゃんが、少し名残惜しそうに腕を放す。
玄関の鍵を開け、家の中に入った。
719 :
347:04/02/07 03:45 ID:zkdeofqA
「楓ちゃん、麦茶が冷蔵庫に入っていたよね」
「はい、家を出る前に、作っておきましたから。きっと冷えて美味しいと思います」
「そりゃ、楽しみだ」
靴を脱ぎ、3人で居間に向かう。
「千鶴、冷蔵庫から麦茶を出してくれる?」
「うん、判った」
楓ちゃんは戸棚からガラスのコップを取り出すと、その中に氷の塊を2個ずついれ、千鶴ちゃんがその中に、
麦茶をゆっくりと注(そそ)いだ。
さっそく、俺は注がれたばかりの麦茶を一気に飲み干した。
冷たい液体がのど元を通過していく。
「もう、一杯いかがです?」
「じゃ、楓ちゃん、もう一杯お願い」
俺がお代りを貰おうと、コップを差し出した時、
「ただいま……」
玄関から、帰宅を告げる声が聞こえてきた。
「今のは、梓かな」
「多分、そうだと思います」
楓ちゃんが、再び一杯になったコップを渡しながら答えた。
「おじゃまします〜」
今度は聞いたことのない、女性の明るい声が聞こえて来た。
「今のは?」
さあ……と、言わんばかりに、楓ちゃんは肩をすくめた。
しばらくして、廊下を歩いてくる音が聞こえたので、俺は居間から顔を出した。
「よう、おかえり」
俺はいつものように声をかけた。
「ただいま……」
梓は妙に疲れたような表情をしていた。
「梓、お友達でもいらしたの?」
楓ちゃんが、俺に続いて居間から顔を覗かせた。
「こんにちわー。おじゃまして、いまーーーすっ!」
梓とは対照的な、明るく元気な声とともに、活発そうな女の子が姿を現した。
720 :
347:04/02/07 03:47 ID:zkdeofqA
学校のクラスメートだろうか。梓と同じ制服を着ていた。
「えーと、この人は、私の先輩で…」
「日吉(ひよし)といいます。よろしくぅー!」
梓の紹介を待たずに、その女の子は飄々と自ら名乗り出た。
「柏木さんと同じ陸上部員で、今日は遊びにまいりました。柏木さんはウチの部のホープでして、
最近体に疲れが溜まっているみたいなので、体をマッサージしてあげたいと思い、おじゃまさせて
もらいました。別に変な事するわけじゃないですよ?」
「はぁ……」
この人、何?
俺と楓ちゃんは、お互い目を見合わせた。
「えーっと、日吉先輩。私の部屋は階段上がって左奥にあるから、先に行っていただけます?」
「了解しました。先に行ってますねぇー」
そういうや否や、満面の笑みを浮かべながら、日吉さんは階段を上がっていった。
続いて、2階の廊下を進む音が聞こえ、バタンと扉を閉める音が聞こえた。
「なぁ、梓。今の…」
「こういち〜! あたし、どうしよう?!」
俺の腕を持つと同時に、梓が半狂乱のような声を上げた。
「やばいよ、家の中に入れちゃったよ〜」
「落ち着け梓、あの子は一体なんだよ」
「部活の先輩なんだけどさ」
「それは、判ったけど」
「あの先輩、いろんな女の子に、マッサージと称して、危ない事してくるみたいなの!」
「危ない事って?」
「その………」
「その?」
「危ないこと……」
梓の頬が赤らめた。
「別に、普通の明るい女の子にしか見えないぞ」
「あんたは、アイツのことを何もしらないのよ」
先輩をアイツ呼ばわりする、梓も梓のような気もするが……。
「私の同輩でね、あの人の毒牙にかかった人の話を、何人も聞いているのっ!」
「だから、何をするんだよ」
721 :
347:04/02/07 03:49 ID:zkdeofqA
「その……胸を揉んだりとか、大事な部分触ってきたりとか……」
「もしかして、同性愛者なの?」
横で聞いていた楓ちゃんが、きわどい事をサラリと口にした。
「そうよ、そうなのよ! レズなの、あの先輩っ!!」
「おい、落ちつけ梓。そんな大きな声で言うと、上の部屋まで聞こえるぞ」
「と、とにかく、あの先輩と二人きりになったら最後なのよ」
「それで、どうするんだよ」
梓は俺の腕を、ひしっと掴んだ。
「耕一、あたしと一緒に部屋に来て。あんたがいれば、向こうも変な事、出来ないからさぁ」
「俺が?!」
「あたしを助けると思って、後生だからさ〜」
ほとんど半泣き状態だった。
「なに、どうしたの?」
今までトイレに行っていた千鶴ちゃんが、事情を知らないまま戻って来た。
そうだ、俺は千鶴ちゃんと楓ちゃんの3人で遊ぶ約束をしていたんだ。
困ったな………。
少し考えた後、俺は、
A 梓を助ける事にした。
B 千鶴ちゃんと楓ちゃんの約束を優先することにした。
722 :
347:04/02/07 03:58 ID:zkdeofqA
そんなわけで、久しぶりの分岐です(´ー`)y-~~
お手数ではありますが、続きをみたいと思う選択肢『A』か『B』好きな方を選んで書き込んでください。
2月9日、朝6時の段階で、希望の多い選択肢の続きを書く予定です。
なお同数の場合は、作者の好きな方を書きたいと思います。
みなさん、よろしく(=゚ω゚)ノ
B
Bで
梓の部屋で、みんなで遊ぶ・・・と選択自体をキャンセルする提案。
みんなやっぱ、食われた方がネタ的にも梓においしいと考えて
じゃなくて、純粋に千鶴ちゃんと楓ちゃんと遊びたいのかw
Bかな
B
本編と違って、周囲がレズと認識済みの中での淫行もまた一興。
くд`) アチャー、スゲーナヤムヨ
BでFA
おおむね726と同じ意見でb。本編でも梓ルートのあのシーンは耕一と同じくちょっと
いたたまれない感じがしたからね。
あえてA。
四姉妹独り占めハーレム妄想こそ痕の醍醐味よ。
日吉(゚听)ノ イラネ
柳川(゚听)ノ ホモッテロ
Bでおながいします
おいおい、皆Bかよ。少しは梓を助けてやろうって気持ちはねぇのかい?
Bで。
だって千鶴ちゃんと楓ちゃんと遊びたいもん。
B
B。ただし梓視点のザッピングキボンw
736 :
347:04/02/08 06:09 ID:UmVl/J/4
>>697 >ところで俺の楓さんは眼鏡かけてタバコも吸う。
こんな感じでしょうか?
とある雑誌の編集部。
「柏木編集長、こんな感じで良いでしょうか」
「そうねぇ。もう少し、記事にインパクト欲しいかしら」
柏木さんは、いつもの癖、眼鏡のツルを指で押さえながら溜息をついた。
「あら、もうこんな時間? みんな今日くらい早く帰ったら。クリスマスくらい、好きな人と一緒にいなさい」
その声に、だるそうな返事があちこちから聞こえてきた。
「は〜い。そんじゃ、お言葉に甘えて」
「俺は徹夜です。別に待ってる人もいないし……」
「編集長は、帰らないんですか?」
この間、入ったばかりのアルバイトの娘が、柏木さんを興味深そうに見つめた。
「え、私?」
煙草を、箱から取り出そうとした手が止まった。
「恋人とか、いないんですか?」
俺は一瞬どきりとした。ずっと聞きたいと思っていた言葉だったから。
編集長は煙草口にくわえ、
ジュッボ!
ライターで火をつけ、一呼吸、煙を吸った。
「いるわよ」
その言葉に、室内がざわめいた。
「どんな人なんですか? やっぱし、今からデートとか?」
芸能界の恋人会見を聞くように、そのアルバイトの子は、嬉々とした表情を浮かべた。
「その人はねぇ。今、他の人と幸せな家庭を築いているの」
「え……」
「だから私は、今夜も一人よ」
そう言うと柏木さんは、寂しげに笑った。
737 :
347:04/02/08 06:10 ID:UmVl/J/4
予想以上にBが多いようで……
千鶴ちゃんにお茶を出させると言う選択肢はないのですか?
そんな酷なことはないでしょう。
熱過ぎたりぬる過ぎたり、無闇に濃かったりするんだろうか?
あんたはお茶も満足に淹れられないのかと(ry
でも千鶴ちゃんなら「可愛い個性」で済みそうなんだよな(w
>>736 クールな中に悲しみを垣間見せる大人楓さん…(・∀・)イイ!
>>736 GJ!
Cのちーちゃん特攻してくんずほぐれつとかなんねぇかな・・・・?
なんねぇよな。
かおりキター----------ッ!!
・・・それにしても先輩のクセに何で梓に敬語使ってるんだろ?
それにしても、ちーちゃんエエ子や・・・
ギクシャクする両親の間を取り持つ大人びた子供みたいだった・・・
ところで選択肢は、あえてA!
・・・Bの展開で梓を助けない事にしたら
「オンドゥルルラギッタンディスカー!!(翻訳:耕一の裏切りものー!)」
とか叫びそうだし。
>敬語
・大学生の耕一が居たから
・とりあえず家族の人には愛想良く
・獲物ゲッツまであと少しなので思わず礼儀正しく
とかじゃ?
|/|-|\
| ;0Μ0) ジーッ
|⊂ /
| /
アズザ…オドラリナッデ…
耕一と梓とかおりと千鶴と楓で5Pという選択肢はナシ?
かおり×その他4人?
747 :
347:04/02/09 22:32 ID:bdpwOT43
B 千鶴ちゃんと楓ちゃんの約束を優先することにした。
「俺、千鶴ちゃん達と遊ぶ約束してるから」
その一言で、梓の顔から血の気が、サーっと引いたような気がした。
「そんな薄情な事、言わないでよ〜。お願いだからさ〜」
「ダメよ、梓お姉ちゃん。私の方が先に約束したんだから」
千鶴ちゃんは千鶴ちゃんで、薄情な言葉を口にした。
もっとも、日吉さんのやりとりを知らないから、言えたのかもしれないが。
「柏木さん、何をしているの?」
いつの間にか、日吉さんが階段から、こちらを覗いていた。
「わたしも時間がないので、さっさとマッサージやりますよ」
そう言うと、わざわざ、階段を下まで降りて来るや、梓の腕を掴み、階段を強引に昇っていった。
「大丈夫、痛いのは最初だけだから」
日吉さんの意味深な言葉と、浮かべた笑みに、梓の顔が引きつる。
「こういち〜、あたしに今朝、約束したのは何だったのよ〜」
断末魔の叫びと共に、扉がガチャリと閉まる音が聞こえた。
「耕一お兄ちゃん、梓お姉ちゃんと、朝、何か約束したの?」
「………そういえば、したような気もする」
もっとも『守ってやる』という約束の中に、『日吉さんから』という言葉を入れた記憶もないが。
「後で様子を見に行きましょうか。本当に問題行動を起こしているようなら、その時に助けましょう」
楓ちゃんは、極めて真っ当な意見を述べた。
「問題行動ねぇ………」
どんな事をするのだろう。俺は想像してみた。
『せ、先輩やめて……』
日吉さんの白い腕が、梓のショーツの中で怪しく蠢く。
『ダメよ。こんなにヌルウル、濡らしているんだから。ここで止めたらストレスが貯まって、体に悪いわ』
ピトっと、梓の首筋に唇が張り付き、ナメクジが這うように、粘液を残しながら肩口から耳の下まで、
ゆっくりと移動していく。
748 :
347:04/02/09 22:35 ID:bdpwOT43
『ふ、ぁあああああっ』
ミミズが這い上がるような感触に、思わず声が漏れる。
上着の下から差し込まれた掌は、右の乳房を包み込む、指先はコリコリと乳首を弄んだ。
『もっと力を抜いて。そうすれば、もっと気持ちよくなるから』
「……ちゃん」
もう一方の細い指が、熱い湿り気を帯びた割れ目の奥へと…………。
「耕一お兄ちゃんっ!」
「んっ、あ……ぁあ。ど、どうしたの?」
妄想の世界から帰ってくると、千鶴ちゃんが俺の顔をじっと見つめていた。
「何をして遊ぶか、聞いていたんだけど」
「ごめん、考え事していた」
「耕一さん。何を……考えていたのですか?」
心なしか、楓ちゃんの頬が少し赤い。
「多分、楓ちゃんと同じ事……」
そう言うやいなや、更に真っ赤な顔になり、黙って下を向いた。
「ねぇ、何の話?」
一人話題に取り残された千鶴ちゃんだけが、交互に俺達の顔色を伺っていた。
749 :
347:04/02/09 22:43 ID:bdpwOT43
そんなわけで、Bシナリオで話は続いて行くことになりますた
梓用のAシナリオも、考えてあったんだけどねぇ(´ー`)y-~~
おおお!!GJです!ムッハー!(AA略w
激しくグッジョブ千鶴ちゃんと千鶴さんを会わせてみたいと思った今日この頃
普通に面白いなぁ漏れにもこのくらいの文才があったらなぁ…
このスレ的な姉妹の乳の大きさ予想
巨乳長女 小さめ次女 大きめ三女 ド貧乳四女
巨乳長女で涙が出て来た
そもそもこのスレの四女の胸は乳という概念すら無い
神乳>魔乳>巨乳>豊乳>美乳>微乳>塵乳>芥乳>>>>(超えられない壁)>無乳
千鶴ちゃんはもちろん無n(ry
むにゅう
響きは可愛らしいのに…
梓をむにゅうと仮定すると萌えるんだが、
千鶴ちゃんに適用すると笑ってしまうのは何故だろう・・
貧乳と無乳は似て異なる。なぜなら無乳には未だ将来が残されているからだ。
しかし我々は知っている。
彼女の将来には絶望が待っていr
_ ∩_∩ '´ M ヽ. / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
⊂
>>757⊃。Д。)⊃ ! ノ从 リ))〉 | 耕一お兄ちゃ〜ん、
∩_∩ '' ' ' ' '' ''' '' '''' 。。o|lゝ´(フ∩ < みんながいぢめるよぉ〜っ
⊂
>>755⊃。Д。)⊃ ,,.,,.,.,..,_ ゚ ノ⊂)l介r' \_____
'''' ' '' ' '' ' ' ' '' ∩_∩ _ ⊂l:;:;:;;⊂
>>753⊃ く/_l_,〈__」
(。Д。⊂
>>752 `つ '' '' ' ' '' ' '' '' ' しヘ_)
∩;:;;:;.,.
⊂
>>712(347)⊃。Д。)⊃
違う、違うんだ、千鶴ちゃん!
君が好きだからこそ、いぢめてしま(パァーン!)
ag4
楓ちゃんのつるぺたはすごく好きだけどちーちゃんのつるぺたはちょっとうわなにをするやめr
千鶴ちゃん、楓ちゃん、耕一の3人で何をして遊ぶのだろ
無難にトランプ?
それとも………(;´Д`)ハァハァ
このスレ的のオッパイの大きさ
初音>>梓>>>>>楓>>耕一>(超えられない壁)>千鶴
貧乳ネタは本スレでやってくれや。
しかし実際に無い物は無い・・・
| _
| M ヽ
|从 リ)〉 ……
|゚ ヮ゚ノ|
ミ)} i !
|_/ヽ|」
|'
>>766でまた虐殺してやろうと余裕こいてるけど、正味のところ
千鶴ちゃんはまだ幼いから鬼の力に目覚めていないと思う。
だからいつもの虐殺はここでは無理。残念でした。
でも良かったね、そのかわりおばはんよばわりされることもn
その分、堂々と耕一お兄ちゃんに泣きつきます。
姉達が文句を言ってきたら、こういう時だけ子供である事を強調して牽制。
やっぱ小悪魔属性だと思うぞ、千鶴ちゃん。
だけど、子供だからいつまでたっても耕一に女として見てもらえない。
そして、なんとか女の魅力を認めさせようとする余り、誘惑する手段も
段々とエスカレートしていくんだが、耳年増な割りに知識が偏っているため
失敗を繰り返しては楓たんの冷ややかな突っ込みにあっているのでは。
楓姉さんは千鶴にお笑いの道を歩んでほしいと願っているに違いない……
むしろ自分と姉妹コンビで吉本いこうと企んでいる……
773 :
ここって何のスレだ?:04/02/12 21:01 ID:GV7MaWn5
>>772 楓ちゃんが吉本程度の軽い笑いで満足するわけが無い。
落語でしょう。ずばり。
SYSVすくりぷとハ複雑怪奇ナリ
落語ねぇ…
面白いといえば牛ほめあたりか?
かなりマイナーな噺
落研にいた頃で漏れ以外でやってるの2人しか見た事無い
ようおじさん! いるかい? それとも死に絶えたかい?
夫「おいおっかあ、赤ん坊大きくなったかい?」
妻「まだ大きくなりやしませんよ、まだ生まれて七日目なんですよ」
夫「ああ初七日か」
妻「それは人が死んでから七日目でしょ!そういうのはお七夜って言うんですよ」
これは今はやりの寿限無の冒頭
そろそろやめとくか
牛ほめは常套句が古過ぎて解説無しでは意味が分からない。
説明されると笑いにならないしな。
つっこみ役
・梓
・楓
ぼけ役
・千鶴
初音ちゃんは、どっちだろう?
781 :
779:04/02/18 02:23 ID:sAfirIzZ
>初音ちゃんは、どっちだろう?
ここでは『初音さん』だった……
782 :
名無しさんだよもん:04/02/18 23:45 ID:WYEJQmJJ
長瀬刑事
「おぅーい初音さん、千鶴タソの座布団持ってっちゃてぇー。」
783 :
347:04/02/20 00:23 ID:bVhVy+9k
「ツモ」
楓ちゃんは配牌をスッと倒した。
「タンピンツモ、1000、2000」
「えーっ! 私せっかく親マンはってたのに〜〜」
悲痛な声とともに、千鶴ちゃんは雀卓に突っ伏した。
「そんな安い手で蹴らないでよ〜」
「じゃぁ、次は高めでアガるわ」
ジャラッ。
プラスチックがぶつかり合う、麻雀牌特有の洗稗(シーハイ)音が部屋の中に鳴り響く。
「まさかここで麻雀する事になるとは、夢にも思ってなかったよ。しかもサンマで」
俺は牌を二列にまとめながら苦笑した。
「優秀な先生がいましたから」
チャッ。
上家(カミチャ)の楓ちゃん、対面(トイメン)の千鶴ちゃん共に牌の山を一発積んだ。
手つきから見ても、二人が相当ヤリ込んでいるのは明らかだった。
「この地方は冬に雪が降り積もると、娯楽が極端に少なくなります。ですから、室内で遊ぶ事が多くなるんです」
説明をしながら、楓ちゃんは賽子(サイコロ)を軽く牌の山に当てた。
緑の卓の上を白い物が二つ転がっていく。
「私の山ですね」
賽の目を確認すると同時に、ドラを人差し指だけで、器用にひっくり返した。
「楓ちゃん。もしかして、その先生というのは、俺のよく知っている人かい?」
「ええ」
クスリと楓ちゃんは笑った。
「耕一さんの良く知っている男性です」
アノ、クソオヤジ………。
女の子に麻雀仕込むとは、何考えていやがったんだ?
きっと、初音さんとか、梓にも教えていたに違いない。
冬の寒い休日。炬燵に入って、美人姉妹に囲まれながら麻雀………。
なんか無性に腹が立ってくる。
784 :
347:04/02/20 00:24 ID:bVhVy+9k
「もう、これ以上、絶対に負けられないんだから」
千鶴ちゃんは、楓ちゃんの山から持ってきた牌を食い入るように見ていた。
そういや、焼き鳥だっけ。
打ち出してから、俺が一回、他は全て楓ちゃんがアガっていた。
しかも役が、リーチをかけないヤミテンパイのピンフやタンヤオのみ。
点数は低いものの、連続で点棒を取られるのは、さすがに痛い。
千鶴ちゃんも決して下手ではないのだが、楓ちゃんのテンパイ速度が異常に速いため、
テンパイしても後塵をはいしていた。
スチャ。
山から持ってきた牌を並び替える。
悪くない。いや、悪いどころか、ようやく運が回ってきたというべきか。
三っつ以外、全部萬子(マンズ)牌だった。これで清一色(チンイツ)まで持っていけない場合、
相当運が悪いというべきだろう。もっとも、三人麻雀は、筒子(ピンズ)が抜いてあるので、
清一色は作りやすい手ではあるが。
ドラは索子(ソウズ)の『六索』。ドラが絡んでいないものの、アガることが出きればトップに立てる。
タン。
親の楓ちゃんが、最初の牌を捨てた。
牌を一枚ツモる。
来た。
『六萬』だった。清一色まで、あと二枚。
俺は不要牌である『發』を切った。
「ポンッ!」
千鶴ちゃんが待っていましたとばかりに、俺の捨てた『發』を拾い、三枚晒した。
三人麻雀は字牌も集まりやすい。『發』のみで楓ちゃんの親を蹴るつもりなのだろう。実際、
楓ちゃんに親で連荘でもされたら、目も当てられない。
今のところ、こっちもリャンシャンテンだから、速さでは負ける気がしない。楓ちゃんが鳴かせてくれれば、
更に良いのだが……。
785 :
347:04/02/20 00:27 ID:bVhVy+9k
ピッ!
一口チョコが包まれたセロハンを解き、口に入れる。
パチンコで取った景品のお菓子が、皆のお茶菓子になっていた。
「ツモ悪ぃ」
四巡目過ても、萬子牌は来なかった。来たのは数少ない筒子の『九筒』と索子のみ。楓ちゃんからも
鳴ける牌は出てこない。
まずいな………。
上家はサクサクと牌が来ているらしい。このままだと、先にテンパイされるかも。
俺は祈るような気持ちで、五巡目を引いた。
『白』だった。
俺は思わず舌打ちをした。
すでに、千鶴ちゃんが發をポンしている。
もし、この牌も鳴かれたら……。最悪、大三元の役マンにまで持って行かれる可能性がある。しかし、
持っていたら、清一色まで染められない。
ええい、勝負だ。
俺はツモった牌を場に捨てた。
「白ポン!」
「あちゃーっ」
千鶴ちゃんは満面の笑みを浮かべながら、俺の捨てた牌を回収した。
「耕一お兄ちゃん、ありがとう」
牌を先ほどのように三枚並べると、『五索』を河に捨てた。
状況は更に悪くなった。
千鶴ちゃんの捨て牌は索図ばかり。しかもドラ筋の中間牌が多い。
萬図の混一色(ホンイツ)かも。そうなると、すでにマンガンが確定している。チャンタの可能性もあるし、
『中』を持っていれば小三元。役マンの字一色(ツーイーソー)の可能性すらある。いずれにしろ『中』は
もう捨てられない。
上家のある楓ちゃんも、ツモってきた牌を見つめたまま、珍しく長考していた。
カチャ。
箱の点棒を簡単に数えた後、そのうちの一本を取り出し、牌と共に場に置いた。
786 :
347:04/02/20 00:28 ID:bVhVy+9k
「リーチ」
横に向けて捨てた牌に、目が止まった。
『中』だった。
「それ、ポン!」
千鶴ちゃんの鋭い声が室内に響いた。
「やばっ!」
ついでに俺の悲鳴もあがる。
「役マン、32000確定ぇ!」
カチャン。
三元牌が一列に並んだ。
「これで、トップ奪回よっ!」
千鶴ちゃんは、してやったりという顔で姉の顔をみながら『七索』を捨てた。
ピッ!
楓ちゃんが、一口チョコのセロハンを解き、口に入れた。
そして、スッと自分の牌の両端に手を添えた。
「それ、当たり」
パタッと牌の列が、前に倒れた。
「リーチ、ドラ三。裏ドラが………同じで更に三つ乗って、親ハネ、18000」
楓ちゃんは静かに宣言した。『今度はちゃんと高い手で上がったわよ』と言わんばかりに、クスリと微笑みながら。
「そんなの、ありえないっ! ぶっちゃけ、ありえな〜〜いっ!!」
悲痛な断末魔を叫びながら、千鶴ちゃんはバタっと後ろに倒れた。
「も〜〜、せっかく役マンをハッてたのに〜」
「アガれないから、役マンっていうのよ。千鶴は今ので箱割でしょ?」
「ええ、ちょうど箱よ」
楓ちゃんはペンを手に持つと、点数表に数字を書いた。
「千鶴、明日の洗濯はよろしくね。あと、お風呂掃除も」
「はいはい。やればいいんでしょ、やれば」
千鶴ちゃんは、苦虫を噛みつぶした顔をしながら、パチンコの景品、お菓子が入った袋に手を伸ばした。
787 :
347:04/02/20 00:31 ID:bVhVy+9k
俺は楓ちゃんの牌を見つめていた。
ずっと闇テンでハッていたのが、珍しくリーチ。しかも待ち牌がドラ側の『七索』のみ。
「どうかしました?」
俺の視線に楓ちゃんが気づいた。
「楓ちゃんにしては珍しいリーチだなぁと思ってさ。まるで、千鶴ちゃんが当たり牌を捨てるのを、
予想していたみたいで」
「…………自分の積んだ山ですから」
「そうか、それで…………へ?」
今回の親は楓ちゃん。しかもサイコロ目は、楓ちゃんの山を指し、当然ドラ牌も楓ちゃんの積んだ山………。
「耕一さん、いくら私でも、積み込みまではやっていません」
俺の表情を読みとったのか、困惑気味な顔をした。
「ただ積んだ時に、たまたま『七索』の位置を憶えていたのは事実ですけど」
「なるほど。教えた先生は優秀な人みたいだね」
「はい。先生はよく、筋がいいと褒めてくれました」
少し苦笑気味に楓ちゃんは言った。
あのクソ親父め。
嬉々として四姉妹に麻雀を教える顔が脳裏に浮かんだ。
「楓お姉ちゃん、もう一回勝負よ」
敗戦のショックから立ち上がった千鶴ちゃんが、ムクッと身を起した。
「今度は何を賭けるの?」
「私は明日のトイレ掃除」
「いいわよ。私は明後日の洗濯でいい? 耕一さんが勝ったら、引き分けね」
「今度は負けないんだから」
カチャカチャ。
千鶴ちゃんは早速、点棒の入った箱を初期状態に戻し始めた。
「耕一さん。お茶を煎れたら飲みます?」
「うん。飲むよ」
「では、用意しますね」
スッと楓ちゃんは立ち上がると扉を開け、部屋の外へと出ていった。
788 :
347:04/02/20 00:33 ID:bVhVy+9k
部屋の中では、麻雀牌を混ぜる音だけが聞こえた。
とりあえず、千鶴ちゃんと二人で山を積み直した。
「ねぇ、耕一お兄ちゃん」
「なんだい、千鶴ちゃん」
「最近、初音お姉ちゃんの様子、どう?」
「どうって?」
「様子が変だとか、悩み事がありそうとか」
変なことねぇ。
昨日有ったけど、さすがに言う気にはなれない。
「ストレスは貯まっているみたいだけど」
「そう……」
千鶴ちゃんは賽子をつまむと、卓上にコロコロと転がした。
「耕一お兄ちゃん。私はね、この家が好き」
呟くような声だった。
「この家には、お父さんとお母さん、叔父ちゃん、そしてお爺ちゃんがいたから」
千鶴ちゃんは、繰り返し、繰り返し賽子を振り続けた。
「鶴来屋もそう。お爺ちゃんが苦労して建てて、お父さんと叔父ちゃんが一生懸命大きくしたの。
今は三人とも死んじゃったけど、鶴来屋は立派に残っている。だから、この家も鶴来屋も、
ちゃんと残して行かなきゃいけないと思っている」
転がった賽子が、俺の腕に当たった。
「ねぇ、耕一お兄ちゃん。初音お姉ちゃん、大丈夫だよね。ちゃんと会長として、やっていけるよね」
「心配なのかい」
「………うん」
千鶴ちゃんはゆっくりと頷いた。
「最近、時々だけど、初音お姉ちゃん、悲しげな目でスッと微笑む事があるの」
「悲しげな目?」
「うん。私、あの目が、怖い。まるで……なんて言えばいいのかな。うまく説明できないんだけど」
「落ち込んでいるような感じ?」
「ううん。そういう感じじゃない」
さらりとした長い黒髪が左右に揺れた。
789 :
347:04/02/20 00:34 ID:bVhVy+9k
「その目で、何かを見ているの。目に見えない何かを」
「遠くを見るような感じで?」
「そう。そして、微笑むの。自嘲気味に」
自嘲気味に、微笑むか。
見たような気がする。
「そんな目をする初音さんを、見たような気がする」
「耕一お兄ちゃんも見た?」
「アレは確か……」
思い出した。
昨夜、俺を押し倒した時、そんな目をしていた。
微笑みながら、しかし、瞳に俺を映しながら、俺以外のものを見ていた。
「何時見たの、お兄ちゃん」
「それは……」
流石に『昨日、エッチな事をした時』とは言えなかった。
「詳しくは忘れた。初音さん、疲れているのかも」
俺は適当に、答えをはぐらかした。
「そうね。初音お姉ちゃん、まるで何かに憑かれているように見える」
字が違うという突っ込みを入れようとして、俺は思いとどまった。
憑かれている。
確かに、あの目は『憑かれた』という言葉がしっくり合うような気がする。
まるで別人が乗り移ったようで、とても普段の初音さんには見えなかった。
ガチャ。
扉の開き、お盆を手にした楓ちゃんが姿を現した。
お盆の上には、湯飲み茶碗が五つ乗っていた。
「梓達にも、お茶を持っていきます。何をしているか気になりますから」
そう言いながら、楓ちゃんは白い土瓶に、ポットの湯を注いだ。
790 :
347:04/02/20 00:38 ID:bVhVy+9k
麻雀ネタでスマソ(´ー`)y-~~
三人での遊びによりにもよって麻雀をもってきた
>>347のセンスに感動した
しかも面白いし。乙
347氏、乙!
いつか四姉妹が卓囲んでるのを見てみたい。
ところで梓はどうなってますか・・・
(くそう、みんな選択肢Bばかり選びやがって・・・)
Mahjong(・∀・)イイ!
乙。
>「そんなの、ありえないっ! ぶっちゃけ、ありえな〜〜いっ!!」
ヽ(゜∀゜)ノ プリッキュア!
795 :
347:04/02/23 01:15 ID:phBSSVxq
>>794 ヽ( ´ー)人(ー` )ノ プリッキュア!
調子に乗って
「四姉妹会議〜」
とかやったら、石投げられるかな(´ー`)y-~~
>795
水を掛けて差し上げます♪
それとも、私めの美声でもお聴かせいたしましょうか?
797 :
347:04/02/23 22:21 ID:phBSSVxq
「ちょっと行ってきます」
楓ちゃんは、お茶とお茶菓子を乗せた丸盆を手に持ち、梓の部屋へと向かった。
俺と千鶴ちゃんは開かれたドアから首を出し、様子を見守った。
コンコン。
軽く楓ちゃんが部屋の扉をノックした。
「梓、お茶を持ってきたから。入るわよ」
カチャ。
ドアノブを回す音が聞こえた。
カチャカチャ。
どうやら鍵がかかっているらしい。軽い金属音は鳴るものの、一向にドアは開かなかった。
「梓、鍵を開けてちょうだい」
「ごめんなさーい。今、大事なところで、手が離せないんですぅ」
部屋の中から、梓ではなく、日吉さんらしき声が聞こえてきた。
「なぜ、開けられないのですか?」
「大事なところなので」
楓ちゃんの目つきが少し険しくなる。
「開けられないような事を、しているのですか?」
「無理なものは、無理です〜」
部屋の扉は開きそうになかった。
「梓お姉ちゃん達、本当に変な事していたりして」
千鶴ちゃんと俺は、お互い顔を見合わせた。
入室を拒否された楓ちゃんは、何やらやら思案しているらしく、ドアの前にしばらく立っていた。
そして1分程経った後、俺達の方にチラリと目を向けた。
「耕一さん。申し訳ありませんが、下の台所でポットにお水を入れて来ていただけますか。
先ほど使い切ってしまったもので」
「あぁ、いいけど」
俺は部屋の中にあるポットを手に持った。
なんとなく、中身が空のわりには重いような気がした。
798 :
347:04/02/23 22:21 ID:phBSSVxq
「1階の台所だね」
「はい。お手数おかけします」
楓ちゃんは、ペコリと頭を下げた。
階段をトントンと降り、台所に向かう。
ポットを流しに置くと、俺はボタンを押して、プラスチックの蓋を開けた。
途端にムワッと白い湯気が、目の前に立ち昇る。
ポットの中にはまだ、3分の1程お湯が残っていた。
さっき、楓ちゃん。お湯を使い切ったと言っていたような気がするけど……。
俺は少し疑問を抱きつつも、水を継ぎ足した。
水で重くなったポットを手に持ち、再び階段に差し掛かった時、悲鳴が2階から聞こえた。
なんだろうと思っていると、
「二人とも、そこに座りなさい!」
今度は楓ちゃんの鋭い一喝が聞こえた。
楓ちゃんのあんな声を聞いたのは、初めてかもしれない。
そんな事を思いつつ2階まで上がると、先ほどまで閉じていた梓の部屋が開かれ、
千鶴ちゃんがドアから中を覗いていた。
「開いたの?」
「う、うん」
千鶴ちゃんは、苦笑気味に答えた。
「一体、あなたがたは何をしていたのですか?」
低く静かな、それでいて威圧的な声が聞こえた。
持ってきたポットを廊下に置き、部屋の中を伺う。
見ると、部屋の中で3人は行儀良く正座をしていた。
梓と日吉さんが並んで、楓ちゃんに向かい合うような形で座っていた。
「体をマッサージするのに、なぜ、あのような姿をしていたのですか?」
楓ちゃんは昨日の風呂場と同じように、抑揚のない冷たい声で話かける。糾弾される二人はシュンと落ち込み、
視線を床に落としていた。
梓も日吉さんも、衣服が乱れている。
どうやら、本当にいかがわしい事をやっていたっぽい。
799 :
347:04/02/23 22:22 ID:phBSSVxq
「二人とも、黙っていても判らないでしょう」
「だって、日吉先輩が……」
「別に、悪い事したわけじゃないしぃ」
まるでその姿は、修学旅行の旅館で、悪さをして叱られる生徒と、説教をする先生のように見えた。
「ねぇ、千鶴ちゃん。どうやってドアを開けたの?」
「ちょっと、ね」
何か奥歯に物が挟まったように、千鶴ちゃんは答えた。
「ドアに細工でも……」
俺はノブの部分を見た瞬間、思わず目が点になった。
ドアには丸い穴が空き、ノブの部分がすっぽり抜け落ちていた。
「へ?」
あわてて周りを見回すと、廊下の床に金属の固まりが落ちていた。
拾ってみると、それは握り潰すように拉(ひしゃ)げた、ドアノブだった。
「俺がいない間に、何があったの?」
千鶴ちゃんは、笑うしかないといわんばかりに、アハハと微笑むばかりで、結局何も教えてはくれなかった。
800 :
347:04/02/23 23:03 ID:phBSSVxq
>>800 激しく乙! 苦労人な楓ちゃんにちょっと萌えてしまった。
エンドは好きに書いていいと思いますよ?
意見が欲しいなら、また逐一選択肢にして反応見るとか。
朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝
朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝
朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝朝……………………………………………………………
アサぁっ
俺はガバッ、と飛び起きた。
「きゃっ」
俺を起こしに来ていただろう、長身の女性が、驚いたように身を反らせた。
しまった、千鶴さんを驚かしてしまった、と俺が身を起こすと。
「び、吃驚させないでくださいよぉ〜」
と、なだらかなウェーブのかかった長髪の女性が、鳴きそうな顔で座り込ん
だままそう言った。
「はい?」
思わず裏返った声が出てしまう。
見たこともない女性が目の前にいる、いや、全く見たことがないと言うには、
どこか見覚えがあるような顔だった。
「…………あの、どちらさまでしょう?」
俺は思わず、ぎょっとその人を見たままそう言ってしまった。
「え!? 耕一さん、私のことわからないんですか?」
目の前の女の人は、それは大変だ、という風に泡を食って、俺の方を見る。
「私です、初音ですよー」
と、自分の胸元に手を当てて、少し困ったような表情で俺に訴える。
「初音……って……え? あれ?」
俺はまじまじと女性を見てしまう。
確かに、ウェーブのかかったロングヘア、ちょっと広めのおでこ、タレ目…
…初音ちゃんと言われればそう見えないこともないが……身長はずっと高いし、
それに、胸が……あ、いや。
「大丈夫ですか?」
不安そうな顔で、初音ちゃん……は、俺をじっと見てる。状況はともかく、
そうまじまじと見つめられると、恥ずかしいんですけど……
「顔が紅いですよ? 熱がありますか?」
そう言って、俺のおでこに手を当ててくる。
「い、いや、大丈夫ですっ、だ、だからっ」
俺は思わず、後ずさってしまった。
「そうですか……?」
まだ不安そうな顔で、初音ちゃん……? は、俺を覗き込んでいる。
その時。
スッ、
と、障子の向こうからもうひとり、現れたその人物は、
「楓ちゃん?」
確かにそれは楓ちゃんだった。背格好も、髪型も、ちょっときつめの顔も、
間違いない……けど、どこか違和感がある。
「姉さん、早くしないと、遅れる……」
はっと、その違和感に気がついて、俺はそこにじぃっと目を釘付けにされて
しまった。
でっけー胸……思わず息を飲んじゃうぐらい……多分、梓よりでかいんじゃ
ないだろうか? 前に組まれた腕の間におさまっているのさえ窮屈そうに。
「…………耕一さん、また……私の胸見てるんですか?」
「え? あ、はっ!」
胸の大きな楓ちゃんに言われ、俺はドキッとして顔を上げる。
「い、いや、別に……その」
俺が言葉に困っていると、初音ちゃん?が、くすくすっと笑った。
「耕一さん、楓の胸が気になるのはわかりますけど……あまり見てると、楓に
嫌われちゃいますよ?」
「そ、姉さん、私は……そんな……」
初音ちゃん?が苦笑気味になりながら言うと、楓ちゃんは紅かった顔を更に
紅くしながら、少し俯いてしまった。
「い、いや……ごめん、その……」
「ぁ……いえ、いいですから、それより……朝御飯を……」
楓ちゃんは困ったように紅い顔を上げて、急かすように言った。
「あ、そうか、ごめん、すぐ行くよ」
俺はそう言って、掛け布団をまくって立ち上がった。とりあえず……目の前
の奇妙な光景は、置いておいて。
しかし、結果、より頭が混乱するような事態に遭遇することになった。
「よぉ、ヒマ大生」
と、居間の前で俺に軽口をかけてきた、この声は……
「いつまでもぐーたらして、初音姉や楓姉に迷惑かけてんなよな」
ショートカットの、勝ち気そうな女の子。
「……梓? お前梓か?」
俺が思わず問いただすと、女の子ははぁ? と言った感じで顔をしかめた。
「それ以外の何に見えるってんだよ、遂に頭がおかしくなったか?」
バカにしたようなつもりで言ったのだが、この、楓ちゃんとほとんどかわら
ない身長の“梓”を見ていると、言葉の内容を無下に否定することができない。
「そうかも知れん……」
思わず、頭を抱えてしまう。
「?……どうしたんだよ、ホントにどっか悪いのか?」
今度は少し心配そうに、“梓”が聞いてくる。
「なぁ、梓?」
「なんだよ?」
「お前の姉って、何人で、なんて名前だか言ってみてくれないか?」
俺がそう聞くと、梓は訝し気に顔をしかめながら、
「2人……で、初音と楓だけど……なんだよ、変なこと聞くなぁ」
「いや…………千鶴さんはどうした?」
「千鶴がどうかしたか? それに、さん付けで呼んで……どうしたって言うん
だよ?」
俺は心配げに問い返してくる梓にはすぐに答えず、自分の右手でぎゅーっ、
と頬をつねった。
「いて〜……くそ〜、夢じゃねぇや」
ひとまずここまでのことを頭の中で整理する。
どうやら、今俺と一緒の家の中にいる『柏木4姉妹』は、俺が記憶している
それと、順序が全く逆になっているらしい。
つまり、初音ちゃん……初音、さん、が長女で、楓ちゃんが次女、梓が三女、
千鶴さん……が末の四女……と言うことだ。
俺の意識としてはまるで倒錯した世界に迷い込んでしまった、といった感じ
だ。が、そんな荒唐無稽なことを考えるよりは、俺の頭がおかしくなって、現
実とは別の記憶を作り上げてしまった、と考える方が自然だろう、変な夢にう
なされたあとだし……
「何考え込んでるの? 耕一お兄ちゃん?」
そう言って、ちゃぶ台の前に座っている俺の顔を千鶴さん、いや“千鶴ちゃ
ん”が、俺の顔を覗き込んで言う。
あどけない顔。俺の覚えている“千鶴さん”の穏やかな顔つきにくらべると、
目がくりっと大きくて、好奇心旺盛そうな印象を与える。
「う、うん……ちょっと、考え事しててね」
俺は軽くため息をついてから、千鶴ちゃん、に苦笑してみせた。
「ふーん……」
「耕一さん、朝食、あったまりましたよ」
と、台所の方から、鍋を片手に楓ちゃんが出てきた。少し困ったようにして
いるが、俺を嫌がっているような雰囲気はない。それはちょっと、嬉しいかも
知れない。おまけにこの、歩いただけでゆさゆさと……いや、げふんげふん。
「? どうかしましたか?」
またもごくりと喉を鳴らしてしまった俺に対し、楓ちゃんが顔を紅くしなが
ら、食事をよそる手を止めて俺を見る。
「え、あ……何でもない、あははは……」
「どーせまた、楓姉の胸見てたんだろ、このエロ学生」
くっ……
三女でも、縮んでも、胸も平均的でも、梓の憎たらしさはちっとも変わらん。
「はい、耕一さん」
楓ちゃんが俺に膳を差し出してくる。
「あ、サンキュ」
俺が受け取りつつ、箸を取ろうとした時、楓ちゃんは、おずおず……と俯き
がちに、俺を見て、言った。
「あの……別に、耕一さんでしたら、ずっと見てても構いませんから」
「ぐっ」
少しくらぁっ、と来た。破壊力抜群ですよ……。
そう思いつつ、食事に箸をつけようと……
「う……?」
はっと、目の前に広がるメニューを見る。それは、見た目いびつな食材の集
まりだった。
「? どうか、しましたか……?」
楓ちゃんが、きょとんとした顔で、俺の顔を見ている。
「い、いや、その……ひょっとして、この食事は、楓ちゃんが?」
俺は少し引きつった顔をなんとか誤魔化しながら、楓ちゃんに聞き返した。
「そうですけど、どうかしましたか?」
少し焦ったような表情で、楓ちゃんが言う。
「い、いや…………なんでもないよ」
楓ちゃんに愛想笑いを返してから、食事を口に運ぶ。
………………微妙。
食えない程マズイと言うわけではないが、おいしいと言う程でもない、まさ
に微妙。でもまぁ、すきっ腹に入れるなら、無理と言う程でもないだろう。と
思いつつ、俺は箸を進めた。
ふと気がつくと、初音……さん、が複雑そうな表情をしていた。
「? 初音ちゃ……初音さん、どうかしたの?」
俺は自分のことも取りあえず、憂い顔の初音さん、に尋ねた。すると、初音
さんは、はっと少し驚いたようにしてから、苦笑する。
「あ……う、ううん、何でもないんですよ。私も、少し考え事をしていただけ
です」
と、初音さんは答えた。
「変な初音お姉ちゃん」
千鶴ちゃんに言われる間でもなく。しかし、初音さんが長女だとすると、当
然鶴来屋の会長……と言うことになるんだろう、そう思うと、今の複雑そうな
憂い顔も、わかるような気がした。
“千鶴さん”も、同じだったんだろうか……と、考えが頭をよぎり、自分で
も奇妙だなと思った。俺の記憶が狂っているのなら、“千鶴さん”は存在しな
いはずだ。けれど俺は、いつの間にか、ここが元いた世界とは別世界で、“千
鶴さん”は元の世界に存在している、と考えるようになってしまっていた。
でも、そうすると、俺はこの世界の“耕一”と入れ替わったのか、と思った。
そうすると、今頃、“その世界”でも“耕一”がパニックになってるかも知れ
ない。すると上が落ち着きのない2人だから、ちょっとした騒ぎになってるか
も知れないな…………
「なんだよ、メシ食いながらニヤついて。気持ち悪い」
梓に言われ、俺は少しムスッとして、メシをかき込んだ。
訂正
>>804は3/6です。
巨乳楓たんをどうしても書いてみたくて書いてしまいました。
お目汚しスマソ…………
耕一の反応から見る限り、梓よりも大きいのか…
810 :
名無しさんだよもん:04/02/24 19:11 ID:KfU9mf5S
無論楓さんはふちなし眼鏡に黒のタートルネックセーターだよな。
>>810 スマヌ、俺アンチメガネなの……自分メガネだから。
申し訳ない。∧||∧ ブラン
>808
「通常の4姉妹での」梓よりも、のこと。
今回の楓たんは身長オリジナルのままで巨乳化、
つまりトランジスタグラマってやつでつか?ハァハァ
出しゃばりを承知で補足させてもらうとオリジナルより
「僅かに身長が高くて若干肉付きがよくてお尻は見てわかる程度に大きめ」
と妄想してました。
でも、充分トランジスタグラマだと思いまつ。
何はともあれ、おたうじく氏GJ!!
書きたいものが有るからこそSSってのは書けるものさ!
847氏とのツートップを目指せ!
816 :
347:04/02/25 03:00 ID:/1fMuIKg
>>◆kd.2f.1cKc
SS投下、禿乙ヽ(´ー`)ノ
久々に漏れ以外の書き手が(藁
これで心おきなく引退が可能に(マテ
本当にマテ
各地から続々と反響の声が!!
これは、その一部でつ。
このスレットにカキコしてから、急に女の子にモテだしてクマってまし。(東京都:34才 男)
毎晩このスレを見る事が楽しみで、睡眠時間が無くなって困ってなす。(奈良府:21才 男)
鶴来屋の会長がひんn(住所不明:20〜30代 男性)
あしたはえんそくなの。(鳥取圏:4さい ょぅι"ょ)
わんわんわんわんわ(秋田県:2才 メス)
どうです、この反響?
先生方、おながいします!!(時代劇風に
818 :
347:04/02/26 01:15 ID:LnD9cFih
「耕一さん。今日は鶴来屋の温泉に入ってみませんか?」
楓ちゃんは、箸を止めて俺の顔を見つめた。
「鶴来屋のお風呂か……」
テーブルの上に置いてある、大きなガラスの器から、冷麦をすくい取った。
「楓姉、ついに壊れちゃったの? ウチのお風呂」
梓の問いに、楓ちゃんがコクンと頷いた。
「明日、修理してもらうことにしたわ。さっき初音姉さんと電話して決めたの」
「はれ、もう、ほろいひゃらね」
「千鶴、口に物を入れながら喋るのはやめなさい」
「ひゃい」
冷麦を啜る各自の音が、居間にズルズルと鳴り響く。
「ねえ楓ちゃん。初音さんは今日も仕事なの」
薬味のネギとショウガを、紫色のガラスの器に落としながら、俺は聞いた。
「はい。仕事が忙しいみたいで」
「最近、いつもこうなの?」
楓ちゃんは、表情を曇らせながら頷いた。
「今日こそ早く帰ってきて、夕飯を作りたいと言っていたのですが」
「そうね。初音お姉ちゃんが帰ってきてたら、こんな手抜きの夕飯食べずにすん…」
ゴツン。
「イタッ!」
梓の拳が、千鶴ちゃんの頭に炸裂した。
「もう〜すぐに殴るんだから〜。梓お姉ちゃんなんて嫌い」
「あんたが、余分な事ばかりいうからよ」
「梓お姉ちゃんが、楓お姉ちゃんに1時間も説教受けるような事するから悪いのよ」
千鶴ちゃんは、涙目で拳を受けた場所をそっとさすった。
「鶴来屋のお風呂かぁ。子供の時に言ったきりだな」
「この間、改装工事を終えたばかりですから、いろいろと変っている筈ですよ」
流石に混浴とかはないだろうな。
無論そんな事を、楓ちゃんに聞く気にはなれなかった。
819 :
347:04/02/26 01:16 ID:LnD9cFih
夕食後、俺達四人はタクシーに乗り、鶴来屋に移動した。
正面玄関からは入らず、裏の従業員用の入り口にまわる。
「みんな揃って、こんな夜遅くにどうしたんだい?」
頭に白髪の交じった守衛の男性が、楓ちゃんに気さくな声をかけてきた。
「家のお風呂が壊れてしまったもので」
「ああ、そうかい。すまんが、ここに名前を書いてくれないかい。会長さんの妹とはいえ、決まりだからな」
「ここですよね」
楓ちゃんが、ノートにスラスラと名前を書き込んでいった。
「あの〜楓さん。ちょっと良いでしょうか」
別の若い守衛が、部屋の奥の方から姿を表した。
「なんでしょう」
「柏木耕一さんはお見えですか?」
俺は突然名前を呼ばれ、きょとんとした。
梓と千鶴ちゃんが、何かしたのと言いたげな視線を俺に向けた。
「はい、俺の事ですけど」
「会長の初音さんから伝言で、こちらに来たら内線で電話をして欲しいとの事です」
初音さんが?
何のようだろう。
「耕一さん、内線の使い方、判りますか?」
俺は素直にクビを横に振った。
「では、私が繋ぎますね」
楓ちゃんはクリーム色の受話器を取ると、プッシュボタンを押していった。
「あ、お姉ちゃん? うん、私。今から耕一さんに替わりますね」
差し出された受話器を受け取り、耳に当てた。
「もしもし、初音さん?」
820 :
347:04/02/26 01:18 ID:LnD9cFih
『あ、耕ちゃん』
受話器の向こうから、初音さんの声が聞こえてきた。
『今から、会長室に来て。場所は守衛さんに聞けばわかるから』
ブツン。
ツー、ツー、ツー。
俺は突然会話の途切れた受話器から、耳を離した。
「初音お姉ちゃん、何の用だったの?」
千鶴ちゃんの問いに、俺はクビを傾げる仕草で答えた。
821 :
347:04/02/26 01:21 ID:LnD9cFih
短いけど投下終了(´ー`)y-~~
なんか、漏れのSS。食事シーンが多すぎかも……。
>>817 一応、話が完結するまでいるつもりです
さて……ひとまず朝食は食べ終えた。
これから……どうするか。
別の世界の存在だなんて……あり得ないと思うし、仮にそうだったとして、
何か解決の方法があるわけでもない……
それに、今朝のあの夢……いや、今朝に始まったことじゃない、ここに、隆
山に来てから、何度も見ている。しかも、だんだん夢の中のリアリティが増し
ていく。
とにかく、いろいろあり過ぎて、頭の中が、どうにも落ち着かない、そんな
雰囲気だ、とにかく、なんの解決にならなくてもイイから、少なくとも気を紛
らわせたい。
俺は……
A.初音さんに、夢と記憶のことを相談する
B.初音さんと、他愛もない雑談をする
C.楓ちゃんと雑談する
D.梓をからかってみる
E.千鶴ちゃんと雑談する
というわけで、キャラ&シナリオの流れを分岐する選択肢です。
(*゚ー゚)<こちらは、先着一名様ですよ。。
>>820 お風呂……大浴場……温泉……
こ、これは期待してOKってやつですか? ずばり?
首をなが〜くしてまってまつよ?
分岐キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!
きょにう楓タンに(;´д`)ハァハァしてしまったんでCを選んでみる
しかし最近スレが活性化してるねぇ
347氏もおたうじく氏もがんがれ
楓ちゃんは朝食の後片付けをしていたが、間もなくリビングに出てきた。
「楓ちゃん」
たったままの楓ちゃんに、声をかける。
「は、はい? なんでしょうか?」
少し目を円くして、楓ちゃんは俺を見てくる。
「ちょっと…………」
俺の方も照れくさくなって、少しどもるように言う。
「話し相手になってくれないかな? まだ、時間あるよね?」
楓ちゃんは、“俺の記憶”と同じセーラー服を着ている。部分的に、印象が
大きく異なる場所が1ケ所あるが…………もとい。そうだとすれば、高校は、
近場のはずだから、まだだいぶ余裕があるはずだ。
「あ…………」
少し驚いたように小さく声を上げてから、楓ちゃんは申し訳なさそうに少し
俯いた。
「す、すいません、今日は……部活の朝練があるので、もう出ないといけない
んです」
「え、あ、そうなんだ」
部活の朝練、それも俺が知っている“楓ちゃん”とは違う。…………いや、
待てよ。俺は“楓ちゃん”が部活をやっていなかったかどうかまで知らないな。
「ごめんなさい……」
少し紅い顔の、困ったような苦笑で、楓ちゃんが言う。敢えて避けられてい
る雰囲気はない。むしろ好意的な感じだ。それだけは、かなり嬉しい。
「あ、それじゃあさ、近くまでだけど……一緒に歩かない? 俺も少し、食後
の運動しておいた方がいいし」
それでなくても、この家にいる間、すっかり出無精なのだ。
「あ、はい」
楓ちゃんはまるで驚いたような表情で、顔を上げた。
「喜んで。今、鞄とってきますので、少し待っててください」
そう言うと、楓ちゃんは2階に上がっていき、暫くしてから、学生鞄と、ナ
ップサックを持って、降りてきた。
学生鞄なんて、古風だよなぁ……待てよ? そうすると、ナップサックには
何を入れているんだろう?
「じゃあ、行きましょうか、耕一さん」
「あ、う、うん」
些細なことで考え込んでしまった俺は、楓ちゃんに促され、少し間の抜けた
返事をしてしまった。
ガラララ…………
これまた、古風な柏木家の玄関を開けて、外に出る。砂利の敷き詰められた
庭を歩き、豪華な造りの門をくぐる。柏木家の構造は、俺の記憶に間違いはな
いようだった。
表の道路に出る。柏木家の外の地形も、変わってない。もっとも、これは7
年前とはだいぶ変わってるし、まだ今の状態は結構うろ覚えなんだが。
「そう言えば、楓ちゃんさ」
俺は気になっていたことを、まず口にした。
「はい? なんでしょう?」
やっぱりニュートラルな表情で、楓ちゃんは聞き返してくる。
「部活って、なにやってるの?」
「え? あ、そういえば言ってませんでしたね」
少し目を円くして、思い出したように言う。
「陸上部ですよ」
「い…………っ?」
今度は、俺の方が目を円くした。
「陸上部…………?」
俺の記憶の中では、陸上部に入っていたのは梓だ。イメージからして、楓ち
ゃんには、陸上部と言うか、運動系そのものが合わない気がする。やっぱり、
倒錯した世界に思えてきた。
…………よく考えてみると、“次女が陸上部”という意味では、一致してい
るわけか。奇妙な話だ。
「…………どうか、しましたか?」
俺が少し絶句していたので、楓ちゃんがニュートラルな表情のまま、小首を
かしげるようにして俺の顔を覗き込んでくる。
「い、いや。楓ちゃんのイメージじゃないなと思って……あ、ごめん」
思うままを口にしてしまい、俺は慌てて謝る。けど、楓ちゃんは俯くことも
せず、あっさりと、
「気にしないでください、よく言われてますから」
「そ、そうなんだ…………」
「自分自身でも柄じゃないとは思ってます……でも、走るの好きなんです。身
体が小さいから、短距離は苦手なんですけどね」
身体が小さい……うーん、“楓ちゃん”にくらべると、多少、肉付きはよさ
そうだけど……それでも、今時の女子高生にしては、少し小さめかな。もっと
も、この楓ちゃんは、一部、平均よりずっと大きい場所が……いや……
「まぁ、個々人の好きずきにすればいいんだし、それならそれでいいと思うよ
?」
俺は思ったままを口にした。けれど、楓ちゃんは少し寂しそうな顔になる。
「ありがとうございます……でも、私3年ですから……来月には、引退です」
「そうか、受験もあるしね」
大学で、陸上サークルがあるところも、皆無じゃないけど……楓ちゃんは、
進路、どうするんだろう?
「…………これから大変なのは、多分、耕一さんの方ですよ」
ふと気がつくと、楓ちゃんは更にトーンが落ちたように俯いている。
「え?」
聞き返す俺の言葉には、直接は答えず、楓ちゃんはぎゅ、と俺の手を握った。
思わず、緊張してしまう。
「でも、安心してください、私や、姉さんが、ついてますから……いつでも、
信じていて……ください」
「あ、ああ」
良くわからないが、潤んだ目で見上げられて、俺は肯定の返事をしてしまっ
た。
「ありがとう」
「い、いえ……」
そこで、楓ちゃんの顔がほんのり紅くなった。
「そ、それじゃあ、この辺で…………」
「あ、うん……また、夕方ね?」
楓ちゃんは照れたような表情で「はい」と返事をすると、てててて……と小
走りにいってしまった。
……しかし、陸上部だとすると、つまり…………歩いただけでもゆさゆさと
揺れる胸が、それこそぶるんぶるんと…………うぉ、見てみてー。学校まで、
ついていって、練習見ればよかったなぁ、失敗した。
などと邪な妄想をしながら、俺はもと来た道を引き返した。鼻の下が伸びて
いるのが、自分でもわかった。
巨乳楓ちゃんということで書いてみましたが、あんまし胸の描写ができなかった……スンマソ∧||∧
なんか自分でも違和感感じる程楓ちゃんが積極的なわけですが、
オリジナルと違って姉に諭されてないだろうし
(初音さんは千鶴さんよりポジティブシンキングな気がする。比較論だけど)
それだったらむしろ、前世とのこともあるし、
積極的なぐらいで丁度いいんではなかろうかと思った次第であります。
「こんなの楓ちゃんじゃねぇ!」と思った方、非常にスンマソ。。
何だか盛り上がってるなぁ最近。
以前別スレで天野先輩書いてたけどまた書きたくなってきたよ。
834 :
347:04/03/02 21:25 ID:yrcvAFd2
今週は多忙につき、SS投下は難しそう(;´Д`)
そんなわけで、おたうじく氏よろ(=゚ω゚)ノ
すんまそん、こちらも環境移行中でちょっときついかもです。
申し訳ない。∧||∧ブラン
保守にはまだ早いかな?
千鶴ちゃんの制服は、やはりチェックのスカートにランドセルだろうか?
個人的にはセーラー服だが、藻前らは何が良いと思う?
ランドセルしょったまま、後ろからズコバk
__,. -―‐- 、,
/´ ` ' 、,.r==--、
./ , , , '⌒ヽ、
/ // ///イ \
/ ., // ////h/1!.、'、 , ,.\
,'/ //////;イ |ト;.l l.!. ', '、.',ヽ
l|..;' .r''Yj .|'ン_,,,_ナ'‐/ | _ j゛ l l |l, ', '; ゛!
l |. | (;!.| l<f;':::::j`゛ ,、/ヽ!.| |.|! l l,.リ
| lヽ!.l .|'┴‐' /ィ:ハ リ.j.ハl .j| .j.|
l | :| い| ''' , ヽ/ ゛ィ゛|//.ノ|/j /ノ
j .| .|. l' 、 。 '''/j| j / ソ < これ以外何があるというのだ
l | j | \,_ _,ィl,ノj.ノ
,' j ,r'iノ ./ _,、..Yj'T´l,. | l,
/,.- '´:::::l, | ,.-‐'.ド、;: l,. l,.';、
/,ヾ;.、:::::::::::::ヾ! ´ ノ:::::::「ド、'l l,
/´ ゛\'、'、:::::::::::l 「:|::::::::l.l| ゛l,l,'、
| \ヽヽ、::::| j::::::|::::/,イ j.'、ヽ
l、 ヾ'7-、,.;゛ l、::j;/ト;l, l,ヾミ、
ト、 .| ゛'j Fj.ヒ;'_ノ l l,ヾ、ヽ
! ,,...、、.ヽ, / |´ f/ .レ‐―:、ヾ;.\
l,/:::::::::::;;;;;Y .f7''ト! 〉-‐-、l, い,.'、
l;::::;r‐''´ ./ |' !.! / Y゛ ! |. l,
千鶴たんキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
, -─ -- 、 |
| || γ ヽ ||
| || / lヽ ||
| || l l l | ||
| || .l | |l n ||
| || _ | /___ / 、l/, ___ヽ| ||
l ll ll ll ll ll l| ヽ ヒ __・__> l く´_・__,' ( ./ l ll ll ll ll ll ll ll l
| ) lー `ー゜-'ヽ l ' -ー ) l ||
|| ( )  ̄ , ヽ- _ ノ / ||
|| ゝヽ、 / ーu-' 、\ l ||
|| l ,' , -- ─、_ ) ノ ||
|| ヽ `ニニ ' / ||
|| \ __/ |||
|  ̄`´ ||
このおろかしい あくまのこ みすず よ
おまえには しすら なまぬるい。
じ こくにて
せかいの おわりの ときまで
えいえんの ご うかに やかれるのだ! ▼
_| ̄|○
で、千鶴ちゃんはおじちゃんと耕ちゃん、どっちが好きだ?
間違いなく耕ちゃんでしょう
千鶴さんの場合、一家心中まで考えていたところを叔父さんに救われて、そのまま情が移っていったわけだから
千鶴ちゃんの場合、やさしいおじちゃん止まりでは?
逆に初音さんの場合、千鶴さん以上に叔父さんに甘えて深みにはまりそうなイメージがある
千鶴ちゃん以上に積極性が高そうな初音さんの事だから、深みにはまりそうだよな。
ある意味年上キラーな彼女のこと、容易だったんだろう。
叔父さんキラーで、耕一まで食っちまうんだもんな。
まさに「ゆりかごから墓場まで」(※注:例えが間違ってます)
すごいぜ初音姉さん!
848 :
名無しさんだよもん:04/03/10 07:34 ID:NPsxgs/u
通販業大手の「ジャパネットたかた」(本社・長崎県佐世保市、
高田明社長)は9日、約150人分の顧客データが外部に持ち出
されていた、と発表した。同社は、盗難の疑いもあるとして、
刑事告発も検討している。
同社によると、外部からリストが持ち込まれて発覚した。
リストには、名前、性別、住所、電話番号、生年月日、年齢
が記載されていたが、クレジットカードの番号などは含まれ
ていなかった。内部調査の結果、実際の顧客であることが確認された
ttp://news.fs.biglobe.ne.jp/social/ym20040309i204.html
初音さんtrueではまさしくCradle to Graveってか?
叔父と耕一で2 Graveって考えてもいいのか
851 :
347:04/03/11 08:33 ID:ChXI/fdl
>>846 >ある意味年上キラーな彼女のこと、容易だったんだろう。
初音さんの『爺殺し』という設定が、すっかり頭から抜けていたよ(;´Д`)
仕事で困った顔していたら、周りの男が助けないわけがない。
千鶴さんが会長の時以上に、社員の結束が高そうだ(爆
今後の展開を考え直す必要があるなぁ……。
>>847 >叔父さんキラーで、耕一まで食っちまうんだもんな。
叔父さんとヤッてるのが、このスレの既成事実になってる(笑
初音会長の場合、男は助け船を出してくれるだろうけど女性はどうかなぁ。
まして鶴来屋の従業員はサービス業ということもあってかなり女性が多そうだし。
美人で巨乳で性格のいい女会長。完璧超人ですか?
もうそれだけで十分妬みの対象になる。同業の助平共やらなんやらで
実は相当に内外に敵の多い激務だと思う。
覚醒前の耕一に初音会長を支える器量があるかなぁ。
>>852 あの優しさに勘違いしたストーカー
しつこく言い寄る自称イケメン
身の程知らずにも愛人にしようとするスケベオヤジ
なんてのも居そう。
>853
男なら楓ちゃんが闇に葬ってもいいが、女は根に持つからどうするかなぁ。
>>854 女も闇に葬っちゃマズイのか?
ところで、初音タイプの性格の女性って、同姓への受けは
どうなんだろう?
「カマトトぶってる」と嫌われるのだろうか?
>>855 影でこそこそするタイプじゃないからねぇ
何事にも真剣だし
嫉妬される事はあっても嫌われることは少ないと思われ
>>855 初音さんは一本芯が通ってる分、理にかなってない意見とは真っ向から対立しそう。
で、その相手が根性曲がってたりしたらアウトかもしれないね。同性であれ異性であれ。
楓ちゃんが躊躇してる隙に、
悪戯妹どもが闇から闇へと葬ってる悪寒。<女の場合
捻くれた女の場合ははかおりが知らぬ間に梓ファンクラブを動員して
容赦なく闇討ち、晒し者の刑。 彼女ならヤル。
そんなコトするかなぁ。 >859
「ごちそうさま」してお終いな気が・・・
別に彼女は女と見れば見境ないわけじゃないぞw
きょにぅと見れば見境ないかもしれないが…もとの設定だと。
そうか。いくら彼女でも好き嫌いはあったよな。
まぁ、相手がノーマルなら「ごちそうさま」でも十分な気がするが。
千鶴たんて、部活動は何やってんだろう
>>863 野球部のマネージャー
大事な夏の予選第一試合前日の練習の時、一生懸命作ったお弁当を部員全員に配る。
かわいいマネージャーの心遣いに部員一同泣いて喜ぶ。
そして球児たちの夏は終わった……
うわ、善意のテロリズムだ・・・(意味不明w>心尽くしのお弁当
しかも容姿は超高レベル
例え毒とわかっていても
「ようし、一旦休憩ー!」
「ふう、試合前日だけあってハードな練習だな」
「これじゃ試合の前に日射病で倒れちまうぜ」
「ご安心下さい! 私、皆のためにお弁当作ってきました!」
『何ィ、千鶴ちゃんの手作り弁当だって!?』
「うおお、俺がもらうぞ!」
「てめえ、俺が先に決まってんだろ!」
「心配しなくても大丈夫ですよ、ちゃんと全員分作ってありますから。
喜んでもらえてとても嬉しいです!」
数分後
「きゃああああああ! 先輩たちが全員日射病でダウンしてる!? な……なんてこと!」
>>全員日射病
ワラタ
日射病じゃない・・・!日射病じゃないんだ・・・!!(つДT)
従業員用のエレベータを降りてしばらく歩くと、目指すべく場所は、簡単にみつかった。
分厚い頑丈そうな木の板に、会長室と書かれたプレートが貼られていた。
コンコン。
いきなり開けるのも気が引けるので、とりあえずノックした。
「どうぞ」
扉越しに、初音さんらしき女性の声が小さく聞こえた。
ガチャリ。
「失礼します」
ノブを回し中に入る。
明るい廊下から一転して、室内は暗闇に包まれていた。
小さな部屋の中には値段の張りそうな木材の机が鎮座し、部屋の主は、その小柄の肉体を持て余すには
十分なほど大きな椅子に座っていた。
俺が部屋の中に入っても、初音さんはこちらを見ることなく、室内を僅かに照らす、大きな窓から入る
外界からの光をじっと見つめていた。
スリッパ越しに絨毯の厚みを感じながら、俺はゆっくりと近づいていった。
「叔父様はね。この夜景がとても好きだったの」
詩を吟ずるような静かな声が聞こえた。
「仕事が落ち着くと、この夜景を見ながら、煙草で一服していたわ」
椅子が音もなく回り、スッと初音さんは俺の前に立ち上がった。
「耕ちゃん、坐ってみる?」
「えっ、俺が?」
どうぞと言わんばかりに、椅子に手を差し伸べた。
「初音さん、他の人に見られたら問題にならない?」
「大丈夫よ。もう、誰も来ないから」
結局、俺は言われるがまま腰を下ろした。
872 :
347:04/03/21 05:04 ID:wbgi6dzU
「座り心地はどう?」
「なんか、フワフワしていて不思議な感じ」
「その椅子も、この机も、この部屋も、叔父様が使用していたのよ。私はそれを引き継いだだけ」
初音さんは机の引き出しに手を掛けると、中から何かを取り出した。
「耕ちゃん。煙草、如何(いかが)かしら」
ピッとセロハンを剥く音が聞こえ、手慣れた手つきで一本の煙草を取り出した。
「私、大学を卒業した後、叔父様の秘書をしていたの。そのほうが仕事を覚えるのも早いからって」
コトンと目の前に、新品同様のガラスの灰皿が置かれ、俺に向けて煙草が差し出された。
「どうぞ」
「どうも……」
俺は軽く会釈をしながら、箱の中から一本取り出した。
正直、煙草は好きではないし吸うこともない。だが、初音さんからの誘いを、無下に断るのも悪い気がした。
シュポッ。
初音さんの手の平から溢れたライターの炎が、フッと室内を赤く照らし出す。
紙煙草の先を焦がしつつ、煙を吸い込んだ。
慣れない香りが、口から肺へと広がっていく。
火が消され、再び闇に包まれた室内に、吐き出した煙がフワフワと上がっていった。
873 :
347:04/03/21 05:10 ID:wbgi6dzU
かなり間が空いてしまいました
文章も中途半端に終わってスマソ
実は……メインPCのHDDが二台飛び、それを復旧したら今度はノートPCのHDDが・゚・(ノД`)・゚・。
投下しているSSは、通勤時間中にノートPCで執筆していたので、かなーり痛いです
今回の続きは、明日には投下……できたらいいなぁ(´Д⊂ヽ
>347氏
立て続けとは…災難でしたな。
無理はしなくてもいいから、HDD直してからゆっくり頑張って…・゚・(ノД`)・゚・。
砂時計の砂が一粒一粒落ちるように、静かな時間がゆっくりと流れた。
まるで煙草を吸い終わるのを待つように、初音さんは無言で俺を見つめていた。
微笑を口元に浮かべ、その漠然とした視線に、とまどいのようなものを心のどこかで感じていた。
何を考えているのだろう。
判り切った事だ。
初音さんの望む物。
それは親父の影。
別段それが悪いというつもりはない。ただ、遣り切れない思いが、深海に降り積もるマリンスノーの如く、
心の中に募っていく。
代理。
身代わり。
そんな言葉ばかり頭の中に浮かぶ。
初音さんが疲れているのは判っている。力になってあげたいという思いは変わらない。
自分の存在により、多少なりとも癒されるのであれば、それはそれで良かったと思っている。
だが、それは同時に、柏木耕一という一人の人格は、必要とされていない事に他ならない。
初音さんは親父の事を、今でも愛している。
無論、俺の思いこみかもしれない。
いや、思いこみであって欲しい。
そうでなければ、もし俺が初音さんに好きだと告白して、恋人同士になったとしても………。
キスをして、いくら体を重ね合わせたとしても………。
その目が俺ではなく、親父の面影のみを見ているのであれば、永遠に俺の心が満たされることはないだろう。
煙草の火が、吸い口の近くまで迫る。
最後の一口吸うと、ガラスの器に火口(ほくち)を押しつけた。
俺は何となく、次の展開を予想した。
きっと、初音さんの事だから、こうするだろうと。
その予想は数秒後、間違っていなかった事が証明された。
初音さんの唇と、俺の唇と繋がった。
両頬を、細い指が包み込む。
舌がゆっくりと侵入してきた。
クチュ。
クチュ。
粘液の絡み合う音がする。
垂(しだ)れかかる初音さんの体を、俺は両腕で受け止めた。
次第に興奮していく女の鼻息に、体が自然に反応し、生殖本能が体の中でうずき出していく。
悲しかった。
別に、興奮したことが、ではない。
唇が重なり合う一瞬前、初音さんの目を見た。
『その目で、何かを見ているの。目に見えない何かを』
千鶴ちゃんの言っていた目が、そこにあった。
初音さんの指に力が入る度、唇が深く紡ぎ合う度、心の井戸に何か大事な物が深く沈んでいくのを感じた。
チャプ。
唇が引き離され、ツーと蜘蛛の糸ような唾液の細い線がお互いを結びあう。
カチャリ。
初音さんの顔がそのまま下がり、腰のベルトが外された。
「だ、誰か人が来たらどうするんですか、初音さん」
「大丈夫よ。もう、誰も来ないから」
ズボンのジッパーが下ろされ、窮屈そうに押し込められた俺の分身が、室内に外気に触れる。
「ん……」
チュルンと初音さんは、まだ半勃起状態のナニを素早く口にくわえ込んだ。
ものの数秒で、全身の血液が下半身の一点に注ぎ込まれる。
「ん、んぐ……」
完全にそそり立ったイチモツが根本まで深く吸い込まれる。
「ぁっ、はぁっ」
その初めて味合う感触に、思わず声が漏れた。
チュポッ。
口内から吐き出したソレを、初音さんはうっとりした目で見つめた。
「こんなに、大きくなっちゃった」
男根を握りしめながら、あどけない幼女のような声で呟くと、スッと立ち上がりスカートの中に手を伸ばした。
そして、素早く足から何かを脱ぐと、椅子に座っている俺の上に乗りかかった。
スカートの端を口にくわえ、俺の息子を掴むと、薄い陰毛の奥にある蜜壺へと誘(いざな)った。
「んっ!」
ヌロリと男根が胎内へと飲み込まれる。
「んっ、んんっ!」
ぐいぐいと、腰を奥へ奥へと沈めていく。
「ん……、あぁっ!」
口からスカートの布地がはずれ、吐息と共に喘ぎ声が部屋の中に響いた。
「き、気持ちいい? 私は、とても気持ちいいよぉ」
腰を振る速度が徐々に速くなっていく。
それに比例するかのように、下半身を襲う快感と、どうしようもない切なさが、心の中に膨れあがっていく。
どうして………。
なぜ、俺の名前を呼んでくれないのですか、初音さん。
せめて、一言でもいいから、『耕ちゃん』と呼んでくれれば………。
そうすれば、俺の心は救われるのに。
だが、初音さんは性欲を貧欲に貪り、快楽の衝動による歓喜の声以外、口に出さなかった。
「初音さん、俺、そろそろ………」
「出して、私の中に出してっ!」
根本から、熱い塊が男根の中をせり上がっていく。
俺は初音さんの体を強く抱きしめた。
ビクッ、ビクッ、ビクッ、ビクッ。
膣内に熱い物が吹き出していく。
「あ、ああああぁっ!」
細い体がビクビクと痙攣し、子種を絞りとるように女陰が俺の息子を激しく締め付けた。
二人の荒い呼吸音だけが、室内に満ちていた。
「だ、駄目だよね」
喘ぐように呼吸をしながら、初音さんは声を絞り出した。
「かいちょうしつで、こんなことするなんて、わたし、鶴来屋の会長、失格だよね………」
胸に顔を埋(うず)めながら、俺に語りかけた。
「わたし、向いてないよね、鶴来屋の会長なんて、向いてないよね」
俺は何もいわず、ただ黙って聞いた。
心の中に、筆舌に尽くしがたい程の、寂寥感を抱きしめながら。
そんなわけで、投下終了(´ー`)y-~~
これ、次スレ行くのか?(;´Д`)
えちぃ初姉ぇキタヨー
\(゜∀゜)ノ
880 :
コテとトリップ:04/03/22 20:45 ID:6/2bHxvA
クソしたくなってきた
コテトリが鬱病モードか。春だなぁ。
882 :
コテとトリップ:04/03/22 23:31 ID:6/2bHxvA
誤爆にレスしないでくれ、下痢が止まらなくなってしまう
なんでコテトリは春になるとうつ病になるの?
あぁ、どっかでみたことあるなコレと思ってたら、ここだったのか。
みんな、もしかしてスルーしてんの?
じぇんじぇん筆がすすまないっす。すまんすのぅ>>ALL
「あれ?」
家の前まで戻ってくると、引き戸のついた門から、梓と千鶴ちゃん、が出てきたのだが
……
2人とも、楓ちゃんと同じ、紺の襟のついたセーラーを着ている。
「2人とも、あれ? 楓ちゃんと同じ学校だったっけ?」
俺が半ば呆然としながら聞くと、梓がハァ( ゚д゚)? といった感じで俺を見た。
「今更、何言ってんだよ」
「今更? あ、ああ、そうだよな……」
梓が俺を心配そうに見た。
「なんだよ、今日、本当におかしいぞ、耕一」
「大丈夫? 熱とかあるんじゃないの?」
千鶴ちゃんまで心配そうに俺の顔を覗き込んでくる。
「え!? あ、い、いや、大丈夫だよ、うん……」
俺は両手を振って、大仰にそう言って見せた。
「そう? ならいいけど……」
まだ不安そうな顔をする千鶴ちゃん。しかし……“千鶴さん”は大人の年上の雰囲気が魅
力的だとばかり思っていたが、こう、年下の純真な顔もドッキリするほど可愛いとは……反
則です、っつーか、なんで7年間柏木家を訪れなかったんだ、俺! 馬鹿馬鹿馬鹿。
「…………なに千鶴の顔見てへらへら笑ってるんだよ、気持ち悪いな。端から見たら危な
いオヤジだぞ」
梓にジト目で嫌味を言われ、はっと我に返る俺。
「オヤジはねーだろ、オヤジはよ」
俺も思わず、言い返してから、大人気なかったように思った。
「お姉ちゃーん、それに、学校送れちゃうよ?」
困りきったような表情で、千鶴ちゃんがそう言ってきた。
「おっと、ヒマ大生に付き合ってるヒマはなかったんだっけ、すっかり忘れてた」
梓ははっと顔を上げると、にやっと苦笑しながら、
「じゃあ、また、夕方」
と言って、千鶴ちゃんと一緒に歩き出した。
「あ、ちょ、ちょっと、待ってくれよ」
置いていかれかけた俺は、慌てて声をかける。すると、千鶴ちゃんが振り向いた。
「何? 耕一お兄ちゃん?」
「ちょっと……そこまで話しながら行かない?」
俺がそういうと、千鶴ちゃんはにこっ、と満面の笑顔で笑った。
「うん、いいよ」
「やれやれ、ヒマ大生も多少はかまってやらないと、ひがんじゃうからねぇー」
言いながらも、なぜかニヤニヤと笑っている梓。
俺は千鶴ちゃんの隣に立って、歩き始めた。
「でも、また2人とも、なんで楓ちゃんと同じ高校に?」
俺が聞くと、2人とも、妙に真剣な顔になって、梓が説明し始めた。
「ほら……楓姉のところ県立だからさ、授業料安くすむだろ……?」
「え? あ、まぁ……そうだろうけど」
「うちの会社もさ、ここのところの不景気で結構、大変なんだよ。叔父さんは、そんなこと気
にするな、って言ってくれてたけどさ……」
梓が苦笑気味に言うと、千鶴ちゃんがそのあとを取ったように、
「楓お姉ちゃん、やりくり下手だしね……」
「叔父さんに家のことまで押し付けたくないってのはわかるんだけどな」
2人して、そう苦笑しあいながら、軽くため息をついた。
「…………」
俺はなんと返したらいいのかわからず、ただただ愛想笑いを浮かべるのみ。──しかし、
そう考えると、ホントは梓って、偉大な存在なのかも知れないなーと、目の前の“梓”の顔を
しげしげと見つめてしまった。
「? なんだよ、気持ち悪いな」
「あ、い、いや……悪い」
梓に怪訝そうな顔をされて、俺は反射的に謝ってしまう。
「もっとも、千鶴はなぁー、もうちょっとで、うちの学校にも進学できないところだったんだよな
?」
「う……梓お姉ちゃん、それ言わない約束でしょ!」
千鶴ちゃんが反射的に大声をあげた。
「そうなのか?」
俺はそれが意外で、思わず梓に聞き返していた。“千鶴さん”には、頭もよくて……という
イメージを持っていたからだ。
「そうそう、特に英語なんかひどいもんでさぁー」
「お姉ちゃん!!」
へらへらと話す梓に、千鶴ちゃんがいっそう大きな声を出す。うーん、このコンビ、結構見
ていて面白いかもしれない。
「まぁまぁ、梓、その程度にしておいてやれよ」
この話題でしばらくは姉妹漫才が展開できそうだったが、際限がなくなりそうだったので、
俺は千鶴ちゃんに助け舟を出した。
「はいはい、ったく、耕一も千鶴には甘いんだから」
梓が苦笑しながら、横目で俺を見る。
「でも意外だな、千鶴ちゃんって、頭よさそうだと思ってたんだけど」
「え? そう見える? あはは……」
「誉めてないっつーに」
照れたように笑う千鶴ちゃんに、梓が反対側から突っ込んだ。
「ところで、梓はどうなんだ? 今の学校で、満足してるのか?」
「んー、そうだなー、部活推薦蹴ったのは受験のとき厳しかったけど、今は変なしがらみな
いし、共学行ってよかったのかも」
梓は軽くため息をつきながらそう言って、なぜか照れたように笑って見せた。
「部活推薦?」
「陸上部だよ」
聞き返した俺に、千鶴ちゃんが答えてくれた。
「あー、やっぱり」
思わず俺は、そう言い返していた。
「今は料理部だけどね」
「ほ?」
「こ、こらっ、千鶴、余計なこと言うなっ」
今度は、梓の方が、顔を赤くしてそう言った。
「うーむ、梓らしいのか、らしくないのか……」
俺はどちらにともなく、呟くように言った。
「ところで、千鶴ちゃんは?」
「え?」
千鶴ちゃんは一瞬きょとんとするが、すぐに満面の笑顔になった。
「あはは、実は梓お姉ちゃんと一緒」
「って、なんだ、そうなの?」
俺は思わず苦笑して、少しあきれたような口調で言ってしまった。
しかし、この2人、仲がいいんだか悪いんだか、わからないなー。
「……じゃあ、俺はこの辺で戻るよ」
やがて、先ほど楓ちゃんと分かれたところと同じあたりまできて、俺はそう言って立ち止ま
った。
「ん、またあとでな」
「じゃあねー」
2人はそう俺に挨拶すると、学校に続く路地へと歩いていった。
とりあえず下2人の登校シーンを短く書いてみました。
なんかバラバラの学校行ってるのが本編であんましっくりきてなかったんで、それえてしまった……∧||∧
一々吊って同情引こうとするな
よかったよ。
>「今は料理部だけどね」
>「あはは、実は梓お姉ちゃんと一緒」
(((((; ゚Д゚ )))))
_、_
( ,_ノ` ) n
 ̄ \ (E) おたうじく氏 Good Job
フ /ヽ ヽ_//
>2人とも、楓ちゃんと同じ、紺の襟のついたセーラーを着ている。
千鶴ちゃんは、ランドセルじゃないんですか?Σ(´Д`
いや、セーラー服の方がデフォといえなくもないか………
すると、梓がランドセルΣ(´Д`
いあ、それはそれでボーイッシュな感じが萌えるかも(;´Д`)ハァハァ
900ゲッツ
如風ってみんなから放置されてんの?
コテを名乗るとつまらなくなるのはよくあること
おたうじく(=ドリフ)の方がまだましなんじゃね?
それは如風自身も認めてんじゃねーの?w
905 :
名無しさんだよもん:04/03/26 18:21 ID:XD4QNDnB
ドリフ晒しage
ドリフと如風の凄絶なる争いが始まりました
_| ̄|◎なんで荒れてんだ……
910 :
名無しさんだよもん:04/03/26 21:07 ID:nVCvT+Jq
>>908 お前がいるからに決まってんじゃん
ドリフがいるから粘着アンチもくんだろ
本当にこのスレが荒れるのが嫌ならドリフがこのスレから出てけ
コテ変えたのならトリップも変えればいいのに。
はいはい、お定まりの職人潰しが始まりましたよ〜
全く飽きないヴァカどもですな。
コテを名乗るからつまらなくなるんじゃなくて大分前からテンション下がってたと思うけどな。
そこを突っ込まずにおだて倒したスレ住人の一部も問題ありだ。てか、それに気づかなかったのか?
今更言っても仕方ないけど、
こっちに直接投下していれば反応もまた違ったんじゃ…。
ま、めげんなや。>如風
どうせ職人叩いてるのは元からの住人じゃねぇだろ
つーかドリフだろ
今更俺が言っても説得力ないとは思うが、
>>915に同意。
それに如風氏には悪いけど、メガネ楓さんって予備知識がないと、姉妹逆順モノには見えないしね……
その上でスルーしたから、あるいは俺のほうにレスがついたからといって、
荒らしてるアンチは場所間違えてると思うけど……
まぁ今までの話をまとめてみれば、
未亡人なら誰でも良いということなんだよな?
920 :
名無しさんだよもん:04/03/27 08:44 ID:e5Ev31s9
ドリフ必死だな
>>今更俺が言っても説得力ないとは思うが
本気でそう思ってんなら顔出すな
そうやって、同じ手口で何人の職人を潰してきたんですか?
>>922
なんか、忙しそうだな漏れ(´ー`)y-~~
本人キタ━━(゚∀゚)━━
ドリフってマジでむかつかね?
926 :
名無しさんだよもん:04/03/27 17:37 ID:e5Ev31s9
本人降臨しても祭は無し?
そもそも職人って人種は自意識過剰すぎて
作品以外で自分の名前を出せないモンじゃねえのか?
自称作家様は否定するだろうが
作家も職人も同類だろうに。
婉曲な宇陀児批判じゃねえぞ。
むしろ大好きだ。
なにを主張したいのか良く分からん
ようするにコテで書くような香具師は職人を名乗るなと言いたかっただけだ。
直訳されたらされたで、(゚д゚)ハァ? な、内容だなw
コテだろうが職人名乗ろうがどうでもいいじゃん。中身が良ければ。
2chの肩書きがそんなに重要か?
なんか知らんが暇なんだな、お前。
匿名掲示板で何言ってるんだか。
良く分からんけど一生懸命主張している
>>927の方が暇だと思う。
934 :
927:04/03/28 00:09 ID:0neybC9l
>933
激しく同意
どーでもいーが、原田は誰彼のシナリオをちゃんと仕上げれ
うだるによる誰彼Rがありえるなら他のリメイクよりも期待が高いと思われる。
そんな阿呆なw
初音姉のブラのサイズはEカップくらいだろうか
ノ
Dカップ
このすれも終わりか…
初音姉というと、身長も165センチくらいあるような気がするのは、
やはり神のイラストの影響だろうか
あとはdatの海へと落ちるだけ?
(◎∀◎ 三 ◎∀◎)
もはやこのスレには俺しかいないわけだが。
(・∀・)ハイーキョ
廃墟探検に来ました。(・∀・)
関係ないけど石川県て廃墟多いのよね。
石川県柳田村に柏木食堂って店があるんだが、
営業してないみたいだった。
ハイーキョになってのかも……
加○屋もいつハイーキョになるかとビクビクしながらHPをチェックしてますが予約は
あるようなので暫くは安泰でしょう。ここも板全体がハイーキョですが。
K屋には6年連続でお泊まりしてる。
今年はどーしよーかなー
俺はふつーに続きキボンヌなわけだが・・・
オレも続きを激しく希望。
>>949氏がどちらの続きをキボンしてるかはわかりませんが、
とりあえずそういう人がいたんで、キリのいいところまでのつもりで書いてたら妙に短いの投下します……
あ、複数いるから次スレ立ててからにしまつ。
次スレは柏木四姉妹だけじゃなくてもっと広い範囲でやってほしい。
前あった派生スレのように
次スレ立ててからってあたりにわざとらしいドリフのいやらしさを感じてならない。
絶対わざとだな、ドリフだし。
だがそれがいい、ドリフだし。
まもなくここは 乂1000取り合戦場乂 となります。
\∧_ヘ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
,,、,、,,, / \〇ノゝ∩ < 1000取り合戦、いくぞゴルァ!! ,,、,、,,,
/三√ ゚Д゚) / \____________ ,,、,、,,,
/三/| ゚U゚|\ ,,、,、,,, ,,、,、,,,
,,、,、,,, U (:::::::::::) ,,、,、,,, \オーーーーーーーッ!!/
//三/|三|\ ∧_∧∧_∧ ∧_∧∧_∧∧_∧∧_∧
∪ ∪ ( ) ( ) ( ) )
,,、,、,,, ,,、,、,,, ∧_∧∧_∧∧_∧ ∧_∧∧_∧∧_∧∧_∧
,,、,、,,, ( ) ( ) ( ) ( )
・・・フッ
その前にdat落ちしないか?
961 :
名無しさんだよもん:04/04/06 04:14 ID:aWmSavtI
んじゃage。
昨日見た夢を晒して埋め立てしとこ…
千鶴さんに睾丸を踏まれますた
埋 め な い か ?
965 :
名無しさんだよもん:04/04/08 05:12 ID:IdZpgKoA
ウ ホ ッ 、 い い 埋 め 立 て
でも流浪人
でも兵器