なんで?
とほほ漫談スレから改変して持ってきてみたり。
_
'´ M. ヽ
! リ从 从!〉
ly(l.゚ ヮ゚ノ、
rv'y! (つ/ )トrァ
フl> |`(..イ レiヽ
. しし'
何となくねこみみとしっぽを付けてみたり。
_ ._ __
〈>´ M. くノ
∩! リ从 从!〉
(( ly(l.゚ ヮ゚ノ、
rv'y!(つ/ ) トrァ
フl>.ニ|`(..イ レiヽ
しし'
次スレ…
久瀬スレも、こうやって余裕かましてる内に堕ちたよな。
みさおも油断してると堕ちるぞい。
堕ちたみさお…
胸囲がまして落ちたみさおj
(ぐさ)
え…?
あ…、血がdtlndagm
ダークみさお
「お兄様、貴方は堕落しました」
(ヒロインズに囲まれて)「何か言ったか? みさお」
デューク・みさお
スレ立てお願いしたら
「むぁ〜かせて!」
って胸を叩いて請け負ってくれる先輩いないかなぁ。
自分、全然立てられないよ…
>962
このままだと980行ってしまうんで私が立てます。
スレタイはどうしましょうか?
>>962 よっ、トサカッ!(つーか、このネタわかる年頃)
お兄ちゃんの理性をブレイク!折原みさおスレ
お兄ちゃんブレイク女子校生 折原みさおスレ
で、1に
お兄ちゃん(に)ブレイク(される)女子校生
と入れる
お兄ちゃん(に処女膜を)ブレイク(される)実妹
お兄ちゃん(の童貞を)ブレイク(する)実妹
ランドセルみさおのAAキボン
ピンポーン
「……はーい。今開けます……(ガチャ)……どちらさまで……あら? あなた確か……柚木さん?」
「はい。こんにちは、由起子さん。おひさしぶりです」
「こんにちは……あー、今、浩平もみさおもいないのよね……どうしましょうか」
「あ、いいんです。今日は由起子さんに話があって来ましたから」
「私に? ……えっと、んじゃとりあえず上がる?」
「はい。おじゃまします」
「それでさっそくなんですが」
「うん?」
「実はあたし、さっきみさおちゃんを見かけたんですよ」
「……なるほど」
「一瞬誰だか分かりませんでした。あんな姿初めて見ましたから」
「まあ、そうよね……」
「なんか元気が無かったんです。病人じゃないかってくらい赤い顔で、、
俯きながら負のオーラを漂わせて、そして、死んだ魚のような目をしていました」
「……気持ちは分からないでもないけどね」
「それで声を掛けるかどうか迷ったんですけど、ちょっと様子を見てると、
みさおちゃんの後を全身黒尽くめのサングラス男が電柱に隠れるようにしてついて行ってました」
「……」
「それは置いといてみさおちゃんの方に目を戻すと、前から長森さんがやってきたんですよ。
みさおちゃん、それに気付いた瞬間、反転してものすごい速度であたしの視界から消え失せました。
ああ、アレ付いててもあんなにスピード出せるものなんだなぁって、ちょっと感心しちゃいましたよ。
そのスピードにあわせて尾行を続けていた黒尽くめの人もスゴイといえばスゴイんですけどね。
あ、結局長森さんはみさおちゃんに気付かなかったみたいでした」
「……要するに、補助輪付きの自転車で恥かしさに頬を染めつつ知り合いに会わないように走っていたみさおと、
もう夏だというのにその変装はないんじゃないのってくらい失敗した格好をして後をつけていた浩平を目撃して、
なんか面白そうだからその理由を私に聞きに来たというわけね」
「はい。話が早くて助かります」
「いいわ、説明しましょう……といってもたいした理由じゃないんだけどね。ズバリ、罰ゲーム」
「罰ゲームですか?」
「そう。ここだけの話ね、みさお、自転車に乗れないのよね。それで最近浩平と二人で特訓してるんだけど」
「成果は芳しくないと?」
「まーね。そこで浩平が考えたのは荒療治第三段、人生ゲームで負けたら補助輪付きの自転車で町内3週激作戦。つまりは羞恥プレイね」
「……なるほど。ちなみに他の二つは?」
「お兄ちゃんによる鬼コーチ大作戦とご褒美で釣ろう超作戦。あ、ちなみに考えたのは浩平ね。
名前の通り必要以上に厳しく指導したり、ご褒美で釣ろうとしたりしたんだけど……」
「駄目だったわけですか」
「そう。で、さっき人生ゲームをやって、二人で組んでみさおに大勝したわけよ」
「それであんな状況に……」
「そ。にしても羞恥プレイの一つや二つで自転車に乗れるようになるわけないんだけどね、実際」
「……えーと? ……なんで止めなかったんですか?」
「決まってるでしょ、そっちの方が面白そうだったからよ。
ま、休日に一人で暇するはめになったんだけど、こうして柚木さんが来てくれてちょうどよかったわ。
せっかくだからいろいろ話していかない? ちょうど手作りのケーキが出来上がるところなのよ」
「あ、いいですねー。では、お言葉に甘えさせてもらいます」
一方その頃
「(キコキコ)うう……どうしてわたしがこんな目にぃぃぃ……(キコキコ)」
「みさお頑張れ、兄ちゃんが見守ってるぞっ」←電柱の影から
>>636 みさおと浩平はその日も二人で夕食を食べていた。由起子はいつものようにまだ仕事だ。
食事は和やかなムードで進み、特に何事もなくその日の夕食が終わろうとしていた。
浩平はもう食べ終わり、みさおも最後の麦茶に口をつけ、そして麦茶を口に入れたその瞬間
地面が揺れた。
「ぶっ」
口の中にあった麦茶は全て飛んだ。浩平の方向に。
浩平が「ぐあっ」とか叫んだが、みさおはそれには気が回らなかった。
彼女の頭の中で「地面が揺れた=地震」と理解されると、どうしていいか判らなくなったのだ。
みさおは昔から雷とか地震のような天災が苦手で、硬直した後パニックに陥るのが常だ。
今回も例外ではなく、地面が揺れてる中、目に涙を浮かべながら視線を右往左往させている。
彼女の目に兄がタオルで顔を拭いているのが見えた。気がした。
”汗でもかいたのかな……あ、汗といえばこの前テレビでやってたっけ。
そのほとんどは水分で構成されているが、わずかな尿素が含まれているとかなんとか。
……尿素……尿……おしっこ……うっ”
なんか余計なことを考えたせいか、トイレに行きたくなってきたらしい。
でも、今は無理だった。なにしろ地震の最中だ。トイレなんかに行ってる場合ではない。
だいたい地震の最中といったら
”あっ”
そこで彼女は気付いたらしい。
”地震が起こったときはテーブルの下に隠れないといけないんだっけ”
みさおは今さらながら、のろのろとテーブルの下に身体を隠した。
「……みさお、隠れるんならちゃんと全身隠れろ。思いっきり尻が出てるぞ。
スカート短いからぱんつ丸見えだし……ていうかもうほとんど揺れは収まってるんだが」
兄に何か言われた気がしたが、それどころではない。
みさおは半泣きでテーブルの下、ひたすらガクガクブルブルしていた。
数秒後、再び浩平の声がした。やたらと優しい声だった。
「おーい、みさおー。もう揺れてないから出ておいでー」
「……本当? 騙してない?」
「……いや、騙してどうする。ていうか自分で判らないのか?」
彼女には判らなかった。あまりに恐怖を感じていたので体の感覚がおかしいらしい。
とりあえず深呼吸してみる。
「……本当だ。揺れてない」
「な、言ったろ。大丈夫だから出て来い」
「うん……」
みさおはノロノロとテーブルの下から這い出てきた。
そこには兄の呆れたような笑顔が。
みさおは兄に抱きついて、わんわん泣いてしまった。
「お兄ちゃんっ……も、もう二度と会えないかと思った……う、うえぇぇぇぇん……」
「……いや、まったく意味がわからんぞ」
「ぐすっ……だって……だって」
「泣くなって。ほら、よしよし」
そうしてしばらく浩平に頭を撫でられると、流石に少し落ち着いてきたらしい。
「えへへ……」
「落ち着いたか」
「うん、ごめんねお兄ちゃん。もう大丈夫だよ」
そうして完全に落ち着いて、気付いた。
”そういえばなんかぱんつの感触がおかしいような気がする。……なんだっけ?
……
…………!!”
みさおの顔が瞬間沸騰した。
「みさお? なにを突然赤く?」
「ご、ごめん、お兄ちゃん! わたし今日はもう寝るねじゃあおやすみっ!」
「? あ、ああ、おやすみ」
浩平のあいさつを聞き終わらないうちにみさおは即行で部屋に戻り、
とりあえずスカートを脱ぎながら、さっきの自分の醜態を思い出して微妙に泣きそうな顔になったあと、
どさくさにまぎれて兄に抱きついて頭を撫でてもらったことに思考を移して笑顔になり、
そして自分の部屋に急いで戻ってくるはめになった原因に辿りついて今度は本当に泣き出し、
その原因、濡れてしまったぱんつに手をかけるのだった。
「うぅ……ぐすっ……」
「みさおっ! 今日は真空飛び膝蹴りごっこにかわる、あたらしい遊びをかんがえたぞっ」
「えっ……それってまた痛い遊びなんじゃないの? みさおもういやだよ」
「だいじょうぶだって。たぶんそんなに痛くないと思うから」
「たぶんって……いったいなんて名前の遊びなの?」
「名づけてっ! 地獄車ごっこ!」
「……なんかものものしい名前だね、お兄ちゃん。どんな遊びなの?」
「それは"地獄車を教えてください"とぐーぐるに祈れば分かるらしいぞ」
「どーゆー意味?」
「まあいいから祈ってみろ」
「…………あ、すごい。本当に分かった……でもこれ、危なくないかな?」
「1と2をやらなければだいじょうぶだろ。布団も二つならべてるし。
じゃあぼくは下になるから、みさお、乗っかれ」
「あ、うん。……えっと、足首をつかめばいいのかな?」
「ぼくもよく分からないけど、いいんじゃないか? ぼくも足首をつかむんだっけ?
……うん、準備できたな。じゃあ回るぞ。……よっ……んっ……うんっ……くっ……」
「……なかなか回れないね……あ、お兄ちゃん。
3の絵からすると、一人は足首を持ってちゃいけないんじゃないかな」
「あ、そっか。技をかける方と、かけられる方があるんだっけ。
えっと、技をかける方の人が、太ももでかけられる方の顔をはさめばいいのかな?」
「そうみたいだね」
「そうか……なら、みさお、たまにはみさおがぼくに技をかけてみるか?」
「えっ? いいの?」
「うむ。ぼくもお兄さんなんだし、いつまでも妹に技をかけているばかりというのも格好悪いし」
「ありがとうお兄ちゃん! じゃあ太ももでお兄ちゃんの頭をはさんで……
あ、あははははっ、お、お兄ちゃん、息がかかってくすぐったいよっ」
「ちょっとぐらい我慢しろって。よ……うーん、やっぱり回れないな。よっ……と……」
「ひゃっ! 顔を動かさないで、ただでさえ息でくすぐったいのにっ……あはははははははは」
「そんなつもりじゃなかったんだけど……」
「はははははっ……や、やめてってば……ははははははははは……し、しかえししてやる……」
「ぶっ……ははははっ……く、ホントにくすぐったい……あ、あはははは……や、やめろって
そ、そんなところに顔をこすりつけるのは反則だっ……ははははははは」
「やだよ……ははははっ……お兄ちゃんこそ、くぅ、やめてよ……ははははは」
「こ、こうなったら我慢比べだっ……あはははっ……先にギブアップした方の、負けだぞっ……」
「い、いいよっ……ぜったい負けないもん! ……ははははははは」
ガチャ
「ただいま……………………」
母はどう思っただろうか。
布団の上で互いの太もも、ていうか股間に顔を擦り付けあっている自分の子供達を。
……今となっては知る術はない。
「……こぉうへぇぇいっ! あんたぁ!! 何やってるの!!!」
○月×日
きょうはじこぐぐるまごっこをしておかあさんにしぬほどおこられた。にどとするなといわれた。
でもけっこうおもしろかったので、かくれてまたやろうってみさおとやくそくした。
※地獄車ごっこ
二人の人間がアレな体勢で、互いのナニとかソレに自分の頭をこすりつけてくすぐらせる遊び。
相手をギブアップさせた方の勝ち。
出来心だったんです。ごめんなさい。
ところで
スレが終わりに近付くと、マイみさおテキストフォルダをざっと見返してみるのですが、
なんか自分で書いた覚えがないものがいくつかあるのです、なぜか。不思議だ。
↓これなんかタイトルpppppだし、何を書きたかったんだろう、オレ。
「はっはっは、まさか本当に当たるとは思わなかったな」
「笑い事じゃないよお兄ちゃん、」
「
ていうか、あれはどっちかっていうとお前の自業自得のような気もするが……」
「何言ってるの。お兄ちゃんが悪いに決まってるじゃない」
「くっ……オレはさっきから生死の境をさまよっているというのに、
お前はなんでそんなに元気なんだ?」
久々に激しくワラタ。
>地獄車ごっこ
なんかすごい鬼畜なあそびかと思った(W
>971-978
GJ!! (゚∇^d)
いつもながら見事な御点前でつ
>971-972は >74-75辺りの続きかな?
>>地獄車ごっこ
他の女の子にはとことん鬼畜、
でも妹には激甘、というやつですね。
あら、濁点の場所、素で間違えてたよ。……ま、いいか。見なかったことにしてくださいね。
>>982 ういっす。時間的には (>69) >74 >82 >971-972 >75 の順番ということにしました。
ちなみにタイトルは補助輪です。自転車じゃない。他の二つはその通りだけど。
というか、うーん……なんかちがうんじゃないかなー、それ。
いや、実際どうでもいいんだけど。
せっかくなのでもう3つ。全部1レスですが。
「ん、みさお、読書中か? 何読んでるんだ?」
「あ、お兄ちゃん。夢野久作の瓶詰地獄だよ。短い話だし、お兄ちゃんも読んでみない?」
「……なんか物々しいタイトルだな。どんな内容なんだ?」
「船が難破して無人島に流れ着いた兄と妹の禁断の愛の物語」(やや誇張
「そ、そうなのか……えっと、まあそうだな。後で貸してくれ」
「今すぐ持っていっていいよ。わたしはもう何度も読んだ話だし」
「そうか……じゃあ後で読むよ……」
「後でなんて言わないで、すぐ読んで。ここで読んで」(何かを期待するような眼で
「ええと、その……す、すまん、今ちょっと目が痛くてな……後で読まさせてくれ」
「ちぇっ……あーそうそう、瓶詰地獄で思い出した。お兄ちゃんにプレゼントがあるんだ。
えっと…(がさがさ)…あ、あった。はい、これ (
>>414)」
「……何だコレ?」
「瓶詰みさお」
「いや、真顔で言われても」
「びんづめみさお……」
「赤くなられても」
「もおっ、お兄ちゃんわがままだよ! 一体どうすれば満足してくれるっていうの?」
「逆ギレかよ。いやもう分かったから。ていうかこれ、どうしたんだ?」
「ほら、ずいぶん前に文化祭でわたしのマスコットが作られたよね? アレをこうしてビンに入れてみたんだ」
「ああ、あったな、そういえば……でも、何のために?」
「やだなー。観賞用としてお兄ちゃんにあげるために決まってるでしょ」
「……サンキュー……と言うべきなのだろうか」
「あの……それ、服を脱がせられるように改造してもらったから、その、えと」
「……やっぱ返すわ。なんか夜中に勝手に動き出しそうな気がするし」
>>876 「話は聞いたわっ。このあたしに任せてっ」
「……」「……」
「ってなんで二人ともあたしのほうを見ようとしないのよっ!」
「いや、だって、ほら」
「なんというか、ものすごい駄目臭が漂っているというか」
「なによ駄目臭って……だいたいあんたがあたしのこと呼んだんでしょうが」
「そうだよお兄ちゃん。なんでよりにもよって七瀬さんを呼んだりするの?」
「よ、よりにもよってって……」
「意外性を演出してみようかと思ってな」
「そんなもの演出しないでいいよ……」
「……黙って聞いてりゃ二人とも好き放題言ってくれるわね……」
「あ、違うの七瀬さん。えっと、その、決して七瀬さんの腕を疑ってるわけじゃなくて……
ただちょっと不安って言うか……はっきり言うと、さらに酷いことになるんじゃないかとか」
「……みさおの言いたいことはよぉく分かったわ。でも呼ばれたからには仕事はさせてもらうわよ」がしっ
「あっいやっ、お兄ちゃん助けてぇぇ! 七瀬さんに食べられるぅぅぅ!」
「誰が食べるか! あなたの部屋に行くだけよ。あ、折原、ちょっとこの娘借りるわね」ずるずる
「あ、ああ。……みさお、さよならは言わないぞ。また来世で逢おうな。うっ」
「……うん、お兄ちゃん。たとえ無機物に生まれ変わったとしても、わたし達、ずっと兄妹だよね……」
「もちろんだっ……く……みさお、みさおーっ!」 ←必死の形相で手を伸ばしてる
「おにいちゃん……おにーちゃぁぁぁぁん!」 ←上に同じ
「……あんたらってやっぱり兄妹よね」
んで10分後
「……ちゃんと化粧してるな」
「うん。わたしもびっくりだよ」
「……つくづく失礼ね……まったく。化粧はお母さんにじっくり教えてもらったから、割と得意なのよ」
「意外な事実だな……」
「七瀬さんが七瀬さんじゃないみたい……」
「はぁ……もういいわ。じゃあ折原、英語の宿題よろしくね」
「おう、まかせとけ! 今日はありがとうな!」
「……七瀬さんも意外とせこいんだね」
…微妙に長かった。
>>141 「お兄ちゃん、あのさ、えっと、その……」
「どうしたみさお、そんな泣きそうな顔して? 聞きたい事があるなら遠慮なく聞け。何でも答えてやるぞ」
「う、うん。その……お兄ちゃんは瑞佳さんのことが好きなの?」
「ぶっっ……げほっげほっ……み、みさお? 何を突然?」
「だ、だってほら、男の子って好きな娘の気をひくためにイタズラするっていうし、
実際お兄ちゃん、子供っぽいし、瑞佳さんの気を引きたくてわざとイタズラしてるのかなって」
「まてやコラ。子供っぽいってなんだ。
だいたいそんなこと言い出したら、オレは七瀬にラブラヴファイヤーということになってしまうじゃないか」
「そ、そうなのっ? お兄ちゃんは七瀬さんにラブラヴファイヤーなのっ!?」
「だから違っ……く、首を絞めるな……」
「嘘だよねっ? 嘘だと言って! さあ早く!」
「く、くるしい……お、おちつ……がくっ」
「……あれ? お兄ちゃん、どうしたの? お兄ちゃん、しっかりしてよお兄ちゃん! 死んじゃやだ!」
「う……うぅ……」
「お兄ちゃん! お兄ちゃん!」
「……う、ここは…………帰ってこれたのか」
「あ、よかった。……ひょっとして狸寝入り? もう、お兄ちゃんってば、イタズラッ子なんだから」
「違うわバカ! お前のせいで危うく綺麗な川を向こう岸まで歩いて渡るところだったんだぞ!」
「あ、ごめんなさい……つい」
「はあ……もういい、まったく。川の向こう岸で見覚えの無いおっさんが手を振っててな、
その笑顔がやけに爽やかでなんか不気味だったから背を向けて全力で逃げてきたんだが、
今思うと、多分あれ親父だな。舌打ちしてたけど」
「あ、あはははは……お父さんに会えてよかったんじゃないかな……ほら、結果オーライということで」
「嫌すぎる結果オーライだなオイ……ま、生きてたからよしとするか」
「それで……お兄ちゃんが七瀬さんにラブラヴファイヤーという話は……」
「だからそんなことはないというに」
「本当?」
「ああ。だいたい、オレのイタズラの一番の被害者は別にいると思うんだが」
「へっ? だれっ?」
「…………さーな」
「教えてよ! 誰なのっ? ……お兄ちゃん、その人のこと好きなのっ?」
「……そうだな、結構好きかもしれないな……くく」
「だ、だれ? あー、その余裕の笑みがなんかムカつく! ね、教えてよっ」
ぐぐグー!( ;´Д`)ハァハァ
連発乙デス
ああ、やっぱ時代はラヴコメだよな……。
この無駄に暴走しつつも、端から見てるとハリセンではたきたくなるよなラヴラヴ光線出してる
みさおに本気汁出そうになっちまうよ。
(1/
「ふわぁ〜ぁ。 お、みさお早いな……」
日曜の朝。 いつもよりゆっくりと目覚めて居間に出て来ると、そこには色とりどりの折り紙を散らばらせてるみさおが居た。
「あ、お兄ちゃん起きたんだ。 おはよ、もうお昼だけど」
こちらに気付くと、みさおは折り紙を切っていた手を止めて微笑みかけてきた。
「良いだろ休みなんだし。 それより、なんだそれ?」
「これ? 文化祭でつかう教室の飾り」
言いながらはさみで切った紙をわっかにして糊付けし、鎖状に繋げていく。
「ふぅん、おまえのとこ、なにするんだ?」
「喫茶店になったよ。 お兄ちゃんのとこは?」
「うちか? ふっふっふ、うちはそんな有りがちな企画じゃないぞ……喫茶風ホラーハウスだ!」
こちらを見上げるみさおに向かってそう答える。
「…………おばけやしき?」
「そう思うのが素人の浅はかさよ。 喫茶風、と言っただろう。 なんと客が楽しくお茶を飲んで居ると急にいろいろなホラー体験が……」
「それじゃ飲んでられないんじゃあ……」
「ホラーハウスでのんきにお茶など飲もうと思う方が間違いなんだ」
「じゃあお茶を出さなきゃ良いのに」
なにやら難しい顔をしてみさおがそんなことを言う。
「それじゃ喫茶風にならないだろ? 平穏な時間を過ごして居る所に突然襲い来る悪夢……そのギャップこそが客を更なる恐怖へと突き落とすのだ!」
そう、それこそがこの企画のポイントだと拳を突き上げてそう断言する。
「……まぁいいけど……。 でも、じゃあうちと似てるね。 うちはおばけ喫茶だし」
楽しげにそう答えるみさおに、頭の中でハテナが浮ぶ。
オバケ喫茶?
おばけが出る喫茶?
喫茶店で客の前におばけが出る。
そこまで考えた所で背筋に寒い物を感じた。
(2/
「中々やるなお前のクラスも……いつのまにうちのクラスにスパイを送りこんで居たんだ?」
「おくりこんでないよ……うちは喫茶店とおばけやしきで揉めて、結局くっついたの。 教室一つじゃ余りおばけやしきのコースも取れないしね」
「ふん。 まぁ、うちのクラスの恐怖体験には敵うまいが」
「そうだね、うちは恐怖体験なんてないしねー」
こちらも見ずに、せっせと飾りを作りながらそんなことを言ってくる。
「うちは店員がおばけの格好するだけだもん」
「格好だけ?」
「格好だけ」
「……で、おまえは何をするんだ?」
「えっ? えっと、わ、わたしは裏方だから別に。 あ、だから当日うちのクラス来ても遇えないと思うのでわたしが暇になったらお兄ちゃんのクラスに行くのでうちのクラスには来なくても良いデスよ?」
「……で、おまえは何の格好をするんだ?」
「ううう……きゅう……」
「きゅう? ああ、なるほどオバケだしな。 そうか、Qたろ……」
「ちがうよっ! それちがうっ!」
「違うのか? 上から下まで筒体型でいいじゃない……」
そこまで言った所でなんだか辺りがまぶしくなって来た。
「ははは……みさお。 お兄ちゃんこの、辺りが白くなって世界が遠ざかる感覚は好きじゃないなぁ」
「だいじょうぶだよ、すぐに済むから」
そう言うみさおの顔はとても楽しげで。 ……とても背後に背負ってるオーラと合っていない。
「ごめんなさい」
「……はぁ……。 謝るなら言わなければ良いのに……」
なんだか最近やけに長森に似てきた気がする。
やはりだよもんは感染するんだろうか……などと考えて、ふと気付くとじっと見つめられていた。
「で、なんの格好だって?」
「あの……吸……血鬼」
(3/
「きゅうけつき? 吸血鬼っておばけか?」
「どうなんだろ? あれよあれよという内にわたしのはクラスで決っちゃって……」
「お前の所は、その手の事はすぐに決まるクラスだな……あまり流されっぱなしなのもどうかと思うぞ」
「うう……だってみんなすぐに凄く意見が揃っていくんだもん……」
ちょっと眉間に皺を寄せて俯きぎみにそう話すが、どこかもう諦めが勝っている感じが強い。
「まぁいいか。 で、どんな格好なんだ? やっぱり黒マントとかか? それとも、きわどいボンテージルックに黒い翼とかか?」
「くっ、くろまんと! 黒マントですっ! ちゃんと部屋に黒いの吊ってありますからっ」
「そんなに真っ赤になって言わなくても……。 衣装はもって帰って来てるのか?」
「うん、学校に置いておく場所無くて。 みんな持てる物は家にもって帰ってるの」
「ふぅん。 じゃあ、ちょっと見せてくれよ」
「え? いいけど……ちょっとまっててね」
そういうと、みさおは自分の部屋へぱたぱたと走っていき、暫らくして黒い塊を抱えて帰って来た。
「ほら、これだよ」
そう言い、身体の前に当ててその塊を広げる。
たしかに黒いマントと、その中に着るのだろう、同じく黒いシャツとスカートが見えた。
「うーん……それ、ちゃんと着てみてくれないか」
「えっっ……ここで、着るの?」
「あー、えっと……そのマント羽織るだけでいいか」
ハンガーにかかったままの衣装を抱いて恥かしげにそう言うみさおに、とりあえずそれで妥協する事にする。
「まぁそれなら……んしょ……えっと、どうかな?」
耳ほどまで隠れるぐらい襟の大きな漆黒のマントにつつまれ、前を閉じた格好で見上げてくる。
なんというか、真っ黒なてるてるぼうずって感じだな……裾が綺麗に広がってるし。
「……おにいちゃん?」
「いや、なんでも無いぞ、てるみさ」
「てるみさ?」
「てるてるぼうず黒みさお、の略だ」
(4/
「てるて……なにそれっっ! そんなのじゃないもんっ」
「だってなぁ……なんというか、前方後円墳っぽくて良いぞ」
「そんな鍵穴みたいなたとえ嬉しくないー!」
「流石にちょっと涙目になってきてるので、ここらでからかうのはやめにしてご機嫌をとることにするか」
「……そう言うのは、口に出さない方が良いよ?」
大きく溜め息をつきながらそんなことを言う……やはり長森化は着々と進んで居るらしい。
そのうち、家にも猫が溜まりだすんじゃなあるまいな……。
「あ、すまん。 そうだな……とりあえず吸血鬼らしい事をしてみてくれ。 そうだなぁ……やっぱりマントを広げて笑いとか」
「わははははは……」
ばさっとマントの前を広げ、棒読みな笑いを上げるみさお。
「……変質者かお前は」
「ひどっ! やらしておいてっ!」
「だってなぁ……全然笑ってる感じがしないし。 もう1回やってみろよ、もっと感情込めて」
「うー。 わっはっはははー」
「フッフッフフハハァハァッハッハッハッッ! ……げほっげほっ。 うー、喉がもう変だよ」
「この辺で止めにするか……大分良くなっては居るがなんか違うんだよなぁ……やっぱり吸血か? ちょっと噛んで見ろ」
そう言い、シャツを捲り上げて腕を差し出した。
「ええっ!? そんな……やらなきゃ駄目なんだね。 …………んぁむっ」
俺の視線に負け、みさおは腕にかぷりと噛み付く……というか唇で咥えた。
「こら、ちゃんと歯を立てないと駄目だろうが」
「あむあむ……んはっ。 でも、歯で噛むと痛いよ?」
「いいから、ちゃんとしないとリアリティが無いだろう」
「そんなとこ別に良いのに……。 じゃあ行くよ? んぁー……んぐっ」
「ぐあっ……!」
「ああっお兄ちゃんごめんっ! 思いっきり噛んじゃった……うわぁ、赤くなってる……」
たしかにみさおが噛んだ所は薄く歯型が付き、赤くなっていた。
(5/
……ぺろっ。
「わっ、なにしてんだ!?」
「ちょっと動かないで。 んっ、れるれる……チュるッ、はむん……」
自分が噛んだところを癒そうと言うように、みさおは一心にそこに吸いつき、舐めてくる。
しかし……小さい舌がちろちろと這いまわる感触がなんというかだんだんと……その……まずい。
「みさお、ほら、もう良いから、痛く無いからさ」
「はむっ……んっ、ちゅぷっ、はぁ……ちゅっちゅっ」
「う……。 み、みさお……だからもう良いってば!」
開いて居る方の手で首根っこを掴み、みさおをそこからひっぺがす。
「ちゅぽっ……はぁ、もう……ん、だいじょう、ぶ?」
みさおさん、その涙目はきっと兄の腕を心配した罪悪感から来る物ですよね?
妙に顔が紅いのは、きっと呼吸がしにくかっただけですよね??
「……血が出てる訳でも無いし、こんなのほっとけばすぐに後も消えるから大丈夫」
「……そう? なら良いけど……」
ちろり。
うあっ……何でスカその色っぽい舌なめずりは。
ただ単に唇についてた唾を舐めとっただけですよね!?
「と、とりあえず、みさお!」
「えっ、あ、はっはいっ!」
こちらがいきなり大きな声を出した事に、驚いてみさおはびくんと目に見えて飛び跳ねた。
「当日、吸血鬼だからといって人を噛んだりするのは禁止」
「えっ……いや、別にソレはいいけど……それならなんで練習……」
「いいから! とにかく他の人に噛みついたり、舐めたりするんじゃないぞ!」
「なめ? って、おにいちゃんそれって……もしかしてやきも……」
「ぐ……じゃあ俺はもうひと眠りしてくるから、起こすんじゃないぞっ」
「あ、ちょっとまってよー。 ねぇ、お兄ちゃんってばぁー!」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
もっと萌えるものが書きたい・・
>992-996
お久しぶり&GJ!!
!
みさおに黒マントの組み合わせ……
何故かあの歌が脳裏に……
女の子は 恋をした時から〜♪
ヤバイ、萌えすぎでつ
_ト ̄|〇朝っぱらから・・・乙
(゚Д゚≡゚Д゚)?
ダレモイナイ?
1001 :
1001:
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もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。