1 :
美栞さんだよもん:
ォォォォォ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ (´´
(´⌒(´
≡(´⌒;;;≡≡≡
⌒(´⌒;;
.........................
3 :
名無しさんだよもん:02/12/04 00:21 ID:0LXL5l2S
▲ ▲ _ _
_( ゚ω゚) 〃⌒⌒ ヽ 〃┏━━、 〃⌒⌒ ヽ
qp U U' p .| ノノハ))))| ノノソハ)))〈 ノノノハ))) 〃⌒⌒ヽ
ノハノノノノ))) リリ ・ー・)) リリ ´∀`)リfヽリ `−´)| Σ l ノノノノソ))
〈 〉 `д´)》 rm ー┘rmE/⌒ヾ∞"ヽ| (/|、R」,lヽ ノ.ノ||´ ∀`)|
V(]つ/∨]つ┳∪━━∪━∪━━∪━━∪━∪┳⊂[|) )、R」|]つ
く/〃\ゞゝ ┃ 月厨は葉鍵板から出て行け! ┃ /_;][_ゝ
(_f_)_f_..) ┻━━━━━━━━━━━━━━┻ (_/)_/)
>1
またですか… (鬱
>2-3
あんたら、何しますか?
>>1 お疲れです。正直、今回は油断しますた…
またネタ投下もするつもりなので、よろしくです。
マジっすか…この談、
ネタとして中途半端に終わらしたくない、ほしくない。
すまないが葉鍵の片隅、借り続けたい。
・・・またか・・・
このスレ、葉鍵板には珍しいくらいの良スレなのに・・・
な ぜ に 落 ち ま す か ?
というか『盛り上がってるのにdat落ち』が三回ともって・・・
今度はいつまでもつかな。
とりあえず、原点氏おまちしてます。
保守
保守よりも繋ぎが重要なのではこのスレ住人は積極的にカキコして回して
行くべし、みんな必ず1日1カキコと言う事でも・・・ダメな時はダメか?
たとえそれが無駄な努力であったとしても、漏れは今日も保守する。
PART2がHTMLになる前にDAT落ち……
やっぱりこのスレ、あんまり人いないのかな。
行動パターンが同じで、保守のローテが組めないのだろう。
いいじゃないか、PART4なんていかにも長寿に見えて。
栞とアイスと夏の夜スレにマーカーリンク残して来ました反則でつか?
原点氏一人に全てまかせっきりなのがいけない。
俺たちがやってることって
「原点氏待ち」
「原点氏降臨!!」
これしかないじゃんw
まあ原点氏のSSの補完というか関連妄想とか
或いは栞美汐同クラス別パターンのシチュとか
あとは栞美汐比較論とかで
スレタイに沿った話題を展開していくのがよろしいかと。
>>17 それいいかも。原点氏が来るまではそれで場をつないでいったら上手くいくかと思われ。
栞「栞とっ!」
美汐「美汐でっ!」
2人「フュージョンッ!」
美栞「お久しぶりの登場です」
祐一「って、いいかげん誰も覚えてないと思うが」
美栞「えうぐぅ」
祐一「……変なのが混じってなかったか?」
美汐「あいにく私には変な呻き声がなかったので、適当に拝借しました」
栞「わっ、変な呻き声だなんてひどいですっ!」
祐一「……そこまでして無理にキャラ立てしなくても」
美栞「そんなわけで相沢祐一さん」
祐一「なぜフルネーム?」
美汐「私が相沢さんと呼び」
栞「私が祐一さんと呼ぶからです」
祐一「……まぁいいや、なんでも」
美栞「それでは早速、雪降る公園の縁側でキツネでも愛でながら暖かい抹茶バニラアイスをまったりと啜りましょうか」
祐一「どんな状況設定だ」
美栞「ドラマみたいでおばさんくさいじゃないですか」
祐一「自分でおばさん言うなって」
美栞「そんな酷なこと言う人嫌いです」
祐一「言ったの俺じゃねぇーっ!」
>>19 美栞、覚えてるぜ。確か2スレ目だったか?登場したの。
つーかセリフに禿藁。
いきなり落ちそうだぞ!気を緩めるな!!
ほしゅ〜
もいっちょ♪
どっかのアフォがスレを立てまくってるぞ。
>>15 いや、助かった
あれでまた落ちたのがわかった(w
アンタ今とんでもないこと言ったな…。
大人って、そんなんだから!そんなんだから!平気でスレを落とせたりするんだ!!
美栞〜
>19
テンポがよくてワラタ
31 :
19:02/12/05 19:19 ID:V46rk1G+
>>31 これみた時「美汐たん唇指に当てて栞のポーズ?」としか思えなかった。
なんとか伯爵かよw
34 :
名無しさんだよもん:02/12/05 21:51 ID:JMTMFkt7
>31
激しくワラタ
38 :
原点回帰:02/12/06 00:29 ID:AG81GWHC
気張って書いた直後に落ちるとさすがにへこむな……
前スレどころか前々スレも見れないし。
初めてきた人がますますわけわからんことになっちまう……
ってかとりあえず
>>19にワラタ
前々スレでフュージョンネタ振った人?
>>28 そりゃ、この板の住人は全員21以上の大人だからw
39 :
19:02/12/06 01:04 ID:zp4WzVu3
>>38 はいそうです。とりあえず景気づけに1発ネタを。
原点回帰氏もマイペースで頑張って下さいな。
みんなも
>>16-18で決意したように、適当にネタなり話題なりを振って欲しい。
フュージョンネタのSSが欲しいのなら、俺以外の人だってバンバン書いてくれてかまわないし。
……いや、あのネタでSSはきつい気もするがw
それでは、俺はまた名無しに戻ります。んでは。
ほしゅ
誕生日小ネタ……
……
……
……
おもいつかねー(ノ`□´)ノ≡≡≡≡≡≡┻━┻
>>38 ところで、原点回帰氏のssってHP公開とかしてないの?
一番目のスレ観て、ちょっと気に入った。
何なら、ここのスレごとうちのHPで引き取ろうか。
過去スレ持ってる方・・・誰かいないかなあ。
言ってるそばから止まってるような
今小ねた考え中
栞「栞とっ!」
舞「……」
栞「ああっ、だめですよ川澄先輩!そこは『舞でっ!』って元気良く叫んでくれないとっ!」
舞「……」
栞「それで『そんなこと言う人かなり嫌いじゃない』って言うんですから!」
舞「……ぽんぽこたぬきさん」
栞「美汐さんは関係ないですっ!」
香里「なんかもう既出とかそういうレベルじゃないわね」
祐一「というよりそもそもスレ違いだよな。組み合わせ変わってるし」
だがそれがいい
むしろフュージョン後の名前に興味がある。まいり? しおまい?
舞ノ海
朝青竜
琴錦
47>>相撲取りかよう!(藁)
49 :
名無しさんだよもん:02/12/07 03:04 ID:uHA/MqgI
ついでに言うと…DNML作成もやってます。
原点回帰氏のssで、いつか作ってみたいです…
>>53 そういうのは本人の承諾得てからやろうな。
ログ丸ごとならともかく。
55 :
kamoc○:02/12/07 15:46 ID:yx089A1b
・・・消しました、やりすぎですね。
後日まとめたものを公開予定…原点さんの承諾待ちですが。
ホシュ
死守
あゆ「あゆとっ!」
名雪「名雪でっ!」
2人「フュージョンッ!」
あ雪「うくー、イチゴサンデー7つでボクのこと忘れてください」
祐一「懐柔されてるのか、俺?」
美汐「というネタが某スレにあったのですが、このスレとは関係ありませんね」
栞「そんなことありませんよ。たとえばあゆさんや名雪さんとのフュージョンを試みるとか……」
美汐「そのネタをいつまで引っ張れば気が済むのですか?」
栞「そんなこと言う人嫌いです……じゃなくって、もうちょっと前向きに考えましょう」
美汐「たとえば?」
栞「美汐ちゃんと名雪さんがフュージョンして……美雪とか」
美雪「そんな酷なことはないだおー」
栞「そうそう、その調子です」
美汐「猛烈に自己嫌悪に襲われたのですが」
栞「水商売みたいな名前で格好いいですよ」
美汐「……では、栞さんはあゆさんとフュージョンして、あゆしおですね」
あゆしお「えぐぅ」
美汐「たった三文字のセリフにしては、なかなかのインパクトです」
栞「誉められた気がしません……って、そんな名前にしたら、雀鬼のたまさんに食べられてしまいますっ!」
美汐「空からあゆしおが降ってきたら素敵だと思いませんか?」
栞「生臭くなりそうです……」
美汐「そうですね。かなり素敵とはかけ離れた情景です」
栞「だったら言わないでくださいっ!」
ネタナシホシュ
保守
紹介されたんじゃなくて、あんたが貼ったんだろうが。
>61 名前:名無しさんだよもん 投稿日:02/12/08 22:38 ID:QeqoJF7A
>1 名前:名無しさんだよもん 投稿日:02/12/08 22:20 ID:QeqoJF7A
はあ・・・
なんなのこの人
>>63 ごめん、激しくワラタ。めっちゃおもろい、ツボに入ったかもw
自作自演、ここに極まるってカンジw
>>61は何を考えてこんなことしたのかぜひ教えてくれ、たのむ
IDを知らなかったんだろうな……
あっちでも違う人を装ったカキコ幾つかしてるし。
荒氏前提の確信犯って自分で言ってるから、ネタなのかも……
……ごめん、自分で言っててありえないと思ったw
自演厨は逝ってよしだが…
そいつを笑うことしかネタないようじゃ、未来ないな、このスレも
61>>きっと、このスレのファンなんだろうな、自スレにこのスレのリンクを
参考として貼るくらいだからな。
66>>こんな事言われてるぞ、みんながんばれ。
しいがるスレをリアルで見てたんで、このぐらいで笑えません。
笑えませんとも。 プププ…
栞「……」
美汐「どうしたのですか?じっと見つめて…」
栞「私たち、同級生ですよね。いえ、それどころかクラスメイトですよね」
美汐「ええ…そうですけど」
栞「だったらもっとフランクな言葉遣いで話しませんか?」
美汐「はあ・・・」
栞「いえ、確かに丁寧語で会話する親友同士というのもドラマみたいで
かっこいいんですけど。まずはいつジャレ合いが始まってもおかしく
ない、親密な会話という基本は抑えておかないと」
美汐「はあ…(親友…?)」
栞「という訳で天野さんからどうぞ」
美汐「いきなりそう言われましても」
栞「さあ!」
美汐「……(汗)」
栞「恥ずかしがることなんかないですよ!私、受け止めてみせますから!」
美汐「……うう…」
祐一「…なんだ?またジャレてるのか…」
71 :
名無しさんだよもん:02/12/09 12:16 ID:CHGGJVxO
72 :
孫悟空 ◆yGAhoNiShI :02/12/09 16:03 ID:46jvaZJK
ドラゴンボールZ
フジ(関東)で毎週月曜16:30〜放送中!!
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と〜けたこおりのな〜かに〜♪恐竜がい〜たら〜たまのりし〜こ〜みたいね〜♪
73 :
孫悟空 ◆yGAhoNiShI :02/12/09 16:53 ID:8e9H33bS
ドラゴンボールZ
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と〜けたこおりのな〜かに〜♪恐竜がい〜たら〜たまのりし〜こ〜みたいね〜♪
…ふと、思ったのですが。
栞EDの後日談でなく、栞&真琴シナリオの最中に、
しおりんが美汐と出会うというのはいかがでしょう…?
そうなると「栞が美汐と同じクラスだったら」ですけど…
要望があれば…書いてみようかと。
栞「栞とっ!」
美汐「美汐でっ!」
2人「フュージョンッ!」
美栞「ということで………」
??「待ったぁーっ!!」
美栞「誰ですかっ!? …なんかドラマの悪役登場シーンみたいでかっこいいですね」
真琴「誰が悪役よぅ!」
佐祐理「あははーっ、たまには佐祐理も出たいですー」
美栞「あ、このスレの中にまだ一度も出てきてない脇役さん二人でしたか」
真琴「あぅーっ…あたしはメインヒロインの一人よぅ」
佐祐理「佐祐理はちょっと頭のおかしい女の子ですからー」
美栞「自分で言わないで下さい…それに答えになっていませんし」
佐祐理「はぇ? 舞はたいていこれで納得してくれますけど」
美栞「……そ、それはともかく…一体何のご用ですか?」
真琴「それはもちろん〜…。真琴とっ!」
佐祐理「佐祐理で〜っ」
二人「フュージョンッ!」
まこり「あぅはーっ」
美栞「……そんな酷なこと言う人嫌いです」
まこり「あぅはーっ、なんでですかよぅ」
美栞「混ざり方が目茶苦茶ですよ…そんな酷なことはドラマにもないでしょう」
祐一「いや、お前もちょっと落ち着け」
新フュージョン、失敗。
>>75 おいっ、飲み物を吹いちまったじゃないかよ!
禿 藁
>75
漏れもワラタ。
でも真琴の一人称がおかしいのはちょっといただけないな。
>>75 たしかに、ワラタ。飲み物を口の中にあったらやばいことになっていた
かも。
真琴+佐祐理の一人称がおかしいのは、フュージョンの組み合わせが
失敗したからだと思っています。
原作でもあたしって言ってますよ?
>真琴
あぅはーっ!
なんか、北斗の悪役とかが叫びそうだなw
あぅはーっ!
いいぞ!!
あうはーっ
このスレで流行らそう。
祐一「ど う す れ ば い い ん だ 」
このままではフュージョンスレになりそうな予感を覚えつつ保守w
85 :
名無しさんだよもん:02/12/09 23:02 ID:gTjhO3s9
>79
それは名前を思い出す前だけだったんじゃないかな。
あれ、真琴の一人称ってなんだっけ?
「あたし」は殺村凶子(名無し)だった頃か?
普段の一人称は佐祐理と同じく「真琴」だよね?
違和感チェック。
真琴「それ、真琴のにくまんーっ」
うむ。
「祐一さんとは、どういう関係なんですか?」
学校帰り、天野美汐は一人の女性に声をかけられた。
「あ、自己紹介遅れました。私、美坂 栞って言います」
「はい…ええと、天野美汐と申します。」
美汐は、栞と名乗った女性を観察する。
チェックのストール、雪のように白い肌。そして屈託のない笑顔。
その名前と顔、どこかで一度見聞きした覚えもあるのだが、思い出せない。
「天野さんですか…えっと、この間祐一さんと中庭にいましたよね」
「えっ…あ、はい」
たしかに、先日自分は祐一こと相沢さんと話をしていた。
その時に見られていたのだろう。
「あそこは私と、祐一さんとの思い出の場所なんですよ」
栞の口調が変わる。その表情から、笑顔が消えていた。
「あなたが勝手に踏み入るって言うなら…」
自分は、責められているのだろうか?
だとしたら、被害者はむしろこっちの方だ。
きゅっと唇を噛んで、美汐が反論の言葉を思い巡らせていたその時、
「…場所代を請求しますよ」
そういって栞は、にっこりと笑った。
「はい?」
これには、美汐もあっけにとられて目を丸くする。
「冗談です」
栞はぺろりと舌を出した。
「大丈夫ですよ。私、祐一さんを信じてますから。
ただ、純粋に気になっただけです。あの人の事だから、悩み事の相談にでも乗ってあげてるのかなって」
美汐はほっとしたような、困ったような複雑な心境になった。
それに、相談されているのは多分自分の方だと思うのだが。
「祐一さんは、ちょっと変わってますけど、いい人ですから仲良くしてあげてくださいね」
「え、あ…あの…」
栞が話を終えて今にも帰っていきそうな雰囲気だったので、慌てて美汐は口を開く。
どうもこの女性には、ペースを狂わされる。
「美坂さんは相沢さんとは、その…どのようなご関係なんですか?」
「大事な人です」
はっきりとした口調で、栞は答える。
「あの人がいなかったら多分、私は今生きてなかったですから」
大げさな表現だな、と美汐は一瞬思ったが次の瞬間、思い出した事がありハッとする。
覚えのある名前と顔…登校初日に学校を早退、ずっと休んだままの生徒。
その名前がたしか、美坂 栞。
だとすれば…相沢さんはこの女性を救い、さらにあの妖狐の娘をも救おうというのか。
何てお節介でお人よしな人なのだろう、と美汐は思わずにはいられなかった。
「…天野さん、美汐さん?」
「え?あっ、すいません」
自分の考えに浸っていたのか、呼ばれるのに気づかなかった。
「ええと、それで美坂さん…どこまで話しましたか?」
「はい、私と美坂さんが友達になる話です」
「え?」
「いえ、実はウソですけど…」
申し訳なさそうに栞は言い、なおも言葉を続ける。
「でも思ったんです。大事な祐一さんの知り合いなら、私にとっても大事なお友達になれるかもって」
さも当然のように、栞はそう言い放つ。
「…それとも、迷惑ですか?」
まっすぐな瞳で見つめられて、美汐は迷った。
そして、迷っている気持ちに驚いていた。
いつもの自分なら、間違いなく即答で拒絶するだろう。
もう友達は作らない、いや作れないと決めていたから。
けれど、何かが心でひっかかる。
このまま、この女性を放っておけない何かが…
「…私なんかと友達になっても、面白くないですよ」
美汐はそう答えるので精一杯であったが、
「大丈夫です。私も面白くない女ですから」
栞は了承と解釈したのか、笑顔で握手の手を差し出す。
美汐がこわごわと手を返すと、栞はしっかりとその手を握って、嬉しそうに笑った。
「そうそう、私の事は栞って呼び捨てでいいですから」
「はい。じゃあ私は…」
「お姉ちゃんって呼んでいいですか?」
「はい?」
美汐は、目を丸くする。
自分はそんなに年上に見えるのだろうか。
「冗談です。でも、ちょっと本音です」
栞は口元に指を立てた。
「私、ずっと友達がいなかったから同じ年の人にも敬語使っちゃうんです。
だから例えば、実の姉妹みたいな関係だったら気さくに話せるのかもってふと思ったので。
…実のお姉ちゃんには…拒絶されましたけど」
「え?」
美汐は聞き返す。
最後の声は小さすぎて、彼女の耳に届かなかった。
「ううん、何でもないです」
「…そうですか」
美汐はそれ以上の追求をするのはやめたが、栞が最後の一言を放った時、垣間見せた悲しい表情を見逃さなかった。
そして美汐は、自分がこの女性を放っておけない理由がわかったような気がした。
明るい笑顔を作ってはいるが、彼女はまだ悲しみの中にいるのだ。
おそらくは相沢 祐一と会うという存在が、彼女の心のバランスを保っているのだろう。
やれやれ、お節介でお人よしな人なのは自分の方じゃないですか。
…美汐はそう思いながらも、何故か悪い気はしなかった。
「それじゃ、栞?」
「えっ、あ…はいっ!」
栞は、自分でそう呼んでくれと言いながら、慣れない呼称に身体を硬くした。
「友達になった記念、というのも変ですが、これから何処かに食べに行きましょうか」
「あっ、いいですねー。私、おいしいアイスの売ってる店知ってるんですよ」
「栞…あなたこの寒い冬にアイスを食べる趣味が?」
「ええ、大好物なんです」
「会った時から変わった人だとは思ってましたが、まさか味覚までとは…」
「あーっ、そんな事言う人嫌いですっ!」
ふくれっ面をしながらも、どこか嬉しそうな顔をする栞であった。
>>91 ×)ぺろりと舌を出し
○)口元に指を立て
ですね…他にも人称の間違いとかありそう。
栞・真琴シナリオのクロスは難しいので、続き書くかは微妙…
…原点様の降臨、激希望。
祐一と会うという存在が
↓
祐一という存在が
私と美坂さんが
↓
私と美汐さんが
ボロボロ…当分、SS自粛かな…
ぺ○ちゃん
栞「栞とっ!」
美汐「美汐でっ!」
栞「フュージョンッ!」
美汐「しません」
栞「…あれっ。どうしたんですか天野さん? 反抗期ですか?」
美汐「違います。前回の真琴の失敗を見て、私たちも気を引き締めなくてはと思いまして」
栞「気を…ですか」
美汐「はい。いくら
>>19さんの時以来慣れてきたとは言え、昔から慢心は失敗の元と言いますから」
栞「あ、知ってますよ。
『弘法も筆の誤り』『キツネも木から落ちる』『タヌキの川流れ』とかですよね♪」
美汐「………誰がタヌキですか?」
栞「そんなこと言ってないです」
美汐「…とにかく、むやみなフュージョンは控えましょう。
さもないと『あぅはーっ』とか言うはめになりかねません」
栞「悪役みたいでかっこわるいですよね」
美汐「全くです。原点回帰さん、kamoc●さんはじめ、職人の方々をおとなしくお待ちしましょう」
美汐「…まだ隠居なんてしませんよ? これでお別れなんてそんな酷なことはないでしょう」
まこり「あぅはーっ」
102 :
原点回帰:02/12/11 01:24 ID:9oQ34XYf
えっと、ちとスランプかも。
絵師にこのスレ見つかっちまったから……って、内輪ネタはどうでもいいですね。
>kamoc●さん
貼られたHTMLのアドレスから見てせりこスレ住人って人と同一人物?
復帰乙。
とりあえず前々スレにも少し書いたけど、俺のSSは転載とかしてもらって構いません。
というか、某綿みたいに「俺が書いた!」とか言わなければどう使ってもらってもいいです。
もし何かにつかうなら、「2CHでひろった」とか「原点回帰って人が書いた」とか書いてくれるとなおよし。
……こんな、完結するかどうかもわからないSSをどうこうする人がいれば、だけどw
>>98 そんなこと言わない。
>フュージョン
最後の2行目でちと安心。
っていうか実は
>>44って俺だしw
このスレで、名無しで書いたのは初めてかも。SS書けないから苦し紛れなんて言う人嫌いです。
ってかよく考えたらこのスレ俺のSSが無い……いい加減書けよ、俺。
がむばれ
栞「原点回帰さん、kamoc○さん、お疲れ様です」
美汐「お二方が光臨されるまでの間つなぎ程度にはなれると嬉しいですが…」
美汐「…と、いうことでさっそく新しいバリエーションを考えてみたのですが」
栞「控えると言ったそばから…」
美汐「心配はいりません。今度の悪魔合体…もといフュージョンの相手はこの方ですから」
香里「………わざわざ人を呼び出した理由がやっとわかったわ」
栞「お姉ちゃん!?」
香里「私は栞がいるって言うから来ただけなんだけど?」
美汐「そう言わずにお願いします、美坂(姉)さん」
香里「……やってあげるからその不愉快な呼び方はやめて」
美汐「ありがとうございます。それではさっそく…
美汐とっ! 美坂(サブキャラのほう)でっ!」
香里「Σ( ̄□ ̄;)」
二人「フュージョンッ!」
みしり「…私に妹なんてないでしょう」
栞「そんな天気予報みたいなこと言う人、半分嫌いです…」
みしり「空からお菓子が降ってきたら奇跡って言うのよ」
祐一「…まあ間違っちゃいないな」
みしり「この場合相沢くんさんと呼ぶべきなのでしょうかしら?」
祐一「なあ舞、こいつ真っ二つに斬ったら元に戻るかな?」
舞「うさうさ(知らねっつの)」
美尻
109 :
原点回帰:02/12/12 19:27 ID:jo+00p6t
突然の展開に唖然としている様子が、栞にはとても満足そうだった。
栞「びっくりした、って顔してますね。ふふっ」
楽しそうに笑う栞。
その嬉しそうな笑顔をみて、美汐は少し思い当たる節があった。
美汐「栞さん・・・ひょっとして」
栞「はい、仕返しです。私っていつも美汐さんたちにからかわれているから」
その問いは予想していたのか、笑いながら栞が遮る。
そのいたずらっぽい笑顔につられて、美汐も少し硬い表情を崩した。
閑散としていた教室もそろそろ生徒達で埋まってきていて、そこかしこで雑談が始まっている。
さざなみのように沸き起こる笑い声が、少しだけ余裕を取り戻した美汐の耳に入ってきた。
その教室のざわめきが、いまの彼女には心地よかった。
110 :
原点回帰:02/12/12 19:30 ID:jo+00p6t
栞「祐一さんって普段はあんなでも、こういう時は結構気を遣ってくれるんですよ」
美汐のとなりの机は、友達のところにでも行っているのか誰も座っていない。
栞はその椅子に座り、両手で顔を包み込むような形で頬杖をつくと、少しだけ真剣な顔をした。
栞「時々お弁当とか作ってあげると『美味しい』とか『よく出来てるな』って言ってくれるんですけど、あんまりけなされたことがないんです」
これはひょっとして自慢とのろけなのか。
なんとなく身体が痒くなるような感覚にとらわれるが、栞はお構いなしに後を続ける。
栞「でも悔しいじゃないですか。他のものならともかく、ようやく大好物が上手く作れるようになったんです。やっぱり心から美味しいって言わせたいですよね」
美汐「栞さんは、出来に自信がないんですか?」
栞「よく出来た自信は・・・もちろんあるんですけど、大好物だからちょっと不安になっちゃって」
それは少女の意地なのだろう。
えへへ、と照れたように笑う栞が可愛くて、この子に惚れられている祐一は果報者だと素直に思う。
原点氏乙です
やっぱ自分素人なんで終わりが見えないけど
頑張ってください
それにしても、書き込みが少ない
人居ないのかな?
感謝感涙感無量
>>111 決して人がいないわけではない。
原点氏をはじめとする職人さん達が眩し過ぎて自分の書き込みがスレ汚しに
思えてしまうので書き込まない人が多いと思われ。
・・・・まぁ、実際にはそのせいでdat落ちする罠
美尻突き
115 :
名無しさんだよもん:02/12/13 00:56 ID:nzgYmOLM
>>113がいいこと言った!
確かにいいスレだから、ただのageだけじゃ心苦しいってのはある。
そんな中で新SSを立ち上げたKamoc●氏の度胸は敬服に値する。
まあ、ただのageでもdat落ちするよりはるかにましだな。みんなで盛り上げようぜ。
保守っぽい
初めて来たのでとりあえず保守
118 :
原点回帰:02/12/13 22:37 ID:nCXisAQK
栞「そう、アイスは、アイスだけは特別なんです」
ふとその笑みが翳り、まっすぐにこちらを見ていた視線を少しだけ下に落ちた。
栞「・・・本当は怖かったんです。昨日いきなり美汐さんが帰ってしまって。
体調が悪いって、あれ、嘘ですよね」
突然発せられた、核心を突いた栞の言葉に、心の準備ができていなかった美汐は言葉を失う。
栞「あ、いいんです。何か事情があるのは見ていてわかりましたから」
何も言えなくなってしまった美汐に、静かに言葉をかける栞。
栞「昨日まこちゃんが、お姉ちゃんが部屋で独り言を言っているのを聞いたって言ってました。
それとその前にお姉ちゃん、私のクラス名簿を持ち出してたみたいなんです。私が寝ている間に返したみたいですけど。
・・・どういうことか、大体想像はつきました」
香里は隠し通したと思っていたが、結局気づかれていたのだ。
彼女が聞いたら天を仰いでいただろう。
原点氏が光臨しておるのに一晩レスが無いとは…。
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
…わ、来てたんですね>原点様
こないだ書いた物の続きに夢中で、しばらく板来れなかったので…
…展開が相変わらずうまいですね、次回も期待。
128 :
原点回帰:02/12/14 21:23 ID:T4yw3fNY
栞「なんで何も言ってくれなかったのかな・・・何で私一人置いてきぼりで・・・
今朝お姉ちゃんが先に行っちゃったのを知って、そんなことを考えて・・・ちょっと泣いちゃいました」
おどけているつもりなのか、栞はえへへ、と誤魔化すように笑っている。
しかし頬杖をついたままこちらを見つめる栞の、細められた瞳にはうっすらと涙がにじんでいた。
香里がそういう行動をとった原因の、少なくとも一端は美汐にある。
そんな彼女には栞にかける言葉が見つからなかった。
栞「だから今日、美汐さんと普通にお話が出来てとっても嬉しかったんです」
そしてまた晴れやかな笑顔を見せる栞。
そんな彼女を見ても、美汐はさっきほど心が晴れないことを感じていた。
もし自分が彼女のことを拒絶したら、そして祐一が―――
美汐「栞さ―――」
ガラッ
黙っていられなくなって口を開くと同時に、教室のドアが開いて教師が入ってきた。
美汐の机は一番前の席だから、教師は栞のすぐ隣を通って教壇に向かう。
栞「じゃあ放課後に。忘れないで下さいね」
栞はまだ何か言いたそうな様子を見せながら、慌てて自分の席に戻っていった。
数日後、栞が学校に通うようになった。
また同じ頃、美汐は祐一に真琴を紹介された。
そして一人の男性と三人の女性の、不思議な友達関係が始まった。
昼は中庭で一緒に食事をして、放課後はゲーセンに行ってゲームをしたり、プリクラをとったりした。
祐一と真琴が他愛無い事で口論になって、栞と美汐がそれをなだめ…というよりその情況を楽しむ時もあった。
そんな時、美汐は久々に心から笑うことが出来た。
いつまでも、この時が続けばいいと思った。
けれど…美汐と、そして祐一も気づいていた。
奇跡でも起きない限り、それが叶わない夢であることを。
日が経つにつれ、次第に弱っていく栞と真琴。
栞は明るくふるまってはいたが、辛そうな表情も見せるようになった。
一方、真琴は少しづつ記憶を失っていった。
初めは些細な出来事を、仕舞いには友人であるはずの美汐たちの事も。
祐一の話では、家にいる時は夜になると発熱することがあるのだという。
予測できた事態ではあったが、辛い現実。
それに対して何も出来ない自分に、美汐は悔しさを募らせる。
しばらくして、彼女自身も原因不明の頭痛に悩まされるようになった。
そしてその度に決まって、様々な映像が脳裏に飛び込んで来た。
ものみの丘。
輪になって集まる人たち。
老人。
狐の耳。
そんなある日の夜、彼女は夢を見た。
自分はものみの丘にいて、沢山の人々と対峙している。
いや、それは多分人間でないのかもしれない。
彼らは皆、狐の耳を持っているから。
そして輪になって彼女を囲んで、何やら祝福してくれてるかのように皆嬉しそうであった。
そこにいると懐かしい気分になるのに、それがどうしてなのか思い出せない。
やがて彼女は彼らの長と思われる、一人の老人と対峙する。
にっこり笑う老人、この顔には確かに見覚えがある。
そう彼こそは…
そこで美汐は目を覚ます。
今まで頭痛の度に見てきた映像の数々が、一つに繋がった。
それでもまだ、美汐には謎ばかりが残った。
彼女にはあの老人たちの事が思い当たらない。会ったという事実に結びつかない。
思い出せるのは、昔の出来事。
自分はものみの丘で一匹の狐と会って、それからしばらくして一人の少女と会って、
実はその少女があの狐であると後に知ったこと…
それが美汐の記憶の中の真実で、また今まで友達を作ることを避けてきた原因でもあったのだ。
でも…と彼女は考える。
何だろう、この奇妙な違和感は。
そこでふと、彼女はカレンダーを見る。
今日は休日。
4人で楽しく遊ぶ約束をしていたが、今日は断ろうと思っていた。
気分もすぐれないし、色々考える事もある…
と、その時。
ドアの向こうで母親が呼ぶ。
慌てた声で、男性から電話がかかってきたのだという。
胸騒ぎがして、彼女はパジャマのまま部屋を飛び出して電話を取る。
「もしもし…。相沢さん?」
彼の話はこうだ。
今朝がた電話があり、栞の容態が急変した。
そして病院に行こうとして、ふと真琴の部屋に行くと…彼女も意識のない状態だった。
そのまま救急車を呼んで真琴を運んだまま病院に向かうことになり、今は二人とも集中治療室にいるのだという。
早すぎる。美汐はそう思った。
だってあの子達は…
そこで美汐はハッとなる。
…早すぎる?あの子「達」??
何故私は彼女たちの症状をここまで理解することが出来るのだろう。
それも真琴だけでなく、栞の事までを。
しかし、今はそんな事を考えている暇はなかった。
急いで着替えると、朝食もそこそこに病院へと急行した。
乙。
栞と真琴両方ってのは最後どうなるんだろう…
原点氏、kamoc●氏乙です
各職人さんのカキコから1時間以上もレスされてない
ほんとに人がいなくなったね
美汐「原点回帰さん、kamoc●さん、お疲れ様です」
栞「続きがどうなるのかとても気になります…(どきどき)」
美汐「…まぁ私としては真琴さえ幸せになれば後はどうでもいいのですが」
栞「えうー…。私もどうでもいいんですか?」
美汐「安心して下さい。お線香は毎日立ててあげますから」
栞「嬉しくないですっ」
美汐「青雲〜それはー、君がー見た光〜♪」
栞「真顔で縁起でもない歌を歌わないで下さいっ!」
美汐「…頑張ったんですが…」
栞「…どうせならもっと普通の歌がいいです」
美汐「私は美坂さん…いえ、栞さんのこと、親友だと思っています」
栞「え? もちろん私もそう思ってますよ。…どうしたんですか、急に?」
美汐「……訪れる別れは、情を移しているほどに悲しいものです……」
栞「Σ( ̄□ ̄;)」
美汐「栞さんは…本当に、つらい目に遭うのですよ、これから…」
栞「勝手にお別れ決定にしないで下さいーっ!!」
いつも見てるが、何と言うか、下手に口を出してスレ汚ししたくない気分。
>>137に激しく同意。
点呼をすればかなりの人間が反応すると思われ。
139 :
名無しさんだよもん:02/12/16 01:22 ID:ifkjm/9o
保守ageのみでスマソ
(・ω・)ノ
>>138 冬のコピー本できた後かか現実逃避で何か短編おっことせたら…w
否、しおみしの言葉遣い忘れかけてる漏れではイタタタタ…
#でもしおみしが既に出会ってるって設定なら割合気軽に話が浮かぶと思うですよー。てひひっ
…点呼より感想を、と言ってみるテスト…
ただ点呼して職人さん待つだけというのもどうかと思うので、ちょっと書いてみました。
スレ汚し&お目汚しスマソ。
美汐「美汐とっ!」
栞「栞でっ!」
美汐&栞「フュージョンッ!ハッ!」
祐一「なあ。前にも聞いたけど、合体してなにかメリットがあるのか?…抹茶アイス以外で」
美栞「えっと…そうですね…」
祐一「例えば寝たまま食事ができるとか、食い逃げが得意だとか」
美栞「そんな人として不出来なこと嫌です」
祐一(ひどい言われようだな…二人とも)「実は何もないんじゃないのか?」
美栞「二人分の個性で2倍の魅力があります!」
祐一(ちょっとからかってやれ)「個性…ねぇ。辛いものは相変らずダメで、中途半端におばさんくさい…」
美栞「物腰が上品でかっこいいと言ってください!」
栞「あと、タバスコは人類の敵です!」
祐一「いいとこ無しだな。…胸も寂しいままだし(w」
祐一(まあ、これはこれで結構可愛いかったりもするんだが…)
美栞「そんな酷なこという人嫌いですっ!」
>>146の続き
(猛烈な勢いで雪玉を作り始める美栞)
祐一「な、なんだ?戦闘力があがっていく!戦闘力924…!こいつ戦闘力を変化させる事が出来るのか?てゆーか、何でこんな強力なんだよ?!」
栞「雪玉の中に石を入れると、ちょっとエキサイティングです」
美汐「二度目はないと思ってください」
美栞「覚悟っ!!」
祐一「うぉっ!」
(ガチガチに固めた石入り雪玉を投げつける美栞、間一髪かわす祐一)
祐一「今のを食らっていたら危なかったな…。でも当たらなければ意味がないぞ」
栞「えう〜っ!」
祐一「はっはっはっ。まあ栞の運動音痴が入っているからまず当たらないだろうけどな」
栞「ひどいですー」 美汐「そんな酷なことはないでしょう」
祐一「なんだ、もう終わりか?」(ちょっとやり過ぎたかな。次は当たってやろうか?)
祐一「ん…?な、なんだ!この戦闘力は!! どこだ、どこからだ!」
北川「よお、相沢」
祐一「なんだ、北川か。…って、なんでお前がそんな戦闘力持ってんだよ?」
北川「いや、俺の後ろ」
香里「栞をいぢめたわねーっ!!」
祐一「バ、バカな!戦闘力1307だと?…うぎゃぁぁぁ!!!」
栞「おねーちゃん!」 美汐「美坂(姉)さん?」
祐一「ち、ちょっとからかってみたかっただけなんだ!決して、断じていぢめようなんて…」
香里「言葉通りよ!」
美栞「…北川さん、空から血の雨が降ってきたらかっこいいと思いませんか?」
北川「いや、そんなこと言われても…俺にとどめを刺せと?」(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
みんな、面白い。
うーん月並みな感想スマソ
>>145 点呼より感想を、とのことなので早速。
原点回帰さんの作品は前スレからずっと追いかけてきたので、このスレが再び立ち、さらに連載も再開されていたのを見つけたとき、とても嬉しかったです。
「栞・真琴シナリオのクロスは難しい」とおっしゃっているkamoc●さんの新連載は、今まで見たことの無い設定でかなり新鮮でした。
…まあ一言で言ってしまえば、
>>148みたいに『みんな、面白い』ということに行き着いてしまうんですが。
すみません、大したこと書けなくて。
150 :
原点回帰:02/12/17 06:27 ID:zqGn+Q0r
美汐はその後姿を見つめながら、さまざまなことを考えていた。
栞のこと、祐一のこと、自分のこと。
いくら考えても大した解決策など浮かばないことはわかっていた。
わかってはいたが、今は他のことなど考えられそうに無い。
とにかく、栞の申し出を断ることは出来なかった。
後は・・・祐一と二人で話が出来るとしたら、昼休みぐらいしかないだろう。
時間が、あまりにも足りない。
言うべきことを整理する時間も、祐一と話し合う時間も、放課後までに祐一が結論を出すまでの時間も。
それからの授業は、何をやったかすら覚えていなかった。
151 :
原点回帰:02/12/17 13:24 ID:zqGn+Q0r
そして昼。
四時限目の終わりを告げるチャイムが、美汐にはひどく憂鬱に感じられた。
正直なところ、逃げ出したいという気持ちもある。
だがそれ以上に、もう後悔はしたくないという気持ちの方が強い。
決意が揺るがぬうちに祐一のいる三年の教室へと向かおうとするが・・・
栞「あれ?今日はお昼持ってきてないんですか?」
お昼を一緒に食べようと、いつものように美汐の席に栞がやってきてしまった。
いつもだったら美汐は先に弁当箱を取り出して栞を待っている。
だが今日は、その机には何も置かれていない。
美汐「すみません、今日はお弁当を忘れてしまって。申し訳ないですが栞さんお一人で・・・」
栞「あ、じゃあ私のお弁当半分どうですか?」
そういうわけにはいかないのだが、せっかくの申し出を無闇に断ることも出来ない。
無邪気な栞さん
美汐、楽になっちゃえ
これからが辛いんだ・・・
美汐が駆けつけた病院で目にしたのは、
集中治療室でベッドを並べて安らかに眠る、栞と真琴の姿であった。
「様態は安定したらしい。とりあえずは、大丈夫だ」
「そうですか」
祐一の言葉に、美汐は安堵で胸をなで下ろす。
「それより、実は色々話があってさ…」
祐一は困ったような、でも話すべきなのだろうなという複雑な表情を浮かべた。
「多分、天野じゃないと駄目なんだと思う。聞いてくれるか?」
「ええ…私でよければ」
美汐はそう口を開いたが、本当なら話を聞いて欲しかったのは自分の方かもしれない。
「まず真琴の事だが、実は俺が最初に会った時は雰囲気が俺より年上かもって思ったくらいなんだ。
でも、何て言うのかな…時間が経つにつれてどんどん幼くなってる。中身ももちろん、その外見もな」
たしかにその場で眠るその彼女は、見た目だけなら中学生、いやそれ以下かもしれない。
「それに本当は、彼女とはもっと前に会ってるのかもしれないんだ。
俺子供の頃な、名前もまったく同じの、20才くらいのお姉さんに会ったことがあるんだ。
例えばあのときの彼女が若返って、幼くしたら、ちょうどこんな感じなのかなって」
一人の女性が、原因は分からないが外見・内面ともに年齢退行した…と彼はそう言いたいのだろう。
まるで根拠のない絵空事のような話だが。
「こんな話、天野だったら信じてくれるよな」
「ええ…可能性はあると思います」
美汐がそう言うと、祐一はホッとしたような表情を見せる。
しかし逆に、美汐自身が自分の言葉に驚いていた。
それなら、自分が会った狐と少女は何だったのか。
それは…そう、彼女の中でふと一つの仮説が浮かぶ。
もし自分が、何か勘違いをしているなら…
「…それに栞の病状なんだが、医者から聞き出した病状は複合性内蔵不全というらしいんだが」
美汐の様子に気づかぬまま、祐一は話を続ける。
「…けど、それ以上詳しいことを教えてくれないから、俺なりに調べたんだ。
例えば、心不全って病気がある。でもあれは、原因不明の心臓病で亡くなった人の総称でも使われるらしいな」
「つまり…相沢さんは」
そこまで美汐は言いかけて、頭の中で何かが弾けた感じがした。
そう、私は…それを知っている。
と同時に、いつもの頭痛が襲いかかってきて、思わず彼女はその場に片膝をつく。
「天野!?」
「…大丈夫です。いつもの、ことですから…」
「い、いつもの事って」
「構わないで!それより、話を続けさせて下さい…」
「え、うん…」
美汐の剣幕に押されて、祐一は思わず頷いていた。
「相沢さんは、こう言いたいのでしょう。
実は医者も、彼女の本当の病状は分からない…から…手のほどこしようがない…」
「あ、ああ」
「でも…」
美汐は頭を抑えながら、次の言葉を絞り出した。
彼女からは、相手の表情は見えなかったが…
「二人を…直す方法を私だけ知っていると言ったら…驚きますか?」
きっと彼は凄い顔をしているんだろうな、と考えたら何故か笑みがこぼれて…
そのまま、彼女はその場で気を失った。
「天野?おい、天野っ!?」
両氏とも、いい所で続きが待ち遠しい
どちらのお話も美汐たんが鍵ですな。
続き期待しておりまつ。
正直、寡黙タソのSSは面白くゲフゴフ
保守る。
激保守。
スレッドの2も3も倉庫に見れたので確認すると。
2の最後の発言と3のスレッド立てたのって同日じゃないですか(苦笑)
これが圧縮か…
このスレの歴史は圧縮との戦いだったとのこと。
というわけで保守
おい、落ちるぞ・・・
つうわけで保守。
神スレ保守
栞「栞とっ!」
美汐「美汐でっ!」
2人「フュージョンッ!」
美栞「はい、お久しぶりの美栞ですよー。誰ですか? あしゅら男爵とか言ってるのは。
そんな酷なこと言う人嫌です嫌いですーっ」
祐一「またえらくテンション高いな…しかも何か違うの混ざってるし」
美栞「落ちないから保守って言うんですよ」
祐一「…まぁ間違っちゃいないが。しかし毎度のことながらSSとの温度差が激しいよなぁ」
美栞「CMみたいなものですから。たとえるなら灰羽連盟の間の(・∀・)シャランラ!」
祐一「スレ違いもはなはだしいな」
美栞「魔女っ娘つながりですよ」
祐一「待て………誰が魔女っ娘だ?」
美栞「あら不思議。私の作った雪玉の中になぜか石が」
祐一「魔法じゃないだろ」
美栞「空からお菓子が降ってきたら石詰めてもいいですか?」
祐一「嫌がらせかっ!」
美栞「ポーケットーのーなーかーにーはースケッチブックがひ・と・つっ♪」
祐一(……それは魔法っぽいな……)
美栞「ポーケットーをーたーたーくーとーキーツーネーがーしゃっ・べっ・るっ♪(ぽんっ)」
ポケットの中身「…あぅー…」
祐一「何入れてるんだぁーッ!!!」
「ポケットの中身」…ワラタ
あんた面白すぎ。
美栞SS楽しい…
…頑張って下さい。
あぅーw
危ないねぇ…
173 :
原点回帰:02/12/22 04:46 ID:FmhAxy0w
美汐「いえ、今日はちょっと食欲が無いので・・・」
内心で冷や汗をかきながら、出来るだけやんわりと断る。
栞「そうですか・・・上手く作れてると思うんですけど」
品のいい淡いブルーの布に包まれた弁当を手に持ったまま、残念そうに肩を落とす栞。
その態度を見るに栞の手製のようだが、今朝は弁当を作っている余裕など無かったはずだ。前日に作り置いてあったのだろうか。
そんな疑問が浮かぶが、さすがに今はそんなことを気にかけている時間が無い。
美汐「すみません、これから知人に会わなければならないので、失礼します」
下手に嘘をつくより、打ち明けられる部分だけを打ち明けた方がぼろが出ないだろうと美汐は判断した。
言えないことが多すぎるのは・・・この際仕方がない。
栞「あ、はい。気にしないで下さい」
そういって微笑む栞。
その内心を推し量るとひどく罪悪感が沸いてくるが、今は無理にでもそれを押し殺さなくてはいけなかった。
174 :
原点回帰:02/12/22 04:50 ID:FmhAxy0w
栞を残したまま自分の教室をあとにすると、祐一のいる三年の教室へと向かう。
途中の廊下の窓からは美汐の内心の憂鬱などお構いなしに、眩しいくらいの日差しが差し込んでいる。
そのなかに去年取り替えたばかりの新しい窓があるのを見つけて、ふと、去年窓ガラスを割ったりなどして退学になりかけた女生徒がいたことを思い出す。
確かその時にその人の親友で、当時学年主席だった女生徒がその件で生徒会と揉めて、かなり立場が悪くなったと聞いた。
それほど興味は無かったのだが、噂好きのクラスメートが大きな声で話しているのをそれとなく耳にしたのだ。
結局その主席だった女生徒のおかげで一連の事件が誤解だということがわかり、事件の発端となった女生徒は退学を免れたらしい。
175 :
原点回帰:02/12/22 04:57 ID:FmhAxy0w
その主席だった女生徒が有名な財閥の令嬢だったということもあり、当時はかなり噂が・・・
そう、有象無象の噂が飛び交ったものだった。
中にはあからさまに下世話な噂もあり、ひとごとながら可哀相に思った記憶がある。
親友のために、自分のことも省みず尽力した少女。
今はもうふたりとも卒業してしまって学校にはいない。
だが美汐はその窓を見ていると、まるでこれからのことをその見知らぬ少女から責められているような気になってしまった。
一つ小さなため息をつくと、自分がひどくネガティブになっていることを意識しながら、重い足取りで三年の教室に向かった。
おお、さゆりん&まいまいできたか・・・
いい感じに引っ張ってくれるなw
178 :
原点回帰:02/12/22 23:06 ID:FmhAxy0w
栞「はぁ・・・」
美汐がため息をついたころ。
自分の席に戻ってきた栞が、目の前の布に包まれた弁当箱を見つめながら同じように小さくため息をついていた。
ここのところいつも美汐と一緒だったので、自分の席で一人弁当を食べるということに大きな違和感を感じてしまう。
そのせいか、なんとなく包みを開けることが億劫になっていた。
栞の弁当は親がいなくなってからしばらくは香里が作っていたのだが、ただでさえ迷惑をかけている姉の負担を軽くするためにも、ここしばらくは前日の夜に自分で詰めることにしていた。
しかしだんだん暖かくなってきて、これから夏場にかけてはその方法だと中身が悪くなってしまう。
学食にすると美汐といっしょに昼食をとることが出来なくなるため、どうしようか困ってもいた。
もう少し早く起きられれば、と思ってはいるのだが、病気だったせいか栞は朝に弱い。
彼女にしては深刻な問題だった。
179 :
原点回帰:02/12/22 23:08 ID:FmhAxy0w
基本的に寂しがりな栞には、そういうことで悩んでしまうぐらい、一人の食事が嫌だった。
なんとなくじっと弁当を見つめていたが、ふいに明るい顔を作る。
栞「そうだ、祐一さんの所に行ってこよっと」
・・・ごく自然にたどり着いた結論だった。
祐一と放課後の約束を取り付けたいということもあったし、朝一人で学校に行ってしまった香里と話もしたかった。
いきなり行くと祐一は恥ずかしがって怒るだろうが、今までの経験から本気で怒っている訳ではないことは知っている。
突然でびっくりするかな、放課後は来てくれるかな・・・そんないたずら心と期待とで、栞の心は浮き立つ。
布に包まれたままの弁当を急いで持つと、軽い足取りで三年の教室へと向かった。
さーて修羅場だ楽しみだなっと
181 :
アシベ ◆yGAhoNiShI :02/12/23 05:55 ID:0qzQPh4U
ドラゴンボールZ フジ(関東)で毎週月曜16:30〜放送中!!
| ]下ミ─-。、_|_, 。-―テ「 [ l
ゝ_,. lミミi=´<_,.`=i=ヲ 、__ノ
ヽlミ| 「‐、=ラ7 |ヲ'´
と〜けたこおりのな〜かに〜♪恐竜がい〜たら〜たまのりし〜こ〜みたいね〜
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
刮目して保守
おお原点氏キター
つーかいい加減ドラゴンボールウザイ
ドラゴンボール・・・
保守してくれてると思えばそう腹の立つことも・・・・ないことはないな(;^_^A アセアセ・・・
メンテ
保守しておこう
その日のうちに削除依頼出してるのにまだなんよ・・・。
隔離板はどうしても、ね・・・
保守
196 :
sage:02/12/25 23:02 ID:efj/Yh/6
保守
なんで一個だけ残ってんだ、ドラゴンボール?
保守
199 :
原点回帰:02/12/27 00:13 ID:oWevk1P9
三年の教室が近づくにつれ、美汐は足に鉛でも付けられたような錯覚に陥っていた。
重たくなった足を引きずるようにして、祐一の教室の前までたどり着いた。
だがそこで躊躇してしまう。
美汐(どう切り出せばいいのでしょうか)
頭の痛い問題だ。しかも相談できるような相手などどこにもいない。
それに彼女にとっては、上級生の教室に入って祐一を呼びつけるのも気が重いことだった。
しかし逃げ出すわけにも行かない。意を決して教室の中に入ろうとした時―――
男子生徒「一年生?誰か捜してるのか?」
美汐「・・・っ!」
いきなり背後から肩をつかまれて、驚きのあまり小さく声をあげてしまう。
振り向いた視界の先にいたのは、金色といってもいいほど薄い茶髪の、少し軽そうな男子生徒だった。
200 :
原点回帰:02/12/27 00:16 ID:oWevk1P9
男子生徒「おおっと、悪い。驚かすつもりはなかったんだけどな」
少し苦笑いしながら後頭部をぽりぽりと掻くと、ぴんと跳ね上がった特徴的な数房の髪がふらふらと揺れる。
なんとなく親しみを感じさせるその生徒は、北川だった。
北川「そんなに構えないでくれよ。ここは普通一年生のいるところじゃないだろ?何か用でもあるのかと思ってさ」
美汐「・・・すみません」
神経が過敏になっていたところを驚かされて、動揺のあまりつい反射的に謝罪の言葉を口にしてしまう。
北川「謝られてもな。驚かせたこっちが悪いんだし。あんなに驚くとは思わなかったんだ」
むしろ北川の方が困惑してしまって、周りから投げかけられる奇異の視線を気にしているようだ。
そばを通りがかった男子生徒たちがニヤニヤと好奇の視線を送ってくる。
その視線は美汐にとって耐えがたいものであったが、ここで逃げ出すわけにはいかない。
恥ずかしいのをこらえて踏みとどまった。
き、北川が来た
原点氏降臨!!
しかし・・・
美汐andしおりんは2年生です・・・
203 :
原点回帰:02/12/27 15:08 ID:eINBgXqV
しまった・・・つい。
ストーリーに影響がないっぽいのがせめてもの救いか。
大丈夫です!!
美汐「いえ、あの、私二年生なんですが・・・」
北川「あ、ごめんな、勘違いしたんだ」
というような北川がおっちょこちょいな
脳内補完をみんなが行いますんで!!
むしろ北川のおっちょこちょいはデフォで
俺は
「美汐たんが間違って1年生のリボンをつけていた。」
って事にしておきます
いかん、萌えるw
あっ!そうか…りぼんの色はそのままで、学年だけ順繰に上がって行く
設定じゃないのか。
うちの学校はそうだったもので。
ローテーション制の方が多いんじゃないか?
>>208 大体はローテーション制かと。
やっぱり北川のうっかりでFAか?
すなおに原点たんのうっかりでFAかとw
美汐たんの胸が控えめだったので
北川がうっかり間違えたと。
控え目か。イイ。
213 :
原点回帰:02/12/30 16:33 ID:ZoIAm38E
美汐「実は、このクラスの相沢祐一さんに用がありまして」
北川「相沢? おいおい、あいつ栞ちゃんというものがありながら、他の娘にも手を出してたのかよ」
呆れたように苦笑を浮かべる北川。
・・・どうやら彼は誤解しているようだ。
美汐(―――いえ、誤解とは言い切れないかもしれないですね)
北川の言葉の意味を考えて、胸のうちで密かに考え直す。
もちろん彼の意図した意味ではないが、全く見当外れというわけではないのだ。
―――なんとなく腹立たしかった。
美汐「私と相沢さんとはそういう関係ではありません」
少しだけむきになって反論する美汐。
彼女は気付いてないが、その態度は図星を付かれたとも取れるものだった。
北川「ははは、冗談だって」
その様子を見て悪びれた様子もなく笑う北川。
その軽薄な態度に、いささかむっとしてしまう美汐だった。
214 :
原点回帰:02/12/30 16:48 ID:ZoIAm38E
北川「じゃああいつ呼べばいいんだな。
おーい、相沢ー!」
美汐「あ・・・」
まだ心の準備が、と言い出す間もなく、北川が祐一のことを呼んでしまう。
ほどなく教室の奥から、祐一が気だるそうに歩いてきた。
祐一「なんだよ。学食にはおまえ一人で行くって・・・って、お? 天野?」
予想もしていなかった人物との再会に、祐一の不機嫌そうな表情が一転して引き締まる。
北川「知り合いだろ? おまえを訪ねてきたみたいだぞ」
そう言うと、祐一の傍に行って笑いながら何か耳打ちした。
すぐに祐一に小突かれていたところを見るになにか美汐との関係をからかったのだろう。
そしてじゃあな、と美汐に小さく手を振ると、怒る祐一から逃げるように学食へと走っていった。
山場キター!
216 :
原点回帰:02/12/30 16:56 ID:ZoIAm38E
祐一「ったくしょうがねえな」
北川の去ったほうに向かってため息をつく祐一。
呆れたように言ってはいるが、別に大して気にしていないようだった。おそらくいつものことなのだろう。
それから美汐の方に向き直る。
祐一「悪いな。あいつも冗談言ってるだけだと思うから、気を悪くしないでくれ」
気にするなといわれても北川の耳打ちは美汐には聞こえていなかったわけだが、祐一は気付いていないようだ。
まあ、内容は美汐にも大体想像がつくが。
祐一「久しぶりだな。でもどうしたんだ?いきなり」
覚悟はしたはずだったのだが、実際に祐一を目の前にして美汐は激しく狼狽していた。
北川のとぼけた空気に呑まれたせいもあるかもしれない。
キター!
218 :
bloom:02/12/30 21:49 ID:o4/GOsVu
219 :
1/5:02/12/30 22:26 ID:G658UmW1
雪の降った翌朝、寒さに震えながら学校に向かう祐一。
予想以上の寒さに、もう一枚厚着するべきだったかな、と後悔しながら校門をくぐると、
「……何やってるんだ、天野」
「見て分かりませんか?」
分からない。いや、どんな状況かは分かる。だがなんでそんな状況になったのか、予想もつかない。
美汐は雪だるまになっていた。
といっても巨大な雪玉から、頭だけすっぽり出している状態だ。まさしく手も足も出ない。
可愛い……と言えなくもない。だが校門を通りすぎる学生たちは、露骨に目を逸らして足早に通り過ぎている。
「できれば助けて欲しいのですが」
「あ、ああ。……趣味でやってるんじゃなかったのか」
「そんな酷なこと言う人は地獄に落とします」
目がマジだった。
「すみません」
謝った。矢先に、なにやら自分の上に被さってくる黒い影。
「ん?」
「あ……」
「ふふふふふ……雪だるま雪だるま雪だるまぁーーーーっ!」
振り向いた祐一のすぐ後ろで、栞が巨大な雪玉を頭上に抱え上げていた。
ひく、と頬を震わせるのが、唯一できたはかない抵抗だった。
「天野も……あれでか」
「はい」
雪だるまが2つに増えていた。
「ふふふふっ、ごじゅーメートルの雪だるま。美汐ちゃんの雪だるま。相沢さんの雪だるま。ふふふふふ……」
栞はなにやらぶつぶつ呟きつつ、雪玉を転がし、大きくしてゆく。
「一体何があったんだ……」
「寒さでどこかやられてしまったのでしょうか?」
「熱を出して幻覚を見るってのなら聞いたことあるが……」
「ウイルスが脳にでも入り込んだのかもしれません」
さらりと毒舌を吐く美汐。どうやらこの状況が相当にお冠らしい。当然か。
そこへ部活を終えた名雪が通りがかった。
「祐一、おはよう……って、何やってるの?」
「見てわからんか?」
名雪は頬に指を当て、小首を傾げ、
「ごめん、ちょっと分からない」
「実はかくかくしかじかというわけだ」
「わ、びっくりだよ」
「かくかくしかじかといっただけなんだが」
「多分びっくりするような内容だと思ったから」
鋭い。というか、この状況を納得させる理由なんて存在しないだろう。
その理不尽は、名雪の背後にも迫っていた。
「ん?」
美汐が人知れずため息をついた。
「なんだかよく分かったような気がするよ」
「これが本当の名雪だるまだな。ははははは」
「わ、祐一笑うなんてひどいよ」
「笑ってる場合ではないと思いますが。なんで脱出できるチャンスをむざむざと……」
美汐たんの機嫌、さらにワンランクダウン。
「ほらよく言うだろ。死なばもろともって」
「それは普通、敵を巻き添えにするときに使う言葉です」
なんて事をしてるから、
「くー……」
ほら、始まった。
「名雪っ! 寝るなっ! 眠ったら死ぬぞ!」
「うー……、他にやることがないん、だおー」
「それもそうか……ぐー」
適応力の高い2人だった。
「ごめんなさい、真琴。あなたを迎えに行けそうにありません……」
美汐は絶望の言葉を吐いた。
このまま彼らは雪だるまとして生を終えてしまうのか。
いや、彼らを救える人物が、一人いる。そう、彼女の名は……、
「……朝から楽しそうね、名雪」
「あ、香里。おはようございまふ……」
「よう、美坂」
「おはようございます」
律儀に頭を下げようとして、ぐら、とバランスを崩しかけ、危うく踏みとどまる美汐。
この状態で倒れたら、起きあがるのは困難だ。
「何かの罰ゲームかしら?」
「そんな風に見えるか?」
「見えないこともないわね」
「うむ。大体そんな感じだ」
「そう。納得したわ。それじゃ」
「違いますっ! 相沢さんもふざけるのはいいかげんにして下さいっ!」
美汐たんがぶち切れた。すみません、すみませんと平謝りの祐一。
名雪もつられて寝ぼけ半分でごめんなさい、と頭を下げたら傾いて、美汐と頭がごっつんこ。
「うにゅ?」
美汐たんはそろそろ限界なのか、頬をひくひく言わせている。ひょっとしたらトイレにでも行きたいのだろうか。冷えてるし。
さて、そんなことしているうちに、4つ目が。
「あ……」
「うしろっ……!」
「くー……」
振り下ろされる、白い悪魔。巨大な雪塊が香里の上にのしかかってきた……瞬間、香里が鋭く目を細める。
素早く胸元に手を突っ込み、引き抜かれたとき、その手に輝くのはカイザーナックル。
振り向き様に繰り出された拳が、地を這い、天に駆け上り、光の軌跡が後を追う。
風音が呻り、閃光が走り、衝撃波が天を貫いた。
――世界が震撼を終えたとき、天に拳を突き上げた香里の上に、砕かれた雪がはらりと散り落ちてきた。
その前にはぺたんとしりもちをつく、栞の姿。
「お、お姉ちゃん?」
「あら栞。そんなとこにいて、危ないじゃない」
「えーと……なんでこんなところにいるのかな?」
「いいから立ちなさい。下着が濡れるわよ」
「わ、そんなこと言うお姉ちゃん嫌いです」
キーンコーンカーンコーンと、唐突に響く始業ベル。
「チャイムが鳴ったわ。急ぐわよ」
「はーい」
と、正気に戻った栞を連れて、校舎に駆け込む香里。
去っていった美坂姉妹の後に残るは、3つの愉快な雪だるま。
「……結局なんだったんだ」
祐一がぼそりと呟いた。
「くー」
名雪は安らかに眠っていた。
「あぁ、真琴……迎えに来てくれたのですね。ええ、あなたに会えただけで、私はもう満足です……」
美汐はパトラッシュモードに入っていた。
3つの雪だるまはお日様が天に昇り、すっかり雪が溶けるまで、四時間ほど放置されたという。
何を言いたいのか何を書きたいのか。
≫219〜223
さっと読んでみたらこれはこれでおもしろかった。
と言うかいつもの幕間劇的SSと考えるべき、理屈は抜きかと。
226 :
原点回帰:02/12/31 00:04 ID:PNJw0MPr
シュールで面白い……こういうギャグって好きだなあ。
栞がイッちゃってるのがアレだけどw
わりと違和感無く読めたのは矢張り先日購入したばかりの内(略
これはこれで結構面白い、好きですよ。
栞「栞とっ!」
美汐「美汐でっ!」
2人「フュージョンッ!」
美栞@着物「当スレッドの皆様、暮れましておめでとうございます。
大掃除は終えられましたか? 年賀状の書き忘れはございませんか?」
祐一「…まぁ…あれだ。色々ツッコミどころが多くてボリューム一杯な感じだな」
美栞@着物「とんでもないです。ヤマトナデシコ垂れ流しな今の私には、
ツッコまれるような隙なんてありませんよ」
祐一「そうかそうか。で? まず何でいきなりうちに来たのか説明してもらおうか。
しかも大晦日のこの日に」
美栞@着物「…あっさり聞き流すなんて酷なことする人、嫌いです」
祐一「仕様だ。それでも文句をつけるクレーマーは(・∀・)カエレ!」
美汐「帰りませんよ。私は真琴と年越しをするためにここへ来たのですから」
栞「私はその……天野さんについて来ただけです」
美汐「祐一さんと初詣に行きたい、と言ってませんでしたか?」
栞「…ぇぅー(ぽっ)」
美汐「ということで相沢さん、真琴と美坂さんを交換で」
祐一「人身売買しに来たのか、お前はっ!」
美汐「さ、真琴。お正月は私とフージョンして遊びましょうね」
真琴「あぅーっ♪」
祐一「遊びだったのか、それ…」
栞「祐一さん、ふつつか者ですがよろしくお願いします…(どきどき)」
祐一「待て。何を考えてる」
美汐「うふふふふふふふ………(どきどき)」
真琴(…狩られるっ!?)
栞「皆さんこんばんわです」
美汐「今年も残すところ後わずかになりました。初代スレを見ると最初にSSを投下したのが七月……早いような短いような、不思議な気持ちですね」
栞「SSといえば、舞台設定が春ということは春までには完結させるということなんでしょうか?」
美汐「……」
栞「……」
美汐「……あまり不毛なことを考えるのはよしましょう」
栞「春まで続く可能性も怪しいですしね」
美汐「さて、SSのことですが、ようやくキーパーソンである相沢さんが登場しての新展開。栞さんには新年から辛い展開になることが予想されます」
栞「えぅー……」
美汐「相沢さんがどちらを選ぶか、はたまた……書いている人間も楽しみにしているようです」
栞「え?」
美汐「なんですか?」
栞「ええっと……はたまたってどういう意味なんですか?」
美汐「まあ、必ずしも二人のうちのどちらかを選ぶとは限らないわけで」
栞「ええっ!? 私と一緒になってハッピーエンドじゃないんですか……?」
美汐「そんな酷なことを聞かれましても、私の口からはなんとも……」
栞「そんなぁ……
ええっと、美汐さんとハッピーエンド(?) なんてことないですよね?」
美汐「……ぽっ」
栞「あっ、美汐さんなんだかちょっと嫌な人ですっ」
美汐「冗談はこのぐらいにしておきましょう。新年を迎えてしまいます」
栞「冗談ですよね!? ほんとに冗談ですよね!?」
美汐「細かいことは気にしないようにするのが一番です」
栞「えぅー……」
美汐「この先どうなるのかわからないSSですが、見守っていただけると嬉しいと、書いている者も申しておりました」
栞「なんだかちょっと引っかかりますが……たまにはこうやって二人でコタツに入ってバニラアイスを食べるのもいいものですよね」
美汐「……いいものだということには賛成ですが、私はみかんにしておきます」
栞「みかんじゃぴろちゃんが嫌がりますよ。やっぱりアイスが一番です」
美汐「猫にはコタツでみかんの良さがわからないようですね」
栞「狐だったらわかるんでしょうか」
美汐「今日はもう寝ているみたいですし、明日にでも聞いてみましょう」
栞「絶対肉まんがいいって言うと思いますけどね」
栞「ええっと、そろそろ時間みたいです」
美汐「名残惜しいですが、またSSでお会いしましょう」
栞「それでは皆さん」
美汐「よいお年を」
あけおめー。
新年初かな?o(^o^)oドキドキ
今年も原点氏をはじめ職人さん方とともにこのスレがマターリ続いていくことを願って・・・
閉じましてご愁傷様
香里「あけましておめでとうございます」
真琴「なんか香里がかしこまった言葉遣いすると気持ち悪い……」
香里「ふうん、そういうこと言うんだ。まあ、所詮畜生に社会の慣例なんて理解できないでしょうけど」
真琴「なんかよくわかんないけど、褒められてないってのだけはわかるかも」
香里「あたりまえじゃない」
真琴「あぅーっ」
香里「しかし一年の締めくくりの挨拶で、実に間抜けなことをやってくれたわね」
真琴「『早いような短いような』ってとこね。どうみても一緒じゃない」
香里「突っ込みが入る前に自分で訂正したいらしいわね。見苦しいというかなんというか」
真琴「でも実際長かったよね。書き始めたころは暑かったのに」
香里「元はといえばあたしが変な浮浪児を拾っちゃったから……」
真琴「ふろーじってなに?」
香里「大丈夫よ。わからなくても。あなたの人生……もとい、獣生に支障はないわ」
真琴「……また馬鹿にしてるでしょ」
香里「してるわよ」
真琴「あぅ……」
香里「冗談よ。真琴はいい子ねって言ったのよ」
真琴「絶対馬鹿にしてる!!」
祐一「なんだか新年から騒がしいなあ」
名雪「そうだね。祐一の周りって個性的な女の子が多いし。すごく多いし」
祐一「あのー。気のせいかすごく刺があるような気がするんだけどー?」
名雪「そんなことないよー」
祐一「そうか?」
名雪「ただ誰も気がついてないみたいだけど、このSSの設定だとしばらく真琴と家で暮らしてて、その後で栞ちゃんと付き合っちゃってるんだよね?」
祐一「……そうなるな」
名雪「同い年のいとこと一つ屋根の下で暮らしてて、ちょっと無神経なんじゃないかなー、なんて」
祐一「うあ、やっぱり根に持ってるじゃないか」
名雪「そういえばあゆちゃんはどうしたの? 一時期朝食も一緒に食べてたりしたのに。祐一は覚えてないかもしれないけど、七年前……」
祐一「待った! ちょっと待った!
……これ以上は勘弁してください……」
名雪「どうしよっかな〜?」
祐一「……百花屋のイチゴサンデーをおごらせてください」
名雪「イチゴパフェもね。当然イチゴアイスも♪」
祐一「鬼か……」
名雪「……本当は、そんなもの要らないんだけどね……」
祐一「え?」
名雪「なんでもないよ〜だ」
あゆ「それで結局本命は誰なんだろうね」
秋子「あら、そんなの決まってるじゃないですか」
あゆ「秋子さんどうしたの? 顔が赤いけど」
佐祐理「ええっと、とりあえずこの一連の会話はSSとは何の関係もないそうです。せっかくシリアスに来てたのに全部ぶち壊しですねー」
舞「……出番がない」
北川「……俺は!?」
祐一「相沢とっ!」
北川「北川でっ!」
2人「フージョンッ!」
祐一「するかぁーーーッ!!(ごぎっ)」
北川「………(どさっ)」
栞「わ…悲鳴もあげずに倒れましたよ…」
美汐「受け身も取っていませんね」
祐一「いいんだよ。線香の一本もあげてやりゃ成仏するだろ」
美汐「しょせん脇役ですからね」
真琴「それを言ったら美汐もサブキャラじゃないのよぅ」
美汐「ふぅーっ…」
真琴「はぁぅ…(ぞくぞくっ)」
美汐「…私は影のヒロインですよ。脇役とは格が違います」
祐一「………今、何かしなかったか? 真琴が腰砕けて立っていられないみたいだが」
美汐「調教は上手くいっていますから」
祐一「さらりととんでもないことを言うなっ!」
美汐「相沢さんこそ…どうして美坂さんが内股立ちになってるのか、聞いてもいいんですか?」
祐一「…初日の出って、いつ日が出たのか判断に苦しむよな」
美汐「いい話のそらしっぷりです。あと初日の出は山の上で見るのが一番ですよ」
祐一「そうか…それじゃせっかくだし、みんなで初日の出を見に行くか?」
美汐「行きたいのはやまやまなんですが…」
栞「………(うまく歩けない)」
真琴「………(まだ足に力が入らない)」
北川「………(死んだ祖父に新年のあいさつをしている)」
祐一「…こたつでお雑煮でも食うか」
美汐「そうですね。では、お邪魔します」
祐一「今年もよろしくな。あと、真琴にお屠蘇は飲ませるなよ」
美汐「…? どうしてですか?」
祐一「野性に返るんだ、この馬鹿」
美汐「それなら大丈夫ですよ。私の言うことならたとえ眠っていても聞きますから…」
祐一「…そこまでいくと本気で凄いな」
w
やはりこのスレ的にはドラゴンボールは押さえておかないと
真琴、もっと離れて見なさい
_ _
'´ ヽ '´ ヽ.
i ノノリ)))〉 ' ノノノ)))〉
_ ! l ゚ ヮ゚ノ! く((レ゚ -゚ノァ あうー。したい、ふゅーじょん……
'´/Vヽヽ `゙/フつつ旦~ く/jつつ旦~ _ _ _ _
栞……あなた ノ iノノリリi 〉 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄(;゚;;) ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄(;゚;;)\l[》'《|l ヾl|
普段から ((. l;゚ -゚ノト、旦 旦\ilノノリノ)))〉 ___
こんなこと )リく/jつ\||=====,.´ / Vヽヽ======== ,.'/ /Vヽヽ====| !l| ゚ ヮ゚ノl| |\____ヽ /
やってるの? (_( / ! i iノノリ)) 〉 ! ! iノノノ))) 〉 ヽつ○と) | |====B=| フュージョンッ!
. \ノ __/i ll;´ヮ`ノリ| ヽ___/ヽl )´∀`ノリヽ__ヽ |\|___l__◎..| \
 ̄ ̄ 〇旦〇 〇旦〇 | | ̄ ̄ ̄ ̄|
あらあら、なつかしいわね \| |〜
お母さんの声が聞こえるよ……?  ̄ ̄ ̄ ̄
栞「朝っぱらからドラゴンボールなんて、正しい日本人の姿って感じで格好いいですよね」
美汐「正確なフュージョンのやり方は、非常に参考になりました……そうですか、足の角度……」
栞「今度はお姉ちゃんと一緒にふーじょんを……」
香里「やらないわよ」
栞「えぅー」
真琴「グレートサイヤマンが格好いい……」
美汐「……真琴、正気ですか?」
秋子「グレートサイヤマンは二号の女の子の方が素晴らしいですね。まさしく地球人最強です」
名雪「お母さんと同じ声だった……(まさか私はサイヤ人のハーフ? なんて事……あるわけ、ないよね……)」
秋子「あら、どうしたの、名雪?」
名雪「ううん、なんでも……(ないといいけど)」
あぁ・・・ゴハンは死んだのね。
あの世で修行中か!
>>239・240
わぉ。水瀬一族はサイヤ人だったのか(違
(;´д`)。oO(私もフュージョンに頼らず自前のネタ考えないといけませんよね…)
243 :
原点回帰:03/01/03 23:09 ID:Tl1OwAMX
>>239 ほのぼのしてて良いなあ……
こういう雰囲気って好き。ってか、秋子さんの顔が……w
>ウェザーブレイク氏
HN付けたのね。これで「フュージョンの人」とか言わないですむw
ネタかぶりか……
シチュスレなんだし、どうしたってシチュエーションは限定されちゃうんだから、
多少は気にしないのが一番かとおもわれ。
mente
なんだこりゃ
とりあえずメンテ・・・・
保守
メンテ
神キターーー
メンテ
期待保守
僕に出来ることなんか、他にはない。
そう保守すること以外は…
フュージョンネタイイ!保守
フュージョンネタハモウイイ・・・
メンテ
そこで>75かいw
256 :
原点回帰:03/01/08 00:17 ID:ru/09Rrt
美汐「あ・・・その」
なんと言って切り出せばいいのだろう。
それにこんなに人の多いところで話せるような内容でもないし、時間も限られている。
祐一「何か大事な用なのか?」
美汐の困惑する様を見て、祐一もただ事でないことに気が付いた。
祐一「・・・まさか」
その一言が何を言わんとしているか、美汐はすぐに察した。
祐一の目をまっすぐ見詰めたまま黙って小さく頷くと、彼の顔に明らかな動揺が走る。
それを、その表情をどう表現したらいいのか。
期待、不安、そして・・・様々な感情が入り混じった複雑な表情。
そんな表情を見せたあと、ふと、何かを気にするように後ろをちらりと振り返る。
257 :
原点回帰:03/01/08 00:19 ID:ru/09Rrt
美汐(―――!)
その視線の先にいた女性がこちらを凝視しているのを見て、美汐は冷たい汗が吹き出るのを感じた。
美汐(香里さん・・・)
祐一と同じクラスだったのか。
迂闊だった。よく考えたら、名雪と親友だと言っていたではないか。
二年から三年は繰り上げだ。名雪が祐一と同じクラスだったということは、去年からわかっていたというのに・・・
彼女のいる前では、さすがに話すことは出来そうもない。
祐一「場所を変えよう」
祐一も同じことを考えたのか、さっさと教室を出て移動をはじめる。
美汐もその後について歩き出した。
歩きながら香里の方に視線を向けると、一度立ち上がりかけた彼女だが、なぜかまた椅子に座ってしまった。
別に追ってきたりする様子はなさそうだ。ほっと胸をなでおろす美汐。
しかし安心して気が抜けてしまったせいで、別の人物が後を追いかけていることに気付くことができなかった。
…(ドキドキドキ
これはアツイことになってきたな…期待保守。
てっきり祐一がぼけてくれるかと思ったのにw
別の人物が気になる〜!と言ってみる声援保守。
名雪「祐一〜!後ろ〜っ!!」
北川「ド○フ?」
しかし人いないな。みんな飽きたか?
みんな静かに待ってるだけと思われ。
前に点呼したときもかなり人いたし。
265 :
原点回帰:03/01/08 23:03 ID:ru/09Rrt
香里(昼休みに来るとはね・・・てっきり放課後に話すと思っていたんだけど)
北川が祐一を呼んだときに、香里は美汐の存在に気付いていた。
そして二人がこっちを振り返って場所を変えようとした時に、当然のように立ち上がりかけて―――やめた。
今追いかけたところで彼らは逃げるだろうし、美汐の決心は固いようだった。
だったら、栞が気付かないうちにとっとと結論を出してもらった方がいい。
そもそも祐一が自分のことを避けたのが気に入らなかったが、ここは少し我慢をしたほうがよさそうだ。
そう思ってもう一度席に座る。
香里(そう。あたしが何かするなら、相沢君達が結論を出した後)
そう思い、何気なく彼らの去っていった方を見て、視界の隅に見慣れた人影を認めて仰天した。
香里(あれは―――栞!?)
彼らの後を確かに栞が追っていた。
彼女は二人のことを追うのに夢中で、香里は注意を払っていないようだ。
香里(あの子・・・)
止めなくては。
祐一がどう決断するかわからない以上、あの子にだけは二人の話を聞かせるわけにはいかない。
おお、早い更新。お疲れ様です>原点氏
がんばれ香里〜。
原点氏が昔のように一日一レスしてくれれば人もたくさん・・・
と無茶なことを言ってみるテスト。
そういう他人に頼りっぱなしの態度はどうかと思うわけだ。
個人サイトじゃねーんだから。
栞「栞とっ!」
美汐「美汐でっ!」
2人『はぁ…(和音)』
祐一「おお、ため息でハモれるとは。アイドルデビューでもする気か?」
美汐「いえ…
>>265まで一気に読んだら緊張してしまいまして」
栞「私なんて息をするのも忘れちゃいましたよー。あやうく死ぬところでした」
祐一「栞が言うと本当っぽくて怖いな…」
美汐「私も呼吸を忘れそうになりました」
祐一「おやおや(やっぱり天野も女の子なんだなぁ…)」
美汐「…いつ栞さんを介錯したものかとずっとタイミングを計っていたもので」
栞「Σ( ̄□ ̄;)」
祐一「……なるほど。これでその手に持ったままの柳刃包丁の謎が解けたよ」
美汐「あ…気付きませんでした(赤面)」
祐一「案外抜けてるとこがあるよな、天野は」
栞「そんな話題で盛り上がらないで下さいっ!」
美汐(盛り上がってはいないと思いますが…)
祐一「しかしあれだな。本編(?)のほうでも二人がフュージョンすれば丸く収まるんじゃないか?」
栞「ネタとシリアスのけじめはつけなきゃ駄目ですっ」
美汐「その通りですよ。それにそんなことを言ったら片っ端からフュージョンすることになってしまいます」
祐一「…片っ端から?」
美汐「さしずめ『あかおまいなんしおことおりゆりこ』といったところでしょうか」
祐一「無理にくっつけすぎだっ!!!」
祐一「………ん? 何か余計なのが混ざってたような…」
美汐「気のせいですよ」
>267
そう思うぐらいなら何かネタ振ってくれと思うわけだ。
>268
むしろ栞と真琴がフュージョンすれば万事解決?w
混じってたのは誰なのか気になるのは俺だけではあるまい。
ってか、そもそも誰が合わさってあんな名前になるのかわかんねーw
267の言い分はわかるが俺みたいな能無し厨は何もできない。
他人まかせで悪い気はするけどやっぱり読みたいw
背に腹は変えられないし落ちられてもいやだからメンテするのみ。
それしかできないならそれだけやる。
と情けないマジレスしてみるカミングアウト。
271 :
267:03/01/09 17:09 ID:4l3sr519
>>268 あゆ香里舞名雪「ん?」美汐真琴栞佐祐理秋子?
……「まいな」という節が微妙に気になるのは気のせいか。最初はあかり混じってるのかと思った。
このメンバーで収まりよくするなら……
あゆと名雪と佐祐理と秋子と舞と真琴、美汐と栞と香里で「あゆきりまいことみしかおり」
全員二文字以上使うという条件なら、これがギリギリかな。
おまけ。
名雪「けろぴーと!」
真琴「ピロで!」
名雪・真琴「けろぴろー!」
祐一「どんな生物だ」
名雪「ふさふさで」
真琴「猫耳で」
名雪「水掻きがあって」
真琴「ヒゲが生えてて」
名雪「ぴょんぴょん跳ねて」
真琴「にゃーと鳴くのよぅ」
祐一「ますますわけ分からん……」
>>269 コタツAA作ったり、雪だるまSS書いたりしましたが。ついでに19でもあったりする。
272 :
269:03/01/09 21:56 ID:Vweqn3xX
そりゃしらんかった。ゴメソ。
名無しだと区別がつかないし許してね。
まあ、マタリスレであんな言い方した俺が悪かったと思うけど。
273 :
原点回帰:03/01/09 23:16 ID:U6pijew8
>>271 そんな最後にボソッと書かんでもw
あれ?
ってことは
>>271=
>>19=元祖フュージョンの人≠ウェザーブレイク氏
ってこと?
なるほど、それで
>(;´д`)。oO(私もフュージョンに頼らず自前のネタ考えないといけませんよね…)
なのね。同じ人かと思ってたよ。
しかも
>>271の気になってるのが正しいとすると……
微妙に知ってる人?(汗
まさかね。
274 :
原点回帰:03/01/10 00:55 ID:Ltts/rOZ
だがすでに栞は、祐一たちの後を追いかけてかなり離れてしまっている。
祐一たちの移動が早いのだろうか、栞はかなり早足で歩いて行きすぐに視界から消えた。
少し気付くのが遅かった。慌てて香里も立ち上がる。もたもたしていては栞が祐一たちの会話を聞いてしまうかもしれない。
そして栞の後を追おうとした時だった。
焦ったのが災いしてか、足が椅子と机の脚の間でもつれてしまう。
香里(しまっ・・・!)
咄嗟に伸ばした右手が宙を泳ぐ。
そしてそのまま豪快な音を立てて椅子ごと床に転がってしまった。
手近にあった机を支えにしながら、すぐに立ち上がろうとするが―――
香里「―――っ!」
足首に走る鋭い痛み。どうやら転んだ時に捻ったようだ。
思わず痛む個所をおさえてうずくまってしまう。
名雪「わ、香里大丈夫?」
心配した名雪が、昼食を食べる手を止めて近寄ってくる。
いつも冷静でそつがない香里の突然の醜態に、周りのクラスメイト達も驚きの視線を寄せていた。
むくわれない香里(ノ_・。)
メンテ
277 :
原点回帰:03/01/10 23:20 ID:Ltts/rOZ
焦りと痛み、そして悔しさと恥ずかしさが混ざって、気丈な香里の目に涙が滲む。
それでもここでもたもたしているわけにはいかない。もうすでに栞を見失っているのだ。
名雪「ひざ擦りむいてるよ。ばんそうこう持って来るね」
香里の怪我を気遣って、部活用に常備している応急用具を取りに行こうとする名雪を、香里が片手を上げて制した。
香里「・・・いいわ。ありがたいけど、急いでるの」
名雪「え、でも」
まだ何か言いたそうな名雪だったが、香里の真剣な目を見たら何も言えなくなってしまった。
そして名雪に対して大丈夫であるということをアピールするかのように立ち上がる。
香里(―――っぅ!)
と、さっき捻った足首に激痛が走る。どうやら捻挫してしまったようだ。
だが今はそんなことに構ってはいられない。
心配そうに見つめる名雪を尻目に、彼女は痛みを堪えながら栞たちの後を追った。
>>271 それでほぼ正解です>混ざってる人名
順番は「語呂の良さ」と「そこはかとない人名っぽさ」をコンセプトに並べました。
どうしたってこんな長いの、マトモな人の名前になるワケないですしね(笑)
名前に「ん」がつくKanonの登場人物といえば…?
>原点回帰氏
私がここのスレ…というか葉鍵板に寄生したのは
>>75が最初です。なので
多分勘違いですよ>知ってる人
まいな、っていうのも人っぽい響きだったからつけただけですしw
鍵系の同人にもほとんど関わっていませんしねー。
おまけ。
名雪「イチゴサンデー」
栞「バニラアイス」
舞「…牛丼…」
真琴「肉まんっ」
あゆ「たい焼きで〜…」
5人『フュージョンッ!!』
祐一「………お前ら、責任持って食えよ………」
秋子(キュピーン)
279 :
原点回帰:03/01/11 03:59 ID:cMiWfwLK
栞(なんで美汐さんが祐一さんと・・・?)
栞が祐一のクラスの前にたどり着いた時は、ちょうど北川が祐一を呼ぶところだった。
美汐が会いに来た人間は祐一だった。二人が知り合いだという事は知っていたので、このこと自体は別段不思議ではないかもしれない。
問題は彼と栞の関係を知っている美汐が、あえて「知人」という言葉を使ったことだ。
そう、まるで栞には誰と会うのか知られたくないみたいに。
どんな事情があるのだろう。それとも事情なんてないのだろうか。
昨日の香里との電話といい、なんだか置いてけぼりにされたような気持ちになってしまう。
栞(祐一さんと何を話しているのかなぁ。あんなに深刻そうな顔して・・・あっ)
この時栞の心の大部分は、不安よりもむしろ疑問や好奇心が大きな位置を占めていた。
美汐はこれまで、祐一に関する「のろけ」と言ってもいいような話を楽しそうに聞いていてくれた。
そのせいで二人の関係を疑う気持ちは、全く無いというわけではないにせよ、あまり湧いてはこない。
だから祐一と一緒に美汐が歩き出した時、隠れて後をつけようとしたのはどちらかと言うといたずら心からだった。
栞(ふふ、なんだか探偵さんになったみたいです)
わくわくしながら手にもった弁当の包みをぎゅっと握り締める。
後をつける栞の心は、むしろちっぽけなスリルで弾んでいた。
うわぁ・・・まずいよ〜w
しおりんショック!!ああ〜っ!!
>>ウェザーブレイク氏
>名前に「ん」がつくKanonの登場人物といえば…?
そりゃあ、もちろん、きたが(略
佐祐理「佐祐理とっ!」
広瀬「広瀬でっ!」
2人「フュージョンッ!」
広理「あはは〜だっさ」
祐一「まあ確かに声優はいっしょだけどさ・・・」
やっぱり
美汐=最高>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>栞=クソ
だよな
>>282 美汐が国崎往人で、栞が名雪?(w
どうでもいいけど寡黙たんの続きは書かないのだろうか。
美凪EDはけっこう良い出来なんだが。
どうでもいいんかいw
ウェザーブレイク氏も言ってたけど、ネタかぶりが怖いのかもな。
単に続きが書けないだけかもしれんが。
栞「栞とっ!」
美汐「美汐でっ!」
2人「フュージョンッ!」
祐一「そもそもなんでフュージョンできるんだ?」
美栞「秋子さんの謎じゃむがあるからです」
秋子「了承、でもあんまり使いすぎると免疫ができてしまうからほどほどにね」
祐一「謎じゃむの一言ですまされるのもどうかと思うが」
美栞「いいじゃないですか、どっかの誰かさんは謎ジャムで最終兵器になれるぐらいなんですから」
あゆ「…うぐぅ、祐一君……ぼく…こんな体になっちゃった……」
祐一「帰れ!ってゆうかスレ違い」
美栞「こうでもしないとスレが落ちてしまうので」
祐一「ネタが難しいからな〜で、秋子さん謎じゃむの材料ってなんですか?」
秋子「我が子よ…よくお聞きなさい。これからあなたに話すことは…とても大切なこと。」
祐一「秋子さんに我が子と呼ばれるのは大変嬉しいですけどキャラが違います」
秋子「材料は…祐一さんの…(自主規制)」
美栞&祐一Σ(゜д゜)
栞かわいい・・・
面白くもないネタをひとつ・・・
栞「美汐さん、休み時間ですよ!!」
美汐「宿題でしたら見せませんよ?」
栞「えぅ〜、違います・・・」
美汐「アイスならおごりませんよ?」
栞「違いますっ!!一緒にトイレ行こうと思ったんです。」
美汐「え・・・け、結構ですっ!!」
栞「そんなこと言わずに・・・次の授業でお漏らししちゃいますよ?」
美汐「しませんよ!」
栞「(無視して)連れション連れション嬉しいな〜」
美汐「・・・そんな酷なこと言う人嫌いです」
栞「(美汐を強制連行しながら)それって最近の流行ですか?」
美汐「(はぁ・・・面倒くさっ)」
トイレに到着した二人・・・
栞「良かった、空いてますね」
美汐「では、栞さん、お先にどうぞ」
栞「え、美汐さんはいいんですか?」
美汐「私は栞さんに拉致されて強制連行されただけですから」
栞「私を某北の国の将軍様みたいに言わないでください!!」
美汐「(スルーして)栞さん、鍵は閉めちゃだめですよ」
栞「え、えっ、覗くつもりですかっ!!」
美汐「ボソッ(そういう趣味はねえょ)」
栞「(・・・?)わ、わかりました」
栞、トイレの個室に入る
美汐「ああ、面倒なことになってしまいました・・・」
スルスルッと、衣擦れの音がする。
この薄い壁一枚の向こうに、雪のように
白い肌の美少女が、秘所を晒して、あられもない
格好で放尿しようとしている・・・
美汐「・・・なんて想像はしてませんよ」
数秒後・・・
スッテーン!!ズゴン!
しゃがんだ途端、栞ちゃんは、血圧が急激に
あがり、卒倒してしまいました。
あわれ栞ちゃんは、パンツ脱いでおしっこまみれのまま、
保健室へ運ばれていきましたとさ・・・
香里「はぁ・・・やっぱり私には妹なんていないわ・・・」
美汐「だから一緒にトイレには行きたくなかったんですよ」
290 :
原点回帰:03/01/13 02:20 ID:YB3zhgoO
祐一は早足で黙々と廊下を歩いていた。
美汐の足では歩いてついていくことは困難なので、時々小走りになりながらその後を追いかけていく。
時折先を行く祐一が通行人とぶつかりそうになるが、彼は気にも留めずに歩きつづける。
彼が話をするのに選んだのは、屋上と階段の境にある小さなスペースだ。
祐一も美汐も知らないが、ここは去年二人の女生徒が、無責任な他人の揶揄から逃れ、落ち着いて昼食をとるのに利用していた場所だった。
祐一「ここなら人もこないだろ」
祐一はきょろきょろと辺りを見回した後、突然美汐の両肩を掴んだ。
美汐「―――!?」
祐一「話って、真琴のことなんだろ!? 何かわかったのか!?」
美汐「相沢さん、いた・・・痛いです」
怖いほどの形相で、肩に爪が食い込みそうなぐらい強く美汐の肩を揺さぶる祐一。
彼女はその痛みに端正な顔をゆがませる。
だが抗議の声を聞いても、祐一は揺さぶるのをやめただけでその手を離さない。
そしてその瞳は、詰問するような鋭さでまっすぐに美汐を見据えていた。
だが、肩の痛みをこらえながら美汐は奇妙に安心していた。
必死な祐一の形相。それは真琴のことを助けようと狂わんばかりだったあの頃の―――
美汐が強い連帯感を感じた、同じ仲間だと感じられた頃の祐一のものだったから。
ついにキタ(T∀T)
…ドキドキドキ
必死な祐一に好感。
>>290 乙です!祐一の反応が(・∀・)イイ!
その場面が物凄くリアルに伝わってきた。良すぎ。
それと、何気に「祐一も美汐も知らないが、ここは去年二人の女生徒が…」なんて、
この辺のディテールの描き方が凝ってるのも好き。
そしてこの後栞たんが・・。
296 :
名無しさんだよもん:03/01/13 12:12 ID:26xifSZb
半角ウザコテランキング
未曾有の大危機が接近遭遇でさあ大変な予感…
スレ違いだな。逝ってこよっと。
メンテナンス
「気がついたか?」
美汐が意識を取り戻すと、目の前には祐一の顔があった。
そこは、病院のベッドの上。
彼女はまだ朦朧としている意識を整理してみる。
真琴と栞が体調を崩して病院に運ばれた、という祐一の電話で美汐はここに駆けつけた。
そして…
「そうだ、相沢さん!」
慌てて美汐は飛び起きた。
伝えたい事があった。それを、思い出したのだ。
祐一はそんな彼女の行動に一瞬驚いた表情を浮かべたが、
「いいから、ゆっくり休め」
やさしい口調で、彼はそう言ったのだった。
「えっ…」
「なあ天野、多分お前はここ数日の疲れで混乱してるんだ。
何か伝えたい事があったようだが、とりあえず今は休養をとるほうが先決だ」
「でっ、でも…」
珍しく美汐が動揺した。
「体調も気持ちも落ち着いたときに、あらためて話は聞いてやるからさ。
とにかく、今は大人しくしてること」
「相沢さん…」
「栞も真琴も今日明日どうにかなるって訳じゃない。その間にきっと良い方法が見つかって助かる。
今はそれを信じようや」
まるで自分に言い聞かせるかのように、祐一はそう話を続ける。
<今は>という言葉を多用するのがその証拠だろう。
その不器用だが真っ直ぐで優しい口調に、
「…そうですね」
天野も、そう答えるのが最良と感じた。
午後からは動けるようになり、栞や真琴の病室へ足を運んだ。
そこには水瀬家の人たちやその友人やらが見舞いに来ていた。
主に栞や真琴の知り合いで、美汐とはそれほど深い面識はなかったが、
話をするうち、あの二人が多くの人に愛されてることを再確認できた。
そして、夜。
美汐は祐一に病院に残って看病を手伝う事を伝えたが、彼はそれをやんわり制した。
今日は家に帰ってゆっくり休め、と。
その言葉通り彼女は帰宅するなり自分のベッドに転がり込む。
けれど、眠れない。
昼間睡眠をとったせいももちろんあるが、色んな事が頭の中をめぐって目がさえてしまう。
二人を直す方法を私だけが知っているとしたら…
あの時…病院で意識を失う前、確かに自分はそう口にした。
そう、彼女たちを助けられるのは自分だけなのだ。
理由はまだ漠然としか分からないが、それは彼女の中で確信になっていた。
けれど、同時に彼女は気づいていた。
それはおそらく、多大な犠牲を払うであろうことを…
美汐はしばらく考えを巡らせて、そして意を決すると家を抜け出して、夜の町を走った。
目指すは、ものみの丘。
…私の小説、多分次でラストです。
最初に謝っときます…まんまSFです。
kanonそのものがSFぽいと言えなくもないですが…
kamoc●氏乙です。
カノンはSFというより童話だと思う。
まあ、どっちもサイエンスフィクションには違いないんだけど。
面白いので文句はいいません
サイエンス・・・俺はおもいっきりファンタジーだと思ってるんだが。
ファンタジーも言っちゃえばSFの一ジャンルだからね。あ、逆も言えるかな?
どういうわけかSF=宇宙ものという認識が根強いけど。
真琴シナリオの雛型とも言われるアルジャーノンもれっきとしたSFな訳だしな。
ではこのスレらしくフュージョンさせて、SF=サイエンスファンタジーで手を打つということで。
SF=すこしふしぎ
美汐「kamoc●様、お帰りなさいませ」
栞「お久しぶりです−。ラスト楽しみにしてますねっ」
美汐「そういえば昔、本気でSFのことをスペースファンタジーの略だと思っている人がいました…」
栞(ぎくっ)
美汐「気持ちはわからなくもないですが」
栞「で、ですよね」
美汐「…でも間違っていることに変わりはありません」
栞「ぇぅ〜」
美汐「………もしかして栞さんも………」
栞「それ以上言う人、嫌いですっ!」
舞(…さわやかファンタ(紅しょうが味)…)
佐祐理(さゆりんファンシー……あははーっ♪)
祐一「何となくですけど、たぶん二人とも間違ってますよ」
紅しょうが味・・・ううう・・・
しおりんファンシー
保守
317 :
山崎渉:03/01/17 00:00 ID:5Om+f8Sm
(^^)
メンテナンス
メンテ
免停中
カウントダウン321
322 :
原点回帰:03/01/19 03:16 ID:06RF/YmA
そしてその肩に走る痛みは、美汐の迷いを少しづつ払拭していく。
美汐「お察しの通り、今日お伺いしたのは真琴のことについてお話があったからです」
祐一「やっぱりそうなのか。何かわかったんだな?」
真琴のこと、という言葉が出ると、祐一の表情が目に見えて変わった。
それは期待と嬉しさと、ほんの少しの苦しみが混じった泣き笑いのような表情だった。
美汐「何かわかった・・・ですか。いえ、その言い方は適切ではないかもしれません。むしろわからないことが増えたと言えなくもないですから」
あくまで冷静に語りかける美汐。
遠回しにしか話をしない美汐に焦れたのか、祐一の表情が少しだけ険しくなる。
美汐の肩を掴むその手にはじっとりと汗が滲み、衣服越しからもその熱さが伝わってきた。
323 :
原点回帰:03/01/19 03:19 ID:06RF/YmA
それは紛れもなく祐一の想い。
美汐(やっぱりこの人は・・・)
祐一の態度に美汐は安堵を覚える。
やはりこの人は自分と同じ想いを共有する人だった。
連帯感というだけでは言い表せない、何か暖かいものが体いっぱいに広がる。
だが―――
美汐(栞さん・・・)
祐一から伝わる痛いぐらいの哀切の想いを、自分の中の暖かい想いを感じれば感じるほどに、美汐の胸は締め付けられるように痛むのだった。
祐一「余計にわからなくなった? どういうことなんだよ!」
遠回しにしか話をしようとしない美汐に焦れたのか、再び先を促すように美汐の肩を揺さぶる。
美汐「相沢さん、落ち着いてください」
彼女は根気よく、あくまで冷静に祐一を宥めた。
その冷静さが伝わったのか、少し祐一にも余裕が戻ってきたようだ。美汐の肩を掴んでいた両手をゆっくりと離す。
祐一「・・・すまん」
美汐「相沢さんが気にすることではありません。むしろ、私は―――」
再びそんなあなたを見ることが出来て、嬉しかった―――
その言葉は寸前で飲み込んだ。
それを口にしてしまったら、これからの問いを祐一に投げかけることが出来そうになかったから。
324 :
原点回帰:03/01/19 03:21 ID:06RF/YmA
祐一「?」
美汐「・・・なんでもありません。
―――真琴のことよりも先に、確認しておきたいことがあります」
祐一「なんだ?」
じれったそうにする祐一をから目を逸らすと、美汐は大きく息をつく。
どういう反応をするだろう。
どういう反応をされたら、私は満足するのだろう。
どういう反応を、私は許すことが出来ないだろう―――?
そして―――
美汐「栞さんのことです」
自分自身の気持ちに整理がつかないまま、熱病にかかったように、低く、静かに言葉をつむいだ。
恋愛バトルの行方、美汐脱落の匂いが…(鬱
まだだ、まだ判らない!
>>325 この話の中での美汐は祐一にそういう感情はもっていないように感じられる。
息を切らせながら美汐は夜の街を走り、丘を登る。
そして丘の頂上にたどり着くと、息を整えるのももどかしいとばかりに、すかさず大声を張り上げる。
「狐たちよ、聞こえているなら力を貸して欲しい!」
誰もいない、ものみの丘。
けれど彼女には、その声が見えない誰かに届いているという確信があった。
「私はどうなっても構わないから、あの二人、真琴と栞の命を救って欲しい」
不思議な力を持つ者たちの力を借りて、自己犠牲で二人を助ける。
それが彼女の結論だった。
偽善、だと自分でも思った。
仮にそれで二人が助かったとしても、彼女たちは喜ぶどころかきっと悲しむだろう。
けれど。
「もう大事な人は失いたくない・・・一人になるのは嫌・・・・」
それが彼女の、偽らざる本心だった。
そして、どれくらいの時間がたったろう。
あるいはほんの数分だったかもしれないが、
彼女にはとてつもない長く感じられた時間が過ぎて・・・
かさかさっ。
かさかさっ。
草を掻き分ける音とともに、彼女の待ち人が現れた。
彼女を取り囲むように狐の群れが顔を覗かせて、次の瞬間、それは人間の姿に変化した。
彼らは警戒することなく、むしろ歓迎の笑顔すら浮かべていた。
幾度となく夢の中で見た光景。
ひどく懐かしささえ感じるのに、それが何故なのか分からない自分がもどかしかった。
「姫様っ!」
ふとそんな声がして振り返ると、そこには一人の老人。
そう、この老人にも幾度となく会って・・・・
・・・?
「・・・姫様?」
美汐が、驚いたように声をあげる。
「ど・・・どうやら、おぼろげながら記憶が戻ってきているようですな!」
老人は嬉しそうな、そして少し泣きそうな表情を浮かべてそう言う。
「我々は・・・この時をじっと待っていたのです」
「えっ、あ・あの?」
美汐は何が何だか分からないといった顔になる。
と、その時。
「・・・つっ!」
いつもの頭痛が襲い掛かる。
「姫様?!」
老人が驚いたように歩み寄ってくる。
姫様、と呼ぶ声がする。
ひめさま・・・ヒメサマ・・・私は何だろう。
私は天野 美汐、近所の高校に通う普通の女子生徒・・・
でも・・・ああ、そうか・・・
そこでようやく、肝心な事を思い出した。
そう、私は昔・・・
ふたたび美汐が目を覚ましたのは、近未来的な部屋のベッドの上だった。
一昔前のSF映画で見た宇宙船の内部、端的にいうとそんな感じだった。
けれど、戸惑いは感じなかった。
そう、ここは昔自分の部屋だった場所だから。
10年程前、置いていった物の数々が、手もつけられずあの日のまま残されていた。
彼女はしばしの間それらの品々に懐かしい思いを巡らせ、やがて思い出したように、
手元にある通信機と思しき道具に手を伸ばし、口を開いた。
「これから会議を招集します。急いで、各部署の長たちを呼んでください」
意識を失うのはいつものことだったから、この場所で目を覚ますのは慣れっこだった。
けれど、今日はやけに体が軽い。
まるで、今までの憑き物が一度に去っていったかのようだ。
「あ、栞ー。目がさめた?」
自分を呼ぶ声がして起き上がると、目の前には一人の女性。
「えっと・・・どなたですか?」
その女性を見て、栞は目を丸くする。
年の頃は23、4といった所だろうか。
大人びた雰囲気を持つが、ちょっとボーイッシュな印象もある女性である。
名前を呼ばれたということは自分の事を知っているようなのだが、
栞にはこの年頃の知人にまるで心当たりがない。
「あー、やっぱり分かんないか。
まあ無理もないわよね、わたし自身が驚いてるぐらいだし」
そう言ってケラケラと笑う彼女。
彼女の何気ない仕種、その一つ一つに見覚えがある。
「ま、まさか…」
栞は信じられないといった口調で訪ねる。
「真琴…ちゃん?」
「ぴんぽーん♪」
嬉しそうに真琴が答えた。
「しかし、良かったのですか姫様」
老人が訪ねる。
「ええ、もちろん」
きっぱりと彼女、美汐だった者は答える。
「大事な人を失って悲しい思いをするのは、私一人で十分です」
彼女は真琴と栞の病を治す代わりに、その二人と祐一、
さらに天野家の両親など関係者と思われる人間たちから、
彼女と関係する記憶の一切を消去した。
もう、天野 美汐の存在すら覚えていないだろう。
それが彼ら一族を統べる長として、代々受け継がれた能力。
記憶を操作・・・というより、相手の記憶を自分の一部のように共有させ、
その上に追加したり消去したり出来る。
ただし、使いどころを間違うと時に相手の記憶をあたかも自分の物のように
錯覚してしまったり、逆に記憶そのものが消えてしまう時がある。
美汐が狐と会った記憶は、祐一が狐、つまり変化している美汐と会った
記憶と同じものであった。
「姫様・・・」
いちだんと強い人におなりになった、と老人は思った。
「それより、先ほどの会議の情報は確かなんですね」
やや顔を強張らせて、彼女が訪ねる。
「あっはい。あ奴は現在半島に逃げ込んで、
そこの国家元首に化けて国民たちを意のままに操っております」
彼ら一族の力で、世界征服を企む裏切り者。
10年程前のあの日、彼女はその男と対決した。
その時男は、一族の最終兵器とも言える生物兵器の一種を発動させた。
その威力はすさまじく、彼女のみならず周囲10メートルに住んでいた
無関係な住民をも被害に至らしめた。
不幸中の幸いだったのは、たまたまその10メートル半径に被害にあった者が
彼女を含めて二人だけだったこと。
一人の女性、つまり真琴は迅速な処置で一命をとりとめた。
しかし、その生物兵器のための治療薬は当時まだ開発中で、強力な副作用があった。
その薬の影響で、女性は年齢退行をひきおこしていたのだ。
一方もう一人の少女、つまり栞は射程距離ぎりぎりだったため
「その時」には大きな症状は出ていなかった。
しかし、年を重ねるにつれて彼女の体を病魔が蝕んでいった。
人間の世界の、現代医学では決して治せない病気として・・・・
そして美汐自身も無傷では済まず、一度幼体の姿になって英気を養う必要があった。
子供のいなかった天野家の娘として・・・
335 :
kamoc●:03/01/19 13:42 ID:7I7fYXRz
「我々は一族の全力を注いで、彼の野望を阻止しなければいけません」
「ええそうですとも!」
力強く老人はうなづく。
はるか昔、自分の星を追われた彼ら一族はこの星に不時着した。
「そして長い歴史の中で、我々は何度となく人と接触し、助け合ってきたのですぞ」
「・・・それを忘れ、己の能力を欲望の為に用いるなど、断じて許すわけにはいきません」
静かだが強い口調で美汐、いや一族の姫が言葉を繋げる。
「じい、力を貸してくれますね」
「なんて勿体無いお言葉。私も、いや一族のすべてが姫様と同じ想いでございますとも!」
老人の言葉に彼女は微笑んで、さてこれから忙しくなるな、と気持ちをひきしめた。
そして数ヵ月後。
姫は老人と数人の取り巻きと共に、駅へと歩みを進めていた。
これから彼女たちは、敵の待つ戦地へと向かう。
現地までの交通は手配したが、その後どうなるかは、
実際に向こうについてから、複数立てた計画の中から再検討することになっている。
全員がぴりぴりしていた雰囲気の中、ふいに姫の表情が和らいだ。
駅前で、見知った顔を見かけたのだ。栞と真琴、そして祐一である。
そして、姫たち一行が三人とすれ違った時。
「あっ」
栞と真琴が、同時に声をあげて姫のほうを振り向く。
けれど、それも一瞬だった。
「どうした?」
という祐一の問いかけに、気のせいとばかりに向き直った。
さよなら・・・
姫は心の中でそうつぶやくと、しっかりとした足取りで駅の改札を通り抜けた。
ーFin-
…ということで、長々とお目汚しの作品にお付き合いくださって
ありがとうございました…
今後は原点氏の続きを心待ちにしつつ…美凪EDの続きとか、
あと他キャラスレで以前予告した某葉キャラの後日談など書こうと思ってます…
なんでこの人ageてるの?
もしかして(以下略
下手糞、読む価値なし!!!!!!
こうゆうの読むといつも思うんだけど
Kanonのキャラ使う必要あるの?
>>337 乙彼。
なんか荒れてるけど気にせずに。SS書いた後にはよくある事だ。
後日談とかもがんがれ。
ええと……
ごめん、俺もちょっと苦手。
唐突にここまでオリジナル設定使われると、さすがに引いちゃうよ。
何はともあれ完結おめ。
俺も広げた風呂敷をなんとかせんとなー
>337
いきなり話ぶっとんじゃっててちょっとワラタ。
おいおい、否定的な意見書いただけで「荒れてる」かよ
無茶な落ちだな。でも、無茶さが圧倒的に足りない。
もっととんでもない落ちにすれば、むしろ賞賛されたかも知れん。
まぁ、次はがんばれや。
完結お疲れ様でした。
個人的にはどうせオリジナルでやるのならいっそ全員オリジナル設定で
ブッ飛んだ話にして欲しかったかも(笑)
実は超能力を持っている祐一。主な武器はバット。
実はメカに詳しい真琴。主な武器はエアガン。
実は超能力少女な栞。主な武器はフライパン。
実はヤンキーのリーダーな舞。主な武器はKATANA。
そして美汐は実はギーg
…オリジナルじゃなかった…(;´д`)
あ、原点回帰様もヤマ場お疲れ様です。頑張って下さいねw
寡黙さんお疲れ様でした。
貴方のSS結構好きなのでまた、このスレッドでお会いしたいです。
ではまた。
>「それより、先ほどの会議の情報は確かなんですね」
>やや顔を強張らせて、彼女が訪ねる。
>「あっはい。あ奴は現在半島に逃げ込んで、
>そこの国家元首に化けて国民たちを意のままに操っております」
素で書いたのかネタなのか判断つかんけど、
唐突に出てきたので不意をつかれた…ワラタよ。 乙!
( ゚Д゚)ポカーン・・・
どうすればいいんだ…
放課後、お互いの性器をいじりあう栞と美汐・・・・
なんだかもうどうにもならんな。まあしゃあないか。今までずっとマタリだったから住人の免疫も低いだろうし。
>>344 否定的意見?
どうみても>338や>339はただの罵声だろ。
人によっては荒れていると取ってもそんなにおかしくない。
まあ、過剰反応かもしんないけどさ。
いっそのこと言いたかったことぶちまけてみるか。
>寡黙
あのさ。あからさまな罵声はシカトでいいかもしんないけど、
好きだといってくれた人とか励ましてくれた人に対しても無反応なの?
俺は347でも341でも345でもないんだけどさ。
そもそもいきなり復帰屋名乗ったかと思ったら同じコテでSS連載でしょ?
その上「感想くれ」とか言い出すし。かなり押し付けがましくない?
「サルベージしてやったんだから俺のSS読め、マンセーしる!」って言われてるようで気分悪かった。
つまんないってずっと言いたかったんだよね。でも言いづらかった。はっきり言ってうざかったよ。
んで、
>>160みたいなカキコがあるとばったり中断。
そんなにマンセーして欲しいのか?再開してくださいって言ってほしかったのか?って思っちまったよ。
悪いけど
>>284や美凪EDスレの1もあんたなんじゃないかって疑っちまうよ。
まさか違うんだろうけどさ。
荒れてるなあ。
…荒れてるっていうのかこれ
名雪スレと比べたら全然マシかと思われ。
何事もなかったようにマターリ保守
まぁ名雪スレはなにげにスレが立ったばかりだからな
安定するまでは時間かかるだろ
>>352 一旦落ち着こう。
もしかしたら寡黙氏がただ単に
忙しくて見てないだけかも知れんし。
…ええと。
感想下さった方有難うごさいます…
辛口の感想も、今後小説を書くための大事な意見です。
真摯に受け止め、今後の糧にしたいと思います…
…ちなみに今、別のキャラスレでSS連載始めてます。
どこですか?鍵系なら読みに行きます。
確かに致命的なほど面白くない。
これ素直な感想。
寡黙の話題はもういいだろ?
それよか原点氏の続編きぼーん。
>363
まさに原点回帰だな
此処って原点氏のレベルが高すぎるために他のSS作家が書き込みにくいんだよね
そんな中で寡黙氏は頑張ってた方だと思うよ。
それを辛口の批評ならともかく大半がけなしてるだけ
その所為でますますSS作家が遠ざかる……
枯れるはずだわ・・(´Д`
悪いけど、これがそのままキャラスレ(例えば美汐スレ)辺りに落とされてたら、もっとボロクソだった気がする。
彼が他のスレで書いてるSSは結構いいんだけどねぇ・・・
最近あまり原点氏もこないし
ここでひとつネタ振り
「鼻毛」でこの二人でショートコントを
作ってください。
・・・とかいう展開はダメでつか
「そんな下品なテーマ言い出す人嫌いです」
「栞さん、そんな酷なことを言ってはいけません。確かに伸びすぎて外に出ていたら下品ですが、
鼻毛がなかったら外部の埃が一直線に鼻の中に侵入し、ちょっと風が吹くたびに、くさめに苦しめられます」
「えうー、マジレスされちゃいました(それにしても、くさめって……)」
「鼻毛というと、とかく虐げられがちな部分ですが、ああ見えてちゃんと役に立っているのですよ」
「役にたつのは分かりますけど、あまり本気で語り合いたくないです」
「……分かりました。そこまで言うなら、栞さんの鼻毛を全面的にカットし、普段どれほど役に立っているかをその身に知らしめて差し上げます」
「わーっ、わーっ、美汐ちゃん、すとっぷ、すとーっぷ! 鼻毛カットなんかされたら、ギャルゲーヒロインとしての面目が丸つぶれですーっ!」
「大丈夫です。こう見えても知り合いのきつねさんの毛並みは、全部私が整えているんですから。さぁ、鼻を出してください。」
「そういうこと言ってるんじゃないですーっ!」
全身の毛並みを・・・
もちろん人型の時にですよね!
(´Д`)ハァハァ
祐一「…おおっ!?」
舞「………」
祐一「今回は一行目から出てしまった…これではまるで主人公のようではないか」
舞「…祐一、ネタ古い」
祐一「……舞のほうこそよくわかったな……」
舞「…ぽんぽこたぬきさん」
真琴「あぅ?」
祐一「ああ、真琴は知らなかったっけ。今のは舞流の“いいえ”って意味さ。
ちなみに“はい”だとはちみつくまさんだ」
真琴「ふぅん…変なの。タヌキなんて言うからてっきり美汐のことかと…」
美汐「………………………………………………………………」
真琴「あ、あぅっ……あぅ…あぅぅっ……」
祐一「ビビッてるビビッてる。逃げないけどビビッてる」
舞「…今度はちょっと新しい…」
祐一(これも知ってるのか…)
翌日の昼〜水瀬家〜
真琴「あぅーーーーーーーーーーーーーーっ!!?」
秋子「…どうしたの真琴? 大きな声を出して…」
真琴「あぅーっ…これ見てよぅっ」
秋子「肉まん…いえ、これは“まん”とでも呼ぶべきかしら?」
真琴「そうなのよぅ。買っといた分を食べようと思ったら中身だけなくなってて…
祐一のやつ、帰ってきたら泣いて謝らせてやるんだからっ!」
秋子「あらあら…でもなんだか変ねぇ。
祐一さんならこんなことしないで全部食べてしまうんじゃないかしら…」
真琴「あぅっ…そうかも…。でもっ他にこんなことする人なんかいないし、
やっぱり祐一に決まってるわよっ!」
秋子「あらあら。とにかくお買い物のついでに新しいのを買ってきてあげますからね」
真琴「あ、だったら真琴も一緒に行くーっ」
同時刻〜学校〜
栞「やっぱりお昼は中庭ですよね♪」
美汐「…わざわざこんな寒いところで食べなくても」
栞「寒さが腰に響いちゃいますか?」
美汐「…おばあさん扱いされたのはさすがに初めてです…」
栞「冗談です。それより早く食べましょうっ」
美汐「そうですね。昼休みが終わってしまいます」
栞「……変わったご飯ですねぇ。それってそぼろご飯ですか?」
美汐「食べ物を粗末にはできませんから…」
栞「…はい?」
美汐「…なんでもありませんよ。今日もいいお日柄ですねぇ」
栞「あ、逃げるなんてずるいですーっ!」
おまけ。
同時刻〜学校の屋上〜
舞「イッチョ、ニーチョ、サーンチョ〜メ、
ラーブユー、ブーラユー、ブ〜ラ〜ブラ〜。ギンーザハッチョ〜…」
祐一(舞…さすがにそれはマイナーすぎるだろ…)
佐祐理「あははーっ。舞、手の伸びがまだ甘いですよ〜」
祐一「Σ( ̄□ ̄;) 知ってるーッ!?」
ようするに、原点氏はもうここに書くなと。
てめえでホームページ作ってそこに書き込んでろと。
そういうことだ
じゃあ、お前も見るなと(w
ところで、寡黙氏のSS書いてる場所にストーカーみたく現れて文句たれてる
奴がいるんだけど、まさかお前じゃないよな?
まあまあ、穏やかにいきませんか?
佐祐理「あははーっ。
でも、そう言う祐一さんはなんで知ってるんです?」
祐一 「いやぁ、うちには秋子さんが居るし」
佐・舞 「?」
北川 「どう言う意味なんだあれは?」
香里 「女の歳は見た目じゃ判らないってことよ」
・・・と、スレの住人を置き去りにしてみる。
オメーラ…ほのかにおもしろくて(・∀・)イイ
できればフュージョンネタも…
そろそろスレも落ち着いたかな……?
>>368 一応それなりに来てはいるんだけどね。書きこまないだけでw
続き書こうと思ったんだけど、寡黙氏に対する反応を見て、
明 日 は わ が 身 か
なんて思ってしまうと、どうしてもヘタレて手が止まっちゃう(;´Д`)
彼もそれまで結構評判よかったのに、書きあがったら罵声だもんなあ……
いや、書くけどさ。書くんだけどさ……
俺もへたげなこと書くとこうなるのか、ってのを見せ付けられた気がしたよ。覚悟してたはずなんだけどね。
このスレ住人の期待に応えられるとは俺自身思えないけど、相変わらずマターリゆっくり(重要w)連載してこうと思ってるので、よかったらもうちょっと付き合ってね。
>ウェザーブレイク氏
相変わらずほっとさせてくれるなぁ。
なんとなく
>>373は聞いたことある気がするんだけど、なんだっけ?
とりあえず元ネタきぼんぬw
>>374 実は正直な話連載やめようかなとも思ってたんだけど、あんたにてめえ呼ばわりされて逆にやる気が出てきたよw
普段ROMなんだが名無しで初カキコ。
恐らく
>>374は
>>366に対する皮肉と思われ。
べつに原点氏に当てたレスではないかと…。
>明 日 は わ が 身 か
気にしすぎなんじゃなかろか? 彼のケースはかなり特殊。今回問題になってる話も話ですし…。
「いろんな意味で」まともに書いてりゃ罵声を喰らうなんてまず無いですよ。批判はあってもね。
あなたのペースでまったりやって下さいな。ペースも、内容も。
俺もこのスレ好きなんで駄文の一つも落としたいんだけど、難しいんですよね、この二人で書こうとすると。
それこそ半端な気持ちじゃ書き出せない。妙に話が長くなっちゃいそうだし。
そんなところも他のSS書きさん達が書かない一因になってると思われ。
叩かれるのが怖いくらいでSS書くの止めますかって(w
確かに原点氏の話は楽しみだがあまりいろんな物を彼に押し付けすぎるのもどうかと思うよ。
とりあえず、
叩きや嵐に反応するのはやめましょう。
原点氏へ
俺は原点氏のSSをたのしみにこのスレに来ている。
しかし、SSを書くことを強制はできないので、
もし連載やめようと思ったときは止めるって書いてくださいね。
まぁ、止めて欲しくはないんだけど・・・もしもの話
>原点回帰氏
ほっとするとか言われると嬉しいですw
寡黙氏への反応は期待の裏返しでしょう。これまでのレベルが高かった分、いきなりオリジナルに
走ってあらぬ方向へ行って終わってしまったのが原因だと思ってます。
私はお二人のSSに魅かれてこのスレに寄生しましたから。マターリ行って下さいねw
ちなみに
>>373の元ネタはこがわみさきの『でんせつの乙女』という漫画です。
Kanonに通じるものを持った作品ですよ(似てるわけではなくて)
確かスタジオDNAあたりから新装版が出てるハズですのでオススメしてみます>皆さん
>>377 知ってる人発見!(笑) お見事です(w
>>379 久々に誰か混ぜてみるとか…ネタガナイノハイツモドオリデスガ…
ところで「鼻毛」の斜め読みはさすがに邪道だったでしょうか?(;´д`)
385 :
原点回帰:03/01/25 23:12 ID:Q3uPYnky
栞(何話してるのかな?)
途中何度か人にぶつかり、律儀に謝りながら後を追っていた栞が、ようやく二人に追いついた時には彼らは話を始めてしまっていた。
二人の向かった場所は階段の踊り場のような場所だった。
近づこうとあせるが、ここは物音が反響してよく響く。しかし逆に、声はその反響のせいでうまく聞き取れない。
加えて見通しが悪いので、彼らの居場所も確認できない。
だから足音が聞こえないように気をつけながら、そろそろと近寄っていかなくてはならないのだ。
見つからないように階段の下に隠れながら二人の声が聞こえるところに着いたとき、彼らは何か口論しているように思えた。
栞(なんだろう? 祐一さん、すごい剣幕)
そもそも、二人がこんな人気のないところに来たのはちょっと意外だった。
栞(それも私に内緒で・・・)
少しだけ、ほんの少しだけ胸の奥にあった疑惑が、この状況になって頭をもたげてくる。
386 :
原点回帰:03/01/25 23:13 ID:Q3uPYnky
だが、それ以上に気になることがあった。
栞(それに今、まことって・・・)
まこと。真琴。
聞き間違いかもしれないが、祐一はさっき真琴と言ったような気がする。
栞から祐一に真琴のことを話したことはないので、美汐が何か言ったか、香里が話したのか、それとも―――
栞(ここからだと聞こえないなぁ・・・もうちょっと・・・でも・・・)
今は祐一も落ち着いたのか、二人とも小声で何か話をしている。
声が聞こえる程度まで近寄ることは、おそらく出来なくもないだろう。
だが盗み聞きをしているという後ろめたさが、鎖となって彼女の足に絡みついていた。
原点氏いらっしゃいますた!!
しおりん可愛らしいです、ハイ。
388 :
ノーマット゛ ◆yGAhoNiShI :03/01/26 01:48 ID:+2wEG//Q
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|ヽ''~ ̄ ̄ ̄~`ヾ
/_,,,.. ..,,,_.`v_'`、
/: ━ ━ | ニ_} / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|:: ∈∋ ヽ | < まったく糞の役にも立たない人たちですね(怒)
//:: -=,=.ヮ. |ヽ、| \________
/'../:: /∠.._ |、.ノ この素晴らしき番組を見て
/':::|:::  ̄ ̄ |./ 少しは社会に貢献しなさい(怒)
!-'L|::. v' ===放送日程===
. ヾ:::.. / 東京 テレビ東京 (日)9:30〜10:00
. , ゞ、、;;;,,_,,,..._;;;;;__,,..ノ、 名古屋 テレビ愛知 (日)9:30〜10:00
'ー┐,,..、_ ノ l_,,,...、 _,,一`大阪 テレビ大阪 (日)9:30〜10:00
~ ~ ~ 福岡 TVQ九州放送 (日)9:30〜10:00
実況:
http://cha2.net/cgi-bin/test/read.cgi/choanitoku/1042918215/l50
389 :
ノーマット゛ ◆yGAhoNiShI :03/01/26 02:47 ID:XtaecPG0
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|ヽ''~ ̄ ̄ ̄~`ヾ
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|:: ∈∋ ヽ | < まったく糞の役にも立たない人たちですね(怒)
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/'../:: /∠.._ |、.ノ この素晴らしき番組を見て
/':::|:::  ̄ ̄ |./ 少しは社会に貢献しなさい(怒)
!-'L|::. v' ===放送日程===
. ヾ:::.. / 東京 テレビ東京 (日)9:30〜10:00
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~ ~ ~ 福岡 TVQ九州放送 (日)9:30〜10:00
実況:
http://cha2.net/cgi-bin/test/read.cgi/choanitoku/1042918215/l50
390 :
ノーマット゛ ◆yGAhoNiShI :03/01/26 04:59 ID:Qr6CcaIf
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実況:
http://cha2.net/cgi-bin/test/read.cgi/choanitoku/1042918215/l50
391 :
ノーマット゛ ◆yGAhoNiShI :03/01/26 05:03 ID:BVPV/QRE
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実況:
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392 :
ノーマット゛ ◆yGAhoNiShI :03/01/26 05:52 ID:jnRHDmmr
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実況:
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393 :
ノーマット゛ ◆yGAhoNiShI :03/01/26 08:31 ID:XtaecPG0
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実況:
http://cha2.net/cgi-bin/test/read.cgi/choanitoku/1042918215/l50
美凪スレの寡黙氏SSはなかなか良作。
なんでここではあんな風に…?
だからもうその話題はやめれって。
397 :
395:03/01/26 22:43 ID:aVkGOqOG
そして誰もいなくなりました、か。
寂しいねぇ。
>>399 まだいるよ・・・
仕方ねえ、ネタ出しだぁ!
前回は「鼻毛」、イマイチな食いつきだったから、
今回は、なんと、「腋毛」でどうだぁ!!
ショートコントでもSSでも、単なる一発ギャグでもいい。
「栞と美汐と腋毛」これをキーワードに何か書いてちょ。
最近ギコペでAA作ってるんだけどさ、
某行政書士スレみたくAAで物語投下するってのはアリかなあ?
原点回帰氏みたいなカミには遠く及ばないけど、
「ごみ」くらいになれたら<駄目じゃん
403 :
名無しさんだよもん:03/01/29 15:47 ID:/an/wzUl
404 :
400:03/01/29 19:29 ID:vqergZUg
┌───────────────────────┐
│ _ │
│ '´ ヽ ,´ ⌒ヽ │
│i ノノリ)))〉. 〈(((从ヽ .l、 │
│! l !゚ ヮ゚ノ! . 从゚ー ゚ハ)).> │
│`゙/つ つ[しおみしのdokidokiクラスルーム☆]⊂V!V⊂ヽ │
│く!く/_|l‐-リ 〈んi>ソ │
│ し'ノ しヽ) vol.0 │
└───────────────────────┘
_
'´ ヽ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
i ノノリ)))〉 /とゆーわけで。
! l !゚ ヮ゚ノ! 目<AAを使った私たちの放送局、開始ですー。
く/jつつ⊥ \________________
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
_
'´ ヽ.
,' ノノノ)))〉 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
く((レ゚ ‐゚ノァ目<また安直なネタを…
く/jつつ⊥ \______________
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄タタカレルノガメニニエテマスネ..
405 :
400:03/01/29 19:31 ID:vqergZUg
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│ _ │
│ '´ ヽ ,´ ⌒ヽ │
│i ノノリ)))〉. 〈(((从ヽ .l、 │
│! l !゚ ヮ゚ノ! . 从゚ー ゚ハ)).> │
│`゙/つ つ[しおみしのdokidokiクラスルーム☆]⊂V!V⊂ヽ │
│く!く/_|l‐-リ 〈んi>ソ │
│ し'ノ しヽ) vol.1 │
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'´ ヽ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
i ノノリ)))〉 /ところで、
! l !゚ ヮ゚ノ! 目<
>>402は何と読むんですか?
く/jつつ⊥ \________________
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
_
'´ ヽ.
,' ノノノ)))〉 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
く((レ゚ ‐゚ノァ目<「わきげ」も読めないんですか?
く/jつつ⊥ \______________
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄サスガガッコウイッテナイダケアリマスネ..
_
'´ ヽ
i ノノリ)))〉 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
! l !TヮTノ! 目<えぅー…そんな事言う人嫌いです。
く/jつつ⊥ \________________
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
406 :
400:03/01/29 19:45 ID:vqergZUg
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│ '´ ヽ ,´ ⌒ヽ │
│i ノノリ)))〉. 〈(((从ヽ .l、 │
│! l !゚ ヮ゚ノ! . 从゚ー ゚ハ)).> │
│`゙/つ つ[しおみしのdokidokiクラスルーム☆]⊂V!V⊂ヽ │
│く!く/_|l‐-リ 〈んi>ソ │
│ し'ノ しヽ) vol.2 │
└────────────────────────┘
_
'´ ヽ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
i ノノリ)))〉 /このAAの作成にあたっては、
! l !゚ ヮ゚ノ! 目<行政書士スレを参考にしたそうですね。
く/jつつ⊥ \________________
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
,´ ⌒ヽ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
〈(((从ヽ .l、 /過去ログに読みふけって、
从゚ー ゚ハ)).>目<ここの投下が遅れたのは内緒らしいですよ(冷w
く/jつつ ⊥ \______________
407 :
400:03/01/29 19:59 ID:GRKlJ5yl
…以上。
あ、漏れのAAテンプレ代わりに他の人が使ってネタ作って可ですので、
どんどんやっちゃってください。
どうでもいいけど上の囲み、JANEで見ると右側ずれてるな。
IEとかブラウザだとちゃんと見えてるんだが・・・
dokidokiクラスルームというフレェズがなんとなくときめくな。
それはそうとタイトルロゴは最初の書き込みだけにしたほうがいいんじゃないかな。
そのほうが読み易くなると思うよ。
>407
もつ。
しかし凄いタイトルだw
これをテンプレにして、さすがだよなスレみたいにするのも面白いかも。
410 :
原点回帰:03/01/30 20:43 ID:IctqYRNl
そして祐一は、突然出てきた意外な名前にとまどっていた。
祐一「・・・なんで、天野が、栞のことを」
美汐「私と栞さんは同じクラスです。二年になってから程なくお友達になりました」
そう。
思い起こせば、栞と知り合ったのも祐一がきっかけだった。
まだそれほど日にちは過ぎてないはずなのに、なんだかずいぶん昔のことのような気がする。
祐一「そうか、同じ学年・・・二年だもんな」
狐につままれたような顔をする祐一。
二年、と言うところで少し感慨深げだったのは、栞の進級当時のことを思い出してのことだろうか。
祐一「でも驚いたな。あいつ何も言ってなかったぞ・・・って言っても天野のことは知らなかったはずだし、そもそも最近はほとんど会えなかったんだが」
彼の驚いた顔を見るに、彼女たちのことは初耳だったらしい。
どうやら栞は美汐のことを全く話していなかったようだ。
・・・少し意外で、少し寂しかった。
祐一「じゃあ、俺達のことは知っているんだな?」
聞き辛そうに問う彼に、美汐は黙って頷いた。
祐一「そうか・・・まあ、別に隠してたわけじゃないんだが・・・」
参ったな、とぼやきながらばつの悪そうな顔をして、ぽりぽりと後頭部の辺りを掻き毟る。
411 :
原点回帰:03/01/30 23:06 ID:IctqYRNl
美汐は内心の衝動を抑えつつ、その様子を静かに見つめていた。
どういう反応が欲しかったのかは自分でもわからない。
それに彼はまだ真琴が帰ってきたことを知らない。それはわかっている。
わかっているのだが―――
祐一「そう、俺は今栞と付き合ってる。あいつは俺を支えにしてくれてるし、俺もあいつのことを大切に思ってる。これは嘘じゃない」
美汐「・・・・・・」
祐一「でも、だからといって真琴のことを忘れたことはなかった。これも本当だ」
そして彼は、屋上への出口の前にある低い階段に腰をおろす。
美汐はそんな彼を黙って見下ろしていた。
祐一「栞の病気のことは聞いてるか?」
美汐「はい」
祐一「姉―――香里とのことは?」
美汐「おそらく、相沢さんが言おうとしていることは知っていると思います」
祐一「そうか・・・」
そして考え込むように額に手を当ててうつむく。
あっ原点氏乙です。
乙ですなー
乙です。
圧縮の嵐が吹きすさぶ中、いい感じに盛り上がって参りました!
焦。
原点氏乙
417 :
原点回帰:03/01/31 23:50 ID:7QCRY0n/
わずかな沈黙。
ほどなくして祐一が口を開いた。
祐一「・・・俺のことを責めに来たのか?」
美汐「・・・」
やはり罪悪感があったのだろうか、それとも美汐の沈黙を肯定と取ったのか。
彼はうつむいたまま独白するように話し続けた。
祐一「さっきも言ったけどな、あいつは―――栞は俺のことを頼りにしてくれてる。俺があいつの支えになってるんだ。
病気のことも香里のことも知ってるんだろ?
・・・ほっとけなくてさ。いつのまにか、そういうことになってたんだ」
栞と付き合うことになるまでに、どれほどの葛藤が彼の中に存在したのだろう。
祐一の言葉に―――いや、その葛藤に触れて、美汐は確信する。
美汐(やはり相沢さんは、栞さんに真琴の事を投影して・・・)
ぶっきらぼうで不器用で、でも優しいこの人は、栞を見捨てることは真琴を見捨てることに等しいと判断したのかもしれない。
嬉しい、という思いと、切ない、という思いが、美汐の中で交錯する。
418 :
原点回帰:03/01/31 23:56 ID:7QCRY0n/
どちらが自分の本心なのだろう、と思う。
だが、すぐにそれは無駄な考えだと気付いた。
そう。考えるまでもない。そのどちらも、紛れもなく天野美汐の想いなのだから。
美汐「私はあなたを責めるつもりはありません。
・・・真琴を失った辛さ、戻ってくることを信じて待つことの辛さは、よくわかっているつもりです」
責められない。責められるはずがない。美汐はむしろ、栞という存在を手にすることの出来た祐一に、嫉妬に似た感情をすら抱いていたのだから。
ゆっくりと顔を上げる祐一。
その表情からは、安堵、というよりも、拭いきれない後ろめたさを感じさせた。
祐一「そう、か」
まだ自分自身釈然としない物を抱えたままなのだろう。
端的な言葉は、彼らしくない、歯切れの悪い物だった。
美汐「ですが」
そんな彼を見据えたまま、美汐が再び口を開く。
美汐「もしも今、真琴がこの場に居たとしたら、あなたはどちらを選ぶのですか?」
祐一「―――それは、まさか、真琴の事ってのは」
美汐の真剣な瞳、射抜くような視線。
祐一は普段とぼけてはいるが、馬鹿ではない。美汐の言わんとしていることはなんとなくわかる。
わかるのだが、まさか、という思いが強かった。
美汐「詳しい事情はわかりません。私にわかるのは、真琴が栞さんの家に居候している、というただそれだけです」
告白キター
_ __
_/´ `/´  ̄ヽ
∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧∧. _/ ヽ
< 真琴が > // i
< 栞さんの家に居候している >. // / / / i l l ヽヽ 、 、 、 ヽ |
< ということです! >. .И | | | _|_ | | | |_|_|__| ヽヽ | |
∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨∨. ヽiヽ|ヽ|_⊥.|V|/v,⊥L_| |ヽ) ノ |
| | l ゚| | ゚l |/-、 ( |
_.ノ |  ̄'_  ゙̄ ._ノヽ ヽ ゙i
( \. ヽ ) ,、_/ | } | )
) ,ーっ)` ┬ ´ヽ_ノ _ノ ノ .人(
,.-‐- 、 / / Vヽ彡) ( ( `T ‐- 、
r-‐''"´ ̄_, '´`,`‐、 _, -‐ '´〈 / ∧ y o〉 ,r'´ i
ヽ-‐_二/ ./ '´`ヽー- .,_ ./ /Vヽ/ / , ' !
r'´ { / / ´`ヽヽ ` 'ー‐-- ._ ,r '´ //
`" '' `ヾ{、 { , l l ` / ./
`ヾ、, '入_ノ ノ / /
あーぁ言っちゃったよ…
原点氏乙。
長かった・・・思えば大学最後の夏休み前だったな・・・
俺とこのスレの原点氏のSSとの出会いは。
くぅぅぅ!!! 長かったよ〜、感慨もひとしお。
だ が 、 こ こ か ら が 本 番 だ ! !
・・・原点氏、これからも執筆おねがいします。
遂にキタ━━━━━━\(T▽T)/━━━━━━ !!!!!
424 :
400:03/02/01 10:38 ID:FtuX3Qof
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'´ ヽ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
i ノノリ)))〉 /ところで、
! l !゚ ヮ゚ノ! 目<今日は何の日だかご存知ですか?
く/jつつ⊥ \________________
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
_
'´ ヽ. / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
,' ノノノ)))〉 /;テレビ放送記念日・重ね正月・・・
く((レ゚ ‐゚ノァ目<あと京都市電開業記念日ですね。
く/jつつ⊥ \______________
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄サスガガッコウイッテナイダケアリマスネ..
_
'´ ヽ
i ノノリ)))〉 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
! l !TヮTノ! 目<えぅー…そんな事言う人嫌いです。
く/jつつ⊥ \________________
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄スナオニワタシノタンジョウビッテ...
425 :
400:03/02/01 10:40 ID:FtuX3Qof
スマソ・・・みしの半角カタカナ台詞は前テンプレの残りなんで無視してくれ(吊
_____________________
/
| どうせだから向かい合せに改変しましたー
\____ _____________
| /ハンカクノホンネハハココトカ
_ ∨
'´ ヽ , ´ ⌒ヽ
i ノノリ)))〉 〈(((从ヽ .l、ココトカデモOKデス
! l !゚ ヮ゚ノ! 目 __ 目 从゚ー ゚ハ)).>___
く/jつつ⊥ | 栞 | ⊥⊂V!V⊂ヽ | 美汐 |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
____________/\______
/
| 某さんスレとかBARスレからのパクリですが
\___________________
栞 誕生日おめでとう
でも、美汐の時はなんにも出来なかったから救済策を考えんとね。
429 :
名無しさんだよもん:03/02/01 23:45 ID:uC9sVh0L
もーすぐしおりん誕生日終わる・・・・
みんな、駆け込みコメントしる!<お前もナー
430 :
名無しさんだよもん:03/02/01 23:45 ID:hUlRabE3
誕生日おめでとん>栞タソ
429ー430
誕生日はおめでたいがageるなよ。
別にいいけど。
ノーマッドさんが来そう…
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
あぼーん
444 :
名無しさんだよもん:03/02/02 15:12 ID:ev78IZ+v
あぼーん
このままだとやばそうなのでとりあえず保守
447 :
原点回帰:03/02/03 00:44 ID:7vtIFzOM
美汐の方を見つめたまま、呆けたように硬直する祐一。
信じられないという思いと、紛れようも無い嬉しさと、そして隠し切れない戸惑いが、祐一の身体から滲み出す。
祐一「・・・本当、なのか」
美汐が嘘など言っていない事はわかっていたが、それでも聞き返さずにはいられなかった。
美汐「昨日栞さんに誘われて、彼女の家に行った時に会いました」
昨日のことを思い出す。狼狽し、帰ってきた真琴に対し何もしてやれなかった不甲斐ない自分。
そして香里の言葉。
美汐「あの子はまた、相沢さんを探しています。
―――再び記憶を失っても」
最後の一言をいうときに、彼女は声が震えるのを抑えきれなかった。
美汐「そう、真琴は帰ってきました。あなたのぬくもりを求めて。その想いに・・・いえ」
彼女自身どうしてだかわからないまま、まぶたに熱いものがこみ上げてしまって。
美汐「あの時のあなた自身の真琴への想いを、どうするつもりなんですか?」
ともすれば泣き出しそうになるのをこらえながら、美汐は静かに問い掛けた。
age
真琴「真琴とっ!」
佐祐理「佐祐理で〜っ」
二人「フュージョンッ!」
まこり「あぅはーっ。お久しぶりですわよぅ」
祐一「………」
まこり「どうかしたのですーっ?」
祐一「あのな…シリアスな雰囲気をぶち壊すようなタイミングで出てくるなっ!」
まこり「ぇーっ」
祐一「そもそもお前はスレ違いだろ。とっとと(・∀・)カエレ!」
佐祐理「…そうですかぁ…佐祐理は祐一さんにとってお邪魔虫さんなんですねぇ…」
祐一「え、あ、いや…」
真琴「あーっ、祐一がいじめた〜っ」
祐一「そっ、そんなつもりで言ったんじゃないっ!」
まこり「あぅはーっ。それじゃ遠慮なくここにいさせてもらいますわよぅっ」
祐一「くぅ…ゲッ○ー□ボばりの分離・合体戦法なんて卑怯だ…」
まこり「祐一さ、祐一さ」
祐一「どこの田舎者だお前は」
まこり「“(祐一+祐一さん)÷2=祐一さ” ってことですーっ」
祐一「あぁもう説明しなくていい。頭が痛くなりそうだ。…で、何だよ?」
まこり「お弁当作ってきたんですよぅ。食べないせんか?」
祐一「お、それはありがたい……って、何だそのバカでかい肉まんはっ!?」
まこり「ぁふぇ? ああ、こうして割ると中にお弁当が入って………祐一さーっ?」
祐一(……栞…天野…頼む、早く帰ってきてくれ……)
その頃のしおみし。
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| クライマックスの収録中ですーっ
\_____ ___________
| / イソガシクテナカナカカエレマセン・・・
_ ∨
'´ ヽ , ´ ⌒ヽ
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! l !゚ ヮ゚ノ! 目 __ 目 从゚ー ゚ハ)).>___
く/jつつ⊥ | 栞 | ⊥⊂V!V⊂ヽ | 美汐 |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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| 当分はスタジオに泊まり込みですね…
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|何気なく改変してみましたー
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| /ミシオサンガヨリオバサンクサクナリマシタ
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| ずれてたらご愛嬌ですね
| 400さんありがとうございました
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|更に変更です〜
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| /ホントニスコシダケ
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| IEだと確認が出来ないのが困りものですね
\___________________
まこりキター!
職人の皆様、乙彼であります。
>>450-451 旦那方。AAエディタを導入するか、練習用AA板に行くことをお薦めしますぜ。
455 :
400:03/02/03 21:02 ID:qfs+UpiH
保守
原点回帰氏キタッ
458 :
原点回帰:03/02/04 02:06 ID:PI6/WrXp
うあ、禿同されてる……
勝手に変えたのが気に障ったかな?
まあ、SS書きは素直にSS書いとくよ、、、
459 :
454:03/02/04 02:18 ID:T21Lr2aK
>>458 そうでなく、ずれていたら、とか、確認できない、とか言ってるから、
>>450みたいに致命的なミスをする前に手をうっとくべしという忠告。
>>400氏の意図も同じだと思う。
>>451-452も、ズレの確認兼練習をしているようにしか見えないし。
あと他のスレで練習も好ましくない。しかも常時ageスレで……(;´Д`)IDアルカライッパツバレ・・
コテはただでさえ叩かれやすい。ちょいと迂闊ですぜ。
460 :
原点回帰:03/02/04 02:52 ID:PI6/WrXp
なるほどそっちか。
あれはまあ、てきとーな糞スレでと思ったんだけどね。どうせ誰も中見てないだろうしw
でも叩かれるのはともかく、元ネタの製作者やスレ住民に迷惑かけたら悪いしね。
その辺はあんまり意識してなかったかも。改めて
>>400氏ゴメソ。
うあ、ミスってましたか。やはりAAは使わないほうがよさそうですねぇ。
Macからだと問題あるようで…
>450も私からはまともに見えてるんですが、
>>459氏を見ると
他の方から見たら何やらおかしなことになっているみたいですね(汗
放送局シリーズは他の方々にお任せしますw
AAなんかどうでもいいんじゃないの?
464 :
463:03/02/04 16:29 ID:RItb+t3B
ごめん。
>>400に失礼だな。
別にずれててもいいんじゃないの?てこと。
シャア板の住人でもある漏れは、最近はAAと見ると「アークエンジェル?」と思ってしまう。
AAというとどうしても「対空」という言葉が頭を離れない……
>466
もしかして、「銀行のATM」と聞いて銀行に対戦車ミサイルが
あると思ったクチでつか?
468 :
原点回帰:03/02/05 06:04 ID:EOJURz7f
声を荒げているわけではない。怒りをあらわにしているわけでも。
だが美汐の静かな迫力に押されて、祐一は気圧されるように何も言えなくなってしまう。
彼が黙り込んでしまったことで、美汐は疲れたようにため息を吐いた。
美汐(・・・なぜ、こんな思いを・・・)
こんなはずではなかった。
真琴が帰ってきたのだ。待ち望んでいた事のはずではないか。
おめでとう、と、祐一と一緒に祝ってあげたかった。
今度こそ、祐一に頼まれるまでもなく真琴の友達になってあげたかった・・・いや、なりたかったのに。
もちろん栞を憎んでいるわけではない。彼女が悪いわけでも。
出会ってから短い期間ではあるが、栞に惹かれていく自分が心地よかった。
朗らかで健気な彼女が、祐一のことを語るときの笑顔が好きだった。
彼らの仲を祝福する気持ちに偽りはなかったのだ。
真琴と栞。
二人に接し、それぞれに惹かれた自分は、どちらが選ばれても平静ではいられないだろう。
原点氏が続き書いてるのに誰もレスしてない…
ホントに人いねーなここ。
続きくるかなー思うてんけど、来んかったな。
ま、そゆことやから。
俺、ここにいるよ。(w
自分も今朝見たんだけど、レスはしなかった。
だってもし続きがあったら、横入りすることになっちゃうし。
原点氏が○/○みたいに書いてくれれば、感想レスとかつけやすいんだけど。
↓何事も無かったかのように続けてください。
472 :
原点回帰:03/02/06 02:40 ID:ZsGpPsS9
美汐「答えていただけないのですか?」
だが、祐一には決断してもらわねばならない。
酷な事を強いているのはわかっている。
これほどの決断をこんなに短時間でしろと言うのが土台無理な話だということは。
だが今は時間がない。彼に猶予を与えているわけにはいかないのだ。
栞が祐一の所に来る放課後までに―――
・・・放課後?
ふとなにか大きな間違いを犯しているような気がして背筋に悪寒が走る。
祐一「・・・そうだな」
だが、それが何なのか考える前に祐一が閉ざしていた口を開いた。
何かを吹っ切ったような、自分に言い聞かせるかのような、はっきりとしたよく通る声。
美汐の心臓が一際大きく脈動した。
祐一「じゃあはっきり言おう。俺は真琴のことを今でも好きだ。多分、愛している。でも」
がしゃっ!
祐一が愛している、ときっぱりと言い切ったその瞬間、階段の陰から何かを落としたような派手な音がした。
473 :
原点回帰:03/02/06 03:04 ID:ZsGpPsS9
栞(え・・・?)
はっきりとした祐一の声は、階段の陰で身を隠していた栞の耳にも届いていた。
何がどうなっているのかわからない。
祐一の言っていることがわからない。
なぜそんなことを言うのかがわからない。
わかりたく、ない―――
いやいやをするように首を振りつつ両手で耳を塞ぐ。
もともと白い顔からは血の気が引いてしまって、白いと言うよりむしろ蒼くさえ見える。
取り落とした弁当箱は床に当たって蓋が取れ、無残に中身をぶちまけていた。
栞(祐一さんがまこちゃんを? そんな、それじゃあ私は・・・?)
真琴を見て錯乱する美汐。香里との深夜の電話と、その後の姉の態度。美汐が祐一をあえて知人と言ったわけ。
そして、記憶をなくした真琴が探していると言っていた人―――
今まで胸の奥にあった沢山のもやもやが、輪郭すらつかめなかった小さな疑問が、最悪の形で全て符合する。
嫌だ。
そんなこと、信じられない。
逃げ出そうとして一歩後ろに下がると、その背中が何かにぶつかる。
驚いて振り返る前に、その何か・・・香里が、栞のことを優しく抱きとめた。
「でも」なんだよ祐一イイィィィィィ!!!!
475 :
減点怪奇:03/02/06 16:39 ID:i4B5//H4
「でも、栞のことも愛している。あゆも、名雪も、秋子さんも香里も、
もちろん天野、お前のことも愛してる。俺は世界中すべての女性を
愛しているんだ!」
原点氏乙です。
ついに修羅場か。
「でも」の続き気になるなぁ……
>475だったら嫌を通り越して藁えるが(w
そういえば472から473って20分くらいしかあいてない。
意外にはやい仕事の原点さん
早く続きおながいします…気になってしょうがない…
美汐「私のことを愛してると言ってくれるのは嬉しいのですが……
女性は、そのような万人に注がれる愛を欲しがりはしません」
祐一「そんなっ! 俺は本気で全ての女性を……」
美汐「本気かどうかは問題ではありません。ほら」
祐一「ん?」
栞「えい」(ぷす)
祐一「ぐわああああっ! かったーが、かったーがあっ!」
栞「浮気なんかする人、嫌いです」
美汐「と、このような結末が用意に予想できますので、安易に愛という言葉を言いふらさない方が賢明です」
祐一「ぐわああああっ! かったーが、かったーがあっ!」(ctrl+c&V)
栞「うるさい人も嫌いです。えい(ぷす)」
祐一「きゅう」
美汐「嫉妬に狂った女性というものは、かくも恐ろしいものです」
栞「でも、昼メロみたいで格好いいですよね」
美汐「むしろ火曜サスペンスのような気もしますが……」
>480
こええ・・・
修羅場ってきましたねぇ…ドキドキ
でも
>>475や
>>480のオチで笑ってしまった私はやはりカッターで刺殺の刑でしょうか?w
さらにその刃にはオレンジ色のゲル状物質が…
もはやレスするのが怖いくらい
ドキドキなんだよぉ・・・!!
484 :
原点回帰:03/02/08 03:42 ID:J0MNw+tZ
―――その少し前。
痛む足を引き摺りつつ、香里は栞の姿を捜していた。
香里(どこ・・・どこなの、栞・・・?)
昼食時の廊下は沢山の人がいて、思うように捜すことが出来ない。
気ばかりが焦り、いつもの冷静さを失い、人込みの中をもがくように走り回る。
今の香里には和やかに笑いあう彼らがとても憎らしく、腹立たしいものに感じられた。
痛めた足は腫れ上がり、擦りむいた膝からは血が流れ出ている。
走り回る香里の様子がおかしいことに気が付いた幾人かが奇異の視線を送ってくるが、彼女は気付きすらしなかった。
香里(打ち明けるとしたら人気のないところ・・・中庭・・・屋上・・・体育館裏?)
中庭はここからでも見ることが出来る。
廊下の窓にへばりついて見渡してみたが、見える場所にはそれらしい人影はいないようだ。
香里(じゃあ屋上? それともやっぱり外?)
既に結構な時間が経過している。どちらかを見に行って見当はずれだったらもう間に合わないだろう。
あとは栞が彼らの話を聞かないことを祈るしかない。
意を決して、痛みでふらつきながらも屋上へ向かって走り始めた。
485 :
原点回帰:03/02/08 03:43 ID:J0MNw+tZ
香里(相沢君、信じていいのよね・・・?)
屋上への道すがら、彼女は心の中でそう叫んでいた。
それは祈りにも似た気持ち。
祐一が栞のことを選べば、今まで栞に向けてきた笑顔が偽りでなければ、自分がこんなに焦る必要はない。
酷く滑稽なことをしたと、足を挫いてまで取り越し苦労で走り回って馬鹿みたいと、そう思い返して笑い話にするだけだ。
そう、祐一が栞を・・・
香里(いた!)
そしてついに栞の姿を見つける。
かなり遠目ではあるが、屋上へと至る階段、その階段の陰に隠れるようにして立っていた。
今にも身を乗り出さんとしているところを見ると、どうやら上に祐一達がいて、見つからないように隠れているらしい。
香里(よかった、まだ・・・)
そう香里が思った瞬間。
栞の持っていた弁当箱がその細い腕から抜け落ち、派手な音を立てて床に中身をぶちまけた。
486 :
原点回帰:03/02/08 03:45 ID:J0MNw+tZ
香里(―――っ!)
遠目でも栞の様子ははっきりわかる。
見る間に青くなる顔色、震える身体、パニックを起こしているのが明らかな表情。
もう何も聞きたくないとばかりに両手で耳を塞ぎ、うつろな目で階段の上を見ていた。
何が起こったのか考えるまでもない。考えたくもない。
祐一が、裏切ったのだ。
怒り、憎しみ、後悔、そして絶望。
様々な情念が香里の胸中で渦巻く。
だがそれよりも、そんな些細なことよりも、今は―――!
香里(栞っ!)
香里は、今にも倒れそうな栞をその豊満な胸の内に包み込んだ。
どっ・・・どうなるんだろう
愛憎age
うはっ!もう見てられない!
選択肢…
1:栞「お姉ちゃん…嘘だよね? 祐一さんとまこちゃんが…なんて…」
香里は何も言えず、ただ傷心の妹を抱き締めることしかできずにいた。
2:香里「栞…あなたには私がいるじゃない」
そう囁くと顔を寄せ、溢れ出した涙を吸い取った。驚き頬を赤らめる妹をそのまま…
3:栞「お姉ちゃん………ちょっと借りるね」
そう言うやいなや、栞は姉がいつもポケットに忍ばせているメリケンサックを奪い取り…
4:香里「栞…」
香里は黙って一つの小ビンを手渡した。ラベルにはこう書かれている。
『クロロフォルム』
5:香里「栞…」
香里は黙って一つの小ビンを手渡した。ラベルには見慣れない字でこう書かれている。
『甘くないですよ』
うわー…どうなるんだろ…
>>490 よくこんなに考えたな。頑張った!
原点氏のSSは1に近い続きになると思うが
個人的には 3 だな!
4は真面目に続き書くならシリアスとしてもいけるんじゃないかな?
5は使い古されたギャグネタ。どうやっても落ちがこれでは三流にしかならんだろ。
「栞、ショックのあまり自殺」っての
だけは無いと信じたい。
しおりんは過去が過去だけにね・・・
[狂気END]
香里が栞の顔を覗き込んだ時には、既に手遅れだった。
全てを克服し自らの存在意義となっていた祐一の喪失は、栞から唯一の心の支えを完全に奪い去ることを意味する。
最早、栞の瞳に香里は映っていない……いや、もう誰も映す事は無いであろう、かなたをさまよう空ろな瞳。
だらしなく開いた口から漏れる、「あは、あははは……」という乾いた笑い声と滴る唾液……
「栞ッ!」
駆け寄る祐一の姿すら、栞の瞳が映すことはなかった。
「行ってくるわ」
という言葉を残して階下に向かう香里を、美汐は唖然と見送ることしかできなかった。身動きすることすら、かなわなかった。
美汐が、いつまで経っても戻らない香里が去り際に見せた不敵な一瞥の意味を悟った時には、かなりの時間が経過していた。
真琴!
胸の内にうずまくどす黒い予感に吐き気を催しながらも、美坂邸に急ぐ……
予感は確信に変わる。
真琴は、香里と共に出かけている。
どこに行ったのだろう。残してきた栞と祐一も気がかりだが……今はそれ以上の危険を姿を消した二人に感じる。
(続く)
(>496から承前)
……いた。
ものみの丘で。端然と座っている香里。膝枕をされるように横たわる真琴。
遅かった。
草をふみしめる足音に静かに振り向く香里。
「あたしはいつだって栞の味方よ」
そう言って、香里は視線を戻す。
「ごめんなさい」
の言葉を残して、香里の体が傾ぎ、真琴の体にかぶさった。
そのあとはどうしたのか……美汐自身も覚えていない。
ただ……事切れた真琴と香里のことを通報だけして急いで学校に戻った時には、栞も祐一も姿を消していた。
その後、二人が姿を現すことはなかった。どこに行ってしまったのだろう。
誰よりも大切にしていた栞を祐一がその手にかけるとは思えなかった。二人はきっと生きている。だが、きっと二度とここには戻るまいという確信があった。
もう、自分は人であるのが嫌だった。
ものみの丘で。人である自分を憎悪する美汐。
……その頃以来だったろうか。ものみの丘で、銀色の珍しいキツネの姿が目撃され始めたのは。
(Story is over)
注:こんなENDはいやじゃー!本編はハッピーで終わってくれー!!<心の叫び
いやむしろ銀色の珍しいたぬk
シルバーなんて…そんな酷な事は無いでしょう (泣
>499
そっちのシルバーかよっ!w
みしおたんはおば(略なだけで、お年寄りじゃねーってのw
むろん3Pだろ
電車に乗っていると、OLに席を譲られる美汐タン
503 :
原点回帰:03/02/10 02:57 ID:UgkBWxah
美汐「―――っ!」
祐一「栞・・・」
突然の物音に驚いてそちらを見る二人。
そして栞の姿を認めると、美汐は声にならない悲鳴をあげる。
対照的に呆然と栞の方を見つめる祐一。
聞かれた。
よりにもよって一番聞かれたくない人に、一番聞かれてはならない言葉を聞かれた。
美汐(栞さん、どうして・・・!)
どうしてこんなところにいるのだろう?
私達の後をつけた? なぜ?
パニックを起こした頭では上手く考えがまとまらない。
ただ、さっき感じた違和感だけが酷く膨れ上がり、美汐の胸を押しつぶさんばかりに圧迫していた。
だが今はそんなことを考えている時ではない。
このままでは―――
慌てて栞の方に駆け寄ろうとするが、その背後から現れた人影を見て美汐の足が止まった。
美汐(香里さんまで・・・!)
油断した。
てっきり彼女は、祐一と話し合って結論を出せと考えたのだと思っていた。
とするとさっき後を追うのを止める素振りを見せたのは何だったのだろうか。
だが彼女はここにいる。栞の様子を見たら、何が起きたのか一目瞭然だろう。
最悪の事態に、美汐は眩暈にも似た感覚に襲われていた。
504 :
原点回帰:03/02/10 03:04 ID:UgkBWxah
香里に抱きとめられて、弾かれたようにそちらを振り返る栞。
泣き喚くわけではない。涙を流すわけでもない。
ただ虚ろな目をして、仔猫のように怯えて震えているだけだ。
恐らく彼女は先ほどの祐一の言葉を現実として受け入れることを拒んでいるのだろう。
香里「栞・・・」
香里はそんな栞の様子を見て、感極まったかのようにその身体をきつく抱きしめる。
いつくしむようにその髪の毛を梳いてやりながら、何かを囁きかけた。
だが、その言葉は栞の耳には入っていないようだった。
そしてその体勢のまま、睨むように祐一達の方へと向き直る。
祐一「・・・」
祐一は香里の射るような視線を受けても無言で立ち尽くしていた。
何を考えているのか、黙ってじっと二人を見つめている。
香里「・・・何か言うことはないの?」
怨嗟がこもっていると言ってもいいほどの、低く据わった声。
だが祐一はなおも無言だった。
原点氏乙です。
やばい、やばいよ!どうなるんだ!?
怨嗟ってなんて読むの?
>505
えんさ。怨(うら)み嘆くこと
ああっ、RRな
>>496みたいのは個人的にはナシでっ!
香里の左手が無意識のうちに、ポケットを探っていた。
手に触れるのは冷たい響き。幾人もの相手を血に染めてきた愛用の凶器、カイザーナックル。
見ずとも吸い込まれるように指は4つのリングの中に滑り込む。
鋼鉄の塊を握りしめれば、確かな手応えを感じると同時に、闘争本能が血気となって香里の体内を駆けめぐる。
固く握りしめた拳を、しかし、止めたのは小さな栞の手のひら。
香里「――栞!?」
そして、香里の手からカイザーナックルを強引に抜き取り、神の拳をその手にはめた。
栞「浮気なんかする人――嫌いですっ!」
振りかぶった拳が繰り出されると、衝撃波を伴った拳圧が渦を巻いて放たれた。
音速を超えた衝撃波が掠め、廊下のガラスにヒビが入り、軋んだ悲鳴を立てる。
突き進んだ拳圧は真っ直ぐに祐一と美汐めがけて襲いかかり……閃光を伴った爆発を生じさせた。
吹き荒れる嵐と炎が千切れ飛んで、立ちこめる煙に視界が閉ざされる。
結果を確かめようと目を凝らす栞の耳に、奇妙に甲高い音が届いた。
キィーン……。
栞「……?」
香里「この音はっ!」
訝しげな栞とは対照的に、驚愕に目を見開く香里。
栞「お姉ちゃん?」
香里は栞の声に応えず、ただ、白煙の向こうを睨みつけた。音は重なり、ますます甲高くなる。
キィーン、キィーン、キィーン……。
その音の源は、今、栞が手にしているカイザーナックルから。
そして、捲いた風に吹き散らされた煙の、その向こうから姿を現す美汐。彼女が掲げた腕に輝くもう一つの――。
栞「カイザーナックル!」
香里は唇を噛んだ。
神をも砕くと言われた拳、カイザーナックルが2つ揃ったときに生じる独得の共鳴音。
かつての戦いで行方が分からなくなっていた伝説の拳が、まさか、こんな近くで眠っていたとは……。
キシイィーーーンッ!
最後に一つ、悲鳴のような音を立てて、カイザーナックルは沈黙した。
美汐は無表情を保ったまま、香里と栞に油断なく目を配る。
香里「あなたが持っていたのね……もう一つの、失われたはずのカイザーナックル」
美汐「二度と使う気はありませんでしたが……相沢さんを守るため、あえてその封印を解きましょう」
ギリ、と拳を強く握り込み、かつての親友に厳しい視線を向ける美汐。
栞「……誰が相手であろうと関係ありません。浮気した人は人類の敵です。それを邪魔する人も、人類の敵二号さんです」
栞もまた、友情を捨て、ただ怒りに身を任せる。
香里「栞っ! あなたじゃ無理よっ、カイザーナックルは……」
栞「ごめんなさい、お姉ちゃん。でも、これは……私の戦いですっ!」
美汐「行きます」
戦いに臨むものとは思えない、静かな宣言を一つし、美汐は構えた。
対照的に、命の残り火を燃やすかのように、闘志を漲らせる栞。
互いのカイザーナックルは、ただ、戦いの行く末を見守るかのように、沈黙を守る。
そして、肝心の祐一は――爆発の衝撃に吹き飛ばされて、気絶していた。
最近は原点氏の続きを勝手にでっち上げるのが流行りみたいだな。
おもしろいからもっとやれ。
>>506 >RR
どこがそうなのかと思ってよく読んだけど……IDね。しかも大文字かよwちょとワラタ
ハッピーエンド……に、なるといいなあ、、、
>>507 リクエストにお答えして、ってとこかな? 俺も3が面白そうだと思ってますた。何気にオチが好き。
こういういい感じにイッてるシナリオ見ると、久遠の絆のおまけを思い出すよw
原点氏が本シナリオで、
でっち上げが分岐シナリオか… (汗
香里「答えなさい! 相沢祐一くん!!」
無言を貫く祐一にしびれを切らしたのか香里が声を荒らげる。
妹の栞も初めて聞く、心の奥底から湧き出た怒りの声だ。
するとそれに応じるかのように祐一は顔を上げた。
祐一「言い訳をする気はない。さっきも言った通り、俺は真琴を今でも愛してる」
その言葉を聞いて、栞が姉の腕の中でかすかに震える。
もう香里の顔色は怒りで一目で見て取れるほどに紅潮していた。
美汐が何かを言おうと口を開きかけたが、それを無視して祐一はさらに言葉を続ける。
祐一「…でも、栞への気持ちも本物だ」
祐一の目はまっすぐに正面を見つめている。言葉にもよどみはない。
香里「……随分都合のいいことを言うのね。同時に二人の女を真剣に愛せると言うの?」
香里も譲らない。その目は祐一をにらんで離さないままだ。
…と、その瞳に疑問の色が浮かんだのを美汐は見た。
祐一「いいや…」
どうも香里の視線からして祐一の顔を見て何かを感じたらしいが、
自分の位置からは祐一の背中しか見えない。
少なくともその背中と声からはおかしなところは感じられなかった。
祐一「俺は…」
祐一「可愛い女の子なら何人でも愛せる!!」
―――この一言を聞くまでは。
香里「………」
美汐「………」
栞「………(気を失った)」
香里と美汐の目が合った。二人とも似たような顔をしている。すなわち、
『どうしようかコレ』
といった顔だ。
祐一「俺は真琴も栞も等しく愛してる。ここだけの話、名雪や舞、佐祐理さんもだ」
ぴしっ、という音を聞いた気がした。堪忍袋の緒というものが切れる時は
こんな音がするものなのだろうか…奇遇にも二人は全く同じことを考えていた。
香里がどこからか鈍い鉄色の輪がつながった物を出して、四本の指にはめた。
美汐も懐の美汐ポケットからまじかる★はんまーを取り出す。別名金槌。
祐一「いや、それだけじゃない。俺はお前達のこトモンッ!」
祐一の言葉は顔面にめり込んだメリケンサックにさえぎられた。同時に美汐の
まじかる★金槌が後頭部を華麗に叩く。
美汐(あまりいい音色ではありませんね…)
その湿った音に眉をしかめながら美汐ポケットに金槌をしまう。
祐一が受け身もとらずにどさりと屋上に倒れ伏した。
香里「はぁ…。栞に何て説明すればいいのよ」
複雑な顔でうめく。心底困り果てたといった感じだ。
それを見た美汐が美汐ポケットから手の平大の半球を取り出した。頂点がぽこっと出っ張っている。
美汐「よろしければどうぞ」
香里「………? 何これ?」
美汐「あの子が私に残してくれた物です」
受け取ったそれをひっくり返して裏側を見てみる。そこにはこう書かれていた。
『どくさいスイッチ』
香里「……………」
ポチっとな。
禿藁
まじかる★はんまー!
どくさいスイッチ、懐かしいな。
とりあえず何があってもネ右一はしばかれるのか。
どんくさいスイッチに見えた
というかお前ら、
『 美 汐 ポ ケ ッ ト 』
なる代物について疑問に思わんのか?
レトロな物しか入っていないポケットのことですよね。
522 :
原点回帰:03/02/11 22:21 ID:EQHNdfjZ
香里「弁解する気もないってわけ?」
祐一「・・・」
それでも祐一は沈黙を押し通した。
膨れ上がる香里の怒気に耐えかねたのか、辛そうに視線だけをはずす。
香里「・・・見損なったわ・・・」
心底悔しそうに吐き捨てる香里。
声も、栞を抱くその腕も、怒りのために激しく震えている。
その腕の中で栞は、決して祐一の方を見ようとせず、ただ静かに姉の胸に体を預けていた。
―――子供のように震えながら、悪い夢が醒めるのを待っているかのように。
美汐「相沢さん・・・」
駄目だ。このままでは栞が壊れてしまう。
見かねた美汐が祐一を促そうとしたその時。
祐一「栞」
びくっ!
突然投げかけられた言葉に、栞は弾かれたように身を硬くした。
523 :
原点回帰:03/02/11 22:25 ID:EQHNdfjZ
祐一「聞いてたんだろ。さっきの話」
その問いかけから逃げるように、姉の胸にいっそう深く顔をうずめる。
祐一「どこから聞いていたのかは知らない。だけど、最後の一言は聞いたんだろ?」
栞は答えない。
祐一の問いに答えてしまったら、これが、この辛い出来事が現実になってしまう、そう思っているかのように。
祐一「あれは嘘でも冗談でもない。俺は」
栞「・・・っ!」
香里「あっ!」
祐一の口から全て聞くことに耐えられなかったのだろうか。
刹那、抱きしめられていた香里の腕を振り払って脱兎のごとく駆け出していた。
香里「栞っ、待って、待ちなさい!」
咄嗟に伸ばした腕が寸前で空を掴む。
そのまま振り返ろうとして―――
香里「つぅっ!」
身体を向きなおそうとして足に力が入った時に、無理な負荷がかかった足首が悲鳴を上げる。
思わずふらついて、それでも気力で持ち直した時には、栞は既に手の届かないところに行ってしまっていた。
香里「―――」
駄目だ。
いくら栞の足が遅いといっても、怪我をした今の香里に追いつけるほどではない。
もう間に合わない。
何もかも―――
まぁ、確かに494コースですなぁ。
494ですねぇ。縁起わるい数字だし。
ひょっとして更新速度上がった?
最近読んでて思うんだけど、このスレから和やかっていうかアットホームな感じさえ出てきた気がする。
寡黙事件以降荒れてないからか?
いいことだw
おしりと美汐が同じクラスになったら
ふゅーじょんっ!
_
'´ ヽ , ´ ⌒ヽ
i ノノリ)))〉つ⊂〈(((从ヽ .l、
! l ! ゚ ヮノ! 从‐ ゚ ハ)).>
`゙/フ]つ ⊂[)<lXl )
く!く/_|l 〈|i___>
し'ノ しヽ.)
・・・・・
_
'´ ヽ , ´ ⌒ヽ
i ノノリ)))〉つ⊂〈(((从ヽ .l、
! l ! ゚ ヮノ! 从‐ ゚ ハ)).>
`゙/フ]つ ⊂[)<lXl )
く!く/_|l 〈|i___>
し'ノ しヽ.)
プチAAだと、手が届きません……
_
'´ ヽ , ´ ⌒ヽ
i ノノリ)))〉つ⊂〈(((从ヽ .l、 そんな酷なことはないでしょう……
! l !T ヮノ! 从‐ ゚;ハ)).>
`゙/フ]つ)) ⊂[<lXl )
く!く/_|l 〈|i___>
し'ノ しヽ.)
>>527 構ってもらえない厨が寡黙んとこのスレに移動したんだろ。
・・・漏れ的には歓迎だが(w
いやまぁ、寡黙タソも司法書士スレではイイ仕事してるわけで。
原点氏まで同スレに降臨(ただのカキコだけど)したのにはちょと驚いたが。
司法書士スレでは先日むしろ醜態を……いや、ここで語るべき事ではないってばさ。
>>529 栞「と、ゆーコトで二頭身サイズではフュージョンできないことが判明しました」
美汐「…素直に元のサイズに戻ればいいのでは?」
栞「何を言うんですかっ!? 合体は0コンマ一秒の世界ですよ!
目をつぶったままでも合体できるくらいでないと、たとえ10倍の出力があっても
合体阻止されて負けちゃうんです!」
美汐(またどこかでおかしな知識を仕入れてきましたね…)
栞「はぁはぁ………で、どうしましょう? ぷちサイズでは片手しか届かないわけですけど」
美汐「そうですね…片手というと300バロム以上の友情熱を胸に燃やして『バロォ〜ム…』」
栞「断固として嫌ですっ」
美汐「ではお互いの指輪を合わせて『出てこい美栞〜!』『ハイハイサーご主人様』」
栞「呼び出してどうするんですか」
美汐「うーん…では発想を転換してみましょうか」
栞「発想の転換…コロンブスの卵ですか?」
美汐「正解です。つまりフュージョンするのではなく、そのまま変身してしまえばいいんですよ。
『ある朝、美坂栞がなにか気がかりな夢から目を覚ますと、
自分が寝床の中で一人の巨大な美栞に変わっているのを発見した』」
栞「どうして巨大な、っていうのはそのままなんですかっ!?」
美汐「そこに突っ込むんですか? …それはともかくこれは意外と応用が効きそうですね。
『ある朝、沢渡真琴がなにか気がかりな夢から目を覚ますと、
自分が寝床の中で一つの巨大なおでん種に変わっているのを発見した』」
栞「多分まこちゃん泣くと思いますよ」
いまさらだけど「美栞」って「美坂栞」の略みたいだよね。
・・・栞汐っていうのはヘンだけどさ。
しおしおのぱ〜
>>533 >目をつぶったままでも〜〜
ゲッターキター━(゚∀゚)━━!!
>バロォ〜ム・クロォ〜ス!
はじめ、美汐と栞はケンカしてるわけですね!?
>お互いの指輪を〜〜
おほほ おほほほほ〜 はどっちのセリフ!? いや、呼び出すだけか?
>『ある朝、〜〜
「 『ある朝、折原浩平がなにか気がかりな夢から目を覚ますと、
自分が寝床の中で一匹の大きな芋虫に変わっているのを発見した』
うーんこれは困った、これじゃ学校に行けないなぁ」
瑞佳「浩平、カフカの『変身』の冒頭が言えるくらいならしっかり目が覚めてるじゃない!
ほらあっ、起きなさいよーっ!」
537 :
原点回帰:03/02/14 00:39 ID:YL81s7nD
香里「・・・っ!」
香里はもう一度だけ祐一達の方をを睨むと、無言で栞が駆けていった方に向かって走り出す。
片足をかばいながらの走りでは、とてもではないが追いつけそうになかった。
だが、それでも彼女は妹の後を追う。まるで何かに追いたてられるかのように。
美汐「相沢さん・・・」
祐一はその姿を見ても共に追うわけでもなく、ただじっと栞が走っていった方を見つめるだけだった。
美汐「栞さん、追わないんですか?」
祐一が全力で走ればまだ間に合うかもしれない。
さっき彼は、確かに「でも」と言った。
栞の耳には入っていなかったようだが、その先は栞にとって希望のあるものだったように思える。
しかし彼は静かに頭を振る。
祐一「はっ、追いかけてどうなるっていうんだ。今のあいつに何て言えばいい?」
・・・自分をごまかすためだろうか。
その声は悲痛さに満ち、口の端には自虐的な笑みすら浮かんでいた。
祐一がかなり意外なリアクションしてる。
もう先が読めない…
原点氏のSS終了と蔵等発売どっちが早いか気になる今日この頃。
祐一くんさぁ・・・ショックなのはわかるがそうゆう態度ばかり取ってると、
真 琴 を む か え に い け な い よ ?
・・・とらわれの姫は敵城にいることをおわすれなく。
香里なんか家帰ったらとりあえず殴りそうだよな。栞も完全無視とかして孤立する真琴。
テンパりすぎて女王様モードに入った香里が真琴を調教し始めるというのはどうだろう。
>>540 むしろ、栞と真琴が結託して
祐一を討ちに行く予感。
秋子さんによってあっさり引き渡される祐一。
拉致して逃げる栞と真琴。
追撃する名雪。それを足止めする香里。
暴走する栞と真琴を諭そうとするも、蹴散らされる美汐。
生暖かい目で見守るあゆ。
バレンタインネタとかこないんだろうか。
でも原点氏のSSがネタ落とすような雰囲気じゃないか。
栞「美汐ちゃん、美汐ちゃん」
美汐「何ですか栞さん。病弱とは思えないハイテンションぶりですが」
栞「これ受け取ってください。今日は特別にチョコレートアイスです」
美汐「……すみません。私にはすでに心に決めた狐が」
栞「えうー、そういうんじゃありません。日ごろの感謝のしるしの一種です。
ちょっとイベントに便乗しようと思っただけで、他意は全然ありません」
美汐「そういうことなら……いいんですけど」
栞「では一緒に頂きましょう」
美汐「この寒風吹きすさぶ中でですか?」
栞「私はいつもアイス食べてますけど、ぜんぜん平気ですよ」
美汐「今ほどバレンタインが夏であったならばと思ったことはありません……」
栞「でも女の子同士でチョコアイスなんか食べてると、いけない関係みたいで格好いいですよね」
美汐「帰ってもいいですか?」
栞「えうー、冗談です。美汐ちゃんってば潔癖すぎです」
美汐「もう少し、時と場合と状況を選んでください」
栞「美汐ちゃんは大事なお友達ですけど、さすがに一線を越えようとは思ってませんから」
美汐「……そうですか」
栞「本当にそんなつもりはないですよ?」
美汐「分かってます」
栞「でもちょっと残念だなぁとか思ってませんか?」
美汐「髪の毛一筋ほども」
栞「美汐ちゃんってば冷たいです」
美汐「……あの、ひょっとしてそういう関係になりたいのですか?」
栞「やっぱりアイスはバニラがベストですが、チョコ味もたまにはいいですね」
美汐「目を逸らさないでください」
栞「栞とっ!」
美汐「美汐でっ!」
2人『出てこい美栞〜!』
美栞「HAHAHAHA、HAHAHA! ハイハイサーご主人様」
祐一「…なんかいつもと違うんじゃないか?」
美栞「分かる人へのサービスみたいなものです。それより〜…その…相沢祐一さんっ」
祐一「? なんだ? 改まって…」
美栞「そのぉ〜………チョ…チョ〜………チョ……」
祐一「…超蝶々?」
美栞「はい、あの怪獣王○ジラに勝てる数少ない怪獣………違いますっ!」
祐一「しかもありゃ蛾だしな」
美栞「そうじゃなくて…その……今日はチョ…チョ……コ……を、わた…渡し…に……」
祐一「…長江を渡りに? 中国旅行にでも行くのか」
美栞「もう、違いますーっ!! これですっ!!(びしっ)」
祐一「これは…もしかしてバレンタインの?」
美栞(こくこく)
祐一「俺に?」
美栞(こくこくこくっ)
祐一「そ…そうか…なんか照れるな。とにかく、ありがとうな。嬉しいよ」
美栞「はいっ♪」
祐一「………で、この年季の入ったコケみたいな色をした液体は何なんだ?」
美栞「はい? ……あああっ!? と、溶けちゃってるーーーーーっ!!!」
祐一「溶けてって…まさかこれ」
栞「はい…お手製のハート型バニラチョコアイスだった物ですぅ」
美汐「抹茶の粉末と上質のこしあんも混ぜた、私達の自信作だったんですが…」
祐一「(合体が解けるほどショックだったのか…)
ま、冷蔵庫で固め直せばいいんだしな。気にするなよ」
2人『お手数をおかけします…ぇぅ〜』
しばらく2ch来なかったらえらいことになってるじゃないか
かなり続きが気になるじゃないか
548 :
原点回帰:03/02/15 23:20 ID:Afx0scIz
>>544 美汐の素っ気無さがいいねえ。
ひょっとしてこの後
>>538に続くのかな?
この二人のズーレってのはかなり萌えるかも。
>WB氏
ごちそうさまですた(ぉ
差し出したチョコに照れて真っ赤になってうつむいて、ひたすらこくこく頷いてる美栞萌へ。
相変わらず序盤の元ネタはわからないけどw
しかし相変わらず皆さんネタ面白いねえ。
……んで、ちょっと雑談(?)
美汐「某キャラスレで祭りを起こそうとして、大失態を犯してしまいましたね」
栞「あのスレにはご迷惑をおかけしました。でも黒名雪さんはイイキャラです。って言っても何のことだかわからないと思いますけど」
美汐「SSの方も相変わらず終わりは見えないですが、少しだけ先が見えてきたそうです。まだまだ正念場ですね」
栞「私どうなっちゃうんでしょう……?」
美汐「それはSSを読んで頂かないと。賛否両論―――否が大部分かもしれませんが―――あると思いますが、書きたいものを書く、と申しておりました」
栞「……祐一さん……」
むにっ
栞「……っ! ふぁ、ふぁにふるんふぇふふぁ!」
美汐「余り暗くなっては駄目です。こういう時だからこそ、こういう場では明るく振る舞いましょう」
栞「……そうですね。私、頑張ります!」
美汐(私は酷なことを言っているのでしょうか……)
栞「? 何か言いました?」
美汐「いえ、特には。では、またSSで」
栞「お会いしましょう〜」
549 :
原点回帰:03/02/16 01:00 ID:32AkN1yR
美汐「でも、さっきは栞さんのことを」
祐一「・・・天野まで」
なおも言い募る美汐に業を煮やしたかのように、その声を遮って苦しげに言葉を漏らす。
祐一「お前まで、そんなこと言うのかよ・・・!」
美汐「・・・」
その言葉と表情で、ようやく美汐は気がついた。
栞が祐一の言葉を聞いてしまったのは彼の意思ではないにせよ、今栞を追いかけないというのは間違いなく彼の意思なのだ。
状況が唐突だったとはいえ、迷いを振り切り、辛い選択をして、彼は真琴を選んだ。
栞を傷つけ、香里に憎まれて、それでも真琴を選んだのだ。
その決断を、真琴の事情に一番詳しい、真琴に一番近しい自分が否定するのは、彼にとってどれほど辛いことだろう。
祐一が真琴を選び、自分は真琴の帰還を祝福する。
―――それが、自分の望みではなかったのか?
美汐(望み・・・本当に?)
わからない。
確かに昨日の夜あの子の事を思い出して涙した時は、それが望みだったようにも思う。
だが栞の友人としての天野美汐は、朝に栞と会話をした時の自分は、決してそんな結末を望んでいなかった。
結局自分は、自分がどういう結末を望んでいたのかすらわからないまま、祐一を責め、辛い決断を迫ったのだ。
いよいよか…
551 :
原点回帰:03/02/16 03:19 ID:32AkN1yR
美汐(そう。私は相沢さんがどんな決断をしようと、彼のことを責めるつもりだったのかもしれません)
祐一がどちらを選ぼうが彼自身の問題だ、なんてのは嘘だ。
彼に共感し、その気持ちを痛いほど理解して、栞と真琴の両方に惹かれた時点で、これは自分の問題でもあったはずなのだ。
栞の不幸も真琴の不幸も望まぬのなら、祐一と話し合って善後策を模索するべき立場にあったはずだ。少なくとも美汐にはそう思える。
しかし実際には彼に全て責任をかぶせ、責めることで免罪符を得ようとしていたのかも知れない。
美汐(なんて、ずるい人間なんでしょう)
嫌になる。
祐一に全て押し付けようとした自分も嫌なら、こんなことを考えてしまう自分も、不用意に祐一と話し、栞に知られてしまう原因を作ったことも。
552 :
原点回帰:03/02/16 03:31 ID:32AkN1yR
祐一「・・・いこうぜ、一緒に」
ふと、優しい声と共に美汐の方に手を差し伸べてくる祐一。
美汐「・・・?」
祐一「決まってるだろ。真琴のところだ。栞の家にいるんだろ?」
美汐「あ・・・」
そうだ。
真琴はまだ栞の家にいる。
何も知らず、栞や香里の帰りを待ちながら、祐一を捜し求めているはずだ。
祐一「こんな時、学校なんかに行っているほうが人として不出来だ、だっけか? 天野は昔そう言ったよな。それとも今はそういう時じゃないか?」
自分の言葉を覚えていたのか。
彼はやはり自分を、天野美汐という人間を旧知の友として、仲間として扱ってくれている。
おそらく、世界でただ一人の仲間として。
少しだけ涙が出そうになった。
美汐「・・・その通りです。学校どころではないでしょう」
その言葉に、祐一はほっとしたように小さな笑みを浮かべるのだった。
553 :
原点回帰:03/02/16 03:49 ID:32AkN1yR
頭の芯が熱い。
いや、体中が火照ったように熱くなっている。
栞は茫洋とした夢の中にいるような心地で、街中をあてもなくふらふらと彷徨い歩いていた。
栞(おかしいな。どうして私、こんなところにいるんだろ。授業、五時間目が始まっちゃうのに)
それでも栞は足を止めない。
むしろその足は、学校から遠ざかる方向に向いていた。
昼下がりの街は人通りも少なく、制服姿の栞を見咎める者はほとんどいない。
栞(学校が終わったら、美汐さんにアイス食べてもらうんだ。昨日は悪いことをしちゃったし。甘いもの好きだといいな。でも美汐さんって大人っぽいから、お茶とかのほうが好きかも。もし美味しいって言ってもらえたら、祐一さんに―――)
目の前が霞む。
ぽたぽたと熱い雫が頬を伝わり、まだ新しい制服の胸元を濡らしていった。
じんわりと広がる染みを見ていると、不意に現実から遊離していた意識が引き戻される。
それは同時に思い出すということでもある。自分が今何をしているのか、どうしてここにいるのかを。
栞(祐一さ・・・ひっく・・・ぅぇ・・・)
急に惨めになってしまい、嗚咽を漏らすと、止め処もなく涙が溢れ出てくる。
そんな栞の目に、少し大きなスーパーマーケットの看板が飛び込んできた。
554 :
原点回帰:03/02/16 03:52 ID:32AkN1yR
店員「ありがとうございましたー」
店員は学生のバイトか何かなのだろう。
制服姿の栞を特に咎めることもなく、無感動に商品を売り渡す。
両手で抱えるほどの紙袋に、沢山のお菓子やら日用品を詰め込んで店を出る。
そしてその中には、見慣れた、冷たく光る金属の刃が入っていた。
あの時と同じもの。今も部屋の机の引出しには、全く同じものが入っている。
栞(なんでこんなもの買っちゃったんだろ)
栞(もったいないな。うちに帰れば同じものがあるのに)
―――そっか。まこちゃんに会いたくなかったんだ。
さらさらとした長い栗色の髪、勝気そうで綺麗な顔立ち、細いのにメリハリのあるスタイル、澄んでいてよく通る美しい声。
同性の自分から見ても真琴は魅力的な存在だ。
栞(まこちゃんが探していた人って祐一さんだったんだ。そして祐一さんも・・・)
栞(まこちゃんがあの人の隣にいるべき人だったんだ)
栞(彼の恋人だって一人で思いこんで、信じて、舞い上がって)
栞(・・・ばかみたい)
なぜだか無性におかしくなってしまって、ふふっと小さく笑い声が漏れる。
・・・笑っているというのに、彼女の頬に流れる熱い雫はその量を増していた。
おおっ! 一気に来たっ。
激しく続きが気になる。
しかし、カッターはまだ早い…。動機が、ちと弱いかと…。
>>555 ひとつの小さな事実があって、それを栞おとくいの妄想でどんどん補完していって
今の栞の中では自己完結でえらいことになってんだろうよ。栞ってそういうやつだ。
>>原点氏
大量投入おつかれー。
とりあえず鬼(香里)の居ぬまに真琴を強奪しに祐一&美汐には頑張ってもらいたいです。
>>555 んー第三者から見ると確かに弱いかも知らんけど、こういうことは一回
やっちゃうとねどうしても。って言い方も良くないと思うけど。
普通は考えつかないことを実行してしまった人間としてはその選択肢が
常に浮かんでしまうというかなんというか。
んで、ちょっと気になって始めから読み直してみた。
結構というより思いっきり栞引きずっているなねぇ。ちょっとハイな部分があるのは
その裏返しなんだろうなどうしても。
……初代スレを見て別スレと間違いかけたのは秘密だがw
つーか↓だけで判別できる二人って良いなぁ。
(・_・) ( ̄▽ ̄)
ひゃっほう
559 :
547:03/02/16 16:45 ID:B+N3j+Je
一見じゃないっすよ しばらく来られなかっただけっす
栞きつそうだのぅ しかし、まぁ、うん。
どんなEDでも見たいですよ。見るですよ。
おおっ一気に来たねぇ。おつかれさんであります!
どう転んでもハッピーエンドにならなさそうな展開…でもそれがまた期待大でイイ!
561 :
原点回帰:03/02/16 23:08 ID:32AkN1yR
香里「いない・・・」
香里は懸命に走っていた。
捻った足首は腫れ上がり、痛みを通り越して感覚がなくなっていて、思うように動かすことすらままならない。
いないかもしれないと思いつつも、最初に栞の教室に行ってしまったのが失敗だった。
二年の教室に着くと、血相を変えて飛びこんできた上級生に下級生達が好奇の視線を送ってくる。
構わず中を見まわすが、今度の選択は見事に外れ、そこに栞の姿はなかった。
香里(しまった―――!)
ここに来てから気付いたが、学校の中にいるのならそれほど心配はなかったのだ。
むしろ校門などの出入り口が見える場所に行き、校外に出たかどうかを見るべきだった。
焦りや痛みで冷静さを失っている自分に歯噛みする。
香里(さっきの栞の動揺のしかた、事情も何も知らず、相沢君の口から真琴が想い人だということだけ聞かされたのだとしたら・・・)
ぎりっ、と、焦りと怒りを込めて奥歯をかみ締める。
取り留めのない考えは悪い方へ悪い方へと向かっていく。
そしてどうしても頭にちらつく、最悪の想像。
香里(ここにいてくれたなら、まだ私の救いを求めている、ってことだったのに・・・!)
今の自分に何が言えるのかはわからないが、とにかく傍にいて慰めてやることは出来る。
今はただ、傍にいてやることが何より大事だと思われた。
562 :
原点回帰:03/02/16 23:11 ID:32AkN1yR
香里(まだわからないわ。他に、他に行きそうなところ・・・)
泣きそうな気持ちになりながら栞と一緒に行動したときの記憶を探る。
わからない。
栞はそもそも体が弱かったので、あまり二人で出かけるということはしなかった。
こういう時に行きそうな所など、少なくとも香里の記憶の中にはない。
人気のないところで一人泣いているかもしれないし、どこかで気を紛らわせているかもしれない。
学校から出てしまったのならあたりをつけて探すのは絶望と言っていいかもしれなかった。
それは恐らく栞にもわかっているはずだ。
香里(この状況で家に帰るとは思えないし、本当にどこにいるのよ、栞!)
すぐに見つけてもらえる場所にいない。
それは例え無意識の行動だとしても、慰め、同情を拒んでいるということになる。
つまり、彼女の絶望はもっと深いということだ。
それが何を意味しているのか。
動かない足がもどかしく、引き千切ってしまいたいほどの焦燥に苛まれる。
香里(お願い、早まった真似だけはしないで・・・!)
その祈りにも似た懇願は、澄みわたる春の青空に吸い込まれていった。
おおお、すごい早い更新。そして報われない香里に合掌。
怒濤の展開お疲れ様ですー>原点回帰氏
祐一は真琴ルートなのか、と思ったら栞が…。色々と先を想像してしまいますが、刮目して待ってますね。
( ´ヮ`)。о○(祐一をハブにしての香里・栞・真琴・美汐、女四人ハッピーエンドとか…)
>女四人のハッピーエンド
(><)/先生っ!
是が非でも読んでみたいでつ!
>アットホーム
ここって
原点氏SS→マンセー!→小ネタ→(>∀<)bイイ!→保 守 必 死 だ な→原点氏SS
のサイクルが順調な時って、すごくいい空気だよね。
では恒例、嫌な展開予想を。
そして怒濤のように、香里、栞、真琴、美汐の女四人バトルロワイアルが始まった……つかタッグマッチか、これw
これ幸いと参戦する舞&佐祐理ペア、名雪&秋子の親子ペア。あゆ……えーと、えーと……とたい焼き屋の親父の食い逃げペアの、
壮絶な死闘が繰り広げられる……(=゚ω゚)コワー
生き残ったペアには祐一が与えられる……が、今一モチベーションの上がらないたい焼き屋の親父。
オッズ。適当。
香里&栞 2.9倍 栞のハンデがあまりに大きすぎ。だが、1人残った香里がバーサーカーとなる可能性も。
真琴&美汐 3.6倍 真琴の野生の本能と、美汐の愛情次第。奇襲に長けている(?)ので、そこら辺が鍵か。
舞&佐祐理 1.8倍 舞の戦闘力はかなりのものだし、佐祐理の知略も大きな武器になるだろう。
名雪&秋子 1.4倍 名雪の機動力も評価できるが、秋子の主婦ならではの熟練した包丁捌きと予知能力じみた見識は脅威。
あゆ&親父 4.6倍 特筆すべきポイントがない上に、親父のやる気のなさは深刻。唯一の男としての意地を見せ……られても困るし。
名雪&秋子にカッターナイフ3本賭けてみるメンテ
あゆ&親父の間に愛が芽生えるに全部。
負けんぞ。なら俺は北川&久瀬の電波&ニュータイプコンビに全部だ。
そして勝利を勝ち取った(RR)曉には、祐一と三人で禁じられた禁断の(RR)愛を…(ええー
ほす
展開予想って、随分専門用語な展開予想だなw
当たってもあんま配当がデカそうじゃないなあ・・。
574 :
名無しさんだよもん:03/02/19 20:56 ID:fp81gSSh
おぢさんは
>>573のメールアドレスが気になって仕方がないわけだが。
メール送ってあげたら? 素敵な返事が来るかもよ。
577 :
名無しさんだよもん:03/02/20 22:42 ID:jQ2vZ+js
age
そろそろやばい予感。保守しとこう。
最近静かなのって、ひょっとして某●たんが吊されてるせい?
>>579 単なる過疎化かと・・・
もうちょっとすれば盛り上がる・・・かも
581 :
原点回帰:03/02/21 23:46 ID:Py2k3ReV
しばらく歩いた後、栞が無意識のうちに辿り着いたのは、祐一との思い出の公園だった。
平日の昼間と言うこともあり辺りに人影はない。
うららかな春の陽気に照らされたそこは、彼女の気持ちなどお構いなしに、のどかで平和だった。
公園の中央には噴水があり、新緑の萌える春の景色に美しい華を添えている。
彼女は歩きっぱなしで疲れた体を休めるように、噴水の見える位置にあるベンチに腰を下ろした。
栞(ここで祐一さんに・・・)
雪の降る夜、祐一と共にここで過ごしたときのことを思い出す。
囁く言葉、合わせた肌の温もり。
―――でも嘘。みんな嘘。全部嘘。
祐一さんの嘘つき。
意地悪なのは知ってたけど、嘘つきじゃないと思ってた。
信じてたのに。
ひどい。
ひどいです、祐一さん・・・
両手で顔を覆って溢れ出てくる涙を受け止める。
そうして目を閉じていると、香里に拒絶されていた時のことが昨日のことのように思い出されてくる。
あの時、大好きだった姉は自分のことをその心から消し去っていた。
自分も諦めていたし、仕方がない、自分一人が辛いのを我慢すればいい、そう思っていた。
そんな絶望の底から救ってくれたのが祐一だったのだ。
その祐一が、今また自分を拒絶する。
自分へ笑いかけてくれたあの顔の、何度も口づけたその口から、他の人への想いを打ち明けたのだ。
どういう経緯なのかは知らない。知りたくもない。
ただ、彼は確かに言った。
真琴のことを愛している、と。
582 :
原点回帰:03/02/21 23:49 ID:Py2k3ReV
そして、あの場所にいた美汐。
祐一と真琴のことを話していた。
話の内容までは聞く事は出来なかったけど、真琴のことを話していたのは間違いないはず。
それに昨日うちに来た時に真琴のことを見て動揺していた。
・・・つまりそれは、祐一と真琴のことを知っていたということだ。
美汐『恋人だったんです。美坂さんの前の』
美汐『―――くすくす。冗談ですよ』
あれは、事情を知った上でからかっていたのか。
その後もずっと、嬉しそうに祐一のことを話す自分を、心の中であざ笑ってたのか。
最初から。
出会ったときから―――!
ぐっ
涙で濡れた手を紙袋の中に突っ込み、ひんやりとした金属の刃を握り締める。
握り締めたそれの冷たさは熱くなった手にやけに心地よく感じられた。
栞(結局、ただの同情だったのかな。それとも―――)
そこから先は考えたくなかった。
だから、考えてしまう前に手にしたものを持って立ち上がる。
栞は胸元でそれを握り締めると、噴水の方に向かって歩き出した。
ここでなら―――
きっと、ドラマみたいに綺麗に―――
栞のいちばんいけないところは『ドラマみたいに・・・』だよな。
栞のブチまけた弁当がどうなったのか、
皆の妄想と原点さんにはその回答編キボン。
落ち着け栞ん。そこはもっと前向きに……
そのカッターで美汐たんとまこぴを亡き者にする方向で。
夜の公園、月と噴水をバックに、胸から血の噴水を迸らせ、仰け反りながらゆっくりと崩れ落ちる美汐たんのシルエット……(;´Д`)ハァハァ
む? なんか違うか?
.
>584
舞と野良犬で奪い合い
と言うか、書きたい結末が見え見えなだけに、展開の強引さが目立ってきた。
栞と真琴が刺し違えるということでここは一つ…
栞 「貴様は、その奇跡で何を手に入れた!?」
真琴「家族と祐一だ。さすれば勝つ!」
栞 「俺は人は殺さない! 狐を殺す!」
二人のカッターは互いの胸を貫いていた。
栞 「天野美汐、浄化を・・・」
美汐「人々よ! ものみの丘にへ帰還します!」
にへ?
我ながらワケワカランミスを…
ああ、まだカッターが早いってこうゆう事か。
漏れにもやっと意味がわかった!
592 :
原点回帰:03/02/22 21:52 ID:hx2YjoWo
やたら書きにくくなったな。でもまあ、今更書こうとしてたこと変えるわけにもいかんし。
内容に関するレスは付けたくなかったんだけど、このままってのもどうかと思うので。
>弁当
すっきり忘れてますた。
せっかく用意した小道具だったのにね。
>jcEwvKvS
>展開の強引さ
自覚してるだけに痛てえや。
つうかカッターが早いの意味がわかったってどういうこと?
今更手直しするわけにもいかんけど、とりあえずまずかったところは知っておきたい。
>>592 あ、いやごめん。そんなつもりじゃなかったんだけど・・・。
>カター
いやね、確かにあそこで出さなきゃオチもまだわかんなかっただろうし、
展開もそんな強引に見えなくなったんじゃないかと。
ぶっちゃけ、必要になったときに『実はさっき買っといた』でも問題ないだろうし、
栞の心情的にも不自然に見えなくなったんじゃないかと。
つうか討論スレっぽくなっちゃうし、これ以上はおそらくネタバレっぽくなると思われ自粛。
つーか、>555の考えとは全然違うかもしれない。
そこんとこどうなんだ?>555。答えてやりなよ。
をををっ!?話はクライマックスか!?
展開が読めてもいいっ!!(実は俺は読めてないが)
この壮大な物語を俺は読みたいのだ。
原点氏頑張ってくだされ!!
>弁当
学校の職員室に忘れ物として届けられているんじゃ?
595 :
原点回帰:03/02/23 01:47 ID:wQj8tq6x
?「栞ちゃん?」
栞「―――!?」
カシャン
突然背後から掛けられた声に呼吸が止まるほど動揺した栞は、手に持っていた物を取り落としてしまう。
聞き覚えのある声。
ゆっくりと振り向いたそこには・・・
栞「・・・あゆさん・・・」
あゆ「やっぱり栞ちゃんだ。お久しぶり、だねっ」
春の日差しに負けないくらい、明るく、暖かな笑みをたたえた少女が、こちらに向けて元気に手を振っていた。
596 :
原点回帰:03/02/23 01:51 ID:wQj8tq6x
弾むような足取りでこちらに来ると、にこにこと屈託のない笑顔を向けてくる。
奇妙な符号。
最初にこの人と出会ったときも、確か自分は・・・
あゆ「あっ、栞ちゃん制服なんだ。祐一君と同じ学校なんだっけ?」
栞「・・・はい」
あゆ「わあ、そうなんだ。いいなぁ。ボクも一緒に行ってみたいよ」
栞の内心を知らず、久しぶりの再会にはしゃぐあゆ。
・・・鬱陶しい・・・
こうして話をするのが辛い。
何も知らないあゆの無邪気な笑顔が痛い。
この人が、出会ったあの時ときのように全然知らない人だったなら、ひょっとしたら無理をして笑うことも出来たかもしれない。
だが今は違う。あゆの存在は嫌でも祐一のことを想起させる。
栞(・・・どうして・・・)
どうしてこの人たちは、こうも人の心を掻き乱すのだろう。
馴れ馴れしく踏み込んできて、無遠慮に掻き乱して、奪って。
あゆ「あれ? 栞ちゃん?」
・・・捨ててしまうのなら、始めから関わって欲しくなどないのに。
栞「・・・っ・・・」
あゆ「もしかして、泣いてるの?」
その声が引き金になったかのように、栞は嗚咽を漏らしながら泣き崩れた。
あゆの事スッポリ忘れてた…
むう、うぐぅか。
う ぐ ぅ 襲 来 ! !
奇跡を呼ぶ(?)鯛焼き泥棒、あゆは
どちらの陣営につくのか!?
あるいは恐怖の第三勢力となるのか!?
Zガンダムみたい(エゥーゴ・ティターンズ・アクシズ)に
なるのか!?
ぶっちゃげ
うぐぅ まだ生きてたのか!!
すごくびっくりした。たしかに予想できたら神だ。俺は神にはなれないのね・・・
漏れ弁当の話ふったモンだけど…忘れてたのかよw
あゆか〜!これは読めないって。
うぬ〜あゆ登場とは虚を突かれた
いや〜俺の負けだ、ハハハハ(by牡牛座の聖闘士)
栞ENDだと、あゆ死亡(又は目覚めず)だと思うもんな
目覚めてないだけならあゆ登場もありだな。
だれか「空気読め」と一言言ってきてくれ。刺されるぞ。
あゆにじゃない?
それか某k(略
>>604 あゆの頭じゃ空気読むなんて高度なことはできません。
読めそうなのはそれこそ美坂姉妹とさゆりん、美汐くらいかと。
秋子さんは空気読むというより、空気作り出してる人だし。
>604
だれか「空気読め」
あゆ「くうきよめって何?お嫁さんの親戚?」
栞(お嫁さん…そう、祐一さんがお嫁さんにしたいのはわたしじゃなくってまこちゃんなんだ…)
栞(なのに、いつかはわたしがそうなれるんじゃないかと思ってた…)
栞(わたしだけ何にも知らないで…)
先生!その行動はしおりんを更に追い詰めてしまいます!
栞「えい」
ザクッ・・・グジュ
今ふと思ったんだけどさ、
季節は春であゆは生きてるってことはもしかして
あの服装なのか?
髪バッサリ切ってあの帽子かぶってるのか!?
平日の真昼間に人気のない公園を闊歩してるのか!!?
なんて大胆な変質者だ…w
補導員に捕まってもおかしくないな。
タイ━━━━━━━||Φ|(|゚|∀|゚|)|Φ||━━━━━━━ホ
美汐のおしりが同じクラスになったら
なんだか無粋な突っ込みが増えたな
>>613 規模(スレの住人数)が大きくなると
そういうのも増えてくるわけで仕方ないかと。
突っ込み入れないとひたすら原点氏のSSと保守がサンドイッチするだけの寂しいスレに戻ってしまいそうな。
色々あって、板から出ていくことになりました。
他人の作品を勝手に掲載するなという指摘がありましたので、
原点さんの作品はHP上から外させていただきます。
(私のしおみし作品も同様に。こっちは別に見たい人いないと思いますが)
短い間でしたが、お世話になりました。
>>616 寡黙氏、そうなんですか...。残念です。
でも、別の板にもまたいらっしゃるんでしょうか?
そうであれば、またお見えになる事を期待してます。
お疲れ様でした。・゚・(ノД`)・゚・。
どつきどつかれ
誰彼おわかれ
補修
ほしゅ
保守
そろそろこの流れ変える勇者降臨してほすぃ…
香里があゆを腹いせにシバく展開を見たい。
香里「邪魔よっ!」
ゲシッゲシッ!
あゆ「うぐぅ!痛いよ〜」
香里「なんで私の栞がこんな目にあわなきゃいけないの!?」
バキィッ!
あゆ「うぐぅ〜。やめて、やめてよ〜」
香里「こうなったら栞は私が貰うわよっ!?それでいいの!?」
グギィッ!
栞「お姉ちゃん!もうやめて!あゆさんが死んじゃう!」
あゆ「うぐっ、栞ちゃん、助けて・・・」
香里「栞っ!あなたは下がってなさい!とどめを刺すわよっ!!」
グシャッ・・・
あゆ「うぐぅ・・・ボクが何したの・・・?」
香里「目障りなのよっ!!」
あゆ「うぐぅ・・・ひどいよ・・・げふっ」
栞「お、お姉ちゃん・・・あゆさん・・・死んじゃった・・・」
恐怖におののく栞の股間からは尿が滴り落ちていた。
香里「ハァッハァッ・・・私が・・・殺した・・・?」
栞「いやぁぁぁっ!!」
香里「し、栞・・・?どうしよう・・・」
香里は愛しい妹を抱きしめようとする。
栞「こ、こないでぇぇっ!!」
香里の血に染まった両手におびえ、栞は失神した。
香里「し、栞っ!?」
何でこんなことになってしまったんだろう。
香里「あの二人のせいよね・・・」
香里「あの二人さえいなければ・・・」
そう、あの二人がいなければ、こんなことにはならなかった。
香里「栞がひどい目にあったのも、私が人を殺しちゃったのも」
そして、香里はゆっくりと立ち上がった。
もう、自分は犯罪者である。まともな生活は望むべくも無い。
ならば・・・せめて、私たちを不幸にしたあの二人をっっ!!
香里はふらふらと歩いて行った。
そして何年もの年月が流れ・・・
刑務官「おい、美坂!!いよいよ出所だぞ」
香里「はい、お世話になりました。」
香里は結局美汐と真琴を殺す前に御用となり、
殺人罪で投獄された。
服役中、面会に来たのは両親と、北川と名雪だけ
であった。日ごろ自分が疎まれていたのが身に染みてわかった。
香里「栞は結局来なかったわね」
あゆという旧友を殺された祐一が憤りから面会に来ないのは
納得していたが、栞が来ないのは寂しくて仕方なかった。
それどころか、両親すらも、栞の話は一切しなくなった。
どんなに問いただしても、黙りこくるばかりだった。
その両親も父は4年前に、母は昨年他界した。
当然、出所しても迎えに来る者はいない。
香里は出所したその足で、自宅に向かった。
しかし、自宅があるはずのそこには、見たことない
家が建っており、見知らぬ人が住んでいた。
もちろん、栞もいない。
香里は、それならばと、親友である水瀬名雪の家へ向かった。
老朽化が進んではいるが、見覚えのある家。水瀬の表札。
呼び鈴を押す。
声「はい、どちら様ですか?」
香里「美坂です。おひさしぶりです。」
声「え・・・?美坂って・・・まさか、香里ちゃん?」
香里「そうです。秋子さん、お久しぶりです。」
秋子「あのね、もう、名雪は結婚して、この家にいないのよ。
住んでるのは私一人なの。ごめんなさいね。」
香里「名雪の電話番号を教えてもらえますか?」
秋子「ちょっと待っててね・・・」
・・・・・・・・・数分後
秋子「ごめんなさいね、香里ちゃん。名雪が、連絡先は
教えられないっていうの。本当にごめんなさい」
香里「えっ!?それってどういう意味ですか?
教えられないってどういうことですか?」
秋子「あのね、とても言いにくいんですけどね・・・」
秋子さんは口ごもる。
香里は大体の意味を理解した。名雪は、前科のある私と
関わりたくないのだ。今の幸せを壊したくはないのだろう・・・
香里「わかりました。・・・失礼します。」
秋子「え?えっと・・ちょっと、香里ちゃん!?」
香里は踵を返して水瀬家から立ち去った。
親友だと思っていたのに。
もうこの家を訪れることは永遠に無いだろう。
って、当初のコンセプト(香里があゆを殴る云々)は
どこに行ったのやら。書いてて自分で訳わかんなくなってるし。
まあ、もうちょい(?)で終わります。
ネタがないってんで思いつきで投下した代物なんで
出来は最悪で、申し訳なく思っております。
続き、楽しみに待ってるよ
きっついけど過疎ぎみだったからおもろかった。乙。
633 :
625:03/03/02 04:40 ID:QBsUQXXB
それにしても栞はどこに行ったのだろう。
それを知ってるのは、あの当時の友人たちだけ
だろう。祐一はすでにこの街を離れているだろうし。
・・・となると、北川くらいか。
なんとなく会いたくはなかったが、仕方なく北川を訪ねた。
北川「み、美坂じゃないか!」
香里「久しぶりね、北川君。」
北川「そうか。出てきてたのか・・・そうだ、うちに寄っていけよ。」
北川だけはあの時のままだ。自分に好意を持っていてくれている。
香里「ごめんなさい。ちょっと急ぐの。」
北川「そ、そうか・・・。何か用事なのか?」
香里「・・・栞の行方を知らない?」
北川「え、し、栞ちゃん!?知らない、俺は知らないぞ!?」
狼狽する北川。明らかに真実を隠している。
香里「お願いよっ!教えてっ!!知ってるんでしょう!?」
香里の勢いに押されたのか、ばつが悪そうに北川は喋りだした。
北川「なんでも、入院したらしい。俺も詳しくは知らないんだ。」
香里の顔から血が引いていく。
香里「何で入院したの!?病気が再発したの!?どこの病院!?
ねえ、教えて、教えなさいっ!!」
北川「本当に知らないんだっ!詳しく知ってるのは、美坂の両親と
相沢くらいだったんだよ。本当だって!!」
香里「じゃあ、相沢君の連絡先を教えてっ!!」
北川「いいけど・・・会わない方が良いと思うぞ・・・」
香里「なんでよ?そんなこと言ってる余裕はないのよ。」
北川「まあ・・・会ってみればわかるさ。」
北川はそういうと、祐一の住所を書いたメモを渡した。
住所は隣町のものだった。地元に帰ったわけではないらしい。
香里は祐一のもとへ向かうことにした。
634 :
625:03/03/02 05:11 ID:QBsUQXXB
メモに書かれた住所に辿り着いた。
古ぼけたアパートがそこにあった。
今、相沢祐一はどんな生活を送っているのだろう?
真琴と結ばれて幸せなのだろうか?
自分たち姉妹を地獄に落としておいて、自分だけのうのうと?
北川が言った「会わない方がいい」とはそういう意味だったのか?
しかし、覚悟は出来ていた。祐一に会わねば栞にも会えない。
相沢と書かれた部屋のドアをノックした。
返事がない。もう一度強くノックしてみた。
すると、中から「はい、どちら様でしょう?」
という声が聞こえた。女の声だった。
香里は冷静になるように努めた。
香里「美坂です。相沢君、いるんでしょう?」
女「か、香里さん!?どうしてここに!?」
香里「出所したからに決まってるでしょう。相沢君に
用があるの。会わせてもらうわよ。」
女「待ってください!相沢さんは、今・・・」
香里「入るわよ」
香里は有無を言わさずドアを開ける。
女「あっ・・・」
香里「え、美汐!?」
祐一と暮らしているのは真琴だと思っていた。
しかしそこにいたのは天野美汐だった。
香里「なんで・・・あなたが?」
美汐「それは・・・話せば長くなるんですが・・・」
その時、奥から男の声がした。
声「お〜い、真琴ぉ、誰か来たのか?」
聞き覚えのある声。紛れも無く祐一の声だった。
祐一「香里じゃないか!!早く上がれって!」
祐一の声にはまるで、過去のしがらみなど忘れたかの様だった。
635 :
625:03/03/02 05:30 ID:QBsUQXXB
そこには祐一が、布団から半身を起して座っていた。
香里「相沢君・・・ひさしぶりね」
祐一「そうか?そうでもないだろ?」
香里(面会にも来なかったのに、よくもぬけぬけと・・・)
香里「相沢君・・・単刀直入に言うわ。栞の居場所を
教えて欲しいの。」
祐一「・・・?」
香里「とぼけても無駄よ。何が何でも聞き出していくわよ。」
祐一「なあ、香里・・・。栞って誰だ?」
香里「っっ!!ふざけないでっ!」
香里は思わず平手で祐一を叩いた。
美汐「香里さん!!やめて下さい!」
香里「冗談は顔だけにしてよっ!!栞は入院してるんでしょう!?」
祐一「なあ、真琴、香里は何をいってるんだ?」
香里「真琴なんてどこにいるのよっ!!別れたんでしょう!?
いい気味よっ!!栞を見捨てた天罰よ!!」
そういって、香里は自分も妹を捨てた時期があったのを思い出す。
それと同時に、徐々に落ち着きを取り戻していった。
落ち着いて、良く考えてみる。
おかしい。何かが変だ。
祐一はきょとんとして香里をみている。
嘘をついている顔ではない。
真琴はどこに行ったのか。何故祐一は栞を忘れているのか。
それに、何故美汐がここにいて、祐一が「真琴」と呼ぶのか。
ふと、妙な想像が頭をよぎる。まさか、相沢祐一は・・・
美汐「香里さん・・・話があります。」
そういって美汐は香里を外に連れ出した。
祐一「真琴ぉ、すぐに戻ってこいよ」
美汐「わかってますよ、相沢さん・・・」
祐一はそのまま眠りについた。
636 :
625:03/03/02 05:45 ID:QBsUQXXB
美汐の話は、香里の嫌な想像そのままだった。
なんでも、あの後、祐一と真琴は同棲を始めたが、しばらくして
真琴は姿を消したらしい。その理由について、美汐は何か知って
いそうだったが、語ってはくれなかった。悲嘆にくれた祐一だったが
それでも、栞への義理を果たそうと、栞の見舞いには行ってたらしい。
だが、ある日、見舞いから帰ってくるとああなっていたという。
相沢祐一は、精神を病んだ。
もはや、廃人となって自活できなくなった祐一に、美汐は救いの
手を差し伸べた。しかし、祐一に美汐を認識できる能力は無く、
自分と一緒に楽しく暮らした真琴の幻影を美汐に見ていたようだ。
自分に都合の悪い過去は忘れ、楽しかった日々を自分の脳内で延々と
繰り返す祐一。その祐一と生活するために、美汐は、自分の体を売って
生活費に当てているという事だった。
香里(これもこれで地獄・・・よね。)
もはや香里には恨みは無くなっていた。
栞から祐一を奪った真琴は消え、裏切り者祐一は精神を病み、
美汐は生活のために体を売っている。もう、十分ではないか。
結局、みんな地獄に堕ちたのだから。
香里は美汐から、栞が入院している病院の場所を
聞き、足早にその場から立ち去った。
637 :
625:03/03/02 06:05 ID:QBsUQXXB
栞の病室に着いた。心は躍っていた。
栞は私のことをどう思っているだろうか。
拒否されたら、もう会わない。そう、心に決めていた。
しかし、担当科の表示を見たとき、暗鬱な気分にとりつかれた。
そこには「精神科」との表示があった。
先ほどの祐一が思い出される。もしかしたら、私のことを
忘れているかもしれない。もしそうだったら、どうすればいい?
栞は個室病棟のベッドに寝ていた。
入室しても、反応がなかった。
栞の顔をのぞきこんだ。目が開いている。
以前よりさらに痩せこけ、目の下には隈ができ、視線は宙を
漂っている。生きる屍といった風貌だった。
香里「栞っ!?」
反応はなかった。医師の話に拠ると、ここ数年、この調子らしい。
体に異常はないが、心が死んでいる。
香里は絶望した。服役中もずっと気に掛けていた大事な妹が
このような状態では、もはやどうしようもない。
もはや住む家もない。前科があるので就職も苦しいだろう。
もはや生きる意味も術もないのだ。
その時、香里の中で何かが壊れた音がした。
638 :
625:03/03/02 06:21 ID:QBsUQXXB
暖かい風の中で、香里は目が覚めた。
声「起きた〜?」
目の前には親友の、水瀬名雪がいた。
声「美坂が居眠りとは、珍しいな。」
いつみてもとぼけている、北川。
そして。
祐一「よし、香里も起きたし学食いくか」
妹の恋人、相沢祐一がいる。
4人はそろって学食へ向かった。
声「祐一さんっ!!」
聞き覚えのある声が、息を切らして近づいてくる。
祐一「お、栞か。今日もお昼はアイスか?」
栞「えぅ〜。そんなこという人、嫌いです!」
名雪「祐一、嫌われちゃったよ・・・」
北川「じゃあ、栞ちゃんは俺が・・・」
祐一「馬鹿、ふざけるなよ。お前には香里がいるだろうが」
香里「そんな気は毛頭ないわよ。」
北川「美坂ぁ〜」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
・
・
・
なにか、悪い夢でも見ていたみたいだけど・・・忘れたわ。
そう、あれはただの悪夢。悪い夢。
私たちの絆は、幸せは決して壊れない。
そう、永遠に。
639 :
625:03/03/02 06:27 ID:QBsUQXXB
はい、長々と駄文失礼いたしました。
設定は原点氏のストーリーを途中までパクッていますね。
思いつきで一気に書いたんで、パクッたのすらきづかなんだ。
いまさらながら原点氏、申し訳ないです。
読み返してみると、読みにくいですね、これ・・・
原点氏や他のSS作家の皆さんの真似事はできないな〜と
しみじみと思いました。
過疎気味のスレにおいて、少しでも役に立てればいいなと
思って、投下いたしました次第です。
後は静かに原点氏のSSや小ネタを待つつもりです・・・。
何はともあれ、俺が初めに言うべきセリフはこれだろう。
おつー
面白かったぞ。
さて。
・・・・・・もしや生書きか。良く頑張った。
ちょっと荒いがなかなか生きがいい作品だな。
改行が少なく、パッと見読みにくそうだが
1行ごとの文字数が少ないのでかなり読みやすい。
でも、ちょっと唐突なとこが多いかも…
なんであゆ殴られてんの? 腹いせらしいけどさぁ…(^^;(←この作品の最大の疑問点
まぁでも言ったところで俺はSSなんぞ全く書けないしな。評論ぶってみただけだし気にせんでくれ。
最後にもっかい言うと、面白かった。ありがとう。できればまたよろ。
すげー
これ、良い意味でBAD・ENDとしたいね
638のエピローグが何ともKanonらしくて『残るモノ』があるよ
夢オチってたいてい興ざめだけど、これはそんなのは微塵もなくぐっとくる夢オチ
だね。マジ面白かった。
あまりにも救われない結末だったせいか、夢オチで安心するんだよなぁ。
これって夢落ちなのか?
俺はてっきり香里も最後には壊れちゃいましたって話だと思ってた
645 :
625:03/03/02 18:11 ID:QBsUQXXB
>>644 実はあえて、どっちでも取れるような流れにしたんですよ。
まあ、どちらにしろ、香里は救われる(美汐とは対照的に)かたちですが。
>637〜>638の下りが、夢から覚めたのか、精神崩壊を意味するのか。
それは読んでいただいた皆さんのご想像にお任せしようと思います。
・・・自分の書いた文を自分で説明うなけりゃいけない時点で
物書きとしては終わってる・・・鬱。
どうだろ。どっちでもいけそうな。
リロードしてなかったわぃ(;´Д`)
どっちでもいけるのか。俺は644と同じだったなぁ。
漏れも644と同じ解釈した。
しかし逆恨みと八つ当たりの挙句、誰もかも地獄に墜とすとは…鬼女ですな、この香里は。
遅レスだけど、乙でした。
ラスト1レスのいかにもすぎるキャラ描写と、「そう、永遠に」のくだりに鳥肌が立った。
静かな不気味さがいいなぁ。
625さん、乙かれ。
淡々した不気味さと関係者すべてに地獄を見させる、香里の出所後の情景描写が
良かったです。
夢オチとも香里の精神崩壊どっちともとれるけど、私は栞に対する罪の意識から
生じた悪夢かなと思うことにします。
グッジョブ。
いつのまにか盛り上がってるw!
皆やっぱり待ってたんですね〜
625さん乙でした。
この勢いに乗って、原点氏の降臨待ってる〜
653 :
原点回帰:03/03/04 00:18 ID:yl4h1fg9
やっと書きこめた!
串なんて刺してないのに串規制食らっちゃって往生しますた。なんでやねん。
もうダメかと本気で思ったよ……ってか、最新50に俺のSSがない……
>>610 前の格好だよ。
ってか「あの」格好だと、栞はあゆだとわからなかったはずw
>>625 無茶苦茶な展開をものともしないパワーがあるね。あゆ可哀相w
最後のほのぼのがとても良い感じですた。でもこれは悲しい良さかも。
ラストは普通に解釈すると
>>644だと思う。
もし夢オチだとすると、
>その時、香里の中で何かが壊れた音がした。
これは香里自身が壊れる音ではなく、悪夢そのものが壊れる音、ってことになるんだろうか。
原点氏復活!
増々このスレから目が離せない
655 :
625:03/03/04 01:28 ID:AgCg3JFs
>>原点氏
おお、原点氏だ〜!
続き楽しみにしています。
>>読んでくれたすべての皆様
>ラストは普通に解釈すると
>>644だと思う。
>もし夢オチだとすると、
>>その時、香里の中で何かが壊れた音がした。
>これは香里自身が壊れる音ではなく、悪夢そのものが壊れる音、ってことになるんだろうか
夢オチの場合、悪夢から覚める際の外的衝撃だと思ってください。
両方の捉え方が出来るように書いてはいますが、一応、作者としての
SSの結末は、(メール欄参照)なのです。
判りにくいかも知れないですが、
>>638で出てきてないあの2人・・・
彼女たちは、香里にとって「都合の悪い」2人ですよね?
それを踏まえて、
>>636の祐一についての説明を読んでみてください。
そこで「ピン!」ときたら、あなたは私の感性に近い人です(w
これは原点氏にも言える事だが、自分の作品を解説する事ほど滑稽な事はないぞ。
どっちでも捉えられると言うなら余計にね。
君がそのメル欄を書いた瞬間、折角の努力が台無しになってるよ。
気持ちは痛いほど解るが、いい話だっただけに勿体ないと思うがどうか?
657 :
原点回帰:03/03/04 01:50 ID:yl4h1fg9
>自分に都合の悪い過去は忘れ〜〜
なるほどここか。
これはそのまま最後の香里の状態にあてはまるわけね。
そういや設定パクったって言ってたけど……どこなのかわかりませんですたw
>>656 ねぇ。せっかくぼやかして書いたのに。もったいない。
メル欄に隠したって見るに決まってるじゃん。意味ないよ。自制などきかないいっ!
659 :
625:03/03/04 02:00 ID:AgCg3JFs
>>656 ええ、まあ、その通りですね。
私はいわゆるSS作家さんではないんで、
文章力が足りなくて、それを補うための解説・・・
確かにショボさをさらけ出してますね・・・
>原点氏
人間関係の設定です。栞と真琴と祐一の恋愛関係とかの
設定をそのまま流用させて頂きました。
勝手に使ってごめんなさい。
では、名無しに戻ります。
今回のも、ただの気まぐれで書いたので、今後自分が
SSを書くことは無いと思います(小ネタはあるかも)。
原点氏のSSも小ネタも楽しみにしています。
660 :
656:03/03/04 03:00 ID:WUTiMsle
いや、勘違いしないでくれ。
君のお話はすごく良かった。それこそ、解説なんかで補う必要がないほどに。
別に君や作品を落としめる為に言ったわけではないんだ。気分を害したのなら謝罪させて頂く。
だからコテでも名無しでも構わない、気の向いたときでいいからまたなにか書いてくれ。
君のお話を読み終わった後このスレを初めてお気に入りに指定してしまったんだ。
私は純粋に君の書く話をもっと読みたい。
>>656 625です(名無しに戻りました)。
別に気分を悪くした訳ではないですよ。
むしろ、悪い点を明確に指摘していただいたという
点で、感謝しています。
もう書かないと言ったのは、書かないというより、
実際、書けないと言った方が正しいからです・・・
何しろ文章作成が苦手なものなので・・・
今後も名無しとしてスレに居続けるつもりですし、
もし、仮に、またSS書けるようでしたら、書きますんで
気に病まないでくださいね。
ただ、本当に期待はしないでください・・・
で、結局続きはまだなのね
662がいいこと言った!
嘘です。マターリやってください。いつまでもついていきますんでw
>>原点氏
>>613の言うとおり無粋だったかなと反省とかしてたので、あゆの服装へのレス感謝です。
無神経ついでに…弁当云々言い出したのも俺だったりしますw
最下層に限りなく近い罠。
今日一日違うIDで3レス以上なかったら
集客のために上げてみようと思う。
板自体過疎だし、最近広告も少ない気がするから
上げても大丈夫だと思うし。
先ずは1
広告は気にならないし、連貼りする訳じゃないから
頻繁にageても良いんじゃないかな?
例えば200以下に落ちたら、メンテでもageるとか
わざわざ集客に走るこたぁないんじゃないか?
とか言ってみるテスト。
現状、ネタスレでは無いという認識なので気軽に書き込む気にはなれないが、
それでもマターリとしていて、このままで良いんじゃないかとおもんだけど?
じゃあ3
670 :
名無しさんだよもん:03/03/06 01:29 ID:HDIPoFXf
4
俺も無理して人を集める必要はないんじゃないかと思うが…。
とりわけ人が少ないからと言って困ったことがあるとも思えんし。
なんだ、意外と人いるじゃん・・・
原点氏休む→下がる→書き込み減る→DAT逝き
・・・という凶悪コンボを回避するために・・・
part1〜3とおなじ流れなんでちょいと警戒したんです。
人目につけば保守代わりの書き込みが増えるかと思って。
俺も
>>660同様お気に入り指定。
だから下がってて困ったことない。
下がってることすら気づかないこともある罠
俺と美汐が同じクラスになったら
俺もお気に入り指定。
・・・まぁ、なんだかんだ言って落ちるときは容赦なく落ちるし。あげなくても良いんじゃ?
住人のほとんどはお気に入りに入れてると思うし、新しい人が来ても入り込めないと思うから(寡黙氏のまとめサイトも消えたことだし)
上げてもデメリットしか無い気はするね。
ふぅ…
糞スレ
上げるとこういうのが湧くんだよな…
補修
糞スレ 保守
原点氏も休業中・・・
もはや、これまでか?
まだ終わって欲しくないので保守
保守
糞スレ保守
無粋な突っ込みがこのスレを終わらせた
>686
本気でそう思ってるなら救われねえな。
まだだ!まだ終わらんよ!
689 :
sage:03/03/08 17:30 ID:XPHNKHE3
保守
間違えた。逝ってきます。
祐一はは、もう行き慣れた栞の家へと急いだ。
祐一(真琴に早く会いたい!!)
それだけを考え、全速力で栞の家へと走ろうとする・・・・・・が、
祐一「・・・・・・・・。」
後ろを振り返ると小さな影が1つ。
祐一「はぁ・・・」
祐一はため息をつくと、その場にしゃがみ込む。
程なくして、その影の主が俺の横で立ち止まる。
祐一「遅いよ・・・・天野」
美汐「・・・・・・・。」
返事は無い。
いや、出来ないと言ったほうが正しいか・・・。
天野は肩で息をしながら、俯いて地面を見つめていた。
祐一「運動・・・・・してるか?」
美汐「ハァハァハァ」
祐一「辛そうだな・・・。」
美汐「ハァハァハァ」
祐一「おんぶしてやろうか?」
美汐「・・・・・。」
黙って首を振る。
祐一(まぁ、頷かれても困るがな・・・。)
祐一はもう一度大きくため息をつくと、首を上げてあたりを見回した。
ただでさえ人通りの少ない平日の昼間・・・・。俺たちを見咎める人は存在しない。
692 :
691:03/03/09 00:13 ID:EJ0UtrBq
一向に回復する気配を見せない天野。
三度ため息をつくと、ふと栞の事が頭に浮かんだ。
祐一「・・・・・・。」
別に「真琴の方が好き」ということではなかった。
ただ、真琴は時が経つと再び死んでしまう・・・・。
俺が真琴のことを優先したのは、ただそこだけだった。
もちろん、俺は今でも真琴のことを愛しているし、これからも変わらないだろう。
たが、栞も真琴に負けないぐらい愛している。
学校の方角に目を向ける。
言いようの無い不安感が俺を襲っていた。
祐一「なぁ・・・・。」
横にいる天野に声を掛ける。
もう回復したのであろう、頭を上げると俺の顔を見つめる。
美汐「何ですか?」
祐一「栞は・・・・。栞は大丈夫だろうか?」
美汐「・・・・・・。」
無言。
祐一「栞は・・・・。栞はあの時死ぬつもりだったんだ。あいつは・・・・もしかしてまた!」
美汐「・・・・・・先を急ぎましょう」
天野はそれだけ言うと、再び走り出した。
保守
原点氏が来ないから自分たちで勝手に続きを書いちまおうって魂胆か。
まあ個人的にはアリかと。
だいたい傍観してるだけの俺に否定する資格なんて…
保守あげ
待つさ
697 :
691:03/03/09 12:33 ID:EJ0UtrBq
だんだんと小さくなっていく天野の背中を見ていたら、ふと頭に過ぎった事・・・。
祐一(真琴は・・・・また消えてしまうのか?)
当然だ。
そもそも真琴は人間ではない。
時間が経つにつれ、真琴は人間を失ってしまう・・・・・。
俺はそんな真琴を見たくは無い。
祐一(それに・・・・・)
恐らく、俺がこのまま真琴に走っていったら、栞はもう二度と俺の前に現れないだろう。
栞を失い・・・、真琴も消えてしまう。
香里も俺とは口を聞かなくなるし、香里に好意を寄せている北川もどうなるか分からない。
そもそも、真琴の面影を追い求めて栞と付き合いだした、という事自体良い事ではない。
気がつくと、俺は再び学校へと走り出していた。
祐一(最低だ・・・・・俺って)
原点氏の降臨を心より願う。
保守
>687
無粋な突っ込みした香具師が必死だな
あの程度の突っ込みでタグダクなスレはここですか?
つーか内容はともかく子供すぎる。書き手も読み手も。
702 :
名無しさんだよもん:03/03/09 14:01 ID:kvGsY4PE
>701
無粋な突っ込みした香具師が必死だな
そもそも美汐と栞をくっつけたSSが難しいのさ。
下級生同士ぐらいしか接点がない。
原点氏のSSにも言える事だが、
新規の設定を組み立てる必要がある。
他のSSで成功してるっぽいのは1/2の恋愛劇ぐらいしか
思いつかない(あれは両者の交流は全く無いけどな。うまく逃げたな)
まあ落ち着け。なんか殺伐としてきてるぞ。
原点氏のSSが読めなくて禁断症状でも出てきたか?
マターリしようぜ。
ええと、しばらく間を空けてしまったのはツッコミがどうとかじゃなく、俺のポカミスが始まりです。
先週レスを書きこんだ後、さあSS貼るぞと思った時に、それまで書いていたテキストファイルを
バックアップ取ろうとした時に古いファイルで上書きしてしまっていたことに気付きますた。
一度書いたものを書きなおすって辛いんですよね。精神的に。もう一回書くのマンドクセ('A`)
バックアップも良し悪しだなあと思いますた。
恥ずかしかったから黙っとこうかと思ったけど、なんか荒れそうだったから言っておきます。
っていうかみんな、マターリしようよ(´Д⊂)
707 :
原点回帰:03/03/09 22:15 ID:vwUtu40D
あゆ「わわっ、ボク何か変なこと言っちゃった?」
どうすればいいのかわからなくなって、おろおろと栞の周りを歩き回るあゆ。
あゆ「とっ、とりあえず座ろっ」
栞の両手は顔を覆っていたので、背を押してなんとかベンチに座らせる。
そしてあゆ自身も隣に座り、まるで子供をあやすように、弱々しく震える肩を抱いてやる。
華奢な栞の肩は小柄なあゆですら楽に手を回せるほど頼りなく、細い。
あゆ「栞ちゃん・・・」
事情もわからないままだったが、とにかく落ち着くようにと、栞の小振りな頭を撫でてやる。
さらさらとした仔猫の毛ように柔らかい髪をあゆは丁寧に梳いてやった。
だが栞は、そんなあゆのことなどお構いなしに泣き続ける。
あゆ「ああもうっ、なんだかボクまで悲しくなってきちゃったよ・・・!」
わけもわからず泣きつづける栞につられて、いつのまにかあゆまで半泣きになってしまうのだった。
708 :
原点回帰:03/03/09 22:16 ID:vwUtu40D
・・・どれだけそうしていただろうか。
泣き疲れたのか、栞の嗚咽が徐々に小さなものになっていく。
あゆ「落ち着いた?」
栞「・・・すみません」
そしてゆっくりと、あゆの腕の中から身体を離す。
昨日の美汐との一件から、心に溜まっていたものが吹き出したのだろう。
泣き腫らした目は真っ赤に充血し、もともとなで肩気味な肩は力なく落とされていた。
あゆ「なにかあったの?」
栞「・・・」
あゆの無遠慮な問いは、少なからず栞の胸をえぐる。
だが人前で思い切り泣いたことや、刃物が手元から離れたことのせいか、先ほどの激情は少しなりを潜めていた。
・・・代わりに襲ってくるのは、現実感を欠いた虚無感と喪失感。
泣き疲れたせいで感覚が麻痺してしまったのだろうか。
彼女の頭の中は相変わらず熱を持ったように芒洋としていたが、夢の中にいるような感覚のまま、心だけは平静になりつつあった。
709 :
原点回帰:03/03/09 22:20 ID:vwUtu40D
あゆ「あ、ごめん、言い辛いことだったら無理しないでもいいよ」
辛そうな栞を見かねて、あゆがパタパタと手を振った。
この人も、真琴と祐一の事を知っているのだろうか。
ぼんやりとした頭で何度か会った時の事を考える。
確か祐一の友人だったはずだ。最後に会った時は祐一と自分の仲を認めてくれていた。
・・・この人も美汐と同じなのだろうか。
栞「あゆさんは・・・」
あゆ「なに?」
返事を聞くのが怖い。
栞「まこ・・・沢渡真琴さんをご存知ですか?」
あゆ「沢渡・・・だれ?」
首を傾げるあゆ。栞には、その行動に嘘が含まれているようにはとても見えなかった。
そのことは、栞を少なからずほっとさせる。
栞「ご存知ないならいいです・・・変なこと聞いちゃってすみません」
あゆ「ううん、気にしないでよ。こっちこそごめんね」
知らなかったことが申し訳ないと思ったのか、あゆはとてもすまなそうだ。
・・・この人に聞いてもらうのもいいかもしれない。
ふと、そんな思いが栞の胸に浮かぶ。
聞いてもらったところでどうなるわけでもない。それはわかっている。
ただ、誰かに聞いてもらわなくては、自分ひとりで抱え込んでしまっては、心が壊れてしまいそうだったから。
・・・死ぬのは、やっぱり怖いから。
乙。一回消しちゃうと書く気失せちゃうよねえw
しかし、こんくらいで荒れてるだのマターリしようだの言ってたらこの板じゃなにもできんぞ。
自分のせいで荒れてますってお墨付きあげてるようなもんだよ。
原点氏の執筆ペースとはなんの関係もないのに。釣られてるぞ。
乙カレー
原点氏キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
ファイルの上書きか。私も何度かあるなぁ。
気づいた瞬間、キーボードに突っ伏す事が多い。
必死だなとか釣られてるとか言うのやめようよ。
2CHだからって無理に殺伐とすることないやん。
ウェザーブレイク氏とかも戻ってきてくれないかな…
つい最近のことだが、
他人の家で一晩徹夜して書いたレポートをFDに保存したはいいが、
自宅のPCに移すのを忘れて別のものを上書き、
PCに入っていないことに気がついて本気でウツになった記憶がある。
原点氏、頑張れ…
早くも保守
>715
栞「ゆうい…ち…さ……ぁ……ゃぁん………
……え!? も、もうですか!?」
美汐「はあっ……はぁっ……い、いくらなんでも……早すぎ……です…」
>>716 ええっ!?1分もたないとか?
遅い俺からみればある意味羨ましい・・・
そろそろ保守しないとやばそうな予感
719 :
名無しさんだよもん:03/03/12 19:32 ID:DmW6iHS0
落としてなるものか
720 :
名無しさんだよもん:03/03/12 22:31 ID:zGG/Ewbf
保守です
なんつうか、二人とも微妙にクラスで苛められそうな
タイプではあるな。
>722
同意。
二人とも犬プレイが似合いそうだ。
ペットとしてクラスで飼われている事にするか。
栞は攻めの方がいいかな。
この辺から話を膨らましていけば、あるいは・・
───お姉ちゃん、実験です。
栞「えうー。天野さん、いまローター付きの尻尾をつけてあげます。」
美汐「あうぅ、ぐぅ・・」
栞「よくお似合いですよ。じゃあスイッチ入れましょうね。」
カチ。ブゥーーー・・・ン
美汐「いやーっ、許して、はひー!」
パァーーン、パァーーン、パァーーーン!
栞の容赦の無い平手打ちが舞った。
美汐の尻が、みるみる赤く腫れ上がる。
美汐「あぅぅぅ」
栞「これから天野さんは犬なんですから、
わんとしか鳴いてはいけないんです。わかりましたか?」
美汐「あ、あ、あ。」
栞「お返事は?」
ブイィィィーーー・・・ン!
美汐「お、お返事わああ、わ、わんわん、わぁぁん!」
妙な方向に進めたがる
>>723に(;´Д`)ハァハァ
同じ年下でも、栞は明らかに妹系だが天野はなんなんだろうな……おばさん系?
もし設定が2年か3年だとしても違和感ない気がする。
おばさんなんて……そんな(略
しっかり年下系ですが何か?だから家事が得意とか思われるんだろうな。
>>726 本編に家事が得意だって分かる描写あったっけ?
ずいぶん前にやったきりだから忘れてしまった。
ないはず。ただのイメージでしょ。
秋子さんがアークデーモンとか言われてるのと同じようなもん……とはさすがに違うか。
しっかり年下系同士、初音たんと仲良くなってみるのはどうでしょう。
美汐「初めまして、柏木初音さん。天野美汐ともうします(深々)」
初音「あっ、どうもご丁寧に……(ぺこ)。あの、そんな丁寧に話さなくっても、普通でいいですよ。ふつーで」
美汐「はぁ……(普通のつもり、だったのですが)」
初音「同い年なんですから」
美汐「……え、同い年?」
(なぜか愕然とする美汐たん)
しっかり者じゃないからダメです。
栞と香里が同じクラスになったら
栞のクラスメートというと、「?」で返されるが、
香里のクラスメートというと納得されることに、納得がいかない美汐たん。
更新は無し、か。
毎日投下されてた始めの頃が懐かしいのう。
原点氏の来ないこのスレもうダメぽ。
とおもってるのは俺だけ?
……君は気が短いな
原点氏が来ない間は、過去の小ネタを
振り返ってみるとか・・・
つうわけで、美栞キボン
一応保守っておかう
・・・age方がいいのかなーとか思いつつsageる
740 :
名無しさんだよもん:03/03/18 14:44 ID:QFwsoe9U
そもそも香里が勉強できるって設定あったっけ?
話は逸れるが北川が香里好きってわかる本編の描写も無いよな。
>>742 勉強できるってのは、本編でも名雪が言ってた。
北川は・・・アニメか?
>>742 事あるごとに香里に付きまとってる所から話が膨らんだのかと。
>>741 別に俺が書いてもいいけど、面白くないと思うよ。文才ないし。
ネタが良くとも書き手の能力が低ければ、
ろくなものにはならないかと。
料理と良く似てるかも知れんな。
留年するとしても2年は無いだろうから、
卒業できなくて3年をもう一度ってことになるだろうな。
美汐「美汐とっ!」
栞「栞でっ!」
美汐・栞「フュージョンッ!」
美栞「そんな酷なこという人嫌いです」
祐一「あったなぁ……そんなスレ」
美栞「絶対既出だと思いますけど」
美栞「では、なぜ私達がフュージョンすることになったのか考えてみましょう」
祐一「唐突だなあ」
美栞「そもそも人同士が融合する、そんな理不尽なことはありません」
祐一「……なんで素なんだ。ってかその状態で言われても」
美栞「そう、あれは私達が小学生の頃……」
祐一「もう怪しくなってきたぞ?」
美栞「とある偉大な方たちの勇姿を目の当たりにしたのです」
祐一「ほうほう」
美栞「その斬新なポーズは私達の純真な心に衝撃を与えました」
祐一「純真……?」
美栞「そしてご近所同士だった私達は、その素晴らしいポーズに感動した者同士として息投合し」
祐一「また勝手な設定を……」
美栞「たゆまぬ努力の末、ついにフュージョンを会得するに至ったのです」
祐一「ちょっと待て。その「たゆまぬ努力」の内容が聞きたいんだが」
美栞「……聞きたいんですか? 本当に?」
祐一「え? ええと……」
美栞「……」
祐一「……いや、すまん。怖いからいい」
美栞「賢明です。そういうわけで今の私達がある、と」
祐一「……え、終わり?」
美栞「そうですが、何か?」
祐一「オチは?」
美栞「そんな酷なこと言う人嫌いです」
age
ageって言ってれば上がると思ってるヤシは逝ってヨシ。
ていうかageるなよ。
香里は、当初、祐一を留年させて
栞の警護に当たらせようとしたのだが、
さりげなく拒否られたので、代わりに
自ら留年して栞を護るのです。
栞「はぁ・・・」
美汐「どうしたんですか?溜め息なんかついて」
栞「美汐さん・・・」
美汐「何かあるなら相談に乗りますよ?」
栞「
>>748とか・・・あるじゃないですか・・・」
美汐「はぁ・・・」
栞「美栞・・・じゃないですか・・・」
美汐「はぁ・・・」
栞「私と美汐さんの・・・融合体ですよね?美栞は・・・」
美汐「はぁ・・・」
栞「思いっきり美汐さんのキャラクターじゃないですか・・・」
美汐「は?」
栞「それで、他のフゥージョンレスを見てみたんです」
美汐「はぁ・・・」
栞「思いっきり美汐さんのキャラクターじゃないですか・・・」
美汐「そうでしょうか?」
栞「そうですよ」
美汐「けれど、それは私と栞さんが同じですます調だ・・・・・・」
栞「私のですます調はかわいらしいんです!」
美汐「・・・はい?」
栞「美汐さんが「です!」だとしたら、私は「ですぅ」なんですぅ!」
美汐「無理がありますよ・・・」
栞「サブキャラのくせにぃ!」
美汐「真琴さんと被ってますよ・・・微妙に」
栞「やっぱり新たなバリエーション展開が必要ですよねっ」
美汐「嫌な予感しかしませんが、一応聞きましょう」
栞「このスレに強力なゲストを呼ぶべきですっ! それも斬新なっ!」
美汐「でもやることはフュージョンなんですね」
栞「というわけで、お呼びしましたぴろさんです」
ぴろ「にゃー」
栞「美汐ちゃんと融合合体することで美ぴろという斬新な……あ、どこ行くんですか、美汐ちゃん」
美汐「実家に帰ろうかと思いまして」
栞「そう言わずに。猫耳、ヒゲ、シッポできぐるみモードに入れば、新規顧客を開拓できますよ」
美汐「逆に私の髪型をしただけの猫とがでてきたらどうするのですか」
栞「それはそれで斬新な……あ、じゃあ、ポテトならどうですか?
このもこもこ毛皮が羊さんみたいで美汐ちゃんと絶妙なフュージョンを……」
美汐「自分でやってくださいっ」
>栞「
>>748とか・・・あるじゃないですか・・・」
なんかここ微妙にワラタ。美ぴろ…(;´д`)
そして香里云々の流れも読んでやってね。
美汐 「それに第一、ここのスレッドタイトルは『栞と美汐が同じクラスになったら・・・』です。
他の方をお呼びするのはスレ違いですよ」
栞 「ふふふっ。甘いですね美汐さん。まだまだ世の中の本質というものが見えてません」
美汐 「似合わない怪しげなポーズで煙に巻こうとしても無駄ですよ?」
栞 「そんな芸の無い突っ込み却下です。
いいですか?『栞と美汐が同じクラスになったら・・・』スレタイはここで終わっています。
つまりっ。私達が同じクラスでありさえすれば何をやってもいい、と言うことなのです!」
美汐 「説得力があるような無いような……」
栞 「だからいきなり最高な国崎さんが出てきて美汐さんが恋に落ちても」
美汐 「なんで私がそんな人に恋しなくちゃいけないんですか」
栞 「いきなりポテトちゃんが出てきて美汐さんが獣姦されてもOKなのです!」
美汐 「だからなんで私なんですか!?」
祐一 「つうか突っ込むところが違うだろ……」
香里 「相沢君が突っ込むって言うとなぜか卑猥よね」
栞「栞とっ!」
美汐「美汐でっ!」
2人『フュージョンッ!!』
美栞「………」
祐一「どうした? いきなりテンション低いな」
美栞「なんだか久しぶりなもので…。いえ、フュージョンが成功したのがですけど」
祐一「あぁ…そうだな。久しぶりだ。…いやフュージョンがな」
美栞「でもなんだかさっそく飽きられ気味なようなのですが。
>>753辺りで」
祐一「まぁいつも美汐×栞だからなぁ」
美栞「安易に×を使うと怖いですよ。主に逆カップリング派が」
祐一「…何の話だ?」
美栞「いえ別に。…しかし困りましたねぇ。他のバリエーションと言いますと…」
まこり「あぅはーっ。誰か呼んだしたか?」
美栞「脇役は(・∀・)カエレ!」
祐一「日本語を矯正して出直して来い」
真琴「あぅーっ…」
美栞「あ、分裂しましたね」
祐一「…つくづくどういう仕組みになってるんだ、お前ら?」
美栞「そんな酷なこと言う人嫌いです。こうなると新しいバリエーションが欲しいところですね」
祐一「ふむ。ならこいつなんてどうだ?」
あゆ「…え? ボク?」
祐一「せっかく本編にも出てきたんだ。実験d……げふり。使ってやらないとな」
あゆ「げふりって何?」
祐一「そっちに突っ込むのかよ。…で、どっちがフュージョンしてみる?」
栞「うーん…ここはやっぱり年長者にお譲りしますっ(変なのになるのは目に見えてますし)」
美汐「……………」
真琴「真琴だって…真琴だってヒロインなのにぃ…(つд`)」
佐祐理「あははーっ。美栞さんも困った方ですねぇ(佐祐理は影のメインヒロインですけどねー)」
栞「と、ゆーコトで美汐さん新バージョン製造実験ですー」
祐一「…製造?」
美汐「私としては鋳造のほうが…」
祐一「鋳造…。『我、鍵の名においてこれを鋳造す。狸ら 罪無し』」
美汐「そこはかとなく格好いいですね。狸以外」
栞「…無視しないで下さいー」
祐一「気にするなよ。わざとだから」
栞「ぇぅー…」
あゆ「……えっと……ボクもう帰っていい?」
栞「駄目ですっ。逃げちゃいけませんよ。これはここでは誰もが一度は通る道なんですから」
美汐(さりげなく嘘を仕込んでますね…可哀想に)
祐一(そう思うなら止めてやれよ)
美汐(? 何故ですか?)
祐一(…いや、いい)
栞「こほん。改めて………と、ゆーコトで美汐さん新バージョン以下略ですーっ!」
祐一「仕切るなぁ。自分が安全だからって」
栞「だってこうでもしないと話が進まないじゃないですか。さ、美汐さん、あゆちゃん、どうぞっ」
美汐「…本当に熱心ですね………それでは」
あゆ「あゆとっ!」
美汐「美汐でっ!」
2人『フュージョンッ!!』
祐一「………」
栞「………」
みぐぅ「………あれ?」
祐一「変だな…」
栞「変ですね…」
みぐぅ「なんでボクだけ名前が本名じゃないんですか!?」
栞「わ、なんか喋り方が男っぽいです」
祐一「(・∀・)カエレ!」
みぐぅ「酷ぅ…」
栞「うわあ」
祐一「混ぜるな危険、と書いて二人の顔に貼っとくか」
みぐぅ「酷ぅ。ひどいですよ相沢祐一君」
祐一「なんつーか…ここまでミスマッチなのはある意味大したもんだな」
みぐぅ「そんなにひどいですかなぁ…」
祐一(なんで美栞以外はみんなしてこう日本語がおかしいんだ?)
香里「ふぅん…結局新バージョンは失敗したの」
祐一「ああ。美栞だけが生き残った理由が分かった気がするよ」
香里「感感俺俺より悪影響ありそうだものね…」
祐一「全くだ。ま、香里の留年ネタに期待するさ」
香里「………ちょっと思ったんだけど相沢君死亡ENDなんてのはどうかしら?」
祐一「主人公を殺すことの難しさを知らんのか」
香里「殺すなんてやぁねぇ。自然死に決まってるじゃない。病死とか」
祐一(撲殺されるとしか思えないぞ…)
香里「香里とっ!」
祐一「祐一でっ!」
2人「「フュージョン!!」」
栞「・・・・・」
美汐「・・・・・」
祐理「・・・・・・」
美汐「酷な事を・・・」
W.Bの底力を垣間見た気分。
みぐぅ最高w
ところで酷ぅはこくぅなのかひどぅなのか聞いても宜しいですか
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!
こくぅではなかろうか?
>>759 そこに佐祐理さんが加わると一人になってしまう罠。
佐祐里
^^
ここら辺が偽者
つまりよく見かける佐祐里は誤字ではなく3体フュージョンであると言いたいのですか(笑)
あぅはーっ
は個人的に名言だと思うのですが、どうでしょうか
酷ぅ
ってなんか可愛いかも
>>760 「こくぅ…」で合ってますよ。そんな無理矢理な、という意見は聞いて流します(´ヮ`)
>三体フュージョン
佐祐理さん本人が入っているのにわざわざ他の二人を混ぜる無意味さが最高ですw
ちなみにあゆ+名雪+佐祐理だと一人消えてしまう罠。口癖を想像すると怖いです。
>佐祐里
ふたなりでインモラルな姿見を想像すた。
しかし3者とも心の傷(あゆ、弟、妹)はある様で。
佐祐里「あれか。あははーっ、言葉通りよ」
佐祐里「ふぇ、7年ぶりにあゆ一弥栞の墓参りにでもいくか!」
佐祐里「そのネーミンングセンスって、巨大サイバーワイアーム天使悪魔リッチみたいよ」
佐祐里「マニアックだな。でも、よかったじゃない、普通の子よりちょっと頭の悪い、
ただの自然界の邪悪なる善良なアンデッドのドラゴンデーモン
ジャイアントトロルオーク人間ですから。」
佐祐里「ふぇ〜、そうきたか。でも俺って特徴的な口癖思いつかないから、
賞味期限がサインペンで消してあるのよ」
ほしゅ
>>768 流石に三人ともなると何か化学反応でもするのか何がなにやら
うぐはぉ だはぐぅw
ワラタ!
保守
そろそろつらいかも
774 :
名無しさんだよもん:03/03/25 03:21 ID:HOeX7mBF
つううか消えそうなのでage
みぐぅに上目使いで「こくぅ……」っていわれたら俺は鼻血吹くね
原点氏召喚!
778 :
776:03/03/26 08:44 ID:MVookyR1
失敗しますた
名雪×香里製造中〜(予定)
美栞「安易に×を使うと(以下略
佐祐理「佐祐理とっ!」
広瀬「広瀬でっ!」
2人「フュージョンッ!」
広理「あはは〜だっさ」
祐一「またか…」
美栞「祐一さん逃げてください!」
祐一「なんだよ急に……しかも美栞だし…」
美栞「広理さん!貴女が祐一さんを狙ってるのはわかってます」
広理「あはは〜なんですかいきなり?」
美栞「貴女が…いや…貴女のSPが七瀬さんを拉致したことはわかってます」
広理「あらよくわかりましたね」
祐一「それがどうして俺に関わるんだ?ってゆうか拉致!?」
美栞「この人は祐一さんとフュージョンさせて『七一』にさせてこのスレを壊滅させるつもりです」
祐一(なんじゃそりゃあああああああああああああああああああ)
広理「あはは〜よくわかりましたねえ」
美栞「そんな酷なことを見逃すほうが人としては、不出来でしょう、ってことで召還!真琴!」
ぼんっ
真琴「あぅ〜佐祐理どこ〜?」
広理「なにこれ?あはは〜だっさ」
真琴Σ(゜Д゜)
「いきなり何を言うのよ〜しかもなんで佐祐理がほかの人と合体してんのよ〜」
広理「あなたみたいなキチガイとはもう合体したくないです」
真琴「ええ!」
広理「あなたそもそも何なの?同情してフュージョンしてやったのに図に乗ってきて、なによ佐祐理って呼び捨てしてあなたみたいな下郎は……(以下10分罵倒)」
美栞「真琴負けちゃ駄目!」
真琴「あぅ〜なによ、所詮脇役の遠吠えじゃない」
広理「ほえ〜脇役の何が悪いの?メインヒロインだから偉いとでも言うつもり?誰が決めたんですかそんなこと?いつ何時何分地球が何階回ったとき?」
真琴「うぅ……」
広理「あなたみたいな知○はもみの丘で狐と戯れてなさいよ」
真琴「うわ〜んもうこ来ねえよ〜」
祐一「真琴〜『ナースウィッチ小○ちゃんマジカルて』見るのもほどほどにな〜」
美栞「くっ真琴がやられてしまったわ」
広理「次はあなた?無能でお荷物のオ・バ・サ・ンが権力+毒舌の武器を持つ広理と戦うつもり?」
祐一「おい、あんまり毒舌すぎると美栞ファンから叩かれるぞ」
広理「あはは〜広理は普通の子よりちょっと性格の悪い、ただの女の子ですから〜」
祐一(ちょっとじゃないと思うぞ)
美栞「無能じゃないですよ!私は…」
広理「『抹茶アイスなら50杯はかるくいけます』とか言うんじゃないでしょうね?」
美栞「う…」
広理「それじゃあ食べて貰いましょう」
美栞「え…」
ぱしっ(指を鳴らす音)
ざっざっざっざっざ
広理「SPの方々ご苦労様です」
どん!
美栞「こっこれは!ハーゲ○ダッツ抹茶味(×50個)」
広理「ちなみにお値段は合計¥13125円(税込み)ですわよ」
美栞「美味しそう…いただきます!」
広理「これで邪魔はいなくなったわ…さあ!祐一さん!七瀬とフュージョンしてください!」
祐一「いいけど」
広理「ええ!コホン…まあ手間が省けましたわ、ということで」
ぱしっ(指を鳴らす音)
ずるずるずるずる
七瀬「う〜何するのよ!なめないでよ。七瀬なのよ、私」
広理「SPの方々たびたびすいません」
どさっ
広理「でわフュージョンしてもらいましょう」
七瀬「いやあああああ」
祐一「ばびょ〜ん」
祐瀬「なめないでよ。昔、カップ焼きそばの湯を捨てずにソースを入れたことがあるのよ、俺」
広理「げっ失敗……」
美栞「ふ〜お腹いっぱい」
広理Σ(゜Д゜)
>780-782
惜しいな。
面白かったし笑ったんだが、なんか違う。
微妙にキャラが違うっぽいんだよなぁ。
まぁそれでも書けない漏れよりはお前の方が崇高な訳だが
今日初めて原点氏のSSを読ませていただきましたが素晴らしすぎです。
次の展開が全く読めずにドキドキしながら読んでいました。
こんな私でも陰ながら応援してるので、これからも頑張って下さい。。。
>784
もともとの住民のヨカーン
口調が何回書いてもうまくいかなかった……
誰か書き直してください(ぉぃ
そして真琴及びまこりファンの方すみませんでした<(_ _)>
別に気に成らなかったけど…
美汐「美汐とっ!」
晴子「晴子でっ!」
二人「フュージョンッ!」
晴汐「そないに酷なことはあらしまへん」
祐一「微妙に上品だっ!」
えっ! 『深山雪見』に成るんじゃないの!?
晴汐「酷!ごっつ酷!」
晴汐ワラタ
AIRに関西弁のヒロインがいてもイイと思ったんだけどなぁ・・・。
そういや、原点氏って、最近葉鍵板自体に来てないのかなぁ?
他スレでの目撃情報ってあるの?
hosu
>>791 たぶん三月だし仕事とかで忙しいんだよ。
hosyu
おわっちまったな、このスレ。
今ならDAT落ちしても、だれも次スレ立てないんだろうな。
ここまで続いてきたのに・・・
なんだよー。 せっかく、美汐スレにリンク張られたから、見に来たのにさ。
牛肉! しらたき! 煮込む! 喰え!
続きを書きなさい! って言うか、むしろ書いて〜〜。
美汐と神奈が同じクラスだったら
『そんな酷なことは無いであろ』
『空からお菓子が降ってきたら良いのう』
『名は何と申す? 名 は 何 と 申 す の だ ?』
……イマイチ (鬱
「同じクラスだったら」なのに何でいきなりフュージョンネタなんだよ。
原点氏、神奈スレにもいたのね。
あっちの285を見ると、やっぱり忙しいのかな…
ぶっちゃけ、このスレおちたらどうするんだろう?
原点氏待ちで次スレ建てるのか、諦めるか。
そのへんそろそろ決めといた方が混乱がなくて
いいんじゃないかな?
それにしてもここって良質なスレなのに、
絶対になにか問題が起きるよなぁ・・・
なんか、桜花とフュージョンしてる気がしてきた w
>>803 このスレなくなったらこの板にはサムターン回ししか用がなくなっちまうんだが。
807 :
原点回帰:03/04/01 22:07 ID:PzlEhOuN
お久しぶりです。しばらく他のスレのSS書いてました。
そっちが終わったのでこちらに戻ってきたのですが……おかげでここのストーリーを忘rゲフゴフ
二兎を追うもの一兎も得ずですね。
>次スレ
いい加減待っててくださいと言うのも心苦しい更新速度なので、このスレが使い切る前に落ちた場合、俺はもう書きません。
書く気がないわけではないのですが……どうにも実力不足で。
state
これから皆必死にホシュすると思われ
つーか絶対落ちるわけがねえ
原点氏キテタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!
お待ちしておりますよー。最後までおつきあい致しますからw
どうでもいいけど四月一日って嘘をつきたくなくなりますよね。
>>809 俺もまたそのうちの一人だ。
頼むよ原点氏。
続きが気になって気になって仕方がねえんだ
ついにキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!
絶対保守!落とさせてたまるか!
保守
816 :
名無しさんだよもん:03/04/02 04:21 ID:emF3PIBw
便乗保守〜
落とさせてたまるかぁっ!
ってスパロボっぽいな。いやなんとなく。心意気の話だ。
817 :
名無しさんだよもん:03/04/02 05:20 ID:8/DFCjnc
美汐とハマーンが同じクラスだったら
原点氏を待ち望む住人、
今まで音沙汰無かった氏の突然の書き込み、
そして4月1日という日付…
…まさかね
名雪と香里が同じクラスになったら・・・
念の為。 保守するのにageる必要はないよ。
祐一と名雪が同じクラスになったら……
高槻と巳間が同じクラスになったら……
観鈴と美凪が同じクラスになったら… (わっ、すごい。今、気が付いたよー
『…………………。ぶいっ♪』
『ゲルルンジュース引換券進呈♪』
『…もう開けても良いですよね? …ちゃんと、ご飯炊けてますよね?』
>>807 他のスレってどこですか?
一応乗っかっておこう。
北川と潤が同じクラスになったら…
ハマーンって、まこぴーに見えない?
14歳時は見えなくもない。
830 :
816:03/04/03 01:11 ID:tonNgiKd
>821
ぬ、わざわざスマソ。
いや何つーか原典氏来たぞもまいらー、みたいな事をしたかった訳だ(汗
ハマーン・カーン?
まこぴにゃ似てないだろ
ガンダムエースで連載してる14歳のハマーン・カーンが…じゃない?
833 :
原点回帰:03/04/03 01:30 ID:vwYzj6IF
星が降りしきるペントハウスで〜・・・ってか?
そんなことよりも原点氏帰ってキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
このスレは落とさせはせぬぞ!!
貴様のような神の出来損ないは粛清される運命なのだよ。
836 :
816:03/04/03 03:26 ID:tonNgiKd
>833
アイタ――ッ!こりゃまた失礼ッ!原点氏、でOKですねッ!
・・・大丈夫!誰の事を云いたいかは一緒だから!(汗
>835
出来損ないだ。だが、神だ。それに違いはない。
837 :
826:03/04/03 19:43 ID:OGoC/2Cn
ONEやったことないけど読みますた。
てかあんなスレあったんだね。初めて知ったw
なんか感想とかも本格的で。
ちょっとだけ感想を。
概ねあっちの皆様の感想通りw
「そこで終わっちゃうの!?むしろここからだろうYO!」って感じでした。
でもあいかわらず文章巧いっす…
スレ違いスマソ。こっちでもがんがってください。
ならば今すぐ人類すべてにエチーを授けて見せろっ!
>835
競う事が主のコンペあたりには向かないが、キャラスレだとか、ぬるま湯的SSスレには向く人材だと思うぞ。
ぬるま湯にはぬるま湯の良さというものがあるわけだよ。
この手の物はスレそのものの空気を象徴する事が殆どで、水に合わない場合はスレそのものの閲覧をやめる事をお勧めする。
君の為にもスレ住人の為にもな。
俺か?俺は合わなかったんで、もう来ないな(藁
>>839 >スレ住民のためにも
そう思うなら黙って消えろよ
原点氏が書いた『名前』見ましたー。
一番最初に感じた感情は「原点氏は何かみさき先輩に恨みでもあったのだろうか?」
ですた(ワラ
あ、でもツマランとは思いませんでしたよ。面白い・・・と云うか巧い、って思いました。
漏れの先輩への愛があれを面白かったとは云わせてくれません(^^;
次回作期待してます。
あと可能ならば(ってのも失礼かな)いつかどっかのスレで明るめのSS書いて下さいw
気付いたら絶対読みますんで〜。感想は書かないだろうけど(ボソ
ほひゅっひゅー
>>841 日付と時刻が…
原点氏来なかったから、なんかいい感じに安置も増えてるね。
俺?信者w
844 :
原点回帰:03/04/05 01:05 ID:byi+W/u4
>>826 読んでくれてありがd
皆さん口を揃えてそう言いまふw
>>841 恨み?大好きですよ。
好きじゃなかったら、少なくとも俺にはあんな話書けません。
冷静になると禿しくスレ違いでした。すんません。
あー、保守保守…と。
だから、落とさせねえって!!
847 :
841:03/04/05 19:33 ID:bHxYcnUp
>843
・・・えもしかして安置って俺のコト・・・?
アンチってあんまり意味解ってないけど何か嫌がられそうだから止めてくれ(汗
ってかあの発言はアンチだったのか・・・?別に原点氏を叩いたつもりとか批判した
つもりはないんだけど・・・。ぶっちゃけて云えば俺原点氏のファンだし・・・。
まぁいいやそんなことより保守〜(ぉ
いいかげんこのスレは栞と美汐が同じクラスになったらと言うifの世界を楽しむスレなのか、
原ちゃんと馴れ合うスレなのか、信者の情報交換所なのか、
他スレに書くべき話題をわざとここに誤爆させて遊ぶ高度なネタスレなのか、
コテ叩きを装ってお子様を一本釣りする釣り堀なのかはっきりさせて欲しいのだが。
なにが言いたいかつーとね、625氏の再降臨はまだか!!
まあ、この時期はみんな無い時間割いて来てるんだろうし
気長に待とうよ
>>848 彼、もう書かないって言ってなかったっけ?
>>848 ここは、保守を楽しむスレに変わったんだよ♪
皆が保守必死になりすぎて原点氏が書く前に1000到達とかなったら
どうなるんだろうとか思った夕飯後の一服。
何度でも立てるわよ?
Part3/4立てたの私だし♪
854 :
843:03/04/05 22:00 ID:bU50K0Is
>>847 ん、ちがうよ。 835.838.839みたいのをそう呼んだだけ。
何て呼べばいいかわからんかったから、まあ適当に安置とでも呼んどくか、とw
>>848 原ちゃんSSの続きが気になって仕方ないスレ。
↑・・・誤爆スマソ(;´Д`)
コテと信者の馴れ合いスレになると他の職人さんが来にくくなるんだよな。
原点も語ってないでSS落とすだけ、後はうだうだ語らないなら悪くないんだが。
馴れ合いは専用ホムペかせめて他のSSスレみたく感想掲示板でもたててそっちでやってほしいもんだ。
信者にはこんな意見もアンチの戯言とうつるんだろうな。
858 :
二人言:03/04/06 13:21 ID:cHArk+yA
以下の文はあくまで俺の意見です。
キャラ名使ってるのはネタとしてです。
美汐「確かに
>>857氏の言っていることも判ります」
栞「でも、原点氏の影響力が大きいのも確かなんです。」
美汐「part1〜のログを見れば、よく判るかと思われます。」
栞「そうですね。それに、原点氏のSSと感想以外は禁止ってわけでもないですし。」
美汐「以前はショートコントっぽいのもSSに混じってちらほらと見受けられました。」
栞「つまりは、職人さんの数が減ってしまったんですね。」
美汐「馴れ合いを叩く前に、まず、ネタを投下してはどうでしょうか。」
栞「軽い気持ちで投下・・・って奴ですね。」
美汐「初心者の人でも、このシチュを利用して、のびのびと書ける。素晴らしいことです。」
栞「そのままだとSS練習スレになりそうな予感がするんですけど・・・」
美汐「フュージョンとかギャグとかでもいいんです。」
栞「寡黙氏の二の舞になるような・・・」
美汐「そんな酷なことは無いでしょう。(内容次第ですが)」
栞「とりあえずネタ出した人を頭ごなしに叩くってのは無しで・・・」
美汐「せめてこうした方がよりよくなるよ・・・という言い方にしましょう。」
栞「・・・なんか、自治厨みたいで素敵ですね。」
美汐「あくまでこれは一つの意見ですから。代々続く名スレが廃れるのが悲しいだけです。」
栞「これからも皆に愛されるスレであって欲しいですね。」
ネタを出せというあんたの意見は完全に
>>857の意見とすれ違ってるという事が解ってるか?盲目信者。
>馴れ合いを叩く前に、まず、ネタを投下してはどうでしょうか
ネタを出そうにも、一人のコテハンと信者のなれ合いの雰囲気に他の職人が来にくくなると言ってるんだろ?
何も考えずに、適当なアンチ扱いした反論はやめれ、馬鹿者。
>>859 そーいう脊髄反射レスが此処の雰囲気を悪くしてるんだと気付けよ。
>>860 脊髄反射とか言ってる時点で君も頭悪そうだな
862 :
847:03/04/06 18:34 ID:DM2ZollW
W.B氏も待ってます
そんなに堅っ苦しく考えることですかねぇ。誰も原点氏以外お断りとかなんて言ってませんし
常にネタ不足なスレとしてはむしろ職人さん大歓迎ですがw
私自身もこのpart4から湧いて出たにわかコテですしね。
…ネタだけでSSは書いてませんが(つд`)
祐一「と、いうことで俺たちもたまにはまともな学園ドラマとかやってみないか?」
栞「宣言しないと始められない時点でドラマなんて期待できないと思います」
美汐「寂しい青春ですよね」
祐一「…ずいぶん冷めてるんだな、二人とも」
美汐「フュージョンなんて人外なことを当然のように出来るようになった頃から
人並みの学園生活は諦めました」
祐一「………いや、“あの子”の話が原因じゃなかったのか?」
栞「色んな人と望まずして一つにならざるを得ない…そんな日々に私は
カッターを手に取りこの手首に当てたこともありました」
祐一「わざと誤解を招く言い方してるだろ。それに理由を捏造す…」
美汐「クラスメイツの楽しげな笑い声を聞きながら過ごす、心を削るような毎日」
栞「明るく見えるように笑顔を浮かべながら暗く流れる涙を隠す日々」
美汐「でもその運命を呪いはしません」
栞「楽しい時間もいつかは終わります。そして、つらい時間もまたいつかは終わるものです」
美汐「私たちは夢見ています。心から笑える日のことを!」
栞「私たちは夢見ています。虹色の未来が開けることを!」
美汐「私たちは夢見ています。いつかあなたを振り向かせる時を!」
栞「そう、私たちは夢見ています。ラブラブな新生活を!」
美栞「そこを
⊃⊂
(´∀`)祐
>>1さんハァハァ?・
です!!」
祐一「………ノリノリだな」
美栞「はい♪」
>>863 言葉で語らなくても、そういう雰囲気を作ってるという事だろうに。
言葉にされないと解らない?
そんなんだからおまいさんは...ま、いいか。
ヽ(´ー`)ノ マターリ
>>864 君の片手落ち。釣りとしても下の下。熱くなってる時点で君の負け
馴れ合いがいやならほか行けばぁ?400本以上スレがあるんだから君が中心になって馴れ合える所があるかもよ?
>>866 別に勝ち負けを競ってるつもりはないが?
おもしろいやつだな。
>>867 あー、君もういいや、ごめんな。ここ荒らすつもりじゃねえし
しかし自分の吐いた言葉がそこまでそらじらしく見える君も、そうとうおもしろいぜw
>>864読み直すと、ちょっと笑えるかもよ
>>868 は?
相当柔軟で独自な日本語能力をお持ちのようで。
アーモウ! ヽ(´ー`)ノ マターリ!
ま、いいや。
あんたらに聞きたいわけでなし、原点氏に聞きたいだけなので見かけたらまたくるわ。
ウガー!! ヽ(´ー`)ノ マターリッ!!!
873 :
原点回帰:03/04/06 22:08 ID:RT1qVZIo
ちょうどいい時に来たみたいだな……俺に何を聞きたいの?
スレ違いURLを貼った事は悪かったと思うし謝りもしたのだが。
ああ、それと一つ聞かせて。
>fr+eaLG8
ってあんた?
875 :
原点回帰:03/04/06 22:58 ID:RT1qVZIo
いないのか……
まあいいや。スレ違い覚悟、叩くなら叩けで言わせてもらう。
>>871と同じ人かどうかわからんけどとりあえず
>>859=>fr+eaLG8に一言いわせてくれ。
美汐スレの411・415は俺なんだけどさ。
同スレの420な、あれ、最低だよ。
このスレでもそうだけど、住人を馬鹿者やクレ厨呼ばわりしてスレの雰囲気が良くなるとでも思ってたのか?
原点氏のSSみたいのに…。
>>873 >ってあんた?
なんで?
聞きたい事?
信者のカキコと反対意見のカキコ見てどっちが正論吐いてるんだろうと思ってね。
まず近いところだと
>>857と
>>859の意見についてかね。
言ってる内容はまっとうだと思うけど、おまいさんの言い分は?
格好よさそなことが言えそうな部分にしか反論しないのはいらん推測をしてしまうよ。
信者は好きそうだしな、そういう姿。
んで開拓村スレなんかはコテ禁止ってスタイルとったけど、おまいさんはこういう処置をどう思うよ?
何のために書いてるわけ?自己顕示欲?
好きなものを好きに書きたいだけ?
したらなんでコテなわけなのよ?
コテ使って名前見たら無条件に祭り上げてくれるような信者つれて、マンセー意見全開の雰囲気作られると
落とした内容についての意見がしにくくなるのは解るよな?
それが狙いなの?と思えるのよね。
おまいさんが意図してるにしろ、してないにしろ。
これに関するおまいさんの考えは?
ひとまずこの辺りかね。
おまいさんがホームページでもたててればここで聞く必要もないんだけどな。
あんたまで熱くなったら終りだろうが…!
おや?IDかわっとる。
871な
これも今聞いておくか。
コンペの事を持ち出したのはどういうことかね?
マンセー支援要請なの?
とまぁ、そんな事を思わせるほどこういうところが目に付くわけだが、どういうつもりなのかな?
>>877>>880 君は本当に馬鹿だなあ。熱くなってる時点で負けって意味わがんねが?
おれ原点個人はそんな好きじゃねえけどよ、こういうあほうはほっといた方がいいぞ、原の字
おれが言っても説得力ないがな。
>コテ使って名前見たら無条件に祭り上げてくれるような信者つれて、マンセー意見全開の
>雰囲気作られると 落とした内容についての意見がしにくくなるのは解るよな?
すげえ萎えた。最近こんなのばっかでつまらんね。本気で下の下なやつだ
>>881 まあがんばれや。
ところでそれは原点氏の意見を代弁でもしたの?そうでないなら、また今度な。
いい感じに荒れてきたね。保守する手間がはぶけて何よりw
マンセーでも反対でもどっちでもいよ。頼むから続き読ませてくれ。
ひとつの物語として続きが気になってしょうがねーの。もう懇願するから。
つか謝るwごめん、読ませて。
寡黙タン・・・そのへんでやめときなって・・・
痛々しすぎて見てらんないぞう?
>>882 ふーん、どうやら君が一番、発言がどっちサイドか気にしてるようだね
他人の意見なんか代弁するほど暇でもなけりゃ図々しくもないつもりだけどね。
まあがんばれや。 お手並み拝見させていただくよ
あれだけ暴れて置いて意見がしにくいといわれても説得力はないがな。
まぁ、バカはどうでもいい。
原点氏。
頭冷やせ。最近のあんたはちょっと格好悪いぞ。
コテでやる以上、叩きは常につきまとうし、住民の期待を背負わされるのは仕方ない。
美汐スレの出来事ならそっちに書けば済むことだろう。
そこであんたが一緒になってここを荒らしてどうする?
――コンペスレに書けば済むことを、わざわざこちらに書く住人とかも良くないんだがな。
>>884 寡黙?一応聞くけど
うちの事かな?
そういう脳内設定はおまいさんの中だけにしてくれ。
>>882 ああそうそう、大抵の香具師はもう気付いてるだろうから程々にな
原の字もまあがんばれ、意味わかるか?
で、そう言われて原点氏は何も答えず逃げるのかな?
まさかこの流れに乗ったりはしないよな、おまいさんは。
・・・・・・ ヽ(´ー`)ノ マターリ・・・
あの、原点氏が本当に寝てるとか考えないんですか?
わざわざ煽る様な言い方をしなくてもいいと思うのですが…。
とりあえずゆっくりと待ってみてはいかがです? 荒らしたいだけなら我慢できないと思いますが。
892 :
原点回帰:03/04/07 00:08 ID:EKzHC8Ea
答える必要があるのかどうかも解らんが。
コテでSS連載ってそんなに変な事かね?
それで俺は住人と雑談もできんの?
こんぺ?聞かれたから答えただけ。URL貼ったのもこれですよって。
マンセー支援?お前あふぉ?
で、結局お前は何がしたいの?
この状態になったスレがまともに機能するわけないのはリア厨でもわかるよな。
つうか面倒になってきた。SSも含めて。
>>891 ん?ああ、そう感じたか?
違うよ。
氏の書く物そのものは嫌いなわけでなし。
ここでなく個人のホームページ上ならいくら語ってくれても構わないし、うちも賛同もするかもね。
荒らすと言うより、純粋に聞きたいだけだしな。
あれは原点氏に聞いてるにもかかわらず、ちゃちゃいれてる人達に言ったの。
煽り入れてないで、氏が反論持って来るまで黙ってろと。
ダカラァ! ヽ(´ー`)ノ マターリ・・・
スマン・・・ ヽ(´ー`;)ノ パクーリ・・・
おまいさんがというより、取り巻きがというべきなのだが。
コテ使うと余計な取り巻きがつく。
それがどうなんだと聞いてるのだけどね。
>つうか面倒になってきた。SSも含めて。
こう書けば同情引けるよな。
というつっこみは予想できただろうに。
897 :
886:03/04/07 00:26 ID:tgLHCAno
あっちゃ……言っちまったか。
寡黙騒動が直接の原因かはしらんが、あの時期あたりからやる気が失せかけている事は分かってたよ。
>いい加減待っててくださいと言うのも心苦しい更新速度なので、このスレが使い切る前に落ちた場合、俺はもう書きません。
>書く気がないわけではないのですが……どうにも実力不足で。
俺、この書き込み見たときに、正直むかついたんだよ。
書きたいのなら、スレが落ちようがなにしようが関係なしに書くだろうって。
落ちるのを理由に書くのをやめるというのは、責任転嫁だと。
ならすっぱりとやめてしまえ。ただしもうコテは名乗るべきじゃない。
2chは責任を背負う必要のないところって言うけれど、
コテ名乗っている以上、そういうわけにもいかんことは身に染みて分かっているはず。
書いて欲しくないわけじゃないぞ。俺だってこのスレには愛着がある。
でも死んだSSを読ませられるのも嫌だ。
もう一度言う。
頭冷やせ。
それでもダメならやめちまえ。そのほうがいい。
あとな、こういう状態のスレを立て直す方法はある。
作品書いて黙らせろ。アホはシカトしろ。そのうち飽きる。
…どっちもあからさますぎだろう、これは
してやったりなんだろうなあ、お互いに
しかしコテ論争ってのはくだらんわりに根が深いねえ。
どういう人種が論争したがるのか考えりゃ当たり前なのかもしれんが
まあおつかれさん、どっちもな。 両者敗北なんて久しぶりに見たよ
899 :
減点怪奇:03/04/07 00:58 ID:t+L7IIKX
俺は原点さんの人間性なんかどうでもいいし、彼が雑談したいなら
好きなようにすればいいとも思う。
時には感情剥き出しで煽り合いをするのも結構。
俺がただ一つだけ望むのはSSの続きを書いてくれることだけだ。
頼むよ・・・。
>>894 あんた最高w
さて、中身も進展性もない議論はもう終わったかな?
で、原点氏はマジで書く気失せちゃったの?
>>897 激同。
もし書く気が無くなったのならハッキリそう言って欲しい。
ただ、やめるとき黙って放り出したり、またいつか書くかも
とかいって放置ってのは無しにしてもらいたい
>>886 スマソ。あっちに書きゃいいってのはわかってたんだけどさ、なんか総括とかやってたから…
遅れて感想書いてもいいらしいけど、全作品読んだわけじゃなかったし。
まあとにかくスマソ
>>897 あー。何か俺の感じてたもやもやを全部説明してくれた感じ。
コテ名乗るべきではないとまでは思わんけどね。すっぱりと
止めた後もコテ名乗るのは勝手だと思うし。ただ、そうなった時に
叩かれまくるのは目に見えてるつーか。てか、俺は叩くね。
俺の常駐スレで長編SS書き出したら「また中途半端で
終わらせるんだろ?」って言ってね。
905 :
原点回帰:03/04/07 03:01 ID:EKzHC8Ea
なんだかな。匿名って便利だよな。誰が誰だかわからん。
>>886 >美汐スレ
あっちは荒れてなかったからな。次のネタも出てたし、そのままスルーさせたかった。
こっちではもうバカが暴れてたろ?
>最近のあんたはちょっと格好悪いぞ。
自覚してる事を言われるのが一番辛いね。
前に自分で言ってたのにな。
「イメージ崩れるからレスはしたくない」って……
メール欄以外でレスするようになった頃から、俺はもう駄目だったのかもしんないね。
とにかく頭冷やすよ。熱くなった今じゃ何言っても墓穴掘るだけだろうし。
もう遅いかもしれんけどね。
>>905 >なんだかな。匿名って便利だよな。誰が誰だかわからん。
まあそれが利点、っていうより基本なのが2chだからな
コテは自分からそれを放棄してるからねえ
だからってコテで雑談してるやつにガタガタ言うのは不粋の極みだがなあ。
『雑談コテ』はうざいがね。おれが言っても詮無きことだがw
まあ好きにやれって。熱いままでも冷えてからでも、コテでも名無しでもいいからよ
どうせおれ、今回のあんたの話は途中から読んでねえからw
そんなもんよ、SSの読者なんて。まあがんばり。
>>原点氏
誰にでも失敗はあるし、熱くもなる。それがわかってるのなら大丈夫だと思う。
間違いと自分で気付けるのならそれを糧にして、次は間違えない様にと進む事ができる。
その点気付いているみたいだから、少なくとも俺は待たせてもらいます。普通に。
あとイメージについてですけど、別に平気。あんまり気にしないで書き込みして下さい。雑談とか色々。
時には今回みたいな事が起こるかもしれないけど、現実に何か起こるって訳でもなし、気楽にいけたらいいと思います。
一人の意見として受け取って下さいな。
素朴な疑問なんだが、彼はそんなに雑談してたか?
909 :
856:03/04/07 04:25 ID:EP82U8hS
>886
スンマセン・・・嫌ほら漏れなんかが偉そうな事云ってるのを原点氏(作者)以外に、
それも大々的に見られるのって何か恐縮するもんで、
あとほら、あのスレって書き手も読み手も真剣にやってるじゃん。(と思う)
だから漏れがお門違いな事云ってそうで何かやだなーとか思った訳で(汗
不必要に原点氏の顔に泥を塗りたくないしね。ってかあのスレでは匿名だっけか(ぉ
まぁ一番の理由はここなら原点氏見るかなと思った訳で・・・ハイ、スイマセン。
原点氏個人の事ですけども。ファンとは云ったけど俺は俺がつまらないと思うものを書いた時点で
見限る気はあるよ。あと態度が横柄だなーとか思う時があるけど、相手が叩きでなければ
最低限の礼は尽くしてると思うし。ってすごい偉そうだな俺?(汗
まぁ余程でなきゃ俺はツマランとか思わんのだが・・・最後いきなりSFになったりとか。
・・・寡黙氏のSSも俺はそんなに嫌いではなかったんだがなぁ・・・。
・・・つまり別に信者ではないし全肯定でもない。寧ろ否定しないだけだが(^^;
っつーことで名無しさんのネタももちろん待ってますよ?(w (オレガカケレバハヤインダケドネ)
910 :
856:03/04/07 04:26 ID:EP82U8hS
うぅゎ最悪・・・すいません上げました
911 :
625:03/04/07 04:52 ID:x4wlbp31
栞の追憶
私と美汐さんの出会い。それは私と祐一さんの別れの序章でもありました。
お姉ちゃんの連れてきた女の子・・・沢渡真琴さん。まこちゃん。
とても可愛らしい子で。祐一さんを好きで。祐一さんに愛されて・・・
そして、私たちは別れることになりました。
祐一さんは常にまこちゃんを追っているから。もう私を見てはくれないから。
祐一さんの為に。まこちゃんの為に。そして何より私自身が前を向いて歩けるように・・・
私は祐一さんが切り出してくれるのを待ちました。私から別れを切り出すのは簡単でしたが、
それでは意味が無いんです。祐一さんの口から本当のことを聞かなければ。
私たちは二度と会ってはいけないのです。お互いが強くなる為に。
各々自分たちの道を行く。それが最後の約束でした。
912 :
625:03/04/07 04:53 ID:x4wlbp31
それから数ヶ月。陽光が痛烈に降り注ぐ季節、夏。
私はかつての病が再発し、床に伏せっていました。
祐一さんと二人で乗り越えた病との死闘。今度は一人で立ち向かわなければいけません。
・・・いいえ、ひとりじゃありませんでした。私にはお姉ちゃんがいます。
優しくて素敵なお姉ちゃんが。祐一さんのおかげで取り戻せた姉妹の絆。
今ではより強固なものとなって、私を支えてくれています。
何もかも祐一さんのおかげです。
だからお姉ちゃん、そんなに祐一さんを責めないで・・・
913 :
625:03/04/07 04:54 ID:x4wlbp31
夏も佳境の8月、私は学校をやめる決意を固めました。
「栞が学校をやめる必要なんてないわ」とお姉ちゃんは言ってくれましたが、
私の決意は変わりません。どのみちあまり通えないでしょうし、何より、
あの学校には、祐一さんと美汐さんがいます。
もちろん、二人に罪はありません。でも・・・
祐一さんに会えば、私の心は揺らいでしまうんです。
美汐さんに会えば、私は彼女を憎んでしまうかも知れないんです。
二人に罪はありません。こういう運命だったと思うしかないんです。
914 :
625:03/04/07 04:54 ID:x4wlbp31
二学期を目前に控えたある日、美汐さんが私を訪ねてきました。
その日、お姉ちゃんは予備校の夏期講習で留守だったんです。
お母さんは「お友達がお見舞いに来てくれたわよ」と言いました。
私は最初、誰のことかわかりませんでした。
扉を開けて美汐さんが入ってきた瞬間、私は自分の目を疑いました。
そして、激情のままに言い放ってしまいました。
「今更何をしに来たんですか!?」と。
美汐さんは、悲しそうな顔をして、「学校をやめると聞いたので・・・」と呟きました。
そして、お見舞いに持ってきてくれたお花を花瓶に生けて、寂しそうに帰って行きました。
私は憤慨して、枕元に生けられたお花を、花瓶ごと払い除けました。
割れた花瓶は、二人の壊れた友情を象徴しているかのようでした。
解っています。美汐さんは何も悪くないんです。
ただ、頭では理解しても、心と行動は納得しないんです。
それ以降、私と美汐さんの交流は絶たれました。
915 :
625:03/04/07 04:55 ID:x4wlbp31
さらに月日は流れ、秋になりました。
学校では、体育祭や文化祭の季節です。
お姉ちゃんや美汐さんは、行事を満喫しているでしょうか。
祐一さんは受験勉強で、それどころではないでしょうね。
お姉ちゃん、推薦入試に受かったみたいです。
良く解らないんですけど「指定校推薦」・・・だったかな?・・・で、
結構有名な大学に合格したみたいです。やっぱり自慢のお姉ちゃんです。
最近、お姉ちゃんのクラスの北川さんが、勉強しにうちに来るようになりました。
どうやら、お姉ちゃんと同じ大学に行こうとして頑張ってるみたいです。
北川さん自身は、結構自信を持ってるみたいですが、お姉ちゃんが言うには
「もっと頑張らなきゃお話にならないわ」と言ってます。
でも、北川さんの勉強する姿は真剣そのものです。
どうやら、北川さんはお姉ちゃんのことが好きみたいですね。
お姉ちゃんにその気があるかどうかは解らないけど・・・
勉強を見ているからには、満更でもないんじゃないでしょうか。
ちょっとうらやましいです。
わたしも祐一さんに愛されたいのに・・・
916 :
625:03/04/07 04:55 ID:x4wlbp31
冬の足音が聞こえる晩秋のある日のことでした。
私はお医者さんに呼ばれて病院にいきました。
先生がいうには、私の病気は、ほぼ治まっているとのこと。
ただ、いつ発病するかはわからないということ。
そして、その時の命の保証は無いということ。
しかし、それらの事実を聞いても、私は別に驚きませんでした。
何となく、わかっていましたから。
以前のような、死への恐怖のようなものは全く感じません。
それもまたいいかな・・・と、素直に思えました。
917 :
625:03/04/07 05:14 ID:x4wlbp31
そして、また寒い冬がやってきました。
祐一さんと出会ったのも冬でした。
嫌でもあの日々を思い出してしまいます。
忘れられれば楽になるのに。もう幸せは帰ってこない。
ある日、私はいたたまれなくなって家を飛び出しました。
何も考えられず、当ても無く歩き回りました。
そして、気がついたら、あの公園の前に立っていました。
二人の思い出の公園。祐一さんに告白された公園。
もしかしたら、祐一さんに会えるかも知れない。
会ってはいけないのだけれど、会いたい。
私は吸い込まれるように、公園の中に入っていきました。
そこで、私はあの人たちに再会しました。
祐一さんとまこちゃんが楽しそうにじゃれあっています。
それを、美汐さんが、楽しそうに眺めています。
それをみて、私は痛感しました。
ヤハリワタシハジャマモノダッタンダ・・・
ワタシハイラナイソンザイダッタンダ・・・
そして、私の意識は闇に沈んでいきました。
918 :
625:03/04/07 05:16 ID:x4wlbp31
辺りはとても暗く、そして、誰もいませんでした。
ああ、私、死んだのかな・・・?
そんなことを思いながら、私は闇の中を歩いていきました。
それにしても、何もない世界です。
その時、前方に見覚えのある人影がありました。
あゆさんでした。
あゆ「栞ちゃん、これ以上進んじゃだめだよ。帰れなくなっちゃうよ。」
栞「もういいんですよ、あゆさん。ちょっと疲れちゃいました。」
あゆ「うぐぅ、そんなこと言わないで・・・」
栞「でも、祐一さんは私のことを愛してはくれませんでした。だから・・・」
あゆ「そんな事言っちゃだめだよ栞ちゃん!ボク怒るよ!?」
栞「あゆさん?」
あゆ「ボクだって、祐一くんの事・・・好きだったのに・・・」
栞「・・・」
あゆ「でもあの時、祐一くんは栞ちゃんを選んだんだ・・・」
栞「・・・!!それで、あゆさんは自殺を!?」
あゆ「違うよ!!ボクは自殺なんてしないよ。ただ、ボクの力を祐一くんに貸したの。」
栞「よくわからないんですけど。」
あゆ「栞ちゃん。どうして栞ちゃんと祐一くんが別れたか、覚えてる?」
栞「え・・・?」
あゆ「二人が自分の道を前を向いて歩くため・・・だよね?」
そう。そのとおりです。祐一さんの心はまこちゃんに向いている。
ここで私が食い下がったら祐一さんを苦しめる。だから私は別れを望んだんです。
キレイに別れて、その上で自分たちの新たな道を模索しようって・・・
あゆ「栞ちゃん、今、ここで死んじゃっていいの?祐一くんとの約束、破っちゃっていいの?」
祐一さんとの約束。各々が自分たちの道を歩く。最後の約束。
しかし、私は守れないでいた。祐一さんの道を追いかけてしまった。
私に幸せをくれた祐一さんとの最後の約束。破っちゃいけない・・・。
あゆ「もうボクには何の力もないけど・・・栞ちゃんの強さがあれば・・・きっと。」
そして、辺りは光に包まれました。
919 :
625:03/04/07 05:16 ID:x4wlbp31
気がつくと、病院のベッドに寝かされていました。
傍らで、お姉ちゃんが歓喜の笑みを見せてくれました。
その後ろに、バツが悪そうに、祐一さんが佇んでいました。
「相沢君が運んでくれたのよ。」お姉ちゃんが言いました。
「ごめんなさい、お姉ちゃん。祐一さんと話があるの。」
そういうとお姉ちゃんは、何も言わずに席を外してくれました。
栞「祐一さんに謝らなければならないことがあります。」
祐一「なんだ、栞?」
栞「私、別れたあとも、ずっと祐一さんを求めていました。」
祐一「・・・」
栞「それぞれの道を歩まなきゃいけないのに、おかしいですよね。」
祐一「・・・そう・・・かもな」
栞「でも、それじゃ、約束破っちゃいますよね。大好きな祐一さんとの最後の約束なのに。」
祐一「謝らなきゃならないのはそもそも俺なんだがな・・・」
栞「いいんです。祐一さんのおかげで、お姉ちゃんとも仲直りできましたし。私は幸せでした。」
祐一「そうか・・・」
栞「だから、最後の約束、守ろうと思うんです。今なら祐一さんの事を吹っ切れる。そう思うんです。」
栞「だから、祐一さんもまこちゃんの事を絶対に幸せにしてください。お願いです。」
祐一「わかった。絶対に幸せにするから。」
栞「さようなら、祐一さん・・・」
920 :
625:03/04/07 05:17 ID:x4wlbp31
あれから時は過ぎて・・・
いまでは私は、大検取得の為に、お勉強の毎日です。
お姉ちゃんと同じ大学に行くために、頑張らなきゃ。
あ、そういえば北川さんも同じ大学でしたね。
今はお姉ちゃんと、ラブラブなんですよ。
私はと言うと・・・あんまり縁がないんですよね。
ただ、いつかはきっと、素敵な彼氏に出会えると信じてます。
そして、絶対に幸せにしてもらうんです(えへっ)
その日まで私は、前を向いて歩いて行くんです。
完
921 :
625:03/04/07 05:22 ID:x4wlbp31
またまた長駄文失礼いたしました、625でございます。
前回時に「単発だから次はねーぞ」的発言をかましておきながら
あっさりと妙なSS投下したもんで、批判がコワイコワイw
前作は構想数時間でしたが、今回はなんと!!2日かかってます!
そのわりにくだらねえって言わないでください。これで手一杯なんです。
ちょっとギスギスしてたんで、空気を換えるべく投下したんですが・・・
さらに殺伐となってしまったらすみませんです・・・
前作があまりにも不評だったんで、今回は素直な文にしてみました。
前作と比較したらどんなもんでしょうね?
>>911-921 625ってわざわざ書いてあるから、あの地獄の中での栞の記憶かと思っちまったよ・・・。
原点氏のSSを終わらせてしまったって感じがしますけど、結構楽しめましたよ。
ただ、少しタイミングが悪かったかも・・・。
>>921 乙〜
前作不評でしたか?
メール欄に書いたのは不評だったみたいですが・・
ちなみに前作のが好きです
924 :
名無しさんだよもん:03/04/07 12:11 ID:L9QyKWO7
>>625氏
乙ですー。読ませていただきました。前回の続きかと思ってちょっと怖かったです(;´д`)
原点氏のSSをベースにしたアナザーエンドかと思ったらちょっと違うんですね。早とちり。
素直な文、とおっしゃっている通りシンプルに仕上がっていていいと思いますよー。
欲を言うなら前回のようなインパクトに欠けるかな? 痛い話(暴力モノとか)が苦手な者としては
こういう話のほうが安心して読めましたがw
空気換えるどころか、過疎化してしまったとは・・・
927 :
名無しさんだよもん:03/04/08 01:37 ID:Ae0zEJF9
926>>いや、良いタイミングだ
コーヒーブレイクと考えよう
それにガス抜きも必要だしな
みんな言いたいことは言ったろう?
900超えたから次のスレの算段も考えようぜ。
625氏 乙
俺も、もう少しで「いいかげんにしろう!!」とか書くところだった。
保守するさ…終って欲しくなんてないしね
終わり気味だが・・・
なんとかならないかなぁ?
930 :
原点回帰:03/04/09 02:05 ID:KDH6IjhG
栞「私・・・」
栞(でも―――)
寸前まで出かかった言葉が、疑心暗鬼になった心に阻まれる。
栞(でも、美汐さんも、そして祐一さんも、嘘なんてついているように見えなかった・・・)
楽しかった思い出。幸せだった日々。
こんなにもあっさりと、それが消え去ってしまうなんて思っていなかった。
ずっと続くと信じていた。疑うことなんて考えもしなかった。
・・・信じてしまっていいのだろうか。
また同じように裏切られるかもしれないのに。
そんな栞の葛藤を感じてか、あゆが閉じていた口を開く。
あゆ「・・・ひょっとして、祐一君のこと?」
思いがけない言葉に、逸らしていた目をはっと見開く栞。
あゆ「そっか。祐一君の事なんだ」
その様子を見て、ぽつりと、独り言のように小さな声でそう漏らすあゆの顔は・・・
あゆ「うまくいってないんだ」
なぜか、すごく寂しそうだった。
931 :
原点回帰:03/04/09 02:07 ID:KDH6IjhG
あゆ「祐一君とケンカでもしたの?」
ケンカ。
祐一とのことがケンカなら、そんなにいいものならどれだけ気が楽になるだろう。
でも実際は―――
もう、一人で抱え込むのは限界だった。
栞「私、祐一さんに振られちゃったんです」
あゆ「え・・・ええっ!?」
栞自身が驚くほど、その言葉はすらすらと口から滑り出て、にもかかわらず彼女の胸を締めつける。
そしてあゆはというと、大きな目をいっぱいに見開いてベンチから飛びあがらんばかりに驚いていた。
あゆ「祐一君が? ホントなの?」
嘘をついてどうなると言うのだろう。
栞は一つ頷くと、ため息と共に空を見上げる。
視界いっぱいに広がる青い空には、たった一片の雲すら浮かんでいなかった。
キタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!
一ヶ月ぶりについに来た…(´Д⊂)
…クラナドが発売されたらこんな気持ちになるのかなぁ…
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
来まくってる!!
いい感じ!!!
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
といっておく
⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒Y⌒⊂⌒~⊃。Д。)⊃ キタ━━━━!!
とAA祭りに参加してみる
さあ保守だ! 楽しいねぇ w
いやぁよかったよかった。一時はどうなることかと…(´Д⊂)
940 :
625:03/04/10 01:16 ID:AerDD4F2
相手にならないと思いつつも自分のと比較しちゃうよ・・・
なんつうか、読みやすいですな。原点氏のSSは。
941 :
625:03/04/10 08:19 ID:AerDD4F2
で、保守・・・と。
いい加減保守より次スレの算段かな。
夜にでも立てるから
なにかテンプレ案あったらお願い
…今まで無かったし、別に無くても困らない?
944 :
625:03/04/10 17:07 ID:AerDD4F2
なんか、昼メロを思い出すんだよな、なんとなく。
花王、愛の劇場とか言ってこのネタ通じそうな気がする。
アレって、いいとも→ごきげんようの後だったっけ?
945 :
減点怪奇:03/04/10 22:35 ID:NQRIWnpI
君望みたいだ。
干す
970位までは大丈夫そうだね
948 :
625:03/04/11 04:45 ID:jVzfiv2E
>>945 どっちに転んでも泣きを見る人がいる点で
かなり似ている・・・
949 :
949:03/04/11 10:24 ID:MW2dwInY
((゚д゚;≡ ;゚д゚))テ、テンプレは何処!?
950 :
625:03/04/11 11:48 ID:jVzfiv2E
>>949 君をテンプレ職人一号さんに任命するよぉ♪
951 :
949:03/04/11 13:07 ID:MW2dwInY
目出度く950の君にお任せ♪
おめでとうございます。
記念すべき初の次スレ移行は
>>950を獲得なされた625氏に委ねられました。
是非素晴らしいテンプレを作成なさるようスレ住民一同心より期待申し上げております。
変わりに立てても良いけど、テンプレお願いね
無いなら『超』適当に立てるから♪
955 :
625:03/04/12 01:35 ID:R06WC7Ge
とりあえず、必要なのは、part1〜の過去ログと
どういったスレかを書くのが常套手段・・・ですよね。
part1あたりから上手く流用してみるとか。
一応、スレ立てる前に、記載するべきお約束事を
確認してみましょう。
・sage進行
・基本的に何でもあり
・煽り荒らしは放置。
・マターリ。でも、馴れ合い過ぎはあんま良くない。
・適度に保守。放置するといきなりDAT逝き
・みんなで盛り上げよう
・・・こんなもんか?
>>954氏に期待。
957 :
ずれた:03/04/12 02:30 ID:ov4mThDW
栞 「美汐さん、ついに次スレですよ」
美汐「PART5にして初の次スレ……そんな酷なことはないでしょう」
栞 「これからもよろしくお願いしますね」
美汐「こちらこそ……でも、フュージョンは程々にしましょう」
栞 「え? なんでですか?」
美汐「それは……そもそも無茶な事ですし、失敗したりとか、逆カップリングとかが」
栞 「でも私は好きですよ。美汐さんとのフュージョン」
美汐「……」
栞 「だって、なんだかわかりあえた気がして嬉しいじゃないですか」
美汐「……そういうものなのかもしれませんね」
テンプレに原点回帰氏を入れるのはやめた方が…
またあんな事になったら氏に迷惑だろ。
で、どうすんのよ?
保守
962 :
625:03/04/13 07:52 ID:+BOhcIlz
んじゃ、今日中にでも私が立てておきましょう。
日付変わってもpart5がなかったら・・・
スレ立てに何らかの原因で失敗したか、私の身に何か起こったか・・・
その際には他の方にお願いします。
それまでに出来うる限りでテンプレ案出していただけるとありがたいです。
出てきた案から私がサックリと選びますんで。
963 :
原点回帰:03/04/13 12:40 ID:WWQk8Cf4
ついに移行か……
じゃあ即死回避もかねて続きはそっちに落とすね。
うめ
いや、埋めるのはまだ早いでしょw
966 :
625:03/04/13 21:53 ID:+BOhcIlz
おつ
じゃあ埋めますか
埋めぅ〜
馬。
1000
うし
牛が笑ってる。
ね
とら
れた
う
し
お
ん
お日様も笑ってる〜
うめ
埋め
1001
1000 :
名無しさんだよもん:03/04/16 00:46 ID:X7R577Oa
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。