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892名無しさんだよもん:02/10/22 23:18 ID:FjSl5smt
C。
893名無しさんだよもん:02/10/22 23:31 ID:tUFnULXm
「はぁ……仕方がないわ。諦めましょう……」
「……同じ手は二度通じないだろうしな」
「お酒……ほしいですわ」
「食えねぇとわかったら余計腹が減って来やがった……」
「お菓子……」
「ん〜、ハチミツ〜♪」
「カレー♪ カレー♪」
 二人をのぞき、場が暗く沈む。
「みさき……」
 綾香が唸った。
「ひっぱたいて、いい?」
「ダメ」
 …………再度の沈黙が場を包む。
「……寝ますわ」
 カルラが立ち上がり、ガラリと戸を開く。
 やがて、それに従うように皆バラバラに散っていった……

A 現代で話を進める
B その頃屋根の上では?
C 翼人一家の様子
D 綾香の復讐劇
894名無しさんだよもん:02/10/22 23:45 ID:CFXYr7Jz
A。このスレ中に終わらせよう…
「てぇりゃっ!!!」
 梓の蹴りが朽ちた壁をブチ抜く。
 一行は翼人の寺内部への侵入を果たしていた。
「にしても……」
「なんだか薄気味悪いな……」
 夜という事もあってか寺の中は薄暗く、まるで一行の行く道を塞いでいるかのようにも見えた。
「ま、寺から見てみりゃ俺たちは招かれざる客以外の何者でもないだろうからな……祐介、近くに何かいるか?」
 耕一が自嘲的に漏らす。
「いえ……特に怪しい気配はありません」
「……見えたぞ、おそらく本堂だ」
 本と辺りの様子を見比べつつ、健太郎が言った。
 目の前には錆びきった蝶番の扉がその口を閉じている。
「みんな、下がっていろ……」
 今度は、耕一が前に進み出た。
 
 ドゴン!
 空間ににぶい破壊音が響く。もはや開けることはかなわなくなっていた扉は、耕一の一撃によってブチ抜かれた。
「……本堂か」
 梓たちがその後に続き、空間に足を踏み入れる。
 ギシ……
 腐りかけた床板が嫌な音を上げる。
「確か……この辺りに……あった」
 先行し、足元を確認していた健太郎は、本の記述と源之助さんの言う通り、床に埋め込まれた金属板を発見した。
 後ろを振り返り、揃っているメンバーに向かい、
「いよいよ最後の問題です。正解すれば道が開けます。さぁてみんなで考えよう!」
 やや挑発的な物言いで、告げた。

『一であり無であるもの。一であり一であるもの。無限であり一であるもの』

A 解答 [    ]
B さぁてみんなで考えよう!(ヒント)
C 他所視点へ(1.平安 2.研究所 3.そら)
896名無しさんだよもん:02/10/23 00:37 ID:tcUatJdB
や、やべー。これはムズイぞ。
でも、A [神]で。
……世界とか意識かもしれん。
ハズしてたら、スマソ。

つーか、スレ容量の方がマズイね。
現在481kb
「……わかったぞ」
 耕一が声を上げた。
「本当か耕一!」
「意外にやりますね!」
「よっしゃ、これで道が開けたぜ!」
「あー……ダリ」
「フッフッフ、まぁ俺に任せておけ」
 勝ち誇りながら本尊……巨大な羽を生やした、女性型の本尊の前へと歩み寄る耕一。
「問題の答え……それは……」
 ……ゴクリ。一同の喉が鳴る。
「『神』だ!」
 ………………沈黙。やや長い沈黙。やがて
 ひゅるるるるるる……
「……あ」
「耕一! 危ない!」
 ガゴン!!!
 強烈な金属音が響いた。
「ぐおぉぉぉぉぉぉぉぉ……」
 頭を押さえ、その場に蹲る耕一。
「タライとはな……翼人の先祖って、結構シャレがわかるヤツみたいだな」
「藤田さん、冷静に解説しないでください……」
「しかし、それなら一体答えは……?」
 顎に手を当て考え込む健太郎だが、そこに相変わらずやる気あるのかないのかわからない口調で浩之が話しかけた。
「……あのさぁ、俺、そんな悩むことはねぇと思うんだよ」
「……というと?」
「俺たち……ってーか柳川たちはさ、平安時代でさんざあっちこっち走りまわって、かなり情報も集めたんだろ?
 だったらそん中にヒントとか色々あると思うんだよ。もう少し、今まであったことを整理して考えてみたらどうだ?」
「……今までの……情報……か」

A 解答 [   ]
B 今までの出来事かぁ……何があったかな……(ヒント)
C 他所視点へ(1.平安 2.研究所 3.そら)
898名無しさんだよもん:02/10/23 02:36 ID:tcUatJdB
 ∧||∧
(  ⌒ ヽ ハズした上に、流れまでも止めてしまった…
 ∪  ノ B、誰か正解出してください。
  ∪∪ 

899>898イ`:02/10/23 03:03 ID:Ytnw/LhO
「ええっと、ちょっと待てよ……」
 健太郎は改めて本を捲る。
「記録によると……この寺は最初に国崎さんが発見して……
 中を一通り調べて……その後、柳也たちを連れて改めて調査、結果、謎を解いて四神具を手に入れたんだよな?」
「だよな? と言われても困るが、そう書いてあるんならそうなんだろ」
「むぅ……」
 すっかり考えるのは健太郎と浩之の役目になってしまっている。
「なら……やっぱヒントはその辺……この寺とか翼人関係にある、って考えるのが妥当だよな?」
「それもそうだが……だが、いったいどれが……」
「あとさっきから気になってるんだけどさ」
 浩之が金属板に積もった埃を足で払いながら言う。
「この文って、三つの節に分かれてるよな?」
「ああ。『一で無』と『一であり一』と『無限で一』、ってのがな」
「三つバラバラに答えるモンなのか一つにまとめるモンなのかは分かんねぇけど……『三つ』ってのがなんかのヒントになってねぇかな?」
「ん……そうだな……」
 ちなみに、暇してる人外三人組は本堂の中をあちこち調べている。
「ったく、あたしたちは蚊帳の外かよ……」
「そういえば耕一さん、他に何か答えとかってなかったんですか?」
「むぅ……『世界』とか『意識』とかも考えたんだがな……」
「違う気がするぞ。何となくだけどさ」
「「「うぅ〜〜〜〜〜〜〜ん……」」」
 頭脳労働は苦手なようだ。

A 解答 [   ]
B おや、壁に何か文字が彫ってある……(ヒント)
C 他視点へ(1.平安 2.研究所 3.そら)
D ……誰か来た?
900名無しさんだよもん:02/10/23 03:13 ID:mKGiqOTE
Aで時、かな?過去と現在と未来ってかんじで
901名無しさんだよもん:02/10/23 03:44 ID:Ytnw/LhO
「!」
 その時、浩之は閃いた。
「どうした?」
「……わかった。答えが、わかった」
「何!? ホントか!?」
 思わず詰め寄る健太郎。
「ああ。つまりはな、ゴニョゴニョゴニョ………」
 耳打ちする浩之。
「……なるほど!」

 そして、健太郎が改めて本尊の前に立つ。
 もしタライが落ちてきたら全国百万人のズンパンファンを泣かせてしまうところだが、その心配はなかった。
『確信』していた。
「すぅ……」
 と一息吸い、
「答えは……『時の道』だ!」
 言葉を強める。
「言うなれば『過去』、『現在』、そして『未来』!
 過去は『我』に対して存在せずただ俺たちの後ろに一つのみ在る過ぎ去りし道だ!
 現在とは今だ! 今とはここだ! ここには俺しかいない! ただ『此』に『現在』を『過去』に置き去り
『未来』を『現在』にせんと歩む俺が『一人』! 道がただ『一つ』!
 未来は無限だ。限りがない。いくらでも道は選べよう! だが、歩むべき道はただ一つ! 無限なれど道はただ一つ!
 三つの道は、一つになるだろう。雄大な時の流れの中で、一つに繋がるだろう!
 過去現在そして未来! さぁ扉よ開け! 我らに『未来』へと続く道を開くがいい!」

 カチリ

 音が響いた。澄んだ音だった。
 同時に、本尊に垂直な線が走り、真っ二つに割れていく。
「なっ!?」
「……記述通りだ」
 健太郎はニヤリと唇を歪ませた。
―――時の流れは一つなり。
―――たゆとうもさすらうも逆らうも、全ては一つの運命なり。
―――我が同胞よ、汝が望む道を歩むがいい。

 やがて件の台が現れる。
「……よし、宝玉の台も出てきたな……玉も三つはまっている。『力』、『知』、そして『道』。さぁ耕一! 『道』を叩き割れ!」
「まぁかしとけぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」
 空気がゆらぐ。耕一が風になる。
 オン……!
 閃光が糸状に走る。

 パキィィィィィィィィン!!!!

 刹那、『道』の宝玉は塵にも等しく砕け散った。

 ゴゴゴゴゴゴ……

 すると本尊裏の壁が開き、ぽっかりと奥へ続く道が開けた。
「行くぜ! 目指すは陽の始祖、ミコトの元へ!」

A もう何も迷わん! 突撃!
B 目つきの悪い餓鬼が現れた。
C 馬に乗った女が現れた。
903名無しさんだよもん:02/10/23 03:51 ID:kncA+EKh
速攻で行こう。A。


……それにしても、リドルの種明かしっていつ見ても寒いな。
904名無しさんだよもん:02/10/23 04:04 ID:Rf6k8w3Q
そうか? ウチのGMに比べれば悪くない問題だと思うが。
905名無しさんだよもん:02/10/23 17:27 ID:mUA1wSA2
 ドタドタ! バタン! ドゴン!
 ……階段から、騒がしい音が聞こえる。
「いてててっ! なんでみんな一斉に飛び込むんだよ!」
「お前が一番ノリノリだったじゃねぇか!」
「わ! わ! う、動かないでください! お、お……」
「落ちる……っ!」
 ……人の声だ。何千年ぶりだろう。
 ドタドタゴロゴロドタドタドシャァッ!
 ……派手な音をたてて、幾人かの人間が部屋に転がり込んできた。

「―――ッ、ここは……?」
 梓は頭をさすりながら自分たちのいる部屋の状態を確認した。
 おそらくここが寺の最深部であることは間違いない。だが思ったよりはるかに作りは簡素で、
 大きさも大した事がなかった。せいぜい、自宅の居間くらいだ。
「……あ」
 だが、奥に小さな台座があり、その上から一人の少女がこちらを見つめていた。
 手には、白い羽がついた腕輪が握られている。
「……あれ?」
 祐介は奇妙なことに気付いた。
 不思議なことに、その少女は『姿を見る』ことはできるが、なぜか『気配』を感じることができなかった。
 目の前にいるのに。
「よっしゃ、やっと見つけた。君がムツミだな?」
 意気込んで耕一は少女に近づく。
 ビクッ! と反応する少女。
「ああ、怖がらなくてもいい。俺たちは君を迎えに来たんだ。君の子孫が今苦しんでいて……君の力が必要なんだ」
 だが少女はその言葉を聞こうとせず、部屋の隅に逃げ、いやいやと首を振っている。
「……弱ったな」
 耕一は頭を掻いた。

A このまま連れていく
B 説得してみる
C 誰か何とかしてくれ
906名無しさんだよもん:02/10/23 17:44 ID:mKGiqOTE
Bかね
907名無しさんだよもん:02/10/23 18:03 ID:mUA1wSA2
「よっしゃ、ここは俺に任せておけ。二ヶ月で十人を篭絡したこの手腕、たかが小娘一人ぐらいチョロイもんさ」
 耕一に代わり、浩之が進みでる。
「どうしたんだいミコトちゃん? 何か怖いことでもあるのかい? 心配ないさ、俺たちは仲間だ」
 思いきりなプレイボーイスマイルで話しかける。
「ウ……ウ……ア……」
 だがミコトの反応は変わりない。
「ほら、いつまでもこんなところにいるわけにはいかないんだ。俺たちと一緒に……」
 と言って手を伸ばすが……
「アアッ!!!!」
 バチッ! と伸ばした浩之の手元に火花が走る。
「うわっ!」
 慌ててミコトから距離をとる浩之。
「くっそー、俺のスマイルにも動じないとは……なんて頑固な娘だ」
「……お前、女をなんだと思ってるんだ……」
 梓はやや呆れ顔だ。だが、内心はそんな呑気な状況ではなかった。
(参ったな……てっきりあたしは翼人始祖っていうくらいだからもっと達観視した仙人みたいなヤツ想像していたんだが……
 まさかこんな小さな女の子だとは……)
「ア……ア……ア……」
(かといって無理矢理連れていったら何が起こるかわからない。何か、何か、こいつが心を開けるような、翼人に連なる何かが……)
 しばらく考えこみ、そして、一つの答えを導き出した。
「……よし、こうなったら」

A 初音を連れてこよう!
B 観鈴を連れてこよう!
C さっきのカラスを探すぞ!
D しばらく眠っててもらうぞ!
908名無しさんだよもん:02/10/23 18:17 ID:1mfFzxwZ
A
一応メインヒロインだし(w
909出来れば今日中に終わらせたい…:02/10/23 18:58 ID:Cn/Y5auR
「こういうことは……初音だ!」
「……あ?」
 叫んだ梓に耕一が怪訝な視線を向ける。
「こういうことには初音が一番だ! 初音を呼んでくる!」
「っておいちょっと待て梓!」
 止めるのも聞かず、梓は部屋を飛び出した。

 階段を駆け上がり、本堂を抜け、廊下をひた走る。
 そして、門から外へ……とその時
「急がねえと……急がねえと時間が……ってのぅわっ!」
「きゃあっ!!」
 梓の目の前に、見覚えのある針金ヘッドが現れた。
 かわす暇もなく正面衝突してしまう。
「イチチチチ……な、なんでこんなところにいるんだ! 初音!」
 そう。そこにいたのはなぜか今呼びに行こうと思った初音であった。
「お、お姉ちゃんたちのことが心配になって……それで……」
 ……どうやら研究所を抜け出してきたらしい。
「バカ」
 コツン、と頭を小突く。
「きゃっ!」
 だがちょうどよかった……と梓が思ったその時、二人の頭の上から声が聞こえた。
「おい……大丈夫か? 初音」
「カーカー!」
910名無しさんだよもん:02/10/23 19:00 ID:Cn/Y5auR
「……って梓早えな、もう帰ってきたのかよ」
 部屋に入った梓を耕一が迎える。中は相も変わらずミコトと男衆が一定距離を保った状態のままだ。
「初音ちゃんは……ってあ、初音ちゃん」
「お兄ちゃん、大丈夫?」
 梓の後ろから初音が現れた。だが、それだけではない……
「……梓、そいつらは、なんだ?」
 耕一が指をさす。その先には、目つきの悪いガキと、初音の肩にとまるカラスの姿があった。
「あ、この人はヌワンギさんっていってね、私が来る途中、山の中で倒れてたから一緒に来てもらったの。
 このカラスは……たぶん、そら。お寺の前で会ったの」
「……ま、あたしも迷子の人間放っておくわけにはいかないからな。この件が一段落ついたら、人里ぐらいまでは案内してやろうと思ってる」
「そうか……ヌワンギ君……だったかな?」
 耕一がゆっくりと話しかける。
「お、おう」
 少し緊張した面持ちでヌワンギは答えた。
「これからここでは少し奇妙な事が起きるかもしれない。だが、君がここを出た後も決してそれを他言しないでもらいたい。いいかな?」
「あ、ああ……」
(翼人……確かにあのガキは翼人だ。あの時見た女と同じ姿……)
 ヌワンギは、思い出していた。

A 初音のミコト説得シーンへ
B ヌワンギの回想シーンへ
C その時、そらがミコトの腕の中へ飛びこんだ
911名無しさんだよもん:02/10/23 19:14 ID:Rf6k8w3Q
Aでがんがれ
912名無しさんだよもん:02/10/23 19:58 ID:Cn/Y5auR
「よし……私に任せてよ……」
 意気込んで、初音は部屋の隅で震えるミコトへと近づいていった。
「がんばれよ……初音」
 その後姿を見送る梓の瞳は不安気だ。

「ウ……ウ……アア………」
「あなた、お名前は?」
 初音は躊躇なくミコトの目の前にしゃがみこんだ。
「ア………?」
「私の名前は、初音。柏木、初音。あなたのお名前は?」
―――ピシッ
 ミコトの頭の中に、過去の1シーンがフラッシュバックした。
「あなたの、お名前」
 3510……どこで聞いたのだろう。
「ワ、ワ、ワ……ワタ……シハ……」
「うんうん。あなたのお名前は?」
「ア……アアッ!!!」
 ピシッ! バシィッ!!
 ミコトが頭を抱える。同時に、彼女の周りを火花が踊り狂った。
「あッ……つっ……!」
 当然の如く、初音の身体にも襲いかかる。
「初音!」
「来ちゃダメ!」
 駆け寄ろうとした梓だが、それは初音自身が制した。
「もう少し……もう少しだから……」
 初音はミコトの肩に手を回し、自分の顔と、ミコトの顔を向き合わせた。
「さぁ……もう少しだから。私の名前は、柏木初音。あなたの名前は……?」
「ア……ア……ワタ……シノ……ナマエ……ハ……」
 ……そして、唇が、その形を成した。
「……ミコト」
913名無しさんだよもん:02/10/23 20:01 ID:Cn/Y5auR
 ミコトに寄り添う初音を先頭に、梓一行は寺を後にした。
 ……辺りに結界は存在しない。考えてみれば、本来初音がここへ来れたこともおかしいはずだ。
 どうやら、ミコトへの干渉でこの寺に関する呪術的な防護は解かれたらしい。おそらく、この寺ももう二度とその役目を成すことはないだろう。
「大丈夫? ミコトちゃん……」
「ダイジョウ……ブ……」
 今だ心を開いているのは初音だけだが、なんとか状況を説明することができた。
 彼女もまた、観鈴の元へと赴くことを承諾してくれた。
「クァーーッ!!!」
 初音の肩でそらが鳴く。……そうだ。彼女が心を開いたのは初音だけではない。
 そらもまた、ミコトに触れることが許された数少ない存在だった。

 このまま二人を会わせれば全て上手くいく。……そのはずだった。

「にゃぷぷ〜〜〜翼人の小娘発見にゃぷ〜〜〜〜」
「にゃも〜〜〜ホント朕らは幸運にゃも〜〜〜さすがは人の上に立つ者は星が違うにゃも〜〜〜〜」
 人の神経を逆なでするような声が、山間に響いた。
 ……2匹の豚が、初音とミコトの目の前に立っていた。
 そして二人に薄汚れた手を伸ばす。
914名無しさんだよもん:02/10/23 20:02 ID:Cn/Y5auR
 全く、どうやら俺はずいぶん面倒な星のもとに生まれちまったようだ。
「いや! いやっ! 離して!!」
「ア……アアア……!!!」
「な、テメェらは!?」
 ……いや、そんなこと、今更確認するまでもなかったか。
「にゃぷぷ〜〜〜、諸君ご苦労だったにゃぷ〜〜〜」
「朕らのためにわざわざ翼人を連れ出してくれるとはにゃも〜〜〜〜〜」
 親父、叔父貴……
「そうか……さっき感じた怪しい気配、テメェらだったのか!」
 梓が怒鳴り、一歩親父たちに近づくが、
「おっと動くなにゃぷ〜、一歩でも近づけばこの小娘の命はないにゃぷよ〜〜〜」
「クッ……」
 親父は愛用の大型ナイフを初音の喉元に押し当てている。いくらこいつらが正体不明の力を持っているとはいえ、この状況では手が出せないようだ。
「にゃぷ〜〜〜小娘、さっさと朕らに翼人の力を見せるにゃぷ〜〜〜〜」
 叔父貴はミコトを羽交い締めにし、そのこめかみに拳銃を突きつけている。
 最も、ミコトは感情のない瞳で虚空を見つめているだけだが。
「チッ……」
 俺は自分の右手を見つめた。まだやや温かみが残っている。
 初音に助けられたとき、あいつがずっと俺の手を握っていた、その温もりが……

 さぁて、どうやらこの状況、ヌワンギ様の人生で最も重要な選択らしいな!

A 親父と叔父貴を手伝う。
B 初音・ミコトを助ける。
915名無しさんだよもん:02/10/23 20:04 ID:/Q2x/+N2
ここでAを選ぶ気にはなれないなぁ…。
B。
916名無しさんだよもん:02/10/23 20:09 ID:OOUJen69
チッ、腰抜けめ(w
917名無しさんだよもん:02/10/23 20:25 ID:tbrsZLAf
つーか新スレ立てよう。後5KBは流石にまずい。
折れが立てるけどいいか?

A 判った、お前に任せる。
B 馬鹿野郎!俺様が立てる。
918名無しさんだよもん:02/10/23 20:35 ID:mKGiqOTE
A。よろ。
テンプレはある?
919名無しさんだよもん:02/10/23 20:38 ID:FK15sbI+
お次の>>1キャラは誰だろう・・・ヌワンギか!?w
920名無しさんだよもん:02/10/23 20:55 ID:tbrsZLAf
点プレ、これで良いかな?

〜 選択形式で進めていくスレッドη 〜

こんばんわ、皆様方。貴方の隣にセリオです。前スレで終わりそうで終わらなかったり
色々と有りましたがまだまだ皆様とお付き合いしてゆく事になりそうです。
それでは【選択方式で進めていくスレッドη】を始めてゆきたいと思います。

選択方式で進めて行くスレッドです。

A 前スレ(スレッドζ)http://wow.bbspink.com/test/read.cgi/leaf/1031124139/l50
B 公式サイト(http://www.geocities.co.jp/Playtown-Rook/6752/sentaku/index.htm
C 過去スレ、関連スレ及び諸注意(>>2-5
D セリオたんハァハァ(;´д`)

…これは白い悪魔さん。何やら熱があるようですが体調をお崩しですか?
安静することをお勧めします。

921名無しさんだよもん:02/10/23 20:56 ID:FK15sbI+
公式サイトは支援サイトに直したほうがよいかと。

・・・ごめん、オレが公式って書きました・゚・(ノД`)・゚・
922名無しさんだよもん:02/10/23 20:57 ID:mKGiqOTE
いいかと。でも「こんばんわ」じゃなくて「こんばんは」ね。細かいようだけど。
923名無しさんだよもん:02/10/23 21:04 ID:tbrsZLAf
〜 選択形式で進めていくスレッドη 〜
http://wow.bbspink.com/test/read.cgi/leaf/1035374561/l50

新スレ立てますた。
924名無しさんだよもん:02/10/23 21:07 ID:mKGiqOTE
そういや>>2-5まとめてなかったな…
925名無しさんだよもん:02/10/23 21:18 ID:mKGiqOTE
>>923
おつ。
鉄の掟の文章考えてたら先に貼られてましたか。
926FARE-M ◆7HKannaArk :02/10/23 23:21 ID:b5DQwWZR
さて、こちらは残りをどうしましょうか。
927名無しさんだよもん:02/10/23 23:55 ID:v8CV4ivs
498kb
928名無しさんだよもん:02/10/24 00:50 ID:RmgaXVUo
やっと…やっと終わる……やっと……長かった……
929名無しさんだよもん:02/10/24 01:49 ID:PFweisem
>>926

A 雑談する
B 反省会&愚痴
C 適当に埋め立てる
930名無しさんだよもん:02/10/24 01:54 ID:LQDeLKDh
931名無しさんだよもん:02/10/24 02:15 ID:RmgaXVUo

……次作品こそ綺麗に終わってほしい……

932名無しさんだよもん:02/10/24 02:26 ID:LQDeLKDh
500レス程度がいいや。
933名無しさんだよもん:02/10/24 03:50 ID:u7ughwwW
気楽にママーリ、これ一番!
934名無しさんだよもん:02/10/24 04:05 ID:KrqYB64f
次、何やろうか?
935名無しさんだよもん:02/10/24 11:40 ID:cXalIY1f
という事で終わりまつた。

・・・あれ?初音ちゃんとは結局どーなったの?(w
936名無しさんだよもん:02/10/24 13:00 ID:7ok24/KV
勘弁してくれぇ……
ストーリー回収するだけで手一杯だったんだから(w

……ま、次の柳川物(あるのか?)ではきっちりとした恋愛物にしたいなーとか考えちゃったりしたりしなかったり……
937名無しさんだよもん:02/10/24 14:06 ID:LQDeLKDh
もう柳川は勘弁してください。マジで。
938名無しさんだよもん:02/10/24 16:54 ID:RYdUbYsk
正直な所キャラを増やしすぎたってのが最大のミスだろうな・・・

で、次回作は・・・なになに?whitealbum・・・?


・・・オレホワルバやってねぇYO!!・゚・(ノД`)・゚・
939名無しさんだよもん:02/10/24 21:13 ID:4sn9oDWV
いや、終われそうな分岐点は幾らでもあった。そこで終わろうとしなかった
選択者&書き手が敢えて悪いと言っておこう。…折れもだけど。
940名無しさんだよもん:02/10/24 22:25 ID:LQDeLKDh
>>939
沖縄から帰ってきたところとかな(w
941名無しさんだよもん
 私的に終わってたかも(ていうか終わらせようとした)シーン

1.神奈は説教くれた後「旅立つ」のなら素直に見送り、「行く場所がない」なら引き取るつもりだった。(どっち選んでも終わり)
2.「後日談」は国崎が柳川と少し雑談を交わし、目的の消えた旅へ出発する国崎の背中を書きたかった。(しんみりEND)
3.ウィツアルネミティアの封印直後、どさくさに紛れて終わらせたかった。(ディーあたりの消滅によって)