1 :
名無しさん@3周年 :
03/09/06 08:20 日本の新左翼運動にひとつの衝撃を与えた宇野経済。 そして、代々木の正統派マルクス経済学。 あなたらは、その下部構造について語らねばなるまい。
2 :
名無しさん@3周年 :03/09/06 09:07
2!
3 :
名無しさん@3周年 :03/09/06 09:43
え? なんか次元を超えるような新しい展開があったということ?>3
5 :
名無しさん@3周年 :03/09/06 19:35
ほんとに知らないのか? 青木孝平による宇野経済学の社会哲学的・倫理学的再構成を。 はたしてこれは、左翼理論の新展開か、それとも右翼保守派への転向か? すなわち『コミュニタリアニズムへ』だ。 いま、哲学板で人気沸騰、喧々諤々の大議論がおこってるぞ。
最近、宇野派はSGCIMEとかいう、奇妙な研究サークルをつくってるが、 一体なんなんだ、これは?いよいよカルト化し始めたか?
7 :
名無しさん@3周年 :03/09/07 02:17
いま、もう日本に宇野派という学派はありません。 次のように弟子に継承され、全く別物に変形されています。 山口重克→小幡道昭などミクロ経済学派 降旗節雄→青木孝平などコミュニタリアン派 鎌倉孝夫→チュチェ思想研究会派 岩田弘→新田滋などブンド情況グループ 伊藤誠→須藤修など市民主義グループ 柄谷行人→西部忠などNAM・Q派 その他→ただの官庁エコノミスト派
これ以外も細々ながら、あるでしょ? 黒田寛一 →主体性唯物論派 白井朗 →中核民主派 を忘れないでね。
9 :
誰だそいつは? :03/09/07 13:36
> いま、もう日本に宇野派という学派はありません。 > 次のように弟子に継承され、全く別物に変形されています。 > 山口重克→小幡道昭などミクロ経済学派 山口重克、見たことはある。小幡? > 降旗節雄→青木孝平などコミュニタリアン派 コミュニタリアン? > 鎌倉孝夫→チュチェ思想研究会派 鎌倉?
10 :
誰だそいつは? :03/09/07 13:36
> 岩田弘→新田滋などブンド情況グループ
ぷぷぷ・・・・。「情況グループ」なんてあったけ?大体雑誌自
体が無くなるでしょ?
それに元気なのはここ最近じゃん?
新田さん(見たことある)も、大物とは思えないけどね。しかし、
これだと、隔夕私も「情況グループ」?
> 伊藤誠→須藤修など市民主義グループ
「市民運動」ねえ・・・。
> 柄谷行人→西部忠などNAM・Q派
> その他→ただの官庁エコノミスト派
>
再び、ぷぷぷ・・・・・。
こんな続くことあり得ないスレ、思いっきり荒らせるね。
http://members.goo.ne.jp/home/masamir2
荒らしになってない。 単にアンタの無知を晒してるだけ(w。
12 :
名無しさん@3周年 :03/09/07 15:28
> 岩田弘→新田滋などブンド情況グループ 旧マル戦のカリスマがなんで「情況グループ」(って、そもそもなんだ?)?
もう情況の編集権は古賀から西田戦旗の大下に移り、 大下が大ブント連合をめざして、岩田をカリスマに仕立て上げてる。 今じゃ「情況」しか書くとこない岩田がこれに飛びついて、 元叛旗の新田や仲正、的場らと新情況派をつくって編集会議って いうわけです。どうせ500部しか売れないけどね。
宇野派のその他ほとんどが、官庁エコノミストっていうのは正しい。 いまの宇野派の現状分析って、政府官庁の資料を表にして 並べるだけだからね。今度でたSGCIMEの本にしても どこがマルクス経済学なのか、笑っちゃうね。 近経にもならない、ただ政府の経済指標がならべてあるだけ。 誰も買わない、読まない、相手にしないのが当然です。
>>10 隔夕私も「情況グループ」って、どーゆー意味だ?
なんで、あんたが情況グループなんだ。
どこの誰だか知らんが、意味不明なこと書くな。
16 :
名無しさん@3周年 :03/09/07 22:48
ほかに 柴垣和夫→金子勝 日共右派・戦後民主派 馬場宏二→エコロジー運動グループ 大内力 →新社会党グループ なんてのもある
SGCIMEってなんだ?
500部って何の売れ行きですか? 大内さんは「新社会党」ですかね? 「金子=ニッキョウ右派」というのも良いですね。
昔の情況とインパクト四〜五十冊あるんだけど売ってやるぞ。 何があるのかはメールで確認してくれ。 売買はヤフオクで行う。 高く買ってや(はあと
>>18 たぶん今の「情況」の平均的な市販部数でしょう。
21 :
名無しさん@3周年 :03/09/08 02:24
大下が「西田戦旗」? 新田が元「叛旗」? そりゃ初耳だ。 で、岩田をかついで「大ブント連合」? それって、「お遊びブント」じゃねぇの?(藁
22 :
名無しさん@3周年 :03/09/08 02:40
>昔の情況とインパクト四〜五十冊あるんだけど売ってやるぞ。 古紙回収がよいとおもわれ(藁
ブントは昔からお遊びブント。 ブンドがマジになると、連赤になる。 内容も部数も同人誌以下の情況ですよ。 しかも今ブント各派全部が合同しても、2ケタ。 500部売れば立派な大ブント連合です。
いまの宇野派はちっともおもしろくねー。 あまりにも経済主義なんだなー。 昔の宇野派は勇ましくておもしろかった。 やっぱりマル経は、イデオロギーや政治、思想と結びつかないとおもしろくねー。 今宇野派でなんとか読む気になるのは、青木と新田ぐらいかな。
まあ資本論も淡々と資本主義経済の分析をしてるだけなのだが
26 :
名無しさん@3周年 :03/09/08 13:04
そんなこた、ないよ。おまえ、資本論読んでないな。ぼけ。 資本論は経済学批判。俗物経済学者や哲学者、思想家への口汚い批判と罵倒、侮辱のオンパレードだ。 対立者・論敵への批判をつうじて自説のアイデンティティフィカルな体系を語るのが、 マルクスの「資本論」の方法だよ。
27 :
阪僑文士 ◆oz7Wpm.iX2 :03/09/08 13:13
あんまり遊びたくない椰子だけど、一応おせーといて。
29 :
名無しさん@3周年 :03/09/08 15:49
ブント系宇野派はマルクス主義解体傾向にある。 現状分析は、ソ連解体でレーニン主義解体になっている。 新田のいう資本過剰は事実ではない論なと、それはカウツキー主義であり その評価である。多国籍企業論やグローバリぜーション論は帝国主義はうまくいくということであろうか。 レーニン帝国主義論の核心は、資本過剰が市場争奪になり、それが帝国主義の戦争 になるということである。そして、この市場争奪は帝国主義の不均等発展によってである。
30 :
名無しさん@3周年 :03/09/08 15:49
現代帝国主義も基本的にそれに規定されている。 アメリカが経済的に没落したのは、日本とドイツの不均等発展による経済発展 資本過剰は高度成長を乗り越え、長期不況をもたらし、財政・金融政策でも解決 不可能にならしめている。 アメリカは、不均等発展の除去を戦争で解決しようとしてきているのである。 グローバルや多国籍は金融資本の独占化であり、その土台の上に戦争があるのである。 レーニンは帝国主義間の戦争になるといったではないかという声が、あがっているが それは帝国主義第三次戦争の段階であろう? レーニン帝国主義をよみたまえ。すぐに帝国主義間の戦争になるには歴史的段階 ゛あったということである。イギリス自由主義がドイツ帝国主義によってのりこえられ経済的歴史 ドイツ帝国主義は、アメリカ・ロシア・日本も導入され帝国主義が歴史的に登場した。 そして、帝国主義は世界を分割支配していった。それは金融資本の独占化であった。 それは、各国帝国主義国家と一体となった金融資本の独占化にほかならなかった。 金融資本の独占化は、資本の有限性につきあたって、資本過剰を規定とする過剰生産力 をもたらし、その解決は、資本輸出ということではなく戦争の輸出となっていく。 それは植民地獲得のための戦争ということである。その延長が、帝国主義国どうしの生産設備 破壊ということに帰結するのである。 現代帝国主義は、こうした戦争の反省にもとづいて形成してきたといえる。 そして生産過剰が戦争にならないようなシステムをつくる必要があったのである。 それは、反戦運動と社会主義に規定されていたのである。 しかもそれを規定したのはケインズ主義であった。 だが、これのもたらす発展も不均等発展を克服はできず、また、過剰資本も克服しえず 同じみちをすすみつつある。ベトナム戦争はその現象であった。 新田は、資本過剰は指摘するも、帝国主義戦争はまったくあれられない。 現代の戦争は帝国主義が原因であるともいえない。 このような人物が宇野派であること事態許しがたいといえよう。 新田はカウツキー主義であるのだから。
31 :
名無しさん@3周年 :03/09/08 15:55
現代帝国主義も基本的にそれに規定されている。 アメリカが経済的に没落したのは、日本とドイツの不均等発展による経済発展 資本過剰は高度成長を乗り越え、長期不況をもたらし、財政・金融政策でも解決 不可能にならしめている。アメリカは、不均等発展の除去を戦争で解決しようとしてきているのである。 グローバルや多国籍は金融資本の独占化であり、その土台の上に戦争があるのである。 レーニンは帝国主義間の戦争になるといったではないかという声が、ブント連合にあがっているが それは帝国主義第三次戦争の段階であろう? レーニン国主義をよみたまえ。すぐに帝国主義間の戦争になるには歴史的段階 であったということである。イギリス自由主義がドイツ帝国主義によってのりこえられ経済的歴史であり、 ドイツ帝国主義は、アメリカ・ロシア・日本も導入され帝国主義が歴史的に登場した。 そして、帝国主義は世界を分割支配していった。それは金融資本の独占化であった。 それは、各国帝国主義国家と一体となった金融資本の独占化にほかならなかった。金融資本の独占化は、資本の有限性につきあたって、資本過剰を規定とする過剰生産力 をもたらし、その解決は、資本輸出ということではなく戦争の輸出となっていく。 それは植民地獲得のための戦争ということである。その延長が、帝国主義国どうしの生産設備 破壊ということに帰結するのである。 現代帝国主義は、こうした戦争の反省にもとづいて形成してきたといえる。 そして生産過剰が戦争にならないようなシステムをつくる必要があったのである。 それは、反戦運動と社会主義に規定されていたのである。 しかもそれを規定したのはケインズ主義であった。 だが、これのもたらす発展も不均等発展を克服はできず、また、過剰資本も克服しえず同じみちをすすみつつある。ベトナム戦争はその現象であった。 新田は、資本過剰は指摘するも、帝国主義戦争はまったくあれられない。 現代の戦争は帝国主義が原因であるともいえない。 このような人物が宇野派であること事態許しがたいといえよう。 新田はカウツキー主義であるのだから。
>>29 何をぐたぐた一昔前の教条マルクス主義を書いてるんだ?
もう誰も、そんな宗教左翼の教科書なんか読まんぜ。
マルクス主義解体傾向?
結構じゃないか。
新田滋の問題は、マルクス主義の解体傾向にあるんじゃなくって、
まだ十分にマルクス主義を解体できてないところにあるんだよ。
どうせやるなら青木孝平くらい徹底的にマルクス主義の解体を
やってほしいね。
宇野理論だって、一時代のイデオロギー体系なんだからね。
宇野派の科学的経済学はほとんどスターリン並みだ。
>>32 で、宇野理論を科学的経済学でなく、社会哲学として読むと、
西部や佐伯とおんなじようなコミュニタリアニズムになるんですか?
青木信者さん。
34 :
名無しさん@3周年 :03/09/08 20:07
>>27 阪僑文士さん。
新田さんと遊べる場所を教えてください。(マジです。)
どうせアソシエ21かどっかの講座に勧誘しようって魂胆だろ。 34、ひっかかるなよ。やめとけ、やめとけ。 アソシエは会費を払うヤシがいなくて もう解散らしいから、カネふんだくられるだけだぞ。
37 :
阪僑文士 ◆oz7Wpm.iX2 :03/09/08 21:13
>>36 いや、俺はアソシエメンバーではないですけど。
あほくさ。 クルーグマンやスティグリッツのテキスト読んだほうが、ずっと資本の本質に迫れるね。 実に不毛なスレだ。
39 :
名無しさん@3周年 :03/09/08 22:09
資本の本質は、剰余価値だ。 かすめとるのは資本。
40 :
名無しさん@3周年 :03/09/08 22:11
>>39 あれ? 資本というモノではなく、人格と不可分の「資本家」では?
41 :
名無しさん@3周年 :03/09/08 22:17
資本の本質は、剰余価値だ。 かすめとるのは資本。
坂僑文士とやら、あんたね、 「遊べる場所ありますよ」「メールください」じゃあ、 まるで違法風俗店の呼び込みだろう。 ちっとは考えてレスしろよ。 アソシエでないなら、情況の読書会、兼、定期購読勧誘か? それともブントのオルグか? 他人を誘うなら自分から素性を名乗るのがスジだろう。
43 :
名無しさん@3周年 :03/09/08 22:25
44 :
名無しさん@3周年 :03/09/08 22:29
宇野の後継者は革共同。 ブントはマルクス主義解体にある。 哲学ではなく実践するのがマルクス主義。 宇野の社会科学の限界は実践ではなかったこと。学者としては非スタて゜あったことが評価できる。 教条的?これって右傾化をいうやつからでてくる言葉だろ。 宇野の段階論と恐慌論と政策論は、スタの論理を克服した。
45 :
阪僑文士 ◆oz7Wpm.iX2 :03/09/08 22:31
>>42 失礼。しかし、色々事情があって、(また奴が湧いているし)、考えた
末にこういうレスをしたと、書いておきましょう。
どんな板にも歴史と背景ってものがあります。
46 :
名無しさん@3周年 :03/09/08 22:33
ブントは解体しろ。 マルクス解体・帝国主義論解体ならば、左翼はやめろ。 日向のように転向しろ。 革共同の優位性は、光りをはなっている。 労働運動も前進させられないのがブント。 大学でも後退しているのがブント。 選挙ですら議議員をだせない、あるいはおおやけにしないのがブント。 あわれブントは、帝国主義否定・マルクス主義解体にある。 さっさと解体しろ。宣告するブントは解体せよ。
47 :
名無しさん@3周年 :03/09/08 22:35
革共同て、どいつ? 四吐露?
48 :
名無しさん@3周年 :03/09/08 22:36
事情?なのらないのは、ブント構成員だからだろ。 京都大学の赤へルもおちたものよ。
49 :
今日僕のこと見ましたか? :03/09/08 22:37
50 :
名無しさん@3周年 :03/09/08 22:38
狼煙で中共で・・お前は分裂が。 野球部のまま、ブルジョアでいたらよかったものを。 糞は糞なりに屑以下だな。
>>41 古臭いスターリン主義の資本の定義を、いまさら書くなよ。
資本とは、自己増殖する価値の運動体。
資本は剰余価値をかすめとるんじゃなくて
剰余価値は資本そのものの構成要素だ。
搾取論や階級闘争論は原理からは出てこない。
いまさらこんなあほくさいレスしたくないけど、
これは宇野理論の常識以前。
52 :
名無しさん@3周年 :03/09/08 22:39
強姦党派は階級闘争のらち外だろ。
53 :
名無しさん@3周年 :03/09/08 22:45
精神分裂ぎみの方の意見はそれぐらいにして、 スターリン主義? 自己増殖する価値の運動体。剰余価値は剰余労働つまり 収奪が資本の利潤の源泉。 原理論は、資本の本源的蓄積でも、それらについてふれてますが。 搾取論をだしているのはブルジョアのほう。 あなたが、スターリン批判を理解できていないということでしかない。 あなたの「スターリン批判」は「プル」の批判そのもの。 搾取をひきあにしているのはそのものだね。 中共のくせに、スタを批判する資格はそもそもない。
54 :
阪僑文士 ◆oz7Wpm.iX2 :03/09/08 22:49
>>51 あの・・・・・・老婆心からですが、ナントカは相手にせん方がよろしいかと。
55 :
阪僑文士 ◆oz7Wpm.iX2 :03/09/08 22:49
しかし、今時野球部=ブルジョアとは、明治時代かよ。 張さんに喝!を入れて欲しいものだ。
56 :
名無しさん@3周年 :03/09/08 22:55
北朝鮮問題は最近ふいていないのかね、元京大赤へルよ。 おまえは中国に資本輸出しているから独占化は破壊されるだのあほなこといっているな。 実際は日本市場を独占化しきった日本企業が電気・自動車を中心にして中国投資 へむかっているのが根本。あえて中小企業にすりかえるのは、ヒットラー並みの うそを百回いったら本当になるしきの論理。 日本独占資本はなくなったということで、資本を賛美したり、中国投資 は発展を日中にもたらすなどというのは北京週報の受け売りだろ? 実は中国はバブル破綻の限界にちかづいている。元をめぐる問題が典型。 そして中国投資にむかう日本資本を擁護にきゅうすのがお前の論理。 科学的でなくそれはがお前であったのはよく理解できるな。 元右翼というよりも現役そうだろ? マルクスを批判的によむうちにマルクスを理解するようになったのではなく マルクスの言葉で資本を美化したり、マルクスを解体するのがお前の動機 だろ。お前の反スタとやは、右翼であるおまえの日本共産党つぶしに由来 するということだろ。 宇野経済の理解は、宇野右派的な資本過剰はケインズ主義で克服された というものぐらいでしかなかろう。
57 :
国労は何系? :03/09/08 22:57
http://members.goo.ne.jp/home/masamir2 まあ、演説では、「自由党と民主党の合併」を批判してた。
だから、惜しげもなくナイスバディーを披露するような大
サービスをしたのだ。
これが、民主党系だったら、僕は、道行く女たちに、「今
日のオカズ」を提供することなど無い。
でも、やっぱ、カメラは(テレビカメラ含めて)僕のとと
を撮っているはず。
ああ、ウラビデオに売られたらどうしよう。
58 :
名無しさん@3周年 :03/09/08 22:58
俺のいつているのは一般の野球部員のようにノンポリでいろということ。 まあ、お前は右翼であるからそうはならないということだな。 狼煙といちゃついているだけではなく、長周新聞ともつきあいあるらしいけど お前は一体なにをめざしているのだ?
革共同かブントか知らんが、宇野理論は左翼とはなんの関係もない。 だいたい漏れに中共なんて意味不明のレッテルはらんでほしい。 こんなスレで議論しててもしょうがないな。 こんなことなら哲学板の青木孝平スレで、 青木派や柄谷派と議論してた方がずっと有意義なようだ。 向こうの方がはるかに宇野を理解してるからね。 漏れはここには、もう来ないよ。バイバーイ。
60 :
名無しさん@3周年 :03/09/08 23:06
資本主義生産様式を批判するのがマルクス主義であるのに エリート会社員づとめですなんてことを自慢したり 京都大学の赤ヘル出身という過去を語らないのは、 ひけめがあるからか?会社にしられたくないからか? お前よりもスタではあるが日本共産党を公言して 会社で労働運動するもののほうがまだましだ。 協会もそう。 お間のずるいところは、お前自身が情報を曝露しているのだから それが誰であるかは大体わかるということを お前自身がつかんでいないところだ。 俺はよくわかっているしきの自惚れはもうやめたまえ。 お前の論理はたいしたことはない。
61 :
阪僑文士 ◆oz7Wpm.iX2 :03/09/08 23:07
>>59 革共同とブントの名誉のために書いておくけど、
>>58 に見られるような
大衆蔑視野郎は、決して俺の知っている革共同(ただし、中核派やブン
トのメンバーにはいなかったよ。
哲学板、面白そうだから、ROMさせてもらいます。
62 :
名無しさん@3周年 :03/09/08 23:15
大衆ね、お前がその一員だと?わらわせるなよ、エリート社員でござい なんていちいちいうか? で、俺のお前の指摘について反論なしか? エリート?赤ヘルだった過去を獲得したエリートの末路はマルクス主義解体だったってことで 京都大学出身の人間の屑とはお前自身が自覚しているということだな。
63 :
名無しさん@3周年 :03/09/08 23:19
お前の大衆の定義とは、北朝鮮の問題にかこつけて、 在日をはずからしめるということなのか? 民族と独裁者はわけられるべき。 民族が独裁者のしたじきにあることを人間的に許せないというものが 揶揄になることはない。 からかい・嘲笑は最低のかすがやること。 お前の大衆とは北朝鮮報道をうけて、在日そのものを排外する右翼的 潮流のひとびとということでよろしいようで。
ここまでの感想。 宇野「経済原論」を読んでいる人間がこれほど少ないとは驚いた。 宇野理論は、その名声に比べて、あまりに内容が理解されていない。 あまりにひどい左翼イデオロギー的理解のゆえに、宇野の述べた 科学的経済学も、少しは再評価してもよいのではと思い直すようになった。 これが、ひとまずの収穫です。
65 :
名無しさん@3周年 :03/09/09 00:06
禿同。 宇野理論を語ろうというなら、せめて価値形態論くらいわかっててもいいのにね。
66 :
名無しさん@3周年 :03/09/09 17:14
宇野は所詮、「宇野経済学の方法」であってマルクスとは別個のものだ。 だったら、法政の大谷教授の著書や授業の方が断然マシだ!
67 :
名無しさん@3周年 :03/09/09 17:32
マル経でマシなのは置塩とか森嶋だけ。その他の有象無象は数段学問への誠実さが欠けてる糞ばっか。 ここでくだらん戯言を並べて自己満に浸っている田舎者は、 例えばスティグリッツの主流派経済学批判(Whither Socialism?』(MIT Press,1994年) なんかと宇野派の戯れ言を比較してみたらいい。宇野派の胡散臭さ、 器の小ささ、不勉強ぶりが鮮明に見えてくるだろう。 利き目を涵養するのにもいい訓練にもなる。
68 :
名無しさん@3周年 :03/09/09 20:35
森嶋はともかくとして、置塩なんて、ソ連製のスターリン経済学を ミクロ的な数式を使って正当化してるだけでしょ? 宇野が商品論から価値実体を取り除き形態論に純化したのは、 実は古典派的な労働価値説そのものに対する批判として読むべきであり、 現代哲学としてみても実体=本質還元主義批判を意味する画期的な業績です。
69 :
名無しさん@3周年 :03/09/09 21:22
>>64 >宇野「経済原論」を読んでいる人間がこれほど少ないとは驚いた。
そんなことに驚いている人間が実在することに驚いた!(わら
70 :
名無しさん@3周年 :03/09/09 21:42
↓ 2ちゃんねるいい加減 投稿者:高望み 投稿日: 9月 9日(火)18時50分22秒
http://money.2ch.net/test/read.cgi/kyousan/1062804004/l10 7 :名無しさん@3周年 :03/09/07 02:17
山口重克→小幡道昭などミクロ経済学派
岩田弘→新田滋などブンド情況グループ
伊藤誠→須藤修など市民主義グループ
柄谷行人→西部忠などNAM・Q派
どうしてこんな知った風な書き込みできるのでしょうかね。知ったかぶりで書くなんて、基本的に「アカデミックな実証的センスなし」ですね。
「新田滋」は「山口重克→ミクロ経済学派」の急先鋒でしょうに。
「伊藤誠→小幡道昭・西部忠」。
「岩田弘→新田滋などブンド情況グループ」? 「カウツキー主義者」? 元「叛旗」?
2ちゃんねるて、相矛盾する好き勝手なことが、確信ありげに書き散らされていて、笑える人だけ笑えちゃう世界ということでしょうかね。
でも、宇野派に手厳しい発言はほとんどあたっているという^^;(除く:森嶋・置塩過大評価
「情況」で青木孝平が新田滋の『恐慌と秩序』を批判したら
新田滋がかなり激しい反論を「情況」に書いていた。
あれ、どっちも意味がよく分からなかったが、
何を争ってるのか青木の『コミュニタリアニズムへ』を読んで
ようやくちょっと分かった。
>>70 が言うように、新田は山口のミクロ経済学的宇野派の急先鋒だから、
青木は広松の関係主義にたって山口の方法論を批判してたわけだ。
新田と青木の対立が今の宇野派の到達点を示している。
ミクロ経済学的宇野派 対 構造主義的宇野派 というところかな?
72 :
名無しさん@3周年 :03/09/10 01:18
>>70 偉そうに。
きみはアカデミックな実証的センスを気取ってるけど、
ただ自分が東大で宇野経済学をかじったのを自慢したいだけね。
山口や伊藤は東大というブランドだけで、ぜんぜん本流じゃないよ。
むしろ宇野理論の本流は降旗や鎌倉や秀明に受け継がれているんじゃないの?
できるもんなら、こっちの流れもカキコしたらどう?
ていうか、宇野理論の本流が優れていて、支流や亜流が間違っている ことの理由の説明がないと、たんに正統と異端の争いになってしまうと おもたが
74 :
名無しさん@3周年 :03/09/10 02:37
>その他→ただの官庁エコノミスト派 を腑分けしてみよう!
75 :
名無しさん@3周年 :03/09/10 10:04
官庁エコノミストなみの宇野派は、東北大と筑波大と、その出身者に いっぱいいて、腑分けもなにも、そもそも思想も論理もないんだから ただ現状の経済統計をならべてるだけで、分類しようがありません。 マスコミ的にもっとも有名なのは、日本経済悲観論の高橋乗宣。 最近注目株は、道路公団の藤井総裁批判で名をあげた片桐幸雄。
76 :
名無しさん@3周年 :03/09/10 10:31
72のいう通りで、宇野派は哲学ではない。 宇野派は大内力・柴垣一夫・馬場宏二・大内秀明ら右派と 岩田弘・鎌倉孝夫ら左派の重鎮にわかれた。 大内力は大内兵衛の息子で東大経済学部長をつとめた。 大内力は、宇野経済の段階論と現状分析を、国歌独占資本主義段階 として提起した。資本の本源的蓄積を農民層の分解過程であったとし、 資本主義蓄積である労働力商品化の無理が恐慌になるというのを 現代もストレートにおうようし、ケインズ主義つまり国家独占資本主義 がそれを克服したという右派的見解をしめし、宇野右派を形成した。 ところが、スタグフレーションや新自由主義経済・レーガノミクスで宇野右派 は破綻つきつけられた。左派は、岩田の場合は68革命とあわさっていて、学生運動 が終結していくとどうじに岩田理論も根拠をうしなっていった。 鎌倉孝夫は、社会主義協会や総評に根拠をあたえつづけた。
77 :
名無しさん@3周年 :03/09/10 10:36
宇野右派のひとりである、大内秀明は連合ブレーンでもあるし、大内力 は新社会党の支持者でもある。宇野右派は大蔵省の機関紙に連載し、大蔵省 から出版もだしている。
78 :
名無しさん@3周年 :03/09/10 10:40
こうした宇野右派が官庁エコノミーの一部を支えているということである。 東大経済は、宇野が社会科学研究所初代所長のころから宇野派の拠点 となり、大内力が学部長のころより宇野派が多数をしめた。そこで、東大経済 は宇野派の拠点となったのである。
79 :
名無しさん@3周年 :03/09/10 10:46
それゆえに東大生は宇野派をまなぶこととなるし影響されていくのであった。 東北大の場合は、戦前宇野が経済政策論を講議していた影響と、宇野の弟子 である渡辺寛や大内秀明などがいたため、宇野派の影響がある。 筑波大学の場合は、降旗節男や小松聡などの宇野派だけではなく、旧教育大系 の宇野派に近い教員があつまっていたため、宇野派の拠点となった。 筑波大学には宇野資料館がおかれてもいる。
80 :
名無しさん@3周年 :03/09/10 10:49
宇野東大系にはもうひちつのながれがある。 それは、鈴木こういちろうの世界資本主義論の一派である。 かれらのなかから岩田弘の世界資本主義論もでた。 昨今「大恐慌型不況」を執筆して有名になったたくみみつひこ も其の流れの人である。
81 :
名無しさん@3周年 :03/09/10 10:57
宇野派は宇野が死去した後分裂していくが、スタグフレーション以降 が顕著であった。 右派・左派・世界派に宇野派の源流はわかれるが、それは現状分析 の仕方の相違でるのが結節点であった。 東大は、大内力という実力者も学部長をやめ、東大における宇野派・宇野右派 の影響力は弱体化していくのであるが、伊藤誠や山口重克らが、80年代 から90年代の東大宇野派をささえた。といっても、宇野派でございとえばっていたわけではなく おりからの社会主義の逆風に直面して、あらたな模索を余儀無く去れた。 その結果として、社会哲学的な装いになったり、市場社会主義を模索したり しながらフォーラム90の講師としてまぬかれていたのである。 このなかから、新田氏や小幡などがでてくるのである。
82 :
名無しさん@3周年 :03/09/10 11:03
他方で地方国立大学にちらばっていた従来の宇野派のうち、大内秀明は 連合ブレーンとなり、鎌倉孝雄は社民ないし協会ないし新左翼ないし新社会 の講師となり、降旗の場合は、中核・革マルの講師や執筆をしつつ、ときおり テレビで経済評論家として出演することもしばしばであったが、現在は環境経済 にシフトしつつあり、左翼から環境派に転向したグループからアプローチ されている。
83 :
名無しさん@3周年 :03/09/10 11:10
また変わり種では、テレビでお馴染みの金子勝慶応経済教授などいる。 金子氏にたいして、社民・民主がアプローチしているようであり、連合 もそうである。共産党もアプローチしているようである。 しかし新左翼界隈では評価はよくはない。 金子氏本人は、宇野派の大内力のながれであることは否定はしないが 宇野派の原理論を引用しつつも、現状分析の方法は近代経済的なものを採用 している。というか、マルクス経済を否定もしている。しかし、新古典派 でもなければ、新自由主義でもないし、ヶインズでもない。 財政・金融政策をときながら、社会哲学をといたり、アジア共同体をとくなど マルチなタレントにシフトしつつある。 いってみれば、金子勝は現代のニューディール学者であり、主張しているのはケインズ の焼きなおしにそれは近いだろう。
84 :
名無しさん@3周年 :03/09/10 12:21
宇野右派のひとりである、大内秀明は連合ブレーンでもあるし、大内力 は新社会党の支持者でもある。宇野右派の柴垣一夫は大蔵省の機関紙に連載し、大蔵省 から出版もだしている。
85 :
名無しさん@3周年 :03/09/10 15:39
>>75 あの道路公団を内部告発した片桐さんって、宇野派なんですか?
87 :
名無しさん@3周年 :03/09/10 16:02
それをいうのならば、猪瀬直樹は信州大学では過激派の中核派支部長であり 信州大学全共闘をおこない、国労に就職し、転向したあと作家になった ということもふれておこう。 片桐だけではないぞ、宇野経済あがりは。土志田経企庁官僚もいる。 まあ、東大で宇野と近代経済両方を習得したというほうがだしいが。
88 :
名無しさん@3周年 :03/09/10 16:10
私は高橋乗宣が宇野派だったとはしらなかった。 だが、あの分析のしかたはそうかもね。 森永卓朗もそうだろうな。 宇野派の鈴木こいちろうゼミには、元八幡製鉄会長もいるし 経営者にも宇野派を習得したものはいっぱいいるし。 共産党系でいうと、それはもっといるだろうね。 元南海電鉄の経営者でも河上肇の弟子もいることだし。 読売の渡辺もそれにいれてもいし西部の堤もいれていいかも。 変わり種でいうと、ブント狼煙の創設者は、タカラブネっていう お菓子屋チェーンの二代目だし。労組は新左翼系だし。経営権は倒産したので別に 移ったけれども・・。週刊現代にくわしくのっていた。 革マルねたはサンデー毎日。中核ねたは週刊新潮。
>>76 ー
>>82 かなり古い宇野派の勢力地図だなあ。
20年くらい前の左翼系雑誌に、こんなのよく書いてあったらしね。
ここに名前のでてくる人って、全部もう死んだか、定年退官で隠居した人ばっかりじゃん。
もっと新しい情報で、いまの勢力図を書いたら?
まず東大に、もう宇野派なんて誰もいないよ。だから学生に影響力なんてない。
丸山はポラニー派だし、小幡はほとんど新古典派。
山口大にいった植村高久は新制度派に移った。
須藤修はネットワーク論だし、専修大の野口真は優秀だったが死んだ。
新田滋は疎外論で社会契約論だし、ほかの東大出身はぜんぶ師匠の山口をまねて
ミクロ的行動分析による市場システム論の受け売り。
東北大出身は、小倉利丸がネグリに飛びついてリバタリアンになり、
半田正樹が情報オタクのパソコン研究。あとは官庁的統計学。
筑波大は日本経済論と称して景気動向を占ってる椰子ばっかり。
ほかには、法学あがりの青木孝平が宇野理論と広松哲学をくっつけて
コミュニタリアニズムの社会哲学を説いてる。反山口派は青木だけかな。
次に年寄り連中。 降旗節雄は、著作集をだして宇野直系を死守しようとしてるけど 弟子の青木孝平にひきずられて、だんだん共同体主義に傾いてる。 鎌倉孝夫は東日本大学の学長やってるが、理論的には協会を離れて とうとう北朝鮮マンセーのチュチェ思想研究家になった。 岩田弘は世界資本主義発展のはてに農村コミューンを説く支離滅裂。 大内秀明は学長やめたあと、ゆとりができて、脱産業化ゆとり社会論。 小林弥六は某宗教団体にいかれて友愛ネットワーク。 渡辺寛は死んじゃった。 桜井毅は武蔵大の学内政治ボス。 あと東大を退官した山口重克は弟子を集めて、宇野派を山口派に作り変えたが、 原理論をミクロ経済学にして、段階論をウエーバー社会学にしちゃった。 伊藤誠は市民運動と市場社会主義運動を片手間に、宇野理論の英語化にいそしんでる。 関根友彦も英語版の原理論づくりと弁証法研究会。 そのほか清水正徳というヘーゲル哲学者がいたけど、もう昔ばなししか書かない。
91 :
名無しさん@3周年 :03/09/10 16:47
>>85 片桐幸雄って、みんあ小泉構造改革派だと思ってるけど、
ホントは宇野派のマルクス経済学者。
批評社からマルクス貨幣論の研究書を出版してるよ。
92 :
名無しさん@3周年 :03/09/10 17:15
つまりは、分裂症野郎どもの巣窟だった、という事実だけか。>「宇野シューレ」 これなら、マルクス『経済学批判』『経済学批判要綱』、そして『資本論』全3部を きちんと理解し、体得することが重要だと判ってしまうな。
93 :
名無しさん@3周年 :03/09/10 17:17
【鬼 畜】中核派★売国殺人鬼集団【蛮 行】 中核派の殺人テロによって49人が死んだ! 連合赤軍、オウム等の殺戮を上回る蛮行! ★革マル派への攻撃…死亡48人 ★元中核派に対する内ゲバ…死亡1人 現在までの内ゲバの実態は、死者113人、負傷者5000人。 さすがシェア1の中核派だな。
94 :
名無しさん@3周年 :03/09/10 18:10
>>90 宇野派勢力図のつづき
柴垣和夫は日本の会社を忍び寄る社会主義だといって、会社人間をほめたたえ
馬場宏二は地球はあと50年で火の玉になって爆発すると本気で叫んでる。
ちょおと毛色のちがう宇野の流れとして柄谷行人は、ほんとのコミュニズムは
アソシエーションづくりだといって、西部忠を誘ってNAMを立ち上げたが、
あっという間に西部とケンカして解散、雲隠れ。
以上の総括。なんとか宇野の面影を残しているのは、山口派と降旗派だけ。
その意味で
>>71 がいうように、この両派の争いが
現在的には新田と青木の対立に表現されるというのも、
まあ、間違いではないかもしれない。
>>92 いや、宇野派はともかく、宇野弘蔵の『経済原論』はやはり必読だろう。
96 :
名無しさん@3周年 :03/09/10 20:49
最近はマル経という言い方も講座も、どこの大学にもないようだね。 ほとんどは社会経済学とか制度経済学なんていう、ぼかした名称で 授業もマルクスの名を出さないでやってるらしい。 宇野派の制度派やミクロ経済学への転向も、大学での保身と生き残り策の 面もあるんじゃないかな。降旗あたりは、東大宇野派の変節と腰抜けぶりに そうとう怒っているようだけど。しょせん大学教員なんてそんなもんだろう。
それより東大出身を中心に宇野派がみんな、山口にしっぽを振って 口をそろえて宇野批判を始めたことに怒っているんじゃないですか。 降旗せんせーは。
降旗の弟子は、5人くらいいたと思うけど、 最初の弟子だった長尾克子(法哲学の龍一の奥さん)は死んでしまったし、 早稲田の山本哲三はじめほとんどの弟子は近経に転向しちゃったし、 宇野理論で最後まで残ったのは法学出身の青木孝平だけじゃないかな。
99 :
名無しさん@3周年 :03/09/10 22:34
89さん、どうして私が宇野派の歴史をいったかおわかりてすか? それは宇野派の没落が、分裂そのものにあるのではなく、 右傾化にあったということをいいたいためです。 山口は、大内力の弟子です。大内力は、戦後高度成長を結局はあとづけし それこそ近経的・官庁的あとづけのようになつてしまったということが そもそも宇野派の解体にあるのです。 いかえると国家独占資本主義段階として現状分析をしてしまい、 宇野の現状分析である革命を対置できなかったことにあるわけです。 また、宇野は非スタ、反に本共産党でおわり、反スタ、新左翼ではなかったために、 改良主義あるいは急進主義に向かった傾向はすでに70年代よりあったということです。 74年以降のオイルショックと、スタグフレーションで国家独占資本主義は破綻し レーガノミクスによって大内は破綻します。 また日本経済のバブル経済のなかで、資本主義批判ははやらなくなる。 そしてソ連崩壊には宇野派の非スタでもたえきれなかったということです。 こういうなかで宇野派の転向ははじまったといえるということです。 山口のアプローチや、降旗の共同体主義もそれらに規定されます。
100 :
名無しさん@3周年 :03/09/10 22:40
共同体主義について。 これは、ある意味で資本主義批判です。 とくに降旗の場合、日本の現代批判として、共同体が破壊されたからだとしています。 またグローバル化も共同体を破壊しているとしています。 これは、フランスなどの左右を超えた反グローバルの日本板ともいえるだろう。 ただし、この対抗軸として共同体と安易にもっていくのは、あやまりであろう。 共同体とは一体どのような区分をもつのか明確ではないし、それは社会主義 を克服したものでもなければ、資本主義を克服したものでもない。 共同体はブロック経済のいいかえにほかならず、降旗もまた広松のように アジア共同体に回帰しはじめている兆候とみなくてはならないだろう。
101 :
名無しさん@3周年 :03/09/10 22:47
89さん、どうして私が宇野派の歴史をいったかおわかりてすか? それは宇野派の没落が、分裂そのものにあるのではなく、 右傾化にあったということをいいたいためです。 山口は、大内力の弟子です。大内力は、戦後高度成長を結局はあとづけし それこそ近経的・官庁的あとづけのようになつてしまったということが そもそも宇野派の解体にあるのです。 いかえると国家独占資本主義段階として現状分析をしてしまい、 宇野の現状分析であるはずの革命を対置できなかったことにあるわけです。 宇野の現状分析とは、1917年ロシア革命以降を現代と規定し、社会主義としての世界史 移行としていたわけです。そのための帝国主義経済の現状分析をしようということであったわけです。 また、宇野は非スタ、反日本共産党でおわり、反スタではなかったために、 宇野派の潮流は改良主義あるいはたんなるプチブル急進主義に向かった傾向はすでに70年代よりあったということです。 74年以降のオイルショックと、スタグフレーションで国家独占資本主義は破綻し レーガノミクスによって大内は破綻します。 また日本経済のバブル経済のなかで、資本主義批判ははやらなくなる。 そしてソ連崩壊には宇野派の非スタでもたえきれなかったということです。 こういうなかで宇野派の転向ははじまったといえるということです。 山口のアプローチや、降旗の共同体主義もそれらに規定されます。
102 :
名無しさん@3周年 :03/09/10 23:11
>>99 さん
山口も降旗も大内力の弟子ではありません。宇野の直弟子です。
彼らは大内国独資論の影響を受けておらず、むしろ一貫して国独資論に批判的でした。
また山口も降旗も、改良主義にも急進主義にも一度も煽られたことはありません。
この点は、大内秀明の改良主義や岩田弘の急進主義と異なります。
むしろ2人の対立は、純粋資本主義としての原理論の構成方法という純理論的な
ものです。とくに価値形態論における商品所有者の意味をめぐって、
山口は当事者の行動論アプローチという方法的個人主義を主張し、
降旗は商品経済関係の共同体に対する外部性を強調しました。
>>94 で書いたように、この2人は宇野派からの転向ではありません。
むしろ宇野原理論の二面性を両極に徹底したというべきです。
大内力系統の柴垣や馬場などほとんどの宇野系と、この2人の系統が
区別して評価されねばならないのは、そのためです。
>>100 降旗の場合、前にも書いたが、弟子の青木孝平からの逆影響がおおきいのでは?
青木は、人脈的にも宇野とともに広松から直接の影響を受けている。
青木は、自立した自由な個人を「負荷なき自我」として批判する関係の優位を
共同体として理解している。この近代人批判を、宇野の価値形態論の解釈に
結びつけていった。青木の共同体論は、哲学板の「青木孝平『コミュニタリアニズム』」
というスレで、徹底的に議論がされているので、そちらを参照してください。
104 :
名無しさん@3周年 :03/09/11 00:04
102さんどうも。降旗は宇野の後継者を自称するぐらい直系です。 山口重克は宇野直系で大内力の弟子ではなかったのですね。 あなたのいうように、宇野原理論をめぐっては対立がありますね。 例えば私のような流通主義者もいますから。 また、宇野の恐慌論においては、資本の有機的構成不変の蓄積拡大 に伴う労賃上昇が利潤率を低下させ、好況末期に特有の資金需要増大 と資金形成の停滞による利子率上昇と衝突し恐慌となるとするわけですが、 つまり利潤率と利子率の衝突が恐慌なわけですが、利潤率と利子率の衝突 がいかなる過程にあらわれるかは宇野は明確にしてはおらず、金流出説と返済 還流停滞説の二説が大きく分類される。 前者は、岩田・川上・馬場・鈴木・大内力らであり 後者は、山口・大内秀明らである。
105 :
名無しさん@3周年 :03/09/11 00:32
>>104 もちろん原理論の細かい対立は無限にあります。
流通論では、資金論、貨幣の資本への転化、原蓄に位置、
生産論では、労働価値説の論証方法、労賃形態の意義、回転
分配論では、価値の生産価格への転化、信用と利子の位置、流通費用、
地代と土地所有の関係、それ自身利子を生むものとしての資本、
資本の商品化と株式資本が原理論で説けるか、それに104さんのいう恐慌論。
山口と降旗は、これらほとんどの論点で対立しますが、その理由の根本は
原理論そのものの構成に関する方法論にあるわけです。山口は、原理論全体を
商品所有者の利益行動というミクロ視点から理解しようとし、
降旗はむしろ共同体や労働生産過程に対する商品経済関係の外部性・異質性という
マクロ的構造的視点を重視します。
だから山口は方法的個人主義となり、降旗は共同体主義になるわけです。
106 :
名無しさん@3周年 :03/09/11 03:02
資本の商品化つまり資本の集積・集中・独占化傾向によって 生じる産業資本ら金融資本への転化は、原論でとくのはむずかしい。 というのも、原論を自由主義段階の論理として、段階論的に指摘したのが宇野原論で あり、原論のいわゆる自由主義段階では資本の商品化はない、労働力の商品化 である生産様式をといているわけだからだ。 宇野がそういう指摘にいきついたのは、マルクス資本論を批判する ものとして、修正主義がかけられていき、それに抗したヒルファディングの金融資本論 とレーニンの帝国主義論・独占資本論であったこと歴史を理解し、金融資本論 と独占資本論から資本論をみるということができたからです。マルクス 経済学にまなぶをしるした宇野はそういっています。 株式資本つまり、金融資本が支配的になるのは、原論ではとけません。 さて、原論についての私なりの理解ですが、私は賃労働と資本の力関係 が社会の結節点とするので、山口の指摘も降旗の指摘もどちらも一つのことを いっているわけですが、私の立場からすれば、降旗のほうに親近感をもちます。
107 :
名無しさん@3周年 :03/09/11 03:07
資本の商品化、つまり資本の集積・集中・独占化傾向によって 生じる産業資本から金融資本への転化は、原論でとくのはむずかしい。 というのも、原論を自由主義段階の論理として、段階論的に指摘したのが宇野原論で すが、宇野原論は、いわゆる自由主義段階では資本の商品化は発生しない、労働力の商品化 のみである生産様式をといているわけだからだ。 宇野がそういう指摘にいきついたのは、マルクス資本論を批判する ものとして修正主義がかけられてきたとき、それに抗したのはヒルファディングの金融資本論 とレーニンの帝国主義論・独占資本論であったこと歴史を宇野は理解し、金融資本論 と独占資本論から資本論をみるということができたからです。マルクス 経済学にまなぶをしるした宇野はそういっています。 株式資本つまり、金融資本が支配的になるのは、原論ではとけません。 さて、原論についての私なりの理解ですが、私は賃労働と資本の力関係 が社会の結節点とするので、山口の指摘も降旗の指摘もどちらも一つのことを いっているわけですが、私の立場からすれば、降旗のほうに親近感をもちます。
おんなじの二回カキコするの、やめてね。
ブラウザのキャッシュで誤認したのかな?>二重カキコ IEなら、Ctrl+F5 で、最新状況に更新し、確認しる!
110 :
名無しさん@3周年 :03/09/11 11:37
宇野派を共産板にスレつくるのが、そもそもの間違い。 昔はともかく、いまは宇野派にサヨクさえいないんじゃないの?
そのとおりだ。 宇野理論からは、社会主義であれ共産主義であれ、いかなる理念も ポジティブなものとして導き出すのは、しょせん無理なはなしだ。 論理がそのようにつくられていない。 しかし青木孝平がおこなったように、宇野理論によって、 独立した自由な個人や、平等な市民社会などというリベラルな理想を 論理的に否定することはできる。 青木は、この未来社会の消去法による定立を コミュニタリアニズムと呼んだ。
112 :
名無しさん@3周年 :03/09/11 22:34
宇野派が左翼や新左翼(古うー)、リベラルにそっぽを向いてるのは分かったが、 革マルや中核、ブントは今でも宇野理論に片思いしてんのですか? 上に革共同の人が自分らが宇野派だと書いてたが。
113 :
名無しさん@3周年 :03/09/11 22:51
あなたのいう宇野派の定義はあやまり。 山口が宇野派ではないのはあきらかであり、 宇野派の降旗は、青木にひっぱられつつあってこれも 離脱しつつあるといえる。 宇野派はもう解体したんだよ。 だが、非スタの貢献として宇野は評価していいといえるだろう。
114 :
名無しさん@3周年 :03/09/11 22:52
115 :
名無しさん@3周年 :03/09/11 23:07
解体する宇野学派を書いたころの降旗はそれなりによかったなあ。 98年当時、金融自由化で没落する日本経済を「予言」したころの降旗は もうそのころにき脱社会主義で共同体主義者だった・・・。 グローバリゼーションの末路としてやはり戦争をおこなうアメリカ帝国主義 の現状分析は、宇野の段階論と現状分析論で可能だと思う。 それをいっているのは革共同両派だけとなったが。 この場合、恐慌・戦争・革命の段階論で現状分析できるだろう。 宇野のいう1917年より世界史は社会主義移行にあるというのは、 戦後資本主義の高度成長終焉以後の危機と、戦争の頻発であきらか。 アメリカは結局バブル破綻傾向にあるから、資本主義は没落期にあるといえる。 戦争で回避したり、グローバルというなの独占化傾向も、帝国主義論で ときあかせるのだから。社会哲学ににげこんでも、戦争と恐慌は現実世界をおおっている。
宇野の三段階論で現状分析ができない。これは宇野自身が言ってることだ。 1930年恐慌以降は、段階論(帝国主義論)は適用できないと。 したがって問題は、現代資本主義が破綻や没落するにしても、その延長にどんな新たな社会の 展望もありえないことだ。資本主義の市場経済は、もともと共同体の外に発生したんだから、 資本主義がいくら発展しても、その内部から社会主義が発生することはない。 未来は資本主義の発展ではなく、その外部の契機に求めるしかないというのが 共同体論だろう。つまり現状分析とポスト資本主義の展望はまったく別だということだ。
117 :
名無しさん@3周年 :03/09/12 00:14
要するに宇野三段階論は否定の対象としての資本主義を厳密に分析する ことはできても、それに代わるポジティブな社会については何にも 語れないということでしょう。 ほとんどの宇野派が未来社会論も現状分析にひきずられて、 市場社会主義とかいうリベラリズムに足をすくわれる中で、 あくまで原理的に、それじゃあ資本主義は超えられないよ、 というのが降旗=青木のスタンスでしょ?
118 :
名無しさん@3周年 :03/09/12 00:15
>だが、非スタの貢献として宇野は評価していいといえるだろう。 それって「非スタ」党派の片思いじゃなかった? 宇野−宇野学派にそんな「政治的」認識があったのかな?
119 :
名無しさん@3周年 :03/09/12 01:26
116さん なぜ世界恐慌以降の帝国主義を説明できないかわたしがいいましょう。 宇野は、恐慌論や段階論を提示できても、帝国主義の矛盾が戦争になるという レーニン帝国主義論第七章にいたる前提の第4章から第六章に関して宇野の経済政策論は積極的に展開していないためです。 東北大学教員時代に労農派に連座して逮捕勾留されたのが宇野です。当時、宇野は経済政策論講議で帝国主義段階論も講議しているわけです。 そのとき特高に対して、日本共産党的な政治運動という手法ではない合法的な社会主義 への移行をといたとされます。宇野は別に共産主義者でも、政治家でもなく、労農派的な学者です。 もう一つは、1930年の世界恐慌は、どうやっておちつくかというと第二次世界大戦なわけなのですが、 そのなかでソ連は革命を対置しのではなく、祖国防衛になっていくわけです。宇野は、非スタになったのは戦後であり、スターリンの 経済学がまちがっていることを指摘するのは戦後です。世界恐慌から世界戦争にいたる過程では、トロツキストではない限り、 スターリン的なものに規定されていたといえます。といっても宇野がそうだとはいいませんが。 宇野は、現代資本主義の原型という考察で、世界恐慌後の帝国主義をニューディール体制とナチス体制という、国家独占資本主義政策というようにみます。 一応、ナチスの植民地主義については考察もするのですが、やはり戦争に帰結したことはさけているようです。米ソの民主主義対ナチス・ファシズムの戦争 だとしたら、第二時大戦の本質は大きくそれてしまいます。第二次大戦は、あくまでも帝国主義の市場再分割戦争であったということです。 戦後は戦勝国の米ソが冷戦ではなく、分割支配してきたというほうが実態でしょう。後付け的ではあるが、そういうわけです。また、ソ連は一応、脅威ではあったわけで 帝国主義どうしの協調であったともいえます。それゆえに帝国主義論は過去のものというようにみていたわけです。現実がそういうわけなので、社会科学的な立場も、それに規定 されたといえるわけでしょう。非スタであったことは評価できるが、第二時大戦後の世界を帝国主義論でみないのはそういう歴史にも規定されるわけです。 しかし、宇野的な帝国主義論の把握としてすぐれるのは金融資本的蓄積様式として帝国主義のタイプを論証したことにあります。
120 :
名無しさん@3周年 :03/09/12 01:26
宇野は、現代資本主義の原型という考察で、世界恐慌後の帝国主義をニューディール 体制とナチス体制という、国家独占資本主義政策というようにみます。 一応、ナチスの植民地主義については考察もするのですが、やはり戦争に帰結 したことはさけているようです。米ソの民主主義対ナチス・ファシズムの戦争 だとしたら、第二時大戦の本質は大きくそれてしまいます。第二次大戦は、あくまでも 帝国主義の市場再分割戦争であったということです。 戦後は戦勝国の米ソが冷戦ではなく、分割支配してきたというほうが実態でしょう。 後付け的ではあるが、そういうわけです。また、ソ連は一応、脅威ではあったわけで 帝国主義どうしの協調であったともいえます。それゆえに帝国主義論は過去のものというように みていたわけです。現実がそういうわけなので、社会科学的な立場も、それに規定 されたといえるわけでしょう。 非スタであったことは評価できるが、第二時大戦後の世界を帝国主義論でみないのは そういう歴史にも規定されるわけです。 しかし、宇野的な帝国主義論の把握としてすぐれるのは金融資本的蓄積様式 として帝国主義のタイプを論証したことにあります。 現代も金融資本にかわる支配的資本はないわけですから現代は帝国主義であるといえます。 また、帝国主義どうしの戦闘にはいたっていないからとして、帝国主義論分析は古いというのは軽率でしょう。 帝国主義段階特有の市場争奪は金融資本をバックにしておこなわれているのであり グローバリぜーションは独占化ということですから。またアメリカのイラク戦争 は帝国主義論でいうところの、独占化と資本過剰という歴史からきています。グローバル という独占化とバブル破綻という資本過剰です。それらをもたらしたのは日独の 戦後の不均等発展にあり、その不均等を除去するのに戦争を手段としているということです。 おまけに、それは国連を分裂させたように、市場をめぐって対立したということがいえるでしょう。 この意味で、帝国主義論でしか現状分析はできないといえます。
121 :
名無しさん@3周年 :03/09/12 01:36
日独の不均等発展は米国をぼろぼにした結果が、軍事技術の民間転用 であるIT革命をはじめとした金融のグローバル化によるアメリカのまきかえしであったわけです。 では、日本はアメリカに協調しているではないか。だから市場分割 ではないという意見もあるでしょうが、それは日本の軍事力のうらつけが ないゆえに日本はドイツのように自立的に発言できないということでしょう。 しかしイラク戦争に反対するもののなかには日本の軍事力をたてにした 自立化論をいうものがいるわけだし、総裁選でもあきらかなにようにイラク戦争反対 をいうものは日本の軍事力推進者でもあり、イラク復興が市場獲得ではないと あえて明言するも、そうではない根拠をはっはりとはしめせない候補者 もいたわけで、やはり帝国主義的利害が見えかくれしているといえます。
122 :
名無しさん@3周年 :03/09/12 01:50
123 :
名無しさん@3周年 :03/09/12 12:49
>>119 ー
>>121 ただマルクス=レーニン主義の教条が述べられているだけと思われ。
なんでこういうヤシが宇野理論にこだわるのか分からん。
たんに今もレーニン『帝国主義論』が正しいといえば済むんでないの?
124 :
新聞の一面 :03/09/12 19:26
今度は、「亀井静香」を応援している。
先ず、当座は、「積極財政」に路線転換したいからだ。詳しくは
僕の「日記」を。
で、ここの所、このような「政治日程」をこなすのが忙しく、2
ちゃんには来れなかったが、このスレもスゴい伸びている。
で、「難問社民党」のスレはどこへ行ってしまったのだろうか?
僕は、「玉造こはお」の名前でカキコもしたのだが・・・・・。
まあ、とにかく、新聞の一面を飾れなかったのは残念だ。
http://members.goo.ne.jp/home/masamir2
125 :
名無しさん@3周年 :03/09/12 19:27
要するに、こういう教条サヨクの香具師は、宇野三段階論にとっての 『経済原論』とくに価値形態論の意義がぜんぜん分かっていないのです。
126 :
名無しさん@3周年 :03/09/12 20:21
宇野3段階論は終焉した。 段階論は、1960年代の高度成長を解明できず終焉した。 現状分析は1990年代の情報化と新自由主義を解明できずに終焉した。 しかし宇野原理論とくに価値形態論の画期的成果は 資本主義がつづくかぎり不滅の輝きを放ちつづけるだろう。
127 :
名無しさん@3周年 :03/09/12 21:34
128 :
名無しさん@3周年 :03/09/12 22:11
段階論は、重商主義・自由主義。帝国主義段階論。 1960年代の高度成長を分析するのは現状分析だろ? 段階論でいうと現代帝国主義論。高度成長は、朝鮮戦争特需で日本帝国主義 は復興した。アメリカの場合、ヨーロッパと日本に復興とドル散布で資本 過剰のはけ口を解消していく。しかし、本格的な資本過剰はべトナム戦争 で処理されていく。戦争特需が高度成長のひとつの要因となった。ところが、戦費 や、高度成長そのものの資本過剰による長期不況を生み出し戦後発展はまがりかどになる。 また、労働賃金ギャップからくる不況は、固定資本が巨大な帝国主義段階では 処理しえずに、資本輸出を絶えずうみだしていった。そこで国内の産業は空洞化 するのは当然であった。さらに、ケインズ的政策も資本輸出による自国 産業の空洞化でははがたつわけはなかったし、ケインズ政策による恐慌予防 策は、財政赤字に帰結していく。戦後発展を理論化したケインズ政策とは 赤字財政しかうみださず、いいかえると高度発展による高度都市文明・公共事業 の箱ものは、借金による砂上の楼閣であるのである。 高度成長とケインズ主義の有効によって一時マルクス経済は破綻がつきつけられた。 それは1960年代のニューエコノミーという流行ですでにささやかれていたのである。 しかし、ケインズ主義つまり社会主義に移行しなくてもすむ、修正主義 的資本主義は財政赤字の呪縛にくるしめられていくこととなった。 ここで大内力の国家独占資本主義段階論は破綻した。 いわば、戦後資本主義は、社会主義なくしても労働者をくわしていけるという 分析が破綻したのである。
129 :
名無しさん@3周年 :03/09/12 22:46
こうして1970年以降、ケインズ政策からの転換がさけばれ、レーガノミクス に代表される、新自由主義・新保守主義が展開されているのである。 結節点は、ドルショックということからはじまるケインズ政策の瓦解 であった。いいかると、IMF・ガット体制の瓦解であった。 サミットはそれ以降定式化されているのもそれらが起因しているのである。 新自由主義によって、世界経済は激しく流動的になった。 おりからの日本・ドイツの不均等発展は、アメリカ経済に影響をしはじめ、ドルは弱体化 してしまうようになった。これが、アメリカの絶対的・圧倒的な経済関係 を転換させていく。新自由主義は、アメリカドルの防衛であり、アメリカ 経済の防衛であった。円高政策もそのひとつの形態である。日本はのバブル 経済は、アジアに資本輸出をして円高を利用してアメリカへ輸出させる、 これが日本のバブル経済の原動力となった。また、アメリカの89年株暴落 は、日本の株式市場に資金は流入していくものとなる。こうしてジャパンアズナンバーワン の時代になりアメリカ経済はおいつめられていく。ところがアメリカはこれをひつくり返す戦略 グローバル化によって巻きかえしをはかるのであった。それは軍事技術 の民間転用であった。情報技術は、軍事技術の転用であり、それいがいない。 アメリカは情報技術で投機経済をあおり資金を集中させていった。 他方、バブル破綻した日本からも資金はアメリカに集中していくことにもなった。 日本にせまられた金融自由化は、競争力の優位な外資の日本市場参入の根拠 となってかつてのアメリカ市場買い占めの逆の現象が日本でおきているということである。 その脱却としてアメリカとの競争に勝てる戦略をたてるも、そもそも 情報技術はアメリカの軍事技術であり、到底かなうわけはない。 キャッチアップ路線をくりかえすということでしかなく、たとえおいついたとしても そのときは別の産業がでまわることとなるだろう。というより、すでに情報産業 は過剰資本化していて、エンロン破綻で象徴されるように、もうすでにおそい。 今度は、やれ環境だ、やれバイオだというが、もちろんその科学的技術は否定 はしないけれども、支配的資本としてなりたつのかは大変疑わしい。
130 :
名無しさん@3周年 :03/09/12 22:46
あなたのいう宇野的限界は、重化学工業・製造業を支配的資本とした 段階論・現状分析論だからだめだといいたいようだか、ではそれにかわる 資本が支配的であるのか、金融資本いがいに支配的資本はあるのかというと 答えにきゅうするだろう。そもそもそれにかわる資本の交代などありはしないのだから。 金融資本が、ITをささえて投機経済にして株操作をすることはあったとしても、しかもそれは 高騰するぶん、暴落は甚だしいわけであるし。では、こういう金融恐慌的 現象についてあなたはどうやって分析するのだ?株投機をやめさせるような経済 は資本主義であるかぎり無理だといえるのだが。 現代も金融資本が支配的な帝国主義段階であるわけだ。それをレーニン教条 だのなんだのいうが、帝国主義論をそもそもあなたは理解していないといえる。 実際、湾岸戦争いらいアメリカは景気回復のためにおこなっているとしかおもえないように 根拠は希薄な戦争を何度もしている。 とりわけイラク戦争の介入は、石油市場獲得のためであり、現在も占領 にこだわり、親米政権樹立をもくろむのは、石油資本のアメリカ化にあるのである。 かたや国連中心主義をかかげアメリカと対立する側は、イラクに権益のあった国 ばかりである。日本は、権益をイラクには持ってはいなかった側である。 なにをかいわんや帝国主義の利害ということである。 そうではないといいたいのであれば、反論したまえ。 左翼教条主義とレッテルを張る前にみとめたらどうなのだ?
段階論は、重商主義・自由主義。帝国主義段階論。 1960年代の高度成長を分析するのは現状分析だろ? 段階論でいうと現代帝国主義論。高度成長と、朝鮮戦争特需で日本帝国主義 は復興した。アメリカの場合、ヨーロッパと日本に復興とドル散布で資本 過剰のはけ口を解消していく。しかし、本格的な資本過剰はべトナム戦争 で処理されていく。戦争特需が高度成長のひとつの要因となった。ところが、戦費 や、高度成長そのものの資本過剰による長期不況を生み出し戦後発展はまがりかどになる。 また、労働賃金ギャップからくる不況は、固定資本が巨大な帝国主義段階では 処理しえずに、資本輸出を絶えずうみだしていった。そこで国内の産業は空洞化 するのは当然であった。さらに、ケインズ的政策も資本輸出による自国 産業の空洞化でははがたつわけはなかったし、ケインズ政策による恐慌予防 策は、財政赤字に帰結していく。戦後発展を理論化したケインズ政策とは 赤字財政しかうみださず、いいかえると高度発展による高度都市文明・公共事業 の箱ものは、借金による砂上の楼閣であるのである。 高度成長とケインズ主義の有効によって一時マルクス経済は破綻がつきつけられた。 それは1960年代のニューエコノミーという流行ですでにささやかれていたのである。 しかし、ケインズ主義つまり社会主義に移行しなくてもすむ、修正主義 的資本主義は財政赤字の呪縛にくるしめられていくこととなった。 ここで大内力の国家独占資本主義段階論は破綻した。 いわば、戦後資本主義は、社会主義なくしても労働者をくわしていけるという 分析が破綻したのである。
132 :
名無しさん@3周年 :03/09/12 22:56
>>131 ご苦労様です。
製造業における、銀行や証券会社を介さない直接金融が大きくなりつつあり
ますが、それは銀行や証券会社という、「資本主義の官制高地」の地位を
脅かすということはないでしょうか。
133 :
名無しさん@3周年 :03/09/12 23:32
兵本達吉氏を名誉回復せよ 除名撤回!
134 :
名無しさん@3周年 :03/09/13 00:20
共産党も拉致問題については、社民党と同罪か
135 :
名無しさん@3周年 :03/09/13 00:30
どうも。あなたは製造業をやはり現代の基軸とおみとめになられるのですね? 私は、重化学工業・製造業が現代資本主義の基軸だとおもう。 情報産業などの資本の蓄積は、支配的にはならない。 根拠は、最も情報技術が発達し、景気浮揚をささえたアメリカでを みればあきらか。それは投機経済の落ち込みであったたけで結局アメリカ経済を支えているのは住宅・自動車のみとなっています。しかも無金利クレジットの、投げ売りであるといえるわけです。 よって資本収益は、かなりきつくなっていると思われ、いつ破綻してもおかしくはない状態。それが新自由主義経済の帰結であるわけ。 その経済システムを導入すれば同じ結果を生むというのを否定するのは難しい。 すべては奇形化したシステムに原因はある。さて、あなたのいう例は具体的でないが、まあいいでしょう。 製造業が設備投資する場合、莫大な資金が必要であり、とりわけ、巨大な設備投資をするさいに 資金調達の方法として、銀行・株式が発達してきたわけです。 それが投機経済破綻によって、金融がまいった。貸し渋りというやつですが、それゆえに金融にたよれなくなった。莫大な資金を調達するのは、外資ということになる。 実際、外資系金融が日本におしよせている。そうなると日本の金融資本は 競争力を失いつまり市場を失い弱体化することとなる。それゆえに、日本政府は 日本金融資本をつぶさない方向になる。ただ弱小は淘汰されますが。 弱小の淘汰は、より強い金融資本をつくりだすこととなるつまり帝国主義論でいう独占化が進行している ということを裏付けるものといえる。日本の製造業の設備投資・再生産を可能にするために、強い金融資本が必要なのであるが バブルの負債を抱える銀行・証券会社にはその能力はない。だから、日本の製造業 は外資へながれるという現象なのです。金融資本的蓄積様式よる株式市場で現代資本主義も動くわけで 金融資本と株式を媒体としない経済はありえないことにはなりませんか? また現代は金融資本に国家が介入する国家独占資本主義政策をとるわけで。 たとえ新自由主義とはいえ国は介入するし、こういう政策をとるのは国家主導で ある。アメリカは株式暴落を懸念するため政府は常に金融政策で介入している。 本来の意味で自由放任主義は存在しないしできもしない。
136 :
名無しさん@3周年 :03/09/13 00:30
製造業の直接金融は、はっきりいって無理です。どうやって莫大な設備資金を調達するのでしょうか? 設備資金のかからないとおもわれがちな産業でさえも、たとえば通信業でも国の援助を要求するわけですからね。 製造業と金融資本の関係は切手も切り離せない関係なのです。 一部では銀行はだめだから、証券会社に特化せよだの、他の調達方法をみいだせばよいだのという 意見がありますね。で、資金調達を供給する側は投機にはしらないように つまり金儲け・利益追求型ではない機構ではなくてはならないともいわれています。 であれば、利潤の源泉で動く資本主義の自己否定にほかなりません。 無理なものでしょう。ケインズの主張した管理通貨体制も衝撃でしたが、 そういう二版煎じはいかがでしょうか?それは資本主義の破綻であることの曝露 といえるでしょう。しかも経済だけで回っているのではなく、戦争がすえられているのが 問題なわけなのにです。対外的には戦争という公共事業をやらなくては延命できない それが帝国主義なのです。資本主義再生産からすれば銀行にかわる資金調達ができると理論上 いえるかもしれません。しかし、御説明したように、資金調達はどこかに頼るほかなく それが利益にはしらないような公共的なものといってしまえば、それこそ資本主義 ではないということです。資本主義の社会化・つまり社会主義化にほかなりませんね。 そもそも利潤が動機で動くのが資本主義であり、それが貫徹されなくてははなしになりません。 たとえ、証券会社・銀行が利潤獲得のためにバブルにはしり負債をかかえたとしても だから利益をもとめないようなものが資金調達の供給者になればいいとすれば、それは社会主義 への道への一歩でしょう。レーニン帝国主義論の展開もそういうアプローチでかかれています。 しかも現実に市場獲得の戦争という経済界的強制力が規定しているといえるでしょう。 翻ると、金融資本が期待されていないということは、新自由主義政策が破綻した つまり金融自由化が破綻したということになります。それは金融自由化になったから 銀行・証券会社を介さないですんでいるということではないということです。 実際に、資金を供給する側のバックは、なんらかの金融資本とかなんではいないところは ありません。
137 :
名無しさん@3周年 :03/09/13 00:40
あなたは、銀行・証券会社をかえさなくても情報技術によって 資金調達し可能ではないかとおっしゃりたいようですが、 金融資本がつぶれていくことと独占化ということを何かとりちがえてはいませんか? むしろそらしてはいませんか? 確かに銀行業は自由化によって規制はとっぱらわれてはいるものの、 銀行は銀行です。一般的に金を増量して流通させることによって利益をあげるという 環流システムにすべては規定しているわけで。それによつて金融の自由化 はうながされている。そのために、表層的にはコンビニで預金業務ができるわけですが、 本質的にいうと、金融資本は淘汰され独占化・寡占化にあるということです。 つまり勝者はしぼられているというのが事実です。 私は、アメリカ経済を例にだして98年以降、新自由主義経済の批判をしてきたわけですが、 アメリカでは見事に破綻しています。あなたはすこじてもそれにふれてみるべきでは? そこでアメリカは戦争を景気回復のものとしておこなってきているということを 私はつきつけているのです。それを左翼的反戦運動とむすびつけたいのであれば ご勝手に。 あなたはなぜイラク戦争にアメリカは執着しているとそもそも思いますか? 答えてください。
138 :
名無しさん@3周年 :03/09/13 00:50
イラク戦争反対には、いろいろな理由からあります。 もっとも純粋なのは不正義であるからでしょう。 なかには、アメリカの戦争がアメリカ帝国主義のための利害になるから 反対とするアメリカ帝国主義以外の帝国主義国だってあったわけです。 宇野段階論と現状分析は、社会哲学や哲学するためだけにあるのではありません。 もし仮にそのようなものであれば、歴史の屑篭にすてさられるべきでしょう。 宇野の提起は、現状分析で革命を対置することにあったということです。 経済政策論では、現状分析は世界経済論であるといっている。 またロシア革命以後の世界経済の現状分析であることがいわれている。 つまりロシア革命以降の世界史は社会主義移行期にあることを理論化するために 世界経済を規定する資本主義を世界的関連から分析するということである。 そして其の作業は、革命の前提であり、革命のための理論化であるということである。
139 :
名無しさん@3周年 :03/09/13 00:56
宇野段階論の結論は 1、資本主義の矛盾は恐慌で 2、帝国主義の矛盾は戦争で 解決していこうという傾向があるが、それで自己解体するわけではない。 むしろその過程をくり返すことで再生産していくのである。 資本主義では、失業という苦しみを、 帝国主義では戦争という苦しみを、 再生産してきたといえるのが資本主義の歴史ということである。 景気循環で景気がいいときはあるが、かならず恐慌はやってくるように 戦争と戦争のいきつぎが平和であり、つかの間の平和は戦争によって一瞬 に破壊させられるのである。
140 :
名無しさん@3周年 :03/09/13 01:14
そういう「解決」手段はもう通用しなくなったグローバル・キャピタリズム。 宇野流「段階論」もだから通用しない。
>>138 だからその現状分析で証明されるべき革命の必然性ってどうなってるの?
「いまはこれこれこういうわけで、革命の必然性はない」という結論を
現状分析で出すのかしら。どちらにしてもおめでたい理論だと感じるのは
わたしだけでしょうか
142 :
名無しさん@3周年 :03/09/13 02:11
イラク戦争については言及なしというわけですか? 私はイラク戦争と帝国主義の関係を分析したのですが。 グローバルは破綻しています。あなたはそれを認めますね。 次ぎは戦争がとわれているということです。 結論をいいましょう。宇野段階論でいうと、恐慌・戦争・革命 です。弁証法的にいえば戦争には革命でアウフへーベンされるのです。 といっても自然発生ではない。賃労働と資本の力関係がものをいいます。 つまりアメリカが戦争をこれ以上拡大したり、イラク占領をつづけるのであれば その政権は抵抗権によってアメリカ民衆が合法的に打倒できるということです。 そこで世界の民衆はそれに連帯するとしいうことです。 反グローバルは反戦に転化するわけです。グローバルが戦争をするのに対抗するということです。 141さん、湾岸戦争以来の戦争を列挙しなくてはいけませんか? 革命の必然性は、その前提である戦争がおきるときです。 レーニン帝国主義論では、「革命的祖国敗北主義で侵略戦争を内戦で対置せよ」 ということです。反戦運動は権力奪取に帰結せられるべきものでなくては たんなるどんちゃんさわぎになってしまいかねないでしょう。 また戦争を仕掛けるときは 、かならず経済状況は最悪というのが歴史の常です。 それゆに、恐慌・戦争・革命という宇野段階論的アプローチは今日も有効なのです。 戦争は実際拡大しているわけです。資本主義が勝利したこれからは平和 な未来がやってくるというのは、完全に資本主義側からふきとばしているのです。 戦争は金融資本的蓄積様式における過剰資本が国内で処理されえないで 海外へ市場を求めていく傾向となり、市場再分割が繰り広げられることで 起きる必然的産物なのです。
143 :
名無しさん@3周年 :03/09/13 02:12
宇野派の時永氏は、戦争と革命は段階論ではとけないといい、 それらを社会科学とすれば、戦争や革命の必然性を歴史のなかに埋没 することになるという。 しかしそれでは戦争がある時期には段階論は否定されるほかなくなるだろうし、 実際レーニンが指摘したように資本の独占化による市場再分割戦争にほかならない のが現代の帝国主義戦争である。確かに狼少年的な戦争がくる恐慌がくる革命になる というのは危険であるしまちがいであろう。それは共産主義における左翼小児病であろう。 この意味でいうと時永氏のいうこともあてはまるだろう。 ただ問題とえるのは、戦争と革命が自然に発生してくるような、エンゲレス の反デューリング論式の自然科学と同一のものになってはいけないだろう。 それゆえに、戦争と革命は社会科学で分析しなくてはいけないのである。 そして変革の主体は、労働者であり、原論でいうところの賃労働と資本の力関係の アウフへーベンなのである。それがわが革命的マルクス主義の宇野的アプローチなのである。
144 :
名無しさん@3周年 :03/09/13 02:30
そしてアメリカの奇形化した経済構造を、擬制資本とみなし、バブル破綻 として分析してきた宇野派の学者は、降旗先生と鎌倉先生の二人である。 されど、戦争の問題と革命の問題となるとぜい弱であるともいえる。 ただ鎌倉先生は、アメリカの軍需蚕業の突出と、軍拡を懸念されていた。 鎌倉先生なりの革命といえば、アメリカに対抗するアジア非核の共同体構想であった。 降旗先生はアジアとは言及されないにせよ共同体。 広松渉はアジア共同体。カネコマサルもアジア経済圏。 日本共産党もそう。岩波書店「世界」ではアジア経済圏を連載。 しかしどのような共同体かで、状況はかわるだろう。 共同体が帝国主義的な排他的ブック経済にきつけば、再びの世界戦争の原因 になるだろうから、それはあやまりだろう。 次ぎの言及は次回にしたい。
>>137 ありがとうございます。宇野経が革命を志向していた、という観点には到底
納得できない、という留保および、僕も直接金融が間接金融を凌駕するとは
思っていないけど、トヨタの例もあるし、それが支配的になる可能性もある
のか、というところでお詳しそうな方に質問をいきなりぶつけた点をわびつ
つ、お礼申し上げます。
さて、アメリカがイラクに戦争をぶつけた理由は、中東でプレゼンスを取って、
石油を支配し、古い帝国主義的枠組みで世界を支配しようとしているからだと
考えております。
もし、正義・不正義なる観念が優先されるならば、アメリカ自身が打倒される
べきという皮肉は別にしても、もっと人権抑圧の著しい北朝鮮への攻撃の優先
順位を上げるべきですし(僕は北朝鮮への攻撃は反対ですよ)、チェチェンへ
の攻撃をもってロシアに戦争を仕掛けるべきです(勿論戦争反対)。
答えになっているでしょうか。出かけますので、とりあえず、ここまで。
146 :
名無しさん@3周年 :03/09/13 14:36
どうも。御返事ありがとうございます。 宇野右派は革命のを否定していたというべき。宇野左派は革命に期待していたのでは? そもそも東大・京大・中央大・早稲田大・東北大・九大・法政大などで、学生運動をしたひとの大学院組が宇野経済をもりあげた わけで革命に挫折、革命を指向するもの含めて宇野経済を形成していた。革共同の経済論理・ブント系の経済論理 は宇野の影響大。総評・社会党も宇野派が大。日本自動車・電気産業つまり重化学産業の生産拠点はアジアとりわけ中国です。日本ではない。 設備投資の資金はどういう仕組みになっていると?国際決済通貨はドル。そのために、アジアでは日本円を決済通貨にしよう とトヨタ会長は宣言した。これをどうみる?アジア日本経済圏構想にむかわざるをえないでしょう。 アメリカがイラク戦争をしかけた理由は、世界支配を貫徹させるためだ。それはユーロに対する対抗であり、日本のアジア共同体構想に対する アメリカの対抗戦略である。パクス・アメリカーナが、ソ連崩壊以後崩れてきているつまりヨーロッパ 帝国主義が自立化し、経済圏をつくっていし、世界の多極化に規定している。アメリカもメキシコ・カナダを囲い込んで独自の経済圏をつくってはいるが。 フセイン政権はアメリカからの自立をこうした情勢からかぎとりドルからユーロを決済にかえてアメリカから自立化しようとした故にアメリカはフセインを粉砕した。またイラクに設備投資していたロシア・フランスは、アメリカには抵抗 せざるをえない。実際、アメリカは占領し、アメリカ石油資本が優位に参入することになるわけで。だから、フランス・ロシアもイラクに軍助展開をして、自国資本の参入を守るわけで。 表層的には人道だの復興だのいうが、実際は利害のからんだ市場再分割にほかならない。 日本がイラク派兵をおこないたい理由はもちろん帝国主義利害のためです。 自民党総裁選で、国連常任理事国になるようせまったとある候補者は、イラク派兵の本音をもらしました。それは、イラクの石油が目的では ないという。否定しながらそれが目的だとしかいえない。でなければ、ゲリラで確実に使者を毎日たしているような地域に派兵をするわけでしょうか? 国内の失業対策を解決せずに、どうして他国へいって血を流すことは人道だといえるでしょうか?
147 :
名無しさん@3周年 :03/09/13 14:37
北朝鮮は、日本経済の不振による失業者の不満をそらせるためにおこなわれていると私は かんがえています。 またイラク戦争をごまかす手段として利用されている。日本国民の感心を北朝鮮 にむけて、「改革」をつっばしるというこでしょう。 「改革」は資本の競争を徹底させること、日本が海外で戦闘しても可能な法制化 を準備していくことなどです。とくに後者は、北朝鮮危機論によって相乗効果 がはかられていくでしょう。日本の核武装化の正当化もねらえるわけで。 そもそも北朝鮮問題は、アメリカがいいだしたわけです。 当時に日本と北朝鮮は国交正常化をおこないアジア経済圏つくりのために準備されてい こうとしていた、そのときにアメリカがまったをかけたのが北朝鮮核兵器製造疑惑による問題であった。 これが展開されていくなかで、拉致問題があるわけです。 アメリカは当分イラクの情勢にしばられるだろうし、一宇株価は上昇したので、戦争 はひとまずイラクだけにしぼられていくでしょう。 ロシアにかんしていうと、チェチェン紛争を弾圧しているロシア政府を アメリカなどは支持しています。理由は、ロシア石油パイプラインをアメリカ がにぎりたいからです。ロシア政府はアメリカの強力で開発しようとしているわけですが、 その利害が一致しているということでしょう。 あなたはどういう理由でロシアに戦争をせよとせまるかわかりませんが、 帝国主義が戦争に介入するのは利害があるからおこなうわけです。 たとば南アフリカのアパルトヘイトは経済制裁のみだったでしょう? 国内が内戦になっていたとしても介入はしなかったでしょう? 論点がばらばらになりましたが、一応御返答させてもらいました。
148 :
名無しさん@3周年 :03/09/13 14:38
北朝鮮報道は、日本経済の不振による失業者の不満をそらせるためにおこなわれていると私は かんがえています。 またイラク戦争をごまかす手段として利用されている。日本国民の関心を北朝鮮 にむけて、「改革」をつっばしるというこでしょう。 「改革」は資本の競争を徹底させること、日本が海外で戦闘しても可能な法制化 を準備していくことなどです。とくに後者は、北朝鮮危機論によって相乗効果 がはかられていくでしょう。日本の核武装化の正当化もねらえるわけで。 そもそも北朝鮮問題は、アメリカがいいだしたわけです。 当時に日本と北朝鮮は国交正常化をおこないアジア経済圏つくりのために準備されてい こうとしていた、そのときにアメリカがまったをかけたのが北朝鮮核兵器製造疑惑による問題であった。 これが展開されていくなかで、拉致問題があるわけです。 アメリカは当分イラクの情勢にしばられるだろうし、一宇株価は上昇したので、戦争 はひとまずイラクだけにしぼられていくでしょう。 ロシアにかんしていうと、チェチェン紛争を弾圧しているロシア政府を アメリカなどは支持しています。理由は、ロシア石油パイプラインをアメリカ がにぎりたいからです。ロシア政府はアメリカの強力で開発しようとしているわけですが、 その利害が一致しているということでしょう。 あなたはどういう理由でロシアに戦争をせよとせまるかわかりませんが、 帝国主義が戦争に介入するのは利害があるからおこなうわけです。 たとば南アフリカのアパルトヘイトは経済制裁のみだったでしょう? 国内が内戦になっていたとしても介入はしなかったでしょう? 論点がばらばらになりましたが、一応御返答させてもらいました。
149 :
エビフライ定食 :03/09/13 14:40
反米、反朝
>>147 こんにちは。上のほうについての観点でご質問したい件がございましたが、失礼
ながら、非常に戸惑いを覚える文章があったので、指摘いたします。
>あなたはどういう理由でロシアに戦争をせよとせまるかわかりませんが、
いえ、僕は戦争に反対と、書いております。これは、僕がアメリカへの皮肉を書いた
一連の文章で明白だと思います。アメリカをけしかけて、ロシアに戦争せよ、という
のは、皮肉に過ぎません。
>帝国主義が戦争に介入するのは利害があるからおこなうわけです。
そうですね。命よりもマネー、そういう価値観のひっくり返りを強制するのが資本
主義であり、帝国主義ですから、これをひっくり返さなくては労働者のみならず、
資本家も含めて人類の未来はありません。
ではまた。
151 :
教えてplease :03/09/13 20:05
石井寛次のような、馬○が、どうして、日本最高学府で、日本経済史を 教えているのですか。 彼の言ってることは、古い宇野派の段階規定どころじゃないです。彼は、 スターリン時代の段階規定の焼き直しを未だに、某学会で、報告しています。 そして、その学会では拍手喝采で迎えられたのだそうです。どうしてなのでしょう。 東大系の方はその辺の事情を是非教えてplease!
>>151 それはわかりませんが、数学会でもト系で有名な発表者がいて、生暖かい眼と
盛大なる拍手で迎えられていたりするそうですよ。
153 :
名無しさん@3周年 :03/09/14 00:08
宇野理論は、思弁的観念的ななロジックだけで構成された原理論と 論理というものがなく単純な実証主義にすぎない現状分析とを 中間に段階論という中途半端なものを置いて、 接合してるように見せかけてるだけですから、 しょせん水とあぶらが統合される訳はありません。
154 :
名無しさん@3周年 :03/09/14 13:12
だから宇野派は労働力商品の原理論主義者と、 政府統計をならべるだけの現状分析研究家に 分かれて対立する運命にあるのでしょう。
155 :
名無しさん@3周年 :03/09/15 11:15
そういってよいかもしれない。 宇野は第一次大戦後は、もはや金融資本の支配する帝国主義段階とはいえないと 述べた。いいかえればこれは、支配的資本の利害によって上部構造を説明する宇野三段階論 さらには唯物論的方法そのものを第一次大戦で打ち切ったともいえる。 ここから宇野派は現状分析では原理論を意識的に忘れて、ひたすら統計資料の解説だけする 近経以下の無内容な研究がはびこることになった。 私は宇野理論は現状分析のポジティブな社会科学方法論として、はじめから成り立たないと思う。 無理に使おうとすると、148より↑のような今でも帝国主義を強調するレーニン主義の寝言に なってしまう。イラクが帝国主義戦争だって?ジョークもほどほどにしろ。 繰り返す。宇野三段階論は終わった。今宇野の仕事で意味があるのは、『経済原論』とくに価値形態論に ひそんでいる社会哲学だけだ。おそらく青木孝平の仕事が、宇野理論の最後の可能性となろう。
156 :
名無しさん@3周年 :03/09/15 17:54
たしかに、かしは宇野で哲学やろうっていうヤシがたくさんいたなあ。 滝沢克己とか清水正徳とか。降旗や鎌倉だってそれなりに勉強してたし、 広松渉がしょっちゅう宇野派に哲学論争をふっかけてた。 宇野理論で哲学やるのは、もう青木だけか。さびしいねー。
157 :
名無しさん@3周年 :03/09/15 18:22
宇野派で哲学といえば日高晋じゃないか?
158 :
名無しさん@3周年 :03/09/15 18:51
155のかたへ。 第一次大戦は帝国主義戦争ですね。そしてそれはロシア革命の時期であるわけです。 金融資本の過剰資本は戦争で帰結したわけです。自由主義段階は恐慌であった。 レーニン帝国主義論は、帝国主義の矛盾を戦争と規定している。 宇野は、こうして世界史的把握を、帝国主義の矛盾が戦争とロシア革命 を生み、帝国主義が未来永劫であるということに疑問をていした、つまりロシア革命 以降の世界史は社会主義段階への移行期にあるとしたことです。 ただ、現状分析としては、実際世界経済の動向に規定され、スターリンと戦後 帝国主義の力関係が前提とならざるをえなかったということです。 戦後体制は、ソ連崩壊で瓦解しつつあります、アメリカの戦略は、その情勢 に規定されてきているといえます。ソ連崩壊で、結局非スタの宇野派ものりきれなかったといえます。 帝国主義戦争としてイラク戦争を把握できないのであれば、イラク戦争の経済学的 定義をしてみたまえ。 金融資本の独占化・アメリカの石油資本の設備投資はすでにおこなわれている。 またイラク戦争をする理由は、もろく崩壊してしまっいる。 あなたは、イラク戦争にいたる情勢のなかで、アメリカ経済のバブル経済 の破綻と世界経済の長期停滞のなかで、イラク戦争を契機として軍需産業 の株価が上昇し、株価を維持していることはどう思うのですか? 帝国主義の資本過剰の解決は戦争です。 イラク戦争は帝国主義戦争でんいてというのであれば、どういう背景によって もたらされたかいいなさい。 ブッシュが阿呆であるからだとか、ネオコンの意図だからではありません。 そういう人物を輩出し、金融資本はバックアップしているし、政権をになう 人物は、それぞれ資本の代表・経営陣です。
159 :
名無しさん@3周年 :03/09/15 18:56
あなたは帝国主義戦争が帝国主義どうしの凄惨設備ほ破壊する戦闘にほかならないが、 現代は帝国主義どうしは戦闘してないと反論されるだろう。 これは中曽根だっていう反論のしかたである。 現代帝国主義の力関係は相対的にアメリカが軍事力をバックに経済外的強制威力 をもつゆえに、対抗して闘うということにはならないということであろう。 現段階においてはそうてある。 だけれども純経済学的にいっても、帝国主義の金融資本蓄積様式に変哲はなく 独占化と大不況下という時期はかさなっていル
160 :
名無しさん@3周年 :03/09/15 19:12
また資本過剰は、先進国みな経験し、その解決として資本輸出はのきなみ やられて、蚕業は空洞化しているのである。 レーニンのいうように、生産能力の過剰は其の国にの国民には使用されないで というよりもそれは資本の利益にはならないので、資本は海外に輸出していくということである。 多国籍企業といえども、支配的資本は各国帝国主義の資本に規定されていて、 過剰資本の処理としての資本輸出であることには変哲はない。 そして資本過剰は、資本輸出でくりのべられつつも、市場の有限性によって 生産能力の過剰は解決されず、世界経済は萎縮しているということである。 そのなかで、競争は激化しているといえよう。 こうしたなかでアメリカは軍事力をつかって優位にたとうということである。 ソ連を崩壊せしめたのは、レーガン軍拡路線であったのはいうまでもない。 そしてその軍拡競争の勝利のひとつが軍事技術であった。それがIT革命 の前提となったのであった。そこで、この戦略を基本的に維持しているのがアメリカである。 ソ連崩壊以後は、他の弱小の国にそれはむけられ、かつ日本にも波及 しているということである。 資本過剰そのものを否定する宇野派後継者もいる。それは、カウツキー を評価し、帝国主義が戦争という矛盾をはらんでいるのを考慮しないで あるいは隠ぺいして帝国主義は変化した、現代資本主義は勝利した 情報技術革命がその代表だなどと、一知半解にとらえる。その前提として帝国主義 論を粉砕する必然性があるのだ。ゆえに帝国主義論論議をするものもいるのだ。 そもそも、帝国主義論解体論は宇野くずれ の大内秀明に影響されしものらであることであるが、大内秀明は、連合 のイデオロギーであることがなによりも反動的であるだろう。 こういう傾向が、社会哲学に逃避していく傾向をももたらしているといえる。 これを集約している雑誌からは、アメリカの危険な戦争策や対応する日本 政府に批判的な立場はまったくといって投げ付けられないのは、どういうことであろうか?
159の、1行目 生産設備 160の、2行目 産業
162 :
失礼。また訂正 :03/09/15 19:19
こういう傾向が、社会哲学に逃避していく傾向をももたらしているといえる。 これを集約している某雑誌からは、アメリカの危険な戦争策や対応する日本 政府に批判的な立場はまったくといってないし、批判を投げつけようともしないのは、どういうことであろうか?
私は、イラク戦争を帝国主義戦争どころか「経済学的に定義」すること自体が 宇野理論的でないといっているのです。 原理論は、市場の自己調整によって唯物論を基礎づけるものであるが、 段階論は、国家の経済政策によって市場の法則性が変容しながら資本の支配が 貫徹するようすを説明するものです。 これに対し1930年代以降は、もはや資本の支配が国家の政策を規定すると いえず、したがって戦争も経済主義的利害から一元的に説明するのは 正しいとはいえない、と言いたいのです。 イラク戦争は帝国主義間戦争どころかアメリカのユニラテラリズムにもとづく ものであり、マルクス的にいえば「資本の文明化作用」というべき、 アメリカン・リベラリズムのイデオロギー的グローバル化を示すものでしょう。 それはまさに西洋的な自由・平等・人権の普遍化をめざす「民主主義の帝国」です。 ネオコンであれレーニン=トロツキズムであれ、世界の一元的普遍化をめざしている点では 同根です。 いま必要なのはイスラムの文化的価値を尊重するコミュニタリアニズムの であると、私は思います。宇野経済学でなく宇野社会哲学が、逃げ込みではなく 本当に求められていると思います。
164 :
???c?B?U¨?1/2?u`?3 :03/09/15 20:56
資本の支配が国家の政策を規定しない? 本当ですか?ケインズ政策はなんですか?公共事業はなんですか? 他方、新自由主義というなの新産業創出の国家政策は何に規定されるのですか? アメリカ政府の主要は、金融資本・軍需産業の経営者ですよ。 あぬなたは自分のいっていることと現実がちがうことを自覚されていないようだ。 戦争は経済的利害ではないのであれば、一体何ですか? アパルトへイトの例をだしたのは、どういうことかあなたはわからないようで。 アメリカのユニラテラリズムにもとづくというが、かすみをきくって 生活するわけはなく、資本の利害そのものだ。 資本の文明化?あなたは自由主義解放の戦争などとほんきでいうつもりなのか? 違う、アメリカに対抗する勢力を出さないシステムをつくる名目と、親米政権 の樹立によって石油市場を取得することに其の目的はある。げんに、政権は金融資本 石油資本・軍需企業の経営者だし。かすみをくうのは哲学者でもできない。 あれやこれやで言葉をろうして現実を隠ぺいするものは、こういう土台を容易 してくれるスポンサーもいるだろうし・・・。 アメリカン・リべラリズム?それは帝国主義戦争の正当化しか意味をなさない。 逆に、日本の大東亜解放の賛美にもつながる。 世界の普遍化は資本主義が先進国の体制であるのですでに相対化してますが。 イスラムの文化を尊重?文明の対立が現代を規定するという意見はまちがい。 もっと実際は資本の利害でうごいている。欧米対立をあなたはいわないが、 それはなぜ? あなたのいうのは、民族解放を支持するとしながら、帝国主義的利害を隠ぺい することにあるようだ。 それだと、かつての白人とそれ毬の民族は対立というような、民族主義迎合主義 に転落せざるをえない。 また東亜協栄をかかげた、大川周明の二番煎じとなるだけだろう。
165 :
名無しさん@3周年 :03/09/15 21:16
決局、あなたはソ連崩壊後、あなたは転向したということですね。 宇野派の大部分がそうであったように。 ソ連崩壊は資本主義の勝利といわれ、世界 派平和になるとさえいわれた。 しかし現実はどうだ? あなたは、アメリカが理性的であれば、それでいいという意見に近い。 しかしアメリカはそれを失っているから戦争しているのではない。 湾岸戦争以降つづけられる戦争は、理性のないアメリカによる民主化の世界化 などにあるのではない。あなたのいうのがむだしいのか、わたしのような 帝国主義がただしいのかは事体の推移であきらかになるだろう。 あなたの意見は、たんなる反米民族主義にしかんむかわないだろう。
166 :
名無しさん@3周年 :03/09/15 21:17
あなたと私の基本的たちば の相違。 あなたは反米。私は反米帝。
167 :
名無しさん@3周年 :03/09/15 21:29
日高先生は死ぬ直前に転向宣言をだされていたなあ。
168 :
名無しさん@3周年 :03/09/15 21:31
日高先生は死ぬ直前に転向宣言をだされていたなあ。
宇野理論を奉じるヤシで、こんな素朴な「階級国家論」を 信奉するのがいるなんて、いやほんとに驚いた。 現代をレーニンや階級国家論で説明するんだったら 宇野より正統派マルクス主義の方が、はるかに説得力があるだろに…。
170 :
名無しさん@3周年 :03/09/15 21:45
>>167 日高先生って、亡くなられたんですか?いつ?
171 :
名無しさん@3周年 :03/09/16 01:10
あなたは宇野自身の著作をよまれたことありますか? あなたは、宇野がマルクス経済学を根底にしていたことをそもそも根底にしてはいない。 あなたの宇野の理解は、それこそ大内力以下のかすである。 根拠は、宇野では現状分析はできないかのようにいなして、 あなたなりの根拠を宇野ではなしに、文明の対立史観的なものにおいもとめているというてんだ。 こっちが驚愕すべきということがらである。あなたは、宇野派の理論的根底はない といいながら、原論を提起したり、文明の対立などと流行りをもとめているにすぎないのではあるが、 なぜ、原論は認めつつ、現代資本主義の分析からはにげまわるのだ? 宇野原論わおしゃべりしながら、現状分析はあいならぬというのは論理破綻もはなはだしい。 お前がいうように、宇野がもしもお前と同様の立場であれば、現状分析・世界経済論 などはする必要はなく、だだ原論・マルクス資本論のみを研究する、それこそ正統派 マルクス経済学者であればよかったといえよう。 宇野の転向組はそれぞれいるが、社会哲学に回帰しているというてんで 経済学かららは離別しているといわれても反論できないのではなかろうか? 俺の提起については、反論はないの?共産党とレッテルをはるぐらいであればだれでもできる。 多国籍業論を駆使して、現代グローバルをいってみたまえ。あなたは得意だろ? 反論なさらないということは、あなたのほうがまいったということになりますね。
172 :
名無しさん@3周年 :03/09/16 01:24
私なりの多国籍企業論への反論 戦後多国籍の形態での資本輸出が増加したことで、レーニン帝国主義論 とは別の段階にあるというひとらがいます。 しかし、多国籍は無国籍であはずはなく、゛実際に国家の枠組みをとっています。 多国籍論はカウツキーの亜流でしかなく、カウツキー評価にでてきている 宇野派の若手研究者はそろってレーニン帝国主義は古い、階級対立史観 だというだけで、具体的反論はできずにいます。 実際に、資本主義の勝利がさけばれたあとの現代はどうなっているのでしょうか? ぜひお答えください。 超帝国主義論がある意味で検討の予知があったのは、戦後の高度成長ぐらいまででしょう。 しかし超帝国主義は瓦解したといえます。 戦争の頻発はそうであるし、イラク戦争をめぐるロシア・フランスと米英の対立 は大きなみぞがある。スエズ紛争はそれとは明確に異なる。というかそれ自身 も帝国主義の利害がからんでいたといえようが。 結局、超帝国主義が世界大戦で破綻していったように、いざ戦争がつきつけられたとき はなんの論理ももたないゆえに破産してしまうほかないたせろう。 実際、帝国主義論解体にいそしむ若手研究者は戦争の問題にはいっさい ふれられないでいるのである。 私に反論するひとたちよ、あなたがたのよりどころである、この研究者 の態度はそもそもどう思われるであろうか? もっとも、文明の対立だとかイスラムをなだめすかせば、資本主義 は発展していくだろうだとか単なる反米的なアメリカ帝国論ではおしゃべり をしているということでしかないのであるが。
173 :
名無しさん@3周年 :03/09/16 16:59
日高なんて、最低のカス。青木雄二以下だよ!(当然だけど) まあ、原則論からすると、『資本論』しかあり得んよ、実際。
174 :
名無しさん@3周年 :03/09/16 18:41
ここは宇野のスレだけど なんだか宇野原論を読んでない椰子の カキコばっかり増殖してるから 読んでるカキコにしか もうレスしないよーん。
175 :
名無しさん@3周年 :03/09/16 19:30
日高は最低だな。ソ連崩壊で社会主義は崩壊したといってるし。 つまりソ連は社会主義を体言していたということを日高はいっていて それが崩壊したから、社会主義はすてるなどといっている。 であれば宇野経済のアプローチは何だったのかということになる。 宇野原論は、資本論の宇野的考察。宇野は、「資本論に学ぶ」 で帝国主義論から資本論にはいったし、資本論理解ができたことを のべているね。あんた、宇野の著作すべてよんではいないのかなあ? ところで、原論ばかりを強調して、宇野段階論や経済政策論 や現状分析からは逃げ回ることについての弁解はしないということでよろしいようで。 答えられない理由を、宇野原論をよんでないだのいうまえに、 経済政策論・段階論・現状分析についていえば、自分の政治的主張 とは整合できなくなるからふれられないと正直にいったらどうなのだい? 原論に限定した書き込みだけしか答えないというのは、それしかこたえられないということだ。 といいながら、お前は都合のいいように、独自の現状分析をしたり 宇野派現状分析や段階論をわい曲してもいるのであるが。 そこで批判をうけるともう答えないというのは、どういうことなのであろうか?こたえられたい。 もしもこたえられなければ、あなたは、現状の現代世界の言及はいっさいしてはならないだろうし、 青木的な言葉をもちだして、経済学は不能であるかのようなことはかたってはならないだろう。 宇野経済は、宇野社会学でもなければ宇野哲学でもない。 あなたの社会哲学への逃避傾向は、現代世界を経済的に説明できないということ そして資本主義を批判できないということに規定されているのである。根底的 にはあなたが反スタでないゆえに、つぶれてしまったということである。 日高晋の場合はソ連崩壊で、資本主義批判ならびにその移行論理そのものが ゆらいだわけであるが、あなたもその同類であるといえよう。
176 :
名無しさん@3周年 :03/09/16 19:31
資本論は自由主義段階の純粋資本主義原論であって理論モデルにすぎない。 資本論は、自由主義段階のイギリスを主軸にした産業資本論である。 ところが、ドイツで形成された金融資本には、マルクスの資本論的アプローチ ではあてはまらないことをつきだされていく。そこでマルクス修正主義 が展開されたのであった。その典型は、ベルンシュタインなどの帝国主義 賛美・修正資本主義にほかならなかった。そのながれが、第2インターであり 現在の社会主義インター・帝国主義社民である。またカウツキーも最初は こうした修正主義を批判したが、最後には超帝国主義論によって帝国主義戦争に 賛成してしまうのであった。第2インターも参戦に賛成し解散していった。 そこでレーニン帝国主義論の登場となっていくのである。 スターリンの功罪は、戦争に反対できなかったということにつきよう。 レーニンは戦争を帝国主義の矛盾ととらえたが、スターリンは祖国防衛 に転落したのがあやまりであり、そもそも帝国主義を革命に転化することではなしに 一国で建設できるして、結果的には帝国主義を「延命」させてしまった ということであるだろう。 ソ連崩壊とは、その一国建設が破綻したということができるだろう。 青木雄二さんは、そこまでは到達されなかったけれども、資本論を土台にして 現代の賃労働と資本の力関係を労働者の立場にたって、法人資本主義の あらゆるまやかしをぶった斬った点が、功績があるだろう。 それは、労働者の共感をとらえたことに象徴され、学生にもそれは浸透 したということが、なによりも青木雄二さんの社会的立場を実証しているだろう。 青木さんがレーニン的立場にたたれるまえになくなられたことは非常におしかった。 この場で、青木さんを偲ぶこととしたい。
>>176 え、じゃあ、ナチスにたいしてどう対処すべきだったのか、スターリンまたは
当時のソ連は? 戦争反対と言ってればよかったわけか?
178 :
名無しさん@3周年 :03/09/16 19:59
スターリンの功罪は、戦争に反対できなかったということにつきよう。 レーニンは戦争を帝国主義の矛盾ととらえたが、スターリンは祖国防衛 に転落したのがあやまりであり、そもそも帝国主義を革命に転化することではなしに 社会主義はソ連一国で建設できるして、結果的には帝国主義を「延命」させてしまった ということであるだろう。戦後、東欧や植民地宗主国における民族解放 民主革命もスターリン主義に影響されたわけで、ソ連なきあとは、それぞれ 「体制延命」に終始している。中国は外国資本を導入して延命していこうとしている。 私は、スターリン主義そのものが、ナチや第二次帝国主義世界大戦、否世界恐慌 という帝国主義の矛盾を発生させたことに無力であり、スタ理論が有効ではなかったと思うのであるので、中国やソ連の瓦解で、一国 社会主義は論理的に破綻するということであると理解しているので、社会主義 は破産したというような言説には賛同もしないし、ゆれたりはしない。 しかし反スタ理論が、常識になっているということでもないといえるのであるが。 あなたは、スタ理論ではないが、宇野経のロジックを理解はしているようであるので いくぶんましであると同時に、賃労働と資本という関係を否定しているようであるので 議論を闘うのには時間がかかるだろうか。 資本と労働の関係はマルクス経済の根底であり、宇野経済の根底であるわけだが、 それを否定しているということは、土台がないも同然ではないか? また、資本論のいっていることを、資本主義の擁護にたってのべることもでき るのであるが。 ソ連崩壊とは、その一国社会主義建設が破綻したということができるだろう。 ソ連崩壊と、現代帝国主義の矛盾という論理を、あなたはどうも理解 してはいないといえるのではなかろうか?
179 :
名無しさん@3周年 :03/09/16 21:56
社民主要打撃論でドイツ共産党のゲバルトを、ナチスではなしに社民 にむけさせたのは、誰であろう、スターリンである。 ナチは反共産主義・国家社会主義であり、イタリアのファシストと同様に 社会党・共産党を攻撃した。であるのに、スターリンはナチスの労働組合と 共闘さえ、ドイツ共産党に指令していた。 ナチスは、国会放火事件をでっちあげて共産党をつぶした。そして社民党 へはゲバルトで粉砕していった。それはムッソリーニのやりかたとおなじであった。 いっておくが、ナチは資本主義は批判するし経営者の腐敗は批判した。 だが帝国主義そのものの変革、生産手段の変革は絶対にしなかったし、 資本家からは支持をされたりである。 このような勢力と軍事同盟をむすんだのはスターリンにほかならなかった。 他方で、こういうスターリンの腐敗を、裏切られた革命でのべ、ソ連崩壊 を予期したトロツキーは刺殺されてしまった。 そもそも第2時大戦は、帝国主義戦争であり、ファシズムと民主主義 の闘いではない。 世界恐慌の帰結としてブロック経済化となり、戦争に転化したのであった。 ドイツの場合は、第一次大戦の敗北、革命の失敗、社民政権樹立、ワイマール体制の構築 他方、賠償金によるハイパーインフレ、そこで世界恐慌の波をうけて失業 者は増加し、社民政権は崩壊、失業者と弱体化したドイツ金融資本を組織化 したのは、ナチスであったということである。 ナチスは、ドイツを回復させるために、戦争と侵略をふっかけたということがいえる。 それは、国内の労働者をおさえつけ、そのはけ口として侵略をおこない そのわけまえを分配していくことたで、失業率をおさえた。また拡大する戦争特需 によって、「有効需要」的発展をしていくのであった。宇野は「現代資本主義 の原型」という著作でドイツ資本と植民地経営についてのべながら、このことを言及 したのであった。
180 :
名無しさん@3周年 :03/09/16 22:25
宇野経済学の根底が賃労働と資本の関係だって。プッ。 あんた、宇野の言う労働力の商品化の意味もぜんぜん理解できないで 宇野経済学の根底だって。プッ。匿名だからって、でたらめ書かないでよ。 あのね。労働力の商品化ってのは、労働力の販売と生産物の買い戻しという 商品経済関係をつうじて、資本も労働も商品所有者に解消されるということ。 ついでにいえば労働力商品化の無理というのは、生産過程の支配・従属のこてではなくて、 労働力だけは資本主義的に資本によって生産できない商品だっていうこと。 だから、その無理は、労働力の消費である生産過程ではなく、労働力の再生産過程に現れる。 つまり相対的過剰人口の排出と吸収という景気循環を通じて解決される。 宇野は階級関係が闘争や国家権力を生み出すのでなく、小ブルジョア・イデオロギーに よって一元的に解決されるといっているんだよ。 あんたのいってるのは、マルクス=宇野理論じゃなく、エンゲルス=レーニン=スターリン でしょ。これで反スタだって。プッ。スタ理論そのものじゃん。
181 :
名無しさん@3周年 :03/09/17 00:24
人間を商品化する無理、労働力商品化の無理は恐慌によってあらわれる。 ただし、恐慌で資本主義が自滅するわけではない。それは再生産過程として のひとつの傾向だ。これが原論であるが、現実に資本主義は景気循環 のみでことたりてきたわけではなかった。 帝国主義段階における、過剰資本は戦争に帰結したということである。 もちろんマルクスは帝国主義段階にいきていたわけではなかったので、 これを明確にできはしない。 原論にもどるが、恐慌でだれがもっとも影響をうるかというと労働階級であり 資本との関係がもっとも曝露される過程であるのである。マルクス は、それを矛盾としてとらえたわけであるし、宇野もそれを根底にしていたといえる。 資本論を読み方で解釈すれば経営者の弁護にも転化できるわけであるが、 それを実践しているのはスタ側の日本共産党であるといえよう。 宇野は、資本主義原論でいったのは恐慌によって自動崩壊はしないということである。 他方、自動崩壊するものであるかのようにいいなしたのはスターリンである。 宇野は資本論を帝国主義論からアプローチしたといいきっているわけだ。 帝国主義段階に移行したあとは、原論的景気循環には至らなくなるかわりに 長期不況と独占化傾向そして市場再分割戦争を激化させるようになるのが 帝国主義である。あなたはなぜ、世界大戦についてはふれられないいのだ? こういうと帝国主義つまり産業資本から金融資本の転化についてふれてくるだろう。 宇野は、ブルジョアイデオロギーが解決するなどはいってはいませんが。 でたらめはやめよ。引用したいのであれば、文献を提示されてからにせよ。 あんたのいっていることは、宇野を駆使しながら資本主義を賛美するものでしかなく、帝国主義戦争 を美化していくものでしかないようだ。 エンゲレスとレーニンを悪用こしたのがスターリン。 トロツキーはそれを指摘したので刺殺されたというのが事実。 それはそうと世界戦争の問題にすこしも回答しないのはどうしてだ?
182 :
名無しさん@3周年 :03/09/17 00:52
さらにいわなくてはいけないのは、労働力の商品化は自立的な資本主義 を生成したのであるが、自己増殖させる価値の実態は、剰余労働のもたらす剰余価値だ。 資本は利潤が動機で運動するのであるが、利潤の源泉は必要労働ではない 剰余労働によってもたらされる剰余価値である。 これが自己増殖する価値という資本の実態なのである。むろん剰余価値を否定するものはたくさんいる。 それは、資本主義擁護のプチブル学者であるのである。あなたもそういう立場であるのであろうか。 あなたは、自由主義段階の国家による経済政策については、国家や階級が 規定するものではなく、思想がそれをもたらすかのような意見をいうが それは違う。自由主義段階の経済政策は、自由主義経済をもたらした段階 そのものに規定されるのである。帝国主義段階は、国家が資本と一体になって 経済政策を運営しないと、生産力にみあわなくなるために、自由放任から 独占化に移行する段階に規定されてくるのである。
183 :
名無しさん@3周年 :03/09/17 00:53
あなたは剰余価値と資本過剰を否定するために、労働力商品化は、労働力の販売と生産物の買い戻しという 商品経済関係をつうじて、資本も労働も商品所有者に解消されるということ。 ついでにいえば労働力商品化の無理というのは、生産過程の支配・従属のことではない という。だか、そうではない。労働者は疎外された労働をしいられ、自らの生産を も必要労働ぶん以下の賃金で、商品をかいもどさなくてはいけないということなのである。 しかも労働階級はたえず労働予備軍として失業にたたきこまれるということである。 これは対等な関係ではない。資本か圧倒的に強いことに他ならせず、共に 商品所有者であるというのではない。圧倒的に強者は資本の側である。 そうであるからこそ、労働階級の運動は自発的にもおこってくるのである。 剰余価値・資本過剰を分析したのはマルクスであり、スターリンではない。 宇野がそれを否定したわけではない。 あなたは、帝国主義戦争が帝国主義経済に起因することを否定し 資本主義が資本と労働階級の力関係であることを否定しするのは あなたの社会的存在がそれを規定するのではないだろうか? マルクスの言説を引用して資本主義賛美はできるということは、私はすでに のべているが、あなたの主張はまさにそういうことである。 剰余価値・利潤・資本過剰を否定するために、宇野をわい曲して対抗 してくるのは、いかなるわけか?
184 :
名無しさん@3周年 :03/09/17 00:55
だから1930年世界恐慌をもって 各国は金本位制を廃棄し、管理通貨制に移行した。 これを宇野は資本主義の背骨を抜くものと表現し この国家による市場への全面介入すなわちフィスカルポリシーによって、 恐慌も帝国主義戦争も終焉した。これを宇野は、国家による金融資本の 控制とか掣肘とか表現した。 要するに、ここからは、もはや金融資本の支配する帝国主義段階ではなく、 段階論の適用できない現代資本主義の時代に入ったことを意味する。
185 :
名無しさん@3周年 :03/09/17 00:59
第2次世界大戦以降、世界大戦なんて起きてないのはどうしてだ。 起きるのはもっぱら、後進国同士の戦争、若しくは先進国と後進国の戦争。 昔のいわゆる帝国主義国同士は戦争やれなくなってきてるからだろう。 わが身にとって安全な戦争しかやれなくなってきている。 しかもやってもこらえ性がなくなってきている。最強のアメリカでさえな。 資本主義自体が新しい段階に入っているからだろう。
186 :
名無しさん@3周年 :03/09/17 01:04
宇野がもしもかりに、資本の利潤の源泉である剰余価値を否定しているのであれば マルクス経済に固執する必然性もなく、宇野自身マルクス経済を否定しただろう。 だがそうなっているのか?お前の理解では、マルクス経済はスタであり 宇野経済はマルクス経済ではないということかい? 違う。宇野は、非スタのマルクス経済学者であり反スタにはなりきれなかった 経済学者であるということである。 そして、スタ理論である講座派・正統派共産党系からは批判されたということである し、宇野もそれらを批判していったということである。 さらにいうとあなたは反スタ理論をあまりしらないようだな。 ソ連スターリンが戦争に反対すればよかったのか?なんてことを いうのはしろうとさん。スターリンは帝国主義に屈服したから反対するはずはない。 れは自国防衛と一国社会主義建設におしとどめ、世界史における社会手主義 の移行をゆがめてしまったということにつきるのである。 あなたが「原論」に固執し、あなたにとって都合のよい部分のみの宇野経済 理解をしたいというのもわかった。 だから、現代帝国主義の矛盾にはこたえられないということもわかった。
187 :
名無しさん@3周年 :03/09/17 01:10
あなたの、政治的意図がだんだん曝露されてきたようで。 まず、あなたは世界恐慌がニューディール政策でなんとかなったかのようにいいすが 第2次大戦によらなくては、景気は回復しなかったというのが事実。 アメリカでさえ、1941年まで景気はもどらなかったわけだ。 第一、ニューディール政策がうまくいくのであれば、なぜ第2次大戦 になったのだ?それは民主主義とファシズムの持てる国と持たざる国 戦争ではなく、帝国主義同士の持てる国と持たざる国の市場再分割戦争 にほかならなかった。
188 :
名無しさん@3周年 :03/09/17 01:16
あんたのいっているのは国家独占資本主義段階論。 金本位制がなくなったのは、資本過剰の解決としてもたらされたのであり 資本に国家が介入するのは資本主義のひとつの修正である。 しかしそれがうまくいったのかというとそうではない。 1930年恐慌後の世界大戦と戦後の赤字財政はそれを曝露している。 つけくわえると宇野は独占資本論のアプローチにかけ、過剰資本が戦争 帰結することを金融資本のようには深くほりさげてはいない。 れれゆえに、国家独占資本主義政策は恐慌と戦争を解決したなどとでたらめ をいう政治党派もうまれるのである。
189 :
名無しさん@3周年 :03/09/17 01:45
戦後は米ソの分割支配体制から、帝国主義どうしの戦争にはいかなかったということだ。 あなたは戦争がどうしておころか理解できないようで。 戦争は資本の過剰が原因。 第二次大戦は、帝国主義どうしの総力戦で、生産設備は破壊させられていて アメリカ一国のみそれをまぬがれた。それゆえに、アメリカ以外の帝国主義 国は、資本設備を復興することからはじめなくてはならなかつた。それはアメリカ ドル散布が可能にしたのである。 戦後帝国主義がたがいに戦争できなかったのは、それをもたらす過剰資本 の形成には時間がかかってきたということ、また軍事力をアメリカ・ソ連にそがれていたこと たとえばドイツ帝国主義の分割支配・日本の武装解除と憲法による規制 などである。しかも連合国ではじまった米ソ分割支配が、ソ連の脅威に転化 して、帝国主義はそれにそなえる立場もしょうじたことによる。また民族解放闘争も影響したのである。 ソ連が崩壊するまえならばあなたのいうようなことはいえるが、 崩壊以降はどうであるだろうか? そもそも世界大戦はブロック経済に規定されるわけでもあるわけだし。 テロに対して、帝国主義は協力し対処していく、ソ連という敵がイスラム にかわったというのは、あまりにも皮相な見方であるまいか? あんたのいっているイスラムの立場も理解せいというのは、資本主義 を延命させる立場からでしかないだろう。 だから、アメリカの暴走はそれを破壊するという危機感であるわけだね。 ブッシュはこらえられずに戦争をする理性のない男だ、なんてしてしまい それに対価できる資本主義があるかのようにいいなすのは、間違いだろう。 戦争に反対した帝国主義国は独自の資本の利害に規定されているだけのはなしであり、 帝国主義の競争は、経済的なものから軍事的なものにたいして亀裂がはしっているのである。 あなたはイラクが新たな市場再分割になっているということを隠ぺいするつもりなのか?
190 :
名無しさん@3周年 :03/09/17 01:46
テロに対して、帝国主義は協力し対処していく、ソ連という敵がイスラム にかわったというのは、あまりにも皮相な見方であるまいか? あんたのいっているイスラムの立場も理解せいというのは、資本主義 を延命させる立場からでしかないだろう。 だから、アメリカの暴走はそれを破壊するという危機感であるわけだね。 ブッシュはこらえられずに戦争をする理性のない男だ、なんてしてしまい それに対価できる資本主義があるかのようにいいなすのは、間違いだろう。 戦争に反対した帝国主義国は独自の資本の利害に規定されているだけのはなしであり、 帝国主義の競争は、経済的なものから軍事的なものにたいして亀裂がはしっているのである。 あなたはイラクが新たな市場再分割になっているということを隠ぺいするつもりなのか? 新しい資本主義段階?どういうことか具体的にいってみよ。 イラクをめぐる古典的な帝国主義分割がおこなわれているときに、 なにをいいたいのであろうか? 帝国主義ではない、戦争はない、分割競争はない、 そうであればイラク戦争はないし、イラク戦争をめぐる帝国主義の亀裂 はない。 アメリカと別の帝国主義というニ大陣営に分裂してきているということであろう。 しかしながら帝国主義論を解体したいあまりに、戦後はあてはまらないだの、世界恐慌 から戦争にいたったけいいはすっとばして解決されただのいいなして 現代の帝国主義への回帰を、新しい資本主義と抽象的にしか規定できないから 新田だのなんだののカウツキー主義者に転落してしまうわけなのだ。 日本共産党という本家がそれに転落しているように、泡まつ党派は 日本共産党をもちあげるのは偶然ではないだろう。
でけっきょくいつ革命は起こるのよ?
192 :
名無しさん@3周年 :03/09/17 02:16
だれぞが戦争は資本家も労働者もこまるなどというものもいたが、 そうではない。圧倒的に労働者は不利である。 しかも、戦争とひとことでいうが、アメリカとそうではない国の立場はちがうわけであり、 資本家も労働者もこまるという相対的なものではない。 アメリカはアメリカの一部の階層がいきのこればいいとしているわけだから・・・。 あまりにもリアルではないゆえに、いつ革命がおきるのかという皮肉な言い方 しかできないのだ。 また皮肉にも、ロシアと北朝鮮には戦争をしろといっているのだとしながらも 不正義ではそれは正当化されるとまでいっているに等しい。 利害は石油獲得だけではなく、アジア市場争奪のあしがかりとして、北朝鮮は 問題とされていくのであろう。 ところで新たな資本主義とはなにか具体的にいってみたまえ 口汚い言葉や皮肉でしか抗弁できないのはどうしてか? はぐらかさず、新しい資本主義なるものをいってみたまえ。 新重商主義なんてでたらめをいわないでくれよ。
193 :
名無しさん@3周年 :03/09/17 02:43
革命なんて起こらないし起こっても資本主義にしかならない。 そんなことは自明なことだ。せいぜい一時的に戦争経済立て直しのため 国が主導することはあっても、社会主義(国有化、計画経済、従って 配給経済)なんてものは絶対定着しない。
194 :
名無しさん@3周年 :03/09/17 03:35
新しい資本主義とはなんですか? こたえにきゅうするあまりに、それが答え? 臨時電車は、真夏の白痴か。
195 :
名無しさん@3周年 :03/09/17 05:10
お前が白痴 およそ1970年前後を画期に新段階に入った。 資本主義のリーディング産業が最終消費=剰余価値の実現過程の最終段階 に於ける資本が、産業資本をリードする段階に入った。だから古い社会主義は 消滅した。あたりまえのこと。再び発生することはなくなった。 戦争とか侵略とかそういうのはいつの時代でもあることでそんなものは 資本主義だろうがなんだろうが関係ない。重要なことは、その社会の支配的 産業の変遷だ。大体帝国主義とそれ以前の資本主義の革期をどう説明する。 結局のところリーディング産業によって、資本主義=市場経済の性格・社会のありようは 決定される。例えばこれからの戦争は、攻撃する側が安全で、快適な戦争でないと 継続不能な、一歩進んだ戦争になる。人間一段階利口になったわけだ。 このようにして少しずつ人間というのは進歩してゆく。 お前はそのシンポに遅れた白痴。
196 :
名無しさん@3周年 :03/09/17 06:14
あなたの政治経済的主張がいよいよ明確になってきたようです。 まず、1970年代前後を画期的に新段階に入ったというのはなにを根拠 にしているのか具体的ではない。 しかも、産業資本をリードするというが、金融資本が支配的資本であるのが おまえのいうことだと産業資本になる。おまえはそれを、宇野段階論の一部曲解で 金融資本ではなくなったというだろうが、戦後経済は重化学工業の経済だ。つまり金融資本的蓄積様式である。 1960年代までの高度成長をささえたのは、ケインズ政策・国家独占資本主義 政策であったが、その政策は過剰資本の壁をこえられはしなかったということである。 戦争が第一次と第二次と世界的になったことと、一部の戦争を一緒にするのはあやまりだ。 ところで世界戦争と世界恐慌の関連に言及できないのは、そういう言葉でしか いえないわけだ。つまりおまえは資本主義賛美の立場でしかないということである。 重要なことは、戦争で死を強制させられる労働階級の立場にたてるかということであるが、どうもそれがお前にはないということがはっきりした。 重商主義段階・自由主義段階・帝国主義段階のいわゆる資本主義の移行は 労働階級にとっていかなる位置をしめてきたのかということが、何よりもマルクス 主義者の立つべき立場であろう。 ソ連崩壊は、そもそも世界戦争で危機的であったわけであり、軍拡競争の破綻の結果である。 情報技術は、軍事技術そのものであるし、これが支配的資本ではないことははっきりした。 資本過剰の解決は、ままならないでいるわけである。
197 :
名無しさん@3周年 :03/09/17 06:20
あんたがひとしきりにいう知識産業なるものの実態は、アメリカ社会においては 貧富の格差をしょうじさせたたけではなく中産階級を没落させたということが 何よりも重大である。それは新たな産業予備軍ではなしに、かすとして零落 させられていく運命となっている。資本の利益に翻弄されるということである。 それらの矛盾に対して、ありもしない幻想をふりまいて、新産業をふきまわるが あんたのいう新産業は、バブル破綻と長期不況しかもたらしてはいないし、 侵略戦争をもたらしているということである。しかも、あなたのいう 新産業は、今だ石油を使用しなくてはいけないようだ。 環境経済が発展すればそれもなくなるといいなしながら、今日の石油強奪戦争 を賛美するほどふざけたものはいないだろう。
198 :
名無しさん@3周年 :03/09/17 06:25
あんたのいう新産業はそういう強奪をひきづっているのである。 ききずてならないのは、攻撃する方が安全でないと継続できないとし、 侵略を正当化していることにあるだろう。むろん戦争は反対しているというだろうが、 あなた自身に戦争への怒りがまったくない文章では、どうみても戦争を支持しているしかみえない。 また人間が利口になったといって、資本の利害としての戦争を人間として相対化しているところが犯罪的 であるといわなくてはいけない。つまり帝国主義の人民は、帝国主義で生きていくためには 戦争に賛成しろという意見に等しいといわれても仕方ないのである。お前の文脈からだとそうなる。 人間とひとくくりにして資本の利害を隠ぺいしてたいくところが最も許しがたいといわなくてはならない。 前のようなやからが左翼をきどり、反戦運動に参加していることじたい さむけがする。泡まつ党派の末路を見せつけられている思いがしてならない。
>>181 ご苦労様です。色々伺いたいことがございますが、あなたの反対者の意見も
分かる点がございます。例えば、
>それはそうと世界戦争の問題にすこしも回答しないのはどうしてだ?
については、現在、帝国主義間の戦争が勃発していないという事実があり、
そして、矛盾が大きくなっているにせよ、アメリカの強大な軍事力を背景
にした発言力に、蚊の鳴き入るような声でしか、他の帝国主義や社会帝国
主義(これは、中国がソ連を批判する文脈で出てきた言葉であると記憶し
ております)が対抗できていないため、と思います。
ですが、そのアメリカも、国連に要請する程度には弱いようですね。
それでは。
時間が出来たので、少し過去ログを読みました。結構、
>>181 さんは
>>199 で書いたことに
答えていますね。大体納得です。
>>195 さん ご苦労様です。
>大体帝国主義とそれ以前の資本主義の革期をどう説明する。
これは、まさに「帝国主義論」第一章、第二章にあるとおり、と、この方は答えるんじゃ
ないでしょうか。そして、それで矛盾はない、と思います。
それはともかく。
>資本主義のリーディング産業が最終消費=剰余価値の実現過程の最終段階に於ける資本が、
産業資本をリードする段階に入った。
二つほど突っ込みたいです。まず、資本主義のリーディング産業って、シュームペーター的な
意味合いで取れば、20世紀では石油・自動車産業が想起されます。但し、あなたがもし、
マルクスを想起されている(剰余価値という言葉を使っておられるから)ならば、金融資本と いうふうにも取れますね。前者の取り方はともかく、後者ならば、19世紀の終わりかた成立 しているんじゃないでしょうか。まさに、「帝国主義論」で展開されていた話です。その場合は、 >だから古い社会主義は消滅した。あたりまえのこと。再び発生することはなくなった。 ってのは、話になりません。因果が成立しませんから。 但し、前半のような意味で取るならば、製造業の多くが成熟し、過剰なまでの供給能力を保持 している状況で、各種サービス業が成長している今、それらを組み込めなかった(というのは、 商業は価値を生まないというドグマに支配されたソ連やかつての中国)社会主義は消滅して 当たり前、ってのは理解できないでもないです。
でも、これも、資本主義で行なわれている(昔の流行の言葉で言えば「高度資本主義」)事象 が、大衆的レベルでソ連なんかに暴露されて、ソ連が崩壊したわけですから(だから、ソ連な どは情報流入を出来るだけ制限した;勿論反動的な措置です)、因果関係としては少し弱い気 がします。もっと直接的な理由でソ連は崩壊したと僕は思っています。(機会があれば、いず れ。) ちなみに、レーニンは最晩年、商業を非常に重視しておりました。その点、マルクスをある意味 レーニンは否定していると思います。
>>184 ご苦労様です。
>>195 さんと、
>>184 さんが同一人物であるとすれば、僕の質問に既に答え
ておられることになりますね。
もしそうであるにしても、やはり質問がございます。
>この国家による市場への全面介入すなわちフィスカルポリシーによって、恐慌も帝国主
>義戦争も終焉した。これを宇野は、国家による金融資本の控制とか掣肘とか表現した。
しかし、国家によるこの試みは果たして成功した、と言えるのでしょうか。国家の介入に
もかかわらず、多くの国で不況は発生しております。例えば、日本国はケインズ主義に基
づいた政策を行なっていますね。すなわち景気循環を見越した政策でありますが、しかし、
現実には不況は10年以上継続し、その政策は破綻しているわけです。
で、その不況という奴は、利潤追求を第一義とする企業などの”交換の実現”が阻害され ているってことですが、国家はそんなものに強く口出しできるほど、権限を与えられてい るわけではなく、せいぜい政策によって間接的に制御するのみです。それが、実際は成功 していない。これで、「恐慌は終焉した」と言えるのでしょうか。 黄金の30年を過大評価し過ぎじゃないでしょうか。ひいては、政府の役割を。
205 :
椛蛹誌蒼X営業部 :03/09/17 17:15
206 :
名無しさん@3周年 :03/09/17 17:21
どうも、援護射撃ありがとうございます。 まず、ニューディール政策は、不況を解決はできなかった。 それゆえに、アメリカも世界大戦に参加していくわけです。 契機は、真珠湾攻撃をうけてではありますが。それも中国市場をめぐる日米対立 に根はあります。日本のブロック経済化による、中国制圧に対する、アメリカ をはじめとした経済制裁が、真珠湾攻撃にむかうわけです。ブロック経済は、昭和恐慌 の資本過剰によるはけ口としておこなわれたものであり、世界恐慌による過剰労働力 を中国市場で解決しようとしたまさに金融資本的蓄積様式の過剰資本によるものであったわけです。 それが中国市場再分割戦争となっていくのです。レーニン帝国主義論の傾向をしめしたわけです。 結果的に、アメリカも日本も1930年代は、国家独占資本主義政策は、ニューディール 政策ではなとに、帝国主義戦争で解決されたというべきでしょう。
207 :
名無しさん@3周年 :03/09/17 17:26
世界恐慌が結局世界戦争の開始まで回復しなかったことは、自民党衆議院議員でさえ、理解していて、予算委員会 で発言されていましたので、ブルジョアも反論するのは少数であると思います。 あとダイエーの中内初代会長は、レーニン帝国主義論をよんでいるらしく レーニン帝国主義論のいっている過剰資本が戦争をもたらしたことをのべています。 ただしダイエー自身、朝鮮戦争特需で生成された企業ですが。ダイエーは朝鮮戦争 に備えて、包帯などを買い占めて、負傷する米軍へ供給をしたことが、企業経営 の土台になったことは有名です。なんとも皮肉なわけではありますね。
208 :
名無しさん@3周年 :03/09/17 17:35
131さん、私のいう世界戦争は第二次大戦のことです。言葉たらずでもうしわけない。 世界恐慌から世界戦争にいたったのは、国家独占資本主義論を粉砕する意味で のべたわけです。つまり恐慌を解決したのがニューディールなどというのは、 大内力の国家独占資本主義段階論を粉砕するために、現実はどうであったかを 主張しているということです。1930年代から、金融資本の時代ではないだの、 帝国主義段階ではないだのいう裏側には、帝国主義の次ぎは国家独占資本主義 段階だとした大内力と同等の主張を粉砕したいから、聞いてみたのです。 しかかし、現実にレーニン帝国主義論でいうように、不均等発展の除去 は戦争で解決されなくてはならなったということです。 恐慌を解決したはずの、国家独占資本主義政策は戦争を生じさせたということです。 その傾向があらわれなくなった理由は、帝国主義アメリカ以外の国は生産設備 が爆撃によって破壊され、資本過剰状態になるのは1960年以降であったということ、 ソ連という共通の敵と、植民地解放闘争があり、市場争奪になりにくかったということです。 また、ケインズ政策により、国内の過剰資本をなるべく国内で処理するように 規制されてきたということです。
209 :
名無しさん@3周年 :03/09/17 17:42
戦後はアメリカのドル散布によって戦後世界は高度成長をむかえるわけですが、 資本過剰は、60年代よりおこりはじめて、70年代にはケインズ政策でも 解決不能となったということです。 アメリカ経済・アメリカドルは相対的に弱体化傾向にあるわけですが、 軍事力は絶対的・圧倒的に強力であり、今だこれに対抗できる国はないというのが事実 でしょう。 ただし、わたしはユーロができはじめたころより、アメリカドルは弱体化 はすすみ、アメリカの圧倒的戦後支配はゆらいできていると思うし、その 対抗として軍事展開をしているのだと思っています。そこでアメリカの軍事展開 に反対をいう陣営がつくられていると私はみています。その裏付けはユーロ の主流国であるフランス・ドイツそしてロシアです。 軍事力もいまはアメリカが絶対的ではあるが、経済的に弱体化していっているので、 維持できるのかはわからないのではないでしょうか?
210 :
名無しさん@3周年 :03/09/17 17:50
中心と周辺の交代が資本主義の歴史であるといえるでしょうが、 自由主義段階はイギリス、帝国主義段階はドイツ・アメリカ・日本 現代帝国主義はアメリカと崩壊したソ連が世界の中心であったといえるでしょう。 注目したいのは、帝国主義段階も現代帝国主義段階も、一国が世界支配 をできたのではないということです。ソ連はつぶれたとはいえ、戦後体制 の一極を形成していたわけですので。なおソ連の崩壊は軍拡競争の敗北にあります。 アメリカIT革命を根底としたアメリカ株式投機で日本経済は破綻してしまいましたが、 IT自身アメリカ軍事技術の民間転用にすぎず、結果的にアメリカとの軍事技術 の格差で日本は第二の敗戦といわれる程経済はがたがたになっているわけです。 それゆえに日本は今、それに対抗できるための構造改革がさけばれているということでしょう。 それをしないとソ連ではないが、潰されてしまうと思われているのでしょう。 そこで情報技術に特化した教育、エリートを生み出す教育制度へむかうということです。
>>191 革命を権力奪取の問題として捉えますと、
>>208 さんが依拠していると
思われるトロツキーが面白いことを言っていますね。「革命は、そのチャ
ンスを逃すと熟し過ぎて腐ってしまう。」
革命とは、権力奪取を巡る力関係(マルクス主義的には階級の力関係で
しょうか?)のことなので、「いつ」とかは言えないと思います。
※かのレーニンも「我々老人は革命を見ず、死ぬだろう」と、1917年
の早春に言っていますし。
212 :
名無しさん@3周年 :03/09/17 17:58
中心と周辺の交代理論によって、かつてはアメリカのつぎ は日本・ニーズ ダと久しくいわれた時期がありましたね。 自動車産業を中心としたアメリカ市場へのなぐりこみによって、日本経済 はバブル経済を迎えている時期は、アメリカ経済は悲惨であり、いくつもの 企業が日本の金融資本に買収されていました。 ジャパンアズナンバーワン。 しかしアメリカの次は日本が中心になる、アジアが中心になるということにはむかわずに アメリカの巻き返しつまりグローバル化が世界をおおうというのがこの 10年だったのです。しかし其の実態は債務国・財政赤字のアメリカという 矛盾もはらんでいるわけですが。アメリカは、軍事技術で巻き返し株式投機経済 を実現して日本をたたきつぶしたといえるでしょうね。軍拡競争でソ連 をたたきつぶし、経済競争で日本をつぶしたということです。 されど、そもそもそれはアメリカの軍拡がもたらしたものであり、軍拡予算 は財政赤字を生み出し、結果的に軍拡でなりたつほかないアメリカ経済 は、戦争でしか景気を維持できないということが現実となっている。 それがイラク戦争という形態をうんでいると私はみているのです。
213 :
名無しさん@3周年 :03/09/17 18:06
31さん、私のいう世界戦争は第二次大戦のことです。言葉たらずでもうしわけない。 世界恐慌から世界戦争にいたったのは、国家独占資本主義論を粉砕する意味で のべたわけです。つまり恐慌を解決したのがニューディールなどというのは、 大内力の国家独占資本主義段階論でありそれをを粉砕するために、現実はどうであったかを 主張しているということです。1930年代から、金融資本の時代ではないだの、 帝国主義段階ではないだのいう裏側には、帝国主義の次ぎは国家独占資本主義 段階だとした大内力と同等の主張を粉砕したいから、聞いてみたのです。 そして私がえんえんのべている宇野学派の解体傾向は、宇野右派の創設者である この大内力の国家独占資本主義段階論にあるということです。 現実にレーニン帝国主義論でいうように、不均等発展の除去 は戦争で解決されなくてはならなったということです。 恐慌を解決したはずの、国家独占資本主義政策は戦争を生じさせたということです。 その傾向があらわれなくなった理由は、帝国主義アメリカ以外の国は生産設備 が爆撃によって破壊され、資本過剰状態になるのは1960年以降であったということ、 ソ連という共通の敵と、植民地解放闘争があり、市場争奪になりにくかったということです。 また、ケインズ政策により、国内の過剰資本をなるべく国内で処理するように 規制されてきたということです。
214 :
132だった!一つずれてた :03/09/17 18:14
>>208 WW2のことでしたか。了解です。
ただ、そうであっても、今後の帝国主義国家間の戦争は非常に起こりにくいと僕は考えて
おります。と申しますのは、現実の経済的な摩擦は戦争に突入してもおかしくないものが
あります(例えば、アメリカの対日・対中赤字、農林水産物を巡るトラブルを想起せよ)
が、実際にはそうなっていませんよね。これは、一つには、アメリカのドルが基軸通貨と
なり、それを対立から戦争に突入してもおかしくない国が買い支えていること、それはこ
れらの国がアメリカを巨大な市場と化していること、アメリカは軍事的に圧倒的に有利に
あること、がまず挙げられます。
だが、もう一つ、理由があると思います。それは、先の大戦と比較しても、労働者階級の
組織力、反戦における行動力の大きさが、そのような戦争を「選択肢に入れさせない」の
ではないでしょうか。確かに、労働運動や反戦運動そのものは戦争の原因を除去すること
にはなりません。しかし、戦争という症状を激烈なものにしない、くらいは言えると思い
ます。そのような文脈で、
>>185 さんの書き込みを捉えるならば(なぜならばアメリカの
人民は残念ながら自国の兵隊が傷つくと反戦に流れる)、
>>208 さんの見方とは180°
違ったものになると思います。すなわち、反戦の立場からの書き込みであると。
215 :
名無しさん@3周年 :03/09/17 18:23
リーディング産業が支配的になるというまえに、日本がアメリカにとってかわる とされていた時期にかんしては、どうおもわれるのでしょうか? それは、自動車と金融という現代帝国主義の中心産業が、それを牽引したというのに。 70年より、新しい産業があったというのはまやかしです。 はっきりいってそれは、現在をあとづけでいっている詭弁でしょう。 89年から91年の日本バブルは、自動車と金融資本が牽引したのでから。 アメリカの巻き返しは、94年ころよりです。 もっというのであれば、クリントン政権の経済戦略によってです。 アメリカの中心産業は、日本のキャッチアップにより競争力はなかった。 そこであなたのいうサービス産業がアメリカ産業の空洞化をささえたといえるのです。 しかもそれは、レーガノミクス、否74年世界不況より開始されるケインズ 政策から新自由主義経済政策に規定されるわけです。 規制緩和というやつですが、それによって民営化された部門が、新しい 産業を占めているともいえます。 規制緩和の失敗例としてアメリカ航空産業 をあげときます。「規制緩和によって、航空産業は競争が激化し、赤字路線 つまり地方はきりすてられます。しかも安値で競争されたのはつかのまで やはり独占化・寡占化がおこり、規制緩和よりも数倍の運賃になったということが あげられ、結果的に消費者はそれにあまんじなくてはならなくなってしまった。 また労働者は過酷な労働時間をしいられ 、ストライキにむかうと、レーガンは 支持母体のひとつであった労組をづしてしまうというわけでした。」 内橋克人さんの「規制緩和という名の悪夢」文芸春秋社より
216 :
名無しさん@3周年 :03/09/17 18:32
211さんのおっしゃるとりです。 わたしの依拠するレーニンでさえ、いつ革命がおこるかは わからなかったというのも事実です。 革命に関していうと、ボルシェビキのなかには挫折して自殺者までだしたことも あったわけですし、他方ボルシェビキの国会議員にでさうえ、権力のスパイ はいたほどですからね。 私は、トロツキーを評価するオールドボルシェビキです。 あるいはレーニンオーソドキシーを堅持しているともうしましょうか。 大月書店の著作もよみますよ。正統派の渡辺治一橋教授なんかは、大変すきですし 共闘できると私はおもっています。
217 :
名無しさん@3周年 :03/09/17 18:54
214さん、そうです。現実に帝国主義どうしの生産拠点の爆撃はできにくいでしょうね。 というのは、ドルの基軸通貨でありつづけるわけで、あなたのいうように、 日本がアメリカドルをささえているのですからね。 あなたは、私のいいたいことをつかんでいる。 私が警戒する第三次大戦は日米対立にねざしたものであると思うからです。 第二次大戦はイギリスとドイツの対立でしたが、戦後は日米が経済対立を してきたわけですからね。資本主義体制にける戦争は経済が根底的ですから、 そうなるのです。しかしそうはならないのはどうしてか?それはドルを日本 がささえているからでしょう。しかも、日本はアメリカ市場に輸出することで なりたつわけです。それはドイツを中心としてユーロでもいえますが。 しかし、世界の流れをみれば明らかなように、ユーロブロックは形成され、 ヨーロッパは軍事力においても自立化している。 イラク戦争の分裂もそれも影響しているわけですし。 二大陣営に分岐してきたともいえるのではないでしょうか?
218 :
名無しさん@3周年 :03/09/17 18:55
日本でもアジア経済圏がいわれてきていて、アジアブロック経済になるとすれば ドル基軸は終焉するでしょう。アジアをドル決済から日本円決済にするということは、ドル をささえなくなるということに等しく、そのときアメリカの赤字財政と債務国 とう実態は曝露されてしまう。アメリカはすでに北米自由経済圏でブロックしてはいるものの のりきれるのでしょうか? またわたしが警戒するのは中国市場をめぐる日米競争です。他方中国脅威論 は実際あり得ないと思います。それは中国にある資本は日米などの外資であり 中国資本ではない。電化製品は一部中国資本ではあるものの、市場は日米が掌握 しています。しかも、中国はバブル化傾向にありいつ破綻してもおかしくはないといわれています。 オリンピックまえに資本過剰が危機的になることもありえます。そうなるとより一層 外資は中国市場競争にむかっていくでしょうね。ですので日米対立は第二次大戦 と同様に、中国をめぐって競争していくのではないでしょうか? もしもアジア経済圏ができドル離れをおこしつつ、経済圏ということは軍事力 の裏付けが必要になるので、必然的に軍事力は自立化していく傾向になる。 とするとアメリカはどうでるのでしょうか?
219 :
名無しさん@3周年 :03/09/17 19:06
214さんの後半について そう反戦運動によって戦争はくいめることはできるわけです。 私はそちらに期待しているわけです。 ただし、安全な戦争を支持するというのはどうかんがても、 後ろ向きの戦争反対とはいえませんか?現実にそういう人も戦争反対側に獲得 しなくてはいけないのでしょうが。 自国の兵隊がきずつくと反戦になるのは、自分達が攻撃された歴史があまりないからです。 またかなり愛国主義がプロパガンダされているからです。 しかしそれでも反戦になるのであれば、共闘していいとおもいます。 しかしアメリカでも自国帝国主義を問題にする学生はいるし、 西海岸労働者などはそれを階級的に理解し、反戦と反失業をかかげているわけです。 しかしながら、そういうながれをみないで、戦争論をかたるひとの反戦は、 たとえ宇野原論を理解しておしゃべりしていたとしても、そして左翼気取り でおしゃべりされても、私は納得はいかないといいたいわけです。 だか゛戦争反対であるといわれたら共闘はしますね。 しかし、戦争反対の理由の根拠は、いかがなものでしょうか? 資本と労働の関係はないというかたであるかぎり、労働階級の立場にたたれる ことはなかろうし、解雇によってもたらされるリーディング産業が支配的になるという 幻想をふかれたり、恐慌はニューディールが解決したなどと偽って第二次大戦 をふれないかたの反戦運動は信用がおけないと私は思います。
>>217 >しかし、世界の流れをみれば明らかなように、ユーロブロックは形成され、ヨーロッパは
>軍事力においても自立化している。イラク戦争の分裂もそれも影響しているわけですし。
>二大陣営に分岐してきたともいえるのではないでしょうか?
>>218 >日本でもアジア経済圏がいわれてきていて、アジアブロック経済になるとすればドル基軸
>は終焉するでしょう。
A.この二つについて、これからの将来を考えた場合、若干異論があります。まず、二大
陣営ということを前提とした場合、現在、日本はアメリカ側についているわけですよね。
これは、日米安保とセットで考えるべきと思います。というのは、日本は憲法9条の制約
から、独自軍隊を持つことが出来ない建前で、現状では専守防衛であり、特に石油を巡る
経済的生命線はアメリカに握られていると考えて良いと思います。
B.それを踏まえた上で、日本がアジアブロック経済を作るとなると、日本はアメリカか ら軍事的にも独立する必要があると思います。 で、Aは当面、Bは将来ということになると思うのです。確かに、日本のエスタブリッシ ュメントは、その線で短期・中期的スパンで物事を見ている可能性はあると思います。 だけど、そのためには二つばかり条件が必要となります。まず、日本にとって、アメリカ が第一の市場でなくなること、すなわち、中国でもインドでも西欧でもいいから、それに とって代わる市場を獲得すること。西欧ならば、二大陣営の構図は変わらない。日本がア メリカから、西欧につくだけで。次に、一応日本国の敵国?である中国/ロシアとの軍事 的対峙をいかに担保するか。金の掛け方はともかく、中国/ロシアは軍事的に強大です。
エンゲルスは軍事力は経済力が前提であると述べておりますが(「自然の弁証法」の暴力 論など)、しかし、経済力だけが因子ではなく、国土の大きさ(ロシアはまさにそれを活 かして何度も勝利している)、人口にも依存します。ちょっと脱線ですね。 その辺を考えると、アジアブロック経済を作るには、中露との関係がかなり改善されなけ ればならず、そしてまた先の市場獲得の問題もあり、中露の経済発展が必要となります。 誠実なマルクスの弟子(遡ればアダム・スミスの弟子)たらんとすれば、経済とはやらず ぶったくりの収奪では巨大化しないことは、説明するまでもないと思います。そういうわ けで、日帝による独自経済圏作成の道は、かなり険しいと思います。 ちょっとまとまらないですが、僕は、日本はアメリカ追従を続けるんじゃないか、そして エスタブリッシュメントにとってそれが一番リアルな選択肢なんじゃないか、と思います。 ※勿論あなたの意見を根底から否定する根拠にはならない、と思っています。
223 :
名無しさん@3周年 :03/09/17 19:58
あなたは大変まとをつく質問をされている。 以下答えていきましょう。 A、湾岸戦争ほおもいだしてください。あのとき、日本はアメリカから国際貢献 しろといわれ、軍隊派兵すら要求されるのですが、憲法の制約などでそれはできなかった。 そこで小沢路線の国連軍構想がでてくるのです。しかしかこの本質は、アメリカ に答えるということではなしに、それを逆手にとって日本軍事力の自立化と国連常任理事国 いりをはかりたいということでしょう。しかしアメリカはそれを警戒して細川政権 をぶっつぶしたわけです。またそれは通商問題でも意見はわれたわけです。 このころから石原は台頭してくるのです。そのご村山社会党総理をえらんだ日本のブルジョア のねらいは村山に戦争責任を謝罪させつつアジア経済圏を実現していこうという 戦略とアメリカの対抗ということであったのでしょう。どうしに、社会党という根底を 政権与党に組み込むことで内部崩壊をもたらしたわけですね。 こうした政界再編は、アメリカがつぶすわけで、結果的にグローバル化によって日本経済 はがたがたになっていくのです。そこで日本のブルジョアは対米自立をあきらめます。 その背景にはアメリカの軍事展開ということが規定しています。 それは北朝鮮とイラクの枢軸論による、展開です。イラクでは戦闘が開始され イラク石油市場はアメリカが獲得しています。中東における戦争は、石油を輸入 する国にとつて死活となるのですが、アメリカは石油市場を獲得していっているわけで 日本はアメリカにつくとしているのでしょう。 ただ、憲法9条に関しては、アメリカからすれば単独で戦争はできないので日本 に強力はさせるが、独自の派兵は許容はしないでしょう。 しかし日本の一部勢力からはこれにじょうじて軍事力をもちたいということもあめのです。 憲法9条解体はそれを加速化せるでしょうし、日米軍事同盟はどうなるのでしょうか?
224 :
名無しさん@3周年 :03/09/17 20:10
B、奥田トヨタ自動車会長は、将来アジア経済圏 をつくらないとやっていけないと発言しています。 これが日本のブルジョアジーの要求です。 アメリカは自由貿易をいいながら、鉄鋼はダンピングしているし 通商政策はいつ転換されるかはわかりません。 自由貿易は貫徹されたことがないのが現実で、自由貿易は立場がよければ 貫徹されるが都合が悪いと保護貿易になるというのが資本主義の歴史です。 アメリカは、自由貿易といいながら独自のブロック経済をつくつています。 日本のみそれがないのです。だから日本のブルジョアは危機感をもっているのです。 ドル基軸のゆらぎに翻弄されつづけるのは危機ですからね。 西欧につくことはなかろうが、対米対抗上ありえるかもしれない。 中国は、崩壊してもおかしくはないとおもいます。経済破綻すれば、崩壊するでしょう。 中国の軍事力でいうと、ユーゴ空爆では大使館が米軍に爆撃されても 戦争をこらえたように、アメリカとの戦争ではまけるでしょう。 日本の中国の場合は、安保と沖縄米軍基地の存在に規定されるでしょう。 中国へはアメリカも重圧をかけているのでどうでしょう?脅威でしょうか? ロシアは資本主義化しているものの資本主義生産は最悪ですね。 アメリカはロシア石油市場獲得にてをつけていますし。 それゆえに、わたしは こう考えます。日本のアジアブロック化は難しいが もしも実現できたとすれば、最も困るのは誰であろうアメリカです。 したがってそれをつねにたたきつぶす外交をアメリカ はするでしょう。
225 :
名無しさん@3周年 :03/09/17 20:29
日本はすでに中国市場に進出している。 それもぼったくりの収奪そのものです。 中国はそれでも外貨獲得のためにだまっているのです。 ここで収奪に関して事例をだしておきます。 日本の某有名電気資本が、中国で工場を建設し生産しているわけですが、 中国は外資に対する労働法は経済協定で作用しないので、労働力が過酷 に売り買いされています。長時間・低賃金就労が、実は中国が発展している といわれる実態です。もちろん労働階級はその、改善を要求します。 しかし改善要求をするものにでさえ、中国治安警察は介入し、労働争議 指導者は死刑、参加しものは牢獄いきとなっていることもしばしばなようです。 他方で、一部中国人には特権階層もでているわけです。労働者は中国内部 での農民だといわれています。中国は沿海部のみ突出して設備投資されて あとはすかすかになっているというのが実態です。 つまり収奪されているのが中国の現実なのだということです。 すでに日本企業の中国進出は増加し、集中していて、ドルたてから円たてにしよう ということが、奥田会長の言葉のひとつの要因にもなっているのでしょう。 日本の場合当面はアメリカでくが、すこしづつアジアにシフトしていっています。 ロシアの場合、帝国主義の最弱の環であるから帝国主義戦争に敗北し それは日本であり、ドイツとの対戦はロシア革命でなくなったのです。 ナチスドイツ・日本との第二次大戦ではスターリンは参戦してしまい、 連合国の勝利となるわけですね。 ロシアは戦後はアメリカと軍拡競争のすえに敗北したということです。 軍事力は突出しても、それは経済が困窮しているわけであるし、市場も おさえられつつあるし、民族紛争もかかえ、なおかつ軍事技術はアメリカ にまけてしまっているので、どうでしょうあか。アメリカは自国のために日本 に軍事協力をしているだけなので、新しい技術を日本に輸出することはない とはいえ、米軍基地がまもってくれるという幻想はあるとはいえ、どうでしょうか。 さいごに自然の弁証法についてですが、これはあまりよくない書物だと 思います。根拠は、自然科学と社会科学を同等にみなした粗雑なものだからです。
>>223-224 なるほど。これはこれで一つの立派な見解であると思いますが、同じく僕の意見を
完全に否定するまでには至っておりませんね。これは、今後の「ありえる話」の一
つとして、肝に銘じておきます。
>>225 中国については、おっしゃる通り、現段階では労働力の搾取を目的とした資本の
集中が起こっております。しかし、僕が問題としたのは、日本がアメリカ市場を
離れるには、中国市場のテイク・オフ、すなわち、中国が市場として成熟しなけ
ればならない、ということです。そして、ロシアについても同様です。これは、
現在の課題ではなく、将来の課題、それも、人類史に残るような課題であると
考えております。
宇野経済放送大学で学習してもらいたいくらいだ。
228 :
名無しさん@3周年 :03/09/17 23:07
え? 放送大学でやってるの? 担当講師名希望。
229 :
名無しさん@3周年 :03/09/17 23:13
132さん。どうも。 まず日本の軍事的自立化は絶えずアプローチされてきていて、 アメリカの戦争にアメリカより協力要請があることを逆手にとって憲法改正をはかることで 独自の軍事力・核武装化をめざしているといえるでしょう。 また国連常任理事国入りは、事実上核武装化宣言にひとしく、 むしろそれとタイアップされつつアジア経済圏は形成されるでしょうね。 経済圏は巨大な軍事力の裏づけが必要ですからね。 こうしたことは予測の領域ではあるのですが、自民党タカ派や民主党右派・小沢・石原 などはかんがえていることでしょう。また経済界もタイアップしてますね。 当面、イラク戦争を支持する理由は、アメリカに付き従うということだけではなく、 その石油市場獲得に参入しなくてはならないということ、また戦争特需にあやかりたいことに規定 されるでしょう。
230 :
名無しさん@3周年 :03/09/17 23:14
話題をもどしますが、日本の軍事力の自立化は、アメリカとの関係を変化させる ものとなるでしょう。米軍基地はそのときどうなるのでしょうか。ともに、世界支配 をしていくほどなまやさしいものとはいえないのでは? また、アジア経済ブロックは、アメリカが許すはずもなく、その完遂は、アメリカドル基軸という戦後体制 が瓦解するということになるでしょう。 私がいう戦後体制は、ソ連という一つの極の崩壊と、アメリカ一極体制の崩壊ということです。 つまり、戦後のパクスアメリカーナの瓦解の序幕が現代であるのだと私はかんがえています。 戦後体制をささえた高度成長は終焉したけれども、では新たな産業が支配的になったわけではなかった。 そして、帝国主義と妥協して成立していたソ連は瓦解していった。 しかしパワーポリティクスからいって、帝国主義は一国で世界をささえたことは一度たりともない。 それはアメリカの絶対的・圧倒的軍事力をもってしてもである。 しかも経済力ではアメリカは実はかなり脆弱になっている。 それゆえに、ありったけの軍事技術をつかって世界支配を維持しようとしている。 しかし、帝国主義の不均等発展からいって、単独で支配できるわけではない。 歴史的にいって世界支配は、帝国主義国家による分割支配にほかならないのである。 それが今日の欧州経済圏にみられるユーロであり、アメリカ北米経済圏にほかならない。 ゆえに日本は極東の番犬帝国主義として、ブロック経済にむかわざるをえなくなるということです。 それが困難にみえるのは、アメリカに規制されていたるということにつきます。
231 :
名無しさん@3周年 :03/09/17 23:24
後半の中国経済論についてです。 前半は日本資本による収奪と日本資本の利潤の根底についての暴露は ご理解いただいているようです。 実際、中国で生産された日本商品がアメリカへ輸出され、日本経済はうるおうわけですから。 とりわけ、IT革命がうまくいっていたころ、日本経済も若干景気を回復させたのです。が、 それは中国で生産された日本電気製品つまりIT関連商品が、アメリカで流通していたメキシコ産 商品と競争して、獲得された収益であったわけですが、肝心のアメリカのITそのものが過剰設備 にいたり、バブル破綻の傾向をしめしていくのに規定されて日本の電気資本は企業収益を悪化させていくのです。 つまりあなたのいうように、日本経済はアメリカの景気動向に規定されているということです。 よって日本経済のアメリカ離れは、アメリカ以外の買手をみつけなくてはならないといえます。 しかし、それはアメリカバブル経済の結果によって、日本は買手をアメリカ以外にもとめなくては いけなくなるのが予想されるだろうと思います。 したがって、中国投資は、中国人民を買手にするもつというと中国の富裕層をターゲットにした 市場形成が必然的になるのだと思う。 こういう意味でもアジアブロックはいそがれるということではないでしょうか?
232 :
名無しさん@3周年 :03/09/17 23:32
大内秀明は、知識集約型産業になるとして、アメリカ型のIT革命を 無批判にうけいれてしまい、それが破産してくると、つぎは規制緩和 で形成されたにすぎない、新産業が支配的になるなどといっています。 こうした宇野派はそうじて大内力の影響をうけた宇野右派の学者らです。 私は、とある宇野右派の学者の日本経済論講義をうけましたが、 まったくだめです。というのは、東アジア工業化経済をかつては賛美し 日本がアメリカを追い越すという予測に基づいた見解をかつてはだし 現代では知識集約型産業の時代に変化したなどといいなして、 日本経済のアメリカ化を結論としておしだしているからです。 まず、それは跡付けて気なものであり、東アジアの奇跡を根底にした日本 が世界の中心になるという論理は破綻していますし、アメリカのグローバリゼーション は曲がり角にきているのですから。 放送大学の講師も、おそらくこうした同類項のかたであるといえますね。 宇野派をつぶしたのはほかでもない、大内力であったと規定するのはあながちまちがいではないと思います。
233 :
名無しさん@3周年 :03/09/17 23:37
231訂正 中国人民を買手とする、もっというと・・・ 232訂正 あとづけ的なものであり・・・
234 :
名無しさん@3周年 :03/09/17 23:47
235 :
名無しさん@3周年 :03/09/17 23:51
宇野右派からは、大内力を筆頭に、柴垣和夫や馬場宏二、大内秀明、などがでています。 若手研究者はたいてい彼らの影響をうけていますね。 柴垣和夫は、ウルトラ右派で、大蔵省関係の新聞に連載していただけではなく 大蔵省出版局から本をだしています。 彼らは、政府統計のあとづけ的なものをしているのみといえますね。 さて青木氏の師匠である、宇野左派の降旗さんは、社会主義というよりも環境経済 に移行されたといえますね。 また、鎌倉先生は、宇野左派を堅持されつつも、北朝鮮式主体思想をなぜか美化され ているのは賛成できません。 ただし宇野経済学の世界経済論・現状分析は、いろいろなひとにひきつがれて 正統派のそれをしのぐものとなっていると私は思います。 正統派の基礎である、共産党は綱領を改定し、帝国主義と独占という言葉を放棄してしまっています。 また不破氏は、レーニン帝国主義論と国革をエンゲレスの勝手な引用と張替えで 破棄しようとしています。 おそらくそれは日本資本主義擁護の立場、つまりアメリカに従属された日本 という路線だけはまもっているということに規定されているわけで、アメリカ によって日本経済はつぶされているという、大変民族主義的な結論に終始してしまっています。 日本共産党のいうのは、民主民族解放革命であり二段階革命ですが、それを現在は 日本資本主義の建て直しにむけてしまっているといえるでしょう。 正統派も、東アジア経済圏を主張するようになっていますね。では、軍事力にも共産党や正統派 は賛成するということになるのでしょうか?
236 :
名無しさん@3周年 :03/09/17 23:55
宇野派から転向してマクロ経済やマネタリズムを講義でおしえる金融論の学者もいますね。
237 :
名無しさん@3周年 :03/09/18 23:54
ほとんどの宇野派は、いまだに科学としての経済学を標榜してる。 ↑のバカの議論はその典型。 こいつら、一回も科学哲学なんて読んだことないんだろうな。 季節外れの近代合理主義のおばけ。だめだ、こりゃ。
禿同。 科学的経済学、科学的マルクス主義こそがスターリン主義の元凶なのに、 自分が反スタだと思っています。スタの自覚がないスタは救いようがありません。
239 :
名無しさん@3周年 :03/09/19 03:38
リアリティーのない哲学をおしゃべりしたところで・・・・。 ドイツ・イデオロギーでもよんだほうがよいのでは・・・。 宇野を解釈によっては、反共的にすることだってできる。 マルクスを解釈によっては経営者の立場にすることも可能。 スタ理論かなにもわかっていのはお前らのほう。 スタは、一国主義的なものにすべてを集約させたということだよ。 あんたのいっているのは、エンゲレスを悪用したスタの解釈論。 哲学談義ににげこんだところでげんじつこの政治経済に規定されることはおわではないらしい。 イラク戦争について特化して宇野的哲学でいったらどういえるんだ?いってみろよ。
>>237-238 さんへ
うーん、どうでしょうか。
エンゲルスは(あくまでもマルクスと比較して)客観的実在がそれ自身の法則で動き、人
の意思がどうであろうと勝手に動く、そういう世界観が強いと僕は考えております。その
反照として、次のような世界観になると思っています。
自然が主であり、人間が従である世界において、人間が主体を確保するには自然と闘争し、
変革しなければならない、と。
この考えが、(社会主義国家で端的に現われた例を示しますと)例えばカスピ海の干上がり
現象をはじめとする、自然破壊につながりました。それは、人類の存立基盤を揺るがすもの
になりかねません。
そこには人間と自然が非常に切断された世界観があります。
世間でマルクス主義とされるものは、正確にはエンゲルス主義−−エンゲルスによって整 理されたマルクス!−−とでも言うべきものであると僕も思います。そこには、人間の意 思というものが後景に押しやられている。そういうものがよく現われているのが「自然の 弁証法」であると思います。尤も、この書物はそういうことを意識して書かれたものでは なく、弁証法的過程が人間の意識の中だけではなく、自然法則の中にも見られることを明 らかにしようとして書いた書物だと思いますけど。そして、概ね、その試みは成功してい ると思います。(数学の虚数に関する文章は痛々しいですけど(笑)) それはともかく。「科学としての経済学」あるいは「科学的経済学」、それがスターリン 主義の基礎であるというのは、一つの文脈で同意します。
すなわち、スターリン主義は、人間不在の、客観的法則(科学性)を天に祭り上げる気分、 そういうものを要素として生まれたと思います。科学性への妄信、軽信。鏡像認識論。す なわち、[人間は間違うもの、弱いもの、痛みを感じるもの、個人によって認識されかた が異なるもの・・・」という主体的問題を無視していた。そんなものを問うのは「科学性 のない、ブルジョアイデオロギーに毒された、臆病な、非プロレタリアート的所業である」 と。「プロレタリア的純化」って、恐ろしいと思いません? そういう文脈で語られるな らば、スターリン主義の基礎である、という、「科学的経済学」への批判はなされるべき でしょう。 しかしながら、経済学で扱う事象は、果たして一切科学性が問われないのでしょうか。需 要供給の関係などは、数学という科学のツールで説明されているではないですか。問題は、 科学的手法なんかにあるんじゃなく、エンゲルスらをはじめとする近代合理主義者が科学 性を唯一の絶対的な真理(神)と誤認し、レーニン(「経験批判論」を見よ)を経て、そ の悪しき弟子であるスターリンは「真理の独裁者」として振る舞い、(マルクス主義的な 意味合いでの)形而上学者となった、と。
デカルトの方法序説は科学的方法についての古典とされていますね。素晴らしいパンフレ
ットでありますが、彼はその本で本来証明不能な神の実在について述べております。この
ことは科学に関して非常に意味深なことであると思います。僕の読み方では、「科学の意
味」を問え、と、本来証明不能なものを突きつけて、デカルトは問いかけているわけです
から。そのデンで行くと、スターリン主義者のみならず、他の共産主義者も、「意味を問
う」作業を果たしてどれだけなしてきたか、疑問があるわけですけど(苦笑)。
ちょっと
>>237-238 さんのもっておられるであろう問題意識に引きづられた感があります。
それでもやはり、マスとして人間社会を捉え、各人の思いや願いや主体が蒸発され、見え
なくなる領域では、客観主義的=科学的方法は有効なのではないでしょうか。プラグマティ
ズムを大事に思う僕の立場からすれば、有効であることそれ自体に「人間にとって」意味が
あると思います。そして、この人が描いている「法則性」は、例え異論があるにしても、意
味のないこととは思えません。(確かに、人の書き込みを正確に認識出来ない、あるいは全
く逆に、悪意をもって読んでいる様は、闘争的な”ボリシェヴィキの悪習”に捕らわれてい
るように見えますけどね。)
思い上がった科学主義にも、それへの絶望に依拠する反科学主義にも、距離を置きたく思い ます。
245 :
名無しさん@3周年 :03/09/19 12:18
あっ、おれ、上にカキコしてる宇野哲学論者じゃないよ。 おれはただ「解釈」の根拠、「政治経済」理解の根拠を問うているんです。 メタ宇野経済学っていうんでしょうか。 いったい自分の解釈だけが正しいとか、どうしていえるんですか。 経済分析だけで、イラク戦争を説明できると考えるのが そもそも浅薄。経済の必然性史観で、あらゆる社会現象ができるとする マル経の特権化、アプリオリな土台ー上部構造論も スターリン主義のひとつのビョウーキなんですよ。 その意味では、スタよりトロの方が始末が悪い。トロは一つのファシズムだからね。
もう修正主義だかなんだか解らなくなっていますので、いい加減、 マルクスでもスターリンでも原点に戻って、共産原理主義なんてものを やる人はいませんかね。 やっぱり、何でも良いから原理主義はいいですよね。 頽廃と屁理屈はやめて、原理主義。 共産主義ブルジョワジーを殲滅なんてね。 誰かやらないかね。
ご苦労様です。
「いったい自分の解釈だけが正しいとか、どうしていえるんですか。」
詳しくは書かないですけど、概ね同意します。論理の世界で正しいと言われることであっ
ても、それは客観的実在と照らし合わせて検証されなければならないし、共有されなけれ
ば正しいとは言えないですね。とはいえ、
>>239 さんが書いたことそれ自体は、批判的に
検証すべき対象ではあるとしても、今の僕には間違いという自信はございません。という
か、興味深く読ませてもらいました。
ちょっと別件ですけど。この人の問題点は、むしろ、対話のありようにあると思います。
言い方は悪いかも知れないけど、その点ではこの人は悪しきレーニン主義者ですね。
(とは言え、レーニンその人は、文章での罵倒とは別に、他人のもつ長所を把握し、
それへの敬意はキチンと払っている。トロツキー、マールトフへの態度を見るべし。)
「アプリオリな土台ー上部構造論」
これは僕が
>>240 における「切断」に繋がる問題ですね。人間がある環境において正反対の
反応を示す可能性を有すること、そういうことを捨象して「土台−上部構造論」は成立し
ているわけですよね。だが、ゲームの理論をはじめとするブルジョア経済学の試みをトレ
ースすることを、マルクス系の研究者はミクロ経済学的手法を行なっているようです。また、
現実の階級闘争を考えると、化石的な意味での「土台−上部構造論」は崩壊していますし
(ルカーチが解体しますた)、必要とされるのは新たな「上部−下部構造の反照のあり方」
を研究することだと思います。
「トロは一つのファシズム」
この言葉は、反スターリン主義を掲げていた者が、結局内ゲバに代表される自滅の道を辿っ
ていった事実を思い起こさせますね。あるいは、各種解放運動における新左翼の独善性。
でも、それはトロツキーのせいじゃないとも思いますね。科学の罪が、デカルトに帰され
るべきとは言えないレベルで。
249 :
名無しさん@3周年 :03/09/19 13:13
>>248 イラク戦争に特化しろといわれたからね。
石油争奪戦とかいう経済主義からだけ戦争をみてるヤシは
ビョーキだといいたかっただけ。
スタは一国主義の設計主義だけど、
トロは世界全体を人工的に計画的に設計しようとした。
理性の傲慢、普遍主義というビョーキ。
これがファシズムでなくて何?
250 :
Hae@ウジのなれの果て :03/09/19 13:27
じゃぁ温暖化防止にむけたCO2排出規制も病気なのかよっ
>>249 労働の軍隊化、レーニンとの労働組合論争を踏まえての書き込みとお見受けします。その
点では、ファシズムというよりは、全体主義的という謗りは免れ得ないようにも思えます。
しかしながら、トロツキーがいわゆるファシストや全体主義者と言う謗りから擁護したい
と僕が思うのは、レーニンと同じく、彼もまたそのような「理性に服従して計画的にコト
が運ぶ」という、社会主義者や共産主義者の呪縛から、内戦期から脱していこうとしてい
た点にあります。NEPの構想をレーニンに最初に進言したのはトロツキー(そのときは
却下)だと聞いておりますし、世界市場と切り離されたソ連はあり得ない、と構想したの
もトロツキーです。(この点で、一国社会主義の理論的根拠を与えてしまったレーニンと
は、異なります;尤も、レーニンはソビエトの防衛という観点から一国社会主義を構想し
たわけですけど。)
トロツキーは、そういう全体主義的(否、旧来の社会主義的と言うべきか)観点の母斑を 20年代もちつつも(それが労働組合論争などに現われる)、徐々に脱却していった、と いうのが僕の見解です。 それから、設計することと、設計図通りに無理矢理コトをなすことは、違うと思います。 無理矢理コトをなそうとして、初めて全体主義だと言えると思います。農業集団化を無理 に行なった、スターリンは全体主義者です。 ※脱線しますが、ファシズムが社会主義運動から発生したこと、故なきこととは思えませ ん。ハンナ・アーレントが、「全体主義の起源」(僕は未読です)で明らかにしているら しいんですけどね。
253 :
名無しさん@3周年 :03/09/19 16:17
私は、せまい意味のトロだけでなく、リベラル化した4トロもファシズム だと思ってます。その典型が、例えばJレノンです。彼はイマジンで 国境も宗教も民族もない、中性的で均質化し同型化した個人になれば 世界は平和になると歌っています。私は資本主義の文明化の先に このような文化の差異を抹殺して普遍的な世界を夢見る思想は、 グローバル・ソーシャリズムもトロツキズムも含めて、すべて ファシズムと呼びたいと思います。
←◎ ←◎ ←◎ ←◎ ←◎ ←◎ ←◎ ←◎ ←◎ 強力なスカラー波が検出されますた!危険です!!! ←◎ ←◎ ←◎ ←◎ ←◎ ←◎ ←◎ ←◎ ←◎
255 :
名無しさん@3周年 :03/09/19 17:23
>>253 レノンは「国境がない世界を想像してごらん」と歌ってるけど
宗教や民族を否定したかな?
国境がなくなることによって「宗教や民族の争いがなくなる」と歌ってたと思うが?
私は、宇野理論の偉大さは商品経済が共同体と共同体のあいだに始まるものであり、 資本主義は、そういう外部的なものが内部化した異常な社会だという認識にあると思います。 だから宇野は、正統マルクス主義のように資本主義を生産力という社会の内部から必然的な ものとして基礎づけなかった。だから資本主義の発展の延長に社会主義を展望する発想は 宇野にはない。帝国主義や資本主義のグローバルな発展をもって、資本主義の末期とみなす 理由は、宇野理論からは出てこない。市場経済を共同体社会の外部に押し戻すことだけが 資本主義に対抗する道だというのが、宇野理論の本道だと思います。降旗節雄や青木孝平の 共同体論は、この意味で宇野を継承する重要な視点だと思います。
257 :
名無しさん@3周年 :03/09/19 19:20
自然の弁証法について エンゲレスの弁証法理解は、自然界そのもののなかにも弁証法の法則的支配 を認める見解が一層確定的とされ、自然界にあらわれる一般法則の自然科学 的解明と、資本主義という特殊歴史的社会形態を成立させている経済的運動 法則の社会科学的解明との区別を、同等にしてしまった。 こうした理解から、資本主義の生成・発展・没落を、動植物生命の生誕・発育 ・死滅と対比で思考していくのであった。それは、ダーウィンの種の起源をうけてもいた。 ドイツ社民党の理論家カウツキーは、マルクス主義者であるまえに、ダーウィン の理解者であり、エンゲレスの反デューリング論にオルグされて、マルクス主義 者に傾倒していったとされる。ほぼ、同時期のドイツ社民の指導者は、ダーウィン の受け売りのなかてせエンゲレスに同調したともいわれる。 それは、資本論原論として体系的に純化するのとは逆に、エンゲレス的な弁証法 にむかい、原論で論証されめべき恐慌と革命の根本的相違が区別されないような 資本主義の自動崩壊論がでるようになってしまった。 こうした、エンゲレス流の弁証法をうけついだのがスターリンであったといっていい。
258 :
名無しさん@3周年 :03/09/19 19:38
客観主義について マルクス主義は確かに普遍的な内容をもってはいる。が 現実のプロレタリアの闘争から切り離して客観的な哲学・世界観 としてしまうのはまちがいではなだろうか? マルクス主義は、歴史的な現実でる資本主義社会を本質的に現実てきに批判 しているから普遍的な内容になるのである。また、同時に、プロレタリアの階級的 歴史運動の部分としてあるのではなかろうか? したがつて、そのイデオロギーは階級闘争の力関係で止揚されていくのである。 よってマルクス主義を、超歴史的なものとして人間の活動から自立した世界観 として客観化・固定化してはならないし、逆に資本主義を未来永劫の社会制度 だととらえるのはまちがいなのである。
だから、257や258のいうマルクス主義そのものが宇野理論とはそぐわない といいたいのだ。宇野理論から社会主義なんてでてこない。宇野理論からは反共しかでてこない。
260 :
名無しさん@3周年 :03/09/19 19:53
客観主義について もちろん、プロレタリアにとって哲学は不要であるわけがない。 プロレタリアは無理想でいいということて゜はない。 また共産主義社会は無味乾燥な社会なのではない。 哲学は解消して科学万能方法論になるとしたり、スターリン主義のような 国家公認の哲学体系化の絶対化と同様あやまりである。 人間とは何か、世界はどうなるのかという根源的哲学的問いかけは、継承されるだろう。 ただ、哲学も宗教も歴史的な現実の矛盾に規定されし観念的疎外の諸形態 にほかならない。マルクスは、ドイツイデオロギーでこういう。 哲学者たちは世界をさまざまに解釈していたにすぎない。゛たが大切なことは 世界をへんかくひすることである。 また、哲学はプロレタリアの止揚なしに自己実現できず、プロレタリア は哲学の実現なしには自己を止揚できないという。 逆にいうと、ブルジョアは身分制度に縛られた社会的地位を階級闘争 つまり市民革命をへることで、止揚したのである。またそれが、帝国主義 の段階では止揚の仕方が戦争にむかうのである。帝国主義を批判したいひとびと は、原論に固執するのは、戦争の問題をリアルにすえられないからである。 プロレタリアの止揚とは、階級関係の止揚であり、それが共産主義の実現 そのものなのである。つまり哲学の実現とは、プロレタリア革命・共産主義 の実現ということなのである。 それゆえにマルクス主義とは変革の哲学ということなのである。 そもそもマルクスのいう共産主義とは、プロレタリアの哲学の実現を階級闘争との力関係 のなかで、人間的実践的活動として変革していく運動をさすのであるのだから。
261 :
名無しさん@3周年 :03/09/19 19:58
イマジン 天国なんてないと思ってごらん。簡単なことさ。 僕らの下には地獄もないから、僕らの上には空だけがある。 すべての人々は今日のためにだけ生きていると思ってごらん。 国境なんてないと思ってごらん。殺しあう理由はないし、 宗教なんていうものもない。すべての人々が平和の世界に生きる。 世界が一つになる……。 なんという恐ろしいニヒリズムの歌なのだ、これは。 宗教も明日への希望も否定し、今がすべての虚無人間で世界を一つにする。 これはファシズムの歌だ。私はこんな世界はまっぴらごめんだ。 こんな歌をうたう連中といっしょにイラク反戦運動をしたくはない。
だから宇野理論は資本主義批判をするが、 グローバル・コミュニズムをそれ以上に批判する理論なのだ。
263 :
名無しさん@3周年 :03/09/19 20:04
>>261 幸せな人生だったんですね。
皮肉ではなくあなたが今後も幸せであることを願っています。
264 :
名無しさん@3周年 :03/09/19 20:06
259の人が話題をふってくれたようであるが、宇野やニューレフト・革共同は以下にのべる スターリン・ミーチン、正統派的なマルクス主義わい曲を粉砕するために マルクス主義をとらえかえしていくのであった。 ただトロツキーを純化するのか、評価しただけにとどめるのかで分裂するのて゜あったが。 あなたの理解する共産主義は、スターリン主義であり、反共とは反スターリン のことと同義である。したがって従来あなたがた、関西ブント系にたいする わたしの批判に、かなり頭にきておられるということであろう。 関西ブントは、反代々木ではあるものの、プロスターリン主義の枠をこえられず、中国やソ連派に 結果的にむかっていくのだった。其の例は、よど号ハイジャックや中東 への逃避などによって終焉していくのであった。
>>263 私なら次のように歌う。
イマジン
きっとどこかに天国はある。あたりまえのことさ。
不信者は必ず地獄に落ちるから、僕らは空の上の天国を信じる。
すべての人々はまだ見ぬ明日を夢見るから生きていけるのさ。
僕らは文化の違いを認め合うから、殺しあう理由はない。
宗教の違いを大切にして、それぞれの宗教が共存する。
世界は多様な民族があるから、おもしろい。
266 :
名無しさん@3周年 :03/09/19 20:17
スターリンのわい曲とは、マルクス主義哲学の唯物論を、客観主義的 に純化していくことで、国家公認の哲学に集約していくことであった。 変革の哲学は、スタ官僚によってねじまげられていくのであった。 日本共産党のもとにある正統派哲学もスターリン主義に依拠したのはいうまでもない。 対して、戦後主体性論争や、梅本克己をはじめとした戦後革新の思想は 正統派スターリン主義に対抗するものであったし、かのハンガリー事件 で、日本における反スターリン主義運動は開始されていくのであった。 そこで、日本の反スターリン運動は、宇野経済を批判的に摂取していくのであるのである。
267 :
名無しさん@3周年 :03/09/19 20:28
247 対話は重要です。レーニンも批判すべき人物へは罵倒をしますが、トロツキー など獲得すべきひとには、評価をしています。 私の場合、売り言葉に買い言葉もおおく、ばかとか、病気などという汚らしい 言葉はつかってはいません。まあ御自分で人間の屑といっておられているのに 反面ではいろいろなところでおしゃべりしてひとり悦にはいっておられるようです。 こういうとお前も悦だといわれましょうが、たいてい確信があるからこそ論議 するのではないでしょうか?わたしと同様にあなたも、自信過剰であるとおもいます。 132さんはその点がちがっていますね。だれしも自分とは意見の異なる場合、みさげたり 怒ったり、感情はでるはずですが、そうではなく、どこが共通しどこが異なるのか よく吟味しながら議論をする。されど、全く合い入れられない場合は異なる反応 をしめしていくということではないでしょうか?すくなくとも、罵る言葉をするかぎり 売り言葉に買い言葉だとおもいます。話題にそれますが、浄土真宗の考え方はそうですか?
>>265 天国なんてないんだ、想像はつくだろ
地獄なんてない、誰も俺達を脅したり出来ない
全ての人が今日一日のために人生を浪費していると考えてごらん。
些細な行き違いや、視野の狭さからいがみ合っている・・・
ショセン世界は一つなんだ、みんなが生きて行くには少な過ぎるよ。
争いごとは決して無くなることはない
コンナン出ましたが・・・
269 :
名無しさん@3周年 :03/09/19 20:44
レーニンはカウツキーを罵倒し批判します。理由は帝国主義についての見解 が相違したからです。 わたしと人間のくずさんの異なるのは、帝国主義論の是非だといえます。 また現代は帝国主義ではないないというかたと否帝国主義だという意見 はレーニンとカウツキーの罵りあいの現代版です。 とある宇野後継者のひとりとされる学者は、カウツキーを評価しレーニン 帝国主義論を罵倒している。私に対して、批判的なかたはかれに依拠しているわけでもあります。 イラク戦争がアメリカ軍拡経済によってもたらされているということ、 そして石油資源がアメリカ石油資本に強奪されている、そのための占領統治 であるという曝露に反感を感じるのはなぜか、議論をすすめていくうちにわかってきたのではないでしょうか? 実際、ブッシュ政権中枢は、石油資本・軍需産業の経営者であるという現実 イラクに投資していたロシア・フランスが戦争そのものに反対したこと、 また占領をめぐって意見は一致していないことの現実には、まつたくふれられない なかで、イスラムの主張もきくべきではないかというような次元では まったく、現状を変革するどころか、市場を奪っている側にとってはいたくもかゆくもない というよりも、隠ぺいしてくれる点で助け舟のような意見でしかないということです。 日本の対応にかんしても言葉をださないというのは、どういうわげかあるのでしょうか?
270 :
名無しさん@3周年 :03/09/19 20:46
マルクス資本論・レーニン帝国主義をおしゃべりしても、現実の矛盾には言及 しないということは一体どういうことでしょうか? すくなくとも私はレーニン帝国主義論に依拠して、戦争の問題をのべているのです。 帝国主義どうしの戦争をのべたのが帝国主義論ではありません。 資本過剰の解決は、戦争に帰結するということなのです。 カウツキーをもってきて、レーニン帝国主義論のいう資本過剰を批判される 学者は、イラク戦争についてぜひ答えていただきたいものです。 アメリカが正義で戦争をしているのだとおっしゃるのか大変みものであります。
271 :
名無しさん@3周年 :03/09/19 21:03
マルクス資本論・レーニン帝国主義をおしゃべりしても、現実の矛盾には言及 しないということは一体どういうことでしょうか? すくなくとも私はレーニン帝国主義論に依拠して、戦争の問題をのべているのです。 帝国主義どうしの戦争のみが帝国主義論ではありません。 資本過剰の解決は、戦争に帰結するということなのです。 帝国主義の不均等発展の除去は戦争いがいに解決 はあるのか? これが帝国主義論の核心です。 あなたは不均等発展をスターリン主義のように一国社会主義の根拠と理解 されていたらおおまちがいです。 不均等発展とは、中心と周辺の交代で発展してきた世界資本主義 そのものに規定されて、帝国主義段階の発展もそれに貫徹されるということです。 ただし、帝国主義はイギリス自由主義のように一国で世界支配するのではなく、 帝国主義が分割支配をするということです。 こうした不均等発展の除去は、戦争でかたをつけるということであるが、 確かに帝国主義どうしの戦争は世界大戦を二度もうんだ。
272 :
名無しさん@3周年 :03/09/19 21:04
しかし、帝国主義は同時に戦争と戦争の息継ぎとして平和をもたらしもする。 また資本過剰は、帝国主義どうしの戦争ではなくても、戦争 をもたらすものなのである。 戦後のアメリカのおこなってきた戦争は、アメリカのどうにもならない資本過剰 を戦争で乗り越えてきたといえるのである。 反戦運動に関連してであるが、あなたがいやがる反戦運動とは、ずばり 帝国主義を問題にすえた運動をさすのでしょう? そういうもろもろの反映が、帝国主義論粉砕論に収斂していくのでしょう?
273 :
名無しさん@3周年 :03/09/19 21:08
そしてあなたは、反共産主義そのものにむかっているということです。 それは反スタでもないし非スタでもない。 とある関西の革新無党派議員への罵倒も、あなたが革新をけぎらい することからしょうじているといえる。 あなたのがすおおいコテハンのなかのひとつはそれを象徴している。 カウツキーが帝国主義戦争に結局はうなだれていったように、あなたはきっと 北朝鮮戦争がおきれば積極的にそれを推進していくだろう。
>>267 あはは。
自信過剰というよりは、わからないものはわからない、ということを言うのと同時に、納
得できないものは納得できない、そういうことを言っているだけなんですよね。こっちに
根拠がある場合、強く主張する、という点では実はあなたと一緒ですよ。ただ、僕の場合
は、相手の根拠も(世界観がそもそも異なっているという冷めた見方があるから)、一定
認めた上で話を積み重ねようと心がけているだけです。
ちなみに、人間の屑1号さんは、某所でレーニン帝国主義論の解題を行なおうとしていま
すね。私見ですが、その掲示板をリードしている人は、新田氏に批判的で、人間の屑1号
さんはどちらかって言うとボードリーダー側(すなわち、帝国主義論を評価する側)のよ
うです。人間の屑1号さんは、帝国主義論に描かれている方法が個別金融資本の優位の固
定に批判的なだけで、大枠では帝国主義論を評価していると思われます。
申し訳ないけど、人間の屑1号さんの個人情報をネット上で晒そうとした人には、場所を お教えするわけには参りません。その点はお含み置き下さい。 さて、浄土真宗云々ついでに。 >全く合い入れられない場合は異なる反応をしめしていくということではないでしょうか? これはむしろ、日蓮宗的ですね。浄土真宗の場合は、自らの信念にもっと確信犯的であり、 そもそも「見解が異なるから喧嘩腰になる」ことに、何の価値も見出さないのではないで しょうか。
276 :
名無しさん@3周年 :03/09/19 22:08
御返事どうも。 その掲示板はよくみていますよ。 金融資本蓄積様式についてですが、多国籍業という戦後の特質を特化しすぎるのは まちがいだとおもいます。多国籍企業論は、関西ブントにみられ、 日本共産党もそれをもちだして、現代資本主義論をうちたてているようですね。 現代帝国主義は帝国主義ではない段階であるというような・・・。 これは戦後まもないころの、国家独占資本主義論論争とにていいますね。 多国籍は、無国籍ではなくあくまでも国家を媒介として金融資本の独占化 にほかなりません。本質的には金融資本の独占化であり、資本輸出の形態にほかならない。 帝国主義論の核心は、不均等発展が戦争になるということですが、それらをどうみるのかが評価 の分かれ目だと思います。でなければ、金融資本論でことたりるわけでして。 独占資本と金融資本がセットになったのが帝国主義論の視角でもあるわけで。 日蓮宗的か浄土真宗かというのは、現実をどうみるのかということでしょう。 浄土真宗は、浄土を彼岸化するあまりつまりあの世を観念するので自殺者をだしかねない宗教であるのに対し 日蓮宗は現世利益というか、現実の生きている世界が仏国土だとしているわけです。 こういう格差が、哲学的な理解で観念的にとどまるのか実践者になるのかという格差 をうんでいるといいたいわけです。 そういいましたのは、人間の屑さんが浄土真宗の慈悲に自己を表現なさるからです。マルクス主義 への接近は、仏教からだということですからね。これはこれでよいと思います。 されど、私は、観念論的なものは、マルクス主義ではなくヘーゲル主義ではないかと思いますよ。 実際へーゲルは、国家という共同体を最後の段階にみるわけです。
277 :
名無しさん@3周年 :03/09/19 22:11
ところで、 マルクスは解釈ではなく変革のための実践哲学を提起したわけですからね。 空想的ではなく「科学的」。科学的というのは、スターリンのいうような科学的 社会主義ではない。科学的というのは自然発生的なものではなく、人間が主体的 に自己実践していく運動体のことをさすわけです。 マルクスは共産主義とは資本と労働の力関係を止揚する自己運動であるといいました。 共産主義とは、彼岸化されし観念上のしたがってなんらかのモデルではありえない。 そもそも資本は自己増殖する価値の運動体であり、その価値増殖は剰余労働が規定するわけです。 これに規定されし、資本の過剰は、核兵器にはじまる軍拡という最大級の自己矛盾 をかかえこんでいるということです。資本の過剰がしょうじないのであれば、 つまり剰余労働ではなく、必要労働のみで再生産する社会であるのであれば、戦争 も失業もないということです。それは「搾取」がないというはなしではない。 労働時間は、八時間制から四時間労働におおよそ移行する、それが現在いえる 革命的マルクス主義だということです。
278 :
名無しさん@3周年 :03/09/19 22:34
そもそも資本は自己増殖する価値の運動体であり、その価値増殖は剰余労働が規定するわけです。 これに規定されし、資本の過剰は、核兵器にはじまる軍拡という最大級の自己矛盾 をかかえこんでいるということです。資本の過剰がしょうじないのであれば、 つまり剰余労働ではなく、必要労働のみで再生産する社会であるのであれば、戦争 も失業もないということです。それは「搾取」がなくなるというだけのはなしではない。 労働時間は、八時間制から四時間労働におおよそ移行する、それが現在いえる 革命的マルクス主義だということです。
>>276 こんばんは。
>日蓮宗的か浄土真宗かというのは、現実をどうみるのかということでしょう。
>浄土真宗は、浄土を彼岸化するあまりつまりあの世を観念するので自殺者をだしかねない
>宗教であるのに対し日蓮宗は現世利益というか、現実の生きている世界が仏国土だとして
>いるわけです。
うーん、浄土真宗はそのように見られているんですね。しかし、マルクスと同じで、親鸞
におけるラディカルさってのは、通俗的な解釈が通用しないところがあります。歎異抄に
おいて、親鸞は「私は父母のために念仏を唱えない、凡て私のために唱える」と申してお
ります。これは、浄土を彼岸化していることからは出てこない言葉であると思います。
僕は、日蓮宗ってのは、かなり通俗的な意味での「レーニン主義」的だな、と感じます。
良い意味でも悪い意味でも。
>されど、私は、観念論的なものは、マルクス主義ではなくヘーゲル主義ではないかと思い >ますよ。 ヘーゲルについては、次のマルクスの言葉がありますね。 「弁証法はヘーゲルの手中で神秘化されているが、しかしそのことは、彼が弁証法の一般 的な運動諸形態をはじめて包括的かつ意識的な仕方で叙述したということをけっして否定 するものではない。弁証法は彼にあっては逆立ちしている。神秘的な外彼のうちにある合 理的な核心を見いだすためには、われわれはこれをひっくりかえさなければならない」。 (資本論) ヘーゲルの観念論はその完成度において、人類史の最高峰の一つだと思いますし、それは 最高の唯物論を準備します。確かに、ヘーゲルへの有名な批判は「ヘーゲルは立派な宮殿 を建てたが、自分はその外で生活している」というものがありますね。人間の屑1号さん をはじめとする、一部の共産趣味者さんへの批判としては、上等過ぎるかも知れませんけ ど、まあ、それは詮無きことではないでしょうか。ディオゲネスのように樽に住んでも、 それはそれ、人の勝手かと。
281 :
名無しさん@3周年 :03/09/19 23:27
新田滋の本は3冊とも買ったが、分からん、というより、読みにくい。 いいたいことが十分整理されてない感じがする。色んなことを言おうと しすぎてる。文書がこなれてない。まだ若書きって気がする。
282 :
名無しさん@3周年 :03/09/20 00:53
それは、多分、書いている途中のに情勢があれこれ変化したこともあるのでは? 新田氏の宇野段階論に対する分厚い著作から最近は資本過剰論 が批判の対象にしぼられてきたようですね。 新田氏の根拠は、アメリカのグローバリゼーションとIT革命に規定されていたわけですが はっきりいってされは破綻してしまっているのいで、新田氏はこれをどういいくるめるのか楽しみです。 さらに、アメリカの戦争政策とアメリカ経済の実態について、無視することは できないでしょうから、もしも無視されつづけるのであれば、それこそ経済学者失格 といっていい。というのは、資本過剰をあれだけ否定し、グローバリゼーションの無批判 なる受け売り的叙述に終始されたのがかの新田氏にほかならなかつたわけですからね。 とある関西ブントの党派は、それらに依拠して、アメリカの金融資本のバブル化が 戦争として直結していく分析、いわゆるレーニンの資本過剰論を否定していたわけですから イラク戦争がおこっている現在を経済学的に説明するのをさけなくてはならない のかもしれませんね。さらに29年恐慌論的なものも否定されていましたのですが 今の長期不況のなかでのイラク戦争の開始をどう総括されるか、みものです。 現在回復している株価は、戦争特需であり、軍需関連によつてもたらされているわけですね。
283 :
名無しさん@3周年 :03/09/20 00:59
つけくわると、ITは軍拡の申し子であり、規制緩和による民間投資にすぎない 産業が支配的になるというのは、アメリカバブル破綻で木っ端みじんに粉砕されていくでしょう。 というかエンロン破綻ですでに粉砕されていますがね。 というよりも、その激しい破綻にならないための、イラク戦争でもあったわけですが アメリカの予想をこえて長期化し泥沼化しているわけです。第二のベトナム化といえます。 それはアメリカ経済そのものの国家的赤字の再生産となり、矛盾はより深化していくでしょう。 ハイテク兵器で戦争はやりやすくなるというのは、核兵器投下したいいわけであった 米兵に死傷者をださなくするためというアメリカ軍部の正当化と同等です。それは表層的な理解で あり、実際イラクではそのような情勢にありません。また戦争で一方的に殺される側 のいたみがあなたにありますか?そういう者をない人の反戦運動は信用もないし反吐がでるだけです。 浄土真宗だとかうそぶいたところでそれは、どうでしょうか?人間的に最低といえるでしょう。 自覚的に御自分を屑とされるのはそういうことであたのかと私は妙に納得しています。 それゆえに、あなたのいう立場の反戦はわたしからすれば、反吐がでそはうなものですが、 アメリカの反戦もあなたの立場ばかりかというとそうではない。戦闘に参加させられる兵士もそんなものでもない。 戦争の長期化はあなたの立場をもこえて人々を反戦にみちびいていくでしょう。
284 :
名無しさん@3周年 :03/09/20 10:11
一点読み! 132=TAMO2
285 :
名無しさん@3周年 :03/09/20 19:52
マルクスとは全く無関係なことで恐縮ですが、今日は仏教談義をします。 私のいう浄土真宗の彼岸化とは、南無阿弥陀仏を唱えることであの世にいける。 極楽浄土にいけるとしたことで、現実の「この世」を受け止め、生きていくこと いわば放棄したに等しいということを申しているのです。 親鸞の慈悲の態度を肯定も否定もできませんが、現実の「この世」 でどう生きるのかを喪失したようなものであれば、自殺者も巣食われることとなり 自殺者をだしてしまうのではなかろうかということです。つまり非常に観念的であるということです。 というと、宗教は観念的だというマルクスの批判があるわけですが、 それをすてて、宗教だけに限定しますと、やはり生命力はないといえるでしょう。 こういうから、法華衆は嫌われてしまうのかもしれませんが。 宗教を求める動機はさまざまであるわけで、うそでもよいから「あの世」 にすがるというのもひとつのありかたです。 しかし、おせっかいといわれるでしょうが、「あの世」はだれも証明できないし 分からない話です。こういうのをマルクスはアヘンとするのではないでしょうか? ところが、法華衆は「現世利益」であるため、生命力があるといえます。 「この世」を問題にしているので現実的となるわけです。ただそれを証明するのも これまた困難であるかもしれませんが。すくなくとも、観念上のあの世を夢想するよりも、現実 をとらえるのが、現実的かということでしょう。 さて、マルクスにもどしますが、観念的に解釈してきたのが哲学です。 これを変革ののために、実践していこうという運動が共産主義だとして、 空想的社会主義・フランスで発生した社会主義と区別して押し進めたのが マルクスです。そしてこの実践のための、宣言であったり講演の寄せ集めであったものが マルクスの著作としてエンゲレスがまとめあげたといえるでしょう、 資本主義をある意味で洞察し批判検証したマルクスを深く検討する作業は大切 だとおもいます。しかし、それでは学者であるだけです。マルクスは哲学者ではなく 実践を主張したわけで、それがないのは意味はないのではないかとおもうのです。 今日はこれまで。では次回に。
286 :
名無しさん@3周年 :03/09/20 21:55
>>276 >その掲示板はよくみていますよ。
どこでつか?
教えられません。教えると、新田さんに叱られるから。
288 :
名無しさん@3周年 :03/09/21 17:37
そういう質問は、高望みのしすぎということでしょか?
ぷっ。すごいヒント。
しかし新田某、否、高望みさんも暇ですねえ。 2ちゃんねるまで、出張されるとは。 高望みさんの掲示板も、なんたが趣味者みたいな掲示版だし。 というか高望みさん御自身も趣味者ですか? 高望みさんの掲示板も、例の掲示版も有名だと思いますが。 趣味者で主義者のみなさん、もうひけらかすのはおよしになったらいかが? どういう「団体構成員」でどういう「プロフィール」をおもちなのかは、 結構有名だとおもいますよ。御自分でそれとなく、ちょっとだけよっ とプロフをアピールされていましたからねっ。ねっ。 高望みさんとやら、わたしの提起に答えてくれるような著作を期待しています。 イラク戦争とアメリカ経済の段階論的アプローチという著作を。 高望みさんは、グローバル資本主義と帝国という流行りでかかれるのでせふか?
人間の屑さんの、例の掲示板での「御活躍」もよくよんでますよ。 独占化は、破壊されているのが現代「資本主義」 だとか、「多国籍企業」が「帝国主義」の形態を破壊したとかいうやつ。 かなり、でたらめを披瀝されていて楽しゅうございます。
今日は、降臨されないのでせふか? 浄土真宗信徒の人間の屑さん。 たいそう、頭に血がのぼっておられたようですが、 最近いかがでせふか? 2ちゃんねるでもあなた様のお名前をみなくなっていましたので。 ぜひ、降臨してくださいね。では、楽しみにまっています。
293 :
名無しさん@3周年 :03/09/21 19:55
↑5コくらい、意味不明。 内輪にしか分からない話はやめてください。
あなたも趣味者で主義者になったら、楽しいとおもうよ。 ね、屑さん、高望みさん、臨さん。
295 :
名無しさん@3周年 :03/09/21 20:39
えっ、この板に 人間の屑も高望みもしらない香具師いるの? おまえ、趣味者業界人じゃないな、シロートだな。
今日は、法華経談義ということにしましょうか? 南無妙法蓮華経と唱えることで、現世において幸福となるというのが 簡単ではあるが法華経ということです。 浄土真宗
浄土宗門は、聖堂門となずけて、自ら意外の経文を唱えしものは 地獄に落ちるなどと説教していくのであった。 しかし、あの世を夢想する念仏宗徒は、貧しき農奴は自殺者をおおくうみだした。 念仏信者の豪族は血で血を争い、商人はいやしいかな借金を農民にかしつけて 暴利をむさぼり、のみならず念仏を説き伏せる僧侶の一部は一方で 社会慈善事業に手をそめ、腐敗し権力と結託して、日蓮一人を攻撃し あまつさえ、抹殺をねらいつづけてたのであった。 これが念仏宗のかまくら時代における実態であった。 しろうとさんもいらっしゃい。 たのしいよ、いろいろな自意識過剰なひとばっかりがいて。 右翼民族主義者も妨害してくるけど楽しいよ。 まってます。
あと元東大原理も趣味者にはいるようで・・・・
金沢大学の教員の人なんていったっけ?
ここは、いっちゃってるひとばっかりなんで、よろしく。 趣味者のほとんどは、精神が病んでる人ばっかですから
301 :
名無しさん@3周年 :03/09/21 22:14
めちゃくちゃだ。 おれはマジメに宇野理論を学びたいのに……。 だめだ、こりゃ。 人間の屑も高望みも臨夏もTAMO2も どっか逝ってくれー。
人間の屑第1号と、たもつーって同一人物では?
303 :
名無しさん@3周年 :03/09/22 00:09
宇野経済学を彼の原著で読みたいのだが、 どこの本屋にも置いていない・・・。 今手に入る宇野先生の本を教えてほしいのですが。 それから、宇野理論を学ぶうえで必読の書があったら 合わせて教えてください。(絶版なら古本屋で探します。)
304 :
名無しさん@3周年 :03/09/22 00:19
宇野『経済原論』は岩波全書版は、今でも出ているのでは。 宇野の『価値論』と『資本論と社会主義』は、こぶし文庫で再刊されてます。 いちばん分かり易い宇野理論の解説書としては、降旗節雄著作集第2巻(社会評論社)を お勧めします。
305 :
名無しさん@3周年 :03/09/22 00:28
宇野理論の解説本は降旗先生と鎌倉先生のがよいです。 宇野経済学批判では、さらぎ徳二の「宇野経済学体系の批判」 黒田寛一の「宇野経済学批判」がよろしい。 宇野そのものが書いた書物は古本屋当たりでさがされた方がよいと思います。 原論は、岩波全書であったかと思います。
306 :
名無しさん@3周年 :03/09/22 00:36
静かな波にしかならない左翼運動と、常に群集の足並みの音が 聞こえてくるような右翼運動ですが、どちらにも批判の眼が向けられて しかるべきだと思います。 特に、今回は左翼運動についてなのですが NAM生成についての再考や言及がある方はご教授ください。
307 :
名無しさん@3周年 :03/09/22 00:45
しずかな波ですか? 柄谷だれがしの運動は、早稲田のノンセクトぐらいしか波及しませんてせしたね。 柄谷って労働組合についてどうおもってんだろ? 柄谷は、オーエン社会主義という協同組合運動に先祖帰りしているだけとおもいますし、 青木某もその二番煎じですね。 労働組合について波及のない運動は、はっはりいって波もつくれないですね。 組合をどうするかという提起のない左翼運動は、やはりおしゃべりの空間 でおわるのではないでしょうか? というか、サロン主義でいたいだけでしょう、そういうひとたちは?
308 :
名無しさん@3周年 :03/09/22 00:54
アメリカでまきおこった反戦は、西海岸労組がかなり支えたものだったといいます。 三人にひとりを「決起」させたのは、確かにさまざまな市民運動体と結合 したからでしょうが、労働階級組織の力関係がかなりあったといわれています。 市民というが、大部分は労働階級側にいるわけで、イギリスの反戦運動 もかなり失業闘争と民族差別闘争と合流していたと思われます。 市民運動は、左翼政治指導部の転向などに規定されているのでしょうが、 欧米はそれを超えて、労働階級の問題として反戦がとりくまれているということが 現実のようです。日本の場合、連合の転向まっしぐらという状況が転覆 されはじめていくのではないかと思います。その格差が、余計に労組はだめだ やはり市民でというようになっていく。しかし市民運動のはかなさは、 べ平連の衰退をみるまでもなく、市民運動の限界もあるわけです。 市民といっても賃労働にそれは規定されているわけで、その壁はやぶられねばならないし 実際に限界はあるのではないでしょうか? 柄谷なにがしがイラク戦争にたいしてどれだけのことをアプローチできているかを みれば明らかでしょう。占領統治がうまくいっていないから、おくれて いろいろ発言されるのは勝手でしょうが、わたしはそのような流行りで 行われるような運動は反吐がでそうになるわけです。
309 :
名無しさん@3周年 :03/09/22 01:05
結論的にいいますが、柄谷某らはソ連解体をレーニン主義批判にもっていき スターリン主義はレーニンに原因があるとまでいい、トロツキーなどの 評価をどこぞへおいやっています。 しかし、レーニンの提起した帝国主義による戦争はなくなってはいません。 柄谷それがしらが、戦争と経済についてたなにもかたれないのは、まさにそういうことにも規定 されているのではないでしょうか? 現代資本主義としょうして帝国主義の問題に言及なさらないのはそういうわけです。 柄谷それがしをもってきて、あるいはそれにいちゃついて運動されようとしたがたは 柄谷の破産した運動の再考というまえに現実をかんがえてみてください。 アメリカからふんぞりかえってしのごのいうのは勝手ですが、それはあくまで学者 の立場からいう意見にすぎないし、ちっとも階級的立場ではない。 というと、階級関係なんて古いというかたもいるでしょうが、実際に賃労働 には変哲はない。不況は失業をうむわけで、階級がなくなったというのは、ナンセンス極まりないでしょう。 失業が増加し、戦争が問題になる現実に、柄谷がなにをわめこうが それに接近するのはいるのでしょうか?すくなくとも、労働者にとってそんなものは どうでもよいのです。 いかに自分たちの利害をまもれるのかということにほかならないのですから。
310 :
名無しさん@3周年 :03/09/22 01:09
>>306 柄谷のNAMについては
青木孝平『コミュニタリアニズムへ』(社会評論社)が
宇野理論にもとづいた社会主義論をふまえて
徹底的な批判を加えていますから、ぜひお読みになる
ことをお勧めします。307のような批判が可能かどうかは、
読了後に判断されたらよいと思います。
311 :
名無しさん@3周年 :03/09/22 02:39
どちらもどっちだろ。糞食らえだぞ〜
おもしろそう。読んでみる。
313 :
名無しさん@3周年 :03/09/22 03:26
宇野経済の解説書としては、伊藤誠の「資本主義経済の理論」岩波書店 がいい。また「現代資本主義」講談社文庫 などがよいだろう。 伊藤誠は、わりといいぞ。
伊藤誠は、宇野派というより鈴木こういちろうに繋がる世界資本主義派です。 あれを宇野理論と考えると宇野を誤解してしまいます。
315 :
名無しさん@3周年 :03/09/22 08:55
鈴木も宇野派だ。 あと、伊藤は世界資本主義をうけついではいないぞ
316 :
名無しさん@3周年 :03/09/22 09:28
ココで必要労働時間と剰余労働時間とか言ってるヤツは どういう意味で必要労働時間剰余労働時間をとらえているんだ。 ホントにわかっていっているのかよ。 ただ言葉面だけで言ってるんだろうw
317 :
名無しさん@3周年 :03/09/22 09:32
そもそも資本は自己増殖する価値の運動体であり、その価値増殖は剰余労働が規定するわけです。 これに規定されし、資本の過剰は、核兵器にはじまる軍拡という最大級の自己矛盾 をかかえこんでいるということです。資本の過剰がしょうじないのであれば、 つまり剰余労働ではなく、必要労働のみで再生産する社会であるのであれば、戦争 も失業もないということです。それは「搾取」がなくなるというだけのはなしではない。 労働時間は、八時間制から四時間労働におおよそ移行する、それが現在いえる 革命的マルクス主義だということです。 剰余労働時間のない社会などありえない。
318 :
名無しさん@3周年 :03/09/22 09:51
>>314 宇野弘蔵や鈴木鴻一郎より、宇野鴻一郎のほうが俺は好きだが。
319 :
名無しさん@3周年 :03/09/22 09:57
必要労働のみで再生産する社会であるのであれば、戦争 も失業もないということです。それは「搾取」がなくなるというだけのはなしではない こんなことマジで言っているのかwww
320 :
名無しさん@3周年 :03/09/22 10:30
>>309 「個人は、主観的にどれほど諸関係を超越していようと、
社会的にはやはり諸関係の所産なのである」
柄谷もあなたも
321 :
名無しさん@3周年 :03/09/22 10:34
宇野経済学は理論的には完璧です。何の非の打ち所もないし、 矛盾しているところがないというのは、社会科学における理論においては、 ほとんど奇跡的といってよいでしょう。 残念なのは、よってたつ前提条件が間違っていることですね。
>>315 おまえ、伊藤誠の「資本主義経済の理論」読まずに誉めてるな。
商品から始まって、最後は金融資本まで行っちゃ照るだろう。
原理論の中で段階論的な歴史過程を説くのを世界資本主義論っていうんだよ。
あと、侘美光彦とか東大経済に残ったのは、みんな鈴木の弟子だよ。
323 :
名無しさん@3周年 :03/09/22 15:28
>>317 革命的マルクス主義にはワロワセてもろた。
必要労働・・自己やその家族が再生産するために必要な生活の糧を得るための労働
剰余労働・・総労働部分の内必要労働を越える部分
革命的マルクス主義ってのは、この剰余労働をゼロにすることかよww
革命ってのはソモソモこの剰余労働部分を誰が獲得するのか、資本家か
労働者かっていう争いだと思っていたが。資本制社会では、この剰余労働部分が
生産手段の私的所有により資本家階級が独占していたが、これを生産手段の
社会的所有により社会的に獲得・管理してゆこうということが即ち階級社会
を止揚する革命と理解していたが。どうやら違うらしい。剰余労働をなくすんだって?!
なるほどマルクスをこえているかいww
324 :
名無しさん@3周年 :03/09/22 15:44
剰余労働の否定と言う見地に立てば、 まさに北朝鮮は先進国だな(トカイウ
宇野原理論によれば、どんな社会でも人間は総労働のうちの必要労働部分を 労働力の再生産に充て、剰余分を蓄積、公共の支出、非労働人口の再生産に充てる。 剰余労働がなければ蓄積による拡大再生産がなくなるばかりか、公共的インフラの整備もなく、 さらには老人、子供、障害者・病人、さらには失業者も生存を維持できません。 労働時間の短縮をいうのはよいが、それは必要労働部分の縮減であって、剰余部分の廃止はもちろん 縮減でさえありません。この点、323さんの方が正しいと思います。
禿同。 宇野理論ってのは、もともと不平等、不正義や搾取を批判する論理じゃないからね。 宇野の言う経済原則は超歴史的なもんだから、これをいじってもしょうがない。 要はこの原則を商品経済で実現するか、計画経済でやるか、共同体でやるかってな問題でしょ。 ソ連の計画経済がダメだったんだから、市場を批判しようと思ったらあとは共同体しかない。 降旗や青木が共同体だっていうのは、この選択肢でしょ。
327 :
名無しさん@3周年 :03/09/22 22:29
>321 >残念なのは、よってたつ前提条件が間違っていることですね。 宇野は前提に共同体のスキマにある商品を置いて、そこから全体系をつくった。 これは、社会にとってのまったく無根拠から作られた資本主義そのものが どれだけ発展しても無根拠であることを意味する。 つまり宇野理論の前提が間違っているのではなく、資本主義の前提そのものが 間違っていることを意味している。 だから宇野理論だけが資本主義をまるごと批判できたのだ。
最近、加藤栄一や柴垣和夫やらが段階論の再構成をやってるね。 でも、こいつら全部ばか、というか無意味。 資本主義は無限に変容し発展するからね。 段階は無限にあるだろう。しょせん歴史の進歩を信じるヤシの戯言だ。
329 :
名無しさん@3周年 :03/09/22 22:42
理論家=「現場では役に立たない人」の婉曲表現
婉曲じゃないよ。 宇野は、理論と実践の分離といって 理論が現場で役に立たないことを誇りにしてきたのだから。
331 :
名無しさん@3周年 :03/09/23 02:19
あんたの基本的間違いは、資本主義は無限に変容し 発展するということ。それは、原論ではとけない。 原論は純粋で架空の資本主義理論であって、現実とはことなるということを あんたはわすれている。 だから、段階論・現状分析が大切であることを宇野はいった。 といっても、宇野がいうことがすべてよろしいとはいえない。 なのに、段階論と現状分析はだめだのいいながら、 資本主義は無限であると、ありえない資本主義原理論モデルから ひっぱってきて、資本主義は発展するといいなから進歩を否定してみせる。 くだらない言葉でだらだらとのべて矛盾したことを平気でいうのは、そもそも原論 は架空のモデルでありえない資本主義原論だということをわすれているからである。 原論から段階論・現状分析を無理矢理語るのを世界資本主義という? そうではなく、段階論かないから、原論をストレートに段階論と現状分析論にもってくるのである。 あなたはというと、原論のみをおしゃべりすることで、段階論・現状分析はかたるのを さけるということであろうか? 326の結論は暴論。あんたは、労働力の商品化の無理ということをわすれているらしい。 宇野はソ連が労働力の商品化の廃絶にはいっていないということを批判した。 それを理解しええないゆえに、計画経済が社会主義となってしまうのである。 商品経済ではなく、資本主義経済だ。また、計画的経済が破綻したから社会主義 は終焉したという論拠にのっかかるあまりに、資本主義の根本矛盾である労働力商品化の無理 をわすれているのである。その克服が共同体?によって解決されるとは抽象的いがいにない。 そのものの実態は具体的になに?資本主義いぜんの社会にすらならないだろう。 ユートピア社会主義思想への先祖帰り的なものしかしめせないだろう。
332 :
名無しさん@3周年 :03/09/23 02:36
あなたは、宇野のいった景気循環論を資本主義の未来永劫としてとらえているにすぎない。 しかし、労働力の商品化の無理によって資本主義は恐慌をくり返すという 基本矛盾があることをのべなくてはならないだろう。 階級闘争がある意味でおこるのは、失業という原因に規定されるからである。 ここが人間の商品化の非合理性である。 しかしそれをふみこえて景気循環はくりかえられるというのが原論。 ところが現実にそういう段階が変質してくめということを段階論と現状分析 はつきつけた。 社会政策などで失業をたせさない、つまり恐慌をだしえない段階になったであるだの 労働力の商品化の無理は解決されるだのいろいろな研究があった。 しかしそうではなしに、帝国主義は周期的恐慌ではなく慢性的不況にいたり 戦争に帰結するというのが段階論のいう帝国主義の矛盾である。 では、現状分析はどうなるかである。 それはまたもや恐慌は解決されるという政策論の研究を生むこととなる。 それが大内力である。 そして戦争もなくなったとさえいわれる。 こうした研究に対して、さまざまな立場がせあるものの、実際どうであろうか? 現状分析を、無批判に対置してよいのであろうか? 共同体?不況と戦争はなくなってはいないなかでの共同体とはなんとも朗らかではないか? そもそも宇野経済は労働力商品化の無理を基本にしたアプローチである。 しかし宇野の言及の未開拓のせいもあって弟子たちは、それが解決されるとする降旗、否階級闘争を生む とした岩田、その矛盾は階級国家として出現するとした鎌倉などにわかれたのであった。
>>310 青木孝平『コミュニタリアニズムへ』(社会評論社)
知りませんでした。早速読んでみます。
ご教授ありがとうございます。
334 :
名無しさん@3周年 :03/09/23 02:56
布教活動御苦労さん、TAMO2さんの解説がききたい〜。 TAMO2の転倒シリーズみてみようかなっ。 大天才、TAMO2の御教示がみられなくなって寂しい。 共産版で最近みないけどどうして? 心配だな?・?。?・。
335 :
名無しさん@3周年 :03/09/23 03:11
だれだそいつ。わしは宇野経をしりたいだけ。
336 :
名無しさん@3周年 :03/09/23 06:06
新田本の主張するものは明確に、レーニン帝国主義論のなかでの資本過剰 を否定されています。では、レーニンりほかの資本過剰をも否定したかというと そうではありません。また新田本は帝国主義段階論でいう資本過剰をも否定 されています。というよりも帝国主義段階論じたいを否定されてもいます。 過剰資本が戦争に帰結していくさまは第一次大戦と第二次大戦で明確なわけですが まず新田氏ハ、第一次しかのべてはいませんね。つまり1930年代以降の段階論 ・現状分析はしてはならないというあんもくの境界でもひいておられるの゛てしょうか? そもそも第一次大戦と帝国主義の過剰資本の関係を論証できないとし、表層的 な契機となったことを年表のようにだらだらとかきつらねているにすぎません。 資本過剰が戦争に帰結したことは論証できないと結論だけいいながら、 その根拠は非常に薄いといっていい。むしろその根拠をレーニンの論証 の仕方、資料の粗雑さなど枝葉末節な部分へとそらす方法をとっているといっていい。 レーニンの帝国主義論を書いた動機は、戦争ぼっ発の情勢をとらえた帝国主義 批判論であるのです。また帝国主義は超帝国主義に転化した、これで未来永劫 うまくゆく、失業も収奪も搾取もそして戦争もない世界にいくとしたカウツキーの それが流布されていたことを粉砕する必然性があったといえる。 また第二インターの崩壊も、レーニン帝国主義論後半部分へとつらなって 批判されている。 ところで現実は、カウツキーのいうような超帝国主義になったのか? 否である。帝国主義戦争は、ぼっ発し継続していった。 のた、世界恐慌から世界大戦に行き着く過程は明確に帝国主義第二次大戦 といえるが、新田氏は、ヒットラーという独裁者が勝手に戦争にもちこんだのであって 帝国主義は応戦しただけだなどといわれるのであろうか?また日本が軍国主義 の熱強につつまれて戦争にいったなどと空々しくいうのであろうか? それをいうのであれば経済学者をおやめなさいと私はいいたい。
337 :
名無しさん@3周年 :03/09/23 06:17
>>331 原理論を基礎に段階論、現状分析はいいとしても。
中には、必要労働と剰余労働の関係さえも理解できないくせに
(こんなのは基本中の基本)基本用語をもてあそぶバカがいる。
全然基本がなっていないのに、現状分析もヘッタクレもない
わけで、こんなのじゃ全然ダメヨ。
338 :
名無しさん@3周年 :03/09/23 06:23
要するに間違った用語は使うなってことだ。 使うなら一から勉強しなおしてから使えってことだな。 基本用語知らないなら知らないで、社会運動すりゃいい だけのこと。理解もしていないくせにそんな用語 持ち出すなってことだ。そんなこと知りもしない そのあたりのお姉ちゃんがやってる平和運動とかの方が 百倍はマシだな。
339 :
四国のじじいはだまっとけ :03/09/23 06:26
というのは、政治学者や社会学者程度であればそれですむだろうが 経済学的にいって世界恐慌が世界戦争をよびさましたことが事実だからである。 別に宇野経済でも、マルクス経済的な立場でみなくてもそのことはいえるのである。 世界恐慌は、それぞれの帝国主義が広域経済ブロックをうちたてて恐慌 から体制を守ろうとしたことにより、戦争にいきついたということは明らかである。 新田さん、あなたのいっていることはこれを論証はできないよといっているだけではなく 結局資本主義の矛盾はないということにしかならんということだ。 つまり、指導者しだいでどうにでもなるということをあなたははくづけして 代弁しているということにしかならないというわけである。 それがあなたの宇野経済学派批判であればそれはそれ勝手であるが、 第二次大戦を無視して、資本過剰は戦争で解決されるということを批判 するとすればそういうことになのである。 あなたは、資本過剰じたいを否定はしないというが、ではどうやって それが生成され解決されていくというのであるか?カウツキー主義の評価 でしか語れないのはどういうことであるか?確かに戦後はあなたの指摘する超一国 主義アメリカの「安定的支配」はあった。しかしそれは、たびかさなる侵略 戦争があった裏返しにすぎないし、ソ連という国家が実は妥協の産物として 帝国主義支配の一部になかば組み込まれてきたということに規定されて 戦争は世界的なものにはならなかったのである。連合軍は、米ソ英であるのは まさにそれを実証してもいる。 帽子屋ちょっとだまっとけ
340 :
四国のじじいはだまっとけ :03/09/23 06:48
ブッシュがきちがいで頭くるっている、つまりブッシュ個人になすりつけてイラク戦争 を語るひとがいるがこれは根本的にまちがい。 ブッシュの後ろにいるネオコンのせいというのもあさはか。 経済学的にいうと、金融資本・軍需産業の直接のにないてである彼等の 経済権益でイラク戦争は開始されているというこ。石油のための戦争ということである。 これを否定したいのは、資本主義が問題とされるゆえに、意図的にそれを回避 したいのではないのか?四国のじいいよ。 イラクへの設備投資を期待する声は、あのドイツでさえおきはじめていて、資本 がそれらをすべてかっさらうということなのである。 イラク暫定統治機構は、市場経済化を表明し、資本設備は拡大されよう。
341 :
四国の田舎じじはだまっとけ ̄ :03/09/23 06:50
さて、いっときイラク戦争特需で株価は維持されているが、それがまた低調傾向 にむかってきたという声もではじめている。 イラクには石油資本や軍需産業が突出して投資にむかっているが、その他の 実体的産業が投資できる環境もかたほうではととのいつつあるともいわれているのにである。 占領統治は依然、平穏ではないともいわれている。 たとえ平穏だとしても、イラク投資ぐらいのものではアメリカの資本過剰 は解決できないのが本質ではあるのではあるが。 ところで四国のじいさんあんたは、これから現代資本主義はリーディング産業が ひっぱっていくというが、アメリカではどうなっているのかい? ぜひお答えねがいたい。 ブッシュがそれを疎外しているだとか、だめにしたなどと寝言はよしてくれよ。 アメリカバブル破綻傾向は、ブッシュが大統領に就任するまえからすでにはじまっていた。 用語もなにも正確さもなにもねえだろあんたには。 あんたは、正確さなんかが目的ではないだろ。 いかに資本主義はうまくいくものですよということがあんたの今の一番 の規定要因だろ?ちがうわけ、あんた自身年収600万以上ですなんて 自意識過剰的にほのめかす一方で労働階級の理論に依拠する必然性はないね。 あんた「ベンチャービジネス」「リーディング産業」 の社員ではないのかい?だから自分の利害をまもるというわけだね。
342 :
E´?¶?¶?I´?3/4?U¨?A´?AE? ̄?P :03/09/23 06:57
其の当たりのねーちゃんがやってる運動というならばお前は何か特別だともいいたいわけ? どこまあんたは自惚れなのかね〜 笑っちゃいますよ。 年収600万でござい、だの、エリート会社員でござい、だの、 しのごのいっているわりには、ちまちまとあちこちで書き捲ってよ〜 あっそう、お前の指導に労働者は付き従っていくとでも勘違いしてんじゃねえの〜 転倒シリーズなんてばかみたい。 ただのプロスターリン主義じゃないかよ。 泡まつ党派をちまちま紹介して、さもご自分は分かっているしきのね。 やめてもらいたいね。そして、ああだこあだといちゃもんつける手法これ 日本共産党にそっくり。やっぱ、日共左派とかなのりつつ、にたものどうし ということなのかい? 屑はくずなりにひつこんでいてくれよ。 お前の立場はいったいどっちなわけ?
新田と高杉と高望みの関係を教えてください。マジです。
344 :
名無しさん@3周年 :03/09/23 12:21
そのほかにも このスレにでてこないのに、突然 人間の屑1号だとか、四国のじじいだとかを 批判されても、前のカキコとの脈絡がわかりません。 スレの私物化はやめてください。
345 :
名無しさん@3周年 :03/09/23 13:02
あああれね。TAMO2=人間の屑第1号っていう2ちゃんねるで 超有名なかたがいましてね。 最近みえないのでさみしいとおもっていたらとせうも、書き込みされているみたいです。 このひと四国に今すんでいるらしいですね。 じじいというのは、人間の屑さんが実際、おやじだからいっているわけでして。 このひと日本共産党左派の党員であったらしく、京大ではのろし派という 某新左翼のかただったらしいです。というか今でもシンパらしいです。 御本人が2ちゃんねるでいっていますのでほんとでしょう。 なんだかわかりませんが、このひとそうとうな2ちゃんねらーで していろいろな話題を提供してくれるんですが、なにかとわたしがきになるみたい。 ストーカーされているということですか? まあ私はTAMO2さんとはなしがしたくてしょうがないんですがね。 片思いというやつですかね。
346 :
名無しさん@3周年 :03/09/23 13:04
343へ、おそらく同一人物なのでは?よそうなのでわかりません。 あなたが確かめて下さい。
で、四国のじじいや新田をさかんに攻撃してる、あんたはいったい誰なんだ?
348 :
名無しさん@3周年 :03/09/23 18:06
バブルがはじけるのって債務が過剰(資本が過少)だからでは
349 :
名無しさん@3周年 :03/09/23 19:45
宇野の資本過剰恐慌論への素朴だが厳しい批判。 宇野護教派は、さあどう応える?
350 :
名無しさん@3周年 :03/09/23 20:04
>>345 > じじいというのは、人間の屑さんが実際、おやじだからいっているわけでして。
↑日本ではな、孫を持ってはじめて「じじい」とゆうのだ。
政治をカタる前にまず日本語を勉強せー!
大体カレは、じじいといわれるほどの年ではないと思うが?
351 :
名無しさん@3周年 :03/09/23 20:20
人間の屑1号。ネット情報を整理しておきましょう。 ・元、日本共産党(左派)シンパ。3年前に訣別。 ・烽火は大学の後輩が数名いて、機関紙誌を定期購読しているが、理論的には軽蔑しているらしい。 ・愛媛県在住。以前は、青森県。生まれは大阪市平野区。 ・子供の頃部落解放同盟の糾弾の理不尽などを見て、大学に入るまではウヨク。 ・37歳。有名な元趣味者・米沢泉美と10日違いの誕生日。 で、TAMO2ストーカーの俺に言わせれば、132=TAMO2だね。
352 :
名無しさん@3周年 :03/09/23 23:28
他人の個人情報の暴露はやめてください。 それより先に347さんに答えたら。
353 :
名無しさん@3周年 :03/09/23 23:40
俺は宇野経済学のことをもっともっと知りたい! 個人攻撃はやめるべし。
354 :
名無しさん@3周年 :03/09/24 00:22
バブルはじけるのは債務が過剰で資本は過少だからという人にたいして。 バブルとは投機経済などが典型的で、実態にともなわない異常なつりあげによって 現象するものです。それは、資本過剰・生産能力過剰状態が投機経済にむかわ せた結果おこることでしょう。 利子率と利潤率の衝突が、恐慌なのですが、その表層的なものがバブル 破綻であるわけでしょう。根底的に恐慌とはす、資本が労働力に対して 過剰となり、結果利潤がえられなくなることが曝露される過程です。 現象的には、ものをたくさんつくり過ぎて恐慌になるように見える過程です。 そもそも資本投機によって価格上昇すなわちバブルとなるが、利潤率と利子率 の衝突を規定とする恐慌、現象的には不良手形の不渡りなどをきっかけとした ことを契機としてバブルは破綻せざるをえない。こうして、銀行・証券の取り付け による信用パニックが産業の連鎖的倒産をよびおこし、恐慌が爆発するということなのである。 あなたのいうバブル破綻説のいう、債務は過剰・資本は過少の論理をいさてみてください。 TAMO2さんというコテハンを復活していただけないでしょうか? 基本的にあなたは、「敵階級」ではないと思いますから。
355 :
名無しさん@3周年 :03/09/24 00:54
私が、新田氏に批判的なのは、かれの資本過剰否定説を批判することによるものです。 高望みさんかどうかという投げかけは、誰かがおこなっているようですが、 私はそのような表層的なことではなしに、新田さんの資本過剰否定だったら なぜ世界恐慌はしょうじたのか説明できなくなるといいたいわけです。 世界恐慌も現象的なものではありますが、それゆえに本質的なものを どう措定するのかということをといかけているのです。 新田氏は戦争という結果をみちびく資本過剰は否定するといわれています。 ということは、資本過剰を批判するのは戦争の問題がとわれてくるからなのだ ということがいえるかと思います。資本過剰は戦争とセットでとらわれるべき 経済概念ですが、それを切り離すのはそもそもありえません。 戦争にはいかないとした資本の過剰をいったカウツキーは、世界恐慌によって まずは粉砕されますし、第一次・大二次大戦でも粉砕されます。 ところで戦後高度成長をとらえて入江説次朗同志社大学教員のように 戦後は超帝国主義論で論理化できるという説もいえなくはない。
356 :
名無しさん@3周年 :03/09/24 00:54
しかし、それは第二次世界大戦という惨劇をもたらした、否労働階級の生命 を犠牲にしたうえでの徒花といえるでしょう。のみなせず、日本の経済復興 は朝鮮特需景気という朝鮮人民の血によってもたらされたものであるし、 日本のバブル経済とはアジア・中国の収奪で形成されたものであり、 カウツキーのいうような平和的なものではありえなかった。しかも、アメリカ はベトナム戦争からイラク戦争まで、戦闘行為をすることでドル散布を維持し アメリカ資本の過剰をくりのべてきたということです。帝国主義どうしの戦争 ということに限定すればそれは戦後なかったのであるが、戦争はあいかわらず継続 され、景気循環は長期不況・慢性化の不況であり、金融政策という人為的 な政策による景気浮揚も実際には投機経済で破綻してしまう、しかも赤字財政 はアメリカを頂点としてすべての先進国で常態化しているということ、 そのくりのべとして失業と戦争が政策的にはもたらされているというのが現代帝国主義 のすがたではないでしょうか? こうした根底には、資本の過剰と生産能力の過剰があるといっているのです。 新田氏は、そういう曝露ではなしに、資本の過剰はないとして、 押し出す傾向が強い。戦後そのもののなりたちから出発せずに、現状分析 をおこない、また戦後の発展も戦争特需が要因であるのをすっとばし、 あるいは論証できないとして否定する、そしてアメリカのグローバリゼーション 論にのかかって、超帝国主義論を展開されているわけです。 そこで社会主義運動そのものやマルクス経済を批判するというのであれば、 どういう結論になるかは明確になるといえないでしょうか? アメリカのイラク戦争に言及がないのはどういうことか新田氏にきいていること そしてアメリカ経済の不調とバブル破綻・グローバル化の停滞について 私は、それがうまくいくという新田氏へつきつけているということなのです。 新田氏は、宇野段階論・現状分析からカウツキー主義に転向したといっていい、超資本主義論はその代表 であるわけです。私は、帝国主義論を対置します。どちらが正論であったかは、 後世の人々がきめるでしょう。
357 :
名無しさん@3周年 :03/09/24 02:14
結論 ★カウツキーは資本過剰による戦争の問題を想定できなかった。 ★帝国主義段階における資本主義の生産力と生産関係の衝突が 不均等発展となり、世界恐慌と世界戦争になる帝国主義論を 論理化できず、帝国主義の生産力過剰は国民に使われる分配論 的考察に終始した ★それは、超帝国主義論で論理化され、超帝国主義で資本主義の生産 力は維持できるとした ★されど、二度の世界大戦と世界恐慌によって、帝国主義の不均等発展 の帰結が帝国主義の矛盾となって曝露されたのであった ★超帝国主義論はミの意味で粉砕されている ★しかも超帝国主義論は、資本過剰による戦争にはんたいできないばかりか 祖国防衛戦争をささえていくことになった。第二インターの崩壊など ★レーニン帝国主義はこれらの矛盾を曝露すること、戦争を粉砕することが 目的であった ★仮に超帝国主義がうまくいったと仮定したとしたら、世界恐慌では失業を 世界戦争では総動員という犠牲を労働階級におしつけたうえの戦後発展 だったといえる。 ★しかし、それはレーニン帝国主義で返答しよう。それは、戦争と戦争の息継ぎ にすぎない、「平和」をのべているにすぎないということだ ★マルクス主義とは、矛盾を徹底的に曝露するということであるのであり レーニンとカウツキーのうちどちらが、その正統性をえるかといえば、 それはレーニンだったと断言していい ★むしろロシア革命をゆがめたのは、スターリンであったということである ★それゆえに、反スターリンでないかぎり、結局はカウツキー主義に転落せざるをないというわけである。
358 :
名無しさん@3周年 :03/09/24 02:14
★本家スターリン主義は破産し、日本の本家スターリン主義はカウツキー主義 に転落し綱領をスターリン主義から、カウツキー主義的社民に転換させた。 カウツキーもスターリンも祖国防衛主義にほかならないが、カウツキー の場合は、超帝国主義論であり、日本共産党も国連中心の平和主義であり 基本的には、戦争はないよという展開である。アメリカの戦争反対はいうが 日本が戦争をしていくという論理で反対しているのではない。アメリカに従属 されて戦争するのは反対ということは、単独では反対するということにはならない。 それに言及しないということは、それを承認しているということだ。 それゆえに自衛隊合法論によって、海外戦闘の時代にあわせているのだ。 そう言う時代の軍事力容認はなによりもそれを実証するものとなる。、 天皇制の認可は、国家主義の隷従にほかならないし、日本のスターリン主義 運動、民主民族解放革命・二段階革命論はついに自国帝国主義の危機とともに 破産したのである。
359 :
名無しさん@3周年 :03/09/24 09:07
金子勝慶応経済教授のイラク戦争とアメリカ経済 www.bund.org/opinion/1110-4.htm 宇野派の影響をうけし、かの金子先生の帝国主義論。
360 :
名無しさん@3周年 :03/09/24 23:19
金子なんて、もともとヨヨギ系に近いんで、 宇野の影響なんてないよ。 ただ東大社研にいたから、 人脈的に宇野も知ってるってだけ。
361 :
名無しさん@3周年 :03/09/24 23:59
帝国主義論をもちだせば代々木になるわけ? 修正主義路線は共産党だぜ。共産党は帝国主義論も修正してしまっている。 確かにカネコは改良主義的だけど、帝国主義論でいえば そもそもローザの資本蓄積論に金子はちかいけど、現代アメリカ新帝国主義 のやりかたは、レーニン帝国主義だと断言している。 日本の経済政策は、修正主義の共産党が改良主義に接近してくるのはとうぜんでは? なんどもいうが、金子は社民機関紙にでたり、連合機関誌にでたりしている民主党系 の経済学者。ヨヨギデハナイ
362 :
名無しさん@3周年 :03/09/25 00:06
宇野経済学者の総合経済雑誌「経済学批判」を参照したまえ。 金子は財政学者として座談会にでて、大内兵衛の労農派と 宇野の弟子である武田たかおの財政学のアプローチで雑談している。 この本は、70年代後半にかかれたものだぜ。 金子代々木説だしてるやつは、金子が90年代まで代々木だったっていっていたが この矛盾をどうみるわけ? だいだい共産党にちかいやつが、ブント日向の機関誌にでるわけないだろ?
経済学批判は、柴垣和夫だって加藤栄一だって書いてるよ。 要するに、人脈だけでつくられた雑誌だ。 荒ブントには、元一水会の鈴木も、元原理の仲正も、誰だって出る。 いまや何の節操もない。サヨクじゃなく環境派NGOという売りだからね。 んなもん、なんの証拠にもならんよ。新田さんでも誰でもきいてみな。 宇野派なら誰でも知ってるジョーシキを今更ぐちゃぐちゃいうなよな。
364 :
名無しさん@3周年 :03/09/25 01:21
は、柴垣が共産党員説をまたながしちゃってるぞこいつ。 柴垣は大蔵省の機関誌に登場していたわけで、共産党ならひきうけるわけはない。 あんなあ、共産党と宇野経済とは70年代は仲わるいの。つうか共産党 が一方的に、宇野経済を見下していたわけだ。 そんななかから宇野経済にいくわけないだろ。 共産党は講座派のながれで、宇野は協会とか労農派と講座派の対立のなかからでてきたもの。 共産党ならば、宇野にいかなくても、共産党講座・正統派の弟子になるというわけ。 加藤も共産党ではない。もしも、お前のいう学者が共産党ならば 赤旗にのるだろうが。 金子は、社会新報とか連合の機関誌とか民主党関連しかでないぞ。 共産党系ってかなり、かぎられているわけだし。 金子がブントにのったからって戦旗っていうわけではない。 あのなあ、ブントによばれる共産党がいるわけ? バカかおまえは。共産党は共産党関連しかでないんだよ。ばかが。 赤旗で金子を特集すればいいだろ、そんなに金子が共産党だっていうならよ。
365 :
名無しさん@3周年 :03/09/25 01:37
もう一つお前の矛盾をいっとく。 経済学批判は人脈だっていうことをいうということは、宇野派の人脈 が金子は強いということだろ。正統派と宇野派の対立は明確にあった。 学問の世界でも、そして学閥の世界ならもっとだな。 共産党であれば、そもそも人脈なんてあるわけない。 まあ子供んときから共産党つうか二世で東大はいって宇野経済とであって 宇野になることもあるだろうがよ。 しかし、そうでもない金子が宇野経済でありながら共産党なわけはない。 共産党支持ならば宇野経済とかかわるはずはない。実際そんなことはない。 共産党か社会党にかわるのはあっただろうが。 共産党が金子であればその筋の人脈もあるわけだが、それはどう見る? 共産党をはなれたのが90年代ってお前はいうが、それまで金子は宇野経済で あったことはどうみるわけ?また、共産党から離別して、宇野経済から離れる 金子であれば、共産党が宇野経済ってことになるぞ。 ようは、金子のいうことは、だめだ、信用のおけないやつだとしたいわけだろ。 つまり、宇野経済もつぶせるし、金子が帝国主義論的なみかたでアメリカ を批判していることをつぶし、共産党の修正主義がただしいっていいたいわけだろ。 もう帝国主義の時代ではないというような、そこで共産党の修正主義がただしい、 金子の改良主義的経済提言は、代々木の修正資本主義の「ただしさ」 を証明することになる・・・こうしたことをいいたいわけだろ。 ラナ
366 :
名無しさん@3周年 :03/09/25 01:39
あーる・つーってなのっているやつがいるけど、民青か考案だろ?
367 :
名無しさん@3周年 :03/09/25 02:40
金子が共産党やけたのは何故?
誰かが金子スレで書いてたように 新日和見主義のときに粛清だか脱党だか したんじゃないの。
369 :
名無しさん@3周年 :03/09/25 15:29
つまらん話は金子スレでやれ。 宇野派の理論を語れ。
370 :
名無しさん@3周年 :03/09/25 17:01
371 :
名無しさん@3周年 :03/09/25 17:04
・・・EU諸国は石油の決済代金として、ドルからユーロに変えるようにどんどん進めています。 おそらくEUはロシアを抱き込んで、別の経済圏をつくる動きを一層強めるに違いありません。 そういう意味では、世界は分裂の時代に入りつつあるといえるでしょう。(次号につづく) 金子先生のこの発言は重要。これもろ帝国主義論だから。 ------------------------------------------------------------------------
372 :
名無しさん@3周年 :03/09/25 17:05
金子さんは、もともとレーニン帝国主義論ではなく、ローザの資本蓄積論のほう。 しかし帝国主義論のいうとること、検討しているみたいだ。
373 :
名無しさん@3周年 :03/09/27 01:25
金子のスレでやれ。 ここは宇野理論だ。
374 :
名無しさん@3周年 :03/09/27 18:26
高望みさ〜ん、なんか言って。
375 :
名無しさん@3周年 :03/09/27 19:16
>>374 書き込めない措置が取られているようで。2ちゃんねるではよくあること。
376 :
名無しさん@3周年 :03/09/28 00:49
四国のじいさんや革共同さんもこないなあ。
377 :
現代における平和と革命 :03/09/28 15:00
学説的には高望みさんと、私は一致しない。されど、宇野経済という土台のなかで 交流すべき関係を持っていると思います。 また、TAMO2さんとは、ときどき口汚いやりあいをおこないましたが、獲得すべき関係 であろうとおもっています。 高望みさんにもわたしからの主張として、帝国主義はレーニン的アプローチが今日 も貫徹していると思うが、帝国主義論のいう世界的戦争にいたらない努力にこそ 超帝国主義論的なアプローチつまり戦後資本主義・戦後民主主義はいかべきであるということです。 帝国主義論は資本過剰が戦争となって終結するだけなのか、前後に革命があるのかということ だと思います。戦争には帰結しない方法と、平和革命のあり方は、ないとはいえない、 そういう立場に私はたっています。
378 :
現代における平和と革命 :03/09/28 15:12
そしてTAMO2さん、仏教者としては共感できる根底はありえるとおもう。 法華経のいう範囲でしか返答できないが 人間の十階論・諸法実相をまなんでください。 私の書き込みにあなたは、怒りを覚えたり、復讐しようと思ったり、からかったり あめいは恐怖したりしたこととおもいます。私も同時にそれを体験しています。 それが人間のもつ諸法実相なのです。 TAMO2さん、あなたの知識はわたしのおよぶところではない。 ただ「現代における平和と革命」の実践ではあなたに引けをとらないみーものと思っている。 私の今日的テーマは、差別です。 TAMO2さんとの論戦によって、いろいろ体験し、自らを考えさせることになりました。 TAMO2さんも同様に私の主張を理解され尊重されている。 私の場合もそれがあります。 それは法華経でとく諸法実相をあらためてかんじたわけです。 TAMO2さん、あなたが部落解放教育や糾弾闘争に反感をもたれて その解放思想・革命的マルクス主義を研鑚されて、あなたがマルクス主義 を理解し、その運動へむかわれたことは、諸法実相にかなうものといえます。 動機は、結果的にそうなったわけですから。 私の場合は、宗教を否定するマルクスを論破したく、マルクス哲学にはまつていった ということが私にもあります。 あなたと私が非常に共通するのは、マルクス自身のあらゆるものを疑うという批判精神であるのではなかろうか? ともにがんばりましょう。
379 :
名無しさん@3周年 :03/09/29 11:26
学説的には高望みさんと、私は一致しない。されど、宇野経済という土台のなかで 交流すべき関係を持っていると思います。 また、TAMO2さんとは、ときどき口汚いやりあいをおこないましたが、獲得すべき関係 であろうとおもっています。 私のほうから高望みさんへわたしからの主張をしておきます。帝国主義論つまりレーニン的アプローチが今日 も貫徹していると思うが、帝国主義論のいう世界的戦争にいたらない努力にこそ必要であり、 超帝国主義論的な戦後資本主義・戦後民主主義を徹底的に維持すべきなのです。 高望みさんの超資本主義は、第二次大戦後の資本主義世界史であろうかといえるでしょう。 私のいつているのは、金子慶応大学教授のいうように、世界が多極化・分裂化していくということです。 それは、ドル基軸体制は、ユーロの登場で終焉したといっていい。ここを同捕らえるかは 意見の分かれ道です。国際通貨の分裂は、資本主義世界史の多極化を意味します。 ユーロ・ドルあるいは日本円の国際流通、つまりブロック経済圏は、合理的にうまくいかない だろうというのが、私の立場です。それをうまく調整するのが、外交といえるでしょうが。
380 :
現代における平和と革命 :03/09/29 11:30
高望みさん、超帝国主義をかいたカウツキーは、帝国主義は万能で、世界はウルトラ資本主義でまとまる などとしてしまいました。しかし、それはまったく違う展開をしました。まず、独占化によって生じる 資本過剰は、レーニンのいうように、自国の国民の生産関係には使用されないで、資本輸出の方向へとむか うわけです。なぜなら、資本主義であるかぎり、利潤がおおいほうへと流れるのは必然だからです。 そこで、市場再分割戦争として帰結していくわけです。高望みさんは、資本過剰から戦争になる のは論証できないとおっしゃいます。ならば、どうして戦争になったのであるかをいうべきです。 ちなみに二度の戦争は、国際決済通貨をポンドからドルに変容させました。 私は、こそれをこうみます。自由主義段階から帝国主義段階へ移行していたが、 帝国主義とはそもそも多極化したものにならざるをえない。それは、自由主義段階のイギリスは 重商主義段階期におこなった戦争に勝利することで、世界支配の頂点にたったことから、自由主義段階におけるイギリスは パックスブリタニカを形成できた。つまり、戦争に勝つことで、植民地を一挙ににぎったことが、パクスブリタニカを形成できたことということである。 ところが、帝国主義段階になると、自由主義段階のイギリスは相対的に 世界支配を貫徹できなくなり、世界は帝国主義列強が支配していくこととなった。 超帝国主義論は、それらをうけて、世界支配は帝国主義が制覇していくとし、帝国主義は万能としたのであった。 ところが、どうであっただろうか?それは、まず第一次大戦をうみ、世界恐慌をもたらして第二次大戦に結果した。 カウツキーのいうことと違う方向にむかったのであった。 戦後の冷戦とは、米ソによる世界分割支配といえるのであり、これが世界的な戦争にいたるのをふせいだ 根拠であるわけです。また、帝国主義は二回目の世界大戦で、アメリカ以外、生産設備は破壊されていたわけで 過剰資本・過剰生産能力はうみだされるのは、60年代の高度成長までまたなくてはならないわけでした。 60年代から生じている過剰資本・過剰生産能力は、結果的に米ソ冷戦体制を終焉させたといえるでしょう。 ソ連が解体するのは、資本主義の勝利、超資本主義への時代の到来などではなく、
381 :
現代における平和と革命 :03/09/29 11:32
私は、こそれをこうみます。自由主義段階から帝国主義段階へ移行していたが、 帝国主義とはそもそも多極化したものにならざるをえない。それは、自由主義段階のイギリスは 重商主義段階期におこなった戦争に勝利することで、世界支配の頂点にたったことから、自由主義段階におけるイギリスは パックスブリタニカを形成できた。つまり、戦争に勝つことで、植民地を一挙ににぎったことが、パクスブリタニカを形成できたことということである。 ところが、帝国主義段階になると、自由主義段階のイギリスは相対的に 世界支配を貫徹できなくなり、世界は帝国主義列強が支配していくこととなった。 超帝国主義論は、それらをうけて、世界支配は帝国主義が制覇していくとし、帝国主義は万能としたのであった。 ところが、どうであっただろうか?それは、まず第一次大戦をうみ、世界恐慌をもたらして第二次大戦に結果した。 カウツキーのいうことと違う方向にむかったのであった。 戦後の冷戦とは、米ソによる世界分割支配といえるのであり、これが世界的な戦争にいたるのをふせいだ 根拠であるわけです。また、帝国主義は二回目の世界大戦で、アメリカ以外、生産設備は破壊されていたわけで 過剰資本・過剰生産能力はうみだされるのは、60年代の高度成長までまたなくてはならないわけでした。 60年代から生じている過剰資本・過剰生産能力は、結果的に米ソ冷戦体制を終焉させたといえるでしょう。 ソ連が解体するのは、資本主義の勝利、超資本主義への時代の到来などではなく、
382 :
現代における平和と革命 :03/09/29 11:36
私がおもうには、米ソ冷戦という戦後体制が終焉したということを意味するわけです。 経済的にいうと、ドル弱体化はユーロを現象化させ、日本円経済圏もではじめている。 しかも、ブロック経済にすでにむかいつつあります。カウツキーは、帝国主義列強が世界分割支配 を矛盾なく、継続させるとしました。ましてや、世界恐慌や世界戦争の到来などは想定すらできませんでした。 それは、資本過剰を理解できなかったからです。
383 :
現代における平和と革命 :03/09/29 11:39
あるいは資本過剰から戦争にむかうことをつきだしたレーニン帝国主義論が カウツキー以後の著作であるからです。いえることはカウツキーのいうようには世界 はならなかったということです。 現代はというと、アメリカグローバリゼーションが牽引していくという のはまやかしであったことは露呈してきている。欧州・ロシアは独自の動きでこれと対峙しているし、 南米ですら、中道左派政権が誕生して、アメリカの対抗している。それでも、超資本主義はうまくいくという段階 であるかといえなくもない。しかし、イラク戦争の情勢はどうであろうか?
384 :
現代における平和と革命 :03/09/29 11:44
アメリカは、圧倒的な軍事力をバックにして世界支配を維持はしているが、 軍事的な展開に、欧州・ロシアは支持しなかった。そこでアメリカは東欧をきりくずしたり さまざまな外交を展開したのである。こうした世界情勢は、ユーゴ空爆よりも、分裂がすすんでいること を実証させているだろう。経済的にはすでにユーロは形成され、イラク戦争では、欧州・ロシアは アメリカをけん制したのであった。そこでアメリカは、英日東欧などを引き入れ戦争をおこなったのである。 つまり軍事的にも分裂したということである。イラク占領をめぐる各国の思惑も開始されており、 予断はわからない
385 :
現代における平和と革命 :03/09/29 11:45
資本主義は、グローバリゼーションによってもたらされている、知的産業がつぎの時代の支配的資本である としていたが、グローバリゼーションの花形であったIT産業は、資本設備過剰の状態にすでに突入していて それはナスダックにも投影している。自動車・電気産業によって高度成長は形成したのであるが、 IT革命は、アメリカ一国で5年ほどしか維持できなかったということがいえるだろう。 すでに、IT革命を絶叫しているものはほとんどみられない。次はバイオ・環境とうそぶかれているが、 どうであろうか?規制緩和と民営化によってもたらされる新産業の実態は、福祉産業に代表されるものであったり するだけで、自動車・電気産業をこえられる資本能力はもってはいない。 超資本主義論の限界は、現状がうまくいくという分析をしてしまったばかりに 超資本主義論がでてきたということに根拠はあります。高望みさん、アメリカ経済の分析をやはり やりなおされる必要があると私はおもいます。
386 :
現代における平和と革命 :03/09/29 11:48
そしてTAMO2さん、仏教者としては共感できる根底はありえるとおもう。 法華経のいう範囲でしか返答できないが 法華経のいう人間の十階論・諸法実相をまなんでください。 私の書き込みにあなたは、怒りを覚えたり、復讐しようと思ったり、からかったり あめいは恐怖したりしたこととおもいます。私も同時にそれを体験しています。 それが人間のもつ諸法実相なのです。 TAMO2さん、あなたの知識レベルにたしては、わたしの知識不足からしておよぶところではない。 ただ「現代における平和と革命」の実践ではあなたに引けをとらないものと思っている。 私の今日的テーマは、差別です。 TAMO2さんとの論戦によって、いろいろ体験し、自らを考えさせることになりました。 TAMO2さんも同様に私の主張を理解され尊重されている。 私の場合もそれがあります。 それは法華経でとく諸法実相をあらためてかんじたわけです。 TAMO2さん、あなたが部落解放教育や糾弾闘争に反感をもたれて その解放思想・革命的マルクス主義を研鑚されて、あなたがマルクス主義 を理解し、その運動へむかわれたことは、諸法実相にかなうものといえます。 動機は、結果的にそうなったわけですから。 私の場合は、宗教を否定するマルクスを論破したく、マルクス哲学にはまつていった ということが私にもあります。 あなたと私が非常に共通するのは、マルクス自身のあらゆるものを疑うという批判精神であるのではなかろうか? ともにがんばりましょう。
387 :
他のスレから連れてきました。 :03/09/30 00:16
> >財政だけを「積極財政」に変えるようだ。
> 勘弁してくれよ。もうちょっと正確な情報で書いてくれ。谷垣は
> お公家集団宏池会=旧加藤派だよ、積極財政なんて出来るはずな
> いだろ.
ゴメン、谷垣が「宏池会」とは知らなかった。ただ、谷垣は財務
が専門ではないと言うことぐらいしか知らない。
しかし、「宏池会=お公家さん」だから「積極財政は無理」とい
うのは、おかしな話。
先ず、この「宏池会」の本家本元は鈴木善幸。鈴木は、「労農派
=社会党左派」のはず。それから、宮沢喜一も、「ケインジアン」
として通っている。(これは「日経的な常識」)だから、宏池会が、
橋本派以上に「積極財政派閥」である、と言うことはウソではない。
-----
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388 :
他のスレから連れてきました。 :03/09/30 00:18
> >財政だけを「積極財政」に変えるようだ。
> 勘弁してくれよ。もうちょっと正確な情報で書いてくれ。谷垣は
> お公家集団宏池会=旧加藤派だよ、積極財政なんて出来るはずな
> いだろ.
ゴメン、谷垣が「宏池会」とは知らなかった。ただ、谷垣は財務
が専門ではないと言うことぐらいしか知らない。
しかし、「宏池会=お公家さん」だから「積極財政は無理」とい
うのは、おかしな話。
先ず、この「宏池会」の本家本元は鈴木善幸。鈴木は、「労農派
=社会党左派」のはず。それから、宮沢喜一も、「ケインジアン」
として通っている。(これは「日経的な常識」)だから、宏池会が、
橋本派以上に「積極財政派閥」である、と言うことはウソではない。
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389 :
他のスレから :03/09/30 00:43
> >財政だけを「積極財政」に変えるようだ。
> 勘弁してくれよ。もうちょっと正確な情報で書いてくれ。谷垣は
> お公家集団宏池会=旧加藤派だよ、積極財政なんて出来るはずな
> いだろ.
ゴメン、谷垣が「宏池会」とは知らなかった。ただ、谷垣は財務
が専門ではないと言うことぐらいしか知らない。
しかし、「宏池会=お公家さん」だから「積極財政は無理」とい
うのは、おかしな話。
先ず、この「宏池会」の本家本元は鈴木善幸。鈴木は、「労農派
=社会党左派」のはず。それから、宮沢喜一も、「ケインジアン」
として通っている。(これは「日経的な常識」)だから、宏池会が、
橋本派以上に「積極財政派閥」である、と言うことはウソではない。
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なにがいいたいのか、よく分からんけど、おんなじの何度もカキコしないでね。
391 :
他のスレから :03/09/30 01:23
書き込めない
392 :
他のスレから :03/09/30 02:14
書き込めない
393 :
あーる・つー :03/09/30 02:17
ごめんなさい。カキコが出来ないで、往生しました。 やっぱ、民青に見えるみたいだね?
394 :
名無しさん@3周年 :03/10/01 19:07
労農運動について。 中核派幹部の一人が、東大農学部出身で農林水産省食糧庁出身であるように、 自民党の代表的議員が、農政族であるように、日本資本主義と農業は深い関連があります。 東大宇野派の重鎮であった大内力は、農業経済を専門ともしていて、農協関係の出版をだしています。 宇野じたい、現代世界資本主義の根本矛盾は、農業問題であるともいっています。 宇野経済や正統派マルクス主義でいうところですと、資本主義は商業と工業の生産基盤であり 資本主義は農業は苦手であるといっています。実際、労働人口は農業は減少の一途をたどっています。 鈴木善行自民党元総理大臣は、労農運動・社会党左派・労農党から自民党に移られた方です。 また、ケインズ財政の宮沢など、戦後保守本流と言われた人たちは、こうした流れをくんでいる といえなくはない。それは、資本主義の矛盾を人為的経済政策で、修正した政策を主張したといっていい。 たとえば、イギリス労働党・保守党の、ゆりかごから墓場までの社会福祉国家が戦後世界資本主義 のひとつの目標となったようにです。 いろいろな人々が書き込んでいるように、宇野右派の学者は、そういう戦後日本資本主義を あとづけ的にのべたにすぎなかったといえるわけです。 柴垣氏が日本共産党支持者であるだの、大蔵省出版物から著作をだしたということはそういうことに 関係していめといえるでしょう。 アールツーさんは、民青でしょう?
津田って、ほんと見苦しいね
津田ってなんだ?
397 :
名無しさん@3周年 :03/10/02 01:21
なかなか読み応えのあるスレで。 昔愛知大学で山本二三丸という学者が宇野経済学を徹底的に批判していたのを思い出しました。
398 :
山本二三丸 :03/10/02 07:41
399 :
名無しさん@3周年 :03/10/02 19:47
>>397 山本二三丸を思い出した?あんた、いくつだ?
還暦すぎて、こんなとこカキコするなよ。
孫にわらわれるぞ。
400 :
名無しさん@3周年 :03/10/02 21:09
山本一二三って、あのゴリスタの? とかいって400!
401 :
名無しさん@3周年 :03/10/02 23:51
臨ちゃん、あんた、論破してみたら。
402 :
名無しさん@3周年 :03/10/02 23:53
ま、プロスタ、ノンセク、新田さんの受け売りでは、どうかなぁぁ。 臨ちゃん、まってますよ〜。
403 :
名無しさん@3周年 :03/10/02 23:55
黒田寛一の宇野経済学批判でもおよみください。
404 :
名無しさん@3周年 :03/10/03 00:21
津田も知らんけど、臨ちゃんてのも誰だ? 新田は知ってるけど、プロスタは正しいが、ノンセクじゃないだろ。 ブント叛旗の味岡一派だろ。黒田じゃなくて吉本だろ。
405 :
名無しさん@3周年 :03/10/03 00:54
臨ちゃんっていうのは、新田さんにいかれている、臨夏っていう人。 新田さんは、レーニンが嫌いだから資本過剰を否定してますというようなことを いわれていましたね。学問的に否定ではなく、レーニンが嫌いだからだそうです。 宇野派だけではなく、プントそのものが帝国主義批判というかレーニン批判を してましたね。昔から、あーだこーだといいながら、運動はジリ貧になっていく・・・。 中央大学のブントは、たいていレーニン帝国主義批判ですかね。 プロスタであって反スタでないから、レーニンとスターリンの区別もできないということですね。 結局いっているのは、日本共産党と見解は差異がない。このひとたちは、日本共産党と差はないですね。
406 :
名無しさん@3周年 :03/10/03 00:55
むしろ、共産党のほうがましとさえいえるでしょうか。
407 :
名無しさん@3周年 :03/10/03 00:56
やはり黒田寛一さんの反スターリン主義、宇野経済批判は有効といえるのですね。
408 :
名無しさん@3周年 :03/10/03 17:03
>>399 マジレス。45歳
そのころは山本二三丸は愛大にいました。
409 :
名無しさん@3周年 :03/10/03 17:21
愛知大学は、良い大学です。 マルクス経済学もさかんですからね。 あと大学が非常に、まじめでよいとおもう。 とりわけ、中国研究にあかるい。 自治会の反戦への闘いも特筆すべきことがらであろう。
410 :
名無しさん@3周年 :03/10/03 17:22
それはそうと、リンちゃん、はやく降臨してください。
411 :
名無しさん@3周年 :03/10/03 17:37
>>405 つーかさー。新田さんは、政治の本質を、一つの側面で切断して
分かった気になっているところが痛々しいね。
書き方と言い、裏返しのレーニン。
412 :
名無しさん@3周年 :03/10/04 11:27
臨ちゃん、まだどすかぇ〜?
小西誠の内ゲバ廃絶掲示板で、高望み=新田が遅れてきた中大ブント、 60年アンポの頃に生まれたかった化石、とからかわれてれるぞ。 当たってるだけに、ついワラえる。新田って学者じゃなくて趣味者だな?
414 :
リンカちゃん :03/10/04 12:51
高望みさんは、中央大ノンセクトというなのブントのメンバー。 レーニン帝国主義論批判・宇野経済批判は、彼らの首領であった さらぎとくじの主張そのもの。そらぎは、晩年組織からたたきだされた。 レーニンが嫌いだから、それを学問で追求するのはまちがいではないが、 学説でレーニンを批判しているというよりも、言葉の羅列で罵倒しているのみといったほうが正鵠をつく。 趣味者としては、だいぶよろしいよう。 でも黒田寛一の宇野経済批判は、吉本隆明ではないのかというのは、しろうとの考え。 確かに、吉本は黒田と対談して、呪縛からの解放なんていう本をだしてはいる。 しかし黒田寛一の宇野批判は、吉本をうけたものではない。 黒田寛一の経済学は、宇野をのりこえようとして、大内力の国家独占資本主義論にみせられていった。
415 :
名無しさん@3周年 :03/10/04 12:57
416 :
名無しさん@3周年 :03/10/04 17:47
もともと吉本は宇野批判なんてしたか? 吉本は宇野を読んだこともないんじゃないか?
417 :
名無しさん@3周年 :03/10/04 22:43
>高望みさんは、中央大ノンセクトというなのブントのメンバー。 ぶわははははっはははっはははっは >彼らの首領であったさらぎとくじ ぶわははははっはははっはははっは
418 :
名無しさん@3周年 :03/10/04 23:41
ふーじん・らいじん的笑いか? 高望みが高笑いするか? それにしても414のボケぶりはあまりに可笑しい(わ だいたい中大ブントは宇野経とまったく関わりなかった。
419 :
名無しさん@3周年 :03/10/04 23:50
>だいたい中大ブントは宇野経とまったく関わりなかった。 つーか、そもそも経済学を基礎にした情勢分析という思考パターンが希薄でさ。
420 :
名無しさん@3周年 :03/10/05 03:12
>中核派幹部の一人が、東大農学部出身で農林水産省食糧庁出身であるように、(中略)日本資本主義と農業は深い関連があります。 おまえアホか! 駒場で学生運動に精出したため本郷進学で農学部しか行けなかっただけじゃん(藁 で、民間への就職はむつかしかろうと公務員試験を受けて、農学部をウリに農水省へ行った、それがどうして「日本資本主義と農業との深い関連」になるんだ、あん? 社会科学的思考の衰退を示す貴重なカキコかもしらん(激藁
421 :
名無しさん@3周年 :03/10/05 10:41
>吉本は宇野を読んだこともないんじゃないか? 「あんな象牙の塔のスコラ議論、安保全学連の意義とカンケーねぇ」てなことどっかで書いてたな。
422 :
名無しさん@3周年 :03/10/05 14:25
>つーか、そもそも経済学を基礎にした情勢分析という思考パターンが希薄でさ。 中大ブントは左翼日本浪漫派だと秋山駿(中大教員)が言ってたね。 ところでここ、何のスレだっけ?(藁
423 :
名無しさん@3周年 :03/10/05 23:13
>>421 この矛盾をそのまま反映してるのが高望みこと新田さん。
新田さんは、中大ブント時代の吉本的発想と、大学院で学んだ宇野理論が
ぜんぜん統一されず、分裂症的論理矛盾をかかえこんでるのが痛々しい。
424 :
名無しさん@3周年 :03/10/06 10:57
>>423 中大ブント時代の吉本的発想×
古い中大ブントに影響を与えた吉本的発想○
彼が現役の時中大ブントだったことは*全く*ないので誤解なきように。
425 :
あーる・つー :03/10/07 00:17
丁寧なレスありがとうございます。このスレも、伸びるのが早い ね。全然読んでません。 > 東大宇野派の重鎮であった大内力は、農業経済を専門ともしてい 確かに、「古典的」な人ですね。大江志乃夫と一緒ですよ。僕は、 20前後の頃、「岩波ジュニア新書」の何かを読みましたが、「読 書人口の激減」を言うのを大内さんは嘆いてましたね。 僕は、彼が、農業関係が強いとは思っていないけれども、先ず、 レトリックが好きですよ。まあ、大内さんの分析で好きなのは、 「満州国の日産コンツェルン支配」の分析かな。 「戦前と戦後の支配層の一貫性」の指摘はうなずけましたね。 > ます。実際、労働人口は農業は減少の一途をたどっています。 > といっても、「第三次産業の従事者の増加」は、「知価社会への 脱皮」でもなんでもない。まあ、工場制機械工業の、流通過程の支 配の拡大、と捉えるべきでしょうな。
426 :
あーる・つー :03/10/07 00:22
> アールツーさんは、民青でしょう?
>
やっぱり、そう見えますか?
まあ、「社民の専従」でもないし、「民青の純血」でもない。
「ブント・戦旗・荒派」でもないしね。とにかく、「ニッキョー回
帰」してはいますよ。
今日は、以下で、「種明かし」です。
-----
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427 :
あーる・つー :03/10/07 00:47
> 鈴木善行自民党元総理大臣は、労農運動・社会党左派・労農党か > ら自民党に移られた方です。また、ケインズ財政の宮沢など、戦後 > 保守本流と言われた人たちは、こうした流れをくんでいるといえな > くはない。それは、資本主義の矛盾を人為的経済政策で、修正した > 政策を主張したといっていい。たとえば、イギリス労働党・保守党 > の、ゆりかごから墓場までの社会福祉国家が戦後世界資本主義 > のひとつの目標となったようにです。 > ケインズ財政の宮沢を「保守本流」なんて言って良いのかな? それから、「労働党・保守党」と一括していって欲しくないよね。 ケインズに関しては、新田滋も言う通り、「マルクス経済学の近代 経済学的な表現」に過ぎない。 それから、「短期分析を長期分析」にしたのは、アメリカの研究 者たち。その後継として、ガルブレイスがいる。 ケインズとバーナードショーのTwoShotが残っているが、これは とてもImpressiveでした。もちろん、バーナードショーは、the strong advocate of socialism だからね。20才でで、「資本論」 を熟読してたね。エジソン電話会社に勤めながら。 北欧のように社民政権が一貫して政権党の所もある。日本も、戦 後の出発点において、「高福祉国家」だったからね。削られ続けた 60年だった。 その「高福祉」とか「戦後民主主義」を守ろうと「防戦している」 のが、現在の日本共産党だよね。
428 :
名無しさん@3周年 :03/10/07 10:45
429 :
名無しさん@3周年 :03/10/07 22:28
>>428 やっぱり高望み=高杉公望=新田滋さんでしたか。
「情況への言語不全」で、早速、青木孝平氏のコミュニタリアニズム批判を
やってますね。あんまり水準の高い批判とは思えないけど、情況から続く
相変わらずの対抗意識ですね。まあ、宇野派ではもう青木と新田くらいしか
読む気になるのもないから、いいけどね。また青木さんが反論したらおもしろい。
430 :
名無しさん@3周年 :03/10/07 23:43
>>425 大江氏って古典的って言うのはわかるけど、経済の人から見たらどうなの?思想的に。
新日本から本出してるし、旧教育大だし、政治的にはスタっぽく見えるんだが
431 :
名無しさん@3周年 :03/10/08 11:41
正統派でも尾形憲法政大経済名誉教授は、非常に新左翼的ですね。 軍国少年から法政二部経済にいき、渡辺佐平などに教わって経済学者になった人です。
432 :
名無しさん@3周年 :03/10/08 21:41
>>429 「情況への言語不全」の「コミュニタリアニズムと世界資本主義」
ほう、これは、高杉公望こと新田滋さんによる宇野派本流からの青木孝平批判ですか?
>青木氏のようにアソシエーション論とコミュニタリアニズムを正反対のものとして
>機械的に裁断することの意味するものは、コミュニタリアニズムの名のもとに
>アジア的な共同体をそのまま横滑りさせ、前近代的な諸要素を温存再生産する
>ことにほかならない。
>われわれは、宇野理論の一段階「革命」論を継承してゆくべきである。だが、
>その際必要なことは「革命」の中味の根柢的な再定義である。
>現在もとめられているのは、世界資本主義的グローバリゼーションにたいする
>一段階世界「革命」において、周辺的な大陸ヨーロッパ(仏独も含む)や日本や
>アジアの「革命」も構想してゆくことである。
コミュニタリアニズムは、アジア的・前近代的な諸要素への温存再生産への加担である、とか、
世界資本主義に対する一段階世界革命だ、とか、周辺的な日本やアジアの革命だ、とか、
相変わらず四半世紀前の、左翼用語が次から次へと踊っておりますな。
まあ、青木さんには相手にしてもらえないだろうなあ。
高望みさんは、このスレに降臨してレーニン帝国主義論者でも相手にしてりゃいいのに。
433 :
名無しさん@3周年 :03/10/09 02:05
>新田さんは、中大ブント時代の吉本的発想と、大学院で学んだ宇野理論が ぜんぜん統一されず、分裂症的論理矛盾をかかえこんでるのが痛々しい。(423) 趣味と専門(メシネタ)とのちがいってだけでしょ?
434 :
名無しさん@3周年 :03/10/09 02:45
>>433 ところが専門書の中に趣味ネタがいっぱい入って
論文とエッセイの区別がつかず、論旨が支離滅裂に
なるところが痛々しい。なにしろ宇野段階論が
いつのまにか吉本的超資本主義論に
すりかわっちゃうんだからね。
435 :
名無しさん@3周年 :03/10/09 03:04
要するに 宇野の原理論を広松の関係主義の視点から再構成したのが、青木孝平『コミュニタリアニズムへ』 宇野の段階論を吉本の疎外論の視点から再構成したのが、新田滋『段階論の研究』
436 :
名無しさん@3周年 :03/10/09 04:14
だから宇野の後継者ではないんだよ、むしろ宇野経済の解体者
437 :
名無しさん@3周年 :03/10/09 12:21
438 :
名無しさん@3周年 :03/10/09 16:23
青木理論をぐちゃぐちゃいっているのは、高望みさん御本人だと思われ。
439 :
名無しさん@3周年 :03/10/09 16:32
やっぱ中央大学は、日本革命的共産主義者同盟日本マルクス主義学生同盟 のほうが理論的だねえ。
440 :
名無しさん@3周年 :03/10/09 17:12
441 :
名無しさん@3周年 :03/10/09 17:35
あげ
あぼーん
443 :
名無しさん@3周年 :03/10/09 22:32
高望みさんのHPには、臨夏、ザーカイ、TAMO2なんていう 有名な趣味者が集まってるな。それに叛旗の三上治までつながってるぞ。 なのに宇野派の学者がぜんぜん出てこない。 やっぱり新田は隠れ趣味者だったんだな。
444 :
名無しさん@3周年 :03/10/10 00:07
>やっぱり新田は隠れ趣味者だったんだな。 というより、やっぱり中大ブント。
445 :
あーる・つー :03/10/10 10:28
> あなたの正体は社民党茨城県の市議会議員だってことはわかってるぜ このスレ、上手く書き込めません!! serverがおかしいんですか?
446 :
あーる・つー(「自分探し」の旅) :03/10/10 10:36
今日は書き込めました。 やっぱりこう言ってくる人がいますね。 水戸市議なのは、僕の先輩の方です。 僕の事を、 1)「民青だ」と言う人もいれば、 2)「社民専従っつぽい」と言う人もいる。 もちろん、日本共産党代々木に言わせると、 3)「戦旗(ブント)だ」となってしまう。 旅に出よう、「自分探し」の旅に・・・・。 本当の自分を求めて・・・・。
447 :
名無しさん@3周年 :03/10/10 11:23
↑はやくどっかに逝ってクレ
448 :
名無しさん@3周年 :03/10/10 16:20
あーる・つー って、たもつーのまねなのかい?
449 :
名無しさん@3周年 :03/10/10 16:46
Tはろくでもないから、模範にするのはやめとけ。
>449 けっ てめーが名無しで何をほざこうと、 彼への尊敬の念は易々とは失われないさ。 彼は誰かさんと違って、ハンドルを使って信頼を勝ち取っているしな(ケラケラ そーいえば ねの字も評価してたぜ>彼
451 :
名無しさん@3周年 :03/10/10 17:32
信頼?2ちゃんねるの無数の匿名の信頼かよ。 しかし、マル共はろくなのいねえな ねもT氏もH氏もマルキョウダロ ソシテ オマエモ マルキョウダロ
452 :
名無しさん@3周年 :03/10/10 18:02
畏敬は、日本共産党からだろ。 プロスタどうしいちゃついてくれ 左派も宮本も根は同じスターリン主義
453 :
名無しさん@3周年 :03/10/10 18:08
民青=B75
454 :
名無しさん@3周年 :03/10/11 00:52
くだらねえ中大ブントや新左翼のヤクザなマルクス主義者や 実証資料をならべるだけの宇野派の科学的経済学者と違って、 宇野弘蔵は偉大だった。背筋をピンと伸ばした気骨ある 本物の哲学者だった。思想家だった。 宇野理論は、宇野派なんかじゃなく宇野に学べ。
455 :
何で書き込めないのかな? :03/10/12 23:13
> 大江氏って古典的って言うのはわかるけど、
右翼にもウケが良いんだよね。
> 経済の人から見たらどうなの?思想的に。
> 新日本から本出してるし、旧教育大だし、
> 政治的にはスタっぽく見えるんだが
まあ、スタでしょうな!!
ちなみに、僕のあだ名も「不破哲三」です。
戦旗に言わせると。
-----
試作HP ( Web site on trial)
http://members.goo.ne.jp/home/masamir2
456 :
>> 433-434 :03/10/12 23:17
上記、4000ヒット行きました!! まあ、新田なんて、見た感じ、 「小物」にしか見えないけどね。 「咆哮する巨人たち」という、 「(小物の)複数教官でやる講義」は、 titleだけでも笑った。 僕は、大物だから。
457 :
軟弱なスレ :03/10/13 09:41
●このスレも最初の頃はスゴく伸びてたけど、だんだん伸びなくなっ たね。「金子スレ」と同じ住人が目立つけれども、僕(アール・ツー) が、荒らしただけで、止まってしまうスレも悲しいね。もちろん、 「金子スレ」も同断。 ●僕の方から、このスレは書き込みが出来ない事があるのだけれど も、カキコをしたとたんに止まっちゃった。 > > 500部って何の売れ行きですか? > たぶん今の「情況」の平均的な市販部数でしょう。 ●そんなにMinorな雑誌だったのか?知らなかった。 ●まあ、もともと、500人を母体にした、「住人の少ないスレ」 だから、「僕のような荒らし」にも慣用であった方が良いんじゃな いの?
458 :
○((失われた十年)) :03/10/13 10:06
↑何にも知らないくせに偉そうに荒らしが哂うぜ、さっさと消えろ。
460 :
若干スレ違いだが・・・ :03/10/13 22:12
また総会に先んじて行われた記念講演では、本山美彦・京都大学教授が登壇した。本山氏は米国の金融資本・
多国籍企業が推進するグローバル経済、これに呼応する売国的な小泉政権によって、中小企業の倒産や失業な
ど国民経済・国民生活が犠牲にされていると感情を込めて暴露し、参加者の共感を呼んだ。
http://www.jlp.net/syasetu/021205a.html 本山先生、こういうのに参加されているのか・・・・。
461 :
名無しさん@3周年 :03/10/14 01:57
ところで新田センセー あんたのは「貨幣論」誤読でっせ。>恐慌と秩序 いや、わかっててみもふたもないつまらん批判しとるんかいな? あんな批判じゃあほらしゅうて岩井も相手にせんやろ。 岩井の凋落と、貨幣論で書いたことの意義は別と知りつつ、 岩井のこと悪くユーのはやめなはれや。
降旗も、岩井批判してますが。 岩井はたいしたことないと思います。
〉460 労働党のネタか・・・。そういえば、宇野派の鎌倉先生が 日共左派の長周新聞社から経済危機にかんする本だしていたなぁ〜。
464 :
名無しさん@3周年 :03/10/14 02:48
>>462 ヴァカ左翼は自立できない・・・と新田なら言うか?(藁)
ニッタもなー(爆)
えっ〜、岩井って左翼なの? 全然ちがうだろ〜。 アメリカの赤字財政と債務は、戦争と軍事力がうらづけているっていう考え方 は否定しているし、マルクス批判している経済学者にすぎんぞ。 あなたは、岩井の貨幣論の意味理解できてはいないんじゃないか? 岩井は、マルクスをもちだしてマルクス経済批判しているわけだよ。 マルクス批判というよりも否定だな。
466 :
名無しさん@3周年 :03/10/14 03:17
>>465 そーいうレヴェルなら、ニッタのほうがマシだピョーン
とはいつても、新田氏は降旗とか鎌倉のあしもとにはおよばない。 降旗らもレーニン帝国主義批判をしているが、資本過剰は否定しなかった・・・。 つまり、戦争と帝国主義の社会科学的関連を否定することで、戦争をおこなう 帝国主義を免罪することに新田氏はあるということがいえる。 この意味で、新田も岩井も同類の帝国主義賛美者となっていると断定できる。 原論ににげこむ新田氏、マルクス批判にのめりこんで両者とも現代をまったく あつかわないことがすでに、それらを規定しているといっていい。 新田氏の段階論はでたらめであるということは露呈しているのである。 アメリカバブルの破綻と、帝国主義的戦争の拡大によって。
>>461 新田滋センセイの岩井批判は誤読でしょうけど、
青木孝平センセの柄谷批判はみごとなもんでした。
哲学板の青木スレを見てみなよ。
青木のシンパが柄谷のシンジャをコテンパンにやっつけてるぜ。
469 :
名無しさん@3周年 :03/10/14 11:08
柄谷誤読してるヤツが青木シンパってのはわかるけど、
それらが、柄谷誤読信者をやっつけて・・・で、ああ?あんだって?
で、その青木信者とやらは新田のつまんねー青木批判をどう読んでんだ?
新田の方が柄谷まともに読めてるとオモワレ
にしても、マルクス原理主義者のオサムいことよ
>>462 ,465,467
新田センセのご苦労がシノばれる..ナンマンダブ
>柄谷誤読してるヤツが青木シンパってのはわかるけど、 >それらが、柄谷誤読信者をやっつけて・・・で、ああ?あんだって? 意味不明。本人は新田の信者のつもりらしいが……。 >新田の方が柄谷まともに読めてるとオモワレ ますます意味不明。新田って柄谷批判してたか? 新田センセー、マンセー。
471 :
○((失われた十年)) :03/10/14 22:55
このスレをPrintしようと思ったが、既に長大なので止めた。
472 :
名無しさん@3周年 :03/10/15 09:30
469は信者か?批判派と読めるが? 青木批判はつまんねーぞ、ホントに。 恐慌と秩序に出てくるだろ、柄谷。 新田はヤツらが経済学から言語学方面に趣味的にいっちまったのが気にいらねえんだろ。
473 :
名無しさん@3周年 :03/10/15 10:23
ますますぜんぜん意味不明。 >469は信者か?批判派と読めるが? 誰の信者?誰の批判派。 >青木批判はつまんねーぞ、ホントに。 誰の青木批判?それとも青木による誰かの批判?どこに書いてるの? >新田はヤツらが経済学から言語学方面に趣味的にいっちまったのが気にいらねえんだろ ヤツラッテ誰?柄谷それとも青木、それとも岩井? もう少し主語・目的語のわかる日本語書いてホシイ。
ワラタ
ここは宇野だったな
新田信者ツーのはオレがか?
青木批判ばかりじゃなくて他のもつまんねえぞ
青木レヴェルだろ新田も 宇野引きずってんだから
情況への思考不全だったか、いや「情況」ゆえの思考停止だったか
473よ、過去ログ読む能力無きゃケーザイがくは無理だやめとけ
>>428
475 :
名無しさん@3周年 :03/10/15 17:47
This long run is a misleading guide to current affairs. In the long run we are all dead. Economists set themselves too easy, too useless a task if in tempestuous seasons they can only tell us that when the storm is long past the ocean is flat again. 経済学者ってずいぶんとお気楽で、役立たずな連中なんだ
476 :
名無しさん@3周年 :03/10/15 20:54
477 :
475はケインズ :03/10/16 03:55
http://academy2.2ch.net/test/read.cgi/philo/1063213194/l50 >とはいえ、貨幣を発行したからといって、それを受け取る他者がいなければ 話にならない。つまり、それが原初にあった信用である。商品の命がけの飛躍がまずあるのではない。まず最初に、貨幣の命がけ
の飛躍があったのであり、商品 の命がけの飛躍とは、その事後的な投射にすぎない。
これは凄い説ですね。始めて聞きました。貨幣が「命がけの飛躍」から生まれたといってもそれは何を証拠にそういっているのでしょう。普通に考えれば、貨幣は使い勝手がいいから生み出されたのであって貨幣
それ自身に「命がけの飛躍」を読み出すというのは倒錯なんじゃないでしょうか。貨幣がなければ「命がけの飛躍」がないなんて、おかしいじゃないですか。自分だったら貨幣がなかったとしても、例えば自分が
魚を釣ってきたとすればそれを吹っかけますけどね。商品の「命がけの飛躍」が投射に過ぎないなんて単なる倒錯でしょ?貨幣にそれがあるとすればそれこそが投射なのであって、それが近代的な価値観を生み出したといえるのではないでしょうか。
こんな詭弁が通用する場所っていうのも凄いですけど。
41 :Kurihara :03/09/23 22:34
青木信者に答えることは出来ない。
43 :考える名無しさん :03/09/23 22:38
>青木信者に答えることは出来ない。
答えられないの間違いじゃないですか?別に青木の仕事は読んじゃ
居ないですけどね。単に論理的錯誤、誤謬、あるいは国語の問題を
指摘しただけです。
44 :Kurihara :03/09/23 22:38
と言う風にして、岩井克人と宇野・マルクス派は岩井の「貨幣論」
を巡って対立したわけですね。それを再演してみました。
>答えられないの間違いじゃないですか?別に青木の仕事は読んじゃ >居ないですけどね。単に論理的錯誤、誤謬、あるいは国語の問題を >指摘しただけです。 なんだこのコピペは? だいたい読んでなくてどうして青木の論理的錯誤、誤謬が指摘できるんだ? 青木がマルクスだけじゃなく宇野の価値形態論も批判してるの、しってるのか。
479 :
名無しさん@3周年 :03/10/16 12:06
>だいたい読んでなくてどうして青木の論理的錯誤、誤謬が指摘できるんだ? 論理的錯誤、誤謬 っつーのは岩井のだろ 哲学・価値形態論スレってことくらいリンクを追えばわかったぞ 資料読めねーヤシばっかりトホホ
ごめん。でも元の日本語がおかしい。 >青木信者に答えることは出来ない。答えられないの間違いじゃないですか? どっちともとれるでしょ。
481 :
名無しさん@3周年 :03/10/16 21:40
>青木がマルクスだけじゃなく宇野の価値形態論も批判してるの、しってるのか。 青木価値形態論は、宇野にならって商品論から価値実体としての労働を取り除いただけでなく、 商品の所有者という人間そのものを取り除いた。そして商品の所有者が商品を交換するのではなく、 商品の交換間関係が所有者という人間を作り出すものとした。これは、これまでの宇野派の常識 そのものを否定することになるから、新田滋を始め山口や東大宇野派と全面的に対立することに なる。これからは柄谷や岩井じゃなく、青木価値形態論が最大の問題だ。
482 :
名無しさん@3周年 :03/10/17 02:19
新田さんこと高望みさ〜ん。お願いしマース。
483 :
名無しさん@3周年 :03/10/17 11:10
宇野というからには趣味ネタかとおもたらとうの昔に終わってたか・・
484 :
名無しさん@3周年 :03/10/17 21:42
>>481 要するに宇野の実体なき価値形態論を継承しつつ
これを宇野のように商品所有者の行動論としてでなく
むしろ広松的な関係の第一次性によって再構成したと
いうことね。ずっと↑に、新田さんのまとはずれな
青木批判がでてたけど、新田さんがほんとに青木批判を
しようとするなら、この点を突かなきゃだめだね。
価値形態論が最大の争点になるだろうね。
だから新田さんは広松の関係主義をあるべきゾレンの次元に持ち込むのは 次元の侵犯だと批判してるがね。↑のコピペ読んでみれ。
486 :
宇野ハッについて1 :03/10/18 16:29
149 :Kurihara :03/10/18 15:50 >最近のKuriharaは労働価値説を採ってるんだから、岩井は 認めないんじゃないの? 最終的には認めないけど、岩井さんの「貨幣論」は宇野派のシェーマを破壊した 功績は認めます。例えば、宇野派の亜流である柄谷さんの以前のマルクス論は、 資本主義の永続性を不可疑の前提とし、そこで、商品の命がけの飛躍、さらには、 恐慌の必然性を強調することで、恐慌を知らない古典派経済学を「批判」して、 それで何かをやったつもりになって満足に浸るというものだった。 勿論、恐慌で資本主義は崩壊しないことは柄谷さんも承知だし、恐慌で人が発見するのは 貨幣であるし、それゆえむしろ、貨幣価値を高める恐慌現象が資本主義を強化する ものだとは柄谷さんも承知しているが、ならかえって、恐慌を強調することは、 資本主義の永遠性を強調することになる。これはおかしい。それはただ、古典派経済学が 資本主義の本質を捉えそこなったという揶揄にはなっても、資本主義への批判には 到底ならないから。それはかえって資本主義の奇妙な弁護論でしかない。 そういう奇妙なシェーマを破壊したのが、岩井さんの「貨幣論」。確かに、 恐慌では資本主義は崩壊しない。それどころか、恐慌は資本主義を強化する。 柄谷さんの意見はそこで止まっているが、岩井さんはさらに進んで、ハイパーインフレ 論を導入し、恐慌では資本主義は崩壊しないが、ハイパーインフレによって 資本主義が崩壊することを明らかにした。無論、その通りになるかは別問題だけど、 少なくとも、それは資本主義の弁護論とは明らかに違う。そこが評価に値する。
487 :
宇野ハッについて2 :03/10/18 16:30
ただ、ハイパーインフレによっても資本主義は崩壊しないと強弁
している人達もいます。例えば、これまた宇野派の亜種である西部忠
さんなどがそうです。西部さんは第二期「批評空間」の共同討議で、
岩井さんの理論に執拗に反対しています。というか、岩井さんは
宇野派の面々に相当絡まれたわけです。
僕個人としては「恐慌かハイパーインフレか」という、二者択一は下らない
と考える。それは結局、危機待望論の二つの種類にすぎない。だから、
僕は、山城むつみさんのマルクス論、つまり、協同組合論、商品経済揚棄論を
最後に支持するわけです。そのためには、労働価値説さえも取る必要が
あるのは、山城さんの協同組合論文が明らかにした通りでしょう。
152 :考える名無しさん :03/10/18 16:17
>>149 柄谷は資本主義の永続性を持って、資本主義を弁護してる訳じゃないと思うけど。
そのしわ寄せは失業や環境破壊などに現れるからこそ、打倒しなければならない
みたいな感じで。もちろん、それに対して「買うな」としか言えないのであれば、
どうしようもないわけだけど。むしろ来るかどうか分からないハイパーインフレを
座して待つみたいな感のある岩井は、浅田やOFWがいうように、シニズムでしかないと思う
で、どうしろと?
488 :
名無しさん@3周年 :03/10/20 14:44
今月号の「情況」に、山口重克と桜井毅の宇野派重鎮対談ってのが載ってるぞ。 日本の「資本論」研究は、マルクス段階から宇野弘蔵段階を経て、山口重克段階に 入ったんだってさ。ぷっ。我田引水もいいとこ。ワロタ。 山口重克のミクロ経済学的原理論なんて、宇野からどんどん近経に近づいただけで、 青木孝平の批判にもまともに答えられないレベルだろがw。それにしても 何が言いたいのか全然わからん、糞面白くもなんともない対談だな。 「情況」ますます売れんぞな。
489 :
名無しさん@3周年 :03/10/23 21:17
SGCIME...?
490 :
だから帝国主義論が必要なんだ :03/10/24 11:09
自由主義段階の資本主義の矛盾は恐慌。 ハイパーインフレーションをしいても、戦争に結果する。 帝国主義段階の矛盾は戦争という論理がぜひ検討されるべきではなかろうか?
491 :
だから帝国主義論が必要なんだ :03/10/24 11:21
マルクスは、パリコミューヌの失敗で、労働者階級の行為で、労働者が 権力をうちたてなくてはならないことを主張した。労働者自らが解放をかちとるべきだという フランス共産主義の論理であり、マルクス主義の中核にもなったのであった・・・。 ブランキスト的一揆主義では革命にはならないということをいうのであった・・・。
492 :
名無しさん@3周年 :03/10/27 17:33
今日みたんだけど、アソシエ10月号に 「日本資本主義とコミュニタリアニズム」という題で 新田滋の青木孝平批判がのってるぞ。
493 :
名無しさん@3周年 :03/10/30 10:26
11月29日に「世界経済の構造と動態および国民国家システムの再編」 というテーマで東京道堂6階で、シンポジウムがありますよ。 SGCIME主催だから、宇野派ですよね。 河村哲二、岡本英男がパネリストで、コメンテーターが岩田弘、伊藤誠、馬場宏二。 ひと、集まるか、心配だな。
494 :
名無しさん@3周年 :03/10/30 17:12
SGCIMEって、どんなカルト?
495 :
名無しさん@3周年 :03/10/30 21:37
496 :
名無しさん@3周年 :03/10/30 21:45
>>495 He's a real nowhere man, sitting in his nowhere land, making own his nowhere plans for nobody.
497 :
名無しさん@3周年 :03/10/31 11:26
↑good! by ジョン・レノン
498 :
名無しさん@3周年 :03/10/31 21:55
>山口重克と桜井毅の宇野派重鎮対談 老鎮対談じゃねぇのか?(ワラ
499 :
名無しさん@3周年 :03/10/31 22:03
>河村哲二、岡本英男がパネリストで、コメンテーターが岩田弘、伊藤誠、馬場宏二。 ひと、集まるか、心配だな。 この5人は確実に集まるだろ。心配すんな(わら
500 :
名無しさん@3周年 :03/10/31 22:03
500!
501 :
名無しさん@3周年 :03/11/01 00:16
SGCIMEか。 おれはてっきり、SGCINE(すぐしね)だとばかり思ってた。
502 :
名無しさん@3周年 :03/11/01 15:53
宇野派もいた「アソシエ」はどうなっか知ってる?
503 :
名無しさん@3周年 :03/11/01 19:27
SGIはそうかがっかいいんたーなしょなる
504 :
名無しさん@3周年 :03/11/01 19:53
>>502 だから492に書いたように、
今、アソシエで青木と新田の論争が
勃発してるちゅーに。
505 :
名無しさん@3周年 :03/11/01 20:03
SGCIMEは、 The Study Group on Contemporary Issues and Marxian Economics 中堅若手の宇野派の研究集団らしいが、新田も青木も入っていないらしい。 まあ、思想も哲学もイデオロギーも何にもない、科学者集団というふれこみ らしいから、所詮は官庁エコノミストばっかりだろう。誰も相手にしない。
506 :
名無しさん@3周年 :03/11/02 10:27
アソシエは、ネグリのマルクスを超えるやってるより、 新田と青木のコミュニタ論争の方がずっとおもしろい。
507 :
名無しさん@3周年 :03/11/02 17:46
アソシエや情況は、ブント的サヨ臭さが消えたら、いい雑誌になるかもな。
508 :
坂井希(しんぶん赤旗政治部記者) :03/11/02 18:09
来年の参議院東京選挙区に立候補か、比例代表名簿に載りそうです。 今は、政治部記者としての仕事でいっぱいです! いよいよ来週の日曜に、総選挙の投票日が迫って参りました。 「自・民」のいつわりの対決構図と日本共産党の役割を全有権者に知らせ、 あたらしい政治の幕開けになるよう、ともに頑張りましょう!
509 :
名無しさん@3周年 :03/11/02 21:55
>>507 そしたら義理で買うやついなくなって終わる
510 :
名無しさん@3周年 :03/11/02 22:13
>>507 「ブント的サヨ臭さ」って暴力の匂いだが、アソシエのどこにそんなものが?(ワラ
511 :
名無しさん@3周年 :03/11/02 22:15
>新田と青木のコミュニタ論争の方がずっとおもしろい。 『情況』と入れ替わったか?(ワラ
512 :
名無しさん@3周年 :03/11/02 22:28
━━━━━━ 中国大使館前で抗議オフ ━━━━━━ 11月3日 午前11時集合 場所 東京 中国大使館 東京都港区元麻布3-4-333 (最寄り駅 地下鉄 麻布十番駅) 持参 ペットボトル プラカード ビデオ カメラ プラカード 内容例-----(日本語、英語、中国語で書かれたもの) ●デモ隊が留学生寮に乗り込んで、無関係な日本人が暴行を受けた。犯人を直ちに逮捕せよ。 ●中国・日本政府は事実関係を徹底的に調査しろ。うやむやは許せない! ●中国マスコミの誤報を謝罪せよ ●中国は誇張デマ流すな ●日本にいる中国人留学生の犯罪者にも謝罪させ強制送還させろ ●中国人犯罪者は出ていけ ●中国人による窃盗、強盗、殺人を徹底的に取り締まれ ●中国人は犯罪目的で日本に来るな ●捏造国家 非人道国家 人権無視国家 ●ODA廃止!ロケット打ち上げる大国が日本人の血税をむさぼり、 日本人の人権までも踏みにじった。 等。 暴力厳禁!
>>513 もう読みました。
左翼の定義が漠然としすぎてるよね。
どちらかというと、稲葉サンは現代思想オタクみたいだから、
「リベラル」に岩井なんかを読んでるみたいで、その辺は私も同感。
へんにねじくれてないところは、新田氏と違って好感もてますが。
いずれにしろ、左翼へ決定的なインパクトは与えられないなぁ。
515 :
名無しさん@3周年 :03/11/06 21:56
臨夏といいタモツ〜といい馬鹿なやつらだ
516 :
名無しさん@3周年 :03/11/07 01:03
だれだ?それ。
517 :
名無しさん@3周年 :03/11/08 15:39
新田さんのお友達です。
正確には、趣味者仲間。
519 :
名無しさん@3周年 :03/11/09 01:46
520 :
名無しさん@3周年 :03/11/09 02:18
521 :
名無しさん@3周年 :03/11/09 08:15
522 :
校長が強盗 :03/11/09 10:20
523 :
名無しさん@3周年 :03/11/12 00:31
論理的なレベルはちもかく、青木って 町内会や宮崎=八木の夫婦別姓批判を評価しているレベルで センス悪い思うがどうよ? あんなレベルでコミュニタリアニズムがいいといわれてもな〜。
524 :
名無しさん@3周年 :03/11/12 11:00
あれは、左翼リベラルに向けての単なるアイロニーでしょーが。 マルクス派や宇野派が、みんな物分りのいい進歩的文化人ばっかりに なっちゃったから、からかってるんでしょ。 「論理的レベルはちもかく」じゃなくって、論理的レベルが高いから、いいんじゃない。
ウーン、アイロニーとはとうてい思えないのですが。 漏れは経済学にはシロートですが、 青木のコミュニタリアニズム(リベラリズム批判)って、 エッセンシャリズムに対する社会構築主義からの批判という枠に収まるように思います。 それはそれで意義はありますが、 つまりは、広松渉のクリシェである「近代的主観客観図式」の 今日的再生産ではないでしょうか? 乞ご教示。
526 :
名無しさん@3周年 :03/11/12 16:38
>青木のコミュニタリアニズム(リベラリズム批判)って、 >エッセンシャリズムに対する社会構築主義からの批判という枠に収まるように思います。 なるほど、言えてるかもしれない。 >つまりは、広松渉のクリシェである「近代的主観客観図式」の >今日的再生産ではないでしょうか? 意味不明。もう少し詳しくご教示をキボンヌ。
いや、広松図式云々というのは、単に青木が広松を継承しているというので、 言ってみたギャグに過ぎません。 漏れの言いたいことは、青木本はカント以来の「超越論的主観性」 という名のエッセンシャリズム〜アナルコ・キャピタリズムや アソシエーショニズムへの批判としては有効性が認められるが、 結局、アソシエーショニズムというのは面白くもなんともないということです。
528 :
名無しさん@3周年 :03/11/12 20:23
>結局、アソシエーショニズムというのは面白くもなんともないということです。 ほんとに、禿同。なんでアソシエなんて、あんなつまらんものが、一時的にせよ流行ったのかわからん。 青木は、もう少し敵を選ぶべきだった。523さんの言うように、青木のコミュニタは ポジティブな意味より、けっきょく批判力の鋭さでもってる本といえる。 でもまあ、宇野理論自体が、正統派マルクス主義へのアンチテーゼだから 宇野理論の継承として、ほかの宇野派連中よりまともといえばまともなんだと思います。
529 :
名無しさん@3周年 :03/11/13 12:58
ほかの宇野派連中ってSUGUCIMEのこと? 青木さんはSUGUSIMEじゃないの?
530 :
名無しさん@3周年 :03/11/13 21:28
なんだ、それ。
531 :
名無しさん@3周年 :03/11/14 00:25
>>525 >つまりは、広松渉のクリシェである「近代的主観客観図式」の
>今日的再生産ではないでしょうか?
「近代的主観客観図式批判」の間違いではないでしょうか?
532 :
名無しさん@3周年 :03/11/14 00:41
青木孝平が、どうやって宇野と広松をくっつけたか、教えて。
マルクス主義は相当すごいと思いました。個人的に勉強して。
534 :
名無しさん@3周年 :03/11/14 11:25
相当すごいじゃ、わからん。 どこが、どう、すごいか、言うてみい。
535 :
名無しさん@3周年 :03/11/14 14:30
臨夏、鄙親爺、老、コジコジ、鬼薔薇、タモ2。 宇野理論を何にも知らない新左翼くずれ。 高望みにへばりついてないで、 ここに出てきて、堂々と勝負しろ。
536 :
名無しさん@3周年 :03/11/15 01:13
>>535 >宇野理論を何にも知らない新左翼くずれ
しらないほうがいいんじゃないの?
あんたが高望みのとこいけばあ?
537 :
名無しさん@3周年 :03/11/15 01:39
高杉公望こと高望みこと新田さんの掲示板は、ちょっとひどいな〜。 特にコジコジとかいう香具師はひどいもんだ。 なにしろ青木のコミュニタリアニズムを平田清明の「個体的所有の復権」と いっしょだなんて書いてるぞ。 まったく正反対のもんが、どう読んだら一緒に見えるのか。 バカを通り越して、哀れにみえてくるぜ。
538 :
名無しさん@3周年 :03/11/17 23:00
>>535 TAMO2が「新左翼」?? こりゃあ、初耳だ。
539 :
名無しさん@3周年 :03/11/17 23:13
TAMO2は野球部です
540 :
名無しさん@3周年 :03/11/18 09:47
ここに、TAMO2が、新左翼だと書いてあるよ。
>>345 を見られよ。
541 :
名無しさん@3周年 :03/11/18 18:45
京大野球部です。 本人に聞いてみな。 メットの色は・・・
542 :
名無しさん@3周年 :03/11/18 20:31
543 :
名無しさん@3周年 :03/11/18 21:13
田もツーが兄弟で赤減るを被ってたのは間違いないが ノンセックストと思われ 野球部は事実
へぇ〜、あの人体育会だったの?
545 :
名無しさん@3周年 :03/11/18 21:52
>>543 うぬ、おぬし、「ツンドラ主義者同盟」を知っているな?
>ノンセックスト
さては、関係者?
546 :
名無しさん@3周年 :03/11/18 23:25
いえ、けしてあなたと関係は持ってません。
547 :
名無しさん@3周年 :03/11/20 09:53
548 :
名無しさん@3周年 :03/11/20 21:45
なら、新田さんの本音「ウヨは史ね」か?
549 :
名無しさん@3周年 :03/11/20 22:20
550 :
名無しさん@3周年 :03/11/21 01:37
そうじゃないと思うよ。マジレスだよ。 青木孝平さんのサヨク批判は、共産主義であれリベラルであれ 人権とか平等とか民主主義とかいう価値で世界をひとつに しようとする普遍主義に対して向けられているのさ。 宇野理論は世界資本主義とかいうバカもいたが、 ほんらいは市場の普遍主義批判が最大の眼目であり、 マルチカルチュラルでパティキュラなコミュニタリアニズムこそ 宇野を継承する王道だ。だから、サヨは氏ね、なんだよね。
551 :
名無しさん@3周年 :03/11/21 13:08
あ〜退屈
T氏は、共産同のろしでしょ。 京都大学のアメフト部出身の中核シンパがいたでしょ。 今は京都弁護士会の人権派弁護士の人。
最近、たもたもはみかけないね。臨夏もみなくなったわな。
554 :
名無しさん@3周年 :03/11/21 18:13
共産主義者同盟(のろし)の人、毎日降臨されているようですね〜。
こいつは、だめだめ。
557 :
名無しさん@3周年 :03/11/21 19:35
ついでながら高杉サイトの経済学・哲学掲示板は 青木孝平批判のオンパレードだね〜。ここの椰子は そうとう青木コンプレックスがあるとみた。
青木もたいしたやつではないとおもわれ。現状分析を放棄しているやつだから。 戦争と失業という問題を回避しまっくっているようだから。
559 :
名無しさん@3周年 :03/11/21 23:09
だから、青木の本音は「サヨは氏ね〜」だっちゅーに。
560 :
名無しさん@3周年 :03/11/22 00:42
>>558 高杉さんとこで、革命的社会主義者を名乗ってるヒトですね。
TAMO2さんと初対面のような顔して、ちょっと白々しいですよ。
久しぶりー、四国のジジイはだまっとれ、とか言わないのかなあ。
561 :
名無しさん@3周年 :03/11/22 12:20
結局、宇野派って何が言いたいわけ? 科学的現状分析から、あと何がしたいわけ? 宇野派はみんな社民リベラルと同じことしか言わないじゃん。 新田さんだって、社民世界連邦だってさ。プッ。藁藁) 青木さんがうけたのは、コミュニタを、反リベラル反社民で つっぱしったからでしょ。爽快だよね。
562 :
名無しさん@3周年 :03/11/22 14:42
11月29日の1:00〜5:00 東京堂6階で待ちに待ったSUGUCIMEの大講演シンポジュームがありますよ。 新田さんや青木さんは来ないと思うけど、宇野派の河村哲二さんと岡本英男さんが 講演します。ほかに岩田弘さんや馬場宏二さんも来る予定です。すごい豪華メンバーですね。 早く来ないと会場が満杯で入れないかもしれない。楽しみでわくわくするね。
宇野は現代資本主義すなわち現代帝国主義を、レーニンとヒルファディングの 独占資本主義論と金融資本論の整理をとおして確立した。 いわゆる経済政策論的アプローチである。 このために、宇野右派と宇野左派が生まれていくことになった。 右派はドイツ社民党の理論家であったヒルファディングに依拠し 左派はレーニンに依拠することになる。 ところで、新田氏のいう、世界連邦とは、カウツキーのいった 超帝国主義の焼き直しにすぎない。 そこに社民主義を付けたしているということのようである。 しかし、それは現実の社会情勢でそういう幻想はきえていく。 イラク戦争はそれを象徴している。 イギリス社民である労働党政権は、泥沼の戦争に突入しており レーニンのいう帝国主義社民、第二インターの崩壊と同じように 戦争翼賛にすすんでいるためであるからだ。
社民ではなく、世界社会主義連邦ないし世界共産主義連邦がよい。
565 :
名無しさん@3周年 :03/11/23 00:17
あらゆるグローバリズムそして普遍主義に反対する。
566 :
阪僑文士 ◆oz7Wpm.iX2 :03/11/23 22:36
高望みさん相手にすると、疲れるけど勉強になる。 しかし、本高いな〜。何とかならんのかな。
__,冖__ ,、 __冖__ / // ,. - ―- 、 `,-. -、'ヽ' └ァ --'、 〔/ / _/ ヽ ヽ_'_ノ)_ノ `r=_ノ / / ,.フ^''''ー- j __,冖__ ,、 ,へ / ,ィ / \ `,-. -、'ヽ' く <´ 7_// / _/^ 、`、 ヽ_'_ノ)_ノ \> / / / _ 、,.;j ヽ| n 「 | /. | -'''" =-{_ヽ{ ll || .,ヘ / ,-、 | ,r' / ̄''''‐-..,フ! ll ヽ二ノ__ { / ハ `l/ i' i _ `ヽ l| _| ゙っ  ̄フ.rソ i' l r' ,..二''ァ ,ノ |l (,・_,゙> / { ' ノ l /''"´ 〈/ / ll __,冖__ ,、 > >-' ;: | ! i { l| `,-. -、'ヽ' \ l l ;. l | | ! |l ヽ_'_ノ)_ノ トー-. !. ; |. | ,. -、,...、| :l ll __,冖__ ,、 |\/ l ; l i i | l ll `,-. -、'ヽ' iヾ l l ;: l | { j { |l ヽ_'_ノ)_ノ { |. ゝ ;:i' `''''ー‐-' } . n. n. n l | ::. \ ヽ、__ ノ |! |! |! l | ::. `ー-`ニ''ブ o o o ,へ l :. | / ヽ :..
568 :
名無しさん@3周年 :03/11/23 23:21
569 :
名無しさん@3周年 :03/11/23 23:27
>>566 新田『段階論の研究』
本が高いのは、発行部数が少ないからです。推測、300部。
青木『コミュニタリアニズムへ』
同じく500頁のでっかい本だが、新田本の半額。
多分発行部数が多いからです。推測、1000部。
阪僑文士さんだ。 TAMO2さんみっけ。 山口重克さんの本とか、高望みさんの本は分厚くて 高い。 需要が限定されるからかもね。
青木の「資本論と法原理」 の一部分は、大学のレポートに引用させていだいたことがあります。 新田さんの「段階論の研究」という分厚い本と 「超資本主義」からは、全共闘の歴史をまなばさせてもらいました。
572 :
名無しさん@3周年 :03/11/24 00:07
>>571 青木さんの『資本論と法原理』って、20年くらい前の本でしょ?
失礼ながら、革命的社会主義者さん、かなりのお年では?
で、『コミュニタ』の方はお読みになられた?
「資本論と法原理」 これいまでも書店にありますね。 宇野原理論を法社会学式で整理したもので、大変よいほんですね。 大学のレポでは、川島法社会学批判として使用しました。 ただ現役の大学生ですよ。レポも近年のものですし。 「コミュ二タリズム」はまり評価しませんね。 青木氏の、所有権にかんするかきものぐらいからシフト したようですね。
新田さんの「段階論の研究」も、分厚いぶん とてもよみごたえありました。 超資本主義では、全共闘関連が愉快ですね。
575 :
名無しさん@3周年 :03/11/24 01:39
>>573 「資本論と法原理」今でも売ってますか、そりゃ、たいしたもんだ。
私は、青木さんは「法原理」から「コミュニタ」まで、
市民社会批判の論理でずうっと一貫していると思うんですが。
青木のいう市民社会批判がマルクス主義に一環してますか?
577 :
名無しさん@3周年 :03/11/24 01:48
つまり自由・平等の個人から成る市民社会というのが、 資本主義の上部構造というか法イデオロギーにすぎないのであり、 それは資本主義への批判原理にならない、というのが 青木さんの一貫した主張だということです。
では、青木氏は資本主義を肯定しているということ?
というよりも、スターリン的正統派マルクス主義 では、資本主義批判にならないということでしをう。
580 :
名無しさん@3周年 :03/11/24 02:57
資本主義を批判するとき、階級社会や搾取や不平等の批判だけじゃあだめで、 商品経済のイデオロギーである市民社会そのものまで批判をすすめなければ だめだ、ということだと思います。だからリベラリズムやアソシエーション ではだめで、コミュニタリアニズムだということでしょう。
それはあとつげでしょ。 青木は、労働力商品化の無理わ資本主義の矛盾として 批判する根底にしなくてはならないということを主張していた。 ところが、ソ連の崩壊で動揺し、あなたのいう市民社会 論にねずいていくということでは? それは、なんというか社民化したということでは? 商品経済とは資本主義ですし、資本主義のイデオロギー として市民社会批判をしたのはほかでもない、マルクスでは? そしてその現象が、法律・政治などの上部構造を規定するという のがマルクスでは? それはドイツイデオロギーでしめされている。 しかし、あなたのいうように青木氏がそれでは、資本主義批判 にはならないというのは、経済学批判がないからですね。 そこでマルクスはドイツイデにかわって経済学批判をぶちあげていくのて゜は? つまり労働力商品化の無理をいわなくては資本主義の矛盾をつきつけられないということです。
労働力商品化の無理は、賃金奴隷制度という最後の階級 社会といってもいい。 階級社会を経済学批判で批判する意味はあるわけです。 上部構造・下部構造を否定するのであれば、あなたのいうことは ありえるかもしれない。
商品社会のつまり資本主義のイデである市民社会批判 とは、なんでしょうか? あなたは、マルクスを利用しながら実は統一協会のいう 勝共連合の理論になっているわけですね。 つまり下部構造である、経済学批判つまり現実の資本主義経済批判 それはあなたのいう階級社会や剰余労働・搾取や不平等が含まれる をしながら、上部の市民社会を批判するのが、マルクス主義です。 それは、スターリン主義ではない。
ところが、根底である、下部構造ではなく、上部構造を批判 しなくてはならない、むしろ後者の批判が大事であるようにいう。 そうですか? マルクスは、ドイツイデと資本論によって、下部構造と上部構造 を批判していったということです。 片方のみではないとおもう。しかし、マルクスは下部構造の批判分析を 重視したということです。 あなたは、経済ではなしに政治を問題にせよといいたいわけか? 政治が経済を規定するとでもいたいのであろうか? 上部が下部を規定しているようにいいなすのは、勝共連合 理論である。もしかしてあなたは、原理研究会の講義 をのべたいのか? 階級社会が現代も貫徹している市民社会であり、 資本的生産は、剰余労働価値を利潤の源泉とする体制そのものである。 しかもそれが独占資本主義と金融資本の転化によって、 労働力商品化の無理=恐慌ではすまされなくなった 帝国主義段階であるということに規定される市民社会にほかならない。 一種異様といえる軍事力が翻弄しつづけている様は、 二度に渉る世界戦争をひきだしながらも、延命している厚かましい 資本主義体制といえるのである。 現代の矛盾は恐慌ではなく戦争。 戦争の問題にきりこめない社会科学は、政治・経済とわず 分析の価値すらなかろう。 戦争推進する立場も反対をつきつける立場も、社会科学の 分析は必要としているのだから。
そこで戦争の問題を資本の過剰にみいだすのが帝国主義論なのだ。 ところがそれを否定する意見もむかしからある。 典型がカウツキーだ。かれは資本過剰は、国民生活に使用され 世界は帝国主義が超帝国主義にむかうとした。 しかし、世界大戦と世界恐慌の現実がそれをふきとばしたし、 ロシア革命がおきた。もちろん、カウツキーはロシア第二革命を否定した。
あなたたちには、そのあとのスターリン批判が欠如しているためか、れ レーニンとスターリンを同根のようにいいなす傾向が強い。 されど、トロツキーはレーニンにおるぐされたわけであり、 事実カウツキーのようには世界はならなかった。 もっとも第二次大戦後はどうだろうか? 第二次大戦から現代を、超帝国主義だという人もいるし、 これからは世界は超資本主義になるということをいうものがいる。 しかしそれは、戦争と恐慌という問題をふっとばしてなされていることに自覚 しなくてはならない。
また、スターリン主義の破綻でしかない情況を、共産主義の崩壊 などと統一協会ばりにいうのもただしくはない。 むしろ、資本過剰が戦争で解決されているという様をアメリカし 新帝国主義のバブル破綻とあいつぐ戦争でみせられているではないだろうか? 超資本主義なり超帝国主義が戦後一定あったのは、スターリン主義 があったからであり、露骨な植民地主義が消え間接的な新植民地主義 に移行したからである。
また資本過剰でいうのであれば、日本の国内産業の移転はなにか? それは、まさにレーニンのいう帝国主義の資本過剰はその国の国民 に使用されないで、外国投資につかわれるということである。 なぜならば、利潤が動機であるためだからだ。 日本はどうか。レーニンのいうように経済基盤は奇形化している。 実体経済は空洞化し、かといって新産業は景気浮揚はままならない。 こうしたことは日本にかぎらずいずれの先進国で現象している。 アメリカが顕著である。 アメリカは、新産業といわれたIT・グローバル化は最終的には 自国経済の破綻までになってしまっている。 されど、アメリカは世界の頂点にいる。それは戦争をみずか世界にしかけて ドル体制を維持する戦略をとっている。
つまり戦争の問題は、ここでも明確になるのである。 では、ユーロという現代のプロック化にはしった欧州と 日本もブロック化への道をすすみばしめた今、どういう事態に なっているのであろうか? とりわけて日本は軍事大国化していく一方であり、戦争翼賛と動員 体制は構築されていっているといったほうがいい。 わたしは、それが超資本主義だの超帝国主義だのという絵空事で 成立していくのではなく、世界は分裂していっているというべきだと思う。 カウツキーという破れし、マルクス主義転向者の学説をいくら 分析したところで、願望でさえも、ふっとんでしまうほど世界史 は大転換にきているとわたしはおもう。 金子勝は、転向しているが、彼はもっとも宇野派を継承し、 かつ、かく時代的に、発言している希有な学者としてわたしは大変 評価している。 金子の現状分析はたんなるアジではなく、事実をついているとおもう。 みなさん、つまらん哲学論争にふけないで、 経済学批判にこころされたい。
宇野段階論なり現状分析の後継者は、山口やら大内やらではない。 ましてや青木という哲学かぶれでもない。 それは皮肉にも、宇野背教者金子勝慶応大経済教授である。 かれはマルクスの労働価値を否定するという。 しかし、現状分析ではもっとも事実にそくした、社会科学分析ができている。 それはアメリカ帝国主義と欧州経済に対する分析に限定してであるが。 しかも背教者カウツキーよろしく、日本の未来は、改良主義的である。 まるで、マルクスをすべて放棄していった1900年代のドイツ・ロシアの 。 背教者となったカウツキーも、ぎりぎりまでマルクス主義者であった。 同じく、金子先生はぎりぎりまで、現状分析は正論を主張している。 しかし結論が、改良主義だ。 私はレーニン的な学者の到来なんぞ期待してはいないが、 そういう世界をゆるがす運動がそれを乗り克えるとおもっている。 アメリカでは反帝国主義がさけばれ、保守側からも帝国主義批判がされているという。 イギリスでも同類だ。わたしはこのような国際反戦闘争に期待している。 1930年代宇野は労農派として検挙され、戦争には無力であった。 1930年代的情勢である今日、戦争に反対することは違法ではない。 また、歴史をまなんでいるものにとって、どうすればよいかはこころえている。 戦争にはむかわせない勇気が必要だろう。 そして、戦争か反戦かだろう。 同時に、失業という階級側からの攻撃は、階級闘争で決着させるほかはない。
モノの支配する社会としての資本主義というシステムは、さしあたって それらのモノの使用価値に与りたいと考えている個人においてはそのシステム 自体を肯定するところから流通過程との関わりを始めざるをえないという自明の理がある一方で、 戦争などの、モノの使用以前に個人の生存を脅かすような事態が訪れた場合に 限ってはレーニンのいうような陰謀組織による革命が可能となるということなんであれば、 なんで宇野派のひとたちが革命否定にいたるのかその理由はなんなのでしょうか?
592 :
名無しさん@3周年 :03/11/24 13:14
いつもながらのワンパターン。資本過剰による帝国主義戦争説。
そうあいかわらず資本過剰は帝国主義的戦争として帰結する という学説は今日もただしい。 いっときますが、レーニンの「 陰謀組織ではない。革命組織でしょ。 ボルシェビキは。 マルクスの共産主義者同盟かつての義人者同盟・正義同盟は? ブランキストや、ジャコバン・・・ いいえね市民革命の主役はあなたのいう組織力です。 自然発生ではなく、外部注入的な組織ですね〜。 宇野のいう、科学とは、イデを脱したものといいましたが、 それは、あまりにもスターリン的なものにわい曲されてしまったことへの 反論であり、非プロスタからくるものでした。 そもそも、宇野は高校時代、アナーアキズムに傾倒していた。 ドイツ留学のさいに、レーニン帝国主義論にであって、 宇野は段階論をこころするようになったという。 宇野原理論つまり宇野式資本論の展開も、帝国主義論から資本論をよむという方法 をとったともいう。 さて、レーニンが政治的にお嫌いだという人たちにおききしますが、 カウツキーもヒルファディングも、なぜ第一次・第二次大戦に対抗しきれなかったのでしょうか? 戦争の問題をさけてはとおれない。 資本過剰を否定するのも、戦争を黙認するのも、師匠にそくしているわけなのか?
陰謀とは、クーデターですね。 つまりだれかを暗殺ないし葬ることで世の中がかわるようにかんがえる。 これは右翼の発想ですね。 レーニンいいえマルクスはそうではない。 そんなことをしても、支配階級はかわりはしないのであり、 社会革命にはなりはしない。 革命とクーデターはまつたくちがう。 革命家レーニンを陰謀家のように発想してしまうそれは、やはり革命の主体 である労働階級の自立的階級闘争も否定してしまうであろう。
陰謀とは、クーデターですね。 つまりだれかを暗殺ないし葬ることで世の中がかわるようにかんがえる。 これは右翼の発想ですね。 レーニンいいえマルクスはそうではない。 そんなことをしても、支配階級はかわりはしないのであり、 社会革命にはなりはしない。 革命とクーデターはまつたくちがう。 革命家レーニンを陰謀家のように発想してしまうそれは、やはり革命の主体 である労働階級の自立的階級闘争も否定してしまうであろう。 そそもそ、マルクス・レーニン・トロツキーそしてスターリンの個別・具体的分析ができていないのではないだろうか? 陰謀的にのつとって、社会転覆を夢想するほどみにくいものはない。
596 :
名無しさん@3周年 :03/11/24 23:50
あくまでまっすぐなTAMO2氏の答えかたにたいして、どこかずらしたような高望み氏の答え、がっかりさせられるね。
R2最近どうしてんのさっ。 あーる・つー でてきてください。
598 :
あーる・つー :03/11/26 02:16
>>597 僕が出てくると、荒れるんでねえ。
金子勝のスレは止まったまんまだもんね。
社民のスレはどこへ行ったんですか?
Siteも更新してません。
599 :
あーる・つー :03/11/26 02:17
いいや、階級闘争を理解できるあなたのほうがまし。 たとえあなたが、スターリン主義であっても。 反共産主義者よりはましでしょぅ。 あなたは、右翼を参照はなさらないわけ。 弁証法はただしいが、人間の立場は階級的に左右されるわけで。 マルクスは、労働者階級の立場で理論をすすめたわけで、 世の中の真理などをあきらかにしたわけではありません。
605 :
名無しさん@3周年 :03/11/28 20:37
青木孝平『コミュニタリアニズムへ』が重版に、なったようです。 評判からして当然といえば当然ですが、グッドニュースですね。
606 :
名無しさん@3周年 :03/11/28 22:04
こ( ̄□ ̄)か( ̄ー ̄)き( ̄◇ ̄)く( ̄△ ̄)け( ̄O ̄)ノ~こんちゃ♪
607 :
名無しさん@3周年 :03/11/30 12:39
きのう、11月29日に、東京堂で宇野派のシンポジュームがあったはずだけど、 誰か行った香具師いるか?どんなんだったか、おせーてキボンヌ。
608 :
名無しさん@3周年 :03/12/01 08:42
609 :
名無しさん@3周年 :03/12/01 13:57
なんか趣味者の領域だな。ちゃんと大学で講義できるんだろうか?
610 :
名無しさん@3周年 :03/12/01 19:52
TAMO2はほんと最近みないね。 またハンドルネームかえたのかも。 高望みさんも、TAMO2さんも、趣味者系のかきこみでおいそがしいのかも。
611 :
名無しさん@3周年 :03/12/01 19:55
612 :
名無しさん@3周年 :03/12/01 20:00
613 :
名無しさん@3周年 :03/12/04 10:04
11月29日、東京堂を覗いてみたが、 パネラー以外ほとんど誰もいなかったので、 飛び出してきた。あとは知らん。
「永田理論」について、教えてほしいのですが‥‥。
615 :
名無しさん@3周年 :03/12/04 18:19
永田って誰だ? そんな香具師、宇野派にいないぞ。
616 :
名無しさん@3周年 :03/12/04 20:08
それって、赤軍の永田洋子のことだろ?
/ __`ヾ),_ /〃 (⌒゛`ヾv"ヽミ、 i / /´ _ニ=-=ニ .i l| | 彳 〃_. _ヾ!/ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | _ !" ´゚`冫く´゚`l < 害危地だらけだな、ここは。 (^ゝ " ,r_、_.)、 |,,.. -─‐\__________ ヽ_j 、 /,.ー=-/ : : : : : : : : ::)ノ: : ヽ \_ "ヽ ^/ : : : : : : ソ⌒゙ヾ"ヾ、 : :ヽ /⌒ - - ! : : : : : : ) ⌒ ⌒ヾ :(_, / /| | : : : : :(, _ ) __ )!:_ノ \ \|≡∨ ヽ (aイ ´゚ i | . ゚`〈 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \⊇ \:_| " . ノ 、_)、 ゙.ノ < お前ら救いようがないね。 | (_ソ人 l ー=‐;! ノ \_________ ( /⌒v⌒\ \ヽ__,ノ パンパン| 丶/⌒ - - \ / \ | | / | / ノ\__| |・_三_・ノ| | / /パンパン| | | | /__/ | | | | ⊆ | | ⊇
618 :
名無しさん@3周年 :03/12/05 00:41
>>614 それは永田廣志。
筆名を君島慎一。1924(T13)東京外国語学校卒業後、文筆活動に入り、 当時国際的に論議されていた
ソ連のマルクス主義哲学論争の諸成果を精力的に翻訳・紹介した。 29(S4)からプロレタリア科学研究所
の哲学部に所属、31からは反宗教闘争同盟、戦闘的無神論者同盟にも参加。 32戸坂潤(25-1-18-32)らと
唯物論研究会を創設し多くの著書を発表。 38治安維持法で検挙、病のため入獄を免れている間に終戦と
なる。 戦後、わが国の民主主義革命の前進のための評論に精力を傾けたが、病没した。
主な著書は「日本唯物論史」「日本封建制イデオロギー」「日本哲学思想史」など。
ロートルな人物だよ。戦前からのおヒト。スレ違いかな。
619 :
名無しさん@3周年 :03/12/05 04:08
614と618は自問自答ですか? あなたは博学ですこと。(ウォーホホホホッ
620 :
名無しさん@3周年 :03/12/05 10:40
宇野派には、永谷清(ながたにきよし)というのは、います。 多分この間違いなんじゃないかな。
621 :
名無しさん@3周年 :03/12/06 12:09
永谷?超ド級のマイナー。 だいたい「永谷理論」なんて、ないぞぉ。
622 :
名無しさん@3周年 :03/12/07 02:19
いま宇野派って、若いのいるの?
623 :
名無しさん@3周年 :03/12/08 14:19
いない。
仲山良介は?
625 :
名無しさん@3周年 :03/12/10 00:22
だれかと思ったら、それ、マル中さんの論客でしょう? たしか反宇野で、宇野好きの白井さんに批判された人では?
626 :
名無しさん@3周年 :03/12/10 00:28
627 :
名無しさん@3周年 :03/12/10 09:46
宇野づきも反宇野もないだろ。 革共同は、宇野経済学の批判的摂取。 革マルも中核も、宇野経済を批判的にかつ摂取しているのだ。 山村 克は、それを指導してきた幹部だったわけで、 宇野派に忠実だなどといまさら自称してもだめでしょう? それより、黒田宇野経済学批判と、本多著作集レーニン主義 がよい。また、マル中の中山氏と、革マルの鵜沢氏の 罵倒しあいながら、宇野経済をかたっている 両「共産主義者」がおもしろい。 マル中の中山氏は、黒田哲学は破綻したといい、革マルの鵜沢氏は、中山氏は馬鹿 だとそれぞれ応酬しあっている。 いっとくが白井氏は宇野原論で、自己正当化しているだけだよ。 白井氏は、金沢のホテルで意図的に自室に非を放って、警察に捕まって、 自ら、幹部だといい、転向していったということは、解放・前進のしめすとおり。 かれが、はじめにかいていた、ブックレット本の資金源はあそこ....
628 :
名無しさん@3周年 :03/12/10 09:50
いっとくが白井氏は宇野原論で、自己正当化しているだけだよ。 白井氏は、金沢のホテルで意図的に自室に火を放って、警察に捕まって、 自ら、幹部だといい、転向していったということは、解放のしめすとおり。 かれが、はじめにかいていた、宇野原論をいいながらマル中批判の ブックレット本をだすことが可能となった資金源は考案だという説があります....
629 :
名無しさん@3周年 :03/12/11 00:37
age
630 :
名無しさん@3周年 :03/12/12 10:38
中山良介は、反宇野ではないとおもうが。
631 :
名無しさん@3周年 :03/12/12 20:34
632 :
名無しさん@3周年 :03/12/19 18:30
情況の新年号は、またまた今さら、時代遅れのネグリで、 しかも降旗と岩田の70歳代対談。プッ。 とうとう実売が300部かいな。
633 :
名無しさん@3周年 :03/12/22 00:09
情況なんて、話題がマイナーすぎて、ついていけん。
634 :
名無しさん@3周年 :03/12/24 14:04
635 :
名無しさん@3周年 :03/12/25 02:49
>>607 アソシエの12月号には、11月29日の宇野派のシンポジウム
「マルクス経済学の現代的課題」のようすも載ってますよ。
河村哲二と岡本英男という、ちょっとマイナーな講演だったようですが、
40人もヒトが集まったらしいです。ほんとかよ。
636 :
名無しさん@3周年 :03/12/26 01:49
新田さんの青木批判は、いいとこついてるね。 なかなかです。 もっとも、超資本主義はあんまし評価してませんけども。
637 :
名無しさん@3周年 :03/12/26 14:37
青木さんの新田さんへの反論は、もっといいとこ突いてますよ。 ネットで読めないのが残念。
638 :
名無しさん@3周年 :03/12/26 22:19
高望みこと新田さんが、歯軋りして口惜しがってるぞ。 無題 投稿者:高望み 投稿日:12月24日(水)14時36分56秒 「アソシエ21ニューズレター」12月号に青木孝平氏による反論への反論がのっているが、 正直言って時間をさいて何かをいうような内容のものではない。しかし、「論争」というのは、 呆れ返って何も言わなくなった方が「負け」なのだそうだ。 しかし、「ニューズレター」の場ではもう続けることは嫌がられているので (アソシエの理論・思想水準からすれば、コミュニタリアニズムをめぐる議論に 関心を示す人が皆無なのだろう)、せいぜい、ここか経済学・哲学掲示板での発言を続ける だけにせざるを得ない。しかし、例年になく時間がないので、しばらくはできない。 また、正直、あまりにも脳に刺激のない「論争」で、このまま呆れ返ってしまいたい誘惑に駆られる。
寒中お見舞い申し上げます 投稿者:高望み 投稿日: 1月 8日(木)19時13分27秒 亀嶋氏、Marxism & Radicalism研究会、ユダヤ人ブント……とあまりよく知らない領域に話しが広がっておられるようで、興味深く拝見しました。さて、 投稿者:鬼薔薇 投稿日:12月27日(土)21時56分6秒 ところで、「資本輸出」ってマル経用語なのでしょうか?>高望みさま 近経系では「海外投資」と言うようですけど。 とのことですが、ああいう経済用語・金融用語というのは、いずれにせよ市場の俗語的・流 行語的なもので、語源的には学派的なものはないのですね。ただし、倭人の形成する学閥では、 ジャーゴンによる差異化がことのほか好きですから〜言霊信仰のせいでしょうか〜、なんだか そういう気がしてくるのですね。ほかにも「産業循環」と「景気循環」とか、「商業信用」と 「企業間信用」とか、マル経内部でも、正統派は「独占資本」といい宇野派は「金融資本」と いうなんていうのもその口でしょうし、例を挙げればきりがありませんね。これは学閥に限ら ず、政治派閥でも、あそこが「反スタ」というならこっちはそういう言い方はしない、という レベルで第三者大衆にはどうでもよいようなことで抗争する、みたいな。
投稿者:蘇丹・加里耶夫 投稿日:12月28日(日)16時23分34秒 「自由競争〜産業資本主義」期は過渡期 とすると、それに依拠しているマルクス主義の段階発展論的革命理論は。。。。。。。(笑) これに尽きていますね。1980年代以降の研究者の間で、そういう古典的な図式を信奉してい る人はほとんど天然記念物ですから。 投稿者:鬼薔薇 投稿日: 1月 1日(木)11時53分26秒 >「レーニンの『帝国主義論』はホブソンとヒルファディングを折衷したものであった」 (新田滋『段階論の研究』p.358)。 これは宇野派では通念だったのですけど、昔は遠慮してこういう言い方をする人はいなかっ たのですね。馬場宏二氏ぐらいがこれに近いことを明言していましたけど。
>>古代以来の「帝国」という語に「イズム」を付けた「帝国主義」という用語法も、欧語の 「イズム」と日本語の「主義」の対応関係を含めて[*]、考え出せばややこしい問題がはみ出し てきそうですけど、これを20世紀初頭の資本制に援用した「資本主義的帝国主義」と取り組ん だレーニンにあっては、これは「支配」の構造認識――すなわち広義の「政治」概念ではなか ったでしょうか。 これは順番(遠近法)が逆なのでは。もともと帝国主義という国際政治現象が当時の耳目を 集めていたのに対して、なんでも経済的下部構造から説明すればマルクス主義的だと勘違いし ていた一部の人々がこじつけ話としてつくりあげたのが、独占資本主義−帝国主義論の類で しょう。そのなかで学術的なレベルで検証に耐えるのはヒルファディングの『金融資本論』だ けだと思います。 カウツキーは、そういう皮相なマルクス主義理解に対して、経済の論理だけからいえば「超 帝国主義」のほうがあり得べき話しだ、と指摘したにすぎないわけですが、レーニンからヒス テリックな中傷攻撃を受けたわけです。
642 :
名無しさん@3周年 :04/01/09 01:59
↑ これって、どこの転載でしょか?
643 :
名無しさん@3周年 :04/01/09 07:16
644 :
名無しさん@3周年 :04/01/09 17:18
>高望み=新田さんは、なんでこんなに偉そうに物をいうんだ? きっと自分で自分を大物だと思ってるんだろ。
645 :
名無しさん@3周年 :04/01/10 13:05
帝国主義とは、金融資本的蓄積様式。 独占化した資本主義段階であり、金融資本が支配的となる。 カウツキーがでたらめであったことは、第一次大戦・世界恐慌・第二次大戦で証明されている。
646 :
名無しさん@3周年 :04/01/10 14:58
>>645 レーニンの「帝国主義論」が出鱈目であること、控えめに言っても第二次大戦後
に妥当しなかったことは、高度経済成長によって証明されているわけで、その高度
経済成長の政治的ヒュポダイムを説明できるのは、ヒルファーディング=カウツキー
理論であると思われる。
新田氏の「反レーニン主義」は裏返しのレーニン主義に過ぎず、痛々しいもので
あるにしてもだ、ヒルファディング〜宇野経済学における「金融資本」に着目した
段階論は、レーニン主義の教条よりも汲み取るべきところはあると思うがね。
647 :
名無しさん@3周年 :04/01/10 17:19
いつまでも〜いつまでも〜資本主義の発展段階をたどる発想がもう〜ふる〜い。 レーニンだろうとカウツキーだろうとヒルファディングだろうと 資本主義の段階を厳密にたどれば、その先に社会主義が見えてくるという発想は もうやめたらどうかね。 カウツキーもレーニンも新田もでたらめであることの方が、イラクの宗教戦争で 証明されてますぜ。お2人さん。
>>647 レーニンはともかく、カウツキーや新田氏は「資本主義の段階を厳密にたどれば、その先に社会主義が見えてくる」
なんていうおめでたいお話のソースきぼんぬ。新田氏はもう少し意地悪いと「段階論の研究」を読んで思った。
でまあ、段階論の研究を読んでいる途中だが、不親切な本だね。読者のために 書いているのか、自分のために書いているのか、分からぬ。多分、自分のため 何だろうな。彼の掲示板で色々聞いてみようかな。だけど、青木氏への氏の態 度を見ると、怖くて聞けないね。
650 :
名無しさん@3周年 :04/01/10 22:01
新田本はジコマン、ジコチュー本の極致。 内容への賛否は別にしても、青木さんの本は読みやすい。 読者への親切度では勝負にならない。 そのあたりが売り上げの差に結果するんだろう。
651 :
名無しさん@3周年 :04/01/10 22:04
>>649 >怖くて聞けないね。
情けねえ椰子だな。(わら
652 :
名無しさん@3周年 :04/01/11 01:46
でもたしかに怖い。
>>651 あはは。でまあ、新田氏が社会的影響力を持ちたいと欲するならば、
次のことを提案しとこ。ここには書き込まないけど、ROMっているのは
告白しておられるから。
・マルクス=エンゲルスが自分たちのためだけに書いた本(ド・イデや
手稿など)と、勤労大衆のために書いた本(空想から科学へ)の様式を
比較し、特段哲学や経済学の知識のない大衆には、どのようなレベル
から説明すべきかを学び、著書に反映させること。
・全ての学説についてそうだとは断定できないが、少なくとも計画経済
計算論争についての浅い理解が見られる。ハイエクによる計算が不能
とした説を撤回している。その後に提出したのが「隷属への道」である。
学説の持つ深みに思いを致さず、即断する傾向が見られる。
・おっしゃりたいことが多岐にわたるし、それを一冊にまとめようとする
と、どうしても大著になる。こういうのも必要かつ便利だが、問題を絞って、
分かりやすい本を何冊も出されたらどうか。
>>653 訂正
・ハイエクによる計算が不能とした説を撤回している。
↓
・ハイエクは、若い日の自分が唱えた「計画経済計算不能説」を、
撤回している。
655 :
名無しさん@3周年 :04/01/11 22:22
>おっしゃりたいことが多岐にわたるし、それを一冊にまとめようとする >と、どうしても大著になる。こういうのも必要かつ便利だが、問題を絞って、 >分かりやすい本を何冊も出されたらどうか。 問題を絞った分かりやすい本と自称してる『恐慌と秩序』が、もっと読みにくい。 根本的には論理の整理能力と文章展開力の無さだから、どうやってもダメだな、こりゃ。
656 :
名無しさん@3周年 :04/01/11 22:57
まだ本だすより、掲示板に書き散らかしてる方がいいんでは。
657 :
名無しさん@3周年 :04/01/12 01:14
658 :
名無しさん@3周年 :04/01/12 01:21
いっぱいいるだろ
659 :
名無しさん@3周年 :04/01/12 01:22
弟子育てろよ イワタ
660 :
名無しさん@3周年 :04/01/12 01:26
661 :
Z(革マル)Y(やっぱ)X(ダメポ) :04/01/12 02:26
>>655 思想ってのは、真理の探究という側面があるのだが、それを他者に伝えられないと価値がない。
言い方は悪いが、思想を語るものは芸人でなければならない。新田氏に欠けているのはこの点だ。
ヨシモトはヨシモトでも、ナニワのヨシモトに逝ってくれ。
663 :
名無しさん@3周年 :04/01/13 22:45
禿同。 いろいろぐちゃぐちゃ言ってはいるけど、新田氏に伝えたい独自の思想があるとは思えない。
664 :
名無しさん@3周年 :04/01/14 00:56
まあ、からいばりの、こけおどし、ってとこかな。
咀嚼力のせいにされちゃ・・・・芸人になることは無理だな。残念だ。悪文と言えば、 自分のために書いたマルクスの文章もかなりの悪文だが(ドイツ語で読んでも)、その 問題点は「解釈可能性の不明確さ」に繋がることだ。そして、その点を、他ならぬ新田 氏が「段階論の研究」で繰り返し指摘しているじゃないですか。
>>663 いや、あるね。宇野の弟子として、社会(科)学全般の統一を氏は意図している。
667 :
名無しさん@3周年 :04/01/14 20:22
それをいうなら青木さんの方でしょ。
>>667 「コミュニタリ・・・(舌噛みそう)」も目通し中だが、青木さんもだね、というのが正しいと思う。
高望み氏wrote: >こちらが絶望的なまでに広漠としたひろがるばかりの視野の中でいっていることが そういうことならば、いつぞや書いた「裏返しのレーニン」は撤回しましょう。この人、 妙に自信に溢れているので、ね。そう誤解をしていた。
670 :
名無しさん@3周年 :04/01/14 22:34
青木氏と新田氏の両方に目を通して公正に判断するのはいいことです。 ところで、669は、どこからの引用でしょうか?
671 :
名無しさん@3周年 :04/01/14 23:13
宇野理論の社会思想的な読み替えの徹底振りで、青木氏に軍配!
まぁ、面白いのは青木のほうだね。 実践的な有効性はまるでないが。 新田は所詮は、吉本隆明と宇野という水と油を 折衷できると思っているドン・キホーテ。
673 :
名無しさん@3周年 :04/01/15 01:35
す、するどい。禿同。
674 :
名無しさん@3周年 :04/01/15 02:17
ていうか、新田は結局古い新左翼の教条を抜けきってない。 青木には左右という分け方で切れない哲学的ラジカリズムがある。
675 :
名無しさん@3周年 :04/01/15 02:28
>実践的な有効性はまるでないが。 そういうより、青木さんは実践的には保守でしょ? マルクスを読み込んで組み替えて、宇野理論を 首尾一貫、保守思想と紙一重のところで護ってるって感じ。
保守派としての実践性もないわな。 具体的にでてくるのが、 夫婦別姓批判とか町内会とかでは。
677 :
名無しさん@3周年 :04/01/15 23:37
夫婦別姓や町内会も、実践との関係じゃなくって、 宇野原論との整合関係で評価すべきでしょう。
そりゃあ宇野は夫婦同姓だったろうし、 町内会にも入っていただろうよ。
この文章で、「裏返しのレーニン」は120%撤回せざるを得ないと考えました。 新田さん、すいません。 「段階論の研究」p496L14〜 引用 初期マルクスの考えた「人間的解放」そのものは、ブルジョア社会と公共領域の 分裂の止揚が価値とされることにおいて、ハンナ・アレントと一面で共通するもの であるが、それらはいわば「共産主義」と「共和主義」の幅のあるポリス的共同体 主義ともいうべきものだったと考えられる。だが、そこには一面で、観念的な「労 働者階級」像の構成にしてもエリート的人間像しか視野に入っていなかったという 根本的な欠如があるとも、考えざるをえない。そこに人間の「普通さ」や「弱さ」 をいかに織り込むかが重要な問題となってくる。「普通」――「弱さ」――「異常」 ――「病的」といった人間存在の幅を、である。 ・・・俺が付け加えるならば、「不確実さ」だな。「段階論の研究」は、人間と言う 存在の有限性がベースの波長になっているように感じ、好ましかった。
680 :
名無しさん@3周年 :04/01/17 23:09
文章がたどたどしくって、これがほんとに本になってる文筆家の文章かい? 「普通」――「弱さ」――「異常」――「病的」といった人間存在の幅 だって。ぷっ。ほとんど中学生の青年の主張。恥ずかし〜。
681 :
Z(革マル)Y(やっぱ)X(ダメポ) :04/01/18 02:46
>>680 文章は恥ずかしいかも知れないが、日本のサヨクがまさに欠けていた視点だとは
思えないか? 特に、仲間に対して。 俺は、そういう例を嫌というほど知っているぞ。
683 :
名無しさん@3周年 :04/01/18 22:17
>日本のサヨクがまさに欠けていた視点 左翼の常識なんて初めから無視するのが、宇野理論の強みじゃないんか。
685 :
名無しさん@3周年 :04/01/19 22:27
というより、左翼と右翼、革命と保守なんていう、 古い冷戦型の二項対立的「常識」の無効を宣告したのが、 青木孝平さんのコミュニタリアニズム。
686 :
名無しさん@3周年 :04/01/19 22:36
宇野理論は机上の空論だから強いように見えるだけなのでは。 現実の共産主義がうまく行かなくても関係ないから。 現実の革命運動とも無関係。
あぼーん
688 :
名無しさん@3周年 :04/01/22 20:09
SGCIMEの3冊目がでたな。 今度のは東大宇野派の跡継ぎ、小幡さんが編集だが、やっぱりさっぱり売れんな。
689 :
名無しさん@3周年 :04/01/29 11:50
宇野は偉大だろうが、宇野派は小幡がボスじゃ、もうダメポ。
690 :
名無しさん@3周年 :04/02/01 23:00
たしかに、面白くもなんともない。 特に2集1巻の原理論はひどい。 読むとこ、全然ない。返品するから金返してほしい。
691 :
名無しさん@3周年 :04/02/02 00:49
思想との関係をいう宇野派は、もう青木と新田だけだからしょうがないっしょ。
692 :
名無しさん@3周年 :04/02/03 03:37
____ ,: 三ニ三ミミ;、-、 \/  ̄ | --十 i 、.__/__ \ / ̄\ ー十 , ―┼― ー十 xX'' `YY"゙ミ、 ∠=ー  ̄ヽ | __|. | | / ヽ .| | | ,二i ̄ / /― ―┼― 彡" ..______. ミ. (___ ノ. | (__i゙'' し ノ \| _/ (__ /^ヽ_ノ / ー .(ニlヽ、 ::::: ::; ,=ミ______=三ミ ji,=三ミi i 、'ーーー|,-・ー |=|,ー・- | ,-v-、 i; ':: ::: ーー" ゙i ,ーー'j / _ノ_ノ:^) ーi:: ::i: /`^ー゙`、_ ..i / _ノ_ノ_ノ /) |:::. ゙"i _,,.-==-、;゙゙i / ノ ノノ// 〉::.:.. 丶 " ゙̄ .'.ノ ____ / ______ ノ / i, `ー-、.,____,___ノ\____(" `ー" 、 ノ ー'/ 'i. ヽ、 ,二ニ/ \ ``ー-、 ゙ ノ / 'i、 /\ / > ( `ー''"ー'" \ 'i," (__) / / \ /ノ ○系は、だめだ。 もう、そうはいかんざき。
693 :
名無しさん@3周年 :04/02/04 03:13
ほんとの宇野派は、コミュニタリアンだけだよ。
694 :
名無しさん@3周年 :04/02/05 03:17
マル経だめねー
1.アダム・スミスの社会経済学 2.貨幣生成の論理 3.貨幣の資本への転化と資本形式論 4.資本主義的生産方法の発展と資本蓄積 5.価値・生産価格・市場価格の関連 6.信用制度の組織的展開 7.景気循環の機構と過程 以上7題のうち数題出題されて、2題選択解答。
696 :
名無しさん@3周年 :04/02/05 22:40
どこのテストだ。党大か?
>696さん 天使大学です。
698 :
名無しさん@3周年 :04/02/06 00:30
天使大学、意味不明。
699 :
名無しさん@3周年 :04/02/13 18:29
コピペ 次回スガ秀実ゼミのお知らせ 04/02/10 Tue. 12:42 2月20日(金)PM6:00〜 @東大駒場キャンパス、キャンパスプラザB309 テクストは青木孝平『コミュニタリアニズムへ』(社会評論社)、範囲は 第三章 マルクス商品所有論の再審 第四章 資本主義における土地所有の正当性 です。 自主ゼミなので誰でも参加できます。
700 :
名無しさん@3周年 :04/02/13 21:13
スガvs青木か。面白いかもしれん。
さやかは結婚すればいいんじゃないの?
702 :
名無しさん@3周年 :04/02/13 21:39
すがはだめでしょう。
703 :
名無しさん@3周年 :04/02/14 02:16
すがさん尊敬してます。青木氏をやっつけてくだされ。
704 :
名無しさん@3周年 :04/02/15 15:55
衝撃を与えた宇野経済? 実践否定をしておきながらの「決意の実践」という非科学行動 史的唯物論否定の社会構成体論という非歴史的展開 資本主義の永遠の景気循環を肯定する現状分析 どこが、これが衝撃だろうか?
706 :
名無しさん@3周年 :04/02/17 01:52
2月20日のスガゼミ行きたい。
707 :
名無しさん@3周年 :04/02/18 23:14
スガちゃんはコミュニタリアニズムは好きじゃないけど 青木さんの宇野原理論の読み方は面白いと思ってるようです。
708 :
名無しさん@3周年 :04/02/19 01:16
699 名前:名無しさん@3周年 :04/02/13 18:29 コピペ 次回スガ秀実ゼミのお知らせ 04/02/10 Tue. 12:42 2月20日(金)PM6:00〜 @東大駒場キャンパス、キャンパスプラザB309 テクストは青木孝平『コミュニタリアニズムへ』(社会評論社)、範囲は 第三章 マルクス商品所有論の再審 第四章 資本主義における土地所有の正当性 です。 自主ゼミなので誰でも参加できます。 だから価値形態と地代論がテキストなのね。
709 :
名無しさん@3周年 :04/02/19 20:08
明日のスガゼミ、宇野派の人も来てくれ、キボンヌ。
710 :
名無しさん@3周年 :04/02/20 08:51
2月20日。今日だからアゲとく。
711 :
名無しさん@3周年 :04/02/23 18:05
で、スガゼミは、どうだった? スガは来たろうけど、青木も来たんか?
712 :
名無しさん@3周年 :04/02/24 00:08
来なかったんよ。
713 :
名無しさん@3周年 :04/02/24 11:41
今年になって高望みんとこ、めっちゃ静かだ。 不思議〜。なんかあったんかあ。
714 :
名無しさん@3周年 :04/02/26 20:23
たしかに。ご本人だけじゃなくって、取り巻きまで一人もカキコしないのが変だ。
715 :
名無しさん@3周年 :04/02/27 03:14
716 :
名無しさん@3周年 :04/03/12 13:22
岩田弘氏の「世界資本主義」が増補改定されるらしいが どーなんですか?
717 :
名無しさん@3周年 :04/03/12 17:32
いや別に・・・・・・・・・・・・
718 :
名無しさん@3周年 :04/03/12 21:54
世界資本主義是非読みたいです。
719 :
名無しさん@3周年 :04/03/12 23:12
ヘーゲル的な世界資本主義の自己発展は、完全にアナクロ。 時代はヘーゲルに替わってカント。 ゆえに宇野の純粋資本主義のほうが時代にあってる。 岩田より宇野を復刊しるお〜。
720 :
名無しさん@3周年 :04/03/12 23:19
んだよね。 岩田は、世界資本主義の歴史的発展から労働者コンミューンを導き出す。 んなバカなヘーゲリアン。 んだったら、純粋資本主義の倫理的批判からコミュニタリアニズムを 説く青木孝平の方が、ずっとカント的で思想的意味がある。
721 :
名無しさん@3周年 :04/03/13 14:53
マルクス主義が、ヘーゲルやカントで後退か?
降旗節雄は、今帝京大の教授だっけ?
723 :
名無しさん@3周年 :04/03/14 21:27
はずです。 でもそろそろ定年かな?
だから降旗は、あとはもう青木にまかせて事実上引退したちゅーに。
725 :
名無しさん@3周年 :04/03/15 01:25
帝京大学で、まだ教えてるみたいですよ。 講演会とかも、やまにやってますよ。 しかし帝京大学って、亜細亜大学や国士舘大学と並ぶ右派大学なのに、なんで降旗さんは、帝京にいったんでしょう。
726 :
名無しさん@3周年 :04/03/15 03:33
解体する宇野学派 Zへの手紙 て?
宇野はなぜ弟子達で作った本を絶版したりするんだ。 角川全書の経済学上・下 弟子が先生の理論に異を唱えたから出版差し止めって こりゃあまりに融通きかなすぎ。越権行為だよ。
728 :
名無しさん@3周年 :04/03/19 21:23
学生でないんだが、マルクス経済学や宇野学派の勉強を 趣味でしようかなと思うんですけど、どうでしょうか?
729 :
名無しさん@3周年 :04/03/19 22:51
いまどき珍しい奇特な人だ。 どんどんやってください。 でも資本論や宇野をいきなり読んでもたいへんだから、 まず降旗さんの著作集あたりで、宇野理論の解説を 読むのがいいと思います。
730 :
名無しさん@3周年 :04/03/19 23:32
>>729 ありがとうございます。
自分でもかなりの変わり者だと思いますが、
ちょっとづつやってみようと思います。
731 :
名無しさん@3周年 :04/03/22 12:46
宇野派を勉強するのにいいテキストはなんですか?
732 :
名無しさん@3周年 :04/03/22 12:47
733 :
名無しさん@3周年 :04/03/23 18:43
あげ
734 :
名無しさん@3周年 :04/03/27 19:05
はげ
735 :
名無しさん@3周年 :04/03/29 10:36
大谷禎之介『図解 社会経済学』桜井書店 マルクス『資本論 経済学批判』訳書多数、長谷部・岡崎訳がよい マルクス『経済学批判要綱』(『資本論草稿集』のなかに集録) 田畑稔『マルクスとアソシエーション』新泉社 田畑他編著『アソシエーション革命へ』社会評論社?
736 :
名無しさん@3周年 :04/03/29 10:41
宇野派をやりたいんだったら、田畑や大谷の本は 別に読まなくても良いでしょう。
737 :
名無しさん@3周年 :04/04/01 11:34
宇野弘蔵「経済原論」 日高晋「経済原論」 鈴木こういちろう「経済学原理論」
738 :
名無しさん@3周年 :04/04/02 23:57
宇野段階論
739 :
名無しさん@3周年 :04/04/03 00:03
ってなに?
740 :
名無しさん@3周年 :04/04/03 18:57
マルクス『資本論 経済学批判』訳書多数、長谷部・岡崎訳がよい マルクス『経済学批判要綱』(『資本論草稿集』のなかに集録) 田畑稔『マルクスとアソシエーション』新泉社 田畑他編著『アソシエーション革命へ』社会評論社?
741 :
名無しさん@3周年 :04/04/03 19:39
↑ 740、こいつ柄谷の回し者だな。 宇野や青木が要綱やアソシエーション嫌いなの知ってての、イヤガラセだな。
742 :
名無しさん@3周年 :04/04/03 19:45
>>733 段階論ってのは、資本主義が重商主義、自由主義、帝国主義という
発展段階をとおって終わるという学説です。
こういうのは、もう誰も相手せず。宇野でも原理論と違って無視されてます。
今どき段階論を信じてるのは、新田さんぐらいでしょう。
743 :
名無しさん@3周年 :04/04/03 21:34
>>742 新田さんの本を読むと、どうも「帝国主義」で終わり、ということでは
なさそうなんですけど。そして、彼のレーニン批判は、そこにこそ真骨頂
があるのではないかな。
744 :
名無しさん@3周年 :04/04/03 22:18
超資本主義だって。ぷっ。
745 :
名無しさん@3周年 :04/04/04 15:43
大谷禎之介『図解 社会経済学』桜井書店 マルクス『資本論 経済学批判』訳書多数、長谷部・岡崎訳がよい マルクス『経済学批判要綱』(『資本論草稿集』のなかに集録) 田畑稔『マルクスとアソシエーション』新泉社 田畑他編著『アソシエーション革命へ』社会評論社?
746 :
名無しさん@3周年 :04/04/04 23:48
伊藤誠
747 :
名無しさん@3周年 :04/04/06 22:04
新田さんの本はおもしろいですか? 彼は岩田さんの弟子ですか?
748 :
名無しさん@3周年 :04/04/06 22:31
おもしろくもありません。 ちがいます。山口さんの弟子です。
749 :
名無しさん@3周年 :04/04/08 13:39
大谷禎之介『図解 社会経済学』桜井書店 マルクス『資本論 経済学批判』訳書多数、長谷部・岡崎訳がよい マルクス『経済学批判要綱』(『資本論草稿集』のなかに集録) 田畑稔『マルクスとアソシエーション』新泉社 田畑他編著『アソシエーション革命へ』社会評論社?
マルキストってサブカルでしょ?
751 :
名無しさん@3周年 :04/04/10 11:22
経済政策論
あぼーん
753 :
名無しさん@3周年 :04/04/11 01:12
新田滋氏の本読もうかな。
754 :
名無しさん@3周年 :04/04/11 04:05
それこそ「資本論の経済学」宇野弘蔵(岩波新書)にしたら?安いし。
755 :
名無しさん@3周年 :04/04/13 00:21
宇野学派の本で一番わかりやすいのは何でしょうか?
756 :
名無しさん@3周年 :04/04/13 00:34
757 :
名無しさん@3周年 :04/04/13 00:34
758 :
名無しさん@3周年 :04/04/13 16:45
先日、義理の兄一家とガンダムについて話をしていたときのこと。9歳のお いが「僕、ガンダムの主人公知ってるよ。アフロって言うんだよね。」未だに 「アフロなアムロ」が離れません。
759 :
名無しさん@3周年 :04/04/17 12:52
宇野弘蔵
760 :
名無しさん@3周年 :04/04/23 23:37
業務報告 投稿者:高望み 投稿日: 4月22日(木)15時42分13秒 『季刊 経済理論』(2004年4月)に、書評的論文、 「交換過程と価値形態−−青木孝平氏の価値形態論をめぐって」 が掲載されました。 これは、おととし頃に青木氏から、『コミュニタリアニズムへ』の 価値形態論についての論評を依頼されていたものです。 この掲示板での流れとはあまり重ならない論点が主ですが、 わたし自身の価値形態論についての考え方は、ある程度出ていると思います。
761 :
名無しさん@3周年 :04/04/25 21:11
きお
762 :
名無しさん@3周年 :04/04/29 12:40
SGCIMEの本はおもしろいかな
763 :
名無しさん@3周年 :04/04/29 23:01
>>762 無味乾燥、人畜無害の統計資料集。誰もよみましぇ〜ん。
764 :
名無しさん@3周年 :04/05/01 20:20
無味乾燥、人畜無害かあ。 すごいたくさん出る予定みたいだが 誰が買うのかな。 各大学でも○経は減る傾向にあるし この先どうなるのか。
765 :
名無しさん@3周年 :04/05/02 13:49
どうせ300部づつでしょ。図書館と仲間内だけで終わりだよ。
766 :
名無しさん@3周年 :04/05/03 00:06
あの〜それでもまだ、ほとんど売れ残ってるんですけど。
マルクスはインフレによる窮乏化論で レーニンはそれに金融寡頭制をプラスした。 現状では総体的に見て貨幣流通量は桁外れに多いのだが、 現実生活では物価下落といったデフレ状況。 これをどう説明する?○バカよ。
ま、都合が悪くなると トロッキストめッ!とか あれはエンゲルスのせいだ!とか 東ドイツ研究所の改竄だ!とか ○○国のマルクス主義は亜流だとか! 言って、ひたすら文献解釈学に逃げ込むからな。 そのくせ経済学批判の序説の語句から、 上部構造/下部構造という妄想をひたすら膨らまして 挙句の果てには科学とは別方向の哲学に進む始末。 で、その哲学の方が科学や経済学よりも評価が高いと来ている。 ホントにバカですね。 レギュラシオンのように マルクスが数学の勉強をしていたという事実から 近経に色目をつかったりするし。 最近では分析哲学にも手を出してるだろ、 恥知らずどもが。
769 :
名無しさん@3周年 :04/05/06 16:21
>で、その哲学の方が科学や経済学よりも評価が高いと来ている。 これはだれのことか?青木さんなら、たしかに評価高いから、ここだけは正しい。
770 :
名無しさん@3周年 :04/05/07 12:36
大内力の自伝が出てるんだね。
771 :
くろしろ@社会学白痴断見教教祖 :04/05/07 22:13
ああ あー うー
773 :
名無しさん@3周年 :04/05/14 00:18
伊藤誠さんの本で勉強。 降旗さんの本で勉強。
774 :
名無しさん@3周年 :04/05/17 15:18
>>773 伊藤誠がまともでしょう。
降旗は愚劣な人物です。
775 :
名無しさん@3周年 :04/05/17 19:05
降旗先生はダメですか? 一時日本テレビとかのワイドショーにやたら出ていたけど。 伊藤先生は一生懸命研究されてますね。
あぼーん
777 :
名無しさん@3周年 :04/05/21 00:34
世界資本主義論=鈴木・岩田理論と純粋資本主義論=宇野 の違いについて教えてくれませんか?
778 :
名無しさん@3周年 :04/05/21 10:19
世界資本主義論は、原理論の論理に世界市場の歴史的発展を読み込むヘーゲル主義。 純粋資本主義論は、原理論に永遠に循環する市場の法則性を見出すカント主義。
779 :
名無しさん@3周年 :04/05/23 20:40
780 :
名無しさん@3周年 :04/05/27 15:05
781 :
名無しさん@3周年 :04/05/27 15:39
カラアゲすんな、なんか書け。
マルクス経済学の現代的課題みんなで読もう。
783 :
名無しさん@3周年 :04/06/22 02:25
宇野全集買っちゃいました。値切ったら三割ぐらい安くなった。 さて、どこから勉強するのがいいでしょう? いきなり原論でわかるかなー? 資本論は、仲山良介の『資本論の研究』を参考に第1巻だけは 独学しました。 黒田寛一の反革命的な資本論解釈についてはイヤというほど 理解できたのですが、著者の宇野に対する評価がイマイチはっきり しない参考書だったので、そこだけボヤけたままなので。
784 :
名無しさん@3周年 :04/06/22 09:24
>>783 クロカンの宇野評価はプラス評価。
仲山良介の『資本論の研究』などの糞本を読んでも
脳みそ腐るだけ。アボーン。
785 :
名無しさん@3周年 :04/06/22 11:37
仲山の解説は実際すごく平易で助かったんですけど。 特に哲学的なマルクスの思想的出発点から資本論へいたる過程について、 黒田がいかにデタラメな解釈をしているかということが分かって、「黒田哲学」 なるものが実はまるでマルクス主義とは無縁のものだったんだな〜みたいに。 どこが「糞」なのか解説きぼーん。
786 :
名無しさん@3周年 :04/06/22 11:45
>>783 全集じゃなく著作集でしょ。
宇野の著作で重要なものは、「経済原論」と「経済政策論」です。
また、著作集には載っていませんが、法政大学出版局から出ている薄い本
「宇野弘蔵経済学ゼミナール」(全3巻)が非常にわかりやすいです。
弟子たちとの対話形式で書かれていますので読みやすいです。
>>785 >特に哲学的なマルクスの思想的出発点から資本論へいたる過程について、
このあたりは議論百出ですから一冊を読んで簡単に理解したつもりになるのは危険でしょうね。
思い浮かぶ本としては、
大石高久『マルクス全体像の解明』(八朔社)
Ernest Mandel『カール・マルクス 「経哲草稿」から「資本論」へ』(河出書房新社)
などですね。
788 :
名無しさん@3周年 :04/06/22 15:15
789 :
名無しさん@3周年 :04/06/22 17:23
宇野経済学の著名な学者の一人侘美光彦氏がお亡くなりになりました。 20日心不全のため。97年に「世界大恐慌」で学士院賞受賞。 世界経済、国際通貨体制、景気循環などについて研究されていました。 心からお悔やみ申し上げます。
790 :
名無しさん@3周年 :04/06/22 17:24
>>789 です。
69歳だったそうです。
以前帝京大教授の杉浦克巳先生も亡くなりましたが、まだまだ研究して欲しかったですね。
新田滋ってどういう人なんですか? 一匹狼なの?
792 :
名無しさん@3周年 :04/06/22 17:44
降旗節雄著作集に続いて、伊藤誠著作集の発刊を!
793 :
名無しさん@3周年 :04/06/22 17:56
鎌倉孝夫同志(キムジョンイル著作研究会全国連絡協議会代表世話人)まんせー
794 :
名無しさん@3周年 :04/06/22 18:14
>>789 天皇から勲章もらっているのは気に入らなかったな。
まあ、これで宇野派の中の、世界資本主義派の大物だった
人物がまた死んだね。でも、岩田弘は生きてるんでしょう。
大内力といい、長寿だよな。
>>791 山口重克の門下生なんじゃないの。
ちがうか。
795 :
名無しさん@3周年 :04/06/22 21:23
>>794 岩田弘氏はご存命ですよ。
世界資本主義の増補改定版を出すってホームページに書いてあるが・・・。
最初は全面的に書き直したものを出すって聞いたが・・・。
>>791 前のほうのレスには新田氏は山口氏の弟子と書いてありますよ。
ただ、最近は岩田氏を中心とする情況派(?)なのか?
796 :
名無しさん@3周年 :04/06/22 23:07
797 :
名無しさん@3周年 :04/06/22 23:18
山口の弟子って、本人の影響なのかもしれないが、 どうしてああも小難しいことばかりかくのかね。 しかも、あんまし現状分析と接合していない ように見えるし。原理論の世界にこもってないか。
798 :
名無しさん@3周年 :04/06/23 05:21
>>786 >「宇野弘蔵経済学ゼミナール」(全3巻)が非常にわかりやすいです。
それって角川選書で出てる「資本主義」(大内とかが加筆したやつ)と内容的に
かぶりますよね。たぶん。
三段階論とかはハショりつつ、ヨーロッパと日本の資本主義成立の過程を超分かりやすく
年表的に説明した内容じゃないですか?
それはもってるんですが、法政のも買うべきでしょうか?
正直いきなり原論は荷が思いなーと思ってるのでいろいろ入門書教えて下さい。
799 :
名無しさん@3周年 :04/06/23 05:29
800 :
名無しさん@3周年 :04/06/23 05:32
>>798 この本のことか?
資本主義 : その発達と構造 / 宇野弘蔵,大内力,大島清[著]<シホン シュギ :
ソノ ハッタツ ト コウゾウ>. -- (BN01206051)
東京 : 角川書店, 1978.6
252p ; 19cm. -- (角川選書 ; 5)
著者標目: 宇野, 弘蔵(1897-1977)<ウノ, コウゾウ> ; 大内, 力(1918-)<オ
オウチ, ツトム> ; 大島, 清(1913-1984)<オオシマ, キヨシ>
分類: NDC6 : 332.06 ; NDLC : DC15
件名: 資本主義 -- 歴史
801 :
名無しさん@3周年 :04/06/23 06:33
>>799 http://www.hansen-jp.com/202takumi.htm 侘美さんの問題提起は、賛同できない部分が多いが重要だ。
特に、資本主義=市場経済ではないということ、資本主義社会が存在するためには労働力の商品化が必要であるということ。
中国において、「労働力の商品化」というものが存在しているのかどうかを議論する必要がある。
私見によれば、中国においては戸籍制度によって移動が制限されており、労働力市場は支配的とはなっていない。
依然として、中国は資本主義ではない。
802 :
名無しさん@3周年 :04/06/23 06:39
803 :
名無しさん@3周年 :04/06/26 20:02
共産党の宇野批判ってどんななの?
野口真氏も昨年亡くなっていたのですね。橋本寿朗氏も亡くなったし。しかも若い人が死にますね。宇野経済ないし宇野派の大物の弟子が消えていく。 伊藤誠著作集は私も欲しい。
805 :
名無しさん@3周年 :04/06/27 10:20
若手ではなく重鎮ですが、清水正徳先生も今年亡くなりました。 もう宇野派で哲学を語れるのは、青木孝平氏だけになってしまった。
806 :
名無しさん@3周年 :04/06/27 13:00
>>803 新日本出版社『マルクス主義経済学の擁護 宇野弘蔵氏の学説の検討』を読め。
絶版だが図書館か古本屋で探してみ。
807 :
名無しさん@3周年 :04/06/27 13:22
>>805 清水は果たして宇野派だといえるのかな。
ちょっと疑問。
むしろ、理解を示していた、って感じがしなくもない。
808 :
名無しさん@3周年 :04/06/27 13:26
日高普の経済原論なんかはどうなん? あれが宇野派の入門書となるかというと、 オリジナリティが強すぎて、無理だといわざるを得ない ところもあるけどね。
809 :
名無しさん@3周年 :04/06/27 15:04
>>808 日高普,経済学(改訂版),(岩波全書,1988)
のことか?
810 :
名無しさん@3周年 :04/06/27 15:06
>>809 それもそうなんだけど、有斐閣から『経済原論』という
そのもののタイトルで出ているのがある。
これが基本的なものなんじゃないかな。
811 :
名無しさん@3周年 :04/06/27 15:17
>>810 これか。
書名 経済原論 <有斐閣選書>
著訳編者 日高普/著
発行年月 昭和58年(1983)3月
判型、頁数 四六,278
定価 1800 円(税込 1890 円)
ISBNコード 4-641-02315-8
在庫有無 有
812 :
名無しさん@3周年 :04/06/27 15:19
書名 著訳編者 定価 発行年月 在庫 経済原論 <有斐閣選書> 日高普/著 1800 円 (1890 円) S58/03 ○ 再生産表式論 日高普/著 3200 円 (3360 円) S56/04 − 社会科学入門 <有斐閣新書> 日高普/著 900 円 (945 円) S55/03 − 短文・小論文の書き方 <有斐閣新書> 宇野義方,日高普,西原春夫,蓮見音彦/著 1000 円 (1050 円) S53/08 ○
813 :
名無しさん@3周年 :04/06/27 19:13
814 :
名無しさん@3周年 :04/06/27 23:48
個人的には、橋本寿朗や馬場宏二、あるいは柴垣和夫とかは あんまり評価できないなあ。とくに、現代日本を どのように捉えるのか、って視点で 彼らの見解はひどいように感じるね。 彼らの議論って、要するに現代日本は 社会主義に近づいている=クリーピング・ソシアリズム論でしょ。 この現状分析だけはいただけないね。
815 :
名無しさん@3周年 :04/06/27 23:51
>>814 柴垣和夫は論外でしょ。橋本・馬場は知らないけど。
816 :
名無しさん@3周年 :04/06/28 00:00
>>815 全てにおいて論外とはいえないよ。
彼の『日本金融資本分析』は名著のはず。
とはいっても、あれが出版されたのは1965年だったかな。
これが彼の最高傑作かもしれないね。
817 :
名無しさん@3周年 :04/06/28 01:14
>>816 そっか。じゃそれだけ機会があれば読んでみよう。
818 :
名無しさん@3周年 :04/06/29 15:59
819 :
名無しさん@3周年 :04/07/04 10:35
橋本氏、野口氏、侘美氏といいなんか宇野派の先生が いなくなってきて寂しいなあ。杉浦氏も亡くなったか。 でも、東大あたりでは院生の若いのがけっこう研究してそうだな。 小幡氏、柴田氏あたりの弟子なのかな。
820 :
名無しさん@3周年 :04/07/04 11:47
唯物論研究に清水正徳の追悼特集が掲載されていた。 うーん、惜しい人を亡くしたね。
821 :
名無しさん@3周年 :04/07/06 16:46
「情況」に山口重克の論文が載っていました。 「情況」には宇野派重鎮が良く書きますね。
822 :
名無しさん@3周年 :04/07/07 07:06
宇野先生の正当な後継者は清水丈夫氏をおいてほかにはおりません!
823 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう :04/07/11 16:50
鈴木鴻一郎の著作集とかってないんですか? あと経済学原理論上・下は何度か再版されているが、 今はないみたいですなあ。
824 :
名無しさん@3周年 :04/07/12 06:57
永原慶二死去。 経済学者ではないかもしれないが。
825 :
名無しさん@3周年 :04/07/13 17:18
>>821 「情況」によく書くんじゃなくて、
「情況」にしか書けんのです。
あの500部雑誌にしか書けんのです。
宇野派の凋落の証拠でしょ。
826 :
名無しさん@3周年 :04/07/13 18:13
女子高生相手にストレス発散してるお巡りさん わいせつ警官を略式起訴 佐賀県警、本人は辞職 佐世保区検は6日、路上で下半身を露出したとして、公然わいせつの罪で佐賀県警武雄署の 木下英明巡査長(43)を佐世保簡裁に略式起訴した。同簡裁は罰金20万円の略式命令を出した。 佐賀県警は同日付で停職6カ月の懲戒処分を決定。木下巡査長が提出していた辞職願を承認した。 木下巡査長は7月4日昼、長崎県佐世保市の路上で女子高生らの前でズボンを下ろし、下半身を 露出したとして同日、逮捕された。7月26日には、6月14日の同様の犯行で再逮捕された。 この2日は非番と休日だった。 佐賀県警監察課は「誠に遺憾。警察官の自覚を欠如した行動で、職務倫理の徹底を図りたい」 としている。
あぼーん
828 :
名無しさん@3周年 :04/07/15 23:26
あの
829 :
名無しさん@3周年 :04/07/19 01:40
age
830 :
名無しさん@3周年 :04/07/19 02:05
聖教新聞の座談会より 西「なかには、ろくろく仕事もせずに、朝から晩までパソコンにかじりついて 狂気じみた妄想を書き殴っている連中もいる。」 弓矢「深夜までの「ネット狂い」で、朝も起きられない。そのくせ言うことだ けは一人前。バカバカしいやつらだ(笑い)」 杉山「先日もテレビで白鴎大学の福岡政行教授が、こう言ってた“もうちょっ と皮膚感覚の中で行動しないとね。頭の中で、バーチャルで「ワァーッ」 とやってるだけ。頭の中だけで描かないで、自分のやった行動が、どうい う波紋を呼び起こすかを考える部分が、今の若者たちにはないですね”と 呆れ果てていた。」 青木「まったく正論だ。」 弓矢「インターネットの世界では、自分の名前も、素性も、顔もわからない。 それをいいことに言いたい放題、やりたい放題という連中も多い。」 杉山「東京工業大学の影山任佐教授も、こう論じていた。「ネット上は匿名 の世界で、自分を傷つけずに暴君的に振る舞うことができる。そして、 実際の世界で挫折した幼児的な万能感を募らせていく」と(毎日新聞) 西「その「幼児的な万能感」が爆発した果てに、残虐、異常極まりない凶悪 犯罪を起こす。」 青木「とにかくデマで社会を撹乱したり、他人の名誉を傷つけるような “言論犯罪”が許されるわけがない。」
831 :
あらーたー :04/07/21 02:59
侘美氏の惜別が朝日夕刊 に載ってた。残念だ。 伊藤誠氏に頑張って欲しい。
832 :
名無しさん@3周年 :04/07/21 03:04
833 :
Jimmy :04/07/22 01:55
はっきり言って、現今の原理論研究のスタイルは自己閉塞的”経済人”の 合理的選択行動論か、宇野+フランス現代思想(とはいえせいぜいアルチュセールあたりまでか) のレトリックの”戯れ”くらいでまったくの不毛。 ここのところ、つくづく嫌気がさして「経済学研究の究極の目標は現状分析」 とばかり、鈴木編「恐慌史研究」同「帝国主義研究」、玉野井編「大恐慌の研究」 吉冨「アメリカの大恐慌」ときてちょうど侘美「世界資本主義」を読み進めていたところに、 この訃報であまりのことに言葉を失った。 その昔、氏の大恐慌講義の試験の解答を精神現象学のモジリでいたし、ちゃっかり"優” をいただいたトンデモ学生だったころを懐かしく思い出しかつ深く反省。 伊藤誠氏に期待されるのはわからぬではないが、むしろ最大の問題(?)は 世界資本主義論の系譜につながる研究者が絶えてしまっていることかと。 もちろん岩田弘氏は相変わらず怪気炎上げられているがすでに経済学分析という よりか現代文明論とでもいう領域に”自己止揚”されてしまっている。 月並みだが実証分析から離れて原理論プロパーに自己限定すると、 不健全極まりない観念論に陥るという好例をこのところの宇野派の動きは 提供していると痛感。 それだけに侘美氏のご逝去による痛手はあまりにも大きい。
834 :
名無しさん@3周年 :04/07/22 02:50
835 :
名無しさん@3周年 :04/07/22 12:43
>はっきり言って、現今の原理論研究のスタイルは自己閉塞的”経済人”の 合理的選択行動論か、→これは山口重克以降の宇野派の全員でわかる。 >宇野+フランス現代思想(とはいえせいぜいアルチュセールあたりまでか) のレトリックの”戯れ →そんなのいるか?青木孝平がひとりでガンガッテるだけだろが。
836 :
名無しさん@3周年 :04/07/22 15:34
>>833 大変同意します。最近の宇野派の動きを見ていると閉鎖的ですよね。
国際通貨体制、世界大恐慌の現状分析を通しての経済理論の構築という目標(侘美氏本人曰く)
が志半ばで終わってしまうのはあまりにも残念。私も突然の訃報に言葉にならなかったです。
朝日新聞の惜別によれば「変動相場制に関する論文」を書かれたいたようです。残念でならない。
私は、伊藤誠氏には期待はしているが、Jimmyさんの言うとおり、世界資本主義論の系譜につながる
研究者が絶えてしまっているの問題ですね。岩田弘氏は現在も大変熱心な研究はされているが
スケールが壮大すぎて、単なる経済学ではなくなってしまってますね。
侘美氏のご逝去は本当に痛手です。本当に残念でなりません。
837 :
Jimmy :04/07/23 08:06
”戯れ”(=jeu)の部分”口真似”に訂正させていただきます。 「にもかかわらず/であるがゆえに」、「つねに/すでに」あるいは 「無=歴史主義」など衒っているお若いのがいたような気がしたものですから... 青木孝平氏のことはよくは存じ上げませんが、管見のかぎりでは宇野理論を依拠しつつ 社会理論を構築しようと真摯に研究されている方ではないでしょうか。 方法論的個人主義に対する断固たる”否”の姿勢は大変好ましく感ぜられます。 ただ”コミュニタリアニズム”でしたか、における「現にこうある」と「かくあるべし」 の区別と連関が私にはよく読み取れていません。
838 :
名無しさん@3周年 :04/07/24 11:08
>方法論的個人主義に対する断固たる”否”の姿勢は大変好ましく感ぜられます。 禿しく同意。最近の若い宇野系は、山口の口真似ばっかりで読むに耐えん。 >ただ”コミュニタリアニズム”でしたか、における「現にこうある」と「かくあるべし」 >の区別と連関が私にはよく読み取れていません。 方法論的個人主義はそのまんま資本主義の理念を方法化したもんだから、 倫理的にも個人主義であるべきと考えてるとみなすべきでは。 資本主義市場のイデオロギーとしての個人主義は、 「現にこうある」と「かくあるべし」が一体となってるから強固なんでは。 だからコミュニタは前者(山口)と後者(柄谷)を両方批判してるんでは。
839 :
名無しさん@3周年 :04/07/24 17:14
>>836 >世界資本主義論の系譜につながる
>研究者が絶えてしまっているの問題ですね。
純粋資本主義論の方が、もっと絶えてしまってると思いますが・・・・・・
jimmyさんのいうように、ぜ〜んいん、方法論的個人主義に宗旨変えですから。
青木さんとかの怒る気持、よ〜くわかります。
840 :
名無しさん@3周年 :04/07/24 20:22
そうか? 侘美は生前に勲章をもらっているじゃないか。 そういうやつは正直信用しがたいのだが。
841 :
名無しさん@3周年 :04/07/25 03:47
842 :
名無しさん@3周年 :04/07/25 04:22
843 :
Jimmy :04/07/25 06:09
>>840 またまた”その昔”で申し訳ないが、かつて鈴木鴻一郎氏が叙勲された折、
私も何か裏切られたような失望感を若干味わった。何か「清純派アイドル」
(死語か)が”ムシつき”だったのがばれたみたいで。
まぁこっちもそれから歳をへて、すっかりすれっからしになっているんで、
”勲章”くらいでは何も思うところなし!というところ。
東大名誉教授になって何年かすると自動的に勲章が貰えちゃうそうで、侘美氏
の研究が国家権力公認になったというわけでもないでしょう。ま叙勲拒否とかする
とすがすがしいですが。
ここんところのスレが侘美氏の”全面賛美”のように聞こえるのは、あくまで
氏の研究についてであって、全存在に関してではないということにして、
ご勘弁願いたい。
>>839 純粋資本主義論者をフォローする研究者ががいなくなったのは、
”純粋資本主義”から取り出した「商品」にこそ”純粋資本主義”
を原理的に全面展開できる”復元力”があるという彼らの主張が
維持できなくなったためでは。どんなに復元力を唱えようが、それだけでは
流通論から生産論に移行する際の、断絶は埋めようがない。
でその断絶の臨界面を流通論の方から追い詰めようという指向のもと、
山口=小幡ラインが登場したということか。
844 :
名無しさん@3周年 :04/07/25 07:33
>>843 確かにそのとおりだが…。
ただ、勲章というのは一応申請が必要なはずで、
自動的にもらえるわけではないはずです。
名誉教授になると、審査なしで自動的に授与されるという
話は聞いているが、申請なしに授与されるわけではない、と。
もちろん、申請は本人でなければならないということもないので、
まさか本人が申請したとは思われないが、
確か、授与されたのは生前だったはずなので、少なくとも
本人が生きているうちは、こういう不名誉は避けてほしかったね。
まあ、勲章に限らず、著作集なんかも本人が生きているうちに
出版するようなものではないと思う。
その点で、降旗は何を考えているのか、耄碌すると
著作集なんてものを出したくなるのか、なんて思ってしまった。
845 :
名無しさん@3周年 :04/07/25 07:51
>>843 小幡道昭ってあまり有名ではないけど、どういう傾向の人ですか?
純粋資本主義論者ですね?
846 :
名無しさん@3周年 :04/07/25 07:53
>>844 著作集についてだが、「自分の著作のうち、どれが重要である」ということを示す意味で、
自分で著作集を編集するというのはありだと思う。
70代になってくると、だいたい先は見えたようなものだし。絶版の本の再刊としての意味もある。
847 :
名無しさん@3周年 :04/07/25 08:09
848 :
名無しさん@3周年 :04/07/25 08:13
>>845 東大の小幡でしょう。あの人の本はさっぱり分からなかった記憶がある。
どういう傾向なのか、俺も知りたい。
849 :
名無しさん@3周年 :04/07/25 08:40
柴垣和夫って何?
850 :
名無しさん@3周年 :04/07/25 11:14
>>848 思えば、小幡と青木は完全に対称的。
小幡は山口の口真似で何の面白さもないけど、東大教授でウノハのボス顔してはる。
青木は早稲田のしかも法学あがりだけど、実力と面白さだけでのし上がってきた。
いまウノハで売れてるのは青木だけだろう。多分小幡の何倍も売れてる。
ちょうど、昔の降旗と山口の関係が、いまでは青木と小幡にあてはまるんでは。
>>849 柴垣は元共産党系で、いまでは日本企業まんせー、忍び寄る社会主義日本だって。
851 :
名無しさん@3周年 :04/07/25 11:18
>>850 柴垣は離党したのか?ある代々木党員(中央に出入りしている奴)によると、党中央付属社会科学研究所には「宇野学派もいる」と聞いたぞ。
それが柴垣じゃないのか?というか、柴垣以外にいるか?
852 :
名無しさん@3周年 :04/07/25 11:52
853 :
名無しさん@3周年 :04/07/26 05:10
854 :
Jimmy :04/07/27 00:03
柴垣ネタか。しぶすぎ!! 宇野派が代々木にいるとどう変なのか、基本的な問題だな。 誰か模範解答してくれぃ。 しぶすぎなので今日はもう寝る。
正統派もがんばって
からあげ
857 :
名無しさん@3周年 :04/07/30 01:38
宇野経済学に興味あります。ところで降旗節雄氏の著作集で「左翼イデオロギー批判」というのがありますが、どうでしょう?当時のことをあまり知らないので読んでみようかなと思うのですが。
859 :
名無しさん@3周年 :04/08/03 03:03
>>858 収録されている文献は何?
降旗の『解体する宇野学派』はためになる本だと思うが。
>>859 降旗氏の著作集「左翼イデオロギー批判」は以下の内容です。
第1章 日本におけるマルクス理論の展開
第2章 黒田寛一の“場所的立場”
第3章 広松渉の“資本論の哲学”
第4章 吉本隆明の“疎外概念”
第5章 上田耕一郎の“先進国革命の論理”
第6章 マルクス葬送派の“資本主義観”
第7章 大内力の“国独資論と社会主義”
第8章 岩田弘の“世界資本主義論と共産主義”―鎌倉孝夫・内山節・坂内仁の国家論の虚妄
第9章 変容する宇野理論と現代世界の構造―中野正・吉沢英成・竹内靖雄・大内力・馬場宏二批判
第10章 ネグリ/ハートの「帝国」の経済学的批判―「帝国主義の諸限界」とは何か
861 :
Jimmy :04/08/04 00:36
降旗氏の研究業績については色々毀誉褒貶があるだろうが、70年代初頭 主として今はなき「現代の眼」市場に発表された諸論文は、当時宇野理論に 触れ始めたばかりの私にはやや図式的に過ぎるところはあったとはいえ、 「基本文献」として受け止められた。 おそらくこの著作−私はそれ自体手にしたことはないが−の第6章くらいまでは当時のものと思われる。 特に第3章は「廣松哲学」の静態的均衡論の側面を価値形態論に即して明快に指摘したもので、 「廣松哲学」をフォローするにせよ批判するにせよ必読の論文。 第九章の原論文に触れたことがないのだが、竹内靖雄批判を含んでいる点で、 大変興味深い。竹内は今でこそ、超過激自由主義市場論者として桁外れのトンデモぶり発揮だが、 かつては鈴木鴻一郎門下にあって、あの青木昌彦をしてその学才に羨望を感じさせたほどの 理論家でまかり間違えば森嶋通夫をはるかに凌ぐ数理マルクス経済学者になったかも知れぬ 人物。キョービ流行の「一般化された商品搾取理論」をすでにして60年代最初期に独自にものにし てさらに奥深い所に達している。その意味で宇野派から出たダースベーダ的存在かも。 そのトンデモ振りを降旗氏がどう料理しているのか見ものだ。
862 :
希流 ◆zZakYvvs72 :04/08/05 00:04
>>861 うん?
ちょっと文脈がつかめません。
手にしたことのない著作について、なぜあれこれ語れるのか
ちょっと疑問なのですが。特に第三章。
ちなみに、この降旗氏の本は書下ろしですか?
『「昭和」マルクス理論・軌跡と弁証』と内容的には
似ているようですが、どうなんでしょう?
863 :
Jimmy :04/08/05 00:25
>>862 You are right!
ご指摘の通り、昔読んだ論考からこの著作が編まれているだろうという、
「憶測」に基づいてカキコしています。ということで図書館で借りてきてから
またコメントさせていただきます。
864 :
名無しさん@3周年 :04/08/05 01:39
865 :
名無しさん@3周年 :04/08/05 02:58
>>861 ところで、「赤旗」の投稿に、「共産党員・自治会役員として60年安保を闘った後、
『アメリカ全学連』と名乗る団体から留学勧誘の手紙が来た。怪しいと思って無視したが、
アメリカに留学して転向した人が何人も出たことを後に知った」
なんてあったけど、青木昌彦もそういうので留学したんだろうか?
866 :
Jimmy :04/08/05 17:13
>>865 ん?オレに聞いているのか?
青木氏には1974年の4月にラディカルエコノミクスについてお話をお伺いする機会があって、
竹内云々はそのときに出たこと。安保ブントの内幕めいたことは、テーマでもなかったので
聞いていないな。
日共にせよ安保ブントにせよ60年安保闘争にコミットした人たちは、「反米活動家」
としてその後の留学の際には大変苦労したものと思う。「アメリカ全学連」の「留学勧誘」が
かりに真実としてもそのことで留学できる情勢ではなかったのでは。何か便宜でも図ってくれたとで
もいうのか。いつの「投稿」かしらないが、いつまでもその程度の「反トロキャンペーン」
やってる場合じゃないよな。
マルクス主義に失望し、留学を決意するまでの事情は青木
「スタンフォードと京都のあいだで」だったかな、触れられて
いたような。(立ち読みレベル)
60年安保後、表面的な「転向」云々で言えば留学以前に青木氏含め宇野派からは多くが
離れている。
流れとしては鈴木ゼミ→玉野井ゼミをへて主流派経済学に行ったとおもわれ。
玉野井編「マルクス価格理論の再検討」(1962)がその辺の経緯を物語る歴史的
ドキュメントだろう。(竹内靖雄・公文俊平・村上泰亮 その後の保守派三羽烏
が揃い踏み。ただし相当大きな図書館でも行かないと手にすることは出来ない)
いずれにせよ私は60年安保世代より2回り近く離れているので、生々しいことは
一切不明でつ。
867 :
希流 ◆zZakYvvs72 :04/08/05 18:00
>>866 74年?
うわー、大昔ですね。
おいらはまだ生まれてもいない。
まあ、それはさておき、玉野井芳郎って宇野派との関わりは
どの程度なんでしょう?
経済学説史が専門だったんですよね。
868 :
名無しさん@3周年 :04/08/05 23:19
>861 公文俊平のことはご存知ですか。GLOCOMの。 中野正著作集の編者に名前があって意外だったのですが。
869 :
Jimmy :04/08/06 00:24
>867 玉野井芳郎氏は宇野弘蔵先生が東北大学にいたときの最初の弟子。 原論から出発し「大恐慌の研究」に結実する現代資本主義論に進み、 その際現代経済学の成果をマルクス経済学に批判的に摂取する作業に も注力。前出「再検討」がその指向線上の一つ。その後もポラニー のこの国への紹介やエントロピー経済論など経済学説史の枠に収まらない スケールの大きな研究業績ある大変ユニークな方であった。 >868 元宇野派ですがな。60年前後に中野正が東大院でもったヘーゲル論理学と価値形態論 の特別講義に参加していたということ。公文「社会システム論」に謝辞と名著中野「価値形態論」 から受けたインパクトについて述べたくだりあり。 73年5月に「唯物史観と経済学」をテーマに講演会をぶち上げようと 廣松渉氏に持ちかけたところ、当時経済体制論で名をはせていた公文俊平も 呼べといわれて面食らった。あとで聞いたところ第一次安保ブントメンバーの1人 だったとか。「再検討」では転形問題をだしに労働価値説不要論をぶち上げている。 この際元宇野派および周辺者を知る限るあげると 村上泰亮(故人) 吉冨勝 生田浩二(故人) 富岡倍雄(故人) 公文俊平 竹内靖雄 鬼塚雄丞(故人) 青木昌彦 など錚々たる顔ぶれ。 西部? 論外
870 :
希流 ◆zZakYvvs72 :04/08/06 00:33
>>869 関根さんは玉野井さんの弟子かな?
やっている事が似ているようだが…。
あと、中野正は確か右翼反動に転向したんですよね?
871 :
Jimmy :04/08/06 00:44
>>870 レス早過ぎィ!!
関根のおッちゃんは宇野先生が一橋に出張講義されていた際の
弟子ッス。おおそういえばベルタランフィをかじっていたこと
あったかな。
中野正先生は最後まで古典派経済学とマルクス経済学の生真面目な
研究者であられました。最期は青山のだったかの自宅の巡るトラブル
で殺害されてしまい、静謐な研究者にはあまりにもにあわぬ幕切れであった。
オイコラ! 正統派ウヨの中野正剛と間違えていないか!?
872 :
希流 ◆zZakYvvs72 :04/08/06 07:44
降旗先生が、中野正先生は最終的にマルクス批判に走った挙句 中曽根政権のブレーンになったというようなことを 書いておりまして。降旗先生があげていた、その理由は 確か、宇野の価値形態論の無理解だったような…。
873 :
名無しさん@3周年 :04/08/06 09:03
降旗先生の価値形態の理解も、最近大きく変わりましたね。 渡辺寛追悼の『現代のグローバリゼーションを読む』の降旗論文見ましたか? 商品に所有者は要らないなんて言い出してますよ。 弟子の青木孝平『コミュニタリアニズムへ』の価値形態論から 逆に大きな影響を受けたみたいです。
874 :
名無しさん@3周年 :04/08/06 10:33
875 :
名無しさん@3周年 :04/08/06 13:36
876 :
名無しさん@3周年 :04/08/06 13:38
877 :
名無しさん@3周年 :04/08/06 13:58
878 :
Jimmy :04/08/06 16:45
>>872 ウグゥッ....恐れ入りました。
「批判」の第9章に中野正の名が上がっていたのに、鈍くさすぎィ!
存命中にも相当デムパッテいてアチラ側に行っているとの話は
確かにありましたが、「ブレーン」になるほど世慣れた方とは
思いもよりませんでした。
スマソ
879 :
名無しさん@3周年 :04/08/06 17:26
880 :
名無しさん@3周年 :04/08/06 18:40
881 :
名無しさん@3周年 :04/08/06 18:41
882 :
希流 ◆zZakYvvs72 :04/08/06 23:24
降旗先生の著作集を確認しました。 第一巻は過去青木書店から出した著作の再録ですね。 しかし、なぜ青木書店から本を出版できたのか? これ不思議なんですが、誰かそのあたりの事情に詳しい人でも。 第二巻は書下ろしでしょうか? 第三巻は『帝国主義論の史的展開』の再録ですね。 第四巻は『生きているマルクス』『解体する宇野学派』 『「昭和」マルクス理論』の3冊からの編集ですね。 個人的には山口先生との論戦を入れてほしかったところです。 でもあの議論をよんでいると、どうしても降旗先生は 宇野先生の忠実な信徒以外の何者にも見えないんですけど そのあたりはどうなのでしょうか。 あとは第五巻が出版されてめでたく完成ですか。
883 :
名無しさん@3周年 :04/08/07 02:50
降旗はマルクス主義そのものから距離をおきはじめているぞ
884 :
名無しさん@3周年 :04/08/07 03:12
>>882 第2巻は、
『宇野理論の解明』三一書房
資本論体系の研究 青木書店1965
マルクス経済学の理論構造 筑摩書房1974
などからの編集ではないか?
885 :
名無しさん@3周年 :04/08/07 03:14
886 :
希流 ◆zZakYvvs72 :04/08/07 08:27
第二巻は初出とかが見当たらなかったんですよ。 他の巻には書いてあったんですが。 僕が見つける事ができなかったのかもしれませんけどね。
887 :
名無しさん@3周年 :04/08/09 22:29
外部注入論について教えてください。 >。附駒生
888 :
名無しさん@3周年 :04/08/09 22:45
___ / ┏ )))) | / / ┃ マ┃ | ヽヽ |\ / / /┃ル ┃ i 、、 | ヽヽ |\ | \ / / \ \┃ ┃_∧ ド ド |ヽ |\ | | / / \ ┃敗┃;´Д`) / / ヽ┃ 北┃ ⌒\ / ┃ ┃/ / /┗ (((┛ / / / ̄ \ ― / ん、 \ \ ―― (__ ( > ) ⌒ヽ ’ ・`し' / / 人, ’ ’, ( ̄ / Y⌒ヽ)⌒ヽ、 ) | \_つ
889 :
名無しさん@3周年 :04/08/10 12:11
昨晩も泣き泣きコピペ繰り返すマルの図であったか。いくら負けても負けを認めず なおもネタにもならぬコピペ繰り返すところが偏屈で陰湿で醜悪な連中であることの まぎれもない証左だね。ブル新引用してで警戒喚起することになんら問題はなし。 結局、「130ヵ所」という公然拠点などの多さに「打撃」受けて現実見れなくなって いるのと、何度も言われているように「権力=首根っこ、マル=急所」論実現のチャンスと 例の臭覚が働いたのであろうけど。白テロ衝動に駆られたことは確かなようだ。いまの 連中の力量ではおよそ無理だろうが一昔前ならスワ襲撃!であったかもね。 そもそも今回の弾圧は8・6−8・9広島ー長崎反戦闘争大高揚に対する報復弾圧であ ろう。その大衆運動的飛躍、高揚を押さえ込もうという史上稀に見る大弾圧といえるで しょう。同じく、8・6−8・9から完全に弾き飛ばされ不貞寝を決め込んだマルにと っても、憎悪と攻撃の対象であった。だからこの大弾圧が内心うれしくてたまらないらしい。 欣喜雀躍して思わず「K=K連合」ぶりを発揮しまったわけだ。これがことの全て。 要約すれば「またしても反革命としての醜悪な姿を晒けだす結果となった」てことかな。w
890 :
名無しさん@3周年 :04/08/12 14:10
>869 村上泰亮は岩田弘らと交流はあったのでしょうか。 村上氏と公文氏は後年よく共同研究等していましたが。
891 :
名無しさん@3周年 :04/08/14 14:24
892 :
Jimmy :04/08/17 02:39
>>873 いずれにせよ方法論的個人主義につながる「商品所有者」を持ち出しちゃイカンのヨ。
資本による商品所有に「個人」や「欲望」が関係あるのかって言うこと。
降旗のその論文要チェックだな。宇野に本当に忠実なら「商品所有者」の「欲望」を
捨象できないはずだが。
>>882 宇野「価値論」や以前取上げた玉野井「マルクス価格理論の再検討」それに
伊藤誠の著作のいくつかも青木書店から出ているよな。新日本出版と違って
代々木とはある距離置いているのでは。
>>890 前述中野正特別講義あたりで顔を合わせている可能性はあるかも知れんが、
「交流」はないでしょう。
893 :
Jimmy :04/08/18 01:30
>>892 早速近所の書店で問題の降旗論文立ち読みしてきたぞ。
降旗の諸説は従来からある純粋資本主義論者のそれとなんら変わらんじゃないか。
原理論の展開においては経済諸範疇の自己展開によるべきあること、価値形態論
で商品所有者の「欲望」が介在するのは価値表現の非対称性を示すための要請だと。
大内秀明「価値論の形成」にも同趣旨のことが開陳されている。
はっきり言って、立ち読みレベルで済まされる内容であったな。
オイオイ、もっとヤバそな話もってこいや!
894 :
希流 ◆zZakYvvs72 :04/08/18 01:34
>>893 かれは忠実な宇野信徒でしょう。
山口重克との論争でそんなことを言っていたような。
彼の批判論文なんかは、ほとんどがいかに批判する相手が
宇野の真意を理解していないか、ということばかりに
焦点が当てられていて、面白くもなんともなかったように
記憶しています。
895 :
希流 ◆zZakYvvs72 :04/08/18 01:38
あ、内容を検討するとそうではない、という ことですか。それは失礼をしました。 本人が自称しているので、まあそのとおりか、と。
896 :
名無しさん@3周年 :04/08/18 06:33
>>892 新日本出版社は代々木直営。社員は代々木中央勤務員扱い。
青木書店・大月書店は経営的には独立。青木書店は独立性が高い。
大月書店は強力な党支部があり、代々木の支配を受けてきたが、90年代以後は支配は弱まっている。
897 :
希流 ◆zZakYvvs72 :04/08/18 07:26
>>896 今は大月、青木共に共産党とのつながりはなくなった、と
聞いています。実際に出版されている本をみても
そのように感じますね。
共産党の支配を受けていては、出版社としての
経営も成り立ちがたいのでしょう。
新日本出版や学習の友社などが共産党系でしょう。
かもがわ出版や文理閣なども共産党の影響力が
なくなっているようにおもわれますが、どうか。
898 :
名無しさん@3周年 :04/08/18 08:11
899 :
Jimmy :04/08/19 02:02
「クククッ、もう世界資本主義一本でやっていくって決めたワケヨ」 「ン? ヘーゲル主義的偏向それゆえの目的論的モメントの多発? そんなの屁理屈だろ、ヘリクツ。世界資本主義で行く、ソレに命を乗せるって決めた ソノ気持ちが大切なワケだろ」 「取りあえず原理論は鈴木『原理論』をベースにヘーゲル主義的な部分をとことん 削り取っていく」 「そんなことをしたら、バラバラになって再起不能だって?そんなことは百も承知なワケヨ。 再起不能?むしろ本望ヨ。とにかくリスク大だがこの方針で行く。原理論を全バラシして細部を トコトン煮詰める。原理論チューンにマジックはないワケヨ。迷ったときはネガつぶし。 オレは昔からソウなのヨ」 「そうしてもう一度キッチリ組みなおす。組み誤差ゼロの気持ちでナ。 原理論はヤッパ『組み』なわけよ。そうして組みあがったらまたヘーゲル主義を 今度はチョッと見わからないくらい添加して仕上げヨ。だがわかる奴にはわかる、 その同じ限界領域でやってきた奴にはナ」 「ナンでそこまで自分を追い込むかって?クククッ、誰も到達したことののないその領域で アノ『欲望』まみれの山口=小幡を撃墜するためにナ」 「さあ応えてくれオレの『悪魔の原理論』!」 ....... 「く、狂っている、完全に」 酔狂やりすぎた、スマソ
900 :
名無しさん@3周年 :04/08/19 12:26
なんだか岩田弘の影が相当濃いような。
>893 >いずれにせよ方法論的個人主義につながる「商品所有者」を持ち出しちゃイカンのヨ。 >資本による商品所有に「個人」や「欲望」が関係あるのかって言うこと。 >アノ『欲望』まみれの山口=小幡を撃墜するためにナ」 方法論的個人主義粉砕!!この信念はサイコーです。 でも、ホントにそれをやるなら、ヘーゲルの概念の自己展開じゃあ、 いかんでしょ。それじゃあ方法論的全体主義だぜ。 やっぱ、青木孝平みたく、主体を否定する構造主義まで 宇野をつめてかにゃいけん。おれは、世界資本主義じゃなく 青木孝平でいこうと思う。降旗は青木のマネして主体の否定を言うたが 範疇の展開を残したのは、致命的。しょせん弟子のサルマネだぜ。
902 :
希流 ◆zZakYvvs72 :04/08/20 01:39
青木孝平は法学の専攻でしょう。 どこで宇野派とリンクしたのか。
903 :
Jimmy :04/08/20 03:54
>>901 「このバトルはつらく長く辛気クセエヤツになるナ、それダケは断言できるナ。ラクしようだなんて
間違っても思っちゃイカンのヨ」
「そうかアンタ構造主義で行くってか。マァ『弘蔵』だからソレもアリよな。」
(テンション切れかけ)
「お互いつぶれなければの話だケド、最後の最後はアンタとやりあうことになるかもナ
マァそん時はそん時よナ」
・・・・・・・・・
「ああワリィ、もうそろそろガンさんのトコ行って、イメトレしなくっちゃ。
ガンさんも前はそんなにメンドー見よかったワケじゃないけど、ここんとこ
タクさんが急になくなったりしたから、ナンか思うことあったみたいナノヨ」
「あソレと今日コーヘーちゃんの『ポスト・マルクスの所有論』ってセコハンで
ケッコー程度のイイのがあったからギッてきたんだけど、取りあえずこのへんから
手ぇつけりゃいいのかナ」
・・・・・・
「ダ、駄目だもう完全に中に入ってる」
オイオイ、もういい加減にせんかい
>>902 青木さんが法学やってたのは早稲田のころで、
20年くらい前の『資本論と法原理』まででしょが。
そのあと東北大の院で経済学やりなおしたんじゃねえの。
もっとも、実際は降旗さんの唯一の弟子てことになってるらしいが。
>>903 jimmyさんとやら。タクさんてのは、侘美さん、ガンさんは岩田さんのこと?
あんたさん、岩田さんの弟子すじか?漏れは降旗系の青木派でがす。
よろしゅう、お見しりおきを。バトルは望むところ、そのうちガンとやりまひょ。
コーヘーちゃんの本は、やっぱ、大著『コミュニタリアニズム』読んでもらわんと
バトルにならんぞな。これが最後の宇野理論と心得ますぞ。バトルはそのあとで。ほな。
905 :
Jimmy :04/08/20 13:27
>>904 早速ご丁寧な挨拶恐縮です。(と急に改まった口調)
師匠筋のこというと、身元すぐバレバレになっちゃうんでご勘弁を。
一応原理論の正式なトレーニングは受けてはいますが、表芸は
数理マルクス経済学なんですワ。まぁ森嶋「マルクスの経済学」が刊行された
際、最初期に読解を試みた世代と思ってください。だからってワンブリッジ
とかじゃないですよ。(高須賀一派のこと)
やっぱ「コミュニタリアニズム」ですかぁ。でもなぁ「大著」てのは
チョイ腰引けだな。普段読書できるの通勤の電車にとか限られているんで、
重くかさばるヤツは厳しいワケ。ソノ伝でいくとネグり「帝國」とかタクさん
こと侘美光彦「大恐慌過程の研究」はチョッとメゲタなぁ。特にタクさんのは
常識外ヨ。あれを3分冊とかにしない神経が分からん。少しはシガネェリーマンの
ことを慮ってくれよナ、などと愚痴っている。
そうそうあと「新田滋」とかどうヨ。もともと数理派なんで倫理とか
国家論とか不得手なもんで。何かアドバイスいただけたらと。
906 :
名無しさん@3周年 :04/08/20 14:10
907 :
名無しさん@3周年 :04/08/21 01:56
>905 カラタニ(柄谷)アンとかはどのようにお考えですか。
908 :
Jimmy :04/08/21 02:45
>>907 オバタリアンとかって分かるんですけど、カラタニアンっているんですか。
柄谷ご当人の、アレ,アレ、アレ何だっけアレ、ああ「マルクスその可能性の中心」
だっけ、はむっかーし読んだが剰余価値論もまともに理解していなくって、その後キチンと
フォローしていない。一時、浅田彰や岩井克人とつるんでいたのは知っているが。
ああそうそう、西部君とNAMだかQだかプルードン主義みたいなことやって、
うまく行かなくなって、散々悪態ついて喧嘩別れしたとか言うサムイ事件があったとか。
アレで西部君だいぶへこんだらしいな。
マァソレはソレとして、私は数理マルクス経済学から出発してその後「現代思想」
も流行もんは一応追っかけみたいなこともやったが、時間ばかり浪費して
結局何も身につかなかった。雀ゴロまがいのすさんだ生活しながらじゃ
ソレもあたりまえか。
ということでカラタニアンについてあれこれ言う資格まったく無しデスワ。
ホント折角お尋ねいただいたのに大変申し訳ない。
909 :
希流 ◆zZakYvvs72 :04/08/21 07:03
数理マルクス経済学ね。 置塩とか、つい最近になくなられたんですよね? どうなんでしょうか。 あとは高須賀とか。隠れ宇野学派とか称されていたような。 柄谷はどうでもいいでしょう。 実践活動を行おうとしたとたんに、本性を暴露してしまった ってなもんでしょうか。
>>905 >森嶋「マルクスの経済学」が刊行された
>際、最初期に読解を試みた世代と思ってください
jimmyさん、漏れなんかと違って、かなりのお年の世代では。
>そうそうあと「新田滋」とかどうヨ。
新田滋さんは、もともと中大で吉本隆明にイカれてたんが、
なぜか、トチくるって東大の院で宇野を教えられたワケ。
そのせいか今でも吉本と宇野がずれまくって、何言ってんだかわからん。
宇野から山口の方法的個人主義を通って、古い実存的決意やら自立思想やらに
なってるみたいです。それ以前に、もうちょいっと文章うまく書けんと
本として読むにたえん。残念ながら、まだまだね。
>>907 >カラタニ(柄谷)アンとかはどのようにお考えですか
柄谷の一知半解の宇野理解や、NAMとかいうアソシエーション論の
誤りは、すでに青木孝平『コミュニタリアニズム』で、
徹底的に批判済みでしょう。Jimmyさんも希流さんも、そちらのご参照を。
あと西部忠さんは、このごろ完全に進化経済学に転向したみたいね。
911 :
Jimmy :04/08/21 12:16
>>910 >jimmyさん、漏れなんかと違って、かなりのお年の世代では。
いヤァそうなんヨ。これまでのスレの中でも年代的なことをチラッ
とほのめかしてるんで、そっちも見て欲しいが、たとえば自分の
持っている一番古い「情況」が71年5月号だったりして。チナミに
この号は”宇野経済学特集”で宇野先生ご自身へのインタヴュー
が目玉。その中でガンさんのことチクチクやっていて、今読むと
激藁かもネ。ソウソウアノころはまだ宇野・鈴木両御大もご存命
でしたなぁ。(と遠いところを見る目に)
ところでここの住人の方たちヤッパ20代が多いのかな。
ナンか自分が宇野派の語り部みたいな気になることも。
>それ以前に、もうちょいっと文章うまく書けんと本として読むにたえん。残念ながら、まだまだね。
ヤッパそう? いや実はこのスレのウンと前の方で新田君の話題があったんで、「段階論の研究」
(こいつも”大著”でヘキエキ)を一度読んだが、さして難しいこと書いてあるわけじゃないのに、
さっぱり頭に入らず、自分が耄碌したのかとずっと思ってたのヨ。
>誤りは、すでに青木孝平『コミュニタリアニズム』で
ホント請合う?だったらなんとしてでも読まなくちゃナ。先ずは紅葉坂でも行ってみるか。
。
912 :
Jimmy :04/08/21 12:17
>>904 マァ師匠というか「私淑」って言うレベルであれば、
竹内靖雄:数理マルクス経済学
吉富勝 :大恐慌分析・現代資本主義
ですかね。
ガンさん?アノ方”A Man from Another Planet”なんで「私淑」しようもナイ。
ときたま”デムパ”感じちゃうことありますけど。これってヤバイ?
前に「ガンさんトコ行って、イメトレ云々」はまったくのフィクション。
ガンさんとは一面識もありまセン。
>>909 数理マルクス経済学ってのはこれまでのところ数学的には
「非負正方行列」の性質を利用したもので、このトゥール
(”ツール”は不可)自体は1950年代までにすべて開発し
尽くされている。よってココのところ20年間はまったく停滞。
置塩の業績も50年代に集中するが、純生産可能性−剰余労働時間
−正利潤の条件付けをのちに70年代「マルクス=置塩=森嶋基本定理」
呼ばれるようになるのにはるか先駆けたのが最大の功績。
数理マルクス経済学者としての高須賀は2流どころの役回りだが、「廣松哲学」
に対する「とび蹴り的批判」は、痛烈。隠れ宇野派じゃぁナイでしょ。
桜井毅氏と親交あったらしいが。飽くまでネオ・リカーディアンじゃないか
913 :
名無しさん@3周年 :04/08/21 14:31
>911 岩田氏の宇野批判はどの著書にも載っていますけど、 その逆に、宇野氏が岩田氏をチクチク批判するなんていう 文献は相当珍しいですね。 上のように、宇野の岩田批判やまたは、両者の対談というかシンポジウム みたいなものが収録されている文献とかって他にあるんでしょうか。
914 :
Jimmy :04/08/21 15:11
>>913 「チクチク」は実はあまり正確ではなくて、マもちろん語り口は穏やかなもんでしたが、
「岩田のクソガキャァ、アホやりくさりおって」見たいな感じ。
「大西洋の真ん中にでもあるのか」という後々まで語り継がれるイヤミたらたらの
名(?)台詞アリ。
他にはご当人が直接というのはないんじゃないの。
確か法政大学出版局『価値論の問題点』がゼミナール形式になっていて、
参加者はA,B,Cだかでそのうちの1人がガンさんと思われ。宇野先生が
「キミィ、その考えマズイんとちゃうかぁ」みたいにたしなめるくだりが
何箇所かあったかような。
弟子筋からの批判はこれまた枚挙にいとまないが、ガンさん当人へのではないが「資本論と帝国主義論」(上下)
あたりが執筆者も充実してレベルも高い。これが鈴木鴻一郎教授還暦記念論文集ナンだから堪らんヨ。
これじゃぁ、侘美・伊藤コンビとてうかつに「内面化」「模写」などと口に出来なくなるのがワカルって。
915 :
Jimmy :04/08/22 01:17
(五反田裏手の小料理屋「世可井」にて) 「ああイトちゃん、タクちゃん逝ってもう四十九日かぁ。ホントアッてまだな。」 「まぁ奴はアーメンだったから四十九日も無いがナ」 「オレ的には全然受け容れてないワケよ。ナンかな」 「今でも、『ヤァ』とかいってそこの引き戸から顔出すんじゃないかって」 「ガンさん、ワタシだって同じですよ」 「そうよな、オレは院からだケド、イトちゃんは学部からだからナァ」 「もう、イトちゃんとオレ二人だけになったナァ」 「演習にはアレだけいたのに、最初から鈴木のオヤッさんとオレ、イトちゃん タクちゃん4人にだったケド。」 「クァルテットがトロイカでとうとう二人で『タトゥー』かァ?」 「チョチョッと、ガンさんとワタシで『タトゥー』ですか。ソレってキモすぎぃー! 勘弁してくださいよ」 「ガハハハッ、ワリィワリィ。にしても3人から2人になると急に寂しくなるナァ」 「最初からアオマサとかユースケちゃんとかあてにしてなかったけど、シュンペー太とか タケちゃんマンがブル転したのは痛かったナァ」 「マ。ソレでイトちゃんも転形問題とかやって今じゃコレージュ ドゥ ジャポンよナ。 ホント人生ナにが幸いするかって」 「ガ、ガンさん、からかうの止めてくださいよ。」 「いやいや、ブッチャケ、イトちゃん、タクちゃんが本郷でシメテたからオレも やりたい放題できたワケでサ。ホント二人には頭あがんネェよ」 「にしてもオレラもうさきもみえってケド、一日一日大切にしなくちゃナ」 「エエまったく。」 「オレもよ、ホラ、大昔、大須でデカイ出入りあったとき、マッポに頭割られてヨ。 ソレがいまさら疼くワケよ。」 「エエそうでしたね。で一気にデムパッテ。ハタ坊さんに出会わなかったら その後どーなっていたやら」 「ああ奴とはドツキあいながら来たケド、ホント同じ釜の飯ってこーゆーの言うんだろな」 (続く)
916 :
Jimmy :04/08/22 01:21
「それはそーと、例のヤツ、ヤッパまんま出版すんスカ」 「ナニよ、イトちゃんアヤつけんの」 「イヤイヤ、めっそーもナイ。タダね『模写』とかっていうのだけは、ナンとかなんないすかネェ...」 「イヤ、マいいっす。そのマンマ行きましょうャ。いまさらソレでなんかってもないでしょうから」 「分かってくれるか、イトちゃんよ」 「エエ、マァ」 「オウ、じゃつぎいこかつぎ、イトちゃんよ。パツ金のロシアネーちゃんのトコ」 「アア”Another Planet”ですネ」 「オウ、ソレよ」 「ガンさんも相変わらず好きですネェ」 「おーそーよ、昔もナ”シャチホコのガンちゃん”ってキンジョーのナオンの間じゃ」 「ハハァ、マ昔からキワ物好きはいたってことで」 「るっせーな、それにナンか”ロシア”って聞くとビビーンってなってよ」 「ガ、ガンさん。 アンタ『パブロフの犬』か!」 「・・・・・・・」 クククッ、凝りネエジッツァンたちだな....
917 :
名無しさん@3周年 :04/08/22 10:09
>914 有難うございます。参考になります。 ちなみに、「資本論と帝国主義論(上下)」は、 世界資本主義批判を基調にしてる論文集なんですか。 また、鈴木鴻一郎氏は宇野氏と岩田氏との間にあって、 理論的にはどのような位置付けというか立場にあった人 なんでしょうか。
918 :
Jimmy :04/08/22 11:42
>>917 >世界資本主義批判を基調にしてる論文集なんですか。
飽くまで還暦論文集なんだが、世界資本主義批判が上下巻とも巻頭
を占めている。1970年刊行。他にも重要論文所収されており、宇野理論
研究上必読書。鈴鴻さんの写真も付いてるよ。
919 :
Jimmy :04/08/22 11:42
>>917 >鈴木鴻一郎氏は宇野氏と岩田氏との間にあって、
理論的にはどのような位置付けというか立場にあった人
なんでしょうか。
鈴木浩一郎教授は、敗戦直後から東大経済学部、同大学院で
原理論・世界経済論・学説史を講ぜられ70年定年退官せられている。
対して宇野弘蔵教授は、同じく敗戦直後から新設の東大社会科学研究所
に赴任され、1958年定年退官されるまで社研にとどまられ、主に原理論・
経済政策論を講ぜられる。
両教授は、師弟関係にあるのではなく、共同研究を通じ鈴木教授がまず
宇野教授の所説に接近し、積極的な支持者となった。
岩田弘教授は、名古屋高商(現名大経済学部)出身と思われ(推測)、
東大院で鈴木教授に師事せられる。この際後年「世界資本主義」と称せられる
宇野理論の新たな展開が、この師弟の間でおしすすめられることとなった。
どちらが先に発想したかは仔細不明だが、99年刊 批評空間 U-20での
岩田・柄谷対談で岩田教授は中野正教授からの影響による自説先行を語られている。
岩田教授による世界資本主義の展開は多くの著書を通じ触れることができるが、
鈴木教授によるそれは、それほど多くなく例えば中村常次郎他編「世界経済分析」
所収論文などによる。
なお管見のかぎりでは、
>>915 のパロディにあるように積極的賛同者は
とりわけ原理論の領域に限ると侘美・伊藤両教授に限られることとなった。
大恐慌研究で知られる現経済産業研究所所長吉冨勝氏もかつては、広い意味で
この学説の支持者であったと思われる。
920 :
Jimmy :04/08/22 11:45
>>919 イカン、大切なお方のお名前を間違えてスマタ。
浩一郎→鴻一郎に訂正。
名無死
922 :
希流 ◆zZakYvvs72 :04/08/22 13:31
いろいろと参考になりますね。 そういえば、宇野派御三家って大内力、鈴木鴻一郎、あと一人誰だったか これが思い出せない。 ちょっと話がずれますが、鎌倉孝夫が北朝鮮翼賛に走ったのはなぜか? これも疑問で。こんなことしたら研究者としての良識が 疑われると思うのですが。
923 :
Jimmy :04/08/22 14:41
>>922 武田隆夫、遠藤湘吉あたりドーヨ。渋いナァ
鎌倉孝夫の北朝鮮賛美?共産版の別スレがあったような。
924 :
希流 ◆zZakYvvs72 :04/08/22 15:03
僕は労働問題専攻なので、宇野派で言うと 徳永重良なんかは関心がありますね。 ほかは誰かいましたか。戸塚秀夫や中西洋なんかも宇野学派かな? しかし、残念ながら、理論的なレベルでも議論には 頭がなかなかついていかないですね。 まだまだ勉強不足です。
925 :
希流 ◆zZakYvvs72 :04/08/22 15:06
にしても、大内力はいまだにご健在ですよね。 これはすごい。 大学の教員ではなかったが、それにしても戦前からの研究者でしょう。 いまだに生きていて、なおかつ著作を執筆しているというのも 驚愕です。尊敬に値しますよね。
926 :
Jimmy :04/08/22 15:43
>>925 >大学の教員ではなかったが、それにしても戦前からの研究者でしょう。
大内力が? 戦前?
私の知っている大内力とは別人か?
大内力 1918年東京に代表的マルクス経済学者 大内兵衛の子息として生まれる
東京高校から東大経済学部を卒業。まんま同学部教員。
東大定年退職後は信州大學経済学部へ
現在は日本学士院会員 御年86歳!
という方。毛並みといい旧制一高より秀才の集まるといわれた東京高校
出身といい泣く子も黙るエリート中のエリート。
著作はいっぱいありすぎるので、「大内力経済学体系」をご参照の程を。
にしても、宇野先生ですら「著作集」なのに、テメエで「体系」を出し
ちゃうあたり並の神経ではないな。
この御仁にかかると、侘美・伊藤も小僧っ子扱いですワ。というか、全宇野派が。
なお東京高校出身者では、他に黒田寛一(中退?)城塚登 立川談志(マジ)
もしかしたらナベツネもそうだったか?
927 :
名無しさん@3周年 :04/08/22 15:47
>>926 黒田寛一は東京高等学校理科乙類中退。中退理由は病気(おそらく結核)。
東京高校時代は蹴球部に所属。
928 :
Jimmy :04/08/22 15:57
>>927 Lots of thanks to your immediate complementing!
そうなんヨ、病床で「へとマ」なんていってなかったら、東大医学部
教授になってかもしれないのに。
929 :
名無しさん@3周年 :04/08/22 15:58
>>926 大内力経済学大系 / 大内力著<オオウチ ツトム ケイザイガク タイケイ>. --
(BN00542177)
東京 : 東京大学出版会
著者標目: 大内, 力(1918-)<オオウチ, ツトム>
経済学方法論 / 大内力著. -- 東京大学出版会, 1980. -- (大内力経済学大系 / 大内力著 ; 第1巻)
流通論・生産論 / 大内力著. -- 東京大学出版会, 1981. -- (大内力経済学大系 / 大内力著 ; 第2巻 . 経済原論 ; 上)
分配論 / 大内力著. -- 東京大学出版会, 1982. -- (大内力経済学大系 / 大内力著 ; 第3巻 . 経済原論 ; 下)
帝国主義論 / 大内力著 ; 上, 下. -- 東京大学出版会, 1985. -- (大内力経済学大系 / 大内力著 ; 第4-5巻)
世界経済論 / 大内力著. -- 東京大学出版会, 1991. -- (大内力経済学大系 / 大内力著 ; 第6巻)
日本経済論 / 大内力著 ; 上. -- 東京大学出版会, 2000. -- (大内力経済学大系 / 大内力著 ; 第7巻)
930 :
名無しさん@3周年 :04/08/22 16:00
>>926 大内力って右翼社民ですよね?社会党の「新宣言」の下敷きを作った人と聞いたが。
931 :
名無しさん@3周年 :04/08/22 16:12
932 :
名無しさん@3周年 :04/08/22 16:14
933 :
名無しさん@3周年 :04/08/22 16:16
934 :
名無しさん@3周年 :04/08/22 16:27
/::::::::::::::::::::::::::::i 、ヽ、::::::::::::::::::::::::::/
/:::::::_,,,,,,_:::::::::::(´_ ,,,,`,,Y ⌒ヽ-、:::::::光の使者、キュアホワイトが参上よ!
{::::/ ,> ´ ....::::: ̄ `ヽ、)ー 、ノ リ
ヽ'、_ _, -´.....::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
>>1 -=ニァ:::::::::::::::::;;;;;;;;;;;;::::::::::::::::::::::::〈::「この世界を貴方の自由にさせてたまるもんですかッ!」
ーー ''''' ̄:::::::::::, - ' __`ヾヽ、 ̄` - 、:::::::
>>3 .......:::::::/⌒//{",て"ヾヽ`、! _ 「どうして大切にしてるものを無理矢理奪おうとするのッ!?
::::::::::::::::::::l こ/i| {っ:::`ソ ' 'ー==ニ-- '貴方にそんな権利があるのッ!?」
:::::::::::::::::::( `'')::l| ヽ`_ー´ __"''ミ、
>>4 :::::, -ー 、::`´l::::: , =-ミ,、 `i 「自分達さえ良ければそれでいいってことでしょッ!?」
l:::::::::::l:::: ,! {っ`:ソ i /:
>>5 i::::::::::::',: 丶. ヾ,,-´/`ノ::「そんなの絶対間違ってるッ!」
`、:::::::::::ヽ ,ィ:::::「
>>6 ヽ:::::::::::iヽ ,,,___,,, ィ/リソ:::::l 「渡さないッ!渡すわけないでしょッ!」
}::::::::::l'´::::::/}/フ-'::::::::::::::l
>>7 _ ....:::_,,,ノ/:::::::::/::::// //::::::::::::::::::: 「違うッ!貴方は間違ってるッ!」
 ̄ , -/:::::::::/  ̄U'ひヽ/〉:::::::::::::::∧:::
>>8 __」7┘/:::::::/lーニニニ=、_`、:::::::::::/ 「認めない、私は認めないッ!」
/ /::::::/_,-' ( ( ̄ ̄`i ゝ`ツ::::/
>>9-1000 __,,, '- ''´ :: ::`-ゝ:::::::ノ >/:::::/ 「力でねじ伏せて自分の思い通りにしようとするなんて、
.............::::::::::::::::....::::::_(_,ノ ̄`>:::/ そんなの認めないッ!」
935 :
Jimmy :04/08/22 16:32
>>929 それにしても7巻もあったか。とにかく理論の深みは問わないとして、
頭の回転だけはスサマジイものありマスタ。(ナマ大内体験より)
>>930 よくシラネ。政治的にナにやってるかgleichgueltichですがな。
「国独資論」もすでに過去のものだし、このジッツァンの論文で
興味あるのは73年ころの経セミに掲載され、当時物議をかもした
「マルクス経済学の公準」。雑誌なんでなかなか見つけられんのよ。
936 :
Jimmy :04/08/22 16:45
>>931 チュ・チュ思想=主体思想(漢字表記)。68年当時(!)この言葉を始めて
耳にしたとき、平壌も思想的に進んでオルナと感心したものヨ。
あとでハードスターリン主義だスタハノフ(?)運動の亜流だ見たいになって、
忘却のかなたに消えていたのが、ここに来てこれだもんネ。
にしてもピョンヤン・ネンミョン(平壌冷麺)はすばらしいぞ。
心を洗われる清々しいうまさなんだワ。
イカンイカン、オレの正体バレたか 激藁)
937 :
名無しさん@3周年 :04/08/22 16:49
938 :
Jimmy :04/08/22 16:49
>>936 またまた大切な「お言葉」を間違えてスマタ。
チュ・チュ→ チュ・チェ
939 :
名無しさん@3周年 :04/08/22 17:45
鈴木鴻一郎の重要著作は何ですか?教えてください。
940 :
名無しさん@3周年 :04/08/22 18:32
941 :
名無しさん@3周年 :04/08/22 19:07
942 :
希流 ◆zZakYvvs72 :04/08/22 22:19
鈴木鴻一郎の本で重要なのは、やはり『経済学原理論』でしょうね。 鎌倉孝夫たちの『現代と朝鮮』はやはり下巻が出なかったんですか。 ま、今の北朝鮮の実情からすると、恥ずかしくて とても出せないですよね。 城塚登は一体どういう学派に分類されるのか。 あえて分類するとすれば、労農派ですかね。 あの人の本は分かりやすいと思うが。 大内力著作集はあと『日本経済論 下』を残すだけですね。 これが実質的な遺作になるのでは。 しかし、大内力経済学体系、というのも確かにすごい。 ご自身で経済学の壮大な体系を作ってしまうとは。
943 :
Jimmy :04/08/22 22:32
>>939 編者になっている著作は殆ど重要なものばかりだが、個人の著作で
今日的に見て重要といえるのは意外に少ない。
編者としては
経済学原理論
貨幣論研究
利潤論研究
信用論研究
恐慌史研究
帝国主義研究
マルクスの経済学研究 上下
だろう。
個人では
マルクス経済学 正続
価値論論争
など
詳しくは、下記にて検索せよ。
鈴木鴻一郎に限らずあなたの知りたい著者の
すべての著書がここにある。(国会図書館)
http://opac.ndl.go.jp/index.html
944 :
Jimmy :04/08/22 23:16
>>942 >城塚登は一体どういう学派に分類されるのか。
近代ヨーロッパ社会思想史
945 :
希流 ◆zZakYvvs72 :04/08/22 23:56
>>944 それは彼の専攻ですよね。
マルクス学派として分類すると、どうなるのでしょうか。
塚本健とかと同じく、東大の労農派なのかな?
946 :
Jimmy :04/08/23 00:08
>>937 Good Responce!
イヤまだこの店いったことないのよ。ご教示サンクス。
浅草橋かぁ。あすた行って見ヨット!
にしても冷麺は ”レンミョン”が正しいのか。オレは”ネンミョン”と教えられた。
(ドコで!?)漢字表記からすると”レン”かな。
この国(日本、イルボン)の焼肉屋の冷麺は
@味の素だかなんだか化学調味料がどっぷり。舌痺れル。
Aゆで卵、りんご、スイカなどトッピングがじゃま
で邪道でしかない。
ワ−タシはァー、チュチェ思想とは縁もゆかりもないが、平壌冷麺が『思想』だといわれたら、
文句なく従う。
ソレぐらい、いずまいを正されるがゴトキ「浸透力」アリ。
947 :
Jimmy :04/08/23 00:28
>>945 すなわち旧社会党の党員ないしシンパということ?
同じ研究分野で丹念な仕事された良知力さんナンかはそうだったかもしれないが。
城塚さんについてはシラね。
クロカン、ウメカツ、廣松、田中吉六(共訳者)などと交流アリ。
特に廣松の残したものに学術的価値があるとすれば、城塚の指導があったからこそ。
(ヘーゲル左派−初期マルクスの学説史的研究)。共同主観性? Bilderbuech Phaenomenologieダナ。
948 :
Jimmy :04/08/23 00:55
クククッ とうとう降旗「左翼イデオロギー批判」買っちゃたのヨ。
神保町まででばってナ。ホントは金の無駄になるのわかってたから、どっかからギッて
来ようと思ったけどヨ。新刊過ぎて出回っていないワケよ。
第三章 廣松渉の(資本論の哲学) ヤッパ昔読んだ香具師ですた。よって以前の評価のまま。
>>861 第九章 変容する宇野理論と現代世界 ワクワクして中野正のブル転の裏話追っかけました。
アレレ、中野が中曽根の「ブレーン」になったなんてどこにもナイ。
門下の香山・公文・竹内がそうなったとはあるが。
他の論文なのか。
>>872 オスエて
ということで、ヤッパ無駄金と化しました。ガクシ
こんな本でもヤフオクで値がつくのかナァ。この凹みはデカイぞ。
追伸
青木孝平『コミュニタリアニズムへ』尼に注文スマスタ。
この本も決して安くはないんだが。凹ますなよナ。
949 :
名無しさん@3周年 :04/08/23 19:40
>>946 平壌冷麺が日本で変化したものが「盛岡冷麺」ですよね。
盛岡では人気だけど、盛岡以外ではあまり見かけないですね。
950 :
名無しさん@3周年 :04/08/23 23:39
>905 表芸は数理マルクス経済学とのことでしたが、 森嶋の『マルクスの経済学』は、鈴木・岩田の原理論において 何かしらの位置付けを与え得るものでしょうか。 なんか漠然とした質問で申し訳ないです。 というのも、岩田の『マルクス経済学・上』の補遺のなかで、 転形論を批判してたくだりがあったことを覚えているのですが、 森嶋や置塩のことを岩田氏らはどう評価してたんだろうな、と そのときふと気になったもので。 Jimmyさんは両方をやられてるようですので、岩田氏らの見解としてでなく ても、Jimmyさんご自身の見解で結構なので教えてもらえますでしょうか。
951 :
Jimmy :04/08/24 01:13
>>950 大変急所を突いたご質問です。
転形問題にそくして数理マルクス経済学の成果をどう宇野理論のなかにどう
生かすかというという作業は、70年代に伊藤誠によって完成を見ている。
ゆえに私自身の見解はナイ。伊藤『価値と資本の理論』を参照して欲しい。
岩田自身による森嶋らの業績に対する評価ウンヌンは、公刊されているものはないと思う。
もともと、資本賃労働関係を開示する価値の次元と、剰余価値の平均利潤としての諸資本間への
配分が問題とな総過程論の次元を区別しているので、「転形問題」も存在しないので、
森嶋らのアプローチも、次元の混乱として受け取られていたのだろう。
952 :
Jimmy :04/08/24 01:34
>>951 (つづき)
伊藤の業績は、資本ー賃労働関係にあっても全労働者と全資本が直接
向かい合っているような構成になっている鈴木=岩田説を批判し、
社会的労働の支出と補填関係も、無政府的な商品流通を介して実現される、
よって、労働の量関係がいかに価格関係を規制するかを、資本賃労働間にそくして
先ず明らかにし、労働時間に実体を価値の量関係と価値の形態の諸資本の
競争関係での具体化である生産価格の区別と連関を、正確に解き明かした点。
これにより数学的には絶対に解けなかった「転形問題」におけるいわゆる
「総計2命題」について最終的な決着が着いた。これはマルクス経済学の世界では
ノーベル賞級の業績と思う。
953 :
Jimmy :04/08/24 01:51
>>952 (つづき)
ようは鈴木=岩田説では、価値の次元と価格の次元が区別はされているが、
連関が説けておらず、いわゆる「価値規制の空洞化」といわれる事態が生じていたのを
伊藤が最終的な解決解決を図ったたということ。
森嶋の「マルクスの基本定理」は、それまで漠然と前提されていた生産的な技術に基づく
剰余労働の実現可能性を数学的に定式化した点について、業績を認めるが、転形問題の
取扱いは数学的には洗練されてはいるものの、先の次元の区別と連関をまったく欠いた
旧来的な限界を超えていない。
数学的なアプローチもやはり原理論的な領域での思考が確立していないと、宝の持ち腐れ
になるという好個の例だろう。
954 :
希流 ◆zZakYvvs72 :04/08/24 01:52
あー、この転形問題は実に良くわからなかった。 自分こそが、この問題を解決した、とか、この問題は、 そもそも存在しないのだ、勝手にマルクスを誤読して 作り出したもんだいだ、とか、いろいろ主張があって、 ぜんぜんわからない。ま、僕の場合はそもそも 資本論も良くわからないのだから、この問題を取り上げる以前の ことなのですが。 そういえば、数理的なマルクス経済学をやたらと敵視する 人もいますよね。講座派系の人にそういうのは多いのかな。 数学利用はブルジョア的だ、とか何とか言って。
955 :
Jimmy :04/08/24 02:04
>>954 (つづき)
私自身の森嶋評価も伊藤のそれとなんら変わるところはない。
「転形問題」を中心とする従来の数理マルクス経済学の研究は、ひとまず
決着がついたので、私としては現時点ではいわゆる「分析的マルクシズム」からの
労働価値説批判への反批判の作業をやろうとしている。ここのスレのテーマではないが
彼らは「マルクシスム」を騙ったリカード派社会主義者の今日的ヴァージョンに過ぎない。
訂正
>>952 ”労働時間に実体を”→”労働時間に実体を持つ”
956 :
Jimmy :04/08/24 02:24
>>954 マァ伊藤誠を別とするとこの問題の正確な理解に達しているのは、世界中で
数名でしょう。山口重克でもかなり怪しげなこといっている程。それも
「方法論的個人主義」に淵源しているといえなくもない。
>数理的なマルクス経済学をやたらと敵視する
人もいますよね
現時点では、講座はといえどもそんなコト言ってられなくなったのでは。
置塩は忠実な共産党支持者だったと思うが、50年代から産業連関分析の手法
を取り入れている。ところが鈴木鴻一郎はゼミ生の竹内靖雄が突然黒板に
数式を並べて労働価値説批判をやらかしたため、以後数学禁止になったとか。
置塩の弟子もあちこちいるので、むしろ講座派のほうが数理○やっている人
多いかも。
957 :
希流 ◆zZakYvvs72 :04/08/24 02:31
>>955 すごいですね。Jimmyさんは大学の先生かなんか?
ま、そんな余計な詮索はさておき分析的マルクス主義って
リカード派社会主義の亜種なんですか?この場合、想定されている
分析的マルクス主義の論者としては、やはりローマーとか
なんでしょうか。でもリカード派社会主義、というのも
あまりにもマイナーでイメージがわかない。
あ、中野正についての言及はどっかで見た覚えがあったのですが
なにぶんうろ覚えなので。
ちょっと探してみます。
958 :
Jimmy :04/08/24 03:07
>>957 イーエ、前にも書いたようにしがねーリーマンよ。
そのうちホームページでも立ち上げて、「撃墜」にいそしもうかと。
リカード派社会主義は生産関係の変革なしに「分配の公正」を実現しよう
という主張。分析○はそれを「機会の公正」に置きなおしただけ。
ローマーが代表的な論者でしょうが、たにもエルスターとかコーエンとか
色々。ひょっとすると「市場社会主義」の回路を通して伊東誠もかくれ
分析○かも。わが敬愛私淑する竹内靖雄トンデモ大先生なら、ユートピア論
として一刀両断すること間違いナシ!
959 :
Jimmy :04/08/24 10:03
>>958 いけねぇいけねぇ、またしても「大切なお方」の名前を間違えてしまった。
伊東誠 → 伊藤誠
「ガハハッ、 イトちゃん、ワリィワリィ」
「こんどまた”Another Planet"ナ」
>956 有難うございます。凄まじく頭がクリアになりました。 ご回答をいただかなければ、疑問を抱えたまま、下手したら 一生を過ごしていたかも分かりません。今の世の中、両者を 理解してまともに答えられる方など、そうそうおりませんから。 伊藤誠については、述べられてるとおり、逆流仮説や市場社会主義者 ぶりに疑問を感じており、購入した本も読まれることなく、本棚の隅で 埃をかぶっておりました。 その中には、新品同様の良好な状態で購入した『価値と資本の理論』も 含まれております。捨てなくてよかった。早速読んでみようと思います。 なお、私淑されている竹内靖雄氏の理論的に重要な著書は何でしょうか。 もしあれば、これも参考に読んでみようと思うのですが。
961 :
名無しさん@3周年 :04/08/24 21:14
>>958 Analytical Marxismの出発点は、Cohenの
Karl Marx's Theory of History: A Defense
でしょうな。
962 :
Jimmy :04/08/25 00:30
>>960 「少しはお役に立てたようだナ。ウレシイじゃないか、ナ、イトちゃんよ」
「こうなったら、ヤッパ、”Another Planet"でもりがろやんケ」
「ガ、ガンさん、アンタ少しはお若いの見習ったら??」
クククッ、いまさら”見習う”ようなジッァンかヨ
>私淑されている竹内靖雄氏の理論的に重要な著書は何でしょうか。
@マルクス価格理論の再検討(玉野井編)
Aマルクスの経済学
B経済学とイデオロギー
C市場の経済思想
Aは森嶋の同名書とは別の竹内自身によるもの。
Cをのぞき出版年代が古く発行数も少なかったようで、
大學経済学部の付属図書館以外半端な図書館では
置いていない。
A〜Cは反マルクス的な言動に満ちており、毒気の強さはナカナカなもの。
ココロシテ読んでいただきたい。
963 :
希流 ◆zZakYvvs72 :04/08/25 00:39
鈴木鴻一郎のゼミでは数学利用が禁止になったとの話は 面白いですね。 古い世代の研究者には、数学に対して拒否感あり? その点、玉野井芳郎は積極的に数学を利用していたような。 宇野派の異端児ですかね。
964 :
Jimmy :04/08/25 01:05
>>963 アナ○スレでちょっとしたバトルになっているんで、見にきたら。
鈴鴻さんも労働価値説の肯定的定式化だったら、受け入れた思う。なおこの事件
が起きたのは、50年代末期(!)。竹内が何を題材に批判を行ったかは不明。
のちの主張から推測すると、搾取論の批判か。
玉野井さんは、その気持ちはあったが、数学的な手法を身につけるにはすでに
年齢が行き過ぎていた。後年エントロピー経済学の論陣を張った際にも、
エントロピーの数学的定義については、理解していないといわれていた。
965 :
Jimmy :04/08/26 00:59
オーイ誰か新スレ立ててくれぃ。
さて訂正一つ
>>911 >一番古い「情況」が71年5月号だったりして。チナミに
この号は”宇野経済学特集”
宇野経済学の”再検討”ですた。
宇野先生のイヤミ発言追加。(岩田説での固定資本の制約の取扱いに対し)
「あれを宇野理論と思ってもらっては大変困る」だと。
966 :
Jimmy :04/08/26 01:12
ソーソ、「コミュニタリアニズムへ」が届いたのよ。 ビカビカの装丁でいかにも信頼性ありそだな。 しばらくはこいつと付き合うとするカァ。
967 :
希流 ◆zZakYvvs72 :04/08/26 01:14
そんな昔の『状況』にね。 そういえば、宇野派の研究者が集まって 『経済学批判』という雑誌を出していましたよね。 あとは、向坂派の『唯物史観』にも宇野派の研究者が 結構書いていたような気がする。 しかし、みんな廃刊になりましたね。 この手の雑誌は衰退する運命にあるんですかね。
968 :
希流 ◆zZakYvvs72 :04/08/26 01:16
おお、青木孝平のが届いたんですか。 忠実な宇野信徒である降旗から青木孝平のような 弟子が輩出されるというのも皮肉なもんですねえ。
969 :
Jimmy :04/08/26 06:59
>>967 もともとこての雑誌は経営的には、絶対的に成り立っていないので、金主
の懐がドコまで続くかという要因と、もう一つはそうまでしてもついてくる
読者がいるのかという需要側の要因とで、「宿命」が待ち受けるという事態に
陥る。あなたはご存じないかもしれないが、68−69頃盛んにわれわれの世代
以上で読まれた「現代の眼」「構造」は総会屋出版社から出ていた。
>>968 「忠実な宇野信徒」でしかない降旗かも知れんが、私はその降旗や、大内秀明、
鎌倉孝夫らが60年代末に諸雑誌に発表した論文によって、宇野理論に入っていくきっかけを
与えられたので、現時点の彼らのポジションウンヌンが怪しげであることは、
ジューブン認めたうえで、その恩義も忘れるわけにはいかないのです。
「ガンさんも だろ」
もちろん最大の恩義は、私に原理論をいちから手ほどきした我が「お師匠」
負っていることはユーまでもない。
ま、確かに青木孝平はよく勉強しかつ極めてバランスの取れた議論するのは
降旗と一味違うが。
>965 「情況 宇野経済学の”再検討”」(71年5月号) と 『価値論の問題点』の2冊を早速購入しました。 なかなか興味深く読ませてもらってますが、 疑問もあります。 引用していただいた箇所なのですが、 宇野氏は、「岩田説は固定資本を重視するあまり、平均利潤率は 達成されないとしている」と述べてました。ここまではいいのですが、 それについて宇野氏は、 1.岩田君は蓄積を忘れている。 2.資本は儲かるものの方へ資本を向けていく。これは貸付資本に向う 場合もあれば、新投資にむける場合もある。だから平均利潤は 成り立つようにできている。 3.そうでなければ価値論も剰余価値論も解けない。 上の1〜3それぞれがよく分からなかったですね。 1の蓄積を忘れるとは具体的にどういうことなのか? 2の平均利潤が資本の流動性によって成り立つということになれば、 『経済学原理論』でいえば、生産価格以降の信用論の展開は宇野氏 においては、どのような扱いになるのか? そして、これらの結果、3でいう価値論の展開が頓挫するとすれば、 宇野氏における価値論の具体的展開はどうなってるのか? それはさておき、岩田氏が宇野に『世界資本主義』を手渡した際、 宇野の叱責に対して、「いや、私なんか先生の手のひらで踊ってる ようなものですよ」と発言したという宇野の証言には笑いました。
971 :
Jimmy :04/08/26 22:51
>>970 >「情況 宇野経済学の”再検討”」(71年5月号) と
『価値論の問題点』の2冊を早速購入しました。
マジブッとびィ−。イヤ失礼、「早速購入」ってあなたどういう人よ?!
どこにそんなもの転がっていたのか、またどうやってそれを見つけ出したのか。
『価値論の問題点』はまだしも、あの発行部数の少ない『情況』の方まで手に入れちゃうとは。
情況出版のバックナンバーかなんかで買えるんでしょうか。
閑話休題、1−3のご疑問ご最もと思うが、私も同箇所30数年ぶりによく読み返して、
それからお答えできるところあればお答えしたいと思います。宇野先生ご自身にお聞きする
コトは不可能ですから。
>岩田氏が宇野に『世界資本主義』を手渡した際、
宇野の叱責に対して、「いや、私なんか先生の手のひらで踊ってる
ようなものですよ」と発言したという宇野の証言には笑いました。
だろ
972 :
名無しさん@3周年 :04/08/26 22:55
>>971 >マジブッとびィ−。イヤ失礼、「早速購入」ってあなたどういう人よ?!
>どこにそんなもの転がっていたのか、またどうやってそれを見つけ出したのか。
ぷ
お前、ど田舎に住んでるだろ?w
973 :
Jimmy :04/08/26 23:09
>>972 >お前、ど田舎に住んでるだろ?w
こっちはコテハンで逃げも隠れもせずやッてんのに、「お前」よわばりか。
怒るより、悲しいだけ。
>971 インターネットの古本屋サイトで購入したんです。 便利になったもんですね。 972のようなアホ臭い発言はスルーしちゃいましょう。 いろんな意味で資源の無駄遣いですので。 質問ばかりで申し訳ないですが、上記1〜3については、 お暇なときゆっくりご回答いただければと思います。
975 :
名無しさん@3周年 :04/08/26 23:23
>>969 経営的に成り立たない雑誌は、もう出す必要ないね。
いまはネットで発表すればいいからね。
976 :
Jimmy :
04/08/26 23:24 >>974 早速のフォロー、ありがとう。
ちなみにドコのサイトでしょう。私は「日本の古書店」は利用しているんですが。