みんなで小説を作りませんか P7

このエントリーをはてなブックマークに追加
1政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M
これまでは政教一致@大阪の小説のページであったような観の

あるみんなで小説を…シリーズスレ

今回は本気でリレー小説の形態で創価学会にダメージを与えませんか?
2政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/05/25(木) 22:39:55 ID:JTMVH/4D
おい、おまいら、みんなで小説を作るぞ P3
http://ime.nu/society.2ch.net/test/read.cgi/koumei/1070172805/150
おい、おまいら、みんなで小説を作るぞ P4
http://society3.2ch.net/test/read.cgi/koumei/1085137843/150
みなさんの力をあわせて小説を作りませんか? P5
http://society3.2ch.net/test/read.cgi/koumei/1106136556/150
おい、おまいら、みんなで小説を作りませんか? P6
http://society3.2ch.net/test/read.cgi/koumei/1125661986/l50
3政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/05/25(木) 22:41:58 ID:JTMVH/4D
時は昔・・・
山肌を吹き抜けていく風の中に一羽の鳥がいた。
鳥は、前方の山を越える上昇気流に乗って高く高く舞い上がった。
もし、鳥に高度計がついていたら5000メートルを超えるような高空だ。
その高空は風音と、時々羽ばたく自分の羽音以外まったくの沈黙が支配する世界だった。
ひどく寒い…
4政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/05/25(木) 22:42:39 ID:JTMVH/4D
やがて鳥の鋭い目は、前方にそびえる巨大な醜い建造物群を発見した。
「クケケケー!」
鳥はやはり、鋭い声を放った。
5母が熱心で困ってます ◆1Cz5bN8eQk :2006/05/25(木) 22:43:13 ID:oJGjo572
>>1
政教一致@大阪さん、スレ立て乙です!
リレー小説ってことは俺も書いていいのかな、ワクワク♪
6政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/05/26(金) 07:22:16 ID:eLDcPdS2
もちろんです!
7政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/05/27(土) 07:15:19 ID:Q+H3ldhh
>>4より
「ふむ」
品のよい老人は耳をそばだてた。
同じ音を聞いたらしい、そばのいかにも中間(中間:高級武士の家の下働きをする使用人)風の男が言う
「おや、どこかで鳥が鳴いていますなぁ、ご隠居さま」
老人は、しばし考えて言った。
「うむ、日も暮れてきたし巣に帰るのを急いでいるものと見える…
ああ、助惨もききなさい」
「あの女のケツたまんねぇなウヒウヒ!」
「核酸も聞きなさい」
「核だ、核の時代がくるヒェーヘヘヘ」
「私たちも早い目に宿を取り、ゆっくりと休むことにしましょうかな」
どうやら老人の連れはとんでもな人たちのようだ。老人と数名の一行は峠を下り出した。
8政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/05/27(土) 07:17:53 ID:Q+H3ldhh
その一方で急加速で降下した鳥はぐんぐんと城に接近していく…

そして、鳥は、巨大な城の天守閣に降り立った。

「と、鳥だ!」

「燃えている鳥だ!」

「鳥を見た!」

城の中は大騒ぎになった。

その中でもひときわ豪華な服装をつけた太った老人の前で鳥はトンと身を据えて言った。

「池田代作之守とはおまえだな」
9政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/05/27(土) 07:19:07 ID:Q+H3ldhh
「な、な、な…」太った老人は傍で見ている家臣がこの異常事態でなければ失笑を漏らすほどの狼狽振りだ。小便を漏らしている

「シの伝言を伝える。おまえの寿命は定まったぞ、あと一月だ。覚悟を決めるがよい。以上だ」
鳥は来たときと同様、すばやく去っていった。

家臣の一人が叫んだ。
「シだと!」
10政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/05/27(土) 21:44:23 ID:E2Wud41h
太った老人はぐらりと体を傾かせた。

「殿! 」

家老の秋山城之が素早く駆け寄る。

「医者をよべ! 」

「鳥はどこへ行った。弓矢隊を連れて来い!」

侍大将の森田儀衛門が叫んだ。
11政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/05/28(日) 10:02:58 ID:KUnY3U4d
そのころ、そんな騒ぎがこれから行く町で起こっていようとは露知らず
宿で先ほどの老人たち一行が部屋でくつろいでいた。
「助惨もききなさい」
「あの女のチチたまんねぇなウヒウヒ!」
「核酸も聞きなさい」
「核だ、核の時代がくるウェーッ、ハッハッハッ」
どうやら老人の連れはやはりとんでもな人たちのようだ。
「明日は、層化藩の御城下町、品濃の町へ入ります」

         層化藩血風録

サブタイトル
血で血を洗う権力闘争の果てに待っていたもの

お断り 実在の巨大宗教団体「創価学会」と架空の存在「層化藩」とは何の関係もありません
12政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/05/28(日) 10:04:28 ID:KUnY3U4d
翌日、老人らの一行は品濃の町へと入った
「ぐへへー街だ」
「ふへへー街だ」
そうこうしていると
「おいおまいら、どこへ行こうとしているのか」
老人が振り返ると裃(かみしも)姿の男が立っていた。帯刀はしていないようだ
13政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/05/28(日) 10:20:29 ID:iS2G9M7p
「いえいえどこえなどと…」老人は言った

「なにい、それではこの品濃の町へなんの目的もなく来たと言うのか!
貴様ら、吟味いたす。宗教奉行所まで来い!」

「そ、そんな御無体な! 」中間が言う。
「これ、八、お役人にさからうな」核酸がたしなめた。
14政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/05/28(日) 21:34:40 ID:cWTyhNT9
「で、でも…」ハチが不服そうに口ごもるのと助惨がもみ手しながら腰を低めてつつっと役人(?)の前へ出たのは

ほとんど同時だった。

「お役人様」

「なんじゃ、付け届けはきかぬぞ」

「いえいえそんな、ただ人前ではちょっと…」

助惨は役人(?)と近くの小道に消えた。

「ご隠居、これでよかったので? 」ハチが尋ねた。

「なんにせよ、揉め事をおこしてはなりません」

助惨達が消えたあたりからなにやらくぐもった小さい悲鳴が聞こえた。

15政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/05/28(日) 21:40:20 ID:cWTyhNT9
しばらくすると、助惨は一人で帰ってきた。

「あの役人はどうした」核酸がたずねると

「ああ、いい具合のケツの締まり具合だったから肉ドリルでかわいがってやったら

失神しちまいやがった。ま、それも屍姦みたいでいいっちゃいいんだが

急ぐから近所の空き家の床下に放り込んでおいた」

「さすがは助惨の鋼鉄の肉ドリル、だが気がついたら奴は奉行所に駆け込むんじゃないかな」

「それはないだろう」

そんな物騒な会話を平然と交わしながら一行は今夜の宿、「よしの」にたどり着いた
16政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/05/28(日) 21:54:50 ID:cWTyhNT9
「これはこれは、こちらの宿帳のほうにご記入をお願いいたします」

老人は宿帳に「水戸の納豆問屋の隠居」という嘘を書いた。

本当のことはこの地の誰にも知られたくなかったからだが…

『ご隠居』が宿の部屋でくつろいでいると、やはり宿の主がお茶と菓子を持って機嫌伺にやってきた

「何泊していただけるのですかのう」恐る恐ると言った風に主が尋ねた

「それがな、道中遅れてくる連れがいましてナ」
17政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/05/28(日) 22:03:45 ID:+8WrwAkv
「ほうそうですか…」

「ところでご主人、この層化の国はなんなのです? 普通の国とは

ちょっと違うようですが」

「はぁ…そのう、層化というのは一種の当て字でして、本当は僧侶の僧に

加えるの加で、僧加が正しい字でございました」

「ふむふむ」

「読んで字のごとく、室町時代にあの御山の方にあります「おおいし寺」に

寄進された寺領でございまして」

「それはなんと信心の篤いことですな」

「まあその当時は一向一揆とかいろいろなことがあってこの辺りの御領主も

下手に自分が治めているよりは有力な社寺に寄進をしてその分矢銭(合戦のときなどに課す臨時税)や

お寺からの上納金で自らも潤うと言うことが盛んに行われていたとか」
18政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/05/28(日) 22:08:10 ID:+8WrwAkv
「ではこの国はいまでも「おおいし寺」の支配下にあるのですか」

「いえ、徳川の世になって僧兵が禁じられると、いかんせん経を読むのが

本職のお寺ではなかなか村から年貢を取り立てるのは…ということで

各地の浪人を雇って年貢の取立てや犯罪者の取締りを行い国を治めることになったのでございます」
19政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/05/28(日) 23:21:19 ID:5011pJAK
「ほほう」

「一番最初には、これは領民を御仏の道へ導くのだと言うことで

層化教育学会と呼称していたのでございますが」
20政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/05/30(火) 06:23:20 ID:Q8SK7F5U
「ふむ」

「初代の頭領、牧口某が些細なことで幕府に捕らえられて獄死してからは

様子が少し変わってきましたのでございます」

「と、言うと? 」

「会の名前は、それまでに層化学会へと変わっていましたが、二代目の頭領、杜田城聖が

切伏大行進の大号令の元、近隣の諸国を実質上切り取り始めると層化藩は勢いを止まることなく

広げていくようになったのでございます」
21政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/05/30(火) 06:30:26 ID:HXmom6iJ
「それは…しかしよく近隣の国や幕府が黙っていましたな」

「もちろん完全に指をくわえてみていたわけではありません。しかし、表立っては

寺の領地を力づくで奪い上げるわけには行かないと言うタテマエもあって…」

「ふむ、そのような事があったのですか」

「ただ、一度現在の城主、池田代作之守は男子部の活動家時代に大坂で幕府に

捕らえられたこともございました。」

獄中ですべてをゲロして、もちろん師匠の杜田を売った池田は、以降逮捕を極端なまでに恐れるようになった
22政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/05/31(水) 06:19:30 ID:lgdK10nj
「二代目の城主様がお亡くなりになり、三代目を現在の城主が継いでからは、宗門との関係は

悪化の一途をたどりましてな」

二代目の時代にも、お世辞にも良かったとは言えない二者の関係は、三代目の世代からは

もう歴然たる対立の姿勢に変化していった。

寺に学会の若い衆が乱入して僧侶を殴ったとかそういう小競り合いがエスカレートした後で・・・
23政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/05/31(水) 21:50:37 ID:d7TEf07H
その時、窓の外で「クケケケー」と言うかすかな音が聞こえてきた

「ん? 」

その目の前の障子がかすかに震えた。

「こ、これは」

「いいから、続けてください」ご隠居は言った。

「は、はぁ」
24政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/06/01(木) 06:56:23 ID:RLMDH7Ol
「は、はい、ついには宗門と学会の関係は破局を迎えたのでございます」

池田がおおいし寺より破門を言い渡された事件は藩内に衝撃を与えた。

ついに、来るべき時が来たのかと腹をくくれたのは少数の幹部だけだったからだ

末端は、大きく動揺した。
25政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/06/01(木) 22:39:02 ID:BfTDD4M9
AGE
26政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/06/04(日) 07:58:19 ID:OmID9qUE
「それでは、層化藩と言う存在そのものがなくなってしまうということにはなりはしませんか」

「いえ、それが、藩では寺に対して反問の書状を送りつけるなどして実際の支配権は自分達にあると言う姿勢で

お寺はお寺で、本来は自分の領地であるものを簒奪されたと言う、そういう話でございまして」

「ふーむ」
27政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/06/04(日) 08:10:21 ID:OmID9qUE
その頃から、つまり上部構造がなくなり層化藩の名実ともにトップの座に着いた

池田は、気が狂ったような個人崇拝と言論統制・思想統制を藩の内部に強制した。

そうしながらも、外部に対しては「勲章コレクター」としての浅ましい姿で

失笑を買い日本国内では誰にも相手にされないと言う最悪の状態に陥っていったのだった
28政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/06/04(日) 08:24:17 ID:P0O6ZxAm
「と、こういった訳でして」

「ふむ 層化藩のいまのご城主、確か…」

「池田代作之守 でございます」

「代作之守 そのような官名はあるのですかな」

「いえいえ、これはかってに名乗っているだけなのでございます」
29政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/06/04(日) 21:47:55 ID:QAYwaljU
実は江戸時代には大名の名前については規則のようなものはなかったのである

ただし、いきなり徳川家に何の縁も所縁もない大名家が徳川を名乗りだしたりしたら

困るので、改名や養子縁組などは届け出なければならないことにはなっていた

「そうでしたか・・・」

主が帰っていってからしばらくすると、廊下でかすかな衣擦れの音がした

「お銀か? 」

「ご隠居様、今、よろしいですか」

「おお、追いついてくるのがこんなに早いとは思いませんでした、ささ、なかへ」

ふすまが開き、入ってきたのは若いんだか老女なんだか良く分からない 一応くノ一だった

30政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/06/04(日) 21:53:12 ID:QAYwaljU
「ご隠居様、お城のほうで何か、異変が起きたようでございます」くの一は言う

「なにか、とは? またどのような」

「しかとは分かりかねます、ですが登城する侍の数や各地へ早馬を出している様子などはただ事ではないようです

すくなくとも普通の層化藩の状況とはかけはなれています」

「それはそれは・・・しかし、戦の用意ですかな」

「いえ、まだ完全に調べたわけではございませんが武器を用意するような気配は全くございません」
31政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/06/04(日) 21:59:35 ID:QAYwaljU
「ふーむ」

「引き続き、探ってみます 弥七につなぎを頼みました」

女はしゅっと去っていった。
32おじゃま虫:2006/06/04(日) 22:20:51 ID:???
政教一致@大阪さん、たまにはこっちにも書いてくださいよ〜w

【実況】 大作氏の一日 【実況】
http://society3.2ch.net/test/read.cgi/koumei/1033051138/
33政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/06/06(火) 21:55:13 ID:p8dtrcS4
「さてと…」

(ご隠居)はのろのろと立ち上がった。一行の誰にも教えてはいないが

最近は旅がきついと感じる。

「ふふふ。年ですかな」
老人はいぶし銀の笑顔を誰に見せるでもないが、満面に

浮かべた。
34政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/06/06(火) 21:57:15 ID:p8dtrcS4
風呂場に下りていくと、混浴御免の張り紙が…

「フォッフォッフォッ」バルタン星人笑いで脱衣場へ入っていく「ご隠居」!
35政教一致@大阪:2006/06/07(水) 18:45:56 ID:lD/PbDTv
風呂場は薄暗かった。ただ、湯気の向こうに微かに人影が見える
36政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/06/07(水) 21:22:58 ID:p/72JXpm
老人は一種凄みのある笑いを浮かべた

そのまま湯船へ音もなく入っていく

一方で向こうではジャブン・ジャブンと景気のよいお湯の音がした
37政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/06/08(木) 21:56:18 ID:s/pE22st
白い湯気の向こうに白い影が…

老人は極限までに鼻の下を伸ばした

股の間では別のものも伸びている

「久しぶりじゃ」
38政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/06/08(木) 21:59:18 ID:s/pE22st
そのまま老人は進んでいった

その時

「あー梅さんや、そこの手ぬぐいとってくださらんかのう」
「あいあい」

老人が極限までに見開かれた目で見るとそこには、どう見ても

老人自身よりも年老いた老婆が群れを成している
39政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/06/08(木) 22:02:03 ID:s/pE22st
「ゲンじいさんもくればよかったのにのう」

「それはだめじゃ、ほれ、あの人は・・」

「ああ、アボカド堂のあの…」

「あそこの未亡人はほれ、そうじいさんとかわらん歳じゃないのかぇ」
40政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/06/08(木) 22:03:25 ID:s/pE22st
老婆はしきりと、近所の噂をするのが習性のようだ
41政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/06/10(土) 11:45:24 ID:7GT9Mz+d
「ご隠居! 」

「ひっ! 」

老人が振り返るとそこには、弥七が立っていた。手ぬぐい一つだ。

42政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/06/10(土) 11:51:46 ID:Peca1dUP
「お聞きになりましたか、例の話」

「なんですかな? 」

「このお風呂では混浴はもちろん、老人同士の憩いの場で、その…」

「その」

「むふっふっ…ご隠居さまもお若うございますなぁ」弥七は笑いながら言う

「なにを、私はまだまだ年寄りではありませんぞ、そんな『お若うございますなぁ』は失礼です」
 
「そ、それは…とんだご無礼を、あっしゃぁてっきり」

「てっきり? 」

「ここのお風呂の大混浴老婆地獄の湯に昇天なさりに来たのかと思いまして、では」

弥七は去っていった。流石に身のこなしは素早い
43政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/06/10(土) 20:06:39 ID:nEjmuAsM
そして、今は少々遠くなってきている弥七の耳には、ご隠居の恐怖の叫び声は届くこともなかった

翌日

「ご、ご隠居さま、どうなさったんですか」
ハチベエは驚いて老人を助け起こした。

「ふ、風呂場で…」

「え、あーそうか、湯あたりされたんですね」八は早飲み込みして頷いた。

「と、とにかく床を引いてもらって、今日はゆっくり…」

老人は蒼白な顔で早く出立しようと言いかけたが、その時にはもう中間は走り去った後であった。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

「困ったな」助惨はボソッと言った。別人のようなシリアスな表情だ。

「仕方ないだろう、このままするっと領内を抜けていく手はずであったが、なんやかんやで

状況が変わった」核酸もうって変わったような真剣な表情で、宿のちゃぶ台に広げた忍び地図に

目を落としている。
44政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/06/10(土) 20:13:15 ID:nEjmuAsM
忍び地図はごく薄く延ばした獣の革に独特の記号や符丁で書かれた地図だ。

一枚は丸めれば手のひらに収まるほどの大きさだが、何枚かをつなげば

一国程度の地図となり、そこには街道や関所、宿場などはもちろん、獣道や

川の浅瀬、いざとなったら身を潜めることの出来る様々な地形などが記されている
45政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/06/10(土) 20:17:28 ID:nEjmuAsM
「駕籠、か?」

「いや、ただでさえこの間の一件で役人どもーあの裃がまともな役人と呼べるかどうかは分からんがーに目をつけられている。

手配したら詮議されよう」

この二人の何時もとの落差はいったい?
46政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/06/10(土) 21:59:51 ID:Lizja+/c
だが、作者がそれを語る前に、視点をはるか彼方に動かさなければならない

はるか彼方といっても、アルファ・ケンタウリとか冥王星軌道とかではなく

大阪でのことだ。

八百八橋の都で…
47政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/06/11(日) 12:20:19 ID:VsXJKG+A
一人の中年の町人が歩いていた。

名は文左衛門という。勤めは大きい貸し本屋の「大坂屋」だ。

彼は中堅の手代なのだが、収入はそれほどでもない。
48政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/06/11(日) 21:45:59 ID:9+5tjSuI
しかし、彼には楽しみがあった。

大坂屋は貸し本業と言う仕事上、付近の寺子屋への援助をずっとしてきた

墨や紙の差し入れや、先生への謝礼の一部を肩代わりするなどの援助を…

大坂が江戸以外では随一の識字率を誇った背景には、商人たちの採算度外視の

社会奉仕があった。

「今日は、俳句を題材に季語をおしえようかな」

文左衛門は週に一度、近所の寺子屋で先生になる。店の方針だが

それが何よりの生きがいでもあった
49政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/06/11(日) 21:53:10 ID:l6ddS5w/
先生としての業務の傍ら、つれづれに綴ったお話も、もう7巻になる

「ふふふ、これが日の目を見ることはあるまいて」
50政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/06/13(火) 21:18:17 ID:TFYX4t6U
そう、彼の物語は語られるはずもないものだった。

巨大な宗教が国を牛耳っている架空の世界を描いた物語、主人公はみな

等身大のありていに言ってヒーローとはかけ離れた存在

それでいながらも、彼の語る物語は「英雄の物語」なのだ。

本当の英雄とは、「オレはヒーローだ」と自己紹介することはない

それが分かっている読者にとっては「英雄の物語」なのだ。
51政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/06/14(水) 23:22:30 ID:1LHj1l/q
「おお、大坂屋」

大坂屋文左衛門は振り返った。

「ああ、伊勢屋の!」

「最近、仕事はどうかい」
52政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/06/14(水) 23:26:19 ID:1LHj1l/q
伊勢屋の同格の「手代」、祭太郎はきわめて冷静だった
53政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/06/14(水) 23:29:17 ID:1LHj1l/q
「まあ、これといって進歩はないですよ」

「本当かな」

「な、なにを根拠にそないな冗談を」

「冗談やあらへん」

「へ? 」
54政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/06/15(木) 07:32:18 ID:ZZKy2o5a
「おまいのところ、大坂屋は春本で一山あてたやないか」

「あ、あれはたまたま…」

「たまたまなんか? 」伊勢屋の祭太郎はぎらりと光るきつい目を

文左衛門に向けた。

「おまえ、まさか」
55政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/06/15(木) 20:27:07 ID:/pJPQSK+
「な、なんや」

「春本を買いとるんはおまえか」

「そ、そんなことあるかいな、わしはただの手代や」

「嘘つけ、お前が文才があることはお見通しじゃ!」
56政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/06/15(木) 20:38:37 ID:H0CdfV41
「いやいや、そないな事は…」

実際にはエロ本を書き、大坂屋で貸しているのだがそれは同格の手代であっても

他の店には秘密にしなければならない「企業秘密」だった。
57政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/06/15(木) 21:11:43 ID:wNTpXX8l
そんなこんなで寺に着いたときにはかなり厳しい表情になっていたようだ

寺の住職の娘が、「どうしたんですか」と言った

「なんでもないです」

「嘘おっしゃい、そんな眉を上げてしかめっつらで…」

「むう」

「お店から、至急戻って来いとの伝言を言付かりました」

「え? 」

「なにか、しでかしたのですか」

「な、なにを馬鹿な! で、交代は誰が? 」

「重松先生が」
58政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/06/15(木) 21:25:56 ID:wNTpXX8l
重松は彼の四年後輩に当たった。手代に昇格したばかりの彼の授業は

まだつたないが筋はいい

重松に引継ぎを終えると文左衛門は店へと走った。


59政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/06/16(金) 21:46:41 ID:8KpjV9A3
店では若旦那から秘密会所へ出るようにと告げられ、文左衛門は今度は

会所へ走った。

「おお、大坂屋の…」

会所の若年寄、中津盆太郎が笑顔で迎えてくれる

「走りご苦労、水をとらす」

小さな茶碗に井戸から組んだばかりの冷たい水が注がれて彼の前にトンと置かれた

思わずぐっと飲む文左衛門だったが…

「今回の任務は」
60政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/06/17(土) 06:01:26 ID:kn2W/6A9
「少々遠いところへ行ってもらわねばならん」

「遠いところと言いますと」

唐天竺への出張かと言わんばかりの表情で文左衛門は尋ねた

「層化藩じゃ」

「はあ? 」

61政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/06/17(土) 06:07:46 ID:OTtOFEhV
「状況 層化藩内に潜入させている密偵より、層化藩内に不測の事態が

発生した模様との報告があった。第二報でそれは藩主の死を不思議な鳥が

告げたと言う事だと判明した

貴下は小銃小組一隊、おおいし寺より借り受けるクノイチ若干名からなる

分遣隊を指揮して層化藩内で情報の収集に当たれ」
62政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/06/17(土) 06:12:31 ID:K2lie9up
「情報の収集とは? 」

大坂商人にとって利害が発生しないような遠隔の地で、わざわざ

武装した分遣隊を出しての情報収集、何か裏があるのではと

文左衛門は言った。

「うむ、隠しても仕方があるまい、実は、鳥が告げたのはシの伝言だったと言う報告が入っている」
63名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/17(土) 08:17:24 ID:???
創価学会m9(^Д^)プギャー
64政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/06/17(土) 11:43:08 ID:XNMMoLFN
やれやれ
65政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/06/17(土) 21:59:30 ID:UOpJJsCi
are
66政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/06/17(土) 22:01:49 ID:UOpJJsCi
あれれ?

公開プロキシ?

そんな馬鹿な
67政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/06/17(土) 23:13:42 ID:xA5gj+2Y
「シ? 」

「あちらこちらで、例えばネコが、例えばイヌが、あるいは人間、それとか手紙など

いろいろな手段で、人間の死期を告げる言葉が、シという名の元に寄せられる事象が

発生しているのだ」

「は、はぁ」

「しかし、その正体はもちろん姿すら見たものはいない」

「そりゃ、見たら死んでるんスから、当然でしょう」

「ああ、だが今回は曲がりなりにも大名が対象となった。層化藩がどのように動くのか

我々も非常に興味がある」

「そう、そうでしたか」
68政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/06/17(土) 23:17:34 ID:xA5gj+2Y
「で、万が一シと接触が出来た場合はなんと」

「いや、接触はするな。どうもこれまでに感知した事例ではシと言う存在は

人を死に至らしめる存在そのもののようだ。うかつに接触することはいけない」

「ははっ」文左衛門は頭を下げた。
69政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/06/17(土) 23:20:43 ID:xA5gj+2Y
もちろん心の中では「オレもシに接触するのは願い下げだ」と思って

いた。

「出発は明日の明朝とする。装備は4号大八車二台に積み込め」

「ははっ」
70政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/06/18(日) 07:44:23 ID:D5ZEC/fR
訂正

誤 出発は明日の明朝とする

正 出発は明日の早朝とする
71政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/06/18(日) 21:01:55 ID:hpDm7Lij
AGE

72名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/18(日) 23:01:41 ID:???
「そうか。創価学会に入信しよう」

「ははっ」
73政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/06/19(月) 22:13:44 ID:MkkZCJ0f
などとは、誰も言わなかった。
74政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/06/20(火) 20:58:55 ID:l8Ygj8fX
文左衛門は、会所の同じ建物にある武器工房へと赴いた。

武器主任、久作が彼を迎えた。

「おお、大坂屋の! 久しいの」

「久作どん、こんちは、またええ得物を支給しとくんなはれ」

「おうよ、いろいろ揃うとるわい」

久作は戸棚から一丁の短銃を出した。

「これなんぞ、どうよ」
75政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/06/20(火) 21:00:28 ID:l8Ygj8fX
「リボルバーでんな」

「ふっふふ、ただの回転式やあれへんで」
76政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/06/21(水) 07:04:21 ID:f4rSlDH7
「ほう? 」

奇妙なほどシリンダーもシリンダー軸も太い・・・

もっと奇妙なのは、撃鉄機構が二つ、左右に分かれて存在していることだ

「む? 」
77政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/06/21(水) 21:31:35 ID:4SMN51DV
装弾されていないことを確認して、シリンダーを取り外すと

「こ、これは? 」

「シリンダー軸はショットガンの銃身じゃ、二つの撃鉄機構の内側は普通のリボルバー

もう一つはショットガンのトリガー兼撃鉄じゃ」

「そ、それは新機軸でんな」

「おお、玉はこのとおり、ブリキの筒じゃ」

見ると、本当に弾薬はブリキの筒に紙で栓をしたもので、底に紙雷管を取り付けてある

「うう」

「ピストルの弾丸は、ほうれ紙で出来とる」

文左衛門が確認すると、通常のピストル用弾丸は紙製の薬莢(?)で出来ていた

蝋引きしたペーパーの弾丸の底に紙雷管が付いている。

「うーむむ」
78政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/06/21(水) 21:34:19 ID:4SMN51DV
「どうじゃ。一発で敵を一掃出来そうじゃろが」

「手首傷めるんじゃ? 」

「そうとも言うのう」

「そんな」

「小銃小組の装備は、エンフィールド先込め式雷管ライフルに統一じゃ」
79政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/06/21(水) 21:36:42 ID:4SMN51DV
「エンフィールドでっか」

「おお、弾薬の供給に問題が少ないよってに、決めたが? 」

「いえいえ何でもおまへん」

「まさか、大坂屋! 」

「はい?」
80政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/06/21(水) 21:38:11 ID:4SMN51DV
「すごい秘密兵器を隠しとる、わしが悪いとでも」

「隠してんのかい! 」
81政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/06/22(木) 20:33:53 ID:Liqm9UWi
その時、やっと小銃小組がどやどやと繰り込んできた。ほとんどが文左衛門の顔なじみだ。

顔を知らないのは最近来た丁稚衆だが、それは当然のことなので問題はない

「誰が組長か」

「わしや、文太郎!」

応じたのは播磨屋の手代、背地だった。

「ハイジ、ひさしいのう」
82政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/06/22(木) 20:40:37 ID:j8QrReFz
「わいはセジじゃ」

「ほほう、ハイジよ」
83政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/06/22(木) 20:49:40 ID:JV/lR/bv
「なんじゃぃ」

「お前の恥ずかしい過去を」

「うわー」
84政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/06/22(木) 20:54:13 ID:hOgdSvp5
そんなこんなで指揮権を確立した文左衛門は、出立の予定をびしっと伝達した。

要員の私物を積む2号大八車とそれを途中まで押していく三人の丁稚の手配も

会所で整えた。

そして、文左衛門は寺子屋へと取って返した。

そして、文左衛門は
85政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/06/23(金) 21:10:05 ID:88cCAoHe
AGE
86久村友恒を出せ!:2006/06/25(日) 02:55:36 ID:bPaL6MgJ
と、その時!

とっても可愛らしい2人組の女の子が現れました。

「私はファイン。こっちの子はレインで、私たちはふしぎ星のおひさまの国のプリンセスなの」
87久村友恒を出せ!:2006/06/25(日) 02:58:59 ID:bPaL6MgJ
文左衛門は突然現れた女の子たちに戸惑いながらも次第に己の欲望が男の本能を呼び覚ました。

「ほほぅ。これは可愛らしいお嬢ちゃんたちだ。ぐへへ・・・」
88名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/25(日) 03:08:04 ID:bPaL6MgJ
「ふっひょ〜い!種を植えつけたるで〜」
文左衛門は謎の美少女2人組に飛びかかった。

するとファインとレインは小さな杖のようなものを取り出し、天にかざした。
不思議な力が働き、あっという間に文左衛門は2人の前から遠く吹き飛ばされてしまった。

「ぐぬぬ、妖術使いか!」

89名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/25(日) 03:16:24 ID:bPaL6MgJ
そこにどこからともなく久村友恒が現れた。

「く、久村!!」

久村は無類のロリマニアで、幾多の逮捕暦も持つ、まさに女子小学生ハンターだ!!
90名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/25(日) 03:18:58 ID:bPaL6MgJ
91政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/06/25(日) 11:13:02 ID:uV0/02GN
文左衛門は一応確認の為に「タイーホ!」と言ってみた。

久村はギクッとした表情で振り返った。

「あ、あそこに十歳のときの後藤久美子が! 」

「え、どこどこ? 」きょろきょろする久村

「やっぱり、久村殿」文左衛門は言った。

「またんかい、その確認はおかしいやろ!」
92政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/06/25(日) 12:34:24 ID:KkPozjnD
「いえいえ、あなた様ほどたくさんの美少女ものの春本コレクションを借りてくださる

お方は珍しいもんでつい」

「ああ、そうか、で大坂屋がこんなところで何をしておるンかな」

見ると、目の前には「女子寺子屋」がどどーんと!

「女の子だけを集めた寺子屋なんてあったんですね」文左衛門は感心して言った。

「考証は、ないにも等しいからな」久村が言った。

「どうでもいいけど久村さんは時々作者のようなことを言いますね」文左衛門は言った。
93政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/06/25(日) 12:36:48 ID:KkPozjnD
「その話を掘り下げると大阪府教員採用試験に差しさわりが出るんでな」

「何の話っすか!」

「女子高生の匂いに興奮したとか、そういうエピソードが・・・」などといっていると
94政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/06/25(日) 19:37:55 ID:bAjw03gu
久村はおもむろに懐から遠眼鏡を取り出した。

「これはな、南蛮渡りのテレスコープじゃ。きちんと焦点さえ合えばパンティの

皺まで・・・」

「久村殿、この時代まだパンティはありませんぞ」

「ええい、下らんツッコミより現物を見て興奮せい! 」

「な、なんですかいきなり? 」

「あそこはな、女子更衣室じゃ」

「え、どこどこ? 」

寺の一角を借りて建てられた平屋の建物の窓を久村から借りた望遠鏡でのぞきこむと!

「おお! 」

「な、極楽の景色だろ」
95政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/06/25(日) 19:52:33 ID:h420W8/Q
「な、なんやら鬼のようなものが見えまするがのう」

「は、はぁ? 」久村は文左衛門から望遠鏡をひったくった。

「ん、何も見えんな? おぬし、寺の備品(?)の地獄道の屏風でも…」

そう言った時だった。トントン、背中を叩かれて久村は望遠鏡ごとくるっと

振り返った。

ゴイン! 鈍い音がした!
96政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/06/25(日) 20:08:05 ID:xioW0Pr3
「!」

久村が慌てて望遠鏡を目から離すと・・・

「オウ、なにするですか、アーユーアクレイジー? 」

女子寺子屋から走ってきたらしい、シスターが立ちはだかっていた。

般若の面でもかぶっているのではという顔だ

「ワーオウ」思わず自分もガイジンになって肩をすくめると、一瞬後には

サイボーグ009のように走って逃げ出す久村だった。
97政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/06/25(日) 20:10:33 ID:xioW0Pr3
今気がついたがサイボーグ009は逃げるために加速装置を

使ったことがない!
98政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/06/25(日) 21:36:12 ID:2LYbWLGD
そんなこんなで、中ノ島まで逃げてきたときにはもう午後も遅い時分になっていて

文左衛門も自分の勤めている寺子屋に顔を出したときにはもう引け際だった。
99政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/06/25(日) 21:42:43 ID:2LYbWLGD
自分の使っている文机の上には早くも花瓶が!

「なんじゃこら! 」

「あ、大坂屋文左衛門先生、リストラされたんじゃ」
100Part1スレから読んでます:2006/06/26(月) 00:15:36 ID:???
政教一致@大阪氏って、無職なんですか?
101政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/06/26(月) 07:32:37 ID:Qxl0pGHJ
無職ではありません これについて書くと長い話になりますが

長いこと勤めた会社をリストラされたというのは本当です
102政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/06/26(月) 20:28:08 ID:NuiMlXeL
ま、それはそれで…

「リストラなんて言葉、まだない! 」

「ふう、もう、これだから中高年は扱いにくいわ」

寺の娘は腐った卵や魚を見るような目で、文左衛門を見た。

「大体、授業を捨ててどこへ行くんですか」

「どこって! 」
103政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/06/27(火) 06:48:47 ID:xQLyeVNl
うっかり本当のことを言いそうになって、ちょっと考えた後で

「お伊勢さんの支店が、忙しくなったんで応援に行くだけですよ」と文左衛門は言った。

途中で伊勢にはよる予定だから一部は事実だ。
104政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/06/27(火) 07:10:02 ID:Vu6bm6kH
「そんな支店ありましたっけ」

「四五年前に作ったんですよ、そこそこ繁盛はしてるんだけど、

ここんとこ景気が良くて、応援を要請してきたんでね」
105政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/06/29(木) 07:16:47 ID:HndvB+lj
それも部分的には事実だった。伊勢まいりでやってきて、本(それも春本)を

買っていく客が多いのは・・・

「それで、一月ほどの出張になるんですよ」

「そう? 」
106政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/06/30(金) 22:24:19 ID:IxKjoTxr
「何か問題でも」

107名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/30(金) 23:20:51 ID:???
ホームページの進行状況の報告きぼんぬ
108政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/01(土) 09:09:57 ID:8SEIftmk
109政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/01(土) 11:26:22 ID:2uEmLmZD
>>106より

「そう、では道中のお守りに」

寺の娘は小さなお守り袋を出した。「これは特定宗教法人暗闇寺のお守りです」

「何でそんなものを出すかなぁ」

「絶対の危機に陥ったとき、中を開けると道が開ける」

「本当ですか」

「こともあります」寺の娘は小さないい匂いのするお守り袋を手渡してくれた
110政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/01(土) 11:43:51 ID:2uEmLmZD
「遠い子孫がリストラされた時に、このお守りがあったなら」文左衛門はしみじみといった

「多分、大阪でもよくある製造業の中国進出トラブルからは逃れられなかったと思うわ」

寺の娘はクールだった。
111政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/01(土) 15:05:17 ID:grAM2slW
翌日、文左衛門ら分遣隊は大八車三台に

15名の大人数で、運河に浮かべた伝馬船に乗り込んだ。

「えい」
「はっ」
「えい」
「はっ」
声をかけながら彼らは船を巧みに操り、大阪湾に出て行った。
112政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/01(土) 17:49:40 ID:lxdb5QZp
「あれか」文左衛門が指さしたのは5、6百トンクラスの洋式帆船、いわゆる

黒船だった。ユニオンジャックを掲揚しているそいつは大坂秘密会所の

所有する秘密軍艦なのだ。

「乗船許可願いまーす」

「おーう、しばし待たれい、今縄梯子を下ろす」
113政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/01(土) 18:10:44 ID:X9PCORQu
文左衛門らが上っていくと、船長が出迎えてくれた。洋服姿だが

れっきとした日本人だ。

「船長の亀岡松太郎じゃ、興隆丸へようこそ」
114政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/01(土) 19:21:11 ID:NFFQTVj5
興隆丸の船員は全員、日本人だった。

「これが洋式帆船って奴ですか」

「おお、エンジンもついておる。お前らを伊勢へと送り届けるに当たっては

追い風が都合よく吹いてきたとき以外は帆は使わないつもりじゃ」亀岡は言う。

「は、しかし外輪は」

「本船は暗車(スクリュー)式の蒸気船じゃ」
115政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/01(土) 21:51:51 ID:bPgkLKpr
「出港は、何時ですか」

「今、本部から朝廷御用の幟(のぼり)と書状、もっともらしくするための

お武家様の到着を待っておるところじゃ」

「伝馬船は曳航しますか」文左衛門は尋ねた。

「甲板に上げよう」
116政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/01(土) 21:55:38 ID:bPgkLKpr
「それ、引け」

「ようそろ」

マストに滑車を据えて、伝馬船自体を甲板に上げるという作業を

終える頃、もう一隻の伝馬船が飛ぶような勢いでやってきた。

「オウチ!」文左衛門は縄梯子を上ってくる久村を見て

その必要もないのにガイジンになってうめいた。
117名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/01(土) 22:57:18 ID:???
>>108
初代スレから全部連載きぼんぬ
118湯原直彦:2006/07/02(日) 01:03:52 ID:???
政教一致@大阪氏のHNが!!

http://cgiscriptmarket.com/anq/anq.cgi?data=20030707185528
119政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/02(日) 09:29:36 ID:R+GvDhYI
>>116より

「久村殿」文左衛門が言うと

「心配はいらん」久村は答えた。

「あなたの心配要らないは一番怖いんですよ」

「いやいや、若い美人のクノイチとウハウハなんて事は思ってもいないから」

「思っとったんかい!」文左衛門は久村に突っ込みを入れながら

寺の娘には悪いがクノイチに期待している自分に気がついた
120初代スレの1:2006/07/02(日) 19:59:38 ID:???
もうすぐこのスレも4周年ですね

政教一致@大阪さん、お疲れ様です。
121名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/02(日) 20:24:52 ID:???
「ふひょひょ」
「むひょひょ」
「ほひょひょ」
122政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/02(日) 21:22:33 ID:R+GvDhYI
「われら、オナラ一族」

「わわわっ!」
123久村友恒:2006/07/02(日) 22:10:51 ID:???
「オ、オナラ一族!!主たち、相模の国の風魔一族の末裔!!」
124名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/02(日) 22:15:50 ID:???
「久しいのぅ。文左衛門」
125名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/03(月) 01:27:35 ID:???
126初代スレの1:2006/07/03(月) 01:29:45 ID:???
>>125
神降臨
127政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/03(月) 20:28:11 ID:AUw4vlVv
>>125

おお!

それはそれで、小説に戻って・・・

「あんたたちは、あのオナラ一族!」文左衛門は言った。

「うむ」
128政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/03(月) 20:31:08 ID:AUw4vlVv
「そそれでは・・・」

オナラ一族、それは作者がネタに詰まったときどこからともなく現れて

あらたな道筋を示す幻の存在「今回はどういう?」
129政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/03(月) 21:24:53 ID:ofWdZhER
「文左衛門よ、おぬしには女難の相がある」

「ええっ!」

「だが、おのれの本当に好きな女子と添い遂げると言うことが肝要じゃ」

「え、ええっ?」
130名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/04(火) 08:10:02 ID:V/onk5Fr
「そんな、浮気に血道をあげる男のように言わないで下さい。」
131政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/04(火) 21:36:25 ID:pX89do+L
「浮気をしているわけではないのだろう」

オナラ一族は言った。

「だが、女難とは浮気とは違うぞ」

「は、はぁ」

シュタタタッ、男たちは伝馬船へ伝わり落ちる。

「また会おうぞ!」

マッハで伝馬船は去っていった。
132政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/04(火) 21:39:29 ID:pX89do+L
「機関長、蒸気を上げろ」船長は伝声管に向かって言った。

「アイアイ」

「レッコー」

船員がキャプスタンに付いた。

「セイルアップ!」
133政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/04(火) 21:45:39 ID:hRgdJZGZ
帆が風にはためく!

「諸君、この旅は順風万帆で始まったぞ」文左衛門は言った。

「この調子が続けばいいが」ぼそっと久村が言う。

「久村殿! 」

文左衛門は昨日のシスターの顔で言った。

「わ、わかったよ」
134政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/05(水) 20:11:37 ID:mGdJuDRC
「この先、私の指示通りに動いて貰わんと困りますぞ」文左衛門は念を押した

「うむ、それはそうじゃ」

「久村殿はロリーターが好きじゃからのう」背地が言う。

「ふへ、ふえへへロウリーター! って、何を言わす! 」
135政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/05(水) 20:17:07 ID:ljT96uI9
船は友が島のあたりに差し掛かっていた。

周囲の和船は風がないので風待ちしているのを尻目に

蒸気エンジンでさっさと狭い水道を突破していく。

「文明の利器じゃのう」背地は言った。

「うむ、前進後退自由自在じゃ」船長の亀岡は応じる。

136政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/05(水) 20:20:50 ID:ljT96uI9
これが西洋の技術か! 文左衛門は驚きを隠した。

下にある砲列甲板を見て回ると、秘密軍艦の名に恥じぬ大砲や弾薬が隠されている

「一朝ことある時には、この船は大坂を守るための切り札になるのじゃ」

船長は言った。
137政教一致@大阪:2006/07/06(木) 08:13:09 ID:ab6keyGm
だが、西洋の技術や軍隊の力を積極的に取り入れている秘密会所ですら、今のところは小型軍艦.小銃程度
138政教一致@大阪:2006/07/06(木) 18:27:20 ID:ab6keyGm
さらに幕府や諸藩に至ってはまだ洋式軍隊の訓練すら未だ実施出来ない状態。これでは話にならない。
139政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/06(木) 20:07:17 ID:uIwCaPVG
「うむ、これからは西洋諸国にも負けない」

「エロスを探求するぞ」

「そうそう、オレはエロス第一主義作家、春本も金髪女を登場させてって、待てー」

「文左衛門、何時もながらのノリ突っこみ、見事じゃのう」久村は言う。
140政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/06(木) 20:13:40 ID:uIwCaPVG
「いえいえ、って、またんかいな、ワテは西洋にも負けない」

「軍事技術か? 」久村は笑った。

「そう」

「軍隊の構成要素でもっとも大切なものは」

「兵員、なぜならそれが一番失われた場合に補充するのが困難な要素だから」
141政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/06(木) 20:16:43 ID:uIwCaPVG
「では尋ねる、兵員が貴重だとするとその上に立つ下士官や将校はいかに」

「兵の優秀者を養成すれば比較的短期間で下士官は補充可能、将校はさらにその中から

養成することも可能な要員だから」

「うむ」久村はうなった。
142政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/07(金) 21:03:11 ID:vL2GLZeh
「それなら、何も言うことはあるまい」

「は、はぁ? 」

軍艦は煙を吐きながら南下していく。

「おまいには軍隊を指揮する素質がある」

「そうっすか」

「おお、武士であるオレよりもな」久村は言った。
143政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/07(金) 21:12:19 ID:vL2GLZeh
「?」

文左衛門は何も言わずに船の走っていく先を見た。
144政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/08(土) 05:26:46 ID:bIZfYw/V
船が和歌山の沖合いに出ると上手い具合に追い風が吹いてきた。

「総員、展帆!」

三角帆を広げると興隆丸は素晴らしいスピードで走った。

「上手く行けば明日の午前中にはお伊勢さまに着けるぞ」
145政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/08(土) 14:26:28 ID:K9tPz+H2
実際には翌日の昼下がりに、興隆丸は伊勢についた。

この当時、大型の船を直接岸壁につけることは技術的に困難なので

沖で停泊することになる

「用心せい、おおいし寺のクノイチは向こうから接触してくるはずじゃ」
文左衛門は言った。
146政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/08(土) 22:04:40 ID:F8g42ogO
「あれではあるまいの」久村が指さした船には、まだ10歳にもなってないかという

少女が数名乗っている。

「久村殿、テレスコープは仕舞って下され! まさかあないにちっさい子どもが

クノイチのはずはござらん」

そうは言いながらも文左衛門が見守るうちに、おぼつかない手つきで

艪をこいでいる少女たちはまっすぐ興隆丸に近づいてくる。

「とまれー! この船に何のようだー」船長の亀岡はメガホンで怒鳴った。

「もうかりまっかー」少女の高い声がする。

文左衛門は背地と亀岡を見た。
147政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/08(土) 22:10:45 ID:F8g42ogO
「ぼちぼちでんなー」文左衛門は答えた。

「そうでっかー」

「そっちこそ、もうかりまっかー」文左衛門は借りたメガホンで叫んだ

「こっちもぼちぼちですわー」少女のなかでも一番年上らしい子どもが

言う。彼女は13か14ぐらいだ。

「符牒はあったな」

「しかし、あの子どもが」

「子どもに化けてるのかも」

「ふむ、ありえんことではないな」
148政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/08(土) 22:24:41 ID:2390Yoph
「あがってこーい、今縄梯子を下ろす」

上がってきた5人の少女はどう見ても少女だった。一番年長らしい先ほどの

子どもでもやはり13、4だ。

「どうしたんだ」

「実は…」
149政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/08(土) 22:30:19 ID:2390Yoph
わたしたちはおおいし寺に雇われた、クノイチ部隊の見習いだと青梅と

名乗った少女は言った。ちなみに青梅はおうめと読む。女の子の名前としては

子どもを生むということにかけた縁起担ぎなのだろう
150名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/09(日) 00:17:01 ID:???
政教一致@大阪さん、このシリーズとてもおもしろいです。
151政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/09(日) 07:35:41 ID:X/b9mrAX
ありがとうございます

「見習いだけで来たのか」

「いえ、実は…」

「なにー初潮前の無垢の肉体を見せてくれるだとぅ」久村は幻聴を聞いているらしい
やっぱりこの人はパワー全開だ。

「久村殿、あっちへ行ってくだされ」文左衛門は言った。
152政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/09(日) 07:48:30 ID:puyVLM60
「で? 」

「は、はい、本隊は雑賀衆との小競り合いでほぼ全滅、私たちはとりあえず

大坂の衆と合流して本家へ戻るように命じられました」

「本家? 」

「おおいし寺の裏山にある忍びの里です」

「うーむむ、どう思う? 」文左衛門は背地に言った。

「困ったな、クノイチといっても道案内程度にしか使えんだろう」

「うむ、だが此処に放り出すわけにも行くまい」
153政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/09(日) 07:54:37 ID:Y79dLmlH
「なにか、今のことを証明できるものはあるか」

「いえ、私たちも教えられたのは符牒だけで」青梅はすまなそうに言った。

「層化藩内を案内できるか」

「その程度なら」

「万一に備え、武装解除しますか」背地の部下、松五郎が言った。

文左衛門は、久村を意味ありげに見て首を振った。

「それは別の意味で危険だ」
154政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/09(日) 08:30:17 ID:pt/2BtxO
結局、伊勢湾から煙を高々と上げて、興隆丸は出発した。

ただでさえ狭い甲板上に青梅たちの小船まで収容したので

歩くのにも困るぐらいだ。

「あー洗濯物をしたいんですけど」青梅が困ったように言った

「ほえほえ?」文左衛門は目が点になった

「下着とか それと、頭とか洗いたいんですけど」
155政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/09(日) 10:26:27 ID:fx9Z3gmo
「な、なんだと? 」
早速久村がやってきた。

「おじちゃんが背中を流してあげよう」

「い、いえ、けっこうです」青梅はあとずさった。
156政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/09(日) 14:16:40 ID:6p4oZyb2
結局、帆布で甲板を仕切り、その向こうで着替えと洗濯と行水をするという

羽目になった。

文左衛門は物々言う船長から水を大ダライ一杯分けてもらうとクノイチの卵に

「早くして」と言った。

「絶対に覗かないでください」青梅は真剣な表情で言った。そういうところだけは大人びている

文左衛門は一応、ピストルを手に帆を背にして番をする

チャぷんチャぷんと言う水音と「きゃっきゃつ」という子どもらしい笑い声を聞きながら

「この時代の女の子はどんな下着を身につけていたのか」という興味が沸き起こった。
157政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/09(日) 15:51:38 ID:VgHQrTk1
いや、パンティとかはないよな、下着の歴史 下着の歴史

文左衛門は「まだかな? 遊んで水を無駄にしてはいかんぞ」

と青梅に声をかけた。

「先生みたい」青梅が言う。笑っているようだ。

「ワシは寺子屋の先生もやっておる」
158政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/09(日) 20:35:59 ID:OYG+C8/h
「えっそうだったんですか、それは失礼いたしました」

「おしっこー」

「こら、お船の外にしなさい」

わお、文左衛門は小さな音を聞きながら久村なら勃起するんだろーなーと思った。

「キャー」

「な、なんだ?」文左衛門が腰を上げるのとほぼ同時に!

ゴイン、鈍い音がした。

「ハウック! 」

「久村殿?」文左衛門は帆布の向こうに声をかけた。
159政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/09(日) 20:46:04 ID:OYG+C8/h
「な、なんでもありませんっ! 」青梅が引きつった声で言った。

「ほ、本当か?」

「はい」

ザッバーン! 容赦のない水音がした。

「子どもとはいえクノイチ、あなどれんのう」文左衛門は覗かなくてよかった

と思いながら言った。

「大したことではありません」少女も根性が座っている。

「助けてー! 」船の向こう側で大声がした。どやどやと船員が走っていき

ロープつきの浮き輪を投げている。

「久村殿! 」
160政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/09(日) 21:59:20 ID:OYG+C8/h
その頃
161ファン:2006/07/09(日) 22:04:08 ID:Sc9vzZ61
期待age
162名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/09(日) 23:29:03 ID:???
「小学生の女の子、ハァハァ」
163政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/10(月) 07:46:37 ID:+Sc/iqFO
「ハァハァ」
「はぁはぁ、女子小学生」
「ひぇっへへへ! 」
すけさんとかくさんは・・・
164政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/10(月) 07:47:53 ID:+Sc/iqFO
棺桶やにやってきた。

「ここだな」

「うむ」
165政教一致@大阪:2006/07/10(月) 08:40:10 ID:x/EWxyEd
二人が入って行くと「ご新規様お二人、ご案内!」
166政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/10(月) 23:03:29 ID:/wfXLyLI
タンタンタンと桶を叩いて、店主が迎えてくれる。

「ここは居酒屋か!」

「どういったものがご入用で?」

「またんかい、此処は棺桶屋やろが」
167政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/10(月) 23:06:07 ID:/wfXLyLI
「それはそうですが」

「まあいい、棺桶一つ」

江戸時代には棺はまだ普及していない
168政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/11(火) 07:33:47 ID:Hrpej+hh
「どのような棺桶がご入用で」

「どのようなもこのようなもないだろうが、棺桶つったら棺桶だろうが」

「いや、うちは一人一人のお客様に合わせてオーダーメイドで」

「嘘つけ」
169政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/11(火) 07:36:56 ID:Hrpej+hh
「いえいえ、小さな子どもと相撲取りではやっぱりサイズが違いますので」

「そのようなものかの」

「はい、グレイ用とか巨人用とかいろいろあります」

「しかし、それが出たことはあるのか」

「いや、実績はまだ…それで、お亡くなりになったのはどういったお方で?」
170政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/11(火) 07:40:03 ID:Hrpej+hh
「お亡くなりになった、と言うのか」核酸は口ごもった。

「え? 」店主は目を丸くしている。

「あ、いや」

「まさか、男二人で棺桶の中で…おお、そうでございますか」

「おまい、とんでもない誤解をしていないか!」
171政教一致@大阪:2006/07/11(火) 08:28:40 ID:ncrj6QxX
「そうなりますと、特大サイズになります」店主は言う。
「いや、そうじゃなくて」
「は?」
まずいと思った核酸は「婆に買ってやろうと」
172政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/11(火) 20:32:09 ID:ASIDRNQK
「おう、婆と棺桶でプレイを! あなた首吊れと言いますか」

「何の話だ」

「でも、あなた友達」

「DQねたは古いという話もあるぞ」
173政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/11(火) 21:12:19 ID:n638U+O9
結局、標準サイズ(?)の棺桶を、核酸助惨は買った。
174政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/11(火) 21:17:43 ID:k3N77VRQ
「ところであるじ、おまいなんだか棺桶売るのが嬉しくてたまらんようだが

何か理由でもあるのか」核酸は言った。

「そりゃ、商売ですけんのう」なぜか広島弁で店主は言う。

「そのようなものかの」助惨もいう。

「それに此処は層化藩の中心部ですぜ」
「?」

「棺桶が一つ売れるって事は、一人創価がくたばったって事だ、これが笑わずにいられるか!」
店主は、火のような口調で吐き捨てた。
175政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/11(火) 21:21:28 ID:k3N77VRQ
「この世では火葬場の火で、あの世では地獄の業火で、焼かれる創価学会の

奴らが上げる煙の匂いが、俺の楽しみさ」

「そ、そいつはやばいんじゃないのかい」

「なあに、学会も俺には手が出せない、友人葬ができなくなるからね」
176政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/11(火) 21:27:53 ID:k3N77VRQ
「そ、そうか」

「ああ、そうだとも、俺のオヤジは毎日熱心に題目上げてなけなしの財産全部財務して

残ったのは自分の入る棺桶だけ! 俺は学会に棺桶を売りつけることで生計を立てるしかなかった」

店主の目は座っている。

「もうじき、イケダダイサクの棺桶の注文が入る。思いっきり吹っかけてやるぜ。だが奴らにはそれを拒否することは出来ん」

「なぜ? 」

「先代城主が下された免状で、俺のところは城下唯一の棺桶やだからさ」
177名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/11(火) 21:32:22 ID:IoNf/98g
「そりゃ儲かるねぇ」
178政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/11(火) 21:34:16 ID:k3N77VRQ
「なぜかっていうと、層化の教えに帰依したものは幸せになるから、

棺桶など必要ないと、先代城主はぽろっと言っちゃったらしい

そこで俺のオヤジは、それなら私は要らない棺桶を引き受けますと

免状をいただいたんだと」
179政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/11(火) 22:03:26 ID:vMgh8GIK
免状を返せと言うことは出来ない。なぜならそれは創価学会員にもお迎えが来ると言うこと

すなわち、日蓮様の信心で法華経を唱える宗教生活とその結果としての幸せを

真っ向から否定する行為になるからだ。
180政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/11(火) 22:09:08 ID:vMgh8GIK
もっとも、あえてそうやってカルト性を否定して正常な宗教活動へ

戻ると言う選択もありだが・・・

「そういうわけでな」

「その割にゃぁ棺桶の値段、普通だな」

「おうさ、普通の値段以外はつけてたまるか、俺にだって免状持ちの

誇りがある。値をとっていいのは学会の幹部が来たときだけさ」

「ふーむむ」
181政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/12(水) 07:13:03 ID:hXVjbvbr
そういったわけで棺桶を買って帰ると

「ううーん! 皺しわのち、乳がっ! 」

ご隠居はまだうなされていた。

「ひどいようだな」
182政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/12(水) 21:00:32 ID:boE/acgI
AGE
183政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/13(木) 06:50:16 ID:/KXiUOvs
「で、どうでございました」八が尋ねる。

「棺桶は手に入った」助惨が答えた

苦しんでいる老人と棺桶を手に入れた家臣(?)の意図は一体・・・
184政教一致@大阪:2006/07/13(木) 19:11:20 ID:h7Yb0Gf9
「そういえば、棺桶をかつぐ人足は?」
「宿を通して手配を、ただ、ちょっと高いらしいです」安いにこした事はないが
「まあいい、我々は何があっても、守るぞ」
185政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/13(木) 20:44:14 ID:WUj4GlDz
「は! 」

「ご隠居様、それでこの棺桶に!」

三人はいやがる老人を棺桶にぶちこんだ。

「入ってこーい! 」

「失礼しヤス」
どかどかと人足が入ってきた。
186政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/13(木) 20:47:01 ID:WUj4GlDz
「こいつが問題のブツですか」

「おお、おおいし寺まで運びたい」

「分かりやした」
187政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/13(木) 20:56:09 ID:YXPV25pH
「棺桶とは考えたな」助惨は言った。

「止めて中を改める物好きはまず居らんからな」核酸は答える。

「おおいし寺近辺で、しばらく休養し、ご隠居の体調が戻り次第

新たな目的地へいくんじゃ」助惨は言った。
188政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/14(金) 21:20:09 ID:wMItu8sN
そんなこんなで…
189政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/15(土) 05:58:23 ID:QHN6je3y
おおいし寺近辺までたどりついた主従(?)だったが

「なんじゃここは」

「おおいし寺でございますが、なにか」

「なにかっておまえ、ゴーストタウンじゃねーか」
190政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/15(土) 06:01:22 ID:QHN6je3y
「江戸末期でもゴーストタウンなんて英語、誰も知りませんが」

「いやいや、しかし」

「では私たちはこれで」

人足は風のように去っていった。

「これは…」

おおいし寺はすぐそこだが、別に寺に用があるわけではない

しかし・・・
191政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/15(土) 06:04:14 ID:QHN6je3y
まず、人影がまったくない

次に、店も何も全ての建物が戸を閉めたままのシャッター街状態だ

ひゅうひゅうと風の音だけが立ち尽くす(約一名は棺桶の中の)

一行の耳に響いた
192政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/15(土) 12:45:27 ID:Q9/7UOEh
「…もし」

核酸助惨が振り返ると、一軒だけわずかに戸をあけている旅館がある。

「そこに立っていると、あぶのうございます」
中から呼びかけてくるのは女将らしい御婦人だ。

「危ないって?」

「早く、中へ」
193政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/15(土) 12:48:26 ID:Q9/7UOEh
あわてて一同は旅籠の中へ入った

「あっ、ご隠居が」八は言った。

「しまった」
194政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/15(土) 16:42:31 ID:LcWQpvq8
その時だった。

「ザッザッザッザッ」

大勢が列をなしてやってくる足音がした。

「あ、来たわっ! 早く、戸を閉めて」
195政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/15(土) 16:55:25 ID:x5Mhas8S
反射的に戸を閉めてしまった三人は、はっとした表情でお互いの顔を見た

だが、次の瞬間、外の大通りで

「ハイル」

「ヘイ、ハイル」

「オールハイル!」

「ハイル、イケダダイサクッ!」
196政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/15(土) 17:00:34 ID:6i4GryOL
「な、なんだ? 」
外を覗いた三人の目に飛び込んできたのは

「層化藩個人崇拝隊! 通称ハイル部隊だ!」

「な、なんだと」

地区リーダーを中心とした個人崇拝と思想統制・言論統制に

従事する彼らは層化の軍隊組織でも中核を担っているのだ
197名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/15(土) 22:40:04 ID:???
と、その瞬間。

赤・黄・青の縦じまの旗が翻った!!

「な、何だ!?ルーマニアの国旗か?いや、違う。こ、これは・・・!!」
198政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/16(日) 07:18:21 ID:VQuYgX+S
「三色旗!」

「これが翻っているところにはろくでもないことが必ず巻き起こると言うあの!」

「ああ、層化の旗印だ!」
199政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/16(日) 07:23:17 ID:ku++LMrv
「クソ坊主の蛮行を許さないぞ」

「日研、首吊って死ね」

「おおいし寺の…」

シュプレヒコールが巻き起こった!

「これは一体」八は女将に言った。

「毎週一回、層化のハイル部隊がこうやって寺に押しかけるのでございます」

「なんと、元はと言えば総本山と仰いだ寺へか」

「はい、そして暴力を振るったり、寺の前で商売をしている店には言葉に出来ないような嫌がらせを」
200政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/16(日) 12:14:49 ID:kfg/wJ6u
「あ、どうやら棺桶に気がついたようですぜ」八が言った

「あ」

しげしげと部隊の物見役らしき、兵隊が棺桶を調べている。
201政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/16(日) 12:19:27 ID:kfg/wJ6u
「棺桶でございます」

兵隊はいわでものことを言った。

「うむ、寺へ来る途中で我らに気がついて、逃げたのであろう」

「クッ! 」

核酸助惨は戸を開けて出て行こうとしたが

「いけません」女将が止める。

「これは、いいものが落ちていたのう」

「は? 」

「城下に、棺桶やはあの因業な一軒だけじゃ」
202政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/16(日) 15:36:33 ID:ynEBcU9M
「は、はあ?」

「のう、これは語るのもはばかられることながら、近々棺桶がいることは必定じゃ」

「そ、それは…」

「その時に、この棺桶は役に立つと思わんか」

「おーなるほど…して、中身はいかがしますか まさか我らとて宗教団体、そこらの藪に

捨てていくわけには参りますまい」

「うむ、棺桶をもらうわけだから当方でねんごろに荼毘にふすこととしよう」
203政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/16(日) 15:40:11 ID:ynEBcU9M
そうこういいながら、部隊は早々に引き上げにかかった

彼らも人の子、ノルマさえ果たせばいいというのはどこの世界でも一緒だ

だが、走り兵が棺桶を担いで去るのを助惨たちは指を咥えてみているほかはなかった
204政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/16(日) 18:02:34 ID:EG4XB7s2
そのころ、文左衛門らを乗せて走り続けてきた興隆丸は

富士山が見えるあたりまで走ってきた。

「ぼちぼち、本船から降り、自力航走にうつってもらうか」亀岡船長は言った。
205政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/16(日) 20:14:22 ID:Pyve9kD4
「了解しました」

「もうちょっと岸に寄せるでな、行ける所までは川をさかのぼり

そこからは大八車じゃ」亀岡は言った

クレーンのようにマストに据えた滑車で伝馬船は吊り上げられた

「こうしてみると、特号輸送艦のようじゃのう」久村は言う。

「あれは後部のスロープから大発を発進させる仕様だったように思いますが」
206名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/16(日) 20:33:08 ID:???
「久村!!」
207政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/16(日) 21:59:51 ID:GRgzvAji
久村は「なんじゃ」とのんきに振り返った。
208名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/16(日) 23:02:24 ID:???
最強の炉板です。
http://bbx.on.kidd.jp/?0108/recoba
209名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/16(日) 23:13:17 ID:???
210政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/17(月) 10:06:45 ID:QCjZCTec
「植草先生、先生のパンもろへの執念、忘れはしません」久村はこぶしを握って叫んだ

「何の話だ! 」文左衛門は突っ込む

「あそこまで行くと、手段と目的の境目があいまいになるんじゃろうな」

「ああ、確かに目的 はぁはぁ 手段 パンもろを盗撮すること だったのが

いつしか目的 盗撮になっていくんじゃなぁ」亀岡船長も言う
211名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/17(月) 10:41:35 ID:+MyXqQgi
ふと、亀岡船長が遠くを眺めると、
池田大作がフルチンで走っていた。


    〜完〜
212名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/18(火) 08:04:33 ID:LDULgKiR
また、「終わらせ屋」か
213212:2006/07/19(水) 07:20:37 ID:uApVgR8q
完 の続きを211が書け
214政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/19(水) 22:22:35 ID:eWMI2tTs
ふと、亀岡船長が遠くを眺めると、
池田大作がフルチンで走っていた。

「なんじゃあれは」

「幻覚でござろう」

「うむ、そうじゃの」
215政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/19(水) 22:26:59 ID:eWMI2tTs
「まあええ、それで、もうちょっと陸岸へよろうかい」

「宣候」
216政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/19(水) 22:37:02 ID:eWMI2tTs
「すちーむ・えんじんとは便利なものよのう」久村はのんきに言う

文左衛門は、西洋諸国がそれぞれ十隻ずつ、黒船を派遣してくれば日本全土が

諸外国に易々と切り取られると言う現実を言おうかと思ったが

臆病者と思われるのが嫌なので、目を反らした
217名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/19(水) 22:50:11 ID:YKNoZzYB
文左衛門が目を反らした先には矢張りフルチンの池田大作がかっぽれを踊っている。
 
「なんじゃあれは」

「錯覚でござろう」

「うーん」

文左衛門は諦めにも似た吐息を漏らした。
218名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/19(水) 23:50:57 ID:Gxb87N4E
唐突に文左衛門が叫んだ。

大作お前は、創価の星になれ!
219小屋 ◆q8P7.rnmDU :2006/07/19(水) 23:53:56 ID:???
〜とある赤坂の料亭〜 昭和15年頃牧口初代会長と戸田二代会長の側近が芸者の前で酒を飲みながら「金儲けするなら宗教が一番だな」「そうだな。まず法華溝に寄付して宗教法人にしてもらおう。」※これ実話です。
220名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/20(木) 00:05:39 ID:Cu5SF2FJ
戸田、牧野の回想を前提にこのフィクションは、ノンフィクションを前提に進んでいく。

話を元に戻す。


大作は文左衛門が何を言いだしたか検討もつかず、ふるちんのまま呆けになっていた。

文左衛門は、癲癇のけも有るが普段から書物を読みあさり、断片的では有るが様々な異端な教養を身につけていた。

恍惚の中で文左衛門の妄想が肥大した。

「この馬鹿男がニッポンを牛耳る事になればさぞ面白かろう。」
221名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/20(木) 00:18:59 ID:Cu5SF2FJ
文左衛門は大作に言った。
「日蓮を知っているか」
江戸末期、法華経は忘れ去られていた。
222名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/20(木) 00:41:14 ID:Cu5SF2FJ
「大作よ、お前に題目を教えてやる、人前にいる時は必ずこの題目を唱えつづけろ」
フリチンのままの大作は何を言われているかも解らず、呆けのままであった。
223緊急:2006/07/20(木) 02:57:22 ID:???
大作は思った。「どうせ人々の心を引き付けるなら、パイパンにしてしまおう。」大作は早速刀で毛をそぎ落とし始めた。
224医大なる学会患部:2006/07/20(木) 03:29:48 ID:7KuSiSBJ
フルチンの上にパイパンと成った大作に世間の目は冷たかった。
子供達からは抜作とからかわれた。
文左衛門の家族からも穀潰しと罵られた。
しかし文左衛門は信じていた。自分の見立てに狂いが無い事を信じていた。
225佐賀:2006/07/20(木) 04:29:49 ID:???
その見立には確かに狂いは無かった。大作は馬鹿にされながらも興味を持ち出していた。そして仏法は人を操り人形の様に自在に操れる事を思い描いた。
226名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/20(木) 12:53:47 ID:sDkEWz4h
「大作〜 代作〜」
フスマ戸から蚊の鳴くような若い女の声がした。
その声は、文左衛門の妻のおまんらしい。
227医大なる学会患部:2006/07/20(木) 16:02:10 ID:2Gu3MbFj
(因みに代作とは文左衛門の家で飼われているフタユビナマケモノの名前である)
228政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/20(木) 20:53:36 ID:nRkvjWRn
「ふっ、ふっ」

フタユビナマケモノは答えたが…
229医大なる学会患部:2006/07/20(木) 21:13:31 ID:4eRBesxj
ナマケモノの代作の動作は鈍い。
止むを得ずフルチンの大作はナマケモノの代作を背負って襖障子の隙間から
おまんの様子を窺って見る。
230名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/21(金) 00:00:40 ID:Cu5SF2FJ
代作を背負ったまま、話しかける相手が代作でなく、人に対して話しかけるような口調で、
「ま〜なんだな代作、ちんこがスースーするんだが、題目は・・・」
大作は、自分でも意味不明な感情がこみ上げてくる。
文左衛門に教えてもらった題目は、文左衛門でも尻込みするだろうおまんに対してでも、
何か特別な感情が湧いてくるらしい。
題目には、不遇な状態であれば有るほど何か特別な恍惚が身体におそってくる事が、
魯鈍な大作にでも理解できた。
おそらく、代作にも何かが伝わっているようである。
231政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/21(金) 06:59:59 ID:QlN0X3Fi
「こ、これがかの名言、キンマンコの境地なのか」
232政教一致@大阪:2006/07/21(金) 08:03:18 ID:gPrQBM0l
大作はおそるおそる自分の股間を見た。
「おお、東洋の神秘!」

股間の逸物はギンギンに固くなっているではないか!
233医大なる学会患部:2006/07/21(金) 10:34:35 ID:/6MzpUfz
大作の股間の変化を見て畜生ながら代作はこう考えた。
「この馬鹿男と仏法を用いれば或いは金儲けの手段として利用できるかもしれん」
代作は畜生ながら狡猾な男である。
234名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/21(金) 13:26:08 ID:SZmaoXkK
代作は奇声をを発した。
「きー ぉまん くぅぉ」
その声はおまんを気づかせるには、充分だった。
235政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/21(金) 22:51:36 ID:qV1U8mmz
「だ、だれっ」
フタユビナマケモノは
「ふっ、ふっ」
と…
236名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/22(土) 00:21:34 ID:wkllpBtx
「フタユビナマケモノは、指がそんなだから自分で出来ないのよね。」
おまんは、なにげにつぶやいた。
どうやら、代作とおまんは依存関係にあるらしかった。

しかし、ふるちんの大作の立場はどうであろうか。
人としての尊厳も自ら奪い、代作を背負い何のために生を受けているのか。
しかも、震い立つ股間の逸物に見向きもされない。
「ちんちんシュッシュでは駄目だ。」
大作は、畜生であるために「きー ぉまん くぅぉ」としか発音できない代作に、
霊長類としての威厳を示すがごとく、「キンマンコ」と大声ではないがハッキリと力強い口調で呟いた。
237名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/22(土) 00:28:15 ID:wkllpBtx
その呟いた言葉が、後の大作の運命を変える事になろうとは、
代作を背負いふるちんの大作には知るよしも無かった。
238名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/22(土) 04:37:09 ID:???
HPの完成マダー?
239政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/22(土) 07:13:25 ID:ftHab+lD
すんません、まだっす
240政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/22(土) 21:09:25 ID:MpcRQ07X
「おはいりよ、あんた・・・もう、勃起してんだろ」おまんは物憂げにささやいた。

「あたしの、ここも・・・」ねばねばしたものに指を入れるときのかすかな音が

大作の耳に入った。

・・・濡れてる
241政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/22(土) 21:15:01 ID:wm92ijX/
「ねえ、あんた、あたしは思うんだけれど、作者の政教一致@大阪は

最近、ふふふ・・・」

大作の背筋を氷のような汗がつつっと走った。

「な、なにを? 」

「そう、ナニ」

若い女のそれとは違う、汗の匂いが大作の鼻をくすぐる、それと・・・

「男って、いつまでも子どもみたいに見境なく勃起する生き物なの、私はよーく知っているの」
242政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/22(土) 21:18:19 ID:wm92ijX/
大作はむりやりにからからの口に唾を飲み込むように、

空気を飲み込んだ後でその空気を搾り出すように言った

「そう、そうだな、それで? 」

「ふふふ、代作も、キンマンコ、アンタもキンマンコ、そしてあたしのここは」

「う、ううっ」

匂いが、強くなった。
243医大なる学会患部:2006/07/22(土) 21:18:47 ID:PuwFF/by
おまんは好色な女である。オマ○コから生まれたから名をおまんと言う。満月の夜に生まれたから名をおまんと言う。
244政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/23(日) 07:18:56 ID:Mqoj/zD1
それはともかく、大作はしこりきったイチモツを握り締めて、代作を背に部屋へと

突入した。

突入したのは部屋へだけではない

「あ、あーもっと!」

「ふっっふふ」代作は舌をおまんと大作の結合部分にのばした。
245医大なる学会患部:2006/07/23(日) 17:58:00 ID:xOxXhL/t
代作は畜生の分際でテクニシャンである。
その事実は西暦1859年、ダーウィンの『種の起源』が刊行された同年に英国から遠く離れた極東に於いて近代的進化論が証明される事になる。
谷岡ヤスジの“バター犬”が現れる一世紀前に既に日本には“バターフタユビナマケモノ”が存在したのである。
代作は貴重な男である。代作は几帳面なテクニシャンである。
246政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/23(日) 20:21:09 ID:gvQnha/e
「あーいく、いっちゃう!」

「ナッ」

「うぐう」

三人(正確には二人と一匹)はほとんど同時に行った
247名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/23(日) 23:06:59 ID:???
最近レスが少ないですな。

教員試験に向けた勉強で忙しいのかな?
248政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/24(月) 07:00:33 ID:HxTAvun3
教員採用試験(一次)は昨日で終わりました

結果は、確実に落ちました。
249名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/24(月) 21:27:38 ID:T+BPYAfg
それからも、三人(正確には二人と一匹)は、現世利益を求め有った。
いつしか、蜜月の行為中に題目を唱えるようになった。

文左衛門の妻でありながら欲望に身を任せるおまん。
畜生でありながら人のように愛欲を貪る代作。
人としての生き方を忘れ淫行を続ける大作。

しかし、不遇の者たちが身を寄せ合い現世利益を謳歌するのに、何のためらいがあろうか。
いつしか、その行為は10時間に及ぶ事があった。

文左衛門は、題目を大作に教え、おまんに教えた師である。
彼らが集い題目を一心不乱に唱えていると疑わず信じていた。

おまんが身ごもるのにそんなに長い日はかからなかった。
身ごもった以降も、三人(正確には二人と一匹)は、現世利益を求め有う事は止めなかった。

淫乱と愛欲の中で福子が誕生した。
悪臭漂う沼の中から白蓮が育つように、福子はそれはそれは、美しい子で有った。
250政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/25(火) 15:29:52 ID:SrLwB0bq
<大作よ>

「な、なんだ? 」

<こうなったからには、福子を養っていかなければならんだろう>

「お前にはそんなまともなことを言う知能があったのか」

<ああ、だが、お前以外の人間には秘密にしていたのだ>
251政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/25(火) 15:33:05 ID:SrLwB0bq
「そ、それでどうすれば?」

<大丈夫だ、お前はまず、層化藩の金貸し丁稚として奉公に上がれ>

「そ、そんなこと言ったって」

<俺がオマイの背中に背負われながら指示を出す>

「そそそ、そんなことしたら目立つぞ」

<大丈夫だ、光学迷彩で姿を消しておくから>
252政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/25(火) 15:54:59 ID:cw6FE/bf
やむなく、大作は金貸しとしてのスタートを切った。

背中のフタユビナマケモノの指示通り、悪辣な金貸し振りを城主にみこまれ

切り込み隊長格に出世したあたりからは、自分自身の器量も合わせて

出世の道を順調に歩みだしていく
253政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/25(火) 17:40:14 ID:1At0xXq5
大坂で幕府に逮捕されると言う失態を逆にバネとして

順調に出世街道を驀進する大作

誰にも悟られずに代作のアドバイスを受けて、次々とライバルを

葬っていく。
日連正宗(日本連合正しい宗教)の座主をも軽くないがしろにする

その態度のでかさとは裏腹に、彼の弱点は代作だった。

もっと正確には代作とおまんだ。
254政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/25(火) 18:06:16 ID:2YwDoUbc
だが、そんな彼にも転機が待っていた

二代目城主の死亡・・・三代目に就任するための寝技を、代作の示唆するとおりに

かけながらも、自分自身の人的、資金ネットをフルに活用する大作であった。
255名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/25(火) 18:12:18 ID:6d/qb7BJ
そうやって、三代目に就任した大作は、日連正宗をないがしろにすると言う

政策を続けながらも、自分の手飼いの僧侶をあるいはそそのかし

あるいは脅し上げて改革同盟を日連正宗内部に作り上げていった

そうやって日連正宗の事実上の乗っ取りを画策していたことが

内部告発で座主にばれ、形だけは城主の座から退陣すると言う

ポーズで何とかその場を切り抜けたが

相克の歴史はそれで終わったわけではなかった
256政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/25(火) 18:34:10 ID:vJPWb2jb
そして、藩と寺との確執は白日の下にさらしだされると

直接的な武力衝突だけは避けられたものの

ついに両者は独自の路線を歩まざるを得なくなった。
257政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/25(火) 19:11:07 ID:pUPgi31O
そして・・・

大作・・・代作之守は目を覚ました。

258政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/26(水) 06:47:19 ID:zZvxHRGt
横にはおまんではなく、カネコが寝ている。

軽くいびきをかいている嫁の目を覚まさないように

寝間の外へ出た。フンドシ一丁でだ。

近習が廊下に出てきた主君を見て、寄ってきた

「博正を呼べ」
259政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/26(水) 06:52:48 ID:aKfwRaLv
池田博正は夜明け前にかごで登城した。

城には人影もまばらだった。

「こちらです」

博正は書院ではなく、広間に通されたことにかすかな戸惑いを見せたが

何も言わなかった。

「父上、なにか? 」

「博正よ、わしは決めたぞ」
260政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/26(水) 06:58:52 ID:KcU1zfKH
「な、なにを? 」

「寺へ兵を差し向け、ご本尊を奪う」

「ハァ? い、いやしかし…」

「兵は、二千もいればよかろう」
261政教一致@大阪:2006/07/26(水) 08:13:11 ID:AFLBQi1l
「たらぬか」
「兵の大小ではなく、なぜ今、兵をあげるので?」
262政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/27(木) 06:45:43 ID:MNt8kBRz
「そう、それを説明するのが先じゃなぁ」

代作之守はそう言って、「ちこうよれ」と博正を差し招いた

「わしは、もうじき、死ぬ 」

「はい」

「遅まきながら、人はみな誰でも死ぬと言うこの世の道理を噛みしめたときにな

ワシはあることを思いついた」

「そ、それがご本尊強奪ですか」
263政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/27(木) 07:23:50 ID:Px/q05w2
「そうだ」

「し、しかし、うばってなんとするのです? 強奪するとなれば

血も流れましょう、そのような大それたことをして寺が

そのまま黙っているとは思えませぬ だいいち…」

「うむ?」

「ご本尊をどうするのです? 奪い取ったご本尊をそのまま拝むわけには行きますまい」
264政教一致@大阪:2006/07/27(木) 08:04:54 ID:c//95rV/
代作之守はニヤリと笑った。
「それはそうだ」
「何か、お考えがあるのですね」
265政教一致@大阪:2006/07/27(木) 08:24:22 ID:c//95rV/
「お前の言う通り、ただ奪っただけでは何の意味もない。」
「秘策があるのですね」
「返すのだ」
「は?」
「寺へな」
博正は口をあけたまま訳がわからず、眼をぱちぱちさせた。

266政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/27(木) 20:33:57 ID:KuF8MoKl
「そ、それは…」

「もちろん、ワシが死んだ後でおまえがだ」

「え? 」

「わからんか、悪いことは全てワシのせいにせよ、もちろん、返すに当たっては

いろいろと条件をつけるのじゃ」
267政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/28(金) 06:45:14 ID:s7tgNnYK
「手打ちにするとおっしゃるので? 」

「ああ、こちらに切り札のご本尊があれば向こうも少々のことは飲む、それを

おまえ自身の手柄として磐石の後継態勢を築き上げよ」

唖然とする博正だった。
268政教一致@大阪:2006/07/28(金) 08:12:12 ID:NqXoJCLh
彼は、暗い顔で、父の表情を窺った。
「もう顔をあわさないほうがいいだろう。お前はこの事は知らなかった。いいな?」
「もう一度、考え直して下さい。」
269政教一致@大阪:2006/07/28(金) 14:33:18 ID:NqXoJCLh
「それは無理だ。お前とはこれでお別れだが、達者でな。」
「父上、父上!」
「誰か、博正を家に送ってやるのじゃ!」
「ははっ!」
270政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/28(金) 21:28:58 ID:zgOW1Cls
博正が去ると、代作之守の目にもうっすらと流れるものがあった。

「達者でのう…」

そっと背を向けると

「侍大将の森田を呼べ! 」

品はないが勇気はある侍大将は、すぐにやってきた。

顔は赤く息は酒臭いが真面目な表情だった。

「実力で寺を落とせと仰せなのですね? 」

「うむ、やれるか」

「無論、二千の兵があればたやすい御用で…しかし、一族の皆様方はこのことをご存知で? 

特にご長男の博正さまは反対されましょうぞ」
271政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/28(金) 21:35:06 ID:zgOW1Cls
「あいつには知らせないことにした。」

「は? 」

「そちの言うとおり、反対するだろうからな」

「なるほど、流石は親方さま それが正しいことでございましょう」

「うむ、頼んだぞ」

「は…しかし、どうあがいても準備に数日はかかりますが」

「そんなにか?」

「何分、今は兵の多くが家に帰っておりますから、それを呼び集めるのが

やはり数日、同時平行で兵站の用意を」
272政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/29(土) 06:18:41 ID:H23aDk7g
森田は、世間で思われているほど馬鹿ではなかった。

ただ、実戦と言うフィールドでその頭を使う機会がなかっただけなのだ。

「兵が少なすぎて奪取に失敗したのでは作戦の意味がない、已むをえんな」

「はい、この間に諜報もしかけておきましょうぞ」

「そうじゃな。やつらの驚く顔が今から見えるようじゃ」
273政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/29(土) 18:47:10 ID:lCAFVAPt
代作之守と森田がそんな会話を交わしていた頃、城代家老の秋谷は

子飼いの素波の頭、「ショットガンのジョージ」とまさに寺攻めの

話をしていた。

「なに、博正さまは登城されたと? 」

「御意、しかしてすぐに帰宅なされたとか、おそらくは何か」

「何か? 」
274政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/29(土) 18:52:14 ID:lCAFVAPt
「お見舞いに訪れられた博正さまにお館様のほうにてなんらかの事情があり

博正さまを遠ざける、というは言い過ぎにしても

お会いになりたくない事情があったと言うことではないかと」

「その事情とやらを知りたいのう」

「ははっ、全力を挙げ探っては居り申すが、ただ…」

「うん? 」

「探っていることがばれては、お家断絶、主様は切腹は必定…」

「おいおい…」
275政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/29(土) 18:55:35 ID:lCAFVAPt
「あいや、これはうかうかと失言いたしましてござる」

「もうよいわ、ぬしとてわしが腹を切ったらそのとばっちりを避けれるわけではないのじゃ

つまりは、無理には探れないと遠まわしに言いたかったのであろう」

「ははっ」
276政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/29(土) 19:00:18 ID:lCAFVAPt
「しかし、寺を攻めてどうなると言うものでもないようじゃがのう」

そこへ、秋谷の側近が駆けつけてきた。

「殿、一大事でござる」

「何事じゃ」

「ただいま江戸上屋敷に入れております忍びから、使いの早馬が」

「なに? して?」

「江戸家老神崎公太夫様、急ぎ国許に戻られる由にございます。」
277政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/29(土) 19:02:43 ID:lCAFVAPt
「なんじゃと?」

「江戸家老様が国許へ?」

「ははっ、特別に幕府の許可も得たようにて」

「ば、ばかな」
278政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/30(日) 20:51:04 ID:C+g+MrL9
江戸家老が国許へ帰るなどと言うことは、通常では考えられないことだ

「ま、まさか」
秋谷は言った。

「は? 」

「後継者を、後継者の座をあの男へ? 」

「まさか?」ジョージはあきれた顔で言う。
279名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/30(日) 21:02:42 ID:???
はじめてきたけど、全部読むのは面倒

今までのあらすじを簡潔に解説希望
280名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/30(日) 22:19:47 ID:???
そういうときにホムペがあれば便利なのだが。。。
281名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/31(月) 02:48:10 ID:???
「ポンジュース、ウマー♪」
282政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/31(月) 07:15:04 ID:HWW2GZD5
第一部 黒澤の奇妙な冒険 編

創価学会が崩壊してイケダダイサクが死に、残党が三つのコンテナに仕掛けた

核弾頭で政教一致@大阪を脅迫する

第二部 関西SGI外語編

第一話 疾風の創価学園

疾風の創価学園 激闘編
問題児クラス 二年二組に転校生がやってくる。だが、担任の斎藤先生はふぐ調理失敗で倒れる。
五十嵐と転校生、谷志やクラスの生徒前林、福原、箱田たちは魔の山にある「おおいしでら」へ潜入し、
毒けし草を取ってくるが、五十嵐はつかまってしまう。
二組の生徒たちは斎藤先生と装甲ユンボで出撃し五十嵐を救出するのだった。
283政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/31(月) 07:15:59 ID:HWW2GZD5
第二話 女鐚の幸せの使者

その先生が家庭訪問に来ると幸せが訪れると言う学校伝説、それは作り上げられたものだったが

幸せを知らない少女はそれを信じた、だが…政教一致@大阪の学校や教育に関するせつない思いが

詰まった佳作

第三話 風雲の塔の少女 あるいは非暴力の高い砦

第一話の転校生、谷志佳奈の父親が池田博正を殺害しようとして失敗、佳奈は

松原にあるタワーに監禁されるが、そこは難攻不落の要塞だった

クラスのメンバーは女鐚を千葉から呼び戻すが、彼は非暴力で少女を助け出すと宣言する
284政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/31(月) 07:31:09 ID:7CDDIcOS
まだありますけど続きは今夜
285名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/31(月) 07:40:44 ID:yk6V3RKl
>>282>>283
グッジョブ。初めて来たが、すげー、なんかおもろそう。。
286政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/31(月) 21:30:07 ID:3m+nqh4r
層化の世紀 

創価学会が政権を奪取した世界をさまよう三人組を描いた失敗作 作品自体は

「地獄の世紀」を意識していた

政教一致@大阪のリーマンはつらいよ

実話を足がかりにして話をはじめたが、途中でそのままやったら

カウンセラーとして取り返しのつかない失態を演じることになると気づいて

架空の話にチェンジした失敗作 途中から終わらせ屋が介入してきて大変だった
287名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/31(月) 21:40:51 ID:RosTHuMR
思考盗聴でGO

これも佳作、SSとしてはまとまっている

関西SGI外語 番外編

女鐚シリーズの最終作、場面は創価学会が政権を取った後の

関東、鳥とかアーマンダとかナミヘイとか、非常に個性のあるキャラが

これでもかと活躍する傑作である

日本橋子ども病院当直日誌外伝 歩く地蔵さま伝説

通称名 検便技師の使命

日本橋子ども病院に週おくれの地蔵盆をもたらすお地蔵様が盗まれた

検便技師は必死でその真相を探る

彼らが使命を達成したとき、子ども病院に夏祭りがやってくるのだ!

人間にとって宗教とは何かという裏のテーマと

「エイズがなおりりますように」というミス入力が、しかして

本当にミスなのかと
288政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/07/31(月) 21:47:02 ID:DenrPIel
いつの日にか、そんな絵馬がどこかのお地蔵様にかかっていることを発見することはないのかと

思ったこれも傑作 シと明美がぼけるたびに主人公が影が薄くなるのが困った

本来、この作品はやはり病気や怪我で泣いている子ども達を非常に意識して

しかも直接的にそんな子どもを一バイトたりとて描写しないと言う

大変な状況の中でスカトロマンという全くかっこよくないヒーローを描くと言う

制約下に生み出された作品だったが、それが成功したか失敗したかは読者の方に判断していただくしかない
289政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/01(火) 07:04:37 ID:OMRt893b
それはそれで>>278より

「一族以外の、それもよりにもよって江戸家老に城主の座を譲るなど」ジョージは言う

「いや、ありえん事ではないぞ。あの男、江戸での顔は広い。」
290政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/01(火) 07:10:35 ID:kP1t9Pgi
「そ、それは江戸で家老をしていればある程度誰でも」

「いやいや、そうではのうて、今回のことが、寺へ押し入って

ご本尊を奪うと言う暴挙が、江戸表へ知れ渡ったときのことを考えてみい」

「う、そそれは、極秘裏に事を済ましてしまえば」

「人の口に戸は建てられんぞ」
291政教一致@大阪:2006/08/01(火) 08:23:04 ID:33tANSz2
「では、江戸家老を後継者に指名すると?」
「可能性は否定できんだろう。大体あの南方民族顔の阿呆は城主交代の時にも池田と争う構えだったという裏の事情があるんだ」
「しかし、それではまた家中に騒動が起こりますぞ」
292政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/01(火) 21:03:35 ID:5FryTOoG
「まあ、だれがなっても騒動は必定じゃ、このような作戦の計画が

実行されれば・・・江戸幕府も黙っては居るまい」

「まあ、大坂商人も寺との結びつきから騒ぎましょうしな」

「そこらへんも考えに入れれば、一旦神埼に移した政権を禅譲させて・・・も

ありだろうさ」

「なるほど」

「感心しとる場合かっ! 」
293政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/01(火) 21:09:58 ID:5FryTOoG
「ははっ」

「ジョージ、まずは江戸家老の腹のうちを探れぃ」

「は」

「行け! 」
294政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/01(火) 21:11:52 ID:5FryTOoG
そのころ、当の江戸家老神崎は自宅に戻っていたがくつろぐには程遠かった

「全員、完全武装だ」
295政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/02(水) 07:39:51 ID:pmo4C7vH
ざわざわ、中間たちは仕方なく武器を手にした。

彼らが相手にしようとするのは同じ藩のほかの家の同じような

中間だから意気が上がらないのも当然だ。

武器も、長い太平の世の中ですっかり時代遅れの火縄銃と槍だった。
296政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/02(水) 21:02:00 ID:i83CVnjX
もっとも、彼らの相手をする敵もその程度の武器しか持っていないはずだった

「この火薬、しけってはおらんかのう」

「天日に、干しておけ」

「槍は全部、穂先を研ぎなおせ」

「おお、砥石は・・・」
297政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/02(水) 21:18:08 ID:KyDZd4/i
などと言っているうちに、ジョージは神崎の屋敷の軒下に潜入することに

成功した。

「ふふふ、これぐらいはちょろいわい」

しゅたた…鍛えた忍び歩きで座敷の真下に潜入するジョージだった。

「ほほう、寺へ兵を? 」
「は、約2千」

「それは大事じゃ」
神崎は言う。相手は、城の内部の人間らしい
298政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/02(水) 21:23:47 ID:ghUUHvZW
「ご家老様、なにやら嫌な予感がいたします。城代家老様はあのとおりの

ふぬけ、なにとぞご家老様よりお諌めくださいまし。その…」

「ふむ、ところでおぬし、此処へ来ることを誰かに言うてはおるまいの…」

「は? いえ…ご家老様との事は秘密にいたしておりますが」

「そうか、がっかい」

パン! 銃声は床下ではそれほどではなかった。

ただ、畳と床板を通して、生暖かい血が滴ってきてジョージの目の前に

小さな水溜りになった。

299政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/03(木) 07:09:49 ID:vWzCtaVW
「イヌを、消してしまってよろしいので」

神崎以外のなにものかが言った。

「うむ、こやつは、ここで死んではおらん」

「は! 」

「隣国代々木城へ行き、このことを報告後、いずこかへ姿をくらます。やれるな」

「御意! 」

「そうなれば、寺を攻撃するのは急がねばなるまい」

「は!」
300政教一致@大阪:2006/08/03(木) 19:56:32 ID:0onuZW8t
「ふふふ、まかせたぞ」
「ハイ!」
気配は去った。
301政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/03(木) 21:40:07 ID:si/NiRoR
静かな足音が去ると、ジョージは床下から座敷へ這い上がった。

死体は、臓物を飛び散らせたまま奇妙に安らかな表情で息絶えている。

ジョージは手を軽く合わせてから、彼の懐を探った。

「! 侵攻計画書!」
302政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/03(木) 22:16:15 ID:Q1bRQYQv
その書類には赤裸々な軍事行動が墨書きされている

「2千の兵で、寺を攻め上げるのか」
「誰かいるのか」
303政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/03(木) 22:19:07 ID:Q1bRQYQv
スチャっとふすまを開けて神埼が座敷に戻ると…

「死体だけか? 」

薄気味が悪いと言う表情で神崎は去っていった。

「ふう」

ジョージは、死体の影からそっと現れてため息をついた
304政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/04(金) 20:14:04 ID:1+diFwBZ
「さてと、ドロンするか」

ジョージは再び瞑目合掌してから、床下へと消えた。

その頃…

文左衛門らの分遣隊は、川の半ばにある船宿までたどり着いた。

「此処から先は陸の上じゃのう」久村はのんきに言う。

「あのう」

青梅が文左衛門の袖を引いた。

「ん? 」

「今日、同じ宿に泊まるので」

「そうじゃ」

「あ、あの、お部屋に泊まっていただけますか」

文左衛門はあっけに取られたが、久村を振り返ってうなずいた

ただ、それから少し考えて文左衛門は言った。

「部屋の戸を堅く戸締りしなさい、

おじさんがまだ子どもとはいえ娘の部屋へ泊まるのは良くない」
305政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/05(土) 06:42:06 ID:Da/YC+Z0
本心は「ふへへふへへ」でも、そこは責任者、タテマエで

処置した文左衛門だったが…
306政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/06(日) 07:41:33 ID:2MGnsbnS
翌朝

「久村殿、顔にあざが?」

「い、いやこれは、その、風呂場で転んで」

「ほう」
307政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/06(日) 13:00:58 ID:uDGV6SXK
よし、今日も行くぞと張り切って出発した一行だったが

「此処からだと隣国の赤旗藩をとおるのが一番近いんですが」

「そっちが早いんならその道を通ろう」

「赤旗藩と層化藩は仲が悪く、国境には道がないんです」
308政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/06(日) 13:28:44 ID:tkEPxm3A
「道がないのか?」

「はい、昔は普通に通商もあったのですが」
309政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/06(日) 15:31:23 ID:hxC3zIJv
江戸時代に入ると、合戦がなくなり隣国との交易は途絶えることはなくなった

しかし、各藩ともここかしこの関所で自由な往来を取り調べていたことは事実だった

北朝鮮ではないが、隣国に自国の農民がどっと逃げ出せば国家としての藩は成り立たなくなるからだ

そこまで極端なケース(国家崩壊)は想定外としても、やはり現在の旅行とは事情が違った。
310政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/06(日) 15:49:26 ID:cyuhuunw
「迂回することになりますが、赤旗藩と社民藩の国境近くに半日かけてでて

そこから国境の関所を抜けるのが確実で結局は早いと思います」青梅は言う。

「よし、そうするか」
311政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/06(日) 17:00:41 ID:gB+4Rrt7
「ちなみに、層化藩と親しい国とかはあるのか」久村が尋ねた。

「前は究極の敵であった、時民藩と今は仲間同士です」青梅が言う。

「呉越同舟でござろうがの」文左衛門は補足説明した。

「しかし、赤旗藩にせよどこにせよ、大国時民藩と事を荒立ててまで

層化藩内部に介入するは避けたいところでござろう」
312政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/06(日) 19:11:16 ID:k7UjOPRb
一行はかなりの速度で行軍した。久村はクノイチの卵の私物を大八車に載せ

手ぶらで歩くことは認めたが、子供だからと言って車に乗せることは

認めなかった。文左衛門もそれを支持した。

「クノイチが、歩くのを嫌がってどうするのじゃ」
313政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/06(日) 19:18:52 ID:u/89OZGi
青梅らクノイチ部隊は、文左衛門が気を配って適宜休憩を取ったこともあいまって

昼前に小さな宿場町に着いた一行は、ソバとけんちん汁の昼食を取り、行軍食の

イモ団子を買い求めた。

少量の黒砂糖で甘みをつけた団子はこのあたりの名物らしい
314政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/06(日) 19:33:16 ID:zijGWNbT
そこからさらに歩いて歩いて、一行が国境の関所にたどり着いたのは

日没前であった。

「関所を通るのは明日にしようか」

文左衛門は青梅に言った。

「それがいいでしょう」青梅は顔の汗を花柄模様の手ぬぐいで拭きながら

答えた。そのしぐさには自然な蒼い色気が漂っている。

「うむ」文左衛門はドギマギを隠すように目を反らした。
315政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/06(日) 19:36:05 ID:zijGWNbT
お色気にもいろいろな種類がある。直接的に裸を見せ腰を振るのも

お色気である

しかし文左衛門のような仕事のものにとっては、女の子の何気ない

しぐさや声、匂いなどがどうしようもない生理的反応を呼び起こすと言う

困った現象に悩まされる。
316政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/06(日) 19:51:13 ID:egMRIEFn
…先生という仕事にはこれはつき物じゃ、耐えなければ

子どもに舐められる
317政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/06(日) 19:59:44 ID:AAiBOla6
「教室は、戦場だ!」

「何の話ですか」青梅はビックリしている。

「あ、いやいや」
318名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/06(日) 22:46:39 ID:???
教員には結局なれなかったんですね










319政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/07(月) 21:45:50 ID:gu05tTp3
>>318
まあそれはおいておいて

ていうか、教員になると言うことが理解できてんの?

まあそれもさておいて

「宿を探そう」

「それなら心当たりが」青梅が言う。

「それはありがたいな」背地は文左衛門に言った。
320政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/07(月) 21:57:46 ID:gu05tTp3
「ななな、なんじゃここは」

「は? 宿坊でございますが」青梅はきょとんとしている、だが…

彼らの目の前には「ラブステーションおおいし」の看板が!

「こ、これはっ」
321政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/07(月) 22:02:59 ID:gu05tTp3
「うーむむ、しかし、ほかに宿らしいものはないのう」

やむをえず泊まる一行だったが

「あのーこの宿割りだとクノイチの誰か一人が男性と相部屋になるのですが」

青梅は言った。「よし、文左衛門とおぬしで相部屋じゃ」

「なんでワシが青梅と相部屋なのですか」文左衛門は言ったが

「うむ、それは作者的なものであろう」久村は言った。
322政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/07(月) 22:17:09 ID:gu05tTp3
作者的なものってなんやねんというツッコミを、文左衛門はこらえた。

部屋に入ると、やはりと言うか当然と言うか、布団はキングサイズ(?)のが

一つだけ、ドドーンと部屋の真ん中にひいてある。

「お風呂は先になさいますか」青梅は当然のように聞いてきた。

「あ、え、部屋にお風呂が着いてるのか」

「え? 他の宿ではそうではないんですか」青梅は聞く。
323政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/08(火) 07:15:26 ID:FF3VJhsI
「こ、ここにはよく泊まるのか? 」

「はい、しょっちゅう」

目が点になる文左衛門だったが

「あ、ちょうどの湯加減ですね」少女は無邪気だった。
324名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/08(火) 15:12:24 ID:5ZIvR7nr
その頃、大作は・・
森の中で薬草を探していた。…未だフルチンのままで…

大作『熱がある、さすがに寒くなってきたな』

大作は紅葉に染まった木の下に腰を下ろした。

大作『ふっ、空はいつも皆に平等だな』

325名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/08(火) 15:16:41 ID:5ZIvR7nr
大作はいつのまにか深い眠りに入っていた・・・


『クや…、ャクや…。』

大作『ん!?、誰だ?』
大作は思った、『変に懐かしい声だ』、と。
声は鮮明になっていく、、

326名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/08(火) 15:20:48 ID:5ZIvR7nr

女の声『テチャクや。』

大作『な、何故俺の本名を!?だ、誰だ!』

女の声『まぁ、私の可愛いテチャク、私を忘れてしまったの?ふふ』
 女は優しく微笑んだ。

大作『か、母さん!いや、オモニーッ!オモニーだろ!?』


327名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/08(火) 15:24:52 ID:5ZIvR7nr

女の声『そんな丸裸じゃ寒かろうに…。
黒のネクタイと黒の靴下を編んだのよ。
テチャクに似合うと思って』

大作『オモニ、ずっと昔に死んだはずじゃ?あ!オモニーッ!』


大作が目を覚ました頃にはすでに黄昏の光が彼の局部を照らしていた…。

328名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/08(火) 15:29:14 ID:5ZIvR7nr

大作『ん、ん〜…。ふぅ、夢か。つい寝入ってしまった。
オモニの夢を観るなんて何年ぶりかな。フッ』


陽はすでに落ちた。


大作は満天の星が今にも降り落ち、
かと云って何者にも危害を与えなさそうな
優しい顔をした空を見上げた。          

329政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/08(火) 21:41:15 ID:Gsj0BGVy
その時、音もなく暗闇の中に進み出る影よりも暗い人影があった。

…とれる、とれるぞ大作!
330政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/08(火) 22:15:57 ID:A6j0ysxZ
秋山は金を積んで手に入れた脇差を抜いた。
331政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/09(水) 06:58:48 ID:qLJxtehT
刃は、光ることもなく蛇のように老人の手で踊ったが

「あ、あなたっ! 」
山道をカネコがやってきた。息が荒いがそれは坂を上ってきたからだろう

「お、おまえ」
332政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/09(水) 07:04:48 ID:nS6VVYyK
「ち、父上、こんなところにおられたのですか」

三男の尊弘が火の入ったちょうちんを手に、カネコの後からやってきた

ちらっと尊弘の腰には刀がないことを見て取った秋山は、

…三人まとめてやって、尊弘の手にこの脇差を握らせるか!

悪魔のようなアイディアが浮かぶのだった

だが…
333政教一致@大阪:2006/08/09(水) 20:39:02 ID:kVF9O6dK
「うむ・・・母の夢を見ていた」
「あなた、それは・・?」
「心配するな!」
「父上!」
334政教一致@大阪:2006/08/09(水) 20:42:12 ID:kVF9O6dK
「案ずるな!ただ久しぶりに夢を見ていただけだ」

秋谷は、肩の力を抜いた。
335政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/09(水) 21:32:46 ID:D7Re9l1F
とぼとぼと山を降りた彼を、ジョージ以下群臣が待っていた。

「殿、首尾は? 」

「わしも、老いたわ」

「は? 」
336政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/09(水) 21:38:12 ID:lJGGp5n2
「なんでもない、ヤシの寿命はもう定まったも同然、無理に盗る命でもないと見た」

「は? いやあのその? 」

「それより江戸家老のほうはどうじゃ」

「はは…」

ジョージは秋谷に顛末を語った。

「なに、代々木城に注進を? 」
「ハッ思いまするに江戸家老様は逆臣となり、寺に通じておられるのでは」

「それはおかしいぞ、ならばなぜ寺へ報告せんのじゃ」秋谷は馬鹿ではなかった

「う、そそれは? 」
337政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/09(水) 21:40:12 ID:lJGGp5n2
「奴のほうがくたばる運命のジジイより重要じゃ」

「は、おっしゃるとおりで」

「配下を結集させて見張れ、しくじったらジョージ、お前の命はないぞ」

「ははっ」
338政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/09(水) 22:26:25 ID:rmDFcVQ3
そのころ、文左衛門は…

「んーむにゃむにゃ」

無邪気に眠っている青梅の横でギンギンに目を見開いていた
339政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/09(水) 22:57:11 ID:PHCqR4Gc
ううう…これは…

文左衛門が布団から出て行こうとしたその時
340名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/10(木) 04:21:10 ID:7kOCKe9V
文左衛門が布団から出たそのときっ!!


じょぼ〜、じょぼじょぼ〜〜ξ

いきなり大作が文左衛門に小便をかけた!

文左衛門『ぅわッ!な、何を!?』

大作『ふぅ。すっきりしたぁ』、、大作は満面の笑みで文左衛門の家から出ていった。


文左衛門『・・・・。』
341名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/10(木) 04:30:44 ID:7kOCKe9V

カネコ『あなた、どこへ行ってらっしゃったの?』

大作『ぅむ、ちょっとトイレにな。』

尊弘『あっ!父上、そのネクタイと靴下はどうしたのですか?』

大作『素裸もなんだしな。装着するかな…。』

大作はフルチン素裸のうえに黒のネクタイをつけ、黒の靴下を履いた。

カネコ『ピッタリですわよ。』

尊弘『しかし、父上。 巷では黒の靴下よりルーズソックスとやらが流行っているらしいですよ。』

大作『いや、いいんだ』
『母上…』大作は夜業をしていたあの日のオモニを思った。
342名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/10(木) 04:39:02 ID:7kOCKe9V

カネコ『あなた、これからどこへ?』

大作『ぅむ、ちと江戸に向かおうと思っている。』

尊弘『江戸のどこですか?』

大作『吉原じゃ。』

カネコ『・・・。』

尊弘『・・・。』

大作は上州赤城を背に。『赤城の山も今宵かぎり』
国定忠治を気取った。
『あっしには関係のねーこった。』

カネコと尊弘をおき吉原へと旅立った…。

しかし、突然!!
343名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/10(木) 04:43:01 ID:7kOCKe9V
しかし、突然!!!

大作『うっっっ!!ぅうぉおおおーーぇおーっ!』

大作は苦しみ悶え腹をおさえしゃがみ!!

大作『ぅおおおおおーっ』

ぶりぶりぶりーっぶりーーーぶべっぶっぶぶぶぶりぶり、ぶりぶりぶり〜〜っ!
344名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/10(木) 13:48:05 ID:20i6Y+IN
なんとその口が、あごが大きくはずれ、卵を吐き出した、というべきか
 そこに産み落としたのだった。
 
345名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/10(木) 14:13:39 ID:7kOCKe9V
大作は卵を産み落としたと同時に、、

ウンコをもらしたのだった!!!

大作『はぁ、はぁ…。うっ、くせーっ!!』
ほぼ下痢状の茶色のウンコだった。
『フルチンでよかったぜ。』

大作は卵に向かって『ぽこぺんぽこぺんだーれがつっついた。・・・お前の名はカスタネットだ。』と、言った。

大作は先程もらしたウンコをカレー用にと袋に包んだ。
卵が割れた。ピキピキッ
346名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/10(木) 14:28:29 ID:7kOCKe9V
ぴきぴき・・・パカッ
まるで豚のような怪物は言った『テチャク様、カスタネットです。以後お見知り置きを…』

大作『うむ、、カスタネットよ、この世に散らばる七つの創価ボールを集めよ。』

カスタネット『はぁ?誰に向かって言ってんだ、こら。自分で集めろや。ボケ』

大作『む?さっきと態度が違うぞ』

カスタネット『だまれ、9pチンコ(勃起状で)野郎!!』
カスタネットは大作に屁をぶっかけ去っていった。


大作『・・・。さて、吉原に向かうか。ぐへっ』
大作のチ○コは見事に9pになっていた。

町の者『うつけ者だ…』

大作は長旅に備えCDウォークマンを買い、、
CDショップに入った。

店員『いらっしゃいませ』
347政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/10(木) 21:03:50 ID:6LH7yH+R
「うっ、なんじゃゴルア、くせえぞ」

「ほっほう、これでも臭いかの」

大作は分厚い札束で膨らんだ財布でビシバシ店員の顔を叩いた。

「今一番売れているCDをもってこいや」

「ははっ」
348政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/10(木) 21:33:27 ID:6LH7yH+R
「な、なにい、政教一致@大阪テーマソング? 」

♪生駒の山奥で、修行して

一休和尚の、頓知が宿り

ネットに、かけたる、ヤバイねた(小説)

今更、(商業紙)デビューはできないそ

だから、いくのさ 政教一致@大阪〜
349政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/10(木) 21:35:20 ID:6LH7yH+R
「これはレインボーマンの歌の、パクリか? 」

「はいさようで」

「しかもできないそになってるぞ」

「誤植でして」
350名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/11(金) 05:45:07 ID:tWUkEwxm
『他に良いのは無いのか?』

「これなんていかがでしょう?」


『むっ!?…、テルーの歌??・・・すまんが、試聴できるか?』

大作は靴下の中からもう一束札を出した。

「ど〜ぞ!!」

『心オナニ〜♪』

『うむ、これを貰おう。』
大作は突然走りだした!

「ちょっwwwwwwお客さまぁ〜」

『て〜い!!』
大作は札束を投げた。

「まいど〜。・・・ん?」
351名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/11(金) 05:47:21 ID:tWUkEwxm

店員『ん?こども銀行?!!!こらーっ!!』


大作は鼻歌を歌いながら吉原へと向かった。『心オナニ〜♪』

ふるちんのままで・・・


352名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/11(金) 06:06:49 ID:tWUkEwxm

しこしこ…しこしこ

『ぉうっ!!…はぁはぁ』大作は吉原へいく前に一発ぬいた。

『さて、ん??あれは何だ?』
『メ・イ・ド・き・っ・さ??・・・喫茶店か。よし、珈琲のむぞ。』

がちゃ、、カランカラン〜
店員『お帰りなさいませ、ご主人さまぁ』

大作『へ?ご主人さま???』
大作は思った『俺のファンか?』と。

メイド『ご主人さま、こちらへどうぞ、、、きゃっ!!ふるちん!!』

大作『うむ、帰ったぞ。ん?はははっ。どうだ、立派なおちんちんだろ?』

メイド『は、はい。ど、どうぞ〜♪お飲物は何にしますか?』

大作は椅子に座って『うむ、では、キムチシェイクを頼む』

メイド『キ、キムチシェイクですか?は、はいわかりました。やってみます。少々おまちくださぁ〜い♪』

大作『萌え〜〜。はぁはぁ、さっきオナったばっかなのにヤリてー。』

大作の目はメイドのヒップに釘づけになった!!

大作『…はぁはぁ。あの子、俺のファンっぽいし・・・』

353名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/11(金) 06:10:47 ID:tWUkEwxm

大作『も、萌えぇぇぇぇぇぇ〜。たまらん!むはっ!ぅへっ!』

メイド『ご主人さま、お待ちどうございましたぁ♪』
大作『も、もう我慢できねぇー。うはっ!』


大作はメイドに飛び付いた!!
メイド『きゃあーーっ!』
大作『ぅおおおおおー』


 そして!!
354名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/11(金) 06:13:46 ID:???
そして!?どーなった?
355政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/11(金) 07:02:15 ID:vo8obKlG
ポルノ路線か 硬派(?)に戻すか

作者(の一人)は熟慮した
356名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/11(金) 10:37:11 ID:tWUkEwxm
ポルノ路線でお願いします。ナサケナイ大作で。

m(__)m
357政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/12(土) 10:42:24 ID:xDTYNxFw
「ふえへへ! 」
358政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/12(土) 17:44:46 ID:AzQaPKUS
「こらー」
「おまえ! なにしてる!」

やくざが来た
359名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/12(土) 23:47:41 ID:???
「オモニの為に薬草を摘みにきたんです」

キンマングムはそう答えた。
360名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/13(日) 00:14:33 ID:???
側近・・『センセイ、名誉賞の件、先方の大学のお返事戴きました。あちらへのパソコン機器200台と50億で承諾されました。』
センセイ・・『そうか!そうかそうか!それくらい安いもんだ。ブォァハッハッハッ、また聖教の一面を飾って会員をだませるな。
おい!財務はいくら集まったんだ?何!?2000億?何やってんだ!このバカが!少な過ぎる!会員にもっとハッパをかけろ!かけて
かけてかけまくれ!わかったか!このっ役立たずがっ!
側近・・『あのぅセンセイ…実は…』モジモジ
センセイ・・『なんだ!?おい!所でさ、ノーベル平和賞なんだけど
361名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/13(日) 00:43:17 ID:???
センセイ・・『なんだ!?おい!所でさ、ノーベル平和賞なんだけどさ、アレ、来年
ぐらい来そうかな?これだけ勲章いっぱい集めちゃったしさ〜』
側近・・『センセイ実はその事なんですが…もう諦められたほうがよろしいかと…いえ!私が言ったのでは
ございません。しかし無理なものは無理なのでございます。』
センセイ・・『でももうみんなにいっちゃってるじゃないか!どうすんだよ!今更貰えないとなるとワシの
面目まるつぶれになる!どうするつもりだ
362名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/13(日) 01:01:09 ID:???
側近・・『センセイこういうのは如何でしょう、もう要らないと言うんですよ、謙虚さを見せるんです。』
センセイ・・『うむ〜、仕方ないなぁ、ね、本当に駄目なの?ノーベル平和賞…ぁやっぱりダメ。じゃあ勲章
の数で勝負だな、おい!これからも勲章買うんだから財務しっかりたのむぞ!預金解約は当たり前だ!根刮ぎ
いけ!
そう言い残すとたれさがった二重あごと腹をブルッと震わせラ―ド臭を残し去って逝った。 完
363名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/13(日) 01:16:50 ID:0M65HGo/
351>
例えばほんとうに、小説をつくるんだったら、
のびたとドラえもんの、仏国土創世記
のびたの先生「のびたくん。またいじめられたのかい?」
のびた君先生に、はい。
のビタ「それは、宿業と言うものだよ。」のび太「しゅくごう?。」「うむ」
さらに日蓮様は、もし自分の過去の姿を見たければ、今の姿を見よ。
もし自分の来世の姿を見たければ、現世の因を見よと。とお仰せだ
さらに御宮遣いを、法華経と思し召せ。とおおせだ。のび太くん君は、まだ、学生だ。
勉学にちからをいれるんだ。わかったかい。
グスン「はい」ほほえむのんびた。
364学会員:2006/08/13(日) 01:21:23 ID:s0vawAHO
てめぇらクソアンチ先生バカにするな。てめぇらは仏罰で必ず死ぬわ。てめぇらまともに会話しろhttp://b.z-z.jp/?shiyここで学会の事、アンチどもが勘違いしていることおしえてやる!くるゆうきないくそども!
365名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/13(日) 01:46:22 ID:d8nrqT0a
まーのび太君。しっかり体を鍛えて、しっかり勉強するんだよ。そのなかで、
人間関係の、よい点を評価し欠点は無視する。ましてや、君の宿命を取り除いてくれているスネ夫君や、感謝お互いしつつ、
ジャアン君には、敬いなかよくやったえいくんだよ。」
のび太「はい」
366名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/13(日) 01:59:25 ID:d8nrqT0a
364>>
365だが、あんたはなにが、言いたいんだね。
朝6時までにその不服をできるだけきいたげるよ。
何を貴方は、はらたてているのだ。
そりゃあ、僕だって一生30年あまり約一万回ぐらいはらをたてているとおもう。
さあ・・・どうせ、かお、も見えないんだ。
さあ、何でも見てあげるよ。この、盆くらいだ後ふつか。
なんでもかきこんでごらん。・
367名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/13(日) 02:01:31 ID:3bSxvl1h
サヨクを馬鹿にする愚かな人達の共通点について激論を交わそうhttp://money4.2ch.net/test/read.cgi/seiji/1155400198/l50


サヨクを馬鹿にする愚かな人達の共通点について激論を交わそうhttp://money4.2ch.net/test/read.cgi/seiji/1155400198/l50


368名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/13(日) 02:12:02 ID:d8nrqT0a
そりゃ−あんたアダルトサイトを、つくってうれない!?
366>だが、勿論財産がのふくれあがる借金が叶うわけが無いじゃないか。
ぶっぽうは、道理だよ。
lesson off.
369名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/13(日) 02:18:07 ID:d8nrqT0a
367>>みのがしてすまない。
まあ、あれはかったがわがさばいた。
こういうこと

 を、もちこむのなら、お隣近辺にある、ゴーマニズムで良いんじゃないか。
370政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/13(日) 18:35:28 ID:/CnbotuE
と、いろいろあった後で、大作は吉原にやってきた。

カネコも、夫がかねがね「一生に一度、あの街を見てみたい」と側近に

こぼしていたのを聞いていた。そして

「死刑囚でも最後に、ご馳走を食べさせてもらえると聞きます」

「は、はぁ」

「あの人にとっては(ピー)は、ご馳走と同じ。許してあげましょう」

そう言いながら、彼女は遺産の額高を計算していた。
371政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/13(日) 18:52:23 ID:BmKW4/UT
その一方で、彼女も流石に死に直面した夫がそれを忘れたいと言う

いわば生死の狭間を見ていることは理解していた
372名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/13(日) 23:57:20 ID:LE0ySQTj
大作は吉原までの苦しい道程を考えていた
『いろいろ、あったなぁ〜。喫茶店でヤクザに絡まれるわ、変な夢でノーベル平和賞貰えないから勲章を買いまくるとか〜。』

大作は夕暮れの吉原で黄昏ていた。

大作『さて、』
大作は立ち上がりソープへいく準備をした。
チンコも立ち上がっていた。。。

〜そしてソープ街〜

客引き『へい、だんな!カワイイ子揃ってますよ!』

大作『むはっうはっ!』

客引き『どんな子がお好みですか?まぁまぁ、取り敢えず写真だけでも見ていきませんかい!?』

大作『ぅはっ!お、俺はオッパイボインでパイパンの若い子がいいなぁ!!』

373初代スレの1:2006/08/14(月) 03:05:26 ID:???
「ふひょひょ♪」
「むひょひょ♪」
「ほひょひょ♪」
374政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/14(月) 09:04:43 ID:1n8i7Qwr
「われわれは、オナラ一族ッ!」

「わわっ」

「わしらにも、可愛い子を用意してもらえるかの」

「そりゃ、金さえ積んでもらえりゃ」
375政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/14(月) 09:23:57 ID:1n8i7Qwr
「ちなみに、魄鸚(ハクオウ)女史は相変わらずのようじゃの」

http://saiko666.blog17.fc2.com/blog-entry-410.html

「この人は、病院に入るべきじゃ。適切な治療なしに病気が治るわけがない」
376政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/14(月) 11:03:19 ID:gVWIDPHx
大作は、個室の前まで案内され、そこで「マリアでーす、19歳です」と
自称する、それでも二十歳代中盤から後半の結構巨乳の娘に手を引かれて
個室に入った。

風呂でのプレイとベットでのプレイが別料金だ。
377名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/14(月) 13:17:59 ID:tS7z/Mty
大作は興奮していた。
『は、早くいれてーよ!』
マリア『ふふっ落ち着いて。まずはシャワー浴びてきて』
大作『お、おっしゃぁ!』急いでシャワーを浴びて体を拭く・・・
『マ、マリアちゃん!シャワー浴びたよ!さぁお風呂で××しよ〜♪』

し〜〜〜〜ん・・・
辺りは電気が消えて真っ暗になっていた。
『マリアちゃん?』パチッ、大作は明かりをつけた。
薄明かりの中のベッドで誰かが腰掛けていた。

大作『マ〜リアちゃ〜んったら〜。…ん?マリアちゃん。…か?』

『ふっふっふ。』それは男の声だった…。

『だ、だれだ!?』
378名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/14(月) 13:27:01 ID:tS7z/Mty

大作『だ、だれだ!?』

男『相変わらずだ。大作よ。』

大作『も、文左衛門!!』

文左衛門は静かに語った。『大作よ、よくも俺に臭い小便をかけてくれたな。』

『も、文左衛門…。』
大作は動揺を隠せなかったが、チンコは未だ勃起していた。9pに…。

文左衛門『俺はおまえに一目置いていた。しかし、お前は俺に小便をかけた。殺す』

大作『・・・・・・汗。…ちッ、』
大作は扉を開け逃げ出した!!
文左衛門『まて!!逃がさんぞ!!』

379名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/14(月) 15:37:15 ID:tS7z/Mty

大作はふるちんのまま逃げた。遠くへ、どこまでも。
『はぁ…はぁ…。もう追ってはこまい。はぁ…。ここはどこだ?』

大作は必死に逃げ、渋谷まで来ていた。

『信濃町に帰ろう…。』

大作は心身ともに疲れていた。だが…。

『まぁ、折角だし、女とセックスしてからだな。うひゃひゃ〜。』

大作は渋谷の町を闊歩した。
『今度こそパイパンヤングガールとセックスするど〜!』

渋谷の町は若者でごった返していた。
もちろん大作はフルチンである。

380政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/14(月) 20:49:35 ID:daNXpwqW
「なんじゃあれは」

「しっ、聞こえたらどうする」

「おお、あれは…」

人々はヒソヒソと噂するが

「ンモーキンマンコ」
大作の耳には届かない
381名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/15(火) 04:38:58 ID:3RchkznO
人々に白い目で見られているとも知らずに大作は女を物色した。

ちらちら、ちらちら、と

『ねぇ君、僕とセックスしない?えへっ』

『へ?あ、い、いや、いいです。』どう見てもパイパン世代の少女は言った。

『遠慮しないで。ぇへへっ。お小遣いあげるからさぁ〜。』

『あの〜今急いでるんです。ママが風邪をひいちゃって!それにオジサン、』

大作はすかさず『ドンッセイ!アイアムパイパンボーイ!』

少女『はあ…。』


大作は黒の靴下から札束をだした。
382政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/15(火) 11:25:20 ID:qGEyZTdR
だがその札束にはくっきりと「子ども銀行」の文字が

「「子ども銀行」に子どもを預けたら、満期に利息がついてくるのか?」

「「子ども銀行」と言うからには、融資はやはり子どもを貸してもらうのか?」

「取立てにやってきた「子ども銀行」の行員は、やっぱ子どもを連れ去るんだろうなぁ」

などなど、政教一致@大阪はいくつかの「子ども銀行」ネタを思いついたがそれはさておき
383政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/15(火) 11:34:44 ID:qGEyZTdR
チャキン、乾ききった金属音がした

大作が振り返ると、文左衛門がいた。手には時代考証を完全に無視して

マカロフPMが光っていた。
384政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/15(火) 11:58:45 ID:LunNSqvq
「あばよ」文左衛門は冷ややかな目でそっけなく言った。

パンパン

やはり、銃声も何のそっけもなかった。

「うぐ、ドゲホ! 」

「二発腹にくらってもまだ死なんか! しぶといな大作」
385政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/15(火) 12:05:09 ID:cSTy2nB5
「うぐ、ノーベル平和賞、ノーベル平和賞を…」

「なんじゃ? まだあきらめてなかったのか? お前の手下は

衛星放送でアレだけ殺せだの死ねだの連発してるじゃないか」

「うっ、くっ」

「そんな団体の名誉職にノーベル平和賞がもらえるわけがない」

文左衛門はゆっくりと銃を上げた。

「心配するな、頭をぶち抜いて楽にしてやるよ、今すぐ」
386政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/15(火) 12:16:26 ID:K11E2TMg
「おいこら、まてっ」

警察が数人、ふっ飛んできた

「チッ まあこの怪我じゃ長くはないわ」

文左衛門は去っていった。素早い!

大作は順天堂病院特別室に収容された。重態だ。
387政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/15(火) 13:07:01 ID:9xICPwQU
錯誤は学会本部がマスコミからの問い合わせに対し「先生はお元気です」
「何事もありません」とマニュアルどおりの対応をしたことから深くなった

それはそうだろう、絶対安静の状態の人間が「お元気です」と言うことになれば

しかも毎日のように系列新聞に写真が載っているのがぱったりと出なくなっては

ウソがばれてしまう

「已むを得んな、替え玉を使え」
388名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/15(火) 14:55:29 ID:3RchkznO
『ぐわーっうわー』
大作はうなされていた。
夢のなかであっても死の恐怖が刻々と近づいてくるけとが大作にはわかった…。
死神が大作の横に立っている…。大きな鎌を持って。
死神は寝ている大作の夢に向かって問い掛けた
『魔王になるか、死ぬか、』
夢のなかの大作は暗い黄泉の国の中心で叫んだ!
『魔王にしてくれーーっ!』
389名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/15(火) 15:29:01 ID:3RchkznO
大作は目を覚ました。
側近『せんせい!ご無事ですか!私がわかりますか!?』

…大作は無言のまま立ち上がり窓を開けた。
大作の背中から黒い翼が生えた。大作は翼をはばたかせ窓から飛び去った。

側近『か、神だ。日蓮大聖人の降臨だ!』

魔王大作は頭から生えた触角をたよりにある女の所に降り立った。渋谷の女の所だった。

『あ、あのときのオジサン!なんでアタシの家がわかったの?銃で撃たれたんでしょ?傷は?』

大作『・・・・・・』

女『おじさん?』
女の子は母の看病を終えたところであった。

大作『$*△◆♂∋♀Åp刀刄ホ』

女『どうさたの?』
女が言った瞬間!大作は女のまだないに近い胸元に飛び込んだ!

女『キャーーッ!!!!』

390名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/15(火) 15:37:06 ID:3RchkznO
大作は女の子を押し倒し、服を剥いだ!
女の子『やめて!』

しかし、大作の耳には届かない。
大作は全裸となった少女のまだあどけない性器に向かってチ○コを打ち込んだ!
「ぱんぱんっ!ぱんぱんっ!ぱんぱんっ!」

少女『痛い!や、やめてー』

魔王大作『はぁはぁ』

『ぅおっ!!』
どぴゅっ!!!

・・・中出しだった…。辺りは処女膜を破ったときの血で溢れていた。

大作は何も言わず再び飛び去った。

少女『うっうっ…お母さん…』
誰も知らない、この陰毛も生えてない幼い少女の体に新たな魔王の血をひく生命が誕生することを……。

391名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/15(火) 15:43:41 ID:3RchkznO
〜数か月後
魔王となった大作は信濃城の玉座に座っていた。

あれからというもの世界は荒れ果てた。
信濃城は悪魔の巣となり、世界中の力ある者や賢者が向かっては帰ってくる者はいなかった…。

国連やアメリカもこの魔王の力に恐れをなし、女・金を貢いだ。


信濃城から遥か数百キロ、大阪の地で勇者が誕生したのはそれから往く時もしなかった…。

392政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/15(火) 20:20:07 ID:W73+7vE5
「俺の名は、レイザーラモンSG!」

革褌をビシッと決めた男は大阪城の天守閣で叫んだ。

「おい、何だあいつは」

「取り押さえろ」

捕吏がやってくる。天下の名城大阪城はこの時代、江戸幕府の管轄下にあり

幕府大阪奉行と言えども勝手に天守閣には登れない

393政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/15(火) 20:57:16 ID:53bi3KQv
「SGフォーッ」

「ああっ、天守閣から飛び降りたぞ」

「あわわ」
394名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/15(火) 22:25:00 ID:3RchkznO
グシャッ!・・・

『し、死んだ・・・』

レイザーラモンSGは死んだ

395名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/16(水) 07:00:57 ID:XWNt25uD
そのころ…東京都東村山にて…一人の元気な赤子が産まれた
『オギャーオギャー』

父『おーおー、元気な子だ。さて、名前は何にしようか?@政教一致@大阪A金正日BヘンリーC信平Dその他』

母『どれも素敵な名前よ。あなたが決めて。うふふ』
396政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/16(水) 20:45:04 ID:5xLlxRQJ
「うーむむ、トンヌラも捨てがたいな」

などと言っていると…
397政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/16(水) 21:44:17 ID:aAImR4Ak
ドンドンドン

戸を叩く音がする

「なにかしらねぇ」

「うーむ」
398名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/17(木) 13:10:12 ID:pLWGopoy
『へい、カツ丼おまち!』

『そんなものは頼んでないが…』

『ありゃま!!すいません。失敬!』

父『…カツ丼、美味そうだったな…』

母『…えぇ…』

399政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/17(木) 23:10:34 ID:kYcbGUnl
そこで二人は、改めてカツ丼を注文することにした。

ッルルル…ガチャッ

「まいどー来来軒です」
400名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/18(金) 03:21:20 ID:7Kn/Yise
『…俺は天飯店のカツ丼が食べたい、と言ったはずだが…』

母『え?そうでしたか?私は田中屋のカツ丼がいいですわ』

父『う〜〜む…』

来来店『お客さん、冷やかしですかい!!』

父『やはり香涼飯店の親子丼が食べたい!』

母『あら!賛成ですわ!
信平の産まれたことだし』

父『うむ!…てゆーか何時の間に信平に決まったのだ?』

母『えっ!?あなたが信平って決めませんでした?』
父『そ、そうだったかもな!はははっ!』

信平『おぎゃー、おぎゃー』


その頃信濃城では〜

魔王大作『俺の出番はまだか!?早くしろ、政教一致@大阪よ…。』
401政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/18(金) 07:24:45 ID:MRpcGyT1
しばらくまてー

「幻聴が聞こえてキター!」魔王は言った
402初代スレの1:2006/08/19(土) 01:49:59 ID:???
名無しさんの書き込みって、ひょっとしてハクオウ氏?
403政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/19(土) 07:34:05 ID:lKCyEQXb
>>402

どうでしょう?

作風は、非常に違うようですが
404名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/19(土) 17:24:28 ID:rXdSo30r
魔王大作『ぅ〜む、幻聴が聞こえるなんて……仕方ない、精神科に行こう。』

そして大作は○○心療内科にいった…


医者『成さん、どうぞー』

魔王大作『す、すいません、通名で呼んでください…。』

医者『あ〜、すいません。で、どうなさいました。』
魔王大作『はい、最近幻聴が聞こえるんです…。頭がおかしくなったんだと…』
医者『そうですね、フルチンで病院に来るくらいですから…。』

魔王大作『はっはっは』

医者『はっはっは…と、冗談はさておき、今迄いったい何があったんですか?』
大作『・・・』

405政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/19(土) 18:57:02 ID:F/sVfcWP
いろいろな事があった…

かすかな、鳥の羽ばたく音がした

バサッバサッバサッ

ピクッ、大作は寒気を感じたように体を振るわせた。

「どうしました? 」

「いや…なにも」
406政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/19(土) 18:59:17 ID:F/sVfcWP
「そう、それで、なにがあったのですか」医師は冷静だった。

「そ、それが…幻聴が」

「それは、本当に幻聴なのですかな」医師は白衣のポケットから聴診器を出した
407政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/19(土) 19:01:47 ID:F/sVfcWP
お、俺は本当に幻聴を聞いたのか?

医師は「上も脱いでください」と言った。

お、俺は魔王、魔王? お、おれはあの時…
408政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/19(土) 19:05:55 ID:F/sVfcWP
死ぬか魔王になるかと聞かれて魔王になったが、それを

したのは死神だ。死神…シ、が?

「どうしたんですか、ひどく汗をかいていますが暑いのですか」
「い、いえ」
「魔王に、なった気分はどうですか」
409政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/19(土) 21:07:12 ID:DN0iiy41
魔王! そうだ、俺は!

「さあ、すこし」
410政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/19(土) 21:10:16 ID:DN0iiy41
大作はいきなり口からは毒蛇を、9cmのチンポからは濃硫酸を

撒きながら走り出した。

「ウヤイウエイラトントトぎんほられ」

「お、おいあんたワワッ!」
411名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/19(土) 21:46:36 ID:???
「天理マンセー!!」
412名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/20(日) 03:29:16 ID:/dxiV3vk
『ワワッば化物だー』
医師は腰を抜かした。
『て、天理マンセー、アワワワ〜神さま仏様〜』
そう、医師は天理教徒だった。


大作は9pチンポをユッサユッサと震わせて踊った。
大作『ハイヤ〜ホイヤ〜フンババハッハ〜、今宵の月は伊達眼鏡〜♪』
まるで阿波踊りのパクリのような振り付けがキモイ…。
口から出た大蛇は大作のチンポと実の兄弟(チンポが弟)のように波長があった。
ケツからはケツ毛がのびまくった。…尻尾の様に…

大作『ふんがっほっほ♪』大作は今なお踊り狂っている『あ、よぃよぃよぃよ〜ぃ♪』


ガチャ
扉があき看護婦が飛び出してきた
『先生、どうしました!キャ!妖怪!!』

医師『お、お助けを〜』

413名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/20(日) 03:41:32 ID:/dxiV3vk
ファンファンファン〜

パトカーがきた

保安官『大丈夫ですか!?みなさん!』

看護婦『よ、妖怪…いや、魔王がぁ』

保安官『おのれ〜、この大江戸の治安を乱すものは本官が許さん!』

ガチャ!魔王大作は医師の部屋を出てゆっくりとこちらに向かってくた。

保安官『あわわ〜〜!』

大作『きんこんかんこんきんまんこ〜♪らっせら〜らっせら〜らっせらっせらっせら〜♪』


ドキュンドキュン!!
保安官の撃った玉は大作の頭を貫通した。

しかし、、、

大作『バハロ、バハロ、バカヤロー、バッハロ〜♪』
大作の体には巨大な馬の足の様な手足がはえた。

パカッパカッ
414名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/20(日) 05:52:51 ID:/dxiV3vk
パッカパッカ
大作『ヒヒーン』

パカッパカッパカッ

まるで地獄絵図だ…。


大作は病院を抜け出し牧場へと向かった。

牧場に着いた大作は牝馬と濃厚な交尾を始めた。

大作『ヒヒーンッ!』ドピュッ!…中出しだ。

パカッパカッパカッ。大作は再び東村山に向かった。

何故か急いでる大作は高速道路を疾走した。
反対車線には文左衛門がロードスターに乗って故郷にかえるところだった。

文左衛門『ちっ!大作め。覚えてろよ、ん?あ、あれは・・・馬?しかし大作にも…。・・・い、いかん。疲れているんだ。きっと・・・きっと…。』
文左衛門はリポビタンDをいっきに飲み干した。

415名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/20(日) 06:07:41 ID:/dxiV3vk
大作が東村山に向かっているとも知らず…

父『たまにはラーメンもいいな。はっはっは』

母『ええ、あなた。ふふふ』

信平『おぎゃーおぎゃー』

父『しかし、よく泣く子だな。うん、元気があってよろしい!私も元気を出さなくてはな!はっはっはっ』
母『ええ、下の方も元気になってますわよ、あなた』

父『むはっはっは、では、、、二人目を作ろうか!はっはっはっ』

〜18禁行為が始まった〜

そのころ大作は何故か川崎でジンギスカン鍋を食うために店を探していた。

大作『もんぴろぴろよんけむちゃっちゃ〜♪』
踊りは続く。

町民『う、うつけ者だ…』
若者『な、なんじゃありゃ〜』

女子高生『キンモー★』


そして!!
大作『う、うんこーーっっっ!!!』

まただ!!

ぶりぶりぶりーっぶりっばひょ、ぶりべりぶり、、ぷ〜〜〜…ぶりっ!ばべり、ぶはっ!ぶりぶりぶりーっ!!
416政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/20(日) 12:20:17 ID:QLnbezva
すっきりした大作は、ジンギスカンを食べてまた東村山に向かった。
417名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/20(日) 13:01:23 ID:/dxiV3vk
大作『こら!政教一致@大阪!手抜きするなー』



大作が大量のウンコを川崎に残していくと、人が集まってきた。
サラリーマン『くせっ!』
女子高生『なに〜、最悪〜!』

在日『う、うまそうだな…。』

在日は嘗糞の儀を始めた。
ペロッ

在日『うんめー』

大作は正に魔王だった。魔王の中の魔王だった。
しかも性欲も魔王なみだ
大作は裏ビデオ屋を見つけた。
大作『ヒヒーン!入ろ!』

店員『いらっしゃい。』


418政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/20(日) 22:00:17 ID:fKXIsePN
店員「うわっ。化け物、これでもくらえ」

店員が投げつけたのは

「聖水? うがっ! グワワッ」

人間だったらなんでもないのだが、魔王ともなるとこれはちと痛い!
419名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/20(日) 22:41:28 ID:/dxiV3vk
『ぐわーーっうぎゃー』
大作は悶え苦しんだ。

『こ、この化け物が!くらえ』ゲシッゲシッ
店員はケリをくらわせた!
『ぐふっ』大作は苦しそうに叫んだ。

大作は立ち上がり、裏ビデオ屋の店員に向かって炎を吐いた!
ゴーーッ

店員『あっちー!くそ』
店員は二段回し蹴りをした。
ドスッ 大作に直撃!

『う、裏ビデオ〜』
大作は光り輝く息を吐いた!
ちかちかちか〜ズヴァー!!

『ぐっ』店員は左腕の盾で身を防いだがダメージは大きい…。
店員は正拳突きを大作にくらわせた。 顔面に直撃

『ぐわー』大作の鼻からは血が吹きだしている!

大作は呪文を唱えた
『△℃¢#¶♯…バギクロス!!』

竜巻と真空の矢が店員を襲う

420名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/20(日) 22:55:26 ID:/dxiV3vk
店員は竜巻に巻き込まれた!辺りには竜巻によって裏ビデオが散乱した!!

大作『とどめだァ!』そのくちから灼熱の炎が吹き荒れる!

店員『ぎゃーっ!』
しかし店員は薬草を使った。そして『これならどうだ』店員は爆烈拳をかました!

ずどどどどっ!!

『ぐふっ』
大作は床に膝をついたが、、さらに攻勢をつよめた
『メラゾーマ』
ゴーーッ

店員『あっちあっちー。クソッならば…はぁっ!』カカト落としは大作の脳天を直撃!!

『げばゃにぢぶぐゃかゅじー』この世のモノとは思えない叫びをあげた…

大作の動きが止まった…

店員『はぁ…はぁ…し、死んだか』

しかし!!
大作は変身した!!

『な、なんだとーーっ!!!』店員は恐れに震えている。


421名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/20(日) 22:55:59 ID:???
職は見つかったんですか?
422名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/21(月) 03:04:16 ID:TdqQatJs
職は見つかったんですか?
大作『今は魔王をやってる!・・・ん?また幻聴か。』
大作は気にせず変身を続けた!
大作は白鳥の湖のごとくチンコが巨大化し、黒き翼が闇夜を覆い、ケツ毛の尻尾はまるで恐竜の如く大地を叩く、口から蛇が巨大なキングコブラとなり、頭からはバッファローの角が生えている。

『な、なんだと!』
裏ビデオ屋の店員は震えだした。

大作『かぽらぴれ〜、さんさん、かぽらぴれ〜、さんさん!』

423名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/21(月) 03:35:48 ID:TdqQatJs
大作は暗黒の精液を発射した!ドピュッ!

『あわわ〜』
べと〜『か、体が動けない!』

大作『かぽらぴれ〜さんさん♪かぽらぴれ〜さんさん♪』

大作はマヒャドを唱えた!

店員『ぐわー』
しかし、すかさずベホイミを唱え、大作の後ろに廻りバックをとった!
『スクリューパイルドライバー!』

大作『うわわ〜』

  ズドン!
『ギャッ!』大作の角は折れた!大作も負けずに暗黒の爪を天高くかかげ振りかざした!
痛恨の一撃だった!

店員『ぐふっ』しかし、その手には光が!

大作『ん?』
店員『ギャリック砲!』
大作はすかさずバリアーを張った!

店員『はぁはぁ…』
大作『やりおるな。おぬし…。』
424名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/21(月) 03:48:18 ID:TdqQatJs
大作『どうだ、世界を私と半分に分けないか?』

店員『……断る!悪に染まりはせん!』

大作『ひゃひゃひゃ、やはりその手にはかからんか。裏ビデオ屋のくせに何が悪だ。笑止!ならば!』大作はイオナズンを唱えた!

ドーーン!!店員は吹き飛ばされた!

大作『うひゃひゃ〜キンマンコだよ!ひゃひゃひゃ〜』

『ふっ、』店員は微笑を浮かべ電子ジャーを取り出した。
大作『ひゃひゃひゃ〜飯でも食うのか?げらげら。…ん?…ま、まさか…!』
大作の顔色がみるみる変わる。

店員『ふっ、そうだよ。わかるか、』

大作『あわわ〜』
大作は逃げ出した!
しかし!

店員『魔封波ー!』

425政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/21(月) 07:11:21 ID:8Y75FNex
大作「ウギャー! 」

大作はまた貧相な9センチチンポの人間に戻った。宙に吹き飛ばされる。

「う、うぐう、キンマンコ」
426名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/21(月) 09:11:54 ID:TdqQatJs
大作は人間にもどった。同時に死の苦しみが甦った。
たしか死神がこう囁いていた。『死ぬか魔王になるか…』と。

大作は暗い世界を宛てもなく走る列車に座っていた『俺はあのとき魔王を選んだ。』

『お、俺は正しかったのだろうか…』

ふと前の席に人が座っていた。顔はよく見えないが男の様だ。
男『君は魔王になる前に何がしたかったんだい?』
男の声が沈黙を破った。
大作『俺は日蓮大聖人の生まれ変わりとして、世界の平和を願っていた。』

男『平和』

大作『そう・・・平和』

男『具体的に何をした』

大作『本を書いた。ゴーストライターだけど。世界の要人とも会談した。金を払って会ったんだ。でもそれでみんなが自分の事を納得してくれるならそれでいいんだ…。』
427名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/21(月) 10:06:44 ID:TdqQatJs
大作は続けた
『在日韓国人の一人として外国人参政権も要求した。日本人のふりをして…。
政党を作って部下達に命令した。
政教分離に反してるのはわかっている。でも俺は
韓国人なんだ!
日本の政治がどうなろうと知ったこっちゃない!
ただ…在日が住みやすくなるように政治を使った。
在日同胞への生活保護もたくさんとれるようにした。その裏で…
日本人が生活保護ももらえず苦しんでるのは知ってた。
韓半島から同胞が来れるようにビザも免除させた
同胞達は日本で強盗団をやっているのも知ってる。
でも日帝36年の苦しみに比べれば大したことじゃない。
それでも俺には関係ない。俺は韓国人なんだ!』

沈黙が二人をみつめている。
428名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/21(月) 10:14:04 ID:TdqQatJs
男『・・・』

大作『多くの勲章も金で買った。
名誉市民や名誉博士の称号も金で買った。
自分を信仰するものへ愛を与えた。
たとえ相手が嫌がっても、それが彼女達のためなんだ!』

男『それから?』

大作『暗殺も指令した。自分の意に背くヤツは死ねばいいんだ。』

男『では、魔王になってから何をした?』

大作『・・・!!』大作は何も言えなかった。

男『そう。わかったろ?
魔王になってかもやったことは
人間のときと何も変わらないんだよ。』

大作『あ、あなたは…もしかして、』

429名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/21(月) 10:23:19 ID:TdqQatJs
『もしかして、、』

男『君は次の駅で下りなさい。
こっから先は君の世界ではないよ。
私は君が私を利用したことも知って…いや、何でもない。
さぁ、下りなさい。』

大作『あなたは戸田先生!!』

過ぎ行く列車の中で男は微笑んでいた。

大作『戸田先生ーーーっ!!!』


気付くと大作は牢獄に入れられていた。

430政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/21(月) 21:26:53 ID:rR/nYeLy
「あ、あれ? 」

「気がついたか、このモウモドキめが」
431政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/21(月) 21:42:47 ID:J+iXxut1
430訂正

誤 モウモドキメが

正 マオウモドキメが
432政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/22(火) 20:17:45 ID:MoW4e31S
周りを取り囲んでいるテントには「かもめサーカス団」の飾り文字が!

「んもー、キンマンコ」

ビシ、バシッ 鞭が鳴った。

「いたたた」

「コレ、マオウモドキ! 早く変身せんか」調教師は言った。
433政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/22(火) 22:10:10 ID:odfW8NKz
そんなことを言われても、人間に戻ってしまった(戻ってこれたと言うべきか)

大作には、もう再び魔王になることなどできない。

仮に百歩譲って、それができたとしても、それだけは絶対にしてはいけないことなのだ。

だが…

ビシ、バシッ 鞭が鳴った。

「いたい! んもー」

「お前は牛か! 早く魔王になれっ!」
434政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/22(火) 22:11:49 ID:odfW8NKz
さんざん鞭で殴られた挙句、「変身するまでメシ抜きだ」

と放置される大作だった。

「このままでは餓死するかも」

さっそく不安になる大作だったが
435名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/22(火) 22:26:20 ID:???
ぶろロロロー、ききー
サーカス団のテントの裏に幌付きトラックが1台やって来た。
若い兵士が荷台からサッと飛び降り助手席のドアを開けると
長刀を持った士官が降り立った。

「団長はどこにいらっさるのかなぁ」

空中ブランコ海苔の大森はテントの傍らにたつバラックを指差した。

(サーカス団に兵隊さんと来れば・・・アトタノム)
436名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/22(火) 23:36:03 ID:???
調教師が楽屋に戻るとそこに団長が肩を震わせて嗚咽していた。

「ワンリ〜、dキ〜、うぇ、ヒック、モウ、肉もって来い!!べらぼうめぇ〜」

机の上にはテンコ盛りになったバナナが置いてあるのだった。

「団長、このご時世にえらい豪勢でんなぁ〜」

調教師は○NKドラマのような下手糞な関西弁でバナナが盛ってある理由(わけ)を聞きたくて
団長が泣きじゃくっているのもそっちのけでバナナの事に水を向けたのだった。
437名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/22(火) 23:38:05 ID:???
>>436
誤:○NKドラマ
正:N○Kドラマ
438政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/23(水) 22:37:51 ID:cgtrnYlS
「ばなな? 」

団長は、まあすわれと言うように椅子に手を振った。
439名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/24(木) 13:05:29 ID:Nb4UzOXA
ば、はなな…。
大作はバナナとメロンが好物だった。
「団長さん、あたしゃ〜、バナナときくと海苔屋の小倅でホントよかった、と思うんですよ〜」

「この牛野郎!」ビシッ
鞭が鳴り響く。

「んもー!金の卵だよ。キンタマじゃないよ。」

「おい!」団長は子分に言った。「この牛をステーキにしろ!」
「へいっ!」

「待ってモ〜、おいらは元魔王ですよ。そんなことしていいのモ〜?」

団長は切れた「ぶっ殺すぞ!」
440名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/25(金) 00:45:32 ID:YDhaprdv
大作『だ、団長さん!待つモ〜。いい話があるモウ!』
大作は必死だった。

団長『なんだ!また下らんことだったら殺すからな!』

大作『へへっわかってるモ〜、旦那』

ビシッ!!!

大作『痛いモ〜!』

団長『団長様と呼べ!』

大作『す、すいませんモ〜。悪気はないモ〜。ゆるしてモ〜旦那ぁ〜』

ビシッ!!!ビシッビシッ!!!

大作『モーーーーッ!』

団長『団長様、といえと言ったろうが!頭の弱いヤツめ!』

大作は小屋の隅で泣きじゃくっていた。眼鏡はまるで真冬の吐息を思わせるように曇っていた。
441名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/25(金) 00:57:43 ID:YDhaprdv
『おい、豚牛!名前はなんともうす!?』

『ヒック、ヒック。…へ?あっしですかい?』

『そうだ!豚牛はお前しかいないだろう。』

大作は胸を張って言った。『デイサック・ベッカムとと申します!』

どすっ!どかっ、ばき!ずべしっ!ごん!ばし!ごすっ!どんがらがっしゃ〜ん!

大作『うっうっ痛いモ〜。冗談モ〜。池田大作、いやソン・テチャクいいはります〜』

団長『なんだ?お前、朝鮮人か?』

大作『はい、へへへ』

団長『気持ち悪い民族め。で、良い話とはなんだ?』

大作『へいっ。女を紹介します久本雅美いいますねん。ベッピンでっせぇ〜』

団長『うむ、では連れてこい』
442政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/25(金) 06:37:09 ID:axLPXneZ
連れてこいと言われても、檻の中にいたのでは…これが大作が必死で立てた作戦だったが

「おい、若い衆を連れて来い!」と叫んだ。

棒や刀で武装した若い衆が十人ほどやってきた

団長はお見通しだった
443名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/25(金) 11:41:38 ID:YDhaprdv
大作は考えた。
「檻があいて奴らの隙を作るには…」

突然!ピロロロロッ
携帯電話の着信音だ。

「誰だ?携帯電話は禁止のはずだぞ。」と団長が一喝すると・・・ 

大作は肛門から携帯電話を取り出した。「はい、もっし〜」

団長はひいた。ドンビキだ。「な、なんじゃこいつ!」

「うん。わかった。うんうん。OK!」大作は話しおわると携帯をまた肛門の中にもどした。
「ぁは〜ん…」大作はアナルプレイも好きだった。

「へっへっへ。団長はん、雅美ちょうど雅美から連絡がきましたよ。」

444名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/25(金) 11:48:05 ID:YDhaprdv
そして若い衆が檻に入るために鍵をあけた瞬間!

「今だ!」大作は走りだした!
「ん?うわっ」若い衆は豚牛の突進に怯んだ。

「ぶひっぶるひ」どーん
大作は逃げ出した

団長「逃がすな!その豚牛を捕まえろ!」
445名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/25(金) 15:00:06 ID:???
神速領域に入った豚牛は青白いオーラを纏っていた。

「うひゃひゃひゃ」

門を出たところでは安倍藩の槍隊が槍襖で待ち構えていた。

「ぶひ〜ん、と、止まれないのかしら」
446名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/25(金) 16:54:18 ID:???
「皆の者力を見せよ!」

安倍ちゃんの号令一下、槍隊の槍先は一段と輝きを増した。

「ぐはっ、先生、戸田せんせぃ、自分が凡将なばっかりに〜」

逝け作は珍イヒを丸出しにして果てたのだった。
447名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/25(金) 19:49:58 ID:YDhaprdv
再び闇の…いや、もはや死の世界というべきか?大作はそこを彷徨っていた。
目は虚ろですでにその亡霊は自我をもたない様子なのである。

まるで漆黒のないその闇はお伽話や怪談、
都市伝説に伝わる『それ』とは違い、
さらにどの宗教にもきかれる地獄のある程度の陽気さも欠いた正に
苦しみ・恨み・後悔・痛みを実感させる世界といえない世界、『魔の極地』ソノモノであった。

その『魔の極地』は上下・左右のない不思議な空間であり、いつかのヤツはそこにいた。
そう、、『死神』である。
『悪しき者よ…』死神が発したその詞は大作の精神の奥底の牢獄に閉ざされた意志に問い掛けた。

448名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/25(金) 20:02:11 ID:YDhaprdv
大作は意志を取り戻した。『いったい?』何も見えない。聞こえない。しかし確かに意志は戻り、死神の詞は頭を巡る。

死神は続けた
『悪しき者よ、魔王よ…』
大作は恐怖に包まれながらも異論をした。
『私はもう魔王ではない!』

『しかしワシは貴様に生を与えた。貴様は死を恐れ魔王になることを決めたのではないか?』

大作は怒りがふつふつわいてきた。
『死神よ!私を悪に染めた死神よ!私は生きるために魔王を選んだ!
私はまだ死ぬわけにはいかなかったのだ!
たとえ魔王になろうとも闇あるところまた光もある!私は正義を取り戻す自身もあったし、げんにすでに魔王ではない!』

死神は顎を震わせ笑った。もちろん大作は気付かない
449名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/25(金) 20:18:20 ID:YDhaprdv
死神は笑いは消え大作に説いた。
『お主、気付いたろうに。《魔王になろうが、なるまいが何も変わらない》ということを』

大作は思い出した。束の間の豚牛生活がそれを忘れさせていたのか、
大作は信じたくなかった。『お、俺は正義じゃないのか?正義感は確かにあっ…た、はず…だ。』

死神は再び説いた
『何故、ワシがそなたの所へおもむいた?そなたが悪そのものだからさ!』
さらに死神は続けた
『お主の正義とは本当は自己利益のための正義だろうに。いわゆる偽善じゃ。
たしかにお主の言うとおり、闇あるところまた光もある。
しかしお主は闇そのものなんじゃよ。暗くちゃ何も見えん。光がないからじゃ。』

大作は気付いた。自分は生きとしものの世界で唯一の『悪』そのもの、だということに。

450政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/25(金) 22:27:16 ID:mlGl1yu5
「で、では、どうすれば」

瞬間、大作はあることに気がついた。

451名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/26(土) 03:54:07 ID:QQ6okmX3
大作は気付いた。
〜自分は死んでいて、この死神に生死を委ねられている。
生きるためにはこの死神の意図することに反するべきでない〜


大作は知らなかった。
この『闇の極地』では死神は支配者、死神であろうが神である。
大作の考えを死神がわからないはずがない。


死神は笑った。もちろん大作には何も見えない。
だがその恐怖が脊髄まで伝わるがごとき死の声ははっきりとしている。
『お主、思ったとおりの奴じゃ。腹黒いのぉ。悪、そのものじゃ!ふぉっふぉっふぉっ』

大作は法華経を唱えるしかなかった『南無妙〜 日蓮大成人よ!』


452名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/26(土) 04:09:41 ID:QQ6okmX3
死神は愉快だった。
『日蓮、知ってるぞよ。
あぁ、確かに知っているぞよ。奴ははるか昔此処に来た。
正義感の強い奴じゃった。釈迦の思想を脱線しておるほどじゃったわい。』死神は続けた『しかし、奴は釈迦には忠実じゃった。
釈迦は欲のない聖人じゃ。しかし、今の世を見よ。お主が創ろうと途中の世じゃ!お主の宗教は釈迦より日蓮、日蓮より戸田、戸田より池田大作、つまりお主。
創価学会とはお主を崇拝する宗教だろうに。
ふぉっふぉっふぉっ!
釈迦のは忘却の彼方に、日蓮の仏典は忘れられ、
牧口・戸田はお主の師ということ以外語られる事は少なく、お主の書物以外は知ることのない信者ばかりじゃ』

453名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/26(土) 04:22:34 ID:QQ6okmX3
大作は悪であった。
そして悪であるがために悪意はなかった。死神にはそれが愉快でたまらなかった。

『お主の様な奴は今までにいなかったわけではない。ヒトラーなるものがそうじゃ。己の正義のために悪に気付いてもそれを正当化しておったわい。
しかし、奴にも真の正義らしきものはあった。奴は妻を愛した。
己の民族に誇りがあった。気高い民族なれ、とな。
ワシはそれが気に入らなかったが、その闇が民族浄化じゃった。
ワシは奴は完全なる悪の中悪とは認められんかった。しかしの〜、
そう時間はかからんかったわい。ふぉっふぉっふぉっ!』

大作は『じ、時間?いったい何を言ってるんだ!?』
454名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/26(土) 04:39:21 ID:QQ6okmX3

死神は間を置いて答えた
『ワシは片腕を探しておったのじゃ。お主を魔王にし、テストをしたのじゃ。
ワシは力を手に入れた。もはや死神ではなくなるんじゃよ。』

『死神ではなくなる?ではいったい何に?』

『ワシの力はもう何者も得られん程じゃわい。
ワシは大悪魔神となるのじゃ!!』

『だ、だ、大悪魔神!?』
『そして、ワシは見つけたのじゃ。お主を選んだのじゃ。
お主は我が片腕として我に仕えよ!
そなたは魔王を超えた力をもった悪魔大神官となるのじゃ!』

大作は『………。それで生の世界での俺の地位と女との性交渉の自由のであれば。』

死神は喜んだ
『よかろう!さすがワシが見込んだだけあるわい!
うっはっはっはっ!
お主は地上を悪に染めよ
洗脳するのじゃ!ワシを崇拝させよ!日蓮を崇拝させたふりをさせ、善人のふりをするがいい!

大作は『はい、大悪魔神様』と答え生の世界に戻った
455政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/26(土) 20:59:39 ID:taG4mliR
大作は、さりげなく層化藩に戻った。

流石に層化藩にも魔王の噂は届いていたが、さりとてまさか自分たちの殿様が

魔王だと疑いを持つものは誰もいなかった。

念のために、大作は病院で変身を目撃した側近を、ひそかに天守閣に呼び出して

手打ちにして口を封じた。
456政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/26(土) 21:59:05 ID:vpBnRUu2
それはそれとして、大作は森田を再度呼び出した。

「しばらく、江戸(作者為念注:吉原も地方から見ると江戸の一部)に歩いたりしておったが

準備は出来ておろうの」

「ははっ」
457政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/26(土) 22:05:53 ID:vpBnRUu2
侍大将、森田は恭しい態度で言った。

「兵2千、用意のほう整いましてございまする」

「ふむ、兵糧や弾薬の用意は、ぬかりあるまいの」

「それはもう、ただ、長期戦になった場合に備え予備の兵を動員する

ご命令を賜りたく…」

「愚か者めが、長期戦になり動員した兵で寺を落とせないようなことがあれば

腹を切れ」
458政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/26(土) 22:07:27 ID:vpBnRUu2
{ははっ」

一方、文左衛門らは…
459政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/27(日) 06:40:51 ID:EJ8UhAmc
層化藩内の関所を難なく突破、おおいし寺へと進んでいた。

「のう、文太郎、昨夜、なにかあったのかな」背地がいった。

「なにもないわ」文左衛門は言う。

「それからの、文太郎は子どものときの名で今は文左衛門じゃ」
460政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/27(日) 06:44:19 ID:EJ8UhAmc
「ほうほう、ロリータ小説を書いているのが府教委(作者注:読み「ふきょうい」大阪府教育委員会、
大阪の府立高校を監督している)にばれるとヤバイからか」
久村が言った

「煩悩のかたまりのあなたに言われたくないです」文左衛門は返した。
461政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/27(日) 06:50:46 ID:sS8KxQ9E
もっとも府教委もいろいろあるのだが、そんなしゃれにならない話はさておき

「一山超えれば、寺です」青梅が言った。

「うむ、だがもう日が暮れよるわ」背地がいう

「野宿は困るのう」文左衛門は言ってあたりを見渡した。
462政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/27(日) 08:04:46 ID:ng/R2cpC
「あそこの廃寺はどうか」

「とまれそうじゃの」

「早い目に掃除などして」

「そうじゃの」
463非公開@個人情報保護のため:2006/08/27(日) 08:29:47 ID:esTb0n4R
こいつらSGじゃないよね!
http://www.tehpron.com/html/Japanese-Face-Farting.html
464政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/27(日) 13:32:16 ID:kCYHp6iO
雨漏りしそうな古い寺へ、一行は入った。

一応、誰もいないことを確認しなければならないと考えた文左衛門は

庫裏から寺の経文を収める小さな蔵まで確認した。ちいさなシノビ用の

ロウソクを手に青梅が後に続く。
465政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/27(日) 13:40:50 ID:kCYHp6iO
「ここは…経文ですかコレは」青梅が言う

「うむ、由緒正しい寺であったのが、層化の世になり捨て去られたのであろう」

「なんだか難しい巻物で一杯ですね」

職業上(本業は貸し本屋)珍しい本などがないか、文左衛門は確認した

「む、なんじゃこれは…シだと」

466名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/27(日) 19:49:10 ID:LM2Kkvnr
文左衛門はぎょっとした。

そのころ、悪魔神官となった大作は大悪魔神を讃える儀式をしていた。
大作『くくくっ大悪魔神様を崇拝せよ、愚民どもよ。』
すると、『殿!』
悪魔神官大作『何だ!今は儀式の最中だ!』

『はっ、しかし信者になりたいと申す者が参りました!』

『ふっはっはっ!また釣れたか!よし!連れて参れ!』
大作は悪魔の衣裳から素早くスーツに着替えた。

少年『…失礼します…。』
大作の目付きが変わった。大作『やぁ、よく来てくれたね。今日は何か相談でもあるのかな?』

少年『は、はい…。あっ…あの〜僕は創価藩の信者じゃないのですが、、』

大作『ん?あっいいよ、いいよ。何があったんだい?』
少年は大作を気さくな優しい紳士と勘違いした。
『はい、実は…学校でみんなにいじめられてるんです…』

大作は目を光らした
467名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/27(日) 19:58:49 ID:LM2Kkvnr
少年『みんな僕をシカトするんです。そりゃ〜僕にも悪い所があったかもしれませんが…』

大作『そんな事ないよ!いじめてる方が100%悪い!!』
いじめとはそんな単純なものではないが、創価藩の連中は人の弱みにさり気なく付け込むのが巧かった。

少年『えっ?僕は悪くないんですか?』

大作『当たり前だよ!君は何も悪くないよ!悪いのはいじめてる卑怯者だよ!』
まだ幼さが残るこの少年は大作を偉い哲学者と勘違いしていた。

少年『そうですよね!僕は何も悪くないですよ!いじめてる奴が悪魔の卑怯者なんですよね!』

大作『そうだよ!』

実際はいじめてる側が百%悪いなんてそんな単純な世界はないが、少年にはこの言葉が精神安定剤となった。
大作はしてやったり、だった。
468政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/27(日) 21:41:08 ID:4GwuWZF9
「ぬふふ…」薄気味悪い笑いを浮かべた大作は、すぐにそれを消した。

「いじめか…」

いじめるほう、いじめられるほう、そして中立の対場でいじめをやめさせる

存在(教師、親、ETC)
469政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/27(日) 21:44:24 ID:4GwuWZF9
「ワシも、悪魔神官大作としてまだまだ修行せねばならん、そうか、

このことなのだな、ワシが選ばれた理由は!」

そんなこんなで文左衛門がいる廃寺

「うーむむ」
470政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/27(日) 21:53:54 ID:4GwuWZF9
『千歳の若い『シ』がいました。『結婚して、後継者を残したいぜ』』

「ふむ」

「文左衛門先生?」青梅は文字が不自由だ

「あーこれは、ほら、シに着いての文書じゃ」

大阪では文盲(死語かつ差別用語、歴史を記述すると言う観点から使用:政教一致@大阪)
では生活にも不自由するのだ

(大阪に限らず、幕末の大都市圏の識字率は他のアジア諸国を大きく引き離していた)

この識字率が周辺諸国をぶっちぎっていたことが、実は東洋近代史で重大な意味を持つのだが

それは大学の講義のレベルなので話を戻すと
471政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/27(日) 21:56:23 ID:4GwuWZF9
「なになに、仏教は怖くないだと」

「先生、その経文はいったい?」
472政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/27(日) 22:18:26 ID:4GwuWZF9
「うむ、これはシについての宗教上の意見を書いた文書だ。

書いたのは中国の尚書省という役所だな。」

「え、それで」

「シ…死ぬこと、お迎えは誰にでも必ず来る、生きると言うことは死ぬことと

裏表じゃ」

「え、ええ」

「だが、人間は死ぬことを恐れる、だれでも…神仏にすがり長生きするための

技術や知識を探求する」

「ええ」

「そこで…シは、死神はそうした人間の試みに対して…なに、悪の代理人を!」
473名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/28(月) 00:48:54 ID:yOe7wSXO
『あ、悪の代理人…いったい何のことを…。』

そして、文左衛門の脳裏に彼のことが浮かんだ。

突然背後から声がした。
『しかし、死神とは?悪魔なのでしょうか?』廃寺には噂を聞いて訪れた賢人である。

『あなたは?』文左衛門はすぐに知恵ある者と気付いた。

『失敬。私は溝口という者です。』

『溝口…。彼が…。』
そして文左衛門は高名なこの賢人を前に臆することなく議論を続けた。

『死神と悪魔、それをつなぐもの…死神や悪魔に仕えし者がいるのでは?』

溝口はうなずき、述べた『やはり文左衛門殿もお気付きですか。』

『えぇ、もしかして悪魔の神と死を司る神は同一なのでは?と思うのです。』

『私もそう思います。ある古き古文書には闇に君臨する大悪魔神の記述があるのです。』

文左衛門は聞き間違いではないかと確かめた
『大悪魔神ですと!?』

474名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/28(月) 01:05:16 ID:yOe7wSXO
溝口の表情が険しくなった。『大悪魔神がこの世に来ることはないと思っていました。あなたのおっしゃる通り、悪の代理人、つまり神官がいなければ…。』

『神官!?し、しかし私は魔王となった者を知っております!いったい何が違うのですか!?』

『魔王とは死神の審判により決まるものです。死神が…』…溝口は恐れを隠せなかった。しかし、吹っ切れたように話した。
『死神が…さらなる力を手に、大悪魔神となるのに側近とする悪魔神官を任命するときに試すのです。魔王として。
私は魔王を幾人か見てきました。しかし悪魔神官は現れず、死神は大悪魔神になれないままでした。
完全なる悪でなくては悪魔神官にはなれません。


文左衛門『しかし、何かが変です。私にはいつか闇が覆いかぶさるように感じます。』

溝口は答えた『ついに現れたのです!完全なる悪が!死神、つまり大悪魔神をこの世界に召喚し、魔王から悪魔神官となった者が!!』

475名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/28(月) 01:18:45 ID:yOe7wSXO
文左衛門は凍り付いた。自分はつい最近ロードスターに乗っているときに…
魔王らしき者をみた。
その顔は…

文左衛門はそれ以上考えたくはなかった。

溝口にはすぐに文左衛門が恐れているのに気付いた。『彼は、魔王、いや、、
悪魔神官は正義を偽ったマントをかぶっています。気付かない者が大抵です。』

『あいつが…、フルチンのうつけ者が…、ラード臭を漂わすあの男がもしや…
いやいや、馬鹿な!』


476名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/28(月) 05:05:01 ID:yOe7wSXO

〜創価藩信濃町創価城〜

悪魔神官大作はセックスに励んでいた。ゆうに30人を超える数の女とである。男は大作一人、女は10歳から45歳まで多様である。
大作『はぁはぁ…。大悪魔神様のご加護を授けてやるぞよ!うっ!!』ドピュッ!!
大作は洗脳した14歳の女子に中出しをした。
女『あ〜ん。』
そして32歳の女にフェラチオをさせ綺麗にしてその場を去った。

『殿!洋服でございます!』

『いらぬ!それより信者増員の方はどうなっている?それから三権への介入は?』
『はっ、はい!信者の方は部下に全国網をはって増やしております。
公明党の方は今、自民党を金で買収し、信者の票を飴玉にして連立を組む計画中です。
裁判官の方は創価藩を訴える愚か者を敗訴させるために学会員を潜入させております。
ところで殿!次はどのようなオナゴを?』

『うむ、たまには金髪の白人とセックスをしようと思う。連れてこい!』

『はっ!』部下はさった。
『くっくっく。大悪魔神様の下部となってから良いことだらけじゃ!ふはははっ!!
よし、そろそろ世界に向けてアピールをするかな。
大悪魔神様のことは内密、そして日蓮を利用し、ワシを崇拝させる。ぐわっはっはっは〜!!』

そして大悪魔神への祈りを捧げに向かう大作であった。
477名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/28(月) 21:14:14 ID:???
政教一致@大阪は無職
478政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/28(月) 22:10:57 ID:Iw0nNqMK
>>477

それは、小説の内容とは何の関係もありませんね

政教一致@大阪が内閣総理大臣であろうと無職のホームレスであろうと

その書く内容は変わらないでしょうからね

ちなみに内閣総理大臣でも無職のホームレスでもありませんが、それはさておき
479名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/28(月) 23:37:43 ID:???
リストラおやぢ?
480政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/29(火) 21:41:35 ID:p6xoXRDr
もとリストラおやぢと言ったほうが正しいでしょうね

ま、それもさておき
481政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/29(火) 22:07:05 ID:LXZJl7e4
「大悪魔神さま〜」

大作は祈りを始めた
482政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/30(水) 20:48:29 ID:Z5ZVNMss
「フシュルルー、順調なようじゃの」
大悪魔神は上機嫌だ

「ははぁ! それはもう…」大作は言う。額を床にこすりつけながらだ。

「だが、感づかれてはならんぞ」
483名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/30(水) 21:14:40 ID:???
処変わって此処は創価藩内の創価飯店

「ハイ、練馬ダイコン買ってくるアルネ〜」

「アイゴー」

進め電波少年バリの新人イジメが行われていた。
(代金は当然自腹、全行程歩きである。)
484政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/30(水) 21:55:28 ID:q0UJ9J+S
層化から練馬まで、まるで24時間テレビの非人道的マラソンの

ように走りとおす新人
485政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/30(水) 22:21:29 ID:IkYXnG+V
その道中ではぐくまれたものは…殺意

「おい、そこの大根背負って走っていくあんちゃん」拳銃の密売人が言う

「アイグ、ウリのことあるか」

「おまえ、何人だ? まあいいや、トカレフいらないか、安くしとくぜ」
486政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/31(木) 20:24:47 ID:uroqaqhv
トカレフを手に新入りは道を急いだ。

チャキーン

旧ソ連の製品の多くがそうであるように、トカレフも表面の仕上げは荒いが

メカニックは長持ちする。スプリングや小さな部品の強度が高いからだ。
487政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/31(木) 20:59:59 ID:zdELjkfH
ガラッ 戸を開ける新入り!

「おう、この皿を全部…おまい!」

「死ねやぁ!!!」

その次の瞬間だった。戸から黒いものがすさまじいスピードで突進してきた。

「ンモー!」
488政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/08/31(木) 21:04:10 ID:zdELjkfH
ドギューン! ドギューン! ドギューン!
489名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/01(金) 08:14:16 ID:1S3oaSOE
そして17年後


東村山藩の信平王子は立派な勇者となった。
『父上、私は気付いてました。悪魔神官となった池田大作に。
そして…大悪魔神に』

『うむ、ついにこの時が来てしまったか。行ってしまうのだろ?信平。』

『…はい』

『うっうっ』母は泣いていた。立派に成長した息子がの事がうれしいのか、悪魔神官を倒しに去ってしまうことが悲しいのか、
それはわからない。

信平は王家に伝わる伝説の剣『キリマンジャロ』を腰に掛け城を去った。


悪魔神官大作の力は日差しに強まり、大悪魔神が世界を闇に覆う・・・今や世界は不安で包まれている。

490名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/01(金) 08:50:18 ID:KErJiVT1
突然ドアが開き、そこにはこわもてのお兄さん達がっ!親分の仇を討つために俺達もいくぜっ!
491名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/01(金) 21:05:39 ID:???
職は見つかりましたか?
492名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/02(土) 15:08:49 ID:tNHXL3Xv
悪魔大神官大作は信者を確実に増やしていった。
そしていつもの様に大悪魔神に祈りを捧げた。
『かぽらぴれ〜サンサン♪大悪魔神様に幸あれ!うひゃひゃ〜、キンマンコだよ!』

493政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/09/02(土) 22:55:20 ID:5PlZ6rRX
AGE
494名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/03(日) 00:38:17 ID:Dpm/rBSp
大作は巨大な竜に変身してフランスに攻め込んだ。
『うひゃひゃ〜、よくも創価学会をセクト認定したな!滅ぼしたるわ!』

竜に姿を変えた大作は凱旋門の前に立ち炎を吹き散らした!逃げまとう人間を見て大作は愉快であった。

『美女が多いな。ん?そうだ!うひゃひゃ!』 

大作は何百万ものフランス美女を拉致し、去った。



パンパンッ!パンパンッ!ドピュッ!だら〜
『オゥ〜ノン…。』基地外大作は早速創価城でフランス美女に中出しをした。

大作『うひゃ、次はノーベル平和賞をもらいに行くついでにスウェーデン美人とやるかな!』

しかし大作には常に不安があった。自分を滅ぼす者。勇者の存在。 そして唯一自分と互角に渡り合った男・裏ビデオ屋の店員…。
495政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/09/03(日) 16:13:32 ID:u7OxybGb
「う、むう・・・このオレが、キンマンコを極め龍にさえ姿を変えることができた

オレが怖いものがあるとは・・」
496名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/03(日) 18:10:56 ID:Dpm/rBSp
大作は考えこんでいた。
『俺を滅ぼせる者…勇者、裏ビデオ屋の店員、そして……大悪魔神様。』


『うむぅ〜、私は死ぬわけには行かない。死を司る神、大悪魔神様。
私は悪魔神官として永遠に大悪魔神様に仕えよう・・・しかし、大悪魔神様には死は訪れないのか?
いつか私も死神、大悪魔神と昇進し、生死を司りたいの〜。』


すると、突然、側近があらわれた。
『殿!』

びくーーっ!!
大作『おい、こら!いきなり部屋に入ってくんじゃねーよ、ボケ!で、何だ?』

『は、はい。申し訳ありません!いや、突然メディアが取材にきて池田先生にお話を、と。
急いで邪神像を隠して下さい!』

『ちっ、面倒クセーな。はい、はい。』大作はブツブツ文句を言いながら大悪魔神を崇拝する像をカーテンで隠し、
日蓮の仏典と牧口・戸田の書物を飾った。

『失礼しま〜す』

『やぁ、よく来たね。ゆっくりして行きなさい。』
497名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/03(日) 18:14:49 ID:Dpm/rBSp
『どうも〜、週間旧潮です。』

『む!しゅ、週間旧潮!?』
そう、大作の因縁の敵である。

498政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/09/03(日) 22:34:02 ID:SZmoHnXb
しかし、考えてみればこれはチャンスだ!

なぜなら、マスコミが擦り寄ってくること自体が作戦の成功を意味しているからだ

あるいは、逆説的に言うと日本国内で反創価のマスコミ・ジャーナリストが

根絶できない限り、絶対的勝利はない。

499政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/09/04(月) 07:12:00 ID:GZZt5kuC
「早速ですが先生、フランスでの事件どう思われますか」

「んーキミ、早く拉致られた女性が解放されることをねがってやまないよ」

「ほほう、ところで先生、公明党が最近掲げている…」

「キミキミ、それは公明党の広報にでも聞いてくれたまえ、ここは学会だよ」
500名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/04(月) 09:29:40 ID:7tqjMZKt
「いや〜すいません。では次の質問は、と。
え〜と、竜には変身できますか?」

「はっはっは!君、ドラクエのやりすぎだよ(ドキドキ)」

「そうですかね?では次の質問ですが〜、公明党の次期代表になるとモッパラの太田議員ですが、
池田先生が指名したと」

「ゴホッ、ンン〜ッ!君〜、公明党の事は公明党に聞き給え」

「あ〜すいませ〜ん。ところで先生はフランス美女に興味ありますか?」

「あ〜それはだね〜・・・ん〜。そうそう!らっ、拉致は国家犯罪でぇ〜、・・・え〜と、何の話だっけ?」

501名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/04(月) 10:58:08 ID:7tqjMZKt
「いやだなぁ〜、フランス美女とのHはどうでしたか?って聞いたんですよ〜」
「そりゃ、キンマンコだよ!! あっ、いやいや(汗)、
キンマー、……そうそう、フランス人のキンマー・コンチネンタルさんと仲がいいんだよ。私は!」

「そうですか。
ところで、フランスでの出来事ですけど、」

「…何だね?」

「えぇ、巨大な竜が現われたらしいんですよ!
火を吹いてパリはメチャクチャです。セーヌ川には死体が浮いています。
このことについて学会の方から何かコメントをいただけないでしょうか?」

502名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/04(月) 11:10:31 ID:7tqjMZKt
「うむ、フランスは罰が当たったのだよ。
創価学会をカルト認定したんでね。日蓮大聖人はお怒りだよ。
しかし気の毒だ。私はいつも祈っているよ。
フランスに再び平和が訪れるように。
竜に拉致られた女性達の無事も祈ってる」

「ほほう。あの、僕もお祈りしたいんですが、いいですか?」

「勿論だとも!さぁさぁ、大悪魔ぁ〜、じゃなくて仏にの前にどうぞ」

「あの〜、このカーテンの裏には何があるんですか?」

「へ?い、いや、何もないよ。し、失礼だな、君は。邪神像なんてあるわけないだろう!」

「僕、邪神像なんて言ってませんよ。」

「じゃー死んじゃうぞ!と言ったのだよ(汗)
ほら、フランスの件もあっただろう!
さっさっ、お祈りしたまえ!」

503名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/04(月) 11:17:46 ID:7tqjMZKt
旧潮の記者は祈った。
「ちゃんと、政教分離しますように!ぱんぱん」

「君、私への当て付けかね?創価学会は公明党とは関係はない!
さぁ、次の質問は!?」

「は、はいはい。え〜とですねぇ〜、」
504政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/09/05(火) 20:27:12 ID:6q61WFvN
「そのう、ぶしつけかとは思いますが、後継者の

ことについて何か一言コメントを」

「こ、後継者…チミーそれはだね、今、私がコメントするべき事柄ではないと思われるんだよね」

「ははあ? 」

「ま、オフレコならちょこっとしゃべれることはないでもないんだがね」

「そ、それお願いしますよ」

「オフレコだよ、ま、裏とりはするだろうからワシから聞いたとは、絶対書かないでね」

「そりゃぁもう」
505政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/09/05(火) 20:31:08 ID:6q61WFvN
「後継者の筆頭は、長男…ただし、そこから先は通夜の前に

急遽開かれる緊急会議で決まることになるだろう」

「ふむふむ」

「博正自身の腹の座り具合や、その時の政局、また、その時の事情で

ずいぶん変わるだろうと思うねぇ」
506政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/09/05(火) 20:35:33 ID:6q61WFvN
「ほうほう」

「んーまあーなんだね、その時になってみないと分からない

不確定要素が、多すぎてねぇ・・・ただ、息子は私より善人だから

学会と言う大きな組織の舵取りには向いてないかも知れん」

「それでは先生が…」
507政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/09/05(火) 20:38:13 ID:6q61WFvN
「層化の長として、永遠にこの層化藩を支配すると? 」

「キミィ! 」

クケケケェー かすかに鳥の声がしたような気がして

大作は上を見上げた。
508名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/06(水) 02:35:14 ID:wRNrGq3H
上をむき、左右をむき、そして窓の外を見ると大きなカラスがはばたいていた。
「クァーッ」

「あ、あれは…」

「え〜と、次の質問は〜、ん?先生、どうしましたか?」

「い、いや、何でもない(あれは大悪魔神様の使いのカラスだ)。」

すると、カラスが大作にテレパシーで話し掛けた。
「その記者は凄まじい戦闘力を持っている。気を付けよ…」
そしてカラスは飛び去った。

「(な、何!う〜む、少し様子を見るか)あ〜、チミ、仕事は楽しいかね?」

「えっ?逆取材ですか?wえ〜、転職したばっかですけど、
楽しいと思い出した今日この頃です。」
509名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/06(水) 02:43:40 ID:wRNrGq3H
「ほほう、なるほどね〜。前は何をやってたんだね?」

「え〜、旧潮社には二年前に入社したんですが、
その前はラーメン屋で働いてました。
他にもコンビニのバイト、電化製品店で働きましたが、どれも地に足つかなくて〜、
あと、ここだけの話、17年前に裏ビデオ屋で働いてた時があるんですよ〜」

「はっはっは!チミもヤンチャだったんだね〜」

「はい。でもその時、化け物が来店して、店がメチャクチャになって
仕事ができなくなっちゃったんですよ〜」

大作『!!!!!!』

510名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/06(水) 02:50:51 ID:wRNrGq3H
「え〜、次の質問いいですか?ん?先生〜、どうしたんですか?」

「……い、いや、何でもないよ(そ、そんなはずはないか。気にしないほうがいいな)
さぁ、次の質問をしたまえ」

「えっと、先生の幼少期のことを少しお聞かせください。」

「うむ、私は東京都大田区に生まれたのだよ。
小さい頃はよく父が韓国語を教えてくれたもんだ。」

「韓国語をですか?戦前に韓国語を話せるなんて、お父さまは学歴が高かったんですね〜」

511名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/06(水) 03:18:43 ID:wRNrGq3H
「う〜む、私は大森の朝鮮部落で海苔屋の息子として産まれたんだよ。
またまたオフレコだが、実は私は在日二世なんだよ。」

「あーっやっぱりチョンだったんですか!?」

「チミ、チョンは差別発言だよ!」

「あっすいません。」

「うむ、気を付け給え。
 そして、日本はあの美しく、情に熱い、日本の師であり、頭が良く、平和を愛する韓国を侵略した!」

「プッ」

「ん!?チミ、今笑ったね!」

「いや、笑ってませんよー。クスクスクス」

「笑っているではないか!失礼な」

「す、すいません。で、小さい頃は色々と苦労をなさったんですか?」

「いや、戦後は日本人をだまして巧くやってたよ。
そして戸田先生を暗さ、、いやいや、
戸田先生から亡くなられて三代目会長となったのだよ。」

「ほ〜ほ〜、では次の質問ですが〜」

512政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/09/06(水) 22:57:26 ID:5nvuyn7D
「んーなにかな?」

大作の表情は、もはや笑ってはいなかった。

だが…

「んひょひょ…キミィ、ちょっと喉が渇いたから、果物を取るよ、君も一緒に

どうかね」

「ん? いえ、遠慮しときます。マスコミが取材先から接待を受けるようなことは」

「堅いことを言うね! んーでもそれも正論だねぇ、私も正論に徹しなければなぁ、例えば」

「例えば? 」

「あーその、皇室のおめでたいことに関しての層化藩の公式見解は語れても

裏は語ってはいけないとかねぇ あーそれは当然のことだから」
513政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/09/06(水) 23:01:43 ID:5nvuyn7D
「!」

「んーどうかしたかね? 」

「い、いえ(くそっ、こやつ、いきなり本性を現すかと思えばこんな罠を!

油断ならん奴だ、だがここで何かを仕掛けるわけには…「完璧な被害者」を装って

官憲の保護下に逃げられたら、全ては水の泡だ) 果物ですか」
514政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/09/06(水) 23:06:20 ID:5nvuyn7D
「うむ、今の時期は夕張メロンが…あーしかし、キミに出せないものを

ワシだけバクバク食うのもいかんな」

「は、はあ」

「う、ウグウ! 脱水症状が」

「先生! 」

どやどやと秘書などが部屋に入ってきた。
515名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/07(木) 03:37:31 ID:3hlo4m6x
秘書は慌てて大作の側へ
「名誉会長!どうなさいましたか!?」

「だっ脱水症状が〜」

「おい、水を持って来い!」

「は、はい」

すると記者が「あの〜、聖水でよければありますよ。」

「!!!(こ、こいつはもしや、いつぞやの裏ビデ屋の店員じゃ!)ぐっ!」

「さ、先生、聖水をどうぞお飲みになって下さい」

「い、いやいらん。ワシは烏龍茶が飲みたい…」

そして大作は水分補給をし、布団の中に入った。

「いや〜、先生。危ないところでしたね。」
516名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/07(木) 03:58:49 ID:3hlo4m6x
「う、うむ。」

「で、次の質問なんですけど〜」

「・・・何だい(こいつ、空気読めや!)」

「さいたま市についてどう思いますか?」

「ん〜、さいたま市、これ名前変えたほうがいいんじゃない?
さいたまなんてサイタマン」

「・・・」

「だめか。さいたまはきんたまん、、キンタマンコだよ!!!」

「プッ」
517政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/09/07(木) 07:40:05 ID:5Sob/CYb
笑いと殺意をこらえながら、週刊旧潮の記者は退出した。

「流石は悪魔神官、うまく逃げたな! 」

魔物に変身すれば討ち取ってやろうと用意した必殺武器は無駄になったが…
518名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/07(木) 11:31:56 ID:3hlo4m6x
「なにはともあれスクープだ」
週間旧潮記者はやはり邪神像に気付いていた。
写真と「キンタマンコ発言」、「在日カミングアウト」などなど

オフレコということはすでに記者の頭にはない。


〜そして、今、世界は動きだした〜

悪魔神官大作と大悪魔神・勇者信平・週間旧潮etc
それぞれの思惑を胸に…


後半:悪と夢と無邪気の狭間で

519政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/09/07(木) 21:10:45 ID:Xd96MIF/
時代劇 層化藩血風録 完結
520名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/08(金) 03:26:08 ID:pYXHOU6g
後半

時は西暦201Χ年

創価藩は地名を信濃町に変えた。

人々は長年の飢饉に苦しみ、神や仏を頼る様になった。
創価学会も例外ではない。
大作の哲学が世界を覆い、政府は公明党に支配され、代表は神崎前代表から太田代表へとかわり
一党支配により他党は解散に追い込まれた。
悪魔神官による司令は日本の行く末を左右し、
マインドコントロールによる個人崇拝が強くなった。

その裏で洗脳にかからぬ者によるレジスタンス活動も活発化していた。


その男は常に冷静で仲間からの信頼も厚い。
年は30半ばの壮年。
かつて若くして魔王を倒したと言われるが本人の口から
その事は聞かれなかった。
そして今日も仲間と勇者を探すのであった。
521名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/08(金) 03:39:25 ID:pYXHOU6g
男はレジスタンスの仲間から『光』と呼ばれていた。

「光さん!今日は取材はないんですか?」

「あぁ、ないよ。
今日は創価学会のイベントがあるから、潜入しようと思うんだ。虎舞龍とかいうカルト野郎が歌うらしい」

「虎舞龍っすか?」

「やっぱ知ってるのかい?」

「はい、結構有名な話ですよ、有名創価俳優の娘を嫁にもらった一発屋です。
今で言うデフ・テッチャクみたいなやつです。」

「う〜ん、マスゲームといい北朝鮮みたいだな。」

「勇者は見つかるでしょうか?
悪魔神官と大作が同一人物だと今世間に公表するのは危険です。
勇者を見つけるまでは…」

「・・・あぁ」
522政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/09/10(日) 05:49:18 ID:AAVocoxa
あげておきます
523名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/12(火) 10:41:21 ID:FRHg9U9v
光が偵察から帰ってくると

レジスタンスの基地は壊滅していた。

『な、何があったんだ!?』

一人の男は息を引き取ろうとしていた。『ひ、光さん、創価です。SGIです。
あいつら、勇者を…グフッ』

『おのれ!大作、いや!悪魔神官め!』


524名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/12(火) 23:15:59 ID:FRHg9U9v
光は信濃町に向かった。

漆黒の闇が創価城を覆っていた

光が門の前に立つと護衛がすかさず道を塞いだ。
「何かようか!?」

「・・・名誉会長に会わせろ。」

「だめだ!だめだ!名誉会長様は今は祈りの最中だ!」

「こっちは依然名誉会長に取材をし、オフレコを握っている!オフレコを発表されたくなければ名誉会長に会わせろ!」

護衛は驚いたような顔つきで呆然とし、
少しして言った。「少し待っていろ。」

じばらくして護衛が戻ってきた。
「さぁ、入れ!粗相のないように。」
525名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/12(火) 23:27:07 ID:FRHg9U9v
すでに大作の力は大きくなり大悪魔神さえもその力に驚異を感じていた。
「会長、ローマ法王との面会が決まりました!」

「うひゃひゃ〜!そうかそうか!でかした!
ん〜、ところでどうやらネズミが一匹潜り込んだようだな〜。
そち、もうよい。さがれ!」

「はっ!」


光は大作の神殿の扉に手を掛けた。
「あのときと変わらんな。」ガチャッ

大作は光に背を向けて祈っていた「かぴらぽれ〜、さんさん♪かぽらぴれ〜、さんさん♪」

「久しぶりですね、先生…」

「うひゃひゃ〜!ん〜、夕張メロンは相も変わらず美味いわの〜!大悪魔神様もきっとお喜びだね〜」

「なぜ、俺の仲間達を殺したんですか?」

「ん〜、何のことかな〜?うひゃひゃ〜」

「とぼけるなーっ!大作ーー!!!」

「うひゃひゃ〜♪かかってきたまえ〜」

526名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/12(火) 23:38:46 ID:FRHg9U9v
光はわかっていた。かつての大作とは違う。あきらかにあの時よりも強い。
死を覚悟していた。
刺し違えてでも傷を残す。光は頭がいっぱいだった。
大作の口からは放たれた炎は一瞬にして光の体の自由を奪った。
さらに大作の口から出てきた蛇はかつての比ではない。大蛇だった!
大蛇は光の首もとを噛み砕き……光に死が近づいてきた。

「うひゃひゃ〜、たわいもない」

「く、勇者よ。・・・」光は死んだ。すべての希望をまだ見ぬ勇者に託して…。
527政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/09/15(金) 06:58:17 ID:u7fXvq/v
保守AGE
528名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/15(金) 07:07:46 ID:gbeCTMV0
そして大作は大悪魔神を消滅させ、史上唯一の怪物となった。

「うひゃ〜」

しかし勇者は現れた!
信平の息子である!
手には聖剣キリマンジャロ。
「いざ、勝負!悪魔神官!」

「うひゃ〜!」
大作にもはや意志はなかった。ただフルチンで叫ぶだけである。
「キンマンコだよ〜」

「はーっ」
勇者の一振りは大作のチンコを切り裂いた!

「うぎゃーーっ!」

大作は死んだ。

「何もかも終わった。レイプされたご先祖様の仇もとった・・・」

大作の死体は故郷の韓国へと送られた。

世界はこの勇者の誕生に喜んだ。しかしその後の勇者の姿を知るものはいない
解放された信濃町には太陽の光が降り注いだ。
創価信者は北朝鮮へと送られた。

信者町の丘には今もキリマンジャロがささっている。

    〜完〜
529政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/09/15(金) 21:57:08 ID:g+xULC3s
作者(の一人)あとがき

私事になりますが、大阪で「物事を教える仕事」についています

政教一致@大阪先生です。

その一方、教育委員会の教諭の採用試験には、おっこちました

人生とはままならないものです
530政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/09/15(金) 22:00:17 ID:g+xULC3s
しかし、明らかなことは、教諭として採用された暁には

生徒に対して自分の宗教的見解を押し付けることは

絶対に避けなければならないと言う「教員の掟」を

守らなければならないと言うことです。
531政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/09/15(金) 22:08:55 ID:SAa5rLvZ
日本国憲法には、信教の自由が高らかにうたわれています

教員は、その憲法を護持しなければなりません。

信教の自由の中には、創価学会の信仰を信じることも

含まれています。
532政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/09/15(金) 22:13:05 ID:SAa5rLvZ
そういうわけで、当面の間(それがいつまでになるのか分かりませんが)

休筆いたします

政教一致@大阪
533名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/16(土) 10:03:34 ID:/BtCurlR
作者(その2)あとがき

私は池田大作に証人喚問を求めるべきだと思っています。
今や司法も行政・立法も創価学会が牛耳る世になってしまいました。
証人喚問は事実上不可能な状態です。

確かに信仰は自由です。しかし、それを声だかに叫ぶ学会によって、それは犯されてはいけません。
日本の反官贔屓がそれをさせているのです。

実は私自身、弱みに付け込まれて入信した元学会員です。
学会員には外からの批判を真摯に受けとめ検証する義務があります。
534名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/16(土) 10:17:31 ID:/BtCurlR
続き

私は理系大学出でエンジニアの職についています。なので文章力が至らなかったところをご理解下さい。

最後に至らない文章力の私に最後まで付き合い、
共に執筆してくれた
政教一致@大阪さん、その他大勢の共同執筆者に感謝を申し上げます。

追伸:政教一致@大阪さん、教員試験頑張って下さい。
535名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/21(木) 20:35:04 ID:FRDoyksk
AGE
536韻文小僧:2006/09/22(金) 19:07:17 ID:a10F0eRF
突然町に現れた【池田大作】
彼は言う「愚民よ、【見てな!改革」】
さっそうと開始する布教【活動】
オッとその前に、その他の宗教【削除】
すると集まってくるではないか【信者が】
池田は言う「いいか?創価以外は【キンタマ】」
     「日本を改革するのは【みんなだ】」
     「この世は終わりなんだ俺が【死んだら】」
信者たちの頬には大粒の【涙が】
「うぉーー、貴方に帰依します【神様】」
「池田先生が偉いのは【明らか】」
「層化がベストなのは【確かだ】」
彼らの旅は始まる・・・この【町から】
537植草は神:2006/09/24(日) 04:53:03 ID:???
久村を主人公にした続編きぼんぬ!
538政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/09/24(日) 06:56:40 ID:n7RvfPvx
久村主人公だとエロくなるので…
539名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/24(日) 07:13:19 ID:???


   政教一致さん お疲れ様でした。

   
540政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/09/24(日) 11:59:34 ID:j9+3NCGX
ありがとうございます

541名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/24(日) 20:04:27 ID:1JWg1aCt
>>537
学会員久本マチャミ
勧誘布教に精出すかなり
542政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/09/24(日) 21:18:48 ID:G/n4MdVx
久村を主人公にするという構想は、実は以前からもっていましたが

創価学会・公明党とは一切かかわりがない話なのでお蔵入りにしています

今後も、日の目を見ることはないでしょう

内容は、中央アジアの某国にある日本人学校へ久村が赴任するが、イスラム原理主義者によるクーデターが勃発し

生徒とともに避難を余儀なくされると言う話で、タイトルは「未だ見たことのない海」です

タイトルの意味は、生徒の中の最も幼い少女はアジア内陸の高地で生まれて海を、見たことがない

少女は、一生に一度だけでも良いから、海を見てみたい

久村は、命よりも大事なスケベ心をこらえて少女を日本に、海の見える土地へ

引率していく…という話でした
543名無しさん@お腹いっぱい。:2006/09/29(金) 19:39:51 ID:sax/blju
再開はないのか?
544政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/09/29(金) 22:20:14 ID:55YIhcWO
検討はしています

ただ、彼らは決してこんな小説を許さないでしょうから…
545政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/10/01(日) 21:40:03 ID:BBYHn4K5
保守AGE
546名無しさん@お腹いっぱい。:2006/10/07(土) 07:10:43 ID:shDj1Lmd
age
547政教一致@大阪:2006/10/14(土) 13:46:57 ID:5jtHAiBI
ノーベル平和賞記念カキコ
548名無しさん@お腹いっぱい。:2006/10/15(日) 03:33:23 ID:???
黒澤シリーズがおもしろかったYO
549名無しさん@お腹いっぱい。:2006/10/15(日) 05:59:42 ID:???
続編きぼんぬ
550政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/10/15(日) 18:39:45 ID:5b9jOPHt
うーむ…
551政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/10/17(火) 21:30:52 ID:l0BYiTGu
黒澤が主人公だったシリーズは、最新では「ネコの迷う国」ですが、これはそこそこのPFかつSFなのです
552政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/10/17(火) 21:36:16 ID:i8Fxu4mN
「創価学会のない世界」を描くと言う意図の下に始めた作品ですが、そのような世界も必ずしも
ユートピアではないと言うなんともいえない余韻を残した佳作になってしまい、意図とは違う結果になって
逆に作者的には困ったと言う問題作品です ラストは「火神を盗め」からパクッたが、原作がいまや
古本屋でも相当探さないとないという希少価値のある作品な為実質誰にも分からない!
553政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/10/17(火) 21:45:07 ID:wNds4uDQ
ちなみに、「火神を盗め」(山田正紀)は冒険小説かつサラリーマン小説としては傑作です

政教一致@大阪は、よく他の小説やアニメ・映画からパクリますが決してそれが分からないように

加工します。そうすることによってそれ自体がオリジナルになると言う信念にもとづくものですが

こいつだけはあえてオリジナルのままパクッたと言う、作者の山田正紀信仰を

ものがたるようなアレになっています
554政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/10/21(土) 21:11:34 ID:4z47Lpqs
週末の霞ヶ関は、今年の最低気温を記録していた。

コートはまだ早いが、スーツだけではちとつらい

小早川三佐は、航空自衛隊の制服の上からこいグリーンのジャケットを着けることで

寒さに対応していた。

本局詰めではないので、借り上げの民間ビルが勤務先なのが慰めの一つだ。

一定の枠内に収まれば、冷房でも暖房でも彼の自由にできるからだ。
555政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/10/21(土) 21:14:32 ID:4z47Lpqs
小早川が職場につくと、部下の相模優子が待っていた。

「班長、例のあれが…」

「む? 」
556政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/10/21(土) 21:19:00 ID:4z47Lpqs
小早川の机の上には、今朝の平壌日報の遅版が、結構鮮明なプリントアウトで置かれている

この分室が自衛隊の対北朝鮮諜報工作の最前線だと言うことは、女房にも秘密の最高機密事項なのだ

たとえその女房が、涙を流して出て行ったまま三ヶ月連絡が取れないにしても…
557政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/10/21(土) 21:21:29 ID:4z47Lpqs
「ほう、これは…」

新聞のハードコピーには、マスゲームをしている平壌市民がこれでもかというぐらい

大きく写っていた。

「いや、そうじゃなくて」

「ん? 」
558政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/10/21(土) 21:31:55 ID:xpyQIZBm
「政教一致@平壌からの緊急メールがついさっき」

「なんだと」
中国のアクセスポイントを経由して送られてくるメールは、表向きは

在日朝鮮人へのビジネスメールを装っている

だが、その実態は潜入工作員の報告だ。

なかでも緊急メールは小早川しか解読できないように暗号化されている。
559新シリーズ期待カキコ:2006/10/22(日) 01:25:17 ID:???
「小早川!!」
怒号とも感じられる大声が小早川の耳を突き抜けた。

「豊岡先輩!!」
瞬時に小早川は反応を見せる。

男の名は豊岡輝夫。
今年で51歳になるが未だに役職はない。
560政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/10/22(日) 08:31:39 ID:nUeFMvfF
「なんスカ」

「大変だぞ」
561名無しさん@お腹いっぱい。:2006/10/22(日) 09:11:36 ID:???
日本共産党の日本転覆工作が、創価学会に発覚しました!
562政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/10/22(日) 09:29:05 ID:qwsf1n5A
「ンだとー! あの万年超弱小政党、何でも反対する以外国家に対し貢献度ゼロの

くず滓の代々木レッズが国家転覆だと! 」

「いえいえ、そんな馬鹿な」
563名無しさん@お腹いっぱい。:2006/10/22(日) 09:43:02 ID:???
「大変です!自民の国家扇動工作も、スッパ抜きました!
公明を集票に夢中にさせておいて、『オッス オラ極右』と、シュプレヒコールをしていました!」
564政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/10/22(日) 13:28:14 ID:dhaQdr56
それはさておき、小早川は例のメールを解読し始めた。

『例の件、重大な事実が分かった』

一方その頃、信濃町では…

空家会長が、学会の息のかかった病院へのホットラインを握り締めていた。

「そ、それで…先生の容態は? 」
565名無しさん@お腹いっぱい。:2006/10/22(日) 13:32:36 ID:Lxa9EunF
平和憲法を改悪して戦争だけはやりたくない 2


http://academy4.2ch.net/test/read.cgi/history2/1161480502/l50

566政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/10/22(日) 13:36:16 ID:dhaQdr56
「はっ…短期間なら、ご旅行には耐えられるかと」

「何を馬鹿な! 国外へ今の時期に出るなど自殺行為だ」空家は怒鳴った。

「し、しかし…どうしてもと言う本人の強い意向では病院サイドとしてはなんとも」
「責任は誰が取るんだ! 」
「奥様とお二人の息子様が、退院同意書にサインを…ねえ、会長、ここは牢屋でもなんでもないんです
どうしてもとおっしゃるならご自分で意見なさったらどうですか」
567名無しさん@お腹いっぱい。:2006/10/22(日) 16:39:43 ID:???
「女子小学生ハァハァ」
小早川の同期・久村が現れた。
568政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/10/22(日) 19:23:53 ID:LupH+QRR
「久村、お前…まさか日曜のスーパー銭湯へ行って幼女ハァハァデーとか

言って、快楽の一日を送ってたんじゃないだろうな」
小早川は言った。
「え(ドッキー! )そそそそんなことはないさ」
「図星かよ!」
569政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/10/22(日) 20:42:27 ID:PFeLZLO3
「いやあのその」

「で何のようだ」
小早川は言った。
「実はな…耳寄りな話を聞き込んだんでな」
「ほう? 万年ローリーターの滑らかな白い肌を追っているだけかと思ったが」
「部活で小麦色に焼けた肌も良いぞ、にきびとかも青春のシンボルで
舐め舐め治療してあげたく・・・って何の話だ!」
「耳寄りな話」
「あーそうだった、創価学会を知っているか」
「知ってる」小早川はそっけなく答える。
「ドンの、池田痴作が病院に入って、末期治療に専念してることは」
「ああ、それも知ってる、この三年ろくすっぽ人前に出てきてないってな」
「実はな」
久村はちょっと間をおいていった。
「池田は無理やりに明日、退院する」
「ほほう? で」
小早川は関心なげに言った。
570名無しさん@お腹いっぱい。:2006/10/22(日) 21:04:46 ID:???
やっぱり久村は主人公よりも脇役で登場するのが一番いい。
571政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/10/22(日) 21:10:57 ID:PuxwysCM
「おかしいとは思わんか」
「別に…なんでだ」
「あのぶくぶく太った糖尿のもうろくしたジジイが」
572名無しさん@お腹いっぱい。:2006/10/22(日) 21:12:09 ID:???
新シリーズがんがってください
573政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/10/22(日) 21:12:31 ID:PuxwysCM
>>570

そんなキャラを使いたくなるのが作者と言う種族の悲しい性(さが)なのです
574名無しさん@お腹いっぱい。:2006/10/22(日) 21:13:23 ID:???
実は何気に久村すきでしょ?
575仮面ライダーZX:2006/10/22(日) 21:15:53 ID:???
まだこのスレあったのかYO!!
576名無しさん@お腹いっぱい。:2006/10/23(月) 00:46:44 ID:j1asTNjC
「そんなことよりも小早川、俺と一緒にハァハァしないか?」
577名無しさん@お腹いっぱい。:2006/10/23(月) 01:10:30 ID:???
「そんな…はぁはぁでも僕実は公明チャソとこれからデートを装い情報集収をしなければならないのであります!」
「そんな言い訳しても無駄だよ…」
「や…はぁっ…」
 
578名無しさん@お腹いっぱい。:2006/10/23(月) 08:00:34 ID:DeVotsjk
などといちゃついていると(男同士で!)
579政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/10/23(月) 21:33:30 ID:EMi2xcYf
>>574

女鐚は、なりたいと思う自分、久村は現実の自分の分身です。だから小説上の行動も
一瞬の隙もないし、一筋のブレもない
580政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/10/23(月) 21:35:51 ID:EMi2xcYf
>>578より

電話が鳴った。

「はい、もしもし」

「ゴルア、はよ話を前へ進めんかい! 」
電話は切れた。
581政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/10/23(月) 21:43:08 ID:R0JouEaT
「だ、誰だ今のは」

「さあ」

などと言っているうちに…

信濃町

「空家会長! 病院から電話が! 」

ホモの秘書がつい三十秒まで空家のアヌスに収まっていた大便匂の漂う
ペニスをおったてたまま叫んだ。
582名無しさん@お腹いっぱい。:2006/10/23(月) 21:46:19 ID:???
出だしはトウゲン舎の新刊のパクリだね。(^^)/
583政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/10/23(月) 21:48:23 ID:R0JouEaT
空家がやむを得ず、おなじく勃起した(ただし半分程度)のペニスに苦労しながら
受話器をとると
「ふっふっふ…ワシが誰だかわかるかな」

「さて、どなたでしたかいの…あー、朝鮮総連の金さん」

「アンニョンハセヨ! 違う」

「ペルーのコカイントラストの、カルロス・イワタ? 」

「コカイン買ってくれ! って違う」

「んー アンタ誰? 」

「イケダダイサクだ」
584政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/10/23(月) 21:52:58 ID:R0JouEaT
>>582

意識的なパクリではないのですが(そのあとに続く内容が違う)
585政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/10/26(木) 22:12:34 ID:F64Lk9f+
AGE
586政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/10/27(金) 20:53:14 ID:/1BZrHIQ
逆にオレのほうがコカインかなにかを無意識にヤッたのか、くらくらする頭で
空家は思った。
587政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/10/27(金) 20:56:26 ID:/1BZrHIQ
「は、はい池田先生! 申し訳ありません、最近先生の名前を騙って

電話をかけてくる輩が多いもので」

「そう、んーそれでだね、ゲーテいわく…」

自分自身のパロディのような語りで、通称名「先生」は言った。

「ちょっと旅へでようと思うんだ」
588政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/10/27(金) 20:57:51 ID:/1BZrHIQ
…あの世へ旅立ってくれるんや、空家はそう思ったが念のために聞いてみた

「あの、どちらへ行かれるので」
589政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/10/28(土) 10:38:48 ID:fUJ7lxeg
「平壌だ」

「ははあ? 」空家は受話器を取り落としそうになった。

「もしもし、聞いとるのかね」
「あいえそのあの…平壌ですか」
「そうだ」

イケダダイサクは受話器越しにちらっと妻の顔を見た
590政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/10/28(土) 11:14:41 ID:fUJ7lxeg
「金正日氏とさしで話をつける」

「は? そそそそんなことが? 」

思わずしどろもどろになる空家、これには訳があった。

「先生は長い間病院におられたので事情が分かっておられないのでは」
「なんだ、事情とは?」
591政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/10/28(土) 11:17:51 ID:fUJ7lxeg
「今ですね、北朝鮮と日本とは周辺異常事態で」
「そんなことは分かっておる。病院にもテレビやインターネッツはある」
「はあ、あの、ですから…」
「その事態を収拾するのだ、「対話と文化交流」でな」
592政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/10/28(土) 11:21:05 ID:fUJ7lxeg
「それはしかし…」
「ワシの息のかかった航空会社のリアジェットを、福岡に用意させた」
「そんなもんでは平壌までは飛べないと思いますが」
「もちろんだ、韓国のしかるべき空港でもちっと大型の飛行機に乗り換え
西海公海上を北上してピョンヤンへ行く」
593政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/10/28(土) 11:24:30 ID:fUJ7lxeg
「今は渡航も禁止されています。犯罪者になってしまいますよ」
「かまわん、この対話が実現すればノーベル平和賞は確実だ」

それさえあれば死んでも十分元が取れるとは、彼はあえて言わなかった。

「そんなことはやめてください、あっちで捕らえられて人質になったら」
594政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/10/28(土) 20:47:07 ID:ps3zvHX9
「大丈夫だ、今、あらたに人質作戦に出ることの愚はあちらさんも理解している」

「先生、いまいきなり外遊は控えてもらえないですか。
福岡の手前の、門真とか東大阪あたりでブラブラしたんじゃダメですか」

「手前過ぎるだろ」
595政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/10/28(土) 20:50:49 ID:ps3zvHX9
池田は、少し間をおいてから言った。

「今はノーベル平和賞への王手をかける絶好のチャンスだ」

「は、ははっ」空家は、秘書のしぼみだしたペニスにいやらしい視線を這わせながら
(奴がくたばったら、オレが横滑りでSGI会長というのも悪くないな)と思った。
596植草は神:2006/10/29(日) 05:07:24 ID:MMqVqImZ
一方、そのころ久村は・・・
597名無しさん@お腹いっぱい。:2006/10/31(火) 08:04:58 ID:/n7+LWDZ
「ふへへー美少女!」付近の小学校へ潜入していた。
598政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/10/31(火) 21:04:53 ID:WF9aQtlx
小学校も最近では不審者対策を行っているものだが・・・

「教委の身分証(偽造)」

「教委の名刺(前に偶然もらった奴)」

で突破していた。
599名無しさん@お腹いっぱい。:2006/10/31(火) 23:01:04 ID:???
久村は過去に防衛庁のスパイ部隊に配属になっていたことがある。
この程度の潜入は彼にとってたやすいものだった。

脚を忍ばせてすすんで行くと保健室前で立ち止まった。
そして久村は部屋の前の貼り紙を目にする。

「身体検査会場」貼り紙にはそう書いてあった。

久村はとてつもない幸運の持ち主だった。
なんと潜入先の小学校ではちょうど、保健室で身体検査を実施していたのだ!!

貼り紙を読むと、どうやら30分後から5年生女子の身体測定が始まるらしい。
身長・体重・視力・聴力・心電図・・・様々な検査がもりどうしだ。

「おい、キミ。ここで何をしているのかね?」
そこに白衣を着た70歳前後の小さな町医者と思われる男と、2人のナースが現れた。

その瞬間、久村の心に悪魔がささやいた。

久村は老医と2人のナースを持ち合わせていたガムテープで手足と声の自由を奪ったあげく、近くの倉庫へ監禁したのだ!!

明智小五郎も驚愕するほどの特殊マスクで老医に変装して白衣を着用したのだった。

もう、誰がどう見ても老医と疑うものはいない。

「さて、そろそろ5年生の女の子がやってくる時刻じゃな・・・ほっほっほ」
久村はそうつぶやくいた。声までそっくりである。
ルパン三世も顔負けするくらいの高度な変声機まで持ち合わせていたのだ。さすがは元スパイ部隊。

久村は残りの時間でできる限りのトラップを仕掛けた。彼が何をしたかというと・・・
600名無しさん@お腹いっぱい。:2006/10/31(火) 23:01:46 ID:???
保健室を入ってすぐにある貼り紙がしてある。
「ここで体操服に着替えて順番をまつこと」と書いてある。

しかし久村はこの貼り紙をはがすと、自分が書いた紙と差し替えてしまった。
「ここで下着姿になって順番をまつこと。シャツは脱ぎ、下着はパンツだけの着用を認める」
そういう貼り紙を貼っておいた。

つまり、小学5年生の女の子のパンツ一枚の姿を拝見できるという策略だ。
「これで全てはワシの思惑どおりじゃ・・・ふひょひょ」

そして5年生の担任教諭たちのもとへ行き、挨拶をして準備が整ったことを伝えた。
そして当初は担任教諭が保健室まで女子児童を連れて行く手はずだったが、医者になりすました久村が保健室まで引率を願い出た。
教諭らはなんら疑う余地はなく、偽医者を信用してしまったのだ!!

5年生の全クラスの女子児童、おおよそ70人はいるだろうか。
しかもこの後、ほかの学年の身体測定も実施されるのだ。
ざっと見た感じに美少女も数名いる。
「むひょひょ」久村は思わずほくそえんだ。
601政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/11/01(水) 20:57:30 ID:J/4uj0O4
拝見するのはパンツ姿だけではなかった。

「身体測定票」には去年の女児の身長体重が記述されている

「ヒョホー、見えるぜ体型が、と、まてよ」

久村の頭に悪魔の計画がひらめいた
602政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/11/03(金) 11:35:26 ID:/R2b97DL
しかし、こんなこと書いてて、府教委にばれたらどうするのか? 教員採用で
有利になることは絶対絶対ない!

久村は香港の怪しい薬屋で買い求めた媚薬(軟膏タイプ)を鞄から出した
603政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/11/03(金) 11:36:27 ID:/R2b97DL
しょ、小学校五年生!
604政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/11/03(金) 16:14:24 ID:vnnR3YpX
久村は、思い切り暗い笑顔を浮かべてがらっと戸を開けた。

「先生、今日は男子から先に…」
教頭が言った。
「は?」
「うっかりしてましたが、先に保健のアレを体育館で済ましてしまうのが今のほうが都合が良いんで」
605政教一致@大阪:2006/11/07(火) 08:23:33 ID:SwBl7oNU
規制テスト
606政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/11/09(木) 23:06:45 ID:yuz2AzGa
規制テスト
607政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/11/09(木) 23:11:00 ID:yuz2AzGa
その時だった。若い教諭が保健室に駆け込んできた。

「教頭先生! 教育委員会からの視察に来たと言う人物がいません」

「なんだと? 」

「教育委員会に確認したところ、本人は教育委員会のビルで執務中で」

「不審者か!」

「なりすましかと。最近ロリポルノの価格はネット上でうなぎのぼりで」
608政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/11/09(木) 23:12:18 ID:yuz2AzGa
「警報をならせ、総員武装配置だ」

「了解」
609政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/11/09(木) 23:14:25 ID:yuz2AzGa
武器は、サスマタと催涙スプレー、そして究極の武器、ベレッタM93Rが三丁!

「くわばらくわばら」

久村が脱出を考え始めたとき・・・
610政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/11/10(金) 21:38:19 ID:LUM542LJ
携帯が鳴った。

「わお、もしもし」

やむをえず携帯にでる久村だったが…
611政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/11/12(日) 11:27:53 ID:gqc/ujiV
「ちょっと、用事があるんだが」

電話の相手は小早川だった。

「後にしてくれ」

「そうか、せっかく「詩織14歳」のことで電話してみたんだが」
612名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/12(日) 11:46:44 ID:OJbRrZfB
そんなことより俺の同僚が創価学会万歳ってめちゃうぜえ
あんな犯罪集団のどこがいいんだか
613政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/11/12(日) 22:00:53 ID:w26cLiw3
「詩織14歳か」

もちろん、これは暗号だ。潜入任務に備えよと言う暗号なのだ。

「それってどこにあるんだね」

「北のほうだ、取ってきてくれるか」

「喜んで、と言いたいところだが」

「なに? 」

「いや実はな小早川よ、まずいことに…」
614政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/11/12(日) 22:23:46 ID:FtfgSmiE
「なにい、小学校五年生モエーと暗い笑いを浮かべながら

まだ初潮さえ迎えていない無垢の割れ目を嘗め回しただと」

「まだそんなこと、一言も言ってねえぞ」

「違うのか、久村」

「近いな」

「近いんかい! おまえはロリコンか!」

「ああ」
615政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/11/12(日) 22:31:59 ID:G2X0zsUb
「で、どんなロリファックをやらかしたんだ」

「実はな、かくかくしかじかで」

「そんなことを? すぐに迎えの車を教育委員会から出させる。そいつに飛び乗れ」

小早川は部下の優子に命じて、区の教育委員会へ車を出してもらうようにいった。

「今はタクシーしかないそうですが」

「タクシーでも校門を突破してくれれば良いからな、
もちろんルパン三世みたいな突破じゃなくてあくまでも教育委員会のペーパーで穏便にだぞ」

「教育委員会の、しかも契約しているタクシーではそんな荒技は無理かと」
優子は生真面目に言う。
616政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/11/12(日) 23:02:12 ID:uyBgr5SC
久村はやってきたタクシーに飛び乗った。

「区役所に、戻りますか」
タクシーの運転手は言った。
「いや、次に行くところがあるから地下鉄の駅までやってくれ」
「そこまで行きますよ、どこですか」
「あ、いや、都庁の教育委員会に行くんでな、
都庁にタクシーで乗り付けると後で何かといわれるから、予算の無駄だのなんだの」
617政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/11/13(月) 07:04:55 ID:88L+SJat
久村はうまいことタクの運ちゃんをごまかすと、地下鉄で小早川のオフィスに

たどり着いた。

「ああ…小五モエー」

「まだいうか、お前は! 」小早川は言った。
618政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/11/13(月) 07:08:06 ID:88L+SJat
「で、どこへ行きゃいいんだ? 」

「ちと厄介なところだが、おまいにはもってこいの場所だぞ」

「なに? 」

「北朝鮮の片田舎にちょっと行ってもらいたい」
619政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/11/13(月) 22:07:48 ID:zh5U07Wt
「そ、そんなところ行って帰ってこれるのか」

「運がよければな、回収は二の次だから」

「そんな、小早川!」

「文句あるのか、おまえ絶体絶命を助けてやってるんだぞ」
620政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/11/14(火) 20:08:10 ID:lfGNIxt/
「そうはいってもな小早川」

「じゃ、ムショでお勤めするか? おまい、ドクターとナースを

小学校で何やら、どこかにまとめてポイしたらしいな、暴行と監禁で

十年ってとこかな、もちろん身分の詐称とかを考慮に入れたらニアリイ永遠なんでねえか」

「うう」

「ムショで、男同士に目覚めてもオレに言い寄ったりするなよ、出てきた頃には

もう赤いちゃんちゃんこがお似合いだろうからな」
621政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/11/14(火) 20:12:50 ID:lfGNIxt/
「クソッ、で、そこで何を探るんだ」

「おお、行ってくれるか。実はな」

小早川は優子に命じて衛星写真を持ってこさせた。
「こいつは防衛衛星が撮影した北朝鮮のある山の写真だ」

「ふむ、普通の山だな、生えているのは、松か何かの落葉樹だ」久村は

写真を一瞥して言う
622政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/11/14(火) 20:17:19 ID:lfGNIxt/
「うむ、だが、こいつは百倍の拡大写真だ」

「なんやら、超巨大マンホールのようなものが見えるな」

「うむ」小早川はレーザーポインタを手にした。

「直径は十メートルだ」

「下水道の大きな奴ではなさそうだが」

「ああ」小早川は次の写真を出した。

「北朝鮮は弾道ミサイルの開発に力を入れている」
623政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/11/14(火) 20:22:55 ID:FBy2T08r
「ふむ、それで」久村は冷静に受けた。

「ミサイルってモノは奇妙なもんで今日アメリカに向けてた

やつが、明日はロシア、あさっては中国なんてことはよくある」

「まあ、それが普通だろうな」久村は言った。

「で、そうじゃないんだと言う事を示すには、発射したミサイルが特定のところにしか

行かないと言う発射サイトがあればいいわけだな」

「まーな、だがそんなサイトがあったら、当事国は黙っちゃいないぜ」
624名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/15(水) 18:46:06 ID:6teQQas7
「う〜む…。ん?」
ふと久村が窓の外を見ると、、
池田大作がフルチンで快走していた。

    〜完〜
625政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/11/17(金) 20:00:57 ID:MIJ4/36E
AGE
626名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/17(金) 22:32:36 ID:RKsESADB
ぶら〜ん、ぶら〜ん
チンコは激しく揺れている
627政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/11/19(日) 16:23:16 ID:c+I1zAoQ
作者近況
風邪を引いたのと、PCがダウンしたのでダブルパンチです まだ入院するよりはましですが、しばらくの間は
執筆できません
628名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/19(日) 21:27:49 ID:AlLxMfCg
>>627
お大事にです。
629名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/20(月) 03:45:47 ID:wV4XO8aV
>>627
反創価学会氏ね
630名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/24(金) 18:42:22 ID:C6sVfL6s
相変わらずトラブルが尾を引いています。
631政教一致@大阪:2006/11/29(水) 08:48:42 ID:46XVh/BO
出勤途上@age
632名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/01(金) 03:11:42 ID:???
就職先は決まったのか?
633政教一致@大阪:2006/12/02(土) 10:07:08 ID:tW/jk/XO
日本橋へ修理部品を買いに行きます。
634政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/12/05(火) 21:56:17 ID:zyt65M8u
いろいろ、ありました

政教一致@大阪は某製造業会社を首になり(正確にはリストラ)とある団体に
拾われました。一方で、リストラされる前にボランティア的にある種のつてで
高校でいろいろなことをさせてもらいまして、教員免許を取得しようと思い
大学の門を叩いたのですが、それは作者としては余のことです
635政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/12/05(火) 21:58:59 ID:zyt65M8u
現役高校生の真実を知る力は、教職につこうと言うものには驚きの一語でした

ですから、そのことについては何も語れません
636政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/12/05(火) 22:01:43 ID:zyt65M8u
ですから、私に語ることのできる物語を語ろうと思います

>623から

「この巨大マンホールの下にはな」小早川が言う
637政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/12/05(火) 22:03:57 ID:zyt65M8u
「斜めに傾斜のついたトンネルがある」

「ふむ、それで」久村は言う。

「その中に納まっているのは、テポドン2ミサイル」

「ほう」
638政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/12/05(火) 22:10:08 ID:uZZt29nF
「しかし、射角がついていても、修正は利くだろ」

「まったく逆方向は無理だ」小早川は言った。

「たとえばだな、こいつに乗ってるミサイル群にちょいと方向修正を命じてロシアとか

アメさんの都市に『挨拶』させることはできないのか」久村は聞いてみた。

「サイパンあたりならなんとか…」

「ふむ」

「しかし、なんのために?こいつが狙っているのは」

「いるのは?」久村は見当はついていたがそ知らぬ顔で聞いてみた
639政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/12/07(木) 22:33:36 ID:O+7mtQnA
「緯度(北緯)35度39分, 経度 139度44分」

「そ、それは」久村はあえいだ。だがそれは性的興奮からではなかった。

「東京だ」
640政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/12/09(土) 09:35:55 ID:rc/db7VJ
AGE

641名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/09(土) 15:43:04 ID:THtyQcCk
東京では
大作がフルチンで踊り狂っている
政教一致@大阪はそれを見て創価学会に入った。
大作のコネで政教一致@大阪は大阪創価高校の教師となった。
    〜完〜
642政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/12/09(土) 19:32:11 ID:wBcLNsZK
そのころ…
池田大作は、待機室を出た。
風が、日本海から吹き抜けてくる風が冷たい。

「雪が降るかな」大作は少し湿った風をほほに受けながら思った。

子供のころは雪だるまやかまくらを作るのが楽しみだった。
643名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/09(土) 19:33:06 ID:AR/0bgDk

★★★ 9条の条文は美しい ★★★

美しい国には美しい9条を守るべきです。


http://academy4.2ch.net/test/read.cgi/history/1165556757/
644政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/12/09(土) 19:40:16 ID:fED9ow22
むせび泣くような風音を背に、彼は待機室に戻った。

いつ出撃命令が下り、おそらくは戻ってこれない任務に就かなければならないのか分からない

「池田三佐、本省からお電話が…」

部隊の事務官、有木美紗が言った。若い彼女は髪の毛をいまどきの娘風に染めている。

「了解」
645政教一致@大阪 ◆hprO1jFx.M :2006/12/09(土) 19:47:50 ID:YRSnMbRb
電話は朋友の小早川からだった。

「切迫してきた、覚悟を決めてくれ」

「おお、それはいいが、若い者に説明していいか」

「まだだ、実は池田! こちらとしても情報がほしいんでSを送り込む」

「なんだ? そいつは帰ってこれんぞ」

「まーな、だが仕方あるまいよ。そいつの情報で動く、いつ何時でも、イケルようにしてくれ」

「あの世へか」

「ああ…一言だけ言っておく、おまえは天国に行くときのことだが…

俺は本省の核シェルターが嫌いでナ、赤い星マークの

ミサイルが飛んでくるときは、行きつけのバーで一杯決めるつもりでいる」

「おまえらしいな、もう切るが、情報は絶やさないでくれ」

「もちろん」小早川は電話を切った。
646名無しさん@お腹いっぱい。
政教一致@大阪は関西創価学園の教師となり、
生徒に池田哲学を教えてた。
「じゃあ…田中。新・人間革命の27ページを読んでみろ!」

「はい…〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜でした」

「うん、よろしい。ここで池田先生がみんなに伝えたかった事は〜」

まさに洗脳であった。北朝鮮変わらない池田先生マンセーであった