競馬にまつわる（･∀･）ｲｲ!話

競馬にまつわる（･∀･）ｲｲ!話を書き込んで下さい。
「お兄ちゃん、お兄ちゃん、ええ話あるんやけど、どや？｣みたいなのは
勘弁です。
ホロリと泣ける話、クスッと笑える話、エッと吃驚する話・・・。
あなたのまわりのちょっとしたエピソードを教えて下さい。

2

外人の耳に赤ペンがくっついてた。

(･∀･)ｲｲ!話ってのは、たいがいイロが付いてるもんだ

大西の話でもしよか？

このさい、イロ付きでも盛り上がればＯＫでしょう。
なんなら作り話でもかまわないんじゃないだろうか？

>>5
大西の話って、例の「一番人気」の件？
とりあえず聞きたい。ｷﾎﾞｰﾝ。

ナイスネイチャと馬場厩務員

泣ける話
　ボクが買った中館の逃げ馬は、直線つぶれる
笑える話
　ボクが買った中館の逃げ馬は、スタートで出遅れる
吃驚する話
　ボクが買った中館の追い込み馬は、逃げて負ける

>>8
ナイスネイチャは平成８年１１月１６日のアルゼンチン共和国杯のレースを
最後に、平成８年１２月５日に引退。
生まれ故郷の浦河町、渡辺牧場に帰りました。
また、この日は、あのナリタブライアンの引退式の日でもありました。

栗東を去る日、ナイスネイチャはなぜかいつもと様子が違っていた。それ
までは引き綱を持たずに散歩ができるほどおとなしい馬だったのに、その日
は馬場（厩務員）が引いても馬運車に乗らなかった。二度とこの厩舎に戻ら
ないことを本能のどこかで感じていたのかもしれない。
その姿を見て、馬場（厩務員）は人目をはばからず涙を流した。

>>11
しかしその馬場厩務員は平成９年不慮の事故（交通事故）で逝去したんだよなあ

ナイスネイチャは馬場氏の分まで長生きして欲しい

エリモダンディの話
牧場でも一番チビで、人気があったんです。でも驚いた。牧場では（新
馬戦を見て）凄い逃げ馬になるぞって話し合ってた。それが福寿草特別
から、逆に凄い差し馬になっちゃった・・・ 』

馬を怖がる彼が、なぜか、僚馬であり、同じお父さんを持つシルクジャ
スティスにだけは懐いていた。
調教が終わると、厩舎に帰るまでの道をいつもシルクジャスティスにつ
いて歩く。他の馬が近くにいると、それを押しのけてまで後ろにつく。
同齢でも体の大きなシルクジャスティスを、兄のように慕っているかの
ようだった。
厩務員仲間もみんなそれに気がついていて、慌てて”兄”を追いかける
エリモダンディーの姿を笑顔で見守った。

−平成１０年１月２５日、日経新春杯。
左前脚の第一指骨を骨折。全治9ケ月の重傷。
その時、命は助かったのですが、その2週間後の２月８日、腸ねん転に
より他界。
『ダンディーは、いろんなことを教えてくれた。馬の乗り方。調教の
仕方。レースの勝ち方。普通の厩務員には行けないところに連れてって
くれた。それなのに、何も恩返しをしてやれなかった。自分だけいい思
いをさせてもらって、ダンディーは苦しんで死んでしまった。それが悔し
い。あいつには、いってやりたいことが沢山あります。何のために、生き
てきたんだって・・・』
（定益厩務員／たった一瞬の栄光：祥伝社黄金文庫）

なんかのマンガで見たな　＞ナイスネイチャ物語

中野栄治とアイネスフウジンの話。

3/1 JRAの担当が　奥さんの佐野量子さんに確認をとったところ
入院するんだったら　真珠も入れて欲しいと　武本人が話していたらしい

3 名前：名無しさん＠お馬で人生アウト 投稿日：01/12/11 23:31 ID:l9wMDvps
ロイヤルタッチ、ウイニングチケット、スカラシップの馬主さんだな

スカラシップの名前のエピソードは泣けるよ


10 名前： 投稿日：01/12/11 23:44 ID:l9wMDvps
馬主の太田さんは京都の医者

自分が若い頃苦学生で苦労したから、ウイニングチケーット、ロイヤルタッチの下の期待馬に
スカラシップ（奨学金）と名前を付けて、京大などで、片親他お金に困ってる医学生にその馬の稼いだ賞金全てを
奨学金として出してあげた。

ちなみに太田さん、家は超質素だし、引退後の馬の面倒もできる限り見てる。
あんまり馬が増えると面倒見切れないから年に１，２頭しか持たないけどなぜか太田さんの馬は走るんだよね。


16 名前：３ 投稿日：01/12/11 23:50 ID:l9wMDvps
ちなみに太田さん、自腹でも奨学金出してるはず。あと太田さん、今年は
ウイニングチケット×エイブルカグラのメガバックスがいる。痺れる血統や。

>>15
(・∀・)ｲｸﾅｲ！

平成4年の天皇賞・秋
この頃騎手大崎昭一は、騎乗機会に恵まれていなかった。新潟競馬場でファン
がかけた声援に応えたため不公正競馬の疑いをかけられ、異例ともいえる長期
間の騎乗停止処分を受けていた。
復帰した大崎に、周囲の目は冷たく関東では騎乗機会がガクンと減った。見か
ねた同郷の橋口調教師が、ローカル開催で大崎を積極的に起用していた
ダービー2勝ジョッキーが、減量騎手に混じってローカル開催に活路を見出し
ていた。そのローカルで出会った馬がレッツゴーターキンである。
この頃大崎を主に起用していたのは、島崎、野元、布施、岩元といった関西の
調教師達が彼をサポートしてくれた。

ワシの力が及ばぬばっかりに悲惨なID:FFSVqGNlを流出させてしまったＹＯ
すまぬ

>>17
どうせ、やらない（入れない）から
どちでもよいかと、

ミスタートウジンの話
『六○キロを背負うと、馬見せでよろけとった。可哀そうやったなぁ・・
・。』
１３歳時の平成１０年２月３日でのパドックにて
口にちょっと悪い癖がある。すぐに、人の腕を噛みたがる。この日も西
谷は仕方なく、自分の腕を噛ませながらパドックを回った。
久々で焦れ込む様子もなく、のんびりとあくびをした。こんな日には、
よく走る。（中略・・・）
『テキ（福島調教師）が乗り役にいってたんや。後ろからゆっくり行け
って。そしたら実況中継で、ミスタートウジンついていけません、なん
てゆうとる。そりゃないぜ。作戦なんだから』
（著者・西谷厩務員／奔馬、燃え尽きるまで：祥伝社黄金文庫）

−休養中１
■『ミスタートウジンね。もの凄く元気だよ。ついこの間も従業員のおば
さんに悪さをしてね。ここに休養に来てから３人目だね、あの馬に病院送
りにされるのは』
（白井牧場　市川康範場長／「あの馬は、今？2000-2001」ガイド：流星社

ま、代理とは言え、スレ立てた責任上、俺も書く。
でも一競馬ファンのありふれた日常のネタしかない。スマソ。

とある、北関東地方競馬場での一日の事。入場者数二千人弱、いつもながら。
俺は午前中の第一レースから、マターリしながら遊び馬券を散らしてた。
その日は結構調子良くて、メインレースまでで元金が３倍くらいになってた。

で、迎えたメインレースのパドック。
それまで比較的パドックの印象が好結果に繋がっていたんで、良く見えた馬に
自信の◎をデカデカと書きこんでいた訳だ、新聞に。ところが…。
隣から覗きこんだおっちゃん曰く、「兄ちゃん、その馬ダメ、ダメ買っちゃ。
知り合いがその馬の関係者だけんど、今日はダメ。内緒だけどな。」とか何とか、
まあ、何処にでも良く居る「自称」関係者の知り合いの貴重な御忠告。
俺もいつもなら「あっそう。」で聞き流すんだが、この日は気持ちに余裕があった。
ま、わざわざ御忠告頂いたんだから…とか思って、ケンを決めこんだと思ってくれ。

で、いよいよメイン発走。
オチは言わずと知れた◎の激走、見事２着。自慢だけどヒモだって当たってた。
ま、いずれにしろ買ってなけりゃ糞みたいなもんだけどね。

さて、本題のちょっと良い話しはこっから。
最終レースのヒモ決めかねてブラブラしてるところで、さっきのおっちゃんハケーン。
こっちは別に文句言うつもりも無いが、向こうからわざわざ俺に寄ってきて、
「いやぁ、さっきのレース、お互いやられちゃったなぁ。」って…おいおい、
「アンタのせいだよ。」って、まあ、喉まで出たけど敢えて言わない。大人だから。
「ヤロウが今日は調子最悪だけど仕方ねぇから出す、って言ってたんだけんども…、
　いや、やられちまったよなぁー。」って、もうイイって。
「そんかわり、これやるよ、コレ。良く当たるんで有名。」ってんで握らされたのが、
予想屋○○ちゃんの１００円予想。
「帰りに獲った金で、かあちゃんとガキに土産でも買ってけよ。」って、オマエモナー。

ま、買いましたよ、折角だからね。
丁度ヒモに悩んでたし、ありがたくヒモに使わせて頂きました。
で、結果は…敢えて言わない。
でもね、帰り道はなんかちょっとイイ気分だったですよ。
言われた通り、家で待ってるかあちゃんとガキに土産なんか買ったりしてね。
あのおっちゃんは買ったんかな？あの馬券…と、お土産。

どうすかね？こんな話。
ま、たいした話じゃないし、つまんないね。スマソ。

レッツゴーターキンは大崎とのコンビで、４月に谷川岳特別を快勝した。これ
は同馬にとって１年１ヶ月ぶりの勝利であった。その後も、鞍上は大崎のまま
で、新潟大賞典(13着)、テレビ愛知杯(２着)、小倉日経賞(５着)、北九州記念
(２着)、小倉記念(２着)、福島民放杯(１着)という成績を積み上げていった。
迎えて中二週で天皇賞へと出走した。1番人気はトウカイテイオー、2番人気は
ナイスネイチャ。
レースはメジロパーマーとダイタクヘリオスの逃げ争いでかなりのハイペース。
小回りのローカルで、鋭い脚を使って勝ってきたレッツゴーターキン。大崎と
橋口は後方待機からの直線強襲にかけていた。府中の長い直線ならば、届くはず。
直線で失速するトウカイテイオーとダイタクヘリオスをあっさり交わし1分58秒6
のタイムで優勝した。
大崎昭一はこの時47歳、ローカルを回りながらこつこつと賞金を稼いだ馬と、ダ
ービー・有馬記念2勝ずつなどの輝かしい実績を持ちながら一度地獄を見た男との
コンビが演じた、一世一代の追い込み劇だった。

トウカイテイオーを失速に追い込んだダイタクヘリオスの父は、ビゼンニシキ。
敗れたトウカイテイオーの父は、ビゼンニシキに完膚なきまでに勝ち続けたシン
ボリルドルフ。

ワンダーパヒュームは、平成７年の桜花賞馬です。
彼女のおばあちゃん、おかあさんと気性の激しい牝系に生まれた彼女も
とても気性の激しいサラでした。
彼女が桜%

>>14
中野栄治とアイネスフウジンの話って、中野栄治が人身事故を起こして謹慎処分中の話
でしょうか？
ヤケになって酒に溺れて夏の札幌開催どころか、調教にも騎乗出来ずにくすぶっていた
時にアイネスフウジンの調教師(名前失念)に「来年のダービー馬に乗ってみないか？」
と声をかけられてアイネスフウジンと出会った。

って話かな？

>>25
ワンダーパヒュームは、平成７年の桜花賞馬です。
彼女のおばあちゃん、おかあさんと気性の激しい牝系に生まれた彼女も、
とても気性の激しいサラでした。
彼女が桜花賞を勝った時騎乗していたのは田原騎手（元調教師）でしたが
、田原騎手は、彼女のお母さんラブリースターの主戦騎手でもありまし
た。
彼女のお母さんは領家厩舎に初の重賞制覇をもたらし、その娘である彼女
は同厩舎に初のクラシック制覇をもたらした、厩舎孝行の母娘です。
彼女の厩務員であった藤井厩務員さん（女性）は、彼女が命を落としたレ
ースの日は妊娠中であり、お腹に障るからと、競馬中継はあまり見ないよ
うにしていたのですが、たまたまその日はＴＶ観戦していたそうです。
それから２ケ月半後の平成８年４月９日、無事女の子を出産されました。
そして、なんとその日は、彼女が勝った桜花賞の日からちょうど１年後
の同じ日・・・。
もちろん、その子の名前には、彼女にちなんで「香」という文字が入っ
ているのだそうです。
スマソ

>>18,24
最後は橋口センセにもすてられたね

アイネスフウジンは加藤修甫調教師だったね。
加藤修甫って、アサヒエンペラーの時も仲舘英二が散々叩かれてたけど
「騎手を育てるのも調教師の仕事だ」なんて言って乗り替わりさせなかっ
たんじゃなかったっけ？

中舘は、あっさりと師匠を裏切ったけど・・・。

（●´ー｀●）（●´ー｀●）

サンエイサンキューの話
オーナーが有馬記念も使うと言って、スタッフたちは・・・
『厩務員と２人で泣きながら『この馬もう終わりだぞ！』て話してたんだ。涙出た
よ。あまりにむごいことするってね。（・・・中略）
調子聞かれると『あー、もー絶好調！』とか返事して、満面に笑み浮かべてさ。
心の中では大泣きに泣いてたんだけどさ。
調教師とも、『これで終わりだな』って話してたんだ。ケイコに乗ってもコツコ
ツ、コツコツ、ってトウ骨のところがきしむ音してんだもん。有馬は順位なんて
もうどうでもいいから、ただ何とか無事に回ってきて欲しいとだけ願ってたよ｡』

そして故障
（菅野年美調教助手／星になった名馬たち：オークラ出版）

闘病生活の間、夜飼い（夕食）は必ず７時。それには理由が・・・
一度だけ住吉さんが用事があり夜八時になってしまったことがあった。するとサ
ンキューは怒った声でけたたましく鳴いたからだ。『待っていたんだなと思って
かわいそうで』
（三栄育成牧場　住吉さん・著者／黄金の母たち・小栗帽子：夏目書房）

夜の飼葉を食べ終わると、サンキューはいつも住吉さんの膝の上に頭をのせて
くつろいだ。住吉さんはたて髪を子供をあやすようになでてやる。
またサンキューは住吉さんが帰るからバイバイネ、というと必ずウーンとうなっ
てボロをした。ボロを片づけるのに三〇分はかかる。一人になるのがいやなので
彼女はいつもこうした。

右前脚の腱を切って伸ばすという手術の後、住吉さんが見舞いにやってきて・・・
サンキューは住吉さんから青草とリンゴをもらいうれしそうに笑顔をむけていた。

−平成６年１０月２１日、朝、馬房の扉を開けると、彼女が首と内股に汗をかい
ていて様子がおかしかったので獣医に連絡。
しかし獣医の到着を待たずサンキューは全身痙攣を起こし、息絶えた。全く信
じられない死であった。サンキューは手術後片側だけでしか寝られなかったのが
両側で寝返りも打てるようになっていたのだ。
死後四時間後、住吉さんの待つ牧場へ帰宅。死因は心臓麻痺と伝えられている。
（著者／黄金の母たち・小栗帽子：夏目書房）

佐伯さん村本さんの難波さんこの３人の話してもいいですか？村本さんスレでは書いたのですが

>>27>>31
主戦だったヤク中野郎に聞かせて小一時間問（以下略）

タレンティドガールの話もいい話だったと思う。
タマモクロスは有名か…。
個人的にはメジロアシガラの話が好きなのだが。

母サクラスマイルを亡くしたサクラスターオーの乳母は
ゴッドマザースターロッチ

そしてスターロッチが４歳で制覇した（史上初）有馬記念の舞台で
人気投票１位・単勝１番人気のサクラスターオーはあぼーん

マスコミや騎手会長達に責められて四面楚歌だった吉田にも
渡辺や幹夫の様な理解者がいてくれて本当に良かったと思った。
(・∀・)ｲｲ！話しだと思ってしまったよ。
なぜなら俺は元いじめられっ子だったからサ！

これからも競馬に触れていたいと思いました。
いろんな(・∀・)ｲｲ！話があるんですね。
ＪＲＡも馬券の売上より(・∀・)ｲｲ！話を伝えてくれればいいのに。

俺のＩＤ(・∀・)ｲｲ！

良ｽﾚage

ウメノローザとウメノファイバー親子
外枠のお話
これは今週の100名馬に載ってるのかな

>>22-23
くだらん。何も良くない。

>>9 の中舘は、善臣に置き換えた方が笑えそう。

良スレage

ＣＢと吉永と寺山。

ツインターボの話
馬主の依頼により、笹倉調教師が牧場まで彼を見に行った時の印象は・・・
小柄なツインターボは、たった一頭だけ取り残されたように、牧場の片隅でポ
ツンと草を食んでいた。
笹倉はそのあまりの小ささに驚いたという。チビだった。しかも特別なチビで
ある。この馬を競走馬にするのは『可哀想だ』とも思った。

彼が最も嫌がったのがゲート。そんな彼がデビュー前のゲート試験で・・・。
嫌がったが最後、頑としていうことを聞かないのがこの馬の特質である。それま
ではなだめすかされて歩いていても、ゲートが目に入ると止まってしまう。止ま
ったら動かない。無理やり押し込めても、今度はゲートが開いても出ない。
結局、どんなに遅いサラでも数回のうちに合格する試験を、彼は４ケ月もかかっ
てしまったのです。

平成５年７月１１日の福島七夕賞で初騎乗することになった中舘騎手が追い切り
で乗った時、
『七夕賞の追い切りで角馬場に入った時、急に走り出して止まらなくなった。こ
んなの調教できるのかと思ううちに、（五ハロン）六〇秒を切っていた。ラチに
突っ込まれたり、他の馬にぶつかっていくなんて年中だったし。紙一重というか、
何かが乗り移っているというか・・・。いい馬だけど、怖い馬だった』

平成５年の天皇賞（秋）以降、彼はスランプに陥る。
『小さな馬だから。レースが終わると力を使いはたして、いつもボロボロになっ
ていた。それが可哀想でならなかった。あのオールカマーで燃え尽きちゃったよ
うな気もする』
（中舘騎手／伝説のバイプレイヤー：柴田哲孝・ＫＫベストセラーズ）

平成８年８月１３日、盛岡競馬場での交流重賞レース、クラスターカップに上山
競馬場代表として出走したのを最後に引退。宮城県の斉藤牧場で種牡馬生活をス
タートさせました。
ツインターボが斉藤牧場に来た当初は、まったく人間や他の馬たちに対し
て心を 開こうとしなかった。
それは牧場のスタッフにしてもそうであった。もう一つ付け加えると、背広
を着 ている人間に対してツインターボはかなりの嫌悪感を示した。

『彼がレースで逃げ続けたのは、人や他の馬から逃げたいという気持ちが
あった からなのかもしれない。』

平成１０年１月１５日。いつも通りに放牧された。
人を信用しない素振りも全く見せなくなったツインターボは、元気に放牧地を駆
け回っていた。
すると突然、ツインターボが倒れた。それに気付いたスタッフが彼の元へと駆け
寄る。声をかけるが、反応すら示さない。他のスタッフも心配し、ツインターボ
の元へと駆け寄ってきた。
だが、ツインターボは目を閉じて、静かに息を引き取っていた・・・。
死因は、急性心不全
（著者／サラブレッド９９頭の死に方：流星社）

「一番いて欲しくない馬が前にいましたね｣福永祐一
2000年の高松宮記念、人気薄のディヴァインライトで２着に入った際の福永騎
手のレース後のインタビューである。このときの１着馬は彼が３歳時まで騎乗
してついぞG1を勝つことが出来なかった５歳牡馬キングヘイローだったのであ
る。
一見、乗り替わりへの悔しさを全面に出したものと受け取られるかもしれないが
こう受け取るのが良いだろう。父が凱旋門賞馬、母が米国Ｇ１を７勝したこの超
良血馬に乗りながらも苦渋を味わい続けた。当初は期待に沿って２歳時に東スポ
杯３歳Ｓ（当時）を勝ちクラシック候補となった。しかしながら、皐月賞２着後
のダービーでは１４着敗退という憂き目にあう。その後菊花賞も５着。そして乗
り替わり通告。Ｇ１を勝てるはずの馬なのに、勝たせてやることが出来なかった
自分、そして眼前にその勝利を見た時、その後悔の念を強くした一言、ではなか
ろうか。
もっとも、その教訓を彼は生かしきっている。９９年プリモディーネでの桜花賞
制覇を始め、その活躍は１流ジョッキーへの階段を着実に昇っているのである。

知ってるつもりのシンザンと武田文吾の回はｲｲ話だったよ。

森永牧場の盲目の繁殖牝馬のはなしと
荻伏の片足の繁殖牝馬ハギノカオリのはなしは
泣けるな・・・

馬券取れなくてもさぁ、代わりに何か取れてんだよ

ええ話や

http://www.members.goo.ne.jp/www/goo/t/n/tansiochan/main.html

キーストンは、４連勝で阪神大賞典に出馬しゴール前３００Ｍで骨折し、
安楽死処分されました
立ち止まったキーストンは骨折した左前脚をぶらつかせながらコースを
戻りはじめ、馬場に投げ出されて気絶している山本騎手に３本脚で
歩み寄って安否を気遣うように鼻先をすり寄せる。それに気付いた
山本騎手が上半身を起こしてキーストンの首を抱きかかえました。

>>47
おいらエンディングのラルクの曲でとうとう泣いちゃったよ

>>51
そして山本騎手は言いました
「早く楽にしてあげてくれ・・・」

ｼﾞﾜｯ

（･∀･）ｲｲ!話そろってます。
http://www.retsuden.com/

この前府中の緑服のおやじと馬券売り場のおばちゃんがｹｺｰﾝしました

なんかちょっと前本で読んだんだけど、
障害馬で落馬骨折したけど
身を楯にして騎手を守った馬がいたそうな
誰か忘れたが　キーストンだけじゃない！　
みたいな副題ついてたような・・・

トウメイと幕別牧場の話
ダイゼンキングと寺井牧場の話
ブルーマックスと平野牧場の話
牧場には感動する話がころがっている

メジロドーベルと母親の話もあるYO!

日テレの新潟競馬閉鎖のドキュメント
悲しくなる話でしたね
このまま不景気が続くと、身近な競馬も追い込まれてしまうかもしれませんね
ＪＲＡもウカウカしていると危ないかも？

>>51
ｷｰｽﾄﾝ（･∀･）ｲｲ!

ｷｰｽﾄﾝのビデオ持ってる

ｷｰｽﾄﾝ（･∀･）ﾐｼﾃ!
つーかマジ見たい。

俺の話を聞かせてやりたいのだが…

俺の持ってるのは
「名馬物語　超特急　キーストン」
ポニーキャニオンのやつ。

ｷｰｽﾄﾝ（･∀･）ﾐﾃﾐﾙ!
ちゃんとあったんだね。
でもそこらにあるかな？・・

>>65
そのシーンは少しだけしか出てないよ。
でも山本騎手（当時）のインタビューも入ってる。

ホクトベガの話はないの？
ホクトベガはエリザベス女王杯を勝ったりした一流馬である。
当時の牝馬路線は確立されておらず、牡馬との戦いの中で
彼女は勝利から見放される。
しかし、そんな彼女にも転機が訪れた。
当初は同厩で史上最強牝馬と謡われたヒシアマゾンが川崎のエンプレス杯に
使う予定が怪我により出走を見送ったことにより彼女に出番が回ってきた。
そこで彼女はとんでもないパフォーマンスを見せた１７馬身の圧勝である。
この後、ダート路線に照準を決めて連戦連勝を見せた彼女に与えられた名前は
　　　　　　　　　　　　　『砂の女王』
そんな彼女の引退レースとして選ばれたのは世界最高レースの一つである
ドバイワールドカップだった。
雨が多かったこの年のドバイワールドカップが集中豪雨によって砂が流されて
レースを行う時期が遅れた。
そして、行なわれたドバイワールドカップ。レースは速い流れで進んでいき
ホクトベガは内の絶好の位置にいた。
しかし、ここでアクシデントが起こる４コーナー手前で一頭が落馬して
その煽りを受けたホクトベガも落馬転倒した。
もしかしたら彼女はもう自分が助からないことを知っていたのかもしれない。
その後に来た後続馬から横山典弘騎手を守るために力を振り絞って立ちあがり
身を捨ててまで彼女は騎手を守ったのである。
その後の彼女は予後不良となり命を落としている。

>>66
シーンがあるだけでも（･∀･）ｲｲ!
ホクトベのドバイはどれも見してくんないし。
でもホクトベの「栄光の名馬」
最後は泣けた・・・

>>68
ホクトベガは見たら泣けるよ。

イスタブラク

サドラーズウエルズ産駒の期待馬で、最初はヨーロッパの名門ジョン・ゴスデン厩舎から平地デビューした。
しかし、ほとんど目が出なかった為、ゴスデンは、イスタブラクが５歳の時に売ることを決意する。
そのとき、その年の秋に厩舎を構える予定で、馬を集めていたゴスデン厩舎の調教助手ダーカンは、
ゴスデンにこの馬は障害馬として成功すると言い、自分の厩舎で引き取ることにした。

ところがダーカンは白血病に襲われ、厩舎を持てなくなってしまう。
そこで、ダーカンは友人のエイダン･オブライエンに｢この馬はチャンピオンハードルを勝つ馬だから頼む｣
と言ってイスタブルクを託しす事にした。
ダーカンの病気は予想異常に進行していたけど、イスタブルクがチャンピオンハードルを勝つまではという
執念から、危機を何度も乗り越えて生き伸びる。
イスタブラクはというと、障害デビューをしてどんどん勝っていき、ついに、チャンピオンハードルも狙える
という所まで出世する。
しかし、ダーカンはイスタブルクがチャンピオンハードルに出走する４日前についに力尽きてしまう。

そんな中行われた、チャンピオンハードルでイスタブラクは見事優勝を飾る。
競馬場に集まっていた人はそれまでのいきさつを知っていて、観客は涙しながらジョン･ダーカンの頭文字を取った
JDコールが沸き起こった。
そしてイスタブルクの口取りをし、調教師として表彰を受けたのは、残されたダーカンの奥さんだった。

>>70　ｲｲ!!

二冠馬トウカイテイオーの引退式が行われた当日。
彼の勝った皐月賞で2着したシャコーグレイドは
東京スポーツ杯で約4年ぶりの勝利を挙げ帝王の引退に
花を添えた

（４月は残酷きわまりない月で
　死んだ土からリラを蘇生させる
　記憶と欲望をミキサーにかけつつ
　春雨が鈍い根をむりやりに奮い起こす）

母ライラックの気質を、兄弟の中で最も強く受け継いだ
彼は、利口で無駄な動きをせず、馬体もよく厩舎期待の馬だった。
その期待通り新馬戦を快勝する。
しかし3戦目の芙蓉Ｓの後、右前の球節に3cmのヒビが入り休養を余儀なくされる。
だが関係者は言う
「確かに残念だったが結果的によかったのではないか。あの休養によって馬が
よくなって帰ってきた。それがダービーの好走につながったと思う」
そして秋にはミホノブルボンの3冠を阻んで菊を制覇し、一躍スターホースの
仲間入りを果たす。

しかし･･･その間も彼は自らの右前脚の痛みと闘っていた。
「球節からつなぎにかけてよく腫れたりして苦労が絶えなかった」
だが本当に苦労したのは、ギリギリの馬体でマックイーンを破った
5歳春の天皇賞からであろう。
放牧先で可愛がられ過ぎたせいで、明らかに心臓に脂肪が乗り過ぎてしまった。
“闘志”のみで走っているサラブレッドであっただけに、その影響は
想像以上に大きかった。
連戦連敗、負けるわ、負けるわ、栄光の天皇賞から1年が過ぎようとしているのに
復活の兆しはなかった。

ようやくの日経賞2着。
復調見られ、連覇の期待も膨らんだ天皇賞春を迎える大事な時に、
再び右前骨折。
今度の骨折はひどかった。もう少しで開放骨折で安楽死処分になるところだった。
ここでライスの天性の利口さが生きた
「ギブスを巻いた後、利口で無駄なことは全くしなかった。そういう馬で
なければ助からない骨折だった」。
そして彼はリラ（ライラック）が蘇る残酷な月（4月）･･･三たび復活した。
そう、それは丸二年ぶりの勝利となる天皇賞春制覇。

しかし、その繊細で雄々しいライラックの蕾は永遠の喪に服し、
二度と開くことは無い。
リラの咲く頃、僕はライスシャワーの勇姿を思い出す。

サラブレッドは走るために生まれてくる。
ライスは間違いなくそれは果たした。
死してなお人々の記憶中へ･･･。

フェイスシャワー

ラムタラにもなかったけ？
生まれた牧場の牧場主さんが従業員と言い争い殺されてしまって
ラムタラに英ダービーで乗る予定だった騎手が葬式で
「私はラムタラを４コーナーまで連れてくればいい
　後は彼が押してくれるから…」とのセリフを残した。

>>76
ｲｲ!話というよりは、ちょっとDQNな話ですね。
スクールウォーズを思い出しました。
「ｲｿｯﾌﾟｰｰｰｰｰ!!」

素朴な疑問「スクールウォーズ」って何？

>>78
うぅ、俺も年？まだ21歳なんだけど･･･。

スクールウォーズは、昭和59年10月よりＴＢＳ系にて全国放送されたテレビドラマです。
http://fox.zero.ad.jp/schoolwars/kawahama/

スクールウォーズ、今ＴＶＫで再放送してるよ。（･∀･）ｲｲ!

>>79
漏れは22歳だけど知らないＹＯ

昭和55年か56年生まれでしょ
よく3〜4歳の時のこと覚えているね。

>>80
再放送してたのね…
逝ってきます。

漏れが小学校の頃にも再放送してた気がする。
ストーリーを思い出してまた泣いてしまった。

杉本名言
（１９７７年１１月１３日：第３８回菊花賞)
「白いベールに覆われたふるさとに、菊の便りを告げるかラッキールー
ラが２番手」
ラッキールーラは、皐月賞で福永洋一騎乗のハードバージに敗れたあと、
ダービーで雪辱を果たし、そして菊花賞に乗り込んできた。この年、たま
たま北海道の有珠山が噴火したのだが、その近辺にはラッキールーラの生産
牧場もあった。
そんな状況の中で「火山灰に覆われて」とも言えないし、せめてもっと違う
表現はないかと考えて喋ったのがこれだった。結局、ラッキールーラは逃げ
潰れ、プレストウコウがレースを制した。

ageちゃいます。

「逃げたら勝っちゃったね」
　と小田急線代々木八幡駅近くのスパゲティの店で、イタズラっ子の顔になった。
　やっぱり善哉さんは京都へ逃げたのだった。どうせシンボリルドルフに勝たれるであろう天皇賞に
背を向け、勝つ公算の大きいシャダイソフィアを見に行ったのだ。
「しかしね、ギャロップダイナは勝ったが、私が逃げたもんだから、ソフィアがあんなことに
なっちゃったね。ひとつ勲章をもらったけど、前科ももらっちゃった。」
　こんな言い方をするのは、善哉さんにしてはめずらしい。弁解しているのである。
　私は善哉さんを窺った。弁解に続いて善哉さんの、シャダイソフィアにたいする感傷的な言葉や
表情を期待していたのだ。
　善哉さんはタラコスパゲティを食べている。アサリスパゲティを食べながら私は、そうか、
その弁解がソフィアへの弔辞なのかもしれないと思った。
　ほぼ同時にギャロップダイナの明と、シャダイソフィアの暗が発生した。でも善哉さんは、それを
ドラマ仕立ての話にするのは嫌うだろう。馬の仕事をやっていれば、そうしたドラマはいくつも
経験済みと思っているかもしれない。

吉川　良『血と知と地』より

−−−−−−−−−−−−−ここまで読んだ−−−−−−−−−−−−−

age

http://curry.2ch.net/test/read.cgi/keiba/1015249227/12-14
ツキノイチバン

>>89
まさしく現代のマルゼンスキー
ただ、マルゼンスキーほどメジャーではなく、マルゼンスキーより足元がフニャフニャ
だった
生涯一度で良いから、完調で走ってるところを見たかった

>>83
してたよ。
見てたし。
今見ると別の意味で(・∀・)ｲｲ!!
ちなみに２２サイだす。

>>54
（･∀･）ｲｲ!話そろってますよね。
とにかくダイユウサクの話が（･∀･）ｲｲ!
クマチャンが（･∀･）ｲｲ!
www.retsuden.com/vol2.html

昭和51年の有馬記念、前走まで騎乗していた福永洋一が
エリモジョージに騎乗するため、トウショウボーイの鞍上が空いていた。
そこで藤田オーナーは中島啓之騎手に騎乗を依頼した。
しかし中島騎手は自分を乗せるならば前の主戦だった
池上騎手を乗せてあげてくれ。後輩の馬を取るようなことは
自分にはできないと断った。

名馬で大レースを勝てる機会を棒にふったわけだから
馬鹿だと思う人もいるかもしれないが
何かビジネスライクな昨今ではこういった騎手の絆を
大切にする話はそうは見られないと思った。

(・∀・)ｲｲ!!話を聞かせてもらったage

多分良スレあげ

猪木さんがマットに転がり、スパーリング相手の膝のあたりを何度も蹴る。
するとアリが私に聞いた。
「イノキは、ああやってオレの膝を蹴るつもりなのか？」
「いや、オレは作戦のことは知らないよ」
そう答えた私を見てニヤッと笑い、軽くジャブを打つふりをしてアリは言った。
「ピーター、ガードが堅いぜ」
あれは。アリと過ごした宝のような秘密の時間だ。
アリが自分の取り巻きからも隠れて、何の装飾もない一人の格闘家として相手を凝視している素顔を、私は至近距離で見ることができたのだから。

a

保全age

　　

一
〇
〇

(・∀・)ｲｲ!!話をもっと聞きたい

あの日以来、のび太は“ドラえもんは未来に帰った”とみんなに告げていました。
そしていつしか、誰もドラえもんのことは口にしなくなっていました。
でも、のび太の家の押入にはドラえもんが眠っていました。あの日のまま、ずっと・・・。
その日、のび太はロボット技術者としてドラえもんの前に立っていました。
小学生の頃、学校の成績が悪かったのび太ですが、彼なりに必死に勉強しました。
自らの意志で中学、高校、大学と進学し、ロボット工学の分野で確実に力をつけてきました。
就職後、企業でも順調に研究成果をあげ、世界で最も権威のある大学でロボット工学の博士号を取得するチャンスにも恵まれ、
それを見事にパスして来たのです。
そう、“ドラえもんを治したい”、その一心で・・・。

人間はある時を境に、突然変わることができるのです。
それが、のび太にとっては“ドラえもんの電池切れ”でした。
“修理が可能であるならば・・・。”、その思いがのび太の原動力でした。
昼下がりの野比家、しずかちゃんは屋上の研究室に呼ばれました。今までは、のび太から絶対に入ることを禁じられていた研究室に。
　「あなた、入るわよ・・・。」
中に入ると、夫は机の向こうで優しく微笑んでいました。そして、机の上には・・・。
　「ドラちゃん・・・？」
　「しずか、こっちに来てごらん。今、スイッチを入れるから。」
彼の頬をつたう一筋の涙・・・。突然、しずかちゃんは理解しました。
この瞬間のために、だだそれだけのために、彼はロボット技術者になったのだと。
スイッチパネルに手を伸ばすのび太に、なぜか不安はありませんでした。
自分でも不思議なくらい穏やかな気持ちで、静かに、そして丁寧に、何かを確認するようにスイッチを入れました。
ほんの少しの静寂の後、長い長い時が繋がりました。


「・・・のび太くん、宿題は済んだのかい？」

ドラえもんの設計者が謎であった理由が、明らかになった瞬間でもありました。
その日も青い空には白い雲が浮かんでいました。

>>56
遅レスだけどライバコウハクではないかい？
んで読んだ本というのは
別冊宝島２９０「競馬騎手読本」の「がんばれベテランジョッキー」
だと予想するが

良スレあげ、特にキーストンの話が良いねぇ。

http://pacificus28.ktplan.ne.jp/keibawalker/legend/horse/key_stone.html

キーストン話しﾊｹｰﾝ
ダービー馬とは知らなかった。
だれか映像もってないのか？

>>105
不覚にも号泣した

>>105
（･∀･）ｲｲ!

この当時って競馬番組放送してなかったのか？
ＪＲＡの資料室あさったら映像出てきそうな気もするんだけどな。

阪神競馬場の１階のフードプラザにあるディスクボックスで探せばありそうやな〜。

ガヴァナー

同じ年のシンザンの有馬記念の映像があるんだから、
きっとキーストンの阪神大賞典の映像もある（はず）

デザーモの（･∀･）ｲｲ! 話って
どっかにないかなー？
ttp://www.number.ne.jp/columns_part2/2001.07.05/horse_racing.html
とか
ttp://www.fujitv.co.jp/jp/unb/contents/p139_3.html
は見つかったけど
これ以外で

>>105
名馬物語でビデオでてるYO

age

i

j

k

l

m
と、邪魔するのは気がひけるけど。

なんかどっかで読んだ気がするんだけど、
ラフォンテースって牝馬の（・∀・）ｲｲ！ 話があったような。
騎手にすごくなついていたとか。
牧場で柵にぶつかって死んだけどその柵が栗東の方角だったとか・・。
だれか詳しい話知ってる？

>>118
知りたい

問題はその死をどう解釈するかである。ラフォンテースは昭和
５７年の夏に現役を引退し、翌春、初めての子どもをお腹に
宿したまま、生まれ故郷の中脇牧場で短い生涯を閉じた。
放牧場での運動の最中に牧柵にぶつかって、腰の骨を折ったのが
致命傷になったという。

なかには自殺説を唱える関係者もいた。自ら牧柵へ突っ込んでいった
という証言もあるから、あながち突飛な説ではないかもしれない。

「でもはたして、馬が自殺などするものだろうか」
別の関係者はこう言って、あくまでも事故説を主張する。自殺は
人間だけに許された特権、常識で考えれば馬が自殺なんてするわけが
ないと言うのだ。それもしごくもっともな意見である。

ラフォンテースは本当に小さな馬だった。彼女は５つの重賞を勝ったが、
そのうち４つのレースで最少体重優勝馬の記録をつくっている。
そして彼女の背に跨っていたのが岩元市三騎手。花屋の奉公から競馬の道へ
入った彼は、10代デビューが当たり前の騎手の世界にあって２７歳で
デビューした苦労人だった。

岩元とラフォンテースは２度ほど天国と地獄を行き来している。土付かずの
５連勝を飾った３歳戦（現２歳）を終えて、来年の桜花賞はこのコンビで
決まりというのが自他ともに認める評価だった。ところが肝心の４歳クラシック
シーズンを前に、ラフォンテースは脚部不安に襲われてしまった。レースに
出走できないほど重くもなく、かといって万全の態勢がとれるほど軽くもない。
そんな不十分な状態のままに、いたずらに敗戦を重ねる。故障が癒えた後も
スランプは続き、気が付けば１５連敗を喫していた。

当時、岩元は「奥歯に物が挟まったような、そんなはがゆい感じがする」と
話していた。それはラフォンテースとて同じだっただろう。阪神３歳Sで破った
オペックホースがダービーを勝ち、ノースガストが菊花賞を勝った。なのに
自分は、なんのタイトルも手にしていない。そのいたたまれなさを思い、
岩元は日課のように彼女の馬房に顔を出して、必ずひと言ふた言と言葉を
かけることにしていた。

そして５歳の夏の小倉、デビューの地に戻ってラフォンテースはいきなり
復活した。日本レコードを含む圧勝に次ぐ圧勝で４連勝、とくにたかだか
４０６ｋｇの牝馬が５８．５ｋｇのハンデを背負って勝った小倉記念は脅威的
ですらあった。手元にある検量室前の記念写真を見ると、照れくさそうに
右手を挙げる岩元を背中に、ラフォンテースはいかにも得意げな表情で
フレームに収まっている。

その後、秋の天皇賞に挑んだ彼女は前売り段階で瞬間ではあっても、一番人気
に推されるほどに注目を集めた。しかし、当時の秋の天皇賞は現在の２０００ｍ
ではなく３２００ｍ、もちろん１６００ｍのＧＩマイルＣＳも無い時代である。
不向きな距離で、しかも自分よりも１００ｋｇ前後も重い男馬相手のレースでは
やはり荷が重い。この敗戦も含めて６連敗したときに、彼女の引退が決まった。

いまでも忘れられない光景がある。引退の決まったラフォンテースが故郷の
北海道へ戻るため、馬運車に積み込まれている。それをすぐ脇で岩元がじっと
見つめているのだが、ラフォンテースは車に乗り込む瞬間にチラッと岩元のほうを
振り返った。その時に岩元は少しにじんだ目で、ほんのかすかに首をコクリと
動かしたように見えたのだ。

岩元とラフォンテースは騎手と競走馬の垣根を超えた信頼関係で結ばれていた
んだろうな、と僕はそのとき思った。そしてそれ以上にラフォンテースは
もしかすると、３年間の現役生活の苦楽をともにし、ずっと側に寄り添って
くれた岩元に、本気で恋をしていたのではないか、とも思った。なぜなのか、
と聞かれてもはっきりした根拠があるわけではない。でもなんだか知らない
けれど、たしかにそう思えたのだ。

馬が人間に恋をするというのは、馬が自殺をするというのと同じくらい無理が
あるかもしれない。でも牧場に帰ったラフォンテースはなおも岩元のことを
想い続け、そしてついにいても立ってもいられなくなったのではないだろうか。
もちろん彼女の死の謎は、永遠に謎のままだ。ただここでもうひとつ書いておきたい
のは、彼女のぶつかった牧柵は栗東トレセンの方角にあった、ということである。

４０６キロ、ラフォンテース（・∀・）ｲｲ！

ラフォンテースの腹に入ってた仔ってなんだったかな・・・
ジャッジャーだったかボンモーだったか

良スレage

ラフォンテースの近親には
シンブラウン（阪神大賞典）
シンチェスト（京都記念。種牡馬。産駒マグマライフは阪神ＳＪを
　　　　　　　制覇）

ラフオンテースか……
うちの親父が岩元ファンだが、
一番忘れられない馬がラフオンテースだと言っていたな。

ラフォンテースの話中々良いねぇ。

最近だとオペラオーと和田の岩元さんのイメージだが、こんないい話があったんだな。
なかなか憎い男だよ。

トロットスターとサイキョウサンデー
頂点を極めた２着馬と蹉跌を味わい続けた１着馬。

３年前のあの万馬券から色々あって今に至り、
そして再び同じ舞台の中京へ。

こういうめぐり合わせの話が好き。
だから今日の高松宮記念は２頭の一点で楽しみたい。

良スレage

age

「馬は誰のために走るか」って本を今日読んだけど、良い話結構載ってたよ。
キーストーンの話も載ってました。

「名前も知らぬ元競走馬３頭のこと」
１０年程前のこと。とある田舎の、建設会社の社長が競馬好きがこうじて、引退した
競走馬３頭を買ってきて、自宅近くの空き地を馬場にして乗馬をはじめた。
馬の内１頭は中央競馬を引退した牝馬で残る２頭は地方競馬を引退したアラブだった。
馬たちを引き取ってから２年が経過した頃、その社長がすい臓がんにかかった。
闘病の甲斐も無く、結局社長は他界した。
葬儀の日のこと。　社長の自宅と馬場は２００ｍもはなれている。そのあいだには
建物はなく田畑がひろがっている。いよいよ出棺となって、社長を入れた棺が自宅
から運び出され、霊柩車に納められようとすると、２００ｍもはなれた馬場にいた
３頭の馬が、いっせいにいなないた。
馬たちには、飼い主＝社長との永久の別れが、わかったらしい。社長の遺体は棺に
納まっており、見えるはずもない。しかも、２００ｍも離れている。馬も悲しんでいる
ことがわかり、社長の家族は、涙を新たにしたという。
馬のもつ、不思議な能力だと思う。
　　私が、その家族から直接聞いた、実話です。

ラフオンテースと岩本調教師（騎手）の話は宝島の競馬読本に載ってたね

厩務員がかつて世話した馬に会いに牧場行ったら
姿見たとたんに、いなないて駆けてきた
というのは良く聞くね
騎手や、ましてや調教師なんかが行っても
素知らぬ顔だそうだよ。
世話してくれて飯食わせてくれた人は
忘れないってことだね

こういう話が好きなら
優駿たちの蹄跡を見ることを勧めるよ。
有名な漫画だから知ってるか・・

age