豆知識

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1名無しさん@お腹いっぱい。
卵は平らなところで叩いて割ると殻が入りにくい
2名無しさん@お腹いっぱい。:04/10/10 15:23:21 ID:3TImw38N
こんな感じで投稿してね( ´,_ゝ`)プッ

知ってる事なら何でもいいよ
〜が面白いとか
まあそういう糞スレです。
3名無しさん@お腹いっぱい。:04/10/10 15:23:46 ID:3TImw38N
あ、受験生の、を入れるのを忘れてしまったorz
4名無しさん@お腹いっぱい。:04/10/10 15:25:32 ID:UD2CGNe/
          _Y_
            r'。∧。y.
         ゝ∨ノ       >>1が糞スレ             ,,,ィf...,,,__
          )~~(             立てている間に   _,,.∠/゙`'''t-nヾ ̄"'''=ー-.....,,,
         ,i   i,                        ,z'"    ̄ ̄ /n゙゙''''ー--...
         ,i>   <i     文明はどんどん発達し    r”^ヽ      く:::::|::|:::〔〕〔〕
         i>   <i.     ていく・・・・・・。      入_,..ノ ℃      ̄U ̄_二ニ=
`=.,,ー- ...,,,__  |,r'''"7ヽ、|  __,,,... -ー,,.='             >ーz-,,,...--,‐,‐;;:'''""~
  ~''':x.,,  ~"|{ G ゝG }|"~  ,,z:''"                     ___
      ~"'=| ゝ、.3 _ノ |=''"~      <ー<>         /  l ̄ ̄\
        .|))    ((|        / ̄ ゙̄i;:、      「 ̄ ̄ ̄ ̄| ̄| ̄ ̄ ̄\
             ))|       r'´ ̄「中] ̄`ヾv、   `-◎──────◎一'
                   ├―┤=├―┤ |li:,
                   |「 ̄ |i ̄i|「.//||「ln|:;
                   ||//__|L_」||__.||l」u|:;
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                   |_. └ー┘ ._| ||/
                   ヘ 「 ̄ ̄ ̄| /
5名無しさん@お腹いっぱい。:04/10/10 15:35:21 ID:UD2CGNe/


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6名無しさん@お腹いっぱい。:04/10/13 04:17:38 ID:W7tLnt+J
>>4
あんまり進歩してないなぁ
7名無しさん@お腹いっぱい。:04/10/13 21:59:03 ID:zz9l2J6D


光を当てると













飛び跳ねる豆がある。



8レスボス ◆GI8nsANADA :04/10/13 22:01:50 ID:Nx8XC5aM
豆が一番感じる
9メロディック本能寺 ◆Iam/CHoCHo :04/10/13 22:02:37 ID:4VQzIHv+
お豆さん。
10((=゚Д゚=) ◆DORA6TwAqY :04/10/13 22:03:46 ID:c4EOXBWO
この前電子辞書でレスボスって引いたらビビタよ。
11名無しさん@お腹いっぱい。:04/10/13 22:06:36 ID:wxu7edZX
>>8 (*´Д`)づ∩ ハァハァハァハァハァハァハァハァ
12レスボス ◆GI8nsANADA :04/10/13 22:09:48 ID:Nx8XC5aM
>>10
(*´∀`*)
>>11
ワロタ
13名無しさん@お腹いっぱい。:04/10/13 22:10:53 ID:wxu7edZX
>>12 20回押したらまさにマンへぇだな
14レスボス ◆GI8nsANADA :04/10/13 22:27:32 ID:Nx8XC5aM
(*´Д`)づ∩ ハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァ

マンへぇ(・∀・)イイ!!
15荒川教啓のデイキャッチ ◆1UzUmoy9mA :04/10/15 00:44:02 ID:PFvgOHKd
豆をダブルクリックするとすごい事になる
16名無しさん@お腹いっぱい。:04/10/15 01:45:52 ID:polG3X5s
だれかトリビアに登校しろ
波平はバツイチ。サザエとカツオワカメは義理の京大
17K ◆cx0jWGnF7s :04/10/15 01:51:07 ID:1wTMeo+1
波平はバツイチじゃないらしいよ
18名無しさん@お腹いっぱい。:04/10/15 22:22:26 ID:pKCmPA2Q
サザエには将来












ヒトデという娘が生まれる
19名無しさん@お腹いっぱい。:04/10/16 00:41:50 ID:NNgaXRLf
マスオは早稲田の商学部出身
20名無しさん@お腹いっぱい。:04/10/16 00:42:21 ID:NNgaXRLf
サザエを世界一(?)美人だと思っているらしい
21孔(´盆`)明 ◆s1qRY38ezo :04/10/16 00:57:20 ID:X6XyZHBM
マスオさんって視覚障害か何か?
22名無しさん@お腹いっぱい。:04/10/21 16:13:26 ID:01M11s1l
ちょんまげ鰤鰤
23B級哲学者たけし:04/10/25 18:50:07 ID:oH61TFTV
幸せの定義スレのっとられたから 
ここで反省しながら幸せの定義とか豆知識考えて1000までいくね
24名無しさん@お腹いっぱい。:04/11/05 03:32:11 ID:1VxkgYgS
受験数学論
受験数学について、よく
「数学は運だ」
といういわれ方をされます。しかし
それは違います。
数学が得意でない人、もしくは得意だと思い込んでる人のいいわけです。
受験数学は、得意になれば必ずコンスタントに高得点が取れるおいしい科目です。
そのためにはかなり時間をかける必要があるかもしれませんが・・・
ということで、まず僕の数学偏差値の見て下さい。
高2秋 38 校内実力テスト(県立普通高校)
高3春 44 代ゼミ記述模試
高3秋 65 河合全統記述模試、代ゼミ記述模試
高3冬 65 代ゼミ慶應プレ
浪人春 67 河合全統記述模試、代ゼミ記述模試
浪人秋 78 駿台全国模試、河合東工大オープン
という感じです。
模試は沢山受けましたが、だいたいこんな感じです。
2こ書いてあるのは大体2個ともそのくらいってことです。
特に、最後のほうに受けた色々な数学の試験の成績、
入試本番の実績を挙げてみます。
東大理類数学対策(@河合横浜) 88/120 72/120  
大学への数学・学コン 最後5ヶ月くらい連続で名前載
慶應理工  3完2半
早稲田理工 全完
東大    5完1半
とこんな感じです。
僕の数学力がガンガン上がってきたのが秋〜冬でしたのでこんな感じです。
得意になれば問答無用で大きな武器になります。
しかして高2の頃超DQNだった私が如何にして数学が出来るようになったか、
そのための私なりの方法を書きます。
25名無しさん@お腹いっぱい。:04/11/05 03:33:56 ID:1VxkgYgS
★思想編★
まず、勉強するときに大事にして欲しいのが
  「向上心」
です。例えば受験範囲は高校の範囲と限られています。
それゆえ、
  「必要以上のことをやる必要はない。」
  「ここまでやれば大丈夫」
等の考え方が大多数を占めています。
しかしこれでは絶対にある程度以上は伸びません。
できるものなら大学範囲までやるべきです。
僕が皆さんに実践して欲しいのは、あえて大学範囲にも取り組むということです。
といっても積極的に専門書を読む必要はありません。
もしも範囲外のことが出てきた時に
  「範囲外か、なら大学でやればいいや。ほっておこう」ではなく
  「範囲外か、どうせ大学でやるんだから今やっておこう」
と思って欲しいわけです。
具体的には、テイラー展開、偏微分、空間図形の扱い方、一次変換、などなど、色々あります。
聞けば逃げ出す、いやいやそんなことは絶対に止めてください。
なんで僕がやろう、といってるかというとこれらの背景を知ってると、
  ほんとに受験に役立つし「使える」
からです。
そしてそういうのが沢山でてくる、詳しく解説してある参考書は実践編で紹介します。
僕が他の参考書ではなくこれらの参考書を薦める理由の一つがここにあります。
「余裕が無い」という人も多いと思います。無理にやれとはいいません。
あくまで出てきたことだけでイイです。
私の偏差値を見れば分かると思いますが、はじめは全然得意じゃありませんでした。
でもこう考えてたから、今まで伸びたんだと思います。
自分の可能性を制限するのはほかならぬ
  「志望校がここなら、ここまでで大丈夫」
という受験生自信の考え方なのです。
次に、数学を好きになって欲しい、ということです。
  「すきこそものの上手なれ」
これは真実です。
僕は英語が全然出来ませんでした。
なぜなら英語が嫌いだったからです。
例えば私は「Z会の英文法語法のトレーニング(基礎編)」3周以上しました。
でも最後の最後までlayやらlainやらが覚えられませんでした。
嫌いだったから覚えられなかったんです。
数学も解法パターンが覚えられないという人、結構いると思います。
しかし好きにならない限りずっと覚えないかもしれません(多少極論ですが)。
だから好きになってください。
努力してください。
こればかりはどうやったら良いのか分かりません。
しかし、何とかして自分なりの数学の面白さを発見してください。
私の考える、受験数学の大きな柱はこんな感じです。
これを参考にして他の2項目を読んで見て下さい。
26名無しさん@お腹いっぱい。:04/11/05 03:35:50 ID:1VxkgYgS
★理論編★
ここで扱うのは
  「数学は暗記か否か?」 
ということです。これについて私の考えを述べたいと思います。
まず、何より最初に
  「基礎が出来てなければ始まらない」
ということです。これを第0段階とします。
教科書レベルの基本的なことが理解できてる、
公式がスラスラでてくる、というのがこの段階です。
教科書章末問題ができるくらいのレベルと考えてください。
次に、ある程度の段階までは、
  「パターン暗記をしなければならない」
と思っています。これを第1段階とします。
この問題ならこれをああしてこうして・・・
というのが多少なりともパッと手がつかなければいけないのが多数あります。
それと同時に、「範囲外」というものもここらへんから出てきます。
この「範囲外」の知識をいかに上手く吸収し、アウトプットできるか、ということも
これからの伸びに多大な影響を与えます。
そして次の段階は、
  「問題の暗記ではなく発想法の暗記に切り替える」
  「その発想法をいろんな問題に適用できる応用力を鍛える」
ということをする必要があります。これを第2段階とします。
例えば「x,yが単位円上を動く時、3x+4y の最大、最小を求めよ」という問題。
これは第1段階の多くの人が、「3x+4y=k とおき・・・」とやると思いますが、
第?段階にいくためには、そのやり方だけでなく
「積の和はベクトルの内積と考えれるんだ」という発想が出来なければなりません
つまりベクトルをこの問題に適用するわけです。
これが「発想の暗記」です。
しかし、内積を知ってても、ここで内積を使うとは普通は考えつきませんよね。
一度こういう別解、あるいは方針を習わなければ(よほどの天才でない限りは)思いつきません。
そういう意味で僕は「暗記」と呼びます。
それと同時にこのような考え方を他の問題に如何に適用できるか、
これが数学力の向上にかかわってきます。
でも英単語覚えるみたいに「激しい」意味での「暗記」でないことに注意してください。
こういう発想法ができることが第?段階には必要なのです。
そして、第2段階で暗に意味しているもう一つの目標が、
  「別解のバリエーションを増やす」
ということです。僕はこのことを友人と「ボキャブラリーを増やす」といっていました。
一つの問題に対し、いくつの別解を与えられるかは数学力の重要な指標です。
そして一つの別解を他の問題に適応できることが「発想力の上達」なのです。
第2段階までほぼ完璧になれば偏差値コンスタントに70は行きます。
(といっても実際にやることは尽きませんが・・・)
東大模試でも2完3半は固いでしょう。
しかし、最も厚いのが「第1段階」→「第2段階」の壁です。
これのクリアに関する参考書は後述します。頑張ってください。

27名無しさん@お腹いっぱい。:04/11/05 03:36:54 ID:1VxkgYgS
ここまで暗記暗記と結構書いてますが、特に第2段階の「発想の暗記」は、
実際に「覚えよう」とおもって覚えるものではありません。
問題を解いて、解説を読んでるうちに「自然と覚える」というのがベストです。
感情的な話として、僕自身も
  「数学は暗記だ、なんて絶対言いたくありません。」
そして、知識の応用だから「暗記ではない」といえば暗記ではありませんし、
そういうことも出来ます。
しかし、認めるしかない部分もあります。
そうアドバイスすることが受験生にとって役に立つと思うから、僕は正直に書きます。
但し誤解しないでください!
何度も言いますが、僕のいう暗記とはいわゆる「和田式」みたいに
解法パターンを暗記すれば高得点をとれる、といってるのではありません。
暗記するのはあくまで「発想法」でその「発想」をどの問題に生かせるか、
これは君たち自身の努力で見つけ、実力をつけるものです。
そして最後。第3段階
  「手のつかないような問題を、突飛な発想で解決出来るようにする」
ということです。
これは一朝一夕にできることではありません。
具体的にどうすればいい、とも言いづらいです。
いままで培った能力を総合的に発揮できなければなりません。
それと同時に論理的思考力も必要とされます。
この段階まで到達する必要はありません。
いわゆる数学ヲタがここにあたります。
ただ、第2段階と第3段階のラインはかなりグレーなので、
東大クラスで数学を得点源にしたいと思ってるなら、
多少なりともここに踏み込んでほしいところです。

28名無しさん@お腹いっぱい。:04/11/05 03:37:38 ID:1VxkgYgS
★実践編★
基礎を固めよ!
とは理論編で言いました。ので基礎を固めることからはじめましょう。
固まってると思う人は飛ばしてくださいね。
さて僕が「基礎を固める」ということに関して思っている一番大きなことは
   「教科書&教科書汎用問題集を馬鹿にするな」
ということです。
受験となると、教科書ではまずく、何か受験対策用の参考書をやらなければまずいのでは、
と思う人が多くいます。
例えば。某巨大掲示板群の某板ではよく、
  「数学が未習で全然できないので黄チャ例題からやろうとおもいます」
などのレスが多くあります。
しかし、僕はあまりそれには賛同しないのです。代わりに、
  「まず教科書と教科書汎用問題集をしっかりやる」
ということを勧めます。
これは次の理由からです。
まず1つは、こなす問題数によって、定着力が圧倒的に違うからです。
基礎の段階では、基本的な公式がぱっと使えることが主な目標になります。
そのためには学んだことが確実に定着してなければなりません。
そして定着させるためには問題数をこなすことが必要不可欠だからです。とくに
  「黄チャ例題だけで十分ですか?」
などという質問をみると、私は「ほんとに大丈夫かな?」と思ってしまいます。
黄チャレベルの受験生が、問題数をこなさずやり方だけを学んでもすぐに忘れてしまいます。
そういう人達は相当「焦っている」わけですよね。
   「早くレベルの高い問題集をやりたい」
   「「これじゃ間に合わない」
だけど、実際そんな焦ることはないんです。
「「慌てる乞食はもらいが少ない」
まさにぴったりの言葉です。焦っても定着しません。
(あまりのんびりするのも考えものですが・・・)
教科書汎用問題集のA問題。
「ルーチン」と呼ぶにふさわしいほどの単純な問題ばかり。
しかし、それをしっかり嫌になるほどやることが定着への第一歩です。
手を動かさなきゃ絶対定着しません。
小学校の頃、掛け算の九九をひたすら紙に書いた記憶はありませんか?
「何事も理窟を読むだけじゃ覚えません。手を動かさなくては!
もちろんもう絶対大丈夫とおもったらやる必要はないですよ。
そして慣れてきたらB問題。
実はもうB問題から、いわゆる「解法パターン暗記」の問題に入っていけてるのです。
そしてB問題はもう「青チャ例題」と同程度の難易度(orやや低め)なのです。
これが僕が教科書系統を勧める2つ目の理由です。
ですからB問題も解けるかな、と思ったら、B問題の代わりとして
他の参考書にどんどん手を出していけるでしょう。
29名無しさん@お腹いっぱい。:04/11/05 03:38:12 ID:1VxkgYgS
さて次は基礎ができて、教科書汎用問題集B問題は大体こなせる、という人についてです。
新たにどんどん参考書をやっていくわけですが、よく
  「問題といて解説を読む時ってどうすればいいんですか?」
という質問があります。要するに参考書の進め方ですね。
これについては参考書について全然コンセプトが違うので一概には言えません。
一言いえるのはかならず参考書に書いてある「前書き」みたいなのを読みましょう、ということです。
   「『一対一』例題だけでいいですかね?」
こんな質問は言語道断です。なんで「一対一」という名前をつけてるか全く理解してませんね。
やはり「焦っている」ようです。しかし『慌てる・・・』(略)
参考書の使い方云々にしろ、とりあえずこのレベルの問題集に挑戦するときは
解説をすぐ読むのはオススメしません。
ひとつの問題について最低5〜10分は考えて みましょう。
基本ができてるなら何かしら手は動かせるはずです。
最初は軽く流してとりあえず解説を読んで、2回目にちゃんと考える、というのは意味無い です。
それこそ「パターン暗記」と同じになってしまいます。
ここではそういうのを大体マスター人ですよね。
大事なのは「考えること」です。
そして解説を読む。
このとき一番大事にして欲しいのが---これが私の一番やって欲しいことですが---
    「なるど、こうやって解けば解けるのか、うんうん」ではなく
    「どうしてこんな解き方したんだろう、うーむ」
ということを考えて欲しいのです。
文字のおき方、式変形、着想ポイントなどについてです。
解説のもっと深くにある「思想」を何とか自力で探し出して欲しいのです。
いいですか?
よく問題の解説のポイントに「この問題はこう考えよう」とか書いてありますが、
僕の言ってることはそういうことではなく
「こう考えればいいのは何故なんだろう?」 と思って欲しいということです。
これを常に考えることにより思考力、発想力が格段に上がります。
それは即ち 他の様々な問題に、その発想を応用できるようになる ことを意味します。
練習問題を、その場限りのもので終わらせないためにこれは必要不可欠なことです。
一対一対応の演習やるくらいから、これを意識していきましょう。

ほとんどの人はここまでで終わりです。
あとは色んな問題集をやってみてください。

ここから先はほとんどの人にとって未知の領域です。
ここまできたらもう言うこと無しです。
範囲外の知識を多量に吸収していきましょうか。
30名無しさん@お腹いっぱい。:04/11/05 03:40:16 ID:1VxkgYgS
大学への数学・一対一対応の演習 55弱程度〜
記述対策としてはじめる(レベル的に)最初の参考書、って感じです。
「基本例題⇒詳しい解説⇒演習」の繰り返しの流れです。
当然頻出問題がベースですが、解説には単に解法のみにとどまらずどのように考え方をしているのか、
ということをきちんと書いています。例題と演習が一対一になっている、
すなわち例題と同じような考え方をする演習題になっているので、
例題で学んだことがきちんと身に付いたかしっかり確認できます。
まずは基本的な定理公式をしっかりと理解、暗記しある程度スラスラ使えるようになった上で取り組むべきです。
そういうことで、教科書準拠問題集のB問題程度くらいまで解けるようになってから取り組むのがいいかと思います。
「例題を自分で解いてみる(分からなくてもちょっとは考える)⇒ 解説を見る ⇒ 
演習をやる」の繰り返しでいいと思います。2周はしないと、定着しないと思いますのでそのつもりで。
31名無しさん@お腹いっぱい。:04/11/05 03:43:36 ID:1VxkgYgS
受験物理と微積分
(1)受験物理に微積分は必要か?
はっきり言って必要ないです。受験は基本的に教科書の範囲外からは出ないようにできています。
良くも悪くも、99%の入試問題は教科書事項の応用です。
(2)なぜフェンリルは微積物理を勧めるの?
皆さんは何のために受験勉強をやっているのでしょうか?
「大学に受かりたいから」立派な答えです。目的がハッキリしてますね。
確かにそういう教科もあります。僕は古典とかがいやでいやで仕方がなかった。
つまらない上に、これから古典なんか使うことないだろうに。
しかし、物理はどうでしょう?大学入って使いますか?自分の将来やりたいことに必要ですか?
物理は「科学」の基礎をなす部分です(物理学科じゃない僕がこういうこと言っていいのか分かりませんが)。
どの大学にいっても、理科系の人間なら物理の授業はまず間違いなくあるでしょう。
生物系、医学系などの人は教養課程で終わるかもしれません。でも物理、
化学関係の理工学部に進む人は絶対に将来物理が必要になってきます。
どうせ将来必要になるんだから、別に今やったっていいじゃないでしょうか?
むしろ将来につなげようと思うなら今からやっておこうと考えませんか?
確かに受験科目は沢山ありますので、物理にばかり時間を割けるわけではありません。
他の科目を克服するのに大変な人もいるでしょう。しかし、それでも興味は無くさないで欲しいと思います。
問題の解説読んでたら「dx/dt」とかが出てきた。
「いいや、俺はまだ使わないし」。
こういう考え方は将来の可能性をつぶすと思います。別にいいやじゃなくて、
ところどころにそういうものが出てきたら「なるほどね」とちょっと腰を据えてよく読んでみるくらいはして欲しいものです。
時間に余裕がある人は、ガンガンやっていって欲しいです。理由はもう言うまでもないですね。

それともう1つの理由が、微積分を用いて物理をやっていると
物理の本質的な部分がきちんと分かってくるからです。
微積分を使ってない参考書には結構多くの「誤魔化し」があります。
しかし、解説などに微積分を多用している参考書はそういうのはあまりありません。
これは著者の意識の問題だと思いますが、「微積分を使っている→
できるだけごまかしはしたくない」というのがあると思います。
それに入試問題も有利に進められるからです。問題の背景とかが
分かってないと苦労する問題や、誘導をくっつけて微積分の
話に持っていくもの、あるいは微積分をつかえたり、
きちんとした話を知っていれば一瞬で解けてしまうような入試問題は数多くあります。
そういうものにぶち当たった時に有利に進められるわけです。
問題を解くスピードも上がってきます。

受験的立場から見ても、学問的立場から見ても、微積分を使ってきちんとやることははオススメです。
32名無しさん@お腹いっぱい。:04/11/05 03:44:51 ID:1VxkgYgS
(3)物理の勉強3パターン
とりあえず、微積分を使う有用性をお話したつもりですが、
人によってはそんなに時間が無い、他教科との兼ね合いもある、というのは事実です。
さて、僕は微積分を使った物理の勉強は3通りあると考えています。下に上げてみましょう。
@微積分を使って理論を学び問題も微積分を用いて解く
A理論は微積分を使って学ぶが、問題は微積分を使わずに解く
B最初から理論も問題も微積分は一切使わない
というわけです。自分がどれに当てはまるのか、
意識して勉強をするのが大事だと思います。
ひとつ、とっても注意してほしいのが、Aに当てはまる人たちです。
いくつか注意する点があるので下に挙げていきましょう。

ここに位置する人は、無理して微積分を使って問題を解かないようにしましょう。
格好つけて慣れないことをすると自爆する恐れがあります。
そして、微積を使って問題を解くことに固執しすぎて
結局うまく解けなくて『微積を使うのは糞である』といって@の人々を非難しないようにしましょう。
僕としては@の勉強をお勧めしています。
微積を使って受験中に得をしたい、と思うなら@に向かって勉強しましょう。
微積を使って問題を解けるようになれば、お得がたくさんです。
一方Aの勉強法では入試のときに得をすることはそんなにないでしょう。
それでも理論はごまかさずきちんと物理の本質をつかみたいと思うならAの勉強方をしましょう。
物理は受験の道具でしかない、と思う皆さんはBの勉強をどうぞ。
僕はそれでもぜんぜんかまわないと思います。当然旧帝大や早慶クラスも合格点を取れるレベルに達します。
誤解しないでほしいのは、僕はBの人々を非難しているというわけではありません。
ただし、Bの人々が、『微積(≒@A)は糞』というのは我慢なりません。
2chでは『微積は糞』というBの人々が多くそれを僕が非難していたため、
「フェンリルは微積以外を認めていない」と勘違いされたのだと思います。
特に@の人々を非難していいのは@の人だけだと思うので、
そのところを勘違いしないでください。さらにそれも注意なのですが、
@の人々の仲間入りするのはそんなに簡単ではありません。
@になったつもりになって、やっぱ時間かかるよ、と思うのはやっぱりまだまだ努力が足りないかもしれません。
33名無しさん@お腹いっぱい。:04/11/05 03:46:30 ID:1VxkgYgS
橋元流 解法の大原則(1・2) 0〜55
物理の学習めたばかりの人にいい本です。ともすると分かりにくくなりが
ちな物理の問題を「物理はイメージ」をもとに、分かりやすく簡単な言葉
で説明してます。講義形式の参考書で語りかけるようなタッチで書かれて
いるので非常に読みやすいですし、式も追いやすいです。解法のポイント
が初心者に分かりやすいように明示されているので問題がどんどん解け
ていき、伸びてる、というのが自分でよく分かると思います。その反面、簡
略すぎる説明のあまり、きちんとしたこと、正しいことを曖昧にしてしまって
る部分があり、この参考書だけで難関大学を攻略するのはほとんど無理で
しょう。物理が苦手な人には重宝する参考書ですが、物理がある程度でき
る人ならばこの参考書を「糞」呼ばわりする参考書です。 これだけで入試
対策というわけには行かないでしょう。ある範囲をチャートなどできちんと勉
強した後、この参考書をやって「あぁ、実際にはこうやって問題を解くんだな
」という風に使うのがいいと思います。例えば教科書で運動量保存をよく読
んでそれからその部分の橋元をやる、力学を一通り終わらせてそれから橋
元をやる、ドッチでもいいとおもいます。僕は後者のやり方でした。それともち
ろんこれだけではこなす問題が少ないので、基礎力をつけるためにあわせて
教科書準拠の問題集をやった方がいい
34名無しさん@お腹いっぱい。:04/11/05 03:47:39 ID:1VxkgYgS
青チャ。

難易度的には敷居自体はそんなに高くない。
特に例題は教科書汎用問題集のA〜B問レベル。
公式をしっかり覚えてれば取り組める。偏差は53,4くらいからでしょう。
(偏差値50でも、きちんと公式とか覚えられてないものとしました)
どれも「絶対に抑えておかなくてはいけないパターン問題」ってかんじです。

演習問題のほうですが、こちらはもそこまでレベルは高くないです。
旧帝大などの問題も多少入っていますが、
どれも「本番で解けるべき問題」なので難易度評価はそこまで高くしません。
ちょこちょこ難しそうな問題もありましたが、それはイレギュラー的なものだとおもいます。
平均的に〜65くらいだと思います。
多分totalで8割がたスラスラ解けるいくと思います。

演習問題と例題の難易度の差が多少大きいと思いました。
例題やってから演習がスムーズに進むかな、というのは疑問です。
(実際にスラスラ行ってる人いたらスイマセン。もっとちゃんと見るべきなのかな
35名無しさん@お腹いっぱい。:04/11/05 03:48:29 ID:1VxkgYgS
「新数学演習」
むずい。何がむずいって、「見たことのないタイプの問題」が多いのがむずい。
「典型的な問題ならなんでも来いなんだけど、東大とかの問題って見たことない
ようなのばかりだし、そういう問題に対して、どう手をつけていけばいいのか分
からない」という受験生が「未知の問題に対する取り組み方」と堅固な論理展開力
を鍛えるのによい。「高いレベルでの有名問題・有名手法」もかなり載っている
ので、知識としても有用なものが多い。ちなみにいたずらな難問も散見される。

「ハイレベル理系数学」
むずい。しかし載っている問題はほとんどが「有名」。[11]でも書いたけれども、
自分で解き進めても、あまり実力には結びつかない気がする。過去の「名作問題」
は必ずしも「普遍的」ではないという点が重要。「問題事典」として確保する価値
はあり。

「天空への理系数学」
そこそこむずい。けど、これまた載っている問題は「ありがちなパターンに抜け
がないように、順次解説」しているだけなので(というか、それが目的だ
ろうし)、ハイレベルな受験生には物足りないと思う。数学に自信はあるんだ
けど、まだ東大京大受験生としては未熟かなあ、という段階の受験生には
効果ありそう。(というか、予備校系の本はそういうのが多い。
「高いレベルでの有名手法」を紹介するタイプ。それが予備校に通う人の
ニーズってもんだろうし。)
36名無しさん@お腹いっぱい。:04/11/05 03:49:04 ID:1VxkgYgS
「解法の探求」
「解法の探求1」は、問題集としてはあまり使えないが、「自称数学マニア」が
目から鱗を落としそうな解説。とりあえず読む価値はあり。
「解法の探求2」は、「原則編」だけでも読めば、「自称数学マニア」は目から
鱗を落とす。読む価値あり。「実戦編」以降に載っている問題のレベルは極めて
高い。
「解法の探求確率」は、同様に、チャートなどで数学を極めたつもりになっている
「自称数学マニア」の受験生が読むと、目から鱗を落とす。この本に載っている解
法をマスターできれば、確率は極めたも同然。
解探シリーズに共通の事項として、数学に自信のない人が読むと、頭が混乱するだけ
だと思うので、手を出さない方がよい。「自称数学マニア」が、1つ壁を
越えるためには必読と思える。

「月刊大学への数学」
標準的。数学に自信のある受験生が「数をこなす」目的で使用するには最適。
自分で解けたと思っても、解説を読んでみれば目から鱗が落ちること間違いなし。
数学に自信があると自分で思い込んでいるだけの受験生が手を出すと、時間の無駄
遣いになること請け合い(わけが分からないまま「テクニックの丸暗記」に走って
しまい、実力が下がる危険あり)。ちなみに学コンはハイレベル。しかしいわゆる
「難問」ではない。
37名無しさん@お腹いっぱい。:04/11/05 03:49:32 ID:1VxkgYgS
数学で高いレベルを目指す受験生は、「過去に出題された良問(難問であること
も多い)」を解きまくるよりも、「よく考えれば、知っている解法を駆使して解け
る」というタイプの問題を、しっかり考えて、「着眼点」や「論理展開」の勉強を
突き詰めた方が実力がつくと思います。「過去の良問」は、そのための「材料」と
して「覚える」のがいいと思います。
したがって、「チャート(黄が一番いいと思う)」「1対1」「スタンダード演習」
を、「基礎知識」として身に付けて、上記のような「問題事典」や「解法事典」
を随時「読書」(ただ読むだけ、という意味ではない)しながら、大数の「学コン」
に脳みそを振り絞る、というのが、一番実力がつくのではないかと、そう思ってい
ます。
(それは東大京大その他医学部志望者の最終的な話であって、チャートレベルの
問題がスラスラと解ける、というのが受験生共通の最初の目標ですよ。)


38名無しさん@お腹いっぱい。:04/11/05 03:50:18 ID:1VxkgYgS
細野のシリーズは、「全般的にはどうでしょうか」と言われれば、「いいんじゃ
ないでしょうか?」ぐらいしか、言えないです・・・。(笑)
別に、普通の参考書の解答・解説で理解できる、というのであれば、特に読む必要
もないようなことしか書いてありませんが、自分では理解したつもりになっていた
けど、実は違っていた、ということの発見もできるかも知れないので、数学が得意
でも、立ち読みする価値はあると思います。
「参考書の解説っていまいち分からない。授業を受けると、よく分かるんだけど
なあ。」というタイプの人には効果絶大だと思います。(参考書の解答という
のは、ある程度「読み解く」という作業を前提にしているので、それに慣れてい
ない人は、「解答が省略」されていると感じる。細野シリーズにはそれがない。)
「東大も大丈夫」かと言えば、それは過言です。むしろ「東大理系合格者なら誰
でも知っているような"常識"」が身に付く程度と考えた方が無難です。
だから、上位の受験生が読めば、「なんだ、そんなの当たり前じゃん」と思うぐ
らいのことしか書いてないので、「細野だけで受かる」みたいな言葉は信じない
方がいいと思います。問題的にも、他の予備校講師系の本の例に漏れず、「有名
問題に対する有名手法」を1つ1つ解説しているというタイプなので、それを知
るだけではなく、必ずそれを利用して問題を解く訓練をしなければ、意味がない
ということだけは強調したいです。
というわけで、愛用されているのであれば、「これをマスターしても、まだ
"常識"が身に付く程度なんだ」という感覚を持っておいた方がいいと思います。
その意味では、「東大でも"大丈夫"」と言えば、大丈夫とも言えます。他のハイ
レベルな受験生と、同じ土俵に上がれる、という意味において。
39名無しさん@お腹いっぱい。:04/11/05 03:50:48 ID:1VxkgYgS
で、細野シリーズをマスターしたあと、どうするか。ということに関してですが、
もし3年生なら、今からでは「新数学演習」や「ハイレベル理系数学」は間違い
なく消化不良に終わるでしょうから、どうせやるなら「やさしい理系数学」の方
がいいと思います。「月刊大学への数学」は1月号、2月号の特集をやれば、
それだけでエッセンスは学べます。量的にもそれが限界ではないでしょうか。
しかし、新しい本をやるよりも、東大の過去問や東大模試の過去問をやってみて、
これまでにやった参考書の知識をどう使えば解けるかを1問1問研究して、
「コツ」を見出す努力をした方が、点数は取れると思います。それは先述の通り
です。それと平行して問題集をやっておきたい、というのであれば「やさしい
理系数学」か「大数1月号2月号」をお勧めしておきます。(ちなみに大数は
まだ発売されていないので、発売を待つよりは去年のやつを買う方がベター。)
その他、時間の空きを見て、大数本誌の記事や、増刊号の解説などを読んでお
くと、"研究"の幅が広がります。目から鱗が1枚でも2枚でも落ちれば、最高です。

40名無しさん@お腹いっぱい。:04/11/05 03:51:19 ID:1VxkgYgS
2年生以下と仮定すると話は違ってきます。
大学への数学のシリーズを信じて勉強すれば、裏切られることは絶対にありませ
んから、それをお勧めします。
しかし、大数のシリーズは、やはり「数学が得意だ」と言える状態でなければ、
取り組んでもあまり効果は出ないと思われます(むしろ、前にも書いたけれども、
実力が下がる可能性すらある)。
なので、まずはチャートなど、解法網羅系の参考書の知識に漏れがないように繰り
返し復習して、問題集(薄っぺらい、いわゆる"問題集")で練習を積んで、
1対1などでやや難しめの解法を学んで、「そのへんの問題ならどれでも来い」
と言えるぐらいになることを目指すのが先決です。(東大理系合格者の"常識"レ
ベルです。これを目指すために細野シリーズを利用することも可。)
その上で、新数学演習などはやるべきです。(でないと、評判だけで手を出すと、
まったく理解できないまま挫折して、時間の無駄になること確実。)
学コンも同じです。「俺は東大志望だから、これぐらい、解けなきゃダメなんだ」
という気持ちだけ先走っても、時間の無駄になること確実です。
もし上記の目標が達成されれば、大数シリーズは、最高の伴侶になってくれる
ことは間違いありません。
(「1対1」に関してだけは、チャートなどの参考書からの接続としてできる。
それでも、ちまたで言われているよりは難しいので、チャートレベルにある程度
自信がなければ、消化不良になると思う。)
41名無しさん@お腹いっぱい。:04/11/05 03:51:43 ID:1VxkgYgS
「1対1」や「スタンダード演習」などの大数系は、数学に苦手意識が
あると、理解するのは苦しいと思います。
「チャートなどの参考書の問題なら解ける。さあ、次に進もうか。」
という自信がある程度ついてから手を出した方が無難です。
大数系の本は、評判に流されて手を出すと、やけどする可能性のある
本の典型です。
そのかわり、ある程度自信がついた後でやれば、1対1などは、
素晴らしく役に立つと思います。
黄チャートの問題を自力で解ける自信がなければ、もう一度復習して
(全部解き直している時間は到底ないことを考慮して、効率よく復習)
、「頻出問題」「必須手法」などをうたった薄っぺらい系の問題集に
1冊取り組んでみられてはいかがでしょうか?

学コンは「頑張れば解ける」けど、QMCは「頑張っても解けない
問題がある」というのが特徴でしょうか?
学コンは「受験に頻出の解法はすべて知っていると仮定した上で、
それらを駆使して論理的に考え、論理に穴のない厳密な議論と答案
作成ができるか」という点を鍛えられるのが特徴だと思います。
QMCはそれに対して「気付かないと解けない問題」が結構あります。
そういう問題は発想力を鍛えるという意味では有用かも知れませんが、
気付かないと、白紙で提出するしかなくなって、何となくもったいない。
論理的な思考力を養成するというよりは、大数にも載っていないような
高度な解法を知ることができる、という特徴があるように思えます
42名無しさん@お腹いっぱい。:04/11/05 03:52:14 ID:1VxkgYgS
青チャは、問題の質がそろっていて、かつ網羅的でいいのだけど
問題の配置に難易度の配慮が乏しいのだよ。
AとBの格差、例題とその下の練習問題と難易度の格差、Bのなかでも
白い星印のついた問題の跳び抜けた難しさ、等々。
つまり、スピードガンで言えば、120キロの平凡な真っ直ぐの次に
140キロのフォークがきたり、80キロの球の後に150キロがきたり。
難易度を編集しなおせば、傍用問題集的に使える、とさえ言えるのだが。
とくに青チャが難しいという評判は、白い星印の問題からきている、
と思われるわけで、その他の問題は確かに「イメージほど難しくない」
全体の問題量は充分で、ふつうの人が演習量に不足する、ということは
絶対にありえない。
まあ、例題だけやって、別のに移るというのも気分転換にはなりそう。

43名無しさん@お腹いっぱい。:04/11/05 03:52:35 ID:1VxkgYgS
アンチ大数派の意見

1対1が変な知識がつくだけで役に立たないと思うのは俺だけか?
1対1はすぐ理解できるけどやっても成績上がらないから、1対1が終わらないうちに
やさしいに切り替えたら上がったんだけど・・・。
俺は、受験で点を取るだけなら、大数系で背景知識などを取り入れるんじゃなくて
つべこべ言わずにチョイス、プロセス、やさしい、ハイレベルなどのタイプの
問題集をこなしてとっとと問題を解く力をつければいいんじゃないかと思うんですが・・・。
大数系で背景知識などを取り入れて伸びるやつはおそらく、先にあげた、
チョイス、プロセス、やさしい、ハイレベルなどの問題集が完璧な人と、
数学がかなり好きな人だけだと思うんですが・・・。



44名無しさん@お腹いっぱい。:04/11/05 03:53:06 ID:1VxkgYgS
チャートとニューアクション

チャートは、「指針」という問題への着眼点とか方針を書いた部分が詳しくて優れている
ただし、解答部分に省略が多いので、詰まることも多かろう。
一方、ニューアクションは解答部分の式変形等は省略が少なくすんなり読める。
しかし、チャートの「指針」にあたる部分が貧弱で、「解答は読めるが、なんでそういうふうに解くのか?」
が見えてこないことが多々ある。

要するに
「解説」は詳しいが「解答」がしょぼいのがチャート。その逆がニューアクションなのだ。

結論を言うと、両方買って両方とも参照して勉強するのがよかろう。
お互いの短所を長所で補うのだ。
どっちをメインで使うかは気分できめれば良い
どうせかなり部分問題がかぶるから気にするな。

45名無しさん@お腹いっぱい。:04/11/05 03:53:25 ID:1VxkgYgS
確率本

細野は、きれいに解く方法、誰も思いつかないような
素晴らしい解法を載せているが、そういうのを理解するってのは
自力で場合の数を数えるようなことをしてハジメテ身につくようなものだと思う。
細野はそういう原理的な部分を御座なりにしているから、本質的な理解とい
うものは得られないと思う。ようは細野の解法は暗記するより他なく、
細野で見たことのないような問題が出たらたじろぐのは必至。
逆に、ハッと目覚める確率は原理から説明している分、確率の本質を掴むのには
細野よりずっと楽であろう。
46名無しさん@お腹いっぱい。:04/11/05 03:55:14 ID:1VxkgYgS
入試数学伝説の良問100

受験生・大学入試関係者、必読の書!
数学の勉強で一番大切なのは、良い問題で良い解法を学ぶこと。
本書は、過去30年の大学入試問題を精査し、傑出した良問だけを100題収録。
解説は「考え方」に重点を置き、多くの「別解」を掲載。ぐんぐん力がつくうえに、
数学の本当の面白さまでわかってくる。

47名無しさん@お腹いっぱい。:04/11/05 03:56:03 ID:1VxkgYgS
数学勉強法の4つの流派

( 1)暗記数学流・網羅系派
(2)暗記数学流・講義系派
(3)思考数学流・問題演習派
(4)思考数学流・基礎事項重視派

(1)は和田秀樹氏が推奨するような勉強法。
(1)の人が好きなテキストはチャート。
(2)は荒川俊輔氏が推奨するような勉強法。
(2)の人が好きなテキストは細野本・マセマ・サマリー。
(3)は傍用問題集を自力で考えて解くことに全力を注ぐ。
主に学校の方針についていって成功した人が推奨する。
(3)の人が好きなテキストは4STEP・スタンダード・重要問題集。
(4)は問題を解くことよりも、基礎事項を徹底的に理解することに重点をおく。
主に大学の先生や理科系の学生さんが推奨する。
(4)の人が好きなテキストは受験教科書・黒大数・物理入門。

48名無しさん@お腹いっぱい。:04/11/05 03:56:42 ID:1VxkgYgS
(1)の人の言い分
「パターンを数多く習得すれば、入試にはそのどれかが出るよ。
そりゃ、パターン外の問題をでるけど、そんなのは捨ててもパターン化されてる
標準問題さえ押さえりゃ、合格点には達するさ。もっとも、チャートの例題のまんま
がでるわけじゃないから、解法暗記の後は、解法を応用させる訓練が少し必要だけどね。
(2)の人の言い分
「基本的には(1)に同意なんだけど、チャートなんてかったるくてやってらんねー。
やっぱり、講義系が分かりやすくて効率がよい。講義系は分量が少ないのが欠点
だけど、数種類こなせば問題なし。講義系数冊やった後は、念のため「チョイス」とか
で解法の抜けがないか確認する必要があるけど。」
(3)の人の言い分
「(1)と(2)は糞。数学とは、自分で考えてこそ身につく物だし、応用力もつかない。
ちょっとひねられたら、ただ暗記してる人はおしまいさ。」
(4)の人の言い分
「定義が何かを確認しましょう。定理・公式は証明できるようにしましょう。
基礎事項に対する深い理解があれば、問題を解く力は自然につくものです。」

49名無しさん@お腹いっぱい。:04/11/05 03:57:13 ID:1VxkgYgS
ニューアク・鉄則・チャート・解法のテクニックなどをいくら暗記しても、入試問題は解けないと思うぞ。
一対一は、問題の選び方は良いが本質が見えにくい。

鉄則は、問題をやってて「なぜこうなるのか?」のような理由がまったく見えない。見える人は既に力があるやつだと思われ。
一対一は、力のある人が頭の生理・解法の再確認をするのによい。

意味がないことはやめよう

鉄則などのチャート本で典型問題が網羅されるというのは、真実かもしれませんが
(←おれは疑問ですけど。。)、入試問題を解けるようになる、というのとは別物だと思います。
たとえば、微積分。これは、背景を知らなければ「解ける」ようにはなりません。
鉄則では見えません・・背景が。。見れる人は、賢い人のみです。
一見遠回りに見えますが、「月刊大数」「新すた演」「解法の探求」「受験教科書」これだけで合格決定です。
おれは偏差値43から75(ほぼ固定)に、1か月で上げました。
もう、鉄則・チャートをしてた自分が信じられません。ばかかと。

みなさんに言いたいのは、信じてこれらをやってください、ということ。
チャート等の圧倒的な問題数にびびって、安易にこれらを選ばないでください。
紹介した教材をやっていて、チャートをふと開けたとき、
その中で一つや二つ、いや半分以上方針が経たない問題があっても怯むな!
解けなくとも良い。
50名無しさん@お腹いっぱい。:04/11/05 03:57:40 ID:1VxkgYgS
まず、月刊大数を買いあさる。過去1年のバックナンバーを東京出版に問い合わせると良いだろう。
ついでに
「微分積分の極意」
「解法の探求1」
も購入しておく。
あと、SEGの「受験教科書」を購入する。
これは、ベクトルと複素数、行列だけでいいだろう。

これで用意はできた。では、具体的な勉強法を述べよう。

といいたいところだが、夜に書き込むことにする。

注意点だが、平方完成などの基本事項を知らない理系DQNは真似したら大怪我するぞ。
センターでは8割近く取れる、基礎のあるやつに限る。
おれは、チャートや鉄則をする事の方が効率悪いといいたいんですよ。
あなたはどれだけの問題を解けますか?解けないでしょう。。
鉄則等をやってできるようになったとしたら、それはもともと賢い方です。
無意味に「典型問題、典型問題」と叫んでいるとしたら、
和田氏のまき散らしたチャート至上主義に毒されているということでしょう。
それに気づいてないとしたら、
大数=まにあ
という社会通念によって思考停止しているとしか思えません

あなたに聞きます。

1・・なぜ典型問題をすることが重要と考えるか。
2・・なぜ大数は遠回りだと考えているか。
51名無しさん@お腹いっぱい。:04/11/05 03:58:20 ID:1VxkgYgS
「チャート・鉄則をとりあえず」
という思想がどれほど危険か。
おれは貴重な時間をチャートに割いて失敗した。
そしてあらゆることを疑い、ゼロから勉強法を確立した。

また後で詳説しますが、基礎がぐらぐらの方は
受験教科書
を使いましょう。これは信用できる事実です。
読み終わった時点では、偏差値は微動だにしない場合がありますが、
怯むな!!

受験とは、勉強法の「意義」を見つけること也
鉄則チャートすることは、近道に見えて実は遠回りなんですよ。
だれも、満点取れ、とか、まにあになれ、なんて言ってないでしょう。
まず、先入観を取り除いてください。
凝り固まってるみたいだから・・・
大数=易しい、近道
と思ってください。

文系ならば、1か月で合格レベルに達します。
詳述は後。
現在のレベルが40程度の文系だと仮定して話します。
2次に数学が必要なら、その大学の頻出分野を調べて、該当分野の細野シリーズを
買いましょう。チャートはしないこと。
一通りしたら、復習せずに受験教科書してみてください。
これは何度も復習。
2か月もすれば、過顧問ぼちぼち解けるようになってるから
数学は覚える事は少ないです。
受験教科書で覚えるべきことを把握し、
大数などをやって知識の熟成を待つ、と。
「大数は解答の意味がわからない」・・・(A)
と言った声が大きいと思いますが、これは当然の事です。
原因は単に、「一部の者しか習ってないから」なんですよ。
(A)な人は、その”一部”でないだけ。
いわば、教育機会の不均等が問題なわけです。
しかし、そんな不均等を「受験教科書」は小さくしてくれます。
受験教科書を読めば、大数の解答が理解できますから、お試しあれです。
そうすれば、チャートの無意味さがわかるはず。
チャートでそこまでに至るのは、かなり難しい。
52名無しさん@お腹いっぱい。:04/11/05 03:58:48 ID:1VxkgYgS
挫折率高いよね・・・賛成。。

あと、チャートは乗せられてる感じが否めない。
なんでこの問題やってるの?のような感じ。

数学は、条件と同値関係が命だと思っている(異論はあるよ)。
ここでいう「条件」とは与えられた数式等のこと。
大切なのは、条件が与えられた意義、つまり
「その式(座標)を与えられなければならない理由」
さらに言えば
「それが与えられなければ解けない理由」でもあって・・・

話が分からなくなってきた。

とにかく簡単に言えば、
「なんでこの数値(条件)が与えられているの?」・・・(B)
という理由が、実は最も大切と考えてます(異論ありね)

(B)は、チャートではなかなか得られず、(おっ?!チャート不要論の核心に近づいてきたよ)
例題、そしてその類題、を解いても凡人にはわからない。
チャートをして(B)を得たいなら、他の参考書問題集から、自分で類題を多数引っぱり出してきて、
それらを一望し、条件の意義を見つけなければならない。
それができれば、恐いものはなくなるだろう・・・

しかし、あまりにも、つらい。

それを解消する一例が、おれの提示した勉強法ってわけだな。。
53名無しさん@お腹いっぱい。:04/11/05 03:59:42 ID:1VxkgYgS
解法暗記といっても、理解するのにかなり時間がかかる。
その時間を
「受験教科書」に割け!!
受験教科書は、
偏差値60の子羊なら1日、偏差値50の子羊なら3日、偏差値40の子羊なら5日
あれば読める。
受験教科書は、徐々に完璧にしていくもの。知識が熟されれば熟されるほど、理解は深まる。
熟すのに、まず「新数学スタンダード演習」をやろう。
これをやりながら、受験教科書にその都度フィードバックする。
これでいい。文系なら2ヶ月でいい。
理系なら、月刊の大数を買いあさって、とにかく入試日までそれを続ける!
これで子羊は狼となる
数学するのが自然体になってくる。
自然に数学を考えたくなる。
チャートでは決して得られない境地。
数学の試験時、いつもびびってるやつはいないか?
数学を自然体で捉えてないからだ。
おれが提示した勉強法は、自然体を得るのに適した勉強法のひとつ。
君たちは君たちで考えてくれ。しかし、真似するというのも立派な訓練だ。
自分なりに考え、おれの方法で良いと結論したならば、真似するのも素晴らしいことになる。
受験は、自然体で構えるものなり
54名無しさん@お腹いっぱい。:04/11/05 04:00:11 ID:1VxkgYgS
チャートを完璧にして大数解いてみたら、多分解けない問題いっぱいある。
そしてその問題は、中堅私大の入試問題なんてことはざらだよ
数学は究めるor全くできない、の世界なり
解法パターン暗記の弊害として、はじめの一歩が踏み出せない場合が、多々ある。
問題の背景や、条件の意義(前述)を常日頃から考えていれば、おのずと一歩が踏み出せる。
数学はいくらやっても無駄、という考え方は、解法パターン暗記の弊害だ。
解法暗記では、決して「一つの問題が理解できた」と思えることがない。
だから、そんな思想がでてくるんだよね
数学は2枚の壁がある。
一枚は、理解するとはどういうことか?を体得する壁(偏差値70)
一枚は、問題(出題者)と対話する壁(80)
ふつうは、1枚の壁を越えるだけで受かる
それで十分、数学への恐怖心は無くなり、自然体で試験場に向かえる。

55名無しさん@お腹いっぱい。:04/11/05 04:00:33 ID:1VxkgYgS
高2生の数学指南

まず用意するものは…
「教科書」「本質のつかめる数学」「ニューアクションα」
です。以下使い方を説明します。
@まず「教科書」の例題をよく読みます(1単元のみ)
A1単元分の解説を読み終わったら、次は自分の手で例題を解いてみます。読んで理解したつもりでも、いざ手を動かすとなるとできないこともしばしばあるので(1単元だとここまでで15〜45分くらいで終わるはず)
B「本質のつかめる数学」で定義をしっかりと覚えます。定理の証明は、重要っぽいやつは自分の手で証明できるようにしておいてください。
C「ニューアクションα」にとりかかります。答えを見て写して終わりではなく、その後自分の手で、解答を開かないでも解けるようになるまで問題を解きます。章末問題(Let's try)はやらなくていいです。
D次の1単元に進み、@〜Cの手順で問題に取り掛かります。
E前に戻って、最初にやった1単元の復習をします。
Fあとは@〜Eの繰り返し。

いろいろ書きましたが…こちらのいわんとすることは
「数学は反復演習が大事。解答を見ないで、自分の手で解答ができるようになるレベルまでもっていく」
ということです。「ニューアクションα」程度の例題なら、見た瞬間に解けるレベルが「基礎」となります。

この「基礎」を元に「応用」をこなしていくわけです。「応用」はいずれまた。


56名無しさん@お腹いっぱい。:04/11/05 04:01:05 ID:1VxkgYgS
「新数学演習」と「数学ショートプログラム」はマニア向けなので、
数学に相当自信がある人が、東大京大で高得点を狙う場合にやる。
「解法の探求1」は特に必要なし。マニアの余興。マニアなら読むべき。
「解法の探求2」は、知っておいた方がいい知識が満載だが、「微積分基礎の極意」に見やすく収録されているので、
そっちを使えばよい。読んで損はないが。(読むのはともかく、全部やるのはほぼ無理。多すぎるし、難しすぎる。)
「マスターオブ整数」は、東大や京大や一橋で整数問題を確実に正解したい人向け。
「マスターオブ場合の数」は、なぜ確率を入れていないのか、理解に苦しむ。
数学大好きな中学生向け。
「解法の探求確率」は、マニア以外が読むと頭が混乱するだけ。
「新数学スタンダード演習」と「1対1対応の演習」は、ある程度のレベル以上の大学を目指す人なら、
基礎段階を終えた後でやるとちょうどいいレベル。しかし書かれていることは大数色出まくりなので、
大数の世界に突入したい人向けの大数入門と考えた方がよい。数学の苦手な人は手を出してはいけない。


57名無しさん@お腹いっぱい。:04/11/05 04:01:30 ID:1VxkgYgS
58名無しさん@お腹いっぱい。:04/11/05 04:02:29 ID:1VxkgYgS
数学的思考の構造―発見的問題解決ストラテジー
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/476870266X/
入試数学 伝説の良問100―良い問題で良い解法を学ぶ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062574071
受験数学の理論(旧受験教科書)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/search-handle-form/250-1096358-0889017
最高峰の数学へチャレンジ―考えるたのしみ71題
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4796112537/
大学への数学スペシャル東大・東工大―ハイレベル指向--最重要問題96題
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4768010717
59名無しさん@お腹いっぱい。:04/11/05 04:02:51 ID:1VxkgYgS
『数学的思考の構造−発見的問題解決ストラテジー(塚原成夫)』
を消化しちゃおう

この本は例題を通して、いかに難問奇問にアプローチしてくれるか教えてくれる。全部で15章。
シンメトリー、類似性、図式化、不変原理、その他いろいろな考え方を教えてくれる。
新数学演習とかに載ってる、単なる受験テクニックじゃない、本物の数学の考え方がわかる。
これに使っている例題は新数学演習とかぶってるのがたくさんあるけど、平均してこっちの方が
格段にレベルが高い。しかも丁寧に解説。しかも、同じ問題を違う章で使っているので、別海も豊富。
たとえば、東大の問題をシンメトリー、類似性、その他のテーマで何回も扱う。
超一品。高いけど、これをマスターすれば、手も足も出ない問題はなくなる。どんな問題でも部分点はもらえるようになる。
他の人にいわないでね。
ほかのテーマは1.後ろ向きにたどる 2.絵,図を書く 3.帰納的思考 4.類似問題 5.変数を少なくする 
6.特殊化,一般化 7.再形式化 他.
60名無しさん@お腹いっぱい。:04/11/05 04:22:33 ID:LdDeei5t
笹井本人曰く東大現代文において部分点(4割)を目指す講座。
小手先に技術は使わず"普通"に読む。【根拠は問題文】【傍線部から逃げない】
解き方は 【S(主語)→ぐ(具体的に)→W(何故?)】  通称【なにがぐなぜ】

雑談は一切無し。言語論とか背景知識や語彙にも時間を割いて触れる。【恋をするより語彙を増やせ】
下線部以外の難解なところも全て【ぐ】していく。【全文のぐぅすんのよ、予習前提よ。】

フィーリングで三振〜ホームランを行き来してる人が
イチローみたいにヒット打ちまくる人に変えるための講座。【自己流止めた方が良いよぉぉ】
4割切らないって強いと思う。

ただ、【ぐぅ】は練習がいるので要注意。一回受けて革命的に変わることは無いと思う。
何回も予習で【ぐぅ】→講義で笹井の【ぐぅ】を聞く→…
の繰り返しで身につく。
現代文を解いている時に耳元で笹井が喚く様になれば完璧。
61名無しさん@お腹いっぱい。:04/11/05 04:22:54 ID:LdDeei5t
・SとかVを頑張って付けてる勉強は東大対策にはならないので夏で卒業してくれ ・゚・(つД`)・゚・  
もっと言うと過去問を夏で卒業し、夏以降は他の問題で手堅い対策をする、これが本当に受かる人たちの王道らしいです

・東大で要求される能力は「一番言いたいことが見えて、それを形式論理の枠の中で伝達できる力」これに尽きる
それを
見えているか→パラグラフ整序
表現できるか→自由英作
抑えて書けるか(表現力)→要約
つまり「日常的に英語に接すること」そして「論理の枠を頭の中で作りきること」らしいです

次、リスニングの勉強法紹介
・リスニングが苦手である人には、実はリスニングが苦手なわけではないのではないか、という出発点がある
・聞き取れない単語は当然ある(例えネイティブであっても)ので、それを頭で補える練習をする、これが大事
・つかそもそもわかんない単語気にしてるうちに文章流れるぞ(゚Д゚)ゴルァ
・音読の速度で一回も返り読みしないで文の意味を取れるようにしませう、これができるようになれなければヒアリングはできない
・VOA(ヴォイス・オブ・アメリカ)は練習にオススメ、この3分間を30〜50回聴く、その時3回に1回リーダーを読む
それをやると聴くことに慣れ、聴くことに対するストレスはなくなる、本番が楽に感じる
CNNを薦めないのはTVなので速いから。東大入試本番に比べVOAは1.7倍の速さ、CNNは2.5倍

62名無しさん@お腹いっぱい。:04/11/05 04:23:19 ID:LdDeei5t
そしてメイン。要約の問題を3問分(過去問2題と他1題)

始めに解法の説明
「中心テーマを見抜き、主張と理由で固める
英文を読んでない人に答案だけで通じる(説明できたことになる)ようにする」
あとは字数文の情報で埋めるようにする(例:反復を避ける)ことの説明

ビク-リしたのは受験生の実状の話
0点を取る受験生が多いらしいです
部分点うんぬんのやり取りは少なく
「中心テーマは満点の要素、理由の説明が足りなくて始めて減点
中心テーマが明確に書けてなかったり内容に矛盾があれば余裕の0点」
オールオアナッシングの厳しい印象を受けますた、解説中もあっさり0点になるミスが多数紹介されていて
漏れはしっかり引っかかってますたorz

問題文を読むときの解説は
・対比に気をつける
・文章展開を意識する
など普通に英文を読む上でも意識するごく基本的なことが多かったです
この時3問通じてポレポレのような構文解説はほぼなしですた、あっても口頭だけ
全訳まで書いた漏れの苦労は一体・・(つД`)(後にこの努力は全面否定されることになる)

その後核問題の模範解答を示す
東大要約では1文も必要ではない文を作らないことや、客観性の大切さ
中心テーマの書くときにつまらないミスをしないように気をつける(西先生曰く「地雷を踏まない」)ことなどを確認

要約の問題を固めて初日にやる。これは解法の手順が一貫性を持ったものだと(同じ事を繰り返し、同じことに注意する)体感するためだそうです

余談では西先生が柴田サン(東大助教授?)に「なぜ要約のような簡単な問題を毎年出すのか」と聞いたところ
「これで十分差がつくんだ」と言われたそうです。このことからも0点解答が続出してることがわかる
63名無しさん@お腹いっぱい。:04/11/05 04:24:39 ID:LdDeei5t
64名無しさん@お腹いっぱい。:04/11/05 04:25:35 ID:LdDeei5t
現代文】
まず、漢字の問題集(文英堂などの薄いやつが良い)、現代文のキーワード集を1冊(いわゆる評論語が載ってるやつね。現代文の参考書コーナーなどにあります)、入試現代文へのアクセス(河合出版)から始めましょう。
入試現代文へのアクセスは現文が苦手な人が初めにやる参考書として最適な良書です。

次に、現代文SOSかNEXT現代文のいずれか(両方やってもいいよ)を始める。(漢字とキーワード集は随時とりくむ)
この参考書で現代文の問題への取り組み方を確立し、しっかりと身につけましょう。

ここまでを夏が終わるまでやること。
そして9月からは学研の決めるセンター現代文を始めましょう。参考書と問題集の2冊あります。これはセンター試験の現代文に絞って書かれています。
SOSかNEXTで身につけた解法をいかして、センター試験の現代文への取り組み方を確立しましょう。
これを1,2週やり終えたら、あとは、過去問・黒本・青本でひたすら演習するのみ。この時、「SOS・NEXT→きめる」とやって身につけた解法を意識しながら問題を解き、時間もはかって、センター試験の解法をしっかり身につけましょう。

これで本番90/100は堅いはずです。
65名無しさん@お腹いっぱい。:04/11/05 04:26:25 ID:LdDeei5t
入試における現代文というのは,論理パズル&間違い探しであって,膨大な背景知識を必要とするものではありません.
筆者のテキスト上での論理展開がきちんと追えているかを問いによって確認しているわけであり,
時間をかけて解答出来るならば,読書量の多少はあまり関係せず,論理的な考え方が出来るか否かが出来不出来を左右する事になります.
(それ以上に,問題文上での論理展開を聞いているということが理解できていない受験生が多いと思います.)
ただ,入試は制限時間がありますから,いかに速く読み,以下に速く論理展開を見抜くかという点で,読書量が左右することになります.
(ある程度なじみのある話題の方が読みやすい等)
入試の現代文が論理パズル&間違い探しであるという認識無く,漫然と読書をしても,現代文の成績は向上しません

66名無しさん@お腹いっぱい。:04/11/05 04:31:09 ID:LdDeei5t
67名無しさん@お腹いっぱい。:04/11/10 01:17:48 ID:kC9+eg70
68名無しさん@お腹いっぱい。:04/11/10 20:58:56 ID:3FQngnkt
私は「速読英単語・必修編」は、書店で立ち読みした程度ですので、
評価は勘弁して下さい。もっとも「悪い」とは全く思っていません。

なお誰でも入手が容易な教材の中で、私が特に「良い」と思っているのは、
 (1) 高1の教科書(+音声CD)
 (2) センター過去問(90〜96年)の大問5番
 (3) 英検2級の長文内容一致問題の英文
の3つです。

(1)は約4000〜5000語なので、慣れてきたら30分で1冊まるごと読めます。
CDが別売りで効果なのが欠点ですが、クラスの真面目な女の子あたりだったら
持っているんじゃないですか。あと教師に頼み込むのも手でしょう。
和訳がないのも欠点ですが、ガイドがあればどうにかなるはずです。
一通りの文法事項が絶対に含まれているのが長所。

(2)は音声CDがないのが欠点。逆に和訳は簡単に入手できるでしょう。
ところどころ倒置や省略など、はっとする文も含まれています。
段落構成がきっちりしている文なので、それに慣れるという効果もあります。

(3)は、(1)(2)とちょっと英文のテーマがずれているのでかえって面白いです。
センター大問4番のような数値を含んだ文が多いのが特徴です。
教材によっては付録CD付きのものもあるようなので、書店で確認してみて下さい。

いずれにせよ、良い教材を探すより、まず目の前にある教材を始めることが先決。
「平凡な教材の音読100回」>>>>「良い教材の音読2〜3回」ですから。
69名無しさん@お腹いっぱい。:04/11/10 20:59:49 ID:3FQngnkt
>リスニングって半年位やらなきゃ意味ないって聞いたけどマジですか?

本当に毎日やったなら、1ヶ月過ぎたあたりからちょっと効果が出はじめます。
2ヶ月後には、自分としては明らかに効果があったと感じ始めます。
4ヶ月後には、人から「変わったね」と言われるぐらいに効果が表に出始めます。
6ヶ月後には、最初のブレークがあり、いったん停滞時期に入ります。
後は伸び悩みを感じながらも、ふと気づいたら力が付いていたことを
実感する機会が、やがてまたやってくるといった感じでしょうか。

本当の効果は「半年」が一つの単位だと思いますが、
1ヶ月、2ヶ月でも明らかに違いはありますので、
今からでは遅いとは思わず、日課として時間を割くべきだと思います。
移動時間などを英語の勉強に使い、自宅の机の前では他教科をするのは、
効率の点からみても大きいと思いますし。
70名無しさん@お腹いっぱい。:04/11/10 21:00:53 ID:3FQngnkt
(初級編:shadowing導入編)
  ・ CDを聞きながら、英文を目で追う。
  ・ CDに合わせて、英文を声を出して読む。
  ・ CDを聞きながら、英文を見ずにそれを口真似する。←【shadowing】

(中級編:shadowing本格活用編)
  ・ shadowingをまず何回か行う。
  ・ CDに合わせて、英文を声を出して読み、まずかったところを確認。
  ・ shadowingに戻る。
 ※ ここまで達すると、時間が節約でき大量に練習が出来るようになります。

(上級編:shadowingの応用)
  ・ CDを聞きながら、英文を見ずにそれを「筆写」する。←【dictation】
    巻き戻しして何回英文を聞いても構わないが、英文は絶対に見ない。
  ・ CDを合わせて、英文を声を出して読み、まずかったところを確認。
 ※ 単語単位で何個合って何個間違ったかを数えて正解率を残しておくと良い。
 ※ 時間がかかるのでしょっちゅうは出来ないが、弱点把握にはもってこい。
 ※ なれたら初めての英文でも良いが、最初はshadowingを繰り返した英文でも良い。

(番外編)
  ・ CDを使わずに、単に「音読」を繰り返す。
    これもリスニングに間接的に大きく役立ちます。
    shadowingと同じ教材なら相乗効果も大きいです。

「音読」30分、「shadowing」30分が相場だと思います。
ただし「音読」は10分ずつぐらいに朝昼晩と分散し、細切れの時間を有効利用。
「shadowing」は移動時間に携帯MDなどで行うのを推奨。
机に向かってする他科目の勉強時間に食い込むことは避けましょう。
71名無しさん@お腹いっぱい。:04/11/10 21:03:54 ID:3FQngnkt
[東大の場合]
多読タイプの人は、かなり相性が良いと思います。
要約(今年以降どうなるかは微妙?)だけがちょっと気になる程度でしょう。
カンが鈍らない程度に、過去問中心に演習していけば
必要な点数におのずと達すると思います。
東大の場合、英語で差をつけることはなかなか難しいので、
むしろ数・理・古典に勉強時間をしっかり割くべきでしょうね。

一応確認しておいたらどうかという参考書は、
 ●「英文読解の透視図 篠田重晃・玉置全人・中尾悟 研究社出版」
量的に他教材に比べて少な目なので、逆に丁度良いでしょう。

あるいは、いきなり過去問になってしまいますが、
 ●「東大」英語の全て(上)(下) 鬼塚幹彦・ティモシーミントン 研究社出版
この中の、文法・和訳の章をやってみるのも良いです。


[京大の場合]
こちらは全く事情が違ってきます。
英語を読めただけではダメ。読めたことを日本語で表現できてはじめて評価されます。
また出題英文のテーマが「硬」です。(私の理解ではSEGの多読は「軟」の英文主体)
文法的・構文的理解もさることながら、英文の意味内容をしっかりとれていないと、
合格点の和訳答案は書けても、差を付ける答案には仕上がらないと思います。

そこで構文だけでなく意味内容にもこだわった参考書をいくつか挙げておきます。
あくまで京大向けなので、一般的ではありません。
 ●「<思考する>英文読解 入不二基義 駿台文庫」
 ●「英文読解その読と解 筒井正明 駿台文庫」
 ●「入試英文 精読の極意 丹羽裕子 研究社出版」
「技術100」でさほど躓かないのなら、英語の文自体は何とかなると思います。
むしろ意味内容をこだわる姿勢、またそれの前提となる、がちがちの構文理解を
参考にしてみたらどうでしょうか。
72名無しさん@お腹いっぱい。:04/11/17 20:34:33 ID:Y9FsMIsO
 
73名無しさん@お腹いっぱい。:04/11/18 02:50:50 ID:zGZJLeJ+
74名無しさん@お腹いっぱい。:04/11/18 20:07:43 ID:5WrqnmA8
75名無しさん@お腹いっぱい。:04/11/20 22:50:55 ID:r+X1FBQv
76名無しさん@お腹いっぱい。:04/11/21 19:50:56 ID:JAKfp5F0
77名無しさん@お腹いっぱい。:04/11/22 00:17:39 ID:OzCS/c+x

78名無しさん@お腹いっぱい。:04/11/22 19:22:46 ID:TiDWhpeU
 
79名無しさん@お腹いっぱい。:04/11/22 19:30:46 ID:TiDWhpeU
数学の習得戦略

理解→解法暗記→発想法暗記→アウトプット

 この最後の段階までをマスターしなければいけません。
たいていの受験生は解法暗記で止まってしまい、
発想法の暗記まではやろうとしません。発想法の暗記まで終えると、
たいていの模試で好成績をとれると思います。しかし、これでは時々
時間配分を誤ったり計算ミスで点を落としてしまうことがあります。
もしそれが本番であったら・・・・。そうです。再受験では合格の絶対
確実性が要求されるのです。だから最後のアウトプットの段階まで
完璧にマスターする必要があります。どんな問題が出てもどれだけ
緊張しても合格点を取れるだけの学力を身につけねばならないのです。
自分が絶不調の状態で合格できるだけの学力を身につけて下さい。

勉強しているときに、自分がどの段階を習得中なのかはっきり認識する事は大切です。

 まず解法暗記を一通り網羅しなければ話になりません。
そして次に発想法暗記をしていくことになります。よくある数学
が伸び悩むケースは、解法として認識する部分と、
発想法として認識する部分が頭の中でごちゃごちゃになっているケースではないでしょうか。
ごちゃごちゃに一緒くたにして覚えているうちに、
自分が何を勉強すべきかわからなくなっているケースに私もはまりがちでした。

 全ての典型問題が解けるようになれば、東大京大阪大を
除けば合格点をとれると思います。
でも最後のアウトプットの練習まで気を抜かないで下さい。
本番でミスをしてしまえば全ての勉強は全くの徒労に終わってしまうのです。

 

 

参考書及び問題集の分類

理解用:教科書、細野シリーズ
解法暗記用:チャート、1対1対応の演習、河合の全国統一記述模試、月刊大学への数学の特集
発想法暗記用:鉄則
アウトプット用:過去問、模試問題集、月刊大学への数学「演習」、予備校でやる直前対策テスト講座

具体的な勉強法についてはまた別の項目で書きたいと思います。

80名無しさん@お腹いっぱい。:04/11/22 19:31:50 ID:TiDWhpeU
参考書及び問題集の分類

理解用:教科書、細野シリーズ
解法暗記用:チャート、1対1対応の演習、河合の全国統一記述模試、月刊大学への数学の特集
発想法暗記用:鉄則
アウトプット用:過去問、模試問題集、月刊大学への数学「演習」、予備校でやる直前対策テスト講座

具体的な勉強法についてはまた別の項目で書きたいと思います。

81名無しさん@お腹いっぱい。:04/11/22 19:33:01 ID:TiDWhpeU
数学の点数を安定させるために・・
「発想法暗記」について
「解法暗記」とはチャートであれ、1対1対応であれ、そこに
掲載されている典型問題のパターン(=答えの流れ)を
丸暗記する事です。みなさんやってらっしゃる方も多いと思います。
「発想法暗記」とは鉄則シリーズ(旺文社)に出てくる
「鉄則」のような、「問題文からどのように発想していくのか?」
という発想法の暗記です。
簡単な例をいくつか挙げます。
「3角形の面積」が出てきたら
(1)一般公式(2)sinを利用(3)座標利用
(4)ベクトルと内積利用(5)ヘロン(6)等積変形
これだけすぐ思いつくよう覚えておきます。
そうするとその発想から次に何を求めれば
良いのか?という風に問題が見えていきますよね?
他にも「絶対値」が出てきたら?
(1)二乗(2)場合分け(3)置換(4)三角不等式
「lim」が見えたら瞬間的に?
(1)置換(2)はさみうち(3)微分定義(4)eの定義
・・・これらを「暗記」してしまうのです。
私は発想法暗記前は、limが聞かれている問題で
ハサミウチに気づかない事とかよくあったものです。
数学の問題は、典型パターンの問題が二つないし三つくらい
組合わさってできていると思います。したがってまず第一にその
パターンを暗記する=解法暗記していることが前提になります。
たまたま暗記したパターンがそのまま出題されたら(よくあります)
そこで点を取れます。だから解法暗記は大前提です。それだけでも
結構点数は上がると思います。とにかく基本解法の暗記を
一通りやる事が先決です。(それについてはリンク先の某m氏の
ページに詳しいと思います。)特別数学の才能に恵まれていない限り、
(もちろん私も)みなさん意識的にせよ無意識的にせよ
そういう形で数学を習得していらっしゃると思います
ところが実際の入試問題では二つから三つの基本典型パターンが
組み合わせられ、しかもすぐにはどのパターンか見抜けないよう、
多少のお化粧がまぶしてあるのが普通です。そこで発想が必要に
なってきます。そこが数学の「考える部分」ともいえるでしょう。
しかし私はその部分「発想、考える部分」すらもパターン化して暗記
しておく必要があると思います。というよりそれしか対策法がない
と思います。自分の思考力、発想力だけに頼るのは、
再受験ではリスクが高いと思います。
そうです。この発想法暗記まで徹底すれば数学の苦手な方でも
着実に成績を上げることが出来ると思います。今まで偶然や
ひらめき、思いつきに頼っていた部分=
不確定要素をまずまず削減できると思います。

82名無しさん@お腹いっぱい。:04/11/22 19:35:19 ID:TiDWhpeU
数学の参考書は多い程良いと思う。特に予備校に行かない独学の人にはおすすめしたいです。
私は数学には以下の参考書をメインとして使いました。他には過去問・模試問題集・予備校の直前予想問題などです。

「数研の教科書」全範囲 
「1対1対応の演習」全範囲
「鉄則」全範囲
「チャート」数3・数C
「細野シリーズ」極限・微分・積分(数3)
「月刊大学への数学」バックナンバー自分の不足している単元に応じて。
「スタンダード新演習(東京出版)」
なぜ多ければ多い程良いのか?
それはそれぞれの参考書の「おいしい部分」を拾えるからです。
教科書以外ではどの参考書もわかりやすい分野、わかりにくい分野があると思います。
ある参考書で非常にわかりにくい解法が載っていても、別の参考書
をみればなあんだそんな事だったのか、という記述は本当によくある
と思います。私は予備校にいかず独学で、しかも「1対1対応の演習」
〜「スタンダード新演習」という東京出版のラインのみで勉強していたので、
途中でどうしても身に付かない分野がでてきて行き詰まってしまいました。
ところが鉄則を読んでみると、本当にわかりやすい記述で書いてあると
ころがかなり見つかり、自分の勉強法が間違っていたことに気づきまし
た。さらにチャートや細野を読んでみるとどんどん自分の理解不足の点
が解消されていきました。
色々な参考書の中から自分にフィットした説明、解法を選択する
という事はとても大切なことだと思います。無駄が少なくなります。
特に自分の経験から、東京出版の本は優れた解法が多いのは確かだし、
やはり読むべき本だとは思います。しかし必要のないほどスマートな
解法を使ったりしています。「こんな風に難しく考える必要ないやんけ〜」というのも多いのです。
そこで自分で色々な本から自分にわかりやすい考え方・解法をピック
アップしていくのが最も効率の良いやり方だと思います。
また「鉄則シリーズ」はこれ1種類では絶対に不足すると思いますが、
すくなくとも自分のレパートリーに入れておきたい必須の1冊だと思います。
なぜなら、これには他の参考書には少ない発想法(解法ではありません)の
パターン、「いかに発想していくのか」が載っているからです。
「チャート」は問題の質が高く、ポイントがしっかり押さえてあるので
オーソドックスです。問題量も多くあるので練習につかえます。
但し、少し傾向が古いのではないか?と思います。
「スタンダード新演習」は私は何度も繰り返すくらいに使いましたが、
結論としてはそれほど良い問題集でもないという気がしました。理由の一つは傾向が古いということです。
「細野シリーズ」は一種独特なのでまた別のところでコメントしたいです。

83名無しさん@お腹いっぱい。:04/11/22 19:39:06 ID:TiDWhpeU
センター現代文対策について
推薦図書:「きめる!センター国語T・U現代文」学研・船口明
(1)センター現代文の重要性
・センター現代文は1問の配点が高い
・ボキャブラリーさえあればあとは論理性と方法論の問題だけ
この視点から考えるとセンター現代文は勉強時間をかけずに高得
点奪取できる可能性を秘めています。他の科目では差が付きに
くいだけに、「センターの高得点者=現代文が得意な者」という図
式が成り立っていると言っても過言ではないでしょう。
(2)過去問しかあてにならない。
上の船口先生の本を読むと納得できますが、黒本、白本やその
他各マーク模試の国語はあまり役に立ちません。なぜならセンタ
ー現代文の問題構造、問題作成企図が把握されていないからです。
(3)「きめる!センター国語T・U現代文」学研・船口明
この本は小説文対策としては非常に優れていますが、論説文対
策としての効果はよくわかりません。センター小説文の解法として
唯一、ツカエル実践的な方法が書いてあります。一応99年度、問
題がむちゃくちゃだという意見の多かった山田詠美の小説文も、こ
の解法を用いて、自分で論理的に把握して、満点を取ることができ
ました。(但し小説文に時間をかけすぎて、簡単なはずの論説文で落とした、、弱)
(4)勉強法
過去問のみを利用します。過去問は追試も含めてなるべく多く載
っているもの(赤本?)がいいです。どうしても過去問をやり終えて
、問題演習をしたければ黒本や白本も使用します。(結局私も使用
したが、センター過去問とは解答への帰結にいたる論理の筋が全く
異なると思う。あまり意味がなかった。)私が勉強を始めたのは12
月くらいからでした。あまり早くからやっても意味がないと思います。
なぜなら現代文の場合は、その問題にどう取り組むのか?その取り
組み方、方法論を身につけなくてはならないわけで、それは固有の知
識として明確に暗記できるようなものではないからです。直前に集中
して、方法論を過去問へ適用しながら、慣れると共に体得していく作
が必要だからです。
(5)過去問をやるときは時間をはかって。
必ず時間を計って下さい。限られた時間であたってみて解答を出
す訓練が必要です。答え合わせが終わった後で、なぜその答えにな
のか、船口先生の本を参照してじっくり吟味してみると良いと思います。
(6)消去法について
船口先生は消去法を嫌っていますが、私は併用することを薦めます。「
本文の内容と明らかに異なる部分を含んでいる選択肢」は消去すると
いうのは基本的な手法だと思います。特に論説文の場合はこ
れに頼っていくケースが多いと思います。
(7)ボキャブラリーについて
語彙力が不足している場合は、意味調べノートをつくり徹底的に辞
を引きまくります。パソコンを使えばすぐに検索できるので、便利です。
こまめにつくって時折復習しましょう。
84名無しさん@お腹いっぱい。:04/11/22 19:43:03 ID:TiDWhpeU
=ケアレスミス対策(理論編)=

加藤諦三が現役で東大を受けた時,数学の問題で円周角を365とし
て計算してしまったそうです。何度計算をしなおしても答えが上手く
出ずに時間が過ぎていき,不合格だったと彼の著書に出ていました
。曰く,自分に重大な嘘をついている時,自分の本当の姿,たとえば
自分に能力が不足している事から目を背けたり,強い世俗的欲求を
もっているとか,そうした本当の自分を抑圧しているとき,「自分が自
分でない〜地に足が着いていないような」状態になり,非常に集中力
を欠いてしまいケアレスミスを多発するという趣旨の事を述べていま
した。私はケアレスミスについてはそうした心理学的な側面からの根
本的原因もあると思いますし、これから興味を持っていきたい事でも
あります。しかし元来ケアレスミスは人間であればあって当然であり
,むしろケアレスミスをする事を前提に日々の生活や試験に取り組む
ことが肝要でしょう。当然医療に携わる者としては常日頃から問題意
識をもつべきテーマだと思います。
1:ケアレスミスは最も愚かな行為
ケアレスミスについて注意すべき最大の事項はまず,これは最も愚
かな行為であることを徹底的に認識するという事でしょう。かつての自
分もそうでしたが,ほとんどの人はケアレスミスで点を落とした場合,
「惜しかった」とか「ほぼできていたのに」というように安楽的に受け止め
す。しかし論理的に答えの導き方を理解していながら点を落とす,これ
ど愚かな間違いがあるでしょうか?まず非常に愚かな事であること、絶
対に克服しなければならない事を強く認識することは大前提でしょう。
2:「丁寧にやると時間がたりない」という考えは誤り
数学や化学の模試の時の時間の使い方を客観的に注意深く思い出し
て下さい。時間不足になるパターンとして多いケースに「だいぶ問題を
解いてから行き詰まり,その後ミスに気づいてから解きなおして時間を
浪費する」というパターンが多くないでしょうか?
私は以前は問題文を何度も読んだり,計算を何度もやり直すなどして
丁寧にやると時間不足になると考えていました。しかし実際は急いでやっ
ミスをするから時間不足になるケースが多い事に気づきました。まさに「
急がばまわれ」です。しつこいくらいに丁寧にやってミスを減らすこと,そ
れが逆に時間を短縮してくれるケースが多いと思います。
3:「指差し呼称」
単純なミス対策としてよく行われているのが「指差し呼称」ではないで
しょうか。オフィスを出るときに(1)クーラーのスイッチ(2)電気のスイ
ッチ(3)留守電の切り替え,としてそれぞれを人差し指で指さしてかつ
「1、2、3」と呼称する習慣をつけておけば,ほぼ確実にそれらを忘れ
ることはありません。すなわち「ある一定の状況に置かれたときに機械
的にチェックするシステムを自分で作り上げてしまう」事がミス対策と
して有用でしょう。単純に家を出る前に持ち物チェックをする事もその
つです。これはたくさんの持ち物をバラバラに記憶せずに,記憶すべ
き内容を「家を出るときは持ち物チェックする」という一つの事項に絞っ
ておき,システム化,習慣化するという事なのです。
余談ですがその意味では「記憶のクラスター化」という話にもつなが
っていきます。多くの事項を記憶するのに,頭文字だけ拾って記憶する
方法です。代表的な例が日本史でよくやる歴代総理大臣の名前で「イ
クヤマイマイオヤイカサカサ」と覚えておけば頭文字から,イ(伊藤博文
)ク(黒田清隆)ヤ(山県有朋)マ(松方正義)イ(伊藤博文)・・・と導出で
きるわけです。この「記憶のクラスター化」にさらに「語呂合わせ」を組み
合わせていくのが記憶術の基本でしょう。
システム化の例としては、数学ではたとえば5行チェックを実行して
いました。数学の問題は解き始めでミスをすると本当に痛い。ずっと
そのまま計算してわけがわからなくなる。だから答案を最初の5行書いた
ら必ず計算しなおすように自分に義務づけていました。このようにミスチェ
ックを自分の中にシステム化していくわけです。

85名無しさん@お腹いっぱい。:04/11/23 23:14:52 ID:F726yjOS
86名無しさん@お腹いっぱい。:04/11/24 09:06:11 ID:8hpYwUY0
       /                    .\
     /                       .\
 \ /                          \ /
   \      ___________     . /
    \   ./                \   /
     | \/                   \/...|
     |  |                       |  |
     |  |                       |  |
  .._ |_|                       |_|_..
     |  |     さあ‥ 逝こうか‥‥     |  |
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     |  |     http://www.2ch2.net/                  |  |
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87名無しさん@お腹いっぱい。:04/11/27 03:05:34 ID:xwYUCXAJ
紙刷れ
88名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/04 16:23:07 ID:PiGjwLlK
 
89名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/05 17:20:22 ID:MoBtm1C7
 
90名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/07 01:26:06 ID:ibeSqjJY
 
91名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/08 02:02:13 ID:58YVwyfw
 
92名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/09 01:19:33 ID:VENUtO8v
93名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/10 02:35:01 ID:rGVk6dux
94名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/10 23:27:01 ID:aO38N5LP
 
95名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/11 21:07:06 ID:c80UBlUn
 
96名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/12 19:50:47 ID:klfqE1FK
   








































97名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/14 03:37:06 ID:SCHlIAyU











































98名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/17 19:35:33 ID:DGFzT2Qu
あげ
99名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/17 19:37:40 ID:LU4rEdt/
さげ
100((=゚Д゚=) ◆DORA6TwAqY :04/12/17 19:38:53 ID:b/3Vr/fh
にゃんまげ
101豆知識:04/12/17 19:41:43 ID:LU4rEdt/
ウンコは、クサイ
102荒川教啓のデイキャッチ ◆1UzUmoy9mA :04/12/17 23:42:22 ID:QXFENa6z
あいでそと俺のバスト合わせると2mを軽く超える。
103名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/17 23:47:48 ID:0HXRpLvA
>>1-84
おまえその内容で本書け。
104名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/20 14:55:53 ID:h6GhivaN
 





























105名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/20 20:07:12 ID:OZe+XuX8



























106名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/20 21:45:21 ID:4HnaPQLB
具体的な読み方から

筆者の主張繰り返しを見つけたらすべての個所にチェックを入れる(問六で使う)

傍線部自体の理由意味を問う問題は、傍線部の前後(その、つまり)等の接続詞には

特に注意、プラス、傍線部の繰り返し部分(文章を読んでいる最中見つける)

で答えを選ぶ。難しい問題は2択残る場合があるので(特に問5におおい)

そのときこそ傍線部に戻り、傍線部と答えを照らし合わせてより傍線部に

近いことを言っている答えを選ぶ。それでもダメなとき傍線部の前後で

答えを照らし合わせる。
107名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/20 21:45:43 ID:4HnaPQLB
それ以外の設問はヒントを採らずにとく。問ろくに関してはヒントで採った文章の繰り返し

が使えればよし。いやらしい設問、例えば年は忘れたけど最近の評論で音楽と筆記について

述べたやつ、ジャズが好きな人に −いいえ。ってやつ

あれは、過去モンをちゃんとといておくと見える。センターは相対主義を採る為

男女平等、文化相対主義、科学と自然の調和などなど

を知っていると、極端な考え方=ジャズが好き をいいえと答える理由もわかる。

問題は問いT 問六 問に 問さん 問よん 問ごのじゅんでとく。

評論苦手な人は半分文章読んで設問問六できるところまで、問に問さんあたりで

解ける所をといて、また文章に戻るようにすれば、文章忘れを防止できる。
108名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/20 21:47:11 ID:4HnaPQLB
小説について

評論をベースにしてとくがプラスαあり。

評論の繰り返しの変わりに、前書き、

さらに文章中比喩、時間の変化、セリフ、方言、登場人物のキャラ、

登場人物のキャラ(常識で考えておかしい)、急な心の変化を見つけたらチェック。

設問をとく際根拠に使う。

問六から、ストーリー、キャラがヘンなものを消去法で。先にとく理由は問ろくが他の設問のヒントに

なりうるから。あとは評論と一緒。小説は繰り返しが見つからない場合が多いので、

そのときは傍線部の理由、原因となる部分を解答の根拠にする(きめるセンター)このとき先に見つけた

ヒントを使っていくのを忘れずに。特に比喩は(ようななど)は意外と重要。
109名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/21 22:11:02 ID:ibJSL4fy


































110名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/22 00:10:44 ID:mSLJNq9r
t
111名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/23 22:15:14 ID:rjZPYnf1
読んで解くときのコツです
評論 段落ごとに何が書いてあるか一つ一つ理解していってください。
あくまで段落ひとつにひとつのテーマです。そういう読み方をするとセンター評論
はほとんど即答できるよううになります。というのはセンターの問題というのは段落
ごとの要旨を聞いているにすぎないのだから。詳しくは船口レベル別問題集1(学研)
を見てください。ほんとに単なる段落ごとの要旨を訊いているにすぎませんから。
小説は解答の根拠となりうるもの(心情表現、動作、場面変化など)を河合の過去問集
からつかんでください。具体的にいうと問題といて、まず解説の本文解説をその解説
で分けている場面ごとに本文→解説 という風に読む。つぎに各問題について解答の
根拠となる部分について説明があるのでそういう部分が解答の根拠になっているか
理解しながら解説を読む。このときそういう状況、どういうの人物の動作によって正解
に在る心情がつかめるのか、しっかりつかむのが大切。また選択肢のちがいについて
自分でしっかり読んで理解するという動作も大事。
これをセンター全部でやるのが大事だがじかんがかかるの
112名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/23 22:19:59 ID:rjZPYnf1
113名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/24 10:08:53 ID:AeG0OJgf
114名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/24 21:06:28 ID:Mi2hWJlR
115名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/24 23:23:10 ID:Mi2hWJlR
116名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/24 23:23:53 ID:Mi2hWJlR
117にそみこみうどん ◆2V8BSB3XBI :04/12/24 23:28:53 ID:VNQGnhj5
なんかすげぇすな(;´Д`)
118名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/24 23:41:58 ID:0XlWcmwH
119名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/24 23:42:40 ID:0XlWcmwH
1.自律訓練法で標準練習を終えた後、1つのカプセル(薬の)をイメージする。
  このカプセルには麻薬の100倍以上の快感をもたらす
  究極の脳内麻薬物質が詰まってるとイメージする。
2.そのカプセルをおでこから前頭葉に埋め込むところをイメージする
3.そして、勉強を始めるとそのカプセルが溶けてきて、じわじわと脳全体に染み渡って、
  寝入りばなのようななんとも気持ちいい気分になって、そのカプセルをきっかけにどんどん脳に
  快感を引き起こすホルモンが生み出されて、最高にハイになっている気分をイメージする。
4.それに併せて「勉強に打ち込めば打ち込むほど気持ちよくなってくる」等の言語暗示もかける。
5.カプセルが勉強時間に比例してどんどん脳みそに染み渡り、全身に快感物質が放出されて
  最高にハイになってるところを5感でフルに味わい、精緻に映像化できるかがポイント。

・映像化のコツ
何場面かあらかじめ映像化する場面を設定
@ハイになりどんどんプリントや問題集を征服して机に山のように積み重なっていく場面。
A勉強に打ち込むあまり気がついたら2日以上経過していたという場面
B試験をやすやすと突破して30分で教室からいの一番で出てきて一言「楽勝」という場面
C図書館に1番のりして、最後に出るそこで一言「もう閉館?」という場面
D飯を持ってきた母親と飯に気がつかずに3日くらい飯がそのまんまの場面(寝食忘れ没頭)
一番お勧めなのは@ですね。
@の場面のあとに、今日一日で仕上げたプリントを手でズッシリと
抱えて、達成感に浸ってるイメージでも効果ありますよ。
1日3回、6週間は継続しましょう。
かならず効果が現れます。
120名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/24 23:43:19 ID:0XlWcmwH
実際に薬のカプセルをデジカメで撮影して、それを元にイメージ
するといっそう効果的です。
脳は実際に体験したことと強烈にイメージしたことの区別がつかないので
イメージはリアルであればあるほど効果的です。
「勉強をすればするほどハイになり、やる気がみなぎり、エンドレスに勉強を
やりたくなるカプセル」
このようなタイトルを写真と一緒におさめてます。
また、実際にカプセルをピルケースに入れて、イメージの最中に取り出し、手で触り
触覚も刺激することでより効果が期待できます。
1粒3万円。テスト期間中に効果絶大。1粒の持続効力は48時間。
このように簡単な説明書も作成してピルケースと持ち歩きます。
ここまでやります。それがプロです。

この知識を実践することでライバルに強力に差をつけれます。
試験勉強がまったく苦にならずに驚くほど知識吸収力が高まります。
くれぐれもライバルには内緒にしておいてください。
あと、やってもいないのに批判しないでください。
とにかく、カプセルが勉強時間に比例してどんどん脳みそに染み渡り、全身に
快感物質が放出されて最高にハイになってるところを5感でフルに味わい、
精緻に映像化できるかがポイントです。
ランナーズハイ以上の快感が勉強開始10分以内に訪れるところを映像化してください。
寝食を忘れて無我の境地で勉強に没頭している姿を映像化してください。
バーチャル脳内麻薬カプセル映像化技法の説明は以上です。

勉強を始めるとすぐに自動的にこのカプセルが溶け始めるということです。
121名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/24 23:43:57 ID:0XlWcmwH
大学生ならば、試験のときに、完璧に仕上げることができた答案を提出するのが惜しいと思った
経験が1度くらいあると思います。そう、「優」を確信する答案です。
カプセル映像化技法ではこの場面も取り入れることを進めます。
試験に対する恐れや抵抗感を払拭できますし、なにより嬉しい気分を先取りすることで試験が
楽しみになります。
この気分を先取りするのが非常に映像化では大切です。
ただ場面場面を心の中で映像化しても意味はありません。気分を十二分に映像に絡ませます。
たとえばこの試験の場面では、30分で完璧な答案を作成できたときのうれしさ、達成感、
満足感、自分に対する自信、友人への優越感等を十分に感情で味わいます。友人たちが試験に
悪戦苦闘してる中、真っ先に提出して教室から出て、にやけてる気分などを味わえれば
文句なしです。
また、勉強中に次々と大学ノートを机の上に積み上げて、達成感を味わう場面、やり終えた
プリントや問題集を一日の終わりにビールでも飲みながらガウンをきてくつろぎながら
眺めてリラックスしてる場面など、脳が喜ぶイメージを積極的に収集してください。
このような場面はたくさんあればあるほど映像化が楽しくなります。
人間は達成感、他人からの賞賛によっても大きな動機付けを受ける生き物です。

模擬試験で無名高から一躍トップ10に踊り出て家族に見せ付けてる場面、東大文Tに合格し
家族友人先生を唖然とさせてる場面(カプセル映像化技法なら合格も十分可能。好きになれば
自然と結果はついてきます)オール「優」の成績表を3月に学部事務所から受け取り
「俺が本気になればどれだけ怖いか思い知ったか」と吉野敬介ばりにうそぶいてる場面
(多少ユーモラスな場面も面白い)
司法試験や会計士試験に超短期で合格して、予備校界で時の人となり「短期合格のカリスマ
秘密の合格作戦」と題売って自慢げに講演をやって多くの受験生から試験攻略のカリスマと
よばれて優位感に浸ってる場面なども面白いと思います。
しぜんににやけるイメージを描くことです。
122名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/24 23:44:38 ID:0XlWcmwH
カプセル映像化技法をさらに発展させた技法を開発しました。
ただ、これは家庭用のビデオカメラとMDポータブルプレイヤーがあることが
前提ですが、かなり強力な秘密兵器に仕上がりました。
自分で実験にはまだ入ってませんが(ビデオカメラを修理にだしたので)かなりのものに
なりそうです。
映像化技法をさらに発展させて集中力とモティベーションをさらに高めるのにいいアイデアはあるか
と質問して、マインドマップを作ってアイデアを練ったところこの2つのアイデアが出てきたわけです。
ただ、残りのレスの数が限られているので自分で実験してみて有効性を確認した上でまたの機会に
紹介させてもらいます。

精緻な映像化のコツをつかむための補助的役割を果たしてくれるのがビデオです。
たとえば自分が机に向かっているところ、学校から帰ってすぐに机に向かうところ、
朝起きて机に向かうところなど、普段した事のないことを映像化するのは難しいので
第三者(家族の誰か)に頼んで自分の理想的行動(ここでは机に向かってる自分の姿)を
撮影してもらい、朝と夜それぞれ10分位、その映像を見ることで潜在意識に映像を刷り
込んでいくというものです。
MDは主に机に向かう前、達成感を味わうために用います。
机に向かう抵抗感のために勉強からどんどん離れてしまう受験生をメンタル面で支援する
ために開発されました。
机に向かうまでの時間を短縮するために、あらかじめMDに勉強を終わらしたあとの達成感と
自信、開放感を言葉として吹き込み、自律訓練法の標準訓練のあとに聞きます。
たとえば「よし、今日もすごい量がこなせた。すごく気分がいい。思ってたよりも早く終わら
せたし、これからご褒美に音楽聴いてアイスでもたべよう」とか、
「え、もうこんな時間、すごい集中してたから気が付かなかった。問題集丸々1冊仕上げけど
すごい気分がいい。」
コツは達成感と気分のいいところを感情込めて独り言のようにつぶやくことです。
言葉にすれば単純ですが、MD録音された自分の独り言の声をヘッドホンで聴くことでスッと
勉強の抵抗感なしにすぐに課題に取り組めます。
あらかじめ達成した自分の姿を心で見るための強力な方法です。
コツは感情を込めて録音することです。

123名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/24 23:45:16 ID:0XlWcmwH
天才になるのは簡単
http://ruku.qp.tc/dat2ch/0311/15/1062172643.html
天才になるのは簡単PART2
http://ruku.qp.tc/dat2ch/0406/05/1066824658.html
天才になるのは簡単 PART3
http://ruku.qp.tc/dat2ch/0406/26/1074773367.html
天才になるのは簡単 PART4
http://school4.2ch.net/test/read.cgi/kouri/1090123106
総合学習法スレッド
http://ruku.qp.tc/dat2ch/0310/15/1056766107.html
総合学習法スレッド2
http://ruku.qp.tc/dat2ch/0403/26/1062929447.html
総合学習法スレッド3
http://school4.2ch.net/test/read.cgi/lifework/1070714587/
★★★★★最強の集中力養成法★★★★★
http://ruku.qp.tc/dat2ch/0403/06/1070834354.html
★★★★★最強の集中力養成法・2★★★★★
http://ruku.qp.tc/dat2ch/0406/01/1077050225.html
★★★★★最強の集中力養成法・3★★★★★
http://life6.2ch.net/test/read.cgi/body/1081247114/
124名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/25 03:03:04 ID:wcn4cxaO
125名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/28 00:55:18 ID:Pa0A7yl5
大学入試の英語の採点は主に2通りで行なわれます。
ひとつは「英文の意味が判っているかどうか」、
そしてもうひとつは「構文が分かっているかどうか」です。
構文に忠実でもただ単語と単語をつなげただけの訳では
減点を食らう可能性大ですし、
逆に構文に忠実でもあまりに自然な日本語と
掛け離れている場合には減点の対象となりえます。
和訳に重点を置く京大、阪大などの大学では
採点はこの2つを考慮した二重採点方式が取られているようですが、
その他の大学でどちらに重点をおいているかは
それぞれの大学によって異なるようです。

しかし、いずれにしろ文法によって英文を構造把握することは
英文を正確に読むという店で絶対に必要な事です。
英文を解釈するといっても、ただ単語と単語をつなげて
勝手に内容を想像する事と
正確に構文を把握した上でこれを手がかりに意味を取ることの間には
英語の実力において天と地ほどの差が出てくるのは
明らかな事です。
まずは文法を用いて正確に構造を把握する事、
そしてそれと同時に英文の意味(何をいっているのか)
を考える事、このどちらが欠けていても
大学入試の英文解釈で高得点を取ることはできません。

ただ、この2つの力(実際は1つですが)のうち、
どちらに重点をおいた採点が行なわれているのかは
大学によって異なりますので、
このあたりは御自分で過去問を手がかりに研究されるのが
よいかと思われます。
126名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/28 18:25:04 ID:dmpDpm6M
数学についてですが、他のスレにも書きましたが、簡単な問題集をひたすら何周も解きましょう。
受験期間を二年見ているんであれば、これを3ヶ月くらい続ける。次に少しステップアップした問題集
をまたひたすらとき続ける。僕はこれを三段階やりました。そしたらもう基本は解けるはずなので過去問
や模試の過去問に手を出すといいでしょう。(ちなみに僕は勉強を始めたのが遅かったので2ヶ月づ
つしか繰り返していません)
自慢ではなく、基礎の勉強が有効であるという資料として記しておきますが、最初50代だった偏差値
(河合全統記述)は高三の二学期には80代まで上がりました。

次に古文と漢文です。古文も漢文も大事なのは音読。特に漢文は独特のリズムを感覚として覚え
れば読解力も上がります。古文は原文を、漢文は書き下し文を毎日音読しましょう。
それと平行して文法と単語を勉強する。
ちなみに文語文ですが対策は基本的に漢文の勉強だけでいいでしょう。あとは駿台文庫から
出ている明治期文語文例文集(名前は違うかもしれませんが文語文対策の例文集はこれだけ
です)も音読しながら特有の単語や表現を単語帳としてまとめていけばよいでしょう。
127名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/03 01:22:31 ID:mS4TnE3N











































128名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/03 19:57:48 ID:6ZkyaRbW
天才になるのは簡単 PART4
http://school4.2ch.net/test/read.cgi/kouri/1090123106/
129名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/07 03:32:14 ID:XEFn4dwI
130名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/07 04:44:59 ID:8PlmHVm5
「左脳で記憶しようとする馬鹿共」
http://saki.2ch.net/kouri/kako/998/998030906.html

「左脳で記憶しようとする馬鹿共(要約)@速読資料室」
http://homepage1.nifty.com/chrono/sokudoku/c-kioku1.htm
131名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/15 12:15:53 ID:t5BRBHtx
 
132名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/16 09:31:25 ID:sBomISw5
 
133名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/20 00:44:24 ID:vLikEtRK
134名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/24 04:35:51 ID:fSwAGqf8
 
135名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/25 03:44:19 ID:qlwEkPoL
 
136名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/26 21:04:38 ID:Jb2U5aN2
新・高校数学による発見的問題解決法―ストラテジー入門
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4768702996/
数学的思考の構造―発見的問題解決ストラテジー
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/476870266X/
入試数学 伝説の良問100―良い問題で良い解法を学ぶ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062574071
最高峰の数学へチャレンジ―考えるたのしみ71題
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大学への数学スペシャル東大・東工大―ハイレベル指向--最重要問題96題
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4768010717
解説がスバラシク親切なハイレベル理系数学
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4944178050/
ハイレベル理系数学50テーマ・150題―多彩なアプローチで解法のセンスを磨く
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/487725255X
大学への数学
http://www.tokyo-s.jp/index.shtml
137名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/28 03:31:58 ID:2cn8yo4V
138名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/31 22:16:47 ID:dQxZOFKc
総合学習法スレッド2
http://ruku.qp.tc/dat2ch/0403/26/1062929447.html
総合学習法スレッド
http://ruku.qp.tc/dat2ch/0310/15/1056766107.html

総合学習法スレッド3
http://school4.2ch.net/test/read.cgi/lifework/1070714587/
天才になるのは簡単PART1
http://school2.2ch.net/test/read.cgi/kouri/1062172643/
天才になるのは簡単PART2
http://school2.2ch.net/test/read.cgi/kouri/1066824658/
天才になるのは簡単 PART3
http://school4.2ch.net/test/read.cgi/kouri/1074773367/
天才になるのは簡単 PART4
http://school4.2ch.net/test/read.cgi/kouri/1090123106/

http://ruku.qp.tc/dat2ch/0403/26/1062172643.html
http://ruku.qp.tc/dat2ch/0403/26/1066824658.html
http://ruku.qp.tc/dat2ch/0406/26/1074773367.html
能力開発に勤しむスレ
http://academy2.2ch.net/test/read.cgi/psycho/1077727765/
【映像記憶】能力開発の情報交換の部屋【速読】
http://hobby4.2ch.net/test/read.cgi/occult/1079499768/
頭の回転が速くなりたい
http://life5.2ch.net/test/read.cgi/jinsei/1085653251/
自己啓発、能力開発プログラムのスレ
http://school4.2ch.net/test/read.cgi/lifework/1059144530/
【能力開発】 1 【自己啓発】 
http://life5.2ch.net/test/read.cgi/jinsei/1086925755/
どうすれば頭が良くなる?
http://life6.2ch.net/test/read.cgi/body/1054401303/
40代は能力開発やろうぜ
http://bubble2.2ch.net/test/read.cgi/middle40/1067293058/l50
★★★★★最強の集中力養成法・3★★★★★
http://life6.2ch.net/test/read.cgi/body/1081247114/

能力開発板
http://zetabbs.org/wish/
139名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/03 13:11:45 ID:gzhRZAft
140名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/07 21:07:23 ID:xNRW594Q
141名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/07 22:04:02 ID:ffeQA5kr
どうすれば頭が良くなる?
http://life7.2ch.net/test/read.cgi/body/1054401303/
頭の回転が速くなりたい
http://life7.2ch.net/test/read.cgi/jinsei/1085653251/
【映像記憶】能力開発の情報交換の部屋【速読】
http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/occult/1079499768/
能力開発に勤しむスレ
http://academy3.2ch.net/test/read.cgi/psycho/1077727765/
映像記憶
http://netabbs.info/test/read.cgi?bbs=wish&key=1099815895
イメージ・ストリーム〜学習促進情報交換スレ
http://netabbs.info/test/read.cgi?bbs=wish&key=1067782624
イメージ・ストリーミング
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/sports/5611/1076652382/
速読について教えてほしいのですが…Part2
http://school4.2ch.net/test/read.cgi/lic/1073214456/
総合学習法スレッド3
http://school4.2ch.net/test/read.cgi/lifework/1070714587/
豆知識
http://school4.2ch.net/test/read.cgi/jsaloon/1097389349/
142名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/16 18:30:25 ID:XEyIAn8x
::::::::あ::::  _,,.-‐-..,,_   ヽ   _,,..--v--..,_::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:
::::::あ::::::/;;;:    `''.v'νつΣ´      ::;;;;`、_,.-'""`´"::;;ヽ::::::つ:
::::::::ぁ::i;;:::::/ ̄""''--i 7::わ:: | ,.イi,i,i,、 、,、::;;Σ        ::::;;;ヽ::::わ::
::::::あ:::|'';;、_(o)_,: _(o),!::::::ぁ::::ii_(o)_,:  _(o)_;:;|-‐‐   ‐‐-:::.、;;;|:::::::ぁ::
   ┌──────────────────────┐
   │                                │
   │         合 否 発 表 の 板        . │
 この大学受験生3名は、志望大学に 落 ち た ようです。このAAを見たあなたは、確実にこの受験生と同じ道をたどります。これを回避するには猛勉強も必要ですが、
あなた自身がこのAAを3箇所にコピペする必要があります。できなければ、あなたは 確 実 に 落ちます。
143名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/17 08:13:51 ID:9D2dGQF8
ほしゅ
144名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/17 08:25:12 ID:xx2ZhBkE
豆ちきし
145名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/18 21:28:41 ID:jAqdBOnN
受験だけでなく人生においても効率的な暗記方。
     @暗記の際、イメージを確立させることにより記憶に深く浸透させ知識にする(イメージ式暗記)
       
     Aある程度身についた知識をただ詰め込むのではなく、つながりを持たせ、理解して暗記をする。(理解式暗記)

     Bイメージ&理解によって出来上がった知識を何度も反復、復習することで頭にすり込ませる
      
       この3つのステップを踏むことにより、受験勉強としても人生においても丸暗記の何倍もの効果を上げることがでる。
       丸暗記をする際はほとんど頭を使っておらず、その場の勢いだけで覚えてしまうので、すぐに忘れてしまうのだが、
       この方法ではイメージする時、つながりを持たせて理解する時に、脳が右脳と左脳、両方働いていることになり
       忘れにくくなる、しかも、このイメージと理解は頭の活性化にもつながり受験だけでなく生涯の財産としてもより良い脳を
       手に入れることができるのだ。まさに「効率的」である。
146名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/19 23:21:10 ID:I5ysxcWE
「考え方」を重視した勉強は時間がかかるのではないか?
と思っている人が多いようです。
しかし、それは誤解です。
「考え方」に注目する勉強は、
最も効率が良く、そして最も応用力のつく勉強法なのです。
このスレッドでは、そのことについて考えていこうと思います。
例えば、2次方程式の解の公式を導くには、
「平方完成」という「考え方」が重要でした。
では、なぜ平方完成をするのでしょうか?
それは、平方完成をすることで、
「変数である×を二乗の中に閉じ込める事ができる」
からです。
平方完成をしないと、
x^2の項とx^1の項が、
同時に動いてしまって、煩雑ですね。
「平方完成」の本質とは、
「同時に動いてしまうx^2の項とx^1の項を二乗の中に閉じこめる」
という「考え方」があるわけです。
上にあげた「考え方」は、数学の至るところで出てきます。
例えば2次関数のグラフを書きたいときに、
なぜ関数を平方完成する必要があるのか?
それは上記と同じような「考え方」があるからです。
三角関数の「合成公式」もそうです。
つまり、あるひとつの考え方で、
複数の定理や公式を説明する事ができます。
前に「億の知識は一の考え方に及ばず」と書いたことがありました。
上のような事実があるからこそ、僕はこのように書いたのです。
147名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/19 23:23:06 ID:I5ysxcWE
難易度の高い大学、問題作成者になり得る一流の研究者が多くいる旧帝大
レベルを受験するのであれば特に、本番の数学の試験で問題集に載っているの
と全く同じ問題など出るはずが無いのですから、白チャートの簡単な問題とは
いえ、その問題の本質を完全に体得していなければ、いくら難しい問題集を
こなしても無意味だと思います。
さて、難しい問題とは例えばどういうものでしょうか。
勉強していく時には離れた所にある問題が融合された問題は難しい問題に
なります。(つまり、離れたフォルダに入っている情報の結合は難しい)
大問の最後の問題をいきなり要求するような、誘導問題が無い問題も難しい
問題になります。
数学の天分が必要となるような問題もありますが、そういう問題は特別な
大学や学部を受験しない限り解けなくても合否には関係無いでしょう。
それ以外の多くの問題は、いくら難しいと感じるようなものでも、結局は
簡単な問題の融合問題に過ぎないと思います。
ですから、受験で問われるレベルならば、簡単な問題が(簡単な数学的概念
が)いかに自分の脳内で融合しているかが、数学力を決定付けているのでは
ないか、と私は考えています。
まだ、白チャートにおいてやり残した事があれば、つまり例えば、白チャート
に載っている問題を一つ見た時に、そこからつなげられる可能性のある問題
を一瞬で思い浮かべられるような思考ネットワークが脳内に作られていない
のならば、黄色チャートに進むのは時期尚早と思います。
結局は、一つ一つ完璧にしていくような、こういった一見遠回りな勉強方法
が一番近道だと思いますよ。
148名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/24 01:46:09 ID:kLaZhXhZ
149名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/27 06:14:06 ID:bFFx767x
150名無しさん@お腹いっぱい。:05/03/07 21:44:16 ID:LS0ZuLFf
おちんちんはこすると大きくなる。
151名無しさん@お腹いっぱい。:05/03/14 04:37:26 ID:N26PHKsa
映像記憶
http://netabbs.info/test/read.cgi?bbs=wish&key=1099815895
イメージ・ストリーム〜学習促進情報交換スレ
http://netabbs.info/test/read.cgi?bbs=wish&key=1067782624
イメージ・ストリーミング
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/sports/5611/1076652382/
152名無しさん@お腹いっぱい。:05/03/14 20:18:00 ID:1WdXPzgd
天才になるのは簡単 PART5
http://etc4.2ch.net/test/read.cgi/kouri/1104651332/
153名無しさん@お腹いっぱい。:05/03/15 22:59:30 ID:pXtmWqpV
天才になるのは簡単
http://ruku.qp.tc/dat2ch/0311/15/1062172643.html
天才になるのは簡単PART2
http://ruku.qp.tc/dat2ch/0406/05/1066824658.html
天才になるのは簡単 PART3
http://ruku.qp.tc/dat2ch/0406/26/1074773367.html
天才になるのは簡単 PART4
http://school4.2ch.net/test/read.cgi/kouri/1090123106
総合学習法スレッド
http://ruku.qp.tc/dat2ch/0310/15/1056766107.html
総合学習法スレッド2
http://ruku.qp.tc/dat2ch/0403/26/1062929447.html
総合学習法スレッド3
http://school4.2ch.net/test/read.cgi/lifework/1070714587/
★★★★★最強の集中力養成法★★★★★
http://ruku.qp.tc/dat2ch/0403/06/1070834354.html
★★★★★最強の集中力養成法・2★★★★★
http://ruku.qp.tc/dat2ch/0406/01/1077050225.html
★★★★★最強の集中力養成法・3★★★★★
http://life7.2ch.net/test/read.cgi/body/1081247114/
154名無しさん@お腹いっぱい。:05/03/20 20:38:39 ID:uxUoboNj
「俺の解答でも合ってるじゃん」と心の中で愚痴を言っているうちは点数とれません。
「自分が正しいと思うこと」でもなく「世の中一般で考えて正しいこと」でもなく、
「本文の筆者が正しいとみなしていること」「模試の出題者が、筆者の考えとして
読み取っていること」を答えれば点がとれます。
あほうどり > 解答を一応書いているのに点がとれないのは、想像するに、
自分の文章に酔って、「うお〜なんと分かりやすい文章・・・。これ絶対合ってるな・・・。」
と自己満足してしまっているのではないでしょうか。しかしそれは採点者から見れば
トンチンカンで的外れで独りよがりな文章だから×がつくのです。模範解答を熟読して
「なぜそれが模範解答だと言えるのか」ということを研究し、どういうことを書けば正解
になるのかを学ぶといいです。「けっ。国語なんて、答えは1つじゃねえんだよ。
俺の意見にケチつけやがって。」みたいに思っていると、成績は上がりません。
国語の試験で、誰もあなたの意見なんか聞いていないということを分からないといけません。
155名無しさん@お腹いっぱい。:05/03/20 20:39:36 ID:uxUoboNj
そうは言っても、国語の試験で出題される文章は適度に"分かりにくい"ので、
模範解答を見ても、「そうかなあ。ここを読めばこういう風にも解釈できるじゃん。
こう答えたのではなぜいけないのか。こうではないとなぜ言い切れるのか。」
と疑いが生じるような問題・解答もままあります。もうそれは、出題者と波長の
合った人間が有利だとしか言えません。模範解答をたくさん研究して、「どういう風
に答えれば出題者が喜ぶのか」という点を追求して、「もっとも適切なもの」
を目指すしかないですな。
あほうどり > 予備校の授業は受けたことがないが、個人的には、世の中の
国語の参考書類は、「〜行目に・・と書かれていることから、筆者の主張は
○○だと分かる」みたいな解説が多くて、「なぜそうだと分かるのか」
「どうやればそれが分かるようになるのか」という点に触れていない。
また「こう読んだのではなぜ違うのか」という点に徹底的に答えている
本も皆無。「そんなことは書いてない」で済まされてしまう。国語の参考書
はどれも絶対的に解説不足だと思う。「正解はとにかくこれなんです」式
の解説はイライラする。そういうところが数学と違って、すっきり感がない科目だ。
究極的には、優秀な教師と向き合って、徹底的に意見と質問をぶつけて議論する
という方法をとらないと、本文の内容を完全に理解することはできないのではない
かと思う。だから個人的には、入試対策で問題練習をする以外は、読書と議論に
よって国語力を養うべきであって、問題集なんかいくらやっても根本的な国語力は
上がらないと思っている。
156名無しさん@お腹いっぱい。:05/03/20 20:40:41 ID:uxUoboNj
スレ主の方の話からどんどんずれて申し訳ないけど、願わくば国語の参考書は
、入試問題の「解答」そのものよりも、本文の周辺の概念や背景知識などを詳しく
解説して、それを読んでいけば自動的に国語の解答能力がアップする、という方
式で作って欲しい。設問の解説なんかより、周辺概念の解説の方がずっと学力に
つながると思うのだけど。たとえば本文が「日本人のアイデンティティー」に関する
話題だったら、「この文章にはこういうことが書いてありますね。だから答えはこれ
です。」で終わるのではなくて、本文以外の日本人論などの文章をいくつも載せて
比較対照して解説するとか。そういう研究領域が登場した背景を説明するとか。
参考書籍を挙げるとか。本当に高校生の国語力向上を目指すのであれば、私だ
ったらそういう本を作るけど、受験対策本としては無理なのかな。こういう方式で書
かれた本は今のところ『教養のための大学受験国語』をはじめとする石原千秋の
一連の著作しか知らない。石原さんにはもっと国語の参考書を書いて欲しいと個
人的に願っている。長々と失礼しました。
あほうどり > 国語の問題って、ある程度「背景知識」「人生経験」を前提にして作
られている。というか、知識や経験がないと文章を適切に解釈することは本質的に
不可能のはず。「論理的に読めば、答えは全部本文中にある」なんてよく言われ
るけど、それは予備校講師の勘違いか、方便だと個人的には思う。五十のおっさん
には理解できても、高校生には理解できない文章というのはいくらでも存在する。
背景知識がまったくゼロだと、本文中の言葉だけから論理的に結論を導くことは不
可能だ。「〜行目に・・と書いてある」と「だから筆者の主張は○○である」の間をつ
なぐものは知識であり経験であり、あとはそれを適用するためのメタ認知であって、
論理だけが重要なのではない。その「つなぎ」をどうすれば習得でき、理解できるよ
うになるのかという部分を、世の先生方は無視しすぎ。そう考えると、国語力をつけ
るのに「読書をしろ」というアドバイスはまったく正しいと思う。「接続詞に注目せよ」
とか「言い換えている部分を探せ」とか、そんなことは心底どうでもいい。そんな暇
があったら1冊でも本を読んだ方がいい。
157名無しさん@お腹いっぱい。:05/03/20 20:46:39 ID:uxUoboNj
文章の書き方は『論理的な作文・小論文を書く方法』(小野田博一)が
分かりやすい。知識面では『小論文テーマ別課題文集21世紀を生き
る』『医系小論文テーマ別課題文集21世紀の医療』(ともに駿台文庫
)がいいです。知的枠組みの構築としては『教養のための大学受験国
語』(石原千秋)、『小論文を学ぶ』(長尾達也)などを読んでおくといい
でしょう。さらに知識を広げるためには『日本の論点』『現代用語の基
礎知識学習版』『朝日キーワード』などをつまみ読み。おまけとして『
これが答えだ!』(宮台真司)とかにも目を通しておくと万全。
158tac ◆ccFBiCcCCc :皇紀2665/04/01(金) 22:56:40 ID:LSafAcYc
_| ̄|○ 
159ZK089020.ppp.dion.ne.jp:2005/04/10(日) 02:37:13 ID:BKU3Dek5
_| ̄|○
160名無しさん@お腹いっぱい。:2005/04/10(日) 17:13:37 ID:NBmU9/qO
_| ̄|○


161名無しさん@お腹いっぱい。:2005/04/11(月) 20:42:54 ID:0kK7qOW2
IPアドレス 222.5.89.20
ホスト名 ZK089020.ppp.dion.ne.jp
IPアドレス
 割当国 ※ 日本 (JP)

接続回線 xDSL
162名無しさん@お腹いっぱい。:2005/04/13(水) 19:49:32 ID:4rAaM7is
163名無しさん@お腹いっぱい。:2005/04/15(金) 22:58:06 ID:Rtw4w9YV
164名無しさん@お腹いっぱい。:2005/04/17(日) 10:43:27 ID:FbaLcBn5
165名無しさん@お腹いっぱい。:2005/04/21(木) 20:43:36 ID:ocpQGKrD
166名無しさん@お腹いっぱい。:2005/04/21(木) 21:14:08 ID:b2320cff
167名無しさん@お腹いっぱい。:2005/04/21(木) 21:15:30 ID:b2320cff
168名無しさん@お腹いっぱい。:2005/04/21(木) 21:19:38 ID:b2320cff
天才になるのは簡単 PART5
http://etc4.2ch.net/test/read.cgi/kouri/1104651332/l50
【Smart Brain】脳力開発2【学問の奨め】
http://life7.2ch.net/test/read.cgi/body/1111063478/l50

169名無しさん@お腹いっぱい。:2005/04/21(木) 21:38:39 ID:b2320cff
170名無しさん@お腹いっぱい。:2005/04/21(木) 21:39:18 ID:b2320cff
171名無しさん@お腹いっぱい。:2005/04/21(木) 21:40:32 ID:b2320cff
○情報収集

勉強法は大きく参考書のやり方と参考書情報とありますが、
参考書のやり方は荒川英輔さん(=mirさん)の本を読み込め
ばほぼ飽和状態です。私も和田秀樹さん、福井一成さんのや
り方を自分に合うように試行錯誤しましたが、だいたいmirさんのようなやり方になりました。

参考書情報はmirさんの本と、和田秀樹さんの「参考書ファイ
ル」 (参考書のレベル、問題数、特徴やmirさんの本ではあまり
紹介されてない英語、数学の初歩レベルの教材、文系教科の
参考書について載っていてmirさんの本と相性がよい)および、リ
ンクにあるサイトを見れば十分です。

たまに、手段と目的を取り違えて勉強法の追求にはまる人がい
ますが、ネットで勉強法の情報を探すよりはその時間を勉強に当
てたほうが効率的です。ちなみに、勉強法を追及すると、学習時
間が最重要と言う結論に至ります。モチベーションの維持に、息
抜き程度に勉強法の研究をする程度が無難です。
172名無しさん@お腹いっぱい。:2005/04/21(木) 21:41:22 ID:b2320cff
○いろいろな受験掲示板を見ていての感想

[勉強量不足に注意]
圧倒的勉強量の不足の人が多いですが、進
学校のトップレベルの人は、高1の頃から1日
3時間以上勉強している人が多いです。要領よ
く無駄なことを省くことによって合格に必要な勉
強時間を減らせますが、1年でそれらの人を追
い越すにはそれ相応の努力が要ります。

[参考書ジプシーにならないように]

・少々相性や評判が悪くても、やりはじめた参考
書は絶対に途中で変えないでください。私も変え
て痛い目をみました。ドラクエでたとえると、転職
をするとレベルが1になるような感じですね。さらに
入試では制限時間というのがあるので、結局入試
に間に合わなくなるというパターンです。
・参考書について気にしすぎる人が多いですが、いい
本、悪い本というのは相対評価なのを忘れないでくだ
さい。基本的に解答を理解できて、自分で解きなおせ
れば問題ないです。いい本と悪い本の到達点の差はい
い本を100とすると悪い本は90ぐらいです。逆に、他
の人、サイトの評価に惑わされ変えると上のパターンになります。

・自分で新しい参考書を発掘するよりは、評判がいいものから選
んだほうが無難です。評判がいいものはそれなりの理由があるからです。

173名無しさん@お腹いっぱい。:2005/04/21(木) 21:42:07 ID:b2320cff
[学習法]

学習法を考えるときは、コストパフォーマンスを
常に意識するようにしましょう。コスト(=費用)と
は学習時間、パフォーマンス(=成果)はどれだけ
のことが身についたかです。
学習が進んでくると、人によってすすめる本がち
がうため、どの参考書をやるか迷うことがあります
。ですが、同じレベルの参考書の場合、マスターし
たときの到達点は大して変わりません。迷うよりは、まず勉強です。
最悪なのは、途中で参考書を変えまくって、何一
つマスターしていないというパターンです。メインに
する参考書を決めて、どうしてもわからないところが
でてきたら、そこのところだけ他の参考書を参照するようにしましょう。
同様に学習法の研究もほどほどにしましょう。学習
に関する良質な本を2、3冊読めば、学習法の知識
の95パーセントは頭にはいったといえるでしょう。

174名無しさん@お腹いっぱい。:2005/04/21(木) 21:42:42 ID:b2320cff
[試験の特徴]

試験は同じような問題が繰り返し出題されています。
問題集を2,3冊マスターすればこのことがよくわかります。
なぜなら、問題を作るにあたってさまざまな制約があるからです。

具体的には、
1.難易度が一定である。
難しすぎて誰もできなければも試験になりません。

2.範囲が限られている。
規定の範井を超えてはいけないことになっています。

3.実力をはかるのに適当な問題をだそうとする。
試験時間は1時間やそこらです。したがって、
すべてを聞くことはできません。だから、重要な
ポイントを聞いてこようとします。

ただ、難関の試験になると、さすがに覚えたこと
そのままがでるだけではないものもあります。し
かし、覚えたことを組み合わせれば合格点は取れるようななっています。

175名無しさん@お腹いっぱい。:2005/04/21(木) 21:43:38 ID:b2320cff
[過去問]
過去問には多くの情報がつまっています。難
易度、出題方式、頻出分野、出る可能性が低
い分野などです。実力がつくにしたがって、多くの情報が引き出せます。
学習の初期段階では、出題方式、頻出分野
、出る可能性が低い分野の把握。
学習の中〜終盤では、合格点を取るには自
分にどこが足りないかを把握し、そこを強化しましょう。
[基本原則1]

☆試験に出る確率が高いところを重点的に勉強する。
あたりまえのことですが、答案に書いたことだけ
が点数として表れます。試験勉強という観点から
すると、自分が勉強したところが出題されなけれ
ば意味は無いのです。要するに、確率の期待値の考え方です。
(出題される確率×その分野の得点力)の合計=テストの成績 です。

試験に出る確率が極端に低いところまで学習して
いる人は、だいたい次の傾向があります。

1.その科目だけ得意だが、トータルで見るとたいしたこと無い。
2.散発的な知識があるものの、よく出題される
箇所が頭に入っていないため、テストで点が取れない。
各科目の合計点で合格最低点を超えるには何
をやればいいのか、考えましょう。

176名無しさん@お腹いっぱい。:2005/04/21(木) 21:44:35 ID:b2320cff
[基本原則2]
1.問題集を解く2.復習重視3.作業はあまりやらない
学習の中心は、問題集にするのがベストです。な
ぜなら、問題集で覚えていくのがもっとも覚えやす
いからです。参考書を読んでも何をどう覚えればい
いのか分からないし、覚えたかどうかのチェックもできません。
また、学習の中心を参考書にすると、見たことがある
のに思い出せないという事態になります 皆さんも中間
、期末テストのとき「あの問題教科書に書いてあったのに」となった経験がありませんか?
それに、参考書、教科書の記述と実際の問題を解くた
めの知識とには間があることが多いです。
参考書は問題集の解説の補足として使うのが上手いや
り方です。読んで理解できると覚えられるのは別物で
す。だから、学習の中心には、問題集をやるべきです。

177名無しさん@お腹いっぱい。:2005/04/21(木) 21:45:33 ID:b2320cff
[問題集の進め方]

範囲を決め、制限時間を決める。
そして、
1.問題を解き
2.解説を読む。
3.解きなおす
というスリーステップで進めましょう。
問題を解く際は、自分がどこまで理解しているのか
、何を求めればいいのかを明確にするのが目的のた
め、長時間考える必要はありません。長時間考えても
時間ばかりかかり、単なる時間の浪費に終わるだけという結果に終わります。
1.2.で終わりにしている人が多いですが、実は解き
なおすことが非常に大切です。理解できると、自分で
解けるということはちがうからです。その場で覚えてい
るかどうかは、その後に大きな差が出るので、答えを
見ないで、自分で答えを導き出せるようになるまで、解
きなおすことが重要です。
[解説を読んで理解できないときは]
1.2、3回読む。
1回読んでダメでも、2,3回読めばわかる
ことが多いです。
2.参考書で関連することを調べる
それでもだめな場合
3.あきらめて、いったん保留にしておく。
学習が進んで全体像がわかった後で、みな
おすとわかるようになっているということが多々あります。
4.誰かに質問する。質問の仕方のコツとして
は、できるだけ質問の内容を具体的にすることです。

178名無しさん@お腹いっぱい。:2005/04/21(木) 21:46:07 ID:b2320cff
[書き込み]

問題集を解くときには、疑問点や気づいた点、重要
事項、過去問で出題されたところなどは、書き込みましょう。

また、問題集をやるときは黄色の蛍光ペンで問題文
や解説で重要なところを塗りましょう。(定規で線を引
くのは時間がかかるのでやめましょう)

書き込みをしたほうが復習時に、多くのことをおもいだせます。
179名無しさん@お腹いっぱい。:2005/04/22(金) 22:17:56 ID:M+6lSfRv
180名無しさん@お腹いっぱい。:2005/04/23(土) 00:30:49 ID:SvAs4d8i
181名無しさん@お腹いっぱい。:2005/04/23(土) 00:31:29 ID:SvAs4d8i
182名無しさん@お腹いっぱい。:2005/04/23(土) 00:43:43 ID:SvAs4d8i
183名無しさん@お腹いっぱい。:2005/04/23(土) 20:04:51 ID:GFwVLZip
184名無しさん@お腹いっぱい。:2005/04/23(土) 20:05:28 ID:GFwVLZip
185名無しさん@お腹いっぱい。:2005/04/23(土) 20:06:08 ID:GFwVLZip
186名無しさん@お腹いっぱい。:2005/04/25(月) 03:45:22 ID:0qL/jyQu
既存の記憶術には連想法、音感法、連結法、ごろあわせなど
いろいろありますが、いずれも一般化されすぎています。
既存の記憶術テキストが不特定多数にむけて、いかに効率よく低リスクに記憶術を
身につけるかというコンセプトで流布されているからでしょうが、これでは
1192つくろう鎌倉幕府に毛がはえたようなもので、下手をすればスで暗記したほう
が効率がいいということにもなりかねません。そこで私は我流メソッドを編み出したのです。
187名無しさん@お腹いっぱい。:2005/04/25(月) 03:56:58 ID:0qL/jyQu
188名無しさん@お腹いっぱい。:2005/04/25(月) 04:11:29 ID:0qL/jyQu
189名無しさん@お腹いっぱい。:2005/04/25(月) 04:12:58 ID:0qL/jyQu
頭の回転が速くなりたい
http://life7.2ch.net/test/read.cgi/jinsei/1085653251/
【映像記憶】能力開発の情報交換の部屋【速読】
http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/occult/1079499768/
190html:2005/04/25(月) 04:13:35 ID:0qL/jyQu
【能力開発】 1 【自己啓発】 
http://life5.2ch.net/test/read.cgi/jinsei/1086925755/
どうすれば頭が良くなる?
http://life6.2ch.net/test/read.cgi/body/1054401303/
40代は能力開発やろうぜ
http://bubble2.2ch.net/test/read.cgi/middle40/1067293058/l50
191名無しさん@お腹いっぱい。:2005/04/25(月) 04:14:04 ID:0qL/jyQu
【能力開発】 1 【自己啓発】 
http://life5.2ch.net/test/read.cgi/jinsei/1086925755/
どうすれば頭が良くなる?
http://life6.2ch.net/test/read.cgi/body/1054401303/
40代は能力開発やろうぜ
http://bubble2.2ch.net/test/read.cgi/middle40/1067293058/l50
天才になるのは簡単 PART5
http://etc4.2ch.net/test/read.cgi/kouri/1104651332/l50
【Smart Brain】脳力開発2【学問の奨め】
http://life7.2ch.net/test/read.cgi/body/1111063478/l50
192名無しさん@お腹いっぱい。:2005/04/25(月) 04:15:15 ID:0qL/jyQu
193名無しさん@お腹いっぱい。:2005/04/25(月) 04:17:09 ID:0qL/jyQu
194名無しさん@お腹いっぱい。:2005/04/25(月) 04:21:18 ID:0qL/jyQu
195名無しさん@お腹いっぱい。:2005/04/28(木) 04:22:07 ID:14Hs6+Ma
【映像記憶】能力開発の情報交換の部屋【速読】
http://hobby7.2ch.net/test/read.cgi/occult/1079499768/
196名無しさん@お腹いっぱい。:2005/04/28(木) 04:23:03 ID:14Hs6+Ma
197名無しさん@お腹いっぱい。:2005/04/28(木) 04:44:26 ID:14Hs6+Ma
198名無しさん@お腹いっぱい。:2005/04/29(金) 04:37:15 ID:FlB0Poxd
ケリーの「使える英語へ」と
「英語ライティング講座」やって
伊藤サムの「ネイティブに通じる英語の書き方」で応用
後はケリーの「日米慣用表現辞典」
「英単語の使い方事典」「英単語の比較学習帳」とか
コロケーション関係の本をやりまくり。

199名無しさん@お腹いっぱい。:2005/04/29(金) 04:41:54 ID:FlB0Poxd
362 名前:大学への名無しさん 投稿日:05/02/22 04:23:04 ID:mTTasKCO0
私は一橋法後期インチキ入試に受かった者です。
入学後、英語の特別選抜1クラスに入れられたので上位1%以内の英語の成績を取ったと思われます。
でも私はその時点で最後まで終わらせた英作文の本は1冊だけ、
それも受験用ではありませんでした。
「ネイティブに通じる英語の書き方」という本です。
ちなみに私の通った田舎の公立高校には本格的英作文を
教えることの出来る教師はいませんでした。
そのため本当に英作文の本で終わらせたのは1冊だけということになります。
ただし私の場合他の受験生と事情が異なるのは、
英検1級2次試験のスピーチ対策として、トピック別表現を覚えていたということです。
特に一橋の場合、自由英作文はあるトピックに関して意見を述べる形式であるため、
英検1級2次の簡単なレベルの問題がそのまま出たりします。
そのおかげで本番では最低字数の100語の3倍は書け、答案用紙の最後の1行まで
埋めることができました。
一橋型の意見を述べさせるタイプの自由英作文では、いかに表現を知っているかが
重要です。もちろん英作文の参考書をやることでそれを身につけることもできますが
概して受験用英作文問題集の解答(特に和文英訳)は、ネイティブスピーカーの
チェックを受けて、文法的には正しいとしても、わざわざ暗記する価値のある文章は無いように思います。
受験レベルの単語すら知らないようでは話になりませんが、それを覚えた上で
トピック別表現も覚えてみてはどうでしょうか。ただし、今の一橋の受験生の大半は
合格者も含めてまともな答案を書けていないのが実情だそうです。
200名無しさん@お腹いっぱい。:2005/04/30(土) 05:16:09 ID:rAyDzI9E

201名無しさん@お腹いっぱい。:2005/05/04(水) 03:13:32 ID:l61i9oZN
202名無しさん@お腹いっぱい。:2005/05/04(水) 03:15:44 ID:l61i9oZN
203名無しさん@お腹いっぱい。:2005/05/05(木) 02:09:17 ID:DuLLTb9R
204名無しさん@お腹いっぱい。:2005/05/05(木) 02:10:01 ID:DuLLTb9R
205名無しさん@お腹いっぱい。:2005/05/05(木) 02:10:59 ID:DuLLTb9R
206名無しさん@お腹いっぱい。:2005/05/05(木) 02:12:12 ID:DuLLTb9R
207名無しさん@お腹いっぱい。:2005/05/05(木) 02:14:46 ID:DuLLTb9R
208名無しさん@お腹いっぱい。:2005/05/06(金) 03:39:59 ID:jqc6d/y0
209名無しさん@お腹いっぱい。:2005/05/06(金) 03:43:46 ID:jqc6d/y0
【基礎呼吸法】
リラックスするには呼吸が大事です。

この方法はイメージを活用したものです。
1.息を凡て吐ききる
2.息を吸いながら、自分の脳内に記憶力や集中力の素が流れ込んでいくようにイメージする。
  最低五秒間は息を吸いつづける。
3.次に息を吐きながら邪念や雑念、よこしまな思い、不快感などのマイナスな内容のものが、
  吐き出されていくようにイメージする。最低六秒は吐き続ける。
4.この往復を一セットとして一日5セットほど行う。

これで随分リラックスでき、記憶の定着も少々良くなると思います。
210名無しさん@お腹いっぱい。:2005/05/06(金) 03:44:34 ID:jqc6d/y0
P&C式にはこのようなことが書かれていました。

◆受験生のすべきこと
1.受験生は十分な状況反射を蓄えるまでは自分で考えてはならない。
 「問題→あの型だ→この答えだ」の繋がりを蓄積していくことだ。
 知識と条件反射の習得がまず最初に必要である。
2.五分考えて判らなければ一時間考えたとしても判らない。
 直ぐに答えを見るべきである。
◆不合格者の条件
1.完全主義者は必ず落ちる
 (=合格点を取るかどうかが問題)
2.相対評価である
 (=合格枠に入れば良い。トップレベルの人に指標を当てろ)
3.復習しない人は落ちる
◆注意点
1.基本書を試験勉強の中心としてはいけない
 (合格レベルにならないと読みこなせない場合が多い)
2.何より大切なことは、全体構造を掴むことである
 (基本書などの目次を構造的に眺めると良い)
3.何事も終盤に向かってどんどん熱くならねばならない
4.自分で考えなければならない
  「実力をつけるのは、解答つきの問題集を良く学び、これを卒業してから、
  自分独自の考え方や解き方に進むべきである」(糸川英生)」
  「要は解けるか解けないかは似たような問題を
  解いたことがあるかどうかで決まるのだ」(ポリア)
◆スケジュールの設定
1.期限を区切る・目標を設定する
2.試験までの長期計画
3.一ヶ月単位の中期的計画
4.一週間単位の短期的計画
5.一日をどう使うかの時間管理
211名無しさん@お腹いっぱい。:2005/05/06(金) 03:44:57 ID:jqc6d/y0
【勉強法が変わる本より抜粋】

学習は量と質です。では、質とは何なのでしょうか。
第一に、事実や手続きを丸暗記するのではなく、理解して覚えることでしょう。
これは、勉強のよく出来る人にとっては当たり前のことなのです。
しかし、実際には「理解する」というのは優しいことではありません。
基本的には理解したいと言う方向付けを持つとよいと思います。
理解すると言うのは、どういう働きなのかはまたいつか記術します。
第二に、結果の生後より問題を解く過程を重視して、
「失敗から学ぶ」という姿勢を持つことです。
成功したら気分がいい。
しかし、失敗した時こそ、
自分の考えの何所がおかしかったのかに気付く絶好のチャンスなのです。
何故間違ったか解れば、必ず次に生かすことが出来る。
こうして、自分の知識を、
より完全なものにしていくことこそ学習なのだと考えて頂きたいです。
第三に、勉強量よりも、何が身についたのかを気にかけることです。
「どれだけ勉強したか」と聞かれると、
「今日は二時間やった」「問題集を三ページやった」とか応えたくなります。
ついつい勉強量が多ければ満足してしまう傾向があります。
しかし、どれだけ勉強したかということは、
何を学んだか、というのと同じことだと思ったほうが良いのです。
「今日わかったことは何か」
「昨日より、よく出来るようになったことは何か」に注意を向けて頂きたい。
212名無しさん@お腹いっぱい。:2005/05/06(金) 03:45:26 ID:jqc6d/y0
【受験生の健康について】
受験生ならば健康にも気を付けなければなりません。
己の体調を整えるのも一つの仕事と思い、毎日運動をしましょう。
毎日部屋に篭って勉強をしていれば、体力が低下し、
集中力や持久力も減衰していく事かと思います。
トレーニングとしては、縄跳び+筋トレのメニューがお勧めです。
縄跳びは少し疲れるぐらいが丁度良いと思います。
筋トレは回数ではなく、ゆっくりとやるのが効果的だと聴きました。
時間をかけて腹筋をしてみて下さい。すぐに疲れてしまうと思います。
腕立ては一日に限界まで行い、次の日は休み、また次の日は限界まで…
という順序でやるのが一番筋肉が付くそうです。

もし風邪や花粉症などで鼻詰まりになってしまった時は、
DHCの「シソの実油」を飲めば良いと思います。
ビタミン剤を服用するのも健康を維持するのに良いかもしれません。
頭を活性化させるものとしては、グルタミン酸などがお勧めです。
ただし、ビタミン剤は飲みすぎに注意して下さい。
213名無しさん@お腹いっぱい。:2005/05/06(金) 03:46:03 ID:jqc6d/y0
■マインドマッピングの法則
1.中央にカラーのイメージを書くことから始める。
 イメージには「千語以上の価値がある」ことが多い。また想像力を高め、たくさんの記憶を呼び起こす。
2.マインドマッピングの随所でイメージを使う
 1の法則と同じ効果があり、右脳と左脳の両方の働きを刺激する。
3.楷書で書くこと。
 のちに読み返すときの為に、楷書のノートの方がより視覚に訴え、より一般的で、より理解し易い。そのために少し余計二時間が掛かるだろうが、これは読み返すときに節約される時間で取り返すことが出来る。
4.言葉は線の上に書くこと。線は他の線と結びついている事。
 これがマインドマッピングの構造の基本となる。
5.一本の線の上に一語だけを書くこと。
 言葉を説く敵の言葉といっしょにしない事で、言葉を結びつける鍵を多く残しておく事が出来る。これによって、より自由で柔軟なノート作りが出来る。
6.色を多用する事。
 記憶を高め、見た目にも愉しく右脳の働きを刺激する。
7.頭脳は出来る限り「自由」な状態にしておくこと。
 このようなノート作りは創造的な作業だから、言葉を何処に入れようかとか、どの言葉を入れるべき課などと思い煩うのは単に時間を余計に食うだけだ。

このマインドマッピングという手法は、
特に暗記科目で威力を発揮し、歴史のつながりなどを把握するのに便利です。
214名無しさん@お腹いっぱい。:2005/05/06(金) 03:47:15 ID:jqc6d/y0
■理解思考
 理解の進め方には以下のようなものがあります.
1,抽象化・具体化
2.概念の形成・法則の導出
3.因果関係
4.推理・類推
5.アウトプット
 このような思考過程を経て,より深い理解へと結びつく事が出来ます.
理解するためには,途中で現在の状況を整理をしたりするのも重要です.
現在の状況を正しく把握する事により,
もう一つ上のステップに上がり易くなるのです.
1.抽象化・具体化
 具体例を学んだ時は,それをより一般的に当てはめられるように"抽象化"してみましょう.
一つの法則を学んだ時には,その法則がどの程度まで適用できるのか考えてみたりする事です.
逆に"具体化"とは,概念や抽象的な理論を学んだ時に,
それを適用できる具体例を既知の知識から導き出してみたり,
先生に聞いてみたりする事を言います.
2.概念の形成・法則の導出
 一つの概念の形成は理解を促進します.
一つ一つの現象・解決法が分かったとしても,
それを全体の視点で見たり,全体をシステム的に捉え,解決することには繋がりません.
また,全体の繋がりが見えて初めて"理解"できる事象というものもあります.
  同時に法則を導出する事も大事です.
そのためには例外に気を配ることが必要です.
例外の存在に気付く事から,法則の導出が安易になります.
これまでの科学も例外を探究し,法則を導き出してきた事例が多く存在します.
3.因果関係
 物事には原因があって結果があります.
何かを求める問題があるとすれば,それは何らかの原因が存在するのです.
 物理や数学の問題では,与えられている数値から,答えを導き出すことが求められますが,
それをもう少し考えてみると,そのような数値にも原因があるはずなのです.
何故この問題が作成されたのか(何故他の問題ではいけないのか),
そのような原因を探ることも理解の促進につながります.
215名無しさん@お腹いっぱい。:2005/05/06(金) 03:47:40 ID:jqc6d/y0
4.類推・推理
 新しく学んだ知識を,全く新規のものだと解析し,理解しようとすることは難しい事です.
既にある知識を活かし,その知識をいかに変容させるかをまず考えるべきなのです.
全く新しい概念というものは,そう多く存在しません.
私たちの触れる多くの知識は,これまでにある知識に少し付け加えるべき知識か,
または私たちの既存の知識の間違いを修正する知識なのです.
この知識の分別を意識的に行うのが"類推"です.
 そして"類推"を発展させた思考形態に"推理"があります.
学んだ知識を既知の知識と照らし合わせ,学んだ知識が次にどのように活かされるのか,
そしてどのように変わっていくのかを推理します.
これは喩え間違っていても構いません.
合っていたら「やっぱり!」と思い,間違っていたら「あぁ,ここが違うのか!」と発見する事が出来ます.
このように"推理"することが理解を早める一因となるのです.
5.アウトプット(問題解決)
 理解の程度を把握するために,また理解の促進のために,
実際に問題解決に当たってみるのは非常に重要な事です.
実際の作業を通して,自分の弱いところや理解のあやふやなところが明確になってきます.
明確になったポイントは,再び理解のステップを1からやり直し,
より強固な理解へと繋げるようにしましょう
216名無しさん@お腹いっぱい。:2005/05/06(金) 03:48:06 ID:jqc6d/y0
■理解できない!
 理解できない人に限って,
「どこが分からないのか分からない!」
と言う事が多くあります.
理解できない時は,まずどこが分からないのかをはっきりさせることが大事です.
そして「分からない」にも色々な段階があるのです.

1.文章の意味が分からない
 これは読解力不足に起因します.「日本語練習帖」などを読んで,読解力を高めて下さい.
この段階にある人は,理解をしようとする以前の問題です.

2.定義が分からない
 新規性が高い概念に対してこのようなことが良く起こります.
イメージや類推,既成概念と付き合わせて見ましょう.
それでも分からない場合は,概念が出来上がっている人に聞くなりしてみるのが一番簡単です.

3.ぼんやりと分かっているはずなんだけど,分からない
 これは認知のミスの可能性が高いです.
自分の分かっている範囲の情報を書き出して,自分がどこまでわかっているか確認して下さい.

4.用語が分からない
 語彙力が少ない,または定義を把握できていない事が原因です.
まずは用語の定義をチェック.定義が把握しきれていない人は非常に多いです.
語彙力は日々コツコツと伸ばしていきましょう.

5.複雑すぎて分からない
 複雑な問題はいくつか細かい問題に意識的に分解してみましょう.

6.思考の道筋はあっていると思うのに,正解に辿り着けない
 計算ミスや凡ミスなどの原因の場合が多いです.
ゆっくりと思考を進めて下さい.
字が汚い人は意識的に綺麗に書くようにしましょう.随分と計算ミスが減るはずです.

7.問題の意味は分かるのに,どのように解けばいいのか分からない
 演習不足が原因です.
基礎的な演習の解答を一度眺めてから,演習に入るようにしてみて下さい.

8.選択問題で似たようなもののどちらを選べばいいのか分からない
 考察力不足です.
色々な側面から考察する癖をつけて下さい.
そのためには様々な視点とそれを行う知識が必要になってきます.
217名無しさん@お腹いっぱい。:2005/05/06(金) 03:48:44 ID:jqc6d/y0
■学習のカテゴリ化
 既存の知識と新しく得た知識の結びつけのプロセスをもう少し深く考えてみましょう.
1.付着
 既存のスキーマに対する新しい知識の加算のこと.
枠組みは既に存在するが,新しい情報が入力される.
学習の最も普遍的な様式である.
2.構造化
 構造化は新しい概念的構造,新しい概念化の形成である.
既存のスキーマがもはや充分ではなくなり,新しいスキーマが必要とされる場合に起こります.
構造化には大きな努力を必要とします.
しかし,構造化は避けて通れないだけではなく,学習の中で最も重要なものなのです.
3.同調
 同調とはある作業に対する知識の巧みな調整である.
適切なスキーマが存在し,その中に適合可能な知識が入っている.
しかし,それは余りに一般的であるか,または要求される特定の使用に不調和であるために,
目標にとって不十分であり,したがって作業対して知識を同調させ,継続的に調整させる必要がある.

 このように学習は過去の知識と新しい情報をどのように結びつけるかが問題となってきます.
過去の経験をどのように解釈するか,なのです.
つまり,知識が増えれば増えるほど,学習は益々容易になりえます.

■「理解」と「解答能力」は違う.解答はこう行おう.
 理解できても,解答が作成できないことがあります.
問題集の問題の解答を見て,「理解」できた,と思っていても,
その解答を書けないことがままあります.
このため,問題の解答を見た後は,解答を見ずに,
自分の力だけで解答を作る必要があります.
こうして解答を作っていくと,多くの場合途中で躓きます.
躓いたらそこでもう一度解答を読んで,最初から解きなおします.
これを繰り返す事で,曖昧な理解が明瞭な理解となり,
正しく解答できるようになる上,理解の促進にもつながります.
 また,逆のパターンもあります.
問題に解答できたからといって,理解したというのは安直です.
問題が「できる」ことと問題が「わかる」ことは根本的に違うのです.
問題が「解決できる」と「理解できる」の判断の基準は,
「類似問題に対応できるか否か」で凡そのところが分かります.
問題を理解する事によって,類似問題に答える事が出来るのです.
 問題を「できる」ようにするよりも,「わかる」ようになったほうが,
時間的に有利であることは皆さんもお分かりかと思います.
問題は「わかる」ようにならなければなりません.
218名無しさん@お腹いっぱい。:2005/05/08(日) 22:06:19 ID:t7d7qJRj
てs
219名無しさん@お腹いっぱい。:2005/05/09(月) 10:41:59 ID:UoV//GuD
黒柳徹子はテレビで同じ衣装は着ない。
220名無しさん@お腹いっぱい。:2005/05/20(金) 12:17:41 ID:wJuxYiLR0
★★★★★最強の集中力養成法・3★★★★★
http://life7.2ch.net/test/read.cgi/body/1081247114/
221名無しさん@お腹いっぱい。:2005/05/20(金) 12:33:15 ID:wJuxYiLR0
↓は暗記数学を提唱する福田氏の考え方。(おそらく和田氏も同じ考え)

「数学が得意になるヒケツは解法パターンの暗記である。
決して思考力を鍛えようなどとしてはいけない。第一
数学的思考力などという現象は医学的には存在しないのだ。
個々の問題の解き方が頭の中で普遍化されておりその「記憶」を容易に再生できる状態
ーこれを君らは思考力がついたと錯覚しているに過ぎない。決して未知の物に対する
解決能力がついたわけではない。君達の好きな言葉にヒラメキというのがある。
このヒラメキという現象も医学的にはありえない。以前に1度見たことを完全に
忘れていたがそのふるい記憶が何らかの誘因で突然よみがえること、これがヒラメキの正体だ。」

222名無しさん@お腹いっぱい。:2005/05/23(月) 02:25:22 ID:DlmKreBZ0

223名無しさん@お腹いっぱい。:2005/05/23(月) 02:40:01 ID:c+cYNbTZ0
再受験期間ラスト1年で言えば、数学だけに関しては、
京大の過去問を前後期合わせて30年分、
東大前後期合わせて20年分、阪大10年分、
一般問題集では大学への数学日々の演習を1年分、
以前取っていたZ会のMA、MK、QMC2年分の復習、
それに前年度、当年度模擬試験の復習くらいだったと記憶しています。
模擬試験は前年度に20弱ほど受けておりましたので、
当年度の復習教材としては十分量だったと思います。
1年で出来るのはそのくらいでしょうか。

前年度までに青チャート6冊、一対一対応の演習の
全冊を完全暗記(4〜5回)することで基礎を作り、
新数学演習や解法の探求といった導入問題集に加え、
駿台の難関対策問題集や、SEGの年度本など
ある程度の演習本は3〜4回ずつまわしておりました
224名無しさん@お腹いっぱい。:2005/05/23(月) 02:41:11 ID:c+cYNbTZ0


物理入門系書籍使用の目的は、記述、思考問題対策にありました。
パターン問題対策を終了してから、具体的には、
基礎系問題集を数回繰り返して公式の当てはめ方を覚え、
「難系統」の例題、演習題全てを3回以上演習し、
一般記述模試で偏差値が75を越えるようになってから、
さらに考えかたを総マトメする目的で使用しています。
まずは「物理入門問題演習」をメインに演習し、
「物理入門」対応箇所を完全理解する、というものです。
「問題演習」自体も3〜5回ほど演習しましたが、
結果的に「物理入門」も全ての公式の導き方を理解し、
力学、波動、交流の分野で微積物理もマスターすることになりました。

これらの書籍はパターン問題が完全でないと、
逆に自滅する恐れがあります。
演習書を完全理解した後に進むべき本となるでしょう。
225名無しさん@お腹いっぱい。:2005/05/23(月) 02:44:42 ID:c+cYNbTZ0
700選、一部で悪書と批判されているとのことですが、
その根拠のほとんどは「現代の入試に合わない」などの曖昧なものです。
根拠の曖昧な批判に耳を傾ける必要はありません。

発信型語学(英作、会話)の習得のためには
数百程度の文例の暗記は必須であるというのは語学の世界では常識です。
700選は受験英作文用にこれを700に「絞り込んだ」参考書です。
私の中では本格的英作文に太刀打ちしたいならば、
700と言う数字は少ないのではないかとすら思います。

700選を使用する場合ですが、
一つ一つの英文を完全に構造把握し、文法的に完全理解する必要があります。
文法的な理解が完全の域に達した上で、暗記作業を行うことになります。
文法的理解無しでの丸暗記は全く無意味です。
出来れば短期完成を目指し、1〜2ヶ月のうちに終わらせるべきでしょう。
一度700を覚えきったら、完全になるまで何度か繰り返すことです。
冒頭にも書いてあるかと思うのですが、
英文がよどみなくスラスラと出てくるレベルを目指してください。

このレベルに達すれば、全文法パターンが頭の中に入り、
大学受験レベルである限り、いかなる英作文にも太刀打ちできるはずです。
おそらくは日本語の問題文を読んだ瞬間、
英語が自然と出てくるレベルに達することになるでしょう。
私も実際にそうなりましたよ。

ただし、この本を使用する必要性があるのは、
本格的英作文が出題される大学(京都、大阪など)に限ります。
一般教養的には仕上げるべき書籍ですが、
全科目とのバランスを考えれば、必要ない大学もあるでしょう。
この場合は同じく駿台から出版されている
「300選」を使用するのもひとつの手かと思われます。

余談ですが、私たちが日本語を自由に操れるのも
文法に従って日本語を構築しているからではなく、
莫大な日本語ストックを自由に運用できるからに他なりません。
700選はこれを受験レベルでやらせようと言う書物です。
700と言う数字の少なさは文法理論の徹底理解でカバーできるでしょう。

大変でしょうが語学習得に姑息手段はありません。

226名無しさん@お腹いっぱい。:2005/05/30(月) 16:19:50 ID:uePFdSof0
hosyu
227名無しさん@お腹いっぱい。:2005/06/01(水) 04:20:44 ID:dd94lTqc0
228 ◆I1lJZXCIAY :2005/06/04(土) 17:41:05 ID:jR7px7qx0
てす
229 ◆wVoxvyek5Q :2005/06/04(土) 17:41:29 ID:jR7px7qx0
てす2
230 ◆go9dzk.ji6 :2005/06/04(土) 17:41:57 ID:jR7px7qx0
てすと3
231名無しさん@お腹いっぱい。:2005/06/07(火) 23:24:15 ID:PxzUPuMl0
一番下だたtんであげ
232名無しさん@お腹いっぱい。:2005/06/07(火) 23:25:41 ID:DTRJQfmQ0
次元の帽子はアザラシの皮でできてる。
233名無しさん@お腹いっぱい。:2005/07/04(月) 04:40:15 ID:MKbqwkLA0
234名無しさん@お腹いっぱい。:2005/07/06(水) 03:23:32 ID:aZYpGHnp0
前回の話には続きがあるのだが、興味のない人は、読み飛ばしてくれ(今回は文系に特化)。
前回は、カギを握るのは暗記(Cフィールド)であるという話だった。
たしかに「絶対に覚えられないものは一つもない」が、しかし覚えるべきものは山ほどある。
必要なことを全部覚えるのは、気が狂いそうなほど大変だ。
それでどうするか。システマティックに考えよう。
システマティックに考えると、有効なのは、とりあえず「覚えるのは諦める」ことだという結論になる。
これは矛盾した言い方に聞こえるだろうが、次のような理屈である。
「猿」に相当する英単語を覚えるとき、apeとmonkeyはどっちが覚えやすいか。
「鼠」に相当する英単語を覚えるとき、ratとmouseはどっちが覚えやすいか。
文字数が多いにも関わらず、monkeyとmouseの方が覚えやすいだろう。
それはなぜか。

Monkey, mouseはape, ratに比べて、基礎経験値が高いからである。
「読む」「聴く」「書く」「声に出して言う」ということを1回するごとに基礎経験のパラメータが上昇する。
同じ「鼠」でも、ratよりもmouseの方が日常生活における出現率が高く、接触回数が多い。
テレビから「ミッキーマウス」という音が「聞こえた」だけで1ポイント、
パソコンの「マウス」と自分の口で言っただけで1ポイント、
単語集のmouseを目で見て「読んだ」だけで1ポイント、
mouseという情報に接触し、基礎経験のパラメータが上昇する。
出会う機会が多い情報は、いつの間にかポイントが増え、基礎経験値が上昇する。
あるところまで上昇すると、無理に暗記しようとしなくても(自覚的な努力をしなくても)
簡単に覚えられる状態になる(というか、既に覚えている)
apeやratはmonkeyやmouseに比べて、見る機会、聴く機会、書く機会、発音する機会が少なく、基礎経験のパラメータが上がらない。
235名無しさん@お腹いっぱい。:2005/07/06(水) 03:24:02 ID:aZYpGHnp0
受験で暗記すべき事柄は(文系はとくに)、見たことも聴いたこともない、
自分の声に出して言ったこともないし、ノートに書いたこともないような未知の(非接触)情報である。
基礎経験のパラメータはゼロに等しく、しかもそれが莫大にある。
すぐ想像がつくように、基礎経験ゼロの情報は「非常に暗記し難い」し、無理して覚えたとしても「すぐに忘れやすい」。
どんなに苦労しても覚えられず、どんなに頑張ってもすぐに忘れるという絶望的な気分は誰もが経験するところだ。
そこで、とりあえず「覚えるのは諦める」のである。
諦めて何をするかというと、“情報の接触回数を意図的に増やし”て、
とりあえず“基礎経験のパラメータを上昇させる”ことを考えるのである。
この際、“いっさい覚えようとしなくて”よい。
ただ読むだけ、ただ聴くだけ、ただ声に出して言うだけ、ただ書くだけ、で良い。
接触の仕方は、「ただ声に出して言うだけ(音読)」がもっとも効果的で、「ただ書くだけ」は薦められない。
覚えようとすると苦痛になるが、たんに「声に出して言うだけ」なので、精神的に楽だから長く続けられる。

英単語集などを「暗記しなければならない」と思ったら、途端に嫌になる。
「暗記の努力」は、覚えるべき情報の基礎経験のパラメータがある程度まで上昇してから、ぼちぼちはじめれば良い。
基礎経験値の高い情報は、「簡単に」覚えられて、いったん覚えたら、絶対に「忘れない」。
(Mouseとmonkeyは物凄く簡単に覚えられて、絶対に忘れないだろう)
英語の単語・熟語・文法・語法・構文・文章丸ごと…地歴でも古文でも何でもいい。
アステカ帝国の首都「テノチティトラン」なんて、新聞で読むこともテレビで聴くことも皆無。
日常生活でいつまで待っていても自然接触しないからパラメータはゼロのままである。
パラメータがゼロの状態で覚えようとするのではなく、
「読む回数」「音読する回数」を“意図的に”増やし、
とにかく数多く自分から意識的に接触して、基礎経験のパラメータを上げる。
このパラメータを上げること自体が「Cのフィールドをやる」ことである。
本格的に覚えようとする努力は、その後でやれば良い。

236名無しさん@お腹いっぱい。:2005/07/06(水) 03:26:42 ID:aZYpGHnp0
これから書くことはどの参考書・問題集が良いかとかそういう話ではなくて
受験勉強とはどうすれば良いのかというユニバーサルな考え方・方法論だ。
人によって、「合う/合わない」ではなくて、受験生全員に共通する。
一応文系科目に対する考え方だけれど、理系に役立たなくもないかも知れない。
まず、受験勉強は3つのフィールド(A, B, C)からなる。
Aは、理解する努力
Bは、問題を解く努力
Cは、暗記する努力
教材が何であれ、まず問題を解くのがB
解答を見、解説を読んで(あるいは、聴いて)分かろうと努力するのがA
その問題に関連して覚えるべきものを覚える努力がC。
このうちどれか一つが欠けても受験勉強は上手く行かない。
受験生は常に「自分は今、何をやっているのか?」「AなのかBなのかCなのか」
ということに自覚的であるべきで、どれとも関係のないことをやっているとすれば
それは勉強していないのと同じである。

たとえば『英文法講義の実況中継』という本は
「理解」(つまり、Aのフィールド)を重視するが
この本を物凄くよく理解したとしても
問題を解く努力と暗記する努力を怠れば(つまりBとCがなければ)上手く行かない。
あるいは、模試を受けたとする。
模試を受けることは「問題を解く」ことだから、3つのフィールドの中のBをやったことになる。
「模試は復習が大事」というのは、受けっぱなしだとBだけやってAとCが不在だからである。
解答・解説を読んで精一杯「理解しようと務める」(A)
足りなかった知識を覚える努力をする(C)
ここまでやって、B→A→Cと1回転した。
模試を受けようが、参考書・問題集をやろうが、“1回転してはじめて意味がある”。
むろん、時間を置いて再び問題を解く(B)→再び解説を読んで理解しようと務める(A)→再び暗記する(C)
と2回転、3回転すれば尚更良い。
予備校の授業は主にAの場だから、予習で問題を解かず、復習で暗記しないなら
BとCが不在で、ほとんど効果が上がらない。
237名無しさん@お腹いっぱい。:2005/07/06(水) 03:27:52 ID:aZYpGHnp0
一般的に、予備校や塾はAの重要性を主張する。
「丸暗記ではなく理解こそ重要だ」と言い
そのために「分かりやすく教える優秀な講師を揃えている」と訴える。
なぜ予備校がA(理解)を重視するかといえば
A, B, Cの中で唯一商業的な成功が見込めるからに他ならない。
B(問題演習)とC(暗記)は受験生が一人でやるしか仕方がない性質のものであるのに対して
Aは理解を手伝う(教える)という名目で、第三者介入の余地が生まれる。
「受験生が合格するために」というよりも、「企業が利益を出すために」Aが重要なのである。
それを鵜呑みにした受験生は、問題演習と暗記を軽視し、「理解こそ最重要」と確信し
お金を払って有名講師の授業に出席さえすれば、内容がすっかり理解できて合格するような気になる。
偏差値の低い受験生ほどこの傾向が強く、勉強のできる受験生ほどBとCを自分で熱心にやる。
ただ誤解がないように断っておくが、ぼくはAが重要ではないと云っているのではない。
比重がAにばかりかかるのがまずいと云っているのである。

さて、どんなに「理解しようとしても絶対に理解できないこと」はたくさんあるし
どんなに「解こうとしても絶対に解けない問題」もたくさんある。
しかし、どんなに「覚えようとしても絶対に覚えられないもの」はひとつもない。
A, B, Cの3つフィールドはいわく云い難い関係を取り持ちながら、相互に影響を与え合う。
AとBで跳ね返されても、Cをやることによって、それが他のフィールドに影響を与え
今まで解けなかった問題が解けるようになったり、今まで理解できなかったことが理解できるようになったりする。
A:分かろうとして必ずしも分からなくても良い、
B:解こうとして必ずしも解けなくても良い。
しかし、C:暗記すべきものは必ず暗記する。
そうすれば、Cが突破口となって、AやBに影響を与えてできるようになり、勉強は面白くなる。
多くの受験生は問題を解こうとして解けない、解説を読んで理解できない、そこで諦める。
あくまでもこの3つのフィールドの回転が重要なのである。
238名無しさん@お腹いっぱい。:2005/07/07(木) 02:26:00 ID:yWSc1vLw0
接触の仕方は何が優れているかと訊かれれば、
「声に出して言う(音読)」のがベストだと答える。
なぜ音読は効果があるのか、という科学的な議論はわからない。
たんに経験的にそう思うだけなんだけれど、少なくとも音読するには
まず「目で見て読む」必要があるし、それを「声に出して言う」し
さらにその自分の声は自分の耳に「聴こえる」わけだから、
一度にパラメータ3ポイントアップってことになるんじゃないかな。
(難聴者だと効果は低いと推測される)

たとえば『頻出英文法・語法問題1000』を使うとすると
まず問題を解く<B>→答え合わせをして解説を読む<A>(解説ってあったっけ?)
→椅子から立ち上がる→部屋の中を歩き回りながら、解答を含む問題文を10回ずつ音読する<C>。
1冊(1000題)全て終わったら、2周目<B>→<A>→<C>、3周目<B>→<A>→<C>
たしか、この本は4周目<B>→<A>→<C>までやった。
だから、一つの問題文を40回音読したことになる(本全体では、40000回)
DUOの例文、速読英単語の英文、英単語2001の単語、
解体英熟語、解体英語構文、英語長文問題精講、英文解釈のトレーニングの英文…等々、
万事この調子で、とにかく死ぬほど音読した。
何が何でも「覚えなければならない」「忘れてはいけない」という強迫観念に追われないから
精神的には楽なんだけれど、喉は疲れる。
一日10時間喋りっぱなしみたいな感じだから、勉強というよりスポーツ。
そりゃ、5ヶ月で偏差値30上がるわな。

…と、ここまで書いたところでふと気付いたけれど
これには重要な前提があった。

“声に出して読めないとはじまらない”

だから、英語を勉強する上で、まず第一にすべきことは
高校の教科書を読むことではなく、文法の入門書を読むことでもない。
「発音記号」を覚えることである。
(しかし、これを指摘する人はなぜか少ない)
微妙に異なる母音の違いなど分かる必要はなく、正確な発音など出来なくて良い。
DUOのカタカナ等を参考にして、発音記号がだいたい読めればよい。
国語や歴史の漢字も同じで、どう読むか分からないと音読できないし
たとえ声に出さなくても、頭の中で音声化できない。
239名無しさん@お腹いっぱい。:2005/07/08(金) 03:40:43 ID:OOpoCrYx0
240名無しさん@お腹いっぱい。:2005/07/11(月) 01:18:32 ID:ozkpKAAp0
それは出題者が代わったからだと思います。もしくは方針転向か。
私も02,03は8割くらいは行ったと思いますが、01は半分くらいだった気がします。
傾向が戻ることは考えられないので去年一昨年のような問題になることを想定して勉強すればいいと思います。
でも02,03は長文ほとんど満点の勢いで行けるつもりで頑張ってください。
人ができない問題を解けるようになる必要はない。
人ができる問題は必ず解けるようにならなくてはいけない。
それが札医の受験です。
積極的問題回避が時には必要になるでしょう。
いわゆる捨て問ってやつですね。
化学の計算問題なんかで、こんな問題誰が解けるんだ!ってような問題が出てきます。
そうです。誰も解けません。
じゃあ誰も解けない問題を解けたら有利になるか。
なりません。そんな問題を解くのには時間がかかります。そんな時間があったら他の解ける問題を確実に解いてください。
時間があまったら解けばいいです。
解けそうな問題から解く、あまりにも無理そうな問題は飛ばす。
簡単そうで勇気のいる、そして絶対必要な能力です。
赤本を解くときは時間を決めてそういうトレーニングを兼ねてやっていくといいでしょう。
残された時間を有効に使ってください!頑張れ!


241名無しさん@お腹いっぱい。:2005/07/12(火) 03:50:49 ID:Ub0ukEAl0
リスニングに関して、

聞き取れない人は、知らず知らずに難しい単語、難しい構文を聞き取ろうとしていませんか?
無意識なことなので、自分ではわからないでしょうが、
聞き取るためには、難しいものではなく、中学レベルの語彙や構文に聞き取りの意識
をチューニングしてみてください。
話される言葉の大多数は、簡単な単語です。代名詞やbe動詞やそんなものです。
そこに、聞き取りの「網」を向けるのです。
日本人は、聞き取りが難しいと思っていることで、無意識に難しいものを
意識して、ビビってしまって、簡単なものを全部聞き逃しています。
スクリプトを見たら、簡単な単語で、ガッカリしたり、なーんだ、と思ったり
することがありますよね。もちろん、音になれていない、知らない、ということもあるかもしれませんが
案外、聞き取りの「網」をそこにおくだけで解決するかもしれませんよ。

難しい単語は、意識から捨てます。
簡単な単語、簡単な構文しか出てこないという意識で聞くのです。
で、実際にほとんどそうなんですから、チューニングがあったとき、
面白いように聞き取れるという感覚があるかもしれません。

あなたも、難しいと思っていることが、聞き取れなくしているかもしれませんので、
お試しあれ。
242名無しさん@お腹いっぱい。:2005/07/12(火) 04:45:06 ID:H422mipT0

よく言われていることだけど
まずは発音練習をやってみるといいと思うよ。
音声器官と聴覚器官は連動してるから
発音がある程度できるようになると聞き取りもそれなりに向上してくる。

それが終わったらナチュラルスピードのCDなどを使って
数週間から数ヶ月は徹底的に聞き続ける。
聞くときの注意は意味を取るのではなく純粋に音を掴むこと。
もちろん最初は全くわからなくても構わない。
とにかくもう限界、ってとこまで聞き続けて
そのあとにその音声のディクテーションに入っていく。
この場合も意味や文法はどうでもいい。
とにかく聞こえたとおり綴ってみて、スクリプトと照らし合わせて反省する。

こういった地道な作業が終わったら
いよいよ映画などに入っていくけど
注意して欲しいのは、この段階では
単なる聴覚上の聞き取りでは全く対応できないこと。
同時に単語や表現などを覚えていく。
またできるだけたくさん読む。
リスニングに対するリーディングの効果を過小評価している人がいるけど
俺は、本格的なリスニング(即時聴解)にとって
最も効果があるのは実はリーディングだと思ってる。

人によって違うだろうけど、俺はこれが初心者レベルから
243名無しさん@お腹いっぱい。:2005/07/12(火) 04:51:10 ID:H422mipT0
244名無しさん@お腹いっぱい。:2005/07/13(水) 02:22:13 ID:1tm+6SZH0
英語学習方法を選ぶ場合に「英語学習者力」を持つ事は大事だと思う。
「患者力」と言う本が売れているそうだが、その中では患者は医者と治療の相談できる
くらいの知識を持つべきというもの。その中で治療方法は患者が最終的に決めるべきだ
と言っている。その代わり医者はもっと患者に情報を開示すべし、と言う内容。患者は
医者がいろいろ教えてくれないと不満を持っているけど、医者にすれば、ほとんどの
決断を医者に任せておいて今更何を言うかと、という不満があるようだ。
英語でも学ぶ人は何が良くて、その理由は何かを明確に理解する必要はある。これは
別に科学的な証明でなくとも、常識的に考えて納得できるものでなくてはならない。
認知心理学者の菊地聡氏によると騙される場合には3つの要因があるという。
1.ある種の権威を持った情報。
2.人間が持っている未知への憧れ。
3.自己決定の代行。
英語の教材はこれらを上手く使っているのがいかに多いのか、びっくりすると思う。
彼は騙されにくくなるためには訓練と学習が必要だと言っている。特に必要なのは
単なる知識では無く、クリティカル・シンキングを身に付けることが騙しに強くなる
と言っている。どうかここではクリティカル・シンキングも見に付けて欲しい。
英語学習の方法を選ぶ場合に少なくともこの3つは疑う事を勧める。
245名無しさん@お腹いっぱい。:2005/07/13(水) 02:24:04 ID:1tm+6SZH0
「英語音声学」の方で私の発言が取り上げあられています。それに対するコメントは
ありませんが少し違って理解されていますのでもう一度明確にしておきます。
英語発音には誤解されている事が少なくありません。その一つに日本語は胸式呼吸で
発音して、英語は息を多く必要とするので腹式呼吸の練習をしなければならないと
言う説明です。腹式呼吸とは横隔膜を動かして息を吸ったり吐いたりすることを
言います。胸式は胸を膨らませて息をする方法です。日本語でも横隔膜が常に
動いており少し大きな声にすればだれでも腹の動きを感じることができます。
日本語の朗読でも腹式呼吸は大事です。大きな声で発声する時は必ず腹式呼吸が
必要なのです。英語の発音のためにわざわざ腹式呼吸を習ったり、練習するのは
おかしなことです。言葉の話せる人は誰でも腹式呼吸ができるのです。
他のスレで腹式呼吸は必要が無いとなっていますがそのようには言っていません。

英語の発音でもう一つ言われることが息の量が多いと言われることです。息の量が
数倍とか言う人もいます。英語のアナウンサーで一息で30ワードくらい話す人は
珍しくありません。もし数倍の息が必要であれば膨大な肺活量が必要になります。
英語は日本語より特に息の量が多いわけではありません。英語では息の流れの緩急が
日本語よりも大きいだけです。日本語は息を声帯を通してほとんど音にしてしまう
息の効率の良い言語です。しかし子音で息の止まる時間がないので、日本語は息効率は
良いのですが息の流れている時間は英語よりはずっと長くなりかなり息を必要とします。
英語の子音は空気の摩擦音と破裂音ですが、しかし空気の量で明瞭になるのではありま
せん。隙間の狭さとか、息の初速がきれいな子音に大きな影響を与えます。これらの理由
から英語の発音のために腹式呼吸を練習するのはまったく意味がありません。
246名無しさん@お腹いっぱい。:2005/07/13(水) 02:24:57 ID:1tm+6SZH0
英語学習に意外と忘れられてしまうのが、英語学習の楽しみや意欲の面です。
英語学習者のブログなどで、どのように学習しているかを公開していますが、
多くの人は文法とかリーディングとか、発音練習等いろいろな手法を取り入れて
います。学習する楽しみを重視すればあまりいろいろな事を平行して進めるのは
好ましくありません。これはある行動をして、好ましい結果がともなうとその
行動が増え、逆に結果が悪ければその行動は減ると言うものです。
成績の良い人や、一流のスポーツ選手などは多かれ少なかれこれを活用しています。
学習する事、練習する事を楽しい作業にしてしまうことです。楽しみが生まれる
まで練習を集中すべきです。
そのために自分の努力が報われていると感じとれるようにすることです。できるなら
報われるレベルが大きい方がその感じ方も大きくなります。人間の興味を維持する
ためには自分が良くなっているかどうか分かる学習方法が良いのです。英語は
とにかく覚えることが必要ですが、だからと言っていろいろな要素の学習を同時に
進めると、好ましい結果を感じる度合いが大変少なくなってしまい、学習時間が
短くなり、同時に効率も悪くなります。
英語はどのような手法を使っても大量な知識を覚えなくてなりませんで、それを
どう効率良く覚えていくかの問題です。
247名無しさん@お腹いっぱい。:2005/07/14(木) 02:49:53 ID:bhAkV+Il0
一応簡単にコツを。
東大の現代文は答案作成が最大のポイント。
東大を受けられるレベルなら読解力はある程度はあるはず。
だが問題の答えがなんとなくわかっていてもそれを答案にするのがむずかしい。
そこで、意識することは
@答えは必ず、文章中にあるということ
A特に問題の傍線部の近くにあることがほとんど
B答案は絶対に自分の言葉で書かず、文から抜き出す
C抜き出した文をまとめて問題に対する答えになるよう自然な日本語にする
これらを念頭にむずかしい文章問題で練習する。
くらいかな。

でもこれはあくまで2次で点を取るためのテクニックで
この方法で読解力がつくとは思えないから注意。
東大の問題に似た形式の問題を
上のことを意識して解く練習をして、なれることが一番効果的。

あと、これまで俺が書いてきたことは俺が約9ヶ月の受験勉強で培った
ノウハウやらコツであって、他の人に合うかはわからん。
だから鵜呑みにせず参考程度に考えてほしい。
248名無しさん@お腹いっぱい。:2005/07/14(木) 02:50:15 ID:bhAkV+Il0
・要約問題
要約の最大のポイントは「筆者が読者に一番伝えたい部分」を見つけること。
そこを見つけたら後は補足的な部分を補ってあげるだけ。
東大の問題では40〜70字でまとめなければいけない。
これはかなり厳しいので課題文のテーマの把握が鍵になる。
「伝えたい部分」はhowever、butなどで強調されている場合が多いが、
それは参考程度であって、やはり文を読むことになれて
文脈で判断したほうが確実。
あと解答に関して、勝手に自分の言葉では書かないこと。
必ず課題文の中の文を抜き出し、それを直訳してまとめた解答にする。

手順としては、@最初はサラッと読んで内容をつかむ
A精読して重要だと思う部分を抜き出す。
B抜き出した部分を組み合わせ、わかりやすくまとめた解答にする。

こういったことを頭にいれながら練習を続ければ段々と要約問題の
コツがつかめてくると思う。逆に何も考えないで勉強してても中々
身につかん。これはどの教科、分野でも同じ。
249名無しさん@お腹いっぱい。:2005/07/14(木) 02:50:43 ID:bhAkV+Il0
現代文は知識と体力。この2つに尽きる。
知識面では以下の3つのことが重要だな。
熟語・専門用語といったミクロ的なもの、話題・背景知識といったマクロ的なもの、
段落構成、一文一文の「文」の役割といった文章の作法的なもの。
それぞれを専門に扱う参考書が売っているはずなので、探して読む。

体力は2つだな。
短時間で大量の日本語を読みこなす瞬発力と、
古漢文を含めた長時間の試験に耐えられうる持久力が必要だな。
まぁ、早慶京大一橋辺りの過去問を読んで、小難しい哲学書とか読んで、
あとは興味のある分野(法学、経済学等)の本読んでおけば十分だろ。

答案にまとめる能力、要約を書く能力は、
解答解説や要約文が載っている入試問題を数冊読んで、
それからに乙会の添削なり受ければ良いだろうと思うが。
スピードを意識して、大量にこなしていく方が効率的と思える。
復習するときは、「何故それが答えなのか」ということを、
試験時間中にどうやったら考えられるのか、答案に書けるのかを意識する。
250名無しさん@お腹いっぱい。:2005/07/16(土) 01:40:28 ID:nsgtbhH80
   ┌─┐
   │名│
   │無│
   │し│
   │投│
   │票│
   │実│
   │施│
   │中│ ヨロシク
  /■ヽ ┤ /■ヽ
 ( ・∀・)ノ|( ・∀・)
| ̄ ̄ ̄|-□|( O┬O
` ̄◎ ̄ ≡◎-ヽJ┴◎
期間:07/17 23:59:59マデ
>>1-4をよく読んで投票
http://etc4.2ch.net/test/read.cgi/vote/1121422168/
251名無しさん@お腹いっぱい。:2005/07/16(土) 03:14:43 ID:4x7O5N500
「英語が使える日本人」の育成のための行動計画
http://academy3.2ch.net/test/read.cgi/english/1090738024/
252名無しさん@お腹いっぱい。:2005/07/17(日) 02:00:32 ID:w9I+BPrp0
【鳥大医から】医→医仮面浪人【旧帝医へ!】
http://clam.milkcafe.net/test/read.cgi?bbs=jyuken&key=1117694014
鳥取大学医学部医学科を休学し旧帝医を目指して受験勉強しています。
さっき、大数の学コンが返ってきて、A81点、98位でした。名前が載るか微妙。
旧帝医がターゲットなので理科は物化生3科目、社会は世界史選択です。
医→医再受験日記をつけることにしました。
253名無しなのに合格:2005/07/22(金) 05:00:24 ID:4C7VJurs0
勉強というのは、基礎があってはじめて成り立つもの。
十分な基礎力がある人(普段からきちんと学校の授業を真面目に受けている人)は、受験期にさしかかって参考書や問題集などをやっても伸び続ける。
だが、基礎をしっかり出来ていない人が参考書や問題集などをやってもある時点で成績は止まり、そこからは伸び悩んでしまう。
これうちの塾の先生がよく言う言葉。なるほど、と思います。

実際、あんなの天才にしか解けないといわれる東大の数学も、基礎がしっかりとできていてその上で参考書や問題集に取りくめば解けるんです。
私自身、東大の過去問でもコンスタントに4完半は解けるようになっています。
やったのは
教科書(数件出版。定理の証明はすべてできます。)&学校で配られる教科書用の問題集(数件出版の4step。解けない問題がなくなるまでやり続けた)→大数&新数学演習(ここで紹介されているテクニックにより、いままでの知識が圧縮される)
基礎がすべてです。高1くらいの人なら基礎おろそかにせずに、学校勉強しっかりやりましょう(しっかりというのは満点ちかく取れるまでやるってこと。満点ちかく取るのは難しいことです。)
254名無しなのに合格:2005/07/22(金) 05:03:22 ID:4C7VJurs0
まず、絶対に長文から問題を解き始めてください。
具体的には(大問)6→5→4→3→1→2の順番で
解きます。4、5、6はいずれも長文ですが、4や5
は図があったり、内容が会話だったり、文章自体
も短かったりで、6に比べるとわかり易い。しかし、
6は物語なのできっちりと読まなければなりません
。これを最後に回すと時間が無くなってくるので、
焦りから荒い読み方になってしまいがちです。その
上、1問が5点や6点(7点)といった配点なのでここ
での失点はかなり痛いです。しかし文章自体は読め
れば分かる、という程度のものなので、落ち着いて読
める環境にあることが重要です。456の長文には何
分費やしてもいいので、満点を目指してください。そして
次に3番をします。この理由は3の問題文が長文ほど
ではないが、比較的長いこと、さらに配点が高いことが
あります。1問が8点ということもありえます。とにかく
、ここまではなんとしてでも満点をとります。そして次
に1をやって、2をやります。大問2は問題数は多いで
すが、配点が2点ぐらいであり、解答を見出すのにもそ
んなに時間がかかりません。したがって、残り時間が5
分ぐらいになったとしても、全問解答可能です。だから
、最後に2をやるのです。大問6を最後にやって読み
が荒くなり、結果的に5,6問落としたとすると、それだ
けで−30点です。しかし、大問2であれば、10問間違
えてやっと−20点です。この点から見ても絶対的に長文からやった方が得だといえます。僕の
場合この方法で模試を受けたところ、それまで12
0点台だったのが、一気に170点台にまで跳ね上が
りました。もし、大学入試センターが英語の問題の配
列をこのように変えたなら、平均点は20点ぐらい上が
ってしまうのではないでしょうか、と思ってしまうほど効
果的な方法だと考えています。英語の200点は稼ぎ
所です。190点以上と言わず、200点めざしてくださ
い。おじさんさんの場合、155点だったということです
から、おそらく長文全体で4,5問落として、あとは文法
の辺でちょっと間違えたぐらいでしょう。文法を完璧に
するのは大変ですが、さっきも述べたようにセンター英
語の長文は、読めればわかる程度のものです。完璧に
あわせられれば、それだけで+30点です。まずはそこから。
255名無しなのに合格:2005/07/22(金) 05:05:20 ID:4C7VJurs0
今年のセンターは比較的楽だったとの声が多いようです。
恐らく医学部を目指している人なら満点の人が結構いると思います。
私自身も普段の模試では180点前後でしたが、今回は196点でした。
ちょっと自慢っぽくなりましたが、そんな私の勉強方法が参考になればいいと思います。
私もセンター型の勉強しかしていませんでしたので、恐らく参考になるかもしれません。
まずセンターの英語は時間との戦いです。そのためには文法問題の慣れと速読力が必要です。
1〜3問は前者を、4〜6問は後者に必要になります。
前者の対策はネクステージを5〜6回程熟読し、あとはセンター対策の白本、黒本、青本を追試も含めて10年分やりました。
それ以外は模試の復習だけです。
速読力はとにかく音読です。
私は以前SIM(Simultaneous Interpretation Method=同時通訳)と言う教材を使って
速読速解力をつけていました。
内容は単純で、主語、動詞、目的語など、切れるところで切って読み、口では英語でしゃべりながら
頭では同時に日本語に変換するというものでした。
しかし速読力を付けるには、比較的容易な教材であればどんなものでもよいとわかり、
Z会の速単(必修)、速熟を交互に毎朝1問につき2,3回毎朝30〜40分声を出して、読んでました。
インフルエンザに罹って1週間ほど寝込んでいる以外は1年間毎日欠かさずしてました。
そうすると自然に単語を熟語、文法上の構造も頭に入ってきます。
おかげで今2次で英語が必要になってしまっていますが、長文には困らず、
英作文も単語と文法構造と表現方法が暗記同然に頭に入っているので、役立っています。
不安ならばそれに加え毎日新しい長文を1問解くだけで十分です。
ちなみに私のセンターの時間配分は1〜3問目まで27分(4分+10分+13分)、
4問と5問で25分、6問で18分計70分、マークで5分、見直しで5分でいつも練習してました。
今年は大幅に時間が短縮され、20分くらい時間が余りました。
速読力を得るには時間が掛かりますが、1ヶ月毎日休まずすれば(個人差アリ)、
必ず報われると思います。

256名無しなのに合格:2005/07/22(金) 05:08:01 ID:4C7VJurs0

数学は最後までさっぱりできませんでした。
勉強時間のほとんどすべてを数学に費やしていたにもかかわらず
記述試験の偏差値は直前になっても55〜60がやっとでした。
センター後に志望校をきめ、過去問の数学を解いたところ絶句しました。
手につく問題は絶無、ほんとうに何も書くことが思いつかなくて
見事な白紙、零点答案ばかり。
今まで何やってきたんだろうと、惨めで悲しくて情けなくて
涙がでてきそうでした。ひととおり嘆いたあとで
こりゃあシャレなんねえ、マジやべえよ!なんとかせにゃあかんて!!
と目覚めた私がとった直前の勉強法がピンポイント攻略法。
頻出の分野を厳選して、そのタイプの問題ばかり手に入るだけ集めて
ひたすらこなしました。
(私の場合は確率漸化式・アステロイド・固有値・固有ベクトル・
 区分求積分法など、できるだけ具体的に分野を絞って選びました)
その結果、入試の直前には過去問のうちのかなりの割合が、
たとえ初出でも解けそうだと感じるくらい、自信がつきました。

残念ながら、直前に対策をたてた分野からの出題は大問4つのうち
小問ひとつだけ。
その問題しか解けず、他に手につく問題は絶無だったのですが、
終わった瞬間は妙にすがすがしい気分でした。
結果がどうであれ、自分なりに問題意識を設定して、正しく計画をたてて
完遂したという充足感。短い時間でできることはやりきったという自信。
最悪、零点は回避したぞ!と。

恐れていた教科でリラックスできたせいか、他の教科の出来はまずまず。
なんとか念願の医学部に合格することができました。

思えば、数学に関しては勉強する際の問題意識が希薄だったことが
不振の原因だったと考えています。
なんかできねえなぁ〜困ったなぁ〜才能ねえし仕方ねえなぁ〜
こんな漫然とした意識で勉強していても成績が上がらないのは
当然でした。
一問一問、ヤマを張るような意識が大切なのです。
努力を無駄にしない努力が全てです。

生きていくのは悲しくてつらいこと。
懸命に生きようとするほど己の無力さがつのり
惨めな醜態をさらすばかり。
そんな最悪な状況の中からでも自分自身を教育して
目標をなしとげることは可能です。
そのような経験を持ちながら人間存在の悲しさを
忘れずその中で生きる人に、医者になって欲しい。
257名無しなのに合格:2005/07/22(金) 05:15:27 ID:4C7VJurs0
僕は評論文を読むときは、まず筆者が何を言いたいのかを吟味しながら(
ただし時間をかけすぎずこだわらず意味を理解しながらという感じ)読んで
いきます。漢字問題に出会ったら基本的にその場で解きます。傍線部に
差し掛かったら、そのもうちょっと後のキリのいいところまで読んでおいて、
だいたい段落が終わったところか内容的にここら辺まで続いてんなぁって
とこで読むのを切ります。そこで傍線部に関する問題をもう解いておきます
。本文を全部通して読んでしまうとどうしても内容を忘れてしまうので。僕
がアフォのだけなのかもしれませんが(死)だいたいの問題は傍線部前後の
本文で解けます。もしもっと後まで、もしくは全体を読んでからの方が確実に
解けそうだという場合は飛ばしておきます。このやり方だと問題を解きながら本
文を進めていくので深い本文理解にもつながって最後の全体内容の主旨がわ
かっていないと解けない問題も意外とすんなり解けたりします。選択肢なんか
の切り方ですが、、僕は関西人なのでツッコミを入れながら解いてます。そんな
こと書いてへんかったやん、そういう風には思ってへんやろ、それは無理があ
るで、てな感じにツッコめるやつは消去です。選択肢の頭の方読んだだけで、
ハイ消去みたいなやつもありますしね。2つまで絞ったとしても、う〜ん…どちら
かというとこっちやな、みたいなのはできる限り傍線部の前後をしっかり読んで
みると正解しやすいです。船口のやり方はきめるを3回読んでも僕はマスター
できませんでしたがすごく参考にはなりました。要は自分なりにアレンジしたっ
てことですかね。赤本の物量作戦を進める中で本文が読める!選択肢が読め
る!という感覚がでてきて、最近は現代文満点なんてことが連発したりしてます。やっぱり慣れなのかなぁという気もし
ていますが。ちなみに僕は本文に小細工したりなどしたことはありません。選択
肢には「ここがあかんやろ」とツッコミながら線を引いていますね。結局は選択
肢を選べっていうのは百正しいのを選べとは問題文に書いてません。「最も」適
当なものを選ぶのです。そこにも気をつけましょう。ただし僕は国語の達人では
ありませんのであしからず(死)同じ受験生ですが最近調子乗ってきたので参
考になればと思いまして。斗剥さんには大矢の英作文を教えていただいたので
。。おかげでこれいいよーとか思いながら英作文がはかどっています。ありがとうござい
ました。共に頑張りましょう!!おまえには医学部なんて無理だと周囲に思われている(いた)者同士、見返してやるために。長文すいません。


258名無しなのに合格:2005/07/22(金) 05:16:24 ID:4C7VJurs0
@評論
 まず、設問に目を通す
→次に設問の内容を本文の傍線部の下の余白にメモっておく(ただし解釈、説明、理由、換言等のみ)
→そしてここで初めて本文を読む。筆者の「主観」が入っている所は囲んでおく。話題
が変わるごとに意味段落のしるしをつけていく。傍線部があれば先ほど書いておいた
設問内容に相当する部分に波線を引いておく。(具体化を求められているのに理由に
波線を引くなどということの無い様にする。設問内容以外のことはいくら重要であっても無視)
→読み終わったら設問を解く。漢字文法系は本文中で出会うたびにその場で処理。
傍線部系は波線を引いた所を根拠にして解く。問6は囲んでおいた所を根拠にして解く。
A選択肢の切り方
 必ず×なのはどういうときか?
 紛らわしい時どこまでが○でどこからが×なのかを分ける境目は何か?
この二点を自分でまとめていつでも使える様にしておく。解答でこのパターン分けが
明確になされている本は河合系、センター裏技本ですので、一度これらの本の選択
肢分析を自分なりに上の二点に注目してパターン分けして公式化しておくのがいいです
259 ◆avahU3R2/c :2005/07/22(金) 19:16:14 ID:BrLsMQe80
てす
260 ◆kHNAiz71m6 :2005/07/22(金) 19:16:47 ID:BrLsMQe80
てすてす
261 ◆c3.IOJYzyU :2005/07/24(日) 15:41:17 ID:3BtRr5va0
test
262 ◆/SKD.hkjlw :2005/07/24(日) 15:41:58 ID:3BtRr5va0
てst
263名無しなのに合格:2005/07/25(月) 20:53:54 ID:wPVrOJXR0
age
264ワトソンくん:2005/07/25(月) 23:05:03 ID:S3LWHy+M0
>>214
なるほど
265名無しなのに合格:2005/07/27(水) 04:04:51 ID:D+p4kZFr0
266名無しなのに合格:2005/07/29(金) 03:48:26 ID:GMiZFgvS0
ようするにさ、本読むときに視覚を通して入ってきた情報を
自分の頭の中で自然に唱えることで本を読むって行為が成り立っているわけさ

この場合、頭の中で唱える速度(追唱)=字を理解する速度って言うことになるので、
唱える速度が速ければ速いほどに本を読むスピードが速くなってくるわけ。

従来の速読法の大半が、
たとえば視野拡張訓練(だったと思うが)とかを行うことで、
この唱えるという行為からできる限り解放した状態
(この場合だと眼球の脳力を強化することにより)
一度に理解できる視野を広めてやることで、
それまでの何倍もの情報を脳におくれるようにして、
追唱だけでは情報を処理できなくしてやる。

そうすると、脳はそれまでの
唱えるという部分を捨てて、
素早く情報処理を行えるようにしてくれるわけ。

ただ、大半が追唱という呪縛から解けることができなくて
ある程度のスピードまでしか伸びない。
267名無しなのに合格:2005/07/29(金) 03:49:07 ID:GMiZFgvS0
この板にもいたと思うけど
よく頭の中で唱えちゃうから
速読早くならないわー
とかヤツいるけど、
そもそも
本読んだり、
人の話を聞くときとか
目や耳を通して入ってきた情報を
脳が理解する時には誰もが
自分の頭の中で自然に言葉を唱えているんだよ。
これも含めて追唱って言われる機能で、
脳みそは追唱っていう作業をしないと
外部からの情報を言葉として理解しない。
目を通して入ってきた情報、
耳を通して入ってきた情報、
これらはすべて脳の左半分にある
言語専門の領域に送られて
そこで言葉に変換されてそこで理解、
そのあと記憶やら知覚、認識、運動などの
領域に送られていく。



196 名前:er :02/11/19 21:53
で、この一連の処理作業は頭の中で言語として
唱える追唱の速度に、ヒレイしていて
追唱できる速さが速いほどに
情報処理能力そのもののスピードもあがってくる。
ようは、頭がキレる、回転が速い
なんて言われてるヤツほど
この追唱のスピードが速い分け。



197 名前:er :02/11/19 22:48
前書き長くてワリーけど、ここからが本題で、
この追唱をしている領域
“感覚性言語野”ってんだけど、
ここをうまく鍛えてやれば
追唱のスピードが高速化=情報処理能力の高速化
につながる。
268名無しなのに合格:2005/07/29(金) 03:49:56 ID:GMiZFgvS0
つまり、誰でも頭のキレるやつ、回転の速いヤツ
になれるんだよ。
これに目をつけたのが
例のS○Iな。
それまで速読も含めて
この手の能力開発が一般に広まらなかった
理由であげられるのは大半が、体得するのが難しいってのと
あとは実感できるまで時間がかかるっていう二つだろ。



199 名前:er :02/11/19 22:49
ところが速聴の場合、
たとえば、市販されてる英語教材のCDを
まずは等倍速、
そのあと4倍速にして聞かせ、
また等倍速にして聞かせると
それまで聞き取れなった部分も鮮明に聞き取れる。
それに2、3倍速程度なら、まぁ、物にもよるが、
2日〜5日程度で聞き取れるようになる。

200 名前:er :02/11/20 00:49
まぁ、それで逆聴、
ようするに4倍速にした音声と
それと同一内容の文章を読むっていう
ことなんだけど
これは速読法と同じだから
簡単にマスターできてしまうわけ。
ただ、あくまで数倍伸びるってだけだから
スーパーマンになったような気は
しないわな。
でも、最初のうちはこれを繰り返し
行うことが大切。

201 名前:er :02/11/20 01:20
音声データは前にも書いたけど
早耳ネット
ttp://hayamimi.net/~hayamimi/roudoku/
アイ文庫
ttp://ibunko.com/pc/main.htm
などで無料で落とせるから、
あとはテキストデータを
青空文庫
ttp://www.aozora.gr.jp/
から落とせる。

202 名前:er :02/11/20 01:24
それと青空〜は、無料だから仕方ねぇとは思うが、
読みづらいので、Wordや一太郎なんかで編集してから
プリントして使えばいいと思う。
このとき、
できるなら文字のサイズを少し大きくすれば
なおいい。最初のうちは、目で追っていくのが
大変だろうから。
269名無しなのに合格:2005/07/29(金) 03:50:29 ID:GMiZFgvS0
それとこれは普通の速読で満足なヤシには
関係ねぇー話なんだけど、
1分間に5〜10万字なんていうレベルの
速読めざすヤツはこの逆聴トレのほかに、
記憶面を鍛える必要が
どうしても出てくる。



205 名前:er :02/11/20 01:57
ここ最近になって
某幼児教育のパイオニアが
波動速読なんて名目で売り出し始めたから、
知名度あがってきてるけど、
このレベルの速読は、元々、
右脳式記憶法を
ある程度極めたヤツが、
そのノウハウで速読をやって
初めてできるような代物だったんだよ。

206 名前:er :02/11/20 01:59
ここでちっとばっか、話かえるけど、
日本で記憶術っていうと
一番最初にあがるのが
いわゆるワタナベ式ってやつだろ。

207 名前:er :02/11/20 02:00
こいつはまぁ、本来、
伊賀の忍者なんかが秘伝として
使っていた記憶術なんかをベースに、
ある程度、
誰にでも簡単にできるように
工夫して作られたものなんだけど、
この記憶術は右脳と左脳の中間、
イメージ脳である右脳と、
言語脳である左脳を同時に使うことで
成り立っている。

208 名前:er :02/11/20 02:00
まぁ、右脳の簡単な
エクササイズは最適なわけよ。

209 名前:er :02/11/20 02:06
やり方については、
本を読めとか、講座取れとか
書くと業者だ
うんぬん、ぬかすバカがでてくるので
これから詳しく説明してくとして、
一言でいえば
覚えたい事柄をイメージ化して、
イメージそのものを記憶してしまう術
っことになる。
270名無しなのに合格:2005/07/29(金) 03:51:05 ID:GMiZFgvS0
つまり、
いかにイメージがうまくできるかどうかで、
この記憶術を使いこなせるかどうかが決まってくる。
この場合のうまくってのは、
いかに強烈なイメージを作れるかってことだから。



212 名前:er :02/11/20 02:27
>>210
いつまで続くかわかんねぇーけど、
この板に全部のノウハウ書き込むから、
それ読んで判断してくれ。
271名無しなのに合格:2005/07/29(金) 03:52:06 ID:GMiZFgvS0
まぁ、模範解答としては
赤いだの、丸いだの、
そういう風に答えてほしかったんだが、
まあ、リンゴスターだろうが、
マックだろうが、本人が
そう思うなら、それでいいさ。



222 名前:吾輩は名無しである :02/11/20 16:41
ゴリラ→ラッパが定石だと思っていたが…


223 名前:er :02/11/20 16:47
なんで一問目から、
こんなネタみたいなスカした質問したかってと
イメージトレーニングっていうのは
ものすごく簡単だってことを
理解してほしかったからだよ。



224 名前:er :02/11/20 16:48
よくイメトレっていうと目をつぶって、
頭の中にスクリーンを描いて、
さらにそのスクリーンを赤に染めて…
なんて延々とやっていくようなものが
おおいのだけれど、
これではイメトレを難しいもののように
思わせてしまう。



225 名前:er :02/11/20 16:50
最初からこんな高度なレベルの物をしないでも
順序立ててこなしていけば
簡単にイメトレの効果は現れるようになる。



226 名前:er :02/11/20 16:52
リンゴとは?と質問されて、
瞬時に自分の中のリンゴの情報、
まぁ、赤い、丸い等な
これがすぐに答えられた時点で
初期段階のイメトレの80%は成功したも同然。
なぜかって理由を説明する前に、
さらにもう少し、問題を出すから、
答えてほしい。
272名無しなのに合格:2005/07/29(金) 03:53:29 ID:GMiZFgvS0
今度は5感、
たとえば視覚はもちろん、
嗅覚だとか味覚とかな。
この感覚を刺激して、よりはっきりとした、
部体的なイメージを
描けるようにる
トレーニングをしてみたいと思う。



250 名前:er :02/11/24 12:32
なぜ五感を使うかって言うと
イメージをはっきりと、鮮明に
描けるようにするためには、
この五感を使うという方法が一番
手っ取り早くて、
なおかつ、簡単にできるからだよ。



251 名前:er :02/11/24 12:54
じゃ、まず、
手を自分の手前に出してみ。
そしたら、手のひらを上に向けて、
その手の上にレモンがのっているとイメージしてほしい


252 名前:er :02/11/24 13:03
レモンが手のひらにのったら、
(もちろんイメージで、何となくでかまわない)
コロコロころがしてみてほしい。



253 名前:er :02/11/24 13:04
そしたら、
そのレモンを手でギューとつぶしてみて。
273名無しなのに合格:2005/07/29(金) 03:54:01 ID:GMiZFgvS0
書き忘れたけど片手を出せばいいから。
両手を出す必要ない。


255 名前:er :02/11/24 13:11
当然、
レモンからは大量の汁がこぼれてくるだろ



256 名前:er :02/11/24 13:18
このときに、
握力がないから、レモンはつぶせないとか、
そうしたことを言い出すアフォがいるけど、
あくまでイメージの世界の話だから。
いくらでも自分の好きなようにできる世界の
話だってことを忘れずに、脚色してくれれば
いい。



257 名前:er :02/11/24 13:19
汁を搾りきったら、搾った手を広げてみ。
手には大量のレモン汁が付いている。



258 名前:er :02/11/24 13:19
ベトベトとして気持ちが悪い感じまで
イメージして。



259 名前:er :02/11/24 13:20
そしたら、その手を鼻のところまで
持っていく



260 名前:er :02/11/24 13:20
レモンの香りが何となくすると思う。
274名無しなのに合格:2005/07/29(金) 03:55:20 ID:GMiZFgvS0
この時に、口の中で唾液が出てくるくらいまで、
香りをイメージすることができたら合格。

>>243
記憶術は踏み台にしかしなかったよ。
その後、ヨガに通いながら、速読の訓練を本格的しだして、
その訓練の中で右脳記憶法の訓練を受けた。
半年ぐらいで速読が1分間5万字超えて、
それからが一番苦労した。どんなに頑張っても
5万字の壁が破れなくなって、なんども挫折しかけた。
結局2年かけて、なんとか10万字までたどり着いて、
それからは、そのスピードを維持するためのトレーニング以外してない。
おれが、まだ厨房のころの話だけどな。

今まで、この板に書いている内容は全部、
市販されている記憶術の講座とかの内容をそのまま使っているから
よけいな心配する必要ないよ。

一部、変えている部分もない分けじゃないけど

あくまで右脳記憶法に乗り換えるための橋渡しとしての
記憶術講義だと思ってもらえればいい。
だから、時間かけてイメトレをやらせるわけで。

もうちょっと、スピードあげようか?

275名無しなのに合格:2005/07/29(金) 03:55:58 ID:GMiZFgvS0
271 名前:er :02/11/24 23:31
>>265
イメトレが完璧だって言うなら、
右脳記憶トレーニングに入ってもかまわないんだが、
一応、記憶術の解説を一通りやってから、
そっちのほうに入るつもりだから。もう少し待ってて。
いつになるか、しらんけど…。

272 名前:er :02/11/25 00:56
おそくなって悪いんだけど、
イメトレの続きをやるから

273 名前:er :02/11/25 00:58
さっきやったレモンのイメージはいったんすべて忘れる。

忘れたら、またレモンの時と同じように、
片手を手前に出して、今度は手のひらにコーヒーカップが
あると想像してほしい

274 名前:er :02/11/25 01:19
何度も言うようで悪いんだけど、
これはイメージだからどんなコーヒーカップでもかまわない。
いつも自分が使用している物でも、
勝手に作った物でも、
とにかく自分にとってコーヒーカップだとわかるものならなんでもいい。

275 名前:er :02/11/25 01:19
そのカップの中には、すでにコーヒーが入っている。


276 名前:er :02/11/25 01:20
ここで好みが分かれると思うんだけど、
たとえばミルクが入っているか、
それともストレートなのか?


277 名前:er :02/11/25 01:20
これも自分が好きなようにイメージしてくれたらいい。


278 名前:er :02/11/25 01:21
カップからは湯気が漏れてる。
ようするにホットな分けだ。
276名無しなのに合格:2005/07/29(金) 03:57:08 ID:GMiZFgvS0
手のひらが熱くなってきただろ?
ホットコーヒーが入ったカップが手のひらにのっているわけだから
当然だよな。

280 名前:er :02/11/25 01:22
そしたら、
もう片方の手の指先で、そのカップを軽くデコピンしてみ。

281 名前:er :02/11/25 01:22
思い描いているカップが
金属製ならキーンって感じの音がしただろうし、
紙製なら、
カップが壊れたかもな。

282 名前:er :02/11/25 01:35
なんでもいい、
自分の描いたカップに似合った音がしたらOK。


283 名前:er :02/11/25 01:36
したら、
そのカップを持って、鼻の法に近づける。

284 名前:er :02/11/25 01:37
なんとなくコーヒーの香りがしたはずだ。

285 名前:er :02/11/25 01:39
じゃあ、そのコーヒーを飲んでみ。

286 名前:er :02/11/25 01:42
これはちょっと難しいかもしれないけど、
何となく口の中でコーヒーの味がしたら
それでいい。
正確にコーヒーの味を感じる必要はないから。
感じたなら檻のついた病院に直行しとけ。
それはそれでまずいから。

あくまでイメージの世界の話だから、こんなもんでかまわない。
277名無しなのに合格:2005/07/29(金) 03:57:46 ID:GMiZFgvS0
まぁ、そんなとこ。
速読法に入る前のトレーニングのひとつと考えてもらえればいい。
俺が教えてもらった速読法は
イメージ力、右脳をフルに使う。
だから、イメージトレーニングを徹底して行う必要があるんだよ。
ただ、イメトレばかりやっていてもつまらないだろ?
だから、記憶術をやりつつって形にしたんだよ。

289 名前:er :02/11/25 03:06
レモンとコーヒーのイメトレを通して、
イメージすることで重さやにおい、
さらには味なんかも
感じられることが理解してもらえたと思うんだけど、
もうひとつ、
いまから質問することをイメージしてもらいたい。

今、あなたは海岸の砂の上にいます。
立っていますか? 座っていますか?

20 名前:er :02/11/25 03:07

まず、海岸の砂の上にいることをイメージする。
そのときの自分が立っているのか、座っているのか、
イメージしやすいほうを思い浮かべればいい。

291 名前:er :02/11/25 03:08
目の前に何が見える?


292 名前:er :02/11/25 03:17
気温は今何度ぐらい?

293 名前:er :02/11/25 03:18
季節はいつごろ?

294 名前:er :02/11/25 03:18
今は何時頃?
278名無しなのに合格:2005/07/29(金) 04:06:50 ID:GMiZFgvS0
和田式 赤本サンドイッチ法 (過去問重視)

まず、受験本番の2年前に、志望校の赤本などを買ってきて、
各科目を制限時間通りに解いてみる(わけがわからなくても良い)。
そして、

 1、どんなタイプの問題か
 2、それを解くにはどんな知識が必要か
 3、その知識を得るにはどんな方法が効率的か

その3つを、自分なりにノートなりコンピュータなりに文章化してみる。
そして、書籍やネットで参考書情報を集め、候補を絞る。
それから、実際に書店で目を通してみて、最適なものを買う。
そして、年間計画を立て、月と週の計画も立てる(土日は予備日とする)。
次に、参考書をこなす期間を決めて実行する。
初めに買った参考書を終えたら再び過去問に挑戦し、
成長度を実感しつつ、さらに弱点をあぶり出し、
そこを補うための参考書を買う。以上ループ。

つまり、過去問を実力判定の指標として、少しずつ弱点を減らしていって
最後には合格最低点を超えて合格するメソッドである。
年間計画や時間管理まで指導しているので戦略的。

福井式 フィードバック法

まず教科書を読んで要点のみを記憶し、
次に参考書で知識の肉付けをし、そして問題演習を行う。
問題演習時に忘れたり曖昧だった事柄は
すぐに教科書と参考書の該当個所を読み直して記憶を修復する。
この際、該当個所の前後数ページも読んでおくのがミソ。
そうすることで印象が強くなる。非常にシンプルだが、
忘れたら放置せずにすぐに覚え直す姿勢は大切である。

279名無しなのに合格:2005/07/29(金) 04:08:14 ID:GMiZFgvS0
幸村式 (考え方重視)

あらゆる科目に関して、その根底にある考え方を習得することで
暗記量を極力減らすメソッド。定義などの最小単位の要素を積み上げて、
複雑な問題に立ち向かおうとする還元論ベースのメソッド。

大学での本格的な学問にも通用する
基礎的な思考法習得がこのメソッドの核心。
このメソッドは、理屈を重視するので
いわゆる論理的思考力なるものを養うのに向いていて、応用力もつく。

数学では特に公式の導出マスターを推奨している。

出口式 (知識の関連性重視)

現代文を通して世の中の様々な考え方に触れ、
それを他科目に応用することを目標とするメソッド。

演習時には問題文の要約をストックノートにメモしていき、
知識を増やしていく。知識が増えるにしたがって、
それらの知識のつながりが実感できるようになり、
各科目の根底にある考え方がわかるようになる。

市川式 (考え方重視+ミス分析)

幸村式同様、還元論的に複雑なものを
単純な要素に分解して考えることを推奨している。

また、ミスが生じた過程を分析することで
弱点を克服していくメソッドを主唱している。
それから、理解型と暗記型のバランスについても言及している。

野口式 (考え方重視+パレートの法則)

色々な学習法を比較検討した集大成。

特に、数学は幸村式同様、公式導出重視、
英語は丸暗記法という音読メソッドを提示しているが、
考え方を把握して暗記量を減らすというスタンスが中心。

280名無しなのに合格:2005/07/29(金) 04:08:54 ID:GMiZFgvS0
井藤式 (過去問重視)

このメソッドはパターン慣れ重視です。

実況中継のような理解用の虎の巻と過去問を買ってきて、
まず虎の巻で科目の全体像を把握する。

次に、大量の過去問をひたすら解きまくって出題パターンに慣れる。
この際、間違えた問題はミス記録ノートなどに記録しておき、
完璧に解けるようになるまで解きなおす。

本番で「この問題はどっかでみた」と思えるくらいに
あらゆるパターンを網羅しておくメソッド。

つまり、問題文を読んだ瞬間、あのパターンだ、といった感じで
瞬時に正答を叩き出せるくらいにひたすら訓練するだけの実践重視。

野球でのバットの素振り同様、スポーツっぽくて
とにかく体育会系のゴリ押しだが、効果は大きい。
なぜかパレートの法則も意識していて実践的かつ理論的です。

荒川式 (過去問重視)

井藤式の強化版。

理論的には問題集を買ってきていきなり解答を見ながら
ひたすら暗記し、あとは問題演習でパターン慣れ & 条件反射化。

荒川式は、井藤式のほかに、有賀ゆう氏の学習法を
参考にしたものといえそうです。

有賀ゆう氏は、既にそして今後も受験関係に
関わるつもりがないそうで、復刊や新刊はありえませんが、
著書の学習法については、復興公司氏の「合格術を考える」で、
現在の大学受験でも通用すると思われることがらを
現在の事情に合わせて、そのほとんどが紹介されています。
記憶・集中力・速読の本も紹介されています。

281名無しなのに合格:2005/07/30(土) 03:51:08 ID:MO0V+NwR0
☆ Re: (No Subject) / 伯耕@管理人 引用

管理人の伯耕です。

上記した偏差値の目安は仰せの通り2次に必要な偏差値(進研)です。

阪大医学部が簡単になっているといっても、
それは入試問題の話であり、受験者レベルの話ではないはずです。
このレベルの医学部にどのような層が集結するのか、
参考までに東大理Vについての某文章を以下にコピペします。


ここからコピペ

理三に受かる人の大半のパターンは
(もちろん超進学校でなくとも地方の公立の天才が
後述の普通合格レベルにいく可能性もありますが)
灘や開成、筑駒といった超進学校に通い、
その中でもトップクラスの成績で、
さらに理三に対する合格実績の高い塾にも平行して通い
高1の始めころには全課程を終了して、
【高二の時点で模試で理三A判定を何回もだしている
(高二生用の模試ではなく東大模試で)ような人たち】のようです。
理三入試ではそのくらいのレベル、すなわち合格してもおかしくない
学力の人たち(合格レベル)が定員の倍ほどいて、
そのうちの上位30人は運に左右されずに受かるレベル
(当確レベル)だと言われています。


引用ここまで。


阪医はここまで極端ではないかもしれませんが、
これに近いレベルの受験生が集結する大学でしょう。
難関大医学部というのは考えておられてる以上に難しいものなのです。

今現在貴方が「甘く見ていた」と実感されたのであれば、
それは非常に素晴らしいことだと思います。
医学部受験に成功するのは現実を知らずに高望みするものではなく、
現状をしっかり把握し、勝算のある戦いに挑む受験生です。
「受験評論家」などの書いた巷の怪しげなハウツー本などではなく、
大手予備校などの受験業界からの客観的な情報を集め、
(ちなみに私が提示したデータもK塾情報です)
そして高2の今のうちに基礎、標準を完全に固めること。
とにかく勉強量なくして医学部合格はありえません。


なお、巷の受験ハウツー本には「東大も楽勝」などといった
センセーショナルな文句が良く見られますが、
当然のように売上を上げるための妄言です。
信用されることがないように。。。
282名無しなのに合格:2005/08/07(日) 01:36:06 ID:939V2sfh0
【脳幹鍛錬】ウィンウェンガー頭は3週間で良くなる
http://life7.2ch.net/test/read.cgi/body/1116423309/
283名無しなのに合格:2005/08/13(土) 03:29:15 ID:cmvJbKmm0
1 名前: ウイング ◆6moRyuumUA 投稿日: 2005/08/04(木) 23:52:20 [ 2WiOQII6 ]

ここは、私ウイングが作った訓練方法で瞑想家流の速読を身につけようというスレです。
 訓練方法は伝わりやすいようにする目的で変えてある部分はありますが、本質は瞑想家流の速読そのものです。

 ちなみに私の実力は3000/分できちんと意味を取って読めるという程度で、速読をマスターしているとは言えませんが、多くの速読初心者の方達の助けにはなると思い、このスレを立ち上げました。

 以後、よろしくお願いします。m(_ _)m


参考リンク
 瞑想家さんのサイト
  http://www.lifesize-pro.com/

 瞑想家氏のMLを公開しているササミさんのサイト
  http://www.geocities.jp/seikouwoinoru2005/meisoukashinoml.htm

概要
 第一段階 周辺視野
 第二段階 立体認識
 第三段階 空間記憶
 第四段階 映像記憶
 第五段階 左右
 第六段階 内面
 第七段階 目
 第八段階 発想

 第一から第三段階で開眼を目指し、第四から第六で覚醒(速読のマスター)を目指します。
 第七段階と第八段階はおまけ的な内容です。

諸注意1

 この訓練では心の内面の微妙な感覚に気づくことを主眼に置いています。
 筋トレのような、量さえこなせば結果が付いてくるという内容ではありません。

 そもそも速読を身につけるというのは、今までとは違う読み方を身につけるということを意味します。
 違う読み方をするには、癖になっている今までの読み方を自分の意志で変えていかなければなりません。
 そしてそれをするには、自分がどういう読み方をしているか、また、速読で読むにはどういう感覚が必要かを、自分で気づく必要があります。
 ピッチングフォームなら、外から見てアドバイスできるのですが、速読は精神的なものなので外から見えません。(目の動きは見えますが、それは速読の一部です)
 結局、自分で気づくことがすべてです。

 この訓練はそのことをふまえて、一つ一つ速読に必要な感覚を感じていけるように設定しました。
 ですから訓練者には「どうやったら速読ができるのだろう」と考えながら、自分が感じる感覚に注目することを望みます。
284名無しなのに合格:2005/08/13(土) 03:30:35 ID:cmvJbKmm0
諸注意2

 単発での質問なら名無しでいいのですが、一人の人間として訓練に参加してアドバイスを受けたいという方はHNを名乗ってください。
HNがないとアフターケアが困難になるので。

 今後、僕の説明が舌足らずで分かりにくいということも多々出てくると思います。そんなときは遠慮せず質問してくださいね。

 途中参加もOKです。


6 名前: ウイング ◆6moRyuumUA 投稿日: 2005/08/04(木) 23:59:57 [ 2WiOQII6 ]

諸注意3

 文章を読むのは第五段階以降です。それまでの段階で読もうとする意識を持ってしまうと、感覚を感じるじゃまになりますので、第一から第四段階では読もうとしないでください。
 ちなみに、第一第二段階は感じることを、第三第四段階は記憶することを主眼に置いています。


第一段階 周辺視野

 第一段階では、周辺視野で捉えた情報を体で感じることを体験してもらいます。
 掲示板のスレッドの文章で訓練をします。別ウインドウで、レス数の多いスレッドを全レス表示で開いてください。

1:
 全レス表示で開いたウインドウを最前面に持ってきて、周辺視野で文字を見てください。
 そしてそのまま文字をスクロールさせてみてください。(マウスの中ホイールを回転させてもいいですし、キーボードの下キーを押してもいいです。お好きな方法でやってください)
 文字が流れていってるのが見えると思いますが、それを体で感じてください。
 何も意識せずぼんやり眺めるように見るのがポイントです。
 体で感じることができたら意識する視野の範囲を広げてみましょう。
 視野の端までを意識しながら、流れていく文字を体で感じることができたら、1はクリアです。

2:
 1でやったことに加えて、モニターや自分を取り巻いている空間を意識しながら、流れていく文字を体で感じてみてください。
 空間を意識しながらやると少し感じが変わると思います。
 その違いを感じながら、流れていく文字を体で感じることができれば、第一段階はクリアです。
285名無しなのに合格:2005/08/13(土) 03:31:15 ID:cmvJbKmm0
第二段階 立体認識

 第二段階では、文字を立体として認識する練習をします。

1:
 適当な文字(今見ている文章の文字でいいです)を選んで、その文字が立体として浮き上がっていると思ってください。
 そしてその文字をイメージの手で触ってみて、立体としての形を確認してください。
 立体としての形を頭の中に思い浮かべることができたら、1はクリアです。

2:
 まず、ぼんやりと一画面分の文章(今見ている文章でいいです)を眺めるように見てください。
 そうしたら一画面分の文章の立体としての形を画面を見ながら思い浮かべてください。(大ざっぱでいいです)
 そしてさらにその立体イメージを、自分の頭の前に持っていったり後ろに持っていったりいろいろ自分の周りの空間の中を動かしてみてください。
 立体イメージを持ってくる位置によって感じが違ってくると思います。
 この違いが感じられれば、第二段階はクリアです。


26 名前: ウイング ◆6moRyuumUA 投稿日: 2005/08/07(日) 01:16:38 [ 41fob526 ]

第三段階 空間記憶

 第三段階では、第二段階でやった文字の立体イメージを記憶する練習をします。
 この段階でも広い範囲の文面を使いますので、第一段階と同様に別ウインドウでレス数の多いスレッドを全レス表示で開いておいてください。

1:
 1ではまず、一画面分の文章を立体として思い浮かべて記憶してみてください。
 細かいところはイメージできなくてかまいません。大ざっぱでいいです。
 ただ一画面分の文章を一つの意識の中に入れて捉えるようにしてください。
 だいたい思い浮かべることができたら、1はクリアです。

2:
 2では画面をスクロールさせながら広い範囲を覚えてください。
 そのとき、第一段階でやったことを思い出して、文面を周辺視野で見ながらするとやりやすいと思います。
 5画面ぐらいの文章が立体として大ざっぱに記憶でき、また、文面を速くスクロールさせると覚えやすくて、スクロールさせない状態では記憶しにくいと感じることができれば、第三段階はクリアです。


286名無しなのに合格:2005/08/13(土) 03:32:23 ID:cmvJbKmm0
第一段階 周辺視野

 第一段階では、動いている物を周辺視野で見て体で感じることを体験してもらいます。
 掲示板のスレッドの文章で訓練をします。別ウインドウで、レス数の多いスレッドを全レス表示で開いてください。

1:
 全レス表示で開いたウインドウを最前面に持ってきて、周辺視野で文面を見てください。
 そしてそのまま文面をスクロールさせてみてください。(マウスの中ホイールを回転させてもいいですし、キーボードの下キーを押してもいいです。お好きな方法でやってください)
 文面の文字が流れていってるのが見えると思いますが、それを体で感じてください。
 何も意識せずぼんやり眺めるように見るのがポイントです。
 体で感じることができたら意識する視野の範囲を広げてみましょう。
 視野の端までを意識しながら、文面の文字が流れていく様子を体で感じることができたら、1はクリアです。

2:
 1でやったことに加えて、モニターや自分を取り巻いている空間を意識しながら、文面の文字が流れていく様子を体で感じてみてください。
 空間を意識しながらやると少し感じが変わると思います。
 その違いを感じながら、流れていく様子を体で感じることができれば、第一段階はクリアです。
第四段階 映像記憶

 第四段階では、文面を映像として記憶する練習をします。

1:
 文面を映像として記憶するためには、まずきちんと文面を見ることができないといけません。
 きちんと見ることを妨げているものとして、二つのことをあげることができます。
 一つ目は音声です。
 文字を見たときに音声を思い浮かべる「追唱」をしてしまうと、そちらに注意が行って、見た映像を認識しにくくしてしまいます。
 そして二つ目は、視線の動きが飛んだときに視覚情報がブロックされてしまうことです。
 視線が動いていないときは誰でも見えてるのですが、ぱっと視線の動きが飛んだときは、実は物を見ていません。
 そこでこの二つのことをふまえて、文字を音声に変換しないことと見続けながら視線をなめらかに動かすことに気をつけて、文面の文字を見て覚えようとしてください。
 じゃまものが取り除かれてきちんと見れたと感じたら、1はクリアです。

2:
 1でやったのは中心視野の映像を記憶するための技術です。
 2では周辺視野の映像を記憶するための技術の練習をします。
 人には二種類の残像があります。ポジとネガです。
 ポジ残像は物を見た後目を閉じても、コンマ何秒か映像が残る現象を指し、ネガ残像は同じ色を数十秒間見続けた後に、見た色とは色相的に反対の色が残る現象を指します。
 ここではポジ残像の方に注目します。
 まず、部屋の様子や外の景色など、適当なところを見てください。
 そして今見ている周辺視野の部分の映像を記憶しようとするのですが、そのときにポジ残像を意識してポジ残像から映像を記憶しようとしてください。(映像そのものはぼやけています)
 周辺視野の映像の印象が強くなったと感じたら、2はクリアです。

3:
 3では二種類の描き出し的な訓練をします。
 描き出しといえば、速読においては言葉の書き出し訓練が有名ですが、この訓練はやろうとしても普通はうまくいきません。
 そこでここでは、言葉の書き出し訓練よりもやりやすくて効果のある訓練を二つ紹介します。
 一つめは、文章の内容を絵として描き出す訓練です。
 過去に読んだ本の内容を絵として(できるなら)描き出してください。
 絵を描くことは難しくて、ほとんどの人はうまくいかないと思いますが、内容を描き出す意識で思い出そうとすることは簡単にできると思います。
 描き出す意識で思い出そうとすることを必須のこととして、実際に描き出すことはできればする、というスタンスで取り組んでください。
 二つめは、文字を絵として描き写す訓練です。
 通常、文字を書き写すときはフォント的な情報を無視して、その文字が何の文字かだけに注目して書き写すと思います。
 ここでは、文字を絵として描き写して覚えようとしてください。
 この訓練は自分が慣れてきたなと感じるまでやってください。慣れたら、第四段階はクリアです。
287名無しなのに合格:2005/08/13(土) 03:33:21 ID:cmvJbKmm0
第五段階 目

 第五段階では、視線移動トレーニングをします。
 といっても、ただ単純に視線を速く動かして文字を見ることをするわけではありません。
 ある感覚を感じること目的としています。
 それは、「視線を速く動かすことによって、周辺視野で情報を捉えることがやりやすくなる」です。
 第三段階の3のときは文字の方動かしましたが、本を読むときなどは文字は動かせないので、視線の方を動かす必要があります。
 このことを練習します。
 適当な本を用意してください。
 そして、「視線を速く動かすことによって、周辺視野で情報を捉えることがやりやすくなる」ことを意識し、視線を文面の隅々まで動かして、周辺視野で文字を的確に捉えて、映像と立体の両方を意識して記憶する練習をしてください。
 文面の隅々まで文字を的確に捉えて大ざっぱに覚えられるようになったら、第五段階はクリアです。


 もともと僕は、瞑想家さんが公開された情報で速読を未熟ですが身につけ、その内容しか知りません。
瞑想家さんが公開された情報以外で書いてきたことは、僕自身が実際に体験した内容です。ですから、
僕が持っている速読に対するヴィジョンは瞑想家流であると言え、僕が「速読を身につける」と言った場合、
「瞑想家さんが公開された情報をすべて理解して身につける」という意味で言っています。
 でも、訓練を組み立てるにあたって、瞑想家さんホームページなどに載ってないことで、速読を身につける上
で必要だと感じたことを特に書いていこうと思ってしまったのが間違いでした。ホームページなどの内容を
そのまま繰り返しても意味がないと思ったんですね。その結果瞑想家流とは言えない物になってしまいました。
 なにが原因でこうなってしまったかというと、訓練の到達点が瞑想家流と同じならそれは瞑想家流と言って
いいと勘違いしてしまった所にあります。訓練の到達点は他の流派でも同じ「速読」で、そこに至る手段が
各流派を表しているんですよね。速読に至る手段が違う僕の訓練は、瞑想家流とは違うと言われても
「そのとおりです」と言うより他はありません。「看板に偽りあり」です。
 参加者制にしても、情報が誰でも見れる掲示板で公開されるので、意味が無かったようです。
 よく考えもせず行動して迷惑をかけてしまって、すみませんでした。
288涌介 ◆WaKu/S.jM. :2005/08/21(日) 22:09:06 ID:yu/gqj4/O
最初は

糞スレだと

思っていた
289名無しなのに合格:2005/08/24(水) 01:15:08 ID:33FHo92Z0
nn
290涌介 ◆WaKu/S.jM. :2005/08/25(木) 05:34:05 ID:uJ9v8/8cO
oo
291名無しなのに合格:2005/08/27(土) 04:11:37 ID:xuIszVo40
aa
292涌介 ◆WaKu/S.jM. :2005/08/27(土) 07:09:24 ID:IYdLAXtEO
ee
293名無しなのに合格:2005/08/27(土) 19:16:07 ID:ZbUeON7J0
ii
294名無しなのに合格:2005/08/28(日) 03:37:04 ID:9cFYTAPv0
第六段階 左右

 第六段階では、左右の視野をそれぞれ分離して使う練習をします。

1:
 普段は視野の左右をほとんど気にしないで物を見ているのではないでしょうか。
 しかし実際は、左右の視野の情報は左右の脳でそれぞれ処理され、右と左では結果として認識される情報が違っている、ということが起きています。
 情報処理の経路が違うので、それぞれを分離して意識した方がスムーズに情報処理できます。
 そこでここでは、左右それぞれの視野のみで見る練習をします。
 適当な文章を用意して、左の視野だけで文字を一字一字見ていくことと右の視野だけで文字を一字一字見ていくことをしてください。
 読む必要はありません。見るだけにしてください。最初はゆっくりで、慣れてきたらスピードをやや速めにしてみましょう。
 この訓練は脳が慣れるまでやってください。それと、左の視野で見たときと右の視野で見たときの見え方や感じの違いにも注目してください。
 脳が慣れたと感じたら、1はクリアです。

2:
 2では、左の視野だけまたは右の視野だけで文面を見て、中心視野に見える文字と周辺視野に見える文字の存在を確認してください。
 周辺視野に見える文字はぼやけていると思いますが、そこに文字があることは確認できると思います。
 これができたと感じたら、2はクリアです。

3:
 3ではさらに、左右の視野で情報を扱う能力を強化するためにイメージトレーニングをします。
 次にあげる二つのことを主にしてください。
 左の視野で、画像をアナログ的に形を変形させるようなイメージを思い描く。
 右の視野で、物体を空間的に移動させるようなイメージを思い描く。
 あと、さらに自分で思いつく限りのイメージトレーニングもしてください。
 左右それぞれの視野でイメージを扱うことに慣れたと感じたら、第六段階はクリアです。
295名無しなのに合格:2005/08/28(日) 03:37:59 ID:9cFYTAPv0
296名無しなのに合格:2005/08/28(日) 04:43:30 ID:N4ZuqHtL0
イメージ・ストリーム〜学習促進情報交換スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/sports/12743/1111159198/
ウェンガーメソッド
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/sports/12743/1111299325/
イメージ・ストリーミング
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/sports/5611/1076652382/
髄脳 這い這い いわゆるあの人の
http://jetabbs.org/test/read.cgi?bbs=wish&key=1049512765
イメージ・ストリーム〜学習促進情報交換スレPART2
http://jetabbs.org/test/read.cgi?bbs=wish&key=1110037012
【脳幹鍛錬】ウィンウェンガー頭は3週間で良くなる
http://life7.2ch.net/test/read.cgi/body/1116423309/
天才になるのは簡単 PART5
http://etc4.2ch.net/test/read.cgi/kouri/1104651332/
速読ってどう? 番外編20
http://school5.2ch.net/test/read.cgi/lifework/1119684816/
お前ら、速聴ってどうよ?
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/books/1031653860/
速読を教えあったりしようぜ!!!!
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/books/1098438974/
速読トレーニング実習者のスレ
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/books/1094387731/
速読・速聴を極めろ
http://pc8.2ch.net/test/read.cgi/software/1094315600/
★★★★★最強の集中力養成法・3★★★★★
http://life7.2ch.net/test/read.cgi/body/1081247114/
おまいらタダで速聴やってみないか
http://hobby8.2ch.net/test/read.cgi/hobby/1110000004/
視読すると記憶力が10倍以上になるらしいけど
http://school5.2ch.net/test/read.cgi/jsaloon/1122485437/
297名無しなのに合格:2005/08/30(火) 12:11:22 ID:szaT69af0
リボルバーはジャムらない
298名無しなのに合格:2005/08/31(水) 03:44:28 ID:seeRlxLU0
299名無しなのに合格:2005/09/03(土) 04:54:14 ID:4PSPDR3d0
第七段階 読み

 第七段階では、速読の読み方の練習をします。
 1から3では内容がイメージしやすい小説を使います。
 4は説明的な文章を使ってください。

1:
 1では、速読の読み方の基本を練習をします。
 基本的には、左の視野で内容を言葉ごとのばらばらな画像として思い描き、それを右の視野へ飛ばして内容を理解するという感じになります。
 このとき注意して欲しいのは、飛ばしたばらばらな画像を溜めてから内容を把握しようとすることです。
 これらのことに注意しながら読む練習をしてください。
 あと、読もうとして集中すると、呼吸が止まりそうになるかもしれません。
 そんなときは腹式呼吸をしてください。そうすると集中状態を維持したまま呼吸できます。
 この読み方ができると、イメージで内容を把握する感覚が持てます。
 この感覚を感じたら、1はクリアです。

2:
 2では、心の深い所を意識して、溜めている内容の世界を広げることをしてください。
 具体的には、よりたくさんの情報を抱える練習と、内容を詳細にイメージする練習と、多くの情報を空間的に同時に捉えることによって時間あたりの情報量を増やす練習をしてください。
 この練習によって内容の世界は豊かなものになります。
 これらのことができたと感じたら、2はクリアです。

3:
 3では、周辺視野が心の深い所とつながっていることを意識しながら、文字を取り込む視野の範囲を広げて読む練習をしてください。
 この練習によって文字の取り込みがスムーズになります。
 これらのことができたと感じたら、3クリアです。

4:
 4では、専門書などの抽象的な内容の文章を理解する練習をします。
 1のばらばらな画像として抽象的な情報の方を意識しながら、読む練習をしてください。
 そうすると、抽象的な内容の文章でも視読できます。
 これができたと感じたら、第七段階はクリアです。

補足:
 具体的な意味で使われている言葉と抽象的な意味で使われている言葉では、イメージするときに注目する情報が違います。
 具体的な言葉は言葉通りのイメージ(小説での「みかん」だったらみかんの画像)で、
抽象的な言葉はその言葉の内容に結び付けられている抽象的な情報(経済の本での「銀行」だったら、「銀行」という言葉がその本(経済学)の中でどのような位置づけのものとして使われているか)です。
 4の「抽象的な情報」はこの意味で使いました。


第八段階 現実

2:
 2では、左の視野のイメージの内容を左の視野のイメージに対してしゃべる練習をしてください。
 これをするとイメージと言語的な思考がつながって、イメージの内容を言語的な思考に役立てることができるようになります。
 慣れてきたら速くしゃべる練習もするとよいでしょう。速読に役立ちます。
 イメージと言語的な思考がつながったと感じたら、2はクリアです。
300名無しなのに合格:2005/09/03(土) 05:12:34 ID:z+nk3ZUr0
受験勉強で最も重要なことは「復習」だと思います。 何時間かけて勉強し、
完璧に理解しその場で暗記したとしても、数ヶ月後にほぼ忘れてしまってい
たら点数にはなりません。つまり受験勉強的には(あくまで点数的に・・・です
よ)それだけ勉強した人も、まったく勉強していない人も得点ゼロなわけですから、全く同じなのです。

 習得した知識を試験本番までしっかり維持できて初めて、「勉強した事」になります。

 ここを勘違いしないことがまず受験勉強を始めるにあたり最も重要なポイントです。
意外とわかっていながら復習を軽視しがちの方もいらっしゃると思います(私
はかつてそうでした。)そのとき出来ても試験当日にできなければ「全く意味はない」のです。

 では最も効率の良い復習の仕方は?「復習のタイミング」が問題になってき
ます。人にもよりますが、「忘れかけた頃」すなわち習得から二週間後に復習
するというのが目安のようです。自分の経験からは二週間後、五週間後、九週
間後などと徐々に間隔を伸ばして復習する形が良かったです。

301名無しなのに合格:2005/09/03(土) 05:13:13 ID:z+nk3ZUr0
勉強時間 の 投入法

私はいつも何から手を着けていいのか?
どういう優先順位で勉強したらいいのか?
悩んでいました。それについて少し書きたいと思います。

基本法則
(1)すぐに点が上昇しやすい分野から。
(2)忘れにくい分野から。
(3)リスクの少ない分野から。
(4)一分野だけに集中し、他の科目、分野はキープする作戦。

理由
(1)勉強1時間あたりで伸びる得点が高いものから順に勉強していくの受験勉強のセオリ
ーだと思います。これを心がけていれば、たくさん勉強時間をかけて成績が上がらないと
いう事態を避けることができます。常に自分にとって点数が上がりやすい分野はどこか?これは最も大事な事だと思います。


(2) (1)と相反するケースが多いのですが、(2)はよく受験本などに載っている基本法
則ですよね。(1)と(2)のバランスをどうするのか?難しいところです。例えば生物はすぐ
に成績が上がりやすいのですが忘れやすい。だからうまくバランスを取る必要があります
。私はある程度のレベルまで一旦上げてから、それ以上はあとまわしにしました。

(3)数学は試験当日のリスクが大きすぎます。やはり英語と理科が強ければ崩れにくい。
ただし数学は(2)の観点からみるとおいしい。従って、数学をある程度まで勉強した後は、
英語理科を先行気味にすると良いのではないでしょうか。

(4)これは私の流儀なのですが、常に1科目だけ集中して勉強していました。その他の科
目は完全に「復習」に回すのです。その方が「集中反復効果」がありますし、その学問を本
質的に「体系的に」とらえる事ができると思います。

302名無しなのに合格:2005/09/05(月) 03:59:16 ID:LH+9kZ7R0
天才になるのは簡単 PART5
http://etc4.2ch.net/test/read.cgi/kouri/1125232248/
303名無しなのに合格:2005/09/07(水) 03:51:13 ID:BwUAwGKx0

文法の方が大事だとか、単語の方が大事かというのは堂々巡りになりそうなのであえては書きません。形ばっかりの無機質な単語暗記や文法暗記をしていると、実際に英文を読むときに上手く適用できなく
勉強量や努力の割りに一向に延びないということがあります。そして英語が苦手、嫌いになるというのはありがちなパターンです。

英文を読む上で意識して欲しいのは
『英文には明確なテーマや主張がある』ということです。国語の授業で『起承転結』とかいうのを習ったことあるでしょ?あれと似たように英文にも論理構成のお約束みたいなのがあるんです。
特に英語の場合、日本語のように婉曲的な表現が好まれたりするのと違い、明確に論理構成されていることが多いです。

いろんな場合があると思いますが、基本は
まず最初に『筆者の言いたいこと、主張、考え』が提示されます。
そしてその意見の正当性を強調するために、実験のデータや統計、具体例、別の偉い人もこう言ってるぞ!とかをグダグタと何行も費やして持ってくる。
そして最後にまた同じ様なことを繰り返すというパターン。

人は何か主張、表現したいことがあるから文章を書くのです。特に試験問題に出て来る様な英文は、日常会話では使わない外国人から読んでも難しい文章が出てくるので、論理展開が明快なケースが多いです。

まずは文章を大きな目で捉える事を意識すべきでしょう。ある程度文章慣れしてこないと分かりにくいかもしれませんが、英語の規則性みたいなものに気付くと読むのが面白くなってくると思います。

あとかなり蛇足ですが、僕としては文法の方が重要だと思っています。ただし文法と言っても読解で重要なのは『構文』であって私大入試で問われるような4択問題の瑣末な文法知識のことではありません。
滅多に文章で使われない、使われても問われない、訳出の上では問題ない、ような文法覚えるのは時間の無駄遣いです。訳出の上でも良く問われる上、文章全体の主張を理解するのにも重要な定型構文を覚えましょう。
あとは文章を数多く読みその中で単語を覚えていくという感じでしょうか。

できれば単語は文章中で覚えるのが望ましいですが、最低限度の単語は必要なのは事実なので適宜単語帳をめくって覚えるのも必要ですね。
最低限の目安としては速読英単語必修編や2000語程度の単語帳の1200語ぐらいでしょうか。これはあくまで高3の目安なので今の段階ではあまり気にしなくてもいいです。
覚えるなら一ページに6割以上見たことあるレベルでやるのが無難です。知らない単語だらけのページはやったところですぐに忘れますし、分からないものが多すぎると精神的にも辛いですからね。
304名無しなのに合格:2005/09/07(水) 03:52:12 ID:BwUAwGKx0
長くなりましたがまとめると

・文法(定型構文)を覚える。
・実際に英文を読んでみる。
・その際、漠然と一文一文流し読みするのでなく筆者の主張など論理展開には気をつける。
・その中で単語を覚える。
・たまには単語帳もチェックする。ただし自分のレベルに合わせて進める。

こんな感じですかね。苦手で初めの方本当に辛いと思いますが、正しい方法でキチンと時間をかけてやれば必ず成果は出ます。頑張ってください。
305名無しなのに合格:2005/09/07(水) 04:26:17 ID:NSps6ITI0
以下のスタイルで、精読の練習をします。
間違いがあった場合などはご指摘下さい。

[教材] 京都大学 平成14年度(前期)入学試験問題
    外国語 英語 大問1番と大問2番

[方法] 単語1つ1つにまでこだわって、徹底して精読していく。

    英文自体を正確に読むことを優先し、和訳にはこだわらない。
    出来る限り英文は前から順に読むことにする。
    SVOCなどの構文的分析は自明のこととして扱わない。
    辞書・参考書の類は調べるが、赤本・青本などの全訳は参照しない。

    1日1文を基本とする。(ちなみに大問1つの英文が約30行)
    その時点で訳語が決まらないケースも出てくるだろうが、
    旧情報→新情報という流れで、後から判明するという感覚を
    大事にするため、無理な訳語確定はしない。

    1回あたりの分量が少ないかわりに、
    語彙をはじめ関連事項に細かく寄り道して知識を増やす。

第1回

第1段落
第1文

When we enter into reasoning,
we lift ourselves
beyond our biological and psychological limitations.

>第1文

> When we enter into reasoning,
(仮の訳)
   私たちは「論理的に考える」という行動に「入る」と、
(意識した点)
 ・ enter はふつう他動詞で用いられるが、今回は前置詞 into がある。
   対象物に対する「距離感」と「移動する感覚」を意識したい。
 ・ reasoning はこの段階では意味が漠然としすぎている。
   後でいろいろ分かってくるだろうということを考慮して、
   とりあえず名詞 reason をもとにイメージを浮かべておく。

> we lift ourselves
(仮の訳)

   私たちは、自分自身を「引き上げる」。
(意識した点)
 ・ 前の when節の内容と、lift の目的語が ourselves であることから、
   「持ち上げる」は物理的にではなく、比喩的な表現であると解釈したい。
   「自分自身を向上させる」イメージを浮かべておく。
 ・ 動作動詞 lift が現在形なので、現在の動作の習慣を表していることに
   注意をしておく。

> beyond our biological and psychological limitations.
(仮の訳)
   自分の生物学的制限および心理的制限という枠を超えて
(意識した点)
 ・ 「持ち上げる」が物理的でなかったことが確認できた。
 ・ 形容詞2つを並列に処理することを意識しておく。
306名無しなのに合格:2005/09/07(水) 04:27:24 ID:NSps6ITI0
動詞 enter について

● I entered the room.
   「私はその部屋に入った。」
   入るところが、物理的空間である。
   このケースでは、enter は他動詞であり、前置詞は不要。

● I entered the club.
   「私はそのクラブに加入した。」
   入るところが、抽象度を増した。
   同意語 enlist, enroll, join (up), sign on, sign up,
   (英英) to make or become a member of

● enter into
   同意語 begin, start, take up, set to,
   (英英) to begin to take part in formally
   「正式加入」→「仕事開始」というイメージのようだ。
   「距離感」がこのため出てきて前置詞が必要になったようだ。


動詞 lift について

  lift   物を持ち上げる
  raise   特に一方の端を持ち, 直立または高い位置に上げる
  hoist   重い物を機械などの力を借りて持ち上げる

  同意語 raise, hoist, elevate,
      uplift, upraise, pick up, take up,
  対義語 decrease, diminish, lessen, debase,
      degrade, depress, oppress, weigh

なお、elevator(米)のことを lift(英)という。


前置詞 beyond について

● It's beyond me.
   「私の範囲を超えた」→「私にはできない。」

● beyond description
   「描写を超えた」→「言い表せないほど」

● The work is beyond my power
   「私の力を超えた」→「その仕事は私の能力では及ばない。」

● beyond 24 hours  「まる1日以上」
● beyond belief  「信じられないほどの」
● beyond control  「コントロール出来ない」「制御不能で」
● beyond expression  「表現できないほど」
● beyond imagination  「想像を絶する」
● beyond one's ability to  「〜する能力を超えて」
● beyond the limit  「限度を超えて」
307名無しなのに合格:2005/09/07(水) 04:27:58 ID:NSps6ITI0
reasoning について
  英英 the drawing of inferences or conclusions through the use of REASON

   ● reasoning ability  推論能力
   ● reasoning skill  推理力 論理展開能力
   ● reasoning process  推理の過程

reason について
  英英 the power of comprehending, inferring,
     or thinking especially in orderly rational ways

   「直感」ではなく、「事実」をもとに「秩序立てて考えていく」過程のようだ。

「-log-」ギリシャ語で「話す」が語源。
そこから派生して「学問」を表す単語によく使われる。

●初級レベル
   technology, biology, psychology, sociology, geology,
●中級レベル
   theology, archaeology, mythology, astrology, zoology, anthropology,
●上級レベル
   physiology, entomology, etymology, paleontology, chronology
   phrenology, pathology, meteorology, philology, dendrochronology,

なお、「-logy」は名詞語尾、「-logical」が形容詞語尾。



17 名前:ハインリッヒ ◆/wteuWc6 投稿日:02/05/09 23:42 ID:KeDDQ6pt
「学問」以外で「-log-」を語源にする単語
    catalog(ue), dialog(ue), monolog(ue), prolog(ue), epilog(ue)
    logic, apology, apologize, analogy,

「-loqu-」も同じ語源
    eloqent, eloquence, colloquial,
308名無しなのに合格:2005/09/07(水) 04:29:03 ID:NSps6ITI0
>第2文

> We live the life of thinking.
(仮の訳)
私たちは、そうした「考える」生活を送っている。
(意識した点)
 ・ live に目的語があることに注目。
   the life に対する「距離感」がないことを意識しておく。
 ・ live を、現在を中心としたかなり幅をもった時間として受け取っておく。
 ・ 定冠詞 the lifeの定冠詞 the に最初は違和感を覚える。
   第1文で述べたようなことを日々行っているlifeだと解釈。
 ・ 前置詞 of のイメージは「くっついて離れない」。
   「生活」に thinking がくっついているイメージを浮かべる。
   「性質・特徴」を示すofと受け取りたいが、
いざ訳そうとすると、「同格」の訳と区別がつけにくいようだ。
(文脈上意識した点)
   要するに、「自分自身を高める」機会が、
毎日あることということが言いたいらしい。

他動詞としての live について

他動詞の live は、かなり限られた場面でしか用いられないようだ。
(英英)  to pass through or spend the duration of
定義によると、ある程度の期間を前提としている。
通常はこの文のように、「不定冠詞a + 形容詞 + life」を目的語にする。

● live a happy life. 「幸せな生活を送る」
● live a busy life 「忙しく暮らす」
● live a carefree life 「気楽に暮らす」
● live a comfortable life 「快適な生活を送る」「毎日何不自由なく暮らす」
● live a dog’s life 「惨めな暮らしをする」
● live a dull life 「退屈な暮らしをする」
● live a frugal life 「質素に暮らす」
● live a hard life 「苦しい生活を送る」
● live a holy life 「信仰生活を送る」
● live a lonely life 「侘びしく暮らす」
● live a stable life 「安定した暮らしを送る」
● live a simple life 「質素に暮らす」
● live a wild life 「すさんだ生活を送る」
● live a useful life 「生きがいのある生活をする」
● live a monotonous life 「単調な生活をする」
309名無しなのに合格:2005/09/07(水) 04:29:51 ID:NSps6ITI0
the life of thinking の前置詞 of について

「live + 不定冠詞a + 形容詞 + life」というコロケーションが中心だが、
● live a life of fun 「遊んで暮らす」
● live a life of peace 「平穏な生活を送る」
● live a life of contemplation 「瞑想の生活を送る」
のように、「live + 不定冠詞a + life + of + 抽象名詞」も多数見つかった。

● This tool is of use.
● This tool is of value.
のような「性質・特徴」を表す「of + 抽象名詞」と同じ使い方である。

thinking と contemplation が似ているので、
「thinking の生活を送る」と考えれば良いのだが、
残念ながら thinking は「瞑想」のように一言では言いづらい。
冗長な意訳で許されるのなら、
「考えるということを毎日している」とでもしたいところだ。



27 名前:ハインリッヒ ◆/wteuWc6 投稿日:02/05/10 21:43 ID:/uVsgnCW
live 以外で同族目的語をとる動詞の例

「他動詞 + 不定冠詞 + 形容詞 + 目的語」の形になるが、
意味上は、「自動詞 + 副詞」である場合が多い。

● breathe a deep breath 「深く息を吸う」
● die a miserable death 「惨めな死に方をする」
● dream a strange dream 「変な夢を見る」
● fight a good fight 「健闘する」「善戦する」
● laugh a bitter laugh 「苦しげに笑う」
● sleep a sound sleep 「すやすやと眠る」「熟睡する」
● smile a sour smile 「苦笑いする」

a sound sleep, a sour smile あたりは、
熟語のつもりでコロケーションを覚えておきたい気がする。
310名無しなのに合格:2005/09/07(水) 04:30:48 ID:NSps6ITI0
第3回

第1段落
第3文

This means
that we are able to make
claims about the truth of things.



32 名前:ハインリッヒ ◆/wteuWc6 投稿日:02/05/11 12:58 ID:kYUPj/u2
>第3文

> This means
(仮の訳)
このことが意味するのは、
(文脈上意識した点)
 ・ 前文が抽象的だったので、その説明が始まるものと理解する。

> that we are able to make
(仮の訳)
私たちは「作り出す」ことが実際に出来るということです。
(意識した点)
 ・ can でなく be able to を使っているので、
   能力を持ち実際に行っていることまで意味すると意識する。
 ・ この時点ではまだ make の内容がはっきりしないので、
   ここでは「作り出す」という大まかなイメージにしておく。

> claims about the truth of things.
(仮の訳)
物ごとの「真相」について「完成した強い意見」を
(意識した点)
 ・ make claims ということで、claims はある程度完成した意見。
 ・ claims はしっかりした根拠がある強い意見。
(文脈上意識した点)
 ・ truth は「考えた結果導き出されたもの」という話の流れなので
   「本質」とか「真相」とかいうイメージも少しプラスしておきたい。
311名無しなのに合格:2005/09/07(水) 04:31:36 ID:NSps6ITI0
be able to と can について

can の語源は、know
→ 「方法を知っている」 気持ちの上で出来るかどうかを問題にする
able の語源は、have
 → 「能力を持っている」 実際に出来るか出来ないかを問題にする

このため特に過去形の場合、使い分けに注意しなければならない。
● I was able to borrow an umbrella, so I didn’t get wet. (正)
● I could borrow an umbrella, so I didn’t get wet. (誤)
 (誤の理由) 実際に借りたのかどうかが不明になって、文意が成立しないから。
つまり、was/were able to は「能力があった→実際に行った」
could は「知っていた→実際に行ったかどうかは不明」ということである。

なお、be able to には、「一般に主語は生物の場合に限られる」
「能動態の後にしか続かない」などの制限がある。

make について

make の中心イメージは、
「新しいものを作り出す」「違ったものを作り出す」
このイメージは、次の2つに分かれます。

●「ものを作る」
  ・ 「一般的にものを作る」
  ・ 「ある材料から製品を作る」
  ・ 「努力して立派なものを作り上げる」
●「状態を作る」
  ・ 「人をある状態にさせる」
  ・ 「人をある状態にする」
  ・ 「努力・訓練の結果、望ましいものになる」
  ・ 「自然に〜になる」

今回のmake claims は「努力して立派なものを作り上げる」が一番ふさわしい。
「努力・訓練した結果」「完成したものを作る」というニュアンスに注意。
このため claims が「きちんとした意見」であることが分かる。
312名無しなのに合格:2005/09/07(水) 04:32:26 ID:NSps6ITI0
be going to と will の違いに関して
● be going + to不定詞
   「to不定詞」が未来志向であることはよく言われますが、
   be going は進行形ですから、
   「to不定詞」で表す行動を実際にはまだ行ってなくても、
   気持ちの上ではもう始めてしまっているみたいな感じのようです。
   既にレールが敷かれてしまった感じでしょうか。
   そのため、あんまり先のことには使わないようです。

  ○ He is going to get better. じきに良くなるだろう。
   熱が下がったり、咳が止まったりと、もう既に良くなる徴候が
   見えている、つまり具合が良くなることはもう始まっている感じです。

  ○ I'm going to buy the book tomorrow. 明日その本を買うんだ。
   前から買いたいと思っていて、明日買いに行く予定をもうすでに
   立てていた感じです。

● will
   語源的には、desire, wish を表す動詞だったようです。
   今でも名詞 will は「意志」という訳語があります。
   このため一人称が主語の場合は、
   「意志・決心・約束・固執・主張・(否定文で)拒絶」
   などの意味が特に出てくるようです。いわゆる「意志未来」です。

   実際には、二人称・三人称でも意志を表すケースもあるし、
   人称に関係なく単に未来に起こると予想されることを表すためにも
   will は使われるようです。
   したがって will の方が、be going to より何でもありみたいな感じです。
   be going to が近い未来を主に意味するのに対し、
   will にはそういう制約はないそうです。

  ○ I'll buy the book tomorrow. 明日その本を買うよ。
   この場合、友達にその本が面白いことを聞いて、
   その場で買い行こうと思ったというニュアンスがあるようです。

  ○ He will get better. そのうちによくなるだろう。
   別に症状が良くなったとかは見受けられないが、
   たかが風邪だから、いつかは治るだろうぐらいの感じだそうです。

もっとも、実際には差がない場合も多いそうです。
313名無しなのに合格:2005/09/07(水) 04:33:17 ID:NSps6ITI0
claims について

(英英) an assertion open to challenge
    a statement that something is true or real,
    esp. one that other people may disagree with.
「当然の権利としての主張」
「反対者に対して、断固として主張できる意見」
のニュアンスがある。

ふと思いついた意見というより、
しっかりした根拠から導かれた自信のある意見といえるようだ。
特に今回の文では、reasoning, thinking によって得られた
「論理的に筋の通った意見」と考えられそうだ。

なお、日本語で不満の意で「クレーム」という場合は complaint
また「クレームをつける」は make a complaint

「意見」「主張」「考え」をあらわす語

● claim
   当然のものとして、反対者に対して断固として主張できる主張
● opinion
物事に対する個人的判断や好み・感情に影響された結論に基づく意見
● view
個人的なものの見方や考え方
● idea
   心に描く考え
● thought
理性に訴えて心に浮かんだ考え
● notion
漠然としたまたは不明確な意図・考えを意味することもある
● argument
   事実や論理をもとにして行う主張。賛否がはっきりしている。
● assertion
   断定的な主張
● statement
   公式に文書または口頭によって行う主張
● allegation
   十分な証拠・根拠無しに言い張る主張

314名無しなのに合格:2005/09/07(水) 04:34:07 ID:NSps6ITI0
● actual / actuality 実際に存在している

 ・ actual achievement 実績
 ・ actual being 実在
 ・ actual benefit 実利
 ・ actual cause 実際の原因
 ・ actual condition 実情、実勢、現状
 ・ actual cost 実費、実際原価、正味金額
 ・ actual damage 実質的損害賠償金、実損害額、実質的損害、現実損害
 ・ actual demand 実需
 ・ actual dimension 実サイズ、実寸法
 ・ actual economy 実体経済
 ・ actual figure なまの数字、実際の数字
 ・ actual goods 現品
 ・ actual income 実際所得
 ・ actual interest rate 実質利子率
 ・ actual speech 生の言葉
 ・ actual state 現状、実際の状態
 ・ actual stock 株の現物
 ・ actual supply 現実供給
 ・ actual value(s) 時価
 ・ actuality film 記録映画

● reality 想像されただけではない 外見と内容が一致している

 ・ Reality is cruel. 《諺》現実は無慈悲だ。渡る世間は鬼ばかり。
 ・ reality awareness 実在意識性
 ・ reality of God 神の実在
 ・ reality of international politics 国際政治の現実
 ・ reality of life 世の中[人生]というもの
 ・ reality of the situation 実体
 ・ reality series 実話ものシリーズ
 ・ reality therapy 現実療法
 ・ reality-based 現実的な、現実に基づいた
 ・ reality-distortion zone 現実の歪曲と言われたゾーン
 ・ reality-impaired 現実感に欠ける、愚鈍な、知能に欠陥がある
 ・ the reality of UFOs UFOの実在
 ・ a description based on reality 事実に即した叙述
315名無しなのに合格:2005/09/07(水) 04:35:06 ID:NSps6ITI0
● true 事実に合っている 真実である(と信じられている)こと

 ・ truth about one's health 実際の健康状態
 ・ truth and falsehood 虚実
 ・ truth drug 自白薬、自白剤、心理抑制解消薬
 ・ truth in advertising 広告の真実性
 ・ truth of a statement 陳述の真実性
 ・ truth of the rumor 噂の真相
 ・ truth of the universe 宇宙の真理
 ・ truth set 《数学》真理集合
 ・ truth talk 本音トーク
 ・ truths of science 科学上の真理
 ・ Truth is stranger than fiction. 事実は小説より奇なり。
 ・ Truth will out. : 《諺》真実はいつか現れる。
 ・ There is a certain amount of truth in 〜にも一面の真理がある
 ・ It's sometimes necessary to stretch the truth. 《諺》嘘も方便
 ・ find out the 真相を探り出す

● fact 実際に起こった(or起こりつつある)事実

 ・ fact charged 起訴事実
 ・ fact finding 事実調査、調査業務
 ・ fact in issue 主要事実、争点事実
 ・ fact known to everybody 世間に知れ渡っている事実
 ・ fact of my having seen him 彼に会ったという事実
 ・ fact relevance 事実関係
 ・ fact-based 事実を基礎とした
 ・ fact-finding team 事実関係調査団
 ・ fact-finding inquiry 実情調査
 ・ fact-inspired 実話に基づいた
 ・ That's not a fact. そうした事実は全くない
 ・ fact as clear as day 世間に知れ渡っている事実
 ・ an established fact 動かしがたい事実
 ・ hard facts 動かぬ事実
 ・ face (the) facts 事実を認める
316名無しなのに合格:2005/09/07(水) 04:35:57 ID:NSps6ITI0
第4回

第1段落
第4文

We can verify of falsify such claims,
we can exchange meanings,
and we can praise or blame one another
for having been better or worse agents of truth.

>第4文 (1/2)

> We can verify of falsify such claims,
(仮の訳)
   私たちは、そのような「意見」を「正しいと確かめ」たり
   「間違っていると確かめ」たり出来る。
(意識した点)
 ・ 動詞が or で結ばれているので対句のように処理したい。
   verify 「正しいことを確かめる」
   falsify 「間違っていることを確かめる」

> we can exchange meanings,
(仮の訳)
   また私たちは、さまざまな「意味」について「やりとり」をすることが出来る。
(意識した点)
 ・ コンマの後だが、we can が続いたので
   文が並列されているととりあえず思っておく。
 ・ meanings は複数形なので、具体的な個々の事例をイメージ。
 ・ meanings を物のように「交換」するのは変なので、
   exchange は「人と取り交わす」と解釈したい。
(文脈上意識した点)
 ・ meanings は冠詞がないので、
   前文の the truth of things と直接関連はないようだ。

>第4文 (2/2)
> and we can praise or blame one another
(仮の訳)
   そして私たちはお互いを「誉め」たり「非難し」たりすることが出来る。
(意識した点)
 ・ and we can で、文が3つ並列されていたことが確定。
 ・ 動詞が or で結ばれているので対句のように処理したい。

> for having been better or worse agents of truth.
(仮の訳)
   「上手下手はあったにせよ」「真理の実行者」であったおかげで、
(意識した点)
 ・ 前置詞 for の処理に躊躇する。
   can を使った文章の後なので「〜のために・〜のおかげで」を採択。
 ・ 動名詞 having been の時制には注意を払う。
 ・ 形容詞 better, worse は or も含めて訳が難しい。
   意識の上では比較級をイメージしながらも仮の訳では割愛。
 ・ truth が無冠詞なので、個々の事例ではないことも意識しておきたい。
(文脈上意識した点)
 ・ agents は普通は「代行者」と訳す。誰の「代わり」なのか考えて、
   本来 truth が「神」の範疇であることが思い浮かぶ。
   もっともそれは潜在意識でのことだろうということで、
   reasoning, thinking を「実行する者」と解釈した。
317名無しなのに合格:2005/09/07(水) 04:36:56 ID:NSps6ITI0
meaning について

● meaning
    the thing one intends to convey especially by language
    言葉・行為・記号・絵などによって表現され, 人に理解されるように
    意図されたもので, 「意味」を表わす最も一般的な語。

● sense
    a meaning conveyed or intended
    one of a set of meanings a word or phrase may bear especially
    as segregated in a dictionary entry
    特にある語句のもつ特別な意味。文脈または辞書に定義された意味

● significance
    something that is conveyed as a meaning often obscurely or indirectly
    表面にはっきりと表わされる意味に対して, 語句・記号・行為などの背後に
    隠された含み・重要性。

語尾「-fy」について

ラテン語 facere ( = make ) の変化形で
「〜にする」「〜化する」の意味を表す接尾語

● classify   class 等級 → 分類する
● justify   just 正しい → 正当化する 正しいことを明らかにする
● signify   sign しるしにして表す → 象徴する 意味する 重きをなす
● simplify   simple 単純な → 単純にする 簡単にする
● qualify   quality 質 → 一定の性質を与える 資格を与える
● purify   pure 純粋な → 純化する 清める 洗練する
● personify   person 人 → 擬人化する 体言する
● modify   modus 尺度にあわせる → 修正する 緩和する 修飾する
● identify   idem = the same 同じにする → 同一なものとみなす
● satisfy   satis = enough 十分にする → 満足させる
● fortify   fortis = strong 強くする → 強化する 堅固にする 要塞を築く

第5回

第1段落
第5文

As we speak with one another
and strive for rationality,
we become able to master
absences of many kinds
and articulate presences
in extremely complex ways.
318名無しなのに合格:2005/09/07(水) 04:37:36 ID:NSps6ITI0
>第5文 (1/3)

> As we speak with one another
(仮の訳)
私たちがお互いに話をすると、
(意識した点)
 ・ as は多義語であるが、とりあえず「常について回る」という
   イメージで処理しておく。
 ・ 前置詞 with なので、speak に意見の交換のイメージを付加しておく。
(文脈上意識した点)
 ・ speak with に意見の交換のイメージを持つことは、
   前文に exchange meanings とあったこととも符合する。

> and strive for rationality,
(仮の訳)
また、合理的であることを求めて精一杯努力をすると、
(気になる点)
 ・ 接続詞 as の節内であることに留意。
 ・ strive には「争う」という意味もあるので「真剣さ」を感じ取る。
 ・ 前置詞 for は「〜を求めて」が合ってそう。
(文脈上意識した点)
 ・ rationality の適訳はよく分からない。
   第1文の reasoning との関連性を意識した。

>第5文 (2/3)

> we become able to master
(仮の訳)
私たちは十分に「マスター」出来るようになるのだ。
(意識した点)
 ・ master は中途半端ではなく完全に習得したという点に注意。
 ・ will be able to でなく現在形 become を使っているので、
   「間違いなく出来ると断言している」と受け取りたい。
(文脈上意識した点)
 ・ 第1文の「lift oneself 〜」の具体例と思われる。

> absences of many kinds
(仮の訳)
多くの種類が「存在していないケース」を
(意識した点)
 ・ この前置詞 of は、absence の主格を導くものと解釈。
 ・ absences と複数形なので、具体的な事例がいろいろあると解釈。
319名無しなのに合格:2005/09/07(水) 04:38:21 ID:NSps6ITI0
>第5文 (3/3)

> and articulate presences
(仮の訳)
   そして、「存在しているケース」を
「明瞭に効果的に表現」出来るようになるのだ。
(意識した点)
 ・ and で主節がまだ続いていることを意識。
 ・ presencesと複数形なので、具体的な事例がいろいろあると解釈。
(文脈上意識した点)
 ・ articulate の動詞・形容詞が同じ形をしているので、
   (A) [ to master absences ] and [ to articulate presences ]
   (B) master [ absences and (articulate) presences ]
   のどちらが正しいのか迷うが、(A)を採択。
 ・ これも、第1文の「lift oneself 〜」の具体例と思われる。

> in extremely complex ways.
(仮の訳)
   ひどく複雑で入り組んだ状態で ( → presences を修飾 )
(文脈上意識した点)
 ・ articulateを修飾するのか、presencesを修飾するのか
   master and articulate を修飾するのか、やはり判断に迷う。
(意識した点)
 ・ in extremely complex ways は文法上は形容詞句であるが、
   presences を「存在している」と動詞化して理解したので、
あえて副詞句のような訳にしておいた。

articulate について

動詞・形容詞が同形である。
● 動詞の場合
   (A) [ to master absences ] and [ to articulate presences ]
● 形容詞の場合
   (B) master [ absences and (articulate) presences ]
形だけでは、どちらが正しいかが解決できない。

形容詞 articulate はシーソラスによると、
 同義語  eloquent, fluent, smooth-spoken
であるため、presence の修飾語としてはコロケーション的におかしい。

一方、動詞 articulate は、
 (英英) to express thoughts and feelings clearly and effectively
とコロケーション的に認められそうである。

なお(A)の動詞説を採用すると、
「他人との会話」や「合理性を求める努力」をすると、
まず「欠けているもの」がわかる。
また同様に「存在しているもの」もわかるので、
「何かがあるということを自信持って発言できる」となる。
となり、文脈上も整合性がとれている。
320名無しなのに合格:2005/09/07(水) 04:39:07 ID:NSps6ITI0
> in extremely complex ways.

(A) articulate ← in complex ways
(B) presences ← in complex ways
(C) [(master absences) and (articulate presences)] ← in complex ways
形だけでは、どちらが正しいかが解決できない。

complex のイメージは、
「種々の部分・要素から成っていてその理解に相当の研究や知識を必要とする複雑さ」

(A) 「複雑な方法で」「明瞭に表現する」だと、
   「複雑」と「明瞭」が文脈上つながらない気がする。
(C) 文脈上はありえるようにも思うが、
   absences of many kinds と absences には前置詞句がくっついているのに、
   presences は裸になってしまうことが気になる。
   「複雑」と「マスター」、「複雑」と「明瞭」も文脈上疑問が残る。
(B) in a 〜 way には、in a bad way のように「状態」を表す用法がある。
   「複雑な状態で」「存在している」は、コロケーション的にも良さそう。

(B)>(A)=(C) で(B)説を採択した。
master absences of many kinds について

master を「マスター」
absences を「存在していないケース」と曖昧なままだったので
もう少し考えてみました。

この直前に、「人と意見を交換」「精一杯努力」をするに「つれて」とあるので、
master はやはり「熟知する」と受け取りたい。
すると、文脈上から、 absences of many kinds は
「人と話したり、自分で更に考えてみた結果、
自分の考えには、いろんなことがまだ足りないor欠けている」
ということを言いたいのかなと思う。

よって、「多くのことが欠けていることを十分に知る」としたい。
and articulate presences in extremely complex ways について

「多くのことが欠けていることを十分に知る」の続きとすれば、
and を「そしてその結果」としたい。
自分の考えに欠けている点を自覚することで、自分の考えが深まり
「非常に複雑な形で存在しているもの」を「はっきりと言える」ようになる。
という解釈をとりたい。

【「非常に複雑な形で存在しているもの」を知るためには、
合理的・論理的に思考し、真偽を確認し、他者と意見交換し、
自らも再考する、そういった過程を経なければならない。】
というのは、第一段落全体の文脈とも合致するように思う。
321名無しなのに合格:2005/09/07(水) 04:39:41 ID:NSps6ITI0
absence と presence について

● absence = ab + se + ence
● presence = pre + se + ence

「ab-」「a-」「abs-」= away, from 〜離れて
    abuse, avert, abstain, averse, avocation, abortion, abdicate
    abduct, abhor, abject, abscess, abstruse

「pre-」= before 前に
    precaution, precede, precept, preclude, precocious, predecessor, predict,
    prefabricate, prefer, pregnant, prehistoric, prejudice, preliminary, prelude,
    premature, preoccupy, prepare, prerequisite, prescribe, preserve, presentiment
    preside, presume, pretend, prevail, prevent, previous, preface, preview, presage,

「-(e)se」「ess-」「-est」「-ent」= to be 存在する
    essence, interest, disinterested, uninterested, entity, represent,

第1〜5回
第1段落 全文 ( 88 words ) 

When we enter into reasoning,
we lift ourselves beyond our biological and psychological limitations.
We live the life of thinking.
This means that we are able to make claims about the truth of things.
We can verify or falsify such claims, we can exchange meanings,
and we can praise or blame one another
for having been better or worse agents of truth.
As we speak with one another and strive for rationality,
we become able to master absences of many kinds
and articulate presences in extremely complex ways.
322名無しなのに合格:2005/09/07(水) 04:40:35 ID:NSps6ITI0
大問1番
第2段落  ( 160 words )

One of the requirements for this kind of life is
the sameness of a meaning that we communicate among ourselves
and come back to repeatedly in our own cerebral life.
-------ここから下線部和訳対象箇所------------------------------------------
A single proposition returns as a duplicate over and over again.
We tell it to other people or quote it as having been said by someone else,
and we can place the statement within a systematic exposition
of a scientific field after confirmation.
The sameness of a meaning occurs with the varying interpretations
people might give the meaning, and with the differences
in vagueness and distinctness the proposition might enjoy in various minds.
-------下線部和訳対象箇所ここまで------------------------------------------
Unless it were one and the same statement,
we could not see such differences as being differences at all;
we could not have many interpretations
if the propositions were themselves different,
and we could not speak of a vague possession of a meaning
unless a core of sense remained the same between its vague and its states.

> 第1文 (1/2)
> One of the requirements for this kind of life
(仮の訳)
   この種の生活にとって必要なものの一つは、
(文脈上意識した点)
   「この種の生活」とは、第1段落にあった「考える」生活である。

> is the sameness of a meaning
(仮の訳)
   「意味」が「同一である」ということである。
(意識した点)
 ・ sameness の冠詞は the で、meaning の冠詞は a であることにこだわりたい。
 ・ a meaning の意味がこの時点でははっきりしない。
 ・ sameness の部分は述語のように訳してみた。
 ・ of a meaning は sameness の主格にあたると判断した。
(文脈上意識した点)
 ・ 段落が変わったので、「考える」生活に「必要なこと」という話に
   テーマが広がってきたことを意識する。
 ・ 「必要なこと」=「意味の同一」と断定でありながら抽象的なので、
第2文以下説明が続くと考えられる。
323名無しなのに合格:2005/09/07(水) 04:41:25 ID:NSps6ITI0
> 第1文 (2/2)
> that we communicate among ourselves
(仮の訳)
   私たちが自分たちの間で普段やりとりしている → 「意味」
(意識した点)
 ・ that は目的格の関係代名詞と解釈。
 ・ communicate は現在形なので「習慣」であることを意識。
(文脈上意識した点)
 ・ a meaning の意味が少し分かってきた。

> and come back to repeatedly in our own cerebral life.
(仮の訳)
   そして、自分自身の「知的な生活」の際に、
繰り返し何度も戻っていく → 「意味」
(意識した点)
・ that は目的格の関係代名詞で前置詞toの目的語と解釈。
 ・ come back もやはり現在形なので「習慣」であることを意識。
 ・ 前置詞inは「〜する際に」とやや意訳した。
 ・ cerebral は直訳を避けた。
(文脈上意識した点)
 ・ 第1段落より、他人と意見を交わす場合と、自分一人で思索する場合とを
   常に念頭において話をすすめているようだということ。

a meaning について

1段落の第4文で
> We can verify or falsify such claims,
> we can exchange meanings,
とあることから、meanings は「自分のclaimの意味」
すなわち「自分のclaimの中で言いたいこと」と考えたい。

we communicate a meaning among ourselves
のcommunicateと上のexchangeが対応しているので、
今回の文の a meaning も「自分のclaimの意味」とやはり考えたい。

「自分のclaimの中で言いたいこと」が、他人と話すときと、
自分一人で考えるときで食い違っていては、
合理的な思考とはとても言えない。
したがって、「食い違い」はあってはならず
「同一」でなければならないと言いたいのだと解釈しておきたい。
324名無しなのに合格:2005/09/07(水) 04:41:59 ID:NSps6ITI0
接尾語「-ness」について

形容詞について抽象名詞を作る。

consciousness, happiness, goodness, kindness, likeness, madness, wilderness,
absoluteness, blindness, boldness, cheerfulness, clearness, darkness, flatness,
gentleness, hotness, lovingness, tiredness, wholeness, illness, sadness,
holiness, fairness, coolness, highness, greatness, friendliness, fitness,
toughness, awareness, bitterness, weakness, brightness, loneliness, unhappiness
cheapness, thickness, business, sweetness, sickness, sharpness, seriousness,
calmness, eagerness, effectiveness, eyewitness, cleanliness, willingness, whiteness,
usefulness, tenderness, stillness, readiness, quietness, likeness, idleness, hardness,
aggressiveness, fullness, forgiveness, fineness, harness, correctness,
oneness(単一性), dullness(鈍感), wordiness(多弁), up-to-dateness(当世風)

語根「-quire」「求める」 について
● acquire = ac (=to) + quire 求めて得る → 「獲得する・習得する・取得する」
    ・ acquirement
● inquire = in (=into) + quire 求めて入る → 「調査する・問う」
    ・ inquiry
● require = re (=again) + quire 再び求める → 「要求する・必要とする」
    ・ requirement

同語根「quisite-」
● disquisite = dis (=apart) 問題を細かく分けて求める → 「研究(論文)」
● exquisite = ex (=out) 求め出された → 選び抜かれた →「この上なく美しい」
● perquisite,  = per (=thoroughly) 完全に求め得たもの → 「役得・臨時報酬」

同語根「quest-」
● quest = 答も求める → 「問う・疑う・質問」
● conquest = con (=wholly) 完全に求めること → 「征服」
● request =  re (=again) + quest 再び求める → 「要請(する)」

第7回

第2段落
第2文  下線部和訳問題の該当部分

A single proposition returns
as a duplicate
over and over again.
325名無しなのに合格:2005/09/07(水) 04:42:47 ID:NSps6ITI0
> 第2文
> A single proposition returns
(仮の訳)
   たった一つの「自分の前に置かれた考えるべき課題」は、
   再び戻ってきます。
(意識した点)
 ・ returnsは現在形なので「〜ということになっている」
   といった断定的な説明と受け取った。
(文脈上意識した点)
 ・ この文章は堅い専門用語を使わず、平易な日常語を意識して使っている気がする。
   このため、propositionには「命題」という訳があるが、あえてそれを避けた。

> as a duplicate
(仮の訳)
   複製として
(文脈上意識した点)
 ・ 「複製」は「同一」の言い換えなんだなということ。
 ・ したがって似たような命題を繰り返すのではなく、
   全く同じ命題を繰り返すのだなということ。

> over and over again.
(仮の訳)
   繰り返し繰り返し何度も
(文脈上意識した点)
   何度も繰り返す際に「意味」が同一である必要があるんだなということ。

「pose」「position」について

○ pose (=put, place) → position 置くこと

● pro (=before) → propose → proposition 前に置くもの
● ap (=to) → apposite → apposition 置くにふさわしいもの
● com (=together) → compose → composite → composition 共に置くもの
● de (=from, away) → depose → deposit → deposition 位置から去らせる
● dis (=apart) → dispose → disposition 別々に離して置くもの
● ex (=out) → expose → exposition 外に置くもの
● im (=on) → impose → imposition 〜の上に置くもの
● inter (=between) → interpose → interposition 間に置くもの
● op (=against) → oppose → opposite → opposition 反対におくもの
● sup (=under) → suppose → supposition 下に置くもの
● trans (=across) → transpose → transposition 向こうに置くもの

326名無しなのに合格:2005/09/07(水) 04:43:26 ID:NSps6ITI0
「折り重ねる」を表す語根「-ply」「pli-」「ple-」について

● ply 折り返す → 反復する → 「精を出す」
● apply 【〜の上に】重ねる → 「申し込む・適用する」
● imply 【中に】重ねる → 「暗に意味する」
● reply 重ね【返す】 → 「返答する」
● complicate 【共に】折り重ねる → 「入り組んだ」
● explicate 折り重なりを【外へ】 → 開く → 「明らかにする・説明する」
● exploit 重ね込まれているものを【外へ】 → 「採掘する・開発する」
● perplex 【完全に】折り込む → 「もつれさせる・当惑させる」
● supplicate 【体を下に】折り重ねる → 「嘆願する」
● deploy 重なりを【ばらばらにする】 → 「展開する
● display 重なりを【ばらばらにする】 → 露わに示す → 暴露する・展示
● employ 【仕事の中に】折り重ねる → 「雇う」
● simple 【一つ】重なる → 「単純な」
● duplicate 【二つ】重ねる → 「二倍にする・複製する」
● triple 【三つ】重ねる → 「三倍にする」
● multiple 【たくさん】重なっている → 「多くの部分からなる」

第8回

第2段落
第3文  下線部和訳問題の該当部分

We tell it to other people or quote it
as having been said by someone else,
and we can place the statement
within a systematic exposition of a scientific field after confirmation.
327名無しなのに合格:2005/09/07(水) 04:44:25 ID:NSps6ITI0
> 第3文 (1/2)
>  We tell it to other people or quote it
(仮の訳)
   私たちはそのpropositionを、他の人に話したり
   引用したりします。
(意識した点)
 ・ tellもquoteも現在形である点。
(文脈上意識した点)
   前文のrepeatの例だと意識した。

>  as having been said by someone else,
(仮の訳)
   他の誰かが言っていたと、(→引用する)
(意識した点)
 ・ other people と someone else は別人であること。
 ・ 「( tell + quote )←as〜」か「 tell + ( quote ←as〜)」のどちらなのか。
   「quote A as B」という形から、後者と判断。
   as の直後に「〜ing」が来る例はコパースでも多数見つかる。
tell は内容を伝える、quoteは言葉通りに伝えることも参考にする。
 ・ having been said の時制に注意。

> 第3文 (2/2)
>  and we can place the statement
(仮の訳)
   そして私たちはその意見を(正しい場所に)置くことが出来る。
(意識した点)
 ・ placeには「正しい場所に置く」という含意がある。
   その場所の説明が以下続くはずと考える。

>  within a systematic exposition of a scientific field
(仮の訳)
   ある学問の一分野の体系だった説明の中に
(文脈上意識した点)
 ・ scientificは文脈上「自然科学」に限定しかねるので
   「社会科学」なども含めた広い意味にとった。
 ・ 意見の「置き場所」として納得がいく場所である。

>  after confirmation.
(仮の訳)
   (the statementを)十分に確かめた後、(→置く)
(意識した点)
 ・ confirmは動詞化して理解。
328名無しなのに合格:2005/09/07(水) 04:45:14 ID:NSps6ITI0
語根「-firm」「堅固な」について

○ firm 「堅固な・商会・会社」
   ・ firmament 「大空・天空」(堅くて移動しないものと昔は考えられていた)
● confirm = con(=wholly) + firm 十分に堅固にする → 「確定する・確認する」
   ・ confirmation 「確定・確証・批准」
   ・ confirmed 「堅められた・こり固まった」
● affirm = af(=to) + firm 確固たるものにする → 「断言する・肯定する」
   ・ affirmative 「肯定」
● infirm = in(=not) + firm 強固ではない → 「病弱の・優柔不断の」
   ・ infirmary 「病院・貧民収容所」
   ・ infirmity 「虚弱・病弱・柔弱・弱点」

紛らわしい語
● conform = con(=together) + form(=form)
 形を共にする → 形に合わせて作る →「(規則などに)従う」

「置く」について

「置き方のニュアンス」+「置く対象物」+「置き場所」 の形で使う。

● put ある方向に運んでいって置く
● place 正しい位置に置く
● lay 準備をして設置する・横にして置く
● set 定まった位置に置く
● fix 動かないようにしっかり固定して取り付ける
● settle 動かないように気をつけて置く(固定はしない)

「置き場所」には「前置詞句」だけでなく
「場所や方向を表す副詞」が来ることも多い。
put off, put down, put up, put into, put out, put aside, put away, put in, put on,
lay up, lay out, lay down, lay off, lay over,
set up, set aside, set down, set in, set apart, set back

その他の熟語
put up with, put into practice, take place, in place, out of place, a set of
第9回

第2段落
第4文  下線部和訳問題の該当部分

The sameness of a meaning occurs
with the varying interpretations
people might give the meaning,
and with the differences in vagueness and distinctness
the proposition might enjoy in various minds.

329名無しなのに合格:2005/09/07(水) 04:46:05 ID:NSps6ITI0
> 第4文 (1/2)
>  The sameness of a meaning occurs
(仮の訳)
   「意味」が「同一である」ということは起きます。
(文脈上意識した点)
   第1文のthe sameness of a meaningとのつながり。

>  with the varying interpretations
(仮の訳)
   様々な変わりゆく解釈を伴って。
(意識した点)
 ・ with〜は「主語について回る」を意識する。
 ・ 訳出しずらいがinterpretationsが複数形である点。
(文脈上意識した点)
 ・ 「意味」が「同一である」ことは、一見矛盾するようだが、
   「いろんな解釈」を結果として生じることが言いたいものと受け取る。

>  people might give the meaning,
(仮の訳)
   人々がその「意味」に与えるかもしれない (→the interpretations)
(意識した点)
 ・ mightは「かもしれない」と解釈。

> 第4文 (2/2)
>  and with the differences in vagueness and distinctness
(仮の訳)
   そして、曖昧さと明瞭さの中にある違いを伴って (→occurs)
(意識した点)
 ・ interpretations同様differencesも複数形であることを意識する。
 ・ in〜 は丁寧に述語っぽく読んだ。
(文脈上意識した点)
   the differencesもthe samenessと一見矛盾するが、
   やはり結果として生じることが言いたいものと受け取る。

> the proposition might enjoy.
(仮の訳)
   そのpropositionが持っているかもしれない (→vagueness and distinctness)
(意識した点)
 ・ enjoyが「楽しむ」以外の訳語を選ぶ必要がある点。

> in various minds.
(仮の訳)
   いろんな人々の頭の中で
(意識した点)
 ・ enjoyを修飾している点。
(文脈上意識した点)
 ・ mindは「感情・意志と区別して理性を働かせる知性」というのが文脈上良さそう。

withについて

A occur with B
前から読んでいった都合上、「Aは起きる / Bと共に」としたが、
「Aが起きるとき、いつも同時にBを伴う」
「Aが起こると、結果としてBも起きる」
と解釈した方がより自然そうだ。

例: The new machine has been put on the market WITH successful results.
新しい機械が市場に出され、「その結果」成功であった。
330名無しなのに合格:2005/09/07(水) 04:47:58 ID:NSps6ITI0
接頭語「inter-」(=between, among) について

● interpret = inter + pret(=seize, catch)
● intercept = inter + cept(=catch)
● interchange = inter + change
● interfere = inter + fere(=strike)
● interfuse = inter + fuse(=pour)
● interjacent = inter + jac(=lie) + ent
● interlude = inter + lude(=play)
● intermit = inter + mit(=send)
● interpose = inter + pose(=put)
● interrupt = inter + rupt(=break)
● intersect = inter + sect(cut)
● intervene = inter + vene(=come)
● interact = inter + act
● international = inter + national
● interview = inter + view(=see)
● interval = inter + val
● intercourse = inter + course(=run)
● intermediate = inter + medi(=middle) + ate



132 名前:ハインリッヒ ◆/wteuWc6 投稿日:02/05/19 00:04 ID:/UcwF8yD
might について

● 推量・・・mayよりもやや可能性が少ない感じ
   I might ate tonight, so don’t wait dinner for me.
    今晩は遅くなるかもしれないから、夕食は私を待たずに先にしなさい。

● might well 「おそらく〜するだろう(可能性が十分にある)」
   It might well be proud of their daughter.
    おそらく晩までには雨になろう。

● might well 「〜するのももっともである」
   They might well be proud of their daughter.
    彼らが娘さんの自慢をするのももっともです。

● might as well 〜 (as ... ) 「( ...をするくらいなら)〜するほうがましだ」
   You might as well tell her the truth.
    彼女に本当のことを言うほうがいいよ。
331名無しなのに合格:2005/09/07(水) 04:48:54 ID:NSps6ITI0
第2段落
第5文 (セミコロンまで)

Unless it were one and the same statement,
we could not see such differences
as being differences at all;

>第5文 (セミコロンまで)  1/3
> Unless it were one and the same statement,
(仮の訳)
   もし、そのpropositionが一つのもので同じ意見でないならば、
(意識した点)
 ・ wereによって仮定法だと分かるが、
   unlessをどのようにとらえるか迷う。
ここでは、unless = if not と考えた。
 ・ it = the proposition と考えておく。
(文脈上意識した点)
 ・ 1つ前の文が抽象的で難しかったので、
   ややかみ砕いて同じことを繰り返してくれたと受け取る。

>第5文 (セミコロンまで)  2/3
> we could not see such differences
(仮の訳)
   私たちは、そのような違いが分からないだろう。
(意識した点)
 ・ 仮定法の文であるということ。
   したがって「実際には分かる」と言っている。
(文脈上意識した点)
 ・ such differences は当然、前の文の the differences in vagueness and distinctness
   を指していると理解する。
こうした違いは各人の頭の中でいろいろと考えられるのだが、
   そもそも違った命題について各人が考えていたのでは話しにならない。
   その命題は誰からみても同じ一つのものでないといけない
   といった文脈だと考えておきたい。
>第5文 (セミコロンまで) 3/3
> as being differences
(仮の訳)
   違いであるとは、
(意識した点)
 ・ see A as Bというひとかたまりである点。
   「AがBだと考える・分かる」と理解しておく。

> at all;
(仮の訳)
   全く (→could not see)
(意識した点)
 ・ 「全く考えることができないだろう」というつながりである。
(文脈上意識した点)
   セミコロンがあるので、もう一度同じことを別の言い方で述べてくれそうだ。
332名無しなのに合格:2005/09/07(水) 04:49:38 ID:NSps6ITI0
unlessについて

「英文法解説(江川泰一郎)」には次のように書いてある。
   仮定法にはunlessを使えないことは比較的差遺品になって
   指摘され始めたことであるが、現在ではOALDやLDCEにも
   記載されている。ただ、不思議なことにGraverやThomsonなどは
   依然として仮定法における ’unless = if not’ を認めている。

(A) Our dog wouldn’t have barked, unless he had heard a strange noise.
   うちの犬はほえなかっただろう。もっとも変な物音を聞いたのなら別だが。
    → 変な物音を聞いたとは考えられないから、吠えなかったと思う。

   unlessは「唯一の除外条件」を表す。
   実際はunless以下の可能性は低いと考えるのが自然。

(B) Our dog wouldn’t have barked if he hadn’t heard a strange noise.
   変な物音を聞かなかったら、うちの犬は吠えなかっただろう。
    → 変な物音を聞いたから、ほえたのだ。

   これは通常の仮定法と同じ考え方で良い。

この2つの文で分かることは、unless = if not と簡単に考えてはいけないということ。
それどころか「犬が吠えなかった」「犬が吠えた」と
全く違う意味になってしまうのだから、大いに注意しなければならない。

(a) Unless it were one and the same statement, we could not 〜
(b) If it weren’t one and the same statement, we could not 〜

(A)の考え方だと、(a)は、
「基本的には、〜出来ないと考える。
 可能性は低いが、命題が一つで同じ意見の時に限っては一応〜出来る。
 とはいっても、実際は〜出来ないと考えておくの方がいいだろう。」
この考え方だと、「違いを違いとして考えることが出来ない」が結論になり、
これまでの文脈から外れてしまう。

そこで(B)の考え方、すなわち(a)=(b)と考えた場合は、
   「もし命題が一つで同じ意見でないならば、〜出来ないだろう。
    しかし実際は、命題は一つで同じ意見だから、〜出来る」
この考え方だと、「違いを違いとして考えることが出来る」が結論になり、

これまでの文脈に沿ったものになる。

よって、今回はあえて unless = if not と考えたい。
333名無しなのに合格:2005/09/07(水) 04:50:26 ID:NSps6ITI0
see A as B について

○ see A as B  AをBだと考える・見なす

   Aを目的語、Bを補語のように拡大解釈して、
   A = B ととらえた方が理解しやすい。

● regard A as B  AをBだとみなす
● consider A as B  AをBだとみなす
● look on A as B  AをBだとみなす
● reckon A as B  AをBだとみなす
● view A as B   AをBだと見る
● think A as B   AをBだと考える
● esteem A as B  AをBだと考える
● recognize A as B AをBだと認める
● acknowledge A as B  AをBだと認める
● describe A as B  AをBだと述べる
● refer to A as B  AをBだと言及する
● respect A as B  AをBとして尊敬する

第2段落
第5文 (セミコロン以降その1)

we could not have many interpretations
if the propositions were themselves different,

>第5文 (セミコロン以降その1)
> we could not have many interpretations
(仮の訳)
   私たちは多くの解釈を持つことはできないだろうに。
(意識した点)
 ・ やはり仮定法だという点。
   よって「実際は多くの解釈を持つことが出来る」と言いたいらしい。
(文脈上意識した点)
 ・ 同じ内容をさらに言い換えてくれそうなこと。

> if the propositions were themselves different,
(仮の訳)
   もしそのproposition自体が異なっていたならば
(意識した点)
 ・ the propositionsが複数形になっている点。
   各人が考える命題がそれぞれ違うものだったら、
   似たような命題がいくつも存在していることを厳密に意識しているようだ。   
 ・ 仮定法なので「実際は異なっていないつまり同じだと言いたいらしい。
(文脈上意識した点)
 ・ with the varying interpretations people might give the meaning
   の部分を言い換えてくれているのだと意識する。
334名無しなのに合格:2005/09/07(水) 04:51:07 ID:NSps6ITI0
再帰代名詞の強調用法について
 ・ 名詞・代名詞と同格になる。
 ・ 原則として強める語の直後に置かれる。
 ・ 誤解の生じるおそれのない場合、位置は比較的自由になる。
 ・ なおこの再帰代名詞は強勢を置いて発音される。


前置詞+再帰代名詞の慣用語句
 ● by oneself  「一人だけで・独力で・自分で」
 ● for oneself  「自分のために・自ら・自分で」
 ● of oneself  「ひとりでに」
 ● to oneself  「自分自身に・自分だけに」
 ● beside oneself  「我を忘れて・逆上して」
 ● in itself  「本来は・それ自体で・本質的には」
 ● between ourselves  「ここだけの話だが」

目的語に再帰代名詞をとる表現

 ● feel oneself 「自分が〜されていると感じる」
 ● enjoy oneself 「楽しむ・楽しく過ごす」
 ● make oneself at home 「楽にする」
 ● help oneself 「食べ物を自由に取って食べる」
 ● kill oneself 「自殺する」
 ● ease oneself 「体を楽にする」
 ● hurt oneself 「怪我をする」
 ● persuade oneself 「信じる」
 ● support oneself 「自活する」
 ● throw oneself 「身を投げる」
 ● bear oneself 「振る舞う」
 ● introduce oneself 「自己紹介する」
 ● respect oneself 「自尊心を持つ」
 ● surrender oneself 「自首する」
 ● warm oneself 「暖まる」
 ● abandon oneself to 「〜にふける・〜に身を任せる」
 ● feed oneself 「人手を借りずに一人で食べる」
 ● flatter oneself 「うぬぼれる・得意に思う」
 ● pride oneself 「自慢とする・誇る」
 ● avail oneself 「〜を利用する・〜に乗ずる」
 ● absent oneself 「〜を欠席する」
第2段落
第5文 (セミコロン以降その2)
and we could not speak
of a vague possession of a meaning
unless a core of sense remained
the same between its vague and its distinct states.

335名無しなのに合格:2005/09/07(水) 04:51:57 ID:NSps6ITI0
>第5文 (セミコロン以降その2) (1/2)
>  and we could not speak
(仮の訳)
   そして私たちは話すことはできないだろう。
(意識した点)
 ・ また仮定法だと考える。
   したがって「実際には話すことが出来る」としたい。
(文脈上意識した点)
   第1段落より人と意見を交換することの大事さは述べられている。

>  of a vague possession of a meaning
(仮の訳)
   意味を曖昧なまま持っていることについて
(意識した点)
 ・ vagueを副詞、possessionを動詞、of a meaningを目的語
   のように処理してみた。

>第5文 (セミコロン以降) (2/2)
>  unless a core of sense remained the same
(仮の訳)
   もし意味の中心が同じもののままでないならば、
(意識した点)
 ・ ここでも unless = if not としておく。
 ・ 仮定法だから「実際は同じもののままだ」と考える。
 ・ senseは「文脈or辞書に定義された意味・語義」
(文脈上意識した点)
   意味の中心が同じだから、微妙な相違点がはっきりしてくると受け取る。

>  between its vague and its distinct states.
(仮の訳)
   曖昧な状態と明白な状態の間で
(文脈上意識した点)
   with the differences in vagueness and distinctness を
   180度逆の方向から言い換えたと考える。
   つまり「同じものが分かる」=「違っていることが分かる」と受け取る。
「曖昧な」について

 ● vague  言葉・観念・感情などが漠然とした曖昧な
 ● obscure  表現が不的確で、またはあるものが隠されていて不明瞭
 ● ambiguous  不適切な表現のために二つ以上の解釈がなり立ち曖昧
 ● evasive  返事などが言い抜けでごまかしの
 ● noncommittal  言質を与えないどっちつかずの
 ● equivocate  人を惑わすために曖昧な言葉を使う。言葉を濁す。
 ● indistinct  形状・記憶などが不明瞭な・ぼんやりした
 ● uncertain  確信が持てない
 ● unclear  はっきりしない・不明瞭な
 ● unintelligible  理解できない・わかりにくい・難解な
336名無しなのに合格:2005/09/07(水) 04:52:38 ID:NSps6ITI0
「明白な」について

 ● distinct  他とまったく別な
 ● clear  間違いの余地のないほどはっきりした
 ● apparent  一見してそれとわかるほどの明白な・はっきりした
 ● evident  証拠があって外から見ても明らかな・ 明白な
 ● manifest  目・心に明白な・判然とした
 ● obvious  疑問の余地がないくらいに明らかな
 ● plain  単純明快で明らか
 ● patent  通例悪いことに用いる 「真っ赤な嘘 patent lie」
 ● unambiguous  表現が適切で二つ以上の解釈がなり立つようなことはない
 ● unequivocal  人を惑わすような曖昧な言葉を使わない

大問1番
第2段落  ( 161 words ) 訂正バージョン

One of the requirements for this kind of life is
the sameness of a meaning that we communicate among ourselves
and come back to repeatedly in our own cerebral life.
-------ここから下線部和訳対象箇所------------------------------------------
A single proposition returns as a duplicate over and over again.
We tell it to other people or quote it as having been said by someone else,
and we can place the statement within a systematic exposition
of a scientific field after confirmation.
The sameness of a meaning occurs with the varying interpretations
people might give the meaning, and with the differences
in vagueness and distinctness the proposition might enjoy in various minds.
-------下線部和訳対象箇所ここまで------------------------------------------
Unless it were one and the same statement,
we could not see such differences as being differences at all;
we could not have many interpretations
if the propositions were themselves different,
and we could not speak of a vague possession of a meaning
unless a core of sense remained the same
between its vague and its distinct states.

第3段落
第1文

Meanings are presented especially
in words.
337名無しなのに合格:2005/09/07(水) 04:53:22 ID:NSps6ITI0
>第1文
>  Meanings are presented
(仮の訳)
   「意味」は前に出される。
(意識した点)
 ・ present は >>80 で確認したように
   pre + se + ence 「前に存在する」なので、
   訳語を限定せず仮訳をした。
   提出・提示・提供・表示などいろいろ訳語は考えられそう。

>  especially in words
(仮の訳)
   特に言葉で
(意識した点)
 ・ 全段の especially は are presented より
   in words を修飾しているのかなと考える。
・ 前置詞 in は「道具・材料・表現様式などを表わす」と解釈する。
(文脈上意識した点)
   段落が変わりまたテーマが拡がりそう。
   そして「words」がそのテーマらしい。

「道具・材料・表現様式などを表わす」を表す前置詞「in」

表現の材料を「〜の形で」と表す。
「meaningsを表現するのにwordsの形で表す」ということで今回の文脈に合っている。
● It was a gigantic statue in bronze.
● The landscape was painted in oils.
● She made a speech in English.
● All his sketches are in pencil. 

区別しておきたい前置詞の例
● I wrote the landscape with a pencil.
    「(動作を行うためにプラスされた道具として)鉛筆で」「〜を持って・用いて」
● Send the letter by airmail.
     「〜を使って・〜によって」 手段・方法・媒介など
● The dressing consists of oil and vinegar.
     「〜で・〜から」 材料・構成要素
● Glass is made from quartz sand.
     通常もとに戻れない「原料」
第14回

第3段落
第2文 その1

Through language it becomes possible
for us to express
the way things are
338名無しなのに合格:2005/09/07(水) 04:54:06 ID:NSps6ITI0
>第2文 その1
>  Through language it becomes possible
(仮の訳)
   言葉を通してitは可能になります。
(意識した点)
 ・ itを指す内容は後述されるであろうということ。
(文脈上意識した点)
   第1文の言い換えと思われる。

>  for us to express
(仮の訳)
   私たちは言い表すことが
(意識した点)
 ・ express には「思想などを言葉で表現する」という意味があること。

>  the way things are
(仮の訳)
   物のありさまを
(意識した点)
 ・ the way things are の扱い。

the way について

「the way」はほとんど接続詞であるかのように使われる。
  # 特にアメリカ人が口語で用いることが多い。
「in the way in which S’+V’」→「in the way that S’+V’」
最終的に先頭の前置詞inが脱落して副詞的対格として用いられるようになった。

[A] the way = as
● Do it the way you were taught. 「教わったとおりにやりなさい。」
● I fixed things the way he wanted. 「私はあの人の希望するように取り決めました。」

[B] the way = according as
● The way it looks to me, you’re in a spot.
「どうやら、やっかいなことになっているようだね。」

[C] the way = since
● No one can understand the way I miss Dave.
     「どれほど私がデーブのいないのをさみしく思っているかは」
     この例では関係副詞のhowに相当するともとれる。

[D] the way = the way how 関係副詞 how が欠落した。
● The way he washes his hands,  「彼の手の洗い方から見ると」
● That’s the way I was rescued. 「そんなふうに私は救出されたのです。」
339名無しなのに合格:2005/09/07(水) 04:54:54 ID:NSps6ITI0
express the way things are について

the way = as「〜とおりに」と考えると
直訳は「物事が【現在存在している】とおりに表現する。」
意訳すると「物事をあるがままに表現する」と出来るだろう。

さらに意訳して
the way things are 「物のありさま」「世の習い」「世の中のルール」
といった訳例もあった。

関連表現
● the way things are going now 「今の成り行きでは」
  ● way the world goes 「慣例・世の習い・世の常・世の習わし」
  ● the way you look 「顔つき」
  ● the way I am 「今の自分」
  ● the way it used to be 「元通り・在りし日の姿・従来通り」
  ● the way it is now 「現実・現状では・目下のところ」

おまけ
  ● The Way We Were 1973年のアメリカ映画のタイトル 邦題は【追憶】
同名の主題歌を、主演のバーブラ・ストライザンドが歌い
アカデミー主題歌賞を受賞する。


語根「press」「圧する」 について

● express → ex (=out) + press「外に押し出す」→ 外にしぼり出す
● impress → in (=on) + press「心の上に押しつける」→ 印象・感激を押しつける
● compress → com (=together) + press「共に圧する」→「圧縮する・圧搾する」
● oppress → op (=against) + press「〜に対して圧迫を加える」→「しいたげる」
● repress → re (=back) + press「押し返す」→「鎮圧・制圧する」
● suppress → sup (=under) + press「下に押さえる」→「抑圧する・書物の発行を禁止する」
● depress → de (=down) + press「押し下げる」→「不況にする・元気を失わせる」
340名無しなのに合格:2005/09/07(水) 04:55:52 ID:NSps6ITI0
接頭語「ex-」「= out of」について (1/2)

● exact = ex + act (=drive)「駆り立てる」→ きびしく要求する →「正確な」
● exaggerate = ex + ag (=to) + gerate (=carry)「外へ拡げる」→「誇張する」
● example = ex + ample (=take)「取り出す」→「実例・手本」
● exceed = ex + ceed (=go)「越えて外へ行く」→「越える・凌駕する」
● except = ex + cept (=take)「取って外へ」→「除く」
● exclude = ex + clued (=shut)「閉め出す」→「除外する・追い払う」
● execute = ex + secute (=follow)「外へ続いて行く」→「実施する・実行する」
● exempt = ex + empt (=take)「取り除かれた」→「免除する」
● exert = ex + sert (=put together)「全ての力を集めて外へ」→「発揮する」
● exhale = ex + hale (=breathe)「息を吐き出す」→「蒸発する・発散する・吐き出す」
● exhaust = ex + haust (=draw)「引き出す」→「排出する・用い尽くす」
● exhibit = ex + hibit (=have)「手に持って出す」→「与える・示す・出品する」
● exhume = ex + hume (=ground)「地の外へ」→「掘り出す」
● exit = ex + it (=go)「外へ行く」→「出口・退場・死去」
● expect = ex + pect (=look)「待ちかねて外を見る」→「期待する・予想する」
● expel = ex + pel (=drive)「外へ駆り立てる」→「追い出す・発射する」

接頭語「ex-」「= out of」について (2/2)

● expire = ex + spire (=breathe)「息を吐き出す」→「息を引き取る・期間終了・効力消滅」
● explicit = ex + plicit (=folded)「外に重ねられた」→外に現れている→「明白な」
● expose = ex + pose (=place(「外に置く」→「さらす・露出する・陳列する」
● expound = ex + pound (=put)「外に出す」→「説明する・解説する」
● exquisite = ex + quisite (=sought)「求め出された」→「絶妙な・この上ない・繊細な」
● exterminate = ex + termin (=boundary) + ate「境界の外へ」→「根絶する・絶滅する」
● extinguish = ex + stinguish (=prick)「突いて消す」→「消す・消滅させる・鎮める」
● extort = ex + tort (=twist)「ねじり出す」→「強要する・ゆすり取る・脅して自白させる」
● extrude = ex + trude (=thrust)「押し出す」→「押し出す・突き出る」
● exclaim = ex + claim (=cry)「外に叫ぶ」→「強い語調で言う」
● expand = ex + pand (=stretch)「外に広げる」→「拡大する・拡張する」
● extend = ex + tend (=stretch)「外に伸びる」→「広げる・延ばす・伸ばす」
● export = ex + port (=carry)「外に運び出す」→「輸出する」
● extract = ex + tract (=draw)「外に引き出す」→「抜く・引き出す・抜粋する・引用する」
341名無しなのに合格:2005/09/07(水) 04:56:48 ID:NSps6ITI0
第3段落
第2文 その2

and to convey this mode of presentation
to other people and to ourselves
at other places and other times.

>第2文 その2
>  and to convey this mode of presentation
(仮の訳)
   そしてこの「発表」様式を伝えることが (→可能になる)
(意識した点)
 ・ to express and to convey と並列されていること。
 ・ convey には「意味・思想・感情を人に伝える」という意味がある。
・ 次に「どこに・誰に伝えるのか」を示す語句が続くであろうこと。
 ・ this mode of presentation は、express the way things are をする際の「様式」
   ということだろうが、この時点ではやや唐突。
   もっと詳しい説明がこの後あるものと期待する。

>  to other people and to ourselves
(仮の訳)
   他の人に対して、そして自分自身に対して、
(文脈上意識した点)
   第1段落・第2段落を通して、他人と自分自身を区別しないという
   方針が貫かれている。

>  at other places and other times.
(仮の訳)
   他の場所で、そして他の時に、

語根「vi-」「-voy」「道」について

● via 「道」「〜経由で」
● convey → con (=together) + vey「道を共にする」→「運搬する・伝達する」
● convoy → con (=together) + voy「道を共にする」→「護送する・警護する」
● envoy → en (=on) + voy「道の上に置く」→派遣する→「使節・使者」
● invoice → in (=on) + voi + ce「道の上に置く」→送る「送状を作成する」
● obviate → ob (=against) + vi +ate「道でぶつかる」→通さない→「未然に防ぐ」
● obvious → ob (=near) + vi + ous「路上近くに横たわる」→人の目に付く→「明白な」
● previous → pre (=before) + vi + ous「前の道を行く」→「以前の・前述の」
● pervious → per (=through) + vi + ous「道を通り抜ける」→「通過し得る・明瞭な」
● deviate → de (=away from) + vi + ate「道から離れる」→「逸脱する・逸れる」
● viaduct → via + duct (=lead)「導く道」→「陸橋」

★ trivial → tri (=three) + vi + al「三本道」
        → 買い物返りの女達が出会って立ち話に興じるところ
        → 話の内容が概してつまらない
        →「つまらない・些細な・平凡な・日常の」
342名無しなのに合格:2005/09/07(水) 04:57:47 ID:NSps6ITI0
第16回

第3段落
第3文 その1 下線部和訳該当個所

The words we exchange
capture the way things have appeared to us,

>第3文 その1
>  The words we exchange
(仮の訳)
   私たちがやりとりする言葉は
(意識した点)
 ・ wordの冠詞がtheで、しかも複数形であること

>  capture the way things have appeared to us,
(仮の訳)
   私の目にずっと映ってきた物のありさまをとらえます。
(意識した点)
 ・ 前にでてきたthe way things areの動詞の部分だけ違うということ。
   厳密に話を進めるためのこだわりらしい。
   直訳ではどうも訳しずらい。
 ・ have appearedが現在完了形であること。

appear について

ap (=to) + pear (=) 「前に進み出る」→「現れる・出現する」

● He appeared to me upset.
  彼は / 前に進み出てきた / 私の方に / 動揺した状態で
    → 彼が私の方に向かって前に出てきた。
      それで彼を見たところ、動揺した状態に見えた。
    → 「私には、彼は動揺しているように見えた。」
→ 「私の目には、彼は動揺しているように映った」

● the way things have appeared to us
 → things have appeared to us the way
  物事が / 前にずっと出てきていた / 私の方に / そのように
    → 物事が私の方に向かって前にでてきていた。
      それでその物事を見てきたが、そのような状態にずっと見えている。
    → 「私には、その物事はずっとそのように見えている」
    → 「私の目には、その物事はずっとそのように見えている」
 → 「私の目には、その物事はずっとそのように映っている」
 → 「その物事が、私の目にずっと映っている / とおりに」
 → 「私の目にずっと映ってきた物のありさまを」
343名無しなのに合格:2005/09/07(水) 04:58:26 ID:NSps6ITI0
第3段落
第3文 その2 下線部和訳該当個所

and if we are authoritative
in our disclosures
they capture the way things are.

>第3文 その2
>  and if we are authoritative
(仮の訳)
   そして私たちが「権威がある」ならば、
(意識した点)
 ・ authoritative が訳出しずらい。
「権威」→「自らの正統性に自信がある」
        「他の者から信頼すべきものとみなされているもの」
   と考え、「自分でも自信があり、他の者も信頼している」と受け取った。
   訳語としては長すぎるので、あえて「権威」のままにしておいた。

>  in our disclosures
(仮の訳)
   自分が明らかにしたことにおいて
(意識した点)
 ・ disclosures も訳出しずらい。
「暴露・発覚・発表」といった訳語を避けて動詞化しておいた。
   「自分が口にした言葉」と受け取りたい。

>  they capture the way things are.
(仮の訳)
   その言葉は、物のありさまをとらえます。
(意識した点)
 ・ 繰り返しを考慮して、they = the words と考えた。
(文脈上意識した点)
   先に意識したとおり、the way things have appeared to me
   との差別化がされたようだ。

authoritative について

author → authority → authoritative, authorize, authorized, authorization,

● author → ラテン語 auctor (増加させる人) から来ている。
       「物事を生ぜしめる人」→「創始者・著作者・張本人」
        ※ authentic「真正な」は、
          「著者自身の手で書かれたから信ずべき」という意味がある。

● authority →「物事を生ぜしめる根元」「生み出す支配力」→「権威・典拠・当局」
       「根本」であるがゆえに、自己正統性を持ち、
        また人はその正統性を拠り所として「信頼する」。

※ 語根「auc-」 には「作り出す」「増加させる」の意味がある。
● auction「だんだんと値段が増加していく」→「競売・せり」
● augment 「増大する」 ( auc- = aug-, )

344名無しなのに合格:2005/09/07(水) 04:59:01 ID:NSps6ITI0
接頭語「dis-」について

「apart, away 分離」から「除去・略奪・反対・否定・強意」といろんな意味が派生した。
ここでは「否定 = 逆の行動をする」の要素が強いケースを取り上げる。
当然だが「分離」などの要素もあわせ持っているケースが多い。

● disclose → dis + close (閉じる)  → 「暴露する・うち明ける」
● disbelieve → dis + believe →「信じない」
● disarm → dis + arm (武装する)  →「武装解除する」
● disband → dis + band (縛る) →「解放する」
● disburden → dis + burden (重荷を負う) →「重荷を下ろす」
● disconnect → dis + connect (接続する)  →「切り離す」
● discover → dis + cover (覆う) → 覆いを取り除く →「発見する」
● disillusion → dis + illusion (幻想) →「迷いを覚ます」
● disinfect → dis + infect (感染する) →「消毒する」
● dismount → dis + mount (登る) →「下りる」
● disengage → dis + engage (従事する) →従事しなくてよい→「束縛から解かれる」
● disease → dis + ease (安楽) →「病気」
● disgust → dis + gust (=taste) → 味わえない →「嫌悪」
● display → dis + play (=fold 折り重ねる)
 → 折り重なったものを広げてみせる →「露わに示す」

第3段落
第4文 その1 下線部和訳該当個所

At the same time,
the words are flavored by the style
with which we have disclosed
the things in question,

> 今までどういう勉強をしてきたのですか?

人と明らかに違ったことをしたのは、
1ヶ月かけて、徹底して単語を詰め込んだことぐらいでしょうか。

1日500〜1,000語のペースで、単語帳を計6冊チェックしました。
3,000語→10,000語ぐらいに急増しました。
語彙力増強としてはかなり邪道なやり方だったので、
和訳や速読では何とかなるのですが、
似た単語ばっかり集めた選択問題は苦手のままです。
その後に音読とシャドーイングという勉強法を知って取り入れたので、
欠点を少しずつ改善しているところです。
345名無しなのに合格:2005/09/07(水) 04:59:37 ID:NSps6ITI0
>第4文 その1 (1/2)
>  At the same time,
(仮の訳)
   同時に、
(文脈上意識した点)
   the words capture the way things are と同時にと受け取る。

>  the words are flavored by the style
(仮の訳)
   その言葉は、スタイルによって風趣を添えられる。
(意識した点)
 ・ flavor は「何か一味付け加えられる」と意識する。
・ style の訳語で悩む。「文体」とかは書き言葉に限定されそう。
「表現法」ぐらいに考えておく。
(文脈上意識した点)
 ・ the style に関しては今まで述べられていないので、
   この後説明が加えられると考える。

>第4文 その1 (2/2)
>  with which we have disclosed
(仮の訳)
   (the style?) → そのスタイルを使って、私たちは明らかにした。
私たちが明らかにしたときに使った → (the style)
(意識した点)
 ・ 前置詞付きの関係代名詞なので訳出しずらいのでまず直訳にした。
 ・ 現在完了は完了用法と考えた。
(文脈上意識した点)

>  the things in question,
(仮の訳)
   問題になっている物ごとを
(意識した点)
 ・ 前置詞 in を「進行途中」と解釈した。

the things in question の前置詞 in について

「〜している」「〜中である」
(1) 動作や行為が実際に進行している場合 → 進行形を用いて表現
(2) ある物事の状態を表している場合 → be in 〜 (〜には動詞から転じた名詞)

The things are in question. ( quest 探求する → question )
「その物ごとは探求中である」

● be in operation at
● be in use ( be in common use, be in widespread use )
● be in need
● be in motion ( be in continuous motion )
● be in demand
● be in progress
● be in tension
● be in service
● be in production
346名無しなのに合格:2005/09/07(水) 05:00:13 ID:NSps6ITI0
第3段落
第4文 その2 下線部和訳該当個所

so they indicate
to the reader or listener
some truth about ourselves
as well.

>第4文 その2 (1/2)
>  so they indicate
(仮の訳)
   それゆえに、その言葉は指し示します。
(意識した点)
 ・ so は因果関係を表していると受け取る。
 ・ they = the words と受け取る。
(文脈上意識した点)
 ・ 「スタイルで彩られるがゆえに、言葉は…」と理解する。

>  to the reader or listener
(仮の訳)
   読み手や聞き手に対して
(意識した点)
 ・ indicate の目的語がないので、この後に続くということ。

>第4文 その2 (2/2)
>  some truth about ourselves
(仮の訳)
   自分自身についてのいくらかの真実を
(意識した点)
 ・ some が単数名詞の前についている点
 ・ ourselves は「言葉を使って disclose した本人」の意味と受け取る。
 ・ 修飾語が間に挟まったが、indicate の目的語である。
(文脈上意識した点)
 ・ the style の余禄として得られることとして理解。

>  as well.
(仮の訳)
   なおその上
(意識した点)
 ・ as well as the way things are と理解する。
(文脈上意識した点)
 ・ プラス・アルファと言う点の強調と解する。
語根「dic-」「= proclaim 宣言する」について
ラテン語「dicare」が由来

● indicate → in ( = toward ) + cate「〜に向かって宣言する」
         → 知らせる →「指し示す・指摘する」
          ※ index
● dedicate → de ( = down ) + cate「御身の下に置くと宣言する」→「献納する・捧げる」
● abdicate → ab ( = from ) + cate「〜離れると宣言する」
         →「廃嫡する・放棄する・退位する」
● predicate → pre ( = before ) + cate「前もって宣言する」→「断定する・叙述する」

347名無しなのに合格:2005/09/07(水) 05:00:51 ID:NSps6ITI0
語根「dic-」「= say 言う」について
ラテン語「dicere」が由来 「dicare 宣言する」と微妙に違うが語根は同じになる

● dictate →「口で言う」→「後述して書き取らせる・指定する・命令する」
● dictionary → dic + tion + ary (集合体)「語法の集まり」→「辞書」
● dictator →「命令する人」→「独裁者」
● edict → e ( = out ) + dict「外に言う」→「命令・勅命」
● interdict → inter ( = between ) + dict「間に割り込んで言う」→「禁止する」
● predict → pre ( = before ) + dict「前もって言う」→「予言する」
● verdict → ver ( = true ) + dict「真実を言う」→「陪審員の評決・判決・判断」
● malediction → male ( = badly ) + dict「悪く言う」→「悪口・呪い」
● jurisdiction → juris ( = justice ) + dic + tion「正義を言うこと」→「司法」
● contradict → contra ( = against ) + dict「反対のことを言う」→「矛盾する・否定する」
● benediction → bene ( = well ) +dic + tion →「祝福の祈祷・天恩」
● condition → con ( = together ) + di + tion「共に言う」→言い添える→「条件・状態」

第4段落  ( 32 words )

Therefore, in reasoning,
what we have to do is to examine the meanings reflected in language and its style.
By doing so, we may live a deeper life of reasoning and thinking.

第4段落
第1文 その1

Therefore, in reasoning,
what we have to do is to examine

348名無しなのに合格:2005/09/07(水) 05:01:46 ID:NSps6ITI0
>第1文 その1
> Therefore, in reasoning,
(仮の訳)
   それゆえに、論理的に物ごとを考える際に、
(意識した点)
 ・ in -ing は「〜する際に」と訳した。
(文脈上意識した点)
 ・ 冒頭のenter into reasoning の話題に戻った。まとめに入るらしい。
 ・ 冒頭の reasoning の段階では、曖昧なまま「論理的に考える」としたが、
   第2〜3段落から考えて、この訳語で良かったようだ。

> what we have to do is to examine
(仮の訳)
   私たちがしなければならないことは、吟味することである。
(意識した点)
 ・ examine が「厳密に調べる」というニュアンスがあること
(文脈上意識した点)
 ・ examine の目的語として、第2〜3段落のまとめが出てきそう。

「調べる」について

● examin
       厳密に観察し試験して調査・吟味する
       【語源】物の重さを(天秤で)量る。
● research
       新しい事実・科学的法則などを発見する目的で
       特に高度な知識をもって綿密周到な調査を行なう。
       【語源】 re ( =again ) + search ( = circle )
           物の周りを何度も回って調べる。
● investigate
       組織的調査によって事実を見出す。
       【語源】 in + vestigate ( = trace 辿る)「中を辿って探り調べる」」
● scrutinize
       細かい所まで徹底的に調べる。
       【語源】 がらくたの中から捜すこと
● inspect
       細かい所まで徹底的に調べる。
       【語源】 in ( = into )+ spect ( = look )「中をのぞき込む」
● survey
       全体を見渡して調査する。
       【語源】 sur ( = over ) + vey ( = see )「上から見る」
● inquire
       答を探し求めて聴いて回って調査する。
       【語源】 in ( = into ) + quire ( = seek )「探し求めて入る」
349名無しなのに合格:2005/09/07(水) 05:02:19 ID:NSps6ITI0
接続副詞について

本来副詞であるが、等位接続詞のように「節と節」をつなぐ働きをする。
ただし接続詞と違い「語と語」「句と句」を繋ぐことは出来ない。
また接続詞と違い、後続する節の先頭や中間や末尾に位置することができる。

● 連結的なもの
    also「その上」・besides「その上」・then「それから」
● 反意的なもの
    however「しかしながら」・nevertheless「それにもかかわらず」
    still「それでもなお」・yet「それでもなお」
● 選択的なもの
    else「さもないと」・otherwise「さもないと」
● 因果関係を示すもの
    so「それ故に」・therefore「それ故に」
    consequently「この理由で」・hence「この理由で」
● 説明的なもの
    namely「すなわち」・for instance「つまり」・that is (to say)「つまり」

接続副詞について その2

接続詞の働きを補う目的で、接続詞とともに用いられる

● and also 「そしてまた」
● and then 「その後で・その上で」
● and yet 「それにもかかわらず」
● and so 「だから」
● and therefore 「それによって」
● but still 「それでも」
● or else 「さもないと」

第4段落
第1文 その2

the meanings
reflected in language and its style.
350名無しなのに合格:2005/09/07(水) 05:03:08 ID:NSps6ITI0
>第1文 その2
> the meanings (仮の訳)
   意味を
(意識した点)
 ・ 定冠詞 the が付いているので、reasoning していることの「意味」と受け取る。
 ・ examine の目的語である。

> reflected in language and its style.
(仮の訳)
   「言葉」および「言葉のスタイル」に反映している (→意味)
(意識した点)
 ・ reflected 以下は、the meanings を後ろから修飾している形容詞句。
 ・ its style の its はもちろんlanguage’s
(文脈上意識した点)
 ・ まさに第3段落のまとめであると考える。
 ・ 「言葉」や「言葉のスタイル」という形を通して
   その奥にある「意味」をつかむことが出来るということが言いたいらしい。

「reflect」について

[1]「reflect + A + in + B」「AをBに映し出す」
   実際には、「A + be + reflected + in + B」「AはBに映っている」
   と受け身で用いられるケースが多い。
    例 The trees are clearly reflected in the lake.
        ※ Bにはこの例のように「映し出される場所」が来る。

[2]「映し出す」が比喩的に「反映する・表す」の意味にも使われる。
    例 The demand is reflected in the supply.

● The meanings are reflected in language and its style.
   上の[2]の例と考えられる。
   「その意味は、言葉と言葉のスタイルに反映する。」
351名無しなのに合格:2005/09/07(水) 05:03:47 ID:NSps6ITI0
第4段落
第2文

By doing so,
we may live a deeper life of reasoning and thinking.

>第2文
> By doing so,
(仮の訳)
   そうすることによって
(意識した点)
 ・ so はもちろん「to examine 〜」

> we may live a deeper life of reasoning and thinking.
(仮の訳)
   私たちはより深く「論理的に考える」という生活を送ることができよう。
(意識した点)
 ・ 第1段落にあった表現の繰り返しである点。
 ・ may は「容認」の意味にとった。
 ・ reasoning を第1段落の時点で「論理的に考える」としたので、
   thinking で「考える」が重複してしまうので合わせて訳した。
(文脈上意識した点)
   第3段落が結局一番いいたいことだったようだ。

「may」の「容認」用法について

現実の可能性を表す【推量「〜かもしれない」】用法の派生的意味である。

例 Life may be compared to a voyage.
     人生は航海に例えられよう。
  It may safely be said that power corrupts sooner or later.
     権力は遅かれ早かれ堕落するといってさしつかえなかろう。
  You many be right; there is no evidence to the contrary.
     君の言うことは正しいかもしれない。反証がないのだから。

訳語としては、
「〜できるかもしれない」「〜できよう」「〜してもさしつかえなかろう」

大問2番
第1段落 (77 words)

Until recently, studying music in school was regarded as a luxury.
A child’s math and language skills or scientific problem solving
were considered to deserve the major portion of the curriculum,
while music, art, and other related subjects received only passing attention at most.
Music teachers faced competing demands from extra lessons, sports practice, and play rehearsals. But with the help of science,
this erosion of time devoted to music looks like being halted and even reversed.
352名無しなのに合格:2005/09/07(水) 05:04:19 ID:NSps6ITI0
第1段落
第1文

Until recently,
studying music in school
was regarded as a luxury.

「〜まで」について

● till / until
    継続「〜までずっと」
    肯定文では、stay, remain, wait など持続性・継続性の
    意味を持った動詞と一緒に使う。
    否定文では一度だけの動作を表す動詞を用いることも可。

  例: He will be here till six. 「6時までずっとここにいるでしょう。」
     He won't be able to come until six.
      「彼は6時まで来られない。」(※6時になったら来る)

● by 
    期限「〜までには」
    その間を表すものではなく、終わりの点を表すものである。
    この時の動詞は be home, finish, return のように
    「完成する・終了する」などの意味合いを持つ

  例: He will be here by six. 「6時までにはここに来ているでしょう。」
     He won't be able to come until six.
      「6時までには来られない。」(※6時以後何時に来られるかは不明)

「最近」を表す副詞について

● recently  過去形 ○
        現在完了 ○
        現在形 × ←【重要】
        肯定・否定・疑問の場合に関係なく用いることができる。

● lately   現在完了形 ○
        現在形 △ ……習慣的・反復的な継続状態の場合のみ
                 例: I'm not feeling well lately.
                    I'm not doing well lately.
        過去形 △ ……結果が現在まで継続している場合のみ
                 例: I moved to Tokyo lately.
        否定・疑問が基本。

● nowadays, these days, at present, presently,
  currently, in this day and age
        現在形 ○←【重要】
        過去形 ×   現在完了 ×

● now     現在形 ○   過去形 ○   現在完了 ○
353名無しなのに合格:2005/09/07(水) 05:04:53 ID:NSps6ITI0
第1文

Until recently,
   最近までずっと
studying music in school
   学校で音楽を勉強することは
was regarded as a luxury.
   贅沢なことと見なされてきた。

(意識したこと)
 ・ recently が >>263 の条件を満たしていること。
 ・ 訳出はしていないが、
   in school「学校教育の範囲内で」ということを意識した。
 ・ a luxury 不定冠詞が付いていること意識して「贅沢なこと」とした。

(文脈上注意したことなど)
 ・ was regarded が過去形のため、
  「現在は違う」というニュアンスを含んでいること。

第1段落
第2文 (1/2)

A child’s math and language skills
or scientific problem solving
were considered
to deserve the major portion of the curriculum,

「能力・才能・技術・技能」の類語について

● skill
       【訓練・熟練を必要とする特殊な】技能・技術
● ability
       【生まれつき】のまたは【努力して得た】能力一般
       人間があることを実際に成し得る知的・肉体的能力
● faculty
       ある【特定の分野】の先天的または後天的に備わった
       特殊な知的能力・身体機能・精神機能
● talent
       特に【芸術の分野】における先天的な能力
       努力によってさらに高度なものへと高められた場合も含む
● gift
       【生まれつき備わっていて努力なしで自然に発揮される】優れた才能
● genius
       科学・芸術などでの【創造的で非凡な】才能
● capacity
       人や物があることを受け入れ、それをうまく処理する能力
       受容力・収容力など【潜在的な】能力を表す
354名無しなのに合格:2005/09/07(水) 05:05:26 ID:NSps6ITI0
「deserve」の語法について

● 〈…の〉価値がある, 〈…を〉受けるに足る
  The question deserves your attention.
    「その問題は注目に値する。」
  He has done nothing to deserve such treatment.
    「彼はそんな扱いを受けるようなことは何もしていない。」
  You deserve praise.
    「あなたは当然ほめられるべきだ。」

● 〔+to do〕〈…する〉価値がある
  He deserves to be President.
    「彼は大統領になるにふさわしい。」
  You deserve to be praised.
    「あなたは当然ほめられるべきだ。」

「価値」の類義語について

● deserve (v)
       de (=fully) + serve「十分に尽くすに値する」が語源
● worth (adj, n)
       知的・精神的・道徳的価値
● value (n, v)
       実際的な有用性・重要性からみた価値
● merit (n)
       称賛に値するものの意
● earn (v)
       「稼ぐ」から派生して名声・評判などを博する

語根「serv-」( = serve, keep )「仕える・保つ・守る」について

● serve 「仕える」
● service 「仕えること」→「奉仕・給仕」
● deserve → de ( = fully ) + serve「十分に尽くすに値する」→「受けるに値する」
● conserve → con ( = together ) + serve「共に保つ」→「保存する」
● disserve → dis ( = apart ) + serve「奉仕から離れる」→「あだをする・悪く報いる」
● observe → ob ( = to ) + serve「目の前に保つ」→見守る→「従う・観察する」
● preserve → pre ( = before ) + serve「前もって保つ」→「保存する」
● reserve → re ( = back ) + serve「引っ込めて保つ」→出さない→「取っておく」
● subserve → sub ( = under ) + serve「下にあって仕える」→「資する」
355名無しなのに合格:2005/09/07(水) 05:06:16 ID:NSps6ITI0
「scientific problem solving 」について

文中ではA child’s math and language skills と等位接続詞「or」で結ばれているので、
「a child’s scientific problem solving」という固まりで考える必要がある。

a child’s solving → a child (S) + solve (V) と考えられるため、
scientific problem はもちろん solve の目的語である。
したがって「子供が・理科の問題を・解くこと」とした。

そこで対句になっている「a child’s math and language skills」も
「子供の・数学および言語の・技能」と直訳せず、
「子供が・数学や言語といった技能を学ぶこと」と形を揃えて意訳した。
第2文 (1/2)

A child’s math and language skills
   子供が数学や言語といった技能を学ぶことは、
or scientific problem solving
   あるいは、子供が理科の問題を解くことは
were considered
   みなされてきた。
to deserve the major portion of the curriculum,
   カリキュラムの大部分を占める価値があると

(意識したこと)
 ・ 主語の部分については >> を参照
 ・ the major portion は直訳すると「主要部分」だが、
   >>271 で見た deserve の例文のように、目的語にあたる名詞を
   述語っぽく意訳してみた。
(文脈上注意したことなど)
 ・ 第1文の「贅沢品」の逆、すなわち「必需品」について述べている。
 ・ was considered は第1文の was regarded と形を揃えてある。
   過去形で「現在は違う」というニュアンスもそのまま引き継いでいる。


第1段落
第2文 (2/2)

while music, art, and other related subjects
received only passing attention
at most.
356名無しなのに合格:2005/09/07(水) 05:06:55 ID:NSps6ITI0
「while」について
従属接続詞であり「While S + V + 〜.」のようには使えない。

● 動作や状態の継続している時間を表わす副詞節をつくる。
  while の節中に進行形が多く用いられる。
  従属節の主語と be 動詞が省略されることもよくある。
   ・While fighting in Germany, he was taken prisoner.
     「彼はドイツで交戦中捕虜となった。」

● 「〜する限り」
   ・While there's life, there's hope.
     「命のある限り、望みがある。」→「命あっての物種。」

● 文頭に置いて譲歩の従属節を導いて
   ・While I admit that the task is difficult, I don't think that it's impossible.
     「その仕事の困難なのは認めるが不可能とは思わない。」

● 主節の後方に置き対照を表わして
   ・He likes sports, while I like books.
     「彼はスポーツが好きだが私は本が好きだ。」
   ・The book pleased the critics while it entertained the public.
     「その本は批評家を喜ばせ、一方では大衆を楽しませた。」

「at most」の関連表現について

● at most
      せいぜい・高々・多くても・高が

● at least
      何はともあれ・とにかく・いずれにせよ
      少なくとも・最少に見ても・どんなに安く見積もっても

● at best
      (いくら)よく見ても・せいぜい・よくても・単なる

● at worst
      最悪の場合は、いくら悪くても

「received only passing attention 」について

passing は「通過する・通り過ぎる」が中心的意味。
そこから「現在の・さしあたりの」という意味が派生。
さらに「いっときの・束の間の」という悪いニュアンスも出てきた。

passing joys「束の間の喜び」という表現のように
only passing attention も悪いニュアンスが強いと思われる。
少し意訳になるが「大いに注目された」の反対として、
「ほんの少ししか注目されなかった」としておきたい。
357名無しなのに合格:2005/09/07(水) 05:08:01 ID:NSps6ITI0
第2文 (2/2)

while music, art, and other related subjects
   一方、音楽・美術やその他副教科は
received only passing attention
   ほんの少ししか注目されていなかった。
at most.
   せいぜい

(意識したこと)
 ・ related subjects は「関連科目」が直訳だが、
   自分になじみが深い「副教科」という訳語にしておいた。
 ・ receive以下の部分については >> を参照
 ・ 第1文のuntil recently を意識して、やや継続っぽい訳になっている。
(文脈上注意したことなど)
 ・ while で「主要教科←→副教科」が対比されていることを強く意識。
 ・ 第1文の「luxury」に比べて「only passing attention」「at most.」という表現は
   音楽に対して一段と低い評価だと感じる。

第1段落
第3文

Music teachers faced
competing demands
from extra lessons, sports practice, and play rehearsals.

face の語法について

● The building faces the square.
     「その建物は広場に面している。」
  The shrine faces on the street.
     「神社は通りに面している。」

   ※ 前置詞の有無は微妙のようだ。

● A crisis was facing him.
     「危機が彼に迫っていた。」
  We're faced with imminent bankruptcy.
     「我々は差し迫った倒産に直面している。」

   ※ 受動態の形だが、「〜している」と「状態」を表す訳にしたい。
358名無しなのに合格:2005/09/07(水) 05:08:45 ID:NSps6ITI0
「要求」の類義語について

● demand
     命令・権力に基づいて必要なものを当然のように強く要求する
● claim
     自分の当然の権利として要求する
● ask
     必要があって、援助・許可・助言などを求める
● request
     askよりやや形式張った語 このためaskより丁寧なニュアンスがある
● need
     欠けていて必要だから要求する
● require
     周囲の状況や規則などのために必要が生じる。
● implore
     必死になって懇願する。
● inquire
     何かについての情報を求める。

第3文

Music teachers faced
   音楽教師たちは直面していた。
competing demands
   競合的な要求に
from extra lessons, sports practice, and play rehearsals.
   課外授業やスポーツの練習や劇のリハーサルからの

(意識したこと)
 ・ competing とは、スポーツや劇の練習をすれば音楽の授業時間は削られるわけで、
   時間割の枠をめぐって「競合している」ものと考えたい。
   したがって、demand は「授業時間の枠」と受け取りたい。
(文脈上注意したことなど)
 ・ 理数系科目や言語などの主要科目どころか、
   課外授業よりも音楽が低く見られてきたことの例のようだ。


第1段落
第4文

But with the help of science,
this erosion of time devoted to music
looks like being halted and even reversed.
359名無しなのに合格:2005/09/07(水) 05:09:35 ID:NSps6ITI0
「with the help of science」について

前置詞「with」にはたくさんの意味があるが、
 ● [原因を表わして] …のせいで, …のゆえに, …のために
 ● [同時・同程度・同方向などを表わして] …とともに, …と同時に; …につれて
の2つがこの場合は相応しく感じた。
どちらがというより両方のニュアンスがあるのだと思う。

the help of science という名詞構文を「Science help 〜.」と考えてみると、
人が主語でないので単純に「助ける」とするより
help は「悪い状態を良い状態にするのに役に立つ」と受け取りたい。

with と help を合わせて【良い原因】と考えると
「〜のおかげで」というニュアンスを入れてみたい。
そこに「〜とともに」というニュアンスも更に含めて
「〜のおかげもあって」と今回は訳してみたい。

語根「vers-」( = turn )「回る・変える・向く」について

● verse 「新しく行を変える」→「詩の行」
● reverse → re ( = back ) + verse「後ろに向ける」→「逆にする・逆行させる」
● adverse → ad ( = to ) + verse「〜に向けて向き直る」→「逆の・反対の」
● converse → con ( = together ) + verse「共に向き合う」→「親しく交わる・談話する」
                  「共に変わり合う」→「あべこべの・倒逆」
● diverse → di ( = apart ) + verse「別々に離れて向く」→「様々に変化する」
● inverse → in ( = up ) + verse「下が上に向く」→「逆の」
● obverse → ob ( = towards ) + verse「表を向け合う」→「相対する・表面・全面」
● perverse → per ( = thoroughly ) + verse「完全に背を向ける」→「ひねくれた」
● transverse → trans ( = across ) + verse「まっすぐ横を向く」→「横の・横断物」
● traverse →trans ( = across ) + verse「超えて向かう」→「横切る・行き来する」
● universe → uni ( = one ) +verse「万物が一つにまとまっている」→「宇宙」
360名無しなのに合格:2005/09/07(水) 05:10:29 ID:NSps6ITI0
looks like being halted and even reversed について

looks halted and reversed ではなく
わざわざ like being が入っていることに注目し
「止まる・逆になる」は既に完了したのではなく、
今なお進行中の出来事であることは意識しておきたい。
なお、ともに受動態になっているが、これは erosion が先行したせいなので
和訳の際は無理に受け身にする必要はないと考えた。

(A) The erosion looks like being halted.
   「浸食は・止まりつつある・ようだ」

(B) The erosion looks like being reversed.
   「浸食が・逆になってきている・ようだ」
  ※ 「逆に」とは、前文で述べられたように
     これまでは音楽の授業時間は他の教科などに回されたりしてきたが、
     それが今では逆に音楽が、他の教科の時間を割いてまで授業されるように
     なってきているということを言いたいらしい。

第4文

But with the help of science,
   しかし、科学のおかげもあって
this erosion of time devoted to music
   こうした音楽に向けられた時間の浸食は
looks like being halted and even reversed.
   止まりつつあるようだし、逆にさえなってきているようだ。

(意識したこと)
 ・ this erosion of time は第3文の competing demands の言い換えと意識する。
 ・ devote の訳語は >> にも出てきた「向けられる」を採用してみた。
 ・ reversed の意味は >> で考えたが、ここでは直訳のままにした。
(文脈上注意したことなど)
 ・ 科学的な研究結果によって、学校教育における音楽の地位が
   ようやく高まりそうな機運があるということが言いたいと受け取った。

361名無しなのに合格:2005/09/07(水) 05:11:13 ID:NSps6ITI0
大問2番
第2段落 (82 words)

According to one scientific study,
music raises the learning capacity in so-called “hard” subjects as mathematics and physics
in addition to language acquisition, and this should help restore a more balanced curriculum.
-------ここから下線部和訳対象箇所------------------------------------------
Researchers, in the paper on music and spatial task performance,
reported that listening to as little as ten minutes of Mozart’s music
produced an elevation in brain power lasting ten to fifteen minutes,
a finding that triggered much of the current interest in the positive effect of music on learning.
-------下線部和訳対象箇所ここまで------------------------------------------


第28回

第2段落
第1文 (1/3)

According to one scientific study,

「according to 〜」の具体例

● according to a recent survey
     ある調査によると
● according to an agreement
     合意に基づき
● according to an ancient custom
     古い慣習に従って
● according to an authoritative book
     ものの本によると
● according to an old saying
     古い諺によると
● according to experts
     〜と専門家は指摘する
● according to government sources
     政府筋によると
● according to my experience
     私の経験では
● according to precedent
     前例に従って、先例に従って
● according to rumor
     下馬評では
● according to this hypothesis
     この仮説によれば
● according to what I heard
     私の聞いたところ^では[によると]

362名無しなのに合格:2005/09/07(水) 05:11:58 ID:NSps6ITI0
引用する際の表現について

● according to (A), (B)
     AによればB
● 〜, as can be seen in the following quotation:
     次の引用にみられるように
● To quote (A), “ (B) ”
     Aの言葉を引用すると、「B」
● To borrow (A)’s phrase, “ (B) ”
     「Aの言い方をそのまま借りれば、「B」である。
● Let us consider the following quotation
     次の引用を考察してみよう。
● to use (A)’s term
     Aの言葉を使えば、
● It was found from the result that 〜
     結果から〜ということがわかった。
● The result indicated 〜
     結果は〜を示した。
● The following results were obtained:
     次のような結果が得られた。
● The result clearly shows that 〜
     「その結果は〜ということを明らかに示している。

第1文 (1/3)

According to one scientific study,
   ある科学的研究によると

(文脈上注意したことなど)
 ・ 第1段落の最後で「科学のおかげで…」とあったので、
   その具体的な内容の紹介が始まると考える。
第2段落
第1文 (2/3)

music raises the learning capacity
in so-called “hard” subjects
as mathematics and physics
in addition to language acquisition,
363名無しなのに合格:2005/09/07(水) 05:12:51 ID:NSps6ITI0
「能力」の類義語

● capacity
     人や物があることを受け入れ、それをうまく処理する能力、
     受容力・収容力など潜在的な能力を表す

● ability
     人間があることを実際に成し得る知的・肉体能力

● talent
     音楽のような芸術的な才能。生まれながら備わっているが、
     努力によってさらに高度なものへと高められた才能。

● faculty
     ある分野における先天的お呼び後天的に備わった特殊な知的能力や
     身体機能や精神機能を表す

「習得する」 の類語について

● acquire
     知識・学問などを努力して得る・学ぶ・習得する
● master
     熟達して、完全に習得する。究める。
● learn
     勉強・練習などによって知識・技術などを習い覚える・習得する
● study
     【注】努力して学ぶ過程を表わすので、「習得」という意味はない。
● achieve
     学業の上で一定の標準に達する。功績を立てる・名声を博す。
● attain
     達成が困難な目的・望みなどを努力して成し遂げる・達成する
● accomplish
     ある特定の仕事・目標などを努力を払って完成・達成する
364名無しなのに合格:2005/09/07(水) 05:13:21 ID:NSps6ITI0
the learning capacity in so-called “hard” subjects について

● 「動名詞」+「名詞」
     基本的には「〜するための…」と考えられる。
     アクセントは動名詞の方に来る。
   a thinking process 「考える(ための)過程」→「思考過程」
   living expenses  「生活する(ための)費用」→「生活費」
  したがって、
   the learning capacity 「学ぶ(ための)能力」→「学習能力」

● learning subjects だったならば
  「科目を学ぶこと」のように、subjects を learn の目的語と考えられる。
  しかしこの文は、learn と subjects が分離して、
  しかも subjects の前には前置詞もついているのだから、別の解釈をすべきだろう。
  「in」は「分野」と考え「〜分野における学習能力」としておく。

  なお「capacity」の語源は「容量」であるから、
  「能力」は「その時点での能力」ではなくて、
  「素質・可能性」であることは意識しておきたい。

第1文 (2/3)

music raises the learning capacity
   音楽は、学習能力を高める。
in so-called “hard” subjects
   いわゆる「ハード」な科目における
as mathematics and physics
   数学や物理のような
in addition to language acquisition,
   言語を習得することに加えて、

(意識したこと)
 ・ raise は、大問1番の冒頭にあった lift と同じように、
   「〜を高める」「〜を向上する」としておく。
 ・ capacity は「「その時点での能力」ではなくて、
  「素質・可能性」であることを意識しておく。
 ・ a hard task の場合、「難しい仕事」の他に「つらい仕事」「骨の折れる仕事」
   のような訳も考えられる。このためあえて「ハード」と曖昧なままにしておく。
 ・ 「language acquisition」は述語化して訳しておきた。

(文脈上注意したことなど)
 ・ 音楽の効能の例と意識する。
365名無しなのに合格:2005/09/07(水) 05:13:55 ID:NSps6ITI0
第2段落
第1文 (3/3)

and this should help restore
a more balanced curriculum.

should について

当然の推量 「当然〜のはずです」
確実性の度合いは、 may よりも強いが、 must よりは弱い。

If they are coming by bus, they should arrive about six.
   「バスで来るのなら、6時ごろには着くはずだ。」

The Sasakis should have arrived in London by now.
   「佐々木さん一家はいまごろはロンドンに着いているはずだ。」

Since he was born in 1927, he should be over sixty now.
   「彼は1927年の生まれだから、もう60を越しているはずだ。」

I thought this plan should work, but it doesn’t.
   「彼はこの計画がうまくいくはずだと思ったが、だめだ。」

He earns a good salary, so he shouldn’t be badly off.
   「彼はいい給料を取っているのだから、生活が苦しいはずはない。」

should について その2

控えめな表現 :断定を避けた言い方
動詞 say, think, imagine, suppose などにつける。
おもに英語で使われ、米語では would の方が多い。

I should say she’s over forty.
   「彼女は40歳は越えているでしょう。」

Can you come by seven? / I should think so.
   「7時までに来られますか。/ 行けるだろうと思います。」

I should think so.
   「そうだと思いますけど。」

This picture is well painted, I should say.
   「この絵はうまく描けていると言っておきましょう。」

366名無しなのに合格:2005/09/07(水) 05:14:57 ID:NSps6ITI0
第1文 (3/3)

and this should help restore
   そしてこのことは取り戻すのに役に立つはずだ。
a more balanced curriculum.
   よりバランスのとれたカリキュラムを

(意識したこと)
 ・ should は「当然〜はずだ」と解釈した。
(文脈上注意したことなど)
 ・ this は前段で述べた、主要教科の勉強に音楽が良い影響を与えること。
 ・ restore は「前にあった状態を再び取り戻す」というニュアンスがあるから、
   本来のあるべきカリキュラムに回帰すると受け取る。

第2段落
第2文 (1/3)

Researchers,
in the paper on music and spatial task performance,
reported

spatial task performance について

perform a task「課題を実行する」の名詞構文とまず理解したい。

「spatial task」が正直良く分からない。辞書にも載っていない。
「音楽が数学にも影響を与える」という文脈なので、
「spatial task」も数学と関連があると推察できる。
「空間認知spatial perception」がそれに近いものと思われる。

なお、検索をかけてみたところ、
「Music and Spatial Task Performance」という題の論文がいくつか見つかった。
日本語訳がないので、学問上の定訳は分からなかったが、
内容は上記のもので良いようだ。

367名無しなのに合格:2005/09/07(水) 05:15:51 ID:NSps6ITI0
「仕事」の類義語

● work
     努力して行なう肉体的・精神的な仕事
     お金を稼ぐ稼がないを問わず、あらゆる種類の仕事を表す一般的な語。
● job
     お金を稼ぐ目的で、一時的であろうと永続的であろうと、
     とにかく一定期間従事する個々の具体的な仕事や職業
● occupation
     それに従事している人の背景に関係なく、改まった場面で使う。
     日本語の「職業」のイメージに近い。【例:職業欄】
● profession
     自分の思想を社会に対して、公言・断言出来るような職業。
     医者・弁護士・聖職者・教師・技術者など
     特別な訓練や教育を受けた人が就く職業
● vocation
     使命感をもって従事する天職
     お金を稼ぐというより人の手助けとなるような一生涯をかけてやる仕事。
● career
     成功を求めて生涯を通してしたいと思っている職業や経歴
● labor
     骨の折れるつらい肉体的労働
● toil
     長い間続く肉体的・精神的に疲れる仕事
● duty
     義務としてやらなければいけない特定の任務・職務
● mission
     通例外国への使節団・派遣団。特命。
     語源から「送られる」というニュアンスがある。
● task
     つらくて骨の折れる課された仕事
● assignment
     学生の宿題・研究課題。「割り当てられた」というニュアンスがある。

第2文 (1/3)

Researchers,
   研究者は、
in the paper on music and spatial task performance,
   音楽と「空間的課題の実行」に関する論文の中で、
reported
   報告しました。

(意識したこと)
 ・ Reseachers reported の部分は、実際は訳出の工夫が必要と思われる。
 ・ 前置詞「on」は「about」より学問的内容のものに用いる
   ことから「〜について」より硬い表現の「〜に関する」を使った。
 ・ 
(文脈上注意したことなど)
 ・ one scientific study を更に具体的に述べると思われる。
368名無しなのに合格:2005/09/07(水) 05:16:49 ID:NSps6ITI0
第2段落
第2文 (2/3)

that listening to as little as ten minutes of Mozart’s music
produced an elevation in brain power
lasting ten to fifteen minutes,

produced an elevation in brain power について

raises the learning capacity をより具体的に言い換えたと考えたい。
   raise → produce an elevation
   the learning capacity → brain power

 brain power elevates → an elevation in brain power
という名詞構文と考え、前置詞「in」は「〜が」と訳出した。

Listening to music produced an elevation in brain power
「音楽を聴くことは」、「脳の力」が「向上する」という状態を「作り出す」。
           ↓
「音楽を聴くと」、「脳の力」は「向上する」

an elevation in brain power の前置詞「in」について

●「変化・変動」+ in + 物理量
   ・ a change in temperature
   ・ a fluctuation in voltage
●「増加・減少」+ in + 物理量
   ・ an increase in pressure
   ・ decrease in sales
●「差・ばらつき」+ in + 物理量
   ・ a difference in price
   ・ variations in voltage

an elevation in brain power は、「増加・減少」+ in + 物理量 にあてはまりそうだ。

通常は、「気温の変化」「圧力の上昇」「価格の差」のように
「〜の…」と訳出する。
ただし、名詞構文の際は、
「気温が変化する」「圧力が上昇する」「価格に差があると」のように
「〜が…する」を中心に、さまざま訳出が考えられる。

369名無しなのに合格:2005/09/07(水) 05:17:41 ID:NSps6ITI0
第2文 (2/3)

that listening to as little as ten minutes of Mozart’s music
   モーツァルトの音楽をほんの10分ぐらい聴くと、
produced an elevation in brain power
   脳の力は向上する。
lasting ten to fifteen minutes,
   (そしてその向上は)、10分から15分続く

(意識したこと)
 ・ as little as は「〜だけでも」のニュアンスがあると思う。
 ・ lasting以下は、elevationに対する連体修飾語ととるべきと思われるが、
   elevationの部分を名詞構文を意識した訳にした場合つながりが悪くなるので、
   あえて分詞構文のように訳してみた。

(文脈上注意したことなど)
 ・ that以下は報告の内容。
 ・ より具体的な話になってきた。

第2段落
第2文 (3/3)

a finding that triggered
much of the current interest
in the positive effect of music on learning.

triggered interest in 〜 について

「〜への関心のきっかけとなった」が直訳。
「…がきっかけとなって〜」「〜に対して関心がもたれるようになった」
と考えたい。

current は素直に「現在」と副詞化できるが、問題は much の処理。
「much of the interest」であるから、
「関心の大部分に対するきっかけ」であって、
他にも関心の原因はあると考えられるから、
その辺も考慮して訳したい。

そこで、
「主に…がきっかけとなって」「〜に対して関心がもたれるようになった」
と考えてみた。
370名無しなのに合格:2005/09/07(水) 05:18:44 ID:NSps6ITI0
the positive effect of music on learning について

「Music effects learning」の名詞構文と考えたい。
「音楽が」「学習に」「効果を与えること」

「positive」の訳の候補はたくさん考えられる。
   「積極的な・前向きの・建設的な」
   「明確な・明白な・はっきりした・自信のある・確信している」
   「肯定的な・肯定の」「陽性の・正の・プラスの」「上向きの・見通しの明るい」
音楽の効能を具体的に述べている文脈なので、
肯定的ニュアンスは、はっきり訳出したいところだ。

「音楽が」「学習に」「はっきりとした良い」「効果を与えること」
としておく。

第2文 (3/3)

a finding that triggered
   これは、きっかけとなった研究結果である。
much of the current interest
   現在の関心の大部分の (→きっかけ)
in the positive effect of music on learning.
   音楽が学習にプラス効果を与えることに対する (→関心)

(意識したこと)
 ・ a finding の直前のコンマは、「同格」のコンマと受け取る。
   a finding は「発見」が中心的意味だが、「調査結果・研究結果」
   という訳もあったので、文脈上こちらを採用した。
 ・ ここでは positive を簡潔に「プラスの」としておいた。

much について

● 単独で名詞または代名詞として用いるケース

   Much of what you say is true.
     君の言うことの多くは本当だ。

   Much has been said about the psychological effects of music on human behavior.
     音楽が人間の行動にもたらす心理的効果について様々なことが言われてきた。

・ 肯定文では主語として用いる場合が、ほとんど。
   否定文・疑問文で用いるのが much の用法の基本である。

 ・ 上記以外の場合は、
     a lot of 〜・a plenty of 〜・a good deal of 〜
     a great quantity of 〜・a great amount of 〜
   などを代わりに用いることが多い。

● 今回の文では、「much of 〜」は目的語として使われており、
  上記の用法に従っていない。
  しかし他に訳しようもないので、ふつうに代名詞として考えた。

371名無しなのに合格:2005/09/07(水) 05:19:22 ID:NSps6ITI0
語源「-cur」「-course」「走る」について

● current → 走っている →「現下の・流通する」
● concur → con ( = together ) + cur「共に流れる」→「同意する」
● excursion → ex ( = out ) + cur +sion「外へ走り出る」→「遠足・旅行」
● incur → in ( = into ) + cur「災いの中に走り込む」→「危険などを身にに招く」
● occur → oc ( = before ) + cur「目の前で流れる」→「生ずる・起こる」
● recur → re ( = again ) + cur →「立ち返る・循環する」
● succour → suc ( = under ) + cur「下へ走っていって持ち上げてやる」→「救助する」

● course → 走ること・流れること →「進路・課程・慣行・前進」
● concourse → con ( = together ) + course「共に流れること」→「大通り・広場」
● discourse → dis ( = apart ) + course「話題を巡ってあちらこちらと走り回る」
                   →「談論・論説・論文・論ずる」
● intercourse → inter ( = between ) + course「互いに流れあう」→「交際・通商」
● recourse → re ( = back ) + course「流れ返る」→「頼ること・頼みとする人」

大問2番
第3段落 (110 words)

The observation of the close relationship between music and mathematics
stretches back for a couple thousand years.
Pythagoras acknowledged the importance of proportion in harmony and melody.
Mozart’s sudden musical development, too, shows math and music are connected.
The musical genius was initially cool towards the profession that would later bring him great fame,
leading a happy and not too burdened childhood, learning his lessons,
whatever they were, easily and quickly.
-------ここから下線部和訳対象箇所------------------------------------------
Then Mozart suddenly exploded with a passion for music,
filling every bit of space in the house with scribbled figures
after he learned the fundamentals of arithmetic.
His passion for music was closely connected to his understanding of mathematics.
-------下線部和訳対象箇所ここまで------------------------------------------
372名無しなのに合格:2005/09/07(水) 05:20:16 ID:NSps6ITI0
第3段落
第1文

The observation
of the close relationship between music and mathematics
stretches back for a couple thousand years.

The observation of the relationship について

名詞構文としてやはり考えたい。

the observation of the relationship  「関係の観察」
      ↓
We observe the relationship  「関係を観察すること」

したがって、前置詞「of」は目的格を表すものと思われる。

なお、observe の語源については、>>273 を参照。

stretches back for a couple thousand years について

「stretch」は、「…に広がる・及ぶ・達する」という意味で、
通常、方向を表す副詞を伴う。

この文では「for a couple thousand years」という語句を伴っているので、
物理空間的に「…に広がる」というより、やや比喩的に
「時・記憶などが…に続く・及ぶ・わたる」という意味に受け取りたい。

なお今回は「back」を伴っているので、「〜に遡る」とでも訳せそうだ。

stretch の自動詞の用法について

● 伸びる・伸縮性がある【中心的意味】
    Rubber stretches.
      「ゴムは伸びる。」

● …に広がる・及ぶ・達する【空間的な事柄に応用】
    The forest stretched for miles.
      「森林は何マイルも続いていた。」
    Desert stretches eastward across Arabia into Central Asia.
      「砂漠は東の方へアラビアを横切り中央アジアにまで延びている。」

● 時・記憶などが…に続く・及ぶ・わたる【時間的な事柄に応用】
    His memory stretches back to the 1890s.
      「彼の思い出は 1890 年代にさかのぼっている。」
373名無しなのに合格:2005/09/07(水) 05:20:55 ID:NSps6ITI0
第1文

The observation
   観察することは、
of the close relationship between music and mathematics
   音楽と数学の間の密接な関係を
stretches back for a couple thousand years.
   2〜3千年間にも遡って続いている。

(意識したこと)
 ・ 「stretches back for a couple thousand years.」は、
   要するに「長い期間にわたって、観察が行われてきた」
   ことが言いたいものと理解しておく。

(文脈上注意したことなど)
 ・ 第2段落の話の流れだと、「最新の研究」によって
   音楽と数学の関係が分かったようにもとれるが、
   そうではないことを述べていくようだ。

第3段落
第2文

Pythagoras acknowledged
the importance
of proportion in harmony and melody.

the importance of proportion について

やはり名詞構文として考えてみる。

   the importance of proportion  「均整の重要性」
         ↓
   proportion is important  「均整が重要であること」

前置詞「of」を「主格」として解釈。

「認識」の類語について

● acknowledge
    …の事実[存在]を認める
      He acknowledged his faults.「彼は自分の欠点を認めた。」
● recognize
    …を事実[正当]であると認める・認知する・承認する
      We recognized a new government.「新政府を承認する。」
● admit
    弁解・証拠などを認める
      I admit that it's true.「それが本当だと認める。」
● concede
    しぶしぶ事実[妥当]と認める
      He conceded an election.「彼は選挙の敗北を認めた。」
374名無しなのに合格:2005/09/07(水) 05:21:43 ID:NSps6ITI0
第2文

Pythagoras acknowledged
   ピタゴラスは認めた。
the importance
   重要であると
of proportion in harmony and melody.
   和声と旋律の均整が

(意識したこと)
 ・ 「和声と旋律の均整が重要だ」という法則性の存在を認めたと解釈する。
 ・ harmony は「調和」という訳語もあるが、
   文脈から音楽用語と受け取るのが自然なので、
   「和声」という訳語を当ててみた。

(文脈上注意したことなど)
 ・ 古くから観察が行われたことの具体例が出てきた。
 ・ ピタゴラスは言うまでもなく数学者の代表である。
   その彼が音楽と関連があったことを言いたいようだ。

第3段落
第3文

Mozart’s sudden musical development, too,
shows math and music are connected.

Mozart’s sudden musical development について

これもまた名詞構文として考えたい。

Mozart’s sudden musical development
「モーツァルトの突然の音楽的発展」
       ↓
Mozart suddenly developed his musical talent.
「モーツァルトが突然に音楽の才能を伸ばしたこと」

「develop」の中心的意味はもちろん「発展させる」だが、
「知能・知性などを伸ばす・啓発する」のような意味として理解した。
これをふまえて「talent」という語を補ってみた。

語源「-velop」「= warp包む」について

● develop → de ( = apart ) + velop「包みを広げる」
      →「発展させる(する)・発達させる(する)」
       「資源などを開発する・鉱山などを開く・宅地などを造成する」
       「知能・知性などを伸ばす・啓発する」
       「計画・議論などを展開する・進展させる」
       「フィルムを現像する」
       「症状などが現れる」
    派生語 : development

● envelop → en ( = in ) + velop「包み込む」
      → 「包む・おおう」( ※ wrap の方が一般的 )
    派生語 : envelope, envelopment
375名無しなのに合格:2005/09/07(水) 05:22:36 ID:NSps6ITI0
「show」の関連語について

● show
     人にものを見せる意味の最も普通の語
● display
     ものの美しさ・よい所をはっきり示すように展示する
● exhibit
     人の目を引くように公衆の前に展示する
● expose
     隠れていたものを暴露する

第3文

Mozart’s sudden musical development, too,
   モーツァルトが突然に音楽の才能を伸ばしたこともまた、
shows math and music are connected.
   数学と音楽が関連があることを教えてくれます。

(意識したこと)
 ・ showは「…ということを明らかにする・教える」という
   訳語を採用した。

(文脈上注意したことなど)
 ・ 2つ目の具体例。
 ・ モーツァルトは言うまでもなく大音楽家。
   1つ目の例が数学家だったので、その逆の例らしい。

第3段落
第4文 (1/2)

The musical genius was initially cool
towards the profession
that would later bring him great fame,

「bring」「take」 について

● bring
   ・ 話し手のいる場所に「持ってくる」
   ・ 話し手がこれから行こうとしている場所に「持っていく」
   ・ 聞き手がいる場所に向かって「持っていく」

       ※ 2番目のケースが「take」と混同しやすい。

● take
   ・ 第三者のところへ「持っていく」

つまり、
 「go」←→「come」の関係と、
 「take」←→「bring」の関係は同じ。
376名無しなのに合格:2005/09/07(水) 05:23:35 ID:NSps6ITI0
第4文 (1/2)

The musical genius was initially cool
   この音楽の天才は、初めのうちはよそよそしかった。
towards the profession
   その専門職に対して
that would later bring him great fame,
   のちに彼に、大いなる名声をもたらすであろう (→profession)

(意識したこと)
 ・ 「cool」は多義語なので迷う。
 ・ 「profession」はとりあえず「専門職」としておいたが、
   「音楽」のことを言っているのは明白。
   同義語については、>>319 を参照。

(文脈上注意したことなど)
 ・ モーツァルトの例がしばらく続きそうなこと。
   時系列的に「数学→音楽」というエピソードになるはず。

第3段落
第4文 (2/2)

leading a happy and not too burdened childhood,
learning his lessons,
whatever they were,
easily and quickly.

lead a happy and not too burdened childhood について

「happy」と「not too burdened」が並列で「childhood」を修飾している。

したがって、
「not」は「too」だけにかかっている部分否定の「not」

too burdened 「あまりに荷が重すぎる」
      ↓
not too burdened 「あまりに荷が重すぎる」「なんてことはない」

あくまで部分否定なので、ごく普通の苦労はそれなりにあったはず。
「苦になることが一切ない」という全否定とは、明確に区別しておきたい。

377名無しなのに合格:2005/09/07(水) 05:24:24 ID:NSps6ITI0
第4文 (2/2)

leading a happy and not too burdened childhood,
   そして楽しく、さほど苦にならない子供の頃を送っていた。
learning his lessons,
   そして、学課を学んでいた。
whatever they were,
   その学課がどんなものであれ、
easily and quickly.
   簡単に、すみやかに

(意識したこと)
 ・ 「leading〜」「learning〜」は分詞構文だが、
   前から読んでいくために「そして〜した」と簡単に訳しておいた。

(文脈上注意したことなど)
 ・ 「learning〜」の部分は、
   「leading〜」の、特に「not too burdened」の部分の
   具体的な話だと受け取る。
第39回

第3段落
第5文 (1/2)

Then Mozart suddenly exploded
with a passion for music,

語源「plaud-」「-plode」(=strike, clap打つ) について

● explode → ex ( =out ) + plode「手を叩いて俳優を舞台から追い出す」
        「爆発する・打破する・論破する」
   派生語: explosion, explosive

● applaud → ap ( =together ) + plaud「共に拍手する」
        「拍手喝采する・褒める」
   派生語: applause

● plausible → 「思わず拍手したくなるような」
        「もっともらしい・口先のうまい」
   派生語: plausibility

explode with について

explode + with + 「感情を表す名詞」
「〜という感情と共に(自分自身を)爆発させる」→「感情を爆発する」

● explode with anger 「カッとなって怒る」
● explode with rage 「カッとなって怒る」
● explode with joy 「喜びで沸きかえる」
● explode with laughter 「どっと笑いが起こる」

なお、「explode in anger」のように前置詞「in」のケースもあるようだ。
378名無しなのに合格:2005/09/07(水) 05:25:08 ID:NSps6ITI0
第5文 (1/2)

Then Mozart suddenly exploded
   その後で、モーツァルトは突然、爆発した。
with a passion for music,
   音楽に対する感情を


(意識したこと)
 ・ 「explode with」は「(感情などを)爆発させる」
   このため「passion」を「感情」としておいた。
   もちろん「激しい感情」というニュアンスは感じておきたい。
   ただしこの「感情」は「理性と対比しての感情」というニュアンス。
   「数学=理性」「音楽=感情」という対比が隠れていると思う。

(文脈上注意したことなど)
 ・ thenは文脈から時間的な前後関係を表すものとした。

第3段落
第5文 (2/2)

filling every bit of space in the house
with scribbled figures
after he learned the fundamentals of arithmetic.

fill A with B について

fill + 【場所・空間】 + with + 【物】
【場所・空間】を【物】で満たす・いっぱいにする

● Fill the bottle with water.
   「その瓶に水をいっぱい入れなさい。」
● She filled her notebook with sketches.
   「彼女はノートに写生をたくさんした。」
● Fill in the blanks in the following sentence with suitable words.
   「次の文の空所を適当な語で埋めよ。」
     ※ fill in の「in」は副詞

今回の文は、3つ目の用例に似ている。
「いっぱいにする」=「文字・数字をいっぱいに書き込む」と考えられる。
379名無しなのに合格:2005/09/07(水) 05:25:53 ID:NSps6ITI0
第5文 (2/2)

filling every bit of space in the house
   家の中のわずかな場所でも全て、いっぱいにしているうちに、
with scribbled figures
   殴り書きの数字で
after he learned the fundamentals of arithmetic.
   彼は、算数の基礎を学んだ後に

(意識したこと)
 ・ 「space」は「数字を書き込める空間」と考えた。
   「a bit of 〜」は「わずかな〜」。
   「そんなわずかな空間をくまなく」と考えたい。

(文脈上注意したことなど)
 ・ 「数学=理性」が「音楽=感情」のトリガーになったことが言いたいらしい。
   分詞構文の訳仕方もこのことをふまえておきたい。

第3段落
第6文

His passion for music was closely connected
to his understanding of mathematics.

his understanding of mathematics について

understanding は一見動名詞のようにも見えるが、
前置詞が続いているので、やはり名詞。
したがって、この文も名詞構文として解釈しておく。

his understanding of mathematics
「彼の」「数学の」「理解」
       ↓
He understood mathematics.
「彼が」「数学を」「理解した」こと

connect A to B について

● connect A to B
   These terminals are connected to our mainframe computer.
     「これらの端末は、メインフレームに結びついている。」

● connect A with B
   Technology connects science with industry.
     「科学技術は科学と産業を結びつける。」
   He was unfortunate in connecting himself with a failing business.
     「だめになりかけている商売に関係した彼は不運だった。」
   People from other countries often connect Japan with Mt. Fuji.
     「外国人は日本というと富士山をよく連想する。」

前置詞「to」「with」の違いは、辞書などでは調べきれなかった。
前置詞本来の意味で考える限り、
「to」の方が「一方通行」的なイメージを持っているように思う。
380名無しなのに合格:2005/09/07(水) 05:26:36 ID:NSps6ITI0
第6文

His passion for music was closely connected
   彼の音楽に対する感情は、密接に結びついていた。
to his understanding of mathematics.
   彼が数学を理解したことに

(意識したこと)
 ・ 「was connected」は「状態」と受け取る。
 ・ 「算数の基礎を学んだ後」→「音楽に対する感情を爆発」
   というここまでの話の流れから、
   「understanding」は「理解している」ではなく
   「理解した」と訳した。
大問2番
第4段落 (66 words)

Moreover, there are even recent findings that further clarify the linkage.
Researches connected the discovery to a complex theory about the way our minds are organized.
-------下線部和訳対象箇所ここまで------------------------------------------
In essence, scientists are saying
higher mental operations such as music and mathematics
use a common, structured, and spatial-temporal language
that allows people including children to work across seemingly
unrelated academic disciplines that are tied together by this communication link.
-------下線部和訳対象箇所ここまで------------------------------------------

第4段落
第1文

Moreover, there are even recent findings
that further clarify the linkage.


381名無しなのに合格:2005/09/07(水) 05:27:13 ID:NSps6ITI0
further について

● further
    通例「時間・数量・程度」の隔たり
● farther
    「空間」の隔たり

 ※ 実際には「空間」の場合にも further が用いられる傾向がある。
 参考: furthermore 「なおそのうえに・さらにまた」

【副詞】程度がさらに進んで
 ・ inquire further into a problem
     さらに問題の調査を進める。
 ・ I'll give you ten dollars, but I cannot go any further.
     10 ドルあげよう, だがそれ以上はだめだ。

「追加表現」の具体例

● further
● furthermore
● moreover
● besides
● in the same way
● in addition to 〜
● added to 〜
● over and above
● what is more
● over and beyond 〜
● additionally
● (and) also
● beyond that
● in passing
● incidentally
382名無しなのに合格:2005/09/07(水) 05:27:47 ID:NSps6ITI0
「clarify」について

● clarify
  ・ 液体などを澄ませる・浄化する
  ・ 意味などを明らかにする・はっきりと説明する
      Would you clarify that remark?
        「今おしゃったことをもう少しはっきりさせていただけませんか。」
  ・ 頭の働きをすっきりさせる

● clarification
  ・ 液体などを清めること・澄ますこと・浄化
  ・ 説明・解明
      The press asked for a clarification of his position.
        「報道陣は彼の立場についての説明を求めた。」

● clarity
  ・ 思想・文体などの明快・明晰
      have clarity of mind「頭脳明晰である」
      remember with clarity「はっきりと覚えている」
  ・ 音色の清澄
  ・ 液体の透明さ

第1文

Moreover, there are even recent findings
   そのうえ、最新の発見さえある。
that further clarify the linkage.
   その繋がりをさらに明らかにする → ( findings )

(意識したこと)
 ・ the linkageは、もちろん「音楽と数学の繋がり」。
 ・ clarifyは「明らかにする」と訳したが、
   「明快・明晰に説明する」と考えておく。

(文脈上注意したことなど)
 ・ 科学的研究がさらにあるとのこと。
   以下、その説明が始まりそう。
第4段落
第2文

Researches connected the discovery
to a complex theory
about the way our minds are organized.

383名無しなのに合格:2005/09/07(水) 05:28:33 ID:NSps6ITI0
「complex」の類義語について

● complex
     種々の部分・要素から成っていて
     その理解に相当の研究や知識を必要とする複雑さをいう。
       The plot of the novel is quite complex.
         「その小説の筋は実に入り組んでいる。」

   【参考】 ・ the military-industrial complex「産軍複合体」
        ・ a housing complex「団地」
        ・ a great industrial complex「大工業団地・大コンビナート」

● complicated
     非常に複雑で理解・解決・説明が困難なことをいう。
       a complicated fracture「複雑骨折」

   【参考】 動詞「complex」には、
        ・ 紛糾させる・わかりにくくする・理解しにくくする
        ・ 病気などを悪化させる
        といったニュアンスがある。

● intricate → in + trica (hindrances邪魔) → 邪魔なものが入っている
     入り組んだ・複雑な・難解な
       an intricate jigsaw puzzle「複雑なジグソーパズル」
「the way」について

「どのようにして〜であるか」の意味で用いる。
 ・ 先行詞なしでhowだけで用いる。
 ・ 先行詞the wayだけでhowは伴わないで用いる。(the way howという形はない)
 ・ the way that という形で用いる。
 ・ the way in which という形で用いる。ただし文語。
のように、やや特殊な使い方になる。

1. That’s who they played tricks on their teacher.
   「そうやって彼らは先生にいたずらをしたのです。」
2. That’s the way they played tricks on their teacher.
   「そうやって彼らは先生にいたずらをしたのです。」
3. The film will show you the way the Indians lived in Alaska at that time.
   「その映画を見れば、その頃アラスカでインディアンが
    営んできた暮らしぶりが分かるでしょう。」

※ 今回の文の訳出は3の文も参考にしたい
384名無しなのに合格:2005/09/07(水) 05:29:03 ID:NSps6ITI0
第2文

Researches connected the discovery
   研究者は、その発見を結びつけた。
to a complex theory
   複雑な理論に
about the way our minds are organized.
   私たちの「頭の中」がどのように体系づけられているかに関する → ( theory )

(意識したこと)
 ・ 「the discovery」は「音楽と数学の間の繋がりを明らかにする発見」
 ・ 「a complex theory」が不定名詞であることは念頭に置いておく。
 ・ 「organized」には「頭の中が整理された」という意味もあったので、
   そのニュアンスも少し意識した。
 ・ 「the way」は「how」と解釈して訳してみた。

(文脈上注意したことなど)
 ・ 「minds」は、ここでは「肉体vs精神」という文脈ではなく、
   「感情(=音楽)」「理性(=数学)」の両方を意味する文脈なので、
   「頭の中」という訳語を使ってみた。

第4段落
第3文 (1/2)

In essence, scientists are saying
higher mental operations such as music and mathematics
use a common, structured, and spatial-temporal language
「operate」について

語源 「oper ( = work ) + ate」「働く」
動詞化語尾「-ate」には「〜させる」というニュアンスがある。

「働く」
  → 「物が働く」「物が仕事をする」【自動詞】
      ・ 機械が働く the computer operates
      ・ 器官が働く the human brain operates
      ・ 会社が経営されている Their firm operates abroad.
      ・ 〜が作用する The medicine operates on me.
      ・ 〜に不利に働く The new law operates against us.
      ・ 手術をする The surgeon operated on him.

  → 「人が物を働かせる」【他動詞】
      ・ 機械を運転する・操縦する
      ・ 工場・学校・店などを経営管理する

※ 注意
   手術をする The surgeon operated on him. の「外科医」が
   機械などと同じような扱いをされているのが面白い。
   他動詞として使わないように気を付けたい。
385名無しなのに合格:2005/09/07(水) 05:30:00 ID:NSps6ITI0
「in」+「抽象名詞」 の具体例  つなぎ言葉として用いるもの

● in addition 「その上・なお」
● in advance 「あらかじめ・事前に」
● in amount 「しめて・結局・総計で・要するに・量は」
● in brief 「かいつまんで言えば・一言で言えば・手短に言えば」
● in case 「万一にそなえて」
● in conclusion 「結論として・最後に」
● in contrast 「対照的に・それにひきかえ」
● in effect 「事実上・実質的に」
● in essence 「本質においては」
● in fact 「実は・実際は」
● in principle 「原則として・大筋で」
● in retrospect 「今にして思えば・後から考えると」
● in short 「手短に言えば・早い話が・つまり」
● in summary 「要約すれば・手短に言えば」
● in turn 「順に・交代で・次々と」

第3文 (1/2)

In essence, scientists are saying
   本質的には、科学者は以下のことを言っています。
higher mental operations such as music and mathematics
   音楽や数学のようなより高度な知的活動は、
use a common, structured, and spatial-temporal language
   共通の、構造化された、空間的で時間的な言語を使います。

(意識したこと)
 ・ a common, structured, and spatial-temporal language
   は形容詞がそれぞれ「language」にかかっている。
   ただ上の訳例のように、形容詞を列挙しても分かりづらいので、
   「共通の言語を使う。その言語は構造化されており、
   空間・時間に関わっています。」みたいに説明口調の方が
   理解しやすいのかもしれない。

(文脈上注意したことなど)
 ・ 第1文の「the linkage」の具体例の説明が始まった。
 ・ 「spatial」は当然第2段落の「spatial task performance」に関係してくる。
第4段落
第3文 (2/2)
that allows people including children to work
across seemingly unrelated academic disciplines
that are tied together by this communication link.
386名無しなのに合格:2005/09/07(水) 05:30:54 ID:NSps6ITI0
「allow」について
消極的に、または、暗黙のうちに相手に許可を与えるというのが基本。
個人の判断で非公式に許可を与えるというニュアンスを持つ。

●「〜するのを許す」「〜させておく」
  Allow me to introduce Mr. Smith to you.
    「スミスさんをご紹介いたします。」【改まった表現】

●「〜するのを可能にする」
  The money allowed him to go abroad.
    「そのお金で彼は外国へ行くことができた。」

注意すべき意味としては、

●「費用・時間などの余裕をみておく・見込む」という意味がある。
  We must allow an hour for getting to the airport.
    「空港につくのに 1 時間はみておかなければならない。」
 ※ 「時間を予め割いておくことを許す」から派生したと考えられる。

●「…を見越して金額などを割り引く」
  We can allow up to 10 percent for cash payment.
    「現金払いには 10 パーセントまでお引きしております。」
 ※ 「金額を予め割いておくことを許す」から派生したと考えられる。

「許す・許可する」の同義語について

● allow
    消極的に、または、暗黙のうちに相手に許可を与えるというのが基本。
    個人の判断で非公式に許可を与えるというニュアンスを持つ。

  ※  反意語 forbid 個人的に直接禁ずる

● permit
    積極的に相手に許可を与えるというのが基本。
    法律・規則など公的な許可を与える場合に用いられることが多いため
    改まった状況で使われることが多い。

  ※  反意語 prohibit 法律・規則などで公的に禁止する。

● admit
    ad ( = to ) + mit ( = send )「送り入れる」→「出入りを許す」
    「行為」というより「入る」ことを許すというのが基本。

  ※  派生語 admission 入場・入学・入会の許可、入場料・入会金
         admittance 立ち入りの許可
387名無しなのに合格:2005/09/07(水) 05:31:27 ID:NSps6ITI0
「discipline」について

● disciple 「門弟・門人・弟子」 と同語源
        学ぶ者というニュアンスがある。

● discipline
 ・ 訓練・鍛練・修養・教練
 ・ 訓練法・修業法
 ・ 鍛練で得た抑制・自制心・克己
 ・ しつけ・規律・統制・戒律・懲戒・折檻.
 ・ 学問の分野・大学の専門分野・学科.

  ※ 一見いろんな訳語があるが、
    いろんな意味に派生していった経過を想像したい。

第3文 (3/3)

that allows people including children to work
   その言語は、子供も含めて人が活動することを可能にします。
across seemingly unrelated academic disciplines
   一見関連のない学問分野にまたがって
that are tied together by this communication link.
   「この通信回線」によって一緒に結びつけられている → (学問分野)

(意識したこと)
 ・ 最初の関係代名詞「that」以下は長すぎるので、あえて区切って処理した。
 ・ 「work」は「mental operations」を考慮して「活動する」と解釈した。
 ・ 「allow」は、「可能にする」という訳語を採用したが、
   もちろん「許す・許可する」のニュアンスが含まれている。

(文脈上注意したことなど)
 ・ 「across academic disciplines」の一例が「音楽と数学」と理解。
 ・ 「this communication link」を「この通信回線」と直訳したが、
   当然「a common, structured, and spatial-temporal language」
   の言い換え・比喩表現と考える。
大問2番
第5段落 (112 words)

The relationship between music and the scientific subjects or language learning is,
as a matter of fact, highly controversial.
There are some studies that have thrown doubt upon it.
In any case, playing music and singing use a wide range of senses.
Being able to integrate these and produce a satisfying synthesis
is a powerful experience for children,
deserving greater appreciation than has been given thus far.
-------ここから下線部和訳対象箇所------------------------------------------
When learning like this happens in a chorus or orchestra, the total effect is even more potent.
What other school activity cultivates a strong community spirit,
helps us learn languages, increases our mathematical and scientific capacity,
and puts us in touch with our musical heritage?
-------下線部和訳対象箇所ここまで------------------------------------------
388名無しなのに合格:2005/09/07(水) 05:32:31 ID:NSps6ITI0
第5段落
第1文

The relationship between music and the scientific subjects or language learning is,
as a matter of fact,
highly controversial.

「実は」という表現について

● actually
● as a matter of fact
● at bottom
● fact (of the matter) is
● I confess that
● in all honesty
● in a real sense
● in a very real sense
● in fact
● in reality
● in truth
● of a truth
● really
● to be frank (with you)
● to be plain (with you)
● to be perfectly frank
● to tell the truth
● to tell you the truth
● truth to tell

接頭語「contra-」( = against ) について

● contradict → contra + dict ( = speak )「反対のことを言う」→「否定する・矛盾する」
● contraposition → contra + position →「対置・対照」
● contrast → contra + st ( = stand )→「対照する」
● contravene → contra + vene ( = come )「反対に来る」→「違反する・反対する」
● controvert → contro + vert ( = turn )「反対して向き直る」→「論争する」
● counteract → counter + act「反対に作用する」→「防ぐ・中和する」
● counterfeit → counter + fiet ( = make )「反して作る」→「偽造の・偽造する」
● counterlight → counter + light「反対の光」→「逆光線」
● countermeasure → counter + measure「反対の手段」→「対策」
389名無しなのに合格:2005/09/07(水) 05:33:24 ID:NSps6ITI0
第1文

The relationship between music and the scientific subjects or language learning is,
   音楽と理数科目や言語学習との間の関係は、
as a matter of fact,
   実を言うと、
highly controversial.
   大いに議論の余地があります。

(意識したこと)
 ・ the relationshipと定冠詞であること。
 ・ 音楽と勉強科目という対比を意識して「between A and ( B or C )」と解釈。
 ・ 「scientific」は直訳だと「理科の」だろうが、
   ここまでさんざん音楽と数学の関係を述べてきたので、
   あえて「理数の」と訳してみた。
 ・ 「highly」は、「大いに」という強意語と解釈する。

(文脈上注意したことなど)
 ・ 今まで述べてきた音楽と数学の間の密接な関係と、反対の意見である。
   文章も終わり近いので、一応反対意見も取り上げておく程度であろうと
   察しておく。

第5段落
第2文

There are some studies
that have thrown doubt upon it.

動詞「doubt」について

※ doubt
    確信またははっきりした証拠がないために「…ではない」という疑いを抱く
※ suspect
    疑いを抱かせるような点があるために「…であるらしい」という疑いをもつ

● 他動詞として「…を疑う」「…ということを疑う」
    ・ doubt the truth of a person's words 「人の言葉の真実性を疑う」
    ・ I doubted my own eyes. 「私は自分の目を疑った。」
    ・ I cannot help doubting his sincerity.
        「彼の誠実さを疑わしいと思わずにはおれない。」
    ・ In spite of his assurances, I still doubt him.
        「彼はしきりに保証するが私はやはり信用できない。」
    ・ I don't doubt it.  ※相手の何か言ったときに言い返す言葉
        「それはそうでしょう。それもそうだ。」

● 「whether, if」を用いて「…かどうかを疑う」「…かどうかを疑わしいと思う」
    ・ I doubt whether she will be present. 「彼女が出席するかどうか疑問だ。」
    ・ I doubt whether he is sincere. 「彼は誠実なのかどうか疑わしいと思う。」

● 「that」を用いて「…ということを疑う」
    ・ I don't doubt that he means well. 「彼が善意を抱いていることに疑いはない。」
    ・ I doubt that he will succeed. 「彼の成功はおぼつかないと思う。」
    ・ I doubt that they'll want to go.
        「彼らが行きたがるなんてありそうもないことだ。」
390名無しなのに合格:2005/09/07(水) 05:33:57 ID:NSps6ITI0
名詞「doubt」について

● 「前置詞+名詞句」   ※注 前置詞にはas to, about, of, on などが使われる
   ・ a fact that throws doubt on a person's sincerity
      人の誠実さに疑いを投げかけるような事実」
   ・ No one could have doubts as to his success.
      「だれも彼の成功に疑いを抱くような人はあるまい。」

● 「前置詞+whether節」   ※注 前置詞はしばしば略される
   ・ There's some doubt (as to) whether he will be elected.
      「彼が当選するかどうか幾分疑わしい。」

● 「同格のthat節」   ※注 通例否定文で用いる
   ・ There seems to be no doubt that Dick has done his job well.
      「ディックが仕事をよくやったことには疑いはなさそうだ。」

「doubt」を使った慣用表現について

● beyond doubt 「まったく疑う余地もなく」

● in doubt 「人が…を疑って・迷って」「物事が疑わしくて・疑問で」
   ・ The matter hangs in doubt. 「その事はまだ確かでない。」
   ・ The outcome is still in doubt. 「結果はまだ疑問のままだ。」

● no doubt 「疑いなく・確かに」「おそらく・多分〜だろう」
   ・ No doubt he will succeed. 「きっと彼は成功するだろう。」
   ・ He's no doubt right, but we must check. (このようにしばしば譲歩の文を伴う)
      「なるほど彼の言うことは正しいが、我々は調べてみなければならない。」
    ・ He will no doubt come. 「彼は多分来るだろう。」

● without (a) doubt 「疑いもなく, 確実に」
  without any doubt 「一点の疑いもなく」
  without a shadow of doubt 「少しの疑いもなく」

● half in doubt 「半信半疑で」

● voice doubts 「疑念を表明する」

● throw doubt on 「〜に疑いをかける・〜を疑う・疑問を投げかける」
第2文

There are some studies
   いくつかの研究がある。
that have thrown doubt upon it.
   その関係に疑問を投げかけてきた → ( studies )

(意識したこと)
 ・ 「have thrown」の完了形は一応訳出しておいた。

(文脈上注意したことなど)
 ・ 第3、4段落で「研究結果」が紹介されたのと同様に、
   反対の立場に沿った「研究結果」もあるらしい。
 ・ 「it」は前文の「the relation between 〜」と考える。

391名無しなのに合格:2005/09/07(水) 05:34:29 ID:NSps6ITI0
第2文

There are some studies
   いくつかの研究がある。
that have thrown doubt upon it.
   その関係に疑問を投げかけてきた → ( studies )

(意識したこと)
 ・ 「have thrown」の完了形は一応訳出しておいた。

(文脈上注意したことなど)
 ・ 第3、4段落で「研究結果」が紹介されたのと同様に、
   反対の立場に沿った「研究結果」もあるらしい。
 ・ 「it」は前文の「the relation between 〜」と考える。

第5段落
第3文

In any case,
playing music and singing
use a wide range of senses.

「いずれにせよ」という表現について

● anyhow
● at any hand
● at any rate
● at least
● at the least
● be that as it may
● in any case
● in either case [event]
● leastways
● leastwise
● one way or another
● to save life
● whether or no
392名無しなのに合格:2005/09/07(水) 05:35:27 ID:NSps6ITI0
「a range of 〜」と「the range of 〜」の違いについて

● 「a range of 〜」
    ・ a wide range of knowledge 「広範囲な知識」
    ・ a wide range of electric goods 「広い範囲の電気製品」
    ・ a long range of arches 「長々と続くアーチの列」
    ・ a range of mountains 「山脈・連山」

● 「the range of 〜」
    ・ the range of human understanding 「人間の理解の範囲」
    ・ the range of a thermometer 「温度計の昇降較差」

参考 「range」の慣用表現
    ・ within range of vision 「見える範囲内に」
    ・ be out of range 「範囲外である・届かない」
    ・ beyond the range of human understanding 「人間の理解を越えて」

おまけ 「range」の注意しておきたい意味
    ・ 「並べる」「整列させる」
    ・ 「地域を歩き回る」「さまよう」
    ・ 「牛・馬などを放牧地で飼う」「大きな牧場」
    ・ 「ガス・電気・電子レンジ」「料理用ストーブ」

第3文

In any case,
   いずれにせよ、
playing music and singing
   音楽を演奏したり、歌ったりすることは
use a wide range of senses.
   広い範囲の「感覚」を使います。

(意識したこと)
 ・ 「a range of 〜」と「the range of 〜」の違い。

(文脈上注意したことなど)
 ・ 前の文での予想通り、話は今までの文脈に戻ったようだ。
 ・ 「senses」は「視覚」「聴覚」といった五感という意味での「感覚」の他に、
   知的・道徳的な意味での「感覚」というニュアンスもあわせ持つ言葉。
   「数学などにも関係する感覚」のような意味もあると文脈上考えてみた。
   また、複数形であることも合わせて注意しておきたい。
393名無しなのに合格:2005/09/07(水) 05:36:05 ID:NSps6ITI0
第5段落
第4文

Being able to integrate these and produce a satisfying synthesis
is a powerful experience for children,
deserving greater appreciation than has been given thus far.
語根「-duce」( = lead) について

● conduct → con ( = together ) + duce「共に導く」→「結果をもたらす」
    派生語 : conduct「導く・ふるまう」 conductor「指導者」

● deduce → de ( = down ) + duce「下に導く」→「推論する・演繹する」
    派生語 : deduction「演繹・控除」 deductive「推論的」

● educe → e ( = out ) + duce「外に導く」→「引き出す・分離する・推定する」
    派生語 : eduction「抽出・排出・推論」
    関連語 : educate「教育する」 education「教育」

● induce → in + duce「導き入れる」→「誘引する・帰納する」
    派生語 : induct「就任させる・誘導する」 induction「誘引・帰納・序論」
          inductive「機能的の・誘導の」

● introduce → intro ( = inward ) + duce「中に導く」→「導き入れる・紹介する」
    派生語 : introduction「導入・序論・紹介状」

● produce → pro ( = forward )「前に導く→導き出す」→「取り出す・産出する」
    派生語 : producer「生産者・映画製作者」 product「産物・成果」
          production「上演・産物・生産」 productive「産出する・多産の」

● reduce → re ( = back ) + duce「元に導き返す」→「帰する・減じる・縮める」
    派生語 : reduced「零落した」 reduction「縮小・割引」

● seduce → se ( = apart ) + duce「離れた所へ導く」→「誘惑する・そそのかす」
    派生語 : seducer「女たらし」 seduction「誘惑・魅力」
394名無しなのに合格:2005/09/07(水) 05:36:45 ID:NSps6ITI0
接頭語「syn-」( = with, together ) について

ギリシャ語由来の「共に」「時を同じくする」「似ている」を表す接頭語。
「sy-」「syl-」「sym-」という変化形もある。

● synthesis → syn + thesis ( = putting )「共に置くこと」→「組立・統合する」
● synchronism → syn + chron ( = time ) + ism「時を共にすること」→「同時性」
● synonym → syn + onym ( = name )「意味を共にする名前」→「同義語・類義語」
● synopsis → syn + opsis ( = sight )「全部一緒にみること」→「梗概・大意」
● syntax → syn + tax ( = order )「共に順序づけること」→「文章構成法」

● system → sy + ste ( = stand ) + m「共に立っていること」→「組織・系統・体系」
● syllogism → syl + logism ( = word )「共に推論する」→「演繹法・三段論法」
● symbol → sym + bol ( = throw )「共に投げる→いつも〜と共にある」→「象徴」
● sympathy → sym + pathy ( = feeling )「感情を共にする」→「共感・同情」
● symphony → sym + phony ( = sound )「音を共にする」→「協和音・交響楽」
● symposium → sym + posium ( = drink )「共に飲む→意見を交わし合う」→「座談会」
● symptom → sym + ptom ( = fall )「病気と共に身にふりかかってくるもの」→「徴候」
● symmetry → sym + metry ( = measure )「寸法を共にする→同じ寸法である」
                     →「対称・均斉・釣り合いがよいこと」
「統合する」の類義語について

● integrate
   語源 「完全にする」
    いくつかの要素を統合する・統一する。
    部分・要素を全体に統合する・まとめる。
● unite
   語源 「一つにする」
    二つ以上のものを結合して新しい一つのものを作る。
● unify
   語源 「一つにする」
    単一化する。
● join
   語源 「つなぐ」
    二つ以上のものを接触させて結合・連結する。
● connect
   語源 「共に縛り付ける」
    互いの独自性を保ったまま何らかの手段・道具を用いて結合する。
● combine
   語源 「二つを一緒にする」
    あるものを他のものと結びつける。
● synthesize
   語源 「一緒に置くこと」
    相反するものを合成して作る
395名無しなのに合格:2005/09/07(水) 05:37:43 ID:NSps6ITI0
「疑似関係代名詞」について

関係代名詞的に使われるが、接続詞の特殊な用法とも取れる。

● as
   ・ He is as honest a man as ever lived.
      「彼ほど正直な人はいない。」
   ・ I had expected as many visitors as came.
      「来客の数は私の予想どおりだった。」

● than
   ・ The next war will be more cruel than can be imagined.
      「次の戦争は想像もできないほど残酷なものになろう。」
   ・ There’s more to that man than meets the eye.
      「あの男には見かけ以上のものがある。」

● but
   ・ There is no rule but has some exceptions.
      「例外のない規則はない。」
   ・ There is scarcely a man but has his weak side.
      「弱点のない人間はまずいない。」
第4文

Being able to integrate these and produce a satisfying synthesis
   「これらの感覚」を一つにまとめあげ、十分な統合を作り出せるということは、
is a powerful experience for children,
   子どもたちにとって効果が大きい経験です。
deserving greater appreciation than has been given thus far.
   そして、これまで与えられてきたより大いに評価する価値があります。

(意識したこと)
 ・ 「a satisfying synthesis」が不定冠詞であること。
   具体的なある一例を述べているためと考える。
 ・ 「powerful」は「力がある→効果が大きい」と訳してみた。
   「大きな意味を持つ経験」とでも受け取っておきたい。
 ・ 「deserving 〜」は分詞構文だが、凝った訳は避けた。
 ・ 「thus far」は「これまで・ここまでは・今までは」の意味であること。
 ・ 「than」はいわゆる「疑似関係代名詞」である。

(文脈上注意したことなど)
 ・ 「these」は前の文の「a wide range of senses」と解釈。
 ・ 「to integrate these and produce a satisfying synthesis」は、
    一見ばらばらの感覚を一つにまとめることで、予期せぬ新たな感覚が生みだす、
    と解釈してみる。そしてこの新たに統合されて出来た感覚は、
    何かしらの成果につながるかもしれないとも合わせて考えてみる。
396名無しなのに合格:2005/09/07(水) 05:38:25 ID:NSps6ITI0
第5段落
第5文

When learning like this happens in a chorus or orchestra,
the total effect is even more potent.

「potent」の類義語

● potent
    薬など効能のある・議論など人を信服させる・説得力のある
● powerful
    強い・強力な・演説・論旨など人を動かす・説得力のある・薬など効能のある
● forceful
    人・言葉など論理的で説得力のある・力強い
● forcible
    無理強いの・強制的な・強力な・力のこもった・説得力のある
● mighty
    人・ものが力強い・強力な・強大な・巨大な
● puissant
    権力のある・勢力のある

第5文

When learning like this happens in a chorus or orchestra,
   合唱やオーケストラを行うことで、このような学習がなされれば、
the total effect is even more potent.
   全体の効果は、より大きなものにさえなります。

(意識したこと)
 ・ 「happen」は直訳では意味がよく取れないので、意訳してみた。
 ・ 「in a chorus or orchestra」の前置詞「in」は、
    やはり直訳では意味がよく取れないので、動詞を補って意訳してみた。
 ・ 「potent」は前文の「powerful」と同じ意味で使っていると解釈。
   「powerful」を「効果が大きい」が大きいと取ったので、それに合わせて訳する。

(文脈上注意したことなど)
 ・ 「in a chorus or orchestra」は、もちろん音楽の例である。

397名無しなのに合格:2005/09/07(水) 05:39:08 ID:NSps6ITI0
第5段落
第6文

What other school activity cultivates a strong community spirit,
helps us learn languages,
increases our mathematical and scientific capacity,
and puts us in touch with our musical heritage?

構文の確認

What other school activity cultivates a strong community sprit,
の段階では、
  (A) 「疑問形容詞のwhat」
  (B) 「複合関係代名詞whatの形容詞用法」
のどちらであるかは判別できない。

さらに文が続き、
  What 〜 【cultivates】, 【helps】, 【increases】, and 【puts】
とある。(A)説の可能性が徐々に高まっていくのを意識したい。
       ※ 「A, B, C, and D」という構造も重視したい。

しかし、この段階でもまだ、(B)説という可能性は一応残っている。
  < What 〜 【cultivates】, 【helps】, 【increases】, and 【puts】> + 動詞
と、<  >が「異常に長い主節」となる可能性があるからです。

最後の「?」を見たとき、そして「動詞」が他にないことが確認できたので、
(A)説であることがようやく確定。やっと(B)説は完全に否定された。
修辞疑問の具体例

修辞疑問 Rhetorical Question
   反語になる疑問文。
   普通の疑問文との区別は、文脈によるしかない。

● What’s the use of worrying?
    「心配しても仕方がない。」
● How can I take your picture if you don’t hold still?
    「じっとしていなければ写真が撮れないじゃないか。」
● That’s what they say, but who knows what really goes on backstage?
    「それは彼らの言い分だが、裏で何が起こっているのかは誰にも分からない。」
● How can I help it.
    「私にはどうしようもない。」「私の責任ではない。」
● If you don’t respect yourself, how can you expect other people to respect you?
    「自分自身を尊敬しなければ、他人に尊敬してもらおうと思っても無理です。」
● Is there anything more ridiculous than for a man of 80 to marry a girl of 18?
    「80歳の老人が18歳の女の子と結婚するなんて、
     これ以上途方もない話があるだろうか。」
● Who knows what will happen tomorrow?
    「明日何が起きるか誰が知ろうか。誰も知らない。」
● Who doesn’t know that the man was there.
    「その男がそこにいたことを誰が知らないというのか。」
398名無しなのに合格:2005/09/07(水) 05:39:50 ID:NSps6ITI0
「in touch with」について

「…に接触して・…と連絡が取れて・…の事情に通じて」

● I'll be in keep with him.
     「彼と連絡を取ります。」
● We weren't in touch with him for a few years.
     「我々にも2〜3年疎遠だった時期があった。」
● I'll keep in keep with you.
     「あなたと連絡を続けます。」
● We have kept in constant keep for ten years.
     「我々は 10 年間絶えず連絡を取り合ってきた。」
● Can you put me in keep with him?
     「彼と話ができるように取り計らってくれませんか。」

第6文

What other school activity cultivates a strong community spirit,
   他のどんな学校での活動が、強い共同体意識を養い、
helps us learn languages,
   私たちが言語を学ぶのを助け、
increases our mathematical and scientific capacity,
   私たちの数学と理科の能力を高め、
and puts us in touch with our musical heritage?
   過去の偉大なる音楽作品に触れる機会を私たちに与えてくれるというのか?

(意識したこと)
 ・ 文頭の「what」は、疑問形容詞と考える。
 ・ 述語動詞は、「cultivates, helps, increases, and puts」である。
 ・ 「puts us in touch with 〜」は、
   直訳すると「私たちを〜と接する状況に置く」。
   「機会を与える」という意訳をしてみた。
 ・ 「musical heritage」も直訳では分かりにくい。
   モーツァルトを初めとする偉大な音楽家たちの作品の数々と考えたい。
   「our」はこのため「私たち人類の」まで拡大解釈しても良いかもしれない。

(文脈上注意したことなど)
 ・ 最後の1つが直接的な効果。他の3つは副次的な効果。
 ・ 修辞疑問と解釈。当然「音楽こそ一番だ」という意味である。

京都大学前期2002年入試の大問1番・2番の精読、
約2ヶ月かかりましたが、どうにか終わりました。
これにてお開きとさせていただきます。
399名無しなのに合格:2005/09/09(金) 02:33:50 ID:320Wsu9d0
第七段階 読み (第三版)

 第七段階では、速読の読み方の練習をします。
 ここでは内容がイメージしやすい小説を使ってください。

1:
 1では、言葉の内容をイメージする練習をします。
 適当なページを開いて、イメージしやすそうな言葉を見てその内容をイメージしてください。
 このときの注意は、なるべく意識を働かせずに無意識的(反射的)にイメージすることと、イメージを文字の上に重ねることです。
 慣れてきたら、視野を広げて文面上の言葉すべてを並列的にイメージする練習をしてください。
 文章の内容をイメージ化することはできませんが、個々の言葉をばらばらにだったらイメージできると思います。
 文面上の言葉すべてを並列的にイメージできたと感じたら、1はクリアです。

2:
 2では、速読の読み方の基本を練習をします。
 基本的には、左の視野にイメージの土台となる空間、右の視野にイメージを統合して内容を把握するための意志の点を思い浮かべた上で、左の視野に思い浮かべた言葉ごとのばらばらな画像イメージを右の視野へ飛ばして内容を把握するという感じになります。
 このことを意識しながら文面をぼんやりと見て、文章にそって視線を動かしてみてください。
 そうすると心の深い所に内容の実感がかすかに浮かび上がってくるはずです。
 このかすかな内容の実感を捕まえることをしてください。
 内容を把握しようとして集中すると、呼吸が止まりそうになるかもしれません。
 そんなときは腹式呼吸をしてください。そうすると集中状態を維持したまま呼吸できます。
 かすかな内容の実感を捕まえることができたと感じたら、2はクリアです。

3:
 3では、2でのかすかな内容の実感を心の深い所を意識することによって強化する練習をします。
 具体的には、よりたくさんの情報を抱える練習と、内容を詳細にイメージする練習と、多くの情報を空間的に同時に捉えることによって時間あたりの情報量を増やして情報を把握する時間を短縮する練習をしてください。
 この練習によって、思い描いている内容の世界は豊かなものになります。
 これらのことができたと感じたら、3はクリアです。

4:
 4では、目の使い方について練習します。
 文字を取り込む視野の範囲を広げて読む練習と、内の目(視野内の意識点の動き)と外の目(視線の動き)の両方を意識しながら読む練習をしてください。
 この練習によって、文字の取り込みが楽になります。
 これらのことができたと感じたら、4はクリアです。

5:
 5では、速読の読み方で文章を理解する練習をします。
 速読では、遅読のときのように意識を働かして文章を理解するのは間違いです。
 イメージの方を詳細に思い浮かべることによって、理解につなげます。
 「見れば分かる」という言葉が当てはまるようなイメージを思い浮かべることが、速読においては必要です。
 このことに注意しながら、文章の内容を理解する練習をしてください。
 あと、大雑把に内容をつかむには、「多くの情報を空間的に同時に捉えることによって時間あたりの情報量を増やすこと」が使えます。このことも練習するとよいでしょう。
 これらのことができたと感じたら、5はクリアです。

6:
 6では、読むスピードを上げる練習をします。
 ここでは、文字の立体イメージを意識すること、文章の行末と次の行頭のつながりを意識してイメージすること、内容のイメージを本(モニター)や自分を取り巻いている空間に引き出すこと、心の深い所を意識することに注意しながら読む練習をしてください。
 このようにすると情報の扱いが楽になって速く読めます。
 これらのことができたと感じたら、第七段階はクリアです。
400名無しなのに合格:2005/09/09(金) 05:00:30 ID:iaPDzLu60
今日はじめて、何かのはずみで、このサイトに来てみて
皆さんが勉強に悩み、打ちこんでいる姿に共感しました。
そこで皆さんの手助けになれるよう今日から数学講義をしようと
思います。(やる気の続く限り)
週1〜2問のペースで50問くらい続ければいいけどなと
思いますので、宜しくね。
なお、題材はすべて過去問です。やはり、教授達が一年に
一回の為に、苦労して作った傑作が多いため、非常に力がつきます。
でも解答はすべて私のオリジナルで書きます。
僕のボケ防止と、何よりも皆様の数学力向上のため、楽しく解きましょう!

では、
問1:すべての正の実数x、yに対し√x+√y≦k√2x+y
が成り立つような実数kの最小値を求めよ。 (1995東大)

解答その1:
「すべての正の実数x、yに対し、√x+√y≦k√2x+y」
⇔「すべての正の実数x、yに対し√x+√y/√2x+y≦k」@
ここに√2x=rcosθ √y=rsinθ {x>0 y>0のときr>0 0<θ<π/2}
とおけば右辺=√1/2・cosθ+sinθ=√3/2・sin(θ+α)≦√3/2
ここでαはtanα=1/√2なる角。
θ+α=/2のときこの等号は成立するので、√x+√y/√2x+yのx>0 y>0
における最大値は√3/2であり@⇔√3/2≦k (答)√3/2

本解答では「置き換えによりいかに式を簡単にしていくか」に注目して欲しい。


解答その2: @まで同じ
√x/y+1=uとおくと右辺=u/√2u2-4u+3=1/√3(1/u-2/3)^2+2/3
ここでx、yが正の実数で動く時、uはu>1を満たして動くので0<1/u<1
この下で考えると上は1/u=2/3のとき最大値√3/2を取ることが分かる。

解答その3:
√x/y=tとおくと右辺の2乗=(t+1)^2 / 2t^2+1 = 1/2 + 2t+1 / 2t^2+1
=1/2 + u / 1/2u^2-1/2u+9/8=1/2 + 1/ 1/2u+9/8u-1/2 ≦3/2
但し、u=2t+1/2 とおいた。このとき相加平均≧相乗平均の関係から
1/2u+9/8u≧3/2 であるので。
よって右辺≦√3/2

本解答のポイントは1次式/2次式であれ2次式/1次式であれ必ず相加平均≧
相乗平均を使える形に持っていけることにある。つまり積=一定の形である。

解答その4:@まで同じ。
yを固定して考え、右辺をf(x)とおくと、f(x)の増減を調べることで
f(x)はx=y/4のとき最大になり最大値はf(y/4)=√3/2

いわゆる多変数関数を扱うえで文字固定をしながら扱うという考えである。
予選決勝法とも言われる。多変数関数を一気に扱うことは無理で、一文字以外を固定して
その後固定をはずすという形で考えるのが高校数学の重要手法である。

まだまだ別解はあるが問1はひとまずこの辺で。(各自別解を考えましょう)
401名無しなのに合格:2005/09/09(金) 05:01:01 ID:iaPDzLu60
数学を扱っていく上でまず基礎となるのが、数式の扱いです。
難関大では、自ら置き換えをしたり、パラメーターの設定を上手にとって、
量を、なるべくシンプルで美しい形に表現する試みが要求されます。
そこで、数式の扱いに慣れていただく意味で、数問ないし今後計10問以上、
数式処理というテーマで講義を行いたいと思います。

では、問2
実数a,b(0≦a<π/4 、0≦b<π/4)に対し、次の不等式の成り立つことを示せ。
√tan a√tan b≦tan(a/2+b/2)≦1/2(tan a+tan b)
   (1991京大)
解答その1:
0≦b≦a<π/4として一般性を失わない。ここでa/2+b/2=θ a/2-b/2=φ
とおき、更にtanθ=x tanφ=y とおくと、
tan a=tan(θ+φ)=x+y/1-xy tan b=tan(θ-φ)=x-y/1+xy (∵加法定理)
ここでa,b の仮定条件より0<θ<π/4 , 0<φ<π/8より0<y≦x<1 @
に注意して、
(最右辺)-(中辺)=1/2(x+y/1-xy + x-y/1+xy)-x=xy2+x3y2/1-x2y2 > 0
(中辺)^2-(最左辺)^2=x2 - (x+y)(x-y)/(1-xy)(1+xy)=y2(1-x4)/1-x2y2 >0
よって中辺>0、最左辺>0なので証明された。

解答その1の補足
注:
a,bが0≦b≦a<π/4 を満たして動く時のθ、φに関する必要十分条件
といえば 0≦θ-φ≦θ+φ<π/4 ということになろう。
しかし本問ではx、yの大まかな変域が分かれば必要性のみの議論は可能なのである。
つまり、あえて置き換えに付随するx、yの条件を(必要性にすぎない)@
にとどめた。

発想方法:
tan a/2、 tan b/2 を単位として、式を分解・変形する発想も理解できるが
せっかくなら、a+b/2 を一まとまりとしたほうが少なくとも中辺は簡単である。
このときa-b/2を引っ張ってくれば、a,bはこの2つの新しいパラメータ
で、表現でき、計算簡単な進行に繋がる。(和⇔積の公式を参照)

対称性のある式の扱いとして和と差を持ってくるというバランス感覚
が大事である。後々予定してるが@かつA⇔@+A かつ @−A
という事実を良く理解しよう。小6で習った和差算に通じるものが無
いだろうか?

解答その2:
f(x)=tan x {0≦x<π/4} とおくと、y=f(x) のグラフは下に凸であるから、
この上の2点(a,f(a))(b,f(b))の中点(a+b/2 , f(a)+f(b)/2)は
y≧f(x)の領域にあり、f(a)/2+f(b)/2 ≧f(a/2+b/2) (グラフより)
∴tan(a/2+b/2)≦1/2(tan a+tan b)

g(x)=log(tan x) {0≦x<π/4}とおけばg'(x)=2/sin2x
g''(x)=-4cos2x/(sin2x)^2 <0 よってg(x)は0≦x<π/4の範囲で
上に凸であり、g(a/2+b/2)≧g(a)/2+g(b)/2
これを整理して √tan a√tan b≦tan(a/2+b/2)

解答その2 は関数の凸性を利用した不等式評価で、受験数学の基本アイテムの
一つである。もちろん一般化でき、関数に、「平均をとってから入れた出力値」
と「入れてから平均をとった値」の間の評価は関数の凸性が利用できると思わなければ
ならない。
tan(a/2+b/2)と1/2(tan a+tan b)を良く見比べてこのことに気づかない人は
まだ基礎力が不足している。
402名無しなのに合格:2005/09/09(金) 05:01:36 ID:iaPDzLu60
今日は気分がいいので、とうよりたまたまテーマに沿う短文問題が見つかったので
もう一問おまけ。

では、問3:
nを正の整数、aを実数とする。すべての整数mに対して
m^2-(a-1)m + n^2/2n+1 >0
が成り立つようなaの範囲をnを用いて表せ。(1997東大)

コメント:しっかし東大は、文字を混ぜて変数か定数かをしっかり意識して扱わないと
意味不明になるような複雑な式(しかも意味もへったくれも良く分からん美し
くない式)が好きですねー。でも処理能力を見るにはいいのかもね。

解答:
与式⇔(n2/2n+1-m)a + m2 +m > 0 ☆
ここでn2/2n+1=n-1/2 + 1/4( 1/2n+1 + 1) はn の奇隅によらず、整数で無い。
よって☆を満たすa の範囲は、
n2/2n+1>m なる整数mに対しては a> m2+m /(m- n2/2n+1) @
n2/2n+1<m なる整数mに対しては a< m2+m /(m- n2/2n+1) A と決まる。
ここでmを整数として動かす時のここから得られるa の範囲の重なりを求めれば良い。
ここに、f(x)= x2+x / x-n2/2n+1 {x≠n2/2n+1} とおくと
f'(x)=(x-n)(x+n/2n+1)/(分母)^2 であるから、f(x)はx=-n/2n+1において極大、
x=n において極小。また、f(x)→±∞ (x→n2/2n+1±0)に注意する。
mをn2/2n+1<mの範囲で動かすとき、n2/2n+1<nを考えるとf(m)はm=n
のとき、最小になり、A⇔a<f(n)=2n+1
mをn2/2n+1<mの範囲で動かすとき、f(m)が最大になるのはmが-n/2n+1 に近い整数
である0か-1においてであるから、@⇔a>f(0)かつa>f(-1)⇔a>0
以上よりmをすべての整数として動かす時に@、Aが満たされる条件は0<a<2n+1 …(答)

問3解答の発想法:
すべてのmに対しf(m)>0 ⇔(f(m)の最小値)>0
と考えていきたいところであるが、f(m)を最小にする整数mは、実定数a
によって一般的に表示するのは難しく
「すべてのmに対して成立する⇒m=1,2,……の場合で成立する」ので実験することから
始めよう。(必要性で攻めるという数学手法である=抽象情報から、具体情報を抽出し
推理、推論、帰納的論証などにより一般化しなおす。)このような方針転換が計れたらやることは
見えてくる。
つまりm=1のときaの範囲が決まり、m=2のときaの範囲が決まり、、、、
これらから求まるaの範囲の重なりを求めれば良いことになる。
こうして一般的なmについて考えれば関数の変化を考えることになる。

解答の注意:
本解答は完全な定数分離をした上での議論でしたが、僕の手元に残っている
唯一の東大過去問集の解答は、直線と完全な定関数に分離して解答していた。
この方が扱う整式が簡単である場合があり、考えやすい場合もあれば、式に文字が入り乱れ
考えにくい場合もありケースバイケースであるが参考にはなる解答である。

本解答からの別枝について:
f(m)の変化を見る上で、今回は一般的な関数f(x)を元に考えた、
が整数のみで変化する関数(というより数列)の増減を考えるのに隣り合う2項
f(m+1)とf(m)の比較、つまりf(m+1)-f(m) が正か0か負かで場合分ける
というのはよくやる考えである。式の形からこっちのほうが綺麗な場合もあるが(累乗の関数など)
、今回は分数関数で明らかにややこしくなるだけなので別解としなかった。
403名無しなのに合格:2005/09/09(金) 05:02:25 ID:iaPDzLu60
今日は復習から
問3の類題: aは正の定数とする。不等式a^x≧axがすべての正の数xに対して成り立つという。
このときaはどのようなものか。     (1993 京大後期)

解答その1:
a^x≧ax ⇔ x log a ≧log a+ log x ⇔ (log a) x - log x ≧ log a  ☆
ここで左辺をf(x) {定義域x>0}とおくと、f'(x)=log a- 1/x なのでf(x)はx=1/log a において
極小かつ定義域内で最小となるから、☆がすべての正の数xに対し成立する条件は
f(1/log a)≧ log a⇔1-log(1/log a)≧log a⇔log(e log a)≧log a⇔e log a≧a⇔ (log a)/a≧1/e 
ここでg(x)=(logx)/x {定義域x>0}について、g'(x)=(1-logx)/x^2であり、g(x)はx=eにおいて
極大かつ最大であり、最大値はg(e)=1/eであるから g(a)≧1/eなるaはeに限られる
 (aがe以外であればg(a)<1/eなのでg(a)が1/e以上になることはない) (答)a=e

解説:
言わずもがな
「すべての〜に対し不等式が成立⇒最小になる(あるいは最大になる)ときさえ成立する」という考えである。
(log a)/a≧1/e で、いったんaの条件は出ているが、もちろんこれを更に整理して答える必要があろう。

解答その2:
a^x≧ax ⇔ x log a ≧log a+ log x ⇔ (x-1) log a≧log x
これがすべての正の数xに対し成立する条件について、まずx=1のとき両辺=0でこれは
確かに成立するので、更に
x>1のとき log a≧(logx)/(x-1)  @     0<x<1のとき log a≦(logx)/(x-1) A
が成立する条件を求めれば良い。ここでh(x)=(logx)/(x-1) {定義域x>0,x≠1}とおくと
h'(x)=(1 - 1/x - log x) / (x-1)^2 ここで 分子=p(x) とおくと p'(x)= (1-x)/x2より
p(x)の増減につき、x=1で極大値p(1)=0をとることが分かるので、x≠1においては
h'(x)= p(x)/(x-1)^2 < 0 よってh(x)は減少関数。これを考えると
@⇔ log a≧lim[x→1+0] (logx)/(x-1) = lim[t→+0] (log(t+1)-log1)/t= u'(1) {但しu(t)=logt としている。最後から2つ目の等号は微分の定義より}
 ⇔ log a≧1 ⇔ a≧e
同様にA⇔ log a≦lim[x→1-0] (logx)/(x-1) = u'(1) ⇔ log a≦1 ⇔ a≦e
よって@かつAが成り立つ条件はa≧eかつ a≦e即ちa=e …(答)

解答その2の解説:
基本的な考えは同じで、つまり「すべての〜に対し不等式が成立⇒最小になる(あるいは最大になる)ときさえ成立する」
という考えである。あとは関数の変化を捉える方法として微分法で増減を調べるという点も同じである。
解答その1と解答その2との違いは「「定数分離を完全に行って議論するか、否か」」である。
定数分離を完全に行なった上での議論では、定数と純関数に分離するのであとは純関数の動き(増減)を
調べれば良いことになり、一見とっつきやすそうだが、本問のように分数形になる場合は定義域にも細心
の注意をしなければならず、しかも式の扱いがむしろ複雑化するので必ずしもこのほうが良いとはいえない
場合もある。もっとも、どっちでも出来るくらいの計算力を身に付けなければいけないが、試験場で要領良く
解けるのは解答その1である。
404名無しなのに合格:2005/09/09(金) 05:02:55 ID:iaPDzLu60
とはいえ、普段の学習ではいろいろとやっておくことが必要で、そしていろいろな解答の可能性をもっておく
ことが必要で、こうやって初めて実際の試験で自分にとって最適の答案が作れるようになるのである。一つの
問題をいろいろな方面から考えてみるというのは、分野を超えた関連性を発見する機会になり理解が深まると
いうことのみならず、このように限られた時間で試験問題を完答するという実践的な意味においても必須なの
である。また、初心者の頃は謙虚に学ぶ姿勢が大切なので、答案を熟読し、技を盗むことが大切であるが、ある
程度問題集を一通り行なったら、ぜひ自分のもっている力で完答しようと頑張ってほしい。いまある知識のみを
総動員して何とかしようとする力これが応用力であり、知恵と呼ばれるものである。私がぜひ身につけて欲しい
のはこの力であり、この考える力こそがこれからの宝になるんだと思います(今になって思うと…ですが)。
アインシュタイン曰く「知識を得たければ、図書館にいけば済むこと」なのである。
そして解答に自分と違う考え方が出てくればそれを新たな技として、盗めばいいのである。
その為にも、ぜひ自分の考えた方向でいろいろと考えていって欲しいなと思っています。
数学は正しい考えをすれば必ず正解にたどり着けるし、正解にたどり着けない場合は何らか
の修正すべき考えがあるということを意味するのであるから。
もっといえば数学にっとては「正しいことは証明されなければならない、正しくないことは
正しくないことが証明されなければいけない」のだから。

(コラム:数学とは関係ありません。嫌いな人は読み飛ばしてくださいね) 私のひそかな狙い
そして、なぜ考える力がこの世の中で必要かといえば、それは君達が他人に騙されず、自己を実現していく為なのである。
なぜならそれは、自分に命令する力になるからである。そしてこの世の中では、自分に命令出来ない人間は必ず
他人に支配されることになるからである。未だ人類も、宇宙も死すべき存在であり、不気味であり、依然として
意味の無い存在ではあり、そして逢いもも変わらず世間ではくだらないことでお互いを傷つけ合い、無駄に生が
消費されている。ここに意義を見つけていくのは、これからの若い君達のエネルギーと人類愛であると信じている。
それぞれが自己にチャレンジし、世間の流れに反抗し、自らを試み、そして老いぼれていく私達、死に行く私達
を踏み超えて(踏み台にして)、最後には私達にとって、幸せな楽しい世の中、自由と発展的な活気のある世の
中を創造してくれることを願っています。その為に私は自分の持っている力を、浅はかながら諸君に役立たせたい
と思うのです。 (甘いかな?)

では、現実に戻ってまだまだ式処理については学ばなければなりませんので……。(あんま
り同じテーマでやると飽きるので次第にテーマを変えていく予定ですが、数式処理は基本で
あると共に、東大ではとくにこれをマスターするだけで合格点(6〜7割)がとれる気もす
る。)

では問4:f(x)= 1-sinx に対し、g(x)=∫{0〜x}(x - t)f(t) dt とおく。このとき、
任意の実数x,yについてg(x-y)+g(x+y)≧2g(x)が成り立つことを示せ。 
                            (1995東大)

解答:g(x)=∫{0〜x} (x - t)f(t) dt= x∫{0〜x} f(t) dt - ∫{0〜x} t f(t) dt
であるから、g'(x)=x f(x) + ∫{0〜x} f(t) dt -x f(x) = ∫{0〜x} f(t) dt
よってg'’(x)= f(x)=1- sinx ≧0 よって下に凸な関数であるから図(略)より
(g(x+y) + g(x-y))/2 ≧g(x)  ∴g(x-y)+g(x+y)≧2g(x)  
405名無しなのに合格:2005/09/09(金) 05:03:28 ID:iaPDzLu60
解説:
x-yとx+yはxから均等に離れた(±y)数であり(位置であり、といったほうが分かり良いかも)、
2数の平均はxである。このことを考えるとg(x-y)+g(x+y)≧2g(x)の図形的な意味を考
えたくなるはずである。この、2数を関数に入れてから平均をとったものと、平均をとってから入
れたものとの比較する不等式は、g(x)の凸性が関与している。
尚、解答の一行目の式変形は定数xを前にくくり出したということである。積分部分はtについて
の積分を考えているのだから、この計算部分においてはxはtと独立している以上、定数なのであ
る(Σ計算でもそうですが、定数倍は前にくくり出せる)。
計算結果としては定数xが文字として含まれてくるので、これを改めてxの関数と見ることはで
きる、その意味でg(x)(=xの関数)とおいているのである。
式を何の関数と見るべきで、従って何が文字定数となっているのかを見失わず混乱させられない
ようにしましょう。
東大で、このように文字が多くて、混乱させる意図の問題が多いのは(問1、問3、問4でもそ
うであるし、他にもこんな問題が多数。こんな問題ばかりといってもいいかもしれない)
何を狙ってのことなのだろう。注意力を要求しているのか、あるいはどれが仲間で、どれが
異分子であるのかを識別する能力が、国家運営に必要なのだろうか?
見かけのおどろおどろしさにひるまぬ勇気と、官僚的に正確な計算処理能力を見
たい教授達の趣味と見た。

コラムその2:(嫌いな人は読み飛ばしてください。数学とあんまり関係ありません)
「微分のことはビブンでしましょう」という格言がある通り、微分計算は自分で出来るよう
に訓練してください。難関大では何回も微分して一つ前の状態の解析を繰り返していかなく
ては元々の関数を解析していけない問題も少なくありません。正確で揺るぎの無い計算力を
つけるよう、常に自分の手を動かして、微分の追体験をしていきましょう。
微分とは瞬間の動きをみること(=接線の方向性=曲線の拡大的、、直線的、一次関数的な
方向性)である。願わくは、人生という山あり谷ありの曲線を動いていく君達には、常に
増加関数を歩み、一瞬一瞬の自分(=微分を)プラスにもっていくように努力してほしい。
その意味で微分とは人生の一瞬一瞬であり、人生の縮図、来へつながる局所なのである。
よって?今の一瞬一瞬を大事にしましょう!この世のすべての存在は過去の影響をうけ、
過去に依存しているのだから。
そして、あなた方の現在も、将来にとっての懐かしい輝かしい過去でありますように。
(勿論、なにもいい成績をとるだけが輝かし過去なのではありません。絶望、失敗、
挫折もまた輝かしい過去なのです。後10〜20年くらいすれば分かります。何より
も逃げずに何でもチャレンジできたら素晴らしい。そしていつか生きている事を大い
に肯定できたら素晴らしい。動物的な生き方でも、理知的な生き方でも自分の信念を
持ってくれれば大いに結構です。ただ自由に、生への愛をもって、私達先人にも感謝
して、自己実現の方向、創造性のある方向を各自考えていただけたら)。
数学と全く無縁の、低創造的な仕事をしている私(自業自得)が言うのもなんですが。
でも、常に心に思っておこう! 微分とは人生の縮図である。(即ち自分はより大き
な人類、宇宙の縮図だ。と)        ……うむ、美文だ。

では、気分を変えて新しい数式処理の仕方について
問5:
次の連立方程式(※)を考える。
(※) y = 2x^2-1 かつ z = 2y^2-1 かつ x = 2z^2-1
(1) ( x , y, z ) = (a , b , c ) が(※)の実数解であるとき
│a│≦1、│b│≦1、│c│≦1 であることを示せ。
(2) (※)は全部で8組の相異なる実数解をもつことを示せ。     
                        (1997 京大後期)

406名無しなのに合格:2005/09/09(金) 05:04:26 ID:iaPDzLu60
解答:
(1) 背理法で示す。
│a│>1 と仮定すると、b = 2a^2 -1>│a│ 
(∵2a^2 -1-│a│=(2│a│+1)(│a│- 1) >0) であるから、b >1
このとき、c = 2b^2 - 1>b がいえるからc >1 。よって同様に
a = 2c2 - 1 >c 。以上より a >c > b >│a│となり矛盾が生じる。  ∴│a│≦1
  全く同様に背理法により│b│≦1、│c│≦1。
(2)│a│≦1より、a= cosθ と書ける。 〔0≦θ≦π〕
 このときb = 2(cosθ)^2 - 1 = cos 2θ , c = 2(cos2θ)^2 - 1 = cos 4θ ,
a = 2 (cos4θ)^2 - 1 = cos 8θ であるから、cos 8θ= cosθ が必要で、かつこのとき
このように定まる( x , y, z ) = (a , b , c ) は(※)を満たす。ここで、
cos 8θ= cosθ ⇔ cos 8θ- cosθ= 0 ⇔sin7θ/2 sin9θ/2 = 0
⇔7θ/2 = 0,π,2π,3π 又は 9θ/2 = 0,π,2π,3π,4π  (, は又はの意味。)
⇔θ= 0, 2π/7, 4π/7, 6π/7, 2π/9, 4π/9, 6π/9, 8π/9
この異なる8つのθに対し、(※)を満たす( x , y, z )=(cosθ, cos 2θ, cos 4θ)
が8組決まるので題意は満たされた。

解説:
(※)の式をいじくって、直接的に結論を出すことも可能であるが、やはり背理法を
思い立って欲しい。背理法での仮定(│a│>1)を加えたほうが式を扱い易い。
(否定形の証明=〜でないことを証明せよ などでは殊更である。)このように
新しい仮定条件を加えて式の運用に役立てることが出来るのが、背理法の強みである。
尚、例えば、もともと仮定として@、A、Bの条件が与えられており、このときCを
示すという問題の場合、背理法によれば@、A、BとCバーの仮定を用いて、
ともかく矛盾を導くことが目標となる。この矛盾の導きかは、@、A、BとCバーの
4条件をいろいろいじくってともかく矛盾を導くことでもよいし、@、A、Cバーを
使ってBに矛盾する、つまり、@、A、Cバーを使うとBバーがいえてしまう
(∴Bに矛盾)というように答案をもっていってもい。各問題でどの式を扱いやすい
かで矛盾の矛先を決めていけばよい。
答案ではその道筋、全体像がしっかり書かれていることに注意し、また目的を見失わ
ないようにしましょう。

解説:
(2)│a│≦1 → a= cosθ と書ける 〔-1≦a≦1なるaに対してa= cosθなる
θが0≦θ≦πの範囲に一つ決まる〕 という流れは大切な置き換えであり、受験数学
ではよく見かける。本問でこの置き換えにより、式を簡単にしていけるのは
(※)の式の形(=三角関数の倍角の公式に類似)を見極めた上でのことである。
An = √(A n-1+2) 、 A1=0 という漸化式を解く上で、An = 2 cosθn と
置き換えて式を整理していけるのも(勿論この置き換えをする前に│An│≦2を
帰納法なりで示す必要はあるが)式の形と、置き換えによる式のシンプルな形で
の変形が可能なのを見極めた上でのことになる。参考までに1989京大前期の
@三角関数、極限の問題なども同じ教訓を与えてくれる類題と思われる。
大学入試数学ですら過去(過去問)に依存していると言うべきか…これ如何?
407名無しなのに合格:2005/09/09(金) 05:05:32 ID:iaPDzLu60
前:通りすがりの元鉄緑会大阪校の講師 [2005/08/17(水) 21:22]
解説その2:
(2) の三角方程式は大丈夫と思うが、一応今後の応用もあるのでその意義を
教えておきます。三角関数の分野では、加法定理やら和積の公式などややこしい
ものがあるが、使いこなせているだろうか。(むしろ覚える必要は無いが、ある
程度使いこなせるようにはなって欲しい)この三角関数の使い方のテクニックは
沢山あるが、基本をまず一つ。
和→積の公式について:数学では和を積の形に出来る(分解できる)ということ
はたいそう意味のあることを肝に銘じましょう。小学生の整数の素因数分解、
中学生の因数分解、数学Tの高次方程式を解くための剰余の定理を使っての因数分解、
……何のためにこのようの積の形に表現してきたのでしょう。それは、とりもなおさず、
方程式を解くための準備ではなかったのでしょうか?つまり、高次式=0という形で、
左辺を変形(因数に分ける)することで、いずれかの因数=0という同値変形が可能
なのです。
和→積の公式の使い方も同じ使い方として役立ちます。つまり左辺でも右辺でも式を
一方に固めてしまい=0の形にした上で、もし、その三角関数の式の部分を積の形に
表現できたらどうでしょう。三角方程式が解ける自信がつきませんか?和→積の公式
もありがたいものだと思ってみませんか?
(数学初心者の為に)
背理法で解いていこうと思い立っても、a>1を使ってどのように矛盾を導けばいいのか見当が
つかないものもいるかも知れないので、考え方の一つを示しておきます。ともかく少しでも
抽象的な議論になると極端に何も出来なくなる人が多いので。しかし入試に出されるような
抽象的問題ではごく基礎的な数学的考えをすれば出来るようにしてくれていることが多く、
慣れればむしろ簡単だと思うのだが。
本文で、a>1ではなぜおかしいかであるが、例えば何をすればいいか分からくて
何も出来なければ「具体的に実験してみよう」と考えれば、どんな感じで矛盾が
出てきそうなのかは大まかに分かってくると思う。あとはそれを一般化して説明すれ
ばいいだけである。例えばa=2の場合、何が矛盾しそうかだが、このとき
b=2a2 - 1は7にもなり更に、cはもっと大きくなり、そうするとa=2c2-1からaはなおさら
大きくなり元のa(=2)なんかに回帰するわけはない。
なんせaを与えれば、それが2乗されたり2倍されたりするのだからどんどん式に入れるたびに
大きくなりそうだな。そして、a=1のときかろうじてb=1で済み、a=b=cとどんどん大きくな
らずに済んでいるんだなと感じてもらえればよい。この程度の実験ですぐにa>1とするとなぜだ
めかという矛盾の出し方を一般的に論証できると思う。
抽象問題のほぼすべてはこのような基礎的(具体的に実験してみるなど…)な考え方をとれれば、
十分議論していけるものである。

せっかくですから、式処理にも飽きてきたことですし、(確認すべき基礎事項はまだまだあると思うが)
いったんは置いといて、いくつか論証問題をやって見ましょう。
頭の体操になるので勉強の合間に取り組めばよいでしょう。(明日以降)
408名無しなのに合格:2005/09/09(金) 05:06:38 ID:iaPDzLu60
論証問題にもまた数学的で基礎的な考えが流れている。
今回から論証問題を数問扱っていこう。
では
問6:容量1リットルのm個のビーカー(ガラス容器)に水が入っている。m≧4で空の
ビーカーは無い。入っている水の総量は1リットルである。また、xリットルの水が入っ
ているビーカーがただ一つあり、その他のビーカーにはxリットル未満の水しか入って
いない。このとき、水の入っているビーカーが2個になるまで、次の(a)から(c)
までの操作を、順に繰り返し行う。
(a)入っている水の量が最も少ないビーカーを一つ選ぶ。
(b)さらに、残りのビーカーの中から、入っている水の量が最も少ないものを一つ選ぶ。
(c)次に、(a)で選んだビーカーの水を(b)で選んだビーカーにすべて移し、空に
なったビーカーを取り除く。
この操作の過程で、入っている水の量が最も少ないビーカーの選び方が一通りに決まら
ないときは、そのうちいずれも選ばれる可能性があるものとする。
(1) x<1/3のとき、最初にxリットルの水が入っていたビーカーは、操作の途中で
空になって取り除かれるか、または最後まで残って水の量が増えていることを証明せよ。
(2) x>2/5のとき、最初にxリットルの水が入っていたビーカーは、最後まで
xリットルの水が入ったままで残ることを証明せよ。        
                                       (2001東大)
]
(1)背理法で示す。
xリットルの水が入っていたビーカーが水の量が増加しないまま残るとすると、ビーカーが3つ
になた時点で、他の2つのビーカーは(a)(b)の操作によって選ばれる(1つにまとまる)とい
うことなので、共にxリットル以下である。このときの水の量は合計3xリットルとなり1リッ
トル未満になるので題意に反し矛盾。  ∴示された。
(2)背理法で示す(以下の(α)(β)の仮定のようなとき、矛盾が生じることを示す。)
(α)xリットルの水が入っていたビーカーが途中で取り除かれたとすると、取り除かれる
時点の操作で、xリットル以上の水のビーカーが他に2つ以上あることになり、この時点
の水の量は合計3xリットル(>6/5)となり、1リットルを超えるので矛盾。
(β)xリットルの水が入っていたビーカーが最後まで残って、水の量が増えているとする
と、この水が加えられるという操作の時点で、他にxリットル以上の水の量のビーカー
(これをビーカー甲とおく)が存在し、その他に1- 2x リットル以下のビーカーも
1つ以上存在したことになる(水の量の合計は1リットルなので)。
ここでもともとこのビーカー甲が存在していたわけではないのだから、これは
操作(a)(b)によって、それ以前に作られていたことになる。そもそも
操作(a)(b)によって選ばれるのは、その時点で水の量が少ない2つのビーカー
であるから、共に1- 2x リットル以下であるはず。このような2つのビーカー
を合わせてxリットル以上の水の量のビーカーを作るので、
2(1 - 2x ) ≧x ⇔ x≦2/5が必要である。 しかし、これは題意に反し矛盾。
                            
∴示された。
409名無しなのに合格:2005/09/09(金) 05:07:15 ID:iaPDzLu60
解説:背理法つながりで取り上げた。結論を直接証明するより、結論の否定(反対)のほうが
限定的な条件なので、これを使って論証していける背理法のメリットは大きい。
本問は高校入試レベル、というより、頭の体操的な問題であるともいえるが、それでも数学的
な教訓は含まれている。
この操作は「帰納的」にビーカーの状態を決めていく(前の状態を元に、次の状態が決まって
くる)ということに留意しておく。といってもその一般項についての証明ではないので、
数学的帰納法という単純な発想は当てはまらない。今回の背理法の仮定によると、
操作の最後の姿、つまり最終的な2個の状態を仮定することになる。これをもとに、
どのように矛盾を導くかであるが、帰納的操作をさかのぼって前の状態(3個のときの状態
はどうであったか、とすると4個のときの状態はどうであったか……)へとさかのぼって、
初期の状態の方へさかのぼって、その中で初期条件などとの摩擦(折り合いの悪さ)を見い
出そうとする姿勢が素直だと考えられる。
解説その2:この問題自体の意義はなんであろう。ビーカーの水自体はどんどん増やして
最終的に2つをセレクトするということは…。最終的に選ばれる条件は、そして去り行か
なくては行けない条件は…。そしてはじめから容量の少ないものが淘汰され、はじめから
しっかりした容量をもつ者は、他に影響されず、他に依存せず頂点を極めるのことの意義
は。自然界での、自然淘汰の仕組み、生き残る者と滅びる者との関係は何か?生き残る者
もまた多くを、他者から、即ち他者の破滅から継続しているこの自然の法則をどのように
理解したらいいのだろうか?与える者と受け取る者、どちらがどちらに感謝すべきなのだ
ろうか。やはり、与えるものは、受け取ってくれるものの存在に感謝すべきという数学的
教訓なのだろうか。
補足
解答(2)の(β)の最後のほうで共に1-2x以下である。としたところは、x>2/5の
時、x>1-2xなので、(操作(a)(b)において選び出す水の量が少ない2ビーカー
は少なくとも1-2xリットル以下である)と説明を付け加えたほうが分かりやすい
と思われる。
本問でのもともとの仮定条件x>2/5は勿論、前提として考えてよい。
最終的にはともかく矛盾が出さえすれば背理法は完成するのである。
整数問題は京大でよく出されていたが、最近は東大などでも出されることが多いようである。
いくつかのパターン、基本的な定理(フェルマー小定理など)と導き方は他分野
にも役立つ面もあり、また論証力を学ぶ上でも役立つものと思われる。
まとめて取り組んでおくべきだろう。
しかし、本格的な整数問題は決まった方針をはじめから提示するのは難しく、その場で考
えられるあらゆる方針をいろいろとやっていく中で、道筋を見つけていかなくてはいけな
い問題も少なくない。また、時間内に解けるかは運にも左右されると思われる。あんまり
マニアなことをやる時間があれば式処理等の訓練をすべきで、あまりの難問は誰も解けな
いと信じて、基礎的な定理と定理を導く考え方、及び基本的な数学の考え方に絞って学習
することに専念すればいいものと思う。
但し、実際には誘導をつけてくれていることが多いので、確実に部分点を取ることは当然
として、うまくいけば満点取れるくらいには準備しておきましょう。
何でも解けるというレベルは難しい(才能も要る)が、このレベル(8割の確率で正解で
きるくらいのレベル)ならば上記のような学習で可能である。
410名無しなのに合格:2005/09/09(金) 05:07:47 ID:iaPDzLu60
では、実際の問題を見ていきます。

問7:
m、n は自然数で、m<n を満たすものとする。m^n + 1、 n^m + 1がともに10の倍数
となるm、n を1組与えよ。 (1996京大後期)

解答:m^n + 1が10の倍数 ⇔ m^n≡9 (mod 10) ☆
が満たされるためにはmが奇数であることが必要で、 同様にn^m + 1が10の倍数より、
nが奇数が必要。
☆が満たされる条件は、mをもともとの10で割ったあまりが関与するだけなので、
以下のように分類をして☆が成り立つの条件を考察する。
(@)m≡1(mod 10)のとき:常にm^n≡1となり☆はどのようなnに対しても成立しない。
(A)m≡3(mod 10)のとき:3^1≡3、 3^2≡9、 3^3≡9×3≡7、 3^4≡7×3≡1
、3^5≡3、 ……・となり3^nを10で割った余りは、3 ,9, 7, 1と4周期で繰り返し
☆⇔n=4k+2 (k∈N)と書ける。このときnが奇数という条件は満たされない。
(B)m≡5(mod 10)のとき:常にm^n≡5となり☆はどのようなnに対しても成立しない。
(C)m≡7(mod 10)のとき:7^1≡7、 7^2≡9、 7^3≡9×7≡3、 7^4≡3×7≡1、
7^5≡7、 ……・となり7^nを10で割った余りは、7 ,9, 3, 1と4周期で繰り返し
☆ ⇔n=4k+2 (k∈N)と書ける。このときnが奇数という条件は満たされない。
(D)m≡9(mod 10)のとき:9^1≡9、 9^2≡1、 9^3≡1×9≡9、 9^4≡9×9≡1、
……・となり9^nを10で割った余りは、9 ,1 を繰り返すので、☆⇔nは奇数。

以上の考察より、m^n≡9 (mod 10)かつn^m≡9 (mod 10)⇔m≡9 かつn≡9
これを満たすm, n (m<n)の一例として、m=9, n=20050819など。 (答)

指針:
整数問題でまず基本となるのがmodule計算であるので、一応確認の意味で取り上げた。
当たり前の法則であるが、難関大を受験する方は、早く使いこなして答案を書けるよう
になって欲しい。これだけを使いこなせるだけかを聞いている問題も少なくはない。
(類題1995京大文系後期、1979東大、1993東大)
さて、抽象的な問題は実験していくうちに方針や目途が立っていくことが多いので、
まず具体的にmをいろいろと変えていき、まず予測をたてることが大切なのは先に
述べた。(問3、問5)
あとはその予想を論理立てて、議論の漏れが無いよう説明して行くだけである。
10で割った余りを考えればよいので、一の位について場合分けをすればよいし、
とくに奇数が必要と絞り込めば、場合分けの数も知れている(上記の5通り)。
問6の類題ともいえるが新しい内容を含むので独立させておく。
問題8:
(1) xは0°≦x ≦90°をみたす角とする。
    siny=│sin4x│ かつ cosy=│cos4x│かつ0°≦y≦90°
  となるyをxで表し、そのグラフをxy平面に図示せよ。
(2) αは0°≦α ≦90°をみたす角とする。
0°≦θn ≦90°をみたす角θn , n = 1, 2, …を
θ1= α かつ sinθn+1=│sin4θn│ かつ cosθn+1=│cos4θn│
で定める。kを 2以上の整数として、θk =0°となるαの個数を kで表せ。
                          (1998東大文系)
411名無しなのに合格:2005/09/09(金) 05:09:31 ID:iaPDzLu60
解答:
(1)点(cos4x , sin4x)は単位円上の点であり、点(│cos4x│ , │sin4x│)はそれを
必要に応じ、x軸、y軸に関して折り返し、第1象限にもってきたもの。
これと第1象限上の点(cosy , siny)が一致する条件は、図より考えると
0°≦x≦22.5°のとき y=4x
22.5°≦x≦45°のとき y=180°-4x
45°≦x≦67.5°のとき y=4x -180°
67.5°≦x≦90°のとき y=360°-4x  (答) 図は略

(2)θn+1とθnの関係は(1)のyとxの関係であり、(1)の図より、θn+1に対しθnを
決定することが出来る。
即ち、θk =0°のときθk−1 =0°, 45°, 90°であり、更に
θk−1 =0°に対しθk−2 =0°, 45°, 90°
θk−1 =45°に対しθk−2 は0°<θk−2<90°の範囲に4つ
θk−1 =90°に対しθk−2 は0°<θk−2<90°の範囲に2つ
となり、θk−2は9個決まり、それは、0°と90°と0°<θk−2<90°の範囲に7つである。
このようにして考え、θmが一般にAm個決まるとすると(0≦m≦k−1)、
このAm個の中には0°、90°が含まれ、他のAm−2個は0°<θm<90°の範囲内にあること、及び、
θm =0°に対しθm−1 は3個、θm =90°に対しθm−1は2個決まり
0°<θm<90°の範囲内にあるθm一つに対してθm-1は4個決まるのだから、
Am−1 = 3+2+4(Am −2)   〔0≦m≦k−1〕
∴Am −1=1/4(Am−1 −1)  よって数列{Am −1}は公比1/4の等比数列であり、
Ak−1 −1 =(1/4)^(k-2) (A1 −1) ここで Ak−1 =3であるから、
 A1=2・4^(k-2)+1=2^(2k-3)+1 (答)

解説:(2)当然に帰納的流れ(帰納的決まり方)を感じなくてはならない。
要はθk =0°のときθ1がいくつ求まってくるかを聞いている。いつもと
逆の流れではあるものの(いつもとはθ1から出発してθkを決めるということ)
θmに対しθm−1を決定することが出来るので、この流れに従って漸化式をた
てればよいだけ。あとはそれを解けば一般項は求められる。但し、大雑把に
いえばθm一つに対しθm−1は4つ決まるが((1)のグラフが逆W型なので。
(1)は大きなヒントになっている)、
θm=0°のときとθm=90°のときは例外であるので、しっかり区別して
θm一つに対しのθm−1の決まり方を論じましょう。
非常に典型問題であり、東大京大理系で類題の出題は今だに多い。
(とくに東大では関数と絡めて、京大では確率と絡めてが多いようである)
基礎問題であるが、東大京大文系にとってはこの帰納的な流れを意識する
問題に慣れていない人も多く戸惑うのかも知れない。

問8に関してもう1題で確認しておく。
問9:
pを2以上の整数とする。2以上の整数nに対し、次の条件(イ)(ロ)をみたす複素数の
組(Z1, Z2,…, Zn)の個数をAnとする。
(イ)k=1,2, …,nに対し、 Zk^p=1 かつ Zk≠1
(ロ)Z1 Z2 … Zn=1
このとき次の問に答えよ。
(1) A3を求めよ。
(2) An+2を An+1、 Anの一方または両方を用いて表せ。
(3) Anを求めよ
      (2001京大)
412名無しなのに合格:2005/09/09(金) 05:10:12 ID:iaPDzLu60
(1) Z^p=1の解は、Z=cos 2mπ/p + i sin2mπ/p (m=0,1,2,…,p-1)のp個
であり、このうちm=0のときは、Z=1であるから、条件(イ)をみたすZkはp−1通りある。
Z1Z2Z3=1となる条件(イ)をみたすZ1 、Z2 、Z3 についてZ1 はp−1通りあり、
Z2 はp−1通りからZ1 Z2 =1なる1つを除いていずれでもよく、p−2通り。
Z1 Z2 ≠1をみたすようなZ1 Z2 に対し、条件(イ)をみたすZ3は1通りとれるので
A3=(p−1)(p−2)  (答)
(2) An+2、即ちZ1 Z2 … Zn Zn+1 Zn+2 =1及び条件(イ)をみたす組
(Z1, Z2,…, Zn, Zn+1,Zn+2)の個数について、
Z1 Z2 … Zn Zn+1=1とするとZn+2 =1となり不適であり、Z1 Z2 … Zn Zn+1≠1なる
Z1, Z2,…, Zn, Zn+1に対し条件(イ)をみたすZn+2は1つに決まる。
ここで条件(イ)をみたす(Z1, Z2,…, Zn, Zn+1)のとり方は(p−1)^(n+1)あるが、
このうちAn+1通りはZ1 Z2 … Zn Zn+1=1とするので、条件(イ)を満たしかつ、
Z1 Z2 … Zn Zn+1≠1をみたす(Z1, Z2,…, Zn, Zn+1)のとり方は
(p−1)^(n+1)−An+1通り。これがAn+2に一致する。
以上よりAn+2=(p−1)^(n+1)−An+1  (答)

解答(3)(2)の漸化式を辺辺(p−1)^(n+2)で割って、An/(p−1)^n ≡Bn とおくと、
Bn+2 =-1/(p-1)・Bn+1+1/(p-1) ⇔Bn+2−1/p =-1/(p-1) { Bn+1−1/p}
これは数列{ Bn+1−1/p}が公比-1/(p-1)の等比数列であることを示し、
Bn−1/p=(-1)n-2/(p-1)n-2 { B2−1/p}ここでA2=p-1より B2=1/(p-1)であるから、
Bn=(-1)n-2/p・(p-1)n-1 +1/p  ∴An=1/p{(p-1)n +(-1)^n(p-1)} (答)

解説:
(2)漸化式を立てる時はどうやって以前の状態に結びつけるかを考えることが大切で
あるが、結びつきばかりを意識してはうまく帰納的流れを把握できないことも多い。
まず直接的にAnを求めようとする中で、必然的に以前の情報が必要になるからこそ、
漸化式を立てなくては仕方ないという感覚を持てる様になって欲しい。
(3) (答)はAn=1/p{(p-1)^n +(-1)^n(p-1)}としたほうが、パソコン上分かりやすいので
訂正しておきます。漸化式を解くパターンはいくつかあり、本問でも様々な解法が考えられる。
 An=pAn-1 +f(n) 型のときは、辺辺p^nで割って、Bn≡ An/p^nの階差数列が分かることから、
Σ計算に持っていてもよい。本問では、(2)の漸化式を(−1)^(n+2)で割ることになろう。
Anよりf(n) に応じて適当な関数だけずらした新数列、Bnを持ってきて、Bn =(-1)Bn-1
を目指してもよい。
では、
問10:
nを 2以上の整数とする。実数 A1 , A2 , ……, An に対し、S=A1+A2+……+An とおく。
k = 1 , 2 ,……,n について、不等式 -1<S -Ak <1 が成り立っているとする。
A1≦A2≦……≦An のとき、すべての k について、 │Ak │<2  が成り立つことを示せ。
                               (2001京大文系)

論証問題は以前より、京大に多かったが、近年、東大にもこの手の問題が文理を問わず
ちらほら出題されるようになってきている。数学的思考や発想力を鍛える上で役立つので、
東大受験生もぜひ京大の逸問には取り組んでおいてもらいたい。アプローチの仕方は
いろいろあり十人十様と思われるが、時間内にとくためにはどのような発想が出来なけ
ればいけないのか自分なりの分析をしておくことが大切であろう。
413名無しなのに合格:2005/09/09(金) 05:10:51 ID:iaPDzLu60
解答:
T)0<A1 (≦A2≦……≦An )のとき: An ≦ A2+……+An = S -A1 < 1 より示された。
U)0>An (≧……≧A2≧A1 )のとき: A1 ≧ A1+……+An-1 = S -An >-1 より示された。
V)0≧A1 かつ0≦An のとき: 題意よりS -A1 <1 および  -1<S -An が成り立つから、
S <A1 + 1≦1  , S >An - 1≧-1  ∴-1 < S < 1
よってすべてのkについて-1<S -Ak <1 ⇔ S - 1< Ak <S + 1 より-2 < Ak <2
以上のT)U)V)ですべての場合(0の位置での場合分け)は尽くされているので、示された。

解答の発想方法:
まず、-1<S -Ak <1 より、S - 1< Ak <S + 1 なので、あと -1 < S < 1がいえないものかな?
と考えてみた。(結論からお迎えby 青チャート )
Vのcase( A1≦A2≦……≦Anの途中に0が入るケース。即ち、おざっぱにいえば、符合の変わり目
があるケース)では、これはすぐに言える。
それ以外のすべて正のcase や、すべてcase はもっと簡単である。
即ち、すべて正のcase では、最大のAnでさえ、1未満であることがすぐ示せるので。
あとは以上を答案にすればよいだけ。

注意1:
「すべてのkに対し、-1<S -Ak <1」 ⇔ 「S -A1 <1 かつ -1<S -An」
であることに注意せよ。つまり代表的な2式で、左の「」内のことがくまなく表現されている
のである。中辺の最大値でさえ、1未満であり、中辺の最小値でさえ-1以上であることが
必要十分であるという考えである。
注意2:抽象数列の問題では、0の位置を基準に場合わけすることが多い。
(不等号を考える時、0より大きいものを加えれば増加し、0より小さいものを加えると
減少するので0が増加か減少かの境目になるのは尤もである。)

問11:
xy平面において、x座標、y座標ともに整数であるような点を格子点と呼ぶ。格子点を頂点
に持つ三角形ABCを考える。
(1) 辺AB,ACそれぞれの上に両端を除いて奇数個の格子点が あるとすると、
辺BCにも両端を除いて奇数個の格子点があることを示せ。
(2) 辺AB,AC上に両端を除いてちょうど3個ずつ格子点が存在するとすると、
三角形ABCの面積は8で割りきれる整数であることを示せ。
                             (1992東大)

解答:
(1)まず、直線上の格子点は等間隔に並ぶことに留意する。というのも、隣り合う直線上の
2つの格子点で区間が最小のものをX,Yとおくと、ベクトルXYは、整数を成分に持つベク
トルであるから、各格子点からベクトルXYだけすすんだ終点は、同じ直線上の格子点になる
ので、常にXYと同じ区間ごとに直線上の格子点が位置するはずだから。そこで、
辺AB上の隣接する格子点を始点、終点とするベクトルを( a, b )
辺AB上の隣接する格子点を始点、終点とするベクトルを( c, d )とおけば、
〔以上のa, b , c, dは整数である〕(1)の仮定条件のとき、
ベクトルAB=2p( a, b ) ベクトルAC=2q( c, d )と書け〔p、qは自然数〕、
辺辺引くと、ベクトルCB=2(pa - qc , pb -qd )=2g(m , n ) となる。
〔gはpa - qc、pb -qdの最大公約数。m , nは適当な整数で、mとnは互いに素。〕
この式は辺CB上に両端を除いて、格子点が2g -1 個あることを示す。よって示された。
(2)辺上に両端を除いて3個の格子点がある場合、隣接する2格子点の区間としては
4つあることに留意すれば、(1)で述べたようにこの区間は均等であるから、
ベクトルAB=4( a, b ) ベクトルAC=4( c, d )と書ける〔a, b , c, dは整数〕。
この2ベクトルで形成される三角形ABCの面積は1/2 │4a×4d - 4b×4c│= 8│ad - bc│=( 8の倍数)。
よって示された。
414名無しなのに合格:2005/09/09(金) 05:11:27 ID:iaPDzLu60
解説:具体例でも考えて実験すれば明らかな問題。
はじめは実験でよいとしても、解答は一般的に数式で表現して説明しましょう。
(1) では、辺BCの中点が格子点であることを示してもよいでしょう。
ど真ん中が格子点ならその左右に同数の格子点が続くので、辺上の格子点が
奇数個になるのは当然であるし、結論をこのように言い換えて、これを示す
べき目標とすれば、答案はとても書きやすい。
はじめにどのように設定するかを考えるのが、簡明な解答作りに欠かせない
視点です。数学ではどのように式を置き換えれば、式がうまくまとまってい
くか、どのようにパラメータを設定すればもっとも量の表現が簡単になるのか、
を日頃から考えおくことが大切です。

復習がてらに以下の類題に取り組んで欲しい。
いかに自分なりの言葉で、論理的に説明していくかについて、自分なりに
悩んでもらえば幸いである。論理的な解答作りが学べる良問である。
問10の類題:
すべては0でないn個の実数A1, A2, ……An があり、
A1≦A2≦……≦Anかつ A1+ A2 + …… +An = 0 を満たすとき
A1 + 2 A2 + …… + n An > 0 が成り立つことを証明せよ。
                       (1986 京大)

解答:
A1≦A2≦……≦An のとき、A1>0とすると、A1+ A2 + …… +An ≧nA1 >0となり題意に
反し、An <0 とするとA1+ A2 + …… +An ≦nAn<0となり題意に反するので、
A1≦A2≦……≦Anかつ A1+ A2 + …… +An = 0 のとき、A1 ≦0 かつ An≧0が必要で、
このときA1≦A2≦…≦Ak≦0≦Ak+1≦……≦An なるkが1からn-1の間に存在する。(☆)
このとき、A1 + 2 A2 + …+k Ak+ … + n An≧k A1 + kA2 + …+k Ak+ … + k An = 0 @

ここで、等号が成立するのは、A1= k A1かつ 2 A2 = kA2かつ・…… n An = k An 即ち
Ai= k Ai (i≠k , 1≦i≦n)⇔Ai= 0 (i≠k , 1≦i≦n)のときに限り、このとき
更に(☆)より、A1= A2 = …… = An = 0 となり、題意に反する。以上より題意の時、
@の等号は成立せずA1 + 2 A2 + …… + n An > 0               

解説:
A1+ A2 + …… +An = 0であるから大雑把に言えば、正のものの和と、負のものの和が0で
バランスをとっている状態である(0のものは除いて考えると)。
それに比べ、A1 + 2 A2 + …… + n Anという式は明らかに、+の符合を持つものに
より大きなバイアスをかけているので、バランスとしては+に傾くのは感覚的に明らかで
ある。これを正確に議論するには0という境目で区切って考えるとよい。
0以上のものは加えれば加えるほど(係数が大きいほど)大きくなるし、0未満のものは
あまり加えなければ(係数が小さいほど)より和を大きくすることが出来るので、
@は当然である。(☆)のように、k項目という境目を答案上に出しておくと議論は
容易である。
415名無しなのに合格:2005/09/09(金) 05:12:31 ID:iaPDzLu60
問12:
P1= 1, P 2= 1, P n+2= Pn+ Pn+1 (n≧1)によって定義される数列{Pn}をフィボナッチ数列
といい、その一般項はPn = 1/√5{(1/2+√5/2)^n −(1/2+√5/2)^n}で与えられる。
必要ならばこの事実を用いて、次の問に答えよ。
各桁の数字が0か1であるような自然数の列Xn (n= 1, 2,……)を次の規則により定める。
(@)X1= 1
(A)Xn のある桁の数字αが0ならばαを1で置き換え、αが1ならばαを‘10’で置き換え
   る。Xn の各桁ごとにこのような置き換えを行なって得られる自然数をXn+1とする。
たとえば、Xn =1 , X2 =10, X3 =101, X4 = 10110, X5 =10110101, …… となる。
(1)Xn の桁数An を求めよ。
(2)Xn の中にという数字の配列が現れる回数Bn を求めよ。(たとえば、B1 = 0, B2 = 0,
B3 =1, B4 =1, B5 = 3, ……)

解答:(1992 東大文系)
(1) Xnに含まれる0の個数をRn , 1の個数を Snとおくと、これをもとに本文の規則によると
   Xn+1に含まれる0の個数はSn , 1の個数をRn + Snとなる。
∴Rn+1 = Sn   かつ  Sn+1 = Rn + Sn (n≧1) 
  2式より Snを消去して、∴Rn+2 = Rn+1 + Rn (n≧1) 。ここでR1 = 0 , R2 = 1,
R3= 1であるから、数列{Rn}と数列{Pn}について比較して、Rn= Pn-1 (n≧2)が分かる。
以上より、An =  Rn + Sn =  Sn+1 = Rn+1= Pn+1
          =1/√5{(1/2+√5/2)^(n+1) −(1/2+√5/2)^(n+1)} (n≧1) (答)

(2)まず、Xn において0が連続することは無い。なぜなら、0はXn-1の1を‘10’におきかえる
ことによりはじめて出現するのだから、0の前の数字は常に1であり、またその0の後ろの数字は
Xn-1の0を置き換えたものであっても、1を置き換えたものであっても1が先頭になるからである。
よって0の後ろは数字が続くとすれば必ず1であるから、‘01’の個数とは、基本的に‘0’の個数
に一致する。もっともこの規則に拠れば{Xn}の最後に来る数字は1→0→1→0→…と変わるので、
nが偶数の時はXnの末尾の数字は0であり、1が続かないから‘01’の個数は‘0’の個数マイナス1
である。故に、
Bn= Rn= Pn-1= 1/√5{(1/2+√5/2)^(n-1) −(1/2+√5/2)^(n-1)} 〔n:奇数のとき〕
(最後の等式はn≧3のときであるが、これはn =1のときも正しい)  
Bn= Rn- 1 = Pn-1- 1= 1/√5{(1/2+√5/2)^(n-1) −(1/2+√5/2)^(n-1)}- 1
                              〔n:偶数のとき〕           (答)

解説:
(1)Xnの状態をもとに、Xn+1の状態が決まっていくという帰納的な決まり方をするので
Xnの状態を設定すれば、その流れに従い必然的にXn+1の状態も決まる。つまり帰納的な流
れに従い、漸化式が立つのは当然である。但し、帰納的な流れをうまく利用できるように、
0の個数と1の個数に分けて設定する必要がある。
(2)00と0が連続しないということに気づくかだけの問題なので、ここは正確に論証し
ましょう。
416名無しなのに合格:2005/09/09(金) 05:13:21 ID:iaPDzLu60
注意:
(1)の別解として{Xn}をよく眺めて、「Xn+1は前にXn、後ろにXn-1をくっつけたもの」(☆)
であることに気づいた人も少なくないでしょう。勿論これの証明は、帰納的定義で定まる一般項に
ついての証明なので数学的帰納法によればよい。つまり、確かにX3は前にX2、後ろにX1を付けた
ものであるから(☆)はn = 2のとき成立し、もし(☆)がn = kのとき成り立つとすると(kは2以
上のある数)、即ちXk+1が前にXk、後ろにXk-1をくっつけたものであると過程すると、このXk+1の
前の部分Xkを規則に従ってXk+1とし、後ろの部分を規則に従ってXkにしたものがXk+2であるから
これは(☆)のn = k + 1のときの成立を示す。以上より、2以上のすべてのnに対して成立する
ことが示された。
このように(☆)を論じることが出来れば、An+2 = An+1 + An と直接{An}の漸化式が立ち、
一般項が求められる。

帰納的定義に関する問題いついて:
次第にテーマがずれてきたのでついでに……。
問8、問12にも共通しますが、東大数学では積分関数列、数列、確率など分野は変えては
いるものの、帰納的定義(=1つ前や二つ前、場合によっては以前の状態すべてに依存し
て、次の状態が決まるという決まり方。漸化式もその一種。)に従って決まる量、式
に関する問題が文理を問わずほぼ毎年1問出ているようです。
類題は腐るほど見つかります。解法は、もし予想が立っているのなら、又は一般項に
ついて何かを示せという形の問題ならば、帰納法で証明できるのが通常である。
なぜなら帰納法は以前の状態を仮定して、次の状態での成立を示すのが肝になります。
ここで、以前の状態により次の状態が決まるという帰納的定義がもしあるのなら、
以前の状態の情報は、そのまま次の状態を決定する情報に結びつくことになるので、
次の状態で成立するかどうかを論じるのは1つの文字に関する仮定→結論を論じる
というシンプルな問題に帰着されるからです。
即ち、帰納的定義というのは帰納法に親和性があるのです。
(当然といえば当然ですが。)
勿論、漸化式を立てて直接求めていくほうが手っ取り早いことも多く、常に帰納法
に載せる必要はありません。この帰納的定義の類題の中から代表的なものをいくつ
かを挙げて、解説しておきます。東大京大を問わず頻出なので、早く慣れてしまい
ましょう。慣れれば、すべて同じ問題に見えてくると思います。

問13:
片面を白色に、もう片面を黒色に塗った正方形の板が3枚ある。この3枚の板を机の上に横
に並べ、次の操作を繰り返し行なう。
さいころを振り、出た目が1,2であれば左端の板を裏返し、3,4であればまん中の板
を裏返し、5,6であれば右端の板を裏返す。
たとえば、最初、板の表の色の並び方が「白白白」であったとし、1回目の操作で出た
さいころの目が1であれば、色の並び方は「黒白白」となる。更に2回目の操作を行な
って出たさいころの目が5であれば、色の並び方は「黒白黒」となる。
(1)「白白白」から始めて、3回の操作の結果、色の並び方が「黒白白」となる確率
を求めよ。
(2)「白白白」から始めて、n回の操作の結果、色の並び方が「白白白」または
「白黒白」となる確率を求めよ。

注意:さいころは1から6までの目が等確率で出るものとする。 (2004 東大)


417名無しなのに合格:2005/09/09(金) 05:13:53 ID:iaPDzLu60
解答:
(1)題意をみたすのは
(@)3回の操作とも左端の板を裏返す場合か
(A)3回中1回だけ、左端の板を裏返し、残りの2回はまん中か右端の板を繰り返し裏返す
場合 であり、(@)の確率は(1/3)^3=1/27 (A)の確率は3C1・(1/3)^3×2=2/9
なので、求める確率はこの和で7/27   (答)
(2)n回の操作で
・「白白白」となる確率をAn
・「黒白白」又は「白黒白」又は「白白黒」のように黒が1つのみ含まれる確率をBn
(対称性より「黒白白」となる確率=「黒白白」となる確率=「黒白白」となる確率=1/3 Bn)
・黒が2つ含まれる確率をCn
・「黒黒黒」となる確率をDn        とおくと、次の漸化式が立つ。
「@An+1=1/3 Bn かつA Bn+1=An + 2/3 Cn かつBCn+1=2/3Bn + Dn かつCDn+1=1/3 Cn 」
また、A0= 1 , B0= C0= D0= 0 である。
BCよりBCn+1=2/3Bn + 1/3Cn ここでAより Cn=3/2( Bn+1- An) なのでこれを代入して
また@より、Bn =3 An+1なのでこれにより数列{An}の漸化式を作ると、
9An+3-10 An+1+ An-1= 0 (n≧2)  ※
※はAn+3- An+1 = 1/9 ( An+1-An-1)  D , 9An+3- An+1 = 9An+1-An-1 E と変形でき、
Dより、A2m- A2m-2 = (1/9) ^(m-1) ・( A2-A0) = (-2/3)・(1/9) ^(m-1)   (m≧1)
Eより、9A2m- A2m-2 = 9A2- A0 = 2 (m≧1) 〔∵A2 = 1/3 B1 = 1/3A0 + 2/9 C0 = 1/3 〕
この2式の辺々を引いて、A2m = 1/4 + 1/12・(1/9)^(m-1) = 1/4 + 3/4・(1/3)^(2m)
 これはm= 0 のときも正しい。
また
Eより9A2m+1- A2m-1 = 9A3- A1 = 0 (m≧1) 〔∵A1= 1/3 B1 = 0 , C1 = 0よりB2 = 0 , A3 = 0〕
∴ A2m+1=1/9 A2m-1 であり、A1 = 0 であるから帰納的にA2m+1= 0 (m≧0)
以上より、一般にAn = 1/4 + 3/4・(1/3)^n  〔n:偶数のとき〕, An = 0  〔n:奇数のとき〕
(2)で求める確率はAn + 1/3 Bn = An + An+1 のことであるから、これは
n:偶数のとき1/4 + 3/4・(1/3)^n , n:奇数のとき 1/4 + 1/4・(1/3)^n   (答)

解説:
問13は、「問題8、12の類題」その1です。
典型的な問題であり、次の状態は前の状態をもとに決まっていくので、
前の状態を設定すれば(確率の文字を使って)、次の状態が決定できるし(従って漸化式が
立つし)、逆にいえば、前の状態を決めない限り次の状態が決められないのと考えるので
あれば、前の状態を設定しておいて漸化式を作る以外に方法は無いように思われる。
つまり、帰納的定義に従って漸化式を立てればよいのである。
本解答では、あえてn回後の考えられる状態すべてを設定した上で
(An + Bn + Cn + Dn = 1 )、そのnの時とn+1の時の間の操作から漸化式を立てた。
漸化式はすぐ立つので、後はこれを解くだけである。
一文字消去を繰り返し、{An}の漸化式にした。少し変形ではあるが3項間漸化式なので、
(隅奇に分け、落ちてくるところがA2, A0 かA3, A1かだけ区別すれば)普通に解けるで
しょう。
418名無しなのに合格:2005/09/09(金) 05:15:22 ID:iaPDzLu60
別解:
以上は何も考えずに作った解答ですが、もし少し操作を実験してみれば、
A2m+1= C2m+1= 0 (m≧0) やら B2m= D2m= 0 (m≧1) は当然のことと気づくでしょう。 
即ち隅数回操作をしないと「白白白」に戻ることはありえないことに気づくでしょう。
もとに戻るには行き来が必要で、隅数回の操作が必要なのは当然であり、もとに戻ってこない
ような操作を俗に「片道切符」と呼びますね。
このことに気づけば2m回後の操作ではA2m, C2m しか考える必要は無く
(A2m,+ C2m = 1 ということ)、A2m+2 とA2m の間にすぐ漸化式を立てれましょうし、
2m+1回後の操作ではB2m+1, D2m+1 しか考える必要は無く(B2m+1+ D2m+1 = 1 ということ)
B2m+1 とB2m-1 の間にすぐ漸化式を立てれましょう。

別解:
即ちA2m+2= 1/3A2m + 2/3・1/3 C2m= 1/3A2m + 2/9( 1- A2m) = 1/9A2m + 2/9
⇔A2m+2 -1/4 = 1/9(A2m -1/4) より、A2m -1/4= (1/9)^m・(A0 -1/4) = 3/4・(1/9)^m
から、A2m = 1/4 + 3/4・(1/3)^(2m) と求めてもよいでしょう。
尚、B2m+1= A2m を述べれば(これは「白白白」の状態から操作をすれば、さいころの目がなん
であれ、1つが黒に変わることを考えれば明らか)、とても「美しい解答」が作れます。

復習がてらに問12の類題をもう1つ
問12の類題:
1と0を5個並べた列10110をある人が繰り返し書き写すとする。ただし、この列をSで表し、
これの題1回の写しをS1で表すとき、第2回目に書き写すときはS1を書き写す。
S1の写しをS2とするとき、第3回目にはS2を書き写す。以下、同様に続ける。
この人が0を1に写しまちがえる確率はp(0<p<1)であり、1を0に写しまちがえる確率は
q(0<q<1)であるが、それ以外の写しまちがいはないものとする。第n回目の写しSnがS
に一致する確率をC(n) とするとき、極限値 lim(n→∞)C(n)を求めよ。 
                                 (1993 東大)
解答:  始めに0であったものをn回目に0と書き写している確率をAnとし、(従って)1と
書き写している確率を1- An とすると、An+1 = (1- p) An+ q (1- An ) = (1- p - q) An + q
                ∴An+1- q /(p + q) = (1- p - q) { An- p/(p + q) }
これは数列 {An- q /(p + q) }が公比(1- p - q)の等比数列であることを示し、
An- q /(p + q) = (1- p - q) ^n ・{ A0- q /(p + q)} =(1- p - q) ^n ・{ 1- q /(p + q)}
         = (1- p - q) ^n ・ p /(p + q) 
∴An = q /(p + q) + (1- p - q) ^n ・ p /(p + q) 
次に始めに1であたものをn回目に1と書き写している確率をBnとし、0と書き写している確率
を1- Bnとすると、Bn+1 = (1- q) Bn+ p (1- Bn ) = (1- p - q) Bn + p
これはAnの漸化式のpとqを入れ替えたものだから(また漸化式の初期条件
もA0 = B0 =1 で一致しているから)、結果も入れ替えて、
Bn = p /(p + q) + (1- p - q) ^n ・ q /(p + q) 
さて、本問の操作は5桁の数字を書き写していくが、今回の操作は各桁毎に独立
した操作としてみなせるので、C(n) = An^2 ・Bn^3。 
n→∞のとき、An → q /(p + q)  , Bn → p /(p + q)   〔∵│1- p - q│<1〕
であるからC(n) →{q /(p + q) }^2 {p /(p + q)} ^3  (答)
419名無しなのに合格:2005/09/09(金) 05:15:59 ID:iaPDzLu60
解説:
次に0になるか1になるかは前の状態に依存して決定される為、漸化式が立つし、
このように帰納的定義なのでn回目の状態を設定した上で漸化式を立てざるを得ない。
本文の操作は始めに0や1であったりしたものを正しく書けるか、写し間違えるかの
問題であり各桁独立した操作としてみなせる。つまり、ある桁の書き写し状況が、
他の桁に従属することは無いので、n回目での状態としては0か1かしかないのだから
設定にかんしても、何ら複雑なところはないし、問13と違い工夫する余地もない
でしょう。
ただ、正しく書き写す確率を求めるのだから、始めに0のものを0と書くか、1のもの
を1と書くかであるが、始めからこれを別々にしないと初期条件が決められないので、
漸化式を解く最後のところで困ることになる。始めから分けといたほうが書きやすいと思う。
(大差はないけれども。初めから別々にしないというのは、始めが0か1かは考えずに、
ともかくn回目に0と書き写している確率をAnとし、1と書き写している確率を1- An 
とするという設定である。このときも同じ漸化式がたつが最後の初期条件A0がどうで
あるかを分けて書くことになるので、結局始めが0のときと1のときといった場合分け
を最後にすることになる。)
尚、0をn回後に0と各確率と、1をn回後に1と書く確率の違いはpとqを入れ替え
たものであることは、基本的に同じ操作を行ない、違いが写しまちがえる確率におけ
るpとqの入れ替えにすぎないことを考えれば明らかであろう。ただ、これは言葉で
は説明しにくいので、解答では式の比較で説明した。

問14:
整数からなる数列{An}を漸化式A1 = 1, A2 = 3, An+2 = 3An+1 - 7 An (n = 1, 2, …)
によって定める。
(1)An が偶数となることと、nが3の倍数となることは同値であることを示せ。
(2)An が10の倍数になるための条件を(1)と同様の形式で求めよ。
                           (1993 東大)

解答:
(1)  A1 = 1, A2 = 3, A3 = 2, A4 = -15, A5 =-59 , A6 = -72,……
より、「A3k-2 = (奇数), A3k-1 = (奇数), A3k = (偶数)  〔k≧1〕」(☆) が予想されるので、
この成立を数学的帰納法により示す。
まず、k = 1 のときこれは確かに成り立っており、 もしも(☆) がk = m(≧1)のときに成り立つと
仮定すると、
A3m+1 = 3A3m - 7 A3m-1 = 3・(偶数) - 7・(奇数) = (偶数) - (奇数) = (奇数) 
A3m+2 = 3A3m+1 - 7 A3m = 3・(奇数) - 7・(偶数) = (奇数) - (偶数) = (奇数) 
A3m+3 = 3A3m+2 - 7 A3m+1= 3・(奇数) - 7・(奇数) = (奇数) - (奇数) = (偶数)
これは、(☆) がk = m+1 においても成立することを示す。
以上より帰納法により、すべての整数k (≧1) について(☆)がいえることが示された。
この(☆)は「An が偶数」 ⇔「nが3の倍数」を意味するので、示された。
420名無しなのに合格:2005/09/09(金) 05:17:08 ID:iaPDzLu60
途中ですが(1)の解説:(問12の類題その2)
Anを解いたところで役立ちません。まず、Anがどうなっているのか実験して、予想を立てま
しょう(本文では示すべき結果を書いてくれているので、予想を立てる苦労さえ必要ないの
ですが…)。 Anについて何を証明すればよいかが提示出来れば、その証明は解答(1)の
ように数学的帰納法で可能なはずです(漸化式があるのだから)。

ところで、割り算の余りが循環するなんていう問題は、沢山ありますが、その場合
引いたら割りきれること、( a≡b (mod p) ⇔ a-bがpの倍数 )を直接示すと論じやすい。
例えばAn+3 - An が2で割りきれることを示すと、An+3 とAn の偶奇が一致し、
Anを2で割った余りは3周期で循環することが言えます。(→別解)

そこで(1)の別解:
(1) 以下、mod 2 で考える。An+2 (= 3An+1 - 7 An )≡An+1 - Anより、
An+3 ≡An+2 - An+1≡(An+1 - An) - An+1= - An≡ An よってAn+3 とAnの奇遇は一致し、
ここにA1≡ 1, A2 ≡ 1, A3 ≡ 0 であるから、帰納的に
「A3k-2≡ 1, A3k-1 ≡ 1, A3k ≡ 0  (k≧1)」がいえる。
よってAnが偶数になるのはnが3の倍数のときに限られる。

解答:
(2) 以下、mod 5 で考える。   An+2 (= 3An+1 - 7 An )≡3An+1 - 2Anより、
An+4 ≡3An+3 - 2An+2≡3・(3An+2 - 2An+1) - 2An+2 ≡ 7An+2 - 6An+1≡ 2An+2 - An+1
≡2(3An+1 - 2An) - An+1≡ 5An+1 -4 An≡-4 An≡An よってAn+4 ≡An
ここにここにA1≡ 1, A2 ≡ 3, A3 ≡ 2 , A4 ≡ 0であるから、帰納的に
「A4k-3≡ 1, A4k-2 ≡ 3, A4k-1 ≡ 2 , A4k ≡ 0  (k≧1)」がいえる。
よって「An が5の倍数」 ⇔「nが4の倍数」
以上より(1)も考えると、「An が10の倍数」⇔「An が5の倍数かつ2の倍数」⇔「nが4の倍数
かつ3の倍数」⇔「nが12の倍数」 といいかえられる。  (答)

解説:
Anを5で割った余りが、4周期で循環することを予想した上でどのようにこれを証明するか
であるが、合同式の扱いに慣れていれば上のようAn+4 ≡Anにしたほうが早い。しかし、
解答(1)の本解のように帰納法で示してももちろん構わない。
易しい問題ですが、整数問題としても良問だと思い取り上げました。
問13類題と同じく古い出題(同じ1993)になりましたので、次は新しい物で、かつ良問
である類題を探しておきます。
421名無しなのに合格:2005/09/09(金) 05:18:17 ID:iaPDzLu60
問15:
すべてのnについてAn≧2であるような数列{An}が与えられたとして、数列{Xn}に関する
漸化式 Xn+2 - An+1 Xn+1 + Xn = 0 ( n= 0 , 1 , 2, …) を考える。このとき、
自然数mを1つに決めて固定すれば、漸化式をみたし、X0 = 0 , Xm = 1であるような
数列{Xn}がただ1つ存在することを示せ。また、この数列について
0<Xn<1  ( n= 1, 2, …, m-1) が成り立つことを示せ。ただしmは3以上とする。  
                         (2004 東大後期B(1)のみ)

解答:  X1 = α とおく。このとき、X2 = A1 X1- X0 = A1α,
X3 = A2 X2- X1 = A1 A2α-α= (A1 A2- 1 )α, ……
となり、一般にXn = Pnα (☆)という形で書けることが予想される。
これはn= 1,2のとき正しく(P1= 1 , P2= A1 とすればよい )、
n= k , k +1のとき正しいとすると、Xk+2 = Ak+1 Xk+1- Xk = Ak+1 Pk+1α- Pkα
= (Ak+1 Pk+1- Pk)α なので、Pk+2 = Ak+1 Pk+1- Pkと置けば、Xk+2 = Pk+2αとなり、
n= k + 2のときも正しいことが分かる。以上より数学的帰納法により、n= 1, 2, 3, …… に対し、
(☆)が成立する。このとき、Xm = Pmα なので、Xm = 1のとき、 α = 1/Pm  と1つに定まり、
また、一般項Xn = Pn/Pm として、数列{Xn}は1つに定まる。

次に、このような数列{Pn}〔P1 = 1, P2 = A1 , Pn+2 = An+1 Pn+1- Pn〕について、
0 <Pn <Pn+1 (n= 1, 2,…)(※)を示す。
これはn= 1のとき確かに正しく〔∵0<P1 = 1 <2 ≦A1 = P2 〕
n= kのとき正しい、即ち0 <Pk <Pk+1とすれば、
Pk+2 = Ak+1 Pk+1- Pk ≧ 2Pk+1- Pk>2Pk+1- Pk+1= Pk+1 ( >0) であるから、
これは(※) がn= k + 1のとき正しいことを示すので、数学的帰納法により示された。


91 名前:通りすがりの元鉄緑会大阪校の講師 [2005/08/31(水) 16:13]
よって0 <Pm が成り立つから、α = 1/Pm >0であり、また、Xn = Pnα>0 ( n= 1, 2, …)。
更に、αPn<αPn+1 ⇔ Xn<Xn+1より、数列{Xn}は単調増加数列で、
n= 1, 2, …, m-1 に対し、Xn<Xm = 1 よって0 <Xn<1 ( n= 1, 2, …, m-1) が示された。
                                          
発想方法:
変則的な問題である。3項間漸化式が与えられているものの、初期条件となるX0 , X1 が与
えられていない。つまり、 X1 が与えられていない代わりにXmが決められているのである。
よって、X1の条件を出したければ、X1を(αなどど)決めてから、Xmをそれで表現していこ
うと考えることになる。そしてXm = 1より、X1 を決定していくのである。後半については
、{Xn}が増加数列であることを示せばよいと予想でき、この証明は帰納法によれば
if  Xk<Xk+1 ⇒Xk+2 = Ak+1 Xk+1- Xk≧ 2Xk+1- Xk>2Xk+1- Xk+1= Xk+1
となり、帰納法でやっていけそう(正しそう)であるが、ここで正確には、Xk+1 >0
(一般にXn >0) をあらかじめ述べておかなくてはいけないし、そもそも帰納法で証明する
ときの開始証明であるX0<X1をどうやって示しておくかが一番の問題点になるし、
逆に0<X1さえ示せたら、{Xn}が増加数列であることを示すことは容易である。
(0<Xk<Xk+1という形で帰納法に乗せればよい)
以上よりはっきりするのは本問の最大の問題点は0<X1をどうやって証明するかであり、
これは、Xm = 1より、X1 を決定していくことで考えていかないと仕方がない。
私が解答の最初に「X1 = α とおく」と書いたのは、ここまで考えた上でαについての
条件を出していこうという(少なくともα>0を示しておかないと、帰納法の開始条件にす
らならない)考えのもとである、ということを強調しておく。
422名無しなのに合格:2005/09/09(金) 05:18:54 ID:iaPDzLu60
さて、X1 = αとおいてXmを求めていくことを考えていくと、Xm = Pmαと書けるだろうことは
すぐ分かる。これはαの一次式(定数項は0)で表せるということを示し、その係数は数列
{An}の組み合わせにより作られる定数であるということである。
するとα= 1/Pm であるから、α>0を示すためには、あとPm>0を示せばよいことになる。
これは実験から明らかな感じはあるが、正確には帰納法による。これを帰納法で示そうとした
時、Pk+1>Pkが必要で、先にこれの証明が必要になることに気づくだろうし、これは、後半
のXn<Xn+1の証明に直結してくるので、まとめて0 <Pn <Pn+1 (n= 1, 2,…)を帰納法
で証明することになる。これが終わってやっとのことで、α>0が示せるのである。
なお、0 <Xn <Xn+1を直接示すわけには行かないのは、まだα>0が示せてない以上
帰納法の開始条件の成立を確定できないので、示しようがないからである。
0 <Pn <Pn+1についてなら、開始条件の 0<P1 < P2 は明らかであるからこちらを証明
するのである。
以上のことを考えると答案構成はおおむね上記のようになるだろうが、何をどの順序で論じ
ていくのを考えるのが難しい問題である。何を証明すればよいかが提示できさえすれば
その証明は、漸化式もあることだし、帰納法で行くのは当然である。
尚(2)、(3)〔略〕は(1)が出来ればそんなに複雑ではないでしょうし、良問とは
言い難い出題ですが、(1)はいろいろ考えさせる問題だなと思いました。

問16:
0<c < 1とする。0≦x<1において連続な関数f (x)に対して
f 1 (x) = f (x) +∫{0〜c} f (t) dt , f 2 (x) = f (x) +∫{0〜c} f 1 (t) dt
とおく。以下、関数f 3 (x) , f 4 (x) ,…を順次f n (x) = f (x) +∫{0〜c} f n-1 (t) dt (n = 3, 4, …)
により定める。また、g (c) =∫{0〜c} f (t) dtとし、n = 1, 2, 3, …に対し、
g n (c) = ∫{0〜c} f n (t) dtとおく。このとき、0<x<1をみたす任意のxに対し
x f (x) = g (x) + x lim(n→∞)g n (x)が成り立ち、さらにf (0) = 1となるような関数f (x)を定めよ。                          
(1994 東大)

解答:
題意より、f n (x) = f (x) + g n-1 (c) と書けるので、
g n (c) = ∫{0〜c} f n (t) dt = ∫{0〜c} f (t) dt +∫{0〜c} g n-1 (c) dt = g (c) + c g n-1 (c)
∴g n (c) - g (c)/1-c = c { g n-1 (c) - g (c)/1-c }  (n≧2)
これは数列 { g n (c) - g (c)/1-c } が公比 c の等比数列であることを示し、
g n (c) - g (c)/1-c = c^(n-1)・ { g 1 (c) - g (c)/1-c } (n≧2)
ここに 0<c<1より、n→∞のとき右辺→0 よって左辺→0 即ちg n (c) → g (c)/1-c 。
よって、x f (x) = g (x) + x g (x)/1-x = g (x)/1-x ∴ g (x) = x (1 - x) f (x)  (☆)
ここでg (x) =∫{0〜x} f (t) dt であるから両辺をxで微分して、g' (x) = f (x)
これを☆に代入して、g (x) = x (1 - x) g' (x)  ∴g' (x)/ g (x) = 1/ x (1 - x) = 1/x + 1/(1-x)
この両辺をx で積分して、
log │g (x)│= log │x│ - log │1- x │+ A = log │e^A・ x/(1- x)│ 〔A : 積分定数〕
よってg (x) =B ・x/(1- x) 〔B: 定数〕 と書ける。 従ってf (x) = g' (x) = B・1/(1-x)^2
と書けるが、f (0) = 1 より、B = 1  ∴ f (x) = 1/(1-x)^2  (0≦x<1) (答)
423名無しなのに合格:2005/09/09(金) 05:20:09 ID:iaPDzLu60
解説:
文字がごちゃごちゃしているので、何が変数で、何が定数かを確認しながら式を見ていき
ましょう。まず、g n (c)とおいてくれている意味はこれはxの式ではありませんし、
あくまで定数(xと関係ない単なる数)ですよ、ということです。つまりf(x)にせよ、
f n (x) (n=1,2,3…)にせよxの関数部分は全く一致しており、その差は定数項の
部分しかありませんよと言うことです。
定数項の場合、これを単にkなり、置いていったんf(x)をkを用いて表してしまい、
再び、kとおいた式に代入しなおして、ここからkを決定していくというのが常套手段
です。しかし、ここではkとおくべきで無く、少なくともknと置きべきです。なぜなら、
このf n (x)の定数部分は、nによって値が変わっていくため、いわば数列を形成する
からです。問題では更にご丁寧にg n (c) とおいてます。単にg n という定数で置く
だけでなく、(c)まで着けているのでこれはあくまでxの式から見れば定数(定数列)
ですが、cが入った式になるので後々これをcの関数と見ることも出来ますよ、という
意味です。もっとも前半部分ではcの関数ということは考える必要はありません。
cはxから独立した文字定数である以上、cが含まれた複雑な式の形を持っていても、
xから見れば(tから見れば)あくまでg n (c)は定数にしかすぎず、
∫{0〜c} g n-1 (c) dt = g n-1 (c) ∫{0〜c} dt= c g n-1 (c) となります。

定数g n (c) の求め方は、この置き換えの定義のところから、この定数に関する方程式を立式
すればいいのですが、今回の場合は、漸化式になります。あとは、これを解けば定数(定数数列)
である、g n (c) が求まります。
最後の微分方程式は、g'/g の形( = ( log g(x) )' )が表現できるので容易に解けるでしょう。

さて、話を論証問題に戻して、最後に京大らしい論証問題1問に取り組んでもらって式処理の方法
についての解説に戻ります。

有り難う。励みになります。君の将来に期待しております。また、私としても微力ながら、
なるべく全分野の重要事項を解説できるように頑張ってみますので、数学的に自然な考え方即ち、
「当たり前に考える」そしてさらに「合理的、理論的に考える」、とはどういうことなのかを
ぜひ学んで欲しいなと思っています。
また、計算方法についてもいろいろ伝授していけたらと思います。
他教科の勉強の合間にでも、また見に来てくださいね。
なお、重要事項を解説するときに使う重要問題が、気たちの年代からいうと古い問題になっ
ておりますが、気にしないで構いません(言い訳と感じるかもしれませんが)。私が教えて
いた時の思い入れがある問題も少なくなく、非常に重要問題だと考えているから取り上げて
いるのと、ぜひ古くても気合を入れて取り組んでおいてもらえば、それだけいろいろな教訓
が汲み取れるかと思います。そもそも受験生が学ばなければいけない事項はほとんど変わっ
ていません。
最近の東大・京大過去問を見ての私見ですが、相変わらず、東大理系数学の大雑把な構成は
式処理3問、帰納的定義(数列、関数列、確率など分野はいろいろ)1問、図形がらみ1問、
論証(整数問題含む)1問という構成が一般的になっているようです。文系の場合もよく
似た割合であし、京大(私の母校。随分昔ですが…)もそんなに変わらない気はします。
ここらあたり(これ等の事項で問題を作るということ)が、受験数学の限界なんだろう
と思います。
もっとも、重要な事項として、式処理と図形というリンクもあるので、この表記が重なり
を持つことも述べておきます。
私の目的はともかく、重要事項、重要計算方法が学べる良問を取り上げ、解説していくこ
とに専念したいと思っています。また、一通り重要事項が解説し終わったら、いずれ直近
の問題や、他大学の問題を使って、応用・復習の機会がつくれればいいかなとは思ってい
ます。
424名無しなのに合格:2005/09/09(金) 05:21:30 ID:iaPDzLu60
問17:
n個(n≧3)の実数A1, A2, …, Anがあり、各Aiは他のn - 1個の相加平均より大きくは
ないという。このような、A1, A2, …, Anの組をすべて求めよ。
                             (1989 京大)

解答:   A1≦ A2≦ …≦An @ としても一般性を失わない。
題意より、An≦( A1 + A2+ … + An-1)/(n - 1) が成立するので、これを整理して、
(n - 1) An≦A1 + A2+ … + An-1 ⇔ (An - A1) + (An - A2) + … + (An - An-1) ≦ 0
ここに、@のとき、(An - A1)≧0, (An - A2)≧0, …,(An - An-1)≧0であるから、上式が成立
するのはこの等号がすべて成立するとき、即ちA1 = A2 = …= An のときに限る(必要性)。
逆にこのとき、各Aiは他のn - 1個の相加平均に等しく、題意にかなうので十分。
(答)A1 = A2 = …= An= k (但し、kは任意の実数) のとき 

解説:
各Aiについて対称性があるので(平等性があるので)、必要なら入れ替えをして、@のように
決めて、議論すればよい。入れ替えても題意の条件は満たされたままであるのだから。
解答の最大のポイントはここかもしれない。
各文字について平等性があれば、当然入れ替えても題意は満たされるので、順序付けをして考
えたほうが、例えば不等式評価につながったり、場合分けを減らせたりなど、問題を簡単にで
きることがある。とくに整数問題では重要な手法である事はご存知であろう。他にも
確率、図形問題(求積問題含む)、数式処理などあらゆるところで見かける考え方である。
但しもし対称性が無いのにこんなことを書いてしまえば、以下無効の答案になる恐れがあるの
で、慎重に議論してください。

問題の条件であるすべてのAiが他のn - 1個の相加平均以下というところの考え方は問題ない
でしょう。「すべての〜に対して成立する」⇔「最大(最小)のときでさえも成立する」
であるから、Aiが最大のとき即ちAnのときを考えれば左辺は最大で右辺は最小なので、一番
厳しい(最も成立が難しい)式となり、この1つの式で必要かつ十分な条件として捉えられる
ので、あとはこの式だけを更に詳しく見ていき、得られる条件を探ればよいのです。

別解:
 A1≦ A2≦ …≦An @ としても一般性を失わない。また、S = A1 + A2+ … + Anとおく。
題意より、A1≦(S - A1 )/(n - 1) , A2≦(S - A2 )/(n - 1) , …, An≦(S - An )/(n - 1) A
この辺々を加えて、S≦1/(n - 1) {nS - S}= S よってこの等号が成立するので、
その為にはAのすべての等号が成立することが必要十分。
つまり、各Aiは他のn - 1個の相加平均に一致する。ここでもし、@の不等式において、1ヶ
所でも等号が成立しないということがあれば、最大のAnは他のn - 1個の相加平均より大きく
なるので矛盾が生じる。よって@の不等式すべてにおいて等号が、成立しA1 = A2 = …= An 。
逆にこのとき、各Aiは他のn - 1個の相加平均に等しく、題意にかなうので十分。
(答)A1 = A2 = …= An= k (但し、kは任意の実数) のとき
425名無しなのに合格:2005/09/09(金) 05:22:20 ID:iaPDzLu60
では、再び式処理の基本事項を見ていきましょう。
問18:
a , b は実数で、 a^2 + b^2 = 16 , a^3 + b^3 = 44 をみたしている。このとき、
(1)a + b の値を求めよ。
(2)nを2以上の整数とするとき、 a^n + b^n は4で割りきれる整数であることを示せ。
                              (1997東大文系)

解答:
(1)a + b =u , ab = v  (☆)とおくと、 a^2 + b^2 = u^2 - 2v , a^3 + b^3 = u^3 - 3uv
であるから、与式は  u^2 - 2v = 16  ,  u^3 - 3uv = 44  …@
またa, b はtの2次方程式 t^2 - ut + v = 0の2解であるから、実数として定まる為の条件
として、(判別式) = u^2 - 4v ≧0 …A
@よりv を消去して、uの方程式にすると、u3 -48u +88 = 0 ⇔ (u-2)(u2 + 2u -44) = 0
∴u = 2 , -1±3√5 …B
またAに@より得られる2v = u^2 - 16 を代入整理して、- u2 + 32 ≧0 
∴-4√2≦u ≦4√2 …C
ここでu = -1±3√5はCをみたさないので(∵= 2.23…より、-1+ 3√5>5.69 であり、
√2= 1.41…より、4√2<4×1.42 =5.68 であるから、-1+ 3√5>4√2また、両辺に- 1 掛
けて 1 - 3√5<-4√2より -1- 3√5<1 - 3√5<-4√2)、BかつCをみたすuはu = 2に限
る。このとき、@よりv = -6 (答) a + b =2

(2)
a^n + b^n = (a + b){a^(n-1) + b^(n-1)} - ab { a^(n-2) + b^(n-2)}
       = 2 {a^(n-1) + b^(n-1)} +6 { a^(n-2) + b^(n-2)} 
であるから、もし{ a^(n-2) + b^(n-2)}が4の倍数 かつ {a^(n-1) + b^(n-1)} が4の倍数である
なら、a^n + b^n も4の倍数となる。ここに、a^2 + b^2 = 16 , a^3 + b^3 = 44 はともに
4の倍数であるから、帰納的に、すべてのn(≧2)に対しa^n + b^n は4の倍数。よって、示された。

いわゆる対称式変換の問題です。すべての対称式は基本対称式で構成されることは教わっ
ていることでしょう。複雑な対称式でも、この基本対象式をもとに(基本対象式を1つの
まとまりとして置き換えて、)式をより見やすく整理することが出来るのです。
但し、置き換えにより、変数の条件が変わることには注意しましょう。
(a,b) ? (u,v) の対応をよく考えて(u,v)の条件をすべて考えておくことが大切で
す。初心者には単に(a,b) → (u,v)の変換式の一方向的な対応関係のみで、満足する
人がいるが、最終的には(a,b)が実数として決まらなくてはいけないので、(a,b)に関
する必要十分な(最終的に(a,b)も与えるような)条件を(u,v)で表現することが大切で
す。勿論、このことは、今回の置き換えに限ることではありません。
そもそも置き換えとは、同じ量をパラメータを変えて表現しなおすことであるが、パラメ
ータの設定とは新しい尺度で出発するということです。旧来の(a,b)の世界と新しい
(u,v)の世界をつなぐ変換式が、(☆)であすが、そもそもパラメータの出発点が違う
以上、2つの異なる世界の必要十分な対応関係を考える必要があります。尺度が変わる
と、おのずと基準がかわることを常に覚えておいてください。青チャートでは、
「置き換えの時は遺言を残せ」という形で、変域が変わることに注意を促していたと
思いますが、この実の意味は置き換えすることによる2つの世界の必要十分な対応関係
を忘れないようにして、旧来の世界の条件をくまなく新世界の条件に移しましょうと
いうことなのです。
426名無しなのに合格:2005/09/09(金) 05:23:10 ID:iaPDzLu60
解説その2:
(1)u = -1±3√5はCをみたさないことについて、√5の概数を覚えてない人は次のように、
同値変形(必要十分な言い換え)により、判断可能な簡単なとこまで持っていってもよいで
しょう。
即ち、-1+3√5>4√2 ⇔3√5>4√2 + 1 ⇔ 45 >(4√2 + 1) ^2⇔45>33 + 8√2
⇔12>8√2 ⇔3>2√2 ⇔9>8 が成立するし、
また-1- 3√5<-2 - (-1+3√5)<-2 - 4√2<- 4√2より、 u = -1±3√5はCをみたさない
としてもよいでしょう。
(2)数列{a^n + b^n}について、漸化式(3項間)がすぐ立式できるので、その一般項に関して
の証明は、この「帰納的定義を用いて帰納法」というのがやりやすいでしょう。 

問題19:
定数pに対して3次方程式x^3 - 3x - p = 0 の実数解の中で、最大のものと最小のものと
の積をf (p)とする。ただし実数解がただひとつのときには、その2乗をf (p) とする。
pがすべての実数を動くとき、f (p)の最小値を求めよ。 (1991 東大 )

解答:
x^3 - 3x - p = 0…@の実数解はy = x^3 - 3xのグラフy = pとのグラフの交点の座標であり、
図(略)より‐2<p<2のときこれは3実数解を持ち、p =±2のとき唯1つ実数解を持ち、
│p│>2のとき2実数解を持つ。
‐2<p<2のときこの3実数解を小さいほうからαβγとおくと、β≠0(⇔p≠0)のとき
f (p) = αγ= p/β=β^2 - 3 〔∵解と係数の関係より、αβγ = p , またp =β^3 -3β〕
また、β= 0(⇔p = 0) のとき@の3解はx = ±√3, 0 であるからf (0) = - 3 。
よってp = 0のときも含めて、
‐2<p<2のときf (p) =β^2 - 3 ≧ - 3 (等号はβ= 0⇔p = 0のとき成立する。)
なお、p =±2のときはf (p) = -2
│p│>2のときf (p)は│x│>2の範囲で唯1つの実数解を持つのでf (p) >4
となるので、f (p)はp = 0のとき最小値- 3をとる。 … (答)

解説:
f (p)の動きを考えるにあたって、pの関数として表現することにこだわる必要は実はない。
何らかの置き換えにより、よりシンプルな表現が出来るのなら、その新しいパラメータを
導入して表現する方が扱いがよくなる。βという pの関数1まとまりをを基礎とすれば、
fという量はβを用いて簡単に表現できる。但し、pと新パラメータβとの間の対応関係
から変域についても十分議論すること。
式処理についてもテーマは様々あります。少しづつ中心テーマを変えていきますが、
以前の問題との共通テーマ、及び新しく学ぶべきテーマを解答から学んでいきましょう。
各問の関連性を思考することが、最後に統一した数学的思考に集約させる為に大切です。

問20:
k >0 とする。 xy平面上の二曲線 y = k ( x - x^3) , x = k ( y - y^3) が第1象限に
α≠βなる交点 (α, β) をもつようなkの範囲を求めよ。
                                   (1989 東大)
427名無しなのに合格:2005/09/09(金) 05:24:14 ID:iaPDzLu60
解答その1(本解): f (x)= k ( x - x^3)とおく。
y = f (x)のグラフ…@はy = x - x^3 のグラフをy軸方向へk倍拡大したグラフであり、
x = 1/√3 の位置で極大となる。また、x = k ( y - y^3)のグラフは@を直線y = x に関して折
り返したものである。この2曲線が第1象限内にy ≠ x なる交点を持つ条件を図で考える。
まず、@がy = xより下にあるとき(f '(0)<1⇔k <1のとき)や、@とy = x が、極大の前の
位置で交点を持つ場合は図(略)より不適。よって求める条件は
『@とy = x の交点(√(1 - 1/k) , √(1 - 1/k))がx>1/√3 の範囲にありかつ、
@の1/√3 <x<√(1 - 1/k) の部分を折り返したものが、曲線@の右側に来ること。』
これは@のx = √(1 - 1/k) における曲線の方向(微分係数)が、-1 より小さいこと(-1より
傾きが急なこと)が必要十分条件であり、1/√3<√(1 - 1/k) かつf '(√(1 - 1/k))<-1。
ここでf '(x) = k ( 1- 3x^2 )であるからこれを整理して、 k >2   …(答)

本解の解説:
2曲線の図形的性質(逆関数同士⇔直線y = xに関し対称)を考えるなら、問題または問題
の持つ意味を、まず図を書いて図形的に考えるべきでしょう。いろいろ図を書いて実験して
みれば、上記のことに気づく思われます。
大切なのは@とy = x の交点(√(1 - 1/k) , √(1 - 1/k))を持ち、交点付近での
曲線@の方向が(即ち接線の傾き)、-1より急な勾配を持つことである。したがって
条件はf '(√(1 - 1/k)) <-1 だけでいいのですが、それだけでいいことを説明し
にくかったので上記のように余計な説明も加えてみました。うまく論じれば、
『交点(√(1 - 1/k) , √(1 - 1/k))がx>1/√3 の範囲にあることが必要で…』
というところは省いても結構でしょう。

さて、図を書いても、頭の働きがさえなかった(人間なので体調によっても左右される)
場合は、式処理を試みることになります。
この場合は、対称性を考えた式の扱いを考えていきましょう。また、式変形では同値性
に常に注意して、必要にすぎない議論にならないように心掛けることが大切です。
(特に何度も式をいじるときは、もともとの式との関係、即ち必要性のみならず
十分性があるか、を常に確認する姿勢が大切です。もっとも、必要で条件を絞り込んで、
十分で確認(ふるいに落とす)という感じの答案構成でも結構ですが。)

別解その1:
二曲線 y = k ( x - x^3) , x = k ( y - y^3) が第1象限に
α≠βなる交点 (α, β) をもつとき、β= k (α -α^3)  @, α= k (β-β^3) A
@+A より、 α+β= k {(α+β) - (α+β)(α^2-αβ+β^2)}
         ∴α^2 -αβ+β^2 = 1 - 1/k  B  〔∵α+β>0〕
@-A より、 -(α-β)= k {(α-β) - (α-β)(α^2 +αβ+β^2)}
∴α^2 +αβ+β^2 = 1 + 1/k  C  〔∵α-β≠0〕
B、Cよりαβ= 1/k , α^2 +β^2 = 1 よってα+β= √(α+β)2 = √(1 + 2/k) よって
α,βはtの2次方程式t^2 - √(1 + 2/k) t + 1/k = 0 (☆)の2解であるから、これが
異なる正の2実数をもつので、(判別式)= (1 + 2/k) - 4/k >0であり、
2解の和 = √(1 + 2/k) >0 かつ2解の積 = 1/k>0  ∴k >2 
逆にこのとき、(☆)の異なる2実数解として定まるα,βはα≠β, α>0 ,β>0であり、
これはαβ= 1/k , α^2 +β^2 = 1をみたすので、B、Cをみたし、従って@, Aを
みたすので、題意の条件に適する。 (答)k >2 
428名無しなのに合格:2005/09/09(金) 05:25:09 ID:iaPDzLu60
別解1の解説:
@、Aからα,βの条件を整理していく(α,βを求めていく)ときに、この2式を足したり引いた
りしたほうが、対称性がある式になるので、このようにしてバランスをとって整理していくこと
が大切です。とくに、同じような式が出たときは差をとるというのは、数学ではよくやる式整理
の仕方であることに注意したい。(例えば、2項間漸化式An = p An-1 +qを整理するのに
t = pt+q なるtを出してきて、辺辺引いてAn - t = p (An-1 - t) として定数項を消去、整理
するのも同じである )
尚、最後の十分性の確認の部分である「B、Cをみたし、従って@, Aをみたすので」という
部分について、@かつA ⇔ @+A かつ @-A に注意しておいて下さい。
あと、2次方程式が2つの正の解を持つ条件(α,βが異なる正の2実数解として定まる条件)は
解の配置問題として判別式の条件、軸の条件、f(0)の条件から出しても構いません。
もっとも軸の条件は、(α+β)/2 >0 で、f(0)の条件はf(0) =αβ>0 なので上と全く
同じになります。これはα,βを2解とする2次方程式が
(t - α)(t - β) = 0 ⇔t^2 -(α+β) t +αβ= 0なので当然です。
ついでに、判別式が2解α,βを使って(α-β)^2であることも常識にしておきましょう。
例えば問18(1)では、a , b が実数 ⇔ u^2-4v≧0 と一瞬で頭に浮かぶようになって
欲しいところです。

別解その2: 〔@、Aまで別解1と同じ。@、Aの扱い方の別法として〕
@,Aよりkを消去すると、β^2-β^4 =α^2-α^4 ⇔α^2-β^2 = (α^2-β^2)(α^2+β^2)
            ∴α^2 +β^2 = 1  〔∵α≠β, α>0 ,β>0より、α^2-β^2≠0〕
このときα= cosθ, β= sinθ 〔0<θ<π/2 , θ≠π/4 (※)〕と書けるので、これを@又は
Aに代入して、k = sinθ/(cosθ- (cosθ)^3) = 1/sinθcosθ = 2/sin2θ  B 
〔∵1- (cosθ)^2 = (sinθ) ^2 , sinθcosθ= 1/2 ・sin2θ 〕
(※)のとき、0<sin2θ<1であるからk >2 が必要。
逆にk >2 をみたすk を考えると、Bをみたすθが(※)の範囲で唯2つとれ、このとき
α= cosθ, β= sinθ は@かつAをみたし、またα≠β, α>0 ,β>0となるので題意に適する。
よって求める条件(必要十分条件)はk >2 。 (答)

別解2の解説:
@、Aより式を整理していく時にkを消去して、α,βのみの条件を出しているのも面白い。
このとき、円の方程式が出るから、解答のように置き換えて、さらに@Aの整理を進める。
θが(※)の範囲で唯2つとれるという、その場合2交点とは勿論交点(cosθ, sinθ) と
交点(sinθ, cosθ)です。y = x に関して対称な2点なのは当然でしょう。
一般に「条件」という言葉を使う場合、数学では必要十分条件のことを指すのは言うまで
もありません。条件を求めていく問題では、きちっと「同値変形(言い換え)」をするか、
「必要で攻めて、最後に十分で確認するか」数学の答案作りではこのいずれかの態度を
示すことが大切です。
問21:
An = Σ〔k=1〜n〕 1/√k , Bn =Σ〔k=1〜n〕 1/√(2k + 1) とするとき、
lim (n→∞) An , lim (n→∞) Bn / An を求めよ。 (1990 東大)
429名無しなのに合格:2005/09/09(金) 05:26:05 ID:iaPDzLu60
解答:
y = 1/√x のグラフをもとに式の量を図化して考えると(図は略)、
Σ〔k=1〜n〕 1/√k は図の斜線部の面積(縦1/√k 横1の長方形 n 個)を表すから、
An = Σ〔k=1〜n〕 1/√k > ∫{1〜n}1/√x dx = 2√n - 2
ここでn→∞のとき、左辺→∞なのであるから、右辺→∞ ∴lim (n→∞) An = ∞ (答)
1/√2k > 1/√(2k + 1) > 1/√(2k + 2) より各辺でkを1〜nまで変えて加えて、
次の評価式を得る。即ち、1/√2 An >Bn >1/√2 An - 1/√2 + 1/√(2n + 2)
∴1/√2 > Bn / An >1/√2- 1/ An√2 + 1/ An√(2n + 2)
ここでn→∞のとき、右辺→1/√2、左辺→1/√2なのであるから、挟みうちの原理より、
中辺→1/√2  ∴lim (n→∞) Bn / An = 1/√2   (答)

解説:
1 + 1/2 + 1/3 + 1/4… =lim (n→∞)Σ〔k=1〜n〕 1/k = ∞ であることは有名で、知識とし
て知っているべきである。
〔証明の1つは、上と同じように∫{1〜∞}1/x dx  (= ∞) より大きいことから得られる。〕
だとすると、更に大きいAn = Σ〔k=1〜n〕 1/√k がn→∞のとき発散するのは明らか。
Σとか∫が入った式は、図形的には面積量として捉えることができ、面積比較から、よりシンプルな
式で大まかに評価していくのはよくやることである。Anを直接求めることは出来なくてもこのよう
に大まかな評価ができれば極限は求まるというのが本問の趣旨である。
もっとも、Σとか∫が入った式に限らず、式の図形的な意味を考えた上で、図だけで解決できる問題
も多い。特にΣとか∫が入った式は面積と結びつく為、いつも片隅に置いておきたい考えである。

例えば、簡単な例であるが、∫{0〜1}√(1-x^2) dxを求めるのに計算だけでやろうと思うと
置換して被積分を簡単なものにしていかなくてはいけないが、これが原点中心の半径1の円
の第1象限の部分の面積を表すことが分かれば、π/4とすぐ求まるわけである。
もっと普遍化して言えば、抽象的な情報を視覚化、具体化して捉えるという数学の大テーマ
の範疇になる。代数幾何分野に限ったことでもないのである。
後半のBn / Anを考えるにあたり、やはりAn ,Bn を直接求めることが出来ない以上何らか
の評価をすることになるが、Bn がAnに関連付けて評価できるのは気がついて欲しい。
分母の√2を無視すればBn はAnに極めて似通った式なのだから。

別解:
An = Σ〔k=1〜n〕 1/√k = 1/√n ・Σ〔k=1〜n〕 1/√(k/n)
                = √n ・1/nΣ〔k=1〜n〕 1/√(k/n)
ここでlim (n→∞) 1/nΣ〔k=1〜n〕 1/√(k/n) = ∫{0〜1}1/√x dx = 2 ,
lim (n→∞) √n = ∞であるからlim (n→∞) An = ∞ (答)
後半は本解と同じ

別解の解説:
lim (n→∞) An を考えるにあたって、
区分求積の公式:lim (n→∞) 1/nΣ〔k=1〜n〕 f (k/n) = ∫{0〜1}f (x) dxに結びつけてもよいでしょう。
Anの式から、この公式が使えるように無理やり変形してみることは難しくありません。
1/nΣ f (k/n) という形を無理に作り出せば、極限が分かります。
430名無しなのに合格:2005/09/09(金) 05:26:47 ID:iaPDzLu60
431名無しなのに合格:2005/09/10(土) 02:06:16 ID:y1UZkFPY0
問22:
0≦t≦2の範囲にあるtに対し、方程式x^4 - 2x^2 - 1 + t= 0 の実数解のうち最大のものを
g1(t),最小のものをg2(t)とおく。∫{0〜2} (g1(t) - g2(t)) dtを求めよ。
                                       (1993 東大文系)

解答:
x^4- 2x^2 - 1 + t = 0 ⇔ - x^4+ 2x^2 + 1 = t の実数解xは
y = - x^4+ 2x^2 + 1のグラフ@ , y = tのグラフの交点のx座標を示し、
g1(t) - g2(t) は、図の太線の長さを表す。
また、@と軸の交点は±αである。(α=√(1+√2) とおいた)
S =∫{0〜2}(g1(t) - g2(t)) dt は図の斜線部の図形の面積を表すので(図略)、これは次のように表現してもよい。即ち、図形がy軸に関して対称であることにも注意して、
S = 2{2×1 + ∫{1〜α}(- x^4+ 2x^2 + 1) dx } = 16/15 + 2(-α^5/5 + 2α^3/3 +α)
ここに、α^4 --= 2α^2 + 1 ,α^5 --= 2α^3 +α であるから
(-α^5/5 + 2α^3/3 +α) = 4/15α^3 + 4/5α = {4/15(1+√2) + 4/5}√(1+√2)
よってS = 8/15{2 + 4√(1+√2) + √(2+√2)} (答)

解説:
代数幾何以外の分野でも、『式は図形を表し、図形は式で表現されるという視点』で数式を
捉えることは大切である。即ち、式の量は、図形的にどんな意味をもつのか。図形の状態を
どのように式表現できるのかということを考えていくのが数学の大切な視点である。
そもそも唐突に『∫{0〜2} (g1(t) - g2(t)) dtを求めよ。』といわれたら、この式
の被積分関数は何を表しているのか、積分区間が0からはいいとして2までの2とはどんな
意味か?0≦t≦2というtの範囲と関係あるのだろか…などと自然に考えたくなるのが大切
であり、積分量は面積を示唆するので図形的考えてみようという発想に自然になって欲しい。

別解:
x^4- 2x^2 - 1 + t = 0よりx^2 = 1±√(2 - t) これは
1- √(2 - t)<0 のときは2実数解を持つにすぎないし、1- √(2 - t) = 0 のときはx = 0と他の2実数解を持つし、1- √(2 - t)>0のときは4実数解を持つが、いづれの場合でも最大のものと、最小のものは ±√{1+√(2 - t)}でありこれがg1(t) , g2(t)である。
よってS =∫{0〜2}(g1(t) - g2(t)) dt = 2∫{0〜2}√{1+√(2 - t)}dt
u = 1 + √(2 - t) とおくと被積分関数= u^1/2 であり、t = 2 - (u -1)^2よりdt/du = -2u +2
∴dt = (-2u + 2)・du    またt : 0→2のときu : 1+√2→1と単調に変化するので
S =2∫{1+√2〜1}u^1/2 (-2u + 2)・du = 4∫{1〜1+√2} (u^3/2 - u^1/2)du
= 8/15{2 + 4√(1+√2) + √(2+√2)} (答)

解説:
地道に計算しても大したことは無いし、これぐらいの計算が出来ないようでは困る。
とくに最近の東大では置換しながら、積分計算をやり遂げさせるという単純計算問題
がよく出されているようである。
計算上のコツは置換(置き換え)しながら、被積分関数を整理(見やすく)していく
ことに尽きる。但し、置き換えによって、もともとのパラメータとの間で定義域等が
変化するので、同じ量をすべて新パラメーターでの評価に書きかえることに注意する
点は、一般的な置き換えのときと同じなのは当然である。被積分関数が積の形になっ
たときは部分積分の公式なども使って計算すること。
432名無しなのに合格
問23:
(1)0≦α<β≦π/2 であるとき、次の不等式を示せ。
∫{α〜β}sinx dx + ∫{(π-β) 〜(π-α)}sinx dx > (β-α)(sinα+ sin(π-β))

(2)Σ{k=1〜7}sinkπ/8<16/π
                  (1997 京大)

解答:
(1)y =sinx 〔0≦x≦π/2〕のグラフを用いて図化して考える。
まず、図(略)より∫{α〜β}sinx dx = ∫{(π-β) 〜(π-α)}sinx dx …@。
(両辺はお互いがx=/2 に関して線対称な図形の面積を表す。)
また、1/2(β-α)(sinα+ sin(π-β))は、高さβ-αの台形の面積を表し、
これと∫{α〜β}sinx dxで表される図形の面積を比較すると、y =sinx 〔0≦x≦π/2〕
のグラフが上に凸であることに注意すれば
∫{α〜β}sinx dx > 1/2(β-α)(sinα+ sin(π-β)) …A
両辺を2倍してを@用いれば、問題の不等式の成立が示された。

(2)
Aで、α=0 , β= π/8とすると π/16(sin0 + sin7π/8)<∫{0〜π/8}sinx dx
α=π/8 , β= 2π/8とすると π/16(sinπ/8 + sin6π/8)<∫{π/8〜2π/8}sinx dx
α=2π/8 , β= 3π/8とすると π/16(sin2π/8 + sin5π/8)<∫{2π/8〜3π/8}sinx dx
α=3π/8 , β= 4π/8とすると π/16(sin3π/8 + sin4π/8)<∫{3π/8〜4π/8}sinx dx
以上の4式の辺々を加えてsin0 = 0に注意すれば、
π/16Σ{k=1〜7}sinkπ/8<∫{0〜π/2}sinx dx = 1 ∴Σ{k=1〜7}sinkπ/8<16/π

解説:
(1)式の意味を考えて解こうという発想を持っていれば、y =sinxのグラフをもとに考えるだけ
なので、誰でもとける。このような考えを頭に入れているかだけの問題である。
(2)(1)がヒントなのは明らかだろうから、あとはα, βにどんな具体的な値を入れていくかだけ
になるが、(β-α)(sinα+ sin(π-β)) から、Σ{k=1〜7}sinkπという式の評価を出そう
としたときに、(β-α)という係数を一定にする必要があることを考慮して考えましょう。