【よくある質問集】
Q 一日の勤務内容は?
A 典型例
<日勤>
(8:30)出勤、ミーティング。(8:40)施設内巡回点検。(12:00前後)交代で休憩。(13:00)監視室待機。
(17:30)帰宅。 (緊急対応もあり)
<泊まり勤>・・・ 24時間交代がほとんど
(8:30)出勤、ミーティング。(8:40)監視室で監視業務 、交代で施設内巡回点検、休憩。(23:00)仮眠。
(翌8:30)ミーティング後帰宅、明休へ。 (緊急対応もあり)
Q 勤務のローテーションは?
A 典型例
(人が多い現場) 日勤 → 泊勤 → 明休 → 公休 の繰り返し
(人が少ない現場) 泊勤 → 明休 → 公休 の繰り返し
(泊まりが無い現場) 日勤 →・・・→ 日勤 → 公休 の繰り返し(休日は不規則)
(注)中高年が多いので病人やけが人がよく出ます(病死もでる)。その時は代わりに勤務に入ります。
Q 日常業務はどんなことをしますか?
A 監視業務、空調温度調整、日常巡回点検、電球交換、小修繕、設備の発停、クレーム対応、メーカーや
修理業者への連絡・打ち合わせ、職場内DQNヲヤジの対応等。最近は電気、熱源、温度、水量等の検針や
機器の発停等が自動化(ビルコンや自動制御ユニット等が行う)されており、昔のように毎時間目視検針
したり、手動発停している現場は少なくなっています。また、本業以外の警備や清掃を兼ねた勤務をさせる
会社もあるようですから入社前によく確認しましょう。常駐場所(監視室)は地下がほとんどです。
Q 月間業務はどんなことをしますか?
A 環境測定、冷凍機(冷温水機、空調設備全般)、ボイラー、電気、消防用等の各設備の月次点検、清掃、
月次点検表の作成等を行います。
Q 年間業務はどんなことをしますか?
A 冷凍機(冷温水機)、ボイラー、電気、消防用等の各設備の年次点検、法定検査、年次計画作成、
消防査察等の監督官庁の対応等を行います。大きい現場や病院等では消防訓練もあります。
Q 雇用形態はどうなっていますか?
A 多いのが請負先での常駐勤務。本社や事業所に出勤し物件巡回や緊急出動する形もあります。まれに
オーナー管財部門、メーカーの工場、自治体の施設、自衛隊等での直接採用もあります。
Q 待遇は大手の方がよいですか?
A 大手=待遇がよい、とは限りません。現場と人間関係で決まります。大手は仕事がきつく人間関係も悪い
という人も多いです。1年中募集を続けているところは大手中小関係なくどんな状態か、容易に想像出来る
でしょう。また、東京と地方では待遇も違いますし、REIT物件ではビルごとに収益を競っており限りない
業務の合理化が求められます。2007年からは東京で求人が急増し、悪い条件提示に安易に妥協すること
なく、慎重に応じることも必要でしょう。
Q 職場の雰囲気はどんな感じですか?
A 人間次第です。他業界崩れが多いので人間関係が複雑です。新人いじめも多く、責任者や管理職にもなれ
ず歳だけ取っているヲヤジは要注意で、知ったかぶりの間違いを正しいものとせざるを得ない雰囲気の
現場もあります。
Q 若い者が働きやすいですか?
A はっきり言って働きにくいです。親切な人からは「若いのはくるな!」、「お前の来るところではない!」など
と説教されるでしょう。若いほど給料が安くコキ使えるので(オーナーから一人前の技術員契約料を頂く →
→ 若者が実労働のほとんどを担う → 本社・親会社出向者・動かない責任者の利害一致(゚д゚)ウマー!! )の典型
的な請負型労働のピンハネ構造に組み込まれます。人を育てる気のない会社では技術も身に付かず将来ワー
キングプアでしょう。他業界を挫折してから来ても遅くないです。この業界の「若い」とは40歳未満をいいます。
Q きつい現場をあげるとすると具体的にどこですか?
A 病院、ホテル、商業施設(特に百貨店)をあげる人が多いです。(「行ってはならない現場」の具体的基準
は別記参照・・・下のほう)
Q マターリできる現場はありますか?
A 公共施設、オフィスビル等は比較的マターリ度が高いようです。ただし、公共施設は定期入札があり、長年
勤務できるかは不透明です。
Q 研修はありますか? 仕事は教えてもらえますか?
A 大手では本社研修やレポートが多いですが現場ではあまり役に立たないでしょう。 しかし、本社研修を
しない会社も余裕が無く現場でクセのある仕事をしている場合もあり注意。OJT主ですがみんな不親切で
(実は人に教えられるほど能力が無いのが多い)、「盗んで憶えろ」的雰囲気の現場が多いです。図面や
取説が保管(隠)されているので普段から見ておくとよいです。ヲヤジが取説を隠し勿体ぶってやっている
現場もあります。先輩や同僚が教えることも間違っていることも多く、自ら勉強することも大切です。
しかし、上司や先輩が指示したことは従っておいた方が無難です。DQNな管理手法は現場特有のものと
認識し染まらないようにしたいものです。
Q 勤務場所を知った上で応募したいのですが?
A ハロワに置いてある検索端末ならば、具体的な請負先(常駐先)が表示されます。
ハロワHP(
ttp://www.hellowork.go.jp/ )での検索は「設備管理」にて。大手では採用、研修後に勤務先
が分かることが多く転勤が多いです。ビルメンの都道府県別就業者数は下記URL参照
ttp://cmx.vrsys.net/I/CCS_i_02.php?occcode=05201&sysmode=s&flags=000010& Q 「4点セット」とは何ですか?
A 電工、ボイラー、冷凍、危険物の基本資格4点セットをいいます。取得者は会社や現場を選ばなければ大抵
採用されるはずです。理想は「4点セット」+ビル管 or 電験 です。若ければ(40歳未満)、資格は
少なくても未経験でも採用されるでしょう。
Q ビルメンは転職する人が多いようですが、長く勤められる方法はありますか?
A 責任逃れがうまくオーナー担当者に気に入られている人が残っているようです。人間関係で辞める人も
多いですが、人間関係悪化をもたらさないためには、毅然とした態度も時には必要です。暴力を受けたら
医師の診断書をもらい警察へ。上司や会社から違法ないやがらせ等を受けたら最寄りの労働相談コーナー、
労働基準監督署または弁護士等へ。なお、オーナーからの契約解除、入札の失敗等でも職場を失うことが
ありますから、長く勤務することは個人の努力ではどうにもならない場合もあります。
【行ってはならない現場】
ビルメンの唯一のメリット。それはマターリ生活のみ! ただしそれも現場次第。「ハズレ」を引くと1日中
駆けずり回り仮眠も明休も取れない羽目になる。「忙しい方が勉強になる」はウソ。当スレがまとめた行っては
ならない現場。
■病院、ホテル、百貨店(=ビルメン三大重労働)。 工場
■資格の必要な冷凍機(夜間蓄冷熱含む)、ボイラー、コージェネのある現場
(中でも早朝深夜に発停するところはS級の最悪)
■超高層、高層、大規模。規模は小さくても築年数の古い建物
■1つの現場に複数の会社が常駐。防災センターに常駐する現場。
■消防用設備点検(法定)、汚水・受水槽清掃等、下請けのやるべき仕事を自前でやっている
■新規契約、立ち上げ現場(新築を含む)
■人の入替わりが激しい、人間関係がおかしい、無意味な慣習を続ける現場(ビルコンがあるのに
遠方発停やタイムスケジュール動作を禁止、水槽のフタを毎日開けるなどヒマな時代の慣習を続けている)
■ビル管理の他にマンション管理もやっている(会社として手を出しているのも含む)
<<上記の現場を避けつつ、かつ出来ればこだわりたい現場のチェックポイント>>
○吹抜け、エスカレータが無い ○エレベータ、防火シャッター、自動扉、冷却塔が少ない ○3〜5人の現場(※小規模、
小綺麗で人員の少ないビルを狙えって事。例:新橋のボイラー協会の建物が上限) ○電気、配管、熱源、
機械等の定期点検、修理、清掃等は専門業者委託 ○宿直がない ○土日正月休み(ビル自体が)
○電気主任は保安協会委託 ○熱源は地冷 ○契約外の仕事、オーナーの雑用や物品購入が無い
〇工業高卒崩れ・職人崩れが少ない ○危険物は法適用外 〇平均年齢が若すぎず高齢すぎず
○常駐は地上で窓付き ○待機中に資格の勉強が可能 〇休憩時間は外出可能 ○ビル内に食堂があり
ビルメン社員も利用可 ○管理室にネット・TV・冷蔵庫・レンジ・給湯。機械室に洗濯機。社用携帯貸出
会社で選ぶと「ハズレ」を引く可能性は大きくなる(問題のある現場、社員が行きたがらない現場に配属
される)。ビルメンは現場が全て。これが真実であり現実。現場を選ぶこと。「ハズレ」を引いたらすぐに
退却(転勤を希望、ダメなら早期退職)する決断も必要です。
【設備ビルメンの沿革と今後】
(戦前〜戦後)
・ボイラーマンとして主に工場に生息。人力で石炭をくべる重労働だった。
(高度経済成長期)
・液体燃料の普及でボイラーマンの仕事は主に監視業務へ移行。
・オフィスビルや商業施設の増加でビルメンテナンス市場の拡大。
(バブル期)
・ビルオーナーは土地や建物をもってるだけで資産が値上がりする時代。大型開発。オーナーや不動産の
担当者は、おおらかで神のような存在。
・ビルメンも豊かなオーナーのおこぼれをもらってゆとり生活。ビルメン最盛期。
・無資格でも高齢でもどんどん採用された。この時代に入社した者は現在「ビルメン王」になっている率が高い。
(バブル崩壊後)
・民間オーナーの経済環境悪化。ビルメンテ契約額が下がりはじめる。
・しかし、公共施設は依然としてマターリしていた。
(規制緩和・小泉改革後)
・過当競争、質の悪い激安業者の入札参入で待遇悪化。ビルメン従業員のワーキングプア化。
・資格のいらない冷凍機、ボイラーの拡大。電気主任技術者の掛け持ち可能。
・地冷の増加により、熱源の運転が必要ない現場の増加。
・契約額のさらなる低下、人員削減、マターリ現場の急激な減少。ビルの全ての雑用を引き受けるなんでも屋に。
(2007年)
・東京の景気回復で、東京地区だけ突然人手不足に。大手までハロワで求人活動をはじめる。
(ビルメンの今後=あくまでも予想)
・徹底した自動制御化。中央監視、無人監視システムの対象拡大で常駐不要、無人化?
・全館的絶縁監視システム普及により停電検査の省略化。自動点検システムによる点検自動化?
・地冷の普及により熱源設備の不要化?
・LED照明等、消耗品の寿命半永久化による小修繕作業の不要化?
・資格者制度、責任者制度、主任者制度の一層の規制緩和により選任者等の不要化、常駐も不要?
【ハロワ求人票による賃金相場例(2007.3現在)】
(就業場所)(賃金)・・・残業、泊まり手当を含まない
千代田区 230,000〜310,000円
その他都内 215,000〜300,000円
関東 200,000〜
(テンプレはここまで)
15 :
名無しさん@引く手あまた:2007/04/02(月) 14:38:48 ID:2v6XdJIK
●●●●●● 請負求人における偽装求人(釣り求人)に注意 ●●●●●●●
就業場所が各地にあるかのように装い、求人を大量に出し、応募者を釣る業者が
あります。応募を申し込むと、
「ちょうどその現場は面接が終わって内定を出す人がいるんです。
しかし、他の現場ならまだOKですから来てください。」
などと言われます。しかし、ハロワ職員が使用している端末には「応募者0、内定者0」
の結果が表示されます(ハロワは応募者を把握し、全国から閲覧できる)。
また、ハロワ職員が使用している端末には、内定辞退理由も表示されます(話が違う、
求人票に出ていた社会保険に加入できない等)
応募時に、求人票にかかれた場所と別の就業場所を勧められたら、必ず、その就業場所
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ごとの応募者数、 内定数をハロワ職員に確認するようにしましょう。
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釣り求人を確認したら、直ちにハロワにクレームを。釣り求人を出す会社を、公的な職業
安定システムの場から追放しましょう。