【何度も】素直でクールな娘【君に会うよ】

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1ほんわか名無しさん
ここは素直クールに萌えるスレです。

「素直クール」とは  
・冷静沈着で感情的になることはまずない  
・完全自立型  
・表情が薄いあるいは無表情
・ガチで愛してくれている一途  
・愛情表現がストレート  
・照れが少ないあるいはない  
・「素直」と「クール」の矛盾したアンバランス感が最高にいい

▼投下時ルール
・多くレスを使う投下は、投下前後に開始・終了の旨を書いたレスを入れるのが好ましい。または「何レス目/総レス」を名前欄に
・投下許可を求めない。ダメなんていう人はいません
・作品投下が終わった後の自虐は、読み手が不快に感じるので書かない
・投下前は、他作品への割り込みを防ぐ為必ずリロードしよう。
・コテは投下時にだけ付ける
・性描写(エロ)は空気を読んで程々に。 過激なSSについてはtxtうpを推奨
・Wikiに保管してほしくない人、それから批評がほしい人は投下と一緒に要望を伝えてください。 批評は避難所の批評スレで聞けます

▼2ちゃんねるのおやくそくについては
http://info.2ch.net/before.html

*特に荒らしは徹底スルー
2ほんわか名無しさん:2010/08/12(木) 20:54:42 0
■前スレ
【君とまた】素直でクールな娘【ほのぼの】
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/honobono/1253293348/l50
■前々スレ
【君と】素直でクールな娘【ほのぼの】
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/honobono/1205366496/

■素直クール保管所Wiki
http://sucool.s171.xrea.com/

■素直でCOOLな娘避難所
http://yy17.kakiko.com/sucool/

■あぷろだ@素直クール保管所
http://sucool.s171.xrea.com/up/
携帯からはこのへん
写メうpろだ http://kjm.kir.jp/index.php
@ぴた    http://pita.st/index.html

■素直クール過去ログ保管所
http://sucool.skr.jp/kakolog/

姉妹スレ
■素クールライフ Part3
http://etc4.2ch.net/test/read.cgi/motenai/1149149846/

■お題/性格ジェネレーター
http://udonkari.run.buttobi.net/
3ほんわか名無しさん:2010/08/12(木) 20:57:19 0
突然の別れ

「探したよ」
「クー」
「突然。いなくなるなんて酷いじゃないか」
「ごめん。伝える暇がなくて」
「私は、君をずっと許さない。だから、これからは週に一度は会いにくること」
「うん」
「毎日、私に連絡すること」
「うん」
「会えなくて。さびしかった」
「ごめん」

予期せぬ別れ。
それは、不安と想いをつのらせる。
4ほんわか名無しさん:2010/08/12(木) 20:58:42 0
落ちていたでの、独断で立てました。
皆様もご協力お願いいたします。
5ほんわか名無しさん:2010/08/12(木) 21:02:18 0
君と

「君と会えなくなって。退屈だった」
「君と連絡が取れなくて。不安だった」
「すべて、君が悪い。だから、強く抱きしめなさい」
「うん。もっと強くだ。じゃないと、また君がいなくなりそうで、怖い」
6ほんわか名無しさん:2010/08/12(木) 21:08:03 0
>>1
7ほんわか名無しさん:2010/08/12(木) 21:11:01 0
ぬるぽ
8ほんわか名無しさん:2010/08/12(木) 21:12:02 0
夏の海へ想いをはせて

「君と、海へ行ってやりたいことがある」
「なに?」
「まず、君に日焼け止めを塗ってもらう。おっと、胸までは許すけど公然猥褻なのはだめだぞ。ホテルでなら…」
「やりません」
「恥ずかしがりやだな。それから、浮き輪に君と乗る」
「まぁ、そのくらいなら」
「あと、埋まりたい」
「えっ?」
「砂浜で砂風呂のように埋まりたい」
「何故」
「砂を成形して君好みの巨乳を体験してみたい」
「クー、やめて。僕が恥ずかしい。それに、クーはそのままでいいよ」
「君がそういうならいいけど、君の視線がたまに行くのが気になって」
「ごめん。男の本能」
「君の視線は私だけに向ければいいの。いい?」
「……はい」

夏の太陽
暑い日差し
熱い視線
彼の視線は彼女だけのもの
9ほんわか名無しさん:2010/08/12(木) 21:15:33 0
>>7
ガッ
10ほんわか名無しさん:2010/08/12(木) 21:58:32 0
お題をお願いします。
11ほんわか名無しさん:2010/08/12(木) 22:10:06 0
彼岸花
12ほんわか名無しさん:2010/08/13(金) 18:28:45 O
彼岸島
13ほんわか名無しさん:2010/08/13(金) 19:00:51 0
彼岸花

「ふふふっ。君の家のお墓参りとは、嫁入りした気分だ」
「クーがついてくるって言っただけじゃん」
「いいじゃないか。私のうちはもうお盆参りが終わって暇だったんだ」
「まぁ、一人よりはいいけどさ」
「お墓参りといえば、彼岸花だな」
「まだ、早いけどね」
「花言葉を知ってるかい?」
「いや、知らないよ」
「いろいろあるんだ。悲しい思い出」
「ぴったりだね」
「思うはあなた一人。また、会う日まで」
「へぇ……」
「まるで、愛を語るためにあるかのようだよね」
「うん」

先祖を迎える季節
語るは花の意味
紡ぐは愛の言葉
14ほんわか名無しさん:2010/08/13(金) 19:05:52 0
彼岸此岸

「君が、死んだら私は君の後を追うと思う」
「僕も、そうするかもしれないけど。生きてほしいと思うな」
「君のいない此岸よりも、君のいるほうへ行ったほうがいいさ。そこが地獄でも、君がいれば天国のようなものさ」
「クーらいいよね。でも、早く彼岸を渡らないように気をつけるよ」
「もちろんだ。君は、私と12人の孫に看取られなくてはいけないんだ」
「すごい、未来設計だね」
「だから、今すぐ子を生そう」
「のんびり、行こうよ。急ぐことはないよ」
「だけど、君の愛はいつもほしい」

此岸の二人
彼岸は遠いものと見
愛を語り
未来を紡ぐ
15ほんわか名無しさん:2010/08/13(金) 23:23:14 O
ホラーほらほら


「クー、少し暑い」
「ホラー映画を見るんだ。問題無い」
「まだ、見る前ですよ」
「早く再生するんだ」
「胸当たってますよ」
「問題無い」
「なんで」
「わざと当ててる。ほらほら」
「AVに変えますよ」
「一向に構わない」
「普通に再生しますね」

暑い夜
涼をとるための映画
彼女の前では全てラブコメディ
16ほんわか名無しさん:2010/08/14(土) 21:00:22 O
カラオケ大会

「祭りのカラオケ大会に出るんだ。是非聴きに来てほしい」
「うん。行くよ」
「楽しみにしててくれ」
……
「続いては素直クールさん。ザ・ピーナツのオブラディ・オブラダです」
「…渋いな」
〜♪
「オトコがワタシと出逢い 恋に落ちたとさ〜♪」
「替え歌!?」
〜♪
「愛の世界♪」
……
「来てくれたんだ」
「うん。ところで、あの歌は」
「良い歌だろ。練習したんだぞ」
「恥ずかしかったです」
「居たぞ!あいつが三国一の果報者だ!捕らえろ!」
「クーさんファン倶楽部(非公認)の名にかけて!」
「げっ、何あの集団」
「私のファン倶楽部らしい」
「捕まるとややこしくなりそうだから逃げるよ」
「うん」

納涼カラオケ大会
彼は冷や汗
彼女は涼しい顔
17ほんわか名無しさん:2010/08/15(日) 00:17:14 O
おお、復活したのか
GJ!

お題
・蚊に刺されやすい男(クー)
・日焼けしてクーは真っ黒になったようです
18ほんわか名無しさん:2010/08/15(日) 12:26:38 O
>>17
夏の蚊に御用心

「むっ、またかまれた」
「どこ?」
「背中だ」
「じゃあ」
「舐めて治してくれないか」
「お断りします」
「私だけさされやすいのは不公平だ。そのくらいしてくれても良いじゃないか」
「体質的なものは仕方ないでしょ。はい、薬塗るから服捲って」
「むぅ。お礼にパイタッチを許そう」
「しませんよ」

夏の昼間
蚊は血を求め
彼女は愛を求める
19ほんわか名無しさん:2010/08/15(日) 12:36:51 O
>>17
こんがりパリパリ

「焼けたね」
「うん。焼いてみた」
「海、行ってたんだっけ」
「ヒートとシュールとな」
「あぁ、姉妹で」
「これを見てくれ。どう思う?」
「凄く、黒いです。ってその白抜きのloveとは?」
「シューの発案だ。もちろん、君にへだ」
「恥ずかしくない?」
「焼いた後パーカーを来てたからな。まぁ、ナンパが五月蠅かったが。あと写真だ」
「ヒートちゃん黒すぎ!」
「燃えてあいつを誘惑すると言ってた」
「シューちゃんフル装備!」
「日焼けは敵。白い肌が焼けたらお米様に申し訳ないと言ってた」
「なんと」
「なぁ」
「はい?」
「皮が剥けてきたら君が優しく剥いてくれないか?」
「はいはい」

夏の日差しの贈り物
愛の文字
20ほんわか名無しさん:2010/08/16(月) 10:56:26 O
許可不許可

「ねぇ、何かする度に許可をとると言う遊びをしないかい?」
「なにそれ?」
「試しに、許可と言ってくれないかい」
「うん」
「君に寄りかかって良いかな」
「許可」
「と言うよなことだよ」
「なるほどね。わかったから、退いてくれないかな」
「不許可」
「うっ。許可しないのもありなのか」
「当然じゃないか。キスしてもいいかな」
「不許可してもされそうだからいいよ」
「わかってるじゃないか」

ちょっとした遊び
楽しそうな二人
ふざけた許可不許可を繰り返す
21ほんわか名無しさん:2010/08/16(月) 11:56:58 O
>>18>>19
お題採用thx
GJ!

お題
・夏風邪を引いた男(クー)
・海に来たが泳げないクー
・暑さの余り涼しい図書館に入り浸る男(クー)
・図書委員の男は、夏休みの間に何度か学校に行かないといけないようです
22ほんわか名無しさん:2010/08/17(火) 16:56:15 O
「よいしょっ…と」
「…おい」
「なんだい?」
「何で俺の膝の上に座る」
「お気に入りだからに決まっているじゃないか」
「いや、それはおかしい」
「君も体いっぱいに私を感じれるんだ、役得じゃないか?」
「…はいはい」
23ほんわか名無しさん:2010/08/17(火) 21:31:42 0
>>22

    _  ∩
  ( ゚∀゚)彡 おっぱい!おっぱい!
  (  ⊂彡
   |   | 
   し ⌒J
24ほんわか名無しさん:2010/08/18(水) 02:46:40 O
ゴールデンカップスのクールな恋は名曲
25ほんわか名無しさん:2010/08/19(木) 16:33:37 O
「『キス』って十回言ってみて?」
「キスキスキスキスキスキス……」
「私のことは?」
「好き」
「…ありがとう」
26ほんわか名無しさん:2010/08/24(火) 20:50:31 0
>>21
夏風邪は

「ふふふ〜。夏風邪は馬鹿がひく〜♪」
「なんか、うれしそうだね」
「うん。うれしいよ」
「人の不幸を喜ぶのはどうかと」
「はいはい。病人は寝た寝た。まったく、私がいないと体調管理もできないのか」
「うー。冷房つけたまま寝てしまっただけですよ。でも、何でクーはうれしそうなの」
「君が、私に頼ってくれているからだよ。最近、君は忙しくて一緒にいれなかったしね。こんな形だけど、嬉しい」
「いろいろと、ごめん」
「君は気にしなくていいよ。おじや時間かかるから少し寝たまえ」
「うん」

数日後……

「風邪がうつったようだ」
「夏風邪は馬鹿がひくだよね」
「私は君に馬鹿みたいに夢中だぞ」
「あぁ、はいはい。今度は僕が看病してあげるから寝てなね」
「うん。おじやは卵たっぷりだぞ」
「はいはい」
「ちゃんと、あーんしてくれないといやだぞ」
「それはちょっと」


暑さの厳しい日々が続いています。
皆さん体調管理しっかりして風邪はもちろんのこと、熱中症にならないように気をつけましょう。


27ほんわか名無しさん:2010/08/26(木) 23:53:44 0
>>26
GJ!!
クーに看病されたい・・・
28素直幽霊:2010/08/28(土) 18:32:17 0
エロパロでやってたらエロなくてほのぼのでやれっていわれてからこっちでやることにする
素直クールな幽霊物


「じゃあ、又明日な」
「うん、又明日」
ププーパパーッ  
ドンッ
―それは本当に一瞬だった、たった一言はなして去っていくクーを見ていたとき
「おいっ!クー!クー!しっかりしろ!大丈夫か!?」
「ふー・・・ひゅー・・・いや・・・だいじょ・・・じゃないかなぁ?」
一瞬で、くーが突進してきた車にぶつかり、ゴムだまのように吹っ飛んだ
「ちょっと、待ってろ、いま救急車呼ぶから」
「うん・・・・」
プルプルプル・・・・ピっ
「すいません!今そこで事故があって・・・住所は」
「・・・・・」にこ
「くー、もう少ししたら救急車が・・・おい!」

―・・・・・
「南無阿弥陀仏・・・」
「・・・その・・・すいません・・・でした」
「・・・いいよ、そんなのお前さんが悪いわけじゃねえ、そうだろ?」
「それでも・・・・やっぱり身近に居たのは俺ですし、」
「それでも出来うる限りはしてくれたんだ、運が悪かったて奴だよ」
「・・・・親父さん・・・・」
「・・・・・だからと言って悲しくないわけではないけどな」
「・・・・・・」
「・・・もう帰りな、しばらく心の整理もつかんだろう」
「・・・はい」
29素直幽霊:2010/08/28(土) 18:41:12 0
―自宅
「うっうっうっ」
「大丈夫かよそんなに飲んで」
「飲んでも飲んでも酔っ払えないような・・・そんなかんじなんだよ」
「その気持ちは良く分かるけどなぁ、ほどほどにしないとあっちでくー泣いてるぜ?」
「ああわりい・・・・」
「まあ、気持ちは分かるけどなぁ、何せ俺らずっと三人でバカやってたしなぁ」
「高校の夏ごろだったけ?」
「ああ、お前が学年トップの美少女と付き合ったて言うから会いに言ったら以外にいい人でさ」
「ウワサではお堅い人だて流れてたからな」
「結構、おてんばだったなぁ、ずっと嫉妬してたんだからな、このエロゲ主人公が!」
「はは・・・じゃあBADEND・・・・か」
「・・・・お前本とくー居なきゃダメだな、まあいいや、あんま介入すると余計にだめになりそうだ、今日は帰るわ」
「じゃあな」
「おう」
バタム
信じられないな、あのクーが死ぬなんて
明日になったら・・また会えそうなそんな気が・・・・
「ちょっと・・・・墓にでも行くか」
30素直幽霊:2010/08/28(土) 18:42:42 0
―墓地
「・・・・せめてコレが俺だったらネェ?」
何を言うか!そんなことになったら自殺するぞ私は!
「?幻聴まで聞こえ出してきたか・・・やばいなぁ」
幻聴じゃないって言うのに!何でそんなに理解力が無いんだ
ぽかっ
「痛っ」
「全く君は・・・本当に私が居ないと何も出来ないのだなぁ」
「・・・あれ?あれれれれれれれれ?」
「やぁ」
「れれれ冷静になれ!たしかにクーは死んだはず!なのになぜ」
「私にもよく分からない、とりあえず死んでも君と一緒に居たいと強く願ってたら、墓の上に座っていた」
「・・・・すげえな」
「ああ、愛はいかなることにも勝るのだよ」
「まあ、幽霊でも嬉しいといえばうれs」
「もふもふー♪」わしゃわしゃ
「出会いがしらに髪の毛をいじるな!」
31素直幽霊:2010/08/28(土) 18:44:46 0
「いやあ、だって君の頭はモフモフで気持ちイイからな、触りたくなった」
「ていうか幽霊なのに触れるの?」
「人間のときに出来たある程度のことは出来るらしい」
「ふーん」
「さあ、コレで私はいついかなるときも君と一緒に居られるわけだ、死んでるからな」
「おいおい、死んでるのに誰かに見られたら困るだろ」
「安心すればいい、私は普通人には見られない」
「ふ・・・ふーん」
「よいしょ」
「何で頭の上に乗ってんの?」
「ここが一番落ち着くんだ、生前に行ったろ?」
「まあ、生前よりは軽いからいいけど」
「聞き捨てなら無いな」
「え?」
「いや、なんでもないぞ?さあ、帰ろうじゃないか」
「家まで来るの!?」
「あたりまえだろう?私の家は両親が居るんだから」
「いやだってばれないんだろう?」
「見られないようにするのも疲れるんだ」
「そういうことならいいけども」
「もふもふー♪」
「だから頭を触るなと!」
―何かもう、あのときの俺の悲しみを返せといいたいが、まあ、クーとまた一緒に暮らせるのでよしとしよう
こうして、コレまで異常におれとくーのバカップル生活が始まるのであった―
32素直幽霊:2010/08/28(土) 18:46:39 0
とりあえず今日は終了…
なんていうかお化けなんて時期外れぽくなってきてるが
まぁ気にするな!
33素直幽霊:2010/08/30(月) 20:22:05 0
過疎ってるなぁと思いつつ投下
ああ、後
本編でわざわざ人物紹介しないからな?
作者がそういうのへただから


「暑い…暑すぎる…もうすぐで九月なのに」
今日は八月三十日もう夏も残すところあと少しである
ていうか明日でおわりじゃないか
「だらだらしすぎはよくないぞ?」
「のわっ!幽霊!!…て何だくーか」
「そんなに驚かれると傷つくのだが」
「足のないまま出てきた貴様が悪いと思うんだ」
「日本の幽霊は足がないんだぞ?」
「僕はグローバルなので足があった方が…」
「そうか?君がそういうならそうしよう」
「よしそうしてくれ!俺がショック死しかねない」
起きてすぐにこんなのが出てきたら心臓がいくつあっても足りねえわ
あれだな、漫画とかだとあんまり恐くないけど実際は恐いんだな
昔の人はそこまで分かって足無しの幽霊作ったのか…すげえな
「ご飯が出来たぞ?早くリビングに来い」
「幽霊の癖に飯作れるのかよ」
「幽霊がご飯作って何が悪い!」
「…いや、別に」
「分かったら早く食べよう…運ぶのを手伝ってくれ」
34素直幽霊:2010/08/30(月) 20:23:42 0
―昼飯中―
「ところで…だ」
「?なんだ?」
「なぜ幽霊が飯を食っているんだぁぁあぁっ!」
「幽霊が食べ物を食べてはいけない決まりなんてないぞ?」
「こちとら一人生活で精一杯なんだよ!2人分の食費ないぞ?」
「ふむぅ、君が食うなというなら食べないが…君の秘密のあの本は残念なことになるなぁ」
「ごめんなさい」
「分かればいい、所で私は早く君との子を作りたいのだが?」
ヴァァァアーッ
「汚いぞ?食べ物を噴出すな」
「おまッ!おまおまおま!鬼太郎でも産むつもりか!つうか幽霊の癖に出来るかッ」
「分からないぞ?もしかしたら出来るかも知れないし、埋めるかもしれないぞ?」
「何を言い出しやがりますか?この変態幽霊が」
「むっ!そーかそーかあの本は―」
「サーセンシタ」
35素直幽霊:2010/08/30(月) 20:24:45 0

「ふー、食った食った、ごちそーさん」
「うむ、お粗末さまでした…で」
「?」
「?じゃないだろう?早くベッドに行こう」
「寝るにはまだ早いが」
「……呪レタイカ?」
「やだーやだー!僕幽霊なんかとしないモン!」
「何を言ってるんだ君は?ほら…早く行くぞ」
ずるずるずるずるずる
「ヘルプ!help!へるぷぅぅぅぅ」

―数時間後
「思えば恥の多い人生を送ってきました」
「君の人生は恥だらけだろう?」
「うん!多分お前のせいでな」
「何か行ったか?」
「いいえぜんぜん?」
もう疲れたよ…これ以上部屋に居たら本当に赤球が出るくらい殺られる…
犯られるじゃなくて殺られる…腹上死は嫌だ…
「ちょっと外逝ってくる」
「まてまて、私も付いていく」
「もう好きにしてくれ」
36素直幽霊:2010/08/30(月) 20:26:11 0
―てな分けでお外
「暑いー暑いー」
「お前さっきからうるさいよ、嫌なら部屋に居ろよ」
「幽霊はなぁ…暑いの苦手なんだぞぉ」
「ああはいはいそうですか」
「何で君は当てなく歩くのだ」
「人…それを散歩という」
「もう嫌だ…歩くのしんどい」
「お前はずっと俺の頭の上に乗ってるだけじゃないか」
「うるさいなぁ、それと同じということだよ」
「なんで付いてきた」
「…良いじゃないか別に」
「…俺はよくないんだが」
「ところでさ」
「なんだ?」
「他の人から見ると君は虚ろな眼をしながら独り言をつぶやいているんだよ?自覚ある?」
「貴様!どうりで周りの視線が冷たいと思った!」
「フフフフ…」
「わーったわーった!帰りますよ帰ればいいんでしょ!?」
「そういうことだ」
37素直幽霊:2010/08/30(月) 20:27:45 0
―夜…
「ああっあああ…やっぱりクーラーは良いなぁ」
「幽霊が科学の力に頼っちゃってるよ」
「んー?何だお風呂はもう入ったのか」
「ん?ああ、後は寝るだけだ」
「チッ」
「舌打ちした?」
「してない」
「まあいいや、俺はもう寝るぞ」
「ん、私ももう寝よう」
38素直幽霊:2010/08/30(月) 20:30:15 0
―ベッド
「なぁ…」
「どうしたんだ?」
「いいのかな…」
「なにがだよ」
「その…さ、死んでしまった身なのに君と一緒にいるのにすごく罪悪感があるんだ」
「何で?」
「う…冷たいな君は、その…やっぱり私は死んでるだろ?」
「ああ、それがどうかしたか?」
「やっぱりさ…まさかこのまま死人と付き合うなんてアレだし…」
「……」
「それにほら…私は幽霊だろ?老けないじゃないか、そんなの気持ちが悪いし、何より私が」
「暑い…もう少し近づいてくれ」
「おい…聴いてるのか?こっちは真k」
「暑いっていってるだろ?早くこっちによれよ…」
「…うん」
「お前のそれは杞憂ってんだよ…いつも自分が言ってるくせに」
「うん…そうだった」
「まったく…下らない事で人を寝かさないで…もうねるからな」
「うん…すまない有難う」
「すーすー」
「大好きだ」
「…何言ってんだ今更」
「え?」
「すーすー」
「寝言か…」
39素直幽霊:2010/08/30(月) 20:32:27 0
今日は異常…
ラストが尻切れトンボぽいけど
ごめんなさい
頑張ります

見てる人以内かも知れないけど
自己満足だからそれはそれでいいかもしれない
40ほんわか名無しさん:2010/08/30(月) 22:45:49 0
|ω・`)
41ほんわか名無しさん:2010/08/30(月) 23:50:44 0
>>39
みてるぜ!エロパロも昨日読んでたしな。
42素直幽霊:2010/08/31(火) 20:21:12 0
素直クールは滅びぬ!何度でもよみがえるさ!
ていうか見てくれている人居たのか…
有難うございます
時に調子に乗って今回の登場人物紹介

流 真(男)
いわゆる男ポジション
名前をつけた理由は「男」だと何か素っ気無いから
単にそれだけ…うん

天野 空(女)
ヒロインです
クーではなくくーです
カタカナよりひらがなのほうが何かよくね?
ちなみに人間のとき出来たことはある程度可能
食べた食べ物は霊力として変換されるっぽい

山内 大樹(男)
いわゆる親友ポジ
歩くセクハラ・根はいい奴でも変態
ヒーとはなかがいいっぽい

古里 火輪(女)
仇名はヒー
うるさい・熱い・あらゆる歌を熱血ロボットアニメ風に歌う・JAM好き
なぜか大樹とは仲がいいぽい

では本編
43素直幽霊:2010/08/31(火) 20:22:13 0
―八月三十一日
「夏も終わりか…案外早いんだなぁ、一ヶ月って」
「なのに君はいつもと変わらないな」
「あたりまえだ、夏の最後というのはゴロゴロする為にあるのだよ」
「他の奴らは夏の最後だから騒ぎまくっているのに」
「おれぁ、ああいうのは好かないね、なんでこのクソ熱いのにわざわざ余計熱くならにゃアならんのだ」
「君の言うことももっともだ」
「というわけで今日は家でゲーム三昧と行こうぜ」
「最初はマリカーだな」
「よし負けたら、そいつは今日一日勝ったほうの言いなりな」
「な!何!?それは…なんとしても勝たねばな」じゅるり
「ちょ!遊びですよ?」
「ふふふ、獅子はウサギを追うにも全力を尽くすのだよ」ギラリ
(言わなきゃ良かった)
44素直幽霊:2010/08/31(火) 20:23:28 0
plll……
「むう、誰だねこんな時に」
ガチャ
「よーう!俺だ大樹だ!ちょっくら遊ぼうぜ?」
「         」
「?おまえふざけてるのか」
「        」
「くーが出てどうするんだよ、ほら貸せ」
「あーそういや私は普通は見えないし聞こえないんだったな」
「…(汗)もしもし?」
「おー、何だよくーさんが死んだから声が出なくなったかと思ったわ」
「なわけねーよ…、まあいいや、でなんだっけ?」
「ああ、これからちょっくら外でぶらぶらして遊ぼうぜ?ヒーも来るってよ」
「お前・・・このクソ熱いのにあいつまで呼ぶと熱中症になって氏にかねんぞ?」
「んじゃ、学校の前でなー」
「おま!話しを聞け」
ツーツーツー
「で?どうするんだ」
「いくしかないだろう…」
「そうか、なら私も付いていこう」
「お前が付いてきたところで何にもならんと思うのだが」
「一人でいるよりマシだ」
「あいそうかい」
45素直幽霊:2010/08/31(火) 20:24:10 0
―学校 校門前
「おおー遅いぞー」
「待ちくたびれたぞおぉぉぉぉ!真んんんん!」
「暑苦しいわ!ちったあくーみたいにkoolになれ!」
「スペルが間違ってるぞ」
「ほっとけ、セクハラやろう」
「むッ!」
「どうした?ヒー」
「悪霊ッ!退ッ!散ッ!」ドゴォ
「グフォォォォォォ」
(ちょ!くー大丈夫か!)
(何だあいつは、私が見えるのか)
「…どうしたんだヒー?ってうわ!くーさん」
「むむむむ!悪霊かと思ったらッ!くーだったかッ!」
「ヒー…私が見えるのか」
「お前死んだじゃなかったのくぁぁあぁぁぁ!」
「幽霊だ」
「へ?」
「気づいたら墓の上にいた」
「なんだそりゃあ?」
「俺も信じられん」
「真を諦めきれず悪霊になったかぁぁぁぁぁ!」
「いや悪霊はない」ナイナイ
「普通は分からないはずなのだが」
「私は特別霊感が高いのだああああああああ!」
46素直幽霊:2010/08/31(火) 20:25:39 0
「あーそうかそうか」
「で?どこに行くんだ?」
「んんーげーs」
「なぜ誰も驚かないいいいいいいい!?」
「いや…お前ならありえなくもない」
「何だそれわぁぁっ!」
「とりあえず暑いからどこかに行こう、幽霊は熱いの苦手なんだ」
「いや、ヒーがいる以上多分どこ行っても暑いぞ?」
「なんせスタンド「魂の業火(スピリッツヴァーニング)」を持っているからな」
「勝手に私をスタンド使いにするなぁぁぁぁぁあ!」
「もういい…もういいから早く涼しいとこに行こう」
「んじゃ…とりあえずゲーセン行こうぜ?」
「おい真」
「何だ?くー」
「さっきの戦いの続きはそこでやろうじゃないか」
「えー」
「えーじゃない!私は必ず今日一日君にかってあらゆる愛仕方をするんだからな!」
「ひぃぃぃぃ!」
「何を震えてるんだ?真」
「熱でもあるのかぁぁぁぁあぁ!?」
「あんな約束しなけりゃ良かった」
「ふふふ、もう遅い、もう遅いぞ?真、君は私のスタンド能力に掛かっているのだからなぁ」
「何だよそれ」
47素直幽霊:2010/08/31(火) 20:46:34 0
夏の最後は何で体がだるくなるのだ!
というわけで今日は以上
規制なんて嫌いだよ

追伸
まおゆうっておもしろいね
あと勇者、俺と代われ
48素直幽霊:2010/09/01(水) 20:02:49 0
友人に製作板でやればいいのに・・・とか言われた
どうするべきかなぁと思いつつ登校
人が少なすぎるのは考え物だね

―いわゆる一種のゲームセンター
「…あのぅくーさん?」
「何かね真君?フフフ」
「その不敵な笑みはやめていただけないでしょうか」
「…で何で戦うんだ?」
「まずはあれなんかどうだ」
「格ゲ?」
「うん」
「…okok、負けられない戦いがそこにある」
「何を言ってるんだ真」
「くぅぅぅぅぅ!やはり貴様真をぉぉぉぉぉ!」
ちゃりーん
「フフフ…今に君は私の前にひざまずくだろう」
「うるせー!見てろよ!」
ズガガガガガ!ズドドドド!ガン!ガ!ガ!
「何故だ…何故俺の攻撃が当たらない!」
「フフフ…言ったろ?私にはスタンドがあると」
「なに!本当なのか」
「そう…私のスタンド「答えを出すもの(アンサートーカー)」!」
「何だ!それは」
「攻撃を予測するのではなく…どうよけるか…どう相手の隙を付くか…その答えを出す能力」
「な…なんだってー!!」
「フハハハハハハ!!覚悟したまえ」
「まさか…生前のくーも天才だったが…ここまでとは」
なぁ…あそこの男うるさいぜ?誰と喋ってるんだ?
ていうか向こうのゲーム機が勝手に動いてるんだが
49素直幽霊:2010/09/01(水) 20:03:54 0
―そのころ2人は
「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ぁっ!」
「ちょwwwおまwwwモグラがつぶれ撮る!やめれwww」
ドゴドゴドゴドゴドゴォォォォォォ――――ッ!!!
「この私の前に隠れるなどぉッ!無駄無駄ァ!」
「なんという無駄無駄ラッシュ」
ドゴドゴドゴドゴドゴドゴォォォォォォォッ―――――――!!
プシュゥゥゥゥゥ〜
「な…うちの世界一の速さのもぐらたたきが煙を吐いている…だと!?」
「この程度か…貧弱貧弱ぅ!」
「店長―ッてんちょー」
50素直幽霊:2010/09/01(水) 20:04:53 0
―数分後…
「 グッ‥‥‥‥!
   まさか一撃も返せないなんて‥‥! 」
「どうした!それで終わりか!」
「 フフ‥‥まさか!
   ここからが見せ場だ! 」
ズガガが!ドドドド!
「ウボアー」
「私の勝ちだな」
「チートすぎます…なんだよ「答えを出す者」って!」
「フフフ…コレで今日一日は私の物だなぁ・・・主人公(笑)くん」
「チクショォォォォォ!!!!!」
「よー終わったかー」
「あれ?ヒーは?」
「もぐらたたき壊したから説教受けてる」
「またか…」
「じゃぁヒーが居ないうちに帰ろうか」
「そうしよう」
「異議なーし」
スタスタスタスタ
数分後
「あれ?皆どこへいった?」
51ほんわか名無しさん:2010/09/02(木) 02:05:19 0
>>50
みんな見てると思うしこのままで良いんじゃないかな
52素直幽霊:2010/09/03(金) 19:06:20 0
なんかレスが無いと呼んで貰ってるようなきがしないんだよねー
とか生意気言いつつ投下
53素直幽霊:2010/09/03(金) 19:07:25 0
「……で」
「フフフフ…」
「こうやって家で縛られてるわけですが」
「不満そうな顔だな」
「当たり前だ!何故帰ってくるなり縄で縛られなきゃならんのだ!!」
「だって勝ったのだから私の言うことは聞いてもらわないと」
「ええはいそーでしたすいません」
「えらく早口だな」
「わるござんした」
「ふむ…とりあえずは縛りプレイだな」
「いきなりハードな」
シュルシュル
「というわけで」
「?なんで解いたんだ?」
「私を今すぐしばれぇぇえぇ!!!」
「えぇっぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
「さあ、早く!早くその縄で私を縛るんだ!!!」
「いやお前幽霊ジャン」
「幽霊でも縛れるものは縛れるのだ!!さぁ!早く」
「な!手が勝手に!」
ギュッギュッ
54素直幽霊:2010/09/03(金) 19:10:20 0
「…でどうするの?」
「縛ったからには言葉攻めだろう、SMだぞ?」
ああ、そういえばこいつMの素質あったけ
「えーと、馬鹿、アホ、オタンコナス?」
「なんだそれは?小学生の口喧嘩じゃないんだぞ」
「といわれましても…そういうの言うのは俺の趣味じゃないんだが」
「いいから早く!私を罵れ!」
「えーと、この変態幽霊がー(棒)」
「ええい!いい加減にしないか!なぜ君はそうSの素質がないんだ!」
「普通はそういうの無いと思うぞ」
「うるさい!私の恋人である異常そういうスキルは身に着けておくべきなのだ!!」
「なんという」
「えーい!!じれったいわ!!!襲ってくれる!!!」
「ちょ!!!それSMやない!!レイプや!!」
55素直幽霊:2010/09/03(金) 19:14:09 0

しばらくお待ちください

「……はぁはぁ…結局いつもと同じではないか」
「……こういうのが普通ってことが可笑しいのだが」
「えーいうるさいうるさい!!途中から乗ってきたくせに!!」
「な!!」
「まったく…」ガサゴソ
「何取り出してるんだ?」
「わん!」
「ぐはッ!犬耳…だと!?」
「君の友人から犬耳好きだと聞いた」
「あの馬鹿め」
「首輪もあるぞ」
「うわぁ」
「くぅ〜ん」
上目遣いって卑怯だね
ていうかもろドストライクなんですが
だが欲望に負けたらダメな気がする
板的な意味で
つうかもう起ちません
「くー」
「わん?」
「もう無理!立ちません」
「ああ、もう私も疲れた、無理だ」
「じゃあ、何で?」
「君のペットとしてかわれt」
「疲れた…風呂行ってくる」
「ちょっと待て」
56素直幽霊:2010/09/03(金) 19:15:12 0
―バスルーム
「疲れた…俺は一体何をしていたんだ」
「 お風呂いっしょに…入っても… …いいかなぁ〜っ?」
「奴をフロに入れさせるなぁぁぁぁ!」
「いいや、限界だ、入るね!」
「ぐふぁっ!」ドボッ
「どうした?真」
「さすがくー…わざと薄いタオルで体を隠すことで折れの性欲を高めている」
「だがやらないからな?」
「俺も体が持ちません
  で、何しにきたんだ?」
「いや、別にただ、一緒にお風呂に入りたいなぁっと思ってね」
「なるほど…っっておい!」
「どれ、後ろを向け、背中を流してやる」
「…もういいや、たのむ」
「ああ、」
ごしごし
「こうして君と風呂にはいたのは何年ぶりかなぁ」
「さぁ、幼稚絵園以来じゃないか?」
「本当は生きてるうちに一緒に入りたかったんだがな」
「そうか」
「ああ…」
57素直幽霊:2010/09/03(金) 19:16:00 0
ザー
「よし、綺麗になったぞ」
「サンキュー」
チャポン
「なぁ…ちょっと狭いんだけど」
「そうか…じゃあ、私が君のひざの上に行けば良い」
「いや…それは俺の股間が危なくなる」
「じゃあ、こっちに来い」グイッ
「うわ!」
「冷たいけど…我慢してクレ」
「いや…ひんやりしててきもちいい」
「そうか…寒くなったらいえよ?すぐ出るから」
「どっちかっつーとしばらくこのままでいいや、くーの胸の中にいたい」
「この、スケベめ、だが嬉しいぞ」
「くーの胸は幽霊になっても気持ちイ…すーすー」
「全く、赤ちゃんみたいだな…ってああ!風呂で眠るんじゃない!起きろ!溺死するぞ!」
「すーすー」
「まったく…仕方ないな…暫くこうしておいてやるか」
58ほんわか名無しさん:2010/09/05(日) 11:39:51 0
>>57
GJ!
59ほんわか名無しさん:2010/09/08(水) 15:05:50 O
エロパロからきますた
GJ!
60ほんわか名無しさん:2010/09/09(木) 04:06:06 O
「男、ヒザ」
「はいはい」
「よいしょ…男のヒザは座り心地抜群だな」
「嬉しいような嬉しくないような…」
「それなら今日は特別に髪を触ってもいいぞ?」
「そりゃあ光栄で」
サワサワ…
「ひゃん!」
「ん?」
「何でもない」
サワサワ…
「ひゃん!」
61ほんわか名無しさん:2010/09/09(木) 04:26:14 O
「一緒に寝るから枕を貸してくれ」
「いや自分の部屋で寝ろよ」
「男は年頃の女子のお誘いを断る程枯れているのか?」
「枯れてないから断るんだろうが」
「まあそう言うな。今から君の枕を私で染め上げてあげるんだから」
「…言っておくけど抱き枕だからな」
「より好都合さ」
62素直幽霊:2010/09/09(木) 20:28:12 0
俺復活!
どんどん素直クール好きな奴らが来て欲しいぜ

―大学からの帰り道
「……」
「真ー?真ー」
「……」
「呼ばれたら返事をする!」ポカッ!
「痛っ」
「どうしたんだ、上の空で」
「いや、ちょっとくーと始めてあったときの事を思い出して」
「?」
「覚えてないか?中学の二学期の初め」
「ん?ああ、あのときの事かー」
63素直幽霊:2010/09/09(木) 20:30:12 0
―中学時代
「俺…じゃない」
「何を言ってるんだ、あの時音楽室にいたのはお前だけじゃないか」
「それは認める…だが俺はとっていない」
「じゃあ、誰が天野さんの部費を取ったんだ?え?」
「俺が知るわけないじゃないか」
「まだ、そんなことを言うのかこいつ!」ボカッ
「ぃてぇ…」
「痛いんだったら正直に話せ」
「違う…俺じゃぁない」
「この!」ドスッ
「ううっ」
「正直に言え!」
「……違う、違う」
「お前がやったんだ!」
「最低だな!」
「こんな奴が同じ部員なのか」
「白状しろよ」
「俺…がやり…まし…」
「まちたまえ!」
「?」
「真君?君はやってないのだろう?」
「…ああ」
「だったら、君が謝ることはない」
64素直幽霊:2010/09/09(木) 20:31:06 0
「何を言ってるんだ!君はこいつに金を取られてたんだぞ!?」
「たとえ、そうだとしても君たちのやり方は卑怯すぎるだろう?大勢で一人を叩くのは公平とはいえない」
「だが!こいつは!」
「それに彼がやったところを見た人は居ない、あくまで推測だ」
「……」
「それに、もし彼が冤罪だったらどうするんだ?君たちは無罪の人間に石を投げているのと同じだぞ」
「……」
「少なくとも私は彼の言葉を信じる、彼がやったという証拠がない限りはね」
65素直幽霊:2010/09/09(木) 20:32:03 0
「そういうならそうでもいいけれども」
「行こうか…」
「そうだな」
「何だよ」
ぞろぞろ
「ふぅ〜、しかし酷い人たちだな、よってたかって君を叩くなんて」
「何で」
「?何か言ったか?」
「何で、俺が犯人かもしれないのに」
「別に、理由なんてないさ…君は犯人じゃないかもしれないのに、叩かれてるのを見てると胸が痛んでね」
「…ありがとう」
「それに…一度助けられたことがあったからな」ボソ
「え?」
「いや、なんでもないどういたしまして、さて私はもう帰るが、君はまだ居るのか?」
「いや…友人を待たせてるから」
「そうか、一緒に帰ろうかと思ったんだが」
「友人が同じでいいなら」
「そうか!ありがとう、」
「所で、金は…」
「なに、金ならまた払えばいい、運がなかったと思うだけさ」
「…そうか」
「そんなに、暗い顔をするな…私まで悲しくなるぞ?」
「無表情でいわれたくないな」
「表情があまり変わらないんだ」
「そっか…」
「なぁ」
「なに?」
「手をつないでもいいか?」
「いきなり何を言うんだよ」
「ちょっとしたボディランゲージだよ」ギュっ
「恥ずかしいな」
66素直幽霊:2010/09/09(木) 20:32:49 0
―回想終わり
「いやに、積極的だったなぁ」
「まぁ、君には小学生の頃から惚れてたからな」
「まじで!」
「まじで」
「あの時は本当に嬉しかった…見方が居ないのがあんなに恐いとは知らなかった」
「ふふふ…感謝しろよー」
「でも、あれ結局お前が机の中に入れっぱなしだったんだよな」
「…ごめんなさい」
「いや、まぁ結果的にくーと付き合えてるからいいけど」
「死んでしまったがな」
「やめてくれよ、トラウマだその言葉」
「ああ、すまない」
「勝手に、成仏しないでクレよ?」
「当たり前だ、まだまだ君と一緒にいたいんだからな」
「照れくさいな」
「じゃぁ、もっと照れさせてやる」
「え?」
「大好きだ!世界で一番君が大好きだ!」
「ちょっっ!やっぱ幽霊でよかったお前!」
「どうした、顔が真っ赤だぞ?」ニヤニヤ
「なんだよ、その眼は」
「ふふふ…まだまだ私の思いは伝えられるぞ?そうだな…言い続けたら1000は軽く越すな」
「やめろ!やめてくれ!死ぬ!照れ死ぬ!」
「ふふふ…家に帰るまで言ってやるぞ?」
「やめてぇぇ!!!」
「ふふふ…君とずっといたい!君と居ればいくら心に嵐が来ようが!君と居るだけで心が晴れる!ずっと愛してる!」
67ほんわか名無しさん:2010/09/10(金) 00:38:11 O
ニヨニヨが止まらんwwwwGJ!!!
68素直幽霊:2010/09/11(土) 00:39:06 0
>>60
GJ!!
もっと書け!
いや書いてください、お願いします


お詫び
「なぁ、真?」
「何だ?くー?」
「君、私と会ったことない幼稚園児時代でなぜ同じふろにはいれる?」
「あ・・・ホントだ」
「まさか、まさか」
「いや、ごめん!作者の単純ミス!」
「ふん!どうだかな」
「ホントだって!」
てな訳で風呂のシーンミスりました!
ホントごめんなさい!
作者的には中学生まではこれと言った面識無いです
(一応小学生でであったことはあると言う設定ですが)
風呂のシーンの台詞は無しで!
無理なら適当に脳内補正を
以後気をつけますので!
やめて!石投げないで!
69ほんわか名無しさん:2010/09/11(土) 12:35:40 0
だんだん活気付いてきたな。
みんなGJ!
70素直幽霊:2010/09/11(土) 20:12:29 0
今回はくーの回想シーン

―大学…講義中
「おい…あいつの上にアンパン浮いてるぜ」
「ああ…しかも何かが食べてるように無くなって行く」
「どんなトリックだありゃ」
「zzz」
(なぁ…くー)ヒソヒソ
「む?もぐもぐ…なんだ?ぱくぱく…真よ」
(おまえ…俺の上でアンパン食うのやめてくれないか?)
「なぜだ?私はお腹がすいてるのだが」
(周りの奴らの視線がいたい、外で食べてくれ)
「むぅ…仕方ないな」
スイーッ
「「「!!!!!!!」」」
「すげぇ、ひとりでに扉が開いた」
「ああ…そうだ、真」
(なんだよ)
「おまえ…本当に私と初めて逢ったのが…中学生だと思ってるのか?」
(ん?ああ、だってそのとき始めてお前を知ったんだが)
「…そっか…じゃぁ…後でな」
(どうしたんだ?くーの奴悲しそうな顔をして)
71素直幽霊:2010/09/11(土) 20:13:42 0
今回はくーの回想シーン

―大学…講義中
「おい…あいつの上にアンパン浮いてるぜ」
「ああ…しかも何かが食べてるように無くなって行く」
「どんなトリックだありゃ」
「zzz」
(なぁ…くー)ヒソヒソ
「む?もぐもぐ…なんだ?ぱくぱく…真よ」
(おまえ…俺の上でアンパン食うのやめてくれないか?)
「なぜだ?私はお腹がすいてるのだが」
(周りの奴らの視線がいたい、外で食べてくれ)
「むぅ…仕方ないな」
スイーッ
「「「!!!!!!!」」」
「すげぇ、ひとりでに扉が開いた」
「ああ…そうだ、真」
(なんだよ)
「おまえ…本当に私と初めて逢ったのが…中学生だと思ってるのか?」
(ん?ああ、だってそのとき始めてお前を知ったんだが)
「…そっか…じゃぁ…後でな」
(どうしたんだ?くーの奴悲しそうな顔をして)
72素直幽霊:2010/09/11(土) 20:15:50 0
「ぐはー、分からないー」
「ったく、教えてるだろ?ここはこうなるからこうなんだ!」
「お前はこことかこれとかしかいわないじゃんかー」
「人が丁寧に教えてやってるのになんだ」
「大体、授業中寝てたからって補修はねえよ!頭の固い教師だ」
「いや、それはお前が悪い」
「寝る子は育つんだぞー」
「…おまえ」
その教室はやけに騒がしかった
教室には2人しか人間が居なかったが
暖かい雰囲気だった
「うー…わからねぇ…」
「どうすんだよ、帰れないぞ?」
「お前じゃダメだ!他の奴に聴こう」
「他の奴って皆もう居ないぞ?」
「んーっと…お、そこのお前」
「?」きょろきょろ
「お前だよ!おーまーえー」
「私か?」
「ああ!ちょっとここ教えてくれよ」
私は戸惑った…
どうせこの子も翌日には私をいじめて来ると
単に違うクラスなだけで
次の日には誰かに唆されると思った
73素直幽霊:2010/09/11(土) 20:18:11 0
うは!ミスった!
>>72はスルーしてこっち読んでくれ

―廊下
「私としたことが…ふふふ…覚えてるわけないものなぁ…小学生の頃一回あっただけなのだから」
真が言ってたのは中学生の三年生の後半
でも真と初めて会ったのは小五のときだったな
―小学時代
私は生まれつき、物の理解力が良くて、勉強でも常に人の一歩手前を言っていた
別に奢ってる訳ではないがいわゆる天才という奴だった…
だが、その知能を他人から広く受けて貰えたのは小学三年生ほどまでで
それ以降は逆に気味悪がられ…嫉妬の嵐を受け続けていた
「んだよ…また来たのか?もう頭いいのは分かったから帰ってくれよ」
「ほっとけ、どうせ俺らを馬鹿にして見下したいだけだ」
「頭は中学生ほどなんだから、家でじっとしてて欲しいよ」
(学校に来たって…どうせ嫌がらせを受けるだけなんだ…なのになんで来なきゃならないんだ」
「おい、天野これを解いてみろ」
「ちっ、またお偉いさんだよ」
「本当、すぐあいつにばっかり頼るよな先生も」
「どうせ、俺らは凡人だよ」
74ほんわか名無しさん:2010/09/12(日) 05:02:30 O
ミスってばっかだなw
ドジっ子さんかよw
75素直幽霊:2010/09/12(日) 15:17:18 0
うん(´・ω・`)
実はドジっ子なんだごめんね
規制されてて掛けませんでしたー
てなわけで登校

私は…授業に当てられるのが嫌いだった、前に出れば背中に冷ややかな視線が当たる
自分が望んだわけでもない能力なのに、それを嫉妬して嫌がらせの言葉を受ける
いつも、涙を堪えて、黒板に答えを書いていた
教師すらも敵だと思った
「できました」
「すわってよろしい」
「はい」
「えー、この答えを見れば分かるようにー…」
(そういえば昔、一気に知能が上がって苦悩する人間の本があったな…)
その本は知能障害だった人間が一気に知能を上げ、周りに馬鹿にされていることを知る本だった
(人は、自分と違う人間が鬱陶しいんだな…だから宗教でも戦争が起きるんだ、一つに纏めて置きたいから)
ただただ…憂鬱時間が過ぎていった
あの時までは
76素直幽霊:2010/09/12(日) 15:31:16 0
「ぐはー、分からないー」
「ったく、教えてるだろ?ここはこうなるからこうなんだ!」
「お前はこことかこれとかしかいわないじゃんかー」
「人が丁寧に教えてやってるのになんだ」
「大体、授業中寝てたからって補修はねえよ!頭の固い教師だ」
「いや、それはお前が悪い」
「寝る子は育つんだぞー」
「…おまえ」
その教室はやけに騒がしかった
教室には2人しか人間が居なかったが
暖かい雰囲気だった
「うー…わからねぇ…」
「どうすんだよ、帰れないぞ?」
「お前じゃダメだ!他の奴に聴こう」
「他の奴って皆もう居ないぞ?」
「んーっと…お、そこのお前」
「?」きょろきょろ
「お前だよ!おーまーえー」
「私か?」
「ああ!ちょっとここ教えてくれよ」
私は戸惑った…
どうせこの子も翌日には私をいじめて来ると
単に違うクラスなだけで
次の日には誰かに唆されると思った
77素直幽霊:2010/09/12(日) 15:46:17 0
「あー…やっぱ無理?」
「いいのか?」
「こいつより、教えるのがうまいなら」
「おまえ!人がせっかく!」
「教えるのは初めてなんだが」
「じれったいなー…教えてクレよー」
断れ切れなかったのでとりあえず教えることにした
「どこを教えて欲しいんだ?」
「ここ!この何か数字が並んでるところ!」
「ああ…これは…」
彼は真剣に話を聞いてくれた
多分今までで始めてだったと思う
それまでは話どころか言葉を発することもそれほどなかった
「おー…そうかそうか、センキュー!終わった!!」
「俺の存在って一体…」
「その…教えるのは初めてだったんだが…分かったか?」
「すんげぇ分かった」
「それは良かった」
「お前すごいなぁ!教え方なら先生よりうまいぞ!」
「そ…そうか?」
「ああ!そんなに頭がいいなら慣れるよ立派な教師になれるよ」
「何だそれ」
「いやぁ…馬鹿な俺でも分かるんだから、普通の人に教えたらみんな賢くなりそうじゃん」
「私は…そこまですごくはないさ」
「自分じゃ分からないんだって、お前のその頭の良さなら
  世界中の人に色々な知恵を授けられるよ………多分」
「多分か…」
「うん、多分」
「それもいいな」
「俺はスルーですかー」
「いや…実は、今までいじめられてて…ずっとこの頭が嫌いだったんだ」
78ほんわか名無しさん:2010/09/12(日) 20:14:02 0
続きマダー
79素直幽霊:2010/09/12(日) 20:52:43 0
また規制受けてますた
ごめんなさい

「多分か…」
「うん、多分」
「それもいいな」
「俺はスルーですかー」
「いや…実は、今までいじめられてて…ずっとこの頭が嫌いだったんだ」
「なんだよー、馬鹿よりマシだロー?」
「何で…」
「え?」
「何でそんなに明るいんだ」
「いつかすげぇ奴になるからな!」
「そうなのか?」
「すごい奴は後ろ向きに考えないんだ!考えないほうがすごいんだ!」
「だから馬鹿なんだよ」
「うるさい」
「私も君みたいに、なりたかった」
「今からでも遅くないと思うぞ?」
「いや、性格は変えられないんだ」
「人間無理なんて言葉はないぞ?」
「無理なモンは無理なんだ」
「やってもないうちから言うのはやめろよー」
「…でも」
「あーもう!!表情が暗い!笑え!」こちょこちょ
「ひゃぁ!あはは!ハハハ1やめ、やめてくれ」
「笑ってるほうがずっといいぞ?」
「そうかな」
「ああ!」
80素直幽霊:2010/09/12(日) 20:54:37 0
「じゃぁ、頑張ってみようかな」
「おう!ガンバレ」
「じゃぁ、私は帰るよ…さよなら」
「じゃぁなー」

ガラーッ

「真よー、終わったか」
「おう!できたぜ先生」
(そうか、彼は真というのか)
「おや?君は?」
「ああ、私はちょっと彼に勉強を教えてて」
「そうか、有難う」
「ええ…ではまた」

それから数日後
私は彼と会うまもなく
転向することになった
大体こっちに帰ってきたのは中学三年生ほどだった
その数日後に例の事件があったわけだが
81素直幽霊:2010/09/12(日) 21:08:02 0
ガラーッ
わいわいがやがや
むー、もう終わったのかー
それにしても真はどこだ?
「すぴーすぴー」
寝てた
そう言えば中学から高校までずっと寝てたな
入試のときも寝てたし
よく入学できたものだ
「おい、起きろ、変えるぞ」
「ん?ああはいはい」
「汚いなぁ…ノートが涎でベチャベチャだ」
がさごそ
「うるさいなぁ…ほら行くぞ」

―帰り道
「なぁー真」
「何?」
「君って小学生の頃補修受けたろ」
「ん?ああ、まぁな」
「で、女の子に勉強教えて貰ったろ?」
「ああ…ってなんでくーが知ってるの」
「あれ、私なんだ」
「へーほーふーん…ええぇxっぇぇぇぇぇぇぇっぇ!!!!」
「うるさいなぁ」
「馬路かよ…」
「マジだ」
「えーっと、ということはあの馬鹿だったコロのあの恥ずかしいセリフも」
「覚えてるぞ?もちろん」
82素直幽霊:2010/09/12(日) 21:13:23 0
「まじかよー」
「なんで?そんなに恥ずかしいんだ?」
「いやぁ…やっぱりそのぅ、何も知らないがゆえのきざって言うかそのぅ」
「私はあの言葉のおかげで今の私が居るわけだが?」
「どうだかなぁ」
「君と出会わなければ…きっと、好きな人の枷になってただろうな」
「たとえば?」
「たとえば…その人の周りの人間を抹殺したり…好きな人を監禁したり」
「…」
「…」
「幻滅したか?嫌な奴だと思うか?でも、今更成仏しろと言われてもしないからな!」
「でもそれは俺と出会わなかったほうのくーだろ?」
「え?うん」
「だったら関係ないじゃん」
「…」
「大体そんなこと言ったら、俺だってあの事件のとき救われてたんだから」
「あれは君が好きだったからで」
「もし、助けてくれなかったら、今の俺は居ないぜ
   だからおあいこだ」
「うん…そうなのかな…ありがとう」ぐす
「おまえ、幽霊になってから泣き虫になったなぁ」
「君が意地悪なんだ…」
「俺のせいかよー」
「君のせいだ」
「酷いなー」
「罰として、家に帰るまでもふもふだ」
「あーあー、帰ったら髪とかしてくれよ?」
「当たり前だ、膝枕で私の手を使って、な」もふもふ
83素直幽霊:2010/09/12(日) 21:16:55 0
今日は異常でござる
あせって連投した成果おかしかったりするけど
ごめんね、許してください
今日の俺は狂ってた
明日になったら頑張る!
84素直幽霊の方乙です:2010/09/12(日) 21:18:52 0
>>21

泳げなくても

「クー。海に行きたいといったけど、だいぶ時期外れちゃったね」
「ふふふっ、かまわないさ。君にこの水着を見せるのが目的だ」
「えっと、ご馳走様です」
「毎年、泳げない時期を見計らっていくから気にする必要は」
「泳げない時期?」
「むっ、しまった。実は私かなづちなのだよ」
「意外だね」
「それは、泳ぎやすそうな体型の癖にと揶揄しているのかね?」
「まさか。泳げないなら、僕が教えるし、助けるよ」
「失敗したな。その手があったか」
「早めに言えばいいのに」
「うん」

過ぎたかける夏
残る香りは
次への約束
85お題だいぶ遅れまして申し訳ない:2010/09/12(日) 21:26:57 0
>>21

本の森にて

「おや、今日はお勉強かね?」
「いえ、涼しみに」
「まったく。君が読む雑誌といえばスポーツ系。たまには小説でも読んだらどうだね」
「長い文章はちょっと」
「ふむ。なら、これなんかどうだね。ついてきたまへ」
「はい?」
……
「児童図書コーナー?」
「うん」
「でも、僕は高校生」
「まったく、体だけ大きくなって大人になったつもりでいる。本はね、人を旅させてくれるんだよ」
「旅?」
「そう、物語の世界にね。旅の中で覚えていく言葉、知識。今は役に立たなくても、いつかは役に立つかもしれない。だから、君もここの本からでいいから読んでみたまへ」
「そうすれば先生を口説くことができますかね?」
「ふふふっ。私を口説きたいなら、歩み寄ればいい。私は、いつでも君を迎え入れることができるからね」
「じゃあ、まずは先生のお勧めの小説を」
「うん。感想を聞かせたまへ」

 本の森
 魔女と見習い騎士が出会うように
 物語のページが開かれる
86ほんわか名無しさん:2010/09/13(月) 04:47:21 O
>>68
了解。期待に添えるかは分かりませんがw

「ふむ」
「ためらいなく座るの止めい」
「男、腕」
「うん?」
女は男の腕を自分の腹の所で交差させる。
「な、ちょ!」
「私は眠くて仕方がないんだ、落ちないようにしっかり支えていてくれよ?」
そう言うと女は男に体重を預けてゆっくりと目を閉じていく。
「おーい」
「……すぅ…」
「…マジで寝てるよ」
男は自分の胸に頭を置き、寝息を立てている女の髪を触る。
「……信頼、されてるのかなぁ…」
そう溜め息混じりに言うと、男は女の髪がボタンに引っかからないように丁寧に女の肩に持って行った。
87ほんわか名無しさん:2010/09/13(月) 04:56:35 O
「いい湯だなー」
「ビバノンノン」
「お、おい!いきなり風呂に入ってくるなよ!」
「一人で風呂に入っていると思ってな」
「風呂は一人で入るのものなの!」
「何を言っているんだ?食事だって遊びだって一人より二人の方が良いだろ?ならば風呂だって当然じゃないか?」
「ごめん意味分からない」
「そんな事より、髪を洗うの手伝ってくれないか?後で体洗ってあげるから」
「いや別にいいよ。そっちは手伝うけど」
「それは残念。では、よいしょ」
「………なにそれ」
「知らないのか?シャンプーハットだ。これがあると目に泡が入らなくて痛くないんだぞ」
「…そうか」
「そうだ」
88ほんわか名無しさん:2010/09/13(月) 05:03:49 O
最近活気づいてきたね

G J !
89ほんわか名無しさん:2010/09/13(月) 22:36:38 O
おいおい、いきなりGJ過ぎだろ……


・いきなり家に来た男(クー)
・喜びが見た目に表れないクー
・男は調子に乗って騒いでいたら、クーの大事な物を壊してしまったようです
90素直幽霊の人:2010/09/16(木) 20:07:48 0
本編の筆が進まないorz
とりあえずお題をやって見る

思い出の品
「うぅっうっ」
「ごめん…くー」
「酷いな…君は…私の大事な」ぐす
「まさかそんなに大事にしてくれているなんて思わなくて」
「君が引っ越す前の日に貰ったものだぞ!それが大事じゃないわけないじゃないか!」
「ごめん」
「君が、東京に引っ越すことになってどれだけ落ち込んでいたか」
「…」
「どれだけ、身が張り裂けそうだったか」
「……」
「そんな中にこの鳥のオカリナをくれたんだ、「今度帰ってくるときには上手に吹いてくれ」と」
「ごめん」
「もういい…魔がさすということもあるだろう…でも」
「うぅ」
「私が君がこちらへ戻るまで、どれほど辛かったか、知っておいて欲しかった、
 それをオカリナで吹こうと思った、曲を作れるほど上達したのを知って欲しかった」
「ごめん…調子に乗っていた」
「…大袈裟だと思うか?こんな小さいことにこだわる女は嫌いか?
 でも私には大事なことなんだ」
「分かってる…くーがそんな人だった事も、そんなくーが好きってことも
 それを踏みにじってるのは僕なんだ、くーを嫌うなんて事はない」
「そうか…すまないが今日は帰ってくれないか?」
「うん」
パタン
91素直幽霊の人:2010/09/16(木) 20:09:01 0
―翌日
トントン!ドンドン!
「むぅ、君か」
「ハァ…ハァ…その…くーこれ」
「何だこれは」
「明けてみてよ」
ファサッ
「鳥の…オカ…リナ?二つも?」
「うん…その…図々しいかも知れないけど」
「買ったからって…許さないぞ?思い出なんだからな大事だったのは」
「分かってる、謝って許して貰おうとも思ってないし、許して貰えるとも思ってない」
「じゃぁ…なんで?」
「教えて欲しいんだ、オカリナを」
「?」
「一緒に吹きたいんだ、くーと」
「え?」
「くーと一緒にオカリナを吹きたい…」
「そ…そうか」
「ダメかな?やっぱり、図々しいよね」
「いやいややいやいやいや!そんな事はないぞ!むしろ大歓迎だ!」
「そう?」
92素直幽霊の人:2010/09/16(木) 20:10:59 0
「いや寧ろ吹け!いや吹かせてくれ!」わさわさ
「ちょっと…くー酔う…そんなに体を揺らさないで」
「すまなかった、でもなんで?」
「くーが吹いてるところを観たい、くーの曲を聴きたい」
「むぅ…それだけなら私が見せるだけで」
「だめだよ!くーの作った曲を僕も吹きたいし、一緒に…その」
「その…何だ?」
「くーと僕との思い出を綴った曲を作りたい…僕がいなかった分の思いも入れて」
「―っ!君は…君という奴は!」
「だめ?」
「良いに決まってるじゃないか!昨日はすまなかった!私として事が自分のエゴで追い返したりして」
「いや、あれは僕が」
「いいや!そこまで私を思ってる事がわからなかった私の失態だ!」
「う、うーん」
「さぁ!早く中には言ってくれ!一緒に練習しよう!」
「うん!ありがとう、くー」
「礼は良い!早く練習して曲を作れるほどになるんだ!」

―そのうち2人の作った曲は小さな町から全国に広まったというがそれはまた
93ほんわか名無しさん:2010/09/16(木) 20:55:00 O
Good Job!!
最近ヒートスレもクールスレも盛り上がってて嬉しいお
94ほんわか名無しさん:2010/09/17(金) 04:24:50 O
「てい」
「ぬぁ!いきなり人の布団に乗るな!」
「今日は涼しいからな、一緒に寝ようじゃないか」
「なんでさ」
「んー…ぬくぬく…」
「当たり前のように入るな!」
「…くーくー…」
「…仕方ないなあ」
95ほんわか名無しさん:2010/09/17(金) 04:33:20 O
「弁当を作ってきたぞ」
「マジで!やったー!」
渡された弁当箱を開けると、そこにはみっちりと隙間無く詰められたカロリーメイトがあった。
「………」
「遠慮なく食え。デザートのウィダーもあるぞ」
「…まあ、ある意味器用だな」
「えっへん。これからも作らないこともないぞ」
「…わーい」
96ほんわか名無しさん:2010/09/17(金) 06:29:32 O
不器用なクー萌え
97ほんわか名無しさん:2010/09/17(金) 06:30:30 O
おっと途中送信

不器用なクーに萌えた
GJ!!
98ほんわか名無しさん:2010/09/18(土) 08:54:48 O
逆に考えるんだ。買ったのではなく、手作りのカロリーメイトとウィダーだと。
99ほんわか名無しさん:2010/09/18(土) 12:59:46 O
それはそれで凄いけど嬉しくねぇwwww
100素直幽霊の人:2010/09/18(土) 19:24:29 0
「どうかな?美味しい?」
「うむ、真に美味だな…君の手料理が食べれて嬉しいぞ?」
「それにしては顔が無表情だね」
「むぅ、すまない表情が作れないのだ…どうしたらいい?」
「…笑えばいいと思うよ」
「こうか?」ニタリ
「こわっ!凄い睨み付けられてる気しかしないんですが」
「…そうか」
「うん」
「すまないな…表情も作れないつまらない女ふぇ」プ二
「おお、ぷにぷにで気持ちいい」
「…ふぁにをふる」
「いやぁ、こうしたら顔の筋肉が柔らかくなって、表情が作れるようになるかなと」
「ふぉっふぇをふかんだくらいでつくれるふぁへないだろ」
「そうかなぁ」ぷにぷに
「いいからはなふぇ」
「あいよ」パッ
「然しどうしたものか」
「まぁ…そのうち作れるようになるさ」
「そうかなぁ?」
101素直幽霊の人:2010/09/18(土) 19:34:01 0
「そうだっへ」プ二
「うむ、確かに触り心地はいいな」
「なにふるの」
「仕返しだ」
「…」
「君のほっぺは餅見たいだなぁ」ぷにぷに
「そりゃどうも」
「うむぅ…なかなか幸せになれるなこれは」二コ
「ふぁっ、今笑った!」
「え!?そうか?」
「もう一回してみてよ」
「こうか?」ヒクヒク
「…はい振り出しに戻ったー」
「むぅ」
102ほんわか名無しさん:2010/09/18(土) 19:58:51 O
クーかあいいよクー
103素直幽霊の方乙です:2010/09/19(日) 22:47:45 0
本の森で二人

「君は、まじめに働くね」
「えぇ、図書委員ですから」
「いいことだ。どの時代、世代にも素直でまじめな人はいるものだ」
「先生の時は、先生がそうだったんですか」
「そうだよ。だから、ひねくれ者には嫌われた。そして、今でも一人身だ」
「あの、僕じゃ先生の隣にいることはできませんか」
「大歓迎さ。でも、その前にここを卒業してからな」
「……はい」
「私の年齢が心配かい? 大丈夫、まっているさ。君が迎えに着てくるまでね」
「はい」
「これが、契約の印」

本の森の中
交わす口付け
暑い夏は熱い恋を
来る秋は恋を彩る
本の森に冬は来ない
静かに春を待つばかり
104>>103は>>21の御題:2010/09/19(日) 22:53:05 0
>>89

君に会いたくて

ピンポーン
「はい、クー?」
「こんばんは」
「えっと、どうしたの?」
「君に、会いたくなった」
「とりあえず、中に入ろうか。寒くなってきたし」
「うん」
……
「にしても、連絡もしないでくるなんて珍しいね」
「どうしても、君に会いたくなったんだ。私は、君を愛してる。だから、今は胸を貸してくれないか」
「うん」
「不安に、なったんだ。付き合っているけど、一緒にいるわけじゃない。急に不安になって、君に会いたくなった」
「そっか。クー、結婚しよう。生きていくのは難しい世の中だけど、二人でがんばろう」
「……うん。二人じゃなくて、5人がいい」
「がんばるよ。いろいろと」

突然の不安
良薬は愛しき人の声とぬくもり
105>>103 104GJ!:2010/09/20(月) 02:13:54 0
なんか月の繭が頭で響いてるから投下
本編書かなきゃな

「ー♪ー♪」
「なに聴いてるの?くー」
「ああ、月の繭だよ」
「ターンエー?」
「アニメはみたことないが良い曲だ」
「こんなに月がきれいな夜にピッタリな曲だね」
「うむ、本当に綺麗だ、君の心のように」
「じゃあ、君は僕を羽で包んでくれるのかい?」
「ああ、この命の輝き途絶えるまでな」
「照れるな」
「私もだ」
「月下美人だね、くーは」
「そうかな」
「うん、神秘的な月が似合う」
「じゃあ、君は太陽だな、私を明るく照らしてくれる」
「じゃあ、ずっと一緒だね」
「包み込むよ、ずっと君の全てを」
106ほんわか名無しさん:2010/09/20(月) 02:15:06 0
ぬるぽ
107ほんわか名無しさん:2010/09/20(月) 04:39:14 O
ガッ!!
108素直な親子:2010/09/21(火) 11:16:00 O
エロパロにしようかちょっと迷った

教室

男友『なぁ、このグラビア見ろよ』

男『え?』

男友『Fって反則だろ…マジこぼれ落ちそうだし!男もそう思うだろ?』

男『えーと僕は…』

男友『隠すな、隠すな!このむっつり助平が!ほらこのポーズとかな…』

女友「まーた、あんな雑誌持ってきてる。ほんと男子って馬鹿だわ」

ク「…やはり胸が大きい娘が好きなのだろうか?」

女友「やっぱりそうなんじゃないの?委員長とかいっつもチラチラ見られるって言ってたし」

ク「………」

女友「あれ?でもクーさんそういうの気にするタイプじゃなかったよね?」

ク「私自身は気にしないが、男の好みは気になる」
109素直な親子A:2010/09/21(火) 11:18:05 O
女友「男子の好みなんてみんな一緒なんじゃないの?」

ク「それはつまり大きい方が良いということか…」

女友「よくわかんないけどね」

ク「………」もにもに

女友「…何してるの?」

ク「君のは大きいな」

女友「いや、普通にCだけど…って急に触らないでよ。びっくりするじゃない」

ク「これが普通か…」もにもに

女友「…ねぇ、聞いてる?」

ク「………」もにもに

ξ


自宅

ク「胸か…」ふにふに…

母「クー、ご飯…何をしている?…自慰か?」

ク「違う。胸について考えていたんだ」

母「胸?」
110素直な親子B:2010/09/21(火) 11:30:06 O
ク「男のためにももう少し大きくならないかと…」

母「お前は私の娘だ。諦めろ」

ク「母と一緒にするな。私はまだ若いし、可能性はある」

母「そんなものはない。淡い期待を抱けば後に絶望を招くぞ?」

ク「む…」

母「まぁ、胸は好みらしいからな。男くんが小振りな方を好んでいる可能性もある」

ク「ふむ。だが大は小を兼ねるという。やはり大きいほうが…」

母「甘いな。これはそういう問題ではない。二つの好みは水と油ほどに相容れない関係らしい」

ク「そうなのか?」

母「父が言っていた。小さい方が希少価値があるとも…ふふっ」
111素直な親子 終:2010/09/21(火) 11:34:35 O
ク「…イマイチ信用できないな」

母「まぁ、私も正直そう思う」

ク「…のわりに嬉しそうだが」

母「他人にどう見られようと、愛する父が気に入ってくれているならそれでいい」

ク「………」

母「うん?なんだその目は?」

ク「いや、なんでもない」

母「そうか?む…しまった、下で父がご飯を待っている。クーも早くな」ガチャ…

ク「………」

ク「何やらすごく悔しい…」
112ほんわか名無しさん:2010/09/21(火) 23:41:47 O
俺のクーはクーであってくれさえすれば良い
ちちの大小など何ら問題では無い
113ほんわか名無しさん:2010/09/21(火) 23:53:57 0
くーが巨乳でしか想像できなかった
ごめんよ
114ほんわか名無しさん:2010/09/22(水) 05:14:46 O
「あいたたた…」
「どうしたの?血が出てるじゃないか?」
「そこでふざけすぎてね」
「…まあ君らしいか。消毒するからこっちに来て」
言われるがままに男が傷口を出すと、女はゆっくりと屈む。
(まさかこれは舐めるとかそういう…!)
「はい消毒薬」
「いったぁぁ!」
「泣き言言わない。よし、絆創膏剥がさないように気を付けてね」
「……はい」
「まだ痛い?仕方ないな」
女は小さくため息を付くと、男の額に唇を軽く押し当てた。
「いたいのいたいの飛んでいけ…っと、飛んでった?」
「……うん」
115ほんわか名無しさん:2010/09/22(水) 06:22:00 0
116素直幽霊:2010/09/22(水) 20:02:49 0
ここも、活気が出てきたね
エロパロほどではないけれども
とりあえず、途中までうpする
書きだめはしてたけど続きが思いつかないから
途中までを

「真ー!しーん?」
「どしたの、そんなにあわてて」
「突然だが取り付かせてくれ!!」
「え?」
「取り付かせてくれ」
「ええ!!!!」
「頼む」
「何で?」
「実はだな!何かしら生きてるものに取り付かないと悪霊になってしまうらしいんだ」
「何で」
「何でも生きてるものには精気というのがあるらしくてな」
「へぇ」
「最初のうちは幽霊にもあるらしいのだが、現世に居るうちに無くなって来るらしい」
「ふーん」
「そんな訳だから頼む」
「だが断る」
「はうぁッ」
「おまえに取り付かれたら何されるかわからん」
「ぐふぅ…良いではないか!良いではないか」
「ちょ!おま!むりやり!」
117素直幽霊:2010/09/22(水) 20:04:19 0
……

「ふむぅ!生きてるっていいな!!」
「ひどいよ、むりやり」
「今日一日だけだ」
「……」
「取りあえずは、学校に行こう」
「そういや、もうそんな時間か…騒ぎは起こさないでね」
「うむ」

―学校
「うーす、真、今日も元気そうだなぁ」
「やぁ、大樹君」
「おわっ!何だ!?気色悪い」
「気色悪いとは何だ、乙女にその言葉は傷つくよ」
「?おと…め?」
(ちょっと、くー…事情くらい説明しないと)
(む?そうか)
「いやぁ、実はだな私だくーだ」
「え?」
「だから、その、何だ乗り移ったのだ」
「なんと!」
「すまんがな、今日一日だけ何とかフォローしてくれ」
「何で、そんないきなり」
「うむ、実はこれこれしかじか…」
「これこれしかじかじゃ、分からんですよ」
「むぅ、そこはさっしてくれたまえ」
「へい」
事情をしゃべった
118素直幽霊:2010/09/22(水) 20:07:06 0
「な、なるほどぅ…で、今日一日取り付いたと」
「ああ、そうだ、だから頼むぞ?な?」ぎゅっ
「へへへへへい、分かりやしたぁ」
(手を握られただけで昂揚してるぞ、なんなんだ?彼は
(童帝だからさ)
(そんなものなのか?)
(そんなものさ)
「とりあえず、普通に接してくれればいい、頼むぞ」ぎゅぅ
「へへへい」
(くーはビッチなのですか?)ぐすん
(そんなわけなかろう、これは交渉というものだ)
(もう、僕何を信じたらいいのか分からないよ)
「まずは一時間目だな、ちゃんと頼むぞ?」
「うぃ」
119ほんわか名無しさん:2010/09/22(水) 21:18:11 O
投下乙〜ってまだ続くのか。GJ!
素直幽霊の最初の方はエロパロまで行けば読めるのかな?
120ほんわか名無しさん:2010/09/23(木) 00:27:43 0
んにゃ、このスレに一から書いてるからそっち読んでくれた方が良い
エロパロだとこっちと続かない、あくまでプロットみたいなのだったから
エロパロはなんか、文章があれだし
同居人の方もいつか書きたいと思うんだけど
いかんせん恋人の方から書いた方が楽だと思ったんでね
あと、ラストはくーが成仏して終わる予定
それまではかなり掛かりそうだけど
121ほんわか名無しさん:2010/09/23(木) 05:38:55 O
把握しました
122ほんわか名無しさん:2010/09/24(金) 06:23:09 O
「はむはむ」
「人の耳をあまがみするな!」
「私なりの愛情表現さ。喜んで受け取りなさい」
「そんな愛情表現はお断りだ!」
「なら二の腕を揉もうか?それとも…」
「そんなにしたいなら俺がしてもいいのかよ。愛情表現なんだろ?」
「……えっち」
「めんどくさぁぁぁぁ!」
123ほんわか名無しさん:2010/09/24(金) 06:34:00 O
「ふー疲れた…」
ドスン
「…おい」
「ん?」
「何故俺の頭の上に胸を置く」
「丁度いい高さだから。大きいと疲れるんだ色々と」
「いや理由になってないから」
「ふむ…なら君が支えてくれるのかい?」
「な…は…えぇ?!」
「冗談だよ。全く君は可愛いところがあるなあ」
「お前なあ……」
「今はまだお預けだ。まあ精進したまえ」
そう言うと女は手を振りながら教室から出て行く。
「今は…ね」
124ほんわか名無しさん:2010/09/24(金) 07:46:14 O
COOL、COOL、COOL!!
GJ!!
125ほんわか名無しさん:2010/09/24(金) 18:49:57 0
とりあえず、エロパロに新スレできてたからwikiにそれだけ更新しといた
投稿作品編集とかはさっぱり分からないからそこだけちょっと他の人に頼みたい
ごめんね、wiki編集なんて分からない馬鹿でごめんね
126また過疎り出しただと!?:2010/09/26(日) 22:29:06 0
「むぅ、なぁ男」
「なに?くー?」
「みんな私のことが嫌いになったのだろうか」
「いきなり何で」
「誰も居らぬではないか」
「これはみんな忙しいんだよ、くーに飽た・・・なんて事はないよ」
「そうだろうか」
「みんなが帰るのを気長に待とうよ」
「うむ、そうだな。」
127ほんわか名無しさん:2010/09/26(日) 22:56:41 0
過疎とか気にしなくていいさ。
書き手みんなそれぞれのペースがあるんだし。
誰かが書いて。
誰かが楽しむ。
その繰り返し。
書き手の皆様良い仕事乙です。
128ほんわか名無しさん:2010/09/29(水) 22:33:30 0
>>89
見えないものを

「クー、あのさ。楽しい」
「楽しいとは、なにがだい」
「僕といて。まったく笑わないからさ」
「楽しいよ。君といるだけで、いつもわくわくしている」
「そっか、ごめんね。笑ったところとか見ないからさ」
「ごめん。わからないんだ。笑うっていう感覚が。何でだろうね。人並みに生きてきたはずなのに」
「僕が、勝手に不安になっていただけだよ。不安になって、空回りしようとしている。大事なことを独りで勝手に決めようとしてた」
「ありがとう。そして、君はひどいな。不安なら、私を頼ればいい。私が、君を拒絶するはずがない。すぐに、笑顔は無理かもしれないけど。これだけはいえるよ。私は君を愛している。ささやかな表情はできないなら、言葉で表現するし、体で表すよ」
「クー、ありがとう。僕も、愛している」

不器用で
ささやかな積み重ねができなくて
不器用に
言葉と体を重ねていく
いつかは
自然に笑顔を交わせる日を待ちながら
129ほんわか名無しさん:2010/09/30(木) 12:45:48 O
>>128
お題採用thx
イイヨーイイヨー!
130ほんわか名無しさん:2010/10/04(月) 05:21:05 O
「うーん…」
「女、どうした?難しそうな顔して」
「ちょっと肩こりがね。やはり大きいのは考え物だな」
「左様でございますか」
男は横目で女の胸を見ながら、興味がないといった感じで言う。
「そうだ、揉んでくれないか?」
「どこを?」
「肩を。他にどこがあるんだい?腰か?」
「そりゃそうか」
「ほら、早く揉んでくれないか?私の体に触れるいいチャンスだぞ?」
女は椅子に座ると肩を叩いてアピールをするが、男は笑いながら自分の鞄に手を入れて何かを探し始める。
「あいにく俺に肩もみのスキルは無いんでね。素人に揉まれてかえって酷くなったら嫌だろ?」
そう言いながら湿布を差し出す男の手を女はじっと見る。
「なら、湿布を貼るのを手伝ってくれないか?」
女は目を伏せるとリボンを解き、髪を後ろに送ると制服をゆっくりと脱ぎ始める。
「な、なんで脱ぐんだよ!」
「服を着てたら湿布を貼れないじゃないか?」
「じゃなくて!なんで人前で脱ぐんだよ!?」
「確かに恥ずかしいけど、君しかここには居ないよ。それに、湿布を渡して『はいそれまで』で君との逢瀬が終わったら寂しいじゃないか」
「はぁ…まだ帰らないから、服を着るか自分で湿布貼るかしなさい」
「うん、ありがとう」
「…甘え上手め」
「うん、よく言われる」
131ほんわか名無しさん:2010/10/04(月) 05:36:58 O
「男、膝」
「あいよ」
「よいしょ…っと」
女は男の膝、正確に言えば太ももの上に座ると、背中を男の胸に預けて深く息をする。
「うん、相変わらずいい座り心地だ」
「そりゃ光栄で…ん?」
「どうしたんだい?」
「言いにくいことなんだが…少し重くなっ…んが!」
女は後頭部を男に当てて男の言葉を中断させる。
「君は本当に無礼だな。人という物はちょっとした事で傷ついたり悩んだりする物なんだぞ?」
「…すみません」
「まあ、私は君以外の人間に何を言われようが気にもとめないがね」
「俺が言ったら?」
「それを君が訊くかい?」
「あー…すみませんでした」
「うん、それでよろしい」
132ほんわか名無しさん:2010/10/04(月) 05:44:50 O
「なあ、たまには交代してみないか?」
「断る。私に何のメリットがあるというんだね?」
「現状も俺に何のメリットがあるんだよ」
「気持ちいいだろ?私は安らげるしベストじゃないか」
「……はぁ」
「…違うのかい?」
「いいよ。それで」
「それはよかった」
133ほんわか名無しさん:2010/10/04(月) 21:38:35 O
かわいい
134ほんわか名無しさん:2010/10/05(火) 06:07:32 O
「男、隣いいか?」
「うん?別にいいけど」
「ありがとう」
「あの…女さん?」
「なんだい?」
「すごい近い……てか、なんで顔すり付けてるんでしょうか?」
「私の匂いを君に教え込ませているのさ」
「まるで猫だな」
「いいかもしれないな。猫は誰にも媚びず、気高い……でも」
「でも?」
「愛玩動物じゃ、君と愛し合えないから…やっぱり嫌だな」
「…そうだな」
135素直幽霊:2010/10/07(木) 16:58:04 0
なんか投下がかなり遅れてしまった
けっして逃げてるわけじゃないんだよ?
ちょっと遅筆なだけなんだ

一時限目
「…むぅ」
(どうした?くー)
「退屈だ」
(そりゃぁ、大学だし)
「そこらへんの猫にでも取り付けばよかった」
(こちらとしても迷惑なのだけれども)
「君が眠たくなるわけも分かる気がする、こんな低レベルな大学なんて金を払うだけ無駄だ」
(おれは必死で勉強して受かったんですけどねー)
「私に言わせれば、ド三流もいいとこだ」
(さすが元東大生は言う事が違う)
「…オホン!」
「ほらみろ、いやな目で見られたではないか」
(寧ろ哀れまれてるような気がしてたまらないんだけど)
「そりゃぁ、一人で黙々と独り言をつぶやいてるからな」
(…)
「私はもう寝る」
(おやすみ)
136ほんわか名無しさん:2010/10/07(木) 17:01:11 O
上がってきとる
支援
137素直幽霊:2010/10/07(木) 17:02:52 0
―「おい、おい、おきろ」
「むぅ、誰だ?私とシンのめくるめく幸せな家庭の日々の夢をぶち壊したのは、今やっと老後の生k」
「もう、昼休みです」
「なんと!もうそんな時間なのか」
(寝すぎだぜくー)
「むぅ、仕方あるまい、何かご飯を食べに行こう」すたすた

―学食
「うむ、これとこれとこれとこれと…」
(さっきからアンパンしか買ってねぇ…てかどれだけ買うつもりだよ)
「よく、食べるなぁ」
「アンパンは人類の宝なのだ!それを食べないのは人生の9.5割ほどは損しているな」
「後の0.5は?」
「無論、真だ」
(オレはアンパン以下なのか)
「ん!?しまった!いやいやいや!違うぞ!違うのだぞ!?君はその!人生などでは語れないというか」
(分かったから大声で叫ばないでくれ…一応俺の体なんだから、明日学校凝れなくなる)
「むぅ、すまない」ぐすっ
(なぜだろう、くーさんが真の体を使ってるとものっそい優等生に見える)
「どうしたのだ?大樹君」
「いや?なんでも…って何で涙目?」
「むぅ…なんでもないのだ、何でもぐもぐ」ぐす
「それよりもうすぐ授業再開ですよ?」
「サボる…もう退屈で死にそうだ」
「…」
(どこに行くつもりなんだよ)
「適当に早退スルと言っておいてくれ」
「…大丈夫なのかあの人」
138素直幽霊:2010/10/07(木) 17:04:21 0
今日はとりあえず以上
一気に書いたらリバウンドで書けなくなりますですよハイ
最近なんか忙しいし
また数日たったら投下します
139ほんわか名無しさん:2010/10/07(木) 17:41:42 O
読みました。乙!
ゆっくり自分のペースで投下して欲しい
140ほんわか名無しさん:2010/10/07(木) 23:29:38 0
ところでいい加減wikiをどうにかしてあげたいのだけど、だけど
いかんせん名前もIDも若欄のでどうしたらいいのだろう
141お題と少し変わっちゃいました:2010/10/09(土) 16:12:55 0
>>89

大切なもの

ガシャーンッ
「あっ……」
「どうしたんだい? っと、カップが割れてしまったか。怪我はないかい?」
「ないけど、ごめん」
「いいさ。形あるものはいつかは壊れる。それが、今来ただけの話さ」
「それ、大切にしてたよね」
「うん。大切だった。だけど、君が怪我していないのなら十分さ」
「でも……」
「君は、これの価値を知っているかい?」
「ごめん、わからない」
「おや、覚えていないのかい。まぁ、私にはかけがえのない価値のあるといってもいいかもしれないね」
「えっ?」
「君が、私と付き合って始めての誕生日にくれたカップだよ。覚えてないかい?」
「あっ、あのカップ!? でも、模様が」
「使い込んでいるうちに、薄くなったんだよ。でも、私には宝物だった。初めて、君がくれたものだから」
「なおさら、ごめん」
「謝らなくてもいいさ。でも、どうしてもというなら」
「うん」
「今度。焼き物を見に行かないかい。そして、ペアカップを買ってほしい」
「うん、了解」

形あるもの
いつか形をなくし
それでも残る思い
大切な記憶
大切な思い出
形に宿った計れない宝物
142ほんわか名無しさん:2010/10/09(土) 20:25:01 0
>>89
喜びが見た目に表れないクー

男「誕生日おめでとう!!」
クー「…ここしばらく、何かやってると思ったらこういう事だったのか」
男「そうなんだ、見つからずに準備するのは骨が折れたよ」
クー「…」
男「…嬉しくなかった?」
クー「いや、うれしいよ。きみが私の誕生日を祝ってくれるんだ、こんなに嬉しいことはないさ」
男「本当に?無理に言ってくれなくてもーっむぐ」
クー「はむ、…んっ、ぷはっ」
男「…舌までいれなくても//」
クー「私はこのとおり、あんまり表情豊かな方ではないが、この気持ちを別な方法で伝えることができる。表情よりも言葉よりも確かにな」
男「ごめん」
クー「いや、いい。それより、さっきのだけでは足らなかった、もっとこの想いをつたえたいのだが」
男「ええっと、あっ、ご馳走を作ってたんだ。冷めないうちに食べてほしいな」
クー「その前に、きみを食べたい」
男「無表情でそんな事言わないでよ。ちょっと待って!」
クー「すまない、この想い抑えられそうにない」

アー
143素直幽霊:2010/10/12(火) 19:31:56 0
何となく投下
いま思えば大学でなく高校みたいな気がしてきた
ていうか見直してみたらまんま高校じゃん
こっ、細けぇ事は良いんだよ!

―とある公園
(てな訳でサボっているわけだが)
「?どうした?真」
(なんで、姉御先生がここに居るのさ)
「何でも中学が休みだったらしいぞ、創立記念日だか何だかで」
(強引に新キャラ出したいだけじゃないのだろうか)
「さっきから何言ってるんだ?真?」
「む、何でもないですよ先生」
「そうか?私としては何か雰囲気が変わったような」
(…なぁくー)
(む?なんだい真)
(暫く出て行ってくれないか)
(なんで?)
(ちょっと話したいことがあるんだ)
(…分かった、少しだけだぞ?)
(どっちが幽霊か判らなくなってる気がする…)
シュゥ
(では私はあっちに居るからな、終わったら呼んでくれ、私も先生と話したい)
(サンキュー)
「先生」
「ん?どうした?」
「ちょっと相談事があるんですよ…」
「ハハハ、お前とのカウンセリングも久しぶりだな」
「そうっすね」
144素直幽霊:2010/10/12(火) 19:33:02 0
「で?何だ言ってみろ」
「そのですね…数ヶ月前にくーが事故死したじゃないですか」
「ん?ああ…あの事か」
「どうしたんですか先生?涙目になって」
「ん?いやな、やっぱり担任だったからな、将来は真と結婚でもして幸せな家庭生活を送ってくれると想ってたけど」
「まさか、死ぬなんてな…教師失格だ」
「そんな、卒業したんですから、それに責任あるのは実質俺だし」
「分かってないなぁ…卒業した後でもお前達は可愛い教え子なんだよ」
「…それでですね」
「?どうした」
「先生って幽霊を信じますか?」
「んー?難しい質問だな、まぁ実物を見たら信じるけども」
「…じつはですねその…」
「どうした?」
「くーがですね…幽霊としてですね…そのぅ…」
「…?」
「くーが幽霊になってうちにきたんですよ!!!!」
「な、なんだってー!!!」
「…で、ちょっと悩み事があって」
「ほうほう、何でだ?幽霊になってまでお前に会いに来たんだろ?よろこぶベキじゃぁ」
「オレも最初は嬉しかったんですよ、でも何かだんだんとコレでいいのかって」
「これでいいって何が」
「ほら、オレくーが居なきゃ何も出来なかったじゃないですか」
「確かにそうだな、勉強の八割はあの子のおかげだったな」
「でもほら、いつかくーは成仏しなきゃならない、まさかこの世に留まったままなんて都合よくは行かないだろうから」
「……」
145素直幽霊:2010/10/12(火) 19:35:31 0
「もし、くーが本当に居なくなった時、耐えていられるのかなって、不安になってきて」
「何だそんな事か、大丈夫じゃネェの?」
「ふぇ?」
「そりゃぁ、最初のうちはごみためみたいな人間になるだろうけど、時間が経ったら立ち直れるだろ」
「そんな自信がわきませんよ」
「自信を持て!お前は私の持った生徒の仲で二番目に誇れる生徒なんだ、そう簡単にへたばらないさ」
「二番目ですか」
「二番目だ」
「今まで一番の褒め言葉だ」
「おう、で話はそれだけか?」
「…はい、ああ、そうだ」
「ん?」
「なんで、幽霊が会いに来たって信じてくれたんですか?」
「逆になんで疑わなきゃならんのさ」
「…さすが姉御先生だ」
「惚れたか?」
「…其れはないです」
「ちぇー」
「あ、それとくーからも話があるそうなんで」
「ん?良いけど幽霊って私に見れるのか?霊感弱いぞ?」
「オレに取り付くので大丈夫ですよ」
「へ、へぇ」
146素直幽霊:2010/10/12(火) 19:36:52 0
とりあえず今日のところは以上
っつうか改行規制Uzeeeeeeeeeeee

ところで誰か素直クールなヒロインの出るラノベだか漫画だか紹介してくれないだろうか
147素直幽霊:2010/10/14(木) 22:41:51 0
うーむ、ちょっと過疎ってるのかなぁ?
皆もっと雑談とかもしようぜ!?

「むっ、終わったのか?真」
「うん、ところで姉御先生にも姿を現せれないのか?」
「無理だな」
「何で?ヒーとか大樹とかといた時は普通に現れてたじゃん」
「精気がもう殆ど無いからな…精気があればなぁ」
「…ちぇ」シュワッ
「ってあれ?なんか体がふわふわと…」
「幽体離脱だな、話を聞いて欲しくないからそこらへんで堪能しててくれ」
「へーい」
「おーい、何明後日のほう向いてるんだー?くーの奴はまだなのかー?」
「いや、もう取り憑きましたよ」
「おおう!?ふいんきが一気に変わったな!?」
「雰囲気ですよ先生」
「おお、確かに雰囲気はくーだ、マジだったのか」
「信じてなかったんですか?」
「信じてたけど…」
「…話を聞いて貰えますか?」
「ん?ああすまんすまん」
「幽霊になった事は…真から聞いたんですよね?」
「ああ…話を聞いていたのか?」
「いや、私が居る事を知ってるみたいだったので…」
「ああそれもそうか」
「…いいですか?」
「おう」
148素直幽霊:2010/10/14(木) 22:43:44 0
「…私はもう死んでるじゃないですか…だからこのまま真と一緒にいてもいいのかなぁって」
(はーん、真と展開が一緒だなぁ…さすが夫婦だ)
「で?なんであいつと一緒にいてもいいのかって思ったんだ?」
「…私はもう死んでいる…なのに真の元に居る…」
「……」
「真は…優しいから…自惚れだとは思うけれども
きっと私が一緒にずっと居て欲しいといったらきっと居てくれると思う」
「…ほう」
「きっと、今のままで居たら…真は将来、新しい恋人も見つけられないだろう
私が居る限りは…ずっとあの事故の事を引張ってしまう」
「なら成仏すれば良いんじゃないか?」
「出来ないんですよ…方法が分からないのもあるけれど、怖いんですよ
真に私の事をいつか忘れられると思うと、もう逢えなくなると思うと、でも一番怖いのは…」
「怖いのは?」
「私が消えた後に、真に新しく恋人が出来る事…」
「……」
「とか言いつつ今こう思ってる私が…一番怖い、いつか悪霊にでもなって、真に仇なすんじゃないかって」
「……」
「私は如何すればいい…」
「重たすぎる…今の私の手には負えないな」
「そうですよね…」
「だから、解決方法を一緒に探そう、それまでは真に目一杯甘えろ」
「先生…?」
「あいつもな…お前と同じ事を言ってた」
「真も?」
「お前が居なくなったらどうなるんだって話してた…」
「やっぱり…私の性で」
「それは違うな、逆にあいつは自分の性でお前を苦しませてると思っている」
「…」
149素直幽霊:2010/10/14(木) 22:45:57 0
「あいつと一度自分の苦悩を話せ…そして…2人で解決方法を模索しろ」
「はい…ありがとう…ございます」ぐず
「あーもう泣くな泣くな!真の体で泣かれたら気持ちが悪い」
「ははは…そうですね…」
「ああ、それとコレ、」
「何ですか?コレ」
「私の住所と電話番号、なんかあったら連絡よこしな」
「ありがとうざいます」
「じゃぁな、私はもう帰るよ」
「その擬似たばこ…まだ使ってるんですね」
「可愛い教え子からもらったからなー」
「…私も…ああいう人間に…なりたかったなぁ」
150素直幽霊:2010/10/14(木) 22:47:30 0
とりあえず今日は以上
君が!素直クールから興味を持つまで!投下するのを!やめない!
151ほんわか名無しさん:2010/10/14(木) 22:52:45 0
age
152ほんわか名無しさん:2010/10/16(土) 01:19:04 O
君が言うまで

「こんばんは。一目惚れしました。付き合ってください」
「えっと、僕とあなたは初めて会いますよね?」
「はい。だから、一目惚れです」
「えっと…」
「えいっ」
「ちょっと」
「あなたが、好きと言ってくれるまで離れません」
「僕も、あなたも、互いのことよく知りませんから友達からで良いですか?」
「はい。絶対好きと言わせてみせます」

一目惚れ
それは濃い赤い恋の糸
153ほんわか名無しさん:2010/10/16(土) 07:41:51 O
素直幽霊も単発レスも素晴らしい!GJ!
154ほんわか名無しさん:2010/10/16(土) 22:52:07 0
wikiの方
少しだけ更新しといた
誰か手伝ってくれたら嬉しい
155ほんわか名無しさん:2010/10/17(日) 02:15:16 O
wiki更新乙です
156素直幽霊:2010/10/18(月) 20:50:51 0
素直分が足りない!
クール分が足りない!
そして何よりも!
素クール分がたりないっ!
てな訳で本編

「よぉ…終わったのか?」
「ん…真か、うん先生ならもう帰ったぞ」
「そっか…」
「なぁ真」
「なんだ?」
「…その…成仏した方が…良いかな?」
「行き成りどうしたんだ?オレの事が嫌いになった?」
「否!断じて否!大体私が君の事を嫌いになる事など」
「じゃぁ何で?」
「今のまま居たら君の迷惑になりそうで…だから」
「…うん、確かにぶっちゃけ迷惑だな」
「!?…そうか」
「ああ!幽霊の癖に飯は食うし、幽霊の癖に襲われるし!無理やり体を乗っ取られるし!ちょっかいは掛けてくるし!ぶっちゃけ迷惑だ」
「…そうか、やっぱり邪魔だったか」
「何か勘違いしてないか?俺はそんなくーが好きなんだ、確かに色々と迷惑だがな邪魔だと思ったことは一度も無い」
「本当か?」
「迷惑=邪魔じゃない!勝手に成仏なんかしたら張った押すからな!」
「…うん、でも」
「つべこべつべこべ五月蝿いんだよ、幽霊の癖に人の心配してるんじゃねーよ」
「…えへへ」
「…なんだよその顔」
「いやぁ…そうだな、君の言うとおりだ、幽霊が人の心配をするなんておかしな話だ」
「ところでだな」
157素直幽霊:2010/10/18(月) 20:52:35 0
「む?どうした?」
「そろそろ自分の体に戻ってもいいだろうか」
「なんだ?君の体なんだから了解など必要ないだろ」
「んにゃ、一応」
「さぁ、こい!」
「俺の体でそんなポーズされたら反吐が出るんだが…まぁいいや」
スゥッ
「?あれ、すり抜けるんですけど?」
「む?おかしいな、普通に突っ込んでくれば中に入ることぐらいは」
スゥッスゥッスウッ
「入れない(´・Д・`)」
「…えーと」
「「どうしよう」」
158素直幽霊:2010/10/18(月) 20:54:02 0
次回!
完全に生きてるはずの真ちゃんとくーの立場が逆転してしまった!
このままでは私生活がいろいろな意味で危ない!
トイレとかトイレとかトイレとか!
どうなる!真!そしてくー!
159ほんわか名無しさん:2010/10/19(火) 11:42:26 O
相変わらずの誤字w
160素直幽霊の人:2010/10/19(火) 18:01:39 0
誤字?確かに話が分け分からなくなるだろうな
だ が わ た し は あ や ま ら な い
161ほんわか名無しさん:2010/10/19(火) 21:50:49 0
お題下さい
162ほんわか名無しさん:2010/10/19(火) 21:56:20 0
つヌルポ
163ほんわか名無しさん:2010/10/20(水) 13:06:45 O
ガッ

>>161
クーが喫煙している男を見つけたようです
164ほんわか名無しさん:2010/10/20(水) 18:40:38 0
依存症

「また、たばこを吸っているのか?君は」
「ああ、一度はやめようとしたんだけどな、できなかった」
「いつから吸っているんだ?」
「高一の時に、部の先輩に勧められてからだ」
「…」
「ニコチン依存症ってやつなんだろうな、これがないと口元が寂しくてたまらない」
「ふむ、それなら私が協力しよう。そんなに口元が寂しいなら、こうしてやる」
「えっ、いきなりなにむぐっ」
「はむっ、ん……んむーー
(5分経過)
「ぷは。どうだ、これでもう寂しくないだろう。そういえば、君は一日に何本煙草吸っているんだ?その回数はキスしないとな。君をキス依存症にしてやる。もう煙草は吸うなよ」
「きっ、禁煙します」
165ほんわか名無しさん:2010/10/21(木) 00:04:56 0
GJ!

じゃぁ、俺からもお題
・くーが男装、男は女装
・くーor男がうつになりました
166ほんわか名無しさん:2010/10/21(木) 06:30:11 O
お題消化乙!
クーにちゅっちゅしてもらえれば禁煙なんて簡単だな
167ほんわか名無しさん:2010/10/22(金) 00:26:31 0
ヤンデレ男とくーを思いついたんだがちょっと男がきもくなったんだぜー
それでも良いなら夜頃に投下するんだぜー
168ほんわか名無しさん:2010/10/22(金) 18:16:31 0
投下していいかどうかなんて
投下した後に聞くだろ普通
169ほんわか名無しさん:2010/10/22(金) 23:17:53 0
男女逆装

「ありがとうございましたー、…ふぅ」
「クー、もう終わったか?」
「ああ、今のが最後の客だ。出てきても誰もいないぞ。それにしても、男女逆装喫茶なんて、このクラスも捨てたものではないな」
「俺は恥ずかしくて死にそうだよ。足元はスースーして落ち着かないし」
「ふむ…」
「なんだよ!そんなに見るなよ…」
「可愛いな、君は」
「…っ、バカバカしい。俺は着替えてくる!」
がしっ
「こんなに可愛い君を見れることは滅多にないんだ。もうちょっと、このままでいてくれても罰は当たらないと思うが」
「ちょっ、ちょっと待て!やめろ、あふぅ…」
「そんなに可愛い声を出さないでくれ、止まらなくなるじゃないか」
「やっ、…やめ…、変な…とこ…触んないで」
「フフッ、変なとことは、どこのことかな?ここかな、それともここなのかな?」
「あのー、お取り込み中悪いのですが。片づけしないといけないんだけど。って男君大丈夫?」
「はぁ、はぁ、……危うく大切なものを失ってしまいそうだったよ」
「すまない、あまりに男が可愛いかったので片づけを忘れていた。私はどこを手伝えば?」
「ごみの処理をして欲しいんだけど…」
170ほんわか名無しさん:2010/10/22(金) 23:21:56 0
そして放課後
「君の女装は可愛い、是非これからもしてもらいたいのだが」
「断る」
「まあいい、それなら君を最近はやりの男の娘として、育て上げるまでだ」
「クーが言うと、冗談に聞こえないんだけど…」
「私はほとんど冗談は言わないんだが」
「そのなかの数少ない冗談だと信じてます!」
「嘘からでた真かもしれないな」
「…勘弁してください」
「それなら、二日目の文化祭は私とまわってほしいのだが」
「喜んでお供します!」
「ただし男女逆でな」
「…善処いたします」

新参ですが2レスもいただきました。
暴走気味ですが、後悔はしてません
続きが書きたくなりましたがやめておきます
171ヤンデレ男と素直クール:2010/10/23(土) 01:17:46 0
なんか男がメンヘラになった
許して?許してね?

「くーちゃん帰ろう?」
「ん?ヒロか、うん帰ろうか」
「ああ、こうやって好きで好きで大好きでたまらないくーちゃんと帰れるなんて最高だよ」
「私も君にそこまで愛されて最高だぞ、ああそうだヒロ」
「なに?どうしたの?」
「すまないが、明日のデートは無理になってしまった」
「何で?僕のことが嫌いになった?あんなに楽しみにしていたのにそれを裏切るの?僕は楽しみでずっと眠れないんだよ?それなのにいきなり期待を裏切るの?さっき僕に愛されて最高だと言っていたのは嘘だったの?」
「君を嫌いになるわけないだろう?」(抱き)
「くーちゃん、胸が当たって苦しいよ」
「む、すまなかったな、それと理由はなちょっと文化祭の実行委員でな?集まらなきゃならないんだ」
「そうなんだ・・・ごめんね?酷いこと言ったね」
「私の方こそ楽しみにしていたのにすまないな」
「いいよいいよ、集まりならしかたないよ」
「あーもう!可愛いなぁヒロは」(抱き締めっ)
「あ、そうだちょっと忘れ物しちゃった、待ってて」
「早くするんだぞ?」
「うん」
(僕とくーとの恋路を邪魔するなんてユルサナイユルサナイユルサナ
172ほんわか名無しさん:2010/10/23(土) 01:23:21 0
PSPだとこれが限界・・・!

そして170よ
書かないと狂うの方のくーが襲ってくるよ?
173喫煙男とくーさん:2010/10/27(水) 01:08:27 0
「暇だなー」
「それは良いが煙草を吸うんじゃない」
「えー?良いじゃん別に」
「煙草税が値上がりして家計が大変なんだぞ?体にも悪いし」
「そう言うくーこそ、酒のみじゃねぇか、それこそ体に悪いぞ」
「煙草は酒と比べたらダントツ高いのだ、だいたい酒は君も飲むじゃないか」
「次の日二日酔いで上司に怒られるんだぞ?」
「だって君と飲まなければ意味無いだろ?」
「うぅ・・・上目遣い胸当て抱きつき涙目はやめろ、堕ちる」
「じゃあ、煙草を止めたまえ」
「だってこれないと落ち着かないし」
「そんな君にプレゼント」
「お?なにこれ?電子タバコ?」
「ううん、チュッパチャップス」
「なして!?何で飴?」
「私が好きだからだ、美味しいんだぞ?チュッパチャップス」
「はぁ〜、そんなに禁煙させたいかね」
「当たり前だ、好きな人に体を悪くはして欲しくないよ」
「ちぇ、わかったよ」
「分かってくれて良かった」
「か!勘違いするなよ!?体を悪くしたくないだけなんだからな!」
「ふふふ・・・素直じゃないね、でもそこが大好きだ」
「う、うるさい!飴でも嘗めとけ!」
「そうしよう」ひょい
「ちょ!それ俺が嘗めてた飴!返せ」
174喫煙男とくーさん:2010/10/27(水) 01:12:54 0
「君の物は私の物、私の物は君の物だ」
「ジャイアンかお前は!?良いから返せよ!」
「間接キスがいいのか?生でしてやるのに」
「うるさい!だいたい先にしたのはお前じゃないか」
「あーそれもそうか、じゃあ・・・」
「やっと返してくれるのか」
「ベッドで熱いキスをしようではないか、そろそろ子供も欲しいしな」
「ちょ!イヤーッ!明日会社行けなくなるってー!」
「たまには息抜きも必要だろう?」
「お前との場合は息抜きじゃない!」
「嬉しいこと言ってくれるじゃないの」
「なにがだ!?」
「私と愛し合うのを息抜きですまさないとは、期待に応えねばな」
「ちょ、そう言う意味じゃなアッー!」
175ほんわか名無しさん:2010/10/27(水) 04:55:42 O
たまらん
176ほんわか名無しさん:2010/10/27(水) 06:40:44 O
GJ!
愛が伝わってくる
177ほんわか名無しさん:2010/10/29(金) 03:13:28 O
ま、ぶっちゃけヤニは合法麻薬だから足抜けするにはかなりの困難を伴うわけだが。

クー可愛いよクー(*´д`)ハァハァ
178くーさんとハリー君:2010/10/29(金) 19:37:13 0
やぁ、こんにちわ、ハリーこと針山雄一です。
ところで助けてください
姉さん事件です。
「―というわけでだ、付き合ってくれ」
同クラスの理想の女性候補ナンバーワンに告白されたっぽいです
針「…誰に言ってるんです?」
くー「君以外に私の目の前にいるか?」
この女性は楠川桃代さんです
皆からはくーとかクーさんとか呼ばれています
クールかつパーフェクトで
一説にはパーフェクト超人の末裔らしいです。
ごめんなさい嘘です
針「マジですか?」
くー「マジじゃない、真剣だ」
ヒィィィィィィハァァァァアァ!
告白なんてされたの始めてなのに
そんな眼で見つめられたら…頷くしかあるm
待ってください、そもそもなんでこんな地味人間なんかと付き合う気なんです?
自分は影の薄さでは学園で一、二位を争いますよ?
それこそ友人から『アンノウン・クラスメイト』とか言われてるんですけど
179くーさんとハリー君:2010/10/29(金) 19:38:29 0
くー「どうした?やはり私ではダメだろうか?」
針「ていうかなんで僕と付き合おうと思ったかを聞かせて貰えないですかね?」
くー「好きだからに決まってるだろう?」
針「いや、もう少し詳しく」
くー「むぅ?何でだい」
針「いや、さすがにわけもなく付き合うなんてk」
くー「好きな人と付き合うことに理由がいるかい?」
だめだ、こりゃ
針「えーとえーと、僕貴方の事をよく知らないんですけど?」
くー「それなら心配要らない、付き合っているうちに分かるようになる」
針「だいたい、クーさんこそ僕の事知らないのでは?」
くー「学校での君ならすべて知っている、ずっと君だけを見てきた」
うぇーい!そんなこと言うんですかー?最近の女性は〜
針「もし僕が貴方のこと知って嫌いになったらどうするんですか?」
くー「うぅ…そのときは分かれてくれても構わない」
何だろうすごく罪悪感…
そして周りからは黒いまなざし
しまった!逃げられない!
針「よろこんでつきあわせてもr……ハッ!」
いつの間にか周りが戦闘態勢!?
この数のアンパン…!よけきれない!?
どうするー♪ア♪イ♪フ♪ル〜♪
だがくーさんも覚悟を決めて告白してくれたのなら
恥をさらすわけにはいかない!
なにより!僕もクーさんが好きなんですから!
針「喜んで…あなたの恋人になります…はい」
クラスメイト「砲撃用意!目標あのアンノウン・クラスメイト!てーっ!」
針「ウボァー!!!!!!」
くー「針山くん!?大丈夫か!?」
僕の最後の記憶はクーさんにおぶられて
保健室に向かってる場面でした…
アンパン怖いアンパン怖いアンパン怖いアンパンこw(ry
180ほんわか名無しさん:2010/10/31(日) 13:04:03 0
ひきこもりと素クー

「私だ。九条 久美だ。ひさしぶりだな」
「そんなやつ、知らない。帰ってくれ」
「君はひどいな。昔は、クーと呼んでくれたじゃないか」
「知らない、そんなやつ知らない!」
「君と話がしたいんだ。ここを開けてくれないか」
「僕はもう、外には出ないって言ってるのに! 放っといてくれよ」
「たまには、外の空気を吸ってみるのも良いと思うぞ。義母様から聞いたが、もう一年も外に出てないそうじゃないか。家の中だけじゃ、体に障るぞ」
「い、いやだ! 外は怖いんだ!」
「怖いことや、つらいことばかりじゃない。きっと幸せなことだってあるはず」
「そんなこと言って、また僕を騙そうとしてるんだろ! 今にお前だって笑ってるんだろ!」
「何を言ってるんだ? 私が笑ってないわけが無いじゃないか」
「やっぱり僕を騙そうとしてたんじゃないか! もう、出ってい」
「君が扉を開けたときには、最高の笑顔でいたいからな」
「うっ…」
「なあ、君の顔を見せてくれないか? 私はもう、三年も君の顔を見ていない」
「…帰ってくれ。頼むから」
「分かった。だが、君が出てきてくれるまで毎日ここに来るからな」
181ほんわか名無しさん:2010/10/31(日) 13:05:32 0
そして、その後
「なあ、今日も出てこないのか?」
「…クーもいいかげん諦めたらどうだ?」
「こんなにも近くに君がいるというのに、どうして諦める必要がある」
「二週間、ここに毎日来た。それだけでもういいじゃないか。おふくろには、ダメだったと言っても恨み事は言われないよ。もう来なくていいから」
「私は、君に会いたいから、ここに来たんだ。君が出てきて、私と婚約してくれるまで絶対に諦めないからな」
「なんか、条件が増えてる」
「ああ、二週間も待ったのだからな。さあ、あきらめて出てきてくれ。まあ、出てこなくても待ち続けるだけなんだが」
「でも、僕は何日も髪を切ってないし、髭も生えてる」
「私は気にしない。それよりも早く君と会いたいから」
「…分かったよ。笑わないでくれよ」
「約束しよう」
ガチャ
「…どうしたんだよ。最高の笑顔はどこにいったんだよ」
「君が待たせるからだ。本当に出てきてくれないかと思ったじゃないか」
「…」
「まさか君に泣かされる日が来るとは」
「ごめん」
「いい、君がこの三年間の埋め合わせをしてくれるのだろうからな」
「どうすればいいんだよ」
「なに簡単な事さ。これからはずっと私と共に、死が二人を分かつまでな」
182素直幽霊:2010/11/01(月) 19:16:02 0
前回の投下からかなり時間がたっちまったんだぜ
お待たせなんだぜ
てなわけで本編
183素直幽霊:2010/11/01(月) 19:34:17 0
「…というわけなんだ、どうしたらいいだろうか」
「mjd?」
「ああ、マジだ」
「何でまたそんなことに」
「私たちもわけがわからない」
「まあ、よかったんじゃね?ある意味生き返ってさ」
「冗談言うな、こちとら生きながらに幽霊になったんだぞ!?」
「私としては良いのだがな、やはり真はまだ生きているからな」
「俺に言われても困るのですが…」
「困ったなぁ」
「本当に困ったよ」
「ぅぅ…なんですかその、お前がやったんだよオーラは」
「いやいや、すまないねぇ…しかし私たちとしても」
「あれだもんなぁ?」
「うむ、あれだからなぁ…」
「ぐぅぅぅぅ」
184素直幽霊:2010/11/01(月) 19:36:19 0
「しばらくはこのままいるしかあるまい」
「俺はどうなるんだよ」
「我慢してくれ」
「大学は?」
「我慢してかよう」
「俺の方は大丈夫なのか?」
「うーむ、そこ等へんが問題だな」
「…トリツカレテイッシュウカンタッタラシンジマンダヨー」
「え?なにか言ったか?大樹君」
「いや、何も言ってない、断じて言ってない!一週間したら真が死ぬなんていってない!」
「一週間したら死ぬだって!?どういうことだそれは!?」
「言い伝えとかでは人魂とか幽体離脱した人間は一週間以内に体に戻らないと死ぬとか何とか」
「「な、何だってー!!!」」
「これは…悠長にはしていられないな、早く解決方法を探さねば」
「一週間以内に見つけられるのか!?」
「まぁ、そこ等へんはヒーが詳しいから、俺も聞いといてやんよ」
「うわーん!まだ死にたくないよー!」
「おおおお落ち着くんだ真!私が殺したりはしないから!な!」
「うわー!うわー!」
「…って聞いてないな、まぁいいか」
185ほんわか名無しさん:2010/11/01(月) 21:05:18 0
冬の手前

「寒いな」
「だね。なんか、秋が来た気がしないね」
「夏が過ぎて、あっという間に冬かもしれないね。さむいから」
「はいはい。これでいいですか」
「うん。寒いときは、君のぬくもりに限る」
「僕も、暖かいからいいけどね。クー」
「なんだい」
「今度、毛布買いに行かない?」
「なんでだ?」
「二人くらい、すっぽり入るやつ買ってさ。一緒にあたたまろ」
「うん。君は、頭いいな」
「そんなことないよ」
「ますます、君が好きになった。愛してるよ」
「僕もだよ」

寒さに身を寄せて。
ぬくもりを分け合う。
冬の入り口。



186ほんわか名無しさん:2010/11/02(火) 23:17:19 O
朝の幻

「起きないと遅刻するよ」
「もう少し。んっ」
「わっ!」
「クー、大好き。ずっと、こうしていたい」
「うふふっ。君が抱きしめて来るなんて珍しいな。だが、幸せだ」
「うん、僕も。愛してる」
……
「って、もうこんな時間!なんでクーがとなりに?」
「おはよう。寝坊だね。私はいま幸せな気分だ。そう、夢心地」
「えっと、僕寝ぼけてたの?」
「君の気持ちはしっかり受けとったよ」

朝の微睡み
甘い温もり
伸ばした手で温もりを抱きしめる
187ほんわか名無しさん:2010/11/04(木) 17:26:32 O
いい!
188風邪にご用心:2010/11/04(木) 23:32:44 0
「うぅ・・・体がダルイ」
今日は母さんが仕事中だから家には僕一人
風邪引いてるから喜べない
「くーの梅とじ粥が食いたいよー」
無論誰もいないです
虚しいだけ
「うむ、分かった、すぐ作ろう」
くーならこう言うんだろうな
・・・ってあれ?マジで聞こえましたよ?
「できたぞ」
目の前にクーがいた
この時間帯は一時限目である
「学校はどうしたの」
「君が居ないのが不安になって引き返してきた」
嬉しいけど嬉しくない
「ほら、あーん」
「悪いけど、これ食べたら学校行ってね?さすがにクーまで休ませられない」
「うぅぅ・・・今日一日君の看病していたいのに」
いや、泣かれましても
「気持ちだけいただくよ、学校終わったらすぐ来ていいから」
「約束だぞ!?すぐ治して学校に一緒に行くんだからな!」
「うん、約束」
・・・・・
「じゃあ、もう行くからな?安静にしてるんだぞ?」
「すぴーすぴー」
「何だ、寝てしまっているのか・・・しかし可愛い寝顔だな」
「すぴーすぴー」
「はっ!早く学校に行かなくては!約束を忘れるところだった、私が帰ってくるまで寝ているんだぞ?」
(もう学校終わる時間なんですけどね)
189ほんわか名無しさん:2010/11/05(金) 00:02:34 0
そして翌日クーが風邪をひいて1日看病するんだよね!
190続・風邪にご用心:2010/11/06(土) 00:03:45 0
くーに風邪がうつったから看病してくれとのこと
まぁ、休みだしいっか
「どう?まだしんどい?」
「ん、来てくれたのか有り難う」
「そりゃあね」
「うれしいよ、そうだ、ちょっと手をだしてくれ」
言われたとおりに手をだす
「ん、ひんやりして気持ち良いな、君の手は」
「寒かったからね、くーはあったかいね」
「室内にいたからな」
「何かして欲しいことある?」
「暫くこうしていて欲しいな」
「はいはい」
(仮病というのも悪くはないものだな)
「どうしたの?」
「何でもないさ、ただたまにはこう言うのも悪くはないと思ってね」
「・・・仮病じゃないよね?」
「そしたら、どうする?」
「・・・いっぺん体温計ってみようか」
「えっ、あっ!ウソウソ!?頼むから勘弁してくれ」
「そいやー」
「ごめんなさい!仮病です!謝るから許して」
191ほんわか名無しさん:2010/11/06(土) 04:25:24 O
仮病のクーかわいい
192お泊まり:2010/11/10(水) 23:35:02 0
「寝ている間に勝手にどこか行かないでくれ」
「いいけど何で?」
「その、側にいてくれないと怖い夢見るんだ」
「わかった、お休み」
「おやすみ」
深夜
「のどかわいたー、少し飲み物飲んでくるか」
「んにゃあ」ぎゅう
「わっ、ごめん、ちょっと空けるよ」
タタタタタ
「ふぃー、さて、そろそろ戻る・・・」
「うそつき・・・勝手にどこかに行ったじゃないか」
「えっ、あごめん・・・泣いてるの?」
「嫌われたと思った」
「え?」
「夢を見たんだ・・・君に嫌われて会えなくなる夢」
「僕がクーのどこを嫌いになるのさ」
「だって正夢かもしれないじゃないか」
「心配性だなぁ、くーは」なでなで
「だって、だってぇ」
「遅いしもう寝よっか」
「うん、今度こそずっと側にいてくれよ?」
「分かってるよ」
「もしもの為に抱き枕みたいに抱きついていてやる」
「理性が崩壊するからやめて」
「やめない、逃げられたら困る」
「やれやれ」
193ほんわか名無しさん:2010/11/11(木) 00:35:13 O
もうなんだこの馬鹿ップルwwwwww最高だよwww
194くーさんとハリー君:2010/11/11(木) 17:34:52 0
どうも、ハリーこと針山です
現在、保健室にて寝ている最中です
(困った…僕はいつまで狸寝入りしていたらいいんでしょうか)
寝返りをうとうとしたら
横にはクーさんがいるのですよ
πもあたってますし…
「…起きているだろう?」
ばれた!なぜばれた!
「…おーきーろー」
胸があたってます!胸があたってますって!
理性が!理性がほうかかかかかか
「起きます!起きますからやめてください!」
「おはよう、まったく寝すぎだぞ?」
「すいません」
「いや、私としては君のかわいい寝顔が…む?」
「どうしたんですか?」
「いや…その…私としてもまだ覚悟ができてないわけで…だな」
「え?」
ちょっと、下半身に目が行ってるので
確かめてみる
…なるほど
「いやいやいやいや!違いますよ!?別に、そんな襲おうなんて」
「いや、いいんだ君がしたいのなら私は別に」
「うわー!制服を脱がないでくださーい!」
「遠慮しなくていい、ただまだ処女だからな、かげんしてほs」
がつん!
195くーさんとハリー君:2010/11/11(木) 17:35:58 0
あ、なんかどこからかげんコツが
くーさんが頭からプスプス煙を上げてもだえてる…
「阿呆!学校で何してるんだ」
「あ、先生」
「ハリー、こいつ連れてどこか行ってくれ、私の近くでバカップルぶりを見せると右手が火を噴くよ」
「はい」
「うぅぅぅぅ」
ずるずる
「服忘れてる服」
「ああ、はいはい」
196ベタな展開:2010/11/12(金) 21:39:28 0
「男性は女性に着替えを見られて急に叫ばれると嬉しいらしい、愛する真の為にもやってみようか」

・・・・

「くー?入るぞ」

「きゃあああああ!真のエッチ!」

「」

「・・・」
「・・・」

「あ・・・わりぃ」
「すまん」
「・・・」
「・・・」
「とりあえず、服着ようか」
「・・・うむ」
197ほんわか名無しさん:2010/11/12(金) 22:09:54 O
冷静なクーに吹いた
GJ
198ほんわか名無しさん:2010/11/13(土) 16:08:50 O
ww
199たまにはいいじゃない:2010/11/14(日) 02:03:53 0
「コンビニの外はやっぱ寒いな」
「冬だからな」
「うぅー、マフラーに入れてくれよ」
「いいぞ?短いから密着していられるし」
「サンキュー・・・て歩きづらいなこれ」
「暖かいからいいではないか」
「そうだけどさー」
「不満か?」
「別に、ほら肉まん」
「むぅ、有り難う」
「うまうま、こうやって背中併せて食うのも良いな、マフラー短いからしんどいけど」
「今度、ロングマフラー買いにいくか?」
「んにゃ、こっちの方があったかい」
「珍しいな君がそんなこと言うなんて」
「たまには良いだろ?飲み物はー?」
「あー、すまない姦コーヒーが一つだ」
「缶コーヒーな?どんな間違いだよ、もらっていい?」
「私も飲みたいのだが」
「たりるっしょ」
「・・・間接キス?」
「別に良いだろ・・・大好きだし」
「君がそんなこと言うなんて、雨が降りそーおや?雪が降ってきたね」
「なんかショックだ」
200ほんわか名無しさん:2010/11/14(日) 02:47:04 O
うまうまするクーが可愛い。
201>>199の続き:2010/11/14(日) 17:41:56 0
「ぐぁー、雪が深くなってきやがったー!まだ十一月だぞこのやろー」
「別にいいではないか、こうやって引っ付いているのもなかなかいいものだぞ?」
「マフラーが短すぎるんだ」
「このままで良いとか言ってたくせに」
「動けないのはつらい」
「仕方ないなぁ、マフラーすべて貸してやろう」ぬぎっ
「お前が寒くなるだろ」
「私は良いよ、それより君が寒い寒いといわれるのが困る」
「…悪かったな、んじゃあ、借りるぞ?」パサパサ
「…うん」ぶるぶる
「何だ、やっぱ寒いんじゃねえか」
「マ、マフラー一つで簡単に気温が変わるものか」ぶるぶる
「説得力ねえや」
「わ、悪かったな!大体君こそデートしようとか言っておきながら、コンビニで肉まんと珈琲かって立ち食いとは何だ!?馬鹿にしているのか」
「悪ぅございました!こちとら女性と付き合ったことなんて無いんでなぁ!?」
「あーあー、ちょっと待った、論点がずれているぞ?」
「お前が言い出したことじゃないか」
「とにかく、どこか行こう?さすがに初デートがコンビニの前で肉まんと珈琲食べて終わりましたじゃ洒落にならない」
「んじゃ、服でも買いに行くか?」
「む?買ってくれるのかい?太っ腹だな」
「あんまりにも寒そうだからな、コートぐらい買ってやんよ」
「有難いな、一生の宝にするよ」
「たたたた高いのは駄目だからな!?」
「この再値段は関係ないさ、暖かければそれでいい…違うかい?」
「いや、そんな聞かれましても」
「むー、乙女心の分からんやつめ…まぁいい、道中まではマフラーに入れてくれ」
「だから、歩きにくいって…まぁいっか」
202>>199の続き:2010/11/14(日) 17:43:27 0
「よいしょ」
「なんで…おんぶして貰おうとしてるんですか?」
「マフラーが短いからだ、こうでもしないと歩けまい」
「胸が当たっているのですが?」
「良いじゃないか、ほれ、ユニ●ロにつくまでで良いからおぶってくれ」
「うあぁー…重たいよー」
「何か言ったか?」ぎらり
「いいえ…何も?ってあつ!何それ!缶コーヒー?一本しかないんじゃ」
「そんなわけないだろう?アレはうそだ、ほらつくまではこれで暖めてやるから」
「できれば飲ましてほしいんだが」
「それは駄目だ、これは向こうについてからのお楽しみだ」
「選んでからか、ついて即かどっちだ?」
「ん?勘違いしているな?服を買ってもらって、私の家に来てからだ」
「お前の家に行くの!?」
「当たり前だ、外は寒い、加えて雪が降っている…これはお泊り決定だろう?」
「あの…親がいるのでは?」
「ん?私は一人暮らしだと知っているだろう?まぁ、後二、三年したら君が同居してくれる約束だが」
「知ってたよ…知ってていったよ!?このやろぅ」
203ほんわか名無しさん:2010/11/15(月) 23:10:44 0
「一緒にどうだい?」
そう言ってクーはいたずらっぽく笑った
http://sucool.s171.xrea.com/up/src/up0648.jpg

マフラーっていいよね!
204ほんわか名無しさん:2010/11/15(月) 23:25:29 0
画力よこせww
俺、もう少し人書くなんかで勉強したら
画像うpするんだ・・・
205ほんわか名無しさん:2010/11/16(火) 00:02:30 0
死亡フラグw
それと>>203 GJ
206ほんわか名無しさん:2010/11/21(日) 21:39:36 0
霜月の夜に

「最近、とみに寒くなったね」
「そうだな。霜月と言われるくらいだ。でも、いい季節だ」
「こうして、抱きしめていられるから?」
「うん。もう少しで師走。忙しくなるかもしれないけど、逢える時間くらいはこうしていたい」
「うん、僕も」

 霜の降りはじめる月。
 肩を寄せ合う二人。
 愛を、温もりを交わしながら。
 また一つ時を重ねていく。
207ほんわか名無しさん:2010/11/22(月) 00:34:10 0
保守☆米
208おらに画力を分けてくれ:2010/11/22(月) 05:35:35 0
「ぐぉぉぉ!描けん!描けぬうぁぁぁ」
「っ!ビックリするじゃないか、どうしたんだー絵かい?」
「もう駄目だぁぁぁ、俺には才能がないんだぁ」
「そんな死にそうな顔で言わなくても」
「ブツブツぶつ・・・」
「なにやら黒い手のようなものが・・・」
「教えてくれ、くー、俺は後何回模写し続ければいい?後何回人描くと模写とを繰り返せばいい」
「むぅ、高々絵ごときで」
「オレァくーを描きたいんだよぉ!燃える絵を!萌える絵を!描きたいんだよぉぉぉ」
「ふむ、君の悲痛の叫びは分かった、しかし、人体を描くには人体を理解しなきゃなるまい、私が実際にどこがどうなっているか教えてやろう」
「がーりょーくよーこーせー!」
「黒い手のようなものが動いて!?っあ!やめろ!そこっはぁぁんっ」
・・・・・
「ーという夢を見た」
「人が絵の勉強してるときに何を言いやがる、あと話がちぐはぐで訳分からん」
「それは良いから、布団に行こうか」
「今起きたとこだぞ?」
「夢の続きを」
「おやすみ」
「あ!こら!起きろ!」
209ほんわか名無しさん:2010/11/23(火) 17:38:27 0
>>208
つDS「絵心教室」

画き続けて

「今日のできは、どうだい?」
「すこしは、うまくなったと思うよ」
「どれどれ、うん。君が私をスケッチのモデルにしたいって言ってから、上手になっているよ」
「よかった。まだ、下手だけどそういってもらえるとうれしいよ。あと、ごめんね。せっかくの時間をじっとさせちゃって」
「いいさ。君のスケッチしているときの表情も、かっこいいからな。私も、この時間が好きになりそうだ」
「クー」
「これからも、書いて欲しい。そのスケッチブックいっぱいに」
「うん」
「もしかしたら、何年後かには一人増えているかもしれないな」
「それも、いいね」

画くは愛しき人。
描くは未来への青写真。
二人だけの静かな時間。
言葉のない、想いだけのやり取り。
描いたものは、少しずつ色が加わっていく。
210ほんわか名無しさん:2010/11/23(火) 19:09:06 O
甘いのGJ
あんたの書く素COOLが好きだ
211テスト一週間前:2010/11/23(火) 22:04:52 0
「ーと言うわけだ、・・・こんな説明だけど分かるかい?」
「んー、なるほど、大体分かった、くーは勉強教えるの上手いね」
「そうか?」
「ああ、くーなら良い先生になれるよ」
「・・・先生、か」
「あー・・・ゴメン、気に障った?」
「むぅ?いや、嬉しくてね、最初は君の家で一週間は勉強でデートは無理と聞いてでがっかりしていたんだがな」
「あう、ゴメン、僕頭悪いからさ」
「むぅ・・・謝ることではないのだが、むしろ有り難うと言うべきか」
「何でさ、くーの時間を削ってるんだから、お礼を受ける理由なんて」
「君がいるだけで何もかも楽しいと気付かせてくれた、
別に遊園地じゃなくても、
大きなお店じゃなくても、
ただ君がいるだけですべてが楽しめると教えてくれた」
「なんか照れるな///」
「だから、有り難う、だ」
「僕の方こそ有り難う勉強を教えてくれて」
「例には及ばないよ、他に解らない所はあるかい?」
「気持ちは嬉しいけど、もう遅いよ?大丈夫?」
「むぅ、確かにそろそろ帰らねば」
「どうする?送っていこうか?」
「いや、いいよ、近いし」
「そう?じゃあまた明日」
「ああ、また明日」
212ほんわか名無しさん:2010/11/24(水) 01:17:04 O
GJ
クーのことだから泊まっていくかと思ったwww
213今日はテスト休みなんだぜ?:2010/11/24(水) 14:37:25 0
また明日という言葉は素晴らしい言葉なんだよ?
お泊りもいいと思うけど
うちのくーさんが
「お泊りも良いが、君と出会うまでの時間も私は好きなんだ」とか言ったんで
しかも「私の一番好きな言葉はまた明日なんだ」とも言ってきたので
これら二つの台詞を元にSS作ろうとしたら見事に失敗したんだぜ?
ていうか素直幽霊の続き書かなきゃな!?
いくら話がアレになってきてるからといって
中途半端で逃げるなんてまね
俺はしたくないんだぜ
214ほんわか名無しさん:2010/11/24(水) 16:09:20 0
GJ
そして無理すんなよ
215ほんわか名無しさん:2010/12/01(水) 22:40:38 0
GJ
期待してる
216ほんわか名無しさん:2010/12/01(水) 22:41:42 O
来てみたら人いるみたいだから軽くお題くれ
217ほんわか名無しさん:2010/12/02(木) 00:11:41 0
三角関係な素直クール
218ほんわか名無しさん:2010/12/02(木) 19:41:11 O
素クールと三角関係

女「こんにちは」
男「あぁ、クー。こんにちは」
女「む? その猫、どうしたんだ?」
男「隣の家の人に預かって欲しいって頼まれてね」
女「にしては、やたらになついてるな」
男「なんでだろね。俺が猫好きだからかな?」
女「やけに楽しそうだな。私がいないのに」
男「そんなことないって」
女「どれ、私にも触らせてくれ」
猫「シャーッ!!」
女「いたっ……」
男「クー! 大丈夫!?」
女「おのれ猫畜生め、獣の分際で私と男の中に割って入ろうというのか……」メラメラ
男「猫に対抗心燃やさないでよ」
219ほんわか名無しさん:2010/12/03(金) 01:14:30 0
gj
久しぶりに素クー分を補給できました。
220くーさんちには猫がいる:2010/12/03(金) 01:57:23 0
「にゃあ〜」
「なんだ?猫なんて飼っていたか?」
「うむ、帰りに雨に濡れていて可愛そうだったからな」
「さすがくー、優しいな、俺も撫でてくれ」
「むぅ、普通逆だろう」
「いいじゃん、どれ、俺もなでなー」
「フシャーッ」
「ぎゃーっ」
「あっ、大丈夫か!?こら離れないか!」
「にゃあにゃあっ!」
「いってぇ」
「大丈夫か?」
「なんとか」
「にゃお」
「こら、攻撃してはいけないだろう?」
「ごろごろ」
「・・・」
「?どうした?」
「捨ててこよう!こんな無礼な畜生は今すぐ野良にカムバックだ」
「なんだ?猫相手に妬いてるのか?」ニヤニヤ
「ばっ!ちげーよ!」
「ふふっ、大人げがなさすぎるぞ?こっちへこいなで撫でしてやる」ガバッ
「いいよ、恥ずかしい」
「さっきはしてほしいとか行ってた癖に」
「気が変わったんだ!」
「よし、いけ、にゃんこよ!武力行使だ」
「シャーッ」
「んなっ!操ってやががががが」
221ほんわか名無しさん:2010/12/03(金) 03:17:27 O
クーwwww男カワイソス

GJ!
222ほんわか名無しさん:2010/12/04(土) 16:49:29 0
もう12月…
サンタさん…素直クールな彼女がほしいです
てなわけで一ヶ月ぶりに素直幽霊始めます
223ほんわか名無しさん:2010/12/04(土) 16:51:33 0
「さて、一週間までもう数日あるわけだが」
「言っとくけど俺はまだ死にたくないんだからな」
「解ってるよ、私もこんな体でもう一回人生を送るのは嫌だ」
「こんなとは何だ!こんなとは!」
「おっと、もう行かないと間に合わないな」
「話をそらすな」
「文句ばかりが多いぞ?安心しろ大樹君もひーがそこ等へん詳しいから応援を頼むと言ってたろう」
「…それがとても不安なのだが」
「…気にしたら負けだ」
「…そうだな」
「うむ」
224ほんわか名無しさん:2010/12/04(土) 16:55:25 0
―大学
「うぃーす」
「やぁ」
「ムムムム…本当だったのか」
「わたs…俺が嘘をつくわけないだろう」
「確かにこれは問題だ」
「だろう?どうにかできないか?」
「私としてもなぁ…単に霊感があるだけだしな」
「そこを頼む、真を殺すわけにはいかんのだ」
「私としてもこんなところで友人を失いたくはないいいい!」
「「うるさい、男泣きをするな」」
「ショボーン」
「ううむ、しかし困ったな…このままでは」
「お払いとかはどうなんだ?」
「私は良いが、高いからなぁ…おそらく真の財布が持たない」
「私の親戚に神主さんがいるぞおぉぉぉぉぉぉ」
「うるs…本当か?」
「うむ、何とかして言いくるめて見せよう」
「大丈夫なのか?」ヒソヒソ
「だいじょばないだろうな」ヒソヒソ
「しかしやる気みたいだし、ここは任せてみるか」ヒソヒソ
「そうだな」ヒソヒソ
「む?二人で何をこそこそしているぅぅぅぅぅ!浮気かっ!?浮気なのかぁぁぁぁ」
「「それはない」」
「ほっ」
「それでは頼むぞ?」
「ああ、任せろ!」
「無理すなよ?」
「ふあはははははは!待っているがいい!待っているがいいぞぉぉぉ」
「帰りやがった」
「そんな彼女で大丈夫か?」
「大丈夫だ、問題しかない」
225ほんわか名無しさん:2010/12/05(日) 20:41:53 O
素直幽霊乙
しかし、ヒートスレでもぼやいたが過疎が酷いね
完結に期待してるから頑張ってくれ
226ほんわか名無しさん:2010/12/06(月) 07:56:10 O
過疎……そういえば君は変わらない吸引力だ



年末には三姉妹スレがたつので宜しくお願い申し上げます
227ほんわか名無しさん:2010/12/06(月) 19:06:33 0
誰もwiki更新してないから
しておこうと思うんだが
いかんせん作品が多くなりすぎてめんどくさいんだよなぁ
228ほんわか名無しさん:2010/12/06(月) 19:12:40 O
ガンガレ。お前が頑張れば見知らぬ誰かがきっと助かるぞ
2291レス短編「雪」:2010/12/06(月) 21:12:29 O
クーには雪が似合うねと言うと、君は不思議そうな顔をして俺を見る。

「どうしてそう思うんだい?」

「だって、クーの真っ白い肌が雪みたいに見えるんだもん」

俺がそう言うと、クーは手袋を外して俺の頬に手のひらを当てた。

「冷たいよ、何してるのクー」

「雪のように冷たいのならば、溶かしてもらわないとな」

ひたひたと、何度も何度も、クーは手のひらを俺で暖めようとする。

「知っているかい、男? 雪が溶けたら、何になるかを」

「水、じゃないの?」

「違うな」

きっぱりそう言って、今度は俺の上着のポケットに手を突っ込んだ。

「雪が溶けたら、春になるんだ。だから君も、早く私を溶かして春にしてくれなければ困る」

ポケットの手を所在なさげに動かしながら、クーは笑う。

そこにだけ、一足早く春が訪れたかのように。
230くーさんちには猫がいる・トゥー:2010/12/07(火) 00:17:10 0
「なぁ?」
「何だ?」
「コタツに入ればどうだ」
「コタツにはいるより猫でもマフラー代わりにしようか」
「まだ拗ねているのかい?」
「・・・猫汁にして食ったら暖まるかな?」
「やめておけ、それよりこっちにきたらどうだ」
「猫がいるからいーやーだ!」
「入ってくれないか?」
「イヤだ!」
「はーいれ、」
「いーやーだーよー」
「むぅ、しかたない、一人と一匹で暖まっとくよ」
「けっ」
ー1時間後
「うーん、わん助ー、愛してるぞー」
「ふにゃーお」
「ワン助と呼ぶな、ったく、寝ちまってら」
「うぅーん、サンタコスならどうだー?」
「風邪引くぞ・・・しかたない運ぶか」
「ふにゃぉ」
「うぐぅっ、お姫様だっこってつらいな」
「文字どおりホワイトクリスマスだーむにゃむにゃ」
「ふぅ・・・終わった、しかし寝言の激しい奴」
「にゃー」
「・・・ねこも運んでおくか・・・、風邪とか引いたらくーが悲しむだろうし」
「みーみー」
「よっと」ポイ
「ぎにゃ」
「あっ、起きた」
「シャーッ」
「ギャーッ」
231ほんわか名無しさん:2010/12/07(火) 20:41:23 0
師とともに走る君へ

「やれやれ、君は今日も残業かい?」
「あっ、クー。うん、僕仕事遅いから。しかたないよ」
「君よりも、仕事をしてなくて提示に帰る人がいるというのに。君はまじめだな」
「それだけが、とりえなのかもね。ごめんね、最近全く話してなかったね」
「かまわないさ。仕事が優先。それは、生きるうえで当然のことさ。でも、体を壊したら元も子もない」
「わかっているよ。だから、帰ったらすぐ寝ているよ」
「わかってないさ。そんなに、無理してる。君は気づいているかい?」
「何?」
「肩で、息するようになっていること。少し耳の聞こえが落ちていること。疲れが、たまっているんだよ」
「そう、かな」
「だから、休め」
「でも…」
「じゃあ、明日から私も手が空けば手伝う。だから、今日は一緒に帰ろう」
「……うん」
「よし、そうとなればタイムカードを押してくるんだ。今日は私が体力のつくご飯を作ってあげよう」
「ありがと……」
「その前に、元気をおすそ分けしておくよ」

 灯りの乏しくなった屋内。
 二人だけの声が響く。
 交わした口付けは忙しく動く彼への癒し。
 師が走り回る季節は、始まったばかり。


232ほんわか名無しさん:2010/12/07(火) 20:46:07 0
>>227
 少しずつなら

「課題、面倒くさいよね」
「一気にやろうとするから、そう思うんだ。少しずつ、毎日やっていけばいい」
「クーは、よく毎日とかできるよね」
「継続は力だよ。君も、やろうと思えばできるはずだよ。誰もが皆、結局は意識の問題なんだから」
「意識ねぇ」
「目標がないから漠然となるんだ。なんなら、私と一緒にやっていかないかい? 二人なら、やろうと思えると思うよ」
「うーん、お願いしてもいいかな?」
「もちろん。報酬は、一日一回のキスと三回のハグだからな」
「安いのか、高いのか」
「契約金は、熱いキスで頼む」
「はいはい」

 千里の道も一歩から。
 ともに歩けば、辛くない。
 
233ほんわか名無しさん:2010/12/07(火) 20:55:56 0
書き手の皆様方お疲れ様です。
書き手の一人ですが年末進行のなか物語を書きたい衝動が出たので御題をお願いします。
御代はほんのきもちでおねがいします。
234ほんわか名無しさん:2010/12/07(火) 21:38:02 0
雨宿り
235ほんわか名無しさん:2010/12/07(火) 21:39:31 O
鼻水
236ほんわか名無しさん:2010/12/07(火) 21:57:53 0
>>234
冬の雨に

「寒いね」
「うん。手が、悴んでいるよ。手袋も、濡れてしまったら意味がない」
「雨宿りしても、風までは防げないしね。クー、手貸して」
「はい」
「これで、少しは違うでしょ」
「君も、だいぶわかってきたな」
「クーが、わかるように教えてくれてきたおかげだよ」

 冬の雨
 冷たい風
 握り合った両手は
 暖かい
237ほんわか名無しさん:2010/12/07(火) 22:02:21 0
>>235

「くしゅっ」
「クー、風邪? 鼻水でてるよ」
「むっ、恥ずかしい。できるなら、そんなに見ないで欲しい」
「あっ、ごめん」
「でも、これからもずっと一緒にいるんだからもっと恥ずかしいところを見られるだろうから大したことではないか」
「さらっと、話を広げるね。まぁ、クーのくしゃみはかわいかったのが収穫かな」
「君は、天然なのか狙っているのかわからないときがある」
「どうして?」
「まったく。はずかしかったから、君には責任を取ってもらうぞ」
「はいはい。どうしたらいいの?」
「じゃ、寒くないように抱きしめてくれ」
「はい」

 抱きしめあう二人
 くしゃみはきっと
 恋のうわさ
238ほんわか名無しさん:2010/12/07(火) 22:36:48 O
やはりあなただったか!
GJ!お題の消化が早くて羨ましい!
239素直クールって奴さ。:2010/12/07(火) 23:10:44 0
季節は12月で、街はとても寒い。
どれ位寒いかって言うとね、足の感覚が無くなるくらいだ。
厚手の靴下に、厚めの靴を履いてもこの様だ。
「大丈夫か」
澄んだアルトは耳に心地よくて、それは俺の大切な人の声だ。
「あー、うん。問題無いよ」
「そうか?ユウジ。本当か?」
「本当だっての」
吐息は白く、街灯でキラキラと輝いて見える。
俺の左手には手袋をしていなくて、彼女の右手も同じ。
細く、繊細で柔らかい感触が、俺を芯から暖めてくれている。
握り合った手は多少汗ばんでいて、少し湿潤しているけれど、それが逆に心地良い。
どんな防寒具よりも暖かい、ずっとだ。
「こんな田舎でも、やっぱクリスマスが近いと駅前は人だらけだよなぁ」
「ああ」
ミナトとは随分長く一緒に居る。
思い返せば、随分と色んな事があった。
彼女を、泣かせた事だって、あった。
肩にかかるくらいの、彼女の綺麗な髪の毛も。
凛々しく、澄んだ瞳にも。
この左手を握り返してくれる、細くて白い硝子細工みたいな右手だって。
一緒に、生きてきたんだ。
夏とか、春とか、秋とか、冬とかね。
「どうした?」
「何でもないよ、今日はウチでピザ食おうぜ」
「ピザ食べるのか」
「バイト代に余裕があってさ、パーッとね」
俺が少し大袈裟にジェスチャーを加えてみた。
(右手を少し高く上げてブラブラと)
その時、ついでに空を見上げたんだけど、これが凄かった。
どれ位凄いかって言えばね、雲一つ無くて、空気が澄んでいるんだ。
そこに、小さな宝石でも散りばめたかって言うくらいの満天の星空さ。
240ほんわか名無しさん:2010/12/07(火) 23:43:17 0

少し鳥肌が立った。
それくらい綺麗でさ、まるで地球の上澄みをそのまま見ているんじゃないかな。
ってくらいに。
「……地面ばっか、見ているもんじゃないな」
「同意するよ、凄く綺麗だ。ああ、まったくもって綺麗だな」
そうして俺とミナトは少しの間、空を見上げ続けていた。
星が本当に沢山空で光っているって事を、久しぶりに思い出した。
それで、少しだけミナトの顔にちらりと目をやったんだけど、少し恍惚としていて、艶めかしい顔だと思った。
「妹尾武の、サンタクロウスの空がとても合いそうだ。ああ、綺麗だ。とても」
ミナトが唐突に口を開くもんだから、俺は少し慌てた。
すると彼女は、濁りなんて何一つ無いその目で、俺を見つめて来るもんだからさ。
あれやこれやと、まるで中学生みたいに無駄な動きをしてしまうんだ。
それが余計に羞恥心を煽って、もう何が何だか解らなくなってしまった。
ミナトは、「ぷっ」と噴出して、くすくすと笑い出して、何だか俺も急に落ち着いてきた。
「行くか」
「ああ」
そうやって、俺達は再び素手同士を握り合った。
手のしっとりとした感触が、再び戻ってくる。
ミナトの、彼女の歩幅に上手くリズムを合わせて歩き出した。
家に帰る途中でも、俺達は時々空を見上げていた。
「次は春だな」
「気が早いなぁ」
「何を言う。君との一年は随分早く過ぎていると感じるよ。私は。」
小学校の、いつからだったかな。
俺は図書室で、解りもしないのに難しい本ばかり読んでいた。
物知りに成りたくて、誰かと違って居たくてさ。
ほら、あるじゃないか。そういう時期って。
そうやって、俺が知識を沢山覚えているつもりだったいつかの春に。
それが最初にミナトと話したときだったかな。
241ほんわか名無しさん:2010/12/08(水) 00:07:57 0
最初のうちは、今では全然問題無い事なんだけれど。
その特徴的と言うか、独特の雰囲気に俺は押されっぱなしだった。
けど、だんだんと慣れてきて、中学の頃には、今と同じくらいに話せるようになった。
でも俺にとっての中学時代は、最悪の時代だった。
ミナトと、喧嘩して、そして泣かせた時もあった。
俺は、それでもう、どうしようも無くなってしまっていた。
我武者羅に勉強してこの田舎の高校に入って、葉っぱみたいに生きていたんだけどね。
ミナトがさ、泣かせた俺を追って来て、いきなり「好きだ。結婚してくれ。」だからな。
驚くとか、そういう次元を超えていたよ。
だってさ、久しぶりに会った時は、そりゃもう誰かと思うくらいに綺麗になっていた事に驚いた。
雰囲気も大人びていて、それでもあの個性的過ぎる雰囲気で解ったんだ。
ミナトが、この高校に来たんだ。って。
それからはトントン拍子で、ミナトと昔みたいに良く一緒に居るようになって。
きちんと、一年の時に謝ったんだ。土下座して。
逃げたことを、幼稚で視野の狭かった行動を。
そうしたらさ、幼稚な俺の行動を「気にしていない」の一言で済ませちゃうんだよ。
その時に「償いをするくらいなら、もう何処にも行かないでくれ」って、泣き着かれたんだよな。
何だか、罪悪感と、安心感と、恥ずかしさでおかしくなりそうだった。
それだけは覚えているよ。
それからが不思議なものだった。
バイトして、その金で色んな場所に行ったり、記念日にプレゼントを交換しあったり。
気が付いたら、彼女の手を握って、キスとかをする関係になっていた。
どっちが告白したとか、そういうのは覚えていない。
ただ、コタツの中でぬくぬくしながら、まぁ、そんな雰囲気での告白だったかな。
「君がいきなり、ミカンの皮を剥きながら」
『ミナトの事が好きだからさ、その、一緒に居てもいいか?ずっと』
「あの時は焦ったよ、本当に。嬉しすぎてな」
「……ちょ、超能力か何かですか?」
「君と何年一緒に居ると思っているんだ。表情一つで大体判るものなんだ」
なんだか嬉しいような、少し不気味なような。
でも、そういう冗談を言いながら、彼女が少し微笑むようになったのは、いつからだろう。
最初の時は、何だかロボットみたいな奴だな。くらいだったんだけどなぁ。
242ほんわか名無しさん:2010/12/08(水) 00:40:37 0
気が付くと、俺のアパートの前だった。
安いけど、それなりにきちんとしている場所だ。
大家さんも、人柄が良くて人気だ。俺も何度か世話になっている。
凄く、恵まれていると思う。
「おっとぉ、着いた着いた」
「着いたな」
「あ、すまん、やっぱり今日は手料理にしよう」
「私は構わないが、材料はあるのか?」
「あぁ、だから二人で作ろうぜ」
忘れていた。忘れっぽいのは相変わらず直らない。
直そうとしているんだけどね。
冷蔵庫に、少しの肉類と、野菜がある。
シチューでも作ろうか。と思った。
階段を上って、ドアの目の前まで来て鍵を開ける。
ミナトが先に入って、玄関の電気を点けてくれる。
「サンキューベリーなんとか」
「どういたしましてなんとか」
こっちの寒いギャグにきちんと対応してくるのがミナトさん。
こういう所って、本当に助かるものだ。
部屋は星の光だけで照らされていて、何だか少ししんみりする。
「どうした?ユウジ?」
「あ、いや、なんでもないよ」
電気を点けようとして、振り返るとミナトがどっと顔をいきなり近づけてきた。
「な、なに?」
「心配だ。とても」
「なんでさ」
「ユウジ。とても疲れている顔をしている」
ミナトはそう言いながら、防寒具を取って、俺の両頬に両手を添えてくれる。
実を言えば、確かに最近はミナトとの時間もとって居なかった。
フルでシフトを組んで、働き詰めだったんだ。
だんだんと、彼女の両手が暖かくなっていく。
いや、これは俺の頬が熱いのかな。
243ほんわか名無しさん:2010/12/08(水) 01:17:59 0
「しばらく、間隔を置いておくべきだ」
「でも……」
「君が倒れたら、どうしようもないだろう」
両頬に添えられた手が、両脇から背中に向かっていく。
そのまま、しっかりと抱きしめられた。
「君は少し、無茶をし過ぎる」
「……ごめん」
「暖房を点けよう。君はコタツで休んでいてくれ」
俺もやるよ。と言いかけたが、ミナトに手で制されてしまった。
いい、私がやる。君は休んでいてくれ。と、ミナトは台所でさっそく作業を始めてしまった。
エプロンをつけて、調理に取り掛かる彼女後姿をずっと俺は見ていた。
歯切れの良い包丁の音と、美味しそうな匂いで部屋が一杯になる頃。
窓へ視線を変えると、雪がしんしんと降っていた。
「雪、降ってるぜ」
「ああ、……綺麗だ。さ、出来たぞ」
出てきたのは、ホワイトシチューと、パンとサラダ。
頂きますをきちんとして、口にすると、ちょうど良い温度が口一杯に広がっていく。
テレビを点けようかと思ったけど、やめる事にした。
「静か、だな」
「おう」
そうして、静かに食べていると色々な事を考えてしまう癖が俺にはある。
多分、と言うか、きっとこの先ずっと。って訳には行かないんだろう。
ミナトも、というか、彼女は頭が良いからもう解っているんだろうな。
そうなった時、俺はどうすればいいんだろうか。
でもやっぱり、一緒に居る為の努力をするよな。そうだろう。
シチューの甘い味をしっかり味わいながら、目をミナトに向けると、ミナトはすでに食べ終えていた。
俺と目が合うと、ミナトは微笑んだ。
それが何だか、どうしても沁みてくるんだよな。
俺は早々に飯を食べ終えて、食器を片付けた。
「先に風呂入っちゃえば?」
「一緒に入ればいいじゃないか」
「いや、それはいかんだろ」
244ほんわか名無しさん:2010/12/08(水) 01:45:53 0
「なぜだ」
「あの風呂は狭いしな、二人じゃ」
「いや、可能だ」
「いいから行ってきなさい」
ようやく、ミナトは頷いて着替えとタオルを持って先に風呂に行った。
名残惜しいような表情をしていたが、シャットアウト。
待っている間は、前に買った小説を読んだ。
内容は確か、感動物だったか?まだ序盤だから判断出来ない。
きっと、良い物語だろう。
読み深けていると、湯気のたったミナトがシャンプーの匂いと一緒に風呂から出てきた。
上下薄いブルーのパジャマだ。
「前に置いておいた奴が、役に立ったよ」
「ああ、んじゃ俺入ってくる」
しかし、つくづく狭い風呂場だ。と思い知らされる。
お湯の温かさで、少し眠気が漂ってきた。
風呂を出て、冷蔵庫に直行し、牛乳をコップに注いで飲む。
ミナトは、電気を消したりした後、洗面所で俺と歯を磨き、布団に入った。
一応、布団は二つ在るのだが、この布団は大体の場合、片方しか使われない。
電気を消して、疲れた体から力を抜いて眠る。
隣でごそごそと何かが動いている。どう考えてもミナト。
「……足が冷たいな」
「んじゃ、離れるか?」
「無いな。私は君とくっ付いて寝る方が、熟睡出来るんだ」
「抱き枕扱いかよ」
「なら私を同じようにしてもいい」
「それはいいです。おやすみ」
「ああ、おやすみ。愛しているよ、ユウジ」
「あ、ああ……まぁ、俺も」
俺達はこれからも一緒だ。
と言いかけたが、布団の中も体も温まってきて、眠気が強くなってきた。
ミナトの柔らかい匂いと、布団の温もりで気分が心地よくなっていく。
まぁ、うん。これが、そう。俺の大切な人だ。素直クールって奴さ。いいもんだ。
245ほんわか名無しさん:2010/12/08(水) 01:47:19 0
行き当たりばったりの気分で書いてしまった。
予想以上に長くなった。前置きを書いておくべきでした。
過疎いけど、俺は素直クールを選ぶぜ。
246ほんわか名無しさん:2010/12/08(水) 13:14:21 O
GJと 叫ぶ書き手も 我のみか

GJ!
247ホッカイロ:2010/12/08(水) 18:32:24 0
「寒い、どうにかしてくれ」
「カイロがあるよ」
「ありがとう、しかしまだ寒いな、どうにかしてくれ」
「カイロがあるよ」
「ありがとう、だがまだまだ寒い」
「カイロがあるよ」
「ありがとう、一杯持っているな、しかしまだ寒い」
「カイロがあるよ」
「ありがとう、しかしまだ寒いな」
「カイロがあるよ」
「ありがとう、…どれだけ持っているんだ?だが寒いな」
「カイロがあるよ」
「ありがとう、まだ寒いがカイロは―」
「まだあるよ」
「有難う、しかしまだ寒いな」
「カイロはもうないよ」
「そうか、しかし寒いぞ?どうにかしてくれ」
「どうしたらいい?」
「君が私を抱きしめるかおんぶしてくれれば良いんだ」
248ほんわか名無しさん:2010/12/09(木) 01:52:30 O
男のカイロ攻勢に吹いたんだがwwww
GJ!
249ほんわか名無しさん:2010/12/10(金) 08:41:51 0
これはGJせざるを得ない
250ほんわか名無しさん:2010/12/16(木) 00:28:26 0
あなたにとって普通なこと
それは
私にとって特別なこと
あなたの普通に触れたとき
私の恋は始まった

 素直で冷静な少女と普通な男
251ほんわか名無しさん:2010/12/16(木) 00:30:21 0
彼女の視点――
葉桜が広がり始めた季節。
友達もグループで固まり始めた。
そんな中私はいつも浮いていた。
いつも声かけられるのはかっこいいと評判だけは聞く人達。
『きれいだね』
『付き合ってよ』
そんな言葉だけが聞こえていくが、全部断っている。
『とりあえず付き合う』
それは、私の中の恋愛観と会いなれなくて。違うと思っていた。
誰に告白されたかなんて。覚えているはずなかった。
学校で一番人気という人からの誘いも全部断ってきた。
それなのに、何故か私は悪者にされていた。
もてること。それが罪。
不条理で。あまりにも感情的過ぎる理論。
そんな馬鹿げたものが、私を苦しめる。
クラスで浮いた私。
男子からは高嶺の花として遠ざかれ。
女子からは美しさを鼻にかけていると嫌われ。
いつの間にか、私は独りぼっちになっていた。
泣いたことがないのに。
心がぐしゃぐしゃに泣いていた。
いつの間にか、クラスでは独りが当たり前になっていた。
252ほんわか名無しさん:2010/12/16(木) 00:31:31 0
彼の視点――
葉桜を通る光がきれいな季節。
馬鹿な話ができる友達ができ始めた。
順風な学校生活だと思う。
だけど、何故か彼女のことが気にかかった。
素直 空
名前と冷静な振る舞いから皆からは『クー』と呼ばれる美人さん。
同じ委員という縁もあり、幾度か話したこともある。
成績も優秀で、しっかり仕事もして、頼れる人。
僕の中での彼女の印象。
彼女の人気も友伝で聞いている。
だけど、月日を重ねるごとに彼女の顔が悲しそうで。
どうにかしたいと思った。
253ほんわか名無しさん:2010/12/16(木) 00:32:33 0
「おーい。どうしたんだ。ボーっとして」
「あっ、ごめん。考え事」
「クーさんを見てかい? お前もなかなかの目利きで」
「あれだけ、有名な人だ。僕じゃなくても、見とれるさ。それに、同じ委員会だしね」
「おっと、アドヴァンテージ発言いただきました!」
「茶化さないでよ。そうじゃなくて、なんだか」
「なんだか?」
「見てられない感じがするんだ。かわらないようだけど、どこか脆くなって行く感じ」
「……なるほどな。お前、ボーっとしているようで鋭いな」
「なんで?」
「クーさん。どうも、いじめにあっているらしいんだよ」
「いじめ? なんで?」
「彼女、もてるのはお前でも知っているよな」
「うん、君づてで聞いてるね」
「どうも、その告白してきたやつの一人に大物がいたそうでな。そいつの熱烈ファンにいじめられましたとさ」
「クーさん。告白を断っているといってたよね?」
「そんな、簡単な話じゃないんだよ。彼の目にかなったのが許せないってやつだ」
「馬鹿げてるね」
「あぁ、馬鹿げているさ。でも、誰もがお前みたいに理性的じゃないんだ」
「そっか」
254ほんわか名無しさん:2010/12/16(木) 00:33:50 0
どうかしたいな。
そんなささやかな気持ち。
僕にできること。
その先を想像したら少しだけ怖い。
だけど、彼女が悲しそうだから。
動き出そう。
理性と計算だけで逃げてきた今まで。
たまには、馬鹿になってもいいよね?
「友。僕がもしいじめられたら助けてくれる?」
「おっ。もしかして。動くのか?」
「鋭いね」
「生まれたときからの付き合いだ。お前とは、兄弟みたいなもんだ。俺は、お前の味方だ」
「ありがとう」
「だから、お前とはお金のやり取りはしないようにしているだろ」
「なるほどね」
たかることは、いいんだね。
友の回答が可笑しくて、頼もしく、僕は思わず笑った。
255ほんわか名無しさん:2010/12/16(木) 00:36:15 0
彼女の視点――
もう、いじめが始まってどのくらいたつだろう?
仕返しさえも馬鹿らしくて。
無視さえも相手の怒りを買って。
理不尽すぎる。
どう立ち振る舞えばいいかもわからない出来事の起こる日常の中。
いつもどおりであろうと務めていた。
いつものような悪戯。
誰もいない放課後は泣きそうな姿を見られないですむという反面。
孤独な気がして。
悲しかった。
「大丈夫?」
優しげな声。
振り向くと、同じ委員の男子生徒が立っていた。
「大丈夫さ。君こそ、どうしたんだい? ほとんどの生徒は下校したぞ」
「うん。あのさ、素直さんいじめられているんでしょ」
「あぁ、だけど。君には関係ないことだ」
「関係ないかもしれないけど。なんというか、素直さんが辛そうに見えて。だからといったら変だけど。友達になってください」
「だが、ことわ……友達?」
「うん。迷惑、かな?」
今まで、付き合いってとの告白は幾度も受けてきた。
だけど、今回のようなのは初めてだった。
まじめで、やさしくて、それがおかしくて。
孤独でつかれきっていたのだろう。
私は、笑っていた。
256ほんわか名無しさん:2010/12/16(木) 00:37:18 0
「君は、優しいな」
「何故か、そういわれるよ。僕の中で当たり前と思っていることをしているだけなのにね」
「当たり前さえ、できない人もいるんだ。よろしく、おねがいします。私のことは、クーでいいよ」
「そのあだ名、知ってたんだ」
「当たり前だ。小学生のころから、ずっとそう呼ばれてきたんだ。知らなかった?」
「うん。クーさんをそう呼んでいる人。いなかったから」
「いるよ。ほかのクラスに一人。騒がしい、幼馴染がね」
「へー、そうだったんだ」
「うん、今回のことで巻き込んじゃいけないと思って。接触しないように言ってたんだ」
「クーさん、やっぱり思ったとおりの人だね」
「なんだ、いきなり」
「冷静で、優しい。委員会で話しているときそう思ってたんだ」
「初めて、言われたかもな。君は、私の初めてを次々と踏み込んでくるな」
「えっ、えっと……」
彼になら頼んでいいかもしれない。
彼に頼ってみたい。
257ほんわか名無しさん:2010/12/16(木) 00:38:08 0
「あの、君が迷惑じゃなければ。私と付き合ってくれないか?」
「どこに?」
まじめな顔。それが可笑しくて、かわいくて、愛しくて。
あぁ、これが人を好きになることなのか。
私は、恋に落ちているんだと自分で感じていた。
「じゃなくて、私と恋人になってくれないかという意味だ」
もし、私に彼氏というものができれば今の嵐が去るかもしれない。
そんな打算もありながらも、彼に告白をした。
彼の返事は、夕日のような赤い顔と。
「僕で良ければ」
早い季節の蚊が飛ぶような小さな声だった。
「それと、今すぐ。胸を貸してくれないか? どうも、限界のようだ。泣きたい」
『どうぞ』
彼は優しくそういうと、抱きしめてくれた。
ほんの少しの汗のにおいが。
制服越しの温もりが。
温かくて。
二人きりの教室。
私は思い切り泣いた。
これまでと、別れるために。
258ほんわか名無しさん:2010/12/16(木) 00:39:02 0
彼の視点――
放課後の教室。
素直さんは残っていた。
理由はわかっている。
いじめで隠されたもの探し。
声をかけるのは、今しかない。
そう思うと、そっと教室に入り、彼女に声をかけた。
「大丈夫?」
ゆっくり振り向いたのは驚きを隠すかのようで。
冷静ないつもの彼女がそこにいた。
「大丈夫さ。君こそ、どうしたんだい? ほとんどの生徒は下校したぞ」
いつもと、変わらない調子。それが、どこか悲しくて。
「うん。あのさ、素直さんいじめられているんでしょ」
単刀直入に切り出すことが、一番な気がした。
「あぁ、だけど。君には関係ないことだ」
「関係ないかもしれないけど。なんというか、素直さんが辛そうに見えて。だからといったら変だけど。友達になってください」
素直に、ただ気持ちを伝える。彼女との間に、嘘はいらない。そんな気がした。
「だが、ことわ……友達?」
「うん。迷惑、かな?」
なぜか、彼女は戸惑って。
そして、笑った。
259ほんわか名無しさん:2010/12/16(木) 00:39:52 0
「君は、優しいな」
「何故か、そういわれるよ。僕の中で当たり前と思っていることをしているだけなのにね」
友にも何度も言われた言葉。優しいなんて、言えない。僕は自分のできることしかしないのだから。
「当たり前さえ、できない人もいるんだ。よろしく、おねがいします。私のことは、クーでいいよ」
「そのあだ名、知ってたんだ」
周りがよんでいるあだ名。それは、クールな彼女への冷やかしをこめていたかと思っていた。
「当たり前だ。小学生のころから、ずっとそう呼ばれてきたんだ。知らなかった?」
「うん。クーさんをそう呼んでいる人。いなかったから」
「いるよ。ほかのクラスに一人。騒がしい、幼馴染がね」
「へー、そうだったんだ」
「うん、今回のことで巻き込んじゃいけないと思って。接触しないように言ってたんだ」
「クーさん、やっぱり思ったとおりの人だね」
「なんだ、いきなり」
「冷静で、優しい。委員会で話しているときそう思ってたんだ」
「初めて、言われたかもな。君は、私の初めてを次々と踏み込んでくるな」
意味ありげに、彼女は笑う。
「えっ、えっと……」
その表情が艶美で。どきどきした。
「あの、君が迷惑じゃなければ。私と付き合ってくれないか?」
「どこに?」
買い物くらいに、そんな表情をしなくてもと僕は思う。
「じゃなくて、私と恋人になってくれないかという意味だ」
勘違いが恥ずかしくて。
「僕で良ければ」
絞るように出した声は小さな声だった。
「それと、今すぐ。胸を貸してくれないか? どうも、限界のようだ。泣きたい」
「どうぞ」
僕は、それ以上は何も言わずにクーさんを抱きしめた。
彼女は、今まで溜めていたものを洗い流すように泣いた。
260ほんわか名無しさん:2010/12/16(木) 01:00:27 0
友火連合視点――
「さて、二人きりの教室とは。どこのギャルゲだよっと」
教室の前、友は一人立つ。
中に人が入ればきっとこの劇は崩れる。
舞台に邪魔者を入れないための勝手な警備。
「あんた。素直空しらない?」
「知っているけど。どういったご用件で?」
「そう、なら吐いてもらうわ」
「っと、手が早いな。あんた何者だ?」
「隣のクラスの、火斗 淳よ」
「あだ名は、素直ヒートといったところかね」
「よくわかったわね!」
「まったく。クーさんが君に助けを求めなかった理由がよくわかった。とりあえず、落ち着け」
「おちついてら!んっ〜〜〜!」
「クーさんは、俺のダチと教室にいる。クーさんがいじめられてるのは君も知っているんだろ」
首の動きでヒートは同意する。
「だから、それをどうにかしようと俺のダチが動いた。君が動けば、きっといろいろとめちゃくちゃになるとクーさんは読んだんだろうな。だから、今は待ってくれ」
「もし、失敗したら?」
「実は、その場合でもどうにかなるように手を打つ準備はした」
「あんた。すごいわね」
「ただの、あいつの友ですよ。まぁ、兄弟に近いかもしれないけどな」
「あたしは、クーと姉妹のようなものよ。そっくりね」
「かもな。おっと、成功なようだな」
「クーが泣いてるところ。初めてみる」
「そうなのかい?」
「うん。だって、いつもお姉さんだったから」
廊下から二人はひとつの愛の誕生を見守った。
自分たちに芽吹いた同じ種に気づくのは、少し先の話。
261ほんわか名無しさん:2010/12/16(木) 01:03:26 0
彼女の視点――
あの日から月日が流れ。楽しい日々が重なっていく。
それは、モノクロだったアルバムの写真が、鮮明に彩られた写真に取って代わられるように。
打算だった関係が。いつの間にか、なくてはならないという思いに変わっていく。
「君と、付き合い始めて今日で一年くらいだな」
「早いね。あの日以来、いじめもなくなったし。クーも、明るくなったよね」
「そう、なのか?」
「うん。どこか、壊れそうに見えたんだ。あの頃のクーは」
「だったら、そうなのかもな」
優しい彼。その優しさを独り占めしたいと思える私は幸せものだろう。
彼にとって普通でも。私にとっては特別なこと。










262ほんわか名無しさん:2010/12/16(木) 01:04:47 0
「クーねぇ!早く行くぞ〜!」
「そこのバカップルはごゆっくり〜」
満開の桜。先に行くのはヒートと彼の友達。
「にぎやか、だな」
「だね。にしても、いつの間に仲良くなったんだろう、友とヒートちゃん」
「ヒートが言うには、拳で語り合った情熱的な出会いらしい」
「あははっ。漫画みたいだね」
「まったくだ」
笑う彼の顔は優しげで、愛しくて。私には特別で。
こんな日々が続くことを。いつも願う。
『私は、君を愛してる。
あの日は、打算もあったけど。
今は、素直に愛してる』
手をつなぐ照れた彼の顔がかわいくて。
手を引っ張り、唇を奪った。

 素直で冷静な少女と普通な男〜Fin〜
263ほんわか名無しさん:2010/12/16(木) 19:32:38 O
グッッッッッッッジョオォォォォォォォォブ!!!!!!!!!!!!

久しく忘れていた、初めて素クーを見た時の胸がむずむずするような感情を思い出したぜ!!
264くーさんちには猫がいる・参:2010/12/18(土) 00:11:34 0
「うぅー寒い寒い」
「おかえり」
「あぁー、コタツ温いな」
「・・・」
「どした?」
「手を・・・出してくれ」
「ん?まぁいいけど」
「よいしょ」むにゅ
「ばっ!なに胸に当ててるわけさ!?」
「いや、冷たいから暖めようと胸なら暖かいかと」
「いや、確かに暖かいし巨乳に触れて嬉しいけどさ!?胸はやめてくれせめて手で暖めてくれ」
「むぅ、君の頼みならしかたあるまい」おずおず
「ふぅ」
「ひんやりして気持ちいいな」
「外は寒いからな」
「お腹空いたかい?」
「あぁ、暖かい物が食べたい」
「じゃあ鍋焼きうどんにしよう」
「サンキュ、うどんにキムチよろしく」
「わかってるよ」
(ふぅー、疲れた、・・・なんか足元にふにふにしたものがある)ケリケリ
「しゃぁぁぁぁ」
「ん?なにこの不協和音」ソー
「あー・・・ねこがコタツの中にいるからきをつけー」
「しゃぁぁぁああああ!」
「ちょっ!はやくいぇあ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”」
「うあっ!こっちにくるな!鍋炊いてるのにあぶなっ」ガッシャァァァン
「ぐぉぉ!顔が!俺の顔がぁぁぁ」
「うああああ!ワン助ぇぇぇ!すまない!すまない!うぁぁぁぁん!救急車ぁぁぁ」 
265ほんわか名無しさん:2010/12/18(土) 00:27:51 O
ちょwww男死亡wwww
266規制されてなければお題募集:2010/12/18(土) 14:35:52 O
さぁ、注文を訊こうか
267ほんわか名無しさん:2010/12/18(土) 17:24:44 O
腹筋スレを踏んじゃったクー
268クーさんちには猫がいる・死:2010/12/18(土) 20:25:30 0
「すまん太助」
「もうやだ」
「後遺症が残らなかっただけましじゃないか」
「運が悪けりゃおしまいだったんだぞ!」
「うぅすまない」
「もうやだあの猫畜生三味線にしてくれる」
「なにもそこまで」
「毎日毎日攻撃されてちゃトラウマにもなる」
「しかし、あの猫も悪気があるわけでは」
「猫ブチコロス」
「まぁまぁ、しばらく入院で会えないんだから」
「だいたい最近くーも猫にばかりかまってるじゃないか」
「そんなことはないぞ・・・多分」
「それみろ」
「むぅ、そんなにいうなら家には帰らん、今日一日ここに居させてもらう」
「別にそこまでせんでもいいのだが」
「いいや!君に愛されてないと思われているなら何としてもその考えが間違いとおもわてみせる」
「ふぅん」
「そういうわけだ、よろしく」
「マァイイヤ」
「しかし、喉が乾いたな飲み物を買ってくるよ」
「あいよ」
「安静にしてろよ」
「ふぅ、疲れた、少し寝るー」
がさがさ
「ん?鞄の中に何か居るのか?」
ガラッ
「おじいさん、注射の時間ですよー」
「やべ!手がすべっー」
「にゃー!」ダッー
「きゃー」ガッシャーン
「なぜ猫がいるーっていうか注射ぁ”ぁ”ぁ”!」ブスブスブスー!
269ほんわか名無しさん:2010/12/18(土) 21:04:06 O
男カワイソス
270ほんわか名無しさん:2010/12/19(日) 16:18:48 0
>>267
出たIDはlsu90060

「クー、何しているの?」
「腹筋だ」
「いや、いままでそんな習慣なかったよね」
「今日からはじめた」
「あははっ。掲示板の腹筋スレにひかかった?」
「うん。まったく。あんな巧みなタイトルはひかからないほうが可笑しい」
「えっ? 本当?」
「あぁ、彼を魅惑するためのひとつの方法。IDの数だけ腹筋だそうだ」
「クーさん、何も素直に実行しなくてもいいですよ」
「そんなわけにも、二千十っと」
「ちなみに、IDはなんだったの?」
「lsu90060だ。つまり、90060回だな」
「次の日なくことになるからやめなさい」
「そんなわけには……」
……
「おなかが痛い」
「どう見ても筋肉痛ですありがとうございます」
「むぅ……」
「大体、クーはそんなことしなくても魅力的なんだから」
「ずるい。終わってから言うなんて」
「真剣だったからさ。ごめんね」

悪戯を真に受ける彼女
見守る彼
こなした数は
愛の量


271ほんわか名無しさん:2010/12/19(日) 19:00:35 O
お題消化乙!
クーの美しい腹筋に挟まれたい
272ほんわか名無しさん:2010/12/19(日) 23:23:04 0
想い愛

「君が好きだ。私の想いを受け止めて欲しい」
「えっと、はじめまして。だよね?」
「一目ぼれだ」
「友達からじゃ、だめなんですか?」
「私は君を愛してしまった。心を受け取ってもらわないと、愛が始まらないじゃないか」
「えっと、じゃあ……」

相手を心から想うこと
心を受け取ってもらって愛は始まる
273ほんわか名無しさん:2010/12/20(月) 00:28:29 O
うまい!
274GlassNote:2010/12/22(水) 22:37:58 0
シチェは上の方の続きで初デートの喫茶店で

主「なんかこの間は悪かったな。いきなりさ」
ク「気にしなくていいから、うれしかったし・・・」
主「ならよかった、今年で卒業って
   事もあったし焦っちゃって」
ク「なんか、すごい私の事軽々しく
決められた気がするんだけど」
主「そ・・・そそそそんなことないってホントに」
ク「冗談だって、そんなに私冗談通じない?」
主「冷静と言うかようはクールで
真っすぐなイメージが強いからじゃないかな?」
        2人分のコーヒーが運ばれてくる。
         …彼女は意外とミルクティーだったり
ク「みんなそう言う・・・」
    その瞬間ブラックコーヒーの苦さが増した気がした
主「いやなのか・・・?」
ク「ううん、ただ勘違いされたくないだけ、
  それだけで避けられてる気がして・・・」
275GlassNote:2010/12/22(水) 22:54:33 0
   その後、彼女は笑顔を見せた
    2秒くらい当惑したがその意味はすぐ分かった
ク「でもね・・・嬉しかったんだ。
   あなたに好きって言ってもらえて、
    あなたがこうして一緒に話を聞いてくれてね。」
     彼女の笑顔はまぶしかった。
      いや、可憐だったという方が近いかもしれない

    そして彼女と2人の時間を楽しんだ訳だけど  
     なんというか彼女の知らないことはまだ多い
276ほんわか名無しさん:2010/12/22(水) 22:54:45 O
支援
277GlassNote:2010/12/23(木) 15:42:51 0
・・・と書いてみたのですが
また書きたくなったので
自分にもお題をお願いします
こういうのに対しては素人ですが〜
278ほんわか名無しさん:2010/12/23(木) 18:23:12 O
GJ
お題:ダイエットを真剣に考える素クーor男
279ほんわか名無しさん:2010/12/23(木) 21:13:03 0
「ん、なにやってんだクー?」
「なにって、見れば分かるじゃないか、ダイエットだよ」
「どうして?いまでも十分細いと思うんだけどな」
「わたしも、そうだと思っていたんだがな。つい最近、重大な事実が判明したんだ」
「?」
「B90 W56 H80」
「なんかの暗号?」
「違う、君のおかずの女の子たちのサイズの中央値だ」
「…」
「バストは適合してるがウエストはすこし大きくてな、って男聞いてるか?」
「…ねぇ、その中央値って、どんな事例から採った数値?」
「ん、それは、映像作品30点、雑誌20点、写真集」
「うあぁぁああああああああ」
「どうしたんだいきなり大声をあげたりして」
「…モウ、シンデモイイデスカ?」
「む、君に死なれてはこまる。わたしのダイエット成果を見せる相手がいなくなるじゃないか」
「…モウ、シンデモイイデスカ?」
280ほんわか名無しさん:2010/12/24(金) 02:02:22 O
嬉し恥ずかしですな
GJ
281GlassNote:2010/12/24(金) 11:43:21 0
それじゃあ、ダイエットが一番必要な夏場前くらいの話を
―彼女の部屋にて
主「お邪魔しま〜っs…って、何このパイプの山!?」
ク「ぶら下がり健康器とか、その他
   腹筋とかの補助するやつだけど」
主「え〜っと、この物干し竿状態はつまり・・・」
ク「いわないで・・・泣きたい・・・」
主「…どんまい」
  目線をちょっとそらしておく、しかしその先には…
   赤、青、水玉、ピンク、赤ピンク縞、さらには…
ク「ぁ…みないで」
   シャッ…カーテンが閉まりそれを隠す
主「ぁ…あぁ、悪い」
ク「夏までのお楽しみって事で頼むよ」
主「はい」
   ちょっとまてよ・・・何か一瞬
    紐みたいなのが見えた気が…って
主「際どいのとかあったけど・・・」
ク「そうだね、【主人公名】の家にあったの参考にした。
   着るかは決めてないけど、
    大事にカバーと栞してたのについてた」
主「すみません、それだけはやめて下さい
   本当に許して下さい、ごめんなさい、すいません」
282GlassNote:2010/12/24(金) 11:44:34 0
ク「…ベットの下に2冊、本棚の隠し底に4冊、参考書に2冊
   絵の裏1冊、テレビの裏1冊、ゲーム機にディスク2枚…」
主「う…うわああああああああああ!!ストップストップ!」
ク「ん?どうしたの?」
     この時の彼女のとぼけた表情には何かを感じた
      彼女の中に無意識の何かが潜んでる…確信した
主「と…ところで、1つ言っていいか?」
ク「なに?」
主「ダイエットで何度も失敗したようだが、
   ここにあるのはむしろ筋トレ器具な気がするんだが」
     周りをみるとダンベルにプレスベンチも見えた気が…
主「コレだとむしろ腹筋やら何やらが恐ろしいことに…」
ク「なんでわかった…」
     と、彼女は4つほどに割れたウエストをチラつかせる
主「ご愁傷様です。」
ク「見捨てないで頂戴。」
     と、俺をつかむ腕の力がすごい、細い腕だがすごい
主「…と、いうかさそこまでしなくても
   普通にスタイル抜群だと思うよ。大丈夫。」
    とココで言うのが彼女に見つかった作品ではテンプレ
ク「どうせなら1番磨きがかかった私をみて欲しかった」
    ん…うるうるしてない?いまいち表情読み取れないけど
      うるうるしてませんか〜クゥさ〜ん?(※)
主「ありがとう、俺も腹出てきたし一緒にダイエットするか?」
    コクンと、頷く。破壊力が天元突破してらっしゃる。
     これは夏が楽しみな気がしてきた
       水着はすんごい不安だけど…
―こうして梅雨空の雨の日の1日は幕を閉じた
  (※自分の頭の中の素直でクールな娘は皆さんのと
     違いクール分が足りない気がするので
      そこを分けるためクゥと呼ばせて頂きます〜長文スイマ)
283ほんわか名無しさん:2010/12/24(金) 13:06:32 O
GJ!
クーの割れた腹筋なぞりたい
284素直幽霊でメリクリ:2010/12/25(土) 01:45:31 0
「メリークリスマス!真」
「気が早い、まだ一時だぞ」
「二十五日に代わりはなかろう?」
「んー、まぁそうだけどさぁ」
「いいじゃないか!せっかくのクリスマス!楽しもう」
「じゃあ、プレゼントくれ」
「あ・・・うぅ」
「どうした?」
「あぁ!ほら、これだ」
「おっ!ほしかった腕時計じゃん」
「うむ、死ぬ前に金をコツコツためて買ったのだ!」
「サンキュー!ありがとぉっ」ガシッ
「っ!きゅう」
「どうした?急に」
「久々に君にそんな顔をされたら抱きつかれたら」
「あぁ!そうだ俺からはこれだ」
「む?指輪か?」
「幽霊がつけられるかはしらないけど」
「うむ、つけられるぞ」
「安物で悪いけど」
「なに、君からのプレゼントというだけでうれしいよ」
「気に入ってもらえりゃなにより」
「ところで」
「ん?」
「婚約指輪と考えていいんだろうな?」
「幽霊と結婚できんの?」
「愛の前には関係ない!何なら誰かに乗り移ってでも!」
「そんなことしたら指輪投げ捨てるから」
「それはだめ」
285ほんわか名無しさん:2010/12/25(土) 03:24:12 O
クリスマスを楽しみにする幽霊wwww
GJ!
286GlassNote:2010/12/28(火) 14:31:36 0
超突発企画----------------------------------
       =クゥがぬこになった日=
--------------------------------------------
主「…で、ネコと入れ替わった…と?」
   と、なんと目の前にいる猫いわく
   クゥと猫が入れ替わってしまったらしい
   (中の人が「」前に 例:ク「」=ネコ姿のクゥ)
ク「と…いうことだ」
   ちなみに黒猫なのだが手の部分だけ毛が白い
主「どうするの?ってかこの目前の現実が理解できない
  なにこれ小説とかアニメでしか見たことないぞ?」
ク「それでこいつがネコのほうだ」
   …猫みたいにソファの上に伸びてるんですが
   なんか目がすっごいのほほんとしてる…悩殺五秒前
ク「それで…どうすればいいと思う?」
主「こっちが聞きたいです」
ク「…にゃあ」
主「現実から逃げないでください…かわいいですけど」
猫「…にゃあ」
主「勝者。クゥの中の猫。」
ク「お〜い?」
   ゴゴゴゴゴゴ…ってなってますけど…手・・・痛いし
ク「しかしナイスだ猫!その手があったな」
                                …続く?
287ほんわか名無しさん:2010/12/28(火) 18:58:43 O
クーに猫耳は鉄板
GJ
288御題を拝借:2010/12/29(水) 21:52:41 O
クーは愛犬リリと入れ替わったようです

「お邪魔します。ってクー、舐めないで。どうしたの?」
「すまない」
「リリが喋った!」
「実はかくかくしかじか四角いタ○ト」
「いや、わからないから」
「どうやら、リリと入れ替わってしまったようだ」
「なるほど。ところで、どうやったらクーもといリリを止められかな」
「羨ましい。私でさえしたことないのに。いや、私の身体だから褒めるべきか」
「いや、そうじゃなくて。そうだ。リリ、お座り」
「うむ、お利口だな」
「本当に。だけど、目のやり場にちょっと困るかな」
「なに、気にすることはない」
「えっ、ちょっとクーさん」
「私はリリの身体でリリがいつもやっているように君にアプローチするよ」
「いやいや。違うでしょ」

入れ替わった彼女
戸惑う彼
彼女の喜びを隠せないのは
フワフワの尻尾が揺れるから
289ほんわか名無しさん:2010/12/29(水) 22:43:49 O
クーにペロペロされたい
それにしても犬娘クールは可愛いな
GJ
290クーさんちにはにゃん助がいる:2010/12/30(木) 02:53:50 0
「おはよーって、あれ?机ってこんな高かったけ?」
「あははは!なにするんだワン助ー、猫みたいになったな」
「・・・ぉぇ、なんかおれの体が猫のような動きを・・・きめぇ」
「む?ぬこ!しゃべれたのか!?獣が喋ると以外に怖いな」
「いや、俺太助だけど?」
「何言ってるんだ?どうみてもぬこだぞ?」
「・・・はい?」
ー数分経過
「入れ替わったみたいだな」
「まじかよ」
「まぁ、コンパクトになってかわいくなったじゃないか」
「いや、車じゃないんだかー」
「よいしょ」ひょい
「うわっ何するんだ」
「抱いているのだ、以外に君だと思うと興奮してしまうな、猫耳・・・」
「どんな黒歴史ジャンルだ!はなせよ!胸当たってるんだぞ!」
「当てているのだ、しかたないな、はなしてやろう」
「ほっ」
「ほらこれなんかどうだろう」ぽい
「またたびかよ!効くわけがー」うずうず
「?」
「ごろにゃあ~ん」
「あ〜もう!かーいーなー!」ひしっ
一方ぬこは
「きゃあ〜!下着泥よ!」
「ふにゃ!」タタタタ
「ま〜てぃ!そこの猫みたいな走りかたしてる下着泥棒!」

・・・戻ったらいろいろとピンチ!
291ほんわか名無しさん:2010/12/30(木) 03:19:42 O
裏真ジャンル「猫耳」かwwww懐かしひ……
男はクーの胸に挟まれて爆発しろ
292ほんわか名無しさん:2010/12/30(木) 11:41:42 0
超突発企画----------------------------------
       =クゥがぬこになった日= part2
--------------------------------------------
主「…まず一言いわせてもらう、何故通じるし?
  そもそも何?平らなとこでずっこけたら
  その先に猫がいて入れ替わったって?意外とドジか?」
ク「いやそんな一気に聞かないでくれ」
主「言わないおなかのとこコチョコチョするよ、こう…」
   猫なクゥのおなかで指を躍らせる
ク「にゃっ!ふなぁっ!や…やめっ!くすぐっらぃぃい!」
   かわいいこの子、いい、すごくイイ!( >ω<)b
-10分後----------------------------------------
ク「いいかげんやめっ…いいたい事がぁ…ぁあんっ」
   男にはこーゆう台詞がご馳走なわけで…
主「ん…そういや、それで何だっけ?」


ク「…忘れた」

主「…おぃ、改行使ってそれかよ?」


ク「…にゃあ」

主「…ごまかすな、かわいいけど」
ク「あっ…」
主「今度は何?」

ク「…猫…逃げた」
   窓がご丁寧に開けられてたわけで…っておい!
                      …続く?
293GlassNote:2010/12/30(木) 13:05:55 0
超突発企画----------------------------------
       =クゥがぬこになった日= part3
--------------------------------------------
  肩にクゥを乗せてマンションの階段下りながら…
ク「またあいつをひっぱって来なきゃいけないのかぁ…」
主「それほんとだったのか…」
   なんか猫のままひっぱって来たらしい
   例の筋トレの成果か?でも猫に筋肉まで移るのか?
ク「あ〜そんなに私のことを信用してないのか…」
主「いきなり猫に話しかけられて信じろといわれてもな」
   あれ?今首筋に冷たい物が…
主「…って俺のことぺろぺろするなぁっ!!」
ク「いや…なんか…つい…」
主「お〜いなんか猫の割合多いよ〜?」
ク「いっその事君のペットにでもなろうか?」
主「俺のコレクションを荒らすのは人のクゥだけにしてくれ」
    そんな俺の脳裏に人のクゥをひざに載せて
    なでなでする光景が浮かんでいるのは内緒な
ク「はぁ…なんか複雑な気分だ」
    猫に話しかけられてる俺の方が複雑な気分だっての
主「いいから、走るから落ちるなよ?」
ク「うん」

    2歩足踏みしてから一気に駆け出す
    この間からのダイエットついでに鍛えた俺の足と
    バランスボールで鍛えた彼女のバランスがあれば
    肩に乗せた(乗った)まま走るくらいたやすい事だった


主「…俺の彼女はクゥのままのクゥだけだしな」
    夕日が斜めに当たる階段を一気に駆け下りた…
                           …続く?
294ほんわか名無しさん:2010/12/30(木) 13:26:59 O
男がかっけぇよぉ
続きが気になる
295GlassNote:2010/12/30(木) 15:18:02 0
>>294 さん、ありがとうございます〜
 そう映っていたなら嬉しいので4も出します      
超突発企画----------------------------------
       =クゥがぬこになった日= part4
--------------------------------------------
   …意外とすぐ猫は見つかった
   その野良猫もといクゥの体の方。
   河川敷の水門の上に猫ずわり…
   ほぼ真横からかかる日の光が当たる…
   弾けとぶ水沫と虹がクゥに重なる…
主「…見つけた」
   静かに振り返るそして逃げようとする猫の腕をつかむ…
ク「…返して…私の本当の居場所を……頼む!」
    クゥが身を乗り出す、そして中に彼女が舞う…
主「畜生!こんな時に!」
    手を伸ばす逃げる彼女の体と舞う彼女の心に…
    1人の人をそのまま愛す事すら叶わないのか?
ク「…ごめん…ね」
    手を伸ばす、ひたすらに…
    手に当たるのは彼女の手ではなく水沫と彼女の涙…
主「誤る必要なんてないだろっ!!
  俺が勝手に求めてるんだからよ!!だから…
  届けぇええええええええええええええええええっ!!」
    夕焼けの中世界が黒く反転してゆく…
    そんな中消えそうなシルエットに手を伸ばす…
    届け!この手ぇええええええええええええええっ!!
                               続く…?
-(助かるならA 残念ならB へ)--------------------------
皆様、毎回ご愛読ありがとうございます
クゥ編作者GlassNoteです〜クゥさんテラカワイす
なんか動物ブーム来ちゃいましたね
とにかく『クゥがぬこになった日』次回最終回!?…以上
296ほんわか名無しさん:2010/12/30(木) 18:26:56 O
GJ!最終回まで全裸で待機しとく!
297GlassNote:2010/12/30(木) 19:42:11 0
超突発企画----------------------------------
       =クゥがぬこになった日= part5-A
--------------------------------------------
   その時だった…
   その時、視界が180度回転した   
   猫が身を乗り出してクゥをつかんだ
主「あれっ?猫?」
ク「嘘でしょ…?」
   まさかの行動に目を丸くする2人
   そのままクゥの猫の頭がゴツン…
ク「いたっ…」
猫「にゃ?」
   両方の口から両方の言葉が漏れる
主「……えぇっ!!」
ク「ありがとう。2人とも…本当に」
主「まぁ…猫が逃げなければよかった話だけどな」

ク「うん…この野良猫私ががもらっていいかな?」
   新たに1匹が俺らの輪に加わった…
----------------------------------------------------                         
               クゥがぬこになった日-Aルート 完 つづく
Bにこうご期待!!
298ほんわか名無しさん:2010/12/30(木) 19:47:36 O
乙!
299ほんわか名無しさん:2010/12/31(金) 01:17:05 0
【毎年】素直三姉妹合同スレのお知らせ【恒例】

 日時:大晦日 午後22:00
 場所:VIP
300ほんわか名無しさん:2010/12/31(金) 11:30:14 O
雪の檻

「雪、積もってしまったね」
「うん、君と一緒に居れて助かったよ」
「いやいや。助かってはないでしょ」
「少なくとも、温かいさ」
「あぁ」
「こうも出掛けれないと、暇だな」
「だね」
「だから、家族を増やさないか?」
「お断りします」

雪の檻
閉じ込められた二人
寄り添い語るは
愛の言葉
301ほんわか名無しさん:2010/12/31(金) 13:16:08 O
クールポエマーあぁぁぁぁぁぁァァァァァァ!!
結婚してくれ!!
302ほんわか名無しさん:2010/12/31(金) 16:47:11 0
>>299
これって、このスレや前のスレに乗っていたのを貼り付けるのってありなのかねぇ?
303ほんわか名無しさん:2010/12/31(金) 17:46:03 O
自分で書いた奴で、なおかつスレ内でそう宣言してから投下するなら良いかもな
いくら2ちゃんが著作権フリーとはいえ、無断転載は極力避けた方がいいと思うの
304ほんわか名無しさん:2010/12/31(金) 17:52:29 O
>>303
なるほど
どれが自分が書いた奴だっけな
ありがとうございます
とりあえず、参加しようと考えてます
305GlassNote:2010/12/31(金) 19:30:41 0
実は最近からここにきてるんですけど
合同板は10:00にたつって意味でいいんでしょうか?
306ほんわか名無しさん:2010/12/31(金) 20:53:14 O
>>305
>>299にある通りみたいですね。
立ったらこちらにリンク貼られると思いますよ。
307ほんわか名無しさん:2010/12/31(金) 22:01:52 0
308素直幽霊の人:2010/12/31(金) 23:14:24 0
「…えーっと、まだ本編では一週間たってないよね?」
「うむ、安心しろ、まだ二日目のはずだ」
「年越す一時間ほどまえなきがするんだけど…気のせいだよな」
「うむ、気のせいだ」
「なんか忘れられてるきもするけど、だいじょうぶだよな」
「うむ、多分だいじょうぶだ」
「あれだよな!年末年始で長文書けないだけだよな!」
「うむ、そのはずだ!」
「なんか不安になってきた!」
「安心しろ、ストックはあるらしい」
「まじか!よかっ・・・」
「ただし脳内に」
「駄目じゃねえかあぁぁぁぁ!」
「おこるな!もう少し時間がたてば本編も書いてくれるはずだ!それまでssで我慢するんだ」
「たしかとしこす前には完結さしておきたいとか言ってなかったか!?」
「状況が変わったのだ、どうせ期待してるやつもいないだろうsa!」
「なんか悲しくねぇか?」
「…今年も小林幸子はラスボスぽかったなー」
「紅白に現実逃避するんじゃない!…少し早いけど今年もよろしくお願いします」
309三姉妹の方に誤爆した:2011/01/01(土) 17:22:57 0
君と新しい年を

「あけまして、おめでとうございます」
「あけましておめでとう。クー、晴れ着似合っているよ」
「ありがとう。これから、初詣行かないかい?」
「うん、行こうか。じゃあ、車を……」
「いいや、歩いていこう。のんびり、行くのもいいじゃないか」
「そうだね。じゃ、行こうか」

のんびり歩く神社までの道
新しい年二人で神に詣でる
願うはともにいれること
310GlassNote:2011/01/09(日) 18:11:11 0
超突発企画----------------------------------
       =クゥがぬこになった日= part5-B
--------------------------------------------
   あの日から3日がたった
主「…ハァ…」
   ため息…実は猫にも逃げられてしまった
   今ので分かったと思うがクゥはあのまま…
主「どうしよう…」
   トントン…と何か音がする
主「クゥが居ないんじゃあな…」
   とぼやいたて2秒後、音に気づいてドアに向かう
主「…どなた…ですかぁ?」
   ドアを開けた…
   3日ぶりに光が差し込む、眩しい…7月の光…
   そこにいたのは…
主「嘘だろ…まさか…」

ク「私だってお前を求めているんだけどな…
  告白しておきながらそれはひどいじゃないかw」
   そう…クゥだった
   猫でもなく、紛れもなくクゥだった
主「おかえり、人騒がせな猫さん?」
ク「ただいま、猫の同居人した男。」
   そんな冗談を言い合う彼女の眼には光の粒。

   見えない彼女、彼女の器、会えない時間…
   全てが鉛色だったのに…
   結ばれた絆、彼女らしい彼女、出会えた瞬間…
   柑橘系の香りと7月の陽光は白く白く2人を包む…
猫「にゃぁ?」                  つづく…
----------------------------------------------
ついに完結です。こっちの方が気合入れたつもりですw
シベリアからGJ!
帰ってきたクーとの再開に感動した!
312泣き虫め:2011/01/10(月) 03:00:19 0
「ごめん、結局年末年始帰れなかった」
「気にするな、仕事なんだしかたない」
「うん・・・そっちは何か変わったことあった?」
「変わったこと・・・自慰が増えたことくらいか」
「そっか、くーらしいね必ずそっちに帰れるようにはするから」
「いや、君のことだ、前みたいに体壊されたら困る。君の選んだ道だ、なに大丈夫、たまらなくなったら私から会いに行く」
「うん・・・ごめんね、恋人らしいことしてやれなくて」ぐずっ
「いいから、泣きそうになるんじゃない」
「ごめ”ん・・・」
「まったく、泣き虫め。」
「じゃあきるね」
「ああ、」
ガチャン
「まぁ、泣き虫は毎日毎日泣いてる私なんだろうが・・・な」
313ほんわか名無しさん:2011/01/16(日) 01:37:47 0
オダイクレ
314ほんわか名無しさん:2011/01/16(日) 02:08:47 0
>>313
殴り合う二人
315ほんわか名無しさん:2011/01/16(日) 21:20:48 0
(´・ω・`)「素直クール」になりたい。
316ほんわか名無しさん:2011/01/17(月) 17:17:43 0
>>315
同意、激しく同意。
----------------------------------------------------
       時期ネタ:雪国のクゥさんINこたつ
----------------------------------------------------
主「クー、せっかく休みなんだし何かしないか?」
ク「…うぁ〜」
主「こたつもいいけどさ…なんかさぁ…」
ク「…寒いのはヤダからな〜」
主「そうかぁ〜」
ク「…そうだぁ〜」
主「飯でも食いに行こうぜーもう3時だぜー?」
ク「…うなぁ〜」
    ひょい…………………揚げパン。
ク「…めしあがれぇ〜」
主「………………………いただきます。」
ク「…………zzz」
主「…おやすみ」
317ほんわか名無しさん:2011/01/17(月) 17:44:18 0
   …20分後
ク「…zzz」
   こたつに頭以外はいっているクゥが足を…
主「ちょ…クゥ?お〜い?」
   すっごい器用な寝返り、足の指に俺の脚の指を…
主「くすぐったい、もちょくたいって(津軽あたりの方言)」
ク「zzz……フフッ」
主「起きてない?ねぇ?クゥさん?」
ク「zzz…………いかないで、そばにいてよぉ…」
主「寝言?なんかクゥらしくないな…」
ク「zzz………お前の事が好きだから…」
主「…なんかうまいもんでも作ってやるかな…俺もだよ」
318ほんわか名無しさん:2011/01/19(水) 21:03:23 0
渇いた唇に

「いたっ」
「おや、ちょっと切れてるね。乾燥してるしね」
「ほんと? リップ今日に限ってもってな……」
「んっ……」
……
「ふふふっ。これで、唇も潤っただろう」
「確かに、潤ったけどさ」
「うふふっ。これからは、私が君の唇を湿らせてあげるよ」
「人目があるところだと恥ずかしいんですけど」
「人目がないところならいいんだね」
「嫌いじゃないけど、勘弁してください。その……」
「ふふふっ。気持ちよすぎるからかい?」
「まぁ、そんなところ。クーは、恥ずかしくないの?」
「全然。君となら、ずっとくちづけしていたいくらいだよ」
「ふやけちゃいそうだね」
「ふやけるほど、キスしたい」

 渇いた冬の空気
 唇を湿らせるのは彼女と彼の深く永い口付け
 二人の間の空気は
 春を含んで
319ほんわか名無しさん:2011/01/19(水) 22:59:56 0
>>316-317
GJ!クーも男もかわいいよwwwwこたつで寝て風邪引かないようにね

>>318
どうやったらそんな毎度毎度そんな詩的表現が出来るんですか!?GJ!
320ほんわか名無しさん:2011/01/31(月) 11:50:17 O
>>319
人を愛したら誰もが詩人になれるってクーが言ってた。
321ほんわか名無しさん:2011/01/31(月) 13:24:00 O
それじゃあ俺はまだ本当の愛を知らないのか……
322ほんわか名無しさん:2011/01/31(月) 13:55:56 0
「本当の愛、かぁ」
「どうした?男」
「ちょっとね。本当の愛、って何だろうね」
「相手を心の底から求め、慈しみ、愛する事だろう?」
「うーん…一口に言える事じゃないような気もするんだ」
「そんな事を考えても答えにはたどり着けないんじゃないかな。
 その答えは、自分の奥底にあると思うんだが…」
「そう…かな。そうだね」
「ふふ。それよりも今はお互いを大事にしよう。
 愛し合おう…」
「うん、クー…」

俺「それの答えを見つけ出すなんてとんでもない!そうは思わないかね?」
323ほんわか名無しさん:2011/01/31(月) 14:28:40 O
>>321
人は心で詩を紡ぐ

「クー、人を愛したら詩人になれるって本当?」
「本当だとも。私はそう思ってるよ」
「そっかぁ。なら、僕は人を愛せないのかな」
「どうしたんだい?」
「詩が紡げないから」
「詩は難しいものじゃないよ」
「そうなの?」
「君を愛しいと思う。これだけでも、詩的で素敵じゃないか。君が私を愛しく思えば、それが君が紡ぐ詩だと思うよ」


愛してる
その言葉が詩になる
人はみな心で詩を紡ぐ
324ほんわか名無しさん:2011/01/31(月) 16:26:25 O
>>314
たまには

「さぁ、君もそれをつけるんだ」
「グローブ?」
「そうだ。たまには、殴り合ってみないかい」
「なんで」
「問答無用。私はさ。不満なんだ。君が会えないのに飄々としてるのが。だから、悔しいから」
「理由になってないよ」
「良いジョブだ。そのパイタッチはわざとらしくないぞ」
「そうじゃなくて」
「君が好きだから。耐えれない事もあるんだよ」
「ごめん」
「謝罪なんか。要らないんだよ」
「うん、愛してるよ」
「私も愛してるだから、独りにしないでくれ」

殴り合う二人
確かめ合う二人
時にはぶつかり強くなる絆
325ほんわか名無しさん:2011/01/31(月) 19:02:28 O
グッッッッッジョオぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉブ!!!!!
殴りあう二人でこんな素敵な話が書けるなんて……!!
326ほんわか名無しさん:2011/02/03(木) 18:25:48 0
久々に投稿。今回は男が彼女の過去に迫ります。
================梅雨明けの================
  …みなさん、俺です。男です。すごいの見つけました…
  クゥの日記!それも中学生時代の!
 色あせた日記帳…イニシャルのK・Kと書かれている…
「見て…いいのかな?」
  …パラリ。俺の知る権利は誰にも阻害させないぃぃぃい!
--11月23日(wed)----------------------------------
  今日もいつもと変わらない。
    皆の輪に入ろうとしても形だけ。
    まるで私がそこに居ないみたいに…
 ---------------------------------------------------
「話が重いぃぃぃぃいいいい!!痛々しいぃい!!」…パラリ
 --12月11日( )-----------------------------------
こないだの転校生、すぐ仲間ができたみたい。
    虐め仲間が…傷が痛い。心配させたくないし笑顔、笑顔。
 --12月14日(  )-----------------------------------
    髪を切られた。10cm何ヶ月もかけて伸ばしたのに…
    心配かけれないし床屋に行ったことにしよう。
    嘘ついてごめんね、お父さん。
    私、折れちゃいそうだよ、お母さん…許して、そっち行きたい
---------------------------------------------------
「死ぬなあぁぁあああああああああっ!!てかなけるぅうううう!」
                               続いてしまう
327:2011/02/03(木) 19:02:32 0
(;ωノ|柱|
328ほんわか名無しさん:2011/02/03(木) 19:27:27 O
悲しい話は嫌だお…
329節分といえば落花生:2011/02/04(金) 00:33:07 0
「よし!節分しよう!節分!」
「断る」
「むぅ!?」
「豆片づけるのめんどくさい、もったいない」
「もったいない?食うのじゃないのか?」
「地面に落ちた奴食うのかよ!?」
「むぅ?問題あるのか?どうせ殻があるだろ?」
「殻?何で大豆に殻?」
「大豆?節分って落花生でやるんじゃないのか?」
「・・・くー」
「ん?何だ?」
「豆買いに行こうか」
「節分するのか!?やったー!」
(いくらなんでも落花生は不憫だろ・・・)
330ほんわか名無しさん:2011/02/04(金) 01:55:23 O
恵方巻き

「南南東だっけ」
「うん」
「クー、向きは反対でしょ?」
「気にせずにがぶりといきたまへ」
「はいはい。いただきます」
「…ふふふっ。かぷっ」
「っ!」

「クーさん。恵方巻きでポッキーゲームは違うと思うよ」
「私の願いは早速かなったから二度おいしい」
「いや、うまいことは言わなくていいから」
「ふふふっ。言葉は無くても、想いは叶うものだな」
「そうですね。豆、食べましょうか」
「うむ」

無言で見つめ合って
想いをのせてかじる巻寿司
恵方は相手のいる方向
331ほんわか名無しさん:2011/02/04(金) 08:06:55 O
>>329
大豆がなくて落花生で代用する家庭は意外に多い気がするwwww

>>330
クー可愛いよクー
でも恵方巻きは各自食べて欲しいwwww
332GlassNote:2011/02/04(金) 17:19:41 0
>>328 伏線、伏線っ〜。同時進行でSF戦記モノはじめてみた。
     男にはクゥの全てを包んでほしいからね(微笑)
***************************************************
   螺旋の先の久遠へ…   1段目-2人目のイエス
***************************************************
―――それは、21世紀後期。1人の天才科学者により
      世界は急激に躍進した。多くの闇を生みながら…
  2XXX年、ある小国が謎の軍に占領された…

―――その国の名は『日本』

  そのリーダーは不明。しかし圧倒的カリスマにより、
  世代、国、宗教を超えて多くの人材が集まった…
  そして、建国宣言をした…

―――独裁国家『クロノス』の始まりだった

  世界中が震撼したこの出来事に対し、
  世界の頭脳といえる政府は火星から領地を管理した。
  そこで、しがらみを超えた連合国家が誕生した。(以下連合)
  
  テラ・フォーミング、人型駆動兵器、コロニー建設…
  紀元を越えた次世代へと、人は歩み始めたころの話だった…
(まだクゥ出てきてないけど…次からね)  続く
333GlassNote:2011/02/04(金) 18:06:41 0
***************************************************
   螺旋の先の久遠へ…   2段目-平和という名の建前
***************************************************
―――場所は変わって火星の工業学区
ク「男〜おいてくぞ〜」
男「ちょっ…タンマ…」
  彼女は通称クゥ。素直でクールな子…いや美少女だ
  今は同じ工業系の学校に通っている。むしろ工業位しかない。
ク「彼女を待たせるのはどうかと思うぞ」
男「うっ、それは確かに…(´・ω・`)」
  関係は、御察しのとおりです。よし、準備完了。
男「OK、行こうっ」
ク「ジュースでいいよ。」
男「はぁっ!?財布からいくら搾取する気だ〜今月でn」
  クゥが俺の口をふさぐ…唇で。
  甘い…柑橘系というか…昔食べた果物の味がした。
ク「それじゃ、行こうっ♪」
  …大胆というか、まぁいいけど。むしろ好いけど。
男「あぃあぃっ、しょ〜がねぇ〜な…( ´Д`)=3」
  
―――この日々が突然終わるとは夢にも思っていない俺だった…
男「なんてなっ♪」
                             つづく…
334素直幽霊:2011/02/04(金) 20:07:46 0
お久し振りです
pspのデーターが全部吹っ飛びました
それはそうと本編です

―三日目
「てなわけでよんできた」
「うぃーす」
「・・・まて」
「なんだ?」
「どこが神主なのだ」
「ひどいなぁ…どう見ても神主だろ」
「どこに金髪に髪を染めててタバコを吸う神主がいるんだ」
「決め付けはよくないな、世の中にはどう見ても20くらいにしか見えない赤髪の神父がいるんだから」
「…大丈夫なのかな?」
「んでー?お払いをしなきゃならないのは誰だよー」
「む、私だ」
「んー、何だよ男かよー」
(やっぱやめておいたほうがいい気がする)
「んじゃはじめっからナー?おとなしくして置けよー」
「あい、わかった」
「ナンマイダーナンマイダーアーメン、ナンマイダーナンマイダーアーメン」
「まてまてまてまて!?」
「何だよー?また初めからになっちゃうじゃないか」
「本当にそれでお払いなのか!?どう見ても適当にしか見えないぞ!?仏教とキリスト教が混じってるぞ!?」
「あー?ド素人がうるさいよー、こういうのは大抵大丈夫だって相場が決まってるんだよ」
「何の相場だ!?」
「うるさいなー、静かにしろよぉ…んじゃイチからな」
「うぅぅぅ」
「ナンマイダーナンマイダーアーメン、ナンマイダーナンマイダーソーメン…あ、間違えたアーメン」
(…大丈夫なのか?これ)
           続く
335ほんわか名無しさん:2011/02/05(土) 18:05:30 O
>>315
クーのように

「クーって、何でも出来るよね」
「急に、どうしたんだい?」
「いや、クーの事を思い返すと凄い人だなって」
「ありがとう」
「だから、クーみたいになりたいって思って」
「駄目だ。君はそのままでいいんだ」
「でも」
「少し、抜けたところがあるけど、優しい君が私は好きなんだ。だから、そのままでいてほしい」
「…うん」

憧れは背伸び
愛は等身大
彼女はそのままの彼が好き
336GlassNote:2011/02/07(月) 21:38:21 0
>>334 ご愁傷様です…現実編はおいといて3話目です。
*********************************************************
   螺旋の先の久遠へ…   3段目 - 鳴り始めた鈴
*********************************************************
―――火星の工業学区:午後〜下校時刻    |クゥさん…素直で冷静。クール分薄め。
男「…クゥ…朝のアレ…d」                |男  …凡人。重機免許所有くらい。
ク「そういえば、ジュース。」                |※絶滅しかけのため果実は高い
男「うぁ…地雷…」 |
   校内唯一の自販機の前に来る…         |
   その時、それは鳴った…              |
 ジリリリリリリリリリリリリリリリリリイイイイイイイイッッ!!! |
   …敵襲警報!!?   | ※火星は情報統制が行届いている。
男「火星は安全地帯じゃないのかよっ!!」 |  そして敵本拠地から遠いため。
ク「そもそもここに来る訳が…」 |
   窓を見やる…空挺ならぬ宙挺部隊。数は2。 | ※宙挺部隊…造語。降下部隊のこと。
男「そうでもないかもな…俺の親父あたりとか」    |※親父…実は連合の副総司令官。
ク「とにかく校門辺りは敵がいるな…来て…」     |
   いきなり腕をつかまれてそのまま移動      |
男「そっちは重機実習棟で正反対じゃ」         | ※重機実習棟…作業機械の実習施設。
                           (ウォークライ)
―――鳴り始めたベルは世界の暗転を告げる戦鐘の如く…   続く
337glassnote:2011/02/07(月) 21:52:17 0
あまりに読みにくかったので再カキコ。半角スペースって消えるんですね…
*********************************************************
   螺旋の先の久遠へ…   3段目 - 鳴り始めた鈴
*********************************************************
―――火星の工業学区:午後〜下校時刻      |クゥさん…素直で冷静。クール分薄め。
男「…クゥ…朝のアレ…d」                |男  …凡人。重機免許所有くらい。
ク「そういえば、ジュース。」                |※絶滅しかけのため果実は高い
男「うぁ…地雷…」                      |
   校内唯一の自販機の前に来る…         |
   その時、それは鳴った…              |
 ジリリリリリリリリリリリリリリリリリイイイイイイイイッッ!!!        |
   …敵襲警報!!?                   | ※火星は情報統制が行届いている。
男「火星は安全地帯じゃないのかよっ!!」      |  そして敵本拠地から遠いため。
ク「そもそもここに来る訳が…」              |
   窓を見やる…空挺ならぬ宙挺部隊。数は2。   | ※宙挺部隊…造語。降下部隊のこと。
男「そうでもないかもな…俺の親父あたりとか」    |※親父…実は連合の副総司令官。
ク「とにかく校門辺りは敵がいるな…来て…」     |
   いきなり腕をつかまれてそのまま移動      |
男「そっちは重機実習棟で正反対じゃ」         | ※重機実習棟…作業機械の実習施設。
                           (ウォークライ)
―――鳴り始めたベルは世界の暗転を告げる戦鐘の如く…   続く

338ほんわか名無しさん:2011/02/09(水) 16:42:16 0
>>337
あまり変わりません><
339ほんわか名無しさん:2011/02/19(土) 10:16:57 O
>>338
あまり変わりません

「君は、私から口移しでチョコを貰うのと、私に口移しでチョコを渡すのどちらが良いかい」
「クーさん。その質問は大して変わらないと思うんですが」
「そんな事はないぞ。私が先にくわえているか、君が先にくわえているかの大きな違いがあるんだぞ」
「要するにチョコレートを口移しするんだよね」
「簡潔にまとめるとそうだね」
「はぁ。で、その大量のチョコは?」
「姉妹からのお裾分けと、君の御母様から貰った分も含めた君へのチョコだよ」
「何故そんなに」
「おや、足りないかい? まぁ、足りなければ買い足せば良い。さぁ」
「結局はクーさんがくわえているのね」

口付けは柔らかく甘く
チョコは二人の熱で溶けて
ゆっくりと来る春を待つ
340ほんわか名無しさん:2011/02/19(土) 12:58:27 O
これは勃起せざるをえない
GJ
341 ◆jPpg5.obl6 :2011/02/19(土) 20:19:04.65 0
>>339
お題として使っていただけるとはw
GJ
342ほんわか名無しさん:2011/02/22(火) 12:39:38.62 O
小春日和に君と

「だいぶ、暖かくなってきたよね」
「うん。だけど、まだ風が冷たい」
「そうだね。クーが少し薄着だとおもうけどさ」
「窓からの天気に騙されたんだ」
「なるほどね」
「だから、君にも温めてほしい」
「はいはい。クー、桜が咲いたら花見に行こうよ」
「勿論だとも、君と酔いつぶれるまで飲むよ」
「クーはザルだから潰れないでしょ」

「ふふふっ。愛しい人の寝顔は良い肴だよ」

ゆっくりと感じる春の気配
かすかに残る冬の名残
二人は来る季節に思いを馳せる
343ほんわか名無しさん:2011/02/22(火) 14:05:07.83 O
ザルクールGJ!
344ほんわか名無しさん:2011/02/22(火) 17:39:00.54 0
小春日和は十一月ではにゃーか
345ほんわか名無しさん:2011/02/22(火) 18:22:32.09 O
クーの魅力の前では些末事
346ほんわか名無しさん:2011/02/22(火) 19:56:20.34 0
>>344
今日いい天気だったのでつい
他に言葉を見つけきらなかったもので
申し訳ない
お詫びに御題募集
347ほんわか名無しさん:2011/02/22(火) 20:39:38.41 O
お題
・クーの頬をつついてみた
・クーに二の腕をつままれた
・クーに冷たくあしらわれた
348ほんわか名無しさん:2011/02/22(火) 22:44:33.18 0
>>347
頬を

「んっ? どうしたんだい? そんなに珍しく見つめてくるなんて」
「いや、ちょっとね」
「むっ。頬をつついてくるとは。やわらかいかい」
「うん。想像以上に」
「ふふふっ。これで君はより私の虜に」
「なんか、はまるね」
「むぅ。なんかずるい気分がしてきた。私にはその腹をつつかせるんだ」
「冬の増量フェアなんですが」
「それがいいのだよ」

頬と腹
つつきあう二人
確かめ合うのはやわらかさと愛
349ほんわか名無しさん:2011/02/22(火) 22:47:45.17 0
>>347
ふりそで

「君は、意外と肉があるんだね。なんだい、この肉は」
「今気づいたの?」
「服の上からだと、気づかないね」
「まぁ、わざと大きめの服を着てるしね」
「私より肉があるのを、女として落ち込むべきなのだろうか」
「んっー、僕はクー位の肉付きがちょうどいいけどね」
「私も、君の肉付きは好きだよ」
350ほんわか名無しさん:2011/02/22(火) 22:51:39.82 0
>>347
冷たく

「クー、最近冷たいけど。どうしたの?」
「むっ、君の不摂生な生活に少しいらいらしてね。色々と準備してたんだよ」
「準備?」
「うん。君は、ちょっと痩せないといけないと思う。だから、これから君と同棲することとする」
「なぜ?」
「そっちの方が食事の管理がしやすいからね。おっと、ちょうど業者が来たようだ」
「ええっ〜、なにその嫁入り道具」
「不束者ですがお願いしますってね」
「えっと、お願いします」

だらしない亭主と押し掛け女房
彼はこれから幸せ太り
351ほんわか名無しさん:2011/02/22(火) 22:52:42.82 0
>>347
以上です。
三つのお題みて男が太っているという設定で続き物のつもりです。
352ほんわか名無しさん:2011/02/23(水) 05:09:37.12 0
素晴らしい
353ほんわか名無しさん:2011/02/23(水) 07:38:14.10 O
お題消化乙!
まさか続き物にしてくださるとはwwww
354GlassNote:2011/02/25(金) 18:54:40.65 0
>>326の続き。久々ですが…シリーズ再開。
初見さんは猫編からどうぞ。複線のため悲しい話ですが…
================梅雨明けの覗き見==============
何気に自殺予告までしていた中学生時代のクゥだった…
「…にしても、こいつ等(いじめっ子)マジ腹立つな…」
 でも握り締めた拳の行き場はなくて…
--12月17日(mon)----------------------------------
 遂にこの日が来た。
 あの子は今日で転校するって話。
 日付は冬休み中らしい。
 これが裏切られたら…そう思った。
 曇り空はいつか晴れる…何処かで聞いたけど…
 雨の予感がする…土砂降りの…雨。
--------------------------------------------------
 その先10日間は白紙だった…何故か。真っ白な白…そして…
--12月27日(   )----------------------------------
 …引越し屋のトラックが事故を起こしたらしい。
 今更、助け舟が来てももう私は壊れた後だよ。
 あいつなんて消えちゃえばいい。
 昔はこんなこと思ったこともないのに…
 さした光は汚れた紅で…
--------------------------------------------------
 「…クゥ…頑張ったな…たった1人だったのに」
  ガタッ!振り返るっ
 「にゃ〜?」          続く…
355ほんわか名無しさん:2011/02/25(金) 22:11:41.88 O
重い……乙
356ほんわか名無しさん:2011/02/27(日) 09:43:12.82 O
苺祭

「おぉ…」
「今は苺尽くしみたいだね」
「こんなに苺のデザートがあるとは、ここは楽園かい? はっ! 君が居て苺のデザートが山ほど。そうだ、これは夢だ夢なんだ」
「クーさん落ち着いて。現実現実」
「すまない。つい我を見失ってしまった」
「クーさんは苺好きだもんね」
「うん。食べ物の中では一番好きだ」
「前に、ケーキ屋で苺タルトボールで買って丸々一人で食べたしね。店で」
「あの時も夢のようだったよ」
「僕にも夢みたいな光景だったよ」
「今日も、良い日だな」
「今日も?」
「うん。君に会える日はいつも良い日なんだよ。んっ」
「クーさん、苺でポッキーゲームはもはやキスかと。あと店内です」

赤い果実
それは愛の色形に似て
はしゃぐ彼女
微笑む彼
二人の赤い祭りは
これから始まる
357356:2011/02/27(日) 09:46:12.61 O
うわっ。読み返したら苺タルトホール丸々のつもりがボール丸々になってる。
携帯のばかぁ。
誤字のお詫びにお題も募集します。
358ほんわか名無しさん:2011/02/27(日) 13:02:09.42 O
ボウルを持参して苺祭に向かうクーを想像してしまった

お題
・ツンデレを装ってみたが五秒しか持たなかった
・素直ヒートを装ってみたが声が出なかった
・素直シュールを装ってみたがそもそもなり方が分からなかった
359ほんわか名無しさん:2011/02/27(日) 14:30:16.20 O
>>358
ツンデレの振りしても大して変わらないようです

「はい」
「あっ、珈琲ありがと」
「ふんっ。私が飲むついでだからね」
「うん。でも、ありがとう」
……
「ふむ。今流行のツンデレとやらを」
「はい?」
「やってみたんだが、どうも私には向かないようだ」
「大して変わらないような気がしたよ。少し不機嫌なクーって感じで」
「そうなのか?」
「クーは、何だかんだで優しいから」
「君のためじゃないんだから」
「はいはい」

無理に尖る彼女
変わらない優しさ
奥にあるのは愛しさだから
360ほんわか名無しさん:2011/02/27(日) 14:35:23.01 O
>>358

「………」
「クー、どうしたの? 痛い痛い! 急に強く抱きしめないで」
「ヒートの、真似をしようと思ったら声が出なかった」
「だから、思い切り抱きしめてると」
「うん」
「もうちょっと、優しくお願いします」
「うん。やってみて気付いた。こういうのもいいね」
「うん」

強く抱きしめる彼女
声は出なくでも
想いは熱く
361ほんわか名無しさん:2011/02/27(日) 14:43:04.85 O
>>358
シュールって何?

「クー、首傾げてどうしたの?」
「シューの愛情表現が、私には理解出来なくて」
「あー」
「難しく考えても、仕方ないや。私はやはり君が好きだよ」
「クー…」
「食べちゃいたいくらい」
「!」
「ふふふっ。良いだろ?」
「って。クー、後ろ後ろ!」
「恥ずかしがらなくて良いんだよ」
「ちがっ、シューちゃんカメラ回さないで!ヒーちゃん興奮しすぎ!」
「出歯亀など大したものではないよ」
「らめぇぇぇ!教育上駄目!」

真似出来なくて
彼女は彼女の方法で愛を語る
362ほんわか名無しさん:2011/02/27(日) 14:44:59.06 O
>>358
少しやっつけ気味ですが以上です。
363ほんわか名無しさん:2011/02/27(日) 17:32:00.83 0
ツンデレクーかわいいgj
364ほんわか名無しさん:2011/02/27(日) 19:42:25.06 O
お題消化GJ!
あなたの書くクーが好きだ
365ほんわか名無しさん:2011/03/01(火) 01:17:45.40 0
「今日はつんでれなる物に挑戦しようと思う」
「前回は着替えToloveるだったな」
「あれは失敗だった、いくぞ!」
「おー、がんばれー」
「べべべべべべぺつに君のことなんて好きじゃなななないんだからな!」
「そこまではどもらんだろ」
「うー」
「大体、そんなことされても嬉しくないし」
「男の人はつんでれが好きだと聞いたぞ」
「だからって、まねせんでもいいだろ?」
「むぅ、私にやはり魅力はないか?」
「そんなの自分で考えろ」
「分かった、なんとしてもつんでれになる!」
「まっまて!別にそのままでも俺はいいと思うぞ!?」
「本当か!?」
「じっ自分で考えろっていってんだろ!?」
「ふふふふ・・・そのままでいい、か、ふふふ」
「っとまぁ、つんでれとはこういうか・・・きいてねぇや」
366ほんわか名無しさん:2011/03/01(火) 05:34:26.01 O
むしろ男がツンデレwwww
GJ
367GlassNote:2011/03/01(火) 17:12:23.26 0
やっと伏線用鬱パート終了です。文章力落ちたかな?
無理してSFやった辺りから…アレはアレでいつかリメイクします。
☆*-------------------July--------------------------*
     焼ける様に白い夏   雲海の上に2人
*-------------------------------------------------*☆
男「海行こうぜ〜海開きだぜっ!!」
ク「否っ、あえて富士登山を提案する。」
   いきなり完全否定。お決まりの海と山…
―――そして7月1日
   クゥのキラキラ無言光線に勝てるわけもなく…
男「いいのか?わざわざ1合目からで?」
ク「(こくん)」
   実は俺もクゥも登山初心者である、無謀だ。
   5合目まで車で行けばいいのに理由は不明
ク「下からのほうが長く男と上れるから。」
男「なっ!?///」
   酸素も薄くなって呼吸が大きくなっている中大声で叫んだ
   これは、うれしはずかしなんとやらって奴だろうか?
ク「でも、さすがにきつくなってきたかも」
男「いわんこっちゃない、荷物、ちょっと引き受けるぜ〜」
ク「ありがとう、男」
男「あぁ、どうってこと無いって、こんくら…イッ!」
   なんか重い、これ怖いくらい重いぃっ!
男「何はいってんの?これ?」
ク「企業秘密だ。夢のかけらだよ」
男「ディ●ニー…」              続くっ!(7合目)
368ほんわか名無しさん:2011/03/04(金) 15:19:22.50 0
「あ〜、今年はいつまでも寒いな」
「そうだな」
「俺、寒いの苦手だからつらいよ」
「わたしも寒いのは嫌いだが、冬は嫌いじゃないぞ」
「え、なんで?」
「それはだな…、こうすると
           ほら、心まで暖かい」
「…そうだな、俺も苦手じゃないかもしれない」
369ほんわか名無しさん:2011/03/04(金) 17:55:55.27 O
どうしたの?クーは男をどうしたの!?
370ほんわか名無しさん:2011/03/05(土) 09:19:25.06 O
私は、彼が大好きです。
僕は、彼女が大嫌いです。

reason

「おはよう。今日は良い天気だね」
「…おはよう」
「今日も、仏頂面だね。私は、その顔も好きだけどね」
「お前さ。うっとおしいんだけど」
「それは失礼。だけど、君との接触は止めないよ」
「なんでだよ」
「好きだからさ」
「理由になってないぞ」
「好きになるのに、理由なんか要らないよ。嫌いになるのに、理由は要るけれどね」
「なんだそれ。どこかの偉人の受け売りか」
「かもしれないね」
「だいたい、俺はお前の事が嫌いだって言ってるだろ!」
「嘘だ。君が嫌いなのは、私じゃない。親しくなろうとする人だ」
「なっ!」
「ごめんね。知ってるよ。君が、好きだった人のこと。そして、事の顛末も」
「だったら、ほうっておいてくれよ」
「嫌だ。私は、君が好きだ。ずっと、ずっと一緒に居たい。君が悪いんだよ。会ってしまったから、一目惚れだ」
「俺は、お前が嫌いだ」
「その嫌いに、理由はあるのかい」
「何だろうな。わからない」
「だったら、嫌いを好きに変えてみせるよ。嫌いの理由は、なくなったら嫌いは消えるけど。好きの理由は、なくなっても好きは在り続けるから」
「さよけ」

好きの理由を忘れた彼女と嫌いの理由を忘れた彼
二人の恋の劇はこれから始まる
371ほんわか名無しさん:2011/03/05(土) 09:59:19.20 O
朝っぱらからいいもん見させてもらったぜ!!
GJ!
372ほんわか名無しさん:2011/03/05(土) 11:13:14.92 O
早起きはなんちゃらの徳と言うから三人にお題募集します。
373ほんわか名無しさん:2011/03/05(土) 12:33:07.73 O
・魔王失格
・無くした右腕と手提げ鞄
・穴あき靴下と車椅子
・最後の夕焼け空
・最初の落丁
・命の次に大切なもの(ただしクー、男はお互いに命より大切なものとする)
・二つしかない目
374ほんわか名無しさん:2011/03/05(土) 19:06:39.61 O
お題
・Oバック
・セクシーランジェリー
・谷間
375GlassNote:2011/03/06(日) 09:53:41.49 0
たまには出す側に…ちなみに3文って少ないらしいね
お題
・クーに罵られ続ける男
376ほんわか名無しさん:2011/03/06(日) 10:09:41.48 O
承りました
すこし量多いので時間いただきます

まぁ、お題は随時受け付けてたすけど
・魔王失格

平安の為政者は、戦火によって評価は覆される。
平和の終わりはあっけなく。
王座は追われぬものも、責任という名の重圧が彼女を押し潰そうとするのみ。

「クー。隣国の急襲で損害が」
「わかっている。何とか、追い返したものも。損害が大きすぎた。安寧に胡坐をかきすぎた私の失態だ」
「クー……」
「私は、王失格だな! 何が魔王だ! ただ、魔術に長けただけの王じゃないか」
「僕も、大臣失格だ。準備を怠っていた」
「あははっ。失格の王と大臣が国を治めるのか」
「クー。君が治めていたからこそ。平和な町があったんだ。それは、誇るべきだ。だれも、戦争なんか望まない。仕掛けてきた隣国が、強欲だっただけだ」
「国を、繁栄させるには強欲さも必要だよ。……自虐しても始まらない。行こう、被害の確認に。罪を、確かめに」
「はい」

二人だけの部屋
良き為政者は
無能者と罵られながらも
国のために走る
戦禍の傷跡は
罪無き民に
その痛みは
優しき王に

・失った少女

「あっ、まおーさま」
「やぁ、痛みはないかい?」
「うん。まおーさまがなおしてくれたから、いたみはないよ」
「そうか」
「でも、お手てつかえないって、むずかしいね。あとね。おかあさんにもらった手提げ袋、なくしちゃった」
「……すまない」
「?」

王は泣く。
少女の無邪気な笑顔が。
心に痛く。
「やぁ、兵長。怪我はどうだい」
「おっと。魔王様、穴あき靴下と見苦しい姿で失礼。いやぁ、名誉の負傷ですよ」
「そうか」
「どうせ、魔王様と大臣のことだから自分たちが準備を怠っていたと思っていることでしょうが。それはこちらにも言えることですよ。畑で鍬握っている方が楽なこと楽なこと」
「君は、どうして笑えるんだ? もう、歩けないかもしれないんだぞ」
「……満足しているからですよ。平和な中いれた。それは、あなたの政がよかったからだ。それに、俺人を助けれたんですよ。逃げ遅れた人を。だから、胸を張ります」

胸を張る車椅子の男と
頭を下げたままの王
彼の誇りは
彼女にまぶしく
欠けた禁術の書と最後の夕日

「んっ? なんで、この本に落丁が?」
大臣は王の机にあった本をめくり頁が欠けていることに気づく。
表紙を見て、彼はどの頁が欠けたかを思い出す。
最初の落丁。その前の頁は禁術と見出しのあった。
「!」
彼は本を投げるように起き部屋を飛び出す。
行き先はひとつ。
優しい魔王は破壊の魔王となった。
………
大臣がそこへ駆けつけたときには黒が広がっていた。
隣国だったもの。
そこは、黒い死の平野と変わっていた。
「クー……」
彼女に傷はない。ただ、疲れきった表情。
「あぁ、君か。終わらせたよ。これで、国は安全だ」
「クーは、馬鹿だね」
「あぁ。馬鹿な為政者だよ。こうする以外、方法が思いつかなかったんだ」
「さぁ、帰ろう」
「いや、君は私をここで殺してくれ。罪は、償わないとな。それに、目がかすむんだ。もう、色が消えかけている。君の顔が見たいから、こっちに来てくれないか?」
「あぁ」
「ふふふっ。君とは、王位を捨てて駆け落ちしたかったけど。もう、無理のようだね。赤い夕日。君の顔。焼き付けておくよ」
「クー!」
倒れる王
支える臣
王が意識を取り戻したときには
王の世界から色と形が消えた
君と見る世界
力を失った王は退き、新たな王が建ったとき。
二人は小さな小屋で、ただの民として過ごす。
「君は、どうして私にここまでするんだい。私は、もう王ではないんだよ」
「好きだから、だよ」
「私も、好きだよ。だけど、君に幸せになってもらいたい」
「僕は、幸せだよ」
「嘘だ。君は、どこかさびしげな声をしてるんだ。目を失って、声に敏感になったら、わかる」
「……僕は、命に代えてでもクーを支えたいと思っていた。だけど、こうしてわかった。クーが笑わなくなったから。物足りないんだ」
「……ごめん」
「僕は、クーと同じ景色を見たい。だから、身を任せてくれないか」
「一度は、死んだ身。本当は、死んで償うべき身。君の好きにしてくれ」
「うん」
「クー。目を開けて」
「えっ? あれ? 君が見える」
「うん、片目だけど。見えるよね。よかった」
「どうし……」
「そう、僕の目。クーと、一緒に世界を見たくて」
「君は、馬鹿だな」
「うん」
「でも、ありがとう」
「うん。クー、すこしずつ。動けるようになったら、旅に出ようよ」
「旅に?」
「国を回って、良い場所があったら。二人で家庭を築こうよ」
「私で、いいの?」
「クーじゃないと、だめなんだ」
二つだけの目
同じ世界を見るために
382>>374 ちょいエロしりーず?:2011/03/06(日) 22:06:52.39 0
Oバック

「クー。スカートの中見えてるよ」
「ふふふっ。みせているんだよ」
「いや、いくらなんでもノーパンは」
「違うぞ、これはOバックと言ってだな」
「とりあえず、ちょっとどいてください」
「セクシーだったかい」
「はい、でもちょっと刺激強すぎです」
「そういわれると、うれしいな」
「クー、なんでそこまでするの」
「君が好きだから、こうしたら喜んでくれるかなっと思ってね」
「どこで教わったの?」
「インターネットから」
「冗談半分に受け取りなさい」

一部の世界で得た知識
彼女はそれで彼を魅了する
383>>374 ちょいエロしりーず?:2011/03/06(日) 22:09:40.81 0
セクシーセクシー

「ふふふっ。今度はこれでどうだ」
「派手な下着だね」
「セクシーランジェリーだ。どうだ、セクシーだろ」
「はいはい、セクシーセクシー」
「むぅ。なんか、乗り気じゃないな」
「前回から、立て続けですから」
「そういわずに獣になるんだ! さぁ、いつでもOKだよ」
「じゃあ」
「ひゃうっ」
「クー、耳たぶ弱いよね」
「う、うん」

セクシーな彼女とさめた彼
赤面の彼女を舐めるのは赤い彼の舌
384ほんわか名無しさん:2011/03/06(日) 22:10:32.23 O
萌え尽きた……
クーのOバック見たいです
お題消化乙
385>>374 ちょいエロしりーず?:2011/03/06(日) 22:11:47.67 0
谷間

「あれ? クー何か変わった?」
「ふふふっ。鋭いな。どう変わったと思う?」
「……そうだね。胸が倍くらいになったと思う」
「触ってみるかい?」
「どれどれ。って、クー何入れてるの?」
「パットをちょっと多めに入れてみた」
「ちょっと?」
「すまない。結構いれた」

彼女にできた谷間は
ちょっとした意地
386>>375:2011/03/06(日) 22:14:00.53 0
クーに罵られ続ける男

「まったく、君は甘すぎるんだよ。もっとはっきり断りたまへ」
「はい、すいません」
「だいたい、君は仕事できるのに何でほかの人の分までやって能率を落とすんだい? もっと、自分のことを大切にしなさい」
「でも」
「でも、じゃない。君は私だけをみてればいいの。わかった?」
「は、はい」

彼女が喧しいのは
彼が好きだから




387ほんわか名無しさん:2011/03/06(日) 22:16:12.33 0
以上です
三文はたいしたことないですが、ちりも積もればなんとやらですよ。
388ほんわか名無しさん:2011/03/06(日) 22:19:07.35 O
乙!
素直クールっていいね!
389久しぶりになんか書いてみるかな:2011/03/06(日) 22:30:14.47 O
女「とある漫画家が言っていたのだが、人と人とは、生き別れるか
  死に別れるかしか出来ない生き物なんだそうだな」

男「確かに、一面の真理ではあるね」

女「君を見ていると、胸が苦しくなる。いつか君とも別れなければならないかと思うと、特に」

男「まだまだ先のことじゃない。不安がる必要はないよ」

女「こればかりは分からないよ。明日別れが訪れるかもしれないし、今日かもしれない」

男「それなら俺は、クーより先には死ねないな」

女「君は、私が死んだら泣いてくれるか?」

男「うん。だから、後悔しないように、今のうちにクーをいっぱい抱きしめておくよ」

女「あぁ。離さないでくれ、ずっとずっと」

ギュッ

女「……私が死んだら、君の枕元に化けて出てやる」

男「それなら俺は、化けて出たクーも抱きしめてあげる」
390不死な男と魔王くー:2011/03/07(月) 03:36:43.89 0
保管所がおかしくなっている

「不死ー!」
「何だ?」
「ケーキを焼いたんだ食べてくれ!」
「ケーキ?なんで?ていうか今仕事中」
「今日は休みにしたはずだが?」
「そういや城にだれもいない」
「それより食べてくれ、美味しいだろうか」
「む・・・もぐもぐ・・・うま」
「よかった、メイド長に教わったのだ」
「ふーん、でも何でケーキなんか」
「今日は二人が初めてあった日だろう?」
「あー、そういやそうか、しかし百年も前の話じゃないか何で今更」
「うむ、魔王になってからは忙しかったからな。すまない」
「別にいいんだけど」
「しかし思えば不思議な話だな、魔王が人間と一緒になってるなど」
「最初は周りからの非難がすごかったもんな」
「人間はただでさえ寿命が短いからな、本来魔族と共にいることすらないのだぞ?」
「たしかにねぇ」
「その点、君は私が死ぬと同時に死ぬようになってるから安心だ」
「逆に何してもすぐ生き返るからなぁ」
「死にたくなったらわたしを殺せよ?君になら・・・」
「重たすぎ、今日はそういうのなしにしようぜ?」
「うむ、あーん」
「はいはい」
「慣れてるな」
「百年間のつき合いだから」
391ほんわか名無しさん:2011/03/07(月) 05:20:50.53 0
爆発した
392GlassNote:2011/03/07(月) 17:11:35.34 0
>>375他様 お疲れ様でした。綺麗な話で良い物が見れました〜
☆*-------------------July--------------------------*
     焼ける様に白い夏   星空の下に2人
*-------------------------------------------------*☆
 こんにちわ、前途多難な道を超特急な男です。
 実はいま、テントの中にいるんですね、これが。
「クゥ?ここに着てよかったと思うか?」
「もちろんだよ。星も綺麗だし…ね」
 疲れて途中でキャンプをはることにした。
 そんな予定は無かったんだがクゥのリュックに一式入っていた。
 むしろそれのせいで疲れた気がする。
 …クゥ特製重箱が1番の量だったが。むしろなぜ重箱。
「君のほうがもっと…(くぃっ)…ふごっ」
「私はもっと君らしい、素のままの君の言葉がほしい。」
 指を頬につき立てたまま続ける。ときには指を躍らせる様に…
「男、私はお前が好きだ。お前は今も私のことが好きか?」

真直ぐな視線。星が天を仰ぐ。それは一瞬か永遠なのか…
2人の間の焚火が煌々と爆ぜる。
でも彼女と俺の視線は重なり続ける…

そして…

「当たり前だろ、クゥ。好きだ。大好きだ!!」

星達さえ眩むほど その瞳は眩しくて
これから作る想い出は
きっと星の様に 眩しく 多く 久遠に続けば良いのにな
                            続く
393ほんわか名無しさん:2011/03/07(月) 19:56:57.32 0
お題をくれ
394ほんわか名無しさん:2011/03/07(月) 20:36:41.37 O
>>393
・素直クールの頬っぺたに突然キスしてみた
395ほんわか名無しさん:2011/03/07(月) 20:56:19.06 0
「…じ〜」
「どうした?不死」
ちゅっ
「!!!!!!」
ごぉう!
「ぐぉううぅぅぅ!」
「ぅあ!すまん!びっくりしてつい火球呪文を!」
「解ったから水をくれ…」
「すまない!」ザッパァー
「…うぅまだ体の所々が炭になってる、いきなり何をしやがる!」
「いきなりでびっくりしたのだ!…それよりどういう風の吹き回しだい?」
「何が?」
「いきなり君のほうから攻めてくるなんてとおもってな
「べっつに〜?メイド長から」
「『不死様不死様!最近攻められぱなしではではないですか!?いけませんよ!やっぱり男がリードしないと魔王様もそれを望んでますですよ』」
「ていうんでやってみただけなんだが…」
「む?どうした顔が赤いぞ」
「…何でもない///」
「ふむ…だがその程度では私をリードすることなど出来ないな」
「ゑ?」
「ふふふ…やはりやるなら唇で…な?」
「ちょ―っ!」
ちゅぅ
「―っはぁ!」
「いきなり何するんだ!」ゴシゴシ
「ふむ、やはりほっぺたより唇がいいな君の味がする」
「むっぐぅ!」
396ほんわか名無しさん:2011/03/08(火) 01:22:45.22 O
もっと!もっと!
GJ!
397ほんわか名無しさん:2011/03/08(火) 15:15:50.26 0
>>394

「ん」
「っ!?いきなり何をするんだ君は」
「だって、そこにクーの横顔があるから」
「わたしは山じゃないぞ。それに、これは婦女暴行だ」
「えぇー、頬にキスしただけでそれはないだろ」
「いいや、償いはして貰うからな」
「はぁ、さいですか」
「今度はマウス トゥー マウス。それで示談成立だ。…よし、こい」
「そんなに気合いを入れなくても」
「いいや、君とのキスは全て全力でなければいけないからな」
398ほんわか名無しさん:2011/03/09(水) 00:45:25.95 0
保管所があんな調子だから
何とかしたほうがいいとは思うけど
テンプレとか乗ってたSSとかさっぱり解らないからどうしようもない
399GlassNote:2011/03/11(金) 12:59:46.26 0
仕方が無いから俺とかのブログに…
魔王クー…書いてみました。萌絵よりな画風。
『Erlko"nigs Tochter Qu』
ttp://glassnoteprelude.blog.fc2.com/blog-entry-11.html
☆*-------------------July--------------------------*
     焼ける様に白い夏   暁の元に2人
*-------------------------------------------------*☆
朝方から登ったら何とか山頂が見えてきた…
山頂の影はオレンジの薄光にかたどられ燃えている。
1歩ごとに踏みしめる、2人で、1歩、また1歩と…
「やっとみえた…」
クゥがささやく様な声でつぶやいた。
「あぁ…」
筋肉痛気味の足を踏み出しながら答えた。
その痛みさえも清清しく思える。
「…あの先には、どんな景色が広がるんだろう…」

―――そして待ちわびた瞬間が訪れた…
辺りを包み込む陽光が雲の海原を染め上げて、
クゥを…俺を…俺たちを祝福してるようで…
言葉も無く、どれだけの時が経ったのか…
2人はまた…歩き始めた、気の遠くなるような長く、険しい道を

―――後日談
「そもそもなんで山だったんだ?聞いてもいわなかったし」
「あ、あぁ…あの朝日にあこがれてたんだよ…うん」

(絶対に気を抜いてリバウンドちゃって
 海水浴の前に運動したかった…なんて言えない!)

暁に焼かれた思い出のフィルムは色あせず2人の中に…続く!
400ほんわか名無しさん:2011/03/11(金) 16:22:00.17 O
萌えざるを得ない
GJ…!
401GlassNote:2011/03/13(日) 11:17:05.08 0
久々の単発かいてみた。実は繋がるけど…
☆*------------------------------------------------*
    Erlko"nigs Tochter Qu 輪廻転生の外側から
*-------------------------------------------------*☆
とある世界に彼女はいた…
彼女の名は…クー【Qu】不死の体を持つ魔王だ。
「なぁ、一つ思い出話に付き合ってくれ」
「なんでしょうか?」
「私は前に『前世の記憶』を引き継ぐ特性上、父を継いで
 魔界の記録、統治者である魔王になったといったな?
 その前世の話だ…」
そして彼女、いやそれは淡々と語る…
「私は、前世で大切だったモノがいたんだ…
 いろんな事をした。うまく表現できないが…大切だったんだ」
「私たちにとっての魔王様のような存在でしょうか?」
「そうだったかも知れないしそうで無かったかもしれない…
 私はそれを表す言葉が出てこない…」
そして、夕日の中、彼女は寂しそうな顔で続けた
「一緒にいるつもりが私が先に命を落としたんだ…
 そこに、彼とまた会うことすら叶わぬまま…な
 それが…心残りなんだろうな…」

「だから、何度輪廻転生を繰り返してでも、いつか、
 彼に再びあいたいって思うんだ…不思議だな…」

しかし、彼女は不死の身、
分からぬ気持ちと果たせぬ願い…
消えない思いが果たせぬ恋が…
いつまでも彼女を締めるける…輪廻転生の外側から
                              …終われない
402GlassNote乙:2011/03/13(日) 21:38:35.22 0
できることから

「クー、それは?」
「これか、救援物資の取りまとめがあるから、できることをとね」
「保存食と、新品の下着と、生理用品?」
「うん。これくらいしかできないからね。変なもの送っても、邪魔になるだけだし」
「そうなの?」
「うん。だから、あとは少ないかもしれないけど、募金くらいだね」
「それだけしかできないって、歯がゆいよね」
「餅は餅屋さ。私たちは、できることをすればいい」
「僕は、明日から仕事だから、何もできないや」
「それだけで、十分なんだよ。それが、一番大事なんだ」

災害の前には何もかも無力で
できることは微力で
それでも、各々の歯車を回す
それが、大事なことだから


403不死な男と魔王くー:2011/03/14(月) 00:32:13.00 0
まさか阪神・淡路大震災のような地獄をまた見ることになるとはな・・・
「うむ、至急だ!物資もなるたけ遅れ!」
「くー!どうしたんだ?」
「うむ、人間界の方で大地震らしい」
「何!?」
「物資はすでに送らせた!後は・・・少しでも多くの被災者の無事を祈るだけだ」
「俺達に出来ることはそれくらいか・・・」
「そうだな、後は向こうの人々次第だ」
「・・・」
「そんな顔をするな、人間は思っているより強いさ、人間の君が一番知っているだろ?」
「・・・」
「今の私たちに出来るのは祈ることくらいだ・・・今はそれが一番大事なんだ」
「・・・わかってるよ・・・わかってる」
404GlassNote:2011/03/14(月) 10:49:29.11 0
>>402ありがとうございます〜。&グッジョブ!被災者方ファイト!
☆*------------------------------------------------*
   単発   助け合い、想い合い、また出会い
*-------------------------------------------------*☆
「クー…大丈夫だろうか?」
はぐれてしまった、街は瓦礫の山と更地に成り果てた…
全ての日常を押し流して、壊して、消し飛ばして…
――― 一方そのころ
「避難所でも回って探すか。
 無事だといいんだがな…男」
人だかりには見知った顔も多い、でも、いてほしい人はいない…
私はただ歩き続ける祈って、願って、想い続けて…
渡された1切れのパン、2つにちぎって歩き続ける…
彼を探して、歩き続ける…
――― そして二人はめぐり合った
そして抱き合った、お互いを確かめ、心からかみしめる。
ここまでの長い長い道のりは、つらいつらい道のりは…
全てひとつの事で狂ってしまった。
しかし、それは抗うことすら叶わない…
「男…無事でよかった…」
「クーこそ…大変だったね。…って、ぇなにこrh」
男の口にパンが押し込まれる。
「食え…ありがたい事に差入れだそうだ」
「ありがとう…」
「いいんだよ、こんな時こそだ」

1切れのパン、命を繋ぎ止めるのは善意から…
再び会える、諦めないで求め続けて…
神の試練かお怒りか…心からお悔やみ申し上げます
405GlassNote:2011/03/17(木) 09:37:31.42 0
人こなくて過疎りそうで心配です…しょうがないので
☆*-------------------July--------------------------*
     焼ける様に白い夏   果て無い碧に染まって
*-------------------------------------------------*☆
はい、つ〜ことで海です。七夕1日前まで山登りしてました。
いや、てかこんなに遊んで大丈夫なのか…と思いつつ
「男!どうした?せっかくの海だぞ水着だぞ?」
「ん〜?」
…目の前に楽園があるっていうね、はじめて見ました。
はい、たわわに実った禁断の果実×2が…って!!
「でk…いや、かわいい!クゥすごいかわいいよ!!」
「照れるな、でも視線がいつもより舐め回すように見てる気が」
「 気 の せ い だ よ ! 泳ごうか!クゥ」
…いやぁ、クゥは泳ぐ姿もいい!
しなやかな長髪がしっとりと濡れ、そして
一呼吸ごとに上下するm…ゲフンゲフン!
そしてしなやかな体躯が水を掻き分け進んでいく…
まさに人魚ですな、この前まではかなづちと聞いていたけど

ん?この前まではかなづちと聞いていたけど?
んん?前 ま で は か な づ ち と 聞 い て い た!??
恐る恐るクゥに視線を戻す…案の定
「…た…たすけっ!…HELP!慣れない事したらつっ!…男!!」

…   で  す  よ  ね  〜  (謎のキラキラ&はじける笑顔)

っておい!もう頭の先より下は沈んでいた。距離40mはあるか?
「クゥ!今行く!もう1度…チャンスを俺にっ!!」
…ただし、俺は    水 面 下 は 泳 げ な い  !!
                              …つづくんだぜ!!
406ほんわか名無しさん:2011/03/18(金) 20:19:34.31 O
こんな時ですが、こんな時だからこそお題募集します。
気が向いたらどうぞ。
407ほんわか名無しさん:2011/03/18(金) 21:20:06.92 O
>>405
どうなるどうなる

>>406
お題:クーにちょっとエッチな台詞を喋らせてみた
408ほんわか名無しさん:2011/03/18(金) 23:26:48.34 0
お題
・クーに口移しでホワイトデーのお返しをしてみた
・クーを抱き締めてナデナデしてみた
409ほんわか名無しさん:2011/03/19(土) 10:39:12.41 O
>>407
固いのを強く

「ふふふっ。そんなに固いなんていけない人だね」
「ううっ」
「苦しいかい?まだまだ強く行くよ」
「クー、もうちょっと優しくして」
「駄目だよ。君が嫌がっても強くするよ」
「うぅっ。もう駄目!」
「ふふふっ。我慢が足りないよ」
「はぁはぁ。クーが強くしすぎだよ」
「そんなことないさ」

体の固い彼
彼を押す彼女
仲良くじゃれあうように
410ほんわか名無しさん:2011/03/19(土) 10:45:24.66 O
>>408
ホワイトデーのお返しは

「クー。バレンタインのお返し」
「おお、ホワイトデーか。これは?」
「無難だけど、お菓子の詰め合わせ」
「ほう、気がきくね。一緒に食べよう」
「うん」
……
「おいしいね」
「うん」
「君が食べてるのいいね」
「んっ」
「まったく。気のきかないね」
「んっ〜!」
「うふふっ。美味しいね」

ホワイトデーのお返し
もちろん彼の唇
411ほんわか名無しさん:2011/03/19(土) 10:55:31.06 O
>>408
抱きしめて

「クー。どうしたの?」
「抱いて、頭を撫でて欲しいな」
「はいはい」
「ちょっと、気が滅入ってね。連日の報道で無力だなって」
「クーは、優しいから。前にも出来る事をって言ったでしょ。それでいいんだよ」
「…うん」
「僕だって、大した事出来ないよ。だけど、クーが落ち込むなら抱きしめて、優しく撫でるよ」
「私は、幸せだな」
「こんな時から、誰も幸せを感じてはいけないって決まりはないんだ。だから、ね」
「ふふふっ。君にしては気のきく慰めだね。ありがとう。少し、元気がでたよ。幸せは、わけるものだ。募金しに行こう」
「うん」

落ち込む彼女を抱きしめる彼
彼女の感じた幸せ
それは悪いことではなく
どんな時でも幸せになる権利はあって
小さな幸せを遠き地にわける
412ほんわか名無しさん:2011/03/19(土) 11:03:04.58 O
以上です。
ネット上ではこんな事しか出来ませんが、これを糧に進んでいる方がいれば幸いです。
被災地に近い方。大変だと思いますが、頑張ってください。
被災地から遠い方。経済を回しましょう。それが復興の足掛かりになります。


お題は引き続き募集します。可能な限り書き続けたいと思います。
413ほんわか名無しさん:2011/03/19(土) 11:49:52.47 O
消化乙!
414GlassNote:2011/03/19(土) 18:27:05.50 0
>>412 お題消化乙です!>>412さんが書くSSってなんか引かれる
☆*-------------------July--------------------------*
     焼ける様に白い夏   君に手を伸ばして
*-------------------------------------------------*☆
…肺に水が入ってくる。私はそれに抗う力がない…
男は泳ぎだした、あいつは潜る事がほとんどできない。
もう、頭すら沈んでいるだろう。
運が悪かった…人ごみが苦手だからって穴場に来てしまった…
(ここ…ライフセーバー老人1人なんだっけな…)
私はいつにも増して冷静だった、諦めていたのだろうか?
…彼がいるのに?彼が必死に助けに来るのに?

「クゥ!スゥ…ハァ…クゥッ!スゥ…」
息継ぎの合間に叫んだ…彼女の名を…
必死に手足を動かした、これが俺にできる一番の泳ぎだ。
もう、彼女は全身水中に沈みつつある…
「…潜るしかない…な。…よしっ!」
俺は酸素を肺いっぱいに吸い、潜る。
彼女を…彼女の事を…助けるために!
うまく前に進まない、体がどうしても浮きそうになる。
「ごぱぁ…クゥ!」
1回呼んでみた、意識はあるようでこちらを向いた
彼女の綺麗に澄んでいた、でも、何処か寂しそうで…

男が私の名前を呼ぶ、何度も聞いた響きなのに…
不安を、そして死の諦めを暖かくも強く拭い去る。
私は手を伸ばす、男も手を伸ばす…
手を伸ばす、ひたすらに…
手を握り締めた彼の体温に包まれて…
私は意識を失った。
「(男の手って、こんなに温かかった…かな?)」
 ↑(彼の名前)                   …続く
415不死な男と魔王くー:2011/03/20(日) 03:29:44.11 0
「うぅぅぅ」
「大丈夫か?粥作ったぞ?」
「ありがとう、すまないな仕事を増やしてしまって」
「まったくだ」
「ぐぅ」
「と言っても大して苦ではないから気にすんな」
「ありがとう」
「分かったら、早く直せよ」撫で撫で
「あ・・・うん」
「じゃ、まだ仕事があるかr」
「待った」ガシッ
「何だ?」
「だっこして撫で撫でしてくれ」
「何でそんな・・・」
「しないと治さない!」
「はぁ・・・仕方ねぇな、よいしょ」撫で撫で
「ん、それでいい暖かい手だ」にぱぁ
「・・・あ〜(やべ、ドキッときた恥ずかし)」
「何だ?」
「その・・・あ〜・・・太った?」
「・・・にこっ」
「えっ!ちょ!その右手のビリビリしたものは何ですか?ご主人様?」ガクガクブルブル
「私もさぁびすしようと思ってな、なぁに電気マッサージだ」
「ちょ!昇天しますよ!」
「生き返るだろ?」
「ちょ!や!ウァババババ!!!」
416ほんわか名無しさん:2011/03/21(月) 17:55:02.23 O
雨の中君の傘

「もう、3月も半ばというのに寒いね」
「雨降ってるからね」
「見上げれば、桜の枝も蕾をつけてる。寒いのに、春も近い。不思議だね」
「ここは今月末頃には咲くかな」
「その時は、わかってるね」
「うん」

弥生の半ば
冬の名残
春の芽吹き
雨の中
一つの傘が
花を咲かせて
417ほんわか名無しさん:2011/03/21(月) 18:08:00.09 O
からみもち

「クー、何作ってるの?」
「これかい?これはね」
「ちょっ、ちょっと。急にどうしたの」
「言葉だけじゃ伝わりにくいかなと」
「だからって急に抱きつかないでも」
「ふふふっ。絡んだんだよ。これは辛味餅と言うんだよ」
「なるほど。って言葉で十分わかるじゃん」
「うん。君に絡みたかっただけなんだ」

少し辛くて美味しいお餅
少し甘くて楽しい二人
二人で食べる味は
極上の味
418ほんわか名無しさん:2011/03/21(月) 18:32:39.26 O
からみもちって大根おろしと食べるやつだっけ?
419ほんわか名無しさん:2011/03/21(月) 18:55:53.54 O
>>418
そうですよ
420ほんわか名無しさん:2011/03/21(月) 20:54:45.34 0
僕もクーに辛味餅して欲しいですgj
421不死な男と魔王くー:2011/03/21(月) 23:58:22.14 0
「うまうま」ぽりぽり
「なんだこの黄色い不味そうで嫌な臭いの食べ物は」
「たくあんだ」
「多苦闇?」
「ああ、東方の食べ物だ食ってみろ」
「いや、しかしあまり美味しそうでは」
「いいから、いいから!」
「むぐっ!」
「どうだ?」
「不味い!この上なく!なんて物を食べているのだ!」
「うまいのに〜・・・ま、いいや」ねばねば
「むぅ、そのねばねばした物は何だ?」
「納豆だけど?」
「なっとう?それも東方の食べ物か?」
「そうだけど?食うか?」
「うっ・・・なんだこの臭いはねばねばしているし好みではないな」
「ふーん・・・旨いのにな」
「東方の人間はそんな腐ったような物や変な臭いの物をよく食うのか、おかしな人種だ」
「〜♪」むしゃむしゃ
422GlassNote:2011/03/22(火) 11:21:02.49 0
日本食ブームでしょうかねw俺もクーに辛味餅して貰いたい…
☆*-------------------July--------------------------*
     焼ける様に白い夏   白く青い空の下2人
*-------------------------------------------------*☆
…暖かい、助かったのかな?
まだ体が思う様には動かない…
その時だった、おでこに滅茶苦茶しゃっこいものがぁああ!!
                     (↑冷たいの方言)
「ふにゃっぁあ!!」
ふふふ、俺の用意した秘策はやはり効いたか!
おれは額に当ててやってた『それ』を目覚めた彼女に差し出す。
「ほら、サイダー」
「?…(ありがとう)…頂きます…コクッ」
彼女は消えそうな声でお礼を言った…儚げな笑顔で、涙と共に

目が覚めたら彼は私にサイダーをくれた、
冷たかった…清々しいほどに虚ろな視界の中、
ビンの中で暖かい光が何重にも屈折して綺麗だった。
お礼がキチンと聞こえたかは分からないけど…
とりあえず、ゆっくりと飲み干した…喉で弾ける炭酸が目を覚ました。
「ところで…あのあとどうなったの?」

彼女は鋭い…人工呼吸なんていいにくい、ファーストが…ねぇ?
「秘密だ」
「私の真似をするなぁっ!///」

ビンの中で弾けるビー玉、それは透き通った音色を響かせて
あの静寂と違い全てが生き生きとしていた
空の青さが目に沁みるようで…

「ありがとう、男」                …続く。
女「……」パラ
男「クー、一緒に泳ごう?」
女「いや、いいよ。君は楽しんでくるといい」
男「プールサイドで読書なんて、本好きにも程があるでしょ」
女「泳ぎはあまり得意ではないしな。君に無様な姿を見せるのは、さしもの私も恥ずかしい」
男「じゃあなんでクーからプールに誘ったのさ…」
女「去年買って一度も着なかった水着の供養だ。君も似合う
  と言ってくれたし、この水着も浮かばれることだろう」
男「へんなの。クーが楽しいならそれでいいけどさ」
女「私は君と一緒にいられれば、どこでも幸せだぞ?」
男「……ちょっとプールで体の火照り取ってくる」
女「ふふふ……」
424ほんわか名無しさん:2011/03/24(木) 12:19:31.55 0
すみません、爆発しましたgj
425ほんわか名無しさん:2011/03/26(土) 09:21:56.55 O
桜が開花したのでお題募集します
426ほんわか名無しさん:2011/03/26(土) 15:24:31.89 0
http://pita.st/n/chkns479
不死と魔王かいてみた
アレだからね!?くーは黒髪だからね!?塗ってないけども
しかしまだまだ修行が足りんか…

「すぴーすぴー」
「まったく、昼休みとはいえ眠るとはどういうことか…」
「zzz」
「…一応魔王の側近なのに」
「zz」
「いや、しかしチャンスか寝込みを襲うという絶好の―」
「んー?うるせぇよ、ねかs」
「睡眠魔法」
「ばたんきゅー」
「…こんなにかわいい寝顔なのだやはり寝こみを襲うのは辞めて添い寝にしよう」
427ほんわか名無しさん:2011/03/26(土) 18:00:07.47 O
魔王クー可愛いwwww

>>425
桜花とクー
428ほんわか名無しさん:2011/03/26(土) 22:57:53.03 0
>>427
彩るのは

「前の約束どおり、二人っきりで花見だね」
「うれしそうだね。その荷物、持とうか?」
「おっと、ありがとう。お弁当だから、丁寧に扱ってくれたまへ。君と二人っきりで、これから過ごすんだ。うれしくないはずが無いじゃないか。君は、嫌かい?」
「そんなわけないじゃないか。弁当か。楽しみだね」
「うん、期待したまへ」
……
「さぁ、食べたまへ」
「おっ、おいしそう」
「ふふっ。そうだろ。花より団子だけど、先に食べて、のんびりしようよ」
「うん」
……
「あぁ、おいしかった。ごちそうさま」
「お粗末さまでした。いっぱい、食べたね」
「クーの作ったお弁当がおいしかったら」
「ありがとう。うれしいよ」
「うん。おなかいっぱいになったら、眠くなってきたよ」
「ふふふっ。すこし、横になるといいよ。枕なら、ここにあるよ」
「膝枕ですか。でも、素直に甘えようかな」
「さぁ、かもん」
「おじゃまします」
……
「んっ。よく寝た。って、クーもねちゃってる。あっ、クーの髪に桜の花びらが。きれいだな……」

春が訪れ
桜花が咲き舞うなか
彼が見上げて見えたのは
青空に生える桜と彼女の髪を彩る桜花の欠片
429ほんわか名無しさん:2011/03/27(日) 01:22:22.64 0
「・・・」
「おーい、くーってどうした?正座なんかして、膝枕をしてくれってか?」
「そう思って座っていたらいきなり猫が来てねむってしまった。すまない」
「別に謝らんでいいけど、きついだろ」
「可愛い寝顔なのだそうはいくまい」
「・・・ひえるぞ、と」ぱさ
「む?」
「まだまだ寒いからな、上着貸しとく」
「ありがとう」にこ
「あ〜、その、何だ、風邪引くなよ」
「うん♪」
430ほんわか名無しさん:2011/03/27(日) 12:05:50.47 O
今日もお題を募集させてください。
431ほんわか名無しさん:2011/03/27(日) 13:06:12.58 O
>>430
何かの骨
432ほんわか名無しさん:2011/03/27(日) 15:17:33.97 O
>>431
この骨は?

「君の庭に骨が落ちていたよ」
「うむ。これを見たまえ。事件だよ」
「それ、うちのポチが埋めた骨じゃない?」
「なんだって。もう事件解決か。流石は私の助手だ」
「いつから僕はクーの助手に」
「さっきからさ。解決。おめでとう」

庭で見つけた何かの骨
それは誰かの宝物
解決の報酬は彼女の口付け
433ほんわか名無しさん:2011/03/27(日) 23:11:19.40 O
黄色い絨毯

「良い香りだね」
「う、うん」
「ふふふっ。どうしたんだい。そんなに照れて」
「いや、なんかクーが綺麗だから」
「嬉しい事を言ってくれるね。でも」
「ちょっ!」
「ふふふっ。花を愛でるときは、それだけを楽しむのが粋なのだよ」
「う、うん」

菜の花の黄色い絨毯
倒れ込んだ二人
春の香りに包まれ
愛を語る
434ほんわか名無しさん:2011/03/28(月) 02:03:44.50 O
お題消化乙!!
クーと菜の花畑で戯れたい
435ほんわか名無しさん:2011/03/28(月) 03:47:38.11 0
これって改行いくつまでだっけ?
436ほんわか名無しさん:2011/03/28(月) 07:45:28.28 O
2ちゃんは改行30制限だよ
437GlassNote:2011/03/28(月) 11:02:03.72 0
そうだったんだ…。↓今回の外伝。
http://glassnoteprelude.blog.fc2.com/blog-entry-42.html
☆*-------------------July--------------------------*
     焼ける様に白い夏   2人結ばれた元2人
*-------------------------------------------------*☆
「ポニーテールの日なんてよく知ってるな…ありだな。可愛いよ。」
「…照れるな」
短冊にはもう2人で書いて吊るしている。
すごい気になるがクゥの妹に呼ばれたことだし
今は除く暇はないっていう。絶対に後で見てやるぜ…
━━━━数分後
「ゲスト出演だついに我が色の春がきたっ!」
「「今は夏。」」
んでここ、川原にはなんかよく分からない黒魔術的な物が…
「…男、ここに立て。ムシャムシャ…」
「はい?てかその茶碗は一体どこから…」
「…気にしたら、きりがないよ。あんな妹だから」
急にその陣が輝きだす…
すると何か呪詛とかの類が…この人本当に何者!?
「…今、この者の元へ結ばれし2人のごとく繋がれよ…  」
最後はよく分からないが…何か光ってる!?練成されちゃう?
ちょ、クゥに助けを求めるが光の隙間に彼女が微笑むだけ…

「俺!?マジでどうなるんだよぉおおおお!?」
                   …続く【メインはそれでも素直クー
438不死な男と魔王くー:2011/03/28(月) 20:50:58.12 0
http://pita.st/n/fioprv23
くーと不死が出会ったころの話

「ハァ…ハァ…」
「あそこだ!捕まえろ!奴隷風情に何をやっている」
喉が渇く
腹は餓えて死にそうだ
頭も真っ白で何がなにやら解らない…
けど、一つだけ解ることがある
「ええい!奴隷風情が!飼い主に世話を焼かせ負って!」
遠くで男の声がする
あの男に捕まるわけには行かない
今つかまったらまたあそこへ戻ることになる
人が人として扱われない
犬畜生のようなものとしか扱われない
地獄へ
「…ざけるなよ…れは人間になるん…だ…虫のまま死んで…たまる・・・か」
がくん
っと膝が折れる
と同時に体のバランスが崩れ地面にぶっ倒れてしまう
「っが!」
すぐ立って起きないと
早くしないと捕まる
早く起きろ
起きろ起きろ起きろ起きろ
「んだよ…力…入らないじゃんか」
どうやら疲労がもう限界らしい
動けない
439不死な男と魔王くー:2011/03/28(月) 20:51:49.21 0
ハハハ…と小さな笑いがこぼれる
「所詮虫は虫のままなのか」
思えば自分は人間らしく生きていないなと思う
生まれたころから
自分の故郷は戦争が起きていて
物心ついたころにはすでに戦災孤児で泥雲雀として生きてきた
それだけでは喰っていけず物を盗んだこともある
13のころくらいには奴隷商人に騙され奴隷として生きてきた
奴隷と紛れていた頃はずっと
背中に鞭打たれ罵声を浴びながら
逃げることだけを考えていた
そしてやっとチャンスが来たと思えばこの有様だ
「はぁ・・はぁ・・ようやく、観念したか」
気づけばすぐ上から男の声がする
「まったく…世話をかかせやがる…」
「ちょっとそこの男の方」
とほぼ同時に上から女性の声も聞こえる
声からして相当知性のあるものだとわかる
「なんだ?」
「その奴隷を私に譲ってはくれないだろうか?」
おかしな話だ
奴隷が欲しいならばわざわざ譲ってもらうのではなく
自分で買えばいい話
投げやりな頭でそう思った
「は?ていうかお前さんは―」
「金ならある」
「…いいだろう、あんたの好きにしな」
そういうが早いがその男は何処かへと消えていった
440不死な男と魔王くー:2011/03/28(月) 20:52:51.55 0
「…行ったか、おい、そこの君」
「…」
「君は一体どうして逃げ出したんだ」
ぷちん
という音が脳内で聞こえた
「あん「君は!」」
被せるかのように浴びせられる怒声
「君は!そんな文無しのまま逃げ延びて何かが出来ると思っていたのか!?たかが奴隷風情がそこから抜け出せばすばらしい自由が待っているとでも!?」
「ぐ・・・」
言い返せない
確かに文無しが世に出たところで行き着く先は見えている
奴隷が奴隷の世界を抜け出しても所詮奴隷だ
「もう一つだけ聞こう」
「…なんだよ」
「君は人間になりたいか?」
「…当たり前だ」
「なら…私が人間にしてやろうか?」
「はぁ?」
訳がわからない
先ほどまで厳しい現実を吐いてたやつが言う台詞とは思えない
「どういう…意味だ?」
「文字通りの意味だ」
「…何が目的だよ」
「強いて言えば…私のものになってほしい」
441不死な男と魔王くー:2011/03/28(月) 20:53:49.79 0

開いた口がふさがらない
それって結局奴隷になれって意味じゃないのか
どう考えても矛盾している
「矛盾している…と思っているな」
「…」
「まったく違うぞ?…いや一緒かな?つまりだ私の付き人のようなものになってほしい」
「…」
「安心しろ、ずっと私と共にいるのだ、きれいな服、食料はちゃんと与える」
なんかムカついてしまう
「それに人間になるのだ、市民権を与える。無論私と君の関係はある程度の上下関係があるとはいえ基本平等だ」
「信じられないな…どう考えてもあんたに、メリットがない」
「だろうな」
おちょくっているのかこいつは…
「何だお前は?」
「私か?私は魔族だ」
442不死な男と魔王くー:2011/03/28(月) 20:54:55.36 0
…どこら辺が魔族なんだ
どう見ても普通の女性だ
いや、別に魔族自体は珍しくない
なんたって翼の生えたトカゲがいるような世界だ
ほんの数万年前には戦争だって起きていたくらいだ
「で?魔族のアンタがなんで奴隷のオレを人間にしようと思ったんだ」
「その眼が気に入った」
「メ?」
「その見ただけで意志が強いとわかる目が気に入った」
訳わからねぇ
「まぁ、お互い初対面だ。信じられないのは解る、だがな、少しぐらいは信じてみてもいいんじゃないかな?」
「…気に入らなくなったら逃げるからな」
「…うむ、解った…交渉成立でいいな?」
「…ああ」
「さて…では行くぞ?まずはその汚い身体と服をどうにかしないとな、お腹もすいているだろう」
「…」
「ほら、どうした早く行くぞ…」
「解った…」
こうして俺とくーの100年にわたる関係は始まる…
                       続く
443ほんわか名無しさん:2011/03/29(火) 05:05:30.31 0
で?続きはまだか?
444GlassNote:2011/03/29(火) 11:00:56.35 0
>>438>>442 大作お疲れ様です。描写が生き生きしてます…
>>443 焦らないでおきましょうよw …楽しみですけどね
前回の絵は完成し次第また上げますね。あれじゃラフですし。
☆*-------------------July--------------------------*
     焼ける様に白い夏   星が紡いだ悲劇の的2人
*-------------------------------------------------*☆
…男です、今、何かサクられそうです。贄にされそうです。
「男、終わったよ〜」
クゥの妹がVサイン、そしてクゥが目を若干丸くしている…
「男、後ろ、後ろ!」
後ろを見ると…なんか飾り立てた格好をして角が生えている?
変わった格好な美少女が…ふわふわと半透明なまま。
「どなたでしょうか?どこかで見た顔だけど…」
「私か?」
気品のある、それでいて刺々しく艶やかな声色で彼女は言った
「私は異世界、君から見た魔界の統括者…クマラと呼ばれる。
 そこにいる娘に召喚され、さらに君に憑かされた…奇怪な事に」
「えっと、シューなにこれ、いやこの人?」
「なんかね、怪しいおっさんが『好きな人に未練がないか、
 それを調べ無くす魔法なんだ☆みんなには…内緒だよ?』って」
「「…」」
「私にも戻る方法は分からんが要は何かしら私は君に
 未練があったと言う事らしい、それを清算するまで世話になるぞ」
「「…嘘…?」」
「安心してクゥ姉、食費は霊体だからかからないよ!」
グーサインしてそんな事言われても…いや、
クゥが猫と入れ替わったこともあったし、
またなんかあるとは思ってましたよ?
でもまさか、…次元を超えるってどうよ
「不束者だがよろしく頼むな。」
「いえいえ、ご丁寧にどうも?」…打ち解け始めてるっ!
                     …続くぜぃ【2人+1匹+霊1人?
445GlassNote:2011/04/02(土) 19:18:00.27 0
過疎って来そうなので、わぁもお題募集します。
マニアック過ぎない程度でお願しますねっ?w
☆*-------------------July--------------------------*
     焼ける様に白い夏   世にも数奇な後日談
*-------------------------------------------------*☆
7月7日…織姫と彦星が再び出会う事が許された日。
そんな日に彼には彼女がとり憑いた…
男とは好き同士だった…大好きだ。
回り始めた2人の運命の輪に楔が打ち込まれた…なんで?

「過去の清算なんてしなくていい…私だけを見て欲しい…」

いつからだろうか、人を恨むほど恋焦がれ始めたのは…
冷静になればなるほど妬みは鋭く、冷たく…寒く感じる。

短冊に描いた2人の未来
双星が離れるように2人の距離も遠く見えた
『男とずっと一緒にいたい』
『クゥとずっと一緒に笑いたい』
私はずっと思っていたい…!!
446GlassNote:2011/04/03(日) 18:42:58.13 0
…さびしいです。それでも帰ってくる事を祈って描き続けましょう。
☆*------------------------------------------------*
      ある日の光景   −今更ながら想う君−
*-------------------------------------------------*☆
「おはよ〜クゥ」「早いな、おはよう。」
私はキッチンでいつもの様に朝食を作りながらソレと話す。
「…それで、あなたはシューに呼び出され、男に繋ぎ止められた
 理由はあなたは彼となんらかの因縁があったからでいい?」
いつもより水を強めに切りながらサラダを作る
「そういう事だな、まぁ拒絶する権利もあったのだがな…
 にしても、よくそんな冷静でいられるな、驚かないのか?」
朝は使わないレンジの前で彼女はそう問いてきた。
「前にあの猫と入れ替わったりとか、非常識は体験してた」
「ふむ…」
「お〜い、クゥ。今日の朝刊どこおいたか知らないか?」
「花瓶のところに置いたぞ」
なんというのだろうか?2人だけの空間と違い威圧感がある?
私に対して?…私は戸惑っていたんだろう。
「お邪魔かな?少しあちらと連絡を取ってこようか。」
そう言い彼女は幻のように姿を消した。
今がチャンスなのか?ここぞとばかりに…
「男」
「どうした?…って、h」
彼のとぼけて開いた口に唇を押し付ける。
「…男、他の事はいいから、たまには私だけを見ていてくれ。」
「あ…あぁ」

洗った野菜だけがその場で瑞々しく自己を主張していた 続く
447不死な男と魔王くー:2011/04/03(日) 19:32:21.37 0
この静寂…過疎っているというのか
>>438の続き

「…きつい」
「文句を言うな、男物なんてあるわけ無いんだから」
「これではろくに動けない」
「ああ!もう!うるさいぞ!すぐに服屋に行くというのに!」
つい先ほど
自称魔族とやらに奴隷から無事解放され
今現在は風呂屋で汚い身体を洗い
生まれて始めて体中の垢を落としたわけだが
如何せん服が服なので
自称魔族に服を貸してもらったというわけなのだが
如何せん小さい
いま見れば数センチは身長差があるのだから当たり前だが
きつい…動いたら破けそうだ
「破るなよ」
「無理だ」
「…」
というわけで仕方ないので馬車を使い行くこととなった
馬車に乗るのは初めてだ
見たことは何回もあるがな
…もちろん物乞い目的で
448不死な男と魔王くー:2011/04/03(日) 19:33:07.53 0
「いやー、しかしお連れさん服小さすぎやしないかね」
「当たり前だ、男が女物着てるんだから」
「そういう趣味かい?」
「…」
「冗談ですよぅ」
殴りてぇ…
無性に殴りてぇ…
「着きましたよ」
「うむ、ありがとう」
どうやら着いたらしい…

「かえる」
「まて」
「なんだよ!何でこんなでかいんだよ!服屋が!」
「そりゃぁ…金持ちがスーツ買いに来るようなところだからな」
すーつ?
なにそれ?
誰が着るの?
「お前意外に誰がいる」
「心の声を読むな!って言うかなんでスーツなんだよ!」
「当たり前だろ?付き人だぞ?スーツじゃないと無礼だ」
スーツはきたこと無いので良くわからんが
見てるとどう見ても動きにくそうで着たいと思ったことは一度もない
「うぅぅぅ」
「唸るな、ほらはいるぞ」
襟をつかまれひきづられていく…
くるしぃ…
449不死な男と魔王くー:2011/04/03(日) 19:34:02.60 0
―試着室
「あぁーあ、制服なんて柄じゃないのに」
ぶつぶついいながら着替える
やっぱり動きづらい
ネクタイとか締め方わからん
「着替えたぞー」
「うむ、そうか…っておいおい」
なんか知らんが呆れられている?
おかしいところってあるか?
「ボタンがちぐはぐだ…まったく、やり直せよ」
「…メンドクセェの」
ボタンをもう一回やり直す
ちんまいのでやり直すのも一苦労だ
誰だよ、制服なんて作ったの…
「うむ、そんなものだろう、ネクタイは…まぁ、あとで教えてやるさ」
「ネクタイもするのかよ」
「当たり前だ、まずは礼儀作法を覚え次は勉学をつけてもらう」
…めんどくさい
ていうか何でこいつはこんなに親切なんだ
「さぁ、ご飯を食べに行くぞ?何をボーっとしている?」
「ん・・・」
450不死な男と魔王くー:2011/04/03(日) 19:34:58.67 0
また馬車に乗る
どうやら俺はこいつに弱いらしい…
ゆれるたびに吐き気がする…
「吐くなよ」
「…そんなこと言ったら吐いちゃうだろ」
「つきやしたよ〜」
なんかえらく早い
さすがは馬か
「さぁなんでも好きなだけ食え」
「…かえ―」
「らせんぞ、もちろん」
だから何でいちいち店がでかいんだよ!
こういうところで食うのはなんか知らんが負い目を感じるんだよ!
とか思ってたら襟をつかまれ中へ入れられる
…意識が飛ぶ
451不死な男と魔王くー:2011/04/03(日) 19:35:49.33 0
―レストラン
「がつがつ!がつがつがつがつあがつ」
うめぇ!
なにこれうめぇ!
いつもの水ばっかりで炊いたような麦粥と違って糞旨い!
量もなんか多いし
「やれやれ、そんなに急がずとも料理は逃げないぞ」
「ふぁふぃふぉれ!ふぉんなふまひものあっふぁのはよ!」がつがつ
「食べ物を口の中に入れながらしゃべるな、行儀が悪い」
「ふぁっへほうふんふぁとまふぁなひ!」がつがつがつがつ
「まったく」
「ひひててよふぁっは!」
あまりの旨さに涙が出てくる
うん!
人間やっぱり旨いもの食って生きてないと人間じゃないな!
一番駄目なのは空腹なことだ!
「泣くな、まったくテーブルマナーも教えないとな」
「うめぇうめぇ!」がつがつがつがつがつ
「こら!それは私のだ…死にたいらしいな」
んー?幻覚か?なんか目の前にビリビリしたものがー…
「安心しろ、超下級の電撃魔法だ、命に別状はない」
「ぐわばばばばばばばば」
452不死な男と魔王くー:2011/04/03(日) 19:36:11.90 0

気づいたら馬車の中にいた…
なんだ今の?
「やれやれ…さぁ私の泊まっているホテルに帰るぞ」
…記憶が吹っ飛んでいるらしい…
まぁいいか、旨いもの食えたし
「えらくキャラが変わっているな」
「そうか?」
「ああ、特に食事のとき」
分からなかったがな…
まぁ、いいか

                 続く
453GlassNote:2011/04/04(月) 09:13:42.41 0
第1回>>286 前回>>446
>>447->>452お疲れ様、お帰り〜(CVクー)…さり気に新キャラ登場
☆*------------------------------------------------*
     乙女が3人寄って姦しい?   非日常→日常
*-------------------------------------------------*☆
「ちゃっす、クゥ遊びに来たよ〜☆」
このやたら軽いノリの子はクゥの友人の『遠園つくし』という。
よくいるクラスのムードメーカー的な子だったりする…席は隣。
「はいっていいぞ〜」「お邪魔しま〜っす、男君。元気〜?」
これに面倒なのでグーサインで返すのがパターン。
「それじゃ、嫁さん借りて行くね〜」「あぃ」
…いや、結婚はしてないぞ?俺はまだ結婚できる年じゃない!
俺の家がクゥの妹に××されて居候中。まじで火が出るってどうよ。
辺り一帯が真面目に不毛地帯になりました(笑)
トントン…中からクゥが返事をしている「合言葉は?」
「D!」「残念だな、Eだ。」「なぬっ!?」「入っていいぞ〜」
…これは俺への挑戦状か?俺のマグn(略)が疼くぜ…
━━━━部屋の中にて
「あれは本当なのかぃ?どれどれ…」
「…やめろ、くすぐったい。」「…手に余るサイズ…私なんて…」
「ぁ〜大丈夫か?つくしが考えたんだから自業自得だけどな」
「はぅぁ!!…今慰めつつトドメさしに来たぁ!?」
ガタンッ!「(ビクッ!!)ぇ…なんの音!?」
3人目?の存在がどうやら公になりそうですね(汗)
「ぁ…いらっしゃい。」「ぁ…お邪魔してます。」
魔王クーが床にビタンとタレパンダ状態で上目遣い…男なら昇天だな。
「ぁ〜っと、こいつは居候魔王幽霊のクウラだ。」
「…クマラだ。」「?…さらっと聞き捨てできない言葉が。」…続く
454GlassNote:2011/04/04(月) 17:27:20.80 0
新キャラ…名前パッとでだけど…被ってませんようにw
☆*------------------------------------------------*
     乙女が3人寄って姦しい?   日常?→混沌
*-------------------------------------------------*☆
「「…という事だ。」」
二人が声を合わせてそういった。なので私遠園つくしは…
「先生!」  「「何だ?」」   息合い過ぎじゃないかなこの2人。
「全 部 分 か り ま せ ん ☆」
いや、いきなり魔界だの何だのと暴露されても困るんですけど。
隣が…この隣の透けてる方が居なければ冗談で済むのに…っ
「「しょうがないな、もう1度だな。(だね)」」
「分かった!!ごめん!もう全部分かったから!!」
さすがに頭がどうにかなりそうです、お母さん。
「お前さんのその頭もどうかと思うがな。それで…」と自称魔王。
「心を読むなぁっ!!とりあえずできる限りの協力はするから!
 だから今回はこれで許してぇえええ!!」
マジ泣きです、この2人恐るべし。無自覚なのがさらにエグい。
「つくし…どうした?涙でてるぞ?…あった、コレ」

…なぜ、干しワカメ?(群馬県産『ミネラル豊富な干しワカメ』)
「あ…間違えた…見なかった事にしてくれ。」
「ハンカチちゃうんかい!ちょ、ちょちょ〜っと待ったぁああ!!
 どこでどうして干しワカメが出てくるの!?ねぇ?何で?」
思わず突っ込み魂に火がつきました(笑)
「てか群馬海無いよね!?おかしくない?」
「ぁ…アハハハハ…ちょっといいかな?耳を貸して。」
すると耳元で…クゥの唇が驚きの事実を告げた。阿鼻叫喚。
「●●●って…それ、まじすか?」 「「Sey YES」」 なぜハモる?
この衝撃の結末が後に大きな転機を生む事になると、
この時一体誰が予想し得たであろうか?        …続く!

男「ラーメン食いてぇ…」
455GlassNote:2011/04/06(水) 08:58:15.29 0
☆*------------------------------------------------*
     乙女が3人寄って姦しい?   混沌→豚骨
*-------------------------------------------------*☆
べりっ…べりっ…べりっ…
この音ほど心地よさと気持ち悪さを表現できる音はあるだろうか。
はっきり言おう。この俺、男17歳はラーメンが大好きだ!
「ずるずる…ここ美味しいでしょ?ずるずる」
なんか着いて来たつくしがいう。おごらされました…
「本当だな、良くこんなとこ知ってたなずるずる…」
クゥが麺を啜る合間にそう返す。美少女って何しても絵になるね。
「くっ…ずるずる、地味に悔しい…ずるずる」
その時、そのお方が言い放つ。
「私が霊体でなければとここまで後悔した事は無い…ラーメン…」
「魔王ラーメン知ってるの?ずるずる…」
「魔王に生まれ変わる前の…いや、現在進行形で大好物だ!」
ちなみに俺はある人の影響でラーメンにはまった。クゥは俺の影響。
「ずるっ…男、眼鏡曇ってる…」
たまにみずらいいときかけるが外し忘れていた。
クゥは上半身をこちらに寄せ…
「ずる…えっ?」「動くなっ!」「降伏勧告!」
そして俺の眼鏡を拭いてくれた…

…干しワカメで。(群馬県産以下略)

「「「干しワカメ…」」」「ぁ…」
何故ワカメ…この衝撃の結末が(以下略)
「間違えた!素で間違えた!」「嘘だッ!」「無いな!それは!」
「クゥ…照れてる?」表情には出てないが…焦りは伝わる。

「…ずるずるずる」「「「あ…逃げた」」」    …続くずるずる
456GlassNote:2011/04/06(水) 14:41:03.91 0
めっちゃ過疎るんやねん!マジでどうにかしてくれ…4投め。
☆*------------------------------------------------*
     空に描かれた大輪と 2人で描いた未来のカタチ
*-------------------------------------------------*☆
「久々だな、こうして二人っきりになったのは…」
光がクゥの顔を一瞬かたどる…それに目を奪われる。
「だな〜魔王も来てから誰かしら側にいたしな。」
星を打ち消す光を見上げ俺が返す。
「男、男は私とこれからも一緒にいてくれるんだよな?」
クゥが問い掛ける。バチバチと爆ぜる音の中俺が返した。
「もちろん、クゥがいいのならな。」
赤々と燃えるような大輪が空に上がる…
「そうか、よかった…」
そして、次の一瞬に静寂が訪れた…すると口を開いて
「「好きだよ、男(クゥ)」」
ついつい可笑しくて笑いがこぼれる。
「私はな、男となら何時までも隣にいたいと思う…」
「俺もだよ。俺もな、こうして笑い合える関係に慣れただけでも
 びっくりだけどさ、これがずっと続けばいいな〜って思うよ。」
空にいままでで一番の数の光の龍が昇っていく…

「 … そ こ か ら 先 は 無 い の か ? 」

その寂しげな声は眩し過ぎる光に掻き消されてしまった…

そして辺りは光の無い漆黒に染まった…        …続く
457ほんわか名無しさん:2011/04/06(水) 18:03:14.55 O
かそくする想い

「君に、会えないのが辛い」
「あぁ、クー久しぶり」
「君の、苦しい顔を見るのも辛い」
「ごめん。顔に出てた?」
「君は、すぐ謝るんだよね。馬鹿みたいに正直に」
「僕が、悪いからね。クーに会えないのも、苦しい顔を隠せないのも」
「君の仕事が君の夢の為と知っている。生業の為と知っている。だけど、わがままを言いたい。私はもっと君と一緒にいたい」
「クー…」

かなしくて
そばにいたくて
くるしげな彼に
すなおに
るいがないほどの
想いを伝える
いっしょにいたいと
458ほんわか名無しさん:2011/04/06(水) 19:48:03.02 0
俺もクーへの想いがかそくしていますgj
459ほんわか名無しさん:2011/04/06(水) 22:58:12.31 O
春雨に散る桜

「君は、桜の屋根を壊す春雨を、無粋と思うかい?」
「全然。春雨に耐えている桜の花に、雫が伝うのがきれいだと思うよ」
「粋だね」
「かもね。昼間から、飲み過ぎですよ」
「花を肴にに呑むのが粋じゃないか」
「じゃあ、僕は美女を肴に呑もうかな」
「嬉しい事を言ってくれるね。ふふふっ。肴にキスもいかがかな」
「…さくらんぼの味がするね」
「チェリーリキュールを飲んでるからね」

桜の屋根
春雨に散る桜
桜色の絨毯
春の始まり
花の終わり
二人の愛は常に桜の色に似て
460ほんわか名無しさん:2011/04/08(金) 22:35:39.93 O
男「桜咲いたね」
女「うむ、桜はいつ見ても美しい」

――パラリ

女「散る桜というのもまた一興。風雅なものだ」
男「クー、頭に花びら乗ってる」
女「君だって、鼻の頭に桜の花びらだ」
男「嘘。器用に乗ったもんだね」
女「取ってあげよう……んっ」パクッ
男「おっ…!?」
女「ほら、これが君にひっついていた花びらだよ」ペロッ
男「なんでわざわざ口で取ったの?」
女「桜といえど、君に必要以上にまとわりつく輩は許せないから……なんてな」
男「そこまで行くと思考がヤンデレだよ」
女「冗談だ。口で桜を受け止めるのも、なかなか風流じゃあないか?」
男「クーの風情はよく分かんないよ」
女「ふふふ……」
461GlassNote:2011/04/09(土) 09:38:52.51 0
>>459>>460おつかれさまです。季節感って大事ですね…w
冬頃に春編かな?また伏線回。読んでくれてますよね?w
☆*------------------------------------------------*
     高架下の●切り魔・序章   守る術と守られる己
*-------------------------------------------------*☆
今日も2人と1匹と1人?でテレビを見ていた。魔王が珍しく
「この街も物騒なものだな。大小問わず事件がよくあるしな。」
「そうだな、通り魔が多いらしいね『高架下の髪切り魔』とか」
「あれ、『高架下の首切り魔』って俺は聞いたけど?」
この街には物騒な名前の通り魔がいる。マスコミ命名
「そうとも言われるけどそれは北西地区だね。」
この街は南側のビル・オフィス街、俺らが住む東側の住宅街、
北側に学校や役場が集中しており、西は…シャッター街。
そして中央付近には古墳?がある。北側以外臨海部の街。
「髪きり魔と首切り魔の違いはあるのか?似てるが…」
「それは、同じ事件みたいで、被害者の髪から首筋が切られる」
「だから、髪を切ったとする髪切り魔と…」
「首を切ろうとしたとする首切り魔がある訳。」
実に物騒だな、特に後者。死体は出てないが大乗な保証も無い。
「通学路が東高架下にかかるよね?俺達。」
「そうだな、何かあった時にはよろしく頼む。まぁ、私も戦うが」
「俺と同じで武道やってるのは分かるが逃げてください。マジで」
「お前達、格闘術を習得してるのか!?」
「私はボクシングと柔道を一時期、男は空手?あと私とボクシング。」
…すでに戦う気満々だよ…でも、2人なら怖くは無い…はず。
「男?それでも私を守ってくれよ?大丈夫だと思うが…」

いやな悪寒が背筋を伝う者のため
2人の信頼はより硬く、強くなって行く…敵うかはともかくとして

                       …不安を抱いたまま続く
462GlassNote:2011/04/10(日) 10:06:41.56 0
ぁ〜同時進行でもう1本?中継ぎ的な。猫が空気だった件w
☆*------------------------------------------------*
   獣耳って…ストライクゾーンど真ん中ぶち抜くぜ! by男
*-------------------------------------------------*☆
獣耳…それはロマンではないだろうか?迫害されはしたものの、
今も確かに根付いている…そんな白昼夢の様な…
そして友から伝染したそれは現実のものとなった…
「男!」「ん?って、うおぉ!すげぇ!!え、なにこれ!?」
「「「耳だ!(よ?)」」」「にゃ〜」
クゥと魔王とつくしと猫が猫耳をっ!!…あ、猫は普通か。
「どうだ!私の魔力にかかれば造作も無い!」
魔王が耳をぴょこんとさせながら言う。
「あれ?角と触覚は?サークレット(?)は取れてるけど…」
「あれも飾りだ!!」
要は魔族や魔物の類のような角は飾りだそうです。魔王だけどね!
「男〜クゥのも見て上げなよ〜魔王の話はおいといて」
「はっ!そうだった!クゥの耳ぃいいいいいいい!!」
…!?しっぽ、しっぽが生えてる!?そして床に女の子座り…
ということは、ミニスカなので絶賛絶対領域発生中!
「男…どうだ?イメチェンしてみたんだが…?」
「イメチェンなんてもんじゃあないでしょw」
いまさらながらに見るとつくしの方は腕に肉球?なんか露出も…
「はい!そこの変態。こっちじゃなくて彼女を見なさい!」
視線を戻すと…クゥの膝の上に猫がちょこんと、そして
「「にゃぁ?」」
小首傾げてそれは反則だぁああああああ!!
「やばい、男の鼻から鮮血のNIAGARAが!魔王、ちり紙とって!」
「霊体だから触れんぞ?
 って何だこの高等水柱発生攻撃魔法(赤)は!?」

「「「「…にゃあ」」」」現実逃避ぃいいいいいいい!!? …つづくにゃ。
463 忍法帖【Lv=1,xxxP】 :2011/04/14(木) 05:13:20.47 0
鼻水が止まらない
464ほんわか名無しさん:2011/04/14(木) 23:35:30.87 O
>>463
風邪と花粉の診断方法

「うぅ。鼻水がとまらない」
「おや、花粉症かい?」
「わからない」
「なら、私が識別してあげよう。んっ」
「んっ!…ぷはっ。なんでキスになるの」
「私に何もなければ花粉症。移ったら風邪。簡単でしょ」
「風邪だったら大変だからやめなさい」
「はいはい」

春の風邪
判断は口付けで
465ほんわか名無しさん:2011/04/15(金) 21:23:56.27 0
>>464
俺もくーに識別してもらいたいですgj

お題
・飲めない酒をのんでフラフラになった男
466ほんわか名無しさん:2011/04/16(土) 00:26:54.33 O
>>465
素面のときに

「まったく。飲めないなら無理に飲まなくていいんだよ」
「だって、せっかく入れてくれたんだし」
「馬鹿」
「うん」
「君は、馬鹿みたいに真面目だね。でも、そんな君が好きだ」
「僕も、クーが好きだよ。冷たく言う癖に、温かく優しいクーが」
「まったく。それは、素面の時に言うものだよ」
「えぇ〜。恥ずかしい」
「もう、かわいいぞ。この野郎」
「わわっ。クーやめて。揺らさないで」

千鳥足の彼
寄り添う彼女
大切な言葉
恥ずかしいから
酔って伝える
467ほんわか名無しさん:2011/04/16(土) 20:02:51.24 0
>>466
俺もくーに気持ちを伝えたいgj!!
468ほんわか名無しさん:2011/04/16(土) 21:05:13.26 O
想い綴って

「何をしてるんだい?」
「んっ。クーに手紙をと思って」
「ふふふっ。嬉しい事をしてくれるね」
「って、クー!」
「文は見てないから続けてていいよ。邪魔になるようだから、買い物に行くよ」
「内緒にしようとしてたんだけどね」
「君の気持ち、挙動だけでも嬉しいものだよ。楽しみにしてるよ。行ってきます」
……
「はい、クー。僕の、気持ちです」
「ありがとう。あとで、ゆっくり読むよ。これが、私の気持ちだよ」

彼が想いを綴った手紙
受取印は口付けの印鑑
469ほんわか名無しさん:2011/04/17(日) 21:37:13.02 0
>>468
最高ですgj
胸がきゅっとする
470GlassNote:2011/04/18(月) 21:30:14.71 0
…しばらく来れないので前から暖めていた
SFの本当に書きたかったシーン…ACEの男1人以外戦力は全滅。
希望である男と艦長であるクーとの、正史には綴られない物語。
なんて設定です。しばらくは休みますw
☆+-------------------------------------------------*★
        暗黒の宇宙を駆ける   partα 逆境
★*-------------------------------------------------+☆
赤色灯が船の限界を過剰なまでに伝える…
『発艦許可を頼む、とりあえずあのバケモンをどうにかしねぇと…』
スクリーンに浮かんだ彼に彼女は囁いた
「正気か?お前の機体は予備パーツで強化したエセ対多数機だぞ?」
『しょうがないだろ!戦わなきゃ艦ごとやられちまう!』
「それはそうだが…私は君に死なれちゃ困るぞ?」
『誰が死ぬかよ!チェスも半端だしな、考えとけよ〜?』
チェス版の上には白のキングが釘付けにされたまま鎮座している…
「了解、そんじゃぁオペレーター。よろしく。」
…着々と発艦の手順が進む
『B-07E、鈴廻カスタム、男!行ってくる!!』
「もどってこい…逆転の一手を考えておこう…(好きだぞ」
ぼそりと囁くがその音はスラスターにかき消される…
そして彼女は相手のいないチェス板に戻り…呟く

「手詰まりか…」
471ほんわか名無しさん:2011/04/18(月) 22:55:21.70 0
てす
472ほんわか名無しさん:2011/04/18(月) 23:06:19.62 0
書き込めた
お題消化&素晴らしい作品いつも乙です
473ほんわか名無しさん:2011/04/24(日) 04:37:43.87 0
雨か・・
474ほんわか名無しさん:2011/04/24(日) 10:33:00.28 O
>>473
寒さ戻り

「寒い。温めてくれ」
「はいはい。雨で、気温下がってるからね」
「全くだ。風邪引きそうだからもっとしっかり」
「もぅ。本読んでたのに」
「ふふふっ。本ならあとで読めるが、寒がってる私を抱きしめるのは今しか出来ないんだよ」
「まぁね」

卯月の中
春の温もりは
春雨に流され
戻る寒さに
二人は身を寄せて
475ほんわか名無しさん:2011/04/24(日) 18:08:27.11 0
全力で抱き締めます俺でよければgj


犬の遠吠えがうるさい・・
476ほんわか名無しさん:2011/04/24(日) 21:20:43.18 O
>>475
耳を塞いで

「犬の遠吠えが喧しいね」
「月が綺麗な夜は吠えたくなるんじゃないかな」
「狼のように?」
「うん。彼らの祖先のようにね」
「そう考えると感慨深いね」
「ふふふっ。犬に限らず、人も月に影響されるって知ってるかな?」
「えっ?」
「君をたべちゃいたい。私も狼なんだよ」
「えぇぇぇっ!だから、クーさん。いきなり襲うのは止めて!」
「問答無用」

月明かりの下
木霊するは彼の声
楽し気に彼女は彼に抱きつく
477476:2011/04/24(日) 21:25:25.47 O
うわぁぁぁぁっ!
最初に考えた構想が変わったの忘れてタイトル変えわすれたぁぁぁ!
罰として謹慎かお題か次の方選んでくださいまし。
478ほんわか名無しさん:2011/04/25(月) 05:00:43.44 O
ちょwwwww
お題・間違えちゃったクー
479ほんわか名無しさん:2011/04/25(月) 19:16:55.41 O
>>478
微睡みの手探り

「クーさん。そんな所で寝てると風邪引きますよ」
「んっ。じゅーべ」
「わっ!」
「んっ…」
……
「どうしてこうなった」
「んっ。おや?珍しいね。君が夜這い?」
「潔白です。寝ぼけたクーにじゅーべと言って抱き寄せられただけです」
「むっ。寝ぼけて間違えてしまったか。でも、君の方がジュウベイより温かくて良いな。匂いも、大好きな匂いだ」
「ちょっと、汗臭いかもしれないのに」
「かまわないさ」
「もう。ジュウベイって、クーの部屋にあるデカい熊だよね」
「そうだよ。君より男前だろ?私は、何かを抱かないと寝にくいんだ」
「なるほどね」

微睡みのなか
彼女が掴んだもの
それは愛しい温もり
480ほんわか名無しさん:2011/04/25(月) 22:47:01.50 O
>>479
じゅーべ可愛いwwwww
毎度GJです
481ほんわか名無しさん:2011/04/26(火) 12:47:04.24 O
毎度の言葉

「君が好きだ。愛してるよ」
「ありがとう。クー、いつも同じやりとりしてるけど飽きないの?」
「飽きないね。例えば、落ち込んでたときに、君に優しく返されると頑張れるし、嬉しい時はもっと嬉しくなる」
「その時その時の状態もあるのか」
「うん。君がそんな事訊くから心外だけど、少し嬉しい。飽きないために今君の口付けが欲しいな」
「はいはい」

毎度の事
その時の心が
ちょっとしたスパイス
482GlassNote:2011/04/28(木) 21:39:43.00 0
>>481おつかれさま〜情景や環境っていいスパイスですよね
さて、久々に復帰!>>461とか>>462の続きです!
☆*------------------------------------------------*
       鉢合わせ、初顔合わせの巡り合せ
*-------------------------------------------------*☆
そう、それは突然やってきた幸か不幸か突然に…
━━━━帰り道での事…
「男、この間の課題は終わったか?」
「ぁ〜、まだったたな〜えっと…」と鞄をあさる…
ドンッ!
「あ…ごめんなさい!大丈夫ですか!?」
不良や危ない人だと困るので即謝るのが俺の経験上の最善策。
「こちらこそごめんね。大丈夫?」
やけにか細い声で彼女は言った…赤みを帯びた荒い長髪だった。
「俺は大丈夫ですけど…」
「すいませんこの男どんくさいので、では〜」ぎゅ…
クゥはそそくさと謝って俺を引っ張っていった…

「…こんな所で意外と大きな大収穫…だねぇ…みぃ〜けたっ」
この時の彼女の笑みは子供のようで、悪魔的な笑い方だった…
━━━━その後駅前路地にて
「男、先ほどは取り乱してすまなかったな…お詫びだ」
「いいよいいよそのくr…///」
またしても彼女は唇で口をふさいだ
「男、たまには君からも…」
路地に差し込む薄日は彼女の色素の薄い肌を際立たせていた。
そして日が傾くと同時に幕が下りた…

それは世界の終わりのように濃密で儚い幕切れだった…
483GlassNote:2011/04/29(金) 17:48:03.50 0
自分の作品って読みにくいといわれます〜お題募集
前置きが長いのか、山場以外は感想も言いづらいという…
どうにかしないといけませんよね…とりあえず半端なので続き
☆*------------------------------------------------*
        同時刻、魔王と猫と旅行者と -歪-
*-------------------------------------------------*☆
「エクスキューズミー?」
「ん?何か用か?」
「ワタシ、二ホン、ハジメテデス。ミチオシエテイダダキマセンカ?」
外国人らしい。ぎこちない日本語辺りが顕著に語る。目が青かった。
しかし先日別世界からやってきたものが地理に詳しいわけがない
「すまない、私もわからないんだ…悪いな…」
「ソウデスカ、マヨイミチ、マワリミチ、ラビリンスデェス。」
男は去り、にゃあ?と足元の猫が様子を伺う
「変った奴もいるもんだな…まぁ魔界には勝てんがな」
空を仰いで彼女は言った
翡翠のような目が空の色と重なった…
               
魔界万象黙示録-翡翠の章-より引用
 魔界における人間暦紀元での統治者はクマラである。
 彼女がその地位に着いたのは知能と特殊さゆえだった。
 賢明な魔族により統治者を多数決としたさい、彼女の種族。
 『輪廻外魔』が繁殖力と不死故に権利を得た。
 輪廻外魔は多い際には3〜5と一子相伝系の他族より多い。
 死なないが増えないと言う奇異な魔族もいるとされている。
 国が争いの多い地上でなく空中にあったのも理由の1つだろう。

…彼女の目線の先には…
『サルでも分かる英会話!夏期受講者募集中!!』

「わたしはサル以下か…滑稽極まりないな」
484ほんわか名無しさん:2011/04/29(金) 21:10:36.61 0
腰が痛い・・
485ほんわか名無しさん:2011/04/29(金) 21:20:24.05 O
>>484
急な運動は

「うぅっ、腰が痛い」
「全く。友達に誘われたからって、もう何年もやってないのに全力でプレーする君が悪い」
「だって…」
「だってもなにもないよ。はい、マッサージ終わり。湿布貼るから服を捲る」
「クーに、かっこいい所見せたかったんだよ」
「馬鹿だね。君は、私にとっていつもかっこいいんだよ」
「クー…」
「わがままな言い方かもしれないけど、君だけの体じゃないんだ。大事にしてくれ。はいっ。湿布貼ったよ。しばらく安静にね」
「クー、ありがとう」
「どういたしまして」

腰痛
それは彼の見栄と勲章
486 忍法帖【Lv=1,xxxP】 :2011/04/30(土) 04:29:39.47 0
>>485
俺もクーに湿布はってもらいたいですgj
487ほんわか名無しさん:2011/04/30(土) 10:22:21.04 O
藤色に映える君

「藤の花がきれいなものだね」
「そうだね。古都散策もいいね」
「おやっ。あそこで着物を貸してくれるみたいだね」
「着てみる?」
「うん。なんか、風情がありそうじゃないか」
「じゃあ、行こうか」
……
「クー、綺麗だよ。でも、赤ってなんか意外な選択」
「お店の人が勧めてくれたんだ。じゃあ、行こうか」
「うん。あそこの藤棚で一枚撮ろうよ」
「綺麗に頼むよ」

「うん。ばっちり」
「oh!Japan beautiful!」
「おやおや。外人さんだね。サービスしますかな」
「いいの?」
「写真を撮るくらい構わないさ。モデル料は君から貰うけどね」
「はいはい」

藤色の暖簾
微笑む赤い着物を来た黒髪の彼女
その美しさは時と国を超えて
488ほんわか名無しさん:2011/04/30(土) 17:22:13.45 O
いつも書いてばかりだからお題を置いておきますね。

葉桜
椿

五月雨
489ほんわか名無しさん:2011/04/30(土) 20:18:46.00 O
じゃあ一個いただくかぁ

・椿

男「……ん?」クンクン
女「どうかしたか?」
男「クー、今日はなんか変わった匂いさせてるね」
女「あぁ、椿油だよ。田舎の祖母が送ってきてね」
男「あー、通りで。髪の毛艶々なはずだ」
女「……男、多分無意識なんだろうが、そんなに凝視されるとさすがに恥ずかしい」
男「珍しいね。クーが照れるなんて」
女「うむ……いつもなら、君に見られたらもっと見てほしくなるんだが」
男「椿油と一緒に、昔気質な女の人の性まで背負いこんじゃったのかな」
女「そうだといいな。私はよく、恥じらいが足りないと言われるから」
男「恥じらいがないって自覚はあったんだ……」
490ほんわか名無しさん:2011/04/30(土) 20:36:49.17 0
くーかわいい
491自作自演:2011/05/01(日) 14:36:03.75 O
>>488
葉桜の下で

「暑い」
「そうだね。クーだったら握った手、離したら?」
「いやだ。暑いけど、君に触れて居たい。本当は抱きついていたいけど、我慢してるんだよ」
「はいはい。あそこに葉桜で木陰が出来ているから、休もう」
「うん」

春が熱気を帯びる皐月に
葉桜の下
二人で日を避けて
ゆっくり時を過ごす
492ほんわか名無しさん:2011/05/01(日) 16:13:59.76 0
gj

いつも仲がいい二人しか見たことがないので

お題・喧嘩した二人
493GlassNote:2011/05/04(水) 12:40:43.51 0
>>487 なんとなく着物クー書いてみた。原文とちょいズレてます
http://glassnoteprelude.blog.fc2.com/blog-entry-80.html
さて、長ったらしい複線パートはそろそろお終いにしましょうか…
激動と激突の【限界突破編】!!2人なら越えられるっ!!
☆*------------------------------------------------*
【限界突破編】 それは幕開けと共に訪れる…
*-------------------------------------------------*☆
「今日は皆さんに転校生を紹介します〜仲良くしてくださいね?」
新学期の最初、新たな仲間の紹介と共に始まった

…俺達の地獄のような日々が…!

「帆影緋色です、みなさんよろしくお願いしますねっ。」
あの時の赤みを帯びた荒い長髪の少女だった
そして彼女は空いてる俺の隣の席に、
そのとき耳元でささやいた

「隣の彼女によろしく伝えてあげてね?…くくっ…」
悪魔的な笑み、純粋ゆえに眩しく見えそうになる
クゥは震えていた、恐怖に、過去に、そして今に戦慄していた
「お前は何者だ?クゥと昔何があった!?」
「そうだねっ、戦隊ごっこに床屋さんごっこかな?」
「お前…悪魔か」
「否定はしないよっ、君も仲間に入れたげようかっ?」
「…こっちから願い下げだ!」
この会話が聞こえてない他の連中は彼女の容姿に見とれている
こいつが例のいじめっ子かよ…狂ってやがる、
クゥからメモが渡された丁寧に2つ折で彼女への宛名付きだった
「彼女からのラブレターかなっ?」
「ぁあ、お前宛のだ、残念だったな」
「そうでもないねっ、いただきますっ。」
その日は幸いにももう何も無かった    …続く
494GlassNote:2011/05/05(木) 13:10:33.17 0
推敲し忘れてました…あと参考にしたいので感想ほしいですね。
終わってからで良いですので!まぁ、永遠に続くかも…w
☆*------------------------------------------------*
【限界突破編】 何も無かった訳が無い、放課後教室午後6時
*-------------------------------------------------*☆
「やぁやぁ、お招きありがとうね〜」
傾く日の中私と緋色は2人だけで向かい合う
「……何故今更ここに来た?」
「何故って君が呼んだんでしょっ?」
「そうじゃない…この街にだ」
「烏の勝手でしょっ♪」
緋色はヤケに子供じみた面がある
「……まぁ、明日になれば分かると思うよ?」
「……また壊すのか?」
「ぁ〜、私はただ遊んでるだけなんだけどねっ? こんなので」
緋色はポケットから出したナイフをお手玉のように弄ぶ
要はいろいろと危ない奴だったりする訳だ
「……ということでっ!」
急に緋色が距離をつめる、刃先を私の喉元に掠めるまで
「囚われの王女様ごっこしようよ? むしろジュリエットかな?」
そして彼女はくくくと笑う、あくまで笑顔で
「男を巻き込むな!あいつは関係ない!私だけで良いだろっ?」
男は関係ない、原因も、何もかもが私のせいだから…
「ありゃっ?かっこいいこと言う様なったねぇ〜 くくっ、でも、でもね」
「許してぁ〜げないっ♪ くくっ」
私なんかと違い、こいつは喧嘩などに長けている
純粋にスリルや恐怖を楽しめるからだ
「ねぇねぇ、男君〜話したい事があるの〜11時学校ね〜」
『は!?何故お前がクゥの携帯使ってんだよ!?何をした?』
私を捕まえた時に取り上げた電話で彼を呼ぶ
「くるなっ!男!頼むからくるなっ!!」
悲痛な叫びは彼女を喜ばすだけだった   …続く
495ほんわか名無しさん:2011/05/06(金) 06:47:45.77 i
こんな時間だけどお題募集。
496ほんわか名無しさん:2011/05/06(金) 12:49:49.23 O
>>495
意外とお尻にも興味がある素直クール
497495:2011/05/06(金) 15:08:08.40 0
「時にだな男よ、私のお尻を観て欲情したりするのか?」
「ぶぼっ!!アンタ人が昼飯食ってる時に何言ってやがりますか!!」
「見ての通り私の胸はお世辞にも豊満とは言いがたいだろ?となれば男は私のお尻でしか欲情するしかないのでは?」
「えっと、その曲がりに曲がりくねった知識は誰から・・・?」
「無論、保険医だが?」
「ドヤ顔すんな、アンタ司書教諭だろ本とかいっぱい読んでるだろ!?」
「いや、司書教諭だからってあらゆる知識を持っているとは限らんぞ。現に私は恋愛だの異性関係はさっぱりだからな」
「さいですか・・・」
「それでだな、今までは胸の方ばかりに気をとられててお尻だの太腿の事をすっかり忘れていたのだよ」
「大きくしようとしてたんですね」
「少なすぎるのも困りようだからな。しかし肝心の男がお尻派だったら私の努力は水の泡になってしまうだろう?」
「いや・・・俺は胸とかお尻とか・・・そういうのじゃなくてですね・・・」
「顔が赤いぞ?」
「誰の所為だよ!」
「こうしてお尻について考えてたらGWが半分も終わってしまった訳なんだ。おかげで私の頭はこのお尻で男が満足するかでいっぱいだ」
「・・・・・・いや、あの、先生は胸とかお尻とかそういうの抜きでスタイルいいと思いますよ・・・」
「ふふっ顔が茹で蛸だな。男がそう言うなら今のスタイルを維持するようにするよ、夏になったら男と一緒に海に行きたいしな」
498495:2011/05/06(金) 15:09:04.46 0
2年振りくらいに書いた
>>496さんのお題に沿ってるかは解らないけど許してください
499ほんわか名無しさん:2011/05/06(金) 17:21:03.48 O
素晴らしい
ブランクを感じさせない筆致ですな
GJ!
500GlassNote:2011/05/06(金) 22:52:43.64 0
>>495さんうます〜!なるほど設定がツボ。男のセリフが上条t(殴
男VS純粋悪(命名・素直ヒール)!!今回と普段のどっちがいい?
☆*------------------------------------------------*
【限界突破編】 俺の後ろの十字架少女!『もう、無くせない』
*-------------------------------------------------*☆
  階段を駆け上がるのはいつになってもつらい…
  例え気にならない位焦っていても躓く分疲労がたまる
「クゥ……一体何が起きたんだよ……無事でいろよ!」
 ━━教室にて
「それで……コレは王女じゃなくキリストじゃないのか?」
「ぁはは〜一本取られちゃったね〜っ」
  そこには後ろ側の壁に立てかけた板に縛られているクゥ
  ぁはは〜の辺りに突入したが俺は言葉を失っていた
  そりゃあ驚くよな?数十分の内に舞台と用意は出来ていた
「いやぁ〜早いね、律儀で結構だよ。悪いね急に呼び出しちゃって」
  取り合えず教卓に座る彼女とクゥの間に庇うように立つ
「お前……お前がやったのか、これ?クゥが何かしたかよ!」
  目線がクゥから床を伝い緋色の瞳へと向かう、紅い…
「もしもだよっ?私と君が既に会っていて私が一目惚れしていたら?」
「いきなり何を言うんだ?俺の質問に答えr…ッ!?」
  顔の横をナイフ(?)が掠めクゥの後ろの壁に突き刺さる
「だから、嫉妬だって言ってるでしょっ?…くくっ」
「男、そいつの話はまともに聞くな…昔から狂っているからな」
  と、クゥが一言、幸い傷はないようだった
「ねぇ、ゲームをしようか?拒否権はないよっ?」
  急いでほどこうとするが縄はほどけない、そしてまたナイフ
「あのね、男君はクゥちゃんの王子様だから彼女を守ってね?
 私を止められたら君の勝ち、もう彼女には手を出さない。」
  視線が強制的に戻される、本当にこいつは理解できない。
  だが分かる事がある、取り合えずこいつを止めないとマズイと…
「男、私の命、君に預けよう……なんて言ってみようかな?」
「こんな時に悟り開くなってのw」 …続く!(複線入れすぎた?)
501ほんわか名無しさん:2011/05/07(土) 13:39:11.67 0
感想ありがとうございます。

またリハビリがてらお題募集(というより随時募集中)
今晩にはあげる予定でいきます
502ほんわか名無しさん:2011/05/07(土) 13:47:52.04 O
>>501
素直クール的名言
503501:2011/05/08(日) 01:51:49.79 0
「名言ねぇ・・・」
「今度の授業で小テストがあるんですよ。名言と偉人を結べみたいな感じの」
「それならあっちの図書室に行ってみたらどうだ?こっちには洋書・医学書・哲学書、普通の学生受けする様なのはないぞ」
「ですよねー」
「んーここは書庫も兼ねているから少し見てくるよ」
「あ、俺も手伝います」


「あったあった、1冊しかないけどこれでいいな、よっと」
「危ないですから俺が取りますよ」
「このくらい大丈夫、ひゃぁ!!」
「危なっ・・・」
どさどさ
「痛た・・・先生大丈夫ですか?」
「男君が抱きとめてくれたから助かったよ。いやぁまさか隙間から蜘蛛がでてくるとは思わなかったよ」
「気をつけてくださいよ・・・怪我でもしたらどうするんですか」
504501:2011/05/08(日) 01:52:33.48 0
「すまないな・・・んーこれぞまさに『棚から私』だな。テストに出るぞ」
「上手い事言ったつもりか!?ていうか名言ですらねぇ!!」
「意味『何もしなくても男君が私に寄ってくる』」
「それ棚関係ないじゃん!」
「また落ちるかもしれない」
「へっ?」
「抱きとめてくれないのか?」
「アー・・・ソウイウノハヒキョウダトオモイマスヨ」
「ともあれ、ここは神聖な学び舎だ、不可抗力とはいえ何時までもこんな格好でいる訳にもいかんな」
「あ、と、すみません」
「いや、こちらこそ助かったよありがとう。この本借りていくかい?」
「えぇ今日は帰って大人しく勉強します」
「了解だ、終わったら牡丹餅を一緒に食べよう」
「いいですね、楽しみにしてます」
505501:2011/05/08(日) 01:53:46.70 0
>>502
オリジナルな名言など考える頭を持ち合わせていないので、こんなオチに・・・
お題ありがとうございました。
506ほんわか名無しさん:2011/05/08(日) 10:33:45.29 O
>>492
犬も食べない

「……君は、それを正しいと思うわけだね。君は優しいが、彼女として反対する」
「うん。大変だけど、やらないといけないと思う」
「私は反対だ。ここは集合住宅なんだよ。犬は飼えないんだよ」
「だから、思い切って家を買うよ」
「正気かい?」
「うん。だから、クー結婚してください」
「あははっ。喧嘩腰になった私が馬鹿のようじゃないか」
「えっ?」
「喜んで。その代わり、この子の散歩は一緒にね」
「うん」

言い争った二人
小さな瞳は理由を知らず見守り
でた結論は
幸せな未来


喧嘩なんかほとんどしたこと無いから書けないよ。
507便乗:2011/05/08(日) 10:38:47.21 O
>>496
魅惑のお尻

「うむ。良い感触だ」
「あの〜。クーさん。どこを枕にしてるんですか?」
「おや?気づきにならない?君のお尻だよ」
「いや、そうじゃなくて」
「ふふふっ。適度な柔らかさ素敵だと思うんだ。私は魅力されてしまったよ」
「動けないんですけど」
「もうちょっと、このままで。次は私のお尻を好きにしていいから」
「変な約束しないの」

彼女が枕にするのは
相方の尻
それは魅力的な柔らかさ
508GlassNote:2011/05/08(日) 11:24:18.96 0
>>501蜘蛛にびびるクーカワイス!tkクー策士だの〜
にしても、お題不足が懸念されますかね〜…
取り合えず時間少ないんで…今日はお題だけ大量入荷。
別に制限無しにみんなで気に入ったの使ってちょ
=========お題集==========
・夢               ・冷やし中華はじめました
・高所恐怖症         ・ウインドウショッピング
・ひやっくり(しゃっくり?)  ・私の辞書に(以下略

=======いろいろとまとめ========
【三姉妹】
・素直クール ・素直ヒート ・素直シュール

【特殊系素直クール一覧】
・死神クー   ・魔王クー  ・素直幽霊

【自分作品サブキャラ】(自分の作品での名前)
・明るい人気者      (遠園つくし)
・純粋悪 :素直ヒール (帆影緋色)
509ほんわか名無しさん:2011/05/09(月) 02:07:17.49 0
お題:ウィンドウショッピング

「人目があるから、こうして隣の県まで所謂デートというものに来てる訳ですが・・・」
「そうだな男君、中々素晴らしい変装だな」
「せめてお洒落って言ってくださいよ!」
「今日もかっこいいぞ男君」
「ぐぅ・・・とにかく人を隠すなら人の中、こうして人ごみを歩くのは素晴らしいアイディアです」
「うむ、よもや隣県の大型ショッピングモールで教師と生徒が手を繋いでいるなんて誰も思わないさ」
「教師の台詞じゃあありませんね・・・」
「訂正、日曜日は教師じゃなくてどこにでもいる女で君の彼女だ」
「ぐぬぬ・・・まぁこの格好を観てあの先生と同一人物とは思いませんからね」
「学校じゃ動きやすさを優先しているからな、髪も下ろしてワンピースを着ている私なんぞ君と養護教諭しか知らないよ」
「個人的にはこっちの方が好きですけどね。立場がなかったら自慢してやりたいくらいですよ」
「ほう、それ嬉しいことなのだが君どんどんキャラ変わってきてないか?」
「日曜くらい生徒じゃなくてあなたの彼氏でいさせてくださいよ」
「自分も言っといてなんだが恥ずかしいな・・・」
「そんなキザな台詞を言ってもまだまだ学生ですからね。いざデートしても大抵、観てるだけなんですよね・・・」
「気にする事はないよ、金銭面で不利が生じるの最初から覚悟しているさ。そんなことよりこうして貴重な時間を割いてくれている方が私はありがたいんだ」
「面目ない・・・」
510ほんわか名無しさん:2011/05/09(月) 02:08:05.32 0
「一応、2人でいる時の食費はできる限り君が率先して出しているじゃないか。何も恥じる事は無いさ」
「そうですか・・・」
「服飾にしろ君が見立ててくれればそれで満足だし、家事も君がフォローしてくれているだけで今は満足さ」
「・・・ありがとうございます」
「言っただろ、『気にすることはない』ってね。じゃあ気持ちを切り替えて水着を見に行こうか男君」
「ずいぶんと気が早いですね・・・」
「準備は早いに越した事はないさ。期末はテストやらで忙しくなるからな」
「あーそうなるとしばらく会えませんね」
「だから今日は存分に甘えさせてもらうぞ」
ギュッ
「あ、ちょっと引っ張らないでくださいよー」

>>508
よりお題拝借しました
511ほんわか名無しさん:2011/05/09(月) 04:32:35.41 0
いい!
512GlassNote:2011/05/09(月) 22:36:19.87 0
>>509sさすがです〜。ぁ〜設定が生きてるのも凄い…
まだまだ自分は3456(中略)0144流ですな〜…君付けおいしいです。
そろそろ話し進めないと駄目になりそうですね〜…遠い完結へ向けて。
☆*------------------------------------------------*
【限界突破編】  鉛色のバタフライは紅に染まりて
*-------------------------------------------------*☆
6時半、終りの始まりを告げる長ったらしいチャイムが静寂を裂く。
教卓まではおおよそ7m前後?夏場のしぶとい西日が眼に痛い。
「さぁて、あ〜ゆぅれでぃ?死んだらや〜よっ?」
返答を待たずにまず2本、右の1本を落とせば行けるか!?
今更に思うが教室がすっからかんなのは盾を無くすためか。
「男、次のが来てる!ど真ん中だ!柄が長いからはたき落とせ!」
「了解。さすがだな、頼りになるぜ」
「むしろ状況としては私が君を頼りにするべきだけどね」
踊るようにナイフを投げる緋色、雨あられのごとく降り注ぐ。
何本避けようが叩き落そうが激流の如く襲い掛かる。
「男!足元ナイフだらけだから気をつけてな?」
さすがに返答する余裕は無い、後ろを向むくと運悪きゃお陀仏だろうな。
「ぁ〜男君、進展の無い物語は嫌いだな〜?ほいよっと」
初の振り被る動作…何か来る?動作、そしてプロペラ音?
「痛っ!!」
後ろでクゥが声を上げた!?見えない攻撃?そしてまた猛攻…
「一体全体どうなってやがる…」
「ナイフを回転させて弧を描くように飛ばしてる…柄だったのが幸いだ」
「ぇ〜ばれるの早いって〜もっとボス戦は苦戦してくれないと〜」
「だが、打開策が無ければ意味がねぇ!!」
呆れ顔の緋色がまた得意な構えを見せる…何手隠してるんだか。
クゥもそろそろ限界だろうか?彼女の顔を見れないのが辛い。
「とっととゲームセットにしようぜ、このゲームをよお?」
「さて、準備運動はお仕舞いだよっ!!
                    …あ〜 ゆぅ、 れぃでぃ? 」
斜光は薄まり、オレンジと紺が混ざりいっては溶けてゆく…  …続く!
513ほんわか名無しさん:2011/05/10(火) 20:50:15.19 0
あー眠い
514ほんわか名無しさん:2011/05/10(火) 21:44:00.83 0
百合素直クールと教師素直クールでそれぞれお題募集します
515GlassNote:2011/05/10(火) 22:02:15.33 0
>>513 …たまには自分でもよろしおすか?なんてw短編です。
>>514 百合っすか!Sな素直クーとMな素直クールの絡みを是非!
--------------------------------------------------------
眠けまなこに映る君

「どうだい?男、たまには膝枕なんかも」
「嬉しいし、寝心地も良いけど、そこはかとない罪悪感が…」
「君の腕枕で清算してもらうさ」
「毎回腕というより肩まで密着してくるよな?」
「いいじゃない…か、問題でもあるかい?」
「俺 が 寝 れ な い !」
「だからおもしろぃじゃぁ…なぃ…か…」
「どんどん声が囁く様になってますが〜お〜い」

器用に眠る彼女の安らかな寝顔は見るだけでも心が安らぐ
眺めていたい気持ちも彼女の醸し出す安心感には勝てなかった

「はぁ、ため息が出るほどの美しさって奴かな? おやすみ、クー」
「……ぉやすみ、男……Zzz……すぅ…すぅ…」

その2人の様子はさながら1枚の絵画の様だった
暖かい日とこの光景がいつまでも続くことを祈って

                                   fin
516ほんわか名無しさん:2011/05/11(水) 05:53:57.15 0
チュンチュン
「ふぁあ・・・そっか昨日、クーちゃんの家に泊まったんだっけ・・・むにゃ」
「ん・・・んう・・・」
「おはよう、クーちゃん。ごめんねベッド狭かったかな?」
「ん、大丈夫。女ちゃん朝ご飯にする?先にシャワー浴びる?それともわた「寝惚けてないで顔洗ってきなさい」



「「ご馳走様でした」」
「やっぱり女ちゃんの作るご飯は美味しい」
「もークーちゃんったらいつもそればっかりじゃない。たまにはクーちゃんが作るのも食べたいな」
「そう思って練習していたら『食べ物で遊ぶな』ってお母さんに怒られたよ」
「こ、今度一緒に練習しようね・・・」
「手取り足取りお願いします」
「けどクーちゃんって勉強も運動も出来て学校じゃ完璧超人ってイメージがあるから料理とか苦手なのは意外だよね」
「そういうことばかりに力をいれてたから、あんまり家庭的な事に関わるきっかけがなかったからね・・・今は逆に女ちゃんみたいな家庭的な子になりたいよ」
「そっかなーあたしは頭もよくないし運動もダメだからクーちゃんが羨ましいかなぁ」
「ふふっお互い思ってることは一緒みたいね」
「幼馴染だからかな、お互いにないものを求めたりするのって」
517ほんわか名無しさん:2011/05/11(水) 05:55:19.87 0
「そうね、この胸の成長具合とか」
ふよん
「ちょ、ちょっと!?クーちゃんくすぐったいってば!もうお返し!」



「んーお昼にはまだ少し早いしどうしよっかクーちゃん?」
「昨日の続きでもする?まだそのままだと思うし」
「人生ゲームかぁクーちゃん先に進まないでずっと巧妙にスタートに戻ったりして子供ばっかり作ってるんだもん」
「私と女ちゃんの愛の結晶よ」
「いやいや、あたし対戦相手ですから」
「戦場で芽生える愛も素敵じゃなくて?」
「戦場!?」
「冗談はさておき、今日は天気もいいから買い物とかして外食するのもいいんじゃないかしら?」
「あぁいいかも、丁度新しい服欲しかったし」
「じゃあ善は急げね、準備したらすぐ行きましょう」

518ほんわか名無しさん:2011/05/11(水) 20:49:04.19 O
続きマダ-…?
519ほんわか名無しさん:2011/05/11(水) 20:52:32.21 0
>>515-516
GJ!
520ほんわか名無しさん:2011/05/11(水) 22:40:50.30 O
初夏の中で

「蒸し暑いね」
「まったくだ。雨が降って涼しいかと思ったら、そうでもないね」
「クー、おでこに髪が張り付いてるよ」
「あー、汗が止まらない。いっそ、雨にうたれてこようか」
「ブラとか透けるからやめなさい」
「君になら見られても構わないよ」
「あのねぇ…」

初夏の暑さに雨が混じり
感じる暑さに流れる汗
汗に濡れる彼女は水も滴る良い女
521ほんわか名無しさん:2011/05/11(水) 22:47:01.31 O
>>508
冷やし中華はじめませんでした

「クー、これは?」
「冷やし中華。の筈だ」
「いや、つけ麺にしか見えないんだけど」
「そんな筈は無い。私の辞書に不可能は無い」
「いや、冷やし中華をつけ麺にするのに何もナポレオンは関係ないと」
「これを見たまへ。ちゃんと冷やし中華と書いてある」
「うん、冷やし中華だね。でも、隣はつけ麺の作り方だね」
「あら?ほんとだ」
「クーにも、失敗はあるんだね」
「当たり前だよ。まっ、男選びは成功してるけどね」

はじまらなかった冷やし中華
隣のレシピは
美味かった
522ほんわか名無しさん:2011/05/14(土) 06:22:30.12 0
ピンポーン
「おや、男君じゃないかどうしたこんな時間に?」
「こんばんわ、バイトの帰りに差し入れでケーキ貰ったんでどうかなっと思いまして」
「ありがたいな丁度、甘いものが欲しかったところなんだ。コーヒーでも淹れるから男君もあがるといい」
「あ。じゃあお言葉に甘えます」
「すぐ淹れてくるから、ちょっとの間ヨモギと戯れててくれ」
ニャーニャー
「こらヨモギくすぐったいってば」
ニャーミャー
「頭の上にのるなー」
ぎゃーすぎゃーす
「・・・コーヒー淹れてきたぞ」
「ありがとうございます、ってなんでこっちにカップ2つ置くんですか?」
「ヨモギ・・・交代だ」
ミ゙ャー
「えと・・・ここ僕の膝の上ですよね?」
「そうだが?」
「凄く・・・足が痺れるんですけどぉ!」
「そうか、ケーキ美味しいなぁ」
「僕も食べたいです・・・」
「私の指に付いたクリームでよかったら」
「おぉぉぉ・・・なんか解んないけどごめんさい許して!」
「まぁ、いいや指に付いたクリームを舐めとってくれたから君の隣に座ることにしよう」
「いやーヨモギに対抗して甘えてみた結果がこれだよ」
「甘えるというより私怨ですよね・・・いい加減ヨモギに嫉妬する癖直して下さいよ」
「いいや、男君はご主人の私のものだという事をしっかり教えねばならん!ついでに口についてるクリームも私のものだ・・・」

523ほんわか名無しさん:2011/05/14(土) 13:52:41.57 0
>>520-521-522
最高です
524GlassNote:2011/05/14(土) 19:47:11.03 0
☆*------------------------------------------------*
【限界突破編】 絶 対 に  ゆ る さ な い ! !
*-------------------------------------------------*☆
おっす、俺男!ナイフ女こと緋色にクゥが誘拐され、
取り戻しに行ったらナイフの雨が感謝感激雨あられ(何言ってんだ俺?)
なんて久々に冗談めかしてみたがあからさまに現実逃避だったりする。
相変わらず勢いは変らずにじりじりと前には進む残り約5m?
「さぁて男君、早くしないとクゥちゃんが限界だよ?」
「誰のせいだっつ〜の!いい加減開放してくれよ。痛っ!」
刃の向きが運悪く…足の皮ちょっと切ったかな…
床のナイフも馬鹿みたいな本数に…机の鉄でも使ったか?ってくらいだ
『男!足元ナイフだらけだから気をつけてな?』
クゥのセリフがフラッシュバックする…そうか!逆転の策は簡単だった。
「さぁて、今度のは見えるかなっ?」
例のブーメランの構え…それが合図、俺は反転してクゥに突っ走る!
「おい、男?どうした?ふぇ?ふぇぇぇえ!?」
「あちゃ〜、遂に禁断症状っ?えぃっ!」
珍しく焦ってるクゥ、背後から例のプロペラ音が追ってくる
クゥを抱き締める様にして床から拾ったナイフで縄を切る、切る、切るっ!
「男!後ろだ!危ない!!」
「男君、避けて!誰かたすけてっ!許してぇっ!!」

縄は解ける、十字架から少女は立ち上がる
目線は嘆く緋色を串刺しにして遥か遠い宇宙まで貫いた…

「もう、許さない…倍返しされる覚悟はいいかな?」

蛇に睨まれた蛙の様に緋色の背筋は凍ってしまった
俺は十字架にもたれかかって歪む世界の中眠りについた
「(…俺はいつになったら結ばれるんだろな)」       …続くような
525ほんわか名無しさん:2011/05/15(日) 19:41:25.47 0
うわ〜い
久々に着たらレスがのびまくってる〜
よし
俺の十八番といえるか知らんが
魔王と不死な男でひとつ
頼まれたい
526ほんわか名無しさん:2011/05/15(日) 22:00:58.40 0
>>525
設定だけお借りしてキャラは別というのはありでしょうか・・・?
527ほんわか名無しさん:2011/05/15(日) 22:48:16.01 0
ん?
べつに何も俺のキャラつかえってわけじゃないよ?
ただ魔王と不死な男でたのんだだけ
528ほんわか名無しさん:2011/05/15(日) 22:49:47.73 O
なにこいつ ウザ
529ほんわか名無しさん:2011/05/16(月) 02:11:13.44 0
「その格好は一体・・・?」
「ん?ブレザーとかいう召し物らしいぞ。可愛いだろ?」
「また人の世界に行ったんですか!?」
「またって・・・あっちの時間で言えば1世紀振りなんだ世界は新しいものばかりだぞ」
「それでも世界には理がそれぞれありますからあまりバランスブレイカーなあなたが世界を跨ぐと色々と影響がでますから!」
「君の生まれ育った世界なんでしょ?だったら伴侶(予定)の私も見ておきたいのだよ」
「僕がいたのは何百年も前です。それに当時流行ってた怪しげな儀式の所為で僕はあの世界を追放され・・・いつ死ねるか解らない身体に・・・」
「けどいつかは死ねる」
「えぇ、何万・何億年、もしかしたら数百年、生者からの概念としては『不死』なんだろうけど無限じゃない・・・気の遠くなる話ですよ」
「んーこれはパンツ見えそうだな」
「おぃぃぃ!人の話し聞けよ!」
「君の事は心が理解しているからね口だけの議論はもう飽きたよ」
「なんで・・・僕は世界を追放されてまでこんなのと契約したんだろう・・・」
「愛の力というやつだよ」
「意味わから・・・あ、白・・・」
「なんだろう、意図的に見せるのはともかくこういう予期せぬ見られ方をされるのはこう・・・」
「ゴメンナサイアイシテマスユルシテクダサイナンデモシマス」
「私も愛しているぞ。では今度、人の世界でデートでもして貰うよそれでチャラにしよう」
530ほんわか名無しさん:2011/05/16(月) 02:12:32.69 0
>>525
すみませんファンタジー難しいです・・・
書きたい様に書いたらワケワカメ
531ほんわか名無しさん:2011/05/16(月) 20:08:54.38 O
>>525
寄り代と愚かな男

「君は、まだ私が好きなのかい?」
「うん、僕はクーが好き。それば、永久に変わらないよ」
「はははっ。永久か。肉体は貴様の彼女という存在。だが、今ある私は魔王と混ざった存在だ」
「わかってるよ。だから、不死となってクーと歩く道を選んだ。自己満足だけど」
「死ぬときは共に。その言葉の為に禁已を禁忌にふれた愚か者が…」
「愚直に、クーが好き。愛してる。クーが、アナタと混じる前に伝えきれなかったから」
「馬鹿っ…。君の気持ち、わかってたさ。そんな、馬鹿な君が愛しい」

魔王の寄り代となった彼女
呪われ不死となった彼
永久の罪を背負い
永久の愛を謳う
532ほんわか名無しさん:2011/05/17(火) 00:29:53.38 0
|ω・`)チラッ 毎度、見てんで。
533ほんわか名無しさん:2011/05/17(火) 03:30:42.63 0
放課後、クーと男が河原を歩きながら。
男は口を開く。
「ゴールデンウィークも終わって、後は夏休みまで休みなしかぁ」
「しかし、ゴールデンウィークは有意義に過ごせただろう?」
「って、まあ……ずっと勉強を教えてくれたし、半分は有意義だったけどさ」
「む? あと半分は違うと言うのか」
「だって、その、勉強の後がさ……」
「しっぽりと愛を確かめ合ったじゃないか。それのどこが有意義じゃないと?」
「しっぽりって……そ、そうなんだけど、でも、その……」
「ん? ……そうか、解った」
「え?」
「まだ足りないから、有意義だと思えないという事だな。そうか、そうか」
「んぎゅ……! って抱きつくなってー!」
 振り払おうとする男。ふいにクーは寂しそうな眼をする。
「わたしだって解ってる」
「え……なに、急に……?」
「愛は、永遠ではない。永遠の愛など存在しない」
「……」
「なぜなら、わたし達そのものが、いつか死を迎えるからだ」
「クー……」
「だが、わたしは最期まで君を愛し抜く。きっとだ」
クーの瞳には決意の光と共に、うっすらと涙がにじむ。
「……ん。解ってる。解ってるよ、クー。俺も……きっと、な」
二人は寄り添いながら、河原を歩いていく。
これから先も、きっと。
534ほんわか名無しさん:2011/05/17(火) 04:40:13.94 0
朝からいいものを読ませてもらった!
535ほんわか名無しさん:2011/05/17(火) 07:52:37.02 0
戦争
「あ、クーちゃんお菓子買っていこう」
「あんまり買いすぎたらダメよ、お菓子ばっか食べて女ちゃんに悪影響がでたら困るもの」
「もークーちゃんたら大げさなんだから。今は節約中だから1個しか買わないよ」
「それなら、たけの「今日はきのこの山にしよっと」
「(・・・女ちゃんきのこ派なんだ・・・今日から私もきのこにしよう・・・」
「(パイの実売り切れかぁ・・・残念)」

プリクラ
「ほら、クーちゃん笑って笑って」
「え、いやその作り笑いというのはどうも苦手で・・・」
「えーとじゃあとにかく楽しい事とか幸せなことを考える!」
「楽しいこと・・・」
「じゃあボタン押すよー」
3・2・1ハイ、チーズ
カシャ
「そうそう、こうやって笑ってるクーちゃん綺麗だよ」
「女ちゃんを観ている時はいつもこんな顔なのかしら?」
「そうだねーなんかこうお母さんとかそんな感じ」
「ふふっせめてお姉ちゃんとかにして欲しかったかな」
「あーごめんクーちゃん!」
「ならお母さんらしく子供が走り回らないように捕まえておかなきゃね」
ぎゅう
カシャ
「あら、もう1回残ってたみたいね」
「もー今すごく恥ずかしいんだから」
536ほんわか名無しさん:2011/05/20(金) 03:31:46.07 0
「ツンデレか・・・」
「・・・・・・」
「なんだその数年振りに好きな人に会ったらキャラが激変してて困ったような眼は?」
「いえ、何をどうしたら先生からそんな単語がでてくるのかなーって」
「前も言ったと思うが私は恋愛事には疎くてね。養護教諭に相談したら教本代わりだと言ってコレを」
「あの野郎・・・」
「そう言うな。彼女なりにこちらの事を心配しているのだろう」
「絶対楽しんでるだけだよ!」
「しかし、これはこれで参考になったよ。『ギャップ』というのに男は好感を持つのだろう?」
「先生はあんまり裏表ないですし新鮮かもしれないですね」
『別に男君のことを好きなんだからね』
「とか」
『勘違いしないでよね、甘えたいんじゃなくて腕組みたいだけなんだからね』
「そんな淡々という台詞じゃないしギャップとか関係ないじゃん!」
「ふむ・・・私にギャップというものは合わないか」
「そもそも後付けするようなものでもないですし、先生はこの性格だから先生なんですよ」
「なるほど、男君がそう言うなら改めて」

男君、好きだ

「・・・ここ学校です」
「17時越えたから大丈夫、今日はそういう事にしておいてくれ」
「もうそんな時間ですか・・・今日は帰ります」
「この本借りていくかい?要らないならみーちゃんに返しておいてくれ今日は男君の家に行くと言ってたし」
「返しておきます・・・あの、また夜、電話しますから」
「あぁ、待ってるよ」
537ほんわか名無しさん:2011/05/23(月) 07:16:30.47 0
「暑い・・・」
「あいにく5月なのでまだ冷房器具はありませんね」
「あんまり胸元パタパタしない・・・」
「別に先輩になら観られても構いませんけど?」
「そういう問題じゃないです優奈さん」
「じゃあ下敷きで扇ぎますよ。先輩の膝の上借りますね」
「あの・・・これじゃあ密着して余計暑くなるんじゃ・・?」
「私だけ風に当たるのは不公平ですからこうやって交代で扇げは二人とも涼しくなると思うので」
ぱたぱた
「にしても、かれこれ30分以上経ってるのに時間に厳しい会長すら来てないとはどういうことだ・・・」
「さ、さぁ先生に用事頼まれたとかじゃないんですかね」
「まぁ優等生だしな、そんなこともあるか」
ガチャ
「あれ、男に優奈?何してるんだこんな密室で・・・今日は生徒会は無しだぞ」
「え?」
「なんだ優奈から聞いてないのか?今朝、男に言うように頼んでおいたはずだが・・・」
「・・・えとどういうことかな?」
「ちょっと最近先輩と会えなかったからちょうどいいかなーって魔が差してしまいまして・・・」
「はぁ・・・あついな・・・お前らそういうのはどっか他所でやれ・・・」
538ほんわか名無しさん:2011/05/25(水) 05:04:59.17 0
しばらく見ないうちに素晴らしい投下がいっぱいだった
539GlassNote:2011/05/25(水) 16:23:18.66 0
<<538 同意〜あ〜クゥとパタパタしたいなぁ〜…久々にうp
☆*------------------------------------------------*
【限界突破編】     赤から白にもまれて…      男視点
*-------------------------------------------------*☆
俺は目が覚めたら上を見ていた。
そこには青い空も無く、ただ蛍光灯だけが自己主張していた。
「おっすっす。男。」
「んぁ? …あぁ、妹さんか、久しぶり。」
そこにいたのはクゥの妹だった。(ただし不思議ちゃんな方。)
「さっそくだが、コレを見てくれたまえ。」
「ちょっと待て。あの後どうなったんだ!? …ここどこだよ?」
「記憶喪失ごっこはともかくこれ見れば全部まるっとお見通し。」
手紙? 便箋というよりはメモ帳だった。
『 男、迷惑をかけたね。ごめんなさい。入院だったっけ?
  あんなことになったのは本当に事故なんだ。
  だから許して欲しい、身勝手だとは思うけど許して欲しい。
  君と昔のような中に戻れる事を私は一番に願っています。
  本当にごめんなさい。                        』
こんなベターだが気持ちはひしひしと伝わるな内容だった。
「あいつこんなに気にしてんのか?」
「そりゃあね。キチンと全部見るようになめ回した?」
「あぁ、そこ逆にすると汚いぞ。で、クゥはどうなった?」
「冷静だね〜お似合いだね〜。どうぞ、ご賞味あれ!」
何故、食い物みたいに言う…そしてカーテンから入って来たのは、

純白の正装。まさに清廉潔白。清楚さの塊。
あふれ出んばかりの慈愛をこめた服装。
赤のアクセントは最重要ポイントだろう
540GlassNote:2011/05/25(水) 17:54:04.24 0
そして…現れたのは、どこか場所はずれなクゥだった。

「お…おっすっす/// 男。」
「んぁ!? …あぁ、巫女さんか、正月ぶり。」
「あ…うん。」
「お前んち神社だったっけ?」
「いや、普通のアパートの一室のサラリーマン宅だな。」
冷静に返されても困る。いや、ここ病院だぞ?
真面目にどういう状況下かが理解できない。
だってさ、若干照れて腕で寄せてると…
さらしで抑えているはずの胸が…ねぇ?
「男、傷…大丈夫か?」
「さぁな、今起きたばかりだからな。なんとも言えないが
 こんなやり取りできてるし重くは無いんじゃあないのか?」
「ふう、意識が無かったから心配したぞ、隣、座るぞ。」
「せめて俺にも相談しろっての。」
「わるかった、あいつはな・・・」
「いじめっ子だろ?日記見たぜ?」
あ…やっちまったよこの発言…やばい、やばいぞ!
「日記を見た?いつ?いつの間に?勝手にか?」
「す…すすすすんませんっ!!」
「罰で許そう。一つゆうことを聞け、男」
「え…」

「早く怪我を治せ。それが私からの命令だ。」

巫女服で言う彼女は凛々しさと阿呆らしさが見事に混在していた。
白だけの病室に花のような可憐さの花が咲いた。

気付けなかった火種、それは静かに燃え広がる。 『緋色より』 

気付いた時には、きっともう手遅れで…でも、悔やまない。 …続く
541 忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/05/26(木) 01:01:41.70 0
熱帯夜、なんて見てみたい
542ほんわか名無しさん:2011/05/26(木) 18:19:59.09 O
>>541
熱帯夜

「暑い…」
「クー、だからって下着姿ははしたないよ」
「節電とかを突き詰めるとこうなるものだよ。君しかいないから困らない」
「僕の目のやり場が困ります」
「ふふふっ。先日、巨乳に目を奪われたのは誰だったかな」
「僕です。男の本能です」
「だめ。許さない。私だけを見なさい」
「…はい」

熱帯夜
下着姿の彼女に
目の泳ぐ彼
彼女が捕らえて放さないのは彼の心
彼女の挙動に
彼はさらに暑くなる
543ほんわか名無しさん:2011/05/26(木) 18:20:50.76 O
>>542
いつもながら冴えてやがる
GJ!
544 忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/05/26(木) 19:02:54.21 0
>>542
あぁ、幸せ…
545ほんわか名無しさん:2011/05/26(木) 19:25:46.32 0
SS見れたし、今日はいい日だなぁ・・・
546 忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/05/26(木) 19:39:07.58 0
酔った素直クールは素直クールじゃ無くなるかな?
フラフラしてるの見てみたいかも
547ほんわか名無しさん:2011/05/26(木) 19:47:07.00 0
幼児退行したクーがみたい
548ほんわか名無しさん:2011/05/26(木) 22:50:49.75 O
つまり酔って幼児退行した素直クールを書けばいいのか


男「クー、飲みすぎだ! 何考えてんだてめぇ」
女「う〜……」
男「ったく、迎えにくるこっちの身にもなれってんだよ」ブツブツ
女「……おとこくん……」
男「あ?」
女「だいしゅき……わたしおとこくんのおよめさんになりゅよ……」
男「……どんな夢見てるんだかなぁ、こいつは」
女「……んぁ?」
男「よう、起きたかクー?」
女「……おとこくんら……」
男「うん?」
女「おとこくん……しゅき……」ガバッ
男「ぐあっ!」
女「……しゅき……だいしゅき……ずっといっしょにいゆ……」チュッ、チュッ
男「ちょ、おま、止めろ!」
女「むー…」
男「こいつ、酔っ払ってガキみたいな行動してやがる」
女「……おとこくん……だっこして……おとこくんにぎゅってされると……きゅんきゅんすゆから……」
男「はいはい、分かった分かった。抱っこしてやるから帰りましょうねクーちゃん」
女「うあ〜……」
549 忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/05/26(木) 23:13:53.29 0
>>548
ありがとう、ごちそうさまです
いままで男君ってダン君って読んでた
550ほんわか名無しさん:2011/05/26(木) 23:19:19.94 O
>>546
酔い良い宵

「ほら、クー。帰るよ」
「あははっ。君が揺れてる〜。大丈夫か〜い」
「揺れてるのはクーの方だよ。ほら、手を掴んで」
「んっ〜。抱っこ」
「はいはい。じゃ、お疲れ様でした」
「おつかれでした〜」
……
「うにっ…。なんか世界が変」
「飲みすぎだよ。もぅ、僕が迎えに来れなかったらどうするつもりだったの」
「君が来ないなんてありえない。だって、私は君が好きで、君も私が好きだから」
「もう、理由になってないよ」
「あははっ」

揺れる彼女の世界
支えるのは彼の優しさ
クーは酔っても変わらないようです
551ほんわか名無しさん:2011/05/26(木) 23:21:02.11 0
酔っても良いね
552 忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/05/26(木) 23:21:44.70 0
>>550
かはっ…GJ
553ほんわか名無しさん:2011/05/26(木) 23:25:40.18 O
>>547
撫でろ

「むぅ…」
「クー、どうしたの?」
「私だって、じっくり甘えたい時がある」
「うん」
「だから、撫でてくれないか」
「はいはい」
……
「うんっ。もっとよしよしして」
「はいはい」
「むぅ。手抜きはメッ」
「もう、なんで今日に限ってそんなに幼児退行してるの?」
「色々とちゅかれるんだよ」

彼に甘える彼女。
彼女を甘やかす彼。
疲れた心に。
童心に帰る事は。
大事な癒し。
554ほんわか名無しさん:2011/05/26(木) 23:27:08.74 O
>>548
お疲れ様。
二つの御題を複合させるのもいいですね。
GJ
555 忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/05/26(木) 23:32:32.52 0
自分でも書いてみたいものだが、
ここ…レベル高い(´Д` )
556ほんわか名無しさん:2011/05/26(木) 23:44:26.04 O
>>555
君に送る物語

「クー、絵が巧いよね」
「ありがとう。そんな君はどうなんだい?」
「僕は、ほら。下手くそだよ。見せるのが恥ずかしいくらい」
「それは、まだ描き慣れていないからだよ。私は君に会う前にたくさん描いてきた。君と同じくらい、絵が好きだから」
「クー…」
「最初は、みんな下手くそさ。怖がらないで、描き慣れたらいいさ」
「うん」

何もかも
初めは拙くて
踏み出すのが怖くて
進むのに必要なのは
ちょっとだけの勇気
557 忍法帖【Lv=3,xxxP】 :2011/05/26(木) 23:54:32.03 0
>>556
やられた
558ほんわか名無しさん:2011/05/26(木) 23:54:57.01 O
さて、久しぶりに投下したし、人もそこそこいるようなのでついでに御題募集。
※まっとうな御題に限る。

前にやたら無茶振りする方いたからこれ位は条件つけさせていただきます。
559ほんわか名無しさん:2011/05/27(金) 00:14:18.78 0
>>548
題だしてからすぐありがとう。
いい夢が見れそうだ
560 忍法帖【Lv=3,xxxP】 :2011/05/27(金) 00:23:42.84 0
>>556
書き方を模倣をお許し下さい

初作品

「ふー…できた」
「何ができたんだい?」
「わ!クー!?ち、ちょっとね、絵を書いてみたんだ」
「どれどれ…むむ?これは…」
「それは…えと…」
「私かい?」
「あの…そうです」
「君に私はそう見えているんだね、ふむふむ」
「へ、変だったかな?」
「まだまだ、人に見せられたものじゃない」
「うぅ、厳しいね」
「だからこれは私が責任をもって処分しておくことにする」
「え?ちょ、ちょっとクー!絵持ってかないでー!おーい…」

去り際に見せた横顔
一番描きたかった
彼女の微笑み
561ほんわか名無しさん:2011/05/27(金) 08:43:36.96 O
>>560
GJ
真似はまねぶと言うから良いことですよ。
この調子でどんどんあなたの物語を創ってください。
562 忍法帖【Lv=3,xxxP】 :2011/05/27(金) 11:42:11.71 0
ありがとうございます。
自分なりの書き方感がつつ、しばらくリスペクトさせて下さい
563GlassNote:2011/05/27(金) 20:06:20.19 0
>>562 自分もしょっちゅう挫折しそうになるが…
      まず書く事からだもんな〜書けばうまくなるよ〜!
       俺は例外だがな?w批評が欲しければ言ってくれれば
>>558 あの節は…すまなかったな〜マニアックで〜
☆*------------------------------------------------*
【限界突破編】  男が無事な最初の理由【ワケ】  魔王視点
*-------------------------------------------------*☆
家に着く。扉をくぐる。つけられないテレビの目の前に座る。
猫は寄ってくるが遊ぼうにも触れられない。
おかしい…いつもならあの2人は帰っている時刻だ。
かといって電話にも触れない、そもそも使い方が分からない。
話せるのは宿り主である男と男が許した奴だけ。
「迎えに行くかな?お前も来るか?」
それとなく猫に問い掛けた、そんな時だった…
「こんにちわ〜遊びに来たよ〜」
都合よくもこの日やって来たのはつくしだった。
━━━━高架下
「例の通り魔に襲われてないといいが」
「クゥちゃんを人質に取られると男君も木偶の坊だもんね〜」
━━━━学園入り口
「やっぱりここじゃないかと私は提案しちゃいます!」
「なるほど。だが問題は敷地内のどこかという事だな?」
「でもさ、ここに居なかったらどうしようかなぁ〜なんて。」

その後、二人はナイフと教卓以外存在しなくなった教室で
血にまみれた男と昏睡しているクゥ、緋色からの手紙を見つけた
この次の日には何故かいつもどおりの教室で…
この学園の怪談に「十字架ナイフの教室処刑」が増えたのであった
564ほんわか名無しさん:2011/05/27(金) 20:54:21.70 O
つゆいりつゆしらず

「雨が、よく降るね」
「全くだ。梅雨冷えで寒い」
「だね」
「おや、いつもなら止めてと言うのに珍しいね」
「僕も寒いから、ちょうどいいんだよ」
「ふふふっ。うんうん。そうだね」
「なに、そのニヤニヤ笑い」
「そうだね。君の優しさが愛おしいと言っておこう」
「はいはい」

梅雨の中
一つの傘
梅雨冷えに重なる二人
はみ出た彼の肩彼の優しさ
彼女は露知らぬふり
水溜まりを叩く二人の足音と続く雨音
565ほんわか名無しさん:2011/05/27(金) 21:01:38.06 O
雨の日の朝は

「クー、クー。朝だよ」
「寒い。もう少し」
「もう、今日休日だから良いけどさ」
「んっ〜。だから、君も一緒に寝よ」
「はいはい」

雨の日の朝
冷える部屋
一つの布団
二度寝の誘惑
互いの温もりが
心地良く
566ほんわか名無しさん:2011/05/27(金) 21:13:32.67 O
笊は君の気持ちをきかざるをえない

「クー、飲みすぎだよ」
「ふふふっ。この程度はまだまだ飲みすぎに入らないよ」
「いや、焼酎ロックで7杯ですよ」
「好きな人と一緒だと、酒が美味しくて進んでしまうんだ」
「えっ?」
「全く。君は鈍すぎるから、飲まざるをえない」
「どういうこと?」
「私は、君が好きだ。返事は、素面の時に頼むよ」
「えっ、えっと。僕も、クーが好きだよ」
「ふふふっ。嬉しいね。さぁ、祝い酒だ」
「は、はい」

すすむ酒
返事はよい
甘い恋のようで
ゆっくりと二人をよいの闇へ
交わした口付けは
深くながく
567 忍法帖【Lv=3,xxxP】 :2011/05/27(金) 21:19:13.96 0
雨ネタ酒ネタごちそうさまです
俺もお題なんて頂いてみたいです
期待に応えられるかはわかりませんが…
568ほんわか名無しさん:2011/05/27(金) 21:30:38.84 0
GJ!
お題
・旅行
・衣替え
・父の日
・ジューン・ブライド

テキトーですのでテキトーに使ってくださいw
569久山の人:2011/05/27(金) 21:37:48.49 i
え?なんでこんなにスレ進んでるの?ちょっと帰宅して波に乗ります
570 忍法帖【Lv=3,xxxP】 :2011/05/27(金) 22:20:18.61 0
>>568
模倣人ですがどうぞ

六月の花嫁

「クー、何読んでるの?」
「むむ、君か」
「雑誌?特集は……六月の花嫁?」
「ジューンブライドというやつだね、君もそろそろ考えてみたらどうかな?」
「え、えぇ!?」
「毎日君のお味噌汁をつくってあげよう、
毎日君を見送って、
毎日君にお帰りを言おう」
「毎日(ry
「わ、ち、ちょっとクー!クーがプロポーズしてるみたいになってるよ!」
「なるほど……君が花嫁でもいいかもしれ(ry
「はいぃ!真剣に考えさせていただきますっ!!」
「ふふ、期待して待っているとしよう」

置きっぱなしの雑誌
表紙を飾る晴姿に
そう遠くない二人の未来を重ねて

571久山の人:2011/05/27(金) 22:34:46.41 0
「そうか、6月1日から衣替えか」
「やっと暑苦しい学ランともお別れですね」
「それはそれで少し勿体無い気もするが・・・」
「なんでです?」
「なんかこう学生って感じが1番よくでてると思わないか」
「書いて字の如くですからね」
「まぁそれもあと少しの運命、今のうちに堪能しようではないか」
「堪能って・・・十分観たじゃないですか」
「いや、今日は少し趣向を変えてだな・・・」
「え?なんでこっちに迫ってくるンですか?ちょ・・・」
ごそごそ
「こんな風に着てみたり」
「あー・・・一昔前の応援団みたいですね」
「折角だから男君も応援してあげようか?」
「???」
「テストで赤点取らないように」
「とらねぇよ!」
「では赤点取らなかったら私をデートに連れて行って貰おうか」
「いいですよ。赤点なんて取るわけ・・・え?」
「約 束 したからね」
572 忍法帖【Lv=3,xxxP】 :2011/05/27(金) 22:40:24.13 0
>>571
学ランだぶだぶなクーちゃん想像してほっこりしました
573ほんわか名無しさん:2011/05/27(金) 23:19:07.11 0
GJです!
お題消化thxです
574ほんわか名無しさん:2011/05/28(土) 04:41:45.11 0
このGJどもめ!たまらんぞ
575ほんわか名無しさん:2011/05/28(土) 09:34:44.88 O
>>568
父の日に

「父の日の贈り物買うのを付き合ってくれないかい」
「いいよ。何買うの」
「ネクタイだよ」
「なるほど。了解」
……
「うーん、この色も捨てがたい」
「最近は色々あるからね」
「こんにちは。旦那様への贈り物ですか?」
「いや、まだ旦那ではないんだ」
「まだって。もう、旦那になる予定は決定なんだね」
「当たり前だろ。君は何を言ってるんだ。店員さん。実はかくかくしかじか」
「ほぇ〜。お父様にですか。でしたら、旦那様で合わしてみたらイメージが湧きやすいと思いますよ。カッター貸出してますし」
「なるほど。では、それで」

「うーん。これかあれかな」
「うふふ〜。新婚さんみたいですね〜。お決まりになりましたか〜」
「し、新婚って」
「ふふふっ。それも良いな。父の日にパパになってみないかい」
「えっと。結婚のご挨拶で勘弁してください」
「うん。父に、頑張って殴られてくれ」
「ほぇ〜。娘の彼氏は敵ですからね〜。頑張ってください」
「…はい」

父の日の贈り物
タイを彼に当てて
その景色は未来に重なる
576ほんわか名無しさん:2011/05/28(土) 09:47:41.12 O
>>568
背中合わせの小旅行

「結局。GWは旅行行けなかったね」
「君も私も仕事があったんだし、仕方ないさ」
「こんな天気だと出かけるのもね」
「そうだね。なら、旅に付き合わないかい」
「今から」
「うん。行き先は、これだ」
「星の王子様」
「一緒に、この物語を旅しよう。幸い、二冊持ってるしね」
……
「ふぅ。私は読み終えたよ」
「僕は、もう少し」
「うん。終わったら、旅の感想を語り合おう」
「うん」

背中合わせの小旅行
行き先は物語の世界
語り合う時間は
共に感じる
幸せな時間
577 忍法帖【Lv=4,xxxP】 :2011/05/28(土) 10:02:25.74 0
朝からごちそうさまです
そろそろ結婚しそうですねこの二人
578ほんわか名無しさん:2011/05/28(土) 13:34:57.13 O
>>577
お父さんは認めません!
よって御題投下

梅雨

雨宿り
紫陽花
579GlassNote:2011/05/28(土) 14:15:57.33 0
>>578 同じく!!俺の作品に月がちょくちょく表示される理由と
     男が実は高2設定な理由もばれちゃってる?w
     矛盾した伏線を探しながら読むのが俺の長編のミソ。
☆*------------------------------------------------*
【外伝?短編】傘 置き去りの想い出の中で2人 『ユメヲミテ』
*-------------------------------------------------*☆
━━ ●●町立●●小学校 放課後下校時刻
「男君、話があるんだけれど…」
「どうしたの?クーちゃん、俺に何か用?」
「男君、男君の事が好き!」
「え……?本当に!?本当なのか!?」
「本当にだよ。私は君のことが大好きなんだよ!」
「えっと、俺も嬉しいよ…」
――次の日から毎日、誰が見ていたか黒板には相合傘が落書きされた
「くそ、一体誰なんだよ!なんでみんなで匿ってるんだよ!?」
周りは「私知らない」「俺知らない」…隣で彼女はうつむいて
━━ それから数十年後… 廃校後校舎 旧下校時刻
「みてくれよ、久々に来てみたらまだあったぜ?」
「律儀なものだったな、こんな端っこに毎日のように消しても消しても」
「あぁ、なつかしいな。毎日必死に犯人探してたっけな?」
「あぁ、最初は周りが小うるさかったが日ごとに冷めていったな…」
「今思うんだが、まさかコレが本当になるなんてな」
「前途多難な恋路だったね、そういわれてみれば」

「本当に、ここが俺達の始まりだったっけな…」

大きなハートが足された相合傘 2人並んで帰り道 
朧な思い出語り合い 2人の間の赤い糸
夕日の赤に溶け込んで 
いつもいつでもいつまでも
「一緒だね」っていったよね             …Fin 
580 忍法帖【Lv=4,xxxP】 :2011/05/28(土) 14:46:36.47 0
>>578 模倣人です

梅雨

通話中
「今日も雨かぁ…」
(梅雨は嫌いかい?)
「好きではないかな、こう休日外にも出れないと…」
(デートもできないからね)
「確かに最近電話ばっかりだもんね」
(そろそろ私分が足りなくなってるんじゃないかい?)
「うぅ…」
(ふふ…)
「く、クーだって会いたくてウズウズしてるんじゃないのかな〜?」
(そうだね、だから…)
「ほれみr(ry

ピンポーン

(さて、続きは中で話そうじゃないか)

焦る彼
微笑む彼女
会えなかったもどかしさも
梅雨が流していったようです

俺の頭の中では高校生だったり社会人だったり…



581ほんわか名無しさん:2011/05/28(土) 14:57:01.74 O
>>580
設定なんて人それぞれです。各々が思い描く素直クールを好きなように書けばいいんです。
GJ
梅雨のじめじめも洗い流されるようです。
582模倣人です:2011/05/28(土) 23:36:38.38 0
静けさ

「静かだね、クー」
「そうだね」
「一日中カキコミがあるわけじゃないんだね」
「そうだろうね、一日中頭を悩ませて作品を作るのは大変なことだよ」
「だね」
「何事にも節度が大切さ」

「ところでクー?」
「なんだい?」
「このさっきからしてるギューにも節度が大切なんじゃない?」
「私達の恋を節度なんかに邪魔されるわけにはいかないさ」
「い、言ってることがめちゃくちゃだよ〜」

静かな時間
二人奏でる恋
メッゾフォルテが丁度良い

583久山の人:2011/05/29(日) 00:26:48.41 0
>>578

「梅雨とは言え、急に降ってくるのも困り者ね」
「折角、クーちゃんとのお出かけなのに・・・」
「こうして雨宿りしている時間も惜しいわ」
「どうしよう、しばらく止みそうにないし何処かでお茶でもする?」
「えぇ、それはいい提案だけども・・・」
「だけども?」
「こうして女ちゃんの濡れて透けたブラと肌を堪能するのも悪くないわ」
「へ?きゃぁぁぁ!」
「生地の薄い白い服はこれだから危ないのよ」
「れれれ冷静に分析しないでよ!」
「とりあえず濡れたままじゃ風邪をひいてしまうから私の上着を羽織ってなさい」
「え、でもクーちゃんも濡れてるし・・・」
「私は大丈夫。それに服が透けたままじゃゆっくりお茶もできないでしょ?」
「でも・・・」
「じゃあこうしましょう。女ちゃんは上着を羽織る、私は帰ったら女ちゃんとお風呂に入る。OK?」
「ど、どうしてそうなるの!?」
「決まりね、さぁ行きましょう」
「ひ、ひとのはなしをぉ・・・」
584ほんわか名無しさん:2011/05/29(日) 04:29:29.94 0
goooooooooooooood!!!!!!!!!.
585ほんわか名無しさん:2011/05/31(火) 00:19:21.08 0
百合っぽいのもアリだなぁ。
586久山の人:2011/06/02(木) 02:25:59.11 0
「梅雨と言えば、雨に紫陽花にカタツムリ・・・何か定番ですね」
「あぁ見えて紫陽花には毒があるとか」
「じゃあ先生もそうなんですかね?」
「それは私が綺麗な花という事か?それとも毒を持った花という事か?」
「どっちもですね。綺麗な花が毒を持っているなんて触れてみないと解らない事ですし」
「それで私に毒があるとでも?」
「ようするに中身の問題ですよ。猫に嫉妬する先生、意外と抜けている先生、今無言で僕にアイアンクローしている先生・・・痛い痛い!」
「おっとすまない、つい」
「そういう毒がある事を僕は知っていても他の生徒は知らない。僕は幸せで、立派な中毒ですよ」
「今日は何時になく饒舌に喋るな・・・変な物でも食べたか?」
「んーこないだ読んだ本にでも感化されたかな・・・」
「まぁいい、そろそろ閉めるけど・・・そこの傘を持っていくといい」
「え?」
「君が傘を忘れた事位お見通しさ。この雨の中、紫陽花とカタツムリの様に寄り添うのもいいけど学校でそうもいかないからな」
「じゃあお言葉に甘えて借りていきます」
587ほんわか名無しさん:2011/06/03(金) 22:08:08.57 O
笑いながら飲む酒は美味しい。
さぁ、お題を訊こうか。
588ほんわか名無しさん:2011/06/03(金) 22:18:32.02 0
「屋上」なんてどうでしょう?
589ほんわか名無しさん:2011/06/04(土) 12:38:39.28 O
>>588
空に近い場所で

「やぁ、君もここで昼食かい」
「いや、僕はタバコ」
「むっ。体に良くないぞ」
「良いって良いって。どうせ、僕の寿命減ったところ、誰にも影響ないし」
「影響。あるさ。私が悲しい」
「えっ?」
「私は、君が好き。だから、少しても長く一緒にいたい」
「酒、飲んでます?…今、就業時間ですよ」
「素面だぞ。就業時間だか、昼休みだろ」
「ここ、夜景の見えるレストランじゃないですよ」
「うん、会社の屋上だな」
「こんなにムード関係無しにストレートに告白されたのは初めてです」
「そうか。で、返事は?」
「そうですね。禁煙始めますよ」
「うん、それがいい」

ぐしゃぐしゃに握り潰した箱
唇を交わす二人
彼女は、彼に残るタバコの匂いを
彼は、彼女に残る苺の匂いを
感じあう
近い場所
青い空と白い雲
屋上から始まった恋物語は
次の舞台へ
590ほんわか名無しさん:2011/06/04(土) 14:43:08.29 0
やべっ、ワクワクしてきた。
591ほんわか名無しさん:2011/06/04(土) 19:36:05.29 0
会社の屋上とは盲点

GJです
592GlassNote:2011/06/04(土) 20:29:00.04 0
☆*------------------------------------------------*
【限界突破編】 再出発は突然きっと夢の後に
*-------------------------------------------------*☆
退院から数日、登校の許可が下りた。
隣の席の緋色は休んでいた。1日前かららしい。
知っていたような、狙いすましたようなタイミングだった…
斜め前ではクゥとその前のつくしが談笑している。
日常的な光景さえも鮮やかに色濃く見えてしまった。
ただし、その中の一点の非日常が視界に強調されている。
「男〜クゥが話しがあるってさ!私は席外すね〜」
「あぃ、了解したよ。」
「と、いう事だ。話なんだがな…久々に…」
「久々に…?」
「デートしないか?」

その時である。口に運んだクリームソーダの水沫が舞った。
やけに盛り上がっていたのはこれか…迂闊だった。

「…ぜはっ…げほっ…!」
「大丈夫かい?何も大勢の前で吹かなくても…」
「いいや全然!何も大勢の前で誘わなくても…」
「なんでだい?青春を謳歌しようじゃないか」
「十分にOKなのだが周囲の青春何それおいしいのな集団がっ…」
「「「貴様っ!自分の特別を普通だと思いやがって…!!」」」
「全軍、突撃っ!!死なない程度にね?」
一番近しい『友人』がまさかの敵将だった…
「男、逃げるぞ!奴の情報網から逃げるには差を広げるしかない」

さりげなく手をとってくれた彼女
彼女のリードはいつも唐突強引だった
駆け出した先はどんなに鮮やかな世界なのか
駆け抜けたら時期外れの燃えるような日が照らし出した …続く
593ほんわか名無しさん:2011/06/10(金) 18:33:49.69 O
wikiの長編とか見れないのおれだけ?
594 忍法帖【Lv=1,xxxP】 :2011/06/10(金) 20:43:10.56 0
今日は雷は鳴るわ滝のような雨は降るわ直径1pの雹は降るわさんざんな1日だった疲れた
595ほんわか名無しさん:2011/06/12(日) 00:35:23.23 O
>>594
待つもの

「冷たい冷たい。土砂降りに雹とか辛い。早く服着替えないと風邪ひく…」
「おかえり。土砂降りだっただろ。早く温まった方がいい。お風呂にする?それとも私?」
「お風呂でって、何でクーが僕の家にいるの?」
「家族同然なんだから、当然だろ」
「いやいやいや。家の鍵家の鍵」
「愛の力だ。早く風呂入りたまへ。風邪ひくよ」
「…はい」

冷たい雨
温かい家
迎える優しさ
こみ上げる嬉しさ
596 忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/06/12(日) 04:34:55.35 0
くーと一緒に入る!
597ほんわか名無しさん:2011/06/14(火) 22:48:20.96 O
きっと 君が 笑うから

「クーちゃんクーちゃん。何してるの?」
「手紙を書いてるんだよ。トモちゃんもどうだい?」
「私はやめとくよ〜。出す先ないし〜。彼に?」
「うん。私の想いをしたためたんだ」
「封筒、ぱんぱんだね」
「ふふふっ。想いが募ってるのさ」
「重いの間違えじゃないかなぁ。電子メールじゃ、駄目なの」
「だって、味気ないじゃないか」
「うわぁ、風流っすね。彼も大変そうですね」
「でも、喜んでくれると思うんだ」
「はいはい。ごちそうさま。クーちゃん可愛すぎ。つか、この労力レポートに使いなよ。教授喜ぶよ」
「彼以外に、無駄に労力使うつもりはない」
「はいはい」

会えなくて
想いを綴って
費やした時間の先
彼の笑顔を思い浮かべて
598ほんわか名無しさん:2011/06/17(金) 14:03:42.78 O
懐かしい道を君と

「ここも、変わったね」
「ホントだ。あの時は、なかったのにね」
「変化していくなか。取り残された気分だね」
「そうだね、少し寂しいかな」
「寂しくはないけど、不思議な気持ちだ」
「どんな感じなの」
「君とこうして居られるから、寂しくはないんだ。だけど、ちょっぴり心をかじられたような、不思議な感覚」
「それが、寂しいだと思うよ」
「なら、君が居なくなったらぽっかり穴が空いてしまうな。うん、それは嫌だ。早急に結婚しよう」
「はいはい。前から言ってたよね」
「うん。君を好きな気持ちは昔からだからね」

懐かしい道を歩く二人
変化の感傷は
二人に干渉し
遠い先までの絆を約束させる
599ほんわか名無しさん:2011/06/17(金) 21:03:40.01 O
クール詩人GJ!相変わらず甘いぜぇぇ

お題
・クーに押し倒された男
・男に押し倒されたいクー
600ほんわか名無しさん:2011/06/17(金) 22:58:57.59 0
では私も一つお題(オーダー)を

スモーカークール(好きだったので)
601ほんわか名無しさん:2011/06/18(土) 13:36:47.20 O
>>600
紫煙が繋ぎし縁

「ねぇ、クー」
「なんだい?」
「そろそろ、煙草止めたら」
「嗜好の押しつけは良くないね」
「だって、ほら。子供産むのに良くないと言うし」
「あいにく、子供を産む予定も相手もいないんだが」
「その、僕は止めて欲しいな。クーには健康でいて欲しいから」
「おや、それは告白かい」
「そう、だよ。クーと、永くいたい」
「ふふふっ。そこまで言われたからには止めないとな。変わりに」
「変わりに?」
「君の口付けで口さびしさを紛らわせようかな」

舞う紫煙
儚く散り失せ
繋ぎし縁
強く結ばれ
602ほんわか名無しさん:2011/06/18(土) 13:43:58.78 O
>>599
転がるもの

「ふふふっ。こうしていると、恋人のように見えるかな」
「クー、突然どうしたの」
「君を、押し倒して襲いたくなった。それ以上の、理由がいるかい?」
「からかわないでよ」
「既成事実さえも、ままぬるいほど鈍感な君に対し、行き着いた結論だよ。君が愛しい」
「クー…」
「ふふふっ。君の優しげな眼差し、少し日に焼けた肌。すべて愛しい」
「僕も、クーが好き」
「言葉だけでは、もの足りないよ」

転がる二人
転がる想い
転がる愛
愛しさの数だけ
口付けをかわす
603ほんわか名無しさん:2011/06/18(土) 13:51:15.05 O
>>599
自然に押し倒される方法

「クー、どうして僕の膝に座って向き合って首に手を回すの」
「ふふふっ。セクシーだろ。襲いたくなったかい?」
「理性的に努めさせて貰ってます」
「まったく。強情な奴だ。てい」
「ちょっと、クー。急に引っ張らないでよ」
「ふふふっ。これで、君に押し倒される形になったわけだ」
「もう、知らないよ」

彼が押し倒すように
重なる二人
彼女の望みは
自然と叶い
604ほんわか名無しさん:2011/06/18(土) 14:43:04.98 0
>>601
乙です
禁煙ネタも良いですね
605ほんわか名無しさん:2011/06/18(土) 18:29:21.15 O
スモーカークールをよく理解しないで書いたけど、あんな感じ?
スモーカーから喫煙とはわかったからいつもの感じに煙草をあわせたって形だけど。
606ほんわか名無しさん:2011/06/19(日) 18:43:31.02 O
お題消化サンクス
GJ!
607ほんわか名無しさん:2011/06/19(日) 19:19:19.58 0
>>605
はい、あんな感じです
書いてくれて有難うございます!
608ほんわか名無しさん:2011/06/20(月) 17:40:20.74 O
お題をくださいな。
609 忍法帖【Lv=3,xxxP】 :2011/06/20(月) 19:52:16.60 0
遠距離な二人
610ほんわか名無しさん:2011/06/20(月) 23:09:41.62 0
蒸し暑い日
雨宿り
611遅くなりました:2011/06/22(水) 22:17:27.69 O
>>609
いつもこうして

「ふふふっ。お疲れ様。先程、お風呂に入ってたのかな」
「あっ、判る?」
「髪が、濡れているからね」
「あぁ、なるほど」
「しかし、便利になったものだよ。昔は、声だけだったのに今はこうして姿を見れる」
「ほんとだね。ありがたいよね」
「遠距離なのに、側にいる感じがするよ。でも、君に会いたいな。君の温もりと匂いが、恋しい」
「クー、あのさ……」

彼の言葉
彼女の喜び
遠い地で言葉を交わしせても
近い地の温もりには適わない
612遅くなりました:2011/06/22(水) 22:23:20.58 O
>>610
蒸し暑い日には

「はい、シャーベットだ」
「ありがとう。こうも暑いと、アイスが美味しいよね」
「全くだ。すこし、さっぱりするよ」
「今度さ。川に行こうよ」
「そうだね。じゃあ、今はこれで我慢するよ」
「んっ?」
「ふふふっ。ブドウ味だね」
「もう、人のシャーベットを」
「我慢したんだよ。キスだと熱くなるだろ」
「はいはい」

蒸し暑い日
二人並んで座り
食べる氷菓は
格別の味
613ほんわか名無しさん:2011/06/23(木) 21:41:02.33 0
どんなお題にも答えるこの人にはいつもながら感動する
GJです
614ほんわか名無しさん:2011/06/23(木) 22:45:41.35 0
お題消化ありがとうございます。
GJです!!
615ほんわか名無しさん:2011/06/24(金) 12:58:21.21 O
>>610
雨宿り愛宿り

「こういうのも悪くないね」
「雨宿りが?」
「うん、君とゆっくり立ち話出来てるからね」
「クーなら、一緒にいれば良いとか言いそうだけど」
「良くご存知で。君と居る時間一瞬一秒が私には特別なんだよ」
「雨で寒いから丁度良い具合に照れるね」
「ふふふっ。雨宿りも乙だろ。ほら、紫陽花も良い絵になってる」
「ほんとだね」

雨宿り
語り合い
愛宿り
616 忍法帖【Lv=4,xxxP】 :2011/06/24(金) 20:31:48.01 0
膝枕
617ほんわか名無しさん:2011/06/24(金) 21:55:40.76 O
>>616
膝枕

「ふふふっ。意外と良いものだね。癖になるよ」
「クーにしてもらった時もそう思ったよ。良いでしょ」
「うん。柔らかさと、君に近いのが良い」

寝転んだ彼女
座った彼
彼女は彼を愛しく見上げ
彼は彼女を優しく見下ろす
618ほんわか名無しさん:2011/06/24(金) 22:31:13.61 0
「実験」なんてどうでしょう
619ほんわか名無しさん:2011/06/24(金) 22:48:52.74 O
>>618
恋の科学反応

「君に、実験を開始する」
「うむ。まずは」
「握手?」
「ふむ。反応無し。うぶなねんねではないと」
「えっ?」
「抱きつくと心音に高鳴り有り。ふむ。私の貧相な胸でも興奮すると」
「ちょっと、クー。なんのじっけ…」
「口付けに同様の興奮有り。しかし、性的反応無し」
「いやいや。だからなんの実験なのさ」
「そうだね。君が、私にどれだけ魅力を感じるかの実験といったところかな」
「あのね…」

彼女の実験
被験者は彼だけ
試されるのは愛
検出される想い
620ほんわか名無しさん:2011/06/24(金) 23:03:26.94 0
>>619
早いっすね
GJです!
621 忍法帖【Lv=5,xxxP】 :2011/06/25(土) 04:09:56.68 0
>>617
GJ
微笑ましい
622ほんわか名無しさん:2011/06/25(土) 13:11:09.21 O
トリとか付けてくれるといい
623ほんわか名無しさん:2011/06/25(土) 17:23:44.83 O
きのこ。
624GlassNote:2011/06/25(土) 17:35:11.37 0
おひさです〜どうしても書きたいシーンまで続くのか?このシリーズ。
久々に書きあげるっ!!
☆*------------------------------------------------*
【限界突破編】   "彼女" と "彼" 。
*-------------------------------------------------*☆
所詮地位なんて安っぽいと彼女は思う。
勝手につかされた王の位。思慮深さ、それだけで。
それなら、らしく一人物思いにふけると数分前。
「……帰りたい」
ぼそっと彼女は呟いた。理由なんてきりがない。
土手の上で寝そべる彼女を人はただ "通り過ぎる" 。
見えないから、だからただ通り過ぎる。
彼らにとって自分は幽霊だ。 そんなとき、
「探したぞ、お前さんに話があるんだ」
聞きなれた声が不意に耳へ流れ込む。
"彼"は頭の上、ちょうど視界のデットスポットにいた。
「なんだい?彼女とのデートはどうしたのさ?」

「大分前にお開きしたさ。」

そして、不思議な縁と不可思議な物語が加速する  …続く
625GlassNote:2011/06/25(土) 19:40:13.84 0
☆*------------------------------------------------*
【限界突破編】     虹の輪と2人の輪
*-------------------------------------------------*☆
「私も連れてけぇええええ!!意地悪ぅううう!!独り占め!」
ばたばたと子供のようにつくしがねだる。
身長もあってかまさに子供のように。
━━━ 中央公園
そんなつくしをチョコレートで釣って諦めさせて数分後。
「噴水が涼しげだな〜」
「走った後は涼しい場所に限るな、男」 「そうだな〜」
噴水の縁に腰掛けて上の空のまま視点だけを動かす。
男の視界に衝撃の光景が写る。
夏服の薄めの生地のした、汗と噴水の水沫で。
「っ!!」 「どうした?男、走る時に足でもひねったのか?」
目線をそらそうにもそらせない、淡い空色のそれ。
不安げに覗き込むように彼女が近寄る。
遠慮なく視界にそれも近寄る。
「お…おい、クゥ、そ、そそそ、それ、すけ…」 「?」
てる、と言う前に彼女が気付く。
その瞬間、目の前が横にそのままスライドした。
横に1回転しながら、当てた足を静かに下ろす彼女が見えた。
そして、着水。
「なあ、男、うっすらと虹が出てないかい?」
「……」
「ま、まあしょうがない、一旦家に戻ろうか?」

綺麗に空にかかったアーチ。周りに漂う水沫が、
俺の吐血と混じり合う
「ぐわぁああぁっぁああああああああっ!!」
鳩の羽ばたきすらかき消して反響してそれは消えた。 …続く
626久山の人:2011/06/27(月) 21:46:08.30 i
お題募集
627ほんわか名無しさん:2011/06/27(月) 22:05:39.06 0
冷たい雨
色硝子

なんてどうでしょう?
628ほんわか名無しさん:2011/06/27(月) 22:32:46.28 0
季節的に早いかもしれないけど
プールはいかがでしょうか?
629ほんわか名無しさん:2011/06/27(月) 22:54:12.09 O
紫陽花
長靴


余ったら参加します
630ほんわか名無しさん:2011/06/28(火) 00:00:40.19 0
季節感とか何もないですが「脳内メーカー」とかどうでしょう
631久山の人:2011/06/28(火) 04:30:26.83 0
遅くなりましたが

色硝子

「先生、これお土産です」
「ん、ありがとう。これはガラス細工の置物か」
「そんな立派なものじゃないですけどね」
「それでも嬉しいさ、そういえば男君が何か持ってくるときは大抵置物だな」
「え?そうですか?あんまり気にしたことなかったな」
「いや、お陰で私の殺風景だった部屋は今では随分と華やかになったものだよ」
「ヨモギと暴れて壊さないでくださいよ」
「あぁ、あれはあれで普段は大人しいんだがな・・・男君が来た時には気をつけないとな」
「そうですね・・・ははっ」
「それにしても綺麗だな・・・女は光物には弱いと言うがこういう光物も中々」
「本当はもっと色の着いたガラスとかだと光が当たった時の見栄えも良かったんですけどねー」
「んー今はこのガラスでいいよ。いつかもっと色の着いた素敵なガラスを男君と二人で観たいからな」
632久山の人:2011/06/28(火) 06:58:11.77 0
「先輩、今日も残ってたんですか」
「後輩君、部活お疲れ様。こうも暑いと中々帰りづらくてね時間つぶしにこんな物を作ってたんだ」
「脳内メーカーですか?」
「一昔前に流行っただろ?あれを真似てみたんだ」
「どれどれ」
『あなたの脳内は先輩のことでいっぱいです。もう少し他の事を詰め込みましょう』
「こんな感じで読み上げてくれる」
「えっと・・・Shift+Del」
「こら、私の数週間の努力を水泡に帰す気か。ちなみに私の名前を入力すると」
『後輩君が構ってくれないので死にそうです』
「生生しいよ!」
「いつも筆談じゃあ会話に盛り上がりがないからな」
「そう悲観的にならないで下さい、俺はそんな事思ってないですし」
(んーこれって後輩君と私の名前にしか対応してない、っていうのは書かなくていいか)
「何、遠い目してるんですか?さっさと帰りますよアイス食べたいんですから」
633ほんわか名無しさん:2011/06/30(木) 22:06:39.90 O
皆さんGJ

VIPに素直姉妹のスレが立っているのでこっちにも貼っとく

素直ヒート、素直クール、素直シュールの絵を描いてくれ
http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1309345618/

スレタイはあれだけどSSの投下とかもしていただけたらありがたいので
職人さんいらしてください
634GlassNote:2011/07/02(土) 19:17:40.94 0
季節が合わぬといわれたら、無理やり合わすのが俺の性!
と、言うわけで単発。……こっちはまだ早いねorz
--------- ビーチパラソルの下、空を見上げて -----------
「さっきは死んだかと思ったぞ?」
「ならとっとと引き上げようか?」
「おぼれはしたが、泳いではいないのでな……」
「あんたって人は……!」
「さぁ、男、第2幕の幕開けだ。あと、そのネタは古いと思うぞ?」
「……大丈夫だ。問題ない」
「徐々に汚染されてないかい?それとそれは死亡フラグだな」
「……参りました」
「冗談は置いておいて泳ごうか?」
「次は助けませんよ?」
「そうなっても、君のそばにいつも憑いているさ」
「色々と予感や悪寒がするんですが……」
「そりゃあ、長い付き合いだからね〜」
「だね……はい、とりあえずオイル塗っときましたよ?」
「気がきくね」
「フックはずして寝てれば察しつくよ」
「あとで海の家でパフェでも食べようか」
「いいですね〜小腹すいてきましたし」
「お会計は君持ちでね?」
「……」

「頼りにしてるから……さ」

影を縁取る陽光 照らすは彼女
眩しげに目を細めて 見つめた先は水平線
相々傘の真下から 2人の想いは駆けて行く  fin
635ほんわか名無しさん:2011/07/02(土) 19:59:01.94 0
お題消化GJ 余計に暑くなってきました
636 忍法帖【Lv=7,xxxP】 :2011/07/02(土) 21:14:25.40 0
七夕
天の川
夕涼み
風鈴
637ほんわか名無しさん:2011/07/03(日) 16:37:03.28 O
手相占い

「ちょっと、手のひらを見せてくれないか?」
「はい、どうしたの?」
「手相占いに嵌ってね。うんっ」
「どうだった?」
「私と結婚したら、ずっと幸せな相だよ」
「はははっ。なら、結婚する?」
「もちろだとも」

占うは未来
二人の幸せな道への一歩へ
背中を押す
638くーるぽえま:2011/07/03(日) 16:47:45.83 O
まだこなしてないやつ久山の人の横取りする形になりますが消化して行こうと思います。
併せて、先日VIPに書いたのをこちらに転載しようと考えてます。
639ほんわか名無しさん:2011/07/03(日) 16:57:55.69 O
>>628
彼女と彼の水泳教室

「さぁ、はじめようか」
「クー、学校指定の水着をわざわざ着なくても」
「教えて貰うのに、色気なんか要らないだろ?」
「確かにね」
「去年した約束。守ってもらわないとね」
「うん」

泳げない彼女の手を引いて
水面に波紋を残し
夏の始まりに
夏の支度を
640くーるぽえま:2011/07/03(日) 16:59:30.17 O
>>628
彼女と彼の水泳教室

「さぁ、はじめようか」
「クー、学校指定の水着をわざわざ着なくても」
「教えて貰うのに、色気なんか要らないだろ?」
「確かにね」
「去年した約束。守ってもらわないとね」
「うん」

泳げない彼女の手を引いて
水面に波紋を残し
夏の始まりに
夏の支度を
641くーるぽえま:2011/07/03(日) 17:05:33.02 O
>>629
雨と紫陽花と長靴と

「クー。なんか楽しそうだね」
「ふふふっ。新しく買った傘と長靴を使えたからかもね」
「なるほどね。僕はクーからもらった傘だよ」
「丈夫だろ。デカくて」
「うん。畳んでるときは少しかさばるけど、実際使うといいよね」
「だろ。少し疲れた」
「ちょっと、クー」
「君の傘で、相合い傘だ」
「明らかに、これ狙いでこの傘だよね」
「当たり前だろ」

傘の花は減っても
紫陽花の花は
雨の色をつけて
花を広げる
642くーるぽえま:2011/07/03(日) 17:11:37.40 O
>>636
星に願いを笹に想いを

「さぁ、私の方は願いを書き終えたよ」
「早いね」
「贅沢は、望んでいないからね。みるかい?」
「えっと、参考に。…照れるね。僕の願いも、決まったよ」
「そうか。それは良かった」

彼女と彼の願い
ずっと一緒にいられますように
強い想いを
熱い愛を
ささやかな願いを
星にみせる
643くーるぽえま:2011/07/03(日) 17:17:49.60 O
>>636
天の川は

「今年も、曇りか」
「此処では、七夕は曇りか雨だね」
「クー、知ってる?七夕に天気が悪い理由」
「何故だい?」
「彦星と織り姫の情事が激しいからってさ。トモが言ってた。馬鹿みたいだよね」
「そうなのか。私はてっきり」
「てっきり?」
「自分たちよりも愛し合ってる恋人同士を見ないようにと思ったな。そう、私と君のようにね」

曇り空の下
重なりあう二人
天と違い
二人を隔てる川はない
644くーるぽえま:2011/07/03(日) 17:23:18.34 O
>>636
夕涼みに鈴の音を

「クー、何処にいるの?」
「こっちだよ」
「ベランダ?」
「やぁ、どうだい?」
「風鈴に浴衣に水をはったタライか。ベランダなのに、絵になるね」
「ありがとう。暑いから、少しでも涼しくとね。君も一杯どうだい?」
「いいね」

ベランダで
麦酒を飲む二人
時折そよぐ風が風鈴を揺らし
足を入れたタライの水は心地良く
暑い今日を惜しみながら
明日を語る
645くーるぽえま:2011/07/03(日) 17:44:23.31 O
っと試験的に名乗ってみたので二重投下になってしまってましたね。
申し訳ない。
名乗りの有無について良ければ意見ください。
646ほんわか名無しさん:2011/07/03(日) 19:02:25.78 O
大量投下GJ!
クール詩人って呼び始めたのは自分なんでその呼び方を使ってもらえると嬉しいです

647 忍法帖【Lv=7,xxxP】 :2011/07/03(日) 19:31:33.88 0
お題消化ありがとうございます!
あなたの書くくーにいつも萌えてます
648久山の人:2011/07/04(月) 02:07:42.50 0
「クーちゃん素麺できたよー」
「ありがとう女ちゃん、気付けばすっかり夏本番ね」
「7月といえば、もう今年もあと半分だねー」
「来年も女ちゃんと一緒にいられますように」
「うーんそれはちょっと早いんじゃないかなぁ?」
「七夕だもの、願い事をするのも一興よ」
「あの人たちも年に1回しか会えない願い事を聞くやら、大変だねぇ」
「女ちゃんと年1回だけしか会えないなら私は発狂するわ」
「んー私達は織姫側だからいつでも会えるんじゃないかな?」
「その発想はなかったわ。折角だから何か短冊の代わりでも吊るして置かない?」
「うん。何か細長い紙あったかな・・・・・・ぁー777円のレシートしかない・・・」
「ふふ、ご利益ありそうね」
「じゃあこれにクーちゃんと私の2つ分書こっか」

『『ずっと2人仲良く一緒にいられますように』』
649ほんわか名無しさん:2011/07/04(月) 20:50:20.31 0
この人の書く百合っぽいクーもいい
テトラポットの上で君と

「潮騒が、耳に心地よいね」
「クー。テトラポットの上は危ないからこっちにきなよ」
「ふふふっ。君がこっちに来たまへ。海が、近いぞ」
「まったく。いくから、動いちゃだめだよ」
「了解」
「……よっと。やっぱり、こわいなぁ」
「気を付ければ、大丈夫さ。これが、ご褒美だよ」

テトラポットの上
広がる海原
潮騒のメロディー
口づけを交わす二人
口づけはほんのり塩味
色硝子越しの君

「ふふふっ。切子越しに見る君は色男だよ」
「はいはい、どうもありがとうございます。それで、何杯目だよ」
「さぁ? 五杯以上は数えない主義だ。君と飲む酒がおいしくて進むね」
「はぁ。クーに毎週毎週付き合わされる身になってよ」
「君は君のペースで飲めばいい。それに」
「はいな?」
「この切子は、君からもらったものなんだ。使わないと、もったいないだろ」
「……ありがとう」

切子に並々注がれた酒
それは、彼女の想いのようで
脳内メーカー

「面白いものみつけたぞぉぉぉぉっ」
「まさか、米?」
「いや、ちがうだろ。脳内メーカー。ほう、懐かしい」
「やってみようぜ! まずは私からだぁぁぁぁぁっ」
「見事に彼の事ばかり。ただ、熱に囲まれて暑そうだな……」
「どれ、次は私が」
「彼が、米の文字に並んでいる…だと…」
「ふふふっ。愛は偉大」
「最後は私か」
「おぉぉぉぉっ。クーも見事に彼のことばかりだな!」
「当然だろ」

三姉妹
脳内は
愛しき人のことばかり

絵も転載 題材にしたので張ります
絵描きさんありがとう
そして、無断転載申し訳ない
http://vippic.mine.nu/up/img/vp36697.png

君を待つ間だ

「ごめん。お待たせ」
「私も、今きた所さ」
「…クーさん。今きた人が本を広げないと思うよ」
「むっ。君にしては鋭い」
「いやいや。暑いのにほんとごめっ…」
「全く。人の気遣いを台無しにするその口を塞いであげるよ」

待つ時間も
彼女にとっては
素敵な時間
言い訳を紡ぐ彼を
黙らせるのは
彼女の唇

こちらも投下された絵を題材に
絵師さん無断転載申し訳ない&ありがとう

http://www.usamimi.info/~tenohito/cgi-bin/anka/src/vipankae43393.jpg

結婚しましょう

「私と結婚しないか」
「いつもながら、突然だね」
「私は、家事全般と料理が出来る」
「知ってるよ」
「更に収入は色々やって年400万はある」
「僕と結婚するメリット無くない?」
「馬鹿だなぁ。君と一緒に居たいからに決まってるだろ。さぁ、此処に判子を」

好きだから
一緒に居たい理由なんて
簡単なもの


絵を題材にしたのは確かこれがラスト
絵師さんありがとうございます

http://vippic.mine.nu/up/img/vp36730.png

炊飯器から

「うむ。米はうまい」
「いや、シュー。炊飯器から食うなよ」
「何を言う。出来立てがうまいというだろ。さぁ、君も熱いうちにぐぐっっと」
「酒じゃねえよ。お前がおにぎりにしてくれたらくってやるよ」
「笑止。朝飯前よ。夜食だからまさに朝飯前。さぁ、くえ」
「ほんと作りやがった。しかも、うまいし」
「ぶぃ」

炊き立てごはん
おいしいのは
きっと好きな人といっしょにたべるから

656くーるぽえま:2011/07/04(月) 21:38:55.07 O
原文とう気になる方はログ速で探してみて下さい。
ヒート、シュールのも流れになってるのがあるので投下します。
結婚したら子供は何人? クール編

「結婚したら子供が何人ほしいかって。そうだね、二太郎一姫かな?」
「普通だね」
「そんなものだろ。もっとも、私は君との間になら何人でも構わないけどね」
「えっと、養えるように頑張ります」
「うん。たのむよ、ぱぱ」

ふとした話題
瓢箪から出た駒
この喜びは
はじめの一歩
結婚したら子供は何人? ヒート編

「もちろん!9人だぁぁぁっ!」
「野球かよ」
「ちがうぞ! サッカーだ! 私とお前を含めて11人だ!」
「どっちにしろ多いなおい」
「子供だけで11人でもいいぞぉぉぉっ!」
「おや、お前のその熱意ほかに向けろ。つか、俺が枯れる」
「私はだいじょうぶだぞぉぉぉ!」
「いや、だから俺が危ないって」

夢見るは子供で1チーム
その夢をかなえるのは
彼と彼女の頑張り次第?
結婚したら子供は何人? シュール編

「子供は何人かって? 7人に決まっているだろ」
「何故7人?」
「君は私とまぐわう関係でありながらそんなことも知らないとは。米に謝れ!」
「つまり、米に関係していると」
「うむ、米には7柱の神がいるという。君はそんな初歩を知らなったので罰として今から7連発」
「いや、なぜ」
「どうせなら、7つ子に挑戦だ」
「いやいやいや」

子供は神様
なので7柱
そそぐ愛情は
彼と等しく
彼女の柔肉

「ふむ、クーねえのここは良いな」
「こら、シュー。いきなり乳を揉むな」
「けつもいいぞぉぉぉぉっ!」
「って、ヒート。尻に顔をうずめないでくれ」
「よいではないかよいではないか。彼氏だけのものだろうけど、ほら、私たち姉妹だし」
「そうだぞぉぉぉぉっ。クーの柔肉は家族のものだぁぁぁっ」
「いや、なにかずれてるずれてる」
「そう言っておきながら奥さん。濡れてますよ」
「お前がおにぎり握った手で揉んでくるからだろ」
「ふにふにだぁぁっ」
「いい加減にしてくれ」

三姉妹の戯れ
長女の柔肉は
家族のもの?
661くーるぽえま:2011/07/04(月) 21:50:19.65 O
猿もらったので転載今回はここまでですかな。
あと10レス分残ってますが後日と言うことで。
クール以外も混ざってしまってますが楽しんで下さいまし。
662ほんわか名無しさん:2011/07/04(月) 21:53:44.39 0
すげえ数の投下ですな
663久山の人:2011/07/04(月) 23:17:33.21 i
>>661
乙です。
全部読ませていただきました
664久山の人:2011/07/05(火) 22:19:18.51 0
「はぁ…あんたも馬鹿ねぇ風邪引いてるのに無理して学校来て…我が従弟ながら天晴れだわ」
「すみません…」
「とりあえず早退の届けは書いといてあげたからお迎えがくるまで寝てなさい。とは言ってもすぐ来るだろうけど」
「???」
「男君!!」
「司書教諭さーん保健室では静かにー」
「っとこれはすまない」
「あれ?なんで先生が?仕事は?」
「今の時間じゃあんたの家誰もいないし、暇そうにしているこいつを捕まえてきた。家まで送って行くだけだしな」
「いや、さすがにそれは悪いですよ…」
「私も忙しいし風邪をうつされても困るんだよ。だからさっさと帰れ」
「さぁ、男君行くぞ」


「すみません。心配かけて…」
「あぁ全くだ…平日の放課後ほど楽しみな時間はないというのに…」
「明日にはちゃんと治しておきます」
「暑いからって冷房をかけ過ぎずこまめに水分をとるんだぞ。あと何かあったら連絡するんだぞ!すぐ飛んで行くから」
「いやいや仕事してくださいよ!」
「うるさい!きみはすぐ無茶をするから心配なんだ!」
「大丈夫です、今日は大人しくしてますから」
「絶対だぞ」
「はい、取り乱した先生より普段の落ち着いている先生の方が好きですから」
「馬鹿な事を言ってないで早く寝なさい」
665久山の人:2011/07/05(火) 22:19:58.32 0
携帯からなので改行おかしいかもしれません
666ほんわか名無しさん:2011/07/06(水) 00:18:24.56 O
クーデレ気味な司書さんとかマジ俺得

GJ!
前回の続き行きます
668ほんわか名無しさん:2011/07/06(水) 19:28:37.38 O
さよけ
首筋に

「ふふふっ。首筋にキスマーク」
「シュー、突っ込んでほしいのか?」
「突っ込むだなんて。君も大胆になったものだな」
「いや、そのキスって魚のキスじゃん。俺、最近お前にキスマークつけてないし」
「ごはんがすすむだろ? 君がつけてくれないから自分でつけてみた」
「……はぁ。つけてやるからこんなことはもうやめろ。あと、後悔するなよ」
「いやん」

キスマーク
それは愛情の跡
彼女の求めに
彼は応じる

670出されたお題:2011/07/06(水) 19:30:01.78 O
浮気
修羅場
誤解
仲直り
浮気

「どうも、浮気されているようだ」
「ほう。クー姉のけしからん乳房と尻を持って浮気とな。あいつをアツアツの米風呂に沈めてくる」
「いや、その。相手が、ヒートだったんだ」
「あんなぺちゃぱいに。まさか、ロリコン!」
「ちがうと、思う。だけど、一緒にいるところをみてしまってな」
「ただいまぁぁっ!お姉ちゃん彼がねーちゃんにってケーキ買ってくれたぞぉぉぉっ!」
「……早とちり乙」
「……すまない」
「?」

はやとちり
それだけ彼女が彼が好きということ
いただいたケーキは
優しい丸
修羅場

「アツアツの米に顔を突っ込むのと、頭からかぶるのどっちがいい?」
「いや、どっちも死ぬ。俺が何したか?」
「自分の胸に聞くんだな。おっと、私の貧相な胸を見たところで解決はしないぞ」
「何自虐的になってやがる。怒られる側からしたら理由を教えろとしか言いようがない」
「いいだろう。私は胸がない」
「たしかに、申し訳程度だな」
「クーねぇは豊満だ」
「あぁ、彼氏がうらやましいほどにな」
「君はクーねぇの胸をじっとみた。その罪は重いぞ」
「えっ? 男の本能が罪なの?」
「よかったな。勉強になったじゃないか。無知は罪と」
「ちょっとまてぇぇぇぇぇっ!」

嫉妬からの修羅場
彼女が彼に見つめてほしいのは
自分だけ
誤解

「なぁなぁ! 山田ってロリコンなのか!?」
「……ヒー。それは大声でいうことではない。しかも、公の場でだ」
「そうなのかぁ? シューねぇがあたしを好きな山田はロリコンだっていってたぞ〜」
「ヒー、俺はロリコンではない。ロリコンだったら、お前と付き合ってないだろ」
「おぉぉっ! それもそうだ!」
「といわけで、ヒー。すまないが予定ができた。あの米女をちょっと説教してくる」
「おう!」

誤解
それは誰かの悪い噂
誤解を解くのは
本人の言葉
674ほんわか名無しさん:2011/07/06(水) 19:37:11.84 O
ヒャッハァ!GJだぜ!
新作にも期待!
仲直り

「えっと、この前。実はヒート一緒にいるのを見て、浮気されたと誤解した」
「あぁ、あの日か。ケーキおいしかった? 僕、ダイエット中だから感想聞かせてよ」
「おいしかったよ。そして、君の優しさがうれしかった。私は、君を愛してる」
「クー。うん。僕も、クーを愛してる」

「すまんこ」
「謝って済む程度の怪我で良かった。本当に米に顔突っ込まされるとは思わなかった」
「よくよく考えれば。君が私を好きなのはわかりきっていたことだった。どうも、焼きもちを焼いてしまったらしい」
「焼きもち焼かれるのは。名誉ってことにしとくよ。怪我治ったら、うまいおにぎりごちそうしてくれよ」
「あたぼうよ」

「やまだぁ。ごめん! あの後シューねえがものすごく謝ってきたぞぉっ!」
「うん。それは良かった。じゃ、ヒー。前の仕切り直しってことで。これからデートしますか」
「おう!」

それぞれのほころび
繕って出来上がった絵は
明るい未来
676出されたお題:2011/07/06(水) 19:39:06.69 O

扇風機
ペットボトル
結露
気象庁の嘘と傘と女の嘘
汗と嗜み


あと、さよけ。
蚊にご用心

「むっ。かゆい」
「あっ。腫れているね」
「かゆい。だから、なめてくれ」
「いや、薬塗ろうよ」
「なめたら治るっていうじゃないか」
「どこの民間療法ですか。はい、キンカン塗るよ」
「うー、でも。夏が来たって感じがするな」
「蚊も、風物詩だねぇ」

訪れた夏を告げる虫の文
痒さも
また一興
扇風機は天敵?

「シュー、扇風機くらいはいいでしょ?」
「だめだ。おいしいごはんには扇風機は天敵なんだ」
「エアコンは」
「もっとダメ。ごはんが、冷めちゃう」
「はいはい。で、なんで脱ぐの?」
「アジアのどこかでは暑いときに裸になって身を寄せることで涼をとるという」
「シュー、ここは日本だ」
「なに、家の中は治外法権さ」
「余計熱くなるわ」
「のぞむところだ」

扇風機は彼女の天敵
暑い夏を
どうすごす
ぺっとぼとる

「うー。もう、からから」
「一気飲みするからだ。まったく、あんだけ叫んでたやつがしおらしいな」
「暑すぎてオーバーヒートしそうだぞぉっ」
「誰がうまいことをいえと。ほら、俺の分を分けてやる。あと、こっち来い」
「んっ?」
「帽子、かぶってろ」
「おう!」

空っぽのペットボトル
暑い日は
水分補給を十分に
彼女のかぶった帽子は
ぶっきらぼうな彼の優しさ
結露

「色のついたグラスについた露は、どこかきれいだね」
「ほんとだね。あついから、こう喫茶店でのんびり過ごすのもいいね」
「君となら、他愛ない話で一日中居れるけどね。まぁ、そうはいかない」
「閉店時間あるしね。まさか、エアコンが壊れると思わなかったね」
「あれは災難だった。でも、こうして美しいものをあいまみえたんだからいいじゃないか」
「だね」

青いグラス
浮かんだ露は
涼を運び
二人の会話を弾ませる
681ほんわか名無しさん:2011/07/06(水) 19:46:06.78 O
さよけ
682くーるぽえま:2011/07/06(水) 19:49:26.22 O
さるよけ失敗
あと二つだったんですけどね。
時間置いてまた投下します。
天気予報と彼女の嘘

「今日は、雨が降らないらしい」
「そうなの? 予報士大雨とか言ってるけど」
「あの人は、いつも大げさに言うんだ。ほら、外は曇り。でも、これから晴れるさ」
「そっか、じゃ。クーを信じるよ。行ってきます」
「うん」
………
……
「天気予報、外れたね」
「ふふふっ。そうだね」
「ごめんね。迎えに来てもらって」
「いいさ。将来の、予行練習ということさ」

彼女のついた嘘
それは、晴れるといったこと
一つの傘に
二人並んで入り
彼女の心は弾んでいる
天気予報が付いた嘘
それは
彼女の心が雨といったこと
汗と嗜み

「暑いぞぉぉぉっ!でも、それも青春!」
「暑くるしいから叫ぶな。あと、夏は赤夏な」
「なんと!ピッタリじゃないか!」
「だから、叫ぶな。こっちまであつくなる」
「おう! お前の汗も輝いててかっこいいぞ」
「はいはい。君の汗も美しいよっと。ほら、茶番してないで海行くぞ」
「おう!」

汗は肌と髪を濡らし
引き立てる美しさ
夏は始まったばかり
楽しむべき暑さを
二人は嗜む
以上です
転載と味気ないものですが、お楽しみくださいまし。
686くーるぽえま:2011/07/07(木) 22:21:35.05 0
置き忘れた過去と君といる今

「思い出せないな」
「急に、どうしたの」
「いや、君と出会った時のことが思い出せないんだ。学生時代というのは覚えているんだ。でも、馴初めを忘れてしまった」
「あぁ、なるほど」
「君は、失望しないのかい?」
「僕が? なんで?」
「馴初めを忘れられたことに」
「うーん。しないねぇ。僕とクーと出会った時のことも大事だけどさ、それ以上に今こうしていられるのが、好きだから」
「あはははっ。そっか、そうだよね。うん、なんか忘れてたよ。ふと、過去を振り返って悲しくても。今は今だね」
「そう、クーといる今。僕は、幸せだよ」
「私もだ。君を、愛してる」

流れる時
置き忘れた記憶
それは今へ至るまでの幽かな足跡
足跡はいつかは消えるもの
共にいる今
それは過去から繋がってきた道
道はこれから先も続くもの
二人の道は
まだまだ続く
687久山の人:2011/07/09(土) 01:45:09.70 0
「暑い・・・」
「ごめんねクーちゃんエアコン壊れたみたいで・・・」
「暑い時は適度に塩分と水分を取らなきゃいけないみたいなので女ちゃんの汗を・・・」
「あぁクーちゃんが暑さで壊れた・・・」
「何を言ってるの?私の辞書には女ちゃんの事しか載っていないわ!」
「クーちゃん・・・そうだ!こうも暑いなら熱いもので中和すればいいのよ!」
「えっ!?」
「というわけでおしるこを用意しました」
「・・・!?」
「いただきます。ほらクーちゃんも」
「い・・・いただきます・・・」
「うん、熱いもの食べても体感温度が下がる事はないのれ・・・」
「女ちゃん?」
バタン
「女ちゃんが壊れた・・・」
「きゅー・・・」


「あー気持ちいいよークーちゃん!」
「(そうよね、最初から浴槽に水を張ればよかったのよね)」
「もうちょっとで代わるから待っててねー」
「私は大丈夫だからもう少し入ってなさい(あぁ早くプール、行きたいな・・・)」
688ほんわか名無しさん:2011/07/09(土) 03:56:35.52 O
お風呂で百合とな?
GJ
689 忍法帖【Lv=9,xxxP】 :2011/07/09(土) 04:18:37.31 0
しばらくぶりに見たらGJの嵐だった

この二人って一緒に暮らしてるのかな?
690久山の人:2011/07/09(土) 07:48:53.55 0
>>689
幼馴染かつ家が近所なので暇さえあればどっちかの家で遊んでる設定ですね
691 忍法帖【Lv=9,xxxP】 :2011/07/09(土) 15:21:33.28 0
なるほどです
この二人の空気感好きです
692くーるぽえま:2011/07/09(土) 21:59:44.74 O
熱中症にご用心

「あれっ? クー? 僕、仕事してた筈なのに」
「君は、熱中症で倒れたんだよ」
「そうなんだ。なんか、ぼんやりするや」
「室内だからって、油断したんだろ。まったく、馬鹿だな」
「ごめん」
「馬鹿、馬鹿。真面目にも、ほどがある。電話掛かってきた身にもなりたまへ。罰として、今はゆっくり休む事。いいね?」
「うん」

不意にくるもの
夏の魔物
休み休み
進むことの大切さ
693くーるぽえま:2011/07/09(土) 22:06:20.15 O
川辺で涼しむ二人

「あぁ、水が気持ちいい」
「川に足入れるだけで、こんなに気持ちいいなんてね」
「まったくだ。川辺でのむ酒もまた」
「クー、昼間だよ」
「休日だから良いじゃないか。ふぅ、極楽極楽」
「クーラーボックス酒ばかり…」
「君も一つどうだい?今なら私の口移しで」
「火照りそうだから普通にいただきます」

川に足をつける二人
水は冷たく
足は涼しく
酒に口をつける二人
酒は美味しく
時は楽しく
694ほんわか名無しさん:2011/07/09(土) 22:13:14.58 i
695久山の人:2011/07/10(日) 01:58:32.87 0
「女ちゃん、少し公園の日陰で休憩していきましょう」
「そうだね、ちょっとのど渇いたし」

「あー生き返る」
「あんまり冷たいのを一気に飲むとお腹壊すわよ」
「お母さん達、明日バーベキューだからってか弱い私達に買出しに行かせるんだもん!コレが飲まずにいられるかってんです」
「もう、酔っ払いみたいなこと言わないの」
ニャーニャー
「「ん?」」
ニャーニャー
「猫?」
「猫だね、女ちゃん」
「首輪ついてるけど迷子かな?こんな暑いのに・・・」
「なんとなく好奇心旺盛そうだから飼い主の家から抜け出したとか?」
「猫ちゃんおいでー」
ニャーン
「すごい勢いで懐かれてるわね」
「あはは、くすぐったいよ」
「女ちゃんから美味しいなにかがでてるのかもね」
「あん、もう胸はおもちゃじゃないってばー」
「キッ・・・(無言の圧力)」
ニャッ!
「あ、逃げてった・・・」
「私の所為じゃないわ」

696 忍法帖【Lv=10,xxxPT】 :2011/07/10(日) 04:35:56.80 0
697ほんわか名無しさん:2011/07/10(日) 06:44:14.76 O
またVIPでスレ立てたので報告しとく

素直ヒート、素直クール、素直シュールの絵や画像やSSください
http://hibari.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1310210621/
698ほんわか名無しさん:2011/07/14(木) 11:23:37.19 O
書き込みできたらお題募集
699ほんわか名無しさん:2011/07/14(木) 13:09:35.29 O
・素直クールをほにほにしてみた

ほにほにの解釈は自由で
700くーるぽえま:2011/07/14(木) 14:25:35.68 O
>>699
ほにほにと

「ひゅうに、ふぁにする」
「何となく、クーのほっぺたをふにふにしたい衝動で。やわらかやわらか」
「もう、何で頬なんだ」
「お腹だと怒るから」
「あたりまえだ。私だって、女の子なんだぞ。胸ならいつでも構わないが」
「それだと、えっちいじゃん。だから、ほっぺた」
「むう」

彼女のほっぺたをふにふにと
ゆっくり
二人の時間は過ぎて行く
701 忍法帖【Lv=1,xxxP】 :2011/07/14(木) 18:10:32.68 0
GJ

節電の夏
クールビズ
サマータイム
702久山の人:2011/07/14(木) 18:48:08.01 0
「じゃーんけーん!ぽん!」
「勝った」
「負けた」
「じゃあ、クーちゃんルールなので」
「えぇわかっているわ」
「まずは靴下か…無難な所を…」
「まだ始まったばかりよ」
「「じゃーんけーん!」」

「おかしい…こんなはずじゃ…」
「気がつけば下着だけだねぇ。やっぱりクーちゃんが提案したクールビズと節電とアイスの所有権を兼ねた、これ色々無理が…」
「本来の予定では私が勝ち続けて女ちゃんをぬが「やっぱり団扇で10秒扇ぐ方がよかったかなぁ?」


「一応、次負けたら冷凍庫のアイスはあたしのモノだけど大丈夫?」
「女ちゃんを私のモノに「じゃーんけーん!」


「まぁ最初から2人で分ければよかったのよね」
「あぁ女ちゃん忘れるところだったこれあげる」
「氷…枕?」
「クーラー直るまで大変だろうから。気休め程度にしかならないと思けど」
「ううん、助かるよありがとう」
「なんならウチに泊まればいいのに?」
「それは悪いからクーラー直ったらお願いするよー」

節電とかクールビズとか無理矢理入れた感が…
703ほんわか名無しさん:2011/07/14(木) 19:32:47.40 O
皆さんお題消化乙です

素クールはやっぱりイイ!
704 忍法帖【Lv=1,xxxP】 :2011/07/14(木) 19:52:53.91 0
速いwたまらんですGJ

この二人の今後が気になる
クーは女ちゃんをものにできるのか
705くーるぽえま:2011/07/14(木) 21:52:37.67 O
>>701
節電の夏

「クー、それは?」
「団扇だよ」
「見ればわかるけど、またどうして」
「出来るだけ、団扇ですごそうとね」
「それはまたエコロジーで」
「ふふふっ。こっちおいで」
「んっ?」
「ほら、こんなに涼しい」
「団扇で節電か」
「うん。いいものでしょ」

暑い夏に欲する風
それは昔から伝わったもので
706くーるぽえま:2011/07/14(木) 21:56:43.50 O
>>701
クールビズ

「暑いから、これなんかどうだい?」
「ポロシャツ?」
「うん。手作りだ。これで」
「クールビズと」
「むぅ。私の会心の洒落が」
「寒いと思うよ」
「冷えていいだろ」
「はいはい。ありがとう、明日から着るね」
「うん」

暑い夏
重ねる工夫
それは衣服
それは洒落
彼女は彼のために
涼を選ぶ
707くーるぽえま:2011/07/14(木) 21:59:50.92 O
>>701
サマータイム

「サマータイムと言うことで」
「うん」
「君に会う時間を早くしてみた」
「早すぎ。まだラジオ体操すら流れてません」
「子供はまだ寝てる時間だ。だから、大人の体操を」
「朝から疲れてどうするのさ」
「どうするもなにも、愛するのさ」

夏の早朝
ずらした時間
彼女の愛はずれることなく
708ほんわか名無しさん:2011/07/14(木) 22:04:23.60 O
甘あぁぁぁぁぁぁい!!
GJ!!
709 忍法帖【Lv=1,xxxP】 :2011/07/15(金) 04:38:07.27 0
>>705-707
いつもながらの華麗なお仕事GJです

サマータイムの話でわかったけどこの二人一緒に暮らしてるわけではなかったんですね
710くーるぽえま:2011/07/16(土) 21:59:39.98 O
>>709
題材によってけーすばいけーすですよ。

基本的に彼氏彼女のシチュエーションが多いだけですよ。
お望みなら同棲、夫婦ものも書きますよ〜。

と言うわけでお題募集。
711ほんわか名無しさん:2011/07/16(土) 22:53:01.72 O
>>710
零距離
712 忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/07/17(日) 04:38:53.24 0
>>710
了解です

お題
・夏祭り
・浴衣姿
・屋台食べ歩き
・金魚すくい
713くーるぽえま:2011/07/17(日) 09:33:14.90 O
>>711
君との距離

「暑いね」
「うん」
「でも、クーがひんやりして気持ちいい」
「私は、雪女じゃないよ」
「あははっ。そんな返しもあるんだね」
「証拠に口付けしてあげようか。君が、凍らないかどうかをね」
「そうだね。試そうか」

暑い夏
重ねる肌は少し冷たく
季節外れの雪女は
人であるのを確かめるように
彼と零の距離で
唇を重ねる
714くーるぽえま:2011/07/17(日) 09:39:28.58 O
>>712
夏祭りは君と

「流石に、地区の祭りだと小さいな」
「そうだね。子供ばかりだし」
「まぁ、仕方ないことかな。しかし、君は何故がっかりしてるんだい」
「いや、クーの浴衣姿がみれると思ってたからさ」
「あぁ、すまない。実は、クリーニングに出してたのを忘れてたんだ」
「クーにしては珍しいね」
「私だって、常に完璧ではないさ」
「ですね」
「まぁ、次の祭りの時は、着てくると約束するよ」
「うん」

小さな祭り
繋いだ手
次の祭り
交わした約束
715くーるぽえま:2011/07/17(日) 09:45:04.64 O
>>712
浴衣姿の君と

「約束通り、着てきたよ」
「………」
「ふふふっ。見とれてしまったかな。私も罪な女だ」
「凄く、良い。綺麗だよ」
「ありがとう。じゃ、動きにくいからしっかりエスコートしてくれたまへ」
「うん」

浴衣姿の彼女の手をひきゆっくり歩く
祭囃子はまだ遠く
楽しい祭りは
二人の時間は
始まったばかり
716くーるぽえま:2011/07/17(日) 09:52:14.04 O
>>712
綿菓子と君

「ふふふっ。屋台の食べ物は、不思議と美味しいな」
「だね。なんか、この時しか食べれないんだって感じがあるよね」
「うん。美味しかった。次は何かな」
「クー、そんなに食べて大丈夫?」
「何、体重対策はバッチリだよ」
「いや、そうじゃなくて。浴衣きつくならない」
「実は、ちょっとキツい」
「もう、あと一つで終わりにしなよ」
「了解。なら、綿菓子がいい」
「はいはい」

食べ歩き
最後の締めは
青い空から落ちた
甘い雲のような菓子
717くーるぽえま:2011/07/17(日) 09:57:32.25 O
>>712
金魚と君と

「あっ、金魚すくいだ」
「やっていく?」
「そうだね。家のグッピーに友達を」
「金魚のグッピーね。何年になるんだっけ」
「5年程かな。君と、初めてお祭りに行った時に迎えた子だね」
「もう、そんなになるんだね」
「うん」
「早いね」
「だね」

金魚すくい
屈む彼女のうなじが
見守る彼には眩しく
彼女の持った袋が
彼との新しい思い出を綴る
718くーるぽえま:2011/07/17(日) 10:06:36.87 O
祭りの終わりを君と

「そろそろ、始まるね」
「うん。やはり、締めはこれだよね」
ヒュル〜ッ
ドーンッ
「たまや〜」
「ふふふっ。今年も、君はそう言うね」
「変かな」
「いや、その屋号を聞くのが幸せだなって」
「そうなの?」
「だって、そう言う君が、隣に居るってことだから。この先もずっと、そうしたいな」
「うん」

空に咲く花
それは一瞬
空の下の契り
それは永久に
719ほんわか名無しさん:2011/07/17(日) 23:41:59.21 O
お題消化乙です!
あなたのクーはやっぱり素晴らしい!
720くーるぽえま:2011/07/18(月) 14:03:54.76 O
ぎゅっとぎゅっと

「ねぇねぇ、まま」
「なんだい」
「しゅきって、ろんにゃきもち」
「そうだね。好きは、相手をぎゅっとしたくなる気持ちかな」
「しょーなの」
「うん。私は、そうだよ」
「あたち、ままがしゅき!」
「ふふふっ。私も、好きだよ。ちょっと、寝ようか」
「うん」
………
「ただいま」
「ぱぱ、しゅき〜」
「おかえりなさい。あなた。好きだよ」
「よくわからないけど、幸せ…」

好きだから
抱きしめたくなる
それは小さくても
持つ気持ち
721 忍法帖【Lv=3,xxxP】 :2011/07/18(月) 15:25:16.46 0
お題消化&連作乙です
くーの浴衣姿想像したら鼻血でた

>>720
これまた新鮮でいいですね
GJ
722GlassNote:2011/07/18(月) 21:35:00.60 0
みなさんおつかれさまです〜

おひさです〜久々にこれたと思ったら
こんなにも盛り上がってるなんて
素直クール最高っ!!俺の続けるべきか否か・・・
723 忍法帖【Lv=4,xxxP】 :2011/07/22(金) 08:06:40.25 0

水着
日焼け止め
サンセットビーチ
こんがり小麦色
724くーるぽえま:2011/07/22(金) 20:16:53.18 0
>>723
海に行こうよ

「ねえ、明日海に行かないかい?」
「明日? いいね」
「決定だね。じゃあ、水着買いに行くから付き合ってくれないかい」
「去年のは?」
「どうせなら、違うのがいいじゃないか。今年は君に選んでほしいな」
「なんか、緊張するね」
「ふふふっ。固くならなくていいよ」


海の季節
海に行く前の
旅支度
725くーるぽえま:2011/07/22(金) 20:20:43.46 0
>>723
どれもかわいくて

「これなんてどうかな?」
「いいと思うよ」
「それは?」
「かわいいよ」
「むぅ」
「どうしたの?」
「君に見せても、どれもいい返事をする。余計に迷ってしまうんだが」
「あぁ〜」
「君は、選ぶ気あるのかい?」
「えっと、その。どれも、クーに似合いそうだから」
「ふぅ。うれしいけど、複雑だ。じゃあ、君が私に一番着てほしいと思う水着はどれだい」
「それなら、あれかな」
「ほう、君らしいな」

彼が彼女のために選んだ一着
それは、海によく似た色の水着
新しい水着
いつもの二人
今年も今年だけの
夏がある
726くーるぽえま:2011/07/22(金) 20:24:30.74 0
>>723
日焼け止めを塗りましょう

「どう、似合ってるかな?」
「すごく、良い」
「ふふふっ。これで、君の視線を独り占めかな」
「むしろ、クーに行く視線に僕が嫉妬するかも」
「うれしいことを言ってくれるね。さっそくだけど、日焼け止めを塗ってくれないか」
「了解」
「背中にも、しっかりとね」
「はいはい」
……
「ありがとう。君にも、日に焼けて痛くならないように塗ってあげようか」
「そうだね。お願いするよ」
「ふふふっ。じゃあ、背中を向けたまへ」
「うん」

「はい。これで大丈夫だよ」
「えらく、長かったね」
「丁寧に塗ってたんだよ」

夏の日差し
二人で塗りあうのは日焼け対策
使ったボトルが違うのは
彼女だけの秘密
727くーるぽえま:2011/07/22(金) 20:28:55.13 0
>>723
朱く染まる海

「遊んだね」
「ほんとだ。ビーチボールにあそこまではまるとは」
「だね。なんか、猫になった気分だったよ」
「ふふふっ。君は時々虎になってたけどね」
「いや、だってクーにちょっかいかけてくる奴がいたから」
「ありがとう。うれしいよ。助けてくれて」
「う、うん。僕、思った以上に焼きもち焼きみたい」
「それが、愛しいよ。朱く染まった海も、きれいだよね。まるで、君の愛情みたいだ」
「そんな、大げさな」
「おおげさじゃないさ」

二人の時間のように
ゆっくりと沈む陽
二人の愛の広さを讃えるように
朱く染まる海
重ねた唇の味は
潮の味
728くーるぽえま:2011/07/22(金) 20:34:44.89 0
>>723
麦色野原に白い雲

「クー、背中のことについて説明してもらえるかな?」
「背中?日焼けしてしまったかい?」
「いや、クーが塗ったのはサンオイルだから小麦色にはなったけど日焼けはしてない」
「なら、いいじゃないか」
「クー、昨日トモとプールに行ったんだよ」
「むぅ、うらやましい。私は仕事だった」
「その時、トモが僕の背中を見てげらげら笑うものだからデジカメで写してもらって知ったよ」
「いい出来だろ」
「うん、いい出来だね『I LOVE COOL』ってどこの中学生だよ」
「君の目の前にいる、二十代中盤生かな」
「だれがうまいことを言えと」
「ふふふっ。悪戯心が湧いたんだ。許してくれ」
「しばらく、プールはおろか銭湯にもいけません」

夏の悪戯
それは愛しい人に
落書き
小麦の背中に
白い雲の文字
彼は背中で
愛を語らされる
729 忍法帖【Lv=4,xxxP】 :2011/07/22(金) 20:53:47.27 0
>>724-728
お題消化ありがとうございます&乙です

イタズラするくーかわいいw
730久山の人:2011/07/23(土) 00:39:15.80 0
「やってきました海です」
「よかったな赤点で補習とかなくて」
「英語の例文が全部僕の名前になってたのは何の呪いかと思いましたよ」
「こう見えて交友関係は広いのでな」
「否定くらいしてくださいよ・・・」
「まぁいいさ、こうして無事に海に来れたわけだし。ちょっと着替えてくるから待っててくれ」
「先生の水着か・・・」

遡る事、数週間前
「男君、水着を買ってきたぞ」
「え、当日のお楽しみじゃなかったんですか!?」
「いや、どうしても先に見せて起きたくてな、どうだ?」
「・・・・・・」
『3-4 くー』
「待て待て待て!それはダメだろ!!」
「男君はスクールが好きだと聞いたんだが?」
「上手い事言ってるけどそのスクールじゃないよ!絶対アイツだろ!アイツの差し金だろ!!」
「落ち着け、鼻血がでてるぞ」
「おぉう・・・」
「とりあえず膝を貸してあげよう。まぁこれはテスト勉強を頑張った男君へのご褒美だ、本物はちゃんと用意してある」
731久山の人:2011/07/23(土) 00:54:50.70 0
「・・・あれは思春期の男子には刺激が強すぎた」
「何をぶつぶつ独り言を・・・」
「いえ・・・なんでもな・・・い・・・で」
「どうした。茹で蛸の真似か?」
「い、いえちゃんとマトモな水着なんだなぁって・・・」
「の割にはこちらを直視してないようだが?」
「今日の先生はいじわるです」
「今日の男君は素直じゃないな」

「パラソルはこの辺でいいかな」
「じゃあ早速だが男君頼む」
「なんです?これ?」
「日焼け止めだが」
「自分で塗れるでしょ?」
「いや、背中をだな・・・君以外誰が塗るというのだ?」
「あぁ・・・って僕ですか!」
「今日の君はリアクションが過剰だな。と言うわけで、頼むよ」
「で、では、失礼ししま」

732久山の人:2011/07/23(土) 02:05:12.74 0
「だぁ・・・緊張した・・・」
「どうだ感想は?」
「友がうなじ最高!って叫んでた意味がちょっと解った気がします」
「ははは、じゃあこの夏は髪型を変えてみようか」
「いいんじゃないですか僕は喜びますよ」
「では、その時にリクエストを聞こうじゃないか。とりあえず海に入ろう」

「んーまぁこうして見ると先生ってやっぱりモテるというか・・・」
「どうした?また鼻血か?」
「違います」
「なんだ、周りの事なら気にすることはないぞ君は私の彼氏だ教育委員会以外にとやかく言われる筋合いはない」
「生々しいですそれ・・・」
「男君が弟だのなんだの馬鹿にされてるんだ、そういう輩には見せ付けてやりたいくらいだよ」
「あ、いやそっちじゃなくて僕が気になってるのは先生がモテるなぁって・・・」
「モテる?私が?何を言っている。そんなことより遊ぶぞ、1日は短いんだ」
「まぁ、気にするだけ無駄か・・・この人の場合」
733久山の人:2011/07/23(土) 02:05:57.90 0
とりあえず、こっちの海編はこれで終わり。
明日にでも百合の方もあげていきます
734 忍法帖【Lv=4,xxxP】 :2011/07/23(土) 04:12:58.48 0
>>733
GJ!&くーのうなじ最高!
こんな先生が欲しいです
735久山の人:2011/07/24(日) 04:54:21.54 0
「待ちに待った海だよ」
「えぇ待ちに待ったわ、この時を」
「で、クーちゃん着替えないの?」
「ふふ、問題無いわ、すでにこの下に着てあるので服を脱げばこの通り」
「あっずるい!ちょっと待っててねすぐ着替えるから」
「ゆっくりでいいのよ」カシャ
「ん?今なんか持ってなかった?」
「気のせいよ」
「気のせい・・・か、ごめんね急ぐから」
「もう、ゆっくりでいいのに」カシャ
「んん!?絶対なんか持ってたよね!?」
「もう、女ちゃんてば心配性なんだから」
「やっぱり見間違いか・・・」
「見間違いよ「その手のデジカメはなにかなぁー?」
「・・・!?ほんにゃにゃんのひぇいほうひろくふぉー(訳:女ちゃんの成長記録を)」
「早く消しなさい。このままほっぺたが伸びても知らないよー」
736久山の人:2011/07/24(日) 05:13:45.06 0
「写真くらい普通に撮ればいいのに・・・別にクーちゃんに撮られるのは嫌じゃないんだし」
「じゃあ今度1日かけてじっくり隅々まで撮らせてもらうわ」
「普通にね普通に・・・ほら髪結ってあげるからそこに座って」
「お願いするわ、ついでに日焼け止めもお願いできるかしら?」
「クーちゃん髪綺麗なんだからもっと色々弄ればいいのに勿体無いなぁ」
「小さい頃から特に髪型と変えたこと無いから今更って感じがね・・・」
「ほら、あの人とかすごく綺麗に結ってあるよ」
「そうね・・・色々覚えてみるのもいいかもしれないわね・・・けど」
「けど?」
「しばらくは女ちゃんにしてもらうのがいい」
「もぉ結うあたしの身にもなってよね。はい、終わり!次あたしにも日焼け止めお願い」
「えぇ塗り残しがないよう隅々までじっく「普通にね、ふ・つ・う・に」
737久山の人:2011/07/24(日) 06:19:57.33 0
「なんで、こう海で食べる焼きそばって美味しいのかな?」
「縁日の屋台とかね」
「割高と思っていても、つい手がでちゃったり・・・」
「やっぱりその場の雰囲気が大きいわね」
「あーお祭りも行きたいし花火もしたいしワクワクしてきたー」
「宿題も忘れちゃダメよ」
「うっ・・・でも毎年クーちゃんと一緒にやってるから大丈夫だよ!」
「私がいない時も頑張りなさい」
「あう・・・」


「じゃーんビーチボール!」
「勝負でもしましょうか?」
「んじゃあ落としたほうは罰ゲームでジュースね。それ!」
ポーン
「急に始めるのはずるいわよ女ちゃん」
ポーン
「アタックは無しだからねー」
ぽーん
「えぇ勿論」
ぽーん
ぽーん
「くっ・・・女ちゃんの胸の所為で集中できない・・・策士ね「あたーっく!!」
738久山の人:2011/07/24(日) 06:20:59.94 0
とりあえず海編はここまで、長々とすみませんでした
739ほんわか名無しさん:2011/07/24(日) 11:16:48.24 O
>>738
久山の方乙&GC
740 忍法帖【Lv=5,xxxP】 :2011/07/24(日) 18:03:58.68 0
>>738
隠し撮りw
この二人大好きです
741久山の人:2011/07/29(金) 12:25:50.63 0
お題募集します。今日の夜中になりそうですが…

キャラ指定等も歓迎です
742ほんわか名無しさん:2011/07/29(金) 21:16:27.58 O
お題
・素直クールな御姉様
・口内炎ができたので見てもらいたい素直クール
・真っ赤な目をした素直クール

ちょっと難しいお題かもしれんが
743ほんわか名無しさん:2011/07/29(金) 23:20:03.58 0
お題
・制服
・試験
・打ち上げ
744久山の人:2011/07/30(土) 02:04:50.03 0
「・・・」
「あれ?先生食べないんですか?まだ途中ですけど」
「ぁー・・・うん、食べるよ」
「・・・???」
「・・・っ」
「あ、もしかしてあんまり美味しくなかったですか?一応レシピ通りに作ったはずなんですけど・・・」
「ん、いやそんなことないぞ、うん」
「ヨモギ」
ニャーン!
「あ、こらヨモギ!今は食事中だぞ!」
「はーい口の中見せてくださいねー」
「あ・・・男君やめっ!セクハラー!!」
「人聞きの悪い事を言わないでください・・・あー口内炎ですか・・・」
「治りかけだったんだが、さっきふとした拍子にまた噛んでしまってね・・・」
「それでさっきからお茶ばっかり飲んだり、沁みるような顔してたんですね」
「うむ・・・口の中がほんのり血の味でな・・・男君の作ったのはもちろん美味しいんだぞ」
「とりあえず洗面所で口をゆすいできてください。料理はまたあとで温め直しますから」
745久山の人:2011/07/30(土) 02:05:25.28 0
「おはよークーちゃん」
「おはよう女ちゃん」
「(・・・ってあれ?クーちゃんが大人しい・・・いつもならここで変な事言ってあたしが突っ込んでるのに)」
「・・・?」
「(元気もないしそれになんだか目が赤い・・・もしかして・・・)」
「私教室こっちだから、また昼休みにね」
「え?あぁうん!またお昼にね」

「(お昼ごはんもパンがなくて牛乳だけ・・・そういえばいつも牛乳飲んでるけど飽きないのかな・・・)」
「・・・女ちゃん?」
「クーちゃん・・・あのね・・・」
「ん?」
「なんていうか、こういう時なんて言えばいいか解らないけど・・・その、きっと新しい出会いもあるよ!」
「え?なんのこと?」
「え?」

「なるほど、口内炎が痛くて中々寝れなくて、寝不足で目が赤いと」
「えぇ・・・恥ずかしながら」
「・・・私も恥ずかしい・・・です」
「女ちゃん元気ないの心配してくれたんだありがとうね」
「うぅ今日は抱きつくの許してあげる・・・」
「消毒で女ちゃんが舐めてくれたりは「はい、おしまい!!」
746久山の人:2011/07/30(土) 02:06:09.50 0
>>742さんのお題消化です。
御姉様は百合の方が若干そんな感じなので割愛させていただきました
747久山の人:2011/07/30(土) 04:21:56.10 0
>>743さんより『制服』
「セーラー服かぁ・・・」
「着てみたいの?」
「うちの学校ってブレザーだから、なんか新鮮というか興味はあるかなー」
「うーんうちにあったかしら・・・」
「あるの!?」
「もちろん、女ちゃんに似合いそうなものならサイズもばっち「全部渡しなさい」
「け、けど、色んな衣装を着てみるのも楽しいかもよ」
「うーん・・・まぁそういうのは中々機会もないからねー」
「スーツとか真夏のサンタとか似合うと思うよ」
「また随分とマニアックな・・・」
「女ちゃんなら何でも似合うもの」
「そんな断言されても・・・恥ずかしいなぁ」
「カメラの容量も空けとかないと、衣装も洗濯して・・・」
「そんなすぐにやるの!?」
「夏は始まったばかりよ」
「意味が解らないけど・・・もちろんクーちゃんもするよね?」
「しないわよ。私は撮る係という重大な使命があるもの」
「それじゃ不公平だよねー?うん、あたしも色々用意しとくね」
748 忍法帖【Lv=6,xxxP】 :2011/07/30(土) 04:35:52.13 0
お疲れですGJ
相変わらずのクーちゃんいいですね
749ほんわか名無しさん:2011/07/30(土) 05:20:50.99 O
お題消化乙!
750ほんわか名無しさん:2011/07/30(土) 15:01:11.27 0
お題消化GJ!!
かわいいなー
751便乗byくーるぽえま:2011/07/30(土) 19:01:15.45 0
>>742
口内炎

「むぅ」
「クー、今日はなんかおかしいね」
「そうかな」
「なんというか、言葉が少ない」
「どうやら、口内炎ができてしまったようでな。話辛いんだ」
「あらま、それは痛い。ほら、ちょっと見せてごらん」
「んっ」
「なんで、口を窄めるの?」
「えっ? キスして治してくれるんじゃないのか」
「雑菌で逆に治るのが遅くなると思うよ。はい、ちゃんと口あける」
「むぅ」
「けっこう大きいや。これは痛い」
「ほうはのか」
「うん。薬塗ってあげるから、歯磨きしてきなさい」
「うん。頼んだ」

痛いから
言葉が足りなくて
治したいから
甘える
薬を塗る姿は
唇を手繰り寄せられる姫と
手繰り寄せる怪盗のシルエット
752便乗byくーるぽえま:2011/07/30(土) 19:03:38.66 0
>>742
海辺のウサギ

「クー、目が赤いよ」
「むぅ。塩水のせいだろうか。ちょっと痛い」
「はい。目薬」
「準備良いな」
「常備薬ですから」
「では、お願いしよう」
「しれっと膝枕……」
「早く、さしてくれないか?」
「はいはい」

浜辺の大きな黒い毛並みのウサギ
枕は彼の膝
見上げるは彼の顔
赤い目で
滴の落ちるのを待つ
753便乗byくーるぽえま:2011/07/30(土) 19:13:10.40 0
>>743
門をくぐるために

「いよいよ。試験だね」
「だね。頑張ろう」
「君と同じ大学に行きたいからね。頑張ったよ」
「うん、主に僕がね……」
「ふふふっ。いい家庭教師がいたんだから大丈夫だとは思うけどね」
「自分で言いますか」
「ダメかい? まぁ、心残りは」
「あったの?」
「性教育してあげれなかったことかな」
「クー。冗談きついよ」
「ふふふっ。なんてね。じゃ、頑張ろう。そして、春に一緒にまたこの門をくぐろう」
「うん」

来る季節にかける約束
願いは
想いは
一つ
共に同じ門をくぐること
結果は
季節だけが知っている
754便乗byくーるぽえま:2011/07/30(土) 19:16:29.48 0
>>743
最後の制服

「むぅ。この制服を着るのは、今日が最後か」
「だね。無事に同じ大学に受かったし。よかったね」
「うん。本当によかったよ。でも、名残惜しいな」
「最後ってなると、どうしてもね」
「まぁ、最後にしかできないことをしようかな」
「えっ?」
「君の、第二ボタンをくれないか」
「う、うん」

次の場所へ
共に歩く
おいていくもの
それは共に過ごした衣装
持っていくもの
二人で過ごした思い出
新しい時間を二人は迎える
755便乗byくーるぽえま:2011/07/30(土) 19:20:03.49 0
>>743
打ち上げの後に

「ふふふっ。実に楽しい時間だった」
「ほんとだね。みんな、楽しそうだったね」
「君は、違うような言い方だね」
「僕も、楽しかったよ。だって」
「だって?」
「クーと、一緒だったし」
「ふふふっ。私もだ。これからも、よろしく」
「こちらこそ」

帰る道
二人歩く
語るは愛
歩は未来
楽しさの中で
愛を確かめる
756 忍法帖【Lv=6,xxxP】 :2011/07/30(土) 20:18:07.24 0
くーるぽえまさんお疲れですGJ
757ほんわか名無しさん:2011/07/31(日) 21:38:40.31 0
GJです!
758ほんわか名無しさん:2011/08/05(金) 21:57:40.06 O
週末だし、お題を募集しましょうかね。
759ほんわか名無しさん:2011/08/06(土) 05:00:39.29 O
・キス
・魅惑の巨乳
・押し倒し
・事後
760ほんわか名無しさん:2011/08/06(土) 22:20:37.16 0
せっかくbotあるみたいなのでtwitter
メール
電話
手紙
761くーるぽえま:2011/08/07(日) 13:14:24.63 O
>>759
よいくちづけ

「クー、好きだよ」
「ふふふっ。その台詞は、素面の時に言うものだよ」
「ごめんね。でも、酔っても気持ちは変わらないよ」
「私もだよ。積極的な君は、新鮮だ」
「そうかな」
「そうだよ」

交わすくちづけ。
酒の味
話す言葉
素直な思い
762くーるぽえま:2011/08/07(日) 13:18:22.96 O
>>759
包まれたくて

「クー、その」
「どうしたんだい。私の胸を見ながらそんなに照れて」
「クーのおっぱい。揉んでみたい」
「もう。可愛いな。酔った君は素直でよろしい。さぁ、どんと来い」
「そう胸張られるとちょっと気後れ」
「もう、じれったいな」

優しく微笑む彼女
照れたままの彼
魅惑の巨乳は
彼にまだ遠く
763くーるぽえま:2011/08/07(日) 13:23:23.55 O
>>759
よいからみ

「あまりにじれったいから」
「えっ?」
「私から行こうかな。えいっ」
「わぷっ」
「ふふふっ。巨乳を顔に押し付けられてむっつりさんには本望だろ」
「ふー、ふるひぃい」
「やん。くすぐったい」
「ほぅ、らめ…」
「おやおや。寝息に。だいぶ飲んだからね。おっとこのままだと服がしわになるな」

よいからみ
よいつぶれ
よいねむり
彼女は優しく微笑み
彼は安らかに眠る
764くーるぽえま:2011/08/07(日) 13:28:06.92 O
>>759
目覚めは

「んっ…。よく寝た」
「んっ」
「!! クー、何故裸。って僕も下着だけ!」
「あっ、おはよう。昨日は気持ち良かったかい?」
「えっ?僕クーになにかひどいことを?」
「ひどいなんてとんでもない。私は嬉しかったよ」
「…クー。責任取るよ。結婚しよう」
「? …はい、喜んで」

事後のような光景
誤解はすすみ
誤解はとけることのなく
765ほんわか名無しさん:2011/08/07(日) 14:30:17.56 0
GJ!
766 忍法帖【Lv=7,xxxP】 :2011/08/07(日) 15:47:17.45 0
相変わらず素晴らしい
767ほんわか名無しさん:2011/08/07(日) 21:37:37.11 O
お題消化ありがとう!
相変わらず綺麗な文章だ…!GJ!!
768くーるぽえま:2011/08/07(日) 22:45:15.84 O
>>760
恋文

「クー、何書いてるの?」
「君へのラブレター」
「えっ?」
「ふふふっ。後で読んでくれたまへ」
「う、うん」

白い紙に
黒い文字
綴られた言葉は多く
こめられた思いは強く
彼がほてたのは
夏の気温か
彼女の文字か
769くーるぽえま:2011/08/07(日) 22:53:49.49 O
>>760
長電話

「ふふふっ。こんな夜中にコーラ飲んでると太ってしまいそうだ」
「あっ、クーはコーラ飲んでるんだ。僕はジンジャーエール」
「どっちもカロリー高いのを飲んでるものだ」
「だね。暑いと炭酸が美味しいよ」
「一日中暑いとなおさらね。しかし、昼間に飲んだコーラと同じもののはずなのに、不思議と今の方が美味しいな」
「なんでだろね」
「馬鹿。君と電話しながら飲むからだよ。そこは僕と電話してるからでしょくらい言えばいいんだよ」
「あははっ。ごめんごめん。じゃ、こう言えばもっと美味しくなるかな。クー、大好き。愛してるよ」
「ふふふっ。最高だね」

熱帯夜
長電話
口を湿らすは甘い炭酸
心潤すは愛の囁き
770くーるぽえま:2011/08/07(日) 23:00:42.80 O
>>760
光の文

「便利な世の中になったものだ」
カチカチカチ
「伝えたい気持ちをすぐに伝えたれる。相手が目を覚ましたら、気付ける。実にいい」
カチカチカチ
「夢を追う人を、待つのも悪くない時代だ」
カチカチカチ
「今頃ホームシックになってたりしてな」
カチカチカチ
「愛してるよっと。うん、少し長くなったが。それだけ、伝えたい事もたまるものだな」
ピッ
「会ったとき、きっと一日中話てしまうんだろな。ふふふっ。今度会いに行こうかな」

離れていても
刹那に届く文
それは科学の恩恵
時間も場所も選ばず思いを届ける
届けれないものは積もりゆく
会うときの楽しみとともに積もりゆく
771くーるぽえま:2011/08/07(日) 23:03:39.38 O
>>760
twitterやった事無いからあまり判らないので一番上は物語浮かびませんでした。
ごめんね。
772ほんわか名無しさん:2011/08/07(日) 23:15:16.65 0
お題消化ありがとう!
こっちはお題出してるだけですし、無茶なお題ですみません
773ほんわか名無しさん:2011/08/11(木) 05:11:40.96 0
「・・・おい」

「何でございましょー」

「眠れない」

「もうそれ数時間は聞いた」

「仕方ないだろう?眠れないのだ」

「眠れないからと人を巻き込むのはどうなんだ・・・眠くて死にそうだ」

「仕方ないだろう?暗くて君の声を聞かないと不安なのだ」

「・・・よし、分かった」

「ん?どうした?」

「はい、ボイスレコーダーこれをあげるから気がすむまで声を聞いてなさい」

「・・・」

「おやすみ」

「うむ、おやすみ」
ー朝
「む?どうした、そんな怖いかおをして」
「どうしたもこうしたもあるかー!てめ!夜中一晩中大音量でボイスレコーダー流してるんじゃねぇよ!眠れなかったわ
「・・・君の声が魅力的すぎるのが悪い」
「・・・#」
774ほんわか名無しさん:2011/08/11(木) 07:56:33.79 O
クーにおとぎ話聞かせながら寝かしつけたい

GJ!
775 忍法帖【Lv=8,xxxP】 :2011/08/12(金) 17:35:02.73 0
帰省
墓参り
Uターンラッシュ
776くーるぽえま:2011/08/12(金) 22:29:30.54 O
>>775
一緒に帰ろう

「君も、明日帰るんだろ」
「うん。今日の夜たつ予定。クー、今年も一緒に帰るよね」
「もちろん」
「なら、支度できたらたとうか」
「支度なら出来てるさ」
「準備良いね。じゃ、車まわすね」
「よろしく」
……
「途中、運転変わろうかい?」
「いいよ。話相手がいるだけで十分助かるから」
「ふむ。話相手から女房にはいつ慣れるかな」
「えっと。先ずは両親に報告かな」

帰るは故郷
車は二人を乗せて夜を走る
同じ故郷
違う家
いつかは
同じ家に
777くーるぽえま:2011/08/12(金) 22:38:57.28 O
>>775
馬と牛

「よし、磨き終わったよ」
「じゃあ、線香つけるね」
「よろしく」

「クー、ありがとう。墓参り手伝ってくれて」
「構わないさ。私も、いつか入る場所だから」
「あ〜、うん。そう言われるとなんか凄く壮大な感じが」
「ふふふっ。早馬で帰ってくるご先祖様に報告しないとね」
「婚約の?」
「そうだね」
「賑やかになりそうだね」
「賑やかにしようじゃないか」

たなびく煙
それは道筋
胡瓜の馬
それは早馬
知らせは吉報
きっと盆は
賑やかに
778くーるぽえま:2011/08/12(金) 22:43:10.21 O
>>775
ゆっくり帰ろう

「おや。渋滞だね」
「ひかかっちゃったね」
「まぁ、ゆっくり帰ろう」
「そうだね。余裕もって、帰ってるしね」

盆明けに
先祖は牛でゆっくりと
二人は混んでゆっくりと
家路は同じ
だから
ゆっくり帰ろう
779 忍法帖【Lv=8,xxxP】 :2011/08/13(土) 04:36:15.60 0
お題消化GJ!
こんな帰省なら楽しそうです
780ほんわか名無しさん:2011/08/18(木) 05:24:01.09 O
・恋文


女「男、君にこれをやろう」
男「…何これ?」
女「ラブレター、恋文、好きな呼び方で呼ぶといい」
男「なんで今さら? こんな回りくどいことしなくても、毎日好きだ好きだ言ってるじゃないか」
女「そうだな。だが最近ふと、言葉では形に残らないと気づいたんだ」
男「はぁ、まぁそうだな」
女「その点、手紙なら君が捨てない限りは半永久的に残る」
男「そう言われるとプレッシャー感じるなぁ……何かの拍子に無くしたりしたら大問題だな」
女「そう気を揉むな。それとも…そこまでしてしまう私が、煩わしく感じるか?」
男「んなことはないよ。ありがたくいただきます」
女「中身は家に帰ってから確認したまえ。それとも私が今ここで、耳元で音読してやろうか?」
男「クー、それ手紙にした意味ない」
女「それもそうだ。私としたことが、つい浮かれてしまったようだな」
男「普通こういうのって、もらった俺が浮かれるもんだと思ってたけどな」
女「私だって、君への愛情をより深められると思えば気持ちも高揚する」
男「……なんか、今さら恥ずかしくなってきた」
女「読まずにしまうのはダメだぞ。ちゃんと一語一句、つまびらかに読み取るんだ」
男「はいはい。丁重に拝読させていただきますよっと」
女「ふふふ……」
781ほんわか名無しさん:2011/08/18(木) 09:36:04.19 0
GJ
782久山の人:2011/08/18(木) 13:50:01.94 0
「あー怖かったね」
「テレビで心霊系の番組も絶滅寸前だからね久し振りにくるものがあるわ」
「ベッドの下に何かいたりとか定番だよねー」
「そうそう、夜中に金縛りにあって目の前に女の人がいたり」
「うんうん怖いって言うかビックリするよねそういうのって・・・あ、もうこんな時間だ寝れなくなる前に帰らなきゃ」
「え、泊まっていかないの?」
「ん?着替えとか持ってきてないし今日は帰るよー」
「今夏休みだし」
「うん、だけど宿題とかあるし」
「・・・・・・」
「もしかしてもしかしなくても・・・クーちゃん一人で寝るのが怖くなった?」
「違うわ!女ちゃんと一緒に寝た「怖いんだね」
「・・・はい」
「クーちゃんお化け屋敷とホラー映画とか大丈夫じゃなかった?」
「あれは作り物じゃない何を言ってるの?」
「じゃあ一人で寝れるね」
「なんていうか雰囲気がダメなのよ不気味っていうか・・・心霊スポットとか一生行ける気しないわね」
「私は逆だなー心霊スポットとか不気味なのは平気だけどお化け屋敷とかビックリするのはダメかな」
「そういうわけで「帰るね」
「・・・!?」
「(あ、ちょっと面白いかも・・・)」
783 忍法帖【Lv=10,xxxPT】 :2011/08/18(木) 16:37:20.66 0
784久山の人:2011/08/20(土) 15:17:43.51 0
2つほどお題募集します
785ほんわか名無しさん:2011/08/20(土) 20:21:59.37 O
・くじら
・花つみ
・果敢

好きなのをどうぞ
786ほんわか名無しさん:2011/08/20(土) 22:39:59.02 0
・10年後の8月
・入道雲
787ほんわか名無しさん:2011/08/20(土) 23:55:58.18 0
>>785
果敢

「ねぇ、クーちゃん。もしあたしがお化けが出そうな所で迷子になったらどうする?」
「とりあえず、警察と保護者に連絡ね、そもそもそんな危ない所に行かせられないわ」
「まぁ・・・現実的な意見だね」
「じゃあ私が化けて出て女ちゃんを守るわ」
「いや・・・それはちょっと遠慮しておきます・・・」
「塩にお札にニンニクと完全装備で助けに行くわ」
「ニンニクはいらないよ!?」
「そうね・・・けど怖いだの言ってられないし何があっても見つけ出してみせるわ」
「クーちゃん・・・」
「お化けなんかに女ちゃんは渡さない、女ちゃんは私の「おやすみ!」
788くーるぽえま:2011/08/21(日) 00:37:47.12 O
>>786
10年後の8月

「ねぇ、クー。10年後、僕らはどうなってるかな」
「そうだね。変わらないと思うよ」
「そっか…」
「そんな寂しそうな顔をしない。今と変わらず、一緒にいるってことさ。もっとも、人は増えてるかもしれないけどね」
「あっ」
「10年前、秘密基地と言ってたちっぽけな小屋で約束して、今もこうしているじゃないか」
「うん。もうそんなになるんだね」
「早い、ものさ。君が好きだ。だから、10年後も。ずっと先も一緒にいたい」

暑い日
交わした約束
それは永久に続く約束
789ほんわか名無しさん:2011/08/21(日) 00:38:33.81 O
>>787
GC
790くーるぽえま:2011/08/21(日) 00:59:16.60 O
>>785
くじら雲の下で

「クー、あの雲くじらみたいだね」
「ほんとだ。雲を見立てる遊びをよくしたよね」
「だよね。クーが見えないてむきになってたよね」
「むっ。君がロマンチストで私がリアリストだっただけだ」
「今も、変わらないかもしれないけどね」
「そんなことないさ。幼い頃気持ちが判らなかったけど、気持ちに気づいてから、リアリストから恋愛至上主義者に変わったよ」
「じゃあ、僕がリアリストにならないとね」
「おや、その心は?」
「クーとの未来図を実現するためにね」
「ふふふっ、私はゆっくり夢見るよ」

雲遊び
現実主義者は恋愛主義者へ
浪漫主義者は現実主義者へ
描く未来図は同じもの
二つの色があって
未来図は出来上がる
791久山の人:2011/08/21(日) 01:03:18.52 0
>>786
入道雲

「入道雲がでてると夏って感じがしますよね」
「遠くで見ている分には風流でいいが積乱雲だからな、あの下の天気は大荒れだぞ」
「じゃあ近いうちにこの辺も荒れたりするんですかね?」
「かもしれないね。雲といえば小さい頃はあれが全部綿菓子の様に甘いと思っていたよ」
「あー僕も思ってましたねー多分誰もが通る道ですよ」
「あとは雲の上に乗れたり、とか」
「そういう童話とかありますしね」
「じゃあ急いで帰って晴れているうちに布団を干そうか、雲の上とまではいかないがふかふかの布団に寝転がる権利をあげよう」
「さぞ気持ちいでしょうね」
「もちろん、私も一緒に寝転がるぞ先に居眠りした方が負けだ」
「いつの間にか勝負事に!?」
「勝者は敗者の寝顔を堪能できる」
「念の為、先生のカメラは予め没収しておきます」
「くっ・・・」

792くーるぽえま:2011/08/28(日) 17:12:14.09 0
久方振りの杯

「ふふふっ。こうして、二人で飲むのも久しぶりだね」
「そうだね。でも、何でだろうね」
「疑問に思うことは大事だよ。まずは、少し飲もうか」
「うん」


杯を交わす二人
笑顔零れ
声弾む
宴は
始まったばかり
久方振りの逢瀬に
二人は酔おうと楽しむ
793くーるぽえま:2011/08/28(日) 17:24:59.57 0
為したか為さなかったか

「先ほど、君はなんでだろうと言った」
「うん」
「それは、簡単なことだ。君は会いたいと思って、動いたかい?」
「あっ、いや。動かなかった」
「動かなければ、風は吹かない。そういうことなんだよ。私は寂しかった」
「クー」
「可愛い彼女を寂しがらせた人には、罰を与えないとね」
「はいはい」

酒は進み 避けられない言葉を交わす
為さなければ何も動かない
簡単で難しい真理
794くーるぽえま:2011/08/28(日) 17:39:05.48 0
白と黒

「そういえばさ。クーから見て、僕ってどんな感じ」
「また、漠然と。そうだね。君は、白だね」
「白?」
「そう、白はね。どんな色にも合うし使い勝手のいい」
「うん」
「ありあふれているけど、大事な色。もっとも、私にとっては欠くことの出来ないんだけどね」
「あははっ。クーは、何に例えられているの?」
「私か、一度黒と言われたね」
「黒?」
「黒は、どの色にも染まりにくい」
「あぁ。てっきり」
「てっきり?」
「クーのきれいな髪からと思った」
「ふふふっ。ありがとう」

白と黒 混じり灰色となって
新しい絵を描く
795くーるぽえま:2011/08/28(日) 18:00:43.29 0
宴の終わり

「久しぶりに、楽しかったよ」
「僕も、楽しかった」
「ふふふっ。いいものだよね」
「うん」
「楽しいし、愛おしい。やっぱり、君とは一緒にいたいな」
「僕もだよ」

宴の終わり
約束の始まり
宴の後の約束は
永久の誓い
796 忍法帖【Lv=11,xxxPT】 :2011/08/28(日) 21:08:00.36 0
連作お疲れ様ですGJ

お題を一つ二つ置いておきますね
・秋のにおい
・夏と秋が混在する日
797ほんわか名無しさん:2011/09/02(金) 00:44:58.61 0
つヌルポ
798くーるぽえま:2011/09/04(日) 20:15:39.95 0
>>796

夏と秋の混じる中で

「やぁ、8月終わったばかりなのにちょっと寒いね」
「台風の影響かもね、雨と風で冷える」
「まぁ、そんなこと構わずにじゃん」
「かき氷。また、寒いと言いながら」
「ふふふっ。いいじゃないか。はい、君の分」
「いただきます」
……
「うん、寒い。だから、温めてくれ」
「はいはい」

夏と秋の混じった日
夏の残り香
秋の気配
身を寄せて秋を待つ
799くーるぽえま:2011/09/04(日) 20:19:28.83 0
>>796
秋のにおい

「最近、早いけど焼き芋を置いてあったりする」
「あぁ、あるね」
「あの匂いは、反則だ。販促がうますぎる」
「えっと、クー。洒落?」
「うん。わかってくれたか」
「まぁ、あの匂いはねぇ」
「まったくだ。食べたくなってしまったよ。だから、はい」
「買ったんだね。通りで甘い匂いがすると」
「一足早いけど、秋の味覚を楽しもうじゃないか」

秋のにおい
食欲の秋
つられて緩むは
財布のひもと腰のベルト
800ほんわか名無しさん:2011/09/04(日) 21:14:47.84 O
GJ!便乗投下

・ご飯の感想


女「ただいま」
男「おかえりー」
女「ん? これは何の匂いだ?」クンクン
男「今日は俺休みだったから、ご飯作っといたよ」
女「ほう、君にしては珍しいな。料理なんかできたのか?」
男「できないけど、本とか見ながらなんとか作ったよ」
女「お。じゃがいもの煮っころがしか。どれ、一つ味見を」パクッ
男「どうかな。初めてにしちゃあ良く出来たと思うけど」
女「……」モグモグ
男「……あ、あれ? 感想は?」
女「……男よ。率直な意見とオブラートに包んだ意見、どっちを聞きたい?」ニッコリ
男「えっ……じゃあ、オブラートに包んだ方から」
女「そうだな。この煮物からは、君の溢れんばかりの愛情が詰まっているのを感じたよ」
男「……率直な意見は?」
女「しょっぱくて美味しくない。端的に言うと、不味い」
男「そ、そっか……さすが歯に衣着せぬクーの意見だ」
女「そう嘆かないでくれ。私は嘘や世辞がどうにも苦手でな」
男「分かってるけど……自信あったからちょっとショックだなぁ」
女「それなら、今度休みが同じになったら、一緒にご飯を作る練習をしよう」
女「それなら君の腕も上達するし、美味しい料理も食べれよう」
男「……うん、約束だよ」
801 忍法帖【Lv=12,xxxPT】 :2011/09/05(月) 15:04:00.19 0
>>798-800
GJといわざるをえません
802くーるぽえま:2011/09/08(木) 00:15:32.93 O
秋の気配朝の寒さ

「…んっ。…寒い。…おっ、んっ。…暖かい」
……
「どうしてこうなった…」
「あっ、おはよっ」
「おはよう、クー。もう、昼前だけどね」
「もうそんな時間か。デートはまた今度かな。朝、冷えたところに君の温もりをつかまえたからね。気持ち良かったよ」
「でしょうな。まぁ、こんな日もいいか」
「うん」

秋の気配
冷える朝
探りあてた温もりは
心地良く
803 忍法帖【Lv=13,xxxPT】 :2011/09/11(日) 16:26:00.47 0
GJ
804 忍法帖【Lv=15,xxxPT】 :2011/09/14(水) 20:23:55.81 0
抜歯しました。。痛い
805ほんわか名無しさん:2011/09/17(土) 13:24:05.44 O
>>804
親知らず哀知らず

「クー、頬腫れてるよ」
「うん、親知らず。抜いた。だから、君に、会いたく無かった」
「頬が膨らんでるクーもかわいいんだけど」
「君は、乙女心を、わかってない。だけど、うれしい」
「ねぇ、頬つついていい?」
「駄目」

親知らず
抜いて痛く
愛しくて
ずっと居たい
806 忍法帖【Lv=16,xxxPT】 :2011/09/18(日) 18:23:08.95 0
GJ
くーの抜歯かわいいです
それに比べ俺ときたら。。
807ほんわか名無しさん:2011/09/18(日) 18:30:44.66 0
歯痛いけど会いたいのね
808くーるぽえま ◆JDsIRGgXCg :2011/09/19(月) 02:52:28.92 0
手を伸ばして

「私は、臆病だった」
「そう、なの?」
「君に出会う前まで、手を伸ばすことさえ出来なかった」
「あんなに、ストレートに告白してきたのに?」
「ふふふっ。何故だろうね。君を知って行くうちに手を伸ばせたんだ」
「なるほどね。きっと、手が届くとわかったからかもね」
「かもしれない。ねぇ、手」
「はい」
「ふふふっ。手を伸ばして良かったよ」
「僕も、手を取って良かったよ」

手を伸ばして
手を取って
二人の愛はつながる
過去から今を経て未来へと
809くーるぽえま  ◆0W2aXyHsp2 :2011/09/19(月) 02:56:28.74 0


「一緒に寝てくれないか」
「また、どうして」
「抱き枕が、壊れてしまって。あれがないと眠れないんだ。だから、君を抱き枕にしたい」
「はいはい」

彼女の抱き枕は彼
温かく柔らかく
彼女は優しい眠りに落ちる
彼は眠れぬ夜を過ごす
810くーるぽえま:2011/09/19(月) 02:58:30.67 0
トリテスト申し訳ない。
よそでの準備のため投下ついでに行いました。

お代としてお題をください。
811ほんわか名無しさん:2011/09/19(月) 04:52:28.61 O
お題
・ペロペロ
・くんくん
・モフモフ
812 忍法帖【Lv=16,xxxPT】 :2011/09/19(月) 14:30:51.43 0
・イメージチェンジ
813くーるぽえま:2011/09/19(月) 15:52:15.88 0
>>811
ちゅー犬クー

「わふわふ」
「わっ、クー。何の遊び」
「ふふふっ。私は犬だからじゃれてるだけだよ」
「ちょっと、舐めないで。嗅がないで」
「愛情表現」
「もう、そんなことする子にはこうだ」
「あっ。気持ちいい。いいね。わしゃわしゃされるの」
「あら、失敗」
「もふもふされてる感じがいい。お仕置きしたい?」
「うん、ちょっとは」
「だったら、はい」
「ほんとに、お仕置き?」
「うん」

ふざけてじゃれあって
黒い毛並みを持つ大きな犬は
飼い主にキスをねだる
814くーるぽえま:2011/09/19(月) 15:54:29.82 0
>>812
イメージチェンジ

「髪を切ってみた」
「えらくまた、ばっさりと」
「思い切ってみた。どう?」
「似合ってるよ。ボーイッシュな感じでかっこいいよ」
「ふふふっ。惚れ直しただろ」
「はいはい」

髪を切った彼女
どんな髪でも似合うのにと
彼は心に秘めて
笑いあう
815ほんわか名無しさん:2011/09/19(月) 18:09:31.57 O
お題消化GJ

クーが可愛すぎて生きる希望が湧きすぎて生きるのが辛い
816 忍法帖【Lv=18,xxxPT】 :2011/09/23(金) 04:34:38.64 0
遅ればせながらGJ
817ほんわか名無しさん:2011/09/29(木) 00:02:02.53 O
・ペットショップにて(※若干の下ネタ注意)


女「ふむ……」ジーッ
男「どうしたの、クー。悩ましげな顔しちゃって」
女「男、ちょっとこれを見てくれないか」
男「あぁ、ミドリガメだね。飼いたいなら見てないでそう言えばいいのに」
女「飼いたい訳ではないんだが、少し疑問に思ったことがあってな」
男「何?」
女「……男性器のことを、通称亀頭というよな?」
男「えっ……?」
女「そう呼ぶからには、亀の頭と酷似していて然るべきなはずなんだ
  が、さっきからこいつは甲羅の中に頭を隠して全容を見せない」
男「……」
女「男性器の方は君ので見慣れているが、亀の頭などそうは見る機会がないからな。
  今日ここへ来たついでに是非とも見聞したいと思っていたのだが……」
男「クー……自分が何言ってるか、分かってる?」
女「亀頭と亀の頭の類似性についての考証だが。何か問題でも?」
男「……ちょっと外出て頭冷やそうか、クー?」
女「む、何故だ。せっかく私の見識が深まると思ったのに」
男「クーの発言のせいで居づらくなったの!」
女「そうか、それはすまなかったな」シュビッ
男(……この天然破壊兵器め)
818ほんわか名無しさん:2011/09/30(金) 17:57:01.85 O
>>817
GJ
819くーるぽえま:2011/10/02(日) 23:27:10.23 0
出遅れた秋支度

「うん、風邪ひいたみたいだ」
「ですね。クーが、体調管理失敗するなんて、珍しいね」
「うー、急に寒くなった気がしたんだ。あと」
「あと?」
「君と一緒に寝てれば温かかったから、つい」
「もう、今日はゆっくり休んでしっかり治しなよ。食事とか僕が作るから」
「うぅ、すまない」
「はいはい。じゃ、少し寝てなよ」
「まって、キスしてほしい。移せば、早く治るというから」
「じゃ、僕に移して看病を交代しようか」
「んっ」

甘えた彼の温もり
遅れた秋支度
風邪ひきは甘えて
看病者は甘やかす
820 忍法帖【Lv=20,xxxPT】 :2011/10/03(月) 04:31:03.92 0
GJ
俺の風邪もくーに移されたものだったら良かったのに。。
821ほんわか名無しさん:2011/10/03(月) 08:05:16.91 O
詩人は英語でポエマーじゃなくポエットだが大丈夫か
822ほんわか名無しさん:2011/10/03(月) 16:34:31.10 O
こまけぇこた(ry
823ほんわか名無しさん:2011/10/04(火) 03:05:56.84 0
男「寒い季節になってきたね」
女「そうだな。私は寒い方が好きだ」
男「それはまたどうして?」
女「蝉の声が聞こえないから、ゆっくりと本を読むことが出来る」
男「確かに、虫は寒い時期には活動しないね」
女「頭を回転させやすいのも、利点の一つだ」
男「頭寒足熱とはよく言ったものだよね」
女「そして……」

「こうやって、君に抱きつくことができる」

女「寒い時期ほど、より長くいられるからな」
男「……でも僕は、寒い季節は嫌いだな」
女「む、何故だ。抱きつかれるのは嫌か?」
男「いやいや、そうじゃなくて」

「寒い風と一緒に、クーがどこかに消えてしまいそうで」

男「それが怖いなって、そう思って」
女「……それなら、君がずっと」

「寒い風に吹き飛ばされないように、私を抱きしめるといい」

女「そうすれば、嫌いな季節が好きになる」
男「クーって時々、照れさせることを言うよね……」
女「君が好きだから言うんだ」
男「そうだね、僕もクーが好きだから」

「こうやって、クーに抱かれるのは気持ちいいね」
824ほんわか名無しさん:2011/10/10(月) 10:09:55.99 O
>823 GJ
冬が好きなクーとクーの理由と共に男が冬を好きになっていく変化が良いですね。
825くーるぽえ:2011/10/10(月) 10:24:53.80 O
ある市場にて

「おぉ。凄いな。魚や蟹がこの量なのに安い」
「ほんとだね。あれなんか、食べきれそうもないよね」
「そんな時は、シューやヒーにお裾分けすればいいのさ。にしても、悩むねぇ」
「おっと、綺麗な奥さん。旦那さんと仲良く買い物かい?オマケするよ」
「えっ?僕とクーは…」
「ふふふっ。綺麗な奥さんなんておじさんも上手だね。オススメはどれだい」
「そうだね。この鰤なんかどうだい。美味しいよ。胃袋握ってしまいなよ」
「じゃあ、それを」
「はいよ。じゃ、蟹も一杯おまけしとくよ。まいどあり」
……
「ふふふっ。今夜は鰤大根と蟹味噌汁だね」
「はい、楽しみにします」
「また来よう。今度は、ちゃんと夫婦になって」
「はい」

ある市場にて並び歩く姿は
夫婦以外なにもなく
826くーるぽめ:2011/10/10(月) 10:31:16.33 O
新しい家族

「かわいい」
「あっ、ポメラニアン。迎える?」
「いいの?」
「うん。家族は多い方が賑やかでいいでしょ。すみませ〜ん」
「うん。ありがとう。私と君の子だね」
「おやおや。熱いですね。ご夫婦で可愛がってください」
「…はい」
「ふふふっ。もふもふ。帰って名前考えないとね」
「うん」

彼と彼女が迎えた新しい家族
クールな彼女は頬を緩ませ
ふわふわなポメラニアンをもふもふと
大所帯になるのは
少し先の話
827くーるぽえま:2011/10/15(土) 18:07:13.12 O
お題募集
828ほんわか名無しさん:2011/10/16(日) 00:28:45.07 0
>>827
・静かな時間
・もしも君が……
829 忍法帖【Lv=21,xxxPT】 :2011/10/16(日) 04:33:16.74 0
・再会
830くーるぽえま:2011/10/16(日) 21:17:15.07 0
>>828
静かな時間

「………」
「………」
「ねぇ……」
「んっ?」
「静か、だね」
「うん」
「愛してる」
「僕も、愛してる」
「うん……」

静かな時間
肩を寄せ合う二人
言葉は少なく
温もりは多く
831くーるぽえま:2011/10/16(日) 21:21:16.51 0
>>828
もしも君が……

「もし、君が望むなら」
「うん」
「別れても、構わないよ」
「そっか、クーは、優しいよね」
「優しくないさ。君に、委ねて、君のせいにするためだから」
「あははっ。そうも取れるんだ。もう、一年かな」
「うん」
「あいまいだもんね。関係が」
「そう、だから不安になる」
「クー、僕とずっとずっと一緒にいてください。それが、僕の望みです」
「うん」

もしも君が望むなら
ずっとずっとともにいる
これは約束
愛の誓い
832くーるぽえま:2011/10/16(日) 21:24:59.68 0
>>829
再会

「久しぶり、だね」
「うん。久しぶり、元気そうで何より」
「うん、元気だけど。寂しかった」
「ごめんね。なかなか会えなくて」
「会えたのがうれしくて。話したいことが多すぎて」
「うん」
「何を言いたいのか、わからなくなるよ」
「そっか。じゃあ、ゆっくり訊くよ。時間は、あるから」
「うん。お帰り。そして、愛してるよ」

会えないから
募る想い
伝えたい言葉
多すぎて
ただ喜びをかみしめて
ただ二人抱き締め合って
833ほんわか名無しさん:2011/10/17(月) 02:14:56.74 0
そんな悲しそうな顔をするな
あえなくなるなる訳じゃないだろ…?
必ず帰ってくるんだろう?
大丈夫、心配はしてないよ
君のことだ、どうせ笑って「ただいま」って帰ってくる
だから、待ってる
ずっと、待ってるから
行ってこい

現在進行形の能力バトル妄想のヒロインのせりふとか
834 忍法帖【Lv=22,xxxPT】 :2011/10/17(月) 04:36:23.51 0
835ほんわか名無しさん:2011/10/18(火) 02:43:14.56 0
おだいおくらさい
836ほんわか名無しさん:2011/10/18(火) 05:25:42.75 O
>>835
オクラ
837ほんわか名無しさん:2011/10/19(水) 21:14:33.11 O
>>835
紅葉


銀杏
838ほんわか名無しさん:2011/10/23(日) 21:29:50.60 0
>>835
背中合わせ
手編みのセーター
クーの隠し事
遅刻した男と待ちぼうけクー
意外な趣味
839くーぽえ:2011/10/24(月) 00:34:53.80 O
お題募集されたかた。私も参加して良いですか?
840くーるぽえま  ◆0W2aXyHsp2 :2011/10/28(金) 20:11:13.07 0
>>836
オクラホマミキサー

「オクラホマミキサーって、覚えてるかい?」
「運動会とかのフォークダンスに使われているやつだっけ」
「うん、そうだよ。急に、踊りたくなってね。一緒に踊ってくれないかい」
「了解」

二人は踊る
手を合わせて
狭い部屋で
二人だけの舞台で
841くーるぽえま  ◆0W2aXyHsp2 :2011/10/28(金) 20:30:11.46 0
>>838
背中合せ

「ねぇ、クー」
「なんだい?」
「まだ、怒ってる?」
「もう、その話はやめよう。怒ってないから、こうしてるんだ」
「ですよね」
「ねぇ、君の背中。大きいよね。そして、温かい」
「はははっ。クーを押しつぶさないかが心配だけどね」
「押しつぶされるのは困るけど、押し倒しても、いいよ」
「はははっ……」

背中合せに仲直り
互いに寄りかかり
ぬくもりを感じ
静かに時を過ごす
842ほんわか名無しさん:2011/10/29(土) 13:36:04.22 O
あんたの書く文章はほんわかして好きです!
結婚してくだしあ><
843くーるぽえま  ◆0W2aXyHsp2 :2011/10/29(土) 17:10:45.29 0
>>837
弾けるもの

「銀杏が、綺麗になってきたね」
「そうだね。この鮮やかな色は、いいよね」
「まぁ。難点は、踏みしめるものの賛否かな」
「だねぇ、僕は嫌いじゃないけどね」
「私は、実は好きだよ。おっと、整った」
「どうしたの?」
「私の想いと、銀杏の実をかけまして」
「うん、その心は?」
「熱すと、美味しく弾けるでしょう」
「あははっ。うまいね」
「君もね。食べごろ、だよ」
「うん」

銀杏並木を歩く二人
黄色い天井と黄色い絨毯
弾ける会話
弾けた思い
夜の肴は
銀杏のみ
844くーるぽえま:2011/10/29(土) 18:04:27.22 O
>>838
背丈合わせ

「ふむ。まだまだ編む必要があるね」
「クー、背中から抱きついてどうしたの」
「今、セーターを編んでいるから背丈合わせ。あと、君分の補充」
「ありがとう。なんかごめんね。無駄に多きくて」
「構わない。君の大きな背中含めて、好きだから」

彼の背中を抱く彼女
彼女の作り始めたものが出来るのは
季節一つ経った頃
今は互いの温もりで
暖かく
845くーるぽえま:2011/10/29(土) 23:25:30.12 O
>>838
秘密進行

「んっ…」
「最近、クーが抱きつく癖が増えた気がする」
「気のせいだよ。君分を補充してるだけ」
「そうですか」
「うん」
……
「二人で巻けるロングマフラーまでまだまだだな。急がないと」
「ふふふっ。セーターだけでなくサプライズだ」

彼女の秘密
それは彼女の夢
想いを馳せるは一つのマフラー
並ぶ二人
846sage:2011/10/29(土) 23:33:10.78 O
>>837
彼女が芋喰うて

「クー、芋嫌いなの」
「いや、嫌いというわけではないが。芋を食べるとほら」
「?」
「好きだけど、おならが出やすいと言うじゃないか。だから、君の前だとちょっとね」
「あぁ、僕は平気だよ」
「もう、君は狡いな」

彼女が芋喰うて惚れたら本物
その言葉は
紛いない事実
847くーるぽえま:2011/10/29(土) 23:56:20.34 O
>>838
待ちぼうけ

「……日が、暮れるのも早くなったな。夕方の待ち合わせ言えども、冷えるな」
………
「はぁはぁ。クー、ごめん。うっかり寝てしまって」
「言い訳はいらない。寒いから、抱きしめて欲しい」
「うん。ごめんね」
「早く、ご飯食べよう。そして温めて欲しい」
「了解」

夕方の約束
守った彼女
破った彼
冷えた彼女を温めるのは
彼の責任
848くーるぽえま:2011/10/30(日) 00:06:09.40 O
>>837
紅葉する季節高揚する想い

「ふふふっ。紅葉もだいぶ色づいたものだね」
「そうだね。きれいだよね」
「ふふふっ。また一つ、整ったよ」
「また?」
「私と紅葉」
「その心は?」
「どちらも、こうようしていくでしょう。ありきたりだけどね」
「あははっ。照れてるクーもかわいいや」
「うん」

紅葉の季節
彼女の気持ちも高揚し
色づくのは
山の並木と彼女の頬
849ほんわか名無しさん:2011/10/30(日) 22:48:52.63 O
大量投下乙です!!!!
850久山の人:2011/10/31(月) 15:29:44.20 0
「お菓子をくれなきゃイタズラするわ」
「はいはい、もうすぐカボチャのクッキー焼けるからクーちゃん大人しくしててね」
「お菓子をくれてもイタズラするわ」
「もう、クーちゃんったらダメ・・・だよ・・・」
「・・・完璧ね」
「何が完璧なのクーちゃん?」
「なんでもないわ、それより」
「それより?」
「お菓子をくれなきゃイタズラするわ」
「もうすぐできるからねー」
「おか「そこから動いたらお菓子なしだからね」

「というわけでクッキーできたよー」
「いい匂いね。それはそうと女ちゃんその格好は?」
「どう?せっかくなので魔女っぽい格好をしてみました」
「とても可愛いわ、ついでと言ってはなんだけど私も女ちゃん用の衣装を持ってきたの」
「どれどれ・・・」
「イメージは小悪魔で女ちゃんをセクシーに彩る「クーちゃんが着ようね」
「サイズがあわ「クーちゃんからお菓子貰ってないから私はイタズラをしてもいいんだよね?」
851ほんわか名無しさん:2011/10/31(月) 23:41:49.06 O
やり込められるクーは珍しいなwww

GJ!
852ほんわか名無しさん:2011/11/02(水) 03:20:54.72 0
投下しようとは思ってたが引っ越しで忙しかったんだなぁ
>>835
小学生の頃にオクラ納豆ってのが出ました
「新しい料理を思い付いた」
「は?」
「うむ、君は納豆が嫌いだった筈だ」
「あ?まあ・・・嫌いってほどじゃないが苦手だな」
「オクラは好きだったはずだ」
「まあな」
「そこでこういうものを作ってみた」
「・・・なぁにこれ」
「オクラと納豆の融合、オクラ納豆だ」
「いや、これは無理だ!そもそも何で思い付いた」
「オクラがいけるなら一緒にすれば・・・」
「ものすごいねばねばだし青臭いじゃねえか!?料理は足し算じゃないっての!!」
「・・・そうか、気を害したようだな。すまなかった」
「・・・まて」
「どうした?」
「・・・頂く」
「ツンデレか」
「違う、食材が勿体ないからだ」
「ツンデレか」
「勿体ないからだっていってるだろ!」
「そのわりにはバクバク食べてるじゃないか。訳が分からないよ」
(オクラに惹かれて食ったら存外、いけましたとか言えねえ)
853ほんわか名無しさん:2011/11/02(水) 03:50:37.72 0
>>837
夫婦設定
紅葉まんじゅう
「弁当食おうぜ弁当」
「いきなり、紅葉狩りに山にのぼると行って上まで来たらすぐそれかい」
「紅葉がきれいだから食うの・・・なあ?我が愛しの愛娘よ」
「キャッキャ」
「全く・・・親バカめ」
「親バカ上等!いやぁ、それにしても我が娘の手は紅葉のようだ」
「おい、娘ばかりではなく私も抱き締めろ」
「娘に嫉妬するとか・・・大人げないな」
「最近、娘ばかり構ってるじゃないか・・・ファザコンになってねどられたら困る」
「たく、ほらこいよ」
「うん、それでいい!」
「人の体に顔をうずくめて満面の笑みを浮かべてるんじゃねえや」
「紅葉みたいな真っ赤な顔になりながら言うんじゃないよ」
854 忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/11/02(水) 04:33:49.84 0
なにこのGJの嵐
855ほんわか名無しさん:2011/11/02(水) 11:17:14.05 0
>>853
嫉妬クーかわいいよ嫉妬クー

オクラ納豆は美味いよな
856ほんわか名無しさん:2011/11/02(水) 20:50:47.59 0
栗+ご飯=至高の一品
「だー」
「ん?どうした?」
「だーだー」
「おお、栗だ!それもかなり大きい・・・でかしたぞ、だがそれには触るな。ほい、クー」
「うー」
「はいはい危ないからなぁ、・・・クリ?」
「栗だ、もって帰ろう」
「気を付けろよ・・・?」
「分かってる・・・t「おおっと、危ない!足が滑ったぞ(棒)」
「ぎゃー!刺が刺さったーッ!」
「ああ、これはいけないな。早く刺を抜かないと」(棒)
「て・・・てめえ」
「あー、これは口で吸わないと無理かなぁ」(棒)
「やめろ・・・そんな野獣の目で俺に近づくな・・・ッ!その目は、どさくさに紛れて俺を犯す眼だ!」
「もう遅い!私の策からは脱出不可能よ!」
「まさか、栗からが既にお前の策!?」
「さあ、どうだかなあ?」
857ほんわか名無しさん:2011/11/03(木) 19:58:28.99 O
>>856
クーのなんとしてもいちゃいちゃしようと言う気概。
子どもに遺伝決定だね。
GJ
858くーるぽえま:2011/11/03(木) 20:04:58.70 O
>>838
日が暮れても待ちぼうけ

「遅いなぁ。もう、日が暮れて、少し寒いかな」

「仕事終わりのデートは、少し無理だったかな」
……
「クー、ごめん。残業になってしまって」
「うん。とりあえず、はぐ」
「はい」
「うん、温かい」
「ごめんね。どこか、お店で待ってても」
「そんなに、遅くなるとは思わなかった。連絡も、つかなかったし」
「申し訳ない」
「だから、しっかり温めて」
「はい」

日が暮れて
身体冷えても
待ちぼうけ
彼の最初の仕事は
彼女を温める事
859ほんわか名無しさん:2011/11/04(金) 02:59:41.93 0
薩摩芋ほど大量に送られて調理法に苦悩するものはない

「・・・はぁ」
「どうした?珍しくため息はいて」
「この時期は落ち葉がひどいだろ?庭を掃くのが面倒でたまらん」
「掘っときゃいいんじゃねえの」
「庭が汚くなるだろう」
「ふーん・・・なあ」
「ん?」
「薩摩芋ってまだ、あったけか」
「あるぞ?なんだ、また三食いもてんがいいのか?」
「違う違う、もうあの悪夢は味わいたくない。焼きいもしようかなと」
「ああ、そういうことか。いいぞ?あの子も寝てるし」
「ん、それじゃあとってくらあ」
「・・・よくよく、考えたが昨日は新聞日だから出したんだったな。まあいいか、そのうち戻ってくるだろうから逃げよう」
860ほんわか名無しさん:2011/11/04(金) 03:17:40.05 0
銀杏って茶碗蒸し以外に食うことあるの

「・・・新聞無いならそう言えよ」
「まさか、三時間も探しているとは思わなかったんだ」
「新聞紙を使わない焼き芋なんて焼きいもじゃない」
「まあ、そう拗ねるな」
「拗ねてない、がっかりしているんだ」
「ついでにだ、この銀杏どももどうしようか」
「・・・そういや、うちの近くにはいちょうがたってるんだっけか」
「うむ、取り合えず匂うしどうしようか考えているのだけれども」
「茶碗蒸しでいいんじゃねえの」
「そうか、よしそうするか」

結果
「だーだー♪」
「・・・うん、茶碗蒸しなのは聞いての通りだけれど、銀杏しか入ってないってどう言うことだ」
「駄目か?」
「中毒になったらどうするんだ!」
「・・・しかたない、これだけ減らそう」
「おーい、中身が全然ないぞー、どう言うことだ。そんなに入れてたのかおーい」
「・・・気にするな」
「こいつ・・・」
861くーるぽえま  ◆0W2aXyHsp2 :2011/11/12(土) 16:28:39.66 0
冬が来たら

「寒くなってきたね」
「そうだねぇ。そろそろ、防寒具ださないとね」
「だね。今はないから、はい」
「うん」

握った手
寄り添って歩く
近づく冬
近づく二人
確かな温もり
確かな愛しさ
862 忍法帖【Lv=3,xxxP】 :2011/11/12(土) 21:29:54.40 0
GJ

・鍋奉行クー
863くーるぽえま  ◆0W2aXyHsp2 :2011/11/13(日) 11:34:54.35 0
>>862

「はい、蟹をむいたよ」
「ありがとう」
「おっ、白菜とネギががいい具合に」
「うん」
「はい、あーん」
「んっ」
「ふふふっ。美味しいかい」
「うん、美味しいよ」
「寒くなると、やはり鍋だね。後で、おじやにしようか。いいだしが出てるよ」
「だね。にしても、クーはいつ食べてるの。さっきから僕に食べさせてばかりなような気がするんだけど」
「ふふふっ。鍋奉行に不可能はないさの。ちょこちょこ、食べてるよ」
「そっか、だったらいいね。なんか、一人で食べてるような感じで悪くてさ」
「ふふふっ。だったら、デザートに君を食べたいな」
「……はい」

寒い季節熱い鍋
温まるのは
身体と気持ち
夜の長さは
日が落ちるのが早くなったから
864 忍法帖【Lv=4,xxxP】 :2011/11/14(月) 17:20:44.14 0
GJ
今日の晩御飯は鍋にしました
一人鍋ですけどね。。
865ほんわか名無しさん:2011/11/18(金) 20:37:39.37 O
お題ください
866ほんわか名無しさん:2011/11/19(土) 02:37:54.04 0
・こたつの出し時
・北風と太陽
・手が寒いから……
867くーるぽえま  ◆0W2aXyHsp2 :2011/11/19(土) 19:26:18.70 0
>>866
こたつむりの季節

「うむ、悩むね」
「んっ、どうしたの?」
「こたつを、そろそろ出すかどうか迷っているんだ」
「あぁ、寒くなってきたしね。だそうか?」
「君にこうして抱きしめてもらいながらのんびりするのも魅力だから、悩むんだよ」
「あははっ。こたつ出しても、抱きしめてあげるって」
「じゃあ、出そうか」
「了解しました」

彼の温もりが欲しくて
迷うも彼の優しさがはより暖かく
冬支度は
ちゃくちゃくと
868くーるぽえま  ◆0W2aXyHsp2 :2011/11/19(土) 19:28:29.49 0
>>866
ひなたぼっこ

「うん、寒い」
「じゃあ、早く帰る?」
「だめだ、もうちょっとこうしていたい。おひさまと、君が温かいから」
「はいはい。温めてあげますよ」
「うん、夜もお願いするよ」
「……はい」

北風の中
くっつきあって
太陽の中
語り合って
869くーるぽえま  ◆0W2aXyHsp2 :2011/11/19(土) 19:42:44.73 0
>>866
手が寒いから
「ふむ、えいっ」
「やぁ、まま。ちゅめたい」
「ふふふっ。水仕事で冷えたママを温めるのは我が子の仕事ですよ」
「もう、あたしもままであったまゆ。えい」
「おやおや、服の下から手を突っ込むとは。しかえしだ」
「やぁ、ちゅめたい」
「先にやったのは君だよ〜」
「ちがうもん、ままだもん」
「ふふふっ〜」
……
「ただいま〜」
「あっ、ぱぱだ」
「おや、さらに冷えてそうな人が帰ってきたよ」
「あたし、ぱぱあたためてあげゆ」
「まてまて、それは私の仕事だよ」
「あたしもぱぱあっためゆ」
「なら、一緒に暖めよう」
「うん」

「「おかえりなさい」」
「わっと、つめた、くない。ただいま」
「ぱぱ、おかえり!」
「おかえりなさいあなた。私にする、お風呂で私にする?」
「えっと、お風呂。我が子とで」
「むぅ、寂しい」
「みんなではいろ!」
「そうだ。そうしよう」
「はいはい」
870 忍法帖【Lv=5,xxxP】 :2011/11/19(土) 21:09:46.22 0
GJ
871ほんわか名無しさん:2011/11/20(日) 22:22:20.09 O
・骨と心

女「人間、死んで残せるのは骨と心のみだ」
男「おん? いきなり何を言っておいでか、この娘さんは」
女「古い映画の中に、そういう台詞があるんだ」
男「ふーん、相変わらず博識だねぇ」
女「人はみな、死せば一握の灰。残るは骨と、生きた間の思い出のみ」
男「なんてリアクションしたらいいか分からんが、どうかしたか?」
女「いや……ただ、ふと私が死んだら、君の心に私は残るだろうかと、考えてしまってな」
男「残る残る。お前みたいなインパクトある奴、そうそう忘れらんねーよ」
女「そうか……なら、いいんだが」
男「心配しなくても、俺もお前も死ぬのはまだまだ先だよ」
女「ふふ……君の言葉は、いつも粗暴だが暖かいな」
男「んなこと言うなよ、恥ずかしいな」
女「どうやら今日の私は、少々センチメンタルだったようだな」
女「いつ死んでも悔いがないよう、君との思い出作りに専念せねばな」ニコリ
男「……あー畜生、可愛いなお前」
872くーるぽえま:2011/12/04(日) 17:47:03.38 O
落ち葉の絨毯

「もう、紅葉も終わりだね」
「そうだね。はい」
「君にしてはわかってるね」
「落ち葉が滑りやすくなってるからね当然だよ」
「うん」

落ち葉の絨毯
歩く二人
落ち葉を踏みしめ
冬を迎える
873ほんわか名無しさん:2011/12/10(土) 18:22:19.58 O
赤い鼻の

「ごめん。遅くなった」
「構わないさ。君が一生懸命かけつけてくれたのは顔みたらわかるさ」
「…うん」
「ありがとう。私だけのトナカイさん。ゆっくり、休もう」

寒空の下
駆けつけた彼
顔は赤く
それはまるで
彼女だけのトナカイのように
874ほんわか名無しさん:2011/12/10(土) 21:53:54.50 O
このあと赤くなった鼻をかんであげるんですね分かります

GJ!
875虚・風紀委員活動報:2011/12/11(日) 15:22:01.08 0
午前の教科が終わりさて、昼飯でも食おうか、
学食で定食でもたのもうか、それともパンでも買ってどこか、
適当なところで食らっていようか、と考えていた。
まさに、そんな頃合だった。
「一場、お前を呼んでくれって人が来てるんだけど」
と、学友に思考を途絶させられたものだった。
「誰だ?」
「知らね。でもエライ美人さんだぜ。
お前には不釣合いってやつかもな」
「うるせぃや」
などと、応酬しつつも、
まったく、その通りだと思ったりもする。
廊下に出てみると、ああ、なるほど。
確かにこれは、美人という表現は的を射ている。
そんな女子生徒が立っていた。
背は高い。
運動部で鍛えているような、そんな頑強さではないものの、
秋風に靡くすすきのような、どこか儚げで、すらりと伸びた長身だった。
具体的に数値で示せば、170cmは優にあるだろう。
その長身の半ばほどに、黒髪を伸ばし、後ろで無造作に束ねている。
遠目にも、その艶やかな黒髪と、白い肌のコントラストが鮮やかに映え、
周囲とは一種、隔絶したような雰囲気を形成していた。
その容貌は、可憐を求めて造られた人形達でさえ愧じいるような、
端正な面持ちであったが、むやみにレンズの大きな、
野暮ったい眼鏡が、その均整を崩し、
しかし、却って、見る者を飽かすことのない、
あやうげな美観を築きあげていた。
876虚・風紀委員活動報:2011/12/11(日) 15:22:37.23 0
「あ、先輩」と、
彼女は、僕に駆け寄った。
やはり、背が高い。
僕の丈にはいたってはいないものの、
やはり、170cmは手堅いだろう。
「どうした、二ノ宮。なにかトラブルでも?」
「いえ、一緒にお昼でもと思いまして」
「ああ、じゃあ、学食に行こうか。それとも、パンでも買っていくか」
「いえ、先輩の分は私が作ってきましたので」
それらのやり取りを、すべて見られていたのだろう。
その瞬間に、凄まじい羨望と嫉妬の眼差しが、
背板を貫いて、臓腑をズタズタに突き刺した、気がした。
僕は、命の危険をさえ感じ、
彼女を促して、足早にその場を離れた。
877虚・風紀委員活動報:2011/12/11(日) 15:23:39.58 0
――――――――――

生憎なことに、学食はすでに満員御礼の札がかかっていた。
中庭は人っ子一人いなかったが、
さもありなん、小雨が降っていたからである。
「さて、めぼしいところは、すでに満席または使用不可か」
「教室で食べましょう。先輩」
「君のとこか」
「いえ、学年の違う教室では、
先輩も気まずいだろうと思いますので、先輩の教室で。
私はお気になさらずに」
「いや、やめておこう」
冗談ではない。
今戻れば、華々しく公開処刑にかけられるのにも同義だ。
後で戻るにしても、やはり、公開拷問ぐらいにはなるだろうが、
後には後の風が吹くことを信じて、
いまは考えずにおきたい。
「そうなると、あとは・・・・・・風紀委員生室か」
さほど、校内の洒落た食事処に詳しくない僕達は、
結局、そこに落ち着くことになった。
878虚・風紀委員活動報:2011/12/11(日) 15:24:50.06 0
――――――――――

風紀委員生室とは、その名称の通り、風紀委員の詰所である。
かつて、学園がマンモス校であったころは、
朝・昼・放課後と、委員が詰めては、
不意のトラブルに備えて待機していたそうだが、
現在となっては、もっぱら、週に一度の風紀委員会定会を除いては、
ほとんど使われることはない。
むしろ、風紀委員会自体が、ほとんど形骸化しているため、
空き教室と言っても差し支えはない。
なにせ、全校36クラスあるうち、各クラス一人ずつ選出されるにも関わらず、
現在、顔を合わせているのが、自分含め、二人。
つまりは、僕、一場一正と、二ノ宮玖美の二名だけである。
学校の風紀秩序を維持する風紀委員が開店休業、
幽霊委員ばかりというのも、風紀の乱れの最たるもののようにも思われるが、
それでも悶着なく学校生活が回っていくのならば、
それもまたよしということであろう。
風紀委員が無用であるに、越したことはないのだ。
「公私混同、ということになるんだろうか、これは?」
「委員の昼食を兼ねたミーティング、ということにすればいいじゃないですか」
「ああ、なるほど」
「もしくは親睦会」
「……そのへんまでは掘り下げないでおくとしようか」
不意の来訪者に怯える僕をよそに、
二宮はてきぱきと、ランチボックスを展開していった。
「先輩、用意できました」
「ああ、すまない」
「べ、別に、あなたのために用意してきたわけじゃないんだからね」
「???」
二宮は、無表情に、唐突に、そんな台詞を吐き出した。
こちらとしては、疑問符の斉射三連(ファイエル!)で応えるぐらいしか、
能がないというのも、情けない話である。
879虚・風紀委員活動報:2011/12/11(日) 15:25:50.92 0
「こういう台詞をつけると、萌ポイントが加算されると聞いたので」
「あ、ああ。あの手の。
いや、いや、いや、あの手の台詞は、もっと言い様にコツがあってだね」
「では先輩、そのコツというのを教えてくださいませんか」
「え! え〜、いや〜、僕はそういうの、疎いから。
教室で君に取り次いだ三井ってやつが、結構詳しいんだ。
あいつ、ヲタだから」
許せ、三井。
ランチボックスの中身は、至って標準とでもいうべきものだった。
二段重ねのボックスの下段には、おにぎりが並び、
上段には卵焼きと、炒めたウィンナー、何らかの野菜の煮付けが詰まっていた。
この、なんらかの野菜の煮付けというのが曲者で、
黒々として、元の色が分からず、
おまけに、原型も定かでないほどに、崩れていた。
いうなれば、ネオンサインで飾り付けた地雷と表現するに過言ではなかった。
「紋切り型な言い方だけど、なかなか、旨そうじゃないか」
煮付け以外はな。
「そういってくれると嬉しいです。
煮付けは、朝早くから仕込みましたから」
煮付け押しか。
「何時頃から?」
「午前0時からです」
「真夜中じゃないか」
「日付は変わっているので問題なしです」
そんなもんかなあ。
とにもかくにも、いただくことにした。
なるべく、煮付けは避けて通りたかったが、
こんなことを言われては、避けるほうが人でなしであろう。
恐る恐るではあるが、黒い、何かのなれの果てを、口中へ投じた。
880虚・風紀委員活動報:2011/12/11(日) 15:27:36.08 0
ああ。
案外いける。
まずくはない。
寧ろ、美味の領分に属する。
外見がアレなため、先入観が味覚を邪魔するが、
目隠しして食べれば、上品な甘みと旨みが、
野菜(おそらくは人参だろう)の味を引き立てており、
まさに至高の銘に相応しい。
「どうでしょうか」
と尋ねる声は、心なしか小さい。
「美味しいよ」と応えると、
二宮の、張り詰めていたような、
人形のような端正な顔が、相好を崩した。
「ああ、良かった。
それが一番手間暇をかけたんです。
褒めてくださると、やっぱり、嬉しいな」
ああ。
そんな風に微笑まれると、辛い。
惚れてしまいそうだ。
「先輩、遠慮せずにどんどん食べてくださいね。
女の子は、たくさん食べる男性が好きだと、統計的にも実証されています」
そんな統計、一体いつ、どこの、誰が、何の目的でとったのか、
問い詰めたいとも思ったが、
ここはあえて彼女の勧めを容れて、
「では、遠慮なく」と、箸を進める。
しかし、他はさほどアタリでもなく、
寧ろ、あけすけに、忌憚なく評価すると、ハズレだった。
卵焼きは、お菓子かと思うほどに壮絶に甘く、
炒めソーセージは、塩漬けにしたのかと思うほどに、くどかった。
そして、おにぎりのご飯は、米粒のひとつひとつに、芯が残っているときたものだ。
とはいえ、あまり辛辣な物言いは避けたかったので、
旨い旨いといいつつ、箸を進めたものだった。
881虚・風紀委員活動報:2011/12/11(日) 15:29:18.92 0
彼女も、煮つけを食べたときは満足げだったものの、
その後は一品口に運ぶごとに、頭に疑問符を浮かべて、首を傾げ、
挙句、「先輩は、もしかして、味音痴ですか」などと言ってくれたものである。
「いや。でも、まあ、一度口に入れたものに文句をつけない主義ではある」
「それは、作り手の上達し甲斐のない主義ですね」
言ってくれる。
「ところで、二宮はなんで風紀委員会なんかに入ろうと思ったんだ?
ビジュアル的にも、性格的にも、図書委員会あたりが似合ってそうなんだけど」
不意に、二宮の表情に陰が落ちた。
ああ。
これが、本来的な意味に則った、地雷であったか。
「私だって、最初は図書委員会に入りたかったんです」
「やっぱり」
「図書委員会に入って、戦史叢書とか、国史大系とか、
ニュートン別冊とか、サイエンスとか、ネイチャーとか、
大菩薩峠とか、大魔法峠とか、MSigLooの小説版とかを、
図書館に入れたかったんです」
「それは、また」
ずいぶんとコアで無軌道なラインナップなことで。
戦史叢書なんて絶版の上に、揃えると100万円は下らんだろ。
「でも、クラスのみんなが、私がきっと、
風紀委員に向いてるというので、つい」
「流されたわけか」
「はい」
無理もない。
たしかに、図書館で読書をしている姿も絵になるだろうが、
彼女の怜悧な美貌は、風紀委員という、
お堅い役職にはぴたりと適合するのだろう。
まして、マゾヒズムな性癖のある連中からすれば、
この上ない逸材であると言ってよい。
風紀女王二ノ宮玖美。
882虚・風紀委員活動報:2011/12/11(日) 15:30:29.61 0
ただし、風紀委員会が開店休業、有形無実化していることは、
その勘案には入っていなかったのだろう。
「なら、別にわざわざ朝・昼・放課後と、
風紀委員生室に来なくていいのに。
風紀委員会なんて、名前ばっかりでもう機能してないんだから、
図書館で好きな本読んでたって構わないんだぜ」
「だって、先輩が来ていらっしゃるんですもの」
「僕がここに来るのは、単に居場所がないだけさ。
適当にこの部屋が、宿題でも片付けたり、
昼寝したりするのに都合がいいのさ。
静かだし。邪魔するのはいないし」
「なんで、いまのでわからないかなぁ」
二ノ宮は、深く、溜息をついた。
そして、再び、見開いた瞳には、
強く、激しい光があった。
「先輩、好きです」
「またまた、ご冗談を」
「大好きです」
「冗談だとしたら、趣味が悪いな」
「ノンフィクションで、愛しています」
「だとしたら、なおさらに性質は悪い」
「今この場で、Gガン最終回のドモンのノリで絶叫してもいいくらいです」
「待ちなさい、落ち着きなさい、ほら、お茶でも飲んで」
二ノ宮の用意したお茶だけど。
二ノ宮は、僕が進めたお茶を恭しく受け取って、啜った。
「一体全体、なんだってそんなことを思ったんだ。
脈絡がないにも程がある。
僕が監督だったなら、こんな脚本をあげてくる作家は、
石抱き、百叩きの上、遠島を命ずるところだがね」
「むしろ、先輩が直接手を下してくださるなら、
私は喜んでそれを受ける!」
どうやら、マゾヒストは彼女の同級生ではなく、彼女自身であったらしい。
883虚・風紀委員活動報:2011/12/11(日) 15:31:49.88 0
「まあ、待ちなさい。
君、そもそも、僕が好きだなんていうが、
一体僕のどこが良いって言うんだい」
「全部です!」
全部と来たか。
無茶苦茶いいやがる。
「全部って。少し話そう。話し合おう。
話せば分かる」
「問答、罷りならん!」
こういう小ネタに乗ってきてくれる所は、なかなかに小気味良い。
「で、結局、元を正すと何なんだ?」
「何なんでしょうか。
ふむ、言うなれば、世俗にいうところの、ひとめぼれが該当するでしょうか」
「あきたこまちでなく」
「こしひかりでもなく」
「ささにしきですらなく」
ひとめぼれか。
随分と、昭和なフレーズと思える。
そも、ひとめぼれとは、と語りだすと、
司馬遼太郎の文章のテンプレっぽくなってきてしまうが、
一億総中流時代が生み出した一種の風潮であり、
現在のような、格差、格差と草木も靡く世では、
国家のみならず、男の品格も、上流、中流、下流と大別され、
それぞれ大別された中でまた、上中下と細分化される。
その分割の基準は、あるいは年収であったり、あるいは容貌であったりする。
とにもかくにも、ひとめぼれなどという、
一種、衝動に任せた求愛行動が罷り通ったのは、
一億国民ことごとくが、年収を基準とした、中流という、
極めて広大かつ、無難なステージ上に展開しており、
その容貌を個人の趣味に任せて取捨選択しても、
さほど、後の人生設計に大きな支障をきたさない、という前提があったからである。
884虚・風紀委員活動報:2011/12/11(日) 15:32:48.28 0
いまや、家柄は言うに及ばず、個人の才覚まで天秤にかけられ、
しかも、その取捨選択の決定権は、女性の側が掌握している。
かたや、男性は消極的に、己の生き様をひたすらに歩み続けることが
主流になってきているのである。
2000年代後半から、この風潮は、草食系男子などと揶揄される。
すなわち、男子は、従来のように女子を積極的に獲得しにいくのではなく、
逆に女子が、男子を捕食しに行くようになるという現象である。
話を戻そう。
そんな、女子が男子を、見た目と将来の有望性で、
取捨選択する中にあって、この僕を、
字義に則しての小生を選びたもうとは、なんと奇特なことであろうか。
字義に反して、図体ばかりでかくて、
性分は卑小、知性は愚劣、容貌たるや爆破後のバーミヤン石仏にあい似たると、
世の聞こえも高き、この愚生を選ぶとは、
果たして神は、優性の保存をなんと心得ておわしまするか。
「先輩。それで、私の問いに、何と答えて下さるのだろうか?」
「ああ、すまない。司馬遼ワールドに片足を突っ込んでいた」
「『坂の上の雲』は一部、二部と心配しましたが、
三部ではなかなか泥まみれの戦闘シーンを見せてくれそうですね」
「しかし、視聴率では、あの評判散々の『江』に及ばないとは、なんとしたことか。
キャスティングも上々ではあるものの、やはり『二百三高地』には及ばないな」
「先輩、そんな20年前の作品を引き合いに出さなくても」
「いや、もう30年前だ。
あの、丹波児玉が大庭参謀の首に腕を廻して、
『貴様、ワシに喧嘩売っちょるんか!!』の迫力は、もはや再現不可だろうな」
「文字におこすと、迫力が激減しますから、
是非DVDを借りて見てほしいですよね」
「うむ、邦画は予算が貧弱と言われるが、
その分俳優に予算を注ぎ込んどるのだ。
名優達の名演技を、とくとご覧じていただきたいものだな」
「しかし、80年代特撮の、あの安っぽい艦隊シーンは」
「話を戻そう」
885虚・風紀委員活動報:2011/12/11(日) 15:33:50.77 0
特撮でも、白黒にすれば本物と見まがう迫力があるんですよ。
戦時撮影の『ハワイ・マレー沖海戦』を、
戦後、GHQが実写フィルムと間違えたくらいに。
まあそれは別として。
「で、君は僕の、一体何にひとめぼれしたのか?」
「ふむ」
二ノ宮は、長考に入ってしまった。
はて、どんなものだろう。
気がつけば、昼休み終了まで、あと5分ほどしかない。
急かそうかと思った時のことだった
「もし、よろしければ、文書提出は可だろうか?」と、尋ねられた。
「可だ。ただし、原稿用紙5枚以内を限度とする」
文章に起して整理するのは大事なことだ。
まったく、取り留めのない思考の羅列を、
一旦文字に起すことで、気持ちと頭の整理がつく。
それで、彼女が、考えを改めてくれたなら、などと思うのである。
「了解した、先輩。それで、提出期限は?」
「提出期限は定めない。
貴官の思考の整理がついた時点で、提出せよ」
思えば、なんとも寛大に過ぎる指示を出したものであろう。
この言葉が為に、僕は、極めて長期にわたって、彼女と付き合うことになる。
「では、先輩。
小官の気持ちの整理がつくまで、恥ずかしながら付き合っていただきます」
二ノ宮は、彼女には珍しく、満面の笑みを見せた。
僕は、なるべく仏頂面を保ちつつも、卵焼きをかじった。
その甘さに、思わず、顔が崩れそうになった。

(了)
886ほんわか名無しさん:2011/12/11(日) 15:36:48.04 0
仕事に追われつつ、酔った勢いで書いた。
また、修羅場ったら、投下しにくることもあるかと思う。
その時には、よしなに。
887ほんわか名無しさん:2011/12/11(日) 17:35:50.29 O
短文なのに甘い!GJ!
888ほんわか名無しさん:2011/12/12(月) 19:32:23.36 0
良いね、もっと書いて下さい
889ほんわか名無しさん:2011/12/13(火) 00:01:34.87 0
gj
890ほんわか名無しさん:2011/12/18(日) 14:15:33.15 O
隠し場所には気をつけて

「年末だし、大掃除しよう」
「了解です」
……
「さて、部屋の大掃除が終わったところで。これについて清算しようか」
「デキゴコロデス」
「ぱっきんぼいんなど私にはどうしようもないじゃないか。君が言えばコスチュームプレイはする。だけど、こればかりは…」
「ごめん。ムラムラ来て買った。後悔はしてる」
「君も、男だしな。でも、これは捨てるよ」
「了解です」

年末大掃除
隠し事は洗い流し
新しい年を待つ
891ほんわか名無しさん:2011/12/19(月) 17:32:20.12 0



ワイが聞いた情報によると、もうじき中国はバブルがはじけて昔の貧乏な中国に戻るらしい
もう経済は破綻してて、取り戻すのは無理なんだそう


その世界ではごっつい有名な政府関係者筋から聞いた確かな情報や

まあお前ら頭の良い連中には、今さらなくらいのネタや、
お前らからすればもう常識的なくらいの知識や
2ちゃんねるやってる人間なら知ってて当然な






892ほんわか名無しさん:2011/12/19(月) 18:53:25.16 0
>>890
彼女で解消すればいいと思うよ!
893ほんわか名無しさん:2011/12/23(金) 18:49:13.04 O
明日は吹雪くから

「明日は、吹雪みたいだね」
「うん。休みでよかったね」
「だね。食料の買い置きもあるから、一日中閉じ込められても安心だ」
「準備いいね」
「当たり前さ。先を見越して動かないとね。あとは、君で暖を取りながら熱燗でも飲もうかな」
「僕は飲みにくそうだね」
「大丈夫だよ。私が飲ませてあげるから、程良い温度のを口移しでね」
「凄く暖まりそうだね」
「だろ」

吹雪の予報
温かく過ごす方法を
二人語り合い
夜を過ごす
894ほんわか名無しさん:2011/12/24(土) 23:53:54.22 0
お題募集
895ほんわか名無しさん:2011/12/25(日) 00:41:59.22 0
「性なる夜」
「サンタクロース」
「コタツ」
896くーるぽえま  ◆0W2aXyHsp2 :2011/12/26(月) 20:11:29.42 0
>>895
せいなる夜に

「君は、どうして今夜がせいなる夜か知っているかい?」
「クリスマス? キリストが生まれた日だからだっけ?」
「そう、一般的にはそう言われている」
「一般的?」
「うむ、この日ともに過ごしたカップルや夫婦の間に来年はひとり増えることが多いことから性なる夜と言われているんだよ」
「クー、なんか。もっともらしいけど嘘くさいよ」
「バレバレか。もっとも、私はそのつもりだけどな」
「えっと、雰囲気に飲まれるのは良くないと思います」
「雰囲気に乗ってなんぼだよ」

聖なる夜
健やかに
性なる夜
激しく
次のこの日は
三人で
897くーるぽえま  ◆0W2aXyHsp2 :2011/12/26(月) 20:16:58.05 0
>>895
彼だけのサンタクロース

「メリークリト「メリークリスマス」
「むぅ、最後まで言わせてくれないのか」
「昨日みたいにシモネタ禁止です」
「まぁ、いいとしよう。プレゼントは、私だ」
「ミニスカサンタにリボンって、クー。恥ずかしくなかったの?」
「どうってことないが、寒かった」
「全く。ほら、温めてあげるから早く入りなよ。紅茶でいい?」
「うん、砂糖とミルクを多めで頼むよ」
「はいはい」

リボンを付けたサンタクロース
そのサンタは
彼だけのサンタ
898くーるぽえま  ◆0W2aXyHsp2 :2011/12/26(月) 20:18:06.63 0
>>895
こたつの魔力

「うん、こたつは素晴らしい」
「だねぇ。出るのが億劫になるよね」
「それもあるが」
「えっ?」
「君との距離が、近いから」

コタツの魅力
それは暖かく
近く
優しいぬくもり
899895:2011/12/26(月) 23:36:47.85 i
>>896-898
いつも楽しみにしてます
本当にありがとう!
900 忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/12/29(木) 03:39:34.35 O
・だいしゅきホールド
901ほんわか名無しさん:2011/12/29(木) 22:34:07.95 0
2011.12.31 水曜日 午後22時には毎年恒例三姉妹スレッドが立ちます。
素直クール、シュール、ヒートによる合同スレです。
皆さんふるって御参加ください。
902くーるぽえま:2011/12/30(金) 22:10:09.89 O
>>900
だいしゅきほーるど

「うん。だいしゅき」
「クー、飲みすぎた?」
「ううん。いつも通りだよ。ただ、急に抱きしめたいと思ったんだ」
「そう。飲みすぎないようにね」
「うん。ありがとう。いつも気遣ってくれる君が、大好きだよ」

年の瀬
酒の席
愛しさを振り返り
彼女は彼を強く抱きしめる
903ほんわか名無しさん:2011/12/31(土) 22:04:39.18 0
904くーるぽえま  ◆0W2aXyHsp2 :2012/01/04(水) 21:21:36.86 0
甘酒あまあま

「ふふふっ。いらっしゃい」
「クー、新年早々酔ってる?」
「まさか。酔ってないさ」
「なら、そこらに転がっている一升瓶は?」
「もう、野暮ったいねぇ。君も飲みなよ」
「うわっ…」
「んふふっ。初接吻のお味はどうだい」
「とても、甘いです」
「甘酒だからね。君でも飲めるノンアルコールだよ」
「いただきます」
「どうぞ」
「ありがとう」

お鍋でコトコト甘い酒
温まるのは
身体と心
905ほんわか名無しさん:2012/01/07(土) 20:27:15.90 O
くーるポエマー氏グッジョブ!
クーが大好きだあぁぁぁぁ!!
906くーるぽえま  ◆0W2aXyHsp2 :2012/01/13(金) 22:35:38.09 0
何度も

「君が、好きだ」

何度、愛を囁いたのだろう。

「君が、愛しい」

何度、君と手を取り合ったのだろう。

「君と、ずっと一緒にいたい」

何度、同じ夜を過ごしたのだろう。

何度君の笑顔を見ても物足りなくて。

何度君といても飽きがこなくて。

何度君を愛しいと思ったことか。

短い言葉の裏の。

何度も込めた愛しい願い。
907ほんわか名無しさん:2012/01/13(金) 22:51:56.41 0
くあああああああ甘々乙!
本当に乙!
908ほんわか名無しさん:2012/01/17(火) 20:40:13.61 0
お題募集しておきます。
時間は少しいただきます。
909ほんわか名無しさん:2012/01/17(火) 21:04:04.28 i
「冬という名の季節」
「温めてください」

毎度よろしくお願いします!
910ほんわか名無しさん:2012/01/19(木) 22:50:18.05 i
反応早杉ワロタ
911くーるぽえま:2012/01/20(金) 17:39:22.91 O
>>909
冬と言う名の季節

「私は、冬が好きだ」
「そうなの? 僕は寒くて苦手だなぁ」
「冬だから、こうしてるのが気持ちいいんじゃないか」
「くっついて、だらだら過ごしてるだけなのに」
「君の温もりがちょうどいいんだよ」
「なんか、猫みたいだね」
「にゃー」
「はいはい。猫ちゃんなにがご所望ですか」
「君が欲しい」
「はいはい」

冬と言う名の季節
寄り添う温もり
彼女が好きな季節好きな温もり
912くーるぽえま:2012/01/20(金) 17:43:58.87 O
>>909
温めてください

「うわっ。さむっ。クー、暖房つけないでどうしたの」
「…おかえりなさい。暖房代節約」
「だからって、ここまでしなくても」
「いいの。毛布被ってたから。それにね」
「うん」
「君に温めてほしいから。温めてください」

少し寒い部屋
温まるために抱きしめあって
肌を重ね
唇を重ね
愛を重ね
913ほんわか名無しさん:2012/01/20(金) 23:21:26.71 O
温めてください……だと!?
誰が断ろうものか!!

GJ!!
914ほんわか名無しさん:2012/01/20(金) 23:22:57.27 i
GJ!本当にGJ!!
915ほんわか名無しさん:2012/01/25(水) 13:11:03.49 O
VIPに立ってたから宣伝

俺「素直クールな姉のSS書こうぜ!」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1327369717/
916ほんわか名無しさん:2012/01/30(月) 19:16:14.51 0
保守
917ほんわか名無しさん:2012/02/01(水) 18:09:28.72 O
布団の魔力

「さぁ、布団に入ろう」
「クー、早すぎだと思うよ。帰宅してすぐなんて」
「寒いから、二人で布団に入って温まるだけだよ。温まったら食事の支度をする」
「…はいはい」
……
「つい、ぐっすり」
「気持ち良かったしね。夕飯、どうしようか」
「手抜きで悪いけど、食べに行こうか」
「そうだね」


布団の魔力
逆らえるものはなく
暗い夜道
遅い夕飯
918ほんわか名無しさん:2012/02/01(水) 18:29:43.10 O
珈琲

「君も、一杯どうだい」
「頂くよ」
「はい」

「ふぅ、温まるね」
「だね。クーもすっかり珈琲党になったね」
「別に、紅茶を飲まなくなったわけではないさ。ただ」
「ただ?」
「珈琲の美味しさにも目覚めただけさ。君のせいでね」
「あはははっ」

一緒に過ごし
一杯であたたまり
一緒に感じる
一杯の美味しさ
919ほんわか名無しさん:2012/02/02(木) 00:06:07.13 O
クールポエマー乙!!
コーヒーがクーの自家焙煎だったりしたら最高すなぁ

GJ!
920某スレからの改編ネター:2012/02/02(木) 00:25:23.44 O
・人気作家な素直クール

女「ふぁぁ……あぁ、もうこんな時間か。男の出勤時間じゃないか」
男「よっ。おはよう、クー」
女「おや、起きてきたのか。今起こしにいこうかと思ってたんだが」
男「徹夜明けの作家先生に、そこまでやらせちゃ悪いよ」
女「そうか? 私に気を遣う必要はないんだぞ?」
男「クーだって大変だろ? 心配すんなよ、一人で起きれるから」
女「ふふ……まるで手がかからない子供のような言い回しだな」クスッ
男「しっかし、作家ってのも因果な商売だねぇ。俺なら絶対体調崩すわ」コポポ…
女「特に今は本が売れないからな。専業で食べていくには、それなりに努力が必要だ」
男「けど、あんまり気張るなよ? 倒れでもしたら大変だからな。ほれコーヒー」
女「ありがとう。だが、本気の修羅場はまだまだこんなもんじゃないぞ」
男「げぇ……二日完徹でまだ序ノ口なのかよ」
女「まぁ、この原稿だけは特に〆切を破る訳にはいかないから、急いでいるだけなんだがな」
男「なんで? 義理原とかそっち関係の仕事か?」
女「いや……もし万が一この原稿が遅れたら、今回は強制的にホテルで缶詰めさせられるんだ」
男「あー、それはやだなぁ。めっちゃストレス溜まりそう」
女「何より、原稿が上がるまで君に会えないと思うと総毛立つよ……」
男「だから何を置いても完成させようとしてる訳? 律儀というかクーらしいというか……」
女「ふふ……この原稿が終わったら、二人で精一杯思うさま、ダラダラしような」
男「何それ俺得」
921くーるぽえま  ◆0W2aXyHsp2 :2012/02/04(土) 21:14:51.60 0
節分に接吻

「おかえり。待ってたよ」
「クー、急に職場から返されて何事かと思えば、その格好は」
「近所の幼稚園で、節分の鬼役が足りなくてね。似合うかい?」
「だっちゃとか言ってそうです。で、僕も鬼役すればいいの」
「話が早くて助かる。さぁ、行こうか」
「はいはい」」
………
「ふぅ、ちびっ子容赦ないね」
「全くだ。鬼には、少し同情してしまうよ」
「まぁ、厄災なく一年過ごせるようにと思えばいいか」
「君は、本当に前向きだね。はい、これは今日のお礼」
「んっ…」
「ふふふっ。どうせなら、年の数だけ接吻するかい」
「あははっ。ふやけちゃいそうだね」

願いを込めて
祓うは厄災
招くは幸福
追い出された二人の鬼は
静かに唇を重ね
穏やかに思いを重ね
922くーるぽえま  ◆0W2aXyHsp2 :2012/02/04(土) 21:20:50.64 0
>>920 お借りします
彼女は小説家

「クー、締切近いけど大丈夫?」
「大丈夫大丈夫。こうして、エネルギーを補充しているだけだ」
「そう、僕を座椅子にしてって、携帯電話みたいだね」
「ふふふっ。そのセリフいいね」
「また、やり取りを小説のネタにするのはやめてよ」
「やめないよ。この甘ったるさがいいという物好きが多いらしい」
「はぁ、どうして担当になったんだろう」
「それは、私が指名したからだよ。専属担当君。さて、書こうかな」
「お願いしますって。この格好のまま?」
「もちろんだとも。充電しながらだと、効率いいだろ」
「はいはい」
……
「ふぅ。もう少しかな」
「よかった。クー、離れていい?」
「ダメ。君が離れたい理由は、これだろ」
「クー、わざと腰ひねらないで」
「ふふふっ。体勢が一緒だから体が固くなるのはわかるよ。一部が、特に硬いね」
「クー。これ以上すると襲うよ」
「どんとこい」
「はぁ、クーは結構お茶目だよね」
「ふふふっ。ありがとう。じゃ、書き終わったらご褒美をもらおうかな」
「はいはい」

物書きの彼女と
編集の彼
彼は彼女の充電器
彼がいるだけで
彼女の筆は進む
923ほんわか名無しさん:2012/02/04(土) 23:25:05.16 O
クールポエマーGJ!
俺が書いたのより上手いやないかい!
924ほんわか名無しさん:2012/02/05(日) 06:05:08.29 O
夜が明ける前に

「暗くて、寒いね」
「うん。静かで、不思議な気分」
「君と二人だけの世界、なんてね」
「あはははっ。世界を二人じめか。いいね」
「私は、君を独り占め出来ればそれでいいさ」

夜が明ける前
草木も眠り
月と星が輝く下
寄り添い歩く二人
二人だけの世界
夜が明けるまで
925くーるぽえま  ◆0W2aXyHsp2 :2012/02/12(日) 21:25:38.36 0
バレンタイン

「はい、私からの本命チョコ」
「ありがとう。僕からは、これ」
「ほう、君もやるようになったね」
「花屋に寄ったらふとね」
「ふふふっ。今年は、ホワイトデーは何もなさそうだね」
「そ、そんなことないよ」
「ごめんごめん。からかっただけさ。来月も、君と会えるのなら多くは求めないさ」

愛しき人に
甘いお菓子と甘い思いを
お返しの花は
赤い花
言葉と想いを交わし
愛を深める
926ほんわか名無しさん:2012/02/13(月) 20:11:25.96 O
GJ!クーのチョコは甘そうだ
927くーるぽえま  ◆0W2aXyHsp2 :2012/02/19(日) 21:43:39.83 0
雪降ろし

「お疲れのところ、すまないが手伝わないかい?」
「雪降ろし? 了解」
……
「ふぅ。疲れたね」
「お疲れ様。おとなりさんとかのところ付き合わせて悪かったね」
「いいよいいよ。年配だしね。それに、収穫あったし」
「そうか?」
「だってさ、自分の嫁が褒められて嬉しくない旦那がいないわけないじゃないか。クーこそ、いつもお疲れ様」
「うん。労いに、抱きしめてくれないかい?」
「了解」

雪積もり
雪降ろし
愛積もり
光落とし
928くーるぽえま  ◆0W2aXyHsp2 :2012/02/19(日) 21:47:04.33 0
雪の花

「買い物に、行かないか?」
「了解。車出す?」
「いや、歩いていこう。何かあったら怖いしね」
「うん」
……
「寒いね」
「だね。まさか、ここでこんなに積もるなんてね」
「珍しくて嬉しいけど、嬉しくない」
「あははっ。複雑だね」
「今夜は、鍋にしようか」
「いいね」
「あっ…」
「どうしたの?」
「枝が、花を付けているように見える」
「ホントだ、雪が花みたいだね」

白い道
歩く二人
白い花
見つけた二人
冬の一時
929ほんわか名無しさん:2012/02/21(火) 07:54:09.41 O
うおぉぉぉぉぉ!!
GJでは飽き足りないほGJだぁぁぁぁぁ!!
930くーるぽえま  ◆0W2aXyHsp2 :2012/02/26(日) 18:14:43.57 0
君がいれば

「君がいれば、何でも出来そうな気がした」
ポツリと、彼女の独白は始まった。
「けど、実際には大したことは出来なくて」
そっと握った手は、少し弱めで。
「だけど、これだけは判ることが出来た」
声色は、少しずつ明るく。
「君がいれば、私は幸せになれるって」
握り締めた手は、強く。
「君が好きだ。幸せを感じるくらいに」
言い切った彼女の笑顔は。
眩しかった。

出来ること
出来ないこと
ゆっくり歩きながら
探すは二人の幸せの形
931ほんわか名無しさん:2012/02/27(月) 20:26:12.43 O
クーうぅぅぅぅぅ!!結婚してくれぇぇぇぇぇ!!

GJ!!
932ほんわか名無しさん:2012/03/09(金) 23:25:34.39 0
お題募集と次スレどうするかの議論余地ですかな。
933くーるぽえま  ◆0W2aXyHsp2 :2012/03/10(土) 00:21:34.66 0
ひな祭り

「あれ? クー、まだお雛様飾っているの?」
「うん。一度出すと、片すのが億劫でね」
「クーはすぐ直すと思ったのになぁ」
「君が思うほど、几帳面じゃないさ。それに、嫁に行き遅れることはないしね」
「あははっ。そういうことか」
「まぁ、少し冗談だけど。もらってくれたら、嬉しい」
「もちろん。もらうよ。クー以外考えられない」
「ありがとう。甘酒、いれたから飲もうか」
「うん」

お代理様とお雛様
節句を過ぎても
そこにいる姿は
二人がずっとそこにいる未来を描くように
934ほんわか名無しさん:2012/03/10(土) 00:22:48.07 O
お題
・お腹いっぱい
・ネカフェにて
・淀み、歪み、軽はずみ

次スレについての取り決めはないんだね
これだけ低速なら>>950踏んだ人間が立てるとかでいんでない?
935ほんわか名無しさん:2012/03/10(土) 00:24:00.32 O
お、初めてクールポエマーの投下にリアルタイムで立ち会った

GJ!
936くーるぽえま  ◆0W2aXyHsp2 :2012/03/10(土) 00:35:24.95 0
>>934
おなかいっぱい

「もうそろそろ。鍋の季節が終わるね」
「だね。今冬は寒い寒い」
「白菜が、いい感じだ。おっと、杯も空いてるよ」
「あっ、有難う」
「しかし、いいね」
「んっ?」
「こう、お腹いっぱい鍋を食べながら飲むのは」
「あははっ。少し、年寄り臭いかもしれないけど、いいよね」
「うん。もっとも、私は胸いっぱいの君への愛があるんだけどね」
「はいはい。わかっているって」

冬の名残
二人でつつく鍋は
お腹も
心も
いっぱいに
937くーるぽえま  ◆0W2aXyHsp2 :2012/03/10(土) 00:38:04.61 0
>>934
ネカフェにて

「……」
「クー、眠いなら寝てていいんだよ」
「やら、君と一緒に本読むの」
「そう、じゃあ。一緒に寝ようか」
「だめ、もったいない」
「終電逃して、一夜明かすだけだからさ。寝てもいいさ。僕も、寝るからさ」
「わかった」

小さな空間で
明かす一夜
肩を寄り添い
夢の中で
朝を待つ
938MoonSaLt:2012/03/17(土) 22:50:45.56 0
おひさしぶりです。昔はクーをクゥと呼んでた気がします。
猫クーから始まり、SF風続き物で失敗した自分ですが、
久々に投稿させていただきます。


◆意識混濁


家に千鳥足ながらも辿り着く、ドアを開け、靴を足で脱ぎ捨てて、ばたりとソファーに倒れこむ。
アルコールによる睡魔が意識を眠りへと誘っている。目蓋がとてつもなく重かった。
そんな時、エプロン姿の彼女が現れて、眉をひそめつつ、

「どうした、男。随分と酔いつぶれて」
「ん……クーか? ――はしゃいで飲みすぎたよ」
「酒臭いな、今日はもう寝た方がよさそうだ」
「……だろう、なあ」
「何か夕食は食べて来たかい?」
「いいや、酒だけ……」
「お茶漬け、作ってくる。せめて、米は採らないと」
「…・・・なぁ――クー」
「ん?」
「ありがとう」
「気にする必要はないよ」
「――愛してる」
「……男、軽薄な告白はよしてくれ、悲しくなるじゃないか」
「え……」

「そんな愛は欲しくない、真っ直ぐな男の想い、それだけが欲しいから」

「クー……」

「違うかい、男? 酒も色恋の妙薬だが、過ぎたるは毒だろう? 好きだからこそ、言うよ。ごめん――って」
939ほんわか名無しさん:2012/03/17(土) 23:20:26.26 O
いいなぁこの二人。GJだす!
940くーるぽえま  ◆0W2aXyHsp2 :2012/03/21(水) 00:25:01.82 0
>>934
淀み、歪み、軽はずみ

「クー、大丈夫?」
「何がだい?」
「いや、イライラしているように見えて。空気が淀んでいるというか」
「あぁ、済まない。イライラしているように感じ取られてしまったか。私もまだまだだな」
「僕が、クーをよく見ているだけだよ」
「ふふふっ。嬉しいことを言ってくれる。これを見てくれないかい?」
「眼鏡?」
「うん、歪んでしまってね。修理に出しに行けなくてね。コンタクトも無いから見にくくてイライラしてたんだ」
「そういことか。でも、どうして?」
「えっと、その。君から久しぶりの連絡が嬉しくて、軽はずみで投げてしまったんだ」
「あぁ、なんか。ごめん」
「いやいや。私の軽はずみが全てさ。不安がらせたから」
「うん」
「今日は、ずっと君の腕を組んで移動するよ。そうすれば、目を凝らさなくていい」
「あははっ。了解」

よどんだ空気。
歪んだ眼鏡。
軽はずみの行動。
親密な距離。
941ほんわか名無しさん:2012/03/21(水) 20:21:36.51 O
無茶なお題だったのに消化してくれてサンクス!そしてGJ!
942くーるぽえま  ◆0W2aXyHsp2 :2012/03/31(土) 22:27:50.67 0
桜咲く季節

「やっと、桜が咲き始めたね」
「今年は、遅かったね」
「そうだね。寒い日が続いたしね。でも、いい季節だった」
「どうして?」
「君と、くっついても鬱陶しく思われない時間が長かったからね」
「あー」
「ふふふっ。冗談だよ。君と、一緒にいる時間、いる季節。いつでも、私には楽しいから」
「そっか。とりあえず、公園を散歩しようか」
「うん」

空に浮かんだ桜色。
桜色に色づき始めた空の下。
二人はゆっくりと歩く。
遅い春を楽しむように。
943ほんわか名無しさん:2012/04/03(火) 07:07:54.95 O
GJ!クーが隣にいないだけで俺の春は遠い……
944くーるぽえま ◆0W2aXyHsp2 :2012/04/07(土) 21:29:21.35 O
桜のトンネル

「こうして、君といつもと同じように散歩しているだけなのに」
「君といるだけで嬉しい。それに満開の桜の下だと更に嬉しいものだね」
「だね。いつもの散歩道で。毎年同じように歩いてるのに。楽しいよね」
「幸せなものだ。今年も君と桜のトンネルを潜れるのだから」
「僕も、幸せだよ」
「ふふふっ。嬉しいな」

桜のトンネル潜る二人
いつもと同じ道
いつもと違う空
毎年同じ景色を
毎年違う気持ちで
945くーるぽえま ◆0W2aXyHsp2 :2012/04/07(土) 21:35:52.63 O
春風待ちて

「もう、暦の上では春なのに」
「うん」
「まだまだ、風が冷たいね」
「そうだね。日差しは、暖かくなってきたけどね」
「私は、貴方といれればどの季節も好きだけど」
「うん」
「春風が、少し待ち遠しいかな。貴方と寄り添うのも良いけど、手をつなぐ位の距離も好きだから」
「そうだね。もうすぐ、春風が来るさ」
「ほう、根拠は?」
「だって…」

冬名残の風
春風待つ二人
暖かな風は
二人の下へ
二人を元に
946ほんわか名無しさん:2012/04/08(日) 00:55:37.58 O
あぁ、この二人の距離感なんかいいな

GJ!
947ほんわか名無しさん:2012/04/10(火) 00:26:09.04 O
以下のようなお題でもいいですか?
・上司(男)と部下(女)
・喫茶店
・スーツ
・喉が渇く

お願いします
948くーるぽえま  ◆0W2aXyHsp2 :2012/04/11(水) 21:27:50.97 0
>>947
仕事の打ち合わせは

「ふぅ、次の案件。アポイントとってから向かおうか」
「了解した。ふふふっ。喫茶店で打ち合わせとは、カップルみたいだね」
「いやいや、普通に仕事ですよ。君も、こんな年上のおじさん嫌でしょ」
「私は、あなたのことが好きですよ。寿退職させていただけませんか?」
「冗談にも、ほどがあるよ」
「冗談じゃないですよ」
「……わかったよ。でも、やっと二人でここまでこぎつけたんだ。寿退職は待ってもらえないかな」
「はい。いつまでも、待ちますよ」

喫茶店で休む二人。
開いたのは生業と恋の扉。
二人の踏み出すのは。
大きな一歩。
949くーるぽえま  ◆0W2aXyHsp2 :2012/04/11(水) 21:29:48.59 0
>>947
仕事のあとは

「ふぅ。すっかり暑くなってきたね」
「前までが寒すぎです」
「スーツ、少し汗吸っちゃったかな」
「そうですね。でも、いい匂いですよ」
「そうかぁ?」
「私にとってはですけどね」
「ったく。恥ずかしいこと言われて喉が渇く。飲んで帰るぞ。付き合え」
「はい。喜んで」

仕事終わり。
家路の途中。
寄り道は。
渇きを癒すため。
夜はこれから。
二人きり。
950ほんわか名無しさん:2012/04/12(木) 00:45:10.06 O
わー!!
くーるぽえまさん
ありがとうございました
GJです!
素敵です///

またまた良いですか?
・上司(男)と部下(女)
・社内
・残業

お願いします。
951くーるぽえま  ◆0W2aXyHsp2 :2012/04/15(日) 00:02:40.87 0
>>950
残業は二人きりで

「君、残業頼んでしまって済まない」
「かわまないさ。上司の命令はきくものだ。それに、あなたの頼みならいくらでも引き受けるさ」
「頼もしい限りだ。社内じゃ、もう僕たちだけだろうけどね」
「警備員さんもいますよ。しかし、結構な量ですね」
「年度、始まったばかりだしね。終電までには、終わらせよう」
「いいえ、終電関係無く終わらせましょう。私、今日終電逃します」
「逃しますって……」
「私をあなたの家へまた泊めてく下さい」
「はぁ、わかったわかった。終電関係なしに泊める。だから、早く終わらせるぞ」
「了解です」

週末の社内。
静かな中二人だけ慌ただしく。
仕事を終わらせ。
二人のんびりすごすために。
952!ninja:2012/04/24(火) 19:06:44.54 0
規制解けてたら書く
953ほんわか名無しさん:2012/04/24(火) 20:23:23.02 0
+   +
  ∧_∧  +
 (0゚・∀・)   ワクワクテカテカ
 (0゚∪ ∪ +        
 と__)__) +
954>>952:2012/04/25(水) 23:43:16.75 0

「・・・・」
「なーにをむすっとしてんだ?」
「いや、まさか君とのデートが楽しみで眠れずに予定よりも六時間も寝過ごしたら自分が不甲斐なくてな」
「あぁ、そういう・・・別に気にしてないし・・・そもそも集合時間きっちりに来たじゃないか」
「手作り弁当を創る筈だったんだ」
「その為に六時間も早く起きんの」
「うむ、見るがいい!これが私が創る予定だった弁当だ!」
「おお!すげぇ!」
「そうだろう?次こそは」
「具材のほとんどがねばねばしてたりレバーだったりだ!なんか華やかさがねぇ!」
「・・・嫌か」
「嫌と言うよりもなんというか餌っぽい」
「・・・っく、効率を重視しすぎたか」
「ホテルにはいかんぞ」

俺はなにを書いているんだ
955ほんわか名無しさん:2012/04/28(土) 10:44:07.84 O
>>954
もっともっと!
GJ
956くーるぽえま  ◆0W2aXyHsp2 :2012/04/28(土) 18:03:35.24 0
特別席

「GWになったけど、予約取り忘れたね」
「そうだね。だから、家でこうのんびり過ごせているわけだが」
「うん。なんか、ごめんね。楽しみにしてただろうに」
「なに、構わないさ。君と入れる時間こそ、何よりも楽しい。それに」
「それに?」
「ここが、私の特別席だからね。長時間占拠出来るだけでも、役得だよ」
「あははっ。僕はちょっと辛いけどね」
「すまない。でも、もう少し。こうしていたい」
「はいはい」

黄金週間
入れ忘れた予定
のんびりとした時間
彼女は彼の膝の上
彼女だけの特別席
957くーるぽえま  ◆0W2aXyHsp2 :2012/04/28(土) 18:10:01.27 0
春の陽ざし

「暑いね」
「ほんと、溶けてしまいそうだ」
「アイスが、美味しいです」
「まったくだ。アイスを食べてないと、君とくっついてられない」
「いや、くっつかなくても。というか、半袖にしたら?」
「日焼け止め塗ってないからねぇ。でも、準備しないとね」
「だねぇ。少し歩いたら喫茶店あるから、休もうか」
「そうしよう」

皐月前
日差しは初夏の様に強く
二人で食べるアイスは
格別の味
958ほんわか名無しさん:2012/05/03(木) 19:48:13.31 O
徒然に

「徒然に過ごしてるはずなのに」
「うん」
「そう、感じない」
「そっか、僕もだよ」
「ふふふっ。嬉しいな。でも、少し運動しようか」
「今から?」
「うん、大人の運動」
「明後日、子供の日だよ」
「ふふふっ。来年のその日祝えるようにしようか」

徒然に
艶やかに
過ごす
皐月の一日
959ほんわか名無しさん
クーたんハァハァ…

GJ!