【君と】素直でクールな娘【ほのぼの】

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1ほんわか名無しさん
ここは素直クールに萌えるスレです。

「素直クール」とは
・冷静沈着で感情的になることはまずない
・完全自立型
・表情が薄いあるいは無表情
・ガチで愛してくれている一途
・愛情表現がストレート
・照れが少ないあるいはない
・「素直」と「クール」の矛盾したアンバランス感が最高にいい

▼投下時ルール
・多くレスを使う投下は、投下前後に開始・終了の旨を書いたレスを入れるのが好ましい。または「何レス目/総レス」を名前欄に
・投下許可を求めない。ダメなんていう人はいません
・作品投下が終わった後の自虐は、読み手が不快に感じるので書かない
・投下前は、他作品への割り込みを防ぐ為必ずリロードしよう。
・コテは投下時にだけ付ける
・性描写(エロ)は空気を読んで程々に。 過激なSSについてはtxtうpを推奨
・Wikiに保管してほしくない人、それから批評がほしい人は投下と一緒に要望を伝えてください。 批評は避難所の批評スレで聞けます

▼2ちゃんねるのおやくそくについては
http://info.2ch.net/before.html

*特に荒らしは徹底スルー
2ほんわか名無しさん:2008/03/13(木) 09:02:05 0
●初めての人は軽くでいいので保管庫を見てみて下さい
■素直クール保管所Wiki
http://sucool.s171.xrea.com/
http://www16.atwiki.jp/sucool/

■素直でCOOLな娘避難所
http://yy17.kakiko.com/sucool/

■あぷろだ@素直クール保管所
http://sucool.s171.xrea.com/up/
携帯からはこのへん
写メうpろだ http://kjm.kir.jp/index.php
@ぴた    http://pita.st/index.html

■素直クール過去ログ保管所
http://sucool.skr.jp/kakolog/
■お題/性格ジェネレーター
http://udonkari.run.buttobi.net/
3ほんわか名無しさん:2008/03/13(木) 09:52:22 0
45分も書き込みがないなんて じょ、冗談じゃ・・・
>>1
4ほんわか名無しさん:2008/03/13(木) 12:12:28 0
>>1
5ほんわか名無しさん:2008/03/13(木) 17:13:26 O
前スレ
【キミガ】素直でクールな娘【ダイスキ】
http://human7.2ch.net/test/read.cgi/honobono/1190513417/

>>1
6ほんわか名無しさん:2008/03/13(木) 18:16:21 0
>>1
7ほんわか名無しさん:2008/03/13(木) 20:14:11 0
・クー、お菓子を食べる

「どうした? そんな不思議そうな顔をして」
「いや、クーもお菓子食べるんだなって思って。プリッツ?」
「君の中で私はお菓子が似合わない女なのか……」
「そういう意味じゃなくて! 単純に珍しいなって思って」
「私だってお菓子くらい食べるぞ? 硬焼きプリッツ、硬焼きポテト、それに煎餅だって食べる。濡れ煎は邪道と思っているが」
「うん……なんかそうかなって思った」
「良ければ食べるか? 残り一本だが」
「うん……って、中に入ってないよ?」
「私が今くわえているじゃないか」
8ほんわか名無しさん:2008/03/14(金) 14:45:53 O
いいねGJ
空の自然な感じがよかった。
9ほんわか名無しさん:2008/03/15(土) 14:51:57 0
丸一日書き込みがないと困る
10ほんわか名無しさん:2008/03/17(月) 00:04:06 O
禿同
11ほんわか名無しさん:2008/03/17(月) 18:59:17 O
ザ・ワールド
12ほんわか名無しさん:2008/03/19(水) 21:30:28 0
13ほんわか名無しさん:2008/03/21(金) 22:35:18 0
前は何日で落ちたっけ?
14ほんわか名無しさん:2008/03/23(日) 00:40:38 O
ちょっと聞きたいんだが、素直クール×他作品のクロスオーバーはここでおk?
15ほんわか名無しさん:2008/03/23(日) 04:25:58 0
>>14
いいんじゃね?
書き手不足も深刻過ぎるくらいだし。
16ほんわか名無しさん:2008/03/23(日) 13:44:17 0
京と亮の〜って続きどうなったの?まとめサイトのは途中で止まってる
から気になる
17ほんわか名無しさん:2008/03/24(月) 18:32:07 0
<エイプリルフール>

「クー、なんだ。こんな屋上なんかに呼び出して」

彼女はいつもの冷ややかな視線で俺を見る。
「男君。わたしは君が嫌いだ」

「ああ、はいはい。いつも言ってるのになんでこんなとこで……ってえええ?!」

「……もちろん嘘だ。今日はエイプリルフールだからな」

あーびっくりした。
クーが嘘をつくなんて思わなかった。

「なんだよ! 脅かすなよ……って、ん?」

クーを見ると、ほとんど表情を変えずに、ただポロポロと
大粒の涙を流し、泣き出していた。

「う、ううう……ぐすっ」
「ど、どうした?」
「た、例え嘘でも、き、君を嫌いなどと、言ってしまって……こ、後悔……ううう」
「おまえ、頭いいけど、バカだろ」

俺は彼女を抱きしめた。
彼女は俺の腕の中でつぶやいた。
「こんな風にされるのなら、また嘘をついても良いかも知れないな」
18ほんわか名無しさん:2008/03/24(月) 19:10:17 O
GJ
ったく可愛すぎるぜ
19ほんわか名無しさん:2008/03/26(水) 02:07:44 0
>>16
夏ぐらいにオカ板のスレでキチガイ粘着が、叩きをやってたな
どっかのコテと京と亮の人と座敷の人が同一人物で、転載するとかスレ荒らすとか言って
それ以降は音沙汰なし
自重したか、いい加減キレたかどっちかじゃないの?
20ほんわか名無しさん:2008/03/27(木) 18:41:03 0
■素直クール過去ログ保管所
http://sucool.skr.jp/kakolog/

デッドリンクっぽいからテンプレから外してもいいんじゃないかな?
21ほんわか名無しさん:2008/03/29(土) 06:20:56 0
>>20
そうだね
22ほんわか名無しさん:2008/03/31(月) 17:16:29 i
保守!
23ほんわか名無しさん:2008/04/01(火) 19:36:37 O
ク「男、少しいいか?」
男「ん?なに?」
ク「喜べ、君との子供が出来た。」
男「へ〜……マジデスカ?」
ク「ああ。」
男(嘘、ちゃんとしてたのに…でもクー、嬉しそうだし…)
ク「どうしようか?」
男「責任…とるよ。…結婚しよう。」
ク「!…本当か?」
男「嘘でこんな事言えないよ。一応僕も社会人だし。」
フルフル
ク(ああ、なんて事だ。嬉しすぎて今更嘘とは言えないじゃないか。)
男「ぇと…クー?もしかして僕とじゃ嫌?」
ク「ぃ、嫌なものか!さぁ、早速両親に報告に行こう。」
24ほんわか名無しさん:2008/04/02(水) 20:19:56 O
    ∩
( ゚∀゚)彡 続き!
 ⊂彡 続き!
25ほんわか名無しさん:2008/04/03(木) 16:50:33 O
>>23の続き
男「娘さんを…クーを僕にください!!」
クーパパ(以下、パ)「冗談を言っているのかね?貴様なんかに娘はやらん!」
男「冗談なんがじゃありません!本気なんです!絶対…」
パ「すまない、さっきのは嘘だ。」
男「しあわ…へ?」
パ「ほら、定番だし、一度言ってみたかった。それに今日は四月一日だったから。」
男「じ、じゃあ…」
パ「結婚を認めよう。」
男「あ、有難うございます。」
パ「少し来るのが遅いと思っていたぐらいだ。学生結婚してもおかしくない勢いだったからな、うちの娘は。」
ク「男が奥手すぎるからいけない。」
男「ご、ごめん。」
パ「はは、そう責めてやるな。それはそうと、何故今決断したんだね?」
男「そ、それは…すいません、僕が娘さんを妊娠させてしまいました。」
パ「めでたい事じゃないか、謝らなくていい。」
クーママ(以下、マ)「ちょっと、あなた…」
パ「ん?なんだい?」
マ「ヒソヒソ(クーが妊娠しているなんて有り得ないわ。)」
パ「!ヒソヒソ(どういうことだ?)」
マ「ヒソヒソ(数日前に生理が終わったの知っているもの。それに男君は避妊を怠るような子じゃないわ。)」
パ「ヒソヒソ(し、しかし…)」
マ「ヒソヒソ(クーの嘘を真に受けているのよ。あなたもそうだったじゃない。)」
パ「!ヒソヒソ(グッ…奇しくも同じ日か…)」ガクリ
男「お、お義父さん?」
パ「な…何でもない。(なんて不憫なんだ…)」
マ「ウフフ、何でもないのよ。うちの娘を幸福にしてね。(類友…こうして歴史は繰り返されるのね。)」
男「ハイッ、必ず幸福にしますっ!」
ク「二人で幸福になるんだ。それに私は君といるだけで幸福だよ。…出来ればこれから二人きりになりたい。」
26ほんわか名無しさん:2008/04/03(木) 18:28:01 0
厨臭いSSだな
27ほんわか名無しさん:2008/04/03(木) 18:51:09 O
その夜―
男「う〜…何だかとんでもないことしちゃった…」
ギュ
ク「そんなことないぞ。」
サワサワ
男「あっ、ちょっ、」
ク「今日の君は格好良くて、その言葉が嬉しくて、幸福で、それで躯が熱くて疼くんだ…」
男「で、でも…」
ク「体の事なら心配ない。君はなにも心配しなくていい。勿論着けなくてもいいし、最後まで繋がったままでいい…むしろ繋がっていてくれ。」
男「ぇ、えと///」
ク「なにも気兼ねするな、これからは夫婦なんだから…さぁ、君を感じさせて。」

一年後

ガチャッ
男「クーッ、」
ク「母子共に健康。ほら、君の子供だ。君に似てかわいい。」
男「ぃゃ、クーに似てるから可愛いんだよ////」
ク「計画通り、君との子供が産めてよかったよ。」
男「そうだn…計画通り?」
ク「ん?そうだが?」
男「……!」
ク「どうかしたか?」フフリ
男「ぇ…十月十日で…ぇえ?!?」
ク「ん?」フフリ
男「まさかあの時のは嘘?」
ク「さぁ?…まぁ、嘘か否かはもう些細な事だ。君はもう逃げられないし、逃がさない。それとも私の事を愛してはいなかったのか?」
男「そんな事―」
ク「ならいいじゃないか。私も君を愛してる。これからも愛して。」
男「あ、当たり前じゃないかっ///」
ク「そう。頑張ってね、あ・な・た♪」フフリ
28ほんわか名無しさん:2008/04/04(金) 00:06:13 O
>>27 なかなかいいんじゃあないか・・・


俺も作り溜めしてるやつ投下しようかな・・・
29ほんわか名無しさん:2008/04/04(金) 04:01:21 0
自演乙
30ほんわか名無しさん:2008/04/07(月) 08:34:38 O
保守
31ほんわか名無しさん:2008/04/08(火) 00:39:23 O
保守
32ほんわか名無しさん:2008/04/09(水) 17:20:35 O
「なぁ、男?」

「ん? なに?」

いつも通りクーと並んで下校する中、不意に彼女が話し掛けてきた。

「もうそろそろ私達も受験生なんだな」

「そうだね」

「思えば君とは幼稚園の頃からの仲だったな」

「……いきなりどうしたのさ?」

珍しく回りくどく話すクー。
それと同時に彼女に感じた違和感。
思えばそれは今日の朝からあった。

「今日はなんか本調子じゃなかったし、何か悩みでもあるの?」
33ほんわか名無しさん:2008/04/09(水) 17:30:55 0
「……やはり君の観察眼には恐れ入るよ。
 実は、ずっと君に聞きたい事があって、それを言うべきなのだろうかと考えて
いたんだ」

「珍しいね、クーが自分が行動するのをためらうなんて」

言ってからしまったと思った。
今のは聞く人によっては嫌味に聞こえてしまうだろう。
クーは無二の親友、この時期にあまり仲違いなどはしたくない。
が、彼女の微笑みを見てそれは杞憂だと分かった。

「私だってそう言う時はあるさ。
 まぁ、もっとも今聞くつもりだったんだがな」

「?」

「君は……私の事をどう思ってる?」

漫画やアニメで嫌という程見聞きしたフレーズ。
だが、実際に言われるとこれ程困るものはないだろう。
なぜなら返答如何によっては今までの二人の関係が崩壊してしまう訳なのだから

34ほんわか名無しさん:2008/04/09(水) 17:32:48 0
「すまない、こんな時期に。
 だが、ちょっとした事があってからこの思いは増える一方だったんだ。
 君には迷惑をかける」

「いや、大丈夫だよ。気にしないで」

「で、どうなんだ?」

「まぁ、僕の無二の親友、かな」

「そうか、それは残念だよ」

「……え?」

「私は君の事を愛してるのだが」

「……え? え?」

「更に言えばこの想いはずっと昔からあったのだが、そうか、君にとっては私は
親友の中の一人なのだな」

35ほんわか名無しさん:2008/04/09(水) 17:34:21 0
「本当にすまない、いきなり変な事を聞いて。
 悪いがこの事は無かったことにしてくれ」

そう言って走り出そうとする彼女を止めようとして、僕はつい反射的に腕を掴んでいた。

「男?」

「待ってよ、まだ僕はそれに答えてないよ」

「けどさっき君は私は親友だと、異性としては見ていないという様な発言をした
じゃないか」

「まぁ、確かにそうだし、正直困惑したよ」

「だったらこの手を放してくれないか?」

クーは腕を振り放そうと、力を込めて引っ張っているが、僕としては今彼女に逃
げられたくはなかった。
36ほんわか名無しさん:2008/04/09(水) 17:35:42 0
「それは出来ない」

「……」

「で、ここで一つ取引しない?」

「取引?」

「うん、取引。今から卒業までに僕を落とせるかどうか」

「……私は歓迎する内容だが、君はそれでいいのか?」

「もちろん。僕が今一番怖いのはクーとの付き合いがなくなることだからね。
 今、無料で優秀な家庭教師をむざむざと手放すわけにはいかないしさ。
 クーはクーで、僕にアピールする機会が増える。
 お互い損はないでしょ?」

「……ふふ、君もなかなか狡猾なやつだな」

先程までの強張った表情が溶け、彼女はニヤリとした顔で僕を見ていた。

37ほんわか名無しさん:2008/04/09(水) 17:36:57 0
「褒め言葉と受け取っておくよ」

「本当に後悔しないな?」

「うん、けど勉強もちゃんと教えてよ?」

「当り前だ、取引だからな」

「じゃあ帰ろうか」

「じゃあ早速君の家に行かせてもらおう」

「え"」

「君は『今から』と言ったからな。
 『時は金なり』と言うし、今日から全力でアピールさせてもらうことにするよ


「ちょ、クー?」

「今更無かった事にとは言わせないぞ。
 覚悟してくれよ?
 一年と言わずに一月で私の虜にさせてやるからな」



うん、いろいろとごめん
38ほんわか名無しさん:2008/04/11(金) 01:29:15 O
>>37
GJ!
それと保守
39ほんわか名無しさん:2008/04/14(月) 21:56:34 0
保守☆米

素直シュールはどこに行けばいいのか・・・
40ほんわか名無しさん:2008/04/15(火) 23:09:03 O
>>39
詩、ポエム板で検索かければ幸せになれるかもね
41ほんわか名無しさん:2008/04/18(金) 21:06:09 O
42ほんわか名無しさん:2008/04/20(日) 13:50:09 0
あげ
43ほんわか名無しさん:2008/04/22(火) 23:26:16 O
44ほんわか名無しさん:2008/04/25(金) 12:18:34 O
あげます
45ほんわか名無しさん:2008/04/28(月) 07:58:18 O
保守!
46ほんわか名無しさん:2008/04/29(火) 08:44:33 O
あげ
47ほんわか名無しさん:2008/04/30(水) 03:45:49 O
女「男…私はもう駄目だ」
男「そんなこと言うんじゃありません」
女「だってな、妹のヒートの方がスレが盛んなんだ」
男「バカだな…お前には俺が居るだろ?」
女「男…お前ヒートスレブックマークしてるだろ」
男「…お前の妹だしな」
女「………昔勢いカムバック」
48ほんわか名無しさん:2008/05/02(金) 00:07:02 O
この日、五月だというのに30度を越える場所があったほどの猛暑に人々はぼやきの声をあげていた。
そんな僕はというとクーと海辺にいた。

「男、唐突だが海に行かないか?」

午前中に講義を終え、帰ってのんびり過ごそうと考えていた僕に、彼女からの誘いが来た。

「海? なんでまた?」

「今日は暑いからな。ちょっとした気分転換だ。
 それに海を見れば、少しは涼めるかもしれないぞ?」

「まぁ、構わないよ。
 それに、君がそう言い出したら止められないからね」

「よく分かってるじゃないか。
 それでこそわが伴侶だ」

「はいはい」
49ほんわか名無しさん:2008/05/02(金) 00:09:39 O
いつもこんな事を言っているが、僕はそれを軽い冗談として捉えていた。
彼女は大学一の美人と評判で、かつ並々ならぬ才知を持ち、彼女に惹かれる者は数多おり、散っていった英霊は数知れない。
そんな彼女が、なんの取り柄もない僕にそんな気を起こす事などありえない。
そう信じていた。
そして、僕にあしらわれた彼女は、小さく溜め息を吐くと、先に行ってしまった。
50ほんわか名無しさん:2008/05/02(金) 00:11:11 O
そんなやり取りのあと、僕達は真っ直ぐ近くの海に向かった。

幾ら暑いといっても、流石に泳いでいる人などおらず、半ば僕達の貸し切りの様なものだった。
適当に場所を見繕って僕とクーは並んで座り込んで、広大な海をただ眺めていた。
ゆったりと波が迫り、引いてゆく。
それは耳に響く波の音と相俟って、僕達から暑さを忘れさせてくれた。

「相変わらずゆったりととしている。
 こう見ると海にとっては人々の憎しみや争いの事など、興味のない事なのだろうな」

「……」

「……失礼だな、君という男は。
 『クーがそんなセンチメンタルな事を言うなんて』と考えていただろう?」

「え? あぁ、ごめん」

心の奥底に感じた思いを言い当てられ、首筋に冷や汗が垂れた。
彼女には敵わないと。
51ほんわか名無しさん:2008/05/02(金) 00:14:10 O
「まぁ、そういう素直な所も私は好きだがな」

「はいはい、もういい加減同じ冗談はつまらないよ」

「……」

「あれ?」

彼女を見れば、明らかに驚きの表情を浮かべていた。

「まさか、君は今迄ずっと……冗談だと?」

「え? 違うの?」
52ほんわか名無しさん:2008/05/02(金) 00:14:40 O
思わず聞き返した僕に、彼女は大きな溜め息を吐いた。

「全く、鈍感だとは思っていたがまさかここまでだとは。
 君は本っ当に思慮が足りないな。
 私が、軽々しく愛の言葉を唱える筈がないだろう」

語気が心なしか荒い。眉も吊り上がっている気もする。

「え? けどこんな僕にクーが?」

そして最後に、僕の目の前に怒気をはらんだの彼女の顔が迫った。

「自分を卑下するべきじゃない。
 それに、恋というものは、個人の能力によって左右されるものじゃないだろう?」
53ほんわか名無しさん:2008/05/02(金) 00:16:21 O
もう怒気を纏った彼女はおらず、そこには柔らかな表情の彼女がいた。
今の今まで気付かなかった。
彼女はこんなに表情豊かなんだ。

「で、どうなんだ? 私では、不満か?」

「答えは分かってるんだろう?」

「いや、分からないさ」

そしてまた表情を変えた彼女の頬に、ゆっくりと手を添えた。

空は橙、沈み往く夕陽だけが二人を見ていた。


―――完―――
54ほんわか名無しさん:2008/05/02(金) 00:23:08 O
「なぁ男」

「何?」

「さっき>>48-53を書いたとか言う変な奴が酉が欲しいとか馬鹿な事を抜かしていたから、肉体言語で黙らせてきたんだが、大丈夫だったろうか?」

「いいんじゃない別に?」

「まぁ、書き込まずに見てる人の方が明らかに文才はあるからな。
 私達はまた違った書き手が来るのを待つとしよう」

「だね」
55ほんわか名無しさん:2008/05/03(土) 14:35:32 0
>>53
GJ
56ほんわか名無しさん:2008/05/03(土) 16:22:51 0
女「……」
男「おはよー、今日は早いんだな」
女「……」
男「……おーい」
女「……」
男「……」
女「……こm」
男「それは別の人」
女「すぅ…… 男! すk」
男「それも別の人」
女「……そうだな、たまにはアプローチを変えようかと思ったのだが。私らしくないな」
男「アプローチ?」
女「ならば、いつもの私の方法で伝えることにしよう」
男「私の方法って、おい!」
女「……」
男「密着するな、その」
女「その、なんだ?」
男「……暑いんだよ」
女「うそをつくのは良くないな、汗なんてかいてない」
男「いや、だから、その」
女「遠まわしなのも、叫ぶのもやめよう」
男「だからって、くっつかなくても」
女「叫ばずとも耳元で囁けば、同じことだ。 ……男―-」

友「クーさんや」
女「……なにかな?」
友「何であいつは自分の机の上に倒れてるんだ?」
女「そのことか……きっと」
友「きっと?」
女「きっと、幸せをかみ締めているのだろう、私もそうだからな」
友「……?」
57ほんわか名無しさん:2008/05/05(月) 16:28:15 O
>>56
GJ!
58ほんわか名無しさん:2008/05/06(火) 21:45:08 0
あまりに過疎ってるから
保守がわりに
書いて欲しいネタ投下

うまく気持ちを言葉にできないコミュニケーション不全な男
と素直クールの物語

前に、女性恐怖症のネタもあったと思うけど、これは女性うんぬんだけじゃなくて
完全な、人見知りという設定で、男のほうは、「おおきく振りかぶって」の三橋廉を想像している
というか個人的願望

オドオドの人見知りとストレートに感情表現してしまう素クールとの絡み、
なんとなく、面白うそうな気がするという電波を受信したので、

いっそ自分で書いてみたいとも思うが、ss初心者な上、就活中の身でして・・・
つーか明日、最終面接・・・電波受信してる場合じゃねー

まぁ、魔がさしたら、誰か挑戦してけろ

59ほんわか名無しさん:2008/05/07(水) 23:59:53 0
自分で書けよゆとり
60ほんわか名無しさん:2008/05/08(木) 09:45:01 0
就活中だって言ってるでしょうがーーーーー!!





でも、昨日の最終面接、手応えまるで無し・・・持ち駒も底をつきそう・・・
いっそニートになって、ss職人目指そうかなー
61ほんわか名無しさん:2008/05/08(木) 18:40:33 0
>>60
諦めるのは、やることをやり尽くしてからにしろ

とにかく今は頑張れ!!
62ほんわか名無しさん:2008/05/10(土) 13:58:58 0
ありがとう。ついでに保守
63ほんわか名無しさん:2008/05/13(火) 12:24:42 O
保守ー
64ほんわか名無しさん:2008/05/16(金) 12:24:52 O
保守です
65ほんわか名無しさん:2008/05/19(月) 12:31:43 O
あげ
66ほんわか名無しさん:2008/05/19(月) 17:00:02 0
VIPにもスレ立たなかったみたいだな
67ほんわか名無しさん:2008/05/19(月) 23:33:52 0
俺は立てられなくて断念した
68ほんわか名無しさん:2008/05/20(火) 14:41:45 0
規制やっと解除
69ほんわか名無しさん:2008/05/23(金) 12:38:45 O
保守
70ほんわか名無しさん:2008/05/23(金) 18:51:19 O
こっちはかなり静かだな…
保守!
72ほんわか名無しさん@全板トナメ参戦中:2008/05/28(水) 21:35:25 0
あげ
「むぅ…」
「クー、無理して食べる事ないよ」
「しかしだな、バイキングで残すのは失礼というものだろう。バイキングに限らず、作って下さった料理人と料理になってくれた食材に対して。」
「もう…しょうがないなぁクーは。辛いの苦手なのにカレーバイキングに行こうなんて。」
「だが君が行きたがっていたじゃないか。君のためならばどこへでも…」
「わかったからそのスプーンに乗ったカレーとライス食べちゃおうね。」





おまけ
「結局君に食べてもらってしまったな」
「クーと行けるのは嬉しいけど、その為にクーが辛いならいいんだよ?」
「おや、唇にご飯粒が付いてるぞ」
チュッ
「ククククククー?!」
「辛いのは苦手だが、君とのキスの甘さで中和しようか。まだ中和できてないから、もっとしよう。何だったら私の部屋に来ないか?」
>>73
GJ!
最近vipに立ってないみたいだね
76保守代わりに:2008/06/05(木) 01:01:40 0
眠れない夜

「今夜、泊まっても良いかい」
「んっ。いいけど、どうしたの」
「最近、眠れないんだ。なんだか、不安でいっぱいでね」
「そんな時期もあるよ。いいよ、クーが眠れるまで添い寝してあげる」
「君から、そういてくるなんて珍しい。でも、うれしい」
「そうかな。クーからそんな風に甘えてくることも珍しいと思うけどね」
「そう、かな。」

クーは、この日男の腕枕でぐっすり眠れたという。
翌日、男の腕は筋肉痛になった。
筋肉痛くらいならともかく、ハネムーン麻痺は恐ろしいぞ
(経験者談)
なんだそれ?
聞いたこともないし当分関係も無い@18歳
79保守代わりに:2008/06/06(金) 01:34:05 0


「なぁ、君の夢はなんだい」
「んっ、また突然に。そうだね、誰かの役に立つような仕事をしたい、かな」
「君らしいね」
「そういう、クーの夢は何なのさ」
「私の夢は、小さいものだよ。君の支えとなって、一生の伴侶になることだけだ」
「……えっと、苦労させるかもしれないけど。お願いします」
「こちらこそ、不束者ですが。お願いします」
80保守代わりに:2008/06/06(金) 23:33:34 0
嫉妬

「ねぇ、クー。さっきから怖いんだけど」
「あぁ、すまない。君が先ほどクラスメートの子と楽しそうに話しているのを見てな。男があんなふうにも笑えるんだと知って、嫉妬しているんだ」
「それは、僕だって笑うさ。でもさ、僕はクーと笑顔で居たいし、クーの笑顔も見たいんだよ。だからさ、そんな顔やめよ」
「む、わかった。その代わり、ひとつだけわがままを聞いてくれ」
「うん、いいよ」
「今夜はずっと私のそばにいて、笑顔でいてくれること」
「わかったよ」

ちょっと見ないうちに投下が結構あるな
GJ
82保守代わりに:2008/06/09(月) 02:11:49 O
>>58
希望に応えれるかわからないけど


acoward

「……またかな」
「クーは、どうしてこんな僕を好きだって言ってくれるの。僕なんかクーに何もしてあげれないのに」
「考えるなとは言わない。考えすぎちゃいけない。考えすぎると小さなことさえまるで鋭い痛みに変わる。私は君を愛してる。愛に見返りはないんだよ。心を受けとって愛なんだ」
「クー、ありがとう」
「構わない。私が君を支えるから。君は前に進めばいい。私が、君を守るから」

大変な時期な方もいますが身体心壊さないように気を付けましょう。
83保守代わり:2008/06/10(火) 02:00:43 O
お題性格ジェネレータより
オタク嫌いなクー

『いま話題のオタク。今日は秋葉原を取材します』
「最近いろいろと取り上げられてるね。クーはオタク好き」
「嫌いだ」
「へー。クーなら人の趣味だから勝手だと言うと思ったのに」
「だって、寂しいじゃないか」
「えっ」
「もし、君がオタクになったら私はイヤだ。だって、かまってもらえなくなるかもしれないじゃないか。だから、イヤ」
「えっと、なら僕はクーオタクになるよ」
「それなら良し」
VIPのスレが完全に死亡したので
ヒート同様こっちでお世話になります
85保守代わりに:2008/06/11(水) 21:24:34 0
オダイジェネレータより
食事中に 「(セリフ自由)」と 見つめられる。 


「うん、うまい」
「うむ、上出来だ」
「クー、ありがと。久しぶりのご飯だよ」
「そんなに、がっつく必要はない。取りはしないよ」
「あ、ごめん。おいしくて、つい」
「早食いは消化によくないからね。あと、もっと味わってくれ」
「うん」
………
……
「えっと、クー。さっきから見つめてどうしたの?」
「いや、一心不乱に食べる君がかわいくてね。ごちそうさま」
「うっ、なんか照れるや」
「ふふふっ。ほら、米粒ついてるよ」
「面目ない」
「かまわないさ。これから、たまにこうして一緒に食べよう」
「えっと、迷惑じゃなければお願いします」
「うん、まかされた」
>>85
GJ!
88保守代わり:2008/06/16(月) 14:00:09 O
雨の中

「梅雨入りしたな」
「うん。そうだね」
「傘に入りたまへ」
「ありがと。朝ギリギリ降らないと思ったのにな。あっ、傘は僕が持つよ」
「お願いしよう。ふふふっ、相合い傘だな」
「そうだね」
……

「半身びしょびょだな」
「横からは防げないからね」
「君憧れの、水も滴る良い女だよ。服が透けてるな。みてみて」
「お断りします」
「今日の柄は水玉」
「言わなくていいから!」
89ほんわか名無しさん:2008/06/17(火) 11:34:12 0
最近立ってないと思ったらこっちか

ついにVipに生き残っているのはシュールだけになったな
90ほんわか名無しさん:2008/06/17(火) 19:26:34 0
修羅場スレに素直クールが降臨してたー
ここで過疎ってはいるけど、キャラ自体はメジャーになりつつあるのかな
91ほんわか名無しさん:2008/06/18(水) 20:19:44 0
悪い事を言うが、人が少ないというか絵もSSも代表作ってのが無いシュールが一番長続きってのは驚くな
92ほんわか名無しさん:2008/06/18(水) 20:58:08 0
出る杭は打たれる
代表作というか、そのスレの顔みたいな作品ができるとアンチが生まれてスレが荒れる
スレが荒れると人も減る

>>91の言う、尖った所のないシュールは荒れることも少ないだろうし、結果的に良かったんだろ
93ほんわか名無しさん:2008/06/18(水) 22:00:06 0
単にシュールは扱えるネタの範囲が広いってだけじゃないか?
94ほんわか名無しさん:2008/06/18(水) 22:10:54 0
変に狭量で議論と煽りと罵り合いが大好きなクールの住人と
多少の事はスルー出来るシュールの住人の差だろ

>>92の言う事も一理あると思うけどクールスレだと出てない杭すら打ち付けるしなぁ
95ほんわか名無しさん:2008/06/18(水) 22:46:05 0
シュー「クールスレの住人は偏屈ばかりらしいぞ」
シュ男「こらこら、他人のスレに来ておいて失礼なことを言うんじゃない」
シュー「この混乱に乗じてスレを乗っ取り、ほの板にシュールスレの分家を建てるぞ!」
シュ男「そんなに分家が欲しければ新しく建てれば良いだろ常考」
シュー「その発想は無かった」
クー「それで? 人の部屋に押しかけておいて言うことはそれだけ?(♯^ω^)ビキビキ」
シューシュ男「「ごめんなさいゆるしてください」」

スルーというより、呑み込んでネタにすると言うほうが正しい
96ほんわか名無しさん:2008/06/18(水) 23:45:49 O
シュースレは詩ポエ板に在れば桶

新しくスレ建てるなら素直姉妹スレが欲しいですよ、と。

クーしゅーヒー万歳
97ほんわか名無しさん:2008/06/20(金) 21:00:38 O
シュー「ねーちゃん。うちの彼氏に、これねーちゃんからパクってきたゴムだっ、つったら突っ返されたぞ! なんでだ」
クー「んなこたー知らん。しかもお姉さんの大事な物を盗んで、その台詞か」
シュー「彼氏がわるいんだもん。コーラで洗えば、もうまんたい! つったのに。ガキがガキ産んでどーするって!」
クー「むぅ、子供はいいよー。手っ取り早く男を縛れる。素晴らしい宝だ」
シュー「あーだからだ! ねーちゃんのゴム、彼氏が全部穴が開いてるっていってたぁ〜」
クー「常套手段。妹よ……既成事実が物を言うんだ。これが愛」
男「おい、何が愛だ」
シュー「あぁー男さーん。ねーちゃんがモアトルクモアパワーモアセックスだって!」
クー「男、好きだ!」
男「この姉妹は……」
98ほんわか名無しさん:2008/06/22(日) 21:47:29 0
最近vipでクールスレ立ってないみたいだけど、どうしたのかな。
99ほんわか名無しさん:2008/06/22(日) 22:37:11 0
最近素直シュールはvipで見るんだが…
100ほんわか名無しさん:2008/06/23(月) 05:36:40 O
>>98
立てる人がいない
投下する人がいない
保守する人がいない


むしろ昨日シュールが普通に続いてるのを見て驚愕したわ
101ほんわか名無しさん:2008/06/23(月) 08:49:39 0
今度の金曜にいきなり立てたら怒られるかな?
102ほんわか名無しさん:2008/06/23(月) 08:53:38 O
誰も怒りはしないだろう
ただ、その状態を維持出来るのか?
誰か来るまで、10分間隔で投下し続けられるのか?
俺は以前やった事があるが50程度が限界だった
103ほんわか名無しさん:2008/06/23(月) 13:48:10 O
書き手がいれば変わるんだろうけどここ見ても少ないようだしね
104ほんわか名無しさん:2008/06/23(月) 17:18:06 O
シュールは森羅万象をネタに出来るから強いんだろうなぁ
クールはもう出尽くした感じがある
105ほんわか名無しさん:2008/06/23(月) 19:46:59 0
>>104
男のキャラ変えてみるのはどうだろうか
106ほんわか名無しさん:2008/06/23(月) 22:47:14 0
男も素直クール

男「やあ女、いつにも増して美麗だね」
女「おはよう男。君も普段と変わらず素敵だ」
男「一緒に登校と洒落込もうか、今日は曇っているし」
女「ふふ、一緒に歩を進める事に天気が関係するのかい」
男「晴れていると、空の太陽と隣の太陽で焦げそうになるんでね、
曇っているくらいが丁度良いのさ」
女「相変わらず君という男は食えないな……」


なんか腹が立つので却下
107ほんわか名無しさん:2008/06/23(月) 22:51:42 0
男が素直シュール


男「オッス、おら男。道端で女に会ったってのになんだか
wkwkしてきたぞ」
女「……ん、したくなかったのか?」
男「HAHAHA、なぁに、俺にとって君はメロンパンの堅い部分。
無くてはならないスイカの種。会って落ち着く事はあっても
慌てる必要はないって事さ」
女「……そ、そうか」
男「今日はどこに行こうか?」
女「……何故平日なのに手ぶらなんだ」



女が目立たないので却下
108ほんわか名無しさん:2008/06/23(月) 22:55:14 0
俺男の次に僕男が来たから次は私男?
109ほんわか名無しさん:2008/06/23(月) 22:56:43 0
あれだよ、男のキャラをいじってみようという試みは昔から
されてたよ
でも男のキャラをひき立てると女が薄れるんだ
110ほんわか名無しさん:2008/06/23(月) 23:04:25 0
男をうまく書ける書き手は過去いただろうか?
111ほんわか名無しさん:2008/06/23(月) 23:16:07 0
女が主役なんだから、男は正直どうでもいいっちゃどうでもいい
書き手によって微妙に違うしな
112ほんわか名無しさん:2008/06/24(火) 01:03:05 0
だが男のキャラがきちんとあればそれだけ話は広がりやすくなる
113ほんわか名無しさん:2008/06/24(火) 13:46:43 0
ケーキ男の人は男のキャラがかなり立ってた
最近あの人書いてないのか?
114保守代わりに:2008/06/25(水) 01:45:38 0
オダイジェネレータより
買い物中に 「ありがとう」と 言われながら抱きつかれる。 

「久しぶりだね。ショッピングモールに来るのも」
「そうだな。お互い、忙しかったしな」
「ゆっくり、回ろうか」
「うむ」
……

「クー、この服どうかな」
「私には、ちょっと派手だと思う」
「なら、買った」
「ちょっと」
「クーの服いつもおとなしめだからいいじゃん。似合うって」
「……ありがとう」
「ちょっと、ほかの人見てるから!」
「うん、見てもらう」
 梅雨の開けた日。
 歩く二人。
 白いシャツと青いジーンズ。
 ひまわりのワンピース。
 夏が並んで、歩いている。
115保守代わりに:2008/06/25(水) 01:50:08 0
オダイジェネレータより
遊園地/図書館で 「愛している」と 告白される。 

「今日も、お勉強ですか?」
「ええ、レポートの締め切りが近いので」
「頑張って下さい。お隣、いいですか」
「どうぞ」
「ありがとうございます。自己紹介まだでしたね。私は、クーです」
「ボクは、男です」
「男さん、早速ですが愛してます。一目見たとき、恋に落ちました」
「えっと、返事は待ってもらえますか」
「はい、ずっと待ちます。ずっとずっと、待ってます」

116ほんわか名無しさん:2008/06/25(水) 11:41:08 0
>>113
あの人のはクーではなく男にたまに萌えることがあるから困る

>>114-115
GJ
117保守代わりに:2008/06/25(水) 21:47:29 0
シチュ :  女の家  
病弱な男 が 『 やらないか 』 と (設定自由)

「ひさしぶり、だね」
「そうだな。君が入退院を繰り返すようになってからまったくだったな。紅茶でいいかな」
「うん、ありがとう」
 …… 
 …
「ねぇ、クー。いままで、いえなかったことがあるんだ。いま、きいてくれるかい」
「なんだい」
「 や ら な い か 」
「いいぞ」
「えっ」
 クーが男を押し倒す。
 細い二人は折れるように倒れこむ。
「ははっ、冗談だったんだけどな。クー、好きだよ。愛してる。こんな優男だけど、クーが好きだよ」
「私も、君のことが好きだ。君を、ずっとずっと支えていく。死が、二人を別つまで」
 その後二人は幾重の時を重ねる。
 死が、二人を別つまで。
118保守代わりに:2008/06/25(水) 21:48:32 0
上は新お題ジェネレーター よりです。
抜けてました。
すみません。
119保守代わりに:2008/06/26(木) 00:12:57 0
新お題ジェネレーター より。
シチュ :  プール  
男 が 『 優しいな 』 と 手を握られる

「あのこどうしたんだろ」
「迷子かな。クーちょっと待ってて」
「私も行く」
「うん」
「こんにちは、どうしたの」
「おかあしゃん、まいご」
「そっか。じゃあ、お兄さんたちと一緒に探そう」
「うん」
 ……
 …
「ありがとうございます」
「どういたしまして。じゃあね」
「おにいしゃん、おねえしゃん、ありがと」
「うん。ばいばい」
 ……
「いやぁ、早く見つかってよかったね。あっ、ごめんね。付き合わせちゃって」
「かまわないさ。それに、君は優しいな」
「えっ」
「さぁ、遊ぶぞ」
「うん」
 握られた手。
 プールサイドを二人は歩く。

120ほんわか名無しさん:2008/06/29(日) 01:02:52 0
あげ
121ほんわか名無しさん:2008/07/02(水) 08:05:11 O
保守
122ほんわか名無しさん:2008/07/03(木) 21:57:59 0
たまには、お題投下【男が不眠症】
         【羊を数えるクー】
123保守がわりに:2008/07/04(金) 12:46:58 O
>>122
「男が不眠症」いただきます

「最近、君はやけに眠そうにしてるな」
「夜、眠れないんだ」
「不眠症か。私が良い薬を教えよう」
「お願いするよ」
「なら、今夜は男の家にお泊まりだ」
「了解。掃除しとくね」
……

「どうぞ」
「ありがとう。薬って、ホットミルク?」
「リラックスして、眠りやすくなる作用があるのだよ。飲んだら布団にはいるんだ」
「うん」
……
「ねぇ、クー。なんで添い寝?」
「それはな」
ぎゅっ
「えっ?」
「人の鼓動は安心する音なんだ。深く考えず、おやすみ」
「うん」
眠りに落ちた男は夢を見た。
おなさごになった夢。
母の優しい温もりに包まれる、優しい優しい夢。
124ほんわか名無しさん:2008/07/05(土) 23:42:37 0
GJ
俺も良い夢みよう、おやすみ
125ほんわか名無しさん:2008/07/07(月) 18:44:53 0
保守
126ほんわか名無しさん:2008/07/07(月) 20:13:42 0
クーに添い寝して欲しいです
127ほんわか名無しさん:2008/07/08(火) 22:50:47 0
『クールにつける薬』


「抱かないのか?」
 週末の夜恒例である映画放映を見終え、余韻に浸りながら布団に入ろうと
すると、女が唐突に聞いてきた。実際俺は耳を疑った。
「……何故?」
「お前も男だろう、遠慮する事はない」
 確かさっき見た映画は『ラスト・アース』。地球最後の日を
悲劇的に描いた、現代社会へのアンチテーゼだったはずだ。
「恋愛要素なんて皆無だったと思うんだけど」
「……私が映画一本に影響されて体を許すような女に見えると
言うのなら、明日から一挙一動の度に君に確認をいれよう」
 女は寝巻きを脱ぎ、丁寧に枕元に畳み始めた。
「あ、脱いだんだ」
「……脱がないものなのか?」
「いや、男としちゃ脱がす行為にも一筋の趣を感じるんだけど」
「……そういうものか。よく分からないな」
 言いながら女は畳みかけの寝巻きを再び身に付け始める。
 寝巻きを纏い、布団の上に正座した女を俺は押し倒した。
 そのまま勢いに任せて布団を被せ、「おやすみ」と言う。
 女がきょとんと目を見開いていたのはほんの数秒で、時が
経つにつれて険悪と言うよりは物悲しげな表情になった。
「男、私は何も道行く人全員にこんな台詞を吐いてる訳じゃ
ないんだ。覚悟と、信頼の元に言っているつもりだ。なら
それに応えるのが男の甲斐性というものじゃないのかね」
 それは、と言いだす前に女が「もっとも、」と続けた。
「私の事を好いてくれているのであれば、の話だが……?」
「なかなかせこいな」

End? or Next Stage?
128ほんわか名無しさん:2008/07/08(火) 23:32:08 O
早く続きを書く作業に

出来ればキャッキャウフフの場面をkwsk
129ほんわか名無しさん:2008/07/10(木) 13:18:18 O
ダダ甘のピロートーク要求ですね分かります

過度のエロ描写要求はエロパロ板で
130ほんわか名無しさん:2008/07/13(日) 09:26:50 O
保守
131ほんわか名無しさん:2008/07/16(水) 08:28:30 O
保守。
132ほんわか名無しさん:2008/07/19(土) 07:40:58 O
保守。。
133ほんわか名無しさん:2008/07/21(月) 04:25:08 0
巡回してるスレが殆ど過疎ってて寂しい、、、
134ほんわか名無しさん:2008/07/21(月) 14:49:35 0
>>133
それを言うな…
135ほんわか名無しさん:2008/07/22(火) 18:00:06 O
VIPでヒートが爆発してる件
136ほんわか名無しさん:2008/07/22(火) 18:16:10 0
たまにヒートスレは何らかの要因で大爆発するからな
今回はVIPに立った事が起爆剤になったか・・・
137ほんわか名無しさん:2008/07/22(火) 18:29:56 O
何故クールだけこの様なんだ……
138ほんわか名無しさん:2008/07/22(火) 20:16:19 0
このザマなのは誰も書かないからじゃないかな
前回のスレもほぼ一人しか投下してないような状況だったし……
139ほんわか名無しさん:2008/07/23(水) 00:41:36 0
絵が少ないのも一因かねぇ・・・
愚痴ばっかりでも仕方ないのでお一つ


海開き

「さて、もう7月なのだが」
「そうですね」
「そろそろ海にでも行きたいと思う」
「そりゃいいですね。家に居るよりも健康的ですし」
「そこで、できることなら君に連れて行ってもらいたいんだが」
「え・・・ええっ?!」
「いやか?」
「いや、その・・・・」
「無理にとはいわないが、君とのデートもかねて行きたいと考えている」
「で、でーと・・・・んー・・・クーさんの水着姿ですか・・・」
「確かに胸はないが、スタイルは満更捨てたものではないと思うぞ」
「や・・そういうこと自分でいいますかね」
「いやか?」
「話の前に背中に胸押し付けないでああやわらかいのがあたるあたるあたる」
「ない胸押し付けても君は満足なのか?」
「・・・まぁ、そりゃクーさんですから」
「ふむ。では連れて行ってくれるようになるまでこうやって抱きついていようか」
「ああもう分かりましたから行きますから離れてくださいいやもう離れてもう行ってあああああ」
140保守がわり:2008/07/23(水) 12:10:14 O
心の充電

ぎゅっ
「えっと、いきなりどうしたの」
「心が、からっぽなんだ。だから、充電」
「うん」
……

「充電できた?」
「うむ、ばっちりだ。ありがとう」
「きれかけたら、いつでも言ってね」
「切れかけてからじゃ、遅いこともあるんだよ。お礼に、夕飯は私が作るよ。何が良い?」
「任せるよ。その前に」
ぎゅっ
「僕も充電」
「ふふふっ、放電したらまた充電しないとな」
肩を寄り添う。
ゆっくりゆっくり時を過ごす。
明日への原動力を蓄えながら。
141保守がわり:2008/07/23(水) 12:12:11 O
ひさしぶり

「ひさしぶり、だな」
「うん。ひさしぶり」
「会いたかった」
「ごめんね」
「君は、謝るのが癖だな。そこは、僕もだよくらい言いなよ」
「ごめん」
「ほら、また。許さない。だから、今日はずっと側にいること」
「うん」

142ほんわか名無しさん:2008/07/24(木) 02:37:11 O
男「ねぇ知ってる?」
女「何をだ?」
男「ヒートスレほのぼのに次スレ立ったよ」
女「私の妹はシュールだけだ。ヒートなど身内ではない。」
143ヒートスレから来ました:2008/07/24(木) 21:15:12 O
〜放課後〜
男「クー、一緒に帰ろうぜ」
ク「…すぅ…すぅ」
男「ありゃ、寝てる」
男「珍しいこともあるもんだ。おい、起きろ」
ク「ん…」
男「そろそろ下校だぞ」
ク「………」ジーッ
男「どうした、俺の顔になんかついてるか?」
ぎゅっ
男「!?」
ク「ふむ…どうやら夢ではないらしい」
ク「起きてすぐ愛する者の顔が見れたので
  まだ夢ではないかと疑ってしまった」
ク「……よかった」
男(反則だろこれ……)
144ほんわか名無しさん:2008/07/26(土) 17:23:22 0
>>143

『思ひつつ 寝(ぬ)ればや人の 見えつらむ 夢と知りせば さめざらましを』
『うたた寝に 恋しき人を 見てしより 夢てふものは たのみそめてき』

この二つ思い出した
145ほんわか名無しさん:2008/07/26(土) 20:24:32 O
女「言葉ばかりで愛を伝えては、人は無粋になってしまう」
男「そうか」
女「しかし、愛を言葉にせねば人は不安にもなるものだ」
男「そうかもな」
女「だから私は時々、君にこうして欲しくなる」
男「うん、分かってる」
女「もっと、もっと強く。言葉以上に、私に君の愛を感じさせてくれ」
男「いいよ」
ぎゅっ
女「君の心臓の鼓動は、早いな」
男「クーが腕の中にいるからだよ」
146ほんわか名無しさん:2008/07/26(土) 20:25:54 O
>>145
sage忘れスマソ。
147ほんわか名無しさん:2008/07/27(日) 16:04:12 O
おぉ、投下が沢山!
GJ!
148ほんわか名無しさん:2008/07/28(月) 22:46:07 O
男「なあクー」
---トントン
ク「何だ?」
---プニッ
男「やーい、引っかかったー」
ク「むう、小学生か君は」
男「だってお前、あんまり無防備だったから」
ク「君のそういう無邪気なところも、確かに嫌いではない」
ク「しかし、相手のことを鑑みない行為は、私は好きではないな」
男「わりぃわりぃ」
ク「罰として、君のほっぺたを触らしてくれ」
男「おう、いくらでも構わんぜ」
---プニップニッ
ク「……なるほど」
---プニップニップニップニッ
男「ほっぺた気持ちいいか?」
ク「思いのほか」
男「好きなだけ触っていいぞ」
ク「……では、遠慮なく」
---プニップニッ、プニプニプニプニ

(この後小一時間ほど、ほっぺたぷにぷには続いた)
149ほんわか名無しさん:2008/07/31(木) 19:51:11 0
保守
150ほんわか名無しさん:2008/08/01(金) 03:42:46 0
ク「男ッッッ!」
男「ん?―ぁ、クー、久しぶ―ッオワァ!」
ズバンッ
ク「大丈夫か男、何処にも怪我はないか?病気になっていたりしないか?」
男「・・・つい今し方貴女に押し倒された時に強かに打ちつけた腰が痛いです、、」
ク「他に異常はないか?誰かに監禁されていたりしなかったか?」
男「何の事やらさっぱりですが、凄い慌てようですね;;」
ク「当たり前だ。ここ数日君の携帯にかけても繋がらなかったんだ、何かあったんじゃないかと気が気じゃなかった。」
男「ぁー・・・そういうこと・・・」
ク「一体どうしていたんだ?―もしや、私に言えない様な事を」
男「ない、ないから。―ちょっと前に服と一緒に携帯を洗濯してしまいまして、ご臨終に;;」
ク「そうか、安心した・・・が」
男「が?」
ク「君と連絡が取れないのは辛いな。―よし、私の家に来い。」
男「な、ちょ、何で?!?」
ク「いつも君と一緒にいれば電話をしなくてもいいし、心配しなくて済む―それに。」
男「そ、それに?」
ク「より長い時間君を独占できる、それはとても甘美な事だ。」
151ほんわか名無しさん:2008/08/01(金) 03:45:20 0
つい今し方携帯を洗濯機で水洗いorz
それを心配するクーの居ない私は死んできますね(AA略
152ほんわか名無しさん:2008/08/02(土) 13:16:39 O
>>151
思いとどまり物語を発展させる作業に戻るんだ!
153ほんわか名無しさん:2008/08/05(火) 19:32:58 0
保守!
154ほんわか名無しさん:2008/08/08(金) 21:09:01 0
あげ
155保守っぽく:2008/08/11(月) 01:06:41 0
薄着

男(暑い、暑過ぎる・・)
ク「すまない、待たせた、男。―今日も暑いな?」
男「ああ、そうだ―・・な」
プイッ
ク「ん?どうした?」
ススス
男「い、いや?べ,べ、別に?」
ク「なら、なぜ私の方を向かない?人の目を見て話すのが常識ではないか?」
男「あ〜・・・ま〜・・そうなんだけど、こう、やんごとなき状況ではないですか?」
ク「言ってる意味が分からないな。―何か問題でも?」
男「いや、その・・・クーのお姿がまぶしすぎて?ですね・・・」
ク「ん?具体的に言ってくれないか?」
男「な、ちょっ・・・そ、その、む、胸元がね?凄く開いてるし―」
ク「ふむ(フッ」
男「お、お臍とか見えそうだし・・・ス、スカートが短くて―太腿白いな、さわりた・・・じゃ、じゃなくて///」
ク「ふむふむ(フフ」
男「そ、その、凄く刺激的で、ついつい目がそっちに行きそうで―そ、そういうのはいけないかな〜って///」
ク「ふむ―エッチなのはいけないと思います?」
男「そ、そう」
ク「・・・―それでは困るな」
男「へっ?」
ク「この服装は君の視線を誘導するためなんだぞ?君が見てくれなくては本末転倒だ」
男「あ、そ、その///」
ク「ああ、存分に見てくれ。・・・―それで、私の躯をどう思う?」
男「す、すごく・・・扇情的です///」
156保守がわりに:2008/08/11(月) 01:27:40 O
打ち上げ花火

「きれいだね」
「うん、きれいだね」
「私は、柳の光の軌道が好きだな」
「僕は、大玉かな」
「君らしいな」
「一番好きなのは、クーだけどね」
「飲み過ぎだよ。その言葉は素面の時に言って欲しいものだ」
重なる唇
麦と汗の香り
夏の夜の物語
157宣伝投下:2008/08/11(月) 21:13:42 0
クー「犬と猫、どっちが好きだ」
男 「犬」
クー「よし待ってろ」
男 「??」



クー「どうだ!」
男 「……クー、その犬耳どっから持ってきたの?」
クー「この前の会社内のクジで偶然当たってな」
男 (会社何してんの!?)
クー「ふふん、ムラムラしてこないか?」
男 「いやしてないけど、なんか」
クー「うんうん」
男 「なんで無い筈の尻尾が見えるんだろな〜って」
クー「それはだな、よりリアルを追及し、このお尻に
男 「いや、もういい。俺が悪かった」
クー「そこまで照れることはないだろう」
男 「照れてなんかいないが、ところで猫を選んだらどうなったんだ?」
クー「君は豹がネコ科ということを知ってるか?」
男 「……つまり、女豹とでも言いたいのか」
クー「察しがいいじゃないか」
男 「……クーには無理だな」
クー「失礼な、もうすぐこの忌々しい貧相な胸から西瓜の様なくらいに大きくなるはずだ!」
男 「いや、西瓜見たいに大きくなられても困るんだが……」


オチはない
158ほんわか名無しさん:2008/08/14(木) 22:11:09 0
保守
159ほんわか名無しさん:2008/08/17(日) 21:09:38 O
保守!
160ほんわか名無しさん:2008/08/20(水) 14:46:24 0
VIPは死んだけど
いよいよこっちも死にかけだね
161ほんわか名無しさん:2008/08/20(水) 22:49:05 O
エロパロ板の方が生きてりゃ良いや
エロ抜きでクオリティ高い書き手が多いし
162ほんわか名無しさん:2008/08/23(土) 15:07:14 0
というか書き手がいなくなったな
163ほんわか名無しさん:2008/08/24(日) 02:21:52 O
いるっちゃいる


女「おはよう、男」
男「ああ、おはよう」
女「今日は遅いじゃないか、夜更かしでもしたのかい」
男「いや、単純に寝坊だ」
女「余程寝心地が良かったのだろうね」
男「ああ、凄く良かった」
女「なら今晩も添い寝してあげよう」
男「ありがとうございます。あとどいてくれないと起きられん」
164ほんわか名無しさん:2008/08/25(月) 01:10:09 0
|ε・`)
165ほんわか名無しさん:2008/08/27(水) 13:00:20 0
保守っす
166ほんわか名無しさん:2008/08/29(金) 20:56:59 0
おーい、誰か居ないのかーーー!?
チキショーめげずにお題投下だー
「クーor男がヘビースモーカー」

って既出?
167ほんわか名無しさん:2008/08/29(金) 20:59:51 0
既出だろうが何だろうが関係ねぇ!
投下しろ!
168ほんわか名無しさん:2008/08/30(土) 03:39:13 O
スモーカークールってスレがあったな
あれは良かった
169ほんわか名無しさん:2008/08/31(日) 00:39:04 O
「もうすぐテストだな。勉強はしているか?」
「勉強って何? おいしいの?」
「……私は一心不乱に勉強している君を見て惚れたんだ。もう一度、その姿を見せて――」
「はい、嘘ー」
「む、何故分かった?」
「過去に『一心不乱にピーマンを食べている君』版が存在しました」
「どうやら私の方が勉強不足の様だ」
「まぁまぁ、落ち込むなって。一応同じ大学を目指している身だ、ちゃんと勉強してるって」
「私はな、君のそんな所に惚れたんだ」
「……本当?」
「ああ、本当だ」
170ほんわか名無しさん:2008/09/01(月) 21:19:43 0
GJすら出てこんのか

171ほんわか名無しさん:2008/09/03(水) 00:49:00 0
あげ
172ほんわか名無しさん:2008/09/03(水) 22:37:31 0
人が少ない…
あと新参者なのではじめましてと言っておきます。
173ほんわか名無しさん:2008/09/04(木) 10:19:36 0
おう、お初様
クールな娘にたっぷり萌えようぜ

ヒートスレ・学園スレもあるから探してみるといい
174ほんわか名無しさん:2008/09/04(木) 12:59:12 O
ク「眠たい……」
男「どうした、ぐったりしてるな」
ク「うむ、昨日徹夜で読書にいそしんでしまってな。
  睡眠時間があまり取れていないんだ」
男「そりゃご苦労さん。昼休みくらいゆっくり寝れよ」
ク「それもそうだが…」
ク「できれば君の膝枕で寝たいというのは、私の我が儘かな?」
男「おいおい、ここ学校だぞ」
ク「確か書道室が誰もいないのではなかったかな」
男「まさか、そこでおねむしたいと申しますか?」
ク「君が嫌なら、ここで眠るが」
男「……ま、クーの我が儘なんて珍しいしな。
  たまにゃ聞いてやらんと罰が当たるだろ」
ク「ありがとう、君はいい男だな」
男「いいから、早く移動しないと寝る時間なくなっちゃうぞ」
ク「ふふ、それもそうだ。では早速移動しようか」
175ほんわか名無しさん:2008/09/04(木) 13:06:46 O
ク「おぉ、畳の匂いが素晴らしい」
男「やっぱ日本人は和室だよなー」
ク「では男、約束通り……」
男「ああ、来いよ」
ク「うむ」

ぽむっ

ク「いい感じだ、男」
男「お前にそう言ってもらえると光栄だな」
ク「学校でまどろむのとは、また一味違った味わいがあるな」
男「お前は料理評論家か?」
ク「うむ、そのツッコミも今は良い睡眠導入だ……」
ク「ふぁ…では君の膝を借りて、本格的に寝るとしよう…」
男「おやすみ、クー」
ク「おやすみ、男」
ク「……スゥ」
176ほんわか名無しさん:2008/09/04(木) 13:10:19 O
sage忘れたせいでめちゃくちゃ上がってしまったorz

ここってヒートスレみたいにsage進行だっけ?だったらごめんなさい
177ほんわか名無しさん:2008/09/04(木) 13:11:56 O
訂正

学校でまどろむのとは --> ×

教室でまどろむのとは --> ○

178ほんわか名無しさん:2008/09/04(木) 13:16:36 O
ク「スゥ…スゥ…」
男「寝顔を見て改めて思ったけど」
男「こいつって、すごい美人だよな…」
男「美人の無防備さは美しい。そう肝に銘じておこう」
男「……可愛いなぁ」
男「こいつ、一体どんな夢を見るんだろうな」
男「後で聞いてみよう」

続く
179ほんわか名無しさん:2008/09/04(木) 13:25:08 0
GJ!

wikiで素直クールにはまったのに
人がすくないとは…

こちらも新参者なので、初めましてです。



180ほんわか名無しさん:2008/09/04(木) 15:33:40 0
GJ!!
その上、続くとな!?
期待して待ってます
181ほんわか名無しさん:2008/09/04(木) 18:07:46 O
>>178

---キーンコーンカーンコーン

ク「ん……」
男「クー、昼休み終わりだぞ」
ク「もうか…早いな…」
男「ちょっとはすっきりしたか?」
ク「君の膝枕のおかげでな」
男「そうか、んなら良かったよ」
ク「うむ」
男「…なあ、唐突で悪いがひとつ聞いていいか?」
ク「何だ?改まって」
男「お前ってさ、どんな夢見んの?なんか想像がつかないんだけど」
ク「夢か……」
ク「大半は、夢など見ないがな。今日は素敵な夢が見れた」
男「どんな夢だ?」
ク「君と、私と、私たちの子供の三人で散歩している夢だ」
男「……そうか」
男「聞くんじゃなかった。すごい恥ずかしい」
ク「何を恥ずかしがることがある。案外近い将来、
  夢の通りになっているのかもしれないぞ?」
男「……なおさら恥ずかしいわ」
ク「ふふ…、私は君のそういうところも好きだぞ」
男「こんにゃろめ、俺を恥死にさせたいか」
ク「照れると余計に可愛いな」
男「……お前にゃ勝てんわ、クー」
182ほんわか名無しさん:2008/09/04(木) 18:18:47 O
男「じゃあ、教室戻るか」
ク「もうか…」
ク「すまない男。あと少しだけ、私に付き合ってくれないか」
男「どうした?」
ク「うむ」

がばっ

男「!?」

  どさっ

男「うおっ…ど、どうした!?」
ク「あと一分、今度は君を抱き枕にさせてくれ」
男「……お前、今日はやたらに甘えるなぁ」
ク「たまにはいいだろう?」
男「仕方ねえなあ。一分だけだぞ?」
ク「うむ」
男「いーち、にーい、さーん…」
ク「できる限り、ゆっくり数えてくれ」
男「……しーーい、ごーーお、ろーーく」
ク「そう、その調子だ」
男「しーーち、はーーち、きゅーーう」
ク「いいぞ、男。もっと、もっとだ」

ぎゅっ

〜おしまい〜
183ほんわか名無しさん:2008/09/04(木) 22:24:27 O
続きキタ!
GJ!
184ほんわか名無しさん:2008/09/04(木) 23:08:51 0
最高でした。
とても楽しませていただきました。
185ほんわか名無しさん:2008/09/06(土) 10:21:39 O
「いやー、良い映画だったな。感動した!」
「私は同意しかねます」
「……何で?」
「最終的に主人公とヒロインが結ばれない最後の何処が良いんです?」
「お前な、そこが良いんじゃないか。結ばれないからこそ感動出来るんだよ!」
「まさか貴方と意見が合わないとは思いませんでした」
「どういう意味だ、それ。……それなら俺じゃなくて、気が合いそうな奴誘えば良かっただろ」
「貴方以外、デートに誘うつもりはありません」
「いや、俺以外でも……今、デートって言った?」
「はい、言いました」
「お、おい、友達同士で遊びに行くのはデートとは言わ、言わないんだぞ」
「なので友達から恋人になるため、デートに誘いました。私は貴方の恋人になりたいです」
「ま、待て、いきなりそんな事言われても――」
「駄目、ですか?」
「……駄目じゃないです」
「では今から恋人として、よろしくお願いします」
「こ、こちらこそ」
「……一つ、質問しても良いですか?」
「ん? おう、構わないぞ」
「今でも主人公とヒロインが結ばれない方が良いと思いますか?」
186ほんわか名無しさん:2008/09/06(土) 12:48:07 O
>>185
GJ!!後輩クールとは恐れ入った。
ラストのセリフにドキッとしたぜ!
女「男、君にちょっと聞きたいことがある」
男「なんだ、クー?」
女「君は、貧乳好きかそれとも巨乳好きか?」
男「……何を聞くかと思えば」
女「君が巨乳好きなら、豊胸手術も辞さない覚悟だったのだが」
男「下らない。胸が大きかろうと小さかろうと、クーを嫌ったりするもんか」
女「……そうか」
男「ま、強いて言えばクーくらいの大きさが一番好きかな」
女「むう、自分から言ったものの恥ずかしいな」
男「なんなら今から、もっと恥ずかしいことしてやろうか」
女「調子に乗るな」

---ビシッ

男「痛っ!」
188保守代わりに投下:2008/09/07(日) 23:47:00 O
「最近、君は上の空になることが多いが、どうしたんだ」
「あ、ごめんごめん。なんかさ、不安になって」
「将来がかい」
「うん」
「何事にも考える。それは君の良いところだ。だけど、考えすぎるな。君は不器用だ。心と体が連動する。だから、考えるな」
「難しいね。でも、ありがとう」
「悩んだら、何時でも言うがいいさ。君を受け入れる余裕は常につくっているからね」
189ほんわか名無しさん:2008/09/09(火) 08:02:57 O
言わせて貰おうGJと。
190ほんわか名無しさん:2008/09/10(水) 02:34:56 O
女「一緒に帰ろう、男」
男「うお、女か。珍しいな、俺のクラスまで」
女「迎えに行きたくなったんだ。とっとと準備を済ませてくれ」
男「ああ……だが周りからの視線が凄いぜ」

A(ねぇ、あれ女さんじゃない?)
B(うわ、本当だ。男君と仲良いのかな)
C(女さんが他人に話し掛けてるとこ初めて見た……)



女「……」
191ほんわか名無しさん:2008/09/10(水) 09:12:23 O
帰り道

女「……いらん世話を焼いたな」
男「何が?」
女「いや……」
男「?」
女「明日からは、昨日までのように、校舎裏で待ち合わせよう……」
男「ああ、成る程。さっきの事か」
女「もうあんな思いは御免だ。まさか男にまで奇異の視線が――」
男「だが断る」
女「……」
男「……」
女「……まさかとは思うが、君は見られて興奮する型かい」
男「俺はお前のなんだ!」
女「……!」
男「遠慮なんかすんなよ。クラス中の視線を二人占めしてやろうぜ」
192ほんわか名無しさん:2008/09/10(水) 10:59:47 O
どう見ても男の方が主役です、本当にありがとうございました
193ほんわか名無しさん:2008/09/11(木) 00:26:34 O
赤ん坊「すやすや……」
女「可愛いな……」
男「あぁ…癒される」
女「悪いな、親戚の赤ちゃんの世話を手伝わせてしまって」
男「気にするなよ。俺とクーの仲だろ?」
女「そう言ってもらえると、気が楽になる」
女「時に君は、大人になったら何人子供がほしい?」
男「んー…やっぱり二人くらいかな。クーは?」
女「君との愛の結晶なら、いくらでもほしいな」
男「……それだと恐らく、俺の体が持たんけど」
女「ふふ、頑張ってくれよ。お父さん」
男「クーの中で俺はお父さん決定なのか?」
女「もちろんだとも」
男「……////」
194ほんわか名無しさん:2008/09/12(金) 00:21:57 0
GJ!ほのぼのw
195ほんわか名無しさん:2008/09/12(金) 23:11:36 O
理由〜クー編〜

「ねぇ、クー。僕たち付き合って一年になるけどさ。クーが僕を好きになった理由ってなに」
「また、いきなりだね」
「クーの告白も、いきなりだったよ。あの時はびっくりしたよ」
「理由か。強いてあげるなら、一目惚れかな。君を見たとき、キュンときた」
「一目惚れかぁ。一目惚れから始まる恋愛って、ドラマだけだと思ってたよ」
「現実は小説より奇なり。このドラマはこれからも続くんだよ。恋愛ドラマからファミリードラマに変わりながらね」
「なんか、ロマンチックで壮大だね」
「だろ」
196ほんわか名無しさん:2008/09/12(金) 23:22:47 O
理由〜男編〜

「君と会って、だいぶ経つものだな」
「そうだね。クーとは幼稚園の頃からだから、もう20年近いのかな」
「80の季節、240の月、7300の日。細かくするほど長い月日を共に過ごしたものだな」
「細かすぎるよ」
「いつから、付き合いはじめたかすっかり忘れたな。小さい頃から、一緒にいるのが当たり前だったから」
「そうだね。僕が告白したのは中学校卒業するときだけど、あまり変わらなかったよね」
「そう言えば、あの時何で君は告白してきたんだい。受験間近だったというのに」
「…恥ずかしいけど、怖かったんだ。だから、焦ってた」
「節目、か。そんなほど君を魅了した私の君は何処が好きなんだい」
「初めてだよね。その質問。…わからないや。理由とか忘れちゃった。だけど、クーが好き。側にいたい。いつも、そう思ってるよ」
「私もだよ。理由なんかよりも、側にいたい。こうして話すだけでも、幸せさ」
「うん」
197ほんわか名無しさん:2008/09/13(土) 16:01:54 O
女「愛とはなんだろうな、男」
男「うーん、難しい質問だな」
女「なぁ、私に君の答えを聞かせてくれないか?」
男「そうだな…愛とは思い続けること、かな」
女「思い続けること?」
男「うん」
男「家族とか恋人とかのことは、いつでも忘れないだろ?」
女「そうだな」
男「俺もクーのことは、いつでも忘れないよ」
女「そうか。ありがとう」
男「お前の納得できる答えだったかな?」
女「うむ。これからは私も、君のことをいつ
  いかなる時も忘れないようにしよう」
男「そうか」
女「さて、疑問も氷解したところで帰ろうか」
男「おぉ、手ぇつなぐか?」
女「当たり前だ」
198ほんわか名無しさん:2008/09/13(土) 23:16:39 O
女「今日は休日だな」
男「どっか行く?それとも、家でのんびりしようか」
女「君となら、何をするでもいい」
男「それは困ったな。どうしよう」
女「迷った時は抱きしめてくれ、私はそれで満足だ」
男「それ、根本的解決になってないよ」
女「うるさい」

ぎゅっ

女「これでいいのだから、これでいいんだ」
男「はいはい」
199ほんわか名無しさん:2008/09/14(日) 13:06:26 O
やっぱ素直クールは良いな。
GJ!!
200ほんわか名無しさん:2008/09/15(月) 04:07:54 O
200
201ほんわか名無しさん:2008/09/16(火) 18:55:18 0
201
におい
味噌汁の匂い
202ほんわか名無しさん:2008/09/16(火) 20:15:14 O
----トントントン

男「ん……ふぁ」
女「おはよう、男」
男「……クー、なんでお前がいんの?」
女「もう忘れたのか?君のご両親がいないから、
  泊まりがけで遊びに来たんじゃないか」
男「そうだったな…」
女「そら、朝ご飯だぞ」
男「おっ、マジで?」
女「君のために腕によりをかけて作ってみた」
男「味噌汁の匂いが食欲をそそるなぁ」
女「一杯食べるんだぞ」
男「ありがとう、クー」
女「なに、君と同棲したら毎日することだ」
男「恥ずかしげもなくよく言えるな…」
女「さぁ、冷めないうちに早く食べろ」
男「おう、いただきます」
203ほんわか名無しさん:2008/09/18(木) 10:05:22 O
男「過疎だな」
女「うむ」
男「寂しくない?」
女「君と二人きりになれるなら、過疎もそう悪くはない」
男「……////」
204仲良さげなクーとヒーは邪道か?:2008/09/18(木) 18:24:02 O
ヒ「クー姉ちゃぁぁぁぁぁん!」

  ひしっ

ク「む?どうした」
ヒ「シューが私の芋羊羹食べたのぉっ!」
ク「おやおや、それは可哀想に」

  なでなで

ヒ「うっく…ひっく…」
ク「芋羊羹なら私が買ってやる。だからあまりシューの奴を責めるな」
ヒ「うん…分かった…」
男「仲がいいな、素直姉妹」
ク「おや、男」
ク「当たり前だ。ヒーは私の大切な妹だからな」
男「姉は偉大だな」
205ほんわか名無しさん:2008/09/19(金) 12:30:25 O
GJ!
206ほんわか名無しさん:2008/09/19(金) 22:47:57 O
シュール「クール姉さん…」
クール「どうした?」
シ「私は今、恋患いというのにかかっているようです」
ク「ほう…シューもついに色恋に目覚める年になったか」
シ「はい、そこで相談なのですが」
ク「何だ、言ってみろ」
シ「告白の際渡すのは、ジャポニカ米とインディカ米とどちらがいいでしょう」
ク「………告白は気持ちが大事だ。プレゼントは後々でもいいんじゃないか?」
シ「そうでしょうか?」
ク「あぁ、そうだ」

男(シュールの相手は大変だな……。頑張れクー)
207ほんわか名無しさん:2008/09/21(日) 11:01:48 O
ついに他ジャンルに侵食されて……と思ったが、素直クールの長所は素直かつ真面目なところだ

ということはシュールやヒートみたいな、明らかに攻撃的なジャンルと組めば引き立つんじゃあるまいか
208ほんわか名無しさん:2008/09/21(日) 19:43:23 O
>>207
素直三姉妹の仲の良さを表したかったんだが
学園スレでやるべきだったな
すまんかった
209ほんわか名無しさん:2008/09/22(月) 00:06:14 O
いや、全然構わないんだけど
210ほんわか名無しさん:2008/09/22(月) 06:44:13 O
ほのぼのに素直3姉妹スレって昔あったよな?
211ほんわか名無しさん:2008/09/22(月) 18:41:49 0
統合スレの事か…
あそこの絵師はマジで神だったな
212ほんわか名無しさん:2008/09/23(火) 11:46:54 O
「遊びに行こうよー、せっかくの休みなんだしさー」
「休日は日頃の疲れを癒すためにあるんだ」
「それも一理ある。だけど遊びに行けるのも休みの日だけだ!」
「分かった、来週なら付き合う」
「やだー、今日が良い」
「予定があるから駄目だ」
「予定……って、その本読む事だろ。このインドア派!」
「確かに、アウトドア派では無いな」
「うー、遊園地行こうよー」
「人口密度が高い所は苦手だ」
「水族館!」
「前項に同じ」
「じゃあ、どこか行きたい場所教えてよ」
「特に無いな」
「いや、何かある、あって下さい! この際、好きな場所とかでも良いです」
「……それなら一カ所あるな」
「おお、そこにしよう、早く行こう。さあ、本を閉じて立ち上がれ!」
「よし……ん」
「……何で抱き着くの?」
「ここが一番好きな場所だからだ」
213ほんわか名無しさん:2008/09/23(火) 16:59:33 O
>>212
GJじゃないか
214ほんわか名無しさん:2008/09/23(火) 18:45:17 O
女「男、好きだ」
男「あっ、そう…」
女「男、愛している」
男「ふーん…」
女「お前に変わるものなど、私には何もない…」
男「ちょっと黙っててくれる?」
女「………男」
女「お前はそんなに、私のことが嫌いか……?」
男「お、お前がたまには冷たくしてくれって言ったんだろが!」
女「すまない…だがやはり、私にこの仕打ちは耐えられないようだ…」
男「こらこら泣くな。俺はお前を泣かすようなことしたくないぞ?」
女「グスッ…ありがとう…」
男「よしよし」
215ほんわか名無しさん:2008/09/24(水) 18:18:22 O
>>214
GJ!
216ほんわか名無しさん:2008/09/26(金) 11:59:20 O
女「………」
男「おや、姫様。こんな土手で何をしておいでで?」
女「男か…なに、少し野花を愛でていただけさ」
男「それはそれは。美しい姫様に愛でられ、花も大層喜ぶでしょう」
女「ふふふ、ありがとう。男」
女「ところで、その姫様という呼称は一体なんだ?」
男「いやぁ、土手に佇むお前があんまり綺麗だったからさ」
女「そうか、世辞でも嬉しいよ。君も素敵だ、男」
男「お世辞じゃねえよ」
女「私のためにムキになってくれるのか?」
男「当たり前だ、お前が綺麗なのは事実なんだし」
女「何だか、照れるな」
男「こちらこそ、だよ」
217ほんわか名無しさん:2008/09/26(金) 12:24:15 O
>>216

女「男よ、これはお礼だ。受け取ってくれ」

ふぁさ

男「これ、花輪か?」
女「見ての通りだが」
男「こういうのは、女の子がするもんだ」
女「そうか?」
男「うん、ほら」

ぱさり

女「……似合うかな?」
男「ああ、すごく。花の妖精みたいだ」
女「妖精、か」
男「綺麗だよ。クー」
女「ありがとう、君にそう言われるのが一番嬉しい」
218ほんわか名無しさん:2008/09/26(金) 23:27:00 O
>>217
甘いなぁ
GJ!
219ほんわか名無しさん:2008/09/28(日) 17:28:09 0
ttp://sucool.s171.xrea.com/up/src/up0645.jpg
唐突だけど217の絵書いてみました
220ほんわか名無しさん:2008/09/28(日) 17:32:00 O
>>219
突然の絵師降臨に動揺して、二回も保存しそこなった

GJ!書いた甲斐があったよ
221ほんわか名無しさん:2008/09/28(日) 18:02:40 O
>>219

女「これが…私…?」
男「そうだよ」
女「ちっとも似ていないな。私はもっと、可愛げのない冷たい顔をしている」
男「自分のことを、そんなに卑下するもんじゃない」
女「しかし…そうでも言わないと照れくさくて…」
男「クーはいつでも可愛いよ。怒ってても、拗ねててもね」
女「男……」
男「分かったらほら、ちゃんとお礼を言いな?」
女「分かったよ」
女「絵師さん、私の肖像を描いてくれたこと、心から感謝します」
男「ありがとうございました」
222ほんわか名無しさん:2008/09/28(日) 20:24:36 0
可愛げがありすぎたかな。
もっと無愛想な感じにしたほうが良かったかー
でも俺フィルターを通すとこんなんなっちゃうんだw
223ほんわか名無しさん:2008/09/28(日) 20:29:31 O
>>222
>>221はクーならこう言って謙遜しそうっていう俺の妄想だから、気にしなくてよろし

絵師さんはシュールスレでたまに描いてる人?
学園スレやヒートスレでも、なんか描いてほしいなぁ
224ほんわか名無しさん:2008/09/30(火) 00:32:35 O
女「おい、ちょっと来てくれ男」
男「どうしたクー」
女「こんなところに、蝶の抜け殻がある」
男「へぇ…ここで羽化したのか」
女「そのようだな」
男「クーは、虫とか平気なの?」
女「Gとかは駄目だがな、芋虫までなら割と苦手ではない」
男「女の子なのに、珍しいなぁ」
女「虫はいいぞ。短い時間で恋しいものと結ばれ、睦あい、子をなして死んでゆくんだ」
男「それのどこがいいの?」
女「長く燃え上がる炎もいいが、短く華やかに消え去る花火もいいものだろう?」
男「俺は、クーとなるべく長く一緒にいたいと思ってるよ?」
女「ふふふ、心配するな。私も、人として君と出会えて良かったと思ってるよ」
女「これからも、末永くよろしく頼むぞ。男」
男「……おぅ///」
225ほんわか名無しさん:2008/09/30(火) 19:01:23 0
>>224
GJ!
そういえば素直くーるってゲーム出るみたいだけどどうなんだろうか?
226ほんわか名無しさん:2008/09/30(火) 19:30:08 O
今衝動的に「素直くーる」で検索かけてみたら、
ジャンル:「素直クール」という訳分からん記述をみつけた
新ジャンル意識してる作品が最近多いように思う
227ほんわか名無しさん:2008/09/30(火) 21:44:39 0
素直クールだってもともとは新ジャンル発なんだから別におかしくはないけどな
そもそも新ジャンルってまだ続いてるの? 去年末あたりをピークに下火になってると思ってたんだが
228ほんわか名無しさん:2008/09/30(火) 22:21:08 O
うーん…
前ほどの勢いはなくなってきてるねー
書き手が減ったのが一番の原因かなぁ
229ほんわか名無しさん:2008/10/02(木) 09:44:32 0
えーい、お題投下じゃ
「クーを『お母さん』と呼んでしまう」
230ほんわか名無しさん:2008/10/02(木) 16:44:32 O
>>229
「気持ちよさそうに寝ているな。ふふふっ、寝顔はかわいいな」
「んっ、お母さん…」
「こんなかわいい彼女を捕まえてお母さんとは罪なやつだ」
チュッ
「そのかわいい寝顔で許そう。おやすみぼうや」
231ほんわか名無しさん:2008/10/02(木) 16:52:59 O
>>230
あぁぁぁ甘すぎるぅぅぅぅ!

GJ!!!!
232ほんわか名無しさん:2008/10/02(木) 17:01:39 O
>>229

〜一緒に勉強中〜

男「……ふぅ、なんとか課題終わりそうだな」
女「一休みするか。お茶でも淹れよう」
男「サンキュ、母さん…」
女「…ん?今なんと?」
男「………何でもない。何も言ってない」
女「私の空耳かな。今君の口から母さんと…」
男「だぁぁぁっ、恥ずかしいから言わないでくれぇぇぇぇ!!」
女「何を恥ずかしがることがある?君と私が結婚すれば、
  そう呼ぶのは日常茶飯事になるじゃないか」
男「そういう問題じゃなくて……」
女「しかし、結婚してもたまには名前で呼んでくれよ?」
男「………クーの方が三枚くらい上手だな」
女「お褒めにあずかり、光栄だ」
233ほんわか名無しさん:2008/10/03(金) 18:41:24 O
ショッピングモールにて
「よっ、クー。珍しいな」
「君こそ。こんな遠くまで」
「俺は服買いにたまに来るからな。クーはバスで来たのか」
「私は買い物に付き合いだよ。彼女の車」
「なるほど。ほんと偶然だよな」
「ドラマのようだな。一言で言えば運命」
「なんか、照れくさいな」
「事実は小説より奇なり。一緒に回るか」
「二人で来たのか」
「そうだが」
「なら、やめとくよ。今度会うときに今日買った服見せて貰うのを楽しみにするよ。じゃあな」
「うん」
234ほんわか名無しさん:2008/10/04(土) 14:12:51 O
GJ!

⊃お題
【休日は暇な男】
【休日は忙しいクー】
235ほんわか名無しさん:2008/10/04(土) 19:41:04 O
>>234
あわせて使います
『正しい休日の過ごし方』

「暇だ。クー、忙しいしなぁ。僕も卒論とれば良かったなぁ。邪魔するわけにいけないし。出かけるかな」

「ふむふむ、なるほど。すごいな、おと…。はははっ、ひとりでのフィールドワークなのにな。寂しいな。あの喫茶店で休憩しよう」

「結構来たなぁ、あそこで一休みするかな」
「いらっしゃいませ。お好きな席へどうぞ」
「んっ、クー!」
「やぁ、君こそ。どうしてこんなところに」
「ドライブ、暇だったから」
「私はフィールドワークだ。ほんと、偶然だ」
「だね。クーは何でここまできたの」
「バスだよ」
「なら、帰り乗ってく。終わるの待つよ」
「今日はもう一段落したから、デートしよう。久しぶりに」
「いいね、喫茶店から始まるデートか」
「久しぶり、だよね。寂しかった」
「僕も、暇だった」
「温度差があるな。そんなところもあわせて好きになったんだけどな」
「ありがとう」

236ほんわか名無しさん:2008/10/05(日) 01:05:44 O
>>235にGJを!!

そしてクール民の皆さんに相談です

近々VIPで素直三姉妹の統合スレを立てようと思ってます

なにか問題になるようなことはないでしょうか

教えて下さい
237ほんわか名無しさん:2008/10/05(日) 02:12:23 O
書き手が集まるか否か
238ほんわか名無しさん:2008/10/08(水) 07:32:53 O
保守
239ほんわか名無しさん:2008/10/08(水) 20:14:16 O
>>236
たまに書くけどクーしか書ききれないから三姉妹だと難しいかも。
保守も大変だと思うよ。
あと姉妹スレにふれ回ってないならもっと厳しいかも。
通りすがりの意見は以上です。
PSネタ下さい。
240ほんわか名無しさん:2008/10/09(木) 12:56:25 O
お題「クーの母性愛」
241ほんわか名無しさん:2008/10/09(木) 15:20:49 O
三姉妹全部かけるよ!
今規制中だけどね!
242ほんわか名無しさん:2008/10/10(金) 18:45:37 O
ク「……ふう」
男「おかえりー。話って何だった?」
ク「いや、付き合って欲しいと言われただけだ」
男「よし来た! で、何て返事した?」
ク「分かるだろ? いつも通り断った」
男「おめでとう!」
ク「……何がだ?」
男「今回で十人目だから祝ってみました」
ク「別に祝う事ではないと思うが?」
男「うーん、確かにそうだ、この程度で祝うのは早過ぎた。クーなら至高の百人切りも夢じゃないしな」
ク「そう言う事なら私としては、君にも記録破りに挑戦して欲しい」
男「いやー無理無理、俺じゃクーの記録を破れるはずないって」
ク「……そうだな、私の記録はまだ続きそうだ」
男「うんうん、その通り。記録を伸ばすのは大変な事だけど、途中で諦めるなよ!」
ク「ああ、諦める気はない」
243ほんわか名無しさん:2008/10/10(金) 20:47:49 O
>>242GJだぜ!!

クーが過疎だなってボヤくネタしようと思ったら、人来てて嬉しかった
244ほんわか名無しさん:2008/10/11(土) 11:04:43 O
女「おかえり」
男「ただいま」
女「夕食と風呂の準備が出来ている」
男「じゃあ先に夕飯を頂こうかな」
女「分かった」


男「という訳なんだ」
女「成る程。陸上部も楽じゃないんだな」
男「うん、ところで一つ突っ込んで良いかな」
女「……何か料理に不手際があったかな?」
男「いや」
女「ああ、お茶かい」
男「いや」
女「……恥ずかしい話だが、思い付かない」
男「お前なんでここにいんの?」
女「ノリの良い男も私は好きだよ」
245ほんわか名無しさん:2008/10/11(土) 23:35:04 0
好きなもの−春夏秋冬

「春か秋かな。散歩するにはいい季節だ。キミは運動不足だからな」

ほっとけ

「まあ、しかし冬もいいかもしれない。キミにくっついていれば暖かい」

カイロか、俺は

「む? 夏は夏で…… 肌も露わな私にキミがこう、ムラムラと野獣のように―」

なりません

「ふむ」

で結局、一番好きなのは?

「キミかな」
246ほんわか名無しさん:2008/10/13(月) 23:13:55 O
>>240
遊園地で子守

「お兄ちゃん、次あれ乗る!」
「おう」
「年齢や身長制限はないみたいだな」
「さんきゅ、ありがとなクー。子守に付き合ってもらって」
「かまわないさ。私達だって、誰かに助けられて大きくなったんだから」
「そういや、近所の兄ちゃんや姉ちゃんにお世話になったなぁ」
「それと、未来の予行練習かな」
「ちょっと、照れてる?」
「想像したら少しな」
「珍しいな」
「子供は一太郎二姫がいいな」
「えっと、頑張ります」
「お父さんお母さん早く〜!」
「おやおや、娘がお怒りだよ。あなた」
「おう、急ぐ」

暖かい日溜まりのした、小さな子と若い男女は少しだけの家族ごっこ。
247ほんわか名無しさん:2008/10/14(火) 01:29:59 0
>>234 俺も合わせて

ふう、やっと昼休みか。定時に終わるとはいえ、休日出勤も楽じゃないな。
どれ、弁当でも食べて・・・私としたことが忘れてしまったようだな・・・
仕方ない、ちょっくら外に買いに・・・ってあれは?

おーい、仕事はどうしたんだ?昼間からゲーセン通いとは、感心しな・・・
―――今日、非番だもの・・・
あ、そうだったな・・・すまない、君は今日非番だったな
―――・・・どうしたの?
いやな、今日弁当を忘れてしまって・・・これから買いに行くところなのだよ
―――・・・うーんと、500円、くれる?
500円?別に、構わんが・・・
―――ちょっと、待ってて
あれ、またゲーセンに入っていってしまったぞ?・・・仕方ない、買いに行くか・・・
しばらくしてから
―――待ってたよ
・・・これは?
―――戦利品。食後はデザートも・・・あと飲み物・・・
なるほど、私のために取りにいってくれていたのか・・・これは悪いことしたな・・・
その戦利品と、この買い物袋の中身、交換してくれ
―――見た感じ1000円するけど・・・
不特定多数のために作られた食品と、私のために取ってくれた景品。どっちに価値があると思う?
―――じゃあ・・・500円分のメダル・・・遊びに来て・・・
OK、仕事が一段楽したら必ず遊びに行くよ。いや今日定時上がりだから、
今日終わったら遊びにいこうじゃないか。絶対だぞ?お金使い切らずに待ってろよ?
―――分かった。絶対。じゃあ・・・頑張って
これ以上やる気の出る応援はこの世にないな。じゃあ行ってくる。
・・・よし、今度もわざと忘れて取ってもらおう。いっそ、彼はゲーセン勤務だから、
指輪も置いてもらうか。そしてそれを私の薬指に通そう。よしそれでいこう。
愛しの彼女シリーズのフルコンプリートは、一生一緒にいないとできないよ?愛しの男君?
248ほんわか名無しさん:2008/10/14(火) 08:34:31 O
グッジョブに候
249ほんわか名無しさん:2008/10/14(火) 20:29:24 O
グッジョブに……の、のど?(;゚Д゚)

お題〜。
っ「喉の痛みと心配性なクー」
っ「喉元すぎれば熱さを忘れる」
っ「喉元にコンバットナイフ」
250ほんわか名無しさん:2008/10/14(火) 20:39:32 0
っ候=そうろう
251ほんわか名無しさん:2008/10/14(火) 22:54:34 O
>>249
風邪のひきはじめには

「コンコン。あぁ〜、喉がイガイガする」
「むっ、風邪か。大丈夫か」
「明日には治ってるでしょ。寒くなってきたしね」
「ちょっと待ってろ」
……

「蜂蜜レモン」
「ありがと」
「それと」
ギュ
「クーさん。首に腕回されると飲みにくいんですが」
「ひきはじめだから、あったかくしないと」
「…はい」

252ほんわか名無しさん:2008/10/15(水) 06:58:32 O
>>249
……
253ほんわか名無しさん:2008/10/15(水) 23:05:06 O
>>250
ネタだと解っていてもツッコんでもらえる……
こんなに嬉しいことはない…(*´Д`)

>>251
ないす熱々くーる
254ほんわか名無しさん:2008/10/18(土) 23:35:38 O
「私は君が嫌いだ」
「うん」
「君の笑顔、声、優しい所、全てが大嫌いだ」
「うん」
「……私の負けだ。潔く君との添い寝は諦める」
「そっかー、思ってたより早かったな」
「自分の気持ちと違う事を言うのは、たとえ相手が嘘だと分かっていても心が痛む。
 このようなゲームは、もう二度としないと誓う」
「なんか、悪かったな。俺が浅はかだった」
「気にするな、代わりに別のゲームをしよう」
「どんな?」
「私が君の側で愛を語ろう。君は無反応でいれば勝ち、どうだ?」
「うーん、止めとく」
「私の事は気にしなくて良い。このゲームなら辛くないしな」
「いや、負けが見えてる」
255ほんわか名無しさん:2008/10/19(日) 03:07:47 O
バカップル
256ほんわか名無しさん:2008/10/19(日) 03:32:55 O
ほのぼの
257ほんわか名無しさん:2008/10/20(月) 22:20:55 O
オムライス作ってくれました

「いや〜本当に美味かった」
「全く…子供みたいだな君は。頬にケチャップが付いてるぞ」
人差し指でケチャップを拭ってそのまま自分の口に運ぶ
「!?」
「どうしたんだ?そんなに顔を赤くして」
「い…いや……何でもない」
258ほんわか名無しさん:2008/10/22(水) 17:22:27 O
259ほんわか名無しさん:2008/10/24(金) 19:25:29 O
食べ歩き

「クー、ここの和菓子屋のクレープがおいしいよ」
「ほぅ、グルメ家の君に今日は任せるよ」
「うん。ちょっと待っててね」
「ふふっ、今日は食べてばっかりだな。まぁ、それはそれであの魅力的なさわり心地を演出してるかもな。ふふふっ」
「お待たせ。近くに公園があるからそこで食べよ」
「うむ」
……

「うん、おいしい」
「でしょ」
「私は今三国一の幸せ者かもしれない」
「また急だね」
「美味しいものを好きな人と食べて、こうしていられるんだ」
「なら僕も幸せ者だね」
「うん」
口付けは甘い生クリームの味。
彼の手は彼女の背に。
彼女の手は彼のお腹に。
二人の至福な時は緩やかに過ぎる。
260ほんわか名無しさん:2008/10/25(土) 11:51:01 O
女「夢を見た」
男「どんな?」
女「君が、死ぬ夢だ」
男「ちょw縁起でもないwww」
女「起きた時、涙を流していたよ。よほどショックだったんだろうな」
男「かもなー」
女「男、頼む。君は私より先に死なないでくれ。でないと私は、私は……」
男「泣くな泣くな、そう簡単に人は死んだりしないよ」
女「……そうだな。私としたことが、思いがけない夢を見て取り乱したようだ」
男「まぁ、滅多に見れないクーの涙が見れて、役得と言えば役得だったかな」
女「君は冷たいな。罰として私を抱きしめるんだ」
男「はいよ」

ギュ
261ほんわか名無しさん:2008/10/27(月) 12:35:41 O
GJ!

つお題
【遅刻ばかりの男】
【遅刻した事が無いクー】
262ほんわか名無しさん:2008/10/27(月) 13:49:25 O
>>261
遅刻しない三つのコツ

「ぐはっ、今日もこってり絞られた」
「自業自得だ。君は遅刻が多すぎる」
「うぐ、いいわけもございませぬ」
「仕方ない。私が君の遅刻癖の理由を見てみよう」
「えっ」
「よって、今日から数日君の家に泊まることにする。なに、無遅刻無欠席皆勤賞の私に任せたまへ」
「お願いして大丈夫なのか」
「どんとこい」
「お願いします」
……

「君が遅刻する理由はよくわかった」
「ほう」
「コーヒーの飲みすぎだ。眠れるはずがないだろ。ゲームにはまり過ぎだ。目が冴えるだろ。根本的な理由として早く寝なさい」
「夜はこれから…」
「一時の快楽で未来まで壊す若者か。もう少し体をいたわれ。考えろ」
「むぅ」
「今日は監視する。君が寝るまで放さない」
「興奮して寝れなくなりそうなんですが」
「その時は落ち着かせるさ。疲れた方が寝れるしな」
「冗談です。おとなしく寝ます」
「うむ」

翌日並んで歩く二人

「落ち着いて行けるって良いな」
「だろ。しばらく監視するよ。ずっとね」
「お手柔らかにお願いします」
263ほんわか名無しさん:2008/10/28(火) 02:26:18 O
GJ

だが「しばらく監視するよ、ずっとね」ってどっちだ
264ほんわか名無しさん:2008/10/28(火) 12:46:41 O
急に気が変わったんですね、わかります。

つお題
【気が変わりやすいクー】
【気が滅入りやすい男】
265ほんわか名無しさん:2008/10/31(金) 09:48:09 O
保守
266ほんわか名無しさん:2008/10/31(金) 22:28:10 0
>>264
クーの興味と秋の空

「あっ、次はあそこに行こう」
「うん」
「次はあっち」
「急がなくても、お店は逃げないよ」
「お店は逃げないけど、時間は過ぎていくよ」
「それはいっぽんとられたな」
「それに、君と少しでも多くいろいろと楽しみたいんだ。気まぐれで君を振り回してるかもしれないけど、私の心はいつも君だけのものだよ」
「言われるほうが、照れるんですけど」
「だって、君が不安そうな顔したから気持ち伝えなくちゃと思って」
「大丈夫だよ。楽しんでないように見えるかもしれないけど、僕はクーと一緒にいるだけで楽しいんだ。むすっとした表情で誤解させてるんだったら、ごめんね」
「うん。君の気持ちは、わかってるよ。だから、ずっとずっと傍にいてね。だから、次はあそこ行こう」
「さっき言ってたのと、違う場所だね」
「こっちのほうが、面白そうと思ったから。だめ?」
「そんなわけないさ。行こうか。時間は過ぎていくんでしょ」
「うん」



267ほんわか名無しさん:2008/10/31(金) 23:01:09 0
>>264
She’s his emotional prop 〜彼女は彼の支えとなった日〜
「……飽きた」
「君は、いつもそうやって投げ出すんだな」
「お前に、わかるのかよ」
「わかるさ。君はいつも『飽きた』の一言で投げ出して、逃げてる」
「うるさい! 俺の勝手だろ! 幼馴染だからっていつもいつも俺に口出ししやがって! 保護者気取りかよ!」
「私は、君の保護者になる気なんかないさ。君が、好きだからな」
「俺は、お前が大っ嫌いだね。いつもいつも横にいては口出しばっかりしやがって。もう関わるな」
「断る。私はいつでも君の傍にいる。関わってやる。君が折れたとき、いつでも支えてやれる存在になりたいんだ。私が教えてることなら教える。手伝えることなら手伝う。だから、簡単に諦めないでくれ」
「なんだよ、それ。だったら、教えてくれよ。お前の俺に対する気持ちの大きさをよ」
「良いだろう」
 彼女は彼に抱きつき、強く唇を重ねた。
 …
「これで、どうだ?」
「苦しかったぞ」
「死ぬほど、愛してる。そういうことさ」
「お前の愛は、きつ過ぎだ」
「君が、教えろといったんだぞ」
「ぐっ、口の達者なやつ」
「好きな人を守るためには強くなくちゃいけないからな」
「お前さ。いつも直球だよな」
「何がだ」
「言葉がだよ」
「素直だっていってくれ。そうそう、私は君を愛してる。返事は、君が私を愛したときにしてくれ」
「なんだよそれ」
「振られるところが想像できない。だから、返事は、はいかYesだ」
「はいはい。わかりましたよ。一生俺の傍にいてください」
「もちろんだ」
268ほんわか名無しさん:2008/11/02(日) 20:22:14 O
おおー、ぐっじょぶ!
269ほんわか名無しさん:2008/11/03(月) 00:51:57 0
今日は日本シリーズ第2戦だったので「巨人ファンと西武ファン(アンチ巨人)」
 西武側で江藤が出てきたとき
「お、江藤か。懐かしいなぁ」
「江藤か…その姿は偲びん……腐った巨人に移籍せねば、貴様も苦しむことはなかったろうに・・・」
「む、腐った巨人とはなんだ」
「優秀な生え抜きが高橋や上原などごく少数ではなぁ」
 西武にチャンス到来
「待ちに待ったときが来たのだ!我々が、真の栄光を掴み取るのだ!
日本一の球団の座を!我が西武の剣によって!」
だが凡退
「くっ・・・抜かったぁ・・・!」
「まあ、こんな早くから勝負を決められては、こちらもたまったもんじゃないからさ」
「敵に情けをかけられるなど…だが敵とはいえ、私の愛しい人だ…だがしかし……ああああ……」
投手戦の様を呈してきて
「それでも、落とせない試合があるんだーーー!」
「貴様らのような者供に、この試合に勝たせてたまるかーーー!」
結局巨人が勝ちました
「いやぁよく投げたよ西武も。今となっては、我が巨人の勝ち戦を引き立てただけだったがな・・・」
「くうっ、しかしまだ五分五分・・・我が西武が、前回同様返り討ちにしてくれる・・・!」プツン。
「男よ…私は面倒くさい女だな…私たちが巨人戦を見るたび、敵味方に分かれてしまうではないか・・・」
「そうかもな・・・FAも視野に入れるべきか?」
「!!・・・そうだな・・・そうかも、しれないな・・・すまない、こんな私に今まで付き合ってくれて・・・」
「・・・知ってるか?FAして元の鞘に納まってもいいんだぜ?たいてい以前より好待遇でなら、ね・・・
分かったら、今より綺麗になって、よりいい女になるんだな・・・でないと出てっちゃうぜ?」
「・・・!君と一生涯契約を結ぼう、伴侶転身保障、フルシーズン1軍で!」
「おいやめろっ、食ったばっかりで腹いっぱいすぎてるんだぞっ」
「いや、1軍だと10年でFA権を取得できるからな、君は一生2軍契約だ!1軍は作らないがね!」
「分かったから離せーっ、FA権は今後使わないから!交渉は一発OKですから!」
「とりあえず今期の年俸として、給料3ヶ月分を要求するぞ!」
「お前はフロントなのか選手なのかどっちだ!」
270ほんわか名無しさん:2008/11/04(火) 23:03:28 O
好きな事で人が変わるクーも良いな。GJ!
271ほんわか名無しさん:2008/11/05(水) 22:37:51 O
ク「ほどほどに煮詰まってきたな。すまないが味見をしてくれ」
男「しおが足りないな。……ところで何で出掛けない。天気も良いのに」
ク「ゆったりした時間を過ごすのも良いと思わないか?」
男「で、映画を取り止めて家で料理か。俺との約束も気分で破られるんだな」
ク「すねないでくれ。こういう時間の過ごし方も、君が側に居るからこそ価値がある、分かってくれ」
272ほんわか名無しさん:2008/11/06(木) 03:36:24 O
さて、スレにも随分参加して無かったし、随分久しぶりに来たから良く流れが掴めないんだが。
凄い前に放置してた長編の続きって投下しても大丈夫かね?覚えてる人も知っている人もほぼいなさそうだけど。
273ほんわか名無しさん:2008/11/06(木) 05:45:11 O
投下して下さい、お願いします。
274ほんわか名無しさん:2008/11/06(木) 22:11:19 0
つー訳で投下。女性恐怖症克服術の続き。

ttp://www.geocities.jp/kinsate/SS2ch/kokuhuku8.html
字数制限やらなんやらが面倒くさいのでこちらにお願いします。

前回投下から約1年振りか・・・
ようやく話が固まってきたので、なんとか後3ヶ月くらいで終わらせればいいなあ。
275ほんわか名無しさん:2008/11/06(木) 22:14:06 0
あ、すいません。
たぶん話の流れが掴めないと思いますので、
ttp://sucool.s171.xrea.com/index.php?%C4%B9%CA%D4%2F%BD%F7%C0%AD%B6%B2%C9%DD%BE%C9%B9%EE%C9%FE%BD%D1

が、これまでの部分です。
276ほんわか名無しさん:2008/11/07(金) 18:29:35 0
>>274
なつかしすぎる。GJです。
伏竜鳳雛の人も戻ってこないかな。
277ほんわか名無しさん:2008/11/08(土) 17:11:24 O
>>274
GJ!
続きをwktkしながら待ってるぜ!
278ほんわか名無しさん:2008/11/10(月) 00:22:13 O
みんなGJ!!
279ほんわか名無しさん:2008/11/10(月) 01:13:57 O
男「はぁ……。あ、クー何してるの?」
ク「教授に頼まれた論文を書いてる」
男「そうなんだ……凄いね……はぁ」
ク「何だか暗い、どうした?」
男「いや、僕が女々しいだけだよ、気にしないで」
ク「……話して」
男「う、うん。実はね……僕達は釣り合ってないって、よく言われるんだ」
ク「釣り合ってると思う」
男「えーっと、天秤を想像してみて。片側にクー、学内一の美人と言われてるし、論文を任せられるような秀才。
  そして反対側には僕、誰かに告白されるなんてクーが初めてだし、よく補習授業を受けさせられてる。
  ……とても釣り合ってるようには思えないよ」
ク「男側に付加すべき項目を忘れてる」
男「そんなの無いと思うんだけど」
ク「私が男を想う愛の重さ。それで釣り合う」
男「……そうだね、ありがとう。でも、僕もクーを同じくらい愛してるつもりだよ?」
ク「むう、では釣り合わない」
男「うん、釣り合わないねー」
280ほんわか名無しさん:2008/11/10(月) 02:10:49 O
GJ
最近、富みに女々しくなってる自分がいてね……
SS読んでると泣きたくなって くるんだ
あぁやだやだ。まだ若いのに
281ほんわか名無しさん:2008/11/10(月) 03:26:58 O
男「クーさんや」
クー「なにかな?」
男「なんで目が赤いの?」
クー「少し欲望に素直になりすぎまして」
男「・・・エロいッスね」
クー「君は何を誤解してるんだ」
男「すいません。少し男の子が暴走しました」
クー「君がいるのに君が知らない訳無いじゃないですか」
男「いや、あの、すみません」
クー「そして私はいつでもいいんだよ」
男「すみません。本当勘弁して下さい。僕が悪かったです」
クー「・・・まあいいや」
男「で、本当の理由は?」
クー「少し恥ずかしいんだけどさ」
男「・・・エロいッスね」
クー「君は本当に繰り返していいのかい?」
男「すみません」
クー「ちょっと放課後に付き合ってくれる?」
男「ういッス」
282ほんわか名無しさん:2008/11/10(月) 03:28:32 O
〜放課後〜
クー「こっち来て」
男「あいよー」
クー「これが原因です」
男「・・・子猫じゃないですか」
クー「子猫です」
男「それも大分かわいい。僕は猫が好きですし」
クー「少し猫に嫉妬しました」
男「しないで下さい」
クー「じゃあ私はどうですか?」
男「萌え」
クー「嬉しい事は嬉しいんだけどその感想は若干どうかと思う」
男「後で付き合いますからまず話を進めて頂けませんかね?」
クー「で、私の目が赤い理由なんだけど」
男「はい」
クー「これですよ」
男「これですか」
クー「恥ずかしながら猫アレルギーでして」
男「大変ですね」
クー「だけど猫は触りたいという」
男「凄いジレンマですね」
クー「で、触ってたらこうなりました」
男「そりゃアレルギーだしねえ」
クー「我慢できなかったんだ」
男「・・・ちょっと涙目になりながら『ねこー、ねこー』って言って追いかけて下さい」
クー「猫ー、猫ー」
男「・・・キャラが違い過ぎますね。ちょっと無理がありました」
クー「なんだったんだ?」
男「気にしないで下さい。猫アレルギーの人を久しぶりに見ましたので」
クー「・・・たまに君は意味不明な事を言うよね」
男「愛故です」
283ほんわか名無しさん:2008/11/10(月) 03:30:59 O
男「まあなんにせよ理由がわかって安心しました」
クー「軽蔑した?」
男「なんでですか?」
クー「馬鹿と思われたかと」
男「かわいいなとは思いましたが」
クー「・・・ありがとう」
男「そんな事で僕は軽蔑なんてしませんよ」
クー「少し不安だったもので」
男「クーさんの新たな一面が知れて満足でした。後、少し猫に嫉妬しました」
クー「?」
男「あんなにクーさんに愛されていたので」
クー「もし、私が君に触れないとしても同じ様に愛するから大丈夫ですよ」
男「・・・安心しました」
クー「二人とも猫に嫉妬するって」
男「良く考えれば笑い話ですね」
クー「全くです」
男「本当にね」
クー「で、さっきの話なんだけど」
男「・・・じゃあ今から家に来ますか?」
クー「ふふっ。楽しみだ」
284ほんわか名無しさん:2008/11/10(月) 03:33:19 O
すみません。一回ageてしまいました。

しかし素直クール×素直クールって難しいッスね。
285ほんわか名無しさん:2008/11/10(月) 03:41:05 O
男「クーさんってスピードワゴンっぽいですね」
クー「クールに去る人?」
男「・・・いや、甘い方ですよ?」
286ほんわか名無しさん:2008/11/10(月) 13:25:25 O
秋桜咲く

「クー、やったよ!やっと内定もらった」
「おめでとう。やったね」
「ありがとう。嬉しくて、心臓止まりそうだよ」
「それほど、嬉しいってことだよ。私はこれから花嫁修業かな」
「少し、早いかな」
「少しか。お嫁に貰ってくれるってことだね。ずっと支えるよ」
「うん。いつになるかわからないけどお願いします」



本日内定いただきました。心臓が止まったかと思うほど嬉しかったです。
まだ決まってない方も諦めないでください。クーのようにとはいいませんが支えてくれる家族友人がいるはずです。
自分語りですみませんが喜びをクー交えて書いてみました。
287ほんわか名無しさん:2008/11/11(火) 19:51:56 O
>>286
結婚の内定も決まったんですね、わかります。

つお題
【料理だけは苦手なクー】
【仕事が忙しすぎてクーに構ってあげられない男】
288ほんわか名無しさん:2008/11/12(水) 09:45:18 O
>>287
たったひとつの苦手なこと

「ごめん。また、失敗した」
「見事な炭だね。じゃ、僕が作るからクーはテレビ見ながら待っててよ」
「すまん」
……

「うん、おいしい」
「良かった。少し時間かかった甲斐があるよ」
「しかし、悔しいなぁ」
「料理苦手なことが?」
「うん。私が君の胃袋を鷲掴みする理想がなかなか叶わなくてな」
「あ〜。そういう言葉あるよね。まっ、僕はクーにハート鷲掴みされちゃってるけどね」
「それでも、やっぱり君に美味しい料理食べさせたいよ」
「ありがとう。今度、一緒につくってみようよ。気付くことがあるかもしれないしね。」
「よろしくたのむ」
「頼まれた。でもさ、これが良いバランスなのかもね。なんでもできるけど、料理苦手なクーと器用貧乏な僕。出来ることは良いことだけど、出来ないことに悩みすぎるのもよくないよ」
「君から、こんな言葉聞けると思わなかったよ」
「かもね。言った本人も吃驚してる」
「君らしいな。そこが愛しい」

後日談
クーは火の調整が苦手でした。それを逆手に取り特級調師になり、中華料理で男の胃袋を掴んだとかつかまなかったとか。
289ほんわか名無しさん:2008/11/12(水) 10:37:53 O
>>287
心亡くし忘れてた日「クー、行ってくる。あと、いつも目覚ましと朝御飯ありがとう」
「いってらっしゃい」
バタンッ
「ふぅ、旦那も大変だな。慌ただしく朝出ては帰って、すぐに寝る。一緒になったけど、寂しいな。旦那が忙しいからこそ支えるのも相方の仕事か。家事を片付けて、準備でもしよう」
……

「ただいま」
「お帰りなさいあなた。ご飯にする?お米にする?それともケーキ?」
「えっと、シュー?」
「むっ、バレたか。せっかく姉さんの髪留めと服借りたのに」
「びっくりしたよ」
「サプライズはこれからだ義兄さん。リビングには裸エプロンのヒーと裸リボンの姉さんが」
「二人がいるわけだね。珍しいよね」
「さささ、リビングへ」
「うん」
「義兄さん誕生日おめでとおぉぉぉぉぉ!」
「えっ?」
「お帰りなさい。はっぴばすでーとゅーゆー」
「「「はっぴばすでーとゅーゆー」」」
「えっ?えっ?」
「今日は君の誕生日だよ。忘れてた?」
「うん、忘れてた。ありがとう」
「義兄さん!ろうそくの燃え上がる火をけすんだぁぁぁ!」
「今の勢いなら涙で消火できる!気がする」
「涙は少し足りないかもね」
「涙をこらえて、消してご飯にしよう。みんなおなかぺこぺこなんだ」
「そうだぞぉぉぉ!」
「つまみ食いしたからダイジョウブイ」
「うん。ありがとう」
四人の歓声が夜更けまで響いた日。忙しき日々のささやかながら喜びに満ちた時間。
290ほんわか名無しさん:2008/11/13(木) 12:27:13 O
最近この手の甘い話を読んでると死にたくなってくるんだぜ
だがGJ
291ほんわか名無しさん:2008/11/13(木) 12:57:11 O
俺も最近面白い話や甘い話を読むと死にたくなってくるんだよね…

俺はこのスレを読み続けると死ぬかもしれん…
292ほんわか名無しさん:2008/11/13(木) 22:49:05 O
あまりの甘さに悶え死ぬかもね。
三姉妹うらやましいなぁ。(賑やか的な意味で)
293ほんわか名無しさん:2008/11/15(土) 02:25:56 0
ここにスレがあったのか
久々に書いてみるかなぁ
294ほんわか名無しさん:2008/11/15(土) 03:21:30 O
男「つーかさ」
クー「なんだ?」
男「俺の中で素直クールの外見想像図ってスクランの絃子さんっぽいタイプなのよ」
クー「ふむ」
男「でもさ、何でお前さんは金髪ツインテ釘声なわけ?」
クー「しかもロリときたものだ」
男「もうね、なんかね」
クー「不満か?」
男「最高です!」
クー「というかだ。私はその素直クールとやらなのか?」
男「まあ確実に中身はツンデレでは無いかと」
クー「・・・あんたの為にやったんだからね」
男「もうそれツンデレの欠片も無いよ」
295ほんわか名無しさん:2008/11/15(土) 03:22:30 O
クー「そりゃそうだろう。君の為に行動するのは本望だからな。というわけではい」
男「いつもお弁当ありがとうございます」
クー「なに、大した事じゃない」
男「でもこの松茸とかかなり高いよね?」
クー「なに、朝の3時に起きて裏山から採ってくるだけだ」
男「愛が重い!」
クー「迷惑か?」
男「望む所です!」クー「まあ君の事を思えばなんのその」
男「うん、でもさ。そこまでしてもらうとなんか悪い気が」
クー「好きでしてる事さ」
男「むしろ好きだからそんな無理して欲しくないわけで」
クー「・・・しかし」
男「というわけでそういう事に行く時は俺も呼んで下さい」
クー「君は優しいな」
男「ただの俺の我が侭です」
クー「・・・ふふっ、そういう事にしておこうか」
男「そういう事にしといて下さい」
クー「じゃあさっそく明日の弁当の具材を一緒に採りに行ってくれないか?」
男「そもそも別にそんな苦労をしなくてもいいんだよ?」
クー「ただの私の我が侭だ」
男「・・・まさかのブーメラン」
クー「まあお互い様って事にしとこうよ」
男「そういう事にしときましょうか」
296ほんわか名無しさん:2008/11/15(土) 03:32:50 O
クー「・・・そんなに落ち込まなくても」
男「いやまさかお前と歩いてて職質受けるとは・・・」
クー「なに、君が私の為に警官に怒ってくれて私は嬉しかったよ」
男「お前そんなに幼く見えるのかね」
クー「普通の人からはそう見えるらしいぞ」
男「なんかムカつくよな」
クー「?」
男「そんな外見で決めるなよなあ」
クー「君、冒頭の会話って思いっきり外見の話だったよね」
男「そうだったけどさ、それとは違・・・」
クー「わかってるさ。君が私の為を思ってくれてるのはさ」
男「でもなあ・・・」
クー「外見なんてそんな問題でもないさ。それとも君はこの姿じゃあ無いと好きになってくれなかったのかい?」
男「そんな事は絶対に無い」
クー「ならそれでいいじゃないか。君が隣に居てくれれば私はそれでいい」
男「お前が言うならそれでいいか」
クー「それでいいのさ」
297ほんわか名無しさん:2008/11/15(土) 17:57:50 O
>>296
いいよー、GJ!
298ほんわか名無しさん:2008/11/17(月) 04:09:31 0
クー「今日は何が食べたい?」
男「うーん、じゃあハンバーグで」
クー「わかった。愛を込めてこねさせてもらうよ」

クー「どの服がいい?」
男「うーん、2番目の服かな。黒が基調のデザインが凄く似合ってるよ」
クー「わかった。買ってくるので少し待ってて」

クー「明日の予定はどうしようか?」
男「うーん、この前は遠出したし明日は家でゆっくりしようか」
クー「わかった。キミとのんびりするのも悪くない」

男「いつもクーは僕を優先してくれるけど、たまにはクーのしたい事も言って欲しいな」
クー「別に我慢してるわけじゃないよ。キミのしたい事をするのが私の何よりの楽しみだから」
男「じゃあ僕もクーのしたい事が一番したいって言ったら?」
クー「こうするだけさ」ガバッ
299ほんわか名無しさん:2008/11/17(月) 08:08:15 O
>>298
このあとセクロスするんですね分かります
GJ!!
300ほんわか名無しさん:2008/11/19(水) 22:17:26 O
クー「今日は寒いな」
男「最高気温が十度だってさ」
クー「むう、寒いはずだな。いよいよ冬将軍の到来か」
男「あ」
クー「どうした?」
男「ストーブ出すの忘れてた、暖房器具がなにもないや」
クー「この寒いのに、今までどうしてたんだ?」
男「布団を頭からかぶって、それでおしまい」
クー「なんともザルな……いや、この場合は漢らしいと言った方がふさわしいか」
男「ザルでいいよ、めんどくさくて出し忘れてたのも事実だし」
クー「よし、今日は私が君の家に泊まりにいこう」
男「え、なんで突然?」
クー「暖房器具がないのなら、私を抱いて寝ればいい」
男「逆に寝れなくなるよ」
クー「そしたら私が、朝まで可愛がってやる」
男「…じゃあ、お願いします」
クー「任せておけ」
301ほんわか名無しさん:2008/11/19(水) 23:31:43 O
クー「冬来たりなば、春遠からじ」
男「にしてもこの寒さは堪えるな」
クー「冬の寒さというのは、二人で寄り添いあうためにあるんだぞ?」
男「なんかそれ、独り身のやつに聞かせたら殴られそうだな」
クー「誰が泣こうと喚こうと、私は君と離れる気はない」
男「まぁ、俺もだけどね」
クー「私は、君とのことになるとわがままになるな」
男「そこがいいんだよ」
ギュッ
302ほんわか名無しさん:2008/11/19(水) 23:45:50 O
クー「っくしゅん」
男「あれ、風邪?」
クー「いや、単なるくしゃみだ。きっと誰かが噂をしていたんだろう」
男「噂か……どんな噂かな」
クー「私と付き合っている男という人は、すごく素敵らしいという噂じゃないか?」
男「それ、クーの噂じゃないし」
クー「私なぞ、噂に昇るような女じゃないさ」
男「そんなことない。クーは男子にも人気あるし、もっと自信持ちなよ」
クー「それはそれで複雑だな、私が君以外を選ぶことはあり得ないのに」
男「ありがとうクー、クーもすごく素敵だよ」
クー「ありがとう男、…っくしゅん」
男「また噂?」
クー「いや…今度のは鼻風邪かもしれない」
男「大丈夫?はい、ティッシュ」
クー「面目ない」 ちーん
303ほんわか名無しさん:2008/11/20(木) 04:06:35 O
vipに投下されたやつだったと思うけど
主人公の親友と付き合うのが目的で主人公に近づいて
その女に振られた主人公が幼なじみの素直クールに慰められて付き合って
その後、親友に愛想つかした最初の女も主人公をまた狙い出すって内容のSS憶えてる人居ない?
探してるんだけどだいぶ昔の作品だしタイトルとか憶えてないから見つからない
304ほんわか名無しさん:2008/11/20(木) 11:04:13 0
305ほんわか名無しさん:2008/11/21(金) 00:22:39 O
>>304
これだこれだありがとう!
こんな直球のタイトルなのに何で見落としたのかなと思ったら
自分の携帯だと目次ページが途中までしか表示されないっぽい
PCの方にお気に入り移しときます、ありがとう
306ほんわか名無しさん:2008/11/22(土) 08:48:44 O
これ、幼馴染みの方は標準的素直クールだけど
アナザー彼女も女豹系素直クールと言えなくも無いな。

でもワンポイントとしてなら良いが、
単体だと萌えよりイラつきが先に来る気もする。
行動原理がスイーツ(笑)と紙一重だしなぁ
307ほんわか名無しさん:2008/11/22(土) 08:59:43 O
男「……ふぁあ」
友「眠そうだなー、分かったあれだな、夜遅くまでゲームでもしてたんだろ」
男「……そんなんじゃ無いって」
友「いやいや図星だろ、ごまかすなって――」
ク「男、おはよう。何の話をしているんだ?」
友「……男が寝不足らしいよ」
ク「奇遇だな、私も寝不足なんだ。夜、男の事を考えると切なくなって眠れなくなる」
男「クー……実は俺もなんだ」
ク「……男」
男「……クー」
友「……」
308ほんわか名無しさん:2008/11/22(土) 18:38:32 O
クー「男…私を抱きしめてくれ…」
男「…なにを突然…」
クー「ここは少し寒いからな…男の温もりが欲しい…」
男「…あのな…クー…ここはどこですか?」
クー「グラウンドだ」
男「正解だ…次に今なんの時間でしょうか?」
クー「体育の授業のサッカーの時間だ」
男「それも正解だ…となると…?」
クー「褒美だな」
男「……は?…」
クー「正解した私にはしかるべき褒美があって当然だろう?」
男「…ちょっとまて!俺はそんなことは一言も…《ぎゅう》
クー「確かに頂いたぞ」
男「ちょ…!クー!やめ…みんな見てるだろうが!」じたばた…
クー「私は気にしないぞ?」
男「俺が気にするんだよ!」
クー「そうか…すまなかったな…」
男「…恥ずかしいから…みんなが見てるとこでこんなことはやめてくれ…」
クー「それは二人っきりでということだな?」
男「…え?」
クー「ならあの物陰ででも…」
男「…クー…そういうことじゃない…」
クー「?」
309ほんわか名無しさん:2008/11/22(土) 18:39:46 O
男「…結局なにを言っても俺はクーに振り回されるんだよな…みんなの視線が痛い…」
クー「それは違うぞ?振り回されるのは私だ」
クー「私は君にくびったけだ…君が望むことならなんだってする…」
男「クー…なら人前で…」
クー「たまに私情を優先させるがな」
男「…おい!」
クー「ふふふ…自分でも我慢できないんだ…こんな風にしたのは君だぞ?」
男「…悪いが覚えがない…ってか誤解を招くような発言はやめてくれ…」
クー「…誤解?…それは…悪かった…」
男「…いやそこまでは…」
クー「私は君のものだ!…これでいいか?」
男「…ちがっ…!ああぁー!!ちょっとこっちにこい!」
クー「…できれば君もそう思っ…ん?今日は積極的だな…そういうのも嫌いでは………」ズルズル…
男友「…男…」
先生「……続きを始めるぞ…?」
男友「…あの二人は?」
先生「…男はともかくクーには何を言っても無駄だ…」
男友「…愛されてるなぁ…男…」
310ほんわか名無しさん:2008/11/22(土) 21:11:14 O
甘いSS読んでたら本気で涙腺弛んできたので布団に潜って泣きます
311ほんわか名無しさん:2008/11/23(日) 10:08:08 O
友「ただボウリングするだけじゃつまらん! 罰ゲームとして最下位の人は昼飯を奢る事にしよう!
  とは言っても遊びなんだし気楽に行こうぜ!」
男「マイボールと手にサポーター付けた奴に言われたく無いな」
ク「男、私はボウリングをするのは初めてなのだが」
男「そうなんだ、良いよ俺が教えるよ。クーならすぐに上達すると思うぞ」
ク「よろしく頼む、手取り足取り教えてくれ」
男「手取り足取り……と、とりあえず自分に合った重さのボールから選ぼうか――」

カコンッ

友「……よし、ストライク」
312ほんわか名無しさん:2008/11/23(日) 15:37:16 0
いつの間にか沢山投下されてるジャマイカ!
 みんなGJ!
313ほんわか名無しさん:2008/11/23(日) 17:23:48 O
『勿体ない! 勿体ないよー』
『何?』
『頭脳明晰、容姿端麗と揃ってるのにどうして、どうして、あいつと付き合ってるの?』
『……また彼の事』
『何度でも言うわよ。貴方なら男なんてより取り見取りじゃない。もっと良い男だって選べたはずなのにー』
『別に良い』
『うーん、あいつも思われてるねぇ。じゃあさ何で付き合ってるの?』
『仕方ないから』


「と言う話を偶然聞いてしまいまして……」
「それが私を避けてた理由?」
「……うん」
「嫌だった?」
「ショックだったかな。まさか嫌われてるとは思ってなかったから」
「嫌ってない」
「違うの?」
「そう、貴方の事は好きで仕方ない」
「へ? 仕方ないって、そう言う意味?」
「そう」
「……ごめん、勘違いしてたみたい。避けたりして本当にごめん!」
「気にしないで」
「あ、そうだ。お詫びにって言うのも何だけど、近くにケーキ屋が出来たよね」
「女子に人気、とても美味しいらしい」
「へ、へぇ……じゃあ食べに行かない? もちろん僕の奢りでね、どうかな?」
「仕方ないから行く」
「えーと、嬉しくて?」
「そう」
314ほんわか名無しさん:2008/11/23(日) 23:53:49 O
友「うーあー……分からん。男、この問題の解き方教えてくれ」
男「どれだ? あーそれか、俺も分からなかったな。クーは分かるか?」
ク「どの問題だ?」
男「う……近付きすぎだ。……当たってる」
ク「ん? 何がだ?」
男「……む、胸」
ク「私は気にならなかったが、男は嫌だったか」
男「嫌じゃ無い! 嬉しいんだけど……やっぱ恥ずかしいな」
ク「嬉しいなら離れる必要は無いな。恥ずかしさは慣れれば消えるからな――」
友「あ……解けた。俺、すげぇ」
315ほんわか名無しさん:2008/11/24(月) 00:20:35 O
友がいちいち不憫でならないwww
GJ!!
316ほんわか名無しさん:2008/11/24(月) 16:03:54 O
男「友はクリスマス暇か?」
友「……暇だよ! それが何だよ、悪いのか! どうせお前達はデートでもするんだろ、死ね!」
男「いや、しないぞ。今年は俺ん家でクリスマスパーティーをする事にした。
  まあ、パーティーと言っても三人で、だけどな」
友「お、男! まさか……」
男「俺達、親友だろ?」
友「うわあああああん! 男おおおおお!」

当日

ク「男、これも美味しいぞ。さあ口を開けてくれ」
男「ん? どれどれ、あー」
友「……ケーキうめえ」
317ほんわか名無しさん:2008/11/25(火) 00:37:51 O
友「クーさん遅いなー、もぐもぐ」
男「だな。……お、来た」
ク「待たせてしまって済まない。遅くなったが、これが男の分だ」
男「おー、弁当ありがとな。でも呼び出しって何だったんだ?」
ク「ちょっと進路の事でな。全く、専業主婦の何が悪いと言うのか」
男「……やっぱり結婚は考え直した方が良いと思うぞ」
ク「な……私では駄目、なのか?」
男「そういう意味じゃない! ……クーは頭が良いんだ、もっと未来に可能性だってある。
  結婚は勿論したい。でもクーは俺の愛する大切な人だ。……俺はクーの未来も大切にしたいんだ」
ク「……ありがとう。進路の事、もう一度考える事にする」
友「……焼きそばパンうめえ」
318ほんわか名無しさん:2008/11/25(火) 04:32:35 O
クー「今日は冷えるな」
男「もう冬だしなぁ…」
クー「…男…抱きしめてくれ」
男「…なんでそうなるんだよ…」
クー「…寒いんだ」
男「…コートくらい着て来いよ…仕方ないから貸してやるけど…」ごそっ…
クー「まて。私は抱きしめてくれと言ったんだ」
男「…は?」
クー「…それに男に風邪を引かせる訳にはいかない…となると…」
男「だが断る」
クー「私はまだなにも言っていないぞ?」
男「嫌な予感がした」
クー「君がなにを勘違いしたのか知らないが…私は…」ぐいっ
男「ちょ…クー!なにを…」
クー「少し狭いが二人でコートを使えばなお暖かいぞ?」ぎゅっ
男「ま、まて!抱き着くな!」じたばた
クー「…男の匂いがするな…心まで暖かくなってきた…」
男「は、離れてくれ!ここはまだ学校の正門だぞ!」
319ほんわか名無しさん:2008/11/25(火) 04:34:24 O
クー「……断る」
男「おい!俺は嫌がってるんだぞ!?」
クー「…むぅ………しかし断る」すりすり…
男「ぐぅ!…と、友…クーをどうにかしてくれ…!」
友「……おかしいな…コート着てるのに寒いや…」
男「…ちょ…友!帰って来い!」バシッ!
友「…は!?…危ない危な…」
クー「当たり前だ…人肌の暖かさに勝るものなど存在しない」
友「…なに…を…?」
男「…クー!なにを…」
クー「それが愛しい男ならば…なおさらだ…ふふふ…」
友「………ごっつぁんです!!」ダダダ…
男「友ー!!」
クー「…男…愛してる…」
男「…く、クー……///」
クー「…幸せだ…」すりすり…

友「悔しくない!悔しくないもん!うわぁぁん!」ダダダ…
320ほんわか名無しさん:2008/11/25(火) 08:40:09 O
友の健気さに全俺が濡れた(///)
ウチへ来てケツ穴をファックしてやっても良いぞ
321ほんわか名無しさん:2008/11/26(水) 05:16:27 O
きんこーん…かんこーん

男「よし!昼飯だ!…友!」
友「え?今日は…」
男「友…どうした?行く…ん?」
クー「男…今日はお弁当を作ってきた」
男「マジで!?…わ、悪いな…じゃあ外で友と一緒に…」
クー「まて。なぜ教室から出ようとする?」
男「え?…中庭で食べようと…」
クー「外は寒い…ここでいいだろう?」
男「ここ?」
クラスメイツ「…………」すたすた…
クー「みんな…すまないな」
男「ちょ…!待て!どこへ行く!?…クー!何を…って友ぉ!お前まで!?」
友「…クーさん…男をよろしく…」すたすた…
クー「任せておけ。さあ男…」
男「………」
クー「この教室は私達二人だけだ…なんの遠慮もいらないぞ?…あーん」
男「…だからクー…いったいなにを…」
クー「…む……口移しの方がいいのか?…ふふふ」
男「あ!お、おいしそうだなぁ〜…あ、あーん」
クー「…むぅ…私は口移しの方が…まぁいい…あーん」
男「…………」もぐもぐ…
クー「どうだろう?」
男「…う、うまいが…しかし…」
クー「そうか!ふふふ…あーん」
322ほんわか名無しさん:2008/11/26(水) 05:18:05 O
男「…おい…俺は自分で食べ…」
クー「ん?ソースが口のまわりについてしまったな…」ぺろっ
男「ッー!な、なにを!?」
クー「…ふふふ…ごちそうさま」
男「…ぁ……///」
クー「お茶も用意したぞ?」こぽこぽ…
男「は!…ちょっとま…」
クー「…ん…」ちゅー
男「…もが…」ごくごく…
クー「…ふぅ…」
男「…な、ななな…//」
クー「次はこれなんかどうだ?…あーん」
男「…お、おお前…」
クー「ふふふ…『おまえ』とはうれしいことを言ってくれるじゃないか…『あなた』…」
男「…ち、ちがっ…あああぁぁ…」


323ほんわか名無しさん:2008/11/26(水) 21:19:01 O
幸せそうな男とクーのせいで死にたくなった
ちょっと吊ってきます
324ほんわか名無しさん:2008/11/26(水) 22:28:05 O
軽く絶望癖のある男と
そんな男を健気に慕う素直クール

というのを受信した
親切な小人さんがSSに仕上げてくれる事を祈る
325ほんわか名無しさん:2008/11/27(木) 00:24:57 O
絶望した!他人任せの>>324に絶望した!!
326ほんわか名無しさん:2008/11/27(木) 02:44:36 0
お久しぶりです。
女性恐怖症克服術の続きを投下します。
前回と同じ理由で、
ttp://www.geocities.jp/kinsate/SS2ch/kokuhuku9.html
からお願いします。


辛いって言う字に一本足すと幸せになるんだぜ!
327ほんわか名無しさん:2008/11/27(木) 08:40:54 O
よりによって新作だけ文字化けする…(´・ω・`)
SB携帯のアホーorz
328ほんわか名無しさん:2008/11/27(木) 10:05:16 O
329ほんわか名無しさん:2008/11/27(木) 20:30:12 O
>>324

男「お、新作か。どれどれ――うわあああああ!」
ク「どうした? 急に大声なんて上げて」
男「実は……>>326を見ようとしたんだ。そしたら……文字化けして見れなかった!
  もう嫌だ、いつも俺はこんな事ばっかり……」
ク「男、落ち込まなくても大丈夫だ。>>328を使えば見られる」
男「えー嘘だろ……うおっ本当だ! クー、サンキュー、愛してるぅ!」
ク「私も愛してるぞ」


女「……あいつの何処が良いわけ?」
ク「全てだ」
女「私から見たら全て駄目にしか見えないんだけど」
ク「では女が見ている男は文字化けしてる事になるな」


>>324よ。
他人任せにするから、こんな事になるんだ!
330ほんわか名無しさん:2008/11/27(木) 22:24:39 O
>>324
「死にたい」
「そんなこと軽々しく言うな。せっかくの命なんだから」
「俺なんか、生きてる意味なんか無いのさ」
「あるよ。私は君のことが好きだから。君が居なくなるなんて嫌だ」
「…ごめん」


小人じゃなくてわるいが書いたよ
331ほんわか名無しさん:2008/11/28(金) 00:31:55 0
332ほんわか名無しさん:2008/11/28(金) 00:32:57 0
久々に見たら盛り上がってるGJ!!
素直クールの時代ktkr
333ほんわか名無しさん:2008/11/28(金) 01:27:18 O
ちゅんちゅん…

男「……ん…朝か…」
男「だるいなぁ……ん?」
クー「…すぅ…すぅ…」
男「…クー…?………うわぁぁあああ!!」
クー「…んむぅ……」ごそっ
男「な、ななんで俺のベッドに…俺は何もし…」
クー「…ふぁ…ん?おはよう。良い朝だな」
男「あ、おはよう…じゃない!なぜ俺の隣にクーが寝てるんだ!?」
クー「あ…すまない…君を優しく起こすつもりが…朝の寒さについ…な?それにしても君の隣は…ふふふ」
男「だ、抱き着くな!こんなとこ親になんか見られたら何と言われるか…そもそもクーはどっから入ってきた!?」
クー「ふふふ…幸せだ」すりすり
男「お、俺の話を聞いてくれ!!ちょっと…どこを触って…」
クー「うるさい口だな…塞ぐぞ?…私の唇で」
男「ぐっ…や、やめろ…//」バッ!
クー「…君にそこまで嫌がられると私もへこむな…ちゃんと…歯磨きはしたんだが…」
男「そ、そういう問題じゃない!」
クー「ならどういう問題なんだ?教えてくれ」
男「…それは…」
クー「原因がわからなければ対処のしようがない。頼む」
男「…それは…」
クー「それは…なんだ?」
男「…………」
クー「…頼むよ…教えてくれ…」
334ほんわか名無しさん:2008/11/28(金) 01:30:41 O
男「…ああぁ!!わかったよ!キスくらい好きなだけさせてやるからそんな顔すんなよ!?」
クー「本当か?私は君のそういうところが大好きだ!ふふふ」ガバッ!
男「ちょっ…!まさか…クむぐっ…て……むむ……」



男母「あら?なんだか上が騒がしいわね?」
男父「きっとクーちゃんが起こしにきたから驚いてるんだよ、ははは」
男母「いい子よねぇ…わざわざ迎えに来てくれるなんて」
男父「まさか朝の3時に来るとは思わなかったが…合鍵を渡しておいてよかったよ、ははは」
男母「でも男が襲ったりしないかしら…見に行った方が…」
男父「あのヘタレにそんな度胸はないさ…それにいざとなったら使うようクーちゃんにゴムも渡しておいた、ははは」
男母「それもそうね…ナイスよあなた!」
男父「だろう?…ははは」
男母「相変わらず素敵よ…」
男父「ははは…」
男母「ほほほ…」



男「も、もういいだろ!」
クー「まだだ。好きなだけと言ったのは君だぞ?…ふふふ」
男「…ちょっ…むぐあぁぁ………」
335324,326:2008/11/28(金) 10:24:02 O
絶望した!
ついつい他人様任せにしてしまう
己の弱さに絶望した!!
更には
忙しさにかまけて親切な>>327にお礼も言わない
自分の傲慢さにも絶望した!!

スレを支えて下さる職人気質な小人さん達には
いつも感謝の想いが絶えません。今後ともどうぞ宜しく
m(_ _)m


>>333
朝チュンwww
呑気な男の父母もかわいいw
336ほんわか名無しさん:2008/11/28(金) 11:02:38 O
>>333-334
父母w
こんな父母好きだな。
実の親だったらどうかは抜きに。
クーと男でなく、こんな両親のようになりたいと思う自分はなんだろ。
337ほんわか名無しさん:2008/11/28(金) 19:44:30 0
『男君が好きだ。付き合ってくれないか?』
『絶望した!男の純情を踏みにじる罰ゲームの告白に絶望した!』
『罰ゲーム?何を言っているんだ、男。私の気持ちは本物だ』
『これは…夢か?あまりにももてないから夢をみてしまっているのか?絶望した!自分の脳内に絶望した!』
『違う。現実だ。こうすればわかるだろう?』ガバッ!
『ム…グ…』
『どうだい?現実だろう?どうだ?私の気持ち分かってくれたか?』
『ん…///』
『おおぉ!!付き合ってくれるのか!!よし!君の家に行こう!』
『なぜ…ですか?』
『や る ん だ』
『絶望した!もう魔法使いになれなくなる自分に絶望した!』

勢いで書いた 今では反省している

338ほんわか名無しさん:2008/11/28(金) 20:35:31 O
悪くない
もっとやれ
339ほんわか名無しさん:2008/11/29(土) 13:28:27 O
友「男どうしたー、そんな怒った顔して――うぼあっ」
男「お、お前って奴は……信じてたのに!」
友「痛いよぉ、痛いよぉ、何で殴るんだよぉ……」
男「俺、クーの目が赤かったから聞いたんだよ。そしたらお前に泣かされたって……。
  お前の事……親友だと思ってたのに――」
ク「男! 待つんだ、誤解だ!」
男「……何で止めるんだよ」
ク「男は勘違いしている。私は友から話を聞いて感動して泣いたんだ」
男「えっと、友に酷い事言われたとかじゃないのか?」
ク「むしろ友からは、とても良い話を聞かせてもらった、男と友の友情の始まりをな。
  やはり男は昔から素晴らしい人だ」
男「あの話、聞いたのか。……何だか恥ずかしいな」
ク「恥ずかしがる事はない。私は男の事、さらに好きになったぞ」
友「痛いよぉ、痛いよぉ」
340ほんわか名無しさん:2008/11/29(土) 23:47:50 0
友人ほっといてのクーと男のやりとりに吹いた

友殴られ損じゃんwww

341ほんわか名無しさん:2008/11/30(日) 11:58:14 O
ク「いただきます」
友「いただ――もぐもぐ」
ク「……」
友「……もぐもぐ」
ク「……」
友「説明しよう! 男はじいちゃんが亡くなった為、学校を休んだのだ!
  そして、いつもの慣性で俺とクーさんは一緒に昼飯を食べてるのであった!」
ク「そうだな」
友「……」
ク「……」
友「お、男、落ち込んでたよなあー」
ク「ああ、気になって付いて行こうかと聞いたんだが、家族だけで送りたいからと断られてしまった。
  分かってはいたんだがな……。でもこういう時に家族として支えられないのが、とても悔しい」
友「えーと……まあ気を落とさずに」
ク「……」
友「……」
ク「……」
友「お! クーさんの弁当のおかず、美味しそうだねー」
ク「欲しいのか?」
友「おう、欲しい! 食べさせて! あー、なんちゃ――」
ク「済まないが、そういうのは愛する人にしかしないと決めているんだ。諦めてくれ」
友「……了解です」
ク「……」
友「……」
ク「……」
友「男! 助けて!」
342334後@:2008/11/30(日) 16:45:19 O
ク「…なぁ男…」
男「…………」
ク「…返事くらいしてくれ…なぁ男…」
男「…………」
ク「…今朝のことを怒っているのか?」
男「…………」
ク「…すまなかった…つい嬉しくて歯止めが効かなくなってしまったんだ…」
男「…………」
ク「…やり過ぎた…ほんとうにすまない…許してくれ…」
友「うぇーす!お二人さんおはよう!」
男「あ!友、おはよう」
ク「……ぁ……男…」
友「あれ?…どしたん?クーさん元気ないけど…」
男「…………」
ク「…………それが…」
男「…そんなことよりさ!昨日の…」
ク「…!…うっ……」たたた…
友「あ!クーさん!」
男「…………」
友「…おい!これはどうゆうことだ!?」
343A:2008/11/30(日) 16:47:56 O
男「……さぁな…」
友「…あんな顔したクーさん初めて見たぞ?…なにがあったんだよ?」
男「…お前には関係ないだろ?」
友「バッキャロォォ!!男!貴様という奴はッ…!!」
男「うわ!?…な、なんだよ?」
友「俺はな…俺にはな…彼女なんていないッ!正直お前をうらやましいく思うときもある!…いや!いつもうらやましいッ!!」
男「…あ、あぁ…」
友「正直俺はクーさんに憧れてたんだ…いや俺だけじゃないッ!職人気質な小人さんも!その辺でROMってるやつも!…それをおまえって奴はッ!」
男「…小人?ろむ?さっぱりわから…」
友「……バッキャロー!!ちきしょー!クーさんの気持ちを考えろ!男のうんこたれぇー!」たたた…
男「…クーの気持ち?……いや!ここで折れるものか!そうだ!今朝だってクーが…クーが……あんな…」
男「…でも…あれは…」


344B:2008/11/30(日) 16:55:26 O
ク「……男に嫌われた…うぅ…私が…調子に乗ってしまったから…ぐす…」
男「…クー…ここに居たのか…?お前…泣いて…」
ク「…ひっく?あ!…うっ…」たたた…
男「あ!クー!待てよ!」
ク「離してくれ!わ、私は…私は自分勝手な行動でお、男に!…うぅ…男の側にいる資格なんて私には…ぐす…」
男「待ってくれ!俺の話を聞いてくれ!」
ク「…ひっく…」
男「…さっきは無視なんかして…俺が悪かった…ごめん…」
ク「な…なんで男が謝るんだ?悪いのは私だ!…私が…」
男「違う!…俺が悪かったんだ…元はと言えば俺が安易に好きなだけとか言ったのが悪かったんだし…」
ク「…男」
男「…恥ずかしかったんだよ…すごく」
ク「…うん」
男「…ほんと悪かった」
ク「ほんとに?」
男「あ、ああ…」
ク「…………」
男「……なんだ?…その物欲しげな視線は?」
ク「…誠意を見せてほしい」
男「…誠意?…具体的には…?」
ク「…頭をなでなでしてくれ」
男「……わかった…」なでなで…
ク「…ふふふ…男の手は大きいな…ふふふ」
345ラスト:2008/11/30(日) 17:16:56 O
男「…これで許してくれるか?」
ク「…むぅ…次は優しく抱きしめてくれ」
男「…おい…頭撫でただろ?」
ク「あれはあれでよかったが…もう少し頼む…お願いだ…」
男「…ぐっ…わ、わかった…い、いくぞ…」ふわっ
ク「…ふふふ」
男「こ、これで…」
ク「…むぅ…あと少し…」
男「…まさか…」
ク「ふふ…次は…」
男「クー!…いい加減に」
ク「…これで最後だ…だから…」
男「…ぬぐっ…そんな目で見るな…わかった!わかったよ!」
ク「ふふふ…男はやはり優しい…では耳を貸してくれ…」
男「はぁ…何で突然内緒話に…?…クーが発言で周りを気にするなんて…?」
ク「…うーむ…私というか……まぁいいじゃないか…ほら早くかがんでくれ。届かないんだ」
男「あ、ああ…」
ク「…――――」ぼそぼそ…
男「ッ!?…お、おおお前…な、なななにを!?!?」
ク「今じゃなくていい…いつかだ…ふふふ」
男「え!?…ぐ…むぅ…しかし…うーん…でも…いつかって…」
ク「私はいますぐにでもいいぞ?」ぎゅっ
男「…な!?」
ク「となると…あとは君次第だな?」
男「…うっ…うぅう…頭いたくなってきた…」
ク「…ふふふ…三人は欲しい…ふふふ」
男「…や、やめて…待って…お願い…」


346ほんわか名無しさん:2008/12/01(月) 00:33:28 0
クーも男も…友も皆かわいすぐるよおおおおおおおおお!!
347ほんわか名無しさん:2008/12/01(月) 18:58:01 O
>>341

男「クー、おはよう」
ク「おはよう……会いたかった」
男「俺も会いたかった。クーに伝えたい事があったから」
ク「ん、何だ?」
男「……俺、じいちゃんが大好きだったんだ。優しくて、考えがしっかりしてて、俺の憧れだった」
ク「立派な人なんだな」
男「うん、だからさ、いつかじいちゃんみたいな人になって、自分の家族も連れて挨拶に行くのが夢だったんだ。
  本当は一緒に付いて行こうかって言われた時、かなり嬉しかった。でも、この夢は俺が決めた事だから曲げたくなかった。
  でも、いつか必ず立派な人になってみせる。だからその時は……俺の家族として一緒に会って欲しい」
ク「男も悩んでたんだな、それなのに私は……。私で良ければ慎んでお受けしよう」
男「クー、ありがとう。……ん? 友が居ないな、今日は休みか?」
ク「友ならそこの物陰に居る」
男「あ、居た。友、そんな所で何してるんだ?」
友「お……お……男おおおおおお! 会いだがったあああああ!」
男「こら、抱き着こうとするな――って何て格好してるんだ!」
友「お前が居ない間、寂しかったあああ! クーさんがな、クーさんがな、俺がいくらボケても、そうだなの一言!
  ツッコミはお前じゃなきゃ駄目だ! 今日はツッコミやすいように半袖半ズボンで来た!
  さあ、思う存分ツッコンでくれ!」
男「そうだな」
348ほんわか名無しさん:2008/12/01(月) 21:58:07 O
>>347
男ヒドスwww
349ほんわか名無しさん:2008/12/01(月) 22:01:09 0
男冷てぇwwww
350寄生獣なクー:2008/12/02(火) 08:49:47 O
ク「男くん」
男「!」がたっ
ク「どうしたの?次の問題やってみて」
男「えっあの………それは…」
ク「男くん。あとで職員室にきて」
男「…え?」



男「あ…いた」
ク「男くん…わたしの気持ちは知ってるわね?」
男「……ああ?」
ク「教師に向かって『ああ』ってことはないでしょう?
男「…………」
ク「そうかたくなることはないわ。わたしに敵意がないことは知ってるはずよ」
男「…はぁ…」
ク「第一この距離はお互いに触れ合うには遠すぎるわ」
ク「ほんとはいろいろと話したいことがあるんだけど学校内じゃ まず無理。だから放課後に駅前の『ヘラルド』っていう喫茶店に来てくれる?」
男「なんで急に…俺はごめんだ!だいたい新学期早々学校外でなにを…」
ク「…君はどうしてこう合理性にかけるのか…」
男「え?」
ク「襲う気ならとっくに襲っている」
ク「わたしはね興味があるの…君見たいな人は初めて見るのよ。データが欲しいわけ」
男「……(襲って…)」
ク「お互いの情報交換…そして将来のことも相談したいから…」
男「……(…将来?)」
ク「じゃそういうことで」がたっ
男「…………」
351ほんわか名無しさん:2008/12/02(火) 08:54:10 O
漫画『寄生獣』より田宮良子(田村玲子)風なクー
352ほんわか名無しさん:2008/12/02(火) 12:03:06 O
VIPの3日ルールが消えた件
353ほんわか名無しさん:2008/12/03(水) 15:40:31 O
温かな手

「寒い、寒すぎる」
「そうだね。冷え込むよね」
「むっ、なんか君はあったかそうだ。とう」
「もう背中に手を突っ込まないでよ」
「ふふふっ。温い温い」
「こっちは寒いから。それに、歩きにくいよ」
「むぅ、だがこの手の冷たさはどうすればいい」
「手、つなご」
「うん。おっ、なかなかに」
「ほんと、手が冷たいや」
「君の手は温かいよ。それと心もね」
「この温かさ、見せかけかもよ」
「私だけなら独り占めさ」
「かなわないなぁ」
354ほんわか名無しさん:2008/12/04(木) 12:37:56 O
>>353
温かいどころか熱々じゃねぇか。
つまりはGJ!
355ほんわか名無しさん:2008/12/04(木) 19:56:39 O
雨宿り

「突然だったね」
「全くだ。せっかくのデートなのに水がさされたよ」
「しばらくやみそうもないから、弱くなった頃を見計らって帰ろう」
「うん」
「すみません。ブレンドとレモンティーください」
「はい。かしこまりました」
……
「あったまるな」
「だね。雨全然止まないね」
「そうだな」
ブーブー
「んっ。友から。はい、もしもし」
『Hello.boy』
「外国人に知り合いは居ません」
『あー、悪かった悪かった。お前、今ジェントルにいるだろ』
「何故知ってる」
「だって、俺のバイト先の目の前だからな。よっ、お二人さんにこれ貸してやるよ。大きめだから二人とも入るだろ」
「あ、ありがとう」
「じゃ、ようすんだから戻るわ。風邪引くなよ」
カランコロン
「えっと、帰りますか」
「うん、君は良い友を持ってるな」
「気を効かすなら二本でしょ」
「一本だから、気が利くんだよ」
「あぁ、なるほどね」
雨の中、一つの屋根に二人寄り添って歩く。
早い夜、街灯の下を傘は通り過ぎてゆく。
ある冬の一日。
356ほんわか名無しさん:2008/12/05(金) 00:27:29 O
湯たんぽ

「一緒に寝よう」
「先に寝てて良いよ。もう少しかかるから」
「イヤだ。先に寝ると君は別に布団敷いて寝る」
「だってほら。僕たち年頃の男女でまだ結婚してないし」
「君は固すぎる。いつの時代の人間だ。いや、どの時代も性には貪欲。つまり君はヘタレだ」
「そんなに言うと。意地みせますよ」
「望むところだ。とう」
「ちょっ」
「別に、手を出さなくてもいいさ。ただ、一緒に寝たいだけだ。温かい布団でね」
「あっ。ほんとだ。すぐに眠りそうだ」
「なのに君は男女とか言う。それほど私が魅力的と言うことかな」
「うん魅力的だよ。だから、冷たい布団も我慢してた」
「意地っ張りの紳士だな。いや、武士はくわねど高楊枝かな。どっちだろ。ふふふ、わからなくなってきた」
「クー。今度さ。君の両親に挨拶に行きたい」
「うん。大歓迎だ」
「クー。おやすみ。ありがとう」

一つの布団。
温もりに包まれ二人は眠る。
357ほんわか名無しさん:2008/12/07(日) 15:32:52 O
皆様GJ!
そして、お題
つ【寒さに強いクー】
つ【寒い事を言う男】
358ほんわか名無しさん:2008/12/07(日) 20:16:01 O
>>357

クー「男、おはよう」
男「おはよう…って、どうしたのそのスカートの短さ!?」
クー「おやおや、君は自分で言ったことも忘れたのか?」
男「え?俺なんか言ったっけ…」
クー「昨日、友と話しているのを偶然聞いてしまったんだが、冬場は
   絶対領域を拝めるチャンスが減ると言ってたじゃないか」
男「それでこのミニスカ?風邪ひくよ、クー」
クー「何、男のためならなんのそのだ」
男「俺のために風邪なんかひかれたら申し訳ないよ」
クー「そうか…それは配慮が足りなかったな。すまない」
男「ていうか、絶対領域の話聞いてたんだ、クーは…」
クー「君が足フェチとは知らなかった。これからはもっと露出していくとしよう」
男「やめてよ、恥ずかしいから」
359ほんわか名無しさん:2008/12/08(月) 12:50:26 O
クーよりも男の方がのぼせてしまって風邪を引くんですね分かります
360ほんわか名無しさん:2008/12/08(月) 22:31:33 O
>>357
ダジャレを言うのは

「おはよう、クー。昨日は寒かったね」
「うん。雪も降ってたからなおさらだ」
「雪がつもらなくて、つまらんかったね」
「…そ、そうだね。だが私は君のダジャレの方が寒いね」
「あちゃー。受けなかったか。木久蔵師匠見習わないとなぁ」
(よりによって、きくちゃん!)

冬の雑踏を二人寄り添うように歩く。
他愛ない話ではなを咲かせながら。
361ほんわか名無しさん:2008/12/09(火) 12:46:16 O
>>360
お題採用thx
GJだ!

お題
つ【雪の日はコタツで丸くなるクー】
つ【庭駆け回る男】
362ほんわか名無しさん:2008/12/09(火) 22:41:35 O
>>361
クーはこたつで丸くなる

「こんばんは。今日もこたつむりだね」
「うむ。こたつは最高の暖房器具だ」
「だからって、一日中家に居るのもどうかと思うよ。換気するから窓あけるよ」
「寒い〜」
「風邪の予防だって」
「むぅ」
「今日の夕飯も鍋でいいのかな」
「よろしく〜」
……
「ごちそうさま。さて再びこたつむりに」
「そのまま寝ちゃダメだよ」
「一緒に布団に入ってくれるなら考える」
「はいはい。布団暖めるよ。湯たんぽ出すよ」
「むぅ、淡泊な君に重大発表」
「なに」
「私いまパンツしか履いてない」
「クー、こたつ入れてからだらしないよ」
「温もりになれすぎると開放的になるものだよ」
「なら、バランスとるよう僕は冷たくするね」
「それはいやだ」

冬の夜更け。
暖かい部屋で。
二人だけの暖かな時間。
363ほんわか名無しさん:2008/12/10(水) 00:36:40 O
>>362
この書手さんの話を読むと、クーと男が幸せ過ぎて毎度死にたくなります(誉め言葉)

独りは辛いよ……
364ほんわか名無しさん:2008/12/10(水) 09:31:02 O
>>361
追いかけっこ

「はははっ!遅いぞ!遅いぞ兄さん」
「二兎追う者は肉離れ。ふふふっ、お米族のチカラみせてあげよう」
「ふ、二人とも早い」
「頑張れ〜。さっきから君が鬼のままだぞ〜」
「はい」
……
「…疲れた」
「お疲れ様。うちのちびたちも満足したようだ」
「ははっ、二人とも寝顔はクーにそっくりだね」
「姉妹だからね。はい、ハチミツレモン」
「ありがとう」
「どういたしまして。ねぇ、ちびたちと遊んでて楽しかった」
「うん。楽しかったよ」
「君がちびたちと一緒に駆け回る姿見て、なんか未来をみた気がしたんだ」
「楽しそうだね」
「うん。子どもは三人欲しいな、あなた」
「まずは、婚約からお願いします」
「いいとも」

縁側に二人。
二人の天使の寝顔を見ながら、未来に思いを馳せる。
365ほんわか名無しさん:2008/12/11(木) 12:32:41 O
男「過疎だな…」
女「あぁ、正直ヒマだ」
男「つまらんな、何かいいことないものか」
女「幸せは歩いてこない、しかし歩いていったからとてみつかるものでもない」
男「難しいな」
女「だな。だから、たまにはこういう刺激もどうだろう」
ぎゅ、かぷり
男「ひぉあっ!」
女「おや、君には少し過激だったかな」
男「……前置きなしに耳噛むな」
女「耳だけで済むとでも?」
男「え……」
ぎゅーっ、ちゅ、ちゅ、ちゅ
366ほんわか名無しさん:2008/12/11(木) 23:04:55 O
男「編み物か、何を編んでるんだ?」
ク「マフラーだ。最近寒くなって来ただろ? だから男の為に編んでいるんだ。
  本当は市販品を買おうと思ったんだが、友人に手編みにしろと言われてな」
男「俺としても手編みの方が嬉しいな。でも、何だか長くないか?」
ク「それは当たり前だろ、二人で巻くんだからな」
男「それは……恥ずかしいんだが」
ク「ふむ、好都合だな。恥ずかしいと顔が火照ると言う、暖まるには丁度良い」
男「……とりあえず出来上がるのを楽しみにしてる。で、何で友まで編んでるんだ?」
友「マフラーをプレゼントしようと思って。自分に」
男「ふーん」
367ほんわか名無しさん:2008/12/11(木) 23:54:26 O
>>366
友のスペック高すぎるなw
多分何でも出来るから独身になっちゃうタイプ。
368ほんわか名無しさん:2008/12/13(土) 22:00:43 O
クールになるのは、俺が許さん!

つお題
【満月とクー】
【新月と男】
【闇夜に潜むクー】
【押し入れに潜む男】
369ほんわか名無しさん:2008/12/13(土) 23:33:31 0
>>368
【闇夜に潜むクー】

『うー…すっかり冬だな…寒いし暗いし』
『クゥも家で待ってるはずだし早く帰るか』
『我が家へ到着っと』 ガチャガチャ
『あれ?鍵が開いてないや。クゥ出かけてるのかな…』
『さ、寒い…』ブルブル
5分後
『クゥまだかな…』ゴソゴソ
『!? 誰だ?』
『すまない男 君が寒さに震える姿を見ていたんだ』
『クゥ?……ずっといたの?』
『本当にすまない。無性に男を困らせたくなったんだ。しかし私が困ってしまった』
『…??』
『男が震えている姿を見ていたら濡れてきたんだ。闇夜から襲ってしまおうかと思ったほどだ。』
『え?いや?クゥさん?目がオカシイデスヨ?』
『む、体が冷えているな男。さぁ愛の巣でじっくりと暖めてや ら な い と な』
『クゥさん!なんか違うよ!って言うか初めからこれが目的だったんじゃ…』
『フフフ…』

『』
370ほんわか名無しさん:2008/12/14(日) 08:45:45 0
んっ?!
371ほんわか名無しさん:2008/12/14(日) 10:15:33 O
>>369
最後の『』は、喋ろうとしたのに何かで口を塞がれたんですね、わかります。
372ほんわか名無しさん:2008/12/15(月) 21:31:58 0
『過疎だな男』
『うん』
『作者も>>369では少しは頑張ったらしいが…』
>>368 の他のお題は思いつかないって言ってたな』
『過疎だな男』
『うん』
ジー…
『な、なにかな?クゥさん…』
ダキッ
『うひゃぁ!急に抱きつかないでよ』
『次の書き手様が来るまでずっと抱きついておく』
『いやいや!!クゥさん!どんどん手が下半身に向かってるよ!?早く!誰か書き手様キテー!』
ニヤリ
『そうか…そんなに私を求めているか男』
『ちがっ…』
アッー!


373ほんわか名無しさん:2008/12/16(火) 00:28:19 O
>>368
満ちる想い

「月が、綺麗だね」
「そうだな。山の上だから光が少ないからこんなにも月が綺麗だ」
「月明かりに照らされるクーも綺麗だよ」
「ありがとう。だけど」
「うん」
「寒いから、くっつく」
「どうぞ」
「満月の夜は狼男が出ると言うが、君になら食べられていいと思ってる」
「たべないけど、強く抱きしめてみるよ」
「暖かいな」

月明かりが一つの影をつくる。
満月は夜空にくっきりと浮かんでいた。
二人を照らすように。
374ほんわか名無しさん:2008/12/16(火) 01:15:19 O
>>373
あんたの書く文章好きだ
綺麗で甘くて泣きたくなる
375ほんわか名無しさん:2008/12/16(火) 12:29:48 O
>>368
月無夜

「暗いと思ったら、新月か。なんか、不思議な気分だ。早く帰ろう」
……
「明かりがついてる。クーがいるのかな。ただいま」
「あれ、つけっぱなしでいない。ははっ、なんか寂しいや」
……
「ただいま。うわっ、どうしたんだ」
「おかえり、クー。おかえり」
「ただいま。暖かいお迎えありがとう。夕飯の材料買ってきたから、つくるね」
「うん」

かくれんぼした月に教えて貰ったこと。
当たり前な存在の大切さ。
376ほんわか名無しさん:2008/12/16(火) 12:36:51 O
>>368
押し入れに潜むのは

「君は、何をしてるんだ?」
「あっ、クー。いらっしゃい」
「押し入れに頭隠して尻隠さずとは、誘ってるな」
「いや、誤解だから。クーさんさりげなく尻撫でないの。よし、捕まえた」
「にー」
「子猫」
「うん。拾ったら押し入れに逃げちゃってね。いま里親探し中」
「かわいいな。私が飼おう」
「大丈夫なの」
「うむ」
かくれんぼ。
お尻を出した子一等賞。
377ほんわか名無しさん:2008/12/16(火) 12:38:05 O
>>368
以上でお題消化かな。
潜むクーの方GC
378ほんわか名無しさん:2008/12/16(火) 18:30:34 0
ほんわか暖かでGJでした。
…なんでだろう涙が出てくる…
379ほんわか名無しさん:2008/12/17(水) 01:22:13 0
 溢れ出るもの

 何気ない日常。
 あっけなく消えてしまった小さな命。
 病院のベットに横たわる少女を目の前に、彼は泣いていた。
「……ねぇ、クー。おかしいよね。何故か、涙が止まらないんだ」
「おかしくないよ。泣きたいときは、泣くのが一番だよ」
「ありがとう。ごめん、胸借りるよ」
「あぁ……」
……
「ねぇ、クー。人は、どうして泣くんだろう」
「涙をためるダムがいっぱいになって、あふれるんだよ」
「ダムか。きっと、僕のダムが小さかったのかな」
「君のダムに注ぐ水の量が多かったのかもしれないよ。君は、優しいから」
「そう、かな」
「君は、出会って間もないあの子のために涙を流せるくらい。優しい。私は、泣けなかった」
「クー」
「同じ一つの出来事なのに、こんなに違う。きっと、私のダムは水が無いのかも知れないね。だから、君は私の代わりに泣いてもいいよ」
「クー、君も優しいよ。だって、泣けないことを悔やんでる。その気持ちだけでも、十分だと思うよ」
「あははっ、慰めるつもりが慰められてしまったな。きっと、私は君無しで生きていけないだろう」
「僕も、クーのいない生活が想像できないよ」
「ありがとう、今はあの子のために泣きたい」
「うん、クーも泣くといいよ。今度は僕が胸を貸すから」
 溢れ出てくるものはとまらない。
 二人は寄り添って支えあう。
 そんな二人の前に跳ね起きる少女。
「うぉぉぉぉぉ! よく寝たぞぉぉぉぉぉ!」
 その命の灯火は再び燃え上がった。
 二人は涙を流した。嬉し涙という涙を。


 シリアス苦手なのでギャグにしてみすませぬ。
380オダイジェネレータより:2008/12/17(水) 01:31:35 0
(場所/状況自由) 「看病をしてやろう」と 料理/弁当を作ってもらう。 
 おかゆの味は

「やぁ、風邪の具合はどうだい」
「体がだるいよ」
「そんな君を看病しに来たよ。食べたいものはあるかい」
「クーに任せるよ。来てくれただけでもうれしいから」
「君らしくない弱音だね。じゃ、できるまで寝ててくれたまへ」
「うん」
……
「はい、卵粥。あーん」
「自分で食べれるよ」
「病人は甘えるものだよ。はい、あーん」
「……うん。おいしいよ」
「ふふふっ、多めに作ったからたくさん食べてね」
「ありがとう」

 数日後、病人と見舞い人が入れ替わったのは別の話。
381ほんわか名無しさん:2008/12/18(木) 19:47:13 0
このおかゆ・・・甘いぞ・・・・
382ほんわか名無しさん:2008/12/19(金) 12:42:27 O
片っぽの手袋

「クー、寒そうだね」
「うん、手が悴むよ」
「そっか。はい」
「君も寒いだろ。片っぽだけだし」
「とりあえず、はめてよ」
「わかった」
「手袋してない手は繋げば温かいよ」
「うん、そうだね。君は頭良いな」
「たまたまだよ」

冬の街道。
手をつないだ二人はゆっくり歩く。
強く握りあいながら。
383ほんわか名無しさん:2008/12/19(金) 17:34:44 0
最後の詩的描写がA+をA++にする
384ほんわか名無しさん:2008/12/19(金) 22:09:00 O
>>381
(ガラッ!)この卵粥を作ったのは誰かっ!!
(雄山AA略)
385ほんわか名無しさん:2008/12/19(金) 22:22:43 0
>>381
『男!料理に挑戦してみたぞ!』
『おかゆかぁ… うん。いい匂いだね』
『ぜひ食べて見てくれ』
『いただきます』
『召し上がれ』
モグモグ…
『あ…』
『あ?どうしたんだ男?』
『甘ぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!』
『何だこれ!?羊羹みたく甘いよ!クゥ!どうやって作ったの?』
>>380という文献資料を見て作ったんだが…』
『どうりで甘い訳だ クゥ、悪いけどこんな甘いと食べきれないよ』

落ちはない 猛省してる
386ほんわか名無しさん:2008/12/22(月) 00:07:40 O
だからクールになるのは駄目だって!

つお題
【運が良いクー】
【運が悪い男】
【欲望に忠実なクー】
【野望に忠実な男】
387ほんわか名無しさん:2008/12/22(月) 10:40:06 O
>>386
ぷらすまいなす

「あ〜、ついてないな。バス行っちゃった。遅刻だな」
「おや、バス行っちゃった」
「あっ、クー。目の前でね。遅刻決定だよ」
「そうか。遅刻しない手段がひとつあるぞ」
「ほんと」
「私の家が側だから、車で行く」
「お願いします」
……
「今日は朝から着いてるな。君とこんな風にドライブできるなんて」
「こっちは運が悪いと思ったけど助かったよ」
「君は運が悪かったな。そう言えば」
「不思議なことにね」
「禍福縄の如しというから、そのうち良いことがどんとくるさ」
「あるね。そんな諺」
「それに。私は運がいいから、君と一緒でちょうど良いかもね。このままドライブ行っちゃおうよ」
「駄目だよ。でも、学校終わってからなら付き合うよ」
「絶対だよ」
少しの不運とささやかな幸運。一緒にいることが幸せな二人。
不幸だと嘆き、幸せを感じ難い彼とほんの小さなことも幸せと受け止める彼女を載せて車はゆっくり朝の日の下をはしる。
388ほんわか名無しさん:2008/12/24(水) 14:09:29 O
>>386
(欲望に)素直クール

「君が好きだ」
「クー」
「食べちゃいたいくらい好きだ」
「あの〜。さっきから手が怪しいんですけど」
「君を独り占めにしたいからだよ」
「みんな見てるから自重してください」

愛という名の欲望。
それは盲目になる麻薬。
389ほんわか名無しさん:2008/12/24(水) 16:17:58 0
「今日はクリスマスイブ。と言うことでプレゼントです」
「丁重にお帰り願おうか」
家の前に置いてあった少し大きい箱を、嫌な予感を感じつつ一応開けてみたら
箱の中には、後輩がいた。…ミニスカサンタのコスプレをして。
「何故です。不審な箱を開けてみたらそこには美少女が!というのは男の方の浪漫ではないのですか?…まさか愛が足らなかったというのですか…?」
「とりあえず常識が足りなかったと俺は思うが。それよりどうやって用意したんだ…?」
人が入れる大きさの箱と衣装と、どうやってここまで来たかを指してである。…ちなみに箱には
しっかりとラッピングをしてあって、開けた形跡はなかった。
「姉にお願いしました。ちなみに姉は貴方の従兄弟の所に向かいました」
ガッデム。この姉妹の行動力に思わず天を見上げそうになる。…ていうか従兄弟?
「何で、従兄弟の所に?」「なんでも想いを告げに行くとか」
…とりあえず祝福しとくべきか。年下でちょっと気弱な従兄弟を思いながら空を見上げる。
「それと、あわよくば種をもらうとか」
………こんど会った時に家族計画を渡すべきだろうか、と悩んでいたら
「くしゅ」と、可愛らしいくしゃみが聞こえた。
「…とりあえず入れ。そんなカッコをしてたらしてたら風邪を引く」
「お帰り願うのでは?嬉しいですが」
「このまま帰らせて風邪引かれたら、俺が…、その、困る」なんとなく気まずくなって口ごもる。
「…では喜んでお邪魔します」
表情はたいして変わってないが、なんだか嬉しそうに箱から出て部屋に入っていく。
結局、部屋に入れた自分に対して嘆息しつつ入ろうとすると。
「先輩」「ん?」
「メリー・クリスマス」
と、傍目にも分かるような綺麗な笑顔で言う後輩。
「…メリー・クリスマス」
少しだけ苦笑しつつ、俺も応えた。

オチもないようなお話で、お目汚しですみませんっ!
そして初書きな私でしたっ!!
…自害すべきか…。そして帰省してんのに何書いてるの自分…!
390ほんわか名無しさん:2008/12/24(水) 17:34:45 0
ええいやかましいGJだ
391ほんわか名無しさん:2008/12/24(水) 20:20:07 O
>>390
後輩クールの人かと思たら初書き込みでしたか
GJ!!!
392ほんわか名無しさん:2008/12/24(水) 22:52:01 O
>>386
ささやかな野望

「君は、最近つれないな」
「そんなことないよ。いつも通りだよ」
「なら、何故私を避ける」
「バレバレ、だったか」
「当たり前さ」
「前にさ。中学時代の友達にあってさ、クーと合ってないって言われてさ。悔しかったんだ」
「それと、私を避けるのは関係無いだろ」
「あるんだ。男のプライドかな。クーに見合うようになろうと自分磨いてた」
「君らしいね。例えまわりが似合わないと言われても私は君が好きだよ」
「うん、ありがとう」

彼の胸に宿ったささやかな思い。
それは二人の関係をより美しくしていく。
川底の石のようにゆっくりと。
393ほんわか名無しさん:2008/12/28(日) 13:50:09 0
>>392
お題採用thx!
GJだよ!
394ほんわか名無しさん:2008/12/29(月) 00:03:56 0
vipが落ちた
泣いた
395ほんわか名無しさん:2008/12/29(月) 20:12:34 O
久しぶりでも結構盛り上がって良かった
396ほんわか名無しさん:2008/12/29(月) 22:16:37 O
クーがもっと書きたいのでお題募集
397ほんわか名無しさん:2008/12/29(月) 23:31:55 0
クーがもっと見たいのでお題
【年賀状】
【朝起きると部屋が寒い】
【牛】
398ほんわか名無しさん:2008/12/30(火) 00:40:42 O
お題:【年賀状】

男「年賀状来たよー」
女「うむ。それでは今年も勝負だな」
男「オッケー。ずるは無しだよ?」
女「無論だ。では、行こうか」

-----------------------------------

男「集計終わりー」
女「早いな、何枚だった?」
男「32枚。クーは?」
女「現段階で40枚。そしてまだまだ集計中だ」
男「ありゃ。今年は大差で負けちゃったね」
女「去年は接戦だったがな」
男「年賀メールで済ました奴も何人かいたしね。それか、クーの人望が去年より高くなったか」
女「他人からどれほど信頼を得ようと、今ここにいる君からの信頼には勝らないさ」
男「ありがたいけど、それって勝者の理論だよね?」
女「年賀状の枚数など、気にしない方がいいぞ」
男「話し、逸らした?」
女「気のせいだ」
399ほんわか名無しさん:2008/12/30(火) 00:50:37 O
お題:【朝起きると部屋が寒い】

女「すぅ…すぅ…」
男「……」
女「む……おはよう、男……」
男「何で、俺の布団の中にクーがいるの?」
女「うむ……朝トイレに起きたら予想外に寒かったのでな。思わず
  人恋しくなって、君の布団へ潜り込んでいた」
男「そんなに寒いの?起きたくないなぁ……」
女「どうだろう、このまま温かくなるまで二度寝というのは」
男「魅力的な提案ありがとう。でもどうせなら、春が来るまで冬眠してたいよ」
女「なるほど。春になるまで好きなだけ、君と寝こけて
  いられるというのも、なかなかいいかもしれないな」
男「俺らって、意外に怠け者だったんだね」
女「その様だな」

----ごろごろ
400ほんわか名無しさん:2008/12/30(火) 01:01:17 O
お題:【牛】

>>399の続きから……

女「冬眠する動物と言えば、熊か」
男「熊かぁ……なんか、クーのイメージとは違うなぁ」
女「君も熊という感じではないな」
男「クーは動物に例えると、牛かもしれないな」
女「何故?」
男「……なんとなく」
女「私はそんなにゴツいかな?」
男「だから、なんとなくだって」
女「そうか……」
女「……もし私が牛なら、君は牛追いの牧童がいいな」
女「私は君に甘え、君は私を可愛がる。最高じゃないか」
男「確かに、牧歌的でいいなぁ」
女「そう考えると、私が牛というのも、それほど悪くないかもしれないな」
男「ははは……」


男は言わなかった。
クーを動物でイメージする際、『乳牛』という言葉が浮かんだことを……。
401ほんわか名無しさん:2008/12/30(火) 02:38:58 O
素直クールに好意を伝えることを禁止してみた

女「おはよう」
男「おはようクー」
女「……」
男「……」
女「……」
男「……クー?」
女「何か」
男「いや、沈黙が長かったからちょっと違和感が……」
女「語るものばかりが真実を伝えるのではない。言葉などなくても、私は君を……」
男「君を?」
女「……何でもない」
男「?」

女(罰ゲームとはいえ、好意を伝えられないのはキツいな……)
402ほんわか名無しさん:2008/12/30(火) 03:00:10 O
素直クールに好意を伝えることを禁止してみた―2

女「お茶、淹れたぞ」
男「ん、ありがと」
ずずーっ…
女「……」
男「……クー、何かあった?」
女「いや、特に何事もないが」
男「そう?さっきからなーんか様子が変なんだけど……」
女「君の思い過ごしだろう」
男「だったらいいけど」
女(これは苦しい……何とかならないものか)

----そわそわ

男「……やっぱり今日のクーは変だよ」
女「そんな馬鹿な……」
男「貧乏揺すりしてるクーなんて、初めて見たんですけど」
女「む?(これは不覚……気づかなかった)」
男「悩みがあるなら言ってよ。俺たち恋人同士じゃん」
女「……」
男「クー?」
女(抱きしめたい……今すぐにこの男を抱きしめたい……)
男「?」
403ほんわか名無しさん:2008/12/30(火) 03:17:59 O
素直クールに好意を伝えることを禁止してみた―3

男「クー、本当に何でもないの?」
女「うむ、君に心配をかける様なことは何一つない」
男「そっか……」
女(すまない、男。今日一日だけ辛抱してくれ……)
男「……クー」
女「うん?」
男「俺、クーのこと好きだよ?」
女「む……何だ唐突に?」
男「いやぁ……もしかして俺がクーの愛情に頼りっきりで、あんまり
  好きだとか言わないから不安なのかなぁって思って」
女「結構な頻度で好き好き言ってると思うが」
男「でもクーほど数が多い訳じゃない、でしょ?」
女「それはそうだ」
男「だから今日は、クーの気が済むまで好きだって言ってあげる」
女「む……」
男「クー、俺は君が好きだ。きっと死ぬまで、クーを愛し続けるよ」
女「む、むぅ…」
男「クー、いつか俺の子供を産んで、一緒に育ててくれ。お願いだ」
女(なるほど、私はいつもこんなことばかり言っていたのか)
女(……なかなか悪くないな。男の素直な好意を聞くというのも)
男「クー、好きだ、大好きだ」
女「うん、うん……」
404ほんわか名無しさん:2008/12/30(火) 13:04:49 O
かわいい!
405ほんわか名無しさん:2008/12/30(火) 14:00:05 0
年末だろうが素直クールだぜ!
406ほんわか名無しさん:2008/12/30(火) 16:05:47 O
また何か
お題があれば
下さいな
407ほんわか名無しさん:2008/12/30(火) 17:25:19 O
いきなり新作がたくさんとは!GJ!

お題
【電車でよく見かける素クールさん】
【素クールな居酒屋の店員さん】
【初音クー】
【帰省ラッシュに巻き込まれたら】
【ネズミ総本山夢の国に遊びに行こう】
408ほんわか名無しさん:2008/12/30(火) 17:40:35 O
「電車でよく(?)見かける素クールさん」

男「帰省ラッシュのせいかめちゃくちゃ混んでるな」
ク「お、席が一つ空いているぞ。君が座るといい。」
男「いや、いいよ。クーが座りな?」
ク「いいから、早く。」
男「(こりゃ言っても聞かないな…)わかったわかった。座るよ。でもきつくなったらすぐ言えよ?」
ク「心配ない。」



男「…あの…クーさん?」
ク「なんだ?」
男「とっても恥ずかしいので膝から降りてもらえませんか。」
ク「断る。」
409ほんわか名無しさん:2008/12/30(火) 17:46:12 O
>>408
それ逆に男がキツいなwww
GJ!!!
410ほんわか名無しさん:2008/12/30(火) 18:27:44 O
【素クールな居酒屋の店員さん】

大将「いらっしゃい」
男「こんばんは」
大将「おう、あんたか」
男「大将、ようやく店を構えられたんですね。おめでとうございます」
大将「へへ、ありがとうよ」
男「常連としても嬉しい限りですよ……あれ?そっちの女の子は?」
女「……」
大将「俺の娘だ。バイト雇うより安上がりだからな。ちょっと無愛想だが」
男「はぁ、娘さんなんていたんですか」
大将「おい、ぼさっとしてないでつきだし出しな」
女「はい」

……数分後

男「……」
大将「お前、これはやり過ぎだろ……」
----ずらり
男「ひーふーみーよー……十品も食べられないよ」
女「開店記念サービスです」
大将「にしたってこれは……」
女「好き」
大将・男「!?」
女「……なだけ、飲んでいって下さい」
大将・男「……」
411ほんわか名無しさん:2008/12/30(火) 19:14:03 O
>>410
敬語無口、可愛いよ可愛いよ
412ほんわか名無しさん:2008/12/31(水) 00:58:42 O
>>408
クーは平然としてるが、男はたまったもんじゃないな

>>410
さりげなくアピールしてるけど、度合いがハンパねぇwww
413ほんわか名無しさん:2008/12/31(水) 13:04:25 O
初音クーが想像できねぇ…。
414ほんわか名無しさん:2008/12/31(水) 13:39:12 O
>>407
初音クー

「ボーカロイド初音クーか。いきなり曲作れはないだろあの自由め。とりあえずインストールと。ついでに他のプログラムも」
……
「よし、試してみるかな」
「はじめましてマスター」
「へ〜、結構なめらかだな。人が話してるみたいだ。期待できるかな」

「〜♪」
「うん、良い感じ」
「以上です。マスター。素敵な歌を歌わせていただきありがとうございます。大好きです」
「わっ、こんな機能まであるのか。今度あいつにお礼言うか」
……
「そんな機能ないぞ」
「えっ?」


恋する機械。
それはバクか偶然か。
愛を歌う機械と男の生活は始まった。
415ほんわか名無しさん:2008/12/31(水) 13:53:03 O
>>414
なんか連載第一回の導入部って感じだな

GJ!!!
416ほんわか名無しさん:2008/12/31(水) 17:53:59 O
立ててみました

【一緒に】素直クール・シュール・ヒート総合【新年を】
http://takeshima.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1230712610/
417ほんわか名無しさん:2009/01/01(木) 00:10:15 O
あけましておめでとうございます。

「あけましておめでとうございます。今年もよろしくおねがいします」
「うん、君とまた一つの年を越した。きっとこれからも一緒に年を越すんだと思う」
「出会い、こうして過ごしている。幸せさ」
「日が昇ったら、初詣に行こう」
「人混みは大丈夫なのかって。君とならどこにでも行けるさ」

新しい年。
新たなる始まり。
変わらない想いと関係。
二人の絆は年と共に重なり深まる。
418ほんわか名無しさん:2009/01/01(木) 08:56:43 O
>>417
あけおめGJ。この二人は年越しても甘くていいなぁ
419ほんわか名無しさん:2009/01/02(金) 07:30:15 O
友達と飲んでる間にVIPの三姉妹統合スレが落ちて泣いた
またいつか立たないだろうか
420ほんわか名無しさん:2009/01/02(金) 12:07:59 0
ほのぼのなエッチなら、ほの板でもエロはやってもいいと思うんだ
421ほんわか名無しさん:2009/01/02(金) 14:12:48 O
>>420
エロいクーの流れはシュースレ民が書き手のほとんどを占めてたからじゃないだろうか

ほ板ではえちぃのあんまり見ないし、イチャイチャさせる程度がいいような気もする
422ほんわか名無しさん:2009/01/02(金) 16:39:02 O
容姿端麗
女「お茶を淹れたぞ」
男「ん、そこ置いといて」
女「……」
男「……クー、どうしたの?俺の顔に何かついてる?」
女「いや、そうではない。可愛い顔だなと思って、なんとなく眺めていただけだ」
男「可愛いって、男としては微妙に傷つく言い方だな」
女「ふふ、すまない。君の外見だけを見て好きになった訳ではないが、君の外見も私の好きな要素の一つなのでね」
男「クーの愛らしさには負けるけどね」
女「世辞と分かっていても嬉しいな、ありがとう」
男「お世辞じゃないよ、クーはどこに出しても恥ずかしくない俺の恋人だよ」
女「それなら、ますますありがとうと言わなければ」
男「……俺らって、傍目から見たら相当なバカップルなんだろうなぁ」
女「バカップル、大変結構。冷静になったら負けだぞ、男」


おのろけおのろけお馬が通る。
人にゃ見せれぬ甘い日々。
423ほんわか名無しさん:2009/01/02(金) 17:03:31 O
クーとほっぺた
男「うー…おはよう、クー」
女「おはよう、今日は遅かったな」
男「そうだね、新年だからってちょっとだらけてるかなぁ」
女「髭も剃らないと、延び放題だぞ」
----じょり
男「おぅ…」
女「どうした?」
男「いや、クーにほっぺた触られるのって、初めてだなぁって思って…」
女「ふむ、そういえばそうか」
男「クーのほっぺたを俺が触ることも、そういえばないね」
女「触ってみるか?」
男「うん」
----ふにふに
男「なんか、赤ん坊の肌みたいだ」
女「……男、これは意外と恥ずかしいぞ」
男「え?クーが恥ずかしい?」
女「うむ。ほっぺたなんて誰にも触らせたことがないからな…」
男(変なとこで恥ずかしがるんだなぁ…)
424ほんわか名無しさん:2009/01/02(金) 17:35:28 O
【ネズミ総本山夢の国に遊びに行こう】

子供A「ミッ○ー風船ちょーだーい!」
子供B「ミッ○ーこっちむいてー!!」
男(子供受けがいいのは嬉しいけど、着ぐるみの仕事って思ってた以上に大変だなー)
男(クーがこの格好みたら、なんて言うだろう……)
----とんとん
男(はいはい、今そっちにも行くからね……)
女「男、久しぶりだな」
----ぎゅっ
男(!?)
女「このあわてふためき様、やはり中身は男だったか」
男(クー、何してんの!?)
女「君の働きっぷりを拝見しにきた。なかなか頑張ってるようで、何よりだよ」
男(ていうか抱きつくの止めて!子供たちが見てるから!!)
子供A「あー、ミッ○ーがうわきしてるーッ!」
子供B「ミ○ーにいいつけてやるー!!」
女「残念だな、子供らよ。他のミッ○ーはやってもいいが、このミッ○ーだけは私のものだ」
----むぎゅ
子供A「うわぁ、ミッ○ーらぶらぶだー!!」
子供B「らーぶらぶ、らーぶらぶ!!」
男(ああぁぁあぁ恥ずかしいから止めてえぇぇぇ!!!)
クー「ふふん」
425ほんわか名無しさん:2009/01/02(金) 18:14:49 0
どうでもいいネタを言うと
偽Vocaloid妄想で

・熱音モエ
・冷音レイ

とか考えてた
426ほんわか名無しさん:2009/01/03(土) 00:41:58 O
本当に……GJです……
427ほんわか名無しさん:2009/01/03(土) 09:40:58 O
男「お雑煮出来たよー」
ク「済まないが、少しばかりか、お節料理を食べ過ぎてしまったようだ。
  私は後で食べさせて貰っても良いか?」
男「そっか、うん良いよ。食べたくなったら鍋にあるからね」
ク「ああ、分かった」
男「じゃあ僕は先に。いただきます……はふはふ」
ク「……そうやって食べている姿を見ると、私も食べたくなって来たな」
男「んー? 鍋に沢山あるから――」
ク「いや、食べさせてくれるんだろ?」
男「へ? 何で……あっ……卑怯だよ」
ク「一番美味しく食べるためだ、愛する人も騙すさ」
428ほんわか名無しさん:2009/01/03(土) 10:02:51 O
>>427
甘いなぁ、GJGJ!!
429ほんわか名無しさん:2009/01/03(土) 16:09:09 0
雑だがクー描いてみた
http://sucool.s171.xrea.com/up/src/up0646.jpg

430ほんわか名無しさん:2009/01/03(土) 16:13:47 O
>>429
茶髪なクーって珍しい

GJ!!
431ほんわか名無しさん:2009/01/03(土) 21:20:01 O
お題募集してみる
432ほんわか名無しさん:2009/01/04(日) 00:16:45 O
>>429
惚れた

お題
【深夜番組】
【冬休み】
433ほんわか名無しさん:2009/01/04(日) 09:44:06 O
>>432
一緒に観たい

「クーは先に寝てていいよ」
「私も一緒に観る。君と同じテレビの話題をしてみたい」
「いつもいろいろと話せてるじゃん」
「ばらえてぃの話題、全然無い」
「そうだね。なら、一緒に布団に入ってから見よう。すぐ寝れるようにさ」
「うん」
……

「先、寝ちゃったね。おやすみ、クー」
434ほんわか名無しさん:2009/01/04(日) 17:28:08 O
>>433 GJ!

【深夜番組】
女「…」
男「…」
女「…男」
男「何?」
女「このグラビアアイドルはすごい胸をしているな」
男「そうだね」
女「…」
男「…」
女「…男」
男「何?」
女「この芸人、今年いっぱい生き残っているだろうか」
男「無理じゃない?」
女「…」
男「…」
女「…男」
男「何?」
女「この時間帯のテレビ番組も、なかなか面白いものだな」
男「クー、普段は寝てる時間だからって興奮しすぎだよ」
女「むぅ、すまない」
男「小学生じゃないんだから…」
435ほんわか名無しさん:2009/01/04(日) 23:57:07 O
お題採用Thx!GJぅ!

お題
【必殺技】
【残った餅】
【お土産】
436ほんわか名無しさん:2009/01/05(月) 02:06:47 O
深夜番組がストパンとかセキレイだったらどうなるの?
437ほんわか名無しさん:2009/01/05(月) 02:16:19 O
>>436
クーはそういうの見ないだろうから、意外に興味持つんじゃないでしょうか
438ほんわか名無しさん:2009/01/05(月) 02:36:40 O
お題【必殺技】
男「ごめん遅くなって!」
女「三十分の遅刻……君が約束に遅れるとは、珍しいこともあるものだな」
男「昨日徹夜でレジュメ完成させてたら、寝過ごしちゃってさ……」
女「気持ちは分からないではないが、やはり許しがたい。罰としてこれを食らえ」

男「……クー、これは何?」
女「知らないのか?これは鯖折りという相撲の技だ」
男「俺の知ってる鯖折りはもっとこう何ていうか…」
女「ならば望み通り、もっと力を入れてやる」
男「…いつもみたく抱きしめてるだけじゃん」
女「羞恥心をくすぐる精神攻撃だ。世間の白い目に思う様晒されるがいい」
男「……」


クーの必殺技はその愛情なのかもしれない。
そんなことが頭をよぎった男であった……。
439ほんわか名無しさん:2009/01/05(月) 12:18:15 O
>>435

御守り交換

「やぁ、君に初詣のお土産だ」
「あっ、健康長寿のお守りか。ありがとう。一緒に行けなかったけど僕からも」
「おお、安産祈願か。君の思いは確かに受け取った」
「あれ。しまった。赤い健康祈願のお守りとったはずなのに」
「子供はサッカーチームかな。それとも野球チーム対戦出来るくらいかな」
「えっと、頑張ります」

間違えた御守り。
それが意味するのは偶然か神の知らせか。
始まったばかりの年に二人想い馳せる。
440ほんわか名無しさん:2009/01/05(月) 17:11:19 O
>>439
クーならラグビーチームを作ることさえ可能な気がする

GJ!!
441ほんわか名無しさん:2009/01/05(月) 18:51:14 0
おまいら正月早々GJだぞ!
もっと書いてくれwwwwww
442ほんわか名無しさん:2009/01/05(月) 23:40:27 O
>>435

一つだけのお餅

「お餅、余っちゃったね」
「君が食べていいよ」
「半分こしよ」
「うん」

一つだけのお餅。
二人でおいしく。
443ほんわか名無しさん:2009/01/06(火) 00:40:07 O
>>442
あんたのクーの書き方にはすごい影響受けてる
GJっす
444ほんわか名無しさん:2009/01/06(火) 22:24:58 0
時事ネタだと自分もその気持ちや状況も共有できるから、こっちまで嬉しくなったりするよ

つまりはGJ!!


445ほんわか名無しさん:2009/01/07(水) 14:16:56 O
お題募集中
446ほんわか名無しさん:2009/01/07(水) 14:34:56 O
>>445
匂いフェチ
447ほんわか名無しさん:2009/01/07(水) 14:59:40 O
>>445
参考になれば


・裁判員制度
・ちょっとしたすれ違い
・素直家への結婚の挨拶
・隣の部屋がクーでした
・ハンドクリーム
・今日の晩ご飯
・息苦しくて目覚めると、一面おっぱい
・庶民的クー
・超お嬢クー
・一緒に料理をつくろう
448ほんわか名無しさん:2009/01/07(水) 15:42:10 O
>>446

君の匂い

「クー、さっきからなんか犬みたいなんだけど」
「ん〜、気のせい気のせい。君の匂いをかいでるだけだし」
「いや、なんか恥ずかしいから」
「やめろと言われてもやめないよ」
「わかりましたよ。お好きにして下さい」
「うん」

戯れるように。
大好きなのは彼の匂い。
それは世界で一つだけのかおり。
449ほんわか名無しさん:2009/01/07(水) 15:49:38 O
>>447

目覚めると一面におっぱい

「んっ。何故グラビアが」
「おはよう。君は胸の大きい娘が好きなようだね」
「えっ。いや、その」
「確かに私にはその雑誌の娘のように胸は無いかも知れない」
「あの、クーさん。弁解の余地を」
「だけど、私の胸は君への想いがたくさん詰まっているのだぞ。えいっ」
「もがっ」

ちょっとした誤解。
大きな想い。
彼女は彼を愛してる。
彼も彼女を愛してる。
450ほんわか名無しさん:2009/01/07(水) 17:28:14 O
俺はただ言い続けるだろう……
GJの一言を

お題採用thx
451ほんわか名無しさん:2009/01/08(木) 15:21:11 0
カワユスカワユス
452ほんわか名無しさん:2009/01/08(木) 15:53:13 O
>>447
手を重ねて

「おや、手が荒れてるね」
「うん、最近乾燥が厳しいしね」
「手を出したまへ」
「はい」
「しっかり手入れしないと後で痛いのは君だよ」
「うぅ、痛いのはなぁ」
「私が毎日君にハンドクリームを塗るよ。一石二鳥だしね」
「おねがいします」

重ねた手。
癒される手。
二人重ねる手は優しく温かい。
453ほんわか名無しさん:2009/01/08(木) 17:28:37 O
>>452
クーの手はいい匂いしそうだ
454ほんわか名無しさん:2009/01/08(木) 19:57:34 0
>>452
クーたんのお手手ペロペロしたいって言ったらどうなるの?
455ほんわか名無しさん:2009/01/08(木) 21:29:39 O
>>454
顔を赤らめながらそっと手を差し出し、男の口に指を含ませる
456ほんわか名無しさん:2009/01/08(木) 22:01:12 O
ヒートスレに負けたくないのでお題ください
457ほんわか名無しさん:2009/01/08(木) 22:31:02 0
>>424
ミッ○ーは一人しかいません
458ほんわか名無しさん:2009/01/08(木) 23:25:13 O
>>456
勝ち負けよりも

「君が好きだ」
「いつもより、声大きいね。どうしたの」
「うむ。ヒートの方が想いを伝えてるような気がして見習ってみた」
「あははっ。確かにヒートちゃんの声は大きいもんね」
「だから、負けたくないなとね」
「そんなことしなくていいさ。クーにはクーの魅力があるんだし、僕はクーが好き。それだけでいいじゃん」
「うん」

大切なのは、なんですか。


お題にしてみました。
459ほんわか名無しさん:2009/01/08(木) 23:44:13 O
>>447
cooperation cooking

「今日の夕飯はなににする」
「そうだね。和風に行こうか。茶碗蒸し食べたいな」
「むっ、私は作り方しらないぞ」
「大丈夫大丈夫、僕が知ってるから。たまには交互じゃなくて一緒に作ろう」
「そうだね」
……

「美味しいね」
「今度、作り方教えてくれ」
「はいな」

二人で作ったご飯。
その美味しさの隠し味は共に作った喜び。
460ほんわか名無しさん:2009/01/08(木) 23:53:39 O
和む……
461ほんわか名無しさん:2009/01/09(金) 22:45:13 O
>>447
隣人

「すみません。隣に引っ越した者です」
「おや、新しい隣人は君だったのか」
「えっ、クーはここに住んでたの」
「うん。そういえば、一度も来たことなかったね」
「手紙とかも送ることなかったしね」
「まぁ、どうにせよ。より近くなったわけだ。行く行くは同じ部屋だな」
「その時は、クーの家族に挨拶しないとね」
「明日でもいいんだよ」


462ほんわか名無しさん:2009/01/09(金) 22:49:54 O
>>447
未来の家族 姉妹編

「やっ、待ってたよ。こっちだ」
「お邪魔します」
「いらっしょあぁぁぁい!よくきたぁぁぁ!」
「おぉ、君がクーの米人か。いらっしゃい」
「ヒートとシュールだ」
「クーとお付き合いさせていただいてます」
「話はきいてるぞぉぉぉ!」
「君は米が好きかね。好きかどうかは大事だ」
「えっと…」
「二人とも、今日は彼に両親と会わせるのが目的だ」
「「は〜い」」
「賑やかだね」
「うん。自慢の姉妹だよ」


463ほんわか名無しさん:2009/01/09(金) 22:55:06 O
>>447
未来の家族 両親編

「いらっしゃい。君がクーちゃんのダンナさんね。クーちゃんに不満無い。ちゃんと満足してる」
「あ、あの…」
「母さん、彼が困ってる」
「あらあら、ごめんね。私は賛成よ。君、クーちゃんよろしくね」
「認めん。ワシは認めんぞ」
「父さん」
「あなた」
「それでも、僕は好きなんです。娘さんとの仲を認めて下さい」
「了承」
「えっ…」
「娘をもつものとして、一度はしたくなるものだよ。娘をよろしくな」
「は、はい」

464ほんわか名無しさん:2009/01/09(金) 22:57:33 O
>>447
未来の家族 ネタ編

「それでも、好きなんです。お父さんを僕にください!」
「わ、ワシで良ければ」
「き、君はそんな趣味だったのか」
「きゃ〜。スケッチスケッチ!時代は義父×義息よ〜」



反省はしてない。
後悔はしてる。
465ほんわか名無しさん:2009/01/09(金) 23:35:37 O
クール可愛いよクール
しかし父ちゃんも可愛いという罠
GJ!!

466ほんわか名無しさん:2009/01/10(土) 13:31:45 0
>>464

ちょwwwww
467ほんわか名無しさん:2009/01/13(火) 01:39:25 O
ほしゅ
468ほんわか名無しさん:2009/01/14(水) 23:15:03 O
男「今日は風が強いな……」
女「そうだな。こういう日は家でぬくぬくしているに限る」
男「けど、冷蔵庫にはもう食べるものが何もないという」
女「……買い出しじゃんけん」
男「乗った。じゃーんけーん……」
女「ほいっ」
男「……負けた。行ってきます」
女「待った。やはり私も行く」
男「え、なんで?」
女「君にばかり寒い思いをさせる訳にはいかないしな。それに二人なら、
  冬の寒さもどうということはないだろ?」
男「確かに」
女「よし、着替えるから待っててくれ」
男「うん」
469ほんわか名無しさん:2009/01/14(水) 23:27:19 O
男「もし生まれ変わったら、何になりたい?」
女「むぅ……考えたこともなかった」
男「なんで?」
女「ここに君とこうしている姿しか、思い浮かばないからかな」
男「嬉しいけど、なんかないかな? 結構興味あるんだけど」
女「私は君が飼ってくれるなら、どんな生き物にもなれるぞ。
  犬でも猫でも、フェレットでもアナコンダでも」
男「アナコンダは勘弁かな…」
女「猫になら、生まれ変わったらと言わず今すぐにでもなれるがな。膝さえ貸してくれればな」
男「そう来ましたか、俺の膝で良ければいつでも空いてますよ。クーにゃんこさん」
女「ごろにゃん♪」
  もふっ
470ほんわか名無しさん:2009/01/14(水) 23:36:39 O
女「あ」
男「あー」

女「い」
男「いー」

女「し」
男「し?」

女「て」
男「ちょ、ちょっと待ったクー。何言わそうとしてるの」
女「それはもちろん、愛してると」
男「俺は歯が痛いから見てほしかっただけなんだけど……」
女「私の言ったことを反復するから、面白くなってついな」
男「真面目にやってよ。結構本気で痛いんだから」
女「それはすまない。遊んで悪かった。愛してるぞ」
男「クー、愛してるって言えば何でも許されると思ってない?」
女「そんなはずはない。私は一度として軽々しく愛してるなどと言ったことはないぞ」
男「はぁ……それはどうも、すみません」
女「分かってくれればそれでいい」
男「……」
471さるくらうまで書き続ける:2009/01/14(水) 23:50:50 O
女「男よ」
男「んー?」
チュ
男「……何、突然」
女「私にも分からない。急に君がいとおしく思えてきて、なんとなく」
男「そっか」
女「……男、君は最近私に対して素っ気なくないか?」
男「そんなことないよ」
女「しかし、前までの君なら今のキスで赤面していたはずだ」
男「うーん……強いて言うなら、慣れたからかな」
女「慣れは飽きにつながるというが、ついに私に飽きてしまったのか」
男「違うよ、クー。俺はクーに慣れたんじゃなくて、クーが隣にいてくれることに慣れたんだよ」
女「つまりは、私との関係性に慣れたということか?」
男「そう。だからクーにイチャイチャされても、もう動揺しない。どんとこいだ」
女「言ってくれるじゃないか。なら、こうされてもても大丈夫だな」
男「え?」
ギュッ、ドサッ
女「男、好きだ、愛してる、もう一生離さないと誓う、好きだ、大好きだ」
男「ちょ、ちょっとクー!」
女「……やっと赤面した。やはり君はそうでなくては」
男「からかわないでよ……」
472ほんわか名無しさん:2009/01/15(木) 00:08:13 O
料理中……
女「〜♪」
男「クー。それ、なんの歌?」
女「む? 歌など歌っていたか」
男「うん、気持ち良さそうに鼻歌を歌ってた」
女「なんの歌だったかな。忘れてしまったよ」
男「もう一回歌ってみれば、思い出すかもよ」
女「うむ。では……」

♪さぎりきゆる みなとえの
ふねにしろき あさのしも

男「なんか、小学校で歌ったような記憶がある」
女「私もだ。ほんの十数年前なのに、ひどく懐かしいな」
男「タイトルが出てこないけど……」
女「確か……冬景色だと思う」
男「それだ!クー、ナイス!」
女「誉められるのもいいが、惚れ直してくれた方が嬉しいな」
男「惚れ直した、惚れ直したよ!」



そして知らぬ間に焦げていくフライパンの中身
473ほんわか名無しさん:2009/01/15(木) 16:27:33 0
>>464
GS
474ほんわか名無しさん:2009/01/15(木) 21:32:21 0
ちょっと来てない間に素晴らしいSS群が・・・
みんなGJだお
475ほんわか名無しさん:2009/01/17(土) 01:12:37 0
GJ!
見ていて暖かいと思う今日この頃。…熱いかもねw
そーいえば連載している長編作品ってないんですかね。
476ほんわか名無しさん:2009/01/20(火) 06:37:33 O
477ほんわか名無しさん:2009/01/21(水) 09:13:57 O
冬の雨

ピンポーン
「いらっしゃい。って、なんでずぶ濡れ何だ」
「雨がひどくなってね。寒いから入れて」
「まず濡れのひどいジャケットは脱いでくれ。タオル持ってくる」
「おねがい」
……
「凍え死ぬかと思った」
「こっちも吃驚したよ。君もたまに無茶するね」
「今日はたまたまだよ。なんか、急にクーに会いたくなったから」
「嬉しいこと言ってくれるじゃないか。温まるために少し飲もうか」
「うん」

冬の雨で冷えた体。
二人一つ屋根の下で寄り添い酒を酌み交わす。
寒さはいつの間にか消えていた。
そんな冬の夜。
478ほんわか名無しさん:2009/01/21(水) 09:31:29 O
クーとお酒飲みたい

GJ!!
479ほんわか名無しさん:2009/01/22(木) 21:35:47 O
クーに冗談で、「別れよっか」って言ってみたら…どうなるのかな…?
480ほんわか名無しさん:2009/01/22(木) 23:32:15 O
>>479
君が好きだから

「クー、別れよう」
「わかった」
「えっ?」
「君が幸せであるなら、別れるよ。私は君が好きだ。だから、辛くても君が別れたいなら別れるよ」
「ク、クー」
「最後に抱きしめてくれないか」
「ごめんね。冗談だよ」
「ホント?」
「うん。冗談が過ぎたね」
「許さないよ。ずっとずっと許さない。ずっとずっと側にいないと許さない」
「うん。ずっと側にいるよ。ごめんね」
ちょっとした冗談は時には深く傷つける。


こうなるんじゃないかな。
481ほんわか名無しさん:2009/01/23(金) 08:09:01 O
ヤバい、クー可愛い……GJ!!
482ほんわか名無しさん:2009/01/23(金) 13:33:06 O
>>480
かわいすぎるぜ!
一生大事にします!
483ほんわか名無しさん:2009/01/24(土) 05:25:31 0
お久しぶりです。
女性恐怖症克服術(仮)の続きを投下します。
ttp://www.geocities.jp/kinsate/SS2ch/kokuhuku10.html


前回の続きの為、素直クール萌えを期待している方はすみません。
クーは出てこないです…。
484ほんわか名無しさん:2009/01/24(土) 08:22:40 O
乙です
485ほんわか名無しさん:2009/01/24(土) 15:55:39 O
誰かいらしたらお題下さい
486ほんわか名無しさん:2009/01/24(土) 17:11:52 0
誰もいませんよ
487ほんわか名無しさん:2009/01/24(土) 19:26:48 O
今このスレには俺しかいない


おっぱいおっぱい
488ほんわか名無しさん:2009/01/24(土) 19:59:50 0
俺もいるが話題が無い
489ほんわか名無しさん:2009/01/24(土) 20:40:02 O
素直クールへの愛でも語るがいい
490ほんわか名無しさん:2009/01/24(土) 22:09:46 O
クー、大好きだ。
直接いえない僕を許して。
491ほんわか名無しさん:2009/01/25(日) 00:17:06 O
ツン→ボーカル
友→ドラム
クー→ギター
男→ベース

っていうバンドを組んでる夢を見た。

背中合わせで演奏しているクーと男がクソカッコ良かった。

でも何故演奏目がラモーンズと筋少だったんだ。

誰の趣味だ。
492ほんわか名無しさん:2009/01/27(火) 10:03:14 O
>>491
早く「新ジャンルがバンドを組むようです」を書く作業に取りかかるんだ!

最近の新ジャンル系スレの過疎っぷりは異常
493ほんわか名無しさん:2009/01/27(火) 11:37:49 O
アレだな。
クーは多分ツェッペリンとかクラプトンとかをしれっと弾くイメージ。

ハートブレイカーとか多分ソロを完コピしてるな。
494ほんわか名無しさん:2009/01/27(火) 14:10:33 0
個人的には、
ツン→ツン
友→ギター
男→ドラム
クー→ベース
ってイメージのがしっくりくるかな。
ともするとギターやボーカルを食いかねない存在感のあるリズム隊みたいな。
495494:2009/01/27(火) 14:12:09 0
訂正
ツン→ツン…×
ツン→ボーカル…○
496ほんわか名無しさん:2009/01/27(火) 14:20:49 O
>>494
つまりツンは瀧のポジションって事ですねww

まあそれは冗談として女ベース格好いいんだよな。SOFTBALLでその格好良さを知った。

ただ、>>491で考えると男がベース練習してる所にそつなくクーがギターを合わせて即興セッションするっていうシチュエーションがとても美味しい。
497ほんわか名無しさん:2009/01/27(火) 16:11:06 0
いつもと変わらない新ジャンル学園。
そんな平穏な日常はある奴の無責任な言葉で破られた。

友「バンドやろうぜ!!」

男「いきなり何を言い始めやがりますか友よ」
友「いやほらさ、俺モテ無いじゃん?じゃあもうバンドやるしか」
男「なにそのバンドはモテる理論」
友「んで更にモテモテのお前が一緒にいれば注目度はヤバイ事に」
男「俺は客寄せパンダか」

また、なんか唐突だねこいつは。

友「ほらお前、主人公補正で楽器なんでも出来るじゃん?」
男「主人公補正言うな」
友「んでまあ、お前を餌にメンバーも集まるし」
男「お前補欠な」
友「んな殺生な!!」
クー「何を話しているんだ男」
男「ん?何か友がバンドやろうぜって言ってきた」
クー「…ふむ。いいんじゃないか?」
498ほんわか名無しさん:2009/01/27(火) 16:12:55 0
男「え?いや?え?」
クー「ほら、丁度文化祭も近いことだし」
友「でしょ!」
クー「私も君が久々にギターを弾く姿をみたいしな」
男「え?俺ギターなの?」
クー「いや、単純に君がギターを弾いている姿が好きなだけだが」
男「あ、はい、そうっスね」
クー「カッコ良過ぎてぬr」
友「ストップ!それ以上はダメだ!!」
クー「むう…」
友「じゃあ決定!クーさんも参加するでしょ?」
クー「男が参加するなら私が参加しないなど愚の骨頂」
友「じゃあクーさん何する?」
男「て、ゆーかお前は何するの?」
友「勿論モテるのはボーカル一択だ!」
男「ああ、はい、そーっスか…。じゃあクーはベースでいい?」
クー「いや、なんていうかな」
499ほんわか名無しさん:2009/01/27(火) 16:13:47 0
男「ん?嫌?」
クー「嫌じゃないんだけどね、やった事無いぞ私は」
男「ああ、それは教えるよ俺が」
クー「本当か!なら喜んで受けよう」
男「ある程度は教えられるしな」
クー「手取り足取り腰取りそして夜n」
友「それ以上は検閲が入るからストップ!つーかなんでお前らはすぐピンクになるんだ!」
男「いやあー俺のせいじゃないなあ」
クー「で、あと一人はどうするんだ?」
男「そうだなあ…」




大   量   の   突   き   刺   さ   る   視   線   !   !




友「…とりあえず場所移動しようか」


という訳で屋上へ向かう。
視線が怖かったとです…(特に女子)
500ほんわか名無しさん:2009/01/27(火) 16:14:38 0
男「さて、ドラムか」
友「ドラムですね」
クー「ドラムだな」

考え込む三人組。特に思いつく人もいなく意見が出ない。
無言で屋上への階段を上る。無意味に重い扉を開け屋上に出ると、誰かの歌い声が聞こえてきた。

友「随分綺麗な声だな」
男「滅茶苦茶上手くないか?」
友「ああ」

ずっと聴いていたいような綺麗で、そして力強い魅入られるような歌い声。

クー「この声は…確か音楽の授業で聴き覚えがあるな」

と、言うことは同じクラスの奴って事か。

友「瞬間移動!?」
男「そんなわけないだろ!ヤードラット星人か!!」

屋上を見渡すと、ツインテールの少女が一人で気持ちよさそうに歌っていた。

男「お前ボーカル降りろな」
友「ええ!?そんな!!」
男「じゃなきゃ俺は参加しないぞ?」
クー「私も男が参加しなきゃ意味ないしなあ」
友「ちょ、ええー…。じゃあ誰がボーカルやるんだよう…」
男「それを今から勧誘するんじゃないか」
友「ああ、なるほろ」

どうやら友は理解してくれたらしい。即座に彼女の所に向かって行った。
501ほんわか名無しさん:2009/01/27(火) 16:16:35 0
友「バンドやろうぜ!!」
?「きゃあああああああ!!!!」
友「うわああああああああああ!!??」
?「え?あ?ゴメン」
友「いや、こちらこそ」
?「ってなんだ友か…、謝って損した」
友「うわなにそれひどくない?」
男「っつー訳でバンドやらないか」
友「うほっ!いい…」
男「それ以上続けたら○す」
友「ヒイっ!!」
?「んー?男君とクーさんもいたの?」
クー「ああ、バンドをやる事になってな」
?「ふーん」
友「つー訳でバンドやんない?」
?「私が?」
友「むしろお願いします。正直上手すぎて今の歌声に惚れました」
?「ぶっ!?つーか聴かれてたの!?」
友「あれだけ上手けりゃ別に恥ずかしくもないだろう」
?「恥ずかしいわよ!別に上手くもないし!」
友「普通に十年に一人レベルの逸材だけどなあ…」
?「べ、別にあんたに褒めてもらっても…!」

男「随分古典的な反応だな」
クー「ああ、これだからツンは面白い」
502ほんわか名無しさん:2009/01/27(火) 16:16:56 0
友「うん?まあ俺に褒められても嬉かないか。でも上手かったよな男?」
男「ああ、どこぞの歌手かと思った」
クー「二人とも美術が選択だから知らないだろうけど彼女は音楽の歌のテストトップだぞ」
友「え?そんなレベルなの!?」
男「スゲー…」
ツン「うううううううぅぅぅぅぅ……!!」
友「ツン!君が欲しい!!」
ツン「!? ちょ、あんた一体何言って…!?」
友「是非バンドに入ってくれ!頼む!」
ツン「え?あ!そうよね!!」
友「?」
ツン「そんなに頼まれたら入るしかないじゃない…」

そんな訳でバンドメンバーが集まったわけなんだが。
一体これからどうなるのだろうか。それは誰にもわからない。
まあどうにかなるだろうきっと。
503ほんわか名無しさん:2009/01/27(火) 16:23:12 0
続きません。

俺の妄想的には対バン相手(シュール、誤解殺気、俺(女装)、優)
と男を取り合うことになって文化祭の評価が高かったほうの勝ちという
ありがちな展開をかましながら、人間関係の難しさ、バンドの楽しさという事を
を展開していけば良いんじゃないかな!

これ完全に対バン相手のイメージが某初代文芸部だ…
504ほんわか名無しさん:2009/01/27(火) 16:37:13 0
なんか、良くみたら大してクーと男がイチャつけてなかったので
このままじゃスレ違いだと思い練習風景でイチャつかせてみた。


男「クーさんや」
クー「なんだ男」
男「これじゃあ練習にならないんですけど」
クー「手取り足取り教えてくれるといったじゃないか」
男「いや、だからといってあぐらの上に乗られても」
クー「こっちのほうが手取り足取り教えやすくないか?」
男「…お前、ただくっつきたいだけだろ」
クー「むう、バレたか…」
男「だからといってどく気はないんですね?」
クー「無いな。私は私の座りたいところに座る」
男「でもこれはちょっと…」
クー「私はこれから変える気は無いぞ」
男「はあ…、わかったよ」
クー「それでこそ私の男だ」
男「はいはい、じゃあまずなこことこれを押さえると…」
クー「♪」
505ほんわか名無しさん:2009/01/27(火) 17:37:03 O
本当に書いてくれるとはな……

家に帰ったらじっくり読ませてもらうぜ!
506ほんわか名無しさん:2009/01/27(火) 22:02:52 O
ニヤニヤして読んじまったwwww
GJ!!
ぜひ続きを書いてくれ
507ほんわか名無しさん:2009/01/29(木) 03:56:30 0
>>491
あー、ゴメンゴメン。
ソレたぶん俺だ。
508ほんわか名無しさん:2009/01/29(木) 22:44:24 O
女ベースといえばThe Subways
509ほんわか名無しさん:2009/01/29(木) 23:11:17 O
女「人生は、迷路のようだな」
男「その心は?」
女「迷い道、袋小路、つまずく所はやまほどあるのにゴールには程遠い」
男「なるほど」
女「しかし、その道中に君のような伴侶を見つければ、その苦は半分になるかもしれない」
男「あんまり買い被られても困る」
女「何を言う。頼りにしてるぞ、旦那様」

むぎゅ
510ほんわか名無しさん:2009/02/01(日) 15:59:22 O
>>509
GJ!
511ほんわか名無しさん:2009/02/02(月) 13:39:15 O
男「そう言えばクーってお酒とかタバコ大丈夫だったっけ?」
クー「あまり大丈夫ではないな。特にお酒は匂いによる二次飲酒の危険がある」
男「…あれ、でもいつもお酌してくれてたような?」
クー「私の事情で水を差したくはないから事前に酔い止めを服用している」
男「マジですか…」
クー「それに私が飲めない分君が美味しそうに飲んでくれているから大丈夫だ」
男「そういうのは大丈夫って言わないの」
クー「そうか。すまない」
男「俺タバコも酒もやめるわ」
クー「ストレスの発散も兼ねているんだからやめる必要は無いんじゃないか?」
男「そのお金でクーにプレゼント買う方がよっぽど良い」
クー「…ありがとう、私は幸せ者だな」
男「俺の方が幸せ者だって」
クー「なら両方幸せ者で良いじゃないか」
男「そうだな(これからはクーのために頑張るか)」
クー「…(じー)」
男「な、なに?」
クー「ふふ、何でもない。無理はするなよ」
男「やっぱり俺の方が幸せ者だよなぁ…」

素直クールから離れて一年ちょい…久しぶりに書いてみた。変だったらすまそ
512ほんわか名無しさん:2009/02/02(月) 16:34:23 O
乙ンデレ

今週号のジャンプの読み切りのヒロイン素直クールじゃね?
513ほんわか名無しさん:2009/02/02(月) 22:32:46 0
あれ西尾作品なのな。
あーゆうのが好きだと思うのは、やはり素直クールが好きなんだろうなあ。
514両方素直クールっぽい感じ:2009/02/03(火) 01:52:12 O
とある教師の風景

男「もうすぐバレンタインだね」
クー「少し前まで私に関係のない日だった」
男「そうなの?」
クー「貴方に出会うまで一度も誰かにチョコを渡したことないから」
男「そっか」
クー「今でも貴方は他の女性からチョコを貰ってる」
男「あはは…断れないんだよね、ごめんなさい」
クー「大丈夫。それは貴方が魅力的だから…むしろ私が釣り合えてるか不安」
男「それはないよ」
クー「なぜ?」
男「クーは美人だから」
クー「…説明になってない」
男「日増しに綺麗になるクーにいつ見放されるか不安なんだけどなぁ…」
クー「貴方は卑怯。そんなこと言われたら私は何もいえない」
男「クーが照れるのって久しぶりに見たよ」
クー「知らない」
男「最近ようやくクーの感情の機微に気づけるようになったしね」
クー「…バカ」

男友「相変わらず場所をわきまえない奴らだ」
女友「あ〜二人とも私の彼氏に欲しいな〜」
男友「…おっと、ここに薄幸の美男子が居ますよ」
女友「うるさいあっちいけっ!」
教師「もう授業始まってるんですが…」
515ほんわか名無しさん:2009/02/03(火) 10:26:05 0
GJ!
女友が何か聞き捨てならないことを口走った気がするけどきのせいですよね
516ほんわか名無しさん:2009/02/03(火) 10:50:20 0
二人とも私の彼氏にと聞こえましたが
何か間違ってますよねっねっ
517ほんわか名無しさん:2009/02/04(水) 08:03:59 O
ふと三人で色エロしてる構図が浮かんだが、
組み合わせを考えたら必然的にクーがフタナ…
いやなんでもない。
518ほんわか名無しさん:2009/02/07(土) 07:25:12 O
ほしゅー
519ほんわか名無しさん:2009/02/08(日) 11:14:21 O
男「ただいまー」
女「お帰りなさいまし、旦那様」
男「クー!? その格好、どうしたの?」
女「部屋の整理をしていたら着物が出てきたんだ。似合うかな?」
男「いい! すごく似合うよ!」
女「そうか。着付けは久しぶりだったから、これでいいか不安だったんだが」
男「可愛いっていうより、色っぽい感じかな」
女「そうか、ありがとう」
男「…ついでに言うと、さっきの敬語みたいなのも良かったな」
女「そうか? では、ちょっと気取って清楚な妻でも演じてみるかな」
男「妻って、そんな……」
女「何を焦ってらっしゃるのですか、旦那様? クーの旦那様は生涯旦那様だけでございます」
男「クー、からかわないでよ」
女「何をおっしゃいます、これは全てクーの本心です」
男「……本質的には何も変わらないみたいだね」
女「当たり前だ」
520ほんわか名無しさん:2009/02/08(日) 11:36:28 O
可愛いよ和装クー可愛いよ
521ほんわか名無しさん:2009/02/09(月) 13:31:36 O
和装機神素直クール
522ほんわか名無しさん:2009/02/10(火) 08:36:42 O
パン屋

男「〜♪」
ク「いらっしゃいませ」
男「あれ?クーさん?」
ク「ん?…男?」
男「前のバイトは?辞めたの?」
ク「いや、クビになった」
男「え!?なんで?」
ク「わからん…仕事はきちんとしていたつもりなんだが…」
男「…ふーん」ごそ←あんパン
ク「男、それはやめた方がいいぞ?国産小豆を唄ってはいるが実は中国産だ」
男「ならこれ…」ごそ←カレーパン
ク「それなら奥のにするんだな。手前のは昨日の残りをあげ直したものだ」
男「………」
ク「ん?どうしたんだ?」
男「…クーさんがバイトクビになった理由がわかった気がする…」
ク「本当か?是非とも教えてほしい」
男「…悪気は無いんだろうけどなぁ…」
ク「男?教えてくれ」
男「あぁ…はい…えーと、クーさんはね…」


523ほんわか名無しさん:2009/02/10(火) 08:49:19 O
正直すぎるww

クー可愛いよクー
524 ◆0W2aXyHsp2 :2009/02/10(火) 16:14:05 0
散歩日和

「うん、だいぶ暖かくなったね」
「そうだね。こもりきるほど寒かったのがうそみたいだ」
「ねぇ、散歩に行かないかい。せっかくの陽気なのに家の中にいるのがもったいない」
「そうだね。じゃ、支度してから行こうか」
「うん」

冬が春に変わり始めた日。
日差しは暖かで、風は少し冷たかった。
そんな日差しの下、二人は並んで歩く。
525ほんわか名無しさん:2009/02/10(火) 16:17:45 0
散歩日和 水面の贈り物

「クー、みてみて。水面に光が反射して、きれいだよ」
「ホントだ。冬の間、まったく外に出なかったからこんなきれいな景色があることも忘れていたね」
「だね。ちょっと、見ていようよ」
「うん」

日差しが水面に輝き、つくる景色。
それは、自然からの贈り物。
526ほんわか名無しさん:2009/02/10(火) 16:21:46 0
散歩日和 巡る季節

「もう少しで、春なんだな」
「そうだね。早いよね。この前に桜を見たばかりな気がするのにね」
「春に花見して、夏に花火を見て、秋に紅葉を踏んで、冬に寄り添った。季節は、あっという間だよね」
「はやいよね。でも、それだけの時間をクーと一緒にすごせたってことだよね」
「うん、君と過ごした季節、過ごす季節。ずっとずっと、傍にいるさ」
「よろしくね。桜が咲いたら、一緒に見よう」
「うん」

蕾もまだない桜の木を見上げて、二人はどちらともなく唇を重ねた。
それは、約束を交わすかのように。
527ほんわか名無しさん:2009/02/10(火) 16:23:41 0
散歩日和は以上です。
最初のトリップは外し忘れですので気にしないでください。
お題などあれば、こなす予定なので適当においていってください。
528ほんわか名無しさん:2009/02/10(火) 17:22:12 0
なんだか泣けてくるんだぜ…GJ
529ほんわか名無しさん:2009/02/10(火) 20:12:33 O
GJ!
あんたの書くクーはいいわー……
530ほんわか名無しさん:2009/02/10(火) 22:46:57 O
冬来たりなば
春遠からじ

GJ!
531ほんわか名無しさん:2009/02/11(水) 22:10:38 O
GJ!…感動した…
嫌な事が忘れられるぜ…
532ほんわか名無しさん:2009/02/12(木) 18:29:10 O
君だけへの一杯

「クーも珈琲飲む?」
「うん、貰うよ」
「了解。じゃ、いれるよ」
……
「おや、ドリップ式か」
「うん。なんか、はまっちゃってね」
「良いかおりだ」
「でしょ。もう少しで落とし終わるからね」

「はい。一口は、そのまま飲んでみて」
「ブラックは苦手だが、君が言うなら」
「おやっ、店のよりも飲みやすい」
「わざと、薄めにいれてるんだ。よかった。そう言って貰えて」
「君の淹れた珈琲なら、ブラックだな」

彼のいれた一杯。
それは、優しさに溢れる一杯。
533ほんわか名無しさん:2009/02/13(金) 00:20:33 O
ドリップ以外の入れ方って何?インスタント?
534ほんわか名無しさん:2009/02/13(金) 00:56:06 O
>>533
挽いた豆を使うならサイフォン式などもありますよ。
馴染み深いのがインスタントで、次に手軽なのがフィルターなどでのドリップ式です。
珈琲館がサイフォン式だったと思うので近くにあれば行ってみて下さい。珈琲も奥深いですよ。
535ほんわか名無しさん:2009/02/13(金) 01:07:13 O
昼下がり肩寄せ合う君は首をもたげるけど互いの視線はカーテンから僅かにさす日差し見つめるだけ 言葉も何もいらない
536イラックマ ◆kuma2iQ.eU :2009/02/13(金) 03:27:01 O
男「お元気そうですね」
クー「花粉症には相変わらず悩まされている」
男「気にしないで下さい、結構いますからね」
クー「ところで今日は君に渡したいものがある」
男「…チョコ…ですか!?」
クー「ふふ」
男「チョコじゃないんですね?」
クー「チョコではないが、私の手作りだ」
男「………!!タッパーいっぱいの梅干!」クー「酸いも甘いもかみわけた大人の男には梅干がよいと考えた」
男「手作りですよね?」
クー「この日のために一粒ずつ梅を選んで丁寧に制作したつもりだ」
男「クー、意外と母性的な面もあるんですね」
クー「いやいや…激務の日々だろう?体に気をつけてほしいのだ」
そう言ってクーはタッパーから大きな梅干をつまみ、
男の口へとゆっくり静かに運んだ。
クー「これからも仲良くしてね…」
537ほんわか名無しさん:2009/02/13(金) 03:29:18 O
>>535
いいな〜
538ほんわか名無しさん:2009/02/13(金) 04:09:44 O
クー可愛い〜w
何かBLEACHのルキアとイメージ重なるw口調のせいかな?
539ほんわか名無しさん:2009/02/13(金) 09:15:18 0
性格的にも似てるからだろうけどクールはクールでござる
540ほんわか名無しさん:2009/02/13(金) 20:33:13 O
春一番

「今日は風が強いな」
「春一番らしいよ。あははっ、クーの髪ボサボサになってるよ」
「むぅ。髪が長いと風が厳しいな。よし」
「へー。クーも髪留め持ってたんだ」
「持ってるさ。それに君は忘れたのかい」
「いや、覚えてるよ。僕があげたのだしね。普段つけないからなんか新鮮。そして嬉しい」
「君が喜ぶなら、たまにはいいな」

強い風のなか二人は笑う。
風の先には春が待ってる。


風が強くて帽子が飛んだ。
お気に入りだったのになぁ。
541ほんわか名無しさん:2009/02/13(金) 23:52:11 O
雨の中で

「ひどい雨だね」
「だね。クーが傘持ってきてて良かったよ」
「転ばぬ先の杖と言うものだよ。天気予報を信じない君が悪いんだけどね。良純さんに謝りなさい」
「はいはい。でも、こんだけ濡れたら傘も無力だよね」
「水がはねるし、横風には無力さ。君も私もジーンズがびしょびしょだ」
「冷たいよね。濡れたジーンズ」
「まったくだ。せっかくのお出かけが嬉しさ半減だ。でも」
「でも?」
「君と相合い傘出来たから最高かな」
「…うん」

雨の中。
濡れながら二人は歩く。
寄り添い笑顔でゆっくりと家路へ。
暖かい家路へと。
542ほんわか名無しさん:2009/02/14(土) 03:26:43 0
ああぁ・・・キュンときた
543ほんわか名無しさん:2009/02/14(土) 03:57:56 0
ああぁ・・・ヌルポった
544ほんわか名無しさん:2009/02/14(土) 11:30:38 O
クール素敵です……ガッ
545ほんわか名無しさん:2009/02/14(土) 22:51:05 0
「そんなこんなで今日はバレンタインです」
「前にもあったなこんな展開」
主にクリスマス辺りに。
「と言うわけで先輩へのチョコです。勿論、手作りで本命です」
「ん。ありがとう」
思ったより普通だな。…渡し方が。
「ちなみに胸に挟んで渡すという案があったのですが…」
「やっぱりあったのかよ。なんつーかベタっぽいが」
「姉とも相談した結果、ベタだと言うことで他の案があったのですが」
「他の案という辺りに、嫌な予感がするんだが…」主に下ネタ的な方面で。
「どーせ挟むなら下のくt「アウトォッ!!」へぶっ」
相変わらずの無表情の後輩の脳天にチョップをかます!
予想通りだなっ!人生でベスト10に入る様なツッコミをしてしまったよ!!
直球よりマシか?いやっ!婉曲的でもダメだっ!
「…痛いです、これが愛の痛みでか…」無表情で頭を押さえる後輩。ちょっと涙目だ。
「自業自得だ!っていうかそっち方面に走るなよっ!!」
「流石にそれは相手の趣味ではなかった場合を想定して廃案になりましたが」
「常識というものを理解してほしいんだよ…」
「時には常識は壁となり、幾多の困難となると思うんです」
「この現状に於いては壁となってねぇよ」なんか疲れてきた…。
546ほんわか名無しさん:2009/02/14(土) 22:51:55 0
「はぁ…。あ〜俺の部屋に来るか?」「…え?」
自分でも脈絡のないと思う急な話に、後輩はぽかんと呆然とした表情をする。
…見た目は大して変わってないが俺には分かる。
「さっさと食って感想聞きたいだろ?それと、茶でも飲みながら話でもするか」
「ぇ、いや、その」「来ないのか?」「是非とも行きます」
唐突な展開に戸惑っていたが、確認の為に聞くと即答だった。
「…あの」「ん?」「どうして急に…?」
どうしてってそりゃぁ
「俺だってバレンタインに好きな奴と、二人っきりで過ごしたいと思うさ」
自分でも恥ずかしいと思う科白を言う。…柄じゃねぇなぁ…。
「……………」沈黙する後輩。…呆れたか?
「………勝負下着履いてくればよかった…!」真剣に後悔し始めた。
…必要ありません。



微妙に素直クールになってないと思う罠。…もうちょい修行します。
…先生…、本命チョコが欲しいです…。
547ほんわか名無しさん:2009/02/14(土) 22:54:49 0
         ,. ‐''三ヾ´彡シ,=`丶、
     /'".:=≡ミ_≧_尨彡三:ヽ、
    //.:;:彡:f'"´‐------ ``'r=:l
    /〃彡_彡′,.=、 ̄ ̄ ,.=、 |ミ:〉
   'y=、、:f´===tr==、.___,. ==、._ゞ{
   {´yヘl'′   |   /⌒l′  |`Y}
   ゙、ゝ)       `''''ツ_  _;`ー‐'゙:::::l{   あきらめたら
.    ヽ.__     ,ィnmmm、   .:::|!   そこで試合終了ですよ・・・・
  ,.ィ'´ト.´     ´`"`"`゙″ .::::;'
イ´::ノ|::::l \         "'   :::/
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:::::: ::: |:::::ヽ    ヽ、.......::::/..:::/!\\
::::::::::: |::::::::ヽ    ``''‐--ァt''′ |!:::ヽ:::\
:::::::::::::|::::::::::::ヽ、       /i|iト、  |l:::::::ヽ:::::\
:::::::::::::|::::::::::::::/:ヽ、   ∧|i|i|i|〉. ||::::::::::ヽ:::::::\
548ほんわか名無しさん:2009/02/14(土) 22:55:01 0
         ,. ‐''三ヾ´彡シ,=`丶、
     /'".:=≡ミ_≧_尨彡三:ヽ、
    //.:;:彡:f'"´‐------ ``'r=:l
    /〃彡_彡′,.=、 ̄ ̄ ,.=、 |ミ:〉
   'y=、、:f´===tr==、.___,. ==、._ゞ{
   {´yヘl'′   | ∧ /⌒l .∧ .|`Y}    あきらめたら?
   ゙、ゝ)       `''''ツ_  _;`ー‐'゙:::::l{    プギャーーーーーーーーッ
.    ヽ.__     ,ィnmmm、   .:::|!     (⌒)
  ,.ィ'´ト.       トェェェイ   .::::;'    ノ ~.レ-r┐、
イ´::ノ|::::l \       |r-r-|   :::/    ノ__  | .| | |
::::::::::::|:::::l   ヽ、   `ニニ´::  .:::/.、 〈 ̄   `-Lλ_レレ
:::::: ::: |:::::ヽ    ヽ、.......::::/..:::/!\\ ̄`ー‐---‐‐´
549ほんわか名無しさん:2009/02/14(土) 23:49:01 O
>>545-546
自分の欲求に素直で男の突っ込みに動じないクールさということで。
あと10分頑張ってみよう〜。

550ほんわか名無しさん:2009/02/15(日) 00:10:55 0
漢たちの…夢の跡…ぐふっ(吐血)(チョコ的な意味で)
551ほんわか名無しさん:2009/02/15(日) 12:26:07 O
クーにくっついて甘えたい
552ほんわか名無しさん:2009/02/17(火) 13:12:52 O
クーにくっつかれて甘えられたい

クールなようなクールでないような
その間で揺れるような様子を見せる
そんなクーにくっついて甘えたい
553@:2009/02/17(火) 15:08:12 O
Afterパン屋 〜クールな親子〜

バイトの帰り道で

ク「なるほどな…私の発言が店の不利益に繋がっているのは知っていたが…まさかそれが原因とは…」
男「…知ってて言ってたの?」
ク「もちろんだ。客商売は信用が第一だからな。なんでも話すべきだ」
男「まぁ、そりゃそうかもしんないけど…」
ク「だいたい後ろめたいことがあるなら止めればいいと思わないか?」
男「…うーん…そうすると採算とかさ…」
ク「値段が高くともそれに見合った価値があれば売れる。小賢しい経費削減より、品質の向上に努め…ここだ」
男「あ。着いたの?」
ク「すまないな。わざわざ送ってもらって…」
男「たいしたことじゃないよ。それじゃ…」
ク「まってくれ。中でお茶でもどうだ?…送ってくれたお礼も兼ねてな」
男「いや、それは悪いよ…迷惑でしょ?」
ク「迷惑なわけがない。むしろ寄っていってくれるなら私はとても嬉しい」グイッ
男「…でもさ…やっぱり…」
ク「…寄っていってくれないか…?」ギュッ
男「…あの…袖を離して欲しいかなって…」
ク「断る」
男「…わ、わかりました…お邪魔させていただきます…」
ク「初めからそう素直に言えばいいんだ。私のようにな…ふふ」
男「……そうだね…」

554A:2009/02/17(火) 15:10:31 O
ク「ただいま」
父「おかえりクー!!パパ凄く心配したよー!!こんな遅くなるなんて…!パパは電話一本で速迎えに行くのに!!」
ク「平気だ。そこまで送ってもらったからな」
父「な、ななな…!?パパ以外の誰に!?ま、まさか…か、彼氏とか言うんじゃ…いや!断じて!断じてクーに彼氏なんてものは!」
ク「パパ、紹介しよう。男だ」
男「ど、どうも…」
父「…男…だと?」
ク「残念ながら彼氏ではないが、近々なってもらおうと思っている」
父&男「えぇええ!?」
ク「おや?どうかしたのか?」
父「なななってもらおうって…パパは…パパはぁ…!!小僧!クーに手を出してみろ!絶対に赦さんぞ!ゴラァ!!」
男「え?えぇ!?いや、知らな…聞いてないですよ!そんなこと!」
ク「ん?…あぁ、男にもまだ気持ちを伝えていなかったな。…好きだ。付き合ってくれないか?」
父「…赦さん…赦さん!赦さーん!ダメ!絶対ダメ!クーが…クーが他の男なんかにぃ!!」
男「クーさん!?こんなとこで何言い出してるの!?なに!?どういうこと!?」
ク「どういうことと言われてもな…心から愛しているとしか…ふぅ…口ではなかなか伝わらないものだな…ならば体で…」ス…
父「ぬぁあにぃぃい…!!」
男「ちょっ…クーさんのお父さんも落ちついてくださいよ!クーさんも何わけのわかんないこと言ってんの!?」
父「お義父さんだと!?そんなこと君に言われる筋合いなど…」

パタパタ…
555B:2009/02/17(火) 15:13:29 O
母「なにを騒いでいる?そろそろ夕飯の…クー帰っていたのか。おかえり」
男「誰?クーさんにそっくりだけど…お姉さん?」
ク「母だ。ただいま」
男「母!?わ、若すぎない?」
ク「そんなことはどうでもいい。さっきの返事をくれないか?」
男「返事って言ったって…突然過ぎて…」
ク「むー…」
母「どうでもいいとはずいぶんだな。まぁいい…君は?」
男「え?…は、初めまして…男と…」
父「母ぁさん!クーが!クーがぁ…!」
母「よしよし…父、なにがあったのか話してくれ。私が慰めよう」
ク「母。男はまだ話し終えていない。まずは男の話を聞いてくれ」
母「父が先だ」
ク「男が先だ」
母「父が先だ」
ク「男が先だ。だいたい自分で聞いておいてそれはないだろう?」
母「……なんのことだ?」
ク「…母」ゴゴゴ…
母「…なんだ、クー?」ゴゴゴ…
男「え?なにこれ?」
556C:2009/02/17(火) 15:17:07 O
父「母さん!まずはクーの話を聞こう…もしかしてさっきのは空耳だったのかも…いや!空耳に違いない!」
母「…父がそういうなら…」
ク「…ならまずは男の話を…」
父「男!?そんな奴の話なんかどうでもいいやい!!クー!さっきの話は冗談なんだろう?な?な!?」
ク「パパ…男の話はどうでもよくない。訂正してくれ」
父「ヤダ!!そんな奴の話なんか聞きたくないもん!」
母「ならば私も聞かん」
ク「………」
男「ねぇ?なにこれ?ねぇ?」
ク「…すまない男。少しまってくれ」
男「え?え?」
ク「母…話がある」ぼそ…
母「なんだ?」
ク「もし私がそこにいる男と結婚したとしよう」
父「ねぇ、クー?母さん?パパに内緒でなに話してるの?ねぇ?」
母「………」ちらちら…
ク「私の話に集中してくれ。…すると私はこの家からいなくなる」
母「…それは…寂しくなるな…」
ク「…だが父と二人きりだ。…なに私にはいつでも会える…」
母「…なるほど」
ク「どうだ?」
母「素晴らしいな」
ク「協力してくれ」
母「心得た」
557D:2009/02/17(火) 15:21:44 O
ク「…話は終わった。紹介しよう、男だ」
男「え?は、初めまして…」
母「初めましてクーの母です。…で式の日取りはいつにする?」
ク「いつがいいだろうか?」
母「そちらのご両親に挨拶がてら日取りを決めるのはどうだろう?」
ク「なるほど」
男「…な、なんの話…ですか?」
父「い、いいま…な、ななんて…母さん!?」
母「なかなかいい子のようだし、クーが選んだのなら間違いないだろう」
ク「その通りだ」
父「認めん!認めんぞ!絶対に認めはしないぃ!!」
母「…父。我が子はいつか巣立つものだ。…後は二人きりで余生をゆっくりと過ごそう」
ク「パパ、母。いままでありがとう…私は幸せになる」
男「ちょっとまって!どういう話の流れか整理してよ!完全においてきぼりだよ!」
ク「むー?」
母「クーが君に嫁ぐ。幸せにしてくれ」
ク「ふつつか者だがよろしく頼む」
父「…馬…鹿な……あふっ……」パタ…
母「あぁ父!しっかりしてくれ」
男「…いったいどこでそんな話に…」
ク「先程母とな」
母「うむ」なでなで
父「………」
男「…俺の意志は?」
ク「そういえば返事がまだだったな。どうだろう?」
男「…ど、どうだろうって…」
母「…父…相変わらずかわいいな…ふふふ」なでなで
父「うぅ……ぐず…」
ク「私を男のお嫁さんにしてくれないか?」
男「……なんだ…これは…?」
558ほんわか名無しさん:2009/02/17(火) 16:01:30 0
誰かLの「何がなんだかわからない」のAAを貼ってくれないか…
559ほんわか名無しさん:2009/02/17(火) 16:34:16 O
↓父
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    ::::::::::::
   Λ_Λ :::::::
  /彡ミヘ )ー、 ::::
  /:ノ:丶 \::| :::
 /:|:: \ 丶| :::
 ̄L_ノ ̄ ̄ ̄\ノ ̄ ̄





 ビ シ ィ ィ ッ ! ! !
母        素
 へ○ヘ
   l∧ \○
  /    l>
      <\
子        直

560ほんわか名無しさん:2009/02/17(火) 16:38:05 O
  r--""¨¨¨ヽ
  (___ - |
  ‖    //|
  ‖{  } /_ //|
  ‖ヾ_ /u {}//
  川u}    V |
`/f _{ { e   人
/ ヾ宀|{")⌒/ |<Nゝ
 /)ヽiL u| |ヾ }
//  iニ⊇ /} V:
/二二二7T"/u __/::
r -―一 -T "´/:::
/ 广~′ /  /:://
  ::`ー- _/::/ /
`/::::::::: ̄`ー-{

男「あ、ありのままに今起こった事を話すぜ。俺はお茶を飲もうとしたら結婚がほぼ確定していた……
何を言ってるのは分からねーと思うが、俺も何が起きたのか分からなかった。頭がどうにかなりそうだった。
夢落ちやドッキリなんてちゃちなもんじゃ断じてねぇ。もっと恐ろしい親子の絆の片鱗を味わったような気がするぜ……」
561@:2009/02/17(火) 18:28:51 O
あーん 〜クールな親子〜

教室で

ク「男、弁当を作ってきた。一緒に食べよう」
男「ほんとに?ありがとうクーさん!」
ク「いや、妻となる身として当然だ」
ざわざわ…
男「ちょっ!なにを…」
ク「今日の弁当はな…」ウキウキ
男「これは…どうしようもないのか…」


ク『………』じー
母『はい父、あーん』
父『か、母さん…』
母『食べて…くれないのか…?』
父『た、食べる!食べるよ!?だけどクーの前で…』
母『私は気にしない。あーん』
ク『………』じー
父『僕が気にするんだよ…子供の…クー前でこんな風には…』
母『…むぅ…』
562A:2009/02/17(火) 18:30:19 O
ク『母』
母『なんだ?』
ク『あーんとはそんなにいいものなのか?』
母『うむ。してあげるととても幸せになれる』
ク『むー…?』
母『好きな人ができればクーにもわかるようになる』
ク『そういうものか』
母『そういうものだ。はい、あーん』
父『だから…母さん…』
母『…むぅ…』
ク『………』


ク「今なら母の気持ちがよくわかる。男、あーん」
男「クー!自分で食べられるから!ほらみんなも見てるし!」
ク「私は気にしない。あーん」
男「だからぁ!」
ク「…ふふふ…」
563ほんわか名無しさん:2009/02/18(水) 01:17:33 0
素敵すぎるww母www
564ほんわか名無しさん:2009/02/18(水) 13:27:40 O
歴史は繰り返される。
面白かったです。
これからもお願いします。


適当に御題募集中。
565ほんわか名無しさん:2009/02/18(水) 17:07:18 O
じゃあ俺もお題募集!
566ほんわか名無しさん:2009/02/18(水) 23:57:22 O
お題


・鍋パーティー
・バレンタインの余波
・ホワイトデー計画
・急に寒くなったからだっこで暖めて
・メガネを新調
・春雨ヌードルでダイエット中
・お嬢クーをショッピングモールに誘ってみた
・クー女史との逢い引き(会議室編)
・エッチなことが苦手なクーと、積極的な男
・年度末のデスマーチ対策
567ほんわか名無しさん:2009/02/19(木) 11:51:09 O
>>566
15日の日曜日。

「やぁ、待ってたよ。1日遅れのチョコだよ」
「あれ?昨日もくれたよね」
「昨日のは私の手作りだよ。今日は昨日の売れ残りのを買い集めてきた。一緒に食べよう」
「あははっ。すごい量だね」
「良いチョコがたった1日で安くなるとはバレンタイン様々だよ。もっとも」
「ちょっ、クー。なに、もごっ」
「私には関係無いけどね。どうだいそのチョコは」
「甘すぎるよ」
「珈琲を入れてくれ。器具は前に揃えた」
「はいはい。今日は少し濃いめにいれるよ」
「君に任せるよ」

バレンタインデーの翌日。
余韻を楽しむ二人。
甘い口付けはいつまでも。
568ほんわか名無しさん:2009/02/19(木) 11:57:05 O
>>566
抱き寄せて

「くしゅっ」
「クー、大丈夫?」
「うむ。ここ数日急に冷えたな。前散歩したときは温かかったのに。くしゅっ」
「だね。ほら、これで少しは温かいでしょ」
「うん。でも、もし風邪なら移ったら困る」
「気にしない気にしない。寒いから温まらないとね」
「うん」


抱き包まれる彼女。
抱き包む彼。
温かなのは彼の温もりと優しさ。
そして、高鳴る胸音。
569ほんわか名無しさん:2009/02/19(木) 11:59:03 O
>>566
失礼ながら、あなたは前に裁判員などのたくさんの御題書かれた方ですか?
570ほんわか名無しさん:2009/02/19(木) 16:18:02 O
クー女史との逢い引き

男「誰もいない会議室って、なんでこうも侘しいんですかね」

女「うむ。普段人のいるところしか見ていないから、なおのことそう感じるんだろうな」

男「あそこが重役席かぁ。いつかは俺も座ってみたいですね」

女「君の向上心は評価するが、それで体を壊しては元も子もない」

男「分かってます。今はこうして、主任とたまに会うことが出来るだけで幸せですよ」

女「ありがとう。部署移動になってから一月経つが、未だに君のいない職場には慣れないよ」

男「それは俺も一緒です。だから、早く出世して主任と同じポストにつきたいんです」

女「ふふ、そうか。それならいっそ事業を興してはどうだ? それなら私は喜んで君の社長秘書をやるが」

男「か、からかわないで下さいよ」

女「おやおや、そんなに自信がないのでは社内での出世も望めないな」

男「……すいません」

女「謝らなくてよい。君が社長でも、万年平社員でも、私は君という人間についていくだけなんだからな」

男「ありがとうございます、主任。やっぱり俺頑張りますよ」

女「そうか。では、期待することにしようかな」
571ほんわか名無しさん:2009/02/19(木) 16:50:54 O
お嬢クーをショッピングモールに誘ってみた

女「男、あれはなんだ?」

男「はい、お嬢様。あれはギターという楽器でございます」

女「これも楽器なのだな、見たこともないぞ」

男「お嬢様、ショーウィンドウに手をついてはなりません。はしたないですよ」

女「よいではないか。今日は執事と主人ではなく、恋人同士として出かけているのだからな」

男「そういうことではなくてですね……」

女「男は、この楽器は弾けるのか?」

男「……多少は心得ております」

女「どのような音色がするのだ?」

男「そうですね。バイオリンのような優雅さこそありませんが、弾き手の心を
  写すように、時に優しく、時に激しく鳴る楽器でございますよ」

女「そうか、是非一度聞いてみたいものだな」

男「お屋敷に帰りましたら、一曲演奏してみましょうか?」

女「本当か? お前に弾いてもらえるなら私も本望だ」

男「左様でございますか」
572ほんわか名無しさん:2009/02/19(木) 17:46:43 O
>>571に追加

女「もちろん弾いてくれるのは、愛の歌だな?」

男「は、はい?」

女「……違うのか?」

男「え、あ、えぇ。もちろんでございますとも」

女「ありがとう、男。大好きだ」

男「お、お嬢様。このような往来でそんなことを……」

女「よいではないか、よいではないか」
573ほんわか名無しさん:2009/02/20(金) 13:29:41 O
↑ラス行が悪代官と待ち娘で脳内再生されてワラタ
574お題 鍋パーティー:2009/02/21(土) 10:03:07 O
鍋パーティー 〜クールな親子〜

放課後の学校で

男「鍋パーティー?」
ク「まぁ、ただの鍋だがどうだろう?」
男「うーん…」
ク「………」
男「お邪魔します」
ク「そうか。ふふ…ありがとう」
男「い、いや…お礼を言われるようなことじゃ…」
ク「では楽しみにしていてくれ」
男「あ、うん」


ぐつぐつ…
母「たくさん食べてくれ」
男「はい、ありがとうございます」
父「…君…食べた分はお金を払いたまえよ」
ク「パパ、冗談にしてはたちが悪いな」
父「…でもぉ…パパはこんな奴…」
ク「鳥だんごが煮えたぞ。男」よそりよそり
男「あ、あぁ…ありがと」
父「…クー…ぐす」
575A:2009/02/21(土) 10:06:31 O
母「父、また泣いているのか?なでなでして慰めてやろう。…クー白菜は足りるか?」なでなで
ク「問題ない。男、春菊はどうだ?」よそりよそり
男「う、うん…」
父「パパは?クー、パパには?」
ク「自分でとればいいだろう?私は忙しい」
父「うっ…クー…うぅ…」
母「よしよし、私がとってやろう。何がいい?」
父「…白滝…ぐす」
母「わかった。…それとクー、あまり父をいじめるなといつも言っているだろう」
父「母さん…」じーん
ク「いじめてなどいない」
母「しかし父は悲しんでいる」
ク「私は何もしらない」
母「ほんとうか?いつも父はクーが…クーが…と言うが」
ク「ほんとうだ。いつも何故パパが泣くのかよくわからない」
母「それは確かに…」
父「…そ、そんな…わからないって…」
母「むぅ…?」
父「…ちょっぴり娘に甘えたい…そんなパパ心なのに…」ずーん
母「ん?父、どうした?」
父「…なんでもない」
576B:2009/02/21(土) 10:08:13 O
男「…ね、ねぇ、クーさん…いつもこんな感じなの?」
ク「そうだな。いつもこんな感じだ」
男「そ、そう…」
ク「パパと母は本当に仲が良いんだ」
男「え?あ…そうみたいだね?」
ク「しかし、私と男の方がずっと仲がいい」
男「……付き合い初めて数週間で?」
母「それは聞き捨てならんな」
ク「む?」
母「私達の方が仲がいい。私と父の絆は海より深い」
ク「なら私と男の絆はダイヤモンドより固いとしよう」
母「張り合うな」
ク「ちょっとした冗談だ」
母「珍しいな。クーが冗談とは…」
ク「ご機嫌なんだよ」
母「…ご機嫌?」ちらっ
男「なんですか?」
母「…なるほどな。…ふふ」
ク「…ふふ」
父「笑顔!?…クーが笑顔ッ!!カメラはカメラはどこに…」がさがさ…
男「…親子で本当に仲いいんだなぁ…」
父「か、母ぁさん!!カメラはどこに仕舞ったのぉ!!」
母「カメラ?カメラなんて何に使うんだ?」
父「いいから早く!早くしないと…!」
577C:2009/02/21(土) 10:11:57 O
ク「さて、そろそろ鍋を食べるとしようか」
男「そうだね」
父「ぁ…あぁ…また…撮り逃した…いつになったら僕のコレクションに笑顔が載せられるのか…」
母「父、カメラだぞ?」
父「…もういらない…うぅ…」
母「おかしな奴だな…いると言ったりいらないと言ったり」
父「だ、だって…いや、ごめんね母さん」
母「気にしていない。…それより父」
父「なに?」
母「鍋を食べようか。はい、あーん」
父「い、いや…か、母さん…それは…ほら…」
ク「…男」
男「ん?なに?」
ク「ふふ…あーん」
男「ちょ…ちょっと…クーさんまで…」
父「あ!?……小僧!!貴様なんてうらやましいことを…僕だって…してもらったことないのにッ!!」ガタッ!
男「うわ!?」
母「またおかしなことを言う。今やっているじゃないか。ほら、あーん」
父「い、いやね…母さん…そういうんじゃなくて…」
ク「ほら、あーん」
男「い、いや…クーさん?」
母&クー「「なんだ?」」
母「ん?」
ク「む?」
父「………」
男「………」
578D:2009/02/21(土) 10:13:36 O


母「また来てくれ。お婿君」
男「…お、お婿君って…」
父「違う!違うよ母さん!!クーにクーに婿なんていらないッ!!」
ク「母、違うぞ」
父「クー…そうだろ?うんうん…クーに見合った男なんて世の中には…」
ク「未来のお婿君だろう。まだ違う」
父「な、なんだと!?」
男「………」
母「確かに。しかし長くて呼びづらい」
ク「うーむ…」
母「だからお婿君でいいだろう。どうせすぐにそうなる」
ク「確かに」
父「……赦さん…」
男「普通に名前でいいじゃない…ってか名前にしてよ…それに『赦さんぞ小僧ォォオ!!』
父「クーは渡さん!絶対に渡さん!!渡すものかー!!」
男「ちょっ…」
ク「父、うるさい。近所迷惑だ」
父「…ぐはっ!…うぅ…クー…」
母「今度はどうした?騒いだと思ったら急に倒れこんで泣きはじめるとは…」
父「…うぅ…冷たい…」
母「冷たい?それはいけないな。暖めてやろう…ベッドで」
父「母さん!?ちが…」
母「ふふふ」
父「ああああぁぁ…」ズルズル…
579E:2009/02/21(土) 10:16:11 O
ク「妹か弟ができるだろうか?」
男「………さぁ?」
ク「では私達も行こうか」
男「え?これから?どこに?」
ク「俗に言うラブホテルだ」
男「………は?」
ク「家は父と母が使うようだし、仕方ない」
男「行かないよ!ってか話が急過ぎるし、オープン過ぎるよ!?」
ク「…行かないのか?」
男「うん。だからね…」
ク「………」しゅーん
男「あ……ゆ、ゆっくり行こうよ!?ゆっくり!嫌いとかそういうんじゃないから!ね!?」
ク「…本当か?」
男「も、もちろん!」
ク「…わかった。今日は止めよう…少し…いやかなり残念だが…」
男「…そ、そうですか…」
ク「したくなったら遠慮なく言ってくれ。私はいつでも待っている」
男「…あははは……はぁ…」
580ほんわか名無しさん:2009/02/21(土) 11:33:46 O
父の姿に涙を禁じ得ない……www
581ほんわか名無しさん:2009/02/22(日) 10:50:15 O
GJ!
父テラカワイソス
男は婿決定だな
582ほんわか名無しさん:2009/02/22(日) 20:47:13 O
父……(ー人ー)南無ナム

男はもう少しデレても良いと思うが……
クーが突っ走ってる状況じゃ仕方ないかな
583ほんわか名無しさん:2009/02/25(水) 18:17:43 O
保守!
584ほんわか名無しさん:2009/02/25(水) 21:01:01 O
たまには膝枕


男「…ん?」
ク「目が覚めた?」
男「あれ?寝てたのか…」
ク「晩御飯食べたらすぐ寝ちゃうんだもん。よっぽど疲れてたのね」
男「…そうかも。…って、クーの声がなんで上から…もしかして!ひ、膝枕っ!?」

ガバッ ムニュウウウン

ク「こっこら…急に起きないでよ。せっかくの至福タイムなのに」
男「で、でも…」
ク「たまにはいいじゃない。あなたってば恥ずかしがってさせてくれないんだから」
男「わかった、たまにはいっか」
ク「ふふ、わたしの愛しい人…だーい好き」

ギュム ムニムニ

男「モゴッ!?」
ク「気持ちいい?お疲れの男に、マッサージしたげる」
男「…クー、気持ちいいよ。」
ク「次は私もしてほしいな。頭なでなでして。あなたと触れ合う時間以上のものは無いんだから」
585ほんわか名無しさん:2009/02/25(水) 21:02:31 0
長くて読めない
586ほんわか名無しさん:2009/02/25(水) 21:35:31 O
根性出せPC
587ほんわか名無しさん:2009/02/26(木) 02:53:43 O
眠れない夜

「まだ起きてるのか」
「うん。すっかり、生活リズムが狂っちゃったよ」
「春から社会人だと言うのに君は…。ほら、電気消して布団に入る」
「はははっ、やっぱりすぐには眠れないや」
「すぐに寝れたら苦労しないよ。眠れるまで、のんびり話そう。これからのこと」
「それもいいね。あのね…」


暗い暗い部屋の中。
温かな布団に包まれながら二人は語る。
冬が去り、来る春に想いを馳せ。遠い未来について。
彼女の優しい声は子守歌のように、ゆっくりゆっくり彼を微睡みに誘っていく。
588ほんわか名無しさん:2009/02/27(金) 14:34:16 O
>>587
GJとしか言えない!!!
589ほんわか名無しさん:2009/02/27(金) 22:04:02 0
会いたくて

「君が、好きだ」
「えっ……。えっと、僕で良ければ」
「君がいいんだ」
「はい。よろこんで」
 弥生の桜が咲く前。
 一つの恋の蕾が愛の花を開いた。
 そして、また一つの歳を重ねた同じ季節。
「そういえば、こんな日だったよね。クーが僕に告白してきたのは」
「そうだな。桜の蕾がちらほら見えるころだったね。そのあと行った花見は最高だった」
「うん。でも、びっくりしたよ。あの時、まさか告白されるとは思ってなかったから」
「私も、迷っていたんだ。告白するかどうか。告白して、君との親しい関係が壊れるのが怖かった。だけど、愛しいという気持ちがあの時勝ったから踏み出せたんだ」
「へー、なんか意外だなぁ。クーは好きになったらすぐに告白するタイプと思ってたし」
「好意は示しても、そこら辺は隠すさ。それに、君が気づかなかったからあの日告白したんだよ。この朴念仁」
「はははっ。き、気づいてたよ。クーの気持ち」
「じゃあ、私が君をいつから好きになったか知ってる?」
「えっと、告白してくる1年からかな」
「はずれ。正解はね……。出会ったその日からだよ」
 彼女はそういうと彼の頬に口付けし、悪戯な笑みを浮かべた。
 彼が彼女とあったのは10年前。
 幼い幼い日。
 10年間気づかなかった彼は鈍感なのか、彼女の隠し方が上手だったのか。
 それを知るものはいない。
 彼と彼女は結ばれたから。

590ほんわか名無しさん:2009/02/28(土) 00:19:19 O
ほとばしるほどGJ!!

あれ、目から汁が……
591ほんわか名無しさん:2009/02/28(土) 03:20:08 0
GJ!
592ほんわか名無しさん:2009/03/02(月) 15:41:30 O
赤い糸

「君は、運命の赤い糸を信じるかい」
「どちらかと言われると、信じる方かな。だって、クーに逢えたし」
「むっ、私の台詞がとられてしまった。私は信じてるよ。あの日、君に逢えたしね」
「入学式の時だったよね。初めて逢ったのは」
「違うよ。入試の時に逢ってたんだ。あの日、君が友達に消しゴムを二つに切って渡すのを見てから。私の中で何かが弾けるように生まれたんだ」
「あの時か、知らなかったなぁ」
「そして、二人とも同じ学校に入学した。まさに、運命の赤い糸だろ」
「そうだね」


二人を繋いだ赤い糸。
解けることも切れることもなく。
ずっとずっと二人を繋ぎ続ける。
593ほんわか名無しさん:2009/03/02(月) 19:07:11 O
なんか切ない……
GJ!!
594タコ:2009/03/04(水) 20:37:06 O
もしも上杉謙信が…、素直クールだったら
595ほんわか名無しさん:2009/03/04(水) 21:50:50 O
>>594
信「くっ、塩が無い」
謙「信玄公よ。領民が苦しむのは見ておれない。受け取るが良い」
信「謙信。ありがとう」
謙「ふっ、当然のこと」

謙信はツンデレ系だと思うんだ。
596ほんわか名無しさん:2009/03/05(木) 08:41:32 O
越後の人はHだって
言われて悔しい
仏門に入ろう

甲斐の人は可愛いって
言われて嬉しい
仏門のお蔭だ
597ほんわか名無しさん:2009/03/08(日) 11:11:56 O
598ほんわか名無しさん:2009/03/10(火) 14:37:27 O
>>595
謙「信玄め。相変わらず戦好きな奴だ。いつになったらワシの気持ちに…ゴニョゴニョ…合戦じゃ!!!」
信「謙信め。また来たのか。相変わらずうるさい奴じゃ。」
謙「うぉーーー!しーんーげーんー!!どこだーーー!!」
兵「お館様。お下がりください!謙信が単独で本丸に!!!」
謙「見つけたーーー!!もぅ逃がさんぞ!!!信玄!」
信「むぅ。相変わらず変な奴だ…退却だ!(なんかコワイ…)」
謙「あっ!まて!!ワシも一緒にーーー」


すまん。謙信はヒートキャラだと思う…保守がてらに
599ほんわか名無しさん:2009/03/10(火) 19:10:44 O
大福と彼

「クー、苺大福買ってきたから食べようよ」
「ありがとう。山月堂のか。美味しいよね」
「うん。お茶いれるね」
「お茶は私がいれるよ。君が大福買ってきてくれたしね」
「じゃあ。お願い」
「うん」
……
「苺の酸味と餡の甘味が良いな。山月堂は良い仕事をする」
「だね。クーはそこの大福好きだよね」
「好きだね。君と一緒で、ひたすらに良いものであろうとしてるからね」
「そうかな」
「真面目なのも、とりえだよ」

照れた彼の頬は大福の中に似た色。
600ほんわか名無しさん:2009/03/10(火) 21:47:37 O
>>599
良い、実に良い!
いちご大福を食べるクーというのも実に良い。
601ほんわか名無しさん:2009/03/11(水) 10:30:17 O
いいな、いいな
GJ!
602おこづかい:2009/03/12(木) 10:43:03 O
居間 〜クールな親子〜

ク「パパ」
父「なんだい?」
ク「お小遣が欲しい」
父「お小遣?今までおねだりなんてしたことなかったクーが…パパ頑張っちゃうぞ!…で何が欲しいの?バッグ?洋服?」ごそっ…
ク「デート資金と男へのプレゼント代が欲しい」
父「………」ピシッ!
ク「バイト代だけでは足りないんだ…だから少し援助してもらえないだろうか?」
父「……で…でぇとだとぅ…!」
ク「初めてのデートだからな。何としても成功させたい」
父「あの小僧…赦さん!!…クー!ダメだよ…変な奴にホイホイついていったら!」
ク「男は変な奴じゃないぞ?素晴らしい男性だ」
父「騙されてるよ!!クー、良いかい?男って言うのはみんなろくでもない奴ばかりなんだよ?」
ク「男は違う」
父「一緒だよ!?それどころかもっとひどい奴に決まってるよ!」
ク「…違う!男はそんな奴じゃない!」
父「く、クー?」
ク「撤回しろ!」
603A:2009/03/12(木) 10:47:23 O
母「…なにを騒いでいる?」パタパタ…
父「か、母さん…クーが…クーが怒ったぁ…ぐす…」
ク「………」
母「よしよし父。もう大丈夫だぞ。…クー、父に謝れ」なでなで…
ク「断る」
母「…なに?」
ク「父は男をけなした。男を馬鹿にするならば父といえど容赦はしない」
父「…クーに…嫌われ…た…うぇ…ぐす…」
ク「謝るのは父の方だ」
母「……親に逆らうとは…反抗期か?」
ク「そんなものは関係ない。男を馬鹿にされたのが許せないだけだ」
母「理由がなんであろうと…父を悲しませるならば私も許さん」
ク「………」ゴゴ…
母「………」ゴゴ…
父「ふ、二人とも…」オロオロ…
ク「……母…」ゴゴゴ…
母「……クー…」ゴゴゴ…
父「やめ…やめて…ね?ね?パパが悪かったからぁ…」
604B:2009/03/12(木) 10:49:07 O
ピンポーン♪

ク「…?」
母「…誰だ?」
父「…た、助かった…」
男「こんにちは…あれ?」
ク「男!」
男「うわ!?ちょ…ちょっとクーさん!いきなり抱き着かないで…」
母「男君?」
男「あ、どうも…」
父「あぁ!クー!…くっ!しかしこんな奴に救われるとは…!」
男「?…なにか言いましたか?」
父「べ、別に?な、何をしに来たんだね?」
男「あ、はい。今日遊びに行く約束だったんでクーさんを迎えに…」
ク「ふふふ…男…わざわざ来てくれるなんて優しいな」すりすり…
男「ちょ…!クーさん…」
父「貴様ぁ!!」
男「え?…うわぁ!」
母「あまり遅くなるようなら連絡をいれろ」
ク「わかっているよ」
母「少ないが持っていけ。ホテル代くらいにはなるだろう」
ク「…すまない」
母「ふふ…気にするな」
ク「…母…ありがとう…」
父『赦さぁーん!!』
男『ちょっ…!危な…やめてくださいよー!』
605ほんわか名無しさん:2009/03/12(木) 17:54:14 O
相変わらず父親がいいキャラしてるな
GJ
606ほんわか名無しさん:2009/03/12(木) 22:25:17 0
友とぶどう酒は古いほど良し

「やぁ、久しぶりだね」
「そうだね。クーも、僕も忙しいからね。早いもんだよね。もうお互いに30だ」
「うむ。早いものだね。君と知り合って25年。そして、今も続いている。友情とはすばらしいものだね」
「こうして、互いに背中を押し合えるしね。でもさ、大切な話があるんだ」
「真剣な顔して、どうしたんだい。私でよければ聞くよ」
「クーじゃないと、ダメなんだ。これから、友としてじゃなくて伴侶として一緒に歩いてほしいんだ」
「うれしいことを言ってくれるね。売れ残りでよければ貰ってくれ」
「うん。一緒に、幸せになろう」
「ったく、うれしいはずなのに。涙がでるよ」

 長いときを経て結ばれた二人。その関係はワインのように熟成された人生を味わうことになる。
 この日は、そのための前菜。長い長いフルコースはまだまだ続く。
607ほんわか名無しさん:2009/03/12(木) 23:36:07 O
>>606
なんかグッと来た
やっぱり俺素直クール好きなんだなぁ

GJそしてお題くれ
608ほんわか名無しさん:2009/03/13(金) 00:07:05 0
雪崩式にお題どうぞ

桜餅
花見
名残雪

卒業
入学
入社
一期一会
新社会人
就活始まり
恋の病
告白
609ほんわか名無しさん:2009/03/13(金) 08:39:32 O
お題に追加
・雪見雛

そーいえば今年のひな祭りは雪だったなぁと思って。
610ほんわか名無しさん:2009/03/14(土) 07:51:55 O
・桜

女「おや、桜が咲いている。もうこんな季節になったのか」
男「すごいね、満開に近いんじゃない?」
女「そうだな」

ひらり

男「あ」
女「お?」
男「クー、頭に花びらが」
女「むぅ……なんだか桜にからかわれた気がする」
男「でもそれ、なんか似合ってる」
女「そうか? 男がそう言うなら、今日は一日これで過ごしてみようかな」
男「ふふ、なんか間抜けだね」
女「だが、それがいい」
611ほんわか名無しさん:2009/03/14(土) 22:02:44 O
・桜餠

男「桜、綺麗だったね」
女「そうだな、また来年も来よう」
男「うん」

ぐうぅぅ…

男「ありゃ」
女「はは、君は花より団子だな」
男「面目ない。喫茶店でも寄ってこうか」
女「桜餠なら、ここにあるけどな」
男「え?」
女「ほら、ここに」ふにふに
男「ちょっ……」


……クーのほっぺたは桜餠みたいに柔らかくてピンクで、そして甘いでした。(男・談)
612ほんわか名無しさん:2009/03/14(土) 22:22:55 O
・花見

男「桜を見てると思い出すんだけどさ」
女「何をだ?」
男「昔読んだ梶井基次郎の小説に、『桜の木の下には死体が埋まっている』っていうのがあった」
女「ふむ」
男「不思議だよね。こんなに綺麗な桜なのに、大正時代の文豪には
  死体を養分にして花を咲かす怪しいものに見えたんだから」
女「しかし、その感性は分からないでもない」
男「そうなの?」
女「うむ。特に夜桜を見ると、美しいというより怖いような感覚に襲われるな」
男「へぇ…クーの感性はもしかしたら、小説家に向いてるのかもしれないね」
女「どうかな。書くとしたら私は、君との甘い恋愛小説しか書かないような気がする」
男「桜への感性が全く生かされてないね」
613ほんわか名無しさん:2009/03/14(土) 22:41:10 O
・名残雪

女「……」きゅっ、きゅっ
男「クー、何してんの?」
女「ん、そこの木陰に名残雪があったのでな。
  ちょっと童心に返って遊び心を……できた」
男「雪兎か、洒落てるね」
女「明日には溶けてしまうだろうが、なかなか風情があるだろう?」
男「これが、今年最後の雪になるといいね」
女「この子の仲間を作ってやれないのと、君と温めあえなくなるのが残念ではあるけどな」
男「また来年、かな」
女「そうだな」


そうやって握られた手と手を、雪兎の南天の瞳だけが見ていました。
614ほんわか名無しさん:2009/03/14(土) 22:54:52 O
・梅

男「クー、たまには一緒にお酒でも飲まない?」
女「うむ。では、酌をしよう」
男「ありがとう、クーもどうぞ」
女「うむ……おや、これは梅酒か?」
男「うん、近くの酒屋で安売りしてたから」
女「なるほど、しかし梅酒は初夏に出回るものじゃないのか?」
男「え、そうなの?」
女「確か、春先に仕込んで出来上がるのがそれくらいだったような」
男「そうか、知らなかったよ」
女「気にしなくていい。ちょうど庭にも梅が咲いてることだしな」
女「寒梅に乾杯といこうじゃないか」
男「……クー」
女「…うむ。今のは我ながら少々寒かったな」
615ほんわか名無しさん:2009/03/14(土) 23:19:17 O
・卒業

男「クー、クー?」
女「……男」
男「クー、どうしたの? 卒業式の後からいなくなって、クラスの皆で探してたんだから」
女「君に一番に見つかって、良かった……」
ぽむっ…
男「…もしかして、泣いてたの?」
女「あぁ。ここを去るのが寂しくて仕方なくてな」
男「皆に泣き顔見られるの、恥ずかしかった?」
女「その通りだ、私は弱い人間だな」
男「ううん、むしろクーのそういうとこ、すごく可愛い」
女「そうか……」
きゅっ
男「クー、送別会いこ? 皆クーが来るの待ってるよ」
女「あと五分だけ……」



遅れてきた二人とクーの泣き腫らした目を見て、男子の視線が痛かったのも今はいい思い出。
616ほんわか名無しさん:2009/03/15(日) 00:29:35 O
・入学

男「今日から俺も高校生。新生活頑張らなきゃな!」
男「とりあえず友達作りからだな。えっと、クラス表クラス表…」
女「君は私と同じクラスだぞ」
男「クー。もう来てたのか」
女「君と確認がしたくて早く来たのに、当の君がなかなか来ないのだからな」
男「ごめん。俺、朝超弱いからさ…」
女「ならば私が、これから毎朝起こしにいこう」
男「いや、それは……」
女「無論、弁当も毎日作るし、あーんして食べさすこともしてやる。眠くなったら膝枕をしても構わない」
男「クー、それはさすがにやり過ぎじゃね?」
女「そんなことはない。それよりも、そろそろ教室に入らないと遅刻になるぞ?」
男「あ、あぁ……」



男(友達より先に、恋人が出来たか…)
617ほんわか名無しさん:2009/03/15(日) 00:59:26 O
・入社

男「あれ?」
女「おや」
男「クー先輩、なんでこんなところに!」
女「奇遇だな、今日から配属になる新人というのは君だっんだな」
男「え、ということは、俺の上司ってまさかクー先輩?」
女「そのようだな、びっくりだ」
男「俺もびっくりです。先輩、こちらに勤めてらしたんですね」
女「…私がここにいるのを、知ってて受けた訳ではないのか」ボソッ
男「え?」
女「なに、深い意味はないさ。それより、君が部下になるのなら、私も気兼ねなくビシバシ教えられるな」
男「…是非、ご容赦のほどを」



公私混同はしないクー先輩。
その分、反動のデレがすごいのはまた別の話し。
618ほんわか名無しさん:2009/03/15(日) 21:36:08 O
・新社会人

男「くかー…」
女「男、もう昼前だぞ。そろそろ起きないか」
男「う、ん…あれ、もうこんな時間かぁ…ふぁ」
女「前は休日といっても午前中には起きていたのに、珍しいな」
男「やっぱりバイトと仕事は疲れ方が違うみたいだ。クタクタであんまり寝られなかったよ」
女「社会人になったなら、休みの過ごし方も律しなければならないと、私は思うが?」
男「そうだね。あんまりダラダラしてても、明日の仕事に差し支えそうだしね」
女「すまない男、私は今少し嘘をついた」
男「え?」
女「本当は、あまりに君が起きてこないから、寂しくなっただけなんだ」
男「そうか。じゃあその分、たっぷり可愛がってあげなきゃね。おいで、クー」
女「…♪」
619ほんわか名無しさん:2009/03/15(日) 22:38:04 O
・就活始まり

男「ふぅ…」
女「お帰り、どうだった?」
男「面接の手応えが微妙だった。そつなく答えられたとは思うけど」
女「そうか」
男「クーはもう内定もらったんだっけ。いいなぁ」
女「内定なら、君と出会った時にもう貰っている」
男「え?」
女「男の元に永久就職。意味はもちろん分かるな?」
男「うん、これはもっと就活に気合い入れなきゃ駄目かな」
女「期待してるぞ、未来の旦那様」
620ほんわか名無しさん:2009/03/15(日) 22:50:23 O
・恋の病

女「けほっ…ごほっ…」
男「大丈夫? 風邪ひいたんじゃない?」
女「どうやらそのようだな……朝から気分が悪かったんだが」
男「無理しない方がいいよ。今日は俺が看病してあげるから」
女「すまない。いつもと立場が逆転してしまったな…」
男「熱はあるかな……」ぴとっ
女「…!!」カァッ
男「結構体温高いな。今、氷のう持ってくるから待ってて」
女「それは…顔が火照っただけ……」
男「あーあー、寝てていいからクー」
女「……こんな私でも、病の時は素直になれないものなのだな…」


病気になると人は素直になる。しかしクーさんの場合は別のようで……
621ほんわか名無しさん:2009/03/15(日) 23:07:09 O
大量ラッシュで超GJ!
622ほんわか名無しさん:2009/03/15(日) 23:09:16 O
・告白

女「やぁ、待たせたな。私から呼び出しておいてすまない」
男「あ、クールさん。俺に用って何?」
女「うむ。唐突なのだが、私と付き合ってくれないか?」
男「……え」
女「図書室で君の姿を見かけてから、ずっと君のことが気にかかっていた。今も君が来てくれて、正直動悸が隠しきれない」
女「君が好きだ。付き合ってくれ」
男「そ、そんな男前な告白されても、俺クールさんのことよく知らないし……」
女「呼び捨てでいい。クールもしくはクーと呼んでくれ」
男「そういう問題じゃなしに……」
女「互いのことなど、付き合っていくうちに分かるさ。それとも今、他に好きな異性がいるのか?」
男「いや、これといっていないけどさ……」
女「ならば、いいではないか。決まりだな」
男「……」

----------------------------------------

男「最初はどんだけ自己中な人だと思ってたけど、あれって今思うと照れ隠しだったんだね」
女「うむ。そのようだな」
623ほんわか名無しさん:2009/03/16(月) 00:26:14 O
・雪見雛

女「甘酒、いれてきたぞ」
男「ん、ありがと」
女「しかし、三月初旬に雪とは寒いはずだな」
男「ひな人形出したけど、季節感はあんまりないね」
女「しまい忘れると行き遅れる、呪いの人形のことか」
男「口が悪いよ。それに、クーに限っては行き遅れることなんかあり得ないじゃない」
女「そうだな。私は君にもらってもらうと、もう決めているからな」
男「…改めて宣言されると、慣れたつもりでも恥ずかしいね」
女「ならばせっかくだ、雪で興奮を冷ましてやろう」
ひやり
男「うわっ…」
女「ふふふ、相変わらず可愛いリアクションだ」
624ほんわか名無しさん:2009/03/16(月) 03:53:37 O
いい仕事だ、GJ!
625ほんわか名無しさん:2009/03/16(月) 17:08:19 0
すごく…GJです…
626ほんわか名無しさん:2009/03/16(月) 20:12:37 O
・一期一会

男「桜、もう散っちゃったね」
女「早いものだ。花の命は短くて……だな」
男「気を落とさなくても、また来年になれば見れるよ」
女「しかし、そうは言っても今年の桜と去年の桜は違うものかもしれない」
男「そうかな」
女「そうだ。私は、君と出会えたのと同じように、一つ一つの出会いをもっと大切にしたいんだ」
男「うーん…難しいことはよく分からないけど、来年もまた二人一緒に見に来ようってことで、オッケー?」
女「君には情緒が些か足りないようだな。しかし、その申し出は嬉しいぞ」
男「決まりだね。来年の今頃も、クーと俺はここで桜を見てると」
女「願わくば、再来年もその先も、ずっとな」
627ほんわか名無しさん:2009/03/16(月) 20:13:55 O
お題消化、ミッションコンプリート
一期一会が一番難しかったっす

引き続きお題募集
628ほんわか名無しさん:2009/03/16(月) 20:48:51 0
かっこいいぜ、アンタ
629ほんわか名無しさん:2009/03/17(火) 00:08:39 0
どれも素晴らしい… GJ
630ほんわか名無しさん:2009/03/17(火) 12:46:59 O


卒業式

「早いもんだよね。大学4年も」
「まったくだ。君との愛を育むには長く、短い時間だった」
「僕は、十分育んだと思うけどね。これからの長い道も、よろしくね」
「こちらこそ」

着物から出た彼女の手を彼は握る。
咲き始めた桜は、彼らの未来のように。
631ほんわか名無しさん:2009/03/17(火) 13:10:25 O
>>630
あんたの作風が好きだ
GJGJ!!
632ほんわか名無しさん:2009/03/18(水) 21:39:01 O
二人きりの二次会

「お〜い。そこの夫婦は二次会どうする?」
「夫婦じゃないって。クーが酔い酷いからやめておくよ」
「りょーかい。じゃ、幸せになお二人さん。式には呼べよ」
「うん」
……
「んっ。もう、飲み会は終わったのか」
「うん。はい、お水」
「ありがとう。しかし、すまない君に付き合わせてしまって」
「いいよ。ほら、見てごらん。桜が咲き始めてるよ」
「ホントだ。綺麗だな」
「だね。じゃ、二人きりで二次会しようか。ソフトドリンクでだけど」
「うん」

「改めて言うよ。私は、君が好きだ」
「僕も、クーが好き。式には今日のみんな呼ぼうよ」
「うん」

夜桜の下。
二人だけの二次会。
語るは未来のこと。
633>>632 GJ!:2009/03/18(水) 22:32:44 O
・コーヒー牛乳

男「よっ、ほっ」

コポコポ

女「コーヒーか、私にも淹れてくれ」
男「いや、コーヒー牛乳作ってるんだけど比率が上手くいかなくてさ」
女「確かに、あれはコーヒーが多すぎても牛乳が多すぎてもダメだからな。どれ、貸してみなさい」
男「クー?」

トットットットッ…

女「後は砂糖を少々……こんなものか。味見してみてくれ」
男「……ッ! クー、これすごく美味しいよ!!」
女「良ければレシピを教えるが」
男「是非とも!」
女「ふむ」サラサラ

牛乳5:コーヒー5
砂糖少々
愛情・∞

男「…クー、これ割合の合計が10越えてるんだけど」
女「おっと、すまない。その愛情は私に淹れる時だけでいい」
男「溢れんばかりの愛情ってこと?」
女「溢れたらコーヒーが飲めないぞ」
男「誰が上手いこと言えと」
634ほんわか名無しさん:2009/03/19(木) 01:10:50 O
・腕相撲

男「うーん」ふにふに
女「どうした、何か悩みか?」
男「俺って腕がか細いよね。もっと力強くなりたいんだけど」
女「私はそのままで充分だと思うが?」
男「でも、いざって時にクーを守れなかったら悔しいじゃない」
女「申し出は嬉しいが、私はそんなにか弱くはないぞ。なんなら、試してみるがいい」
男「おっ、勝負する?」
女「うむ」

--------------------------------------

女「いやはや、やはり君は強いな。男女の差があるとはいえ到底太刀打ち出来ない」
男「クー、今手を抜いて勝負したでしょ」
女「そんなことはない」
男「いいや、俺に自信を持たすためにわざと負けたっぽい。それじゃ加減されたみたいで納得出来ないよ」
女「そこまで言うなら私の本気を見せてやるが、後悔しないな?」
男「もちろん。勝負するからには恋人とか関係ないしね」
女「では……」


この後、腕を組んだと同時に男の胸に雪崩れ込み、くんずほぐれつ(以下割愛)
635ほんわか名無しさん:2009/03/19(木) 01:40:21 O
・占い

----牡羊座のあなた、残念〜♪今日は最下位です〜><

男「……」(無言でチャンネルを変える)

----B型の人、今日は運気が下降気味。気をつけて一日過ごして下さい;;

男「参ったな……二つとも最悪だったか」
女「ただの占いじゃないか。単なる気休めだろうに」
男「それが、そうとも言い切れないんだよね」
女「何故?」
男「ほら、前に俺が虫垂炎で入院した時あったじゃない。あの後その日の運勢を
  調べてみたら、携帯の星座占いと新聞の占い欄が同時に絶不調だったんだ」
女「そんなに細かく調べていたのか」
男「我ながら小心者だとは思うんだけどね。信じないと尚更良くないことが起きそうで」
女「君は意外とげんを担ぐタイプなのだな。宜しい」

----ぎゅっ

男「クー?」
女「牡羊座でB型のあなた、今日のあなたは絶好調。ラッキーアイテムは彼女の愛妻弁当、ラッキープレイスは彼女の胸の中です」なでなで
男「プッ……それなに、クー?」
女「私の占いではこう出たんだ。これで、悪い運勢も相殺されただろう」
男「うん、帳消し帳消し」クスクス
636ほんわか名無しさん:2009/03/19(木) 02:05:41 O
・嫉妬

----ニャア、ニャア

男「あ…捨て猫」
女「おや、本当だ。今朝見た時はいなかったがな」
男「まだ目も開いていないのに、酷いことする奴もいるんだな。よしよし、おいで」
女「まさか、飼うつもりか?」
男「里親探すまでくらいなら、大家さんにもバレずに済むんじゃないかな」
女「君は誰にでも平等に優しいな。そこに惚れた訳だが」
男「うわ、クー見てこれ。こんなちっちゃいのに俺の指チュウチュウ吸ってるよ」
女「ふむ、本当だな……」
男「可愛いなこいつ、なんか情が移っちゃいそうだよ」
女「……」
女「……家までは、私が抱いて帰る」
男「あ、ごめん。クーも触りたいよね」
女「そうではないが」
男「クー?」
女「……」ムスッ
男「???」

その日一日、クーさんの機嫌は直りませんでしたとさ
637ほんわか名無しさん:2009/03/19(木) 12:19:32 O
寝てる間に盛りだくさんだな…
作者さん、GJだぜ
638クール+1 長いよ:2009/03/19(木) 12:52:26 O
〜クールな親子Ex〜

ク「男、途中でスーパーに寄ってもいいだろうか?」
男「うん、構わないけど…買い出し?」
ク「うむ。俗に言うおつかいだな」
男「ふーん」

スーパー

男「…結構豪華だね」
ク「今日は従姉妹が遊びに来るんだ。だから今日の晩御飯は少し豪華にすると母が言っていてな」
男「従姉妹…」
ク「うむ」
男「…ふーん…仲がいいの?」
ク「うむ…本当の姉妹みたいと言われるくらい仲がいい」
男「へー…一人っ子だからそういうのうらやましいな…」
ク「…そうだ。今日家に来ないか?」
男「え?…そんな…悪いよ。だって今日は従姉妹さんが…」
ク「構わない…むしろ是非来てほしい」
男「でも…」
ク「…従姉妹に私の彼氏を自慢したいんだよ…ふふふ」
男「はは…僕は自慢できるような彼氏じゃないよ…」
ク「謙遜は時として嫌味に聞こえるぞ?…少なくとも私にとって君は最高の男性だ」
男「…そうはっきり言われると…は、恥ずかしいんだけど…」
ク「ん?何がだ?」
男「いや、なんでもないです…は、早く会計済ませちゃおうよ!」
ク「むー?…そうだな。母も待っているだろうし…」
639A:2009/03/19(木) 12:54:12 O
ガチャ

ク「ただいま」
父「クー!おかえりー…は!…小僧…!」
男「ど、どうも…ははは…」
父「何しに来…いや!それより貴様…クーと一緒に帰っているたのか!?おのれぇい…!!」
ク「パパ、どいてくれ。中に入れない」
父「…うっ…クー…」
男「………」
ク「男も上がってくれ。すぐにお茶をいれる」
父「やだやだ!パパはやだぁ!」
男「…いや、僕はやっぱり…」
?「…おじ様。どうしたんですか?」
父「れ、冷ちゃん!クーが…クーがぁ…悪い虫に…」
ク「冷、もう来ていたのか」
冷「クーさん、お邪魔しています」
男「…従姉妹さんかな…?」
ク「他人行儀は無しだといつも言っているだろう?」
冷「性格ですから。ところでそちらは?」
ク「私の未来の夫、男だ」
男「え!?ちょっ…!」
冷「そうですか。よろしくお願いします」
男「…ちが…」
ク「冷、男は私が言うのはなんだが素晴らし『認めん!!』
父「…認めん!認めん認めん認めん…認めるものかぁー!!」
ク&冷「うるさい(です)」
父「…そんな…クー…冷ちゃん…」ずーん
640B:2009/03/19(木) 12:57:55 O
ク「近所迷惑だ。やめてくれ」
冷「クーさん、中でゆっくり話しましょう。男さんもどうぞ」
男「…やっぱり今日はやめて…」
ク「遠慮しないで欲しい。ほら早く」グイ
男「…で、でも…」
冷「クーさん?お茶は緑茶でいいんですか?」
ク「そういうことは私がする。冷は男とロビーで待っていてくれ」
男「…あ、あの〜…」
冷「わかりました。男さん、行きましょう」
男「…………はい…」
父「ぱ、パパは?ねぇ…パパは……うっ…」

ロビー

ク「お茶が入ったぞ」
男「う、うん…」
冷「………」
ク「冷、男はいい漢だろう?」
冷「はい。優しそうな方ですね」
ク「うむ。男は優しいし、格好いいし、たまにかわいい。最高の男性だ」
男「いや…その…//」
冷「うらやましいです」
ク「そうだろう?ふふふ」
父「…そんなはずないもん…クーに相応しい男なんてこの世に…うぬぬ…!」
641C:2009/03/19(木) 12:59:32 O
男「は!…と、ところで、冷ちゃんは今何歳なの?」
冷「高校三年生です」
男「………は?」
冷「男さんはクーさんと同学年ですか?」
ク「うむ。高校二年生だ」
男「……冷…先輩?」
冷「そうみたいです」ずず…
男「え?な、なんで?クーさんって…あれ?」
ク「冷は誰に対しても丁寧に話すんだ。背も低いし、私といるとよく妹に間違えらる」
冷「背が低いは余計です。胸は私の方がありますよ?」
ク「胸は関係ない。それに私だって成長している」
冷「そうですか?私には相変わらずのように見えますが」
ク「冷…」ゴゴ…
冷「…なんでしょう?」ゴゴ…
男「…仲いいんじゃなかったの?」
父「うぅ…クー…パパは…パパはぁ…」
642D:2009/03/19(木) 13:00:34 O
母「クー少し手伝ってくれ」
ク「いやだ」
母「…なに?」
ク「男と一緒にいる」すりすり…
男「く、クーさん…ちょっと…」
冷「………」
父「…ぐぬぬ…!あんの腐れ小僧が…!」
母「クー…私も父と一緒に居たいんだが?」
ク「………」
母「私もそうやって父にすりすりしたいし、なでなでもしたい」
ク「むー…」
母「それを我慢してキッチンで寂しく料理を作っているんだが…」
ク「…わかった、手伝う。…男、すまないな」
男「あ、いや全然…」
冷「………」
643E:2009/03/19(木) 13:02:15 O
男「………」
冷「………」
父「……おのれぇ…おのれぇ…おのれぇえ…」
男「………(き、気まずいなんてもんじゃない…呪詛まで聞こえてくる…)」
冷「…男さんはクーさんのどこに引かれたんですか?」
男「え?」
冷「私が言うのもなんですが、クーさんは無愛想で強引でどこかズレているでしょう?」
男「…ま、まぁ…確か…」
父「黙れ小僧!!」
冷「おじ様…」
父「冷ちぁゃん!!クーは素直でいい子だよ!ズレているのもまたそこがかわ…」
冷「おじ様には聞いていませんので。少し向こうに行ってください」
父「れ、れ……うぇ…」とぼとぼ…
冷「邪魔者は消えました。…で、どうなんですか?」
男「…そ、それはその…」
冷「はい」ワクワク…
男「…ちなみに拒否権は?」
冷「ありません」
男「うっ…そ、その…」
冷「はい」
男「わ、わかんない…です」
冷「…答えになっていません。貴方は好意もなく付き合っているのですか?」
男「そ、そんなことは…」
冷「ならどこに引かれたんですか?」
644F:2009/03/19(木) 13:04:28 O
男「うっ…」
冷「どこですか?」
男「…はぁ………最初は半ばって言うか流されて付き合うことになっちゃったんです…」
冷「!…はい。それで?」ワクワク
男「初めはあんなですから戸惑いましたよ…所構わずですからね…それに強引だし…」
冷「わかります」
男「…でも…」
冷「はい」
男「…俺が嫌だと言ったらよっぽどのことじゃない限りやめて…いやそうでもないかな…」
冷「………」
男「…と、とにかくですね…想われてるなぁ…って思うとうれしかったり…いろいろと…やられてるときは恥ずかしいですけど…」
冷「………」
男「…な、なんて言うかこう…」
冷「クーさんからの惚気も悪くないと言うことですね」
男「…そ、そう言うわけじゃ…」
冷「そういうことです」
男「…ぐっ……」
冷「他にありますか?」
男「…他ですか?…ってかまだ…?」
冷「はい。ここまで来たら洗いざらいお願いします」
男「………」
冷「どうしました?」
男「…冷先輩もなかなか強引な人ですね…」
冷「従姉妹ですから…で、どうなんですか?」
645G:2009/03/19(木) 13:06:59 O
男「……はぁ…えーと…クーさんには余り感情の起伏が無いように見えるんですけど…実際はかなり感情豊かな人ですよね?」
冷「………」
男「…付き合ってみて初めて気づいたんですけど…ほんのちょっとしたことですぐに落ち込んだりするし…」
冷「………」
男「…喜んだりします。見た目や話す内容はすごいクールなんですけど…そういうところが可愛くて…」
冷「クーさんがかわいい…ですか?」
男「…ぼ、僕から見ればですけどね…///」
冷「………」
男「………///」
冷「…うらやましいです」
男「…いやそんな…」
冷「私に乗り換えませんか?」
男「……は?」
ク「晩御飯の準備が…なにを見つめあっているんだ?」
冷「クーさん。男さんを私にください」
男「!?」
ク「……なに?」
冷「男さんはクーさんのことをよく理解しています。私もこんな風に私を理解してくれる男性が欲しいです」
ク「……男はダメだ。他をあたってくれ」
冷「それはクーさんが決めることではありませんよ?」
ク「む…」
冷「男さん、どうですか?」
男「いや…どうって…」
646H:2009/03/19(木) 13:08:33 O
ク「…男…」うるっ…
男「あ!?…無理ですよ!無理無理!!」
ク「お、男!」ぎゅ!
男「うわ!?」
冷「…泣き落としとは卑怯です」
ク「違う。男が私を選んでくれただけだ」
冷「…クーさ『小僧ぉお!!』
父「クーに…クーに抱き着くんじゃなーい!!悪い虫が移るだろうが!!」
男「抱き着かれてるんですよ!」
ク「ふふ…」すりすり
父「ガッデム!!」ガタッ!
母「うるさいな…クー、晩御飯の準備はどうなっている?」
父「あ!母さん!これ見てよ!クーが…」
母「ん?あぁ…なるほど」
父「早く引きはがさないと…」
母「…父。これでいいか?」ぎゅ…
父「いや違っ…!そうじゃなくて…」
母「ふふふ」すりすり…
父「か、母さん…!」
ク「ふふふ」すりすり…
男「ちょっ!…ま、待って…」
冷「…………」
冷「うらやましいです…」
647ほんわか名無しさん:2009/03/19(木) 13:23:22 O
クール親子来てたwwww
相変わらずよい父ちゃんだ
648ほんわか名無しさん:2009/03/19(木) 21:22:17 O
親子の方乙です。

外出先で暇なのでお題や読んでみたい設定募集中。
649ほんわか名無しさん:2009/03/19(木) 22:39:05 O
・食虫花
・綺麗な花には……
・クーに猫耳が生えたら
・男に猫耳が生えたら
・クー七変化
・クー、醤油取って
・ところで、私の○○を見てくれ

お題です。ちょっと無茶振りだったか?
650ほんわか名無しさん:2009/03/20(金) 00:25:12 O
>>649

食虫花

「あっ、クー。虫を食べる植物だって」
「ほう、私と君の関係に似てるな」
「どうして?」
「一度捕まったら、逃げられ無いから」
「あぁ、じゃあ。クーが虫だね」
「いや、君だよ」
「違うよ」
……

捕らわれたのはどちらで、捕らえたのはどちら。
惚れたもの同士のささやかな喧嘩は温室を出るまで続く。
答えは同じ。互いに放さない。
651ほんわか名無しさん:2009/03/20(金) 00:32:04 O
>>649

君の為に一輪

「いたっ」
「どうした?」
「花に棘があったみたいでさ」
「君は、たまに無茶したりするな」
「まぁ、ね。はい。綺麗だったから」
「自分は怪我しながら、一輪か」
「うん。一輪しか採れなかったけど、クーに」
「ありがとう」

綺麗な花には棘がある。
その棘の痛みは、彼の彼女への想い。
652ほんわか名無しさん:2009/03/20(金) 07:06:37 O
お題リクdそしてGJ!
653ほんわか名無しさん:2009/03/20(金) 21:16:43 O
>>649

猫耳モード〜クー編〜

「やぁ」
「クー、おはよ。って、その頭」
「朝起きたら生えていた。そのおかげが君を探せたよ」
「あははっ…。可愛いよ」
「ありがとう」

654ほんわか名無しさん:2009/03/20(金) 21:45:03 O
わっふるわっふる!
655ほんわか名無しさん:2009/03/20(金) 22:23:39 O
>>649

猫耳モード〜男編〜
「むっ。珍しくフードだな」
「あははっ。ちょっとね」
「ふむっ。とう」
「ちょっと」
「むっ。かわいい猫耳が」
「朝起きたら生えてたんだ。恥ずかしくて」
「こんな素晴らしいものを隠すなんかもったいないぞ。ふふふふっ」


戯れる彼と彼女。
それはまるで子猫のように。
656ほんわか名無しさん:2009/03/20(金) 23:28:49 O
よく考えたらクーとお揃いなのか
いいな……
657ほんわか名無しさん:2009/03/22(日) 00:01:27 O
>>649

彼が夢見たから。

「おはよう。人の顔を見るなり紅くなるとは、発情期かい」
「ち、違うよ。クーが夢に出てきてさ」
「ほう、光栄なことだ」
「で、猫耳や犬尻尾。色々な動物の耳や尻尾で僕に迫ってきて、それで」
「夢の中で七変化か。面白い。夢は願望。君が望むなら私も応えよう」
「クー、ごめんなさい。嘘と言うことにして」
「だが断る」


春。恋多き季節。
彼が見た夢は春の悪戯。
658ほんわか名無しさん:2009/03/22(日) 00:08:22 O
>>649

醤油

「クー、醤油とって」
「はい」
「ありがとう。って、なにこの素直印って」
「自家製醤油だよ。シュールのこだわり監修のもとヒートと三人で作った。国産大豆とシュールが何やら隠し味と入れて出来たものだ。私は君への愛を入れたよ」
「あ、ありがとう」

「あっ。ホント普通のと違うや。美味しいよ」
「その笑顔と言葉は最高の賛辞だよ」


シュールの手腕のもと、素直印の醤油が世界シェア10%を握るのは近く遠い未来の話。
659ほんわか名無しさん:2009/03/22(日) 00:12:19 O
>>649

やらないか

「なぁ、私の足を見てくれ。どう思う」
「すごく、しまってます」
「うむ、最近ランニングにはまってな。桜並木走るときなんか最高だぞ。君もやらないか」
「うん。良い運動。僕も付き合うよ」
「約束だよ」

桜並木の下二人かける。
弾むのは足取りと会話。
660ほんわか名無しさん:2009/03/22(日) 00:13:35 O
最後はネタに走った。
反省はしない。
お題は随時募集中。
661ほんわか名無しさん:2009/03/22(日) 05:41:29 O
お題消化乙!!
俺もお題募集
662ほんわか名無しさん:2009/03/22(日) 17:32:54 0
シュールスレからの挑戦状


男「おはよう、クー。休日なのに何の用?」
女「何を馬鹿な……休日だからこそ会いに来たん――」
男「ちょっと!」
女「だろう?」
男「顔近い! 近いよ! それに平日も来てるじゃない」
女「ふふ、そういうな。それより早く顔を洗って歯を磨け」
男「……何でどっちもまだだって分かったの?」
女「朝食はパンか。ちっ、もう少し早くくれば作ってやれたかな?」
男「何で分かるの?!」


lw´‐ _‐ノv 何故だろうな?
663ほんわか名無しさん:2009/03/22(日) 18:23:01 O
今週のもきんが振るわなかったからってお前……

GJ!!
664ほんわか名無しさん:2009/03/22(日) 18:39:47 O
男が何時に顔を洗って歯を磨くかを知っていたから
朝食も休日は毎日パンだと言う事を知っていたから
665ほんわか名無しさん:2009/03/22(日) 18:44:22 0
>>664
不正解

男が休日毎日パンを食っているなら「何で分かるの」とは言わない
男の生活リズムを把握しているなら
>女「朝食はパンか。ちっ、もう少し早くくれば作ってやれたかな?」
この台詞はない
朝食前に現れるはず
666にわか雨:2009/03/22(日) 18:48:23 O
〜クールな親子〜

帰り道

ク「…それでな、次の日曜なんだが…」
男「うん……ん?雨だ…」
ク「む?ほんとうだな」
男「まずいなぁ…折りたたみ傘持ってる?」
ク「いや、持ってていないな」
男「どうしよう…コンビニでビニール傘買おうか?」
ク「いや、天気予報で雨とは言っていなかったから、そう強くは降らないだろう。」
男「…そうかな…」
ク「パラパラと降って終わりさ。走って帰れば濡れることもない」
男「…うん…うん、そうだね!」

軒下

男「…けっこう濡れちゃったね…」
ク「…すまない…私が適当なことを言ったから…男のコートが…」
男「い、いや…気にしないで…俺もクーさんの意見に…」
ク「…すまない…本当にすまない…ぐす…」
男「あぁ!?大丈夫!大丈夫だから泣かないで!ね!?」
ク「…し、しかし…うっ…」
男「クーさんは悪くな『キキー!!!』
667A:2009/03/22(日) 18:51:17 O
ガチャ!!

父「……小僧…!!」
男「あ…ど、どうも…」
父「…雨が降ったからクーを迎えに来てみれば…貴様ぁ…!!」
ク「うぅ…?…パパ?」
父「クーに何をしたぁー!!」
男「ちょ!!な、何も…!」
父「聞く耳持たん!!覚悟しろ!害虫めぇ!!」
男「う、うわぁ!!」
父「まぁあてぇえいい!!」
ク「男!」
男「何もしてませんから!!お、落ち着いて…」
父「聞く耳持たんと言ったはずだぁー!!」

クー家

父「く、クー…あのぅ…パパちょっぴり勘違いしちゃって…」
母「ふふふ…父はおっちょこちょいだな。そこがかわいいんだが…よしよし」なでなで…
ク「………」
男「あ、あの…クーさん?」
ク「…男。私の父が迷惑を…すまない」
男「い、いや…」
父「ぅ…クー……」
ク「…男は優しいな。しかしこんなに濡れて…」
男「…雨の中追いかけっこしたからね…」
ク「うむ。だから一緒にお風呂に入ろう」
668B:2009/03/22(日) 18:52:39 O
男「………はい?」
父「な!?」
ク「せめてもの罪滅ぼしに…男の体を隅々まで『赦さん!!』
父「そんなことは赦さぁん!!」
ク「うるさい」
父「…で、でも…!」
ク「うるさい」ギロッ
父「はうっ!」パタ…
母「あぁ…父!」
ク「さぁ、男」
男「いや…それはちょっと…」
ク「早くしないと男が風邪を引いてしまう」
男「…だからって何故一緒に…それにお風呂なら家に帰ってからはいるよ。悪いし…」
ク「むー…」
母「いや、風呂には入っていった方がいい」なでなで…
男「でも…」
母「気にするな。そのままでは本当に風邪を引くぞ?」
男「…すみません…」
母「着替えは後で持っていく。着ていた服も乾燥機でならすぐ乾くだろう」
男「ありがとうございます」
母「うむ」
669C:2009/03/22(日) 18:54:04 O
ク「むー…」
母「…クー」
ク「なんだ、母?」
母「アドバイスだ。最初は水着で入ると提案したほうがいい」
ク「何故だ?」
母「恥ずかしいらしい。父も初めはそうだった」
ク「なるほど。ありがとう、母」
母「うむ。…で」
ク「?」
母「父に謝ってもらおうか?」
父「…クー…ぐす…」
ク「…アドバイスは感謝する。…が断る。父が悪い」
父「うっ…!」
母「…クー」ゴゴ…
ク「…なんだ、母…」ゴゴ…
父「あ!…ちょっと!二人とも喧嘩は…あぁ…!」
670ほんわか名無しさん:2009/03/22(日) 21:09:30 O
終わり、か?
GJ


>>662
パンクズが歯についてたから
671ほんわか名無しさん:2009/03/22(日) 21:32:10 0
>>670
凄く惜しいが不正解
85点くらいあげられる

どんなに目の良い人間でも、歯茎についているカスだけでパンだと特定する事は難しい
672ほんわか名無しさん:2009/03/22(日) 22:29:32 0
わかったジャムが頭の上に載っていたんだ
673ほんわか名無しさん:2009/03/22(日) 22:49:55 0
>>672
不正解 (´・ω・`)
674にわか雨 追加で:2009/03/23(月) 00:46:42 O
>>669 D

男「すみません…お風呂ってどこに…あれ?」
ク「………」ゴゴゴ…
母「………」ゴゴゴ…
父「あわわ…」
男「あ、あのー…」
ク「ん?……男!」フッ…
母「…む?」フッ…
父「…た、助かった……しかしまたしてもあいつにッ…!」
ク「どうし…あ…やはり私と一緒に入ってくれるのか?」
父「なに!?」
男「ち、違うよ!お風呂場がどこにあるかわからなくて…」
母「そう言えば教えていなかったな。廊下の突き当たりを左だ」
男「そうですか、ありがとうございます」
ク「むー…」
男「……離してくれない?」
ク「水着で一緒に入るのはダメだろうか…?」
男「…いや…俺はもってないから…」
ク「私は気にしない」
男「…俺が気にするんだよ…」
ク「むー…」チラッ
母「知らん。不可抗力だ」
675E:2009/03/23(月) 00:48:28 O
父「うぬ…うぬぬ…!」
男「そ、そういうことだから…そ、それじゃ!」
ク「あ……」
母「機会などいくらでもある。落ち込むな」ポン
ク「…うむ。ありがとう、母」
母「気にするな…だが…」チラッ
父「おのれぃ…おのれぃ…絶対に一緒に風呂なんぞ…!」
ク「…パパ、冷たい態度をとってすまなかった」
父「え?う、うんうん!パパは気にしてないから!うん!ふふふ♪」
ク「ありがとう、パパ………これでいいな」ぼそっ
母「まぁ、いいだろう。だがあまり父を虐めるな。クーを心配すればこそだ」
ク「わかっている…わかってはいるんだが…」
父「きゃっほーぅ!!」
676ほんわか名無しさん:2009/03/23(月) 00:50:25 O
中途半端だったみたいで申し訳ない

シュールスレからの挑戦はまったくわかりませんな。あははは…
677ほんわか名無しさん:2009/03/23(月) 18:45:24 0
>>673
小麦の香りがしたんじゃないだろうか?

あとお題消化GJ!
678ほんわか名無しさん:2009/03/23(月) 18:57:49 O
口の周りにパンクズ
679ほんわか名無しさん:2009/03/23(月) 21:05:57 0
>>677
正解
顔を近づけた時にパン類の匂いがした
つまり、歯を磨いていないと言う事だ
>>678も正解
歯を磨いて口を濯ぐ時にパンクズなんて洗い落とされるからね
680ほんわか名無しさん:2009/03/24(火) 00:09:41 O
普通にわかんなかった……
681ほんわか名無しさん:2009/03/24(火) 01:08:48 0
旅発ち 〜クー編〜

「もうすぐで、しばらく君と会えなくなるな」
「そうだね。僕は地元で、クーは県外か。さびしいね」
「ほんとうに、さびしいだけかい」
「さびしい以外に、言葉を知らないんだ。叶うなら、ずっと一緒にいたいよ」
「なら、行くなといってくれ」
「で、でも……」
「君は、優しい。人の意見を尊重する。それは、良いことだ。でもね。ここ一番でわがままになることも大切なこともあるんだよ」
「……クー。うん。クー、行かないでほしい。まだ、働き始めるばかりだから苦労させるかもしれないけど、一緒にいてほしい」
「了解した」
 彼女の手にあった紙切れはちぎられ、意味を成さなくなった。
「あっ……」
「別れの紙切れなど、私達にはいらない。なに、心配するな。内定はとっくに断っている」
「はははっ。もし、僕が勇気を出さなかったらどうしてたのさ」
「その場面は想像していなかった。だましてすまなかった。でも、うれしかった」
「僕は、クーの夢を断ってすまないと思う。でも、反面うれしく思ってる。あいこだね」
「そういうことにしておこう。これからも、よろしく頼む」
「うん」

 ちぎられた切符は桜の花びらのように彼女の手の上に。
 彼が振り絞った勇気。
 それは、ちぎられた切符よりも高いもの。
682ほんわか名無しさん:2009/03/24(火) 01:16:06 0
旅発ち 〜男編〜

「見送り、ありがとね」
「ああ、かまわないさ。君のためなら、いつでも駆けつけるさ」
「うん。クー、また会えるから。泣かないで」
「すまない。でも、泣かずにいられないんだ」
「うん。クー、あのね。今から僕はここを離れる。それは、クーとの将来のためなんだ」
「えっ?」
「仕事になれて、お金を貯めて、そしてクーをお嫁さんに迎えに行く。そのための旅発ちなんだ。だから、笑顔で見送ってほしいんだ」
「はははっ。しっかりしてるってわかってたけど、ここまで考えてるって知らなかったよ。うん。待ってるよ。だから、笑顔で見送るよ」
「さびしいから、たまに電話してもいいかな」
「いつでも、いいよ。毎日でもかまわない。君が戻ってくるまでに、花嫁修業をしておくよ。だから、だから」
「うん。1年、1ヶ月、1日でも早く迎えにいけるように頑張るよ。これは、約束」
「うん。約束だ。だから、さよならは言わない。いってらっしゃい」
「いってきます」
 二人の唇が重なる。
 頬は桜色。
 涙は、花びらのように。
 彼は旅発つ。
 愛する彼女との未来の地図を携えて。
683ほんわか名無しさん:2009/03/24(火) 20:42:50 0
>>679
やったね 正解したよ! クー!
職人さまこの正解をSSに…していただけませんか?
684こころえた:2009/03/24(火) 22:28:18 O
>>683

麦の香り

「クー、おはよう」
「おはよう」
「むぐっ」
「むっ。今日はパンだったのか」
「わかるの?」
「キスしたとき、麦の香りがした」
「あ〜」


朝の口付け。
それは麦の香り。
685ほんわか名無しさん:2009/03/26(木) 08:43:02 O
>>684
まったくGJすぎる
686ほんわか名無しさん:2009/03/26(木) 14:12:55 0
>>684
ありがとうございます!
非常にGJです
687ほんわか名無しさん:2009/03/28(土) 17:37:30 O
桜の下で

「綺麗だな」
「うん。毎年この季節は楽しいよね」
「私は、君と居れるなら、どの季節も好きだ」
「はははっ。そうだね。僕も、クーが居る日々が好き。それに合わさってクーと見る桜が好きなんだ」
「そうなのか」
「クーは桜の下で映えるから」
「そうか」

桜舞い落ちる。
彼女を包む桜吹雪は、彼女を彩る。
彼女の黒髪に桜色の化粧。
それは、春だけの化粧。
688ほんわか名無しさん:2009/03/28(土) 19:20:58 O
わっふるわっふる!
689ほんわか名無しさん:2009/03/29(日) 22:56:37 O
振り絞った勇気

「あの、これ。お願いします」
彼が震える声で渡した数字とアルファベットの並んだ紙。
彼女は微笑んで受け取った。
「君の気持ち、受け取った。こちらこそ、よろしく」


「懐かしいなぁ」
「思い出し笑いなんかして、どうしたの?」
「君と会ったときのことを思い出したんだ。かわいかったなぁ」
「あ〜、あの時か。勇気、振り絞ったんだよ」
「誰も、そんなものじゅないかな」
「違うよ。クーだから、だよ。クーがあまりにも綺麗だったから」
「そっか。かわいいは訂正しよう。君はかわいくてかっこいい」


彼が振り絞った勇気。
それは今のための大切な一歩。
690ほんわか名無しさん:2009/03/31(火) 09:24:11 O
クーって言ったら

川゜-゚)←が普通だと思ってた
691ほんわか名無しさん:2009/03/31(火) 10:16:25 O
>>690
気持ちはわかるよ。
多分、そっち想像して来た人もいるかと。
私的にはどっちも面白いと思ってるから楽しんでいきなよ。
692ほんわか名無しさん:2009/04/02(木) 22:30:46 O
聞きたいのは君の声

テッテテテテテテッテッテテ
『はい。もしもし。あっ、クー久しぶり』
『仕事慣れたかって?まだまだだよ。そっちはどう?』
『連絡とれなくてごめんね』
『あははっ。そうだね。うん約束するよ』
『クー、愛してるよ』


歩み始めた新しい道。
今は違えど、いつかは同じ道に。
693ほんわか名無しさん:2009/04/05(日) 21:39:15 O
>>692
GJ!
694ほんわか名無しさん:2009/04/07(火) 12:26:29 O
>>692
再会したら激しそうだな
695ほんわか名無しさん:2009/04/07(火) 21:16:59 O
葉桜萌える頃に


「久しぶりだね」
「あぁ、会いたかったよ。やはり、君の横が一番落ち着く」
「僕もだよ」
「そう言われるのも、嬉しいものだな。調子は、どうだい」
「研修終わって、少し慣れたかな。クーと一緒になるにはまだまだだけど」
「君の準備が出来てなくても、私はかまわない。私が、支えるから」
「クー、ありがとう。でもね、これは意地なんだ僕の精一杯の」
「わかってるさ。だけど、無理はしないで欲しい」
「うん」


日差しは少しずつ強く。
葉桜はそれを優しい日差しに変えながら、ゆらゆらと揺れる。
二人の絆は根付いた桜の樹のように。
二人の誓いは日差しのように。
つよい、つよいもの。
696ほんわか名無しさん:2009/04/08(水) 03:14:23 O
素直クールが好きだ、大好きだ
697ほんわか名無しさん:2009/04/08(水) 23:37:04 0
シチュ :  学校の廊下  
後輩/年下のクー が 『 愛している 』 と からかう

4月1日
「せっかくの春休みなのになんで学校に来なきゃいけないんだ・・・」
「しょうがないでしょうお互い暇だったんですから」
と、廊下を歩くのは眠たそうに愚痴を吐く男とそれを華麗に受け流す女。
「しかしだな、入学式の準備なんかにわざわざ俺たち生徒会まで呼び出さんでもいいだろうに・・・それに」
視線を女の方に一瞬やり、話を続ける。
「なんで俺とクーしか来てないんだオイ?」
事の発端は女――クーからの電話だった。
『明日暇ですね。暇でしょうから学校まで来てください。以上』
たったそれだけの内容で切れた電話。
無視すれば堕落した1日が手に入ったが無視できない辺り男はつくづくこのクーには弱いんだなと理解する
ちなみにクーという男が勝手につけたあだ名で女の苗字が「くやま」というのから来ている。
「そのクーっての止めていただけませんか?あぁそれと他の方々にも連絡しましたが都合がついたのが“偶然”私と先輩しかいなかっただけです」
妙に“偶然”の所だけ強調しているがそれもそのはず、連絡係である女はこの男にしか今日のことを話していない。
すなわち男以外は誰も来るはずがないのだ。
先生には男と同じで都合がつかないと言っておけばそれで済む。
そこまでして男と2人になりたいのか?と問われると女には「はい」と言える理由があった。
「そうか・・・なら仕方がないな、っとあそこが物置部屋か」
男達の目的は廊下の奥に見えるこの部屋からひたすらパイプ椅子を持ち出す事。
「先輩・・・」
トンッ
と真横から軽い衝撃
予想にもしない衝撃で男の身体は簡単に壁際までよろめいて行く。
「なんなんだク・・・」
背には壁、正面には上目遣いでこちらを見ている後輩
何か様子がおかしい。
そんなことを考えている内に女の両腕が自分の首に絡まっていて。
これで男の腕が女の背中に回っていれば互いに抱き合っている様に見えるだろう。
698ほんわか名無しさん:2009/04/08(水) 23:37:53 0
なんでクー が
おれにみっちゃく  して
  これはなんだ?  ゆめか?

だが男の顔はただ赤くなり、思考が纏まらない頭考え、ただ直立不動するだけ。
そんな状態で1分ほど経った頃だろうか、女が痺れを切らしたのか唇を男の耳へ持って行き――

「先輩・・・愛してます。あなたの全てが欲しい」

と、それだけを告げて何事もなかったかの様に男から離れ物置部屋に歩き出した。
「え・・・あ・・・」
男は空気の抜けた風船みたいにヘナヘナとその場に座り込み、ただ女の方を見るだけだった。

「冗談ですよ。先輩」

今日はエイプリルフール
今日は嘘をついても許される日
すなわちマイナスにマイナスをかけてプラスになるよう
嘘に嘘をかければ本当になる日・・・冗談=本音
やっぱり先輩は怒っている
私の事を嫌いになったかな・・・
これが終わったら私の本当の気持ちを伝えよう
からかってごめんなさいと
クーというあだ名を気に入っていると
そしてあなたが好きです、と
699ほんわか名無しさん:2009/04/08(水) 23:41:08 0
勢いで書いた反省はしていない

初めてSSなんぞ書いたんで文法が変だし見づらくてごめん


700ほんわか名無しさん:2009/04/09(木) 00:08:06 0
GJ
701ほんわか名無しさん:2009/04/09(木) 00:53:33 0
今、自分で読み返したけど誤字・脱字が酷いな・・・



702ほんわか名無しさん:2009/04/10(金) 02:20:10 0
シチュ :  屋上  
近視なクー が 『 優しいな 』 と キスする


6月11日

「で、やっぱり俺たち二人か」
「私としては先輩といれて嬉しいんですけどね」
夏も目前に控えた6月。
春先のような陽気はなく本格的な夏に向かって太陽がアップを始める時期。
大体の学校はこの6月か寒くなる手前の10月に体育祭をやる傾向にあり、ここは前者、すなわち6月に行われる。
ついでにもっと言うと明日なのだ。
そしてこの2人はというと屋上に体育祭と書かれた垂れ幕や各クラスの横断幕を張りにきたのである。
「そうか、俺は早く終わらせて涼しい生徒会室に戻りたいよ・・・あ、クーもうちょっときつく結んだ方がいい風で飛ばされたら最悪だ」
「さいですか。あ、先輩いっそのこと夏服なんか脱いでタンクトップ1枚になりません?」
「全力で断る」
速攻で突っ込む。
クーは非常に残念そうな顔をしている。
703ほんわか名無しさん:2009/04/10(金) 02:21:51 0
「よし、こんなもんでいいだろう」
「先輩、私がんばったんでご褒美ください」
とことこと男の横にくっついて来る
こうなってはテコでも動かん!状態なので諦めてぎゅっと抱きしめてやる。
「汗臭いかもしれんが我慢しろよ」
「ん、先輩のなら全然大丈夫ですよ・・・あ、キスしてもいいですか?」
「それは後でのお楽しみにとっとけ・・・もう行くぞ。あんまり遅いと会長に何言われるか解らん・・・」
と、クーの背中から手を解き踵を返し出口へと戻っていく。
「待ってくださいよー・・・痛っ!」
その声を聞いて男はさらに踵を返ししゃがみ込んでいるクーの元へ駆け寄る。
「大丈夫か?クー?」
「何か、目にゴミが入ったみたいで・・・ちょっと待ってくださいね」
と、眼を擦ろうと自分の手を持っていこうとしたが――止められた
「あんまり擦るのは良くない。ちょっと見せてみろ」
ゴミが入ったであろう左目からは涙が出ている。
こういう形とはいえ好きな人の涙というものはあまり見たくない。
「・・・特に問題はなさそうだけど一応洗っておいて方がいいな水道のあるとこまで行けるか?」
「大丈夫です・・・あれっ」
差し伸べられた手を取り立ち上がるが視界の半分が歪んで上手く立てない。
「すみませんさっきのショックで左目のコンタクト落としちゃったみたいです」
視界が揺らいで気持ち悪い。
愛する人の顔がはっきりと見えない
すごくもどかしくなって
「先輩・・・」
「どうした痛むか?」
覗き込んで来た先輩の顔に私を心配する言葉を紡ぐ唇に一言
「そういう優しいところ、好きですよ」
そう添えて自身の唇を重ねる。
704ほんわか名無しさん:2009/04/10(金) 02:23:47 0
「・・・ったくそういう不意打ちは卑怯だと」
「じゃあ不意打ちじゃなかったらいいんですね」
――もう一度軽い口付けを交わす
「とにかくださっさと眼洗うぞ!ほら視界が悪いんだ手離すなよ」
再び差し出された手に手を添え返す。
絶対に離すまいと手に少し力が込められたまま彼は恥ずかしいのか早足に校舎内を闊歩していく。


そしてこの後、生徒会長に遅いと2人仲良く怒られたのはまた別のお話し・・・。




ジェネレーターで書けそうなネタが出るまでリロードしまくったのは内緒。
こんな文章でよかったらリクお願いします。ちまちま書いていくんで
705ほんわか名無しさん:2009/04/10(金) 08:13:10 Q
GJ!先輩と後輩モノは大好物だ ありがとう
706ほんわか名無しさん:2009/04/11(土) 00:31:15 0
ちょっと長いですが投下

今回はお題ジェネレーター未使用

4月5日

世間一般で言う日曜日
私は一人、市内に来ていた。
先輩とはあの後、全てを打ち明け晴れて愛し合う者同士として付き合う事になった。
二人で出かけようと約束を取り付けようとしたのだが件の先輩は今日はバイトととの事なので今日は会うことができないのだ。
何か喪失感のある私は寂しさを紛らわす為、こうして出かけているのであった。

今度二人で出かけた時に着る服をコーディネートしてみたり
それにあう様に髪型を変えてもみようかと考えてみたり
今度二人で出かけた時に行ってみたい場所を下調べしてみたり
あんまり外にでるのは好きじゃないけどきっと先輩となら楽しいなと思ってみたり
付き合う前はただ一緒にいたいと想ってただけなのに・・・付き合うという関係が出来たとたん色々なことがしたい。
――私は想った事をすぐに口に出してしまう
それが例え人前であろうと『好きだ』と思えば淡々と口にしてしまう
それは私の根底にあるもので今更変えることはできない
それが先輩を苦しめていないか
そんな黒い感情が渦巻いて行く

あぁだめだ気持ちを切り替えなきゃ

目の前に本屋があったのでお気に入りの作者の新刊小説を選んでレジに持っていく
これでも読んで時間を潰そう。
先輩のバイトが終わる時間になればこの感情も消える
ちょうど本屋の前に喫茶店もある。
707ほんわか名無しさん:2009/04/11(土) 00:37:27 0
「いらっしゃいませーお一人様ですか?」
「はい、隅の方の席空いてますか?」
「大丈夫ですよ。こちらへどう・・・」
店員の声が止まる。
「って・・・クー!!」
よく見るとエプロンに燕尾服姿の男
「あれ?先輩じゃないですかバイトはどうしたんですか?」
「いやここバイト先。ていうか俺のバイト先知ってたんだ」
「いえ、知らなかったです。たまたま出かけててふらっと寄っただけですけど」
「おーい男お客さんか?さっさと席に案内して注文聞け!」
と、奥から気だるそうな女の声
その声に申し訳なさそうに返事をし慣れた様にクーを窓際の一番端の席へ案内する男、水とメニューを持って来る姿もさまになっている。
「今日は一緒に出かけられなくてごめん。お詫びに今日は奢るよ」
「気にしてないって言ったら嘘になりますけどこうして先輩に会えましたから」
男の手を取って微笑む。
「とりあえずレモンティーをアイスで貰えますか?」
「かしこまりました。しばらくお待ちください」
礼儀正しくお辞儀をしカウンター内へ戻っていく。
それと同時に奥の方から眠たそうな女性がのそのそと出て来る。
年齢は20代前半ぐらいだろうか和服を綺麗に着こなし不規則に切りそろえられたショートカットの髪を手櫛で整えながら男とクーの方を交互に見ている。
「あれ?お前の彼女かなんかか?」
「え、あぁ、そんな感じ・・・です」
「ははっ!照れるな照るな」
一方その頃のクーはというと先ほど買った小説を読み始めたところだった。
肝心の内容は愛する男と女が逃避行の末に見事結ばれるというありきたりな話。
この作者は言葉遊びが上手くありきたりな内容ですら新鮮な内容に変えてしまう、そんなところにクーは惹かれている。
そんな小説を10ページほど読んだ辺りで男がカップを持って戻ってきた。
「お待たせしました」
机とカップが触れ合いカチャっとが音が鳴る。
「あー男、いきなりで悪いんだがちょっと今のうちに買出しに行ってくれ」
そう言う口の端は釣りあがっている。
「ちょっと荷物が多いんでよかったら彼女さんも手伝ってくれんか?」
708ほんわか名無しさん:2009/04/11(土) 00:38:28 0
そんな訳でクーと買出しに行くことになった。
「買出しって何を買うんですか?」
クーは視線を渡された封筒にやる。
「この中にお金とリストが入ってるみたいけど・・・」
中身を破らない様に身長に開けていく。
諭吉が1枚と綺麗に折りたたまれたメモ用紙がヒラリと男の手の中に。
「どれどれ・・・」

男へ
18時まで帰ってこなくていいからな
PS.諭吉は餞別だ有り難く受け取れ

と、筆ペンでえらく達筆に書かれていた。
「「・・・」」
「え、と、そういうことらしいからどこか行こうかクー?」
「そうですね。時間も勿体無いですし適当に歩きましょうか」
現在16時半頃。
リミットは1時間半
二人は早足に市街地へと向かう
709ほんわか名無しさん:2009/04/11(土) 00:39:24 0
色々散策して時間もいい感じに過ぎていく
最後に寄ったのは大きめの雑貨屋
「どうしたのクー?」
「なんでもないですよ」
前を行くクーが一瞬だけ歩を止めたのを男は見逃さなかった。
そしてその視線の先に――
シルバーで出来たハートをあしらったトップのペンダントがあったのを
「クーちょっと電話だから先に行ってて」
そう告げて、クーが店の奥へ行ったのを確認しそのペンダントをレジへ持っていく。
お金を出す時、店長からの1万円を出そうとして・・・
少し迷った後、自分の財布から1万円を出して会計済ませる。
そうしてクーに合流するまで約5分。
女性店員の手際の良さに感謝しと去り際のニヤリとした表情に恥ずかしさを覚えた。
その後は何事もなかったように2人で店内探索、時間はリミット近くになっていた。
「それじゃあそろそろ帰りましょうか先輩」
「もうそんな時間か・・・バス停まで送るよクー」
バス停に着いた頃は次のバスまで10分ほどだった。
「クー今日はありがとう楽しかったよ」
「いえ、こちらこそ楽しかったです」
「あと・・・これを」
細いクーの首に先ほど買ったペンダントをかけてやる。
「これ・・・は?」
「さっき雑貨屋でクーが一瞬それを見てたから、さ・・・その・・・きっと似合うなって」
男は真っ赤な顔で言う。
「ありがとうございます。大事にします」
満面の笑み。
それから数分、どちらからでもなく手を繋ぎバスを待った。
「先輩、その服似合ってますよ」
あぁそういえばそのままでてきたんだっけと恥ずかしそうな顔をしている。
「それじゃ、また月曜、学校で」
「えぇ、また明日」
710ほんわか名無しさん:2009/04/11(土) 00:40:42 0
結局、男がバイト先へ戻ったのは18時を少し回った辺り
店長に物凄いローキックを貰ったが餞別のはずだった諭吉を返すと「ふーん」と一言の後ニヤニヤして厨房へ戻っていった。




書いてて自分でこれは素直クールなのか?と思った。
一歩間違えればヤンデレ風になりそうだ・・・
711ほんわか名無しさん:2009/04/11(土) 23:07:23 O
>>710
あなたが『素直クール』だと思えば素直クールさね。
一つの問いに答えはひとつじゃないのがここのおもしろさ。過去ログ読んだりして磨いて行くのもいいさね。色々な物語を読める楽しさ。色々なクーに出会える楽しさ。答えは無いと思う。

私はおもしろいと思ったので、出来るならまた書いて欲しい。
長々と申し訳ないが、これからも宜しくお願いします。

お題も募集。
712ほんわか名無しさん:2009/04/12(日) 00:03:36 0
>>711
ありがとう
そういって貰えると書き手としてすごく嬉しい

励みになったのでちょっと書き始める。


お題

つくし
ムラサキカガミ
白衣

713ほんわか名無しさん:2009/04/12(日) 02:51:18 0
>>710
GJ!ついでだが女店長も可愛いなぁ…
714ほんわか名無しさん:2009/04/12(日) 03:01:05 0
次の話のプロローグ的なのを投下します。

8月7日
始まりは1本の電話から
「クー明後日暇か?」
「私をクーと呼んでいいのは先輩だけです。」
ピッ
プルルプル
「はい」
「優奈お前明日暇か?」
「明後日ですか?先輩はバイトなんで暇といえば暇ですけど」
久山優奈(くやま・ゆな)
クーのフルネームである。
電話の主は優奈の幼馴染であり、自身が所属する生徒会の会長――高瀬涼佳(たかせ・りょうか)からであった。
「うちのおかんが仕事先で今年できたばかりのプールの招待券を貰ってな。それであたしらで行って来いって事になってさ」
「それで私を誘うということですか」
「あともお前の妹も連れてくから」
「妹を・・・ですか?」
優奈には今年から中学生になった妹がいる。
それが今回の件とどう関係あるのだろうか。
「まぁ中学生になったしお姉さんからの遅めの入学祝いだ。というのも建前で本当は券が4枚あってな余ってしまうんだ」
「そういうことですか。多分大丈夫だと思うので連絡しておきます」
「あぁ頼むよ。じゃあ詳しい事は明日連絡しとくから水着だけは用意しとけよ」
715ほんわか名無しさん:2009/04/12(日) 03:03:24 0
電話が切れると隣の部屋にいる妹に先ほどのことを伝え、再び自室に戻る。
「プールかぁ・・・」
と衣装ダンスの引き出しからまだ封の開けていない袋をとりだす。
「先輩と行きたかったな・・・」
男は夏休み中も殆どバイトを入れており、会う時間はあっても1日中遊べる時間はなかなか無い。
思い出らしい思い出を作ろうと男が休みの日に件のプールに誘おうと思ってすでに悩み悩んで選んで購入した水着も用意していた。
「はぁ・・・」
ため息を一つ。
落ち込んでいても仕方ない、私の我が侭で先輩を縛るわけにはいかないのだ。
気持ちを切り替えて幼馴染との娯楽に専念しよう。
それに明日は妹の水着も買いに行かなければならない。
「今日はもう寝よう・・・」
充電中の携帯を取り出し男へバイトお疲れ様ですとおやすみなさいという内容のメールを送信する。
おそらくまだ仕事中であろう、今すぐの返信は期待できない。
それでも明日起きる頃にはその返事は届いてるはず、それを期待しながらベッドへ潜り瞳を閉じる。


今回もお題ジェネレーター未使用です。
あと、そろそろ女とかの代名詞ではきつくなってきたので名前を出しました。
ちなみに男は一生男のままです
716ほんわか名無しさん:2009/04/12(日) 16:07:51 0
男が途中で女の子になったりはしないと言うことですね?
非常に残念ですが続編に期待します。
717ほんわか名無しさん:2009/04/12(日) 22:34:31 0
>>716
男が女の子になる話はあります。
男の本名が出ないということです。
718ほんわか名無しさん:2009/04/13(月) 00:39:01 0
ボケネタにマジレスで返されてしまった
こんな時どんな顔をすればいいのかわからない
(;´・ω・`)
719ほんわか名無しさん:2009/04/13(月) 00:59:32 0
すまん・・・
真面目に答えてしまった・・・

とりあえずネタにマジレスpgrと笑えばいいんじゃないかな
720ほんわか名無しさん:2009/04/13(月) 01:21:01 0
今日も投下長いので前後で分けます


8月9日 Aパート

雲一つない空、快晴。
天高く燃える太陽は道往く人をジリジリとその光と熱を当て続けている。
現在、集合時間の午前9時丁度。
「涼佳、おはようございます」
のそのそと歩いてくる涼佳に会釈を交わす。
「んむ、相変わらず早いなお前は」
優奈はその真面目な性格から10分前行動を心がけている。
そう言う涼佳は何事においても時間ぴったりに行動する。
早くもなく遅くもなく、ギリギリだと言って慌てたりもない。
ただ時間を無駄なく利用し全てを制する。
異質の完璧主義者それが高瀬涼佳という人物なのだ。
「お、久しぶりだな妹!」
優奈の後ろから顔出すのは優奈を幼くしただけのようなそっくりの妹。
「本日はお誘いいただきありがとうございます」
礼儀正しいところも姉譲りなのである。
「では、切符を買いに行きましょうか」
「あーちょっと待っててくれ」
不思議そうな顔をしている久山姉妹を尻目に涼佳は一人駅の方へ向かっていく。
そうして数分後、涼佳は人の形をした何かを引きずって戻ってきた。
721ほんわか名無しさん:2009/04/13(月) 01:22:11 0
時間は2日前まで遡る
「あ〜男か、急ですまないんだが明後日だけどちょっと野暮用で夕方まで店閉めるから18時から出勤してくれ」
そんな旨の連絡があった。
ほぼ一日暇になってしまったので男が優奈に連絡を入れようと思った矢先に携帯に着信、ディスプレイを見ると着信元は『会長』と表示されている。
「男、今大丈夫か?」
「えぇ大丈夫ですけど、珍しいですね会長から電話なんて」
「今は学校じゃないんだ会長と呼ぶな。あぁ本題だがお前明後日暇か?」
「あぁすまん・・・かい・・・高瀬。日曜なら18時までなら今さっき暇なったけど」
すっかり失念していた。高瀬涼佳が公私混同することを嫌っているのを、学校では同じ学年のクラス、同じ生徒会なので『高瀬さん』や『会長』と男は呼んでいる。
それ以外は本人の意向で『高瀬』と呼び捨てにしている。
「それならその日にプールでも行かないか?ちょっとしたあれでタダ券があってな」
「プール?高瀬と二人でか?何か企んでるんですか?」
一応、彼にも彼女がいる。そんな人物を誘うのだから何か裏があると思われても仕方がない。
「アホか、ちゃんと優奈も来るよ」
ちなみにこの段階では優奈にアポはとっていない。涼佳はあくまで優奈が来ることを前提で話をしている。
長い付き合いなので優奈はどうせ暇をしていることは解っている。これで男が不参加でも女同士で気兼ねなく遊ぶことができるし、男が参加すれば優奈も喜ぶし優奈の妹でも誘えば券も無駄にならないし私は優奈の妹の面倒をみていれば暇もしない。
「なら、行きますよ。ちょうどその日に遊ぼうかと連絡しようと思ってましたし」
「そうか、では詳しい事はまた連絡する」
涼佳はこの後、優奈に連絡をしシナリオ通り姉妹で参加する事になった。
ここまでが2日前、そして連絡通り指定された場所で男が待っていると通りの方から涼佳がやって来て男を引きずってきた道を戻って行った。
722ほんわか名無しさん:2009/04/13(月) 01:23:23 0
「あれ・・・先輩?こんな所で涼佳に引きずられて・・・バイトはどうしたんですか?」
「やぁ、おはようクー。それがバイトが夕方になって高瀬にクーも来るからプール行かないかって誘われて・・・聞いてない?」
「えぇ初耳です。」
二人して涼佳の方を見る。
「ん、まぁ優奈を驚かそうと思ってな」
怪訝な顔の2人とは対称的にクスクスと笑っている涼佳。
「それと、さ・・・そのクーを幼くした様な子は誰?」
男の視線は涼佳と優奈の後ろにいる少女へ。
ビクッと驚いた少女、一呼吸おいて。
「え、えと初めまして。久山優奈の妹の深咲(みさき)と言います。今年から中学生で、あの・・・姉さんがお世話になっています。今日はよろしくお願いします」
明らかにオーバーリアクションのお辞儀にあたふたした自己紹介。
「なんか怖がらせちゃったかな・・・?」
「いえ、先輩に初めて会うので緊張しているみたいですよ」
と、姉のフォロー。
「そっか、こちらこそよろしく。深咲ちゃんでいいかな?」
悪意のない満面の笑みで返す。
「んじゃ面子も揃ったことだし、行きますかねー」
長い長い夏の1日が幕を開ける。


723ほんわか名無しさん:2009/04/14(火) 21:57:12 O
遅くなったが、>>722の書き手さんに盛大なGJを

ここは過疎ってるからなかなかレスつかないこともあるけど、
出来れば頑張って欲しいっす
724ほんわか名無しさん:2009/04/14(火) 22:24:44 O
・クーが泥んこになったら

男「おーい、クー」
女「男、遅かったな」
男「ごめん、バイトの時間が押しちゃってさ。雨降ってたみたいだけど濡れなかった?」
女「案ずるな、雨宿りは完璧だ」
男「良かった。じゃあ、帰ろっか」
女「うむ……あっ」

----よろっ

男「クー?」
女「うぅ……よろけた先に水溜まりがあるとは、私もついてないな」
男「クー、顔まで泥だらけじゃないか……ふふ」
女「む、笑ったな」

----バシャッ

男「うわっ!」
女「私を笑った罰だ、君も一緒に泥んこになれ」
男「クー、ふざけるのはやめてよ。下着の中までびちょびちょだ……」
女「いいじゃないか、帰って風呂に入る時の楽しみが増える」
女「それよりも今は、この泥みずくのペアルックを楽しもうじゃないか」

男(クーの場合、俺への罰も楽しんでるのも本気だから、質が悪いよなぁ……)

女「……♪」
725ほんわか名無しさん:2009/04/15(水) 00:23:39 0
>>724
GJ!やっぱりオーソドックスな口調のクーもいいなぁ

んでこちらも負けじと続きを投下
8月9日 Bパート
目的地は電車で揺られる事40分、さらにバスで流されること10分ほどの所にある。
日曜日ということもあってか電車やバス内は家族連れが多い。おそらく目的地は同じだろう。
そうして見えるドーム型の建物は夏場はもちろん冬場には温水プールとして年中利用できる立派なものだ。
「んじゃ着替えて中で合流ね」
と、女3人で更衣室へ。
「あいよ」
こっちは男1人。
きっと女性陣は時間がかかるだろうから耐水のポーチにお金を入れてさっさと着替え先に待っていることにする。
ドーム内なので日光の光はなく、温度は空調で管理されている。当たり前のことだが日焼けする必要もないし天候に左右されることもない。
とりあえず割高の自販機で飲み物を買って、それが飲み終わる頃に女性陣達がやってきた。
「・・・」
「どうですか先輩?変じゃないでしょうか?」
優奈は白いワンピース水着、胸元には生地の白と対称になる黒いリボンがついており、大人しい優奈のイメージを損なわない程度でアクセントになっておりよく似合っている。
「え、あ、うん。すごく・・・似合ってる」
「こっちの感想はないのかよー!」
蹴られた。
「ハイハイニアッテマスヨ」
一方の高瀬はデニム柄のビキニで、行動的な彼女のイメージ通りであろう事は間違いなかった。
あとさすがに中学生の水着姿を凝視するのはやばいので割愛。
「それだけかよ。他に言うことは?」
「ない、俺は優奈でおなかいっぱいでs」
蹴られた。
「はいはい、そうですか。ってお前なんでパーカー羽織ってんだよ!」
「え、なんか恥ずかしいし・・・」
「四の五の言わずに問答無用!女々しいこと言ってんじゃねーよ」
脱がされた。
726ほんわか名無しさん:2009/04/15(水) 00:50:41 0
「ふぅーん」
「「・・・」」
女性陣の視線が痛い
「お前、身体の線細いのに筋肉はそれなりにあるんだな」
「まぁバイト先で鍛えてられてるからね」
そりゃ重たいビール瓶運んだり店内を走り回ってたら嫌でも鍛えられる。
「とりあえずパーカーは没収してと、さてこれからどうするんだって言ってもお前らは2人で行動するんだろ?」
「えぇ私はそのつもりです」
「んじゃ昼前くらいまでは自由行動っつーことでいいな」
「わかりました」
涼佳は深咲を連れてさっさと人ごみの中へ消えていった。
取り残された二人はとりあえず流れるプールへと向かった。
「どうした優奈?」
「いえ・・・」
水に浸かったのもつかの間、優奈は何故かバツの悪そうな顔をしている。
「なら適当泳ごっか」
すいーと流れに乗ってどんどん進んでいく男。
「あの・・・!私泳げないんです・・・」
「へっ?」
「その、水が怖いとかじゃなくて泳ぎ方を知らないというか。一応浮いたりは出来ると思いますが」
「じゃー浮き輪か何か借りてこようか?」
「いえ、少し考えが」
言うが早いかにこにこしながら優奈は男の腰に手を回す。
「これなら浮き輪はいらないし、泳ぐ練習もできますし、何より先輩の傍にいられます」
と、頭に電球が浮かびそうなくらい自身満々の優奈。
「もしかして先輩照れてるんですか?」
小悪魔な笑み。男の脳裏に4月1日の事がフラッシュバックする。
思い出したら思い出したらで余計に顔が紅潮していく。
「ダメですよ。今日はずっと遊んで貰うんですから・・・何ならもっと恥ずかしい事でもしましょうか?」
「いえ、このままでいいです」
即答。
727ほんわか名無しさん:2009/04/15(水) 00:53:34 0
その体勢のまま流れるプールを雑談をしながら回る。
基本、男が優奈を引っ張る形で、優奈の軽いバタ足がそれを補助する。
雑談の内容は主に男のバイトの話。あの日以来、優奈はたまに顔を出しては紅茶と読書に勤しみ店長にも気に入られた事もあってか暇な時は女同士で紅茶談議に花を咲かせている。
「それで新しい葉が入ったからまた味を見て欲しいってさ」
「そうですか、なら近いうちに顔を出しますね」
「っとそろそろ戻った方がいいかな」
備え付けの時計を見ると11時半を回ったところ、予め集合場所にと決めておいたテーブルに向かうとすでに涼佳と深咲の姿があった。
「男、昼飯でも買ってきてくれ。」
「来たとたんそれかよ」
しかしこちらに見えるのは主賓様なので無下にすることもできず。そうでなくとも最初から昼食くらいは奢るつもりでいたので金は余分にある。
「んじゃ行ってくるからみんなは待っててくれ」
で、意気揚々として来たはいいが如何せん4人分では運搬量としては明らかにキャリーオーバーだ。
「手伝いますよ」
「助かるよクー・・・」
ではなくその妹の深咲。
「深咲ちゃんか、じゃあジュース運ぶのをお願いするよ」
解りました、とトレーを受け取る。
「・・・」
トレーを運搬中の2人、無言。優奈の妹とは言え最近の中学生と円滑に会話する饒舌さが男にあるはずもなく。
「あの・・・」
沈黙を破ったのは深咲の方からだった。
「男さんといる姉さんは幸せそうです・・・」
「そうなのかい?」
「えぇ、男さんから電話がかかって来た日なんてにやにやしぱなっしです。ちょっとウザいです」
最近の中学生の心の闇を見た気がした。
「男さんといる時はそんな感じではないのですか?」
どうだろう?少し考えてみる。
優奈といえば普段は割と大人びた雰囲気を持っていてそういうところにドキッとさせられる、恋愛事に関してはど真ん中直球で時には人目も気にしない。
そんな彼女は小悪魔とか妖艶な笑みを浮かべる事はあってもにやにやとかそういうのは見たことがない気がする。
「にやにやしているクーは見たことないかな。良いことを教えてくれてありがとう」
「・・・なんとなくですけど・・・姉さんが男さんを気に入った訳が解った気がします」
728ほんわか名無しさん:2009/04/15(水) 00:56:04 0
昼食の後は4人で色々なプールを回り、遊んで、騒いで、気がつけば16時。
全員が全員が満足し男がバイトの時間なのでさっさと撤収することにした。
往きと同じ様にバスと電車に流され、揺られ帰路に着く。
ただ違うのは男の両隣にいる姉妹が揃いも揃って男の肩を枕に眠りの世界に落ちているということ。
「おー両手に花だねぇ男くん」
「この場合両手じゃなくて両肩ですけどね。あーそれと今日はありがとうございます。」
「んっ気にするなどうせ貰いもんの券だ。それに・・・」
「それに・・・?」
「そのうちこの借りは返してもらうことになるからな」
小悪魔ではなく悪魔の笑顔。
その約束の時は文化祭でやってくるのだが、それはまだ男が知る由もなかった。
こうして長い長い夏の1日は幕を下ろす。
今度は優奈と2人で行こう。そう誓って隣の優奈のまだ濡れている髪を撫でてやる。


書けば書くほど長くなっていく・・・
次はもうちょっと短く書けたらと思います。

729ほんわか名無しさん:2009/04/15(水) 00:58:15 O
読んでるぞい
730ほんわか名無しさん:2009/04/15(水) 16:19:58 O
>>724>>728GJ

楽しく読ませてもらってます
731おそくなりましたが:2009/04/15(水) 19:19:48 0
>>712

 つくし

「あっ、クー。土筆があるよ」
「ホントだね。春が来たって感じがするねぇ。食べてみるかい?」
「食べれるの?」
「食べれるとも。じゃあ、土筆料理を作ってあげるから、とろうか」
「うん。楽しみのしてるよ」
「ふっ。期待しないほうがいいよ」
「えっ?」
「まぁ、出来てからのお楽しみだよ」
 ……
 …
「はい、召し上がれ」
「いただきます」
 …
「クー、せっかくつくってもらったけど」
「あぁ、そんなにおいしくないだろ」
「なんか、期待してたからがっかりだよ」
「だから言っただろ。期待しないほうがいいって」
「だねぇ」

 春の贈り物。
 それは、おいしいとは限らない。
 だけど、二人の愛は育んで行く。
732おそくなりましたが:2009/04/15(水) 19:30:18 0
>>712
 ミライの表情

「クー、ムラサキカガミって知ってる?」
「知ってるとも。小学生のときはやった話だろ」
「そうそう。二十歳までその話を覚えていると死ぬってやつ」
「もう、君も私も二十歳過ぎてるけどね。私が聞いたのは、10年後の自分の表情が映るって話だね」
「へ〜。どっちが正しいんだろね?」
「少なくとも、君が聞いた話は違うのは確かだろうね。ちなみに、私の学校にあって。私も鏡を覘いた」
「どんな表情だったの?」
「とびっきりの、笑顔だったよ」
「クーの笑顔かぁ」
「変かな?」
「見れた人は、ラッキーだなってね」
「じゃあ、君は幸運だな。その鏡がみせるのはちょうど今の年齢の私だから」
「ははっ。そうだね。そうか、僕か」


 幼い頃の怪談。
 未知なる恐怖の中にちりばめられた御伽噺。
 その真相はきっと誰かは知っている。

733おそくなりましたが:2009/04/15(水) 19:41:18 0
>>712
 白衣

「おやっ。君はここの病院だったのか」
「あっ、クー。久しぶり。元気では、ないね」
「うむ、春先だというのに風邪引いてしまった」
「気温の変化が激しいからねぇ。はい、聴診器あてるよ」
「はい」
「あははっ。気持ちいいくらいの脱ぎっぷりだね。クー、もうちょっと恥らおうよ」
「診察に恥じてなどいては医者も困るだろ」
「まぁ、そうだけどね。うん。気温の変化についていけなくて体が弱ってるってところかな。一応、お薬出しておくよ」
「ありがとう」
「あとさ。やっと落ち着き始めたからさ。一緒に暮らさない? いろいろと、迷惑かけるとおもうけど」
「了解した。ドンと来なさい。支えてあげるから」
「ありがとう。支えてください」
「看護師免許もあるぞ」
「僕は、家にいてほしいな」
「了解した。じゃ、次会うときは結納かな」


 いつか一緒に歩くという約束。
 誰かを守るために選んだ道。その道で支えてほしいから、彼は彼女の手をとった。
 これから彼女と彼は歩いていく。長い長い道を。


 この話がナースステーションで一波乱を起こしたことを二人は知らない。
 
734ほんわか名無しさん:2009/04/15(水) 19:52:20 O
投下きてた

GJ!!!
735ほんわか名無しさん:2009/04/16(木) 00:50:42 0
8月9日 Extra Part
「おはようございます」
朝だろうが夜だろうが職場の挨拶はこれ。
それはどこも同じ、今や常識。
「すまんなー。ん、お前今日プールでも行ってたのか?」
「よく解りましたね」
「あぁ髪が少し湿ってるし若干塩素の匂いがしたもんでな。優奈ちゃんと一緒にか?青春だねー」
こうもぴったり当てられると驚くどころか感心する。
「とりあえず着替えてくるんでお客さん来たら呼んでください」
奥の更衣室で手早くいつもの衣装に着替える。
鼻が慣れているのか特に塩素の匂いしなかったが、一応香水を降っておく事にした。
店内に戻ると同時にドアに備え付けてある古風なベルがカランと音を鳴らす、今日のお客第1号である。
「いらっしゃいませ・・・ぇ・・・ぇ」
奇妙なドップラー効果を残して固まる。
「こんばんわ」
入店したのはほんのちょっと前に帰路に着いたはずの優奈。と、後ろにその他。
「ここが男のバイト先か」
「あのお邪魔します」
涼佳とクー妹。
「深咲ちゃんはともかく何でお前がいるんだよ」
「ん、優奈が顔を出すっていうから憑いて来た」
物騒な誤字だが意味は大体あってる。
「はぁ・・・よりによって一番見られたくない奴に・・・」
スパーン!!
景気のいい乾いた音。
後ろを振り返るとハリセンを持った和服美人が仁王立ち。中々シュールな光景だ。
「ったく、客来たならさっさと通せよ・・・あれ優奈ちゃんじゃないか。それに・・・」
後ろの二人を見て怪訝な顔。
下のほうでうずくまってる男を見てもっと怪訝な顔。
「えっと・・・絶倫?」
「ちがいます」
意味が理解できていない幼い1名を残して見事なユニゾン。
736ほんわか名無しさん:2009/04/16(木) 00:53:09 0
「なんだ男の同級生と優奈ちゃんの妹か。てっきり男がすげー女たらしになって修羅場なのかと」
「勝手にありえない妄想をしないでください」
3人はカウンターに陣取り、男はその奥でコーヒーとオレンジジュースをそれぞれ見繕っている。
「ふーん結構様になってるじゃん」
「そりゃずっと店長と二人でやってるからな。っとお待たせしましたコーヒーとオレンジジュースでございます」
ちなみに優奈は店長と紅茶談義中である。
「あと、これはおまけのパンケーキだ食え」
「ありがとう。いただくわ」
「いただきます」
食事は専ら店長の仕事だが、デザートやドリンクは男の仕事でそのポジションをいいことに新作を色々考えたりする。
それが店長に認められれば見事メニューに仲間入りなのだ。
「どれ、私も貰おうか」
ひょいと、一つ手に取り口に頬張る。
「ふむ・・・前回のよりかは大分マシになったじゃないか。これならもう少し工夫すればメニューとしてだせるな」
「ありがとうございます」
やはり褒められると純粋に嬉しい。
「あー男、もう今日はこの子達の貸切りにして店閉めるから表の看板しまっといてくれ」
外に出ようとした時、お代は男の給料から引いとくからと言ったのは見逃さなかった。



今日は時間がなかったのでこれだけ。

>>731->>733
お題消化ありがとうございます。
こういうテンポのいい流れは好きだし、最後の詩みたいなのもイイッ!
次回に期待してます。
737ほんわか名無しさん:2009/04/17(金) 00:00:40 0
12月4日
ピンポーン
「はい、あれ?男さんじゃないですか」
「やぁ深咲ちゃん。優奈が風邪を引いたって聞いてねお見舞いに来たんだ」
途中で買ってきた林檎を差し出す。
「わざわざ、すみません。あの寒いと思うので中へどうぞ」
すっかり日は落ちかけの夕方。今日、優奈が風邪を引いて学校を休んだ為、こうしてお見舞いに来たのだ。
「姉さんなら部屋にいますから。あとで飲み物とか持って行きますね」
「ありがとう」
――コンコン
部屋をノックするが反応がない。
「やっぱり寝てるのかな?」
少しドアを開けて部屋を見渡す。
案の定、優奈はベッドですやすやと寝息をたてていた。
「うーん見たところ大丈夫そうだけど・・・」
さすがに起こすのも悪いと思い、部屋を出ようとしたところで丁度、深咲が部屋に入ってきた。
「姉さん寝てますね」
「みたいだね。起こすのも悪いし今日はこれで帰るよ。優奈の顔色もそんなに悪くなさそうだしね」
「んん〜・・・あれ先輩?どうしたんですかこんなところで・・・」
帰ろうとしたところで優奈が起床、寝ぼけ眼でこちらを見つめている。
「あぁこれは夢ですか。でなきゃこんなところに先輩がいるはず・・・むにゃ」
ふらっふらっと覚束ない足取りで男の横まで来てそのままぎゅっと抱きつく。
パジャマもはだけて何だかすごくエロい。
「えっ、ちょ、優奈!深咲ちゃんが見てる!!」
そこから流れるような動きで男を下に馬乗りの体勢へ持っていく。
「うふふ、先輩ったらそんなに緊張しなくても・・・私も初めてですから大丈夫ですよ」
「初めてとかそういう問題じゃなくて!ちょ深咲ちゃん止め・・・!わー!!制服脱がすな!!」
男はすでに半裸。深咲は両手で顔を隠し、「きゃー」とか何とか言ってる。
「深咲ちゃん!さりげなく指と指の隙間から見ちゃダメ!!」
「はっ!!私としたことが!!アホ姉いいかげんにしろ!!!」
スパーン
丸めた雑誌の一撃。優奈は目をぱちぱちさせてこの状況を見渡してる。
738ほんわか名無しさん:2009/04/17(金) 00:01:42 0
「すみませんでした・・・」
「「・・・」」
しょんぼりする姉に対し怒りの眼差しの彼氏と妹。
「熱と寝起きの所為で頭がボーっとしてて。目の前に先輩がいたから・・・」
めずらしく弱々しい優奈。
仮にも相手は病人、これ以上責めたところで何もならない。
「解ったよ・・・今日はそういうことにしておく。ごめんね深咲ちゃん」
「いえ、男さんが謝らなくても・・・姉さんも反省してください」
「ごめん、深咲・・・」
もう一度、深々と頭を下げる。
「では、私は自分の部屋に戻りますので、何かあったら呼んでくださいね」
と、退席。
「ったく・・・優奈も人が悪いよ。風邪ひいたんならちゃんと言ってくれなきゃ高瀬に聞くまで知らなかったよ」
「けど、先輩に余計な心配をかけたくなかったので・・・それに今日はバイトじゃないですか」
「アホ、連絡ない方が心配するよ。それにバイトは店長に事情を説明してちょっと遅らせて貰ったから」
今にも泣きそうな優奈の頭をぐしゃぐしゃと撫でてやる。
「とにかく、今日はゆっくり休んで早く治せよ。優奈がいないと俺が寂しいしさ」
「はい。けど・・・先輩がそんなに心配してくれるならこうやって風邪をひいてみるのもいいですね」
そのまま薬が効き始めるまで2人で色々話し、優奈に眠気が巡ってきた辺りで早々と退散した。
「んじゃ深咲ちゃん。優奈の事、頼むよ」
「えぇ男さんも今日はありがとうございました」
挨拶を交わし久山家を後にバイト先へ向かう。



739ほんわか名無しさん:2009/04/17(金) 00:06:29 0
ちょっと短めの日常描写
今回は妹の出番多し
風邪をひいたのをどう素直クールで表現できるかが問題。
結果すごく意味のわからない展開に・・・
740ほんわか名無しさん:2009/04/18(土) 19:26:06 0
女同士

「あんたって、美人ですごくモテるのに、恋人とか居た事無いよね」
「確かに大勢の男に言い寄られてきたが、どうもピンとこなくてね」
「ふうん」
「それで、自分は恋愛に興味が無いのだと、ずっと思っていたんだが」
「そうじゃなかったの?」
「ふむ。どうも、単に男が嫌いだという事だったらしい」
「ああ、そうなんだ」
「で、今私は胸のときめきが止められない」
「え?」
「好きだ! 付き合ってくれ」
「ええ!?」
741ほんわか名無しさん:2009/04/18(土) 20:00:31 O
百合っすか。たまにはそういう趣向もいいな
742ほんわか名無しさん:2009/04/20(月) 01:31:11 0
7月31日

「にゃーん」
「うん、優奈。その猫耳は何?」
「化け猫です」
「そんな真面目な顔して言われても・・・」
「夏といったら妖怪です」
「そういえばこないだ、心霊特番やってたね・・・」
「えぇ、それで涼佳にこれを貰ったのですけど・・・」
「(あいつ・・・また訳の解らん事を・・・)ちょっと可愛いとか思ってしまったじゃないか・・・」
「先輩、ベタですが心の声と本音が逆になってます。それと・・・」
「それと・・・?」
「猫は構ってくれないと死んでしまいます」
「それって兎じゃないのか・・・?んむ・・・」



今日は時間がなかったからこれだけ
そろそろ真面目に書こうと思う。
743ほんわか名無しさん:2009/04/20(月) 05:22:59 O
猫耳!猫耳!
744ほんわか名無しさん:2009/04/23(木) 21:16:18 O
初任給は君と


「クー、お給料出たがら奢るよ」
「初任給か。甘えるとしよう。あそこに入ろう」
「喫茶店?」
「うん」
カランコロン
「いらっしゃい。ほら、お客さんだよ」
女店主はからかうように急かすようにウェイターに言う。
「はい。いらっしゃいませ。こちらへどうぞ」
苦笑い混じりの笑顔で彼は二人をあないする。
「バイトく〜ん。コーヒー」
からかうように女性三人組の一人からの声。

「少々お待ちください。お決まりになりましたらおよびください」
やはり知人なのか笑みは苦笑いながら、彼はメニューを渡し女性組のところへ行った

「ケーキセットでよろしく」
「それだけでいいの?」
「君の気持ちだけで十分嬉しいさ。そして、家族誘ってあげなよ。私は安くっていいからさ」
「うん」


喜びのお裾分け
それは大切な人に
745ほんわか名無しさん:2009/04/23(木) 22:37:01 O
あなたのクーは本当に良い

GJGJ!!
746ほんわか名無しさん:2009/04/26(日) 20:39:30 O
カラオケ

『君に会ったら伝えよう。この想い、好きだと素直な言葉で。君はかけがえのない存在。ずっとそばに居てほしいと♪』
〜〜♪
「クーの歌、気持ち入ってて聴いてて気持ちいいよね」
「ありがとう。惚れ直したかい?でも、この歌は君とだけのときしか歌わないんだ」
「えっ?」
「想いを伝えれる。特別な歌だから」


特別な歌。それは愛の歌。
二人だけしかしらない旋律。
747ほんわか名無しさん:2009/04/26(日) 22:36:47 O
悶え過ぎて変な声出そう

GJ!
748ほんわか名無しさん:2009/05/01(金) 12:07:30 0
感情を表に出さないクーが普通にカラオケ行ってるところを想像して萌えた
749ほんわか名無しさん:2009/05/01(金) 13:29:11 O
>>744の女店主とウェイターで一つお願い出来ないか?
750ほんわか名無しさん:2009/05/01(金) 14:08:56 0
このスレは大変良いな
学校で見てるのに確実ににやけてるぜ
751ほんわか名無しさん:2009/05/01(金) 18:30:54 O
書き手は5人くらいかな。
早く新しい話来ないか待ち遠しいな。

お題置いときますね。

GW
子供の日
GWにバイト
旅行
インフルエンザA
752ほんわか名無しさん:2009/05/02(土) 14:51:41 O
>>751
>>749と混ぜる

GWは休み無し

「店長、人少なすぎです」
「うむ、失敗したね。でも、一緒に頑張ってくれ」
「なんで、こんなシフトになったんですか」
「去年はこれで行けたんだが、近くにテーマパークが出来たからその分この商店街も繁盛らしいな」
「通りで、カップルや親子連れが多いわけですね」
「妬くな妬くな」
「妬いてないですよ。1日くらい休みが欲しかっただけです」
「ふむ、ほい」
「チケット?」
「あそこのテーマパークのだよ。6日は店休みにするから行っておいで」
「ペアチケットですよねこれ」
「私とじゃ、駄目かな?」
「店長。狡いですよ」
「そうかな」
「これで来ない男はいないでしょ」
「君だけにしか興味ないよ」
「ほんと、狡いですよ。じゃ、頑張りましょう。楽しみのために」
「そうだね。君が居るから頑張れるんだよ。ありがとう」

忙しい日々の果てに末一時のため。
二人は今を休む人に憩いを運ぶ。

久山の方設定少し借りてます。事後承諾申し訳ない。
753GW:2009/05/02(土) 20:03:13 O
〜クールな親子〜

クー家

ク「でな、私は思うんだが…」
男「うん?」
ク「そろそろ『ガチャ!』
父「ただいま!クー!母さん!明日からパパ休みだから家族みんなで旅行にでも…」
男「あ…」
ク「ん?パパか。おかえり」
父「ただいまクー♪…………小僧が何故ここに…?(ボソッ」
男「えーと…お、お邪魔してます」
父「邪魔だという自覚があるならば即刻立ち去れ!私は今からGW恒例の家族流行について…」
ク「私は今回は行かないぞ?」
父「………え?」
ク「む?聞こえなかったのか?私は行かないと…」
父「そ、そんな!どうして!?パパはこの日をお正月休みから楽しみに…パンフレットだってほら!」つパンフレット
ク「これは綺麗なビーチだな」
父「ふふふ!さらに悩みに悩んで決めたパパのGW特別旅行プラ…」
ク「男、ここに行かないか?」
男「いや急に言われても…それにここ海外でしょ?」
ク「むぅ…でも明日からGWじゃないか。予定があるのか?」
男「予定はないけど…海外なんて無理だよ」
ク「なら『ダメ!』
754GWA:2009/05/02(土) 20:06:05 O
父「ダメ!絶対ダメ!そこの獣と旅行なんて絶対に赦しません!クーはパパ達と一緒に旅行にいくの!」
ク「獣?一緒に行くのは男だぞ?」
父「そいつが獣なんだよクー!騙されちゃいけないよ!いやらしい爪とか牙とか隠し持ってるんだよ!襲われちゃうよ!」
男「………」
ク「ふむ…むしろ襲って貰いたいくらいなんだがな…」
父「…な!?」
男「ぶっ?!」
ク「…いくら誘ってもキス止まり…」しゅーん
男「あ!?い、いや!違くてね!?何て言うかほら…えーと『貴様ぁあああ!!』
男「うわぁ!?」
父「キス?…キスだとぉう…!赦さんぞ!クーの清い身体にばい菌をつけるつもりか!!」
ク「うーむ…本当に付けて欲しいのは種なんだがな」
男「!!?」
父「…な……に……?」
ク「子供の日やら母の日やらと縁起が良い祝日が続くだろう?どうだ?この連休の機会にでも…」
男「し、しないよ!?ってかどういう流れでそういう話になるの!?」
ク「むぅ…私では…ダメ…なのか?」
男「ダメとかじゃなくてね…あ!」
755GWB:2009/05/02(土) 20:07:53 O
父「…あふっ……」パタッ…
ク「なら…」
男「ちょっと待っ…クーさん!クーさんのお父さんが!!」
ク「いつものことだ。気にするな」
父「…うぅう…」
男「気にするよ!!」
ク「男はやさしいな」
男「…普通は気にするよ?
ク「む?しかし父のコレはいつものことだしな…」
男「………」



母「ああ…父…」
父「うーん…嫌だ…なぜ…認めん…うーん…」
ク「調子が悪かったのだろか?」
男「いや…ショックを受けたんだと思うよ?」
ク「ショック?うーむ………なんのだ?」
男「なんのって……」
母「…ショック?」
756GW 終:2009/05/02(土) 20:09:40 O
ク「教えてくれないか?」
男「え、えーと…ほら、あれだよあれ…クーさんが…そのぉ…」
ク「私が?…覚えがないな」
男「……とか言うから…」
ク「?すまない、聞き取れなかかったんだが…」
母「私もだ」
男「え?あ…や、やっぱりなんでもないです!」
ク「む?そう言わずに教えてくれないか?」
母「そうだ、教えてくれ。父に何があったのかを」
男「…え…えーと…」
ク「私に遠慮などしないで欲しい」ずいっ
母「父は何にショックを受けたんだ?」ずずいっ
男「…そ、それはですね…(…ど、どうしよう…)」
父「うーん…か、母さん…クーが…うーん…」
757ほんわか名無しさん:2009/05/04(月) 04:25:36 0
6月12日 Aパート

「時に男君」
「何ですか会長?」
「うむ、我が校の体育祭もいよいよメインイベントを残すのみとなった」
「そうですね」
今日は体育祭。
と、言っても特別な事はなく、紅白に分かれて抜きつつ抜かれつつの争いするだけの物。
100m走、リレー、障害物競走、ムカデ競争、二人三脚と在り来たりな競技ばかり。
しかしどれも前座にすぎず、メインディッシュはむしろそのおまけなのだ
「まぁ、おまけがメインイベントというのもどうかと思いますがね」
そのおまけというのが『部活対抗リレー』というどこにでもありそうな競技。
ただそれだけでは本当にただのおまけ、それをメインディッシュに仕立て上げるに十分な理由が必要である。
それが特別予算というスパイスなのである。
そうなってしまってはどこの部活もやる気というものだ。
もちろん参加可能である、生徒会及び教師陣も例外ではない。
しかし、普通のリレーをしても傍から見れば面白くも何ともない、そこで加えられたのが特別ルール。
服装はその部活動での正式なユニフォームでなければならない
バトンはその部活動での使用品でなければならない
ユニフォームの無い部活動、ユニフォームでの参加が不利な部活動は仮装を施さなければならない
上記の3点。剣道部など袴で走りにくい場合は3番目のルールが適応されるというわけだ。
「それでだ、ここからが本題だ男君。我が生徒会は3番目のルールに乗っ取らなければならない」
「えぇ、でも仮装衣装なんて用意してませんよ?演劇部からでも借りるんですか?」
「半分正解で半分外れだ!」
と、会長――高瀬涼佳の手にあるのは女生徒の制服。
「生徒会は・・・」
一瞬溜めた後
「男装・女装で参加する!!」
そう高らかに叫んだのであった。
758ほんわか名無しさん:2009/05/04(月) 04:26:18 0
「断固お断りします」
「それでは参加できないではないか」
「真面目な顔でもっともらしいこと言わんでください」
「どうしても嫌か?」
「嫌です」
そうか、とため息をついた後。
パチン
いつの間にか男は優奈に羽交い絞めにされていた。
「な、ちょ!優奈!!」
「男、最後に選択させてやろう。無理矢理着させられるか・・・自分から着るか、だ」
「結局着るんじゃないですか!?優奈も止めてよ!」
「すみません、先輩・・・これも生徒会の未来の為です」
「絶対違うだろ!!殆ど私利私欲だろこれ!!」
ぎゃーす!ぎゃーす!
「わかりました!自分で着ますから離してください!!」
「やってくれるか。流石にそこまで断るなら止めようかと思ったがやるならしょうがないなぁ」
あぁ・・・この三日月の口した笑い方は嵌められたんだな、と理解するのは少し遅かったようだ。
759ほんわか名無しさん:2009/05/04(月) 04:28:03 0
「なんとか・・・入るか」
一番でかいのを演劇部に用意してもらったらしいがそれは思いのほか身体にフィットする。
「にしても・・・」
スカートを生まれて初めて穿いた下半身に視線を移す。
「下がスースーするな・・・これ」
靴下は今まで履いていたものではなく用意されたニーソックスを履いているが下半身がぽっかり開いているというのは初めての感覚だ。
「着替え終わったぞ」
カーテンから出るとすでに男子制服に着替えた涼佳と優奈。ついでに一緒に走る女装した男子生徒と男装した女生徒がもう一人ずつ。
出てきた男を2人して上から下へと見回し。
「お前・・・若干身体細いし顔も童顔だからいけると思ったがまさかここまでとは・・・」
ちょっと人が気にしていることを・・・
「先輩似合ってますよ」
「その褒め言葉は有り難くないよクー・・・けどクーが男子の制服着ているのはそれはそれで・・・」
優奈のそれは男ならば誰でも1度は憧れる女がぶかぶかのYシャツ1枚着ているのに近い感覚だった。
「よし、そろそろ時間だから急ぐぞ。男!そこのウィッグ忘れるなよ」
「そこまでするのか・・・」
「当たり前だ今日は急造だからなメイクしないだけマシだと思え!」
もうため息しか出ない。
今はこの時間が早く過ぎれば、ただそれだけを願う。


大分時間があきましたが投下
今回も長いのでパート分けにて進行します。
雨の日の遊園地


「雨、酷くなったね」
「だな。皆帰って行く」
「僕たちも、帰ろか」
「二人きりで、貸し切りみたいなのに」
「そうだね。でも、風邪ひいたら台無しだよ」
「そうだな。最後にクレープ食べて帰らないかい?」
「うん」
……

「残念だったね」
「これはこれで、味があると言うものだよ。また、来ればいい」
「うん」


雨でモノクロの景色。
二人雨宿りしたその場所だけが色を残すように。
この思い出も二人にはきれいに彩られた。
761ほんわか名無しさん:2009/05/04(月) 17:28:03 O
シュールスレからきますたlw´‐ _‐ノv9m

お題:GWにバイト

女宅
女「すまないな、せっかくのGWだと言うのに風邪をひいてしまって」
男「気にしないでよ。それよりお粥が出来たからおいで」
女「一生の不覚だ。男と過ごせるGW……色々計画したが、全て皮算用に終わってしまったか」
男「そんなに落ち込まないで。あと落ち込むときはもう少し暗い顔の方が良いよ」

女「昔から無表情無愛想で無い無い尽くしだった。こんな私でも貰ってくれる人がいるんだ、まだまだ世の中捨てたもんじゃないな」
男「クーは自分を過小評価し過ぎさ。はい、お粥」
女「……(ニヤリ)食べさせてくれないか。風邪で両腕の神経がやられたらしい」
男「ふふ、はいはい。あーん」

女「やはり美味い。男の作る料理は最高に美味いな」
男「ありがとう」
女「次からは煮込む時間をほんの10秒長くして、塩加減を抑えるとさらに美味くなるぞ」
男「……ありがとう」

女「だが君の料理が美味しいのは本当だ。君の料理なら何でも食える」
男「じゃあ……この僕の右手でも? なんて」
女「ああ、勿論」
男「え、ちょっ――」

カプッ

女「ほあ、うあい」
男「……全く」
女「だが欲を言えば食べる食べられるの関係が逆であってもらいた――」
男「ほらお粥! 美味しい? あーん! あーん!」
762ほんわか名無しさん:2009/05/05(火) 05:28:25 O
こういう雰囲気いいよな
絵になるっていうかGJ
763ほんわか名無しさん:2009/05/05(火) 17:41:13 O
どの辺がバイトなの?
男がお金貰って看病してるって意味?
764ほんわか名無しさん:2009/05/05(火) 21:17:51 0
素直クールは別に無表情で無愛想な訳ではなくね?

自分の感情を完璧に制御(照れたり爆笑したりしない)してるだけで
765ほんわか名無しさん:2009/05/05(火) 23:06:38 0
その手の話題は荒れる元だからYA☆ME☆RO
無表情で無愛想でも素直でクールならいいじゃない
766763:2009/05/05(火) 23:30:36 O
すまん、今気付いた
バイトって噛む方のバイトね
俺の頭が固かったorz
767ほんわか名無しさん:2009/05/11(月) 10:39:03 O
なにこの過疎
もうVIPどころかほの板さえ危うい……だと……
768ほんわか名無しさん:2009/05/11(月) 19:39:02 O
>>767
書き手が居るうちは大丈夫じゃないかね。流石に毎日は無理でも週一回は投下されてるし。
過疎は雑談が少ないからなおさら感じるのかも。
お題を置けば話作りやすいと思うよ。
769ほんわか名無しさん:2009/05/11(月) 20:28:12 O
ならばお題

・引越し
・閃き
・刹那
770久山の人:2009/05/12(火) 02:22:37 0
ならば本編そっちのけで

「突然だが君は刹那の意味を知っているかね?」
「よくは知らないけど一瞬とかそんな感じなのかな」
「概ね当たりだ、例えば」
ぴし
「こうして私が指が弾く間に65刹那過ぎたという諸説もある」
「そうなんですか」
「あまり興味がなさそうだな?」
「まぁいきなり65刹那過ぎたとか言われても正直サッパリ・・・」
「ならこう言い換えようか」


『君は指を弾く間だけなら少なくとも私を見ていた。その65刹那の間だけ私は幸せになれたのだよ』


「・・・そういう事を真面目に言えるあなたは凄いとしみじみ思いますよ」
「この時間の君は本ばかり見ているからね。こうでもしないと私の話を聞いてもくれない」
「スミマセン・・・」
「まぁ私も本の虫だからな気持ちは解るよ。おっと、そろそろ閉館の時間だがその本借りていくかい?」
「いえ、続きはまた明日にします。仕事増やすわけにもいかないですし」
「そうか・・・では帰り支度をしてくる。少し待っててくれ」
771春の夜長:2009/05/14(木) 20:09:11 0
クー「いい季節になったな」
男 「暖かいのはいいことだね」
クー「だが、今日は寒い。夜半には一桁になるらしい」
男 「そうなの? せっかく暖かくなってきたのに、また暖房が必要かな」
クー「一度しまった暖房器具を出すのは大変だ、私にいい案がある」
男 「いい案?」
クー「われながら名案だと思う、安心して夜を待っていてくれ」
男 「クーがそういうなら、期待して待ってるよ」
クー「期待にこたえて見せよう、その代わり……」
男 「了解。でも、僕の料理なんてそんなにいいものじゃないと思うんだけどな」
クー「料理の価値は、食す者が決める。私にとっては最高なものだ」
男 「わかったよ、じゃあ夜に」


クー「やはり美味だな、私ではこの味は出せない」
男 「大げさだね、特別なことはしてないのに」
クー「前払いでいただいたことだし、私の案も完遂しなくてはね」
男 「特に何かを持ってきたようには見えないんだけど、なにをするつもり?」
クー「……決まっているだろう?」
男 「……まさか」
クー「そうだとも、寄り添って眠れば暖房の代わりになるし、私は幸せになる。一石二鳥じゃないか」
男 「……あー、なんとなくそんな気はしてたよ」
クー「ここで、キミも幸せになってくれれば、なおいいんだがね」
男 「……まぁ、いやじゃないよ」
クー「マイナスの打消しではなく、肯定の言葉を聴きたいな」
男 「……だよ」
クー「……よく聞こえないな、まだまだ夜は長いし気長に待つとしようか」
772ほんわか名無しさん:2009/05/15(金) 01:32:26 O
>>771
いいよーいいよー
添い寝シーンも読みたいねー
773 ◆0W2aXyHsp2 :2009/05/17(日) 20:45:50 0
五月病

「あっ、クー。ひさしぶり」
「あぁ、ひさしぶり。すこし、やせたかい?」
「そう、見えるかな?」
「ちゃんと、ご飯食べてるか?ちゃんと、寝ているか?」
「うん。ちゃんとご飯食べてるし、寝てるよ」
「ふむ。何か、あったのかい?」
「とくに、何もないよ」
「五月病かもしれないね。ちょうど、そんな時期だ」
「五月病?」
「あぁ、君は真面目なところがあるから、知らず知らずに溜め込んでるんだとおもう。今日は、お姉さんにすべて話しなさい」
「同じ年だよ」
「君より、半年早く生まれてるよ」
「あははっ。そうだね。じゃあ、クーお姉さんに相談するよ。あのさ……」

 彼は語る。いまの不安。
 それは、前へ進むための必要な悩み。それを乗り越え、少しずつ進んでいく。
 ひとりで進む必要はないのだから。
774ほんわか名無しさん:2009/05/17(日) 20:54:02 0
クー姉さん萌えた
775 ◆0W2aXyHsp2 :2009/05/17(日) 20:55:01 0
 月末は

「……おなかすいた」
「もしかして、お金がほとんどないのかい?」
「イエス・キリスト」
「それで救われるなら苦労はしないさ。仕方ない。私がつくろう」
「ありがとう」
「なに、一人分よりも二人分のほうが作りやすいしね。その代わり、お給料でたら」
「うん、なにかおごるよ」
「ちがう。まったく、そんな使い方だからすぐお金がなくなるだよ。今度お給料が出たらちゃんと予算組なさい。わからないなら私が教えるから」
「はーい」

 月末の昼下がり。
 彼には彼女の後姿は女神のように。
776ほんわか名無しさん:2009/05/17(日) 22:49:13 0
GJ
やっぱり素直クールはいいなぁ
777ほんわか名無しさん:2009/05/19(火) 01:54:04 0
6月12日 Bパート

『あーあーテステス。本日もいい天気ですねー』
そーですねー
『はい、じゃあ今から部活対抗リレー始めますよー。実況&解説は生徒会1年書記、滝玖美(たき・くみ)がお送りします!!』
わーわーひゅーひゅー
『サンキューサンキュー。では厳しい予選(くじ引き)を勝ち抜いた6チームを紹介するぞ!』
どんどんぱふぱふ
『1コース!野球部!!』
『2コース!写真部!!』
『3コース!囲碁・将棋部!!』
『4コース!何故かいる教員チーム!!』
ブーブー
『5コース!弓道部!!』
『そして6コースは我らが生徒会だッ!!』
「・・・何時にも増してテンション高いな・・・滝の奴・・・」
「あれはあれでアイツの天職なんだろうな・・・」
「それより会長、作戦会議を」
生徒会チーム5人小さく円陣を組む。
「ぶっちゃけ敵になるのは野球部と教員チームだけだ、そこで考えたのが比較的足の速そうな男をアンカー、その手前を優奈で行く」
「会長は?」
「勝負を賭けるのはお前と優奈の時だ。あとは適当でいいんだ」
色々腑に落ちないが、高瀬が言うからには何か秘策があるのだろう。
「クー、あまり無茶するなよ。外は苦手なんだろう?」
「ありがとうございます先輩。せっかくですのでやれるところまでやります」
『はーいじゃあ第1走者はスタートラインまでー』
778ほんわか名無しさん:2009/05/19(火) 01:54:48 0
「なぁ、どう見てもあれって陸上部の顧問だよな・・・」
「あぁ、下半身ついている白鳥を除けばな・・・」
教員にはユニフォームがないので仮装で参加している。
おそらく下半身に白鳥で固めてきたのだろう。
『いちについて、よーい』
ぱん!!
空砲の破裂音が晴天の空にこだまする。
それと同時に各走者が一斉に駆け出した。
先頭は教員チーム、そのすぐ後ろに野球部、残り4チームは団子状態で後を追っている。
『おーっと先頭は教員チームだぁー!!下半身の白鳥がありえない動きをしているぞー』
さすが陸上部顧問ということもあって綺麗なフォームでトラックを駆けていく。
そのスピードに対して自分の身体より飛び出した白鳥の先端が空気の壁にぶつかってぐりんぐりんときりもみをしている。
「ちぃ、陸上部顧問は伊達じゃないか!」
そのリードを保ったまま第2走者にバトンが渡る。
順位に変動はなく、教員チームを先頭に野球部が続きその後ろで抜かれ抜きつつの3位争いが行われている。
最初のリードのお陰で安定した運動能力をもつ野球部でもそのリード縮めることしかできない状態で第3走者へ。
「さぁて、あたしの出番か!」
と、気合たっぷりの高瀬。
教員チーム、野球部が通り過ぎ、今だ団子状態で高瀬にバトンが渡る。3位争いもここまでだった。
『我らが会長!高瀬選手!素晴らしいスタートダッシュで一人抜き出たー!!』
そのままの勢いで野球部を捕らえる。
「オイオイ、あんな足はえぇなんて聞いてないぞ」
野球部の少年は驚きを隠せない。
「そりゃ、普段急ぐ事なんてしないからな」
その背後からのプレッシャーか一瞬、ペースが落ちた。
『おぉーとついに並んだ!!そしてそのまま第4走者にバトンタッチだ!!』
779久山の人:2009/05/19(火) 01:58:35 0
それでも身体能力の差でまた離される。
だがそれも1m程だけ、そのまま変わらぬ距離で走っている。
「あれ?クー・・・運動得意じゃないんじゃ・・・」
『説明しよう!!』
独り言に反応したのは実況席の滝。
『久山先輩はリレーの事は頭に入ってないのですよー先輩の頭にあるのはただ一つ!愛する人の元へ少しでも早くこのバトンを届けたいそれだけなのです!!愛の力は偉大っすねー』
「滝ィ!!お前!!あとで覚えてろ!!!」
そんなデッドヒートを繰り広げている中、いつの間にか1位の教員チームとの差も殆ど縮まっていた。
「ふふふ、どうやらお前とも決着をつける時が来たようだな」
「あんたもアンカーかよ・・・」
腕組をして経つのは男のクラスの担任であった。
「頼むから白鳥つけたままで威張るな俺を笑い殺す気か」
「そう言うお前もその格好で威勢を張っても怖くないぞ。あと俺の彼女にならないか?」
さらっと爆弾発言。
そもそも自分が女装していることをすっかり忘れていた。
「いつも久山といちゃいちゃしやがって・・・独身舐めんなよ!!」
「知るかよ!!つーかいちゃいちゃとか言うな!!」
パシッ
「は、どうだか!どうせこの後もあーんなことやこーんなことをするんだろ」
「頼む少し黙れ!」
いつの間にかバトンを受け取った2人は口論をしたまま走り出した。
一応、ちゃんと野球部もトップ争いには参加しているのだが完全に蚊帳の外である。
『い、何時の間にか始まった。最終決戦!!トップ争いは教員チーム・野球部・生徒会だぁー!!あと女装した男さん、通称漢女さんが走るたびにスカートの合間からトランクスが見えてとても不愉快デス』
「滝ィぃぃぃぃぃぃッ!!!!」
オレナイテモイイヨネ?


長い上に素直クール分が一切ない・・・
とりあえず次回で体育祭は終了。その前にお題SSでも入れようと思う。
ということでお題お願いします。
780ほんわか名無しさん:2009/05/20(水) 01:36:02 0
もういい
781ほんわか名無しさん:2009/05/20(水) 13:29:00 O
>>779
遅くなったけど、読んでるぞ
782久山の人:2009/05/27(水) 02:59:11 0
「時に男君、今日の晩御飯は何が食べたい?」
「いきなりですね」
「あーもちろん私が食べたいというのは無しだぞ。いくら愛し合っていても先生と生徒だ君が卒業するまではお預けだ」
「そういうことを言う場を弁えてください司書教諭殿・・・僕の人生狂わす気ですか?」
「その時は私が養うさ。それにこっちは分室、狭い上に堅苦しい本しかないから放課後に来るのは君だけだよ」

ボソッ「それに鍵かけてあるから誰も来ないし」

「待て今なんて言った!?」
「空耳だろうさ。さて本を置いてこっち見て質問に答える!」
「・・・んー、まぁ強いて言うならカレーですかね・・・」
「ほう奇遇だな。カレーならすでに作って寝かせてあるぞ。あとはつけ合わせのサラダくらいか」
「それは奇遇というかエスパーですかあなたは?」
「君はこの手の質問をすれば確実にカレーと答えるからな。おかげでカレーの腕ばかりあがってしまったよ」
「全てお見通しってわけですか・・・」
「伊達に君の恋人はやってないという事さ。という訳でそろそろ閉めるがその本借りていくかい?」
「いえ、大丈夫です」
「そうか、なら私はスーパーへ寄って行くから君は先に行っててくれ」
「解りました。それではまた」
「うむ、気をつけるんだぞ」


スレが寂しかったので投下。
783ほんわか名無しさん:2009/05/28(木) 14:02:26 O
誰もいないうちにGJ!!
784ほんわか名無しさん:2009/05/28(木) 23:52:18 O
>>782
年上のクー良いな、GJ!
785ほんわか名無しさん:2009/05/29(金) 01:23:55 0
名作の呼び声高い『ルナティックドーン 前途への道標』DL版をプレイした。
仲間にした女戦士に

出逢ってから二週間でプロポーズされた。

きっと素直クールな女戦士だったに違いない。
……と言う保守。

ちなみにウチの主人公は即OKした。
786ほんわか名無しさん:2009/05/30(土) 20:11:27 O
ク「こんばんは、愛犬の散歩?」
男「あ、こんばんは。うん、毎日大変だけど飼い主の責任だし」
ク「ふふ、真面目なのね」
男「いやー、そんな事ないって当たり前の事だよ。そういえば……こうして会うのは初めてだね」
ク「必要な物を買い揃えてたら遅くなったの。でも、偶然会えて嬉しかったわ」
男「えーっと、それってどういう意味――」
ク「私、犬が好きなの。撫でても良いかしら?」
男「へ? あーどうぞどうぞ、撫でてやってください」
ク「よしよし……ふふ、良い子ね。あら、どうしたの? そんな驚いた顔して」
男「誰だって驚くと思うよ。そんな姿、普段からじゃ想像できないし」
ク「あなたとは委員会の用でしか会ってないわ。あなたの知らない私があっても、おかしくないと思うけど?」
男「んー、確かにそうだね」
ク「そう、私への偏見ね。犬以外にも猫や鳥、トカゲも好きよ」
男「好きなんだ……トカゲ」
ク「嫌そうな顔をするのね。でも分からないわよ、突然好きになるかも。
  私も最近、好きになるとは思わなかった物を突然好きになったしね」
男「……クジラ、とか?」
ク「違うわ、男の人よ。つまり、あなたね」
787ほんわか名無しさん:2009/05/30(土) 20:43:26 O
>>786
GJ!そういう口調のクールも良い!!
788久山の人:2009/05/31(日) 05:05:17 0
6月12日 Cパート

「ゴール手前でもげた白鳥を避けようと足を取られて3チームを巻き込んだ大転倒を起こしてどう思った?」
「すみませんでした・・・」
「まぁ、一概に先輩が悪いわけじゃないですし・・・」
事の顛末は会話の通り。結局、部活対抗リレーは弓道部の逆転勝利で幕を閉じた。
そして、体育祭終了後の生徒会室では体育祭の反省・改善のミーティングの最中である。
「まぁ、確かに終わった事を言っても仕方ないな・・・よし、細かい事は後日ということで今日は解散。」
と、高瀬の号令で生徒会メンバーは部屋を後にしていく。
「あー男、戸締りだけ頼むわ」
鍵が放物線を描き男に放り投げられる。
いつも戸締りは高瀬がしているので不思議に思ったがリレーのこともあるのでそれに従っておく。
「あれ、クー帰らないのか?」
鞄を持った優奈がさきほどまで自分が座っていた椅子の横で何かを考えているようだった。
「あー、先輩せっかく立ち上がったところもう一度座ってもらえますか?」

789久山の人:2009/05/31(日) 05:06:51 0
「ん?いいけど」
椅子に腰を下ろした途端、間髪入れず優奈が男の膝の上に座る。当然ごとく男が優奈を抱きかかえる体勢に。
「重くないですか?」
「あ、え、まぁ大丈夫だけどこれは・・・?」
「ただでさえ外と運動は苦手なのに今日は無駄に頑張ってしまったので少し充電をと思いまして」
高瀬が自分に戸締りを任せた意味を今理解した。
「そっか、クーは今日は頑張ったからな」
「えぇ、ついでにキスの一つでもしていただけるとありがたいのですけどね」
「この体勢では中々キツいな・・・」
夕日が生徒会に降り注ぐ中、二人は数十分そのまま体育祭の事を話し続けた。
「最後にいいですか?」
「ん?」
「明日は全身筋肉痛で動けないのでもし外に出るならはお姫さまだっこで・・・」
「断る!明日は家の中で我慢しなさい」


>>786の方GJ!

あと、いつもGJしていただきありがとうございます
790ほんわか名無しさん:2009/06/01(月) 09:58:22 P
今日の夜にvipでスレ立てようと思ってる、暇なら来てくれ
791ほんわか名無しさん:2009/06/02(火) 00:10:38 0
792ほんわか名無しさん:2009/06/04(木) 00:16:08 0
久々に見たけど、素直クールって素晴らしいな
793ほんわか名無しさん:2009/06/04(木) 01:52:53 O
vipの本スレもエロパロスレも盛況で喜ばしい事だ
794ほんわか名無しさん:2009/06/05(金) 16:43:14 O
VIP落ちたか
795ほんわか名無しさん:2009/06/11(木) 22:18:22 0
亀の甲より年の功

「やぁ、ひどい顔してるね」
「あぁ、やっぱり。仕事で、失敗しちゃってさ。相手は許してくれたけど、申し訳なくて」
「失敗は、誰だってするさ。君のした失敗だって、誰かがしたことのある失敗だ。失敗したことを悔やみすぎるのもよくない」
「頭ではわかってても、気持ちがね」
「ふむ、おまじないをしてあげよう」
「えっ?」
 彼の唇に触れた柔らかな感触。
「ふふふっ、一瞬仕事のことなんか吹っ飛んだだろ」
「う、うん」
「まだまだ悩むなら、ずっと口付けをしようか」
「だ、だいじょうぶ」

 彼女のおまじない。
 それは、すべてを包み込むやさしいおまじない。
796ほんわか名無しさん:2009/06/12(金) 00:38:14 O
久々投下GJ!
797ほんわか名無しさん:2009/06/14(日) 01:53:31 0
「なー男、やっぱ先生って美人だよなー」
「ん、そうだな」
「日本男児たるもの憧れるよなー」
「そうなのか?」
「やっぱ彼氏とかいるのかな?」
「さ、さぁ?どうだろ?」
「やっぱ気になるじゃん」
「ふむ、自習とはいえ授業中だあまり雑談は関心しないな」
「ですよねー・・・って先生!?」
「あぁそれと友くん、期待を裏切るようですまないが私に恋人ならいるぞ」
「「!?」」
「む、なぜみんなこっちを見る・・・」

それってどんな人なんですか?

「注意しておいてあれだがな乗りかかった船だ仕方がない・・・」

わー!!わー!!
「まぁ一言で言っていい人だな。いつもは自分の趣味に没頭して全く相手にしてくれないんだが、実は優しくて頼りがいがあるいい人だ。」

でも相手にしてくれないと寂しくないですかぁ?
「寂しいと思う事もあるが今の事情では朝はおはよう、手料理に美味しい、他愛の無い話で笑って、一緒にボーっとして、夜はまた明日、それだけで私には十分すぎるほどに幸せなんだ」

やっぱり将来は結婚とか?
「そうだな、女性として憧れるが彼にもまだ将来があるし私の事を好きではなくなるかもしれない。もしその時が来たら潔く身を引くさ。」

では彼氏さんに何か一言
「んーしいて言うなら・・・『好きだ』これに限るかな」

「なぁ男・・・さっきから顔赤いぞ?」
「な・・・なんでもない!」
798久山の人:2009/06/14(日) 01:55:54 0
先週投下忘れたので今更投下・・・
私は見ていませんでしたがVIPの方も盛り上がったみたいですね。

>>
795
いつもGJです
799ほんわか名無しさん:2009/06/17(水) 22:35:42 0
ほにゅ
800ほんわか名無しさん:2009/06/21(日) 20:23:14 O
歯は大切に

「ここ最近君がキスしてくれないわけだが」
「う、うん」
「私は要求する。一日三度のキスを。おはようのキス。行ってきますのキス。お帰りのキス。おやすみのキスを」
「クー、それ四度になってる」
「とにかくだ。私は君がキスしてくれないことが不満なのだよ」
「あははっ。ほら、虫歯って移るって言うじゃん」
「君の優しい気遣いはわかった。では、歯医者に行こうか」
「うぅ、歯医者怖いんだよね」
「君とキスできないことの方がもっとイヤだよ」
「頑張ります」


治す歯一時の痛み。
治さぬは一生の痛み。
歯は大切に。
801ほんわか名無しさん:2009/06/22(月) 13:02:24 O
虫歯になりそうなくらい甘いなぁ
GJ!!
802ほんわか名無しさん:2009/06/24(水) 23:26:31 0
保守
803ほんわか名無しさん:2009/06/24(水) 23:30:35 0
甘いものは別腹

「あ〜、おいしかった。たまには食べ歩きもいいね」
「うむ、体重計を気にしなければ幸せなことはこの上ない」
「ははっ、クーは軽いから大丈夫だよ」
「冗談だよ。体重なんか気にしてたらおいしいものも食べれない」
「だよね。もう、帰るかな?」
「まだ、食べたりないな」
「えっ、まだ食べれるの?」
「うん、君を食べたい」

 おいしい食事。
 幸せの源。
 愛しい人との時間は別腹。
804ほんわか名無しさん:2009/06/26(金) 03:37:36 0
氷河期ですよ。氷河期。
「ん?ぷちか?」
違いますって。就職のほうですって。
「ああ、無い内定のほうか」
き、傷つくわー…
「そんなに落ち込むことなのか?」
いやだって、就職できなかったらアレですよ?無職のプーさんですよ?
「ニートハントってやつか」
『は』と『と』を入れ替えないで!
「ようやく取ったと思ったら真っ黒だったり」
うわあああああああ!やめろおおおおおおお!!
805ほんわか名無しさん:2009/06/26(金) 03:38:25 0
「しかし、君はそんなに内定を貰えないのかい?」
何十社も受けて、無い内定の現状を見ていただければわかるかと…
「ふむ、君は有能に見えるのだけどな」
それはユーがノウなだけで、面接官には伝わりません…。
「そのギャグは無いな」
端が無くなってしまった!
「でも何でそんなに面接に落ちるの?」
緊張するんですよ。物凄く。で、全部すっ飛ぶみたいな。
「私が君といるときみたいにか?」
え・・・、あなたそんな風には全く見えませんが。
「最初の頃は恥ずかしかったしね」
全くそうは見えなかったけどなあ、じゃあ今は?
「全く」
恥が無くなってしまった!?
「君もその内無くなるんじゃないか?」
確かに!!
「そうならなきゃ無能なだけだしねえ」
ああ、ついに無までついてしまった…
「そんな君は誰ですか?」
代わりにNobody!?流石に傷つくよ?もう電池切れだよ?
「No batteryってそれはもう既に言いがかりだよね」
もう立ち直れない…
806ほんわか名無しさん:2009/06/26(金) 03:39:15 0
「ふむ、じゃあこれでどうかな?」
むぎゅ、っていきなり抱きついてきてどうしたんですか!?
「充電中です」
あー、充電中ですか。
「そりゃ、電池が切れたら充電しなきゃでしょ?」
いや、いきなりでビックリしましたよ。あんだけ言葉攻め受けたらね…
「君はマゾとみた」
ちっげーですよ?何言ってるんですか!?
「冗談だ」
真顔で言わないで下さい。ちょっと見捨てられたと思いました。
「君が使い捨てなわけないだろう?なんてったって私が惚れた男だぞ」
・・・それも真顔で言わないで下さい。でも最近は再利用できる物もあるらしいですよ?
「といってもせいぜい十回程だろう。私はこう見えても一途だぞ?」
知ってます。というか思い知ってます。今。
「ふふ。っとそろそろ完了だな」
何か基準あるんですか?
「私の気が済むまで」
お前の我侭かよ!?
「で、どうだい?充電具合は」
ニューヨークの東8番街で奇跡が起こせそうです!
807ほんわか名無しさん:2009/06/26(金) 03:39:58 0
「まあちょっと意味は違うけどねアレ」
え?そうなの?
「あれはどっちかというと電化製品の注意書きみたいなものだ」
へー。某改蔵人間が言ってたから、それ信じてたわ。
「*があるのが解釈のポイントだな」
まああの改蔵人間はそこに挿そうt…
「それ以上は介錯のポイントだな」
犯られるっ!?
「字が違う。まあお望みならやぶさかではないが…」
いや、止めて下さい。ここ公衆の場なんで。
「恥は捨てるのだろう?」
それは残しとかなきゃならない物だ!!
「なにをすてますか?

  恥
 →貞操      」

▼おお、それをすてるなんてとんでもない!
808ほんわか名無しさん:2009/06/26(金) 03:40:54 0
「別に遠慮しなくても私はいつでも良いのだぞ?」
どこでもは良くないだろ…
「ふむ、確かに」
ところで、お前はどこからか内定貰ったのか?
「いや、まだだ」
え?お前ほどの人間がか?
「いやあ、アプローチはしているんだけどね」
まだ受ける自信がないと。
「そんなところだな」
いや、お前は何でそんなに自信が無いんだよ。
「こればっかりは初めてだしな」
やっぱり不安があるわけだ。
「流石に人生を決めることだからな」
確かにね。でもさ、お前はもっと自信を持っていいと思うぞ。
「ふむ?」
俺が見てきた中で、お前は間違いなく一番有能な人間だよ。
「そうなのか?」
ああ。俺が人事だったら、絶対お前を採用するね。
「そうか…。じゃあ受けてみようかな」
応。やってみろ。お前なら大丈夫だ
「じゃあ、善は急げだな。今すぐ受けることにする」
おお、そうしろそうしろ。って、そんなにすぐ受けられる所なのか?
809ほんわか名無しさん:2009/06/26(金) 03:42:37 0
「まあ、採用までに時間はかかりそうだが内々定はもらえるかなと思って」
何次まで選考があるの?
「ちょっとわからないけど、面接や実技、泊り込みでの試験もあると思う」
結構厳しいなあ…。倍率も高そうだし。
「まあな、私が惚れこんでいるところだからな」
んー、そうなるとしばらくお前に会えないのか。ちょっと寂しくなるな。
「いや、そうでもない」
何で?
「これが理由かな、はい履歴書」
俺に渡してどうするんだよ…ってえええ!?ちょ、おま、これ見合いsy
「どうぞ、もし、ご縁があったらこれからよろしくお願いします」
お前、まさか、これって。



「君の隣に永久就職、ってね」
810ほんわか名無しさん:2009/06/26(金) 03:46:04 0
あんな、兄ちゃんな。半年振りにスレきたんな。
まあ就職活動中なんだけどな、息抜きにな。
んで、まあ覗いてたらな、急に意識が飛んだんよ。
気付いたら、txtに文字打ってたんよ。
どういうことかね、これ?
何で貴重な睡眠時間減らしてまで書いてんの?俺。
811ほんわか名無しさん:2009/06/26(金) 14:33:46 0
始めてきたけど、どれも萌えた
職人さん、ありがとう!!
812ほんわか名無しさん:2009/06/26(金) 17:51:55 O
>>810
素直クールの魔力がお前の意識を刈り取ったのさ
ネタにも時事が色濃く反映されてるな
813ほんわか名無しさん:2009/06/26(金) 18:51:08 O
>>810
面白かった。乙。
就活ばかりでは疲れるから息抜きと言うことで。
ありきたりな言葉だけど頑張れ。吉報でたらそれを元に投下よろしく。
814久山の人:2009/06/27(土) 03:51:51 0
「そのまま流して・・・うん、上出来だよ。」
「ありがとう。料理はともかく手作りチョコなんて作った事がなかったから助かったよ」
「ううんこれぐらいなんてことないよ。あ、クーちゃん指にチョコ付いてるよ」
「あ、気付かなかったよ・・・ねぇ、女ちゃん」
「ん?どうしたの」
「このチョコ、舐め取ってくれないかな」
「え、えぇ!?それはちょっと恥ずかしいというかその・・・」
「ふふ、でも『できない』じゃないんでしょ?」
「わ、わかったよぅ・・・じゃちょっとごめんね・・・」

ちゅ・・・

「そんなに顔を真っ赤にして必死に舐めて。そんなにチョコは美味しいかしら?」
「ふぇ・・・そうじゃなくて気付いたらそうなってたというか・・・その・・・うぅ・・・!」
「じゃあせっかくだから私も少しつまみ食いしてみようかしら」
「ちょ、クーちゃん!?」

「そういえば今年はバレンタインチョコなんて作ろうと思ったの?気になる男の子がいるとか?」
「ん、そんなんじゃないさ」
「そっか、クーちゃん結構男の子の間で人気あるからてっきりそうなのかと」
「ただ普段お世話になってる人に感謝の気持ちを込めて手作りのをあげたいと思ってさそれだけだよ。うんラッピングはこんな感じかな」
「うん、上手上手」
「これなら大丈夫そうだよ・・・じゃあ女ちゃん手、出して」
ぽすん
「え!?え!?」
「いつもありがとう、こんな私の傍にいてくれて。私はこんな性格だし女ちゃんに色々迷惑をかけている。それでも、女ちゃんには私の傍にずっといて欲しいんだ今までの様に・・・ってこれじゃなんか男が女に告白してるみたいだな」
「うん・・・ずっとクーちゃんの傍にいるよ・・・グス・・・これからもよろしくね」
「泣かせるつもりはなかったんだけどな・・・ほら涙吹いて」

>>740
でゆりんゆりんもいいなぁと思って書いた
展開は相変わらず無茶苦茶です・・・こんなんでよければお題はいつも募集中です
815ほんわか名無しさん:2009/06/27(土) 20:14:40 O
>>814
>>740の人かと思ったwwwwwwwwww
816ほんわか名無しさん:2009/06/28(日) 19:50:03 O
雨の下傘の下で

「ふむ、強いな。横から濡れてしまいそうだね」
「なかなか降らなかったのに、突然だよね」
「傘を持ってきてたから良かったものも、終電がない」
「けっこう、話し込んだしね。クーが傘持って来てて助かったよ」
「どうせ二駅だ。歩いて帰ろう」
「クーは、それで大丈夫?」
「君となら何処までも歩けるさ」


闇の中に傘の花が咲く。
闇夜に浮かぶ白い花。
その下に肩を寄り添って二人歩く。
雨と傘が二人だけの世界をつくっている。
817ほんわか名無しさん:2009/06/28(日) 19:57:04 O
君の生まれた日

「んっ。彼からのメールか」
誕生日おめでとう
「昼から会うと言うのに、粋なものだ。ふふふっ」
携帯電話の画面を見て彼女は微笑む。
生まれた日。
幸先の良い電子手紙。
大切な人からの電子手紙。
それは現代科学のもたらした幸せの手紙。
818ほんわか名無しさん:2009/06/28(日) 20:06:11 O
君の生まれた日

「誕生日おめでとう」
「ありがとう」
「誕生日の君に私が何でもしてあげよう」
「誕生日を覚えてくれてただけで嬉しいよ」
「むぅ、欲が無いな。この際は押し付ける。プレゼントは私だ」
「ちょっと…」

プレゼントは甘い口付け。祝う気持ち。
ホントに大切なのは相手を思う気持ち。
819ほんわか名無しさん:2009/06/28(日) 22:52:16 O
ク「男ー」
ク「男ー!」
男「ん?」
ク「男。2回も呼ばせるとは面倒なやつだな。それより何を聴いているんだ」
男「気になるなら聴く?」
ク「私の言いたい事がどっかに消えてしまったがまぁ良い。聴かせてもらおう」
男「じゃ、どーぞ」
・・・・・・・・
ク「良い曲だな。曲名は?」
男「山下達郎の瞳の中のRainbowかな」
ク「君が山下達郎の曲を聴くとは意外だな。良い曲だが。」
男「僕のイメージってどんなのなんだろ・・・」

難しいな
820ほんわか名無しさん:2009/06/29(月) 12:46:45 O
胸にキュンキュン来た!
GJよ!
821ほんわか名無しさん:2009/06/30(火) 03:10:05 0
「理知的」でぐぐるとアレがトップに来るのがすげえ
822ほんわか名無しさん:2009/07/01(水) 04:07:54 0
そういや理知的なアレっていつ頃からあのサイトで公開されてるんだ?
素直クールの誕生以前だよな
823ほんわか名無しさん:2009/07/02(木) 00:30:04 O
ふたば発祥にしろ、あれが多分元になってるんだろうからなあ・・・
824ほんわか名無しさん:2009/07/02(木) 00:51:28 0
>>823
ふたばのまとめサイトにアレをモチーフにした絵があるし
http://www.geocities.jp/hokakoko/1128895638528.png
825ほんわか名無しさん:2009/07/02(木) 19:15:17 0
保存した
826ほんわか名無しさん:2009/07/04(土) 04:32:43 O
クー「チャーハン作るよ」

男「オムライスにしない?」

クー「君がそう言うならそうしよう。しかし…」

男「?」

クー「わがまま一回につきキス一回の約束を忘れたわけではあるまいな?」

男「え、そんな約束した覚えは全く無いんd」

クー「オムライス、食べたくないのか?」

男「ち、チャーハンで良いよ!」

クー「…!そうだ。私がオムライスを作りたいんだが、構わないか?」

男「?急にどうしたの?全然構わない、というか嬉しいけど」

クー「よし。オムライスを作るのは私のわがままだからな。これで君の希望にそえる上に、合法的に君の唇を奪えるわけだ」

男「なっ///」
827ほんわか名無しさん:2009/07/04(土) 04:32:56 0
その画像の保管庫の場所を教えてくれ
828ほんわか名無しさん:2009/07/04(土) 15:27:26 O
>>826
なんというキス魔
829ほんわか名無しさん:2009/07/05(日) 09:59:26 O
>>826
>クー「チャーハン作るよ」
>男「オムライスにしない?」
>クー「君がそう言うならそうしよう。しかし…」
男の我儘でキス一回

>クー「オムライス、食べたくないのか?」
>男「ち、チャーハンで良いよ!」
クーが譲歩したのに男の我儘でキスもう一回

>クー「…!そうだ。私がオムライスを作りたいんだが、構わないか?」
これはクーの我儘

つまり昼食に何を作るか決めるだけでキス3回な訳だなw
830ほんわか名無しさん:2009/07/06(月) 03:44:43 O
男「…よし」

クー「…良し」

男「どうする…?」

クー「…本当に、私が勝てば望みを叶えてくれるのだな?」

男「うん。ただし勝負は一回きり。僕が勝ったら、クーの望みは全部おあずけだよ。それから、僕が恥ずかしくなるような言動は慎むこと」

クー「…良し。勝負っ!」

・・・

男「僕の勝ちだね」

クー「くっ…まさか君の役がロイヤルストレートフラッシュとはな」

男「まさかクーの役がツーペアだとは…」

クー「…むぅ。おあずけか」

男「ふっ…。今日一日は落ち着いて…過ごせ…?」

クー「ニヤニヤ…ギューッ」

男「こ、こら!そういうことは」

クー「愛を伝える事は禁止されていないぞ?言葉が使えなければ身体を使うまでだ…」

男「ちょっと…んっ///」
831ほんわか名無しさん:2009/07/06(月) 21:07:27 O
ボディランゲージわろた
GJ!
832ほんわか名無しさん:2009/07/06(月) 22:00:31 O
オトナの(笑)肉体言語ですね、分かりますw
833ほんわか名無しさん:2009/07/07(火) 22:44:13 O
男友「ふぅ〜〜〜・・・やっと授業終わったぜ」
男「そうですねぇ。あの授業は眠くなりますよ」
男友「しかも寝たら廊下だろ?理不尽すぎるぜ」
男「ははは。しかし貴方の寝顔も見てみたいものですね」
男友「俺の寝顔を見ても良いことないぜ?どうせなら女子の寝顔でも見てろよ」
男「そんなのに興味はありません。私は貴方のアホ面を見たいだけですよ」
男友「うぜぇwwwww」
ガラッ
ク「男はいるかな?」
女1「男君ならあそこに・・・」
ク「感謝する」
 
ク「男」
男「おや、クールさんですか。私に何か用があるのですか?」
ク「率直に言おう。私と付き合ってくれ」
ク全「「えぇっ!」」
男「おやおや、告白ですか。唐突ですね。」
ク「・・・答えは?」
男「質問に答える時間さえも与えないのですか。率直さに理不尽さが加わるとこうなるのですね」
ク「! ・・・すまない。」
男「しかし、貴女のような美しい女性から告白を受けるなんて喜ばしい事ですよ。ただ・・・」
男友「・・・(告白されてもうぜぇ性格は変わらないのな)」
 
自重はするが後悔はしない
ちなみにク全=クラス全員
834ほんわか名無しさん:2009/07/08(水) 00:36:19 O
>>833
……何故だろうか、
クー→男→男友→クー
な三角関係を幻視した気がする。
835ほんわか名無しさん:2009/07/08(水) 04:54:18 0
>>833
男が水谷豊ボイスで再生された
相棒の見過ぎかな
836ほんわか名無しさん:2009/07/08(水) 20:23:20 0
たしかに右京さんっぽいw
837ほんわか名無しさん:2009/07/09(木) 00:36:18 0
>>836のせいで相棒にしか見えなくなったw
838ほんわか名無しさん:2009/07/11(土) 21:47:49 0
TVで特番がやっていた。
男 「クー、後3年で人類が全滅するんだって」
クー「そうか、それがどうした?」
男 「どうしたって言ったて〜」
クー「男、君、10年ぐらい前にも似たことを言ってなかったかい?」
男 「うっ」
1分後
クー「!」
男 「どうしたんだ、クー?」
クー「そうだ!男、後3年しかないのだろう?」
男 「それが、どうしたんだ、クー?」
クー「今k
男 「今は、無理だ、さっきしたばかりだからな」
クー「うっ」

839ほんわか名無しさん:2009/07/12(日) 03:41:47 O
GJ!
しかし過度のエロネタはいかんぜよ?www
840ほんわか名無しさん:2009/07/12(日) 11:33:43 0
エロネタではありやせん、多分アンパンの早食い競争だと〜
841ほんわか名無しさん:2009/07/12(日) 22:56:34 O
最高の味

「虫歯完治してのご飯はどうだい」
「おいしいよ。今までちゃんと噛めなかったから味がちがうよ」
「ふふふっ。それは良かった。伴侶の健康を実感出来るのは良いものだよ」
「ありがとう。それと」
「んっ」
「お待たせしました」
「久しぶりのキスはお米の味だな」
「ちょっと、ロマンチックじゃなかったかな」
「なに。これからはいくらでも出来るんだ。こんなキスもありだろ」

久しぶりのキスは最高の味。
二人のキスのひとつの味。
842ほんわか名無しさん:2009/07/14(火) 20:28:36 O
甘〜い
GJ!
843ほんわか名無しさん:2009/07/18(土) 07:15:56 O
呑まれた翌日

「うぅ、飲みすぎた。ここは?」
「私の部屋だよ。おはよう。調子はどうだい?」
「なんか、変な感じ。あと、なんで僕下着姿なの」
「私が脱がした。君はすごかったよ。あんなに激しかったしな」
「えっ?」
「あんなに激しく飲めばふらふらになるさ」
「クー、主語入れようよ」
「ふらふらの君は可愛かったぞ。お持ち帰りしたほどにな」
「はははっ。されちゃいました」

844ほんわか名無しさん:2009/07/18(土) 12:52:28 O
これはクーより男のが可愛いwwwwwwwwww
GJ!
845ほんわか名無しさん:2009/07/19(日) 13:51:43 O
海水浴〜日焼け止め編

「晴れて良かったね。海が綺麗だし」
「青い空。白い雲。広がる海原。そして君の水着姿」
「クーの水着も似合ってるよ」
「お世辞でも嬉しいよ。早速で悪いが日焼け止めを塗ってくれないか」
「えっ」
「背中は塗りにくいのだよ。なに胸をさり気なく触るくらいだったら夏に免じて許すよ」
「さ、さわりません」


白い肌。
夏の日差し。
赤夏の始まり。
846ほんわか名無しさん:2009/07/19(日) 13:55:34 O
海水浴〜ぷかぷか編〜

「浮き輪に乗って漂うのもなかなか楽しいものだね」
「う、うん」
「ふふふっ。そんなに照れなくても良いじゃないか」
「いや、何というか」
「目の前の景色が私じゃ不満かな」
「すごく、近いです」

海原に漂う二人。
見える景色は互いの顔。
847ほんわか名無しさん:2009/07/19(日) 14:02:13 O
海水浴〜くたくた編〜

「ふぅ、楽しんだ」
「お疲れ様。あんまり動いて無いはずなのに疲れたね」
「海の魔力さ。君が大胆にも…」
「あれは事故。事故です」
「夏の魔力だね」
「ソウデスネ」
「ふふふっ。冗談だよ。さぁ、帰ろう」
「うん」


バスが二人を運ぶ。
ゆらゆらとゆっくりと。
肩を寄り添い見る夢は夏の思い出。海の時間。
暑い夏は始まりを告げたばかり。
848ほんわか名無しさん:2009/07/19(日) 14:44:31 O
大胆にも、何をしたんだろうwwwwwwwwww
849ほんわか名無しさん:2009/07/21(火) 18:58:47 O
浮輪に乗ってユラユラぷかぷか漂う男とクー。
突然の横波に翻弄されて転覆する拍子に覆い被さるような格好で
男の唇がクーの肢体に触れた処まで幻視した。

……ちょいと海原に向かって叫んで来るorz
850久山の人:2009/07/22(水) 00:44:11 0
なぁ男君、来て早々悪いのだがここに座って少し膝を貸してくれないか?

そうそう。じゃあ失礼して

やはり君の膝枕は落ち着く・・・いつまでもこうしていたいよ

最近顔を見せてくれなかったからね、今日という日が待ち遠しかった

今日はずっと一緒にいてもらうぞ


「すまない男君、待たせてしまったな・・・そろそろ出発し・・・」
「あー先生。ヨモギ(先生の飼い猫♀)が膝の上で寝ちゃって動けないんですけど・・・」
「何!?・こちとらキスはおろか膝枕すらしてもらった事ないのに!」
「いやいや猫相手に本気で嫉妬しないでくださいよ!」
「しかしだな主人を差し置いて男君の膝を奪うなど猫の風上におけん!」
「意味わかんないですよ!」
「しかもこいつときたら私にはじゃれ付こうともしないのに男君にはこうなんだ」
「はぁ・・・同属嫌悪みたいなもんですかね?」
「同属?私と猫がか?中々面白い事を言うな君は。それよりだヨモギにはそこから退いて貰わないとデートができないではないか」

ひょい

「ニャァーーー!!!」
「シャーーー!!」

「(やっぱり似たもの同士だよなぁ・・・帰ってきたら膝枕してあげよう・・・)」
851ほんわか名無しさん:2009/07/22(水) 19:04:11 O
ニャンクールだと……?
最高だっ……!!
852ほんわか名無しさん:2009/07/23(木) 12:50:15 O
OKわかった、俺を萌やし殺す気だな?
さぁ遠慮は要らないから早くトドメを刺してくれ
853コミュニケーション不全の男と素直クール:2009/07/31(金) 23:43:31 O
僕に友達はいない。昔も今も。
別に一匹狼を気取ってるわけじゃない。

ただ単に僕が他人と話せない。所謂コミュニケーション不全といったものだ。
それに僕には抜きん出た頭脳も運動神経も持ち合わせていない。
故にそんな僕に近づこうなどという人はいない。

だから、彼女が話しかけてくるなんて夢にも思わなかった。

それは大学の講義が一区切りついて、休憩時間になった時だ。

「ねぇ、男君。ちょっといいか?」

「ふぇ? あ、えっと、はい」

一体なんだろうか。僕としては他人に、しかも異性には耐性がない。
相手は美人で学区内では有名な子だし、おまけに僕はコミュニケーション不全ときている。
満足な受け答えも出来ないのも至極当然だった。
854コミュニケーション不全の男と素直クール:2009/07/31(金) 23:45:29 O
「私はどうやら君を好いてるらしい。よかったら付き合ってはくれないか」

突然の告白。
一気に教室内が騒然とした。
肝心の僕はというと、あまりのことに呆然としていた。
頭が真っ白で言いたいことも何も言えない。
僕は情けなく、口をパクパクとさせるだけだった。

「? ……どうした? やはり私みたいな堅物は嫌か? それならそうとはっきり言って欲しい」

心臓がバクバクと音をたてているのが分かる。
彼女はなにを言っている?
僕はなんて返したらいい?
考えれば考えるほどに、脳内は混乱するばかり。

「ふむ。やはり君には私は釣り合わないか。時間を取らせて悪かった。すまないが失礼する」

そう言って踵を返し、スタスタと去っていく。
855コミュニケーション不全の男と素直クール:2009/07/31(金) 23:46:23 O
言わなくちゃ。言わなくちゃ。
今言わないと絶対後悔する。

「ま。待って!」

ようやく出た言葉がそれだけ。
けど彼女は立ち止まり、振り向いてくれた。
綺麗な瞳が僕を映す。
それが頭が真っ白にするが、言わなくては。

「あの、えっと、今はね、お互いのことを知らないから、その、ダメだと思う。
 だけど、ありきたりだし、出来ればなんだけど、あの、その、友達からでいいなら……」

勇気を振り絞って紡いだ言葉。
それに対して彼女は僅かながら期待に満ちた瞳で僕に聞いた。

「それは……イエスと取ってもいいのか?」

「え、あ、はい」

反射的にそう答えると、彼女は微笑んだ。
その微笑みがまた一段と綺麗で、僕は明らかにそれに惹かれていた。
856コミュニケーション不全の男と素直クール:2009/07/31(金) 23:47:12 O
「ふふ……嬉しいものだな。想いを寄せている人からそんな返事をもらえると」

そうして彼女は、僕の手を取って握手した。

「これからよろしく。男君」

「は、はい。こちらこそ……」

彼女の手は、柔らかく、温かく僕を包んでくれた。





需要があれば続くよ!
857ほんわか名無しさん:2009/08/01(土) 03:11:39 0
いいぞもっとやれ
858ほんわか名無しさん:2009/08/01(土) 13:01:38 0
GJ!
続き待ってる!
859ほんわか名無しさん:2009/08/02(日) 13:38:48 O
GJ!!どうか続けてください
860久山の人:2009/08/04(火) 22:18:44 0
「あっ・・・ダメだよクーちゃん・・・そんなにしたら・・・」
ぷよ  「ふふっ、やられてばかりじゃなくて少しは反撃してみたらどうかしら?」
ぽよ  「むー、じゃあこれでもくらえ!」
もにゅ  「ッ・・・中々やるわね・・・けどこれでどうかしら」
「あっ!それダメ!!」

ばよえ〜ん

「これで私の三連勝ね」
「クーちゃんぷよぷよしたこと無いから勝てると思ったのにー!しかも全消しだし・・・」
「あら、これでも最初は滅茶苦茶だったわよ。ほとんど女ちゃんの見ながらだったし」
「それで負けた私って一体・・・」
「じゃあもう一戦する?そうね今度は負けた方が勝った方の言う事を聞くっていう罰ゲームも付けて」
「うっ・・・の、望むところだよ・・・!」

ばよえ〜ん

「負けた・・・」
「残念だったね女ちゃん。それじゃ罰ゲーム、聞いて貰おうかしら?」
「約束は約束だからね・・・」
「じゃあ今度の日曜日、買い物に付き合って貰うわね」
「それだけ?それじゃいつもと変わらない気が・・・」
「まぁたまにはこういうのも良いかなって、それとも何かもっと凄い事を期待してたとか?」
「そそそっそんなことないよ!!」
「大丈夫よ『それ』も今からするんだから」
「えっ!?今からって・・・クーちゃんどこ触って!!」
「あら、女ちゃん意外とあるのね」
「そそその私達女の子同士だし。いや、別にクーちゃんならいいって違っ!」
「何を慌ててるのよ・・・サイズ、測って置いた方が水着買うとき楽でしょ?」
「え、あ、うん・・・そうだよね・・・」
861ほんわか名無しさん:2009/08/05(水) 02:28:52 0
なんか新ジャンルスレで見たことあるような展開だなw
続け
862コミュニケーション不全の男と素直クール:2009/08/06(木) 02:12:21 O
今日は河原で花火大会。
道行く人は普段着ない浴衣を纏い、並びゆく出店を練り歩いている。

そんな中、僕はというとバイト先のファーストフード店でハンバーガーを焼いていた。

もちろん彼女から誘いはあったし、僕としても行きたかった。

だが、なぜ行かずにこんな所で働いているのか、その訳を話すのには少し時をさかのぼる必要がある。

そう、それは三日前、僕がシフトに入ったときだった。
863コミュニケーション不全の男と素直クール:2009/08/06(木) 02:13:17 O
「え、僕……ですか?」

「彼女急に花火大会に行くとか言い出してねー。もうとりつく島もなくってさ。
 そうすると君以外に代わりがいないんだよ」

僕は、バイト先の店長からピンチヒッターを頼まれたのだ。

「いや、僕も予定あるんですけど……」

「けど冠婚葬祭の類じゃないんだろ?」

「えぇ、まあ」

「なら頼んだよ! 本当に君だけが頼りなんだ」

「そ、そんなムチャクチャな……」

「頼むよー。ほら、人助けだと思ってさ」

「えぇー……」
864コミュニケーション不全の男と素直クール:2009/08/06(木) 02:14:23 O
そのまま結局流されるままに決まってしまった。

不本意だが、ドタキャンするわけにもいかない。

僕は彼女に、花火大会には行けなくなったこと、申し訳ないことをしたという旨を載せたメールを送った。
それに対して、彼女は分かったというのみの返答だった。

ああ、嫌われたな。
そのメールを見たとき、そう悟った。

当然だろう。彼女にしてみればせっかくの……その、デートをドタキャンされた訳なのだから。
865コミュニケーション不全の男と素直クール:2009/08/06(木) 02:15:16 O
どうやって謝ろうか。
どうしたら彼女は許してくれるだろうか。
小窓から見える花火を傍目に、僕はそれだけを考えていた。

長い時間花火は上がり、やがて、終わった。

やがてくる客の波に、いつしかその思考もどこかに飛んでいってしまった。

結局その日は、午前0時の閉店時間までいる羽目になった。

帰り際、着替えの最中に一本のメールが届いていた。
彼女からだ。
内容は近くの公園まで来ること。ただそれだけ。
いよいよ愛想を尽かされたかと半ば観念して、僕はその場所に向かった。
866コミュニケーション不全の男と素直クール:2009/08/06(木) 02:16:01 O
行ってみると、そこには既に一人の浴衣姿の女性がいた。
後ろ姿だから確証は持てないが、多分彼女だろう。

「あの……」

「? ……ああ、男君。ようやく来たね」

僕の姿を確認すると、彼女はあの微笑みを見せた。

「約束を破っちゃってごめんね。ところで……怒って、ないの?」

「確かに行けなかったのは残念だが、また来年がある。だから来年まで待てばいいのさ」

それに、と付け加えて、彼女は手に持つものを見せた。

「今年は私達だけで楽しむとしよう」

それは、市販の花火とバケツだった。
867コミュニケーション不全の男と素直クール:2009/08/06(木) 02:17:15 O
花火の光に照らされる彼女はとても魅力的で、いつもの凛とした姿とはまた違った一面が見れた気がした。

「ねぇ、男君」

「……あ、はい」

しばらく花火を堪能していると、彼女から声をかけられた。

「お願いがあるんだけど、いいかな?」

「……うん。僕に出来ることなら」

「じゃあ、私のことは名前で呼んで欲しい」

「えっと、……クーさん?」

「ううん、クー。クーって呼んで」
868コミュニケーション不全の男と素直クール:2009/08/06(木) 02:18:16 O
いつしか彼女の顔は僕と目と鼻の先にまで近づいていた。

その整った顔立ちが、僕の目の前にある。

身じろぎすらできない。彼女の瞳には、そんな力があった。

「わかったよ……その、クー」

自分でも赤面してるのが分かる。
しばらくの間、彼女を呼ぶのには慣れないだろう。
笑顔の彼女を見ながら、僕はそう感じた。




もし希望があるなら続くかもよ!
869ほんわか名無しさん:2009/08/06(木) 08:25:27 0
ああ、続けてくれ
870ほんわか名無しさん:2009/08/06(木) 18:41:02 O
GJ!!どうか続きを!!
871続きは是が非でもよろしく。:2009/08/06(木) 23:15:34 O
大雨の中で

「雨、凄いね」
「ふふふっ、これじゃ帰れないね」
「困る場面なのに嬉しそうだね」
「君といれるならどんなときでも私は幸せなんだよ」
「なんか、強いね。僕は不安ばかりが頭に過ぎるよ」
「大丈夫。私がいて君がいる。確かなことがあるから。雨は何時か止む。災害の爪痕もいつかは消えて行く。だから、今の幸せを噛みしめるんだ」
「僕も見習ってみるよ」

雨の中のドラマ。
悲劇もあれば恋劇もある。
872ほんわか名無しさん:2009/08/06(木) 23:23:25 O
梅雨のあけた日

「久しぶりに晴れ空を見た気がする」
「全くだ。曇り空ばかりで晴れと言うものを忘れてしまうほどだ」
「ねぇ」
「なんだい」
「今度さ。近所の公園で夏祭りがあるんだけど一緒に行かない?」
「喜んで行くさ。だけど」
「だけど?」
「浴衣を持ってないからこれから見に行かないかい?」
「いつも通りでもいいじゃん」
「季節を楽しむのが風流だよ。それに君に見てほしいんだよ」
「なるほど。じゃ、僕も浴衣着てみようかな」
「ふふふっ。楽しみだ」

青空の下。夏の日差し。
祭囃子の待ち遠しい二人。
873ほんわか名無しさん:2009/08/06(木) 23:33:52 O
あえなくていえなくて

「あぁ、なんだかなぁ」
「どうしたんだい。そんなに思い詰めて」
「クー!」
「そんなに驚かなくていいじゃないか。互いに社会人一年生。久しぶりに会えた時くらいはのんびりしようじゃないか」
「驚いたと言うより、嬉しかった。最近色々あってさ。心も身体も癒えなくてさ。クーに会いたいとばかり思ってた」
「嬉しいこと言ってくれるね」
「大人になると強くなるなんて嘘だよね。こうして弱くなってる」
「違うさ。互いに支え合うのにちょうどよくなるのさ。今日はお姉さんが癒やしてあげよう。よしよし〜」
「あははっ。クーには適わないなぁ。ねぇ」
「なんだい」
「これからもずっとずっとよろしくね」
「こちらこそ。よろしく」

874ほんわか名無しさん:2009/08/07(金) 03:07:16 O
「やあ」
おお、クーか。勝手に上がれ。
「まだ、仕事なのか」
締め切りが近くてな
「かといって家を締め切らなくても」
戸締まりがめんどい
「・・・いや家から出てないよね君」
・・・締め切りが近くて。
「ダメ人間生活送ってると思ってきたら案の定か」
踊りながら言うな。
「ダメ人間の王国でも作るのか」
そしたらお前、家来だぞ?
「別に君の為なら構わないが」
何を真面目な顔で。
「出来れば妃の方が良いけどね」
・・・何を真面目な顔で。
「真面目な話だ」
真面目な話か。
875ほんわか名無しさん:2009/08/07(金) 03:10:33 O
それはそうと何しに来たんだ?
「邪魔か?」
いや、純粋な疑問。
「缶詰状態だろうから身の世話をしに」
ご主人様的な?
「・・・それでも構わないが君は良いのか?」
・・・?
「いや、全身全霊で君に尽くすぞ。あんなことやそんなことまで」
どこから→どこまで!?
「揺りかごから墓場まで」
何のキャッチコピーだそれは。
「(君の子供の)揺りかごから(君と)墓場まで」
なんという未来予想図・・・
「夢は本当に叶う」
・・・ドリカムってやつかな。
※実際にブレーキを5回踏むと事故る。←実体験
876ほんわか名無しさん:2009/08/07(金) 03:12:27 O
「で、君は今何の話を書いているんだい?」
んー・・・。俺が風邪ひいた時にお前が看病してくれた話。
「そりゃまた具体的だな」
というかフィクションの皮を被ったノンフィクションというか。
「まだ出会った頃だな」
そう。あれ。
「恥ずかしいな」
・・・珍しい事もあるもんだな。
「君が」
俺!?いやそんな事ないよ!?
877ほんわか名無しさん:2009/08/07(金) 03:13:49 O
「『クーたん口移し〜』か」
いやいやいや。
「『クーたん一緒に寝てよ〜』、ふふっ、可愛い奴だ」
脳蕩けてたから記憶が定かじゃないが俺そんな事言ってたの!?
「あ、いや、兄の話」
兄かよ!って、口移しだと!?
「いや、流石に兄弟でAはちょっとな」
ですよね〜。
「Iまでが限界だ」
そのアルファベットは何だ!?
「あ、Aがキスの事ね」
知ってるよ!知りたく無かったよ!
「そういやHの後ってIなんだよね」
何故今このタイミングで!?
「アルファベットの話じゃありますん」
どっちだよ!
・・・本当に。
878ほんわか名無しさん:2009/08/07(金) 03:14:43 O
「何をそんなに君は疲れているんだい」
全般的にお前のせいじゃないかな。
「妬み嫉み僻み黄ばみのどれだ?」
・・・最後は関係無いかな。
「君のパンt・・・」
はい!妬みです!というか嫉妬です!
「兄に?」
兄に。
「・・・そんなに私は信用がないか?」
違う、違うんだよ、クー。
「何が」
お前への信用じゃないんだよ。
「・・・」
信用が無いのは俺自身に、だ。
879ほんわか名無しさん:2009/08/07(金) 03:16:44 O
なにその某ドリルアニメっぽいセリフは。
「でもそうでもしないと君は納得しないだろ?」
でも・・・
「私は君が好きだ」
「ましてや、口づけというものは好きじゃない人にするものか?」
・・・いや。
「そして私は君を好いてる故に、信用をしている」
「君はそんな私を信用出来る?」
もちろんだ。
「じゃあ、自分を信じて」
「じゃないと、君を信用している私の立場が無いじゃないか」
・・・うん。そうだな。
880ほんわか名無しさん:2009/08/07(金) 03:18:01 O
「私に対して、独占欲を持つのも、スキンシップを取るのも、嫉妬するのも」
「総て君だけの権利なんだよ」
「私は君の総てを受け入れるし、君に私の総てをあげよう。君以外の人には権利が無いし、興味が無い」
「だから・・・っんむ」
ああ、そうだな。そうだよ。
お前にそこまで言わせちゃダメだよな。
「・・・嬉しかったけどいきなりは少し驚いたぞ」
なに、手が塞がってたから口で塞いだだけさ。
「ふう・・・全く君は自信を持ったら持ったで・・・」
ああ、悪かった。
だから俺もお前が信用する俺を信用してみるよ。
その為の証拠だ。
881ほんわか名無しさん:2009/08/07(金) 03:20:56 O
「うーん。いきなりだったしまだ信用できないかな」
じゃあ、そうだな。しっかりと見せようか。
「ふふ・・・んっ」



「ん、ごちそうさま」
882ほんわか名無しさん:2009/08/07(金) 03:42:04 0
ああ、オチが気に入らねえ。脳内保管よろしく。

このスレに昔投下した(VIPに)SSをきっかけに簡単なシナリオのお仕事を頂きました。
当時の皆様ありがとうございます。そしてこれからの皆様もよろしくお願いします。

・・・まだ就活終わってないのにね。大丈夫か俺。


長文駄文失礼しました。又、息抜きに来ます。
883>878 >879の間:2009/08/07(金) 18:39:20 O
「・・・ふむ」
お前の口からそういう言葉を聴・・・っ!
「ごちそうさま」
ちょ、おま、いや、え!?
「いやあ、何か信用が無かったんで行動に移してみた」
いや、だから、お前にじゃ・・・
「うん?何か問題が?」
だから俺自身に信用が無いって・・・
「うん、だから君に信用を持たせてみた」
どういうこと・・・?
「どうやら私には信用がある様だからさ」
「信用がある私が君を信用してみた」
884ほんわか名無しさん:2009/08/07(金) 20:57:05 0
>>882
そのSS保管庫にある?
ていうかシナリオのお仕事kwsk
885ほんわか名無しさん:2009/08/08(土) 00:19:12 0
少しスレチになるので不快になりましたらごめんなさい。

>884
SSは保管庫行ったら古すぎてなかった。
売名になりそうだから嫌なんだけど、
個人で纏めてあるから一応そっち晒す。
http://www.geocities.jp/kinsate/kuSS3.html

シナリオは携帯コンテンツのflashゲームのやつ。
そんなに文字数が無くて、ほぼここと同じノリで書いてる。
かなりのラッキーです。
オダイジェネレータより
プール/海で 「必死だな」と キスされる

「クー、泳ぎ上手いよねぇ」
「昔とった杵柄というやつだよ。それに、海だから泳ぎにくいしね」
「なるほどねぇ。僕はちょっと休んでるよ」
「なら、私はもう少し泳ぐよ」
「了解。おぼれないようにね」
「うむ」
 ……
「クー、結構遠くにいったなぁ。ってなんかおかしい。おぼれてる? くそっ、まにあってくれ」
 …
「クー、大丈夫?」
「ははっ、必死だね」
「えっ?」
「ここ、足つくよ」
「あっ、ほんとだ」
「ふざけて悪かった。そして、ありがとう」
 海で交わした口付けは潮の味。


887ほんわか名無しさん:2009/08/09(日) 00:09:53 O
いいなぁ…

なんかこう、いいなぁ……
888ほんわか名無しさん:2009/08/09(日) 21:00:57 0
>>885
dクス
面白かったぜ
889ほんわか名無しさん:2009/08/09(日) 21:13:41 O
花火

「綺麗だったね」
火の花が咲き乱れた夜空の余韻に浸りながら彼女が言った。
「途中、話さなくなったしね」
話さなかった。話せなかった。
花火に照らされた彼女の横顔が眩しくて。
「君とこうして素晴らしい思い出を共有出来たのは、最高だ」
「うん。僕も、クーと来れて良かった。良かったら、来年も」
「もちろんだとも」

彼女の肯定に僕は心が弾んだ。
言えなかった事を来年こそは言おう。
『君も綺麗だよと』
いや、そんな不確かな未来に託すのはやめよう。
今の思い出は、今の気持ちは、今だけのものだから。
「クー、花火の時に時折横顔見てたんだ。とても、きれいだった」
「ふふふっ。ありがとう」
その時の彼女の笑顔は花火の時より綺麗で嬉しかった。
890ほんわか名無しさん:2009/08/09(日) 22:08:36 O
二人の間ではため息すら甘いな

GJ!
『おはよう、男』

それは、あの日からそう何日も経たないある朝の出来事だ。
朝一に僕の携帯に着信がかかった。
もちろん相手は彼女だ。

『今日どこか出かけない?』

『僕はいいけど、随分と急だね』

『君と少しでも長く一緒にいたい。それじゃだめ?』

その台詞は卑怯だ。
電話越しでよかったと思う。
なにせ今の僕の顔は、トマトのように真っ赤だろうから。
待ち合わせは午前11時。
とはいえ、初めてのデートだからか、なんとなく落ち着かない。
待ち合わせ場所まで距離はないのに、僕は三十分前には家を出ていた。

それなのに、僕より先に彼女はいた。
そういえば彼女の私服は初めて見る。
何時もと違った彼女の姿に、しばし見とれていた。

「あ、クーさん……おはよう」

慌てて声をかけると、彼女はそれに反応はしたが、あからさまに不機嫌な目をこちらに向けた。

「ご、ごめん。待たせちゃった?」

「いや、私も今ここに来たところ」

ツンとした態度で彼女は答えた。
彼女が怒ったことなんて見たこともないので、僕は心底焦った。

「あの、僕何かしたかな? だったら謝るんだけど」

「まだ分かんないのかな。前に私が言ったことを思い出して」
そう言われてやっと気づいた。

「ごめん。……クー」

ああ、やっぱり慣れない。
他人を、しかも異性を呼び捨てにするなんて。
そんな僕とは裏腹に、彼女はその言葉を聞くと、一変していつもの微笑みを見せた。

「うん。やっぱり好きな人からそう言われるのは嬉しい。
 じゃあ、どこかで昼食をとってから出かけようか」

そう言うと僕の手を取り、歩き出した。
不意に言うなんて卑怯だ。今朝のあれといい、今の台詞といい。
僕は真っ赤になりながら、素直に彼女について行くことしか出来なかった。
初めてのデートは、あまりいいとは言えなかった。
反省点は挙げればいくつもある。
それなのに彼女は終始ご機嫌だった。

別れ際、僕は聞いた。
どうしてこんなデートで喜んでくれるのかと。

「言ったでしょ? 好きな人と少しでも長くいられればそれだけで私は満足」

彼女はそう答えると、僕の頬にキスをした。

「またどこか行こうね。バイバイ」

そう言い残して、彼女は去っていった。

僕はあまりのことになにも返せなかった。
彼女の姿が消えるまでずっと、頬に微かに残る感触を感じながらその場に呆然と立ち尽くすのみだった。





希望者がいるなら続くかもよ!
895>>892訂正:2009/08/10(月) 07:50:54 O
× そういえば彼女の私服は初めて見る。
○ そういえば私服姿の彼女を大学の外では初めて見る。



前回前々回のsage忘れといい今回のミスといい、作者がダメダメなので以後自重します
半年ROMります
896ほんわか名無しさん:2009/08/10(月) 19:44:06 O
>>895
半年書きためて投下とな!
まぁ、自重まではしないで気が向いたらでも良いのでこれからも書いて下さいな。
男視点の一人称の文は個人的に情景がわかりやすくて好きです。

さてお題募集。
随時募集。
気が向いたら書くので適当に置いて行ってください。
897ほんわか名無しさん:2009/08/10(月) 19:45:08 0
やる夫でやってる既婚素クールから入りました
ツンデレも良いけど素直クールも良いね!
これから過去ログとかニヤニヤしながら読み漁ってきます
書き手の方々頑張ってください
898ほんわか名無しさん:2009/08/10(月) 21:01:14 O
お題

・突然のどしゃ降り
・クー、おっぱい邪魔
・暑中見舞い
・頭なでて
・仲違い、仲直り
・夏の蜃気楼
・今週のジャンプ
・よりどりみどり

思いついた単語を羅列してみた
899ほんわか名無しさん:2009/08/10(月) 22:45:57 O
>>898

土砂降りワルツ

「うわっ。土砂降り。天気予報は降らないといったのに」
「ふふふっ。良純さんも真っ青なはずれっぷりだな」
「クー、傘は」
「今日は何故か鞄に入っていない」
「じゃあ、急ぐよ」
「こんなに濡れたら急いでも変わらないさ。せっかく手を繋いだんだ。踊ろうか」
「きっと、変な目で見られるだろね」
「君と一緒なら私の心はいつも踊ってるんだ。他人の目など大した問題じゃないさ」
「あははっ。じゃあ踊ろうか。へたくそですがお相手お願いします」
「是非とも」

手をつなぎ、二人は踊る。
雨の中でワルツを。
雨音は拍手のように音をたて。
二人の踊りをずっと見守った。

900ほんわか名無しさん:2009/08/10(月) 23:02:02 O
早速のお題消化に泣いた

GJ
901ほんわか名無しさん:2009/08/11(火) 00:21:28 0
>>895
ROMったらぜったいにゆるさないよ。
書け、書くんだジョー
902死神クール:2009/08/11(火) 15:49:45 0
二つほど借ります
903死神クール1:2009/08/11(火) 15:50:40 0
よく分からないが死神に憑かれたらしい…
神様僕が何か悪いことしましたか?

死「何一人でブツブツ言っているんだ?」

句読点なしで突っ込まれましたよ…

男「いや、死神に憑かれたんだから現実逃避ぐらいしてもいいでしょ…」
死「ふむ。まぁ一般的に死神が憑くと不幸とされているな…」
「しかし死神側も結構な苦痛なのだ…」
男「あれ?そんなに嫌なことなの?」
死「嫌だ。なぜ好きでもない人間のそばに居ないといけないんだ。」
男「それにしては嫌そうに見えないけど?」
「すごいそばにいるし…」
死「言っただろう?好きでもない人間のそばにいるのは苦痛なんだ」
「だが好きな人間のそばにいることが苦痛とは思わない。」
男「そ、それって…」
死「君が好きだと言うことだ。」
「しかし困ったな、私は君の魂を刈らないと帰ることができないんだ。」
男「僕やっぱり死ぬんだ…」
死「一応その予定だった。君以外の人間ならさっさっと刈って帰ったのだがな。」
「そうだ、君私をここに住ませてくれないか?」
904死神クール2:2009/08/11(火) 15:51:30 0
男「え…?何で?」
死「君は死にたくない。私は帰りたくない。」
「ならば私がここに住めば万事解決だ。」
男「君がここに住めば僕は死ななくていいの?」
死「あぁ君が死ぬ必要はなくなる」
「それどころか家事から夜の生活まですべてサポートして見せよう。」
「経験はないが君に満足してもらえるよう努力しよう。」
男「いやしなくていいからね…」
「まぁここに住むのはいいよ…どうせ行くところないんでしょ?」
死「あぁもう私には君のそば以外に安息の地はない。」
男「何か引っかかる言い方だけどいいよ。ここに住んでも」
死「そうか。では早速」
男「僕のズボンに手をかけて何してるの…?」
死「君は結構Sなのだね。女の子にそんなことを言わせるなんて。」
「だがそんな君も愛してる」
男「そ、そうじゃなくて何でいきなりそんなことになったの!?」
死「男と女が同じ部屋にいてすることと言えば目交うのが常識だろう?」
男「そんな常識は捨てなさい!!」


拝啓 父さん母さん 死神に憑かれましたが楽しくやれそうです。
905ほんわか名無しさん:2009/08/11(火) 15:53:14 0
一応ツンデレスレに投下したものの素直クール改編となっておりますが
素直クールを書いたのが初めてと言うこともあり見苦しいかも知れませんが
お付き合いください

「私は読んでくれる君を愛してる」
906久山の人:2009/08/11(火) 21:11:08 0
>>898
『頭なでて』

「先生・・・ヨモギはいつも僕の傍から離れようとしないですね・・・」
ゴロゴロ
「それは男君がヨモギを少し構いすぎなのでは?現に君は無意識にヨモギを撫でているしな」
「うぉ!?本当だ!って言うかよく無意識に撫でてるのに気付きましたね?」
「私だってヨモギには少しは懐かれたいしな、色々研究はしているのだよ」
「へぇー例えば?」
「そうだな、先日はこんな感じで猫の目線になって生活してみたりだな」
「なるほど・・・って先生そこ危なっ!!」
「へ・・・おぶぅ!!」
「あーこっち観ながら四足歩行なんかするから・・・」
「おぉう・・・こないだぶつけたとこをまた・・・」
「前回もぶつけてたの!?・・・先生、意外と抜けてたりします?」
「抜けている?いや、髪の毛は大丈夫だが?」
「あぁもういいです。とりあえず頭見せてください」
「ふむ・・・」
「んー小さいコブが出来てるけどとりあえず冷やしとけば大丈夫でしょ・・・本当に気をつけてくださいよ・・・」
ナデナデ
「・・・」
「先生?どうしました?」
「いや・・・ヨモギが男君に懐く理由が解ったよ。これはなかなかいいものね」
「へっ?あぁ!!すみません!!」
「今度はこれに膝枕をプラスしてもらえないかな?そうすればもっとヨモギに近づけるかもしれない」
「いや、それよりもですね・・・先に晩御飯の方を・・・」


このスレの加速に驚いたw.
907ほんわか名無しさん:2009/08/12(水) 01:05:05 O
半年ぶりに来たが素直クールがまだまだ健在でマジ嬉しい

書き手さん方GJ
908ほんわか名無しさん:2009/08/13(木) 12:51:37 0
>>907
3ッつある保管庫は全部読んだのか?
もしも素直クールが滅んでも保管庫のSSだけで俺はまだ十年は戦える
909ほんわか名無しさん:2009/08/13(木) 13:07:15 O
>>908
滅びやしない、滅びやしないよ素直クールは
910ほんわか名無しさん:2009/08/14(金) 21:43:00 O
>>898

遮るもの

「クー、あのさ」
「なんだい」
「さっきから視界に入るんですが」
「何がだい」
「わざと?」
「君に私の魅力をアピールしてるつもりなだけだが」
「タンクトップに胸が強調されて目のやり場に非常に困ってます」
「まだまだ青いな。兄が言ってたぞ。おっぱいなぞ飾りですと」
「僕にとってはとても魅力的だから困ってます」
「ふふふっ。これも策略だよ。女の武器さ。フィニッシュ」
「これで1勝7敗か」
「まだまだ修行が足りないぞ」
「はいはい」


ゲームでの戯れ。
それは熱い熱い戦い。
911ほんわか名無しさん:2009/08/14(金) 22:12:50 O
>>898
夏の便り。

「やぁ、暑中見舞いだよ」
「久しぶり。暑いよね」
「全くだ。雨の中で踊ったのが遠い昔のようだ」
「だねぇ」
「とまぁ、旅の土産だ」
「きれいな景色だね。滝?」
「うむ。海は飽きてね」
「きれいだよね。でも」
「でも?」
「クーが写ってないのが残念かな」
「ひとり旅だったからね。今度は、一緒に行こう」
「よろしく」

夏の途中。
土産は青い山と白い滝の写真。
912ほんわか名無しさん:2009/08/14(金) 22:23:09 O
素直クールの概念を見失った。

だが、私は素直クールが好きだ。
物語をつづるほど好きだ。
駆け引きのない真っ直ぐな言葉が、心が好きだ。
諸君。君の胸に思うかのものを書き表せ!
100人の書き手、読み手。各々のかたちを書き示せ!素直クールが好きと言う誇りを書き示せ!

お題こなす自信無くしてむしゃくしゃして書いた。反省はしない。
>>898
疑い

「正直に答えて欲しい」
「どうしたの。そんな真剣な顔して」
「先日、君と一緒にいた男性は誰なんだい」
「妬いてる?」
「もちろん。君をいつも独占したいと思っているほどだよ」
「あの人は兄よ。はい、早いけど誕生日おめでとう。きっと、似合うわよ。ボタンを掛け違えるほど身嗜みに鈍感なあなたに」
「ありがとう。勘違いでも、君を疑ってしまった自分が悲しい」
「疑われた私も悲しいわよ。でも、ちょっと嬉しいかな」
「どうしてだい?」
「妬いてもらえるほど、好きでいてくれる人がいるんだもの」
「愛してる。君をひとりじめしたいほどに」

914ほんわか名無しさん:2009/08/15(土) 15:19:59 O
>>898
陽炎の幻

「暑いと、変なものまで見えそうだよね」
「砂漠の方では蜃気楼が見えるらしいぞ」
「あははっ、クーが5人に見えたりしてね」
「ほぅ、君は私をよりどりみどりだな」
「うーん。幻よりも、ちゃんと手を握れる方がいいなぁ」
「私もだな」

夏の日差しに景色は揺らめく。
二人は日差しの下歩く。
それは夏の幻影のような確かな現実。
915ほんわか名無しさん:2009/08/15(土) 18:59:31 O
お題消化乙GJっす!!
916ほんわか名無しさん:2009/08/15(土) 22:56:08 0
数学ガールのコミック版って既出?

>>827
URL削れば出てくる
http://www.geocities.jp/hokakoko/
917ほんわか名無しさん:2009/08/15(土) 23:16:02 0
なんだ、そこの保管庫に収まってたのか。
ところで”削る”ってどういう意味?
918ほんわか名無しさん:2009/08/16(日) 10:16:44 O
辞書ひけ、辞書。
919ほんわか名無しさん:2009/08/16(日) 10:44:11 0
スマン、「URLを削る」っていう文法がよく分からなかった
920ほんわか名無しさん:2009/08/16(日) 19:55:22 0
wikiに金曜にvipに建つことが多いとか書いてるけど
最近全然建たないよな…
921ほんわか名無しさん:2009/08/16(日) 20:17:43 O
立てる人と書く人がいなくなって自然消滅
だから一度シュールスレに便乗させてもらえと俺は何度も避難所に書いたんだがね
922ほんわか名無しさん:2009/08/16(日) 22:15:10 0
便乗てどういう感じで?
923ほんわか名無しさん:2009/08/16(日) 22:54:31 0
シュールスレに間借りさせてもらって投下するって意味か?

クールスレに侵食するシューは容易に想像できるけど、逆は全く想像できない件w
924ほんわか名無しさん:2009/08/17(月) 00:17:21 O
去年の冬は久しぶりに素直三姉妹総合が立ってたな。書き手は少なかったけど

今年はヒートスレすら勢いないし寂しいなおい
925ほんわか名無しさん:2009/08/17(月) 12:10:38 0
立ててみようか迷う…
926ほんわか名無しさん:2009/08/17(月) 12:56:32 O
そう思った時、既に行動は(ry
927ほんわか名無しさん:2009/08/17(月) 12:57:33 O
しかしVIP鯖落ちという罠
928ほんわか名無しさん:2009/08/17(月) 13:18:43 0
馬鹿な…
929ほんわか名無しさん:2009/08/17(月) 18:37:20 0
VIPにスレ立てたらちゃんと知らせろよ。みんな飢えてんだから
930ほんわか名無しさん:2009/08/18(火) 07:59:16 O
VIP復活したな
931ほんわか名無しさん:2009/08/18(火) 11:06:07 O
人が合宿中だというのにスレ立てとは・・・

あ、クーさん、練習にならなくなるので付き添いは結構です。
いや、そんな残念そうにされても・・・
無理ですから!邪魔しないって言っても!
違うんですって。僕の方の問題ですから。
はい。ありがとうございます。


以上、会話を妄想出来たもの勝ち。
大嫌い

「私は、君が嫌いだ。嫌いなのだと思う」
僕は突然告白された。同じクラスの素直と言う女子から。
それは、愛の告白とは違ったものだが。
「えっと、素直さんだっけ」
「ああ、素直涼だ。友人からはクールと呼ばれてる」
「えっと、僕が素直さんに嫌われるようなことをしたのなら謝ります。そして、もう関わらないので許してください」
上辺だけとも取れる謝罪。関わりがあまりないのなら、これ以上関わらなければいい。
「えっ…」
短い言葉は、彼女の口から不意にこぼれていた。頬を伝う涙とともに。
「素直さん?」
「あれ?君の言葉が、なんか嫌だった。ねぇ、私は君のことが嫌いな筈なんだ」
涙を流しているのが信じられない。そんな表情で彼女は続けた。
「同じクラスになって、ずっとずっと気になってた。だけど、他の子と話す君が嫌いなはずなのに。なんで、なんで」
『こんなに悲しいの?』
嗚咽混じりの消えかかる声。最後はそう言った気がした。
「素直さん。きっと、あなたは僕の事が好きなんだと思う」
「えっ?」
「あなたが嫌いなのは、他の女の子と話す僕。そうでしょ」
彼女は種明かしをされた手品師よりも驚きながら頷く。
「それが、好きと言うこと何ですよ」
きっと、初めての感情だったに違いない。人を好きになって、人の挙動ひとつひとつに妬く。
恋愛小説を読むよりも甘酸っぱくこそばい気持ち。
「素直さん。嫌いでも構いません。僕と付き合ってください」
「よろしく。私の事はクーと呼んでくれ」
道化師のような泣き笑いの笑顔はとても美しかった。
933ほんわか名無しさん:2009/08/18(火) 19:45:45 O
なんだか虚を突かれた気分だ

GJ!!
934ほんわか名無しさん:2009/08/19(水) 00:50:55 0
遅くなってすまないが立てたので来てくれると嬉しい
935ほんわか名無しさん:2009/08/19(水) 00:54:55 0
GJを言うのを忘れていた…一生の不覚
「君とキスがしたい」

「はい?」

大学の休憩時間、突然彼女がそんなことを口走った。
最初なにを言ってるのか分からなかった。

「ん、ならもう一度言うよ。キスしたい」

「き、キキキキス!?」

「うん」

そう言ってゆっくりとにじりよってくる彼女。
気付けば彼女の顔がすぐ目の前にあった。

「ダメ?」

上目遣いでこちらを見る。
一瞬誘惑に負けそうになったが、なんとかこらえた。
「だ、ダメだよ! ここは大学の教室内でそもそもまだ恋人同士じゃないんだから」

そう言い逃れの言葉と共に、彼女を押しやった。

「へー、クーって意外にだいたーん」

「ダメだよ男君。そこは受けないとー」

すると、僕たちの近くにいた人ごみから、ずっとこちらを見ていた女の子がやってきた。

ああ、知らない人が来た。
しかもよりにも話しかけられた。えーっと、こういう時どう答えればいいんだろう。
しどろもどろになってる僕を見てか、彼女が助け船を出してくれた。
「なんだ君たちか。
 今男と愛の確認を取ろうとしていたところだ。悪いが席を外してくれないか?」

「キャー、今クー凄いこと言ったー!」

してません。してませんから!
だから真に受けないでください!

「じゃあお邪魔虫は帰るね。またねー」

そう言うと、女の子達は早々に去っていった。
いったい何だったんだろう。

「そういえば君は、軽いコミュニケーション不全なんだよね」

彼女達が人ごみに紛れるところを見ていると、そう声をかけられた。

「うん、まぁそうなるかな」

実際間違いではない。知らない人と満足には話せないし、普通に話せる人なんか数えるほどしかいない。
そう考えると、クーは特別な部類に入るだろう。
「ふふふ、あたふたする君も可愛かったよ」

「や、やめてよ……」

いつもの微笑みを浮かべながらそう言う彼女に、僕は返す術を持たなかった。

「けど、いつか克服しないとね」

微笑みを崩して、いつになくまじめな表情で言う彼女に、僕は頷くだけだった。

「ところで、キスは……」

「しないよ!」



応援メッセージをもらったから書いた。反省している。
書いてもいいなら続きを書くかもよ!
940ほんわか名無しさん:2009/08/19(水) 01:29:54 0
GJ
続き書いてくれると嬉しい
941ほんわか名無しさん:2009/08/19(水) 02:57:23 0
こんな時にVIP規制食らってるorz
942向こうで規制貰った:2009/08/19(水) 23:32:52 O
君だけの司書

「あっ、今日も無いや」
「おや、君は同じクラスの」
「あっ、素直さん。素直さんも本を借りに?」
「いや、図書委員の仕事だよ。探し物かい?」
「はい。ハローポットシリーズを最初から読んで見ようと思ったんですけど無くて」
「あれは予約で一杯だよ。ヘタするとあと3ヶ月後だ」
「そっかぁ」
「そんなに読みたいのなら私のを貸そうか?」
「良いんですか」
「君なら、良いんだよ。ただ、貸すに当たって条件がある」
「何でしょうか?」
「まず、又貸ししないこと。感想を私に教えること。最後に、私をクーと呼ぶこと」
「はい。素直さん」
「…貸さない」
「あっ、クーさん」
「うん。なら、帰りに私の家に取りに来たまへ」
「えっ?」
「朴念仁なのかな君は。一緒に帰ろう。駄目かい?」
「い、いえ」
「あっ、そうそう。言い忘れたことがある。君が好きだ。付き合ってくれないかい」
「えっと。返事は、借りたのを読んでからでいいですか」
「いいとも」

数日後。
楽しそうに感想を喋り合う二人。
彼の返した本には一枚の紙切れ。
『こちらこそ、お願いします』
彼女が再びこの本を読んだときのとびっきりの笑顔は、誰も知らない。
943ほんわか名無しさん:2009/08/19(水) 23:43:23 O
規制と思ったら落ちてた。
ちと悔しい。
944ほんわか名無しさん:2009/08/20(木) 02:53:48 O
寝てる間にスレが落ちてた
そして俺の書いた司書クールネタをここでも書いてくれた>>942GJ
945ほんわか名無しさん:2009/08/20(木) 12:14:36 O
スレ立ってたの?
946ほんわか名無しさん:2009/08/20(木) 18:54:10 O
>>945
40程で落ちましたが一日は保った形です。
947ほんわか名無しさん:2009/08/21(金) 01:52:46 0
>>946
それ、逆じゃね?
大切なのは持った時間じゃなくて投下数だろjk
一週間保守され続けたスレと100投下されて一日で落ちたスレ
どう考えても後者の方が嬉しい
948ほんわか名無しさん:2009/08/21(金) 07:13:53 O
保った時間の方が重要だと思うがね
人の目に触れなければ新規獲得の可能性さえない
949ほんわか名無しさん:2009/08/21(金) 07:51:19 0
お前さんが書き手だったらそんなスレに投下しようと思うかね
950ほんわか名無しさん:2009/08/21(金) 18:05:37 O
時か数か

「ふふふっ。実に面白い記事があるぞ」
「なになに?彼と合う時間とHの回数どっちが大事…って、えらく生々しい記事だね」
「自分の中で答えが決まってるからこういったものは愉快だよ」
「クーはどっち取るの」
「両方に決まってるじゃないか。君とあう時間や愛し合う回数を減らすなんて私には出来ないね」
「欲張りだね」
「あぁ、欲張りさ。私にとって君が全てなのだからね」

951ほんわか名無しさん:2009/08/22(土) 01:27:41 0
ここの次スレはいつ頃立てればいい?
952ほんわか名無しさん:2009/08/22(土) 03:27:51 0
980辺りがいいかと
953ほんわか名無しさん:2009/08/22(土) 12:19:30 O
VIPで立てるなら「」のくくりを使った方がよかったな
SSは「でみんな検索してるみたいだし

素直クールは最初は「またかよ」的な空気がある。しかしそれを突き抜けられれば伸びるはずだ
954ほんわか名無しさん:2009/08/23(日) 23:48:28 0
「」が必ずついてるSSスレって新ジャンルスレだけじゃねえ?
955ほんわか名無しさん:2009/08/25(火) 02:02:22 O
大抵のSSスレには「」あるだろう・・・
956ほんわか名無しさん:2009/08/25(火) 19:19:55 0
>>955
言ってる意味が分からない
「がついてるSSスレほとんど見たこと無い
957ほんわか名無しさん:2009/08/25(火) 20:51:48 O
>>956

姉「○○」
妹「○○」
女「○○」
幼女「○○」
幼馴染み「○○」
勇者「○○」

大抵の台詞系スレは鍵かっこつきますがな
958ほんわか名無しさん:2009/08/27(木) 09:57:03 O
今夜はもきんイヴだお!( ^ω^)


女「……」
男「な、何? クー」
女「何を読んでるんだ」
男「別に何でもないよ」

女「そうじゃない。せっかく未来の妻が来ているというのに、一人で読書かい」
男「つ、妻って……いや、実は」

『彼女が家に来たときの戦術』

男「……」
女「……」
男「は、はは」
女「馬鹿馬鹿しい」
男「ごめん、こんなの事前に読んでおくべきだよね」

女「……貸してみろ」
男「あ」
女「……」
男「……」

女「くだらん。何が『さりげない話題の振り方』だ。即座に実践出来たら苦労はせん」
男「だ、だよね! それ書いてある事はもっともらしいんだけど、絵に描いた餅っていうか……」
女「ほら」
男「な、なに? 両手広げて」

女「本能が戦術を凌駕するところをお見せしよう」
959ほんわか名無しさん:2009/08/27(木) 10:21:04 O
つまり明日はもきんだお!( ^ω^)


男「クー。そこに座りなさい」
女「……」
男「僕が何を考えていると思う?」
女「説教のオチだろう」

男「そんな無駄な察しの良さがあるなら」
女「何で勝手に人の家に入るの」
男「……」
女「フフ」

男「フフじゃないよ! 不法侵入ってレベルじゃねーぞ!」
女「いや、不法侵入のレベルだろう」
男「何でも良いよ! 僕にもプライバシーってもんがあるんだ!」
女「……それは、すまん」

男「勝手に人の家に入らない!」
女「じゃあ外で待てと?」
男「勝手に人のベッドで寝ない!」
女「床で寝ろと言うのかい」

男「ええーい! やかましいわああああ」ガッシャーン女「あっはっははははははははは」
960ほんわか名無しさん:2009/08/27(木) 10:29:58 O
皆でお餅つくお!( ^ω^)
961ほんわか名無しさん:2009/08/27(木) 17:31:52 O
まんまシュールじゃないかwwwwwwwwwwww
962ほんわか名無しさん:2009/08/27(木) 18:04:40 O
心外だな
俺は素直クールを書いたつもりだ
比較すればよく解る
素直シュールの場合は


男「シュー。そこに座りなさい」
女「……」
男「俺が何を考えているか分かるか?」
女「明日の日本をどう担うか」

男「俺どんだけ立派?! いや確かにそうあるべきだが、今は違うだろ」
女「……」
男「……」
女「ハハッ」

男「ハハッじゃねーだろ! 不法侵入ってレベルじゃねーぞ!」
女「な?! 失敬な! 昨日伝書鳩を飛ばしたし、出発前に狼煙もあげたし、入る前に玄関の扉をノックもした!」
男「留守ならノック意味ねーだろ……。狼煙なんて気付かねーよ。ってか伝書鳩なんて来なかったぞ」
女「昨日焼鳥奢っただろう」
男「あれは美味かった」

男「とにかく! 勝手に人の家に入らない!」
女「断る」
男「勝手に人のベッドで寝ない!」
女「断る」

男「俺のプライバシーはどうなるんだ!」
女「♪Please! Please! 交換しましょ、私のプライバシーとあなたのプライバシー」
男「ひどい語呂」
963ほんわか名無しさん:2009/08/27(木) 18:07:52 O
すまん、ageてしまった
あと>>959が素直クールでないのなら、素直クール版に誰か改変してくれよ
964ほんわか名無しさん:2009/08/27(木) 19:31:20 O
素直クール最高!!

ハアハアハアハアハアハア ドピュ
965ほんわか名無しさん:2009/08/27(木) 20:09:54 0
>>962はシュールではない
なぜならシュ男なら今更シューが不法侵入したごときに突っ込むはずがないからだ
966ほんわか名無しさん:2009/08/27(木) 20:35:33 0
確か同居してて風呂も寝るのも一緒だったはず
まぁ>>959を改編したものだから仕方ないのは分かるけどね
同居という設定だと>>959のSS自体が破綻しちゃうから
967ほんわか名無しさん:2009/08/27(木) 20:39:08 O
貴様らスレタイが読めんのかーッ!!
968名無しさん@そうだ選挙に行こう:2009/08/30(日) 13:44:14 0
今週の素シューが一日もたなかったのは>967の呪いだな。GJ!
969ほんわか名無しさん:2009/09/01(火) 21:13:12 O
まだ見えない先

「政権交代したね」
「だね。どんな気分だい?」
「う〜ん。良い方に変わることを期待したいけど、どうなるかわからないから不安だね」
「大丈夫さ」
「なんとかなるのかな?」
「私は君と一緒ならどんなところでもやって行く自信があるからね」
「あははっ。僕も、クーとならやって行けるかも」


見えない明日に不安を抱きながらも二人は笑う。
明日が見えなくても二人が歩む今日があるから。
970ほんわか名無しさん:2009/09/01(火) 23:55:31 0
gj
次スレはいつ建てようか
971ほんわか名無しさん:2009/09/03(木) 00:43:19 0
>>970
>>952
980超えるまで24時間落ちはない
972ほんわか名無しさん:2009/09/03(木) 20:28:04 0
ぶっちゃけ一日1レスあるかないかだし、995超えてからでも問題ないかと
973ほんわか名無しさん:2009/09/03(木) 20:39:02 0
お前は一個前のレスを読み取る事も出来ないのか
974ほんわか名無しさん:2009/09/03(木) 22:15:03 i
ここの作品ってwikiにいれないの?
975ほんわか名無しさん:2009/09/04(金) 21:25:11 0
wikiいじりに行くガッツがある奴がもう素直クールスレに残っていない。
基本情報とって暇になったらポツポツやろうと思ってるけど
976自販機前にて:2009/09/12(土) 02:51:23 0
女「む、美味しそうなものを飲んでいるな」
男「缶コーヒーに味の違いなんてあるのか?」
女「はぁ、君は違いのわからない男だな。
  よし、わたしが味の違いを説明してあげるから、とりあえず一口」
男「飲み物が欲しいのか?」
女「もらえるというなら、是非」
男「まあ、いつも世話になっているからな。
  缶コーヒー一杯くらいなら安いものだ」
女「さすが太っ腹だな。じゃあ、わたしはこっちのやつを・・・・・・」
男「待て。そっちは俺の飲みかけだ」
女「いいじゃないか。新しいのをもう一本買えば君の取り分が減るわけでなし、
  わたしも君と間接キスができるしで良いこと尽くめだ」
男「俺はそういう間接キスとか飲みまわしとかする趣味じゃないの!
  銭を出すのは俺だ! 俺の判断に従ってもらう!」
女「むぅ・・・・・・、いけず」
男「ほら、コインを入れたぞ。好きなのを選べ」
女「じゃあ、君と同じのを」
男「まぁ、そこは好きにしろ」
女「フフ、これでお揃いだ。どれ、一口・・・・・・苦ぁ」
男「コーヒーが飲めないのにコーヒーを買ったか!
  仕方ない、ギブアップしたくなったら寄越せよ。飲んどいてやる」
女「いや・・・・・・、ガンバル・・・・・・」

彼女が間接キスの機会を逃したことに気づいたのは、コーヒーを飲み干した直後だった。
977ほんわか名無しさん:2009/09/12(土) 10:51:18 O
うっかりクールwwwwwwwwwwww

GJ!!
978ほんわか名無しさん:2009/09/12(土) 18:38:00 O
>>976
いいね GJ
979ほんわか名無しさん:2009/09/13(日) 20:48:20 0
絶対に取り乱さないクーと
いつもクールなんだけど男に言い寄られたら取り乱しちゃうクー

どっちが好みだ?
980ほんわか名無しさん:2009/09/13(日) 21:24:04 O
俺は後者
981ほんわか名無しさん:2009/09/13(日) 21:47:38 O
>>979
二つマルを付けてちょっぴり大人

つまり両方読ませろって事さ
982ほんわか名無しさん:2009/09/13(日) 22:03:16 0
クーだって人間だからたまには取り乱す方がリアル。
よって後者
983ほんわか名無しさん:2009/09/14(月) 16:37:17 O
というか男を心配する時とか取り乱す方がギャップ萌え狙えてお徳だろう・・・

話の広がり的にもキャラの広がり的にも。
984病床にて 1/2:2009/09/15(火) 02:30:36 0
彼が目を覚ますと、見知らぬベッドの上に寝かされていた。

男「ぬぅ、何だ? 何があった? 何がどうした?
  俺は俺だが、ここはどこだ!?」
女「気がついたか。そう取り乱す必要はないぞ。
  君は車にぶつけられて気を失い、病院に運び込まれたのだ。
  幸い軽い脳震盪と打ち身だけで済んだようだがな」
男「どうりであっちこっち痛いわけだ。
  それにしてもお前さん、ずいぶんと落ち着いてるな」
女「別に・・・・・・、騒いだり喚いたりしたところでどうにかなるものでもないからな。
  ところで、喉が渇いただろう? お茶でも買ってこよう」
男「よろしく頼む」

彼女が病室を出ると、入れ替わりに看護婦が入って来た。

看「あの人、彼女さんですか?」
男「まあ、一般的な見方をすればそうなるでしょうね」
看「あなたが目を覚ますまでずっとあの人、横についていたんですよ。
  『目を覚まさなかったら、目を覚まさなかったら』って呟きながら、すごく不安そうにして。
  さっきも廊下ですれ違ったとき、嬉し泣きしてましたし。
  元気になったらお礼してあげたらいいんじゃないですか?」
男「考えておきましょう」
985病床にて 2/2:2009/09/15(火) 02:31:52 0
看護婦は処置を終えると出て行った。その後しばらくして彼女が戻ってきた。

男「(目が赤いな。泣き腫らしたか)ずいぶん遅かったな」
女「ああ、どこの自販機もお茶が売り切れていたから、
  近くのコンビニまで買いに行ってきた」
男「(もうちょっとましな嘘をつけばいいものを)お疲れさん」
女「まったく、君というやつは。
  みんながどれだけ心配したかわかっているのか?」
男「まぁ、なんとなく、な」
女「いや、わかってるとは思えない。
  君の鉄面皮にはそんなことを思いやったような色が見えないもの。
  人がどれだけ心配したか・・・・・・」
男「(おいおい、ここで泣き出すなよ・・・・・・)よし、わかった!
  ここを出たら食事に行こう。代金は全部俺の奢りだ!」
女「いいの・・・・・・か?」
男「もちろん」
女「じゃあ、思いっきりご馳走になろうじゃないか。
  ただし、君の分の代金はわたしが払わせてもらうぞ」
男「何?」
女「快気祝いだ。嫌とは言わせん」
男「まぁ、好きにしろ」

数日後、レストランで同じ料理を注文する二人の姿があった。

・・・・・・的な話が読みたいです!
986ほんわか名無しさん:2009/09/15(火) 13:01:46 0
>>985
泣いちゃうクールかわいい
987ほんわか名無しさん:2009/09/15(火) 18:08:16 O
GJ
感動した
988ほんわか名無しさん:2009/09/15(火) 23:29:23 0
昔っからツボなんだけど泣いちゃう素直クール萌えるよな
989ほんわか名無しさん:2009/09/16(水) 16:22:48 0
普段クールだからこそ、感情が溢れ出て涙を流す時にグッとくる。
まさにギャップ萌えだな
990ほんわか名無しさん:2009/09/16(水) 23:02:45 0
心ころろ

「久しぶり、だね」
「久しぶり、クー。元気してた?」
「すこし、疲れてるかな。あははっ、自分が嫌いになりそうだ」
「まだまだ、覚えることがいっぱいだしね」
「胸を、貸してくれないかい?」
「よろこんで、それだけしか出来ないけどね」
「それだけには、それだけの価値があるんだよ」
「うん、そうだね」

 彼は優しく彼女を抱きしめる。
 彼女は彼の胸の中で泣く。
991ほんわか名無しさん
俺の胸で良ければいつでも空いてるぜ!!

GJ!!