【君とまた】素直でクールな娘【ほのぼの】

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1ほんわか名無しさん
ここは素直クールに萌えるスレです。

「素直クール」とは  
・冷静沈着で感情的になることはまずない  
・完全自立型  
・表情が薄いあるいは無表情
・ガチで愛してくれている一途  
・愛情表現がストレート  
・照れが少ないあるいはない  
・「素直」と「クール」の矛盾したアンバランス感が最高にいい

▼投下時ルール
・多くレスを使う投下は、投下前後に開始・終了の旨を書いたレスを入れるのが好ましい。または「何レス目/総レス」を名前欄に
・投下許可を求めない。ダメなんていう人はいません
・作品投下が終わった後の自虐は、読み手が不快に感じるので書かない
・投下前は、他作品への割り込みを防ぐ為必ずリロードしよう。
・コテは投下時にだけ付ける
・性描写(エロ)は空気を読んで程々に。 過激なSSについてはtxtうpを推奨
・Wikiに保管してほしくない人、それから批評がほしい人は投下と一緒に要望を伝えてください。 批評は避難所の批評スレで聞けます

▼2ちゃんねるのおやくそくについては
http://info.2ch.net/before.html

*特に荒らしは徹底スルー
2ほんわか名無しさん:2009/09/19(土) 02:03:34 O
3ほんわか名無しさん:2009/09/19(土) 02:04:19 0
■前スレ
【君と】素直でクールな娘【ほのぼの】
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/honobono/1205366496/

■素直クール保管所Wiki
http://sucool.s171.xrea.com/

■素直でCOOLな娘避難所
http://yy17.kakiko.com/sucool/

■あぷろだ@素直クール保管所
http://sucool.s171.xrea.com/up/
携帯からはこのへん
写メうpろだ http://kjm.kir.jp/index.php
@ぴた    http://pita.st/index.html

■素直クール過去ログ保管所
http://sucool.skr.jp/kakolog/

姉妹スレ
■素クールライフ Part3
http://etc4.2ch.net/test/read.cgi/motenai/1149149846/

■お題/性格ジェネレーター
http://udonkari.run.buttobi.net/
4ほんわか名無しさん:2009/09/19(土) 02:05:52 0
とりあえず、立てました。
至らない点は補足宜候。
5ほんわか名無しさん:2009/09/19(土) 02:44:27 0
はいはい、GJGJ
6ほんわか名無しさん:2009/09/19(土) 02:49:09 0
蝿えええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ
7ほんわか名無しさん:2009/09/19(土) 02:49:50 0
おしっこしょんべんざーめんすぺるま
8ほんわか名無しさん:2009/09/19(土) 02:50:37 0
まんこまんこまんこちんこちんこちんこ
9ほんわか名無しさん:2009/09/19(土) 05:55:45 0
>>1
10ほんわか名無しさん:2009/09/19(土) 12:07:41 O
>>1
ここ好き
11ほんわか名無しさん:2009/09/19(土) 15:19:16 0
>>1
立てたかったけど規制だった
12ほんわか名無しさん:2009/09/19(土) 16:30:08 0
【あたためて】素クール娘inシベリア【くれないか】
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/siberia/1146203950/
13ほんわか名無しさん:2009/09/20(日) 13:00:14 O
羽をのばして

「クー、どこか出掛ける?」
「いや、ずっとこのままで良い」
「せっかくの連休だよ」
「せっかくの連休だからこうして君にくっついてる。幸せ幸せ」
「どこか、行きたいところはないの」
「君となら何処へ行っても楽しいさ」
「そっか。じゃあ、明日温泉に行こうか。涼しくなってきたから温泉も気持ちいいよ」
「混浴?」
「混浴は無かったかな」
「残念」


風が秋の色を帯びてきた中
二人は羽をのばす
14ほんわか名無しさん:2009/09/20(日) 20:56:57 O
いいなぁ、ニヤニヤするwwwwww

GJ!!
15ほんわか名無しさん:2009/09/20(日) 21:44:52 0
幸せ幸せwwwwww
16ほんわか名無しさん:2009/09/25(金) 23:49:25 0
17ほんわか名無しさん:2009/10/03(土) 10:00:10 O
保守
18ほんわか名無しさん:2009/10/04(日) 01:07:01 0
これはひどい
19ほんわか名無しさん:2009/10/04(日) 14:36:23 O
これはひどい

「これはひどい」
「あっ、クー。久しぶり」
「久しぶり。会いたかったよ。しかしな、1ヶ月会わなかったからと言ってこの部屋の散らかり具合はなんだい」
「忙しくて」
「まったく。君は私がいないと何も出来ないのかい」
「かもね」
「まぁ、そう言う所も含めて君が好き何だけどね」
「ありがとう」
「ちょうど、会社が倒産したから困ってたが次の勤め先がみつかったようだ」
「あぁ、よろしく」
20ほんわか名無しさん:2009/10/04(日) 18:25:58 O
いつもの人だ
乙っす
21ほんわか名無しさん:2009/10/05(月) 23:16:21 0


この過疎はほんとひどいな
22ほんわか名無しさん:2009/10/05(月) 23:36:10 O
閑古鳥

「暇だね」
「夢だった喫茶店を開いたものも暇だね」
「なんか悪いね」
「なに同じ夢を見て着いてきたんだ。構わないさ。それにな」
「それに?」
「君と居れるだけでも幸せと言うものだよ」
「どもです」
「そろそろ、家族増やす?」
「えっと…」

カランコロン

「「いらっしゃいませ」」

閑古鳥の鳴くお店
そこは二人の家
23ほんわか名無しさん:2009/10/06(火) 12:50:08 O
GJ!!

よし、久しぶりにお題でも募ってみるか
複数でも可ですよっと
24ほんわか名無しさん:2009/10/06(火) 19:47:23 O
宜しい、ならば戦争だ

・二股の人参を求めて
・ひげそり大失敗
・津波に乗って
・台風が来たら傘を広げ
・風船幾つで空の彼方
・桃太郎の敗北
・月に代わって復讐よ☆
・飛び出た目玉が箪笥の裏に
・世界征服完了まであと二時間
・竜巻扇風機
・鞄の中から重力砲
・口を開けたら夕日が沈み
・皆まとめて地割れの底に
・勝利を信じて左フック
25ほんわか名無しさん:2009/10/06(火) 19:55:48 O
一瞬シュースレに迷い込んだかと思ったぜ……

把握した
26ほんわか名無しさん:2009/10/06(火) 20:39:36 O
>>24
二股人参を求めて

「君はマンドラゴラを知っているかい?」
「引き抜くと叫び声をあげるやつ?」
「うむ。叫び声を聞くと死ぬやつだ。妹が言うには惚れ薬の材料らしい」
「僕に、いるの?」
「いらないが、ここに用意されている」
「クー。それ、二股の人参じゃん」
「妹がポチと一緒に採ってきてくれたマンドラゴラだ。今夜はカレーにしよう」
「楽しみにしてるよ」


二股の人参
それは架空の植物に似た形
27ほんわか名無しさん:2009/10/06(火) 20:46:17 O
>>24

ひげ剃り失敗


「顔に絆創膏とはどうしたのか?」
「ひげ剃りに失敗してね。切ってしまったよ」
「剃刀は切れ味が命だからな。失敗すると痛い」
「えっ?」
「父がそう言っていた」
「なるほどね。でも、どうしようかなぁ。電気シェーバー買おうかな」
「私が丁寧に剃ってあげようか?膝枕で」
「魅力的だけどなんか怖いなぁ」

28ほんわか名無しさん:2009/10/06(火) 20:48:38 O
>>24
津波に乗って

「クー、もし津波が来たらどうする?」
「津波に乗って君に会いに行く」
29ほんわか名無しさん:2009/10/07(水) 05:12:50 O
GJです!
30ほんわか名無しさん:2009/10/07(水) 18:49:34 O
>>24
台風と傘

「台風が来て、傘を広げたら空を飛べるかな?」
「出来たとしても私が許さないさ」
「どうして?」
「君を連れ去って良いのは、私だけだからさ」


他愛も無い話
嵐の前の一時
31ほんわか名無しさん:2009/10/07(水) 18:53:35 O
>>24
風船幾つ?

「昔、風船おじさんって居たよね」
「なかなかユニークだったよね」
「クーなら風船幾つで空を飛べるかな?」
「女性に野暮なことを聞くものじゃないよ。そうだな。私なら一つかな」
「たった一つ?」
「君への想いと言う風船で幸せの空に私はいつでも飛べるのさ」
「気障な表現だね」
「たまには良いだろ」
32ほんわか名無しさん:2009/10/07(水) 19:01:12 O
>>24
桃太郎の敗北

「くっ。僕の負けだ」
「ふふふっ。私に勝とうなど甘かったな」
「焼くなり煮るなり好きにしろ」
「そうさせて貰おう。まずはこの紙に名前を」
「こんいん…とどけ?」
「今日から君は私の伴侶になって貰おう」
「それだけは断る」
「伴侶になればもう暴れないし宝も返そう」
「くっ、わかった」

こうして桃太郎は鬼の伴侶となり村は平和になりましたとさ。

「一目見たときに惚れしました」by素直クール鬼
「試合にも勝負にも負けましたが幸せです」by桃太郎
33ほんわか名無しさん:2009/10/07(水) 19:08:15 O
>>24
十五夜過ぎて

「昨夜はクーと会う約束してたけど行けなかったなぁ。クー、昨日はごめ…」
「君は昨日が何の日だったが知っているかい?」
「えっ?」
「仲秋だよ。月見を嗜む由緒正しい日なわけだ。きちんと月見をしなかった君に月に変わって復讐だ」
「クー、なんか怖い」
「おとなしくしたまへ。痛くはしない」
「いやぁぁぁぁ」


この夜彼は彼女からの口移しで月見団子を堪能した。
月は恥ずかしがるように雲に隠れていた。
34ほんわか名無しさん:2009/10/08(木) 19:53:05 O
・二股の人参を求めて

〜買い物中〜

男「あと何か買うものあったっけ?」
女「後は……人参と大根か」

男「あれ? この人参、人みたいな形してるよ?」
女「本当だな」

ジーッ

男「クー、まじまじと見すぎ」
女「安心しなさい。君の方が立派だ」

男「あ、うん……いやいや何比べてるの」
女「おや? 何を想像したのかな?」

男「……」
女「ふふふ、私の勝ちだな」
35ほんわか名無しさん:2009/10/08(木) 20:00:24 O
・ひげそり大失敗

男「……」ジョリジョリ

------ザキッ

男「あいだぁっ!?」
女「どうした男!」

男「あいだだだ、顎カミソリで切っちゃった……」
女「大丈夫か、血がたくさん出てるぞ!?」

男「平気平気、押さえてれば止まるって……」
女「バカな、早く救急車を呼ぶんだ!!」

男「そんな大袈裟な……」
女「言ってる間にも血が止まってないじゃないか、いいから急げ!!」

男「ちょっ……!」

ピーポーピーポー…

男「……結局五針縫う怪我だったね」
女「だから言っただろうに。カミソリを甘くみるな」

男「ありがと。クー」
女「大事なくて良かった」
36ほんわか名無しさん:2009/10/08(木) 20:08:57 O
・津波に乗って

男「懐かしいなぁ。あ、これも……」
女「何をしてるんだ?」

男「去年海に行った時の写真が出てきたから整理してんの」
女「ほう。確か去年は君が初めてサーフボードに挑戦した年……」

男「クー、恥ずかしいから思い出させないで」
女「確か写真にも残ってなかったか?」

ガサガサ

女「ほらあった。波に流されて涙目になってる君の姿」
男「ちょ、クー止めて、止めて」

女「この後私が受け止めて泣いてる君を慰めたんだったか」
男「クーぅぅぅぅぅぅぅ止めてぇぇぇぇぇぇ!!」

女「可愛いなぁ君は……」クスクス
男「……恥ずかしくて死にたいです」
37ほんわか名無しさん:2009/10/08(木) 20:15:21 O
・台風が来たら傘を広げ

男「雨だね」
女「雨だな」

男「台風だね」
女「台風だなぁ…」

男「食べるものないね」
女「買い出しを怠ったのは完全に私達のミスだな」

男「買い物行く?」
女「仕方あるまい」

男「カッパあるよ」
女「いや、傘がいい。相合い傘だ」

男「濡れちゃうよ?」
女「この雨ならカッパでもさして変わるまい」

女「それより君と並んで歩く方が大切だよ」
男「台風でもクーは変わらないね」
38ほんわか名無しさん:2009/10/08(木) 20:58:16 O
・風船幾つで空の彼方

女「風船に手紙をくくりつけてみたよ」
男「なんで?」

女「これにガスを込めて、空に飛ばそうと思って」
男「ロマンチックだね」

女「さっそく飛ばしてみよう」
男「どうなるかな」

女「……ガス足りなくて部屋からすら出なかったな」
男「惜しかったね、因みにどんな手紙だったの?」

女「何、君への思いを十枚つづりでな」
男「そんなの飛ばしてどうするの? 飛ばさなくて良かったよ」
39ほんわか名無しさん:2009/10/08(木) 20:59:53 O
まさか同じ題を二人の書き手ので楽しめるとは。一つで二度美味しいとはこのことだな。
GJです。
40ほんわか名無しさん:2009/10/08(木) 21:10:16 O
・桃太郎の敗北

太郎「やあやあ、我こそは吉備津彦命が子孫、桃太郎なり!」

太郎「人々を苦しめる悪鬼めが、尋常に勝負せよっ!!」

鬼「……」

太郎「って、女ぁっ!? なんで!?」

鬼「……カッコいい」ポッ

太郎「へ?」

鬼「お兄さん、ぜひこちらに。手厚くもてなします故……」

太郎「え? え?……え?」

鬼「なんて素敵な方なんでしょう……」ぽっ

太郎「えーっ!?」
41ほんわか名無しさん:2009/10/09(金) 00:08:39 0
勢い戻ってきてwktk
42ほんわか名無しさん:2009/10/11(日) 02:34:26 0
飛び出た目玉が箪笥の裏に

女「う〜む……、困った」
男「どうした?」
女「ん? ああ、君か。
  いや、ちょっとした拍子で眼球が飛び出して、箪笥の裏に行ってしまってな」
男「お前さん、そんな器用な真似ができるとは……」
女(それを見て驚かない君も相当アレだと思うが……)
男「とりあえず、その眼の穴から垂れ下がっている視神経を何とかしろ。
  箪笥くらい俺が退かしてやるから」
女「そうか、助かる」
男「動かすぞ。フンッ!!」
女「おっ、出てきた。埃まみれだけど、洗えば何とかなるか」
男「なら早く眼を付けてくれ。このままではグロくてかなわん」
女「その前に礼をしなくてはいけないな。ありがとぉー!!」
男「ギャー! 礼はいいから早く眼を戻せ!
  視神経が、視神経が顔に張り付いて……、イヤァーッ!」
43ほんわか名無しさん:2009/10/11(日) 06:57:43 O
>>42
ワロタ
無茶振りにも答えて見せる心意気に惚れた
44ほんわか名無しさん:2009/10/11(日) 11:06:30 O
久しぶりに来たら投下がたっぷり
皆様GJだぜ!
45ほんわか名無しさん:2009/10/11(日) 21:27:41 O
・口を開けたら夕日が沈み

男「クー見て、夕日がすごく綺麗」
女「本当だな」

男「夕日が綺麗だといかにも秋って感じがしていいよね」
女「涼しくなってきたし、過ごしやすくて気持ちが良い季節だな」

男「クー?」
女「ん?」

男「大好きだよ」
女「ふふ、どうした。君からそんなことを言うなんて珍しい」

男「なんか夕日見てたらロマンチックな気分になっちゃって」
女「可愛いなぁ。私も、君を愛しているよ」

男「俺もだよ。ずっとずっと、これから先どんなことがあっても、クーが一番好きだ」
女「まだまだ。まだ足りない。もっと愛の言葉を言ってくれ」

男「好きだよ、クー。愛してる」
女「もっと、もっとだ」


二人を包む甘い言葉は、夕日が落ちるまで口をついて出たそうな……
〜クールな親子〜

学校

サァアア…

ク「………」

男「あれ?クーさんどうしたの?」

ク「雨が降っているだろう?」

男「台風が近づいてるからね。早く帰らないと…」

ク「しかし傘がないんだ」

男「忘れたの?」

ク「そうなんだ。だから途方にくれていてな…」

男「だったら僕のを貸すよ。はい」

ク「君が濡れてしまう。そんなことはできない」

男「でも…早くしないともっと強くなるよ?僕は走って帰れば…」

ク「そこでだ」

男「?」
47台風だから…A:2009/10/13(火) 12:26:00 O
ク「相合い傘をしよう。これならば平気だ」

男「でも家が逆じゃ…」

ク「問題ない。君の家までついて行ってご両親に挨拶をしたら父に車を出して貰って帰る」

男「…なら初めからお父さんを呼んだら…」

ク「父はいま仕事中のはずだ。仕事が終わるまで君の家で雨宿りさせて欲しいというわけだ」

男「そっか。仕事…で、僕の家で雨宿り?」

ク「迷惑だろうか?」

男「そんなことはないよ。あ、今日は親はいないけど…」

ク「望むところだ。なら思う存分二人の愛を…」

男「…しないけどね?」

ク「…いつになったら抱いてくれるんだ?自分を慰めるのももう…」

男「す、ストップ!ストップ!下駄箱でなんてことを…」

ク「君が焦らすからだ。だから毎晩私は君を想って…」

男「わ、わかったから!帰ろう!早く帰ろう!」

ク「ん?うむ、そうだな…」
48台風だから…B:2009/10/13(火) 12:27:01 O
ザァアア…

男「雨は強くなってきたけど…いま台風はどこにいるんだろ…」

ク「ありがとう…………母」ボソッ…

男「ん?何か言った?」

ク「何も。それより急ごう。風も強くなってきた」

男「あ、ホントだ。急がないと…」

ク「………」

朝 クー自宅

ク『行ってきます』

母『まて、傘は置いていった方がいい』

ク『台風が来るのに?何故だ?降水確率90%だぞ?』

母『相合い傘だ』

ク『…?』
49台風だから…C:2009/10/13(火) 12:28:15 O
母『忘れたと言って男君の傘に入れてもらえ』

ク『なるほど。…しかし男と私の家は逆だ』

母『適当なことを言って男君の家にあげてもらえ。親がいれば挨拶してもいいし、いないなら…』

ク『…なるほど。ありがとう、母』

母『気にするな。私も父と二人っきりになれる』

ク『そちらはそちらでよろしくやってくれ』

母『そうするつもりだ』

ク『では行ってきます』

母『がんばれよ』

ザァアア…

ク「ふふふ…」

男「どうしたの?クーさんが笑うなんて珍しい」

ク「なんでもない」すすっ…

男「え!?な、なに?」

ク「寄り添わないと濡れてしまうからな、ふふふ」
50台風だから…D:2009/10/13(火) 12:29:30 O
男「だ、だからって…(む、胸が…)」

キキッ!

父「…そこの虫…なにをやっている?」

ク「パパ?」

父「クー!パパ心配したんだよ!?台風近づいてきてるし…こんな虫まで!」

ク「…仕事は?」

父「早退に決まってるでしょ!クーが雨に濡れちゃうかもしれないのに仕事なんて…!」

ク「余計なことを…」

父「…おぃ、そこの」

男「あ、どうも…」

父「クーは私が送る。一人で帰れ」

男「はい。それじゃクーさんまた…」

ク「パパ。男を雨の下に放置するとはどういう了見だ?」

父「男くんは強いから雨の中でも風邪とかひかないよ!ほら馬鹿は…」

ク「…パパ」
51台風だから…E:2009/10/13(火) 12:30:47 O
父「え、えーと…なんで怒ってるの?く、クーちゃん?」

ク「………」

男「あの…」

ブロロ…

父「…なんで私がまたこの悪い虫の送り迎えなんか…クーは純粋だからこの男の危険性を…」ぶつぶつ…

男「ごめんね?わざわざ」

ク「気にするな…しかし残念だ」

男「なにか言った?」

ク「いや…」

男「…?」

ブロロ…
52台風だから…終:2009/10/13(火) 12:32:28 O
クー自宅

母「何故ここにいる?」

ク「父が迎えにきた」

母「…帰ってくるなと言ったのに」

ク「私だって帰ってきたくなかった」

父「クー、母さん?早くご飯たべようよー」

ク「まったく余計なことを…」

母「父…何故余計なことを…」

ク「む?」

母「ん?」

父「ねぇー?」

ザァアア…
53ほんわか名無しさん:2009/10/13(火) 14:23:21 O
ニヤニヤした
GJ
54ほんわか名無しさん:2009/10/13(火) 17:31:43 O
かわいいw

GJ
55ほんわか名無しさん:2009/10/13(火) 21:20:16 O
臆病な彼

「私は君を愛している」
「ありがとう。僕も、クーを愛しているよ」
「君は、いつも遠慮しているよね」
「そうかな」
「君はいつも、柔肌が触れているのに欲望に身を任せずに壊れ物に触れるかの様な抱擁だ」
「苦しいかもしれないじゃん」
「壊れるほど抱きしめて欲しい時もあるさ。脆くは無いよ。私も、私の君への想いも」
「うん」


彼は彼女を強く強く抱きしめた。
二人の想いが重なった日。
56ほんわか名無しさん:2009/10/13(火) 22:35:18 O
>>55
あんたの文章は本当に良い
涙が出てくる
57ほんわか名無しさん:2009/10/16(金) 00:54:23 0
去年の春頃まではvipにスレ立てもするくらい素直クールすきだったのになぁ
ふと思い出して避難所いってみたら最後の書き込みが7月末とは…
ほの版でも書き手さんがんばって
58ほんわか名無しさん:2009/10/16(金) 00:58:38 0
680 名前:以下、クーにかわりまして名無しがお送りします :09/10/16 00:56:17 ID:+KmrWgq2
土曜の夜に立てようと思う。暇だったらきてくれ

避難所にて 宣伝
59ほんわか名無しさん:2009/10/16(金) 05:17:23 O
素直ヒートも立てたいな
60ほんわか名無しさん:2009/10/16(金) 12:55:41 O
シューっぽいお題をほのぼのクールに消化。
それもまた良し、イエス又吉。
61ほんわか名無しさん:2009/10/17(土) 23:29:03 O
不安な時は

「クーは、不安でたまらない時があるの?」
「あるさ」
「どうやって、不安を取り除いてるの?」
「君と会うだけで、不安なんか消えていく。頑張ろうと思える。それだけだよ」
「強いね。僕はクーといるときも不安になることあるのにさ」
「それは、私とずっと一緒に居れるかとかだろ」
「よくわかったね」
「その不安は私が取り除いてあげよう。私はずっと君を愛している。君を支えたい」


彼女は彼を後ろから優しく抱きしめた。
『大丈夫』
そう伝えるかの様に。
彼女は彼と口付けをした。
『愛している』
そう伝えるかの様に。
二人の時間はゆっくり。
二人の未来はしっかり。
進んで行く。
62ほんわか名無しさん:2009/10/17(土) 23:44:15 O
あああああGJううううう
63ほんわか名無しさん:2009/10/18(日) 14:04:24 O
暖かい日差しと冷たい風

「日差しが暖かいのに風が冷たいね」
「秋の中に冬が混じりはじめたようだね」
「クーさん。何してるの」
「寒いから、君の温もりを貰おうかと」
「だからって人の服の中に手を入れようとしないで」
「君が欲しいんだ」
「真っ昼間から艶っぽいこと言わないで下さい」
「夜ならいいんだね?」
「うっ…。これで我慢して下さい」


彼は彼女を抱きしめる。
風の冷たさは彼の温もりとお日様の温もりに適わなかった。
64ほんわか名無しさん:2009/10/18(日) 19:42:48 0
クー「ムカッ」
65ほんわか名無しさん:2009/10/19(月) 07:34:29 O
いいなぁ……GJ
66ほんわか名無しさん:2009/10/20(火) 02:23:58 0
男「さて、ちょっとした旅行に行ってくるわけなんだが、
  なにか欲しいみやげ物とかはないか?」
女「いや・・・・・・、特にない」
男「おいおい、別に遠慮する必要はないぞ」
女「遠慮しているわけじゃない。
  ただ、君はほかの人の分のおみやげも買い込んでくるだろうし、
  そこでさらにわたしの分のみやげ物で
  あんまり荷物をかさばらせるのも悪いとおもってな」
男「それを遠慮って言うんだ。
  多少の無理はしてでも、両手で持って帰れる限りは何でも買っておいてやる。
  細かい気遣いなんかする必要はないぜ?」
女「そ、そうか・・・・・・、それなら、え〜と、んん〜・・・・・・。
  そうだな・・・・・・君が見繕ったものなら何でも喜んで受け取るよ」
男「俺の見繕ったもの・・・・・・か(そのリクエストが一番悩むんだがな)。
  わかった、楽しみに待っとけよ」
女「あ、それから・・・・・・」
男「まだ何か?」
女「気をつけて、ね」
男「おぅ」

観艦式(予行)観てくる前に思いついた奴を一本。
67ほんわか名無しさん:2009/10/20(火) 13:10:44 O
観艦式って船のなんか?分からんけどGJ!

クーも男も優しいな
68ほんわか名無しさん:2009/10/20(火) 21:21:20 0
艦って付く船は軍艦のこと

「そ、そうか・・・・・・、それなら、え〜と、んん〜・・・・・・」なんて言って困っちゃう素直クールかわいい
69ほんわか名無しさん:2009/10/24(土) 01:56:54 0
男「さて、みやげを買ってきたわけなんだが・・・・・・」
女「『なんだが』って何なんだ、その歯切れの悪いものの言い方は」
男「いや、なんと言うかかんと言うか、
  時間に追われて急いで手近な土産物屋で調達したんだが、
  あまり可愛らしい代物ではなくてな。
  気に入ってもらえるかどうか・・・・・・」
女「わたしは言ったはずだぞ、
  『君が見繕ったものなら何でも喜んで受け取る』と」
男「その言葉、後悔するなよ。ホラ」
女「キーホルダーか。
  これは、あ〜、そのぉ、ふむぅ・・・・・・、
  なんと言うか、独特な・・・・・・」
男「悪かった! この埋め合わせは何かで必ず・・・・・・」
女「いや、わたしにはお似合いかもしれないな」
男「そんなことは・・・・・・」
女「だから、わたしは言ったはずだぞ、
  『君が見繕ったものなら何でも喜んで受け取る』と。
  それにほら、もう携帯電話に取り付けた。
  君がなんと言おうと、もうこれはわたしのお気に入りだ」
男「すまないな。いらん気を遣わせて」
女「いいさ、気に入っただけだから。
  でも、次におみやげを買ってきてくれるときは」
男「買ってくるときは?」
女「なにか美味しいものがいいな。
  君と一緒に楽しめるようなやつを」
男「わかった! 全力で努力しよう」

観艦式から帰ってきて思いついた奴を一本。
観艦式とは海上自衛隊が3年に1度、訓練成果の披露と理解を求めるために行う、観閲式典のこと。
私が見てきたのは予行練習で、本番は25日。
70ほんわか名無しさん:2009/10/24(土) 07:03:27 O
乙GJ!!
うちの兄貴も海自だから親近感湧くわwwwwww
71ほんわか名無しさん:2009/10/25(日) 18:33:45 O
簡単に単純に

「クー、人に説明することって難しいよね」
「そうだな。言葉で表そうとするとどうしても余計なことを混ぜてしまう」
「足りないと思ったり、余計なものを付け加えたり。難しいよ」
「君は、難しく考えてしまう嫌いがある。もっと簡単に考えていいんだよ」
「そうかな?でも、簡単にってどうやって?」
「単純なことさ。私が見本を見せてあげよう。私の君への気持ちを説明するよ」
「うん」
「君が、好きだ」
「あっ…」
「ねっ。簡単で単純でしょ」
「あははっ。ホントだね」


伝えたいこと。
それは単純な気持ちで簡単な言葉。
72ほんわか名無しさん:2009/10/25(日) 19:25:10 O
GJ!!
なんだか優しい気持ちになれた
73ほんわか名無しさん:2009/10/28(水) 22:43:31 0
長編ってここで書いて良いのか?
74ほんわか名無しさん:2009/10/28(水) 23:02:26 P
いいと思うよ
75ほんわか名無しさん:2009/10/29(木) 21:58:29 O
誰かネタくれさい
76ほんわか名無しさん:2009/11/05(木) 21:35:26 0
歯車

「はぁ……」
「ため息ついてどうした若人よ」
「あっ、クー。あのさ。社会の歯車になるってどう思う?」
「大切なことだと思うよ」
「大人だね。お前は歯車だって言われて、僕は納得できないもん」
「なら、納得させてあげよう。君は私にとって大切な歯車だ。君無しでは私は動けない」

 小さな歯車。
 それは欠けたら動けない大切なもの。
 どんな歯車にも意味がある。
77ほんわか名無しさん:2009/11/05(木) 21:53:27 O
GJ!!
あなたの書くクーは可愛いよ
78ほんわか名無しさん:2009/11/07(土) 00:24:57 0
ネタメモ
・動物が苦手な男orクー
・誕生日
・結婚○年目

俺も書いてみるけど他の人が書いたのも見てみたい
79ほんわか名無しさん:2009/11/07(土) 19:46:53 O
2人で帰宅途中
女「男、唐突ですまないが君にお願いがある」
男「何だい?僕にできる事ならするよ」
女「かなり恥ずかしいのだが……幸いもう日も暮れて人に見られる心配は無い」
男「ク、クー?///」
女「だがこんな事を頼めるのは君以外いない。
  しかし言うのに躊躇ってしまう程恥ずかしい」
男「クーさん、人気は無いけどちょっとさすがにそれは……///」
女「本能には誰しも抗えない。はっきりお願いしよう。
  ……今すぐお姫様抱っこして欲しい」
男「えっ!?なななななんだって?????ってお姫様抱っこ?」
女「ああ」
男「クスクス。いいよ。(ホッ)」
女「よろしく頼む///」
男「ヨイショっと。でも急にどうしたんだい?」
女「恐怖に対抗しつつ君との密着度も上げられる案を咄嗟に思いついた」
男「……恐怖?」
女「ああ。今足下に蛇がいる。昔から蛇は苦手でね
  心配しなくてもいい。縞蛇だから毒は無いし脅かさなければ襲ってこない」
男「……クー、ごめん僕も蛇は苦手」
女「ならば静かに撤退しよう。でもこのままでお願いしたい」

お題「動物が苦手な男orクー」
もとい「動物が苦手な男andクー」
80ほんわか名無しさん:2009/11/07(土) 22:25:52 O
今素直クールスレってこことエロパロだけ?シベリアが死んでた気が……
81ほんわか名無しさん:2009/11/08(日) 03:25:12 O
だな
82ほんわか名無しさん:2009/11/08(日) 20:54:32 0
生きてるスレは3つあるよ
ていうかシベリアに素直クールのスレなんてあったっけ
83ほんわか名無しさん:2009/11/08(日) 23:18:17 0
あったんだよ
【あたためて】素クール娘inシベリア【くれないか】
http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/siberia/1146203950/
84ほんわか名無しさん:2009/11/09(月) 21:19:21 O
>>82
ここ、エロパロ、後もう一つはどこ?
URL教えて下さい
851/2:2009/11/19(木) 02:46:06 0
女「彼女のあえぎもよそに、男は彼女の×××に彼のいきり立った×××を×××した。
  一際甲高く泣く彼女を、男は無情にも、
  そして乱暴にも、貪るがごとくに×××し尽くし・・・・・・」
男「待て、人が仕事をしているときにお前は何を言っている!?」
女「何とは、読書だが。
  読書の秋にふさわしく、教養に身を浸してみようかと」
男「それで、何で音読する!」
女「音読をすると感情が豊かになると聞いたのでな」
男「お前が感情豊かになったらアイデンティティーに関わるだろうが。
  そして、その教養とは無縁な本はなんなんだ!」
女「『肉溺美人OL 痴獄の満員電車』と、タイトルにあるが」
男「俺が聞きたいのは書名の事じゃない!」
女「なら聞かなければいいじゃないか」
男「え〜い、ああ言えばこう言う」
女「愛と言えばfor You」
男「うまいこと言った気になるな! まあ、ちょっとうまいと思うけど・・・・・・。
  それはともかく、俺が聞きたいのは、
  何で俺が作業をしている横でお前は官能小説を音読しているのかということだ!」
女「それはさっき言ったはずだが」
男「あれ、そうだっけ? ん、ああ、そういえばそうか。
  じゃあ、何でよりにもよって官能小説を音読しているのかを聞かせてもらおうか!」
女「私だってこんな卑猥な文章を口に出したいとは思わない、というか恥ずかしい。」
男「まったくそうは見えないぞ。
  というか、そんな読みたくもないものを音読するな!
  まったく、気が散って仕事が手につかん」
女「それが狙い目だ」
男「何!?」
862/2:2009/11/19(木) 02:47:30 0
女「君は最近仕事で忙しいと言ってばかりでまったく私の相手をしてくれないじゃないか。
  それで、官能小説でも読み上げればこっちを見てくれるのではないかと・・・・・・」
男「恐ろしく不器用なやり方だが、8割方目的は達成されたということか」
女「9割7分4厘3毛といったところだ。
  君とあれこれ馬鹿馬鹿しい話をすることが目的だったからな」
男「で、残りの2.57%は?」
女「人間満ち足りることを知ってしまうとそれより先はないからな。
  より先を望むための、伸びしろといったところだ」
男「ずいぶん狭い伸びしろだな」
女「私は謙虚でありたいと思っているからな。
  あと、本の選択にも意図があったのだ」
男「ほぅ」
女「あえて、あ〜、そのぅ、強姦・・・ものを選んだのは、
  私は多少強引に迫られてでも構わない、というアピールのつもりだったのだが」
男「わかるかい!」
女「加藤保憲ぐらいに強引にヤッてくれたってかまわないぞ」
男「俺はドーマンセーマンも風水術も護法童子も使わない!」
女「じゃあ、永遠の満月の方程式は」
男「高校出て以来、方程式なんか解いた覚えもない!
  まぁ、お前の言いたいことはわかった。
  仕事が一段落したら遊びに行くぞ」
女「かまってくれるのか!
  あ、でも、ぁ〜、強姦、みたいな真似はちょっと困るというか・・・・・・」
男「つい今しがた言ったことともうズレが!
  まあ、俺としてもお前の親に挨拶するまではそういう真似はしたくないから、
  安心してくれていいと思う」
女「安心していいと思う、
  していいんじゃないかな、
  ま、ちょっと覚悟しておけ、ってことか」
男「はぁ・・・・・・、まぁ、速攻で片付けるからそこでおとなしくしておけ」
女「ラジャー!」
87ほんわか名無しさん:2009/11/19(木) 06:45:50 O
シュール民自重wwwww

投下乙です
88ほんわか名無しさん:2009/11/20(金) 01:48:15 O
侵略はその辺にしとけよ
89ほんわか名無しさん:2009/11/20(金) 13:40:35 0
スレが食べ終えた魚の骨で埋まる前にな……クックック
90ほんわか名無しさん:2009/11/21(土) 12:24:38 0
GJ
素直クールは天然キャラなんだからもともとシュール要素あるからしかたないね
91ほんわか名無しさん:2009/11/22(日) 14:10:27 O
ヒートと学園スレ落ちた!?
92ほんわか名無しさん:2009/11/22(日) 14:27:23 O
そうだね
93ほんわか名無しさん:2009/11/22(日) 15:17:40 O
落ちるほど放置されてたような気はしないんだがな……

頼むから新スレ立ってくれ、まだ未練がある
94ほんわか名無しさん:2009/11/22(日) 15:27:38 0
>>93
自分で立てようとはしないのか
スレだって自分で立とうとしてんだぞ
95ほんわか名無しさん:2009/11/28(土) 23:55:51 0
シベリア落ちたか…
96ほんわか名無しさん:2009/11/29(日) 15:05:41 O
>>78
結婚5年目の旅行

「結婚して5年目なのに国内旅行でごめんね」
「何を謝るんだい?」
「クーが海外旅行に憧れてたからさ」
「気にしなくていい。君と一緒ならどこを旅行しても最高のロケーションだよ」
「ありがとう」
「それにな、私達が旅行する事で国内経済も少しは潤うんだ。そう考えると素敵なこと尽くめじゃないか」
「あははっ。そんな見方もあるんだ」
「うん。だから、あの髪飾りが欲しいな」
「うん」


契りを交わして5年。
二人の絆は強く育っていく。
97ほんわか名無しさん:2009/11/29(日) 15:13:25 O
>>78
トラウマ

「クー、犬が苦手?」
「うん。小さい頃に噛まれてからどうもね」
「そっかぁ。ちょっと目をつぶってて貰える?」
「わかった」
……
「クー、手をかして」
「むっ、良い手触りだ」
「もう良いよ」
「い、いぬ」
「まだ、怖い?」
「噛まない?」
「かまないよ」
「そっか。良い手触りだな。もふもふ」

緊張気味に撫でる彼女。
優しく見守る彼。
犬は嬉しそうに目を細める。
98ほんわか名無しさん:2009/11/29(日) 18:06:18 O
こんな古いお題を消化するなんて……
GJGJ!!!
99ほんわか名無しさん:2009/11/29(日) 20:19:44 O
GJ
ハァハァ
100ほんわか名無しさん:2009/12/02(水) 21:42:18 O
>>78

キミトイルトスナオニー♪
「メール?」
『誕生日おめでとう』
「メールだけでも嬉しいものだよね」
ピンポーン
「はいはい」
「やぁ」
「クー」
「どうした?不意打ち食らったような顔して」
「いや、てっきり今日はもう…」
「大切な人の誕生日にかけつけるものだろ。少し崩れたかもしれないがケーキだ」
「ありがとう」

大切な人の生まれた特別な日
少し息切れしながらの言葉は優しい言葉
101ほんわか名無しさん:2009/12/03(木) 04:46:51 O
GJ!!!
102ほんわか名無しさん:2009/12/03(木) 18:08:54 O
GJに候
103ほんわか名無しさん:2009/12/08(火) 18:20:00 O
おーい
誰もいないのー?
104ほんわか名無しさん:2009/12/08(火) 18:52:51 O
いるけどネタがねえ
そして過疎ゆえにdikrしてもおいそれとはいかない

しかし嘆いても始まらないから題くれ
105ほんわか名無しさん:2009/12/13(日) 00:16:14 0
>>78
誕生日

トルルルッ
「はい…」
『あっ、クー。誕生日おめでとう』
「ありがとう」
『あのさ、いまから会える?』
「えっ? でも……」
『距離なんか関係無いよ』
「うん……」
……

ぴんぽーん
「こんばんは、少し時間過ぎちゃったけど。これ、お祝いのケーキ誕生日おめでとう。クー」
「ありがとう。ふふふっ。こんな時間にケーキなんて、太ってしまうな」
「大丈夫。僕がおいしく食べてあげるよ」
「あははっ。ケーキよりも幸せで太ってしまいそうだよ」

過ぎてしまった記念日。
大切なのは、祝う気持ち。
106ほんわか名無しさん:2009/12/13(日) 04:49:49 O
GJ!!!
107ほんわか名無しさん:2009/12/16(水) 12:33:30 O
GJ
108ほんわか名無しさん:2009/12/16(水) 12:39:10 0
GJ
109ほんわか名無しさん:2009/12/16(水) 20:02:22 O
だれか投下をお願いします><
素直クール分が足りなくて死にそうだ
110ほんわか名無しさん:2009/12/16(水) 23:25:24 0
手を出してしまっても構わんのだろう?


女「男、クリスマスのデートの行き先なのだが、無事決まったぞ」
男「え?」
女「この季節に相応しい、秘湯を見付けた」
男「……え?」

女「正確には知り合いに教えてもらったのだが……安心してほしい。昨日調べた結果、大変歴史ある温泉との事だ」
男「え?」
女「料理にも期待出来るし、卓球台もあるらしい」
男「……え」

女「クリスマスというムードではないが、いまどき珍しい、純粋な和風の御店なんだ」
男「え」
女「出来ればどちらかが知っている場所の方が良かったが、たまには二人で冒険というのも良いと思ってな」
男「え」

女「何か質問あるか?」
男「クリスマスのデートって……約束した覚えがないんだけど……」
女「え」
男「……」

女「……わ、忘れてしまったのか」
男「え、え?! ごごごごめん! えっと、とりあえずクリスマスの予定は開けてあるから、全然問題ないよ!」
女「そうか、それは良かった」
男「元々クーの為に開けておく予定だったから、なんてね」
女(私とした事が一番大切な予定を忘れるとは……すまん男)
111ほんわか名無しさん:2009/12/16(水) 23:37:30 0
女「予約は電話で取り消しておいたよ。また次の機会にしよう」
男「……ごめん、クー。せっかくのクリスマスに風邪なんて引いちゃって」
女「そんな事は気にするな。むしろインフルエンザでなくて本当に良かった」
男「その上、身の回りの世話まで任せちゃって」

女「だから気にするな」
男「風邪引いて実家に帰る訳にもいかないし、クーがいなかったら本当に」
女「……お前の悪い癖だ」
男「えっ」

女「すぐそうやって落ち込む。誰にだって失敗はあるんだ、くよくよしても何も変わらない」
男「そうだよね、ごめん」
女「いつでもどこでも誰かが励ましてくれると思わない事だ。立ち上がれる強さを持たなければ」
男「……それは違う」

女「?」
男「僕が甘えるのは、甘えられるのは、クーだけだよ」
女「……」
男「年に一度のクリスマスイヴに病人の看護をさせるなんて、最高の我儘だと思わない?」

女「……一理ある」
男「でしょう?」
女「まぁ、そう考えると悪くないと思ってしまう私が――」
男「げっぶっふおおおおおおおおおおおおおお」ダバダーダバダーダー

女「ええ、と。電話は、あった」

ピーポーピーポー
112ほんわか名無しさん:2009/12/16(水) 23:49:09 0
女「……」
男「……」
女「まさか、年に一度のクリスマスを病院の個室で過ごす事になるとは、流石の私も予想出来なかったよ」
男「……ごめん」

女「夕方頃から顔色が少し悪くなっていたが、まさかここまで悪化していたとは」
男「……」
女「体調管理には細心の注意を払っていたつもりだったが、本当にすまない」
男「クーのせいじゃないよ。悪いのは僕だ」

女「寝ていた君の何処に責任がある。もう少し体を温めるべきだった……か?」
男「いや、確実に僕のせいだよ」
女「……なんだと?」
男「窓際にあるプレゼント。それ病院のクリスマス用装飾じゃないんだ」

女「……まさか」
男「クーが、昼ご飯の材料を買いに行っている間に……」
女「……」
男「えっと、メリークリスマス……」

女「……」
男「……」
女「はぁ、熱も上がる訳だ。この寒空の下、全力疾走とは元気だな青年」
男「本当にごめん」

女「こんな受け取り方して嬉しいと思うか?」
男「ごめん、ごめん!!」
女「とっとと寝るんだな。私は一度帰る」バタン
男「……」

男「……あれ、プレゼントがない」
男「……」
113ほんわか名無しさん:2009/12/17(木) 00:07:13 0
男「もう来てくれないかと思ってたよ」
女「着替えその他を取りに帰っただけだ。思いのほか時間が掛かった」
男「ありがとう」
女「にしてももう来ないと思われていたとは心外にも程があるぞ」

男「……重ね重ね申し訳ない」
女「君を見捨てて帰る訳ないだろう」
男「ごめん、ちょっと寂しかったんだ」
女「良い薬だ。ほら、りんごを剥いてやる」

男「……」
女「……」
男「クー」
女「もう謝罪は聞き飽きたぞ」

男「いや、違うんだ。昨日今日と行けなかった温泉、年末に行かない?」
女「……」
男「僕はなんとしてもこの風邪を年末までに治してみせるから! 行こう!」
女「私には断る事は出来ない」

男「やった!」
女「本当に嬉しい申し出だ。君から誘いがくるとは、風邪に感謝しなければ」
男「クーってたまに強烈な事言うよね」
女「そうかな」

男「……それと」
女「なんだ?」
男「似合ってるよ、凄く」
女「当然だ。君が選んだのだから」
114ほんわか名無しさん:2009/12/17(木) 00:14:24 0
もう駄目だ
湧きあがるしゅうる波動を抑えられない
次の投下でたぶん病院が爆発して男と女がバナナの皮で滑りながら虹を渡る

そうなる前に自爆する
115ほんわか名無しさん:2009/12/17(木) 05:08:25 O
踏みとどまってくれてありがとうGJ!!
116ほんわか名無しさん:2009/12/17(木) 05:14:04 O
ダメじゃないかwwwwwwwwwwww

GJ!!
ヒースレも過疎だなぁ……
117ほんわか名無しさん:2009/12/17(木) 09:02:15 O
>>116が鬼畜すぎた
118クールな親子:2009/12/18(金) 06:03:43 O
にしても久々だ

喫茶店

ク「………」

男「クーさん?どうかしたの?」

ク「そういえばもうすぐクリスマスだな」

男「あ、そうだね。…何か欲しいものがあるの?」

ク「そうだな。私は君が欲しい」

男「…え"?」

ク「せっかくのクリスマスだ。君と二人きりで過ごしたい」

男「そ、それはまぁ…そうするつもりだけどバックとかそういうプレゼントはいらないの?」

ク「特に欲しくはないな」

男「ふーん…無欲なんだね、クーさんって」

ク「そうでもないぞ?私は常に君を独占したいと思ってるくらいだしな」

男「…ど、独占って…」
119クールな親子A:2009/12/18(金) 06:05:11 O
ク「いつも私を見ていてほしい。話を聞いてほしい。側にいてほしい…とかな。どうだ?強欲だろう?」

男「確かに…友とかいるとすごい牽制するよね?」

ク「別に友が嫌いなわけではないんだが…ついな」

男「…あはは、友の奴とばっちりだね」

ク「む?」

男「こっちの話。で、何頼む?」

ク「ん?そうだな…」

物陰

母「ふむ…なかなか良い雰囲気だな」

父「あんのくそ虫がぁああ!!クーに近づくな!ばい菌がうつるだろが!!」

母「父、少しうるさいぞ?」

父「だって母さん!!あの男がクーに…!」

母「そんなことより今は私とデート中だろう?」

父「そ、そんなことって…く、クーが…」
120クールな親子 終:2009/12/18(金) 06:07:37 O
母「父」

父「…はい」

母「町でたまたま娘を見かけたからといってストーキングは感心しないな」

父「…母さんだってノリノリで…」ぶつぶつ…

母「父」

父「は、はい!」

母「なにより今はデート中だ…二人きりの時くらい私だけを見ていてくれないか?」

父「うっ…はい…」

母「うむ。では行こう。そうだな、まずはランチでも…」

父「…クー……」

母「父?」

父「あ、今行きます!母さん!」
121ほんわか名無しさん:2009/12/18(金) 06:15:40 O
素直クール最高だGJ!!!!
122ほんわか名無しさん:2009/12/18(金) 08:01:37 O
母に惚れたwww
123ほんわか名無しさん:2009/12/19(土) 01:55:26 O
冬の夜

「寒いね」
「まったくだ」
「なんでさり気なく一緒の布団に入ってるの」
「温かいのに、こしたことはないだろ」
「まぁね」
「うん。君の温もりがちょうど良い」


二人で一つの布団
寒い夜を越すのは互いの温もり
124ほんわか名無しさん:2009/12/19(土) 04:38:21 O
俺も温もりが欲しいですGJ!
125ほんわか名無しさん:2009/12/19(土) 20:17:00 O
ハァハァ
126ほんわか名無しさん:2009/12/19(土) 21:56:25 O
女「あ……」

男「何、どうかした?」

女「男、髭が生えてる」

男「嘘っ、ちゃんと剃ったんだけどな」

女「ほら、顎のここのラインにポツポツと」

男「本当だ、見えにくいから気づかなかった」

女「君もやはり男の子なんだな。その印が、こんなところに芽生えてるなんて」

男「なんか、髭を見られただけで恥ずかしいね」

女「ふふ……さ、こっちにおいで。私が処理してあげるから」

男「あ……お、お願いします」
127クールな親子:2009/12/20(日) 03:16:29 O
スーパー

母『ん?』

男『えーと、ネギ…ネギ…』

母『男くん、こんな所で奇遇だな』

男『あ、クーさんのお母さん』

母『長いな。義母さんでいい』

男『い、いや…ちょっとそれは…』

母『おつかいか?』

男『え?あぁ、はい。ネギが無いらしくて…』

母『そうか。偉いな、クーときたら寒くて嫌だとか…まったくあの娘は…』ぶつぶつ…

男『え、えーと…』
128クールな親子A:2009/12/20(日) 03:17:54 O
母『あぁ、すまないな。つい愚痴ってしまった。ネギを探しているのだろう?ネギならこっちだ』

男『あ、すみません』

母『気にするな』

男『ありがとうございます』

クー家

母「…ということがあった」

ク「母、なんで私を呼んでくれなかった?」

母「お前が来る間男くんを待たせるわけにはいかないだろう?」

ク「む…」

母「そもそも、おつかいを頼んだのに断ったのは誰だ?」

ク「それは…」

母「寒いから嫌だなどと言うからこういうことになるんだ」

ク「むぅ…」

母「こたつでぬくぬくとした罰だろう。当然の報いだな」

ク「…少し意地悪じゃないか、母?」

母「…外は寒かった」
129クールな親子B:2009/12/20(日) 03:19:17 O
ク「なるほど」

母「なるほどじゃない。ほんとに寒かったんだぞ?」

ク「もう12月も半ばだからな。…私は暖かかったが」

母「…クー、喧嘩を売っているのか?」

ク「男と話したなんてうらやましい…」

母「だからといって母親に喧嘩を売るのか?」

ク「………」

母「…まったくまだまだ子供だな、お前は」ごそ…

ク「…そうやってこたつで亀状態になっている母に言われたくはない」

母「寒いんだから仕方ないだろう?」

ク「私が入れないんだが…」

母「知らんな」
130ほんわか名無しさん:2009/12/20(日) 03:21:20 O
ク「…母」ゴゴ…

母「…なんだ?」ゴゴ…

ガラッ!

父『ただいまー!』

ク「ん?父か…」

母「む…!」バッ!

父「いやー、外寒いねー。パパ寒くて…」

母「父、おかえり。寒かっただろう?お風呂にするか?ご飯にするか?それとも私か?」

父「か、母さん…クーが見てるから…!」

ク「おかえり、パパ」

母「私は気にしない」

父「…あのね」

母「まぁ、風呂が妥当か…着替えは持っていくから先に行くといい」

父「ありがとう、母さん。それじゃお言葉に甘えて…」

母「いいんだ。父に風邪など引いてほしくないからな」
131クールな親子 D:2009/12/20(日) 03:23:17 O
ク「すごい変わり身の速さだな…」

母「ほっておけ」ごそ…

ク「…ん?」

母「ふふふ…」

ク「何故こたつから着替えが?」

母「暖かくなるだろう?」

ク「なるほど」

母「主婦の知恵だ。…では行ってくる」

ク「あぁ、ゆっくり入ってくるといい」ごそ…

母「うむ」
132クールな親子 終:2009/12/20(日) 03:24:40 O
ク「さて、みかんでも…」

…ガラッ…

母『父』

父『か、母さん!?なんで…!』

母『背中を流そう。ふふっ…』

父『いや…あ!ちょっとどこ触って…母さん!母さぁあん!?』

母『恥ずかしがる間柄では…』

父『だからクーが…あ、ちょっと母さん!?』

キャイキャイ…

ク「…何故だろう。こたつに入っているのにすごく寒い…」

ク「男…」むしゃむしゃ…
133ほんわか名無しさん:2009/12/20(日) 04:37:12 O
母と付き合いたいですGJ!!
134クールな親子:2009/12/25(金) 13:27:21 O
クリスマスだってのに何をしてるんだ俺は…

クー家

男「お邪魔します…」

ク「男、遠慮することはないぞ?」

男「ありがと。でも他人の家に上がるときは…」

ク「…他人の家とは心外だな」

男「え?」

ク「いずれ君の家になると言うのに…」

男「…いや、いずれって…」

ク「まぁいい。ちょっと待っていてくれ。お茶を入れてくる」

男「あ…ちょっとクーさ……はぁ…ん?」

母「………」

男「あ、お邪魔してます」

母「………」
135クールな親子A:2009/12/25(金) 13:29:02 O
男「あの…?」

母「ん…あぁ、男くんか。ゆっくりしていくといい」

男「あ、ありがとうございます…?」

ク「男、お茶が入ったぞ」

男「ありがと。…ねぇ、クーさんのお母さんどうかしたの?」

ク「ん?父が出張中だから寂しくて落ち込んでるんだろう」

男「へぇ…そうなんだ」

ク「うむ」ずず…

男「仲良いもんね、クーさんの両親」

ク「ふむ…まぁ確かにな」

男「僕ん家なんか父さんが出張だと母さん出前でお寿司とったりするんだけど…」

ク「仲が悪いのか?」

男「いや、仲が悪いってよりはめんどくさいんだと思う。炊事洗濯はみんな母さんがやってるし、イライラも貯まるんだよ、きっと」

ク「ふむ?好きな人のために尽くすのは幸せだと思うが…」

男「でも20年もやってれば嫌になってくるんじゃない?」
136クールな親子B:2009/12/25(金) 13:30:39 O
ク「倦怠期というやつか」

男「うーん…確認しづらい所ではあるよね…」

ク「男も私の体に飽きたりするんだろうか…」

男「…なんでそっちにいっちゃうの?」

ク「母、助けてくれ。男に飽きられないためにはどうしたら良いだろう?」

母「…はぁ…父…」

ク「母」

母「…知らん。自分で考えろ」

ク「それは酷いんじゃないか?娘が将来について真剣に悩んでいるというのに」

母「起きるかどうかさえわからん悩みに付き合うほど私は暇ではない」

ク「む…」

母「父…今頃何をしているのか…」

男「………」
137クールな親子C:2009/12/25(金) 13:33:40 O
とおぅるるる…

母「電話か…クー、頼む」

ク「嫌だ」

とおぅるるる…

母「…お前の方が近いだろう?受話器をとってくるだけでいい」

ク「断る。娘の悩みも聞かない親の言うことなど聞くものか」

とおぅるるる…

母「…この馬鹿娘が」

ク「何が馬鹿娘だ。冷血母」
138クールな親子 終:2009/12/25(金) 13:39:03 O
とおぅるるる…

母「…クー」ゴゴ…

ク「…母」ゴゴ…

男「あ、あの…で、電話とりましょう?喧嘩は良くないですよ?」

とおぅるるる…

出張先

父「あれ?おっかしいなぁ…母さんもクーも出かけてるのかな?」

父「…はぁ…電話すら通じないなんて父さん寂し過ぎる…」

とおぅるるる…

父「………」

父「…出てよぉ…クー、母さん…」

とおぅるるる…
139ほんわか名無しさん:2009/12/25(金) 17:33:49 O
はやく続きを!
140ほんわか名無しさん:2009/12/25(金) 18:43:49 0
父不憫だこと…w
141ほんわか名無しさん:2009/12/27(日) 21:18:28 O
遅刻したサンタクロース

「クリスマスは休み取れなくてごめんね」
「普通に仕事なんだ。構わないさ」
「うん。これ…」
「あけて良いかい?」
「うん」
「手袋?」
「いらなかった?」
「嬉しいけど。私は」
「えっ?」
「君の温もりの方が好きだな。」

重なる手
重なる身体
重なる唇
相手の欲しいモノを気付けなかったサンタクロースはあわてんぼ
142ほんわか名無しさん:2009/12/27(日) 21:40:21 O
何度GJと言っても足りない
143ほんわか名無しさん:2009/12/28(月) 05:00:17 O
>>141
私にとってはあなたがサンタクロースだGJ
144ほんわか名無しさん:2009/12/28(月) 09:21:34 0
シュールスレより、『年越しスレ設置のお知らせ』

懐かしの漫画やアルバムを手に取り、大掃除という現実から逃避する季節がやって参りました。
何かと誘惑の多いこの季節、皆さま如何お過ごしでしょうか。
なにはともあれ、下記にてもはや恒例となりました三姉妹合同の年越しスレを設立したいと思います。
参加された書き手描き手の方々には参加賞としてりんごの芯
最優秀賞を受賞された方にはおはぎを包んでるなんかあの緑の葉っぱ
優秀賞にはマジックテープ式のお財布
佳作賞にはグアム二泊三日シングル招待チケットが授与されます。
皆さま奮ってご参加ください。


日時:12月31日 21:00〜
場所:VIP ゆとり鯖
145ほんわか名無しさん:2009/12/30(水) 15:23:26 0
大掃除

「懐かしいものが出て来たな」
「アルバム?」
「うん、小学校のときのものだよ。私が君と会ったのが」
「中学校だから、僕の知らないクーが写っているんだね」
「見るかい?」
「うん」
……
「このころから、クーはかわいかったんだね」
「ふふふっ。この時期は、誰もがかわいいと思うよ。でも、ありがとう。っと、もうこんな時間だ」
「あー、片付かなかったね」
「罠にかかってしまったな。アルバムの罠に」
「僕は恋の罠にかかっているかもね」
「言うようになったものだね。そんな君も、大好きだ」

散らかった部屋。
見つかった思い出。
二人は知らない過去に、花を咲かせる。
146ほんわか名無しさん:2009/12/31(木) 20:33:15 0
雪と蕎麦と君と

「みてみて、雪だよ」
「むっ、どうりで寒いと。うぅ。温めてくれ」
「わっ。服の中に手を突っ込まないでよ」
「ふふふっ。冗談だよ。もう少しで蕎麦ができるよ」
「ありがとう」
「いいものだね。二人でゆっくりと年を越すって」
「いいの? 親御さんと一緒じゃなくて」
「いつまでも子供じゃないさ。それに、蕎麦は好きな人と食べるものだろ?」
「えっ? 前の年の悪いものを断ち切るという意味じゃなかったっけ?」
「長く、傍にいるように願かけと私は解釈しているよ」
「なるほどねぇ」

夜に降る雪
二人で食べる蕎麦。
かける願いはずっと傍にいれますように。


皆さん良いお年を。
147>>144:2009/12/31(木) 20:59:47 0
148ほんわか名無しさん:2010/01/07(木) 10:54:32 0
誰もいないのかな
149ほんわか名無しさん:2010/01/07(木) 21:42:16 0
誰もいねーな


男「……飲むコラーゲンか。クーも女の娘、これ買っていったら喜びそうだ」
女「確かに喜ぶだろう」
男「?! 後ろから首を出されると流石に驚くんだけど」
女「男ならもっと堂々と振る舞うべきだ」
男「すみません、未熟でした」

女「話を戻すが、こいつはあまり役に立たないぞ」
男「なんで? コラーゲンって肌に良いんじゃないの?」
女「そういう文句は良く聞くし、間違ってはないんだろうが……こいつを見ろ」

『飲むコラーゲン』

女「コラーゲンを飲んでどうする? 腸で木端微塵に分解されてアミノ酸その他になるだけだぞ」
男「そうなの? コラーゲンとして吸収されないんだ」
女「その通り」
男「へぇ……。にしても詳しいね。博学すぎる!」
女「……」
男「?」
女「……」

女「……まぁ、なんだ。そういう事だ」
男「……」
女「……」
男「クーも女の娘だったんだね」
女「すまん」
150ほんわか名無しさん:2010/01/07(木) 22:38:17 0
GJ
お肌を気にするクーかわいいよクー
151ほんわか名無しさん:2010/01/17(日) 03:19:51 0
10日遅れだがGJ
152ほんわか名無しさん:2010/01/17(日) 22:10:36 O
>>149
確かにコラーゲンその物としては吸収されずにアミノ酸他に分解されるんだがアミノ酸と一口に言っても様々な訳で、
コラーゲンを分解して得られたアミノ酸はやはりコラーゲンとして再生成され易い訳で。
100%とは言えないが医食同源の言葉のようにそれなりには効果が有る訳で。
まぁコストパフォーマンスを考えれば鳥皮をボイルしてサラダと合わせでもした方が遥かに効果的ではあるが。

ナニは兎も角クー可愛いよクー
153ほんわか名無しさん:2010/01/18(月) 20:28:10 0
>>152
>コラーゲンを分解して得られたアミノ酸はやはりコラーゲンとして再生成され易い
mjd?
グリシン、プロリン、あと何だったか忘れたが、正直珍しくもないアミノ酸に分解されたと思うんだぜ
出来た物質の使い道なんて、何から取ってきたかとかは関係ないんじゃね?
154ほんわか名無しさん:2010/01/24(日) 14:38:38 0
今更ながらふと思ったんだが機械オンチのクーは多かったが
理系に優れてると描写されていたクーはいただろうか
155ほんわか名無しさん:2010/01/25(月) 00:44:15 0
>>154
あったかもしれないが俺にとっては新鮮だ
ところで、その2つが組み合わさったらどうだろうか
つまり、理系に優れているんだけど機械音痴
失敗してもクールなんだけど男に指摘されるとつまってしまう
156ほんわか名無しさん:2010/01/25(月) 01:31:53 0
>>155
じゃあそれで1本書いてみるよ
157156:2010/01/25(月) 20:59:36 0
女「……」
男「何してるの、クー」
女「いや、見たい番組を録画したいんだが……この機械の取り扱い方がよく分からないんだ」
男「だから、何してるの、クー」
女「この機械の取り扱い方を調べている」
男「だから!! なんでそれでデッキを分解する必要があるの?!」

女「内部構造を理解すれば自ずと道が開けるかと思って」
男「確かに以前ラジオが聞けなくなったときにそれで直したけど……今回のは壊れてないんだから分解する必要ないよ!」
女「いいやある。この機械は初見だからな。以後の為に使用方法をマスターしておかなければならない」
男「だからって分解しなくても……戻せるの?」
女「たぶんな」
男「たぶん?!」

女「なんとかしてみせるさ……成る程、ここの回路はこっちに繋がっていたのか」
男「そんな事しなくても取り説見れば一瞬なのに」
女「使い方だけ説明されても納得いかない」
男(理系の性……?)
158ほんわか名無しさん:2010/01/25(月) 22:13:20 O
いいか、触るなよ?
トランスには触るなよ?
絶対に触るなよ?
159ほんわか名無しさん:2010/01/26(火) 18:06:20 0
>>154
昔いたケーキの男の人が書いてたクーはガチ理系だった

>>157
ばらしたらいつの間にか元に戻らなくなる法則が発動しそうな予感
160ほんわか名無しさん:2010/01/26(火) 20:42:47 O
そ言えばいるか堂の人最近見ないな
仕事が忙しいとかかな?
161ほんわか名無しさん:2010/01/27(水) 23:50:45 O
女「寒いな」
男「明日は雨らしいね」
女「雨か……それならいっそ、ずっと部屋に籠っていないか?」
男「バイトがあるよ」
女「私だってある」
男「休めないでしょ」
女「融通はきく」
男「俺の方は無理かも」
女「駄目、か……?」ウルッ
男「……」

男「……ちょっと待って、今バイト先に電話してみる」
女「よし、それでこそ私の男」
162ほんわか名無しさん:2010/01/28(木) 14:12:44 O
規制解除記念GJ
163ほんわか名無しさん:2010/01/28(木) 14:16:27 O
ついでにあけましておめでとうございます
164ほんわか名無しさん:2010/01/28(木) 22:07:33 O
会えない時間

「久しぶりだね」
「会いたかったよ。君に会えなくて枕を濡らしたよ」
「ごめん」
「許さないよ。ずっとずっと許さない」
「そんな」
「そうしたら、ずっと愛しいままでいれるでしょ。会えない日々は君への想いが高まったよ」
「僕もだよ」

会えない日々が
二人の愛を
育んだ
165ほんわか名無しさん:2010/01/28(木) 22:41:50 O
お、いつもの人だ
GJ!
166ほんわか名無しさん:2010/01/29(金) 05:02:14 O
俺の愛も深まりましたGJ
167ほんわか名無しさん:2010/01/29(金) 23:27:07 O
君となら

「クー、それくらいにしといたほうが」
「久しぶりの酒なんだ。気にしたら楽しめないだろ」
「潰れたらどうするの」
「君がいるから平気さ」
「そうじゃなくて」
「大丈夫さ。君が酔った子を襲うような狼じゃないと知っている。それに、君にならなにされても構わないしね」
「まったく。知らないからね」
「構わないさ。君は私を悪く思ってはいない。私は君を愛してる。そうでなければこの席はないさ」


酒の席
本能のままにいれるのは
愛しい人の前だから
168ほんわか名無しさん:2010/01/30(土) 00:15:42 O
クーが襲う側だと思ったら素敵に予想外でした

汚れてる俺は割腹してきます
1691/2:2010/01/30(土) 01:30:25 0
男「クー。ただいま」
ク「やっと帰ってきたのか!心配したぞ」
男「クー…///。抱きつかなくても…///。朝に図書館のアルバイトに行って今帰ってきたばかりじゃない」
ク「なぜだか知らないが君とは1年以上の隔たりがあった気がしてな」
男「1年なんて…相変わらず、クーは大げさだなぁ…。朝行って夕方の今だよ」
ク「本当に心配だったんだぞ。君にああ言われてから、本当に毎日が心配で…」
男「僕のバイト中に図書館に居続けるのだけはやめてとはお願いしたけど…」
ク「君が書庫に入ったのを見て、付いて行ったら館長と君に怒られてから留守番をしているぞ」
男「あの時はびっくりしたよ。どうして、あの書庫のセキュリティを突破できたか今でも警備の人が頭を傾げてるよ。
  あれは、この国最高のセキュリティを試験的に導入したと聞いてるし」
ク「君が書庫で何か起きるのではないかと心配したらあの程度のセキュリティの数学的アルゴリズムは一気に解けた」
男「まあ、心配してくれるのは本当に嬉しいんだけどね…///」
ク「しかし、男よ」
男「どうしたの?」
ク「冷静になって時計を見ていたら、今日は君が帰るのが遅かったな。普段なら18時には帰るのに、今日は19時過ぎだ」
男「やっぱりクーは鋭いね」
ク「ふふ。伊達に君との付き合いは長くはないぞ。今日の君の様子から見ると残業とかではないな…。一体、何かな?」
男「当ててみてよ。クー」
ク「ううむ…。今日の天気は晴れで…。このデータをこう代入して、君の行動をフィードバックすると…。ううむ…?」
男「分からないの?」
ク「むぅ…」
1702/2:2010/01/30(土) 01:32:39 0
男「この美味しそうな匂いがあるのに?」
ク「この匂い…。もしかして…」
男「そうだよ。ちょっと寄り道しているか堂のケーキ買ってきたんだ。この間、クーが美味しいと言ってたあのスペシャル
  ケーキを買ってきたんだ。 今日はバイト代も入ってきたしね」
ク「私のために買ってきてくれたのか…」
男「あの時のクーの美味しいって喜んでくれた顔が忘れられなくって…///。もう一度見たいなぁ…と思ってね…///」
ク「そんなにあの時の顔は良かったか?」
男「その…うん…///。かわいかったよ…///」
ク「男よ…。そこまで私なんかのことを…」
男「クーなんかじゃないよ。大事なクーだよ」
ク「男よ…。私は本当に果報者だ。君にこんなに思ってもらえるなんて、本当に幸せだ」
男「クー…///」
ク「ふふ…。君のその真っ赤になった顔は本当に最高だ。その顔を見るのも久しぶりな気がする」
男「昨日も似たような事言ってなかった?」
ク「いやいや、いつ見ても新鮮で素晴らしい。さて、私が満足したから、今度は君にも満足させてあげたい。そのケー
キを食べた際の笑顔なんだが、君に食べさせてもらえるとさらにその笑顔は増すと思う。無論、この間のように君
の手が振るえると少し困る。私の顔がクリームだらけになってしまうからな」
男「努力してみるよ…///」
171ほんわか名無しさん:2010/01/30(土) 01:34:13 0
とりあえず、ただいまと言っていいのかな?

実は週1位では見てたけど、いろいろと忙しくて…
とはいえ、>>159,160読んでちょっとだけ復帰してみようかなと思った
後、色々と忙しい事が一段落ついたし

だけど、久しぶりに書いたけど、まだ素直クールの感覚が戻ってこないよ
これから感覚を取り戻すべく努力してみる
今回はちょっとダメな感じでごめんなさい
172ほんわか名無しさん:2010/01/30(土) 04:58:28 O
二人ともGJすぎです!
173ほんわか名無しさん:2010/02/03(水) 21:39:05 0
今日は節分なのでちょっと節分をテーマに3レスほど借りるよ
1741ページ:2010/02/03(水) 21:40:08 0
男「クー。ただいま」
ク「男。お帰…、何で、お面を付けてるのだ」
男「今日は節分だからね。鬼のお面だよ」
ク「そうか!考えてみれば、今日が節分だったな。手作り感あふれているが君が作ったのか?」
男「そうだよ。幼稚園のアルバイトの時に作ったんだ。どうかな?」
ク「非常にうまくできているぞ」
男「褒めてもらえるとうれしいな…///。ところで、豆も買ってきたから、豆まきしない?」
ク「君とならば、豆でも紙吹雪でも投げるぞ」
男「一応、言っておくけど後で食べる分も取っておいてね」
ク「うむ」
男「じゃあ僕が鬼をやるからね。じゃあ、クーに豆の袋を…。はい。投げていいよ」
ク「むぅ…」
男「どうしたの?早くぶつけてよ」
ク「…。君にそんなことはできない」
男「え?」
ク「君に物をぶつけて傷つけることなど出来ない」
男「えっと…。あのさ、クー。別に僕は豆くらいぶつけられても…」
ク「君が良いといくら言っても私には君を傷つけるなんて不可能だ」
1752ページ:2010/02/03(水) 21:41:57 0
男「いや、別にこの豆で傷つくことはないと思うけど…」
ク「結構、硬いし、数もある。本当に大丈夫なのか?」
男「幼稚園の園児たちにいっぱい投げられたけど、大丈夫だったよ」
ク「投げつけられたのか!たとえ、幼子と言えども男に対して、このような行動に出るとは許しがたい」
男「あの…」
ク「私の愛する男に対して、このような事をすればどうなるか目に物見せてやる必要がありそうだな」
男「ちょっと、どこ行くの」
ク「決まっている。物置に置いてある試験中のプラズマ砲を取ってくる。豆のお返しにプラズマを…」
男「クー!そんな物騒な物を持ち出さないで!」
ク「君の仇を討とうと…」
男「僕は大丈夫だから。この通りぴんぴんしてるよ。だから、それはやめて…」
ク「本当に良いのか?君がそういうのならやめにしよう。だが、男よ。何かあったら真っ先に私に言っ
てくれ。私が最大限の助力をするぞ。君の苦しみは私の苦しみも同じだからな」
男「ありがとう。ところで豆まきは色々とあるから、省略して豆を食べない?今、クーの分あげるからね」
ク「すまないな」
1763ページ:2010/02/03(水) 21:43:31 0
男「はい。これがクーの分」
ク「ほう…」
男「どうしたの?クー。豆をしげしげと眺めて。食べないの?」
ク「いや。豆の数がこんなにあるとはな」
男「クーも女の子だからやっぱり年とか気になるの?」
ク「そうじゃない。君と初めて出会った時と比べて、豆がこんなに増えたと思うと感慨深くてな」
男「そうだねぇ…。クーとの付き合いもかなり長いもんね」
ク「この豆の一粒に君との一年の色々な思い出が詰まっていると思うとしみじみと見てしまう」
男「この一粒にはさらにその前の年の思い出、こっちの一粒にはこの豆のその前の年が…」
ク「一緒にいてくれて本当にありがとう。君に出会えて、私は本当に幸せだ」
男「えっと…僕もクーと出会えて本当に幸せだよ…///」
ク「男よ。来年の節分の新しい一粒も素晴らしい一粒になるようにこれからもよろしく頼む」
男「僕の方こそ。クー、よろしくね」
ク「さて、早速来年の素晴らしい一粒に備えるとするか。男よ。口を開けてくれ。君に豆を食べさせ
てあげよう。できれば、私が君の口に一粒入れたら、君が私の口に一粒入れてくると本当に嬉し
いのだが」
177ほんわか名無しさん:2010/02/03(水) 21:44:26 0
ということで節分ネタは終了

関係ないけど近所のパン屋が恵方パンと称してフランスパンだの棒状のパンを
売っていたのには驚いた
178ほんわか名無しさん:2010/02/03(水) 23:28:08 0
ああもうこんな彼女がいてくれたらなあ

GJ
179ほんわか名無しさん:2010/02/05(金) 08:00:09 0
ぷらずま辺りにシュールの気配を察した俺は最早帰ってこれないようだ
180ほんわか名無しさん:2010/02/06(土) 19:14:42 0
GJ

いるか堂帰ってきた?
181ほんわか名無しさん:2010/02/07(日) 06:05:26 0
「ここはこうだって教えたばかりでしょ?」
「滅相もございません・・・」
「大体、テストの前日に妹から勉強を教えてもらうって・・・にいちゃんは兄としての威厳はないのですか?」
「兄と言っても双子な訳ですし、それに俺は元々勉強は駄目駄目だしな」
「ハァ・・・ならこんなギリギリまで彼女と遊んでないでを少しは勉強の方に回してくださいね」
「・・・次からは気をつけます」
「じゃあ、とりあえずこの小テストでもやってください。20分後に採点します」

20分後
「○×××○○×○○×・・・10点満点中5点」
「・・・(ニコ)」
「・・・ぱんち」
「イテェ!!」
「やる気ありますか?」
「あるある」
「なんかこっちのやる気がなくなってきました」
「まぁできないのはクーの所為じゃなくて俺が馬鹿だからさ、クーは教えるの上手いし学校の先生とかになれるよ」
「何を馬鹿なこと言って・・・これだからにいちゃんは・・・」


「先生、起きてください。」
ゆさゆさ
「ん、あぁ男君か、どうやら居眠りしてしまったようだ」
「今日はお兄さん夫婦が帰ってくるから実家へ行くはずじゃなかったんですか?」
「お義兄さんだなんて、気が早いな君はまだ卒業もしていないというのに」
「何馬鹿なこと言ってるんですか・・・時間は大丈夫なんですか?」
「あー割とぎりぎりだな」
「居眠りなんかするからですよ・・・戸締りはやっときますから先生は早く帰ってください」
「すまないな、よろしく頼むよ」
「えぇまた明日」
「あぁまた明日」
182ほんわか名無しさん:2010/02/07(日) 06:06:45 0
久し振りに書いたら全然違うスレに誤爆した・・・恥ずかしくて死にたい
183ほんわか名無しさん:2010/02/08(月) 21:17:52 0
>>182
死ぬな
また書いてくれ
184ほんわか名無しさん:2010/02/09(火) 22:25:49 0
そろそろ14日……
投下はあるか?
185ほんわか名無しさん:2010/02/09(火) 22:58:16 0
素直系のバレンタインデーとかもはや内容が御約束じゃね

クール→クーが作り、食べさせ、男が美味いと言っていちゃいちゃ
    →クーが作るも、珍しく失敗。しかし男は美味しいと言って食べる

ヒート→チョコと言う名の炭を作り、なんやかんやで男は食べる
    →巨大チョコを持って突撃。迷惑そうな男もなんだかんだで食べる
    →自信作を作るも、自分の熱でチョコが溶ける

シュール→地球がやばい
186ほんわか名無しさん:2010/02/10(水) 00:20:13 O
男「あ、なんか甘いいい匂いがする」

女「おはよう。今日は休日なんだからゆっくり寝ていて良かったのに」

男「クー、それなに?」

女「それなに?とはご挨拶だな。今日は何の日かよーく考えてみなさい」

男「……あ、ヴァレンタインか」

女「そうだよ。たまには趣向を変えてチョコフォンデュも良かろうと思ってね」

男「……あの、それで朝ごはんは?」

女「ん」ツンツン

男「朝から!?」

女「ん」コクコク

男「はは、すごい朝食だね……」

女「ん」ニコリ
187ほんわか名無しさん:2010/02/10(水) 05:00:19 O
規制解除記念
1882日遅い(1/4):2010/02/16(火) 23:09:06 0
1/

とある晩のことだと思いねぇ。

- クの部屋の玄関前とかその辺お察しください -

ク「やぁ男。よく来てくれた。急な呼び出し、すまないね」
男「…あのな、お前、いま何時だと…?」
ク「01:32/61/20/0102」
男「元気そうで何よりだ。じゃあの」
ク「ああ待て、反転するな、帰るな。せっかく来てくれたんだ、少し上がっていかないか?」
男「お前、雨の中呼びつけといて、立ち話させる気だったのか…?」
ク「さすがの私もそれはないよ。せめて春先にならないと、男が風邪を引いてしまうだろう?」
男「うるせぇバカ」

――クシュン。

男「ほぅら言わんこっちゃない」
ク「…馬鹿か君は?」
1892日遅い(2/4):2010/02/16(火) 23:09:49 0
2/

男「お互い様だこのバカ。死にそうな声で電話かけやがって…」
ク「はて。確かに睡眠が足りてはいないが…何、ほんの2、3日寝なくても死にはしないよ」
男「ギネスで250時間くらいだっけか…って知るかバカ」
(※正確には264)

――クシュン。

男「…何この嫌な気配。悪寒?」
ク「風邪の初期症状かも知れないね。この時期、夜はとても冷え込むから気をつけないと」
男「そうだな。出来ればその気づかい、30分前のお前に聞かせてやりたいよ」
ク「君はたまに、よく分からないことを言うね? まぁいいさ、とにかく上がってくれ」
男「くっそ…あーくそ、まじさみぃ…何なのこの冬? 死ぬの?」
ク「…もしや脳細胞が」
男「うるせぇバカ」
1902日遅い(3/4):2010/02/16(火) 23:11:17 0
3/

男「あ”ー…」
ク「少しはマシになったかい?」

(いろいろ暖かくした後だと思います。ただし性的な意味ではない)

男「…いい教訓になった。冬、夜、雨の三条件が揃ってたら、外出自重」
ク「ろくに傘も差さずに走ってくれば、まぁこうなるだろうさ」
男「迂闊だった…まさか、家に傘が置いてなかったとは…どうしてこうなった」
ク「帰りに持っていくといいよ。あまり置き傘が増えても、そのなんだ、使わない」
男「行きは雨々、帰りは晴々…ここに来ると、そんなんばっかだ」
ク「私はきっと雨女で。君はおそらく、晴れ男なんだろうさ」
男「へぇへぇ、そいつはあべこべでよござんすなぁ…」

――クホ、コホ。

ク「…進行早いな。男、気だるさは? 熱っぽさはある?」
男「ま”っ”た”く”な”い”な”」
ク「…鼻声で言われても困る」
1912日遅い(4/4):2010/02/16(火) 23:12:50 0
4/

男「ちっ。…しいていえば、さむいな…」
ク「ふむ…低体温症の恐れがある、か、な…?」
男「まったくないな(キリッ」
ク「…きりっとした顔で言われても困る」
男「心配しすぎだ。俺のことなんざより、お前はどうなんだよ。なんか目が暗いぞ」
ク「私の方こそどうでもいいよ。一寸ばかり、仕込みにかまけすぎただけだからね」
男「仕込み?」
ク「…今日はもう寝よう。横になれば、幾分か楽になるはずだ」
男「ああそう。おやすみ?」
ク「何を言ってるんだ?」

――君も一緒に、だよ。
192ほんわか名無しさん:2010/02/18(木) 12:50:01 O
規制解除されたからずっと言いたかったことが言える

GJ!
193ほんわか名無しさん:2010/02/18(木) 19:39:15 O
規制解除されたの?
194ほんわか名無しさん:2010/02/19(金) 00:32:14 0
お題ぼしゅー
195ほんわか名無しさん:2010/02/19(金) 06:16:44 O
>>194
肉食系女子なクール
196ほんわか名無しさん:2010/02/19(金) 20:54:03 O
胸がキュンとなるやつ頼む
197ほんわか名無しさん:2010/02/20(土) 20:29:10 O
書き込めたら書く
198ほんわか名無しさん:2010/02/20(土) 20:31:17 O
徒然

「ねぇ、クー」
「なんだい?」
「退屈しないの」
「君は退屈かい?」
「少し」
「なら、しりとりしよう」
「うん」
「愛してる」
「僕も」
「しりとりになってないよ」
「いいよ」
「敗者は罰ゲーム。私を後ろからずっと抱きしめること」
「うん」


退屈な時間
静かに時を過ごす
199ほんわか名無しさん:2010/02/20(土) 20:38:44 O
いいぞ、もっとくれ
200ほんわか名無しさん:2010/02/20(土) 21:25:43 O
きゅんときた、もっとくれくれ
201マンマーク 1/3:2010/02/21(日) 01:03:13 0
「君の練習、手伝わせてくれないかい?」
 公園の片隅
 ボールを蹴っていた僕に彼女はそう言った。
 僕よりも小柄で、細身の彼女。
 黒髪は闇に混じり、街灯で浮かぶ白い肌がきれいだった。
 怪我させてしまわないか?
 そう思ったはずなのに、僕は『お願いします』と答えていた。

「ふふふっ。こんなにもあっさりととられて君は下手だな」
 僕のいままでの努力を笑うように、彼女は笑う。
 悔しくて、奪い返して、また彼女に挑む。
 何度も、何度でも。 彼女を抜くために。
 技を磨く、緩急をつける。一人で練習していた時は、こうしようと考えなかった。
 僕よりも小柄な彼女の壁は大きかった。

 初めて彼女を抜いた時、僕は彼女の名前を知らないことに気付いた。
 僕はそのことを誤魔化す様に彼女を抱きしめた。
「君は大胆だな。でも、成長したね」
 そういって抱き返してくれた彼女は、優しくて母のようだった。

「君は、私の名前を呼んでくれないんだね」
 いつものように練習した後に彼女が言った。
『ごめん。名前を知らなかったんだ』
 僕は正直に答えた。
「隣のクラスの砂尾 空だよ。友達皆からは何故かクーと呼ばれてる」
 そらと書くのにクーか。
 僕は彼女の冷静な立ち振る舞いから皆がそう呼んでいるんだろうと思った。
 僕は小さく笑っていたらしい。
「なにか、おかしかったかい?」
「ううん。良い渾名と思ったんだよ。これからも、よろしく。クー」
「うん」
202マンマーク 2/3:2010/02/21(日) 01:04:48 0
「明日、練習試合なんだって?」
「うん。僕も、出れるみたい」
「そうか、頑張れ。いままで、私と練習してきたんだ。君を簡単に抑えれる人なんかいないさ」
「うん。頑張るよ」

 この日、僕は監督にスタメンを言い渡された。初めての試合。僕はドキドキした。
「そんなに硬くなるなよ。お前が適当に放り込んだら俺が決めてやるって」
 硬くなっていた僕にトモが悪戯小僧のような笑顔で言ってくれた。
 その笑顔に、僕は笑い返す。
 そうだ。クーとやっているときのようにやればいいんだ。
 練習試合を見に来ているはずのクーを探す。横の芝生に観戦に来ている人の中に彼女はいた。僕と目が合うと微笑んでくれたような気がした。
 大丈夫。僕はそう思った。

 この試合、初めてボールを貰った。前へ進む。それ以外、僕は出来ないから。
 ゴールへ、ゴールへとボールを運んでいく。
 相手の選手が奪いに来る。
 でも、そんなマークじゃ甘い。そう思うと、僕は相手を抜き去り。ゴール前へたどり着いていた。
 ペナルティエリア前。相手の当たりが激しくなっていく。
 視野の狭い僕にはパスコースがわからなかった。だから、苦しみ紛れにシュートをうつ。
 ボールはポストに当たり、跳ね返る。
 落胆しかけた僕の視界に、同じユニフォームが飛び込む。そいつは、転がったボールを軽くゴールへ押し込んだ。
 それは、相手キーパーを笑うかのように。トモだった。
「ゴチ。良いシュートだったぜ」
 悪戯小僧のような笑顔に僕は涙がこみ上げた。
「おいおい。どうした。悔しかったか?」
『嬉し泣きだよ』
 そう答えると、彼は僕の髪をくしゃくしゃにした。
「さぁ、戻ってもっと点取るぞ。俺とお前で4得点。もちろん俺がハットトリックな」
 僕はうなずいた。
 練習にはクーがいて、同じピッチではトモがいる。
 できる。そんな気がした。
203マンマーク 3/3:2010/02/21(日) 01:06:38 0
「お疲れ様。とても、格好よかったよ」
 試合が終わり、ミューティングが済むと僕は真っ先にクーの元へ駆けつけた。
 彼女の言葉が何よりも嬉しかった。
「お邪魔するぜ。名ドリブラー」
 トモからの髪くしゃくしゃ。これで、3回目だ。
『ハットトリックおめでとう。エースストライカー』
 僕がそう笑って返すと、
「お前のおかげだよ」
 彼はそう言って帰っていった。
「1得点2アシスト。流石、私の見込んだ人だ」
 僕とトモのやり取りをうらやましそうに見ていた彼女が言う。
 僕はトモの試合中に言った4得点を果たしたのだ。
「クーが、練習に付き合ってくれたおかげだよ」
 謙遜でもない、本当のこと。
 彼女があの日声をかけてくれなかったら僕はここにいなかった。
「だから…」
 トモに試合終了直後に言われた言葉を思い出す。
『お前と砂尾って付き合ってるの?』
 僕はそれに顔を赤くして首を横に振った。
 いままで、意識したことがなくて。
 でも、クーを好きになっていた。
『これからも、練習に付き合ってくれないかい?』
「かまわないさ」
『それと、いつか君の心にゴールを決めてみせる』
 小学生みたいな告白。
 言い終わって、少し恥ずかしかった。
「なら、その試合はとっくに終わっている。私のゴールが君にとっくに破られているからね。私は、君を初めて見たときから、ずっと追いかけていたんだ」
 初めて見た彼女の照れた顔はかわいくて、綺麗だった。

マンマーク Fin

204ほんわか名無しさん:2010/02/21(日) 12:54:48 O
クー可愛いよクー
可愛いよクー可愛いよ

トモが少し嫉妬してる?w
そんなGJ!
205ほんわか名無しさん:2010/02/21(日) 19:43:43 O
すばらしいもっとおねがい
206ほんわか名無しさん:2010/02/25(木) 18:08:51 0
規制解除されているかな?
207ほんわか名無しさん:2010/03/08(月) 16:10:17 0
GJ
208ほんわか名無しさん:2010/03/15(月) 19:06:28 0
誰かいないの?
209ほんわか名無しさん:2010/03/15(月) 22:17:10 0
いるよ
210ほんわか名無しさん:2010/03/15(月) 22:19:40 0
俺もいるよ
211ほんわか名無しさん:2010/03/17(水) 23:47:11 0
年度末で忙しくて書く暇がない…
ごめん

学生に戻りたいなぁ…
とはいえ、この時期は学生に戻っても忙しいけど
212ほんわか名無しさん:2010/03/22(月) 21:17:41 0
幼いクーと男の約束

ク「あなたが好きだ」
男「君はまだ子供だ。これから先、きっと素敵な男性に会うと思う」
ク「私はもう子供じゃない・・・と言っている私は、やはり子供なのだろう…」
男「君が私を好いてくれるのは嬉しいよ。
  将来大人になって、それでも私を好いてくれるというのなら、そのとき考えよう」
ク「私の気持ちは変わらないさ。
  たとえ連絡がわからなくなっても必ず探し出してみせる。
  フフフ…そのときは覚悟しておいてくれ?」

こんな感じの誰か頼む
213ほんわか名無しさん:2010/03/23(火) 11:42:03 O
>>212
その延長なのかその後なのか
214ほんわか名無しさん:2010/03/23(火) 23:59:39 0
>>213
自分はどちらでもおいしくいただきます。
215213:2010/03/25(木) 18:46:05 0
「探した。探したぞ」

 休日の昼下がり。大学の研究室へと向かう僕を呼びとめたのは、何処かで見た女性だった。
 長く黒い髪に、すらりと伸びた背。
 一度見たら覚えてそうな女性だったが、まるで記憶にもやが掛かっているかのような違和感を覚える。

「見失わないようにしてたんだがな。君が行き先をころころ変えるから非情に苦労した」

 最後は聞き込みだったよ、とその女性は付け加える。
 おかしい。相手の口調からして、既に会って、それなりに親しくなった人物だと言う事は明白なのに。
 大人になって、人脈の強さを知った僕は人との繋がりを軽視しなくなった。
 一度会って紹介をうければ、相手の名前と顔は必ず覚える。それが後々どこかで必ず活きてくるからだ。
 この女性に覚えがないと言う事は、昔会った人物なのだろうか。
 失礼だが、覚えているふりをして後でボロを出すよりは、正直に言って謝った方がずっと良い。
 ここら辺の損得勘定も昔は出来なかった。

「申し訳ございません。どちらでお会い――」

 信じられない速度の張り手が僕の左頬寸前まで放たれて止まった。
 寸止めという奴だが、背筋にくる鋭さだった。

「これから研究室だな? 私も行こう」
「! いや、部外者は」
「再来年そちらの大学院を受験したい。“勿論”あなたの研究室に所属を希望している。見学という事で一つ頼む」

 研究室見学。本来ならば事前のメール一つ送れない無礼者は門前払いしているが、今回は場合が場合だ。
 御茶の一つでも淹れて、どういう関係だったのか聞く事にした。
216ほんわか名無しさん:2010/03/25(木) 18:47:06 0
「ここが君の研究室か、まだ若いのに。頑張り屋なのが変わってなくて嬉しいが、体を酷使する所まで変わっていないようだ」

 栄養ドリンクの空き瓶が何本もゴミ箱に突っ込まれているのを見て苦笑する。
 どうもカマ掛けやはったりではなく、本当に昔の僕を知っているようだ。
 それも、中途半端に一度や二度会っただけではなさそうな口振り。

「珈琲は御嫌いですか」
「いや、好きだよ。君に散々飲まされたからね。どうせモカだろう? 色んな豆を試せば良いのに」

 何もんだこいつ。
 忘れてる僕の方がおかしいのか。

「それと、その余所行きの口調はやめてほしい。もっと昔みたいに親しくしてくれ、男先生」

 コーヒーミルをその場に落とし、砕きかけの豆が散乱したにも関わらず、僕はその場で硬直していた。
 忘れていた、自分で無理矢理忘れた記憶が堰を切ったように溢れ出てくる。
 知人の経営する大学院で研究に没頭し始めた大元の理由。高校教師という立場を蹴った理由。
 素直、クール。

「クー、なのか」
「やっと思い出したか。約束通り、成人を迎えて来たぞ」

 床に散らばったコーヒー豆が掃除されるのは、少し後になる。




 END
217ほんわか名無しさん:2010/03/25(木) 18:49:45 0
ENDと書いたけど、まだまだ続くかせる内容があった
この後男が色々思いだしてクーがこのやろうばかやろうで、
色々あるんですがその辺は誰が書いても変わらんので省きます
218ほんわか名無しさん:2010/03/25(木) 18:57:54 0
>>212
約束 〜別れ〜

「約束。だよ」
「うん」
 僕よりも8歳年下の彼女の言葉。
 僕は冗談半分だろうと受け止める。
 幼い恋。それは憧れ。
 僕は笑顔でこの街を離れる彼女を見送った。
 僕は夢のためにこの街に残る。彼女は生活のためにこの街を離れる。
 ほんの短い時間の関係だけど、さびしいと思った。
 約束。それは、別れることがわかってからの彼女からの告白。
『あなたが好きだ』
 どこか、大人びた幼い彼女のまっすぐな言葉。
 僕はあの時、彼女と目を合わせながら真剣に答えた。
『君はまだ子供だ。これから先、きっと素敵な男性に会うと思う』
『私はもう子供じゃない・・・と言っている私は、やはり子供なのだろう…』
『君が私を好いてくれるのは嬉しいよ。 将来大人になって、それでも私を好いてくれるというのなら、そのとき考えよう』
『私の気持ちは変わらないさ。 たとえ連絡がわからなくなっても必ず探し出してみせる。 フフフ…そのときは覚悟しておいてくれ?』
 そのときの彼女にドキッとしたのは、彼女には言わなかった。
 初恋は実らない。僕がそうだったから。彼女だってきっと新しい恋を探すさ。
 彼女の乗った車に手を振りながらそう思った。
219ほんわか名無しさん:2010/03/25(木) 19:06:33 0
>>212
約束 〜再会〜

 あの日の別れから4年後。
 僕は夢を叶え、教師となった。
 あの時、僕に教師になる夢を確かなものにしてくれた彼女。
 ちょうど、今年だろうな。
 桜の満開になった校庭を見ながら思った。
 あの日の約束。僕はまだ覚えている。
 幼い彼女のまっすぐな言葉。
「好きです。一生、添い遂げて下さい」
 凛とした女性の声。
 おろしたての制服に身を包んだ少女。
 初めて会うはずなのに、何処か懐かしかった。
「約束。果たしてもらいに来ました」
「まさか、僕の赴任先を受験していると思わなかったよ。おめでとう、クー」
「いっただろ。必ず探し出してみせるって」
 桜の舞う季節。
 僕は彼女と再会した。
 あぁ、約束か。僕は履行のしるしとして彼女と唇を交わした。
 
220ほんわか名無しさん:2010/03/25(木) 19:07:37 0
以上です。
原文丸写し&sage忘れ申し訳ございません。
221ほんわか名無しさん:2010/03/26(金) 23:45:19 0
>>212の派生した話、ありがとう
過疎ってたから誰も反応してくれないかと思ったよ…

素敵ついでに社会人二年目を励ます感じのもお願いします。
222ほんわか名無しさん:2010/03/28(日) 13:49:21 0
>>221

二年目の君に

「もう、一年が終わるね」
「早いものだね。あんなにあたふたしていた春が嘘のようだ」
「やめてよ。恥ずかしい」
「ふふふっ。可愛かったよあのときの君は」
「クー。僕、まだ不安だよ」
「うん。でも、少しずつ成長していると感じているはずだよ」
「うん」
「私は、待っているよ。君が、準備できるのを」
「もうちょっと、待たせるかも」
「構わないさ。君の成長を見守るいまが楽しい。共に生きるのは少し先でも変わらないさ」
「クー。花見に行こうよ。良い天気だから」
「そうだね。行こうか。桜餅を買ってから」

 桜並木を歩く二人。
 新しい道を歩みだして2年目の二人を。
 桜はやさしく包み込む。
223ほんわか名無しさん:2010/03/28(日) 15:25:07 0
>>222

何か元気出てきたー
ところで俺のクーはどこですか…
224ほんわか名無しさん:2010/04/07(水) 21:37:08 O
お前らGJ!!
規制解除きたから投下すんぜ!!
225ほんわか名無しさん:2010/04/07(水) 21:41:13 O
女「おや?」
男「どうしたの、クー」
女「ここに置いてあった私の下着を知らないか?」
男「(ドキッ)いや、知らないなぁ……」
女「……君は嘘が下手だな」
男「ごめん……」
女「私の下着、どこへやったんだ?」
男「マスターベーションに使って、そのまま洗濯機に…」
女「全く、私というものがありながら、下着で自慰とはやってくれる」
男「すみません……」
女「罰として、今夜は寝かさないから覚悟しておくように」
男「はい……」
226ほんわか名無しさん:2010/04/07(水) 21:46:23 O
男「桜、綺麗だね」
女「あぁ」
男「なんか、去年も同じこと言った気がするね」
女「あぁ」
男「覚えてる? クーと同棲するって決めた時も、桜が綺麗な季節だったよね」
女「あぁ」
男「……クー、聞いてる?」
女「すまない。君があまりに素敵で、桜以上に見とれてしまっていたよ」
男「それは俺の台詞だよ」
女「駄目だ、ちゃんと言葉にして言ってくれ」
男「じゃあ、可愛いって言われるのと綺麗って言われるのと、どっちがいい?」
女「もちろん、君が囁ける愛の言葉全て」
男「欲張りだね」
女「まだ足りないくらいさ」
227ほんわか名無しさん:2010/04/07(水) 21:51:51 O
女「男、好きだぞ」
男「知ってる。俺も好きだよ」
女「男はどのくらい私のことが好きなんだ?」
男「そうだね。地球を回って、月に飛び出すくらい好きかな」
女「それじゃあ私は、この宇宙から溢れ出るほどの愛情を君にあげよう」
男「はは、それは困るなぁ」
女「な、何故だ?」
男「だって、クーの愛情でいっぱいになったら、俺の愛情の行き場がなくなっちゃうよ」
女「大丈夫だ。宇宙は私の愛で絶えず膨張している。だからいかんなく私に愛を注いでくれ」
男「…それはちょっと怖いなぁ」
228ほんわか名無しさん:2010/04/08(木) 02:15:42 O
GJの嵐
229ほんわか名無しさん:2010/04/11(日) 16:44:45 O
君と見た桜

「こんな風に、過ごすのも悪くないよね」
「そうだな、満開の桜の下で君と弁当を食べる。風流だ。だが、」
「君とならどんな時も楽しい。でしょ」
「むっ、先に言われてしまった」
「何年付き合ってると思ってるの」
「数えるのが野暮さ」
「そうだね。毎年同じように過ごす。これが楽しみ」
「繰り返しのつまらなさ。誰かはそう言う。けれど、私は君と繰り返し過ごす日々。それが楽しく、大好き」

230ほんわか名無しさん:2010/04/11(日) 21:28:39 O
余韻がいい
GJ
231ほんわか名無しさん:2010/04/21(水) 05:42:06 0
 花の冷える春に

「寒い。抱いてくれ」
「はいはい」
「うん。ぬくぬくだ」
「本当に、寒いよね。4月もなかばになるのに」
「まったくだ。くしゅっ」
「風邪?」
「違うと思う」
「気をつけなよ。気温差激しいんだから」
「風邪ひいても、君がいるから大丈夫。そして、君が風邪ひいても大丈夫」
「二人して風邪ひいたら?」
「なんとかなるさ。それよりも、もっと強く。うん、ぬくぬく」

 春の花が冷える寒い夜中。
 夜明けを待つ二人。
 夜を越すための温もりは二人の体温。
232ほんわか名無しさん:2010/04/21(水) 20:41:54 0
>>231
「クー、もうだめだ・・・頑張れない・・・」って言おうと思ったけど、
あなたのおかげでもう少し頑張れそう。
233ほんわか名無しさん:2010/04/22(木) 22:23:12 O
乙!!
貴様の書くクーにはいつも萌え尽かされるぜ…
234ほんわか名無しさん:2010/05/01(土) 21:51:55 0
葉桜の下木洩れ日の中で

「そういえば、今年は桜を見にいけなかったね」
「うん。忙しかったから仕方がない。でも、こうしてゴールデンウィークに休みが取れたんだ。いいじゃないか」
「そう考えれば、結構大きな報酬だね。クーは、どこに行きたい?」
「いまさら、宿は取れないだろうからね。家で君と過ごすもの悪くない」
「DVDでも、借りようかね」
「うんっ。おっ」
「どうしたの? 急に見上げて」
「日差しが、葉桜を通してやさしく感じてね」
「きれいだよね」
「桜は、見れなかったけど。葉桜もきれいだよね」
「クーも、きれいだよ。木洩れ日に照らされる笑顔も、葉桜のきれいさに気付くところも」
「ははっ。今日は、少し暑いね」
「天気がいいからね」

皐月の日差し。
桜木の下。
やさしい木洩れ日は。
二人を包む。
235ほんわか名無しさん:2010/05/01(土) 21:58:24 0
アイスクリーム

「あっ、クー。アイスクリームの割引やってるよ」
「本当だね。行こう。もちろん、君のおごりだね」
「了解しましたよ」
……
「うん、暑い中で食べるアイスは格別だね」
「だね。クー、そっちはおいしい?」
「美味しいよ。一口どうだい」
「戴きます。…うん、おいしいね」
「じゃ、私も一口貰おうかな」
「どうぞ。んっ!」
「……むっ。私のアイスと同じ味だ」
「それはそうでしょ。僕はクーのアイス食べた後なんだから」
「失敗。早く自分のアイスを食べる作業に入るんだ!」
「いいけど、キスはお断りします」
「いけず〜。そういうなら、こうだ」
「あ〜。一気に半分。もう…」
「うん。おいしい」

悪戯な笑顔で笑う彼女。
父親のような困り顔で笑う彼。
皐月の空の下。
暑い、青い春のひとこま。
236ほんわか名無しさん:2010/05/02(日) 13:05:10 0
GJ!!子供っぽいクーも可愛いねwww
237母の日 騒がしき六重奏 1/3:2010/05/09(日) 22:10:50 0
母の日 騒がしき六重奏 

「クー。今日は母の日だけど、何かしてあげるか決めたの?」
「カーネーションを考えている。母は、花が好きだからね。君は?」
「無難に、ケーキかな。母さん、カーネーションの鉢植えとか買っても枯らすだけだろうし」
「いや、わからないぞ。君のお母さんに送ってみるといい」
「でもなぁ」
「よし、こうしよう私が君の義母さんにカーネーションを送る。そして、君は私の母にケーキを買ってあげてくれ」
「なんか、一部含みある言い方が聞こえたけど、それもいいかもね」
「うん」
……
「お母さん。いつもありがとう」
「あらあら、クーちゃんありがとう。大事に育てるわね」
「お母さん、僕からも」
「まぁまぁ。お義母さんですって! きゃ〜! あなた〜、聞いて聞いて! クーちゃんの彼がお義母さんですって! 今夜は赤飯よ〜!」
「はははっ。めでたいねぇ。でも、お母さん待ちなよ」
「おじさん」
「君はよそよそしいなぁ。気軽にお義父さんと呼んでくれよ。お母さんばかりずるいよ。お母さん、鯛の尾頭付きも忘れちゃいけないよ」
「クー、止めて」
「ふふふっ。甘美な時間を止めるような野暮な真似を私はしないよ」
「大変なことになっているような気がするんだけど」
「気にしない。早いか遅いかのだけだ」
「気にしてよ」
「そんなことより、次は君の家だな」
「はい」
238三姉妹支援:2010/05/09(日) 22:11:31 0
「お母さん。はい、母の日の」
「今年もケーキか。貴様は、あたしを太らせたいのか?」
「母さんは、太っていないでしょ」
「言ってみただけだ」
「お義母様。これは私から」
「おっ、カーネーションか。こいつはこういうのをくれないからな単調すぎる。ありがとう、義娘よ」
「お義母様。もし、世話が苦手なのでしたら私がお世話しに来ます」
「んっ〜。気の効く良い子だ。でも、あたしはもっと欲しいものあるな」
「えっ? なに?」
「孫」
「いますぐにでも」
「クー、今すぐなんて生物学的に無理!」
「来年頼むわ〜」
「お母さんもたきつけないで!」
「うーん。お父さんからもよろしく」
「お父さんも便乗しないで」
「よし、さっそく子作りに行こう」
「まって、今夜は家族で焼肉だから」
「精をつけて頑張るわけだな。私は君を見直したよ」
「男なら肉なぞに頼るな」
「お父さんのすっぽんドリンクいる?」
「こらこら、それは今夜使うだろ。おっ、そうだ。せっかくだ、クーちゃんちのご両親と一緒にしよう」
「いいですね。では、さっそく連絡してきます」
「良い子だな、ほんと」
「だねぇ。昔のお母さんそっくりだよ」
「こら、恥ずかしいことを言うな」
「はははっ。照れる君も可愛いよ」
「……車準備しとく」
239母の日 六重奏 3/3:2010/05/09(日) 22:12:41 0
「じゃ、母の日にかんぱーい」
「「「「「かんぱーい」」」」」
「さぁ、君はいっぱい食べるんだ。そして私と子作りへ」
「行きません」
「貴様にありがたい言葉をやろう。『据え膳食わねば男の恥』だ」
「お母さん。耳つままないで」
「あらあら、クーちゃんダメよ〜」
「おばさん」
「結婚式挙げてからじゃないと、きれいなドレスが着難くなっちゃうわよ」
「そっち!」
「むっ。それもそうだ。どうしよう?」
「潤んだ目で僕を見ないで」
「大丈夫だ、来月6月だから来月式を挙げたらいい6月の花嫁で粋だろ。そしてからつくれば来年に間に合うさ」
「お父さんたち止めて」
「いや〜、悩みますなぁ。うちは娘一人だから男の子がいいなぁ。息子とキャッチボールが夢だったんですよ。娘が相手してくれたんですけど、物足りなくて」
「はははっ。だったら、うちの倅を変わりに使ってください。私も同じ夢をもってましてね。かなえましたよ」
「大リーグ養成ギブスもどきをつけてキャッチボールが夢だったのか父さん……」
「孫が生まれるとなると、ランドセルを買ってあげる権利にも悩みますね」
「そうですねぇ。爺として何かしたいですしねぇ」
「よし、こうしましょう。私は娘にランドセルを買いましたので、男の子だったら私が。女の子だったらおたくが、というのは」
「そうしましょう。運ですから、公平ですしね」
「あぁ、皆暴走している」
「大丈夫だ。私は、いつも冷静だ。さぁ、肉もいい感じに焼けたぞ」
「クー。ありがとう」
「結婚式の費用も、出産の費用も心配ない。母とお義母様がそういってくれたぞ」
「問題解決してないけど、ある意味解決してしまったね……。クー、結婚しよう」
「よろこんで」

騒がしき六重奏
奏でるは愛の歌
演じるは喜劇
劇はまだまだ続く
240母の日 騒がしき六重奏:2010/05/09(日) 22:14:17 0
>>239は母の日騒がしき六重奏2/3です
昔のハンドルが残ってました。申し訳ない。
脳内保管よろしくお願いします。
241またやらかした:2010/05/09(日) 22:15:17 0
>>238です。
たびたび申し訳ない。
母の日に滑り込み書き込み出来てよかったです。
皆さんと皆さんの母に幸あれ!
242ほんわか名無しさん:2010/05/10(月) 03:09:13 0
お前らGJ!!俺も書きたいのに規制がウゼェ
仕方ないから皆の書いたクーでしばらくニヨニヨしとく
243ほんわか名無しさん:2010/05/12(水) 00:13:27 0
しかし、素直クールな娘が出てくるアニメとか無いものかなぁ……
244ほんわか名無しさん:2010/05/21(金) 23:23:30 0
ダイエット 〜ドラマみたいな恋愛に〜

「クー、何しているの?」
「んっ? ストレッチだよ。んっ」
「けっこう、ハードな動きだよね」
「ダイエットにもなるらしい。んっ、あっ」
「クーはダイエットする必要ないでしょ」
「かもな。でも、この体形を維持したいんだ」
「どうして?」
「君のためというと少しうそになるね。ドラマのさ」
「うん」
「主人公がどんなに冴えない男でも、ヒロインがきれいならそこでドラマが広がる。私は、君とずっとドラマを演じていたい。そんな独り善がりな理由さ」
「クー、意外とロマンチックだね」
「意外とは失礼な。私だって女の子なんだ。ドラマみたいな恋愛もしたいさ」
「僕で、いいのかな? そのドラマをつくる相手は」
「君じゃないと意味がないさ」
「ありがとう。でも、恋愛ドラマがおわった後はどうするの?」
「ホームドラマが待っているさ。なんなら、今からホームドラマに変えるかい?」
「そう急がなくてもいいんじゃないかな。現実はドラマのようにシナリオどおりにはいかないんだから」
「そうだね」

彼と彼女が演じるドラマ
それはながいながい終りの知れないドラマ
今日も二人は演じている
245ほんわか名無しさん:2010/05/21(金) 23:27:22 0
ダイエット 〜そのままの君で〜

「クー、ダイエットってどうしたの?」
「少し、太った気がするのでな」
「んっ〜。僕は今の肉付きが好きだけどなぁ」
「君はたまにいやらしいことをさらっと言うな」
「いやらしいかなぁ。まぁ、いやらしいかもしれないけど。僕は今のままでもいいと思うよ」
「ありがとう。でも、決めたからには少しは運動しようと思う」
「なら、僕も付き合うよ」
「うん」

ダイエット
昼下がりの公園
並んで歩く二人
きっと、彼女は幸せ太り
やせる道は
まだまだ遠い
246ほんわか名無しさん:2010/05/22(土) 01:23:58 0
GJ!!
素直クール懐かしいな。
248ほんわか名無しさん:2010/06/02(水) 20:47:18 O
ひさびさの規制解除なので一言いいですかね?


GJすぎ
249ほんわか名無しさん:2010/06/06(日) 16:00:34 O
書き込めたらお題募集する!
250ほんわか名無しさん:2010/06/06(日) 19:09:33 O
>>249
素直クールの愛情表現百連発!
うん、無茶振りだとは思う
251ほんわか名無しさん:2010/06/11(金) 22:20:40 0
252>>250しばらく時間ください:2010/06/11(金) 22:25:56 0
夏の入り口

「夏だな」
「そうだね」
「梅雨が来て、梅雨があけて、夏が来る。君との思いが膨らむばかりだ」
「クーは、どんな風に過ごしたいの?」
「梅雨に相合傘をして、夏の海で君を悩殺して、祭りを君と楽しみたいな」
「風流だね。でも、悩殺は勘弁して欲しいかな」
「黒のビキニとブラジル水着とスクール水着の準備は出来ている」
「何故、そんなものを」
「両親の助言で」
「素直に訊かなくていいから」
「君が喜ぶと訊いて。君はいやか?」
「嫌いじゃないけど、クーは恥ずかしくないの?」
「君が喜んでくれるのなら、どんな格好でもするよ」

夏の入り口
暑い夏は始まったばかり
253ほんわか名無しさん:2010/06/11(金) 23:10:57 O
クー最高
254力不足で申し訳ない:2010/06/20(日) 18:13:32 0
>>250

君とつづる物語

君に毎朝味噌汁をつくって
君に目覚めのキスをして
行ってきますのキスをして
同じ道で出かけて
同じ空の下で昼食をたべて
夕焼けの中二人であるいて
夕食を一緒に食べて
一緒にお風呂に入って
一緒に寝る
そんな毎日を送ることが出来るなら私は幸せさ
小さな愛も積み重なれば大きくなる
もっとも、私の君に対する愛はいつも大きいんだけどね

理想を語る彼女
その理想を本当に実行しそうで
彼は照れながら笑った
そんな夏のある日


255ほんわか名無しさん:2010/06/20(日) 18:19:23 0
あいまいな関係

「好きだと伝えて、二つ季節が過ぎた。けれど、答えはもらっていない」
「うん」
「こうして、二人で会うということは君は私を嫌いじゃないと思うのだが」
「うん、好きだよ」
「あいまいな関係にけりをつけよう。改めていう、私と付き合いってくれないか。長い長い付き合いを前提に」
「はい、よろこんで。ごめんね。返事し忘れて」
「まったく、普段しっかりしている君がどうしてこんなにも」
「居心地が良かったんだよ。クーと自然体でいれる関係だから」
「私は、たまに不安になってたよ。まったく、君は意地悪だ」
「かもね。これからも、お願いします」

あいまいな関係
新しく始めるための明確な線引き
確かめたい彼女と
そのままにしたかった彼
新しい関係のはじまり
256ほんわか名無しさん:2010/06/20(日) 20:32:22 0
うおぉぉぉぉぉぉぉぉシベリアからGJうぅぅぅぅぅ!!
無茶なお題の華麗な消化に脱帽・最敬礼!!

反面、最近の素直三姉妹スレの過疎っぷりが悲しい俺がいる
規制早く解けやがれ……
2571/2:2010/06/20(日) 21:20:59 0
 クーが勉強を教えろと言う。
「いや、全然構わないけど、お前の方が成績良くなかったか?」
 確か、前のテストで学年一位だったような。つか、学校でも飛び抜けて頭が良かったような。天才と称される人物だったような。
「大丈夫。問題ない」
「いや、何が」
「いいから教えろ。クーに教えろ」
「は、はい」
 ずずずいっと押しきられる形で、クーに勉強を教えることになった。
「えーっと、じゃあ英語でも。不定詞の用法とか」
 ぺらぺらと英語の教科書をめくってると、クーが口を開いた。
「to+動詞の原型だな。名詞的用法、形容詞的用法、副詞的用法がある。それぞれ〜すること、〜するための、〜するために、といった意味になるのだな?」
「…………」
「どうした? もっとクーに教えるがいい」
「……あー。えっと、じゃあ、現在完了とか」
「完了、結果、継続、経験を表すときに使うのだな。have(has)+過去分詞で表される。少々理解し難いが、よくテストに出るので頑張って覚えた方がいいのだな?」
「……あの、クー」
「なんだ? いっぱい勉強を頑張ったクーを褒めるか? いいこいいこするのか?」
「しません」
「馬鹿な!? 不可解だ……」
「そんな力いっぱい驚くことか。ていうかだな、クー。これのどこが勉強だ?」
「クーがオマエにいっぱい教わっている。どこをどう見ても勉強だ」
「俺が教えようとした事柄を、全て即座に説明されることのどこが勉強だ」
「違うのか?」
「違います」
「むぅ。まぁいい、続けろ。クーはもっとオマエに勉強を教わりたい」
「いや、だからこれは勉強でも何でもなくてだな」
「ああ、そうだ。思い出した。勉学の際は、こうした方が能率が上がるというのを以前論文で見たことがあるような気がするということにする」
 クーは突然立ち上がると、てってここちらまで歩み寄り、俺の膝の上に座った。
「うむ。これで能率は格段に向上するに違いない」
「酷すぎる言い訳はともかく、あの。クー?」
「なんだ? ……ああ、そうか。クーも同じ気持ちだ」
 何も言ってないのに、クーは俺にべそっと抱きつき、すりすりとほお擦りした。
2582/2:2010/06/20(日) 21:21:42 0
「いやいや。いやいやいや。俺が言いたいのはだな」
「……むぅ。クーはちゅーがしたくなってしまった。するぞ?」
「ダメだ」
「不可解だ!?」
「イチイチ叫ぶな。ていうか、なんで俺の方を向いてんだ」
 勉強をするのなら、机の方を向いてなくちゃ当然できない。だというのに、クーは何を血迷ったのか俺の方を向いている。つまり、お互い抱き合った形で収まっている。
「クーはいつだってオマエを見ていたいんだ」
「それは大変にありがたい話ですが、勉強教えろって話じゃなかったっけ?」
「ああ、それはもういい。そもそもクーには不要だ。クーの成績を知らないのか?」
「俺が最初に言いましたよ」
「忘れた」
 しれっと抜かしやがりましたよ、コイツ。でこぴんしてやれ。
「にゃっ。……女の子に暴力を振るうだなんて、オマエは酷い奴だ」
 クーはおでこを押さえ、ちょっぴりうるうるしながら俺を責めた。
「クーだけの特別扱いだ」
「……むう。酷い特別だが、それでも特別という響きが、なんだかちょっぴり嬉しいぞ」
「そいつぁよござんした」
 乱暴にクーの頭をわしゃわしゃなでる。
「おお、おおお。クーはそれ好きだ。オマエになでられると、心がぽわぽわする」
「奇遇だな、俺もクーをなでるとぽわぽわする」
「うむ。一緒で嬉しい限りだ。……クーは嬉しいが、オマエも嬉しいか?」
「そうでもないよ?」
「不可解だ!?」
「だから、叫ぶなっての」
 適当言ったらまた驚かれたので、むにむにとほっぺをこねて叫ぶのを防ぐ。
「うに、うにー。……オマエはクーが理解できない初の生物だ。だから、今日も勉強と銘打ち、オマエを観察しようとしたのだが……どうしてこうなっている?」
 俺にほっぺをむにむにされながら、クーはどこか残念そうな口調で言った。
「俺に抱っこされた時点で狂ったのではないかと思います」
「やはりか。やはりオマエがキーか。うぬぬ、もっともっと観察する必要がある。だから、今日泊めろ。一緒にお風呂も入れ。寝るときも一緒だ。朝もちゅーで起こせ」
「全部お断りします」
「不可解だぞ!?」
 とてもうるさいクーだった。
259ほんわか名無しさん:2010/06/21(月) 19:15:22 0
GJ!!正直勃起した
一人称がクーの素直クールって何だか斬新
260ほんわか名無しさん:2010/07/02(金) 23:16:52 0
何もない時間

「クー、珈琲と紅茶だったらどっちがいい?」
「君が入れてくれるならどちらでも、というところだが今日は紅茶かな」
「了解」
……
「ねぇ」
「なに?」
「こうして、茶葉が開く時間。幸せだと思わないかい?」
「どうして?」
「何もない時間。待つだけの時間。時間がたてばあるのは幸せなひと時。でも、その前の何もない時間が幸せだと思わないかい」
「うーん。僕はこうしてクーとしゃべっているほうが好きかな」
「ふふふっ。嬉しいことをいってくれる。何もしなくても幸せを感じれる関係。傍に入れる関係。私はそれを誇りたい」
「あ〜。なんというかなぁ。当たり前って感じになってるんだよね。クーといるのが」
「それが、幸せだと私は思うんだ」

何もない時間
感じるのは当たり前な時間
でも
それは幸せな時間
261ほんわか名無しさん:2010/07/08(木) 17:40:58 0
素直クールのボットだそうだ。 http://sucool.exblog.jp/
262名無しさん@そうだ選挙に行こう:2010/07/11(日) 17:39:31 0
選挙へ行こう

「よしっと、投票終了。クー、お待たせ」
「おつかれさま。じゃあ、晩御飯を食べてから帰ろうか」
「そうだね。ところで、クーはどこに入れたの?」
「秘密だよ」
「入れた後なんだし、教えてくれたっていいじゃないか」
「政治の話は、好きじゃないんだ。後は、開票されるのを待つだけだしね」
「そうだね。住みやすくなるといいよね」
「まったくだ。でも、君がいれば何とかやっていけるかな」
「なんとかやっていかないとね」
「一人で生きていくのが難しい世の中だろうけど、君がいれば私はずっとやっていけるよ」
「クー」
「年老いて、孫が生まれて、私達と同じような恋愛が出来る世の中だといいなぁ」
「そうだね。未来を、つないでいかないとね」

手を握る二人。
一つの権利で願うは遠くまでの幸せ。
幾多の義務を背負うは生きゆく生業。
想い馳せるは遠い未来。
先に続く幸福。
263ほんわか名無しさん:2010/07/12(月) 22:16:00 0
>>262
選挙に行きます!
264ほんわか名無しさん:2010/07/25(日) 20:48:34 0
暑い日 熱い二人

「暑いね」
「まったくだ。シャーベットが美味しい」
「クー、僕にも一口」
「んっ……」
「ぷはっ。逆に暑くなったんですけど」
「ふふふっ。熱く燃え上がろう。まぐわう方が涼しいらしいぞ」
「あー。それもいいかもねぇ」
「むっ。今日は積極的な」
「あーっ、クーの肌気持ち良いー」
「こら、私で冷をとるな。私のときめき返せ」
「勘違いさせているのはクーのほうでしょ。厚いからじっとしてよう」
「そのかわり、このままだぞ」
「はいはい」

夏の一日
連日の暑さ
二人の愛は熱く燃える


熱中症の騒ぎが出ていますので、皆さんお気をつけください。
水分、塩分をこまめに取って無理をしないでくださいね。
265ほんわか名無しさん:2010/07/25(日) 22:20:01 O
>>264
最後の一文に萌えた
作者GJ!
266ほんわか名無しさん:2010/07/27(火) 12:33:49 0
 夏休み。付き合って半年の先輩クーさん。今は女子大生だ。
彼女の部屋で俺は昼下がり、受験勉強をさせてもらっていた。

「ふむ。男君、よくやった。これで今日のノルマは達成だ」
「ふぅ……ありがとう、クーさん」
「さて今日は七月二十六日なわけだが」
「いや、それ昨日」
「む、訂正しよう。七月二十六日だったわけだが」
「うん。なに? なんかあった?」
「ヒントを出そう。エレキテル」
「は? 唐突ですね。歴史の問題か……うーん」
「1945年のポツダム宣言ではないぞ」
「いや、それ習ったけど日にちまでは知らなかったよ」
「そうか。ならば、次のヒントだ。夏バテ防止」
「んん? エレキテル……って平賀源内?」
「そうだ。良いぞ」
「それで、夏バテ防止って言えば……」
「言えば、なんだ?」
「四谷怪談?」
「……全てが違う。君に期待したわたしが馬鹿だった」
「ひどいな。解ってますよ、ウナギでしょ。土用の丑の日」
「なんだ、解っているならちゃんと答えてくれ」
「てか、クーさんこそ、遠回しに言うなんて珍しいじゃないですか。
ウナギが食べたいなら、いつもみたいにストレートに言えばいいのに」
「……君はどちらかというと、遠回しのほうが好きなのだろう? 慎み深くて女の子らしいじゃないか」
「……俺はどっちでもいいです。だって……」
「だって?」
「どっちもクーさんだから」
「そうか……。うむ、ありがとう。では、一日遅れだがウナギを食べに行こう。わたしのおごりだ」
「え、あ、ありがとうございます」

 そうして、俺達は暑い中、歩いて商店街に行き、小さな鰻の店で鰻丼を食べた。旨かった。
267ほんわか名無しさん:2010/07/27(火) 12:35:34 0
 店を出ると、クーが俺を見てわずかに口元をほころばせた。

「なんだ、男君。唇の端に米粒が付いているぞ。取ってやろう」

 そう言って彼女は俺の唇の米粒を取って、自分の口に入れた。
 擬音にするなら、ヒョイパクッという感じだ。

「って……食べるんですか、俺の顔に付いてたのに」
「ん? 当然だろう。お米は大事にしないとな。それに君の顔に付いていたんだから、
余計に食べたいに決まっている」
「うう……」
「どうした。こういうストレートな言い方も好きなんだろう。
だから、わたしはわたしらしいと思うほうを選んだんだ」
「はい。そうですね、それが一番だと思います」
「ふむ。さて、帰ったら今度は君のウナギを食べさせてもらおうか」
「そうですね……って、えええっ?!」

 またほんのわずかに口元を緩めて歩き出す、彼女の涼しげな横顔に、
俺は一生勝てないな……と思った。
268ほんわか名無しさん
>>267
ストレートな言い方・・・大好きに決まってる。