1 :
ほんわか名無しさん:
∧ ∧
|1/ |1/
/ ̄ ̄ ̄`ヽ、
/ ヽ
/ ⌒ ⌒ |
| (●) (●) |
>>1さん
/ |
/ |
( _ |
(ヽ、 / )|
| ``ー――‐''"| ヽ|
ゝ ノ ヽ ノ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∧ ∧
|1/ |1/
/ ̄ ̄ ̄`ヽ、
/ ヽ
/ ⌒ ⌒ |
| へ へ | ふふ、呼んでみただけ♪
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( _ |
(ヽ、 / )|
| ``ー――‐''"| ヽ|
ゝ ノ ヽ ノ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
3 :
ほんわか名無しさん:04/10/29 23:03:56
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
4 :
ほんわか名無しさん:04/10/29 23:05:12
映画の中に2ちゃんがでてくるってか?
主演 ELT
曹操とハリス
7 :
ほんわか名無しさん:04/10/29 23:27:53
電車男とエルメスは実在するらしい。
8 :
ほんわか名無しさん:04/10/29 23:31:10
そういう事にしておこう
エルメスは石田ゆり子キボン
年齢的にも矢田亜希子のほうが良い。
矢田サイドが引受けないだろうけどw
というかエルメス結婚して欲しい
俺と、という意味ね
12 :
ほんわか名無しさん:04/10/30 00:45:36
プロポーズして来い
14 :
ほんわか名無しさん:04/10/30 00:49:44
車内の酔っ払いはルルボンか?
15 :
ほんわか名無しさん:04/10/30 00:51:09
17 :
ほんわか名無しさん:04/10/30 02:13:41
電車男=素数などと口が裂けてもいえないが実在する人
18 :
ほんわか名無しさん:04/10/30 02:15:54
エルメス=日比谷に勤めるOL、実在する人
19 :
ほんわか名無しさん:04/10/30 02:17:44
映画のタイトルが「めし、どこかたのむ」に決まりました
20 :
ほんわか名無しさん:04/10/30 02:18:22
正直、「めし、どっとこむ」かと思いませんでした
orz
sageようぜベイベー
23 :
ほんわか名無しさん:04/10/30 02:24:13
357 名前: 電車男 ◆4aP0TtW4HU 04/05/17 21:41
中に手を滑り込ませる。それは柔らかくて、暖かくて、すべすべだった。
中心には固い感触がある。
「大丈夫?」
俺は念の為聞いてみる。無言で頷いてくれた。
意を決して手を動かす。彼女の体が少し跳ねた。
今俺の手で彼女が身悶えをしているという事実で興奮が高まっていく。
自然と手の動きが強くなっていく。もう触っているだけじゃ
我慢出来ないと思った。前の座席を一番前までスライドさせて
彼女の前に跨る体勢になり、彼女の服をたくし上げようとしたが止められた。
「目瞑って」
と一言。俺は言う通りに目を伏せる。手探りに探して見付ける。
そこへそっと唇を近づける。彼女の体温をすごく感じた。
そして、その先端にそっと触れると、唇でそっと挟んだ。
「んっ」
と彼女が少し反り返る。その反応の瞬間に完全に昂ぶりが収まらなくなったんだろう。
強く舌で舐めたり、吸い上げたりすると彼女は高い声を上げた。
24 :
ほんわか名無しさん:04/10/30 02:27:01
エロイ
25 :
ほんわか名無しさん:04/10/30 02:28:57
最後のほうは逝っちゃってるからなぁ・・電車男。
26 :
ほんわか名無しさん:04/10/30 02:35:07
27 :
ほんわか名無しさん:04/10/30 02:54:33
482 :電車男 ◆4aP0TtW4HU :04/05/17 22:19
はその声に煽られて俺は口を離して口付ける。今までに無い激しさで。
もう夢中だった。少しして今度はブラの肩紐を両方下ろす。
10日間の断食のあとの食事をするような勢いで貪った。
彼女が息を荒げながら
「胸が…好きなの?」
と問う。俺は一瞬動きを止めて
「…うん」
と返す。
「可愛い」
微笑みながら俺の鼻を摘んだ。
俺はもうここで最後まで行くんだと思った。俺はスカートの中に手を
潜り込ませるが
「待って」
と止められた。何も言えなかった。
「ここまでさせておいてごめんね」
あぁ、嫌われたと瞬時に思った。けどどうしてかは分からない。
「次、ちゃんと準備して最後まで行こう?」
彼女はそう言って俺の顔を撫でてくれるが、俺の頭の中は真っ白だった
「大丈夫?」
と彼女が声をかけてくれてハッとした。
「ごめん」
思わず口に出た。すぐに彼女がごめんねと言い返して
頭を抱き締めてくれた。そのまま俺の頭を撫でてくれる。
そうしてくれていると少しずつ気が落ち付いていく
28 :
ほんわか名無しさん:04/10/30 02:59:38
553 :電車男 ◆4aP0TtW4HU :04/05/17 23:02
それからどれくらいそのままでいたのか。
俺は頭を上げる。
「もう大丈夫?」
彼女が問いかけてくれる。俺は無言で頷く。
「私、自信無くしてて」
と彼女が話し出す。付き合い出す前からの気持ちから、今の気持ちまでを。
要約すると彼女の愛情表現に対して俺の反応がそっけなかったという事。
それで今まで不安になったり自信無くしたりした。それに対して俺は
「気持ちはあるけど、どう表したりしていいか分からない」
「俺も自信が無くて、俺の愛情表現が否定されるのが恐かった」
と話した。
最後に
「ちゃんと抱こうと思ってくれて嬉しかった」
と言って抱いてくれた。俺も思わず強く抱き締め返す。
29 :
ほんわか名無しさん:04/10/30 03:01:00
555 :電車男 ◆4aP0TtW4HU :04/05/17 23:03
「帰ろっか」
と彼女が言って、二人で前の座席に移る。
会話は少なかったが、彼女の横顔は満足そうだった。
ふと彼女が
「次すごい楽しみだね」
と笑いながら言う。俺は
「我慢するの大変だな…」
と言うとごめんねと謝りながら彼女が笑ってくれた。
俺の家まで来ると、彼女も車を降りて送ってくれる。
ここで最後の抱擁をする。
「このまま離したくない」
と彼女が呟くと俺も反射的にうんと返してしまう。
「相変わらずだね」
と笑われる。そっけ無いってさっき話したばかりなのに。自分でもしまったと思う。
「これから頑張ってね」
とまた鼻を摘まれる。ちょっと悔しかったが当然何も言えない。
最後にいつもの大人のキスをして別れる。
彼女が車に乗って走っていく。見えなくなるまで見送ってから家に入った。
>うちのエルメスへ
こんなんでいいのかな?俺、もっと頑張るから
あと来週覚悟しとけ!w
次のような銀行があると、考えてみましょう。
その銀行は、 毎朝あなたの口座へ86,400円を振り込んでくれます。
同時に、その口座の残高は毎日ゼロになります。
つまり、 86,400円の中で、あなたがその日に使い切らなかった金額はすべて消されてしまいます。
あなただったらどうしますか?もちろん、毎日86,400円全額を引き出しますよね。
私たちは一人一人が同じような銀行を持っています。それは時間です。
毎朝、あなたに86,400秒が与えられます。毎晩、あなたが上手く使い切らなかった時間は消されてしまいます。
それは、翌日に繰り越されません。それは貸し越しできません。
毎日、あなたの為に新しい口座が開かれます。そして、毎晩、その日の残りは燃やされてしまいます。
もし、あなたがその日の預金を全て使い切らなければ、あなたはそれを失ったことになります。
過去にさかのぼることはできません。あなたは今日与えられた預金のなかから今を生きないといけません。
だから、与えられた時間に最大限の投資をしましょう。
そして、そこから健康、幸せ、成功のために最大の物を引き出しましょう。
時計の針は走り続けてます。今日という日に最大限の物を作り出しましょう。
レッツビギン!!
31 :
ほんわか名無しさん:04/10/30 06:46:37
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
32 :
ほんわか名無しさん:04/10/30 11:40:26
eroキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
33 :
ほんわか名無しさん:04/10/30 11:45:05
エルメスってきもい
34 :
ほんわか名無しさん:04/10/30 11:46:40
ほう
35 :
ほんわか名無しさん:04/10/30 11:48:48
>>33はもっとキモイ
36 :
ほんわか名無しさん:04/10/30 11:49:56
マンコ置いていけ
37 :
ほんわか名無しさん:04/10/30 11:55:19
エルメス=日比谷のOL
JR有楽町利用者
電車男=秋葉系ヲタ
JR秋葉原利用者
接点は京浜東北線
○月×日
今日、電車で凄くかわいい子を酔っ払いから助けた
いよいよ俺にも運が向いてきた
○月△日
めし、どこか頼む
○月◇日
かゆ
うま
39 :
ほんわか名無しさん:04/10/30 20:41:13
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
40 :
ほんわか名無しさん:04/10/30 22:15:09
東京新聞「大波小波」欄
------------------------------------------------------
インターネット最大の書き込み掲示板「2ちゃんねる」で通称「電車男」の話題が盛り上がったのはこの春先のことである。
「毒男板」こと独身男性掲示板のスターといってもいい存在だった。
年齢=童貞歴で異性との関わりがなかった彼が、電車内でのトラブルで女性をかばった。
これ以降彼は「電車男」のハンドルネームを名乗る。
相手の女性からお礼の連絡があったのをきっかけに、掲示板の住人たちが連絡の仕方、
デート場所、服装、会話にいたるまで指南し、彼女を恋人にするまで導いていくのだ。
ネット上のサイトでも履歴を読むことができるが、このグローイングアップ・ストーリーは
実に気持ちが良かった。
もちろん、「電車男」自身の文章が悪くないという要因もあるのだが、それに対する掲示板住人の
書き込みが、友情あふれる親身さで寄せられた点が感銘深い。
ネットの書き込みは「同時性」による連帯感が大きな魅力であるが、事が終了したのちにも
読むに堪える物語性がこのエピソードにはある。
その「電車男」の書籍版が某出版社から十月末に出版されるという。
事実かどうかは別としてこの「電車男」に匹敵するような出版物はそうそう見つからないと思う。
>>40 俺もこの話良いと思うけど
だからこそ本とかにはして欲しくない
って思うのは俺だけなのかな
42 :
ほんわか名無しさん:04/10/31 06:03:12
★すーやんコメント
ども!すーやんです!今回の俺のお相手はなんとありさちゃん!!
MAXI★247でひと目見た時から管理人takaにしつこくお願いし続けた
甲斐あって、ついに今回のハメ撮りが実現しちゃいました!
初撮りの頃はハタチだったありさちゃんも1年経って21歳!
さらに魅力的になったありさちゃんを俺流の味付けで美味しくいただ
いてます(^^)ありさちゃん、フェラは上手いし騎乗位・バックの締め
付けもサイコー!そして最後は顔射!く〜タマランっす!
43 :
エルメス ◆A4jsQTgi.Q :04/10/31 07:23:03
【ひとり】
帰りの電車の中、友花里は何度目かのため息をついた。
せっかく街に出てきたというのに、結局、ひとり寂しく
ランチを食べただけ。店の雰囲気は悪くなかったのだけれど、
味のほうは少し期待はずれで、思いのほかがっかりしてしまった。
店を出て、なんとなく晴れない気持ちのまま歩いていたら、
なんだかどんどん悲しくなってきて、最後は泣き出してしまいたいほどで。
だから今、こんな明るい時間に帰りの電車に乗っている。
予定していた買い物はぜんぶあきらめた。
44 :
エルメス ◆A4jsQTgi.Q :04/10/31 07:24:31
ほんとうは、久美子が一緒のはずだったのだけれど、ふた月ほど前に彼氏
ができてからというもの、付き合いが悪い。今日の約束だって、もう二回も
延期されていたのだ。
いくら相手の休みが不規則で、前もって計画を立てにくいからって、十年来
の親友をないがしろにしすぎじゃないのか。いざとなったら親友と彼氏と、
いったいどっちをとるつもりだあいつは。
(そりゃ、ふつうは彼氏だろう)
そして、またため息。
45 :
エルメス ◆A4jsQTgi.Q :04/10/31 07:25:37
気が晴れない理由は、友花里にも分かっている。ひとりだからだ。
ひとりだからつまらない。 ひとりだから寂しい。ひとりだから悲しい。
今日食べたランチだって、久美子とだったら美味しかったはずだ。美味しく
なくても、一緒に文句を言える相手がいれば楽しかったと思う。
日曜の昼日中に女がひとりで食べて美味しいランチなんであるわけない。
そういうこと。
46 :
エルメス ◆A4jsQTgi.Q :04/10/31 07:27:24
友花里にも彼氏がいた時期はあった。五年近くも前になる。友花里は
短大生で、彼は同い年の四大生だった。サークルの関係で知り合って、
告白されて、断る理由もなかったので付き合い始めて、それなりに深い
関係になり、友花里がひと足先に就職して間もなく別れた。
自然で、あっけなかった。後悔はないし、悪い思い出でもない。
今ここで再会しても、気まずさを感じずに話ができるだろう。
47 :
エルメス ◆A4jsQTgi.Q :04/10/31 07:28:05
それは、言い換えれば、彼は自分にとってその程度の存在でしかなかった
ということだ。どこか真剣じゃなかった。彼をちゃんと見ていなかった。
そんな自分の不真面目な態度が彼を遠ざけてしまったのだ。別れてからそう
気づいて、彼に申し訳ない気持ちになり、少しだけ泣いた。
以来、友花里は彼氏を作ろうと思ったことはない。好意を寄せてくれる人もいた
けれど、気づかないふりをした。食事に誘われても、すべて断ってしまった。
意識しすぎなのは分かっていたけれど、つい構えてしまう。
48 :
エルメス ◆A4jsQTgi.Q :04/10/31 07:28:54
もちろん、惜しい気がしないわけでもない。
ドラマのような出会いにあこがれる気持ちがないわけでもない。それでも、
やっぱり自分は恋愛には向いていないのだと思う。
このところ、こうして不毛に悩む時間が多いのは、歳のせいもあるだろう。
四捨五入したらハタチだと言い張っていられるのも、今年が最後だ。
両親もそれとなく気にしている様子だし、意識しないのは無理というものだ。
そしてまた、友花里はため息をつく。
49 :
エルメス ◆A4jsQTgi.Q :04/10/31 07:34:16
【酔っ払い】
不意に、車内が騒がしくなった。
見れば、ひとりの女性がやけに威勢のいい老人に絡まれている。こんな時間から、
だいぶ酔っているみたいだ。ろれつが回っていなくて聞き取りづらいけれど、
とにかく声が大きい。すごく迷惑だ。今日という日はつくづくついていない。
やがて電車はホームに入り、ドアが開く。
すると、それまで絡まれて迷惑そうにしていただけだった女性が、突然老人を一喝した。
車内に響く叱咤の声。女性はそのまますばやく電車を降りてしまい、車内の視線は
老人に集中する。
50 :
エルメス ◆A4jsQTgi.Q :04/10/31 07:35:07
一瞬、友花里は老人が女性を追いかけて行くんじゃないかと心配したけれど、当の本人
はよほど意表を突かれたらしく、呆けた顔で、小走りに去る女性をただ見送るだけだった。
やがてドアが閉まり、電車が再び動き出す。
我に返った老人は、ばつが悪そうに、ぐるりと車内をにらみつけた。
みんな、慌てて目をそらす。
「なんだあ、文句があるか、おお」
心臓が跳ね上がった。老人が友花里の座っている席のほうにふらふらと歩いてくる。
(最悪だ。あんまりだ。こっちに来るなよう)
51 :
エルメス ◆A4jsQTgi.Q :04/10/31 07:36:20
老人は友花里のすぐ手前で立ち止まった。隣に座っている、中年の女性三人組の前。
つり革にだらしなくつかまって、ぶはあ、と大きく息を吐く。お酒臭い。気持ち悪い。
早く帰りたい。友花里が降りる駅はまだだいぶ先だ。
とにかく、次の駅に着いたら車両を変えなくては。
老人は、今度は三人組にしつこく絡み始めた。相変わらず言っていることがよく聞き取
れないけれど、すごく苛々していることは分かる。おばさんたちはうつむいたまま小さく
なってしまっている。老人はひとりでどんどん興奮していく。怖い。
「だあから、女は黙って男の言うこと聞いてりゃいいんだよ」
ひっ、と三人組のひとりが声を上げた。
突然老人がその人の顔に手を伸ばして、顎を引き上げたのだ。大変だ。
このお爺さん危ない。なんとかしないと。誰か呼んでこなくちゃ。そう思いながらも、
友花里は動くことができなかった
52 :
エルメス ◆A4jsQTgi.Q :04/10/31 07:38:19
その時。
「おい、いい加減にしろよ」
友花里の隣、三人組とは反対側に座っていた青年が、老人を制した。
聞こえなかったのか、それとも無視する気なのか、老人の反応がない。
青年は身を乗り出して、さらに強い調子で繰り返した。
「やめろって言ったんだよ」
顎をつかまれた女性は、いいから、大丈夫だから、そう合図するものの、
どう見ても大丈夫と言える状況であるはずがない。これで青年が、分かりました、
と引き下がったら、そっちのほうがどうかしている。
「なんだお前は」
53 :
エルメス ◆A4jsQTgi.Q :04/10/31 07:39:37
老人は女性から手を離すと、彼に顔を向け、電車の揺れにふらつくように踏み出した。
ふらふらと友花里の目の前を通り過ぎ、老人は青年の前に立ち止まる。
ひとまず女性は助かったけれど、友花里自身にしてみれば、状況はあまり改善していない。
老人との距離は先ほどよりも近い。ほとんど目の前も同然だった。
(サイアクだ……)
勇敢な青年
「さっきからじろじろ見やがって」
「なんですか。警察を呼びますよ」
54 :
エルメス ◆A4jsQTgi.Q :04/10/31 07:42:24
勝手に呼べ、とでも言いたかったのだろう。老人がほとんど言葉になっていない大声を上げる。
そのとき、友花里のこめかみの辺りに、何かが当たった。
老人が振り上げた手が、すぐ傍にいた友花里をかすめたらしい。
「きゃっ」
大した痛みではなかったものの、驚いて、反射的に声を上げてしまう。
悲鳴に弾かれたように青年が立ち上がり、老人の腕を掴みにかかった。三人組のひとりが隣の
車両に向かったのが目の端に映る。
人を呼びに行ったのだろうけど、友花里にはそちらを見る余裕もない。
55 :
エルメス ◆A4jsQTgi.Q :04/10/31 07:43:12
老人と彼はしばらく互いに掴み合ったまま、動かずにいた。
緊張のあまり、友花里の息が詰まりそうになった頃。
たぶん一分と経っていなかったのだろうけれど、隣の車両からスーツ姿の男性が駆け寄ってきて、
なだめるように声をかけながら、二人を引き剥がした。
スーツの男性は、青年にも座るように促すと、面白くなさそうに黙り込んだ老人をドアの近くに
引きずって行った。やがて車掌もやってきて、男性が老人を引き渡して隣の車両に戻るのを見て、
友花里はようやく解放された気分になった。
56 :
エルメス ◆A4jsQTgi.Q :04/10/31 07:44:14
友花里の隣に座りなおした青年は呼吸を整えている。
彼が老人に掴みかかったのは自分の悲鳴が原因のように友花里には思えて、そうでなくとも、
彼が老人を追い払うために行動してくれたことは事実で、なによりこれだけのことがありながら、
隣で黙って座っているのも気まずい話で、とにかく、この場合、せめて何かひと言、自分が声を
かけるべきなのだろう。
「迷惑な人でしたね」
わずかに迷った末、とっさに口をついて出た言葉がそれだった。
言ってしまってから、後悔する。そのまんまじゃないか。
「本当、迷惑です」
57 :
エルメス ◆A4jsQTgi.Q :04/10/31 07:46:10
下を向いたままの彼の、不機嫌そうな声にどきりとする。
もちろん、状況的に、青年が友花里に対して腹を立てているのではないことは明らかだ。
それでも、仮にも恩人に対して、自分ももう少し気の利いたことは言えないものかと、
友花里は頭を抱えたい気持ちになった。
ふと、シートを通じて青年の足が微かに震えていることに友花里は気付く。
改めて青年を見ると、どこか頼りなく、およそ喧嘩とは縁がなさそうな印象を受ける。
歳は二十代前半といったところ。友花里よりも少し年下だろう。
酔ってふらふらだった老人のほうがずっと迫力があった。
(けっこう無理したのかな)
58 :
ほんわか名無しさん:04/10/31 07:50:18
59 :
エルメス ◆A4jsQTgi.Q :04/10/31 07:52:45
そう言えば、老人を制した声も、少しうわずっていたような気がする。
だとしたら、なおのこと、偉いのではないか。
自分は、すぐ隣でおばさんたちが絡まれているのに何もできなかった。
いくら男の人だからって、怖いのに、自分と何の関係もない人のために行動を
起こすなんて、なかなかできることじゃない。これはちょっとした感動だ。
不意に青年が顔を上げたので、友花里は慌てて視線をはずす。無神経に眺めていた
ことを咎められるかと思ったけれど、そうではなかった。車掌がこちらに来たのだった。
「あのお爺さんは警察に引き渡しますので、次の駅で一緒に降りてください」
60 :
エルメス ◆A4jsQTgi.Q :04/10/31 07:54:49
駅に着いて、車掌、老人、三人組、そして友花里と青年が一緒に降りた。
車掌が呼んできた警官が、全員に、名前や住所、先ほどの電車内での様子など、
簡単な質問をする。
ひととおり質問が済むと、警官が聞いた。
「事件にしますか」
三人組は、即座に否定した。友花里としても、こんなことにあまり深入りしたくなかったし、
いちばん迷惑を被ったのは三人なのだから、彼女たちが事件にしないと言えば、
友花里がこだわる理由はなかった。青年は、自分は何もされていないから、と短く答えていた。
61 :
ほんわか名無しさん:04/10/31 07:54:58
エルメスってガンダム思い出すなw
言いたいのはそれだけだ
62 :
エルメス ◆A4jsQTgi.Q :04/10/31 07:56:06
事件にはしなくても調書は取らないといけないらしく、近くの交番に場所を移すことになった。
酔っ払いの老人は、友花里たちが警官の質問に答えている間に、ひと足先に、別の警官に
連れて行かれている。
交番まで歩く間、青年は友花里たちに何度も謝っていた。
曰く、自分のせいで大事に巻き込んでしまった、とのことだが、とんでもない。
悪いのは酔っ払いの老人であって、青年は、言わばあの場にいたみんなにとっての恩人だ。
友花里たちはみなそう言ってねぎらうのだけれど、それでも青年は終始恐縮していた。
63 :
エルメス ◆A4jsQTgi.Q :04/10/31 07:57:24
交番に着いて、それぞれが調書を取られている間も、青年は謝ってばかりだった。
謙遜している様子ではなく、本当に申し訳なさそうで、なんだか気の毒なくらいだ。
今は、酔っ払いに立ち向かった時の勇敢さは少しも見えない。どちらかと言えば気弱そうな、
でも誠実な別の表情がそこにはあった。
三人組のひとりに、いまどきお兄さんみたいな人はいない、と誉められると、少し照れたように
引きつった頬が印象に残った。
64 :
エルメス ◆A4jsQTgi.Q :04/10/31 07:58:09
たぶん、友花里たちに時間をとらせた責任を感じていることと、逆に誉められて、照れや戸惑い
もあったのだろう。
どうにも居心地が悪くなったらしく、調書を確認していた警官に挨拶し、友花里たちにもう一度
丁寧に謝ると、青年はそそくさと帰ろうとした。
なぜか、友花里は慌てた。自分でも理由は分からなかったけれど、このまま青年と別れてしまう
ことに微かに不安を覚えたのだ。自分は本当に感謝しているのに、きちんと伝わっていないような
感覚。そして、それだけではない、形にならない小さな感情。
65 :
ほんわか名無しさん:04/10/31 07:58:38
おはよう。
朝からがんばってますね。
66 :
エルメス ◆A4jsQTgi.Q :04/10/31 07:59:07
しかし、青年を引き止める口実があるわけもなく、そもそも理由がない。
友花里にできたことは、もう一度、心から礼を言うだけだった。
三人組も姿勢を正して、友花里にならう。
「よろしかったら、お名前とご住所を教えていただけませんか」
はっとして、友花里が顔を上げると、三人組のひとりが手帳を差し出していた。
青年は困惑した表情を浮かべながらも、その手帳を受け取り、言われたとおりに書き始めた。
口実も、理由もあったのだ。
(そうだ。お世話になった人の名前も知らないなんて、逆に失礼じゃないか)
67 :
エルメス ◆A4jsQTgi.Q :04/10/31 08:00:15
急いでバッグを探り、手帳を取り出す。
「私も、お願いします」
こうして友花里は青年の名前を知ることができた。もう一度だけ、機会を得たのだ。
「ぜひ、お礼をさせてくださいね」
これが、滝沢昇と高村友花里の出会いだった。
68 :
エルメス ◆A4jsQTgi.Q :04/10/31 08:06:38
3月17日(水)
【着信履歴】
朝起きると、携帯に着信履歴が残っていた。友花里には見覚えのない番号だ。
着信があったのは夕べの二十三時。その時間はまだ起きていたはずだけど、無音にしていた
から気づかなかったらしい。留守電にはメッセージは残されていない。
(ワンギリか、間違い電話かな)
そう考え、履歴を消そうとして、ある可能性に気づいて思いとどまった。
(滝沢さんかもしれない)
69 :
エルメス ◆A4jsQTgi.Q :04/10/31 08:09:41
彼が昨日というタイミングで電話をくれることは、意外ではあるけれど、
ありえない話ではなかった。
友花里は、電車での一件があった翌日、つまりおとといの月曜日に、
さっそく滝沢へのお礼の品として、ティーカップを送ったのだ。
それが昨日届いて、そのことでわざわざ電話をくれたのかもしれない。
カップはエルメスで、仕事の関係で安く手に入れることができた。形式だけと
片付けられない程度には、良いものを選んだつもりだ。お礼の手紙も添えた。
友花里の感謝の気持ちに偽りのないことを、どうしても伝えたかったから。
70 :
エルメス ◆A4jsQTgi.Q :04/10/31 08:10:25
そうしなければ、友花里たちを警察沙汰に巻き込んでしまったことが、ずっと彼の
負担になっているような気がして落ち着かなかったのだ。もちろん、友花里たちは、
滝沢に責任があるなどとは思っていない。
友花里としては、感謝の気持ちをきちんと伝えて、少しでも安心してもらいたかった。
着信が滝沢からのものだとすれば、カップを喜んでもらえたのならもちろん嬉しいし、
手紙に書きそびれたこともいくつかあったので、直接話せるのなら、いい機会だとも思う。
でも?
(ほんとうに、滝沢さんからだろうか)
71 :
エルメス ◆A4jsQTgi.Q :04/10/31 08:12:41
冷静になってみると、実際のところ、あまり自信はない。
友花里が受けた印象では、滝沢という青年は、真面目ではあっても、こういうことに
細やかなタイプではなさそうだ。そして、滝沢の人物はともかく、友花里が知る限り、
こういったやりとりに関して、男性は総じてうとい。加えて、若いとなればなおのことだ。
やはり、着信が滝沢のものである可能性は低いだろう。
72 :
エルメス ◆A4jsQTgi.Q :04/10/31 08:13:28
一方で、滝沢からである可能性も、友花里は捨てきれないでいる。
滝沢の住所を見た限りでは、まず間違いなく実家だろう。母親あたりが気がつく人であれば、
息子に電話をかけさせても不自然ではない。もっとも、その場合は、かかってきた時間が
問題になるのだけれど。
いくら悩んだところでらちがあかない。
(こちらからかけてみれば、分かることだ)
友花里は頭を切り替えて、朝の支度を始めた。
73 :
エルメス ◆A4jsQTgi.Q :04/10/31 08:16:06
昼から何度かかけてみたものの、結局、電話がつながることはなかった。
一度だけ、先方からの着信があったけれど、その時は運悪く友花里の手が
塞がっていて、気づくのが遅れてしまった。仕事から帰ってから、もう一度かけて、
この日はあきらめることにした。以降は、ほとんど他人の間柄では、電話をかける
にはためらわれる時間帯だ。先方からかけてくるのを待つしかない。
それがだめなら、また明日かけてみればいい。
(でも、もし、滝沢さんじゃなかったら)
74 :
エルメス ◆A4jsQTgi.Q :04/10/31 08:17:02
すっかりカップの感想を聞くつもりでいた友花里は、そう考えたら、なんだか憂鬱に
なってしまった。あの時の話題もいくつか用意していたのに。
電話を気にしながら、落ち着かない時間を過ごす。
(また、遅くにかかってくるかもしれない)
そう気づいて時計を見ると、間もなく二十二時になろうとしていた。
昨日と同じ時間にかかってくるとしたら、先に風呂に入っておいたほうが良さそうだ。
もし電話が違ったら、もう一度手紙を書いてみようか、などと考えながら、友花里は支度をする。
75 :
エルメス ◆A4jsQTgi.Q :04/10/31 08:17:54
母親に声をかけて、部屋に着替えを取りに戻ったとき、電話が鳴った。
慌ててとりあげて、通話ボタンを押す。
「すみません。滝沢ですけど、高村さんですか」
「あ、やっとつながった」
つい、思ったことをそのまま口に出してしまう。
76 :
エルメス ◆A4jsQTgi.Q :04/10/31 08:20:39
案の定、滝沢は、昼間電話に出られなかったこと、遅い時間の電話になってしまったことを、
まず謝った。それから、カップが無事に届いたことを教えてくれた。
礼を言う様子が本当に嬉しそうで、友花里も安心すると同時に、つられて嬉しくなった。
送った甲斐があったというものだ。
それから、あの時の話をした。滝沢がまた謝ろうとするので、滝沢が帰った後でも、
みんなで褒めていたこと、感謝していたことを友花里は伝えた。自分でも驚くほど、話したいことがあった。
77 :
エルメス ◆A4jsQTgi.Q :04/10/31 08:22:12
しばらくして、風呂に入らないのか、と階下から母親の声が響いた。
気がつくと、時間は二十二時半になろうとしている。それどころではないので、後で、と答えるが、
滝沢にも聞こえてしまったらしい。先に入るように勧められてしまった。
今度はこちらからかけることを約束して、一旦電話を切る。そのまま大急ぎで風呂に飛び込み、
素早く頭と身体を洗って部屋に駆け戻った。所要時間、わずか二十分。自己最短記録だ。
「なあに、ずいぶん早風呂だこと」
部屋に戻る友花里に、母親が呆れたように言った。
78 :
エルメス ◆A4jsQTgi.Q :04/10/31 08:26:53
ところで
滝沢は、二回もコールしないうちに電話に出た。
思ったとおり、携帯を持ったまま待っていてくれたに違いない。
「急がせてしまったみたいで、すみません」
また謝られてしまった。
「わたし、いつもお風呂はこれくらいですよ」
「そうですか。いや、でも、すみません」
もちろん嘘だ。たいてい一時間は浸かっている。でも、正直に言ったらまた
謝らせてしまうだろうし。最初から信じてもらえていないみたいだけど。
79 :
エルメス ◆A4jsQTgi.Q :04/10/31 08:28:09
話題を変えて、友花里が、両親や友人に滝沢のことを話したと伝えると、電話の向こう
でしどろもどろになってしまったのがおかしかった。そして、滝沢らしいとも思った。
第一印象からほとんど変わっていない。純朴な青年だ。
電車でのこと。交番でのこと。滝沢が帰った後のこと。
そろそろ話題も尽きようとしていた。滝沢の口数が心なしか少なくなっていることに気づいて、
つい長話につき合わせてしまったことを、友花里は反省した。
滝沢としては、カップのお礼だけを言うつもりだったろうに。
80 :
ほんわか名無しさん:04/10/31 08:30:11
∧ ∧
|1/ |1/
/ ̄ ̄ ̄`ヽ、
/ ヽ
/ ⌒ ⌒ |
| (●) (●) | >>滝沢さん
/ |
/ |
( _ |
(ヽ、 / )|
| ``ー――‐''"| ヽ|
ゝ ノ ヽ ノ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∧ ∧
|1/ |1/
/ ̄ ̄ ̄`ヽ、
/ ヽ
/ ⌒ ⌒ |
| へ へ | ふふ、呼んでみただけ♪
/ |
/ |
( _ |
(ヽ、 / )|
| ``ー――‐''"| ヽ|
ゝ ノ ヽ ノ
81 :
ほんわか名無しさん:04/10/31 08:33:10
いい脚本キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
エルメスの視線キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
しかし、なぜほのいたw
82 :
ほんわか名無しさん:04/10/31 08:56:12
83 :
ほんわか名無しさん:04/10/31 08:57:36
良スレ認定cftvふじこ
84 :
ほんわか名無しさん:04/10/31 08:58:42
cftvgyb@ふじこ
85 :
ほんわか名無しさん:04/10/31 08:59:50
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!! エルメス降臨
86 :
ほんわか名無しさん:04/10/31 09:00:44
(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル エルメスおそるべし
87 :
ほんわか名無しさん:04/10/31 09:02:11
82 名前:ほんわか名無しさん :04/10/31 08:56:12
>>81 ほのいた>毒男板 だからw
ワラタ
88 :
ほんわか名無しさん:04/10/31 09:03:28
>>エルメス
おまんこ置いていけ
89 :
エルメス ◆A4jsQTgi.Q :04/10/31 09:10:14
それでも、友花里は電話を切るのが惜しかった。電話を切ってしまえば、今後滝沢と話を
することは、多分、二度とない。友花里自身があまり頻繁に利用するわけではないから、
また運良くあの電車で乗り合わせることも、ほとんど期待できない。
それを、惜しいと感じた。
友花里の感情を言葉にするなら、それは、体験を共有した仲間を失う予感。
普通なら、それは形にならないまま失われ、時間とともに忘れられただろう。
本人も気づかないうちに。そうなるはずだった。
「ところで」
90 :
エルメス ◆A4jsQTgi.Q :04/10/31 09:11:34
唐突に、滝沢の声の調子が変わる。会話の流れからすると、
すこし違和感のある「ところで」だ。
「頂いたカップ、すごく高価なものですよね。お気を遣わせてしまってすみません」
「いえ、仕事柄、安く手に入るんです」
これは本当だ。
「こちらこそ、かえって気を遣わせてしまったみたいですみません」
「ああ、いえ、それでですね。カップのお礼と言ってはなんですが」
そこまで言って、滝沢が口ごもる。
91 :
エルメス ◆A4jsQTgi.Q :04/10/31 09:12:55
「あの、一緒に食事でも、いかがでしょうか。ご馳走させてください」
これは、完全に予想外の申し出だった。
短い時間ではあったけれど、友花里は、ここまでの会話で、滝沢がどういう人間か、
把握したつもりになっていた。それも、ほとんど確信に近い形で。
真面目で、純朴で、照れ屋で、不器用。そしてきっと人見知り。親しい間柄で見せる顔は、
ひとまず置いておくとして。
92 :
エルメス ◆A4jsQTgi.Q :04/10/31 09:13:41
少なくとも、軽い気持ちで、知り合っただけの女性を食事に誘えるようなスマートさはない。
はずだ。はずなのに。
(思ったよりも積極的なのか。思ったよりもずっと律儀なのか)
なんとなく、後者のような気がした。
「食事、ですか」
「はい。もし良かったら」
93 :
エルメス ◆A4jsQTgi.Q :04/10/31 09:14:32
もし、高価なカップを受け取ったことを気にしていて、無理をしているとしたら申し訳ない。
これではまるっきり逆効果だ。
「気を遣わなくても結構ですよ。本当に大したものではないので」
「そうですか」
その声には明らかな落胆があった。分かりやすくて、ほんの少し、滑稽なほどに。
ひとまず、単なる社交辞令だけで誘ってくれているわけではなさそうだ。
普段なら断るところだが、滝沢には恩がある。それに、不思議と、抵抗感はなかった。
驚きはしたけれど。
94 :
エルメス ◆A4jsQTgi.Q :04/10/31 09:15:18
友花里は、滝沢の誘いを受けても良いと思い始めていた。
ただ、もともと最初に礼を言うべきは自分であり、だからこそカップを送ったのだ。
この流れでご馳走してもらうのは、道理に合わない。
友花里は、少し考えて、答えた。
「では、割り勘ならいいですよ」
「は。割り勘と言うと」
「ご馳走になるのは悪いので。どうでしょうか」
95 :
エルメス ◆A4jsQTgi.Q :04/10/31 09:16:01
そもそも、電話がかかってくることが意外だったし、食事の誘いはもっと意外だった。
今思えば、あの日の彼の勇気ある行動だって、十分意外なのだ。
意外性の男、滝沢昇。
電話の向こうには、友花里が誘いを受けたことへの驚きと戸惑いを隠しきれていない、
友花里が知っている、不器用な青年がいた。
某サイトのコピペだよ。
97 :
エルメス ◆A4jsQTgi.Q :04/10/31 09:19:19
3月27日(土)
【おめかし】
食事の誘いを受けてから十日。いよいよ約束の日である。
友花里は悩んでいた。
あと二時間もしたら出なければならないのに、着ていく服が決まらない。
それというのも、食事の約束を交わしてから数日後、待ち合わせの場所と
時間を確認する電話で、滝沢が、あまりにも可愛いことを言ったせいだ。
「おめかしして行きますけど、笑わないでくださいね」
98 :
ほんわか名無しさん:04/10/31 09:24:42
ヴェノア キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
99 :
ほんわか名無しさん:04/10/31 09:25:11
ほう
100 :
ほんわか名無しさん:04/10/31 09:25:59
100ゲット
>この物語はあの 電車男氏とエルメス嬢のエピソード を、エルメス嬢の視点から記述しようと試みた、実験的フィクションです。一種のパロディとも言えますし、つまるところ妄想です。
コピペ指摘されたとたんに消えたなw
サイトの宣伝だった可能性もあるが。
ブーム前からの住人にとっては、その創作サイトは有名じゃん。
たんなる観光客だろ。
ほとんどの奴らが知らなかったみたいだな
今頃リンク先を必死に読んでるのか?(藁
観光客はカエレ!
>104
観光客相手の釣りだろ?
その創作サイトが二匹目のドジョウを狙って宣伝したのなら悪質かつ効果的だな。
しかも電車男関連スレに「映画のシナリオ?」とか書き込みした奴まで同一人物だったらアレ。
でもまぁ単にコピペしただけって可能性もあるな。
自分のも本にして欲しいとかか・・・。
でもあれだ、エルメスが電車の事件ですでに好きになってる事に違和感あるな。
>107
そもそも最初の食事の時点でカマかけられてる事から
そんな感じに受け取れちゃうだろ
最初の印象は秋葉系でもイメチェンしたら池面になった可能性もある
どのみちネタなんだし気にすんな
109 :
ほんわか名無しさん:04/11/01 01:54:52
age
最初はほの板らしいほのぼの進行だったのにw
112 :
ほんわか名無しさん:04/11/02 22:16:16
>>101 とりあえず俺の紅茶の淹れ方が間違っていたことはわかった
114 :
アパッチ ◆DQN69anNGI :04/11/03 03:11:25
ふー
115 :
イレグイ13 ◆tako..13NE :04/11/03 03:35:15
記念かきこ
116 :
ほんわか名無しさん:04/11/05 18:08:44
あげdrft@ふじこ
117 :
ほんわか名無しさん:04/11/05 18:34:03
エルメス来テクで〜!
119 :
ほんわか名無しさん:04/11/05 23:39:01
なあ、電車男って実はイケメンヲタなんじゃないの?
ELTのギターがイケメンならそうなんじゃないの。
121 :
ほんわか名無しさん:04/11/06 02:25:18
>>120 見たこと無いけどイケメンなんじゃないか?ELTってなんか知らんが・・・
少なくとも並のヲタでは無さそうだもん
紅茶の淹れ方に関しては、
無知な電車が記憶を頼りに書き込んだから
間違っても別におかしくはないんじゃね?
ちゅーかもう繰り返しだからいいよ。
このわざとらしい擁護。
もう少し文体を変えないと同一人物だってバレバレだよ。
アマガエル女持田は大嫌い だからELTも大嫌い
ELTの男が主演になるわけないけど もしなったら絶対見ない!!
観たい人は観る。
誰が足掻いてもそれだけでしょ。
127 :
ほんわか名無しさん:04/11/06 21:56:05
<s>何の話?</s>やっぱなんでもない。スマソ
ってことでノシ
128 :
ほんわか名無しさん:04/11/08 13:08:39
あげるか
129 :
ほんわか名無しさん:04/11/08 13:12:22
キャッチフレーズみたいなの誰かつく手
130 :
ほんわか名無しさん:04/11/08 13:13:56
∧ ∧
|1/ |1/
/ ̄ ̄ ̄`ヽ、
/ ヽ
/ ⌒ ⌒ |
| (●) (●) |
>>1さん
/ |
/ |
( _ |
(ヽ、 / )|
| ``ー――‐''"| ヽ|
ゝ ノ ヽ ノ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∧ ∧
|1/ |1/
/ ̄ ̄ ̄`ヽ、
/ ヽ
/ ⌒ ⌒ |
| へ へ | ふふ、呼んでみただけ♪
/ |
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( _ |
(ヽ、 / )|
| ``ー――‐''"| ヽ|
ゝ ノ ヽ ノ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
131 :
ほんわか名無しさん:04/11/08 13:14:43
エルメス
132 :
ほんわか名無しさん:04/11/09 21:22:51
昨日さ、夜中に歩いてたら悲鳴が聞こえたわけよ。
んで声のする方に行ったら、酔っ払いのおっさんがお姉さんの上に乗っかってなんか連呼してた。
明らかに同意じゃなかったんで酔っ払い蹴り飛ばして「何やっとんねん、おっさん!」と凄んだわけよ。キャシャリンだけど。
そのおっさんもオレを見て勝てると思ったのか襲い掛かってきた。当然酔っ払いに負けるわけも無く蹴り飛ばした。
で、振り返るとお嬢さんの姿は無かった。もしかして警察呼びに行ったのかな。と思い数分待ってたけど誰も来なかった。
酔っ払いは気絶したのか寝てたのかしらないけどそのまま放置しといた。
現実はこんなもんだよ
133 :
ほんわか名無しさん:04/11/09 21:23:59
ぬるぽ
ぬるぽ
137 :
ほんわか名無しさん:04/11/21 17:13:27
∧_∧ \\
( ・∀・) | | /〃_/_〃
と ) | | .∧ / / / / /
Y /ノ 人 ./ / / ノ
/ ) < >__∧∩
_/し'_//. V`Д´)/ ←
>>136 | / /
| 100万t彡
138 :
ほんわか名無しさん:04/11/22 02:28:15
age
139 :
ほんわか名無しさん:04/11/24 03:22:09
エルメスって実在する女性らしいね。
本になって、映画になって、どんどん美化されていくんだろうなw
25歳の●松由美子さんの本音が聞きたい
140 :
ほんわか名無しさん:04/11/24 03:23:26
139=本人?
141 :
ほんわか名無しさん:04/11/24 03:23:54
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
142 :
ほんわか名無しさん:04/11/24 03:24:41
ムーミンの本名キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
143 :
ほんわか名無しさん:04/11/24 03:25:27
記念パピコ
144 :
ほんわか名無しさん:04/11/24 08:14:16
145 :
ほんわか名無しさん:04/11/25 21:08:55
☆☆☆☆☆☆告られレス★★超LUCKY☆☆☆☆☆☆
今月の間に超LOVEAになれるよо(^−^)о
自分が『好きだ』って思っている人から告られたり、
大切な人とずっと一緒にいられるよ♪∞
でも、まず最初にこの『告られレス』を
7つのスレに貼ってね。
そうすればLUCKYをゲットできるよ♪♪♪
(ただし7つのスレに貼ったらだよ)
信じるか信じないかはあなた次第!!
でも、このレスは本当にとっても効き目があるよ♪
このレスは絶対効きます。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
147 :
ほんわか名無しさん:04/12/04 13:00:18
148 :
ほんわか名無しさん:04/12/07 21:03:36
(・-・)
149 :
ほんわか名無しさん:04/12/09 21:22:12
__
\ノ'Aン
ノ ノ ̄
//
150 :
ほんわか名無しさん:04/12/09 21:22:58
これってネタなんでしょ?
151 :
ほんわか名無しさん:04/12/11 17:40:39
152 :
ほんわか名無しさん:04/12/11 18:24:46
153 :
ほんわか名無しさん:04/12/16 22:14:43
ノノノノ
( ゚∋゚)
154 :
ほんわか名無しさん:04/12/16 22:16:44
155 :
ほんわか名無しさん:04/12/17 12:49:50
昨日本買っていっきに読みました。マジ感動
156 :
ほんわか名無しさん:04/12/17 23:40:37
157 :
ほんわか名無しさん:04/12/19 23:10:46
Σ( ̄□ ̄;;;)!!
158 :
ほんわか名無しさん:04/12/21 21:13:36
159 :
ほんわか名無しさん:04/12/21 23:36:53
160 :
ほんわか名無しさん:04/12/23 19:53:42
m9(^Д^)プギャー
161 :
ほんわか名無しさん:04/12/28 20:05:32
162 :
ほんわか名無しさん:
1さん乙