ストーリーを読む・リクエストする方へのお願い。
・リクエストの際は、正確なタイトルとハード名を付記して下さい。
・まとめWikiで既に書かれていないか、既にリクエストされていないか調べてからリクしましょう。
・リク主は依頼したストーリーが書かれたら、書き手に感謝の意を伝えましょう。
・過度のクレクレはスルーや批判の対象になります。気をつけましょう。
・手の空いた方はwiki編集などでスレに貢献しましょう。
ストーリーを書いてくれる方へのお願い。
・外部サイトからの無断転載は禁止です。もし外部サイトの管理人の方から許可を得て転載する場合でも、
許可を得たという事を証明し、さらにそのサイトからの転載であると言うことを明記してください。
・要望に出ているゲームのストーリーはどんどん書いて下さい。
要望に出ていないゲームでも書きたいと思ったら遠慮せずに書いて頂けると読み手が喜びます。
・この板は一般板なので18禁のゲームのストーリーの要望、紹介はご遠慮下さい。
・名前欄に作品名を入れてもらえると、まとめやすくありがたいです。
・時間を置いて数回に分けて投稿する際には、最後に「続く」と御書き下さい。
そうする事でストーリーの投稿の混交を防げます。
・発売して半年以内の新作について語る際は名前欄に
タイトルと新作ネタバレ用の共有トリップの #新作ネタ をつけて下さい。
・これを書こう、と思われた際は「○○○○を書きたい」と意志表明し、予約していただけると、
投稿の重複が防げて大変ありがたいです。
また、書くのはよそう、と思われた時には面倒でも予約の取り消しを御願いします。
・勝手ながら、予約から1ヶ月以上経ったものは予約無効とさせて頂きます。
同じく、最終投稿から3ヶ月経ったものも権利失効とさせて頂きます。
都合により取り消しが出来ない場合の長期間にわたる放置を防ぐ為です。
4 :
リクエスト一覧:2009/10/26(月) 20:13:05 ID:tSKEZeQO0
●未解決分 ≪part47の401までの時点でのリスト≫
※複数の機種で出ているものも、便宜上、一つの機種の欄にのみ書かれています
■PS3 ・アガレスト戦記 ・クロスエッジ ・GENJI -神威奏乱- ・SIREN: New Translation ・白騎士物語 -古の鼓動-
・ソウルキャリバーIV ・ソニック・ザ・ヘッジホッグ ・ティアーズ・トゥ・ティアラ −花冠の大地−
・Dead Space(既出部分の続き) ・BIOHAZARD5 ・FolksSoul -失われた伝承- ・ミスト オブ カオス ・龍が如く 見参!
・RESISTANCE(レジスタンス) 〜人類没落の日〜 ・RESISTANCE 2
■PS2 ・アーバンカオス ・イースI・II ETERNAL STORY(既出部分の続き)
・ウィル・オ・ウィスプ(二作目に続くルートのストーリーを) ・ウィル・オ・ウィスプ 〜イースターの奇跡〜
・うたわれるもの −散りゆく者への子守唄−(PC版との違いを詳細に) ・AIRFORCE DELTA 〜BLUE WING KNIGHTS〜
・EXTERMINATION ・S.L.A.I -STEEL LANCER ARENA INTERNATIONAL- ・X−FIRE
・over the monochrome rainbow ・カウボーイビバップ 追憶の夜曲(セレナーデ) ・カオス ウォーズ
・神代學園幻光録 クル・ヌ・ギ・ア ・神業−KAMIWAZA− ・仮面ライダー正義の系譜 ・ガンサバイバー3 DINO CRISIS
・ガンバード1&2 ・機動新撰組 萌えよ剣 ・機動戦士ガンダム クライマックスU.C. ・キルゾーン ・ギルティギア ゼクス プラス
・ギルティギア イグゼクス ・キングダム ハーツII(既出部分の続き) ・九龍妖魔學園紀 re:charge ・Kunoichi -忍-
・グローランサーIV Return(既出のフレーネ・イライザ・LN型以外のシナリオを) ・ゲームになったよ!ドクロちゃん
・喧嘩番長 ・GENJI ・高円寺女子サッカー ・ゴッドファーザー ・五分後の世界(特にオダギリとミズノについて詳しく)
・COMBATQUEEN ・XIII [サーティーン] 大統領を殺した男
・THE お姉チャンプルゥ 〜THE姉チャン特別編〜(彩編・咲編を) ・THE 鑑識官 ・サムライウエスタン
・THE ロボットつくろうぜっ! 〜激闘!ロボットファイト〜 ・3年B組金八先生 伝説の教壇に立て!
・シークレットゲーム -KILLER QUEEN-(既出のもの以外のルート) ・ジェネレーションオブカオス3
・死角探偵 空の世界〜Thousand Dreams〜 ・四八(仮) ・シムーン 異薔薇戦争 〜封印のリ・マージョン〜 ・灼眼のシャナ
・白中探検部 ・真・三國無双(1〜3、印象的なシーンは詳細に) ・新世紀エヴァンゲリオン 鋼鉄のガールフレンド <特別編>
・スーパーロボット大戦OG ORIGINALGENERATIONS ・ステラデウス ・SPY FICTION ・スペクトラルフォースクロニクル
・スペクトラルフォースラジカルエレメンツ ・セイクリッドブレイズ ・ゼロの使い魔 小悪魔と春風の協奏曲 ・ソニック ヒーローズ
・第3次スーパーロボット大戦α〜終焉の銀河へ(セレーナ編) ・超時空要塞マクロス ・ツキヨニサラバ ・ディジタルホームズ
・ティンクルスタースプライツ-La Petite Princesse- ・デストロイ オール ヒューマンズ! ・鉄人28号(できれば詳しく)
・Dog of Bay ・ドラゴンクエスト 少年ヤンガスと不思議のダンジョン ・ナノブレイカー
・ナムコ クロス カプコン(既出部分の続き) ・ハードラック ・鋼の錬金術師 翔べない天使 ・鋼の錬金術師3 神を継ぐ少女
・爆炎覚醒 ネバーランド戦記 ZERO・バルダーズゲートダークアライアンス2 ・ヴァンパイアナイト ・彼岸花
・ファンタシースターユニバース(出来ればオンラインの分も) ・ファンタシースターユニバース イルミナスの野望
・フェイズパラドックス ・Fate/unlimited codes(フェイト/アンリミテッドコード) ・プリンス・オブ・ペルシャ 〜時間の砂〜
・PROJECT ARMS ・炎の宅配便 ・ポポロクロイス 〜月の掟の冒険〜(既出部分の続き) ・遊星からの物体X episodeII
・ライゼリート ・羅刹 -Alternative- ・ルパン三世 ルパンには死を、銭形には恋を ・レイジングブレス
5 :
リクエスト一覧:2009/10/26(月) 20:14:34 ID:tSKEZeQO0
■PS ・R4 -RIDGE RACER TYPE4- ・アローン・イン・ザ・ダーク 2 ・アンシャントロマン 〜パワー・オブ・ダーク・サイド〜
・エクサフォーム ・オウバードフォース ・逢魔が時 ・学校のコワイうわさ 花子さんが来た!! ・GUNばれ!ゲーム天国
・機動警察パトレイバーゲームエディション ・クリックまんが クリックのひ ・CRITICAL BLOW
・クロス探偵物語(6話と7話を) ・ゲゲゲの鬼太郎(バンダイ) ・ゲッターロボ大決戦 ・幻影闘技 SHADOW STRUGGLE
・公開されなかった手記 ・高2→将軍 ・KONOHANA:TrueReport ・サイレントボマー ・GERMS 狙われた街
・シュレディンガーの猫 ・すべてがFになる ・SPRIGGAN 〜LUNAR VERSE〜 ・蒼魔灯 ・黄昏のオード
・TILK-青い海から来た少女- ・テイルコンチェルト ・デザーテッドアイランド ・天使同盟
・東京ミュウミュウ 登場新ミュウミュウ!〜みんなでいっしょにご奉仕するにゃん〜 ・ドラゴンシーズ 〜最終進化形態〜
・トワイライトシンドローム〜再会〜 ・ナイトアンドベイビー ・’70年代風ロボットアニメ ゲッP−X
・2999年のゲーム・キッズ(既出部分の続きを) ・人魚の烙印 ・ネオリュード ・ネオリュード2 ・ネオリュード 刻まれた紋章
・眠ル繭 ・NEUES〜ノイエス〜 ・BOUNTY SWORD DOUBLE EDGE ・ひみつ戦隊メタモルV
・FINAL FANTASY VII(のちょっと詳細バージョン)の続き ・ファイナルファンタジータクティクス(既出のものよりもう少し詳しく)
・Forget me not -パレット-(「パレット」からの追加分を) ・フォックスジャンクション ・ブシドーブレード
・ブシドーブレード弐 ・BLACK/MATRIX OO(既出部分からの続きを。簡潔でもかまいません)
・プラネットライカ(既出部分からの続き) ・Prismaticallization ・ボルフォス ・マーメノイド
・マネーアイドル・エクスチェンジャー ・ミザーナフォールズ ・ミスティックドラグーン ・厄 友情談義 ・厄痛 呪いのゲーム
・聖刻1092 操兵伝 ・竜機伝承 ・ルパン三世 カリオストロの城 −再会− ・LULU ・ロストチルドレン
■PSP ・アナタヲユルサナイ ・遠隔捜査 −真実への23日間− ・クライシス コア -ファイナルファンタジーVII-
・グローランサー(別ルートとそれぞれのキャラクターのEDを) ・SILENT HILL ZERO ・銃声とダイヤモンド
・新天魔界 〜GOCIV アナザサイド〜
・新世紀エヴァンゲリオン2 造られしセカイ -another cases-(各シナリオをできれば詳しく)
・注文しようぜ!俺たちの世界(スライギーイベントのラストを) ・テイルズ オブ ザ ワールド レディアント マイソロジー
・デッドヘッドフレッド〜首なし探偵の悪夢〜 ・VALHALLA KNIGHTS -ヴァルハラナイツ- ・PHANTASY STAR PORTABLE
・ブレイドダンサー 千年の約束 ・ブレイブ ストーリー 新たなる旅人 ・ヘブンズ ウィル ・ポポロクロイス物語 ピエトロ王子の冒険
・MYST(ライム時代とED全種を含めて) ・METAL GEAR AC!D ・RESISTANCE 〜報復の刻(とき)〜
・煉獄 The Tower of Purgatory ・煉獄弐 The Stairway to H.E.A.V.E.N.
6 :
リクエスト一覧:2009/10/26(月) 20:15:36 ID:tSKEZeQO0
■Wii ・アークライズファンタジア ・オプーナ ・機動戦士ガンダム MS戦線0079(ストーリーモードを) ・グーの惑星
・ソウルキャリバー レジェンズ ・ディシプリン*帝国の誕生 ・ドラゴンクエストソード 仮面の女王と鏡の塔(詳しく)
・ネクロネシア ・ファイナルファンタジーIV ジ・アフターイヤーズ -月の帰還- ・レッドスティール
・ワンピース アンリミテッドアドベンチャー
■GC ・神機世界エヴォルシア ・ターミネーター3:ザ・レデンプション ・P.N.03
・PHANTASY STAR ONLINE EPISODE III C.A.R.D. Revolution ・遊戯王フォルスバウンドキングダム 虚構に閉ざされた王国
■64 ・悪魔城ドラキュラ黙示録(ラインハルト編) ・悪魔城ドラキュラ黙示録外伝 〜レジェンドオブコーネル〜
・シャドウゲイト64 ・爆裂無敵バンガイオー
■SFC ・R-TYPE III THE THIRD LIGHTNING ・アイ・オブ・ザ・ビホルダー ・アルバートオデッセイ ・アルバートオデッセイ2
・アレサ(スーパーファミコン版) ・アレサU 〜アリエルの不思議な旅〜 ・リジョイス 〜アレサ王国の彼方〜
・イーハトーヴォ物語 ・Wizap!―ウィザップ 〜暗黒の王― ・エルナード ・エルファリア2 ・カードマスター リムサリアの封印
・機動戦士ガンダムF91 フォーミュラー戦記0122 ・ごきんじょ冒険隊 ・Psycho Dream
・Secret of Evermore(SNESソフト。日本未発売) ・シャドウラン ・少年忍者サスケ ・神聖紀オデッセリア
・神聖紀オデッセリアII ・セプテントリオン ・ゼロヨンチャンプRR-Z ・ソウルアンドソード ・ファイナルファイトタフ
・ファイナルファイト2 ・ブレインロード ・弁慶外伝 沙の章 ・魔女たちの眠り ・魔天伝説 戦慄のオーパーツ
■FC&ディスクシステム ・悪魔城ドラキュラ ・SDガンダム ガチャポン戦士5 バトル オブ ユニバーサルセンチュリー
・エスパードリーム(1、2) ・ガンナック ・ゲゲゲの鬼太郎2 ・御存知弥次喜多珍道中 ・殺意の階層 ・新・里見八犬伝 ・道(TAO)
・ドラキュラII 呪いの封印 ・百鬼夜行 ・魔洞戦記 ディープダンジョン ・魔法のプリンセスミンキーモモ ・未来神話ジャーバス
・魍魎戦記MADARA ・勇士の紋章 ディープダンジョンII ・ラディア戦記
7 :
未解決リスト:2009/10/26(月) 20:16:30 ID:tSKEZeQO0
■DS ・アイドルマスター ディアリースターズ(全員のストーリーを、できるだけ分岐も含めて)
・Another Time Another Leaf 〜鏡の中の探偵〜 ・アパシー ・あらしのよるに(マルチエンディング全7種類を)
・イナズマイレブン ・犬神家の一族 ・L the proLogue to DEATH NOTE -螺旋の罠(トラップ)- ・ONI零-戦国乱世百花繚乱-
・川のぬし釣り こもれびの谷せせらぎの詩 ・きらりん☆レボリューション きらきらアイドルオーディション
・きらりん☆レボリューション〜なーさんといっしょ〜 ・きらりん☆レボリューション めざせ!アイドルクイーン
・きらりん☆レボリューション つくってみせちゃお!キメ☆きらステージ
・きらりん☆レボリューション みんなでおどろうフリフリデビュー!
・きらりん☆レボリューション あつめてチェンジ!クルキラ★コーデ ・クイズマジックアカデミーDS
・くりきん ナノアイランドストーリー ・激闘!カスタムロボ ・高円寺女子サッカー2〜恋はネバギバ高円寺〜 ・降魔霊符伝イヅナ
・THE 装甲機兵ガングラウンド ・THE 廃屋病棟 〜呪われた病院からの脱出〜(一周目二周目両EDを)
・サバイバルキッズLost in Blue ・THE 爆弾処理班(既出部分の続きを) ・真・女神転生 STRANGE JOURNEY
・スーパープリンセスピーチ ・スターフォックス コマンド ・セブンスドラゴン ・タンクビート ・超操縦メカMG
・チョコボと魔法の絵本 ・ディープラビリンス ・テイルズ オブ ハーツ ・DEATH NOTE Lを継ぐ者
・DEATH NOTE キラゲーム(既出部分の続きを) ・teresia -テレジア- Dear Emile ・どきどき魔女神判2
・ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー ・パワプロクンポケット8(正史ルートを)
・パワプロクンポケット9(サクセスモードの神田奈津姫の話) ・パワプロクンポケット10 ・パワプロクンポケット11
・ファイナルファンタジーXII レヴァナント・ウイング ・ブラック・ジャック 火の鳥編 ・BLEACH The 3rd Phantom
・フロム・ジ・アビス ・ポケモン不思議のダンジョン 空の探検隊(時の探検隊・闇の探検隊で出てこない追加要素を)
・マジカルバケーション 5つの星がならぶとき ・メタルサーガ鋼の季節 ・流星のロックマン3 ・LUX-PAIN[ルクス・ペイン]
・ルナ -ジェネシス-
■GBA ・アドバンス ガーディアンヒーローズ ・カエルBバック ・幻想水滸伝カードストーリーズ
・サムライエボリューション 桜国ガイスト ・新・ボクらの太陽 逆襲のサバタ
・真・女神転生デビルチルドレン(光、闇、炎、氷、メシアライザー) ・Z.O.E 2173 TESTAMENT ・続・ボクらの太陽 太陽少年ジャンゴ
・沈黙の遺跡〜エストポリス外伝〜 ・ドラゴンクエストモンスターズ キャラバンハート ・彼岸花 ・Vマスタークロス
・ブラックマトリクスゼロ ・ボクらの太陽(既出部分の続き) ・マジカルバケーション ・メタルガン・スリンガー
■GBC ・エストポリス伝記〜よみがえる伝説〜 ・スペースネット ・METAL GEAR Ghost Babel(おまけドラマも) ・メダロット3
・メダロット5
■GB ・王ドロボウJING ・鬼忍降魔録 ONI ・ザードの伝説2(前作やって無くてもわかるように) ・ジャングルウォーズ
・ドラゴンクエストモンスターズ 〜テリーのワンダーランド〜 ・ビタミーナ王国物語 ・女神転生外伝・ラストバイブル
・女神転生外伝・ラストバイブルII ・メダロット1〜2 ・読本夢五誉身(よみほんゆめごよみ)天神怪戦2
8 :
未解決リスト:2009/10/26(月) 20:17:45 ID:tSKEZeQO0
■XBOX360 ・インフィニット アンディスカバリー ・【eM】 -eNCHANT arM- ・Operation Darkness
・ギルティギア2 オーヴァチュア ・コンデムド サイコクライム ・Condemned 2: Bloodshot(日本未発売) ・STEINS;GATE
・スターオーシャン4 ─THE LAST HOPE─ ・STRANGLEHOLD ・ゼーガペイン XOR ・ソニック・ザ・ヘッジホッグ
・テイルズ オブ ヴェスペリア(既出部分の続きでも最初からでもいいので詳細版のストーリー最後まで)・天誅 千乱
・NINETY-NINE NIGHTS(N3) ・NINJA BLADE ・ヴァンパイアレイン ・ブルードラゴン
・プロジェクト シルフィード(既出部分の続き) ・まもるクンは呪われてしまった!
■XBOX ・ガンヴァルキリー ・コンスタンティン ・JSRF ジェットセットラジオフューチャー ・真・女神転生 NINE
・DINO CRISIS 3 ・PHANTOM CRASH ・Fable
■DC ・ILLBLEED ・ウィークネスヒーロー トラウマンDC ・ゴーレムのまいご ・ジェット セット ラジオ
・SONIC ADVENTURE ・SONIC ADVENTURE 2 ・タコのマリネ ・デ・ラ・ジェット セット ラジオ
・トリコロールクライシス ・BLUE STINGER ・HUNDRED SWORDS
・ベルセルク 千年帝国の鷹(ミレニアム・ファルコン)篇 喪失花の章 ・魔剣X(既出部分の続き) ・L.O.L.(LACK OF LOVE)
■SS ・ガーディアンヒーローズ ・ガングリフォンII(ミッション間ラジオも) ・慶応遊撃隊活劇編 ・サイバードール
・シャイニングザホーリィアーク ・シャイニング・フォースIII(シナリオ2〜3を) ・ソニック3Dフリッキーアイランド
・ダークシード ・ダークセイバー ・大冒険セントエルモスの奇跡 ・DEEP FEAR ・ティンクルスタースプライツ
・テラ ファンタスティカ(既出部分の続き) ・NOёL3 ・バッケンローダー ・バトルバ ・ファイナルファイトリベンジ
・ファンタシースターコレクション ・ファンタズム ・プリクラ大作戦 ・ラングリッサーV〜ジ エンド オブ レジェンド〜
・RAMPO ・リンクル・リバー・ストーリー ・ROOMMATE〜井上涼子〜 ・ROOMMATE〜涼子 in Summer Vacation〜
・ルームメイト3〜涼子 風の輝く朝に〜 ・ルナ2 エターナルブルー ・RONDE -輪舞曲-
■32X ・カオティクス
■MCD ・シャドウラン ・ダンジョンマスターII スカルキープ(プレイはしたが、背景が全く掴めなかったのでそのへんを重点的に)
・夢見館の物語 ・らんま1/2〜白蘭愛歌〜 ・ルナ ザ・シルバースター
■MD ・エイリアンソルジャー ・機動警察パトレイバー98式起動せよ! ・スプラッターハウス PART3
・ソニック・ザ・ヘッジホッグ3 ・ハイブリッド・フロント ・バトルマニア ・バトルマニア大吟醸 ・パルスマン
・時の継承者 ファンタシースターIII ・モンスターワールドIV ・ランドストーカー 皇帝の財宝
・ワンダーボーイV モンスターワールドIII
■PC-FX ・こみっくろーど ・はたらく☆少女 てきぱきワーキンラブFX
■3DO ・ドクターハウザー
■PCE SUPER CD-ROM2 ・GS美神 ・聖夜物語(出来れば4通りすべて) ・ソードマスター ・はたらく☆少女 てきぱきワーキンラブ
・ふしぎの海のナディア
■PCE CD-ROM2 ・天外魔境 ZIRIA ・らんま1/2 とらわれの花嫁
■X68000 ・38万キロの虚空
■WS&WSC ・SDガンダム GGENERATION モノアイガンダムズ ・仙界伝 〜TVアニメーション仙界伝封神演義より〜
・仙界伝弐 〜TVアニメーション仙界伝封神演義より〜 ・TERRORS ・TERRORS 2 ・VAITZ BLADE
・ラストスタンド
■ネオジオ系 ・KOF R-1 ・わくわく7(既出キャラ以外)
9 :
未解決リスト:2009/10/26(月) 20:20:44 ID:tSKEZeQO0
■アーケード ・R-TYPE(できればアーケード版) ・R-TYPE II(できればアーケード版) ・カラス
・がんばれギンくん(詳しく、できれば全コース) ・サイレントヒル・アーケード ・ザ ハウス オブ ザ デッド4スペシャル
・サムライスピリッツ閃 ・ザ・ロストワールド(SEGA) ・ストリートファイターZEROシリーズ
・すっごい!アルカナハート2 〜転校生あかねとなずな〜(ストーリーモードの神衣の会話を)
・「鉄拳」シリーズ(1〜5まで、次の作品のキャラ紹介で優勝したことになっているキャラのストーリーを) ・ドルアーガオンライン
・ドルフィンブルー ・幕末浪漫 月華の剣士 ・幕末浪漫第二幕 月華の剣士〜月に咲く華、散りゆく花〜
・ピンクスゥイーツ〜鋳薔薇それから〜 ・ラジルギ ・ロード オブ ヴァーミリオン
■携帯電話アプリ ・RPGデスメンディナー ・風ノ名前 ・恋のいろは〜さくら咲く春〜 ・恋のいろは〜ひまわり輝く夏〜
・恋のいろは〜もみじ色づく秋〜 ・恋のいろは〜さざんか散る冬〜 ・自分狩り(あらすじはわかるので詳細を) ・シルバー事件25区
・新世紀エヴァンゲリオン外伝 〜真夏の夜の夢〜 ・新世紀エヴァンゲリオン外伝 〜人形達の宴〜 ・人類は一本の塔に想いを込めた…。
・絶滅記念日2〜After the impact〜 ・テイルズオブコモンズ ・テイルズオブヴァールハイト ・テイルズオブブレイカー
・DIGITAL DEVIL SAGA アバタール・チューナー A’s TEST Server 完全版 ・デビルサマナー ソウルハッカーズ Intruder
・24:ザ・モバイルゲーム ・ナノデビル ・ファイナルファンタジーIV ジ・アフター -月の帰還- ・ふしぎの海のナディア
・フライハイトクラウディア ・ペルソナ2 罪 ロストメモリーズ ・ぼくのすむまち ・マンカイデンシ*サクラ
・女神転生外伝 新約ラストバイブルU 始まりの福音 ・メタルサーガモバイル ・ルート16ターボ
・ロックマン エグゼ ファントム オブ ネットワーク ・ロックマンDASH 5つの島の大冒険!
・ゲンキモバイルのサイコミステリーシリーズ(「Cold Rain」「Bloody Tears」「横浜牧師館殺人事件」「イザナミの花婿」
「CHAIN-白馬の騎士連鎖殺人事件-」)を詳しく
10 :
未解決リスト:2009/10/26(月) 20:21:40 ID:tSKEZeQO0
■PCゲー ・アークトゥルス ・暁のアマネカと蒼い巨神 ・アルファ(スクウェア) ・Alone in the Dark(1作目)
・Alone in the Dark 3 ・アローン イン ザ ダーク〜新たなる悪夢〜 ・アローン・イン・ザ・ダーク(2008年版)
・アンタリア創世紀 ・ウィザードリィ3 リルガミンの遺産 ・ウィル(スクウェア) ・英雄伝説V 海の檻歌(既出部分の続き)
・CHAOS;HEAD(詳しめに) ・ガラージュ ・機動戦士ガンダム アドバンスドオペレーション(エンディングのみを)
・クライブ・バーカーズ アンダイイング ・CLANNAD ・Call of Cthulhu: Dark Corners of the Earth ・コマンド&コンカー
・サイキックディテクティヴシリーズ(1、2、3、4、5、ファイナル) ・ザ・スクリーマー ・ジェネシス(スクウェア)
・Sherlock Holmes - The Awakened ・ストーカー 〜クリアスカイ〜 ・セツの火
・そう、あたしたちはこんなにも理不尽な世界に生きているのだらよ ・空の浮動産 ・ダイナソア 〜リザレクション〜
・ツァイ‐メタ女‐ ・ディガンの魔石
・テイルズ オブ エターニア オンライン(ロレッタとレニイの関わるストーリー核心部分だけでも)
・デザート・ドラグーン〜砂漠の竜騎兵〜 ・ドラゴンスレイヤー英雄伝説II ・どろろ―地獄絵巻の章―
・ナコルル 〜あのひとからのおくりもの〜 ・「ニード・フォー・スピード」シリーズ
・Heroine Anthem - The Elect of Wassernixe(聖女之歌) ・Heroine Anthem II - The Angel of Sarem(聖女之歌2)
・Fallout ・Fallout 2 ・ふしぎの海のナディア(PC-98、X68000、FM TOWNS) ・BloodRayne 2 ・女神転生IMAGINE
・メタ女〜府立メタトポロジー大学付属女子高校SP〜 ・忘れえぬ炎
■同人ゲーム ・アールエス ・アカツキ電光戦記 ・Another Moon Whistle ・犬神 ・鴉の断音符 ・Gu-L ・撃破伝
・The noose ・スグリ ・SACRED BLUE ・7th Memory ・Seraphic Blue(既出部分の続き) ・ゾウディアック
・送電塔のミメイ ・退魔心経 ・タオルケットをもう一度2(唐揚げタンポポ) ・ダリヤ 〜 Lasciatemi morire 〜
・DEMONOPHOBIA(詳しく) ・天使の微笑 ・東方靈異伝 ・東方封魔録 ・東方夢時空 ・東方幻想郷
・東方萃夢想(既出部分の続き) ・東方緋想天 ・東方星蓮船 〜 Undefined Fantastic Object.
・TWilight INSanity ・Knight Night ・ひぐらしのなく頃に解(各編の詳しいストーリーを) ・分裂ガール
・Persona - The Rapture ・Holy Knights〜忘れられた手紙〜 Director's Cut ・メイドさんを右に
・Rosenkreuzstilette(ローゼンクロイツ スティレッテ)
●途中
・デビルメイクライ4[10月] ・涼宮ハルヒの並列(涼宮ハルヒ自体をよく知らなくても分かるように)[10月]
・流行り神 警視庁怪異事件ファイル[10月] ・スーパーロボット大戦Z[10月] ・夜想曲2[10月] ・Halo 2[10月] ・大神[10月]
・おさわり探偵 小沢里奈[9月] ・ブランディッシュ〜ダークレヴナント〜[9月] ・EVERBLUE2[9月] ・Warcraftシリーズ[9月]
・ゴッド・オブ・ウォーII 終焉への序曲[8月] ・ビーストバスターズセカンドナイトメア[7月]
●執筆予告がある物
・アンシャントロマン 〜パワー・オブ・ダーク・サイド〜[10月] ・東方星蓮船 〜 Undefined Fantastic Object.[10月]
・東方萃夢想(既出部分の続き)[10月] ・真・女神転生 STRANGE JOURNEY[10月] ・リンクル・リバー・ストーリー[10月]
・テイルズ オブ バーサス[10月] ・無限航路(詳細版)[10月] ・王子さまLv2[10月] ・Knight Night[9月]
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━3rd loop━━━━━
俺たちが乗り込むとすぐに、船は港を出た。
ロビーで待っていたのは長門だった。
「確認事項がある」
長門は強引に俺を連れて行こうとする。なんだかただならぬ様子だ。
「すまんハルヒ、長門が俺になんか話があるみたいだ」
俺は長門にロビーの隅の、誰の目からも死角となる場所へと連れて行かれた。
「なんだ長門、話って……」
長門はいきなり俺の腕を取って噛みついた。といっても痛みは無く、
しかし痛みがない分、むず痒いというか、妙な感覚を覚える。
急に何を――と言いかけた瞬間だった。
まるで溶けた金属のような重い液体を頭の中に注がれる感覚と共に脳裏にパチパチと映像が瞬いた。
ああ、そうか。俺は全てを思い出した。
これは俺が前のループで頼んだナノマシン注入とかいうやつだ。まさか噛み付かれるとは思わなかった。
しかし、何てことだ。本当に時間がループしているとはね。長い一日はまだ当分終わりそうもないな。
第二章 孤軍奮闘編
甲板に行く。朝比奈さんと古泉がいた。未来人と超能力者。
こういうハルヒがらみの厄介ごとでは二人の協力が欲しい。
「古泉、朝比奈さん、大事な話があるんですが」
俺は時間がループしていることを説明し、長門からナノマシン注入をしてもらうように二人に頼んだ。
「それは困ります。長門さんの能力を無条件に行使させるなんて、僕の立場上、出来ません」
古泉は「機関」の一員だから敵対勢力である宇宙人の長門の能力を使わせるにはいかないらしい。
「ごめんなさい、キョン君。あたしも『禁則事項』が『禁則事項』だから……」
朝比奈さんからもお得意の「禁則事項」を出されて断られてしまった。
「失礼ですが、その時間のループが長門さんの情報操作だという可能性を完全に否定できますか。
時間のループが証明できなければ、僕たちは協力出来ません」
なるほど、そう来たか。しかし、未来人や超能力者相手に一般人の俺がどうやってループを証明できる?
ここは一旦あきらめて、一人でなんとかするしかなさそうだ。
ラウンジに行って出航セレモニーとやらに出席する。
挨拶を終えた伊集院に三栖丸さんが話しかけるが相手にされない。
よし、ここは俺がビシッと言ってやろう。
「僕は忙しいから、これで失礼するよ」
「おい、待てよ」
俺は伊集院を呼び止めた。
「君は誰だね?」
「別に誰もいいだろ。あえて言うなら、三栖丸ミコトさんの友人だ」
「その友人とやらが僕に何の用だい?」
この伊集院の尊大な話し方。腹が立つ。
「まあ用って程でもないんだがな。世の中には、自分の思い通りにならないことがあるってのを、
そのうち思い知ることになるぜ。それだけ言っておきたくてな」
「見てきたようなことを言うじゃないか」
そうかい?ただの率直な意見だ。
客室に行って三栖丸さんの話を聞く。
朝比奈さんにカップを落とされては面倒なのでお茶は俺がいれることにした。
その後、パーティの参加券集めになったわけだが、俺は一人で船内を回ることにした。
まず甲板に行ってあっさり1枚ゲットする。次に行こうとしたときにハルヒと三栖丸さんにばったり会った。
「あら、キョンじゃない。参加券はもう見つかったの?」
俺はさっき入手した1枚をハルヒに見せてやった。
(そして誰もいなくなった、かも)
どうもやりにくくて仕方ない。というのも、ハルヒが俺と行動すると言って聞かないのだ。
俺と一緒にいれば参加券を入手できると踏んでいるらしい。
おまけに三栖丸さんまでいるから動きづらいことこの上ないぞ。
いくら参加券がある場所が解っていたとしても、いきなり直行したのは不自然すぎたか?
とりあえずロビーに行った俺たちは古泉に会った。
「先ほど船員さんに伺ったのですが、パーティ参加券の競争率は相当高いようですよ」
古泉はハルヒにそんな事を言った。
「うーん、競争率が低すぎてもつまらないけど、高すぎるのも考え物よね」
ハルヒはあごに指を当てて考え込んでいる。
「ライバルは少ない方がいいからな」
俺は賛同の意を表した。
「なあ古泉、お前はどう思う?」
ほんの少し目を離した隙に古泉の姿はもうロビーから消えていた。
あいつ、どこへ行ったんだ?
次は参加券がなさそうな場所にしよう、そう思って俺たちはレストランに向かうことになった。
途中の廊下で朝比奈さんに会ったので少し話をしたが、朝比奈さんは話の途中でいなくなってしまった。
レストランに着いたが誰もいない。客はおろか、いて当然の店員までもが。
さっきまで確かに側にいた三栖丸さんも消えた。
これはどう考えてもおかしい。ハルヒの特殊能力が暴走してるんじゃないか?
ロビーでハルヒは競争率が高いのは考え物だと言ったから、
ライバルになりそうな人はみんな消えてしまったんじゃないか?
それに賛同した俺もハルヒの背中を押してしまっていたのか――。
「ねえ、キョンはあたしから離れちゃダメよ。
急にいなくなったりしないように、こうして掴んでてあげるわ」
ハルヒの奴、気丈にふるまっているが俺の服の裾をぎゅっと掴んできた。
数秒の静止と逡巡の後、俺はハルヒの手を握りつつ服から引き剥がした。
「ちょっと、何すんのよ」
「服を掴むより、この方がいいだろう」
さすがにハルヒの目を見ては言えない。
不安なのか、握ったその手は微かに震えていた。仕方ない、しばらくはこのままでいてやるか。
「みんな、どこに行ったのかしら」
「さあね。俺たちに内緒でかくれんぼでもしてるんじゃないか?
お前を楽しませようと何か企んでるのかも知れない」
ハルヒを不安から解放させるように答える。
「じゃあ他の乗客はどうなのよ」
「偶然で説明がつくだろう。俺たちの知らないところで集まっているのかも知れん」
「そうね、そうかもしれないわ!」
調子が戻ってきたようで何よりだ。これでみんなが戻ってきてくれれば大団円なんだが。
ハルヒが望めば、そうなるはずだ。
背後でガラスが割れるような音がした。俺とハルヒは驚いて振り返る。
そのとき手が離れてしまったのが、なんだか惜しいような気がした。
「どこかしら?この辺りが怪しいわね」
ハルヒの言うとおり、音は大きい柱の陰から聞こえてきたようだが――。
「うう〜、プリンが落ちちゃったよー」
そこには床に落ちたプリンを悲しげに見つめている妹の姿があった。
何やってるんだ、おい。
「妹さんとかくれんぼしてたんです」
朝比奈さんと古泉が現れた。
「いきなりテーブルの下に引っ張り込まれちゃって……」
三栖丸さんもかくれんぼに巻き込まれてしまっていたらしい。
いつの間にかレストランは店員やら乗客やらでいっぱいになっていた。
本当に集まりでもあったらしい。しかもかくれんぼとは。俺の苦しい言い訳の通りにならなくても、なあ。
「うう、プリン……」
我が妹はまだプリンのことがあきらめ切れないらしい。
「いいさ、それくらい俺がおごってやる」
今はそういう気分だからな。俺は妹に笑ってみせる。世は全て事も無し、ってことだ。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━4th loop━━━━━
俺たちが乗り込むとすぐに、船は港を出た。
長門にナノマシンの注入をしてもらい、俺は全てを思い出した。
やれやれ、本当に時間がループしているとはな。
「これはあなたが望んだこと」
ため息をつく俺に長門はそう言う。それはそうなんだが――。
そういえば、前回のループは俺が覚えている2回とはかなり違った展開になっていたぞ。
「ループが同じ時間軸上にあっても、些細な事象変化がキーとなって状況が変化する」
なるほど。前回の場合はハルヒが競争率が高すぎると思ったからあんな展開になったんだな。
ハルヒの気分次第で全く違う展開になることもあり得る、と。
「些細な事象変化を起こせば、それによりループから抜け出せる可能性が僅かでも発生する」
つまり、何でもやってみろ、ってことか。
時は過ぎ、参加券探しになった。
さすがに前回と同じ展開にするわけにはいかないので、俺は甲板に行くのをあきらめた。
ラウンジとプールに参加券が1枚ずつあったのでそれを回収する。
そして最後にカジノへ行った。そこにはなんと伊集院が待っていた。
「おや、君は……。どうだい?僕と勝負しないか」
望むところだ。受けて立とうじゃないか。
(マジックザギャンブル)
伊集院とポーカーで勝負することになった。しばらくした後、俺は勝負を受けたことを後悔し始めた。
伊集院はものすごく強かった。俺は1ゲームも勝てないままにチップの山はどんどん低くなっていった。
こんなとき長門がいてくれればいいんだが、今は一人だ。
「何やってるのよ、キョン。へなちょこ過ぎて見ていられないわ!」
いつの間にかハルヒが三栖丸さんと朝比奈さんを背後に従えてやって来ていた。
そうだ、ハルヒなら何とかしてくれそうな気がする。俺はハルヒと交代した。
だがハルヒも伊集院には歯が立たず負け続け、とうとうチップは無くなった。
「あーっ腹立つ!あのボンボン、絶対イカサマしてるんだわ!証拠を掴んでやる」
伊集院がイカサマしてるとは限らないのだがあの強さは異常だ。ハルヒが怒るのも無理はない。
みんなで手分けして調べて伊集院の不正の証拠を見つけることにした。
ところで参加券は探さなくていいんだろうかと思ったが――まあいいか。
船内を歩き回るが有力な情報は得られなかった。
廊下を慌しく駆け回る船員がいたので何があったのかと聞いてみたところ、倉庫の鍵を紛失したとのことだ。
今度は伊集院を尾行してみることにした。階段の踊り場で伊集院はあからさまに怪しい動きをしていた。
俺たちが見ているとも知らないで。伊集院が立ち去った後踊り場を調べると、
額の裏から鍵が出てきた。これがたぶん、倉庫の鍵だろう。
船員に見つからないようにこっそりと倉庫の鍵を開けて中に入る。
そこにはトランプが一組置いてあった。
エース、キング、クイーン……このトランプ、強いカードばかり、しかも同じカードが複数枚入っている。
なるほど、伊集院はこれを使ってイカサマを――でも待てよ。
伊集院がこれを使ったという確証がまだない。
確か、以前のループでカジノへ行ったとき、
長門は今まで出されたカードを全て覚えれば、次に来るカードの予測が可能だと言っていた。
先ほどの伊集院とハルヒの対戦をみんなで思い出す。
伊集院がキングのスリーカードで上がったときの前後のゲームで、ハルヒはキングを合計3枚引いていた。
その間にシャッフルはしなかったはずだから、これではキングが6枚存在することになってしまう。
これで伊集院が不正をしていることが確定的になった。
ハルヒはもう花嫁コンテストのことなどどうでもいいらしい。
三栖丸さんも伊集院に説教する気は失せたようだ。
俺とハルヒでパーティ会場に乗り込み、伊集院に再戦を申し込んだ。
「あたしたちが負けたら、夏休みの間じゅう、この船でタダ働きするわ」
「いいだろう。ちょうど清掃員を雇おうとしていたところだ」
カジノに移動し、俺は伊集院と同じテーブルに着いた。
伊集院には不正の準備をする暇は無かったはずだ。
しかも俺のポケットには倉庫で手に入れたイカサマのカードが仕込まれていた。
あとはチェンジしたカードを引くフリをしてすり替えればいい。
カードが5枚配られる。
「チェンジは?」
「3枚」
3枚のカードが配られる。そのときハルヒが横から伊集院を罵倒する。
伊集院の注意はハルヒに向けられる。その隙にカードを入れ替えて――。
とまあ、こんな調子で俺の前のチップの山はどんどん高くなっていき、伊集院は負けを認めた。
伊集院はイカサマをしなくてもポーカーには自信があったらしい。
それを打ち砕いてやったんだから気分がいい。思い知ったか。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━5th loop━━━━━
俺たちが乗り込むとすぐに、船は港を出た。
長門にナノマシンの注入をしてもらい、俺は全てを思い出した。
前回のあれは――。イカサマとはいえ伊集院に勝てたのは爽快な気分だった。。
しかし何でもやってみろとはいうが、あんまり横道に逸れてばかりではいけないだろう。
参加券を人数分集め、花嫁コンテストに出ること。それが当面の目標だ。
そうだ、倉庫の鍵を回収しておいたほうがいいだろう。前回と同じく、階段の踊り場に鍵はあった。
時は過ぎ、パーティの参加券探しになった。俺は一人で船内を回った。
ラウンジとプールに参加券が1枚ずつあったのでそれを回収する。
そして最後にカジノへ行った。そこには伊集院ではなく、元気がなさそうな見知らぬおじさんがいた。
おじさん声をかけてみると、伊集院に惨敗したとのことだった。
俺はおじさんに、伊集院のイカサマの手口を教えてやった。
「なるほどねぇ。これは君にあげるよ。なあに、これでオーナーの鼻を明かせるなら安いもんだ」
おじさんから参加券を2枚貰った。
参加券は6枚集まり、SOS団全員でパーティ会場に乗り込むことになった。
今回は1時間早く午後7時に向かったので、花嫁コンテストに間に合った。
コンテストは多数の競技に及んだんだが、その辺はまたの機会に話そう。
みんなの協力もあって、なんとか三栖丸さんを優勝させることが出来た。
コンテストが終わり祝勝会が始まった。優勝者には伊集院の手から花束が贈呈されるそうだ。
「いいわね、ミコト。胸を張って壇上に上がりなさい」
ハルヒが三栖丸さんを勇気付ける。
「いや、そのままで結構だよ」
壇上から高慢な伊集院の声が響く。
「君はがんばった。大いに認めよう。だが、一度破綻した縁は二度と戻らないと思わないか?」
三栖丸さんの顔は無実の罪で死刑宣告を受けたかのように青ざめた。
「君が僕の花嫁になるよりも、三栖丸家が必要としているものを用意しよう。
三栖丸家が再興できるよう、充分な額の融資をしようじゃないか」
「そんな……。わたしはそんなつもりでは……」
「では、失礼するよ」
伊集院はパーティ会場から去っていった。
俺は今回も失敗してしまったことを悟った。
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第二章 説得編
俺たちが乗り込むとすぐに、船は港を出た。
長門にナノマシンの注入をしてもらい、俺は全てを思い出した。
前回は上手くいきそうだったのになー。やはり俺一人の力ではあれが限界ってことか。
なんとしても古泉と朝比奈さんの協力が欲しいところだ。
あの二人はたとえ普段は特殊能力が使えなくともいろいろと裏技的なものを持っているし、
そうでなくてもこのトンチキな状況を共有してくれるだけでも気が楽になるってもんだ。
倉庫の鍵を回収してから甲板に行って、古泉と朝比奈さんにループのことを説明する。
「やれやれ、あなたからそんな興味深い話を聞けるとは思っていませんでした」
二人は既視感みたいなものを感じていたらしい。一歩前進か?
だが古泉はやはり、時間がループしていることを証明して見せろと言う。
ここですぐに証明することはできない。俺は退散するしかなかった。
出航セレモニーとやらに出席した後、ラウンジを出てロビーに来ると、
カウンターでビデオカメラの貸し出しをやっていた。
何だ?前回までには無い事象だな。
止める間も無くハルヒはビデオカメラを借りる手続きを済ませてしまった。
(SOS団の活動 その栄光と軌跡)
プールサイドに集まったSOS団メンバーたち。
「これからSOS団のプロモーションビデオを撮影するわよ!」
ハルヒが高らかに宣言する。
断言しよう、これは横道だ。だが入ってしまったからにはハルヒを満足させなければならない。
かくして俺がカメラマンになり、メイド服姿の朝比奈さんをモデルに撮影が始まった。
監督はもちろんハルヒである。
撮影は順調に進んだが、我らが団長様はご不満のようだ。
「うーん、何か足りないのよね〜」
「それでは、大道具を使うというのはどうでしょう」
古泉がハルヒを無駄にたきつけるようなことを言う。
「古泉くん、いいこと言うわね。それでいきましょう」
俺と古泉とで撮影に使えそうなものを探してくることになった。
そうだな、三脚があればSOS団全員が出演出来ていいんじゃないだろうか。
船員に三脚がないかどうか聞いて回る。
「カメラの三脚ねぇ。確か、倉庫にあったよ。でも……」
もしかして、これはチャンスか?
「鍵を紛失して倉庫が開けられないんですよね?」
「そうだけど、どうして君がそれを知っているんだ?」
俺の言葉に船員は首を傾げるが、無視して倉庫を目指す。
持っていた倉庫の鍵を使い倉庫に入ってカメラの三脚を持ち出した。
夕暮れの甲板で最後の撮影が始まった。
三脚の上にビデオカメラを据える。
これならカメラマンの俺も映ることができるが――。
「ハルヒ、お前は映らないのか?」
「あたしは監督よ。映ったら監督としてのスタンスが崩れるわ」
本当は映りたいくせに。
俺はカメラのタイマーをセットした後、後ろからハルヒの肩を掴んで押した。
少々強引だがSOS団全員が同じフレームに入ることができた。
ちらりと盗み見たハルヒの顔はうれしそうだった。
三脚を返すという名目で古泉、朝比奈さんに長門を連れて倉庫に行く。
古泉は倉庫の鍵を紛失したという事実をあらかじめ俺が知っていたのと、
その倉庫の鍵も事前に入手していたことから、ループを信じる気になったらしい。
「長門さんの行為を受け入れましょう。ちょっとお耳を拝借します」
古泉の口から暗号のような言葉が俺の耳に囁かれる。
「今の言葉を、次のループが始まったら僕に伝えてください」
振り向くと、朝比奈さんはお祭りで親の手を離した迷子のような心細げな顔をしている。
次のループではちゃんと納得してもらって、こんな表情をさせないようにしようと心から誓う俺だった。
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第二章 協力編
俺たちが乗り込むとすぐに、船は港を出た。
長門にナノマシンの注入をしてもらい、俺は全てを思い出した。
前回はついに古泉を説得することが出来たな。
一般人の俺でもループを証明できてよかった。本当に。
俺は長門を連れて、古泉と朝比奈さんがいる甲板へと向かった。
古泉の耳元で例の暗号を囁くと、古泉は全てを把握したようだった。
どうやらこの暗号は「機関」で使われているものらしい。
古泉は大人しく長門に腕を噛まれナノマシンの注入を受けた。
そして俺と長門と古泉の三人がかりで朝比奈さんに説明し、納得してもらった。
朝比奈さんもナノマシンの注入を受ける。これでようやく二人の協力を取り付けた。
今回は上手くいくかも知れないな。
いつもの流れでパーティの参加券探しになる。
みんなで協力してアッという間に参加券を集めてしまった。
そして夜になり、花嫁コンテストが始まった。
三栖丸さんを始め、ハルヒに長門に朝比奈さんもコンテストに出ることになった。
「お集まりの花嫁候補の皆さんは、非常に幸運な方々だ。
残りの知力と体力をこのコンテストで見極めさせてもらうよ」
伊集院の嫌味ったらしい挨拶に続いて、司会者からルールの説明があった。
コンテスト参加者一人につきサポート役としてパートナーを一人同伴させることが出来るらしい。
古泉はハルヒのパートナーは自分がやると言い出した。
「あなたが涼宮さんと組むと、張り切りすぎてしまうかも知れませんから」
またいつものアレか。俺とハルヒをそんなにくっつけたいのかね、古泉は。
おまえのその手の話はうんざりだよ。
結局俺は三栖丸さんのサポートをすることになった。
最初の競技は借り物競争だった。それから生け花にペーパーテスト、最後の競技は徒競走だ。
花嫁になるのにそんなものが必要だとは思えないが。
そして結果発表。
「優勝者は、三栖丸ミコトさんです!」
俺としてはホッと胸を撫で下ろした瞬間だ。人々は三栖丸さんに賞賛の拍手を贈る。
そんな中、隣にいるハルヒの様子がおかしいことに気付く。なんだか浮かない顔をしていた。
声をかけてみたが、何でもないとそっぽを向かれてしまった。
コンテストが終わり祝賀会が始まった。だが俺には勝利に酔っている余裕は無かった。
まだ決着はついていない。
「それでは、三栖丸ミコトさんにお言葉を頂戴したいと思います」
壇上に上がった三栖丸さんは伊集院と向かい合ったが萎縮してしまったのか何も言えないようだった。
何とか三栖丸さんに勇気を出してもらわなくては――。
「ハルヒ、いいか。今から、俺を思いっきり殴れ」
「はあ?理由も無く殴れるわけないでしょう」
くそっ。ハルヒのヤツこんなときだけ常識人ぶりやがって。いつもの傍若無人っぷりはどうした?
「理由ならある。三栖丸さんに見本を見せてやるんだ。
ハルヒ、お前は団長だろ?だったら団員に手本を見せてやれ!」
「わかったわ。その代わり、手加減しないわよ」
「ああ。本気で来い」
ハルヒは壇上の三栖丸さんに向かって呼びかけた。
「ミコト!そのボンボンにガツンと言ってやりなさい!こういう風にね」
俺はハルヒに頬を力いっぱい張られた。その衝撃たるや瞼の裏にペルセウス座流星群が発生したかのようだ。
あの細い腕のどこにこんな馬鹿力があるんだろうといつも思う。
「どうして君たちは、見ず知らずの他人のためにここまで……」
伊集院は俺たちを見て驚嘆の声を上げた。
そんなこと、決まってるだろ?
「今日一日だけとはいえ、三栖丸さんはSOS団の仲間だからよ!」
「仲間だって?そんなものが何になる?一文にもならない、下らん幻想だ」
吐き捨てるように伊集院は言った。
「泰一郎さん、昔のあなたはこんな人じゃなかった。
花嫁コンテストだなんて、人を見世物にするような人じゃなかったはずです」
俺たちの思いが伝わったようで、三栖丸さんは話し始めた。
「僕は昔から何も変わっていない」
「泰一郎さん、あなたは今の自分の振る舞いをなんとも思わないの?
昔の優しかった自分を思い出して……」
三栖丸さんと伊集院はどうやら和解したようだった。
突然、船が揺れ、サイレンが鳴り出す。
「緊急事態です。本船の航路上に氷山が現れました。
乗客の皆さんは、係員の指示に従って速やかに避難してください」
窓の外を見ると本当に氷山が出現していた。またハルヒが妙な気を起こしたのか?
ハルヒは操舵室に行って船の針路を変更させて氷山を避けると言い出した。
待て、俺も行く!
操舵室には船長が残っていた。船長が言うには、自動操舵システムを動かそうにも
操作パネルの上のボタン一つ、レバー1本すら動かせないらしい。
試しにハルヒがテキトーにボタンを押そうとしたがダメだった。
「とにかく全く操舵が出来んのだ」
「キョン、こんな機械なんか壊しちゃいなさい!」
俺は手近にあった椅子を振り上げてパネルに思いっきり振り下ろした。
痛ってー!手が痺れた。船長が慌てて止めようとした。
「どうせ操作できないんだもの、壊しちゃっても構わないでしょ。キョン、もう一回」
もう一度椅子を振り下ろしたがパネルには傷一つ付かず、逆に椅子の方が壊れてしまった。
このパネル、いったい何で出来てるんだ?
進路変更が出来ないとあっては避難するしかない。
救命ボートに乗り込んで海面を漂う俺たちに看取られながら、
豪華客船オーベロン号は氷山にぶつかり沈んでいった。
「いくら豪華客船に氷山は付き物だからって、本当に出なくてもいいのに。でも、みんな無事でよかったわ。
あのボンボンも素直に反省したみたいだし、ミコトともいい感じみたいだったしね。
これでSOS団の面目躍如ってとこかしら」
ハルヒは何だか満足げだ。
そうだな、お前はよくやったよ。
「何よそれ。ま、今回はあんたも意外にがんばったんじゃない?」
そうかい。ありがとよ。
これでこのループから抜け出せるのなら褒められたってバチは当たらないだろう。
だが、あの氷山――以前のループには無い全く新しい展開だ。
ループを抜け出せる予兆なのか、それとも……。
考えたくもないぜ。俺の悪い予感は必ず当たるんだぞ?
今は祈るしかない。神様仏様ハルヒ様という気分だ。
頼むぜ、ハルヒ……。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━8th loop━━━━━
第三章 追跡編
俺たちが乗り込むとすぐに、船は港を出た。
長門にナノマシンの注入をしてもらい、俺は全てを思い出した。
倉庫の鍵を回収しつつ甲板に行って古泉と朝比奈さんにもナノマシンの注入をしてもらう。
人目につかないところで話そうということになり、俺と古泉と朝比奈さんと長門の4人は倉庫に集まった。
しかし、前回のループは何がいけなかったんだ。三栖丸さんと伊集院を和解させることが出来たし、
ハルヒもそれで満足したはずだ。なのに……。やっぱりあの氷山のせいか?ハルヒはまだ満足してないのか?
「涼宮さんが本当は何を望んでいるのかを探る必要がありますね」
たしかに古泉の言うとおりなんだが、俺たちはSOS団の会議に出席したり参加券を探したりしなけりゃならんし
結構忙しいのだ。かと言って別行動したりするとハルヒに怪しまれて動き辛くなってしまう。
あー体が二つあったらなー。
「我々の詳細なコピーを作成し、記憶に基づいた行動をさせることは可能」
長門が珍妙なことを言い出した。そんなことまで出来るのかよ長門。底が知れん……。
さっそく俺たち4人のコピーが現れた。
俺の前に立つ、俺そっくりのもう一人の俺。それは鏡を見るのとはまた違った感覚だった。
しかし、こうやって自分を客観視する日が来ようとはね。
こうして俺たちの存在は二重化された。
当たり前のことだが、二重化しているということはハルヒはもちろん、他の誰にも知られてはいけない。
俺たちのコピーは俺たちの代わりに出航セレモニーに出席すべく倉庫を出て行った。
本物の俺たち4人はというと、ハルヒの追跡をすることになった。
軽くでいい、想像してみてくれ。わがままなお姫様の機嫌を損なわないようにと、
その一挙一同を陰から見守る従者たち。今の俺たちはまさしくそんな感じだった。
いったい何が気に入らないんだよ、ハルヒ?
ハルヒを一日追跡して、不満点らしきものを一つ、見つけた。船首に続く廊下の途中にある立入禁止の看板だ。
ハルヒはその先に行きたそうにしていたが、あきらめて引き返してしまった。
いつもの強引さを発揮してそんな看板は無視しちまえばいいものを。
とにかく次のループではハルヒの願いを叶えてやろう。
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第三章 究明編
俺たちが乗り込むとすぐに、船は港を出た。
長門にナノマシンの注入をしてもらい、俺は全てを思い出した。
倉庫の鍵を回収しつつ甲板に行って古泉と朝比奈さんにもナノマシンの注入をしてもらう。
俺と古泉と朝比奈さんと長門の4人は倉庫に集まり、作成されたコピーは倉庫を出て行った。
さて、もうすぐハルヒがこの廊下にやってくる時間だ。その前にあの立入禁止の看板を撤去しておこう。
看板を撤去した後、物陰から様子を見守る――と、船員がやってきて看板を元に戻してしまった。
もう一度看板を移動させようと思ったが船員に見つかってしまい、俺たちは逃げるしかなかった。
結局ハルヒの願いを叶えてやることは出来なかった。
なんとなく、なんとなくだが、俺たちを邪魔する見えざる手の存在を感じる。
長門、お前はどう思う?
「この船には私の機能を妨害するノイズが発生している」
どうしてそういう重要なことを早く言わないんだよ、聞かれなかったからって。
とにかく見えざる手は本当に存在するらしい。倉庫に戻った俺たちは考えた。
と言ってももう時間がない。もうすぐ氷山が発生する頃だ。
氷山といえば……そうだ、やっぱりあの傷一つ付かない操作パネルはおかしい。
長門に見せれば何か解るかも知れないな。
やがてサイレンが鳴り響き乗客の避難が始まった。
長門を連れて操舵室へ行ったが今回は運良く誰もいなかった。
「何か解ったか、長門?」
「この操作パネルの時空間は凍結されている」
つまり時間が止まっている、と。そりゃ動かないわけだ。
待てよ。いつだかハルヒと一緒に客室に閉じ込められたときも、
同じようにドアのレバーはピクリとも動かなかったっけ。あれも同じ奴の仕業だな。
時間を止めるなんて芸当は宇宙人とかそういった類の輩にしか出来ないだろう。
今回はハルヒの願いは叶えられなかったが、思わぬ収穫があったな。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━10th loop━━━━━
第三章 決着編
俺たちが乗り込むとすぐに、船は港を出た。
長門にナノマシンの注入をしてもらい、俺は全てを思い出した。
倉庫の鍵を回収しつつ甲板に行って古泉と朝比奈さんにもナノマシンの注入をしてもらう。
俺と古泉と朝比奈さんと長門の4人は倉庫に集まり、作成されたコピーは倉庫を出て行った。
前回のループで解ったことがある。
ハルヒや俺たちをループに閉じ込め、そこから抜け出せないようにしているヤツがいるってことだ。
そいつはハルヒの特殊能力のことを知っていて、
ハルヒが満足しないようにと船員を操ったり操作パネルや客室のドアの時間を止めた。
船員を操れるといえば伊集院が怪しいな。
「そういえば伊集院さんって、船内のいろんなところで会いますよね」
朝比奈さんに言われて俺も気が付いた。
忙しいとか言ってるわりには、カジノで俺と遊ぼうと誘ってきたし。
「なあ、以前までのループで伊集院に会ったことのある時間と場所を書き出してみてくれないか?」
しばらくの後、伊集院の行動タイムテーブルが出来上がった。
これを見る限りだと、伊集院は時々同じ時間に別の場所に出現しているようだ。
まるで俺たちみたいに伊集院も二重化しているようだった。
もちろん違う周回では違う行動を取っているという可能性もあるが、でも完全に白とは言い切れない。
俺たちは二手に分かれて伊集院を探すことになった。
伊集院を発見したらとにかく同行し、目を離さないようにする。そして午後6時に、甲板へと伊集院を誘導する。
伊集院が二重化しているかどうかはそれでハッキリするだろう。
甲板には朝比奈さんと古泉と長門が伊集院を連れて待っていた。
そこへ俺がもう一人の伊集院を連れて行った。
「フフッ。君たちがここまでやれるとは思ってもみなかったよ」
二人の伊集院は融合し一人になった。
「伊集院、お前が俺たちをループに閉じ込めていたんだな?何のために?」
「実験だよ。僕たちは涼宮ハルヒに興味があってね、観察させてもらっていたんだ。
ループさせていたのは、より多くの情報を得るためだよ」
実験だって?人をモルモットみたいに――。
突然辺りの風景は色を失った。そばにいたはずの古泉たちの姿は消え伊集院と俺だけになってしまった。
「安心したまえ。局地的に位相をずらしただけだ。この方が落ち着いて話が出来るだろう?」
異次元空間みたいなもんか。
「僕たちは涼宮ハルヒの十分なデータが得られれば実験を終了し、ループを開放する。
だから、君には協力してもらいたい」
少しばかりの譲歩でこのループから抜け出せるというなら協力するのも悪くないかも知れない。
――と考えるとでも思っているんだろう。まったく、頭にくるぜ。
三栖丸さんや伊集院に対するハルヒの気持ちはどうなるんだ?
こいつに協力してループを抜け出せたところで、俺はどのツラ下げてハルヒに会えるっていうんだ。
「もちろんお断りだ。この下らん実験をさっさと終わらせろ。それと二度と俺たちの前に現れるな!」
「妥協点は見出せない、か。
君はどうやら、涼宮ハルヒにとって非常に重要な位置付けにいる人物のようだね」
ああ、そうらしいな。正直、あんまり有難い話じゃないんだが。
「では、君が死んだら涼宮ハルヒはどうなるだろうね?興味深いよ。
君を殺すことにしよう。では、さようなら」
殺すと言えば何のためらいもなく本当に殺すんだろう。
こんな所で俺は死ぬのか?ハルヒ!
突如、空間に裂け目が発生し、そこから長門が滑り込んできた。
伊集院は俺を殺すのをあっさりとあきらめたらしい。
長門と戦っても勝てないという判断なのかも知れない。
長門は怒っているように見える。それはハルヒの観察というテリトリーを荒らされたからなのか。
それとも俺が殺されそうになっているのを見て――なんてのは、自惚れすぎかも知れないが。
「何をやっているんですか?本当に困った人ですね」
伊集院の側に歩み寄ったのはなんと三栖丸さんだった。どうしてこんな所に?
「ごきげんよう、キョン君。思ったより察しが悪いんですね。こういうことですよ」
伊集院と三栖丸さんの姿が一瞬にして変わった。
嫌味ったらしいスーツが、白いツーピースが、やけにぴっちりしたSFチックな物へと。
服だけでなく顔も変わっている。並んで立つ二人は身長も同じ、顔も同じでまるで双子のようだった。
「僕はアナザーワン」
「わたしはアナザーツー」
伊集院と三栖丸さんだったものは、それぞれそう名乗った。
二人はアナザーと自称する長門も知らないはぐれ宇宙人の一派なのだという。
「あなたの存在は不確定要素。結果を推定するための計算が複雑になりすぎます。
やはり、あなたには消えてもらいましょう」
アナザーツーは俺に狙いを定めた。長門はどうなったかと振り向くと、アナザーワンとやり合っている。
さあ、どうする?この局面をどうやって切り抜ける?
さっきアナザーツーは計算が複雑になり過ぎると言ったな。
だったら、さらに不確定要素を提供してもっと計算を複雑にしてやろう。
「なあ!ハルヒの周りには、宇宙人に未来人ついでに超能力者まで揃ってる。
これをお前は偶然だと思うか?偶然じゃない。ハルヒがそう望んだからだ」
そう考えると、ごく普通の一般人だと自負する俺がSOS団にいる説明がつかないんだけどな。
古泉は俺の存在も他のメンバー同様にハルヒが望んだことなんじゃないかと推理していたが。
まあ今はそれは置いておこう。
「何が言いたいんです?」
アナザーツーは俺の言うことに興味を示したようだ。しめた。
「何故お前たちの存在がそうじゃないと言い切れるんだ?
ハルヒが望んだからこそ、おまえたちもここにいるんじゃないのか?」
「我々は、独自の判断でこの実験を――」
「だとしてもだ。宇宙人がハルヒにアプローチをかけているこの現状を、
ハルヒの妄想じゃないって誰が言い切れる?
俺もお前たちも、舞台の上のただの役者なんだぜ。そこでだ、この茶番劇の台本を書いたのは誰なんだ?
お前たちか?それともハルヒなのか?いったい、どっちなんだろうな?
もっと言ってやろうか。おまえたちの存在そのものが、
ハルヒの望みによって生み出された可能性だって――」
「やめなさい!どうやらあなたは予測以上にイレギュラーのようですね。
そろそろ終わりにしましょうか」
「いいのか?今、俺を消したら真実は永遠に闇の中だぞ」
どうやらヤツは俺の屁理屈に食いついたらしい。考え込んでいるようだ。
頭でっかちめ、考えろ。そして悩みやがれ!結論なんて出るわけがないんだ。
「観測結果の実効性について、実験の前提から再計算する必要が生じました。
それまでこの実験は残念ながら保留します」
俺が咄嗟に思いついた作戦は功を奏し、宇宙人の二人は去っていこうとした。
「待てよ!おまえらがハルヒにやらせている、あの時間のループを何とかしてから行けよ」
アナザーツーは俺に黒いプラスチックのケースを差し出した。
「涼宮ハルヒはこの映像に大変興味を持っていました」
これがハルヒにループを起こさせている原因なのか?こんなものが――。
「実験は一時中断しますが、時機を見て必ずや再開させます。それじゃあまたね、キョン君」
アナザーワンとアナザーツーは消え、風景に色が戻った。
……助かったのか。
「大丈夫ですか?突然あなたの姿が消えたので、驚きました」
古泉と朝比奈さんにさっき起きたことをかいつまんで話した。
長門はあの宇宙人たちが再計算とやらを終わらせるには何百年もかかると言った。
どうやら実験が再開されることはなさそうだな。
「これでループはなくなるんでしょうか?」
それなんだがな――。
三栖丸さん、いやアナザーツーから受け取ったもの。
それはちょっと古い、しかし誰でも知っている名作映画のDVDだった。
氷山にぶつかって沈む豪華客船の話と言えばお解りだろう。
船からの避難間際、船室のプレーヤーでそいつを再生してみたとき、
思わずこう呟いたね。まったく、やれやれだ。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━11th loop━━━━━
第三章 解決編
俺たちが乗り込むとすぐに、船は港を出た。
長門にナノマシンの注入をしてもらい、俺は全てを思い出した。
「あーあ、もったいないわね。乗船券、1枚余っちゃったわ」
手にした乗船券を弄びながらハルヒが残念そうに言う。
甲板に行って古泉と朝比奈さんにもナノマシンの注入をしてもらう。
もう二重化することも倉庫で密談する必要もないだろう。
そういえばハルヒは船首に行って何がしたいんだろう?
あの映画、そして船首ですることといえば誰もが想像するであろう、あの有名な場面しかないが――
ハルヒは本当にアレがやりたいのか?
とにかく、立入禁止の看板は撤去しておくことにした。今回は妨害は入らなかった。
久しぶりに出航セレモニーに出席することになった。
伊集院が挨拶しに出てくるはずなのだが、今回は船長が挨拶をするらしい。
当然花嫁コンテストや参加券探しなどはなくなっていて、このクルーズはただのディナークルーズになっていた。
「6時に甲板に集合。それまでは自由行動ね」
セレモニーが終わった後、ハルヒは一人で立ち去ろうとした。
俺の後ろには長門、古泉、朝比奈さんの3人がいて俺を監視している。
「なあ、本当に俺がアレをやるのか?」
「こういうことはあなたにやってもらわなくては。僕は畏れ多くて涼宮さんにそんなことは出来ません」
いつもの爽やかな笑顔で古泉がそう言った。やっぱり、そうなるのか……。
半分ヤケになりながらハルヒに声をかけようとしたが、ハルヒはいつの間にか姿を消していた。
仕方ない。夕方に勝負をかけよう。
そして6時の集合時間。アレをやらない限りループが果てしなく続く可能性が高い――とはいえ、
なかなか踏ん切りがつかない。例のごとくあの3人は俺を見守っている。
ええい!俺も男だ、やってやろうじゃないか。
頑張れ俺、負けるな俺。かくは一時の恥、かかぬは一生の恥って言うじゃないか。ちょっと違うか?
かくして俺は出せるだけの勇気を振り絞ってハルヒを誘った。
「なあハルヒ、船首へ行ってみないか?」
ハルヒは獲物を見つけた猫のようにニヤリと笑った。
「もしかしてキョン、あんたアレがやりたいの?」
「そうだ」
「へぇー、キョンがねぇ……。いいわ、行きましょ」
舳先に立って夕日を眺めるハルヒ。その背中は何故かとても儚げで今にも消えてしまいそうに見えた。
先ほどまでは確かにあった羞恥という感情は、いつの間にか不安へと変化していた。
消えないように捕まえておかなくては。俺はほどんど無意識のうちにハルヒに近付いて手を伸ばした――が、
「さ、早くアレをやりましょ」
ハルヒはサッと俺の手を避けてしまった。まさか、アレってアレのことじゃないのか?
「豪華客船、夕焼け、大海原!この最高のシチュエーションにふさわしい、決めポーズをするのよ!」
――バカだった。俺がバカだった。
ハルヒと朝比奈さんと長門はどこから持ってきたとも知れないコスプレ衣装に身を包んで船首にやってきた。
ハルヒは舳先に立って船の進行方向をビシッと指差すようなポーズを取った。
朝比奈さんと長門がその後ろでひざ立ちになる。
長門はいつものように無表情だが朝比奈さんは相当はずかしそうだ。
「さあキョン、あんたはこのポーズをちゃんと記録するのよ!」
記録するったって、カメラは?
「ここにありますよ」
古泉がデジカメを用意していた。こんなときだけ用意がいいな。
しかし、そうやって船首に向かってポーズを取られては、ここからでは後姿しか見えないぞ。
まったく、ハルヒは今どんな顔をしてるんだろうね?
「ちゃんと撮るのよ」
「へいへい」
困ったお姫様の言いつけに従うべく俺はシャッターを切った。
こうして、長い長い一日はようやく終わりを告げたのだった。
エピローグ
さて、長い長い一日が終わった数日後のことである。
まだ夏休み真っ最中だというのに、SOS団の団員たちはハルヒによって部室に呼び集められることとなった。
「写真ができたのよ!」
そんなことで貴重な夏休みを潰されるとは。
1枚の写真に俺の目が留まった。豪華客船の舳先でポーズを取るハルヒの写真。
「いい写真ですね」
確かにいい写真だ。だがよく考えてみてほしい。
この写真はSOS団全員が、つまり俺も写っている。写真は俺が撮ったはずなのに。
しかも、ハルヒを正面から捉えている。こんな写真は空を飛ばない限り撮れないぞ。
いったいこいつは誰が撮ったんだ?
まあいいか。ハルヒはそれに気付いてないようだし。
「楽しかったから、またどこかに行きたいわね。もちろん、みんな一緒に!」
このハルヒの願いはきっと叶っちまうんだろう。そしてまた大騒ぎを繰り返すんだ。
ハルヒの側にいる限りな。
ただそんな毎日も悪くないと思うのは毒されすぎだろうか。
何せ、ハルヒと出会ってからというもの、退屈なんて感じたことがないからな。
以上。
余計な説明が必要になるので約3名が登場しないことになったが了承してくれ。
また、出来る限り短くしようとしてるので、
それによりストーリーが少々変わっている所もあるが大局には変わりが無いのでそれも了承してくれ。
スタッフロールや版権表示を見る限り、このゲームの原作はアニメ版、しかも2006年放映分だけのようである。
アニメ版の演出や設定を踏襲しつつ、「エンドレスエイト」に着想を得、
「涼宮ハルヒの溜息」やその他のエッセンスを詰め込んでこのゲームのシナリオは出来上がっているらしい。
シナリオライター様も2009年になってエンドレスエイトがアニメになって放映されるとは思っていなかったようで……。
そんなの知らんという諸兄のために軽く解説するが、エンドレスエイトとは夏休みの終わりの2週間が
ハルヒの何らかの不満によって無限にループしてしまうという話だ。
ちなみにエンドレスエイトでは記憶の持ち越しなど一切行われず、従ってほとんど同じ2週間が繰り返されてしまう。
ゲーム内での俺の発言から推測すると、
このゲームのシナリオはエンドレスエイトにて無限ループが起こらなかったと想定して書かれているように思う。
だからこのゲームの存在はエンドレスエイトと矛盾するんだが――そんなことはどうでもいい。
興味があったら読んでみてくれ。短編だから立ち読みでいいだろ。
俺はもう疲れた。本当に疲れたよ、いろんな意味で。
ゲーム全体の構成。
括弧でくくってあるのは横道。なお横道は他にもいろいろあるんだが3つだけ抜き出した。
第一章
↓ 初回プレイでは必ず留守番になってしまう。
↓ 2周目以降に朝比奈さんが落としたカップをキャッチするのに成功し、参加券を揃えることが次に進む条件。
↓ ループしていることに気付き長門にナノマシン注入を依頼する。
第二章 孤軍奮闘編
↓ いくつかの横道を体験しなければ先へ行けない。
↓ └→(そして誰もいなくなった、かも)必須ではないが面白い話なので入れさせてもらった。
↓ └→(マジックザギャンブル)ここで倉庫の鍵の在り処を把握しておく。
↓ 花嫁コンテストで三栖丸さんが優勝するが伊集院には一歩届かない。
第二章 説得編
↓ ループしていることを証明することが次に進む条件。
↓ └→(SOS団の活動 その栄光と軌跡)倉庫の鍵の件を使って古泉にループしていることを証明した。
第二章 協力編
↓ 古泉と朝比奈さんの協力をとりつける。
↓ 花嫁コンテストで三栖丸さんを優勝させることが次に進む条件。
↓ 上手くいきそうだったのに氷山が発生してしまう。
第三章 追跡編
↓ 存在を二重化してハルヒの本当の願いを探り、叶えてやろうとする。
第三章 究明編
↓ ハルヒの願いをかなえるべくハルヒを船首に行かせようとするが失敗する。
↓ 黒幕が宇宙人らしいことがわかる。
第三章 決着編
↓ 伊集院と三栖丸さんが黒幕の宇宙人だということがわかる。
↓ 宇宙人を論破し介入を中止させる。
第三章 解決編
ハルヒを船首に行かせて満足させ、無限ループから抜ける。
情報(フラグ)を得ることで次々と新しい展開が訪れる構成になっている。
次の章へ進む条件が整わないと同じ章で何度もループする羽目に陥ってしまう。
このようにいろいろな平行世界が並んでいる様が「並列」となった所以であろう。
ハルヒ乙
同人ゲームの「HellSinker.」をリクエストします、等と言えば笑われるだろう。
だが、これを適切に表す言葉があるとすればそれだけだった。
ハルヒの人、乙でしたー
少々の会話が入るくらいなら良いけど、
ほぼ会話だけで構成すると反発食らうよ。
ともあれ乙
>>37 俺は長いのが読みたいから、長いのを書いてくれる人のやる気がなくなるような事言わないでよ
>>38 会話っていうか一人称文体って奴でしょ
「わがはいはねこである」とかで使われてる奴
台詞抽出しただけじゃだめってことじゃね?
前スレの>416まで、このスレの
>>40までをWikiに収録、未解決リストに反映しました。
気がつかないうちに更新されてた
アルトネリコ2お願いした者です
ありがとうございました
前スレの
>>388にも書きましたが、
Wikiの「428 〜封鎖された渋谷で〜」のページに直接投稿で追加された部分は
ゲーム中の文章の丸写しではないでしょうか。
個人的には、ストーリーをまとめて紹介する上で
印象的な台詞や文章を「引用する」程度はアリではないかと思うのですが、
地の文を含めた文章全てをそのまま丸写しはまずいのではないかと思います。
しかもサウンドノベルという、文章が内容の肝であるジャンルではなおの事ではないでしょうか。
該当部分をWikiに投稿された方のコメントをいただきたいです。
もし私の勘違いであったならば、投稿された方には大変申し訳ありません。
>>44 乙
なんか謎だらけでよくわからん話だな
みゆって子がオブジェを探してたのはなんなのか?とかなぜ謝ったのか?とかもゲームの中じゃ明かされないの?
>>45 考えなおしてみたら、みゆ編も必要でしたorz
ということで書き足しました
それでもやっぱり謎ばかり
謝ったのは黙って出て行ったことと、主人公が苦労して捜しに来てくれたことに対してでしょう
何時間も歩き回っていたわけだし。
申し訳ありませんが、「テイルズオブバーサス」の投下予約を取り消しさせてください。
48 :
流行り神:2009/11/03(火) 20:23:51 ID:2jN9edTS0
遅くなりましたが、流行り神の本編最後のシナリオを投下します。
流行り神Portable:最終話『名前の無い駅』
【前書き】
この事件は、誘拐事件以降に起きたもので、
時系列でいうと一番最後におきたものとなります。
1)前半部
「あなた」は、まだ暗いコンクリートの密室にいた。
「これが、風海警部補が得たひとつの結論だ。」
部屋のなかで男の声に耳を傾けているうちに、
「あなた」は次第に怪奇現象を否定できなくなっていた。
(なぜだ! 実際に体験したのならまだしも、ぼくはただ普通の……!??)
そのとき、「あなた」の思い出せなかった記憶がよみがえった。
霧崎、小暮たちの姿が、「あなた」の脳裏に浮かんでは消えた。
そう、「あなた」こそ、風海純也警部補だったのだ。
風海が“密室”から目をさますと、そこは病室だった。
ベッドの脇には、小暮、霧崎、そして式部が付き添っていた。
担当医の式部によると、四日まえ病院入り口で保護されたらしい。
身体は健康なのに、自分が誰かも判ってない状態だった。
記憶を呼び戻すために、霧崎の指示で逆行催眠をかけていたところだった。
どうやら、あの“密室”で風海に呼びかけていた声は、霧崎だったようだ。
事件当日、何があったのか。 風海は、問われるままに語りだした。
久しぶりの非番だったその日、ゆうかの電話で呼び出された。
「付き合って。」という誘いに、風海は二つ返事で了承した。
(ひょっとしてデートかな?) いそいそと出かける風海。
ゆうかは目的地を伏せたまま、風海を連れて地下鉄へ乗り込んだ。
いつの間にか電車は、誰もいない駅に停車していた。
ゆうかは、風海を急かしてうす暗い駅に降りた。
そして、電車は二人を残して発車した。
降りた駅は、建設中に放棄された廃墟のようだった。
「やっぱり、〔名前の無い駅〕はあったのね!」
ゆうかによると、ここが都市伝説でささやかれていた
「最初から名前がない駅」だというのだ。
「デートじゃなかったんだ。」少なからず落胆する風海。
「それ、絶対ありえないから!」ゆうかは、デート説を完全否定した。
薄暗いなか、彼女の顔が少し赤らんだように思えたのは、風海の勘違いだろうか?
(前半部、続く)
49 :
流行り神:2009/11/03(火) 20:26:29 ID:2jN9edTS0
ゆうかの話では、本当の目的地はこの駅の先らしい。
「この先には『……』があるはず。」
風海の記憶は、ここで途切れた。
話を終えた後で、風海はゆうかがまだ戻ってないことを知らされた。
ゆうか捜索に参加したい風海は、式部に退院させてくれるように頼む。
式部は、自分を同行させることで許可を出した。
こうして、風海は部下の小暮、ゆうか関係者の霧崎、主治医の式部の
三人とともに探索に向かうこととなった。
一行は、事件当時に乗った路線の終着駅からさらに奥へと続く線路を見つける。
唯一の手がかりとみて徒歩で奥へと歩き始める。
奥へと進む途中で、内臓をくりぬかれた遺体を発見する。
遺体の状態から、性別は男性、年単位で放置されていたことがわかる。
一行は、ゆうか救出を優先させるため、遺体をそのままにして先を急いだ。
とうとう建設途中で放棄されたと思しき地下鉄の駅にたどり着く。
間違いなく、事件当日に二人が降り立った駅だった。その先に怪しいトンネルも見つかった。
トンネルを抜けた先は、墓場となっていた。
この墓場のために、地下鉄工事が中断されたようだ。
先の遺体を祭ったらしい粗末な墓石もみつかった。日付は昭和二十年前後と古かった。
墓場を調べたい霧崎を残し、ほかの三人は更に奥へ進んだ。
墓場の先に、昭和二十年代に作られたと思われる研究施設が見つかった。
その通路を歩いていると、男連れの犬童警部に出会った。
白い総髪の男は、歴戦の兵士の風格を漂わせていた。
その男こそ、電話で助言してきた“謎の男”であった。
男は名を告げないまま、自分の要件を明かした。
この施設は、彼が所属する“組織”が放棄した研究施設だった。
最近、ここで行われていた悪魔の実験を再開させる計画が持ち上がった。
再開反対派の彼は、仕事仲間の犬童に頼み、
竜脈の力でここを破壊しようとしていたのだ。
カルト否定派の式部は、龍脈の話に反発し、
さらに「悪魔の実験」について男に詰め寄った。
だが、男は「知らないほうがいい。」と交わしただけだった。
「ここは一時間後に崩壊する。避難したまえ。」
「ここに女性が一人、迷い込んでいます! ご存知ありませんか」
風海の問いに、犬童らの顔色が変わった。
二人は、制限時間は延ばせないこと、別件で手が貸せないことを告げて、去っていった。
(前半部、続く)
50 :
流行り神:2009/11/03(火) 20:27:47 ID:2jN9edTS0
二人と入れ替わるように、霧崎が三人と合流した。墓からは何も手がかりはなかったという。
薄暗い施設の中を歩き回って、四人はようやくゆうかを見つけた。
ゆうかと合流したとき、ポルターガイスト現象がおきる。
実は、東京の某所で「死者の霊魂を人為的に操作する」研究が
行われていたという噂が流れていた。
彼女は、この地下施設がその場所だと当たりをつけて、
噂を検証する目的でここに来たのだった。
再び、式部はそれを聞いて反論した。
「この現象は、不審者排除の仕掛けよ。」
発言直後、癇癪を起こした子供のように部屋が荒れだした。
ここに長居は無用。風海はゆうかの手を引いて、脱出を促した。
誰かが追ってくる気配を感じつつ、駅を目指す一行。
しかし、疲労していたゆうかを連れた風海は、ほかの三人とはぐれてしまった。
風海は、手近な部屋に飛び込んで、謎の追跡者をかわした。
一息ついている間、二人はこれまでのことを確認しあった。
風海がゆうかと別れたのは、ゆうかを逃がすために囮になったためらしい。
自分だけで逃げ出したのではないと知って、風海は安堵した。
程なくして、部屋の外で何かが徘徊している気配がした。
なんとかやり過ごして、時間内に脱出しなければ。
風海は、ポルターガイストを抑える方法を探そうとした。
/* ここで、ポルターガイストをどう捉えるかで、ルートが分岐します。
/* まずは科学ルート、次にオカルトルートの順に投下します。
/* バッドエンドの分岐箇所は、該当する所に印をつけてあとで解説します。
2)−1 科学派
ポルターガイストの原因は、やっぱり何かの仕掛けに違いない。
風海は、ゆうかの反発を覚悟して自分の考えを正直に言った。
しかし、ゆうかは即座にいくつかの事例を挙げて、あり得ないことではないと返答した。
彼女の目標は、オカルト現象を科学的に捉えること。
その為に、ゆうかは科学知識を蓄えていたのだ。
部屋を出た二人は、廊下を這っているケーブルをたどって機械室を目指した。
途中から人外の白い影に追いかけられつつ、二人は目的の部屋に駆け込んだ。(*1)
(白い影も作られた現象なのか?)一抹の不安を抱きつつも、
風海は機械にイスを叩きつけ、完全に破壊した。
壊しているあいだ「電気よりもおぞましいもの」(ゆうか談)が部屋の外で
暴れていたが、機械の沈黙とともにおさまっていった。
(科学ルート、続く)
51 :
流行り神:2009/11/03(火) 20:29:56 ID:2jN9edTS0
ほっとしたのもつかの間、今度は建物が地震のように揺れた。
気を取り直して部屋を出たとき、風海は狼狽した。
電力は供給されていないのに、二人を誘導するように廊下の電気が点っていたのだ。
「あのポルターガイストは、ここに呪縛されていた魂だったのかも。
機械が壊れたおかげで解放されたんじゃない? 電灯はそのお礼なのかな。」
ゆうかはそう結論づけたが、風海は信じられなかった。
不思議な道しるべを頼りに、二人は出口までたどり着いた。
出口付近で三人と合流して出たとき、見計らったように地下世界は崩壊した。
「お前たちは、あの施設で何を見たんだ?」
脱出した後で、霧崎に問われた二人は、見聞きしたことを話した。
「なるほど。霊的なものを人為的に作り出して制御することを目的とした、
実験場だったのだろうな。」
霧崎の結論に、ゆうかは反論しようとしたが口をつぐんだ。
さすがの彼女も、いま話す気にはなれないのだろう。
小暮は、完全に理解できずにいる。
「今回は、現代の科学で完全に否定できるものでもないみたいね。」
そう言った式部は、昔を振り返るように「あの時と同じ思い……」と呟いた。
そこへ、犬童が労をねぎらいに一人でやって来た。総髪の男はどこかへ言ったという。
「細かいところを気にしてたら、身が持たんで。」
これからもっときつくなるかも知れない。警部はそう警告した。
警部の言葉に、風海は配属後の事件を振り返った。
そのまま、テーマソング『ファントム』をバックにスタッフロールへ。
(*1)
「ふり返りたい」欲求に負けて後ろを向くと、
二人とも亡霊に身体を引き裂かれてゲーム・オーバー。
2)−2 オカルト派
やはり、これは幽霊の仕業ではないのか? 風海は、自分の考えを正直に言った。
その話に対して、ゆうかは、(風海からみてぶっ飛んだ)提案をしてきた。
「幽霊と交渉しましょう!」
こちらに害意はないことを彼らに伝えて、見逃してくれるように頼もうと言うのだ。
交渉方法は、こちらの質問に対してノックの数で「はい」か「いいえ」かを
答えてもらうという簡単なもの。
(オカルトルート、続く)
52 :
流行り神:2009/11/03(火) 20:35:18 ID:2jN9edTS0
と、その時、部屋全体が地震のように揺れた。
二人が部屋を出ると、通路の先で男の子の白い影が見え、誘うように通路の電灯が点った。
「ありがとう。」二人は、精一杯のお礼を込めて呟いた。
不思議な道しるべを頼りに、二人は出口までたどり着いた。
出口付近で三人と合流して出たとき、見計らったように地下世界は崩壊した。
「お前たちは、あの施設で何を見たんだ?」
脱出した後で、霧崎に問われた二人は、見聞きしたことを話した。
「信じられん。何かの間違いではないのか。」
小暮の反論に、ゆうかは反論しようとしたが口をつぐんだ。
さすがの彼女も、いま話す気にはなれないのだろう。
「今回は、現代の科学で完全に否定できるものでもないみたいね。」
そう言った式部は、昔を振り返るように「あの時と同じ思い……」と呟いた。
そこへ、犬童が労をねぎらいに一人でやって来た。総髪の男はどこかへ言ったという。
「細かいところを気にしてたら、身が持たんで。」
これからもっときつくなるかも知れない。警部はそう警告した。
警部の言葉に、風海は配属後の事件を振り返った。
そのまま、テーマソング『ファントム』をバックにスタッフロールへ。
(*2)
質問する内容を一つでも間違えると、
二人とも亡霊に身体を引き裂かれてゲーム・オーバー。
【余談】
・ここで出てきた謎の男は、おまけシナリオ『退魔師・犬童蘭子』に
しっかりと出てきます。そして、別のおまけシナリオにも、
それらしき人物の気配が……。
――――――
*これで、<流行り神>本編シナリオは終わります。
次からは、おまけシナリオをゲームのリスト順に投下する予定です。
(流行り神:最終話、おわり)
53 :
流行り神:2009/11/03(火) 20:37:19 ID:2jN9edTS0
投下ミス発生。
>>52の先頭が抜けてました。
ゆうかから強引に交渉役を押しつけられた風海は、半信半疑で交渉を始めた。(*2)
見逃してもらう約束を取りつけて外に出ると、部屋の前から子供の白い足跡が続いていた。
足跡をたどった先には、子供を監禁していたと思われる小部屋に行きついた。
二人を連れてきた幽霊とのやりとりで、この施設が何らかの実験施設であること、
途中の墓はその実験の被験者のものであることが判った。
ただ、実験の内容については、幽霊自身が知らないのか返答はなかった。
例の男が言った“悪魔の実験”、被験者たちの墓場……。
二人は、しばしやり切れなさにため息をついた。
>>53 乙です。
PSPのペルソナ3の、女主人公編をお願いします。
流行り神乙でした
興味はあったがホラー苦手なので助かったよ
リクですがPSPのファンタシースターポータブルをお願いします
このスレの
>>55までをWikiに収録、未解決リストに反映しました。
3ヶ月以上経ったので「ビーストバスターズセカンドナイトメア」を
●途中 の欄から消しました。
1ヶ月以上経ったので「Knight Night」を
●執筆予告がある物 の欄から消しました。
真・女神転生 STRANGE JOURNEY投下します。
かなり長いのですべて終わったら、短縮版投下します。
オープニング
21世紀初頭、70億の人類は繁栄を続けていた。しかし、代償に地球環境の崩壊は解決できなかった。
南極にできた「滅びの地」。それは運命だったのかもしれない。人類を救うための、
最後の「旅(ジャーニー)」が今始まる…。
南極にできた「滅びの地」シュバルツバース。まわりのすべてを飲み込みながら、
拡大を続けるそれに対し、人類はシュバルツバース合同計画を発動し、
まず無人機での調査を開始した。無人機での調査では、内部に戦場、歓楽街などが映っていたが、
データの誤受信で片付けられ、有人による調査が開始された。
南極にたどり着いた調査隊。彼らは次世代兵器「デモニカ」を着用することになる。
これでシュバルツバースでの内部調査も可能になるらしい。
装着者の戦闘経験によるシステムのレベルアップ、頭部のデバイスにはアプリケーションの追加も可能となる。
進化する戦闘服「デモニカ」ということである。
プラズマ装甲、短時間の飛翔能力を搭載する四つの次世代揚陸艦による突入が開始される。
しかし、障害で艦隊は連絡もとれず離れ離れになってしまう…。
未知の重力場に引っ張られ、レッドスプライト号は不時着した。
主人公は、なぜか見知らぬ部屋にいた。部屋には3人の紳士がいる。
滅びの運命は変えられぬと言う紳士達。滅びの地で主人公が手に入れるのは、
「未来への光明」か、「破滅への爆雷」か、それとも…。
「まずはあがき、そして我らに示せ」と言われたところで意識を取り戻す。
>>43の件で「428 〜封鎖された渋谷で〜」を
編集した方のコメントが欲しかったのですが書き込みが無く、
どうも連絡が取れないようです。
どうしたものでしょう。
以前
「クライシス コア -ファイナルファンタジーVII-」
「クロノ・クロス」
「東方封魔録」
「東方夢時空」
「東方靈異伝」
「分裂ガール」
で類似の事があった際には、該当部分を一旦削除しているのですがそれと同じ対応でよいでしょうか?
登場人物
主人公:日本人。他に述べられることもないただの人也。
1号艦に搭乗。現地調査を担当する機動班に所属。
ゴア隊長:シュバルツバース調査隊の指揮官。1号艦に搭乗。
ゼレーニン:女性科学者。3号艦に搭乗。
ヒメネス:機動班の兵士。2号艦に搭乗。
アーサー:擬似人格コンピューター。
多くの指令を発動し、状況の打開するプランを作ってくれる。1号艦に搭載。
艦隊編成
1号艦「レッドスプライト号」:指揮艦となり、アーサーもこれに搭載されている。
2号艦「ブルージェット号」:危機管理のため、武力で支援する。
3号艦「エルブス号」:科学者を多く載せ調査のかなめとなる。
4号艦「ギガンティック号」:2号艦と同じく武力支援。影が薄いなんでもんじゃない。
第1セクター:アントリア
意識を取り戻した主人公。レッドスプライト号はシステムダウンしており、他の艦とも連絡もとれない、
どこに不時着したかも分からない。それでもクルーを元気付け、ひっぱるゴア隊長。
サブ動力を復活させようとした矢先、なぜか降車デッキが開いていく…。何者かが開けているようだ。
なにも見えないが、デッキにいたクルーが襲われていく。急いでデッキに向かう機動班。
生き残っていた動力班と合流し、サブ動力を復活させ、ハッチを閉めようするも、
今度は機動班クルーが襲われる。見えない敵に銃を発砲するも効果がなく、次々と襲われていく…。
何者かの気配を感じる主人公。そこへデモニカに送信者不明のプログラムが送られてきた。
プログラム名は「悪魔召喚プログラム」。これのおかげで敵が見える。見えなかった敵を倒し、
すぐにハッチを閉めた。
機動班でミーティングをすることになり、見えない敵は悪魔召喚プログラムを
持っているから見えたことから、「悪魔」だったのだろうか?
またプログラムはクルー全員に送られてきたらしい。アーサーの管制システムには、
シュバルツバース内部から送られてきた形跡がある。とりあえず悪魔召喚プログラムを使うことにしたゴア隊長。
そこへハッチを閉める前に侵入した悪魔に襲われているという報告を受け、医療室に向かう主人公。
そこにいた悪魔はニンゲンに憎悪を向けて襲ってくるも撃退、
しかし他にもいた悪魔がクルーを連れ去ってしまった。
ただちに救出ミッションを発動するゴア隊長。彼はこの場所…セクターをアントリアと名づけ、
艦外への調査を開始する。幸いな事にプラズマ装甲も復活し、これ以上の悪魔の侵入はないだろう。
ついにアントリアに降り立った主人公。デモニカのおかげで調査も可能だ。内部は氷の洞窟になっている。
「やっぱり、ここは南極?でもこんな地形は見たいことがない」と別の機動班。
入り口にいた人間に興味があったピクシーが悪魔の会話や仲魔の仕方を説明してくれる。
悪魔に連れ去られたクルー4名を助け、ミッションを完了させ、帰還する。
通信班が近くで巨大艦艇を捕捉した。しかし、先ほどの襲撃で多くのクルーが死んでしまい、
作戦に支障が出る恐れがあったので、次のミッションからはゴア隊長も出撃することに。
そこへ救助信号をキャッチする。発信者は「ブルージェット号」のヒメネス。
悪魔に襲われているから、助けて欲しいとの事。ゴア隊長が「ブルージェット号」の事を聞くも、
「この艦は終わりだ」と言い残し、通信が切れてしまった。
次のミッションは、「ヒメネスの救助」。道を塞ぐ壁をC4爆薬で破壊する機動班。
「シュバルツバースがなんだ!悪魔がなんだ!見たか、人間様の力を…」と勢いづく機動班。
しかし、そこへ強大な悪魔が出現し、一瞬で機動班が殺されていく…。
悪魔は奥へ逃げていくも、紙切れの如く殺されていった仲間を見て意気消沈する機動班。
機動班の折れかかった心をなんとか奮い立たせたゴア隊長は奥へ行ってしまった。後を追う主人公。
奥には、「ブルージェット号」の残骸とヒメネスがいた。そこへ先ほどの悪魔「オリアス」が現れる。
オリアスに立ち向かうゴア隊長(なお、ここではゴアとオリアスの戦闘シーンがオートで流れ、
HP150のゴアに対し一撃で50近くオリアスが与える)。
部下を殺され、怒りに燃えるゴア隊長。不利と感じたのか、オリアスは逃走してしまった。
ヒメネスと話をするゴア隊長。そこへ逃走したと思われたオリアスがゴア隊長に不意打ちを仕掛け、
さらに主人公に襲い掛かってくる。先ほどのゴア隊長との戦いが効いたのかオリアスを倒す主人公。
オリアスはなにかを落としていった。まだ息のあったゴア隊長は、最後の命令を出す。
「この調査には人類の命運がかかっている。みんなと…地球を救ってくれ…」そう言い残し、
ゴア隊長は息をひきとった…。
ゴア隊長の死体を艦に連れてきた主人公とヒメネス。クルーは勇気と優しさがありすぎたゴア隊長の死を嘆き、
これから先どうすればいいのか途方にくれる。とりあえず、高官であるゴア隊長の死体は保管されることになった。
そこへアーサーが復旧し、ゴア隊長の死を知らないアーサーは彼を呼びつける…。
ゴア隊長の死を知ったアーサーはプランの変更を承認し、新しい調査任務を出そうとするところをヒメネスが、
「死人は出まくり、外は悪魔。こんな状況で任務なんてできるか、脱出すべき」と反論するが、
ゴア隊長の遺言もあり、決断できないクルー。任務続行か脱出か議論しようと提案するヒメネスだが、
アーサーに却下される。
「自分達がどこにいるのか、どうやってここまできたのか、脱出ルートは?」
すべて分からない我々はまったくの「ストレンジャー」迷い人である。結局、調査任務を続行するしかない…。
先ほどの戦闘で主人公が手に入れたものはラボのほうで解析することになった。
動力班から動力の始動に「トマカク型起電機」が必要との報告。
アーサーは「ブルージェット号」からそれを取ってくるミッションを発令、
ヒメネスも「レッドスプライト号」に編入されることになった。
ヒメネスと共に「ブルージェット号」の動力部から、「トマカク型起電機」を、
さらに「ブルージェット号」の指令コマンド「ヴェルヌ」が残した端末を回収した。
このミッションが成功した事により、動力が回復し、動けるようにはなるが、どこに向かうのか分からない。
そこへラボのアーヴィンから先ほどの解析が完了したと報告があがる。
どうやら、デモニカの機能を開発する事に成功したらしい。
シュバルツバースの物質でデモニカが強化できることが分かった。アーサーはこれをフォルマと名づける。
ラボに向かい、デモニカを強化してもらう。今回の機能は、「フォルマサーチ」。
これで新しいフォルマを発見できるようになった。アーヴィンから、色々なフォルマを採集してくるというミッションをもらう。
フォルマサーチでレアフォルマを入手し、アーヴィンに渡すと、新たな機能「アンロック」を開発してくれる。
これにより、封印された扉に開けることができるようになった。メインエンジンも復活し、航空能力も復活した。
アーサーがヴェルヌからもらった情報には、アントリアの脱出の手がかりもあった。
セクターの天頂部に特別な反応を示す領域があり、そこには量子的なトンネルがあるらしい。
ここはセクター外の時空に繋がる経路の一つのようだ。だが、「ブルージェット号」はそこから脱出しようとしたが、
トンネル付近の量子場による妨害で失敗。ヴェルヌの推測によるシュバルツバースの構造は、
いくつかの時空ブレーンが重なり合った「多重構造」と予測される
(言い換えると、串団子みたいなもの。団子がセクター、くしが量子トンネル)。
地上を越えるためには、いくつものセクターを超えないといけない。
さらに、このセクターを脱出できる可能性もアーサーはつかんだようだ。
アントリアの地下から、天頂の量子トンネルとつながりを見せるエネルギー体が観測された。
この特殊なエネルギー体反応の調査のミッションが開始される。さらにヴェルヌの思考パターンから、
悪魔合体もできるようになった。
「アンロック」機能を使うことで地下への調査が可能になった。地下1階にある扉をくぐった主人公。
どう見ても目の前に広がる風景は炎上する街、「戦場」です。本当に(ry…。
先遣無人機が送ってきたデータと一致し、戸惑う機動班だが、奥へ進んでいく。
最奥にいたのは、「モラクス」。彼らは、魔界の奥底に封じ込められた復讐をするために行動している。
「ニンゲンを最も多く殺すのは、ニンゲン。ゆえにニンゲンを真似て殺すのだ」と言う。
モラクスを倒すと、「これで終わりだと思うなよ…」と言い残し、消滅してしまった。
モラクスのいた場所から謎のエネルギー体を手に入れた。
帰還した主人公。アーサーによると、このエネルギー体は「ロゼッタ多様体」という極めて多様な情報体である。
量子場を突破する情報も有った。プラズマ装甲のパラメーターを変更し、量子場に同調できれば、
量子場のトンネルへと進入できる。先にあるのが、地上か別の時空か分からないまま、
スキップドライブを行い、次なる場所へ向かう…。
今回はここまで。
あと、
>>60の最後
影が薄いなん「で」もんじゃない。正確には「て」です。
申し訳ない。
ストレンジジャーニー乙、でも新作トリップ間違ってるよ
ソファの人がなんだったのかよくわからんかったので楽しみだ
SJ乙
なにそのカッコ良すぎる酉ww
ベヨネッタお願いします
ところどころ意味不なので・・・
リクエストするならテンプレくらいは読もうぜ
スジャー乙です
ロシアじゃ男と女名前変化するのにゼレーニンが男名なもんであいつオカマだ的説があったな…
>>68 おっしゃーひきうけた
とりあえずPS3版でいいよね?w
>>55 レスをありがとう。
規制が解けたので、流行り神の続きを投下します。
どこのどいつだ、悪さをしたやつは!(-_-メ)
73 :
流行り神:2009/11/07(土) 11:19:28 ID:zuxE8hYl0
流行り神Portable:追加シナリオ/霧崎編『さとるくん』
【主な登場人物】
霧崎 水明(きりさき・すいめい)
今回の話は、彼の両親がまだ健在だった中学生の思い出話。
今でこそオカルト肯定派の水明だが、
中学時代は「科学で説明できないものは、全て嘘である」という
ガチガチの科学万能主義者であった。
霧崎 道明(きりさき・どうめい)
水明の父。〔さとるくん〕に拘る息子に、再三警告を発していた。
イラストでは常にタバコを燻らしているところからすると、チェインスモーカーらしい。
【前置き】
この話は、両親の命日に水明が過去を回想する形で進行します。
1)前半部
水明は、両親の命日にはある銘柄の煙草『紫煙』を燻らすことにしていた。
そして、中学生時代に初めて遭遇したオカルトにまつわる思い出に浸るのだった。
一学期終業式、水明は同級生のオカルトマニア田井野少年から、〔さとるくん〕の話を聞く。
校区内の公園にある電話ボックスから特定の番号に電話をかけると、
〔さとるくん〕という人物が電話に出てくる。
その人物に自分の知りたい「未来の情報」について尋ねると、答えがかえってくる
話の真偽を確かめるため、同級生の美久が電話をかける。
美久は、電話は繋がったが、機械音だけしか聞こえなかったと告げる。
美久と彼女の親友・敦子、水明の三人は、話は嘘だと結論をだすが、田井野は認めなかった。
田井野の醜態に嫌気が差した三人は、それぞれ家路につく。
それから数時間後、霧崎家に「公園の電話ボックスで美久が殺された。」という凶報が届く。
夜の公園を散歩していた敦子が、美久の遺体を見つけたという。
話によると、美久は夜になって「電話をかける」と言って家を飛び出したらしい。
一夜明けた翌日。水明は、美久の葬儀に参列していた。
水明が焼香しようとした時、自分を見つめる、粘りつくような視線を感じた。
見つめられる心当たりがない彼は、いぶかしむ。
(前半部、続く)
74 :
流行り神:2009/11/07(土) 11:20:28 ID:zuxE8hYl0
葬儀後、敦子の提案で公園に集まることになり、水明は一旦帰宅する。
水明が家に戻ると、道明から〔さとるくん〕に関わるなと言われた。
「絶対に電話をかけるな。そうすれば、最悪の事態は防げる。」
「判ったよ。」水明は、そう返事をして公園へ向かった。
公園で、水明は、体育教師の桜井と学級担当の響子に声をかけられた。
反抗的な水明の態度に腹をたてた桜井が拳を振りあげたとき、
水明を庇った響子が尻餅をついた。
その時――「そんな目で……見ないで。」異常に怯える響子に、桜井や水明は唖然とする。
響子は走り去り、続いて桜井もその場を立ち去る。
友人と合流した水明は、田井野の主張を挫こうと〔さとるくん〕に電話をかけてしまう。
受話器から流れてきたのは、留守番電話のメッセージだった。
「わたしはさとる。……わたしを見ないで。」
ぎょっとしたとき、電話ボックスで〔さとるくん〕の電話番号を記したチラシを見つける。
どうやら、〔さとるくん〕の噂はイタズラ電話に加担させようとする誰かの仕業のようだ。
水明はそう断定するが、田井野は自説を曲げなかった。
その後、なりゆきで三人は道明とともに美久の家を訪ねることになった。
そこで、美久の遺体が消えたことを聞く。
美久の家を辞したあと、道明は三人に口止めと〔さとるくん〕に近づくなと言いわたす。
自宅で水明は、道明に事件について聞いてみたが、その時期ではないと断られる。
釈然としないまま、水明は、田井野の呼び出しに応じて公園に出かける。
公園に来た敦子の虚ろな様子に、水明は一抹の不安を感じる。
田井野と合流後、三人は、逆さ吊りにされた美久の遺体を発見する。
現場に関係者が集まっているとき、青ざめた顔の敦子は、水明に話があると言ってきた。
水明は、離れた場所にあるベンチに敦子を誘う。
敦子は、美久が殺された日に〔さとるくん〕へ電話をかけたことを告白する。
ただし、どんなやり取りをしたのかは覚えてないという。
「わたしも、何も言われなかったのかな?」
水明は、葬儀から何度も感じている視線をまた感じた。
公園のそばにある空き家から、少年がこちらを見ていた。
水明は敦子を連れ、少年のあとを追いに空き家へ入り込む。
二人が空き家で少年を追っているときに、女性を連れた道明と出くわした。
女性は、呪文のようなものを唱え続けていた。
気がつくと、先ほどの男の子はどこかへ消えてしまった。
(前半部、続く)
75 :
流行り神:2009/11/07(土) 11:22:40 ID:zuxE8hYl0
少年が消えた後、道明はようやく〔さとるくん〕について語りだした。
「〔さとるくん〕は“忌み名”を集めていた。それが、父さんの心配ごとだったんだ。」
「忌み名?」聞きなれない言葉に、水明は聞き返した。
「モノのホンマの名前のことや。」先ほどの女性が答えた。
かつて日本では、本当の名前を言うと相手を自由に操ることができる、と信じられていた。
そこで、本名は“忌み名”として秘密にし、普段は別の名前を使っていた。
いまでは廃れた風習だが、水明が住んでいる地域ではまだ残っていた。
道明と女性がここまで説明したとき、敦子が急に倒れる。三人は慌てて空き家を出る。
そとで敦子を寝かしているとき、道明が美久の遺体失踪について触れた。
「美久ちゃんは自分であそこまで来たらしい。現場に彼女の足跡があったんだ。」
絶句する水明。その時、敦子が意識を取り戻し、つぶやいた。
「思い出したの……わたし……本当の名前を知られちゃった。」
電話のチラシは、イタズラではなく忌み名蒐集の罠だったのか。
その時、担任の響子の電話番号と〔さとるくん〕の電話番号が同じであることに気づく。
――尻餅をついたときの異様な怯え様、留守番電話の女性のメッセージ。
度重なるイタズラ電話で、担任の女性教諭の心は蝕まれてしまったのか?
水明は、道明と連れの女性に電話番号の話をした。
「仕事ができた。」道明と女性は、その場を水明に任せて足早に立ち去った。
二人がさったあと、敦子は急に公園に行くと言い出す。
公園に着いたとき、水明はまた粘りつくような視線を感じた。
推理を巡らした水明は、視線の主は担任の響子だと結論づける。
彼は、真実を確かめるために視線の主が潜んでいると思われる茂みへと近づいていった。
/* ここまでのプレイの進め方で、エンディングが二つに分かれる。
2)−1 エンディング〜その1
茂みから飛び出したのは、やはり響子教諭だった。彼女の言葉は既に人間の言葉でなかった。
響子は手にした棒切れで敦子の頭を殴り、次に水明も殴り倒した。
「すまない……水明……」薄れる意識の中で、駆けつける父の姿を見つけた。
響子は道明に拘束される直前、持っていたナイフで両目をきりつける。
その後、水明は意識を失った。
響子は美久殺害を認めた。自ら傷つけた両目の視力は戻らなかったらしい。
水明は無事に意識を取り戻したが、敦子は未だ目が覚めていない。
敦子の病室で、田井野は敦子を思いやるような都市伝説を披露した。
彼なりの配慮に、水明はちょっとだけ彼を見直す。
と、その時、敦子の意識が戻った。喜ぶ水明だったが……。
「大丈夫だよ……私は平穏無事に生きるから……ね、さとるくん。」
ぼんやりとした彼女の様子に、少年二人はただ絶句するのみだった。
〜終わり〜
(エンディング〜その1、続く)
76 :
流行り神:2009/11/07(土) 11:26:54 ID:zuxE8hYl0
編集ミス発生orz。
>>75の
> 〜終わり〜
は削除し忘れです。その1はまだまだ続きます。
――――――
(*1)
事件後、敦子はどこかへ引っ越してしまい、連絡が取れなくなった。
そして二ヵ月後、水明の両親は他界する――水明に一冊のファイルを残して。
〔さとるくん〕と両親の死、この二つの出来事で、水明少年は科学至上主義をやめ、
彼なりにオカルトを研究するようになった。
いつの日か、残されたファイルの謎を解く。
水明は、そんな思いを抱きつつ、命日に父が吸っていた『紫煙』を燻らすのだった。
〜終わり〜
2)−2 エンディング〜その2
茂みから飛び出したのは、やはり響子教諭だった。彼女の言葉は既に人間の言葉でなかった。
響子は手にした棒切れで敦子の頭を殴り、次に水明も殴り倒した。
「すまない……水明……」駆けつける父の姿を見ながら、水明は意識を失った。
(*2)
気がつくと、水明は病室にいた。心配そうな両親がそばにいる。
彼は三日間も眠っていたのだ。父は、水明に事件のその後について話した。
「最悪の解決になった……〔さとるくん〕の事件は解決し、犯人は逮捕されたよ。
でも、敦子ちゃんは……。」敦子はまだ意識が戻らないという。肩を落とす父親。
両親と入れ違いに、田井野が見舞いに訪れた。さすがの田井野も大人しい。
と、その時。隣りのベッドで寝ていた敦子の意識が戻った。喜ぶ水明だったが……。
「大丈夫だよ……私は平穏無事に生きるから……ね、さとるくん。」
ぼんやりとした彼女の様子に、少年二人はただ絶句するのみだった。
/* 以下、「エンディング〜その1」の(*1)と同じなので、割愛。
(このあと、ゲーム・オーバー+αあり)
77 :
流行り神:2009/11/07(土) 11:28:54 ID:zuxE8hYl0
3)ゲーム・オーバー
/* 話の真相にたどり着く前に選択を誤ると、水明が視線の主に気絶させられる。
/* それ以降は、「エンディング〜その2」の(*2)と同じなので、割愛。
【余談】
・まとめでは影が薄い田井野少年ですが、本編では自説を曲げない嫌らしさを爆発させています。
実際にプレイして味わって欲しいですね。
・途中で関西訛りの女性が出てきますが、本編でも名前は名乗りません。
でも、あの言葉遣いをする関係者は一人しかいないわけで……。
イラストからして、同一人物であることは間違いないでしょう。
・水明の父親・道明。顔の輪郭や煙草のくわえ方など、
『名前の無い駅』に出てきた人物に良く似ています(笑)。
(以上で、霧崎編『さとるくん』終了。次の式部編『レイコ』編は後日に投下します。)
FINALFANTASY11のウィンダス編をお願いします
DS「ブラック・ジャック 火の鳥編」とMD「スプラッターハウス PART3」と同人ゲーム「鴉の断音符」のリクエストを取り消します。
なんかwiki重くね?
流行り神の人乙です
プレステのアインハンダーをエンディングまでお願いします。
PS、win、DCで発売したEVE ZEROをお願いします
84 :
王子さまv2:2009/11/11(水) 22:24:09 ID:nZRFxFwN0
先日の王子さまLv1シリーズの続きです。
王子さまシリーズの2009年11月時点での最新作、王子さまLv2です。
エリックとシェリルの仲をルドルフが認めてからさらに1ヵ月後。
カナンの兄であり第一王子のリグナムに呼ばれカナンとセレストはリグナムの部屋に来ていた。
田園都市『ヒライナガオ』の市長でリグナムの学友でもあるローウェル=シャルトルーズが、
ヒライナガオ市の地下深くにあった遺跡がいきなり地表まで隆起してきて
市が分断されるという大事件が起きたので、
遺跡の中に入って調査してくれるための人材に来てもらいたい、
という趣旨の手紙を送ってきたと言うのだ。
そしてリグナムはその人材として、カナンとセレストに行ってもらいたいと言う。
やはりリグナムは以前のアンモスの肉の件でカナンが冒険をしたがっている事に気づき、
その上でカナンが望むように冒険をさせてあげたいと思っているようだ。
カナンはもちろん大喜び、セレストは第一王子の頼みを聞かないわけにはいかないし
何よりカナンを守る必要があると考え了解し、旅立った。
数日後カナンとセレストはヒライナガオ市へ着いた。
だが、市の入り口からして隆起してきた遺跡の壁が乱立しておりちょっとした迷路になっていた。
進んでいくと白髪の若い男がのんきに寝ていた。しかも頭には大きなたんこぶが。
ここで寝てると危ないからとバケツに水を汲んできてぶっかけて起こす。
なんでこんな所で寝ていたのか聞いてみると『エルダー』という名前以外全てを思い出せないと言う。
いわゆる記憶喪失のようだ。そのままふらふらとエルダーはいなくなってしまった。
心配しつつも、そのまま市の中へ入って行く二人。
市の内部に入ると幸運な事に、宿や道具屋といった冒険に必要な施設がある区域だったようだ。
そして宿屋の傍らでは、市長ローウェルが自ら汗水流して復興作業を手伝っていた。
ローウェルから話を聞いてみると、遺跡を進んでいけば市の別の区域に出られるかもしれないし
この現象をなんとかするには遺跡を調べる必要があるだろうから遺跡を調査してほしいとのこと。
それと、遺跡ごとに期限を設定し、その日数以内に遺跡を踏破出来なかった場合は
実力が足りないと言うことで別の人に頼む事にするつもりだと言ってくる。
市の人が生活に困っている以上、成果を出せないなら交代されるのは仕方ないと二人も納得する。
こうして二人の、以前の冒険者ギルドの依頼と同じような期限付きの遺跡探索が始まった。
そして前回同様カナンは対等の強さで互いに助け合いながら冒険をするために
隙をついてセレストの指に呪いの指輪をはめ
セレストのレベルをカナンと同じレベル、つまりレベル2まで落としてしまう。
せっかく修行してレベル30位まで戻してたのに。
85 :
王子さまLv2:2009/11/11(水) 22:24:54 ID:nZRFxFwN0
宿屋で一晩泊って旅の疲れを取ってから早速遺跡1の探索に乗り出す二人。
久しぶりの冒険にワクワクしながら奥へ進んでいくと、
通せんぼハニーというハニーの一種が道をふさいでいた。
こいつは自らの体を硬く重くすることで道を通さないことができるハニーで、
どうやら通してもらうためには言うことを聞くしかないようだ。
通せんぼハニーがここを通すための条件は、「男の子モンスターを一匹連れてくること」。
普段なら捕獲ロープをキャラ屋で買ってきて適当な男の子モンスターを捕まえればいいのだが、
困ったことに今行ける市の区域にはキャラ屋は無い。捕獲ロープの持ち合わせも無い。
そしてこの先に行けなければ市の別の区域には行けないのだ。
パラドックスに陥ってしまった二人だったが、カナンが妙案を思いつく。
セレストのスタイルが『おかし男』にそっくりだから
そっくりの服を作って変装しようというのだ。
道具屋で防具として売られている鍋を買い、宿屋のおじさんから使い古したエプロンを貰い、
遺跡1の中で手に入れた染料になる植物を集め、『染め物』のスキルをセットした後
植物を熟知したローウェルのアドバイスを元にエプロンを見事に染め上げた。
セレストがそれを身につけて、お菓子とかが乗ったお盆を手に取れば見事なおかし男の出来上がり。
「セレスト、コマンダレヴ?って言ってみてくれ」
「こ、コマンダレヴ?」
「おお〜、見事におかし男だ〜!」
「ほ、本当にこの作戦で行くんですか?バレますってば!」
「いやいや、見事におかし男だ、完璧だよ」
「そんなローウェルさんまで〜!」
覚悟を決めたセレストはカナンと一緒に通せんぼハニーの元へ行く。
すると通せんぼハニーはセレストを連れて通路の先のプレハブ小屋へ連れて行くので
カナンも後を追う。
中に入ると、スーツ姿の小さな男と大きな男がセレストを歓迎した。
小さい方はヘーゼル=レッドピース、大きな方はグレート=レッドピース。
この二人は兄弟で、小さい方が26歳の兄、大きな方が24歳の弟。
兄は現在の年齢の半分で身長の成長がストップし145cmという悲惨さ。
この二人は男の子モンスター博愛主義組織『きゃんきゃん党』のメンバーで、
「男の子モンスターに覇権を!」「男の子モンスターを虐待する人間に鉄槌を!」
とか言っちゃう、なにこの過激派とか言いたくなる連中だった。
だが幸いにも、きゃんきゃん党の党員は党首たるヘーゼルとグレートのたった二人だけ。
馴れ馴れしくしてくる二人にキレたセレストは剣を抜き、カナンも乱入する。
偽おかし男の正体に気づいた二人は激昂し襲いかかってくる。
ヘーゼルはアジ演説による混乱効果と男の子モンスターの召喚、
グレートは巨体を生かした体術で襲いかかってくるが、
幸いきゃんきゃん党は男の子モンスター自体からはあまり好かれていないようで、
ヘーゼルの召喚が失敗しまくってる間に二人を倒すことができた。
グレートはへーゼルをおんぶして逃げていった。
その後先へ進み、地上への出口と『根っこの精』を発見した。
根っこの精によると、いつのまにか腰に
植物に寄生して自動的に振動することで鍛え上げる寄生植物『あぶとろに草』が巻かれていて、
その振動によって植物が鍛えられてしまって大きくなってしまったのが、
地下遺跡が植物の根に押し上げられ地表へ隆起した理由だと言うことだ。
話を聞いて駆けつけてきたローウェルが
試しに伐採用のゴツいハサミであぶとろに草を切り離そうとするが、傷の一つもつかない。
そこで注射するタイプの除草剤を作り、あぶとろに草だけを枯らす事にした。
そのためにはいくつかの材料が必要だが、幸い先ほどの出口から遺跡2へ行けるので
そこで探そうという事になった。
遺跡2で早速、除草剤の材料である、
網に入ったスイカを振り回して攻撃してくる男の子モンスター『すいかハンマー』が持つ
すいかの種を手に入れるため、すいかハンマーと戦う。
だがなぜか、すいかハンマーにスイカをぶつけられてもダメージが0な上に音がポコンとかいってる。
すいかハンマーを倒してそのスイカを調べて理由が分かった。
これは本物のスイカではなく、スイカ型ビーチボールなのだ。
なんですいかハンマー達がこんなものを使っているのか不思議に思い探索を続けると、
すいかハンマー達がスイカを育てている畑を発見する。
そしてその畑のスイカは全てが砕き壊されていた。誰がこんなことを?と考えていると、
巨大な『うし(現実世界の牛とは違う、赤くて大きい動物)』が畑で暴れまわった。
どうやらあのうしにスイカ畑を荒らされたのが、すいかハンマー達がスイカを使えない理由のようだ。
ローウェルにその話をすると、そのうしはローウェルのおじいさんが以前捕まえ手なずけた、
『赤王号』ではないかと言う。
赤王号は昔ローウェルのおじいさんに巨大なカウべルを括りつけられたことでおとなしくなったが、
今回の遺跡隆起騒動の衝撃でカウベルが外れ、以前の暴れうしに戻ったのではないかということだ。
すいかハンマーのスイカを手に入れるためには畑を元通りにする必要があり、
そのためにも赤王号をおとなしくするためカウベルを探して括りつけなおす必要があると考え、
カウベルを探すことにした。
冒険の途中で、あのナタブーム盗賊団のアジトであるテントを訪れると、
よりによって巨大なカウベルをプリンの型のようにも使えるからと巨大プリンを作るために使っていた。
なんとか全員やっつけてカラメル臭いカウベルを手に入れたが、
カウベルが鳴るための中に取り付ける棒が無い。
その時カナンは以前遭遇した子分が持っていた武器の『叩き棒』を思い出した。
あの叩き棒の正体は武器として作られた物ではなくカウベルに取り付けるための棒ではないかと考え、
子分を探して叩き棒を取りかえす。
カウベルと組み合わせるとカウベルがちゃんと鳴るようになり完成する。
闘牛ならぬ『闘うし』のスキルとマタドール的衣装も手に入れて
赤王号にカウベルを括りつけなおす準備は整ったが、
困ったことにスキルも衣装もカナン専用。
あまりに危ない事なのでセレストは危惧したが、カナンは自分でやることにする。
何度も弾き飛ばされたがそれでも赤王号に対峙するカナンを見た赤王号は
今は亡きローウェルのおじいさんの闘志を思い出し、
その心意気に感心してカナンの前まで歩いてくると首を差し出してきた。
自ら、カウベルを括りつけられることを承諾したのだ。
こうして赤牛号はおとなしくなり、すいかハンマーのスイカ畑も元通りになり、
改めてすいかハンマーと戦いそのスイカの種を手に入れることに成功する。
その後遺跡2の先へ進むと謎の中年男がトラップを発動させて
巨大なにゃんにゃん(猫のような普通モンスター)が転がってきて
潰されそうになるが、幸いマタタビがあったので転がる方向の逆に投げると
それを取りに戻って助かった。謎の男は「遺跡を元には戻させんぞ」と呟き去っていく。
その先で地上への道を発見し、遺跡2もクリア。
遺跡3へ行くと、盗賊団のナタブームと子分たちが顔を青くして倒れていて、
それを白鳳と男の子モンスター『お医者さん』が看病しているのを発見する。
白鳳は男の子モンスター狩りに来たようで、今回はカナン達と敵対するつもりは無いと言ってくる。
盗賊団達は、くじら(現実の鯨とは違う、ちっちゃくてかわいい魚)を食べて毒にあたったらしい。
くじらの毒を消すには穴を掘って埋めるといいと聞くので、早速いくつも穴を掘り、
遺跡3の各所に離れ離れで倒れている子分たちを回収することにした。
その途中、謎の中年男がトラップを作動して、にゃんにゃんの足型吊り天井がじわじわ落ちてくるが、
念のために拾っておいた『にゃんじゃらし』で足型吊り天井の足の裏をこすると、
くすぐったがって吊り天井は上へ帰って行った。また謎の中年男は逃げる。
子分たちを探し続けると、市に入るときに出会ったエルダーが地べたで寝ていて、
寝ぼけて組みつかれた盗賊団の子分が苦しがっていた。
起こして子分を介抱してやると、子分はくじらの毒にあたったのに平気なようだ。
このエルダーには触るだけで相手を回復させる力があると感づいたカナンは、
穴に埋められたナタブームと子分たちの上でエルダーを転がして全員治した。
盗賊団達は今回のお礼として除草剤の材料の一つのくじら肉を渡すと去って行った。
盗賊団が去る時に落としていった鍵でさらに遺跡の奥へ進むと、
謎の中年男が今度は落とし穴を作動させ、二人は回避できずに落ちてしまった。
だが落ちたからってどうということはない。落とし穴の中には多数のにゃんにゃんがいるが、
にゃんにゃんに囲まれたところで、なごむだけだ。普通に脱出して謎の中年男を追い詰めると、
謎の中年男は『帰り木(ダンジョンから脱出できるアイテム)』で脱出した。
それから先へ進むと不思議な機械仕掛けの扉を見つけた。
これを開けるにはこういったものに詳しい人材が必要だろうと考え、一旦地上に戻った。
地上に戻って、そろそろ除草剤の材料の一つのカブトトリが収穫できるだろうと考え花壇へ行くと、
あの謎の中年男がクワで必死に掘り返して潰していた。
「遺跡を元に戻さないためにも、除草剤なんぞ作らせんぞ!こんなもの全て潰してやる!
近寄るなよ!近寄ったらこの大規模な爆発を起こす紫爆発茸を爆発させるぞ!」
どこまで本気か分からないが、もし本気だったら近寄るのは危険だ。
しかしこのままではカブトトリが全滅し除草剤が作れなくなってしまう。
そこでカナンはセレストが正面から説得している間に後ろへ回りこむことを思いつき、実行する。
だが説得している最中にローウェルが来てセレストに事情を聞き謎の中年男を見ると、
いきなり真正面から飛びかかって組みつき謎の中年男を捕まえた。
植物に詳しいローウェルは、あれが本物の紫爆発茸では無く、よく似た別の茸だと見抜いたのだ。
話を聞くと、謎の中年男ことヘルムト=ジョーンズは遺跡探検家で、
カナン達が事件を解決して遺跡を地中に元通り沈めてしまい探検できなくなるのが嫌だったから
遺跡に点在していたトラップを使ってカナン達に危害を加えようとしたということだ。
ローウェルは植物に危害を加えた罰として規定の罰金を徴収した上で、
遺跡は一旦地面に沈めて市民の生活を元に戻した後で改めて地面を掘り進めて行けるようにするから、
カナン達と協力して遺跡探検をしてくれないかと頼む。
罰金で所持金をほとんど持っていかれて働かないと金銭的に苦しい上に
遺跡に二度と行けなくなるわけではないなら構わないということで、
ヘルムトは了承して、ローウェルに雇われる形で今後一緒に冒険する事になった。
早速機械仕掛けの扉へ行ってヘルムトに遺跡の知識を駆使して開けてもらい先へ進むと、
以前のルーキウス王国で最後に戦ったフォンテーヌのような姿をした女性が行く手を阻んだ。
なぜここにフォンテーヌが?と疑問に思いつつ戦ったが、どうやらフォンテーヌではないようだ。
フォンテーヌが使ってきた物理無効や魔法無効の属性チェンジをしてこないし、
聖属性を吸収するという特性を持っている。
倒した後でヘルムトに話を聞くと、腕にバーコードがある女性型の敵ということは
神の部下のエンジェルナイトに違いない、この遺跡は元々神にとって重要な場所だったのだと言う。
そのさらに先で除草剤の材料の最後の一つであるダンジョン茸を手に入れる。
除草剤を完成させて遺跡1の根っこの精に寄生するあぶとろに草に注射すると、ものの見事に枯れ
根っこの精が元の大きさに戻ったことで遺跡1〜3も地中に沈んでいった。
すると行けるようになった市の区域に遺跡4への入り口を見つけたので、
明日からは遺跡4を探索することにする。
行けるようになった区域には市長の家もあるので、
今までお世話になった宿屋にお礼を言ってから荷物を持って市長の家へ行き、
今後は市長の家で寝泊まりすることにした。
市長の家へ着くと、植物学者のアルニカ=オニキスが
研究用に保存してあったあぶとろに草が盗まれていたと報告してくる。
やはり今回の遺跡騒動は人為的な事だと分かり、気を引き締めるカナンとセレスト。
その時あたりをうろついているエルダーを発見し、
彼も市長の家で面倒を見てやってくれないかと頼み、ローウェルは了承する。
そんな時、二人の人物が市長の家を訪れた。
10代半ば位の少年『美樹本来栖(みきもとくるす)』と、
20代後半位の青年『相田健一郎』だ。
二人は諸国を旅していて、このヒライナガオ市にはとある植物を育てる研究を依頼し、
時々研究経過を聞いたり研究費用を渡すためにここに来るそうだ。
カナンがとりあえず挨拶すると美樹本は「俺にかまうな」と思いっきり拒絶する。
すると相田が「こいつは誰に対してもこうなんだ、気にしないでくれ」
とフォローしてくる。
遺跡4へ行き先へ進んでいくと、ヘルムトが解読が難しそうな壁文字を発見する。
それを見守っていると、二人はUFOのような物に乗った小さな生き物を発見する。
逃げようとしたので捕まえると、一緒にワープしてしまった。
ワープ先は、ガラス張りの通路のような謎の空間。
壁には全種類の男の子モンスターの名や写真と出産予定数という数字が書かれていて、
先へ進むとエンブリオと名乗る謎の女性が座っていた。
周囲は男の子モンスターの卵でいっぱいだ。
エンブリオがふうっと息を吐くと、その手に卵が現れた。
彼女は全ての男の子モンスターの卵を産み全世界へ運ぶ、
いわば全ての男の子モンスターの母なのだ。
「あなたは血を提供しに来たのですか?」
彼女はこう問いかけてくる。
血を提供すれば、それを元に新種の男の子モンスターが新しく生まれるそうで、
カナンは面白そうだからと血を提供することにし、セレストも仕方なくそれに続いた。
すると指先でカナンやセレストの体に軽く触れてくる。
これだけで少量の血が採取できたということだ。
「この場所の事は絶対に秘密です。
この場所を去った時ここでの事は忘れるはずです。
もし忘れなかったら、仕方ないので自分で忘れてください」
そう言われてから帰るためにワープするための部屋を説明されてそこへ行く途中、
白鳳が捕まえることを切望していた温泉きゃんきゃんの出産予定数が書かれている壁を見つけ、
カナンは勝手に数を増やしてからワープして元の遺跡4へ戻る。
遺跡4へ戻っても二人はあの謎の空間の事を覚えていた。
あそこでの事は黙っていようと二人で約束したのであった。
ヘルムトは壁文字の読解に夢中で二人の不在に気づかなかった。
ちなみにその壁文字、「早起きして健康に生活しよう」「毎食後歯を磨こう」
とかいった大した意味のない内容だったらしい。
さらに遺跡4を進んでいくと、いきなり公園にたどり着く。
どうやら、地上にあったはずの公園が遺跡の隆起によって遺跡内に入ってしまったらしい。
そして公園内では、先へ進む通路を塞ぐ場所で
芸術家にして美食家でもある人間国宝カイラバ画伯が公園の絵を描いていた。
遺跡隆起騒動に気づかないまま、ずーっとここで絵を描いていたらしい。
カナンが遺跡隆起騒動について説明し危険だから退避することを勧めるが、
頑固なカイラバは絵を書きあげるまではここをどかないと言って聞かない。
公園から退避どころか遺跡の先へ進むために一時的に道をゆずることすら拒むカイラバだが、
「今ワシは、カレーを食べたい気分だ。『しこうのカレーライス』を作って来るのだ!
もしワシが納得するカレーを作ってきたなら、道を譲ってやろう」
と言ってくる。仕方ないので挑戦しようとすると、
白鳳や盗賊団たち、そしてきゃんきゃん党の二人もそのカレー作りに挑んでくる。
その時ヘルムトは白鳳に会って驚く。
ヘルムトと白鳳は5年ほど前にとある遺跡の探索に一緒に行った事があるそうだ。
その時、ヘルムトは大怪我のために途中で引き返したため、白鳳達の遺跡探索の顛末を知らない。
ヘルムトは聞きたがっていたが、白鳳はそれを拒否する。
カナン達はダンジョンを探索したり地上の人々にカレーの上手な作り方を聞いたりして、
カレーの材料とスキルの『火加減』『みじん斬り』そしてカレーを作るコツを得る。
カレーを作ってカイラバに出そうとすると、まずは白鳳が先に挑戦する。
赤ワインなどを使った、人を選ぶが大人の味わいがあるカレーにカイラバは満足し、
白鳳は先へ進む権利を得る。
次に盗賊団達が挑戦するが、実は盗賊団達は先へ進むためにカレーを作ったのでは無かった。
睡眠薬でカイラバを眠らせて、書きかけとはいえ価値のある絵を盗もうとしたのだ。
だが睡眠薬はカイラバには効かず、味を考えてなかったので当然不合格となる。
その後できゃんきゃん党が挑戦する。だが彼らも先へ進むための挑戦では無かった。
カイラバがいつでもおかしを食べられるようにと手元に置いてあるおかし男を救うために
毒殺しようとしたのだ。だが毒薬もカイラバには効かず、
「甘すぎて辛すぎる!お前たち、自分で試食したのか!?」と言われ不合格。
盗賊団ときゃんきゃん党はこりずに睡眠薬や毒薬を試し続けるようだ。
ようやくカナン達の番になり、『エルダーからもらった炊飯ジャーに入ったホカホカご飯』
『道具屋で買った通常の数十倍の値段のカレールー』『立派な野菜と肉』
『死なない程度に普通モンスターのちゃつみにお湯に入ってもらって作っただし汁』
『レベルを司る神にカレーの相談をした時に貰った神の香辛料』
等を使ってカレーを作ると、カイラバは『しこうのカレー』として認め、
遺跡の先へ進むことを認めてくれた。
ダンジョンの奥へ入ると、アフロのような髪の毛のハニー3体を見つける。
それぞれ『緑髪フェチ』『ピンク髪フェチ』『黒髪フェチ』で、
それぞれの条件に会う人間型の生き物を連れてこないと通してやらないと言ってくる。
緑やピンクは男の子モンスターでなんとかなるし
通してもらっても先にあるのはアイテムだけだから別に問題ではないが、黒髪が問題だった。
黒髪フェチが塞ぐ通路の先へ行かないと先へ進めず、
男の子モンスターで黒髪の者はいないのだ。そしてカナンは金髪でセレストは青髪。
そういえば遺跡1で手に入れた染料になる植物に髪を黒く染めるものがあったので
それで黒髪にしてみたが、染めてあると見破られてしまった。さすが筋金入りのフェチだ。
黒髪の人物をどうやって探そうかと考えながら市長の家へ戻ると、
美樹本の部屋で暴れまわるような声と音が聞こえた。
慌てて部屋に入ると、美樹本は相田の腕に噛みついて血を吸っていた。
そして相田は美樹本をなだめながら、血を吸わせていた。
落ち着いた後で相田に話を聞くと、
彼らは30年前に異世界(現実の地球によく似た世界)から召喚され、
その時に二人の体は作りかえられ、
美樹本はまったく年をとらなくなり、相田も年の取り方が半分になったという。
そしてそれ以来美樹本は定期的にヒラミレモンというレモンを食べないと
このように暴れまわってしまうそうだ。
ヒライナガオ市に依頼している植物の研究も、このヒラミレモンに関してだ。
そして大事に持っていた最後の一つがいきなり無くなってしまったと言う。
その時カナンは、カレーに再挑戦する盗賊団が使っているキッチンに、
レモンがあったことを思い出す。
盗賊団はカレーを作るために片っ端から食材を試すために、
ヒラミレモンを彼にとってどんなに重要な物か知らずに盗んだのだろう。
相田と一緒に三人で盗賊団の元に向かい盗賊団全員をしばき倒して
ヒラミレモンを取り返し、急いで美樹本に食べさせると、
美樹本と相田は今回は本当にありがとうとお礼を言ってきた。
その時カナンは相田の髪の毛は立派な黒髪だという事に気づき、
彼にお願いして例の黒髪フェチに会ってもらい、動かす事に成功した。
夜も更けてきたので寝ると次の日、美樹本と相田が旅立つ事を聞く。
彼らは30年前に召喚されて以来ずっと、ある者達に追われていて
ずっと一か所にいるわけにはいかないのだ。
お互いの無事を祈りつつ別れの挨拶をするのであった。
その後遺跡4を隆起させていた根っこの精を発見し
前と同じように除草剤をあぶとろに草に注射し遺跡4を沈める事に成功した。
その頃、まだカイラバの毒殺を企てていたきゃんきゃん党の二人は
偶然拾った卵を目の前に考えていた。
この卵を使ってカレーを作ればもしかしたら毒殺に成功するかもしれないが、
この卵は我々が保護すべき男の子モンスターのものかもしれない。
悩んでいると卵が割れ、中から人間の形では無いが
かわいらしい形のモンスターが生まれてきた。
「ぱ、ぱーぱ?まーま?」
どうやら、生まれたばかりのこのモンスターは二人を父親と母親だと勘違いしているようだ。
あまりの可愛さに感激した二人は、この普通モンスターに『ころっけ』と名付け
一緒に暮らす事にした。きゃんきゃん党の三人目の党員の誕生でもあった。
遺跡4を沈めた事で行けるようになった遺跡5へ行ってみると、
なぜか出現するモンスターは男の子モンスターばかりで白鳳は大喜び。
少し先へ進むとその理由が分かる。
『る壺』という同種のモンスターを呼び出す壺型モンスターがいたのだ。
それも、男の子モンスターばかりを召喚するタイプ。
眺めているとまた、る壺はまた一匹の男の子モンスターを呼び出した。
それを見て白鳳は青ざめる。
「なぜだ?なぜお前が存在する!お前は、『学者さん』は、
『プランナー』によって存在を否定されたはずだ!なのになぜ!?」
「私を学者さんなどという下等な存在と一緒にするな。
私は『ノーべル学者さん』。より上位の存在だ」
「か、髪の色を変えた別種のモンスターだと!?そんなのアリか!
プランナーめ、ふざけた真似を!」
白鳳にしては珍しく怒りを露わにしていると、白鳳の肩に乗っかっているスイが
ノーベル学者さんの肩に乗っかってしまう。
「違う、スイ!それはお父さんじゃない!」
「ふむ、珍しい生き物だ。解剖して研究してみよう」
と言い、さらにノーベル学者さんは近くにいた盗賊団の子分の一人を捕まえて
「これも珍しい。解剖しなければな」
と恐ろしい事を言ってくる。
白鳳もナタブームも必死になって捕まえようとしたが、
ノーベル学者さんは光を放って目をくらませた後テレポートしてしまった。
取り乱している白鳳にヘルムトが
「プランナーといえば、5年前の遺跡探索で私たちが会おうとした
願いを叶える神のことだな?教えてくれ、5年前に何があったんだ?」
と聞き、白鳳もその質問に答えた。
5年前の遺跡探索で、ヘルムトが大怪我で引き返した後白鳳達は
願いを叶える神プランナーに謁見することができた。
その時白鳳が望んだ願いが、この世からの『学者さん』の根絶だった。
白鳳は以前は両親や弟と平和に暮らしていたのだが、
父が死んだ後、気がふれた母は父に似ている『学者さん』に会うためダンジョンへ行き
そのまま行方不明になったのだ。それで白鳳は『学者さん』を憎んでいたのだ。
しかしプランナーは、学者さんをこの世から根絶するということは
学者さんに似ている姿も全て消すということと曲解し、
父に、つまり学者さんにも似ている弟のスイを小動物に変えてしまった。
そしてその時白鳳に、
元に戻したければこの世の全ての男の子モンスターを捕まえてみろと白鳳に言ったという。
その上でプランナーは白鳳をおちょくるために、学者さんの髪の色を変えただけの
学者さんの突然変異種を、髪の色が違うから別の姿、別の生き物とだから存在してもいいという
ふざけた理屈で生み出したのだろう。
そしてそんなノーベル学者さんに、知能も小動物並みになったスイは
父に似ているというだけで、ついていってしまったのだ。
ノーベル学者さんを追っていくと、ワープ装置でさらに別の場所へ逃れる。
ヘルムトは、学者さんは行動範囲に『ひみつ研究所』を作る習性を持っているから
ノーベル学者さんも同様の施設を作っており、そこでスイと子分を解剖する気だろうと言う。
白鳳は、残されたワープ座標履歴を頼りにワープしようとする。
それでミスをして壁の中にワープしたら死んでしまうと一行は止めるが、
だったらあなた達はしっかり調べてから行けばいい、私はすぐ行きます、
と言ってワープしてしまった。
ワープ先を調べる方法を考えるうちに、あの『る壺』を調べれば
る壺に呼ばれたノーベル学者さんがどこから召喚されたのか逆探知できないかと考え、
男のモンスターを取り扱うキャラ屋という店の『萌流(もえる)=ジェイキン』という女性に
頼みに行くと、お留守番のきゃんきゃんが一匹いるだけだった。
手紙を預かっていると聞き読んでみると、
どうやらきゃんきゃん党が萌流さんを攫っていったらしい。
確かに男の子モンスターを保護する彼らにとってキャラ屋は許せない存在だろう。
きゃんきゃん党がダンジョン内に作った支部を
きゃんきゃん党員たちが留守にしている間に入って萌流に話を聞くと、
どうやら彼らは萌流をキャラ屋を廃業してきゃんきゃん党に入るよう説得してるとのこと。
事情を説明すると、る壺を捕獲するためのゴールデン捕獲ロープと
脱出するために使う薬の材料をダンジョンの各所やキャラ屋に行って
取ってきてもらうように頼まれる。
カナンがローウェルに呼ばれて市長の家に行ったので
セレストは一人でキャラ屋に行ってゴールデン捕獲ロープと薬の材料を取りに行った。
キャラ屋を出るとカナンが帰ってきて、ローウェルが良い案を思いついたので
ゴールデン捕獲ロープを彼に渡しに行くと言ってきた。
その時いきなりセレストはカナンを、軽くであるが頭部にゲンコツを落とす。
するとカナンの姿は、きゃんきゃん党のころっけの姿に戻った。
実はころっけは『まねした』という普通モンスターで、
どんな姿にでも変身し、変身した者の能力も真似できるのだ。
変身後の姿は頭から触覚が2本生えているのだが、
どうやらこの世界の住人にはそれが見えず、見分けがつかないほどそっくりに見えるようだ。
それでもセレストが見抜けたのは、カナンのお供を長い間していて
些細な違和感を見抜けたからだ。
そこへ、ころっけが化けたローウェルに呼ばれていたカナンも違和感に気づき戻ってきて
きゃんきゃん党の二人も駆け付けてきて市中で戦い、追い払う。
ゴールデン捕獲ロープと脱出用の薬の材料を持って萌流の所へ行くと、
しばらくしてからまた来てくださいと言われる。
しばらくしてからまた萌流の所へ向かうと、
遺跡1と同様ここでも道を塞いでいた通せんぼハニーが
「あわわ…えらいこっちゃえらいこっちゃ〜!この世の終わりや〜!」
と叫びながら逃げ惑っていた。何が起きたのやらと思いながら行ってみると…
る壺に呼び出された男の子モンスター同士がペアでカップルを作ってラブラブだったり
檻へ行ってみるときゃんきゃん党の二人と一匹が萌流の完全服従奴隷になったりと、
確かにえらいこっちゃだった。
さすが普段キャラ屋で男の子モンスターのカップリングを作っているだけはある。
とりあえず萌流を脱出させた後ゴールデン捕獲ロープでる壺を捕らえて、
キャラ屋に戻ってる壺を解析すると正確な座標が分かる。
秘密研究所の入り口には白鳳がボロボロになったうえに鎖で括りつけられていた。
ナタブームが、一人で突っ走るからこんな目になるんだろうが!と怒ると
面目ないと力なく答える白鳳。
鎖を解いて傷を治してもらった後、白鳳は再びノーベル学者さんに挑もうとする。
しかし白鳳はずいぶん衰弱しており、一人ではとても勝てそうにない。
しかも、スイを助けるだけなら手加減なしで殺してもいいのだが、
突然変異種のノーベル学者さんはここにいる一体しかこの世にいないので
この世の全ての男の子モンスターを捕獲してスイを元の姿に戻すためには
この一体を手加減して捕まえる必要があるという不利な条件なのだ。
そこでカナンは助太刀を申し出る。最終的に白鳳が捕まえればいいわけで、
捕まえられるようになるまでHPを削るのは他の者でも構わないということだ。
ノーベル学者さんは強敵だったが、三人でかかれば勝てない敵でも無かった。
こうしてノーベル学者さんを捕獲し、スイと子分は助かった。
その時ひみつ研究所で、現代で言ういわゆるカードキーを拾った。
ヘルムトは遺跡探検家としての感で、これが今まで入れなかった遺跡6の鍵と考え
遺跡6の入り口で使ってみると扉が開き中に入れるようになった。
遺跡6を透明な壁や近寄る者を攻撃する防衛装置に苦労しつつも先へ進むと、
エンジェルナイト二体が先へ進む道を阻んでいた。
そのうち一体が襲いかかってくるので応戦すると、
ダメージをある程度負った所で逃げ、もう一体が襲いかかってくる。
そしてそのもう一体もダメージを受け撤退すると、
先に戦った一体が傷を完治して襲いかかってくる。
つまり、片方が防戦している間にもう一方が回復することで、
エンジェルナイトはいつまでも戦い続けられるのだ。
エンジェルナイトが彼女たちの後ろにある大木に触ることで
回復しているのを見たカナンは、
氷結魔法で凍らせて触れなくして回復できなくしてから
撃破する作戦を思いつき、それを実行して二体を倒した。
先へ進むと例のムキムキになった根っこの精霊が道を塞ぐようにムキムキになってたので
進むために一旦市長宅へ戻ると、エルダーの滞在していた部屋から光が溢れてきた。
中へ入ると、エルダーは背中の片方から片翼の翼を生やして、呆然としていた。
そして「思い出した」と呟くと外へ飛び出していった。
エルダーが気になるが居場所がわからないのでとりあえず遺跡6へ戻って先へ進むと、
きゃんきゃん党の二人+一匹が待ち構えていた。
だが妙に冷静で様子がおかしい。
しかも二人は可愛がっているはずのころっけに、ぷちハニーになって自爆するよう命令し、
ころっけもそれに従おうとしていたのだ。
あわてて彼らをしばき倒し、暴れないよう縄で縛ってから先へ進む。
以前のルーキウス城での騒動のように人が操られたのを見て、
不安を感じつつも先へ進む一行。
そしてとうとう、最下層の大きな空間にたどり着いた。
そこには綺麗な水晶のかけらのようなものがたくさん落ちており、
いつのまにかいなくなっていたアルニカもいた。
そしてアルニカは変身を解き、正体を現した。レイブンとユーリだ。
彼らがアルニカとして市長に雇われ、研究用に保存されていたあぶとろに草を使って
遺跡を隆起させ強引に先へ進めるようにしたのだ。
その目的は、遺跡の最下層にある水晶のかけら。
これは触れる者を癒す効果があり、これで自分やそれ以外の八翼の失われた力を取り戻そうというのだ。
二人が早速触れると、エルダー同様、背中に片翼の翼が生えてきた。
それらの事を言った後、力を取り戻した二人は襲い掛かってきた。
ユーリは味方全体に大ダメージを与えて戦闘不能にし、
レイブンは「即死せよ」と呟くことでヘルムトを即死させた。
そして、近くにあるダンジョンに捕らえられた八翼の一人を蘇らせると言い、
水晶をたくさん持って去っていった。
帰り木で脱出した一行だったが、ヘルムトの脈を取ると完全に事切れていた。
即死というのは、いわゆるゲーム的即戦闘不能ではなく、本当に命を絶つ事だったのだ。
だがそこへエルダーが来て、ヘルムトにやさしく触れるとヘルムトは息を吹き返した。
エルダーも八翼の一人と気づいたカナンは、なぜこちらの味方をするのかと聞く。
「ルーシャス=ルーキウスと同じような美しい魂の輝きをお前に見たからだ」
そう言うとエルダーは姿を消した。
レイブン達を追うために最後の支度を整えた一行の前に、赤王号が現れた。
異変を知り、カナン達の助けになるために移動手段になろうというのだろう。
こうして彼らは最後の戦いに赴く。
向かっていった方向にあるいくつかのダンジョンのうち入り口が開いているのが一つあったので入ると、
中はエンジェルナイトの死体がいくつもゴロゴロと転がっていた。通路は血だらけだ。
先へ進むと最深部にはレイブン・ユーリの他に、池に下半身を沈められ鎖で縛られた大男もいた。
「さあ、ロードライト!冷たかっただろう?今助けてやる!昔みたいに人間を焼き払ってやろうよ!」
そんな無邪気なユーリの声と共に、ロードライトは鎖を引きちぎり、二匹の蛇と共に襲い掛かってきた。
RPGに不慣れな女性でもサクサク先へ進めるくらいに敵が弱い冒険だったが、ロードライトだけは違った。
ケタ違いに攻撃力が高く、特に二匹の蛇がロードライトの攻撃力を高めた上での一撃は、
カナンはもちろん、レベルによっては騎士のセレストすらも一撃で倒してしまう。
だが、今までにダンジョンでいくつも手に入れ今まで使ってこなかった、
全滅時に全員満タン状態で復活するアイテム『復活の小判』の力を借りてゴリ押しで攻める二人。
だが、ある程度ダメージを与えたところで、
ロードライトは一旦引き下がり、例の回復の水晶の力で全快してしまう。
回復の水晶を破壊することを考える二人だったが、水晶はレイブンとユーリが守っている。
このまま追い詰められてしまうのかと絶望しかけた二人だったが、
その時エルダーが現れ、遠くから一瞬で全ての水晶を破壊してくれた。
「エルダー!あの時も、お前の裏切りのせいで!」
「…さあ、人間など弱くて脆いと言う彼らに人間の強さを見せてやれ!」
激高するロードライトに二人は再び挑み、とうとう倒した。
なぜかレイブンとユーリは再び攻撃してくることもなく逃げていった。
ちょうど良い機会だからと、カナンはエルダーに
「ウルネリスは、八翼の『堕天使』。元々は神の僕たる天使だったはず。
なのになぜ神に反旗を翻し人間を襲ったのだ?」
と聞く。
「それを人間が知るには、重すぎる」
そう言ってエルダーは去っていった。
町に帰りその平和な様子を見て、これで終わったと安堵する二人。
そこへ、なんとか遺跡から脱出してきた、きゃんきゃん党の二人と一匹を見つけた。
操られていたショックもあってクタクタなようなので介抱してあげた後、
なんで男の子モンスターのためにそんな過激なことをするのかとカナンは聞いてみた。
すると、昔両親に捨てられ山奥でひもじい思いをしてた時に
野良のお菓子男にお菓子を恵んでもらい助けられたが、
その後モンスターハンターにお菓子男を無理やり連れ去られたのが、
男の子モンスターを博愛し人間を憎む理由なのだと言ってきた。
そこへ白鳳が「もっといろんな人と話し合ってみてはどうですか?
少なくとも私ならそんなことはしなかった。
穏便に事を運べば、賛同してくれる人も出てくるはずです」
と最もらしいことを言いながら、二人を押し倒した。
なむ〜とか言ってそれを止めないカナンだった。
今回の冒険は終わった。
ヘルムトは今後も各地の遺跡を巡る旅に出るようで、
カナンに、今度は手紙を送るから住所を教えてくれと言われたので、
ルーキウス王国第二王子だということは伏せておきたいカナンは、
ローウェル宛に手紙を送ってくれと言っておいた。
こうして二人は馬車ならぬ『うしバス』でルーキウス王国へ帰るのであった。
おしまい。
以上です。本家アリスソフトと比べると単調なRPGですが、
女性向けゲームにしてはなかなかゲームらしいと思います。
また、上記にあるように『異世界からつれて来られた次期魔王とその親友』
『願いを皮肉な形でかなえる神プランナーと願いをかなえてもらった冒険者一行』といった
本家アリスソフトのファンならニヤリとするようなイベントもあります。
ちなみにこのゲームを製作したアリスソフトの別ブランドであるアリスブルーは、
その後採算上の理由で活動を停止しており、
今後の王子さまシリーズの製作予定はまったくありません。残念。
おつー
乙です。面白そう。
DSとかで出せばいいのに。
乙
プランナーとかまんまじゃんと思ってたらファン向けのネタなのね
そして打ち切りかよw
前回トリが間違っていたので、ちょっとテスト。
第2セクター:ボーティーズ
新たなセクターへ突入した「レッドスプライト号」。地上には戻れなかったのでまた調査を開始することに。
観測班が観測したセクターの風景をモニターに映した。どう見ても、「歓楽街」です。
アーサーはこのセクターを「ボーティーズ」と名づけた。このセクターの最初の任務は、
空間調査を行うための観測機を設置すること。観測機を打ち上げるための広さを探す機動班。
その任務中、機動班のノリスがおかしい。笑い声が聞こえるらしい。ヒメネスがなだめて、
幻聴もしくは悪魔の声ということに。観測機の打ち上げに成功、帰還する。
打ち上げた観測機のおかげで量子トンネルの位置も特定できた。
そこへ救難信号を受信する「レッドスプライト号」。途切れ途切れの通信だったが、
3号機「エルブス号」のクルーからのようだ。この救難信号の発生源の特定が新たなミッションに。
観測機の任務中に手に入れたレアフォルマでデモニカの強化ができた。「ゲートサーチ」。
壁の中に隠れた扉が発見できるようになった。
やはりノリスの様子がおかしい。「宮殿に行く」と任務を放棄し、交信を断ってしまった。
彼の捜索もミッションに加わった。
「ゲートサーチ」のおかげで宮殿への道が開けた。
しかし、姿が見えない何者かによって、拘束、監禁されてしまう。
監禁された小部屋には、「エルブス号」のクルー、ゼレーニンがいた。
「エルブス号」は遭難して、悪魔たちに襲われ、ここに連れてこられたらしい。
状況はともかく、救難信号の発生源の特定はできた。ここまでの経緯を説明する主人公。
ここで悪魔になぶり殺しにされているクルーを見ているゼレーニンは悪魔召喚プログラムに嫌悪し、
主人公からプログラムを受け取るが、使う気はあまりないようだ。
そこへ悪魔が来て、主人公をこの宮殿の主「ミトラス」のところへ連れて行く。
ミトラスは、攻め入る前にと、ニンゲンの殺し方を研究して面白がっているようだ。
「かつては、自分達に泣きすがっていたニンゲンがこの星を食い殺すまでに増えている。我々がこの世を作り変える」と。
「ニンゲンは我々を恐れ、敬う者だった。ゆえに加護を授けた。あの蜜月の関係がどうしてこうなったのか…」と嘆くミトラス。
ミトラスは主人公に「部下になるか、死ぬか、クルー全員で話し合って決めてこい」と言って、主人公を解放する。
アーサーやクルーと話し合い、ミトラスへの徹底抗戦に決定。
陽動作戦を行い、宮殿に潜入するクルーがゼレーニンを救出することに。内部に最も詳しい主人公が潜入、
救出を担当する事に。
ヒメネス、機動班による陽動作戦が行われ、宮殿に潜入する。(なお、宮殿内には本当に敵がいなくなる)
ゼレーニンが捕らわれている部屋の前まで行くも、また姿の見えない敵に捕らわれてしまった。
捕らわれた部屋で、悪魔が「ショウ」と言い、失踪していたノリスを連れてくる。
悪魔は、ノリスのデモニカを外した。苦しむノリスにさらに悪魔は、
「腐りただれた国」から取り寄せた「狂い人の血」を浴びせた。ノリスは異形の者になってしまった。
襲い掛かってくるノリスを倒した主人公。ノリスの近くに石のようなものがあるが、
悪魔がミトラスに献上すると持ち去ってしまった。こうしてノリスの捜索ミッションは完了した…。
隣の部屋にいたゼレーニンと合流し、出口を探し、部屋を捜索しているとなんと別のクルーがいる。
悪魔がいないのを確認したクルーは真の姿を表す。彼は天使「マンセマット」光の王国を望む力の御使いらしい。
悪魔の仲間だと疑うゼレーニン。彼は、部屋の床を手で破壊し、脱出路を作ってくれた。
落とし穴になった脱出路を使い、逃げる。途中でマンセマットと別れる事に。
彼はノリスが落としたフォルマを回収してくれていたようだ。フォルマをもらい、ゼレーニンは彼を疑った事を詫びる。
マンセマットと別れて、宮殿から脱出する。
帰還し、ゼレーニンはアーサーから他に救助できそうな者がいるか聞かれるが、もういないようだ。
とりあえず、ゼレーニンは医療室で休む事に。
アーサーはこのミッションで新たなロゼッタ多様体を見つけた。あのミトラスが持っているようだ。
さらに主人公が持って帰ってきたフォルマで開発された「エネミーサーチ」。これで見えない敵も見えるようになった。
「ボーティーズのロゼッタ入手」のミッションが発令される。
エネミーサーチにより、見えなかった敵「フォーモリア」を倒し、先に進む。
途中でなにか言い争っている声が聞こえる。そこへヒメネスが合流。仲間がやられているのかもしれないと突入する。
中にいた悪魔をヒメネスが倒し、仲間を救出に成功…と思いきや、悪魔だった。とりあえず解析することに。
この「バガブー」という悪魔、25%が悪魔でないなにかで構成されているらしい。どうやら実験体だったようだ。
興味をもったヒメネスがこのバガブーを仲魔にした。
ミトラスのところまで来た主人公。一度は目をかけてやったのに、無駄にしたことを怒り、
襲ってくるミトラスを倒し、ロゼッタ多様体を手に入れ、ミッション完了。
これまでの二つのセクターの共通点、セクターには支配者たる悪魔が存在し、地球侵略の拠点としている。
そして、支配者がロゼッタ多様体を有していると言うアーサー。
落ち着いたゼレーニンは観測班に編入された。でも、やっぱり悪魔を受け入れるのは無理のようだ。
そして、新たなスキップドライブが行われた…。
今回はここまで。
とりあえず、1日の投稿で一つのセクターを完了させていきたいと思います。
乙
東方萃夢想の続き予約します
メガテンの人おつです。
>25%が悪魔でないなにかで構成
この「なにか」って結局わからないままなの?
って、質問、早すぎかな?
107 :
ゲーム好き名無しさん:2009/11/14(土) 16:20:22 ID:wkebRKX40
>>104 乙
マンカイデンシ*サクラ 先約がないようなので予約させて頂きます。
今のところ先に簡潔版、後で詳細版のうp予定です。
>>98 王子さまLv1と1.5のみですが、PS1で発売されてるようです。
>>103 今日も乙でした。
ギアーズオブウォー2の協力モード『HORDE』というのを見て
不意に昔プレイしたセガサターンのTHE HORDEという洋ゲーを思い出したので1レスでさくっといきます。
とある典型的ファンタジー世界のとある王国で、
王様が料理をのどに詰まらせて死にそうだったところをコックが助けたところ、
そのコックに恩を感じた王様は聖剣を与えた上に小さな領土を与えそこの領主にした。
それを気に入らない大臣は、密かにホードという
集団で群れて一斉に人里を襲い人や動物を食べてしまうという恐ろしい、しかしどこか憎めない愛嬌もある子鬼を操って
元コックの領土を荒らすことにした。
こうして、元コックは政務パートの間に土地を開墾したり家を建てたり発展に邪魔な障害物を壊したり富を生む牛を買って配置し、
襲撃パートでは領土に襲い掛かり人や牛を食らい尽くそうとするホードを聖剣で倒していった。
元コックなだけあって聖剣を振り回すというか振り回されてるような攻撃しかできず
何度もスカると目を回すような情けなさだが、
事前に張っておいたトラップや行商人から買っておいた魔法のアイテムでなんとか撃退する。
こうして平地の他にも沼地や砂漠といった厄介な土地も発展させていった元コックに王様は言った。
「私には跡継ぎがいない。だからお前を後継者にしようと思う!」
そのときブチ切れた大臣が、ホードの王としての正体を見せる。
「ふざけるな!この国は俺のものだ!」
元コックはあわてて聖剣を投げつけるがものの見事に外れてしまい窮地に陥る二人。
だが、なんとか機転をきかせてホードの王を倒すことに成功した。
(この場面は残念ながら覚えてません。ギャグっぽい倒し方だった気が。)
「こうして、その後も王国は平和に…って、なっ、ちょっと、た、助けて〜!」
最後に語り部がホードに襲われて、おしまい。
戦うシムシティみたいで、悪くは無いゲームです。
ウィキのPrismaticallization、キャラ紹介にある5人のうち3人のルートしかかかれてないみたいだけどこれで終わりなの?
他の二人はストーリーに関わらないから省略したとかそういうこと?
あとキャラ紹介では「木ノ下 ひより」になってるけどストーリーの中では「さより」になってるけどどっちが正しい?
>>109 それ書いた人じゃないけどプリズマは昔やったんで…
ルートはちゃんと5人分あるよ
あとさよりが正しい
111 :
プリズマの人:2009/11/16(月) 06:56:16 ID:W+nFNyRgP
>>109 近日中に残り二人も書くからちょっと待て
誤字も直す
112 :
流行り神:2009/11/16(月) 10:26:46 ID:chs/NH5d0
『流行り神』の追加シナリオ、人見編をアップします。
113 :
流行り神:2009/11/16(月) 10:28:08 ID:chs/NH5d0
流行り神Portable:追加シナリオ/人見編『カシマレイコ』
【主な登場人物】
式部 人見(しきぶ・ひとみ)
今回の話は、彼女が医者になった頃に起きた事件である。
この頃から、頑なにオカルトを否定していた。
高田 幸造(たかだ・こうぞう)
事件当時、鴨根医大病院に勤務していた医師で、式部の上司。
人格・技術ともに優れた医師として、周囲の信頼を集めていた。
式部も、一人の男性としての憧れも抱いていた。
【前置き】
この話は、式部が過去を回想する形で進行します。
1)前半部
式部の愛用するバイクのエンジンタンクに、ある落書きがされている。
その落書きは、ある「事件」の記念でもあった。
彼女が新人だったころ、病院に有名なモデル・鏑木輝充が救急で運び込まれた。
彼の右腕は、高濃度の酸で焼かれたような状態だった。鏑木は息を引きとる。
モデルを看取った高田と式部の前に、スポーツ新聞記者・落合圭三が現れる。
落合は、鏑木よりも一般人の福岡篤文少年に興味を示した。
追い払おうとした高田を、落合は意味ありげな言葉『素材』で黙らせた。
式部は、少年の面会に向かった落合の後を追う。
式部が少年の個室に入ると、少年は落合と談笑していた。
〔カシマレイコ〕の名前を聞いてから三日以内に、両足が無い女が夢の中に現れる。
その女〔カシマレイコ〕に「右足はいるか?」と質問されたら、
「いる。」と答えないと彼女に右足を取られてしまう。
少年は、落合が話した〔カシマレイコ〕の都市伝説にはしゃいでいた。
有無も言わさずに病室から、式部は落合を追い出した。
それ以降、彼女の周りでオカルトじみた出来事が起き、眠れぬ一夜を明かした。
(オカルトを認めるということは、過去のあの“事件”を認めることになる)
(だから、認めるわけにはいかない……)
翌日、鏑木の検視は高田によって行われた。
検視結果は、予想通り「右手を薬品で焼かれた時のショック症状」であった。
それ以外にも、鏑木の婚約者・希樹比佐子が高田の患者だったこと、
鏑木は搬送中しきりに「カシマレイコ」とつぶやいていたこと、
鏑木と彼女、そして看護士の穂積の三人が小学校の同級生だったこともわかった。
(前半部、続く)
114 :
流行り神:2009/11/16(月) 10:29:21 ID:chs/NH5d0
霊安室に向かう途中、式部は少年に張りついていた落合に捕まる。
彼は、少年の病気は「未承認の薬品」による副作用ではないのかと、と問いかけて来た。
しかも、その薬は冷戦時代の人体実験で用いられた物だというのだ。
戸惑う式部を残し、落合は仄めかすだけ仄めかして去っていった。
いつもより冷えている霊安室で、鏑木の遺体を見てみると――右腕がない!
しかも扉が開かなくなり、更に室内の温度が下がっていることに気づいた。
このままでは危ない――幸いにも、式部は異変に気づいた高田によって救い出された。
高田とともに霊安室を出たところで、希樹と出会う。
「道に迷ってしまって……。」
建物の構造上、一般人が迷うはずがない。式部は、彼女の弁解に内心首をかしげる。
高田の研究室で、式部は希樹についてたずねて見た。
希樹は、小学生のころに列車事故で右手を負傷。
マスコミが事故を「カシマレイコ」に絡めて報道したため、彼女は同級生からイジメられた。
高田はその時の担当医であり、彼女から相談を受けていたという。
高田の話から、式部の心に希樹への疑念がわき始めた。
その時、式部は卓上の見慣れないアンプルに気づく。
式部がアンプルについて聞くと、高田は慌ててアンプルをしまい、
パソコンのファイルを閉じた。ファイルに「福岡篤文」の名前がちらりと見えた。
式部の追及に、高田はいきなり食事の誘いを振ってきた。
「明日の晩……詳しく話すよ。ごめん。」
心残りだったが、高田よりも希樹の件を優先させて、式部は希樹の家へとバイクを走らせた。
右腕を持ち去った犯人はあなたではないか、と式部は切り出した。
白を切っていた希樹だったが、逃げられずに本音をあらわにした。
鏑木に硫酸をかけたのはいじめの仕返しで、右手を持ち帰ったのも彼女だった。
事件後に式部の周りで起こった奇怪な出来事も、彼女が引き起こしたことだった。
穂積が式部に好意を抱いていると気づき、自分の復讐ために利用しようとしたのだ。
「最終的には、誤解した貴女が穂積を殺すように仕向けるつもりだったわ……」
静かに笑う希樹に、式部は自首をすすめて立ち去った。
/* ランクによって、エンディングが違ってきます。
2)−1 エンディング〜その1
自首を進めた次の晩。高田と約束した店で、式部は待っていた。
だが、三十分遅れで店に来たのは高田ではなく落合だった。
式部の横に腰を下ろすと、落合は自分が追っていたネタについて語りだした。
(エンディング〜その1、続く)
115 :
流行り神:2009/11/16(月) 10:31:23 ID:chs/NH5d0
福岡少年に投与されていた薬は、冷戦時代のソ連での体実験に用いられたものだった。
薬は人為的に超能力者を作るもので、
ある「組織」が福岡少年を使って新薬実験を行っていた。
落合が追っていたのはこの組織であり、少年の主治医・高田はその組織の手先だった。
少年の謎めいた病気は、この薬の副作用が原因だったのだ。
そして今、医師とその患者は姿を消した。
「何らかの研究結果が出たのか……その逆か……。」
落合の話を聞いた式部は、病院へ引き返した。
彼の話の通り、医師と少年は姿を消し、記録もきれいに抹消されていた。
――高田のパソコンにあったテキストファイル『hitomi.txt』を除いて。
しかし、このファイルも文字化けして読めなかった。
(*1)
それから数年たつが、二人の行方はようとして知れなかった。高田との再会は、
風海たちの活躍で叶うのではないのかという予感めいたものも感じ始めていた。
読めない『hitomi.txt』も、式部はいつか読める日を夢見て保存していた。
これが読めたとき、自分自身が過去の事件から解放されることを信じて。
〜終わり〜
2)−2 エンディング〜その2
自首を進めた次の晩。高田と約束した店で、式部は待っていた。
だが、三十分遅れで店に来たのは高田ではなく落合だった。
式部の横に腰を下ろすと、落合は自分が追っていたネタについて語りだした。
/* 落合の話はエンディング〜その1と同じなので、割愛
二人が話しているとき、穂積が近づいてきた。彼は、落合の話が本当で、
自分が高田の指示で少年に新薬を投与していたことを告白した。
更に、希樹も薬の被験者だったことと、
高田が姿を消したのも実験が失敗したためらしいことも明かした。
(エンディング〜その2、続く)
116 :
流行り神:2009/11/16(月) 10:32:14 ID:chs/NH5d0
二人の話を聞いた式部は、病院へ引きかえした。
高田は、少年の退院手続きを済ませ、その後に辞職届を出したという。
高田の研究室は、誰もいなかったようにパソコン以外きれいに片付けられていた。
パソコンには、式部が見てしまったファイルが開いたままだった。
ファイルの内容は、落合の話を裏付けるのに十分なものだった。
そして、パソコンにはもう一つのテキストファイル『hitomi.txt』があった。
パスワード設定のファイルだったため開けられず、式部は諦めて作業を切り上げた。
病院の駐車場でバイクにまたがったとき、彼女はタンクのいたずら書きに気づいた。
『kashima reiko』
式部は引き返し、『hitomi.txt』のパスワード入力欄に『カシマレイコ』と打ち込んだ。
ファイルは開いたが、内容は文字化けして読めなかった。何者かが故意に消したらしい。
式部は、『kashima reiko』をフロッピーに落として部屋をあとにした。
/* 以下、エンディング〜その1の(*1)と同じなので、割愛
〜終わり〜
3)ゲーム・オーバー
3)−1 硫酸にやかれて死亡
希樹を問い詰める場面で選択肢を間違うと、希樹に硫酸をかけられて死亡。
3)−2 穂積とセカンドステージへ
前半部の選択によって、新人看護士の穂積と人生の「セカンドステージ」に進むというもの。
/* 心の重しが取れ、新たな伴侶とともに人生を歩む――ハッピーエンドかもしれません(笑)
【余談】
・この事件は、公式の人物紹介で触れられていた
式部が過去に体験したオカルト事件ではありません。
・ただ、過去の事件にこだわって目の前の現象を頑なに拒む態度で、
式部にとってその事件は大きな枷となっていることは見て取れます。
(追加シナリオ/人見編『カシマレイコ』終わり、次は『神隠し』です。)
簡潔版投下。
詳細版は後日、各話完成次第、順次投下していきます。
ギリギリ六ヶ月以内なのでトリップつけました。
簡潔版用解説
主要登場人物
ハル
孤児院に暮らす16歳の心優しき少年。趣味は電脳世界での散策。
中性的な外見と、家事を仕切り同じ孤児らの面倒を見る姿から、親しみを持ってハルママと呼ばれる。
強力なアイコン「サクラ」に変身し、電脳世界を救っていくことになる。
ログ
ハルにサクラを与えた、ウサギ型の謎のアイコン。
ハルがサクラとして電脳世界上の事件を解決する見返りに、彼の望む報酬を提供契約を交わす。
アレックス神父
町の片隅にある教会の養護施設で、ハル他複数の孤児を引き取って養育している。マダムキラー。
用語解説
電脳世界…ヘッドマウントディスプレイを使用した、新世代のネットシステム。
人体の感覚を再現できる高度な電子空間。ゲーム上では「フロンティア」と呼ばれる。
アイコン…電脳世界における「PC(プレイヤーキャラクター)」、またはプレイヤーの分身。
一般向け安価なアイコンとして「DaReKa」なる種類が普及している。外見などある程度の改造が可能。
FSS …フロンティア・セキュリティ・サービスの略。
電脳世界フロンティアを運営するФNET直属のセキュリティ会社。世界各国に存在する。
ナビ …要はヘルプ。アイコンの姿を模した二頭身の姿が基本。場合により複数所持可能。
サクラポイント…略してSP。サクラのエネルギー源。これ無くしてサクラには変身できない。
数年ほど前から教会付属の孤児院で生活しているハルは、ある日遊んでいた電脳世界で誘拐事件に巻き込まれる。
そこで謎のアイコン「ログ」に出会い、強力なアイコン「サクラ」を手に入れる。
サクラを使いどうにか誘拐事件を解決したハル。
以後ハルはサクラとして、ログと共に電脳世界で発生する事件に立ち向かうことになる。
幾つかの事件を乗り越え解決てきたハルだが、事件の最中に弱点を突かれ謎の組織に囚われの身となる。
どうにか組織の手を逃れるも、ハルを守ってくれる筈のアレックス神父は、ハルに銃を向けた。
ログの機転によりハルは救われるが、ログは神父と共に去り、同時にサクラをも失ってしまう。
何も知らずにいた自分を悔やむハル。するとログの残したナビが現れ、望むならば全てを教えるという。
危険を承知で応じたハルは、サクラとそれに纏わる全てを知ることになる。
サクラは神父が実の娘「サクヤ」のために作ったが、サクヤの心は電脳世界に消え、身体も既に死亡していること。
ログは前のサクラの所有者であり、ある時からサクラになれなくなったが、神父側の人間であったこと。
そしてログとハルが、サクヤ以外の人間がサクラを使うための実験体であり、被験者であったということも。
時を同じくして、消えた筈のサクラが現れる。テロに立ち向かう姿を正義のヒロインと報道するメディア。
サクラの行動の裏に隠された神父の目的は、サクヤの復活。
各地に点在する「サクラポイント(SP)」は、その一つ一つがサクヤの心を有し、サクラに惹かれる性質を持つ。
SPを集めればサクヤが蘇ると考えた神父は、事件を利用して世界にサクラを広め、SPの収集を図っていたのだ。
だがSPが集まることは、人の精神を破壊する「ソルドライブ」を引き起こす危険を伴う。
神父を止めるため、ハルは最後の戦いへと向かう。
戻ってきたログとの連携でサクラを奪還したハルだが、追い詰めた神父はハルに刃を向ける。
数少ない言葉の中に神父の真意を見出したハルは、彼の最後の計画に乗り、サクラとして神父と刃を交える。
……神父は父として、サクヤが好きだった「正義対悪」のシナリオを、SP=サクヤの欠片に贈ろうとしていたのだ。
勝利したハルは、サクラの特殊能力で、全てのSPの「サクラを求める性質」を消し去る。
SPは父とハルに、贈り物と解放への感謝の意を伝え、再び各地へと散っていった。
サクラをめぐる一連の事件は終結した。
ログは孤児院に引き取られ、ハルらと共に生活を送っている。
事件の最中に親交を深めた人物達も、何がしかの事件があれば会うことはあれど、それぞれの日常へと戻った。
季節は春を向かえ、あちこちに咲き誇る桜が、風に花弁を散らす。
己の人生は桜に象徴されていると言うハルは、これからの未来に、期待と僅かな不安を抱くのだった。
〜完〜
>>117-118 とりあえず乙。
フラッシュモーターカレンに似てると思ったら、
やっぱり同じ世界観なのか
すみません、上の簡潔版
「ログとハルが、サクヤ以外の人間がサクラを使うための実験体であり、被験者であったということも。
」
正しくは
「ログとハルが、サクヤ以外の人間がサクラを使うための被験者であったということも。
」
でお願いします。投稿してから気付いたよ…
あと流行り神の人乙です
マンカイデンシ乙。プリズマ期待。
PS3のトリニティ・ユニバースをリクエストします
123 :
流行り神:2009/11/17(火) 15:50:45 ID:0F3/Q7GB0
最後の穴埋め、ゆうか編『神隠し』を投下します。
124 :
流行り神:2009/11/17(火) 15:51:44 ID:0F3/Q7GB0
流行り神Portable:追加シナリオ/ゆうか編『神隠し』
【主な登場人物】
間宮 ゆうか(まみや・――)
今回の話は、彼女が高校生に遭遇した事件である。
当時、東京から引っ越して日が浅かったため、地元の事情に疎かった。
羽黒 薫(はぐろ・かおる)
地元生まれの地元育ちで、ゆうかが最初に親しくなったクラスメイト。
ゆうかの人生に大きな影響を与えた人物。
【前置き】
この話は、ゆうかが過去を回想する形で進行します。
1)前半部
ゆうかが高校生だった頃、彼女は、両親の都合で東京から神奈川の地方へと転校した。
この事件は、そのころに体験したものである。
冬休みを数日後に控えたある日、ゆうかは先輩・佐倉からある企みに強制参加させられた。
冬休みの夜に、〔ホルマリン漬けの女生徒〕の噂を確かめようというのだ。
佐倉は、四十年前に男性教師と女生徒が失踪した事件がこの噂の元ネタだと考えているらしい。
冬休みの初日の夕刻。ゆうかは、学校近くで佐倉、薫と落ちあう。
押しかけてきた下橋ミキに佐倉が不機嫌になったり、
老母を連れた男性教師・小松と会ったりと、ごたごたを経て学校へ忍び込んだ。
四人は、封印されていた教室から失踪した教師の日誌を発見する。
ゆうかは、その日記から事件の二人が恋仲にあったことを知り、
四十年前の真相は駆け落ちだったと確信する。
そのとき薫が倒れてしまい、佐倉の指示で宿直室へ向かう。
宿直室へたどり着いたとき、ゆうかと下橋は室内にさっきまで誰かがいた痕跡に気づく。
外は猛吹雪で、宿直室の電話は不通、携帯も圏外で使えなかった。
この状況下、佐倉はゆうかに一人でさっきの教室を詳しく調べるように強要する。
途中で足を挫いた下橋は、渋々と出て行くゆうかをすまなそうに見送った。
ゆうかは、先ほどの日記から、女生徒が多々良家、教師が羽黒家の人間だったことを知る。
宿直室へ戻る途中、ゆうかは佐倉と合流し、佐倉のトイレに付き合うことになった。
ゆうかは、トイレで緑色をした天狗の顔を見た直後、意識が朦朧とする。
意識が戻ると、トイレの個室に閉じ込められていた。自力で脱出し、宿直室へ急ぐゆうか。
(前半部、続く)
125 :
流行り神:2009/11/17(火) 15:53:46 ID:0F3/Q7GB0
たどり着いた宿直室では、佐倉と下橋はおらず、薫が殴り殺されていた。
呆然として外に出ると、外で下橋が立っていた。
下橋によれば、佐倉は助けを求めて激しい吹雪の中を出て行ったという。
寒さと時おり聞こえる羽音に下橋は怯え、宿直室に戻ろうと提案してくる。
ゆうかも部屋に入るが、なぜか薫の遺体が消えていた。
首をかしげているゆうかを、天井を見上げていた下橋が強引に外へ連れ出した。
外にでた下橋は、連れ出した理由を明かした。
天井裏の窓から赤い影がこちらを覗いていたので、怖くなって逃げ出した、と。
二人を追ってきたらしい影から逃げる途中、二人は点々と続く血痕を見つける。
追っ手から逃げながら、二人は事の真相を推理し始めた。
天狗信仰が根付いてるこの村で、天狗を祀る多々良家は、ながらく強い力を保ってきた。
しかし、天狗の天誅・〔神隠し〕が四十年前に起きたことで状況は一変する。
天狗を祀っていた多々良の威光は地に落ち、代わって台頭してきたのが羽黒であった。
小松教師も、このせいで生家の多々良から親戚の小松へ養子に出された。
最初に多々良を非難しだしたのは羽黒だったことを考えると、
〔神隠し〕は「羽黒が駆け落ちを利用してでっち上げた」と考えられる。
薫は多々良と羽黒の因縁に巻き込まれて殺されたとすると、誰が薫を殺したか?
話を持ってきたのは、佐倉だ。
佐倉が下橋のおしかけに不機嫌になったのは、計画が狂うからではないか。
しかし、易々と薫の遺体を運べるとは考えにくい。誰か共犯者がいるはずだ。
小松先生だ! 佐倉が彼に協力しているとするなら、話のつじつまは合う。
下橋は、近くにある滝・「天狗の祠」に遺体が投げ込まれるかもしれない、と気づく。
そこは落ちると二度と浮き上がらない場所なのだ。
ゆうかは、下橋を安全な場所に避難させて単身「天狗の祠」へと向かう。
祠に向かう途中、ゆうかは空を飛ぶ怪しい影に襲われた。
「天狗!?」じりじりと後じさりするうちに、ゆうかは崖から転落してしまう。
東の空が明るくなるのを感じながら、ゆうかは気を失った。
気がつくと、病院のベッドに寝かされていた。下橋の知らせで救助されたらしい。
軽薄そうな若い刑事・佐藤が、その後のあらましを話してくれた。
四十年前の失踪は、駆け落ちではなく心中だった。それを裏付ける証拠品も出たという。
しかし、死んだのは多々良イサミだけで、羽黒亮二は生き延びて娘をもうけたという。
刑事は、その娘が薫だとみているようだ。その薫の遺体は、まだ見つかってない。
イサミの弟だった小松教師は、事件を引き起こした亮二親子に復讐しようとしたらしい。
佐倉は、小松と恋仲だったため計画に巻き込まれた模様。
ただし、小松は姿を消し、佐倉は錯乱状態の現状では、はっきりしたことは判らないという。
その後、佐倉は正気に戻ったものの事件当時のことは覚えてなかった。
ゆうかも転校してしまい、それからのことは判らなくなった。
/* ここでエンディングが分岐する。
(前半部、終わり。エンディング〜その1へ)
126 :
流行り神:2009/11/17(火) 15:55:52 ID:0F3/Q7GB0
2)−1 エンディング〜その1
霧崎の研究室で、ゆうかは風海に自分のオカルト体験を話し終えた。
感想を求められた風海は、ある点を指摘する。
〔神隠し〕に見立てる計画だったら、血が残る殺害方法は取らないはずだ。
実際に薫を殺したのは、天井裏に潜んでいた天狗ではないだろうか。
小松と佐倉は、天狗に振り回されただけではないのか。
と、そこへ現れたのは霧崎。彼はかるく風海をからかう。
そんな義兄弟のやりとりをみながら、ゆうかは薫に思いをはせた。
薫は死んだのではなく、本当に〔神隠し〕にあったのかもしれない。
そして、いまも生きているのかもしれない、と。
〜終わり〜
2)−2 エンディング〜その2
ゆうかのオカルト体験を聞いた風海は、自分の推理を語った。
だが、それはゆうかを納得させるものではなかった。
いつか、自分の手で真相に近づいてみせる――ゆうかは心にそう誓った。
〜終わり〜
(エンディング〜その2、終わり。ゲーム・オーバー+αに続く)
127 :
流行り神:2009/11/17(火) 15:57:36 ID:0F3/Q7GB0
3)ゲーム・オーバー
/* ゲーム・オーバーに至るルートは複数あるので、どういう終わり方になるかだけを表記する。
3)−1 薫が死なずに生き残る
この場合、小松は行方不明となり、佐倉は三年たっても正気に戻らない。
下橋とはまだ連絡を取っているが、薫は卒業後に一族揃って転居し連絡が取れなくなる。
大学生になったゆうかは、薫との再会を願いながら、オカルト三昧の日々を堪能している。
3)−2 ゆうかだけ生き残る
エンディングと同様に崖から落ちるが、小松の老母に発見されて助かる。
佐藤刑事から小松を含む四人の行方が判らなくなっていると告げられ、
老母に「なぜお前だけが〔神隠し〕に遭わずにいるのか!」と詰め寄られる。
もし、あの時に違う判断を下していたら、みんなは助かっただろうか、
いや、じぶんもまた消えてしまったのではないか……。三年後も、ゆうかは忘れられずにいる。
3)−3 崖から転落死
エンディングと同様に崖から落ちるが、ゆうかは救助される前に息を引き取る。
その後、ゆうかは幽体となり、三年のあいだ現世を漂うことになる。
行きたかった大学の一室で講師が刑事と話しているのを見ながら、ゆうかの幽体は消滅する。
3)−4 〔ホルマリン漬けの女生徒〕にとりこまれる
死んだ多々良イサミは、二人を死に追いやった周囲を怨み、
ホルマリン臭を漂わせた異形のモノとして夜の校内を徘徊していた。
ゆうかは、このモノに取り込まれて幽体の状態になり、三年のあいだ現世を漂うことになる。
行きたかった大学の一室で講師が刑事と話しているのを見ながら、ゆうかの幽体は消滅する。
【余談】
・最後の最後に出てくる佐藤刑事について。顔全体のイラストはありませんが、
口元のイラストといい、人物描写といい、本編に出てきた“あの人物”そのものでした(笑)。
・ゲーム・オーバーは以上の四つだけだと思いますが、抜けがあったら補完をお願いします。
(ゆうか編/『神隠し』、終わり。流行り神の穴埋め作業も完了)
128 :
流行り神:2009/11/17(火) 16:02:55 ID:0F3/Q7GB0
以上で、流行り神の一作目は終わります。
まとめはゲーム本体のみで、解説本は参考にしていません。
(ネットによると、解説本にはいろいろと裏話が載っているとのこと)
わからない点、書き落としした場所についてはお答えしますが、
まだ1作目しかプレイしてない、解説本は持ってないので、
「これはこのあとどうなるの」といったお話には答えられません。
悪しからず(笑)
129 :
ゲーム好き名無しさん:2009/11/17(火) 23:18:45 ID:m2YoLbr40
アイドルマスターSP、ミッシングムーンのあずささんの
ストーリーを教えてください。
本編要約:
100年に一度魔王が復活し、天使に選ばれた英雄『ガイアマスター』が魔王を倒す…
そんな悪魔城…もとい、子供の御伽噺のような歴史を持つ惑星レガイア。
当代のガイアマスター・ヴェインに育てられ
次代のガイアマスター候補生となったルイ(主人公のデフォルト名・名前変更可能)は
謎の女性に魔獣との会話能力を与えられたり、傍観者を自称する魔導師エイボンに出合ったりしながら
他二名の候補生、アリス&リゼルと共に魔王を倒します。
しかし、喜びも束の間、
天使達によって『魔獣を操り第二の魔王となろうとしている』という噂を流されたルイ達は
英雄から一転し、追われる身となってしまいます。
ガイアマスターの部下であるクルセイダー達はおろか、
養父ヴェインにさえも剣を向けられるルイですが、戦いの末にヴェインを説得し、和解…
できるかと思いきや、天使長ミカエルによってヴェインを殺され、父殺しの汚名まで着せられます。
絶体絶命の窮地を救ったのは、たびたびルイの前に現れた謎の女性でした。
『女神』と呼ばれるその女性は語ります。
この世界には『偏在者』という唯一神的存在がいて、定期的に代替わりしていること。
彼女は先代の偏在者で、任期を終えて死を迎えた後、人間の女性に転生したということ。
そしてレガイアの歴史を作り、天使たちを操っているのは
正式な後継者=『適格者』である主人公が現れるまでの穴埋めとして、彼女が自ら選んだ代理人だということ。
偏在者の暴走を止めたいという女神の導きにより、魔王ルシファーを復活させることにしたルイ達。
途中、天使ガブリエルによって女神が殺されてしまいますが、ルシファーを蘇らせることには成功します。
彼を連れ、ミカエルを倒した一行は、異空間『偏在する処』までたどり着きました。
その最深部で待ち受けていたのは、唯一神ヤハウェ。
彼はメギドの火を放ち、一行を全滅させます。
しかしルイが『適格者』としての力を解放することで、仲間達は復活し、ヤハウェという幻も消滅します。
偏在者の真の姿…それは、ルイと同年代の少年でした。
6対12枚の翼を背負い、フォースの剣を振るう、学生服姿の『世界を創りしもの』。
激闘の末にルイ達は彼を打ち破ります。
「自分がただの人間だった時代、地球は人間同士で争い合い、生きる目的を見失って自殺する人がいる世界だった。
魔獣や魔王を作って人間を団結させ、生きる目的を与えることで、幸せな世界を創りたかった」
そんな独白を遺して、『世界を創りしもの』は消えました。
そして新たな偏在者となったルイも、仲間達の元を離れ、いずこかへ去っていきます。
魔獣のいなくなったレガイアに戻ったアリスは「全て終わったね」とこぼしますが、
リゼルは「終わりじゃない、これからが始まりだ」と笑って答えるのでした。
補足:
・傍観者を名乗る大魔導師エイボンは、旧支配者ツァトウグァの力を借りて時間移動をしています。
今回レガイアに来た理由は「とある物語の結末を見届けるため」で、
そのために「物語の主人公と同じ世界に置くと自動筆記される本」を作ったとか。
その本のタイトルが明言されることはありませんが、きっと『ラストバイブル』なんでしょう。
・さて、そんな存在自体がメタなエイボンさんですが、ゲームクリア後に彼の元を訪れると
ツァトウグァがいる暗黒空間「ン・カイ」へ行くことができるようになります。
そしてン・カイの最深部にいる、喰っちゃ寝旧支配者のツァトウグアを10ターン以内に倒すと
エイボンが探している本が見つかります。…ゲロの中からですが。
エイボンに返してもお礼しか言われませんが、その後でまた、ツァトウグァを10ターン以内に倒すと…
彼女が、その外見や口調に似合わない、繊細な乙女心の持ち主であることが判明するのでした。
・代理とはいえ偏在者になれる素質があり、魔獣だけでなく召喚用のCOMPまで作り、
黒髪で、それっぽい黒の学生服を来ていることから
『世界を創りしもの』=ナカジマかその転生体という説があります。
真相は不明ですが、現代日本の学生であることだけは間違いないようです。
本編要約:
疫病が蔓延している上、狂王カインが魔獣を呼び出し圧制を敷いている、惑星ホルス。
義理の家族を魔獣に食い殺された主人公は
魔獣の女王を名乗る存在「ミストラ」に導かれながら
家族の仇であり、子供だけを食い殺す魔獣「笛吹き」と、全ての元凶であるカインを倒す旅に出ます。
道中、世界に変革をもたらすと噂される福音の子2人――
「死を呼ぶ仮面のレオン」「福音の聖女ルナ」を仲間にし、見事カインを討った主人公。
しかし、ミストラが突然、最も強い意思を持つ魔獣に力を与え、
魔獣王を生み出すと言い出します。
それと呼応するように生まれた二匹の魔獣「魔王サタン」「天使長ルシフェル」は
言い方こそ違えど、どちらも人間を家畜としか考えていない存在でした。
カインの右腕を名乗りながら、実はホルス全土の人間のために行動していた戦士アインと共に
主人公達はサタンとルシフェルを倒します。
そして、多大な犠牲を払いながら、家族の仇である笛吹きを追い詰めるのですが
止めを刺す直前、アインが笛吹きの正体に気づきました。
笛吹きは人間――それもレオンの双子の兄、ラミレスだったのです。
ラミレスはミストラと合体し、魔獣王として覚醒。
生きていたサタンとルシフェルも合体し、ミストラの分身「メタトロン」として覚醒します。
さらに、ミストラの忠実な部下・ミカエルとバサラによって、アインが殺されてしまいます。
追い討ちといわんばかりに、魔獣王とメタトロンは
世界から苦痛を消す=ホルス全土を消し去ろうと、月を落下させはじめました。
主人公はエイボンの協力を得て、爆弾を作ります。
月の中心に仕掛けて、月そのものを木っ端微塵に爆破すれば、ホルスを守れるという寸法です。
月の内部は異空間である地獄に繋がり、要所にミカエル・メタトロンが待ち受けていましたが
一行は彼等を打ち破り、人々の苦しみ「四苦」「八苦」を吸収した魔獣王「ルイン」をも倒しました。
しかし、月の落下は予想よりも早く、普通に爆破しただけではホルスを守ることができません。
そこで主人公は、エイボンが伝えた最後の手段を取ります。
ルナとレオンを脱出させたあと、爆弾に力を送り込み続け、最大出力で爆発させる――ぶっちゃけ自爆です。
しかし、もうすぐ爆発というところで、ルインが主人公の前に現れ、ラミレスの過去を見せます。
生まれた直後から始まった虐待、玩具として捨てられた過去、幸せな子供=主人公の妹に抱いた強烈な憧れ。
そして妹を喰らい、形見のお面を被って義理の父親の元へ行き、正体を見破られて拒絶される…
偏在者さえも同情させた過去。ですが、どんな理由があろうとも彼の所業を許すことはできません。
主人公はラミレスを殺し、ミストラを連れて逃げてゆくミカエルを見送った後、月を爆破させました。
ホルスに無事帰還したレオンは、ルナと共に平和な日々を過ごしました。
そして主人公は赤子として転生し、レガイアのガイアマスター・ヴェインに拾われます。
偏在者の物語「ラストバイブル」はここから始まったのです。
補足:
・ミストラの正体は、前作の『世界を創りしもの』(以下:学生服)がホルスにちょっかいを出すため転生した姿です。
ちなみに学生服本人は間違いなく男です。間違いなく男です。大事なことなので2回(ry
・戦うことを諦めたり、ルインに負けたり、ラミレスに情けをかけたりすると
ハッピーハッピーエンドになります。
内容は「月の落下によりホルスは滅びた」というバッドエンドです。、
きっと「苦痛に満ちた世界は消え去った。僕達は神になるのか…」という意味でハッピーハッピーなんでしょう。
・今回も、クリア後にツァたんことツァトウグァと会えます。
前作は隠れ乙女キャラでしたが、今作では花も恥らう19万歳の女子高校生と化しています。
さらに彼女の紹介で知識の神ヨグ=ソトートとその従者ウルムにも会えます。
ウルムや最強幼女ヨグ様を倒し、魔獣図鑑をコンプリートすると、エイボンとも戦えます。
・ゲーム中、天使の中でミカエルだけは学生服とは別個の自我をもっている、というエピソードが出てきます。
「みか」はもともと、学生服が自らの過ちを止める存在として生み出した娘であり、愛情を注がれて育ちました。
しかし大事に育てられたために、彼女は『お父様は絶対正義』なファザコン娘に育ち、
『お父様は自分が守る、お父様の敵は自分が倒す』という思考の持ち主になってしまいましたとさ。
めでたしめでたし。
・人間であるはずのラミレスが半分魔獣のような存在になったのは
海に捨てられたラミレスを見た学生服が、彼の境遇を哀れんで、強い肉体を与えたからです。
また、カインが狂って各地に魔獣が現れたのは、これまた学生服がカインとコンタクトを取った結果ですが
疫病だけはもともとホルスにあったもので、カインとも学生服とも無関係です。
苦痛を生み出す最大の原因が人為的でなかったからこそ、
学生服は苦しみしかない世界なら無い方がいいと考え、ミストラになってラミレスに力を与えたのでしょう。
・2主人公の転生体がルイ(1主人公)なのは確定ですが
レオン&ルナとアリス&リゼルの関係は不明です。
性格はルナとアリス、レオンとリゼルで似ていますし
外見はルナとリゼル、レオンとアリスで似ています。
舞台の星が違うので子孫でないことだけは確かです。
・2の天使長ルシファーはあくまで学生服の分身(の一部)であり、1の魔王ルシファーとは完全に別物です。
1のルシファーは「全部無になればいい」という思想の持ち主で
ルイに「自分を含めた魔獣がいない世界を造ってくれ」と自らの望みを告げています。
なお、ラミレスも「自分のような存在も、苦しみしかない世界も無くなればいい」的なことを告げていますが
1ルシファーとラミレスに関係があるのかどうかは不明です。
134 :
ゲーム好き名無しさん:2009/11/18(水) 03:05:20 ID:b6VPtaGP0
ラストバイブル乙です!
/沢村 雪乃編
/継続行動(α周目)
13:20
昼食を終え、僕と柊が部屋に帰ろうと居間へと差し掛かったとき、電話が鳴り出す。
「雪乃ちゃん、お父さんから」
さよりさんが受話器を沢村さんへ渡す。
「ど、どーして?雪乃ちゃんのバカっ!」
僕たちが二階へ上がると、突然一階から大声が聞こえてくる。
沢村さんや澄香に何かあったとしても、僕たちには関係無いだろう。
13:30
「失礼します」
勉強を始めようかと思っていたところで、澄香が突然僕たちの部屋に入ってくる。
そして彼女はベッドに上がるとひざを抱える。
しばらくして沢村さんがやってくる。
「澄香ちゃん!あなた、射場さんたちに迷惑かけて!」
「私、動かないから」
澄香は動こうとはしない。
「あー、取り込み中、申し訳ないけど・・・。良ければ少し事情を話してくれないか?」
僕がそう言うと、澄香は話し出す。
「雪乃ちゃんは、お兄ちゃんが心配だから、もう帰るって言うんです」
「それは、その・・・。父が、兄と連絡が取れないと・・・」
沢村さんは言い訳するように口を挟む。なるほど、それがさっきの電話の内容なのか。
「たった一度、電話をかけて、繋がらなかっただけでしょ?たまたま出掛けてたとかじゃないの?」
「でも、もしかしたら・・・」
「そんなに自分の兄貴がいいんなら、一緒に来れば良かったじゃない。私じゃなく!
冗談やめてよ、ブラコン!」
澄香の言葉に、沢村さんは歯噛みし、部屋を駆け出していく。
澄香はベッドの上に座ったまま、啜り泣きを漏らす。
「私・・・最低だ・・・」
14:00
僕と柊は、澄香を置いて、そっと部屋を出る。
僕たちは階段を下り、居間へと来る。
「どうしよう?」
「今はそっとしておくしか無いだろう。しかし、根が深そうではあるな。内在していた不安が現れたんだろう」
18:30
時計を見ると既に夕刻だ。そろそろ落ち着いた頃だろう。
澄香の対応は柊に任せることにして、僕は澄香たちの部屋にいる沢村さんを訪ねる。
沢村さんはまだ澄香と仲直りする気は無いようだ。
「少し、君の兄さんの話を聞きたいな」
水を向けてみると、沢村さんは兄について語り出す。その内容はどうでもいいことばかり。
なるほど、これはノロケ話と変わらないな。澄香が怒るのも判る気がする。
「それよりそろそろ晩飯の時間だぞ。下に行かないか?」
19:00
僕たちが居間に差し掛かると、電話が鳴り出す。
さよりさんは忙しそうなので、僕が取ることにする。
「もしもし、木ノ下です」
それは沢村さんの兄からの電話だった。
問題はあっさり解決した。
8:45
朝食の後、僕は沢村さんに散歩に誘われる。
林の中の一本の小道。そこを沢村さんと歩く。
「私にはやっぱり兄しか無いのかも知れません」
唐突に沢村さんは言う。
「その言葉を待っていたよ、雪乃」
僕たちの前に男が現れる。歳のころは僕と同じくらい。
「お兄ちゃん?こんなところで、何を?家に居たんじゃ?」
こいつが沢村さんの兄?
「雪乃が心配だったんだ。見張っていた、ずっと」
「歪んだ愛情だな。何をたくらんでいる?」
平静を装って、僕は言う。
「そろそろ、試してみようかと思うんだ。そのためにいろいろと準備した。長いことかかった」
この男は何を試そうと言うのか。男は沢村さんを後ろから乱暴に抱き寄せる。
「妹を連れて逃避行か?」
「似たようなものかな。これを上手く使えば、全てが変えられる。そのはずだ。
この世には無駄なものが多すぎる。必要なのは雪乃だけだ」
「私は、世の中に無駄なことなんて無いと思う。もちろん、お兄ちゃんのことは大事だけど。
それでも私には、澄香ちゃんや、他にも大事な人や、大事なものがいっぱいあるから。
とにかく、おかしなことを言うのは止めて、お兄ちゃん」
沢村さんの言葉に男は動揺しているようだ。
「どうやら、妹さんの方がよく判っているようだぞ。
本気で嫌われないうちに、その手を離すべきなんじゃないのか?」
僕はそう言ったが、男が手を離す気配は無い。
「そうならないように、これに雪乃の感情を記録してある。それが影響することで・・・」
「何かは知らないが、それは無理だ。人の想いは、どうあっても自由にはならない。
何なら、試してみればいい。あんたの言う、何かを」
「そうだな。もしも、それが駄目なら・・・この状態は多分、終わるんだ。無意味に気付いて」
男は言い、そして時計を見る。
それは彼女が想った、大事なものに溢れた世界。彼女の兄も、澄香も、柊も、そして、僕も。
/END
/木ノ下 さより編
/継続行動(β周目)
1:00
夜の散歩の後、山荘の玄関を潜ろうとしたところで、僕は何かの気配を感じる。
それは星空を眺めているさよりさんだった。
「ここからの夜空って、悪くないのよ」
僕とさよりさんは、しばらく空を見る。木々の間から星が見える。
満天の星、とはいかないが、木々に切り取られた夜空は、趣がある。
「荘司ちゃんは、わたしのこと、どう思う?」
さよりさんは視線を空に向けたまま、妙なことを問う。
「・・・素直な人かと」
このくらいが無難な答えだろう。
「ふーん。荘司ちゃんにはそう見えるの?本当はね、わたしは悪い女なのよ」
「純朴な青年をかどわかしたりするんですか」
「ふふ・・・。まず、嘘つき。それに、恥知らず。酒乱で、抜け作で・・・」
「何か嫌なことがあったんですか?」
ふいに彼女の言葉は止まる。しばしの沈黙。
「みゆちゃんにね、ちょっと、言われて・・・。
あの子の言うことは正しいのよ。だから、私のことが嫌いなのも判るし・・・」
みゆが、さよりさんのことが嫌い?何故?いや、そもそも彼女がそういうことを言うだろうか。
「みゆは、何て言ったんです?」
「私は、あなたが嫌いなんだと思う、って」
突然、枝葉の擦れるカサリという音がする。
「みゆちゃん?」
そこには、みゆがいる。彼女はじっとこちらを見つめ、そして駆け去っていく。
しばらく立ち尽くしたあと、さよりさんは歩き出す。僕はただ、彼女の後ろに着いていく。
木ノ下氏の部屋の前でさよりさんと別れる。
「おやすみなさい」
僕は明日のことを思い、憂鬱になりながら、眠りに就く。
6:30
脳に薄日が射していく。淀んだグレーの覚醒。強制的な目覚め。
「荘司ちゃん、起きて・・・」
僕は肩を起こす。
「さよりさん・・・?」
「いないの、みゆちゃんが。私が起きたときにはもう見当たらなくて・・・」
みゆがいない?どういうことだ?昨夜、駆け去って、そのまま帰らないのか?
「あの子は気付いたのよ。誰が悪いのか・・・。ずっと隠し通してきたわたしの・・・」
昨夜のあの話のことだろうか。
「あの話ですか?さよりさんのことが嫌いだから、家出?馬鹿な」
「あの子は人を嫌いだなんて言える子じゃないの。そういうことを拒絶してるのよ。
人を嫌いにならないように、人を好きにならないように、ずっと・・・」
「何なんです?さよりさんは、みゆにどんな引け目があるんです?」
さよりさんは僕の問いには答えない。
「とにかく、捜しましょう」
7:00
僕はさよりさんと手分けして、山林の中を捜索する。
歩くという行為は、脳の働きを活性化させるものらしい。
歩きながら僕は、昔のさよりさんを思い出すことが出来た。僕が小学生で、さよりさんは高校生。
あのときのさよりさんは、何かに目を輝かせていたように思う。
ふと、遠くの方から人の話し声が聞こえてくる。僕はそちらに向かう。
8:45
「どういうことなの?」
林の中の一本の小道。そこでは、さよりさんと見慣れない男が向かい合っている。
男の歳のころは僕と同じくらい。その男の傍らにはみゆもいる。
「まぁ、彼女が俺に協力したい、と。そういうわけだ。彼女は利発で、そして特殊な娘だ。
彼女が手伝ってくれれば、何でも出来る、そのはずだ」
僕はそっとさよりさんの側に寄って、言う。
「どういう状況です?」
「判らない。でも、みゆちゃんが・・・」
「私のことは、あなたには関係ありません。私に近付かないで下さい」
みゆは、さよりさんを拒絶するようなことを言う。
この仲違いの原因は何だ?ただの誤解ではないかと思われるが・・・。
「みゆ、教えてくれ。何故そこまでさよりさんを嫌う?」
みゆは僕をじっと見つめ返し、そして口を開く。
「その人が、父を、取ったんです。母から、私から、父を取ったんです!」
さよりさんが息を止めるのに気付く。
僕は唐突に理解する。高校生のときのさよりさんは琴原氏――みゆの父親に恋をしていたのだ。
そして僕は、琴原氏にも、当時三歳ぐらいだったみゆにも、会ったことがある。
「そんな、でも、わたし・・・」
さよりさんは言葉をにごらせる。
「ふむ。そちらもいろいろとあるようだな。俺には関係無いが・・・。とにかく、彼女は連れて行く」
「駄目よ!あなたは何か悪いことを考えてる。それくらい、わたしにだって判る」
さよりさんは男を睨む。男は平然としているが、みゆが動揺し始めている。
「良い悪いは問題じゃない。所詮、各自は勝手なことを言っているだけだ。その集合体。
だがそれは強い力だ。個人では太刀打ちできない。それは、あんたも充分理解したのだろう?」
男はさよりさんを挑発するようなことを言う。
「馬鹿にしないで。わたしが何をしたって言うの?何もしていない。
それがあの人を苦しめたとしても・・・。でも、それで逃げるのは弱い男よ。
馬鹿みたい。でも、そのことに後悔は無いの。人を好きになるのに理由なんて無いから。
とにかく、みゆちゃんを離しなさい、今すぐ。その子に、あの人の子に指一本でも触れたら、承知しないわよ」
「だが、これを決めたのは彼女の意思だ」
「私、もう少し、考えてみたい・・・」
みゆの言葉に、男は振り向く。
「まだ、見えてないことがあるのかも」
みゆはためらいがちな視線をさよりさんに向ける。
「みゆちゃん!」
「くそっ!ほだされやがって!駄目だ。既に決定したことだ。来るんだ」
男は荒々しくみゆに手をかける・・・。
「嫌っ!」
みゆは男を振り払い、そして、さよりさんの元へ駆け寄る。
9:00
頭痛。ズキズキとした内部の痛み。心拍ごとに鈍い響きが脳内で起こる。
目眩がする。フィルムを掛け違えたような、連続性の違和感。
同じ場所、同じ時間のはずなのに。
振り返れば、さよりさんがみゆを抱きしめている。
その経緯は判らないが、二人はとても嬉しそうだ。
しかし、彼女たちは感じないのだろうか。この違和感を。
僕の中にも何かの安堵がある。その理由も判らないが・・・。
しかし、しばらく彼女たちの邪魔はするまい、と思う。
9:15
山荘に戻ろうと歩いている途中、中年男性の姿を発見する。
その彼を見て、僕は突然気付く。
「あなたは、琴原さん?みゆの父親の・・・」
僕の問いかけに彼は頷く。
「ああ、そうだ。君は私と会ったことがあったか?よく回復出来るな・・・」
「それが、記憶が繋がらないんです。あれは何ですか?」
「何でもない。よくあることだろう」
この男は話をはぐらかすつもりなのだろうか。
しかし、この違和感に彼が関係していることは確かだろう。
彼は、これまでいなかった。そのことが何かの意味を持っている。
彼が来た理由があるはずだからだ。
「でも、私はもう帰るよ」
「彼女たちに会わずに、逃げるんですか?」
「そうだ。私には上手くやっていける自身が無い」
「さよりさんは、人を好きになるのに理由は無いと言いました。だから・・・」
「違うんだ。私は気付いたんだ。自分が誰を――」
彼は視線を地面へと向ける。
「・・・あんた、まさか・・・!」
僕はさよりさんの言葉を思い出す。彼女は執拗に、自分の年齢に拘っていた。
それに何らかの根拠があるとするならば、過去の経験に基づいたものだとするならば――。
もっとも若いのは誰だ?
「そう、私には、親の資格は無いんだよ」
彼は僕に背を向け、去っていく。
彼のことは、さよりさんたちには言わない方がいいだろうと考えつつ、僕は山荘へと向かう。
/END
/各々の「歳のころは僕と同じくらい」の男は見た目では同じ男です。
/苗字が違う兄妹ってどうなのよとか思いますが実は義兄らしい。
/※後日談
/澄香を除く4人のヒロインにはエンディング後、後日談があります。
/何で澄香には無いのかというのがまた謎です・・・。
/明美・・・荘司と同じ大学に入学し、お似合いのカップルになる。
/みゆ・・・荘司に引き取られ一緒に暮らすことになる。
/雪乃・・・家に帰った後も明美や荘司と親交がある。澄香や兄とも仲良くやっているらしい。
/さより・・・次の夏にまた山荘を訪れた荘司と再会する。
/※蛇足かも知れんが、考察。
/無限ループになってしまった理由
/・荘司やヒロインたちの迷う心が明日へ進めなくさせているから
/・謎のオブジェのせいで時間が絡まっていたから(澄香編)
/無限ループが解けた理由
/・時間の絡まりが解けたから(澄香編)
/・男や荘司が謎のオブジェを使って世界を作り変えた?(明美・雪乃編)
/・琴原氏が出てきたから(みゆ・さより編)
P17n乙
プリズマ乙
プリズマ乙です
なんか難解だな
>僕はさよりさんの言葉を思い出す。彼女は執拗に、自分の年齢に拘っていた。
>それに何らかの根拠があるとするならば、過去の経験に基づいたものだとするならば――。
>もっとも若いのは誰だ?
ここの意味がよくわからん
プリズマ乙
難解すぎるのと進めづらいのとでクソゲー紹介本に載ってたの思い出した
そういやプリズマって近親相姦を匂わすネタ多かったな、すっかり忘れてた
再プレイしてみたい気はするが、今の俺だと主人公のウザさに耐えられずに
開始5分で投げ出しそうだ…
PC-98の『46億年物語 〜THE 進化論〜』
SFCの『46億年物語 〜はるかなるエデンへ〜』
お願いします。
この2つでストーリーが違うときいたんですが…
第3セクター:カリーナ
新たなセクターにたどり着いた「レッドスプライト号」。アーサーはこのセクターを「カリーナ」と名づけた。
外はどう見ても「ショッピング・モール」です。このセクターに、3号艦「エルブス号」の反応があったが、
こちらの信号に対し、正しい応答をしない。悪魔に襲撃されていたが、艦そのものは無事なようだし、
機器も使えるかもしれない。特に「重力子通信機」。これがあれば、地上との交信も不可能ではない。
「エルブス号」の「重力子通信機」の回収ミッションが始まる。
調査中、マンセマットがいる。ミトラスを倒したことに驚いているようだ。彼は悪魔の地上進出を防ぐために
活動しているようだ。助けが必要なら来て欲しいと言われる。地下にて「エルブス号」を発見した主人公。
しかし、形がおかしい…。このセクターの支配者「オーカス」。どうやら「エルブス号」を「食べた」ようだ。
しかも、艦のプラズマ装甲と融合しているため手を出せない。後から来たヒメネスの仲魔バガブーも
不用意にも近づいて吸い込まれてしまった。とりあえず、撤退することに。
マンセマットに相談する主人公。悪魔と機械の融合体では彼でも手が出せない。
しかし、神から授かった力なら通用するかもしれないということで、
「女神」と「妖獣」の悪魔を連れて来いと言われる。彼の要求する悪魔を渡し、
神の力を結晶化させようとしたところに、ゼレーニンが来た。
悪魔を連れようとしないゼレーニンに彼は霊感のせいかもしれないと言う。
神の力を2体の悪魔で結晶化させた「シボレテ」をもらう。
さらにマンセマットはゼレーニンに配下の天使「パワー」を遣わした。ゼレーニンも天使ならと受け入れた。
ラボのアーヴィンに「シボレテ」を渡し、「オーカスバスター」を作ってもらった。
「地上に出てニンゲンをたらふく食う」というオーカスに「オーカスバスター」を撃ち込んだ。融合が少し弱まったようだ。
そこへマンセマットが現れる。ヒメネスとマンセマットの相性はどうやら最悪のようだ。ヒメネスは、
マンセマットを「ペ天使」呼ばわり。オーカスを倒そうとするヒメネスだが、逃げられてしまった。
「ニンゲンが主の言葉に従えば不可能なことなぞない!」結果に満足したマンセマットは、
オーカスのことを主人公達に託し、どこかに行ってしまった…。
オーカスを探しては、「オーカスバスター」を発射し、逃げられるを何度か繰り返すと、
ついに融合を維持できなくなって解除する。欲深さでニンゲンに負けたことがショックなオーカス。
「必ず復讐する」と言い残し、逃げていった。
「エルブス号」に生き残りはいなかったが、「重力子通信機」はなんとか回収できた。
吸い込まれていたバガブーもなんとか無事だった。ヒメネスも嬉しそうだ。
ついに地上との交信ができるようになったが、通信時間は重力子の問題で10分ほどのようだ。
ついにシュバルツバース合同計画と連絡がとれた。
現在の状況をアーサーが報告、先遣無人機の調査内容が真実だったことにびっくりはするが、
悪魔については特に驚きはしないシュバルツバース合同計画。なぜなら地上では、シュバルツバースから悪魔が出現、
侵攻を開始しているらしい。シュバルツバースも拡大を続けており、南極を覆うまでになっていた。
とりあえず、脱出プランや援軍を要請するが、無理とのこと。
しかし、位置を特定できる重力子ビームを放射してくれることに。現在位置が分かれば,地上への脱出の可能性もあがる。
オーカスからロゼッタ多様体を奪取するミッションの開始前に休む事に。
部屋で休む主人公の前に金髪の少女がいる…。彼女は「ルイ・サイファー」と名乗り、
主人公には「混沌」と「秩序」、どちらに与するかの力があると言い残し、消え去った。
そこへ、「魔王オーカスは引かぬ!襲い、奪い、食い尽くす!」とオーカスが「レッドスプライト号」に攻撃をしかけてくるも、
プラズマ装甲のおかげで撃退できた。ついにロゼッタ多様体の入手のプランが発令される。
オーカスを追いかけ、ついに追い詰める主人公とヒメネス。しかし、オーカスは「隠れ場」という場所に身を隠してしまった。
逃げるときに、オーカスが落としていったフォルマで「スペーススキャナ」が開発できた。
これで主人公達も隠れ場に移動できる。
隠れ場を経由して、オーカスを追い詰めた主人公。「オーカスバスター」は効かなかったが、実力で倒せた。
「いつの日か…」そう言い残し、オーカスは消滅した。ロゼッタ多様体も手に入った。
スキップドライブを行い、新たなセクターに行く事になる。
しかし、いつかは量子トンネルの末端「バニシング・ポイント」が見つかる。
そうすれば、地上への脱出に繋がるとアーサー。そして、新セクターへのスキップドライブが始まった…。
今回はここまで。
>>119 フラッシュモーターから数年後の話ってところ。
フロンティアのバージョンがver1.0→ver1.2になってるし、
前作キャラも、表立っては出ないけど噂なんかがちらほら聞けたりする。
>>151 乙です
少し遅くなりましたが詳細版一回目投下ー。
詳細版解説
主要登場人物
ハル
孤児院に暮らす16歳の心優しき少年。趣味はフロンティアでの散策。
中性的な外見と、家事を仕切り同じ孤児らの面倒を見る姿から、親しみを持ってハルママと呼ばれる。
フロンティアに散らばるサクラポイントを得ることにより、サクラに変身する。
ログ
ハルにサクラを与えた、ウサギ型の謎のアイコン。
サクラとしてフロンティア上の事件を解決する見返りに、ハルの望む報酬を提供する。
クロード
FSS-USA帰りの現FSS-JAエージェント。通常のFSSはペアで仕事を行うが、事情により単独で仕事を行っている。
その手腕はペアのFSS以上とも言われ、周囲からも一目置かれている。
いのせんと☆まぶ
フロンティア内メディアF-WEB-JAの名物キャスター。常にカメラツールを持ち歩く。
アポ無し突撃取材を得意とし、たまに危ない言葉を発して放映禁止処置を食らう。
サクラに奇妙なときめき(変な意味ではない)を感じ、その影を追うことになる。妖精型のアイコン。中身は女性。
砦忍者・山影
外見、言動、全てが怪しいことこの上ない味方。ニンジャバッコなるオリジナルのツールをくれる。
女の子に踏まれたい、など何かに目覚めている。贖罪の旅をしているらしい。忍者型のアイコン。
ユーリ
孤児院に暮らす20代前半の少女。料理の腕は壊滅的だが、本人に自覚はあまり無い(自称・得意料理は中華)。
普段は教会で神父の手伝いをしており、エピローグでは……
ケンタ、サユリ、ゴロウ
孤児院で暮らす子ども達。
アレックス神父
町の片隅にある教会の養護施設で、ハル、ユーリ他複数の孤児を引き取って養育している。マダムキラー。50歳前後。
主要用語
フロンティア …ヘッドマウントディスプレイ(コネクター)を使用した、新世代のネットシステム。
人体の感覚を再現できる高度な電子空間。いわゆる『電脳世界』。
ただし神経接続レベルに伴った命の危険も伴い、連続接続時間は制限される。
(ドメインは都市・地区、フィールドは町・番地、エリアは建物・施設などにあたるが、必ずしもそうではない)
構造体 …フロンティアのフィールドを構成する電子の箱の総称。様々な種類と機能を有する。
アイコン …フロンティア上の「PC(プレイヤーキャラクター)」。またはプレイヤーの分身。
一般向け安価なアイコンとして「DaReKa」なる種類が普及している。
外見などある程度の改造が出来るが、プレイヤーに近い形(体形)にすると扱いやすいらしい。
変種の例として今作での例としてウサギ型、妖精型が登場。前作には猫型、マスコット型(メッケモ)など。
FSS …フロンティア・セキュリティ・サービスの略。
フロンティアを運営するФNET直属のセキュリティ会社。因みにUSAは米国、JAは日本を表す。
FNP …フロンティア・ネットワーク・ポリスの略。国連認可のフロンティア警察。技術力はFSSに劣る。
オートマトン …フロンティア内の警備用無人アイコンのこと。多種存在する。
大抵は安全装置がかけられ、有人アイコンへの攻撃の際もさほど威力が出ないようになっている。
ツール …アイコンが持つ文字通り『道具』プログラム。種類は複数存在。カメラから攻撃用ツールまで。
サクラ …見るものの心を奪う、美しき桜色のアイコン。
FSSやFNSらのアイコンにもない規格外の性能(数倍の処理速度、攻撃能力など)を有す。
が、その反面サクラポイント無しには起動すらできない欠点を持つ。
サクラの起動及び使用には幾つかの条件を要するというが…
サクラポイント…略してSP。サクラのエネルギー源。各地に点在し、これ無くしてサクラには変身できない。
基本的に、サクラを保有する者にしか存在が感知できない。
因みに敵を倒すなどして溜めることも可能。
ナビ …フロンティア上のお助け機能。要はヘルプ。持主のアイコンを二頭身にした姿が一般的。
場合により複数体所持可能。
――
世界は
混沌と熱狂に幾度も打ちすえられ
科学とメディアにかりそめの癒しを施されながら
今なお、存続している
――
Act.1 ファースト・ドライブ
近くの商店街のくじ引きで一日無料券を手に入れたことから、
ハルと孤児院の子ども達はフロンティア上の遊園地「デゼナ・F・K」に遊びに来ていた。
デゼナ・F・Kは現実では味わえないスリルを、絶対的な安全でお届けすると謳っており、現在人気急上昇中のスポットだ。
はしゃぐ子ども達をなだめながら目的地に辿り着いてみたものの、何処か様子がおかしい。
次の瞬間、ハルは謎の男の攻撃を受け、1人別の場所へと飛んでしまう。
不運なことにも実はこの日、金銭目的の誘拐グループが遊園地に潜入していたのだった。
遊園地の下層で目を覚ましたハル。
突然の事態に不安を覚えたものの、はぐれた幼い子ども達の恐怖を思い、ハルはすぐに行動を開始する。
誘拐グループらの改造により、遊園地は危険な場所となっていた。
触れるだけでアイコンを破壊する構造体の床、致死威力の攻撃ツールを持つ犯人側の警備システム。
途中、ウサギ型のアイコンによりインストールされた攻撃ツール待ち、どうにか犯人のもとへ辿りつく。
戸惑いながらもハルは、自分と引き換えに身体の弱いサユリを解放して欲しい旨を伝える。
しかし偽装を施し(※ログが行ったもの)、警備システムを破壊してきたハルを犯人が信用するはずが無かった。
四方から全身に攻撃を加えられ、あわやハルは命の危機に瀕する。
意識が遠のく中、どこからともなく声が聞こえ、謎のプログラムの起動と共にハルは桜色のアイコンに変身してしまう。
襲おうとしたままの姿で、時が止まったかのように動かない犯人。
声の主であるウサギに従い、ハル(サクラ)手にした光の刀で犯人を切り伏せる。
元の姿に戻ったハルは、ウサギに今起こった出来事について尋ねる。
ウサギは、プログラムの名前「サクラ」と己の名「ログ」を告げると、己とサクラに関し他者に話せば生活は保障しないと脅して消える。
最後に、これからよろしくね の謎の言葉を残して。
その後、遊園地を包囲していたFNPの検証の最中、不可思議なエラーが発見される。
犯人グループが確保されたエリアにおいて、わずか00:00:01:00の間ではあるが、全てのデータが消失していた。
検証に立ち会ったFSSのクロードは、その僅かに修復されたデータに目を通し、違和感を覚える。
しかし当事者でもある犯人らの記憶も昏倒した近辺は曖昧になっており、事件は謎を含んだまま終結を迎える。
どうにか無事に子ども達と帰宅したハル。
ユーリが料理を作ると決めた直後の帰宅に、内心本気で神に祈り捧げていたアレックス神父は、二重の意味で胸を撫で下ろした。
遊園地について直ぐに囚われ、遊び足りない子ども達は、神父に遊んでと強請り、神父は優しくそれに応える。
ユーリにアレックル神父の補助を任せ、まずは全員分のご飯を作ることからハルの日常は再開された。
Act.1 余談
・神父はハルらが遊園地にでかける直前にも、ユーリに食事作らせたくないから早く帰ってね!発言をしている。ハルも了承。
Act.2 パイレーツ・オブ・フロンティアン
テロ事件から数日、ネットバンクのメンテナンス警護に当たっていたFSSのクロード。
作業が順調に進む中、彼の脳裏には先日の事件が過ぎっていた。
誘拐犯等はマニュアルを見て実行したと供述するが、入手したというドメインにマニュアルが存在した痕跡はなかった。
空白の時間についても、理論は存在するがその実行はФNET本部ですら不可能だと言われている。
そして復元されたデータに映る少女のアイコンに、奇妙な既視感を覚える自分。
解決したとはいえ不可解さだけが残った事件に、クロードは今ひとつ納得ができずにいたのだ。
しかし突如として銀行のドメインが破壊され、フロンティア海賊「バスター・ハニー(以下、ハニー)」の一味に襲撃されてしまう。
一方、すっかり日常へと戻ったハルは、家事を終えた後、フロンティアにログインする。
幼い頃からフロンティアに親しんだハルにとって、この時間は大切な日課になっているのだ。
ところが、ログインして目の前に広がったのは目的地ではなく、見たことも無いフィールドだった。
ログアウトも不可能な状況に困惑するハル。そこに、誘拐事件の際に現れたログからの連絡が入る。
ログは、現在このフィールドが特殊な状況にあり、この件には人命がかかっている旨を告げた。
残された道はただ一つ。ハルはログの言う通りにフィールドを進み始める。
やがて人の声のするフィールドに到着すると、そこには丸い体形の女海賊(ハニー)と、膝をつくFSSの姿が。
長年に渡り犯行を重ねたハニーの実力は手下の比でなく、クロードはアイコンを酷く痛めた上に視力を奪われていた。
あまりの光景にハルはハニーを止めようとするが、突如ログがハルの声を真似てハニーを挑発。
逆上し襲い掛かってきたメタボ(※アイコンの体形を現実の体形に合わせると扱いやす(ry)を、ハルはサクラで返り討つ。
しかししぶとく踏みとどまったハニーは、この場の引き上げを宣言し自分のフィールドへと逃亡を図る。
ここで逃がしては、いずれまた被害者が出ることは確実。
クロードの無事を確認し、ハルとログは海賊のフィールドへと突入する。
ついに最深部に到達したハル。戦いに敗れ、全てを失ったというハニーは、フィールドに仕込んだ爆弾で共倒れを図る。
ハルはサクラに変身して起爆スイッチを握る手を止め、どうにかハニーに自爆を思い留まらせる。
そこに復活したクロードが到着し、万事解決……の筈だったが、ハニーがうっかりスイッチを押してしまう。
逃げるにも解除するにも時間が足りない。そう判断したログはハル(サクラ)に叫ぶ。
起爆信号を絶て。サクラにならできる、と。
ハル(サクラ)は再び刀を掲げ、教えられたイメージと共に起爆信号を一刀両断する。
その瞬間、フィールドから桜色の光が放たれ、フィールド外部も含め辺りに桜の花びらが舞い散る。
事態に慌てながらも、その美しさに見とれるFNPと一般アイコン。
彼等の中にまぎれ、いつもの突撃取材に訪れていたいのせんと☆まぶは、光源に立つ桜色のアイコンを目撃する。
事件後。ハルとログは、やや一方的ではあるが正式に契約を交わす。
内容は、ハルがサクラとしてフロンティア上の事件を解決すること。見返りは養護施設用に新しい家電製品の提供。
翌朝、届けられた家電製品を眺めながら、ハルは漸く、全てが夢で無いことを実感するのだった。
Act.2 余談
・銀行員の雑談の中に、昨年の「女の子と猫のペア」が出てくる。恐らく前作のカレンとラグ。面白くて有能だったと評される。
・ハルがログインする予定だったフィールドはグラン・アオヤマ。メッケモを使った、デパートのキャンペーン実施中。
Act.3 トリデ・カイザー
掃除をしながら、ハルは暗い顔をしていた。
並々ならぬ様子に心配するユーリや子ども達。真実を言えるはずも無いハルは適当な嘘を吐く。
午後五時。溜息と共にログインすると、ログが出迎える。早速現場へ向かおうとするログだが、ハルは乗り気ではない。
今回の相手も常習犯であり、その多数の被害者のいずれもが重症を負わされていたためだ。
自分がそんな相手に敵うわけが無いと弱音を吐くハルを半ば無視し、ログは問題のフィールドへと転移する。
転移先には今回の被害者であろう数名のアイコンと、犯人と思しき、古代エジプトのファラオを模した?アイコンがいた。
「砦カイザー・津田(以下、津田)」は、自作の「砦」を時間内に突破できた者に高額な賞金を出すと言う。
そして被害者の諾否を問わず、全員の装備ツールを強制的に変更、各々のスタート地点へと転移させてしまう。
それまでと異なる厳しい条件の中、ハルとログはサクラを使い突破していく。
途中、ゲームに負けた被害者の悲痛な笑い声(神経接続レベルMAXでくすぐり続けられている。フロンティア接続限界時間まで続く)が届き、
二人は改めて津田を止めることを決意する。
幾つかのフィールドを抜けハルは、オートマトンに囲まれたフィールドに出てしまう。
各被害者の様子を見ていた津田は、ハルの異常なクリアタイムから、不正を疑っていた。
津田はハルに、不正でない証明としてゲームオーバーになれと言う。
ゲームオーバーになってしまえばハルが罰ゲームの餌食になり、他の被害者達も救えない。
ハルはサクラに変身し、オートマトンを一掃する。
寸秒の間に全てを片付けたハルに恐れ戦く津田。ハルは津田を説得にかかるが、助けた被害者により横槍が入る。
それをきっかけとして逃亡を図る津田。巻き込まれる形で、全員が別のフィールドへと飛ばされる。
気付くと、全く整合性の無い混沌としたフィールドにいた。辺りにログの姿はなく、途方にくれるハル。
と、そこに彼は「砦忍者・山影(以下、山影)」と名乗る珍妙な忍者?アイコンが現れる。
彼は先ほどの一部始終を見ていたらしく、ハルの優しさと容姿に感動した旨と、この場からの脱出に協力する旨を申し出た。
濃密すぎるキャラクタと、少女と間違えられたことにやや引くハルだが、協力してくれるにこしたことはない。
特殊ツールを受け取ると、山影と共にフィールドを進み始める。
津田はピラミッドのようなフィールドの頂上にいた。ハルらの呼びかけに振り返ると、山影を見て酷く動揺する。
津田は幼い頃、とある人物の作った砦で遊び楽しんだ記憶から、彼に憧れて砦を作るようになったのだ。
山影は、それは別人のことだろうと言いながらも、津田の砦の過ちを指摘し、諭す。
時を同じくして、残りの被害者達が辿りつき始める。
無理矢理呼び込んだ筈の彼等が砦の解き方を楽しそうに議論する姿を見て、津田は自分の過ちを悟り出頭していった。
Act.3 余談
・山影はかつてゆがんだ魂を青き天使に救われた経験があるらしい。
・津田の憧れの人は、かつて逮捕されてフロンティアを去った、らしい。
・メッケモの作者の名前はメケモト。メケモトは現在山影と仕事をしている。
今回は以上で。
あと書き忘れの前提。
・書いていない専門用語のうち、置き換えられる用語であればそちらで表記する。
(Ex.イントロン、アウトロン→ログイン、ログアウト)
・表記の関係上、後々面倒になるのでハルが変身中は「ハル(サクラ)」などと表記する。
・出来る限り文章を短くするために、多少情報が前後している箇所が有る。
・ギャグ部分は実際に遊ばないと分かりにくいと感じたのでかなり削った。
以上、把握した上でお願いします。
159 :
ゲーム好き名無しさん:2009/11/21(土) 21:11:39 ID:b7/ud7eiO
乙です
パワプロクンポケット10投下
オープニング
主人公は小中学と野球に打ち込んできたが、名門高校からは野球の誘いが一切掛からず野球の道を諦めかけていた。
しかし野球を諦めたくなかった主人公は全寮制の強豪高、親切高校へ進学する。
しかしこの学校は周囲を壁で覆い社会とは断絶した独自の規則で生活する閉鎖的な高校だった。
この先、3年間どうなるんだろう?
主なキャラクター
主人公…頭の悪さは天下一品のバカ。野球一筋
荷田…シリーズ恒例メガネキャラ。主人公と寮で3年間同室の同級生。
北乃先輩…1学年上で寮の同室の先輩。意地悪
疋田…1学年下の実力はあるが生意気な後輩。喧嘩が強く中学時代は暴力問題を起こした問題児
真薄…2学年下の後輩。引きこもりがちな性格でよくも悪くもかわいがられ体質。過去作に登場
監督…スパルタ式練習を行なう鬼監督
天道…主人公と同学年で158km/hの速球を投げる星英高校の天才高校球児
岡田…かつて天道に敗れた経験のある他県の高校球児。練習熱心だが野球は嫌い
彼女…メインストーリーには絡まないので省略。学校の秘密を知るには攻略する必要あり
メインストーリー
学校の異常な規則や練習や先輩達の上下関係の厳しさに驚きつつも練習に励み、入学から2ヶ月が過ぎた頃強豪、星英高校と練習試合を行なう。
しかし、主人公と同学年の天才球児天道の速球に手も足も出ず惨敗してしまう。(主人公は見学のみ)
翌週、河原で偶然出会うが主人公を気にも掛けない天道に対して密かにライバルとして闘志を燃やす。
かくして打倒ライバルと夏の甲子園に向けて練習するが、ベンチ入りは果たせず、
チームも途中まで順調に勝ち進んだが、星英高校の天道を打ち崩せず予選であえなく散る。
3年が引退した為新キャプテンの下、秋のリベンジを誓い練習するが再戦どころか初戦で負けてしまう。
ライバルの天道を負かすべく厳しい練習に打ち込んでいた主人公は正月休みにまたも天道と遭遇する。
(心の)ライバルの前で燃える主人公は勝負を挑むが、この手の絡みに慣れた天道は球を一球捕らせることで実力差を痛感させ退かせる。
その後、北乃の嫌がらせに耐えつつ仲間との仲を深め再リベンジに向け猛練習する主人公。
2年生を迎え、ようやく北乃先輩と別の部屋になり、新たな春を迎える。
続く
2年生を迎え、新たな気持ちで迎える主人公。
しかし寮の同室で問題児の新入生疋田と生活する事になり、同室の荷田と共に頭を悩ませる羽目になる。
苦労が耐えない日々を過ごしつつもメキメキと実力を伸ばし夏の予選のベンチメンバーに選ばれる。
…だが、その夜北乃先輩の陰謀により全治3週の怪我を負いメンバー入りを取り消されてしまう。
予選も天道擁する星英と再戦する前に負けて踏んだり蹴ったりの主人公。だが努力が認められ新キャプテンに選ばれる。
キャプテンとして秋に向け練習に励んでいると天道と3度目の遭遇を果たす。
3度目にして一球勝負を遂に果たすが空振りに終わる主人公。しかし遂に天道も彼の存在を意識し名前を覚える事になる。
* 更に1ヶ月後、今度は野球嫌いだが天道を倒したいという岡田と知り合う。お互いに打倒天道を誓いあい秋の予選を迎える。
順調に勝ち進み決勝に進んだ親切高校は天道の星英高校と春の選抜に向けしのぎを削る。
一進一退の攻防の末に天道を打ち負かした主人公達は春の甲子園の出場を決める。
けれども翌日の新聞は天道の怪我を報じる記事が躍り親切高校の面々は悔しさを募らせる。
なお負けた場合は春の甲子園には出場できません。
そして春の甲子園も終え、3年生になった主人公は新入生で同室になった真薄を社交的な性格に変えるべく奮闘しながら
夏の甲子園予選への準備を着々と進め最後の夏を迎える。
予選の最後はやはり天道擁する星英高校が待ち受けていた。
天道は主人公へ敗れた後、リベンジすべく故障を克服して猛練習を積み別人のようになっていた
(秋に負けていた場合は身体がボロボロになっている)
ライバル天道との最後の決戦に勝利して甲子園へと進む主人公。
変な名前の高校を次々と下し、決勝へ進んだ親切高校。
そこで待ち受けていたのはかつて打倒天道を誓いあい今大会最強打者に登り詰めた岡田であった
手強い試合を制し彼を打ち負かすことで野球の楽しさを教えた主人公は甲子園優勝を果たす
〜月日は流れてドラフト会議の日〜
そこにはドラフトに選ばれる主人公と同じく指名されテレビインタビューで打倒主人公を誓う天道の姿がそこにあった
おしまい
ちなみにドラフト会議前に監督が有名になったが故に世間でスパルタ教育が問題視され学校から解任される、
という事を主人公だけに告げるシーンが入ります
*の部分はランダムイベントです
日本語がところどころ変でごめん…
マンカイデンシ乙です。
カレンもすごかったけど、とてもパズルゲームのシナリオとは思えんw
パワプロクン乙です
なんか普通だ・・・
>>163 10は売る為に表面上は普通にしたらしい
でも彼女作ると大変なことになる…
ひどいのだと
彼女A…学校の黒幕組織の実験で超人化する。彼女が組織とバトルする。
彼女B…黒幕組織の幹部候補に選ばれる。主人公は脅しの材料にされる
彼女C…自殺する
こんな感じ
6人彼女候補がいるが、普通の話は1人だけ
>>164 何だいつも通りのパワポケか
ナナシノゲエムの続編のナナシノゲエム目をお願いします
166 :
ゲーム好き名無しさん:2009/11/24(火) 04:53:46 ID:EJI3JrWnO
東方見文録お願いします。
167 :
163:2009/11/24(火) 09:22:30 ID:ITM7Aio+P
>>164 なるほど、彼女作るとひどいんだなwどうも
168 :
ゲーム好き名無しさん:2009/11/24(火) 19:46:44 ID:n5vglxhkO
>>166 東方見聞録って名前のゲームはいくつかあった気がする
170 :
ゲーム好き名無しさん:2009/11/25(水) 12:13:22 ID:kT4URL/s0
新約ラストバイブルVのストーリの要点だけを書いてくれないかな
どなたか夜想曲お願いします。
まとめサイトには一話と完結編しか載って無いんです。
これだけ>>1を読まないリクエストが続くってのも感動的だな
テイルズオブヴェスペリア既出部分の続きを予約します
Wizardry〜生命の楔〜(ニンテンドーDS、amazon専売)のストーリーをお願いします。
Act.4 バースト・リミット
ハルとログは、とある企業の研究施設に侵入していた。
その企業で製作されている強化オートマトンの暴走の原因を突き止め、止めるためである。
ハル達が制御装置を探して見つけたのはオートマトンだらけの部屋だった。
そして部屋の片隅には一人の有人アイコンが。彼は同社の強化オートマトンを作った研究者だった。
会社側の都合で心血を注いだオートマトンのデータを他社に売られ、それを恨みに事件を起こしたのだ。
制御装置はその部屋の強化オートマトン全て。ハルはサクラに変身する。
制御装置全てを破壊したことで、FSSらと一進一退を続けていた外のオートマトンも機能を停止した。
会社への抵抗手段を失った研究者は嘆くが、ハルとログは言う。
「誰かを守る物をもって誰かを傷付けるなら、僕らは何度でも破壊します。でも――」
「これだけのシステムを作ったあなたなら、もっと凄いシステムも作り出せるはずです」
崩れ落ち涙を零す研究者。ハルはそっと彼を立ち上がらせると、外へ促した。
ログアウトしたハルは、携帯端末に投影されたログに今回の報酬を伝えていた。
来年小学校に上がるケンタに専用のコネクターを。それだけを伝えるとあっという間に眠りに落ちたハル。
ログはそんなハルを優しく見守る。
ある夜。ハルは過去の夢を見る。それはハルにとって最も思い出したくない、辛い記憶だった。
孤児院に来る以前、ハルは著名な両親と暮らす裕福な家庭の子であった。
しかし著名ゆえにすれ違いを繰り返した両親は離婚。
精神を病んだ母はハルに虐待を加えるようになり、ついにハルを連れてフロンティアで心中を図る。
優しかった頃の母を覚えているがゆえに逃げられないハル。
それでも死が迫ったとき、ハルは恐怖から母を蹴り飛ばし逃げ出す。
だが母の腕が体から離れた瞬間ハルは我に返る。慌て、消えていく母へ腕を伸ばす。しかし――
一気に夢から覚め、ハルは泣き崩れる。
夜中ではあったが、気付いた神父とユーリがハルの部屋に来る。幸い子ども達は眠っているようだ。
二人の気遣いにハルは大丈夫だと返す。
――孤児院で過ごすうちに、ハルは徐々に悪夢から解放されつつあった。
一方、フロンティア。
「フロンティアのヒーロー」の話は徐々に広まり始めていた。
様々な事件の現場に現れては目にも留まらぬ早業で悪を退治する、青と桜の二つの姿を持つ少女。
現れたとき桜の花弁のエフェクトを舞い散らすことから、それは「サクラ」と呼ばれているという。
彼女に救われた人々の取材を行っていたいのせんと☆まぶだが、何故か懐かしさに似た不可解な感覚を覚えていた。
しかし悩んでいてもキリがない。まぶは「デゼナ・F・K 新アトラクション封切り」の取材へと向かう。
安心・安全のクリーンなイメージを持ちながら、何故か黒い噂の絶えないデゼナの裏を探るために。
その日の午後。
子ども達と百貨店に買い物に来ていたハルは、ログの呼び出しに従って、急遽近くのネットカフェからログインする。
急な呼び出しを謝罪するログを、ハルは事件は思った時に起こるものではないと慰める。
子ども達はバスを利用して教会へと向かっている。GPSの情報を確認し、ハルは安心して事件に向かう。
新アトラクションの封切りが行われる筈のデゼナ・F・Kでは再び事件が発生していた。
フィールドの制御を奪い、従業員を人質とした武装集団らは言う。
自分達の家族はデゼナの遊具事故に遭い重い障害を負ったが、
安全を謳うデゼナは事故を隠蔽し、取引や圧力で被害者らを黙らせようとしたのだ、と。
犯人側の要求はデゼナ側の、マスコミ各社へ向けた事件の公表と、全被害者への正当な賠償金の支払い。
要求が呑まれない場合は、従業員に安全装置を外したボムの威力を味あわせる――
いのせんと☆まぶもまた人質とされ、外部への放送に協力させられていた。
途中、逃亡してきたまぶを救助しながら順調にフィールドを進んだハルは、全ての犯人を撃破する。
犯罪は犯罪とはいえ、裏にある理由にハルはやりきれない心地になる。
しかし今回使われたボムは、安全装置付きとはいえ「アトラクションで使用される予定のもの」だった。
いずれ捜査のメスが入るだろう――そう言いかけて、突如ログの表情が変わる。機密通信が入ったからだ。
内容は、今回の事件はデカルツォという人物の焚き付けで発生したということ。
もう一つは、最後の人質は排除できない数のボムと共にいるということだった。
問題のエリアを発見し、設定を変えようとするハルを、それまで成り行きを見守っていたまぶが止める。
彼女はこのボムの仕掛けを知ったがために、消されそうになって逃げ出したのだ。
その仕掛けとは、犯人ら以外が設定を弄るとボムが破裂すること。
また主犯のログアウト後、ボムは自動でカウントダウンを始め、解除は犯人の持つコードキーでしか行えないということだった。
有無を言わさず全員を倒してしまったことを後悔するハル。同時にログは、何処かで見た状況に嫌なものを感じる。
それでもサクラの能力なら。そう判断したハルはサクラに変身する。
隠された意図を悟ったログの声が間に合うことは無く、刀を振りぬいたハル(サクラ)はそのまま意識を失った。
孤児院近くの脳病院。
カフェから運び込まれたハルは、まるで意識を取り戻さない。
連絡を受け駆けつけた神父達。心配する子ども達を宥めながら、意識の無いハルを見守っていた。
別の場所。
デカルツォの魂胆をギリギリまで見抜けなかった自分を後悔する「誰か」の心情。
ハルが運ばれたのはデカルツォの息のかかった病院。
ハルを助けたいという思いと裏腹に、己を取り巻く状況は非常に悪い。どうすれば……。「誰か」は悩み続ける。
Act.4 余談
・買い物の最中、子ども達が「もし自分のアイコンを持てたら」という想像をする場面がある。
ケンタは、アイコンを「異界戦隊ゴレイカー」風にしたいらしい。「『俺の左腕が暴れる!』みたいな!」
Act.5 エンド・オブ・アットホーム
意識を失って三日後の明け方。ハルは白い部屋のでインターホンのベルに叩き起こされる。
意識が途切れる前のことを思い出したハルは病院に居ることを悟るが、同時に周囲の様子がおかしいことにも気付く。
途端、廊下のスピーカーからログの声が響き、ハルにその部屋から脱出しろと言う。
何事か分からぬまま廊下に出たハルだが、途端に出くわした黒服サングラスの男がハルにスタンガンを向ける。
驚くハルの目の前で突然防火扉が閉まり、ログは改めてハルに脱出を急かす。……どうやらハルは先程の黒服に狙われているらしい。
セキュリティの一部を掌握しているらしいログは、ハルにコネクターと携帯端末を渡し完全な掌握を行わせ脱出を試みる。
一方、病院内、セキュリティルーム。
黒服達はハルに制御を奪われまいとするが、二人のコンビネーションには歯が立たない。
病院の外部は怪しげなタレコミを得たマスコミが取り囲んでおり、下手な行動は取れない。
黒服は教会の人間を人質にするため、準備していた人員を向かわせる。
まるで軍事施設のようなセキュリティを掻い潜り、ハルとログはお互いの絆を再確認する。
外部では相変わらずマスコミが情報を入手せんと張っており、病院の不審な状況に疑念を抱き始めていた。
…教会へ向かった黒服らは、泥棒と間違えられて近所の商店街らの人々に追い払われた。
全ての状況は、全てハルらに有利なように働いていた。
そして一階のセキュリティをも掌握したハルら。
途中ログが不可思議な発言をするが、緊急の状況であまり構う余裕は無かった。
デカルツォの指示により病院の放棄を決めた黒服らは、病院の一部を爆破してマスコミらを追い払おうとする。
ハルが入院しているはずの病院の爆発に、商店街に避難していた子ども達は不安を露にする。
泥棒が襲ってきたときから神父もユーリも姿が見えない。商店街の人々が二人を探してくれてはいるが、見つかる気配は無かった。
そしてついにデカルツォは、ハルからサクラを奪取するため動き出す。あまり使いたくなかった手段をもって。
アウトロンしたらそのまま外へ突っ切れというログに従い、駆け抜けるハル。
しかし向かっていた入り口から黒服が現れ、ハルは青褪める。と、その黒服の背後に現れた青年が黒服を気絶させる。
どうやら敵ではないようだが誰とも知らぬ相手に戸惑うハル。
青年は、君がサクラか?と問い、ここは自分がなんとかするから逃げろという。
何処か覚えのある雰囲気にハルは青年の正体を悟るが時間が無い。ハルはログに言われるまま裏口へと走りだす。
もう僅かで裏口に辿りつく。安堵しかけたハルの前に、裏口を抜けてアレックス神父が現れる。
心配して来てくれたのだろうかとも思ったが、今この場に留まる事は危険でしかない。
とにかくここから逃げましょうと言うハルに、しかし神父はハルに伝えることがあるという。
困惑するハルに、非常に落ち着いた声で神父は告げた。「ハル、君の母親を殺したのは、君だ」と。
呆然とするハルの心に、教会に来て忘れかけていた感情が溢れ出した。
ただ一人の息子を求めた母親を、恐怖から逃げて支えなかった自分。
そしてそのまま二度とフロンティアから戻らずに亡くなった母親。
自らの罪を思い出して傷付き、助けを求めるハルに、神父は尚も言葉を重ねる。
「君の母親を殺したのは、君だ」
優しく受け入れて、癒してくれた筈の神父からの冷酷な言葉に、ハルの精神は崩壊寸前の状態にに陥る。
そしてその瞬間、何故かハルの持つサクラが機能を停止してしまう。
残っていたらしい黒服が現れ、神父にサクラを奪取したことを告げる。
その言葉を聞いた神父は懐から拳銃を取り出し、ハルへと向ける。
過去の神父を知るがゆえに、目の前の現実を受け入れられず、逃げることも出来ずに立ち竦むハル。
神父が引鉄に指をかけた瞬間、その前に10歳くらいの少女が現れる。
神父をデカルツォと呼んだ少女――フランカは、サクラを壊されたくなければハルを見逃して、と神父を脅す。
そして同時に先ほどの青年が現れ、神父の銃を叩き落す。とっさに引き下がり逃れる神父。
フランカは、未だぼんやりとするハルに子ども達のことを思い出させて思考を取り戻させる。
「さよなら、ハル。ナビたちと仲良くね」フランカがそう言うと、神父はフランカを連れて閃光手榴弾を放った。
フランカはもしかしてログなのだろうか。光に呑まれながらログの名を叫ぶハル。その声に答える者は無かった。
Act.5 余談
・ログのセクハラ発覚。ハル(サクラ)の元々短い裾の丈がだんだんと……。理由は「恥らうハル萌え」/(^o^)\
今回はここまで。
次回はシナリオのみのActにつき一話分のみですが長文になりそうです。
軽く書き出した時点でギリ六分割とか何このパズルアプリorz
>>162 カレンのシナリオは濃かった。色んな意味で……
乙です。カレンおもしろかったんで、サクラもはやく移植して欲しい。
当方au。
181 :
東方萃夢想:2009/11/26(木) 10:10:22 ID:LDIsEin20
予約していた萃夢想を投下
182 :
東方萃夢想:2009/11/26(木) 10:13:18 ID:LDIsEin20
開始時の話はまとめの118を参照
簡単なキャラ紹介
博麗 霊夢 主人公キャラで、服が紅白の巫女さん。人間
霧雨 魔理沙 服が白黒の魔法使い。嘘つき。人間
十六夜 咲夜 紅魔館に住む、レミリアのメイド。時間を操る。人間
魂魄 妖夢 白玉楼の庭師 兼 幽々子の剣術指南役。二刀流。人間と幽霊のハーフ
アリス・マーガトロイド 人形を使う魔法使い。種族が魔法使い
パチュリー・ノーレッジ レミリアの友人。火水木金土日月の魔法使い。種族が魔法使い
レミリア・スカーレット 咲夜の主。紅魔館に住み、過去に紅魔郷の異変を起こした。吸血鬼
西行寺 幽々子 白玉楼に住み、過去に妖々夢の異変を起こした。話がとても抽象的。幽霊
八雲 紫 あらゆる境界を操る。すごく胡散臭い。幽々子の友人。妖怪
183 :
東方萃夢想:2009/11/26(木) 10:18:11 ID:LDIsEin20
いきなりミスったー
簡単なキャラ紹介
博麗 霊夢 主人公キャラで、服が紅白の巫女さん。人間
霧雨 魔理沙 服が白黒の魔法使い。嘘つき。人間
十六夜 咲夜 紅魔館に住む、レミリアのメイド。時間を操る。人間
魂魄 妖夢 白玉楼の庭師 兼 幽々子の剣術指南役。二刀流。人間と幽霊のハーフ
アリス・マーガトロイド 人形を使う魔法使い。種族が魔法使い
パチュリー・ノーレッジ レミリアの友人。火水木金土日月の魔法使い。種族が魔法使い
レミリア・スカーレット 咲夜の主。紅魔館に住み、過去に紅魔郷の異変を起こした。吸血鬼
西行寺 幽々子 白玉楼に住み、過去に妖々夢の異変を起こした。話がとても抽象的。幽霊
八雲 紫 あらゆる境界を操る。すごく胡散臭い。幽々子の友人。妖怪
184 :
東方萃夢想:2009/11/26(木) 10:25:09 ID:LDIsEin20
博麗 霊夢
Stage 1 瘴雨の森 霧雨 魔理沙 1st Day 14:00 魔法の森
森に住む魔理沙の家へ。話を(無理やり)聞くが、成果無し。
Stage 2 魔法使いの血 アリス・M 1st Day 21:00 魔法の森
帰りがけにアリスに会う。宴会が好きそうでは無いのにここ最近は来る彼女を尋問するが、成果無し。ついでに帰り道を聞く。
Stage 3 昼間の幽霊 魂魄 妖夢 2nd Day 13:00 博麗神社
いつの間にか覆われてた妖霧に気がつく。ついでに現れた妖夢を「妖霧」つながりでしばく。彼女も異変に関係無し。
Stage 4 無限刻 十六夜 咲夜 2nd Day 21:00 紅魔館
過去に赤い霧を出した奴の館へ。メイドの咲夜に止められるが、紅魔郷の時と同様、実力で先に進む。
Stage 5 紅霧再び…… レミリア・S 2nd Day 25:00 紅魔館ロビー
過去の異変の主レミリアと戦闘。この異変には関係無し。今だ何も分かっていない事をレミリアに呆れられる。
Stage 6 一日結界 八雲 紫 Feast Day 17:00 博麗神社
宴会で異変が起きてから解決しようとしたところ、紫が神社の空を、昼夜半々にする。無論撃破。
すると犯人を見えるようにしてくれるらしい。
Stage 7 萃まる夢、想い 伊吹 萃香 Feast Day 19:00 幻想郷
そうして現れたのは、伊吹萃香という角の生えた少女。実は妖霧の正体は彼女自身で、
自身の密と疎を操る程度の能力で妖霧になったり人を萃めて(集めて)宴会させていたらしい。
私は絶対に負けないという萃香に向かって、巫女の仕事は妖怪退治であり倒す事が出来て当然、という霊夢。
その言葉を聞き、私を妖怪だと思っている時点で勝負にならない、と言い放つ。
萃香「我が群隊は百鬼夜行、鬼の萃まる所に人間も妖怪も居れる物か!」
Ending
結局萃香は博麗神社に住み着き、宴会を開くのも適正な回数に落ち着いた。
霊夢は萃香に今日の宴会の片づけをしてもらう事に。幻想郷の日常である。
185 :
東方萃夢想:2009/11/26(木) 10:27:07 ID:LDIsEin20
霧雨魔理沙
Stage 1 同胞異種 アリス・M 1st Day 11:00 魔法の森
まずは近いところから。アリス曰く、潰すのが時間だったら紅い所、暇だったら紅白な所が吉らしい。時間だけ潰れた。
Stage 2 神のメイド 十六夜 咲夜 1st Day 21:00 博麗神社
暇を潰しにくるが、いたのはメイド。夜+神社+メイド=怪しい 暇だけが潰れた。
(タイトルの「神のメイド」は、巫女の事を言っている)
Stage 3 目に優しくない パチュリー・K 2nd Day 14:00 図書館
話を聞く。パチュリー曰く、今回の異変は自然現象+1らしい。怪しいので戦闘。詳しくは教えてくれなかった。
Stage 4 紅い飼い主 レミリア・S 2nd Day 21:00 紅魔館ロビー
レミリアを犯人扱いして撃破。何も変わらない。妖気の中心が神社だ、と馬鹿にされつつ教えられる。
Stage 5 幻想郷伝説 博麗 霊夢 Feast Day 14:00 博麗神社
いまだに妖気に気がついていない霊夢を怪しむ。勝利。実は罠を張っていたらしい。さっきのは知らないふり。
Stage 6 一日結界 八雲 紫 Feast Day 17:00 博麗神社
宴会で異変が起きてから解決しようとしたところ、紫が登場。呼んでないのに胡散臭い。無論撃破。
すると犯人を見えるようにしてくれるらしい。
Stage 7 萃まる夢、想い 伊吹 萃香 Feast Day 19:00 幻想郷
ついに主犯にたどり着いた。主犯の少女、萃香に未然の危険があるから宴会は中止だ、と言う。未然の危険、それはお前だ。
どうやら萃香が魔理沙を幹事役にし、皆をなんとなく集まる気にさせ、宴会を開かせていたらしい。
そして理由は、今年は桜が短すぎてお花身分が足りないから、だとか。それは亡霊と春風と自然現象の所為だ。(東方妖々夢)
とにかく、あの霊夢が珍しくへたっているんだから、萃香を倒して回数を減らそうじゃないか。
ん?仲間を呼ぶ?百鬼夜行?・・・・ちょっとまて、鬼なんて幻想郷に居るはずない!そういう約束だろう!!
萃香「鬼が居ないと思うのだったら見せてやるよ。鬼の萃まる宴会という物を!」
Ending
鬼・・か。本当に居たのはラッキーだったのか大ラッキーだったのか。
知り合いの道具屋に聞こうか・・・いや、暫くは自分で研究しよう。
--彼女の研究ノートに鬼の項目が増えた。そして、人間の鬼に関する知識の少なさを思い知らされる。
186 :
東方萃夢想:2009/11/26(木) 10:29:54 ID:LDIsEin20
十六夜 咲夜
Stage 1 神前試合 博麗 霊夢 1st Day 14:00 博麗神社
宴会の事をたずねに来たが、冗談でお参りだと言ったらお賽銭を要求してきた霊夢。どうやら気がついていない。のんきすぎて怪しいから戦闘。
当然異変と関係は無い。
Stage 2 人形違い アリス・M 1st Day 21:00 魔法の森
迷ってアリスの家に着く。夜にこの森に入る+道を間違う(目標は魔理沙家)=よっぽどの馬鹿、らしい。戦闘に勝利して紅魔館へ送ってもらう。
Stage 3 霧雨魔法店 霧雨 魔理沙 2nd Day 13:00 魔法の森
夜に行ったのは間違いだった。霧雨家 兼 魔法店へ到着。だが魔理沙に相談しに来たのは間違いだった。収穫無し。
Stage 4 天に昇る魂 魂魄 妖夢 2nd Day 21:00 墓地
過去に桜見たさに春を集めた奴の場所へ。庭師の妖夢に止められるが、押し通る。主(幽々子)は関係ないらしい。
Stage 5 最も平和な丑三つ時 西行寺 幽々子 2nd Day 26:30 白玉楼
幽々子に犯人はお前かと聞いたところ、違うが悪い事企んでる奴が嘘吐かないわけ無い、との事。無論戦闘。結局幽々子も関係無し。
Stage 6 一日結界 八雲 紫 Feast Day 17:00 博麗神社
紫の居場所を霊夢に聞いていると、呼ばれて飛び出てきた。聞いていたらしい。話が胡散臭すぎて困る。撃破。
妖気の事を聞くと、この世で最も細かな百鬼夜行とやらを呼び出してくれるらしい。
Stage 7 萃まる夢、想い 伊吹 萃香 Feast Day 19:00 幻想郷
突然現れた少女に驚く咲夜。最初から居た、と言うのもどうやら本当らしい。妖気が彼女の登場と同時に消えたからだ。
どうやら本命らしく、萃香という少女は話をしだす。あの妖霧は自分である事、体を霧散して幻想郷全てを包んで、それでみんなを萃めた事。
宴会は楽しく、まるで百鬼夜行の様だった。だからもっともっと萃めてやろうと考えていること・・・。
だが咲夜は(悪い事企んでる奴は嘘を吐くのよね)と、今の話をまともに聞いていない。大体鬼だなんて子供じみた嘘、と一蹴。
萃香「嘘かどうかは・・・私の萃める力を見て、賑やかに殺されてから言う事ね!」
Ending
鬼について調べるが、鬼のことが書いてある本をほとんど見つけられなかった。
パチュリーにたずねてみると、宴会が鬼の仕業で、鬼のことは知らないといった。ついでにパチュリーは、お茶の時間に珈琲を注文する。
お茶といえば紅茶な紅魔館で、パチュリーがサイクルは不明だが周期的に珈琲を飲んでいる理由、それが何となく分かった。
187 :
東方萃夢想:2009/11/26(木) 10:34:51 ID:LDIsEin20
魂魄 妖夢
Stage 1 空を斬る 博麗 霊夢 1st Day 14:00 博麗神社
いつも神社で宴会するから霊夢が怪しい、ということで即斬る。ハズレかどうか斬れば判るらしい。関係なかった。
(注 これも弾幕遊びの一種なので死にません)
Stage 2 魔を斬る 霧雨 魔理沙 1st Day 21:00 魔法の森
魔理沙はいつも嘘をつくが、剣は嘘をつかない。妖夢「色々と黒いのを、一撃で斬る!」無論関係無し。
(注 これも弾幕遊びの一種なので問題ありません)
Stage 3 精霊を斬る パチュリー・K 2nd Day 13:00 図書館
過去に似た異変を起こした紅魔館へ。パチュリーと遭遇。妖夢「さぁ、斬られて尻尾を出すがいいわ」と即斬。関係無し。
(注 これも弾幕遊びの一種なので大丈夫です)
Stage 4 時空を斬る 十六夜 咲夜 2nd Day 21:00 時計台
咲夜「貴方の用事って、斬りに来たの?」その通りです。やっぱり関係無し。
(注 これも弾幕遊びの一種なのでセーフです)
Stage 5 未来永劫斬 レミリア・S 2nd Day 26:00 紅魔館ロビー
妖霧について知っているらしい。妖夢「剣が、白楼剣が真実を教えてくれる」しかし今回の異変には関係ないことに驚く妖夢。
ついに目星が無くなった。レミリアに幽々子は怪しくないの、と言われるが、流石に主は関係ないと思う。たぶん。
Stage 6 界面活性斬 八雲 紫 Feast Day 17:00 博麗神社
結局犯人が判らなかった、もしや主か・・と言っていると紫が登場。判りづらいヒントを言う。そういえば彼女を忘れていた。斬る。
紫は関係なかったが、ヒントと言いながら何かを見えるようにする。
Stage 7 萃まる夢、想い 伊吹 萃香 Feast Day 19:00 幻想郷
突然現れた少女に驚く妖夢。妖気が消えた事でこの少女、萃香が犯人だと気付く。
目的と妖気について問うと、目的は無意識のうちに宴会をさせていただけで、霧は出していない、と答える萃香。
更に妖気は妖怪だけが出すものじゃないし、そもそも妖気とは何かと言う目で見ないといけない、それが出来ないとは修行が足りない、と言われてしまう。
妖夢は真実は斬って知るものだというお師匠様の教えから、全ては斬らなければ始まらない、剣が真実に導いてくれるはず、と言う。
だがそれは本当に師の教えを理解していない、そしてその剣は鬼を切ったことがあるのか。萃香の鬼というセリフに動揺する妖夢。
萃香「鬼の力、萃める力、そして分かつ力、それが斬れる物なのか・・・その剣に教え込ませるといいわ!」
Ending
幽々子と今回の異変について話をするが、どうやら幽々子は宴会で一人余分な気があり、それと妖霧が一緒のものだと知っていたようだ。
剣はまだ真実を見せてくれない。もっと修行して真実が見えるようになったら・・・その時はきっと私もお師匠様の様に。
188 :
東方萃夢想:2009/11/26(木) 10:39:04 ID:LDIsEin20
アリス・マーガトロイド
Stage 1 人任せの魔法 霧雨 魔理沙 1st Day 14:00 魔法の森
異変の解決は人間の仕事だというのにその人間達が動かないので、自分が動く事に。人間の一人、魔理沙は情報が無くて動けなかったらしい。
情報無し。
Stage 2 直感の巫女 博麗 霊夢 1st Day 21:00 博麗神社
いつもだったらこの妖気に騒いでるはずの巫女は、あまりにのんきすぎる。人間の一人、霊夢はこの用務は別に危険じゃないから、と放置中。
情報無し。
Stage 3 瞬間∞ 十六夜 咲夜 2nd Day 13:30 時計台
行く場所に困って紅魔館に。人間の一人、咲夜は宴会続きでお嬢様(レミリア)の相手に忙しいとか。詳しく知ってそうな者のところへ案内してもらう。
Stage 4 知識の墓 パチュリー・K 2nd Day 21:00 図書館
知ってそうな者、パチュリーは妖霧について回りくどい説明をする。戦闘すると、妖霧のようなものと直截話せばいい、とのこと。
Stage 5 幽霊の温度 魂魄 妖夢 Feast Day 12:00 冥界
で、幽霊と話をするために半霊のところに。そんな大きい幽霊は街とか国の幽霊くらいだ、と皮肉を言われる。結局幽霊ではないと結論。
正体のわからないまま、宴会で仕掛ける事に。
Stage 6 アリスの妖怪退治 八雲 紫 Feast Day 17:00 博麗神社
霊夢と話をしていると、紫登場。聞いてもいないのに犯人の正体についてややこしい言い方をし、アリスは混乱する。
勝利して改めて犯人の正体を問うと、湖にたらされた一滴の血を元の体に戻す、という。
Stage 7 萃まる夢、想い 伊吹 萃香 Feast Day 19:00 幻想郷
突然現れた少女、萃香。彼女はずっと妖霧となって幻想郷を見ていたらしい。萃香がいうには、アリスの行動は見当違いな行動を取って、
それでいて強そうな妖怪は避けて通ってきて、かなり面白かった、と。さらに、自らの萃める力で宴会にみなを萃める、という目標は達成したという。
(紫だけは駄目だったとか) アリスはその力に逆らう、というが、今ここにいることが何よりの証拠なのだ。
萃香「あんたの様な魔法使い風情が―― 我々、誇り高き種族である鬼に逆らおうとは、光の速度より速(早)いわ!」
Ending
神社で休憩中の霊夢に、この前の妖気騒ぎは湖の血で、私達は魚だった、と軽く説明する。また宴会したい、という萃香。能力を使っての宴会は禁止。
退屈しのぎにあっという間に神社のごみを萃める萃香を見て、鬼の力は恐ろしいが萃める力は欲しい、と思う。(主に蒐集家的な意味で)
189 :
東方萃夢想:2009/11/26(木) 10:43:26 ID:LDIsEin20
パチュリー・ノーレッジ
Stage 1 火炉の鼠 霧雨 魔理沙 1st Day 14:00 図書館
こそこそと入ってきた黒ネズミ(魔理沙)を見て、猫が欲しいと考える。魔理沙は異変について調べに来たらしいが、今回の異変はネズミの手に負えない、と追い返す。
Stage 2 金属の猫イラズ 十六夜 咲夜 1st Day 21:00 図書館
出かけるために咲夜に留守番を任せようとする・・が、その前に咲夜の猫根性を叩きなおす。咲夜の猫度は24点(96点満点)
Stage 3 水の原型 アリス・M 2nd Day 13:00 図書館
紅魔館の猫(咲夜)はザルらしく、言ったそばからアリスが入ってくる。忍び込んでくる無作法者に、教える事はない。というかさっさと調査に行きたいパチュリー。
パチュリー「またつまらぬ時間を使ってしまった」
Stage 4 木霊墓地 魂魄 妖夢 2nd Day 21:00 墓地
幽々子に会いに行くが、妖夢に止められる。パチュリー「アンデッドは火に弱い。」 妖夢 「幽霊はそうでもない!」
人間の部分のほうが火に弱かった。先へ進む。
Stage 5 土の下で眠れ 西行寺 幽々子 2nd Day 26:30 白玉楼
寝ている幽々子をたたき起こして質問するが、今一つ要領を得ない回答。パチュリー「・・アンデッドは火に弱い。」幽々子「あら、どうしましょう。」
結局、私の友人である紫が詳しい、とだけ言ってまた寝てしまった。
Stage 6 月の記憶 八雲 紫 Feast Day 17:00 博麗神社
結局紫は見つからなかった、と霊夢と話していると紫登場。そんなにあいつに会いたければ会わせてあげないとか言い出す。
勝利し、会わせてもらおうとすると、なにかがどんどんと集まってきた。
Stage 7 日の国 伊吹 萃香 Feast Day 19:00 幻想郷
現れた少女、萃香に何をしていたのか質問をすると、ちょっと手をひねっただけで皆が宴会に集まる、その様子を見て楽しんでいただけだ、という答え。
パチュリーは萃香の角から彼女が鬼だと見破り、妖霧や宴会の話から彼女の力は疎と萃だ、と推測する。
鬼の弱点は・・・確か炒った大豆。しかし、あいにくそんな物は持っていない。そんなパチュリーの呟きに、
萃香は知識があっても実践できなければしかたない、所詮あなた達には何が起きているのかすら判らないだろう、と言う。宴会ではないのか?
萃香「鬼の力、萃める力、思う存分に味わうといいわ!」
Ending
鬼に聞く魔法を作っていると、咲夜が貴重な豆入りの珈琲を持ってくる。ついでなので大豆を注文しておく。
今考えている魔法は、大量の炒った大豆を効率よく浴びせる弾幕。出来たら萃香に試してみよう。
・・鬼のような強い者に弱点が多いのは、弱い弱点で大きな弱点を隠しているのではないか。現にこの館の主の吸血鬼も、変な弱点が多く、そして強い。
190 :
東方萃夢想:2009/11/26(木) 10:44:37 ID:LDIsEin20
いったんお出かけ。今日中に再投下する予定。
191 :
東方萃夢想:2009/11/26(木) 15:20:52 ID:LDIsEin20
レミリア・スカーレット
Stage 1 光速より速く 十六夜 咲夜 2nd Day 23:15 時計台
出かけるので咲夜に言付け。色々聞かれるが時間が無いのでさっさと黙って留守番してもらう。念のため日傘を忘れず。
Stage 2 夜の王 霧雨 魔理沙 2nd Day 25:00 魔法の森
レミリアの目的は幻想郷一周。宴会の参加者全員を倒して進むらしい。魔理沙撃破。
レミリア「訳の判らない実体の無い様な奴に、絶対に主導権は握らせないわ。」
Stage 3 死に急げ 博麗 霊夢 2nd Day 26:30 博麗神社
明日までに参加者全員の力を奪うつもりのレミリア。霊夢をたたき起こして撃破。次は死者の住む場所へ死に急ぐ。
Stage 4 不可侵の国 魂魄 妖夢 2nd Day 27:30 墓地
夜明けまで時間が無い。妖夢撃破。素直に倒れる彼女を見て、咲夜を再教育しようかと考える。時間的にあと一人。
Stage 5 夜明けの亡霊 西行寺 幽々子 2nd Day 28:15 白玉楼
さっき起きたらしい幽々子に、大人しく二度寝をしてもらう。幽々子は異変について、楽しければなんでもいいらしい。
朝になるので帰宅。
Stage 6 神社の有るべき姿 八雲 紫 Feast Day 17:00 博麗神社
霊夢に宴会を仕切っていた奴について問うが、回答は不正解。そこで紫が登場。宴会を仕切ろうかしらとかほざく紫を撃破。
紫に真実を素直に言わせる。
Stage 7 小さな軍隊 伊吹 萃香 Feast Day 19:00 幻想郷
現れた少女、萃香にそろそろ遊びも終わりにしてもらう。吸血鬼風情が鬼にかなうか、という萃香に
敵うも何も私の様に誇り高き貴族と、泥臭い土着の民じゃぁ格が違いすぎる、とレミリアの買い言葉。
あんたは鬼を見たことが無い、という萃香に、私も吸血「鬼」って言われてる、と返す。
萃香「なら判るでしょう?鬼は強いものの代名詞。あんたが自分を強いと思う程、鬼もまた強い。
私の力、萃める力、鬼にしかなせない力・・・未知の力を前にして夢破れるがいい!」
Ending
綺麗な満月なので、咲夜を強制的に休ませる。近くにいるのに呼ばないと来ない、というところが萃香と似ている気がする。世の中面倒だ。
咲夜が持ってきた紅茶は今欲しい通りだった。レミリア曰く、お茶は植物の血液の様なものだから、吸血鬼は赤いお茶の紅茶を飲むとか。
今持ってきた紅茶は品、質、格のうち格が違うと咲夜は言うが、彼女は格について勘違いをしている。
紅茶の格は飲む材料ではなく謂れであり、格の高い私が飲めば格の高い紅茶になる。
あの鬼には、それが少し足りなかったのだ。
192 :
東方萃夢想:2009/11/26(木) 15:22:25 ID:LDIsEin20
☆西行寺 幽々子
※彼女の話は抽象的でとても判りにくい、と先に言い分けておく
Stage 1 幽明境内 魂魄 妖夢 2nd Day 14:00 墓地
出かけるので、妖夢に見張りを頼む。ちなみに内側から出て行く者も見張らなきゃ駄目よ、と妖夢と戦闘。理不尽である。
Stage 2 人魔戦 霧雨 魔理沙 2nd Day 15:00 博麗神社
アレをしに来たらしい。戦闘後、魔理沙に 霊夢はその辺でお茶を飲む準備をしているか、その辺でお茶を飲んでいるかしている、
と聞いておかしな選択肢だ、という。主に後者が
Stage 3 境のお茶 博麗 霊夢 2nd Day 16:00 博麗神社
霊夢に散らかした事を怒られる。幽々子曰く、魔理沙はお茶を淹れているか飲んでいるらしい、次は霊夢が飲む番、と。
その前にアレの時間だとか。戦闘後、急いでるとか。
Stage 4 幽霊学の死 十六夜 咲夜 2nd Day 21:00 時計台
さぁ、アレよ、らしい。どうやらわざと判りづらく言っているようだ。勘弁してくれ。
幽々子「姿が見えない敵はね。明日には見えるかもしれないわよ。」とのこと。
Stage 5 可視化の儀式 レミリア・S 2nd Day 26:00 紅魔館
どうやら、幽々子とレミリアは黒幕に感づいているらしい。今日の幽々子の行動は明日の予定を変えるためらしい。
レミリア曰く、私だったらストレートに黒幕を狙う、とのこと。
Stage 6 旧知の友 八雲 紫 Feast Day 17:00 博麗神社
幽々子が掻き乱した結果、紫が出現。友人がけなげに頑張ってる姿をみたら潰してみたくなったとか。幽々子はお茶の香が時間と共に落ちる理由をとく。
正解はお茶の香りは広がって薄まってるだけ。その香りを一つに萃める方法として、紫に大きく囲んだ境界を一気に小さくしてもらう。
Stage 7 萃夢幻想 伊吹 萃香 Feast Day 19:00 幻想郷
幽々子の変な話題誘導で出てきたのは、小さな鬼の萃香だった。鬼である萃香を子ども扱い・・というか話題そらしをする。
すでに自分が出てきているのに話題をそらすなんて、もしや天然か?と疑う萃香。そりゃ勿論、天然物よ。神社のお茶だもの。との幽々子の回答。
萃香はその回答で、その神社のお茶と私と、どちらが良い香りがするのか比べたい、という真意に気付く。
私の台詞を当てられたのはここまで来て初めてだ、と驚く幽々子。
萃香「私だって……天然物の鬼よ。私の天然の鬼の力。貴方みたいな、役に立たない天然ではない!」
Ending
幽々子のワビとサビについての講座。今回の異変はワビとサビで説明できるらしい。(正直良くわからなかった)
最終的に今は鬼退治の専門家がいない、という話になり、妖夢にせめてその剣で鬼が斬れるくらいになって欲しいと考えるが・・・
当の妖夢本人は難しい顔をしていた。
193 :
東方萃夢想:2009/11/26(木) 15:23:44 ID:LDIsEin20
八雲 紫
Stage 1 血の色のお酒 レミリア・S 2nd Day 28:00 紅魔館
レミリアの前に突然現れた紫。レミリアの持っている・・紫「電気ブラン」レミリア「ブランデー」
を取りに来たらしい。ブランデー奪取。
Stage 2 葡萄色のお酒 アリス・M Feast Day 13:00 魔法の森
やはりアリスの前に突然現れた紫。アリスの持っている・・紫「ヴァンアレン」アリス「ワイン」
ワインを奪取。割れ易いビスケットもお土産に
Stage 3 半透明のお酒 魂魄 妖夢 Feast Day 14:00 墓地
いつもながら妖夢の前に突然現れた紫。妖夢の持っている・・紫「ドブロイ波 」妖夢「どぶろくです。」
どぶろくを奪取。呼ばれてないが宴会には「もう一人」と一緒に行くつもりの紫。
Stage 4 霧雨のお酒 霧雨 魔理沙 Feast Day 15:00 魔法の森
出かけそうな魔理沙の前に突然現れた紫。魔理沙の持っている・・紫「奇焼酎」魔理沙「何も付かない焼酎。寄生虫みたいな言い方するな。」
焼酎を奪取。今夜は紫とあと一人以外は誰も酒を持ってこないらしい
Stage 5 神に奉るお酒 博麗 霊夢 Feast Day 16:00 博麗神社
通りすがりに霊夢の前に現れた紫。霊夢の持っている・・紫「吟醸酒」霊夢「そう多分、吟醸酒。でも外のお酒だから外来酒。」
外来酒を奪取。このお酒は気が付いたら神棚に置いてあったらしい。紫曰く奪取したお酒は宴会で飲む予定だとか
Stage 6 超古々酒 西行寺 幽々子 Feast Day 17:00 博麗神社
どうやら紫は、幽々子が動きそうに無いから痺れを切らしたようだ。幽々子のすごく古そうなお酒を奪取。
「みんな」でお酒を飲むつもりらしい。
Stage 7 夢幻に湧く酒 伊吹 萃香 Feast Day 19:00 幻想郷
そろそろ遊びはおしまいにさせるため、萃香を呼ぶ紫。たとえ気付かれても鬼の私には敵うまい、と豪語する萃香に対し、
もし全員が敵になったら?と言い出す紫。彼女の企みは・・・
Q.今日の宴会にはお酒が無い。このままお酒を持って行かなかったら? A.萃香「紫が殺されるんでしょ?」
Q.そこで私が、見るからにお酒が好きそうな鬼の萃香が全部飲んだ、といったら? A.萃香「あー、ずるいずるい!」
これで萃香は自らの酒を持って姿を現さざるを得なくなったようだが・・いや、もっといい方法がある。
萃香「全部紫の所為にするの。と言うか、最初から紫の所為の様な気もするけど。そのお酒と一緒に連中に送りつけてやるわ!」
Ending
宴会に奪ったお酒を持っていったら、すぐに場が収まった。紫はお酒を奪った理由を、萃香の持つ伊吹瓢を奪うおとりだ、と説明する。
幽々子は嘘に気がついているが、結局紫以外には宴会が多かった理由は判らずじまい。
ちなみに皆は無限にお酒が沸いてくる瓢箪に夢中。この瓢箪にはTILTという転倒防止装置がついていて、出っ放しにはならないらしい。
・・萃香の力に対しても、あのまま流れ続けていたら、なにか転倒防止装置が働いてしまっていたかもしれない。
194 :
東方萃夢想:2009/11/26(木) 15:25:34 ID:LDIsEin20
伊吹 萃香
Stage 1 幻宙の鬼退治 十六夜 咲夜 Feast Day 19:00 幻想郷
萃香は彼女を良く知っている。咲夜は宴会ではいっつも調理と片付け役に徹していた。しかし誰も咲夜に気付いていないし、感謝はしていない事を。
咲夜は答える。みんなが盛り上がっている時に片付けをするのは失礼だ。だから誰にも気付かせないし気を使わせないと。
--勝利。人間風情が、我ら鬼に敵うはずもない。皆が料理を待っている、と帰らす。
Stage 2 人魔の鬼退治 アリス・M Feast Day 19:00 幻想郷
萃香は彼女を良く知っている。アリスは宴会でいつも人間ばかり相手して話している事を。人間に憧れているのか、強い者を避けているのか。その人間が一番恐いのに。
アリスは答える。ならば私が一番勇気がある。第一あの人間達の方が妖怪みたいな行動をしている、だからからかうと。
--勝利。その程度の魔法で、我ら鬼に敵うはずも無い。宴会に帰るアリスに、あんたがいなくとも宴会は始まるのに、とか思う。
Stage 3 虚宴の鬼退治 魂魄 妖夢 Feast Day 19:00 幻想郷
萃香は彼女を良く知っている。妖夢は宴会ではいつもからかわれる、可哀相な役。しかし宴会ごとに萃香に探りを入れてきた、気に喰わない奴。
妖夢は答える。宴会をする度に濃くなっていた妖気が気になっただけだ、と。・・妖夢は剣先は鋭くても、本人は鈍い素敵な奴。
--勝利。その剣、鬼は初体験のようだ。あんたが行かないと霊夢がからかわれ役だ、と帰らす。
Stage 4 魔精の鬼退治 パチュリー・K Feast Day 19:00 幻想郷
萃香は彼女を良く知っている。パチュリーは宴会ではいつも退屈そうだが、一番楽しみにしている事を。私の元に来たのは、好奇心か建前か。
パチュリーは答える。うるさいあなたは、相当イライラしている証拠。腹を立てた方が勝負に負ける、と。・・実際萃香はイライラしていた。
--勝利。そんなチンケな精霊で、我々鬼に敵うはずも無い。図書館に戻っても資料なんか無い、と忠告しておく。
Stage 5 英雄の鬼退治 霧雨 魔理沙 Feast Day 19:00 幻想郷
流石に面倒になってきたらしい萃香。
萃香は彼女を良く知っている。魔理沙は宴会でもそうでなくとも賑やかだが、一人のときは静かであり、宴会の幹事に適役だ、と。そして萃香に全く敵わない事も。
魔理沙は答える。宴会を開いたのは自分の意思で、盛り上がるから皆を集めた。萃香も来るなら来い、と。
--勝利。お話にならない。参加するまで宴会を続ける、と言い帰って行った。
Stage 6 西魔の鬼退治 レミリア・S Feast Day 19:00 幻想郷
あまりに気がつかない皆に、弱い相手に、退屈してきた。
萃香は彼女を良く知っている。レミリアは宴会でもそうでなくとも我侭だ。萃香に気がついていたのに、別の人間に気付かせたかったことを。
レミリアは答える。妖怪退治は人間の仕事だ。今来たのは痺れを切らしたからだ、と。・・それは嘘。流石に危険すぎると判断したんだろう!
--勝利。我々鬼の足元にも及ばない。去り際のあんたは次の機会に倒してやる、という威勢だけは素敵だ、と思う。
Stage 7 酒呑童子鬼退治 博麗 霊夢 Feast Day 19:00 幻想郷
そろそろ遊びはお仕舞いにしよう。しかし、幾ら鬼が幻想郷を見捨ててから長い時間が経ったとしても、本当に忘れ去られてるなんて。
鬼であると言った萃香を嘘吐き呼ばわりした霊夢に、声を荒げる萃香。私が嘘!?嘘を吐くのは人間だけだ!・・いやまぁ少しなら吐くかも。だが嘘は本当に嫌いだ。
萃香は彼女を良く知っている。霊夢は宴会でもそうでなくても、空気の様に正直で掴み所が無かったと。何を考えているのか。
霊夢は答える。何も考えていないと。・・この巫女には勝ちを譲ってもいいかも知れない。だがその前に敬意を払おう。
萃香「さぁ幻想郷から失われた鬼の力、萃める力― その体に沁み込ませて、人間にこびり付いた太古の記憶から思い出すがいい!」
Ending
イレギュラーな萃香もすぐに幻想郷に馴染んだ。霊夢は神社の掃除をしながら萃香のことをよく判らないやつだ、と考える。
鬼と人間は「人攫い」と「鬼退治」という信頼関係で結ばれていた。しかし人間は鬼を見ぬ間に忘れてしまった。
今の「誠実さ」の無い人間に愛想をつかしたのか。
しかし萃香としても幻想郷へ仲間を戻すチャンスに失敗していた。人を攫わなかったからだ。
萃香が失敗した理由は何なのか。陽気さ?未熟さ?少しの不誠実さ?・・・本当の理由が、霊夢の能力だという事は、誰も気がつかなかった。
195 :
東方萃夢想:2009/11/26(木) 15:28:22 ID:LDIsEin20
以上、萃夢想終了。
こんな感じでいいのだろうか。
乙です
萃夢想激しく乙です
他の東方の奴も書いて欲しいな
>>186の
> お茶といえば紅茶な紅魔館で、パチュリーがサイクルは不明だが周期的に珈琲を飲んでいる理由、それが何となく分かった。
俺の勘が悪いのか、全然理由とやらがわからん
にしても、なんで周期的に飲んでたんだ?
第4セクター:デルファイナス
新たなセクターについたが、外の様子は…「ゴミの山」だ。アーサーはここを「デルファイナス」と名づけた。
早速「ロゼッタ多様体の入手」のミッションが下った。そこへ医療室から問題発生の連絡が。
医療室に行き、取り乱している医療班から事情を聞く。なんと保管していたゴア隊長の遺体がなくなったのだという。
ゴア隊長の遺体紛失の調査もミッションに加わった。
調査が始まったが、機動班の様子がおかしい。些細な事で殺気立っている。
そんな中、ゼレーニンから観測任務の障害になっている悪魔を倒して欲しいと依頼され、悪魔を倒す。
上に進むと、バガブーが主人公に「付いて来い」と誘導しているようなので、付いていくと、
様子のおかしいヒメネスがいた。錯乱しているのか主人公に襲い掛かってきそうになる。
一瞬正気を取り戻すが、また錯乱してしまった。そこへアーサーから緊急指令がくる。
複数のクルーから、デモニカの生体モニターに異常が検出されたらしい。
異常が出ていないクルーは急遽帰還することになる。モニターには戦い合うクルーが映し出されている。
発症原因は不明だが、アーサーはこの原因を「精神寄生」によるものと診断した。
どうやって治療するんだと問うクルーにアーサーは「MK型兵器」の転用を推奨する。プラズマ波で治療する計画だが、
作用波長を決めないといけない。精神寄生体の本体がないと駄目なようだ。
確実性のない仲間の犠牲を待って、本体を探す方法しかないと思われたが、
主人公とゼレーニンは、思い当たることがあった。「ボーティーズ」でのノリスの件である。
あの時、ノリスは自我を失い、悪魔のようになった。
もしかしたら、ミトラスが行っていた研究が役に立つかもしれないということで、「ボーティーズ」の宮殿に向かう。
「ボーティーズ」でマンセマットに再会する。「デルファイナス」を「腐りただれた国」と呼び、
主人公達の状況も把握しているようだ。彼の話では、ミトラスは「デルファイナス」と交易めいたものをしていたらしい。
マンセマットと別れ、再度宮殿を調査し、隠し部屋にあった研究データを調べ、台座に置かれている石を発見する。
そこへマンセマットが訪れ、台座の文字を読み、その石を「狂者の石」と呼び、
「アスラ閣下の協力にてニンゲンの狂気を結晶とすることに成功」と読み上げてくれる。
最近は悪魔まで科学を用いるのかと嘆くマンセマットと別れ、帰還する。
ラボのアーヴィンに頼んで、早速転用してもらう。
彼によると、「MK型兵器」とはマインドコントロール兵器、洗脳装置との事。
「どういう状況で使う気だったのよ?」と人間不信になりそうなゼレーニン。
改造してもらった「MK型治療器」を医療室で保護していたクルーに発射すると、
奇妙な丸い物が見えたが、消えてしまった。クルーも正気に戻ったし、実験は成功だ。
デルファイナスのヒメネスに「MK型治療器」を発射しようとした時、
バガブーがこれを「銃」と勘違いして邪魔しそうになったので、ヒメネス共々発射。
ヒメネスは正気に、バガブーもヒメネスのデモニカに帰還した。
あらためて調査を開始する主人公。ゼレーニンが微弱なロゼッタの反応をキャッチしたが、複数ある。
とりあえず、近くの反応のある場所に行くと、姿が捉えられない謎の悪魔がいる。
討伐すると、「ヒトマズ戻ロウ」と消えてしまった。ついでにロゼッタ反応も消えてしまった。
同じように反応のある場所に行き、謎の悪魔と戦う。やはりこの悪魔が精神寄生体のようだ。
頭の中に入り、こちらの情報まで知っている。「覗き魔!」とゼレーニンが「MK型治療器」を発射するも効果がない。
倒すと、「戻ロウ」と消えてしまった。アーサーに「MK型治療器」の効果がなかった事を聞くと、
人の脳波に影響を与えるものでは悪魔に効かないから、悪魔を使役して倒すしかないとの事。
奥に進むと、なんとゴア隊長がいる。しかも、デモニカを着用もせず、なぜかタキシードを着ている。
どうやら体はゴアでも、魂は違うようだ。
生まれ変わったゴアは地球と意識を同じとし、人類の行く末を決める者になったと言う。
彼は地球の現状を嘆き、ニンゲンの時代を終わらせ、悪魔の味方になっている。
「「ママ」は、おまえを殺せと言う…。」と主人公を襲おうとするゴア。
そこへ、「災いの鉄のほうき星」なるものを感知したゴアはどこかへ消えた。
アーサーがゴア隊長の遺体のミッションの終了を告げ、もはや彼は自分達の知るゴアではないので、
今後遭遇時は撃退、回避、接触をとらない事と告げる。
何度か謎の悪魔を倒すと、「本当の姿を見せてやる」と本体にすべて戻ってしまった。
ロゼッタ反応が新たに出た場所に向かうと、そこには「アスラ」がいた。
地球を傷つけるニンゲンは「美しい霊」とは言わず、
ここから逃げ出そうとばかりする主人公達に互いを競い合わせようと精神気生体まで放ったのに、
それでも「霊を磨かず、美しくなろうとしない」と怒るアスラ。数千年前、ニンゲンは「美しい霊」だった。
強者が民を統率し、弱者は自分の非力さを恥じていたからだ。それは「混沌」の中にいたからこそだったのに、
「規律」のせいで腐ってしまった。地球を混沌に戻すためにと、襲ってくるアスラ。
アスラを倒し、ロゼッタ多様体を手に入れ、帰還する。これでデルファイナスのロゼッタ入手のミッションは完了した。
これまでの調査から、地上、3次元世界へと繋がる最終目的地「バニシング・ポイント」の位置も判明できそうだと言う。
それまで休む事になったクルー。ゼレーニンはこのまま脱出してもよいのか迷っているようだ。
調査がこの任務の主要項目だが、今のままでは地上を救えるかどうか分からないとの事。
ヒメネスも復帰し、スキップドライブを実行する。
今回はここまで。
SJ乙です
ルートによりED分岐があるらしいけどどのルートにするの?
>>204 とりあえず全ルートやるつもりですが。
まだ2週目の途中ですけどね・・・
207 :
東方萃夢想:2009/11/28(土) 00:32:18 ID:DMo4w7VW0
>>199 周期や理由は原文でも明らかにされていない。
たぶん炒った豆つながりで鬼への嫌がらせだろう、程度の認識でおk
ついでなので妖々夢予約しておきます
>>207 >たぶん炒った豆つながりで鬼への嫌がらせだろう
ああ、つまり節分の豆まきの代わりということか
>>144 その後、琴原氏の「親の資格は無い」発言に続く
過去の経験→高校生のときは琴原氏とうまくいってたが今はダメになった
年齢に拘る→23歳のくせに自分はもう若くないと思い込んでいるさよりさん。
(「いいわよね、若いって」「まだ若いからしょうがない」と5歳しか違わない主人公に言っていた)
もっとも若いのは→みゆ
つまり琴原氏はロ○。
若ければ若いほどいい、と。
たとえ自分の娘でも。
これが琴原氏が失踪した理由だと思われ。
WIKIにここまでの内容を反映しました
ラストバイブル、タイトル間違って作っちゃったもんで、二個ずつありますが、内容は同じです
管理人様、リンクの貼られてないページの削除をお願いいたしますm(__)m
あと未解決リスト等は一切手を加えてないんで、誰かよろしくお願いいたします
>>209 |┃三 /::::::::ハ、\、::::::::\\::::::::::::',
|┃ i:::::::イ `> ー─--ミ::::::::::::|
|┃ {::::::::| ::\:::/:::: \:::リ-}
ガラッ. |┃ ',::r、:| <●> <●> !> イ
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|┃三 |::∧ヘ /、__r)\ |:::::|
|┃ |::::::`~', 〈 ,_ィェァ 〉 l::::::》
|┃ |:::::::::::::'、 `=='´ ,,イ::ノノ从
|┃三 ノ从、:::::::::`i、,, ... ..,,/ |::::://:从
いばらの森の ねむり姫 千年夢みて ねむる姫
流れる髪はエメラルド 恥らう頬はバラ水晶
いばらの森の ねむり姫 目覚めぬ哀れな とりこ姫
緋色の髪の魔王が紡ぐ 毒の想いに呪われて
いばらの森のトゲの奥 ずっとずっと 夢みてる
世界が消える 夢をみる
いつか落ちる黒い月 いつか崩れる白い月
とどめる祈りの夢に棲む 魔物に食われ 枯れ果てて
真珠の涙も砕け散る
いばらの森の ねむり姫 トゲに包まれ ねむる姫
悪夢が現(うつつ)となる日まで 勇者が悪夢を止めるまで
用語解説
ねむり姫 この世界の人なら誰でも知ってる童話、あるいはそれに出てくる登場人物。上記参照。
スピリア 人間の心や精神の力みたいなもの。
スピルーン スピリアの核となる宝石のようなもの。
デスピル病 スピリアがおかしくなる病気。ぶっちゃけ精神病。
ソーマ スピリアを込めることで力を発揮する伝説の武具。
普段は防具やアクセサリーの形をしていて、身につけられるようになっているが
戦闘中は武器として使用することができる。
素材を消費することで術や技やスキルを覚えることが出来る。
漢字で書くと「想魔」らしい。
ソーマ使い その人専用のソーマを持っていて、それを使える人。パーティメンバーは全員ソーマ使い。
スピルメイズ スピリアの中にある迷宮。
ゼロム スピルメイズにいる、スピリアを喰う怪物。ねむり姫の童話の中に出てくる「夢に棲む魔物」。デスピル病の原因らしい。
スピルリンク ソーマを使って人のスピルメイズに入ること。デスピル病を治す手段として用いられる。
思念術 この世界の魔法。
白と黒の月 ねむり姫の童話に出てくるように、この世界には白と黒、二つの月がある。
登場人物
シング・メテオライト
テイルズの主人公らしい熱血漢で世間知らずで中二病の16歳。
専用ソーマ:アステリア 「星の輝き」という意味を持つ、剣を内蔵する盾のソーマ。
コハク・ハーツ
ヒロイン。好戦的で活発な性格。実は高所恐怖症。
専用ソーマ:エルロンド 「希望の輪舞」という意味を持つ、バトンを形成する足環型のソーマ。
ヒスイ・ハーツ
コハクの兄。口が悪くシスコン気味。カナヅチ。
専用ソーマ:ゲイルアーク 「疾風の弓」の名を与えられた、弓に展開変形する篭手型のソーマ。
ベリル・ベニト
宮廷画家志望の少女。いわゆるボクっ娘。
専用ソーマ:ティエール 「大地の色」という意味を冠された、帽子型のソーマ。コアから筆が出てくる。
イネス・ローレンツ
運び屋稼業のお姉さん。怪力で大食漢。
専用ソーマ:フォルセウス 名の意味は「一途な力」。巨大な斧を形成するすね当てのソーマ。
クンツァイト
旅の途中で会う謎の機械人。ソーマが扱えるよう擬似スピリアを搭載している。
専用ソーマ:ヴェックス 伸縮自在の腕を生み出す多目的ソーマ。「古の機士」という意味を持つ。
インカローズ
コハクを追う恐ろしい女魔導師。
カルセドニー・アーカム
教会に所属する結晶騎士。シングのライバル的存在。
専用ソーマ:バルハイト 鎧型で飛行能力があるソーマ。
パライバ・マリン・ド・レ
現皇帝の少女。幼い頃、お飾りとして皇帝に祭り上げられた。
ゼクス・メテオライト
シングの祖父。男手ひとつでシングを育てた。
ドナ・メテオライト
シングの母。シングが幼い頃に死亡。
アイオラ・ハーツ
コハクとヒスイの母。コハクを産んですぐに亡くなった。
「起きんか、シング!」
海に面したひなびた漁村。一軒の家の前でシングは気絶していました。
シングは祖父のゼクスに助け起こされました。二人は剣術の特訓中だったのでした。
「いいか、シング。剣の腕だけではない、真に鍛えるべきはスピリアだ。
スピリアはこの世界で一番強く、そして一番脆い。ゆえに時として壊れてしまう。
ソーマにはそれを癒す力がある。だからこそ、ソーマ使いは誰よりも己のスピリアを鍛えねばならん」
ゼクスはシングに言いました。
二人が家に戻ってしばらくすると、近所のおじさんが家にやってきました。
隣町の娘さんがデスピル病にかかっているらしいのでゼクスに診て欲しいとのことでした。
ゼクスはソーマを使うわけにはいかないが診るだけは診ようとのことで、おじさんと一緒に出かけました。
留守番として残されたシングは、海の方へ行ってみました。
すると砂浜に黒髪の男女が打ち上げられているではありませんか。
男女はしばらくすると目を覚ましました。
男はヒスイ、女はコハクという兄妹だと名乗りました。
「早くゼクスさんを見つけなきゃ!」
コハクは言いました。シングは家に二人を連れて行きました。
ヒスイとコハクがソーマを見せて欲しいと言うので、シングは厳重に保管されているソーマを持ち出しました。
アステリアという名前の盾の形のソーマで、武器として使うときは剣を取り出して使います。
この辺りにはもう一つソーマがあるはずだというので、シングは二人をもう一つのソーマがある岬に案内しました。
シングが岬のほこらを開けて、エルロンドという名前のソーマを取り出しました。
エルロンドはアンクレット(足輪)の形のソーマで、武器として使うときはバトン型に変形します。
このソーマは今は亡きシングの母のドナの形見なのでした。
ヒスイとコハクの母アイオラもソーマ使いでしたが、形見のソーマは失くしてしまったと二人は悲しそうに言いました。
ヒスイはとりあえずエルロンドをコハクに着けてやりました。
「あのさ、なんでコハクたちはそんなにソーマの力を必要としてるの?」
シングの問いにコハクは答えにくそうにしています。
「見つけたぞ、今度は逃がさん!」
シングたちの前に赤紫色のローブを着た女魔導師が現れました。
彼女はインカローズという悪い魔導師で、ヒスイとコハクは彼女に追われているのです。
インカローズの恐ろしい思念術に対抗出来るのはソーマの力しかないと思って二人はソーマを探していたのでした。
しかし、ヒスイはおろか、ソーマを装備しているコハクまでもがインカローズの思念術に倒れてしまいました。
インカローズは今度はシングに思念術を放ちますが、ゼクスがやってきて、シングをかばって倒れました。
怒りに燃えたシングはアステリアを使い、剣を取り出して、インカローズに切りかかりました。
インカローズは撤退しました。
ひどい怪我をしているゼクスと、傷は無さそうなのに目を覚まさないコハクを家に連れて帰りました。
ゼクスは、コハクが目を覚まさないのはインカローズにスピリアを傷つけられたからだろうと言います。
シングはコハクにスピルリンクすることにしました。
ソーマを使ってコハクのスピルメイズに入り込み、ゼロムを倒しながら一番奥を目指します。
スピルメイズの奥には色とりどりの花びらで出来た、花のようなスピルーンがありました。
(タイトルロゴにデザインされているアレです)
そのスピルーンの中から緑色の髪を長く伸ばし、白いドレスを着たお姫様のような少女が姿を現しました。
「エメラルドの髪・・・?冗談だろ?」
ねむり姫のおとぎ話に出てくるのとそっくりの姿にシングは驚きました。
「ごめんなさい、コハク」
エメラルドの髪の少女はそうつぶやくと姿を消しました。
わけが解らないまま、シングはコハクのスピリアからはじき出されてしまいました。
そして横たわるコハクの胸の辺りが輝いたかと思うと、あの花の形のスピルーンが飛び出て、砕け散りました。
破片は世界中に飛んで行きました。
しばらくしてコハクは目を覚ましましたが、何だかぼーっとしています。
話しかけても反応がありません。スピルーンが砕けたせいで、コハクは感情を失くしてしまったようでした。
「オレ、コハクのスピルーンをバラバラにしちゃった・・・」
責任を感じてシングはうなだれました。
「おい、てめえ、コハクに何をしやがった!」
ヒスイはシングにつかみかかりました。
「お兄ちゃん、やめて。喧嘩はダメだよ・・・」
コハクは二人を止めようとしました。コハクの胸がエメラルド色に輝きました。
コハクの中には「優しさ」のスピルーンだけが残っていたのでした。
ゼクスは、飛び散ったスピルーンのかけらを全て集めれば、コハクのスピリアは元に戻ると言います。
シングはヒスイとコハクと一緒に、コハクのスピルーンを取り戻す旅に出る決意を固めました。
「シング、感情に流されることなく、強いスピリアを育てるのだ」
そう言い遺して、ゼクスは息を引き取りました。
シングたちは庭にゼクスを埋葬した後、旅立ちました。
隣町で、イネスという女性から出世払いという名目でヒスイ用のソーマを買いました。
コハクのスピルーンはどうやら人のスピリアの中に入り込んでいるようでした。
黒い月が落ちてくるのではないかと怖がっている人にスピルリンクして、「恐怖」のスピルーンを入手しました。
コハクの中に藍色に輝く「恐怖」のスピルーンを戻しました。コハクは高所恐怖症だったことをシングは知りました。
同様に、ベリルという画家の少女のスピリアにあった「疑惑」のスピルーンを取り戻しました。
シングは黒い輝きの「疑惑」のスピルーンはしばらくはコハクの中に戻さないことに決めました。
ベリルはシングたちと一緒に旅をすることになりました。
そんな時、コハクが誘拐されるという事件が発生しました。
シングたちはコハクを助けるためにグリム山という岩山の山頂に行きました。
誘拐犯を倒し、コハクを助け、帰ろうとしたとき、コハクの中に「疑惑」のスピルーンが戻ってしまったのです。
高所恐怖症のコハクは、シングたちがこの山頂から自分を落とそうと思っているのではないかと疑いました。
コハクは後ずさりし、今にも崩れそうな足場の悪い場所に行ってしまいました。
「オレ、コハクを守るって決めたんだ。だから・・・」
シングは危険をかえりみず、コハクを命がけで助けました。
コハクの中の黒いスピルーンは白く輝き出しました。それは「信頼」のスピルーンでした。
帝都に向かう途中、シングたちの前に男が立ちはだかりました。
男は結晶騎士のカルセドニーと名乗りました。カルセドニーはどうやらコハクのスピルーンを狙っているようです。
カルセドニーは体に装備したソーマから羽根のようなものを出し、飛び回って攻撃してきましたが、
シングたちはなんとかカルセドニーを撃退することに成功しました。
途中で立ち寄った温泉でピンク色に輝く「恥じらい」のスピルーンを取り戻しました。
帝都にはどうやらコハクのスピルーンは無いようです。シングたちはイネスとバッタリ会いました。
出世払いの約束のヒスイのソーマを見張るという名目で、イネスはシングたちに付いていくことになりました。
次に、湖に桟橋を作ってその上に人々が住むという、金持ちの別荘が立ち並ぶ街に着きました。
そこでマリンという金持ちの少女が悲しみに暮れていました。
マリンは湖の側のオデット水門から身を投げようとしましたが、シングたちが止めました。
マリンから青く輝く「悲しみ」のスピルーンを取り戻し、コハクに戻しました。
マリンはこれから前向きに生きると言いました。
次の街では世界一の勇者を決めるという武闘大会が開催されていました。
その大会の優勝トロフィーになんとコハクのスピルーンが飾られているではありませんか。
シングたちは大会に参加することにしました。予選を勝ち抜いて決勝戦になりました。
決勝戦はキンググロスという塔で行われます。塔の頂上に登り、勝ち抜いたものが優勝です。
シングたちはコハクを置いて、決勝戦に参加しました。
シングたちは塔の頂上に登りました。そこには去年優勝した男と、置いてきたはずのコハクが待っていました。
男の罠にかかり、シングは塔から落ちそうになりました。
コハクは勇気を振り絞ってソーマを振るい、シングを助けました。
大会はコハクが優勝したことになり、コハクは水色に輝く「勇気」のスピルーンを取り戻しました。
帝国軍のコーネルピン少将がコハクのスピルーンを持っていることが解ったので、
シングたちはコーネルピンがいるリグナトル駐屯地を襲撃しましたが、コーネルピンに捕まってしまいました。
コーネルピンは面白いものを見せてやる、と言ってシングたちを小部屋に連れて行きました。
そこには遺跡から掘り出されたという、青い鎧を着た機械人(ロボット)が横たわっていました。
コーネルピンはシングたちを動かない機械人と一緒に小部屋に閉じ込めました。
コハクは機械人に歩み寄って妙な言葉をささやきました。
造られし黒鉄の形代
かりそめの青銅の塊
螺旋に流るる血脈は水銀
結晶の月に誓え鋼の盟約
汝は我が盾、我が剣
結晶人―――の名を刻みて回れ、白金の心臓
シングたちは小部屋から抜け出し、コーネルピンを探しました。
駐屯地の深部には謎の装置があり、そこにコーネルピンがいました。
コーネルピンは、赤く輝くコハクの「怒り」のスピルーンを使って兵士に改造を施し、
デスピル病にさせることでゼロム憑依兵を生み出していたのでした。
ゼロム憑依兵は驚異的な強さを誇っていましたが、しばらくするとゼロムにスピリアを喰い尽くされて、
真っ白な石像のようになってしまいました。これは「白化」(はくか)と呼ばれる現象です。
自らに改造を施したコーネルピンも白化してしまいました。
シングたちは「怒り」のスピルーンを回収して、駐屯地から逃げました。
シングたちは帝都に行こうとする途中で、あの駐屯地の小部屋にいた青い鎧の機械人と出会いました。
機械人はクンツァイトと名乗り、コハクのことを主(あるじ)と呼びました。
どうやらコハクが言った謎の言葉は機械人を起動させる鍵だったようです。
シングたちはクンツァイトを一緒に連れて行くことにしました。
帝都に着くと、カルセドニーに「怒り」のスピルーンを奪われてしまいます。
そこへ冠を着けたマリンがやってきて、カルセドニーを止めようとしました。マリンはなんと皇帝パライバだったのです。
そしてマリンとカルセドニーは幼馴染で婚約者なのですが、なんだか関係がギクシャクしているようです。
カルセドニーはマリンのために強くなろうとしていましたが、
マリンはカルセドニーには変わってほしくないと言います。
「僕はあなたのためにやっているのに、どうして解ってくれないんだ!」
カルセドニーは「怒り」のスピルーンを取り込み暴走し、マリンに怪我を負わせてしまいました。
シングたちはカルセドニーにスピルリンクし、「怒り」のスピルーンを取り返しました。
カルセドニーのスピルメイズにはもう一つスピルーンがあるようでしたが、
そのときシングたちはカルセドニーのスピリアから弾き出されてしまいました。
皇帝暗殺容疑をかけられてしまったカルセドニーは、スピルーンを持ったまま北へ逃げました。
シングたちはカルセドニーを追って北へ向かいました。
途中でコハクはみんなに告白しました。コハクのスピルーンを壊したのはシングではなかったのです。
コハクが生まれたときから、コハクのスピルーンの中には「リチア・スポデューン」という、
エメラルドの髪の少女が住んでいました。
リチアはインカローズに追われていました。インカローズに捕まりそうになったので、
リチアはコハクのスピルーンをバラバラにして逃げたのでした。
シングを始め、誰もコハクのことを怒りませんでした。
シングたちは砂漠にさしかかりました。そこには恐ろしいサンドワームが棲んでいました。
シングたちはサンドワームを倒して緑色に輝く「喜び」のスピルーンを入手し、砂漠を抜けました。
シングたちはカルセドニーが逃げ込んだらしい聖都にやってきました。
カルセドニーはシングたちに、大聖堂にて待つという果たし状を送ってきました。
シングたちは大聖堂に行きました。そこには教会が本尊にしている「羽(はね)クジラ」の像がありました。
決闘に勝ち、シングたちはカルセドニーから黄金色に輝く「夢」のスピルーンを受け取りました。
最後のスピルーンを探している最中に、イネスはシングたちを裏切り、コハクを連れ去ってしまいました。
イネスは帝国軍の特務部隊の少佐で、スピルーンを手に入れる目的でシングたちに近づいたのでした。
イネスは特務部隊隊長のシルバ大佐から命を受け、シングたちを殺しに戻ってきますが、
シングたちの説得により改心し、シルバ大佐を止めることに決めました。
シングたちはコハクが連れ去られたニーベルグ島へ潜入しました。
コハクを助け、最後のスピルーンを持っているシルバ大佐の元へと向かいます。
ニーベルグの最深部には、遺跡から発掘されたという巨大なソーマ「いばらの森」へと続く入り口がありました。
そこにはシルバ大佐の他にインカローズもいました。シルバ大佐とインカローズは実はグルだったのです。
シルバ大佐は帝国に妻と子供を殺されたので、帝国に復讐するためならと、インカローズのいいなりになっていたのでした。
シルバ大佐はイネスの説得を聞き入れ、インカローズを粛清しようとしましたが、
逆にインカローズがシルバ大佐を殺しました。
怒りにかられたシングはインカローズを撃退し、紫色に輝く「愛」のスピルーンを手に入れました。
「愛」のスピルーンがコハクに戻ると、シングは高笑いを始めました。
シングのスピリアの中には緋色の髪の魔王「クリード・グラファイト」が封印されていたのでした。
シングの怒りのが最高潮に達したので、封印が解けてしまったのでした。
クリードはシングの体を操ってコハクをさらい、「いばらの森」へと逃げました。
「いばらの森」とは機動結晶城サンドリオンという戦艦みたいなものです。
クリードはシングの体を離れ、サンドリオン内に封印されていた自分の体へと戻ろうとしました。
シングはクリードを離すまいと抵抗しました。クリードはシングの体に剣を突き立てました。
まるでシングが自分自身を刺しているかのようでした。
重傷を負ったシングは抵抗を止め、クリードは緋色の髪の自分の体に戻りました。
コハクのスピリアの中のリチアも元の体に戻りました。
クリードはリチアを脅し、無理やりサンドリオンを起動させました。
サンドリオンは浮上し、クリードを乗せて飛び去りました。それはまるで羽クジラのような姿をしていました。
シングとヒスイとリチアは海岸へと打ち上げられました。
リチアは二人に事情を説明しました。
リチアやクリードは異世界人だったのです。
この世界は原界(セルランド)、そしてリチアやクリードがいた世界は結晶界(クォーティア)と呼ばれています。
あの空に輝く白い月は、白化してしまった結晶界だったのです。
そして黒い月は、結晶界のスピリアを喰い尽くした巨大なゼロム「ガルデニア」だったのです。
結晶界は文明が進んだ世界で、人々の間では争いが絶えませんでした。
リチアとクリードは、人々のスピリアをつなぐことができれば、争いのない平和な世界になると思い、
「いばらの森」計画を実行に移しました。
クリードはガルデニアを生み出しました。リチアが思念術で動かすサンドリオンはガルデニアの起動キーです。
リチアはガルデニアを起動させましたが、ガルデニアは暴走し、結晶界のスピリアを喰らいました。
リチアの姉のフローラが犠牲になり、ガルデニアのコアに飛び込んだのでガルデニアは停止しました。
リチアは二千年前に、サンドリオンを使って原界へと逃げてきました。
それからリチアはスピリアだけの存在になり、人のスピリアを転々とすることで
クリードの魔の手から逃れてきたのです。
クリードは恋人であるフローラをガルデニアから助け出そうと、そして結晶界を元に戻そうとしているといいます。
そのためにガルデニアを復活させ、そして原界のスピリアを奪おうとしているのです。
シングたちはイネスと会いました。リチアはイネスについていくというので、
シングとヒスイは二人で船に乗って南に向かいました。
南の島にある村にベリルがいました。ベリルを助けてくれた医者は、
治療費を取る代わりに、ジルコニアという老人のスピリアを診てほしいとシングたちに頼みます。
シングたちはジルコニアのスピリアにスピルリンクしました。
すると、老人の記憶がシングたちに流れ込んできます。
ジルコニアは先代の皇帝で、クリードの前の宿主でした。
17年前、クリードを宿したジルコニアはソーマ使いたちに囲まれました。
その中にゼクスとドナとアイオラがいました。アイオラのスピリアの中にはリチアがいました。
そしてアイオラは、カルセドニーが使っていたのと同じソーマを使っていました。
ゼクスたちはジルコニアを倒しましたが、クリードはドナのスピリアに逃げ込みました。
そのときドナはシングを身籠っていました。クリードはシングの中に入ってしまいました。
やがてシングが産まれました。ゼクスとドナはシングごとクリードを殺そうかとも思いましたが、
シングのスピリアはクリードには負けないと信じて、そのまま育てました・・・。
シングは「感情に流されるな」というゼクスの遺言を破り、クリードを目覚めさせたことを激しく後悔しましたが、
クリードの野望を阻止するという決意を新たにしました。
シングたちはイネスとリチア、そしてクンツァイトと合流しました。
クンツァイトは実はリチアの守護機士だったので、コハクに向かって主と言ったのでした。
クリードはガルデニアを起動させ、スピリアを喰らい尽くすゼロムとしての本性を現しました。
スピルメイズの中だけではなく、とうとう原界にもゼロムが出現するようになってしまいました。
原界の人々の間に不安と混乱が広がっていきます。
クリードはまだサンドリオンで空を飛び回っています。クリードに対抗するには、こちらも空が飛べなくてはなりません。
飛べると言えばカルセドニーのソーマ、バルハイトが思い出されます。
リチアの力を使えば、バルハイトを巨大化、変形させ、飛行機にすることも可能らしいことが解りました。
シングたちは帝都に行きました。マリンがいるお城はゼロムに襲撃されていました。
マリンのことを心配したカルセドニーは一人でお城に乗り込んでしまいました。
ですが一人ではゼロムに太刀打ちできません。そこへやってきたシングたちはカルセドニーを助けました。
カルセドニーはマリンの元へとたどり着きました。
マリンはカルセドニーに嫌われたと思って、皇帝としての務めを放り出して嘆き悲しんでいました。
カルセドニーはマリンに愛の告白をして、二人は仲直りしました。
マリンは心を入れ替え、皇帝の役目を果たすことを誓いました。カルセドニーはそんなマリンを側で支えると約束しました。
カルセドニーからバルハイトを譲り受け、飛行機を作ってそれでサンドリオンに突入しました。
クリードが待つブリッジにシングたちが到達したとき、サンドリオンはガルデニアに向けて星の海を渡り始めました。
クリードと直接対決かと思いきや、クリードの守護機士であるインカローズがシングたちの前に立ちはだかりました。
シングの一太刀はインカローズの片目を貫きました。
それに怒ったインカローズは力を爆発させ、シングたちを弾き飛ばしました。
気がつくと、シングたちは白化した結晶界の大地に立っていました。
リチアが言うには、希望の塔ジャックシードからガルデニアに行けるということなので、
シングたちはジャックシードに向かいました。
塔を登っていく途中でインカローズが勝負を挑んできましたが、インカローズが負けました。
「クリード様、申し訳ありません。あなたが美しいと褒めてくださった目を、両方とも壊してしまいました・・・」
インカローズはとうとう機能停止しました。
シングたちはガルデニアに着きました。
ガルデニアのコアには、リチアと同じエメラルドの髪をしたフローラが融合していました。
シングたちより少し早くコアに着いたクリードは、強引にフローラをコアから引き離そうとしました。
そこへシングたちが現れて、クリードを止めました。
「やめろ、クリード!そんなことをしても、結晶界は復活しない!!」
フローラは語ります。ガルデニアが結晶界のスピリアを喰い尽してしまったのは、愛を知らないからなのです。
それは、ガルデニアを作ったクリード自身が愛を知らなかったせいなのでした。
「愛を知らないがゆえに、永遠に満たされず、無限に求め続けるしかない、哀れな子・・・」
それでもクリードはフローラをコアから引き離し、代わりに自分がコアと融合しました。
「もう終わりにしよう。誰かと想いをわかちあえれば、どんな暗闇からだって抜け出す道はあるんだ!」
シングの説得にもクリードは耳を貸しませんでした。
シングたちはクリードとの最終決戦に勝ち、クリードとガルデニアの融合を解きました。
「これがオレたちのスピリアの力だ!」
コアを破壊されたガルデニアはとうとう、自分自身をも喰い始めました。
早く逃げなければガルデニアごと消滅してしまいます。
シングは倒れているクリードを連れて逃げようとしました。
「クリードは、ひとりぼっちのオレなんだ!ずっとオレの中にいた、誰の想いにもスピリアを開かなかった、
もう一人のオレなんだ。だから、見殺しになんてできないよ!」
しかしクリードはシングを拒絶しました。
二千年生きてきたクリード、フローラ、リチアの三人のスピリアの寿命はもう尽きようとしていたのです。
クリードはガルデニアと共に消えることに決めました。フローラも残ることになりました。
シングたちは逃げていきました。
「ああ、なんと暖かい・・・。そうか、こんな簡単なことでよかったのだ。なぁ、フローラ・・・」
最期の時、フローラに触れたクリードは、ようやく愛が何なのか知ったのでした。
シングたちはサンドリオンに逃げました。
ガルデニアは消滅し、ガルデニアの中にあった結晶界のスピリアは解放され、結晶界に戻っていきました。
何百、何千年かかるか解りませんが、いつか必ず結晶界は復活すると、リチアは言います。
「これで思い残すことはありません・・・わ・・・」
寿命が尽きかけているリチアは倒れてしまいました。
せっかくリチアが幸せになれるときが来たというのに、何か方法はないのかとみんなで考えました。
機械人が持っている擬似スピリアの中は時間が操作できるといいます。
「リチア様、お願いです。どうか、自分の中で生きてください!」
リチアはクンツァイトのスピルメイズで、時間を止めたまま眠り続けることになりました。
「お願いします、リチア。あなたが守った世界の行く末を見届けてください」
「おやすみなさい、想いをつなげてくれた仲間たち」
「おやすみなさい、リチア。おやすみなさい、クンツァイト」
シングたちは原界に戻ってきました。
空を見上げると、白い月の側に、リチアが眠り続けるサンドリオンが浮かんでいるのが見えます。
それはまるで、エメラルド色に輝く星のようでした。
いばらの森の ねむり姫 千年夢みて ねむる姫
現の仲間と 想いを重ね 夢の剣(つるぎ)を託す姫
勇者が切り裂く黒い月 いつか生まれる白い月
空飛ぶクジラは星となり 悲しき悪夢も露と消ゆ
いばらの森の夢見姫 想いの糸をつなぐ姫
鋼の騎士に守られて きらめく星を胸に抱き
ずっとずっと夢みてる 世界が目覚める夢をみる
Fin
※ストーリーが無駄に複雑過ぎるorz登場人物多すぎ、設定がごちゃごちゃし過ぎ
小ネタが多すぎて下手するとメインストーリーすら霞んでしまう
もうちょっとシンプルにならなかったのかと小一時間問い詰めたい
というわけで出来る限りシンプルにしてみましたがどうでしょう?
※登場人物の名前は宝石や鉱物の名前から、
ダンジョン名はおとぎ話から引用されているようです。
思ったんだが
wikiのラストバイブル2
機種依存文字(ローマ数字の2)だが大丈夫か?
テイルズ オブ ハーツの人、乙です
PSPのJEANNE D'ARCのストーリーについて教えてください。
よろしくお願いします。
VenusBlood-DESIRE-のメインルート?って言っていいのかな?
1週目BADENDで力尽きたので…どなたかお願いします
ちなみに個別のENDはいいのでメインになるルートをお願いします
>>225までをWikiに収録、未解決リストに反映しました。
前スレ>388
>>43>>59で書いた理由から、Wikiの
「428 〜封鎖された渋谷で〜」のページの一部を一旦削除しました。
>>170 少し調べましたが「新約ラストバイブルV」
というタイトルのゲームは確認する事ができませんでした。
他の何かのゲームとの間違いでしょうか?
>>211 お疲れ様です。管理人さんではありませんが、削除しました。
色々乙
>>222 できるだけ正確な表記にしようと、配信元の会社のサイトに掲載されている
プレスリリース中でのタイトル表記にならって記載していました。
しかし、確かにローマ数字は環境によっては表示できないことがある文字として避けられますね。
修正した方がいいでしょうか?
>>225 18禁ゲームのようですが、
>>2に書いてあるように
このスレは18禁のゲームのストーリーは扱っていません。
>>3にリンクがある、18禁作品用の関連スレで依頼してみては。
大文字のアイ二つで代用してはどうでしょう
UとII
てかFFとかほとんどのゲームは大文字のアイで書いてあるんだけど
検索かけてみたらヘラクレスの栄光とか武蔵伝とか影牢とかでもうローマ字の2が使われてるし
このままでもいいんじゃね?
今後は注意して大文字のアイを使いましょうってことで
同人ゲームの東方緋想天予約します。
ちょっと入り組んだ話なので少し時間かかります
232 :
ゲーム好き名無しさん:2009/12/01(火) 18:59:38 ID:ufbnU84RO
PS3・XBOX360で出ている家庭用のブレイブルー、またはバトルファンタジアのストーリーを教えて下さい。出来ればキャラ別でお願いします。
ブレイブルーはもうあるだろ?
Wii「罪と罰〜宇宙の後継者〜」をリクエストします
家庭用はジャンル:サウンドノベルだしなぁ…
フリーゲーム・ダメフロンティアがあったので同作者の最新作を関連に
フリーシナリオ感が強いのでプレイの一例です
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
中川昭一氏追悼ゲーム
Romancing Sa・Ke
【現世】
2009年――歴史的な政権交代
選挙に大敗し、議席を失った中川昭一は自宅で落ち込んでいた。
「こういうときは酒だ」と冷蔵庫から酒を出そうとする中川。
しかし、朦朧会見以降断酒していたので、一瞬判断に迷うも結局は飲むことにしたが
酒に口をつけようとした途端中川は倒れ、そのまま命を落としてしまう。
日本中に中川死亡の報道は回ったが、とりわけ麻生太郎はひどく落ち込んでいた。
【民主党征伐】
目が覚めると不思議な空間にいた中川。
近くにゴッドと名乗る人物がいたので話してみることに、
曰く、中川は血中のアルコールが少なくなりすぎたのが死因だと言う。
更に、輪廻転生の輪に入るには、下界にいる民主党を倒す必要があるのだという。
下界に降り立つ中川、そこは物寂しくもどこか懐かしい(ドットの)世界だった。
道中で似た境遇の三沢光晴、マイケルジャクソン、ノムヒョンを仲間に入れる。
ライスにスキルを磨いてもらい、モーニングブルードラゴンに稽古をつけて戦力増強を図る一行。
各選挙区に君臨する民主党四魔貴族、鳩山由紀夫、菅直人、前なんとか誠司、岡田克也を倒す。
続きます
【サブイベント】
四魔貴族を倒した後、何やら大きな建物があるというので行ってみることに、
そこにいた偉い人にケンカを売ったら仲間を吹き飛ばされたので当分1人で進むことに、
偶然出会った森喜朗からアメリカの噂を聞く。
アメリカに行き、アピールしてくるオバマと拳を交えた後、
近くに気に障る教会があったので壊そうとすると、ドラゴンが襲ってくるが返り討ちにする。
「大人になるって悲しいことなの・・・」とうるさいビッチがいたのは気にしない。
仲間は元いた場所にいたので合流する一行。天空の塔の噂を聞く。
エレベーターで楽々塔に登るとそこにいた藤原喜明が4人の最強スキルを教えてくれた。
選挙区に戻ると龍の除霊を頼まれたが、最強スキルを備えた一行の敵ではなかった。
【ノーマルエンド】
民主党本部の場所を突き止め、小沢一郎と対面する一行、
「部下が世話になったな」と言うケンカを買い、倒す。
約束どおり民主党を壊滅させたので、ラストダンジョンへと歩みを進める一行。
その奥にはゴッドが待っており、民主党討伐は左翼に偏りすぎた売国政治を正すものだったと打ち明け
成就したお礼に全員の願いを1つづつ叶えるという。
小橋建太の逆水平チョップが苦手だった三沢は小橋の力がオーバーフローして攻撃力が下がったので、当面痛い思いをしなくなった。
マイケルは念願の大勢の子供達に囲まれて興奮している。
支持率に悩むノムヒョンは、急に日本が賠償金を送ってくれたので支持率が急上昇した。
そんな中、中川は「やっぱり酒だな」と自民の幹部と三沢達でささやかな宴会をすることに、
民主党の幹部も友愛の精神で入れてくれとやってきたので、快く中川は宴会にむかい入れる。
酒の席では立場も思想も関係なく皆で楽しくできるからと酒が好きなんだと語る中川。
その時、民主党員の姿は消え、突如現れるゴッド。
「右と左が仲良くなることはありえない」と言うゴッドをただのネトウヨだと見なす中川、
酒の席を邪魔された中川達に適うはずもなく、倒れ消滅する神。
天に昇る時間が来た一行、しかし三沢たちは天国でも楽しくやっていけると未練はなさそうだ。
中川はやはり酒を一杯飲んでから天国に行くことに、
一方、落ち込み続けていた麻生、
そこへ中川が現れ最後の一杯に誘った。
【アナザーエンド】
民主党退治を後回しにして、自らの欲望を叶えるべくラストダンジョンに進む中川、
そこには飲みきれないほどの巨大なビール・ビールオブビールがあった。
暴れるビールオブビールを倒した後、いよいよ勝利の美酒に行こうとするも、
そこへ待ったをかける人物の影が。
「同じく飲酒で失敗した者」として中川がビールオブビールを飲むのはいけないとしている。
中川たちの前には地デジを推進している国民的アイドルが姿を見せた。
完
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
文章稚拙ですみません。(もしいらっしゃれば)書き直し大歓迎です
亡くなって日も浅い人をネタにするなんて、、、なんだか嫌な感じだな
どうなの、これは・・・
243 :
ラチェット&クランク:2009/12/04(金) 02:25:24 ID:/9+wpRXY0
プロローグ
はるか遠くにある辺境の惑星ベルディン。
そこにたった一人で住むラチェットは、いつか銀河で最も人気の高いヒーロー「キャプテン・クォーク」のように
立派なヒーローになりたいと思いを抱いていた。
しかし現実は、自分で作った宇宙船にはロボット起動システムが必要であることがわかり、
何もできないまま途方に暮れてしまうのであった。
一方その頃、どこかの惑星にあるロボット工場。
その工場から一体の不良品のロボットが生産された。
彼はなにを思ったかすぐに宇宙船に飛び乗ると、惑星から脱出した。
しかしたちまち追いつかれ撃墜されてしまう。そしてそのロボットは辺境惑星ベルディンに墜落したのだった。
そしてその頃、隕石のようなものが落下したのを見かけたラチェットは墜落現場へ向かう。
そこには宇宙船の残骸と小さなロボットが落ちており、ラチェットはそのロボットを自宅へ連れ帰ることにした。
家に着きラチェットが宇宙船の事を話すと、ロボットはその宇宙船を診てくれた。
ロボットはヒーローであるキャプテン・クォークを探すことを条件に、宇宙船を起動させたのだった。
何でもこのロボットの話によれば、プラーグ族の指導者である「BBB(ビッグ・バッド・ボス)」が
環境汚染で住めなくなった自分たちの星の代わりに人口の惑星を作りたいという名目で、他の星を襲撃してはその星のパーツを奪っているのだとか。
このままでは多くの星や人々が危ない!ラチェットはすぐに宇宙船を起動させ、ロボット(シリアルナンバーB5429と名乗ったが、言い難いためクランクと名付けられた)と共に、
銀河の平和を守る大冒険に出発するのだった。
244 :
ラチェット&クランク:2009/12/04(金) 02:35:25 ID:/9+wpRXY0
主な登場人物
ラチェット:辺境惑星ベルディンに住む宇宙人の少年。ヒーローにあこがれるお年頃。
クランク:とある惑星にて生まれたロボット。口癖は「〜っす」
キャプテン・クォーク:銀河中の人々に愛される人気のヒーロー。ラチェットの憧れの的である。
BBB:プラーグ族のボスで、他の星のパーツを奪い、それをつぎはぎに合わせた人口惑星を生み出そうとしているトンデモ悪人。
ふとっちょアル:大都市惑星ケルバンにて出会うことになるメカヲタク。後のシリーズにも出ている。
登場キャラクター
ショコラ(名前変更可) プレイヤーキャラ。黄色い羽根のチョコボ。
シロマ 白魔道士の女の子。亡くなった両親の跡を継いでチョコボ牧場を経営している。
クロマ 黒魔道士の男の子。移動図書館の絵本コレクションが自慢。
シド 発明家のお兄さん。飛空挺を発明した。メガネをかけたイケメン。
イルマ 赤毛で冷たい目の女の子。悪い魔女。
ヴォルグ イルマの手下の黒いチョコボ。ショコラのライバル的存在。
ベブズ 大魔王。
ポップアップヒーロー 正体バレバレな正義の味方。
デブチョコボ チョコボ牧場の仲間。
ハムスターのドル君 チョコボシリーズでお馴染み
その他、FFシリーズでお馴染みの召喚獣&モンスターのみなさん
世界のどこかに島がありました。
その島にはチョコボたちが仲良く暮らすチョコボ牧場がありました。
ある日、放牧場でショコラは居眠りをしていました。
「みんな、絵本を読むわよ!さあ、ショコラも起きて!」
シロマが放牧場のチョコボたちに声をかけます。
ショコラが目を覚ましてシロマのそばに行くと、シロマは絵本を読み始めました。
「むかしむかし、あるところにサボテンダーとアダマンタイマイが住んでいました・・・」
第一章 魔法の絵本と予言のチョコボ
「おーい、シロマ!面白いものを見つけたぞ!」
クロマが移動図書館のワゴンを引っ張ってやって来ました。
「はるか東の国で見つけた絵本だ」
クロマが取り出したのは、なんだか不吉な感じのする怪しい本でした。
「ちょっと、それ大丈夫なの?」
シロマは心配そうでしたが、クロマは構わずに本を開こうとしました。
「あれ?この本、鍵がかかってるぞ?なあ、ショコラ、見てくれないか?」
怪しい本にはパズルがついていました。ショコラがそれを解くと、本が開きました。
クロマが本を読みます。
「えっと、なになに?
――ようこそ闇の世界へ!我が名はベブズ。暗黒の大魔道書なり!
今、ショコラという者によって封印を解かれた。
ショコラの『し』は嫉妬の『し』。そう、これから嫉妬の時代が始まるのだ――。※1
なんでショコラの名前が書いてあるんだ?」
クロマはさらに本を読み進めます。
「今こそ見よ!大魔王がその真の姿を現すのを!」
怪しい本は、本の形のモンスターに姿を変え、高笑いをしました。
「はっはっは!ついに復活したぞ!私は大魔王ベブズ。
まずは挨拶代わりに、お前らの魂を頂くとしよう」
ベブズは大きな口を開けて、チョコボ牧場のチョコボたちを吸い込みました。
一緒に移動図書館の絵本も吸い込みました。
「おいしかった!」
ベブズはどこかに飛んでいきました。
運良くベブズに吸い込まれずに済んだショコラは、シロマと一緒に宿舎の方へ行きました。
宿舎の前には、先ほどシロマが読んでいた絵本が落ちていました。
ショコラが絵本を開くと、なんと、ショコラは絵本の中に入ってしまいました。
【サボテンダーとアダマンタイマイ】
むかしむかし、あるところにサボテンダーとアダマンタイマイが住んでいました。
ある日、アダマンタイマイがのんびり水を飲んでいるところへ、サボテンダーがやってきました。
せっかちなサボテンダーはアダマンタイマイを急かしますが、アダマンタイマイはのんびりしています。
ふたりはけんかをしてしまい、どちらが早く岩山のてっぺんまで着けるか競争することになりました。
つづく
ショコラはアダマンタイマイを応援し、アダマンタイマイを勝たせることができました。
すると、絵本の結末が書き換わりました。
途中で油断して居眠りしてしまったサボテンダーはアダマンタイマイに負けました。
サボテンダーは怒って針を飛ばしましたが、
硬い甲羅に覆われているアダマンタイマイは痛くもかゆくもありませんでした。
ショコラは絵本の世界から帰ってきました。すると絵本からサボテンダーが飛び出しました。
サボテンダーはそばに浮いていた風船を割りました。風船から1枚のカードが落ちてきました。
ショコラがカードを拾うと、カードの中からデブチョコボが出てきました。
「怖かったよ〜。チョコボカードに閉じ込められたんだよ〜」
どうやらベブズに食べられたチョコボたちはカードになっているようです。
そして絵本は、奇跡を起こす魔法の絵本になっていたのです。
そのとき、女の子がやってきました。
「あたしの名前はイルマ!
忠告しておくわ。これ以上あたしの計画の邪魔しないで!
さあ、あたしの忠実なるしもべ、ヴォルグよ、出ておいで!」
黒い羽根のチョコボが現れました。
「あんたのチョコボと、あたしのヴォルグのどっちがすぐれているか、絵本の中で勝負よ!」
イルマはシロマに言いました。
ショコラとヴォルグは絵本の中へ入り、アダマンタイマイを使って競争しました。
もちろんショコラが勝ちました。
「くっ、ひとまず撤退よ!」
イルマとヴォルグは去って行きました。
第二章 マグマ山と四つのクリスタル
シロマとクロマ、そしてショコラは宿舎の中で話し合いをしました。
とりあえず、イルマには気をつけようということになりました。
ヴォルグは島の北にあるマグマ山という火山の方へ行ったようです。
ショコラはシロマと一緒にマグマ山を登りました。
また魔法の絵本が落ちていました。
【タイタンと豆の木】
少年が町へお使いに行く途中、盗賊に遭い、リュックサックごと持っていたお金を取られてしまいました。
盗賊が去っていった後には、七色の豆が落ちていました。
少年は仕方なく、その豆を持ち帰って、庭に埋めました。
次の日、豆は雲の上まで届く巨大な木に成長していました。
少年は豆の木を登っていきました。
つづく
絵本の世界に入ったショコラは、豆の木を登って、雲の上に行きました。
少年はタイタンが住む神殿へとたどりつきました。
その前には、盗賊に盗まれた空っぽのリュックサックが落ちていました。
そう、盗賊を使って盗みを働いていたのはタイタンだったのです。
少年はタイタンがぐうぐう眠っているすきに、神殿にある財宝を奪って逃げました。
目を覚ましたタイタンは、少年にボムをけしかけました。
少年はボムを上手に避け、豆の木をすべり降り、地上に戻って幸せに暮らしました。
絵本からボムが飛び出ると、道をふさいでいた岩を爆発で壊しました。
その先では、ベヒーモスが意地悪をして、道を通してくれません。
「ポップアップヒーロー登場クポ!」
そのとき、覆面をした、自称ポップアップヒーローが現れました。
ですが話し方から正体はモーグリなのはバレバレです。
ポップアップヒーローはショコラにデッキケースとカードを渡し、ポップアップデュエルのやり方を教えました。
ポップアップデュエルとは、カードから召喚獣を呼び出して戦うバトルです。
ショコラはポップアップデュエルでベヒーモスを倒し、先に進みました。
マグマ山の山頂には、輝きを失ったクリスタルと、魔法の絵本がありました。
ショコラは絵本の中に入りました。
【みにくいチョコボの子】
あるところに、チョコボの男の子と兄さんたちとお母さんが住んでいました。
男の子は、兄さんたちと違って、黒く焼け焦げたような羽根の色をしていました。
男の子はみにくいチョコボの子だと兄さんたちからいじめられ、お母さんから辛く当たられました。
ある日、お母さんは、男の子を火山にお使いにやりました。
つづく
ショコラは絵本の中で、ヴォルグと対決することになりました。
もちろんショコラが勝ちました。
火山はひと気のない、さびしいところでした。
チョコボの男の子が心細くなっていると、突然、男の子の翼に火がついて、燃え上がりました。
炎は男の子の体を包みました。やがて炎の中から、フェニックスが姿を現しました。
みにくいチョコボの子はフェニックスだったのです。
絵本の力によって、クリスタルは赤く輝き出し、フェニックスが姿を現しました。
「私の名はフェニックス。火のクリスタルを守護する者。
ショコラよ、この世界に危機が迫っています。魔王ベブズの復活・・・
四百年前と同じ悲劇が繰り返されようとしています」
「教えてください、どうすれば魔王ベブズを倒せるのですか?」
シロマの問いに、フェニックスは答えます。
「四つのクリスタルの力を解放しなさい。そうすれば・・・」
そのとき、ベブズとイルマが現れ、フェニックスは姿を消しました。
「目覚めなさい、火のベブズよ!」
イルマがそう言うと、ベブズは火のクリスタルのパワーを吸い込んで、鳥の形に姿を変えました。
ショコラはポップアップデュエルで火のベブズを倒しました。
ベブズは元の本の姿に戻り、イルマと共に逃げていきました。
第三章 深き森の鼓動
宿舎に戻ったショコラたちはまた話し合いました。
東の森にクリスタルがあるので様子を見に行こうということになりました。
途中に木が倒れていて進めない場所がありましたが、フェニックスの加護により、木は燃えてなくなりました。
しばらく進むと枯れて水がなくなった池がありました。
【シヴァとイフリート】
イフリートはシヴァに、炎はなんでも焼き尽くすから強いと言いました。
シヴァは、氷だってなんでも凍らせてしまうから強いと言い返しました。
それなら、炎と氷、どちらが強いか勝負しようということになりました。
あの大木になっているラサンの実を取りに来る旅人を、上手に邪魔した方が勝ちです。
つづく
ショコラとヴォルグは、どちらがラサンの実をたくさん取るかという勝負をしました。
もちろんショコラは勝ちました。
シヴァは旅人に向かってダイヤモンドダストを放ちました。
イフリートは地獄の火炎を使いました。
炎の熱で氷は溶け、雨となって旅人の上に降り注ぎました。
旅人は雨などにはへこたれず、ラサンの実を取って帰っていきました。
勝負は引き分けに終わったので、シヴァとイフリートは仲直りしました。
絵本の力によって池に雨が降り注ぎ、通れるようになりました。
「ショコラなんかに負けるなんて・・・使えないチョコボね」
イルマはヴォルグに向かって文句を言いました。
「イルマ、チョコボにはもっと愛情を注いであげなくちゃだめよ」
シロマはイルマに言いました。
「ふん、愛情なんてかけても裏切られるだけよ。裏切らないのは力だけ」
イルマはそう言い残して去っていきました。
「イルマ、あなたがかわいそう・・・」
池を越えてしばらく進むと、輝きを失ったクリスタルと絵本がありました。
【ユニコーンの音楽隊】
毎日が退屈で退屈でしょうがなかったユニコーンは、音楽隊を結成することになりました。
ユニコーンはひづめで地面を踏みしめて演奏します。
ラッパを担当するケットシーと、シンバルを担当するハムスターのドル君も音楽隊に入りました。
町にモルボルが現れて、人々に悪さをするようになりました。
困った町長はある日、ユニコーンたちにモルボルを退治するよう頼みました。
つづく
ユニコーンの音楽隊が演奏すると、モルボルたちは音楽につられて次々に川の中に入っていきました。
町にいたモルボルは全ていなくなりましたが、ケチな町長はユニコーンたちにお金を払いませんでした。
ユニコーンたちは悲しい気持ちになり、音楽を演奏しながら町を去っていきました。
すると、町の子供たちが音楽につられて踊りだし、ユニコーンたちについていきました。
大人たちが気がついたときには、もう町の子供はどこかに行ってしまった後でした。
町長はお金を払わなかったことを後悔しましたが、後の祭りでした。
魔法の絵本の力でクリスタルは緑色に輝き、ユニコーンが姿を現しました。
「私の名はユニコーン。大地のクリスタルを守護する者。
ショコラよ、よく聞きなさい。四百年前に大魔王ベブズを倒したのは四賢人だ。
彼らと同じ運命を持つ者たちは・・・」
そのとき、ベブズとイルマが現れ、ユニコーンは姿を消しました。
「よみがえりなさい、大地のベブズよ!」
イルマがそう言うと、ベブズは大地のクリスタルのパワーを吸い込んで、ツノが生えた人間に姿を変えました。
ショコラはポップアップデュエルで大地のベブズを倒しました。
ベブズは元の本の姿に戻り、イルマと共に逃げていきました。
第四章 眠れる海底神殿
ショコラは南にある、海底神殿の入り口にやってきました。
ユニコーンの加護により、水の中でも息ができるようになったショコラは、海底神殿に潜りました。
【三びきのポーキー】
あるところに三びきのポーキーの兄弟が住んでいました。
長男ポーキーは足が速く、次男ポーキーは力が強いのが自慢でしたが、
末っ子ポーキーは力も弱く、のろまでした。
兄弟たちはお父さんに言われて、それぞれ家を建てました。
長男ポーキーはわらの家、次男ポーキーは木の家、末っ子ポーキーはレンガの家を建てました。
つづく
ある日、ポーキーたちの元へトンベリがおそいかかってきました。
トンベリが右手に持った包丁で、木の家は粉々にくだけてしまいました。
トンベリが左手に持ったランタンで、わらの家はたちまち燃えてしまいました。
ポーキーたちは残ったレンガの家へ逃げ込み、難を逃れました。
末っ子ポーキーは、兄さんたちにはない知恵をもっていたのでした。
魔法の絵本からトンベリが飛び出し、先へ進めるようになりました。
しばらく進むと、地上に出ました。ヴォルグが現れて、ショコラに嫌がらせをしました。
ショコラはうず潮の中に落ちそうになりました。
「さあ、早く乗れ!」
そこへ飛空挺に乗ったシドが現れ、ショコラを助けました。
飛空挺は宿舎の前で止まりました。シドは島を留守にしていましたが、先ほど帰ってきたそうです。
飛空挺があれば西にある機械塔へ行くこともできますが、今はエネルギー切れで飛べません。
シドはショコラに、海に潜ってエネルギーになる「エネル貝」という貝を取ってきてくれるよう頼みました。
ショコラは再び海底神殿に潜り、輝きを失ったクリスタルと魔法の絵本がある場所に着きました。
【リヴァイアサン少年】
海のそばの村に嘘つきの少年が住んでいました。
少年はいつも、リヴァイアサンが出たと嘘を言っては村人を驚かせて楽しんでいました。
いつの間にか少年の言うことを誰も信じなくなりました。
そんなある日、本当にリヴァイアサンが姿を現したのです。
少年はリヴァイアサンが来たと言いましたが、村人は誰も信じてくれません。
少年はとうとうリヴァイアサンにつかまってしまいました。
つづく
リヴァイアサンは嘘つき少年を叱り、少年は改心しました。
ある日少年は、リヴァイアサンが黄金の魚を食べたことがないことを知りました。
少年はリヴァイアサンのために黄金の魚をつかまえてあげました。
孤独な海の王だったリヴァイアサンの心にあたたかいものが満ちあふれました。
少年とリヴァイアサンは仲良くなり、幸せに暮らしました。
魔法の絵本の力でクリスタルは青く輝き、リヴァイアサンが姿を現しました。
「私の名はリヴァイアサン。水のクリスタルを守護する者。
ショコラよ、よく聞きなさい。四賢人の末裔は今も生きています。
彼らの力がひとつになったとき、運命の扉は開かれるのです」
そのとき、ベブズとイルマが現れ、リヴァイアサンは姿を消しました。
「さあ、よみがえりなさい、水のベブズよ!」
イルマがそう言うと、ベブズは水のクリスタルのパワーを吸い込んで、水竜の姿になりました。
ショコラはポップアップデュエルで水のベブズを倒しました。
ベブズは元の本の姿に戻り、イルマと共に逃げていきました。
ベブズが去っていった後に、エネル貝が落ちていました。
254 :
ゲーム好き名無しさん:2009/12/04(金) 17:55:21 ID:iF4aE/Cs0
PS2の実写ゲームThe FEAR (ザ・フィアー)をどなたか・・・
第5セクター:エリダヌス
新たなセクターにたどり着いたが、外の様子は今までのように、ニンゲンの負の部分を象徴するような世界ではなく、
「庭園」のような場所だ。ここには、「バニシング・ポイント」があるから、最後の場所だと喜ぶクルー。
「バニシング・ポイント」の発見がミッションとして発令される。
シュバルツバース合同計画と連絡をとるとシュバルツバースを破壊するプランが確立できたとの事。
シュバルツバースの周りに、核爆弾を連鎖的に爆発させれば、
シュバルツバース表層の結合粒子を崩壊させることができるらしい。
この破壊作戦は主人公たちの帰還をもって行われる。
「庭園」を抜け、床や壁が浮かんでいる最上階にて、ついに「バニシング・ポイント」の直前までたどり着いた主人公。
しかし、壁が行く手を阻んでいる。そこへアーサーから帰還命令が下される。
脱出作戦に障害のある事態が生まれたらしい。さらに、現状では目の前の壁を解除することもできないとアーサーは告げる。
全クルーが帰還したのを確認して、「エリダヌス」のミッションの凍結を命じるアーサー。
「カリーナ」で大型の艦艇の反応があり、そこへ向かうとの事。
クルーは、未発見の「ギガンティック号」じゃないかと言うが、交信しても反応もなく、直接調査することになる。
「カリーナ」の艦艇に着いた主人公。識別コードや艦艇の画像から導き出された結論は、
「ギガンティック号」ではなく、「レッドスプライト号」の原型艦「ライトニング号」のようだ。
「ライトニング号」はある財団系組織が所有しているらしい。
そこへ「ライトニング号」から、通信が入り、主人公、ヒメネスが「ライトニング号」にて会談することになる。
中には黒いデモニカを着た兵士達がいる。
指揮を取る「ジャック大佐」は、シュバルツバース合同計画から情報をもらっているのか主人公達の状況を把握している。
彼らの目的は、人類を存亡から救う…ではなく、スポンサーから金によって派遣され、
スポンサーに利益、富をもたらすものを手に入れるのが目的らしい。とはいえ、特に目的が対立するわけでもないし、
干渉せずに自分達の目的を果たせばよいと言うジャック。
彼らは、現在の両者が陥っている打開策として、「バニシング・ポイント」の探索に協力するが、
代わりに未発見の「フォルマ」と「フォルマサーチ」の提供を要求してくる。
とりあえずジャック艦隊を離れ、「アーサー」達と話し合うことになるが、
調査用の「レッドスプライト号」と戦闘用にカスタマイズされている「ライトニング号」では、
戦力は圧倒的にこちらが不利だし、「不可侵条約」を飲まざるをえない。
ジャック達が要求するフォルマを提供しても、それがこちらの脅威になる可能性も低いし、
「バニシング・ポイント」の発見にも有効ということで、彼らの求めるフォルマを探すことになる。
ジャックが要求した「ハイドロアップル」、「九重氷石」、「エックス金属」を探し、それらと「フォルマサーチ」を渡し、
「バニシング・ポイント」の前に展開していた彼の部下「ライアン」によって「ゲートサーチ」を強化してもらい、
「バニシング・ポイント」に繋がる門を見つけ、中に突入する。
「バニシング・ポイント」に通じる部屋にいたのは、「ウロボロス」。
自分が支配する聖殿を騒がした罪科を受けろと襲ってくるウロボロスを倒すが、そこへゴアが現れる。
彼は、ニンゲンに「ウロボロス・マイア」に抗う術はないと言うと、なんと「ウロボロス」が再び姿を現す。
ひとまず撤退すると、ジャック大佐から通信が入る。
彼らは「バニシング・ポイント」にエネルギーを送る存在を確認したらしい。この存在の排除を試みることになる。
エネルギーを送る「マンドレイク」、「カワンチャ」、「ズェラロンズ」、「バジリスク」を倒し、
エネルギーの供給を断ち、再びウロボロスの元へ。
エネルギーの供給がなくなり、永遠の輪廻が断たれたことによって、本気を出すウロボロスを倒した主人公。
「ニンゲンがここを超えることは…」そう言い残し、ウロボロスは消え去り、エキゾチック物質というものを手に入れた。
そこへゴアが現れ、「ママ」ことウロボロスを倒された事にショックを受け、なにをするべきかを見失ったまま、
どこかへ消えた。このまま体が朽ち果てるまでこの世界を彷徨うことになるとヒメネスが言う。
敵にはなったが、襲ってこなかったのは、部下思いの「隊長」が「ゴア」にそうさせていたのだろうかと別の機動班。
もう「バニシング・ポイント」への突入を阻むものはいない。ついに「地上脱出アタック」が行われる。
念願の地上への脱出が行われることに喜ぶクルー。
合同計画とも連絡を取り、脱出後に、シュバルツバース破壊作戦が決行することも確認し、ついに作戦が実行される。
今回はここまで。
次回はちょっと長くなります。
ラチェット&クランクの人
チョコボと魔法の絵本の人
真・女神転生STRANGEJOURNEYの人
みなさん乙です
第五章 機械塔の幻影
ショコラはエネル貝をシドに渡しました。
「よし、これでいつでも機械塔に行けるぞ」
シドとショコラ、そしてシロマとクロマも飛空挺に乗り、東にある離れ小島に行きました。
そこには機械塔が立っていました。みんなは塔を登っていきました。
【サボテンダーとアダマンタイマイ その2】
サボテンダーとアダマンタイマイが岩山で勝負をしていた頃から季節は巡り、冬が近づいてきました。
サボテンダーは、冬ごもりのための食料が不足しているので、いかだで川を下って食料を取りに行こうとしました。
夏の間に食料をたくわえておけばよかったのですが、計画性のないサボテンダーは遊んでいました。
この季節は川の流れが速いからあぶないとアダマンタイマイは忠告しましたが、サボテンダーは聞きません。
サボテンダーはいかだに乗って出発しました。
つづく
ショコラとヴォルグは、アダマンタイマイに乗ってサボテンダーをどれだけ早く助けるかという勝負をしました。
当然、ショコラが勝ちました。
いかだは岩にぶつかって壊れてしまいました。サボテンダーは川を流されていきます。
そのすぐ後ろには、ビスマルクが口を開けてサボテンダーを待ち構えています。
アダマンタイマイは必死で泳いで、サボテンダーを助けました。
獲物を取られたビスマルクは、怒って潮を吹きました。
水に強いサボテンダーとアダマンタイマイには、痛くもかゆくもありませんでした。
魔法の絵本から飛び出したビスマルクの潮によって側の装置が壊れ、先に進めるようになりました。
さらに塔を登っていくと、輝きを失ったクリスタルと魔法の絵本がある場所に着きました。
【赤ずきんチョコボちゃん】
あるところに、赤ずきんチョコボというかわいいチョコボがいました。
ある日、赤ずきんチョコボのお婆さんは、雷に驚いてぎっくり腰になってしまいました。
赤ずきんチョコボは、お婆さんの家にお薬を届けてあげることにしました。
ラムウが繰り出す雷を避けながら、赤ずきんチョコボはお婆さんの家へ着きました。
赤ずきんチョコボが届けてくれた薬のおかげで、お婆さんのぎっくり腰はすっかりよくなりました。
つづく
次の日、突然ラムウが姿を現し、お婆さんをさらってしまいました。
赤ずきんチョコボは、ラムウが乗った雲を追いかけていきました。
ようやくお婆さんに追いついた赤ずきんチョコボが辺りを見まわすと、そこはラムウの神殿でした。
ベッドの上では美しい少女が、熱を出して苦しんでいました。
お婆さんは薬草を取り出し、煎じて飲ませると、少女はみるみるうちに元気を取り戻しました。
人のあたたかい心に触れたラムウは、それから木のてっぺんや高い山など、
なるべく人のいないところに雷を落とすようになりましたとさ。
魔法の絵本の力でクリスタルは黄色く輝き、ラムウが姿を現しました。
「私の名はラムウ。光のクリスタルを守護する者。
ショコラよ、よく聞きなさい。大魔王ベブズを倒した四賢人たちは、
その魂を魔道書の中に封じ込めました。そしてその封印が二度と解けぬよう、
それぞれの力を四つのクリスタルに込めました。
こうして四賢人たちの魂は、今もなお、島を守り続けています。
四賢人たちの末裔が正義の心を持ち続ける限り、大魔王ベブズの力は永遠に封じ込められることでしょう。
しかし、ひとたびその心が悪に染まってしまうとベブズは・・・」
そのとき、ベブズとイルマが現れ、ラムウは姿を消しました。
「目覚めなさい、光のベブズよ!」
イルマがそう言うと、ベブズは光のクリスタルのパワーを吸い込んで、巨大な目玉の姿になりました。
ショコラはポップアップデュエルで光のベブズを倒しました。
ベブズは元の本の姿に戻りましたが、今回は逃げることはしません。
「それでいい、それでいいのだ。四つのクリスタルによる封印、
これを完全に排除するには、私自身が倒されなければならなかったのだ。
イルマよ、そしてショコラよ、今までよくやってくれた。お前たちは私の手ごまに過ぎなかったのだ!
さあ、イルマ、来い!最後の儀式を始めようぞ」
ベブズはイルマをさらって去っていきました。
第六章 もう一つのクリスタル
ショコラとシロマ、そしてシドとクロマは飛空挺に乗ってチョコボ牧場に帰りました。
みんなが広場に行くと、広場の中心に魔方陣が浮かび上がりました。
「昔、バアちゃんから聞いたことがある。この島は、世界の中心なんだ」
シドは魔方陣を見てつぶやきました。
ショコラは魔方陣の中に入りました。そこには闇の世界が広がっていました。
少し進むと、ベブズが・・・ベブズが封じ込まれた魔道書が落ちていました。
そのとき、ヴォルグが現れました。
「ショコラよ、恐れるな。オレたちチョコボは、古くから神の使いと呼ばれてきた。
オレたちのこの空を飛べない翼は、人間の代わりに、地上と闇の世界を行き来するためにあるのだ!」
ヴォルグとショコラは協力して、四つのクリスタルの力を使ってベブズを封印し、イルマを助けました。
ショコラたちが闇の世界から出ると、魔方陣は消えました。
イルマがやってきて、シロマたちに話をしました。
ベブズはイルマにブラッククリスタルを持たせていました。
ブラッククリスタルの力によって、イルマの心は悪に染まり、ベブズに協力するようになってしまいました。
でも、そのブラッククリスタルの力も封印されました。
「もう二度と会うこともないだろうから、言ってやる!・・・ありがと」
イルマは照れくさそうにそう言うと、ヴォルグに乗って去っていきました。
シロマはショコラに言いました。
「よくやったわね、ショコラ。ショコラの『し』は幸せの『し』。
ショコラの活躍のおかげで、これからは、幸せの時代が始まるのよ!」※2
こうして島には平和が戻ってきました。
四賢者の末裔たちが正義の心を持ち続ける限り、そしてチョコボが人間と仲良くし続ける限り、
平和は続くことでしょう。
おしまい。
おまけ イルマの話
チョコボ牧場の外れに、廃屋があります。そこは昔、イルマがお母さんと二人で住んでいた家でした。
イルマのお母さんは、イルマがさびしくないようにと、黒いチョコボの子供を拾ってきました。
イルマは黒いチョコボをヴォルグと名づけてかわいがりました。
しばらくして、お母さんはイルマを残して病気で死んでしまいました。
解説
※1※2 この部分はつけた名前によって違うせりふになります。
頭文字が平仮名orカタカナの「あ」〜「わ」の場合は頭文字にちなんだ単語が使われます。
自分は本名プレイだったのでビビりました。
みなさんもプレイするときは本名でぜひ(笑)。「チョコボ」とかつけるのはやめましょう。
以下のサイトに全部の単語が載ってます。ネタバレ注意。
ttp://chocobo.heriet.info/NameWord.html
オンで悪いけどFF11の石の夢とシャントット帝国を、できるだけ短く教えてもらえんかな
>>140 Prismaticallization プリズマティカリゼーションで
明美はどうして荘司を誘ったかというのは分からないのか?
あと終盤でなぜ明美は消えた?のか知りたいのだけど
>>264 ファイナルファンタジーXIの課金ディスクの石の見る夢とシャントット帝国の陰謀でした
>>265 /明美はどうして荘司を誘ったか
本の間の手紙の内容が直接的な原因。ふられて自信がなくなったから。
>僕は柊を何も知らない。その知らない相手が僕を誘うはずがない。
そーです。好きでも何でもない相手を誘ったり隣で寝て見せろなんて言うはずがありません
もともと荘司に対して少しは好意を持ってたんだろうね。本を持っていた所からしてもそうだし、
同室に泊まることも嫌じゃなさそうだったし。
草加の言うとおり節操が無いのかも知れないけど、
あの手紙は荘司宛てのラブレターだと思うよ
旅行が終わって荘司がよさそうな感じだったらあの手紙を渡すつもりだったんでしょう
/終盤でなぜ明美は消えた?
澄香編を見たら解る。
>もしかしたら、それ自体が過去。過去の結晶。
>世界そのもの。そして時間がそれに差し込む。するとプリズムのように、様々に見える
謎のオブジェは世界そのものです。記録&解放すれば過去を思い通りに書き換えられます
↑これ超重要
>男はズボンのポケットから何かを取り出し、僕に示す。
>きらめく透明な鉱石。ガラス柱か?細工が精巧なところを見ると、何かの飾りだろうか。
草加は謎のオブジェを持っています。直前に「試させてもらう」と言っていましたが、
どういう方法か知らんが草加が謎のオブジェを使って明美の存在を消したんでしょう
そして荘司がまた謎のオブジェを使って明美の存在を復活させた、と。
同様に雪乃編でも草加は謎のオブジェを使ってます。たぶん。
>私は、世の中に無駄なことなんて無いと思う。(中略)大事なものがいっぱいあるから。
という雪乃の気持ちを記録&解放することで、すべてが丸く収まる世界に作り変えられた。
以上は私の勝手な解釈ですが、そんなに的外れではないと思う。
>>267までをWikiに収録、未解決リストに反映しました。
3ヶ月以上経ったので「ゴッド・オブ・ウォーII 終焉への序曲」を
●途中 の欄から消しました。
1ヶ月以上経ったので「アンシャントロマン 〜パワー・オブ・ダーク・サイド〜」
「東方星蓮船 〜 Undefined Fantastic Object.」「リンクル・リバー・ストーリー」
「無限航路(詳細版)」を ●執筆予告がある物 の欄から消しました。
>>267 ゆみと雪乃ルートでゲームは力尽きたから気になってて、てっきり明美が
このオブジェの鍵を握ってるのかと思ってけどそういう事だったの
細かい説明をありがとう、助かったぜ
ゆみじゃなくてみゆだった
271 :
夜想曲2:2009/12/07(月) 03:27:28 ID:cAUCkDUb0
お久しぶりです。
また時間が空いてしまいました。
なんとか今年中に終わらせたいと思います。
眠りから目覚めた主人公は、久しぶりの爽やかな朝を満喫する。
パートナーと田所はまだ眠っているようだ。2人は最近、週末になると主人公の手伝いに来ている。
今日はその2人が帰る月曜日である。
主人公の仕事はすでに9割方終わっていた。
まだ未整理の本は山ほどあるが、もう終わりが見え始めていることが気持ちを楽にしていた。
キッチンでコーヒーを入れ飲んでいると、短い爽やかな朝に終わりを告げるかのように、けたたましい電話のベルが鳴り響く。
電話の主は太田綾乃という女性で、15年前に図書館に寄贈した本を返してもらうように言った。
返却願いは主人公にとっては初めてのケースだ。
図書館のマニュアルによると、返却願いは本人が直接赴いた上で手続きが必要である。
その旨を伝えると、綾乃は「今返してもらわないと困る」と声を上げた。
綾乃は、自分が末期の癌で余命幾歩かもない状態であり、自分の命が尽きる前に15年前に図書館に寄贈した本を娘に形見として託したいということなのだ。
本の題名は忘れたが、元知り合いの教授の持ち物らしい。
必死に頼む綾乃に本の特徴と連絡先を教えてもらい、メモした後電話を切った。
丁度その時、パートナーと田所が談話室に現れる。
先ほどの電話の事を2人に伝えると、田所はさっそく寄贈目録から本の割り出しにあたる。
一方のパートナーは何か事件の予感かと期待していたのか、事情を聞いて少々がっかりした様子を見せる。
今のところ、本は山上という医者の持ち物ということしかわからない。
その時、また電話が鳴り出した。
電話の主は天和製薬の米川という男で、山上教授の本を返してほしいと有無を言わさずにまくしたてる。
米川は本の所有権はこちらにあると主張。
その理由は、元々山上の本はこちらに届けられるはずだったのに手違いで野々宮図書館に寄贈され、最近になってようやく探し当てたのだと言う。
しかし本については医学書だという事だけしか知らず、肝心のタイトルがわからないのだ。
すぐに探せと偉そうに頼む米川を適当にやり過ごして電話を切り、一段落してから状況を整理した。
綾乃の探している本と米川の探している本は同じもの。
1日に続けて同じ本を探す人間2人から電話が来るとは……。
蔵書目録の記録によると、寄贈者は匿名の女性で元の所有者は山上教授。
記録には「山上教授による興味深い書き込み多数」の記述、さらに「山上教授宅放火、夫婦が遺体で発見される」の新聞記事が挟んでいた。
△
今から15年前、大学の教授で脳外科の権威だった山上氏宅に何者かが侵入し、山上夫妻を殺害。
金庫をこじ開けて金品を強奪し、後始末として放火。
警察は計画的な強盗殺人事件として捜査したが、焼け跡からは犯人を特定できるような状況証拠はほとんど残されておらず、捜査は難航。
山上教授は人里離れた一軒家に住んでいて人付き合いもほとんどなかったために目撃者もいない。
事件を担当した千田という警部補は「あくまでも犯人を突き止める」というコメントを残しているが、未だ犯人は逮捕されていない。
その新聞記事から気になる事実が2つ判明した。
1つは、この事件の第一通報者が山上家の家政婦として働いていた太田綾乃。
そしてもう1つは、事件の時効が今年の8月――今週の金曜日。
▲
やはりその本も死に関わる本のようだ。
その時、またまた電話が鳴り響く。
いい加減うんざりになりながら電話に出ると、米川に劣らないほどの早口でまくし立てる女性の声が響いてきた。
そしてその女性――三条の用件もまた、山上の本の返却要請だった。
電話を切った後、3人の主張と本の特徴をまとめる。
それぞれの主張には微妙に食い違う部分があるが、3人とも同じ本を求めている。
田所はまずは当事者達に集まってもらい、改めて事情を聞くことを提案。
それぞれに明日の午後1時に集まってもらうよう連絡した。
その後、主人公達は目的の本を探すが、本は見つからなかった。
本が見つからないまま、次の日を迎える。
指定された30分前に1人目の客、綾乃の娘である太田遥がやって来た。
パートナーが遥を談話室へと案内しようとする際に、主人公に「先程綾乃から連絡があり、『遥には癌である事を黙っててほしい』と頼まれた」と耳打ちする。
主人公は頷くも、黙っていてもやがては知られてしまうことに胸が突かれる想いがした。
その時、玄関の向こうから男女が言い争う声が聞こえてくる。
天和製薬の専務の米川達郎と、大学の助教授の三条美鈴。
こちらは悪い意味でイメージ通りだ。
その様子から一目瞭然だが、2人は面識があるようだ。
山上に仕事を依頼していた天和製薬と山上の元助教授……繋がりがあるのも不思議ではない。
一同を談話室に集め、それぞれの事情を聞くと…。
遥(綾乃)の主張
・家政婦だった綾乃は事件当時、買い物に出かけていたため難を逃れていた。
・買い物から戻った綾乃は、焼け跡から一冊の本を発見。外傷はほとんどなかった。
・拾ったのはいいが扱いに困ってしまった綾乃は、直々に野々宮図書館に寄贈。
・綾乃から事情を聞き本を取りに来た遥だが、何故綾乃がそこまで欲しがっているかは知らない。
△
パートナーの話によると、遥の年齢は19歳で誕生日はクリスマス。
事件のあった当時はまだ4歳なので、事件については何も知らない可能性が高い。
それにしても綾乃は子育てしながら家政婦を続けていたという事になるが、その間遥をどうしていたのだろう?
▲
米川の主張
・天和製薬は山上と親交が深かった。
天和製薬が出資し、山上が研究成果を提出する……そんな関係だった。
・探していた本は電話で話した通り研究資料として天和製薬に贈与されるはずだったが、
その前にあの事件が起こった。
・本は消失したと思い一時は諦めていたが、最近になって野々宮図書館にある事が判明した。
・本には赤い表紙が巻かれており、その裏に会社の研究資料であることが山上の直筆で書かれている。
・殺人事件の時効がきっかけで思い出したらしい。
三条の主張
・自称「山上の右腕」である三条は、山上から全面の信頼を受けており、
資料関係は全て自分に託されていた。あの本も例外ではない。
・本を保管していた三条は強盗殺人事件があった時、犯人の狙いは本じゃないかと思い、
恐ろしくなって本を寄贈した。
・時効が迫った今、一応真実を知った方がいいかと思って本を引き取りに来た。
・山上はあの本を特に大切にしていたらしく、時々何かを書き込んでいた。
主張が所々食い違っているが、3人の話から本のタイトルが『神経解剖学大全』であることが判明。
本がまだ発見されていない事を知らせると、3人も協力して探すことになった。
田所はいかにも抜け駆けを考えていそうな米川と三条に、本の将有権は現時点では図書館側にあること、そして本を探索する時はすべて管理人である主人公の指示に従うよう釘を刺す。
その時、玄関の方から車が止まる音がした。
一行が玄関に向かうと、玄関前に黒塗りのリムジンが止められており、その前に風格のある男が痩せ型で初老の男を怒鳴りつけていた。
前者は天和製薬の社長・東圭一、後者は運転手・島岡正幸。
東はリムジンのタイヤに傷をつけたことにご立腹で、島岡をしつこく怒鳴っている。
見かねた主人公は島岡に助け舟を出し、米川も「本を探す事が先決です」と主張して必死でなだめる。
その甲斐あって、なんとか怒りが収まった。
東を加え、7人は地下書庫に降りた。
三条は医学関係のセクション、東と米川は負けじと医学・薬物関係のセクションを探すと主張する。
実の所、そのセクションは昨日の内に主人公が調べていたのだが、それらしき本は見た覚えはない。
しかし言ったところでどうせ信じてもらえないだろうと思い、黙っていることにした。
それに腹に一物があるような連中なので、見つけたら正直に「あった!」と言うかも怪しい。
主人公は監視目的で誰かとを組んで行動する事にした。
(地下書庫にて、一緒に行動する人の選択肢で「東とペアを組む」を選ぶ)
主人公は東と一緒に行動する事にした。
東は子守りはいらんと憤慨する。
田所の号令で、各々本を探そうと地下書庫内に散って行く。主人公も東と行動を開始した。
主人公は、少し離れたところで本を探しながら東をさりげなく監視する。
日本最大手の製薬会社の首領。最近、薬害訴訟等でテレビに出ていたこともある。
そんな人間がなぜ一冊の本に執着するのだろう? 怪しいと思わない方が不自然だ。
主人公は東に本の事を尋ねと、東は意外にもあっさりと答える。
東と山上は長い付き合いで、戦時中には一緒に満州に行った程の仲だという。
医学の天才だった山上に莫大な研究費を投資し、見返りとして新薬開発に役立つ情報を提供してもらっていた。
定期的に研究レポートを提出させており、その研究レポートの集大成があの本にあるという。
新薬の研究開発の資料ならば貴重な情報が記されており、そこから莫大な利益が生み出される。さらにそこに現代医学を根本から覆すような事が書き込まれていたら……。
医学関係者ならば喉から手が欲しいものだ。
この騒動の核がなんとなく見えてきたような気がした。
時間が経つが、本は一行に見つからない。
痺れを切らした東は「あのくそったれの本はどこにあるんだ!」と、ついに癇癪を起こした。
慌てて米川がなだめに入る。
△
その時、主人公の目に遥の姿が映る。
遥は向かい側の本棚の陰から東をのぞき見ているが、その顔は恐怖でこわばっていた。
そしてその目は……怒りにも似たような何かを感じずにはいられないような目だった。
▲
田所が召集の声をかける。
結局、本が見つからないまま午後6時をまわった。
今後の対策を練るため、一行は談話室に戻る。
米川と三条は見つかるまで離れないと主張するが、遥は対照的に諦めようとしている。
東は米川に任せて先にリムジンで帰るつもりのようだ。
その時、島岡が駆け込んで来て「リムジンがパンクした!」と伝える。
一行が慌ててリムジンの様子を見に行くと、島岡の言う通り、リムジンは後輪の片側のタイヤがパンクしていた。
タイヤの表面には傷がついている。
ここに来る時に悪路を走った事で自然についたものなのだろうか? それとも誰かが故意に?
島岡は5時に休憩のため一時食堂でタバコを吸っていた。そしてついさっき米川から帰り支度をするように言われてリムジンに戻ったら、この有様だったと言う。
すでに日が暮れている以上、土地鑑のない者が歩いて帰るのは危険という事で、田所は全員図書館に泊まるように提案し、一同は同意した。
夕食の後、再び本の捜索が開始される。
夜通しで探索されるとたまったものじゃないと考えた主人公と田所は一計を案じ、探索は10時までにしてそれまでに見つからなければ今日のところは諦めるように言う。
納得がいかない東に、田所は10時以降この地下書庫にいると奇妙な現象が起きると釘を刺す。
その時、上の階から物音がした。
いつものことだから主人公は驚きもしないが、他の面々には効果大だ。
結局、二度目の捜索でも見つからなかった。
談話室に戻り、それぞれの泊まる部屋割りをすると、全員それぞれの部屋に向かっていった。
・主人公 …… 2階 ピンクの寝室(1階への階段から北)
・パートナー …… 2階 客間右(1階への階段のすぐ隣)
・三条 …… 2階 客間真ん中(パートナーの左隣 部屋の鍵は壊れている)
・遥 …… 2階 客間左(三条の左隣)
・東&米川 …… 2階 野々宮の寝室(階段から一番奥)
・田所 …… 1階 秘書室(地下書庫・2階への階段の隣)
・島岡 …… 1階 談話室
主人公がベッドに入ってすぐ、ドアを叩く音がした。
ドアを開けるとそこにいたのは……すっぴんの三条だった!
三条は幽霊が出そうなので、安全なこの部屋と替わってほしいと駄々をこねる。
主人公は「我慢してください」と追い返して、再びベッドに入る。
その後、疲れもあってすぐに眠りについた。
真沙子の肖像画……
開かずの間……
悪夢を見た主人公は絶叫しながら飛び起きた。
それに男の叫び声が重なる。
すぐ後、誰かがドアを激しくノックをする。
ドアを開けると、そこには手を血で真っ赤に染めた米川がいた。
米川はパニックになりながら口を開く。
「社長が、東社長が殺されている…!!」
叫び声を聞きつけた田所と共に米川の寝室へ入ると、そこにはベッドの脇に落ちている花瓶で撲殺された東の死体があった。
田所が警察に通報するが、ここは山奥であるため捜査陣の到着が遅れる事になる。
そして真っ先にやって来たのは、やはり鬼村だった。
鬼村の指示で図書館にいた人間は全員談話室に集められる。
熟睡していたのか、三条は遅れて談話室に現れた。
捜査陣が来る前に、鬼村による簡単なアリバイ聴取が行われた。
死体が発見されたのは11時15分、それまでのアリバイは…
主人公 …… 10時ちょっと過ぎに三条が来て、追い返した後は米川の騒ぎまで熟睡。
パートナー …… 熟睡。米川の騒ぎで起きる。
田所 …… 秘書室でずっと起きており、米川の騒ぎで駆けつける。
その間、1階に誰かが出入りした様子はない。
遥 …… パートナーと同じ。
米川 …… 11時過ぎにトイレに行って、戻ったら死体発見。
血は死体を起こそうとした時に付いた。
三条 …… 主人公に追い返された後は睡眠薬を飲んで熟睡。
島岡 …… 談話室で持参したワインを飲みながらずっと起きていた。
夜が明けると捜査陣が現れ、一行は食堂に集められる。
捜査陣の中には警視庁から千田警部という人もいた。
千田警部は事情を聞きながら、時折鬼村の話も聞いている。その様子から、2人とも顔見知りのようだが……。
部下の松井刑事の報告によると、図書館の裏の茂みからアーミーナイフが発見されたとの事。
タイヤの傷はそのナイフによってつけられたようだ。
その後の報告は犯人を特定するものはなかったのか、千田警部は険しい表情を浮かべた。
そして主人公とパートナー、田所を談話室に呼び寄せる。
千田警部は、この事件が山上教授殺人事件と関連があると睨んでいた。あの事件の事情聴取で主人公達を除いた人間とすでに面識があったからだ。
あの本に重要な証拠があると察知した警察はすでに図書館内をくまなく捜索しているのだが、やはり本は一向に見つからない。
可能性は2つ。
1つは、最初からそんな本など存在しない。
もう1つは、あと1つ探していない箇所にある。
探していない箇所などあるのかと言う主人公だが、千田警部は君達にも探せないところがあるじゃないかと指摘する。
そう……3階の『開かずの間』だ。
主人公達を呼び出したのは、そこを捜査するための許可を取るためだった。
しかし田所は「『開かずの間』が封印されたのは40年以上前。15年前の事件が起きた時にはもう封印されているので、本があるはずがない!」と反論。
田所と千田警部が『開かずの間』の扱いを議論しているのをよそに、主人公は事件の事を考える。
本を通じて東と接点を持つ者、東を殺す十分な動機を持つ者……その観点から犯人を特定しようとした。
そして1人の人物が思い浮かび、千田警部に伝える。
それは……三条だ!
まず主人公は山上殺人事件の犯人は東だという仮説を立てる。
東と米川が本に執着するのは、違法な実験を山上に行わせており、その記録のようなものが記されているのではないか?
千田警部はこの説に同意した。というのも、山上の家の焼け跡から不可解な器具や機械が発見されていたからだ。
主人公は自分の説を続ける。
その実験が公になるのを恐れて山上を殺害。
三条は以前はこの事を知らなかったが、最近になり何らかのきっかけでこの事実を掴み、その確信を得るために本を探しに来た。
その最終目的は、天和製薬への恐喝。
だが昨日の探索で本を見つけられなかった三条は予定を変更し、東に直接カマをかけることにした。
米川がトイレに出た隙を見計らって東に直談判したが、逆上した東に襲われる羽目になり、もみ合った末に花瓶で殴り殺した。
しかし田所は「そんな短時間でそこまでできるだろうか?」と疑問をぶつける。
そこで主人公は考えを変えた。
三条は米川と手を組んでいたのではないか?
千田警部はその説に同意した。
仲が悪いのはカモフラージュとも考えられる。
米川が部屋を空けていた時に殺人が起きたのは偶然にしては都合が良すぎるが、意図的に空けたとなれば……。
主人公達は食堂に戻る。
千田警部が改めて事情聴取を行う事を皆の前で伝えようとしたその時、松井刑事が「本が発見された!」と知らせる。
食堂がどよめき始める。
そんな中で取調べが始まった。
1人ずつ談話室に呼び出し、個別に取調べを行われることになった。
始めに三条が呼び出された。
1時間後、三条が生気のない顔をして戻って来た。
そして三条は米川に「…ごめんなさい」と謝り出し、米川は「裏切ったのか!?」と取り乱した。
主人公の仮説は的中した!
警察は米川と三条を連行して行った。
その後、千田警部から真実を聞かされた。
本が見つかったというのは三条を自白に追い込むための嘘の報告で、三条はそれに見事に引っ掛かり、観念して取調べで何もかも白状した。
三条はあの本に書かれている医学情報を得て山上の手柄を自分のものにし、大学教授選考を有利に進めて大学内の地位を固めるのが目的だった。
その一方で、山上殺害に東と米川が関わっていると踏んでいた。
実際に天和製役のやっていた事は知らなかったようだが、やはり違法な実験であるのは間違いないようだ。
山上殺害の動機と本に書かれている内容は主人公の推理通り。
東と米川は隠蔽のため、三条は出世欲のため……三者共通の思惑は、主人公達図書館側の人間に本の中身を知られない事。
三条は地下書庫で本を探している時に米川と接触し、手を組もうと提案。実験についての内容を隠蔽する代わりに見返りを要求。
三条は違法実験以外の内容を書き写して、米川は本を葬り去る……こうすればお互いの利益しか残らない。
だが本を見つけられなかった2人は予定を変更し、本を諦めることにした。
三条は主人公に部屋替えを断られた後、米川を部屋に呼び出して密談。
米川は教授選考でその手腕と資金面でバックアップし、三条は天和製薬の不正に目をつぶる……そんな新たな取り引きが行われた。
米川は本の医学供述などどうでもよく、保身が全てだった。
しかし東は過去の隠蔽と医学供述の入手を頑なに望んでいた。
米川の提案を受け入れるはずもなく、利害が食い違う事になり……。
米川は東の殺害を否認し続けているが、おそらく動機はこれだろう。
こうして、東殺人事件は解決した。
遥は綾乃の入院している病院へ、島岡は主人をなくしたリムジンを運転して図書館を後にしていった。
その後、警察の取調べで天和製薬と山上の関係が明らかになった。
山上は病院内で密かに禁断の人体実験を行っており、天和製薬はそのための研究資金を横流しして、見返りにその研究成果を手に入れていた。
時効1日前に、米川は山上殺人事件の容疑者として逮捕された。
米川は未だに東の殺人を否認しているが、警察によると罪を認めるのも時間の問題との事だ。
図書館は再び平穏な時間が戻った。
本の在り処は不明のままだが、主人公はいつか出てくるだろうと前向きに考える事にした。
5巻 「二重殺人」 終
>>266FF11の世界設定スレもうないのかな?
あるならそっちとかログまとめサイト探したほうがはるかに早い。
3巻 「葬られた真実」 終
(<共謀編>にて、犯人の入力画面で「さんじょう」以外の人物を入力する)
主人公は犯人と思わしき人物を挙げた。
少々苦しい動機だが、主人公の意見を聞き入れた千田警部は改めて事情聴取を行うために主人公達を食堂に戻す。
食堂に戻ると、千田警部は1人ずつ談話室に呼び出し、個別に取調べを行った。
聴取前の人間は落ち着かない様子で、聴取後の人間は疲れ果てたような表情で終わるのを待っている。
遥は聴取後、具合が悪くなったのか鬼村に送られ帰宅していった。
主人公も呼び出され色々聞かれたが、精神的な疲労のためほとんど質問の内容を覚えていない状態だった。
全員の尋問が終わった時は、すでに朝を迎えていた。
警察は一向に犯人が特定できない状況に焦りが見え始め、主人公達の方も長時間の拘束で誰もが限界を迎えつつあった。
すると、突然警察は東殺人事件の容疑者として米川を連行していく。
米川は必死で否定するが聞く耳持たずだった。
その後主人公たちは解放され、三条と島岡もパトカーに乗り帰っていった。
5日後……
朝刊に容疑者の米川が証拠不十分で釈放されたという記事が目に入る。
米川は弁護団と共に警察とメディアを訴える動きを見せている。
捜査は難航し、警察は事件の関係者から再度事情聴取をとり行うとの事。
主人公は夏休みをかけて本探しに奔走する予感がした。
10巻 「不可解な事故」 終
(地下書庫にて、一緒に行動する人の選択肢で「遥とペアを組む。」を選ぶ)
主人公は遥と一緒に行動する事にした。
遥に怪しいところはないが、綾乃の真意がよくわからない。
田所の号令で、各々本を探そうと地下書庫内に散って行く。主人公も遥と行動を開始した。
本を探しながら遥を監視するが、怪しいところは見られない。
主人公は本を探しながら遥と話をする。
遥は物心ついた時から父親は亡くなっており、綾乃が女手1つで愛情を注ぎ育ててくれた。
地方の大学に通っており、夏休みで帰ってきたら母が入院していた。それまでずっと隠していたらしい。
遥の悲しげな表情を見て、ひょっとしたら綾乃の病状を薄々気付いているのかもしれない事を察する。
綾乃はひょっとしたら15年前の殺人事件の真相を知っており、その真実を本に記したのかも……遥はそう口にした。
△
その時、後ろの本棚から物音がしたような気がした。
振り向くが誰もいない。
確か、そこは米川が調べている所だったような気が……。
▲
田所が召集の声をかける。
結局、本が見つからないまま午後6時をまわった。
今後の対策を練るため、一行は談話室に戻る。
東と米川、そして三条は本が見つかるまで離れないと主張するが、遥は本は諦めると言う。
すると米川はもう遅いから自分達のリムジンで帰ることを勧めた。
遥は島岡の運転するリムジンに乗り帰っていった。
その後、再び本探しは再会されたが次の日になっても見つからず、米川も三条もついに諦めてしまった。
徹夜明けで疲労したところで鬼村から電話が入り、驚くべき事が聞かされる。
遥が図書館付近の崖の下で死体となって発見されたのだ!!
遥が乗ったリムジンが崖から転落し、乗っていた遥と島岡は即死。
現場にはブレーキの痕がなく不審な点が多い。だが今のままでは居眠り運転として処理されてしまうとの事だ。
主人公は、遥は誰かにとって生きていると都合が悪かった。だからブレーキに細工を施され、消されたのではないかと考える。
その連絡をきっかけに本の捜索も中断。
遥の死の翌日……娘の後を追うようにして綾乃が息を引き取った。
284 :
夜想曲2:2009/12/07(月) 20:50:24 ID:cAUCkDUb0
誤字を発見しました。
>>278 警視庁から千田警部→警視庁の千田警部
期限過ぎたがベヨネッタを
とりあえず短い版
五百年前、ヨーロッパの辺境に歴史の観測者として存在していた光の賢者「ルーメン」と闇の魔女「アンブラ」
しかし彼らはなぜかあるときを境に突如争い始め、結局両方が滅び去った。
そして現代。ただ一人生き残った魔女ベヨネッタは二十年前に目覚めて以来、消えた自分の記憶を取り戻すため、
知り合いの情報屋エンツォから聞いた「ワケアリの葬式」に現れてはそこにやってくる天使(とは名ばかりのごっついバケモノ)を
片っ端からぶっ飛ばす毎日を送っていた。
そんなある日、彼女の前に同じ力を持った謎の女、ジャンヌが現れる。
どうやら元知り合いらしい彼女のことを気にしつつもエンツォが持ってきた情報により、
ベヨネッタの持つ宝石「闇の左目」と対になる「光の右目」の所有者がいるらしいヨーロッパの辺境、ヴィグリッドへ。
ついた早々変なオッサンの声に耳元で「"世界の目"開眼の時が来た」とか囁かれる。
(闇の左目+光の右目=世界の目、なのらしい。以降あちこちでこの声に「愛する娘」呼ばわりされて粘着される事になる)
ベヨネッタを父親の敵と付けねらう自称ジャーナリストの青年、ルカと再会したり、
(ルカはベヨネッタを世間という白日の元へさらすことで復讐しようとしている)
謎のメガネ幼女セレッサに「マミー!」となつかれて「私はママじゃない!」と拒否しながらも
何故か彼女に子守唄を歌ってあげている囚われの女性の記憶があったり、
「お仕事に行ってしまったパパ」を探しているセレッサをツンデレ気味に安全なところへ連れて行ってあげようとしたら
ルカに出くわし、誘拐犯扱いされてムカついたのでこれ幸い的にセレッサを押し付けたりするのと前後して、
四元徳とかいう四体のバカでけえ天使に襲われ、片っ端から倒すものの、
何故か皆ガンガン強くなるベヨネッタの力に満足なご様子で「主神ジュベレウスに栄光あれ!」とか言いつつ
ベヨネッタの召還した魔物に食われていく。
ジャンヌとも再会、どうやら彼女は四元徳と仲間らしかったが両者の関係は良好とは程遠い様子。
だがどうやら彼女もまたベヨネッタが戦いの中で記憶を取り戻し、魔女の力を強くする事を望んでいるようだ。
ベヨネッタを先回りしようとしたルカのおかげで宝石の持ち主が近年ヴィグリッドを鋭意開発中の巨大企業、
イザヴェル社のCEO(絶滅したルーメンの賢者の血を引くという噂持ち)だという事がわかったので、
(ベヨはどうもヴィグリッドのどこへ行けばいいのか詳しくは知らなかったらしい……)
イザヴェル社があるイスラ・デル・ソル(太陽島)という人工島へ向かおうとするルカの装甲車に便乗して
ハイウェイを飛ばすものの、ハイウェイごとぶっ壊すありえないくらい激しい天使の妨害のせいで失敗。
途中でセレッサがルカに貸してくれた不思議メガネ
(セレッサがかけた魔法がかかっており、普通人は見れない天使を見ることが出来る)のおかげで
父親殺しの誤解が解け、ちょっと態度が軟化したルカが五百年前にアンブラとルーメンが滅びた地が
このヴィグリッドである事、滅亡の原因が相互不可侵の禁を破ったある男女が子をもうけた事であることを教えてくれた。
そして彼の死んだ父親がその事件を調べていた事も。
賢者側の男は一族を追放され、魔女の女は一族に子を取り上げられて投獄されたが一度壊れた均衡は戻らず、
「世界の目」の両方を手に入れようとした両者は争いを始め、滅びたのだという。
ルカがベヨネッタを追うのは、彼女を父親の敵と思っていた事だけでなく、彼女が父親の追っていた事件の鍵となる存在だからでもあった。
その後色々あってヘリで島に乗り込もうとしたものの撃墜されたのでミサイルに乗って島に突入。
立ち並ぶビルの屋上で待ち構えていたジャンヌを倒すと、実は彼女がベヨネッタの幼馴染で、
心の底では五百年前の記憶に恐怖していたベヨネッタを導き、真に「闇の左目」に相応しい継承者、歴史の観測者にしようとしていた事がわかる。
直後ミサイルが屋上を直撃し、悲しみを振り切ってイザヴェルビルを登る途中、
他人には聞こえない声を受信したセレッサが「パパだ!」と叫んでどっかに走っていってしまう。
追いかけて最上階に着くと生孔雀(剥製?)を襟巻きにして半分仮面を被った白塗り男がセレッサを抱きかかえて待っていた。
この男こそがファーザー・バルドル。
イザヴェル社のCEOであり、ルーメンの賢者ただ一人の生き残りであり、ベヨネッタの実の父親でキモい声の主。
そして五百年前に魔女狩りを扇動して「世界の目」を手に入れ、人間界と天界、魔界を一つにして主神ジュベレウスを復活させ、
ベヨネッタと二人、その両目となって宇宙を司る事をもくろんだものの失敗、ジャンヌがベヨネッタを湖の底に隠してしまったため
(その後ジャンヌはバルドルに洗脳された)娘が目覚める時を待っていたのだった。
(四元徳の最大目的も主神復活のためバルドルに協力していた←あくまで協力、で従っていた訳ではないらしい)
ルカの父親は魔女と賢者を調べる内にバルドルに近づきすぎたので、彼がベヨネッタを発見した際に
用済みとばかりに天使を差し向けられ、殺されてしまったのだ。
で、セレッサは何なのかというと、バルドルが過去からつれてきた幼児の時のベヨネッタなのらしい。
セレッサを体内に取り込んだバルドルと戦闘。ブッ倒してセレッサを過去へ戻したベヨネッタ。
しかし現代へ戻ってきた途端、胸の「闇の左目」が赤く輝き、蹲ってしまう。
駆け寄ったもののなすすべを持たないルカの背後でいつの間にか蘇っていたバルドルが言う。
五百年の間に失われた記憶を補うには、すべて幼いセレッサこそが鍵だったのだと。
つまりセレッサが神を屠り、試練を乗り越えていくベヨネッタ……己の姿を無垢なる瞳で見る事により、
それが現在のベヨネッタに影響を及ぼし、彼女を真なる歴史の観測者……真の「闇の左目」の継承者にする。
「さあ行こう、セレッサ。時は来た」言ってバルドルは気を失ったベヨネッタを抱きかかえ、
ビルの屋上にそびえ立ったロケットの上部へ浮き上がって、その頂上の女神像の右目に取り込まれ、ベヨネッタは左目に取り込まれた。
天に向かって飛び立つロケット。
しかしその壁面を一台のバイクが駆け上がっていく。
跨っているのは……ジャンヌだ。なんかミサイル直撃の前に触れた「闇の左目」の力でバリアを張って助かったらしい。
神の瞳の中からベヨネッタを助け出そうとするジャンヌ。
創造を邪魔しようとすれば宇宙が消滅する、とバルドルに攻撃されながらもジャンヌはベヨネッタを抱き起こす。
目を覚ましたベヨネッタにジャンヌは、もう五百年前のお前とは違う、今なら運命を乗り越えられる筈だ、と諭し、宇宙の向こうに消えていった。
嘆くバルドルが閉じる女神像の瞼の陰に隠れ、次の瞬間女神像は禍々しい姿に変わった。
が、壮絶な戦いの末に女神の数倍はあるバカでかい黒い女神をベヨネッタが召還し、ジュベレウスの零体を太陽に叩っ込んで勝利。
直後スタッフロールになり抜殻になった女神像にへばりついたまま宇宙の藻屑と消えるかと思いきや、
「地球を巻き添えにしようとは……ふざけた瓦礫だ」とジャンヌがベヨネッタの隣でヒールの踵を鳴らす。
吹っ飛んだ後に宙を舞ってたバイクを見つけてそれで戻ってきたらしい……。
「観測者のお前が死んだら世界は終わる。役目は果たしてもらうぞ、私の命に代えてもな」
すっくと立ち上がったベヨネッタ、
「もちろん果たすわ。私たち二人でね」
という訳で地球に落ちつつある女神像を二人でボコにしまくって破壊、
その後行われた葬儀にルカがやってきて悲しむが……天使が現れると死んでるわけないじゃーーん!とばかりに棺おけの中から復活。
修道女の衣装を脱ぎ捨て(天使をおびき寄せるため?)
「こんな格好……コスプレはこれが最後だ!」とぼやくジャンヌと二人で悪魔をぶっ飛ばしまくるのだった。
本文長すぎたりトリップ間違えたり……ああもうマジでゴメンでした
以上ベヨネッタでした
ああ連レスすまん、ルカは「自称」ジャーナリストじゃなくて
一応普通のジャーナリストね、消しわすれてた
>>281 あーネ実にあったわ。
忘れてたよwありがとぽん
ベヨネッタ乙です
天使もいるから予想ついてたけど、結局バルドルは普通のラスボス?だったのね(´・ω・)
>>291 ラスボスは復活した神様の方だな。ファーザーバルトル戦もかなり盛り上がる演出だが。
後短縮版だそうでかなりはしょってるが、かなりギャグ・パロディ色の強い作品だからオススメ。
難易度は低くないがな!
遠い時代より、この大地をめぐって、人は数多くの戦いを繰り広げてきた。
戦いは、様々な伝説や神話を生み出す。
この物語もまた、その一つとして語り継がれることになるだろう。
そして、やがては忘れ去られていくのだろう。
だが、大地は常に、そこに存在しているのだ。
神の大いなる力によって誕生した、この大地を人は『エルナード』と呼んだ――。
※このゲームは7人の主人公から1人を選んでプレイします。誰を選ぶかによってゲーム性が変わってきますが、
ストーリーにほぼ変化は無いので誰とは断定しません。本文内では「キミ」と呼ばせていただきます。
※7つのアークとはアイテム欄に入っていて使用することが出来るため、何かの物体であろうと推測されますが、
ゲーム内ではどんな形をしているのかとかは明かされません。
キミは5年前、賢者シーダの元へ弟子入りした。
シーダは、キミを含めた7人の弟子たちを集めて、言った。
「この5年間、よく修行に耐えてくれた。いよいよ、お前たちに最後の試練を与える時が来た。
その試練とは、この星、エルナードに存在する7つのアークを探し出してもらうことだ。
これを全て手にした者は、偉大な力を授かり、この世界を導くことが出来るであろう。
さあ、7つのアークを求めて旅立つのだ!」
こうしてキミは、アークを探しに旅立った。
世界中を巡り、他の弟子たちと時に争い、時に協力して、アークを集めていく。
ついに6つのアークが集まった。
キミはアークのことを知っているおじいさんに会う。
「わしが知っていることを教えよう。
そもそもアークは5千年前に、闇の王ゴーシアを倒すために使ったものらしいんじゃ。
神は7つのアークでゴーシアの力を封印し、倒したという」
最後のアークを持っているボスを、キミは倒す。
キミが最後のアークを手にすると、どこからともなく声が聞こえてきた。
「よくぞ7つのアークを探し出してくれた」
キミが持っている7つのアークは砕け散った。
「これでアークに封じ込められていた私の力は解放された。
・・・まだ解らないのか、私だ!お前たちを育てたシーダだ!」
キミの目の前にシーダの姿が現れる。
「もっとも、本物のシーダなど、5年前、この時代に来たとき、真っ先に葬ってやったがな!
おろかな奴らよ。私が時を越えて、過去の時代から来たゴーシアだとも知らず、よく働いてくれた。
おかげで、神に復讐することが出来る。もうお前に用はない。闇に消え去るがいい!」
キミは目を覚ます。そこは見たこともないようなデザインの建物が建っている町だった。
わけがわからないまま、キミは大地をさまよう。見慣れない風景ばかり。
キミはとある町の大きな教会にいる、教祖を訪ねる。
「あなたが、未来から来られた方ですね。あなたは、ゴーシアの召喚に巻き込まれ、
5千年の時をさかのぼり、過去の時代へ来てしまったのです。
ゴーシアとは、この世界を我が物にせんともくろむ、恐ろしい力を持った闇の王・・・。
ゴーシアは、神によってその力を封印され、倒されたはずでした。
しかし、残された力でゴーシアは、神の力も及ばぬ未来の、つまりあなたのいた時代へと、時を越えました。
自らはアークに近づけないゴーシアは、あなたたちをだまして、7つのアークを集めさせ、
そして、アークから己の力を解き放ったのです。
あなたのご覧になったアークには、それぞれ不思議な力が備わっていたでしょう。
それは全て、アークに封じ込められていたゴーシアの力だったのです」
キミは5千年前の世界を旅する。人々は、神がゴーシアに倒されたとうわさしている。
神に仕える神官たちの町にキミはたどり着く。神官の一人から話を聞く。
「ゴーシアが復活した時、神はゴーシアの前に倒れたのです。
ゴーシアは、神の力を奪い、結界の中に閉じ込めてしまいました。
私たちでは、結界に近づくことすらままなりません」
神が閉じ込められている結界を、キミは破ることが出来た。神はキミに言う。
「キミのことは、時を越えて感じていた。よくここまで来てくれた。
だが、ゴーシアに全ての力を奪われ、光すら感じることが出来なくなった私には、
もう人々を救うことは出来ない。
しかし、残された最後の力を使って、ゴーシアの呪いを解き、アークを復活させれば、
ゴーシアと対等に戦えるはずだ。どうか私の意志を継いで、ゴーシアと戦ってくれ。
人々を救えるのはキミしかいない」
神の姿が透けて見える。
「・・・どうやら、私の力もここまでのようだ。
心配はいらない。私は死ぬのではない。生まれかわり、新たな力を得るのだ・・・」
神の姿は消えた。
キミは神官たちの町に戻って、神官と話す。
「我々にも神の死がわかりました。
そして、それと同時に、神の魂がアークに注がれ、ゴーシアの呪いが解かれました。
神はあなたに、最後の望みを託されたのだと思います。
どうか、このアークを受け取り、神の意思を継いで下さい」
キミは神官から7つのアークを受け取った。
ついにゴーシアの居城に着いた。複雑なダンジョンを抜けてキミはゴーシアの元へ。
「愚か者め・・・まだ生きておったのか
おとなしく未来にいれば、この世界の支配者となった私と、再びあの時代で会えたものを・・・
もう一度、地獄を見せてやろう!」
ゴーシアが襲い掛かってきた。キミが7つのアークを使うと、ゴーシアの力は半減した。
キミはゴーシアを倒した。
「よくも、この私を・・・。
だが、このままでは済まさぬぞ。お前の肉体も道連れにしてくれるわ!」
キミの肉体は消えてしまった。体の感覚が無くなった。
「私は滅びぬ。また、いつの日か必ず復活してみせる・・・!
神よ、その時を楽しみにしているがいい・・・」
キミの意識に神が語りかける。。
「よく私の意志を継いでくれた。ありがとう。これで、この世界の人々は救われた。
しかし、キミの肉体は、ゴーシアによって滅ぼされてしまい、もう、元の姿には戻れないだろう。
だが、このままキミを死なせはしない。私の肉体を使って、キミは生まれかわるのだ。
神の血を引く者として、元の時代に・・・」
キミは赤ん坊の姿になり、元の時代の神官たちの前に現れる。
「おおっ、なんということじゃ。光の中から子供が生まれるとは・・・。
これは、神が我々に遣わされた神の子じゃ。この子をシーダと名付けよう。
いつの日か、この子の前に、いかなる敵が現れても、
決して負けないように育てることが、我らの役目じゃ」
Fin
エルナード乙です。
でも、
「もっとも、本物のシーダなど、5年前、この時代に来たとき、真っ先に葬ってやったがな! 」
って言われてるから、シーダになった主人公は結局殺されるって事なのかな
ってことはバッドエンドなのか
エルナードおつ
>>296 そもそもタイムスリップでループしてそうな感じがバッドっぽい・・・
乙でした。
防御すれば次のターンの攻撃でダメージが倍になるとか
宝石を買っておけば買値で売れるから全滅時の所持金半減の対策になるとか、
当時の攻撃のためのボタン連打RPGと比べると面白かった覚えが。
299 :
エルナード:2009/12/09(水) 05:47:56 ID:4dG54VJz0
無限ループっぽい終わり方なのは
違う主人公を選んで繰り返しプレイしろ、ということなんでしょうね
でもたしか、違う主人公同士で戦う場面があったような…
>>296 「何者にも負けないように育てる」んだからきっと勝てるよ!
って解釈すればグッドエンドだよ!だよ!
この後の結果知っているからわざと殺された。
なんて解釈もできるよな。
【タイトル】ガラクタ名作劇場 ラクガキ王国
【機種】PS2
よろしくお願いします
304 :
エルナード:2009/12/10(木) 09:47:59 ID:FVwvWeHX0
>>300 それは6つのアークを手にするまでの行程
「他の弟子たちと時に争い」、って所
そこは選んだ主人公によっても違うし
プレイごとにランダムで違う展開なので書きようが無い
しかもメインストーリーとは関係が無い
>ラクガキ王国
昔やって、まぁまぁ面白かったような。
筋はうろおぼえだし、もう一回やる気力はないし、悩む・・・。
306 :
夜想曲2:2009/12/11(金) 01:23:21 ID:ZyHPNyBG0
脱字です。
>>275 主人公は東に本の事を尋ねと→主人公は東に本の事を尋ねると
(地下書庫にて、一緒に行動する人の選択肢で「米川とペアを組む。」か「三条とペアを組む。」を選ぶ)
主人公は三条と一緒に行動する事にした。
三条は不服そうだが、適当に理由をつけて何とか納得させる。
田所の号令で、各々本を探そうと地下書庫内に散って行く。主人公も三条と行動を開始した。
三条は本を無造作にどかしながら調べていく。
しばらくすると作業に疲れた三条は主人公に一方的に話し掛けてきた。
主人公は適当に相槌を打っていたが、米川の事を聞くべく強引に本題に入る。
三条は米川の望みは山上の研究成果だと断言する。
天和製薬は裏ではかなりあくどい事をしているらしく、その一例として先代の社長は戦後、GHQ(連合国軍最高司令官総司令部)を密約を交わして戦犯を免れたとも…。
米川は三条が山上の助教授をしていた時に、よく研究所に出入りしていた。
三条は米川が山上を殺した犯人だと一方的に決めつけて悪態をつく。
うんざりした主人公は無視して本の捜索を続けた。
田所が召集の声をかける。
結局、本が見つからないまま午後6時をまわった。
(東の死体が発見され、鬼村が到着するところまで<共謀編>と内容は同じなので省略)
そして真っ先にやって来たのは、やはり鬼村だった。
鬼村の指示で図書館にいた人間は全員談話室に集められる。
だが三条がまだ現れない。
主人公が三条を起こしに部屋に行ってみると、そこには………白目を剥いて息絶えている三条の死体があった!
鬼村が駆けつけて部屋を調べると、床にバックが転がっていた。その傍には薬のビンが落ちており、中から薬がこぼれている。
薬は心臓の薬のようだ。
心臓発作によるショック死? しかし、今のところは断定できない。
(千田警部率いる捜査陣が来るまで<共謀編>と内容は同じなので省略)
部下の松井刑事の報告によると、図書館の裏の茂みからアーミーナイフが発見された。
リムジンのタイヤについていた傷はこれによってつけられたようだ。
主人公が三条の死因を聞いてみると、枕を顔に押し当てられての窒息死と教えられる。
(談話室で3階の『開かずの間』の捜査の議論まで<共謀編>と内容は同じなので省略)
主人公達を呼び出したのは、『開かずの間』を捜査するための許可を取るためだった。
しかし田所は野々宮の「『開かずの間』を開けてはいけない」という遺言を遵守し許可を降ろさない。
お互い退かない状況で……田所は主人公に最終判断を委ねた。
迷った末に……主人公は『開かずの間』の捜査を許可した。
千田警部は主人公に感謝すると、部屋を開ける作業の準備にかかるため談話室を出て行った。
「自分の判断は正しかったのか?」
主人公は苦悩するが、田所は自分の気持ちを代弁してくれた事に感謝した。本心では協力したかったが、立場ゆえに言い出せなかったのだ。
気分が軽くなったところで、パートナーは自分達で犯人を挙げようと提案する。
まずは事件の整理。
東の死亡時刻は、米川の証言が正しいなら11時少し過ぎから11時15分までの間。
三条の方は、主人公が部屋の交代を断ったのが10時10分位で、それ以降。
米川が東の死体を発見し騒ぎ出してから鬼村が来るまでは全員一緒にいたので、この間に犯行は不可能。
つまり東と三条の殺害は、ほぼ同時刻に行われた事になる。
主人公はそれぞれの犯行の犯人についていくつかのケースを考えていた。
同一犯による単独犯説、共犯説、別々の人間が起こした説。
主人公は……別々の人間が起こした説を主張した。
理由は、2件の手口があまりにも違いすぎる点だ。
三条の方は心臓発作に見せかけようとしていたところから見ると明らかに計画性があるが、東の方は凶器の処分も行っていなけば死体もそのままで放置しているので衝動的に近い。
そうなると動機もそれぞれ異なることになる。
そして主人公の考えた犯人は……三条の方は米川で、東の方は遥!
東の方は消去法で考えた。
米川は主人公を呼んできた時のうろたえ方を見ても演技じゃないし、同じ部屋を選んでおきながら殺したのでは真っ先に疑いが向くので、とてもじゃないが計画的とはいえない。
田所は2階への階段のすぐ隣の秘書室にいたので、もし誰かが階段を通ったならば階段が軋み足音が聞こえてくるはずだが、田所はそんな音なんて聞こえて来なかったと言った。
つまり、1階の談話室にいた島岡には無理。
残ったのは遥。
遥の部屋は客間の中では東と米川の部屋に最も近く、鍵穴から覗けば監視できるし、三条の隣でもある。
米川の動きも把握できたはずである。
米川が三条を殺しに行った隙に東の部屋に行って殺害する事は可能だ。
パートナーが動機を聞くと、主人公は大胆な仮説を披露する。
綾乃が山上夫婦殺人事件の犯人であり、東と遥はそれを知っていたのではないか!?
東はその事で綾乃を脅迫し、そして遥が綾乃を守るために東を殺害したのではないか!?
三条の方はおそらく天和製薬の秘密を握っていたからで、その口封じが動機だろう。
あの夜、米川は三条を殺害し犯行を終えて部屋に戻ると、そこにあったのは東の死体。
取り乱した米川は騒ぎながら主人公を起こしに来た。
これが主人公の推理した事件の全貌だ。
この推理を裏付けるには、綾乃から事情を聞く必要がある。
その時、千田警部が戻って来た。どうやらドアの裏で主人公の推理を聞いていたようだ。
主人公は綾乃へ連絡しようとするが、千田警部はしぶる。
実は綾乃の容態が悪化し、あと1日もつかどうかの状態との事だ。
警察としても綾乃から事情を聞きたいのだが、病院から許可が降りないのでイライラしているのだ。
田所はだからこそ一本の電話で事足りると指摘。
遥に連絡させて、電話を遥に取り次ぐ時に事情を聞けばいいのだ。
田所は取次ぎ役に主人公を指名。
千田警部は質問内容は事前に打ち合わせ、会話を録音する事を条件に許可した。
準備が整った後、主人公は綾乃の入院する病院に連絡した。
綾乃が電話に出ると、主人公はあらかじめ決められた通りに受け答えをしながら会話を進める。
本の特徴と求める理由を問うと、綾乃は事情を話し始めた。
あの本は、遥にとって山上夫妻の唯一残された形見。
そう……遥は山上夫妻の子供なのだ!
遥の本名は山上真理亜。
綾乃が家政婦に入った時は一歳だった。
15年前の事件の日、遥はある部屋でリュックを背負ったまま泣いていた。
助けようとした時に、リュックに火が燃え移った。
リュックの中には山上が常日頃から「バイブル」と言っていた本があった。
それがあの本――『神経解剖学大全』。
表紙は焼けてしまったが、本そのものは無事だった。
遥はその時に背中に火傷を負い、今でもその傷痕が残っているらしい。
遥はあの事件で精神的なショックを受けたのか記憶を失ってしまい、その後綾乃が引き取り、本人には実の子供と偽って育てた。
あの本を求めていたのは、遥は自分の子でないことを本をきっかけに伝えたかったからだった。
電話は談話室に入って来た遥に代わる。
綾乃と遥の会話に耳を傾けると、綾乃はなぜか自分の病状を遥に伝えなかったようだ。
電話が終わると遥は談話室から去って行った。
千田警部はこの時の内容を外に漏らさないようにその場にいた警官に念を押すと、突然犯人がわかったと言い談話室を出て行く。
そして遥に15年前の事件を必死に問い詰めた。
遥は話し始める。
あの日あった事は今でもよく覚えていないが、ただ1つ覚えている事がある。
『あのくそったれの本はどこにあるんだ!』
そう言いながら東と米川が山上夫婦を殺し、家に火を放ったことだ!!
米川は取り乱し始める。
東と米川が火を放った時、遥は地下の小さな部屋に監禁されていたところを綾乃に救助された。
事件に遭遇してしまった遥は、その時の恐怖を忘れようと無意識で心の鍵をかけ、事件の記憶を失ったのだ。
しかしある事がきっかけで事件を思い出した遥は、東を許す事ができず殺害した。
遥は罪を認め、大人しく警察に逮捕された。
千田警部は米川から事情を聞くと、東の指示で三条を殺害した事を認める。
その時、松井刑事が綾乃が危篤になったと伝える。
千田警部率いる警察官は遥と米川を連れて図書館を去って行った。
警察官が全員去った後、図書館には主人公とパートナーと田所だけが残った。
田所はすでに東と米川の情報を集めていた。
天和製薬は山上に違法な人体実験をさせて新薬開発に役立つデータを得ていた。
ところが、理由はわからないが山上は実験から手を引こうとした。
『神経解剖学大全』にはその実験のデータが書かれ、それを知った2人は山上を問い詰めた。
そして一向に在り処を吐かない山上に業を煮やした2人は山上夫婦を殺害し、家に火を放って本もろとも証拠隠滅を計った。
これで全てが終わったと思われたが、時効が近づいた今になって本が存在する事が判明し、回収にやって来た。
しかし、そこで目撃者の遥とあの時の子供と知らずに会う事になってしまった。
『あのくそったれの本はどこにあるんだ!』
地下書庫で東が痺れを切らして言ったあの言葉……あれがきっかけで遥は全てを思い出した。
遥にとって、この復讐は何だったのだろう?
実の両親は殺され、義理の母である綾乃はもう長くない。
必死で忘れようとした記憶が蘇ったのは、遥にとって幸せな結末ではない。
さらに全ての鍵を握る本は行方不明のまま。
全ては綾乃からの電話から始まったこと………電話?
そこで主人公は思い出した。
綾乃の証言――表紙が焼けてしまった事、山上が「バイブルだ」と口走っていた事。
表紙が焼けてしまったのでは、赤い表紙を目印にして探しても見つからないのは当然だ。
では本の在り処は?
主人公はもう一度深く考え……そしてひとつの事を思いついた。
そもそも探していた本は『神経解剖学大全』ではない!
山上の「バイブル」という言葉をそのままの意味で採ると……『聖書』!
『神経解剖学大全』というのは表紙のカバーのタイトルで、三条はそれを見て本のタイトルと思い込んでいたのだ。
山上がカバーをタイトルの違う本に使っていた真意は不明だ。
ひょっとしたら実験に対する罪の意識があり、それを聖書として懺悔代わりに書き込む事で罪を告白していたのかもしれない。
それを他人に悟られないため、違うカバーを使ったのではないか?
主人公達はすぐに医学ではなく宗教の棚を調べた。
そして、程なく本は見つかった。
談話室で田所は本の内容を読み上げる。
「25CHINESELOGS−AMPUTATED……」
意味のわからない記述ばかりだ。
しばらく読み続けた田所は驚愕し、今すぐ綾乃の元へ向おうと言い出した。
鬼村の車で綾乃の入院している病院に辿り着いた主人公達は、千田警部と会い、綾乃の面会を求めた。
病室には遥がいた。綾乃の容態が急変し、特例として千田警部の付き添いで病院に連れて来たのだ。
綾乃の病室で田所は遥に本が発見されたこと、そして本に書かれていた内容を伝えた。
そこには……遥は山上の娘ではなく、綾乃の本当の娘だった事が書かれていた!
これには主人公達も驚く。
本に書かれていた内容――戦時中に東と行った人体実験、天和製役の黒い関係――
そして、ある子供の記録。
山上の妻は12月24日に女の子を出産したが、未熟児で生後数日後に死んでしまった。
その次の日、同じ大学病院で出産された別の未熟児と交換し、その子を真理亜として育てた。それが遥だった。
1年後、遥の世話係として雇った綾乃。
その綾乃の記述の隣に、バイオロジカル・マザー(生物学上の母親)という注釈があった。
山上は綾乃が遥の実の母親である事を知った上で世話係として雇い、その世話の記録も記載していた。
自らの最期をうすうす悟っていた山上はあの日、懺悔として本を遥に託した。
本が証明したのは、綾乃と遥が実の親子である事……
そしてこれまで遥と綾乃と過ごした時間は、何の後ろめたさもない本当の親子の時間であることだ!
その時、綾乃の手が遥の手を握った。
遥は涙を流しながら綾乃を呼び続ける。
綾乃の目にも涙が流れていた。
そして、綾乃は静かに息を引き取った……。
数日後、図書館にやって来た鬼村がその後の事を話す。
米川は山上夫婦、三条の殺害を認めた。
警察は現在本の解読に当たっており、田所はそのアドバイザーとして働いている。
あの本には病院で語られた内容の他にも、医学界・政界を揺るがすほどのものが書かれているらしい。
その証拠に、どこからか警察に圧力がかかっているとの噂もある。
千田警部は長年追い続けた事件を自らの手で解決できた事で、その苦労が報われた。
鬼村はその協力ができた事が誇らしいようだ。(△でスペシャルエンディングに)
その頃、遥は千田警部に連れられて両親の墓参りをしていた。
実の両親・太田綾乃と、育ての親・山上夫婦に……。
1巻 「懺悔の書」 完
主人公はある事を思い出した。
古川一家心中事件を捜査した時、鬼村は以前本庁にいた事があったと言っていた。
それがなぜ今は奥音里の駐在所にいるのか?
その事を聞いてみるが、鬼村は言いづらそうだった。
これ以上突っ込むのをやめようとするが、パートナーは初耳で興味津々に聞こうとする。
渋る鬼村もそのしつこさに観念し、話し始めた。
ある事件を追っていた時、犯人が建物に逃げ込み鬼村は応援が駆けつけるのを待たずにその後を追った。
犯人は拳銃を所持していた。
薄暗い部屋に侵入した時、背後から気配がした。恐怖を感じた鬼村は銃を向け………。
気づいた時には、血だらけの少女が床に倒れていた。
少女は程なくして亡くなった。
鬼村は責任をとらされ、降格され奥音里に飛ばされた。それ以上に鬼村の希望もあったようだ。
全ては血気盛んな頃の、若気の至りだった。
今だったら、あんな真似はしていなかっただろう。
話が終わり、鬼村は図書館を後にした。
人生は長い。でも、寄り道をするにはあまりにも短い。
限られた時間の中で、何を見て、どんな事を考えて……そして何を大事にするのだろう。
人生は、大事なものを探す長い旅なのかもしれない…。
その途中で大事なものを失うかもしれない。
鬼村のように深い傷を負うかもしれない。
その時、果たして再び大事なものを探す旅を続けることができるだろうか? その強さがあるだろうか?
鬼村も探し続けている。だから奥音里に来る事を選んだ。
旅を続ける覚悟が、自分にはある。
主人公はそう思いたかった。
自分にとって大事なもの…。
いくつあるのかわからないし、目に見えるものだとも限らない。
そのひとつが身近にある……主人公はまだそのことに気付いていなかった。
スペシャルエンディングV
第6セクター:フォルナクス
「バニシング・ポイント」突入後、トンネル内で謎のエネルギー体に接近され、衝撃波まで受ける。
制御を失った「レッドスプライト号」は謎のエネルギー体に追突された…。
またシュバルツバースに最初に突入したときに飛ばされた部屋にいる主人公。そこにはやはり3人の紳士がいる。
「脱出できると思っていたとは滑稽なことよ」、「ニンゲンなど所詮、ヒト猿」、
「ヒト猿が宇宙の摂理を操れるはずはない」と容赦のない言葉を言われる。
「「母」が人に翼を与えなかったのは、天から見下ろすと考えたからだ。己を知るがいい」とまで言われる。
ゼレーニン、ヒメネスも部屋にいる。そこへあるビジョンを見せられる。
合同計画が破壊作戦を実行しているビジョン。3人の紳士は「無駄な事を…」と冷静だ。
ヒメネスは自分達がまだ脱出していないのに実行したことに怒っている。
核爆弾の爆発が終わっても、なにも変わっていない。失敗したようだ。
「ヒトはこの呪われた地で生きるのだ。だが、しかし、母たちが携えし、全てのエキゾチック物質を集められれば…」
「バニシング・ポイントを御するエキゾチック物質を集めれば、道は開けぬでもない」
「正しき霊どもの声を忘れ、世の真理から外れた末裔よ…。アーサーという回路の霊に聞いてみるがよい。
破滅を隠し持つ、偽りの霊に…」
そこで意識が戻った主人公。どこかに不時着した「レッドスプライト号」内にいる。
どうやら、他のクルーもあの3人の紳士を見ているようだ。
アーサーが不時着の衝撃のせいかシステムダウン中、外の風景がモニターに映されたが、地上ではない。
新たなセクターにいるようだ。合同計画と連絡をとろうとするが、
重力子通信機だけが修復不可能なまでに破壊されている。
ゼレーニンは、あの3人の紳士が地上の様子を見せるため利用して壊れたのではと仮説をたてる。
そこへアーサーが復旧する。
アーサーの報告によると、脱出アタックは失敗、それはトンネル内の構造情報がたりなかったことや、
謎の3生命体による妨害行動…、脱出できる状態ではなかったようだ。
さらに、シュバルツバースも破壊されなかったようだ。
現在位置はシュバルツバースの根源に近い場所のようで、
それを成したのはウロボロスを倒したときに手に入れたエキゾチック物質のおかげのようだ。
アーサーは脱出アタック中に艦外から送られてきたデータを元に話をしている。
送信者は、あの紳士達と推測するアーサー。
3人の紳士のデータを元にこれからのプランを出すアーサーに疑念が向けられるが、データは観測データも一致するし、
脱出失敗などの論理にも矛盾がない。
さらにデータにはシュバルツバースの中心「メムアレフ」という存在もあった。
今までの脱出作戦が無駄に終わり、別の目的のための調査が行われることに落胆するクルー。
しかし、有効な手段を打ち出せるのはアーサーだけであり、クルーたちはその命令に従う以外に方法はなかった。
アーサーはこのセクターを「フォルナクス」と発効し、このセクターでのエキゾチック物質回収が発令された。
「フォルナクス」での探索が開始される。内部は神秘的な世界だが、もう人間の世界じゃないなと達観している機動班。
調査中、突然壁が崩れた…というより、壊された。現れたのはアントリアにいた「モラクス」。
「フォルナクス」でならば、本来の姿でいられると本性を表し「モロク」となったモラクスだが、主人公に倒される。
「「母」は何度でも腹を痛め、悪魔を生み出すであろう」そういい残し消滅した。
壊された壁の向こうに進むと3つの扉があり、そこから聞き覚えのある声が響いてくる。
「ティアマト女神」の腹を2度まで痛め、本来の姿を取り戻した我らは主人公に復讐すると。
そこへ「ルイ・サイファー」が現れる。
「このセクターでは各セクターにいた彼らは、人間達が「神」と呼ぶ者に「貶められる前」の姿でいられる。
彼らを倒した主人公に復讐しようとしている。主人公の戦いを見物させてもらおう」と言って消え去った。
アーサーにより、3体の悪魔の撃退ミッションが追加される。
3つの扉の内、左の扉の奥を探索し、「太陽鏡」というレアフォルマを手に入れ、戻ろうとした時、また壁が壊された。
壁から出てきたのは「ボーティーズ」の「ミトラス」。本来の姿となった「ミスラ」は、実験抜きで主人公に襲い掛かってくる。
ミスラを倒すと、「一度ならずも二度までも、いやカミの分も勘定すれば、三度も貶められた」と嘆きながら、消滅した。
そこへアーサーから緊急帰還を命じられる。
帰還すると、ジャック部隊に不穏な動きが認められたという。
「彼らに会うために「カリーナ」に行くのか」というクルーの言葉を否定し、
ジャック部隊はシュバルツバース内に自らの時空を作り出したという。
ロゼッタ物質の情報等を合同計画から得ていれば、不可能ではないらしい。
彼らの目的を問うために、「ジャック部隊基地」へ。
基地を外から見ると、実験器具と思われる器材がたくさん置かれている。
交信を試みても、無反応ということで、ジャック達と会談した経験のある主人公とヒメネスが直接向かうことに。
基地内に入ると、バガブーがなにかに戸惑っているようだ。基地建物内に入ろうとすると、警備兵とライアンに止められ、
「ジャックに会うことはできない。しかし、立場は変わっていない。相互不干渉だ」と言われる。
主人公達が時空を作り出すのは艦のプラズマ出力の問題で無理だとも言われる。
帰還した主人公とヒメネス。アーサーは不干渉とはいえ、
ジャック部隊のテクノロジーが非常に強力であることを危惧している。
「フォルナクス」での調査もあるし、どうすれば…という議論中、ヒメネスが「自分がここに残り、彼らを監視する」と提案する。
どうやら、ジャック達は自分達にまだ何か隠し事をしていると疑っているようだ。
クルー達はこんな危険な任務をヒメネスがすすんで就くことに、ちょっと感動しているようだ。
結局、ヒメネスはこの基地に残ることになり、主人公達は「フォルナクス」での調査を再開する。
調査を再開した主人公は3つの扉の右の扉を探索し、レアフォルマ「干支月宮鏡」を手に入れ、
先に進もうとするとまたまた壁が壊された。
出現した悪魔は、「カリーナ」の「オーカス」。「オルクス」という本性を表すが、主人公に倒される。
「先に冥界に行って、主人公の棺桶を用意しておいてやる!」そう言い残し、オルクスは消滅した。
そこへまたアーサーから緊急指令が下る。ヒメネスがジャック部隊に拘束されたらしい。
帰還し、ヒメネスのことについて話し合うクルー。
アーサーによるとヒメネスは基地内部に入ったところで消息が途絶えたらしい。
そこへ「ライトニング号」から通信が入る。
ジャックによると、ヒメネスは基地内部に無断侵入し、ジャック達への妨害工作を行ったらしい。
ヒメネスはまた「実験材料」…悪魔を逃がしたという。ジャックの後ろからライアンの声が聞こえる。
ヒメネスもまた実験材料にする気のようだ。相互不干渉の約束も破棄された。
通信が切れ、ヒメネス救出作戦を行うかアーサーに問うクルー。
「ライトニング号」は時空を作り出すために機能を費やしているため、侵入できる可能性も高い。
ジャック部隊がヒメネス以外のクルーを襲ってくる可能性もあり、
アーサーも作戦を行う事に賛成し、「ジャック部隊基地」へ向かう。
ジャック部隊基地
幸い、迎撃行動を取られることもなく、基地についたことにより、ヒメネス救出作戦が発令される。
早速、門番の兵士が襲ってきて戦闘になってしまった。こうして「レッドスプライト号」とジャック部隊の戦いが始まった。
探索していると培養漕に入った切り刻まれた悪魔が入っており、ニンゲンへの恨み、元の体を返せと言ってくる。
中には天使もいるようだ。そこにいた兵士を倒し、培養漕のスイッチを切る主人公。すると中の悪魔は静かになった…。
「ライトニング号」を見つけたが、降車デッキの扉は閉じており、開けることはできず、他を探索する。
途中でまた「ルイ・サイファー」が現れる。
「人が己の命と使命をかけて、心揺れ動かしながら戦うさまを見ていると感動を覚えなくもない。
そういう見世物なら演出のし甲斐もあるというものだ」と言う。
さらに主人公の友人ヒメネスには運命の境目が近く、見届けてやれと言い、
「逆境の時こそ、真に強き力が生まれる。その営みのためにニンゲンは存在する」と言って消え去った。
奥に進むと、研究チームの兵士がおり、ヒメネスが研究室にいることとその部屋の暗証番号を聞き出す。
暗証番号を入力し、研究室に入ると、培養漕にヒメネスとバガブーが入っていた。
そこにいた研究員はヒメネスとバガブーの合体を行おうとしている。
ヒメネスは研究員に激しい殺意を、バガブーは衰弱しきっているのか死にそうな状況だ。
主人公の存在に気付き、追い詰められた研究員は合体装置を起動させ、逃げていった…。
装置を止めようとする主人公を制止するヒメネス。今止めたら、自分を助けてくれたバガブーが死ぬし、
この装置での合体は何度も失敗している。合体プログラムを使えと言ってくる。
今のこの悪魔の如くジャック部隊を呪う憎しみがあるうちに…。
そして主人公は合体プログラムを起動させた…。
合体は成功し、ヒメネスとバガブーは一つの生命体になった。
命を救うためとはいえ、ヒメネスを悪魔にしたことを気にしている主人公にヒメネスはフォローし、ジャックの下へ向かった。
「ライトニング号」の降車デッキの扉も悪魔となったヒメネスの力の前では無力だった。
扉をこじ開け、中に入るヒメネスと主人公。
ジャックはここまで計画を破壊した主人公とヒメネスに代償を支払えと悪魔を召喚し、襲い掛かってくる。
召還された悪魔と戦うヒメネス。そして主人公はジャックと戦うことに。
悪魔は全滅し、ジャックも主人公に負け、なんとか生き残る術を探そうとするジャックに、
「ここは地上じゃないから、お前を裁く法はない。だが、俺を縛り付ける法がない。」そう言って、ヒメネスはジャックを殺した…。
ジャックが殺された事で、戦意を消失したライアン達。
ヒメネスは「指揮官がいなくなったのなら、新しい指揮官が必要だ。だが、その指揮官を殺し続けてやる」と容赦ない。
ライアン達は「ライトニング号」のテクノロジーを渡し、降伏しようとする。
それでも襲い掛かかろうとするヒメネスを止めたのはゼレーニン。「一瞬敵に見えたぜ」というヒメネス。
結局、「ライトニング号」のテクノロジーの差し押さえと武装解除をし、ミッションは終了した。
ミーティングで、「ライトニング号」の機能は剥奪、武装解除させたライアン以下「ライトニング号」のクルーは調査任務を優先とするため、
必要最小限の人員で監視することになった。
さらに「ライトニング号」のテクノロジーでエキゾチック物質を感知する機能も構築できそうになり、
さらに貴重なレアフォルマ「宿曜鏡」も手に入った。
ゼレーニンの提案によるヒメネスの今後の扱いについては、意思疎通もできるが、
かなり好戦的になっているなどの意見が出る。
悪魔に慣れている機動班達と慣れていない艦内のインフラ班ではヒメネスの悪魔化に対する受け止め方が違い、
意見が分かれるが、アーサーにより、とりあえず身体検査と休息を取らせることとなった。
だが、主人公達はまだ知らない。このミーティングの決定がまた一人の運命の境目を呼ぶことになることを…。
レアフォルマ「太陽鏡」、「干支月宮鏡」、「宿曜鏡」の3つを使って、「エネミーサーチ」の強化ができた。
「フォルナクス」での調査がまた再開されるが、長引く調査に苛立つクルーも出てきた。
3つの扉の最後、真ん中の扉を開け奥に進むと、
通路に潜んでいた悪魔を見つける。(なお、エネミーサーチの強化をしていないとダメージを受けるだけで通れない)
潜んでいた悪魔は「デルファイナス」にいた精神寄生体のようなものだった。倒すと、また本体へと帰っていった。
さらに奥へ進むと、「デルファイナス」の「アスラ」が待ち構えていた。(なお、壁は壊されない)
「我らを産みしティアマト女神の元へはいかせん!」と「アシェラト」の本性を表す。
「我ら悪魔は地の求めにより地に向かっている。ニンゲンを殲滅するために。
しかし、ニンゲンの中に大地に姿を現した時の気高さを種として宿しているものがいるなら、
悪魔が地に溢れた時、その種を芽吹かせるでしょう。悪魔と力あるニンゲンで地はあるべき姿を取り戻すのです。」
女性の姿になり、女言葉になるアシェラトを倒す主人公。ティアマト女神を案じながら。アシェラトは消滅した。
そこへ「我が子を殺した貴様をくびり殺してやる!」とすごいプレッシャーが主人公を襲う。
アーサーから通信があり、3体の悪魔の撃退ミッションの終了を宣告する。
ついにティアマトの元へ着いた主人公。「滅びよ…。母の産屋を騒がし、悪魔らを討ちし忌まわしきニンゲンども…。」
敵意むき出しなティアマト。
「悪魔はニンゲンの「思念」と繋がる因果があり、ニンゲンの暗き思念がこの地へ流れいり、悪魔の姿を変え、力を変える。
ニンゲンの罪、過ちにより力が強くなる。ニンゲンが地を埋め尽くすより早く、星を滅ぼすより早く我は悪魔を産み出そうぞ!」と襲ってくる。
ティアマトを倒し、「エキゾチック物質」を手に入れ、回収任務は完了した。
帰還しようとするとゴアが現れた。
「また母が死んだ…。これで私が流れる先も変わる…。私は何者で、何が私を待っているのだろうか…」独り言を言ってどこかへ消えた。
やはりシュバルツバースを彷徨っているようだ。
帰還し、ミーティングをするクルー。あの3人の紳士の言葉が正しかったことに複雑な心境だ。
アーサーの報告によると、ヒメネスは検査の結果が思わしくなく、任務から外される事に。
「また勝手に突入されても困るしな」と言うクルーに別のクルーが、
ジャック部隊への突入は、勝手に侵入したバガブーを仕方なく行ったことだったらしいと説明する。とはいえ、もうどうしようのない事だが…。
ジャック部隊については、特に問題ないようだ。
そして、スキップドライブが実行された。
今回はここまで。
お疲れ様です。
エンディングはどのルートから書くとか、もう決めてるんですか?
サバイバルキッズ Lost in Blue書こうと思うんだが、今日書けるか分からない
別に予約してから一ヶ月以内に書けば良いだろうが…
予約せずに書いたって良いわけだしな
>>324までをWikiに収録、未解決リストに反映しました。
326 :
ゲーム好き名無しさん:2009/12/13(日) 10:58:53 ID:WW9XMEgS0
スーパー宗教対戦をお願いいたす
327 :
ゲーム好き名無しさん:2009/12/13(日) 11:16:59 ID:X2d0T1OgO
ローグギャラクシー
牢獄から脱出した後コピペダンジョンを進み
「二つの塔で苦労も二倍だな」という名セリフを聞き
そして主人公がスーパーサイヤ人になる物語
-完-
羅刹-Alternative-が無いっぽいので予約
ハード名 PS3
タイトル ぼくのなつやすみ3 北国篇 小さなボクの大草原
お願いします。
331 :
ゲーム好き名無しさん:2009/12/14(月) 14:54:16 ID:6y1Y+AmzO
【ハード名】 PS2
【タイトル】
宇宙戦艦ヤマト〜暗黒星団帝国の逆襲
宇宙戦艦ヤマト〜二重銀河の崩壊
よろしくお願いします
羅刹 -Alternative-はPCゲームである羅刹と羅刹斬のリメイク作品。
ストーリー的な違いとしてPS2オリジナルの主人公、シナリオ追加、キャラ設定の一部変更がある。
◇基本用語
・地球連邦
地球に本部を持つ巨大政府。厳格な階級制度があったり、圧政を敷いて他の星系から資源を搾取したりとやりたい放題な人たち。
基本的に腹黒い事ばかりしている。
・ディック惑星連合
地球連邦のやり方にキレて反旗を翻した人たちが興した勢力。
地球連邦とは敵対関係にあり、二度に渡って大規模な戦争を起こしている。
・ホライズン共同体
地球連邦とディック惑星連合に愛想を尽かして抜けた人たちが作った中立勢力。
彼らは『傭兵ギルド』を作り、両勢力に派遣して金儲けをしている。
戦争が起きると一番得をする人たち。
・生体装甲
いわゆるパワードスーツ。装着者に超人的な身体能力を与える。白兵型、飛行型など様々なタイプがある。
敵味方に関わらず、ほぼ全ての兵士はこれを装着して戦闘をする。
・アンドロイド
外見は人間と変わらないが、生体装甲に匹敵する能力を持つ。
戦闘用から炊事洗濯用まで多くのタイプが生産されており、最近では個人でもなんとか購入できる価格のものも発売されたらしい。
昔は人間様の道具扱いだったが、『ある事件』を経た今では基本的人権が保証されている。
寿命は人間の2倍程度、昔に作られた特別製アンドロイドは数千年近く生きられるらしい。
◇プロローグ
西暦4736年、地球連邦とディック惑星連合の間で第二次銀河戦争が勃発し、200年間続いた。
戦争がここまで長引いたのは、どちらかが負けそうになる度に『傭兵ギルド』が介入して戦況をひっくり返したからである。
だが、流石に200年という月日は彼らにも休息を必要としたようで、西暦4924年になってようやく地球連邦と惑星連合の間に休戦協定が結ばれた。
それから数十年後、皆が先の戦争を忘れかけたその頃、突如として地球連邦がディック惑星連合の辺境惑星『X02』に侵攻を始める。
時を同じくして、主人公の傭兵頭としての最終試験が行われようとしていた。
◇ミッション00 予兆
〜X02惑星衛星ソラ〜
・主人公(男ならスパイナー、女ならゴス)
新人のお頭。基本的に淡白な性格。
公式いわく、昔の記憶をなくしているらしい。
・セラ
主人公の教官を務める傭兵。
PC版主人公の一人。
主人公はお頭としての実戦形式の最終試験を受ける。
セラの指示の下、つつがなく試験に合格する主人公に、指令が入る。
作戦地域付近で未確認の生命体の痕跡が発見されたので、それを調査する、というもの。
そこで主人公とセラが見た物は、謎の男と、海棲生物に似たゲル状の生物だった。
危険を察知し、セラは主人公に逃げろと言う。
突如、謎の爆発により衛星ソラは消滅。
主人公はかろうじて救出されるが、セラは行方不明、そして謎の生物の情報もギルドから抹消されていた…。
『蠢動』
地球連邦の目的は、X02惑星にある遺跡の確保にあった。
だが、その遺跡に何があるのかを知っているのは連邦上層部、そして彼らを監視していた傭兵ギルドの幹部だけであった。
◇ミッション01 凶兆
〜X02惑星・ノースベルク軍事研究地区〜
・アルティノ
傭兵団のオペレーター。
依頼主との交渉や情報収集も行う敏腕オペ子だが、金にがめつい。
姉御肌。
・ルナ
オペレーター補佐。
天然気味だが有能。アルティノにいじられている感がある。
・オア
艦の武器搬入を担当するじいさん。近々引退を考えている。
・ナリア
新人傭兵。真面目で努力家。
双子の姉がいる。
・ロンディ
ノリのいい傭兵の兄ちゃん。無類の女好き。
・ディバロ
戦闘好きの謎の傭兵。いつもバイザーをつけている。
・セフィ
お色気ムンムンの傭兵。主人公をからかうような発言をする。・メグ
傭兵ギルド諜報部のエース。高飛車だがそれに見合う実力を持つ。ツンデレっぽい。
ルナに新造艦の中を案内してもらい、ナリア、ロンディ等の傭兵を雇用してから初任務に向かうことになる。
今回の任務は、X02惑星上空で大破した揚陸艇から脱出した傭兵の救助。
主人公も揚陸艇で現地に降りるが、敵に気付かれる。
救助を待っていた傭兵のメグと共同して脱出ポイントを目指す。
メグは揚陸艇が無くなったのでしばらくは同行すると言い、強引に仲間になる。
無事にミッションは成功するが、アルティノが調べたところ、揚陸艇大破の原因は『自爆』だった…。
◇ミッション02 緩行
〜X02惑星〜
・ヴァネッサ
地球連邦軍の高官。
下流階級の出でありながらその実力を買われ出世してきた女性。かなり冷酷。
地球連邦からの依頼。
敵基地の目の前を通過する輸送用トレーラーを護衛するのが目的。
途中、謎の勢力がトレーラーを襲撃するが、なんとか守りきる。
司令部の総督であるヴァネッサからボーナスでも出るかと期待していたアルティノだが、付け上がるなとヴァネッサに一蹴される。
アルティノは嫌な性格だと愚痴るが、連邦のお偉いさんであるヴァネッサとは仲良くしておいた方が有利かもしれないとルナは言う。
ミッション03 奇襲
〜X02惑星・ダレン地区〜
・フォルキス
若き傭兵。同じく傭兵である師から拳法の手解きを受けている。
・フランカー
連邦の軍人。フランカー隊の隊長。
歴戦の老兵。
地球連邦からの依頼。
作戦地域にある動力ユニットを全て確保、揚陸艇まで輸送するのが目的。
X02惑星での戦闘は、ディック惑星連合が押されているようだ。
惑星連合軍は、制圧された拠点の動力施設の主要ユニットを運び出し、隠す事で時間を稼いでいる。
よって、その隠された動力ユニットを取り返す事が任務となる。
メグの話では、最近地球連邦が言語学の権威を引き抜いているという。
X02侵攻には裏がありそうだ。
ミッション開始直後に、ヴァネッサから連邦の部隊が援護に向かっているとの連絡を受ける。
そして援護に来た『フランカー隊』と傭兵フォルキスと共同して任務を遂行する。
動力ユニット積み込みを完了し、フォルキスに誉められてミッション終了。
『暗雲』
地球連邦と惑星連合の都市攻略作戦が大詰めを迎えたその時、突如として遺跡の門が開く。
遺跡は異星人の作ったワープゲートだった。
両軍は示し合わせたように休戦し、ゲートの向こうに合同調査隊を派遣する。(両軍上層部はゲートの存在を知っていたようだ)
しかし、彼らはいつまで経っても帰ってくることはなかった…。
ミッション04A 葉隠れ
〜ゲート先の世界・神々の密林〜
・マリオン
何の因果か傭兵になってしまった少女。ルナを遥かに越える天然。
・トリット
ゲートの向こう側の宇宙にいた異星人。恐竜の様な外見と生体装甲をも切り裂く怪力を持つ好戦的な種族。
何種類かの種族に分かれているが、まとめてトリットと呼ぶ。
外見に似合わず優れた科学力を持ち、遺跡のゲートも古代のトリットが作ったものと思われる。
ちなみに、トリット世界は砂漠や密林などの地形が多い。
依頼は地球連邦、惑星連合の混成軍。
単身で潜入し、調査隊の隊員を救出するのが今回の目的。
よくわからないまま異星人に敵対されてしまって、混成軍は困っているようである。
現地で異星人の攻撃を受けながら、孤立した隊員を救出する。
途中で傭兵のマリオンも救出して任務終了。
ミッション04B テンペスト
〜ゲート先の世界・神々の祭壇〜
こちらのミッションは異星人の生態、行動パターンの調査。
ガスタンクを破壊して敵をおびき出すのが目的。
特に目立ったイベントはない。
ミッション05 吶喊
〜トリット世界・飽食の隠し砦〜
混成軍からの依頼。
内容は調査隊の護衛。指揮車両にはお偉方が乗っているそうなのでなんとしてでも護衛せよとのこと。
翻訳機が未完成なので未だトリットとの交渉は成功していないらしい。
トリットの砦内部を強行突破する無茶な調査隊をエスコートして差し上げる任務。
暑い暑いと女性陣のブーイングを受けつつミッション開始。
調査隊を護衛しているフランカーから傭兵フォルキスを譲ってもらう。調査隊は傭兵に割く物資まで不足しているようだ。
ミッションを完了すると、フランカーから「お前と敵として出会っていたらとっくに殺されている気がする」と誉めてもらえる。
フランカーに死亡フラグが立つ。
ミッション06 蟻塚
〜トリット世界・魔窟の丘〜
混成軍の司令、ヴァネッサからの依頼。
トリットの王都を侵攻するための陽動として、敵要塞の大型砲台を破壊するのが目的。
翻訳機の開発が進むにつれ、様々な事がわかってきた。
トリットは王制で、戦士であることに誇りを持っているらしい。
今回の王都侵攻は、そんな彼らにこちらの力を認めさせる意図もあるのだろう。
トリットの使用するワープゲートに注意しつつ砲台を破壊すると、陽動は成功し、敵の大部隊が押し寄せるので脱出、ミッション終了。
『トリット』
強い者が王となる旧型の支配体制でありながら、人類を凌駕する科学力を持つトリット。
戦いの末、ようやく彼らとの和平調停が始まった。
トリット側は特使として王の嫡子を派遣するつもりだったが、急病により王の義理の息子が代役を任せられることになった。
こうして、トリットとの戦争は収束に向かうと思われたが…。
続く
羅刹の方乙です。
DSの「極限脱出 9時間9人9の扉」をどなたかお願いします。
>>337までをWikiに収録、未解決リストに反映しました。
>>326 字が少し違いますが、SRC用フリーソフト「スーパー宗教大戦」のことでしょうか?
>>337 依頼するのは自由だし、書く方も共有トリップ付けりゃこのスレ的にはいいんだろうけど
流石に発売されてからまだ一週間のゲームのオールネタバレはちょっと…
そんなにすぐ書く奴現れないと思うぞ
次は、FF13教えてくれってくるんじゃね?
第7セクター:グルース
スッキプドライブは成功、このセクターは「グルース」と発効された。艦外の様子は、
なんと「アントリア」に似た風景。あの時は燃えていたが、ここでは雪が降っている。
観測班の報告ではこのセクターは異なる複数の領域で形成されているらしい。
怪しい蜃気楼も発生しているようだが、ここまで戦い抜いたクルー達は、
やるべきことをやればいいとすぐに冷静さを取り戻した。
ゼレーニンはエキゾチック物質を探す以外に解決策があるんじゃ…などとクルーの士気を下げる発言をして、
他のクルーに怒られた。
アーサーの推測では、シュバルツバースの根源「メムアレフ」を破壊すれば、
シュバルツバースも破壊できるかもしれないという。そして、グルースのエキゾチック物質回収が発令された。
今までのセクターの色違いのようなダンジョンを探索中、マンセマットと再会する。
この地を支配する悪魔のせいで様々な幻が生み出されているらしい。そこにゼレーニンが来る。
マンセマットは悪魔に対抗するため、この地で神の御使いたる同士を集め、兵力の増強を行っており、
この地の幻覚を利用して、拠点を作り上げたという。
ゼレーニンは「レッドスプライト号」のクルーの結束がボロボロになっていることや
自分達が悪魔に心を冒されているのではないかなどをマンセマットに相談する。
彼は、人は「信頼」というあやふやなもので人を縛りつけているから、苦難に直面した時、信頼が簡単に崩れるのだと言う。
人の心を導く術を手に入れることが一番の解決策らしい。
とはいえ、あせらず自分の道を進めば良いと言って、マンセマットはこの地の拠点へ帰った。
そこへ、アーサーからジャック部隊の基地にて、不穏な動きを確認したので、帰還命令が来る。
艦に戻り、アーサーから報告を受ける。ジャック部隊はまだ悪魔研究を継続していたらしい。
それで手に入れた武器を使って、蜂起し、監視クルーと交戦中らしい。
そこへ「ライトニング号」から通信が入る。相手は…ライアン。監視クルーは皆殺しにされたようだ。
艦の機能を取り戻した彼は主人公達を皆殺しにしてやると調子に乗っている。通信は切れた。
「レッドスプライト号」のクルーは、仲間が殺された事やまだ悪魔の実験をしていたことに怒り心頭だ。
そこへヒメネスが現れる。ヒメネスは、アーサーにライアン達の殲滅指令を出せと迫ってくる。
ゼレーニンは犠牲者を出すだけだと消極的だが、他のクルーも先ほどのライアンの皆殺し宣言のせいで正当防衛のために、
ライアン達を倒すのは仕方ないという意見が多数だ。
しかし、ゼレーニンはマンセマットが言っていた「人の心を導く術」を頼りに、少し時間をくれと言う。
結局、アーサーは事態を収拾する方法なら、なんでもよいという結論のため、
ゼレーニンと主人公はマンセマットのところに向かうことになる。
ゼレーニンを連れて、マンセマットのところに着いた主人公。
ライアン達との問題を説明すると、マンセマットはゼレーニンに慈悲を差し伸べたいのかと問いかけ、
ライアン達を改心させる方法があるという。それは、天使の声による…「歌唱」。
大いなる御使いの導きはどのような世俗の誘惑にも勝るらしい。
しかし、今の人間達にマンセマットの歌唱では駄目らしい。この拠点による天使でも駄目だが、
マンセマットには「人を神の御使いに変容させる力」がある。この「変容」で人間を天使にさせることができるらしい。
しかし、もし邪な者が天使になろうとすれば、焼き尽くしてしまう。
さらに天使となれば、それはもう人間ではなくなり、地上に戻っても…。
この「変容」をゼレーニンが志願し、受ける事に。
(主人公も名乗り出ることができるが、ゼレーニンがシュバルツバース内で最も適正のある人間と言われ、結局ゼレーニンになる。)
ゼレーニンの「変容」は成功し、神の御使いとなった。
帰還したゼレーニンを見て、身を投げうってまでみんなを救おうとしていると感動しているクルー。
しかし、悪魔でもあるヒメネスは「本当は自分のためじゃないのか」と懐疑的だ。
神の御使いと悪魔。元々人間だった二人なのに相性は最悪だ。
とりあえずライアン達の下へ行こうと指令するアーサー。
「ライトニング号」に着いた主人公とゼレーニン。降車デッキの扉は閉められているが、ゼレーニンの歌唱が始まる。
すると、降車デッキの扉が開き、クルーが降りてきた。
ライアンは、自分と同じ人間を殺めた事を悔い、神に許しを請おうと懺悔を始めた。
他のクルーも「アリルイヤ!ゼレーニン!」とゼレーニンを讃えている。
そこへヒメネスが現れ、ライアン達がイカレたようにしか見えないと言ってくる。
しかし、他のクルーはゼレーニンの成果により、誰の血も流さなかった事に満足しているようだ。
「ライトニング号」の中を探索する。「捕らえた悪魔はどこだ!」とヒメネスが詰め寄ってもシカトだが、
ゼレーニンに聞かれると案内してくれる。
ゼレーニンの命により、悪魔は解放されることになる。
悪魔達もあの「歌唱」に戦慄しているが、助かった事を喜び、
集団の長らしき悪魔「グレンデル」は、「動けぬ悪魔もいるし、幻視の世界に行き、聖母「マーヤー」に加護を求める」と言って、
去っていった。他の悪魔も主人公に礼、もしくは恨み言を言って去っていった。
ヒメネスは同じ実験を受けた者として、悪魔たちが気になるのか一緒に行ってしまった。
ゼレーニンもマンセマットのところに報告に行くと去っていった。
とりあえず、ミッションは完了した。
帰還し、ミーティングが始まる。話題はやはりゼレーニン。
彼女の凄さを讃える者、彼女は危険すぎると警告する者。
アーサーはとりあえず、ゼレーニンをミッションに参加させるといい、クルーも了承した。
先ほどの悪魔達はエキゾチック物質を持っていると思われる「マーヤー」について知っている事から、
彼らに接触しろと言うアーサーだが、そこへヒメネスが帰ってくる。
悪魔達は「グルース」の「隠れ場」に行ってしまったらしい。
しかし、ヒメネスは悪魔達からその隠れ場にいけるレアフォルマを貰って来た。
ヒメネスはもう脱出する気がほとんどないようだが、世話になった主人公にとレアフォルマをくれる。
ヒメネスからもらったレアフォルマで「スペーススキャナ」を強化してもらい、再度調査を開始する。
隠れ場に入り中を進もうとするも、扉が封印されており、進めない。
他を探索すると、ライアン達に捕らえられていた「グレンデル」と再会する。
「マーヤー」に会わせて欲しいと事情を説明すると、
「力あるものが、世を支配するのは当然の理」というが、
「扉を封印したのは自分であり、解除する条件はライアン達を殲滅すること」と交換条件を持ちかけられた。
とりあえず、返事を保留し、艦に戻ることに。
戻る途中、ヒメネスと会う。彼はライアン達の殲滅に賛成のようだ。
さらに彼は、悪魔となった自分や悪魔を使役する主人公達のように人は悪魔と共存できるし、
力があれば、悪魔は人を認める。悪魔との共存は可能じゃないのかと言って去っていった。
さらに幻惑にかかっているゼレーニンと会う。主人公が話しかけると幻惑を打ち破った。
彼女の家族や友が悪魔になって襲いかかってくる幻視だったらしい。
ゼレーニンにもこれまでの経緯を話すと、救いを受けたのに取引をしかけたことに憤慨している。
弱い者は切り捨てられる世界。それが悪魔の考える人間との共存であり、神の求める世界ではないと言ってくる。
さらにマンセマットの話では、彼女の歌唱は悪魔にも効果があるらしく、歌唱で「グレンデル」の力を弱めれば、封印を解除できると言う。
返事を保留し、艦に戻った主人公。アーサーとクルー達と相談するが、意見はばらばらでまとまらない。
そこでアーサーは最もこの状況を知る主人公に決定権を委ねる。
1つ目は、「グレンデル」の要望を受け入れ、ライアン達を殲滅すること。
2つ目は、ゼレーニンの「歌唱」で「グレンデル」の力を無効化させること。
そして…。
ライアン殲滅ルート:
「グレンデル」の要望に応えると言った主人公。主人公がライアンを殺すと、
それを皮切りに機動班による残りの殲滅が始まり、辺りは静かになった…。
主人公の行った行為に怒るゼレーニン。ヒメネスは、これでライアン達は自由になったんじゃないのかと皮肉っている。
ゼレーニンは悪魔達と闘う準備をすると去っていった。
グレンデルに報告し、扉の封印を解いてもらった。
ゼレーニン歌唱ルート:
ゼレーニンに歌唱を依頼することにした主人公。ゼレーニンが歌うと悪魔が苦しみ始めた。
歌唱が終わると、ヒメネスも歌唱を聞いたらしく、怒って現れた。
「神の名を語って、気に食わない連中を殺すだけじゃないのか」と言って去っていった。
歌唱を聞いた悪魔達は、自我が壊れたのか意味不明な言葉を発するだけだ。
とはいえ、これで扉の封印は解かれた。
強行突破ルート:
ライアンの殲滅でもなく、ゼレーニンの歌唱でもない選択肢…。それは扉を封印しているグレンデルのみを倒すこと。
「所詮は血塗れた種族」と罵るグレンデルを倒すと、封印は解かれた。
封印が解かれた扉の前に行くと、声が聞こえる。「我の幻視が牙を剥く」声は消えた…。
扉の中に入ると突然視界がゆがみ始めた。
いきなり、デモニカを着たゴア隊長が現れた。
ゴアは、ここまで頑張ったことを褒め、最後のミッションを発令する。
「シュバルツバースの調査任務は失敗…、無意味と判明し、悪魔に勝つことは不可能であり、
シュバルツバースに地上が飲み込まれるのを防ぐ手段はない。最後のミッションは己の銃を取り、
不名誉をすすぐ事…、悪魔に殺されるくらいなら同士討ちで果てよう」と命令し、銃を主人公に向ける。
反論しようとするも、声が出ない。どこからか声が聞こえる。
アーサーの声なのか「それは幻です。ゴア隊長は死んだのです」主人公は雄叫びをあげ幻覚を破った。
幻覚は解けたが、まだゴアがいる。しかし、デモニカを着けていないゴアだ。
マーヤーが主人公とゴアを幻覚で殺し合わせようとしていたようだ。
主人公のおかげでゴアは人間の意識を取り戻したようだ。
彼は、超進化形態「ユーバー・ゲシュタルト」になっていた。なにそれこわい。
「母たち」はゴアにシュバルツバースの意志と高度な知識を流し込み、操り人形としていたようだ。
しかし、操り主だった「ウロボロス」が死んだせいで、この地を彷徨っていたらしい。
人間は滅びの運命を変える力を働かせている。ゴアもそれに協力してくれることに。
ゴアはそのための準備をするためにシュバルツバース内を一人で巡るようだ。
しかし、必ず「レッドスプライト号」に戻ると宣言し、
「シュバルツバース内にいる母たちは4体。ウロボロス、ティアマト、マーヤー、そしてメムアレフ」と主人公に教え、
マーヤーを倒すことを託し、どこかへ消え去った。
そして、ついにマーヤーの元へたどり着いた主人公。
「人が我に見せる夢は朽ち、腐り、滅ぶ夢ばかり」と戦いを挑むマーヤーを倒す主人公。
「我を産みし、大聖母メムアレフは…」そう言い残し、マーヤーは消滅した。
「エキゾチック物質」も手に入り、帰還する主人公。
アーサーがいきなり停止した。モニターに3人の紳士が映っている。
「マーヤーが倒されたことで、ニンゲンに啓示すべき時がきたのだ」「地球に生まれた生命たる者が進むべきビジョンを見るがいい」
地球が汚染されたようなビジョン。「ニンゲンとは別の生き物による欲望と知恵が地球を滅ぼそうとしたとき、シュバルツバースが起こす」
「自らの文明の力に溺れ、過信し、心を改めることなく、皆シュバルツバースの中に消えていった」
「我らは三賢人。時を越えて、地球と共にある者。地球に正しき霊の文明を建てるためにある者。」
「このような破滅を繰り返し望んでいるわけではない」
「ニンゲンが進むべき道は、悪しき魂を葬り、善き霊のみを残し、地球を1つの善き霊へと築き変えること」
「強固な意志を持ち、霊の高みに上れる者は選び残し、それ以外のニンゲンは淘汰すること」
「このシュバルツバースの力と歌唱の力があれば計画は成就する」そこへ別の声が遮った。
「そんな死地をどんな魂が望むというのか。」
艦内に「ルイ・サイファー」がいる。「何も朽ちず、瞬きもしない星を誰が生命と呼ぶのか」
「地球を脅かしたニンゲンに必要なのは少しばかりの魂のルーツに還えることだ」
「生の喜びに満ちた荒ぶる魂の時代を取り戻したまえ」
「死しては生まれ、壊されては創られる、あの自由を生み出す営みを地上に甦らせるのだ」
「そうしてニンゲンは自然の一部であり続けられる。シュバルツバースは解き放たれるべきなのだ。
地上に生命の自由を取り戻すために」「古の自由な神々が導く世界で魂を研ぎ澄ます美しい日々を送るのだ」
モニターは消え、ルイ・サイファーも消えた。
クルーは決断の時が迫っているのだろうか?など話し合っていると、
三賢人やルイ・サイファーが示した未来について語る者や俺たち調査隊は人類を救うためにいるんだと語る者もいる。
アーサーが自己修復作業に入ったので休息を取ることになった。
室内にゼレーニンがいる。彼女はあの三賢人が示すように神の導きに従うと言って「レッドスプライト号」を離脱した。
彼女の理念に賛成したクルーも離脱してしまった…。
今度はヒメネスがいる。彼はルイ・サイファーの話が心に響いたらしい。
彼の求める自由に賛成したクルーも離脱していった…。
アーサーが復帰した。
三賢人に簡単に侵入されたのは、今まで情報かく乱を行っていたマーヤーが死んだ事が原因のようだ。
アーサーに「エキゾチック物質」を渡し、任務は完了した。
ヒメネスとゼレーニンは除名ということになった。
それでもアーサーは最善の方法を提示すると言って、
ゴアの言うとおりなら次のセクターにシュバルツバースの中心「メムアレフ」がいると推測される。
そこがこの調査の最終地点になる事を期待して、最後のスキップドライブが実行された。
今回はここまで。
次回で最後の投稿になる予定です。
一応、ルートはLaw、Chaos、Neutralの順で投下する予定です。
その後に簡易版を投下します。
352 :
ゲーム好き名無しさん:2009/12/19(土) 16:19:07 ID:niFCzvAw0
wiiのスーパーロボット大戦NEOをお願いします
ニューマリ頼む
>>353までをWikiに収録、未解決リストに反映しました。
>>353 DSの「New スーパーマリオブラザーズ」
Wiiの「New スーパーマリオブラザーズ Wii」
どちらのリクエストでしょうか?
パワポケ11とパワポケ12
書いて良いっすか?
続き投下。
ミッション07 虜
〜X02惑星・黄湾海上プラント〜
・トレント
トリット王の義理の息子。
和平調停の為に派遣されたが、やはりトリットなので血の気が多い。
地球連邦からの緊急依頼。
トリットの特使がディック惑星連合に拉致されたので、特使が監禁されていると思わしき海上プラントを捜索せよ、という内容。
惑星連合は、特使誘拐の事実を否定している。
海上プラント内で、自力で逃げ出した特使トレントと合流、ついでにナリアの姉が捕虜になっていたのでこれも救出。
その直後、所属不明部隊が襲撃してくる。どうやら彼らの勢力が特使を拉致したようだ。
特使を護衛しながらプラントを脱出してミッション終了。
ミッション08 死守
〜X02惑星・ゲイズ西工業地帯〜
・書文
フォルキスの拳法の師匠。
傭兵ギルドにこの人ありと言われる程の猛者。
ストイックな格闘親父。
・ダガー
トリット王の嫡子。横暴な性格。
ディック惑星連合からの依頼。
トリット軍に攻撃を受けている工業地区の防衛がミッションの目的。
トリット世界では、2つの大事件が起きていた。
1つは、特使暗殺のデマ情報が流れていること。
そしてもう1つは、トリット王の急死。
結果的に王位を継承することになった王の嫡子ダガーは、特使暗殺の報復として人類に宣戦布告をする。
こうしてX02惑星は、トリット軍と人類の主戦場となった。
友軍の指揮を執りつつ、工業地区を防衛する。
敵指揮官のトリットを撃破すると、特使を拉致したのが地球連邦だという事が判明する。
地球連邦は王位を狙う嫡子ダガーと結託して特使を暗殺し、ディック惑星連合を陥れるつもりだったようだ。
フォルキスの口添えで友軍にいた書文を勧誘し、ミッション終了。
ミッション09 回収
〜X02惑星・北ラムダ軍事基地〜
・カフー
所属不明部隊の隊長。
性格は悪党そのもの。
・マイカーン
ディック惑星連合軍の指揮官。
・ライファー
ディック惑星連合軍の士官。
ディック惑星連合からの依頼。
トリット軍の制圧下にある軍事基地から捕虜を救出するのが目的。
ディック惑星連合は、トリット軍が惑星連合軍にのみ攻撃をしている事から、今回の事件が地球連邦の陰謀だと主張する。
そして、惑星連合はこの宙域全体をカバーする通信施設を奪還して、特使の生存と嫡子の陰謀を告発することにした。
ミッション開始後、惑星連合の司令官マイカーンから、重要人物が収容されているので何としても作戦を成功させるように念を押される。
駐留しているトリット軍を撃退し、士官ライファーを救出すると、以前戦った所属不明部隊が襲撃してくる。
ライファーいわく、彼らは地球連邦の特殊部隊だと言う。
隊長のカフーという男は、捕虜の中でもとりわけライファーの確保にこだわっているようだ。
捕虜を脱出させ、ミッション終了。
ミッション10 梵鐘
〜X02惑星・西リーヴィ通信施設〜
・トニー
本名トニー・マカペイン。
ミュージシャンになる為にギルドから金を借りた男。
その後大成するが、借金の利子がとんでもない額になったので傭兵業で返済中。
アフロ黒人。
ディック惑星連合からの依頼。
地球連邦と嫡子の陰謀を公表するため、トリット軍の支配下にある通信施設を制圧、一定時間防衛するのがミッションの目的。
惑星連合は特使を支援することに決めたようだ。
ミッション開始後、現地にいたトニーと共同で任務を遂行する。
彼は放送局でライブをしていたところ、逃げ遅れたようだ…。
『修羅道』
通信施設の制圧により、ついに陰謀が公表された。
その結果、ディック惑星連合と大半のトリットは特使を支持し、立場上地球連邦は嫡子側を支持せざるを得なくなった。
特使トレントは、嫡子ダガーを倒し、王となる為に、トリット世界に向かう準備を進める。
こうして、異星人の王位継承争いに乗った形で、再び地球連邦と惑星連合の争いが始まった。
ミッション11 伏兵
〜X02惑星・メルディプス宇宙港〜
・ダルカン
ディック惑星連合軍の総帥。
フランカーとは仇敵の間柄。
・レオーネ
PC版主人公の一人。
ミステリアスな妙齢の女性。
・アキ
傭兵の少年。
高い実力を持つが、生意気。
ディック惑星連合からの依頼。
X02惑星上にある宇宙港の制圧と、地球連邦の指揮官の排除がミッションの目的。
宇宙港を地球連邦に押さえられている状態では、惑星連合は地上に増援を送ることができない。
文明が発達した今でも、軌道エレベータや宇宙港などの連絡施設がなければ、宇宙と地上の戦場は分断されたままなのだ。
作戦開始直後、惑星連合軍トップのダルカン総帥から激励の通信が入る。
主人公は相当認められてきたようだ。
途中、傭兵レオーネとアキが味方の援軍に来る。
レオーネは主人公の強さに興味を示し、アキは書文を見ると慌てて去っていく。
後は指揮官であるフランカーを倒してミッション終了。フランカーは死亡する。
ミッション12 簗
〜X02惑星・カイエン前線基地〜
・ラティアラ
PC版主人公の一人。
凄腕の傭兵。
主人公に何か近しいものを感じている様だが…。
ディック惑星連合からの依頼。
ディック惑星連合軍と共同で、敵基地に駐留する地球連邦とトリットの混成軍を壊滅させるのがミッションの目的。
敵はこちらに気付いていないようなので、楽なミッションになりそうだ。
戦士としての誇り故か、自ら前線に出て戦う特使。目標が目の前にあるので、敵の攻撃も苛烈さを増している。
しかも、傭兵ギルドは中立を維持するために地球連邦からの依頼も受けている。
傭兵同士の戦いも避けられそうにない。
遺跡までの道のりはまだ長い。
傭兵頭だったアキの祖父は、書文を庇って戦死したらしい。
書文は自分の若い頃のように己を過信しているアキを案じ、できれば引き取りたいと主人公に進言する。
以後しばらくすると、アキを雇用できるようになる。
が、メインストーリーには絡まない…。
今回の作戦は友軍の指揮を任される。ナリアの話では、友軍に凄腕の傭兵がいるらしい。
戦場に出て興奮気味の特使を守りつつ基地に近づくと、付近一帯に次々と地球連邦の増援が現れる。敵の罠にはめられたようだ。
本来の侵攻作戦は中止、主人公は撤退する。
追撃してくるカフーの特殊部隊を撃破し、友軍を脱出させる。
一人の犠牲も出さずにミッションを遂行した主人公に、件の凄腕傭兵ラティアラは感嘆し、仲間になる。
ミッション13 奈落落し
〜X02惑星・フェイクシティ〜
ディック惑星連合からの依頼。
都市部に降下した味方の特殊部隊と合流、その後彼らの作戦を支援するのがミッションの目的。
宇宙での艦隊戦は惑星連合が勝利し、X02周辺の宙域の制圧も完了した。
ここにきて、地球連邦は最終手段として遺跡のゲート破壊に乗り出す。
それに対し、惑星連合はこれまでの地上からの侵攻作戦を一転、艦隊からの強襲降下作戦に変更する。
惑星連合としては、それだけのリスクを冒してでも、遺跡の破壊は阻止しなければならないということだ。
ラティアラは主人公に同類の雰囲気を感じると言う。同類とは何の事なのか…。
特殊部隊を率いるライファーと再開して合流する。今回のミッションはマイカーンの手回しだったようだ。
全ての隊員と合流後、マイカーンの指示で都市の指揮官を排除してミッション終了。
ミッション14 反魂香
〜X02惑星・アロンドラ大都市〜
・レン
女性型の戦闘用アンドロイドの試作型。
戦闘能力はアンドロイドの中でも並外れている。
感情表現は控えめだが、無感情ではない。
・ジョイス
腕利きの傭兵頭。
PC版主人公の一人。
ディック惑星連合からの依頼。
アロンドラ大都市に強襲降下し、動力施設を破壊後、速やかに脱出するのがミッションの内容。
地球連邦軍と嫡子側のトリット軍は、都市の動力施設の全エネルギーを軌道砲に充填し、
上空のステルス艦の反射装置を利用して遺跡に砲撃を撃ち込む作戦を立てる。
惑星連合軍は苦肉の策として動力施設をオーバーロードさせ、アロンドラ大都市ごと破壊することを決定した。
都市内部でヴァネッサがルネ博士なる人物と新兵器について会話している。
新兵器の量産には試作型での実戦試験が必要らしい。
そして、主人公は都市の倉庫内でその試作型アンドロイドのレンを見つける。
レンは起動直後で身の振り方がわからないようなので、後々敵になっても困るということで一緒に連れていく。火事場泥棒と言えなくもない。
動力施設を破壊すると、敵側に雇われた傭兵ジョイスが現れ、追撃してくるので、これを撃退して都市を脱出し、ミッション終了。
『龍虎』
X02惑星での戦いは、ディック惑星連合と特使側が勝利した。
争いの舞台はゲートの先、トリット世界に移る。
嫡子側の失敗は傭兵の実力を甘く見て、あてにしなかった事にある。
傭兵ギルドを積極的に利用した特使側は、トリット世界でもことごとく重要な局面を制して行った。
そして、この戦争はついに大詰めを迎える…。
続く
363 :
パワポケ11:2009/12/20(日) 18:41:23 ID:S6SPXAgnO
主人公は新設プロ野球チーム、ナマーズの新人プロ
キャンプ中先輩から変なランプを押し付けられ、中から魔人を名乗る奴が出てきた
何でも願いを三つ叶えてくれるらしい。胡散臭いと思う主人公だが
「とりあえず三つ願いを言ってくれ」と魔人がうるさいので
一軍に上がること、年俸5000万を越えること、チームが優勝することを挙げた
すると魔人は「はい、これであんたは三年以内に今言ったことを叶えなきゃ死にます」
とふざけたことを言ってきます 話が違うと怒る主人公に魔人は そんな簡単に願いなんか叶うわけないだろと屁理屈を言います
こうして主人公は死なないためにも全力で野球を頑張ります(魔人は何一つ手伝いません、むしろ邪魔してきます)
なんとか三つの目標を達成した主人公は魔人を追い払います
おわり
補足 魔人はアイテムのツボを持っていると封じ込めることもできます 封じ込めた後、もう人を騙さない約束をさせた後解放することもできます
まとめに載っていないソフトやリクエストにも
無いソフトの話を書いてもいいのかな?
INFAMOUS〜悪名高き男〜のストーリー教えてください
書き忘れましたがハードはPS3です
XBOX360・PS3 チョウ・ユンファ主演のストラングルホールドをお願いします。
テイルズオブヴェスペリア投下します。
物語の1部、2部の途中までは他の方が詳しく記述してくださってるのでその続きから。
意識を失ったユーリ達が目を覚ますとヨームゲンと呼ばれる村にいた。
以前遭遇した幽霊船の船長が目指していた村の名前だと気付き、澄明の刻晶を届ける相手を捜す。
澄明の刻晶の箱を開ける鍵を持った女性ユイファンを発見。だが彼女の話と幽霊船の日記の話が合わない。
(幽霊船の日記は1000年以上も前に書かれたのに対し、ユイファンはその幽霊船の船長が旅に出て3年しか経っていないと言う)
澄明の刻晶を賢人に届けて欲しいと頼まれ、訝しがりつつも賢人のもとへ。賢人の家にいたのはデューク。ひとまず澄明の刻晶を渡す。
彼によると澄明の刻晶は『聖核(アパティア)』と呼ばれるもの。デュークは剣を用いて聖核をエアルに分解してしまう。
事情をよく呑み込めないユーリ達。デュークは説明する気は無いらしい。
ユーリ達は諦めてアルフとライラの両親をマンタイクに送る。するとマンタイクにはキュモール隊がいた。
キュモールはマンタイクの住人や自分の配下を無理矢理砂漠に送り出しフェローの捜索をさせていた。アルフ達の両親もキュモールたに砂漠に放り出されて行き倒れたと言う。
カロルが帝国の馬車をこっそり破壊し出発は延期された。だが時間稼ぎにしかならない事は明白。
宿屋でキュモールの行いについて話し合う一行。レイヴンの「バカは死ななきゃ治らない」という言葉が頭から離れない。
皆が寝静まった後、ユーリは1人行動を開始。キュモールの寝室に侵入する。
部下もおらず(ユーリが予め倒したと思われる)必死に逃げるキュモール。
キュモールは追いつめられ命乞いをする。恐怖のあまり足を踏み外し流砂に呑み込まれてしまい、助けを懇願する。ユーリは冷たく言い放つ。
「お前はその言葉を、今まで何度聞いて来た?」
断末魔をあげて流砂に消えて行くキュモールを見下ろすユーリ。
ユーリは背後から声をかけられる。そこにいたのはフレン。
場所を変え、オアシスの前で話す2人。フレンはユーリがラゴウを暗殺した事に気付いていた。
個人の感情で人を砂漠のは罪人の道だ、悪人は法で裁くべきだと主張するフレン。
ユーリは法で裁けない悪党がいるから自分が手を汚すと主張する。自分が罪を犯す事で救われる命がある。罪人の道を自分をもう選んだと言う。
フレンはユーリが罪人の道を行くのならユーリを止めると仄めかしたその時ソディアが報告に現れる。
フレンが目を反らした間にユーリは姿を消した。
隠れるユーリのもとにエステルが現れる。エステルはフレンとユーリの一連のやり取りを聞いていた。
ユーリが近付くとエステルは思わず一歩引いてしまう。自分が怖いかと問うユーリ。エステルはユーリの手を労るかのように取った。
翌日、フレン隊の到着によち住人迫害を犯していたキュモール隊は捕縛されマンタイクは解放されていた。そしてキュモールは行方不明という扱いになっている。
新月が近いのでノードポリカのベリウスに会いにいくことに。
ノードポリカに戻ろうとするが途中カドスの喉笛が騎士団によって封鎖されていた。洞窟ではフレン隊が魔物を用いて検問をしている(魔物を調教し通行人を脅していた様子)
レイヴンが魔物を暴れさせ、騎士団が混乱した隙に乗じて突破。
途中でシュヴァーン隊のルブラン、アデコール、ボッコスが哨戒にあたっていた。レイヴンが「気をつけ!」と声を張り上げるとルブラン達が一斉に気をつけをする。
その隙に突破し、無事カドスの喉笛を抜けることに成功した。
ノードポリカに到着、丁度約束の新月の夜。ベリウスに会いに行く。
ベリウスの部下ナッツを通してベリウスと面会。統治者ベリウスの正体は狐のような姿をした『始祖の隷長(エンテルケイア)』だった。
エステルはベリウスに満月の子、世界の毒についての話を尋ねる。その時魔狩りの剣が闘技場に潜入。
ベリウスに魔狩りの剣のボス、クリントが挑む。ベリウスは自分は大丈夫だからナッツらを助けて欲しいと頼み、ユーリ達はナッツ救出に向かう。
魔狩りの剣は魔物を倒す事を信条とするギルド。ベリウスを魔物とみなし討伐すると言う。レイヴンは魔狩りの剣と行動してる青年を見つけて驚く。
ナッツを助けると負傷したベリウスとクリントが現れる。
ベリウスを治そうと治癒術をかけるエステル。ジュディスの制止の声も間に合わず、ベリウスに治癒術がかけられる。途端ベリウスが苦しみだす。始祖の隷長にとってエステルの治癒術は猛毒だった。
暴走したベリウスは自分を殺してくれと懇願、彼女を倒すことでようやく暴走は収まった。
愕然とするエステルを慰めるベリウス。自分を癒そうとしてくれたその心を大切に。そう言ってベリウスは息絶えて後には聖核が残った。
聖核を欲する魔狩りの剣と交戦するユーリ達。その中でエステルは自分が殺してしまった、自分が世界の毒、誰も救えない…とショックを受けていた。
ユーリはエステルの目の前で自分の腕を斬りつける。反射的にユーリを癒すエステル。
「ちゃんと救えたじゃねぇか」
ひとまず退散しようとフィエルティア号に引き返すユーリ達。だが途中、フレン達がユーリ達を足止めする。フレンにより、ユーリがラゴウやキュモールを屠った事が皆に明かされてしまう。しかしユーリは怯まず、魔物を使った封鎖など、らしくないフレンの行いを責める。
帝国を変えようと騎士になった。それなにのお前がやってる事は自分達が嫌いだった帝国のやってることそのものだ。ユーリの言葉に立ち尽くすフレンを他所に船に引き上げる。
出航しようとするとレイヴンが魔狩りの剣と行動していた青年ハリーを連れてやってくる。
彼はドンの孫であり天を射る弓の一員だが、偽の情報を掴まされベリウスに攻撃を仕掛けさせてしまったらしい。
ユーリがラゴウ達を暗殺した事に対し複雑な心境のカロル。さらに、ジュディスが突然フェエルティア号の動力である魔導器を破壊してしまう。
各地で魔導器を破壊していた竜使いがジュディスだと悟り驚愕するリタ。ジュディスは一方的に別れを切り出し、相棒の竜バウルに乗ってどこかへ飛んで行く。
幸い予備の魔導器があったため再出発。凛々の明星の今後に一抹の不安を覚えるユーリ。
聖核をベリウスの盟友のドンに渡すためダングレストを訪れるとベリウスのギルド『戦士の殿堂(パレストラーレ)』が押し掛けていた。
ドンが『海凶(リヴァイアサン)の爪』のアジトに向かったと聞いて背徳の館へ。館の奥でイエガーと対峙するドンを発見。
ノードポリカで魔狩りの剣とハリーがベリウスを襲った騒動の裏には海凶の爪が関係してると見抜いたドンは単身イエガーに対決を挑むがイエガーには逃げられてしまう。
ドンに聖核を見せるユーリ達。ドンはベリウスがこんな姿になってしまったと悔やむ。聖核について尋ねようとするが、ドンはもう時間が無いと言う。
襲ってくる海凶の爪。レイヴンがドンのために時間稼ぎしてくれと頼む。ユーリ達が海凶の爪の相手をしてる間にドンはダングレストに戻る。
ユーリ達がダングレストに戻ると一騒動が起きていた。
戦士の殿堂のボス、ベリウスが天を射る弓のハリーが原因で死んだ。それにより戦士の殿堂の報復が始まろうとしていた。それを防ぐには天を射る弓が相応の代償を払わねばならない。つまり、ドンの首を差し出すことに。
悲しむカロルを諭し、広場で自決をしようとするドン。ドンは全員にに「これからはてめぇの足で歩け」と言い放つ。
ハリーが自分の責任だから自分も自害すると駆け寄るが、レイヴンが「バカ野郎が!」と殴って止めた。
ドンが介錯を頼むが介錯人は現れず、ユーリが名乗り出る。ドンはユーリを損な役回りと言い、お前のこれからを見たかったと呟いた。ユーリはあんたの覚悟を忘れない、と告げる。ドンは自分の腹に刃を向けた…。
ドンの死によって戦士の殿堂とユニオンの衝突は避けられたが、ダングレストは大きな支柱を失う。
ドンに認めてもらいたかった、ドンが憧れだったというカロルはギルドに対する意欲を失っていた。ユーリはお前の夢だったギルドはそんなものかと強くカロルを説得する。
カロルがいなくても凛々の明星は止まらない、ユーリは1人でも凛々の明星を続ける事を告げる。ユーリが去った後、カロルは1人咽び泣いた。
ユーリはギルドの掟の重さを痛感し、ジュディスの処遇について考える。
ジュディスの行き先の情報を掴んだユーリ達はテムザ山に行くことに。だが、カロルが姿を見せない。心配するエステルとリタ。
ユーリはカロルなら大丈夫と船に向かう。船を出航させようと言うところでカロルが乗り込んでくる。
カロルはボスと胸を張って言えるようになるまで自分をボスと呼ぶのはやめて欲しいと頼む(今までユーリがカロルをたまにボスと呼んでいた)
レイヴンによるとテムザ山は10年前、『人魔戦争』と呼ばれる大きな戦が起こった戦場跡(レイヴンは戦争の当事者らしい)。
人魔戦争とは人と魔物が戦った戦争。人の勝利に終わったが生存者はほとんどおらず、帝国が情報操作している為に真相を知るものは少ないらしい。
道中、魔狩りの剣を叩きのめしているジュディスを発見。うちのギルドのメンバーに手を出すなと脅し魔狩りの剣を撤退させるユーリ。
ギルドを裏切る形で別れたジュディスへのけじめをつけに来たユーリ。ジュディスは理由を話すからついてきて欲しいと言う。
ジュディスすら場合によっては許さないと言うユーリに、カロルは何かを思う。
山頂で自らの行いについて語るジュディス。
ヘルメス式魔導器と呼ばれる魔導器を開発したヘルメスという科学者がいた。
ヘルメス式魔導器は通常の魔導器よりも高出力で技術の革新になるはずだったが、同時にエアルを大量に消費した。結果、各地のエアルクレーネは消費されたエアルを補う為に異常にエアルを放出するようになる。
始祖の隷長は脅威に気付き、ヘルメス式魔導を壊し始めた。人がそれに抵抗し、戦に発展した。それが人魔戦争だった。
ジュディスは始祖の隷長に代わりヘルメス式魔導器を壊してきた。
リタは何故今まで言わなかったのか、1人で世界を救ってるつもりかととジュディスを責める。
そこに魔狩りの剣のティソンとナンが現れる。
近くにジュディスの相棒バウルがいると踏んだ彼らはバウルを始末しようとテムザ山に現れたらしい。
カロルの制止も虚しく2人と戦う事に。2人を気絶させた後バウルのもとに向かう一行。
バウルは若い始祖の隷長であり、成長のために数日動けなかった。始祖の隷長にとってエステルの治癒術は毒。苦しむバウルを癒せぬことを歯痒く感じるエステル。
やがてバウルが成長し、巨大な鯨の姿になる。バウルに乗ってテムザ山を後にする一行。
疲労で眠りにつくジュディスの回復を待つ。世界のためとはいえギルドを裏切ったジュディスについて考えるユーリとカロル。
翌日ジュディスが目覚めた後、話し合いが再開される。
魔導器は大気中のエアルに干渉して世界を乱す原因だが、ある程度までは始祖の隷長が体内に蓄積することで世界のエアルを調整できる。
しかし始祖の隷長の聖核を手に入れようと人間が始祖の隷長を狙うようになり、今では役目を果たすのも難しくなっている。
(始祖の隷長が死ぬと聖核ができるので、高密度エネルギーである聖核を欲しがる人物はたくさんいる)
また、以前ジュディスがヘリオードでエステルを狙ったのはエステルの治癒術がヘルメス式魔導器と同じくエアルの乱れの原因になるからだった。
ジュディスはフェローと約束した。人間であるエステルを見極める時間が欲しい。もし害のある存在ならば、エステルを殺す、と。
それを知っても尚エステルは自分のことを知るためにフェローに会いたいと言う。
バウルに乗ってフェローのもとへ。リタは執拗に止めるがエステルの覚悟は揺るがない。
エステルはフェローに自分の力、満月の子のこと、世界の毒とは何かを教えて欲しいと訴える。もし自分が生きる事が許されない存在なら死んだっていい、でも何故死ななければならないのか理由が知りたい。
フェローは語り始める。満月の子の力はどんな魔導器よりも大量のエアルを消費し、エアルクレーネを刺激する。
リタはエステルの力が世界に及ぼす影響に勘付いていた。自分の仮説が間違ってて欲しかったと悔やむリタ。
世界を救おうとするフェローのとエステルを救おうとするユーリの主張が食い違うが、ジュディスが仲裁。
エアルを抑制する方法を捜させて欲しい、その前に世界が限界に来るようならジュディスがエステルを殺すという約束でフェローは納得する。
ユーリはエステルの「死んだっていい」という発言に苛立っていた。二度と言わないよう忠告する。
魔導器は古代に創られたもの。ならば昔も同じようにエアル関連で問題が生じたはずだと、その手がかりを求めフェローの言っていた「罪を受け継ぐ者」を捜す。罪を受け継ぐ者とは魔導器を創りだしたクリティア族と結論づけ、クリティアの街ミョルゾを目指す。
アスピオにいるクリティア族がミョルゾを知っている可能性があるとリタが言う。ユーリ達はアスピオを目指す。
カロルはジュディスがギルドの掟を破ったけじめについて、みんなで罰を受けようと提案する。
ジュディスが1人で世界のために行動していた、知らなかったとはいえカロルは仲間であるジュディスを助けなかった。仲間に協力しなかったことは一人はみんなのために、みんなは一人のためにという掟に反する。
そしてユーリも自分の道だからと仲間に話さないことがあった、それは仲間のためにならない。だから皆、罰を受ける必要がある。
正しいことをしてるのに掟をやぶったから罰を受けるべきかカロルはずっと悩んでいた。だから皆で罰を受けてやり直そうと提案する。
カロルの提案を皆が受け入れる。罰の内容は休まずクリティア族を捜すこと。
クリティア族のトートに出会い、ミョルゾへの行き方を教わる。
ミョルゾへ行くためにエゴソーの森へ。ミョルゾへ行く交換条件として、クリティアの聖地であるエゴソーに入り浸る集団を排除して欲しいと言われる。
エゴソーの森を守る騎士達は騎士団長直属の部隊だった。突然襲いかかってくる。
山頂に設置された兵装魔導器で狙撃されるがエステルの力をで事無きを得る。だが、エステルの力は感情に反応して無意識に発動するようになってきている。
兵装魔導器を止めようと山頂をめざす。兵装魔導器の技師を捕らえ機能停止させようとするがもう1台の魔導器に狙われる。その隙に技師に逃げられるが、リタが機能を停止させる。
文字通り死ぬ気で頑張るリタに感嘆するレイヴン。レイヴンも人魔戦争で死にかけたのだろうと言うユーリ。
「死ぬ気で頑張るのは生きてる奴の特権だわな。死人にゃ信念も覚悟も……」言った後茶化すレイヴン。
リタが2台目の兵装魔導器を停止させる間に騎士達と応戦するユーリ達。魔導器停止には時間がかかり、皆の疲労の色が濃くなっていく。
ならばいっそ魔導器を壊そうとするリタだがエステル達が止める。仲間に支えられ、リタが魔導器の機能停止に成功。騎士団が引き上げていく。
トートから受け取った鐘を鳴らすとミョルゾが出現。
ミョルゾは始祖の隷長に包まれた空を浮遊する空中都市だった。バウルに乗ってミョルゾへ。
ミョルゾで長老に会う。クリティア族は魔導器を創った一族だが、大昔に捨てたらしい。
長老によると魔導器に使われる魔核は聖核を砕いたものだという。
さらにミョルゾの伝承を調べると、大昔に魔導器がエアルを乱し災厄を招いたという伝えがあった。
乱れた大量のエアルは星喰み(ほしはみ)となり世界を包む。その後、始祖の隷長と人間が力をあわせて星喰みを鎮めた。満月の子の犠牲を以て。
クリティア族はそれ以降、魔導器を捨てた…。
ショックを受け、姿を消すエステル。エステル不在のまま話をまとめるユーリ達。全ての魔導器は星喰み出現の危険をはらむものであり、ヘルメス式魔導器も満月の子も危険の一部に過ぎない。
全ての魔導器が危険の原因だが人は簡単に魔導器を捨てられない。
魔導器を使ってもエアルを消費しなければいい…リタがハッとする。リタ達魔導士が求める究極の到達地点「リゾマータの公式」
確立されればエアルの制御が容易になり、エステルも世界も無事になるかもしれない。
レイヴンはリゾマータの公式に辿り着くことこそが夢物語だと言って部屋を出ていってしまった。
ユーリ達は危険分子であるヘルメス式魔導器をつくり出している黒幕を捜すことに。聖核を狙ってる連中を追っていけば見つかる。話がまとまったその時、どこかで転送装置が作動する。
レイヴンとエステルが同時に姿を消した。訝しがる一行。
ユーリの脳裏にエゴソーの森でのレイヴンの発言がよみがえる。
『死ぬ気で頑張るのは生きてる奴の特権だわな。死人にゃ信念も覚悟も…』
初めて会った帝都の地下、騎士団長アレクセイが直々に迎えに来て釈放されたレイヴンの姿。なんでこんな時に思い出す、ユーリは苦々しげに呟く。
エアルの流れを辿ってエステル達の行方がヨームゲンの辺りに向かったと判明、ユーリ達はバウルに乗って砂漠へ。
ヨームゲンは廃墟となっていた。不思議がるユーリ達はデュークを見かける。デュークはカドスの喉笛で見た魔物と一緒にいた。同時にアレクセイが登場。
そこでユーリ達が遭遇してきた数々の事件。バルボス、ラゴウ、全ての黒幕が元を辿るとアレクセイによるもの判明する。
フレン隊が到着。フレンはアレクセイが謀反を起こした事が信じられない様子。
イエガーが登場し、アレクセイは去って行く。アレクセイにユーリ達を始末するよう言い渡されたイエガーだが、彼はエステルはバクティオン神殿にいると言って去っていった。
ユーリはアレクセイにまんまと利用されたフレンを責める。フレンの口からアレクセイの暴挙が明かされる。
ヘリオード、マンタイク、キュモールの行動、ヘルメス式魔導器の開発、聖核の回収、全てアレクセイの命令だったという。
ヨーデルの護衛に向かったフレンと別れ、ユーリ達はエステル救出にバクティオン宮殿へ。
バクティオン神殿に向かうとそこではヘラクレスが始祖の隷長アスタルを攻撃していた。アスタルはバクティオン神殿の中に逃げ込む。
神殿に乗り込んだユーリ達の前にアレクセイが現れる。捕らえたエステルの力を強制的に引き出して攻撃。ユーリ達は倒れて意識を失ってしまう。
そこにソディア率いるフレン隊が駆けつけ救われる。フレンがユーリを助けるよう寄越したらしい。
ソディアがユーリを敵視する。何故ユーリのような人物がフレンの友人なのだとあたる。ユーリの存在はフレンのためにならない。ソディア達はその後すぐにフレンの合流すべく引き返して行った。
神殿の奥には結界が設置されて通れない。そこにエステルを殺しにきたデュークが現れる。
エステルを何としても助けるというユーリに、デュークは自分の剣を渡す。剣は『宙の戒典(デインノモス)』と呼ばれるもの。宙の戒典があれば結界を解けるらしい。
アレクセイとエステルの元にたどりつく。アレクセイはエステルの力を使いアステルを殺して聖核を入手した。
続けてエステルの力を使ってユーリ達に攻撃を仕掛けるが、宙の戒典の力で中和する。
アレクセイはもともと宙の戒典を欲していたが入手できなかったためエステルで代用しているらしい。
自分の力で皆を傷つけてしまうことにエステルが絶望する。
そんな中アレクセイの部下である親衛隊が現れる。その中からシュヴァーンが登場。ラピードが激しく吠える。
「……やはり犬の鼻はごまかせんか」
シュヴァーンの声はユーリ達のよく知る男の声のものだった。
天を射る弓の幹部であり、エステルをさらいアレクセイに引き渡したレイヴン。彼の正体は騎士団ナンバー2シュヴァーンだった。
ユーリ達に剣を向けるシュヴァーン。交戦の最中、シュヴァーンはわざと攻撃を受け、倒れる。
斬られた部分、はだけた胸に魔導器が埋め込まれていた。シュヴァーンは10年前の人魔戦争で一度死んでいた。アレクセイが心臓代わりに魔導器を埋め込んだことで蘇生させられたと言う。
突然神殿が崩れ、閉じ込められた。アレクセイはユーリ達をシュヴァーンと一緒に生き埋めにするつもりらしい。
ようやく訪れた死、と動こうとしないレイヴンをユーリは叱咤する。レイヴンは観念したようで脱出路を作るがその時天井が崩れる。
身を賭してユーリ達を逃がすレイヴン。アレクセイが帝都に向かったと告げる。ユーリ達が脱出した後、シュヴァーンの支えていた天井が崩れる…。
レイヴンの死を悼む仲間達に檄をとばすユーリ。
神殿の入り口でルブラン達と遭遇。彼らはシュヴァーンを捜していた。生き埋めになったことを告げるユーリ。呆然とするルブラン達をよそに帝都へ。
バウルで帝都に向かう途中ヘラクレスを発見。ヘラクレスにアレクセイがいると踏んで侵入を決意。砲撃が薄い左後方側から侵入する。
侵入するとそこにはルブラン隊がいた。そこにレイヴンが颯爽と登場、驚くユーリ達。
レイヴンは部下のルブラン達にアレクセイの部下を片付けるよう命じ、ユーリ達と同行を希望。駄目ならこの場でユーリ達に殺されても構わないと。
ユーリはギルドのケジメとしてレイヴンの命を預かった、勝手に死なさないと宣言。1人1人がケジメとしてレイヴンに鉄拳制裁を与えた。
アレクセイがいると思われた制御室に到着すると、ザギが急襲。ヘラクレスは囮でアレクセイはここには居ないらしい。
ザギを倒しヘラクレスを停止させるが、ザギが復活してヘラクレスの装置を破壊。ヘラクレスが誤作動を起こす。
その時イエガー達が突然現れてユーリを救出、ザギを倒す。イエガーはアレクセイが帝都にいると告げて去って行った。
ヘラクレスの動力を断つため動力室へ。動力室では聖核とエアルが暴走し、エネルギー主砲に集まっていた。主砲が放たれれば帝都ザーフィアスが粉々になる。
宙の戒典でエアルの暴走を止めることに成功するが、既にエネルギーが集まってしまい主砲が発射されてしまう。その時フレンの指揮により騎士団の船がヘラクレスに体当たりし、軌道を変え、ザーフィアスは難を逃れた。
ヘラクレスを発ちザーフィアスを目指すユーリ達。バウルに乗って帝都に行くとザーフィアスの結界が解けていた。
アレクセイによってエステルの力が暴走。エステルは苦しみ、嘆く。
ユーリはエステルの手を取ろうと手を伸ばす。エステルもまたユーリの手を取ろうとするが、手が届く前にユーリは吹き飛ばされてしまった。
「これ以上…誰かを傷つける前に… お願い 殺して」
エステルの悲痛な叫びが聞こえる。ユーリ達はバウルごと吹き飛ばされてしまう。
カプワ・ノールの近くに不時着し、重傷を負う。身体を休める為にカプワ・ノールへ向かった。バウルは傷つき、しばらくユーリ達を運べそうにない。
ノール港では上空にエアルが溜まって赤くなり住人がパニックを起こしていた。
そこでティグルと再会、医者を紹介してもらい休憩する。
情報収集するユーリ。ヘラクレスの主砲によりエフミドの丘付近が道が消滅していて通れなくなり、ノール港は孤立してしまった。
ザーフィアスへの迂回路を探るが、船は騎士団が全て持って行ってしまい船も出せない。
八方ふさがりのユーリ達にティグルが提案する。海岸から続くゾフェル氷刃海では流氷が道になり、遠回りだが帝都に行けるという。
ゾフェル氷刃海、足場となる氷のあちこちに武器が刺さってた。冷たい海を巨大な魔物が泳いでいる。
途中で活動停止したエアルクレーネを発見。その時魔物が急襲、魔物の攻撃によりエアルクレーネが活性化する。
とっさにユーリがカロルを突き飛ばしカロルは難を逃れるが、濃いエアルによりカロル以外は身動きが取れなくなる。
カロルに逃げろと叫ぶユーリ。カロルは仲間が魔物に襲われようとしている所を目の当たりにする。
「ボクがやらなきゃ……今やらなきゃ… 今やらなくていつやるんだぁ!!」
勇気を奮い立たせ魔物に挑むが手も足も出ない。何度も何度も吹っ飛ばされ、その度に起き上がる。
ついに武器がはじかれ丸腰になってしまうカロル。頼むから逃げてくれと叫ぶ仲間達。
カロルはみんながいるから、後ろにみんながいるから大丈夫とあくまで魔物に立ち向かった。
カロルは遠くに大剣が氷に刺さっているのに気付き、魔物に向かって駆け出した。カロルの姿ユーリ達の死角に消えて、打ちのめされた音がした。
次の瞬間、空高くふっ飛ばされたカロルがユーリ達の目に映る。その手には大剣が握られていた。
「ボクの勝ちだ!」
上空からのカロルの急襲に魔物が怯み、エアルクレーネが制止。その隙に全員抜け出す。皆の力を合わせて魔物を倒す。
戦闘後、気が緩んで意識を失うカロルを気遣うユーリ達。眠るカロルにユーリが「ありがとうな、首領(ボス)」
しばらくして目を覚ましたカロルはドンの言葉を思い出す。「仲間を守ってみろ、そうすれば応えてくれる」その意味が分かった気がすると言う。
それがお前の見つけた答えならきっと正解だ、と励ますユーリ。一方、リタは先のエアルクレーネがエアルの乱れの制御の手がかりにならないかと考ええていた。
帝都の前にハルルを訪れる。カロルが熱を出し、休む場所を捜す。
ハルルは帝都から逃げて来た人の避難先となっていた。だが、避難した人が貴族ばかりなのを気にするユーリ。
ヨーデルと遭遇。ハルルに避難民を受け入れるようはからったのは彼だった。
帝都はエアルが暴走し人が住めない場所になってしまった。そんな場所に下町の人間が取り残されてしまったという。
宿屋に戻るユーリ達。帝都を包み込む程のエアルの暴走、全てアレクセイがエステルに負担をかけているらしい。エステルはもう無事では済んでいないのかもしれないと不安がるリタ。
ユーリは風に当たると言って宿屋を後にする。ついてくるラピード。
ユーリはヨーデルと遭遇する。ヨーデルはエステルの身を心配していた。
エステルは強い力を持っていたため評議会に担ぎだされた。そしてその力は世界の災いとなる。事によっては騎士団はアレクセイだけでなくエステルを討つこともあるかもしれない。
ユーリは帝都に向かう途中エステルのことを思い出す。少し休憩するとラピードに言って、眠りにつく。
目を覚ますとカロル達から攻撃される。勝手に1人で帝都を目指したユーリを責める仲間達。
ラピードがカロル達を連れて来たらしく、カロル達はユーリ1人で帝都に行かせないという。全員で最後まで行こうと決め、再出発した。
最悪の場合エステルを討つことになる、討たねばならないかもしれない。その決断を決めあぐねる仲間達。ユーリは1人覚悟を決める。
帝都は異常に成長した植物が蔓延り、下町は覆いつくされていた。
だが城内はエアルが充満しておらず、人が普通に行動できる環境。アレクセイがエステルの力を使ってそう仕向けたらしい。
城の奥には下町の人間が避難していた。ルブラン達が下町の人間を救ったらしい。安堵するユーリ。
ルブラン達はアレクセイ親衛隊が『御剣の階梯(みつるぎのきざはし)』について話していたのを聞いていた。そこにアレクセイがいる。
御剣の階梯の頂上でアレクセイ、エステルと対面する。
アレクセイはエステルを返すと言う。だがエステルは操られていた。ユーリに刃を向ける。
エステルの力は本人の意思では制御できない暴走した状態だった。エステルが襲いかかる。
アレクセイがエステルを術式で拘束し、エステルが苦しむ。アレクセイはエステルの力を使い封印を解くという。海から巨大な建物が浮かび上がる。
その建物こそがミョルゾの伝承にある、世界の災厄を打ち砕いたという究極の魔導器、ザウデ不落宮なのだとアレクセイが高笑いする。
アレクセイはエステルをユーリ達を倒すよう仕向ける。
エステルが我に還った時自分の手で仲間を殺したと知った時の姫のことを思うと心が痛む、と嘲笑して消えた。
ユーリに再度剣を向けるエステル。
「これ以上…誰かを傷つける前に……お願い 殺して」
「今……楽にしてやる」
静かに言い放つユーリに全員が息を呑む。
エステルとユーリが一騎打ちとなる。
「帰って来い エステル!」
道具として死ぬつもりかと説得するユーリに、エステルが剣を落とす。
「わたしは… わたしはまだ人として生きていたい!!」
エステルが叫び、暴走がおさまる。空のエアルの乱れが消え去る。しかし、再度苦しみだすエステル。
リタがエステルを解放しようと解析するが、聖核の役割を果たしていたアレクセイの剣が無いため解放できない。
ユーリは宙の戒典を使うことを提案。皆に逃げるよう言うエステル。だがユーリが必ず助けると説得。エステルは笑顔を見せる。
解放に成功し、エステルの無事を喜ぶ皆。エステルはユーリの腕の中に落ちる。
「……おかえり」
「……ただいま」
ユーリはフレンの部屋でザウデ、アレクセイのことについて話す。ユーリはアレクセイ打倒のため明日ザウデ不落宮に挑むという。
ソディアの報告によりヨーデルに帝国の全権が委ねられる決定が下されたこと、フレンが団長代行と昇格が伝えられる。
ユーリはフレンを祝う。フレンはエステリーゼ救出はユーリのおかげと言うがユーリは細かいことはいい、と部屋を後にする。
それぞれ休んでいる仲間達と話すユーリ。
ジュディスはフェローにザウデについて訊いていた。
ヘルメス式魔導器を壊していた時は色々あることを考えないで済んでいたとユーリに打ち明ける。アレクセイ打倒を誓う。
ラピードが見つけて来た下町の住人の道具の修理を請け負っていたカロル。カロルは自分でもやれることをやっておきたいと言う。
エステルの身体の術式を解析しようと悩むリタ。エステルは帝都から出るとエアルが乱れてしまうらしい。エステルを自由にする方法を模索していた。
城の地下牢でくつろぐレイヴン。1人考え事をしていたらしい。今まで考えずにいた、だから考え直す、エステルからケジメを受けたことを話す。
翌日、フレンと別れ皆と合流する。
リタから宙の戒典を渡される。エステルの制御は上手くいったらしい。また、ジュディスはフェローからの警告を告げる。ザウデに触れてはいけない、と。
だが、エステルの姿はない。リタはエステルはもう戦えないという。エステルの力を抑えるため、レイヴンと同じく生命力を動力にした。
生活する分には問題無い。しかし術技を使えば生命力が削られてしまう。
そこにエステルが現れる。自分も連れて行って欲しいと。
最初はこれで普通に暮らせると思った、しかし皆が世界のために命懸けで戦おうとしてるのに自分だけ何もしないわけにはいかない。一緒に連れて行ってほしい。
ユーリ達はエステルの意志を尊重し、受け入れる。リタは1人で無理しないことを条件に甘受する。
バウルの怪我も癒えたのでバウルに乗ってザウデを目指す。
ザウデの警備は厳重だった。侵入経路を考える一行。そこにフェローが現れて囮となってくれる。フェローの力をもってしてもザウデには手も足も出なかった。その隙に低空から到着。
通風路からザウデ内部に侵入し、途中アレクセイの親衛隊を倒しながら進む。そこでイエガーが登場。
イエガーは単身勝負を挑んで来た。ドンの仇を取るというレイヴン。イエガーの胸にもレイヴンと同じく魔導器が埋め込まれていた。イエガーは息を引き取った。
その様子をイエガーの側近ゴーシュとドロワットが見、去って行った。後味の悪さを抱きつつアレクセイを目指す。
途中フレンと合流。相変わらずソディアから敵視されるがここは協力した方がいいと、フレン隊と一緒に行動。アレクセイのもとへ。
アレクセイは元は騎士の鏡とも言える存在だったのに何が貴方を変えたのかと問うフレン.アレクセイは何も変わっていない、やり方を変えただけとせせら笑う。
今の帝国の在り方に不満を持ったアレクセイはザウデという絶対的な力を使い世界を1つにしようとしていた。エアルも始祖の隷長も関係ないアレクセイが覇権を担う世界を創ると。
全員が反発し、勝負を挑むがアレクセイの攻撃がユーリを狙う。フレンがユーリを庇うがフレンが膝をつき、ソディアがユーリを睨む。
アレクセイの足元が動きだし、上昇する。アレクセイのいる足場に飛び乗るユーリ達一行。
ザウデの頂上にてアレクセイとの戦闘に勝利する。そこには巨大な魔核があった。アレクセイが傷つきながらもザウデを発動させてしまう。
空の巨大な何かの塊が出現。それはミョルゾの神話に伝えられていた災厄、星喰みだった。
ザウデとは災厄を打ち砕いたのではなく、封じていた魔導器だった。自分自身の手で世界の破滅を呼び寄せてしまったと狂い笑い、絶望するアレクセイ。
アレクセイはもう駄目だと笑い続ける。もっとも愚かな道化が自分だとは、と自嘲する。その時巨大な魔核が降ってくる。涙を流してアレクセイは魔核に押しつぶされた。
ユーリはかろうじて逃げるが魔核を隔てて皆と別れてしまう。星喰みを眺めるユーリのもとに駆け寄る音。
フレンかと思って振り返った瞬間ユーリは腹を刃で貫かれた。眼前にはソディアの姿。
ユーリはザウデから転落し、海に落ちた。
以上で2部終了です。
3部は後日投下します。
ミスして368のタイトルを入れ忘れてしまいました、申し訳ないです
続き投下。
ミッション15 肉迫
〜トリット世界・双頭の餓鬼城〜
ディック惑星連合からの依頼。
前線にある敵軍の橋頭堡を制圧し、友軍到着まで防衛するのが目的。
なお、今回の作戦には特使とライファーの部隊も参加する。
特使がトリット世界に帰還したことで、嫡子側は動揺しているようだ。
特使はこれを利用し、現地で有志を募ってから大々的な王都攻略に乗り出すつもりだ。
故郷に帰ってきてハッスルしまくりの特使を護衛しつつ、ライファーとミッションを遂行する。
特にイベントは無し。
ミッション16 激震
〜トリット世界・断罪の王宮〜
ディック惑星連合からの依頼。
特使及び惑星連合軍と共同でトリット王都に侵攻、嫡子ダガーを討ち取るのが目的。
先日の作戦が成功したことで敵の戦線は崩壊した。
嫡子側のトリット軍は、残存兵力の全てを王宮に集めようとしている。
しかも、連邦の特殊部隊まで動いていると言う。
それらが集結しきる前に王宮を攻め落とし、嫡子を倒さねばならない。
今回はライファー、マイカーンの部隊と特使の部隊が加勢する。正に総力戦。
ミッション開始直後、嫡子ダガーから宣戦布告の通信が入る。
途中、各地から嫡子の増援やカフーの特殊部隊が現れるのでそれをしのぎつつダガーを倒す。
追い詰められたダガーはヴァネッサに助けを求めるが、無能と罵られ、通信を打ち切られる。
致命傷を負い、連邦にも手を切られたダガーは死亡する。
後には、勝利の雄叫びをあげる特使の姿だけがあった…。
『終焉』
嫡子ダガーは倒れ、特使による新政権が誕生した。
嫡子派の者たちも、もはや戦う意義を失い、大人しく新王の軍門へ下ることになった。
こうしてトリット世界には平穏が訪れたのだが、人類には新たな問題が起こっていた。
先の戦争の報復として、ディック惑星連合が地球連邦に侵攻を開始したのだ。
X02惑星での手酷い敗北から立ち直っていなかった地球連邦軍には、その侵攻を止めるすべはなかった。
スペシャルミッション 影武者
〜トリット世界・罪人の隠れ谷〜
隠しミッション。
トリット王となった特使トレントからの依頼。
作戦地域に潜む嫡子ダガーの影武者を全て排除するのが目的。
王宮で死亡したダガーは影武者だったという可能性が出てきた。
が、今回の標的が本物なのか、前回倒したのが本物だったのかはっきりしないので、トリット側は疑わしき者を全て始末する事にしたらしい。
作戦地域を探索しながら、逃走する影武者を撃破する。
今回のミッションを成功させたことで、傭兵ギルドでの評価が大幅に上がったようだ。
ミッション17 失環
〜X02宙域・ベヒーモス級トリット艦〜
・ミルフィーナ
自分の病を治す為に借金をした親を助けようと傭兵になった健気な少女。
だが実力は低い。
地球連邦から緊急の依頼。
X02惑星宙域に突如出現したトリット艦の調査が目的。
トリット艦はこちらの通信に応じず、周辺では強力な磁場が発生しているという。
武器搬入を担当していたオアが引退する。
後任は孫のイリーニャが担当することになる。
地球連邦の雇った傭兵ミルフィーナと共同して船内を調査する。
内部に侵入し、各所に何者かと戦った跡があるのを確認していると、瀕死のトリットを発見する。
トリットは、「この船は奴等に汚染された、メルトダウンが近いので逃げろ」と言い残し、息絶える。
主人公が艦を脱出しようとすると同時に、船内に謎の生物が出現する。
それは、主人公が実技試験の時に見た、あの未確認生物だった。
謎の生物を撃退しつつ、ミルフィーナの案内で艦を脱出し、ミッション終了。
トリット艦はメルトダウンを起こし、大爆発する。
その後スタッフロールが流れ、羅刹第二部が始まる。
『序章』
此度の戦争は、思ったより大規模なものにはならないようだ。
なぜなら、先のトリット対人類の戦闘で両者共に軍備を消耗していた事により、決め手を欠いたまま戦争に突入してしまったからである。
両軍は共に早期の決着を望んでいた。
ミッションX00 反芻
〜衛星ガウェイン・マウナス宙域監視基地〜
・イリア
元宇宙海賊の少女。
調子の良い性格。
アルティノ程ではないが、がめつい。
ディック惑星連合からの依頼。
地球連邦の基地付近から高エネルギー反応が検出されたので、その正体を調べるのが目的。
結局、前回の事件について、地球連邦とホライズン共同体からの公式見解は発表されなかった。
あの生物については、上層部は相当神経質になっているらしい。
ミッション開始直後、高エネルギー反応が接近してくる。
エネルギーの正体は、拠点防衛用の巨大兵器『ガード』だった。
ガードを撃破して脱出すると、戦闘のどさくさに紛れて基地から逃げ出したイリアが仲間になる。
ミッションX01 徘徊
〜D158惑星・南プロべスタ〜
・ネネ
超能力を使う少女。
地球連邦の超能力兵士の試験運用として傭兵ギルドに登録している。
地球連邦からの依頼。
ディック惑星連合に占領された基地を制圧するのが目的。
トリットと人類は、友好関係向上の一環として、お互いの宙域を分け合う事になった。
ディック惑星連合は、地球連邦の持つ宙域と惑星を奪い、それをトリットに分け与える考えのようだ。
よって、それを奪還するのが今回の任務となる。
現地ではぐれていた傭兵ネネと共同してミッションを遂行する。
基地を自爆させようとする敵を撃破、司令塔を制圧してミッション終了。
ミッションX02A 蝟集
〜D158惑星・ダブ地区北方防衛基地〜
・ザルゲ
勝つためには手段を選ばないことで有名な傭兵。豪快な性格。そして女好き。
・レオナ
ザルゲの弟。オカマ。
地球連邦からの依頼。
敵支配下にある基地を制圧し、その後撤退してくる友軍を基地に収容するのが目的。
ディック惑星連合に奪われた惑星を取り戻す作戦の一環。
敵も傭兵を雇っているようなので、注意する必要がありそうだ。
メグの話では、最近地球連邦が独自のアンドロイド研究を始めているらしい。
アンドロイドの純軍用化は、アンドロイドの人権が確立された現在では不可能に近いのだが…。
敵基地を指揮する傭兵は、ザルゲ兄弟。ザルゲ兄弟はその実力と悪名の高いことで有名だと言う。
基地を制圧すると、撤収してきた友軍をザルゲ兄弟が追撃して来るのでこれを撃退してミッション終了。
ミッションX02B 守護神
〜D158惑星・フラン湖沿岸基地〜
地球連邦からの依頼。
こちらの依頼は味方戦線への補給活動を行う輸送部隊が敵基地周辺を突破するので、これを護衛するのが目的。
こちらでも敵基地を指揮するザルゲ兄弟。
彼らを撃破して、輸送部隊を無事通過させ、ミッション終了。
ミッションX03 綱渡り
〜トリット世界・死者の沿岸〜
トリットからの依頼。
作戦地の海岸線を通過するトリット部隊の護衛が目的。
トリットの世界では、人類入植賛成派と反対派に分かれて揉めているらしい。
そんな中、一部の過激派がトリット王に反逆し、武装蜂起を始めた。
この依頼は、トリットの鎮圧部隊への補給活動を行う部隊を無事に通過させるのがねらいになる。
作戦地域に存在する敵基地を制圧し、味方部隊を無事護衛してミッション終了。
『激昂』
ついに、惑星の持ち主がはっきりしないままトリットの入植が始まった。
トリットは、自分たちを邪魔する者は力ずくで排除しつつ強引に入植を行う。
事態は混迷を深めていくが、これこそ傭兵たちにとっては望むべく状況だった。
ミッションX04 解体業者
〜D158惑星・東ドラン軍事研究所〜
・キルゴア
伝説の傭兵。
ラティアラの事を知っているようだが…。
・あみ
メイド型の戦闘用アンドロイド。
性格は照れ屋で温厚、ドジっ子機能付き…。
地球連邦からの依頼。
暴走した軍事研究施設を全て破壊あるいは制圧して、機能を正常に戻すのが目的。
ロンディがやたらはしゃいでいる。
どうやらメイド型アンドロイドが傭兵登録しているらしい。
彼の積極的な勧めに負け、そのアンドロイド、あみを雇用する主人公。
だが、主人公をご主人様と連呼するあみに主人公はたじろぐ。
作戦地域で、敵と思われる男から通信が来る。
男は伝説の傭兵キルゴア。なんとその顔は実技試験の時に未確認生物と共にいた男だった。
キルゴアはラティアラを見て動揺するが、詳しい事は語らず、主人公たちに傭兵をやめろとだけ忠告する。
キルゴアを撃退して、研究施設を正常に戻し、ミッション終了。
しかし、トップクラスの傭兵すらも退ける主人公の力を見て、メグは主人公が本当に人間なのか疑念を感じていた…。
続く
以前プレイ動画を見ただけの
Call of Cthulhu: Dark Corners of the Earthをざっと
章立てて作られてるのでそこだけ区切る
OP
アーカム精神病院、ある一人の男の発狂の果てに首吊り自殺を図るが
医師がすぐさま駆けつけ彼を抱える、その時男の手から一冊の本が零れ落ちた
その本には彼の部屋と同じく異様な文様が所狭しと書かれていた。
主人公ジャックはその研ぎ澄まされたカンで敏腕な刑事として名を馳せていた。
ある時彼はとあるカルトに呼び出され、警官をその施設に配備し接触しようとした
しかしそのカルトが警官に気付き銃を乱射、彼は混乱の中、施設に侵入
カルトと接触、しかし窓際に居たそのカルトは主人公との出会いを喜ぶそぶりを見せた直後
仲間の警官に射殺されてしまう、彼は何故自分と会いたがったのか
その理由を探すため施設内を単身捜査し
施設内のカルトの死体、地下室でおぞましいものなどを見た後
何かの装置を作動させてしまい目の眩むような発光の中気を失った
その時光の中から何かが現れたのは気のせいだろうか…?
その後刑事を辞め探偵になったジャック
しかし彼の頭から6年間の記憶がすっぽ抜けていた
ようやっとそれを克服し精神病院を退院した彼は
目の前の世界中を旅した明細と自分がオカルトに傾倒してたと思わせる資料
と睨めっこを続けていた。その時彼の元に依頼の電話が入り
彼は強盗事件に巻き込まれ行方不明となったチェーン店の店長を探すために
そのチェーン店が展開されたインスマスに向かう事に
ここから本編
カルトに呼び出され、ってなんか変じゃね?
カルト=カルト教団の信者って事?それとも人名?
385 :
ゲーム好き名無しさん:2009/12/23(水) 22:35:27 ID:VCAvqvqSO
FF13リクエストします!
頼みます〜
CoC:DCotE、自分もニコ動でプレイ動画見てまとめてみようかと思ったけど、結構長いんだよね。
投稿者がわざわざ日本語字幕まで付けてくれている丁寧な動画があるので、
興味とニコ動のアカウントがある人は見てみてもいいんじゃなかろうか。
>>384 カルト教団の名前は「イスの信奉者」、状況の流れは
カルトの建物から発砲音がすると近所から通報がある→
警官が事情聴取に行くが、ジャック・ウォルターズ刑事にしか話さないと教祖に断られる→
ジャックが到着した後、なぜか教団員が警官達に向かって発砲し始める→
館に入ろうとしていたジャックはそのまま単身で突入…だったような気がする。
PS2の暴れん坊プリンセスのストーリーを教えてください
389 :
東方妖々夢:2009/12/24(木) 09:09:48 ID:WHSYBMO80
予約していた東方妖々夢を投下
390 :
東方妖々夢:2009/12/24(木) 09:11:25 ID:WHSYBMO80
東方妖々夢
辺境から暖かさが奪われ、永い冬が訪れた。
白銀の悪魔は幻想郷の人間を黙らせた。
時は経ち、次第に春の香りが訪れる頃になった。
いつもなら、幻想郷は白い吹雪から桜色の吹雪に変わるはずだったのだ。
そして春はまだ、来ない。
自機キャラクター紹介
・博麗 霊夢 服が紅白の、空を飛ぶ巫女さん。人間
・霧雨 魔理沙 服が白黒の魔法使い。嘘吐き。人間
・十六夜 咲夜 紅魔館に住むレミリアのメイド。時間を操る。人間
STGのため上記3人から1人を選択、あと2種類の装備のうち片方を選んでスタート。
ストーリーは会話以外は共通。
得点アイテムとして桜点というものがあったり。
391 :
東方妖々夢:2009/12/24(木) 09:12:29 ID:WHSYBMO80
Stage1 白銀の春
Cherry petals must have fallen like snowflakes...
However, it was still silvery snow.
ということで異変の解決に乗り出した主人公。
冬が来ない理由を(途中で襲ってきた氷精をしばきつつ)探していると、
冬の妖怪であるレティ・ホワイトロックが現れる。こいつもしばく。
これで少しは寒さも紛れるかな?
補足
チルノ 上記の氷精。主人公がいたから攻撃した、ただそれだけ。
レティ・ホワイトロック
冬の妖怪。幸せな冬を破ろうとしていた主人公にちょっかいを出す。
とはいっても、春が来るのは当たり前のことだと考えているため、本気ではない。
つまり異変とは無関係。
Stage2 マヨヒガの黒猫
It wavered in the village in which people are not.
"MAYOIGA"(apparitional village) refused human always.
道に迷ったらしい。気がつくとどこかの村にいた。
人気の皆無なこの村で、一人の黒猫少女、橙(ちぇん)に会う。
どうやら迷い込んだ先は「迷い家(マヨヒガ)」という場所のようだ。
一度入ったら出られない、と進行の邪魔をしてくる彼女を撃退し、先へ進む。
黒猫ごときに負ける主人公ではない。
Stage3 人形租界の夜
Is that it is snowing only this paradise?
The paradise was already Alice's playground
春を取り戻すため彷徨っている主人公は、魔法使いのアリスに遭遇する。
このステージに何度か現れ、攻撃してくる彼女と話をする。
すると、アリスは異変について何かを知っているようだ。だが素直に話す気は無いらしい。
弾幕勝負によって彼女から情報を聞き出すと、今まで集めていた花びら(桜点)が鍵らしい。
花びらは春度であり、そしてその春度を集めている奴がいる、とか。
花びらの降ってくる方向、風上へ向かう主人公だった。
392 :
東方妖々夢:2009/12/24(木) 09:13:41 ID:WHSYBMO80
Stage4 雲の上の桜花結界
Cherry petal has been coming down from over the cloud.
Does "Reisyouden"(Legendary place) exist really?
花びらは、雲の上から降ってきている。上空は下よりも、まるで春のように暖かい。
その暖かさに、春告精が春を伝えにやってくる。
その雲の上には、なにやら結界が存在した。どうやらこの結界の先が目的地らしい。
結界の通り方を思案していると、騒霊であるプリズムリバー三姉妹がやってくる。
彼女達は結界の先にある屋敷に演奏隊として呼ばれているらしい。
そしてその理由とは、お花見である。確定。後は結界を越えるだけだ。
彼女達と弾幕勝負をして情報を得る事に。三姉妹の大合葬(大合奏)を凌ぎつつ、勝利する。
どうやら結界を飛び越えて入るらしい。えー
補足
春告精 名前はリリー・ホワイト
春を告げる妖精。春が来ない、と雲の上に着たら、そこはもう春だった。
テンション上がったのか、弾幕で主人公に春を伝えてくる。
Stage5 白玉楼階段の幻闘
They were a half of a phantom and human...
The girl lived in the world after death.
〜 願わくは 花の下にて 春死なむ その如月の 望月のころ 〜
桜が咲き乱れるその屋敷、白玉楼にあった、長い階段を前に進んでいく主人公。
しかし突然、何者かが現れ、主人公達の集めていた春度を奪おうと襲ってくる。
一度後退した彼女は、改めて主人公の前に立ちふさがる。
半人半霊の彼女は魂魄妖夢といい、この場所は死者達の住まう場所だと説明する。
生きた人間が入ってくるとは…といいつつ、主人公の春度を要求する。
妖怪桜「西行妖」を咲かせるために大量の春が必要で、そのために幻想郷の春を集めたらしい。
あたりには既に桜が咲き乱れているが、それでもなお、あと少し春が足りないのだ。
無論、わざわざ渡す訳が無い。妖夢を撃退し、彼女の主人の下へ向かう。
補足
白玉楼 閻魔に裁かれた幽霊が、転生を待つために集まる場所。すっごく広い
393 :
東方妖々夢:2009/12/24(木) 09:14:58 ID:WHSYBMO80
厭離穢士
欣求浄土
StageFinal 彼の世に嬢の亡骸
Perfect Cherry Blossom
〜 ほとけには桜の花をたてまつれ 我が後の世を人とぶらはば 〜
なおも向かってくる妖夢を蹴散らし進む主人公。そして死霊だらけの庭に、亡霊の姫がいた。
その少女・西行寺 幽々子は、お呼びではない客に対して語りだす。
妖怪桜・西行妖は何者かが封印されていて、この妖怪桜を満開にする事で、封印が解けると…。
彼女はそのために幻想郷の春を持ってきていたようだ。
まあ彼女の目的は何であれ、春は返してもらおう。
そんなよく分からない者を復活させる訳にいかないし、何よりも…
辛気臭い春を幻想郷に持ち帰り、地上で花見をするために。
…そして西行妖は花開く。
〜「反魂蝶 -八分咲-」
身のうさを思ひしらでややみなまし そむくならひのなき世なりせば
394 :
東方妖々夢:2009/12/24(木) 09:15:48 ID:WHSYBMO80
Ending
キャラクターと装備によって変わる。
霊夢A 結局花は開いたが、満開にはならなず、封印も解けなかった。
幻想郷は冬の事をもう忘れたかのようだった。それだけ桜は魅力的なのだ。
霊夢B 幻想郷には多くの境界があるが、殆どは曖昧なものである。
本当の境界は博麗神社だけなのかもしれない。
魔理沙A 白玉楼で幽々子らと話しつつ桜の花は人の一生に似ている、と考える。
魔理沙B 幽々子の招待で霊夢と白玉楼へ花見に。妖夢は前回の宴会の掃除中だった。
妖夢は宴会が楽しいからこそ後片付けは虚しいのだ、と安心しているらしい。
咲夜A 今日はレミリアのために箱庭霊園を用意しました(パチュリー作)。
本物の幽霊を使ってます。 あとは死と生のエントロピー云々
咲夜B 博麗神社に花見に行ったら、幽々子達がいた。一緒に(霊夢に無許可で)花見をする。
神社の桜の下には50年物が居るらしい…
補足
パチュリー 紅魔郷で出てきた魔女。動かない大図書館の二つ名をもつ
西行妖
西行妖は、過去に歌聖が自らの死に場所としたただの桜の木であったが、
追っかけが俺も俺も〜と死んでいくうちに、人を死に誘う妖怪桜になってしまった。
西行妖の封印
桜に封印されていた者…実は西行寺幽々子の亡骸である。
生前の幽々子は死霊を操る力が強力になりすぎて、人を簡単に死に誘えるようになってしまった。
その自らの力を憂い、似たような力を持つ西行妖を自らの死と共に封印したのだった。
つまり封印されていたのではなく、封印していたのだ。
だが亡霊の幽々子はその事を憶えていない。力はいまだ残っているが、気にしていない。
ちなみに亡霊の幽々子が存在する時点で、封印の開放は寸前で絶対失敗する。
幽々子が西行妖の開花を見ることは、決して無い。
395 :
東方妖々夢:2009/12/24(木) 09:18:02 ID:WHSYBMO80
本編クリア後に出現
ExtraStage 妖怪の式の式
Cherry tree was already in bloom fully.
However, Japanese heart is not satisfied yet.
〜 三國に渡り妖異をなすが 〜
幽々子は結界の修理を友人に頼んだらしいが、まだ寝ていて直されていないらしい。
代わりに友人の式(使い魔っぽいもの)が冥界で暴れているとか。
人間三人は、ジャンケンで、後出しをしなかった奴が行くことにした。
道中現れた、(式が)憑きたてのほやほやな橙をひどい目にあわせつつ先に進む。
先に居たのは八雲藍という妖弧だった。彼女が幽々子の友人の式である。
彼女は自らが式であるのに、式を扱う事の出来るかなりの実力者だった。
主人に会わせろと言ったら、私の式を虐める奴に会わせるか、と一蹴される。
藍曰く、回復して強くなった橙にやられるがいい!…って、さっきもう会った。
と、藍が敵を取りに来た。へこます。
…主人は昼間は寝ていて起きそうにないらしい。諦めて出直す。
Extraクリア後に出現
Phantasm 人妖の境界
Phantasmagoria.
She was also living on the border of Gensokyo.
〜 三國に渡り妖異をなすが 〜
後日、改めて夜に幽々子の友人に会いに行く。
藍を蹴散らすと、ついに目的の人物に会うことが出来る。
彼女の名前は八雲紫。境界を操ることができる、とても力のある妖怪。
でもって彼女と弾幕勝負をする。
補足
八雲紫
境界を操る程度の能力を持つ、一人で一種族のとても強力な妖怪。
幽々子とは生前からの友人らしい。
東方界きっての便利キャラ。
東方妖々夢
各キャラとの掛け合いが面白い…のだが、割愛する。
396 :
東方妖々夢:2009/12/24(木) 09:19:58 ID:WHSYBMO80
和訳
Cherry petals must have fallen like snowflakes...
However, it was still silvery snow.
桜の花びらが雪のように降らなければならないはずだった…
しかし、それはまだ銀色の雪であった。
It wavered in the village in which people are not.
"MAYOIGA"(apparitional village) refused human always.
それは人気の全く無い村で揺れ動いた。
「マヨヒガ(幻の村)」は常に人間を拒否した。
Is that it is snowing only this paradise?
The paradise was already Alice's playground.
なぜこの楽園だけ雪が降っているのだろう?
その楽園は、すでにアリスの遊び場だった。
Cherry petal has been coming down from over the cloud.
Does "Reisyouden"(Legendary place) exist really?
桜の花びらは雲の上から舞い降りてきていた。
「霊霄殿(伝説の場所)」は存在するのだろうか?
They were a half of a phantom and human...
The girl lived in the world after death.
そこには半人半霊の少女がいた…
その少女は、死後の世界にいた。
Cherry tree was already in bloom fully.
However, Japanese heart is not satisfied yet.
桜の木は、既に完全に咲いていた。
しかし、日本の心はまだ満たされていない。
Phantasmagoria.
She was also living on the border of Gensokyo.
ファンタズマゴリア。
彼女もまた、幻想郷の境界に住んでいる。
>>388 すげーざっとになるけどいいかな?
平和な王国シルバーベルのプリンセス・ルージュ。
彼女は王家に伝わる“竜の力”を受け継ぐが、それは感情のコントロールができなければ暴走してしまう危険なものであった。
“竜の力”の暴走を止めることができる奥義を身につけ、聖騎士となった幼馴染のシオンと共に、
ルージュは自分が立派な女王としての力がある事を示すため、
“正義の味方チーム”を作る。
奇しくも城下町では、魔物たちが王国に張り巡らされた結界を解除することを目論み、
人間に憑依して様々な悪事を働いていた。
作戦部長に任命されたシオンは、ルージュに振り回されつつも
平和のために働くのであった。
wikiより
主人公・シオンと幼なじみのアッシュは同じく幼なじみのプリンセス、ルージュに命令される。
「あんた達、私の暴走を止める聖騎士になって。っていうかなれ。」
この国の女王は代々強力な竜の力を受け継ぐが、もし制御できなければ暴走してしまう危険な力。
暴走を止める手段はただ一つ、「聖騎士」の「奥義」を使う事。
二人はそれを承諾、聖騎士としての修行に出る。
それから数年後…
聖騎士となって帰還したシオンが城へ向かうと、
いきなり暴走したルージュが大暴れしていた。
先代女王の(元)聖騎士・オカマのジャスミンと協力して戦い、
「三回使ったら死ぬ」奥義の一回目を使ってなんとかルージュを鎮めるシオン。
暴走の原因は宰相が持ってきた隣国の王との縁談に動揺したせいだったらしい。
それはひとまず置いといて
現在この国には魔物がはびこっており、そのせいで治安が悪化しているらしい。
魔物にトドメを刺せるのはルージュの竜の力だけ、ルージュの暴走を止められるのはシオンだけ、
という事で身分を隠した「正義の味方チーム」に否応なく参加させられるシオン。
途中で獣人の少女ココ、隣国の王の従者で魔法使いの少年フィルを仲間に加え、
城下の様々な騒動を解決していく。
行方不明だったアッシュも聖騎士にはなれなかったものの帰還し、順調に国の復興が進む。
そんな折り、聖騎士の奥義を編み出した人物が書いた古文書を解読していたフィルから
とんでもない真実を知らされるシオン。
なんと、聖騎士の奥義は本当は二度使うと死ぬ、というのだ。
二回しか使えないと知るといざという時にためらうから、
という理由で三回使えると嘘をついていたらしい。
そんな時、シオン達の前に最強の魔物が姿を現す。
苦戦しつつもなんとか撃破するシオン達だが、
勝利した油断をつかれてフィルに取り憑いて潜んでいた最弱の魔物にアッシュが致命傷を負わされる。
それを見て半暴走状態になったルージュは力を取り込んで強力になった魔物すら一蹴、
あっさりとトドメを刺したのちにやはり制御不能の暴走を始める。
止める為にはシオンが聖騎士の奥義を使うしかないが、
既に一度使っている以上もう一度使えば間違いなく死ぬ。
それでも奥義を使いルージュを止め、倒れるシオン。
しかし何故か再び目を覚ます。しかも致命傷を負ったはずのアッシュまで生き返っている。
なんと、ルージュが自分の竜の力を二人に分けて生き返らせたのだ。
…こうして三人はこれからも三角関係で生きていきましたとさ。めでたしめでたし。
なんか最後適当だな…誰か覚えてる人訂正頼んます。
正直ラストはジャスミンに惚れて連れて帰る隣国の王様との
「ナニがあっても幸せにしてねー!」
「ああ、何があっつもだ!」
「ナニがあってもよー!」
「?ああ、何があってもー!」
ってやりとりが強烈すぎてうろ覚えなんだぜ…
東方妖々夢の人、暴れん坊プリンセスの人乙です
> 「ナニがあっても幸せにしてねー!」
> 「ああ、何があっつもだ!」
> 「ナニがあってもよー!」
> 「?ああ、何があってもー!」
ってナニ違いかw
暴れん坊プリンセスは声優インタビューとか色々豪華だったけど、
その特典をオープンさせるのがキツかったなw
東方妖々夢乙です
他のキャラはキャラ紹介あるのに、プリズムリバー三姉妹だけキャラ紹介がない?
暴れん坊プリンセスも乙です
このゲーム、腕に障害がある人や色覚障害の人や聴力障害の人でもプレイできるようにしてあるらしいな
暴れん坊プリンセス、ありがとうございました!まさかこんなに早く教えてもらえるとはw
ラストセクター:ホロロジウム
スキップドライブは成功、新たなセクターに辿り着き、外の様子を見る。
大地が燃えているような、地球が出来たての頃のような世界だ。
このセクターを「ホロロジウム」と発効し、「エキゾチック物質」回収が発令された。
そこへ何者かのシステム侵入が起こる。アーサーがシステムダウンし、通信が入る。
「よくぞここまで辿り着いた。お前達の…いや私達の調査はここで終わる。
人類を滅ぼすため生まれたこの地はその運命を違えて消え去る。さぁ、フィールドに降りるがいい。
そこで私が見た「全て」を語ろう。人類が進むべき道がそこで明らかになるだろう」どうやらゴアのようだ。
アーサーだけがシステムダウンという状況の中、ゴアへの接触を図ることになる。
直通エレベーターを使い、メムアレフのいる部屋の前でゴアと再会した主人公。
「この扉の向こうにシュバルツバースの根源たる大聖母メムアレフがいる」と言って中に入る二人。
しかし、主人公には巨大なアンノウンしか見えない(この作品では主人公よりレベルが大きい敵は、
アンノウンというモザイクで表示される)。
「主人公にはまだ見えないのか…。倒そうにも、今は到底かなう相手ではない」とりあえず、部屋を出た二人。
ゴアは、「レッドスプライト号」がここまで来られたのは主人公のおかげだと褒めてくれる。
「人間には受け継ぎ、そして次へと託す無限の可能性がある」
そして、アーサーに会うために二人は「レッドスプライト号」へと空間跳躍をして帰還する…。
ゴアが戻ってきたことに驚きを隠せないクルー。ゴアによって、アーサーは復旧した。
ゴアは先ほどのシステムの侵入を詫び、アーサーに自分の持つすべての情報を共有させた。
死人と交信して、大丈夫なのかと疑念を抱くクルー。ゴアはまだ人間の心を持っていると言って、
クルーの家族の未来を話す。「ただし、地上が無事であれば」を付け加えて。
自分は今「レッドスプライト号」隊長のゴアだと言うゴア。そして、主人公に決断を迫る。
シュバルツバースで見知った真実の上で、命を懸けて人類を救う意思があるのかと。
ここでの問いで最終ルートが決定。
ゴアは問う。「地球の未来を委ねられるべきは誰なのだ?」
法と秩序の神(Lawルート)
混沌の悪魔たち(Chaosルート)
全ての人間(Neutralルート)
Lawルート:
ゴアは、「主人公は人間的な自由を許さない法の神の力に支配されている。おまえこそが人類を脅かす者だ」
そう言って襲い掛かってくるゴア。
ゴアを倒すと、「これで人類の運命は変わってしまった…。悪魔の反逆か法の神の裁きか…」
最後まで人類の行く末を心配しながら、ゴアは再び死んだ。
戦闘の余波で「レッドスプライト号」はボロボロな状態になり、全機能停止も時間の問題となるところを
アーサーが自らの人格プログラムの削除することにより、全機能停止を回避、
最後に艦の搭乗員の幸運を期待すると言い残し、停止してしまった…。
そこへゼレーニンが襲ってきた。その事を報告するクルーは、主人公がなんて冷たい顔をしているのと驚いている。
ゼレーニンの歌声が「レッドスプライト号」に響く…。
ゼレーニンの歌でクルーは、かつてのライアン達のようにゼレーニンを崇拝するようになった。
艦内に入ったゼレーニンは主人公に、今の歌はクルーの気を静めるために歌ったのだという。なにそれとんでもなくこわい。
「ゴアが主人公達に示そうとした救いの道は誤った救いの道。よくぞ見破り、退けました。
私達ならきっと…法の神が望む世界を作ることができるはず」
そう言って彼女は主人公に彼女達の庇護者…あの三人の紳士の霊…彼らが力を貸してくれると告げる。
そこで主人公達は光に包まれる。
またあの三賢人の部屋に。「すべてを知らせる時がきた…。メムアレフは地上にシュバルツバースの力を解放し、
悪魔らを放とうとしている。世界の破滅は食い止めなくてはならない。
しかし、汚染と破壊しかできぬニンゲンに地球は任せられない。シュバルツバースの無尽蔵の力を我らのものとし、
新たな世界を産み出す。そのためには、空間を作り、飲み込むほどの巨大な力…宇宙卵を4つ集めろ」と言う。
宇宙卵はメムアレフにより作られたものらしい。
「宇宙卵を「バニシング・ポイント」で解き放て」。
宇宙卵の在り処を言われ、それを探すためにデモニカを強化するフォルマをもらい、4つの宇宙卵を集めるミッションが始まった。
(なお、「レッドスプライト号」のクルーは歌唱により法の神を崇め、法と秩序のために戦うとみんな礼儀正しくなっている)
三賢人よりもらったフォルマで「アンロック」の強化ができた。
宇宙卵を探しに行こうとすると、別の機動班から連絡が入った。
「ホロロジウム」のエレベーターがメムアレフによって動かなくなったと報告があった。
アントリアで宇宙卵を守っていたセイテンタイセイを倒し、一つ目の卵を手に入れる。
ボーティーズで宇宙卵を守っていたヤタガラスから二つ目の卵を譲り受ける。
ヤタガラスのいる場所には行方不明だった「ギガンティック号」がある…。
しかし、稼動する様子もクルーの気配もない。今の主人公達に何の価値もないものだ…。
カリーナで宇宙卵を守っていたショクインを倒し、三つ目の卵を手に入れる。
デルファイナスで宇宙卵を守っていたケルプから四つ目の卵を譲り受ける。
すべての宇宙卵を集め、ミッションを完了し帰還する。あとは、メムアレフを倒し、エキゾチック物質を手にいれるのみ。
資材班の活躍で「ホロロジウム」のエレベーターは復旧した。
復旧したエレベーターの前で魔王スルトがエレベーターを破壊し、襲ってくる。
スルトを倒すと、レアフォルマが手に入った。そこへ光が差し込み、また三賢人の部屋に連れてこられた。
「メムアレフ達が本気になったようだが、おまえなら大丈夫だろう。メムアレフとお前の友以外は」
「次になすべきはメムアレフが守りし、エキゾチック物質を手にいれる事」
再び、壊れたエレベーターの前に戻った。エレベーターの復旧は無理のようだ。
手に入れたレアフォルマで「ゲートサーチ」が強化できた。遠回りでメムアレフのところに向かうことに。
途中でヒメネスが待ち構えていた。
「ニンゲンでありながら、よくここまで来たもんだ」そう言ってさらに変身した。もう人間だった時の面影はなくなってしまった。
互いの使命を賭け闘う二人。戦いに勝ったのは主人公。
「メムアレフが主人公を倒し、最初から悪魔の姿で自分を甦らせてくれ…」、そう願ってヒメネスは死んだ。
そして、ついにメムアレフの扉まで来た主人公。ゼレーニンも追いついた。
未だにモザイク状態なメムアレフだが、ゼレーニンの歌唱によって姿が見えるようになった。
「ニンゲンに滅ぼされる世界も、法の神による沈黙した世界も望まない。私は守ってみせよう。死の歌唱から生命あふれる地、地球を!」
ついに最後の戦いが始まる。
一度は大聖母メムアレフを追い詰める主人公達。しかし、追い込まれたメムアレフは虚大霊メムアレフとなり、再び襲い掛かってくる。
そして、今度こそメムアレフを倒した主人公達。法の神によって作られる世界を心配しながら、メムアレフは消滅した。
最後のエキゾチック物質も手に入った。
また三賢人の部屋に召喚された。メムアレフを倒した主人公とゼレーニンを褒め称える三賢人。
「バニシング・ポイント」に到着した。マンセマットがいる。
「素晴らしい終わりです。グローリア。グローリア」
エキゾチック物質、宇宙卵、そしてゼレーニン。すべての準備は整った。
マンセマットは事の顛末を神に伝えに行った。新たな世界での再会を約束し。
主人公により宇宙卵が使われ、黒かったシュバルツバースは、青くなり、そして地上すべてを飲み込んだ。
光と秩序のエネルギーはバニシング・ポイントから地上へと放たれた。
その聖なる力は地上に侵出していた悪魔を死滅させ、シュバルツバースを消し去り、さらには人間の文明を飲み込んだ。
地上を包み込んだ聖なる力は神の意を伝える敬虔な者達を選び出し、
そうではない己が欲望に囚われた者達を形無き存在へと還していくだろう。
ゼレーニン「地球は開放されました。悪魔からの野望からも。救いの無い人類の支配からも。
すべては主たる神の望む通りになることでしょう。じきに来るその世界ではもう、人類が争い、いがみ合うことはなく…。
神の恩寵のもと、皆が通じ合い、響き合い、生きていくことでしょう。
そして、世界と同じくして新たになる私の体は…。人々の中心に建ち、神の世界のため永遠に生きていくことでしょう。
さぁ、主人公。神を称えるあの歌唱で、新しい世界を迎えましょう…」
生まれ変わる新しい世界はどこまでも穏やかで光にあふれているであろう。
そこでは神と通じるための祭壇が並び立っていることだろう。
その祭壇の中心には不朽の姿となったゼレーニンが立ち…。
取り囲む数億の霊は幸福感に満たされながら神を称える歌唱を歌っているだろう。世界は1つの霊になるのだ…。
Lawルート END
Chaosルート
主人公の魂が悪魔たちに食い尽くされ、悪魔の理想に賛同したことを嘆くゴア。
主人公を止めるために襲いかかってくる。
ゴアを倒すも戦闘の余波で「レッドスプライト号」はボロボロな状態になり、
全機能停止も時間の問題となるところをアーサーが自らの人格プログラムの削除することにより、全機能停止を回避、
最後に艦の搭乗員の幸運を期待すると言い残し、停止してしまった…。
さらに間の悪い事にヒメネスが悪魔を連れて「レッドスプライト号」を乗っ取るために攻撃してくる。
襲撃の報告を聞いた主人公に「今笑わなかったか?」と問うクルー。
ヒメネスは精神汚染を使う悪魔を使役し、搭乗員の本能を開放してしまった。
主人公と再会したヒメネスは、ゴアを倒した礼をし、悪魔と人間のために協力しようと主人公に握手を求め、それに応じる主人公。
ヒメネスは主人公にこれから成すべき事を知るために、メムアレフに会えと言う。
(本能を開放された搭乗員は破壊と自由を求め、メムアレフ、ヒメネスの考えに賛同する)
メムアレフの元に来た主人公に、自分達の思想に共感してくれた事に喜びを感じ、力を与え、メムアレフの姿が見えるようにしてくれる。
メムアレフは今までのセクターを暴れまわった事も主人公やヒメネスを得るためだと納得してくれた。
地球を生まれ変わらせるためには彼女が作った4つの宇宙卵を地上で解き放てば、悪魔とニンゲンとの楽園ができるらしい。
宇宙卵は地上に近い4つのセクターにあるらしく、それを探すためにデモニカを強化するフォルマをくれる。
アントリアで宇宙卵を守っていたセイテンタイセイから一つ目の卵を譲り受ける。
ボーティーズで宇宙卵を守っていたヤタガラスを倒し、二つ目の卵を手に入れる。
カリーナで宇宙卵を守っていたショクインから三つ目の卵を譲り受ける。
デルファイナスで宇宙卵を守っていたケルプを倒し、四つ目の卵を手に入れる。
すべての宇宙卵をメムアレフへ持っていこうとするところを天使イスラフィールが襲ってくる。
撃退するが、エレベーターを破壊される。
イスラフィールが持っていたフォルマでデモニカを強化し、遠回りでメムアレフのところに向かうことに。
途中ではマンセマットが待ち構えており、「ニンゲンは神に従っていればよいものを…」と残念がっていると思いきや、
いきなりキレてもう自分には後がないこと、ゼレーニンさえいれば支障はないこと、
自分は天使の上になろうとしていることを述べて襲ってくる。
倒すと、ルイ・サイファーが現れる。マンセマットは、彼女を「ルシファー」と言い、
なぜニンゲンに肩入れするのかと問う。
「可愛がりもしない、見捨てたりもしない。それが自由だ」と返すルイ・サイファー。
呪詛の言葉を述べて消滅するマンセマット。そして、ルイ・サイファーもどこかに消えてしまった。
遠回りのルートでやっとメムアレフのいるところまで来た主人公。ヒメネスと合流する。
ゼレーニンが姿を現さなかった事を危惧しながら、メムアレフに会う。
すべての宇宙卵を持ってきたことを喜ぶメムアレフ。
これでニンゲンと悪魔の対立の時代は終わり、ニンゲンは本来持っていた精気あふれる魂を持ち、
悪魔もまた強く美しい姿を取り戻すことになるらしい。ニンゲンと悪魔は鏡を挟んで通じ合う存在なのだから。
メムアレフは二人に最後の指令を下す。
バニシング・ポイントを開放し、宇宙卵を解き放つ。そのために彼女は最後のエキゾチック物質を二人に渡し、
彼女は宇宙卵に自分の力を注入し、一時的に消えてしまった。
バニシング・ポイントに到着した主人公とヒメネス。そこへゼレーニンが現れる。
彼女は、「悪しき魂は歌唱でも変えられない。崩壊のみが救い」と襲ってくる。
ヒメネスは、「神にいいように操られている事も気付かず、借り物の力で倒されるほど俺達は弱くないつもりだ」と言って、
ゼレーニンの歌唱をかき消ししてくれる。
ゼレーニンを倒した主人公とヒメネス。神に殉じるつもりで得た天使の身体は結局アクマの生贄になってしまった。
バニシング・ポイントで宇宙卵を解き放つ。黒かったシュバルツバースが赤く変わり、地球すべてを飲み込んだ。
シュバルツバースの創造の力は人間文明を消し去った。
この偉大な破壊の後に想像をもたらす力は新たな世界を形作るだろう。
悪魔を守護者とする生命礼賛の世界を…。
ヒメネス「…新しく生まれてくる世界はこの上なく美しい世界だ。悪魔たちに浄化され、
一度は死に瀕した地球がその力を取り戻す。老い汚れた霊の人間を清算し、自由と希望が帰ってくるのだ。
それは、死ぬべきが死に、生きるべきが生きる、いにしえの美しき世界だ。
そこで悪魔たちは次々と神々の姿を取り戻すだろう。彼らが神々に戻るたび、オレ達の地球は力を取り戻すのだ。
そして、ニンゲン達は…悪魔たちとの繋がりを取り戻す。彼らの下で、命を懸けて心身を鍛える日々が始まるのだ。
この世界で生きるべき荒ぶる魂となるために…!さあ、行こうッ!主人公!力を取り戻した、オレたちの国へッ…!」
悪魔に貶められていた地球生命を司る力はやがて本来の姿を取り戻すだろう。
その時、彼らは力と自由、そして希望の神々として地上に君臨する。
そこはもう滅びをもたらす堕落した人間の姿はなく…。
自らの全身全霊で力を生み出す輝いたニンゲンたちだけが生きているだろう…。
ChaosルートEND
Neutralルート:
「主人公は最も弱き者たちを選んだ。この先には多くの苦難が待ちうけるが、その覚悟を忘れないで欲しい」
そう言って、ゴアは、「調査隊は、プラン・オメガへと移行する。これはシュバルツバース脱出ではない。
シュバルツバースそのものを破壊消滅させるのだ」と告げる。
そのための資源がこのシュバルツバース内にあり、その爆破を稼動させる4号艦の核も見つけた。
そう言って、このプランを遂行するためのものだとレアフォルマをもらう。
しかし、死者であるゴアは集めすぎた情報に潰され、これ以上存在できない。
ゆえにアーサーに情報を、主人公にはメムアレフを捉えられる力を与えた。そして、ゴアの体は消え去った…。
人類を救うためのプランを教えに帰って来てくれた思いを受け継ぎ、クルーたちはゴアの消えた場所に敬礼した。
ゴアの知識を継承したアーサーは新プランの掲示を始める。
「プラン・オメガ」、それはシュバルツバース内側で巨大エネルギー爆破を行う破壊工作である。
合同計画が行った外側からの大量の核を用いた爆破が失敗だったことを知るクルー達に、
これは人類の知識では破壊は不可能だが、
シュバルツバース内で地球進出のために蓄えられている高エネルギー物質「宇宙卵」を使えば、
破壊は可能だと告げるアーサー。しかし、宇宙卵の起爆には核爆弾のような強大なエネルギーがいる。
4号艦「ギガンティック号」には工作用の核弾頭が搭載されてあった。それを用いるのだという。
「核爆弾まで持たせていたの!」とびっくりするクルー。
「ギガンティック号」は「ボーティーズ」にあることもゴアは調べていた。
核弾頭と4つの宇宙卵の入手ミッションが発令された。
ゴアからもらったレアフォルマで「アンロック」の機能を強化した。
宇宙卵と核弾頭を探しに行こうとすると、別の機動班から連絡が入った。
「ホロロジウム」のエレベーターがメムアレフによって動かなくなったと報告があった。
アントリア、カリーナ、デルファイナスで宇宙卵を守る者達を倒し、宇宙卵を手に入れる。
ボーティーズで「ギガンティック号」を発見した。艦内を探索し、核弾頭を見つけた。そこへゼレーニンが現れる。
「宇宙卵は我が主の望む世界を作るために使われなくてはならない。」
かつて命を救った主人公が正しい救いの道に気付かなかった事が残念であるが、
主人公との戦いの後、裁きによって消えていく生命を糧に新たな旋律を紡ぐのだと言う。
審判者ゼレーニンと戦い、勝った主人公。敗れたゼレーニンは、
「主の思いに応えられないのは悔恨だが、この身と生き方に悔いはない…なにも見えぬニンゲンとして死ぬよりは…」
そう言い残し、ゼレーニンは死んだ。ゼレーニンが持っていた宇宙卵も回収し、すべての宇宙卵が揃った。
そこへマンセマットが現れた。ゼレーニンが負けた事に驚いている。闘うのかと身構えるが、マンセマットは戦いを否定する。
「神の意をつなぐことが我が使命。無用な戦いを避け、次の時を待つ。そのせいぜい短い生命を生きるがいい」
捨て台詞を残してマンセマットは去っていった。
アーサーから帰還命令が下る。
ホロロジウムのエレベーターが資材班のおかげで稼動したらしい。
「主人公と同じように命をかけて修復にあたった」という資材班。もちろん、機動班の護衛もあったけれど。
ここに来て、調査隊は初めてひとつのチームとしてまとまっているというクルー。
シュバルツバース破壊と同時に脱出するには、メムアレフの持つエキゾチック物質が必要である。
メムアレフに会うための、調査隊の最後の調査が始まった。
復旧したエレベーターの前で地母神スカディが襲ってきた。撃退したが、
せっかく復旧された貴重なエレベーターは破壊されてしまった。
スカディが落としたレアフォルマで「ゲートサーチ」を強化、遠回りのルートで調査することになる。
途中でヒメネスが待ち構えていた。
「ここまで来れたのもデモニカのおかげか。デモニカの使い方を教えたこともあったな。
できれば悪魔になった時の力の使い方も教えてやりたかったな」
覚醒人ヒメネスとの戦いが始まる。ヒメネスに勝つと、
「悪魔のオレがニンゲンのオマエに負けるのか。いや、オマエだったからこそ…」そう言い残して、ヒメネスは死んだ。
アーサーから連絡が入る。
「かつての仲間を殺した苦しみ、それを忘れろとはいいません。罪と隣り合わせに生きる人間である以上、
避けられないことなのですから。ですが、彼をこのような道に至らしめた責任の一旦はワタシにもあります。
ワタシも罪を持つ存在なのです。その贖いはこの任務の成功のみです」そう言って通信は切れた。
ついにメムアレフいる部屋の前まで辿り着いた主人公。アーサーや機動班、作戦班から激励の言葉をもらって、部屋の中へ進んだ。
力をこめて、メムアレフを見据えると、実体が見えた。
「破滅のための進化種、ニンゲン。かつて我らが共に生きんとした時の面影はなく、醜く堕し、地球を蝕む病魔でしかなくなった。
我ら悪魔、古の神々を忘れ果てたは不幸であった。歪んだ魂を再生する術を失ったのだから。
我は守らなくてはいけない。この生命あふれる地、地球を!貴様らのような、未来を失った魂から!」
最後の戦いが始まった。大聖母メムアレフ、そして追い詰められて剥き出しの本性を表した大虚霊メムアレフを倒した主人公。
「ニンゲンヨ…ドコマデチカラヲツケ…。ダガ、オマエタチニ未来ヲツクルコトナド…」
消滅したメムアレフから最後のエキゾチック物質を手に入れた。ミッションは完了した。
「レッドスプライト号」に帰還した主人公。メムアレフを倒したことに喜ぶクルー。
エリダヌスの「バニシング・ポイント」に向かった「レッドスプライト号」。
エキゾチック物質のおかげで地上に戻れそうだと観測班は報告する。
どうやって合成した破壊爆弾を起爆し、脱出するんだと言うクルーにアーサーは、
艦を二つに切り離し、動力部のみを地上へ帰還させると言う。
地上に戻ったら、合同計画に指示を仰げというアーサー。
クルーがどういうことだと問うと、アーサーはシュバルツバース内に残り、破壊爆弾の発動任務に当たるのだという。
「コピーを入れるなりして、地上に戻ればいいじゃないか」というクルーに、
アーサーは「ワタシはこのシュバルツバースで情報を獲得しすぎた。世界と人間の在り方を変えてしまう秘密を。
地上に戻れば、人間はワタシの知識を利用し、頼みとし、やがては崇めるでしょう。
しかし、ワタシが崇められるような事はあってはいけない。人間の未来は人間で決めなくてはいけない」
しかし、この最後の任務において、アーサーの中で論理エラーが生じ、実行を迷わせているのだという。
「この任務を実行すれば、仮に破壊に成功してもアーサーは確認できない。指令コマンドでありながら」
これを恐怖と言うのでしょうかとアーサー。アーサーは主人公にゴアから与えられた力を分けて欲しいという。
アーサーに力を分け与えた主人公。そして、シュバルツバースの脱出と破壊作戦が行われた。
ラボに接続されたアーサーが4つの宇宙卵を合成する。
切り離された動力部は「バニシング・ポイント」に突入し、残った艦は破壊爆弾による爆発で消滅した…。
地上に出ていたシュバルツバースは徐々に小さくなり、そして消滅した…。