やさしい風が、尾部理弥の髪をなぶっていた。
懐かしい場所だった。
ここで――
ここで、わたしは、あの男に身を任せたのだ。
あの男を愛し、すべてを捧げると誓ったのだ。
迷いは、無かった筈だった。
なのに――
なのに、何故だ。
なんだというのだ、この気持ちは。
この平和のために、わたしのために、何千、何万の命が捧げられたというのだ。
わたしは、女王となり、あの男は、王となった。
あの男は、そのためならば、あらゆるものを犠牲にした。
あの男の親友である、羅無座。
その妹であり、わたしの親友である、亜流間。
死門先生。
罪のない人々が、たったひとりの友人が、死んだ。
数えるには、あまりにも多すぎた。
秤にかけるには、あまりにも重く、あまりにも尊すぎた。
そして、いずれはわたしも――
羅無座――
今は亡き、時代の裏を生きた、優しすぎた剣士を想った。
わたしは――
あの男は――
この罪を、償うとするならば――
美しい装飾の施された懐剣を見つめた。
この刃で――
と、
どこからともなく、著小保の足音が、風と共にやってきた。
出理居他だった。
やはり――
「やはり、ここにいたのか、みんなが探していたぞ、尾部理弥よ」
出理居他は、著小保から降り、優しい声をもって、尾部理弥に近づいた。
胸には、花束を抱えていた。尾部理弥の好きな花であった。
この日の為に、おれの知識と眼をもって、尾部理弥の好きな花を調べ、おれ自身で集めたのだ。
気に入らぬ筈がない。
やっと、この国に平和をもたらしたのだ。
やっと、尾部理弥に平和をもたらしたのだ。
やっと、尾部理弥に本物の地位を授けられたのだ。
もう、恐れることはないのだ。
尾部理弥よ。
もう、恐れることは、ない。
おまえが傷つくことなど、ありはしないのだ。
共に、歩もう。
これが、始まりだ。
「なあ、今日は、おまえの誕生日だろう。この花束を――」
刹那――
音もなく、尾部理弥が、出理居他にぶつかった。
それと同時に、出理居他の言葉が途切れた。
出理居他は、その瞬間、それが、尾部理弥の愛だと思った。
出理居他は、その後に続く言葉が出ない理由が分からなかった。
言葉の代わりに、出理居他の口から溢れるものがあった。
生暖かい温度を持つものであった。
ぐふ、
口に手を当て、咳き込んだ。
なんだ、これは!?
口に当てていた手を、ゆっくりと、目元の落として、見た。
血!?
何故!?
出理居他は、パニックに陥りそうになった。
しかし、血に塗れた手の向こう側にあるものを見て、落ち着きを取り戻した。
出理居他は、すべてを悟った。
腹から、不気味な角度で生えているものがあった。
見憶えのあるものであった。
それは、尾部理弥がいつも大事そうに持っている、柄に美しい装飾を施された、短剣であった。
美しい装飾に、血が絡んでいた。
血の絡んだ装飾を、握るものがあった。
美しい、純白の手袋を嵌めてはいるが、それ抜きでも美しいと分かるほど、優しく、華奢な手であった。
尾部理弥の手であった。
出理居他の最愛の尾部理弥が、出理居他の腹を、その美しい短剣で貫いたのだ。
ああ――
尾部理弥よう。
やっぱり、そうなのかよう。
「そうやって、みんなを利用して!」
搾り出すようにして、悲鳴のように、言った。
悲しい、声であった。
ああ――
「羅無座のように、いつかわたしも見殺しにするのね……!」
羅無座か、懐かしいなあ――
それにしても、きれいだなあ、きれいだ、尾部理弥よう――
やっぱり、おめえは、最高だぜえ――
おめえは、おれのことをどう思っていたか、おれには分からねえけどよう――
おれは、おめえを、愛していたんだぜえ――
なあ――
尾部理弥の、剣を握る手には、もう殆ど力が残っていなかった。
出理居他はそれを無造作に引き抜くと、尾部理弥の左肩甲骨の下に潜り込ませた。
尾部理弥は、出理居他の腕の中で、数度小さく痙攣した後、動かなくなった。
出理居他は、よろめき、数歩、そこを後ずさった。
支えを無くした尾部理弥は、いつの間にか出理居他がその手から落としていた花束に、うつぶせに倒れた。
尾部理弥の好きな花であった。
短剣が出理居他の手からするりと落ちて、尾部理弥の頭のすぐ先に刺さった。
透き通りそうなくらいきれいな刀身が、尾部理弥と出理居他を写していた。
さかさまに写った二人の姿は、たまらなく美しかった。
偽りの王女、尾部理弥・亜戸化亜死弥、そして、女王、尾部理弥・歯居羅流が、その数奇な生涯を終えたのであった。
花に散った尾部理弥は、やはり、美しかった。
膝を突く。
尾部理弥に刺された箇所から、止め処なく血が流れ続けていた。
出理居他が、護身用にと、教えた技であった。
ここを突かれては、もう助からない。体の自由も殆ど奪われる。
出理居他は、虚空を見上げた。
尾部理弥よう――
護身用、かよ、皮肉なもんだなあ――
羅無座――
やっぱり、おめえだったんだなあ――
やっぱり、おめえには、勝てねえよう――
着飾っても、背居件儀覚えても、御卯件覚えても、王様になっても、やっぱり――
おめえには、勝てなかったなあ――
なあ、羅無座よ――
おれは、おめえを、手居射他を、たくさんの人を、犠牲にしてきた――
おめえのところには、いけそうもねえや――
尾部理弥を、手居射他を、よろしく頼むぜえ――
なあ――
おい――
元が何なのかは理解したがどうも人名をカナ表記すると判り難くていけねぇ
覇射那流犯汰自慰汰駆手駆巣
GUN道で書いて欲しい
うおっ──
まぶしっ──
眩。
落。
戦。
良。
銃。
借。
379 :
水先案名無い人:2006/07/19(水) 21:52:22 ID:ZKHoaUED0
凄。
爺。
落。
戦。
馬。
馬──
何。
故。
後。
月。
何。
笑。
事。
可──
炎。
火。
暴。
弾――
山。
本。
淫。
行――
欽。
球。
解。
散。
漢字と句点ばかりであった。
「泣いているのかい? おめえ、よ」
加藤は答えなかった。
無明の闇を見ていた。
一時間後――
加藤の顔に笑顔が戻っていた。
こぼれるような笑顔であった。
みんな、球団なくなっちゃった。ごめんよ。
と言うことになった。
解散と言ったものの撤回。
プロレスとはこういうものである。
萩本欽――――――――
たまらぬ元芸人であった。
血が騒いでいた。
どうしても静めようのない、暗い血のざわめきであった。
まだ、自分は、あの17歳を恨んでいるのか、と山本は自問した。
よくわからない。しかし、あの女のことを考えると、暗い血のざわめきを覚えた。ことによったら、自分はあの女を好きなのかもしれないとも思った。
あの17歳で思い出しオナニーをしようと思った。
が、勃たなかった。
機能不全だ。インポだ。
糞っ!
そのまま寝た。
(消失)から、あやかしなっていた。
さいしょ、うおっ、まぶし、なって、なったのかと思った。なんできゅうにまぶしなたのかわから
なかた。
あれ、うおっまぶしじゃない、うおっまぶしなんかじゃないとおもてたのになんでしらないまにまぶ
しくなんかなた、なったのか。すぐにあとですぐにわかった。じかんがかかったがわかったこ
とはやっとりかい、できた。あれだ。陰陽だん。おんみょうだんが薄いのでまぶしくなる。まえにもいち
どあった。そのときはもうとっくにすたこらさったとばかりおもてた。
おんみょうだんもらっておんみょうだんうったうったら、きゅうにうおっまぶし。あかるくなった。いわ
れなくてもすたこらっさっさ、いったら、いいじゅうだすこしかりるぞといった。だれが言った。言ったの
かわからない。だからおちながらたたかっているとおれは(以下消失)
……んだとゆってたやつも(判読不能)よばれたんだろう。
ろうにんのやつも(判読不能)……
やあ、よくきたな……
たくあん。
けんじゃのまいか。
まったく、むだがないな。
がっだい。
てっじょう。
397 :
水先案名無い人:2006/07/26(水) 13:01:20 ID:eG3iGfpQ0
>>396 たまらぬYADOKARIアニメであった
「ヤドカリか」
「ヤドカリだ」
「そうか」
「そうだ」
そういうことになった
や。
し。
が。
「ふひゅぅっ!」
にぃっ。
400 :
水先案名無い人:2006/07/27(木) 12:34:52 ID:HabiBHb60
「まったく、
>>396を読んだ時は、おれもさんざんであったよ・・・・・・」
博雅が頭を掻くと、晴明が、
く、
く、
く、
と、笑い声を押し殺した。
「博雅よ、おまえ、あの時に甲殻類間違いをしたのだったな」
真剣とは人を斬るための刀だ。
そのため、真剣には切れ味がある。
素人から玄人まで、幅広く使われている、武士の基本武器である。
対して、研無刀という刀が存在する。
研無刀は、見た目は真剣と同じである。
ほとんど変わるところが無い。
だが、研無刀は刃を研がないのである。
斬れないように研がない分、硬度と重量を格段に増加させる。
真剣は、あたればどこでも斬れる。
研無刀は、あたればどこでも破壊出来るのだ。
だが、研無刀は扱いが難しい。
速さで斬るのではなく、力で破壊する刀だ。
よほどの膂力がなければ扱えない、玄人好みの刀である。
使いこなせなければ、なまくらの刀にも劣るのだ。
いわば、ただの鉄くずのようなものである。
だが、松尾象山はそれを使う。
太い腕で、太い研無刀を握り、振るう。
当たれば、相手の刀ですら破壊するのだ。
研無刀を振るう松尾象山。
たまらぬ組み合わせであった――
玄人好みのあつかいにくすぎる刀のガイドライン
ttp://ex13.2ch.net/test/read.cgi/gline/1153742877/l50
決着は12秒でついた
ttp://cocoa.gazo-ch.net/bbs/33/img/200607/846046.jpg それは獣同士の異形の戦いであった。
「にゃららららぁぁぁぁ――」
何かが頭部に向かい物凄い勢いで伸びてくる。
足先であった――
とび蹴り――
それは、とび蹴りと言われる技であった。
フェイントも糞もない。
通常このような闘いの中で、体格に劣るものが、いきなり繰り出す技ではない。
どこまでも、天に向かい永久に伸びていく――
そのような錯覚に陥るような見事な放物線を描く蹴りであった。
ぶちっ、
とも、
めかっ、
とも聴こえた。
何かが、凄い力によって破壊される音。
ちぎれ、砕け散る音だ。
「がぅぅっ!」
蹴りは確実に相手の頭部を打ち抜いていた。
肉球――
たまらぬ感触であった。
宇名月典善が、何かの肉を串に刺して焚火で焼いていた。
境内の闇の中に、肉の焼ける香ばしい匂いが漂っていた。
たまらぬアメリカ牛であった
>>408 たまらぬdecodeErrorであった
>>409 「ふふ、そうかい。エラーかよ……」
確かに、専ブラからの直接クリックでは、エラーとなる――
それはそういうURLであった。
「おめぇさんに、画像の見方って奴をおせぇてやる」
「いいかい、このURLをコピーするんだよ。でもって、ブラウザのアドレスに貼り付けだ」
「それだけだよ。それさえやりゃ、十分だ――」
モニターからはゆるゆると、金木犀の香りが流れ出していた。
411 :
水先案名無い人:2006/07/31(月) 14:44:37 ID:2z115+El0
「くえいっ」
>>409の両手が動いていた。
>>408のURLが、
>>409のクリップボードに、深々とコピーされていた。
「へひいっ!」
跳ね上がるようにして、ブラウザを立ち上げURLを貼り付けた。
獣気――
強烈な、獣の気としか呼べないものであった。
いきなり、その獣気が爆発したように
>>409目がけてぶつかってきた。
「ぬこ……」
獣じみた
>>409の眼に、その一瞬、人の眼が持つ光が宿ったようであった。
その視線を空に移した。
秋空の中に、アキアカネが群れている。
青い空の上に、白い片雲が流れていた。
亀×ラン戦で一つ、書いちゃあくれねえかい?
「これが勝利か――」
胸の奥に、石のように固まった想いが、こぼれ出していた。
人気があるのかもしれない――
様々な打算があるのかもしれない――
所詮は興行である。それは分かる。
分かるが、しかし――
ボクシングは格闘技である。
その思いがある――
この試合で勝てるのなら、ボクシングとはいったい何なのか?
日本人は立っていれば、チャンピオンになれるのか――?
世界――
そう、世界中のボクシング関係者に見せて、判定してもらったってかまわないでないか。
日本のボクシングはタレント養成所ではない――格闘技である。
いつしか、熱気を帯びた熱い言葉が、呼気とともに吐かれていた。
「自分は、ボクシング関係の肩書は何もりません」
言葉にならぬ思いを、無理やり言葉として吐き出していたのだった。
気がつくと男は涙を流していた――
ガッツ石松。
無骨な武辺の士であった。
http://www.mainichi-msn.co.jp/sports/feature/news/20060803k0000m040128000c.html
「ボクシングは八百長」
「その言葉、もう取り消せないよ」
と言いたかったが何も言えなかった。
おれが、ボクシングを――
プロレスの高さまでひっぱりあげる!!
そういう事になってしまった――
亀田「あのガチガチの正統派ボクサー ランダエタに――」
「プロレスをさせる」
ボクシングに市民権を
419 :
水先案名無い人:2006/08/03(木) 20:52:28 ID:YmDvM3CS0
「あの判定はイカサマか」
「いやシナリオどおりだ」
「そうか」
「そうだ」
そういうことになった
>>412 一つどころではなかった。
ここの住民がこのネタを放っておくわけがなかった。
「ガッツさんよ――」
「あんたそういう軽々しい発言はしないほうがいいぜ」
「ぬぬっ?!」
「わからねぇかい?試合日、大物幹部数人が一箇所に集まる、TBS」
「判断材料がこれだけありゃあどういうことか――」
「――わかるよな?」
「なんとっ!?」
「とかちゃん、あんたいろいろと大変なんだな…」
「――だがな、俺は世界にまで行ったプロだぜ?」
「具志堅の野郎もそうだがよ――」
「俺たちは、信念を曲げる気は、ねえぜ」
ガッツ石松――。
何者にも怖気ないその姿は古来の武士そのものであった。
>>413 「その言葉――」
亀田父とガッツの間に鉄のような緊張が満ちていた。
呟くに言葉を続ける。
「俺の聞き違えじゃなければ、『日本人は立っていれば、チャンピオンになれる』そう聞こえんたんだが――」
ガッツ石松は、大型肉食獣の笑みを唇に浮かべて、ゆっくりと口を開いた。
「ああ、あんたの耳は健康だぜ――」
亀田父は一歩間合いを詰ながら、呼気とともに言葉を続けた。
「いいのかい? この亀田一族を敵に回すということは、TBSを敵に回すと言うことだ――」
重い刃を含んだような言葉であった。
「その意味が、頭のいい君に分からないわけではあるまい?」
ゆるゆるとした陽炎のような気が立ち上がり、2人の背景を歪ませるようであった。
TBSを敵にすることは、その背後にある特定アジア、大国である中国、そして左を極めた市民団体も敵に回す――
そのことを言外に含ませた言葉であった。
一年半後。主流とは言えないプロレスのリングで、二人のレスラーがデビュー戦を行った。
片や亀田興毅あらため亀頭おっき。
片や極楽とんぼ山本あらため油谷さん。
空席の目立つ試合ではあったが、翌日のスポーツ誌で数行の記事にはなった。
亀哭き濡れて父と戯る
427 :
水先案名無い人:2006/08/08(火) 23:48:23 ID:F41+jl4LO
アッー
やくみつるが亀田父に言い放った
「私の方が年輩だ、やくさんと呼びなさい」
その迫力に思わず口ごもる。
さらにやくは続けた。
「コンドームをしなさい」
429 :
水先案名無い人:2006/08/10(木) 17:44:25 ID:E6Jmk38E0
「闘りてぇなぁ、あの亀田とよう」
ビロリアが言ったのではない
彼の背中に潜む獣がそう言ったのだった
ぎくり
としてコッミッショナーが顔を上げた
ビロリアと戦ってもらいたいなぁ
ビロリアにかったら本当につよいんだなぁって思える
ピロリアVSかめだ
当日会場に現れたのは、体重100`を超える巨漢。
肌は白い。
朝青龍のモノマネを軽くはさんだ。
1ラウンドをなんとか耐えきった後、うがい用の水をピロピロ飲み。
松村邦洋――
旬は過ぎたが、伝説の番組で体を張った芸人。
ピロピロVSかめだ
試合の結果を待たずして、少ない観客がさらに少なくなっていった。
432 :
水先案名無い人:2006/08/11(金) 01:24:41 ID:a+JwA1Hr0
コッミショナーの顔面からプツプツと音をたてて汗が噴き出す
やがてそれが川となる
ひと筋、ふた筋―― 首を伝う
「お前は・・・・」
言葉が出なかった。
闘るというのか?KOできなければ必ず負けるリングで?WBC王者まで登り詰めたこの男がか?
言葉を紡ごうとして、気付いた。唇が乾いている。
冷房が効いた店内にも関わらず、灼熱の砂漠に放り出されたような身の熱さだった。
ビロリアが視線を外さずに言った。
「あいつがよう、階級上げて高飛びしちまう前に喰っちまいてえのよ」
そしてビロリアは負けた
でん。
でん。
でん。
でで。
でん。
でで。
でん。
あたりをダースベイダーのテーマが包んでいた。
一人の漢があった。
艦長として。
連邦仕官として。
そして、一児の父として――
宇宙世紀を駆け抜けた、一人の漢があった。
「弾幕薄いよ、何やってんの――」
あの声を、もう、二度と、聞くことはできない――
「よい漢だったなあ」
「よい漢だったよ」
あたりにゆるゆるとミノフスキー粒子の香りが漂い始めていた
「天さん、死なないで。死なないで――――」
かなわぬ願いであった。
「RO2か」
「RO2だ」
「癌か」
「癌だな」
そういうことになった。
439 :
水先案名無い人:2006/08/15(火) 00:26:06 ID:Tq968bGGO
列。
並。
人。
熱。
八月十三日、六時三十五分、東京ビッグサイト東――
「ぬわわっ」
熱気と朦朧とした意識を弾き飛ばすように、文七を稲妻が貫いた。
足を、踏まれていた。
小指の辺りである。
文七のぼろぼろのスニーカーの、右足の丁度小指の辺りに、丸々と張ったバレンチノの革靴が重なっているのだ。
太った男である。
デブオタだ。
男の唇が、何かを言おうとするかのように、僅かに動いた。
しかし、そこから言葉は出なかった。
代わりに、骨と肉がぶつかり、ひしゃげる音が辺りに響いた。
文七の拳が、男の顔にめりこんでいるのだ。
文七は、叫んだ。
「こ、ここここゆびがちちちゅぶれたりゃ、ああああるくのがぉおおしょくなるでしょうがっ。どうじんしがかかかかえなくなるでしょうがっ」
悲痛な、魂の慟哭であった。
「お、おまえがわるいんだからなあっ」
黒いジーパンの裾から、滴り落ちるものがあった。
極限の緊張が、文七を狂わせたのだ。
http://www.asahi.com/paper/editorial20060815.html 8月15日。
夏の濃い緑の匂いに、蝉の鳴く声が響く。
いつからだろうか――
胸の内に問う声がある。
こののような、かまびすしい日になったのは――
あの戦争について考る。考えても仕方ないことだという思はある。
しかし――
戦没者に対する思いが無いと言えば嘘になるだろう。
それはある。
無くはない。
平和をかみしめるような思い。
二度と――
そう、二度目は無い。
戦争を起こしてはならないと誓ったのではないか。
もともとは、そんな静かな日のはずだった。
小泉首相の靖国神社参拝が一つのきっかけになっているのは間違いない。
ごろりとした石のような思いだ――
それが、深く沈みこんでいる。
日本の敗戦――
そのとき、俺は右翼思想を捨てた。
いや、違うぞ。違う。捨てたのではない。
そもそも右翼でもなんでもない、新聞が売れるための論説だ。
それが敗れた。アメリカによってだ。
連合国と言い換えてもいい。
それで俺は変わったんだ。それを身に着けたのだ。
左翼にみせかけた売国だ。
売国の本質に新たなエッセンスを加え、自分流にアレンジもした。
ふふん――
珊瑚にだって傷をつけたさ。
そこまでして到達した今、新たな価値観が目の前に出現した。
それは、ネットから発生した既存マスコミの価値観のどれとも異なるものであった。
それと、どう向かいあうのか――
今、それが問いかけられていた。
442 :
水先案名無い人:2006/08/16(水) 05:14:03 ID:4Oo6a3cc0
たまらぬ朝日であった。
443 :
水先案名無い人:2006/08/17(木) 14:54:19 ID:dJGGWlF40
このスレを見て餓狼伝をかってしまった・・・・
力と小力
たまらぬ競演であった。
「ブライト殿は二児の父ぞ、晴明」
「そうだな」
「おれはな、
>>435を読み返して、
しんみりした気分がいっぺんに冷めてしまったのだよ――」
「ところでな、博雅」
「何だ」
「これにはまだ続きがあるのだよ」
「ほう!?」
「あの台詞、正しくは『薄いよ』ではなく『薄いぞ』なのだ」
「おう……」
「まこと、俄ガノタというものは、これだから困るのだよ――」
あなや
たまらぬ怪男子であった
おげげっ
風が、甘い芳香を運んできた。
栗の花の香りであった。
ところでよぉ――
岡野玲子の、漫画版「陰陽師」は
このスレ的には、どうなんだい――
恥ずかしながら…
俺は、あれから、入ったぜ。
金木犀がほとんど出てこない、
文章の癖がかなり取れて良くも悪くもスマートになっている、
絵は文句無しに上手く雰囲気や妖気なんかまで完全に再現できて…
いや、元の文章より雄弁に語っていると言っても過言ではない。
ふん
ふふん
>>454 おれは
>>453じゃあねえけどよ
そういうことなら 買って みようじゃねえか
たしか 13巻――まで出ていたな?
457 :
水先案名無い人:2006/08/24(木) 14:27:55 ID:ZGZ1+QZ10
う・・・
漫画版、黒塚は、買い?
ぐぬ
459 :
水先案名無い人:2006/08/24(木) 18:29:30 ID:vIfN4N9E0
漫画版以外は無価値 特に原作
「漫画版 陰陽師――おぬし、読んだのか」
「おう、読んだ。
最初は、いいのだよ。黒川主の話なぞ、見事としか言いようのない――」
「ほう、だがわざわざ最初は――というからには」
「そうだ、だんだんと――だんだんと原作から逸脱するようになってな」
「むう」
「ただ――俺には、その逸脱がいいような気もするし、悪いように見えることもある。
不思議ななものだよ」
86 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2006/08/19(土) 22:09:42 ID:w7ZvA1Ue
「にゃっ!」
勘九郎の唇から裂帛の気合いが漏れると同時に、跳ね上げられた右脚は美輝の側頭部へと――
ゆるゆると伸びていた。
美しい蹴りだった。勘九郎は惚れ惚れとしていた。
ああ、俺はこんな美しい蹴りを打てたのかニャ。
今日こそ、勝てるニャ――。
その刹那、
勘九郎の視界が回った。正確に言えば回された。
自分の蹴りの軌跡よりも早く、しなやかな、まるで鯱が海豹の子供を尾で跳ね飛ばし遊ぶが如く――。
美輝のカウンターの上段回しが勘九郎の脳を揺らしていた。
勘九郎の視界には、青い空があった。
どこまでも青い空だった。
自分が地べたに這っている――。
勘九郎は起き上がろうとした。
そこを美輝は蹴った。ウェイトの載った踵での下段――。
まるで無邪気な子供が蟻を踏むかのように――。
蹴った。蹴った。蹴った。蹴った。
湿った、肉を叩く音が河川敷に響く。
さらに蹴った。蹴った。蹴った。蹴り抜いた。
やがて動かなくなった勘九郎を見下ろし美輝は
ほう、と息を吐いた。湿った、腹の底からひり出すような吐息だった。
鬼丸流葬兵術――。
完勝であった。
>>461 どごん。
すさまじい音がした。
先ほどまでのやり取りの中で聞こえてきたものとは、明らかにちがった。
同時に美輝の後頭部を、おもい、おもい一撃が襲った。
まるで、槌で杭を地面に打ち込むような、すさまじい一撃であった。
次の瞬間――――。
先ほどまで美輝が立っていたあたりに、今度は美輝の顔面が
まるで打ち付けられたかのように接地していた。
2秒ほど経って、胴体が、それに続いて足の先も、地面に付いた。
あまりの衝撃で頭だけが地面につき、
それ以外の部分が宙に浮いていたのが、今になって降りてきたのだ。
その一撃で、美輝はもう動けなくなっていた。
先ほどまで勘九郎を子供のように扱っていた美輝が、
いまや、勘九郎と同じように地面に転がっている。
「出前もやらずに、何をやってるんだい?お前は―――」
美輝を殴り倒した女は、そういうと、美輝の首根っこをつかみ
鬼丸飯店のほうへと歩を進め始めた。
ずるずる。ずるずる。
ひきづられていく美輝の履いている靴が、地面との摩擦で今にも脱げそうであった―――。
「どうだ、――」
「惑星は増えたはか?」
「いえ―― もう惑星ではなくなりました」
「なくなった?」
「はい」
「ふうん」
「もう、惑星でなくてもいいのだという気がしています」
「何故だ」
「わかりません」
「冥王星に惚れたか」
「冥王星には鏡以上に、色々なものが映る。時には見る者の心まで、よく映すからな」
「一つ訊かせて下さい」
「おう」
「天文学会はどうして冥王星を惑星から降格したのですか」
気分の底がざらついているのがわかった。
わざと肩をそびやかして、公軌道上を回っている。
――おれはなぁ、さっきまで惑星だったんだぜ
すれ違う惑星が目を伏せ、自分を避けるのが心地よかった。
――でもなぁ、今は、もう、惑星じゃねえんだ
――俺は、もう、あんたらの仲間じゃあないんだ
「カオナシか」
「カオナシだ」
そういう図案になった。
>>460 「それには訳があってな」
「ほう」
「獏は漫画化する際どの作家にも好きなように
話を構成してよいと伝えているのだ」
「逸脱してもかまわぬと」
「そうだ、獏はその作家独自の逸脱を楽しむのだそうだ」
469 :
水先案名無い人:2006/08/30(水) 00:33:03 ID:TySzRqvmO
「なんという――それでは、つまり、獏は、一人の読者として、漫画を楽しんでいるというのか。
それとも、何も考えていないというのか」
「むぅ」
「いや、そんなはずはない、獏ともあろう男が、何も考えていないなどとは――」
「博雅よ」
「む、何だ」
「ややこしく、考えすぎだろう。お前は、獏という男を買い被りすぎなのだ。お前が思ったことを、ありのまま思えば良いのだよ。
獏という、お前の中だけの男が、それを邪魔しているのだ」
「むう、それも、呪、か? もう、いい。この話は終りにしよう。おれはな、おまえの呪の話を聞くと、わけが分からなくなって、酒が不味くなってしまうのだ」
470 :
水先案名無い人:2006/08/30(水) 18:05:59 ID:zjDOXEOc0
狂ったように、竿を振りたくりながら、
獏が、川の中へ鮎を釣りにゆく。
もう、届かない。
読者の声は、もう、獏に届かない。
キマイラの続きが早く読みたい・・・。
女は、豚である。
どういう風に豚かというと、メスブタである。
当然だが、豚に指輪はいらない。
服もいらない。顔も関係はない。
言葉もいらない。
心も、愛も必要ないだろう。
ただ、
下半身さえあればいい。
そう、下半身を突き出せ。
豚は、下半身さえあればいい。
下半身さえあればいい。
下半身さえあればいい。
下半身さえあればいい。
下半身さえあれば、いいのである。
たまらぬメス豚交響曲であった。
拳拳拳拳拳拳拳拳拳拳
一秒に十発――
まさしく本物であった
レイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプ
一秒に十回──
まさしく本物であった
474 :
水先案名無い人:2006/08/31(木) 13:14:51 ID:R2tUWRp10
水
金
地
火
木
土
天
海
・・・
「く・・・この真言は使えぬ・・・」
晴明が丹よりも赤き唇を噛んだ
月。
火。
水。
木。
金。
正。
日。
北の一週間であった。
>>475、476
誰が──誰がうまいことを言えと言ったのか。
「飲酒運転か」
「危険運転致死傷罪だ」
「危険運転致死傷罪か」
「そうだ」
「そうか」
摸が飲酒野郎にやられたってのかよ
481 :
水先案名無い人:2006/09/06(水) 18:21:22 ID:wxZBqMaNO
「おきゃあ」
元気な、男の子であった―――
いいのだよ。わんぱくでも――
――逞しく育ってほしいねぇ
祝。
祝。
祝。
たまらぬ、めでたさであった。
485 :
水先案名無い人:2006/09/07(木) 22:14:58 ID:EdazecnzO
結局――
男のお子様――紀子様の御子息が、第三人目の皇位継承者ということになった。
新しい家族として――
彼女は、そう言った。
それほど、皇位継承を問題にしていなかったようであった。
たまらぬ―――
たまらぬ、朝日新聞であった。
風はすでに秋の薫を運んできていた。
そうか――
と、思っている。
そうか、紀子――
紀子が、男の子を産んだのか。
震えがくる。
何故だか分からない。
いや、分かっているのかもしれない。
その理由に気づきたくないだけなのかもしれない。
どうしようもない。公務も出来ない――
その震えを抑えようと、歯を噛む。
口の中に鉄の匂いをもつ、生暖かい感触が広がってきた。
血であった――
自分には、紀子のように男を生むことができるのか?
その問いが、胸の奥に石のようにころがっている。
もう自分は女として、卵子の最盛期は過ぎているのではないか――
分からない。
こうなっては、男を産むべきかどうかも分からない。
ただ、歯を噛みながら静養するだけであった。
うるみは充分であった。
先端をいったんくぐらせてから、おもいきり突き入れた。
雅子が高い声を放った。
肩から背にかけて、鋭い痙攣が走る。
初めのひと突きで、雅子は最初の頂きをむかえたらしい。
大きく左右に張った尻を抱えると、文仁は、悠々と動き始めた―――。
あなや!
>>488 「おい、晴明!よくもこんなことを平気で書き込めるな」
「心配するな、博雅。このスレだからこそ書いたのさ」
「な、ならばよいが、くれぐれも他所では言うなよ」
「言わぬさ」
491 :
水先案名無い人:2006/09/14(木) 15:21:47 ID:QX1s/4wU0
たまにはageてみるのもよかろうよ
492 :
水先案名無い人:2006/09/15(金) 03:17:44 ID:X/K9EgOp0
うむ
あぁ。
簡単なことだ。
この欲望を叩きつけりゃいい。
相手より
速く。
強く。
効果的に。
大丈夫。
ほとぼりも冷めた酒の勢いもある電車内手鏡は
無いが己の掌があればいい女子高生ほら触った――
その触り方は触りかたを知るものであれば誰もがわかる触り方
二度と世間に顔向けの出来ない触り方であった
「信用するのかよ」
「おめえはよ――」
「あれほど嫌いだった警察を信用するのかって聞いてるんだよ」
「――警察のでっち上げです」
男の言葉に迷いはなかった。
前回とは状況が違う。被害者がいる。目撃者もいる。
さらに――取り押さえたのは民間人である。
絶望的なまでの窮地――
並みの学者ならば立っていることすらできないであろう――それほどの窮地であった。
だが――だが、どうしたことだ。この男には臆した様子はない。
むしろ落ち着きすらも感じさせる。
植草一秀――「今回はさすがに無茶ではないか」
そんな疑念を抱かせる男であった
「どうだ、――」
「報道記事は書けたか?」
「いえ―― もう報道記事ではなくなりました」
「なくなった?」
「はい」
「ふうん」
「もう、報道記事でなくてもいいのだという気がしています」
「何故だ」
「わかりません」
「エビちゃんに惚れたか」
「エビちゃんには鏡以上に、色々なものが映る。時には見る者の心まで、よく映すからな」
「一つ訊かせて下さい」
「おう」
「そういえば、自らの国家や民族に固執する右翼系の若者が世界的に増えているという事実も、多少気になりませんか?」
「ふふん」
警官は、教授に拳銃を向けた。
銃声が鳴った。
ぎいん!!
激しい金属音が響き、教授の右手に、火花が散った。
教授が、発射された拳銃の弾丸を、右手に持った手鏡2号ではじいたのである。
「植草、俺は痴漢行為は、神のものではないかと思っている」
「神――?」
田代は唐突に思いもかけぬ言葉を投げかけてきた。
「女のパンツを見たい。裸を見たい。太ももを触りたい、ビデオに撮りたい――」
「そのような考えは痴漢行為において邪念ではないかと俺は考えているのだ」
とてつもない言葉であった。
更に、田代は言葉を続けた。
「痴漢行為においては、そのとき最も効果的な痴漢行為を行う。手鏡、ビデオ、指、そのときに最も効果的な痴漢行為をするということ自体が正しいのではないか。そのためには、女体に対する欲望すら邪念であると俺は考えている」
「神か――」
このような考えで痴漢行為をするものがいたのか――
植草は戦慄してた。
肉の底から抑えようの無い震えが湧き上がってくるようであった。
よい漢だな、田代は。
www
「どうでい、姫川よう」
象山は待ちきれぬように訊いた。
「確かに、メンズウエアの胸元に、ワンポイントマークが復活していいます」
ふふん――
象山は、頷くように姫川の次の言葉をまっていた。
「かつては、中年男性のゴルフ用ポロシャツに、必ずついていた傘や熊などのマークですね。それが今――」
姫川はひとつ呼気を吐くと、更に言葉を続けた。
「それが今、おしゃれな装飾としてさまざまな形に進化していいます。パリ、ミラノの07年春夏メンズコレクションでも、主要ブランドは軒並み
ワッペンや刺繍(ししゅう)によるマークを強調していました」
「ほう、やけに詳しいじゃねぇか、姫川よう」
太い視線で真正面から姫川を見つめていた。
「で――」
象山は、せかすように次の言葉を求めた。
「それにしても、マークやエンブレムは本来、軍隊や国家、学校や会社など、何かに帰属することを表します。
今、若い女性には「愛されOL」系のモデル、エビちゃん(蛯原友里)が人気だですが、これからは男性にとっての理想像も「さわやか正社員」系になるのかもしれません――」
姫川は象山を見る。
「そういえば……」
「そういえば――? そういえばって、おめぇ何か思うところがあるのかい?」
姫川は唇にあるかなしかの笑みを浮かべながら、ゆっくりと口を開いた。
「自らの国家や民族に固執する右翼系の若者が世界的に増えているという事実も、多少気になるところですが――」
505 :
水先案名無い人:2006/09/18(月) 02:24:24 ID:VxuGSFPS0
「なぁ、晴明よ」
瑠璃の杯をしげしげと眺めながら狩衣の男に博雅が尋ねる。
「なんだ?」
問われた男の唇から涼しげな息が漏れた。
「その外つ国のやんごとないお方の名前はなんというのだ?」
「ほうおう、べねでぃくと さまだ」
「なんとも珍妙な名前であるな」
「ふふん」
―――中略―――
「と、まぁこういうわけなのだよ、博雅」
「それでは いすらむ の民も虫の居所が悪かろうよ、晴明」
507 :
水先案名無い人:2006/09/18(月) 12:06:12 ID:VxuGSFPS0
「待っていたんだぜ、おめぇの事をよぅ」
男は蚊の羽音ほどの小さな声で呟いた。
しばらく小さく肩を震わせていたが、やがて天上をチラと仰ぎ、その後、箸を取った。
―――パキリ―――
雑踏の中で小気味いい音が弾けた。
男の我慢が弾けた音でもあるらしかった。
牛。
牛。
牛。
牛。
生卵―――
たまらぬ吉野家であった
>>506 吻。
また、釣りか――
ならば、釣られてやろうではないか。
小説すばる10月号は、9月16日発売
待望久しい歴史伝奇大ロマン、連載スタート! 夢枕 獏 『明治大帝の密使 黄金伝説忍法帖』。
何だ!?
これは?
新連載?―
自分の中で、獣が猛っている。
ああ―
キマイラは――
餓狼伝は――
ちぎれる。
ちぎれる。
獣を繋いでいる鎖が。
やめろ。
ぶつん・・・
おきゃああああああああっ!
とりあえず、新魔獣狩りの単行本出せよ。
な。
総裁選は八百長
「またテレ東か」
「またテレ東だ」
そういうことになった。
517 :
水先案名無い人:2006/09/23(土) 21:08:23 ID:qY3szra60
あげぇっ!
518 :
水先案名無い人:2006/09/24(日) 03:46:14 ID:GYskL/sp0
「今飲んだのか」
「今飲んだのだ」
そういうことになった
楽天か
楽天だ
そういうこととなった
「ひとつ頼みがあるんだが――」
上着を脱ぎながら象山が言った。
分厚い、シャツの下の胸が、大きく息を吸い込んで、さらに厚くなる。
「なんだ」
「竹宮流の、アイナブリッジを見たい・・・・・・」
低く言った。
その瞬間に、藤巻の唇が、くい、と吊りあがった。
象山の申し出を、承知したらしかった。
「ふいーっ」
と、両手を下に下げ、藤巻が呼気を吐いてゆく。
なにか、強く、めらめらしたものが、ふたりの間の夜気の中に満ち、温度を増していった。
その温度が頂点に達した時、ふたりの身体が、ついに動いていた。
「ああ〜!アイナ様ああ!アイナ様あああ」
「垂れ目かーいいよーーー!かーいい〜!」
ぶつかった。
勝負は七秒でついた。
>>521 ん?
と、思う。
目の前に何かが散っている
茶色いもの。
いや、白いものも混じっている。
茶色の……
液体。
コーヒーだ。
誰のコーヒーだ!?
あ……
これはおれのだ。
おれのコーヒーだ。
何故か。
何故ならば、これはコーヒーであり、しかも画像ではないからだ。
このモニターの上にコーヒーを映すやつがいるとすれば、おれか液晶しか考えられないのであり、
液晶の画像であれば止まってなければならず、しかしそのコーヒーは流れてるということはつまり……
おれのコーヒーだ。
あなや
>>522 俺は何をやっているのだ
拭いているのだ
何を拭いているのだ
キーボードをだ
F、動く
J、問題ない
A、まだやれる
W、WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW
527 :
水先案名無い人:2006/10/03(火) 21:05:15 ID:jc1r3HVt0
たまにはageるのも悪くはなかろうよ
いつのまにか金木犀の香り漂う季節になったのだなぁ
しかしな、清明よ――
おれは、サドルに染みを作る、そんな金木犀は、ごめんなのだよ。
「焼味噌だ」
「焼味噌か」
そういうことになった。
たまらぬ過疎であった
533 :
水先案名無い人:2006/10/11(水) 00:00:31 ID:kxxp46T20
あなやage
534 :
水先案名無い人:2006/10/11(水) 00:14:38 ID:2G3YqEr6O
紙の束を、一枚、一枚、と、確実に捲ってゆく。
一枚目、数学――
89点。
これは、まあ、良い。
二枚目、英語――
4――
ぞわり。
何かが背を昇る感覚。
4、3――
43点。
赤では、ない。
これも、まあ、肯としよう。
三枚目、世界史――
英語に指をかけ、捲る――
9――
障気が、黒い、足の生えた蛇のようなものとなって、世界史の回答用紙から、溢れ出ようとしていた。
こいつは――
目を擦り、目を向ける。障気を探る。
不思議だ。
何もない。
何の変哲もない、ただの回答用紙である。
では、先程の障気は、一体何なのか。
不思議である。
釈然としないまま、再び、点数欄に目を向けた。
9――
禍禍しいものが、尻から、背を伝って、昇ってゆく。
535 :
水先案名無い人:2006/10/11(水) 00:17:34 ID:2G3YqEr6O
「ぬわわっ」
それは、言葉にならぬ、叫びとなって、醜く変形した口から出ていた。
「呵呵呵呵呵呵呵呵呵!!!!!!」
耳のすぐ側で、何かが崩れる音が聞こえていた。
それは、おれという人格が、崩れる音だった。
世界史追試――
9点――
留年――
こんにちは、
>>534です。
あなた、テストお好きですか。
ぼくは、このテストというものが好きで好きで、ちょっと中毒みたいなところがある。
あなたがこのテストを好きで、そして少しばかりロマンチストであるならば、これはもうぼくとしては非常にありがたい。
平成18年十月 小田原にて
たまには留年も悪くはなかろうよ
「
>>537、俺は留年とは、神のものではないかと思っている」
「神――?」
>>534は唐突に思いもかけぬ言葉を投げかけてきた。
「昼を過ぎても眠っていたい。彼女が欲しい。バイトがしたい。内定をくれた会社に合わせる顔が無い――」
「そのような考えは留年において邪念ではないかと俺は考えているのだ」
とてつもない言葉であった。
更に、
>>534は言葉を続けた。
「留年においては、そのとき最も効果的な単位を落とす。
レポート、出席、卒論、そのときに最も効果的な留年をするということが正しいのではないか。
そのためには、働いたら負けかなと思っているという思いすら邪念であると俺は考えている」
「神か――」
このような考えで留年をするものがいたのか――
>>537は戦慄していた。
肉のそこから抑えようの無い震えが湧き上がってくるようであった。
「ぬわわっ」
たまらぬアンカーミスであった。
なんと高潔な考えであろうか、と俺は涙した
しかし――
冷静に考えてみれば、ただの馬鹿なのではないか――
542 :
水先案名無い人:2006/10/13(金) 11:27:09 ID:71iC0twC0
「つまり、核開発をやめろと――」
金正日は、口の端を吊り上げ、問いかける。
「おう、そうだよ」
ブッシュは明るく答える。
「よかった……」
「よかった?」
「ウリの核兵器の力を見せることができます」
「もちろんできるさ。アメリカまで核兵器を到達させる手段があるならね」
「今ここで試しても?」
金正日は笑みを浮かべながら言った。
「いいなぁ。おいらは好きだぜ、こういうの───」
ブッシュは、太い唇に、太い笑みを浮かべながら言った。
「いいぜ、おまえさんのやりたいこと全部やらせてやるぜ。このアメリカ相手に出来るもんならね……」
金正日の耳元で、男女の睦言を囁くような声で、ブッシュは言った。
鉄のような強い緊張が、ふたりの間に満ちた。
544 :
夢枕獏さん講演会:2006/10/14(土) 17:39:06 ID:da9gS4vy0
全国中・高校生歴史サミット2006
―みんなで探ろう中世の城と町―
日時:11月4日(土) 10:00〜16:00
会場:米原市 米原公民館
受付:09:30〜
14:30〜15:30
【記念講演】
夢枕獏 氏:「五芒星の道」
JR米原駅より徒歩7分
・名神高速道路 彦根ICより約15分
・北陸自動車道 米原ICより約10分
これがオーバーワークである。
>>544-545 今の連載さえ落とさなければなーんも言いません。
つってもファミ通しか読んでないけど。
547 :
夢枕獏さん講演会2:2006/10/15(日) 05:21:53 ID:vhvd6VJ20
の
いの
ないの
ゃないの
じゃないの
けじゃないの
だけじゃないの
るだけじゃないの
てるだけじゃないの
ってるだけじゃないの
乗ってるだけじゃないの
が乗ってるだけじゃないの
ツが乗ってるだけじゃないの
カツが乗ってるだけじゃないの
にカツが乗ってるだけじゃないの
上にカツが乗ってるだけじゃないの
の上にカツが乗ってるだけじゃないの
りの上にカツが乗ってるだけじゃないの
ぶりの上にカツが乗ってるだけじゃないの
んぶりの上にカツが乗ってるだけじゃないの
どんぶりの上にカツが乗ってるだけじゃないの
「食わんといったら、食わん──」
その男、磯野波平は目を見開き、歯を剥き出しにして娘にこう言い放った。
そして静寂が小半刻程続いたのち、不意に彼は口を開いた。
「──ちょいと、小腹が空いてな────」
「てめぇ、やったのか――」
「やったのかと、そう聞いてんだぜ?――宿題をよ。」
軽く腰を落としながら、女は口を開いた。猫立ちのポーズである。
素足であった――
尋常でないこの寒さを、毛の先ほどにも感じてないらしい。
何をするにも素足で居るのがスタイルであるらしかった。
近所に買い物――
家族でお出かけ――
もちろん猫を追い掛けて行く時でさえ、である。
にぃっ――
誰もが、笑っていた。太陽さえも、笑っているようであった。
る。
るる。
るる、る。
たまらぬ、良い天気であった。
「ちんぽ舐めていいよ」
「男同士の友情の良さを感じてもらえたら幸いです」
そういうことになった。
>>554 先週の金曜、それを読んだ。
自分の中の時が、一瞬、止まった。
たまらぬ指先ミルクティーであった
「ちんぽミルクだ」
「ちんぽミルクか」
もう、いいじゃねえかようっ
おっさアッー!!
「本当に聴かないのかい?」
「ああ」
「本当に?」
男は訊いた。
「本当だ」
「じゃ、元にもどすぜ」
男はそれを段ボールの中に入れた。
キマイラカセットブック。
一瞬だけの再会であった。
お
お
っ
ぱ っ
い ぱ
い
562 :
水先案名無い人:2006/10/20(金) 12:29:16 ID:XrztaPst0
あなや!
あなか?
あなや!
あなや
ここにもアナルのありつるを
「佐賀だ」
「佐賀だ」
そういうことになった。
566 :
水先案名無い人:2006/10/22(日) 13:13:16 ID:PEp90SJh0
「佐賀という言葉の入ったスレを監視するのかい」
男が、笑った。
「実践向きじゃねえな」
「やっとできたよ――」
「ほう」
「あんたの言ってたやつがね、ようやくできたんだ。」
「断固たる決意って奴ができたと、そう言ったのさ。」
568 :
水先案名無い人:2006/10/23(月) 02:57:20 ID:3tfgHHph0
フン。
フン。
フン。
フン。
フン。
フン。
上下にも、左右にも避けられぬ──
たまらぬ、ディフェンスであった。
たまらぬ桜木花道であった。
570 :
水先案名無い人:2006/10/23(月) 23:20:28 ID:uX78H+SX0 BE:310544429-2BP(0)
ほぅ
571 :
水先案名無い人:2006/10/24(火) 11:07:17 ID:CaNCIA1K0
吻。
572 :
水先案名無い人:2006/10/24(火) 13:25:49 ID:HM5pp69i0
吻
い
よい
がよい
ぬがよい
死ぬがよい
たまらぬ緋蜂であった。
こんにちは、シュバルリッツ・ロンゲーナです。よくもここまできたものだ。
あなた、最終鬼畜兵器お好きですか。
ぼくは、この最終鬼畜兵器というものが好きで好きで、ちょっと中毒みたいなところがある。
あなたが私の全てを奪ってしまって、そして少しばかり罪があるならば、これはもう私自らが処罰を与える。
平成七年二月 死ぬがよい
しかし──
7+8=15というのは、あまりにも少なすぎるのではないか──
そう思った。
1+1=田
たまらぬ小学生パワーであった
5+10=15
これは、分かる。
6+9=15
これも、いいだろう。
7+8=15
これだ。
7+8=15――
この、一見取るに足らない計算式が、
>>576の中で燻り続けていた。
>>579 獏文体である。
ぬこが腐女子を夢の中で問い詰めるのである。
「けひぃぃぃぃぃぃぃぃ」
これはそう簡単に二度寝できそうにないな。
腐女子の双眸の奥にこわいものが光った。
ドナ。
ドナ。
ドナ。
ドナ。
かわいそうなこうしであった。
しゃらり。
しゃらり。
しゃらり。
しゃらり。
わたしは、羊であります。
しゃらり。
しゃらり。
わたしは、村中で一番と噂の娘であります。
わたしは、純白の毛布を身に纏いながら、歩くのであります。
しゃらり。
しゃらり。
しゃらり。
おー。
でぃん、どぅぐ。
だん、どぅぐ。
でぃん、どぅぐ、で。
おー。
でぃん、どぅぐ。
でぃん、どぅぐ。
でぃ、どぅ、どぅん。
だ。
わたしは、今は優しい旦那様と子供に囲まれ暮らしているのであります。
わたしは、年老いたけれど幸せな、村の羊であります。
豚肉。
野菜。
胡麻しゃぶ。
豚肉。
野菜。
胡麻しゃぶ。
おお、
>>582よ。それはザバダックではありませぬか。
あなや!
懐かしい名を聞いた。
初めて象山が「らいぶはうす」というものに行った時の歌い手ではないか。
それは十年近くも前の話である。
じゅ、と鼻の奥が熱くなった。
しかし>584のレスが、思い出を牝獣へのどろりとした欲の塊に変えてしまった。
羊、豚、野菜、胡麻しゃぶ。
このうえなくうまそうであった。
あやっ、
あやああああ……
「泣いているのかい? おめえ、よ」
四十路は答えなかった。
青春の幻影を見ていた。
牛肉。
牛肉。
牛肉。
拳。
ぐしゃっ。
「おめぇ、野菜も食えよ」
見事な鍋奉行であった。
ペリーは、目の前のチョンマゲをじっと見つめていた。
これは一体、何を表しているのか──
怒り。
悲しみ。
喜び。
喜怒哀楽。
どれでもなかった。
それは、私であった――。
それは、お前であった――。
私でありお前であった。
それは、黒船であった。
それは、海であった。
それは、空であった。
頬を過ぎてゆく風であった。
それは、世界であった――。
それは、真理であった。
それは、私であり、お前であり、世界であり、真理であった――。
ちょんまげは宇宙であった――。
>>105 イ、外界:※A以前は省略。
各種単体個物 → 複合的個物 →
[個々の原子分子→結合・集合] [各種単体個物→集合・相互作用]
A B
→ 諸事象 → さらに大規模な事象
[各種単体個物及び複合的個物→集合・相互作用] [諸事象→集合・相互作用]
C D
ロ、内的世界(心的現象・心的状態):記憶、感情、思考、価値 ※a以前は省略。
第一の事象 → 第二の事象 → 第三の事象 → ・・・・・第nの事象
[神経細胞間の化学的動き] [第一の事象→集約・パターン化] [第二の事象→集約・パターン化] [第(n-1)の事象→集約・パターン化]
a b c ・・・・・ n
ロがイに包含される場合は、Cの部分に挿入される(当て嵌まる)ものであろう。
各種単体個物 → 複合的個物 →
[個々の原子分子→結合・集合] [各種単体個物→集合・相互作用]
A B
→ 諸事象 → さらに大規模な事象
[各種単体個物及び複合的個物→集合・相互作用] [諸事象→集合・相互作用]
C D
→ 世論・常識・倫理道徳・(歴史的)価値等
[(各個人の)心的状態→集合・相互作用] [心的状態の大規模な集合]
C´ D´
第二君の作業は、Dの部分だけで十分なものであろう。強いて言うならば、C´とDとに関わるものであろう。
AとBに関しては、大前提として捨象して構わない部分ではなかろうか?
また、C´の内部(a〜n)についても捨象して構わないであろう。
(勿論、C及びC´の中でも、階層分けが可能であろうが・・・)
すまん――。
た
った
あった
であった
爆であった
誤爆であった
な誤爆であった
学な誤爆であった
哲学な誤爆であった
>>592-594 ”ぬぅ!? こ、この誤爆は・・・・”
文七は戦慄していた――― そして―――脱糞していた―――。
アンケートの結果は反対派が57.2%。
単に、数字だけで言えば反対派が圧倒的に有利である。
しかし、応募しなかった多数のサイレントマジョリティを考慮に入れれば──
中国、韓国とは仲良くやった方が良い、という結論になる。
馬鹿な──
それでは、まるでアンケートの意味がないのではないか──
わかりましたか?
これがスクネ流ですよ――
たまらぬサイレントマジョリティであった――
赤く暮れる校舎の裏で、わかりあえないもどかしさに殴り合い
切れた唇。血の味と痛み。ワルぶる事が勇気だと信じてた。
込み上げてくる熱い何かを、押さえるすべも知らなかったのは……ティーンエイジ
コンクリートの教室は暗く冷たく感じ、背を向けてたけど
少年を卒業する日
灰島は振り向いて見た景色をそっと、そっと胸に刻んだ。
601 :
水先案名無い人:2006/11/03(金) 11:39:41 ID:Dsqf8CEoO
これは、獏文体じゃありませんね――
まるで知性を感じませんよ
黒マントの男がいる。
「カポエラ…」
東丈であった。
明日
>>544に行こうと思ってる人。
まともな話が聞けると思って期待しちゃダメだぞ(w
小説同様に講演話もまとめるのが下手な人だから
一時間じゃ話の途中で確実に時間切れ。
めりっ
という音を立てて、
>>644に拳がめり込んだ。
「おめぇみたいな奴を、よ――」
「おめぇみたいな奴を、ラングスレでは、フルオと呼ぶのだぜ――」
「
>>605、よ――」
「おめぇ、番号が、間違っちゃいねぇかい」
いきなりの喧嘩腰に晒し者上等の未来レスという無造作なレスが不思議とこの男には似合っていた。
デリヘルを呼んだ――
それは、そのときの話である。
電話してから数十分。
チャイムの音――
そして、やって来たのは明らかにNGの女であった。
女と形容するよりは、オバサンというべき存在のものであった。
推定50歳。
身長155cm、体重は70kgを超えていよう。
しかし、どこまで越えているのかは見当がつかなかった。
デリヘル嬢としては既にピークを過ぎた肉体。
いや――
生物としての女性としてのピークも既に過ぎてしまった年齢である。
「チェンジ――」
ほろりと、その言葉が出てしまうのであった。
やがて時を待たずチャイムが鳴る。
2回目であった――
今度は美しいと形容してさしつかえのない女が立っていた。
最初に訪れたオバサンが実は近所に引っ越して来た者であると――
そして、ただ挨拶にきた者であると――
そのことが、判るまで時間は要さなかった。
609 :
水先案名無い人:2006/11/05(日) 07:02:44 ID:ALBaVXWIO
ここは、
>>644が、どのようなフルオであるものか
期待してみるのもよかろうよ
男は、582を見た。585を見た。586を見た。
587を見た時、モニターが滲んだ。
――男は、数年ぶりに自分の涙を見た。
十年以上前の、一瞬のきらめきを未だに覚えている仲間がいた。
それが無性に嬉しく、そして悲しかった。
あやや
新・魔獣狩り新刊が久々にでていたぜ。
おい、獏よう・・・イタリアまで神田山陽の講談聴きに行くなよう。
「あいつがよ──」
居酒屋で一人の男がくだを巻いている。
焼き鳥が八十ウォン。
そんな店だ。
粗末なテーブルの上には、空になった仁露が3本。
俺がどれだけ金を使ったか──
俺がどれだけ庇ってきたか──
男の声は掠れ、聞き取れぬほどの大きさになっている。
が、聞く相手もいない。
雑巾を絞る様に呻き声を上げ、テーブルに拳を叩きつける。
「糞!」
こんな目に合うために弁護士を辞めたのか──
こんな目に合うために二重に整形したのか──
耳元で囁く声が甦る。
「あたしと付き合うなら、藪とは縁を切っておくれ」
男はふと顔を上げる。
充血した目が狂ったように虚空を見つめる。
「いっその事──」
肌を刺す何かが韓半島を駆け抜けた。
たまらぬ大統領であった。
日本語だから?獏の文章は良い感じでリズムを出していると思うんだが
これが他言語だったら、あの文体は伝わらないと思うが・・
ここはよ、獏文体のスレだぜ――
だから、よ――
「標準語は、使わないで、くれねえかい」
おれの魂は、二次元にある。
そして、それは、こう、言い換えることも出来る。
おれの二次元は、魂にある。
そして、これは、このような意味でもある。
二次元の魂は、おれにある。
つまり、こういうことである。
二次元のおれは、魂にある。
更に突き詰めていけば、こういう意味も出てくる。
魂のおれは、二次元にある。
魂の二次元は、おれにある。
分かりやすく言うと、こういうことである。
二次元は、おれであり、しかも、魂であり、また、魂は、二次元であり、
おれであり、そして、おれは、二次元であり、魂である。
おめえ、
よ
猫。
猫。
パン。
猫。
パン。
女。
田螺。
パン。
猫。
田螺。
猫。
パン。
>>603よう―
携帯厨よう―
いまさらボンボンの餓狼伝説の話なんかしてもよう―
いったい誰が分かってくれるって言うんだよう―
俺たちがまだ子供だったあの頃はよう―
もう戻ってなんか来ねえんだからよう―
俺はいつの間にか哭いていた。
月の美しい夜であった。
ホア・ジョイとかいう奴がよう、ウィスキーのボトルみたいな瓶に入った薬を飲み干すと肌が黒ずむのよ
あれは読んでいて「どうやってもテリーが勝てない」と思わせるに充分な絶望感を与えてくれたもんだぜ
>>625君・・・
・・・君が言っているのは、もしかして「ホア・ジャイ」の事じゃないだろうね?
・・・だとしたら俺は、見過ごす事はできないよ・・・
「私」と言っていたのが、いつの間にか「俺」になっていた。
奥義──鋼霊身。
にいっ。
愛すべきギース・ハワード氏に
◎ホア・ジャイについての覚書
氏名 ホアジャイ
身長 一八一センチ。
体重 七〇キロ。
職業 ストリッパーのヒモ。他。
年齢 四十二歳。
趣味 詩を書くこと。
性格 明朗。下品。助平。茫洋として極めて狂暴。
酒癖 極めて悪質。
特技 ドラゴンバックブリーカー。
性技 極めて巧み。
愛読書 高村光太郎「智恵子妙」宮沢賢治「銀河鉄道の夜」。
ホア・ジャイとつきあうための三カ条
一、スーパードリンクを発動させないこと。
二、画面端でガードを固めること。
三、用件は電話で済ませること。
勉強を、しなければならない。
何故か。
なぜなら、近いうちに、試験があるからである。
試験とは、定期テストの事である。
ある一定の期間をおいて、学力テストを行うのだ。
これに、受かるものは、問題はない。大学にもゆけるであろう。
しかし、落ちたものであると、問題がある。
十分な学力がついていないということである。
十分な学力がついていない――つまり、大学に行けぬかもしれないということなのだ。
多くの高校生が目指すものは、大学である。
そして、その先にあるものである。
じわり、と、体の中で、なにかが生まれた。
それは、背骨を伝って、脳にまで届き、脳髄を焼いた。
このままでは、大学に行けぬではないか。
勉強を、せねばならない。
そう想いながらも、文七は、キーボードを打ち続けるのであった。
「物を、売るというレベルを教えては貰えないか───」
獣臭を纏った男はうっそりとそう言った。
ぬわわっ!!
ハム。
ソーセージ。
美味そうだな――。
ハム。
ソーセージ。
食べたいな――。
頭上から、蹴りだけが、降り注いできた―――
腕、肩、頭、背中。
反撃をするタイミングすらない。
今の自分では―――
自分のムエタイでは、この男には、勝てない。
スーパードリンクを投げる奴は、すでに虫の息となってカフェの床に転がっている。
逃げるしか、ない―――
そう思った瞬間、目の前の男が消えた。
そして、
自分の背後、上方から、蹴りが飛んできた―――
パオパオカフェの床に血まみれで転がるホア・ジャイ。
カフェの天井に張り巡らされたパイプにぶら下がったままの異様な体勢のまま、相手はぼそりと告げた。
「―――カポエラ奥義。スパイダー・キック」
リチャード・マイヤ。
忘れられた男が、今、吼えていた。
男は獣臭を放っていた。
ただ単に、不潔なだけであった。
「振り向くんじゃないよ」
ふいに、後方から声がした。
龍王院弘は、驚いた。完全に、虚を突かれていた。
「おれがその気なら、死んでいたところだよ」
背後から、熱風のような殺気が襲いかかってくる。背に、汗が滲んだ。
「あんたは?」
「ただのホームレスさ。祭り好きの、ね」
声が言った。
「あの恐い爺さんに伝えておいてくれるかい? 今夜ゆくって」
「今夜?」
「うん」
声がうなずいたその瞬間、
「しゃっ!」
龍王院弘は、振り向きざま、おもいきり右の拳を後方に振っていた。
その拳が、空を切った。
「ばか」
こん、と何か堅いもので、軽く頭を叩かれた。
その声の主は、龍王院弘が動くのと同時に、後方に回り込んでいたのだ。
龍王院弘は、振り返ろうとした。しかし、身体がこわばったように動かない。
「じゃあ、ね」
から、ぺた
から、ぺた
妙な足音と共に、気配が遠ざかってゆく。やがて、それは人のざわめきと雑踏の
中に消えていった。恐るべき手練であった。
龍王院弘の赤い唇に、V字形の笑みが浮いていた。
おもしろい――
「今夜か」
ゆっくりと、龍王院弘は歩き出した。
俺たちの戦いは──これからだぜぇ
石川賢、あれはたまらぬであったよな…
思わず黙祷であった
浴衣を着て片方だけ下駄を履いた
無造作な姿が不思議とこの男にはよく似合っていた
あなや――
もはやぎりぎりではあるがな、知らせておこうかよ。
今日はよ、坂本竜馬の誕生日であり命日でもあるんだぜぇ。
あの、生き急いだ漢に、乾杯―――
641 :
水先案名無い人:2006/11/17(金) 17:29:03 ID:+r3MRYgY0
なんと、
あの漢はこの俺と同じ日の生まれであったかよ―――
と
ここまで書いて、気づいた。
>>640の日付は、昨日のものであった。
たまらぬ勘違いであった―――
>>641 「めでたい」
「めでたいか」
「祝おうか」
「祝おう」
そういうことになった。
「おれが、おめえの、誕生日を祝ってやる――― 」
「うう」
>>641が横に目を吊り上げて典善を見上げた。
「信じよ。嘘ではないぞ」
ごりごりとケーキに
>>641の顔を押し付けた。
>>641がクリームまみれの顔をあげた瞬間―――
>>605の拳がその顔面に叩きこまれた。
僅かに一日、生まれてきた日を間違えたが為に、
>>641は血とクリームにまみれて這い蹲っていた。
―――畜生ッ!
―――来年は、おれがこの爺を、ケーキに叩き伏せてやる―――
『おきゃあああああああああああああああぁぁぁぁ……』
その日
リングに
鬼が生まれた
たまらねぇな
あなや
なにがたまんねんだ?
久々にスレが良い進み具合なもんでよう。
わくわくしちゃうじゃねぇか
「あなたの抱えてる物をね、こちらに譲って頂きたいと申し上げたのですよ。」
「なに!?」
「譲って頂けるのであれば、かなりの金額を用意できると思いますよ。」
どろりとした、死んだ魚の目をした男はそう続けた。
「難しいな――」
「ほう――」
「もう少し判りやすい方法があるだろうよ。」
問われた男が太い笑みを浮かべながら応える。
巨漢――そう呼んでも差し支えない程のその身体が、更に大きく膨れた様に
見えた。
「力ずくで、という事になりましょうか。」
「いつでもいいぜ――」
ひゅっ。
じゃっ。
>ころしてでも うばいとる
そう かんけいないね
な、なにをするきさまら――
651 :
転載:2006/11/19(日) 01:37:15 ID:3VYFm3HS0
七重が、再び戟を構えた―――
先刻と同じ構え。
全方位からのキラキラの水槍を全て叩き落とす構え。
水槍は一度見た。たとえあの倍量が同時に殺到しても捌ききれる。
だが―――
「やはりおかしい」
キラキラの言葉が心に動揺を生む。
真に友人の身を案ずる言葉は、捌くも防ぐもできぬ。
「いつものアンタなら、前に出ながら捌いていたはずじゃないか。」
身体の芯が重い、と、親友はすぐに看破した。
当然だ。
七重の躰には既に新しい生命が宿っているのだから―――
しかしそれでも
「道をあけとくれよ。リディアが待ってるんだ。」
にぃ、と、壮絶な笑みを浮かべて七重は目だけで問うた。
―――なあ、この子を産む為には、勝つしかないんだろう?―――
勝ってしまえば、第一子の父親が誰であろうと、もはや王妃の座は揺るがない。
第二子であの王子の子を宿せば全て解決する。
そう。
全てが。
七重の心に住み付くあの男のことなど、問題のうちに入らない。
それが、キラキラには許せない。
この友が望まぬ道を歩もうとするなら、無理矢理にでも止めてみせる。
「あまりレスタンツァをなめるな、ナナエ」
そのために
「ドレスに供される宝石はたった一つだが、同格の宝石なら幾つか存在する」
たとえこの身がどうなろうと
「ドレスなしとはいえ、ギュンスターが家宝の魔力、ティアラを砕くに充分ぞ!」
悔いはない―――
652 :
とあるOP:2006/11/19(日) 02:38:01 ID:3VYFm3HS0
嬉しいねぇ―――
生きる喜び、ってやつか。
たとえ、胸の傷が痛んでも、さ。
何事を成す為にうまれて―――何を選んで生きるのか。
すっぱり答えられねェ様なんざ、見苦しいだろう?
いま、おめえさんは戦って生きようとした。
眩しいくらいの生き様、見せてもらったぜぇ―――
だから、おめえ―――微笑いながら、逝けるぜ。
そうだよ、嬉しいんだよ、おめぇは。
生きる喜び、を最後に理解したんじゃねえか。
胸の致命傷と引き換えにはなったがな―――
あん。
ぱん。
まん。
辺りをバターの焦げる香りが漂っていた。
ちゃー。
しゅー。
めん。
一陣の風が、緑の野を吹き抜けていった。
なんという──
なんという良スレ。
スレタイを一瞥しただけで、寒気に似たものが背筋を走り抜けた。
このスレは、
間違いなく
伸びるぜ。
/ ̄\
| ^o^ |
\_/
良レスを重ねながらも、ゆっくりと、密かに伸びてゆく姿が、このスレには似合っていた。
もう、良スレでなくてもいいのだという気がしています
>>654 そいつは、風じゃあなくて―――
ごるふぼうる、じゃあねえか?
たまらぬ年寄りであった。
なんという過疎か―――
汚い穴だなあ───
661 :
水先案名無い人:2006/11/20(月) 23:06:14 ID:uhjT2qD+0
「汚穴か」
「汚穴だ」
そういうことになった。
穴があったら──
ぼくは、この穴というものが好きで好きで、ちょっと中毒みたいなところがある。
どれもが尻に穴がついていないとできない書き込みであった
肉。
葱。
汁。
豆腐。
レタス。
コーン。
たまらぬ牛丼Lightであった。
まつや――
>>666 「悪魔か」
「悪魔だな」
運悪しき数字であった。
おめぇら おいらは喧嘩が好きだ
おめぇら おいらは喧嘩が好きだ
おめぇらよう、 おいらは喧嘩が大好きなんだよゥー――
相撲が好きだ 空手が好きだ 柔道が好きだ 合気が好きだ
柔術が好きだ 拳法が好きだ 拳闘が好きだ キックが好きだ サンボが好きだ
路地裏で 街道で 屋内で 駐車場で 電車で バスで ホームで 教室で 公園で 河原で
この地上で行われる ありとあらゆる喧嘩が大好きなんだ―――
ひねりの効いた 正拳四連突きが 鈍い音と共に肋骨を 粉々にするのが好きだ
地面と平行に投げ飛ばされた相手が 壁にべちゃりと一体化した時など 心がおどる―――
柔道家の操る 見事な一本背負いが びたんと音を立てるのが好きだ
悲鳴を上げて 仲間を見捨てて 逃げようとするヤンキーを ローキックでなぎ倒した時など 胸がすぅっとしたぜぇ
おいらの育てた カワイイ弟子達が 街のチンピラを 蹂躙するのが好きだ
恐慌状態の若ぇのが 既に降伏した相手を 何度も何度も殴りつけている様など 何とも微笑ましい
チキンの 逃亡者達を街灯上に 吊るし上げていく様などはもうたまらねぇ
泣き叫ぶヤクザが ――無様に振り回したドス諸共に―― 風切り音を上げる前蹴りに
くの字に折りたたまれるのも最高だ
哀れな蛇頭が 雑多な小火器で 健気にも立ち上がってきたのを 無手の空手集団が
事務所ごと木端微塵に粉砕した時など 射精しちまいそうだった―――
露助のマフィアに 滅茶苦茶にされるのも好きだ
必死に育て上げた弟子達が蹂躙され トカレフに殺されていく様は とても―――とても悲しい
アメ公の兵隊に押し潰されて 殲滅されるのが好きだ
公機関に追いまわされ 害虫の様に地べたを這い回るのは 屈辱の極み―――
おめぇら おいらは喧嘩を 地獄の様な喧嘩がしてぇ
おめぇら おいらに師事するひよっこ共 おめぇらは一体 何をしてぇ?
更なる喧嘩がしてぇか? 情け容赦のない くその様な喧嘩をしてぇのか?
奥義手管の限りを尽くし どちらが上かを決定する 嵐の様な喧嘩をしてぇのか―――
『おきゃぁああぁぁぁああああぁぁあああああぁぁぁ………』
いい返事だ――― ならば喧嘩だ
おいら達は満身の力をこめて 今まさに突き出さんとする正拳―――
だが このどす黒い獣を 鎖で必死に押さえつけてきた おめぇらに ただの喧嘩ではもはや足りねぇ―――
『ころしあい』を―――この獣の解放を、させてやる。
>>666 「なあ、おれにはどうしても、「まつや」ではなく「すきや」だとしか思えぬのだよ」
「ほほぅ」
「すきやか」
「う、うむ」
「すきや」
「すきや」
辺りをバジルトマトの香りが漂っていた。
>>669 HELLSINGのアレを丸ごと改変しやがるとはよ――。
こんにちは、
>>674です。
あなた、松屋お好きですか。
ぼくは、この松屋のカレ牛というものが好きで好きで、ちょっと中毒みたいなところがある。
あなたがこのカレ牛を好きで、そして少しばかりインスタントっぽいみそ汁も好きであるならば
これはもうぼくとしては非常にありがたい。
平成18年十一月 牛丼太郎にて
最後の一行クソワロタw
>>674 ところがこのカレギュウ、とあるエロゲ製作チームの
有名音楽マンが発祥だというもっぱらの噂であった。
にんじん。
サンダル。
ヨット。
ごましお。
ロケット。
七面鳥。
蜂。
クジラ。
ジュース。
いちご。
今でも歌えるぜ、と男がぽつりと言った。
「奴が逃げた」
「逃げた?」
「ああ」
「何処に?」
「海さ」
「海!?」
男は驚きの声をあげた。
「あんこが重そうだな」
「ああ、今頃はさんごに手を振っているだろうよ」
たい焼き屋のおじさんはつぶやいた。
そして、連投すまねぇなと付け加えた。
ひゅるり。
「北風よ」
ひゅぅるぅぅぅ。
るぅぅぅ。
ひゅる、るぅぅう。
るぅう、るぅう、るぅう。
「冬だな」
「おう、冬だな」
ひゅうぅる、るぅう、るぅう、るぅぅう。
二人を、しきりに北風がなぶっていた。
寒太郎であった。
こんにちは、
>>680です。
あなた、メトロポリタンミュージアムお好きですか。
ぼくは、このメトロポリタンミュージアムというものが好きで好きで、ちょっと中毒みたいなところがある。
あなたがこのメトロポリタンミュージアムを好きで、そして少しばかり絵の中に閉じこめられることも好きであるならば
これはもうぼくとしては非常にありがたい。
平成18年11月 NHK七時のニュースにて
リス。
スイカ。
カメ。
メガネ。
ネコ。
コアラ。
ラクダ。
ただのしりとりであった。
「色んな意味で低年齢化してるな」
くかかかかかか
ドス。
スマキ。
金時計。
生き埋め。
メンチ。
チャカ。
カタギ。
ただのしりとりであった。
>>682 俺が・・・
だがそれがいい、とでも言ったらどうするね、あんた・・・
「言ってみなよ」
じわり――と、男の裡に怖いものが膨れ上がった。
おやおや、こんなになっちまってよ。
687 :
水先案名無い人:2006/11/26(日) 18:33:10 ID:WBG/U9Ah0
;ヾ、,.、,、.、rツ ッッシ、:':' r':' _,、-'゙_, や 公 帰 そ
,、,、,ミッン、,._ _,、-'゙_,、-'゙. っ 園. り ん
、ィッ ,:、 ゙''ゞ=ミ、~.: _,、-'゙_,、-'゙ __, て の 道 な
}; ヾ ゙' {!li;:,. _,、-'゙_,、-'゙ _,、-'゙,::|_| 来 ト に わ
ゞァ''゙ぐ _,、-'゙_,、-'゙ _,、-'゙,、-''" .|_ た イ あ け
,ヘ:'_,、-'゙_,、-'゙..::「┴_,エ ┴ ''"_|_| の. レ る で
└i'゙-ニ,ニエ,.:|ニ「 _エ ┴ ''"_|_ だ に
|エ | ニエ, |ニ「 _エ ┴ __.|_|_
|エ | ニエ, |ニ「 _エ ┴ 「fj.||__|__| _|
|エ | ニエ, |[8] _エ ┴ └‐_|_|__l__,|⊥ |__
|エ | ニエ, |二 _.エ 二.._ |__|__| _|_|_
|エ | ニエ, |┴ _.エ 二.._ |_|__l__,|⊥ |__|
「いい男だな」
「いい男だ」
「やらないか」
「やろう」
そういうことになった。
いい事を、思いついたぜ――
おめぇ、俺のケツの中に小便してみる気はねぇかい――
あなや
かぎや
自分が何歳の時にこうなったのかは覚えていない。
覚えているのはお湯を掛けながら嗤っている母親の顔だ。
鼻は溶け落ちている。
口は真っ赤に爛れ、唇が捲れ上がっている。
頭皮はずるりと剥け、数本の毛が額にかかっている。
それの顔を隠す為に、常に白い布で顔を覆っている。
「恥ずかしいのかよ」
「しょ、う──」
「一人前に恥ずかしがってのかよ」
恥ずかしくはない。
顔を見て吼える犬が疎ましいから被っているだけだ。
きゅ。
軸足の裏が擦れる音で道場の床が鳴る。
何千回、何万回と放ったローキックだ。
きゅ。
きゅ。
「てめえは、本当に馬鹿でのろまで蛆虫のような奴だぜ」
きゅ。
きゅ。
きゅ。
「いいか、てめえのように才能のねえ奴は、これから先も地べたを這いずって生きていくしかねえんだよ」
きゅ。
きゅ。
きゅ。
きゅ。
自分はどう思われようともいい。
世間と関わらずに透明になって過ごせればいい。
しかしO次郎を馬鹿にする奴だけは許さない。
「なあ、この星の形にはいったいどういう意味があるのだ」
「これはな、ドロンパよ」
「Qよぉ──」
「Qちゃんよぉ──」
たまらぬ土佐礼子であった。
猫。
猫。
猫缶。
皿。
皿。
水。
ドライフード。
餌の時間の風景である。
鼠。
鼠。
小鳥。
蛇。
魚。
小鳥。
捕食の時間の風景である。
「名前、なんて言うんだい?」
「名前ですか?」
「そう、あんたの名前」
「名前は、龍ひろしといいます」
お笑い芸人、龍ひろしは、言った。
「龍ひろしです。 _ _
おきゃあ〜。 w( ゚д゚ )w 」
「昇龍脚、昇龍脚」
突きを見てから虎王
おかあさんといっしょを見てから虎王
伝法な口調で、男が口を開いた。
「小足を見てからの昇竜、余裕だったぜ」
ウメハラ。伝説の男である。
『奥義――――キックボクサーマモル投げ』
ただの投げであった
がっぷ返し――――
誰も知らなかった。
「やっちまいな、ジャスティンよぅ――」
がっ。
がっ。
がっ。
がっ。
がっ。
がっ。
がっ。
がっ。
がっ。
がっ。
がっ。
がっ。
がっ。
がっ。
がっ。
梅原大吾。たまらぬ男であった。
”野獣”(ビースト)
という言い方がある。
梅原大吾はその”野獣”を有していた。
ジャンプ大Kしゃがみ中K中昇竜拳疾風迅雷脚のコンビネーションで
ほら逆転した──
>>705 がっぷ力丸――
かなり無茶な漫画であったと記憶している。
もし、似たような漫画を上げろと言われたらどこたえるか。
ボクシング漫画の「リングにかけろ」か――
野球漫画の「アストロ球団」……いや、むしろ「愛星団徒」か――
そのどれもが同質の気を放っている――
しかし、同質であると断言してしまうには、胸の奥に小石の挟まった思いもある。
メビウスの輪の字型に投げると異次元に消えてしまうアレかい?
ってかよう、実はイイ年したおっさんじゃねえのか? おめえら、よ。
がっぷ力丸。
その言葉を男は反芻していた。
腹の底にふつふつと黒いものがわきあがり、たまらずgoogle検索する。
ある単語を目にした途端、カッと腹か熱くなった。
──────ガクラン八年組。
タイマン張ったら、ダチ公か。なつかしいねえ。
石川賢が死んだ――獏さんはそのことを知っているだろうか?
714 :
水先案名無い人:2006/12/03(日) 02:46:10 ID:mgJzbe0q0
>>712 「その言葉、もう取り消せないよ?」
Let`sダチ公がそろりと口にした
>>713 おめえよ。
そりゃ、知っているだろうよ──
なんせ昔「アモンサーガ」っていう漫画で一緒に仕事した仲なんだぜぇ。
二人のサイン入りテレカ当たった俺が言うんだからな。
それは、天野のことではないか。
アモンサーガは天野喜孝であった。
アーモンサーガは石川賢であった。
たまらぬまぎらわしさであった。
>>720 たまらぬ(´・Ω・)つカワイソスであった。
幼少時、母とはぐれて迷子になった。それはこの時の話である。
いずことも知れぬ場所に見知らぬ大勢の人波。波。波。波。
おれは一人泣いていた。
おきゃあ
おきゃあっ
おきゃあさーん!!!
たましいの叫びであった。
雑踏に獣慟哭す
>>720 空気を読む。
大切なことだ。
流れに乗る。
重要なことだ。
だが。
それがどうした、と俺は思っている。
それがどうした、と。
そんなことより大切なことが、確かにある。
そう思う。
一般人の目――
それがどうした。
キチガイ呼ばわり――
それがどうした。
俺は、餓狼伝が好きだ。
獅子の門が好きだ。
陰陽師だって、読めば好きになるだろう。
キマイラだって、魔獣狩りだって読めば好きになるだろう。
俺は、夢枕獏が好きなのだ。
「なるほどな――だが、お前は夢枕作品の最高峰ってものを知らないんじゃないか?」
>>720 エロゲ板で獏文体――
この男――
すでに覚者なのではないか――
>>726 なあ、651も、エロゲ板からだぜえ――――
>>727 ――いや。
エロゲ板へ、獏文体で書き込んだ――
その行為が――
その熱い情念が――
ぬめりとした、その男の欲情が――
そしてそれを、なんのてらいもなく書き込める――
そんな思い切りの良さを指して、覚者のようだと言ったんじゃないかね?
エロゲ板で獏文体――
確かに狂気じみていよう。
しかし、なんだ?この感覚は――
髪の毛ほどの違和感、何かがおかしい
「・・・・・ぬぅ」
気づいた時には首筋の産毛が立ち上がっていた。
まるで抜き身の日本刀をいきなり突きつけられたような、
そんな感覚が背中を駆け抜けていた。
「なぜだ・・・なぜ
>>720はエロゲ板を覗いていたのだ」
430 名前:名無しくん、、、好きです。。。 投稿日:2006/03/15(水) 00:10:24 ID:dxGDei6l
おだて上手な鏡さんに脱帽
431 名前:名無しくん、、、好きです。。。 投稿日:2006/03/16(木) 12:42:45 ID:unxMFbq7
>>430 鏡さんはおだて上手か?
「うむ」
「そうか」
「そうだ」
そういうことになった。
>>729君。まさか君は、エロゲがどうとか私に講釈垂れようってんじゃないだろうね。
私はカセットテープの時代からエロゲ(当時はアダルトゲーム)をやってきたんだよ。
そんな私
ここまでうろ覚えで改変したが、あまりに痛々しく且つ汎用性の高いものになりそうなので封印。
すごい本人ぽい書き込みって何スレ目だったっけ?
まさかこんなスレがあるとは云々
188 名前:水先案名無い人[sage] 投稿日:2005/09/16(金) 23:35:38 ID:SgTdyx9k0
いやはや、なんとも凄まじい――
インターネットの世界というものは、恐ろしくそしてなんとも楽しいものなのか。
知り合いの編集の方からメールをいただいた。
この2ちゃんねるのことが書かれていたのだよ。
他にもやることがごつんごつんとある中で、あえてこのスレに感謝の言葉を書き残させていただきたい。
たまらぬスレであった――
もう、こうなればそうとでも書くしかないではないか。
夢枕獏という物書きは読者に恵まれた男である。
夢枕獏という物書きは本当に幸せな男とである。
なんとも、いえぬ思いがほろりとこういう言葉を書かせてしまうのだ。
いや、さて。
このようなことを書いていると――
「獏、仕事せんかい!」
そう、きついお言葉もいただけそうではある。
ぼくの物語を待ってくれている皆さんには心苦しいのだが、どうか勘弁して欲しい。
いや、してください。
ベクトルさえ定まれば、仕事はきちんとする男です。
さて、最後にこのスレの獏さんたちに言葉を贈る。
このスレは節操がなく、本当におもしろい。
そしてまだまだおもしろくなる。
では。
平成17年9月17日 小田原にて
夢枕 獏
「おお」
たまらぬスレであった
「夢を見たの」
「夢?」
「本屋に獏さんの新刊があふれて、
またひろし君に会ったわ」
「ひろし」
AK○RAの台詞の改変であった。
736 :
水先案名無い人:2006/12/09(土) 14:32:30 ID:PTLsxbzH0
皆、石川賢先生を獏文体で追悼しては下さらぬであろうか……
保守――
ネタを思いつきはするが、獏文体を操れぬ。
たまらぬ、袋小路であった。
738 :
水先案名無い人:2006/12/12(火) 15:46:04 ID:edpxYB9gO
袋小路。
なんと、聞こえの良い言葉か――
更正――
水を沸かせば湯になる。
そんな単純な料理である。単純ではあるが、工夫もしていた。
――豆腐だ。
四角に切られた豆腐が半丁。
ゆらり、と浮かんでいる。
いや、ゆらりとした風体の周囲に、ふつふつとわき上がるものがあった。
小さな気泡のようである。湯はさらに温度をあげていた。
「よし」
低い声があがった。
湯豆腐のできあがりであった。
トゥーフか…
たまらぬオツゥフであった。
743 :
水先案名無い人:2006/12/14(木) 22:17:25 ID:pd7EcJDB0
売
発売
日発売
明日発売
』明日発売
伝』明日発売
狼伝』明日発売
餓狼伝』明日発売
・餓狼伝』明日発売
新・餓狼伝』明日発売
『新・餓狼伝』明日発売
明日、十二月十四日。
餓狼伝の正統なる続編、『新・餓狼伝』が発売する――
>>743 おめえさん、日付を一日数え間違えているぜ――
>>745 あなや。
ご冥福をお祈りする――それだけが、一名無しに可能な事であった。
>>743 −−続編?、新?、巻の一?
「なぜだ?まだ話は途中であったはず。
それとも俺の知らぬ間に第一部が完結していたとでも?」
ぞわり。
男の体内で、熱が高まるのを感じる。
「まさかな」
男が本を手にし、ページをめくった瞬間であった。
「ぬぅ」
朝日新聞 2006年(平成18年)12月15日 金曜日 大阪 14版 35面 社会面
次の連載小説は夢枕獏氏 22日スタート
桐野夏生氏の連載小説「メタボラ」は21で終わり、22日から夢枕獏氏の「宿神(しゅくじん)」
が始まります。
夢枕さんは51年生まれ。人気シリーズとなった「陰陽師」や「上弦の月を喰(た)べる獅子」
(日本SF大賞)、「神々の山嶺(いただき)」(柴田錬三郎賞)など、幻想的でスケールの大き
な作風で知られています。
「宿神」は西行を主人公とした伝奇小説で、骨から美女を再生させたという伝説の残る西行の
あやしい魅力に迫ります。
挿絵は、「くろずみ小太郎」シリーズの絵本で人気のイラストレーター飯野和好さんです。
題字は書家の岡本光平さんが手がけます。
作者の言葉
以前から、西行については書いてみたかった。しかし、これまで西行のことはたくさんの方々
が書いている。
やる以上は、これまで誰も書いたことのない西行を書くのでなければ意味がない。どうずれば
ぼく自身の西行を書くことができるのだろうか。
そういう時に出会ったのが”宿神”であった。
ああ、なるほど、この日本の古層の神を切り口にして西行を書いてゆけばよいのだなと気がつ
いた。
これならば書ける。
一生ひとりの女性のことを思い続けて死んでいった西行が、今はいとしくてならない。
--------------------
証拠
http://www.imgup.org/iup301015.jpg.html
なんという750・・・
レスを見ただけで既視感をおぼえてしまった
俺は間違いなく人生オワタ
/ ̄\
| ^o^ | <でも猫より筋肉質の犬が好き
\_/
752 :
定番レス:2006/12/17(日) 22:56:00 ID:/gNGWrVT0
たまらぬ過疎であった。
こんなとち狂ったゲームがあったとはwwww
やりてえ。
だがPS2は持っていないっ――
たまらぬ俺であった。
>>753を見た瞬間、
>>754の表情が変わる
く 、 く 、 く――
ゆるく茹でた卵の表面に、剃刀の刃を一筋当てたような
そんな笑みが
>>754の顔にへばりついていた。
「おまえらよう、このゲーム
どうせ板垣餓狼のゲームだろ
っておもってるだろう?
ち が う ぜ ぇ 」
――
>>754は嗤っていた。 目に狂気と狂喜を滲ませて嗤っていた。
「俺には判るんだよ、このゲームは…
いや、このゲーム作ってる連中はよ…
"重度の獏オタ"だぜぇ――」
>>754 単なるゲーオタであった
アッー!!
まさかこんな時間にレスをよこすヤツが俺以外に居ようとは…
>>755内の
>>754は755に脳内変換しといてくれ
すまんこってす
>>756 安心しろ
ここに来る奴はみんなお前のファンだぜ
「プロテインだな」
「プロテインだな」
そういうことになった。
えゔぃ。
ばでぃ。
ぱっ。
しょん。
情熱的な漢であった。
「ご機嫌みたいね―――」
「ご機嫌?」
台所を見る。
ふん。
ふふん。
るん。
ららん。
たらり。
らったらん。
「ぬうっ!」
達哉の中に、急に、こわいものが張りつめた。
教えてやらねばならない。
皮をかむって、臭くて、短い3重苦を背負った哀れな人間には、
神が全てを与えた存在には歯向かう事さえ罪だということをだ。
品のないニヤけた面をした奴は、超絶美男子様には適わないという事をである。
神が定めた摂理を今夜ようやく教えてやることができるのだ。
てめぇらのような、不細工でちんぽの臭い彼女もいない学歴もない、
貧乏で暗い人間には永遠に届かない、光輝く真っ白なリングの上でようやく
教えてやる事ができるのだ。
むう、それも、呪、か?
もう、いい。この話は終りにしよう。
おれはな、おまえの呪の話を聞くと、
わけが分からなくなって、酒が不味くなってしまうのだ
では、スタンドの話をしようか――
「なあ、ポルナレフ。鏡の世界、などがあると思うのか」
「あたりまえではないか」
ポルナレフが、あっさりと言う。
「ファンタジーやメルヘンではないのだぞ」
「ファンタジーやメルヘンでなくとも、鏡の世界はある」
「まさか」
「まさかではないぞ。スタンドはいかようにも在る」
「鏡の世界もか」
「そうだ」
「どうしてなのだ。鏡というのは光の反射、それだけではないか」
「ほほう、ではスタンドが炎を操ることや船に憑くことは不思議ではないのか?」
「あたりまえではないか」
「では、訊くがよ、どうして炎を操ることや船に憑くことは不思議ではないのだ」
「それは――」
言いかけて、花京院が口をつぐんだ。
「わからないよ、ポルナレフ。わかっているつもりだったのに、考えたら急にわからなくなった」
花京院の言い方は率直である。
「いいか、花京院、炎を操ることや船に憑くことがファンタジーでないなら、鏡の世界があるのもファンタジーではない」
「うむ」
「鏡の世界があるのがメルヘンなら、炎を操ることや船に憑くこともメルヘンなのだ」
「うむ」
理解のおよばぬ顔で、花京院はうなずく。
「そもそもスタンドとは、本体の無意識、心中の望みが形を為したものだ」
「うむ」
「だからさ。スタンドが存在するのならば、心に思い描くように、現実に、鏡の世界を作ることも、あながちわからぬ話ではあるまい――」
「そういうものか」
「そういうものさ」
「――とにかく、次にやつらが襲ってきたならば、おれたち二人で首をとる」
「うん」
ポルナレフがうなずいた。
「ゆこう」
「ゆこう」
そういうことになった。
分かる――
分かるぜ、おめぇさんの気持ちはよぅ・・
でもよ、綺麗に、なりたいんだろう?
たまらぬ森永アロエヨーグルトであった――
森永だぜぃ。
毎日。
吹雪。
吹雪。
たまらぬ氷の世界だった。
∧_∧
( ・ω・) どうだい。これまでのローとは違うだろう?
(っ )っ
/ ) ≡つっ ババババ
( / ̄し =⊃⊇
新装 餓狼伝〈the Bound〉1-4
ぬう。
既刊。
持っている。全冊。
当然だ。
読んでいる。いまだにだ。
少なくとも数回。あるいはもっと。数十回。
読み返している。
新刊が出ないゆえ、何回か読み返す自分がいる。
たまらない。
同じことの、繰り返しなら、いらない。
だが、
加筆訂正。
うなる。
結局は、自分なのだ。
自分には、これしか、無いのだ。
読みたい。
再び、読みたい。
あの頃の、あの時の、感動が再び味わえるのなら、たかだか一万足らずの出費ぐらい、なんなのだ。
そう思う。
ネットショップの、ボタンをぽちっと押す、自分であった。
770 :
水先案名無い人:2006/12/25(月) 10:01:36 ID:PMgVJTDjO
松浦あなや
771 :
水先案名無い人:2006/12/25(月) 11:51:28 ID:XXsNDuVdO
あなや見事な
松浦の穴や
クリスマスに、こんなカキコをする自分が、たまらなかった。
しかもスルーされまくっているのも、たまらなかった。
餓狼伝のゲーム――
その続編の情報が次々と明らかになってゆく
93なまえをいれてくださいsage2006/12/21(木) 23:14:01 ID:6cKvjmfQ
・モードの追加
5対5やトーナメント。トーナメントはダメージを引き継ぐ。
・新システム
<ブレイクブロウ>
部位破壊。コナミのK1やった人なら分かると思うが画面に人型が出て
ダメージが蓄積していくことにその部分の色が変わる。
そして、限界来ると、頭蓋骨骨折、肋骨骨折、右膝靭帯断裂などが
おなじみの板垣表現で起きる。脳・震・盪もあり。
<ファイナルブロウ>
部位ダメージが限界の時点でその部分を使って攻撃すると
相手に通常より多大なダメージを与えられる。
しかし、自分にも大きな代償がある諸刃の刃、素人にはおすすめできない。
・キャラ関連
22人以上のキャラが参戦。
<梅川丈次>
ゲバルみたいな髭を生やしたナイスガイ。梶原の100倍かっこええ。
もちろん使うはグレイシーならぬガルシーア柔術。マウントパンチしてる。
<椎名一重>
直突きを得意とする日本拳法の武道家。
<工藤建介>
羆になっちゃた人。
<力王山>
伝説のプロレスラー。空手チョップ、フルネルソンに加え相撲技も得意。
<追加>
鞍馬に新技のヘッドロック。
無名武道家は今回もいる。梅川が中国武術、サンボの使い手と戦ってる。
キャラ選択画面が普通の感じになった。
確認できるキャラは、
松尾・安原・神山・椎名・姫川・グラビア・長田・藤巻・涼二・井野・巽
久我さん・チャック・片岡・工藤・堤・梅川・名セコンド・鞍馬・泉・
サクラ・力王山(まだ右にも左にもいけそう?)
開発状況80%
平清盛か
―――――――――――――ゆ―――――――――――――
――――――――――――ゆめゆ――――――――――――
―――――――――――ゆめまめゆ―――――――――――
――――――――――ゆめま く まめゆ――――――――――
―――――――――ゆめま く ら く まめゆ―――――――――
――――――――ゆめま く らば らく ま めゆ――――――――
―――――――ゆめま く らば く ばら く まめゆ―――――――
――――――ゆめま く らば く― く ばら く まめゆ――――――
―――――ゆめま く らばく ――― く ば らく まめゆ―――――
――――ゆめま く らば く ――――― く ばらく まめゆ――――
―――ゆめま く らばく―――――――‐ く ばらく まめゆ―――
――ゆめま く らばく―――――――――‐ く ばらく まめゆ――
―ゆめま く らばく―――――――――――‐ くばら く まめゆ―
――ゆめま く らばく―――――――――‐ く ばらく まめゆ――
―――ゆめま く らばく―――――――‐ く ばらく まめゆ―――
――――ゆめま く らば く ――――― く ばらく まめゆ――――
―――――ゆめま く らばく ――― く ば らく まめゆ―――――
――――――ゆめま く らば く― く ばら く まめゆ――――――
―――――――ゆめま く らば く ばら く まめゆ―――――――
――――――――ゆめま く らば らく ま めゆ――――――――
―――――――――ゆめま く ら く まめゆ―――――――――
――――――――――ゆめま く まめゆ――――――――――
―――――――――――ゆめまめゆ―――――――――――
――――――――――――ゆめゆ――――――――――――
―――――――――――――ゆ―――――――――――――
「52人か」
「52人だ」
そういうことになった。
動物園行ってみ
俺は大動物に接する仕事をしているのでわかるが
人間がいかに無力で所詮餌側でしかないことがわかる。
いくら鍛え上げたから、オリンピックの選手だからといってそれは所詮人間のレベル
野生動物には足の速さも力も何もかもかなうことはない。
てか足元にも及ばない。てか次元が違いすぎる
唯一勝るのは知能だけである。
草食動物にでさえ、何一つかなわないのにどうして肉食獣にかなうのだろう
「ほう――熊よけの鈴では足りぬというのか?」
「鈴の音を恐れぬ熊が居る」
「どう、気をつけろというのだ?」
「糞だ。鈴が混ざった糞があれば、そいつが居る証拠だ」
風が二人の間に、臭いを運んできた。
紛れも無い獣臭であった。
「糞だな。」
「糞!?」
「腕力で適わぬともよ、ひり出す糞の量でなら負けぬであろうという事さ。」
「何!?」
二人を包んだ金木犀の薫りに、微かに糞尿の臭いが混じっていた。
「てめぇ…やったな?!」
783 :
1:2006/12/30(土) 19:37:48 ID:GpYslRJu0
>>780氏
―――おめえ、ちいっとばかし弱気なんじゃねえかい―――
人間は、よ。
単体として、徒手空拳で、食物連鎖のかなり上位にいるんだぜぇ。
まず、二足歩行だな。
方向転換の早さ、至近距離での極短距離、多方向移動能力はトップクラスだ。
視界も格段に広い。
そして何より―――知恵があり、腕がある。
敵の目を潰す知恵があり、どこを絞めれば殺せるか、どこの関節を極めれば攻撃されないかを知っている。
実際、インドで80過ぎのジジイが虎に襲われて、逆に絞め殺した事例がある。
784 :
2:2006/12/30(土) 19:53:51 ID:GpYslRJu0
実際に相対したとき、地の利をまず考えるんだ。
間に立木が一本あるだけで、突進してくる獣は捕まえ易くなる。
羆は、その木ごと薙ぎ倒すから最強なんだが、な。
そう云って松尾象山は苦笑すると、780の胸に拳を当てて―――
最大の敵は己の恐怖心だ。
そいつにさえ勝てれば―――まず、負けねえよ。
だからおいらは弟子達に信仰させるのさ。
『一撃必殺』てな。
零距離からの突き―――「寸頚」を放った。
>>783 >視界も格段に広い。
だがよぅ、人間の視野はせいぜい175度、だが馬は300度ぐらいあるというぜぇ?
人は獣には勝てぬ、ということよ――
だがよ、もし人間が獣になったら――
どうなると思う?
犬でもない。
猫でもない。
狼でもない。
猿でもない。
ゴリラでもない。
ましてやカンガルーでもない。
羆さ。
体重の乗った豪腕に衝撃を吸収する肉体。
ツキノワグマでは到達し得ない雄大な肉体。
これしかない。これでなければならない。
工藤健介は粘り気のある笑みを顔に張り付かせていた
「今年もよろしくな」
男はそう言うと踵を返し、歩き出した。
「正月から2ちゃんかよ――」
「悪い、か」
「悪くはねぇ。正月だろうがクリスマスだろうが好きなだけやれ」
宇奈月典善は、にぃ、と口の端を吊り上げ笑った。
「ただよ、おめぇ今日が誰の誕生日か忘れてねぇか?」
典善は不意に優しい口調になった。
「奴の誕生日を祝ってやりな…」
「わ、かった」
獏、誕生日おめでとう。
792 :
【175円】 :2007/01/01(月) 23:50:23 ID:qFUL7iiL0
俺もよう、お年玉…って奴が欲しいのよぅ
大晦日のボノ初め格闘家たちについて獏コメントお願いします
794 :
水先案名無い人:2007/01/02(火) 11:24:09 ID:75e6A8nB0
サク・・・「滑る!滑る!滑る!」
秋山成勲のたまらぬローションプレイであった。
「いいかい、格闘技に汚い技はあっても、卑怯な技はねえ」
その男、秋山は口を歪めてわらった。
「俺がかつて柔道の世界大会で胴着に仕込んでたこと
は知っているだろう。俺はそこまでやる男なのさ。
バンナ戦の帯はレフェリーに直されちまったがね」
桜庭笑い返し――
「おめえさんよ、プロレスをなめちゃいねえかい。
プロレスにもなあ、表に出せない技がたくさんあるんだよ」
ゆらりと立ち上がった。
それもあるけど一番見たいのはボノの負けっぷりですね
桜庭再戦したら躊躇せずに折りにいくんじゃねぇ?
そんな凄みがあるが、いかんせん歴戦のダメージの蓄積が・・・
Q:同じ空手道場だった高校時代の友人のことです。
もう2〜3年前から、大学に通わず道場もやめて空手をしています。
以前から、中国拳法をやっている私に対して、幼稚な挑発をしていましたが、
最近はそれがエスカレートしております。
林: まさかとは思いますが、この「友人」とは、あなたの想像上の存在にすぎないのでは
ないでしょうか。もしそうだとすれば、あなた自身が統合失調症であることに
ほぼ間違いないと思います。
あるいは、「友人」は実在して、しかしここに書かれているような異常な行動は
全く取っておらず、すべてはあなたの妄想という可能性も読み取れます。
この場合も、あなた自身が統合失調症であることにほぼ間違いないということになります。
799 :
783:2007/01/02(火) 21:18:11 ID:aRwt/RBx0
年越しでマスター・ショーザンに恥をかかせたので
メインエベントで真剣勝負挑んでキマス。
大丈夫。俺ロシアンフック使えるから心配しないで。
>>799 マスター・ベーションが、どうしたって?
ぬるり、と秋山の身体が太い蛇のように、うねった。
「あれは……スクネ流のウシミツではないか……」
谷川貞治は戦慄していた。
にぃっ、
清原は爬虫類の笑みを浮かべていた。
「ヒクソンは…清さんにウシミツまでも教えていたのか……」
金子がモニターを睨み、鬼のような形相で呟いた。
恥をかかせた上に真剣勝負をいどむ――
まさに外道であった。
「相変わらず、良い動きをしているね」
胆汁質の笑みを浮かべて、男は言った。
顔も、叔父様。
頭も、叔父様。
頚も、叔父様。
体も、叔父様。
体全体で、叔父様を表しているかのような、男である。
「実は、君のお父さんの話なんだが――」
重いものを、ごろりと転がすように、男は続けた。
山崎あつしが――
死んだ――
東洋の島国、日本が生んだ、この稀代の絵炉漫画家、山崎あつしが、交通事故によって、その数奇な生涯を終えたのであった。
12月23日の朝のことである。
ご冥福を、お祈りいたします――
美加ちゃんには、それ以外の言葉を口にする事は出来なかった。
まさかこのスレであつしの名を聞くとはよ──
個人には申し訳ないが
ググってワロタ
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◥▌ ▊ ▄▅◤ あいわらずいい渓流釣りをしているね
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◥▅▃▂▃▅▆▀
遅レス──
>769
だがバーガーに見せかけてそれはアンパンではないのか?
809 :
水先案名無い人:2007/01/09(火) 17:38:39 ID:OTrOL+i40
過疎であった―――
姫川よう―――おめえ実はリオウ、タンスイ、菊式、スクネ流と―――
薬使いのイカサマ格闘家じゃねえかよう―――がっかりだよう―――
「なあ歩夢くん。しかし、帰った後で、わたしを怒らせるような発言は、せんだろうね」
「怒らせる?」
「たとえばだ、柊に勝っただとか、柊は弱いだとか、そういう発言のことさ」
「頼むよ。くれぐれも言っておくが、君が勝ったのは、高嶺と、瀬芦里という女にだけだ。柊に勝ったわけじゃない」
「わかってるさ」
「それならば、いい」
「ひとつ訊かせてもらえるかい」
「ほう、何をかね」
「誰に勝てば柊に勝ったと言っていいんだい?」
歩夢が言った。
「いい質問だ」
雛乃は答え、ぽん、と自分の胸を叩いた。
「この、柊雛乃にさ――」
柊家の庭に、香ばしい海老の香りが、ゆるゆると流れていた。
柊雛乃――
ぞわり。
肛門から背骨を伝って、昇ってくるものがある。
何度抜いたことか。
何度、おかずにしたことか――
たまらぬきゃんでぃそふとであった。
813 :
水先案名無い人:2007/01/11(木) 00:47:12 ID:0cJU5LPP0
あげぇ!
たまらぬミント味であった
「そのハッカ――俺にくれるかい?」
>>816の口腔の中から、はっきりと、飴玉の破壊される音が響いた。
めり
めり
めり
とも、
みち
みち
みち
とも、聴こえた。
不気味な絶叫が
>>816の口から漏れた。
「たまらん甘味だぜえ。おめえよう。」
818 :
水先案名無い人:2007/01/13(土) 01:19:11 ID:d9AXNbKPO
おう、おめえ。
残念だったな。
この、ななついろドロップスにはよ――
ハッカは、ねえんだぜ――
エロゲネタ――
そのような物がこの場において通用するものなのか。
いや、現にそのネタは存在しているのだ。
ということは、このようなネタを操る職人がまだこのスレにいることになる。
それは、感動的な光景ですらあった――
「なんだと!?」
>>812は言った。
肩で息をしながら、
>>812は、液晶モニタに映る文字列を見つめていた。
獣が唸るような呼吸をくり返している。
「信じられねえ」
スルーされると思って書いたエロゲネタであった。
それに、レスがついた。
これまでにも、自分の書き込みにレスがついたことは、何度かある。
しかし、それについては、自身がその事情を飲み込んでいる。
自演だ。
だが、今は?
>>812は
>>814-818の流れを理解できなかった。
これが獏文体スレか!?
>>812は、呼吸を整えた。
ゆっくり、スレの流れが正常なものにもどっていく。
過疎であった。
↑うまいなぁ〜
なんと、エロゲーマーの多いことよ。
さくらむすび。
姉、ちゃんとしようよ。
やつらはこれらの奥義を知っている――
文七は笑みを零す。
「やるじゃねぇか」
唇の両端を吊り上げるような笑みであった。
「なあ遠坂よ、この手の甲の文様は、いったい何なのだ」
「それか。それはな、令呪よ」
「おれはな、おまえの聖杯戦争の話を聞くと、
わけが分からなくなって、ごはんが不味くなってしまうのだ」
セイバーは、三杯目の御飯をお代わりした。
「おい、士郎――」
セイバーが、鰤の照り焼きを、箸でほぐして口の中に放り込みながら言った。
「喰わんのか?」
「喰ってるさ」
士郎は言った。
「あんたも喰わないのか」
セイバーは、遠坂凛にも、声をかけた。
「喰ってるよ」
遠坂凛も、士郎と同様に返事をした。
「カロリー計算しながら喰ったって、うまくないだろう」
「あんたが、早い、だけだ」
遠坂凛は、言葉に呪をのせるように言った。
「飯を喰うが他人よりほんのちょっと早いだけさ」
しゃべっている時でも、セイバーの口の中には士郎のおかずが入っている。
「生前当時に、戦地で喰うので鍛えられたんだよ」
炊飯器が炊けた。
その新しくできた白米を、セイバーは喉の奥に流し込む。
あっという間に、10合の炊飯器の中身が半分以下になった。
胃の中に、白米を直接こぼしているようであった。
「俺は試合とは、神のものではないかと思っている」
「神――?」
金子賢は唐突に思いもかけぬ言葉を投げかけてきた。
「試合にお(中略)そのためには、勝ちたいという思いすら邪念であると俺は考えている」
「神か――」
このような考えで惨敗を繰り返す男がいたのか――
文七は不思議な生き物を見るような眼で金子を見つめた。
金子賢。
底の浅い、武辺の士であった。
まだ――
始まってもいねえよ――
この人より野坂昭幸文体とかのがネタにしやすい気がする
「なにっ野坂昭幸だと!」
「知っているのか伊達」
「いや、知らぬ」
「そうか」
「そうだ」
Amazonでも引っかからなかった――
そりゃあ引っ掛からないさ
野坂昭如だもの――
飴玉。
飴玉。
飴玉。
おはじき。
「それ、飴玉やないで」
にやついた顔で清太が言う。
「馬鹿っ!」
節子の膝が清太の顔面に何度も何度もたたき込まれていた。
>>828 「おめぇさんよぅ、何か勘違いしてやいないかい?」
「勘違い?」
「そうさ、俺らぁ何も、ネタにし易いからって獏文体をいじってるんじゃないんだぜぇ――」
「じゃあ、なんだというんだ」
「―――だから、さ」
一瞬、目を疑い、耳を疑った。
この男、頬を桃色に染めている?それに、何と、いったのだ――
「夢枕獏が、獏文体が、好き、だからよ――」
ああ、
>>1を読んでおくのであった――
>>828の中で、そんなコトバが形を為さぬまま蠢いているようであった。
おもしれーw
>>834 最近流行りのオチであった。
獏も有名になったものよ―――
誰が、決めたというのだ。
貴族――
平民――
同じ、人間ではないのか。
「何故、わたしたちだけが、ひもじい想いをしなければならないのか」
「ふふん」
あるがすは、野良犬でも見るような、哀れみの視線で、答えた。
「同じ、人間だと?」
あるがすの眼が、蔑んだものに変わっていた。
糞でも見るかのような、そういう眼である。
「おまえたち平民は、生まれたときから、貴族に尽くさねばならない――
おまえたち平民は、生まれたときから、貴族の家畜なのだ」
みるうーだは、あるがすの視線を受けながらも、なお、問うた。
「誰が、決めた!? そんな、理不尽なことを、誰が、決めたというのだ」
あるがすは、天を仰いだ。その眼には、もはや、悲しみすらうつっていた。
あるがすは、ごろりと、重いものを転がすように、言った。
「天の、意志だ――」
みるうーだは、絶望した。
もはや、駄目かも知れぬ――
しかし、その絶望が、疲れきったみるうーだに、更なる問いを生んだ。
それは、消え入りそうな声で、閉じかけた端正な唇から漏れた。
「神は、平等のはず」
独り言のように、みるうーだは、続けた。
その眼は、あるがすを見てはいなかった。
みるうーだは、神に問うていた。
「神の前では、何人たりとも、平等のはず。神は、そのようなことを、お許しにはならない。
なる筈は、ないのだ」
みるうーだの頬に、流れるものがあった。
それは、透明な温度をもっていた。
みるうーだは、泣いていた。
幻の神に、縋る様な笑みを浮かべ、泣いているのだ。
あるがすは、それを、金属質の冷たい目で見ていた。
ああ――
こいつは、正しい。
そうだ。
神は、平等であるのだ。
だからこそ、許せぬものがある。
何人に対しても平等な、海よりも深い懐を持つ、そういう神であるからこそ、
訂正をしなければならない。
神に対する、冒涜を、抹殺しなければならない。
あるがすは、出来る限りの皮肉と憎しみをもって、みるうーだに言った。
「家畜に、神はいない――」
みるうーだの神は、その言葉で、みるうーだの前から、姿を消した。
「おきゃああああああああああああ!!!!!!」
みるうーだは、剣を滅茶苦茶に振り回しながら、あるがすに突進した。
「おけえっ!!」
あるがすは、それに合わせるようにして、剣を抜いた。
勝負は、三秒でついた。
839 :
水先案名無い人:2007/01/20(土) 17:33:32 ID:YwwVG5nF0
『ふぁいなるふぁんたじぃたくてぃくす』かい?
『ふぁいなるふぁんたじぃたくてぃくす』だ。
そういうことになった。
おぅ、俺はとあるFFTのスレで獏作品を投下したが、誰にもわかってもらえず
寂しい思いをしたものよ。
843 :
水先案名無い人:2007/01/23(火) 03:42:10 ID:tVRedRZV0
それは異様な闘いであった。
ばくれつけん。
がふがりおん「ふふン、懐かしいネタじゃねぇか」
また騙された――
「三度だ。」
「三度?」
「日に三度騙されると死にたくなるぜ――おめぇ、よ」
ここ、ヌゲーおもしれww
「なぁ、晴明。たまには自然薯掘りにでもゆかぬか?」
「ふふん」
「どうかしたか?」
「よいか、博雅」
「お、おう」
「獏の世界では自然薯掘りは生命に関わるのだぞ」
「まさか――」
「自然薯に限らず矢鱈に地面を掘り返すとな――」
「うむ」
「かなりの確立で"何か"を掘り当てるのさ」
「何かとは何だ?」
晴明は答えず杯を傾けた。
おめぇ、そりゃあ、よ。
「確率」じゃねえのかい?
ここでやりとりor発表?されているのを本にしたら
獏本に枯渇しているマニア(自分もふくめ)には結構売れるのでは?
2ch発の書籍出版はやっているし・・・
とおもったりして。
電車の中で読んだりして含み笑いしそう(w
>>852 (((;゚д゚))) ガクガクブルブル
ラノベ板の某作家スレより転載
>908 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2007/01/26(金) 18:19:45 ID:j3DmvMho
>5月予定の祥伝社新刊についてだが、
>2004年の11月ごろに秋山は夢枕獏と対談して、そのとき夢枕に
>「よその出版社の人が声かけてくれたら"今書けないから"って断っちゃ駄目だよ。
>そうすると、向こうとしてももう声かけづらくなっちゃう。
>だから、僕は"2,3年中(5年だっけ?)に必ず書きます。"って言うことにしてるよ。」
って言われてた。
獏…
>>851 おめぇ、よ……
いつもいつも、非獏文体で書き込みやがって、よ。
それとも、何か。
縦読みか。
どこを、縦読みしろと、言うのだ……
まったく、困ったものですね。
「よろしいんですか」
「何がだい?」
「どのようなレスをしても?」
「もちろんだよ。あたりまえじゃないか。
きみがその気なら、
>>720の様に、いきなり、エロゲ板に獏文体で書き込んで、基地外扱いされたって構わないんだよ」
「ただしねえ、きみ。獏だよ。獏文体でなくちゃあいけないよ。
もしもきみが、プギャーな顔文字や(wなんかを使ったら、スレは止まるからね」
いいのかい?
おめぇらの書き込みで
俺の懐をあたためっちまってもよ
「よいのか?」
「よい」
ぬええ(ry
晴明はそんなこと言わない
無題 Name 名無し 07/01/27(土)17:05 ID:vNcyUpoQ No.224697
「おれにかわれ お前は引っ込んでいろ」「いかように」
二人の頭の中であった。
葛藤であった。
すぐに事は起きた。
それはバットイマジンの攻撃だったのだ。
たまらず立ち上がる煙。
煙。
煙。
何が煙であるのか二人にもわかっていない。
その向こうにあるのは、見事なソードフォームであった。
無残――
無残であった。
「竹光だよ」
「竹光?」
「虎眼流など、竹光の如きなまくらに過ぎぬと、そう言っているんだよ」
パキィ。
ナルケマ、
レバンガ、
カピカッピ。
元気が出てくる、おまじないであった―――
866 :
水先案名無い人:2007/01/30(火) 10:11:45 ID:Gj6To8MO0
「嫁に、怒られた」
「――」
「餓狼伝の、合本の話だ」
「合本?」
「ああ。合本だ」
「――」
「元々おれは、文庫版をすべて揃えていた。だが――」
「買っちまった、てえのかい」
「そういうことになる」
「――」
ず。
ずずず。
静寂の中に、熱い茶を啜る音が響く。
「しかし、だ」
「――」
にい、と口の端を歪め、男は呟いた。
「後悔はしてねえ、ぜ――」
強烈な言葉であった。
「機械だって?」
「産む。機械だ」
あなた、産む機械お好きですか。
ぼくは、この産む機械というものが好きで好きで、ちょっと中毒みたいなところがある。
あなたがこの産む機械を好きで、そして少しばかりテカガミストであるならば、これはもうぼくとしては非常にありがたい。
―― いい風だ。
跳ぶを促し、飛ぶ為のような風だ。
いや、風だ。ただの風だ。
風は風であり、ただ吹くだけの風である。
それだけある。
相撲も八百長――
「八百長?」
横綱は にぃ と笑った。ように見えた。
だが、目の奥に怖いものが確かに宿っている。
おいおい。
起きがけにえらいもんを見せてくれるじゃねえかよ。
!omikuji dama!
ごはん。
きゅ○りのQちゃん。
インスタントの味噌汁。
お茶。
今日の朝食の献立である。
食生活がいいかげんで、ぞんざいであった。
>>876 対象年齢が一桁の映画なのか??
30年ほど前に過ぎちまった
おめよ
これのどこが、破顔坊だってんだい――
打。
歌を唄ってくれ。
童謡がいいな。
おふくろが唄ってくれた歌。
釣りに行こうか。
おやじが教えてくれたんだ。
そうさ。
死んだよ。
ふたりとも。
打。
哭くな。
石を
噛んで、
夢
打。
風
いいな。
この風はいいな。
まるで、春のように・・・・・・・・
そろそろ
打。
堕
881 :
水先案名無い人:2007/02/05(月) 00:57:38 ID:eKmm3XSwO
おう。
てぃーた。
助けにきてやったぞ。
今すぐに、おれが、そこへ登って行って、助けてやるぞ。
だから安心していいんだぞ、てぃーた。
おう。
てぃーた。
胸に、矢が生えているよ。
銀色のやつが、お前の胸に生えているよ。
なんで、おまえから矢が生えているんだ。
矢が生えるのは、戦士だけなのに、どうして、女のお前に、おれの妹のお前に、矢が生えているんだ。
どうして、矢の生えたところが、いつもと違う色になっているんだ。
どうしてだ。
あるがす。
おまえ、なんで、そんなににやにやしているんだ。
おまえ、どうして、その銀色の矢の入るぼうがんをもっているんだ。
どうして、てぃーたを撃ったんだ。
ああ。
そうか。
そうだったのか。
あるがす。
お前が、てぃーたを、そのナイトキラーで撃ち殺したのか。
おれの、たった一人の家族を、妹を、撃ち殺したのか。
そうか。
殺してやる。
お前を、殺してやるぞ、あるがす。
>>881 「てぃーた」や「あるま」みてぇな妹が欲しいなァ──
たまらぬ労働八号であった。
仙吉は激しく射精した
ゆあーん。
ゆをーん。
ゆおーん。
ゆを
ゆあーん
こんにちは、ベルゼバブです。
あなた、聖なる石お持ちですか。
ぼくは、この聖なる石というものがなくても倒せて、ちょっと打ち切りみたいなところがある。
あなたがこの聖なる石を持たず、そして生き別れた妹がいるような気がするならば、これはもうぼくとしては非常にありがたい。
平成19年二月 魔龍城にて
887 :
水先案名無い人:2007/02/10(土) 02:08:15 ID:bfH1YSVZO
獏枕夢
一万年と二千年前から愛してるの唄を誰か獏文体にしてくれたら、
これはもう、僕としては非常にありがたいのだが。
千年。
千年。
千年。
千年。
千年。
千年。
千年。
千年。
千年。
千年。
千年。
さらに千年。
そして――
愛してる。
上から、ベクターソルは、ベクタールナの機体に合体したまま、動くのをやめてしまったのである。
二千年――
四千年――
八千年が過ぎた。
「なあ、もっと恋しくなったぜ」
「感覚、同調してるんだろう?」
とうとう、一億年が過ぎた。
「ファイト!」
また、二千年。
「愛してるって、言ったじゃねえか――」
右腕を、おれは、高く持ち上げる。
おれの勝ちだ。
「もおおおおおおおおっ!」
おれは叫ぶ。
凄い音楽が、俺を包んでいた。
お前を知ったのだから、地獄くらい何だってんだ。
連休だからレスをさぼっている訳じゃあるまいな?
休日。
休日。
休日。
休日。
立読み。
休日。
休日。
たまらぬニートであった。
おきゃあっ
893 :
水先案名無い人:2007/02/13(火) 14:42:23 ID:sbfZcmyp0
お前達、連休はヤッたんだろうな
>>889 ──たまらず乙するのみであった。有り難い。
>894。
トリプルエックス。
たまらぬIDであった。
「ららららららららっ」
狂った。
ばれんたいんか。
「お前達、チョコはやったんだろうな?」
「親父ぃっ!!」
「ひろしよ。たまにはチョコでも喰ろうて(ry
お袋がよこしたチョコ食っても、うまくないだろう
本命?
義理?
ふふん。
そんなことは、どうでもいいのだ。
チョコが欲しい。
チョコが欲しい。
陽光が放課後の下駄箱を照らしている・・
その時、ふいに、その下駄箱と埃を照らす陽光の中に、低い笑い声が漏れてきた。
くく
くく
という、可笑しくてたまらないという声であった。
その声がゆっくりと高くなる。
「ついに手に入れたか」
笑いながらつぶやいた。
「ヴァレンタインのチョコを・・・・」
笑った。
「もはや、この地上に敵無し・・・」
勘違いした男の唇が「キュイ」とV字につり上がっていた。
あやつに――
おれに――
おやつに――
みんなに――
ようし――
来る――
受験ネタが――
──死のう。
|←合格発表| |066| _, ,_
. ̄.|| ̄ ̄ ̄ ┗(`ー´ )┓三
|| ┏ ┗ 三
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
____________
|| 合格発表 .||
|| 051 055 059 063 068 ||. ◎
|| 052 056 060 064 069 || ◎ ◎
|| 053 057 061 065 070 || ◎ ◎オキャァ!オキャァ!オキャァ!
|| 054 058 062 067 071 || ◎ ◎
||_____________|| ◎
|| ||
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ほう
過疎とな?
いかんかね
「雨だ」
「雨か」
「うむ、雨だ」
「雨か」
「では、飲もう」
そういうことになった。
915 :
水先案名無い人:2007/02/22(木) 15:28:39 ID:W0Bdchhf0
歓声が叩きつけて来る。
ネタ職人は全身でそれを浴びていた。
もろに、良ネタを入れてやったのだ。
立てよ。職人たち。
始まってまだ一年も経ってはいない。
こんなもんじゃないぞ。
おれたちがやろうとしているのは。
「900」
やっとエンジンがかかったところだ。
そうだろう?
916 :
水先案名無い人:2007/02/22(木) 15:38:16 ID:W0Bdchhf0
「910」
普通の人間なら、そのまま立ってこなくていい。
また、普通の人間なら立てるものでもない。
しかし、おまえらは普通じゃないはずだ。
おまえら、このスレに書き込むのに、何を捨ててきた?
オナニーする時間?
獏以外を読む時間?
仕事をする時間?
おれはわかる。
おまえらのそのネタと、その改変がどれだけのものを犠牲にして
出来上がったかわかる。
まとめサイトが機能してない。
そのスレの住人がここまでのしあがってくるまでにどれだけのものを
捨ててきたのか、おれにはわかる。
その犠牲にしたもののために、おまえらは立たねばならない。
917 :
水先案名無い人:2007/02/22(木) 15:47:43 ID:W0Bdchhf0
そうだ眼を開け。
起き上がって来い。
頼む。
いつも寝床の中から起き上がってくるあのやり方で――
「915」
立ち上がった。
いい顔だ。
表情は呆けたようになっているが、眼にまだお前が残っている。
まだ、改変する眼だ。
まだ、書き込みたがってる眼だ。
おれをがっかりさせないでくれ。
顔を起こせ。
そうだ。
その眼で獏文体を睨め。
真・スレッドストッパー――
_, ,_
(`ー´ ) にぃ。
過疎であった。
920 :
水先案名無い人:2007/02/24(土) 08:51:51 ID:TvPqScq2O
ふふん―
本当にスレストだと、思ったって、云うのかい?
ざわわ
こんにちは。
あなた、SFC時代のスクウェアをご存知ですか。
僕は、この時代のRPGというものが好きで好きで、ちょっと懐古主義者みたいなところがある。
あなたがLive a liveを好きで、そして少しばかり現代編の改変をしてくれたなら、これはもうぼくとしては非常にありがたい。
その前の時代の「Will」,「クルーズチェイサーブラスティー」は
やりたくてやりたくて仕方がなかったが
PC-6001Mk2の俺には、ベーマガを見、指をくわえているしかなかった。
その後HobbyJapanでクルーズチェイサーブラスティーの小説連載が始まったので
それを楽しみに読んでいたよ。
ああ、あれはもう20年ほど前になるのか・・・
その後だな。獏にはまったのは
たしか・・高校に入って、友人に激しくキマイラを進められて
興奮のあまりふるえながら読んだっけ・・・そのとき最新版がキマイラ鳳凰変・・
はっ!
獏の文体スレだった
スマソ
過疎だもんでつい・・・
>その後HobbyJapanでクルーズチェイサーブラスティーの小説連載が始まったので
懐かしすぎる(´Д⊂
五。
割。
六。
分。
八。
厘。
明治大学、法学部──。
たまらぬ、合格最低点であった。
「ふふん、英語で七割とりゃあ、楽勝じゃねえかよ──」
ついに。ついに来たかSFC、懐古PCの話題まで獏文体が・・
PC-6001Mk2・・・
PC-6001から知っている自分には涙がこぼれるほど懐かしい響きであった。
ああ、それももうよい。何を語ればよいのか。過ぎ去ったものに語る言葉は所詮、哀悼なのだ。
が、感傷とは知ってはいても、捨てきれぬものがあるのもまた、本当なのであった。
――齢、四十であった。
俺のおごりだぜ。おめえら、よ(´・ω・)つ日日日
施しなんざいらねーよ
( ・∀・)つ日
l|l ザバー
一杯10万だぜ。おめえら、よ(`・ω・)つ日日日
「――いらん」
己の内から毒の塊を吐き捨てるように堤はつぶやいた
「そのような高い茶などいらん」
深雪ちゃんの黄金水だぜ。おめえら、よ(;´Д`)つ日日日
932 :
水先案名無い人:2007/02/26(月) 16:49:57 ID:tnyDrCq60
おきゃあ!
阿伐貴夫の黄金水だぜ。おめえら、よ ('A`)ノ日日日
「これは、黄金水というのか。」
「うむ。」
「飲み物なのか?」
「わからない。飲んでみないことには。」
「そうか。」
「そうだ。」
「飲もうか。」
「飲もう。」
そういうことになった。
「これは?」
「アバ茶よ」
「アバ茶?」
「いかにも」
「む・・・」
「飲まぬのか」
「むむ・・・」
「頂きますと云うたからには、飲んでもらおうぞ」
いつの間にやら男の目尻はつり上がり、口からは小さな炎がちろちろと見え隠れしている。
「の、飲む・・・」
あまりの恐ろしさに断ることもできず、そう答えてしまった。
気配がする。
ただならぬ気配がする。
身を切り刻むような殺気が。
殺気だけが、その場を支配していた。
ごくり
「あひゃらららららららら」
過疎だよう
誰もこないんだよう
みんながいるほうがいいよう
ボコボコスレは楽しいんだよう
でも好きなんだ
獏文体が好きなんだよう
好きだよう
大好きだよう
たまらぬエロゲであった。
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/hgame2/1172593232/ 421 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日2007/03/01(木) 04:11:46 ID:w7TUtaZt0
「妊娠確実か」
「うむ」
「孕もう」
「孕もう」
そういうことになった。
422 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日2007/03/01(木) 04:30:12 ID:AWjaHqNb0
「いつでも射精る」
「だから、お前をいつでも孕ませられる」
射。
喘いでいるクリスの子宮へ、精子を。
危険日でなくてもいい。
安全日でも ということを
た。
あいつに、おも
待てよ、お
なのだ。
射。
そんな顔もできるんだな、クリス。
嬉しいぜ。
さあ、また、大人の遊びをしよう。
射。
「明日、あの丘で待ってる」
ああ、これは、俺の台詞だ。
いつ、こんなことを言ったんだっけ。
射。
気持ちいいときには、気持ちいいと 考えはまとま だ。
まったく 一方的なことを ゆく。
だが おれ た。
射。
二人の周囲を、むせ返るような金木犀の香りが包んでいた。
風が、駆けぬける。
ぬるい風だ。
いやな風だ。
いや、これは風などではなかった。
単なるシモネタだ。
下品だ。
下品だ。
たまらない。
たまらなく、いやだ。
おめえら、よ、も少し、品よくできねぇのかよ?
獏文体はsexシーンは限り無く即物的に、
儚いおもいは、はかなく、だろ
この獏板でシモネタなんて、もってのほかでぃ
根暗のシロート童貞の包茎野郎はこれだから困る。
ちゃんとネクタイ4本以上買えよ。
俺は、エロゲ板で獏文体とは、覚者の業ではないかと思っている。
おめえよ、ちゃんとした言葉話せよ、ここでは、よ。
根暗?素人童貞?包茎野郎だ?
ネクタイ4本以上だ?
馬鹿が。
おめえさんのようなやつは、それこそ、
ひとりで死ぬまでセンズリこいてなって。
自分の言葉に、自分にひとり酔ってよう。
わざわざ獏板までくるこたぁない。
センズリだけしか出来ないガキの相手は、おらあ、正直、困るんだよう。
もう、よしてくんな。
ガキの相手は、こりごりだよう。
ところでよう
俺のキンタマを見てくれ──
こいつをどう思う?
なぁ、おめぇら、よ。
初下記子の俺によぅ。
餓狼伝が何巻まで出てるか────教えちゃくれねぇかい。
>>944 たまらぬ巨根であった。
>>945 十三巻――そこで息が切れたか、しばし沈黙していた。
だが、先頃『新・餓狼伝』という続編が出たのだよ。
たまらぬ、十四巻であった。
終わらぬをもって尊きとなせ。
平成19年二月 平積み大作戦にて
夢枕 獏
「あら」
「あら」
「まあ」
「あらあら」
「あらぁ」
近所のオバサンの会話であった。
ひっ。
ひっ。
ふう〜〜〜。
ひっ。
ひっ。
ふう〜〜〜。
ひっ。
ひっ。
ふう〜〜〜。
ひっ。
ひっ。
ふう〜〜〜。
ひっ。
ひっ。
ふう〜〜〜。
ラマーズ呼吸法であった。
今日、古本屋でんなわきゃねーと思ってよ──
獏さんの小説立ち読みしてみたら
そうしたら、だ
本当に白かった(余白ありまくり)
かーるくクスっとさせてもらった──ぜ
いいのかい?
もう取り消せないぜ
「おもしれぇ。読めるだけ、読んでやるよ」
「獏はもう、あの頃の獏じゃない――」
「俺だって、あの頃とは違う」
「そういう意味じゃない。獏はもう銭が取れるほど書いてないモノ書きなんだ」
ペキ――
, , , ,, , , , , ,
「俺だって書けるんだぜ。
>>953さん」
「うまっ。」
「うまっ。」
たまらぬニートであった。
も
も
ち
誰か――
誰か、「レッツゴー!陰陽師」で、やってはくれまいか――
あなたでやったら、どうでしょうか。
言ふ声ばかりは定かに聞こえて
言ふ声ばかり
聞こえて姿は
目に見えぬ鬼とぞなりにける
目に見えぬ鬼となりにけり
>>958 否――
やった。
やったのだ。
自分で、ひととおりの改変は、してみた。
やれるだけのところまでは、やってみたたのだ――
しかし、どうにもうまくない。
うまくないのだ。
おもしろくない、と、言うべきなのかもしれない。
どうも、ネタとして、成立していないように感ずるのだ。
あれは、おれひとりの力では、料理できぬ――
オーケイ。
わかった。
わかったよ、>960。
流行りのネタに乗せたいんだな。
ばか。
そんな事のためにおれたちは、このスレにいるんじゃない。
おれひとりの力?
なんだ、それは。
全力で書く。
自分の持っているありったけを出す。
改変したと言う前に、貼ってしまえばよい。
自信がないのなら、貼らなければよい。
怖いのか。
怖いのか、>960――
そうさ。
おれは、怖い。
おれは、途方もなく怖いんだよ、
>>961――
流行りだから。
確かにそうだ。
今、流行っているネタだ。
だが――
それだけが理由ではないのだ。
「陰陽師」というところに、ぴんっ、ときたのである。
この気持ち。
おめぇさんにも分かるだろ、な――
しかし――
それで始めたからには、獏の「陰陽師」に絡ませないと、格好が悪い気がしたのだ。
ここだ。
ここでどうにもならず、投げてしまったのだ――
他力本願は、よろしくない。
当たり前のことだ。
黙っていればいいのに、今朝の俺は、なんとも無責任であったなぁ。
>>962がそう言った後、
>>961は黙って日本酒を持ってきた。
男二人が無言で飲み始めた。
冷やである。
まずい
もう一杯
たまらぬ青汁であった
臨。
兵。
闘。
者。
皆。
陣。
烈。
在。
前。
どこを縦読みすりゃあいいんだい?
>>965さん──
なぁ、
>>966よぉ――
そいつは、ボケたつもりかい。
それとも、あれか。
アンカーミスか――
わかっててやった、というんじゃあ、ないだろうね。
ああ──
なんとも
ややこしいことであるなぁ
。
。
。
。
。
。
。
。
。
素直な、野太い縦読みであった。
こんな読み方でも、この男がするならば許せる、九十九には、
そんな人好きのする部分があった。