1 :
水先案名無い人 :
2006/02/26(日) 22:54:34 ID:k2+wjpk40● BE:558475968-
2 :
水先案名無い人 :2006/02/26(日) 22:55:47 ID:0NnaT6yF0
2ぃ
3 :
水先案名無い人 :2006/02/26(日) 23:01:18 ID:exiAXjAI0
「さて、君にひとつ教えておきたいことがある」 「何でしょう」 「夢枕獏の文体だよ」 男は無造作に言い放った。 「夢枕獏の文体?」 「そうさ、夢枕獏の文体だよ」 「―――」 「いいかい、まずは"たまらぬ○○○であった"だな」 「ほう―――」 「ま、"たまらぬ○○○であった"身だしなみだからな」 「それから、笑うときは口の端を吊り上げるんだよ。"にぃっ"ってな」 「笑みを張り付けるのも悪くない」 「目は、すぅっ細めるのが基本っていやぁ基本だ」 「なるほど」 「後は、肉の内に高圧が生じてもいいし、狂いそうになってもいい」 「上げる叫びは、"けひぃぃぃ"が基本ってことになっている」 「そう叫ぶのですか―――」 「慣れれば、"あひゃらららら"でも構わんがね」 「それからな―――」 「思ったことは、胸の内からしぼりだすんだよ」 「呼気を吐くように呟くのもいい」 「攻撃するときは、常に真ん中だ。左右にも、上下にも避けられない真ん中だ」 「それを生涯最高のタイミングで繰り出すのが秘訣だな」 「ふふん、分けのわからねぇ顔してるな。いいんだよ、今は分からなくても、獏を読んでみりゃ分かる」
4 :
水先案名無い人 :2006/02/26(日) 23:03:21 ID:exiAXjAI0
\ ./ \ にぃ。 ./ _, ,_ じゃっ。 \ ( `ー´) ./ (`ー´ )o \ / .と ノ ∧,,∧ ふひゅぅ。 \∧∧∧∧./ ( つ ノ (;`・ω・) .< 夢 > (ノ / o o < 予 枕 > ./ / / しー-J < > / / ─────────< 感 獏 >────────── 生成りのジーンズに < >お前もそうなのであろう? 洗い晒しのTシャツ .< !!! の >俺の顔に拳を打ち込みたくてたまらないんだろう? という無造作な格好が./∨∨∨∨\男の言葉には言外にそういう含みがあった。 不思議とこの男には/ \そうだ。お前の言う通りだ。 似合っていた。 ./ ほう・・・ \この拳がお前の鼻にめり込む感触を何度も想像していたさ。 と、ふいに ./ \何度も。何度も。何度も―― 男が動いた。/ たまらぬスレであった。 .\俺は勃起していた。
5 :
水先案名無い人 :2006/02/26(日) 23:11:30 ID:exiAXjAI0
>>1 乙です。
わざわざ依頼を受けてくれて大感謝です。
6 :
水先案名無い人 :2006/02/26(日) 23:18:32 ID:exiAXjAI0
あげっ
7 :
作者w :2006/02/26(日) 23:19:54 ID:ZLmmqInc0
まずは、
>>1 乙。
続いて、
>>2 、
>>3 ──。
まだだ──まだいける──。
ま──。
>>4 。
これからは、こっちにしてほしい──。
\ ./
\ にぃ。 ./ _, ,_ じゃっ。
おもしれぇ。 .\ ( `ー´) ./ (`ー´ )o
_, _ .\ / .と ノ
( `ー´) .\∧∧∧∧./ ( つ ノ
./ o o .< 夢 > (ノ
.ノ ヽ < 予 枕 > ./ / /
.し'⌒ ヽ) < > / /
─────────< 感 獏 >──────────
生成りのジーンズに < >お前もそうなのであろう?
洗い晒しのTシャツ .< !!! の >俺の顔に拳を打ち込みたくてたまらないんだろう?
という無造作な格好が./∨∨∨∨\男の言葉には言外にそういう含みがあった。
不思議とこの男には/ \そうだ。お前の言う通りだ。
似合っていた。 ./ ほう・・・ \この拳がお前の鼻にめり込む感触を何度も想像していたさ。
と、ふいに ./ \何度も。何度も。何度も――
男が動いた。/ たまらぬスレであった。 .\俺は勃起していた。
8 :
水先案名無い人 :2006/02/26(日) 23:26:15 ID:exiAXjAI0
9 :
作者w :2006/02/26(日) 23:31:29 ID:ZLmmqInc0
10 :
水先案名無い人 :2006/02/26(日) 23:33:53 ID:gsP4+XL/0
さあ、ついに。
ついに立ってしまったぞ。
3スレ目が、である。
夢枕獏の文体のガイドラインだ。もうむちゃくちゃである。
何しろ夢枕ファンは夢枕獏の文体などお手の物の住人である。
夢枕獏の文体をやる以上は、やらねばならないこと、つまりあれやこれやの夢枕獏の本を集めたり読んだり、勉強せねばならないことがごちゃまんとあるのである。
最低でもキマイラ、餓狼伝、魔獣狩りは読めという方もおられるのである。
たとえば、おきゃあああはどうであるのか。
金木犀の香りがあったとして、それはどこで使うのであろうか。
にぃの使い方から、あひゃらららの使い方、けくの使い方まで、住人にとっては簡単なことだらけである。
だからこそ、
>>1 は立ててしまった。
3スレ目をである。
いや、さて。
かくして、おきゃああああ、じゃっ、ぬう、金木犀の香りがするこのスレがガイドラインに立ってしまったのであったのだった。
ついでに、あひゃららららららと叫ぶ住人も現れるのである。
さあ、知らねえぞ。
とにかく、このスレを立てもらった以上は、もうあとは、乙というだけだ。
あと、990レスはおつきあいのほどを覚悟させてもらおうか。
平成十八年二月二十六日
新スレにて 乙
11 :
水先案名無い人 :2006/02/26(日) 23:38:50 ID:exiAXjAI0
12 :
水先案名無い人 :2006/02/26(日) 23:39:33 ID:WkfXA5480
「おめえ、まさか―――」 「ライブドアのそれが誰かって、判ってるんじゃねえだろうな」 急に田原の口調が伝法なものとなった。 「私から詳しいことを申し上げるつもりはありません」 「ほう―――」 田原は覗きこむように前原を見た。 田原と前原の間には鉄のような緊張が満ちていた。 「おいおい、名前が判ってなかったら、話が見えてこねぇだろうが」 「報告は伺ってます―――」 ぽつり、と前原は言葉をつむぐ。 「いいねぇ。いいねぇ、おめえさんのそう言うところは嫌いじゃねぇぜ」 「よく聞こえてなかったようだから、もう一回言ってやる」 田原は、ひとつ呼吸をおき、言葉を続けた。 「名前は判っているのかい?」 「報告は聞いております―――」 「おいおい、そんなくだらないこと言うっていうのかい?おめえさんは。 俺はね、おめえが、そのライブドアの当事者の名前は知っているのかどうかを聞いているんだよ」 田原の目は真正面から前原を見つめていた。 「報告は聞いておりますということを、繰り返し申し上げるかしありません」 前原は口元にあるかなしかの笑みを浮かべていた。 「―――いいのかい」 むしろ優しさを感じさせる声音で田原は言葉を続ける。 「こういうところで、この田原相手にそういうことを言う意味がわかっているのかね」 「知っているのか知らないのか、どっちらかということを聞いてるのだよ」 「報告は伺っております―――」 「ほぉ、知らないということかい」 「報告は伺っております―――」 「知らないのかい」 「報告は伺っております―――」 「わかった」 風が二人の間に、甘い芳香を運んできた。 金木犀の花の香りであった。
13 :
水先案名無い人 :2006/02/26(日) 23:41:12 ID:exiAXjAI0
>>12 これかい?
|:::::::| ° |::|
|::::::| ;;;;;;;;; ;;;;;;;; |ミ|
|:::|. ''""""'' """''' .|/ 「ホウコクハウカガッテオリマス
/⌒ -=・- -・=-.| ホウコクハウカガッテオリマス
| ( ヽ | ホウコクハウカガッテオリマス
ヽ,, ヽ ) ノ ホウコクハウカガッテオリマス・・
| ^_^ .| ホウコクハウカガガッピイマス・・
._/| 'ー-==-‐ ./ ホウコクピッガガーピガー・・
::;/:::::::|. \ "'''''" / ピガガガガッーーーピーッ」
/:::::::::::| ヽ----''"::\
http://up2.viploader.net/mini/src/viploader13647.wmv.html
14 :
水先案名無い人 :2006/02/27(月) 00:34:04 ID:Bl0aUAPS0
15 :
水先案名無い人 :2006/02/27(月) 09:46:30 ID:rL+Yt5930
699 名前: [ sage ] 投稿日:2006/02/26(日) 23:14:05 ID:LLKLPR8O0 「仏蘭西から独逸へ行っても試合に出ねば代表にはなれぬ」 「なに活躍してあんごーるすればよいではないか?」 「わしは実のところぼーるをしゅーとすることより捏ねることが好きなのだよ晴明。 このごろは一日中ぼーるを捏ねておれば、一向しゅーとなどせずともよいとも思うのだ」 「ではぶんですにはゆかぬのか?」 「ゆかぬとはいっておらん」 「ならばゆくとするか?」 「おう」 「ゆこう」 「ゆこう」 そういうことになった。
16 :
水先案名無い人 :2006/02/27(月) 09:58:03 ID:VcWmGa250
今、前スレを読み返していたところだ。 その途中で、たまらなくなってこの文章を書き出してしまったのである。 1000まで埋めるどころか>188や>240を読んでいるその途中で、興奮してきた。 凄い。 何という凄まじい、たまらないスレなのだろうか、これは。 書き込みが止まるたびに、もう、駄目かと思う。これまで、何十回、何百回 となく、「たまらぬ〜であった」とだけ書いてあるレスが書かれてきた。 そんな表現があるのは、何もこのスレだけではない。前スレでも、獏スレで も、これまでに死ぬほど書かれてきた。 その都度、そのたびに、なにか新しいネタはないかと思う。投下したいと考 える。その連続であった。 感情がすりきれる。 それがどうだ。 前スレを読んでいるうちに、半分も読んでいないうちに、この文章を書き出し てしまったのである。 いったいどうする。 どうしてくれる。 これは、とてつもないスレだぜ。 世界のいったいどこに、こんなに、獏文体を改変しただけの話を二千も書く 人間がいるというのだ。 さて、何度も言ってきたと思うが、もう一度言わせてくれ。 このスレも、絶対に面白い。 ヒマラヤにて 夢枕 獏
17 :
水先案名無い人 :2006/02/27(月) 14:28:16 ID:gP1R2lc40
前スレでまとめサイトが機能していないと いう話が出ていた・・・。 もし、誰かがWikiを借りたりする予定が あれば言って欲しい。 私は初代スレから全ての過去ログを所持して いる。助けになれれば幸いである。
18 :
水先案名無い人 :2006/02/27(月) 21:58:32 ID:0HVuAMuQ0
夜の山は賑やかである あまりに静寂であるが為、昆虫や鳥、獣の鳴き声が食い入るように 耳に入るのだ。 その静寂の中で、男は一人、スコップで穴に土を投げ込んでいた。 ざっ ざっ 大きな穴であった。 この男一人では到底掘れぬ穴であった。 しかし、男は一人、穴に土を投げる― おめえらよう、書き込む前に何か忘れちゃぁいねえかい。 たまらぬスレ埋めであった。
19 :
水先案名無い人 :2006/02/27(月) 22:26:00 ID:Ej3rMdRp0 BE:620598299-#
「ほほう、お主ほどの男でも誤爆することがあるのか」 右手から不似合いなしゃがれた声が聞こえた。
21 :
水先案名無い人 :2006/03/01(水) 00:12:08 ID:hawHO/kE0
ひとけのないガイドライン版で、ネタ職人が合間見えようとしていた。
名無しと>>1。「夢枕獏の文体のガイドライン」史上最も激しいネタの応酬が
幕を開けた!――BEを持ちガイドラインでのスレ立てを代行している
スレ立て人がいる。名は
>>1 。その>>1が新スレを立てたことを前スレ
>>971 から知らされたスレ住人は、
>>1 の立てた新スレを尋ねる。そこには、
かつてありえなかった光景が待ち受けていた。獏文体の金字塔、待望の第3弾!
>>1 これは、
とてつもない
スレだぜ。
夢枕獏の文体のガイドライン――夢枕獏
22 :
水先案名無い人 :2006/03/01(水) 01:37:04 ID:c7CP4Kiy0
腹の奥が熱くなる。 度の強い酒を一気に飲んだような、そんな熱塊が腹の底に涌いてくるのがわかる。 こらえられない こらえられない なんだあれは―― なんだあの1000の取り方は――
23 :
水先案名無い人 :2006/03/01(水) 01:47:48 ID:4pCwZWyH0
ところでよう。 おいら、一つ気になってることがあるんだ。 よく飢狼伝って書いているやつがいるが―― 正しくは餓狼伝だぜ。 辞書登録がお勧めだ。言語バーからできる。 象山も虎王も一発だぜ。
24 :
水先案名無い人 :2006/03/01(水) 01:57:02 ID:mx0KT+Ey0
ぞくり、 と、太い震えが尻を這い上がった。 自分の尻の底に、何か巨大な力の塊が、無尽蔵にあって、 それが次から次に駆け巡ってゆくようだった。 何だ!? これは? 便意― 自分の中で、獣が猛っている。 ああ― 次の駅まで持つだろうか。 よし、落ちついて息を吸え。 ひとつ。 ふたつ。 いいぞ。 便意がおさまってきた。 もう、どれくらいの時間が経ったのか― 十五分? そろそろ駅に着くはずである。 衝撃! いきなり第二波が襲ってきた。 ちぎれる。 ちぎれる。 獣を繋いでいる鎖が。 やめろ。 ぶつん・・・ 「おきゃああああああああああああああああ」 糞。 糞、糞、糞。 もう何も感じてはいない。 ただ天を仰いでいた。
25 :
水先案名無い人 :2006/03/01(水) 02:33:19 ID:i0cIh0ss0
天を仰ぎ、歯を噛んで、静かに熱い涙を流す三蔵を、深雪は呆れたように見つめたまま やがて深く深い溜息をひとつ吐きだしたのであった。
26 :
水先案名無い人 :2006/03/01(水) 18:39:55 ID:H165Tb8h0
27 :
水先案名無い人 :2006/03/01(水) 20:13:40 ID:d9CiJRFq0
あな、くちおしや。ここにもスレのありつるよ。
28 :
水先案名無い人 :2006/03/02(木) 02:13:57 ID:HRSNDf8E0
こんにちは、>28です。 あなた、大帝の剣お好きですか。 ぼくは、この大帝の剣というものが好きで好きで、ちょっと中毒みたいなところがある。 獏がこの大帝の剣の続きを書くという、それが少しばかりほんとうであるならば、これはもうぼくとしては非常にありがたい。 平成18年三月 このミスの隠し玉にて
29 :
水先案名無い人 :2006/03/02(木) 23:27:35 ID:3yR+JR8p0
「3月22日 獅子の門 青竜編」 これは一体どういうことだ――
30 :
水先案名無い人 :2006/03/03(金) 20:43:35 ID:7GTQI0qG0
とてつもなく
31 :
水先案名無い人 :2006/03/04(土) 00:22:57 ID:C7P2e67c0
イナバウアー
32 :
水先案名無い人 :2006/03/04(土) 00:26:45 ID:p4m5WCbA0
,,,──-____ _/´- \ / / ./ヽ `ヾ ヽ / / |∩| 彡\ | | ミ ( ● ) | ヽ ). | あひゃららららららっ! | | | ● ● / / / .| (_/ ヽ /| (_/\ | ∪ ̄ ̄_|U⌒´|. | | .(___) |`⌒´|_ ──────── ┻┻ .(___) ──────── ┻┻
33 :
水先案名無い人 :2006/03/04(土) 02:43:27 ID:yFmhghpm0
ー アー ウアー バウアー ナバウアー イナバウアー
34 :
水先案名無い人 :2006/03/04(土) 03:57:19 ID:yGojnEkr0
跳。 跳。 踏。 廻。 廻。 廻。 イナバウアー。 たまらぬフィギュアスケーティングであった。
35 :
水先案名無い人 :2006/03/04(土) 19:15:47 ID:Qxvfc/2m0
「ゆくか」 「うむ」 「ゆこう」 「ゆこう」 そういうことになった。
36 :
水先案名無い人 :2006/03/04(土) 23:08:13 ID:XGrxU0rj0
今井メロ― 安藤美姫― 「金メダルをとるか」 「うむ」 「とろう」 「とろう」 現実はそういうことにはならなかった。
37 :
水先案名無い人 :2006/03/05(日) 06:07:14 ID:jBJGDMJ6O
38 :
水先案名無い人 :2006/03/05(日) 13:38:14 ID:1dvJVESb0
否。 ばうっ。 ――あぁ。 たまらぬ金メダルであった。
39 :
水先案名無い人 :2006/03/05(日) 14:19:43 ID:EEQSdWZg0
ばう ばう たまらぬ松村であった。
40 :
水先案名無い人 :2006/03/05(日) 22:36:23 ID:Lz2xy7nG0
ピロ ピロ たまらぬ松村であった。
41 :
水先案名無い人 :2006/03/06(月) 00:33:30 ID:4Yd/g2VuO
。 ね。 すね。 ですね。 ぉですね。 のぉですね。 あのぉですね。 たまらぬ松村であった。
42 :
水先案名無い人 :2006/03/06(月) 02:47:47 ID:YseYHjLg0
匠十段というやつを食った。 もうこれ一個で翌日の昼まで生きていける。 そのような思いがわき上がるくらい、 腹がくちくなった。 うまい。 幸せだ。 うまい。 幸せだ。 うむ、これが食う幸せというものなのだ―――。 八丁味噌の香りを鼻いっぱいに吸い込みながら、 むしゃ、むしゃ、と咀嚼は止まらなかった。
43 :
水先案名無い人 :2006/03/06(月) 17:22:37 ID:NXp4zC820
>>42 以前モスの店員から聞いたのだが、
あれの材料に手を触れていいのは
その店のなかで選ばれた一人だけらしい。
そして、調理することもその人間しかしては
ならないと。
たまらぬこだわりであった。
44 :
水先案名無い人 :2006/03/07(火) 10:54:08 ID:eY+Fhw6C0
「それはまことかよ・・・」 「たまらぬなあ」 「ああ」
45 :
水先案名無い人 :2006/03/07(火) 10:56:09 ID:aaSdmDDjO
なるほど、こだわりか。 うむ。 しかし、匂うな。 ほう─ して、その心とは。 なあに、簡単なことよ─ モスバーガーのみが、こだわっている訳でもあるまい。 うーむ、 では、俺が踊らされてるとでもいうのかい。 二人のマックナゲットから、ほのかに金木犀の香りが立ち昇った。
46 :
水先案名無い人 :2006/03/07(火) 12:21:49 ID:OYYzc7cV0
「ひろしよ――たまには寿司を喰ろうてみたいものよ」 ぴょんきちは両生類の笑みを浮かべていた。
47 :
水先案名無い人 :2006/03/07(火) 12:49:59 ID:kryC3OuO0
にぃ。
48 :
水先案名無い人 :2006/03/07(火) 13:14:04 ID:dMJTfGEU0
ぐら。 ころ。 ぐら。 ころ。 ぐら。 ころ。 ぐら。 ころ。 ぐら。 ころぉぉぉっ。 たまらぬ冬季限定メニュウであった。
49 :
水先案名無い人 :2006/03/07(火) 13:23:45 ID:C34Cd9SZ0
ぐろ。 こら。 ぐろ。 こら。 ぐろ。 こら。 ぐろ。 こら。 ぐろ。 こらぁぁぁっ。 たまらぬ見間違いであった
50 :
水先案名無い人 :2006/03/07(火) 17:01:33 ID:iKQyx9Pk0
「押すなよ」 「絶対に押すなよ」 その背中を どん と押した。 熱湯風呂から沈丁花の香りが立ち昇った。
51 :
水先案名無い人 :2006/03/07(火) 20:49:27 ID:WnaokA5t0
特に特徴のある二人組ではなかった。 二人とも中肉中背。 強いて挙げるならば片方がメガネということだろう。 軽い囃子のあと、リズミカルな歌とダンスが始まる。 ―――お前の武勇伝など聞きたくない 最初はそう思っていた。 歌とダンスにあわせてネタが披露される。 歌、ダンス、ネタ 歌、ダンス、ネタ 歌、ダンス、ネタ
52 :
水先案名無い人 :2006/03/07(火) 20:55:55 ID:WnaokA5t0
最初はとまどっていた観客達も笑いどころがわかってきたのか、次第に熱を帯びてくる。 その熱にあてられるかのように、文七の指もいつのまにかリズムを刻んでいた。 「意味はないけれどムシャクシャしたから―――」 密教にも似通った一説がある。 一切無意味無借捨死宝――― ペケポンという真言を残しステージは終わった。 たまらぬオリエンタルラジオであった。
53 :
水先案名無い人 :2006/03/07(火) 23:47:37 ID:MlbgP1ZFO
ここからトイレまでの距離は、果てしなく遠い。 前蹴りで距離をはかる。当たらない。 トイレはまだ、見えてもいなかったからだ。 もし、ここでもらしたら── おれは、それで、社会的な地位を失うことは無いだろう。少なくとも、走ってる最中に、そんなことを思いはしない。思っても意味がないからだ。しかしおれは(中略) もうやめろ今はこいつを痛出すことを右考え曲がねばなら疲いいぞ距離があと30犬を避けジャンプあと20この路地を右であらコケた…… ズボンの尻が重い。
54 :
水先案名無い人 :2006/03/07(火) 23:52:32 ID:mspVh4n80
>>51 あっちゃんは──
中背より上背があるんじゃないかい?
そう言いたいが、言葉が出なかった。
これだけの完成度を誇るネタにケチを付けるという行為が自分などに許されるのか、分からなかったのだ。
それが、象山を沈黙させていた。
武勇伝。
武勇伝。
武勇伝、伝、伝、伝、伝。
歌だけが、この世界で唯一生きているかのように感じられた。
55 :
水先案名無い人 :2006/03/08(水) 09:05:26 ID:tZXvh7b60
「私もちょっと(2回目のオリンピックを)味わってみたくなった。今回は、こんな感じということで」 「よかった〜4回転やってぇっ!!」 「今回は自分の夢をかなえられました、次は勝ちに行かなきゃ」 「また4年後に会いましょう〜その前はもう会わないから〜チャオ〜」 「はい」←「…右足は完全に治っていたんですか?」(バンキシャの菊川怜の質問から) 「本当に4回転のことだけを考えて滑っていたので…」 「足が疲れて滑れていなかったが、夢の舞台で挑戦できて心からうれしい。」 「憧れの選手はしーちゃんです」←憧れの選手はという質問に対して。 「荒川さんも最初のオリンピックはダメだったから」 「しーちゃんぐらいになるとメダルを取るのが義務」 「次はメダル獲りたい。しーちゃんと同じやつをとりたい。」 ( 同じ「やつ」を ) 「バンクーバー!バンクーバー!」 「(次の五輪も出るのかという問いに)行くよ〜!!」 「バンクーバー、行くよー」 「なんか”4回転の安藤美姫が帰ってきた”って感じで〜」 「ずっとノートを取っていると、腕が疲れてきてつらい」 「どこか緊張していた。これをバネにいつでも100%の実力を出せる選手になりたい」 「国の代表として自覚をもって順位をとって帰らないといけないと今回初めて知った。 バンクーバーではメダルをもって帰りたい」
56 :
水先案名無い人 :2006/03/08(水) 09:15:49 ID:tZXvh7b60
めかっ 象山の拳が安藤の鼻柱に深くめり込んでいた。
57 :
水先案名無い人 :2006/03/09(木) 21:08:01 ID:c64Ub3eu0
くわわわわわわっ
58 :
水先案名無い人 :2006/03/09(木) 22:53:14 ID:Og/Gb6ER0
あひゃららららっっ
59 :
水先案名無い人 :2006/03/10(金) 07:08:35 ID:Nmmbi9B90
あげげげげげっ
60 :
水先案名無い人 :2006/03/10(金) 21:37:47 ID:6e/Au9XM0
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;\\ __|_ .|;;;;;;;;;;;;;; ─ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;\ _ノ、| .│;;;;;;__|_|;;;;;;;;;;;;;;;;\ __ \/ _ー-- =ヽ;;;;;;;;\ l__ ii ⊂__/_ソ(( (人_ \;;;;;;\ ノ l (/ノ ヽミ / \;;;;;;;ヽ< ノ || ( ) ||─|(( ) || |=< \__/⌒.\_//\ > l__ ii /;;;;;U/ ;; U/ =< ノ l / υ_(__ V;;;;;/// < ノ /υ ノ_//_| = / (___ヾ|. u / ┃ | )_|_|/\| U / ┃ | /;':.・:゚・;:| .u u / ┃ /;:.;';.'..,・:/\ / ┃ /,;:';'; ・:,;:';':/./\\;;;;;/ /j;,.゚r:.;';.'..,・゚・/;;;; ヽ_/ / ,;';':.・: ,;';':.・:;/;;;_彡ー
61 :
水先案名無い人 :2006/03/11(土) 00:48:50 ID:MpDwo6B2O
男は見た。 その書き込みを、である。 なんと言う。 なんと言う書き込みで有るか。 ぞわり。 男の体内で、熱が高まるのを感じる。 まさか。 まさかこんなAAで。 「止められる、とは」 知らぬ内に、男はそう呟いていた。 いや、はや、まさか。 漫☆画太郎、とは――― その様な生き方を俺は知らぬ。 にぃ、男は口端を吊り上げる。 「やるねぇ」 男は掠れた声で小さく、そう呟いた。
62 :
水先案名無い人 :2006/03/11(土) 05:04:57 ID:ddz7ru5i0
「すわっ――」 びくっ。 びくっ。 びくっ。 ぷいにゅー。 たまらぬトッププリマであった。
63 :
水先案名無い人 :2006/03/11(土) 11:45:54 ID:1x9t5g3U0
「昨日、人を殺してきた」 「あらあら」 「鍛錬のしすぎで血の小便を流したことがあるかい」 「あらあら」 「握力も100キロを超すと、ナイフを素手で握ることもできるんだ」 「あらあら」 そうして男は出てきたタケノコ飯を一瞬で食べ尽くした。 足りぬ、と言わんばかりに空になった茶碗を机の上に置く。 「おかわりいかがですか?」 海に面した欄干の上で海猫がみゃぁと泣いた。 ネオベネチアの春。人々も草木も、むくむくと活動を始める季節である。
64 :
水先案名無い人 :2006/03/11(土) 20:58:03 ID:jUOAsxAE0
「これが癒し系アニメか?」 「うむ」 「そうか」 「そうだ」 そういうことになった。
65 :
水先案名無い人 :2006/03/12(日) 05:26:39 ID:ahQHRong0
頭上に花がありました。 その下にひつそりと無限の虚空が満ちていました。 ひそひそと花が降ります。 それだけのことです。 ほかには何の秘密もないのでした。 菊地は由魅の顔の上の桜の花びらを取つてやらうとしました。 菊地の手が由魅の顔に届こうとした時に、なにか変わつたことが 起こつたように思はれました。 すると、彼の手の下には、降り積もつた花びらばかりで、由魅の 姿は掻き消へて、ただ幾つかの花びらになつていました。 そして、その花びらを掻き分けようとした菊地の手も、菊地の体も 伸ばした時には最早消えていました。 あとに、花びらと冷たい虚空が張りつめているばかりでした。
66 :
水先案名無い人 :2006/03/12(日) 16:52:38 ID:QeoVBzbu0
67 :
水先案名無い人 :2006/03/12(日) 19:42:53 ID:AnPmMD+O0
「こすらないでいい。」 「いいのかい」 「いいさ。頼んでるんだ」 「しかし、泡が広がらないぜ」 「これをつかえばいい。」 「何?」 「これさ。」 ――バスマジックリンワイドハイター たまらぬ洗剤であった。
68 :
水先案名無い人 :2006/03/13(月) 02:23:46 ID:rVNnjchW0
69 :
水先案名無い人 :2006/03/13(月) 10:49:43 ID:h3uFgQJT0
これは、とてつもない誤審だぜ―― それしか言葉が出てこなかった。 たまらぬ八百長であった。
70 :
水先案名無い人 :2006/03/13(月) 16:46:12 ID:S13aN9Wj0
抗議した。 抗議した。 抗議した。 さらに抗議した。
71 :
水先案名無い人 :2006/03/13(月) 19:26:33 ID:y8b3BEux0
「誤審かよ」 「そのようだな」 「たまらんなあ」 「ああ」
72 :
水先案名無い人 :2006/03/13(月) 20:17:39 ID:ksk/7b8r0
「なぁ―― 」 「なんだい?」 「あんたの鼻、赤くなってるぜぇ」 「―― 」 「おめぇさんは本当に可愛いよぅ―― 」 「―― 」 「―― 」 「なぁ、おい」 「どうした」 「俺はよぅ、おめぇさんに出会えて本当に嬉しく思うよ―― 」
73 :
水先案名無い人 :2006/03/14(火) 07:56:11 ID:sgoOQJZF0
「プロレスは八百長――」 「ああそうさ」 「けどな、野球も八百長だろ」 返す言葉もなかった。
74 :
水先案名無い人 :2006/03/14(火) 10:18:58 ID:7pAZDo4b0
ここで八百長とは何か説明しなければならないのでございます。 かつて私はとあるプロレスラーに「八百長って何ですか?」という 今思えば背筋も凍るような質問を投げかけたのでございます。
75 :
水先案名無い人 :2006/03/14(火) 12:01:42 ID:j/PJbOQB0
わたくし既婚の王監督でございます
76 :
水先案名無い人 :2006/03/14(火) 12:12:22 ID:0jcBiLyL0
>>74 「そんな事を言う奴はね、リングに上がってくればいいんだよ」
顔を真っ赤にしながら怒鳴った男がいた。
ジャイアント馬場であった。
77 :
水先案名無い人 :2006/03/14(火) 18:11:40 ID:5TZhuhpF0
「それじゃあ、試させてもらえるかい?」 笑みを含んだ、錆びた口調で男が言った。 久我重明。 下着の黒い男であった。
78 :
水先案名無い人 :2006/03/16(木) 08:19:14 ID:ciWfKFQp0
あがっ!
79 :
[;Д;] :2006/03/17(金) 01:16:03 ID:jrJUh7L40
夢枕獏の文体のガイドライン風味でお楽しみ頂けますでしょうか―――。 一礼した黒服を、毒蝮は無言でねめつける。やがて、 「ばろす。」 にぃ、と太い笑みが浮かぶ。到底笑顔には見えぬ凶顔は、しかし、確かに笑っていた。 おもしれぇ。 おもしれぇじゃねえかよ。
80 :
水先案名無い人 :2006/03/17(金) 13:00:33 ID:la0IwA3W0
メキシコ――― すごい事が起きた。 何を書いていいのかわからない。 メキシコ、ありがとうメキシコ。
81 :
水先案名無い人 :2006/03/17(金) 13:29:28 ID:Fcrbxvjy0
82 :
水先案名無い人 :2006/03/18(土) 03:01:34 ID:E+Ce2GbS0
ほう? じゃ、きみはあれがホームランだと言うのかね。 まさか、きみは、このわたしに、ホームランが何であるかを教えてくれようとしているのかな。 わたしは、きみが、鼻たれのガキの時分から、審判をやっていた男だよ。 そのわたしに、きみは野球の講義をしようというんじゃないだろうね
83 :
水先案名無い人 :2006/03/18(土) 08:48:36 ID:cv8nIfMh0
上下にも、左右にも、避けられぬ―― ど真ん中に渾身のストレートが決まった。 「ボール、フォアボール」 にやついた顔でアンパイアがコールする 「馬鹿っ!」 毒島の膝がアンパイアの顔面に何度も何度もたたき込まれていた。
84 :
水先案名無い人 :2006/03/18(土) 11:30:19 ID:yz7jWPy+0
221 名前:番組の途中ですが名無しです[] 投稿日:2006/03/17(金) 13:02:29.78 ID:aGdSM21T0 ?# 「我々が次のステージへ進むことは適わなかった、しかし残されていた 最後のもう一つの椅子に座るのにアメリカは相応しくないチームだった。 我々が日本をその席につける力になれたのなら幸せだ(メキシコ選手の談話)」 たまらぬメキシコであった。
85 :
水先案名無い人 :2006/03/19(日) 10:36:39 ID:HXs8or710
あげっ
86 :
水先案名無い人 :2006/03/19(日) 23:23:55 ID:AWBcvhsO0
やるじゃねぇか、メキシコ― 男はそう思いながらPCの電源をいれ、 アウトルックを開いた。 13時間でスパムが35通、削除フォルダに入っていたが、 一つだけ禁止ルールから逃れ、受信に入っていた。 それを読んだとたん、男の腕には鳥肌が立ち、臓腑がひっくり返り、 ゆるんだ尻の穴からは大便が漏れ返りそうになった―
87 :
水先案名無い人 :2006/03/19(日) 23:30:20 ID:AWBcvhsO0
田中 美紀 ID:121842 SIZE:T165B89W58H88 Fカップ 職業:エステ店経営(母親と一緒に) 年齢:28歳 年収:12000万円 自己紹介:読者モデルや下着、Tバックのモデルもやっています 『あなたが私のお相手になりました。選考委員会からあなたのことを紹介 してもらいました。実は、私、あなたのことを、拝見しておりまして、近 くのコンビニや駅で何回か見かけたことがあるんです。好感の持てる方 だなと思い、ぜひ、お会いしたいなと思っていました。あなたともっと親 しくなるきっかけを作りたいと思い、そんな時、このサイトに出会って入 会しました。私、駅前から近いマンションに住んでいるんです。ぜひ、遊 びに来ませんか?私の手料理ご馳走しますよ!ぜひ、遊びに来てくださいね!あなたからのお返事をお待ちしております。By Miki I love you 』 ttp://www.mariatt.net?num=500 なんという女か― 年収12000万円。 ありえない数字だ。 Tバックのモデルとはなにか― しかもストーカーではないか。 このような女に惚れられているとは。 たまらぬ女難であった。
88 :
水先案名無い人 :2006/03/20(月) 00:27:06 ID:Zvzvgr+H0
「会おうか」 「会おう」 そういう事になった。
89 :
水先案名無い人 :2006/03/20(月) 04:13:38 ID:prYAoLz30
「AOUか」 「AOU」 幕張駅集合ということになった。
90 :
水先案名無い人 :2006/03/20(月) 10:07:13 ID:CZEiqAT50
たまらぬ怪しさであった。
91 :
水先案名無い人 :2006/03/20(月) 10:28:10 ID:etWGbB+B0
「おい――」 宇名月典善が、声をかけてきた。 なんだ。 「おめえ、笑ってるぜ」 宇名月典善が言った。 そうか、笑っているのか、このおれが―― と、87は思う。 思ったその時―― 「おれがゆこう」 典善が、ぼそりとつぶやいた。 なに? 今、何と言ったのか、このじじいは。 「おれが、その美紀ちゃんとやらのマンションへ遊びにゆくぜ……」 宇名月典善が言った。 言った時には、もう、宇名月典善は、背を向けて月光の中を歩き出していた。 「待て」 87は、その背に向かって声をかけた。 「ゆかせぬ」 「なに?」 典善が、ゆっくりと振り向き、炯と光る眼を87に向けた。 「ゆかせぬと、言うたのよ」 「――」 「美紀ちゃんのマンションに行き、手料理をゴチになるのは、この俺よ」 「ほう……」 典善の左右の唇の端が、つうっと吊りあがった。 唇がV字形になった。 「我が命に代えても」 87が言った。 その声が、わずかに掠れていた。
92 :
水先案名無い人 :2006/03/20(月) 10:40:48 ID:9aFpSqgN0
93 :
水先案名無い人 :2006/03/21(火) 01:04:04 ID:2lUIKKe/0
春風のやわらかさが、頬を撫でてゆく。 どこかしらの庭に咲いたのだろう。梅とも、桃ともかぬ花の香が空気に溶けていた。 そのうす甘い風に頬を撫でられながら、ひとり空を見あげる。 悪かった。 おれが悪かったんだ―――。 そう言えれば良い。言えれば良いが、言えぬには訳があった。 誤爆したのだ。 魔王のガイドライン4に。 おれが悪かった。 今更いった所でやぶ蛇であろう。ただただ、柔らかな甘い風になぶられながら、 空を睨みつけているのである。
94 :
水先案名無い人 :2006/03/21(火) 04:37:00 ID:D1G0ITfk0
>>93 が誤爆したあとの魔王スレはすでに
夢枕レスで溢れている。
傍迷惑な――。
95 :
水先案名無い人 :2006/03/21(火) 10:02:21 ID:6RhYHIlO0
「恥ずかしいよう」 「恥ずかしくて死んじゃいたいよう」 「デスクトップ流れちゃったよう」 「情報漏洩だよう」 自衛隊、警察内部、官僚政治家――― ウイルスの猛威が吹き荒れた2006年であった。
96 :
水先案名無い人 :2006/03/21(火) 15:32:51 ID:GzOnp7hW0
日本が優勝。 たまらぬ世界一であった。
97 :
水先案名無い人 :2006/03/22(水) 19:31:53 ID:O0O+TKvm0
あげっ
98 :
水先案名無い人 :2006/03/23(木) 08:41:13 ID:TB25e2Qo0
あがばあっ!!
99 :
水先案名無い人 :2006/03/25(土) 10:51:29 ID:qMsqVeOn0
じゃっ
100 :
水先案名無い人 :2006/03/26(日) 21:45:39 ID:vyMAb2L20
久々に餓狼伝4巻を読み返す。 裏表紙の筆者近影。 近年とは似ても似つかぬ、夢枕獏17年前の姿であった。
101 :
水先案名無い人 :2006/03/27(月) 01:27:04 ID:CRrxnHKR0
60歳。 頭ははげている。汚らしくツバを吐く。 身体もたるんでいる。 しかし――― ジャイアントスイングを21回。 どうだ。 こんな60歳がいるか。 これがプロレスだ。 40年もプロレスができるか。 俺はやってきた。 アナウンサーが心なしか湿った声で叫ぶ。 「プロレスを、プロレスをしようじゃないか」 数々の団体を渡り歩いた最後の舞台――― 13分01秒、フォール負け。 永源遙、最高の引退試合であった。
夢枕獏の成分解析結果 : 夢枕獏の88%は微妙さで出来ています。 夢枕獏の9%は玉露で出来ています。 夢枕獏の2%は睡眠薬で出来ています。 夢枕獏の1%は下心で出来ています。
丹波文七の成分解析結果 : 丹波文七の43%は嘘で出来ています。 丹波文七の35%は知識で出来ています。 丹波文七の14%は不思議で出来ています。 丹波文七の7%は優雅さで出来ています。 丹波文七の1%はカテキンで出来ています。 これっぽっちも強そうにみえぬ。 たまらぬ武道家であった。
>102 君。獏の成分にヒマラヤもウィスキーも小田原も含まれていないなんて、そんな事を言ってはいけないよ。
こんなのは、どうだい? 龍王院弘の成分解析結果 : 龍王院弘の96%は魂の炎で出来ています。 龍王院弘の3%は蛇の抜け殻で出来ています。 龍王院弘の1%は度胸で出来ています。
>>101 こんにちは、永源です。
あなた、プロレスお好きですか。
ぼくは、このプロレスというものが好きで好きで、ちょっと中毒みたいなところがある。
あなたがこのプロレスを好きで、そして少しばかりロマンチストであるならば、これはもうぼくとしては非常にありがたい。
平成18年三月 中能登町にて
>>105 始め見たときはネタであろうと思った。
しかし実際に分析してみると、まことであった。
龍王院弘、たまらぬ男であった。
おきゃあああっ!
ま た 弘 か
おれたちはな、おめえ、弘でご飯3倍はいけちまうんだよ……
>>103 餓狼伝BOYをたまらなく言い当てている解析であった。
なぁ、その猫。 ひょっとして、 生きてないんじゃねぇのかい――
獅子の門の新刊みんな読んだか? 芥と志村の試合、凄絶だったけど新表現に吹き出しちまった。
193 名前: 名無し職人 [sage] 投稿日: 2006/03/29(水) 06:50:50 グーチョキパーを、 グーチョキパーを利用して、 一体何を生み出しましょうか。 一体何を生み出しましょうか。 右の手には、握りこぶしをつくり、 左の手では、ハサミをモチーフにした形をつくり、 おや、カタツムリでございます。 カタツムリに、さも似たりでございます。
下げるぜ
そうだ。 このメールで武部を追い詰めるんだ。 そして小泉政権を倒すんだ。 …… あれ? たしかおれは国会で質問していたはずなのに。 野田さん? それに前原代表も。 どうしたんですか。 どうして二人とも泣いてるんですか。 獅子の門最新刊発売&民主党執行部総辞職記念カキコ。
「ぬうっ」 文七はモニターの前で声を上げた。 今日のためにネタを考え、お気に入りのスレに 貼るつもりだったのだ。 「ぬうっ」 また声をあげた。 日付が3月32日なのだ。 これでは―― 「これじゃあ、エイプリルフールの釣りニュースが 貼れねえじゃねえか」 腹の底から搾り出すように、文七は唸った。 秋葉原のネットカフェに、金木犀の香りが漂っていた。
こんにちは、文七です。 あなた、獣臭お好きですか。 ぼくは、この獣臭というものが好きで好きで、ちょっと中毒みたいなところがある。 あなたがこの獣臭を好きで、そして少しばかり香りが漂っているならば、 これはもうぼくとしては非常にありがたい。 平成18年三月 真夜中の公園にて
123 :
水先案名無い人 :2006/04/04(火) 01:50:31 ID:eU57gS3t0
「おい、これが第一話の作画かよ」 文七がたまらず呻く。 「まあまあ、しばらく見守ろうじゃねえか」 象山が富乃宝山をくいっと飲み干す。 花の香りがする芋焼酎だ。 しばらくして、原作の漫画とリンクしていることに気づく。 そうか、この回は―― ずんとこぽこてんずんとこぽん ずんとこぽこてんずんとこぽん 文七の肩が、無意識にリズムを刻んでいた。
124 :
水先案名無い人 :2006/04/04(火) 01:57:24 ID:eU57gS3t0
美しい風景、心地よしセリフ廻し。 そうだ、このアニメは作画を超えた位置にあるのだ。 もみ子のマイペース、アリア社長のもちもちぽんぽん、アリシアのあらあらあら。 そして、癒しの一言ではすまされない音楽―― エンディングテーマ「夏待ち」 文七と象山の二の腕を鳥肌が疾った。 ARIA The NATURAL たまらぬアニメであった。
くぅ―――。 >125を見つめながら、ただただ歯がみするのみ。
夢ま倉獏一郎 風呂敷は畳み方より広げ方の方が大事だと思うんです。 「キマイラ」の最初の頃はまだ首尾一貫した物語を組み立てようと考えていたんです。 でも、やっていて思ったのは、長編小説というのは どんどん変わっていくんです。 長い間書き続けていると、必然的に変化していかざるをえない。 そういうライブ感を大事にした方が、全体としてはプラスだと判断したんです。 「餓狼伝」からは一応は想定するんだけど、それには逆にこだわらず、いきあたりばったりの方をむしろ優先していきました。 読者の方はやはりその辺の辻褄を気にするんですけど、あの関口苑生さんであっても(笑)。 「あと何巻で終わるんですか」って言われても、「それは"常に変化する"ってことで説明がつく」と(笑)。
どうもすみません。これは、おわびのためのあとがきです…。 夢枕獏作品のご愛読、ありがとうございます。 なぜ、突然、作者のぼくが、こんなのあとがきを書くのか? それは、現在連載中の数々の長編の終了時期について、大変重大なミスが 以前の単行本の後書きにあったためです。 そのことについての抗議の手紙や電話をたくさんいただきました 「ふざけるんじゃねえ!」とか「いいかげんな後書きをかくな!」とか 「夢枕獏はウソつきだ!」とかの、読者の皆さんの絶望と怒りと悲しみの声でした。 (おっと…ミスに気づかなかった読者のみなさん!「へえ〜、そーなの、どこかな?」とかいって、 わざわざ探したりしないでください) そこで、その箇所を訂正して、ここでおわびするために、このあとがきを書いたのです。 夢枕獏の長編小説は、壮大な構想と緻密な計算のもとにつくられている作品ですが、長くかきつづけると、 そこにヒズミやキズができてくるということでしょうか…。 「夢枕獏はウソつきだ」と思った少年少女のみなさん、どうもすみませんでした。 夢枕獏はウソつきではないのです。まちがいをするだけなのです……。 それでは、これからもぼくの作品の応援、よろしくね。
>127 「さすが獏だな」 「さすが獏だ」 「俺たち凡百には出来ぬ事を平然とやってのける」 「そこにしびれるな」 「あこがれもしよう」
「たまらぬな」 「ああ、たまらぬ」 「しかし」 「うむ……」 「読む方もたまらぬ」 「……たまらぬなぁ」
こういう「獏文体じゃないけど獏ネタ」は板違いかなみんな。
それから
>>127-128 の元ネタは解りますか?
内輪ウケ狙いがウザくてキモいんだよ。
無駄。 オラ。 無駄。 オラ。 無駄。 オラ。 無駄。 オラ。 無駄。 オラ。 無駄。 オラ。 無駄。 ――たまらぬオラオラ合戦であった。
内輪ウケを狙うスレだろ。
そう言って男は太い笑みを浮かべた。
まだだ。 (はあ) まだできる。 (ひい) どの作品の獏文体だとか、 (ふう) いつの頃の獏文体だとか、 (はあ) そんなのは、もう関係がない。 (ひい) 気持ちだ。 (ふう) 感情だ。 (はあ) うまく言えないが、 (ひい) 技術なんかより、もっと原初的なもの。 (ふう) ああ。 (はあ) ぞくぞくするな。 (ひい) 嬉しいな。 (ふう) 楽しいな。 (はあ) なあ、獏たち。
小さい頃、既に悪餓鬼だった。 不良と呼ばれるようになったのは、15才の頃からであった。
それでは誰も理解出来ぬ そう、悪いのはおまえなのだよ −−だからもうお休み−
>137 ララ。 バイ。 ララ。 バイ。 ―たまらぬ子守唄であった。
三日ほど更新がない。 それが何故か落ち着く。 そういうスレもあるのだ。 それはそれでいいではないか。 平成18年四月 五反田風俗店にて
141 :
ラノベ板から――ちいっ、くふうっ、けえっ。 :2006/04/10(月) 10:29:49 ID:/E4NjmZ/0
254 :イラストに騙された名無しさん :2006/04/09(日) 17:09:24 ID:defnfHf+ キマイラよりも大帝の剣や乱造を早く見たい。 格闘小説はもういいわ。 いい加減どっかで切り上げてくれよ。 255 :イラストに騙された名無しさん :2006/04/09(日) 17:53:09 ID:DQwTQRLp しかし、俺達1ファンの魂の叫び(慟哭)など獏には届くまい。くうっ 256 :イラストに騙された名無しさん :2006/04/09(日) 17:56:35 ID:zMCpIt5e 獏よう。 獏よお。 届かぬ慟哭であった。
>>140 当分完結しない。
それが何故か面白い。
そういう物語もあるのだ。
それはそれでいいではないか。
平成18年四月 五反田風俗店にて
「ぱっきゃまらぁ」 「応」
もし―― もし、見つかってしまったら―― 親父に殺される。 殺されちまう。
145 :
水先案名無い人 :2006/04/10(月) 23:23:24 ID:WHMY78ox0
出ない音は ドと レと ミと フと ァと ソと ラと シと ド 空即是色 受想行識亦復如是 舎利子 是諸法空相――
あなたがこの獏文体を好きで、そして145の間違いを見逃してくれるならば、これはもうぼくとしては非常にありがたい。 平成18年四月 飛田新地にて
>>146 >平成18年四月 飛田新地にて
何やってんだ獏!
次はすすき野で語りそうだな
コンドームをしなさい。 平成18年四月 カトマンズの売春宿にて
怪!男!児! 怪!男!児!
まあなんていうか、だ 仕事しろ>獏 amazonで取り寄せてやッから
成田アキラ>>>>>>>>>>獏 いつから獏は風俗ルポライターになったんだw
これだけでおおむね話の内容がイメージできるというところがすさまじいなあ。
こんな文書けるのはあとにも先にも獏しかいないだろうな
夢野久作なみだな
>>154 . -―- . さすが獏!
/ ヽ
// ', おれたちにできない表現を
| { _____ | 平然とやってのけるッ!
(⌒ヽ7´ ``ヒニ¨ヽ
ヽ、..二二二二二二二. -r‐''′ そこにシビれる!
/´ 〉'">、、,,.ィ二¨' {. ヽ _ _ あこがれるゥ!
`r、| ゙._(9,)Y´_(9_l′ ) ( , -'′ `¨¨´ ̄`ヽ、
{(,| `'''7、,. 、 ⌒ |/ニY { \
ヾ| ^'^ ′-、 ,ノr')リ ,ゝ、ー`――-'- ∠,_ ノ
| 「匸匸匚| '"|ィ'( (,ノ,r'゙へ. ̄ ̄,二ニ、゙}了
, ヘー‐- 、 l | /^''⌒| | | ,ゝ )、,>(_9,`!i!}i!ィ_9,) |人
-‐ノ .ヘー‐-ィ ヽ !‐}__,..ノ || /-‐ヽ| -イ,__,.>‐ ハ }
''"//ヽー、 ノヽ∧ `ー一'´ / |′ 丿! , -===- 、 }くー- ..._
//^\ ヾ-、 :| ハ  ̄ / ノ |. { {ハ. V'二'二ソ ノ| | `ヽ
,ノ ヽ,_ ヽノヽ_)ノ:l 'ーー<. / |. ヽヽヽ._ `二¨´ /ノ ノ
/ <^_,.イ `r‐'゙ :::ヽ \ `丶、 |、 \\'ー--‐''"//
\___,/| ! ::::::l、 \ \| \ \ヽ / ノ
むしろ筒井康隆っぽい
161 :
ネタ振り。 :2006/04/16(日) 12:03:25 ID:7TeZHIns0
もし獏が ・仮面ライダー(特に平成ライダー) ・ウルトラマン ・ガンダム ・ギャルゲー を描いたら?
テン。 ジャック。 クイーン キング。 エース。 ウェーイ。 たまらぬ、ロイヤルストレートフラッシュであった。
幼少時の前田日明がウルトラマンの最終回でウルトラマンを倒したゼットンが最強だと思い、これを倒すことこそが宿命と感じ、格闘技の道に入っていったらしい。 これ知ったのって確か獏の本だったような。 ちなみに前田日明VSゼットンは未だ実現していない。
にいっ。 たまらぬ草加の笑顔であった。
「ネタを振っておいて、己は座して待つというのは
数多の住人に対して非礼というものなのだ、博雅――」
「うむ――」
「だからこそ、
>>161 は、あの厭味な笑顔を
ほんの一語で表現してみせるという、離れ業をやってのけたのだよ」
「そういうものか」
「そういうものだ」
「丁度よいな。
>>164 を、
>>162 と共に今宵の肴にしようではないか」
「お、おう」
兄。 兄。 キャスバル。 兄。
現在の連載リスト 「獅子の門 雲竜編」 光文社『小説宝石』 「キマイラ・シリーズ」 朝日ソノラマ『ネムキ』 「新・魔獣狩り 空海編」 祥伝社『小説NON』 「陰陽師・シリーズ」文藝春秋『オール讀物』・他に不定期 「小角の城」早川書房『SFマガジン』 「闇狩り師」徳間書店『SF Japan』 「大帝の剣」エンターブレイン社『週刊ファミ通(2005年12月より)』 「大江戸恐竜伝」小学館『本の窓』(月に呼ばれて海より如来(きた)るの第2部) 「餓狼伝」双葉社『小説推理』 獏さん……もういい…もういいよお…… もう……いいじゃんかよう…… 獏さんよう!!
獅子の門 朱雀編の挿絵の久我さん おっぱい! おっぱい! おっぱい おっぱい! おっぱい! おっぱい! ∩ ∩ ノ) おっぱい! おっぱい! 川 ∩ 川彡'三つ おっぱい! おっぱい! ⊂ミ∩、⊂ミ∩彡⊃ おっぱい! おっぱい!⊂三ミ( ゚∀゚)彡三彡三⊃ おっぱい! おっぱい! ⊂彡川⊂彡川ミ⊃ おっぱい! おっぱい!⊂彡川∪⊃ U川彡⊃ おっぱい! おっぱい! (ノ ∪ 川 ∪ミ) おっぱい! おっぱい! ∪ おっぱい! おっぱい! おっぱい! おっぱい! おっぱい! おっぱい!
>168 腕。おっぱい。腕。振。おっぱい。おっぱい。叫。振。腕。おっぱい。 腕振絶腕左叫右おっぱい涙振叫おっぱい腕振叫左腕おっぱい振 腕叫右腕左振叫おっ右左叫絶涙振ぱい腕腕左叫涙腕振右腕叫腕
腕振絶腕左叫右おっぱい涙振叫おっぱい腕振叫左腕おっぱい振 腕叫右腕左振無縁よ右左叫絶見せるもんですか涙腕振右腕叫腕
お前ら、俺を笑い死にさせる気か。
カエルの死あたりを題材にしているなら、 >168は改変の必要がないくらい獏なんだ。 そう気づいた。
「なんかみんな否定的な意見ばっかりだな・・・。」 大勢のハモリストの見つめる中、男は静かに語りだした。
短くてもちゃんと終わってる話はいいよな。 上弦や神々の頂はどちらもすごく密度の濃い話だと思う。
ぬうっ、遅筆ではなく遅漏であってくれれば良かったのだ。 くっ、早漏であっても速筆であってくれれば良かったのだ。
「……しかし、速筆で遅漏なのが一番よいのではないか――」 そこまで考えて男は気づいてしまった。 ないのだ。あるはずの、山が。
山の存在。 それも消えてしまえ。 いや、残っているのなら、残っていたっていい。 山の姿を思い出すことで、 パンチが一ミリグラムでも重くなるのなら、それはそれでいい。
莫山・・・。
>>177 ごめんな。お前がデポしておいた食料みんな食っちまったの、実は俺なんだ。
美味かったぜえ、ひっひっひっ。
>>180 お前の所為で、俺のポケットには12粒の甘納豆だけが残った。
「あっちゃん、あれを見せてあげなさい」 「おう、おめえ、聞きてえのかい、俺の武勇伝をよう」 「見せてあげなさい、あなたのその武勇伝を」 「俺の伝説、ベストテンさあ――」 ふひゅう。 烈。 豪――――。
183 :
水先案名無い人 :2006/04/22(土) 02:27:11 ID:g3+OI8dOO
一晩で30枚書くのが遅筆って、
184 :
水先案名無い人 :2006/04/22(土) 11:15:51 ID:3r8PDDmb0
誰か草加雅人の内面を獏文体で現してはくださらぬか。 俺には到底出来ん!
糞 糞 糞── 俺の事を好きにならない奴は── 邪魔なんだよぅ 男──草加雅人は、獣臭のする笑みを浮かべた。
そんな事より乱雲変をリレー形式で書き上げる兵どもはいねえかよう。 いねえかよう よう
ところでよう── 小説買いたいんだけどよう。 ブックオフとかに安く売ってたりするもんなのかい?
売っているだろうさ―― 今日、ブックオフで餓狼伝V〜IXを、一冊105円で、買った俺が言うんだから、間違いない。 そこまで考えて男は気づいてしまった。 ないのだ。あるはずの、IVが。
攻めろ。 攻めろ。 攻めろ。 アァン。 そこだ。 そこだ。 そこだ。 アァン。 たまらぬメダロットであった
今日、ブックオフへ行った。 探した―― は。 ま。 や。 ゆ。 夢―― ぞわり。 確かに、そこにはあった。 夢枕莫の名前が。 しかし、無かったのである。 左右にも、上下にもである。 真ん中にあったのは―― 陰陽師だけであった。 風が、甘い芳香を運んできた。 金木犀の花の香りであった。 買わなかった。
「奇遇だな」 「何?」 「俺もブックオフに行ったのさ」 「―――」 「最初は夢枕獏を探した」 「それで?」 「お前さんと同じさ。陰陽師だけさ」 「そうか」 「次にラヴクラフトを探した」 「ラヴクラフト!?」 「あぁ――」 「それで――見つかったのか?」 「いいや、無かった。文庫版の全集が出たってのによう」
ラヴが無いよう ラブは何処にあるんだよう 誰か 誰か俺にラブをくれよう くれよう よう よう たまらぬ独身であった。
よう。 よう。 陽。 ちぇけ。 裸。 超。
みんな――― うまいな 尊敬に値する
「ふふん」 「なにがおかしい!?」 「ブックオフか」 「そうだ」 「ふふん」 「なにがおかしい!?」 「おれは、ジュンク堂へ行ったよ」 「だから、それがどうしたというのだ――」 「全巻――」 「何!?」 「餓狼伝をよう、全巻だ、買っちまった」 「なんという――」 「おかげでよう、来月分の食費まで、使っちまった」 「――」 「泊めては、くれねえかい、おめえ、よ」 「――」
ふふん、200げっとだぜぇ
キマイラ、闇狩り師、、餓狼伝。
まるで本屋の一部をそのまま
切り取ったかのような
>>198 の部屋だ。
387 :イラストに騙された名無しさん :2006/04/28(金) 20:42:07 ID:v1hYPij1
それが面白かったんだけどな。上段の突きを食らう獅子とかのぶく先生の世界観が、さ。
しかし、格闘技関係の小説が特にそうだが、無理に現実に近づけようとしてストーリーが
根底から崩壊するのはどうにかならんのか?
獅子の門で総合がどうとかほざきだしたので、餓狼伝に続いて俺の中でなかったことになった。
388 :イラストに騙された名無しさん :2006/04/28(金) 21:06:07 ID:0VSCELBf
>>387 「現実には勝てんのだよ! いくら獏さんでもな!!」
そう言って男は――
泣いた。
激しく泣いた。
時の流れの非情さに、泣いた。
203 :
水先案名無い人 :2006/04/29(土) 10:25:47 ID:yG3QSxKe0
ヌルポダイバーで携帯電話が出てきて失笑
乳。 乳。 腕。 乳。 上。 下。 乳。 叫。 乳。 吼。 乳。 乳。
見事な横島忠夫であった。
乳。 尻。 太股。
四回。 満塁。 二岡。 HR。 五回。 満塁。 二岡。 HR。 たまらぬ二打席連続満塁弾であった。
金木犀の香りがした ど真ん中の打撃 あひゃらららってもっと たまらぬと思ってた 新作書くのは簡単だけど 連載持続するのは ら〜ら ららら ららら あ・ひゃ・ら 今日と明日は鮎が 釣れない 大帝やキマイラは いったいいつ出るの? とっても寂しいから そういうことになっています 遊びたいのはいいのだけれど こんな筆遅い人じゃっ。 ら〜ら ららら ららら ま・く・ら 今日と明日も鮎が 釣れない
>>208 (´・ω・`)
(´・ω:;.:...
(´:;....::;.:. :::;.. .....
(::;....::;.:. :::;.. .....
::::::;....::;.:. :::;.. .....
別板からコピペ 276 名前:名無しさん@どーでもいいことだが。[sage] 投稿日:2006/04/30(日) 21:03:39 ID:LPlPGIVS HTML版もPDF版も苦労したであろうflash版も どれだっていいじゃねえか――― よう。さっきからくだくだと評論垂れてやがるが、あんた。 血の小便が出るまで、書いたことがあるのかい。 俺はあるぜぇ。 指がな、引きつってな。頭は泥が詰まったみてぇに重てえんだ。 それでも書く。 書く。 書く。 書。 倒。 ………こんなアホっぽい文体模写やってる暇があったら サイト更新しろってんだ。なあ、俺よ。
211 :
水先案名無い人 :2006/05/02(火) 21:37:02 ID:buJacNjW0
>>203 「事実は小説より奇なりというが、
それは小説はありうることから離れるわけにはいかないからだ。
だが、事実はそうではない。
それがどういう事かわかるかね? ――しょせん小説は現実の移り変わりの前には無力なのだよ、2chの諸君」
そう言って獏は――。
泣いた。
激しく泣いた。
時の流れの非情さに、泣いた。
現実を超えられぬ己の想像力に、泣いた。
己の想像を遥かに超える現実の変化に、泣いた。
ただひたすら、ひたすら、泣きじゃくった。
212 :
水先案名無い人 :2006/05/04(木) 08:25:24 ID:Hkph+A8y0
誰か昨日のHERO'Sを獏文体で表現してください。 特に曙太郎の勇姿。
「4秒か」 「4秒だ」 くだらぬブックであった。
合図。 合図。 合図。 火炎。 合図。 加速。 加速。 稲妻。 合図。 合図。 加速。 加速。 加速。 「ばよええん――」 「やったな、おめえ――」
【KISS】トランスフォーマー総合21【すでに黒歴史】 からコピペ。
737 :名無しか・・・何もかも皆懐かしい :2006/05/04(木) 00:14:31 ID:???
もう、夢枕獏先生にトランスフォーマー書いてもらおうよ皆。
740 :名無しか・・・何もかも皆懐かしい :2006/05/04(木) 02:35:05 ID:???
>>737 完結する可能性が下がります。
進行スピードが著しく定価します。
撃ち合いと打ち合いの後、蛇が絡み合う様な関節の取り合いになります。
インセクトロンがマトリクスの巻物を狙ってサイバトロンとデストロンに闇討ちをかけます。
スタースクリームがマイスターとの対戦前に自問自答し己の幻影と格闘戦を繰り広げ、
その後マイスターとの戦いの最中にうんこを漏らしてデストロン軍団から雲隠れします。
それでもいいですか。
741 :名無しか・・・何もかも皆懐かしい :2006/05/04(木) 03:14:13 ID:???
>>740 餓狼伝かよw!
そしたらサイコダイバーシリーズよろしく、夢のダックマッチを開始するとか。ちなみに初代代表はグラップルとホイストの建築家コンビ。
おい おい おい── このままじゃ 落ちちまうぜぇ── 「DAT落ち──で、ございますか?」
おきゃあっ
218 :
水先案名無い人 :2006/05/08(月) 14:40:56 ID:RjVN6aqu0
あげえっ
/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;\\ __|_ .|;;;;;;;;;;;;;; ─ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;\ _ノ、| .│;;;;;;__|_|;;;;;;;;;;;;;;;;\ __ \/ _ー-- =ヽ;;;;;;;;\ l__ ii ⊂__/_ソ(( (人_ \;;;;;;\ ノ l (/ノ ヽミ / \;;;;;;;ヽ< ノ || ( ) ||─|(( ) || |=< \__/⌒.\_//\ > l__ ii /;;;;;U/ ;; U/ =< ノ l / υ_(__ V;;;;;/// < ノ /υ ノ_//_| = / (___ヾ|. u / ┃ | )_|_|/\| U / ┃ | /;':.・:゚・;:| .u u / ┃ /;:.;';.'..,・:/\ / ┃ /,;:';'; ・:,;:';':/./\\;;;;;/ /j;,.゚r:.;';.'..,・゚・/;;;; ヽ_/ / ,;';':.・: ,;';':.・:;/;;;_彡ー
>>216 スレが落ちる落ちないはスレの位置ではなく最終書き込み日時で決まる。
ageても意味はない。
−だがよ
それでもあげてしまうのが俺なんだぜ
>>220
222 :
水先案名無い人 :2006/05/08(月) 23:22:21 ID:8+acZpn60
あげえっ
>220 俺が上げたのはよ── 3日も書き込みがなかったからよ 上げたら自然と、書き込みが増えるだろうがよ── 二人の間には早咲きの金木犀の香りがゆるゆると流れていた。
獏ファンは動じないねえ。 たいしたもんだ。 年単位で待たされるのに慣れているからな。
226 :
水先案名無い人 :2006/05/09(火) 19:35:40 ID:09z12BBF0
↓これを獏っぽくしてくれないか
√ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ 「安すぎたかも」
/ ̄ |
/ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\| これはPS3の価格です。
| / | 高いとか安いとか、"ゲーム機として"という
| / ` | | ´ | くくりでは考えてほしくないんです。
| / <・) <・) | PS3というものは他にはないんですから。
(6 つ. |
| ___ | 例えば、高価なレストランで食事をした時の代金と、
| /__/ | 社員食堂での食事の代金を比べるのはナンセンスですよね?
|_______/ これは極端な例ですが、まさにそういうことなのです。
. / \ \ ◇、/ |\ それと同じこと。
http://plusd.itmedia.co.jp/games/articles/0605/09/news046.html
安直だが象山風に 「安過ぎたかもしれねえな──」 こいつはよう、PS3の価格なんだぜ。 高いだとか── 安いだとか── そんなことは、関係ねえんだよ。 “ゲーム機”だなんて、つまらない括り方をして考えられちゃあ、困るんだよ。 PS3ってのはよう、こいつしかねえんだぜ。 この地球をどれだけ探したって、他には、見つからねえものなんだ── 例えば、よ。 おめえ、高価いレストランでの代金と、社員食堂の代金とを、比べるとしたらどうだい? こんな馬鹿げた話は、ねえだろうが── こいつはちっと、極端な例えかもしれねえけどな。 まあ、そういうことなんだよ。 同じことなのさ。 わかるかい、おめえ、よ──
「安すぎたかもなぁ」 これはPS3の価格のことだ。 高いとか安いとかじゃないぜ。 ゲーム機として、何て考え方では不味いって事だな。 世の中で最も少ない超優良機の中でもトップクラスなのがこのPS3だ。 例えばだぜ 俺様のような超絶ハンサム様が行く高級レストランと てめぇらみたいな、せんずりしか能の無い、足の臭う男が行く食堂の代金が 違うのは当たり前の話だ。 これは極端な話のようだが、まぁそんなものだ。 わかったか、てめぇら── 毒島の口元に切れるような笑みが浮かんでいた。
「そうかい」 「どうしたい」 「どうしたもこうしたも、ねえよ――」 男は憤りながらも答えた。 「俺はPS3なぞ、買わねえよ。」 「そうか。」 「買ってやるものか。」 「・・・・」 「・・・・」 「でもよ おめえ―――」 「Wiiは、買うつもりなんだろう?」 言われたほうの男は驚いた顔をして、そして笑いながら、答えた。 「よくわかったなあ、おまえ、よ――」
「しかし値段まで発表したのはまずかったな」 晴明は、杯を置いてつぶやいた。 「値段を?」 博雅が訊く。 「たとえPS3が正式に発表されても、値段が分からなければただの期待で終わるが 値段まで発表してはそれに呪が結ばれてしまう」 「高すぎるという呪か?」 「人によっては安すぎるという呪さ」 「62790円は高すぎるだろう」 博雅は、購入を考えているWiiと比べたのか、眉をひそめた。 「博雅よ。宮中で食べる食事と蝉丸法師宅で食べる食事を比べるのは無意味だろう」 「むう」 「これは極端な例だろうがそういうことなのだよ」 「ふうん。しかし高すぎるなぁ」 博雅は、言いながら杯を持ち上げ傾けた。 「少し、笛を吹いてくれぬか」 「ああ」 博雅は葉双を懐から取り出し、吹き始めた。 美しい、円盤に当たる青い光のような旋律がその笛から滑り出してきた。 その笛の音が、月光の中に伸び、庭に広がっていく。 博雅はいつ終わるともなく笛を吹き続けた。
安すぎるのではないのか――― 確かに胸の内にその思いはある。 ないと言ってしまってはうそになる。 しかし――― あえて、この値段でいいのではないか。 高いとか、安いとか、もはやそういう括りでは捉えられない。 石は石であり、人は人である。 そして、PS3はPS3である。 「どうだ、――」 「値段を下げる気になったか?」 「いえ――。もう値下げする気はなくなりました」 「なくなった?」 「はい」 「ふうん」 「もう、下げなくてもいいのだという気がしています」 「何故だ」 「わかりません」 「PS3惚れたか?PS3には鏡以上に、色々なものが映る。時には見る者の心まで、よく映すからな」 「例えばPSPとDS Liteを比べるのはナンセンスですよね?極端な例ですが、つまりそういうことなのかという気がしています」 「――」 ざわり。 雲斎の背筋を、何か虫が這い擦り廻るような感覚が走り抜けた。
233 :
水先案名無い人 :2006/05/10(水) 20:06:48 ID:QPzTeNec0
トランスフォームッ! ク、ク、カッ、カッ、コッ。
おれは、あれで、自分がPS3を買おうとは思わないだろう。 少なくとも、無職の最中に、そんなことを思いはしない。 買いたくても金がないからだ。しかしおれはその思っても意味のないことを思っている 思っている考えているそんなことを思うのはやめろと思っている無駄なことを思っている やめろ今は就職することを行列考え徹夜ねばなら整理券いいぞ貯金がポイント全部使用 このクレジットカードでほら買った・・・。
アッー!
日本人にとってPS3の62790円という値段は決して高くなどはない。寧ろ、韓国人や中国人にこそ 目の飛び出るような高値と映るのであろうなあ。 金持ちは高価なレストランで飯を食い、貧乏人は社員食堂の飯を食えば良い。それだけのことだ。 尤も日本の社員食堂の飯は、値段に関わらず味も量も質も中々のものだがよ。ふふ
「高、い」 「ぬしに手の届く額ではないなぁ」 「う、う、」 「ならばどうするかよ――」 「か――買わ、ない」
「貧乏人にはPS3は高くて買えない」 「ならばどうする?」 「なっちまえばいいんだよ、PS3に―――」
金木犀の香りがしていた。
うぃぃっ。
くわわっ
「押すなよ。」 最初、男がなんと言ったのか、分からなかった。 「押すなよ。」 男は、そう言ったが、未だ、半身を浴槽の上に乗り出したままである。 ただの浴槽ではない。熱湯の入った浴槽だ。 落ちれば、ただでは済まないであろう。 その浴槽に、今にも、落ちそうであるのに、男は、その場を離れようとはしなかった。 そして誰も、男を止めようとはしなかった。 「絶対に、押すなよ。」 言った。 文七は走り出していた。
何してんだ文七w
「今から、そいつをよう」 「これから、一緒によう」 「殴りに、行こうか」 「殴りに、行くのか?」 「行こうか」 「行こう」 そういう事になった。 やあ。 やあ。 やあ。
飲んだ。 飲まれた。 飲まれた。 飲んだ。 飲んだ。 飲み潰れてしまった―――
その男は――― 黒かった。 顔も。 手も。 首も。 笑顔も。 歌声も。 おそらくは――性格も。 たまらぬ松崎しげるであった。
田中達也――― その男の足首があり得ない方向に曲がっていた またしばらくして 松井秀喜――― その男の手首があり得ない方向に曲がっていた
スレ番が300番。 なあに、まだまだあげる段階じゃあない。
おい おい おい── 落ちそうになっちまってるなぁ
夢枕膜
夢縛裸膜
夢薔薇苦膜
夢枕腰
夢枕ぁ……夢枕よぅ……
257 :
水先案名無い人 :2006/05/19(金) 01:41:07 ID:UN5Vtn0N0
>>258 そこになぜかシナンとパラケルススと薔薇十字団とメディチ家と法王庁が乱入して(以下略)
……獏先生次回作にどうでしょうか?
でもキマイラと魔獣狩りと(中略)終わらせてからお願いします絶対に。
ダ・ヴィンチが残した暗号を読み解くことにより、ルシフェルの座の謎が明らかになる。 獏先生たのむよう。 よう。
処女獏
262 :
水先案名無い人 :2006/05/20(土) 06:53:07 ID:NMi+8ECc0
大和田 伸也
女郎花
そろそろ ネタをよう。 誰か、描いてくれよう。 よう。 毎日、見に来てるんだぜ、おれは。
流れとて、ネタとて、ただ待つべきものではないのだよ。 欲するならば、己が作り出してゆかねばならぬ。 スレとはそういうものなのだ、博雅――
それも呪、なのか?
ヤッターマン 珈琲 ライター つまらぬオヤジギャグであった (´・ω・`)
おきゃあ! _, ,_ パーン ( ‘д‘) ∩ 彡☆))゚゚Д)) .:,.;'∴
作品という椅子は、いくつあったっていい――。 一個だけじゃ、ものたりねぇ。 いろんな座り心地があってこそ、お気に入りの椅子が際立つってもんさ。 しかしな――。 あまりに多くの椅子があって、果たして有効に使用できるのか――? 否。 難。 否。 否。否。否。否。 獏よ――、てめぇのケツは一つしかねえだろうがよ――。
271 :
水先案名無い人 :2006/05/23(火) 07:29:51 ID:RHXYkTTf0 BE:888422988-
東京新聞を真に受けちゃいけねえぜ
273 :
水先案名無い人 :2006/05/24(水) 09:25:51 ID:wrbXAuMpO
ん さん いさん ねいさん おねいさん こおねいさん うこおねいさん ょうこおねいさん しょうこおねいさん
>>272 耐えた――
歯を噛み締めて耐えたのだ。
ぎりっ
ぎりっ
終わりはもうすぐだ――
と、思った瞬間であった。
朗らかな男の声がした。
「おねえさんはどうかなぁ?」
限界を超えていた――
宝塚では天才とよばれた。 歌もできた。 踊りもできた。 芸術だけで生きてきた。 芸術にすがって生きてきた。 なぜ―― なぜ、絵だけがかけぬ。 しょうこは慟哭した。
これが―― これがスプーだというのか。 これが、あのスプーだというのか。 これが、あの愛らしいキャラクターだというのか―― ふつふつと、横隔膜が痙攣し始める。 止められない。 止めることが出来ない。 己の内から、獣のような笑いの衝動が身を起こすのを抑えることが出来ない。
女のような顔をした男であった。
髪は長く腰まであって、銀色。
無駄のない、刃でそぎ落としたような身体をしている。
黒い服を着ていた。闇のように、濃密な黒だ。
厚い筋肉をまとってなお細く、長い首ににじり寄り、顔を寄せる。
豹を思わせる、しなやかな首だ。
「なあに、好きなだけくんくんしてもいいんだぜ」
「そうか」
「そうだ」
辺りに、濃密なジェノバの香が漂い始めていた。
くんか。
くんか。
くんか。
――ああ、
セフィロス、GOODスメル
たまらぬしょこたんであった
ttp://yaplog.jp/strawberry2/archive/7906
「GUN道か」 「GUN道だ」
そういうことになった
びし。 ばし。 「ぶったな、おめえ、よう。」 「しかも、二度までも、ぶちやがった。」 「親父にも、ぶたれた事なんて、ねえってのによう。」
じゃあよう―― 殴られもせずに、一人前になったヤツが居るってのかい?
否―― 分かっている。 そんなことは、初めから分かっていた。 だが、よ―― そんなことなら、おめえさんが、がんだむ、ってやつに乗ればいいんじゃねえのかい―― なあ、おめえ、よ――
こんにちは、無頼人です。 あなた、弾幕薄いですか。 ぼくは、この弾幕というものが薄くて薄くて、ちょっと中毒みたいなところがある。 あなたもこの弾幕が薄くて、そして少しばかりニュータイプであるならば、これはもうぼくとしては非常にありがたい。 平成18年五月 ホワイトベースにて
わ、ら、た――。
ガンダムの小説を読んだ。11歳の時であった。 そこではセイラとアムロが互いの肉体を蛇のように貪り合っていた。 うっ ああっ 年上の美女に、しかもツンデレに誘惑され、童貞を奪われるのだ。 たまらなかった。 おきゃあ あの時、自分の肉の底に眠っていた獣が目覚めたのだ。 暗い獣が目覚めたのだ。 あれから26年の歳月が流れた。 私は37歳になった。 嫁は45歳になった。 すでに嫁ではピクリともしない37歳であった。 僕の中の獣は、今日もやけに静かだ……
ところで、金木犀って どんな香りなんだい? そもそも、金木犀って どんなものなんだい?
ところで、金木犀って どんな香りなんだい? そもそも、金木犀って どんなものなんだい?
御免―――
も、 く、 て、 き、 ち、
もくてきちカード――
魔獣狩りの続き早く出せよう―――
そういえば桜の季節が過ぎていた。
このひと、家の大學の先輩ですた、記念ぱぴこ
「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」 主人公が、空海であるというのか。 さらには、鬼と、酒盛りするというのか。 なんなのだ―― なんなのだこれは。 いったい、どういう小説なのだ―― 視線が、ひとりでに、著者名の方へと下がってゆくのを 抑えることができなかった。 夢、 枕、 獏。 考えるより先に、手が書棚へと伸びていた。
安楽椅子に深々と座して、本を読んでいる。 もちろん、件の「沙門空海」である。 読んでいるとはいえ、今しがた、読み始めたところである。 まだ、いくらも進んでいない。 が。 読み始めたときから、ずっと、得体の知れない既視感に付きまとわれている。 話自体は、なかなか面白い。 しかし、どこか奇妙な感じがするのである。 頁を繰っても、繰っても、その感覚はまとわりついて離れない。 これは―― まさか―― まさか―― 「あなやっ!」 思わず声を上げていた。 空海を、晴明。 逸成を、博雅。 こう置き換えれば、これは、まるきり、陰陽師ではないか―― 獏、ヒネリ無いぞ、獏――。
「取り消せないよ――」 ぼそり、と言った。 「それを言ったらお終いなんだよ」
「いこう」 「いこう」 そういうことになった
300であった
あひゃらららら
302 :
水先案名無い人 :2006/06/10(土) 12:31:58 ID:md4NFhaAO
くわわっ
呵呵呵呵呵呵呵呵呵呵呵呵呵呵!!!
濡瑠甫
うぜえ・・・ 今どき「ぬるぽ」とか・・・ まだやってんの?って感じだよ。 こんなところに書き込むなよクズが。
うえぇぇぇぇぇぇ!!!
おきゃあああああああああ!!!!
>1は、逃げ出したかった。 しかし、動いた途端に、その場に座り込んでしまいそうだった。 小便を漏らしていた。股間が、生暖かい。 逃げねば――― そう思っていた。
309 :
水先案名無い人 :2006/06/13(火) 00:02:25 ID:yCFA8Abx0
――届く。 男の跳躍は、飛来するそれを確実に弾くことが出来るものであった。 だが。 「ぬわわわっ」 何かが横から突っ込んできた。 青い服を着たその男は、男の体を横へと押しやっていた。 ボールは男の手をすり抜け、ゴールへと落ちていった。 高原の、たまらぬキーパーチャージであった。
た った だった けだった 負けだった ロ負けだった ボロ負けだった
「日本が負けたな」 「日本が負けたな」 「トルシエの方が良かったな」 「トルシエの方が遥かに良かったな」 「金子達仁を殺そう」 「セルジオ越後を殺そう」 「馳星周を殺そう」 「永井洋一を殺そう」 「二宮清純を殺そう」 「杉山茂樹を殺そう」 「望月三起也を殺そう」 「後藤健生を殺そう」 そういうことになった。
戦犯を探すってのはよお、おめえ――敗因の分析じゃあ、ねえんだよう。
こんにちは、初心者です。 あなた、成分分析は憶えておいでですか。 ぼくは、半年前このスレを初めてみて手当たりしだい調べたことがある。 あなたが荒野に獣慟哭すを読んでいて、そして少しばかり薬師丸法山に共通した印象があるならば、これはもうぼくとしては非常にありがたい。 平成18年六月 小田原にて 薬師丸法山の成分解析結果 : 薬師丸法山の82%は犠牲で出来ています。 薬師丸法山の8%は野望で出来ています。 薬師丸法山の6%は優雅さで出来ています。 薬師丸法山の3%は根性で出来ています。 薬師丸法山の1%は電波で出来ています。
314 :
水先案名無い人 :2006/06/15(木) 15:19:23 ID:kDbUdalKO
たまねえなあ、おい――
「タマ姉──」 「たまんねぇ──か?」 「そうだ、実にたまらぬよ、タマ姉は──」 「たまらぬか」 「ああ、たまらぬ」 そういう事になった。
「しけんはんいは──」 「ここまでだ」 「ここまでか?」 「ああ──ここまでだ」 「ここまでか」 「ああ──そこまでだ」 ∩∩ | | | | ( ゚ω゚) <しけんはんい ここまで 。ノДヽ。 bb たまらぬ姉であった。
なにがたまんねんだ?
「だって、おめぇ、そうじゃねぇかい?」 ぼそり、と言った。
ここは漫☆画太郎のガイドラインじゃねえんだよぅ
やべえ──── 金八っつぁんだ────
321 :
水先案名無い人 :2006/06/18(日) 23:10:14 ID:sqTEqkp6O
逃げろ―― 唇から、塊のような声が出ていた。 股間を、生温かいものが濡らしていた。 体は、陳波千を向いていた。 逃げた。 しかし、逃げた方向に、たまたま陳波千がいた。 それが、後の運命を決定付けた。
580 :イラストに騙された名無しさん :2006/06/17(土) 17:01:16 ID:4rrfGSQG
念のために書いておきたいのだが、この二十五年間、ぼくは『キマイラ』を書くことをさぼったことはない。
ずっと書き続けているのである。
読者は、答えずに、いきなり獏の左眼を抉った。
「おげげげっ」
獏が、左眼を押さえた。
「信用するか」
眼を押えている獏の手を払いのけ、口に膝を落とした。
上下の前歯が、
めりっ、
と音を立てて折れた。
581 :イラストに騙された名無しさん :2006/06/17(土) 18:34:38 ID:8mHHwDNw
>>580 ワラタ!!
お前の、いや俺も含め全ての読者の獏に対し秘めている感情だな
582 :イラストに騙された名無しさん :2006/06/17(土) 19:55:16 ID:6WJxKjYR
書き続けていることは間違いないけどな
2ヶ月で数ページしか進まんから
1冊出すのに5年くらいかかるだけで
俺は転校生のロボ子ってえんだ おめえらにひとつだけ──言っておくぜえ おめえは馬鹿だ おめえは地味だ おめえはもっと地味だ そしておめえは──情緒不安定だな
おれは尻だ
ぽっけ、 ぽっけ、 ぱぴぷぺ、ぽっけ――― おやつが好きだった。 おひるねが好きだった。 青果市場は――― もっと好きだった。
俺は、あれで、自分がクロアチアに勝利したとは思わないだろう。少なくとも、試合の最中 に、そんなことを思いはしない。思っても意味がないからだ。しかし俺はその思っ ても意味のないことを思っている思っている考えているそんなことを思うのは止め ろとも思っている無駄なことを思っているもうやめろ今はゴールをパス決めることを右 考え脚ねばなら蹴いいぞ隙がゴールがら空きこのアウトサイドでほら外れた――。
わら、た――。
328 :
水先案名無い人 :2006/06/26(月) 00:21:30 ID:FrOPE9FK0
なんだこれは―― 休日だったはずなのに1つも書き込みがないのである 「あなや」 たまらずageていた――
329 :
水先案名無い人 :2006/06/26(月) 01:34:19 ID:z7qlctkj0
柳沢は放とうとしてはずした。 急にボールが来たのがたまらなかった。
たまらない あなたまらない たまらない
私にはミクシィつながりの知り合いがいるのだが、 どうやらそいつは獏の娘さんと小学校の時に同じクラスだったらしい。 つまり―――、 同窓会などで出会うこともある。ということである。 なので半ば一方的に伝言を頼んでおいた。 まあ、言われた彼女も迷惑だろうが、とりあえず伝言を頼んでおいたのである。 内容は、 「獏、仕事、しろ―――」
「よう――」 ぶっきらぼうに、声をかけられた。 派手な化粧の男であった。 シャツの袖からのぞく腕が、浅黒く焼けている。 「やろうぜえ、俺と決闘を、よ――」 ざわり。 初夏の木立を揺らす風が、文七の胸の裡の炎をも揺らした。 情熱の、炎であった。
獏が―― 獏が、最強だと思っていた。 獏こそが、最高の小説家だと思っていた。 獏こそが、最速だと思っていた。 だが―― なんという―― なんという体たらくだ、獏。 書け―― 書くのだ。 なんでもいい。 ありったけの力を、執筆に向けるのだ。 喜びでもいい。 怒りでもいい。 憎しみでもいい。 女に振られたことだっていい。 ありったけの思いを、筆に乗せるのだ。 まだ、いけるだろう。 そうだ、いける。 そんなもんじゃあねえだろう、なあ、獏よ――
なるほど―― ライダーになるのは、面白いな。 苛々が、すっかり消えた―― たまらぬ浅倉であった。
貝割。 巻。 葱登呂。 巻。 巻。 巻。 「じゃっ」
17:10 おっさんが河原沿いを歩いている。せつなそうだ。 17:20 おっさんが屋台おでんに入った。大根とちくわを注文してる。 17:30 おっさんの酒のスピードが速い。姫川にやられたことがこたえている様だ。かわいいぜ。 17:40 おっさんが自分の握りこぶしを見つめている。 17:50 おっさんが親父狩りをしている少年たちを見つける。立ち上がった。 18:00 おっさんが金木犀の香り漂う中走りぬけ少年たちに肉薄する。 18:10 おっさんがサラリーマン風の中年男性に助けを壊れている。無表情だ 18:20 おっさんが「おきゃあああああああ」と叫びながら少年たちをちぎっては投げている。
337 :
水先案名無い人 :2006/06/29(木) 11:25:18 ID:f9fKbEBSO
なんという―― これでは、 これでは、まるで―― 「ストーカーではないか」
始まるまで三十分か 時間のかかりすぎではないのか? おう、獏だからな 獏じゃあ――仕方ねえな 仕方ねえな そういうことになった
挽肉。 挽肉、餃子。 挽肉、餃子、挽肉、餃子。 青梗菜。 青梗菜―― 豚肉。
「安いマンションを作る方法はね、実は簡単なんだ」 小嶋は、枯れた腕を、姉歯の頭の上に乗せた。 「他社がね、百本使っている鉄筋を、五十本で済ませればいいんだ。 他社が五十本使っていれば、自分は二十本で済ませればいい。それだけ のことが、できるかどうかなんだ」 その言葉が、姉葉秀次の一生を決めたのである。
そして、強烈な臭い。 ズボンの尻が重い。 クリームだ。 生クリームだ。 文七の尻から生クリームが出ていたのである。
343 :
水先案名無い人 :2006/07/02(日) 23:31:14 ID:YOvwQ1wqO
世界が、よ、おめえを、悪というんならよ―― 「おいらは、それさえ受けいれるぜえ」 太い唇に、たまらない、太い笑みが浮いていた。 草原に、風が吹き抜けていた。 風が、声を運んでいた。
344 :
水先案名無い人 :2006/07/03(月) 07:20:17 ID:lDqzcrKuO
魔王と、踊っていた。
「きったねえ―――」 サッカー選手が咆えた。 「そのかわり、手加減はできん」 主審が言った。
ぬるり。 尻の割れ目からしたたるものを感じた。 その瞬間、鼻腔の奥を稲妻が貫いた。 臭い! そう思った。 俺は、またやってしまったのか?そうなのか? そうなのだろう、またやってしまっていた。
屁をこくつもりだった。 にちゃっ。 固形物が外に出た感触――― すかさずトイレに駆け込みパンツを見る。 不思議だ、なにもついていない。 文七の鍛え上げられた臀部は少量の下痢便の脱出をも許さなかった。
348 :
水先案名無い人 :2006/07/05(水) 12:24:05 ID:twfNsyhnO
北朝鮮 6っ
349 :
水先案名無い人 :2006/07/06(木) 08:08:20 ID:wLM1+4XmO
もこっち、 もこっち、 もこっち、 何故―― 何故、おいらではなく、あべるなのだ。 もこっち、 もこっち、 村では、ちからもち、と呼ばれた。誰よりも、てぃあらを愛していた。 なのに、何故―― 何故、青き珠の勇者がおいらではなく、あべるなのだ。 もこっち、 もこっち、 暗い、嫉妬の炎が、身を焼いていた。 もこっち、 もこっち、 それは、呪祖となって、唇から漏れていた。 もこもこは、心の奥で哭いていた。
懐かしいな ドラクエアニメ
>>354 ID変わっちゃったけどあんたが好きだと言わせてくれ
声を振り絞るようにして、言った。 「俺は――」 「このスレが、好きだ。」 「おれもだ――」 そういうことになった。
お前らは、なんかの門を潜って、あちら側に行ってしまったのだ。 腐女子が悦び悶える、あちら側へ――
まとめをよう、更新してくれねえかなあ――
本当のまとめは、エベレスト山頂にある
「そういやあよう」 「――」 「あったなあ」 「何がだい?」 「まとめスレよう」 くい、と男の口角があがる。 口を笑いの貌にして、男は哭いていた。
>>358 ぬこは立ち上がった。
身長52cm。
体重は4.7kgを超えているかどうかであろうか――
やや中腰となり、肉球を下に向け、前足を腰のあたりで構える。
腰が引き気味の独特の構えであった。
このような構えをとるようなものは、どのような格闘技の体系にも無いものであった。
人間の術理の外にある構え――
それがぬこの構えであった。
蛇は黒かった。
頭も黒い、尻尾も黒い。もし足があるとすれば足さえも黒かったかもしれない。
鎌首を持ち上げ、ただぬこを見つめる――
暗い双眸であった。
にぃ――
口元に爬虫類の笑みを浮かべていた。
キタ――。 キタのだ。 爬虫類の笑みがだ。 爬虫類の笑みがキタのだ――。
じゃっ
ここはシグルイのガイドラインではござらぬ
やさしい風が、尾部理弥の髪をなぶっていた。 懐かしい場所だった。 ここで―― ここで、わたしは、あの男に身を任せたのだ。 あの男を愛し、すべてを捧げると誓ったのだ。 迷いは、無かった筈だった。 なのに―― なのに、何故だ。 なんだというのだ、この気持ちは。 この平和のために、わたしのために、何千、何万の命が捧げられたというのだ。 わたしは、女王となり、あの男は、王となった。 あの男は、そのためならば、あらゆるものを犠牲にした。 あの男の親友である、羅無座。 その妹であり、わたしの親友である、亜流間。 死門先生。 罪のない人々が、たったひとりの友人が、死んだ。 数えるには、あまりにも多すぎた。 秤にかけるには、あまりにも重く、あまりにも尊すぎた。 そして、いずれはわたしも―― 羅無座―― 今は亡き、時代の裏を生きた、優しすぎた剣士を想った。 わたしは―― あの男は―― この罪を、償うとするならば―― 美しい装飾の施された懐剣を見つめた。 この刃で――
と、 どこからともなく、著小保の足音が、風と共にやってきた。 出理居他だった。 やはり―― 「やはり、ここにいたのか、みんなが探していたぞ、尾部理弥よ」 出理居他は、著小保から降り、優しい声をもって、尾部理弥に近づいた。 胸には、花束を抱えていた。尾部理弥の好きな花であった。 この日の為に、おれの知識と眼をもって、尾部理弥の好きな花を調べ、おれ自身で集めたのだ。 気に入らぬ筈がない。 やっと、この国に平和をもたらしたのだ。 やっと、尾部理弥に平和をもたらしたのだ。 やっと、尾部理弥に本物の地位を授けられたのだ。 もう、恐れることはないのだ。 尾部理弥よ。 もう、恐れることは、ない。 おまえが傷つくことなど、ありはしないのだ。 共に、歩もう。 これが、始まりだ。 「なあ、今日は、おまえの誕生日だろう。この花束を――」
刹那―― 音もなく、尾部理弥が、出理居他にぶつかった。 それと同時に、出理居他の言葉が途切れた。 出理居他は、その瞬間、それが、尾部理弥の愛だと思った。 出理居他は、その後に続く言葉が出ない理由が分からなかった。 言葉の代わりに、出理居他の口から溢れるものがあった。 生暖かい温度を持つものであった。 ぐふ、 口に手を当て、咳き込んだ。 なんだ、これは!? 口に当てていた手を、ゆっくりと、目元の落として、見た。 血!? 何故!? 出理居他は、パニックに陥りそうになった。 しかし、血に塗れた手の向こう側にあるものを見て、落ち着きを取り戻した。 出理居他は、すべてを悟った。 腹から、不気味な角度で生えているものがあった。 見憶えのあるものであった。 それは、尾部理弥がいつも大事そうに持っている、柄に美しい装飾を施された、短剣であった。 美しい装飾に、血が絡んでいた。 血の絡んだ装飾を、握るものがあった。 美しい、純白の手袋を嵌めてはいるが、それ抜きでも美しいと分かるほど、優しく、華奢な手であった。 尾部理弥の手であった。 出理居他の最愛の尾部理弥が、出理居他の腹を、その美しい短剣で貫いたのだ。
ああ―― 尾部理弥よう。 やっぱり、そうなのかよう。 「そうやって、みんなを利用して!」 搾り出すようにして、悲鳴のように、言った。 悲しい、声であった。 ああ―― 「羅無座のように、いつかわたしも見殺しにするのね……!」 羅無座か、懐かしいなあ―― それにしても、きれいだなあ、きれいだ、尾部理弥よう―― やっぱり、おめえは、最高だぜえ―― おめえは、おれのことをどう思っていたか、おれには分からねえけどよう―― おれは、おめえを、愛していたんだぜえ―― なあ―― 尾部理弥の、剣を握る手には、もう殆ど力が残っていなかった。 出理居他はそれを無造作に引き抜くと、尾部理弥の左肩甲骨の下に潜り込ませた。 尾部理弥は、出理居他の腕の中で、数度小さく痙攣した後、動かなくなった。 出理居他は、よろめき、数歩、そこを後ずさった。 支えを無くした尾部理弥は、いつの間にか出理居他がその手から落としていた花束に、うつぶせに倒れた。 尾部理弥の好きな花であった。 短剣が出理居他の手からするりと落ちて、尾部理弥の頭のすぐ先に刺さった。 透き通りそうなくらいきれいな刀身が、尾部理弥と出理居他を写していた。 さかさまに写った二人の姿は、たまらなく美しかった。 偽りの王女、尾部理弥・亜戸化亜死弥、そして、女王、尾部理弥・歯居羅流が、その数奇な生涯を終えたのであった。 花に散った尾部理弥は、やはり、美しかった。
膝を突く。 尾部理弥に刺された箇所から、止め処なく血が流れ続けていた。 出理居他が、護身用にと、教えた技であった。 ここを突かれては、もう助からない。体の自由も殆ど奪われる。 出理居他は、虚空を見上げた。 尾部理弥よう―― 護身用、かよ、皮肉なもんだなあ―― 羅無座―― やっぱり、おめえだったんだなあ―― やっぱり、おめえには、勝てねえよう―― 着飾っても、背居件儀覚えても、御卯件覚えても、王様になっても、やっぱり―― おめえには、勝てなかったなあ―― なあ、羅無座よ―― おれは、おめえを、手居射他を、たくさんの人を、犠牲にしてきた―― おめえのところには、いけそうもねえや―― 尾部理弥を、手居射他を、よろしく頼むぜえ―― なあ―― おい――
元が何なのかは理解したがどうも人名をカナ表記すると判り難くていけねぇ
覇射那流犯汰自慰汰駆手駆巣
GUN道で書いて欲しい
うおっ── まぶしっ──
眩。 落。 戦。
良。 銃。 借。
379 :
水先案名無い人 :2006/07/19(水) 21:52:22 ID:ZKHoaUED0
凄。 爺。 落。 戦。
馬。 馬──
何。 故。 後。 月。
何。 笑。 事。 可──
炎。 火。 暴。 弾――
山。 本。 淫。 行――
欽。 球。 解。 散。
漢字と句点ばかりであった。
「泣いているのかい? おめえ、よ」 加藤は答えなかった。 無明の闇を見ていた。
一時間後―― 加藤の顔に笑顔が戻っていた。 こぼれるような笑顔であった。
みんな、球団なくなっちゃった。ごめんよ。 と言うことになった。
解散と言ったものの撤回。 プロレスとはこういうものである。 萩本欽―――――――― たまらぬ元芸人であった。
血が騒いでいた。 どうしても静めようのない、暗い血のざわめきであった。 まだ、自分は、あの17歳を恨んでいるのか、と山本は自問した。 よくわからない。しかし、あの女のことを考えると、暗い血のざわめきを覚えた。ことによったら、自分はあの女を好きなのかもしれないとも思った。
あの17歳で思い出しオナニーをしようと思った。 が、勃たなかった。 機能不全だ。インポだ。 糞っ! そのまま寝た。
(消失)から、あやかしなっていた。 さいしょ、うおっ、まぶし、なって、なったのかと思った。なんできゅうにまぶしなたのかわから なかた。 あれ、うおっまぶしじゃない、うおっまぶしなんかじゃないとおもてたのになんでしらないまにまぶ しくなんかなた、なったのか。すぐにあとですぐにわかった。じかんがかかったがわかったこ とはやっとりかい、できた。あれだ。陰陽だん。おんみょうだんが薄いのでまぶしくなる。まえにもいち どあった。そのときはもうとっくにすたこらさったとばかりおもてた。 おんみょうだんもらっておんみょうだんうったうったら、きゅうにうおっまぶし。あかるくなった。いわ れなくてもすたこらっさっさ、いったら、いいじゅうだすこしかりるぞといった。だれが言った。言ったの かわからない。だからおちながらたたかっているとおれは(以下消失) ……んだとゆってたやつも(判読不能)よばれたんだろう。 ろうにんのやつも(判読不能)…… やあ、よくきたな…… たくあん。 けんじゃのまいか。 まったく、むだがないな。 がっだい。 てっじょう。
397 :
水先案名無い人 :2006/07/26(水) 13:01:20 ID:eG3iGfpQ0
>>396 たまらぬYADOKARIアニメであった
「ヤドカリか」 「ヤドカリだ」 「そうか」 「そうだ」 そういうことになった
や。 し。 が。 「ふひゅぅっ!」 にぃっ。
400 :
水先案名無い人 :2006/07/27(木) 12:34:52 ID:HabiBHb60
「まったく、
>>396 を読んだ時は、おれもさんざんであったよ・・・・・・」
博雅が頭を掻くと、晴明が、
く、
く、
く、
と、笑い声を押し殺した。
「博雅よ、おまえ、あの時に甲殻類間違いをしたのだったな」
真剣とは人を斬るための刀だ。
そのため、真剣には切れ味がある。
素人から玄人まで、幅広く使われている、武士の基本武器である。
対して、研無刀という刀が存在する。
研無刀は、見た目は真剣と同じである。
ほとんど変わるところが無い。
だが、研無刀は刃を研がないのである。
斬れないように研がない分、硬度と重量を格段に増加させる。
真剣は、あたればどこでも斬れる。
研無刀は、あたればどこでも破壊出来るのだ。
だが、研無刀は扱いが難しい。
速さで斬るのではなく、力で破壊する刀だ。
よほどの膂力がなければ扱えない、玄人好みの刀である。
使いこなせなければ、なまくらの刀にも劣るのだ。
いわば、ただの鉄くずのようなものである。
だが、松尾象山はそれを使う。
太い腕で、太い研無刀を握り、振るう。
当たれば、相手の刀ですら破壊するのだ。
研無刀を振るう松尾象山。
たまらぬ組み合わせであった――
玄人好みのあつかいにくすぎる刀のガイドライン
ttp://ex13.2ch.net/test/read.cgi/gline/1153742877/l50
決着は12秒でついた
ttp://cocoa.gazo-ch.net/bbs/33/img/200607/846046.jpg それは獣同士の異形の戦いであった。
「にゃららららぁぁぁぁ――」
何かが頭部に向かい物凄い勢いで伸びてくる。
足先であった――
とび蹴り――
それは、とび蹴りと言われる技であった。
フェイントも糞もない。
通常このような闘いの中で、体格に劣るものが、いきなり繰り出す技ではない。
どこまでも、天に向かい永久に伸びていく――
そのような錯覚に陥るような見事な放物線を描く蹴りであった。
ぶちっ、
とも、
めかっ、
とも聴こえた。
何かが、凄い力によって破壊される音。
ちぎれ、砕け散る音だ。
「がぅぅっ!」
蹴りは確実に相手の頭部を打ち抜いていた。
肉球―― たまらぬ感触であった。
宇名月典善が、何かの肉を串に刺して焚火で焼いていた。 境内の闇の中に、肉の焼ける香ばしい匂いが漂っていた。
たまらぬアメリカ牛であった
>>408 たまらぬdecodeErrorであった
>>409 「ふふ、そうかい。エラーかよ……」
確かに、専ブラからの直接クリックでは、エラーとなる――
それはそういうURLであった。
「おめぇさんに、画像の見方って奴をおせぇてやる」
「いいかい、このURLをコピーするんだよ。でもって、ブラウザのアドレスに貼り付けだ」
「それだけだよ。それさえやりゃ、十分だ――」
モニターからはゆるゆると、金木犀の香りが流れ出していた。
411 :
水先案名無い人 :2006/07/31(月) 14:44:37 ID:2z115+El0
「くえいっ」
>>409 の両手が動いていた。
>>408 のURLが、
>>409 のクリップボードに、深々とコピーされていた。
「へひいっ!」
跳ね上がるようにして、ブラウザを立ち上げURLを貼り付けた。
獣気――
強烈な、獣の気としか呼べないものであった。
いきなり、その獣気が爆発したように
>>409 目がけてぶつかってきた。
「ぬこ……」
獣じみた
>>409 の眼に、その一瞬、人の眼が持つ光が宿ったようであった。
その視線を空に移した。
秋空の中に、アキアカネが群れている。
青い空の上に、白い片雲が流れていた。
亀×ラン戦で一つ、書いちゃあくれねえかい?
「これが勝利か――」
胸の奥に、石のように固まった想いが、こぼれ出していた。
人気があるのかもしれない――
様々な打算があるのかもしれない――
所詮は興行である。それは分かる。
分かるが、しかし――
ボクシングは格闘技である。
その思いがある――
この試合で勝てるのなら、ボクシングとはいったい何なのか?
日本人は立っていれば、チャンピオンになれるのか――?
世界――
そう、世界中のボクシング関係者に見せて、判定してもらったってかまわないでないか。
日本のボクシングはタレント養成所ではない――格闘技である。
いつしか、熱気を帯びた熱い言葉が、呼気とともに吐かれていた。
「自分は、ボクシング関係の肩書は何もりません」
言葉にならぬ思いを、無理やり言葉として吐き出していたのだった。
気がつくと男は涙を流していた――
ガッツ石松。
無骨な武辺の士であった。
http://www.mainichi-msn.co.jp/sports/feature/news/20060803k0000m040128000c.html
「ボクシングは八百長」 「その言葉、もう取り消せないよ」 と言いたかったが何も言えなかった。
おれが、ボクシングを―― プロレスの高さまでひっぱりあげる!! そういう事になってしまった――
亀田「あのガチガチの正統派ボクサー ランダエタに――」 「プロレスをさせる」
ボクシングに市民権を
419 :
水先案名無い人 :2006/08/03(木) 20:52:28 ID:YmDvM3CS0
「あの判定はイカサマか」 「いやシナリオどおりだ」 「そうか」 「そうだ」 そういうことになった
>>412 一つどころではなかった。
ここの住民がこのネタを放っておくわけがなかった。
「ガッツさんよ――」 「あんたそういう軽々しい発言はしないほうがいいぜ」 「ぬぬっ?!」 「わからねぇかい?試合日、大物幹部数人が一箇所に集まる、TBS」 「判断材料がこれだけありゃあどういうことか――」 「――わかるよな?」 「なんとっ!?」 「とかちゃん、あんたいろいろと大変なんだな…」 「――だがな、俺は世界にまで行ったプロだぜ?」 「具志堅の野郎もそうだがよ――」 「俺たちは、信念を曲げる気は、ねえぜ」 ガッツ石松――。 何者にも怖気ないその姿は古来の武士そのものであった。
>>413 「その言葉――」
亀田父とガッツの間に鉄のような緊張が満ちていた。
呟くに言葉を続ける。
「俺の聞き違えじゃなければ、『日本人は立っていれば、チャンピオンになれる』そう聞こえんたんだが――」
ガッツ石松は、大型肉食獣の笑みを唇に浮かべて、ゆっくりと口を開いた。
「ああ、あんたの耳は健康だぜ――」
亀田父は一歩間合いを詰ながら、呼気とともに言葉を続けた。
「いいのかい? この亀田一族を敵に回すということは、TBSを敵に回すと言うことだ――」
重い刃を含んだような言葉であった。
「その意味が、頭のいい君に分からないわけではあるまい?」
ゆるゆるとした陽炎のような気が立ち上がり、2人の背景を歪ませるようであった。
TBSを敵にすることは、その背後にある特定アジア、大国である中国、そして左を極めた市民団体も敵に回す――
そのことを言外に含ませた言葉であった。
一年半後。主流とは言えないプロレスのリングで、二人のレスラーがデビュー戦を行った。 片や亀田興毅あらため亀頭おっき。 片や極楽とんぼ山本あらため油谷さん。 空席の目立つ試合ではあったが、翌日のスポーツ誌で数行の記事にはなった。
亀哭き濡れて父と戯る
427 :
水先案名無い人 :2006/08/08(火) 23:48:23 ID:F41+jl4LO
アッー
やくみつるが亀田父に言い放った 「私の方が年輩だ、やくさんと呼びなさい」 その迫力に思わず口ごもる。 さらにやくは続けた。 「コンドームをしなさい」
429 :
水先案名無い人 :2006/08/10(木) 17:44:25 ID:E6Jmk38E0
「闘りてぇなぁ、あの亀田とよう」 ビロリアが言ったのではない 彼の背中に潜む獣がそう言ったのだった ぎくり としてコッミッショナーが顔を上げた
ビロリアと戦ってもらいたいなぁ ビロリアにかったら本当につよいんだなぁって思える
ピロリアVSかめだ 当日会場に現れたのは、体重100`を超える巨漢。 肌は白い。 朝青龍のモノマネを軽くはさんだ。 1ラウンドをなんとか耐えきった後、うがい用の水をピロピロ飲み。 松村邦洋―― 旬は過ぎたが、伝説の番組で体を張った芸人。 ピロピロVSかめだ 試合の結果を待たずして、少ない観客がさらに少なくなっていった。
432 :
水先案名無い人 :2006/08/11(金) 01:24:41 ID:a+JwA1Hr0
コッミショナーの顔面からプツプツと音をたてて汗が噴き出す やがてそれが川となる ひと筋、ふた筋―― 首を伝う 「お前は・・・・」 言葉が出なかった。 闘るというのか?KOできなければ必ず負けるリングで?WBC王者まで登り詰めたこの男がか? 言葉を紡ごうとして、気付いた。唇が乾いている。 冷房が効いた店内にも関わらず、灼熱の砂漠に放り出されたような身の熱さだった。 ビロリアが視線を外さずに言った。 「あいつがよう、階級上げて高飛びしちまう前に喰っちまいてえのよ」
そしてビロリアは負けた
でん。 でん。 でん。 でで。 でん。 でで。 でん。 あたりをダースベイダーのテーマが包んでいた。
一人の漢があった。 艦長として。 連邦仕官として。 そして、一児の父として―― 宇宙世紀を駆け抜けた、一人の漢があった。 「弾幕薄いよ、何やってんの――」 あの声を、もう、二度と、聞くことはできない――
「よい漢だったなあ」 「よい漢だったよ」 あたりにゆるゆるとミノフスキー粒子の香りが漂い始めていた
「天さん、死なないで。死なないで――――」 かなわぬ願いであった。
「RO2か」 「RO2だ」 「癌か」 「癌だな」 そういうことになった。
439 :
水先案名無い人 :2006/08/15(火) 00:26:06 ID:Tq968bGGO
列。 並。 人。 熱。 八月十三日、六時三十五分、東京ビッグサイト東―― 「ぬわわっ」 熱気と朦朧とした意識を弾き飛ばすように、文七を稲妻が貫いた。 足を、踏まれていた。 小指の辺りである。 文七のぼろぼろのスニーカーの、右足の丁度小指の辺りに、丸々と張ったバレンチノの革靴が重なっているのだ。 太った男である。 デブオタだ。 男の唇が、何かを言おうとするかのように、僅かに動いた。 しかし、そこから言葉は出なかった。 代わりに、骨と肉がぶつかり、ひしゃげる音が辺りに響いた。 文七の拳が、男の顔にめりこんでいるのだ。 文七は、叫んだ。 「こ、ここここゆびがちちちゅぶれたりゃ、ああああるくのがぉおおしょくなるでしょうがっ。どうじんしがかかかかえなくなるでしょうがっ」 悲痛な、魂の慟哭であった。 「お、おまえがわるいんだからなあっ」 黒いジーパンの裾から、滴り落ちるものがあった。 極限の緊張が、文七を狂わせたのだ。
http://www.asahi.com/paper/editorial20060815.html 8月15日。
夏の濃い緑の匂いに、蝉の鳴く声が響く。
いつからだろうか――
胸の内に問う声がある。
こののような、かまびすしい日になったのは――
あの戦争について考る。考えても仕方ないことだという思はある。
しかし――
戦没者に対する思いが無いと言えば嘘になるだろう。
それはある。
無くはない。
平和をかみしめるような思い。
二度と――
そう、二度目は無い。
戦争を起こしてはならないと誓ったのではないか。
もともとは、そんな静かな日のはずだった。
小泉首相の靖国神社参拝が一つのきっかけになっているのは間違いない。
ごろりとした石のような思いだ――
それが、深く沈みこんでいる。
日本の敗戦―― そのとき、俺は右翼思想を捨てた。 いや、違うぞ。違う。捨てたのではない。 そもそも右翼でもなんでもない、新聞が売れるための論説だ。 それが敗れた。アメリカによってだ。 連合国と言い換えてもいい。 それで俺は変わったんだ。それを身に着けたのだ。 左翼にみせかけた売国だ。 売国の本質に新たなエッセンスを加え、自分流にアレンジもした。 ふふん―― 珊瑚にだって傷をつけたさ。 そこまでして到達した今、新たな価値観が目の前に出現した。 それは、ネットから発生した既存マスコミの価値観のどれとも異なるものであった。 それと、どう向かいあうのか―― 今、それが問いかけられていた。
442 :
水先案名無い人 :2006/08/16(水) 05:14:03 ID:4Oo6a3cc0
たまらぬ朝日であった。
443 :
水先案名無い人 :2006/08/17(木) 14:54:19 ID:dJGGWlF40
このスレを見て餓狼伝をかってしまった・・・・
力と小力 たまらぬ競演であった。
「ブライト殿は二児の父ぞ、晴明」
「そうだな」
「おれはな、
>>435 を読み返して、
しんみりした気分がいっぺんに冷めてしまったのだよ――」
「ところでな、博雅」
「何だ」
「これにはまだ続きがあるのだよ」
「ほう!?」
「あの台詞、正しくは『薄いよ』ではなく『薄いぞ』なのだ」
「おう……」
「まこと、俄ガノタというものは、これだから困るのだよ――」
あなや
たまらぬ怪男子であった
おげげっ
風が、甘い芳香を運んできた。 栗の花の香りであった。
ところでよぉ―― 岡野玲子の、漫画版「陰陽師」は このスレ的には、どうなんだい――
恥ずかしながら… 俺は、あれから、入ったぜ。 金木犀がほとんど出てこない、 文章の癖がかなり取れて良くも悪くもスマートになっている、 絵は文句無しに上手く雰囲気や妖気なんかまで完全に再現できて… いや、元の文章より雄弁に語っていると言っても過言ではない。
ふん ふふん
>>454 おれは
>>453 じゃあねえけどよ
そういうことなら 買って みようじゃねえか
たしか 13巻――まで出ていたな?
457 :
水先案名無い人 :2006/08/24(木) 14:27:55 ID:ZGZ1+QZ10
う・・・ 漫画版、黒塚は、買い?
ぐぬ
459 :
水先案名無い人 :2006/08/24(木) 18:29:30 ID:vIfN4N9E0
漫画版以外は無価値 特に原作
「漫画版 陰陽師――おぬし、読んだのか」 「おう、読んだ。 最初は、いいのだよ。黒川主の話なぞ、見事としか言いようのない――」 「ほう、だがわざわざ最初は――というからには」 「そうだ、だんだんと――だんだんと原作から逸脱するようになってな」 「むう」 「ただ――俺には、その逸脱がいいような気もするし、悪いように見えることもある。 不思議ななものだよ」
86 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で 投稿日:2006/08/19(土) 22:09:42 ID:w7ZvA1Ue 「にゃっ!」 勘九郎の唇から裂帛の気合いが漏れると同時に、跳ね上げられた右脚は美輝の側頭部へと―― ゆるゆると伸びていた。 美しい蹴りだった。勘九郎は惚れ惚れとしていた。 ああ、俺はこんな美しい蹴りを打てたのかニャ。 今日こそ、勝てるニャ――。 その刹那、 勘九郎の視界が回った。正確に言えば回された。 自分の蹴りの軌跡よりも早く、しなやかな、まるで鯱が海豹の子供を尾で跳ね飛ばし遊ぶが如く――。 美輝のカウンターの上段回しが勘九郎の脳を揺らしていた。 勘九郎の視界には、青い空があった。 どこまでも青い空だった。 自分が地べたに這っている――。 勘九郎は起き上がろうとした。 そこを美輝は蹴った。ウェイトの載った踵での下段――。 まるで無邪気な子供が蟻を踏むかのように――。 蹴った。蹴った。蹴った。蹴った。 湿った、肉を叩く音が河川敷に響く。 さらに蹴った。蹴った。蹴った。蹴り抜いた。 やがて動かなくなった勘九郎を見下ろし美輝は ほう、と息を吐いた。湿った、腹の底からひり出すような吐息だった。 鬼丸流葬兵術――。 完勝であった。
>>461 どごん。
すさまじい音がした。
先ほどまでのやり取りの中で聞こえてきたものとは、明らかにちがった。
同時に美輝の後頭部を、おもい、おもい一撃が襲った。
まるで、槌で杭を地面に打ち込むような、すさまじい一撃であった。
次の瞬間――――。
先ほどまで美輝が立っていたあたりに、今度は美輝の顔面が
まるで打ち付けられたかのように接地していた。
2秒ほど経って、胴体が、それに続いて足の先も、地面に付いた。
あまりの衝撃で頭だけが地面につき、
それ以外の部分が宙に浮いていたのが、今になって降りてきたのだ。
その一撃で、美輝はもう動けなくなっていた。
先ほどまで勘九郎を子供のように扱っていた美輝が、
いまや、勘九郎と同じように地面に転がっている。
「出前もやらずに、何をやってるんだい?お前は―――」
美輝を殴り倒した女は、そういうと、美輝の首根っこをつかみ
鬼丸飯店のほうへと歩を進め始めた。
ずるずる。ずるずる。
ひきづられていく美輝の履いている靴が、地面との摩擦で今にも脱げそうであった―――。
「どうだ、――」 「惑星は増えたはか?」 「いえ―― もう惑星ではなくなりました」 「なくなった?」 「はい」 「ふうん」 「もう、惑星でなくてもいいのだという気がしています」 「何故だ」 「わかりません」 「冥王星に惚れたか」 「冥王星には鏡以上に、色々なものが映る。時には見る者の心まで、よく映すからな」 「一つ訊かせて下さい」 「おう」 「天文学会はどうして冥王星を惑星から降格したのですか」
気分の底がざらついているのがわかった。 わざと肩をそびやかして、公軌道上を回っている。 ――おれはなぁ、さっきまで惑星だったんだぜ すれ違う惑星が目を伏せ、自分を避けるのが心地よかった。 ――でもなぁ、今は、もう、惑星じゃねえんだ ――俺は、もう、あんたらの仲間じゃあないんだ
「カオナシか」 「カオナシだ」 そういう図案になった。
>>460 「それには訳があってな」
「ほう」
「獏は漫画化する際どの作家にも好きなように
話を構成してよいと伝えているのだ」
「逸脱してもかまわぬと」
「そうだ、獏はその作家独自の逸脱を楽しむのだそうだ」
469 :
水先案名無い人 :2006/08/30(水) 00:33:03 ID:TySzRqvmO
「なんという――それでは、つまり、獏は、一人の読者として、漫画を楽しんでいるというのか。 それとも、何も考えていないというのか」 「むぅ」 「いや、そんなはずはない、獏ともあろう男が、何も考えていないなどとは――」 「博雅よ」 「む、何だ」 「ややこしく、考えすぎだろう。お前は、獏という男を買い被りすぎなのだ。お前が思ったことを、ありのまま思えば良いのだよ。 獏という、お前の中だけの男が、それを邪魔しているのだ」 「むう、それも、呪、か? もう、いい。この話は終りにしよう。おれはな、おまえの呪の話を聞くと、わけが分からなくなって、酒が不味くなってしまうのだ」
470 :
水先案名無い人 :2006/08/30(水) 18:05:59 ID:zjDOXEOc0
狂ったように、竿を振りたくりながら、 獏が、川の中へ鮎を釣りにゆく。 もう、届かない。 読者の声は、もう、獏に届かない。 キマイラの続きが早く読みたい・・・。
女は、豚である。 どういう風に豚かというと、メスブタである。 当然だが、豚に指輪はいらない。 服もいらない。顔も関係はない。 言葉もいらない。 心も、愛も必要ないだろう。 ただ、 下半身さえあればいい。 そう、下半身を突き出せ。 豚は、下半身さえあればいい。 下半身さえあればいい。 下半身さえあればいい。 下半身さえあればいい。 下半身さえあれば、いいのである。 たまらぬメス豚交響曲であった。
拳拳拳拳拳拳拳拳拳拳 一秒に十発―― まさしく本物であった
レイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプレイプ 一秒に十回── まさしく本物であった
474 :
水先案名無い人 :2006/08/31(木) 13:14:51 ID:R2tUWRp10
水 金 地 火 木 土 天 海 ・・・ 「く・・・この真言は使えぬ・・・」 晴明が丹よりも赤き唇を噛んだ
月。 火。 水。 木。 金。 正。 日。
北の一週間であった。
>>475 、476
誰が──誰がうまいことを言えと言ったのか。
「飲酒運転か」 「危険運転致死傷罪だ」 「危険運転致死傷罪か」 「そうだ」 「そうか」
摸が飲酒野郎にやられたってのかよ
481 :
水先案名無い人 :2006/09/06(水) 18:21:22 ID:wxZBqMaNO
「おきゃあ」 元気な、男の子であった―――
いいのだよ。わんぱくでも―― ――逞しく育ってほしいねぇ
祝。 祝。 祝。 たまらぬ、めでたさであった。
485 :
水先案名無い人 :2006/09/07(木) 22:14:58 ID:EdazecnzO
結局―― 男のお子様――紀子様の御子息が、第三人目の皇位継承者ということになった。 新しい家族として―― 彼女は、そう言った。 それほど、皇位継承を問題にしていなかったようであった。
たまらぬ――― たまらぬ、朝日新聞であった。
風はすでに秋の薫を運んできていた。 そうか―― と、思っている。 そうか、紀子―― 紀子が、男の子を産んだのか。 震えがくる。 何故だか分からない。 いや、分かっているのかもしれない。 その理由に気づきたくないだけなのかもしれない。 どうしようもない。公務も出来ない―― その震えを抑えようと、歯を噛む。 口の中に鉄の匂いをもつ、生暖かい感触が広がってきた。 血であった―― 自分には、紀子のように男を生むことができるのか? その問いが、胸の奥に石のようにころがっている。 もう自分は女として、卵子の最盛期は過ぎているのではないか―― 分からない。 こうなっては、男を産むべきかどうかも分からない。 ただ、歯を噛みながら静養するだけであった。
うるみは充分であった。 先端をいったんくぐらせてから、おもいきり突き入れた。 雅子が高い声を放った。 肩から背にかけて、鋭い痙攣が走る。 初めのひと突きで、雅子は最初の頂きをむかえたらしい。 大きく左右に張った尻を抱えると、文仁は、悠々と動き始めた―――。
あなや!
>>488 「おい、晴明!よくもこんなことを平気で書き込めるな」
「心配するな、博雅。このスレだからこそ書いたのさ」
「な、ならばよいが、くれぐれも他所では言うなよ」
「言わぬさ」
491 :
水先案名無い人 :2006/09/14(木) 15:21:47 ID:QX1s/4wU0
たまにはageてみるのもよかろうよ
492 :
水先案名無い人 :2006/09/15(金) 03:17:44 ID:X/K9EgOp0
うむ
あぁ。 簡単なことだ。 この欲望を叩きつけりゃいい。 相手より 速く。 強く。 効果的に。 大丈夫。 ほとぼりも冷めた酒の勢いもある電車内手鏡は 無いが己の掌があればいい女子高生ほら触った――
その触り方は触りかたを知るものであれば誰もがわかる触り方 二度と世間に顔向けの出来ない触り方であった
「信用するのかよ」 「おめえはよ――」 「あれほど嫌いだった警察を信用するのかって聞いてるんだよ」
「――警察のでっち上げです」 男の言葉に迷いはなかった。 前回とは状況が違う。被害者がいる。目撃者もいる。 さらに――取り押さえたのは民間人である。 絶望的なまでの窮地―― 並みの学者ならば立っていることすらできないであろう――それほどの窮地であった。 だが――だが、どうしたことだ。この男には臆した様子はない。 むしろ落ち着きすらも感じさせる。 植草一秀――「今回はさすがに無茶ではないか」 そんな疑念を抱かせる男であった
「どうだ、――」 「報道記事は書けたか?」 「いえ―― もう報道記事ではなくなりました」 「なくなった?」 「はい」 「ふうん」 「もう、報道記事でなくてもいいのだという気がしています」 「何故だ」 「わかりません」 「エビちゃんに惚れたか」 「エビちゃんには鏡以上に、色々なものが映る。時には見る者の心まで、よく映すからな」 「一つ訊かせて下さい」 「おう」 「そういえば、自らの国家や民族に固執する右翼系の若者が世界的に増えているという事実も、多少気になりませんか?」
「ふふん」
警官は、教授に拳銃を向けた。 銃声が鳴った。 ぎいん!! 激しい金属音が響き、教授の右手に、火花が散った。 教授が、発射された拳銃の弾丸を、右手に持った手鏡2号ではじいたのである。
「植草、俺は痴漢行為は、神のものではないかと思っている」 「神――?」 田代は唐突に思いもかけぬ言葉を投げかけてきた。 「女のパンツを見たい。裸を見たい。太ももを触りたい、ビデオに撮りたい――」 「そのような考えは痴漢行為において邪念ではないかと俺は考えているのだ」 とてつもない言葉であった。 更に、田代は言葉を続けた。 「痴漢行為においては、そのとき最も効果的な痴漢行為を行う。手鏡、ビデオ、指、そのときに最も効果的な痴漢行為をするということ自体が正しいのではないか。そのためには、女体に対する欲望すら邪念であると俺は考えている」 「神か――」 このような考えで痴漢行為をするものがいたのか―― 植草は戦慄してた。 肉の底から抑えようの無い震えが湧き上がってくるようであった。
よい漢だな、田代は。
www
「どうでい、姫川よう」 象山は待ちきれぬように訊いた。 「確かに、メンズウエアの胸元に、ワンポイントマークが復活していいます」 ふふん―― 象山は、頷くように姫川の次の言葉をまっていた。 「かつては、中年男性のゴルフ用ポロシャツに、必ずついていた傘や熊などのマークですね。それが今――」 姫川はひとつ呼気を吐くと、更に言葉を続けた。 「それが今、おしゃれな装飾としてさまざまな形に進化していいます。パリ、ミラノの07年春夏メンズコレクションでも、主要ブランドは軒並み ワッペンや刺繍(ししゅう)によるマークを強調していました」 「ほう、やけに詳しいじゃねぇか、姫川よう」 太い視線で真正面から姫川を見つめていた。 「で――」 象山は、せかすように次の言葉を求めた。 「それにしても、マークやエンブレムは本来、軍隊や国家、学校や会社など、何かに帰属することを表します。 今、若い女性には「愛されOL」系のモデル、エビちゃん(蛯原友里)が人気だですが、これからは男性にとっての理想像も「さわやか正社員」系になるのかもしれません――」 姫川は象山を見る。 「そういえば……」 「そういえば――? そういえばって、おめぇ何か思うところがあるのかい?」 姫川は唇にあるかなしかの笑みを浮かべながら、ゆっくりと口を開いた。 「自らの国家や民族に固執する右翼系の若者が世界的に増えているという事実も、多少気になるところですが――」
505 :
水先案名無い人 :2006/09/18(月) 02:24:24 ID:VxuGSFPS0
「なぁ、晴明よ」 瑠璃の杯をしげしげと眺めながら狩衣の男に博雅が尋ねる。 「なんだ?」 問われた男の唇から涼しげな息が漏れた。 「その外つ国のやんごとないお方の名前はなんというのだ?」 「ほうおう、べねでぃくと さまだ」 「なんとも珍妙な名前であるな」 「ふふん」 ―――中略――― 「と、まぁこういうわけなのだよ、博雅」 「それでは いすらむ の民も虫の居所が悪かろうよ、晴明」
507 :
水先案名無い人 :2006/09/18(月) 12:06:12 ID:VxuGSFPS0
「待っていたんだぜ、おめぇの事をよぅ」 男は蚊の羽音ほどの小さな声で呟いた。 しばらく小さく肩を震わせていたが、やがて天上をチラと仰ぎ、その後、箸を取った。 ―――パキリ――― 雑踏の中で小気味いい音が弾けた。 男の我慢が弾けた音でもあるらしかった。 牛。 牛。 牛。 牛。 生卵――― たまらぬ吉野家であった
>>506 吻。
また、釣りか――
ならば、釣られてやろうではないか。
小説すばる10月号は、9月16日発売 待望久しい歴史伝奇大ロマン、連載スタート! 夢枕 獏 『明治大帝の密使 黄金伝説忍法帖』。 何だ!? これは? 新連載?― 自分の中で、獣が猛っている。 ああ― キマイラは―― 餓狼伝は―― ちぎれる。 ちぎれる。 獣を繋いでいる鎖が。 やめろ。 ぶつん・・・
おきゃああああああああっ!
とりあえず、新魔獣狩りの単行本出せよ。 な。
総裁選は八百長
「またテレ東か」 「またテレ東だ」 そういうことになった。
517 :
水先案名無い人 :2006/09/23(土) 21:08:23 ID:qY3szra60
あげぇっ!
518 :
水先案名無い人 :2006/09/24(日) 03:46:14 ID:GYskL/sp0
「今飲んだのか」 「今飲んだのだ」 そういうことになった
楽天か 楽天だ そういうこととなった
「ひとつ頼みがあるんだが――」 上着を脱ぎながら象山が言った。 分厚い、シャツの下の胸が、大きく息を吸い込んで、さらに厚くなる。 「なんだ」 「竹宮流の、アイナブリッジを見たい・・・・・・」 低く言った。 その瞬間に、藤巻の唇が、くい、と吊りあがった。 象山の申し出を、承知したらしかった。 「ふいーっ」 と、両手を下に下げ、藤巻が呼気を吐いてゆく。 なにか、強く、めらめらしたものが、ふたりの間の夜気の中に満ち、温度を増していった。 その温度が頂点に達した時、ふたりの身体が、ついに動いていた。 「ああ〜!アイナ様ああ!アイナ様あああ」 「垂れ目かーいいよーーー!かーいい〜!」 ぶつかった。 勝負は七秒でついた。
>>521 ん?
と、思う。
目の前に何かが散っている
茶色いもの。
いや、白いものも混じっている。
茶色の……
液体。
コーヒーだ。
誰のコーヒーだ!?
あ……
これはおれのだ。
おれのコーヒーだ。
何故か。
何故ならば、これはコーヒーであり、しかも画像ではないからだ。
このモニターの上にコーヒーを映すやつがいるとすれば、おれか液晶しか考えられないのであり、
液晶の画像であれば止まってなければならず、しかしそのコーヒーは流れてるということはつまり……
おれのコーヒーだ。
あなや
>>522 俺は何をやっているのだ
拭いているのだ
何を拭いているのだ
キーボードをだ
F、動く
J、問題ない
A、まだやれる
W、WWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWWW
527 :
水先案名無い人 :2006/10/03(火) 21:05:15 ID:jc1r3HVt0
たまにはageるのも悪くはなかろうよ
いつのまにか金木犀の香り漂う季節になったのだなぁ
しかしな、清明よ―― おれは、サドルに染みを作る、そんな金木犀は、ごめんなのだよ。
「焼味噌だ」 「焼味噌か」 そういうことになった。
たまらぬ過疎であった
533 :
水先案名無い人 :2006/10/11(水) 00:00:31 ID:kxxp46T20
あなやage
534 :
水先案名無い人 :2006/10/11(水) 00:14:38 ID:2G3YqEr6O
紙の束を、一枚、一枚、と、確実に捲ってゆく。 一枚目、数学―― 89点。 これは、まあ、良い。 二枚目、英語―― 4―― ぞわり。 何かが背を昇る感覚。 4、3―― 43点。 赤では、ない。 これも、まあ、肯としよう。 三枚目、世界史―― 英語に指をかけ、捲る―― 9―― 障気が、黒い、足の生えた蛇のようなものとなって、世界史の回答用紙から、溢れ出ようとしていた。 こいつは―― 目を擦り、目を向ける。障気を探る。 不思議だ。 何もない。 何の変哲もない、ただの回答用紙である。 では、先程の障気は、一体何なのか。 不思議である。 釈然としないまま、再び、点数欄に目を向けた。 9―― 禍禍しいものが、尻から、背を伝って、昇ってゆく。
535 :
水先案名無い人 :2006/10/11(水) 00:17:34 ID:2G3YqEr6O
「ぬわわっ」 それは、言葉にならぬ、叫びとなって、醜く変形した口から出ていた。 「呵呵呵呵呵呵呵呵呵!!!!!!」 耳のすぐ側で、何かが崩れる音が聞こえていた。 それは、おれという人格が、崩れる音だった。 世界史追試―― 9点―― 留年――
こんにちは、
>>534 です。
あなた、テストお好きですか。
ぼくは、このテストというものが好きで好きで、ちょっと中毒みたいなところがある。
あなたがこのテストを好きで、そして少しばかりロマンチストであるならば、これはもうぼくとしては非常にありがたい。
平成18年十月 小田原にて
たまには留年も悪くはなかろうよ
「
>>537 、俺は留年とは、神のものではないかと思っている」
「神――?」
>>534 は唐突に思いもかけぬ言葉を投げかけてきた。
「昼を過ぎても眠っていたい。彼女が欲しい。バイトがしたい。内定をくれた会社に合わせる顔が無い――」
「そのような考えは留年において邪念ではないかと俺は考えているのだ」
とてつもない言葉であった。
更に、
>>534 は言葉を続けた。
「留年においては、そのとき最も効果的な単位を落とす。
レポート、出席、卒論、そのときに最も効果的な留年をするということが正しいのではないか。
そのためには、働いたら負けかなと思っているという思いすら邪念であると俺は考えている」
「神か――」
このような考えで留年をするものがいたのか――
>>537 は戦慄していた。
肉のそこから抑えようの無い震えが湧き上がってくるようであった。
「ぬわわっ」 たまらぬアンカーミスであった。
なんと高潔な考えであろうか、と俺は涙した
しかし―― 冷静に考えてみれば、ただの馬鹿なのではないか――
542 :
水先案名無い人 :2006/10/13(金) 11:27:09 ID:71iC0twC0
「つまり、核開発をやめろと――」 金正日は、口の端を吊り上げ、問いかける。 「おう、そうだよ」 ブッシュは明るく答える。 「よかった……」 「よかった?」 「ウリの核兵器の力を見せることができます」 「もちろんできるさ。アメリカまで核兵器を到達させる手段があるならね」 「今ここで試しても?」 金正日は笑みを浮かべながら言った。 「いいなぁ。おいらは好きだぜ、こういうの───」 ブッシュは、太い唇に、太い笑みを浮かべながら言った。 「いいぜ、おまえさんのやりたいこと全部やらせてやるぜ。このアメリカ相手に出来るもんならね……」 金正日の耳元で、男女の睦言を囁くような声で、ブッシュは言った。 鉄のような強い緊張が、ふたりの間に満ちた。
544 :
夢枕獏さん講演会 :2006/10/14(土) 17:39:06 ID:da9gS4vy0
全国中・高校生歴史サミット2006 ―みんなで探ろう中世の城と町― 日時:11月4日(土) 10:00〜16:00 会場:米原市 米原公民館 受付:09:30〜 14:30〜15:30 【記念講演】 夢枕獏 氏:「五芒星の道」 JR米原駅より徒歩7分 ・名神高速道路 彦根ICより約15分 ・北陸自動車道 米原ICより約10分
これがオーバーワークである。
>>544-545 今の連載さえ落とさなければなーんも言いません。
つってもファミ通しか読んでないけど。
547 :
夢枕獏さん講演会2 :2006/10/15(日) 05:21:53 ID:vhvd6VJ20
の いの ないの ゃないの じゃないの けじゃないの だけじゃないの るだけじゃないの てるだけじゃないの ってるだけじゃないの 乗ってるだけじゃないの が乗ってるだけじゃないの ツが乗ってるだけじゃないの カツが乗ってるだけじゃないの にカツが乗ってるだけじゃないの 上にカツが乗ってるだけじゃないの の上にカツが乗ってるだけじゃないの りの上にカツが乗ってるだけじゃないの ぶりの上にカツが乗ってるだけじゃないの んぶりの上にカツが乗ってるだけじゃないの どんぶりの上にカツが乗ってるだけじゃないの
「食わんといったら、食わん──」 その男、磯野波平は目を見開き、歯を剥き出しにして娘にこう言い放った。 そして静寂が小半刻程続いたのち、不意に彼は口を開いた。 「──ちょいと、小腹が空いてな────」
「てめぇ、やったのか――」 「やったのかと、そう聞いてんだぜ?――宿題をよ。」
軽く腰を落としながら、女は口を開いた。猫立ちのポーズである。 素足であった―― 尋常でないこの寒さを、毛の先ほどにも感じてないらしい。 何をするにも素足で居るのがスタイルであるらしかった。 近所に買い物―― 家族でお出かけ―― もちろん猫を追い掛けて行く時でさえ、である。
にぃっ―― 誰もが、笑っていた。太陽さえも、笑っているようであった。 る。 るる。 るる、る。 たまらぬ、良い天気であった。
「ちんぽ舐めていいよ」 「男同士の友情の良さを感じてもらえたら幸いです」 そういうことになった。
>>554 先週の金曜、それを読んだ。
自分の中の時が、一瞬、止まった。
たまらぬ指先ミルクティーであった
「ちんぽミルクだ」 「ちんぽミルクか」
もう、いいじゃねえかようっ おっさアッー!!
「本当に聴かないのかい?」 「ああ」 「本当に?」 男は訊いた。 「本当だ」 「じゃ、元にもどすぜ」 男はそれを段ボールの中に入れた。 キマイラカセットブック。 一瞬だけの再会であった。
お お っ ぱ っ い ぱ い
562 :
水先案名無い人 :2006/10/20(金) 12:29:16 ID:XrztaPst0
あなや!
あなか? あなや!
あなや ここにもアナルのありつるを
「佐賀だ」 「佐賀だ」 そういうことになった。
566 :
水先案名無い人 :2006/10/22(日) 13:13:16 ID:PEp90SJh0
「佐賀という言葉の入ったスレを監視するのかい」 男が、笑った。 「実践向きじゃねえな」
「やっとできたよ――」 「ほう」 「あんたの言ってたやつがね、ようやくできたんだ。」 「断固たる決意って奴ができたと、そう言ったのさ。」
568 :
水先案名無い人 :2006/10/23(月) 02:57:20 ID:3tfgHHph0
フン。 フン。 フン。 フン。 フン。 フン。 上下にも、左右にも避けられぬ── たまらぬ、ディフェンスであった。
たまらぬ桜木花道であった。
570 :
水先案名無い人 :2006/10/23(月) 23:20:28 ID:uX78H+SX0 BE:310544429-2BP(0)
ほぅ
571 :
水先案名無い人 :2006/10/24(火) 11:07:17 ID:CaNCIA1K0
吻。
572 :
水先案名無い人 :2006/10/24(火) 13:25:49 ID:HM5pp69i0
吻
い よい がよい ぬがよい 死ぬがよい たまらぬ緋蜂であった。
こんにちは、シュバルリッツ・ロンゲーナです。よくもここまできたものだ。 あなた、最終鬼畜兵器お好きですか。 ぼくは、この最終鬼畜兵器というものが好きで好きで、ちょっと中毒みたいなところがある。 あなたが私の全てを奪ってしまって、そして少しばかり罪があるならば、これはもう私自らが処罰を与える。 平成七年二月 死ぬがよい
しかし── 7+8=15というのは、あまりにも少なすぎるのではないか── そう思った。
1+1=田 たまらぬ小学生パワーであった
5+10=15
これは、分かる。
6+9=15
これも、いいだろう。
7+8=15
これだ。
7+8=15――
この、一見取るに足らない計算式が、
>>576 の中で燻り続けていた。
>>579 獏文体である。
ぬこが腐女子を夢の中で問い詰めるのである。
「けひぃぃぃぃぃぃぃぃ」
これはそう簡単に二度寝できそうにないな。
腐女子の双眸の奥にこわいものが光った。
ドナ。 ドナ。 ドナ。 ドナ。 かわいそうなこうしであった。
しゃらり。 しゃらり。 しゃらり。 しゃらり。 わたしは、羊であります。 しゃらり。 しゃらり。 わたしは、村中で一番と噂の娘であります。 わたしは、純白の毛布を身に纏いながら、歩くのであります。 しゃらり。 しゃらり。 しゃらり。 おー。 でぃん、どぅぐ。 だん、どぅぐ。 でぃん、どぅぐ、で。 おー。 でぃん、どぅぐ。 でぃん、どぅぐ。 でぃ、どぅ、どぅん。 だ。
わたしは、今は優しい旦那様と子供に囲まれ暮らしているのであります。 わたしは、年老いたけれど幸せな、村の羊であります。
豚肉。 野菜。 胡麻しゃぶ。 豚肉。 野菜。 胡麻しゃぶ。
おお、
>>582 よ。それはザバダックではありませぬか。
あなや! 懐かしい名を聞いた。 初めて象山が「らいぶはうす」というものに行った時の歌い手ではないか。 それは十年近くも前の話である。 じゅ、と鼻の奥が熱くなった。 しかし>584のレスが、思い出を牝獣へのどろりとした欲の塊に変えてしまった。 羊、豚、野菜、胡麻しゃぶ。 このうえなくうまそうであった。
あやっ、 あやああああ…… 「泣いているのかい? おめえ、よ」 四十路は答えなかった。 青春の幻影を見ていた。
牛肉。 牛肉。 牛肉。 拳。 ぐしゃっ。 「おめぇ、野菜も食えよ」
見事な鍋奉行であった。
ペリーは、目の前のチョンマゲをじっと見つめていた。 これは一体、何を表しているのか── 怒り。 悲しみ。 喜び。 喜怒哀楽。 どれでもなかった。
それは、私であった――。 それは、お前であった――。 私でありお前であった。 それは、黒船であった。 それは、海であった。 それは、空であった。 頬を過ぎてゆく風であった。 それは、世界であった――。 それは、真理であった。 それは、私であり、お前であり、世界であり、真理であった――。 ちょんまげは宇宙であった――。
>>105 イ、外界:※A以前は省略。
各種単体個物 → 複合的個物 →
[個々の原子分子→結合・集合] [各種単体個物→集合・相互作用]
A B
→ 諸事象 → さらに大規模な事象
[各種単体個物及び複合的個物→集合・相互作用] [諸事象→集合・相互作用]
C D
ロ、内的世界(心的現象・心的状態):記憶、感情、思考、価値 ※a以前は省略。
第一の事象 → 第二の事象 → 第三の事象 → ・・・・・第nの事象
[神経細胞間の化学的動き] [第一の事象→集約・パターン化] [第二の事象→集約・パターン化] [第(n-1)の事象→集約・パターン化]
a b c ・・・・・ n
ロがイに包含される場合は、Cの部分に挿入される(当て嵌まる)ものであろう。
各種単体個物 → 複合的個物 →
[個々の原子分子→結合・集合] [各種単体個物→集合・相互作用]
A B
→ 諸事象 → さらに大規模な事象
[各種単体個物及び複合的個物→集合・相互作用] [諸事象→集合・相互作用]
C D
→ 世論・常識・倫理道徳・(歴史的)価値等
[(各個人の)心的状態→集合・相互作用] [心的状態の大規模な集合]
C´ D´
第二君の作業は、Dの部分だけで十分なものであろう。強いて言うならば、C´とDとに関わるものであろう。 AとBに関しては、大前提として捨象して構わない部分ではなかろうか? また、C´の内部(a〜n)についても捨象して構わないであろう。 (勿論、C及びC´の中でも、階層分けが可能であろうが・・・)
すまん――。
た った あった であった 爆であった 誤爆であった な誤爆であった 学な誤爆であった 哲学な誤爆であった
>>592-594 ”ぬぅ!? こ、この誤爆は・・・・”
文七は戦慄していた――― そして―――脱糞していた―――。
アンケートの結果は反対派が57.2%。 単に、数字だけで言えば反対派が圧倒的に有利である。 しかし、応募しなかった多数のサイレントマジョリティを考慮に入れれば── 中国、韓国とは仲良くやった方が良い、という結論になる。 馬鹿な── それでは、まるでアンケートの意味がないのではないか──
わかりましたか? これがスクネ流ですよ―― たまらぬサイレントマジョリティであった――
赤く暮れる校舎の裏で、わかりあえないもどかしさに殴り合い 切れた唇。血の味と痛み。ワルぶる事が勇気だと信じてた。 込み上げてくる熱い何かを、押さえるすべも知らなかったのは……ティーンエイジ コンクリートの教室は暗く冷たく感じ、背を向けてたけど 少年を卒業する日 灰島は振り向いて見た景色をそっと、そっと胸に刻んだ。
601 :
水先案名無い人 :2006/11/03(金) 11:39:41 ID:Dsqf8CEoO
これは、獏文体じゃありませんね――
まるで知性を感じませんよ
黒マントの男がいる。 「カポエラ…」 東丈であった。
明日
>>544 に行こうと思ってる人。
まともな話が聞けると思って期待しちゃダメだぞ(w
小説同様に講演話もまとめるのが下手な人だから
一時間じゃ話の途中で確実に時間切れ。
めりっ
という音を立てて、
>>644 に拳がめり込んだ。
「おめぇみたいな奴を、よ――」
「おめぇみたいな奴を、ラングスレでは、フルオと呼ぶのだぜ――」
「
>>605 、よ――」
「おめぇ、番号が、間違っちゃいねぇかい」
いきなりの喧嘩腰に晒し者上等の未来レスという無造作なレスが不思議とこの男には似合っていた。
デリヘルを呼んだ―― それは、そのときの話である。 電話してから数十分。 チャイムの音―― そして、やって来たのは明らかにNGの女であった。 女と形容するよりは、オバサンというべき存在のものであった。 推定50歳。 身長155cm、体重は70kgを超えていよう。 しかし、どこまで越えているのかは見当がつかなかった。 デリヘル嬢としては既にピークを過ぎた肉体。 いや―― 生物としての女性としてのピークも既に過ぎてしまった年齢である。 「チェンジ――」 ほろりと、その言葉が出てしまうのであった。 やがて時を待たずチャイムが鳴る。 2回目であった―― 今度は美しいと形容してさしつかえのない女が立っていた。 最初に訪れたオバサンが実は近所に引っ越して来た者であると―― そして、ただ挨拶にきた者であると―― そのことが、判るまで時間は要さなかった。
609 :
水先案名無い人 :2006/11/05(日) 07:02:44 ID:ALBaVXWIO
ここは、
>>644 が、どのようなフルオであるものか
期待してみるのもよかろうよ
男は、582を見た。585を見た。586を見た。 587を見た時、モニターが滲んだ。 ――男は、数年ぶりに自分の涙を見た。 十年以上前の、一瞬のきらめきを未だに覚えている仲間がいた。 それが無性に嬉しく、そして悲しかった。
あやや
新・魔獣狩り新刊が久々にでていたぜ。 おい、獏よう・・・イタリアまで神田山陽の講談聴きに行くなよう。
「あいつがよ──」 居酒屋で一人の男がくだを巻いている。 焼き鳥が八十ウォン。 そんな店だ。 粗末なテーブルの上には、空になった仁露が3本。 俺がどれだけ金を使ったか── 俺がどれだけ庇ってきたか── 男の声は掠れ、聞き取れぬほどの大きさになっている。 が、聞く相手もいない。 雑巾を絞る様に呻き声を上げ、テーブルに拳を叩きつける。 「糞!」 こんな目に合うために弁護士を辞めたのか── こんな目に合うために二重に整形したのか── 耳元で囁く声が甦る。 「あたしと付き合うなら、藪とは縁を切っておくれ」 男はふと顔を上げる。 充血した目が狂ったように虚空を見つめる。 「いっその事──」 肌を刺す何かが韓半島を駆け抜けた。
たまらぬ大統領であった。
日本語だから?獏の文章は良い感じでリズムを出していると思うんだが これが他言語だったら、あの文体は伝わらないと思うが・・
ここはよ、獏文体のスレだぜ―― だから、よ―― 「標準語は、使わないで、くれねえかい」
おれの魂は、二次元にある。 そして、それは、こう、言い換えることも出来る。 おれの二次元は、魂にある。 そして、これは、このような意味でもある。 二次元の魂は、おれにある。 つまり、こういうことである。 二次元のおれは、魂にある。 更に突き詰めていけば、こういう意味も出てくる。 魂のおれは、二次元にある。 魂の二次元は、おれにある。 分かりやすく言うと、こういうことである。 二次元は、おれであり、しかも、魂であり、また、魂は、二次元であり、 おれであり、そして、おれは、二次元であり、魂である。
おめえ、 よ
猫。 猫。 パン。 猫。 パン。 女。 田螺。 パン。 猫。 田螺。 猫。 パン。
>>603 よう―
携帯厨よう―
いまさらボンボンの餓狼伝説の話なんかしてもよう―
いったい誰が分かってくれるって言うんだよう―
俺たちがまだ子供だったあの頃はよう―
もう戻ってなんか来ねえんだからよう―
俺はいつの間にか哭いていた。
月の美しい夜であった。
ホア・ジョイとかいう奴がよう、ウィスキーのボトルみたいな瓶に入った薬を飲み干すと肌が黒ずむのよ あれは読んでいて「どうやってもテリーが勝てない」と思わせるに充分な絶望感を与えてくれたもんだぜ
>>625 君・・・
・・・君が言っているのは、もしかして「ホア・ジャイ」の事じゃないだろうね?
・・・だとしたら俺は、見過ごす事はできないよ・・・
「私」と言っていたのが、いつの間にか「俺」になっていた。
奥義──鋼霊身。 にいっ。
愛すべきギース・ハワード氏に ◎ホア・ジャイについての覚書 氏名 ホアジャイ 身長 一八一センチ。 体重 七〇キロ。 職業 ストリッパーのヒモ。他。 年齢 四十二歳。 趣味 詩を書くこと。 性格 明朗。下品。助平。茫洋として極めて狂暴。 酒癖 極めて悪質。 特技 ドラゴンバックブリーカー。 性技 極めて巧み。 愛読書 高村光太郎「智恵子妙」宮沢賢治「銀河鉄道の夜」。 ホア・ジャイとつきあうための三カ条 一、スーパードリンクを発動させないこと。 二、画面端でガードを固めること。 三、用件は電話で済ませること。
勉強を、しなければならない。 何故か。 なぜなら、近いうちに、試験があるからである。 試験とは、定期テストの事である。 ある一定の期間をおいて、学力テストを行うのだ。 これに、受かるものは、問題はない。大学にもゆけるであろう。 しかし、落ちたものであると、問題がある。 十分な学力がついていないということである。 十分な学力がついていない――つまり、大学に行けぬかもしれないということなのだ。 多くの高校生が目指すものは、大学である。 そして、その先にあるものである。 じわり、と、体の中で、なにかが生まれた。 それは、背骨を伝って、脳にまで届き、脳髄を焼いた。 このままでは、大学に行けぬではないか。 勉強を、せねばならない。 そう想いながらも、文七は、キーボードを打ち続けるのであった。
「物を、売るというレベルを教えては貰えないか───」 獣臭を纏った男はうっそりとそう言った。
ぬわわっ!!
ハム。 ソーセージ。 美味そうだな――。 ハム。 ソーセージ。 食べたいな――。
頭上から、蹴りだけが、降り注いできた――― 腕、肩、頭、背中。 反撃をするタイミングすらない。 今の自分では――― 自分のムエタイでは、この男には、勝てない。 スーパードリンクを投げる奴は、すでに虫の息となってカフェの床に転がっている。 逃げるしか、ない――― そう思った瞬間、目の前の男が消えた。 そして、 自分の背後、上方から、蹴りが飛んできた――― パオパオカフェの床に血まみれで転がるホア・ジャイ。 カフェの天井に張り巡らされたパイプにぶら下がったままの異様な体勢のまま、相手はぼそりと告げた。 「―――カポエラ奥義。スパイダー・キック」 リチャード・マイヤ。 忘れられた男が、今、吼えていた。
男は獣臭を放っていた。 ただ単に、不潔なだけであった。
「振り向くんじゃないよ」 ふいに、後方から声がした。 龍王院弘は、驚いた。完全に、虚を突かれていた。 「おれがその気なら、死んでいたところだよ」 背後から、熱風のような殺気が襲いかかってくる。背に、汗が滲んだ。 「あんたは?」 「ただのホームレスさ。祭り好きの、ね」 声が言った。 「あの恐い爺さんに伝えておいてくれるかい? 今夜ゆくって」 「今夜?」 「うん」 声がうなずいたその瞬間、 「しゃっ!」 龍王院弘は、振り向きざま、おもいきり右の拳を後方に振っていた。 その拳が、空を切った。 「ばか」 こん、と何か堅いもので、軽く頭を叩かれた。 その声の主は、龍王院弘が動くのと同時に、後方に回り込んでいたのだ。 龍王院弘は、振り返ろうとした。しかし、身体がこわばったように動かない。 「じゃあ、ね」 から、ぺた から、ぺた 妙な足音と共に、気配が遠ざかってゆく。やがて、それは人のざわめきと雑踏の 中に消えていった。恐るべき手練であった。 龍王院弘の赤い唇に、V字形の笑みが浮いていた。 おもしろい―― 「今夜か」 ゆっくりと、龍王院弘は歩き出した。
俺たちの戦いは──これからだぜぇ 石川賢、あれはたまらぬであったよな…
思わず黙祷であった
浴衣を着て片方だけ下駄を履いた 無造作な姿が不思議とこの男にはよく似合っていた
あなや――
もはやぎりぎりではあるがな、知らせておこうかよ。 今日はよ、坂本竜馬の誕生日であり命日でもあるんだぜぇ。 あの、生き急いだ漢に、乾杯―――
641 :
水先案名無い人 :2006/11/17(金) 17:29:03 ID:+r3MRYgY0
なんと、
あの漢はこの俺と同じ日の生まれであったかよ―――
と
ここまで書いて、気づいた。
>>640 の日付は、昨日のものであった。
たまらぬ勘違いであった―――
>>641 「めでたい」
「めでたいか」
「祝おうか」
「祝おう」
そういうことになった。
「おれが、おめえの、誕生日を祝ってやる――― 」
「うう」
>>641 が横に目を吊り上げて典善を見上げた。
「信じよ。嘘ではないぞ」
ごりごりとケーキに
>>641 の顔を押し付けた。
>>641 がクリームまみれの顔をあげた瞬間―――
>>605 の拳がその顔面に叩きこまれた。
僅かに一日、生まれてきた日を間違えたが為に、
>>641 は血とクリームにまみれて這い蹲っていた。
―――畜生ッ!
―――来年は、おれがこの爺を、ケーキに叩き伏せてやる―――
『おきゃあああああああああああああああぁぁぁぁ……』
その日
リングに
鬼が生まれた
たまらねぇな
あなや
なにがたまんねんだ?
久々にスレが良い進み具合なもんでよう。 わくわくしちゃうじゃねぇか
「あなたの抱えてる物をね、こちらに譲って頂きたいと申し上げたのですよ。」 「なに!?」 「譲って頂けるのであれば、かなりの金額を用意できると思いますよ。」 どろりとした、死んだ魚の目をした男はそう続けた。 「難しいな――」 「ほう――」 「もう少し判りやすい方法があるだろうよ。」 問われた男が太い笑みを浮かべながら応える。 巨漢――そう呼んでも差し支えない程のその身体が、更に大きく膨れた様に 見えた。 「力ずくで、という事になりましょうか。」 「いつでもいいぜ――」 ひゅっ。 じゃっ。 >ころしてでも うばいとる そう かんけいないね
な、なにをするきさまら――
651 :
転載 :2006/11/19(日) 01:37:15 ID:3VYFm3HS0
七重が、再び戟を構えた――― 先刻と同じ構え。 全方位からのキラキラの水槍を全て叩き落とす構え。 水槍は一度見た。たとえあの倍量が同時に殺到しても捌ききれる。 だが――― 「やはりおかしい」 キラキラの言葉が心に動揺を生む。 真に友人の身を案ずる言葉は、捌くも防ぐもできぬ。 「いつものアンタなら、前に出ながら捌いていたはずじゃないか。」 身体の芯が重い、と、親友はすぐに看破した。 当然だ。 七重の躰には既に新しい生命が宿っているのだから――― しかしそれでも 「道をあけとくれよ。リディアが待ってるんだ。」 にぃ、と、壮絶な笑みを浮かべて七重は目だけで問うた。 ―――なあ、この子を産む為には、勝つしかないんだろう?――― 勝ってしまえば、第一子の父親が誰であろうと、もはや王妃の座は揺るがない。 第二子であの王子の子を宿せば全て解決する。 そう。 全てが。 七重の心に住み付くあの男のことなど、問題のうちに入らない。 それが、キラキラには許せない。 この友が望まぬ道を歩もうとするなら、無理矢理にでも止めてみせる。 「あまりレスタンツァをなめるな、ナナエ」 そのために 「ドレスに供される宝石はたった一つだが、同格の宝石なら幾つか存在する」 たとえこの身がどうなろうと 「ドレスなしとはいえ、ギュンスターが家宝の魔力、ティアラを砕くに充分ぞ!」 悔いはない―――
652 :
とあるOP :2006/11/19(日) 02:38:01 ID:3VYFm3HS0
嬉しいねぇ――― 生きる喜び、ってやつか。 たとえ、胸の傷が痛んでも、さ。 何事を成す為にうまれて―――何を選んで生きるのか。 すっぱり答えられねェ様なんざ、見苦しいだろう? いま、おめえさんは戦って生きようとした。 眩しいくらいの生き様、見せてもらったぜぇ――― だから、おめえ―――微笑いながら、逝けるぜ。 そうだよ、嬉しいんだよ、おめぇは。 生きる喜び、を最後に理解したんじゃねえか。 胸の致命傷と引き換えにはなったがな―――
あん。 ぱん。 まん。 辺りをバターの焦げる香りが漂っていた。
ちゃー。 しゅー。 めん。 一陣の風が、緑の野を吹き抜けていった。
なんという── なんという良スレ。 スレタイを一瞥しただけで、寒気に似たものが背筋を走り抜けた。 このスレは、 間違いなく 伸びるぜ。 / ̄\ | ^o^ | \_/
良レスを重ねながらも、ゆっくりと、密かに伸びてゆく姿が、このスレには似合っていた。
もう、良スレでなくてもいいのだという気がしています
>>654 そいつは、風じゃあなくて―――
ごるふぼうる、じゃあねえか?
たまらぬ年寄りであった。
なんという過疎か―――
汚い穴だなあ───
661 :
水先案名無い人 :2006/11/20(月) 23:06:14 ID:uhjT2qD+0
「汚穴か」 「汚穴だ」 そういうことになった。
穴があったら──
ぼくは、この穴というものが好きで好きで、ちょっと中毒みたいなところがある。
どれもが尻に穴がついていないとできない書き込みであった
肉。 葱。 汁。 豆腐。 レタス。 コーン。 たまらぬ牛丼Lightであった。
まつや――
>>666 「悪魔か」
「悪魔だな」
運悪しき数字であった。
おめぇら おいらは喧嘩が好きだ おめぇら おいらは喧嘩が好きだ おめぇらよう、 おいらは喧嘩が大好きなんだよゥー―― 相撲が好きだ 空手が好きだ 柔道が好きだ 合気が好きだ 柔術が好きだ 拳法が好きだ 拳闘が好きだ キックが好きだ サンボが好きだ 路地裏で 街道で 屋内で 駐車場で 電車で バスで ホームで 教室で 公園で 河原で この地上で行われる ありとあらゆる喧嘩が大好きなんだ――― ひねりの効いた 正拳四連突きが 鈍い音と共に肋骨を 粉々にするのが好きだ 地面と平行に投げ飛ばされた相手が 壁にべちゃりと一体化した時など 心がおどる――― 柔道家の操る 見事な一本背負いが びたんと音を立てるのが好きだ 悲鳴を上げて 仲間を見捨てて 逃げようとするヤンキーを ローキックでなぎ倒した時など 胸がすぅっとしたぜぇ おいらの育てた カワイイ弟子達が 街のチンピラを 蹂躙するのが好きだ 恐慌状態の若ぇのが 既に降伏した相手を 何度も何度も殴りつけている様など 何とも微笑ましい チキンの 逃亡者達を街灯上に 吊るし上げていく様などはもうたまらねぇ 泣き叫ぶヤクザが ――無様に振り回したドス諸共に―― 風切り音を上げる前蹴りに くの字に折りたたまれるのも最高だ 哀れな蛇頭が 雑多な小火器で 健気にも立ち上がってきたのを 無手の空手集団が 事務所ごと木端微塵に粉砕した時など 射精しちまいそうだった――― 露助のマフィアに 滅茶苦茶にされるのも好きだ 必死に育て上げた弟子達が蹂躙され トカレフに殺されていく様は とても―――とても悲しい アメ公の兵隊に押し潰されて 殲滅されるのが好きだ 公機関に追いまわされ 害虫の様に地べたを這い回るのは 屈辱の極み――― おめぇら おいらは喧嘩を 地獄の様な喧嘩がしてぇ おめぇら おいらに師事するひよっこ共 おめぇらは一体 何をしてぇ? 更なる喧嘩がしてぇか? 情け容赦のない くその様な喧嘩をしてぇのか? 奥義手管の限りを尽くし どちらが上かを決定する 嵐の様な喧嘩をしてぇのか――― 『おきゃぁああぁぁぁああああぁぁあああああぁぁぁ………』
いい返事だ――― ならば喧嘩だ おいら達は満身の力をこめて 今まさに突き出さんとする正拳――― だが このどす黒い獣を 鎖で必死に押さえつけてきた おめぇらに ただの喧嘩ではもはや足りねぇ――― 『ころしあい』を―――この獣の解放を、させてやる。
>>666 「なあ、おれにはどうしても、「まつや」ではなく「すきや」だとしか思えぬのだよ」
「ほほぅ」
「すきやか」 「う、うむ」 「すきや」 「すきや」 辺りをバジルトマトの香りが漂っていた。
>>669 HELLSINGのアレを丸ごと改変しやがるとはよ――。
こんにちは、
>>674 です。
あなた、松屋お好きですか。
ぼくは、この松屋のカレ牛というものが好きで好きで、ちょっと中毒みたいなところがある。
あなたがこのカレ牛を好きで、そして少しばかりインスタントっぽいみそ汁も好きであるならば
これはもうぼくとしては非常にありがたい。
平成18年十一月 牛丼太郎にて
最後の一行クソワロタw
>>674 ところがこのカレギュウ、とあるエロゲ製作チームの
有名音楽マンが発祥だというもっぱらの噂であった。
にんじん。 サンダル。 ヨット。 ごましお。 ロケット。 七面鳥。 蜂。 クジラ。 ジュース。 いちご。 今でも歌えるぜ、と男がぽつりと言った。
「奴が逃げた」 「逃げた?」 「ああ」 「何処に?」 「海さ」 「海!?」 男は驚きの声をあげた。 「あんこが重そうだな」 「ああ、今頃はさんごに手を振っているだろうよ」 たい焼き屋のおじさんはつぶやいた。 そして、連投すまねぇなと付け加えた。
ひゅるり。 「北風よ」 ひゅぅるぅぅぅ。 るぅぅぅ。 ひゅる、るぅぅう。 るぅう、るぅう、るぅう。 「冬だな」 「おう、冬だな」 ひゅうぅる、るぅう、るぅう、るぅぅう。 二人を、しきりに北風がなぶっていた。 寒太郎であった。
こんにちは、
>>680 です。
あなた、メトロポリタンミュージアムお好きですか。
ぼくは、このメトロポリタンミュージアムというものが好きで好きで、ちょっと中毒みたいなところがある。
あなたがこのメトロポリタンミュージアムを好きで、そして少しばかり絵の中に閉じこめられることも好きであるならば
これはもうぼくとしては非常にありがたい。
平成18年11月 NHK七時のニュースにて
リス。 スイカ。 カメ。 メガネ。 ネコ。 コアラ。 ラクダ。 ただのしりとりであった。
「色んな意味で低年齢化してるな」 くかかかかかか
ドス。 スマキ。 金時計。 生き埋め。 メンチ。 チャカ。 カタギ。 ただのしりとりであった。
>>682 俺が・・・
だがそれがいい、とでも言ったらどうするね、あんた・・・
「言ってみなよ」 じわり――と、男の裡に怖いものが膨れ上がった。
おやおや、こんなになっちまってよ。
687 :
水先案名無い人 :2006/11/26(日) 18:33:10 ID:WBG/U9Ah0
;ヾ、,.、,、.、rツ ッッシ、:':' r':' _,、-'゙_, や 公 帰 そ ,、,、,ミッン、,._ _,、-'゙_,、-'゙. っ 園. り ん 、ィッ ,:、 ゙''ゞ=ミ、~.: _,、-'゙_,、-'゙ __, て の 道 な }; ヾ ゙' {!li;:,. _,、-'゙_,、-'゙ _,、-'゙,::|_| 来 ト に わ ゞァ''゙ぐ _,、-'゙_,、-'゙ _,、-'゙,、-''" .|_ た イ あ け ,ヘ:'_,、-'゙_,、-'゙..::「┴_,エ ┴ ''"_|_| の. レ る で └i'゙-ニ,ニエ,.:|ニ「 _エ ┴ ''"_|_ だ に |エ | ニエ, |ニ「 _エ ┴ __.|_|_ |エ | ニエ, |ニ「 _エ ┴ 「fj.||__|__| _| |エ | ニエ, |[8] _エ ┴ └‐_|_|__l__,|⊥ |__ |エ | ニエ, |二 _.エ 二.._ |__|__| _|_|_ |エ | ニエ, |┴ _.エ 二.._ |_|__l__,|⊥ |__|
「いい男だな」 「いい男だ」 「やらないか」 「やろう」 そういうことになった。
いい事を、思いついたぜ―― おめぇ、俺のケツの中に小便してみる気はねぇかい――
あなや
かぎや
自分が何歳の時にこうなったのかは覚えていない。 覚えているのはお湯を掛けながら嗤っている母親の顔だ。 鼻は溶け落ちている。 口は真っ赤に爛れ、唇が捲れ上がっている。 頭皮はずるりと剥け、数本の毛が額にかかっている。 それの顔を隠す為に、常に白い布で顔を覆っている。 「恥ずかしいのかよ」 「しょ、う──」 「一人前に恥ずかしがってのかよ」 恥ずかしくはない。 顔を見て吼える犬が疎ましいから被っているだけだ。
きゅ。 軸足の裏が擦れる音で道場の床が鳴る。 何千回、何万回と放ったローキックだ。 きゅ。 きゅ。 「てめえは、本当に馬鹿でのろまで蛆虫のような奴だぜ」 きゅ。 きゅ。 きゅ。 「いいか、てめえのように才能のねえ奴は、これから先も地べたを這いずって生きていくしかねえんだよ」 きゅ。 きゅ。 きゅ。 きゅ。 自分はどう思われようともいい。 世間と関わらずに透明になって過ごせればいい。 しかしO次郎を馬鹿にする奴だけは許さない。
「なあ、この星の形にはいったいどういう意味があるのだ」 「これはな、ドロンパよ」
「Qよぉ──」 「Qちゃんよぉ──」 たまらぬ土佐礼子であった。
猫。 猫。 猫缶。 皿。 皿。 水。 ドライフード。 餌の時間の風景である。
鼠。 鼠。 小鳥。 蛇。 魚。 小鳥。 捕食の時間の風景である。
「名前、なんて言うんだい?」 「名前ですか?」 「そう、あんたの名前」 「名前は、龍ひろしといいます」 お笑い芸人、龍ひろしは、言った。
「龍ひろしです。 _ _ おきゃあ〜。 w( ゚д゚ )w 」
「昇龍脚、昇龍脚」
突きを見てから虎王
おかあさんといっしょを見てから虎王
伝法な口調で、男が口を開いた。 「小足を見てからの昇竜、余裕だったぜ」 ウメハラ。伝説の男である。
『奥義――――キックボクサーマモル投げ』 ただの投げであった
がっぷ返し―――― 誰も知らなかった。
「やっちまいな、ジャスティンよぅ――」 がっ。 がっ。 がっ。 がっ。 がっ。 がっ。 がっ。 がっ。 がっ。 がっ。 がっ。 がっ。 がっ。 がっ。 がっ。 梅原大吾。たまらぬ男であった。
”野獣”(ビースト) という言い方がある。 梅原大吾はその”野獣”を有していた。
ジャンプ大Kしゃがみ中K中昇竜拳疾風迅雷脚のコンビネーションで ほら逆転した──
>>705 がっぷ力丸――
かなり無茶な漫画であったと記憶している。
もし、似たような漫画を上げろと言われたらどこたえるか。
ボクシング漫画の「リングにかけろ」か――
野球漫画の「アストロ球団」……いや、むしろ「愛星団徒」か――
そのどれもが同質の気を放っている――
しかし、同質であると断言してしまうには、胸の奥に小石の挟まった思いもある。
メビウスの輪の字型に投げると異次元に消えてしまうアレかい? ってかよう、実はイイ年したおっさんじゃねえのか? おめえら、よ。
がっぷ力丸。 その言葉を男は反芻していた。 腹の底にふつふつと黒いものがわきあがり、たまらずgoogle検索する。 ある単語を目にした途端、カッと腹か熱くなった。 ──────ガクラン八年組。
タイマン張ったら、ダチ公か。なつかしいねえ。
石川賢が死んだ――獏さんはそのことを知っているだろうか?
714 :
水先案名無い人 :2006/12/03(日) 02:46:10 ID:mgJzbe0q0
>>712 「その言葉、もう取り消せないよ?」
Let`sダチ公がそろりと口にした
>>713 おめえよ。
そりゃ、知っているだろうよ──
なんせ昔「アモンサーガ」っていう漫画で一緒に仕事した仲なんだぜぇ。
二人のサイン入りテレカ当たった俺が言うんだからな。
それは、天野のことではないか。
アモンサーガは天野喜孝であった。 アーモンサーガは石川賢であった。
たまらぬまぎらわしさであった。
>>720 たまらぬ(´・Ω・)つカワイソスであった。
幼少時、母とはぐれて迷子になった。それはこの時の話である。 いずことも知れぬ場所に見知らぬ大勢の人波。波。波。波。 おれは一人泣いていた。 おきゃあ おきゃあっ おきゃあさーん!!! たましいの叫びであった。
雑踏に獣慟哭す
>>720 空気を読む。
大切なことだ。
流れに乗る。
重要なことだ。
だが。
それがどうした、と俺は思っている。
それがどうした、と。
そんなことより大切なことが、確かにある。
そう思う。
一般人の目――
それがどうした。
キチガイ呼ばわり――
それがどうした。
俺は、餓狼伝が好きだ。
獅子の門が好きだ。
陰陽師だって、読めば好きになるだろう。
キマイラだって、魔獣狩りだって読めば好きになるだろう。
俺は、夢枕獏が好きなのだ。
「なるほどな――だが、お前は夢枕作品の最高峰ってものを知らないんじゃないか?」
>>720 エロゲ板で獏文体――
この男――
すでに覚者なのではないか――
>>726 なあ、651も、エロゲ板からだぜえ――――
>>727 ――いや。
エロゲ板へ、獏文体で書き込んだ――
その行為が――
その熱い情念が――
ぬめりとした、その男の欲情が――
そしてそれを、なんのてらいもなく書き込める――
そんな思い切りの良さを指して、覚者のようだと言ったんじゃないかね?
エロゲ板で獏文体――
確かに狂気じみていよう。
しかし、なんだ?この感覚は――
髪の毛ほどの違和感、何かがおかしい
「・・・・・ぬぅ」
気づいた時には首筋の産毛が立ち上がっていた。
まるで抜き身の日本刀をいきなり突きつけられたような、
そんな感覚が背中を駆け抜けていた。
「なぜだ・・・なぜ
>>720 はエロゲ板を覗いていたのだ」
430 名前:名無しくん、、、好きです。。。 投稿日:2006/03/15(水) 00:10:24 ID:dxGDei6l
おだて上手な鏡さんに脱帽
431 名前:名無しくん、、、好きです。。。 投稿日:2006/03/16(木) 12:42:45 ID:unxMFbq7
>>430 鏡さんはおだて上手か?
「うむ」
「そうか」
「そうだ」
そういうことになった。
>>729 君。まさか君は、エロゲがどうとか私に講釈垂れようってんじゃないだろうね。
私はカセットテープの時代からエロゲ(当時はアダルトゲーム)をやってきたんだよ。
そんな私
ここまでうろ覚えで改変したが、あまりに痛々しく且つ汎用性の高いものになりそうなので封印。
すごい本人ぽい書き込みって何スレ目だったっけ? まさかこんなスレがあるとは云々
188 名前:水先案名無い人[sage] 投稿日:2005/09/16(金) 23:35:38 ID:SgTdyx9k0 いやはや、なんとも凄まじい―― インターネットの世界というものは、恐ろしくそしてなんとも楽しいものなのか。 知り合いの編集の方からメールをいただいた。 この2ちゃんねるのことが書かれていたのだよ。 他にもやることがごつんごつんとある中で、あえてこのスレに感謝の言葉を書き残させていただきたい。 たまらぬスレであった―― もう、こうなればそうとでも書くしかないではないか。 夢枕獏という物書きは読者に恵まれた男である。 夢枕獏という物書きは本当に幸せな男とである。 なんとも、いえぬ思いがほろりとこういう言葉を書かせてしまうのだ。 いや、さて。 このようなことを書いていると―― 「獏、仕事せんかい!」 そう、きついお言葉もいただけそうではある。 ぼくの物語を待ってくれている皆さんには心苦しいのだが、どうか勘弁して欲しい。 いや、してください。 ベクトルさえ定まれば、仕事はきちんとする男です。 さて、最後にこのスレの獏さんたちに言葉を贈る。 このスレは節操がなく、本当におもしろい。 そしてまだまだおもしろくなる。 では。 平成17年9月17日 小田原にて 夢枕 獏
「おお」 たまらぬスレであった
「夢を見たの」 「夢?」 「本屋に獏さんの新刊があふれて、 またひろし君に会ったわ」 「ひろし」 AK○RAの台詞の改変であった。
736 :
水先案名無い人 :2006/12/09(土) 14:32:30 ID:PTLsxbzH0
皆、石川賢先生を獏文体で追悼しては下さらぬであろうか……
保守―― ネタを思いつきはするが、獏文体を操れぬ。 たまらぬ、袋小路であった。
738 :
水先案名無い人 :2006/12/12(火) 15:46:04 ID:edpxYB9gO
袋小路。 なんと、聞こえの良い言葉か――
更正――
水を沸かせば湯になる。 そんな単純な料理である。単純ではあるが、工夫もしていた。 ――豆腐だ。 四角に切られた豆腐が半丁。 ゆらり、と浮かんでいる。 いや、ゆらりとした風体の周囲に、ふつふつとわき上がるものがあった。 小さな気泡のようである。湯はさらに温度をあげていた。 「よし」 低い声があがった。 湯豆腐のできあがりであった。
トゥーフか…
たまらぬオツゥフであった。
743 :
水先案名無い人 :2006/12/14(木) 22:17:25 ID:pd7EcJDB0
売 発売 日発売 明日発売 』明日発売 伝』明日発売 狼伝』明日発売 餓狼伝』明日発売 ・餓狼伝』明日発売 新・餓狼伝』明日発売 『新・餓狼伝』明日発売 明日、十二月十四日。 餓狼伝の正統なる続編、『新・餓狼伝』が発売する――
>>743 おめえさん、日付を一日数え間違えているぜ――
>>745 あなや。
ご冥福をお祈りする――それだけが、一名無しに可能な事であった。
>>743 −−続編?、新?、巻の一?
「なぜだ?まだ話は途中であったはず。
それとも俺の知らぬ間に第一部が完結していたとでも?」
ぞわり。
男の体内で、熱が高まるのを感じる。
「まさかな」
男が本を手にし、ページをめくった瞬間であった。
「ぬぅ」
朝日新聞 2006年(平成18年)12月15日 金曜日 大阪 14版 35面 社会面
次の連載小説は夢枕獏氏 22日スタート
桐野夏生氏の連載小説「メタボラ」は21で終わり、22日から夢枕獏氏の「宿神(しゅくじん)」
が始まります。
夢枕さんは51年生まれ。人気シリーズとなった「陰陽師」や「上弦の月を喰(た)べる獅子」
(日本SF大賞)、「神々の山嶺(いただき)」(柴田錬三郎賞)など、幻想的でスケールの大き
な作風で知られています。
「宿神」は西行を主人公とした伝奇小説で、骨から美女を再生させたという伝説の残る西行の
あやしい魅力に迫ります。
挿絵は、「くろずみ小太郎」シリーズの絵本で人気のイラストレーター飯野和好さんです。
題字は書家の岡本光平さんが手がけます。
作者の言葉
以前から、西行については書いてみたかった。しかし、これまで西行のことはたくさんの方々
が書いている。
やる以上は、これまで誰も書いたことのない西行を書くのでなければ意味がない。どうずれば
ぼく自身の西行を書くことができるのだろうか。
そういう時に出会ったのが”宿神”であった。
ああ、なるほど、この日本の古層の神を切り口にして西行を書いてゆけばよいのだなと気がつ
いた。
これならば書ける。
一生ひとりの女性のことを思い続けて死んでいった西行が、今はいとしくてならない。
--------------------
証拠
http://www.imgup.org/iup301015.jpg.html
なんという750・・・ レスを見ただけで既視感をおぼえてしまった 俺は間違いなく人生オワタ / ̄\ | ^o^ | <でも猫より筋肉質の犬が好き \_/
752 :
定番レス :2006/12/17(日) 22:56:00 ID:/gNGWrVT0
たまらぬ過疎であった。
こんなとち狂ったゲームがあったとはwwww やりてえ。 だがPS2は持っていないっ―― たまらぬ俺であった。
>>753 を見た瞬間、
>>754 の表情が変わる
く 、 く 、 く――
ゆるく茹でた卵の表面に、剃刀の刃を一筋当てたような
そんな笑みが
>>754 の顔にへばりついていた。
「おまえらよう、このゲーム
どうせ板垣餓狼のゲームだろ
っておもってるだろう?
ち が う ぜ ぇ 」
――
>>754 は嗤っていた。 目に狂気と狂喜を滲ませて嗤っていた。
「俺には判るんだよ、このゲームは…
いや、このゲーム作ってる連中はよ…
"重度の獏オタ"だぜぇ――」
>>754 単なるゲーオタであった
アッー!!
まさかこんな時間にレスをよこすヤツが俺以外に居ようとは…
>>755 内の
>>754 は755に脳内変換しといてくれ
すまんこってす
>>756 安心しろ
ここに来る奴はみんなお前のファンだぜ
「プロテインだな」 「プロテインだな」 そういうことになった。
えゔぃ。 ばでぃ。 ぱっ。 しょん。 情熱的な漢であった。
「ご機嫌みたいね―――」 「ご機嫌?」 台所を見る。 ふん。 ふふん。 るん。 ららん。 たらり。 らったらん。 「ぬうっ!」 達哉の中に、急に、こわいものが張りつめた。
教えてやらねばならない。 皮をかむって、臭くて、短い3重苦を背負った哀れな人間には、 神が全てを与えた存在には歯向かう事さえ罪だということをだ。 品のないニヤけた面をした奴は、超絶美男子様には適わないという事をである。 神が定めた摂理を今夜ようやく教えてやることができるのだ。 てめぇらのような、不細工でちんぽの臭い彼女もいない学歴もない、 貧乏で暗い人間には永遠に届かない、光輝く真っ白なリングの上でようやく 教えてやる事ができるのだ。
むう、それも、呪、か? もう、いい。この話は終りにしよう。 おれはな、おまえの呪の話を聞くと、 わけが分からなくなって、酒が不味くなってしまうのだ
では、スタンドの話をしようか―― 「なあ、ポルナレフ。鏡の世界、などがあると思うのか」 「あたりまえではないか」 ポルナレフが、あっさりと言う。 「ファンタジーやメルヘンではないのだぞ」 「ファンタジーやメルヘンでなくとも、鏡の世界はある」 「まさか」 「まさかではないぞ。スタンドはいかようにも在る」 「鏡の世界もか」 「そうだ」 「どうしてなのだ。鏡というのは光の反射、それだけではないか」 「ほほう、ではスタンドが炎を操ることや船に憑くことは不思議ではないのか?」 「あたりまえではないか」 「では、訊くがよ、どうして炎を操ることや船に憑くことは不思議ではないのだ」 「それは――」 言いかけて、花京院が口をつぐんだ。 「わからないよ、ポルナレフ。わかっているつもりだったのに、考えたら急にわからなくなった」 花京院の言い方は率直である。 「いいか、花京院、炎を操ることや船に憑くことがファンタジーでないなら、鏡の世界があるのもファンタジーではない」 「うむ」 「鏡の世界があるのがメルヘンなら、炎を操ることや船に憑くこともメルヘンなのだ」 「うむ」 理解のおよばぬ顔で、花京院はうなずく。
「そもそもスタンドとは、本体の無意識、心中の望みが形を為したものだ」 「うむ」 「だからさ。スタンドが存在するのならば、心に思い描くように、現実に、鏡の世界を作ることも、あながちわからぬ話ではあるまい――」 「そういうものか」 「そういうものさ」 「――とにかく、次にやつらが襲ってきたならば、おれたち二人で首をとる」 「うん」 ポルナレフがうなずいた。 「ゆこう」 「ゆこう」 そういうことになった。
分かる―― 分かるぜ、おめぇさんの気持ちはよぅ・・ でもよ、綺麗に、なりたいんだろう? たまらぬ森永アロエヨーグルトであった―― 森永だぜぃ。
毎日。 吹雪。 吹雪。 たまらぬ氷の世界だった。
∧_∧ ( ・ω・) どうだい。これまでのローとは違うだろう? (っ )っ / ) ≡つっ ババババ ( / ̄し =⊃⊇
新装 餓狼伝〈the Bound〉1-4 ぬう。 既刊。 持っている。全冊。 当然だ。 読んでいる。いまだにだ。 少なくとも数回。あるいはもっと。数十回。 読み返している。 新刊が出ないゆえ、何回か読み返す自分がいる。 たまらない。 同じことの、繰り返しなら、いらない。 だが、 加筆訂正。 うなる。 結局は、自分なのだ。 自分には、これしか、無いのだ。 読みたい。 再び、読みたい。 あの頃の、あの時の、感動が再び味わえるのなら、たかだか一万足らずの出費ぐらい、なんなのだ。 そう思う。 ネットショップの、ボタンをぽちっと押す、自分であった。
770 :
水先案名無い人 :2006/12/25(月) 10:01:36 ID:PMgVJTDjO
松浦あなや
771 :
水先案名無い人 :2006/12/25(月) 11:51:28 ID:XXsNDuVdO
あなや見事な
松浦の穴や クリスマスに、こんなカキコをする自分が、たまらなかった。
しかもスルーされまくっているのも、たまらなかった。
餓狼伝のゲーム―― その続編の情報が次々と明らかになってゆく 93なまえをいれてくださいsage2006/12/21(木) 23:14:01 ID:6cKvjmfQ ・モードの追加 5対5やトーナメント。トーナメントはダメージを引き継ぐ。 ・新システム <ブレイクブロウ> 部位破壊。コナミのK1やった人なら分かると思うが画面に人型が出て ダメージが蓄積していくことにその部分の色が変わる。 そして、限界来ると、頭蓋骨骨折、肋骨骨折、右膝靭帯断裂などが おなじみの板垣表現で起きる。脳・震・盪もあり。 <ファイナルブロウ> 部位ダメージが限界の時点でその部分を使って攻撃すると 相手に通常より多大なダメージを与えられる。 しかし、自分にも大きな代償がある諸刃の刃、素人にはおすすめできない。
・キャラ関連 22人以上のキャラが参戦。 <梅川丈次> ゲバルみたいな髭を生やしたナイスガイ。梶原の100倍かっこええ。 もちろん使うはグレイシーならぬガルシーア柔術。マウントパンチしてる。 <椎名一重> 直突きを得意とする日本拳法の武道家。 <工藤建介> 羆になっちゃた人。 <力王山> 伝説のプロレスラー。空手チョップ、フルネルソンに加え相撲技も得意。 <追加> 鞍馬に新技のヘッドロック。 無名武道家は今回もいる。梅川が中国武術、サンボの使い手と戦ってる。 キャラ選択画面が普通の感じになった。 確認できるキャラは、 松尾・安原・神山・椎名・姫川・グラビア・長田・藤巻・涼二・井野・巽 久我さん・チャック・片岡・工藤・堤・梅川・名セコンド・鞍馬・泉・ サクラ・力王山(まだ右にも左にもいけそう?) 開発状況80%
平清盛か
―――――――――――――ゆ――――――――――――― ――――――――――――ゆめゆ―――――――――――― ―――――――――――ゆめまめゆ――――――――――― ――――――――――ゆめま く まめゆ―――――――――― ―――――――――ゆめま く ら く まめゆ――――――――― ――――――――ゆめま く らば らく ま めゆ―――――――― ―――――――ゆめま く らば く ばら く まめゆ――――――― ――――――ゆめま く らば く― く ばら く まめゆ―――――― ―――――ゆめま く らばく ――― く ば らく まめゆ――――― ――――ゆめま く らば く ――――― く ばらく まめゆ―――― ―――ゆめま く らばく―――――――‐ く ばらく まめゆ――― ――ゆめま く らばく―――――――――‐ く ばらく まめゆ―― ―ゆめま く らばく―――――――――――‐ くばら く まめゆ― ――ゆめま く らばく―――――――――‐ く ばらく まめゆ―― ―――ゆめま く らばく―――――――‐ く ばらく まめゆ――― ――――ゆめま く らば く ――――― く ばらく まめゆ―――― ―――――ゆめま く らばく ――― く ば らく まめゆ――――― ――――――ゆめま く らば く― く ばら く まめゆ―――――― ―――――――ゆめま く らば く ばら く まめゆ――――――― ――――――――ゆめま く らば らく ま めゆ―――――――― ―――――――――ゆめま く ら く まめゆ――――――――― ――――――――――ゆめま く まめゆ―――――――――― ―――――――――――ゆめまめゆ――――――――――― ――――――――――――ゆめゆ―――――――――――― ―――――――――――――ゆ――――――――――――― 「52人か」 「52人だ」 そういうことになった。
動物園行ってみ 俺は大動物に接する仕事をしているのでわかるが 人間がいかに無力で所詮餌側でしかないことがわかる。 いくら鍛え上げたから、オリンピックの選手だからといってそれは所詮人間のレベル 野生動物には足の速さも力も何もかもかなうことはない。 てか足元にも及ばない。てか次元が違いすぎる 唯一勝るのは知能だけである。 草食動物にでさえ、何一つかなわないのにどうして肉食獣にかなうのだろう
「ほう――熊よけの鈴では足りぬというのか?」 「鈴の音を恐れぬ熊が居る」 「どう、気をつけろというのだ?」 「糞だ。鈴が混ざった糞があれば、そいつが居る証拠だ」 風が二人の間に、臭いを運んできた。 紛れも無い獣臭であった。
「糞だな。」 「糞!?」 「腕力で適わぬともよ、ひり出す糞の量でなら負けぬであろうという事さ。」 「何!?」 二人を包んだ金木犀の薫りに、微かに糞尿の臭いが混じっていた。 「てめぇ…やったな?!」
783 :
1 :2006/12/30(土) 19:37:48 ID:GpYslRJu0
>>780 氏
―――おめえ、ちいっとばかし弱気なんじゃねえかい―――
人間は、よ。
単体として、徒手空拳で、食物連鎖のかなり上位にいるんだぜぇ。
まず、二足歩行だな。
方向転換の早さ、至近距離での極短距離、多方向移動能力はトップクラスだ。
視界も格段に広い。
そして何より―――知恵があり、腕がある。
敵の目を潰す知恵があり、どこを絞めれば殺せるか、どこの関節を極めれば攻撃されないかを知っている。
実際、インドで80過ぎのジジイが虎に襲われて、逆に絞め殺した事例がある。
784 :
2 :2006/12/30(土) 19:53:51 ID:GpYslRJu0
実際に相対したとき、地の利をまず考えるんだ。 間に立木が一本あるだけで、突進してくる獣は捕まえ易くなる。 羆は、その木ごと薙ぎ倒すから最強なんだが、な。 そう云って松尾象山は苦笑すると、780の胸に拳を当てて――― 最大の敵は己の恐怖心だ。 そいつにさえ勝てれば―――まず、負けねえよ。 だからおいらは弟子達に信仰させるのさ。 『一撃必殺』てな。 零距離からの突き―――「寸頚」を放った。
>>783 >視界も格段に広い。
だがよぅ、人間の視野はせいぜい175度、だが馬は300度ぐらいあるというぜぇ?
人は獣には勝てぬ、ということよ――
だがよ、もし人間が獣になったら―― どうなると思う? 犬でもない。 猫でもない。 狼でもない。 猿でもない。 ゴリラでもない。 ましてやカンガルーでもない。 羆さ。 体重の乗った豪腕に衝撃を吸収する肉体。 ツキノワグマでは到達し得ない雄大な肉体。 これしかない。これでなければならない。 工藤健介は粘り気のある笑みを顔に張り付かせていた
「今年もよろしくな」 男はそう言うと踵を返し、歩き出した。
「正月から2ちゃんかよ――」 「悪い、か」 「悪くはねぇ。正月だろうがクリスマスだろうが好きなだけやれ」 宇奈月典善は、にぃ、と口の端を吊り上げ笑った。 「ただよ、おめぇ今日が誰の誕生日か忘れてねぇか?」 典善は不意に優しい口調になった。 「奴の誕生日を祝ってやりな…」 「わ、かった」 獏、誕生日おめでとう。
792 :
【175円】 :2007/01/01(月) 23:50:23 ID:qFUL7iiL0
俺もよう、お年玉…って奴が欲しいのよぅ
大晦日のボノ初め格闘家たちについて獏コメントお願いします
794 :
水先案名無い人 :2007/01/02(火) 11:24:09 ID:75e6A8nB0
サク・・・「滑る!滑る!滑る!」 秋山成勲のたまらぬローションプレイであった。
「いいかい、格闘技に汚い技はあっても、卑怯な技はねえ」 その男、秋山は口を歪めてわらった。 「俺がかつて柔道の世界大会で胴着に仕込んでたこと は知っているだろう。俺はそこまでやる男なのさ。 バンナ戦の帯はレフェリーに直されちまったがね」 桜庭笑い返し―― 「おめえさんよ、プロレスをなめちゃいねえかい。 プロレスにもなあ、表に出せない技がたくさんあるんだよ」 ゆらりと立ち上がった。
それもあるけど一番見たいのはボノの負けっぷりですね
桜庭再戦したら躊躇せずに折りにいくんじゃねぇ? そんな凄みがあるが、いかんせん歴戦のダメージの蓄積が・・・
Q:同じ空手道場だった高校時代の友人のことです。 もう2〜3年前から、大学に通わず道場もやめて空手をしています。 以前から、中国拳法をやっている私に対して、幼稚な挑発をしていましたが、 最近はそれがエスカレートしております。 林: まさかとは思いますが、この「友人」とは、あなたの想像上の存在にすぎないのでは ないでしょうか。もしそうだとすれば、あなた自身が統合失調症であることに ほぼ間違いないと思います。 あるいは、「友人」は実在して、しかしここに書かれているような異常な行動は 全く取っておらず、すべてはあなたの妄想という可能性も読み取れます。 この場合も、あなた自身が統合失調症であることにほぼ間違いないということになります。
799 :
783 :2007/01/02(火) 21:18:11 ID:aRwt/RBx0
年越しでマスター・ショーザンに恥をかかせたので メインエベントで真剣勝負挑んでキマス。 大丈夫。俺ロシアンフック使えるから心配しないで。
>>799 マスター・ベーションが、どうしたって?
ぬるり、と秋山の身体が太い蛇のように、うねった。 「あれは……スクネ流のウシミツではないか……」 谷川貞治は戦慄していた。 にぃっ、 清原は爬虫類の笑みを浮かべていた。 「ヒクソンは…清さんにウシミツまでも教えていたのか……」 金子がモニターを睨み、鬼のような形相で呟いた。
恥をかかせた上に真剣勝負をいどむ―― まさに外道であった。
「相変わらず、良い動きをしているね」 胆汁質の笑みを浮かべて、男は言った。 顔も、叔父様。 頭も、叔父様。 頚も、叔父様。 体も、叔父様。 体全体で、叔父様を表しているかのような、男である。 「実は、君のお父さんの話なんだが――」 重いものを、ごろりと転がすように、男は続けた。 山崎あつしが―― 死んだ―― 東洋の島国、日本が生んだ、この稀代の絵炉漫画家、山崎あつしが、交通事故によって、その数奇な生涯を終えたのであった。 12月23日の朝のことである。 ご冥福を、お祈りいたします―― 美加ちゃんには、それ以外の言葉を口にする事は出来なかった。
まさかこのスレであつしの名を聞くとはよ──
個人には申し訳ないが ググってワロタ
▐▆▅▃▂ █████████▇▇▇▇▇▇▇▇▆▆▅▃ ▐█████████████████████▅ ███████████████████████▅ ████████████████████████▅▂ ██▀ ▀█▀▀ ▀▀█████████◤ █ ▂▃▀█████▊ ▼ ◥▅▃▂ ▂▃▅▆▀ ▀███▉ ▌▃▃▄▂▀◣ ◢◤〓▂▄▃▅▆◤ ████ ▋▀◣▐█◣▀▍ ▀▂▐▆█◤ ■ ▼ ▊ ▂◢〓▌ 〓◣▂ ▼ ▋ ▌ ▌ ▋ ◢▌ ▋ ◥▌ ▊ ▄▅◤ あいわらずいい渓流釣りをしているね ▼ ▼ ▂ ◥◣ █▊ ◥◣ ◢▆■▀■▆▅◣ ▃█▀ ◥◣ ◥▅▃〓◤ ▼ ◥◣ ▄▂ ▃▀ ◥◣ ▂▅▀ ◥▅▃▂▃▅▆▀
遅レス── >769 だがバーガーに見せかけてそれはアンパンではないのか?
809 :
水先案名無い人 :2007/01/09(火) 17:38:39 ID:OTrOL+i40
過疎であった―――
姫川よう―――おめえ実はリオウ、タンスイ、菊式、スクネ流と――― 薬使いのイカサマ格闘家じゃねえかよう―――がっかりだよう―――
「なあ歩夢くん。しかし、帰った後で、わたしを怒らせるような発言は、せんだろうね」 「怒らせる?」 「たとえばだ、柊に勝っただとか、柊は弱いだとか、そういう発言のことさ」 「頼むよ。くれぐれも言っておくが、君が勝ったのは、高嶺と、瀬芦里という女にだけだ。柊に勝ったわけじゃない」 「わかってるさ」 「それならば、いい」 「ひとつ訊かせてもらえるかい」 「ほう、何をかね」 「誰に勝てば柊に勝ったと言っていいんだい?」 歩夢が言った。 「いい質問だ」 雛乃は答え、ぽん、と自分の胸を叩いた。 「この、柊雛乃にさ――」 柊家の庭に、香ばしい海老の香りが、ゆるゆると流れていた。
柊雛乃―― ぞわり。 肛門から背骨を伝って、昇ってくるものがある。 何度抜いたことか。 何度、おかずにしたことか―― たまらぬきゃんでぃそふとであった。
813 :
水先案名無い人 :2007/01/11(木) 00:47:12 ID:0cJU5LPP0
あげぇ!
たまらぬミント味であった
「そのハッカ――俺にくれるかい?」
>>816 の口腔の中から、はっきりと、飴玉の破壊される音が響いた。
めり
めり
めり
とも、
みち
みち
みち
とも、聴こえた。
不気味な絶叫が
>>816 の口から漏れた。
「たまらん甘味だぜえ。おめえよう。」
818 :
水先案名無い人 :2007/01/13(土) 01:19:11 ID:d9AXNbKPO
おう、おめえ。 残念だったな。 この、ななついろドロップスにはよ―― ハッカは、ねえんだぜ――
エロゲネタ―― そのような物がこの場において通用するものなのか。 いや、現にそのネタは存在しているのだ。 ということは、このようなネタを操る職人がまだこのスレにいることになる。 それは、感動的な光景ですらあった――
「なんだと!?」
>>812 は言った。
肩で息をしながら、
>>812 は、液晶モニタに映る文字列を見つめていた。
獣が唸るような呼吸をくり返している。
「信じられねえ」
スルーされると思って書いたエロゲネタであった。
それに、レスがついた。
これまでにも、自分の書き込みにレスがついたことは、何度かある。
しかし、それについては、自身がその事情を飲み込んでいる。
自演だ。
だが、今は?
>>812 は
>>814-818 の流れを理解できなかった。
これが獏文体スレか!?
>>812 は、呼吸を整えた。
ゆっくり、スレの流れが正常なものにもどっていく。
過疎であった。
↑うまいなぁ〜
なんと、エロゲーマーの多いことよ。
さくらむすび。 姉、ちゃんとしようよ。 やつらはこれらの奥義を知っている―― 文七は笑みを零す。 「やるじゃねぇか」 唇の両端を吊り上げるような笑みであった。
「なあ遠坂よ、この手の甲の文様は、いったい何なのだ」 「それか。それはな、令呪よ」 「おれはな、おまえの聖杯戦争の話を聞くと、 わけが分からなくなって、ごはんが不味くなってしまうのだ」
セイバーは、三杯目の御飯をお代わりした。 「おい、士郎――」 セイバーが、鰤の照り焼きを、箸でほぐして口の中に放り込みながら言った。 「喰わんのか?」 「喰ってるさ」 士郎は言った。 「あんたも喰わないのか」 セイバーは、遠坂凛にも、声をかけた。 「喰ってるよ」 遠坂凛も、士郎と同様に返事をした。 「カロリー計算しながら喰ったって、うまくないだろう」 「あんたが、早い、だけだ」 遠坂凛は、言葉に呪をのせるように言った。 「飯を喰うが他人よりほんのちょっと早いだけさ」 しゃべっている時でも、セイバーの口の中には士郎のおかずが入っている。 「生前当時に、戦地で喰うので鍛えられたんだよ」 炊飯器が炊けた。 その新しくできた白米を、セイバーは喉の奥に流し込む。 あっという間に、10合の炊飯器の中身が半分以下になった。 胃の中に、白米を直接こぼしているようであった。
「俺は試合とは、神のものではないかと思っている」 「神――?」 金子賢は唐突に思いもかけぬ言葉を投げかけてきた。 「試合にお(中略)そのためには、勝ちたいという思いすら邪念であると俺は考えている」 「神か――」 このような考えで惨敗を繰り返す男がいたのか―― 文七は不思議な生き物を見るような眼で金子を見つめた。 金子賢。 底の浅い、武辺の士であった。
まだ―― 始まってもいねえよ――
この人より野坂昭幸文体とかのがネタにしやすい気がする
「なにっ野坂昭幸だと!」 「知っているのか伊達」 「いや、知らぬ」 「そうか」 「そうだ」 Amazonでも引っかからなかった――
そりゃあ引っ掛からないさ 野坂昭如だもの―― 飴玉。 飴玉。 飴玉。 おはじき。 「それ、飴玉やないで」 にやついた顔で清太が言う。 「馬鹿っ!」 節子の膝が清太の顔面に何度も何度もたたき込まれていた。
>>828 「おめぇさんよぅ、何か勘違いしてやいないかい?」
「勘違い?」
「そうさ、俺らぁ何も、ネタにし易いからって獏文体をいじってるんじゃないんだぜぇ――」
「じゃあ、なんだというんだ」
「―――だから、さ」
一瞬、目を疑い、耳を疑った。
この男、頬を桃色に染めている?それに、何と、いったのだ――
「夢枕獏が、獏文体が、好き、だからよ――」
ああ、
>>1 を読んでおくのであった――
>>828 の中で、そんなコトバが形を為さぬまま蠢いているようであった。
おもしれーw
>>834 最近流行りのオチであった。
獏も有名になったものよ―――
誰が、決めたというのだ。 貴族―― 平民―― 同じ、人間ではないのか。 「何故、わたしたちだけが、ひもじい想いをしなければならないのか」 「ふふん」 あるがすは、野良犬でも見るような、哀れみの視線で、答えた。 「同じ、人間だと?」 あるがすの眼が、蔑んだものに変わっていた。 糞でも見るかのような、そういう眼である。 「おまえたち平民は、生まれたときから、貴族に尽くさねばならない―― おまえたち平民は、生まれたときから、貴族の家畜なのだ」 みるうーだは、あるがすの視線を受けながらも、なお、問うた。 「誰が、決めた!? そんな、理不尽なことを、誰が、決めたというのだ」 あるがすは、天を仰いだ。その眼には、もはや、悲しみすらうつっていた。 あるがすは、ごろりと、重いものを転がすように、言った。 「天の、意志だ――」
みるうーだは、絶望した。 もはや、駄目かも知れぬ―― しかし、その絶望が、疲れきったみるうーだに、更なる問いを生んだ。 それは、消え入りそうな声で、閉じかけた端正な唇から漏れた。 「神は、平等のはず」 独り言のように、みるうーだは、続けた。 その眼は、あるがすを見てはいなかった。 みるうーだは、神に問うていた。 「神の前では、何人たりとも、平等のはず。神は、そのようなことを、お許しにはならない。 なる筈は、ないのだ」 みるうーだの頬に、流れるものがあった。 それは、透明な温度をもっていた。 みるうーだは、泣いていた。 幻の神に、縋る様な笑みを浮かべ、泣いているのだ。 あるがすは、それを、金属質の冷たい目で見ていた。 ああ―― こいつは、正しい。 そうだ。 神は、平等であるのだ。 だからこそ、許せぬものがある。 何人に対しても平等な、海よりも深い懐を持つ、そういう神であるからこそ、 訂正をしなければならない。 神に対する、冒涜を、抹殺しなければならない。 あるがすは、出来る限りの皮肉と憎しみをもって、みるうーだに言った。 「家畜に、神はいない――」 みるうーだの神は、その言葉で、みるうーだの前から、姿を消した。
「おきゃああああああああああああ!!!!!!」 みるうーだは、剣を滅茶苦茶に振り回しながら、あるがすに突進した。 「おけえっ!!」 あるがすは、それに合わせるようにして、剣を抜いた。 勝負は、三秒でついた。
839 :
水先案名無い人 :2007/01/20(土) 17:33:32 ID:YwwVG5nF0
『ふぁいなるふぁんたじぃたくてぃくす』かい?
『ふぁいなるふぁんたじぃたくてぃくす』だ。
そういうことになった。
おぅ、俺はとあるFFTのスレで獏作品を投下したが、誰にもわかってもらえず 寂しい思いをしたものよ。
843 :
水先案名無い人 :2007/01/23(火) 03:42:10 ID:tVRedRZV0
それは異様な闘いであった。 ばくれつけん。
がふがりおん「ふふン、懐かしいネタじゃねぇか」
また騙された――
「三度だ。」 「三度?」 「日に三度騙されると死にたくなるぜ――おめぇ、よ」
ここ、ヌゲーおもしれww
「なぁ、晴明。たまには自然薯掘りにでもゆかぬか?」 「ふふん」 「どうかしたか?」 「よいか、博雅」 「お、おう」 「獏の世界では自然薯掘りは生命に関わるのだぞ」 「まさか――」 「自然薯に限らず矢鱈に地面を掘り返すとな――」 「うむ」 「かなりの確立で"何か"を掘り当てるのさ」 「何かとは何だ?」 晴明は答えず杯を傾けた。
おめぇ、そりゃあ、よ。 「確率」じゃねえのかい?
ここでやりとりor発表?されているのを本にしたら 獏本に枯渇しているマニア(自分もふくめ)には結構売れるのでは? 2ch発の書籍出版はやっているし・・・ とおもったりして。 電車の中で読んだりして含み笑いしそう(w
>>852 (((;゚д゚))) ガクガクブルブル
ラノベ板の某作家スレより転載 >908 名前:イラストに騙された名無しさん[sage] 投稿日:2007/01/26(金) 18:19:45 ID:j3DmvMho >5月予定の祥伝社新刊についてだが、 >2004年の11月ごろに秋山は夢枕獏と対談して、そのとき夢枕に >「よその出版社の人が声かけてくれたら"今書けないから"って断っちゃ駄目だよ。 >そうすると、向こうとしてももう声かけづらくなっちゃう。 >だから、僕は"2,3年中(5年だっけ?)に必ず書きます。"って言うことにしてるよ。」 って言われてた。 獏…
>>851 おめぇ、よ……
いつもいつも、非獏文体で書き込みやがって、よ。
それとも、何か。
縦読みか。
どこを、縦読みしろと、言うのだ……
まったく、困ったものですね。
「よろしいんですか」
「何がだい?」
「どのようなレスをしても?」
「もちろんだよ。あたりまえじゃないか。
きみがその気なら、
>>720 の様に、いきなり、エロゲ板に獏文体で書き込んで、基地外扱いされたって構わないんだよ」
「ただしねえ、きみ。獏だよ。獏文体でなくちゃあいけないよ。
もしもきみが、プギャーな顔文字や(wなんかを使ったら、スレは止まるからね」
いいのかい? おめぇらの書き込みで 俺の懐をあたためっちまってもよ
「よいのか?」 「よい」 ぬええ(ry
晴明はそんなこと言わない
無題 Name 名無し 07/01/27(土)17:05 ID:vNcyUpoQ No.224697 「おれにかわれ お前は引っ込んでいろ」「いかように」 二人の頭の中であった。 葛藤であった。 すぐに事は起きた。 それはバットイマジンの攻撃だったのだ。 たまらず立ち上がる煙。 煙。 煙。 何が煙であるのか二人にもわかっていない。 その向こうにあるのは、見事なソードフォームであった。
無残―― 無残であった。
「竹光だよ」 「竹光?」 「虎眼流など、竹光の如きなまくらに過ぎぬと、そう言っているんだよ」 パキィ。
ナルケマ、 レバンガ、 カピカッピ。 元気が出てくる、おまじないであった―――
866 :
水先案名無い人 :2007/01/30(火) 10:11:45 ID:Gj6To8MO0
「嫁に、怒られた」 「――」 「餓狼伝の、合本の話だ」 「合本?」 「ああ。合本だ」 「――」 「元々おれは、文庫版をすべて揃えていた。だが――」 「買っちまった、てえのかい」 「そういうことになる」 「――」 ず。 ずずず。 静寂の中に、熱い茶を啜る音が響く。 「しかし、だ」 「――」 にい、と口の端を歪め、男は呟いた。 「後悔はしてねえ、ぜ――」 強烈な言葉であった。
「機械だって?」 「産む。機械だ」
あなた、産む機械お好きですか。 ぼくは、この産む機械というものが好きで好きで、ちょっと中毒みたいなところがある。 あなたがこの産む機械を好きで、そして少しばかりテカガミストであるならば、これはもうぼくとしては非常にありがたい。
―― いい風だ。 跳ぶを促し、飛ぶ為のような風だ。 いや、風だ。ただの風だ。 風は風であり、ただ吹くだけの風である。 それだけある。
相撲も八百長――
「八百長?」 横綱は にぃ と笑った。ように見えた。 だが、目の奥に怖いものが確かに宿っている。
おいおい。 起きがけにえらいもんを見せてくれるじゃねえかよ。
!omikuji dama!
ごはん。 きゅ○りのQちゃん。 インスタントの味噌汁。 お茶。 今日の朝食の献立である。 食生活がいいかげんで、ぞんざいであった。
>>876 対象年齢が一桁の映画なのか??
30年ほど前に過ぎちまった
おめよ
これのどこが、破顔坊だってんだい――
打。 歌を唄ってくれ。 童謡がいいな。 おふくろが唄ってくれた歌。 釣りに行こうか。 おやじが教えてくれたんだ。 そうさ。 死んだよ。 ふたりとも。 打。 哭くな。 石を 噛んで、 夢 打。 風 いいな。 この風はいいな。 まるで、春のように・・・・・・・・ そろそろ 打。
堕
881 :
水先案名無い人 :2007/02/05(月) 00:57:38 ID:eKmm3XSwO
おう。 てぃーた。 助けにきてやったぞ。 今すぐに、おれが、そこへ登って行って、助けてやるぞ。 だから安心していいんだぞ、てぃーた。 おう。 てぃーた。 胸に、矢が生えているよ。 銀色のやつが、お前の胸に生えているよ。 なんで、おまえから矢が生えているんだ。 矢が生えるのは、戦士だけなのに、どうして、女のお前に、おれの妹のお前に、矢が生えているんだ。 どうして、矢の生えたところが、いつもと違う色になっているんだ。 どうしてだ。 あるがす。 おまえ、なんで、そんなににやにやしているんだ。 おまえ、どうして、その銀色の矢の入るぼうがんをもっているんだ。 どうして、てぃーたを撃ったんだ。 ああ。 そうか。 そうだったのか。 あるがす。 お前が、てぃーたを、そのナイトキラーで撃ち殺したのか。 おれの、たった一人の家族を、妹を、撃ち殺したのか。 そうか。 殺してやる。 お前を、殺してやるぞ、あるがす。
>>881 「てぃーた」や「あるま」みてぇな妹が欲しいなァ──
たまらぬ労働八号であった。
仙吉は激しく射精した
ゆあーん。 ゆをーん。 ゆおーん。 ゆを ゆあーん
こんにちは、ベルゼバブです。 あなた、聖なる石お持ちですか。 ぼくは、この聖なる石というものがなくても倒せて、ちょっと打ち切りみたいなところがある。 あなたがこの聖なる石を持たず、そして生き別れた妹がいるような気がするならば、これはもうぼくとしては非常にありがたい。 平成19年二月 魔龍城にて
887 :
水先案名無い人 :2007/02/10(土) 02:08:15 ID:bfH1YSVZO
獏枕夢
一万年と二千年前から愛してるの唄を誰か獏文体にしてくれたら、 これはもう、僕としては非常にありがたいのだが。
千年。 千年。 千年。 千年。 千年。 千年。 千年。 千年。 千年。 千年。 千年。 さらに千年。 そして―― 愛してる。 上から、ベクターソルは、ベクタールナの機体に合体したまま、動くのをやめてしまったのである。 二千年―― 四千年―― 八千年が過ぎた。 「なあ、もっと恋しくなったぜ」 「感覚、同調してるんだろう?」 とうとう、一億年が過ぎた。 「ファイト!」 また、二千年。 「愛してるって、言ったじゃねえか――」 右腕を、おれは、高く持ち上げる。 おれの勝ちだ。 「もおおおおおおおおっ!」 おれは叫ぶ。 凄い音楽が、俺を包んでいた。 お前を知ったのだから、地獄くらい何だってんだ。
連休だからレスをさぼっている訳じゃあるまいな?
休日。 休日。 休日。 休日。 立読み。 休日。 休日。 たまらぬニートであった。
おきゃあっ
893 :
水先案名無い人 :2007/02/13(火) 14:42:23 ID:sbfZcmyp0
お前達、連休はヤッたんだろうな
>>889 ──たまらず乙するのみであった。有り難い。
>894。 トリプルエックス。 たまらぬIDであった。
「ららららららららっ」 狂った。
ばれんたいんか。
「お前達、チョコはやったんだろうな?」 「親父ぃっ!!」
「ひろしよ。たまにはチョコでも喰ろうて(ry
お袋がよこしたチョコ食っても、うまくないだろう
本命? 義理? ふふん。 そんなことは、どうでもいいのだ。 チョコが欲しい。 チョコが欲しい。
陽光が放課後の下駄箱を照らしている・・ その時、ふいに、その下駄箱と埃を照らす陽光の中に、低い笑い声が漏れてきた。 くく くく という、可笑しくてたまらないという声であった。 その声がゆっくりと高くなる。 「ついに手に入れたか」 笑いながらつぶやいた。 「ヴァレンタインのチョコを・・・・」 笑った。 「もはや、この地上に敵無し・・・」 勘違いした男の唇が「キュイ」とV字につり上がっていた。
あやつに――
おれに――
おやつに――
みんなに―― ようし――
来る―― 受験ネタが――
──死のう。
|←合格発表| |066| _, ,_ . ̄.|| ̄ ̄ ̄ ┗(`ー´ )┓三 || ┏ ┗ 三  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ____________ || 合格発表 .|| || 051 055 059 063 068 ||. ◎ || 052 056 060 064 069 || ◎ ◎ || 053 057 061 065 070 || ◎ ◎オキャァ!オキャァ!オキャァ! || 054 058 062 067 071 || ◎ ◎ ||_____________|| ◎ || ||  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ほう 過疎とな?
いかんかね
「雨だ」 「雨か」 「うむ、雨だ」 「雨か」 「では、飲もう」 そういうことになった。
915 :
水先案名無い人 :2007/02/22(木) 15:28:39 ID:W0Bdchhf0
歓声が叩きつけて来る。 ネタ職人は全身でそれを浴びていた。 もろに、良ネタを入れてやったのだ。 立てよ。職人たち。 始まってまだ一年も経ってはいない。 こんなもんじゃないぞ。 おれたちがやろうとしているのは。 「900」 やっとエンジンがかかったところだ。 そうだろう?
916 :
水先案名無い人 :2007/02/22(木) 15:38:16 ID:W0Bdchhf0
「910」 普通の人間なら、そのまま立ってこなくていい。 また、普通の人間なら立てるものでもない。 しかし、おまえらは普通じゃないはずだ。 おまえら、このスレに書き込むのに、何を捨ててきた? オナニーする時間? 獏以外を読む時間? 仕事をする時間? おれはわかる。 おまえらのそのネタと、その改変がどれだけのものを犠牲にして 出来上がったかわかる。 まとめサイトが機能してない。 そのスレの住人がここまでのしあがってくるまでにどれだけのものを 捨ててきたのか、おれにはわかる。 その犠牲にしたもののために、おまえらは立たねばならない。
917 :
水先案名無い人 :2007/02/22(木) 15:47:43 ID:W0Bdchhf0
そうだ眼を開け。 起き上がって来い。 頼む。 いつも寝床の中から起き上がってくるあのやり方で―― 「915」 立ち上がった。 いい顔だ。 表情は呆けたようになっているが、眼にまだお前が残っている。 まだ、改変する眼だ。 まだ、書き込みたがってる眼だ。 おれをがっかりさせないでくれ。 顔を起こせ。 そうだ。 その眼で獏文体を睨め。
真・スレッドストッパー―― _, ,_ (`ー´ ) にぃ。
過疎であった。
920 :
水先案名無い人 :2007/02/24(土) 08:51:51 ID:TvPqScq2O
ふふん― 本当にスレストだと、思ったって、云うのかい? ざわわ
こんにちは。 あなた、SFC時代のスクウェアをご存知ですか。 僕は、この時代のRPGというものが好きで好きで、ちょっと懐古主義者みたいなところがある。 あなたがLive a liveを好きで、そして少しばかり現代編の改変をしてくれたなら、これはもうぼくとしては非常にありがたい。
その前の時代の「Will」,「クルーズチェイサーブラスティー」は やりたくてやりたくて仕方がなかったが PC-6001Mk2の俺には、ベーマガを見、指をくわえているしかなかった。 その後HobbyJapanでクルーズチェイサーブラスティーの小説連載が始まったので それを楽しみに読んでいたよ。 ああ、あれはもう20年ほど前になるのか・・・ その後だな。獏にはまったのは たしか・・高校に入って、友人に激しくキマイラを進められて 興奮のあまりふるえながら読んだっけ・・・そのとき最新版がキマイラ鳳凰変・・ はっ! 獏の文体スレだった スマソ 過疎だもんでつい・・・
>その後HobbyJapanでクルーズチェイサーブラスティーの小説連載が始まったので 懐かしすぎる(´Д⊂
五。 割。 六。 分。 八。 厘。 明治大学、法学部──。 たまらぬ、合格最低点であった。 「ふふん、英語で七割とりゃあ、楽勝じゃねえかよ──」
ついに。ついに来たかSFC、懐古PCの話題まで獏文体が・・ PC-6001Mk2・・・ PC-6001から知っている自分には涙がこぼれるほど懐かしい響きであった。 ああ、それももうよい。何を語ればよいのか。過ぎ去ったものに語る言葉は所詮、哀悼なのだ。 が、感傷とは知ってはいても、捨てきれぬものがあるのもまた、本当なのであった。 ――齢、四十であった。
俺のおごりだぜ。おめえら、よ(´・ω・)つ日日日
施しなんざいらねーよ ( ・∀・)つ日 l|l ザバー
一杯10万だぜ。おめえら、よ(`・ω・)つ日日日
「――いらん」 己の内から毒の塊を吐き捨てるように堤はつぶやいた 「そのような高い茶などいらん」
深雪ちゃんの黄金水だぜ。おめえら、よ(;´Д`)つ日日日
932 :
水先案名無い人 :2007/02/26(月) 16:49:57 ID:tnyDrCq60
おきゃあ!
阿伐貴夫の黄金水だぜ。おめえら、よ ('A`)ノ日日日
「これは、黄金水というのか。」 「うむ。」 「飲み物なのか?」 「わからない。飲んでみないことには。」 「そうか。」 「そうだ。」 「飲もうか。」 「飲もう。」 そういうことになった。
「これは?」 「アバ茶よ」 「アバ茶?」 「いかにも」 「む・・・」 「飲まぬのか」 「むむ・・・」 「頂きますと云うたからには、飲んでもらおうぞ」 いつの間にやら男の目尻はつり上がり、口からは小さな炎がちろちろと見え隠れしている。 「の、飲む・・・」 あまりの恐ろしさに断ることもできず、そう答えてしまった。
気配がする。 ただならぬ気配がする。 身を切り刻むような殺気が。 殺気だけが、その場を支配していた。 ごくり 「あひゃらららららららら」
過疎だよう 誰もこないんだよう みんながいるほうがいいよう ボコボコスレは楽しいんだよう でも好きなんだ 獏文体が好きなんだよう 好きだよう 大好きだよう
たまらぬエロゲであった。
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/hgame2/1172593232/ 421 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日2007/03/01(木) 04:11:46 ID:w7TUtaZt0
「妊娠確実か」
「うむ」
「孕もう」
「孕もう」
そういうことになった。
422 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日2007/03/01(木) 04:30:12 ID:AWjaHqNb0
「いつでも射精る」
「だから、お前をいつでも孕ませられる」
射。
喘いでいるクリスの子宮へ、精子を。
危険日でなくてもいい。
安全日でも ということを
た。
あいつに、おも
待てよ、お
なのだ。
射。
そんな顔もできるんだな、クリス。
嬉しいぜ。
さあ、また、大人の遊びをしよう。
射。
「明日、あの丘で待ってる」
ああ、これは、俺の台詞だ。
いつ、こんなことを言ったんだっけ。
射。
気持ちいいときには、気持ちいいと 考えはまとま だ。
まったく 一方的なことを ゆく。
だが おれ た。
射。
二人の周囲を、むせ返るような金木犀の香りが包んでいた。
風が、駆けぬける。 ぬるい風だ。 いやな風だ。 いや、これは風などではなかった。 単なるシモネタだ。 下品だ。 下品だ。 たまらない。 たまらなく、いやだ。 おめえら、よ、も少し、品よくできねぇのかよ? 獏文体はsexシーンは限り無く即物的に、 儚いおもいは、はかなく、だろ この獏板でシモネタなんて、もってのほかでぃ
根暗のシロート童貞の包茎野郎はこれだから困る。 ちゃんとネクタイ4本以上買えよ。
俺は、エロゲ板で獏文体とは、覚者の業ではないかと思っている。
おめえよ、ちゃんとした言葉話せよ、ここでは、よ。 根暗?素人童貞?包茎野郎だ? ネクタイ4本以上だ? 馬鹿が。 おめえさんのようなやつは、それこそ、 ひとりで死ぬまでセンズリこいてなって。 自分の言葉に、自分にひとり酔ってよう。 わざわざ獏板までくるこたぁない。 センズリだけしか出来ないガキの相手は、おらあ、正直、困るんだよう。 もう、よしてくんな。 ガキの相手は、こりごりだよう。
ところでよう 俺のキンタマを見てくれ── こいつをどう思う?
なぁ、おめぇら、よ。
初下記子の俺によぅ。
餓狼伝が何巻まで出てるか────教えちゃくれねぇかい。
>>944 たまらぬ巨根であった。
>>945 十三巻――そこで息が切れたか、しばし沈黙していた。
だが、先頃『新・餓狼伝』という続編が出たのだよ。
たまらぬ、十四巻であった。
終わらぬをもって尊きとなせ。 平成19年二月 平積み大作戦にて 夢枕 獏
「あら」 「あら」 「まあ」 「あらあら」 「あらぁ」 近所のオバサンの会話であった。
ひっ。 ひっ。 ふう〜〜〜。 ひっ。 ひっ。 ふう〜〜〜。 ひっ。 ひっ。 ふう〜〜〜。 ひっ。 ひっ。 ふう〜〜〜。 ひっ。 ひっ。 ふう〜〜〜。
ラマーズ呼吸法であった。
今日、古本屋でんなわきゃねーと思ってよ── 獏さんの小説立ち読みしてみたら そうしたら、だ 本当に白かった(余白ありまくり) かーるくクスっとさせてもらった──ぜ
いいのかい? もう取り消せないぜ
「おもしれぇ。読めるだけ、読んでやるよ」
「獏はもう、あの頃の獏じゃない――」
「俺だって、あの頃とは違う」
「そういう意味じゃない。獏はもう銭が取れるほど書いてないモノ書きなんだ」
ペキ――
, , , ,, , , , , ,
「俺だって書けるんだぜ。
>>953 さん」
「うまっ。」 「うまっ。」 たまらぬニートであった。
も も ち
誰か―― 誰か、「レッツゴー!陰陽師」で、やってはくれまいか――
あなたでやったら、どうでしょうか。
言ふ声ばかりは定かに聞こえて 言ふ声ばかり 聞こえて姿は 目に見えぬ鬼とぞなりにける 目に見えぬ鬼となりにけり
>>958 否――
やった。
やったのだ。
自分で、ひととおりの改変は、してみた。
やれるだけのところまでは、やってみたたのだ――
しかし、どうにもうまくない。
うまくないのだ。
おもしろくない、と、言うべきなのかもしれない。
どうも、ネタとして、成立していないように感ずるのだ。
あれは、おれひとりの力では、料理できぬ――
オーケイ。 わかった。 わかったよ、>960。 流行りのネタに乗せたいんだな。 ばか。 そんな事のためにおれたちは、このスレにいるんじゃない。 おれひとりの力? なんだ、それは。 全力で書く。 自分の持っているありったけを出す。 改変したと言う前に、貼ってしまえばよい。 自信がないのなら、貼らなければよい。 怖いのか。 怖いのか、>960――
そうさ。
おれは、怖い。
おれは、途方もなく怖いんだよ、
>>961 ――
流行りだから。
確かにそうだ。
今、流行っているネタだ。
だが――
それだけが理由ではないのだ。
「陰陽師」というところに、ぴんっ、ときたのである。
この気持ち。
おめぇさんにも分かるだろ、な――
しかし――
それで始めたからには、獏の「陰陽師」に絡ませないと、格好が悪い気がしたのだ。
ここだ。
ここでどうにもならず、投げてしまったのだ――
他力本願は、よろしくない。
当たり前のことだ。
黙っていればいいのに、今朝の俺は、なんとも無責任であったなぁ。
>>962 がそう言った後、
>>961 は黙って日本酒を持ってきた。
男二人が無言で飲み始めた。
冷やである。
まずい もう一杯 たまらぬ青汁であった
臨。 兵。 闘。 者。 皆。 陣。 烈。 在。 前。
どこを縦読みすりゃあいいんだい?
>>965 さん──
なぁ、
>>966 よぉ――
そいつは、ボケたつもりかい。
それとも、あれか。
アンカーミスか――
わかっててやった、というんじゃあ、ないだろうね。
ああ── なんとも ややこしいことであるなぁ
。 。 。 。 。 。 。 。 。 素直な、野太い縦読みであった。 こんな読み方でも、この男がするならば許せる、九十九には、 そんな人好きのする部分があった。