【創作】カツオ一族のガイドラインpart2【真実?】

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1水先案名無い人
板違いなのは重々承知しておりますが何卒お目こぼし下さいますよう、
お願い申し上げます。m(_ _)m
尚、本スレはsage進行にてご迷惑にならないようヒソーリ進めてまいります。
レスを下さる方もsage進行にご協力下さいますようお願い申し上げます。

前スレ 
【創作】カツオ一族のガイドライン【真実?】
http://that3.2ch.net/test/read.cgi/gline/1085789368/l50
2水先案名無い人:04/09/10 17:08:14 ID:yb20odL2
2ゲトー

そして>1乙。
しばらくホシュだな。
続きまってるよー。
3水先案名無い人:04/09/10 17:49:59 ID:Cd0RF2/E
即死防止保守に協力しまーす。
4水先案名無い人:04/09/10 17:52:52 ID:sHUVqhze
協力します
5893:04/09/10 18:22:27 ID:g3rjR5Uc
前スレでゲットナンバーがヤ○ザでショックorz

ホシュ
6水先案名無い人:04/09/10 18:57:21 ID:boGzjdXx
カツオ、ガンガレ!
7水先案名無い人:04/09/10 19:10:57 ID:0w6H2vjT
超保守
8水先案名無い人:04/09/10 19:24:11 ID:w1q/ijC4
作者サン、お疲れ様。
早朝じゃないけど、即死回避って事で。
9水先案名無い人:04/09/10 21:12:34 ID:mX0+aqqJ
修羅場保守。
10水先案名無い人:04/09/10 21:14:18 ID:FwgiAFxr
10GET保守
11水先案名無い人:04/09/10 22:37:24 ID:WWqVi92Y
続きキボンヌ保守
12水先案名無い人:04/09/10 22:53:28 ID:Fd/1ZX4Q
>板違いなのは重々承知しておりますが何卒お目こぼし下さいますよう、
>お願い申し上げます。m(_ _)m

こう書いとけば板違いでも削除されないわけか…
世の中そんなに甘いもんなのか?
俺はこういうの嫌いだね











保守
13水先案名無い人:04/09/10 23:03:39 ID:kRmc8bUx
つか明らかにエロだからな
通報されたら問答無用で削除だよ
漏れもレゲー板で何度も泣かされた
14水先案名無い人:04/09/10 23:03:45 ID:gLbHjw1+
>>12
>>1に書く内容としては、ちょっとマズかったかもな。

でも保守。
15水先案名無い人:04/09/11 05:28:39 ID:T1Tb2o5N
即死回避は、20レスくらい迄でいいのかな?
>>12-14
確かに目立つかも知れないですが、妙に律儀な所が、作者サンらしいですね。
16水先案名無い人:04/09/11 06:08:12 ID:Jdia2AX+
ほしゅ
17水先案名無い人:04/09/11 08:06:44 ID:ezQGIAtN
昨日に引き続きホシュ
18水先案名無い人:04/09/11 15:15:42 ID:yk0rU8RW
毎度保守
19水先案名無い人:04/09/11 18:41:11 ID:FANDYsAg
さらに保守
20水先案名無い人:04/09/11 22:49:41 ID:3OeKACwj
プ板から

保守
21水先案名無い人:04/09/11 22:51:45 ID:cYP3oG1f
何のスレだか良く分からんが回りに流されて保守
22水先案名無い人:04/09/12 00:51:09 ID:19iLmiL+
↑不覚にもワロタから保守
23水先案名無い人:04/09/12 02:00:28 ID:6VjoQwEi
保守で1000逝くとかのスレ?
24水先案名無い人:04/09/12 04:45:03 ID:ITnxWJd6
作者サン、新スレ立てるタイミングを間違えたかもね。
25水先案名無い人:04/09/12 13:09:22 ID:s5rQOxzO
週明け期待保守。
26水先案名無い人:04/09/12 18:47:22 ID:xcUaeHty
アナゴ出演保守
27水先案名無い人:04/09/13 08:03:22 ID:/yGCFaLo
まだ1行も本文が無いのか・・・保守
28水先案名無い人:04/09/13 16:12:34 ID:AmKV0cws
>>2-27さん
即死回避保守ありがとうございました。m(_ _)m

自分としては金曜日に立てておけば土日で底深く沈むだろうと
安易に考えスレ立てを敢行いたしました。
でも結果的にスレを立て逃げした形になってしまい、すいませんでした。
みなさんの保守が無ければ即死しているところでした。
お礼を申し上げると共に深くお詫びいたします。

>>12さんのご指摘の通り>>1の挨拶は不適切でしたね。
なんとか今日まで生き延びたかったもので。。。。orz
見苦しい我が儘でしたね。反省いたします。申し訳ありませんでした。m(_ _)m

前スレは容量的にもう原稿を載せられそうにないので
明日からココに書かせていただきます。
>>27さんのご指摘が身に沁みる今日この頃。。。orz

それではコチラでも宜しくお願いいたします。<(_ _)>
29水先案名無い人:04/09/13 18:54:29 ID:a15DNBPS
謙虚な方ですね
30水先案名無い人:04/09/13 21:28:27 ID:Qnxf6a9y
作者さん、もっとカルクいきましょう♪
私たちが楽しませてもらってるのに作者さん
ばっかりに気を使わせてしまって私たちも恐縮してしまいます。
保守なんかみんなも喜んでやってくれてると思いますよ。
正直おもしろいです。かなり下地のある方なんでしょうね?
これからも期待しています。

31水先案名無い人:04/09/14 04:54:52 ID:Yb/NvZBs
作者サン、お疲れ様です。
次スレに移った事ですし、自分も保守&応援カキコを支持しますよ。
皆さんも、もっと感想とかを書きたいでしょう。
また容量オーバーするなら、パート3を立てれば良い、と云う事も判りましたし。
32水先案名無い人:04/09/14 15:15:16 ID:76nF+8ih
♪キンコーンカーンコーン キーンコーンカーンコーン♪

今日もやっと学校が終わった。
覚悟は決めたもの学校生活は正直辛いな。。。
約7時間の間、トイレでナカジマと言葉を交わす以外話すことがない。
いや、授業中答えを述べる時もあるか。。ハハ
お陰でテストの点はよくなったけどなんだか俺が俺じゃないみたいだ。
オヤヂやかーさん、ネーさんは嬉しいみたいだけど俺の辛さには気付いてくれない。
勿論気付かれないように俺が振る舞っているせいなんだろうけど。。

学校ではみんなに無視され、家では元気に振る舞うのも正直疲れる。
今の俺にはウキエさんだけが心の支えだ。

そう言えばウキエさん、家を出るって言ってたな。
イササカ先生達に反対されたって。。。
そりゃそうだよな。。誰だって普通は反対するよ。
高校生で子供を産むなんて賛成できるわけがないよな。
おまけに父親が小学生ときたら。。。はぁ〜参った。
なんか良い知恵がないかな?
思い切ってマスオ兄さんに相談してみようかな?
でも最近ネーさんと仲良いみたいだしバラさないとは限らないからな。

いっその事、俺も家出してウキエさんの所へ転がり込もうかな?
そうしたら少しは楽になれるかもしれない。
だけどそんな事したらウキエさんの負担になるかな?
オヤヂは絶対許してくれないだろうしな。。。。

俺はアレコレと取り留めもない思案をしていた。
と、その時俺を呼ぶ声がした。
33水先案名無い人:04/09/14 15:17:33 ID:76nF+8ih
「イソノく〜ん」

この声はハナザワ。。。振り向くとやはりハナザワだった。

「ねぇ〜イソノくん、アンタ一体何したのよ?」
「えっ!? 何って?」
「カオリちゃんによ。。。アタシ、ちょっとしたイザコザかと思ってたの。
 またイソノくんが調子に乗ってカオリちゃんにイヂワルしたのかと。。
 それで罰を与えるために無視するのかな〜って。
 でも、期間があんまり長いでしょ。。こりゃちょっとおかしいと思った訳よ」
「・・・・・」
「ねぇ、いったいカオリちゃんと何があったの?
 イソノくんが話してくれてアタシが納得したら仲直りに協力するわよ」
「いや。。。ボクが一方的に悪いから。。」
「何よ? アタシにも言えない訳?
 折角、人がイソノくんの為に骨を折ろうとしているのに。。」
「うん。ありがとう。
 でも、ボクがカオリちゃんを傷つけた事は事実だし。。。
 もう暫くは罰だと思って我慢するよ」
「そんな事言って大丈夫?
 カオリちゃん相当怒っていたわよ。
 アタシもカオリちゃんの剣幕に吃驚して仕方なく無視に協力したけど。。。
 あぁ見えてもカオリちゃん、怒るとなかなか怖いしね。
 それに男子に人気があるでしょ。おまけに先生にも気に入られているし。。。
 だからカオリちゃんが酷いイヂワルされてイソノくんに仕返しするのって言えば
 みんな協力せざるを得ないのよ。
 このままじゃ、カオリちゃんきっと許してくれないと思うわ」
「うん。。解ってる。でも仕方ないよ」

相変わらずよく喋る女だ。。。
34水先案名無い人:04/09/14 15:18:39 ID:76nF+8ih
「いいから話してご覧なさい。
 アタシが悪いようにはしないから。ネッ」
「本当にもういいんだ。俺が悪いんだから。。
 ハナザワさんの応援は気持ちだけありがたく受け取っておくよ」
「そんな気持ちだけって水くさいなぁ。。。
 アタシとイソノくんの仲じゃない。
 ドーンと委せてよ。ドーンと。。」

醜女の深情けとはこの事だな。。。
俺は何故かコイツを無碍に扱えない。
長年の付き合いでそういう風にコイツに刷り込まれたのだろう。
このまま話していても埒があかない。

「本当にいいから。。
 気を遣ってくれてありがとう。嬉しかったよ」

そう言うと俺はハナザワを残して走り出した。

「どうなっても知らないからね〜」

ハナザワの声が聞こえたが俺は無視した。
これ以上何がどうなると言うのだ?
人の思案に土足で踏み込んで来やがって。。。。

だがそんな会話でも嬉しいと思う俺がいた。
ナカジマ以外と会話したのはあれ以来初めてだ。

人間の心ってのは弱いモノだな。。。
そんな事を考えながら俺はウキエさんのマンションへと向かった。
35水先案名無い人:04/09/14 15:19:42 ID:76nF+8ih
♪ピンポーン♪

呼び鈴を鳴らす。
インターホン越しにウキエさんの声が聞こえる。

「ボクです。。。」
「はい、すぐに開けるわ」

明るく優しい声だ。
ウキエさんの方が俺より辛いはずなのに。。。
俺は思わず涙ぐみそうになる。

やがて施錠が解除されチェーンロックも外された。

「おかえりなさい、カツオちゃん」

明るいウキエさんの笑顔が眩しい。
俺はいきなりウキエさんを抱き締めた。

「どうしたの?カツオちゃん。。。」
「・・・・・」
「今日も辛かったのね。。。ごめんね。私のせいで。。」
「違う!! ウキエさんのせいじゃないよ!!」

俺はウキエさんからカラダを離し思わず叫んだ。

「うん。。。ありがとう、カツオちゃん。
 でも辛いときはちゃんと言ってね。
 そうしてくれないと私。。もっと辛くなっちゃう」

なんて優しいんだ。。。ウキエさん。
36水先案名無い人:04/09/14 15:21:24 ID:76nF+8ih
「俺。。。頑張るから。。
 大した事出来ないけど頑張るから」
「うん、一緒に頑張ろうね、カツオちゃん」

俺はもう一度ウキエさんを抱き締めた。
そして口づけを。。。。

俺は暖かく柔らかなウキエさんのカラダへと自然に引き寄せられる。
白くて滑らかな肌。。豊かな胸、細い腰、長く伸びた脚。。
幾度となく堪能した肢体。。。だが決して飽く事はない。

俺達には以前のような快楽への貪欲な飢餓は無くなっていた。
今はただ、お互いがお互いを慈しむようにカラダを重ねていく。。。

やがて俺は屹立したモノをウキエさんの中へと挿入した。
滑らかにソレを受け容れるウキエさんの性器。
そこは渇いた俺の心を癒すようにしっとり潤い温かく包んでくれる。
豊潤なウキエさんのカラダの中へ。。。強く深く。。俺はのめり込んでいく。
歓喜の声で俺を迎えるウキエさん。
ウキエさんの手が俺の顔を包み口づけを求める。。
脚が俺の腰に絡みつき二人はやがて一つになっていく。。。

そして俺がウキエさんの中に俺の液体を放った時。。二人同時に果てた。
荒い息で波打つウキエさんのカラダに俺は覆い被さるともう一度強く抱き締めた。
二人は繋がったまま身も心も一つになった。
そう実感出来た時、不意に涙が零れた。。。
その涙は俺の心の痼りを洗い流してくれてるような気がした。
だが本当に俺の心の痼りを洗い流してくれたのはウキエさんなのだ。

そう気付いた時、俺は恥も外聞もなくウキエさんの胸に顔を埋め、声を上げて泣いた。
ウキエさんは俺に身を委せ、ただ優しく俺の頭を撫でてるだけだった。
37水先案名無い人:04/09/14 15:31:09 ID:76nF+8ih
>>29-31さん
ありがとうございます。<(_ _)>
もう本当にレスが付いてると救われたような気持ちになります。
正直このまま書いていて良いのかなって思ったりして。。。(^^;)

>>30さん
そうですね。もう少し軽いレスをいれるよう心がけます。
>かなり下地のある方
って、そりゃ誉めすぎです。
こんな風に書くのは本当に初めてなんです。
そんなアテクシはただのオサーン会社員。(^^;)

>>31さん
早朝保守人1号サソですか?
いつもありがとうございます。<(_ _)>
これからもよろしくおながいします。
38水先案名無い人:04/09/14 16:07:18 ID:Bd3u3HAl
作者さんキテタ━━━━━━\(゚∀゚)/━━━━━━ !!!!!
39水先案名無い人:04/09/14 22:10:36 ID:C5IyT9wT
新スレ移行キターーー!!
作者さん、そんな気弱なことを言わないで下さい。
いつも楽しみにしております。
40水先案名無い人:04/09/15 04:50:04 ID:mD4n19by
切ないなぁ… 何だか昔のロマンポルノみたいな薫りがしますね。

  ∧_∧
 ( ;´∀`) <デモ ヤッパリ ティンコタッタ
 人 Y /
 ( ヽ し
 (_)_)  作者サンを差し置いて、自分がコテ付けるのも
      失礼かと思いまして… 本日は目欄にブチ込みました。
41水先案名無い人:04/09/15 11:12:50 ID:QUiDApKL
   ____
 /:::::::::::::::::::\
 |:::::l~~~~~~~~~)
 |:::::| ■■ ■
 |:::/ <・) <・)
 レ(6:. .:/(´ヽ >
  \::::::((━━)  <早朝1号は今までの功績を鑑み
    \::::::::::::ノ   コテ使用を許可する
42水先案名無い人:04/09/15 12:44:25 ID:fZnrd6N/
   ____
 /:::::::::::::::::::\
 |:::::l~~~~~~~~~)
 |:::::| ■■ ■
 |:::/ <・) <・)
 レ(6:. .:/(´ヽ >
  \::::::((━━)  <ただしコテ名は「早漏1号」だ
    \::::::::::::ノ   
43水先案名無い人:04/09/15 14:02:13 ID:nroYSVvp
「アッ アァァァ〜」
「クッ!! イクよ ハヤカワさん。。。」
「ダメ。。。中はダメ。。アッ アァァアァン」
「イクッ!!」

俺は素早くハヤカワの中から俺のモノを抜き取るとハヤカワの腹に射精した。

「ハァ ハァ。。。解ってくれてありがとう、ナカジマくん」
「うん。。気を付けないとね。ハァハァ」

俺はそう返しながら自分の放った液体を拭き取ってやった。
ハヤカワは膝を立てて陰部を隠している。
こういう所がまたいいんだよな。。。

「ねぇ〜ナカジマくん、私達こんな事してていいのかしら?
 あっ、勿論イヤじゃないわよ。。イヤじゃないけど。。。
 なんだか私。。変になっちゃいそうで怖いの」

俺に背を向けながらハヤカワが言った。
じーさんのいない家で慌ただしく抱き合った俺達。。
俺は逢う度にハヤカワを求めた。
ハヤカワの部屋で、俺の部屋で。。。
いつも勉強すると言っては逢い、逢ってはセックスをする。
ハヤカワに対して自信が持てない俺のあせりがそうさせているのかもしれない。
だが。。。もうそろそろ自信を持ってもいい頃かもしれないな。
ハヤカワは生理の時以外は俺を拒まなくなった。

「ごめんよ。。。ハヤカワさんが好きだからつい。。
 本当だね。。勉強する事も忘れないようにしないとね」
44水先案名無い人:04/09/15 14:05:05 ID:nroYSVvp
「解ってくれて嬉しいわ。。ありがとう、ナカジマくん」
「さぁ、落ち着いたら勉強しようか?」
「うん。。。でもその前に。。。」
「何だい?ハヤカワさん」
「あの。。。カオリちゃんとイソノくんの事だけど。。」
「あっ。。あぁ〜、アレは俺も辛いよ。
 教室で話すと目立つからトイレで偶に話すようにしているんだけど。。
 アイツ、俺に気を遣ってくれて気にするなって。。
 折角ハヤカワさんと仲良くなれたのにお前も仲間外れにされるぞって。。
 俺も色々とあっただろ。。だから仲間外れにされる度胸がなくて。
 イソノには申し訳ないと思ってるんだ」
「うん、ナカジマくんの気持ちは解るし仕方ないと思うわ。。
 でもカオリちゃん。。。少しやり過ぎだと思うの。
 協力している私が言うのもおかしいけど。。でもやっぱり酷すぎるわ。
 自分が振られたからってクラスのみんなを巻き込んで仕返しするなんて。。。
 私は友達だから協力するのは仕方ないと思ったけど、
 みんなを巻き込むのはいけないと思うの。。。」
「ハヤカワさんがそう思ってくれてるだけでイソノの奴、救われるよ」
「それでね。。。カオリちゃんがクラスのみんなを味方に付けるのなら
 私達がイソノくんの味方になってあげない?」
「いいのかい? ハヤカワさん」
「うん。この事はハナザワさんにも相談したんだけど。。。
 電話したらイソノくんの事なんて知らないって言われちゃった」
「えっ!? あのハナザワさんが?」
「うん。。でも、どうもカオリちゃんのせいじゃないらしいの。
 なんかイソノくんに声を掛けたらほっといてくれって言われたって。。
 親切を仇で返されたって。。」
「えぇ〜!? 今のイソノがそんな言い方するなんて。。。ちょっと信じ難いな」
45水先案名無い人:04/09/15 14:06:05 ID:nroYSVvp
「うん、私もそう思う。
 彼女、ほら、ちょっと自分本位な所があるでしょ。
 自分の思い通りにならなかったらすぐに敵扱いしちゃうの。
 でもそのくせ、そんな事はすぐにコロッと忘れちゃって。。
 元通りに仲良く接してくるから憎めないんだけどね。
 その点カオリちゃんは。。。。」
「カオリちゃんは?」
「滅多に怒ったり敵を作ったりしないけど。。。
 カオリちゃん可愛いしお勉強もできるでしょ。
 だから傷つく事に馴れていないの。
 自分を傷つける人なんてこの世にいないと思ってるの。
 だからイソノくんに振られて。。。ちょっと暴走してるんだと思う。
 でも私が言ったところで今は聞いてくれないと思うの。
 それどころか私も敵扱いされちゃうわ。
 同じ敵扱いされるんならイソノくんの味方になってあげたいなって思ったの。
 勿論、カオリちゃんのためにもね」
「ハヤカワさん。。。凄いよ。。俺、感動した。
 俺。。ハヤカワさんを好きになった事を誇りに思うよ」
「そんな。。。大袈裟よ。ナカジマくん」

俺は本当に感動していた。
なんて心の優しい子なんだろう。
親友である俺が自分を守る事しか考えていなかったのに。。。
敢えて自分の友達を敵に回してまでも相手の非を悟らせようとするとは。。
偉いな。。本当に偉いや。。
俺もハヤカワに相応しいオトコにならなければ。。。

「いや、大袈裟じゃないよ。。
 兎も角、俺、ハヤカワさんの意見に賛成だ」
46水先案名無い人:04/09/15 14:07:24 ID:nroYSVvp
「協力してくれるのね? ナカジマくん」
「勿論だよ、ハヤカワさん」
「ありがとう。。嬉しいわ」

そう言うとハヤカワは俺の手を握った。
暖かく柔らかい手だった。
そうさ、こうしてハヤカワと過ごせるのもイソノのお陰だ。
俺がイソノに恩返ししなくてどうするんだ。

「ううん、お礼を言うのは俺の方だよ、ハヤカワさん」
「どうして?」
「だって。。。俺の親友のために協力してくれるんだもの。。
 本当は俺がハヤカワさんに協力して欲しいって言うべきなのに。。
 気付かせてくれて本当にありがとう」
「ううん。。。あのねナカジマくん。。
 私、ナカジマくんとこうなった事後悔してないわ。
 最初は。。。なんだか強引だったけど。。
 ナカジマくん、とっても優しいし。。私これでよかったと思ってるの。
 きっと二人はこうなる運命だったのね」
「・・・・・」

俺が言葉を捜しているとハヤカワは俺の頬にキスをしてくれた。
チクショー!!! 可愛いぜ、幸せだぜ。。
俺はハヤカワを抱き締めた。

それは俺が今まで持て余してきた性欲とは無縁な。。。
もっと純粋で自然な行動だった。
47水先案名無い人:04/09/15 14:15:12 ID:nroYSVvp
>>38-40さん
ありがとうございます。<(_ _)>

>>40早朝保守人1号サソ
ロマンポルノ。。。懐かしいですね。(^^)
コテはどうぞご自由になさって下さい。
元々こんなに長期に渡りカキコするつもりじゃなかったので付けなかっただけですから。
幸い住人の方も良い方ばかりで騙りも出てませんし。
でも専ブラ使われてる方にはHNがあった方が読みやすいのかしら?
ご要望がございましたらHNを付けたいと思います。

>>41さん
禿堂です。
ところでそのAAは誰なんですか?
まさかカツオの担任だとか。。(^^;)

>>42さん
早漏もナニですが遅漏もアレですよ(^^;)
48水先案名無い人:04/09/15 16:44:46 ID:1jw4afso
今日もキタ━━━( ゚∀゚ )━( ゚∀)━( ゚)━( )━(゚ )━(∀゚ )━( ゚∀゚ )━━━!!!!
49水先案名無い人:04/09/15 16:55:50 ID:9x2bZvPP
作者タン乙です
50水先案名無い人:04/09/16 08:26:59 ID:MkrSLZNI
乙です。怖い「小学生日記」みたいですね。荒れる可能性もあるので、
作者サン以外、コテはなるべくなら、付けない方がいいかもです。
読者は皆平等って事で、どうですか?
51水先案名無い人:04/09/16 14:11:06 ID:roCwlYlh
早漏@号のみ「許可」するッ
52水先案名無い人:04/09/16 15:33:56 ID:eMitf1z+
♪リリリーン リリリリリーン♪

ナミヘイが風呂上がりに居間へと向かう途中電話が鳴った。

「もしもし、イソノですが。。。」
「夜分恐れ入ります。
 山田と申しますがフグタさんはご在宅でしょうか?」
「あの。。。マスオくんとはどういったご関係でしょうか?」
「あっ、失礼いたしました。
 私、フグタさんの部下なのですが書類の事で少し用件がございまして。。」
「困ったな。。マスオくんはまだ帰宅していないのだが。。。」
「そうですか。。。困ったわ。。」

なによフグタさんったら肝心な時にいないのね。。。
折角、常務とのやりとりを報告がてら抱かせて上げようと思ったのに。。
もう、このままじゃアタシ欲求不満で眠れそうにないわ。
常務ったら本当にだらしないんだから。。。

「もしもし。。。」
「あっ、すいません。。フグタさん、携帯はお持ちではないですよね?」
「うん? 確か持ってなかったと思うんですが。。」
「ひょっとしてお父様でいらっしゃいますか?」
「えぇ、義理の父ですが。。。」

そう言えばフグタさん、前に義父は絶倫だって言ってたわね。
五十過ぎても週に2〜3回はしてるって。。。
本当にそんなに強いのかしら?
ウフフ、ちょっと興味が湧いてきた。。
オヤヂの扱いには馴れてるし、ちょっと誘ってみようかな?
53水先案名無い人:04/09/16 15:37:13 ID:eMitf1z+
「あの。。。。大変申し上げ難いんですけど。。。」
「はい?」
「実は私、明日のプレゼンの資料を頼まれておりまして。。。
 資料の方は、大筋了解をいただいてるのですが、クライアントとの
 打ち合わせを1時間前に終え若干校正したものですから。。
 出来ましたら今日中にフグタさんに目を通していただきたくて。。
 明日の午後からプレゼンなんです。。。私。。不安で。。。。」
「そうか。。。それは大変だったね。
 しかし、マスオくんと連絡は取れんしどうしたものかな。。」
「あの、よろしければお持ちさせていただこうかと。。。」
「いや、こんな時間に女の子が出歩くのは危険だよ。
 今、キミは何処にいるのかね?」
「赤坂のホテルの一室です」
「今10時前か。。。なんとか終電までに戻れるか。。
 よしワシが取りに行って上げよう。
 ホテルの名前と部屋番号は? 。。。うん、解った。
 一時間以内には着けると思うから待ってなさい。
 あっ、そうそうワシの名前はイソノ ナミヘイじゃ。いいね?」
「申し訳ありません。ご迷惑をおかけいたします」
「いや、キミが遅くまで頑張ったんだから。。。
 それにマスオくんの為でもあるわけだし、気にしなくていいよ」
「ありがとうございます。では、お言葉に甘えさせていただきます。
 はい、それでは後ほど。。。失礼いたします」

これでヨシっと。。なんか気さくな優しい良いオヤヂみたいだわね。
あれで本当に絶倫なのかしら?
さて、会社の封筒はあるしホテルの便箋を入れて糊付けをしてっと。。
苦手なタイプだったらこれを渡して帰らせればいいわ。
フグタさんはアタシに逆らえないから口裏を合わせてくれる筈だし。。
ウフフフ。。楽しみ。。さ〜てシャワーを浴びて来ようっと。。
54水先案名無い人:04/09/16 15:50:43 ID:eMitf1z+
>>48-51さん
レスありがとうございます。<(_ _)>
今日はチョト、パワーがでなかったので原稿少なくてスマソです。

>>50さんの
>読者は皆平等
ってか、アテクシも含めて投稿者はみな平等というご意見には賛成です。(^^)
これからもマターリお付き合い願います。<(_ _)>

ところでアテクシ容量制限512kbを502kbと勘違いしておりますた。
自分の不注意で鯖資源を無駄遣いして恐縮なのですが、
もしよろしければ、みなさんに埋めていただけると幸甚でございます。
アテクシが連投して埋めるのもなんだか変な気がして。。。
勝手言って申し訳ありませんが、お時間のある方宜しくお願いします。m(_ _)m

55水先案名無い人:04/09/16 15:58:42 ID:GjRDppY0
毎日乙です。
眞子様スレの様に、自然消滅でも良いと思いますよ。
56水先案名無い人:04/09/16 21:06:00 ID:HHWtozbe
作者さん乙です!
山田…そこまで…(*´д`*)ハァハァ
57水先案名無い人:04/09/17 04:48:18 ID:KabWJnOu
乙です。くれぐれも無理なさらぬよう、体が資本ですから。
義理のとは云えど、親子丼ですね。3Pもアリ?って冗談です。
58水先案名無い人:04/09/17 07:47:35 ID:a8ajigj4
前スレから読んでおりまする。

それにしても山田ちゃん怖ええええっ!
愛を知らずに育ったかっ!? でも根はイイコなのかっ!?

脳内キャストは私の年代的には井上晴美かなあ。
つうかそういう感じのキャラを昼ドラでやってた。
59水先案名無い人:04/09/17 08:37:57 ID:SIjb+Mwk
朝礼前激励乙
60水先案名無い人:04/09/17 16:03:37 ID:O+U/pJey
♪ピンポーン♪

どうやら来たようね。
ウフフ、アタシのこの格好を見てどんな顔するかしら?
薄いバスローブから覗く白い膨らみ、透けるカラダのライン。。。
きっと目のやり場に困るわね。ウフフ

「は〜い」
「イソノです。イソノナミヘイです」
「どうもすいません。ご足労いただきまして。。。
 どうぞ中へお入り下さい」

ドアを開けオヤヂを招き入れる。

「本当に申し訳ありません。 何をお飲みになられますか?」
「いや、書類を取りに来ただけですからお気遣いなく。。」
「そう仰らずに付き合って下さい。
 私。。失礼してシャワーを浴びてたもので。。。 
 少し喉が渇いてるんです。ネッ、ビールでよろしいかしら?」
「あ、あぁ〜じゃぁー一杯だけ」

ウフフ、緊張してるわね。
そりゃそうよね。若い娘と二人きりですもの。。。
おまけにバスローブを剥ぎ取ればアタシの生まれたままの姿が。

「はい、どうぞ。。。わざわざお越しいただいてありがとうございました」
「あ、いや、どうも」

アタシはオヤヂのグラスにビールを注いだ。
61水先案名無い人:04/09/17 16:05:14 ID:O+U/pJey
「では。。乾杯〜♪」
「ん? あ、あぁ〜 遅くまでお疲れ様」

オヤヂは一気にグラスのビールを飲み干した。
お酒は強そうね。。。

「あの。。。お義父様の事、フグタさんから伺ってます。
 お強いんですってね?」
「ん? お酒かね? まぁそこそこ飲む方かな?」

違うわよ!! アッチの事よ。。。でもまぁ仕方ないか。
アタシはまたビールをオヤヂに注いだ。

「ここはすぐにお解りになりました?」
「あぁ〜、依然来た事があるからね。。。
 さて、あまり長居をしてはいけないな。
 書類を預かって帰るとしよう。。。」

何?もう帰るつもり?
このアタシに魅力を感じないわけ?

「あらいけない。。私ったら肝心な事を。。。」

そう言ってアタシは立ち上がり机へと向かった。
そして書類を手にするとワザとオヤヂの前で落としてやった。

「あっ!! イケナイ。。」

オヤヂの前で前屈みになりゆっくりと封筒を拾う。
ウフフ。。どう? しっかり見ているかしら?
62水先案名無い人:04/09/17 16:06:40 ID:O+U/pJey
「大丈夫かね?」
「えっ!? えぇ。。。」

何よこのオヤヂ!!。。。眉一つ動かさないわ。

「山田さん。。。だったよね?
 あんまり年寄りをからかうものじゃないよ。
 キミのカラダは確かに魅力に溢れているけど。。。
 ワシとキミは今日初めて出逢ったばかりじゃ。
 ワシが劣情に溺れてキミを襲ったらどうするんじゃ?」
「・・・・・」
「キミも疲れているんだろう。。
 さぁ。。ワシはもう帰るからゆっくりとお休み」

これは本物かもしれないわ。。
益々このオヤヂに興味が湧いてきた。
このまま帰らすわけにはいかないわ。。。

「ごめんなさい。。。そんなつもりはなかったんです。
 ただ。。少し疲れていて。。ごめんなさい。。」
「えっ!? いやそんな。。ワシも少し誤解してたかもしれん。
 正直キミの肌が眩しかったから、てっきりワシをからかってるのかと。。」
「ごめんなさい。。。私。。そんなつもりじゃ。。」
「そんな。。。泣かなくても。。。。
 すまん。ワシの失言じゃった。
 なっ、もう許してくれ。。。この通りじゃ」

ウフフ、やっぱりオヤヂは若い女の涙に弱いわね。。
よしよし。。オヤヂの手がアタシの肩に。。

アタシはいきなりオヤヂに抱きつくと唇を重ね舌を滑り込ませた。
63水先案名無い人:04/09/17 16:18:39 ID:O+U/pJey
>>55-59さん
ありがとうございます。<(_ _)>

>>57さん
逆親子丼。。。。になるのでしょうかね?
ナミヘイにヤらせたいような。。ヤらせたくないような。。

>>58さん
確か浅香唯が主演の昼ドラですたよね。>井上晴美@離婚記念日?
最近アテクシ、脳内山田嬢にやられておりまつ。。。って、ダメじゃん。。。orz

明日から三連休ですね。
また生暖かい、ご保守をお願いいたしまつ。<(_ _)>

では、また来週まで。。。みなさま良い連休をお過ごし下さい。(^^)ノシ
64水先案名無い人:04/09/17 16:24:16 ID:O+U/pJey
前スレの914,915さん。
前スレでお礼を言おうと思ったら書けなかったので、コチラでお礼を申し上げます。
ご無理を聞いて下さりありがとうございました。m(_ _)m
65水先案名無い人:04/09/17 16:34:31 ID:Fs6PMTqS
作者さんまた来週〜 ノシ
66水先案名無い人:04/09/18 01:41:28 ID:md32uyS7
まとめサイト超絶キヴォンヌ
67水先案名無い人:04/09/18 04:08:09 ID:KM2tjPuu
>>66
キヴォンヌするなら、せめてsage進行くらいは協力するように。
68水先案名無い人:04/09/18 10:13:46 ID:LeieYAXm
sage協力
69水先案名無い人:04/09/18 11:09:08 ID:r0eRKC9z
>>66
このスレで「age」たってことはあなた、「覚悟」をしている方ですよね?
70水先案名無い人:04/09/18 16:25:25 ID:P6ah11fL
>>66
「あれ」を覚悟の上のageってことだよな!
71水先案名無い人:04/09/18 21:53:59 ID:ppwItqzu
sageつつ保守
┃⌒彡
┃冫、) スッ
┃` /
┃⊂

毎日楽しみにしております
72水先案名無い人:04/09/18 22:09:33 ID:UmYtXCRP
ほしゅ!!
73水先案名無い人:04/09/18 23:32:17 ID:VdRofxe2
ジョジョかよw
74水先案名無い人:04/09/18 23:38:48 ID:At5PF6/k
魔性の女山田VS超絶倫魔羅波平・・・
(((;゚д゚)))ガクガクブルブル

とりあえず作者激乙!!
75水先案名無い人:04/09/19 00:34:23 ID:/cfNgpOl
a
76水先案名無い人:04/09/19 10:15:25 ID:7Nsf6nAd
「あれ」の覚悟はありませんので
sageます。
77水先案名無い人:04/09/20 04:50:48 ID:8OGY9p3b
敬老の保守
78水先案名無い人:04/09/20 21:23:03 ID:sC0C1W+P
夜のお菓子を食べながら保守
79水先案名無い人:04/09/21 07:38:45 ID:m16rodtY
今日から再開かな? 期待しつつ保守
80水先案名無い人:04/09/21 14:40:41 ID:tuoaITKQ
hosyu
81水先案名無い人:04/09/21 14:53:03 ID:essXDIvD
なんじゃ?この子は?
ワシにシテ欲しいのか?
執拗に舌を絡ませてくる女。。。
うん? 女の手がワシのイチモツを撫で始めた。

そうか。。マスオくんから「強い」と聞いたのはコッチの事じゃったのだな。
ワシに興味があるのか。。そうか。。据え膳喰わぬはオトコの恥じゃ。
ご期待に応える事にするか。。。

ワシはおもむろに女の肩を持つと乱暴にワシから引き剥がした。
そしてベッドへと突き倒す。
バスローブが捲れ白く長い脚が露わになる。。

「ワシのセックスは少々長いぞ? それでもいいのか?」

期待しているのか瞳を潤ませ肯く女。。
ワシはゆっくりと上着を脱ぎワイシャツのボタンをハズした。
そしてズボンを脱ぎ捨て素っ裸になる。
イチモツを見て女がワシの腰へと顔を寄せて来た。
だがワシは女をまた乱暴にベッドへと弾き返す。
怪訝な表情でワシを見返す女。。。
だがワシはそれには構わず女の頭を押さえつけた。
そしてうつ伏せにするとバスローブを一気に捲り上げた。
豊かに実った白い尻が現れる。
ワシは両手でその尻を拡げ女の秘部を凝視した。
うむ。。。キチンと手入れはしておるようじゃな。
そして鼻先を女のワレメへと。。。ふむ、匂いもきつくないようじゃ。

さて何処から責めてやろうか? 既に女のアソコは湿っている。
焦ることはない。。じっくりとこの女のカラダを堪能するか。。
82水先案名無い人:04/09/21 14:56:05 ID:essXDIvD
ワシはバスローブの紐を解き脱がせた。。
女は少し不安な顔つきに変わっている。

まずワシはくびれた腰の辺りに軽く唇を当て舌を微かに這わす。。。
そしてそのまま脇の下までゆっくりと上っていく。
その間ワシの左手は女の内腿の上で円を描いている。。。
女が短い呻き声を上げカラダを捩る。
ワシは脇まで上った舌を今度は背中へと這わす。
右手で女を圧迫しないよう自分のカラダを支え、左手で内腿と尻を。。
敏感な部分にはまだ決して触らずその周囲に指先を優しく這わせていく。
徐々に女の呻き声が長くなる。。
焦れているのかワシのイチモツに手を伸ばす女。
だがその都度ワシは女の腕を取り脇や二の腕を吸い女の攻撃を逸らす。

やがてワシは女のカラダを起こし座らせると背後に回った。。。
そして首筋から耳へと甘噛みを交えながら愛撫を加える。
女が首を捻りキスを求めてくる。
ワシはそれを軽くあしらい、右ての指を女の口にあてがった。
吸い付くようにワシの指を舐めまわす女。
左手の指先を乳輪の周りに這わす。。そして乳首を摘む。

「アッ。。。」

女が鋭く呻き声をあげる。
ワシは右手を乳房へ移動したわわに実ったその膨らみを揉みしだく。
そして今度はワシの方から唇を重ね舌を絡ませる。
カラダを捩りワシを抱き締めようとする女。。。
ワシは女の正面に移動し女を横たわらす。
83水先案名無い人:04/09/21 14:59:43 ID:essXDIvD
唇を離すとまた首筋へと舌を這わせる。
そして胸の谷間から下腹部へと。。。
ワシの両手は女の乳房を愛撫し続けている。
舌を女の草原まで到達させると横へ逸れ腰骨から股の付け根へ。。
女が焦れて腰をワシの口へとズラす。
だが女の腰の動きがワシの顔の移動速度に敵う訳もない。。。

「お願い。。ジラさないで。。ねぇ〜」

女が堪えきれなくなり甘えた声でそう言った。
ワシは無言で女に一瞥をくれると、また淡々と愛撫を続ける。
徐々に女の吐息が熱くなり、息遣いも荒くなっていく。
そしてまた。。耐えきれなくなった女が囁いた。

「もぅ。。お願い。。イヂワルしないで。。」

シーツは女の愛液で既に濡れている。。。頃合いではあるな。

「どうして欲しいんじゃ? ん?」
「触って。。。舐めて。。吸って。。お願い。。」
「さっきからそうしておるぞ?」
「アタシの。。。みるくのアソコを。。お願い。。」
「お前のイヤらしく濡れたオ○ンコの事か?」
「えぇ〜アタシの濡れたオ○ンコ。。。お願い。。舐めてぇ〜」

女はそう叫ぶとワシの前に腰を突き上げた。
ワシは女の脚を持ち上げマングリ返しをした。

「ここじゃな。。。イヤらしそうに開いておるの。。」
「だって。。もぅ。。アッ アァァァァアァ〜」

ワシは音を立てながらソコに吸い付いた。
84水先案名無い人:04/09/21 15:01:02 ID:essXDIvD
少し伸びた小陰唇を口で引っ張り固くなったクリトリスを舌先で転がす。

「アアァァァアァァア〜 熱い!! アソコの中が熱いわぁ〜 アッアァンァァ〜」
「そうか。。。熱いか。。」

ワシはピンク色の女の穴へ舌をあてがい唾液を送り込む。

「アァァアァ〜 何? アッ イヤッ ァン 変になっちゃう」

今度は薬指を一本だけ挿入する。

「ほら。。。入ったよ。。しっかり締めてごらん」

そう言いながらクリトリスを指で擦る。

「アッ アァアアアッァアァ〜 入ってる。。入ってるわ〜」

必死で指をくわえ込み締め付けようとする女。
すかさずワシはアナルを舐める。

「ァン イヤ。。アァァ〜 ダメェェェェェ〜」
「何が駄目なんじゃ? ん? 気持ちいいじゃろ? ほれ?」

舌先を尖らせアナルを刺激する。

「ほれほれ、コッチもちゃんと締めろよ」

ワシは指を薬指から中指へ変え、穴をほじくるように掻き回す。

「アァァァァ〜 ァンアァアアァンアァ〜」
85水先案名無い人:04/09/21 15:03:51 ID:essXDIvD
女は声を上げ髪を振り乱してヨガッておる。
さてと、そろそろイカせてやるか。
ワシは中指に薬指を加えて女を突きまくった。
ワシの腕が女のカラダを震わす。。
波打ち揺れる豊かな胸。。白い尻。。そして柔らかな内腿・・

「アッ アアァァァア〜 イクッ ダメッ イッちゃう〜 アァッァアアァ〜」

グッタリとして喘ぎながら波打つ女のカラダ。。。
だがまだこれからじゃ。。

ワシは女を呼び戻す為に乳首を軽く噛んだ。
ピクッと反応する女のカラダ。
ワシは女の愛液にまみれた指を女の口元へと運んだ。
そしてソレを舐めさせる。
無我夢中でワシの手を取り舐めまわす女。。。

「どうじゃ? ワシのモノが欲しいか?」

女は髪を振り乱し激しく縦に首を振った。
ワシは立ち上がり女の前に腰を突き出す。
女は垂れ下がったワシのモノを口に含むと丹念に舐め始めた。
うむ、なかなかに巧い。。徐々に硬直していくワシのモノ。
やがてワシはゆっくりとしゃがみワシのモノを受け容れる場所へと顔を移した。
女はワシのカラダの上で四つん這いになりワシのモノを舐めまわしている。
ワシも女の秘部をまさぐり、舐めまわし、舌を這わせる。
時々女が弾かれたように声を上げ仰け反る。
その都度女はワシのモノから口を離してはまたくわえていたが、
やがて女はワシの愛撫に耐えきれなくなりワシのモノを握りしめたまま、またイッた。

ワシのカラダの上にグッタリと横たわる柔らかく熱い女のカラダ。。。
だが本番はこれからじゃ。
86水先案名無い人:04/09/21 15:08:46 ID:essXDIvD
ワシは乱暴に女をはね除けると女の脚を抱えた。
そして一気に挿入を。。。

「ヒッ!!」

女は短く声を発しワシのカラダにしがみついた。
ワシは女を呼び戻すようにゆっくりと浅く動いていく。

「アッ アアアァァンアァアアァ〜」

女はくたくたになりながらも快楽を求めワシの腰使いに必死で応えようとする。
ワシは女の反応を見ながら徐々に動きに激しさを加えていく。

「アァアァン イイィ〜 ダメェ〜 アッ アァァァアァア〜」

女を貫くように突いていくワシの腰。その腰に粉々にされるかのように激しく揺れる白い肉。

「ダメェェ〜 アァァァァアアァァ〜 アァァアア〜 アァァ〜 アァッ!!!」

女が果てたのを見届けるとワシは女の腹に白い液体を放った。
絶頂を迎え紅潮したワシのモノが女の白いカラダの前で屹立している。
しかしやがて屹立したそのモノは萎え項垂れていった。。。
まるで一時の快楽に溺れ劣情を満たした事を後悔しているワシの心のように。。

女は満足気に眠っている。
よく見ると女の顔にはまだ少女のようなあどけなさがまだ残っている。
ワシは自分の年に思いをいたした。。。寂寥感が胸に溢れる。
その寂しさを洗い落とすため女を起こさぬように手早く静かにシャワーを浴びた。
そして本来の用件である封筒を手にするとワシはホテルを後にした。

また欲望に委せて虚しい事をしてしまった。。。
ワシを包み込む初秋の夜気はもう充分に冷たかった。。。
87水先案名無い人:04/09/21 15:21:51 ID:essXDIvD
>>65-80さん
沢山の保守レスありがとうございます。<(_ _)>
アテクシも「あれの覚悟」はありませんのでsage進行でヨロチクビー(^^;)

ナミヘイ。。。ナミヘイーーーーー!!!!(チクショー@アナゴ風)
出来ることならアテクシが山田嬢を。。。ヽ(`Д´)ノウワァァン!!

明日は予定でイパーイなので原稿を書けないと思います。
そうなると2日程、また留守をさせていただくことに。。。。

金曜日にはフカーツをしたいと考えておりますので、
みなさまの生暖かいご感想&ご保守をお待ちしております。
宜しくおながいします。m(_ _)m
88水先案名無い人:04/09/21 15:34:01 ID:ppDq5Y1v
忙しい中乙彼様!次回も楽しみにしてます!
波塀どこまでもスゲェ…
89水先案名無い人:04/09/21 16:01:22 ID:n3qO1ngD
映画化の際は波平役でデヴューすることが夢になりますた
90水先案名無い人:04/09/21 20:55:46 ID:Gc3nKcTR
作者さん、乙です。

映画化の際は俺、カツオ役でよろしく。
91水先案名無い人:04/09/21 22:07:08 ID:W3HFktOW
映画化するならVシネですな(w
92水先案名無い人:04/09/22 13:30:55 ID:a6hQfznq
では、まずは桜新町に、映画化権を買いに行かないと。
93水先案名無い人:04/09/22 15:39:48 ID:KBQPzOz2
じゃ、折れはナカジマ役でよろ。
94水先案名無い人:04/09/22 18:13:42 ID:sabZQ85n
じゃ俺はサブちゃん
95水先案名無い人:04/09/22 23:39:21 ID:HsbzG5Cc
俺、タラオ
96水先案名無い人:04/09/22 23:43:31 ID:YB4kBI5N


>また欲望に委せて虚しい事をしてしまった。。。
五右衛門の「またつまらぬ物を斬ってしまった…」を思い出してワロタ。
97水先案名無い人:04/09/23 10:33:03 ID:zKNhnORn
実写化と聞くと、トリビアでやってた、某国の「北斗の拳」を思い出してしまう・・・
作者サンには、是非ともイササカ先生役をやって頂きたい。
98水先案名無い人:04/09/24 10:46:53 ID:Cy16WqR2
          i l l            ヽ    ヽ\\
        ヾy ‐- ̄ ̄ ̄ ヽ、    \    ヽ ヽ
         ィ   ヽ ̄\    ヽ        ヽ `、
        /         ー-、      \     `、
        /   ヽヾヽ\ ヽ\  ヽ、          、
       // /  |\      ヽ、   ヽ ヽ  |   l`、
       / |  |   l , 、\\\\       \  |   l 丶
       | l   |.   、! \ \ ー '''' ヽ、ヽ     l  |  | `
.      |.l  |  r'} 、 \,,、  、__,,、-‐''`ヽ  | |  |  |
       l.l  |  ( {  `ー''丶   '''ー- '´  |/ヽ | | | ii  |
        l   |  ヽ;      |         |' i| l | | |  i
       ヽ  .l   `i.     i        ノ, / / ///  /
         \. l   ヽ.    ヽ      /`" / // /    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
          ヽ.    ヽ  _,,,,,,_     /r、 / /  |  <またつまらぬもので抜いてしまった・・・・
           \ /llヽ ' /-、`'   /1| ヽ / /    \__________ 
            /  ||∧/     / | |  \-‐'
        _ ,、 -/l   ||{. /ヽ,,,,,,,,/  .| |   |ヽ、、   
    _,、- ' ´    |.   ||{         | |   |ヽ、 ゛'-、,,_
99水先案名無い人:04/09/24 13:05:18 ID:m2rpUuH5

  _,,..i'"':,
  |\`、: i'、
  .\\`_',..-i
   .\|_,..-┘ 五右衛門さんに、差し入れしておきますね。
100水先案名無い人:04/09/24 14:15:19 ID:Sr7Qbbg7
馬鹿だ!! 俺はなんて馬鹿なんだ!!

俺は家路を辿りながら今日の出来事を思い出していた。。

ハヤカワと相談した次の日から俺達はイソノに対して以前の様に接した。
イソノの奴。。。目に涙を浮かべて喜んでいたな。。。

休憩時間は俺とイソノ、そしてハヤカワの3人で談笑した。
最初はクラスのみんなから奇異な目で見られていたが、
俺達があまりに楽しそうなので奇異な目は徐々に羨望へと。。。

そう、殆どの奴らが会話の中に入りたそうな視線を送ってきた。
元々イソノはクラスの人気者だったから、付き合うと楽しいのはみんな知ってる。
だが、カオリが咳払いをするとみんな俺達への視線を逸らせた。
それでも俺達は周囲の視線など気にせず会話を楽しんだ。

俺とハヤカワもイヂメの対象になるかと覚悟をしていたが大丈夫だった。
カオリもそこまではクラスのみんなに無理強いできなかったのだろう。
俺は正直、胸を撫で下ろした。

このままイソノを庇い続ければ、きっと同調してくる者が現れるね。
昨日、帰り道にハヤカワとそう話をした。
そう。。。一人二人と同調者が現れればカオリの呪縛も済し崩し的に消え去るだろう。
俺は本当に勇気を出して良かったと思った。
その気持ちは今でも変わらない。

だが。。。あぁ〜俺は何て馬鹿なんだ!!!
折角あと少しという所に来ておきながら。。。
101水先案名無い人:04/09/24 14:16:37 ID:Sr7Qbbg7
今日、俺は掃除当番だった。
ハヤカワとは班が違うし、彼女は今日は塾があるからと言って先に帰った。
少し寂しい気もしたが、我慢するのも男の器量だと思って耐えた。
掃除を終え、一人寂しく校門を出た。
家へ帰る途中、不意に俺を呼ぶ声が後ろから聞こえてきた。

「ナカジマく〜ん、今日はハヤカワさんと一緒じゃないの?」

声の主はカオリだった。

「う、うん。彼女は塾があるから先に帰ったんだ。
 ほら、俺。。今日は掃除当番だったろ」
「そっかぁ〜。。。じゃぁ、寂しいね」

そう言って、俺に微笑みかけるカオリ。
俺はイソノの件で詰問される事を覚悟した。

「ナカジマくん、パソコン詳しかったわよね?」
「えっ!? 詳しいって言うほどじゃないけど。。。」
「あのね、私、この前パパにパソコン買って貰ったの。
 ほら、授業で使ったりするでしょ。
 でも使い方でちょっと解らない所があって。。。
 もし時間があるならちょっと私の家に寄って教えてくれない?」
「えっ!? あぁ、別にいいけど。。」
「じゃぁ、今からお願いね」

俺はカオリに誘われるままカオリの家へと向かった。
パソコンの事なら何て事はない。。。
いや、待てよ!! パソコンとは口実で俺を糾弾するために呼んだんじゃ?
恐怖と緊張が俺を支配した。
102水先案名無い人:04/09/24 14:20:03 ID:Sr7Qbbg7
やがてカオリの家へ到着するとすぐに部屋へと通された。
俺は思わず身構えた。
だがカオリは俺を糾弾する事もなくパソコンへ向かった。
そしてPCに電源を入れると俺をPCの前に座らせた。
カオリはウィンドウズが立ち上がるのを後ろで見ている。。。

「あのね、エクスプローラーの開き方が解らないの」
「そんなのスタートボタンを右クリックすれば表示されるよ」
「えっ!? たったそれだけでいいの?」
「うん、それだけだよ。ほら、こうやって。。」
「本当だ。。何で私ったら右クリックを思い出さなかったのかしら?
 恥ずかしいわ。。。私って本当に馬鹿ね。
 みんなに言わないで。。お願い、ナカジマくん」
「うん。こんな事、一々みんなに報告しないよ」

そう言いながら俺がカオリに振り向いた瞬間。。。。
俺の唇はカオリの唇で塞がれた。

突然の事に俺は戸惑い、状況が把握できなかった。
カオリを押しのける事も出来ず、ただ為すがままにされていた。
するとカオリは舌を俺の中に入れてきた。
カオリの舌が俺の舌に絡んだ時、俺の頭の中に電気が走った。
無意識の内に俺も舌を絡め合わせカオリに応えた。
やがてカオリの手が俺のモノを撫で始めた。
俺のモノはカオリの手にすぐに反応し固くなっていった。

「ウフッ、お礼させてね、ナカジマくん。。。」

鼻に掛かった甘い声を発するカオリ。
そうか。。これはお礼なのか。。。何故か俺は妙に納得してしまっていた。
103水先案名無い人:04/09/24 14:27:17 ID:Sr7Qbbg7
カオリが俺のスボンのチャックを下ろす。
そして大きくなったモノをパンツから取り出す。
カオリの滑らかな手は俺の敏感な部分を優しく撫で回し、
柔らかな指の腹は亀頭を擦る。

クッ!! 気持ちいい。。。なんて上手なんだ。
だが。。ダメだ。。こんな事。。。やっぱりいけない。

「カオリちゃん。。ダメだよ。こんな事したら。。アッ!!」
「あら? 私の事なら気にしなくて良いわよ。
 それとも手だと気持ち良くないのかしら?」

俺のささやかな抵抗には構わずカオリは俺のモノを口に含んだ。

「アッ!! ダメだよ、カオリちゃん。。。ダメだって。。。」

既に射精モードに入っていた俺はそう言いながらも腰を動かしていた。
カオリの口の中でピストン運動を繰り返す俺。。
敏感な部分をカオリの舌が刺激する。

「アッ!! イクッ!!」

爆発寸前に膨らんだ俺のモノから口を離すと
カオリは素早く射精する場所に手を当てた。
俺の放つ白い液体がカオリの手に当たり俺のカラダに落ちてくる。
104水先案名無い人:04/09/24 14:33:08 ID:Sr7Qbbg7
やがて俺が射精し終えるとカオリは俺にティッシュの箱を渡した。
そして自分は洗面所へと向かった。。。

部屋に一人取り残された俺に罪悪感が襲いかかる。
やがて手を洗い、ウガイを済ませてきたであろうカオリが囁いた。

「今日の事は一応ハヤカワさんには秘密にしておくわね」
「あっ!! あ。。うん。。頼むよ」
「でもナカジマくんが私に協力してくれないとどうなるかしらね?ウフフ」
「うっ!! そんな。。。」

イソノの件だな。。。
しかし俺はカオリに何も言い返せなかった。
俺は馬鹿だ!! あんなに優しいハヤカワを裏切って。。。クソッ!!

今、俺は自己嫌悪に陥りながら家路を歩いている。。。
歩き馴れた家路が酷く遠い。

その感覚はカオリに拡げられてしまったハヤカワと俺との距離に酷似していた。。。
105水先案名無い人:04/09/24 14:41:53 ID:Sr7Qbbg7
>>88-99さん
レスありがとうございます。<(_ _)>

サブちゃん志望の>>94さんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
で、>>97さん アテクシはイササカでつか?
出来れば山田嬢とのカラミをキボンヌ!!

明日からまた連休ですね。(^^)
今週もお世話になりますた。
来週に向けて生暖かい週末保守を下さいますようおながいしまつm(_ _)m
みなさん良い週末をお過ごし下さい。

それではまた来週(^^)ノシ
106水先案名無い人:04/09/24 15:09:51 ID:ZJm5OdLu
今日も乙ー!
カオリ怖―――――((( ;゚Д゚)))―――――!!!!
107水先案名無い人:04/09/24 16:46:15 ID:OS8SoDB+
作者タソ乙! ノシ
108水先案名無い人:04/09/24 18:20:51 ID:Lg8a2Y4t
作者タン乙!
109水先案名無い人:04/09/24 19:12:20 ID:S9d1K39d
おつ乙
110水先案名無い人:04/09/24 19:27:17 ID:+O5L/UlJ
週末保守は年中ヒキコモリの俺にまかせとけ ノシ
111水先案名無い人:04/09/24 21:31:10 ID:AInEMdg5
乙です。97ですが、イササカ先生役は、作家だから、と安易に想像しました。
山田嬢と絡む展開も、また面白そうじゃないですか。期待してますよ。
112水先案名無い人:04/09/25 05:14:36 ID:Fab2B1OX
久々に早朝保守。連休ですか、羨ましい・・・否、満喫して下さい。
113水先案名無い人:04/09/26 10:37:46 ID:CSV/O8t7
社用PCにて保守
114水先案名無い人:04/09/27 06:28:08 ID:FPVsGY+z
月曜は忙しいんでしたっけ? 取りあえず、期待して保守
115水先案名無い人:04/09/27 16:25:10 ID:wGVgpudI
>>106-114さん
生暖かい保守ありがとうございます。<(_ _)>
今日は終日会議だたのを忘れておりますた。。。orz
そんな訳で今日は原稿を書けませんですた。
今日の分を期待して下さった方、誠にスイマセヌm(_ _)m

>>111さん
どうやって絡ませるか。。。それが問題ですね。 (;´Д`)ハァハァ

>>112さん
ご出勤ですたか? お疲れ様です。
季節の変わり目。。体調を崩しやすいのでご自愛下さい。(^^)
116水先案名無い人:04/09/27 23:07:29 ID:ngoy28C2
>>115

作者さん、マイペースで無理しないで。

乙〜
ノシ
117水先案名無い人:04/09/28 05:27:16 ID:MqH/4knU
終日会議とはご苦労様です。会議中に草稿練っていたら神ですね、きっと。
たまには作者サンと雑談、ってのも良いのではないですか?
118水先案名無い人:04/09/28 14:03:27 ID:buQ0Tlmf
「フグタさん、お昼ちょっといいかしら?」

みるくが俺に渡したメモにはそう書かれていた。
流石にメールでの連絡は控えたのだろう。
俺はみるくにさり気なく視線を送り肯いた。
部内の雰囲気は何処か俺に余所余所しい。
大方アナゴが俺の左遷内示を喧伝しているんだろう。

みるくの奴。。。常務とはどうなったんだろう?
昨日オヤヂがみるくから受け取った封筒には何も書かれていなかった。
てっきり交渉の首尾が書かれてあると思ってドキドキしながら封筒を開けたのに。。。
白紙の便箋を入れた封筒を渡すのに何故みるくはわざわざオヤヂを呼び出したんだろう?
破天荒なみるくの行動には戸惑うばかりだ。
まぁーいい。昼休みになれば解る事だ。
俺は行きつけの蕎麦屋を待ち合わせ場所に指定するとメモをそっとみるくに渡した。
部長の視線が突き刺さったが、もうどうでもいい。
俺が残るか。。部長が残るか、賽はもう投げられた。
みるくの工作がうまくいかなければ俺はもうお終いだ。

俺は営業に出る振りをして事務所を出た。
そして近くの珈琲スタンドで正午を待った。
お弁当を買いに出るOL達、早くも行列をなす飲食店。
しかしよくもまぁーこんなに人がいるものだ。

さてそろそろかな?
正午5分前に俺は腰を上げると蕎麦屋へと向かった。
道中、運良くみるくと遭遇した。
119水先案名無い人:04/09/28 14:04:29 ID:buQ0Tlmf
みるくと軽く言葉を交わし店内へと入る。
相変わらず店は客でごった返している。
やがて店員の指示に依り座敷へと案内される。
俺はせいろを二枚、みるくの奴は天ざるを注文しやがった。
少しは俺の懐を心配しろよ!!
だが、今のみるくにそんな言葉は吐けない。
俺にとってみるくだけが唯一の頼りだ。

「で、早速だけど。。。どうだった?」
「ん? 何が?」
「何がって。。。常務との交渉だよ」
「あぁ〜 あの件ね。 うん、巧く行ったわよ」
「ほ、本当かい!?」
「えぇ〜、ついでにアナゴのセクハラも言っといたわ。
 セクハラ相談室に届け出れば常務の部下が証拠を押さえてくれるって。。。
 あのイヤらしい顔をみるのも後少しね。ウフフ、いい気味よ」
「で、部長は? 部長はどうなるんだい?」
「う〜ん。。。どうなるかまでは解らないわ。
 ただ、公私混同した恣意的な人事は許さないって。。
 それから常務曰く、もともとウチの部は業績未達で常務会でも問題になってたんだって。
 多分部長が責任をとらされる事になると思うわ。
 案外、営業所長になるのは部長だったりして。。。」
「まさか? そこまでは。。。」
「そうよね、そこまでの左遷はいくら何でも可哀想よね。
 アタシも満更関係がなかった訳じゃないし。。。」
「兎に角、俺の左遷は何とかなりそうなんだね?」
「えぇ、期待しても良いんじゃない?
 常務、結構鼻息荒かったし。。。アタシにも満足したみたいよ、ウフフ」
「流石だよ!! 山田くん」

俺は店内にも拘わらず思わずみるくの手を握った。
120水先案名無い人:04/09/28 14:07:10 ID:buQ0Tlmf
やがて蕎麦が運ばれてきた。
俺達は会話を一旦打ち切り、蕎麦を手繰った。
相変わらずここの蕎麦は旨い。
少し値が張るがみるくはそれだけの仕事をしてくれた。

蕎麦を食べ終え蕎麦湯を呑む。
ここは食べ終わっても会計を急かさないから落ち着いて話が出来る。
昼食の場をここにして正解だった。

「ところで常務。。。アッチの方どうだった?」
「それが大変だったのよ。。。いきなり手錠なんか出してきて。
 まぁーアタシが上手にあしらったからよかったけど。。
 色んな道具を駆使して責めてくるの。
 でも、肝心の自分のモノがお粗末で。。。ウフフ
 アタシ、最後は何だか常務が哀れに思えてきて。。
 ちゃんと演技して満足させてあげたわ」
「そうか。。。あの常務にそんな趣味が。。。
 人は見かけによらないモノだね。 本当にありがとう。。山田くん」

俺はみるくに低頭しお礼をいった。

「あら、お礼の言葉なんていいのよ、フグタさん。。
 それより本当に巧くいった時には謝礼をヨロシクね。ウフフ」
「あっ!!」
「何?忘れてた訳?」
「いや。。。忘れてないよ。うん、忘れる訳ないじゃないか。。
 ただ、あまりの嬉しさに気が回らなかっただけだよ」
「そう。。それならいいわ。ちゃんと考えて頂戴ね、フグタさん」
「わ、解ってるって。。」

喜びも束の間。。。一気に気持ちが重くなった。
伝票を持ち重い足取りでキャッシャーへと向かう。。
121水先案名無い人:04/09/28 14:10:22 ID:buQ0Tlmf
あ〜ぁ、一難去ってまた一難。。俺はなんてついてないんだろう。
一体どれくらいの謝礼をすればみるくは許してくれるだろうか?

外に出ると秋の空が青い。。。
もう今日はこのままどこかに出かけてしまおうか?

「どうしたの? フグタさん、元気ないわよ?
 折角アタシが頑張って左遷を食い止めたんだから元気出して!!
 あっ、解った。。。アタシへの謝礼の件ね」
「うん、正直に言って俺にはそんなにお金がない。。
 お礼をする気持ちはあっても先立つものが無いんだ」
「そっかぁ〜。でもほら、簡単に借りられるローンとかあるし。。
 フグタさんは住宅ローンが無いんだから結構借りられるでしょ」
「そ、そんな。。。サラ金なんて。。」
「あら? そんな事言っていいの? アタシのお腹には・・」
「わ、解ったよ!! 解ったから。。。暫く時間をくれよ。
 少し金策を練ってみるから。。。ねっ、この通りだ」

俺はみるくを拝んだ。
三十面のオッサンが二十過ぎの小娘に良いようにされている。
元はと言えばみるくの誘惑に負けたのが転落の始まりだった。

「いいけど。。。そんなには待てないからね。
 あっ!? でもアタシの言う事聞いてくれたら待ってあげてもいいかも。。」
「本当かい? 何だい? 何をすればいいんだい?」
「う〜ん。。。ちょっと言い辛いな。。。」
「何だよ、キミらしくないな」
「だってぇ〜。。。」

珍しくはにかんだような仕草をするみるく。
俺の知りうる限り、いまだかつてこんな事はなかった。
122水先案名無い人:04/09/28 14:13:29 ID:buQ0Tlmf
「早く言わないとお昼休みが終わっちゃうよ?」
「あのね。。。逢いたいの」
「逢いたいって誰に?」
「フグタさんのお義父様に。。。」
「オヤヂに逢いたいって。。。まさか? キミ。。ヤっちゃったの?」
「だって常務は中途半端で帰るし、フグタさんは連絡取れないし。。
 で、丁度電話した時にでたのがお義父様だったの。
 前にフグタさんが絶倫だって言ってたでしょ?」
「そんな事、言ったっけ?」
「うん。。。それでね、ちょっと興味が湧いちゃって。。。
 で、ホテルに来てもらって。。。。」
「そうか、そういう事だったのか」
「えっ!? そういう事って?」
「いや、どうしてオヤヂが封筒をキミから受け取ったのか。
 その封筒には何故何も書かれていないのか。。合点がいかなかったんだ。
 つまりキミはオヤヂを呼び出すための口実を作ったんだな」
「うん。。。でも賭けだったのよ。来てくれないかもしれないし。。」
「オヤヂはフェミニストだから女が困っていれば絶対に助けるよ」
「あら、お義父様ってフェミニストなの?」
「フェミニストって言うか昔気質というか。。
 そんな事はどうだっていいだろう。
 つまりキミはオヤヂにもう一度抱かれたいと・・」
「ちょっと〜、フグタさん、声が大きいわ。
 恥ずかしいじゃない。真っ昼間から。。」

みるくの態度からしてオヤヂは相当よかったんだな。クソッ!!
また俺の前に立ちはだかるオヤヂ。。。
123水先案名無い人:04/09/28 14:16:41 ID:buQ0Tlmf
「で、どうなの?フグタさん。。逢わせてくれるの?くれないの?」
「一度ヤッたんだろう? キミから誘えばいいじゃないか」
「う〜ん。。。ちょっと怖い所もあるのよね。。お義父様。。。」
「キミからそんな台詞を聞くとは思ってもみなかったよ。
 まぁいい、オヤヂに一応話してみるよ」
「ダメ!! それだと逢ってくれない可能性も出てくるでしょ」
「そっかぁ〜。。。じゃぁ偶然を装って逢うしかないかな?
 俺とオヤヂが呑んでいる所へキミが偶然現れるってのはどうだい?」
「うん、そうね。それが一番無難かもしれない」
「ところでキミ。。俺とキミの関係はオヤヂには・・・」
「大丈夫よ。お義父様の前ではあくまでも上司と部下で通してます」
「そ、そう。。。それならいいんだ」
「で、お義父様とは二人きりにしてくれるんでしょうね?」
「う、うん。。。」
「どうやって?」
「う〜ん、それはこれから考えるよ」
「頼んだわよ、フグタさん。これはフグタさんの為でもあるんだからね」
「あぁ。。なんとかするよ」

やがて程なくして俺とみるくは別れた。

みるくのあの態度。。。オヤヂのセックスはそんなにも凄いモノなのか。
俺は男としての自分を否定されたようで酷く落ち込んだ。

海が無性に見たい。。。俺の足は自然に駅へと向かっていた。

砂浜に降り立つ。。夏を終え殆どの人から忘れ去られた海。
波の音は心なしか寂しく聞こえた。。。

寄せては返す波。。その波打ち際で融けるように消えていく泡。
俺の人生はこの泡の様なモノかもしれないな。
そう思った時、俺の頬を涙が伝った。。
124水先案名無い人:04/09/28 14:31:45 ID:buQ0Tlmf
>>116さん
サンクスコです。(^^)

>>117さん
流石にソコまでは。。。(^^;)
仕事中に展開を考えている事はありまつがって、ダメじゃん。。。。orz

雑談。。雑談したいですね〜♪
アテクシ、何を隠そう雑談好きでございます。
でも流石にココではマズイかなぁ〜と思って我慢汁出しながら耐えております。(^^;)
もしアテクシと雑談をして下さる奇特な方がいらっしゃいますたらお気軽にメル下さい。

実は捨てアドとってもまだメルが来た事が・゚・(ノД`)・゚・。ウエエェェン
125水先案名無い人:04/09/28 14:57:08 ID:pv14sGRO
ナミヘゐ・・・いいなぁ  
作者タソ 乙 ノシ
126水先案名無い人:04/09/28 21:25:20 ID:qVcG1/QC
おまいら、
このスレで雑談するよりも作者さんに

ファンレター贈らんかい!


と言う事で贈りました。
127水先案名無い人:04/09/28 21:36:09 ID:qVcG1/QC
それにしても
保守し過ぎだよな…
128水先案名無い人:04/09/28 23:45:40 ID:FJejEp8A
いつも妻と拝見しています。
「ねえ、すごいSEXってどんなん?」って
聞かれて困っています。
作者さん 乙 ノシ
129水先案名無い人:04/09/29 03:58:40 ID:tSY04uyl
週末保守に参加できなかった(・ω・`)
作者タンいつも乙でつ。
ナミヘイといたしてみたい女読者でつ(・ω・)
130水先案名無い人:04/09/29 05:57:16 ID:hmYhLjD+
僭越ながら、自分もメールさせていただきました。
作者サンも、感想や応援カキコを望まれている様ですし、ほの板とかに
雑談用のスレを立てたらどうでしょう?
131水先案名無い人:04/09/29 14:56:53 ID:xwXu5ZqR
「カツオ〜 ナカジマくんから電話よ」

夕食前の慌ただしい時間帯にけたたましいネーさんの声が響いた。
俺はネーさんを怒らせないよう急いで電話口に出た。

「なんだい?ナカジマ」
「イソノ。。。これから逢えないかな?」
「これからって。。もう6時だぜ」
「うん、解ってる。でも相談したい事があるんだ」
「明日学校じゃ駄目なのかい?」
「うん。。頼むよイソノ〜」
「よし解った。で、何処で逢う?」
「公園で待ってるから。。。ごめんな、イソノ」
「いいよ、気にするなよ。
 俺、お前とハヤカワには本当に感謝してるんだ。
 じゃ、今から出るからな」

俺はそう言って受話器を置いた。

「ネーさん、ちょっと出かけてくるね〜」
「あら、もうすぐ夕飯よ〜」
「なるべく早く戻るからぁ〜」

そう言い残し、俺は家を出た。

ナカジマの奴、声に元気が無かったけど何かあったのかな?
ひょっとして俺の事でみんなから突き上げを喰らったとか。。。
まぁーいい、逢えば解る事だ。
俺は小走りで公園へと向かった。
132水先案名無い人:04/09/29 15:00:39 ID:xwXu5ZqR
俺が公園に到着するとナカジマはもう来ていた。
ナカジマは項垂れブランコに座っている。

「お〜い、ナカジマ〜」

俺の呼び声に重たそうに顔を上げるナカジマ。。
俺はナカジマにゆっくりと近づくと隣のブランコに乗った。
何となく反射的にブランコを漕ぎ始める二人。。。。

「何だい?相談事って?」
「・・・・・」
「何だよ、勿体ぶるなよナカジマ」
「うん、あの。。。イソノ。怒らないでくれよ」
「そんなの聞いてみないとわかんないよ」
「そっか。。それもそうだな。 でも。。。怒るなよ。
 あのな俺。。。今日学校の帰りにカオリに呼ばれたんだ。
 ハヤカワは塾で先に帰ったから、俺一人で。。。
 カオリの奴、PCについて教えて欲しいって言うから俺もつい気楽にOKして。。。」
「うん、それで?」
「で、部屋に通されてPCについて教えたんだ。そしたら。。。。」
「そしたら?」
「カオリの奴、急にキスしてきて俺のモノを触って来たんだ。
 俺。。。何が何だか解らなくて。。。でも恥ずかしいけど勃っちゃって。。。」
「それでカオリとヤッたのか?」
「いや、カオリの手と口でイカされちゃった」
「ふ〜ん、何か複雑な心境だな。
 でも別に俺は怒らないぜ。カオリとはもう別れてるし。。
 それに状況を聞くと誘ったのはカオリの方だし、仕方ないんじゃないの?」
133水先案名無い人:04/09/29 15:01:36 ID:xwXu5ZqR
「イソノ。。。そう言ってくれると助かるよ。サンキュー。
 でもな、まだ続きがあるんだよ。
 その後、俺カオリに脅されて。。。。ハヤカワにこの事を黙っててやるから、
 その替わりイソノを無視する事に協力しろって。。。
 俺、そんなのイヤだしハヤカワにも知られたくない。
 イソノ〜、俺どうしたら良いんだよ?」
「えっ!? カオリの奴、そんな事言ったのか?」
「あぁ〜。。。俺、お前やハヤカワに申し訳なくて。。」

そう言うとナカジマは泣き始めた。
自分の気持ちとは裏腹に劣情に身を委せてしまったナカジマ。。
俺にも経験があるが、オトコってのは不憫なイキモノだよな。
してはイケナイと思っても勃っちまう。
それを口にくわえられたら、そりゃナカジマでなくともイッちゃうよ。
まして相手がカオリとなれば。。。俺達のクラスで拒みきれる奴はいないだろう。

それにしてもカオリの奴。。。。
俺に対する仕打ちだけなら我慢もするが、ナカジマを罠にハメるとは許せんな。
大体カオリはハヤカワと友達だろう?
その友達の彼氏を陥れるなんて俺には信じられない。
カオリをそうさせた責任の一半は俺にもあるが。。。
こりゃナカジマとハヤカワのためにもカオリと直接話してみるしかないな。
134水先案名無い人:04/09/29 15:07:56 ID:xwXu5ZqR
「ナカジマ、お前明日学校休めよ」
「えっ!? 休むって?」
「明日俺がカオリと話をする。
 でもお前は俺と話しちゃいけない約束なんだろう?」
「う、うん」
「約束を守ったらどうなる?ハヤカワに不審に思われるだろう。
 俺とカオリが話して決着を付けるまでお前はいない方がいいんだ」
「そうか。。。そうだな」
「心配するなよ、ナカジマ。俺には策がある」
「本当か?」
「あぁ、本当だ。
 まぁ、俺にまかしとけって、ナカジマ」
「頼むよイソノ〜。。。この通りだ」

ナカジマは手を合わせて俺を拝んだ。
そして俺の強い口調に安心したのか少し明るい顔になった。

「大船に乗ったつもりでいろよ、ナカジマ」
「うん、解った。。。
 それじゃ、俺じーさんが五月蠅いから帰るわ。
 本当に頼んだぞ、イソノ。。」

そう言い残すとナカジマは慌ただしく帰っていった。
135水先案名無い人:04/09/29 15:09:37 ID:xwXu5ZqR
思えばナカジマも俺のせいで苦しんでるんだ。
少しくらい謝っておけばよかったな。。。
まぁ、明日の報告の時にでも謝っておくか。

さてと。。。まずは帰ってご飯を食べて明日の対決に備えるか。

俺も急いで家へ帰った。
家へ戻ると案の定ネーさんに叱られたが、友達の悩みを聞いていたんだ
と言ったら珍しくオヤヂが助け船を出してくれた。

その晩、俺は布団の中で明日の対決について考えていた。

策は確かにある。
卑怯な手なのであまり使いたくはなかったがこうなっては止むを得ないだろう。
だが俺の策にカオリが乗ってこなかったらどうする?
いや、それは考えづらいな。 まず俺の言う事は聞く筈だ。
まぁ俺も卑怯な手を使うのだからそれ相応の報復も覚悟しなければならないが。。

それより問題はカオリが俺を求めてきた時の対処の仕方だ。
俺にアイツの誘惑を巧く断る方法があるだろうか? 
ただ拒否する事は容易い。
だがそうすればカオリの俺への嫌がらせはエスカレートして行くだろう。
やはり求められれば抱いてやるのが最良の方法なのか?
そうなるとまた爛れた関係を復活させることになる。
出来ればそれは避けたいな。
136水先案名無い人:04/09/29 15:12:00 ID:xwXu5ZqR
俺は懸命に思案を続けた。
そして一つの名案が浮かんだ。

まず俺の持っている策でカオリを説得しナカジマの事を口外しないと約束させる。
半ば脅しめいた手口になるがこの際仕方がない。
カオリの確約を取り付けた後、俺がみんなの前でカオリに告白する事を約束する。
で、カオリはみんなの前で俺を思いっ切り振る。。。
そうすればアイツも自尊心も満たされる筈だ。
俺に傷つけられたプライドも復活するだろうし。。
きっと乗ってくるぞ。ククク
何故こんな簡単な方法を思いつかなかったんだろう。

俺は自分の描いたシナリオに満足し一人ほくそ笑んだ。
隣ではワカメがすやすやと眠っている。

カーテンを開けると綺麗な満月が地上を照らしていた。
そうか今日は十五夜だった。
お団子を食べたのに気が付かなかった。
今まで俺は明日の事で頭がいっぱいで月を見る余裕がなかった。
こんな事ではいけないな。。。

ウキエさんもこの月を見ているだろうか?

「俺。。安易な道に流されず頑張るからね。。。」

月に向かってそう呟いてみた。
中秋の名月は美しい光を放ち俺達の明日を照らしているようだった。。。。
137水先案名無い人:04/09/29 15:30:54 ID:xwXu5ZqR
>>125-130さん
ご意見・ご感想ありがとうございます。<(_ _)>

>>127さん
アテクシの楽しみなのです。許して下さい。m(_ _)m

>>128さん
ご夫婦仲良く2ちゃんでつか?裏山鹿〜♪
凄いセクース。。。お二人で捜して見て下さい。(・∀・)ニヤニヤ
アテクシこの年になってセクースって本当に大事だなって思ってます。
そうそう、女性って結構ヨカータセクースを覚えている(データは僅か)みたいですよ。( ̄ー ̄)ニヤリ

>>129さん
女性読者さんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
是非是非、知人友人本人の (;´Д`)ハァハァ体験談をメルにてお聞かせ下さい。
いや、マヂで女性の気持ちは解らないのディス。。。orz

>>130さん
ちょっと覗いてみますたが、立てるのなら「ほの板」がよさそうでつね。
叩かれないようなスレタイと1のレスを考えてみまつ。
立てますたらまたレスをいたしますね。(^^)
138水先案名無い人:04/09/29 15:34:03 ID:bXwB0IiV
作者さん乙ー。ノシ
139水先案名無い人:04/09/29 16:10:09 ID:xwXu5ZqR
>>138さん サンクスコ〜(^^)ノ

思い切ってほのぼの板に雑談スレ立ててみますた。(^^;)

【Another】カツオ一族の真実をマターリ【Story】
http://human5.2ch.net/test/read.cgi/honobono/1096441487/l50

ご意見・ご感想・ご要望お待ちしております。(^^)ノ
140水先案名無い人:04/09/30 16:14:49 ID:7RlENE0H
「カオリちゃん、ちょっといいかな?」

放課後俺は回りに人がいないのを確認しカオリに声を掛けた。
ナカジマは俺の指示通り今日は学校を休んだ。
ハヤカワが心配して聞いてきたけど、俺は多分風邪だろうと誤魔化しておいた。

「何?イソノくん」

つっけんどんな返事を返すカオリ。。。

「相談があるんだ。頼むよ、ちょっと付き合ってくれよ」
「あら?私に相談? 今更何の相談があるの?」
「そう尖らずにさ。。この通り。。頼むよ」
「仕方ないわね。。。早くしてよ」

俺はカオリを何とか宥め賺して人気のない体育館の倉庫へ連れて行った。
思えば俺とカオリの関係はこの場所から始まったんだ。。。
俺の良心が少し痛んだ。

「あら? 懐かしい場所に連れてくるのね。
 一体どういう風の吹き回しかしら?」

俺の心を見透かしたように皮肉を言うカオリ。
やはり此処はまずかったか? 
でも屋上じゃ誰かに見られる可能性がある。

「いや、他意はないんだ。 人に見られない方が良いと思って。。
 カオリちゃんも俺と話しているのを見られるとマズイだろ?」
「まぁーね。 で、相談って何?」

相変わらず刺々しい反応を示すカオリ。
だが俺は構わず用件を言った。
141水先案名無い人:04/09/30 16:17:44 ID:7RlENE0H
「カオリちゃんが俺の事を怒るのは仕方ないと思うよ。
 でも。。。ナカジマを巻き込むのは止めてくれないか?」
「どういう事? 私がナカジマくんに何をしたって言うの?」
「昨日の事。。。。アイツから聞いたよ。 ちょっと酷すぎないかい?」
「あら、喋っちゃったの? 馬鹿ね、ナカジマくん」
「馬鹿って。。。アイツを脅したんだろ?
 自分の言う事を聞かなければ、自分との事をハヤカワさんに話すって。。
 酷いじゃないか。 第一ハヤカワさんはカオリちゃんの友達だろ?
 友達の彼氏を誘惑しておいて二人の仲を壊そうとするのは止めろよ!!」
「でもナカジマくん、気持ち良さそうだったわよ。
 イソノくんと違ってあっという間にイッちゃったけどね。ウフフ」
「そりゃ、カオリちゃんは巧いから。。それに顔もいいし。。
 男だったらカオリちゃんとそういう状況になったら拒み切れないと思うよ」
「あら? 私の目の前に私を拒んだ人がいるんですけど?」
「俺は。。。俺だって本当を言うとその欲望はあるさ」
「ふ〜ん、じゃー今ここで誘ってみようかしら? ウフフ」
「からかうのは止めてくれよ、カオリちゃん。
 それよりナカジマとの事、誰にも話さないって約束してくれよ」
「約束ね。。。どうして私がイソノくんとそんな約束しなくちゃいけないの?」
「どうしてって。。その、ナカジマが可哀想だから。。」
「あら? 本当にそうかしら? 可哀想なのは自分じゃないの?」
「勿論それもあるさ。 でもまたナカジマが急に俺を無視しだしたらハヤカワが不審に思うだろ。
 そうしたらアイツ説明に困って二人の関係が・・・」
「壊れればいいのよ。 そうよ、壊れればいいんだわ。
 大体私がイソノくんに振られたのに何故ハヤカワさんに彼氏がいるの?
 私。。納得できない。元々私達のお陰でくっついたのに。。。」
「そりゃ、きっかけは俺達が作ったけど。。。
 でも今は二人で仲良くしているわけだし、それを敢えて壊す必要はないだろ」
「そうかしら? 見解の相違ね」

こりゃ手強いな。。。ハヤカワへの嫉妬もあったとは誤算だった。
カオリは自分が一番じゃなきゃ気が済まないんだ。
142水先案名無い人:04/09/30 16:21:45 ID:7RlENE0H
「どうしても約束はしてくれないのかい?」
「だって約束しなきゃイケナイ理由がないでしょ」
「理由か。。。理由があれば約束してくれるんだね」
「さぁ〜どうかしら?」
「カオリちゃん。。。コレ。。」

俺はポケットから携帯を取り出した。
そしてフォトフォルダの画像をカオリに見せた。
みるみる顔を赤くするカオリ。。。

「何よコレ!? 酷いわ。。イソノくんにそんな趣味があったなんて。。」
「別に趣味じゃないんだけど。。
 優等生のカオリちゃんの変貌ぶりが凄かったから。。
 ちょっと面白半分に撮っただけなんだよ。
 あっ、この画像は未だ誰にも見せてないよ。。それは誓って本当だよ」
「・・・・・」
「ねぇ〜カオリちゃん。。俺と約束してくれるよね。
 約束してくれたら俺もこの画像を削除するから。。。
 本当はこんな脅しみたいな事したくなかったんだ。でもカオリちゃん。。俺の言う事聞いてくれないし。。。
 いつものカオリちゃんなら、きっと自分の非を認めると思うんだ。でも今のカオリちゃんはいつもとは違う」
「誰がそうしたのよ? ねぇー誰が私をこんな風にしたの?」
「。。。俺だね。 ゴメン。本当にゴメン」
「イソノくんが私を振らなければこんな風にならなかったのよ。 私だってみんなと仲良くしたいわ」
「俺もそうだよ。。。今更言えた義理じゃないけど。。。」
「本当よ!! 全部イソノくんが悪いのよ。 もういいわ。。。私どうなったっていい。
 写真をバラ撒きたければバラ撒けばいいわ」

予想に反して投げ遣りになるカオリ。
俺は走り去ろうとするカオリの腕を掴み何とかその場に留まらせた。
143水先案名無い人:04/09/30 16:24:38 ID:7RlENE0H
「そんな自棄になるなよ、カオリちゃん。。」
「・・・・・」
「カオリちゃんは可愛いし頭も良い。
 どうなったっていい、なんて言うなよ」
「・・・・・」
「俺がした事は謝るし、俺に対する罰なら受けるよ。現に受けてるし。。
 でもナカジマは関係ないだろ? それにハヤカワさんも。。
 そんな事がわからないカオリちゃんじゃないだろ?」
「・・・・・」
「俺。。考えたんだ。
 みんなの前でカオリちゃんに告白するから。。。
 それでみんなの前で俺を振ってくれよ。
 そうすれば少しはカオリちゃんの気も治まるだろ?
 頼むよ、それでナカジマの事はなかった事にしてやってくれよ」
「馬鹿じゃない?」
「えっ!?」
「馬鹿じゃない?って言ったの!!!
 そんな芝居なんかで私の傷ついた心が治ると思ってるの?」
「じゃーどうしたら言う事を聞いてくれるんだい?」
「別れてよ!!!」
「えっ!?」
「イソノくんも今の彼女と別れなさいよ。
 自分だけいい気分で彼女といるなんて許せないわ」
「そんな。。。」
「出来ないの? 出来ないんだったら仕方ないわね。
 私はナカジマくんの秘密をハヤカワさんにバラす。
 イソノくんは私の恥ずかしい写真をバラ撒く。
 みんな滅茶苦茶になっちゃえばいいんだわ」
「解ったよ。。彼女と話してみるから。。。
 取り敢えず今日の所はナカジマの件、頼むよ。ね、カオリちゃん」
144水先案名無い人:04/09/30 16:27:26 ID:7RlENE0H
「取り敢えずって何よ?
 そんな中途半端な結末なんて私、望んでないわ」
「・・・・・」

俺はカオリに対する言葉を失った。

「どうするの? 別れるの?別れないの?
 私はどっちでもい・・・ちょっと何するの? アッ」

言葉を失った俺の口は良く動くカオリの口を塞いだ。
初めはカラダを固くして抵抗していたカオリもやがて俺を受け容れた。
カオリはこうなる事を望んでいたのだ。
俺がカオリのワレメに指を忍ばせた時既にソコは潤っていた。

「イヤッ ダメ。。。アッ 狡いわ。。アッ イソノくん。。ダメ。」

言葉では抵抗しながら俺にしがみついてくるカオリ。
不本意だが今の俺にはこうするしかカオリを止める手だてがない。
俺は黙々とカオリのカラダを貪った。
徐々に反応を強めてくるカオリ。。
カオリの手が俺の股間へと伸びる。
この手でナカジマを籠絡したのか?
そう思った時、初めて俺の中で嫉妬が湧き上がった。

「カオリちゃん。。。俺のモノはナカジマと較べてどうだい?」
「ァン。。イヂワル。。。イソノくんの方が。。アッ おぉきぃ。。アッ」
「ここも好きだったよね」
「アッ イヤッ アッ アァアァァ〜」

俺はカオリのアナルを責めてやった。
カオリはもう立っていられないみたいで俺の腿に寄りかかっていた。
145水先案名無い人:04/09/30 16:30:30 ID:7RlENE0H
俺は少し手を休めてカオリに跳び箱へ手をつくよう促した。
カオリの開かれた脚の間に潜り込むと舌でクリトリスを指でアナルを責める。

「アッ ダメェ〜 そんなにしたら。。。アッ ァン イッ アァァ〜」

カオリの膝がガクガク震えている。
俺の指と口の周りはカオリの淫らな液にまみれていた。
俺の執拗な攻撃にやがてカオリはズルズルと俺の上にしゃがみ込んだ。
その時丁度俺の固くなったモノにカオリのお尻がのっかった。
夢中で俺の唇を求め舌を絡ませるカオリ。。。

「イレて欲しいかい? カオリちゃん」

俺の首に両手を回し瞳を潤ませながら肯くカオリ。。

「じゃぁー俺の言う事聞いてくれるね」
「聞く。。聞くから。。ネッ、早く。。頂戴。。」

俺は今のカオリの声を携帯のボイスメモに録音した。 

「約束だからね。。。」

俺はカオリの前に立ち上がるとズボンと下着を一気に脱いだ。
剥き出しになった俺のモノにむしゃぶりつくカオリ。
カオリは俺のモノを口に含みながら自分の手でワレメを擦っている。

俺はカオリの舌の快感を一頻り堪能した後カオリをもう一度立たせた。
カオリの顔に期待感が表れる。。。
俺はまた跳び箱に手をつかせ俺のモノをカオリのワレメに擦り付けた。
146水先案名無い人:04/09/30 16:30:41 ID:ubAdNlPf
リアルタイムキタ━━━( ゚∀゚ )━( ゚∀)━( ゚)━( )━(゚ )━(∀゚ )━( ゚∀゚ )━━━!!!!
147水先案名無い人:04/09/30 16:35:58 ID:7RlENE0H
「ァア〜ン ジラさないでぇ〜。。お願い 早く。。」 
「約束は守るんだよ、カオリちゃん」
「解ってるから。。早く。。ねぇ〜 アッ ア ア ァアアァ〜ン」

俺は念の為もう一度確認を取るとカオリにブチ込んだ。
ヌメッとしたカオリの性器が俺のモノを包み込む。
俺は徐々に腰の動きスピードを上げていく。
腰を引く度に俺の眼前に現れるカオリの淫靡な襞とアナル。
俺はアナルに親指をあてがいゆっくりと埋めていった。

「ダメッ アッ アァァ〜 アッ イィィ〜」

もう一歩の手でカオリの肩に手を掛け半身を向かせる。
カオリはまるで痴呆のように口を開けヨガリ声を出している。
快楽の使徒と化したカオリ。。そして俺も。。。

音を立てながらカオリを突きまくる俺。
カオリのヌメッとした熱い粘膜が俺を絶頂へと導く。。。

「アッ アァァァァ〜 イッ アッ アッ ァアァァァアァ〜」

カオリは獣のような叫び声を上げ果てた。
そして俺もカオリの尻から背中にかけて白い液体を放った。
148水先案名無い人:04/09/30 16:42:09 ID:7RlENE0H
カオリの尻の上で屹立し脈打つ俺のモノ。。。
だが俺の頭は劣情を解き放った今、余韻に浸ることなく別の事を考えていた。
このままズルズルとこんな関係を続けるわけにはいかない。
結局カオリはセックスがしたいだけなんだ。
今は自分が受容出来る相手が俺しかいないから俺に固執するんだ。
そうさ。。それは好きとか嫌いとかの感情ではない。
ただ安心して身を委せられる相手を好きだと思い込んでいるだけなんだ。
ワカメもそうだった。

もうカオリに同情するのは止めだ。。
俺の気持ちを受け止める事の出来ないカオリなら俺もそれ相応に対応すればいい。
要はカオリのセックス相手を見つければいいんだ。
あまり気が進まないが候補者はいる。。。
快楽だけならアイツも充分与えてくれるだろう。。。

今のカオリには相応しいかもしれないな。

俺はある男の顔を思い浮かべていた。
149水先案名無い人:04/09/30 16:46:58 ID:7RlENE0H
>>146さんのリアルタイムレスキタ━━━( ゚∀゚ )━( ゚∀)━( ゚)━( )━(゚ )━(∀゚ )━( ゚∀゚ )━━━!!!!

いやぁ〜昨日の段階ではこうなる予定では無かったのですが、
書いている内に段々とero方向に。。。。orz
カオリの反応にチト無理が蟻杉ますたかね?(^^;)

では、ほの板に逝ってまいります。(^^)ノシ
150水先案名無い人:04/10/01 09:51:50 ID:imgKB3ol
午前保守
151水先案名無い人:04/10/01 14:27:21 ID:HgKc7Vtd
午後保守。
152水先案名無い人:04/10/01 15:50:08 ID:W+eUU/ww
「お〜い、カツオく〜ん」

俺がカオリとの対決を終え帰宅している途中、俺を呼ぶ声がした。
振り向く間もなくその声の主はバイクに跨ったまま俺の前に現れた。
配達途中のサブちゃんだ。

「あっ!? サブちゃん、こんにちは」
「どうしたんだい? 何か肩が落ちてたよ。学校で何かイヤな事でもあったのかい?」
「うん。。まぁ〜 これでも色々とね。。ハハ」
「ふ〜ん。。よく解らないけど近頃の小学生も大変だね」
「それよりどうしたの? ボクに何か用?」
「いや、用って程じゃないんだけど。。。」

そう言うとサブちゃんはバイクのエンジンを止め俺に近づいてきた。
サブちゃんの性癖を知る俺は思わず身構えた。

「そんなに構えるなよ、カツオくん。大丈夫だって。。。キミに手を出すような事はないよ」

俺の気持ちを察してサブちゃんは明るく言った。
サブちゃんの性癖は別として明るく快活な性格は好ましい。
しかしそのサブちゃんが俺の耳に口を寄せ囁いた。

「あのね。。前にカツオくんが紹介してくれたジンロクくん。。あの子、いただいちゃったよ」
「えっ!?」

俺は吃驚して思わずサブちゃんの顔を見ようとした。
その際に俺の頭がサブちゃんの顔にぶつかった。

「痛ったぁ〜。。。酷いよカツオくん。。」
「ごめん、サブちゃんがあまりに吃驚させるからつい。。。」
153水先案名無い人:04/10/01 15:51:01 ID:W+eUU/ww
「でね、まぁ一応カツオくんにお礼を言っておこうかと思って。。」

サブちゃんは顔をさすりながらニヤついた表情でそう言った。

「でも。。あの時は泣きながら拒絶してたのに何でまた。。」
「それが人間の不思議なところだよ、カツオくん。
 あの時は確かにジンロクも怖かったのだろう。。。
 でもね、前にも言ったように俺はジンロクにはその気があると睨んでた」
「う〜ん。。。人間の性癖ってそんなに簡単に変わるものなのかな?」
「どうかな? それは人によるんじゃないかな?
 きっとジンロクも最初は漠然とした好奇心からだと思うよ。
 実際、最初の時はその場になってかなり抵抗したしね。。
 でも自分から俺の所へ来たんだ。。。俺も逃がしやしない。
 今回は止める奴もいないしね、へへ」
「理解できないなぁ〜。。。あのジンロクさんが。。」
「理解できない。。その辺が俺とカツオくんの違い。
 つまり性癖の違いかもね。
 カツオくんは女のセックスを味わってみたいと思った事はないかい?」
「いや、ないですよ。そんな。。」
「だろ? でも俺やジンロクは違うんだ。
 経験してみたいと思った。そして男も嫌いじゃない。
 いやむしろドロドロした女より男の方が解りやすくていい」
「ドロドロか。。。そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない。
 それこそ人によるんじゃないかな?」
「へへ、そうかもね。 ちょっと自分を擁護し過ぎたかな?
 まぁ、とにかく俺とジンロクはそうなっちゃった訳よ」
「じゃージンロクさんはすっかり女に興味がなくなっちゃたのかな?」
「どうかな? でも彼、元々女に相手にされないタイプだろ?
 きっと自分と同年代の女は怖くて仕方がないと思うな。
 せいぜい、AVでも観て妄想オナニーをしてた口じゃないかな?
 それが今じゃリアルで堪らない快感を味わえるんだ。ヘヘ
 今でも女に興味があるとは思えないね」
154水先案名無い人:04/10/01 15:52:28 ID:W+eUU/ww
そうか。。だからジンロクはワカメに手を出したんだ。
カオリの相手にジンロクを世話しようと思った俺の目論見はダメになった。
いや、まだ解らない。サブちゃんの一方的な意見だけを鵜呑みにする訳にはいかない。
ダメ元で一度ジンロクに当たってみるか。。

「ところでサブちゃん。。。ノリスケおじさんとは?」
「どうかな?最近逢ってないけど。。
 多分他の相手とよろしくやってるんじゃないかな?
 何かノリスケさん吹っ切れた感じで。。別に俺がお相手しなくてもいいみたいだし。。
 こう言っちゃ〜何だけど今はノリスケさんよりジンロクに夢中さ。
 アイツは一見老けて見えるけどカラダはやっぱり若い。ヘヘヘ
 カツオくん、本当にサンキュー。 いい奴を紹介してくれたよ」
「いや、別にボクは。。。しかし、ノリスケおじさん。。。そうなんだ。。」
「今夜も仕事が終わったらジンロクと、ヘヘヘ」
「えぇ〜 今日も逢うの?」
「ん? 逢っちゃいけないかい?」
「いや、いけなくはないけど。。。
 ちょっとボクもジンロクさんに話があったから。。。」
「じゃー家に行ってみればいいじゃん。
 俺が逢うのは夜だし、多分今日は家にいると思うよ」
「うん、解った。。そうしてみるよ、サブちゃん」
「ありゃ、配達急がないとオヤジさんに叱られちまう。
 じゃーね、カツオくん」
「うん、じゃー」

サブちゃんはエンジンをかけると慌ただしく配達に行ってしまった。

フゥ〜、何だか疲れたな。。
ジンロクの事ウキエさんは知ってるのだろうか?
もし知ったら。。。きっと哀しむだろうな。。。ハァー
155水先案名無い人:04/10/01 15:53:32 ID:W+eUU/ww
俺は重い足取りで家に帰るとランドセルを置きジンロクの家へ行った。
チャイムを押すとジンロクが出てきた。

「な、何だい? カツオくん」
「えーと。。ちょっとジンロクさんに秘密の話があるんだけど。。。」
「何? また俺を。。。もう騙されないぞ」
「違うって。。話をするだけだから安心して。。ね、ジンロクさん」
「ほ、本当だな。。本当に話をするだけだな」
「本当だって。。」
「嘘だったら、ゆ、許さないからな。。俺には味方がいるんだ」
「サブちゃんでしょ。。さっき偶然逢って事情を聞いたよ。
 とにかく部屋にいれてくれませんか?」
「サブちゃんと。。。解った。。いいよ、入れよ」

ふぅ〜ヤレヤレ、まるで小動物のようだな。
ちょこまか動き回る癖に警戒心は人一倍強い。
まぁー俺も一度罠にハメたからジンロクが警戒するのも仕方ないか。
だが。。。ウキエさんの兄とは言え、やっぱりコイツは好きになれないな。

俺はジンロクの部屋に入ると手短に用件を話す事にした。
心なしか前来た時と較べるとどこか部屋の雰囲気も違っていた。

「ジンロクさん。。もう女は嫌いになったの?」
「どういう意味だよ?」
「いや、ジンロクさんにその気があるんなら女の子を紹介しようかと思って。。」
「また、そんな事を言って俺を騙すつもりじゃ。。」
「だから違うって。。。しつこいねぇ〜ジンロクさんも。。
 もう女の子には興味が無くなった?」
「う〜ん無い事もないかな。。。」
「えっ!? 男専門じゃないの?」
「五月蠅い!! そんな事はキミに関係ないだろう。 で、その女の子はいくつなんだ?」
156水先案名無い人:04/10/01 15:59:46 ID:W+eUU/ww
何だその口の聞き方は? この万年浪人ヒキロリヲタ&ホモめ!!
俺がもう少し大きかったらブチのめしているところだ。

「え〜っと、一応俺と同い年なんだけど。。。」
「キミと同い年? じゃーダメだ。俺はいらないわ」
「えっ!? その子メチャ可愛いよ。ちょっと気が強い所もあるけど。。。」
「気が強いって。。それじゃ尚更ダメだ。俺は俺に従順な女が好きなんだ。
 それに5年生だともうマニア受けしないしね。マニアが喜ぶのは精々3年生くらいまでだ」
「えっ!? ジンロクさん、3年生って。。まさかワカメの写真を・・」
「あ、あれはあの時処分したじゃないか。。本当だ。
 それにワカメちゃんにはあれから一度だって逢ってない」
「本当だね? もし嘘だったら俺。。。キレるよ。
 キレる理由は充分にあるし。。。俺に刑事罰はない。
 その事をよく覚えておいてね、ジンロクさん」
「わ、解ってるって、カツオくん。
 と、兎に角。。用件はもう済んだんだろ? 俺に興味は無いから。。
 なっ、もういいだろ? もう帰ってくれよ」

俺が下手に出れば尊大に、強く出れば卑屈に。。。救いようがないな。
それに使えない奴だ、まったく。。。俺はさっさとジンロクの部屋を出た。

しかし、困った。。。カオリの相手をどうすればいいのか?
しばらく俺が相手するしかないか。。。
ウキエさんには。。。やっぱり黙っていた方がいいよなぁ〜。
裏切るようで申し訳ないけど大事な時期だからいらない心配を掛けたくないし。。

何か行ったり来たりで俺もダメだな。。。
俺は自分の不甲斐なさを責めた。
誰か相談できる人。。。そうだマスオ兄さんに相談してみよう。
マスオ兄さんなら力になってくれるかもしれない。
明日は休みの筈だ。。俺は一筋の光明を見つけた気がした。。
157水先案名無い人:04/10/01 16:03:11 ID:W+eUU/ww
>>150-151さん
保守ありがとうございます。<(_ _)>

また週末になりますので、毎度勝手ながら
生暖かい保守をお願い申し上げます。m(_ _)m
158水先案名無い人:04/10/01 22:04:03 ID:yl3RRBTt
>>157
りょ
生々しく保守
159水先案名無い人:04/10/01 23:47:47 ID:8pe+tCAq
>>153
カツオくんは女のセックスを味わってみたいと思った事はないかい?」

は「男のセックス」じゃないですか?
160水先案名無い人:04/10/02 00:24:21 ID:5yabGg3M
>>159
801の事は良く判らないけど、女役って意味じゃない?
保守は1日1レス位で良いそうなので、質問とかはほの板にカキコしましょう。

http://human5.2ch.net/test/read.cgi/honobono/1096441487/
161水先案名無い人:04/10/02 00:25:29 ID:x4IAzjOv
カツヲは男だからアニャルセクースなら女の気持ちを味わうことになるのでは。
162水先案名無い人:04/10/02 11:15:02 ID:cXR0R216
今日も午前保守
163水先案名無い人:04/10/02 14:34:21 ID:wMXEXnXX
午後保守
164水先案名無い人:04/10/03 00:05:09 ID:1Cf7KBxR
>>159
女のように入れられるって事じゃないか?
165水先案名無い人:04/10/04 10:09:17 ID:PH0hji6L
午前保守
166水先案名無い人:04/10/04 14:43:05 ID:lUSdWyu3
>>158-165さん
保守ありがとうございます。<(_ _)>
雑感、返答はほの板にてレスさせていただきまつ。
167水先案名無い人:04/10/04 14:44:15 ID:lUSdWyu3
「マスオ兄さん、ちょっと相談があるんだけど。。。。」

朝食を済ませた後、俺はネーさんに見つからないようこっそり声を掛けた。

「ん?何だい、カツオくん?」
「ここじゃちょっと。。。」
「そうか、じゃ、喫茶店へでも行くかな」
「そうしてもらえれば。。。」
「ヨシ!!、今日は予定も無いし今から行くか?」
「うん。。。お願いします」

暫くして俺とマスオ兄さんは家を出た。歩きながら雑談を交わす。

「カツオくん、最近あまり話をしてなかったけど何か元気がないみたいだね」
「うん。。。これでも色々あって。。
 今まで一人で何とか頑張ってきたんだけど、もう限界みたい。
 それで今日はマスオ兄さんに相談に乗ってもらおうかなって。。」
「そうか。。実はボクもちょっと色々あってね。。
 カツオくんの事情は解らないけど、ボクも一杯一杯なんだ。
 今日はお互いの悩みを打ち明け合おうか?」
「ボクがマスオ兄さんの力になれるかどうか解らないけど。。。
 でも話を聞いてくれる相手がいると少しは楽になれるよね。。」
「うん。。一人だとどうしても悲観的になっちゃって。。」
「で、もうどうでもいいやって安易な方向に流されちゃうんだよね。
 まさしく今のボクかもしれないや。。。」
「そうか。。。カツオくんはオプティミストだと思ってたけど。。
 相当辛い事があったんだね」
「うん、色々と重なっちゃって。。。
 勿論悪い事ばかりじゃ無いんだけど。。」
「ここへ入ろうか? カツオくん」

マスオ兄さんはそう言うと喫茶店のドアを開けた。
168水先案名無い人:04/10/04 14:45:01 ID:lUSdWyu3
♪カランカラーン♪
扉に付いてある鐘が鳴る。。。
俺はマスオ兄さんに続いて店の中に入った。

「いらっしゃいませ〜」

その声にマスオ兄さんは無言で肯くと窓辺ではなく店の奥に陣取った。俺も続く。。
やがてウエィトレスがやって来て注文を取っていった。
マスオ兄さんは紅茶を俺はミックスジュースを頼んだ。
俺達は注文した飲み物が来る迄聞かれても差し障りのない話をした。

程なくして注文したモノが運ばれてきた。
ウエィトレスは伝票をマスオ兄さんの前に置くとお辞儀をして消えていった。
ここからカウンターまでは少し距離があるので大声を出さなければ聞かれる事も無いだろう。

「で、相談って何だい? カツオくん」
「うん。。。」

俺はカオリの名前を伏せて今まで合った事を簡単に説明した。
ふとしたきっかけからカオリの処女を奪ってしまい、その流れで付き合うようになった事。
でもウキエさんの事が本当は好きで、後で自分の気持ちに気付いてほぼ一方的にカオリを振った事。
それを恨んだカオリが学校で俺を無視するようにみんなに指示している事。
俺のためにその指示を守らないナカジマを誘惑して指示を聞くよう脅した事。
そして昨日。。ナカジマと自分を守るため、またカオリを抱いてしまった事。
それからカオリは俺を好きなのではなくて俺のセックスが好きだと思えるって事。。。。
ウキエさんの妊娠以外の出来事は殆ど正直に話した。
俺が話し終えるとマスオ兄さんが口を開いた。

「そうか。。正直羨ましい気もするが、キミも色々大変なんだね。
 その女の子。。。ナカジマくんを誘惑して脅すなんてちょっと酷いけど
 ボクの考えでは、その子はまだキミの事が好きなんだと思うな。
 ナカジマくんにした事もキミへの執着心の現れだと思うよ。。。」
169水先案名無い人:04/10/04 14:46:04 ID:lUSdWyu3
「えぇ〜そうかな? だってボクを無視してるんだよ?」
「うん。でもそれはきっと愛情の裏返しだよ。
 だってその子、昨日キミにすんなり抱かれたんだろう?
 キミの言う通りセックス好きかもしれないけど、やはり女の子は気持ちが満たされないと。。
 勿論、女の中には気持ちより肉体の快楽を優先する子もいるよ。
 ボクもそういう子を知らない訳じゃない。
 でも、話を聞く限りその子はキミの心を欲しがってるんじゃないかな?
 だってその子、とっても可愛いんだろ?
 ましてナカジマくんを誘惑するくらい大胆な子なんなら
 自分でいくらだって快楽の提供者は見つけられるだろう?」
「そう言われればそうかもしれないけど。。。」

俺はその提供者を見つけようとした事を話していなかった。
マスオ兄さんの推測通りだと俺はカオリを更に傷つけてしまう事になっただろう。
カオリはマスオ兄さんの言う通りまだ俺の事が好きなのか?
だとしたら。。。ウキエさんと別れられない俺に明るい学校生活は無いのか。

「ウキエさんとは巧くいってるのかい?」
「えぇーまぁ。。。」
「そうか。。それは救いになるね。。。ところで二股とかするのは嫌なのかい?」
「なんだか卑怯な気がして。。。」
「うん、あれは良くないよね。。。浮気した事があるボクが言うのも何だけど。。」
「えっ!? マスオ兄さん、浮気してるの?」
「うん。。。恥ずかしながらちょっと成り行きで関係を持っちゃって。。。
 ボクもキミにウキエくんとの事を見られて懲りた筈だったんだけど、
 男の性って言うか、本能っていうか。。。据え膳喰っちゃって。。
 それで今、ボクも窮地に立たされているんだよ。。。ハァ〜」
「相手に手切れ金とか要求されてるの?」
「流石に鋭いね。。。概ねそんな感じだよ」
「そっかぁ〜、幾らくらい必要なのかな?」
「一万、二万で済まない事は確かだよ。。。ハハハ」
170水先案名無い人:04/10/04 14:49:16 ID:lUSdWyu3
「そんな。。。それってボクの事?」
「いや、冗談だよ、冗談。。
 でもカツオくんとはあの事件以来、急に仲良くなれたよね。
 人間何が良くて何が悪いなんて死ぬまで解らないのかもしれないね」
「いや。。あの時はボクも必死で。。。今考えると恥ずかしいです。
 あの時は本当ごめんなさい」
「おぃおぃ、だから冗談だって。。。
 ボクもキミを埋めたりしたんだからお互い様だよ」
「そう言ってもらえると助かります。
 ところでマスオ兄さん、お金の事ならウキエさんに話ししてみようか?
 オヤヂやネーさんには絶対に言えないだろうし。。。」
「本当かい!? カツオくん?」
「あっ、でもあんまり期待しないでね。
 ボクはお金を貸してくれるかどうか聞いてみるだけだし。。
 お金は返せるんでしょ?」
「勿論だよ!! すぐにとは言えないがちゃんと返すよ」
「うん。。一応聞いてみます。で、いったい幾ら借りられればいいの?」
「はっきりとは言えないけど百万か二百万か。。。」
「ふぇ〜!! 大人の世界は違うね。。。凄いや。
 じゃー、一応二百万で話してみるね」
「頼むよカツオくん。。この通りだ」
「お金さえ都合が付けばマスオ兄さんは助かるんだね」
「多分ね。。」
「じゃー、何とか貸してくれるようウキエさんに頼んでみるよ」
「ありがとう、カツオくん。。ところでキミの方はどうするんだい?」
「どうするって言われても。。。今は耐えるしか方法が無いみたい。。。」
「それしか無いかな? やっぱり。。。」
「うん、でもマスオ兄さんに聞いて貰えて少しはすっきりしたし、
 ナカジマの件は適当にフォローしながら様子を見るよ。
 ボクの事が本当に好きならボクが歩み寄ればもうそんなに酷い事しないでしょ」
171水先案名無い人:04/10/04 14:50:27 ID:lUSdWyu3
「ウキエくんの方は大丈夫かい?」
「う〜ん。。ウキエさんは俺に寛大だから。。逆にそれが辛い時もあるけど。。
 ボクの気持ちさえ離れなければ、多分大概の事には目を瞑ってくれると思う。。。
 勿論極力ウキエさんを裏切らないよう努力はするけどね。。」
「相変わらず切り替えが早いね。。ボクも見習わないとな。。」
「そんな。。。ボクだってこれでも・・」
「解ってるって。。カツオくんが一生懸命悩んだ事は。。
 ボクはキミを誉めているんだよ。
 前向きに物事を捉える事は大事だよ。ボクはすぐ悲観しちゃうから。。」
「なんだか照れちゃうな。。。」
「いや、自信を持っていいと思うよ」
「そうかなぁ〜?」
「そうだとも」
「ありがとう、マスオ兄さん。。何だか元気出てきたよ」
「それはコッチの台詞だよ。
 相談に乗るつもりが逆に相談に乗って貰って。。。」
「そんな。。。困った時はお互い様ですよ」
「そう言ってもらうと助かるよ。。。あれ?これはさっきキミが言ったね?」
「ワハハハハ〜」

俺達はお互いに笑い合うと、それを合図に店を出た。
マスオ兄さんもよく解らないけど大変なんだな。
俺一人が辛い訳じゃないんだ。。
ウキエさんも頑張ってるし、俺も頑張らないとな。。

俺はウキエさんが俺に告白してくれた時の事を思い出していた。
そう。。ウキエさんに較べれば俺の辛さなんて大した事じゃない。

無性にウキエさんに逢いたくなった俺はマスオ兄さんと別れ、マンションへと向かった。
メールも電話もする気は無かった。
行けばきっとウキエさんに逢える。。。何故だか俺はそう確信していた。
172水先案名無い人:04/10/05 00:50:35 ID:8re6rQsK
一応、午前様で保守。
173水先案名無い人:04/10/05 11:33:37 ID:RMxLg/ss
午前保守
174水先案名無い人:04/10/05 16:40:40 ID:KOuup4ZS
>>172-173さん
保守ありがとうございます。<(_ _)>
今日はチト忙しくて原稿書けませんですた。
スンマソンm(_ _)m
175水先案名無い人:04/10/06 11:09:44 ID:ZRG+wvGL
午前保守
176水先案名無い人:04/10/06 13:12:26 ID:9bVDjcrr
♪ピンポ〜ン♪

ウキエさんのマンションに到着すると俺は呼び鈴を鳴らした。

「カツオです」

インターホーン越しにそう告げる。
やがてドアが開かれウキエさんの顔が現れた。

「あら? カツオちゃん、マスオさんと出かけていたんじゃ。。」
「えっ!? どうしてその事を?」

玄関先にある小さな靴に視線を移し俺にウィンクするウキエさん。

「お兄ちゃん。。。」
「ワ、ワカメ!!! どうして此処へ?」
「お兄ちゃんこそどうして?」

俺は事態が飲み込めなかった。

「カツオちゃん、兎に角部屋に入って。。」

俺の動揺には構わずウキエさんは俺を部屋へと招き入れた。

「さぁ〜そこに腰掛けて。。。ほら、ワカメちゃんも」

ウキエさんは微笑みを浮かべ俺達兄弟をソファーに座らせた。
俺とワカメの過去をウキエさんは知らない。
ワカメも俺とウキエさんの関係を知らない筈だ。
ウキエさんの笑顔とは対照的に俺の顔が強ばるのが自分で解った。
177水先案名無い人:04/10/06 13:14:11 ID:9bVDjcrr
「そう緊張しないで、カツオちゃん。。。
 ワカメちゃんは私の味方なの。ネッ、ワカメちゃん」
「えぇ〜、でもどうしてお兄ちゃんが?
 お兄ちゃんもウキエさんの秘密知ってるの?」
「えっ!? 秘密って。。。ウキエさん?」

俺はウキエさんに視線を注いだ。
無言で肯き返すウキエさん。。。

「うん、ワカメちゃん。。カツオちゃんは私の妊娠の事知ってるの。
 そればかりかね。。。。いい?ワカメちゃん、驚かないでね」
「ちょっと待って!!! ウキエさん。。。俺が。。俺が話します」
「何? 何なの? お兄ちゃん」
「いいかワカメ。。冷静に聞いてくれ。
 ウキエさんのお腹の赤ちゃんは。。。俺の子なんだ」
「・・・・・」
「ごめんね、ワカメちゃん。。吃驚したわよね。
 でもね私。。。カツオちゃんの事が好きなの。
 それで、自然にそういう関係になって。。。ごめんね」
「そういう事なんだ、ワカメ。。。驚かせてすまない」
「そ、そんな。。急にそんな事言われても信じられないわ、アタシ。。。」
「そうよね。。。こんな事、急に信じろって言われても誰だって戸惑うわよね」
「あの。。。アタシ。。ウキエさんの事は応援したい。
 でも、相手がお兄ちゃんだなんて。。。。
 何かよく解らない。アタシ。。自分の気持ちがよく解らないの!!
 だって。。お兄ちゃんが。。。アタシのお兄ちゃんが。。」
「ワカメ。。。俺はこれからもずっとお前のお兄ちゃんだ。
 お前の味方だ。。。そしてそれはお前が生きている限り一生だ」
「お兄ちゃん。。。」
178水先案名無い人:04/10/06 13:15:47 ID:9bVDjcrr
「いいかワカメ? よく聞いてくれ。
 お前は生まれながらにして俺が守るべき存在だ。
 だがウキエさんとは、お互い色々あってお互いがお互いを必要としたんだ。
 今だってウキエさんは家族から出産を反対されている。
 俺も学校で辛い目に合っている。お互い苦しんでるんだ。
 そんな中で頑張れるのは俺達を応援してくれる味方の人達のお陰もあるけど、
 俺にはウキエさん、ウキエさんには俺がいるからなんだ。
 それはもう好きだとかだけじゃなく、こう。。何と言ったらいいかな?
 俺からウキエさんを取られたら今の俺が俺でなくなるような。。
 自分の一部じゃなく、自分自身のような。。。クソッ!! 駄目だ。。巧く言えない」
「ありがとう、カツオちゃん。。私、そんなに思って貰えて嬉しいわ。
 あのね、ワカメちゃん、私もカツオちゃんと同じ気持ちなの。
 だからどうか反対しないで。。。私、貴女達兄弟をずっと見てきたから。。。
 ワカメちゃんがとっても仲が良かったお兄ちゃんを取られてしまう気持ちになるのも解るわ。 
 でもね、決して私がカツオちゃんをワカメちゃんから奪う訳じゃないのよ。
 カツオちゃんと私は二人で一人になるの。。。より強くなってね。
 だから私もカツオちゃんと一緒になってワカメちゃんを守るわ。
 これからずっとワカメちゃんが幸せになれるよう応援するわ」
「お兄ちゃん。。ウキエさん。。。」
「解ってくれるかい?ワカメ」
「う〜ん、解るような解らないような。。。でも羨ましいな、ウキエさん。
 アタシなんて。。そこまで愛された事ないし。。。」
「あら、ワカメちゃんにもきっといい人が現れるわよ」
「そうかしら?」
「あのな、ワカメ。。。俺達知ってるんだ」
「ちょっと!! カツオちゃん」
「知ってるって。。何を?」
「お前とジンロクさんの事さ」
「どうして? どうして知ってるの?」
「偶然見つけてしまったんだよ。お前の写真を。。。」
「えっ!? でもジンロクさん、誰にも見せないって。。。」
179水先案名無い人:04/10/06 13:17:57 ID:9bVDjcrr
「ごめんね、ワカメちゃん。。馬鹿なアニキで。。」
「ジンロクさんが誰にも見せなかったかどうかは俺には解らない。
 ひょっとしたら同じ趣味の仲間にお前の写真を売っていたかもしれない。
 そうなったら今のネット社会ではあっという間にお前の恥ずかしい写真が。。。 
 だから俺はお前の事を思ってジンロクさんから写真を取り返した。
 いや、正確に言うと俺とウキエさんの目の前で全て消去させた」
「見られちゃったの。。。アタシ。。」
「あぁ〜 まじまじと全部見た訳じゃないけど正直言って驚いたよ。
 でもなワカメ、俺はそれでもお前を叱る気はなかった。
 ただお前の事を心配してお前からジンロクさんを離しただけだ。
 お前にとっては余計なお世話だったかもしれないが、俺はお前の為だと思った。
 お前がどんな事をしても、俺はお前の味方だ。ウキエさんも協力してくれたんだぞ」
「・・・・・」
「なぁーワカメ、俺達の事を応援してくれないか?」
「お願いよ、ワカメちゃん。。」
「・・・・・」
「オヤヂはこの事を知らない。勿論かーさんやネーさんだって。。
 色々と相談に乗ってくれているマスオ兄さんにもこの事は言っていない」
「・・・・・」
「家族で俺と一番仲の良いお前が応援してくれなけりゃ俺達はもう駄目だろう。
 何処かでウキエさんと隠れて暮らさなければならない。
 そして悲しい事だが俺達の子は俺達以外には祝福されず生まれて来なければならない。
 ワカメ。。。この子にはお前と同じ血が流れてるんだぞ!!」
「お兄ちゃん。。。ウキエさん。。。
 解ったわ。アタシ二人の事、そして赤ちゃんの事応援する。
 たとえ、父さんや母さん、そして姉さん達が反対したってアタシは応援する」
「ワカメ。。。」
「ワカメちゃん。。。」
「でも。。。アタシ小学生の若さでもう叔母さんになっちゃうのね?」
「おぃおぃ、今でもタラちゃんの叔母さんじゃないか。。
 それに俺は父親だよ、ワカメ」
180水先案名無い人:04/10/06 13:22:39 ID:9bVDjcrr
「エヘッ、冗談よお兄ちゃん。。
 何か未だ信じられないけど大好きなお兄ちゃんとウキエさんですもの、 
 アタシ絶対に応援するから。。ウキエさん、頑張って元気な赤ちゃん産んでね。
 お兄ちゃん。。。お兄ちゃんはもう少し勉強頑張らないとね」
「わ、解ってるよ、ワカメ〜」
「うん、ありがとう、ワカメちゃん。。」

フゥー、どうにかワカメの了解を取り付けたぜ。
ウキエさんにはワカメとの事を話してないからワカメが俺との事を言い出したら
どうなるかと思ったけど、杞憂に終わったようだ。
でも、秘密があると辛いな。。。いつか折りをみてウキエさんに話した方がいいのかな?
でも、こうなったらもうその必要はないかもしれないし。。。

「ねぇー、ピザでも取ってみんなで食べようか?」
「でも、二人の邪魔になるんじゃ。。。」
「何言ってるの、ワカメちゃん。 アナタは大切な私達の味方じゃない。
 ねっ、カツオちゃん、そうしましょ」
「うん、じゃーお昼ご飯は要らないってかーさんに電話しとかなきゃ。。
 ワカメ、お前が電話した方が怪しまれないからお前がしてくれよ」
「そうね、お兄ちゃんだとまた悪い事して迷惑掛けてるって思われるかもね。エヘッ」
「う、うるさいなぁ〜 一言多いよ、ワカメ」

俺達のやり取りを楽しそうに見ているウキエさん。
でも適当な所でワカメを返してカオリの件とマスオ兄さんの件を話しておかないと。。。。

俺は楽しそうに笑ってはいたが、頭の中はこれからの事で一杯だった。
ワカメはクリアしたけどまだまだオヤヂたちが残っている。
マスオ兄さんに一役買って貰うためにも何とかウキエさんにお願いしないと。。

ウキエさんのマンションで三人談笑する風景。。
今まで有り得なかったその風景の中で俺は慌ただしく頭を動かしていた。
181水先案名無い人:04/10/06 13:23:23 ID:9bVDjcrr
>>175さん
定期午前保守、ありがとうございます。<(_ _)>
182水先案名無い人:04/10/07 08:33:47 ID:NuKL5so6
仕事開始前保守。
183水先案名無い人:04/10/07 10:33:15 ID:7+NoWMuY
寝坊してしまった保守
184水先案名無い人:04/10/07 11:55:17 ID:hs4C7q2x
午前保守
185水先案名無い人:04/10/07 14:03:00 ID:ihbskyBI
本当に吃驚したわ。。。
お兄ちゃんがウキエさんとあんな関係だったなんて。。。

それにしても二人とも幸せそうだったなぁ〜。
アタシもあんな風にお互いに信頼し合える相手が見つかるといいんだけど。。。
でもアタシ。。。まだセックスした相手しか好きになった事がない。
お兄ちゃんやウキエさんは自然にそういう関係になったって言ってたけど。。
カラダの気持ちよさより優先するモノってあるのかしら?
アタシはセックスしている時が一番幸せに感じる。
だってあんなに気持ちいいんですもの。
お兄ちゃんと初めてした時は痛くて全然良くなかったけど、
回数を重ねる内に段々と感じるようになったわ。
そしてあの夏の日。。。お兄ちゃんがいない隙に突然ナカジマさんに犯された。
お兄ちゃんはとても優しく抱いてくれたけどナカジマさんは違ったわ。
とっても乱暴に。。最初は痛いくらいだった。
だけどそれはそれで段々良くなってきて。。。
そしてお兄ちゃんが家に帰って来なかった時。。またナカジマさんに抱かれた。
前に犯された時はそうでもなかったけど、あの時はお兄ちゃんより素敵だった。
色々と相談に乗ってもらってナカジマさんが頼もしく思えたからかしら?
それと関係があるのか解らないけど、お兄ちゃんよりナカジマさんを好きになっていた。
でもその後、ジンロクさんに抱かれて今度はジンロクさんを好きに。。。
ジンロクさんったらとってもエッチで色んな事をさせられたわ。
アタシ初めての経験ばかりでとっても感じちゃったの。
だけど折角ジンロクさんを好きになったのに。。。
今日解った事だけどお兄ちゃんのせいでジンロクさんアタシの相手をしてくれなくなって。。
するとアタシの気持ちも冷めていったのよね。
そして今はイササカ先生。。。ジンロクさんより大きくて素敵。
最初に一番恥ずかしい所を見られたから何だって出来ちゃうのよね。
でも。。好きって言う感情はないな〜。
あんなに気持ちよくて幸せな気分になるんだけど。。。
やっぱり心とカラダはちがうのかしら? 
アタシよく解らない。。。アタシがまだ子供だからかしら?
186水先案名無い人:04/10/07 14:05:11 ID:ihbskyBI
「ワカメちゃ〜ん」

えっ!? 誰かしら?
アタシが家に帰っていたら後ろでアタシを呼ぶ声がしたの。
アタシは後ろを振り向いたわ。。。。

「ワカメちゃん、今日は一人なの?」
「う、うん。。。」

アタシったら思わずさっきまでお兄ちゃんと一緒だって言いそうになった。
でもダメ。。あの二人の事は誰にも内緒だもの。

「ふ〜ん、イソノくんはお家?」
「えっ!? お兄ちゃん? お兄ちゃんは何処かへ出かけちゃって。。」
「そう。。。いないんだ。。」

どうしたのから? 何だか急に元気がなくなった。
それにしても今日も可愛いわ、カオリさん。。
ううん、何だか学校で見るよりお洒落していていつもより可愛い。
いいなぁ〜、アタシもこんな服着てみたいな。

「あの。。。お兄ちゃんに何か用ですか?」
「ううん、用って程じゃないんだけど。。。
 今日はパパもママも出かけて退屈だったから。。。
 最近学校でもあんまり話せないし、遊びに行ってみようかなぁ〜って。
 あぁ〜やっぱり電話してみれば良かった。
 占いなんか信じちゃいけないわね」
「占い。。。ですか?」
「そう占いでちょっとね。。。でも気にしないで、ワカメちゃん
 それより暇になっちゃったなぁ〜。これからどうしようかな?」
187水先案名無い人:04/10/07 14:08:45 ID:ihbskyBI
カオリさんも暇なんだ。。。
アタシも暇だし、一緒に遊んでもらおうかしら?
カオリさんモテるし。。。一緒に遊べば何かモテる秘訣が解るかもしれない。
そうよ!! カオリさんに色々質問してみたらいいんだわ。

「あの〜、カオリさん。。アタシも暇なんですけど。。
 よかったら一緒に遊んでもらえませんか?」
「えっ!? ワカメちゃんがアタシと?」
「やっぱりダメかしら?」
「ダメじゃないけど。。。イソノくんが。。」
「お兄ちゃんが何か?」
「あっ!! いえ、何でもないわ。いいわ、一緒に遊びましょ、ワカメちゃん。
 何して遊ぶ? 公園へ行く? それとも私の家に来る?」
「あの。。出来ればお家で色んなお話がしたいです。
 それにカオリさんのお部屋も見てみたいし。。。」
「お部屋って言っても、別に変わり映えしないわよ?」
「でも、アタシ自分だけのお部屋が無いから。。。」
「あっ!! そう言えばそうだったわね。ごめんなさい、ワカメちゃん」
「いえ、いいんです。それよりアタシ、カオリさんに色々教えてもらいたい事が。。。」
「あら? 何かしら?」
「ここでは恥ずかしいわ。。。」
「何かしらね? じゃ、兎に角私のお家へ行きましょ。ねっ、ワカメちゃん」
「はい」

それからアタシ達はカオリさんのお家へ行ったの。
カオリさん。。。彼氏はいるのかしら?
でも、もしいたら今日はお休みだしきっとデートしてるわよね。。
やっぱりいないのかしら?
あと。。カオリさんはセックスした事あるのかなぁ〜?
もし、していたらアタシとどっちが経験多いかしら?
何だかワクワクしてきたわ。。。ウフフフ
188水先案名無い人:04/10/07 14:11:27 ID:ihbskyBI
>>182-184さん
毎度?の生暖かいご保守、ありがとうございまつ。<(_ _)>
物語はいよいよワカメVSカオリへと。。。

巧く繋げられるといいのでつが。(^^;)
189水先案名無い人:04/10/08 11:22:17 ID:INT4M9uq
午前保守
190水先案名無い人:04/10/08 16:17:49 ID:dgqqeuXK
「あれっ!? 何だか空が急に暗くなって。。あっ!! 雨だわ。
 ワカメちゃん、急ぎましょ」

カオリさんがそう言ったかと思うと突然雨が降り出したの。
それも小雨じゃなくて大雨。 雷までなってきたわ。。。
アタシ雷って嫌い。 もう怖くて怖くて。。。
だから大雨に構わないでカオリさんのカラダにしがみついたの。

「キャ〜!! 凄い雨よ。急がないと。。。。ワカメちゃん、雷怖いの?」
「う、うん。。」
「今は光ってから音が鳴るまで時間が結構経ってるから大丈夫よ」
「そういうモノなんですか?」
「そう、光と音は速度が違うからね。 さぁ〜、急ぎましょ」

アタシ、カオリさんの言葉で少し安心した。
でもやっぱり少し怖かったから手を繋いでもらって走ったの。
カオリさんの家に着いた時は二人とももうビショビショだったわ。

「ぃや〜ん、凄い濡れちゃったわね、ワカメちゃん。
 そうだ!! 私、家を出る前にお風呂に入ったんだけど。。。
 お湯はまだ温かい筈だから一緒にお風呂に入りましょ、ワカメちゃん」
「・・・・・」
「このままじゃ風邪ひいちゃうわ。 ねっ、お着替えも貸してあげるから」
「でもご迷惑じゃ。。。本当にいいんですか?」
「何言ってるの? いいに決まってるでしょ。ほら、早く〜」

カオリさんは二人分の着替えを用意するとアタシをお風呂に引っ張っていった。
確かにこのままじゃ風邪ひいちゃうわ。
アタシ。。恥ずかしいけどカオリさんの前で裸になった。
もちろんカオリさんも。。。
191水先案名無い人:04/10/08 16:20:04 ID:dgqqeuXK
カオリさんは浴室のドアを開けるとすぐに勢いよくシャワーを出したの。
ウチと違って少し狭いけど明るい綺麗な浴室だわ。

「さぁーワカメちゃん、こっちに来て」

そう言うとカオリさんはアタシにシャワーをかけ始めた。
イヤッ、お股は自分で。。。
そう言おうと思ったらカオリさんアタシにシャワーを渡してくれて。。。
何だかアタシ。。馬鹿みたい。

「サッと流したらバスタブに入りましょうね、ワカメちゃん」
「う、うん。。。。」

アタシはカオリさんに続いてお風呂の中に入ったわ。

「ぬるくない? ワカメちゃん」
「いえ。。丁度いいです」
「ごめんね、新しいお湯じゃなくて。。。
 でもお掃除してお湯をはり替えてるとカラダが冷えちゃうから。。」
「どんでもないです。 何か迷惑掛けちゃったみたいでごめんなさい」
「迷惑? ちっとも迷惑じゃないわよ。
 ほら、私一人っ子でしょ。だからこうしてワカメちゃんと一緒にお風呂に
 入ってると何だか妹が出来たみたいで嬉しいわ」
「・・・・・」
「あっ、ごめんね、ワカメちゃん。
 ワカメちゃんにはちゃんとサザエさんて言うお姉さんがいたわね」
「いえ、そうじゃなくてアタシ何だか恥ずかしくて。。。
 だってカオリさんとっても綺麗なんだもん」
「あら? ワカメちゃんだって綺麗よ」
「でもアタシ。。。まだカオリさんみたいに胸も膨らんでないし。。 それにアソコだってまだ。。。」
「大丈夫よ。私だって3年生の時は胸も膨らんでなかったしアソコだって。。
 きっとワカメちゃんも5年生くらいになれば私と同じ様になるわ」
192水先案名無い人:04/10/08 16:21:40 ID:dgqqeuXK
アタシ、カオリさんと一緒に温かいお湯に包まれてお話ししてたの。
そうする内にカラダも段々と暖まってきたわ。
もうそろそろ湯船からあがりたいなぁ〜って思った時、カオリさんが言ったの。

「ねぇ〜ワカメちゃん。。。カラダ洗いっこしない?」
「えっ? えぇ〜いいですけど。。。」
「本当? 嬉しい。。私、ワカメちゃんピカピカにして上げるね」
「じゃーアタシも。。。」

そして二人一緒に洗い場に出たわ。
そしてカオリさんがボディーソープを手に取って言ったの。

「ワカメちゃん知ってる?
 カラダを洗う時は肌を痛めないようにしないといけないのよ」
「・・・・・」
「だからね、手でこうして洗うのが一番肌にいいの」

そう言うとカオリさんはボディーソープを手に付けてアタシのカラダを。。
肩から背中へ。。。ウフッ、何だかくすぐったい。
いつもタオルで洗ってるから、カオリさんの手の感触が新鮮で。。。
何か滑らかで。。ツルッとしてて気持ちいいの。

「どう? ワカメちゃん」
「うん。。何だかカオリさんの手が柔らかくて気持ちいいです」
「そうでしょ。。私もいつもこうして洗ってるのよ」

カオリさんの手がアタシの肩から背中へ。。そして腕へ。。。
どうしよう。。アタシ何だか感じちゃってきた。
あっ!? とうとう手がアタシの胸から腹へと。。
アタシ。。。濡れてないかしら?
193水先案名無い人:04/10/08 16:23:33 ID:dgqqeuXK
もうアタシの頭の中はその事で一杯になって。。
それでアタシ考えたの。。。
カオリさんの手がアタシのアソコに来る前にアタシがカオリさんを洗えばいいんだわ。
ウフッ。。アタシって賢いかもしれない。。

「カオリさん、今度はアタシが。。。」
「えっ!? でもまだ脚とか洗ってないし。。。」
「だから、アタシもカオリさんの上半身だけをまず洗わせて。。
 だって脚を洗っちゃうと滑っちゃうかもしれないし。。
 それに流してもどうせシャボンが付いちゃうでしょ?」
「そう? じゃ〜お願いしようかな?」
「はい。。」

ウフフフ、巧く行ったわ。。。
それからアタシ、自分の手にボディーソープを付けたの。
そしてカオリさんの首筋から背中へ手を撫で付けたわ。
カオリさんの肌。。。きめ細かくて白くてちょっぴり羨ましかった。
そして今度は腕に手を。。。ウフフ

「ァン ワカメちゃんったらくすぐったいわ」

アタシ。。ちょっぴりイヂワルしてカオリさんの脇を指先で刺激したの。
カオリさん。。ピクって腕を引いたわ。
でもアタシが手を握っているから逃げられなかったみたい。
カオリさん。。。アタシと同じように感じてるかしら?

それから鎖骨から胸を伝って腰へとなぞるように手を。。。
またピクッとカラダを動かすカオリさん。
柔らかな胸の感触がアタシの手の中に残る。

ウフフ、カオリさんも感じているのかしら?
ひょっとしてもうアタシと同じように。。。ウフフフ
194水先案名無い人:04/10/08 16:28:55 ID:dgqqeuXK
>>189さん
保守ありがとうございます。<(_ _)>

中途半端ですが今日はここまでしか書けませんですた。
続きはまた来週に書きたいと思いまつ。(^^;)

明日から3連休ですね。
毎度勝手ながら、どなたか一日一保守をおながいしまつ。<(_ _)>

それからもしご感想・ご意見をいただけるようでしたら、

http://human5.2ch.net/test/read.cgi/honobono/1096441487/l50

にレス下さいますようおながいいたしまつ。<(_ _)>
195水先案名無い人:04/10/09 01:59:10 ID:jEEUMxYt
百合の予感にて超勃起保守。
196水先案名無い人:04/10/09 23:23:20 ID:W5/1qdMk
>>195
それ同意保守
197水先案名無い人:04/10/10 10:59:55 ID:T11o8dng
清々しい朝が来た保守
198水先案名無い人:04/10/11 00:57:22 ID:KnfuFBOD
今日は体育の日、体育といえば、やはりブルマ・・・保守
199水先案名無い人:04/10/11 01:09:57 ID:ieNcBXm9
>>198
超早朝保守 乙ノシ
200水先案名無い人:04/10/12 05:26:18 ID:xYdUfOuH
久々に早朝保守。ついでに200ゲット。
201水先案名無い人:04/10/12 14:41:26 ID:fRE0V/0E
アタシどうしても確かめてみたくって。。。
でも確かめることが出来ないの。
だってアタシの手もカオリさんのカラダも濡れてるでしょ。
だからアタシ考えちゃった。
カオリさんを感じさせてアタシと同じように濡れさせればいいんだわ。

アタシ。。。カオリさんのカラダを洗う時にわざと親指で乳首を刺激したの。
イタズラがバレないようにお話しながらね。。。
ウフフ、カオリさんったらアタシとお話ししながらピクって腰を捩るの。
感じてる証拠だわ。。ウフフ

そして今度は腿から足首へ。。。

「アッ ワカメちゃん。。。やっぱり下半身は自分で洗いましょ。。」
「ダメよ、カオリさん。。折角ですもの。アタシに洗わせて。
 でも、カオリさんの脚って細くて長いなぁ〜」
「そんなこと無いわよぉ〜 でも何だか恥ずかしいなぁ〜」
「アタシもカオリさんに洗ってもらうから。。ねっ、それならいいでしょ?」
「うん。。。でも。。。少しくすぐったい。。。アッ」

ウフフ、カオリさんったら絶対に感じてるわ。
だって乳首が少し大きくなってる。
それに腰も何だか艶めかしく動いてるし。。
でも、いいなぁ〜 カオリさんのカラダってちゃんと女性らしくくびれてる。
アタシのカラダはまだ女らしくくびれてないから一寸嫉妬しちゃった。
だからイヂワルしたくなってもっと感じるように洗ってあげたの。
内腿の辺りを優しく円を描くようにね。。
そして徐々に脚の付け根へと近づいていく。

カオリさん。。。アタシが女の子だから安心しているのかしら?
それとも気持ちいいからアタシに身を委せているのかしら?
202水先案名無い人:04/10/12 14:42:23 ID:fRE0V/0E
カオリさんの気持ちはよく解らないけど何だかアタシの方が興奮して来ちゃって。。。
アタシの手はカオリさんの脚の付け根に到着したわ。
そしてゆっくりとお臍から薄い茂みの辺りを洗ってあげたの。

「イヤッ!! やっぱり恥ずかしいわ、ワカメちゃん」
「・・・・・」
「ネッ、ワカメちゃん。。やっぱり下は自分で洗いましょ」
「カオリさん。。アタシ。。見てみたいの。
 アタシ自分のしか見たことないから不安なの。。
 ひょっとしたらアタシのアソコは変なんじゃないかって。。
 お願い。。カオリさん。 アタシのも見せるから。。ネッ、お願い」

そう言うとアタシはカオリさんの返事を待たずにアソコに指を。。

「ダメよ、ワカメちゃん。。恥ずかしいわ。。アッ!!」

ウフフ、カオリさん急いで脚を閉じようとしたけどもうアタシの手は脚の間に。。。
そしてアタシ。。カオリさんの敏感な突起を触ったの。
ウフフ。。やっぱりカオリさんも感じてたみたい。
だって少し膨らんでちょっと固くなってる感触だったもの。。。ウフフ

「お願い、カオリさん。。アタシも同じようにするから。。」

そう言いながらアタシ。。今度は露骨に指を動かしたの。

「アッ ワカメちゃん。。ダメッ!! そんな事したら。。。アッ アァン」
「カオリさん。。感じてるの?」
「だってワカメちゃんが指を。。アッ イヤッ 止めて。。」
「ねぇ〜カオリさん。。もっとよく見せて。。。ネッ お願い」
「ダメッ アッ イヤッ そ、 そこは。。。」
「気持ちいいんでしょ? ねぇ〜カオリさん。。もっと気持ちよくしてあげる」
「ダメよ、ワカメちゃん。。。女の子同士でそんな。。アッ!!」
203水先案名無い人:04/10/12 14:43:49 ID:fRE0V/0E
ウフフ、カオリさんったら凄く敏感なの。。
なんだかアタシ。。。どんどんエッチな気分になってきちゃって。
オトコの人が女の子を責める時もこんな気持ちなのかしら?

アタシはカオリさんのワレメを指で丁寧に洗ってあげたわ。
カオリさん。。もう抵抗しなくなって。。。ううん、それどころかアタシにしがみついてるの。。
アタシが指を動かす度にカオリさんの膝がガクガク震えて。。。
カオリさん。。やがて立っていられなくなって椅子に腰掛けたの。
アタシ。。肩を貸してあげたわ。 でもシャボンで滑りそうになっちゃって。。
だからアタシ。。シャワーでカオリさんのカラダを流してあげたの。勿論アタシのカラダもね。

今度はカオリさんのアソコがはっきりと見えたわ。
アタシのと較べると毛があるせいか少し卑猥な気がする。。。
でも妙に魅力的で。。。アタシはカオリさんの脚を思いっ切り開いたわ。
そして顔をアソコに埋めたの。。。

ウフッ やっぱりカオリさんたら濡れちゃってる。。
こんなに濡れるんだからきっとカオリさんは処女じゃないわね。
それとも毎日オナニーしてるのかしら?

アタシ。。。オトコの人にしてもらってる気持ちいい事をカオリさんにしたの。
最初にクリトリスの皮を剥いて優しく唇で挟んだわ。それから先端を舌先で。。。
カオリさんったら凄く感じて椅子から落ちそうになっちゃった。。。
アタシ何だかカオリさんが愛おしくなっちゃってキスしちゃったの。
カオリさんも抵抗無くアタシを受け止めてくれたわ。
そして下を絡め合って。。。。女の子の舌って柔らかくて気持ちいい。
アタシは指をカオリさんのアソコに這わせながら今度は乳首を吸ったの。

「アッ アァアァ〜 ダメッ 私もぅ。。。変になっちゃう〜」

ウフフ、カオリさんたら大きな声で叫ぶの。
204水先案名無い人:04/10/12 14:44:59 ID:fRE0V/0E
アタシ。。その声に刺激されて。。またカオリさんのアソコに顔を埋めたわ。
そしてクリトリスを舌先で転がしながら指を穴の中へ。。。

「アッ ダメッ!! そこは。。アァァアァ〜 」

ウフフ、カオリさんたら二本も。。。イヤらしいわ。
アタシはいつも自分がヤられているように指を動かしたわ。

「ァン ワカメちゃん。。。スゴイッ アッ もう アッアァアァア〜」

ウフフ、イキそうなのね。。。アタシ。。カオリさんが可愛くて。。
だから今まででアタシが一番感じた事をしてあげたくなったの。
アタシはカオリさんを椅子から降ろし横たわらせたわ。
そして出来るだけ早く手を動かしたの。そう。。。オトコの人がアタシを突くようにね。。

「ダメッ!! そんなにしたら アッ ワタシ ァァァアアアァ〜」

そろそろね。そう思ったアタシはもう片方の手の指をカオリさんのお尻の穴に。。。

「イヤッ 何っ!? アッ ダメッ 破れちゃう〜 アッ ァァアアアァ〜」

ウフフ。。。そうなのよね。破れちゃうかと思っちゃうのよね。
でもとっても気持ちよくって。。。

「ダメッ アッ ワタシ アッ ァァアアア〜 イッちゃう〜」

アタシはカオリさんをイかせる為に必死で手を動かしたわ。

「もう。。ダメッ アッ イクッ アッ イッ アアァァァアッァァァア〜」

カオリさん。。。感じすぎてイク時おしっこ漏らしちゃったみたい。
205水先案名無い人:04/10/12 14:45:50 ID:fRE0V/0E
アタシは少し落ち着いてからカオリさんにシャワーを掛けてあげたわ。
カオリさん。。まだ肩で息をしてたけど暫くして話し始めたの。

「ワカメちゃんって凄いのね。。。」
「えっ!? それってアタシがエッチって事ですか?」
「ううん、巧く言えないけど。。私メチャメチャ感じちゃって。
 こんなの初めてだったから。。。」
「こんなの初めてって。。。もう経験は済んでるんですね」
「ウフッ、一応ね。。そう言うワカメちゃんも済んでるみたいね。
 まだ3年生なのに早いわね。。。」
「えぇ〜 そんな。。。」
「いいのよ、気にしないで。。秘密にしておくから。
 その代わりワカメちゃんも今日の事は秘密よ」
「えぇ〜 もちろん」
「でも。。。女の人の唇や舌って柔らかい。。
 オトコの人と感触が全然違うの。だから私いっぱい感じちゃって。。。」
「あっ、それ!! アタシも思いました。
 カオリさんの舌ってなんて柔らかいんだろうって。。」
「ねぇ〜ワカメちゃん。。。。」
「何ですか? カオリさん」
「あのね。。。お風呂から上がったら今度は私が。。」
「カオリさんが?」
「うん、だからね。。今度は私がワカメちゃんを。。。」
「・・・・・」
「いいでしょ? 今度は私がワカメちゃんをイかせる番よ。ねっ」

アタシ。。。恥ずかしいけど肯いちゃった。
だってカオリさん。。凄く気持ちよさそうだったんですもの。
アタシ。。。想像しただけでジュンとなっちゃって。。。。楽しみだわ、ウフフフ
206水先案名無い人:04/10/12 14:49:13 ID:Uhfh1vYB
りあるたいむ(・∀・)イイ!!
207水先案名無い人:04/10/12 14:49:35 ID:fRE0V/0E
>>195-200さん
いつも生暖かいご保守、ありがとうございます。<(_ _)>
連休明けに他板のお気に入りスレがdat逝きしたのを目の当たりにし
保守のありがたさを痛感いたしますた。

>>195さん
レズは百合族なんでつか? アテクシしりませんですた。。。orz

>>198さん
最近はブルマをあまり見なくなりますたね。(^^;)

>>200さん
キリ番ゲト保守 お目&蟻ィ〜です。
208水先案名無い人:04/10/12 14:50:06 ID:fRE0V/0E
>>206さん 
サンクスコ〜(^^)ノ
209水先案名無い人:04/10/13 12:11:54 ID:q1XohRxD
休憩時間保守
210水先案名無い人:04/10/13 15:29:55 ID:fpau/LBf
ワカメのいなくなった部屋で俺とウキエさんは寄り添っていた。

「カラダ。。。大丈夫ですか?」
「うん。。色々あって悪阻どころじゃないわ。
 パパに反対されて家を出てから大変で。。。 
 それでワカメちゃんにも応援してもらおうと思って来てもらったの」
「そうですか。。。勉強だけじゃなくて家事もあるから大変ですよね。
 俺にも何か手伝えることがあったら。。。」
「あら?カツオちゃんはお料理とか出来ないでしょ。
 手伝ってもらうと後が大変かも。。ウフフ」
「そんなぁ〜 でも掃除くらいなら。。」
「そうね。じゃぁ、お休みの日にはお掃除してもらおうかしら?」
「うん、委せて下さい!!」
「はい、宜しくお願いします。カツオちゃん。
 ところで今日はどうしたの? 連絡もなく来ちゃって。。」
「あっ!! うん、ちょっと相談があって。。。」

俺はナカジマとカオリの事を掻い摘んで話した。
秘密を持っちゃうと嘘を重ねなくてはいけないので全て正直に話した。

「ごめんなさい、ウキエさん。。」
「そうか。。。でも仕方なかったのよね、きっと。。。」
「本当にごめんなさい。。」
「ううん、カツオちゃんと友達の為だもん。。
 私。。正直に言って悲しいけど。。。でもカツオちゃんの気持ちは。。。」

そう言いながらウキエさんは泣き出した。
俺の馬鹿!! やはり馬鹿正直に話すべきじゃなかったんだ。
誰だって面と向かって浮気してきたなんて言われたら。。
それでなくたってウキエさんは辛い立場なのに。
211水先案名無い人:04/10/13 15:31:06 ID:fpau/LBf
俺はウキエさんを慰める言葉を見つけられずただオロオロと

「ごめんなさい。。傷つけてしまってごめんなさい。。」

そう愚直に謝る事しか出来なかった。
やがてウキエさんは涙を指で拭いながら言った。

「ううん。。いいの。私が後から割り込んだんだもの。。
 カツオちゃんが今こうして私の前にいる。
 そして正直に自分の事を話してくれる。
 そうよ。。最初に私がカオリちゃんって子と付き合っても良いって言ったんだもの。
 泣いたらおかしいわよね」
「ウキエさん。。。俺はそんな。。。」
「うん、カツオちゃんの気持ちはよく解ってるわ。
 さっきもワカメちゃんの前で言ってくれたしね。。。ありがとう」

俺は恐る恐るウキエさんの肩に手を掛けた。
拒絶されるかと思ったけどウキエさんは逃げなかった。
俺が頭を抱き締めるとウキエさんはまた肩を震わせて泣いた。

やっぱり強がってるんだ。
俺はウキエさんが愛おしくて。。。申し訳なくて。。。思わず腕に力を込めた。

どれくらいの時間が経っただろうか。。。
ウキエさんの肩の震えが止まった時、俺はウキエさんに口づけた。
柔らかい、優しい唇だった。
やがて唇を離した時、目を赤くしたウキエさんはちょっぴり照れて俺に微笑んだ。
その微笑みはまるで俺の罪を許してくれる女神のような微笑みだった。
俺はもう一度ウキエさんを抱き締めた。
この人を失いたくはない。。。その想いが抱き締める腕に伝わった。
212水先案名無い人:04/10/13 15:32:46 ID:fpau/LBf
やがて俺達は一つになり最後を交わした後二つに分かれた。
穏やかな表情でウキエさんは俺の胸に持たれている。
滑らかな背中を俺は優しく撫でる。。。俺に身を委せるウキエさん。。
この時間が永遠に続くと良い。。。そう考えながらやがて俺は微睡んでいった。

「カツオちゃん。。。もう5時よ」

俺はウキエさんの声で現実に引き戻された。
そうだ!! 甘い一時を楽しんでばかりはいられなかった。
俺達には現実との闘いがある。

「ごめんなさい。つい気持ちよくて眠っちゃって。。。」
「ウフフ、可愛かったわよ、カツオちゃんの寝顔。
 とっても幸せそうで見ている私の方が嬉しくなっちゃった。。」
「えぇ〜恥ずかしいなぁ〜。。。ウキエさんは眠らなかったの?」
「私も少し眠ったみたい。。ウフッ、なんだかとっても幸せだった」
「うん、俺も凄く幸せだった。。このまま時が止まらないかなぁ〜なんて。。」
「あっ!! 私もそう思ったわ。 一緒ね。ウフフ」
「でも現実があるんだよね。。。」
「うん。。」
「弱音吐いても仕方ないし。。俺、頑張るから。。一緒にね、ウキエさん」
「うん、一緒にね、カツオちゃん」

そう言って俺はウキエさんにもう一度キスをした。
その後俺は恐る恐るマスオ兄さんの借金の件を話した。

「だって、カツオちゃんが助けてあげたいんでしょ?」

その一言で俺が拍子抜けするほど簡単にウキエさんは承諾してくれた。
微笑みながら俺を真っ直ぐ見つめるウキエさん。。。
強さと儚さを併せ持った綺麗な俺の彼女だ。
俺はそう叫びたい気持ちを抑えながら家路を急いだ。
213水先案名無い人:04/10/13 15:34:37 ID:fpau/LBf
>>209さん
休憩時間にご保守ありがとうございます。<(_ _)>
お昼はちゃんとお取りになられましたか?
214水先案名無い人:04/10/14 09:46:49 ID:zLVDxpLU
午前保守
215水先案名無い人:04/10/14 14:13:47 ID:1X7L8X5O
「アナタ。。。産まれたわよ」
「えっ!?」

驚き逡巡する俺に向かって更に言葉は続く。。

「ほら。。アナタにそっくりでしょ?」

小さな手足をたどたどしく動かせている赤ちゃん。
可愛いのは確かだが。。。俺の子供だという実感が湧いてこない。
俺は新しい命をこの手に抱き寄せる事を躊躇っていた。

「何してるの? ほら。。可愛いでしょ? 抱いてあげて」
「あっ、あぁ〜」

恐る恐る赤ちゃんに手を伸ばす。。
赤ちゃんの肌の温もりが俺に伝わる。
俺が力を込めればすぐに折れてしまいそうな華奢な手足。
赤ちゃんの胸元に俺はそっと耳を当てた。
儚い命の鼓動が聞こえる。

「心臓の音が。。。ちゃんと聞こえる」

俺はそんな間抜けな言葉を発した。

「当たり前でしょ。生きてるんだから。。。
 苦労したわぁ〜。とっても痛かったし大変だったのよ。
 アナタは何もしてくれないし。。。」
「すまなかった。。。」

俺は一応謝った。しかしまだ父親という実感が湧かない。
216水先案名無い人:04/10/14 14:24:37 ID:1X7L8X5O
子供を自分の胎内から産み出す女は自分が母親である事を実感できるだろうが
男の場合は頭では理解できても心から自分が父親だと実感出来ない。
一時の快楽と引き替えに父親という十字架を背負ってしまうのは何故なんだろう?
自分の種を存続させたいという本能だろうか?
女は? 女は自分の種の保存とか考えるのだろうか?
解らない。。。俺には解らない。
解っているのは目の前にいる赤ちゃんが俺の血を引いているらしいと言う事だけだ。
「らしい」と言う言い回しに深い意味は無い。
男はDNA鑑定でもしなければ子供が自分の遺伝子を引き継いでいるかどうか
なんて正確には解らない。だがそんな事を実際にする男は殆どいないだろう。
ましてや俺は。。。。

男はただ愚直に自分が信じた。。愛した女の言葉を受け容れるだけさ。
そして時間と共に段々と父親としての実感が出てくるのさ。。。
俺はもう一度産まれたばかりの赤ちゃんに目を遣った。

「ん? おぃ、ちょっと待て!!
 お前、この奥の子は。。。おかしいぞ!! 俺にもお前にもこの色は無い」
「なっ、何を言ってるの? アナタの子供よ。
 きっと突然変異でこんな子が産まれたのよ。そう。。きっとそうよ!!」
「この模様には見覚えがある。。。 さてはお前アイツに振られたから俺を誘ったんだな」
「ち、違うわよ。。馬鹿ね、そんな事ある訳ないじゃない。ハハ」
「もぅいい!! 危うく騙されるところだった。
 何が突然変異だよ。 お前とはこれまでだな。じゃー元気に暮らせよ」

全てを悟った俺はそう吐き捨てると女と子供を残し走り去った。

「あら?タマ。。どうしたの元気ないわね。。」

サザエが俺に声を掛けたが俺は無言で通り過ぎた。
いいんだ。もう終わった事だ。それに俺は女に騙されるのには馴れてるのさ。
フッ。。。そろそろ炬燵が恋しい季節だな。。。。
217水先案名無い人:04/10/14 14:55:57 ID:1X7L8X5O
>>214さん
毎度保守ありがとうございます。<(_ _)>
218水先案名無い人:04/10/14 16:46:30 ID:ehBwbaEb
弾キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
219水先案名無い人:04/10/14 17:43:43 ID:Bg1hoCL3
おお、ウキエとカツオの話かとオモタ......orz
220水先案名無い人:04/10/14 21:34:50 ID:cZgPPfMv
>219
俺もw
221水先案名無い人:04/10/14 23:33:38 ID:XKl5khkA
漏れはノリスケの回想かと…(;´Д`)
222水先案名無い人:04/10/15 03:37:20 ID:9wNi/0RK
マスオが見てる悪夢かと思った
223水先案名無い人:04/10/15 11:33:56 ID:r7BZQYy8
午前保守 タマ乙
224水先案名無い人:04/10/15 16:22:12 ID:oZQd6B1E
>>218-223さん
レスありがとうございます。<(_ _)>
タマはなかなかいい仕事をしてくれたみたいですね。(^^)

今日は少し忙しくて原稿を書けませんですた。。。orz
申し訳ありません。m(_ _)m

明日からまた週末ですね。
また生暖かい保守を賜りますようおながいしまつ。<(_ _)>
ご保守レスは一日1レスでいいみたいなのでご感想・ご意見がございましたら
http://human5.2ch.net/test/read.cgi/honobono/1096441487/l50 までおながいします。

それでは来週まで。。。みなさん良い週末を〜♪ (^^)ノシ
225水先案名無い人:04/10/16 01:48:22 ID:E9slwKwZ
残業でタクシー帰り保守。
226水先案名無い人:04/10/17 15:15:40 ID:Mp7jhMp3
洗濯しながら保守
227水先案名無い人:04/10/18 03:39:22 ID:uQ7AV4oT
月曜も仕事なのに、この時間にもかかわらず2ちゃんを
みている俺様逝って良し!保守。
228水先案名無い人:04/10/18 14:19:36 ID:lDRznftc
「ねぇ〜 アナタ〜」
「勘弁してくれよ。。。疲れてるんだよ」
「だって最近ご無沙汰よ? この間だって途中で止めちゃうし。。」
「色々と会社で大変だったんだよ。キミには話していなかったけど、
 いわれのない誹謗中傷を受けて左遷されるところだったし。。」
「あら? そうだったの。。。ちっとも知らなかったわ。
 でもマスオさん課長補佐になったんでしょ?」
「一応な。。。部長が転勤になりアナゴも左遷を蹴って自主退社した。
 ウチの部署に古参社員がいなくなったのと、上半期の業績が認められて
 なんとか課長補佐にしてもらったが。。。
 正直中途半端な管理職って感じで辛いよ。
 責任だけあって権限は全くと言っていいくらい無い」
「そうなの。。。男の人って大変ね」
「だからキミも、もう少し俺を労ってくれよ。。。」
「でも。。ほら。。男の人って疲れてると余計にしたくなるっていうか。。」
「何処からそんな話を聞いたんだい?」
「えっ!? いや、女性週刊誌とか井戸端会議で。。。」
「確かにそういう場合もあるだろうけどそうじゃ無い時の方が多いんだ。
 特に精神的に疲れてる時は休みたいだけだよ。
 気分が充実してて肉体的な疲労だけなら、そういう事もあるだろうけど。。」
「ふ〜ん。。。男の人の生理って難しいのね」
「解ったか? 解ったのなら俺はもう寝るよ。 おやすみ」
「ちょっと〜 マスオさん。。。」
「なんだよ?」
「もう一ヶ月もご無沙汰よ。。。アタシが浮気したらどうするの?」
「どうするの?って。。。その時は別れるしかないだろ?」
「・・・・・」
「キミが浮気したら俺とは終わりだと思ってくれ。。じゃ、おやすみ」
「もぅ〜 勝手なんだから。。。」

俺は一方的にサザエとの会話を打ち切った。
229水先案名無い人:04/10/18 14:20:22 ID:lDRznftc
そう。。サザエとはここのところ全く性交渉がない。
厳密に言うと出来ないのだ。。

あの晩。。。いつものように俺はサザエをいたぶっていた。
だが一向に俺のモノは固くならない。
仕方なくバイブでサザエを逝かせ、誤魔化しはしたが。。。
みるくの脅迫により俺は勃たなくなってしまった。
みるくのせいだけではなく人事のゴタゴタやオヤヂの件にも起因しているかもしれない。

みるくと巧くいっている頃はよかった。
サザエとも趣向が違うので一日2回、違う女の相手にする事も出来た。
だがみるくに懐妊を告げられた頃から俺は。。俺のオトコはダメになってしまった。
みるくのお陰で会社に残り、一応昇進はしたが果たしてコレが俺の望むモノだったのか?
サザエにはアナゴは自主退社と言ったが実際は諭旨解雇だ。
自業自得かもしれないが会社をやめさせる程の事はしていないだろう。
明らかにみるく個人若しくはみるくを過度に擁護する人間の意志が働いたと思われる。
おそらく常務の気持ちを忖度した人事部員が必要以上に過酷な処置を取ったのだ。
常務は恣意的な人事は許さないと言っていたらしいがアナゴの処置は恣意的ではないのだろうか。
俺が常務に異を唱えるなんて事は夢のまた夢だけどな。。
しかしその常務もこれからどうなるか解ったものじゃない。

山田みるく。。。怖い女だ。
部長が左遷されアナゴは解雇、そして俺は脅迫されている。
何とかカツオのお陰でお金は準備できそうだが、いったい幾ら渡せばいいのだろうか?
原資は200万円。。。サザエには言えない借金だ。

だがそんなみるくもオヤヂに抱かれてからというものお金よりはオヤヂに執着している。
俺とオヤヂ。。。いや、もう考えるのはよそう。
所詮人間には持って生まれた才能というモノがあるのだ。
俺のソレはオヤヂに遠く及ばない。。ただそれだけさ。
230水先案名無い人:04/10/18 14:22:12 ID:lDRznftc
しかしオヤヂをみるくに逢わせたとして。。。二人はどうなっていくのだろうか?
数々の男を地獄に堕としてきたみるく。
片や自分が抱いた女には必ずと言っていい程天国を見せてきたであろうオヤヂ。。
二人の対決を早く見てみたいような、見たくないような。。。
もっとも今の俺にみるくの要求を拒む選択肢はない。
みるくの我慢も限界みたいだし、そろそろセッティングをしなければ。

俺はその場面を想像した。
オヤヂの前で小娘のように変貌するみるく。
みるくを目の前にしても意に介さないオヤヂ。
やはりオヤヂが勝ってしまうのか?
俺の中でオヤヂの不幸を望む気持ちと無事を願う気持ちが交錯する。
どちらも偽らざる気持ちだ。
だが情けない事に不幸を望む気持ちが強い事も自覚している。
所詮人間はまず自分が幸せでなければならないんだ。
自分が不幸なのに他人が幸せそうに暮らしているのが許せないんだ。

俺とオヤヂ。。。
表だった衝突はなかったかわりに想いを共有する事もなかった。
みるくに翻弄されたオヤヂが俺と同じ位置に堕ちてきて初めてオヤヂと解り合えるんだ。

解り合える。。。俺はオヤヂと解り合いたいのか?
俺はソレを求めていたのか? もぅいい。。。始めてみれば解る事だ。
俺はそう心に決めると浅い眠りに落ちていった。
夜中に気配で目を覚ますとサザエが独りでオナニーをしていた。
不憫な奴。。。俺は気付かない振りをして眠った振りをした。

翌朝。。。俺はオヤヂと週末に呑む約束を交わした。
オヤヂとみるくの対決結果は俺のEDにも深く影響を与えるだろう。
俺は俺とサザエの為にルビコン河を渡ったのだ。。。
231水先案名無い人:04/10/18 14:27:06 ID:lDRznftc
>>225-227さん
保守ありがとうございます。<(_ _)>

>>225さん
深夜までお疲れ様です。ご自愛下さいませ。
もしやアナタは皿板の生保業界コテでは? な〜んてネ。。(^^;)

>>226さん
ソチラの天気はよかったですか?

>>227さん
もはや廃人ねらーでつね。。。って、漏れモナー(^^;)

それでは今週もよろしくおながいしまつ。<(_ _)>
232水先案名無い人:04/10/18 16:44:36 ID:59GEYDDD
オヤヂ対みるく!
233水先案名無い人:04/10/19 08:36:40 ID:A9h0nXIr
崖っぷちで保守
234水先案名無い人:04/10/19 12:56:12 ID:5O/JtH7y
バイニンしようと街まで出かけたら
サツにパクられ陽気なサザエさん保守
235水先案名無い人:04/10/19 14:32:05 ID:+w1d1HWB
「カオリちゃん、ここ解らないんだけど教えてくれない?」
「えっ!? 私?」

休憩時間に突然俺に声を掛けられ戸惑うカオリ。
だが表情は以前のように険しくはなかった。
先日抱いた事がまだ効いているのかもしれない。

今日から俺はカオリが無視しようがお構いなしに積極的に話しかける事にした。
カオリだって俺のカラダを受け入れたんだ。
俺が話し掛け続けていけば、いつかは俺に対する矛を納めるかもしれない。
それに無視を指示している本人が俺と会話すればクラスのみんなだって。。。。
そうなればカオリがナカジマを脅したって無意味になるだろう。
勿論、この方法は俺がカオリに気があると勘違いさせてしまう危険を伴う諸刃の剣。
だが今の俺にはこの方法しかないんだ。
先日は仕方なくカオリを抱いてしまったが出来ればもうアノ手は使いたくない。
ウキエさんをこれ以上裏切ってしまうのは正直辛いしな。。。

「うん。。カオリちゃんなら解るかと思って。。」
「あぁ〜ここね。ここはこうやって解くのよ」

俺に算数の問題を丁寧に教えてくれるカオリ。
クラスのみんなの視線が背中に感じる。

「あっ、そうか。。流石カオリちゃんだね」
「こんなの、ちゃんと勉強していれば解る筈よ」
「えぇ〜そうなの? 俺、最近は真面目に勉強してたんだけどな。。」
「勉強に関しては要領悪いのよ。イソノくんは。。
 遊ぶ事だったら凄く要領いいのにね」
「うん、遊びの事なら自信あるんだ、俺」
「ちょっとぉ〜。。。嫌味だって解ってる?」
236水先案名無い人:04/10/19 14:32:40 ID:+w1d1HWB
やばい、鋭い切り返しがきた。
だが俺はスルーしてその場を逃れる事にした。

「じゃーまた解らないところがあったら教えてね。カオリちゃん」
「ちょっとイソノくん!!」
「ごめん。。ちょっとおしっこに。。ヤバッ、漏れそうだ」
「もぅ〜 仕方ないわね。。。」

俺は急いでトイレに逃げ込んだ。
まともに相手してたら何言われるか解ったモノじゃない。

トイレに行くとナカジマが立っていた。

「イソノ〜 色々ごめんな」
「いや、こっちこそすまないな。
 今日から作戦を変えたから。。。まぁ〜見ててくれよ」
「作戦を変えたって?」
「うん。ただ耐えるだけじゃなく攻めるっていうか仲良くする事にしたんだ。
 リスクは覚悟の上さ。でもお前には迷惑掛けないようにするから。。」
「頼むぜ、イソノ〜」
「あぁ〜。。さぁー授業が始まるぜ。先に戻っておけよ」
「うん、そうするよ。じゃ、」

今のところカオリはハヤカワにナカジマの事を話していないようだ。
このまま無事にカオリの怒りが氷解してくれればいいのだが。。。

俺は次の休憩時間もまたその次もカオリに何くれとなく話しかけた。
心なしかカオリも俺が話しかけるのを待っているようだった。

そして、放課後。。。俺はカオリに声を掛けられた。
237水先案名無い人:04/10/19 14:34:04 ID:+w1d1HWB
「ねぇ〜イソノくん。。ちょっといい?」
「何だい? カオリちゃん」
「いつもワカメちゃんは誰と遊んでるの?」
「えっ!? ワカメ? 
 誰って。。。う〜ん、よく知らないけど同級生じゃないかな?
 カオリちゃん、ワカメに何か用があるの?」
「うん。。ちょっとね」
「何だったらワカメに都合を聞いておこうか?」
「う〜ん。。どうしようかな?」

何だかモジモジするカオリ。。。ワカメと何かあったのだろうか?

「何ならカオリちゃんの家にワカメから電話させるよ?」
「そうね。。。お願いしようかしら。。」
「解った。じゃー今晩にでもさせるよ」
「イソノくん。。。」
「な〜に? カオリちゃん」
「ううん、何でもないわ。 じゃ、お願いね」

そう言うとカオリは俺の前から立ち去った。
またカラダを求められると思っていただけに俺は拍子抜けした。
カオリの心は俺から離れて行ったのだろうか?

もしそうだとしたら。。。
俺は不思議な事に自分が望んだ平穏を手に入れられるかもしれないというのに
安堵感だけではなく、カオリが去っていく事へ寂寥感を覚えた。

今年も気が付くともう10月も半ばを過ぎていた。
もうすぐ冬が来るな。。。だが晩秋にも拘わらずまだ台風が来そうだ。
まるで俺の人生のように次から次へと押し寄せる今年の台風。
俺は吹き荒れる風雨を乗り越え幸せを手に入れられるのだろうか?
238水先案名無い人:04/10/19 14:39:01 ID:+w1d1HWB
>>232-234さん
保守ありがとうございます。<(_ _)>

>>232さん
オヤヂVSみるく。。。来週掲載予定です。一応。。。orz

>>233さん
崖っぷちでつか?
仕事の納期とかでつかね? ガンガって下さい。

>>234さん
輸入ルートは北蝶(ry  でつか?
239水先案名無い人:04/10/20 15:46:03 ID:cbCIxyaU
今日はマダカナ?
台風保守。
240水先案名無い人:04/10/21 14:35:20 ID:GGj+sBqP
「山田くん、ちょっといいかな?」

俺は自分のデスクにみるくを呼んだ。
課長補佐になり俺のデスクが移動したため、横に人はいなくなった。
気にしなければならないのは右後方の部長だけだ。
だが今度の部長は積極的に部下に同伴して営業に回っている。
だから部長が日中事務所にいる事は殆ど無い。
課長も部長に課せられたノルマがキツイから出突っ張りだ。
で、課長の代わりに俺が事務所に詰めさせられている訳だ。
外回りは辛かったがこうして一日中事務所にいると時間を持て余す。
ルーチンワークも殆ど女子社員がやってくれるし、俺はそれを確認し検印を押すだけだ。 

「はい、フグタさん。。何でしょうか?」

みるくが俺の席にやってきた。
俺は”今週の金曜日オヤヂと呑む”と書類の上に薄く鉛筆で書いた走り書きを指した。

「ここはコレでいいかい?」
「はい。。それで問題ございません」

満面の笑みを漏らしながらそう答えるみるく。。

「そうか、解った。 何かあったらまた聞くね」
「はい。よろしくお願いします」

そう言うとみるくは自席に戻った。
みるくも事務所の中では馴れ馴れしくしてこない。
それだけは唯一の救いだ。仕事も一応、無難にこなしているし。。。
プライベートとは随分違う。。本当に女って生き物はよく解らない。
241水先案名無い人:04/10/21 14:36:32 ID:GGj+sBqP
やがて時刻は正午前になった。

「フグタさん、今日のお昼はどうされるんですか?」

みるくが俺に聞いてきた。

「そうだな。。。コンビニの弁当も飽きたし今日は外食するかな?」
「アタシもご一緒していいですか?」
「あぁ〜構わないよ」

予想した通り、みるくは俺を誘ってきた。丁度良い、俺も話がある。
12時になり俺とみるくは社外へ昼食を摂りに出掛けた。
今日はパスタが食べたかったので専門店へ向かった。
店に着くと女性客が犇めいている。。。俺は正直この雰囲気が苦手だ。
とても女性の同伴なしでは来る気になれない。

やがて俺達は2人席へと店員に案内された。
俺はペスカトーレ、みるくはカルボナーラを注文する。。。

「やっとお義父様と逢えるのね。。なかなか連絡くれないから
 約束を守ってくれないのかと思ってたわ」
「約束はちゃんと守るよ。ただタイミングを計ってただけさ」
「そうよね、アタシのお陰で異動にならなかったんだもの約束くらい守って当然よね」
「あぁ、その件は感謝してるよ。。。別に謝礼も考えてるしね」
「へぇ〜感心感心。謝礼の事忘れてなかったのね」
「忘れてなんかいないさ」
「じゃーいつくれるの?」
「今、ここに持って来ているよ」
「えっ!? 本当〜? 嬉しいなぁ〜」
「だが約束してくれ。。。お金を渡したら俺とキミはもう無関係だ。
 会社では今まで通り付き合うけど、オヤヂの件も今回が最初で最後だ」
「あら? 無関係だなんてつれないわね」
242水先案名無い人:04/10/21 14:39:21 ID:GGj+sBqP
「つれないって。。キミの興味はもう俺には無いんだろう?
 俺は今日ここでキミとの事にケジメをつけるつもりだ」
「ウフッ、何だか今日のフグタさん、勇ましいわね。
 ちょっと女心をくすぐるわ」」
「か、からかうなよ。。。で、どうなの? 俺の条件は聞いてくれるのかい?」
「うん、少し寂しい気もするけど。。。
 いいわ、前の様に普通のOLと上司の関係に戻りましょ」
「そうか。。。じゃーコレを。」

そう言って俺は100万円の入った封筒をみるくに差し出した。
そして畳み込むように続けた。

「言っておくがコレが俺が出せる精一杯の金額だ。
 キミは少ないと思うかもしれないけどこれ以上は無理だからね」
「いくら入ってるの?」
「100万だ」
「ふ〜ん。。。まぁーフグタさんの年収ならこんなモノでしょ。
 アタシもそれなりに楽しんだし、これで我慢するかぁ〜」
「我慢って。。。」
「えっ? 何?」
「いや。。。何でもない。 じゃーこれでキミとの関係も終わりだ。
 アッチの方はキミがキチンとしてくれ。
 後で俺に何か言ってきても俺は責任持てないからね」
「アッチって何?」
「何って。。。キミ妊娠してるんじゃ。。。」
「あぁ〜 アレね。 アレはアタシの勘違いだったみたい。
 ちょっと遅れてたから、てっきり妊娠したのかと思ったの」
「なっ、なんだって〜!!」
「ちょっと〜 声が大きいわよ、フグタさん。
 男は細かい事を気にしないの。そうなる可能性だって充分にあったんだからね。
 あら? パスタ来たみたいよ。。。」
243水先案名無い人:04/10/21 14:44:30 ID:GGj+sBqP
みるくがそう言うとすぐに店員がパスタを運んできた。

「さぁ〜食べましょ、フグタさん。そうそう、今日はアタシがご馳走するわ。
 きっと二人きりで食事するのもコレで最後ですものね、ウフフ」

俺はもう何も言い返せなかった。
巧妙なみるくの罠に俺はハメられたのだ。
妊娠の件が無ければ謝礼として100万は多すぎる。
だがお金は既にみるくの鞄の中に。。。。
女から妊娠したと言われて真実を確かめる術を俺は持たない。
産婦人科にも付いて行けないし、妊娠検査役だって工作されれば解らない。
初めから俺をハメるつもりだったかどうかは解らないが結果が全てだ。
それによく考えればコイツの男性遍歴からいって避妊薬を常用していても不思議ではないしな。
俺の次は常務がハメられるんだろうか? いや。。。その前にオヤヂか?
いずれにしても怖い女だ。。。俺は半ば呆れながらみるくに目を遣った。

旨そうにパスタを食べる目の前のみるく。。。
不思議な事に俺はその姿に見入ってしまった。
俺が本来憎むべき相手は生命エネルギーに満ち溢れ、ある種のオーラを放っていた。
心の導くままに男を貪り利用するだけ利用すると悪びれる事無く捨てていく。
そうする事がまるで自分の生きる術であるかのように無邪気に奔放に。。。
その姿はまるで野に咲く花のように美しく逞しい。
だが。。。みるくはいつまで花でいられるだろうか?
捨てられた男が考える事ではないのかもしれないが俺はそう考えずにいられなかった。
花の命は短い。。だからこそ美しいのだろう。
やがてその美しさを失う時、花は静かに実をつけ種を残す。
みるくは。。。みるくは実をつける事が出来るのだろうか?
そう思うと目の前の生命力溢れる美しい花が哀れに思えてきた。
オヤヂと関係を持ったところで決して実が生る事はないだろう。

やがて俺達はパスタを食べ終え店外に出た。
244水先案名無い人:04/10/21 14:47:56 ID:GGj+sBqP
「じゃ、オヤヂとの件はまた連絡するよ」
「うん。。。あれっ? フグタさんは事務所に戻らないの?」
「あぁ、ちょっと私用があるので俺はここで失礼するよ。
 多分1時過ぎには事務所に戻れると思うから。
 遅くなるようだったら連絡を入れるね」
「ふ〜ん、わかったわ。それじゃ〜」

みるくは笑顔で手を振りながら事務所のあるビルへと歩いていった。
俺から養分を吸い取ったみるくはまた輝きを増したようだ。

ふぅ〜、ハメられはしたが、何とかみるくとの関係を終わらせる事は出来た。
みるくの性格からして今後更に俺を脅すような事はないだろう。
最悪200万までは覚悟していたが最悪のケースは回避できた。
さてと。。。

俺は自分の描いていた計画を実行する事にした。
カツオにウキエから借りて貰った200万円。正直最初から返済の見込みはない。
だから俺は余分にお金を借りる事を思い付いた。
勿論みるくが許してくれなければ余分に借りたもう100万を取られる可能性もあったが、
俺の中では100万出せば許して貰えると高をくくっていた。
で、やはり俺の予想通りだった訳だ。
今俺の手元にあるのは100万を返済するための種銭100万。
俺はそれを元手に最近流行のデイトレをしようと考えていた。
聞くところに依ると、結構儲かるらしい。
仮に月1割程度利益を上げれば1年もしない内に元金が倍になる。
ククク、幸い業務環境も変わって今はネットし放題だ。
ザラ場も見られるし、きっと巧く行くぞ。
資金を300万くらいに増やせば借金を返済をしても俺の手元に100万が残る。。
ククク、そうなりゃまたソレを種銭にして。。。

みるくという重荷を降ろした俺は軽い足取りで証券会社へと向かった。
台風が過ぎ去った空は何処までも青かった。。。
245水先案名無い人:04/10/21 14:50:02 ID:GGj+sBqP
>>239さん
保守ありがとうございます。<(_ _)>
昨日は台風で原稿書けませんですた。
挨拶もせずに申し訳ありませんでした。m(_ _)m
246水先案名無い人:04/10/21 16:42:21 ID:GLv/XsBa
作者さん 乙 ノシ
247水先案名無い人:04/10/22 03:23:07 ID:wLgqCIMD
無理せずに、ご自分のペースでやって下さい保守。
248水先案名無い人:04/10/22 03:45:58 ID:/2mvLFI4
オヤヂにみるくを堕としてほしい
249水先案名無い人:04/10/22 13:44:37 ID:KoCI+g4N
仕事中保守
250水先案名無い人:04/10/22 14:29:29 ID:jRAzIbvH
「かぁ〜さ〜ん。 アタシ、カオリさんのお家へお泊まりしてもいいでしょ?」
「あらあら、ご迷惑じゃないのかい?」
「だって。。。カオリさんから誘ってくれたの。
 カオリさん、妹がいないから寂しいんだって。
 アタシもおねーちゃんとは歳が離れてるから。。。。」
「おとーさんは今晩遅くなるって言ってたし、困ったわね」
「ねぇ〜お願い」
「仕方ないわね。
 カツオじゃないから大丈夫だと思うけどお行儀よくするんだよ」
「はい。。。じゃー泊まってもいいのね?」
「何か手土産を用意しないとね。。」
「そんな事したらかえって気を遣うと思うけど。。。」
「そう言う訳にはいかないわ。ちょっと待ってなさい。
 すぐにお菓子を買ってくるから。。サザエ〜」
「なぁ〜に、かーさん?」
「ワカメがお友達の所にお泊まりするんだって。
 だから今から手土産のお菓子を買ってきてちょうだい」
「わかったわ、かーさん」
「じゃー、支度をしようかね? ワカメ」
「うん」

ウフフフ、これで今夜はカオリさんとゆっくり。。
アタシおにーちゃんからカオリさんに電話するように言われた時ピーンと来ちゃった。
だってあの日カオリさん凄かったモノ。。。。
オトコの人と違って女同士だと終わりがないの。
体力が続く限り愛し合えるって言うか。。。
オトコの人も壊されちゃうみたいでいいけど、女同士も繊細で長くていいわ。
251水先案名無い人:04/10/22 14:30:28 ID:jRAzIbvH
ウフフ、カオリさんってとっても感じやすいの。
アタシもそうだけどひょっとしたらカオリさんの方が上手かも。。。
とっても濡れやすいしイキやすい。
カオリさんにエッチを教えたのは誰か言ってくれなかったけど、きっと凄く上手な人だわ。
まだ一人しか経験無いのに感じる所が凄く沢山あるんですもの。
きっと色んな事をしてもらったんだわ。羨ましいなぁ〜。
アタシもその人と。。。ううん、いけないわ。
そんな事したらカオリさんと遊べなくなる。

「ワカメ。。。ワカメ!! 何してるんだい?
 早く支度しないとサザエが帰ってくるよ」
「いけない。。。」

アタシ、かーさんの声で我に還ったの。
それからアタシは急いで支度をしたわ。

「これでいいのかい? ワカメ。。」
「うん、かーさん、ありがとう」
「サザエ。。遅いね。。。またどっかで話し込んでるのかしら?」
「その内帰ってくるわよ、かーさん」
「そうかい? 遅くなると先方さんに失礼だからちょっと見てくるね」

そう言うとかーさんは外に出ていった。
ウフフフ、とっても楽しみ。
今日はカオリさんから先に責めてもらおうかな?
それともまたアタシの方から。。。
ウフフフ、カオリさんのおっぱいとっても感じやすいの。
また一緒にお風呂に入るんだろうなぁ〜。
でも今日はご両親がいるからあんまり大きな声出せないわ。
252水先案名無い人:04/10/22 14:33:19 ID:jRAzIbvH
「遅くなってごめんねぇ〜ワカメ」
「もう、サザエったらやっぱり井戸端会議を始めてた。
 いつまで経っても悪い癖が治らないねぇ〜」
「かーさん、アタシ気にしてないわ。 ねーさん、ありがとう」
「そうかい? じゃー行こうかねぇ〜? ワカメ」
「えっ!? かーさんも行くの?」
「何言ってんだい。。お世話になるんだからちゃんとご挨拶しないと」
「は〜い」

かーさんはどうせすぐに帰るんだからいいか。。
それからアタシはかーさんと一緒にカオリさんのお家へ行ったの。
かーさんはカオリさんのママにご挨拶してすぐに帰ったわ。

「ワカメちゃん、いらっしゃい。 カオリは少し我が儘だけど仲良くしてね」
「こちらこそ。。。よろしくお願いします」
「お行儀いいわねぇ〜、ワカメちゃん。
 さぁ〜一緒におやつを食べましょ」
「ワカメちゃん。。。いいから私のお部屋に行こう」
「ちょっとぉ〜、カオリ。。。」
「ママ、おやつは私の部屋で食べるから運んでね」
「カオリさん。。。」
「ワカメちゃん、いいから。。。ママお願いね」

そう言うとカオリさんはアタシの手を引っ張って部屋に入っていった。
アタシ。。。カオリさんの手の温もりを感じながらもう濡れてたの。
だってこの指がアタシの中に。。。

やがてカオリさんのママはケーキとジュースを運んできた。
ママはお話したそうだったけどカオリさんが早く出ていくように言ったので
名残惜しそうに出ていったわ。そしてカオリさんが部屋の鍵を掛けた。

これから二人の世界が始まるのね。。。ウフフフ
253水先案名無い人:04/10/22 14:40:39 ID:jRAzIbvH
>>246-249さん
ありがとうございます。<(_ _)>
物語の中では今夜は激しい夜になりそうですw

♪It's so Friday, Friday naight〜 もう〜戻れない♪

って事で来週まで暫しのお別れです。
留守中、生暖かい保守おながいしまつ。<(_ _)>
またご感想・ご意見はは↓↓↓におながいしまつ。
http://human5.2ch.net/test/read.cgi/honobono/1096441487/l50

それではみなさま良い週末を〜(^^)ノシ
254水先案名無い人:04/10/23 19:21:55 ID:Y8O6cYKv
理の始まりの人間が保守
255水先案名無い人:04/10/25 00:44:30 ID:fBe5lvJz
深夜保守。
256水先案名無い人:04/10/25 09:40:44 ID:RD2dhtQ0
午前保守
257水先案名無い人:04/10/25 16:00:00 ID:B5Q3GXb8
>>254-256さん
保守ありがとうございます。<(_ _)>
今日は一日会議で原稿書けませんですた。
申し訳ありません。m(_ _)m
258水先案名無い人:04/10/26 09:58:36 ID:LZs8CNcM
朝寝坊保守。
259水先案名無い人:04/10/26 10:54:52 ID:MzYTRvEn
昼前のマダム保守
260水先案名無い人:04/10/26 13:58:08 ID:DWCxjzGg
「ワカメちゃん、いらっしゃい」

二人きりになるとカオリさんそう言ってアタシを見つめたの。
心なしか瞳が潤んでいるみたい。

「今日は泊まれるからいっぱい時間がありますね。ウフフ」
「うん、いっぱい。。。。ね、ワカメちゃん」

そう言うとカオリさんはアタシの耳に軽くキスをした。
アタシ。。カオリさんの熱い息を吹きかけられて感じちゃったの。
でもカオリさんのママに気付かれないかしら?

「カオリさん。。。お母さんが来たら。。」
「大丈夫よ、ワカメちゃん。ママは絶対に部屋に来ないから。。
 今日はママとそう言う約束をしてるの。
 ワカメちゃんの相談を受けるんだから絶対に来ないでねって。ウフフ
 それにママはもうすぐお買い物に行くと思うわ。
 だから。。。ワカメちゃん、ネッ」
「ァン。。そんなトコ触ったら感じちゃうわ」
「そんな事言ってワカメちゃん。。。もう濡れてるわよ」
「だって。。アッ ァン カオリさんのイヂワル〜」

カオリさんったら耳を舐めながらアタシのアソコを指でなぞるの。
アタシ立ったままだったから膝が揺れちゃって。。。

「ワカメちゃんは本当に感じやすいわよね。。
 ココももう固くなってるわ。ウフフフ」
「ァン ダメェ〜 そんなにしたらアタシ。。。もぅ。。。」
「ウフフ、パンティーがびしょびしょになっちゃうわね。
 私が脱がせてあげるわ。ワカメちゃん」
261水先案名無い人:04/10/26 13:59:28 ID:DWCxjzGg
カオリさんは立ってるアタシの前にしゃがんでアタシのパンツを降ろした。
そしてそのパンツをアタシに見せて言ったの。

「ほら、ワカメちゃん。。こんなに濡れちゃって。。
 ウフフフ、もっといい事しましょうね」
「イヤッ、恥ずかしいわ。。止めっ アッ ァァアァアァ〜」

カオリさんの舌がアタシのアソコを這い回るの。
もうアタシ立っていられなくて。。。必死でカオリさんの頭にしがみついた。

「そんなに強く頭を押さえたら難しいわ、ワカメちゃん。
 立っていられないのならベッドに行きましょうか?」
「う、うん。。。」

そしてアタシとカオリさんはベッドに。。。
カオリさんはアタシのスカートを脱がすと思いっ切りアタシの脚を開いたの。

「カオリさん。。明るいから恥ずかしいわ」
「何言ってるのワカメちゃん。お互いもう奥まで見せ合ったでしょ」
「でも。。。アッ ゥ〜ン アァァアァ〜 アッ」

カオリさん敏感なトコロを舌で舐めながら指を入れてきた。
最初に一本。。そしてすぐにもう一本を。。。
その指を捻りながらアタシの中で動かすの。
もうアタシ感じちゃって感じちゃって。。。。

「ワカメちゃん。。見て。ほら。。こんなにいっぱい。。」

指を抜いたカオリさんがアタシに濡れた指を見せつけるの。
そしてその指をアタシの口に。。。
262水先案名無い人:04/10/26 14:01:17 ID:DWCxjzGg
「ワカメちゃん。。自分で自分の味を確かめてごらんなさい」

アタシ、こんな事されたの初めてだった。
でもどんな味がするのか興味があって口に含んだの。
するとなんだかカオリさんの指がオトコの人のアレみたいな気がしてきて。。。
アタシ夢中になって舐めまわしたわ。
味はよく解らないけど少ししょっぱかった気がする。

「ウフフ、そんなに舐めて。。。ワカメちゃん欲しいのね」

そう言うとカオリさんはテーブルにあった果物籠からバナナを。。。
前に来た時は果物籠なんてなかったのにアタシの為に用意したのかしら?

「ウフフ、ワカメちゃん。コレを入れてあげるからね」
「ちょ、ちょっと待って!! カオリさん。。。」

そう言うとアタシはカオリさんに抱きついた。
そして胸に手を伸ばしながらキスをしたわ。
カオリさんもアタシを受け容れて舌を絡め合う。
右手で胸を揉みながら左手をカオリさんのアソコへ。。。
ウフフ、カオリさんも濡れてるわ。
アタシだけバナナを入れるなんて恥ずかしい。。。でもカオリさんと一緒なら。。

今度はアタシがカオリさんのパンツを脱がせた。
そしてブラウスのボタンをはずしていく。。。。
カオリさんは後ろに両手をついてアタシに身を委せてる。
そして下着を脱がすとカオリさんの乳房が現れたわ。
アタシはその膨らみをそっと撫でながらピンク色の突起に口づけた。

「ァア〜ン」

微かに喘ぎ声を漏らすカオリさん。。ウフッ 待ってたのね。
263水先案名無い人:04/10/26 14:02:49 ID:DWCxjzGg
カオリさん両膝を立てているからスカートの間からアソコが見える。
裸でいるより何だかとってもイヤらしく感じるわ。
ウフフ、カオリさんのアソコ少し光ってる。
アタシその光に引き寄せられるように顔を埋めたわ。
そしてカオリさんの敏感なトコロを。。。

「ァアン アッ イッ アッ ァアアアァアアァ〜」

ウフフ、カオリさんったら声が大きいわ。
今度は指を入れてカオリさんと同じように動かす。

「ダメッ アッ 擦っちゃ。。アッ アァ〜 アッ イヤァ〜」

カオリさんったらすっかり感じちゃって。。。
アタシも感じさせて欲しくなったわ。
だからアタシ。。服を全部脱いでカオリさんのスカートも脱がせたの。
そしてカオリさんに顔に跨りアタシはまたカオリさんのアソコに顔を埋めた。
ウフフ、二人で一緒に舐め合うの。
時々口に入ってくるカオリさんの毛が邪魔だわ。
どうして大人になったら毛が生えてくるのかしら?
そうだ、今日お風呂に入った時に剃ってみるように言ってみようかしら?
ウフフ、カオリさん何て言うかなぁ〜。。。。

「ねぇ〜 ワカメちゃん。。私もぅ。。。アッ アァアァァア〜」
「ァン なぁ〜に? カオリさん。。 アッ アッァアアアァ〜」
「ダッ アッ イヤッ アッ ァアァン」

カオリさんもうイキそうみたい。。そろそろアタシも欲しいし。。
アタシ。。。カオリさんがさっき持ってたバナナに手を伸ばしたの。
264水先案名無い人:04/10/26 14:03:56 ID:DWCxjzGg
そしてカオリさんから離れるとバナナの皮を剥いだわ。
ウフッ、こうして使えば食べてしまえば変な事に使ったってバレないわ。

アタシはカオリさんの前に座るとゆっくりとバナナをカオリさんの中に。。。

「冷たいっ!!」

カオリさんが叫んだわ。でもアタシ構わずにバナナを動かしたの。
そしたら段々と良くなってきたのかカオリさん声を出し始めて。。。

「ァン アッ もっと深く アッ イヤッ ダメッ アッ 回しちゃ。。」

カオリさんを見ていたらアタシ。。もう欲しくて欲しくて。。
だからアタシ腰をカオリさんのアソコに近づけたわ。
そしてバナナが折れないようにゆっくりと。。。
アッ!! ちょっと入った。。。そして腰を沈めて。。。

「待ってワカメちゃん。。きっと折れちゃうわ。もう一本使いましょ」

そう言うとカオリさんはアタシにバナナを取るように言ったわ。
アタシ言われた通りバナナを渡したの。。。
カオリさんも自分から抜き取ったバナナをアタシに渡したわ。
今度はカオリさんがアタシに跨る。
そしてカオリさんがゆっくりとバナナをアタシの中へ。。。

あっ!! 本当だ、冷たいわ。。でも段々と馴れてきて。。。
アタシもまたカオリさんの中にバナナを入れたの。

「アッ ワカメちゃん イィ〜 アァアアッッァン」
265水先案名無い人:04/10/26 14:05:16 ID:DWCxjzGg
アタシ達どんどんヨクなってくるの。
自分の快感と相手のヨガリ声に刺激されて。。。

「ィヤ〜 アッ ダメッ ワカメちゃ。。アァアッアァァアアァ〜」
「ダメッ ァン カオリさん そんなに。。。ァアァァァッァアアアァ〜」

アタシもカオリさんもお互いの声が大きくなる毎に激しくバナナを動かすの。
だからもう際限なくなってきちゃって。。。

「ダメッ!! イクッ!! イッちゃうぅ〜 」
「アタシも。。アッ もう。。ダ。。アッ。。アァァァアアァアァ〜」
「ァアァァアァアァァッッッァアァアッァァア〜」

アタシ達二人ともイッちゃったの。。。
ウフッ、力が入りすぎてバナナがへこんじゃってた。

それから暫くして落ち着くとお互い持ってるバナナを食べ合ったの。
  
「ちょっと生ぬるくて美味しくないね、ワカメちゃん」
「うん。。。少ししょっぱいし。。でも食べないと。。」
「そうだ、溶かしたチョコを付けて食べましょ」

そう言うとカオリさんはキッチンへ行ってボールにチョコを溶かして来たわ。

「ウフフ、こうして食べれば美味しいわよ、ワカメちゃん」
「本当に? じゃーアタシもやってみよう」

アタシ、カオリさんの真似をして食べてみたの。
想像よりずっと美味しかったわ。バナナとチョコってとっても合うのね。
まるでアタシとカオリさんみたい。。ウフッ、ウフフフ
266水先案名無い人:04/10/26 14:09:51 ID:DWCxjzGg
>>258-259さん
保守ありがとうございます。<(_ _)>
昼前のマダム。。。(;´Д`)ハァハァ

え〜っと、今日はバナナプレイを書いてみたのでつが。。
アテクシ経験がないので皮を剥くのか剥かないのか解りませんですた。
で、ぐぐってみてチョコバナナプレイと言うのをハケーン!!
チョコが付くのならもうコレは剥くしかないなと。。。
そんな訳で勝手に妄想して勢いに乗り書いてしまいますた。
もしプレイの方法が違ってましたらスマソm(_ _)mでつ。
267水先案名無い人:04/10/26 14:52:55 ID:BynYMwXO
野菜バナナなら堅くて遊びに使えるかも知れないけどね…。
普通はゴム被せる。
農薬とかヤバイ。
268水先案名無い人:04/10/26 16:48:37 ID:zoiUMWUE
>>267の冷静な返事に萎え保守
269水先案名無い人:04/10/26 21:24:37 ID:fv9oAsPw
フォオオオオ
270水先案名無い人:04/10/27 07:09:25 ID:vi7U8YiR
18の小娘に皮を剥かずに突っ込んだら先の固い部分が痛いと怒られた。
剥いて挿れたら中で強烈に締め付けて、入ったまま取れなくなった。
ラブホ備え付けの割り箸で掻き出した32の夜。
271水先案名無い人:04/10/27 14:37:35 ID:Xr9qtgjb
「あっ!! おと〜さん、こっちです」

俺はみるくとの約束通りオヤヂを呼び出した。
ここは俺の会社近くの居酒屋だ。
ちょっと雑多な感じで落ち着いて飲めないがみるくと鉢合わせるには丁度いい。

「おぉ〜 マスオくん」
「すぐに場所は解りましたか?」
「うん、大通りに面してるからすぐに見つけられたよ」
「なんかボクが呼び出しちゃったみたいで申し訳ありません」
「なぁーに、偶には河岸を変えるのも乙じゃよ」
「そう言ってもらえると助かります。
 おとーさん、最初はビールでいいですか?」
「あぁ、ビール。。。生じゃなくて瓶がいいな」
「すいませ〜ん、瓶ビール2本!!」

俺は大声で店員に声を掛けた。
若い店員が駆け寄って来て注文を取っていく。
俺は適当に見繕ってつまみを注文した。

「じゃーマスオくん。。取り敢えず乾杯と行こう」
「えぇ〜 乾杯」

オヤヂとグラスを合わせ一気にグラスのビールを飲み干す。
オヤヂも同様に飲み干していたので俺はすかさずお酌をした。

「新潟の人達は大変ですね。。」
「あぁ〜 まったくじゃ。おまけに雨まで降って。。。
 もう随分と寒いだろうに。。神も仏もあったもんじゃないな」
「まさか神無月だから神様がいないって事もないでしょうに。。
 今日もまだ地震が続いてるみたいですね」
272水先案名無い人:04/10/27 14:38:29 ID:Xr9qtgjb
俺はオヤヂと世間話を始めた。
みるくは約束の時間に1時間遅れて登場する予定だ。
それまで場を取り繕わなければならない。

「早く地震がおさまってくれるといいんじゃが。。」
「えぇ〜本当に。。そう言えばお父さん募金されました?」
「募金って新潟地震のか?」
「えぇ〜電話やインターネットで出来るんです」
「ふむ。。そんなのがあったのか。。
 ワシはボランティアには行けんし、たとえ行ったとしても役にたたんじゃろ。
 ひとつその募金をしてみるかな」

俺はオヤヂに募金方法を教えた。
オヤヂは古い人間なので今一ピンと来てなかったが、繰り返し説明するうちに
何とか理解してくれたみたいだ。
丁度話題に一区切りついた頃、刺身の盛り合わせが運ばれてきた。

「おとーさん、そろそろ日本酒にしましょうか?」
「そうじゃな。。熱燗が旨い季節になってきたから熱燗にしよう」
「すいませーん!! 熱燗を。。2合の銚子でね」

俺はすぐに熱燗を注文した。
最近は機械で熱燗を作ってあるのでお銚子はすぐに運ばれてきた。

「さぁー、おとーさん、熱いのをどうぞ」
「おぉ〜すまんな、マスオくん」
「もう10月も終わりですね」
「本当じゃ。一年が経つのは早いモノじゃ。
 ワシみたいに歳を取ってると特に一年が早く感じられる。
 それに今年は特別色々とあったからなぁ〜」
「えぇ。。本当に。。。」
273水先案名無い人:04/10/27 14:39:24 ID:Xr9qtgjb
「いらっしゃいませぇ〜!!!」

また客が来たようだ。俺は入口に視線を移した。
そこにはみるくが友達と2人で立っていた。。。
生憎と店はカウンターしか開いていない。
店員がその事をみるく達に説明している。。。と

「あっ!! フグタさ〜ん!!」

白々しく偶然を装い手を振りながら俺に声を掛けるみるく。
そして友達と共に俺達の席に来る。
オヤヂには言ってなかったが店員に予め3人になるかもしれないと言っておいた
ので、俺達が座っているのは4人掛けだ。

「いや、奇遇だねぇ〜山田くん」
「折角週末だから飲もうと思ったのに席がいっぱいで。。。
 よろしかったら相席させていただけませんか? フグタさん」
「えっ!?。。。おとーさん。。。」

俺は反応を窺うようにオヤヂを見た。

「あっ!? お義父様。。その節は大変お世話になりました」
「いや。。なに。。」
「ご一緒させていただいてよろしいですか?」
「あ。。あぁ〜。マスオくんの部下なら断るわけにはイカンだろ」
「すいません。お邪魔しちゃって。。。じゃー失礼しま〜す」

ちゃっかりオヤヂの隣に座るみるく。。。
友達の方は仕方なく俺の隣に腰掛けた。
274水先案名無い人:04/10/27 14:40:12 ID:Xr9qtgjb
みるく達はチューハイを注文をする。
そして改めて4人で乾杯をした。
会話を始めるが若い女が入ったので話題は芸能ネタが多くなった。
やれ韓国ブームだとかヨン様がいいだの四天王の何とかだの。。。
正直俺もオヤヂもさっぱり解らない。。
ただ調子を合わせて相槌を打つだけだった。

やがてみるくの友達の携帯が鳴った。
店外に出ていく友達。。。暫くして戻ってくると、

「みるく、ごめん。ちょっと帰らなくちゃいけなくなって。。
 ここの払い今度精算するから。。みなさんすいません。失礼します」

そう言い残し慌ただしく引き上げていった。

「どうしたのかしら? 何かあったのかなぁ〜」

心配げに呟くみるく。。。

「友達は大丈夫かね?」
「えぇ。。。しっかりした子なんで大丈夫とは思うんですけど。。。
 少し時間が経ってから一応電話入れてみます」
「うん、それがいいかもしれんな」
「さぁ〜飲み直しましょうか?おとーさん」

それから俺達はまた雑談を続けた。
話題は友達がいなくなったので俺の会社の事が多くなった。
俺の社内での評判。。新しい部長の事。。
オヤヂは興味深そうに聞いていた。
275水先案名無い人:04/10/27 14:41:14 ID:Xr9qtgjb
4〜5本目の銚子を注文した頃、今度は俺の携帯が鳴った。
そう。。俺も課長補佐になってから会社から携帯電話を貸与されたのだ。
着信は見知らぬ電話番号だった。

「おとーさん、ちょっと失礼します」

俺はそう言い残し店外へ出ながら電話に出た。

「もしもし?」
「フグタさんですか?」
「はい、そうですが。。そちらは?」
「アタシさっきまでそこに居たみるくの友達です」
「はぁ。。。どうしてボクの電話番号を?」
「ウフフ、みるくに電話を架けるように言われたの。
 この電話は会社からの呼び出しって事でヨロシク〜」
「えっ!? 何?」
「アタシも詳しくは解らないけどそう言えば解るってみるくに。。」
「山田くんに?」
「じゃーアタシはこれで。。」

そう言うと電話は切れた。
そうか。。友達の突然の退席もみるくのシナリオだったのか。
そりゃそうだ。居酒屋に若い女が一人でくるなんて不自然だ。
だから友達に言い含めて店へと同行させた。
で、さも急用が出来たようにして友達を帰らせ、今度は俺を。。。
全てはオヤヂと二人きりになるための工作。
俺は周到なみるくの工作に感心しながらも軽い嫉妬を覚えた。
だが俺はもう当事者ではなく二人の結末を見る傍観者でしかないのだ。
276水先案名無い人:04/10/27 14:42:04 ID:Xr9qtgjb
俺は店内に戻ると会社で急用が出来たとオヤヂに告げた。
オヤヂは心配してくれたが俺は大した用事ではないと説明した。

「それならまた仕事を済ませて戻ってくればいいじゃないか、マスオくん」
「いえ、内容は大した事は無いんですが部長が急に資料を要求されて。。
 資料作りに時間がかかると思うのですぐには戻ってこられないと思います。
 今日はボクが誘ったのに本当申し訳ありません。
 山田くん。。折角だからおとーさんの相手をしてくれないか?」
「はい、わかりました。フグタさん。
 お義父様、この前のお礼もしたいですし是非付き合って下さい。
 アタシ。。今日はとっても飲みたい気分なんです」
「うっ、うん。。まぁー付き合わんでもないが。。。
 マスオくん。。。大丈夫かね?」
「えぇ〜 それから今日はおとーさんと呑むってサザエに言ってませんから
 ボクの事は気にせず楽しんで下さい。。。明日は会社休みですし」
「あぁ〜ワシもフネにはマスオくんと飲むとは言っておらんよ。
 マスオくんが内緒にしておいてくれって言うから。。
 まさかこんな事になるとは思わなかったが。。」
「それじゃ、おとーさん、失礼します。山田くん、お疲れ〜」

俺はオヤヂに何とか言い繕い二人を残し店を出た。
二人はこの後どうなってしまうのだろうか?
きっと激しい夜になるんだろうなぁ〜。

さて。。。俺はどうやって時間を潰すかな?
このまま帰ってもいいが出来ればもう少し飲みたい。
そう思った時俺にある考えが閃いた。携帯の着信履歴にリダイヤルをする。
そう。。俺はみるくの友達を飲みに誘ってみた。
誘った相手はみるくの友達らしくあっけらかんと誘いに乗ってきた。

どうせ役に立たないであろう愚息を連れて俺は待ち合わせ場所に向かった。
晩秋の夜風は寂しく冷たかった。。。
277水先案名無い人:04/10/27 14:47:52 ID:Xr9qtgjb
>>267-270さん
レスありがとうございます。<(_ _)>
いやぁ〜経験者はヤパーリいらっしゃるものでつね。(^^;)

>>267さん
そうか。。ゴムか。
でも設定上ゴムは使えませんね。
ココは一つ生暖かい目でご容赦を(^^;)

>>270さん
もっと詳しく!!! ナンチッテ(^^;)
32で18ってアータそれは殆ど犯罪スレスレじゃ。。。でも裏山鹿〜
しかし割り箸で掻き出せるモノなんでつか?
割り箸でおにゃの子のアソコは傷つきませんですたか?
よろしかったらアテクシが(ry
278水先案名無い人:04/10/28 01:39:09 ID:XWlUl6bU
時事ネタも含めて素敵ッスね。募金してみました。
279水先案名無い人:04/10/28 15:54:02 ID:ZCkB77Xq
「二人っきりになってしまいましたね」
「あぁ〜 この座り方じゃおかしいからワシは席を移動しよう」
「どうせなら違う場所で飲み直しませんか?」
「ん? ワシはもう少ししたら帰ろうと思っておったのじゃが。。」
「そんな連れない事仰らずに。。。秋の夜は長いわ。
 お互い知らない仲じゃないし。ねっ、お義父様」
「あの時は求められたから抱いただけじゃ。
 ワシはキミに特別興味はない」
「あら、冷たいのね。あんなにいっぱい愛してくれたのに。。。」
「ヤルならとことんヤル。それがオトコじゃ」
「じゃー今日はどうかしら?」
「今日は抱かんよ。。。だからもう帰ろう」

ワシの冷ややかな反応に女は一瞬躊躇した。が、すぐに言葉を繋いだ。

「そんな事言わずに。。ねっ、お酒だけでも付き合って下さい」
「呑むだけならここでもいいじゃろう?」
「う〜ん、折角だからもう少し雰囲気の落ち着いたところで飲みたいわ。
 お腹も落ち着いたことだし。。。」
「確かに若い女の子にはこの雰囲気は合わんか。
 ワシはこういうのも好きなんじゃがのぉ〜」

ワシは伝票と取り上げると腰を上げた。
女も鞄を持ってワシに続く。。。
支払を済ませ店の外に出ると女がワシの腕をとった。
女の柔らかな膨らみが伝わる。。。。

やれやれ。。もう抱かれる気満々じゃな。
ワシは女の腕をふりほどくのも億劫なのでそのままにしておいた。
280水先案名無い人:04/10/28 15:55:00 ID:ZCkB77Xq
「で、何処で呑むのじゃ?」
「アタシに委せて下さいます?」
「あぁ〜ワシは若い子が好きな店を知らんからな。。」
「嬉しい。 じゃー行きましょ」

そう言うと女はワシの腕を引きタクシーを止めた。
そして行き先を運転手に告げる。。。場所は西新宿のホテルだった。
やはり女はその気みたいだ。しかしワシは敢えて埒もない質問をした。

「どうして電車で行かないのじゃ?」
「もうこの時間だったら道路も空いてるでしょ。
 それにアタシ。。。呑んだら電車には乗りたくないの」
「羨ましい身分じゃな。。ワシらサラーリーマンがそんな事をしてたら
 小遣いがすぐに無くなってしまう」
「でもアタシ、滅多に外では呑まないから。。。
 それに臨時収入もあったし、少し贅沢出来るの。ウフフ」

臨時収入か。。。ワシにもそんな時があったな。
だが毎月ウキエから貰った金は全てタイコに。。。
だからワシに余分な蓄えはない。

「お義父様? どうしたんですか、ボーっと外を見て。。」
「いや、何。。。この街はどんどん変わっているなぁ〜と思ってな。。」

変わり続けていく街。。いや変わっていくのは人の心も同じなのかもしれん。
ウキエが変わり、タイコも変わった。。。
ウキエは新しいオトコの子を孕み母親になろうとしている。
タイコはイクラの為に女を捨て母としてだけ生きようとしている。
もうタイコを抱く事はないのじゃろうか。。。
281水先案名無い人:04/10/28 15:55:49 ID:ZCkB77Xq
そんな事を考えている内にタクシーは目的地に到着した。
女が1万円札を運転手に差し出す。

「おぃ、ワシが。。。」
「いいんです。アタシが誘ったんだからアタシが払います」
「しかし。。。」
「でもお酒はご馳走して下さいね」

笑顔で返す女。。。屈託のない美しい笑顔だった。
ワシは不本意ながら女に支払をまかせタクシーを降りた。
女がワシの腕を引きエレベーターへと向う。そして最上階のラウンジへ。。。

そこは仄暗く静かにジャズが流れる落ち着いた雰囲気だった。
従業員がテーブル席へと案内し、到着すると従業員は女の椅子を引いた。
二人とも席に着くとワシはスコッチの水割りを女はモスコーミュール、
そしてつまみにはチーズの盛り合わせと生ハムを注文した。

程なくして注文したモノが運ばれテーブルを埋めた。

「じゃーお義父様、乾杯しましょ」
「あぁ。。乾杯」

ワシと女はグラスを合わせた。

「ねぇーお義父様、このカクテルの意味をご存知ですか?」
「モスコーミュールの意味。。はて? 知らんなぁ〜」
「ウフフ、お義父様にひっかけて注文してみたんですよ」
「ふ〜ん。。。それで、どういう意味なんじゃ?」
「ウフフ、それは自分で調べてみて下さい」
282水先案名無い人:04/10/28 15:57:39 ID:ZCkB77Xq
「モスコーと言うとモスクワの事かの。。ミュールがさっぱりワカランな」
「そう。。モスコーは正解。 お義父様【ぐぐる】ってお解りになります?」
「ぐぐる? 何じゃソレは。。日本語か?」
「会社でインターネットをされてる方に聞いてみて下さい。
 で、モスコーミュールをぐぐってみるとすぐに意味が解るわ」
「ワシはコンピューターに弱いからのぉ〜。
 さっきもマスオくんにクリック募金を聞いたんじゃがなかなか理解できんかった」
「新潟中越地震ですね」
「あぁ。。。他に電話を架けると募金が出来るとか。。
 ワシらの世代じゃと募金と言えば募金箱じゃったが。。
 キミは社会鍋というモノを知っておるか?」
「社会鍋? 食べ物ですか? ソレ。。」
「やはり世代の違いを感じずにはおれんのぉ〜。。。」
「そんなぁ〜 確かにお義父様はお年を召されてますけどアッチの方は。。」
「なんじゃ? またアッチの話か?」
「だって。。。衝撃的だったんですもの。。。」
「この際だからはっきり言っておこう。
 この前は色んな要素が重なりつい抱いてしまったが、
 ワシは基本的に愛した女しか抱かないのじゃ。
 だが女に言わせるとワシはどうも人一倍アレが強いらしい」
「えぇ〜とっても素敵でした」
「だから一度過ちで抱いてしまった後、またワシに抱かれたがる女は過去にもいた。
 その女をまた抱く時ワシはどうしたと思う?」
「・・・・・」
「金じゃよ。。。ワシは金を要求したんじゃ。
 お金と引き替えに女を抱く。。。なっ、ワシはそんなつまらんオトコじゃ。
 もうワシの事は忘れなさい」
283水先案名無い人:04/10/28 15:58:17 ID:ZCkB77Xq
「幾ら出せば抱いてくれるんですか?」
「そんな。。。キミならワシに固執しなくても幾らでも相手はおるじゃろう」
「えぇ〜 仰る通りこれでも引く手数多です。
 でもアタシはお義父様が忘れられないの。。」
「そんな事はないって。。。まだ若いんじゃし。なっ」
「じゃーお義父様はアタシとカラダが合う人間に当たるまで、
 色んな人とセックスしろって言うんですか?」
「いや。。別にそんな事は言っておらんよ」
「アタシ。。オトコの人にこんな風に邪険にされるの初めてです」
「別に邪険にはしておらんよ。 ただワシはキミの事を思って。。。」
「だったら言って下さい。。。幾らなんですか?」
「本気で言っておるのか?」
「本気です。勿論お金でアタシがお義父様を買うんだから本気でシテもらいますよ」
「そりゃワシもヤルなら本気でヤルが。。」
「それからアタシがお義父様に飽きたら一方的に関係を終わらせます」
「それも問題は無いが。。。」
「じゃーお願いします。 幾らですか? 言って下さい」
「月30万じゃ。ワシの予定にもよるが大体月4〜5回くらいじゃ。
 なっ、馬鹿らしいじゃろ。。。止めておきなさい」
「解りました。それで結構です」
「おぃ、ワシの話を聞いておらんのか? 大体キミの給料はいくらじゃ?」
「給料は関係有りません。お金はキチンと前払いします」
「ふぅ〜。。。。どうあってもか?」
「えぇ〜 どうあって抱いてもらいます。
 確かに30万は大金だけどお義父様にはソレだけの価値がありますわ」
「そこまで言うのなら仕方がないな。。ワシが言い出した事じゃし。
 だが、後悔しても知らんぞ。」
「大丈夫です。。。アタシだって大人ですもの」
284水先案名無い人:04/10/28 15:59:43 ID:ZCkB77Xq
またお金が手に入る。。。ワシの脳裏にタイコとイクラの顔が浮かんだ。
これでまたタイコと。。。いや、タイコを暮らしを掻き乱すのは止めておこう。
どうせいつまで続くかワカラン関係じゃ。。
この子もウキエみたいに新しいオトコを見つけるかもしれんし。。。
今はただ目の前にある若い肉体を貪る事に専念しよう。

「じゃー行こうか?」
「えっ!? どちらへ?」
「部屋じゃよ。 どうせもう予約してあるんじゃろ?」
「えぇ。。。まぁ〜」
「ワシは外泊出来んからな。。さぁ〜行こう。
 それとも今日は止めにするか?」
「いえ。。お願いします」

ワシは伝票を取るとキャッシャーへ向かった。
女は既にチェックインしており鍵を持っておった。
エレベーターから直接部屋へと向かう。
密室の中で甘えながらワシの唇を求めてくる女。。。
ワシは舌を絡ませながら女の尻を鷲掴みにした。
女が驚き喉の奥で呻き声を漏らす。。。
だがワシはエレベーターの動きに目を遣りながらも細い首を押さえ女を逃がさない。
やがてエレベーターは女の部屋のあるフロアーに到着した。ワシは女を離してやる。。。
乱暴なワシの挨拶に女は明らかに狼狽えていた。

「引き返すのなら今の内じゃぞ?」

女は自分の不安を振り払うように強く首を横に振った。
そして部屋の中へワシを招き入れた。。。。
激しく長い夜の始まりだった。
285水先案名無い人:04/10/28 16:01:48 ID:ZCkB77Xq
>>278さん
レス並びに募金ありがとうございました。<(_ _)>
アテクシも新潟に知人がいるものでつい勢いにまかせて。。。(^^;)
286水先案名無い人:04/10/28 16:29:47 ID:QRLwQb1z
作者様、毎度乙です。
波平最強。凄ええ。
287水先案名無い人:04/10/28 18:08:59 ID:pHZqfT26
マスオ→女→オヤヂって構図になるのか?マスオ哀れ・・・
288水先案名無い人:04/10/29 09:40:56 ID:VjdoG8rP
波平憧保守
289水先案名無い人:04/10/29 15:15:24 ID:3A7ViVcf
リアル待ち保守
290水先案名無い人:04/10/29 15:57:10 ID:saBe2Len
ワシはベッドから降りるとシャワーを使った。
女の体液が付いた下腹部を丹念に洗う。
白いモノを含むその部分はワシの歳を雄弁に物語っていた。
たるんだ腹。。張りのない皮膚。。
先程まで弄んでいた女の肉体とは全てが対照的だ。
瑞々しいほどの肌。。しなやかに踊る肢体。。。
ワシはその若い肉体を女の望むとおり貪った。
女は何度も昇り詰め、今は疲れ果てて眠っている。
おそらく朝まで目覚める事はないだろう。

シャワーを止めカラダを拭く。
そしてバスタオルを腰に巻き冷蔵庫から缶ビールを取り出す。
一口喉に流し込むと床に投げ出されたワシの衣服を拾った。

虚無感と寂寥感がワシの中に流れ出す。。。

ズボンを履きシャツを身につけネクタイを結ぶとワシは上着から煙草を取り出した。
火を付ける。。。微かな灯りを目指して昇っているかのように見える紫煙。
人が幸せを求めるように煙も灯りを求めているのだろうか?

その無為な思考を振り切るように残ったビールを飲み干す。
愛のないセックスをした後はいつもこうじゃ。

ワシはふとフネの顔を思い浮かべた。。
この女からお金を受け取ったらフネと二人きりで旅行へでも行くか。。
だがそのためには後数回この女を抱かねばならん。

ワシは女を残し重い部屋のドアを開けた。
目の前に現れる静まりかえった廊下。。。
その静寂の中ワシは重い足取りで家路についた。
291水先案名無い人:04/10/29 16:00:39 ID:saBe2Len
>>286-289さん
ありがとうございます。<(_ _)>

今日はセクース終了後のナミヘイを書いたのみですた。
eroをご期待して下さった方、申し訳ありませんでした。m(_ _)m
292水先案名無い人:04/10/31 00:12:31 ID:h1U1L+Zh
みんな保守し忘れとるやん…
293水先案名無い人:04/11/01 00:12:18 ID:YnONFcwb
明日が楽しみ保守
294水先案名無い人:04/11/01 00:20:30 ID:ecyLCPfk
叱咤反省保守
295水先案名無い人:04/11/01 15:21:19 ID:hrNN8KPK
日曜日の午後。。。俺はベッドで微睡んでいた。
物音で目を醒ますとウキエさんが部屋の掃除を始めていた。

「あっ! 俺がやりますから。。。」
「良いのよ、カツオちゃんは休んでて」
「でも体に障るんじゃ?」
「掃除機をかけるくらい平気よ。
 それに、この前カツオちゃんが掃除してくれた時見てたけど。。
 どうも掃除は苦手みたいね。。。ウフフ」
「それを言われると。。。俺って本当に役に立たない男だね」
「冗談よ。気にしないで、カツオちゃん。。
 私はこうしてカツオちゃんが側に居てくれるだけで幸せなの。
 ちょっとだけ待っててね。すぐに掃除を終わらせるから。。」

ウキエさんは一度切った掃除機のスイッチを入れると手早く掃除を済ませた。
そして掃除機を仕舞い、手洗いを終えると俺に寄り添った。

「ねぇーウキエさん。。。」
「なーに? カツオちゃん」
「子供の事なんだけど。。。俺そろそろオヤヂに言おうかと思って。。」
「えっ!?」
「ウキエさんもイササカ先生にまだ反対されたままでしょ?
 一人で生活するのも大変だろうし、かと言って俺やワカメじゃ何も出来ない。
 やっぱり大人の人の手を借りないと。。。」
「そうねぇ〜。。でもカツオちゃんが話したらオジサマきっと吃驚するわよ。
 私が話した方がまだ良いと思うけど。。。」
「う〜ん、そうかもしれないけど、その後絶対に怒られるだろうし。。
 それに男の責任としてやっぱり俺が話すべきだと思うんだ」
「そうねぇ〜。。。じゃー二人で話さない?」
「二人か。。。うん、いいかもしれないね。
 いつかはちゃんと話ししなければいけない事だし。。。」
296水先案名無い人:04/11/01 15:24:43 ID:hrNN8KPK
「じゃーいつ話す?」
「今日はダメかな?」
「今日? 突然ね」
「思い立ったが吉日って言うでしょ? ダメかな?」
「う〜ん。。いいけど何処で?」
「俺が電話してオヤヂに此処へ来てもらうよ」
「此処へ来てもらうのはいいけど私が電話した方がきっと巧くいくわ」
「何で?」
「何でって。。。ほら。。やっぱりオトコの人は女の相談事には優しいでしょ?
 それにカツオちゃんが呼んだとしても来て下さる保証はないわ。
 カツオちゃんが家に帰ってこいって言われるかもしれないし。。。」
「そうか。。その可能性は充分にあるな。。
 オヤヂは俺に対しては特に五月蠅いからなぁ〜」
「じゃーソレで決まりね」
「うん。。ウキエさんにお任せします」
「あっイケナイ!!。。。ここにはお酒が無いわ。
 カツオちゃん近くのコンビニでビールとおつまみを買ってきてくれる?」
「オヤヂ。。こんな時にお酒の飲むかな?」
「でも一応準備はしておかないと。。。
 わざわざ来ていただく相手に対して失礼でしょ?」
「ふ〜ん、そう言うモノなのか。。。」
「じゃーお願いね。。私はもう少しお部屋を綺麗にして電話しておくから」
「電話してから買い物に行ってもいいんじゃない?」
「いいの。。女には色々と段取りがあるんだから。
 それにこういう時は女に任せるものよ。。」

俺は今一釈然としなかったが任せるといった手前、ウキエさんの指示に従った。
ウキエさんからお金を預かり近くのコンビニへ出掛ける。
297水先案名無い人:04/11/01 15:26:21 ID:hrNN8KPK
「もしもし、私です。ウキエです」
「あっ!! 携帯にまで架けてくるとはいったいどうしたんだね?」
「少しオジサマに相談したいことがあって。。。」
「ん? 例の件かな?」
「えぇ〜。。今彼が私の部屋に来てまして。。一度逢っていただけないかと。。」
「あぁ〜ソレは構わんが何処へ行けばいいのかな?」
「前に一度相談した時に来ていただいた私の部屋です」
「あぁ〜 アソコじゃな。。解った。今から出向こう」
「あの。。オジサマ。。」
「ん?」
「オジサマとの事と以前部屋に来られた事は秘密に。。」
「無論じゃよ。彼氏がおるんじゃろ? ソレくらいは心得ておるよ」
「それから。。。あの。。。」
「何じゃ?」
「あ。。いえ、後はお逢いしてから。。」
「うん。それじゃ後程な。。」

ふぅ〜 一応オジサマに釘を差しておかないとね。
オジサマの事だから大丈夫だとは思うけど我が子可愛さにキレちゃうかもしれないし。。
でも流石に驚かないで下さいねとまでは言えなかったわ。
そうなるとカツオちゃんの事を電話で言わなければならなくなる。
難しい相談。。と言うよりはお願いだから相手の表情が解らないと辛いものね。

♪ピンポーン♪

あっ!? カツオちゃんだわ。
私はいそいそと玄関へ迎えに行った。
298水先案名無い人:04/11/01 15:27:15 ID:hrNN8KPK
「オヤヂどうだった?」
「うん、今から来て下さるって。。」
「俺の事は?」
「まだ話してないわ。。だっていきなりそんな事、言えないでしょ。
 オジサマ、カツオちゃんを見て絶対吃驚するだろうな〜」
「何だか緊張してきたな、俺」
「私も。。オジサマ許して下さるかしら?」
「多分、ダメかも。。。
 まぁーそうなれば俺、ウキエさんと此処で暮らすよ」
「でもまだ決まった訳じゃないし。。
 頑張りましょ、カツオちゃん」
「うん。。許してもらえるよう出来るだけ頑張るよ」

それから俺はウキエさんを手伝ってオヤヂを迎える準備をした。
準備を終えると緊張した空気が部屋の中に張り詰める。

「ふぅ〜 何だか喉が渇くな」
「お茶でも飲む?」
「うん。。ウキエさんは緊張してないの?」
「カツオちゃん程はね。。大丈夫? カツオちゃん」
「大丈夫じゃないけど。。。自分が言い出したことだから。。」
「頑張ってね、カツオちゃん。。辛い立場でしょうけど。。」
「うん。。頑張る。。だって俺も父親になるんだから」

俺はウキエさんが出してくれたお茶をゴクリと飲んだ。
だが不安と緊張でお茶の味はさっぱり解らなかった。

♪ピンポーン♪

いよいよ対決の時だ!!!
299水先案名無い人:04/11/01 15:28:16 ID:hrNN8KPK
「オジサマ。。すいません、わざわざご足労いただいて。。」
「いや何、構わんよ」
「どうぞこちらへ。。。。」
「うむ。。えっ!? カ、カツオ。。。」
「おとーさん。。。どうも。。」
「何でお前が此処におるんじゃ?」
「いや。。あの。。その。。。」
「ウキエくん? これは一体どういう事じゃ?」
「オジサマ。。。ちゃんとお話いたしますからお掛けになって下さい」
「しかし。。。これは。。」
「とーさん。。兎に角座ってよ」
「五月蠅いっ!!! カツオは黙っておれっ!!!」
「オジサマ。。どうかお座りになって下さい。お願いします」

だが、オヤヂは座ろうとしなかった。
俺はウキエさんと顔を見合わせて目で会話した。
”俺が話すよ”そう目で合図したがウキエさんは首を横に振った。
そしてウキエさんが話し始めた。

「オジサマ。。私カツオちゃんと関係を持ってしまいました。
 それで。。今私のお腹の中にはカツオちゃんの子供がいます」
「なっ、なんじゃとぉ〜!?」
「今四ヶ月目に入りました。私。。この子を産みたいんです」
「ご両親は? イササカ先生は何と?」
「カツオちゃんの事は知りません。でもお腹の赤ちゃんの事は話しました。
 産む事には反対されてます。だから私はここで一人暮らしを。。。」
「ご両親が反対なさるのは当然じゃな。
 我が子が苦労するのを解っておって、黙認する親はおらんじゃろ」
300水先案名無い人:04/11/01 15:29:38 ID:hrNN8KPK
「それは。。。私も解っているつもりです。
 でも私は反対されても必ず産みます。
 まだ生まれていないけど、もう立派な命なんです。
 その命を奪うなんて私には出来ません!!!」

ウキエさんはそう叫ぶと顔を覆い泣き崩れた。

「ウキエくん。。すまん、ワシも少し落ち着いて話すことにしよう。
 カツオ。。。お前は家に帰ってなさい」
「でも。。。ボクにも責任が。。」
「黙れっ!!! 果たせもしないのに責任なんて言葉を口にするなっ!!」
「確かに今のボクには何の力も無いけど。。。
 でもボクはウキエさんの赤ちゃんの父親なんだ!!」
「いいか、カツオ。よく考えて見ろ。父親の役割は何じゃ?
 父親の責任とは何なのじゃ?」
「それは。。働いて家族を養う。。。」
「そうじゃ、今のお前にソレが出来るか? 出来んじゃろう。
 お前は責任を果たせもしないくせに取り返しのつかない事をしたのじゃ」
「だけどボクだってその内。。」
「もういい。。。お前の説教は後回しじゃ。。兎に角お前はもう帰れ」

俺はオヤヂにそう一喝されると何も言えなくなってしまった。
確かに取り返しのつかない事をしてしまったのかもしれない。
縋る思いでウキエさんを見る。。。ウキエさんは寂しそうな笑顔で静かに肯いた。
肩を落とし項垂れて玄関へ向かう。。
ドアを開ける時もう一度振り向いたらすぐそこにウキエさんが立っていた。

「大丈夫。。。私に任せて。。」

俺は何の力もない自分を呪った。。。
301水先案名無い人:04/11/01 15:30:54 ID:hrNN8KPK
>>292-294さん
生暖かいご保守ありがとうございました。<(_ _)>
302水先案名無い人:04/11/01 16:13:52 ID:6Z6xfl7A
ドキドキ保守
303水先案名無い人:04/11/01 19:55:48 ID:QkikjKjh
生暖かく保守
304水先案名無い人:04/11/02 09:00:16 ID:rbt6/gfx
hosyu
305水先案名無い人:04/11/02 15:15:48 ID:9bn5Ou/L
「一体どういう事なんじゃ?」
「どういうって。。。あの。。説明した通りなんです」
「何故カツオなんぞに。。アイツはまだ小学生じゃぞ」
「でもオジサマと私より年齢差は少ないですよ」
「それはそうかも知れんが。。。」
「お願い。。オジサマ。私達を応援して下さいませんか?
 オジサマもご存知の通り私は父のせいで男の人を愛せなくなっていました。
 自棄になって援交をして。。偶然オジサマと出逢ってオジサマのカラダに溺れて。。
 でもそんな中でカツオちゃんを好きになった自分を見つけたの。
 私。。嬉しかったわ。男の人を愛せない女だと思っていたから。。。」
「しかし、何もカツオでなくても。。。」
「ううん。。カツオちゃんじゃなきゃ駄目なの。
 あの子はとっても思いやりがあるわ。。それに責任感もある。
 オジサマはさっきカツオちゃんを叱られたけど、よく考えて下さい。
 カツオちゃんは私が赤ちゃんを身籠もったと言っても逃げなかったわ。
 その事はオジサマにも報告しましたよね。
 彼は私の援交していた過去を知っているのよ。
 勿論オジサマとの事は秘密にしているけど。。。
 そんな私が妊娠したと言ったら普通の男は私から逃げるわ。
 彼が今私と一緒にいてくれる事が私にとってどんなに嬉しい事か。。。」
「うっ、うぅ。。だがそれは男として当然の事なのではないのか?」
「当然? その当然な事が出来ない男が世の中にどれくらいいるでしょう?
 少なくとも私の周りには彼とオジサマしかいないわ。
 ねぇ〜 オジサマ。。お願い。
 この前は応援するって言って下さったじゃないですか」
「そ、それは。。確かに言ったが。。しかしまさか相手がカツオだとは。。。」
306水先案名無い人:04/11/02 15:16:41 ID:9bn5Ou/L
ワシは明らかに狼狽していた。
確かにワシも応援するから産めと。。養女にしても良いとまで言った。
だがそれは相手がカツオだとは予想だにしていなかったからじゃ。
何が違うのと聞かれればワシも返事に困るが。。。

「オジサマ。。。カツオちゃんが小学生だからですか?」
「う、うむ。それもある」
「でも後10年もすれば別におかしくない組み合わせになりますよ。
 私は27歳、カツオちゃんが21歳。。
 世の中には6歳くらいの姉さん女房なんていくらでもいますわ」
「そりゃそうじゃろうが。。。そうだ!! 戸籍はどうするんじゃ?」
「えぇ。。それについては私も色々と考えました。
 で、このまま両親が賛成してくれないのなら自分で養子縁組を組もうかと。。
 オジサマ。。私を養女にして下さるって仰って下さったわよね」
「だがそんな事をイササカ先生が認めるわけが・・・」
「オジサマ。。。知ってらして?
 15歳になれば自分で養子縁組を組めるんです。
 勿論養親と一緒に届け出しますが実の親の許可は必要ありません。
 私を一旦オジサマの戸籍に入れていただき成人してまた元に戻す。
 それからカツオちゃんが18歳になったら私と結婚してこの子を。。。」

ウキエはそう言いながらお腹の子を慈しむように腹部を撫でた。
ワシの目の前にはセックスに溺れたウキエではなく一人の母親がいた。
例え世間から非難を浴びようと我が子の生命を守ろうとする強い女性。
ワシは明らかに感動していた。。。

「しかしもう一度聞くが。。カツオで本当にいいのか?
 後悔しないのか? 世間の目は厳しいモンじゃぞ」
「えぇ、自分で選んだ道です。後悔しません。
 世間から非難を受ける事も解っているつもりです」
307水先案名無い人:04/11/02 15:17:58 ID:9bn5Ou/L
「解った。少し時間をくれ。。。イササカ先生とも話しをしてみないとな。
 どうしても先生が許してくれないようなら養子縁組をしよう」
「本当ですか? オジサマ。。。」
「あぁ。。。元はと言えばワシの馬鹿息子が撒いた種じゃ。
 その責任は取らねばならん」
「オジサマ。。。この子にもオジサマの血が流れてるのよ。ほら」

そう言うとウキエはワシの手を腹部へと誘った。
ワシは恐る恐るそこに手を当てた。
不思議な柔らかさと温もりがワシに伝わる。。。
それは女体の柔らかさではなく女の肌の温もりでもなかった。
尊い生命を包み込む神秘的な。。そうまるで宇宙のような。。
女という生き物は本当に不思議じゃな。
少女から女性へ、女性から母親へ、そしてまた女へと顔を変えていく。
新たな生命をその胎内に宿し連綿と命を繋いでいくのじゃ。
ワシからカツオへ、カツオからこの子へ。。

「オジサマ。。これを。。」

ウキエがそっとハンカチを差し出した。。。
日々繰り返される仕事での競争・諍い、それぞれに交錯する人々の思惑。
その汚泥の中のような生活を浄化するように涙がワシの目から溢れ出ていた。
無論人は生きていくために戦わなければならない。
罪を背負い、恨みや妬みを買い重い十字架を背負って生きていくのだ。
そう。。やがてこの子も。。。
だが生きておれば喜びもある。 やはりこの小さな生命を摘み取ってはならんな。
ワシはそう自分の中で確信するとウキエに微笑んだ。

「この子を大事に育てような」

いつの間にかワシと同じく涙を流していたウキエが嬉しそうに微笑んでいた。
308水先案名無い人:04/11/02 15:18:46 ID:9bn5Ou/L
>>302-304さん
保守レス ありがとうございます。<(_ _)>
309水先案名無い人:04/11/02 16:06:40 ID:t28mY4mL
乙彼様でごじゃります。
姉さん女房(;´Д`)
310水先案名無い人:04/11/02 18:25:56 ID:PYn4jb0n
すげぇや……こりゃすげぇや。
311水先案名無い人:04/11/04 08:51:25 ID:S5eP8OOb
  ,,,,.,.,,,,
 ミ・д・ミ <ほっしゅほっしゅ!
  """"
312水先案名無い人:04/11/04 15:18:13 ID:+12dN+ap
>>309-311さん
保守ありがとうございます。<(_ _)>
一応今日の分の原稿を書くには書いたのですが
内容があまりにもダメダメなので投稿は控えさせていただきます。m(_ _)m

一応昨日飲んだ安酒のせいにさせといて下さい。。。orz
大した量を呑んだ訳でもないのに体調が今ひとつなのです。

今夜いつもの酒を買って展開を練り直します。w
313水先案名無い人:04/11/04 19:07:08 ID:vdMVzc6u
自分の原稿にダメ出しするとは・・・・・・漢だねぇ
明日に期待してますよ。
314水先案名無い人:04/11/05 14:22:33 ID:toDPj8tV
ボツの原稿も読みたいな(・∀・)
315水先案名無い人:04/11/05 16:16:42 ID:395DuaqK
オヤヂの様子がおかしい。。。
外から戻って来てから何処か様子が変だ。
妙に塞ぎ込んでいるというか悩みを抱えているというか。。
まさか!?。。。外出した時にみるくに何か要求されたのか?
そうなるとオヤヂもみるくには敵わなかった事になる。
俺は喜んでいいのか? 所詮オヤヂも俺と同類。。。
いや待て。そう決め込むのはまだ早い。
俺の想像とは違う悩みがあるのかもしれないしな。
いずれにせよ、明日出社すればみるくの反応である程度解るだろう。

俺はオヤヂが晩酌をしなかったのでさっさと夕食を済ませ寝室へと移った。
一頻りタラちゃんと遊ぶ。。

「パパ、最近元気がないですねぇ〜」
「うん? そんなことないよ、タラちゃん」
「ママも何だかご機嫌が悪いですぅ〜」
「ごめんよ、タラちゃん。それはきっとパパのせいなんだよ。
 パパは会社の中で少しだけ偉くなったから仕事が増えちゃって
 ママとお話しする時間が減っちゃったんだ」
「パパとママは仲良しじゃないとイヤですぅ〜」
「うん。。もう少ししたらパパも落ち着くと思うから。。ごめんね。
 でもパパとママは決して仲が悪い訳じゃないんだよ。
 ただ忙しくてお話する時間が取れないだけなんだ」
「でもパパは今日はお家にずっといたですよ?
 どうしてママといっぱいお話しないですか?」
「あのね、タラちゃん。 大人の人は夜にお話するんだよ。
 お昼はタラちゃんと遊んだりするでしょ? だから沢山時間が取れないんだ」
「ふ〜ん。。。大人って大変ですね。。」
「解ったらもう寝ようか? ほら本を読んであげようね」

俺は絵本を取るとタラちゃんに読んで聞かせた。
サザエから求められる前に俺も寝なくては。。。
316水先案名無い人:04/11/05 16:17:32 ID:395DuaqK
翌朝、出社するとみるくが元気に掃除をしていた。
俺は元気に挨拶を交わし自席に着く。。。
まだ時間が早いので事務所には数人しか来ていない。
俺はパソコンを立ち上げ証券会社のページにアクセスする。
そしてネット取引にログインし監視銘柄の気配値を探る。
うん?。。こりゃ今日は下げそうだな。
大統領選を控えてみんな買い控えているのだろうか?
俺は兼ねてから買いたいと思っていた銘柄を指し値で注文した。
リスクは高いが値動きのいい新興銘柄。。100万円で全力買いだ。
11月1日。。いよいよ俺のデイトレが始まる。
頼む。。何とか約定してくれ。
俺は祈るような気持ちでブラウザの前で手を合わせた。

「フグタさん。。どうしてパソコン拝んでるんですか?」
「あっ、いや。。別に拝んでなんかないよ」
「ふ〜ん。何か手を合わせてるように見えたけどな。。。」
「そんな事より山田くん、例の件はどうだった?」
「えぇ、とっても素敵だったわ。。。。」

瞳を潤ませてその場面を回想しているかのようなみるく。。。

「そう。。それはよかったね」

俺はまた嫉妬に駆られた。オヤヂはみるくを満足させたのだ。
やはり俺はオヤヂには及ばないのだ。
だが、みるくが満足しているのなら昨夜のオヤヂの態度は何だ?
悠々自適の人生を手に入れ齢50を過ぎてなお抱く女を悉く満足させる。
そんなオヤヂにも望んで叶わない事があるのだろうか?
カツオやワカメには特に異変は無いように思えるし。。。
317水先案名無い人:04/11/05 16:18:55 ID:395DuaqK
俺はオヤヂが気になって仕方がなかった。
だがそろそろ始業時間だ。
俺は自分の思考を打ち切り業務に開始した。
メールをチェックし課員のスケジュールを把握する。
一通り日課を済ますと俺はまた証券会社のページにアクセスした。
やったー!! 約定している。
72,000円で13株。。もうほぼ底値だろう。
この株が8万円台に回復したら約10万の儲けだ。ククク
みるくめ、見てろよ。
俺はお前に取られた100万を株で取り戻してやる。

俺はいい気分のまま業務をこなし、一日を終えた。
退社間際にみるくが俺に声を掛けてきた。

「フグタさん、これから予定がありますか?」
「いや、別に。。家に帰るだけだけど。。」
「じゃーちょっとだけアタシに付き合ってくれませんか?」
「何だい? お金は俺あまり持ってないよ」
「ううん、お金は必要ありません。ねっ、少しだけ。。」
「まぁー別にいいけど。。。」
「本当? じゃービルの出口で待ってて下さい。
 アタシ着替えてすぐに行くから。。。」

いったい俺に何の用事があるのだろうか?
もうみるくとは男女の縁を切った筈だ。
オヤヂの事にも関知しない。。
と言うか興味はあるが知ればきっと俺が辛くなるだけだ。
318水先案名無い人:04/11/05 16:20:02 ID:395DuaqK
「ごめんなさ〜い、お待たせしちゃって。。」
「別に待ってなんかないけど。。」
「ウフフ、そんなに警戒しないで。。悪い話じゃないから」
「そんな事言われてもねぇ〜」
「謝礼とお義父様の件でお世話になったからお礼をしようかなって思って。。」
「別にお礼なんていらないよ。オヤヂと巧くヤレたんだろ?
 良かったじゃないか。 どうせ俺なんかと違って満足させてもらったんだろ?」
「うん、とっても。。。でも落ち込まないで。フグタさんが下手な訳じゃないわ。
 お義父様が特別なのよ。アタシだってあんな経験初めてだもの」
「はいはい。。どうせ俺はオヤヂの足元にも及びませんよ」
「だからお義父様は特別だって。。少し僻みっぽいわよ、フグタさん」
「まぁーどうでもいいや。 で、用件は何?」
「そうそう。。フグタさん、あれからアタシの友達と呑んだんだって?」
「あぁ。 あのまま帰るのはあまりにも惨めだろ。だから誘ったんだ」
「でもヤラなかったんでしょ? 怒ってたわよ、あの子」
「どうして?俺はちゃんと奢ったし別に彼女を怒らせるような事はしなかったぜ」
「だってあの子。。アタシがお義父様とする事知ってたから。。
 てっきり自分もお誘いを受けると思ってたらしいの。
 勿論、するかしないかはその場の雰囲気次第だけどね。
 でもフグタさんは誘いのモーションさえ掛けやしない。
 自分で誘っておいてそれは相手に対して失礼よ。アタシだって怒るわ」
「俺はただ一緒に呑む相手が欲しかっただけなの」
「本当かなぁ〜? ひょっとしてアタシのせいで勃たなくなっちゃったとか?」
「なっ、ばっ、馬鹿言うなよ。そ、そんな事あるものか?」
「ムキになっちゃって怪しいわね。。」
「キミだって俺がちゃんと役に立つくらい知ってるだろう?」
「うん。じゃー問題はないわね」
「問題ないって、何の問題がないの?」

みるくはマイペースで会話を進めていく。
それにしても俺がEDだなんて。。。冗談とは言え鋭い女だ。
319水先案名無い人:04/11/05 16:20:51 ID:395DuaqK
「うん? それはこれからのお楽しみ。。ウフフ」
「なんだよ。。はっきり言ってくれよ」
「兎に角アタシに着いてきて。。いい思いさせてあげるから」

そう言うとみるくは俺を自分の部屋まで連れてきた。
勿論俺は入室に抵抗を示したが「女の部屋が怖いの?」と聞かれて、
売り言葉に買い言葉になり部屋に入ってしまった。
部屋の中に人はいなく、特に変わったところもなかった。

「ねぇーフグタさん。。目隠しプレイってしたことある?」
「あぁ〜一応経験はあるよ」
「それって女の人に目隠ししたんでしょ? 逆はどうかしら?」
「そんな経験はないさ。 俺はどちらかというとSだしね」
「えっ!? フグタさんSMが好きなの? 意外だわぁ〜」
「いや、敢えて言うならって事だよ。 で、それが何なんだい?」
「そうそう、でね目隠しプレイをしてあげようと思って。。。」
「俺がキミとかい? キミとはもう終わった筈だよ」
「そう。。だからお相手するのはアタシじゃありません」
「そんな何処の誰かも解らない女となんか出来ないね」
「何処の誰か。。。ウフフ、大丈夫よ。相手はフグタさんの知っている子だから」
「じゃー尚更出来ないね。俺はもう帰るよ」
「あら、冷たいのね。その子フグタさんに抱かれたいんだって。
 でも自分の正体は知られたくないしフグタさんには家庭もある。
 不倫関係はその子の望む事じゃないけど、やっぱり諦め切れないんだって。。。
 男冥利に尽きるわね。ウフフ、どうする?」
「そんな事言って俺を騙そうとしているんじゃ。。」
「だからそれは無いって。。アタシはただ仲介の労をとってるだけだから。
 そんなに女が怖いのなら帰って奥様だけを抱いておけば?
 やっぱりお義父様とは違うわねぇ〜」

何だと!? クソッ!! 
俺の中でオヤヂへの対抗心がまた動き出した。
320水先案名無い人:04/11/05 16:21:55 ID:395DuaqK
「解ったよ。相手をすればいいんだろう。ヤッてやるよ。
 但し俺の気分が乗らず勃たなければその時は諦めてくれ」
「えぇ、解ったわ。じゃ、フグタさんシャツとズボンを脱いで。。」

俺はみるくの言う通りパンツ一枚の格好になった。
そして目隠しをされベッドに仰向けに寝ころんだ。

「目隠しは外さないでね。それだけは約束して」
「解った。。だが変な事をするようだったら約束は守れないからな」
「それは大丈夫だと思うわ。安心して。。」

そう言うとみるくは相手を自室に呼ぶ電話を架けた。
電話をしてから部屋のドアが開けられるまで時間は掛からなかった。
大方近くで待機していたのだろう。だが女は無言のままだった。

「じゃー頑張って。アタシは近くのコンビニとかで時間を潰すから」
「・・・・・」

そしてまたドアの開閉する音がした。続いて施錠される音。。。
俺は闇の中で転がっている。

やがて俺の首筋に柔らかい手が添えられる。
俺は手探りで手を伸ばす。。。掌は柔らかな肉の感触を俺に伝える。
女はやがて俺に口づけた。 
一頻り舌を絡め合うと女の舌は俺の首を伝い胸へと降りていく。
その間女の手は俺のカラダに触れるか触れないかの強さで撫で回している。
女の唇が俺の乳首を吸う。。。突然の愛撫に俺は一瞬たじろぐ。
が、気を取り直し俺はゆっくりと手を伸ばすと女の髪。。首。
そして乳房を探り当てた。。。確かな女の膨らみが俺の頭に刻まれた。
321水先案名無い人:04/11/05 16:22:54 ID:395DuaqK
相手が誰かは声を発しないので全く解らない。
この異常な状況の中で女は俺を舌と指で確かめていく。
俺のカラダに微かな快感を残しながら。。。

女にされるがまま俺は横たわっている。
やがて女は俺の手から離れ下半身へと移動していった。
下着越しに俺のモノを撫で回すと手を掛け、
腹部に舌を当てゆっくりと下っていきながら下着を脱がせた。
俺のモノが剥き出しにされる。。
女は臨戦態勢でない俺のモノを手に取り「ウフフ」と微かに笑った。
そして口に含む。。生暖かい感触が俺の脳を刺激する。
女は俺の敏感な部分に舌を這わせ手で玉を弄ぶ。
だがまだ俺のモノは固くならない。
すると女は俺のモノから口を離し蟻の戸渡りからアヌスへと舌を這わせる。
思わずカラダを捩る俺。。。
その刺激自体は初めて味わうモノではないが未だ見ぬ相手へ妄想が膨らんでくる。
相手はみるくなのではないのか?
ひょっとして同僚のあの子か? それともこの前呑んだみるくの友達?
次々と俺の脳裏に現れては消えていく女達。。。

やがて俺は女の愛撫に身を委せる内に理想の女を作り上げていた。
俺の理想の女が俺のアヌスを舐め玉を撫で棹をしごいている。
まだ見ぬその理想の女性への探求心が俺の中で芽生え始める。
その芽生えと共に俺のモノも徐々に固く。。。

ウッ!! また女の口の中に含まれた俺のモノ。。
唾液一杯のその口の中で俺のモノは更に固さを増していく。
口と手でしごかれ舌で刺激を受ける。。。このまま爆発してしまいそうだ。
やがて女はその気配を察知したのか口から俺のモノを離すと、
俺の口へと自分の秘所をあてがった。。
322水先案名無い人:04/11/05 16:23:57 ID:395DuaqK
俺は女の尻の肉を掴むと思い切り拡げ夢中で顔を埋めた。
舌をねじ込むようにワレメへと押し込む。

「アッ アァ〜 」

初めて聞く女の喘ぎ声。。だが俺にはその正体は判らない。
いや、寧ろ判らない方がいい。。
俺は夢中で女の秘所を愛撫していく。
女も俺の動きに答えるかのように俺のモノを愛してくれる。
やがて俺は女の粘膜へと押し込みたい欲求を抑えきれなくなっていた。

「そろそろイレたいのだが。。。」
「ウフッ。。」

目隠しされているのでそんな間抜けなやり取りになってしまった。
やがて女は俺から離れた。

「なんだ? 何をしているんだ? 早くっ!!」

だが女は返事をしない。
俺の手が女を求めて空を彷徨う。

「おぃ!! 何処に居るんだ? 頼む!!」

思わずそう懇願してしまう俺。。。
その時ふっと女の手が俺の肩に乗った。
俺は夢中で女のカラダを求め抱き締めた。
女は俺のモノを自分のアソコにあてがいゆっくりと腰を落としてくる。

「アッ アァアアァアアァ〜」
323水先案名無い人:04/11/05 16:29:24 ID:395DuaqK
繋がった。。。俺は。。女と出来るんだ。
久しぶりに味わう女の粘膜。。。手探りで女の乳房を探し当て揉み乳首を吸う。

「イッ アァアァ〜 アッ ァァアアアァ〜」

女は俺の首に両手を回し俺を引き寄せる。
俺は繋がったまま女の方に倒れ込む。。
女を膝下に置いた俺は猛然と突き上げていく。

「アッ アゥアアァッァアアァ〜」

俺の腰の動きに合わせて女の声が高くなる。
熱く締め付けてくる女の粘膜。。そして艶やかな喘ぎ声が俺の脳を刺激する。
その刺激は俺を絶頂へ導いていく。
頂上へと昇り詰める前に女から自分のモノを抜き取ると空中へと液体を放った。
おそらくこの向こうには俺の求める女陰が。。。。

やがて萎えてきた俺のモノを女はティッシュで綺麗にすると俺に下着を履かせた。
衣擦れの音が微かに聞こえる。。
そして着衣を済ませると女は俺の頬に軽くキスをしドアの向こうへと消えていった。
俺は目隠しを外し情事の余韻の残る部屋を眺めた。
初めての体験、勃起の復活。。。俺は軽い放心状態だった。

相手はみるくだったのか? いや詮索は止めよう。
いずれにせよ男は自分の作り上げた幻想に射精しているのかもしれないな。
ガラにもなくそんな事を考えてしまってる俺がいた。
兎も角。。俺はオヤヂの呪縛から逃れられたのだ。。。

「どうだった? フグタさん」

ドアを開ける音と共にみるくの元気な声がした。
俺はみるくにそっと手を差し出し握手で答えた。
324水先案名無い人:04/11/05 16:33:28 ID:395DuaqK
>>313-314さん
ありがとうございます。<(_ _)>
ボツ原稿もチト手を加えて使いますたので今日は長くなりますた。
前半はチト今一でしょ? (^^;)
ってか全体的に強引過ぎたかもしれませんね。。。orz

それではまた来週まで暫しのお別れです。(^^)ノシ
325水先案名無い人:04/11/06 08:32:18 ID:T9U805BA
更新乙です。 擬声語が・・・ウッ・・・保守。
326水先案名無い人:04/11/07 10:56:43 ID:BqLgZMC9
日曜保守。
マスオも十分羨ましい。
327水先案名無い人:04/11/08 15:21:40 ID:kP3Ct+z7
>>325-326さん
保守ありがとうございます。<(_ _)>
今日は原稿書けませんですた。
挨拶のみでごめんなさい。m(_ _)m
328水先案名無い人:04/11/08 16:42:07 ID:WlJp/hJH
お疲れ様です。
仕事が忙しいのでしょうか?
あまり無理なさらぬように。。。
329水先案名無い人:04/11/09 14:41:03 ID:apQdnaPN
俺は独り公園のベンチに腰掛けて空を見上げていた。
雲が次々と流されていく。。。
俺もまた様々な出来事に押し流されてきた。
だがその流れもどうやら止まったようだ。

今日、俺は学校へ着くとすぐにカオリから話しかけられた。

「もう仲直りしましょう。 私、イソノくんの事もう恨んでいないから。。
 色々あったけど今まで通りお友達でいましょ」

カオリは俺へのイヂメ終結宣言をクラスのみんなにもしていたみたいで、
先週までの冷たい雰囲気とはうってかわり俺の周りにも人が集まるようになった。
勿論ナカジマも一緒になって喜んでくれた。
正直嬉しかった。。。
これで少なくとも学校では平穏な生活が送れる。
が。。一抹の寂しさも正直に言って感じていた。
カオリの仕打ち。。それは俺に対する執着心の強さでもあった。
終結宣言が出されたと言う事はカオリから俺への執着が消え去ったという事だ。

つくづく俺は自分勝手な奴だと思う。
自分はウキエさんと一緒にいながら他の誰かにも思われたいという願望。。
こんな事で本当にウキエさんと子供を幸せに出来るのだろうか?

そう言えばオヤヂ。。。
俺は凄い剣幕で怒られると覚悟していたのに全然怒られなかった。
ただ。。

「お前はお前の出来る事を一所懸命に頑張れ。
 お前が出来ない事はワシが何とかする」

とだけ言われた。
330水先案名無い人:04/11/09 14:42:46 ID:apQdnaPN
何故オヤヂは俺を怒らなかったのだろう?
あの後。。オヤヂとウキエさんは何を話したんだろう?
ウキエさんに電話で尋ねても

「必死でお願いしたの。最後はオジサマが折れて下さって。。」

としか答えてくれない。
俺は。。。俺達は確かにオヤヂに協力してもらえる事になった。
最大の難関だと思われたオヤヂが出産を承諾してくれた事は大きい。
オヤヂの事だから我が家の人間をきっと説得してくれるだろう。
だが当事者である俺は何だか蚊帳の外にいるみたいだ。

今日の俺はウキエさんと逢う気にもなれず、かと言って家に帰る気にもなれず、
行くあてもなくこうして公園で時間を持て余している。
目の前では幼児達が遊具で元気に遊んでいた。

そう言えばこんな事が前にもあったな。
あの時はウキエさんに慰めてもらったんだ。。
こんな時にバカ騒ぎが出来たら気も紛れるのに。。。
しかし今はそれを我慢しなければならない。
ふぅ〜。。。俺はどうしちゃったんだろう?
本来俺は自由奔放で楽天的な奴だった筈だ。

「俺は自由でなくなったのか? 今の俺は本当の俺なのか?」

俺は心の中で自分に問い掛けた。

「あら、カツオちゃん? どうしたのこんな所で?」

問い掛けの答えを出す前に俺は突然、声を掛けられた。。。
331水先案名無い人:04/11/09 14:49:14 ID:apQdnaPN
>>328さん
生暖かいお言葉ありがとうございます。<(_ _)>

この続き。。1レス分は書いているのでつが、
このままの相手でいいのかどうかチト一晩考えさせて下さい。
そんな訳で中途半端な投稿、誠にスマソでつ。m(_ _)m
332水先案名無い人:04/11/10 01:33:35 ID:li9b2zGC
マターリ逝きましょう。
深夜保守。
333水先案名無い人:04/11/10 16:05:13 ID:SBnuFt53
夕暮れ保守
334水先案名無い人:04/11/10 16:41:37 ID:hT+HqHXI
一瞬ウキエさんか?と思ったが声の主はタイコおばさんだった。

「ちゃ〜ん」

イクラちゃんの元気な声で駆け寄って来た。

「あっ、こんにちは。タイコおばさん、オッス、イクラちゃん」
「誰か待ってるの?」
「いや、別に。。。ただちょっと考え事をしていて」
「お家にはまだ帰らないの?」
「う〜ん、色々とあってまだ家に帰りたくないんだ。。」
「そうなの。。よかったらウチに来る? イクラも喜ぶし」

優しいタイコおばさんは俺の気持ちを汲んで、そう言ってくれた。
俺はおばさんの言葉に甘える事にした。
そう言えばおばさん。。。夫婦仲はどうなってるんだろうか?
ノリスケおじさんはホモだ。
それなのにウチに来た時には普通の夫婦と何ら変わりないように見える。

えっ!? ちょっと待て!! 
おじさんはホモ。。。つまり女性のカラダに興味がない。
だとしたらイクラちゃんはおじさんの子供じゃないんじゃ?
いや、あの可愛がり方を見る限りそれは無いようにも思える。

俺は突然沸き上がったナミノ家への疑問に胸が騒いだ。
最初は結婚観について聞いてみようと思ってたけどそれどころじゃない。
ナミノ家にはとんでもない秘密が隠されているかもしれないぞ。
俺ははやる気持ちを抑えイクラちゃんのペースに合わせてナミノ家へと歩いた。
335水先案名無い人:04/11/10 16:42:14 ID:hT+HqHXI
ドアを開け部屋へと入る。

「ちゃ〜ん、は〜いぃ〜」

イクラちゃんが早速おもちゃを持ってきて俺と遊びたがった。

「カツオちゃん、何を飲む? ジュースでいいかしら?」
「はい。 ジュースを下さい」

俺はイクラちゃんの相手をしながら答えた。
やがてジュースがテーブルに運ばれ俺とイクラちゃんは移動した。

「何か家であったの? 何だか元気がなかったみたいだけど。。」
「うん。。ちょっとね。
 それよりタイコおばさん少し教えてもらいたいんだけど。。」
「あら? 何かしら?」
「あの。。。結婚ってやっぱり良いモノですか?」
「どうしたの? 急にそんな質問をして。。」
「いや。。。あの。。。内緒ですよ。
 ボクにも一応彼女らしき人がいまして。。。」
「ふ〜ん、カツオちゃんも隅に置けないわね」

俺は敢えて自分の話をきっかけにした。

「からかわないで下さいよ。 で、どうなんですか?」
「あら? 真剣に答えないといけないみたいね」
「えぇ、出来れば真面目に答えて下さい」

俺はタイコおばさんの目を真っ直ぐに見て話した。
イクラちゃんは側で無邪気に遊んでいる。
336水先案名無い人:04/11/10 16:42:54 ID:hT+HqHXI
「ふぅ〜、そうね。真面目な質問には真面目に答えないとね。
 でもね、カツオちゃん。これはあくまでも私の意見だから鵜呑みにはしないでね。
 結婚観なんて夫婦の数、いえ結婚した人の数だけあると思うの」
「つまり色んな感じ方があるって事ですね。解りました」
「私の思う結婚。。私とノリスケさんはお見合いで結婚したの。
 彼の第一印象は大らかで物事に拘らない人って印象だった。
 その印象は大体当たっていたわ」
「えぇ、ボクから見てもそう思えます」
「だけどね、それが彼の全てじゃないの。
 私もそうだけど彼が本当の自分を晒け出してる訳じゃないわ。
 ううん、人は本当の自分をなかなか人前では見せないモノなのかもしれない。
 例えばカツオちゃんだって私に見せていない部分があるでしょ?」
「えぇ、まぁ。。。」
「それなのにお互いの全てを知らないまま結婚して一緒に暮らし始める。
 結婚すると色んな事があるわ。家族、親戚の慶弔事、仕事、家事、近所付き合い。。
 小さな事件が次から次へと起きてくる。
 その事件に対してどう感じるか、どう対応するかで段々と本当の人格が出てくるの。
 もう恐ろしいくらいよ。あぁ〜この人はこういう人だったんだって。。」
「少しだけ解る気がします」
「それでね、問題はそこからよ。
 自分の考えと相手の考えが違うのは当たり前の事なの。
 価値観が全く同じって夫婦の方が寧ろ稀だと思うわ。
 それでも夫婦でいられるのは、相手の考え方をちゃんと聞けるかどうかだと思うの。
 つまり無視や否定するんじゃなくて違う意見を受け容れるって事ね」
「受け容れる。。。か」
「カツオちゃんだって彼女と全く同じ人間じゃない。
 育った環境も違えば習慣も違う。 でも好きでしょ?」
「えぇ、まぁ。。。」
337水先案名無い人:04/11/10 16:43:48 ID:hT+HqHXI
「私もノリスケさんとは色々とあったわ。
 今でも彼と結婚したことが本当に良かったのかなぁ〜って思う事もある。
 嫌なトコロも直して欲しいトコロも沢山あるわ。
 でもね、彼は私やイクラをとっても大切にしてくれるの。
 それに何より私自身が彼の事を嫌いにはなれない。
 沢山の時間を共有し合って本当の夫婦になっていくのかもしれないわね」
「じゃータイコおばさんは幸せなんですね」
「えぇ。。望みがない訳じゃないけどそれなりに幸せよ」

そう言うとおばさんはイクラちゃんを見た。
俺も釣られてイクラちゃんに視線を移す。。。

「イクラちゃん。。可愛いですね」
「えぇ、私の宝物。 この子のためだったら何だって出来るわ」
「父親は誰なんですか?」
「えっ!?」

驚いた顔でタイコおばさんが俺に振り向いた。

「本当の事を教えて下さい。 ボク。。知ってるんです。ノリスケさんの事。。
 でも誰にも話していませんから。。それは安心して」
「・・・・・」
「色々とあって知っちゃったんです。マスオ兄さんも知ってます」
「・・・・・」
「ノリスケさんなんですか?」
「・・・・・」
「違うんですね」

タイコおばさんが俺の手を無言で掴んだ。
手に凄い力がこもっていた。。。
338水先案名無い人:04/11/10 16:44:39 ID:hT+HqHXI
「でも安心して。誰にも話しませんから。。
 それにボクはナミノ家の人達、みんな好きですよ」
「カツオちゃん。。」
「もうすぐボクが何故結婚とかについて聞いたか解ると思います」
「えっ!? それはどういう意味?」
「今はまだ言えません」
「カツオちゃん。。イクラは。。イクラは。。」
「大丈夫。たとえボクと血が繋がってなくても今まで通りですよ」
「・・・・・」
「タラちゃんと同じように可愛い甥っ子として大事にしますから安心して」
「あの。。イクラは。。。本当にイクラを可愛がってやってね。。カツオちゃん」
「えぇ、だってイクラちゃん可愛いもん。それに。。。」
「それに?」
「ううん、何でもないです。
 今日は勉強になりました。ありがとうございます」

俺は丁寧に挨拶をしてナミノ家をあとにした。
お互いが受け容れ合う事。。俺は背伸びし過ぎてたのかもしれないな。
ウキエさんの前で男らしく頼り甲斐のある男でいようと本当の自分を見失っていた。
俺はウキエさんが好きだ。
だが、だからといってウキエさんに合わせるのは良くない。
お互いの気持ちを、意見をきちんと話す事からやり直そう。

俺はオヤヂの言った言葉を思い出していた。

 ”お前はお前の出来る事を一所懸命に頑張れ。”

俺が今出来る事とはウキエさんの気持ちを聞くことかもしれないな。
11月になりすっかり日が暮れるのが早くなった。
俺はあかね色の空の下、ウキエさんの部屋に向かって走っていた。
339水先案名無い人:04/11/10 16:47:00 ID:hT+HqHXI
>>332-333さん
保守ありがとうございまつ。<(_ _)>

今日は来客やら相談やらで投稿するのが遅くなってしまいますた。(^^;)
340水先案名無い人:04/11/10 22:43:17 ID:7WwF0Pf7
作者さん 乙ノシ
341水先案名無い人:04/11/11 15:19:01 ID:YGabN80a
ククク、笑いが止まらないぜ。
俺の買った株、昨日ストップ高で今日も騰げている。
まだまだ騰がるかも知れないがそろそろ利確しておくか。
俺は9万2千で指し売り注文を出した。
売れれば税金を引いても約23万が手元に残る。
たった10日で100万が123万。。。
この調子だとアッという間に借金が返せるな。
単純計算で1日2万3千円の儲けだから1年で約840万。
取引の無い日や多少のロスを考慮しても500万くらいは稼げるかもしれない。
ククク、俺には株の才能があるのかもしれないな。
俺は独りほくそ笑みながら一旦Eトレのブラウザを落とし仕事を再開した。
ニヤついてた俺の顔を見てみるくが噴き出すように笑った。
おぃおぃ、俺は思い出し笑いなんかしないぞ。 
まったく。。。

まぁーいいか。EDもみるくのお陰で治った事だし、現在俺の人生は順風満帆だ。
サザエの奴。。昨夜久しぶりに可愛がってやったら俺に臨時のお小遣いまでくれた。

 ”アナタも色々と物いりでしょうから”

だって。。そりゃ金はいるさ。
最低でもあと80万は稼がなきゃならないしお金はいくらあっても持て余す事はない。
お金があれば大概の事だって出来るしな。
小遣いも貰った事だし今日はみるくに昼食でも奢るか。

「山田くん、今日のお昼一緒にどう?」
「いいですね。。何食べられるんですか?」
「そうだなぁ〜。俺は何でもいいよ。山田くんが考えといて」
「わかりました」

それからお互い業務をこなし、時刻は昼食時間になった。
みるくと共に外へ出る。
342水先案名無い人:04/11/11 15:23:30 ID:YGabN80a
「フグタさんから誘ってくれるなんてどういう風の吹き回しですか? 
 アタシとはもう縁を切ったんじゃ?」
「あぁ〜切ったよ。 でも同僚として昼食くらい別にいいだろう? 
 それにこの前の事も聞きたいしね。 で、何食べる?」
「アタシお鮨がいい〜」
「お鮨とは。。。まぁ〜いいか」

俺は懐が暖かかったのでみるくの言う通り鮨屋へ行った。
ランチサービスがあるので二人で丁度5千円だった。
昼食代としてはかなり高いが、EDを治してくれたんだ。
これくらいサービスしても構わないだろう。
もっともEDの事はみるくには内緒だがな。。

カウンターに腰掛けおしぼりを使いみるくに話しかける。

「ところで。。この前の女は誰だったんだい?」
「あら、それは言えないわ。 事前にちゃんと説明したでしょ」
「でも興味あるな。。。まさかキミじゃ。。」
「アタシな訳ないじゃないですか。
 アタシだったらもっと上手に誘惑します。 事実しちゃったし」
「そうか。。。それもそうだな。 で、誰?」
「しつこい男は嫌われますよ。 はい、もうこの話はお終い!!」
「解ったよ。。で、オヤヂとはその後どうなんだい?」
「ウフフ、ご想像にお任せしまーす」
「あら? そう来ましたか。。じゃーその後常務とは?」
「あぁ〜そう言う人もいたわね」
「もう終わっちゃったの?」
「あれから2〜3回抱かせてあげたけど、もう相手するのは御免だわ。
 早い、マズイ、弱いの三拍子が揃ってるんだもの」
343水先案名無い人:04/11/11 15:26:03 ID:YGabN80a
「こりゃ手厳しいね」
「だって本当の事よ。 おまけに変な趣味まであるし。。」
「ふ〜ん。常務はあっさり別れてくれたのかい?」
「知らない。。アタシは誘いがあっても丁重に断るだけよ」
「その内刺されたりして。。。」
「まさか。。いくら何でもソコまで色呆けじゃないでしょ」
「いや、解らないぜ。 常務みたいなタイプが案外キミみたいな女に
 溺れて人生を失敗するんだ。気を付けろよ」
「ちょっとぉ〜、脅かさないでよぉ〜」

俺はみるくとそんな会話をしながら食事を済ませた。
デスクに着きメールをチェックする。
ヨシッ!!! 売却が成立している。。これで儲けが確定した。
現在の株価はどうなってるのかな?
俺は急いでEトレにアクセスする。
現在株価9万2千5百円。。。まずまずの高値で売り抜けたな。

さて、次はどの銘柄を買おうかな?
俺は数ある監視銘柄の中から株価の低いドリテクを選んだ。
変えないかも知れないが8万で15株の買いを入れEトレを落とし業務に始めた。

業務に没頭していた俺は後で知ったのだが、順調だと思われた日経株価は
14時前に暴落していた。
俺の買い注文もその煽りを受けたのか一時は8万を割り込み約定していた。
今日の終値はほぼ買値の80,100円だった。
そして俺が売り抜けた株も8万5千を割り込んでいた。

俺は今日デイトレの怖さを少し知った。
明日は大丈夫なのか? もし明日も暴落したら。。。
午前中とうってかわり俺は青ざめた顔で放心していた。
不吉な予感が俺を支配していた。。。。
344水先案名無い人:04/11/11 15:27:46 ID:YGabN80a
>>340さん
ありがとうございます。<(_ _)>

今日はチト中途半端な原稿ですたね。(^^;)
マスオのデイトレ報告と言う事でご容赦下さい。m(_ _)m
345水先案名無い人:04/11/11 17:59:52 ID:dn7g7Gfs
マスオ悪いことは言わんやめろ
346水先案名無い人:04/11/12 13:11:04 ID:FRGjL6Un
「ねぇ〜サザエ。。」
「なーに? かーさん」
「アタシ、今日から少し郷へ帰ってもいいかい?」
「どうしたの急に?」
「ちょっとねぇ〜。。なんだか少し疲れちゃって」
「疲れたって何が?」
「色々とね。。今日もおとーさんは遅いみたいだし。。。
 暫く留守をお願いしてもいいかねぇ〜」
「家の事は別に構わないけど、でもとーさんは知ってるの?」
「言ってないわよ。 言えばおとーさん変に気をまわすでしょ?
 ほんの気晴らしなの。。大した事じゃないのよ。
 暫く田舎にも帰ってないしね」
「でもとーさんが今晩遅く帰ってきてかーさんがいないと吃驚するわよ」
「サザエから巧く言っておいてよ。
 友達に会いに行ったとか、何とか。。。」
「そりゃ言い訳を考えるのは得意だけど。。。」
「じゃー頼むね、サザエ」
「かーさん、本当に何にもないの?
 まさかとーさんが浮気したとか。。」
「浮気ねぇ〜。。。お前もまだまだ子供だね」
「どういう意味よ、かーさん」
「仮にマスオさんが浮気していたらサザエはどうする?」
「そりゃ怒るわよ」
「怒って? それからどうするの?」
「どうするって。。。」
「離婚するのかい?」
「そんな。。離婚だなんて。。
 第一マスオさんに限って浮気なんて絶対にないわ!!」
「そうね、そう思う事が大事よ。
 じゃーこれからもマスオさんと仲良くね」
347水先案名無い人:04/11/12 13:11:32 ID:FRGjL6Un
「ちょっと、かーさん。気になるじゃない」
「アタシの事は心配しなくていいから。。それじゃ頼んだわね、サザエ」

そう言うとアタシは家を出た。

サザエは本当に何にも知らないんだねぇ〜。
おとーさんの浮気は今に始まった事じゃない。
気付かれてないと思ってるのは本人だけよ。
そりゃ最初はアタシも随分頭に来たわ。。でも別れてどうするの?
子供達は? 生活は? 
何よりアタシはまだおとーさんを愛してる。そしておとーさんもきっと。。
夫唱婦随に見えるかも知れないけど大切な事は全てアタシの言う通りにしてくれるわ。
たかだか浮気。。。元々オトコはそう言う生き物なのよ。
そうでなくてもおとーさんは強いんだから。。
気持ちさえアタシを向いていれば許してあげよう。
そう考えるようにしてきたわ。
でも聞き分けのいい妻、母親でいるのに少し疲れたの。

ううん。。そうじゃないわ。
最近のおとーさん。。疲れたとかで回数が減ってきた。
前はこんな事なかったわ。
アタシ。。少し愛されてる自信がなくなったの。
ワカメは外泊するようになるし、カツオだっていつも帰りが遅い。
おとーさんも毎週週末は決まって午前様だし。。
もうこの家にアタシなんていなくていいのかもしれない。
そう考えたら何だか居ても立ってもいられなくて。。。

重い足取りでアタシは駅へと向かっていた。
サザエには心配するなって言ったけどみんな心配してくれるかしら?
348水先案名無い人:04/11/12 13:13:27 ID:FRGjL6Un
>>345さん
そうでつね。止めた方が利口でつよね。(^^;)

今日は原稿少なくてスマソでつ。m(_ _)m
349水先案名無い人:04/11/13 03:42:32 ID:YKzWmPYl
うーん、いろんな要素があって飽きさせないなぁ。
350水先案名無い人:04/11/13 13:17:06 ID:YdaAqHd8
午後の保守
351水先案名無い人:04/11/14 10:37:50 ID:jSm0Akd+
行け、マスオ
鬼畜となれ!!応援保守
352水先案名無い人:04/11/15 01:12:30 ID:TpRtP5G4
ぬるぽ保守。
353水先案名無い人:04/11/15 03:08:46 ID:8MuJvnQr
>>352
ガッ
保守
354水先案名無い人:04/11/15 16:35:36 ID:DkxKTor5
ワシは女を起こさぬよう静かにベッドから下りた。
今宵もイキまくった女は満足そうな寝息をたてておる。
シャワーを浴び着衣を済ませてワシは部屋を出た。

まだ終電には間に合うかな?
ワシは急ぎ足で駅へと向かった。

運良く終電に間に合ったワシは電車に乗り込む。
電車は週末楽しい一時を過ごした人達で溢れていた。
もちろん中には自棄酒や愚痴を言い合った人間もいるだろうが。。

そんな人混みの中でワシはカツオとウキエの事を考えていた。
フネには何と言えば良いじゃろうか?
あいつも女だ。。ウキエが子供を産む事には賛成してくれるじゃろう。
しかしカツオと関係を持ったウキエを家の中に入れるのは多分反対じゃろう。
まぁーウキエは部屋を持っておるからそれは良いとして。。。
問題は養子縁組の件じゃ。
たとえ形だけの養子縁組とは言え相続権はある筈じゃ。
この点を指摘されるとチト痛い。
ウキエが放棄すると言ってもフネやサザエは簡単には信用せんじゃろうし。。。
明日取り敢えず気休めの遺言書でもしたためておくか。

そんな事を考えてる内に電車はあさひが丘駅に到着した。
あまり人気の道をとぼとぼと歩いて行く。
最近は物騒になったからワシも用心しないとな。
午前1時を過ぎると流石に灯りがついている家の方が少ない。
だがワシの家にはちゃんと灯りがついている筈。
待つ者がいる家と言うのはありがたいモノじゃ。

案の定、玄関先に灯りのついたワシの家が見えてきた。
静かに鍵を開け家の中に入る。。。
355水先案名無い人:04/11/15 16:36:13 ID:DkxKTor5
おや? 誰も迎えに来んな。。。
遅くなると言っておったから先に休んだのか?
最近は週末になると午前様だったからかーさんも怒ってるのか?
明日あたり久しぶりに濃いヤツを。。。

仕方なくワシは戸締まりをし、家へ上がった。

「とーさん、今日も遅かったわねぇ〜」
「おぉ〜サザエ。かーさんはどうした?」
「それが何かイナカの方で急用が出来たらしく実家に帰っちゃったの」
「何? ワシは何も聞いておらんぞ!!」
「とーさん、声が大きいわ。みんな吃驚して起きちゃうわよ」
「うっ、うむ。。すまなかった」
「かーさんはとーさんが心配かけたく無いから黙って行くって言ってたわ。
 多分大した用事じゃないのね、きっと」
「はて? いったい何があったのじゃろう?
 まぁ、今夜はもう遅い。。明日実家の方へ電話してみよう」
「そうね、それがいいわ」
「遅くなってすまなかったな、サザエ」
「おやすみなさい、とーさん」

そう言うとサザエは自分たちの寝室へ、ワシは浴室へと向かった。

あまり音を立てぬよう静かに風呂に入る。
既にシャワーを使っていたのでワシは軽く湯船で温まると頭を洗いすぐに出た。

それにしてもフネにいったい何があったのじゃろうか?
長年連れ添ってきてこんな事は初めてじゃ。

ワシはなかなか寝付けないまま朝を迎えた。
356水先案名無い人:04/11/15 16:36:59 ID:DkxKTor5
午前八時。。サザエが支度してくれた朝食を摂るとワシは電話を架けた。
だが誰も出ない。一応留守番電話にメッセージを残し電話を切る。。。

子供達と遊ぼうにもワカメは昨日から友達の所へ泊まっているらしい。
カツオは今はワシの相手をするどころじゃないとみえる。。。
朝御飯を食べ終えるとすぐに外出した。
行き先はウキエの所だろう。

「ねぇー、とーさん、私達も出掛けていいかしら?」
「えっ!?」
「マスオさんがお買い物に連れていってくれるの。
 お昼をご馳走してくれるって」
「おぃ、サザエ。 余計な事を言うなよ。
 よかったらおとーさんもご一緒されませんか?」
「う。。いや、折角の家族水入らずじゃ。ワシが邪魔しては悪い。
 マスオくん、気を遣ってくれてありがとう。
 ワシはかーさんの事が心配なので家にいるよ」
「そうですか? すいません、おとーさん」
「じゃー、とーさん出掛けてくるわね」
「あぁ〜、しっかり楽しんでおいで」

一人家に取り残されたワシ。。。
いや、タマがおったな。 タマ。。タマ。。

しかしタマの姿は何処にもなかった。
ふぅー。。。正真正銘の独りきりじゃな。

する事のないワシは冷蔵庫からビールを取り出すと一人で飲み始めた。
TVをつけると千歳飴をぶら下げた子供達が映っていた。
そうか。。七五三の季節か。。
357水先案名無い人:04/11/15 16:37:47 ID:DkxKTor5
子供達が幼い時は生活も大変だったがそれなりに楽しかった。
賑やかに走り回るカツオとワカメ。。
サザエもまだウキエくらいの年頃じゃった。
ワシは仕事に追われフネは子育てに。。。
お互いに苦労はしたが、それだけに一家で落ち着ける休日が楽しみじゃった。
それが今はもうバラバラになりつつある。

子供はいずれ巣立っていくモノじゃ。
それを引き留めようとするのは親の我が儘じゃろ。
最後にワシに残されるのは古くなった女房と家だけか。。
今はサザエ達が同居しているのでタラちゃんがいるが、
いずれマスオくんも自分の家を持ち出て行く事じゃろう。。
そうやってみんな幻のように消えていくのじゃ。。
イクラと一緒に住む事は到底叶わぬ夢じゃし。。

そう考えると早くカツオの赤ちゃんが見たいのぉ〜。

ワシは2本目のビールを取りに立ち上がった。
その時、電話のベルが鳴った。急いで電話に向かう。。。

「もしもし、イソノですが。。」
「・・・・・」
「もしもし?」
「おとーさん。。。」
「フネ。。フネなのか?」
「えぇ。。。急に実家に帰ったりしてごめんなさい」
「あぁ。。何かあったのか?」
「少しの間こちらで暮らそうと思います。
 サザエにはすまないって、おとーさんから伝えておいて下さい」
「えっ!? それは一体どういう事なんじゃ?」
358水先案名無い人:04/11/15 16:39:48 ID:DkxKTor5
「おとーさん。。。。」
「少しの間って。。お前。。」
「おとーさん。。体に気を付けて下さいね。もう若くないんだから。。」
「おぃ、そんな事よりいつ帰って来るんじゃ?」
「それじゃ、家の事よろしくお願いしますね」
「おぃ、フネ。。。。もしもし。。もしも〜し。。」

フネは自分の言いたい事を言うと要領を得ぬまま電話を切ってしまった。
すぐに架け直したがまた留守番電話になっておる。。

言いようのない不安がワシを襲った。
もしやワシの浮気がバレたのか? 
これでもバレないように充分に気をつけていた筈じゃが。。
まさかタイコとイクラの事が。。いや、それは絶対にあり得ん。
だとするとウキエ? だがもう随分と時間が経っている。
やはり今の女か。。。ふぅ〜。。。

しかし証拠はない筈じゃ。。
兎に角一度フネと逢ってみない事には埒が明かんな。。

ワシは書き置きをしたためると鍵を掛け家を出た。
次から次へと襲ってくる不安。。
それはワシがフネを裏切ってきた証でもあった。

 ”すまん。。フネ”

心の中でフネに謝りながら電車へ飛び乗り静岡へと向かった。
周りの者が怪訝な顔でワシを見る。
だがフネの事で一杯だったワシに他人の目を気にする余裕はなかった。
359水先案名無い人:04/11/15 16:40:27 ID:DkxKTor5
>>349-353さん
ありがとうございます。<(_ _)>
360水先案名無い人:04/11/16 09:05:31 ID:bwtrqYbg
朝の保守。
361水先案名無い人:04/11/16 10:22:14 ID:uDLdKLQP
おうえんしてまーす!
ふぁいとふぁいと!
362水先案名無い人:04/11/16 14:49:18 ID:M9QY7chs
>>360-361さん
保守&応援ありがとうございます。<(_ _)>

今日は原稿書く時間がありませんですた。
挨拶だけですいません。m(_ _)m
363水先案名無い人:04/11/16 23:27:47 ID:vwOy243t
どうぞご自分のペースでやって下さいね保守。
364水先案名無い人:04/11/17 10:06:36 ID:vMAjjU7h
毎日楽しみにしております保守
365水先案名無い人:04/11/17 10:07:30 ID:vMAjjU7h
毎日楽しみにしております保守
366水先案名無い人:04/11/17 14:18:17 ID:gVveUMaC
電車に揺られているうちに睡眠不足が祟り少し眩暈がした。
まるで奈落の底に落ちていくかのような感覚。。
これは悪いことの予兆なのか?
ワシは歯を食いしばり何とか正気を保とうとした。
吊革に必死でしがみつき姿勢を維持する。

「おじいちゃん。。ここどうぞ」

ワカメより少し小さいくらいの男の子が席を譲ってくれた。

「親切にありがとう。。」

ワシは体調不良もあり素直に男の子の好意に甘えた。
座ると眩暈は少しおさまった。

おじいちゃん。。そうか、この子から見たワシは老人なのか。。
自分の老いを感じずにはいられなかった。
手を見つめる。。少しシミの出来た肌。
毛髪はもう殆ど残っておらん。
ただワシの中のオトコだけが今も変わらず元気なだけじゃ。
いっそソレも老いてくれればワシは性から解き放たれるじゃろうに。。
そうすればどんなに楽に生きていけるじゃろうか。

男も女もない。。
ただ長年連れ添ったフネと緩やかな時を過ごす。
早くそうなりたいモノじゃ。。

やがて電車は東京駅に到着しワシは新幹線へと乗り換えた。
367水先案名無い人:04/11/17 14:22:16 ID:gVveUMaC
ひかりに乗り込むとワシはぼんやりと窓の外を見ていた。
景色が凄いスピードで変わっていく。
人は文明の利器を手に入れたが、果たしてこれで良かったのじゃろうか?
確かに便利にはなった。
だがこの景色のように社会の流れも速くなってしまっている。
自然。。ついていけなくなる者も出てくる。

力の限り走り続けやがて失速していく者。
ゴールなきレースを疲労を抱え走り続けていく者。
しかしどちらが本当の勝者なのか人生が終わってみるまでわからん。
いや、そもそも人生に勝ち負けはないのかもしれんな。

それにしても近頃の若者は大変じゃな。。変革のスピードが早すぎる。
ワシらの時代はよかった。
便利な利器もなかった代わりに時の流れが緩やかじゃった。
一旦入社すれば雇用も保証されていたし給料も右肩上がりじゃった。
それが今じゃやれリストラだ、やれ合併だ。
確かに民間企業は利益を出しやすい体質にはなっただろうが果たしてコレでよかったか?
資産リストラで地価は下がってしまうわ、人員整理で失業率は上がるわ。。。
そのくせ固定資産税は下がらないし、社会保険料率は上がる一方。
少子化や年金問題も早く手を打たなければ取り返しのつかない事になるぞ。
そう。。子供は国の宝じゃ。
子供が将来重い荷物を背負っていかねばならんこの国に未来はあるのか?

ワシはぼんやりと景色を眺めながら取り留めもなくそんな事を考えていた。
だが、今のワシにとっての最重要問題はフネじゃ。

フネはワシを許してくれるじゃろうか?
カラダは裏切ってしまったが心は裏切っておらんつもりじゃ。
性に対する男と女の違いと言われればそれまでじゃが。。。
368水先案名無い人:04/11/17 14:24:38 ID:gVveUMaC
やがて新幹線は降車駅に着いた。
駅のターミナルでタクシーをひろいフネの実家へ。。。

「ごめん下さい。。。イソノです。 ナミヘイです」

ワシはインターホーンを鳴らしそうおとないを入れた。

「あら。。ナミヘイさん。すっかりご無沙汰してます」

タイゾウ兄さんが出て来てそう言った。

「いや、ワシの方こそご無沙汰しまして申し訳ありません。
 ところでフネがお邪魔してると思うのですが。。」
「えぇ、来てますよ」
「じゃー上がらせてもらって・・・」
「いや、それがねぇ〜。。。」
「今いないんですか?」
「いるにはいるんですが。。。」
「それじゃ・・」
「あの。。。逢いたくないって言ってるんですよ。
 ナミヘイさんが来られても家へは上げてくれるな、と。。
 私も叱ったんですがねぇ〜。。 
 アイツが言い出したら聞かないのはナミヘイさんもご存知の通りで。。」
「そうですか。。。」
「何かあったんですか? フネに訊ねても黙りで。。。
 かと言って実家を訪ねて来たのに追い返す訳にもいかない。
 私も本当に困ってまして。。。」
「ご厄介をお掛けして申し訳ありません」
「そんな訳で折角来てもらったんだが今日のところはお引き取りを。。」
「外で構わないので何とか少しだけ話し出来ませんかね?」
369水先案名無い人:04/11/17 14:30:30 ID:gVveUMaC
ワシはタイゾウ兄さんにそう頼み込んだ。
兄さんは一応聞くだけは聞いてみるとフネの元へ向かってくれた。

折角来たのだから話しくらいはしてくれるじゃろうとワシは高をくくっていた。
だがその予想は無残にも外れた。
タイゾウ兄さんが申し訳なさそうに戻ってきて言った。

「すまない。。やっぱり暫くは逢いたくない、って。。。
 少し落ち着くまで待ってやってもらえませんか?
 アイツも昨日の今日で多少意地になってると思うんですよ」
「そうですか。。。」
「何があったかは知りませんが夫婦の事は夫婦で解決するしかありませんからね。
 コレに懲りずにまた電話でもしてやって下さい。
 多分アイツもナミヘイさんが来てくれた事は喜んでいると思うんです」
「はい。。ご迷惑をおかけしてすいません。
 じゃー残念ですが今日はコレで引き上げます」
「折角来てくれたのにすまないね」
「いえ。。こちらこそ」

そう言うとワシはタイゾウ兄さんにお辞儀をしフネの実家をあとにした。
徒労感が急激にワシを襲う。。
折角来たにも拘わらず頑なにワシを拒むフネ。
ワシとフネの間には斯くも大きな溝があったとは。。。。
ワシが作ってしまったこの溝は決して埋まることがないのだろうか?

いや。。ここでワシが埋める努力を怠れば溝は大きくなるばかりじゃ。
ワシを覆う徒労感を辛うじて押しのけるとワシは足早に歩き始めた。
ワシが犯した罪は贖い切れるモノではないかもしれん。
だが本気でフネを愛し続ける事がワシの贖罪なのじゃ。
そう。。たとえソレが徒労に終わろうとも。。。
370水先案名無い人:04/11/17 14:31:49 ID:gVveUMaC
>>363-365さん
生暖かいご保守ありがとうございます。。・゚・(ノ∀`)・゚・。
371水先案名無い人:04/11/18 09:04:32 ID:gFMlR40E
風邪ひいた保守。
372水先案名無い人:04/11/18 12:55:09 ID:9Af3ydpF
オレも風邪ひいた保守
373水先案名無い人:04/11/18 13:50:50 ID:QYp5wZmx
俺は今日も元気だ保守
374水先案名無い人:04/11/18 15:22:38 ID:S1nPTasS
>>371-372さん
お風邪なのに保守ありがとうございます。<(_ _)>
お体大事にして下さい。
早く治るといいでつね。(^^)

>>373さん
元気があれば何でも出来る!!
って事で、保守ありがとうございます。

今日は忙しくて原稿書けませんですた。スマソです。m(_ _)m
11月はチト色々とありますて。。申し訳ありません。<(_ _)>
375水先案名無い人:04/11/18 18:06:03 ID:tAmlFrEh
糞スレ
376水先案名無い人:04/11/19 10:19:41 ID:FWRl/KST
雨上がりの保守
377水先案名無い人:04/11/19 15:34:53 ID:6fChX+pj
あの人。。。ちゃんと迎えに来てくれたのね。
逢わないで追い返しちゃったりして、少し冷た過ぎたかしら?
ううん、もう少し心配させてやるの。
だって。。。これまでじっと耐えてきたんだもの。
これくらいの我が儘は許されるわよね。

あの人とお見合いで知り合って結婚してサザエを産んで。。。
私は育児と家事に追われあの人は仕事に一所懸命で。。
今時の亭主みたいに育児や家事を手伝ってくれる事はなかった。
私はクタクタになりながらも頑張って家庭を守ってきたわ。
あの頃の私には抱かれる気力も体力もなかった。
でもあの人は毎晩私を求めてきて。。。
ソレを私があんまり拒むものだからあの人は外で他の女と。。
頭には来たけど私は自分にも責任があると思ったからあの人を責めたりしなかった。
それにまだ小さいサザエを抱えて暮らしていく自信はなかったし。。
何より心さえ離れていなければきっと浮気は止まると思ったの。

そしてサザエが幼稚園に上がった頃、やっと私にも余裕が出来て、
私あの人に話をしたわ。「もう浮気は止めて下さい」って。。
するとあの人は「ワシが悪かった。。すまん」って謝ってくれた。
それからまた夫婦の営みが始まって。。。
でも、あんまり期間が開いてたものだからなかなか子供が出来なくて。。
あの人、男の子が欲しいってしきりに言ってたから私もすすんで抱かれたわ。
その内段々とあの人に抱かれるのが良くなってきて。。
回数が多すぎるのもいけないのかねぇ〜。
カツオを身籠もったのはサザエが中学に上がってからだった。
丁度サザエが多感な時期だったから自然に回数も減ってきてて。。
それが良かったのかもしれないわねぇ〜。
それから私の体質が変わったのか、すぐにまたワカメを身籠もって。
ワカメが手が掛からなくなってきたと思ったらサザエが結婚。
すぐにタラちゃんを産んで今度は孫の世話。。。
378水先案名無い人:04/11/19 15:35:55 ID:6fChX+pj
こうして自分の人生を振り返ってみると本当に育児と家事に追われてきたのね。
今時の奥さんみたいに自分が楽しむって事は殆どなかった。
勿論私には家族の幸せが一番だし、それは今でも変わらないけど。。。

もうそろそろ自分の思う通りに生きてみてもいいでしょう。
子供達も殆ど手が掛からなくなってきたしね。
でも正直どうすればいいのか解らない。
だからまずあの人を試してみるの。。
この先あの人と私が連れ添って生きていけるか。。
あの人が本当に私を愛してくれているのか。。
本当に愛してくれているなら何度だって足を運んでくれる筈。
もし一度や二度で諦めるようなら。。。

「おぃ、フネ。 あれで良かったのか?」
「すいません、兄さん」
「ナミヘイさん。。すっかり肩を落としてたぞ」
「そう。。。」
「何があったか知らないが早く帰った方がいいんじゃないか?」
「えぇ。。それは解ってるんだけど。。
 でもお願い。。もう少しここにいさせて」
「ウチは構わないけどナミヘイさんが。。
 それにカツオくんやワカメちゃんも待ってるだろうに。。」
「子供達も大きくなりましたから母親を恋しがったりしませんよ。
 それに家の事ならサザエがいるから大丈夫ですよ」
「まぁーお前がそう言うならこれ以上何も言わんが。。。」
「我が儘言ってすいません、兄さん」

そう。。これは私の第二の人生を決める大切な事なのよ。
私はあの人の顔を思い浮かべながら心の中で呟いた。。。
379水先案名無い人:04/11/19 15:36:57 ID:6fChX+pj
>>376さん
保守ありがとうございます。<(_ _)>
雨上がりは空気が澄んでいて気持ちいいですね。(^^)
380水先案名無い人:04/11/19 15:37:39 ID:6fChX+pj
「あっ!! 動いた。。動いたよ、ウキエさん」
「ねっ、元気に育ってるでしょ」
「うん。。お腹も少し目立ち始めたね」
「そうそうカツオちゃん、これ見て。。」
「これが赤ちゃん?」
「そう、超音波で撮った画像なの。
 ここが手で。。ほらここが背骨よ」
「へぇ〜、段々と人間らしい形になってきたね」
「うん。。先生も順調だって。
 もう安定期に入ったし流産の心配はないそうよ」
「来年の春には俺も父親かぁ〜」
「うん、小学6年生のパパ。。戸籍上は違うけどね」
「そうそう、その話だけどオヤヂは本当にOKしてくれたの?」
「えぇ。。私を養女にしてくれるって言ってくれたわ。
 あくまでもパパが私を許してくれない事が前提だけどね」
「オヤヂ。。。何か変なんだよな。
 俺てっきり雷を落とされるかと思ったけど全然怒られないし。。」
「多分。。。オジサマも戸惑ってるんだと思うな。
 だって愛し合った二人がそうなるのは自然の流れでしょ。
 私とカツオちゃんがただ若いからと言って頭ごなしに叱れないと思うの。
 それにもう新しい生命は生まれているわけだし、今更過去の事を話しても
 仕方ないと思ってらっしゃるんじゃないかしら?」
「そうかなぁ〜? そうだと良いんだけど」
「いいじゃない。オジサマは私達の味方になってくれた訳だし。。
 ねぇ〜それより。。。久しぶりに。。」

そう言うとウキエさんは俺の股間に手を伸ばしてきた。
白い手で俺の中心部を撫で回す。
俺はオヤヂの事が気になりながらもカラダがその刺激を受け容れ始めた。
381水先案名無い人:04/11/19 15:38:24 ID:6fChX+pj
俺のモノが徐々に固くなってくる。。。
その感触を確かめるとウキエさんはズボンを脱がしにかかる。
ウキエさんが脱がせ易いように俺は腰を浮かせる。。。
やがて剥き出しになった俺のモノを口に含むと上目遣いに俺を見た。
その眼差しは先程の穏やかな母として視線ではなく一人のオンナのモノだった。

左手で玉を弄び舌を俺のモノに這わせる。
先端の部分を舌で刺激しては口に含み唾液を絡ませては俺を見つめる。
挑発的なその眼差しに俺の征服欲がムラムラと起き上がる。
俺は暫くウキエさんに身を委せていたが、やがてカラダを離し立ち上がった。
そしてウキエさんに手を差し出し立ち上がらせる。

俺は下半身を剥き出しのままウキエさんをベッドに誘い衣服を脱がせ始めた。
首筋に唇を這わせ左手で上着を捲り上げていく。。
少し張ったウキエさんの胸の感触に一瞬怯む。
だが俺の怯みを察知したかのようにウキエさんは俺の頭を自分の胸に押しつけた。
やむなく俺は両手を腰にまわしスカートとパンティーを下ろす。
自然にウキエさんは腰を引き俺を抑えてる腕の力が緩む。
俺は流れるようにウキエさんの下半身へと顔を移動させた。
幾度となく目にしたウキエさんの秘所が俺の鼻先に。。。

俺は目の前の茂みに口づけ両手で柔らかな尻を揉む。
そして舌をワレメに滑り込ませるとウキエさんは小さな溜息を漏らした。。

「アァ〜 カツオちゃん。。しあわせ」

俺はその満ち足りた声に促されウキエさんに口づける。
舌を絡め合い気持ちを確かめ合った後俺はウキエさんを静かに横たわらせた。
白い腿の隙間から覗く陰部が艶めかしい。。
382水先案名無い人:04/11/19 15:41:25 ID:6fChX+pj
俺は服を脱ぎ全裸でウキエさんに近づいた。
もう一度キスをする。。。
その後ウキエさんの上着を脱がせ下着を取った。
少しお腹が出た白い肢体。。。

俺はお腹を圧迫しないように横からウキエさんの胸に顔を埋めた。
乳首を甘く噛み舌で転がし胸を揉みしだく。。
と、その時。。ウキエさんの乳首から白い液体が滲み出た。

「ウキエさん、お乳が。。」
「そう。。最近出るようになったの。
 吃驚したでしょう。ウフフ、カツオちゃん味見してみる?」
「いや。。。でも本当におかあさんになるんだね」
「そうよ、未来のパパ」

俺は女体の不思議さに感心し愛撫を止めてしまった。
このカラダの中に俺の子供が。。。
そう思うと何か神聖なモノを穢しているような気がしてきた。

「どうしたの? カツオちゃん」
「いや。。何だかこんな事しちゃいけないような気がしてきて。。」
「どうして?」
「だって。。何だかイヤらしい事をしてちゃいけないような。。」
「あら、セックスは種族繁栄のために神様が与えてくれた素敵なモノよ。
 私とカツオちゃんがするのはごく自然な事よ」
「うん。。そうかもしれないけど。。」
「じゃー続きを。。ねっ、カツオちゃん」

しかし結局その日俺にはウキエさんを抱く事が出来なかった。
一度萎えてしまった俺のモノと心はすぐに膨らむ事はなかったのだ。
不満そうなウキエさんの肩を抱く事が俺に出来るただ一つの愛情表現だった。
俺達はその日初めて違う愛のカタチを求め合ったのかもしれない。。。
383水先案名無い人:04/11/19 16:49:37 ID:NDAG/+uU
つC

遅かったか!?
384水先案名無い人:04/11/19 20:39:19 ID:zzaTX2cS
つまんね
385水先案名無い人:04/11/20 11:02:55 ID:Y66LVxgj
>>384
じゃあ死ね。
作者さん、乙です保守。
386水先案名無い人:04/11/20 13:01:13 ID:/v1iNBjh
まああまり相手にしないようにな。
ひたすら無視が最良。

午後の保守。
387水先案名無い人:04/11/20 15:03:46 ID:bvy+1KOS
おやつの時間保守
388水先案名無い人:04/11/21 11:21:50 ID:k45WfiCB
日曜今起きた保守
389水先案名無い人:04/11/22 15:20:14 ID:AjNPVEgI
>>386さんに一票って事で自作自演保守w

>>385-388さん
保守ありがとうございます。<(_ _)>
今日も原稿書けませんですた。。。すんましぇーんm(_ _)m
休み明けにはきっと。。

>>383さんは4点という意味かにゃ?
次はガンガリ鱒。
390水先案名無い人:04/11/23 02:12:29 ID:+KmbTIqn
つまらないものをつまらないといって何が悪い
最初の頃は面白かったがさいきんつまらん
391水先案名無い人:04/11/23 07:58:28 ID:HL+T7N5e
>>390
そうか、よかったな。
ところで俺の肛門をみてくれ。こいつをどう思う?
392水先案名無い人:04/11/23 09:06:02 ID:1W0+LC+P
なかなかナイスな肛門だな
393水先案名無い人:04/11/23 10:29:28 ID:SBosjAvm
>>389
>>383は四円=支援という意味でした。。。

>>391
すごく、、、臭いです。
394393:04/11/24 01:17:09 ID:7COmiTMH
普段はbbspink住人の俺様が保守。

ところで、保守sageは一日一回くらいでいいのかな?
395水先案名無い人:04/11/24 02:16:09 ID:mlbvAz92
>>394
それぐらいじゃない?
今はちょっと保守し過ぎかな
396水先案名無い人:04/11/24 11:54:58 ID:/Ubh7Yx5
>395
まあね。でも、作者さんへのエールってことでいいんじゃない?
自分も創作やるが、読み手の声って励みになる。

つーことで、作者さん無理せず頑張って〜保守。
397水先案名無い人:04/11/24 12:52:30 ID:6UfsKlgq
応援はほの板の雑談スレでいいんじゃないのかな?
保守ばかりになってると見難かったりするし。
第一、わざわざ作者さんが別スレ立ててくれたのに使わないと勿体無い。
398水先案名無い人:04/11/24 13:09:05 ID:mlbvAz92
【Another】カツオ一族の真実をマターリ【Story】
http://human5.2ch.net/test/read.cgi/honobono/1096441487/
399水先案名無い人:04/11/24 15:47:18 ID:4P3sAWxC
今日は勤労感謝の日。。休日だ。
俺は居間でタラちゃんを膝に乗せくつろいでいた。

最近のイソノ家はどうもギクシャクして居づらい。
おかーさんは実家に帰ったままだしオヤヂは怒りっぽくなった。
カツオは口数が少なくなったし、ワカメは何を言っても上の空だ。
だが今日はオヤヂもカツオ、ワカメも外出しフグタ家の人間だけが家にいる。
この家が俺の家だったらなぁ〜。。。
俺はタラちゃんの話しに適当に相槌を入れながらそんな事を考えていた。
夢のマイホーム。。。
しかし順調だと思われたデイトレは停滞気味だ。
収支は今のところプラスだが現在の保有銘柄は含み損を抱えている。
明日も騰がらないようだったら一旦手放すか。。

「パパ、聞いてるですか?」
「えっ、あぁ〜聞いてるよ。で、なんだっけ?」
「ちゃんと聞いてくれないのならもうお話しません」
「ごめんよ、タラちゃん。。今度はちゃんと聞くから。。」
「もういいです。。公園でリカちゃんと遊ぶです」

そう言うとタラちゃんは俺を見限って外へ出掛けた。
俺も散歩にでも出掛けるかな?
流石に脳天気なサザエも家事の負担が増えたと見えて機嫌があまり良くない。
俺は上着を羽織るとタラちゃんの後を追いかける事にした。

「サザエ〜 ちょっと散歩に行ってくるよ」
「あら、アナタ出掛けるんだったら買い物を・・・」

俺はサザエの呼び止める声を無視し玄関を出た。
勤労感謝の日まで働かされるなんて真っ平御免だ。
一人とぼとぼと公園へと向かう。
400水先案名無い人:04/11/24 15:48:05 ID:4P3sAWxC
程なく公園へ到着したがタラちゃんの姿はなかった。
リカちゃんの家で遊んでるのかな?
俺は仕方なく家に引き返そうと思ったが思い直した。
家に帰ればサザエの手伝いをしなければならない。
かと言って所持金も大してないし。。。本屋にでも行って時間を潰すか。
俺はそう考え町内を散策しながら駅前の本屋へと足を向けた。

駅へと向かう途中道路工事に出くわす。
休日だというのにご苦労な事だ。。

「おぃ、フグタくん。。」

突然俺を呼び止める声に振り向いた。

「ア、アナゴくん。。」

そこには交通誘導員として働くアナゴが立っていた。

「やぁ〜しばらくだね、フグタくん」
「あぁ。。。今はこの仕事をしてるのかい?」
「見ての通りさ。。」
「そうか。。。色々大変みたいだね」
「まぁな。。そうだ、もうすぐ休憩時間なんだ。少し話しでもしないか?」
「別に構わないけど。。。」
「じゃー10分だけ待っててくれよ」
「あぁ。。。」

俺は別にアナゴに話は無かったが何となく誘いを断り切れなかった。
アナゴや部長を追いやった負い目があったからかもしれない。
無論、あのまま俺が何もしなければ俺が追いやられていた訳だが。。。
401水先案名無い人:04/11/24 15:51:53 ID:4P3sAWxC
10分後、アナゴが俺の元にやって来た。

「お疲れさん。大変だね、祝日まで仕事とは。。」
「・・・・・」
「最近はめっきり寒くなったから堪えるだろう」
「あぁ。。会社を辞めさせられ現在はしがないアルバイトさ」
「そうか。。。でも営業職だと結構求人はあるだろ?」
「あるさ。。でもいくつか受けたけどみんな駄目だったよ。
 嫁には愛想をつかされ出て行かれるし。。踏んだり蹴ったりだ。
 これもみんなキミのせいだ。解ってるのか、フグタくん」
「おぃおぃ、俺のせいだって? バカ言うなよ。
 キミが退社した原因はキミが撒いた種じゃないか」
「五月蠅い!! お前さえいなければこんな事にならなかったんだ」
「しかし大体キミが変な画策するからこうなったんだろ?
 そりゃ、俺もキミの処分は重すぎると思っていたが。。。
 まぁーいいさ、そうやって人のせいにしてればいいさ。
 話しってのがそれだけなら俺はもう行くからな」
「許さないからな。。」
「どうぞご自由に。。。キミの好きにすればいいさ。
 俺はキミの陰謀から自分を守っただけだよ」
「自分ばっかりいい思いしやがって。。」
「はいはい、キミには俺の苦労はわからんよ。
 じゃー 精々風邪引かないように頑張れよ」

俺はアナゴにそう捨て台詞を吐いてその場を立ち去ろうとした。
アナゴの視線が背中に突き刺さる。
振り向くと凄い形相で俺の事を睨んでいた。
ただでさえ醜い風貌なのに憎しみに歪んだその顔は更に醜さを際立たせていた。
俺は少し言いすぎたかな? と、若干後悔しないでもなかったがそのまま歩を進めた。
後ろでアナゴが何やら喚いていた。。。
402水先案名無い人:04/11/24 16:02:46 ID:rCpBWK91
何かが起こる悪寒
403水先案名無い人:04/11/24 16:11:36 ID:4P3sAWxC
レスがイパーイでつね。ありがとうございます。m(_ _)m

>>390さん
今日もつまらないですかそうですか。。
素人なもので勘弁して下さい。

>>391-392さん
うほっ!!
2ちゃんならではの切り返しでつね。(^^)

>>393さん
鈍くてすいませんですた。m(_ _)m

>>396さん
そうなんですよね。読み手の声って本当に励みになります。
創作は大変ですよね。
アテクシのは創作と言うよりパチモソでつがw
創作活動ガンガって下さい。

>>397-398さん
ご誘導サンクスコでつ。

今日はマスオだたのでつまらなかったでつね。
正直筆もあまり進みませんですたw
11月はチト忙しいのでこんな感じですいませんです。m(_ _)m
404水先案名無い人:04/11/24 16:13:18 ID:4P3sAWxC
>>402さん
ドモ〜(^^)ノ
何かを起こしたいのディスが現在迷ってます。(^^;)ゞ
405水先案名無い人:04/11/25 02:14:56 ID:Hnn0pHbR
おもんないががんばれ?
406水先案名無い人:04/11/25 15:07:44 ID:sCE8Az7L
>>405さん
おもんないのにレスありがとうございます。<(_ _)>

チト仕事が詰まって来てますて12月まで休載させて下さい。
勝手言って申し訳ありません。m(_ _)m
407水先案名無い人:04/11/26 09:25:38 ID:Zbcd0/81
残念保守
408水先案名無い人:04/11/26 17:57:12 ID:nR1MnLzl
無念保守
409水先案名無い人:04/11/27 11:25:26 ID:1uJSZm8F
週末保守
410水先案名無い人:04/11/28 23:45:45 ID:n45tGsSG
休日保守
411水先案名無い人:04/11/29 17:01:06 ID:/0eacDJv
定時上がりの保守
412水先案名無い人:04/11/29 23:05:48 ID:D0Ixb+JI
はじめてのホシュ
413水先案名無い人:04/11/30 02:44:23 ID:c1nwn1Qu
キミとホシュ
414水先案名無い人:04/11/30 02:47:35 ID:GVJ3wevZ
>>412
初めての方、>>1をよく読んで、メール欄にsageと半角文字で入れて下され。
415412:04/11/30 18:06:02 ID:c5xPi9E+
>>414
ごめんなさい。
416水先案名無い人:04/12/01 01:06:37 ID:PnuUMrxI
12月だよ保守。ワクワク
417水先案名無い人:04/12/01 10:41:01 ID:LS8TA9Dt
待機保守
418水先案名無い人:04/12/01 15:53:39 ID:VhK/hjPN
「すまんが今日は逢えない」
「どういう事? 約束を守らないなんて。。」
「えっ!? いや約束はしてなかったと思うが。。
 それにそのなんじゃ。。ノルマは果たしていると思うが。。」
「えぇ〜確かに今月は4回逢ってもらいましたよ。
 でも今日は金曜よ。毎週ずっと逢ってきたじゃん。
 それなのにアタシに独りで過ごせって言うの?」
「誰も独りで過ごせとは言っておらん。連絡が遅くなった事は詫びるが。。
 ワシにも用事があるのじゃ」
「用事って何よ?」
「お前には関係のない事じゃ」
「あら。。冷たいのね。 奥様にアタシとの事話しちゃおうかしら?」
「そうしたければすれば良い。
 お前がそんな事を言い出すようだとワシらの仲も終わりじゃな。
 月も変わる事じゃし丁度よかろう」
「待って!!! ごめんなさい。アタシが悪かったわ。
 もう言わないから許して」
「いや、所詮ワシみたいな初老の男とお前が関係を持つのがおかしいのじゃ」
「そんな。。だったらアタシはどうなるの?」
「お前はまだ若い。まだまだこれからじゃないか。
 今はワシに固執しておるがそれも過ぎてみれば馬鹿みたいな事じゃ」
「いいじゃない、アタシがしたくてしてるんだから。。
 お金だってちゃんと払うわ。 ねっ、だから。。。」
「金か。。。金は確かにありがたい。
 だがな。。。いや、よそう。今のワシが言うべき事ではない」
「何よ、意味深ねぇ〜。 兎に角逢うだけでも逢ってよ。お願い」
「ワシは今晩から少し遠くに出掛けるのじゃ。逢ってる時間はない」
「何処へ出掛けるの? ねぇ〜邪魔しないから教えて」
「行き先は教えられんよ」

ワシは女の執拗さに辟易していた。
419水先案名無い人:04/12/01 15:54:32 ID:VhK/hjPN
「そんな事言わないで。。お願い」
「しつこいなぁ〜。もう電話を切るぞ」
「待って!! 大事な話をするから。。」
「大事な話とは何じゃ?」
「・・・・・」
「早く言わんか」
「駄目、やっぱり電話では言えないわ。逢って話すから。。」
「またそんな事を言ってワシを・・」
「嘘じゃないわ。本当に大事な話しよ。
 オジサマがアタシを捨てたらどうなるか説明するから」
「どうなるんじゃ? 嫁に言うなんて脅しは効かんぞ」
「えぇ、それはさっきの会話で解ったわ。もっと違った事」
「だから何じゃ?」
「逢ってくれれば話すわ。。」
「逢わなければ?」
「きっと大変な事になると思うんだけどなぁ〜」

ワシは小娘の誘いに乗せられているようで気が進まなかったが、
仕方なく1時間だけ東京駅で逢う約束をした。
フネが出ていってもう一週間が経つ。
祝日にも迎えに行ったがフネはまたしても逢ってくれなかった。
ワシが電話をしても電話口にはタイゾウ兄さんが出てきて謝るだけじゃ。
フネからワシへ電話が来ることはない。
ワシの苛立ちと不安は日に日に募るばかりじゃ。
カツオとウキエの事もそろそろ話ししなければならんと言うのに。。

もしこのままフネが帰って来なければ。。。
そんな嫌な予感に押し潰されそうになる時がある。
二十年以上も一緒に連れ添った女じゃ。。
フネはワシにとって空気のようであり水のようなもの。。
普段、気には留めなんだがやはりワシには無くてはならない存在じゃ。
いなくなって改めて相手の大切さが解るとは。。。
420水先案名無い人:04/12/01 15:56:34 ID:VhK/hjPN
ワシは早々に仕事を切り上げ約束の時間に東京駅へと向かった。
今晩はフネが逢ってくれなくても静岡に泊まるつもりじゃ。
サザエにはそう告げて家を出た。

銀の鈴に到着する。
待合い人でごったがえしていたが女を見つけるのにさほど苦労しなかった。
やはりこの女の美しさは一際目立っておった。
だがその美しさもいつかは衰える。
後15年もすればこの美しい女でさえ輝きをなくしてしまうのじゃ。
およそこの世の中で不変なモノはないのかもしれん。
オフィス街だった丸の内もすっかり変わってしまった。
ワシはそんな事を考えながら女に近づいていった。

「ありがとう。。逢ってくれて」

意外な事に女はまずワシにそう言った。
その素直な言葉と愛くるしい表情に一瞬たじろぐ。。
ワシは心中を見透かされないようにワザと不機嫌に返した。

「あんな事を言われたら逢わん訳にはいかんじゃろ」
「それもそうですね。。。」
「どこか喫茶店でも入るか?」
「はい。。少し飲みたい気もするけどお茶にしておきましょう」

蓮っ葉な電話での口調とはうって変わった女の言動。
兎も角ワシは女を伴い手近な喫茶店に入った。

「で、大事な話とはなんじゃ?」
「その前にアタシに聞かせて下さい。
 本当にアタシとの関係を終わらせちゃうんですか?
 脅しみたいな事を言ったのはアタシが悪かったです。
 もう二度と言いませんから許して下さい」
421水先案名無い人:04/12/01 15:57:47 ID:VhK/hjPN
女は殊勝に頭を下げワシに謝った。

「ワシは駆け引きの類が嫌いじゃ。
 例えばワシがお前に振られてもワシは引き留めるために策は弄さんぞ。
 ただ愚直に自分の気持ちを伝え、受け容れられなかったら諦めるだけじゃ」
「はい。。すいませんでした。
 今までそうやって来たのでつい。。。もうしません」
「利口に立ち回る者から見ればワシみたいなのは愚かなのかもしれん。
 だが策が功を奏し関係が続いたとしても痼りは残るぞ。
 いずれその痼りは膿となりいつかは噴き出す事じゃろう。
 そうなればお互い不幸じゃ。 何のために策を弄したのかわからん」
「・・・・・」
「お前はまだ若いから小利口に立ち回れるのが格好良く見えるかもしれん。
 しかし小手先の策で相手を繋いだとしてもいつかは落ち着くところに落ち着くものじゃ。
 大切なのは相手を思い遣る気持ち。それを忘れんようにな。。」
「はい。。。」
「解ってくれれば良いのじゃ。
 さて、大事な話とやらを聞かせてもらおうか。。」
「もういいです。。」
「どういう事じゃ? ワシにはさっぱり解らん」
「お義父様を引き留めるための方法がもう一つあったんです」
「ワシの嫁に浮気を告げる以外にか?」
「えぇ。。。」
「あっ!? まさかマスオくんと。。。」

女は小さく頷いた。。。そうかマスオくんもこの女と。。
それをワシへの当てつけでサザエに言うつもりじゃったのじゃな。
不憫な娘サザエ。。。だがマスオくんがこの女の色香に惑わされるのも解る。。。
サザエには申し訳ないがこの事はワシの胸に仕舞っておこう。
離婚騒動にでもなったらイクラちゃんも哀しむだろうし。
ワシ自身、これ以上家の中がゴタゴタするのはゴメンじゃ。
かと言ってこのままこの女を見離せば。。。。さて、どうするか?
422水先案名無い人:04/12/01 16:01:11 ID:VhK/hjPN
「そうか。。マスオくんとは今でも続いておるのか?」
「いえ、今はもう。。終わっています」
「そうか。。終わってるか。。うん、それならば良い。 
 ところで少しワシの話をしてもいいか?」
「えっ!? はい。。」
「ワシは今、大切なモノを失いそうなんじゃ。 いや、ひょっとするともう既に失っておるのかもしれん。
 それをな、今必死になって取り戻そうとしてるのじゃ。
 だからお前には悪いが、今のワシはその事で精一杯なのじゃ」
「大切なモノって?」
「連れ合いじゃよ」
「連れ合いって。。。。奥様?」
「そうじゃ。。ワシは自分の嫁に逃げられたんじゃ。。
 無理もない。積み重ねてきた歳月の中でワシは嫁の存在をあって当然じゃと。。
 嫁の気持ちも考えず、自分の思うように振る舞ってきた。
 だから本当は偉そうに説教できる立場じゃないんじゃ、ワシは。。」
「・・・・・」
「古女房と若いお前。。仮にどちらかを選べと言われれば、 世間の男達の大半はお前を選ぶかもしれん。
 だがな、お前には悪いがワシは嫁を選ぶ。 何故じゃか解るか?」
「いえ。。。」
「実はワシにもよくは解らん。だがワシの心がそう望むのじゃ。。
 アレがワシの側におらんと思うと心が痛いんじゃ。
 そんな訳でな、ワシの事は忘れてくれんか?」

結局ワシは女に説教した手前もあって本心を吐露し説得にかかった。
女は唇を噛んで暫く考えていたが、やがて顔を上げワシに呟いた。

「解りました。。お義父様とはもう終わりにしましょう」

少し寂しい気持ちもしたがワシは女と握手を交わし別れた。
やはり本心を語ってよかった。。。
ワシは清々しい気持ちで新幹線へと乗り込んだ。
きっと真心は通じる筈じゃ。。。
423水先案名無い人:04/12/01 16:02:15 ID:VhK/hjPN
「もしもし。。」
「はい、イソノでございます」
「あの〜 私フグタさんの会社の者ですがフグタさんの奥様はいらっしゃいますか?」
「アタシですが何か?」
「あぁ〜奥様でいらっしゃいましたか。。
 いつもご主人にはお世話になっております」
「はぁ。。。で、アタシに何か?」
「ご主人浮気なさってますよ。相手は同じ会社の山田って女性です」
「えっ!? 主人が浮気? そんな。。嘘よ」
「嘘じゃありません。。ご主人に確認なさったら解りますよ」
「ちょっと貴女はどちら様で?」
「そんな事より確認してみて下さいね。じゃ」

ウフフ、電話してやった。。
何よあのオヤヂ、少しセックスが巧いからって調子に乗って。。
せっかくオヤヂ好みの大人しいオンナを演じたのにアタシの言う事聞かないで。。
アタシより古女房がいいって? 冗談じゃないわ!!
それに何? ”相手の気持ちを思い遣るのが大切だ”って?
お前はアタシの気持ちを踏みにじったくせに良く言うわ。
あんなオヤヂの家庭なんて滅茶苦茶になればいいんだわ。

フグタさん。。修羅場ね。ウフフフ
お金貰っておきながらちょっと酷い気もするけど
冷たいオヤヂの娘を嫁に貰ったのがいけないのよ。

さーて、これからどうしようかな?
久しぶりに常務をからかってみようかな?
フグタさんが何か言ってきた時に役に立つかもしれないし。。。
そうよ、そうしよう。ウフフフ、アタシって頭いいわ〜。
所詮この世は要領が良い者が損しないようになってるの。
利用できるモノは利用しないとねぇ〜。ウフフ
424水先案名無い人:04/12/01 16:04:12 ID:VhK/hjPN
>>407-417さん
保守ありがとうございました。<(_ _)>
お陰様で今日からまた再開させていただきます。
今後ともよろしくおながいします。<(_ _)>
425水先案名無い人:04/12/01 16:05:18 ID:oK3QzSBa
((((゚д゚))))ガクガクブルブル
426水先案名無い人:04/12/01 16:11:11 ID:fKIRN/d6
作者さんおかえり〜!
427水先案名無い人:04/12/02 00:27:49 ID:3VqyibmS
>>421の部分について。
作者さんへ

イクラちゃんじゃなくて、タラちゃんじゃないですかね?
428水先案名無い人:04/12/02 13:48:23 ID:envEVpWB
「寒くないですか?」
「うん。。平気」

俺達は宵闇に紛れて薄暗くなった道を散歩していた。
何でも妊婦のには散歩が良いそうだ。
だが日が落ちると外気は冷たい。
ウキエさんに風邪をひかさないように気を付けなければ。。

霜月ももうすぐ終わる。。。今年も残すところ一月あまりか。
今年は色んな事があったなぁ〜。
そして来年はいよいよ俺も父親だ。
赤ちゃんは元気に生まれてくれるだろうか?
俺はちゃんとウキエさんを支えていけるだろうか?

あの日以来俺達は口数が少なくなった。
寄り添ってはいる時間は前にもまして増えたが何処か寂しい。
心が一つになっていないと言うか。。。
あれからウキエさんは俺のカラダを求めてこなくなった。
俺から求めるべきだと思うのだが、どうしても行動に移せない。
一度きちんと話し合うべきなのだろうか?

少し欠けたオレンジ色の月を眺めながら俺達は静かに歩いていく。
くっきりと夜空に映るあの月も遙か彼方にある。
美しいモノは眺めているだけの方が良いのかもしれないな。

不意にウキエさんが足を止めた。
俺は振り返りウキエさんの様子を伺う。

「月が綺麗ね」

少し悲しそうにウキエさんが呟いた。
429水先案名無い人:04/12/02 13:50:08 ID:envEVpWB
「うん。。神秘的な色だよね」

俺はそう答えるとそっとウキエさんに手を差し出した。

「もう人通りも少ないから。。。」

俺が照れてそう言うとウキエさんは少し笑って手を伸ばしてきた。
冷たい手の感触が俺に伝わる。

「手。。。冷たいね」
「うん。。」

俺はウキエさんの掌を両手で包み込んだ。
そして息を吹きかける。

「暖かい。。でも少しくすぐったいわ」

屈託のない顔でウキエさんが笑った。
俺の心の中に灯りがともる。。。

「カラダが冷えるといけないから歩きましょう」
「うん」

手を繋いだまま散歩を再開した。

「何だか久しぶりね」
「えっ!? 何が?」
「ううん、何でもないわ。歩きましょ、カツオちゃん」

その明るい声で俺は気付いた。
そう。。久しぶりのような気がする。
こうして俺達の心が重なったのは。。。
430水先案名無い人:04/12/02 13:52:06 ID:envEVpWB
散歩から戻り部屋に入る。

「何だかカラダがポカポカするね」
「うん。。沢山歩いたからね」
「楽しかったぁ〜」
「俺も。。」
「カツオちゃん、汗かいてない?
 カラダが冷えない内にお風呂に入る? お湯は張ってあるから」
「うん。。。ウキエさんも一緒に入らない?」
「えっ!?」
「ねっ、一緒に入ろうよ。そうしないと俺。。風邪ひいちゃうぞ」

そう言うと俺はウキエさんにキスをした。
そしてセーターを剥ぎ取りブラウスのボタンをはずしていく。

「ちょっと待って!! ここからは自分で脱ぐから。。ねっ」

そう言うとウキエさんは恥ずかしそうに脱衣所へと姿を消した。
俺はその理由を知っている。。
きっと大きめの下着が恥ずかしかったのだろう。 

少し時間を空け俺も衣服を脱いで浴室へと向かう。
ウキエさんは既にバスタブに身を沈めていた。
シャワーでカラダを流し俺もバスタブへ。。

ウキエさんと向き合うようにしゃがむ。。お湯が溢れ出た。

「ゴメン。。少し無理があったかな?」
「ううん、誘ってくれて嬉しかった。。」

そう答える髪を上げたウキエさん。。首が細いのが印象的だった。
431水先案名無い人:04/12/02 13:56:43 ID:envEVpWB
俺は一頻り温もると浴槽を出てウキエさんにカラダを洗ってもらった。
水に濡れて光った肌とウキエさんの手の動きに俺のモノが屹立し始める。
でもウキエさんは俺の状態に気付いていながら気付かぬ振りをする。

「今度は俺が洗ってあげるよ」

そう言ってボディーソープを手に着ける。
そして掌でウキエさんのカラダを洗っていく。
少し紅潮した白い肌を撫で回すようにシャボンを立てていく。
くすぐったいのか時折ウキエさんがカラダを捩る。

「さぁ〜立って下さい」

俺はウキエさんを立ち上がらせ脚を洗いそして秘部へと手を入れていく。

「あっ、危ないわ。。カツオちゃん。。ダメ。。」

身を縮めてカラダを固くするウキエさん。
俺はすかさず立ち上がりウキエさんの後ろへとまわる。
そして腰に手をまわし両手で秘部を擦る。。
屹立した俺のモノはウキエさんの尻と腿の辺りに密着している。
滑らかなシャボンと艶やかな肌が気持ちいい。

やがてウキエさんは立っていられなくなり膝を着きバスタブに手を掛けた。
俺はウキエさんと俺のカラダをシャワーで洗い流す。
お湯がウキエさんの尻のワレメを零れ落ちていく。
俺は少し脚を開かせるとシャワーをウキエさんの秘部へと近づけた。
そして指でまさぐるようにワレメを開きお湯を当てていく。

「ダメ。。恥ずかしい。。アッ ヤメ。。」
432水先案名無い人:04/12/02 13:57:16 ID:envEVpWB
しかし俺は手を休めず動かせていく。
声を上げながら腰を震わせるウキエさん。。

俺を久しぶりに味わう興奮を抑えきれずシャワーを止めた。
そして一気にウキエさんの中に俺のモノを突っ込んだ。

「アッ!!」

短く呻き声を発するウキエさん。
俺は中腰のままウキエさんを突いていく。
ウキエさんの粘膜が俺を包み込み溢れ出る愛液は俺の動きを激しくさせる。

「ウッ!!」

久しぶりだからか興奮のせいからか俺はあっという間に果てた。
後ろからウキエさんを抱き締めキスをする。
目で語り合った後俺はウキエさんの手を引き立ち上がらせた。
そして再びシャワーをかけてあげる。
まだ少し固い俺のモノがウキエさんへと向かって立っている。。。

俺達は抱き合いながらバスタブでゆっくりと身を温めた。
二人とも言葉を発しないままただ抱き合っていた。
言葉はいらない。。肌と肌がお互いの気持ちを伝え合っていた。

その後俺はもう一度ベッドでウキエさんを抱いた。
今度は慈しむように丁寧に。。そして時に激しく。。

ウキエさんは何度かの絶頂の後、俺と共に果てた。
カラダを離し俺の胸に頭を預けるウキエさん。
その俺の胸に暖かい雫が流れてくるのが解った。。。
433水先案名無い人:04/12/02 14:01:34 ID:envEVpWB
>>425-427さん
レスありがとうございます。<(_ _)>

>>427さん
まったくもってご指摘の通りです。
二度目の人物錯誤。。。申し訳ございませんm(_ _)m
434水先案名無い人:04/12/02 14:42:14 ID:F4uqv1Ni
 m
435水先案名無い人:04/12/03 18:25:09 ID:nO8Cs858
あげ
436水先案名無い人:04/12/04 02:48:42 ID:ld5khcip
今日は作者さん来てなかったのね。
12月だし、忙しいのかな。ホシュ
437水先案名無い人:04/12/04 11:07:55 ID:5shKU2/9
磯の毛はどんなクリスマスを迎えるのやら
438水先案名無い人:04/12/05 15:44:18 ID:CJ1Sj8D3
休日ホシュ。
439水先案名無い人:04/12/05 19:01:26 ID:wPtJsOkO
>436
作者さんは会社から書き込んでるから、
土日祝は来られないみたいよ保守。

>作者さん
ご無理はなさらないで下さいましね。
応援しております。
440水先案名無い人:04/12/06 10:46:16 ID:46JV3TVl
俺も会社から保守
441水先案名無い人:04/12/06 15:11:48 ID:djp6jmmv
「おはようございま〜す」

俺が出社すると山田が元気に挨拶をしてきた。
いい気なもんだ。お前との浮気疑惑で俺はボロボロだと言うのに。。。

サザエの執拗な追求をかわすのにどれだけの労力を費やしたか。
無論俺は浮気を認めなかった。
だがこの半年の間遅くなった日の事について一々聞かれた。
何月何日は何をして遅くなったのか、誰と一緒にいたのか。。。
”普通の人間はそんな事、克明に覚えていないだろう”と言っても取り合わない。
自分はモノ忘れが人並み外れてるくせに。。
大体アイツは自分の事を棚に上げて人の事を責める悪癖がある。
カツオだってどれだけその事を恨んでいるか。。

それに家の中に調停役がいない事が拍車をかけた。
いつもだったら、お義母さんが”もういい加減になさい”とか、
オヤヂが”マスオくんはいい旦那じゃないか”とか助けてくれる筈なのに、
お義母さんはまだ実家に帰ったままだしオヤヂはその事で頭が一杯で
こっちの争いにかまっていられないみたいだし。。

まったく散々な休日だったよ。
何とか宥めようとカラダに手を伸ばせば”疚しい事があるからでしょ”
少しでも異論を唱えようものなら”やっぱりアタシの事、愛してないのね”

じゃー一体どうすればいいのかと小一時間。。。
これじゃ出勤してのんびり仕事した方が安まるってもんだ。

山田との浮気は事実とは言え何とか俺にかかった疑惑を晴らす方法はないものか。。
俺は仕事そっちのけで昨夜からの思案を続けた。
442水先案名無い人:04/12/06 15:13:21 ID:djp6jmmv
やがて俺はある方法を思い付いた。
極めて簡単な方法だ。。山田に証言してもらえばいい。
山田だって馬鹿じゃない。。
たとえ終わった仲とはいえ不倫相手の妻の眼前で
”アタシが相手です”なんて普通言わないだろう。
山田には金も渡したし、オヤヂへの橋渡しもした。
この程度の要求を飲んでくれない訳がない。

ククク、答えは案外簡単な場所に隠されてるものさ。。
先程の挨拶が鼻についた山田の顔も今では救世主に見える。

俺は山田に愛想笑いを送りながらPCの電源を入れた。
このところ株が思うように騰がらない。。
88,000円になれば売ろうと思ってるのだが。。。
俺は気配値を一見し今日も自分の希望する値に届きそうもない事を
確信すると指し値だけをして月締めの資料作成の準備を始めた。

昼食時間になり山田を誘い出す。
山田の希望する店にはいると早速俺は自分の願いを告げた。

「大変だったわねぇ〜 フグタさん」
「あぁ。。しかし電話してきたのは一体誰なんだろう?
 俺とキミの関係を知ってるのはそういない筈なんだが。。
 まさかアナゴの奴が。。。
 いや、可能性はあるぞ。アイツ俺を恨んでたみたいだし。。
 きっと誰かに頼んで電話させたんだ。間違いない」
「へぇーアナゴの奴、フグタさんを恨んでるんだ。。」
「筋違いもいいとこだけどね。 実はこの前ばったりアナゴに逢ったんだ。 
 アイツ道路工事の交通整理をしていた」
「ふ〜ん。。オトコの人も大変ねぇ〜」
「で、どうだい? 嫁に会って証言してくれるかい?」
443水先案名無い人:04/12/06 15:17:25 ID:djp6jmmv
「ん〜何だか気が進まないなぁ〜」
「どうして? 会って浮気なんてしてませんって言うだけだぜ」
「だってしてるじゃん」
「そりゃそうだけど。。。」
「アタシ演技はするけど嘘はあまりつかないのよねぇ〜」
「そこを何とか。。なっ、この通りだ」

意外な答えを返す山田に俺は手を合わせた。

「ねぇ。。知ってる?」
「何をだい?」
「・・・・・」
「何だよ。。勿体ぶらないで言ってくれよ」
「やっぱりいいわ。。言わない」
「気になるなぁ〜。教えてくれよ」
「ううん、いいの。 もう済んだ事だし。。
 それよりねフグタさん。。アタシやっぱり奥さんと会うわ」
「えっ!? 本当かい、山田くん?」
「えぇ。。会うわ」
「助かるよ。。山田くん。 この通り恩に着るよ」
「気にしないで。。アタシが会いたくなったから会うんだから」

ともあれ山田はサザエに会うことを約束してくれた。
俺はレシートを掴むとレジへと向かい支払を済ませると外に出た。

冷たい冬の空気が俺を包み込む。。思わずカラダを震わす俺。。。
だが空は晴れていて俺を明るい気分にさせてくれる。
きっと俺の疑惑も。。俺はそう思わずにはいられなかった。
444水先案名無い人:04/12/06 15:19:56 ID:djp6jmmv
>>436-440さん
生暖かいご保守、ありがとうございます。<(_ _)>
445水先案名無い人:04/12/07 13:30:11 ID:abbDshzr
マスオあはれ。・゚・(ノД`)・゚・。
446水先案名無い人:04/12/07 16:23:37 ID:2rrGs++a
「本当にいいのかね?」
「えぇ。。。でもお願いがあるの」
「お願いって。。何だい?」
「ううん。。今は言えないの。でも聞いてくれるわよね」
「勿論だとも。。こんな事までさせてもらえるなんて夢のようだ。
 ボクで出来ることならどんな願いでも聞くよ」
「嬉しい。。。」

小声で会話を済ませるとアタシ。。先生に抱きついたの。
ウフッ、先生ったらカオリさんがいるから緊張してるみたい。
でもおちんちんはもう固くなってる。
アタシは着物の隙間から先生のモノを弄ってるの。
盛り上がった部分を指で擦る。。。その度に先生、腰をピクって動かすの。
いやだ先生ったらもうネバネバした液を出しちゃって。。
その事を言ってやろうと先生を見たら先生荒い息を吐きながらカオリさんを見てた。
もぅ〜。。アタシをちゃんと可愛がってくれなくちゃダメでしょ。
カオリさんは人がするところを見てみたいって言うから連れてきただけなの。

「ねぇ〜 先生も早くアタシを。。。」
「う、うん。。解ってる。。」

そう言うと先生はまず自分の帯を解き始めた。
そして下着を取って大きくなったモノをアタシの顔に押しつけたわ。
アタシはソレを口に含み舐めまわしていく。。
先生が少し声を漏らす。

どう?カオリさん。。アタシも上手でしょ?
横目でカオリさんを見る。。
ウフフ、カオリさんったらエッチな気持ちになってるのかしら?
少し顔が赤いわ。。それにお股をギューってしてる感じ。
447水先案名無い人:04/12/07 16:24:31 ID:2rrGs++a
一頻りアタシにしゃぶらせた先生はアタシを抱き上げてベッドへ。。
そしてアタシの服を乱暴に剥ぎ取っていったの。。
カオリさんに見られてるせいかアタシいつもより感じちゃって。。
ァン。。そんないきなり舌で。。アッ ァン いいわぁ〜。。。
カオリさんの舌も素敵だけど先生も素敵。。
だってお髭が敏感なトコロに当たるし音を立てて舐めるから。。
アタシどんどんどんどんエッチな気持ちになっていく。

暫くすると先生は自分の上にアタシを四つん這いにならせたわ。
そしてアタシの顔をカオリさんの方に向けたの。
もぅ〜。。せっかく集中してきてたのに。。。
先生のおちんちんがカオリさんの前で勃っている。
アタシはカオリさんに見せつけるように美味しそうにしゃぶったわ。
ァン お尻の穴は。。イヤッ。。声が出ちゃう。。恥ずかしい。
先生ったら指でアタシの穴を穿りながら舌でお尻の穴を舐めるの。
もうアタシ。。。出てくる声を抑えられなくなってた。

カオリさんはどんな顔をしてアタシを見ているのかしら?
そう思ってまたカオリさんを見てみたの。。
そしたらカオリさん。。スカートの上から自分の手でアソコを擦ってる。
ウフフ、きっとカオリさんももうグチュグチュね。 アッ アッァアァ〜

「カオリくんと言ったね。
 よかったらキミも仲間に入るかい?」
「・・・・・」

もぅ。。先生ったら舐めるのを止めてカオリさんに。。アッ。。アァアァ〜
先生の指がアタシの敏感なトコロを摘んだ。。もうエッチなんだから。。
448水先案名無い人:04/12/07 16:26:50 ID:2rrGs++a
カオリさんは返事をしなかったわ。
恥ずかしそうに下を向いて黙ったまま身を固めている。
でもアタシ。。カオリさんがどうしたいか知ってるわ。
きっとカオリさんだって仲間に入りたい筈よ。
だってカオリさんってアタシより絶対にエッチなんだもん。

アタシもカオリさんがどうするか気になって見ていたの。
でも全然俯いたまま動かない。。
すると先生がアタシから離れてカオリさんの前に行ったの。

「怖いかな?」
「少し。。。」
「大丈夫だよ。。嫌ならすぐに止めればいい。
 おじさんはね、嫌がる子にはエッチな事をしない主義なんだ」
「だってワカメちゃんに。。。」
「大丈夫。。ワカメちゃん、いいよね?」
「えぇ〜 カオリさん、一緒に楽しみましょ」

ウフフ、アタシ3人でしたことなんてまだないわ。
でもカオリさんったらまだ立ち上がらないの。
アタシ、焦れちゃってカオリさんのトコロへ行ったわ。
そしてカオリさんの胸に手を。。反射的に手で胸を覆うカオリさん。。
アタシはすかさずスカートの中に手を忍び込ませたの。
ウフフ、やっぱりビショビショになってる。

「いっぱい濡れてるわよ、カオリさん。。本当はしたいんでしょ?」

アタシ指を動かしながらカオリさんの耳元で囁いたわ。
カオリさんアタシにしがみついてきた。。
アタシは先生を振り向いてベッドに運んでもらうよう目で合図したわ。
カオリさん。。もう抵抗しなかった。
449水先案名無い人:04/12/07 16:28:01 ID:2rrGs++a
ベッドに運ばれたカオリさんの服を愛撫しながら脱がせていく。。
先生ったら凄く興奮して。。。
アタシ少し面白くなかったけど先生はカオリさんと初めてだし仕方ないわね。
カオリさん。。少し震えていたけどすぐに感じ始めたみたい。
先生は少し膨らんだカオリさんの胸を。。
アタシはカオリさんのアソコを弄って舐めたわ。。
ウフフ、二人に愛撫されて幸せね、カオリさん。

やがて先生はカオリさんのアソコを見たくなったのか、
アタシに自分のモノをくわえるように催促したわ。
そして自分はすかさずカオリさんのアソコへと顔を埋めた。

「アッ アァアアァ〜 アッ ァン 」

カオリさんったら大きい声を上げて。。。
アタシも舐めて欲しいなぁ〜。。そう思ってカオリさんの顔の方へお股を。。。

ァン。。やっぱりカオリさんの舌も気持ちいい。。
柔らかくて繊細なタッチで舐めてくれるの。

「カオリくん。。挿れてもいいかね?」

先生はアタシのお口の中で張り裂けそうなモノを手で掴んで言った。 
カオリさんはアタシのアソコを舐めるのを止め小さく肯いた。
先生は自分のモノをカオリさんのアソコにあてがうとイヤらしく言ったわ。

「ほら。。もぅパックリと。。ボクを待ってたんだね」

そしてゆっくりとカオリさんの中へと埋めていったの。
450水先案名無い人:04/12/07 16:28:47 ID:2rrGs++a
「アァァァァ〜 アッ」

カオリさんが気持ちよさそうな声を出す。 
あんな風に入ってくるのね。アタシ。。初めて見るから興奮しちゃって。
アタシはカオリさんの後ろに回って胸とか首筋とかを愛撫したわ。

「ァン アッ アァン アッ アァァ〜 アッ。。」

先生が腰を動かす度に声を上げていくカオリさん。
アタシもっとイヂメてやりたくて敏感なトコロを擦ってあげたわ。

「ダメッ!! アッ ワカメちゃん。。アァァ〜 イッ アッ」

ウフフ、カオリさんったらすぐにイッちゃった。
次はアタシの番よ。。。そう目で先生に訴える。
先生はニヤリと笑ってヌルヌルになった自分のモノをカオリさんから抜き取ると
今度はアタシのアソコへ擦り付け始めた。
アァ〜久しぶりのオトコの感触。。
アタシは心は期待感で一杯になる。
先生は焦らしながら入口の辺りを行ったり来たり。。
その簡にカオリさんが起き上がってアタシの後ろに回った。
カオリさん両手でアタシのワレメを思いっ切り拡げて先生を導くの。

「カオリさん。。イヤッ!! 恥ずかしい」
「ウフフ、ワカメちゃんも欲しかったんでしょ?」

アタシ達のやり取りに先生がにんまりしてる。

「ワカメちゃんが待ってるから挿れてあげて、先生」

カオリさんがそう言った時、先生が突然入ってきたの。
451水先案名無い人:04/12/07 16:29:47 ID:2rrGs++a
「アッ 凄い。。。先生。。いつもより凄いわぁ〜」

アタシ思わず叫んじゃった。
だって本当に奥まで当たって。。凄く気持ちよかったんですもの。

先生はゆっくりと腰を動かし始める。
すると今度はカオリさんがアタシの敏感な部分を。。。

「ダメッ カオリさん。。アッ そんなにしたら。。アッ アァ〜」
「気持ちいいでしょ? ワカメちゃん。。ほら。。ウフフ」
「アッ イッ アァアアァアァ〜 アッ ァン」

アタシの声につられて先生の腰使いも激しくなる。

「アッ 壊れ。。アッ アァアアッァアアァアァ〜」
「グッ!!」

アタシ。。先生と一緒イッちゃった。。
先生は勿論アタシの中で。。。カオリさんの中ではイケないものね。
アタシがボーっとしながらそんな事を考えてたら。。

「ウッ!! カオリくん。。ちょっと待ってくれ。。」

先生がそう叫んでるの。
カオリさんったら先生のイッたばかりのモノを舐め始めたみたい。
いくらなんでも続けては無理よね。

「今度。。また今度ね。。約束するから。。」
「えぇ〜? 続けて出来ないんですか? つまんないのぉ〜」
452水先案名無い人:04/12/07 16:31:15 ID:2rrGs++a
カオリさんにそう言われて先生少ししょげてたわ。
お年寄りをあんまりイヂメちゃいけないわよね。

「先生、お風呂にみんなで入りましょうか? どうカオリさん?」
「そうね、そうしましょうか。私お湯入れてくるわ」

そう言ってカオリさんはバスルームへ行ったの。
そしたら先生が

「ありがとう、ワカメちゃん。。」

悲しそうな顔でアタシにお礼を言ったの。

「先生、気にしないでね。。」
「あぁ。。ところで何かボクにお願いがあったんじゃ?」
「うん、後で二人きりになった時にお話しするわ。
 今は3人で仲良く楽しみましょう」

アタシ。。ウキエさんとお兄ちゃんの事をお願いするんだ。
最近お兄ちゃん元気ないし。。
きっとウキエさんが反対されてるから苦しんでるのよ。
アタシが助けてあげるからね、お兄ちゃん。。
先生はアタシの言う事なら何でも聞いてくれるんだから。。。

「ワカメちゃ〜ん、お湯入ったわよぉ〜」

カオリさんの呼ぶ声が聞こえた。

「先生行きましょ」

アタシは先生の腕に手を絡ませてバスルームへ向かったわ。
ウフフ、大事なお願いを聞いてもらわなきゃね。。。先生。
453水先案名無い人:04/12/07 16:33:21 ID:2rrGs++a
>>445さん
哀れなのがマスオですから。。(^^;)

今日は校正する時間があまりナカータので
文章が変だたらご容赦下さい。。スマソでつ。m(_ _)m
454水先案名無い人:04/12/09 00:49:06 ID:SLmQJSju
アルェエー、今日は作者タン、来なかったのカナー。保守。

一応、今までのカキコをpdfにしてますが、需要はありますでしょうか。
(一部編集してますが)
455水先案名無い人:04/12/09 02:00:26 ID:qWKgRrTJ
>>454
ここにみんなのレスが殺到すると、読みにくくなるかもです。
作者タソにもご迷惑を掛けそうなので、ほの板でやりませんか?
面倒だとは思いますが、ご一考下さい。
http://human5.2ch.net/test/read.cgi/honobono/1096441487/
456水先案名無い人:04/12/09 13:24:00 ID:TaBTuQ59
「ただいま〜」
「パパおかえりですぅ〜」
「タラちゃん、ママは?」
「台所ですぅ」
「ちょっとお客さんなんだ。呼んできてくれないかな?」
「お客様ですかぁ? あっ、こんにちはですぅ〜」
「こんにちは」
「ママァ〜パパとお客さんですよぉ〜」

タラちゃんはそう言いながら台所に走っていった。
そしてサザエを伴い戻ってきた。

「あら、おかえり。。そちらは?」
「タラちゃん、パパ達は大人のお話があるからお部屋で遊んでおいで」
「大人の話ですかぁ? わかったですぅ〜」

俺はタラちゃんがいなくなったのを確認して切り出した。

「こちらが山田さんだ」
「山田さんって。。。あの。。会社の。。」
「初めまして、奥様」
「あっ、はい、初めまして。。」
「キミがあんまりボクを疑うんでご本人にご足労願った訳だ」
「・・・・・」
「さぁ、山田くん。。真実を語ってくれよ」
「真実ね。。奥様アタシご主人と浮気をしてしまいました。
 でももう終わってますからお気になさらないでね」
「なっ、何を言うんだ!! 山田くん」
「本当にもう終わってますから。。じゃ、アタシはこれで。。」
「ちょっ、ちょっと待てよ!! 山田くん」
457水先案名無い人:04/12/09 13:24:31 ID:TaBTuQ59
思いもかけぬ山田の言葉に俺は狼狽した。
玄関を出ようとする山田の腕を掴む。
だが山田はそれを振りほどき歩を進めていく。

「は、話が違うじゃないか? 何て事言ってくれるんだ!!」
「あら?アタシは会うと約束しただけよ。
 何ならもっと詳しく奥様にお話ししましょうか?
 お金の事とか、お義父様の事とか。。」
「そ、それは。。」
「困るでしょ。それにアタシはもう終わってるってちゃんと言ったわ。
 後はフグタさんが頑張って奥様の怒りを鎮める事ね。
 じゃ、また明日会社で。。失礼します」
「ちょ、ちょっと。。おぃ。。山田くん。。」

だが山田は俺の声には耳を貸さず嫌味な笑顔を残し去っていった。
玄関先で唖然と立ちつくす。。。
何でこんな事になってしまったんだ?
俺の安易な選択が間違っていたのか?
いやそれより山田の奴。。何故俺を追い込むような事を。。。
何かアイツにメリットでもあるのか?
俺は山田の不可解な行動の意図を図りかねていた。

「アナタ!!」

サザエの鋭い声が飛んでくる。
俺は恐る恐る振り返る。。。そこには仁王立ちのサザエの姿が。。
458水先案名無い人:04/12/09 13:25:29 ID:TaBTuQ59
「ち、違うんだ。。」
「何が違うの?」
「彼女が言った事は嘘なんだ」
「あら?彼女が嘘を言って何か得になることでもあるの?」
「そ、それは。。。そんな事ボクに解る訳ないじゃないか」
「浮気だけでも飽きたらず、その相手をアタシの前に連れてくるなんて。。」
 馬鹿にするにも程があるわ!!」
「そんなつもりは。。」
「じゃーどんなつもりよ? 言ってごらんなさいよ!!」

俺は言葉に詰まった。。こうなりゃ逆ギレするしかない。

「大体お前が五月蠅いから無実を証明しようとして連れてきたんだろーがっ!!
 亭主を信用しないお前が悪いんだろ?
 それにお前はなんだ? ウミヘイなんかと関係を持ったくせに。。
 血が繋がってるのによくそんな事が出来たもんだ」
「何よ!! アレはアナタと知り合う前じゃない。
 あなたこそ浮気しといて謝りもせず開き直るつもりなの?」
「だから俺は浮気してないって言ってるだろーが」
「そんなの信用できないわよ」
「亭主が信用できないのなら好きにすればいいさ」
「えぇ、好きにさせてもらうわ。
 マスオさん。。この家から出ていって」
「出ていけだって? あぁ〜出ていくさ。
 どうせこの家じゃ俺はただの同居人だからな。
 俺は俺で自分の家を見つける事にするよ」

そう吐き捨てると俺は荷物をまとめに家の中に入った。
サザエが追っかけて来て俺の後ろで腕組みして立ってる。
459水先案名無い人:04/12/09 13:26:26 ID:TaBTuQ59
二人の剣幕に驚いてタラちゃんがやって来た。

「パパ、どっか行くんですか?」
「あぁ〜タラちゃん。。パパは出張で暫く帰れないんだ」
「寂しいですぅ〜」
「パパも寂しいよ。でもきっと迎えにくるからね」
「迎えにくるですか?」
「えっ、あ、いや。。ごめんタラちゃん、時間がないんだ。
 また今度ゆっくりお話ししようね」
「はい、いい子にして待ってるです」

一通り荷物をまとめ俺は玄関へと向かった。

「取り敢えず最低限必要なモノだけ持った。
 後は住む先が落ち着いたら取りに来るよ」
「タラちゃんは渡さないわ。。」
「五月蠅い。。あの子はフグタタラオだ。
 イソノ家の子供じゃない」
「何勝手な事言ってるのよ。自分が浮気したくせに。。。」
「浮気はしてないって言ってるだろっ!!」
「この期に及んでまだしらばっくれる気?
 もういい加減自分の罪を認めたら?」
「罪? 罪か。。キミには罪がないって言い方だな。
 まったくキミは脳天気な女だ。
 自分の過去の言動を振り返ってみなよ。。俺にどんな事をしてきたか。
 それに対して俺がどんなに耐えてきたか。。。」
「どういう意味よ?」
「意味? 意味は言った通りさ。
 ”感謝知らずな女”って言葉はキミの為にあるのかもな」
「まぁ〜失礼ね。。アタシの何処が感謝知らずなのよっ!?」
460水先案名無い人:04/12/09 13:33:59 ID:TaBTuQ59
「そんな事言ってるようじゃ一生解らないね。
 キミはそうやって廻りに迷惑をかけながらこの先も生きて行くんだ。
 俺はイソノ家の人達と違って反省しない人とは付き合えないね」
「反省? 反省ならちゃんとしてるわ」
「キミのは反省じゃなくて反省してる振りをしてるだけだろう。
 いつも同じ過ちを繰り返す。。謝れば許されると思ってるんだ。
 そのくせ、人の事は許そうとしない。 自分勝手にも程があるよ」
「よくもそんな酷い事を自分の妻に言えるものね」
「キミが俺にしてきた無神経な行動に較べれば然したる事はないさ。
 これでも随分耐えてきたんだがね。。もう限界だ。じゃ」

俺は今まで堪っていた鬱憤をサザエにぶつけてやるとイソノ家をあとにした。
浮気をした事は確かに悪い。。それは認める。
だがその責任の一端はサザエにもある。
確かに一時は話し合い心を寄り合わせたかもしれないが、
やはり俺の心に憑いた傷は簡単に消えてはいなかった。
俺の心の奥深く潜み爆発する契機を求めていたのだ。

そう。。俺とサザエはこうなるべくしてこうなったんだ。
きっかけを作ったのは山田。。
アイツの裏切りは許せないがこれで良かったのかもしれないな。
汚泥のように溜まった気持ちを押さえこみ、平穏を装う生活も正直限界だった。
タラちゃんの事もあるし離婚するかどうかはまだ解らないが、
一度離れてみる事は俺にとってもサザエにとっても良い事かもしれない。

めっきり寒くなった冬空で星が光っている。
だがああして明るく輝く星の中にも惑星がある。
俺は。。。イソノ家の惑星みたいなモノだったんだろう。
星と違って人はみな自分で輝かなければならない。
行くあてはないが俺は強い足取りで駅へと向かった。
461水先案名無い人:04/12/09 13:35:19 ID:TaBTuQ59
連続投稿制限。。。辛いッス
1分くらい間隔あけてるのに。。。。orz

>>454さん
昨日は更新なくてすいませんでした。m(_ _)m
pdfに落としてるんですか。
こんなあふぉな作品を。。。。嬉しいです。
一部編集とはアテクシが登場人物を錯誤しているのを
校正して下さってるのかな?

>>455さん
リンク貼りありがとうございます。

みなさんももしご意見がございましたら、ほの板の雑談スレへおいで下さいませ。<(_ _)>
462水先案名無い人:04/12/09 22:12:26 ID:tCiriKba
ウミヘイとサザエのエピソードってあったっけ?
463水先案名無い人:04/12/10 02:50:07 ID:q+0U6WQo
>462
あった。
464水先案名無い人:04/12/10 13:12:52 ID:FTTRPyWo
>>462さん
今確認したら前スレの493-498ですね。
ほの板に前スレのミラーアドレスを貼ってますので
よろしければご参照下さい。

>>463さん
ご回答ありがとうございます。<(_ _)>

ほの板にも書いたのですが今日は二日酔いで
まったく文章が浮かびませんw
そんな訳で本日はお休みさせていただきます。
すいませんですた。。。m(_ _)m
465水先案名無い人:04/12/12 11:15:49 ID:P9E06lpI
忘年会同情保守
466水先案名無い人:04/12/13 14:15:50 ID:Lh0MyjWy
「イソノさん。。どうしたんです?
 あまり呑まれてないじゃないですか。体調でも崩されたんですか?」
「いや。。ちゃんといただいております。
 どうぞお気になさらないで下さい」
「しかしここのところ元気もないし。。」
「いや何、ちょっと疲れてるだけですから。。
 さぁ、呑みましょう。。」

ワシは空元気でそうオカジマさんに答えた。
今日は会社の忘年会だ。。
だが今のワシはそれどころではない。
フネが家を出てもうすぐ1ヶ月になる。
その間何度静岡へ足を運んだことか。。
しかしフネはまだ一度も逢ってくれない。
一体何故なんじゃ。。逢うくらいはしてくれてもよかろうに。。。

静岡詣でが徒労に終わる度にワシの心が折れそうになる。。
そしてワシの中でフネに対する猜疑心が膨らんでいく。
もうフネの心の中にワシはいないのではないか?
ひょっとしたらワシの他にもう男がいるのではないか?
そう思ってはすぐにその妄想を打ち消す。
自分で不安を作り出しその不安を掻き消す。。愚かな事じゃ。

段々と自分で何をやっているのか解らなくなってきた。。。
何のためにワシはフネを迎えに行くのか。
ここまでの仕打ちをされねばならん程ワシは悪い亭主じゃったのか?
いっそ他の女や酒に溺れてみようか?
しかしそれらは何も生まない事をワシは知っている。。。
467水先案名無い人:04/12/13 14:17:06 ID:Lh0MyjWy
明日また静岡へ行ってそれでも逢ってくれなければもう静岡通いを止めるか。
別に金と時間を惜しむわけではないが暫く距離をおいたままの方が良いのかもしれん。
フネもそう考えて家を出たのかもしれんし。。。

そう自分の中で折り合いを付けるとワシは杯を呷った。
少し冷めた甘ったるい液体が喉を通り過ぎていく。
手早く酔うには日本酒が一番じゃ。
今日は久しぶりに痛飲するとするか。。。
そう考えた時ワシの携帯が振動した。

家からじゃ。。サザエには忘年会だと言っておいた筈じゃが。。
廊下に出て受信する。

「もしもし、何じゃ?」
「とーさん。。マスオさんが。。」
「マスオくんがどうしたんじゃ?」
「出ていったの。。アタシ・・・」
「ん? 出ていったって。。家出したのか?」
「女の人が来て浮気してるって。。それでアタシ問い詰めて。。
 そしたらマスオさんしてないって。。
 アタシ売り言葉に買い言葉で出ていってって・・・」
「待て、サザエ。。電話じゃ埒があかん。
 もう暫くしたら帰るから。。それまで待てるな?」
「とーさん、アタシどうしたら。。。」
「兎に角家で待っておれ。 タラちゃんには巧く言い繕うんじゃぞ。
 またワシから電話を入れる。解ったな」
「はい。。」

サザエの奴、泣きながら話しておった。
マスオくんが浮気。。。しかも相手が我が家へ来てそれを告げただと?
まさかマスオくんもあの女と関係を? 
あの女め。。それをネタにワシへの意趣返しをしたのか?
468水先案名無い人:04/12/13 14:18:14 ID:Lh0MyjWy
ワシは一旦部屋に戻り2〜3杯、酒を呷ると手水に行くと言って部屋を出た。
携帯でマスオくんに連絡を取ってみる。
だが留守電のメッセージが聞こえるのみでマスオくんは電話に出なかった。

「ナミヘイです。落ち着いたら電話を下さい。
 早ければ早いほどありがたいです」

そう伝言を残しまた宴会の席へと戻った。
ワシのいぬ間にすっかり場は盛り上がっており、
さして酔っていないワシは目立たぬよう隅っこで座り直した。

やがて一次会がお開きとなり二次会へと流れ始める。
ワシは急用が出来た旨をオカジマさんに伝えひっそりと独り流れから離れた。

さてどうするか?
ワシは寒空の中を駅へと向かいながら考えた。
するとまたワシの携帯に着信が。。。マスオくんからだった。

「もしもし。。今どこかね?」
「ご心配をおかけします、おとーさん」
「いや、何。。今から一杯やらんかな?」
「・・・・・」
「ワシがマスオくんのいる場所に向かうから。。なっ」
「・・・・・」
「ワシもマスオくんに謝らなければならんかもしれん。
 なっ、サザエのためではなくワシのために逢ってくれんか?」
「・・・・じゃー新橋で。。」
「新橋か。。うん烏森口の改札で。。うん解った」

ワシ達夫婦のみならずサザエ達まで。。
しかもその原因はどうやらワシに関係あるかもしれん。。
469水先案名無い人:04/12/13 14:19:29 ID:Lh0MyjWy
つくづくワシは業の深いオトコなのかもしれんな。
サザエを落ち着かせるために今度は家へ電話する。
相変わらず取り乱したサザエを宥めるのには一苦労したが、
”ワシがこれから逢って話を聞いてみるから”
と言うと泣きじゃくりながら何とか電話を切ってくれた。

駅のホームは師走らしく午後9時になると言うのに人で溢れていた。
山手線に乗り新橋まで向かう。
既に酔っぱらった人をちらほら見かける。
街は忘年会とやがて来るクリスマスに浮かれ華やいでいる。
だがワシは。。ワシ達は。。それどころじゃない。
今年中にワシ達は元の明るい家族に戻れるのじゃろうか?
フネは。。マスオくんは。。家に戻って来てくれるのか?
眩いばかりの電飾を眺めながらワシはそんな事を考えておった。

やがて新橋に到着し改札を抜ける。
改札を出るとそこには少し途方に暮れた顔のマスオくんが立っていた。

「ご心配をかけます」
「いや、こちらこそ。。。そこらの居酒屋で一杯どうかね?」
「はい。。」

ワシとマスオくんは肩を並べ人の流れに逆行するように歩いていく。
幸い忘年会の一次会が終わる時間帯だったせいか店にはすぐに入れた。
商売繁盛と見えて店は活気に溢れており熱気を感じた。
ワシとマスオくんはひっそりとカウンター席に腰を据えた。
取り敢えずビールと早いつまみを注文しグラスを交わす。

「色々とお疲れ様」

黄金色の液体を二人同時に飲み干す。
さて、これからオトコの話し合いだ。。。
470水先案名無い人:04/12/13 14:21:05 ID:Lh0MyjWy
>>465さん
ご同情ありがとうございます。<(_ _)>
奇しくも昨日のTVは忘年会ネタですたね。(^^;)
471水先案名無い人:04/12/13 14:52:19 ID:UsStH2UN
乙であります
472水先案名無い人:04/12/14 15:44:47 ID:ZekzAi8U
>>471さん
サンクスコであります。(^^)

今日は原稿書けなくてスマソであります。m(_ _)m
473水先案名無い人:04/12/14 15:56:43 ID:MqLebDm5
またかよー
474水先案名無い人:04/12/14 16:51:41 ID:DrA1ZVMH
>>473
(・∀・)カエレ!!
475水先案名無い人:04/12/14 18:22:43 ID:uPqEYO9n
>>474
反応すんなよバーカ
476水先案名無い人:04/12/15 10:21:08 ID:sKxQeSX5
師走だしね。
作者さんも忙しい中サンクスコです。午前ホシュ。
477水先案名無い人:04/12/15 16:36:41 ID:GmmuiGbH
「急にすまないな、マスオくん」
「あっ、いえ、こちらこそ。。」
「喧嘩して家を出たんだって?」
「えぇ。。まぁ。。」
「喧嘩の原因が特定出来るだけまだましじゃ。
 ワシはフネが出ていった原因さえ正確に把握しておらん」
「おかーさん。。もう長いですよね」
「あぁ。。ところでマスオくん、今日家に来た女とは前に逢ったあの娘かね?」
「えぇ。。あの山田です」
「で、どうなんじゃ? 本当は関係があったのかね?」
「・・・・・」
「この際じゃからワシも正直に言おう。
 ワシもあの女と関係を持ってしまった」
「・・・・・」
「マスオくん。。真実を聞かせてくれんか?
 ワシもオトコじゃ。娘可愛さに一方的にキミを責めるつもりはない。
 責める資格もワシにはないしな。
 ただ根も葉もない事をあの女が言ったのかどうか、そこを知りたいのじゃ」
「何度か関係を持ちました。すいませんでした。
 しかし彼女との関係はすぐに終わりきちんと精算しました」
「精算とはお金を遣ったのか?」
「えぇ。。カラダだけではなく他にも色々とありましたし。。。
 彼女には充分な事をしたつもりです。
 それを。。今頃になって何故あんな事をサザエに言ったのか。。。」
「そうか。。。すまん、マスオくん。きっとそれはワシのせいじゃ」
「おとーさんのせい?」
478水先案名無い人:04/12/15 16:39:16 ID:GmmuiGbH
「あぁ。。実はあの女に望まれその後も暫く関係を続けておったのじゃ。
 だがフネが家から出ていってワシはもう浮気どころではなくなった。
 それでこの前きっぱりと別れる事にしたんじゃ。
 身勝手なワシの言い分に腹を立てたんじゃろう。
 あの女は浮気をフネにバラすと言いおった。 
 だがあんな小娘の脅しに屈するようなワシではない。
 フネに言われたところでワシは白を切り通すだけじゃ。
 妙に殊勝な態度だと思ったらこういう魂胆だったのか。。。
 そう言えば確かにアイツはもう一つ方法があると言っておった。
 そしてその方法を使えば大変な事になるとも。。マスオくんの事だったんじゃな」
「山田とそんなやりとりがあったんですか。。」
「すまん、マスオくん。この通りじゃ。。
 ワシのせいで終わった関係に飛び火させてしまってすまなんだ」
「いえ、その事はもういいんです。
 浮気の事はどうあれ、サザエとはいつか本気で喧嘩しなければいけなかったんです」
「そう言ってくれると助かる。
 で、マスオくんはその。。浮気を認めたのか?」
「いえ、おとーさんと同じように白を切り通しましたよ」
「うむ。。例え事実であっても自分で認めてはいかん。
 女は事実だと思ってもソレが嘘であって欲しいと考えているモノじゃ。
 マスオくんもよく白を切り通したな。。」
「おとーさんにそう言われると何だか変な気分ですね」
「ん?何でじゃ? あっ、そうか。 サザエはワシの娘じゃったな。
 アイツは子供の頃フネにまかせっきりじゃったから。。
 少し我が儘な所もありマスオくんにも苦労をかけるな。。すまん」
「・・・・・・」
「で、元の鞘に戻る気はあるのかね?
 サザエはすっかりマスオくんが家出して狼狽えておった。
 ついさっきも電話したんじゃが泣くばかりで要領を得ん」
479水先案名無い人:04/12/15 16:41:36 ID:GmmuiGbH
「そうですか。。。サザエの奴、泣いていましたか。。
 タラちゃんの問題もあるしすぐに離婚しようなんて事は考えてません。
 ただ。。」
「ただ。。何じゃ?」
「正直言ってサザエはボクに対する思いやりが足らないと思うんです」
「・・・・・」
「確かにボク達はおとーさんの家に住まわせてもらってます。
 だけどボクはこれでもフグタ家の家長ですよ。
 なのにアイツはいつになってもイソノ家の娘のままです。
 無論、それが悪いと一概には言いません。
 ただケジメをつけると言うか無分別な言動は慎んでもらいたい。
 サザエの無神経な振る舞いがどれだけ周りを傷つけるか。。」
「そうか。。ワシが無理を言って同居してもらったのが悪かったのかもしれんな」
「いえ。。おとーさんが悪い訳じゃ・・」
「子供が到らないのは親の責任じゃよ、マスオくん。。」
「・・・・・」
「無神経な振る舞いか。。
 ワシもそうやってフネやみんなを傷つけて来たのかもしれんな」
「サザエの場合は特別です」
「いや、そうとも言い切れんじゃろう。。
 ワシもかーさんを随分傷つけてきたのかもしれん。亭主失格じゃな」
「そんな。。。でもまだおかーさんとは話をされてないんでしょう?」
「そう。。話しもしてくれん。 それが何よりの証拠じゃ」
「・・・・・」
「マスオくん。勝手を言うようじゃがサザエを宜しく頼むよ。
 根は悪い子ではないし話せばきっと解ると思う。
 今ならまだ遅くない。 なっ、この通りじゃ」
480水先案名無い人:04/12/15 16:52:10 ID:GmmuiGbH
「えぇ、話し合いはしようと思うんですけど。。。
 今ボクが家に戻ったらサザエはまた元に戻ります。
 やはり暫く距離をおいた方がボクにもサザエにもいいのではないかと。。」
「そうか。。。我が家はどんどんバラバラになっていくな」
「そんな。。。少しの間だけですよ。
 冷却期間をおいて、お互いがお互いの存在の有難味を解れば
 また夫婦としてやっていけると思うんです」
「冷却期間か。。。」
「えぇ。。近くに居すぎると解らなくなってしまいますからね。
 生意気言うようですがおとーさんも少し時間をおかれた方が。。」
「うん、ワシも丁度同じ事を考えていたんじゃ。
 明日静岡に行ってまた逢ってくれなければ暫く様子を見ようと。。」
「おとーさん、大丈夫ですよ。
 きっとおかーさんは帰って来られます」
「本当にそう思うかね? マスオくん」
「えぇ。。。だってあんなに息がぴったり合ってたんですから」
「そうか。。。ありがとう、マスオくん」

オヤヂは相当参ってるのか俺の手を握りしめてそう言った。
俺の前で憔悴した姿を隠さないオヤヂ。。
俺を婿としてではなく一人の男として話しかけてくるオヤヂ。。
心に冷たく突き刺さっていた嫉妬の塊が氷のように溶けていく。
481水先案名無い人:04/12/15 17:03:04 ID:GmmuiGbH
その気持ちが伝わったのかオヤヂが続けた。

「では暫く家に戻らんのじゃな。 マスオくん、お金はあるのか?」
「ハハハ、偉そうな事を言ってもお金はありません」
「そうか。。そうじゃろうな。。
 これ。。ワシからお詫びとして10万渡しておくよ。
 サザエにはマスオくんの気持ちを正直に伝えよう。
 そして今後のお金はサザエに言ってマスオくんの給料から出させる」
「本当ですか? 助かります。。」
「マスオくんが稼いできたお金じゃし、野宿させる訳にはいかんだろう」
「本当は行くあてがなくて困ってたんです」
「なぁ〜マスオくん。。ワシとキミは縁あって家族になった。
 これからも助け合って行こうじゃないか」
「はい。。宜しくお願いします」

その後オヤヂはサザエに電話をし、俺と呑んでいる事を伝えた。

「サザエの奴、まだ泣いておったぞ」
「そうですか。。。」
「今日は男同士とことん呑もうか、マスオくん」
「良いですね。。何だか同病相哀れむみたいですけど」
「それを言うなら呉越同舟かもしれんぞ?」
「ボクとおとーさんは敵同士ですか?」
「う〜ん、ちょっと意味が違ったな。。
 まぁーいいじゃないか。 偶にはお互い愚痴を言い合おう」
「そうですね。弱味を晒すのも悪くないですよね」

それから俺とオヤヂはしこたま呑んだ。
久しぶりに旨い酒だった。。。
482水先案名無い人:04/12/15 17:05:43 ID:GmmuiGbH
>>473さん
すんません。。。orz

>>474-475さん
また〜り逝きましょう。(^^)

>>476さん
ホンマ、落ち着いたと思ったらやはり師走ですね。
なんやかんやと時間を取られてしまいます。(^^;)
483水先案名無い人:04/12/16 11:25:28 ID:n4/fbYr/
テレビを見ているとサザエが本当に我侭に見えてくるから
不思議だ...
484水先案名無い人:04/12/16 14:46:59 ID:75FuOOj3
「カツオちゃん、聞いてくれる?」
「なーに? ウキエさん」
「さっきパパから連絡があって帰って来いって。。」
「えっ!?」
「出産するのを許すから帰っておいでって」
「急にどうしたのかな?」
「解らない。。でも反対されなくなったのはやっぱり嬉しいわ」
「そうだよね。反対されたままじゃ赤ちゃんも可哀想だし。。
 それでどうするの? やっぱり家に帰るの?」
「う〜ん。。。パパはそう言ったけどママの気持ちはどうなのかなぁ〜。
 ママは事なかれ主義だからパパには逆らわないと思うけど。。」
「お母さんからは何も言ってこなかったの?」
「うん。。。」
「電話してみたら?」
「うん。。。でも少し怖いわ」
「どうして?」
「だってあんなに反対していたパパが急に態度を変えたのよ」
「ひょっとしたらお母さんが先生を説き伏せてくれたのかもしれないよ」
「それはありえないわ。。カツオちゃん、ウチの事よく知らないから。。」
「そうか。。ごめん」
「やっぱりもう暫くここにいるわ」
「でも大丈夫? そろそろ身体もしんどいんでしょ?」
「学校も後少しで冬休みだし、今年は受験できないから。。
 それに私3学期は殆ど出席しなくても卒業出来るの。
 カツオちゃんと違って成績いいんだから。。ウフフ」
「酷いなぁ〜。 どうせ俺は勉強出来ませんよ」
「あら? でも最近テストの点良いじゃない?」
「ウキエさんの教え方がいいからね。感謝してます」
485水先案名無い人:04/12/16 14:48:02 ID:75FuOOj3
「それはそうとお母さんはまだ戻ってこないの?」
「うん。。」
「どうされたのかしら? 長いわねぇ〜」
「うん。どうせ居なくなるならネーさんの方がよかったのに」
「あら、そんな事言っちゃいけないわ」
「だってネーさん結婚してるんだよ。
 マスオ兄さんも本当は出たいんじゃないのかな?」
「そうなのかしら。。」
「俺もマスオ兄さんとは色々あったからね。。何となく解るんだ」
「そう。。本当に色々あったわねぇ〜。
 今こうしてカツオちゃんといるのが不思議なくらいだわ」
「そう言われるとそうかもしれないな。。」
「ねぇ〜クリスマスの夜は一緒にいられるかしら?」
「多分大丈夫だと思う。オヤヂは俺達の事知ってるし、
 ナカジマに口裏合わせてもらえばネーさんも誤魔化せるだろうから。。」
「嬉しい。。」
「雪。。降るかな?」
「どうかしら。今年は暖かいからねぇ〜。。。でも助かるわ。
 妊娠して簡単にお薬が飲めないから風邪をひけないもの」
「でもクリスマスの夜くらいは降って欲しいな」
「そうね、素敵なクリスマスになるといいなぁ〜」

学校の帰りにウキエさんの部屋に寄った俺は取り留めのない会話をしていた。
こんな他愛のない話を繰り返し宿題を片付け、明日の予習をする。
そうして暗くなるとまた散歩に出掛ける。。。それが俺の日課になっていた。
少なくとも俺達は平穏だ。。お互いが求め合えばセックスもする。
だがふとした時、何かが足りないと思う事がある。
それが何なのか今の俺には解らない。
486水先案名無い人:04/12/16 14:49:06 ID:75FuOOj3
刺激に満ちた日々はもう遠い昔の事のような気がする。。。
やるかやられるかといった争いも今の俺にはない。
特別手に入れたいモノもない。

殺伐とした春を越え忸怩たる思いで夏をやり過ごし、
迷走しながら秋を駆け抜け今静閑な冬を生きている。。
そう。。ただ静かな日常が俺達を通り過ぎていくだけだ。

「カツオちゃん、そろそろお散歩に。。」
「本当だ。もうすっかり暗くなってる」

ウキエさんは上着を着込みマフラーを首にまわした。
俺はウキエさんの手を支えながら靴を履くのを待った。

二人で暗く静かな道を歩く。
通りがかった商店街の方から唄が聞こえてきた。

♪ゆっくりと12月のあかりが灯りはじめ
 慌ただしく踊る街を誰もが好きになる♪

「今年も後少しだね。今年は色々とあったよね」
「でも私はいい年だった。 来年は3人かな?」

♪いつまでも手を繋いでいられるような気がしていた
 何もかもが煌めいてがむしゃらに夢を追いかけた
 喜びも 悲しみも全部分かち合う日が来ること想って微笑みあっている♪

「そうだね」

聞こえてくる唄に耳を傾けながら俺は簡単に返事をした。
居心地の良い静かな幸せの中で俺は足りない何かを捜していた。。。。
487水先案名無い人:04/12/16 14:52:28 ID:75FuOOj3
>>483さん
レスありがとうございます。<(_ _)>
人間って見る角度変えると印象が変わってきますよね。(^^)

虚像と実像。。。
諍いはそのギャップから起こるのかもしれません。ナンチッテ(^^;)ゞ
488水先案名無い人:04/12/17 11:06:32 ID:ZhbM0Ghd
作者サン乙
師走になって忙しいとは思いますが
体に気を付けてガンガってください
489水先案名無い人:04/12/17 17:20:25 ID:mT0lupfN
>>488さん
生暖かいお言葉ありがとうございます。<(_ _)>

本日は多忙と二日酔いの為お休みさせていただきます。
師走って事でご容赦を。。。m(_ _)m
490水先案名無い人:04/12/19 13:47:15 ID:/H0V9v2z
休日ホッシュ
491水先案名無い人:04/12/20 16:42:35 ID:IbgqwGCz
「フグタくん、ちょっと。。」

朝礼の後俺は部長に呼ばれた。
部長は俺を伴い個室へと向かう。
なんだろう? 特に差し迫った案件はないが。。
まさか俺のデイトレが? いやそんな筈はない。
俺の持ち株は値が上がらないので塩漬けになったままだ。
偶に様子を見るくらいなので業務に支障を与えてはいない。
それとも我が家の家庭の事か? しかしそれはまだ誰も知らない筈だし
家を出てはいるものの、衣服に乱れや汚れはない筈だ。

無言で歩を進める部長。。やがて個室に俺を入れる口を開いた。

「まぁ〜掛けたまえ」
「はい、失礼します」

一瞬重苦しい空気が漂う。
ひょっとして俺にとって悪いことなのか?
しかし心当たりがない。。

「早速だが実は我が社の元関係者と言う者から人事部宛に投書があってね。。
 で、ボクと同期の奴から問い合わせがあったんだ」
「えっ!? 私に関して投書ですか?」
「あぁ、投書にはキミが我が部の山田君と不倫関係にあると書かれてあった」
「なっ、何ですって?」
「ボクとしては特に二人の仲を詮索する気はなかったのだが投書があれば
 その内容が事実かどうかは確認し報告しなければならない。無論山田君もだ」
「はい。。。」
「どうなんだね? フグタくん」
「はい。恥ずかしながら一時期確かにそういう関係にはありました。
 しかし今は仕事だけの関係です」
492水先案名無い人:04/12/20 16:43:33 ID:IbgqwGCz
「そうか。。。解った」
「あの。。私に何らかのペナルティが科せられるのでしょうか?」
「実は山田君とは事実関係を既に確認済みなんだ」
「は? と言いますと?」
「彼女も素直に関係を認めたよ。
 キミがもし白を切るようだと泥仕合になるところだった」
「・・・・・」
「それでね、ボクとしては気が進まないんだが。。
 キミ、少しほとぼりの冷めるまで暫く転勤しないか?」
「転勤。。。ですか?」
「キミに大きな咎がある訳じゃないからすぐにまた呼び戻すよ。
 そうだなぁ〜期間は1年くらいかな。
 そうそう。。山田君ね。あの子には退職してもらう事にした。
 なんだかお水の方からスカウトされたとかで、OL生活にも飽きたそうだ」
「そうですか。。。」
「まだキミは若いんだしこれからいくらでもチャンスはあるよ。
 転勤と言っても前に内示のあった営業所ではなくちゃんとした支社だから。。
 一応課長のポストを用意するようにした。
 これなら左遷とは言い切れないし、処罰としては軽い方だろ?」
「はい。。。」
「まぁー悪い女に引っかかったと思って諦めろよ。
 キミも多少いい思いをしたんだし。。。。なっ」
「解りました。。転勤を受け容れます」
「おっ!? 素早い回答だねぇ〜。 いいのかい? 奥さんに相談しなくても」
「いえ、仕事の事は女房には解りませんから」
「そうか、そう言ってくれるとボクも人事への報告が楽だ。
 キミの潔い態度はちゃんと報告しておくよ。それじゃ業務に戻ってくれ」
「はい。。ご迷惑をおかけしました」

俺は部長に一礼すると部屋を出ようとした。
493水先案名無い人:04/12/20 16:44:31 ID:IbgqwGCz
「そうそう、フグタくん。。」
「はい?」
「あの子、常務とも関係があったらしいね。
 同期の奴も驚いていたよ」
「そうなんですか。。」
「あぁ、お陰でアイツは常務に貸しが出来たらしい。
 だから俺もキミに寛大な処置がとれるって訳だ。
 解ってると思うけど。。これはオフレコでな」
「心得ました。。失礼します」

元関係者で山田と俺、そして山田と常務の関係を知る者。。。

アナゴの奴しかいないな。。

俺を飛ばそうとして逆に辞めさせられた恨み。。
山田に懸想しながら叶わず、それどころか山田は俺と深い関係に。。
おまけに常務も虜にし俺をアナゴの策から救った山田。
今のアイツが俺達に出来る精一杯の報復手段だったって訳だ。
常務との関係を知っている事から推し量ると
大方今でも山田のストーカーをしているんだろう。

山田がどんなに怖い女かも知らずに。。哀れな奴だ。

単身赴任か。。それもまた良いだろう。
俺とサザエの間に距離をおくにはお誂え向きかもしれない。
来年はタラちゃんも幼稚園か。。入園姿を見られないのは少し寂しいが
小学校へ入学するまでには戻ってこられるだろう。

俺は自席に戻ると山田の方を見遣った。
何事もなかったようにいつもと変わらぬ山田。。
これで本当にこいつともお別れだ。
494水先案名無い人:04/12/20 16:45:03 ID:IbgqwGCz
>>490さん
保守ありがとうございました。<(_ _)>
495水先案名無い人:04/12/20 18:27:45 ID:HrLNG377
ナミヘイとマスオの飲むシーンいいですねぇ。
男同士の心を通じ合わせた対話ってたまんねぇ。
496水先案名無い人:04/12/20 18:48:56 ID:IbgqwGCz
>>495さん
生暖かいお言葉ありがとうございます。<(_ _)>
セクースもいいけど、男同士、心が通じ合うのもまたいいですよね。(^^)
497水先案名無い人:04/12/21 21:13:06 ID:iHWx7/hf
作者さん忙しいんやね。
体壊さないように頑張ってくださいホッシュ
498水先案名無い人:04/12/22 17:30:48 ID:GPPxCT5X
ワシは悩んだ末に上司に休暇願を出した。
多忙を極める師走に有休をとるなんてかつてなかった事じゃ。
だが。。やはり未練かもしれんがフネの事が気になる。
マスオくんと話をして一度は様子を見ようと考えたが、
先週静岡に行った際、タイゾウ兄さんから気になることを言われた。

「フネが最近よく泣いているんだ。。
 いや、直接見た訳じゃないんだが襖越しに嗚咽のような声が漏れてくるんだ」

ワシのせいなんじゃろう。
なんとかしてやらねばならん。
だからワシは今年最後の祝日を含めて4連休をとった。
幸い仕事に支障はなく同僚にも迷惑を掛けることはなさそうだ。

サザエもマスオくんが家におらんから心細いじゃろうが、なに、アイツも大人じゃ。
それにいざとなればマスオくんを頼るかもしれんし、案外それがきっかけで
元の鞘に戻るかもしれん。

少し残務を片付けるため残業になったが9時までには静岡に着けるじゃろう。

昨日は冬至じゃった。。。今日から日一日と日が長くなる。
ワシとフネの生活にも日が射してくれるといいんじゃが。。

慌ただしく行き交う人波の中をワシはゆっくりと歩いていく。
フネと今まで歩いてきた道のりを確かめるように。。
499水先案名無い人:04/12/22 17:31:58 ID:GPPxCT5X
何てこった。
一体どうなってるんだ!?
何故こんなに下げてるんだ?
解らない。。こんな筈じゃなかったのに。。。
クソッ、もういい!! 損切りするしかない。

俺は株の更なる下落に耐えきれなくなった。
結局成り売りを入れる。
結局62,000円で売り抜け27万のロス確定。
これで最初に稼いだお金はパー。

堪らないな。。転勤はさせられるしデイトレはマイナス。
女房とは別居だし。。。本当、俺は何をやってるんだろう。
浪人してまで早稲田に入ったのに就職したのは無名の商社。

結局俺の人生はこういう風になってるのかなぁ〜?

「フグタさん、どうかされたんですか?」
「えっ!? あ、いや何でもないよ。。
 キミも山田君がいなくなるから寂しくなるね」
「えぇ。。。」
「そしてボクも転勤だ。。」
「はい。。。」
「キミには世話になったね」
「そんな。。こちらこそお世話になりっぱなしで。。」
「キミ達みたいな子が転勤先にもいれば嬉しいんだけどなぁ〜」
「あの〜 フグタさん、今夜は空いてらっしゃいますか?」
「あぁ、全然予定はないよ」
「よろしければ送別会替わりにお食事でもどうですか?」
500水先案名無い人:04/12/22 17:33:15 ID:GPPxCT5X
「別に構わないよ。 ボクも色々あって呑みたい気分なんだ」
「本当? よかったぁ〜」
「でもキミとボクの二人だけかい?」
「えぇ。。お嫌ですか?」
「ボクは構わないけど。。ほらボクの転勤理由。。知ってるんだろ?
 課のみんなもそれを知ってるから送別会も開いてくれやしない。
 そんなボクと二人きりになったらキミも変な噂を立てられるよ」
「そんなことありませんよ。それに。。。」
「それに?」
「あっ、いえ、なんでもないです。お時間は?」
「そうだな、6時半くらいでどうかな?」
「はい、わかりました」

そう言うと女は給湯室に消えていった。

最後の最後で俺を哀れむ女神が現れたか。。ありがたいことだ。
しかし山田と違ってあの子は大人しいからなぁ〜。
いったいどんな飲み会になるのやら。

俺は殆ど残されていない残務を片付けるとネット遊びに耽った。
今の俺にはこうして時間を潰すしかない。

ビルの窓から西日が射してくる。
この風景ともお別れだな。。。
そう思うと少しもの悲しい気分になった。

やっと住み慣れた東京から俺は去っていかなければならないのだ。。。。
501水先案名無い人:04/12/22 17:37:42 ID:GPPxCT5X
>>497さん
生暖かいお言葉ありがとうございます。<(_ _)>
身体はケコーウ丈夫な方なのでつがホンマ何かと忙しいですね。
今日もクリスマス編への振りの為先程バタバタと原稿を書いた次第です。
そんな訳で文章がおかしかったらすいませんです。m(_ _)m

もうすぐクリスマスですね。
ナミヘイとフネ、カツオとウキエ、そしてマスオとサザエor女。。
それぞれどんなクリスマスを迎えるのでしょうか。
作者のアテクシにもまだ解りませんw
502水先案名無い人:04/12/24 10:21:26 ID:VyVF4Kcw
ちなみに作者さんのクリスマスは?w
503水先案名無い人:04/12/24 14:32:37 ID:HYAUHzns
ワシは寒さに震えながら独り佇んでいた。

静岡へ着きホテルへチェックインを済ませた後
食事を済ませフネの実家にやって来た。
暖冬とはいえやはり寒い。。

おそらくフネが居るであろう部屋の灯りを見つめながら、
ワシはポケットに忍ばせたウィスキーを取り出した。
悴んだ指でボトルのキャップを開けては飲み飲んでは締める。
微かな酔いが徐々にワシを支配し始める。。。

フネと共に歩んできた四半世紀。。色んな事があった。
寄り添い反発しあい、そしてまた寄り添い。。
今はこうして離ればなれになっている。
ワシのしてきた事を考えればそれもまた当然かもしれん。
そう思うと涙が零れてきた。

涙で滲んだ灯りを見ながらワシは思った。

”もう駄目なのかもしれんな。。”

時間はもうすぐ12時になる。
約一刻あまりをこうして過ごしたがただの独りよがりか。。

明日また昼にでも来てみよう。
何とかそう思い直しワシはその場から立ち去ろうとした。
と、その時マフラーの毛がワシの鼻腔をくすぐった。
504水先案名無い人:04/12/24 14:33:20 ID:HYAUHzns
「ヘクショーン!!!」

不覚にもワシは大きな嚔をしてしまった。
するとフネの実家の中で慌ただしい物音がした。

”しまった。。。不審者と間違えられてしまう。”

そう考え、ワシは急いで立ち去ろうとした。
なんと間の悪い事じゃ。。。

緩やかな丘を下ってホテルのある場所へと進んでいく。
と、その時背後で声がした。

「・・・さ〜ん」

ワシは反射的に歩を止め後ろを振り向いた。

「おとーさーん」

息を弾ませて人影が駆け寄ってくる。
一瞬ワシは自分の目を疑ったが近づいてくる人影は紛れもなくフネじゃった。

ワシの胸の鼓動が早くなる。。何と言えば良いのじゃろうか?

「ハッ ハッ・・ アナタ。。。」

ワシの前で足を止めたフネは手を両膝に乗せやっとの事でそう言った。
頑なにワシとの面会を拒み続けたフネが今目の前にいる。
505水先案名無い人:04/12/24 14:34:21 ID:HYAUHzns
「久しぶりじゃな、かーさん」

思わず出てきた言葉がそれじゃった。
気の利いた台詞の一つも言えん自分に腹が立った。

「えぇ〜、本当に。。。」
「こんなに長い間離れていたのは初めてじゃ」
「そうですね」
「変わりはなかったか?」
「えぇ。。」
「そうか。。それは良かった」
「いつから外にいたんですか?」
「ん?なに、ほんの30分前くらいじゃ。。
 こっちに着いたはいいが時間が遅くてな。。
 それで未練がましく家の灯りを眺めておったのじゃ」
「嘘ばっかり。。」

そう言うとフネはワシの手をとった。

「こんなに冷たくなって。。。」

そしてフネはワシの手に息を吹きかけた。
暖かい温もりがワシの手に伝わる。。。

「やはりお前が側におらんとワシは駄目なようじゃ。。。」
「・・・・・」
「戻って来てくれんか?」
「・・・・・」
「まぁーよい、今すぐに返事しなくても。。
 ワシは日曜までこっちにいようと思ってる」
506水先案名無い人:04/12/24 14:36:00 ID:HYAUHzns
「おとーさん。。。」
「ん?何じゃな?」
「私も一緒に泊まってもいいですか?」
「えっ!?」
「少し支度があるからついて来てくれます?」
「あ、あぁ。。」

それからワシとフネは手を繋いだままフネの実家へと戻った。
外で15分くらい待つとフネが支度を済ませ出てきた。

「タイゾウ兄さんに挨拶をしなければ。。」
「そんなの明日で構いませんよ。
 さっ、行きましょう、おとーさん」

それからホテルに戻り風呂で身体を暖めるとワシ達は久しぶりに同衾した。
いつもと勝手がちがって思いの外早く果ててしまったが、
フネは寧ろそれを喜んでいるようだった。

寝物語にワシはイソノ家の近況をフネに語った。
マスオくんとサザエが別居している事。
カツオとウキエの事。。。
意外な事にフネはワシの乳首を弄びながら
その話をまるで他人事のように聞いていた。

今は二人だけの時間であって欲しいと言う事か。。
ワシは年甲斐もなくまたフネに挑みかかっていった。

それから二晩、ワシとフネは近場の温泉への小旅行を楽しんだ。
考えてみればワシら夫婦ももう銀婚式じゃった。
フネと共に見た街のイルミネーション。。
クリスマスで浮かれる人達以上にワシ達は浮かれていた。。。
507水先案名無い人:04/12/24 16:10:46 ID:HYAUHzns
俺は突然知らされた真実に戸惑った。
思い出すこともなく殆ど忘れかけていたあの出来事。。。

「でも気にしないで下さい、フグタさん。
 あの時の事はみるくしか知りませんから。。」
「あ、う、うん。。」
「私、好きになると自分でブレーキをかけられない人なんです。
 だからあの頃フグタさんを好きになるのが怖かったんです。
 でも諦めきれなくて。。」
「・・・・・」
「それでみるくに相談したらあんな事になっちゃって。。
 あの時は本当にごめんなさい。
 今はもう恋心はありませんから安心して下さいね。
 ただやっぱりあの時の相手が私だったって知って欲しくて。。。
 でも社内で毎日顔を合わせるのにそれはやっぱりまずいでしょう。
 そう思っていたんだけどフグタさんが転勤される知って、
 今日は勇気を出してこうしてお誘いしたんです」
「あ、あぁ。。ありがとう」
「でもあの頃の方がフグタさん輝いてたなぁ〜」
「あぁ。。そうかもしれないね。
 あの頃は公私ともに充実していたからな」
「今は?」
「今は色々あってダメダメな人生さ」
「不倫がバレて転勤させられるからですか?」
「それもあるけど。。。実は俺、現在別居中なんだ」
「あら? それはまたどうして? 喧嘩でもなさってんですか?」
「うん、ちょっとした行き違いがあってね。。
 ほら俺、嫁の実家に同居させてもらってるだろう。
 で、この前嫁と大喧嘩して売り言葉に買い言葉で家を出ちゃったんだ」
「へぇ〜そうなんですか」
508水先案名無い人:04/12/24 16:10:51 ID:IqZdkFEh
フネと波平GJ!!
509水先案名無い人:04/12/24 16:12:02 ID:HYAUHzns
「うん、恥ずかしながらそうなんだ」
「じゃー今はホテル住まいですか?」
「あぁ。。」
「お金大変でしょ。。。私28日には帰省するからそれ以降は駄目ですけど
 よかったらウチに来られます?」

お金は大変じゃない。。オヤヂがサザエに言って面倒見てくれる事になってるし
この前オヤヂがくれたお金の残りもまだある。
だが俺は今日のデイトレで損した事を思い出した。
ウキエに返すべきお金が元本割れしている。

「それはありがたいけど。。。迷惑じゃないのかい?」
「全然迷惑じゃありませんよ。私、彼氏もいないし。。。
 それにもうすぐクリスマスでしょ? 
 クリスマスくらいは誰かと一緒にいたいなって。。」
「キミがそう言ってくれるのなら素直に甘える事にするよ」
「本当? 嬉しい。 でも誰にも内緒にしておいて下さいよ。
 これでもまだ嫁入り前の娘なんですから」
「大丈夫。心得ているよ。 キミの方こそ。。ってその心配はないか」
「ウフフフ」
「アハハハ」

その日俺達は食事を済まし軽くバーで飲むとホテルに泊まり抱き合った。
一度は目隠しのまま抱いた女を今度はしっかりと眺めながら味わった。
喘ぐ顔。。切なそうな吐息。。
これから数日間一緒に暮らす女の淫らな姿を俺は目に焼き付けた。
510水先案名無い人:04/12/24 16:12:42 ID:HYAUHzns
祝日明けの出社は時間をずらして部屋を出た。
俺が早めに出て何事も無かったように社内で朝の挨拶を交わす。
そんな秘密めいた関係にいつしか俺の疲れた心は元気を取り戻していた。
サザエとの関係も今は頭の片隅にしかない。
転勤の事を話したところでどう反応するか解らないし答えを聞くのも怖かった。
どうせ単身赴任を望まれるのなら俺が自分でそう選択した方が傷が浅くて済む。
だから俺はサザエの事を考えないようにしていた。

出社はしたものの転勤前の俺に然したる仕事はない。
引継も殆ど終えていたので、またネット遊びに耽る。

就業時間を怠惰に過ごすだけだ。
そんな風に俺の一日が過ぎていく。

だが今夜はクリスマス・イブだ。
俺はシャンパンとケーキ、それから心ばかりのプレゼントを買って女の部屋に帰る。
既に女は部屋に戻っていて料理の支度をしていた。
俺はエプロン姿の女に恋人気取りで近づくとプレゼントを渡した。

「嬉しい。。ありがとう、マスオさん」

女はいつの間にか部屋の中では俺のファーストネームを呼ぶようになっていた。

シャンパンとケーキを冷蔵庫に仕舞うと俺は風呂の掃除を始めた。
家にいる時は何もしなかったのに不思議なものだ。。

やがて二人だけのパーティーの支度がととのい俺達はグラスを重ねる。

「メリー・クリスマス」
511水先案名無い人:04/12/24 16:15:35 ID:HYAUHzns
黄金色の液体の中を小さな泡が駆け登っていく。
それはあたかも街を行く人々のようだった。
幸せを求めて誰もが上を目指していく。
だがそこに必ずしも幸せはない。。

「ねぇ〜ワインを買ってきたんだけど。。」

女の声で俺は現実に呼び戻された。
いいじゃないか。。今だってそれなりに幸せさ。

「いいねぇ〜。 飲もうよ」

俺はそう思い直すと女と再び乾杯をした。

一頻り料理を食べ、程良く酔った俺達はお風呂に一緒に入った。
少し赤くなった女の身体が俺の欲情を誘う。
劣情を満たすため狭いバスルームの中で激しく抱き合うと俺はあっという間に果てた。
飛び散った白い液体をシャワーで流す。。
俺の胸に虚しさが押し寄せてきた。

身体は重ねられても心は重ね合わせられない。
オヤヂはおかーさんと逢えただろうか?
俺達は本当に求める相手と一緒にいられず、ここにこうして二人でいる。
二人を繋ぐものは愛情と言えるものではなく同情。。。
身体を寄せ合いながらも埋められない隙間を俺は確かに感じていた。
そしてきっとこの女も。。

俺は女がトイレに行った隙に携帯を掴んだ。

「メリー・クリスマス」

その一言だけ自宅の電話に告げると一方的に電話を切り電源を切った。
512水先案名無い人:04/12/24 16:22:27 ID:HYAUHzns
>>502さん
アテクシは一応オヤヂですので一家団欒メリークリスマスおめでてーなぁ〜です。(^^;)ゞ

>>508さん
レスありがとうございます。<(_ _)>
今日はマターリモードにつきナミヘイ・マスオのクリスマスを書きますた。

月曜日は終日会議ですので原稿が書けません。
火曜日には復活出来るといいなぁ〜。。。

今日はクリスマス・イブですね。
みなさんはどんな夜をお過ごしになるのでしょうか?
少し早いですが。。

 ♪ メ リ ー ・ ク リ ス マ ス 〜 ♪
513水先案名無い人:04/12/26 21:35:45 ID:ElNNMEY8
ホ≡(・∀・) シュッ
514水先案名無い人:04/12/28 11:09:34 ID:5MxSLNFw
作者さんの正月休みはいつまでなんだ保守?.(・∀・)゚+.゚ヒャッホウ
515水先案名無い人:04/12/28 13:51:32 ID:u0bL8kL8
「いってらっしゃ〜い」

ウキエの明るい声に俺達は公園へと送り出された。
俺は現在高校生。。息子は幼稚園児だ。
もっとも息子と言っても戸籍上は他人のままだが。。
今俺達家族はオヤヂ達と同居している。

あれから5年の歳月が流れた。
オヤヂ達夫婦は内孫を迎え目に入れても痛くないような可愛がりようだ。
俺にはあんなに厳しかったくせに。。
孫が可愛いってのは本当なんだだな。

あのクリスマスの翌年の春、ウキエは元気な男の子を出産した。
名前はオヤヂが「ボラオ」と命名した。
俺はちょっとどうかな?と思ったがオヤヂには逆らえない。
なんせこっちはまだ養ってもらってる身分だ。
しかしオヤヂももうすぐ定年だ。
イササカ先生の印税があるから生活はなんとかなるだろうが。。

おふくろはといえば甲斐甲斐しくボラオの面倒を見てくれる。
まるで俺達が幼い頃に戻ったような気がするらしい。
おふくろがボラオの面倒を見てくれるお陰でウキエも大学に通いながら小説を書いている。
ウキエはやはり血筋なのか文才があるようだ。
何でも自分の半生を書いたエッセイが好評だったようで現在2本の連載を持っている。

今の俺達家族は一見穏やかな家庭に見えるがこの5年間で色々な出来事があった。
それもショッキングな出来事ばかりだ。
ウキエが本にしたら結構売れるかもしれない。
もっともオヤヂが許さないだろうがな。。。
516水先案名無い人:04/12/28 13:58:33 ID:u0bL8kL8
まずイササカ先生。。
2年前ホテルで執筆中に心臓発作で亡くなった。
何故かその場にワカメとカオリが居合わせたのが気になる。
しかし二人を問い詰めても決して真実を話そうとしない。
ただ遊びに行っていただけだとか。。
俺は絶対に何らかの関係が有ったと見ているが真実は藪の中だ。
それから半年もしない内にオカルさんも後を追うようになくなった。
ジンロクとは音信不通だがサブちゃんの情報によるとどうも2丁目で働いているらしい。

それからノリスケおじさん。。
1年前に何とエイズで死んでしまった。
イクラちゃんの事が気になって仕方なかったようだが、
オヤヂが責任を持って育てると言うと安心して眠るように亡くなった。
オヤヂの言葉の通り、タイコおばさんとイクラちゃんは我が家で同居している。

そしてマスオ兄さん。。
会社から転勤を命じられ独り勤務地に赴いたが単身赴任が災いし、
そこでも不倫問題を起こしてしまった。
二人の仲は拗れ離婚寸前まで行ったがオヤヂの取りなしで何とか離婚せずにいる。
オヤヂの奨めもありネーさん達がマスオ兄さんの任地へ行き一緒に生活している。
でも愛情の通わない夫婦関係が原因なのかタラちゃんが粗暴になってしまっているらしい。
何でも喧嘩相手に怪我をさせた回数が30回を越えたとか。。
これにはオヤヂもおふくろも胸を痛めている。
何度か夫婦揃ってタラちゃんに会いに行きお説教をしたが効果はなかったようだ。
あんなに無邪気で優しかったタラちゃんがそんな風になるとは思いもしなかった。
今年の正月には帰ってくるらしいので一度俺も話して見ようか。。

ボラオの相手をしながら俺は回想をしていた。
517水先案名無い人:04/12/28 14:02:25 ID:u0bL8kL8
一番辛かったのはワカメの事だ。
今年の夏、ワカメが売春で逮捕された。
幸いオヤヂの厳格さと初犯と言う事で不処分になったが。。
これにはオヤヂはまいってしまった。
一応ワカメを叱ったものの、年頃の娘にどう接していいのか解らないようだ。
俺の前でボロボロ泣きながら

「カツオ。。ワカメを頼む。。」

その言葉ばかりを繰り返した。
俺がワカメにセックスを教えたからこんな事になったのかもしれない。。。
項垂れるオヤヂに俺は肯くしかなかった。
そして俺はウキエに相談をした。
ウキエもワカメと同じ様な過去を持つ女だ。
幸いワカメはウキエに憧れていた事もあってウキエの言う事はよく聞く。
ウキエがどんな事を話したのか詳細は解らないが、
今のところワカメも売春を止めているようだ。

セックス。。この不可思議なモノに人間は囚われて生きている。
売春も買う人間がいなければ成立しないのに買春するオトコは後を絶たない。
だから一部のオンナは性を売り容易くお金を手に入れようとする。
神様が造った本能が狂い始めたのか?
それとも性が氾濫する今の状態が人間本来の状態なのか?

いずれにしても俺はウキエを得、ボラオを授かった。
無邪気な笑顔で滑り台を下りてきたボラオを抱き上げるとホッペにキスをした。
今この瞬間に幸せを感じる。

俺は性の呪縛から解き放たれたのだろうか。。
人並み外れた性生活を送ってきた俺は自問自答を繰り返していた。
518水先案名無い人:04/12/28 14:05:29 ID:u0bL8kL8
そして10年後。。。

昨日ひとりでいつもより二駅先のデパートにいったんだよ。
人ごみを歩いていると叔父貴を見つけたんだ。
時間帯からして会社帰りだろうがいつもは見慣れない帽子をかぶってたんだ。
声を掛けようとしたらなんと叔父貴に女の子が走り寄ってきたんだ。
どっかの高校の制服だぜ、モロ女子高生。そして叔父貴のニヤけたツラ。
叔父貴は帽子を目深に被り直して女子高生と手を繋いで歩いていく。
後ろから小さい声で呼び止めてやったよ。
「カツオ叔父さん」って。その時のあの顔ったらなかったね。ヒヒヒ
叔父貴は予想外のオレの登場に慌てふためきながらも財布を取り出して震える手で
5千円札を取り出してオレの手を取り握らせこういったんだ。
「ウキエや父さん母さんには内緒にしてくれよ・・・たのむよ、ねぇイクラちゃん。」
オレは必死でニヤける顔を普通の微笑みにしながら言ってやったよ。
「わかったよ叔父さん、ウキエ叔母さんとナミヘイ叔父さん達には内緒にしとくよ。」
叔父貴はバツが悪そうだったが事なきを得た安堵の表情で女子高生と人ごみに消えたよ。
ヒヒヒしばらく金には困りそうにないぜ。
ヒヒヒ
519水先案名無い人:04/12/28 14:18:35 ID:u0bL8kL8
>>513-514さん
保守ありがとうございます。<(_ _)>
正月休みは1月4日までです。

休暇で暫く書けませんしネタもそろそろ尽きましたので
アテクシのストーリーはこれで終了とさせていただきます。
興味本位でアテクシがpart1を本年5月末にスレ立てして以来、
半年以上にわたりお付き合い下さりありがとうございました。<(_ _)>
本来アテクシが原稿を書くつもりはなかったのですが続けられる方がいなかったので
つい調子に乗り原稿を投稿したのがこのスレの始まりでした。。
初心者には敷居の高いガ板でこんなにもマターリ連載を続けられましたのも、
ココを見て下さる方々の生暖かいお陰だと深く感謝申し上げます。

本当に長い間ありがとうございました。<(_ _)>
520水先案名無い人:04/12/28 14:38:11 ID:AUxQNSMC
まずは作者さん乙!!
個人的にはこのままだらだらと続けて欲しかったんだけど、
昼ドラなみの急展開の連続が作者さんにも負担だったのかな。
長い間楽しめましたよ、ほんと。
最後の繋がり方もニヤリとさせられました。

しかしこれからはサザエさんを見ても、(・∀・)ニヤニヤしてしまうなぁw
521水先案名無い人:04/12/28 16:27:11 ID:pjG9sMdy
ちょっと待て!
>>515->>518
は作者さんとは思えない文だ
522水先案名無い人:04/12/28 19:31:27 ID:xIkmEyBp
>>521
確かにちょっとお粗末だな
523水先案名無い人:04/12/28 21:58:43 ID:u0bL8kL8
>>521-522さん
ガ━━ΣΣ(゚Д゚;)━━ン
お粗末でしたか。。。でも本物なのです。。。orz

>>520さん
ありがとうございます。
現在プチ納会で酔っぱらいでございます。
だらだら気ままに続けさせてもらって良いのなら
気の向くままに書きたいと思う今日この頃。。皆様如何お過ごしでしょうか?
未練だ罠w

では2次会に逝ってまいります。
524水先案名無い人:04/12/28 22:27:36 ID:jwGg6Q8r
>>521-522
あのさ、そういうのやめなよ
連載終了を認めたくないのはわかるけどさ、本人が偽物だヘタクソだ、なんて言われたらどれくらいショックか考えてごらんよ
作者さんがつらくなったからやめるって言ってるんだし、もしも偽物なら作者さん本人がでてくるでしょ

>>作者さん
お疲れさまでした
とても楽しく読ませていただきました
できれば続きが見たかったけどしょうがないですね
またなにかネタができれば書き込んでくれたらうれしいです
本当にお疲れさまでした
525水先案名無い人:04/12/28 22:36:04 ID:xIkmEyBp
>>524
なぜそんなに必死なのかわからない
526水先案名無い人:04/12/29 08:01:03 ID:ZnG4kZz2
作者さんお疲れ様です!
とうとう終わりですか〜 感動しました。
毎日このスレを覗くのが日課だったので淋しいですね
とにかくお疲れ様でした

まとめサイトを作る予定はないんですか?
527水先案名無い人:04/12/29 12:52:11 ID:MDgz2YNb
長編(TдT) アリガトウございました。
楽しませて頂きました。
また作者様の創作を拝見したいと思いますので、お暇があればアップしてください。
再度、ありがとうございました。
528水先案名無い人:04/12/29 12:57:24 ID:TH9Dlt2v
大掃除終わりました。

>>524さん
ありがとうございます。<(_ _)>
番外編を書くのも楽しいかもしれませんね。

>>525さん
まぁまぁ〜マターリと。。

>>526さん
毎日読んで下さってたのですか。ありがとうございます。<(_ _)>
アテクシもとても楽しかったです。
まとめサイトを作る予定って。。。
そんなスキルがアテクシにはありません。。。orz

それでは皆様良いお年をお迎え下さい。(^^)ノシ
529水先案名無い人:04/12/29 12:59:35 ID:TH9Dlt2v
ありゃ、リロード忘れ。。。orz

>>527さん
ありがとうございます。<(_ _)>
アテクシも楽しませていただきました。
また来年一緒に遊びましょう。
530 【吉】 【1755円】 :05/01/01 10:12:05 ID:oqoLRUz5
あけおめ。
2005年保守。
531水先案名無い人:05/01/05 15:47:54 ID:dDk8SaDc
あけおめことよろ〜♪

>>530さん
保守ありがとうございます。
元旦お神籤サービスが受けられなかったのが悔しい。。orz
リアルのお神籤は小吉ですたw
532水先案名無い人:05/01/05 16:13:13 ID:Dn6kMJdM
作者さん あけ!!
533水先案名無い人:05/01/06 00:50:17 ID:+T4s5TY6
びっくりした・・・終わりなのか・・・結構寂しいね。
作者さん、ありがとうございました。
534水先案名無い人:05/01/06 10:58:07 ID:ff6L5uwr
いっかい、習慣になったものがなくなると寂しいものあるね。

まだ、残り半分近くレスが残っているので
暇なときにでもまた書いてくれると嬉しいです。
535水先案名無い人:05/01/07 08:54:07 ID:gb6DyDfi
536水先案名無い人:05/01/07 15:54:23 ID:XOtE+wXl
ククク、新年早々ついてるぜ。
俺は大晦日に働いた日当をまるまる金杯に突っ込んだ。
3連復8−9−12に1万いったらドンピシャだ!!!
お陰で今俺の懐には90万弱入ってる。
こうなりゃ久しぶりに行ってみるか。

俺はまだ日も暮れぬ内から繁華街を徘徊し入る店を物色し始めた。
やがて感じの良さそうな店を選び入店する。
物腰の柔らかい店員が出てきて囁いた。

「丁度今いい子が空きましたよ。
 お客さんラッキーですね」

疑心暗鬼な俺は暫く俯いたまま黙っていた。
その空気を察したのか店員はすかさず言い直した。

「あっ、失礼しました。ご指名がございますか?」

この店に来るのは初めてだ。俺に指名などあるはずもない。
やがて俺は決心し店員に告げた。

「最初アンタが言ってた子を頼むよ」
「指名料が2千円になりますが。。」
「あぁ、いいよ」

無造作に俺は2万円を店員に渡した。
そしてお釣りを受け取り薄暗い個室に通される。
いい子がくるかどうかそれも運試しさ。。
今年の俺はついているはずだ。
537水先案名無い人:05/01/07 15:54:56 ID:XOtE+wXl
「いらっしゃいませぇ〜」

やがて若い女が部屋に入って来た。
俺は自分の容姿に自信がないので俯いたままだ。

「ご指名ありがとうございます」

聞き覚えのある女の声につられ俺は顔を上げた。

「あっ!!」
「えっ!? あっ!! ア、アナゴさん」
「山田。。。。。どうしてこんなところで?」
「どうしてって。。去年で会社辞めたの、アタシ」
「辞めた? 何故?」
「う〜ん、色々と原因はあるけど何だか面倒臭くなっちゃったの」
「面倒臭いって。。お前。。」
「もういいじゃない、そんな事。
 それより出しに来たんでしょ? さっさと脱いだら?」

山田の蓮っ葉な物言いに俺は愕然とした。
あれほど恋い焦がれた山田が目の前にいる。
だが目の前にいるのは俺の知っている山田ではなかった。

「どうしたの? アタシじゃ不満なの?」
「いや。。そういう訳じゃ。。。」
「じゃー早く脱いで」

しかし俺はナカナカその気になれなかった。
夢にまで見た胸も尻もそしてアソコも手を伸ばせば触ることが出来るのに。。
538水先案名無い人:05/01/07 15:55:46 ID:XOtE+wXl
「早くしないと時間がなくなっちゃうわよ?」
「それはいいんだ。
 なぁ〜少し。。少し話をしないか?」
「話? 別にアタシは構わないけど。。」
「そ、そうか。。」
「で、一体何を話したいの?」
「フ、フグタはどうしてる?」
「フグタさん? あの人左遷されちゃったわ」
「ほ、本当か?」
「えぇ。。」
「そうか。。アイツめ。。ざまぁー見ろってんだ。ヒヒヒ」
「ねぇ〜何でフグタさんの事なんか気にするの?」
「俺はなぁ〜、前からアイツが許せなかったんだ。
 お前らにはわからかっただろうがアイツはいつも俺を馬鹿にしていた。
 見返してやりたかったが学歴でも営業成績でもアイツには敵わない。
 だから俺は麻雀でアイツに仕返しを。。
 しかしそんな事で俺の復讐心が満たされる事はなかった」
「ふ〜ん。。。で?」
「お前。。フグタと関係を持ってただろう」
「えぇ。。もう終わっちゃったけどね」
「その事を知った時に俺はフグタをスポイルしようと決心した。
 お前には悪いと思ったが早速俺はその事を部長にリークした。
 部長とお前が関係を持ってるのは知ってたからな。
 巧く部長を焚き付けてフグタを左遷出来ると思っていたら俺がセクハラで。。
 きっと慌てたフグタの奴が人事にある事ない事吹き込んだんだ。
 だから俺は再度復讐するために退社してからもお前達の行動を監視した。
 そしてもう一度人事部に投書したんだ。。ククク、今度は巧くいったわけだ。
 あの野郎〜、この前俺を哀れむような目で見やがって。。へっ、いい気味だ」
539水先案名無い人:05/01/07 15:57:21 ID:XOtE+wXl
「うわぁ〜暗いわねぇ〜。
 そんなんじゃ女にモテないでしょ?」
「うるさいっ!! お前に何が解るんだ?」
「別に解りたくもないわ」
「まぁいい。。それでお前何で風俗なんかに勤めてるんだ?」
「う〜ん。。最初はキャバクラで働いてたんだけど面倒臭くなっちゃって。。
 結構お客の気を引いたりお愛想言ったり大変なの。
 モテない男に限ってしつこいし。。
 それに最終的に求めてくるのはアタシのカラダ。。
 それなら最初っからカラダ売った方が後腐れなくていいでしょ?
 もっともアタシは本番をしないけどね。。。
 で、どうするの? まだお話するの? アタシはどっちでもいいわよ」

フグタの左遷を知り満足した俺は服を脱ぎ始めた。
そして山田も。。。

想像していた通りのカラダだ。。。
俺は不覚にも既に勃起し始めた。

「あら? お元気ね」

そう言うと山田はクスリと笑った。

やがて山田に狭いシャワールームに案内されカラダを流す。
シャボンをつけた柔らかな山田の手が俺のモノを。。

「おぃ!! そんなに擦るな。。アッ アッァァッ〜」
「あらイヤだ。。もう出ちゃったのね。ウフフ」
「クソッ!! 暫くオンナから遠ざかってたからな。。
 いつもはこんな事はない。本当だ」
「ウフフ、そんなに無気にならなくてもいいのよ、アナゴさん」
540水先案名無い人:05/01/07 15:58:36 ID:XOtE+wXl
俺の気持ち同様萎んだモノにシャワーを浴びせる山田。
やがて綺麗にし終えるとカラダをタオルで拭いてくれた。
気まずさを紛らわすため煙草に火をつける。
と、その時室内の電話が鳴った。

「アナゴさん、あと少しで時間みたい。どうする? 延長する?」
「あ、いや。。今日はもう駄目だろう。また来るよ」
「お客様お帰りです」

極めて事務的に山田は受話器に向かってそう告げた。

「あの。。今日は何時に終わるんだ?」
「どうしてそんな事聞くの?」
「いや、少しまとまったお金が入ったからメシでもどうかなって。。」
「ごめんなさい。。アタシ店外ではお客さんと逢わない事にしているの」
「お客さんって言っても俺は・・・」
「さぁ早く服を着ないと延長料金を取られるわよ」
「延長してもいいよ」
「あら、もう駄目よ。店長に言っちゃったから次のお客が待ってるわ」
「そ、そうなのか。。。」

釈然としない思いで俺は店を出た。
フグタは左遷。。。俺の復讐は一応巧くいったみたいだ。
だが何だこの言いようのない敗北感は?

セクハラをして諭旨解雇になった俺。。
そのセクハラ相手は今、金を払えば自由に触ることが出来る。
一体俺は何をやってるんだ?

寒空の下、俺は項垂れたまま彷徨い続けた。。。
541水先案名無い人:05/01/07 16:04:42 ID:XOtE+wXl
>>532さん
おめ!! こ と しも よろしくおながいします。<(_ _)>

>>533さん
こちらこそありがとうございました。<(_ _)>

>>534さん
はい、暇が出来たのでちょっと書いてみますた。(^^;)ゞ
読んでやってください。

>>535さん
燃料投下ありがとうございます。<(_ _)>
でもハナザワさん美化し杉w
4枚目の画像にガーター履かせて。。(;´Д`)ハァハァ

(´-`).。oO(でも3枚目は誰なんだろう。。。。)
542水先案名無い人:05/01/07 22:28:16 ID:KdyjnYen
アナゴ&山田のその後(・∀・)イイ!!
乙です!
543水先案名無い人:05/01/08 09:48:22 ID:y7/vRXRh
                               ζ  
                           / ̄ ̄ ̄ ̄\ 
                         /          ヘ 
                        |⌒   ⌒   /ヘ  
                        |(・)  (・)    |||||||   
                         |⊂⌒◯-------9)  <ワシでぬけ!
                        | |||||||||_    |  
                         \ ヘ_/ \ /   
                       ___,ノ\____/'\   
                   ,.r '´    ー-`  '´ - ‐  ̄    `'ー 、
                  ,/  _,.                      ヽ
                  ,レ' ´                i      l
                /           ,             ,l      l
               。'i            !     r',ヽ    l l       l
        ,、r;,         i'゙            !      ヾ'-'    l. l     l
    _,r'´、l.レ'、         '、          , '、          ,/ l     ,.!v-、,_
   l L.., }   !         ハ、     , ‐'  ヽ、       ノ  /!    /`,/_,l L,
   l゙l ヘ」/   l.      /  `''┬ ' ´     `'ー----- '´ ,/ l   /  !:イ、_ノ l、
  くヽニ/   /__,. -─‐'ー 、   ハ                  /  ,! , ‐''!  '`ヽ:<ノ ,l
   `T゙ l    !         '  ! .!             ,f´    !    l   | ゙T´
    ヽ.__          ,/  l              l     l          ノ
        `ー        -'   '            '      '      ‐ '´
544水先案名無い人:05/01/08 09:54:05 ID:bR7Ouq3W
作者さん (・∀・)イイ!!
545水先案名無い人:05/01/11 16:38:20 ID:mbhYwLwx
>>542,544さん
ありがとうございます。
また時間が出来ましたら投稿させていただきます。

>>543さん
ソリはチト無理ぽ。。。orz
546水先案名無い人:05/01/14 01:33:02 ID:BMp/QQfL
おつかれさま&更に期待保守
これからもちょいちょい見に来ます。
547水先案名無い人:05/01/14 14:14:03 ID:ChRZRNva
「何やってるのよ? もっと頑張らないと」
「解ってるよ。これでも俺なりに努力してるんだ」
「努力してても結果が出なきゃ意味無いでしょ?」
「・・・・」
「とにかくもう少し頑張らないと同じ高校には行けないわよ。
 学校が別れちゃったら私知らないからね」
「えっ!? 知らないって?。。」
「このまま付き合えないかもしれないって事。
 だって一緒にいられる時間も限られてくるし。。」
「限られてくるし?」
「とにかく頑張ればいいの。解った?」
「解ったよ。解りました」
「じゃぁ、私は塾に行くわね」
「あ、あぁ。。。」

誰か他に気になる男でも出来たのかな?
後ろ姿を見送りながら俺は漠然とそう思った。

俺とハヤカワが関係を持ってから4年が経ち俺達は中三になっていた。
カオリは私立の中学へ行ってもう同じ学校ではない。
ハヤカワ・イソノ・ハナザワは相変わらず同じクラスだ。
イソノが父親になった事は聞いているがそれを知る者は極一部だ。
俺とイソノの事件も風化し、今では人々の記憶の片隅にある程度のようだ。
もっとも俺が目立たないように気を付けているからだろうが。。。
548水先案名無い人:05/01/14 14:14:41 ID:ChRZRNva
それにしても受験で苛ついているのか最近ハヤカワの言葉が辛辣だ。
前はあんなに厳しい口調で俺を責める事はなかった。
それに俺がカラダを求めれば3回に2回は応じてくれた。
それが今じゃ、試験の結果が悪いと言ってはおあずけをくわされ、
生理だからと言って断られたり。。。何だかんだでもう3ヶ月もヤッてない。
こんなんで本当に付き合っていると言えるのだろうか?

ハヤカワの態度は一変したのは今年の夏からだ。
ひょっとして夏休みに何かあったのだろうか?
そう言えば塾で夏期合宿があったな。
あの期間、俺はハヤカワとは全くと言っていいほど連絡を取っていない。
その時に。。。いや、ハヤカワに限ってそんな事はない。
アイツは優しい女だ。俺を裏切る事はない。
今は受験を控えているから機嫌が悪いだけだ。
受験が終わればまた元通りになるさ。。。きっとそうさ。

俺は必死で悪い予感を振り払おうとしていた。

「どうしたの? こんなところで立ち止まっちゃって。。」
「あっ、ハナザワさん」
「ハヤカワさんは?」
「塾に行ったよ」
「そう。。勉強の出来る彼女を持つと大変ね」
「あぁ。。全くだ」
「その点アタシなんかは良いわよ〜」
「そうだね、ハナザワさんは勉強しなくても家業を継げばいいから。。」
「あら?これでも不動産については勉強してるわよ」
549水先案名無い人:05/01/14 14:15:22 ID:ChRZRNva
「えっ!? 不動産屋さんって勉強が必要なの?」
「何言ってるのよぉ〜。知識がなければ駄目に決まってるでしょ。
 まず知識を習得してそれから知恵を出して会話を磨くのよ。
 そうしてとーちゃんが作ってくれた人脈を育てていくの」
「へぇ〜結構考えてるんだ。。大変なんだね」
「当たり前じゃないの。 楽して金儲けは出来ないわ」
「不動産の勉強って難しいの?」
「そうね、結構大変よ。最近はとーちゃんも手を拡げたからね。
 賃貸の仲介だけじゃなく分譲マンションも手がけてるから。。」
「でも儲かってるんでしょ?」
「今のところは順調よ。でも在庫を作っちゃうと儲けが飛んじゃうから
 そうならないようにとーちゃんも、もう必死よ」
「ふ〜ん、そんな風には見えないけど人知れず苦労してるんだ」
「ウチのアバロンシリーズは今12棟目だけどお陰様で好評なの。
 一室だけ売れてない部屋があるけどよかったら見てみる?」
「俺は買えないよぉ〜」
「そんなの解ってるわよ。どうする? 見るの、見ないの?」

俺はマンションの部屋に興味があった。
いや興味と言うよりは憧れかもしれない。
一軒家に棲んだ事しかないし遊びに行った事も殆ど無い。

「本当にいいの? 叱られたりしない?」
「社長の娘が言うんだから叱られたりする訳ないじゃない。
 さぁ、そうと決まったら行きましょう」

俺はハナザワに促されマンションへと向かった。
550水先案名無い人:05/01/14 14:18:59 ID:ChRZRNva
>>546さん
生暖かいお言葉ありがとうございます。<(_ _)>

今日はナカジマのその後part1を書いて見ますた。
続きは後日書いて投稿したいと思います。
551水先案名無い人:05/01/14 17:11:31 ID:QN/0DEqm
作者さん ノシ
待っとるよー
552水先案名無い人:05/01/18 09:06:14 ID:0DiufcAH0
保守
553水先案名無い人:05/01/18 15:50:43 ID:3otHUq930
「ここよ」

ハナザワはマンションに到着すると暗証番号を入力し棟内に入った。
俺も後を追う。。。そしてエレベーターへ。。
ハナザワは空室があると思われるフロアー、11Fのボタンを押した。

「どう? 外観もなかなかでしょ?」
「そうだね。とっても綺麗だ」
「その内管理会社を立ち上げようってとーちゃん言ってるの」
「管理会社って?」
「マンションの管理をする会社よ」
「管理って。。ここは分譲じゃないの?」
「ナカジマくんは世間知らずね。まぁいいわ。。
 興味があるのなら今度本を貸して上げるから読んでご覧なさいよ」

俺はどちらかというと劣等生の部類のハナザワに圧倒されていた。
ただの我が儘でバカな社長令嬢だと思っていたがどうやら違うようだ。
俺達がそんな会話をしている内にエレベーターは11Fで止まった。
ハナザワに促されエレベーターを降りる。

「こっちよ」

俺は案内されマンションの一室へ。。

「どう? 結構広いでしょ?」
「う、うん。。」
「バルコニーに出てみる?」
「あ、あぁ。。」
554水先案名無い人:05/01/18 15:53:09 ID:3otHUq930
俺はバルコニーから眺める景色に驚いた。
11F。。およそこの高さから街並みを眺めたことはない。
住宅地のせいかあまり高い建物はなく、かなり広範囲に周囲が見渡せる。
かもめ第三小学校も見つける事が出来た。

「いい景色だね」
「でしょ?」

ハナザワの髪が風に揺れ仄かにいい香りがした。
そしてスカートも揺れている。。。
そう言えばハナザワ。。顔は相変わらずだが中学に入り少し痩せた。
穏やかな表情で景色を眺めるハナザワ。。
こうして見ていると満更悪い女ではない。
考えてみれば財産目当てとは言え、俺は元々この女を狙っていた。
制服越しから窺える豊かな胸の膨らみもハヤカワにはないものだ。。。

「いやだ、何ジロジロ見てんのよ、ナカジマくん」
「いや。。あの。。ハナザワさん綺麗になったなぁ〜って」
「何よ、急にそんな事言って。。ハヤカワさんに怒られるわよ」
「怒られる。。。。かな?」
「そうよぉ〜。。それにお世辞言ったって何も出ないわよ」
「お世辞なんかじゃ。。。それより少し寒いね。部屋に入ろうか?」
「う、うん。。」

俺の誉め言葉に照れてるのかハナザワは妙に女っぽく返事をした。

「お風呂はどんなの?」
「ジャグジー付きのお風呂よ。見てみる」
「うん。。」

俺は敢えて話題を変えるためそう話を振った。
555水先案名無い人:05/01/18 15:56:34 ID:3otHUq930
「ここが洗面所。。綺麗でしょ? そしてここが浴室。
 乾燥機能も備えてるんだから。。」
「へぇ〜ウチのお風呂とは全然違うな〜」
「ここよ。。ここから泡が出るの。気持ちいいわよ」

俺にお尻を向け無防備に前屈みになるハナザワ。
豊かな尻とくびれた腰のラインが俺の目に焼き付く。

「ねぇ〜ハナザワさん。。」
「何? ナカジマくん」

振り返るとまた豊かな胸が強調されて見える。

「ハナザワさんは彼氏いないの?」
「いないわよ。。イソノくんはあんな事になっちゃったし。。」
「イソノのこと、まだ好きなんだ?」
「う〜ん、どうかなぁ? なんだかイソノくんには自分と同じ匂いを感じてたの。
 一時期は確かに好きだったけど、今は好きって言うより気の合う友達って感じかな?」
「ふ〜ん。。」
「みんな変わっていくわよね。。イソノくんはもう一児の父親でしょ。
 ハヤカワさんとナカジマくんはアタシの知らない内につきあい始めてるし。。
 カオリちゃんは中学が別れちゃったし。。。
 そうそう、カオリちゃんと言えばあまり良くない噂を聞くわ。
 ナカジマくんも聞いた事があるでしょ?」
「あ、あぁ。。援交しているとか。。」
「カオリちゃんに限ってそんな事はないわ。
 あんなに頭が良くて可愛くて。。お家だって結構お金持ちだし。。」
「そうだね。。」
556水先案名無い人:05/01/18 15:58:47 ID:3otHUq930
ハナザワの問いに一応相槌を打ったが俺はカオリなら有り得ると思っていた。
アイツのテクはハンパじゃなかった。
アッと言う間に俺はイカされ。。。。クソッ、苦い思い出だ。

「あ〜ぁ。。どこかにいい男はいないかなぁ〜?」
「・・・・・じゃ駄目かな?」
「えっ?」
「俺じゃ駄目かな?」
「何言ってるの? ナカジマくんにはハヤカワさんが・・」
「いや、彼女とはもう殆ど終わってるんだ。
 とても付き合ってるとは言えない関係なんだ。
 それに俺。。ハナザワさんの事が昔から。。。」
「ちょ、ちょっと待ってよ。。どうしたのナカジマくん? 変よ」
「ちっとも変なんかじゃないさ。俺さぁ、今日感心したんだ。
 目的を持ってるって凄いね。。学校で見るハナザワさんと全然違うんだもん。
 ハナザワさん。。凄く素敵だ。。。」

狭い浴室の中で俺はハナザワを口説き始めた。。
そこに打算的な思考がないとは言えないが人間的に魅力を感じたのも事実だ。
無論ハナザワのカラダにも。。。

「ちょ、ちょっと待って。。落ち着いてよ、ナカジマくん」
「俺は落ち着いてるよ?」
「と、とにかくココから出ましょ」

そう言うとハナザワは俺の横を通り抜けようとした。
俺はすかさずハナザワの腕をとりカラダを引き寄せ抱き締めると言った。

「好きだ。。」
557水先案名無い人:05/01/18 16:00:06 ID:3otHUq930
だがハナザワはカラダを固くし俺を受け容れようとはしない。
無理強いは禁物だ。。俺はゆっくりとハナザワを離してやった。

「ごめん。。急にこんな事言われても迷惑だよね」
「・・・・・」
「でも俺は自分の気持ちを正直に言っただけなんだ。
 それだけは信じて欲しい」

ハナザワの目を真っ直ぐ捕らえそう力説した。

「ありがとう。。嬉しいわ」

俯きながらそう呟くハナザワ。。脈はあるぞ。
俺はハナザワの手を握りそのまま浴室を出た。
ハナザワも特に抵抗はしなかった。
何もないリビングの床に並んでしゃがむと俺は唐突に言った。

「ねぇ〜ここはいつまで空室なの?」
「いつまでかしら? 早く売れてくれないと困るんだけどね」
「売れるまで俺達の秘密の場所にしない?」
「秘密の場所って?」
「二人でこうして静かに話ができる場所って事」
「うん。。」
「本当? やったぁ〜 これから毎日逢えるね」
「毎日って。。ハヤカワさんはどうするの?」
「彼女は塾で忙しいし、俺はハナザワさんといられればそれが一番嬉しいんだ」
「でも。。。」
「俺を信じてくれないか。。決して裏切ったりしないから。
 不動産の勉強だってちゃんとするよ」

繋いだ手に力を込め俺はそう言った。
558水先案名無い人:05/01/18 16:01:21 ID:3otHUq930
「ありがとう。。そうだ、ちょっと待って。
 いつ頃売れそうかとーちゃんに聞いてみるから」
「えっ!? あ、うん。。。」

俺の反応を確認するとすぐに携帯を取り出し電話を架けるハナザワ。

「もしもし、とーちゃん? アタシ。。
 空室のマンションなんだけどいつ頃売れそうかな?
 うん、うん、そうよね。。解ったわ。 
 えっ!?なんでもないわよ。 じゃーねぇー」

「ナカジマくん、いつ売れるかとーちゃんも解らないって。。
 でも一ヶ月以内には値を下げてでも売るつもりみたいよ」
「へぇ〜、そうなんだ。値を下げるんだ」
「うん、在庫作っちゃうと銀行の融資も付き難いし。。
 ねぇ〜そんな事より喉渇かない? アタシ緊張しちゃって。。」
「そうだね。俺何か買ってくるよ」

そう言うと俺は飲み物を買いに外に出た。
ハナザワの奴、もう少し俺と一緒にいたいみたいだな。
ウヒヒヒ、順調順調〜。
俺の口説きにすっかりその気になり始めたぜ。
結構素直なとこあるし、顔は今一だけど社長令嬢ときてる。
おまけにあのカラダ。。巧くいけば今日あの部屋で。。ヒヒヒ
559水先案名無い人:05/01/18 16:02:35 ID:3otHUq930
やがて俺は温かいコーヒーとお茶を買うとマンションに戻った。

「ハナザワさん、コーヒーとお茶、どっちがいい?」
「どっちでもいいわ。ナカジマくん、好きな方を選んで」
「じゃー俺はお茶を。。はい、コーヒー。。」
「ありがとう」

それから俺達は他愛もない話を続けた。
小学校の時の思い出話。。クラスメイトの事。。
1時間くらいは話しただろうか?
更にうちとけたところで俺はまた口説きを開始した。

「ずーっと、こうして一緒にいられるといいね」
「う、うん。。。」
「ハナザワさん。。。」
「でも。。。」
「大丈夫さ。何も心配することはないよ」

俺はハナザワの肩に手を置き口づけをしようとした。

「いやっ。。駄目よ、ナカジマくん」
「好きなんだ。。ハナザワさん」

俺は強引に顔を近づける。。ハナザワは首を捩り逃げようとする。。。

と、その時ドアが開いた。
560水先案名無い人:05/01/18 16:07:25 ID:3otHUq930
「何してるの? ナカジマくん」

振り返るとハヤカワが立っていた。
突然の出来事に現状を把握出来ないでいる俺にハヤカワは言葉を続けた。

「私を裏切ったのね。。もうお終いね、私達。。」
「なんでここにキミが?」
「ハナザワさんが電話で教えてくれたの。
 彼女を口説こうとしたんですって? よりによって私の友達を。。」
「いや、あの。。その。。」
「ハナザワさんが私との友情を裏切る訳ないじゃない」

俺は恐る恐るハナザワの顔を見た。

「ごめんね、ナカジマくん。やっぱりアタシ、ハヤカワさんを裏切れないわ」
「今までの反応は? あれは嘘だったの?」
「口説いてくれたのは嬉しかったわよ。
 でもね。。そう言う事だから。さようなら、また明日学校でね」

暗に俺に出ていくように話すハナザワ。。。
やむなく俺はハナザワとハヤカワを残し部屋を出た。

「さようなら、ナカジマくん」

突き放すような冷めたハヤカワの言葉が俺の背中に突き刺さる。

チクショー!!!
エレベーターの中でいくら叫んでみても俺の声が虚しく響くだけだった。

寒空の中、俺は背中を丸めとぼとぼと家へ帰った。
561水先案名無い人:05/01/18 16:09:05 ID:3otHUq930
「ウフフ、巧くいったわね、ハヤカワさん」
「協力してくれてありがとう。ハナザワさん」
「これで新しい彼と遠慮なく付き合えるわね。
 何たって彼は凶状持ちだから一方的に振ると何するか解らないものね」
「そうそう、私もそれが怖くて別れ話が出来なかったの。
 でも彼が私を裏切ったのだから別れるのは当然よね。
 あ〜、ハナザワさんに相談して本当に良かったわ」
「困ったときはお互い様よ。
 ねぇ〜それよりいい男がいたら紹介してよ」
「うん。。今は受験を控えてるから難しいけど終わればきっと。。ね」
「約束よ〜」
「大丈夫、任せておいて、ハナザワさん」
「ウフフフ、でも、ちょっと可哀想だったかしら、ナカジマくん」
「いいのよ。あ〜でもしなきゃ別れてくれないに決まってるんだから。。
 それに新しい彼が刺されでもしたら大変でしょ?」
「キャ〜、こわーい!! アハハハハハ〜」
「ウフフフフ〜」
562水先案名無い人:05/01/18 16:10:53 ID:3otHUq930
>>551-552さん
ありがとうございます。<(_ _)>
続きをeroにしようかどうか迷いましたが、
結局ナカジマをズンドコに落としてしまいましたw

また何か思いついたら書かせていただきます。(^^)
563水先案名無い人:05/01/18 17:56:13 ID:zaLs2Wat0
ナカジマ憐れ・・・。
作者さん乙です!
564水先案名無い人:05/01/19 01:17:59 ID:QLAANYOO0
ガクブル過ぎw
565水先案名無い人:05/01/19 01:20:52 ID:QLAANYOO0
お。何となくいい感じのIDだなw
566水先案名無い人:05/01/20 14:50:13 ID:LJG3C+Uj0
期待保守
567水先案名無い人:05/01/20 18:35:51 ID:wekCfVZj0
>>563-566さん
ありがとうございます。<(_ _)>
また何か考えつきましたらうpさせて下さい。
568水先案名無い人:05/01/21 16:34:30 ID:Yhb6rNYc0
hosyu
569水先案名無い人:05/01/22 04:53:57 ID:mhFcWroH0
      ____)__
     ,. ´     `  ` 、
   ./        _   _ \
  /        _   ̄  _ ヽ
  /イィィ,,.,.,.,.,.,      ̄ ̄    !
 f/ノノノノノノノ  ヘ.__ j  jノ__ノ
 |///////   _ (__ ゚_>` __( ゚_イ
 .!|.|i/_^ヽ|_'___r⌒ y'  ヽ^)|
  !|| fニ> ::::::  `ー'゙ (_`___)ノ
   ヽ.ニ` :     /_ノ/川! /   掘ったね・・・・・・
    __ノ 、    / ヾ---'´ ノ
 __ノ \l `   ____,/
       \    ノ リ.|`ー--
        \   .//


/ , , , , , ,         __ ___` 、
,//////ィ                 ヽ.
ノノノノノノノl    /\       , -、 !
///////l   ",二ヽ.二_ヽ.  l  lノ_へノ!
//////ノ       (_jリ ゙T`’ノ / (rリ`y゙
ソ´,-、\|   -` ー--‐ "  __{ ー-'{   
| ,f^ソ |____/ ゙̄ヾ"´  \^ヽ. |
| に(        l    j ,..   ヽ |.|  マスオくんにも掘らせたことないのに!!
\` ' j       `ー-‐' イ_ `  ノ'" i   ウホッ!いいこと思いついた! このまま中にしょんべんしてくれ!
 ゙‐-'        /,. ‐-、/TTT||  ノ
   _}       / |----二ニフ ノ
  人\ ヽ.        ! r'二ヽ / /
570水先案名無い人:05/01/24 14:47:02 ID:HooWDeb30
ほしゅ
571水先案名無い人:05/01/26 04:31:32 ID:1rE+jO3T0
ホッシュ
572水先案名無い人:05/01/26 11:53:59 ID:fmxeZRAu0
まったくネタを思いつかなくてすいませんです。m(_ _)m

保守して下さってる方、ホンマ申し訳ありません。。。orz
573水先案名無い人:05/01/27 11:42:31 ID:XXkmPvG80
さらにほしゅ
574水先案名無い人:05/01/27 19:45:07 ID:rmiXI0Al0
かなり前に週刊プレイボーイでサザエさんのパロディ4コマやってたの思い出した。
それもかなりなモンだったけど、こっちもおもしろいわ。
575水先案名無い人:05/01/28 14:48:58 ID:a2JsvHg20
「あら、お久しぶり」
「や、やぁ〜」
「元気だった?」
「うん。。まぁね」
「ウキエさんと子供は?」
「元気だよ。カオリちゃんは?」
「毎日退屈しているわ。何をしても楽しくないの。
 ねぇ〜イソノくん時間ある?」
「えっ!? あぁ、無い事もないけど。。」
「じゃーちょっとお茶でも飲まない?」
「俺。。金無いよ」
「そんなのいいわよ。私が奢ってあげるから。
 ねっ、行きましょ」

そう言うとカオリは俺の返事を待たず歩き始めた。
仕方なくカオリの後を追う俺。。

学校からの帰り道、俺は偶然カオリに出逢った。
小学校を卒業してからカオリに逢う事は殆ど無かった。
ましてや、こんな風に言葉を交わすなんて。。。

久しぶりに逢ったカオリはやはりと言うべきか綺麗になっていた。
しかし何処かしら暗い翳があるような。。
その原因はきっと俺にあるんだろう。
576水先案名無い人:05/01/28 14:49:46 ID:a2JsvHg20
俺にウキエさんという存在がある事を知り、
しかも二人の間に子供まであると知った時のカオリの怒りは凄まじかった。
そりゃそうだ。
子供の誕生日から逆算すれば自分が二股掛けられていた事は容易に解る。
しかも自分が本命ではなかった訳だからプライド高きカオリが怒るのも当然だ。

俺は初めて俺とカオリが情事の真似事をした体育館の倉庫に呼び出され激しく詰られた。
カオリと関係を持たなくなって約1年が経過していたが、
それでもカオリは容赦なく俺を責めた。
泣き喚き、俺の胸を、頬を思い切り叩いた。。
俺はその痛みを堪えカオリのなすがままにさせた。
やがてカオリは泣き崩れ、更に嗚咽し続けた。
その場に立ちつくしたまま、俺はカオリが立ち上がるまで待った。
1時間くらい経っただろうか、カオリはスカートの埃を払うと無言で去って行った。
その時の言いようのないカオリの顔を俺は今でも忘れていない。

「ここよ、イソノくん」

俺の脳裏に焼き付いた顔とは対照的な笑顔でカオリが振り向いた。
そこは小洒落たケーキ屋さんだった。

「何してるの? 入るわよ、イソノくん」

俺は我に還りカオリの後を追い店の中に入った。
扉に付けられているベルが鳴り俺達の入店を知らせる。

「いらっしゃいませ〜」

自分に場違いな雰囲気に俺は戸惑ったがカオリは奥にある喫茶席へと進んでいった。
またカオリの後を追う。。。
577水先案名無い人:05/01/28 14:50:46 ID:a2JsvHg20
「イソノくん、何にする?
 ここのケーキ、美味しいのよ。食べてごらんなさい」

席に着くとカオリがそう言った。

「じゃ、俺。。苺のショートケーキとココア」
「ウフフ、子供みたいね、イソノくん」
「すいませ〜ん。。苺のショートケーキとココアをこっちへ。。
 私はダージリンとモンブランを下さい」

カオリは店員を呼ぶと淀みなく注文した。

「ねぇ〜イソノくん受験勉強大変でしょう?
 どう? 巧くいきそう?」
「何とか公立には入れると思うんだけど。。」
「そう。。よかったわね。私は受験なんて関係ないから相変わらず」
「受験勉強がないなんて羨ましいよ」
「あら、でも私は中学を受験したのよ」
「そっか。。そう言えばそうだったね。ごめん」
「別に謝る程の事でもないわよ」

そんな他愛のない話をしていたら店員が注文したモノを運んできた。
その間二人は押し黙っていたが店員が去るとカオリがいきなり言った。

「ねぇ〜、私の噂。。聞いているでしょ?」
「噂って?」
「もう惚けないでよ。。ちゃんと耳に入っているんでしょ?」

その噂はカオリが援助交際をしているという事だと俺は察した。
曖昧に肯く俺。。。
578水先案名無い人:05/01/28 14:51:52 ID:a2JsvHg20
「イソノくんは信じた? その噂。。」
「いや。。そんな事はないよ。。カオリちゃんに限って。。」
「真実なの」
「えっ!?」
「本当の事だって言ってるの」
「そ、そう。。。」

俺は突然の告白に戸惑った。
どういう風に返していいか咄嗟には思い浮かばない。。

「イソノくんのせいよ」
「えっ!? 俺のせい?」
「嘘よ。。でも少しくらいは責任あると思うな」

小悪魔的な視線で俺を見つめるカオリ。。

「そ、それは。。。」
「だって私にあんな事教えたのはイソノくんでしょ?」
「う、うん。。確かにそうだけど。。。」
「そんなに固くならないで。 変なところで純情なのよね、イソノくんって」
「だけど。。俺の責任だって言われたらそうかもしれないし、
 俺、本当にカオリちゃんに悪い事したと思ってるし。。」
「本当よ。 私自殺まで考えたんだから。。」
「えっ!? 自殺って。。」
「嘘よ、嘘。でもあれから色々あったわねぇ〜」
「うん。。本当に。。。」

なんとか話を合わせながら俺はカオリが何を言いたいのか図りかねていた。
579水先案名無い人:05/01/28 14:53:57 ID:a2JsvHg20
>>573-574さん
ありがとうございます。<(_ _)>

ちょっとカツオとカオリの再開を思い浮かべたので書いてみますた。
この続きをどうするかは現在思案中です。
つまらんオチになったらすみません。
580水先案名無い人:05/01/29 06:01:59 ID:nzKuo82h0
乙!
581水先案名無い人:05/01/30 14:59:58 ID:IalSsCXo0
干す
582水先案名無い人:05/02/01 11:39:11 ID:ICDJ4sAX0
おす
583水先案名無い人:05/02/01 18:14:38 ID:RDZRgiZd0
メス
584水先案名無い人:05/02/02 11:16:37 ID:RheOJ+yO0
ホモ
585水先案名無い人:05/02/03 17:00:32 ID:woCsQTYC0
ゲイ
586水先案名無い人:05/02/04 13:58:40 ID:B4tQdw0y0
「今思えばイソノくんってとっても上手だったのね」
「えっ!? 何が?」
「惚けちゃって。。本当は自分でも上手だと思ってるんでしょ?」
「だから。。。あっ、アレか。。
 どうなのかな? 自分ではよく解らないよ」
「きっとイソノ家の血筋なのね。
 ワカメちゃんもエッチだし」
「えっ!? ワカメ? 何でカオリちゃんがワカメを。。」
「あら? ワカメちゃんから聞いてなかった?
 私とワカメちゃん。。よく遊んでいたのよ」
「遊ぶって。。。」 
「ご想像の通りよ。ほら去年イササカ先生亡くなったでしょ。。
 あの時も私達一緒にいたでしょう。。」
「そ、そんな。。まさか。。ワカメとカオリちゃんがイササカ先生と?」
「そうよ。先生は私達の要求を満たしてくれていたわ。
 お金の面でもアッチの面でもね。
 でも先生は亡くなっちゃうし、イソノくんは子持ち。
 かと言って他の同級生は何だかねぇ〜。。。
 私の相手をしてくれる人がいなくなっちゃって困っちゃったわ」
「・・・・・」
「そうこうしてる内に街で優しそうなおじさんに声掛けられて。。
 それで何となく援助交際するようになったって訳。
 でもまだイソノくんやイササカ先生みたいな人には巡り会えてないわ」 
「ワカメは? ワカメも一緒にしているの?」
「ううん、ワカメちゃんとは一緒じゃないわ。私独り。。」
「そう。。。」

カオリから聞かされる驚愕の事実。。
だがワカメが援助交際をしていないのがせめてもの救いか。。。
587水先案名無い人:05/02/04 14:00:30 ID:B4tQdw0y0
「ウフフ、ワカメちゃんの事が心配?」
「そりゃ妹だからね。。」
「私の事は心配してくれないの?」
「カオリちゃんは。。。俺の言う事なんて聞かないでしょ?」
「あら、聞く聞かないと心配する気持ちは別でしょ?」
「そりゃそうだけど。。。」
「どう、少しは心配してくれてる?」
「うん。。。正直もう止めた方がいいと思うよ」
「どうして?」
「だって。。お金目当てでそんな事するなんていけないと思う」
「あら、私は別にお金が目当てじゃないわよ」
「なら何で?」
「何で? そんな事も解らないの?」
「・・・・・」
「本当に解らない?」
「うん。。。ごめん」
「・・・・・」
「ごめん。。俺。。頭悪いから。。。」
「いいわ。。もうこの話は止めましょ」
「ごめん」
「ねぇ〜イソノくん。。どう?」
「どうって?」
「久しぶりにどうかしら?って事」
「何を。。。あっ!! それはちょっと。。」
「ウキエさんが怖い?」
「いや、怖いとかじゃなくて。。」
「それとも私が汚れちゃってるから?」
「そんな。。汚れてるなんて。。。」

俺はカオリの誘いに躊躇していた。
ウキエを裏切るという罪悪感も勿論ある。
だが何よりカオリを。。カオリの執着心を怖れていた。
588水先案名無い人:05/02/04 14:01:44 ID:B4tQdw0y0
「じゃーいいじゃない? 私の部屋に行きましょうよ」
「いや。。それは。。」
「どうして? 私の事嫌いじゃないんでしょ?」
「も、勿論嫌いじゃないよ。。
 だけど俺はカオリちゃんを愛してないしカオリちゃんだって。。。」
 そんな二人がシタって虚しくなるだけだよ。きっと」
「何よっ!! 私をこんな風にした癖に今更そんな事言うの?
 私が何回その虚しい事をしたと思ってるのよ!」
「そ、それはカオリちゃんが。。」
「私が悪いの? 私だけが悪いって言うの?」
「いや、悪いとかそう言うんじゃなくて。。」
「兎に角私の部屋に行きましょ。
 スルかしないかはそれから決めても遅くないわ」

そう言うとカオリはレシートを掴みレジへと向かった。
俺は重い腰を上げカオリの後へ。。
ブランド物の財布を出し支払を済ませると乱暴に扉を開くカオリ。。
その扉が俺を修羅場へと導く扉に見えた。
やはり最初からカオリの誘いに乗るべきではなかったのだ。
俺に隙があったばっかりに。。。

それにしても何故ここまでカオリが俺に執着するのか解らない。
初めての相手だからか? 自分を初めて振った男だからか?

「何してるの? 早くいらっしゃいよ、イソノくん」
「あの。。。」
「駄目よ。今更用事があるなんて言い訳通用しないわよ」
「・・・・・」

もう駄目だ。。なるようになるさ。。
そう腹を決めると俺はカオリの家へと付いて行く事にした。
589水先案名無い人:05/02/04 14:06:55 ID:B4tQdw0y0
カオリに案内され部屋に通されると俺はカーペットの上に座った。
俺の横に膝を崩し座るカオリ。。

「懐かしいでしょ?私の部屋」
「う、うん。。少し感じが変わったかな?」

「ここでイソノくんに初めて抱かれたの」
「・・・・・」
「イソノくん。。。」

鼻に掛かった声でカオリはそう囁くと俺の膝に手を置いた。

「別にウキエさんとの仲を壊そうとか考えてないの。。
 ただ。。色んな人と経験したけどイソノくんが一番良かったなぁ〜って。。
 だから私。。心は要らないから。。ねっ。。
 偶にこうして逢って抱いてくれれば私はそれでいいの。。」

カオリの手が円を描きながら段々と俺の股間に伸びてくる。
俺はその手になすがままになり考えていた。

何時か何処かで聞いた台詞だ。。そう。。確かあれは。。。。

俺がカオリと付き合うからウキエと関係を止めると言った時、
ウキエが同じ様な事を俺に言った。

駄目だ!! 女はそんな事を言っても後から絶対に心を欲しがる。

”イケナイ!!” 

俺は心の中でそう叫ぶとおもむろに立ち上がった。
だがその時にはもうすでに俺のズボンのチャックは降ろされていた。。。
590水先案名無い人:05/02/04 14:08:57 ID:B4tQdw0y0
>>580-585さん
ありがとうございます。<(_ _)>


しかし我ながら。。。。orz
591水先案名無い人:05/02/05 08:40:49 ID:HT18zyfy0
乙です!
592水先案名無い人:05/02/07 11:46:00 ID:YCnA+SVa0
ほす
593水先案名無い人:05/02/09 18:03:15 ID:9WRP1qi20
ホッシュホッシュ
594水先案名無い人:05/02/10 16:02:42 ID:Rs83ryy90
>>591-593さん
保守ありがとうございます。<(_ _)>
なんやかんやで続きが書けてません。
すいませんです。m(_ _)m
595水先案名無い人:05/02/10 17:39:20 ID:BjQIEDx60
         (⌒─-⌒)
     __ ((´・ω・`))__
〔ノ二二,___       __,二二ヽ〕
 |:::::::::::::::::::::::::::ヽ ゜ ゜ /::::::::::::::::::::::::::/
 〉::::::::: :::::::::::::〉 ・ 〈:::::::::::::: ::::::::〈 バッ
 |:::::::::::::::::::::::::/  (u)  ヽ::::::::::::::::::::::/
〔:::::::::::::::::::::/  ノ~ヽ  ヽ::::::::::::::::::|
ヽ:::::::::::::::::/ /:::::::::::: \ ):::::::::::::::::::ゝ
ノ:::::::::::::::::::| |_〜─〜─ -| |〜〜〜/
596水先案名無い人:05/02/11 22:32:48 ID:d29lT4EwO
|ま レ ゅ
597水先案名無い人:05/02/13 18:51:58 ID:zo56kbElO
このスレ見たからサザエさんをまともに見れねぇw
598水先案名無い人:05/02/14 05:34:14 ID:Z8nGfQ3W0
なんでこれがガ板なの?エロパロじゃないの?
いつガイドラインになるのかと思いながらここまで読んじゃったよ。
599水先案名無い人:05/02/14 23:23:05 ID:q5DPE/wi0
↓このスレの醍醐味を一言
600水先案名無い人:05/02/15 00:03:06 ID:gdproFVz0
601水先案名無い人:05/02/16 08:28:59 ID:t56jSWbW0
ほのぼの板の雑談スレ落ちちゃったみたいだね。
投下のペースも落ちてきてることだし雑談もこっちでってことで。
602水先案名無い人:05/02/16 12:12:28 ID:3EK+XPPAO
スレストまだー?
チンチン(AA略
603水先案名無い人:05/02/18 08:31:32 ID:IF9MBx430
604水先案名無い人:05/02/18 13:48:58 ID:E8cDwzOn0
俺のモノを取り出そうとするカオリ。

「駄目だよ!! こんな事いけないよ」
「あらどうして? 前はあんなにシテたじゃない」
「俺にはもう子供がいるんだ。ウキエだっている」
「そんな事解ってるわよ。
 だから心は要らないって言ってるじゃない」
「カオリちゃん。。駄目だよ、そんな事言っちゃ。。。
 きっとカオリちゃんにもいつか大切な人が出来るから。
 それまで自分を大切にしなきゃ」
「私をこんな風にしておいてよくそんな事が言えるわね?」
「以前の事は謝るよ。でも、あの頃は本当にカオリちゃんが好きだった。
 いや、好きだと思っていたんだ。だから付き合おうって。。。」
「それで?」
「今だから言うけどウキエにもカオリちゃんの事は話したんだよ。
 カオリちゃんと付き合うから別れようって。。」
「えっ!? それ本当?」
「うん、本当だよ。でも色々としがらみがあって。。」
「赤ちゃんが出来たから?」
「いやその時はまだ妊娠してるって判ってなかったんだけどね。。
 あの時ウキエはカオリちゃんと同じ事を言ったよ。
 心はカオリちゃんでいい。でもカラダの付き合いは続けようって。。
 俺も悩んだんだよ。このままじゃイケナイって」
「それで?」
「そうこうする内に俺もウキエも自分の本当の気持ちに気付いたんだ。
 ウキエは俺のカラダを求めていたんじゃなくて心を求めていたんだ。
 そして俺もウキエに安らぎを求めていた。。」
605水先案名無い人:05/02/18 13:51:01 ID:E8cDwzOn0
「私じゃイソノくんは安らげなかったって訳ね」
「そんな極端な言い方をされると辛いけど。。。
 俺、というか俺の家。。。いろいろとあってね。。
 それでウキエに色々と相談に乗ってもらっていたんだ。
 だから何もかも知ってるウキエの前では素直になれたのかもしれない」
「ふ〜ん。。学校では明るいイソノくんも悩みを抱えてたんだ」
「ハハ。。一応ね」
「私の事好きだった?」
「うん」
「今は?」
「幸せになって欲しいと思ってるよ」
「じゃー幸せにしてよ」
「えっ!?」
「私だって本当はイソノくんの事が好きなのよ!!」

カオリはそう叫ぶと泣きながら俺の腰にしがみついてきた。

「ちょ、ちょっと。。カオリちゃん。。」

俺はカオリをいなしながらもう一度座り直した。
カオリは俺の股間に顔を埋めた形で泣き続けている。。。
俺は為す術もなくただカオリの震える背中を見つめていた。

やがてカオリは泣き止むとカラダを起こし俺を見つめて言った。

「ウキエさんと別れてよ!!」
606水先案名無い人:05/02/18 13:53:14 ID:E8cDwzOn0
「そんな。。出来ないよ。俺はウキエを大切にしたいし子供だっている。
 カオリちゃんの知らない歳月が俺達にはあるんだ」
「じゃー私の歳月を返してよ!!
 イソノくんとこんな風にならなかったら私だって普通の中学生だったわ。
 アナタを忘れようと必死に藻掻いてきた私の歳月を返してよ!!」
「ごめん。。。」
「謝れば済むと思ってるの? そんなの虫が良すぎるわ!!」
「ごめん。。でも俺には謝ることしか。。」
「もういいわ!! 帰って、帰ってちょうだい!!」
「カオリちゃん。。。」

俺はカオリの肩に手を伸ばした。
だがカオリは乱暴に俺の手を振り払うと俺を睨んだ。

「どうなっても知らないからね。。」
「えっ!? 何が?」
「私を傷つけた事。。絶対に許さないからっ!!」
「ごめん。。でももう何を言っても無駄みたいだね。
 じゃー俺帰るよ。。カオリちゃん、自分を大切にね」

そう言い残し俺はカオリの部屋を出ようとした。
出ていこうとする俺の背中にクッションが投げつけられた。
俺は振り返らずそのまま部屋を出てカオリの家を後にした。

外に出ると雪が降り始めていた。
このまま降り積もるのだろうか?
雪はいい。。一晩で街の景色を塗り替えてくれる。
だが人の心までは。。。

灰色の空の下、俺は重い足取りでウキエとボラオの待つ家へ向かった。。。
607水先案名無い人:05/02/18 13:59:58 ID:E8cDwzOn0
>>596-597さん
保守&レスありがとうございます。<(_ _)>

>>603さん
ワロス。。。アリガdです。<(_ _)>

>>601さん
ほの板落ちてますたね。
今思えばわざわざ立てることもなかったかもしれません。(^^;)ゞ

>>600さん
ついにこのスレも削除依頼が出されましたね。
今回は削除されなかったみたいでヨカータです。

削除よりはこのままdat逝きの方がいいのかなぁ〜。。。
608水先案名無い人:05/02/19 00:51:59 ID:dEmt4M1k0
>>607
久しぶりの投下、乙です。
このスレのdat落ちを作者さんが望むのであれば別ですが、
とりあえずは保守しておきます。
609水先案名無い人:05/02/19 20:14:50 ID:w2bwg56M0
保守する
610水先案名無い人:05/02/21 14:31:49 ID:UrmcgO5y0
作者に期待して保守
611水先案名無い人:05/02/24 02:42:50 ID:+Wtqn8l+0
とりあえず、電車男の次はこれ
612水先案名無い人:05/02/26 02:56:04 ID:7XjKs2CK0
2ちゃんの笑い者になるって事?<電車男の次
613水先案名無い人:05/02/28 17:29:20 ID:p2u19IYGO
期待age
614水先案名無い人:05/03/02 19:47:43 ID:eTs1cR4r0
3月保守
615水先案名無い人:05/03/03 13:21:17 ID:UsL7kpuW0
ほす
616水先案名無い人:05/03/07 01:14:15 ID:5RccXz+w0
電車男の次は電卓女です。勿論続編
617水先案名無い人:05/03/07 15:15:36 ID:T0o8z3ZL0
ご無沙汰しております。
やっと仕事が落ち着きますた。
保守して下さった方々、ありがとうございました。<(_ _)>

しかしながらネタを思いつきません。。orz
毎週ほとんど欠かさずサザエさんのアニメは見ているのですが、
なかなかネタが浮かんでこないw それどころか。。

ウキエが登場するとウキエキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!
サブが登場するとサブチャソデタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!

そんな風に思ってしまうアテクシは廃人ケテーイですねw

ネタも書かずにお礼とご挨拶のみですみません。m(_ _)m
618水先案名無い人:05/03/08 08:43:11 ID:8lKP0ssG0
作者さんキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!

雑談でも来てくれると嬉しいですよー。
投下も気長に待ってますよー。
619水先案名無い人:05/03/08 11:27:15 ID:tQVYfxYh0
保守
620水先案名無い人:05/03/12 09:06:39 ID:jJCtdqNH0
御守
621水先案名無い人:05/03/16 07:02:25 ID:ZvQ8C5jM0
☆ゅ
622水先案名無い人:05/03/17 13:39:35 ID:cRgJQ1Nf0
保守
623水先案名無い人:05/03/19 03:15:44 ID:C83kKRG40
こないだオナ禁スレに紹介したらこんなフラッシュが貼られたので甜菜
ttp://oyamitara.hp.infoseek.co.jp/nakuzo_expo05_w.html
624水先案名無い人:05/03/21 00:30:46 ID:N5LAqaAj0
カツオまた埋められないかなー
625水先案名無い人:2005/03/24(木) 06:02:02 ID:gAI4NyOQ0
ホシュー
626水先案名無い人:2005/03/26(土) 09:18:30 ID:/D9L+g9K0
でるか
627水先案名無い人:2005/03/27(日) 09:06:38 ID:ASZBXN3wO
保守アヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャ
628水先案名無い人:吉野家コピペ暦04/04/01(金) 13:09:20 ID:/lbJTI9y0
>>618-627
長い間保守して下さってありがとうございます。<(_ _)>
相変わらずネタが浮かばないので放置プレイですみませんでした。m(_ _)m

今日は暦が変わっているので吉野家コピペ好きのアテクシとしましては
是非自分のスレに記念カキコをと思い、やってまいりますた。


ネタを誰か。。漏れに。。

             O 「「「l
              o \. V7
             ○`) |  |         r‐、
               (⌒) o |  |         >、,>
        ____`o ○ |  |.       | |
      //      |O。゚-ト、. |      | |
   .//| /(・) ∩ |o.  | | |  /\ | |
    |//|       |   | | | /   | | ̄`l     /\
    |//|   (・)   \_| |─/    /く  |   /  r、/`ーっ
    |//  \           | /   /  |  \/\/  `ー'"
    |/  ヽ__       //  /   |     /
   mn____|___r──l__/    |    /
   ヽ_______|__ノ────' ──''"
629水先案名無い人:吉野家コピペ暦04/04/01(金) 22:04:28 ID:cVOFehZ30
そんなことより>>1よ、ちょいと聞いてくれよ。
今日、巡回してるカツオ一族スレ行ったんだよ。カツオ一族スレ。
そしたらなんか先客がいて保守れないんだよ。
で、よく見たらメール欄にアドレスがあって、本文に記念カキコ、とか書いてあるんです。


自分も好きです、吉野家コピペ。
ネタはないけど待ってます。
630水先案名無い人:2005/04/07(木) 18:07:25 ID:33QEi6JH0
hosyu
631水先案名無い人:2005/04/12(火) 05:43:09 ID:jjdCe/Fn0
ホシュ
作者タンお元気かなー
632水先案名無い人
春だし、ワカメ(静)ちゃんの声も変わるから

誰か別の人が書くのもいいんじゃないん?