1 :
花と名無しさん:
萩尾望都、竹宮恵子、
樹なつみ、清水玲子、日渡早紀、等
少女漫画では数少ないSF作品、漫画家について語れ。
自分が読んだ限りではこれくらいしかいなかったんだが…
新旧問わず挙げてください。
まともにSFしてれば良し、ファンタジーは除外。
2 :
花と名無しさん:2006/04/12(水) 10:28:01 ID:???0
2
那州雪絵
3 :
花と名無しさん:2006/04/12(水) 10:58:23 ID:???0
私は『11人いる!』が一番好きざんす。
4 :
花と名無しさん:2006/04/12(水) 12:08:48 ID:???0
竹本泉
5 :
花と名無しさん:2006/04/12(水) 14:26:25 ID:???O
・柴田昌弘「赤い牙シリーズ」
コミクスは集英社と白泉社だが、その後文庫版が一つの出版社から出ていた希ガス。
花ゆめ時代のブルー・ソネット連載は凄い。
男性漫画家なんで、メカの描写や破壊のシーンは迫力たっぷりです。
6 :
花と名無しさん:2006/04/12(水) 14:30:47 ID:???O
和田慎二「少女鮫」
白泉社花ゆめ時代最後の作品
ラスト打ち切りっぽいのが残念だが、クオリティの高さで信者から人気。
7 :
花と名無しさん:2006/04/12(水) 15:07:53 ID:???0
佐藤史生
短編では「やどり木」がいいね。
8 :
花と名無しさん:2006/04/12(水) 20:59:06 ID:???O
自分は萩尾望都「スター・レッド」が最高に好き。
萩尾望都ってSF小説を漫画化したりしてるよね?
9 :
花と名無しさん:2006/04/12(水) 21:32:45 ID:???0
>>8 うむ。
『ウは宇宙船のウ』や『ぼくの地下室へおいで』や『びっくり箱』や
『宇宙船乗組員』なんかのブラッドベリものね。あれも面白い。
中古SF者の端くれとして言わせてもらうと、君程度の知識で「まともなSF」と「ファンタジー」を区別するのは
極めて難しいのではないかと思われる。
でも、あえていくつか挙げてみるなら――
水樹和佳(子)「樹魔・伝説」「月虹−セレス還元−」「イティハーサ」など
どれか一つを選ぶなら、自分的には一番初期の作品。
森脇真末味「アンダー」
道原かつみ「Joker」シリーズ
篠原烏童「ファサード」シリーズ
山田ミネコ「最終戦争」シリーズ
清原なつの「アレックス・タイムトラベル」など
わかつきめぐみ「So What?」
亀井高秀「天使の化石」
筒井百々子
「たんぽぽクレーター」
この漫画家さん、ずっと復活を待ってるんだが…
夢路行の「蒼天をみる想い」とか市東亮子の「LIVE!」とかはSFなのか?
萩尾望都の「11人いる」が好きかな。
夢路行なら「草原から来た少女」、「緑野」とか。
市東亮子なら「やじきた」のほうがS(セラー)F(服)でS(昭和)F(ファイト)だと思う。
水樹和佳子は「月子の不思議」なんかも好きだね。
未出作家で思いつくのをいくつか。
佐々木淳子 「ダークグリーン」、「ブレーメン5」、「那由他」
川原泉 「ブレーメンII」
柳原望 「まるいち的風景」
喜多尚江 「空の帝国」
ふくやまけいこ、川原由美子はSF少女漫画にいれるべきか。
牛島慶子の「イライア」はSFに分類しても良い?
>>14 そのネタ、ツマンネ>やじきた
漫画家一人一人のジャンル分けはしなくてもいいんジャマイカ?
いろんなタイプの作品を描く人もいると思うし。
科学的フィクション…具体的作品名が思い出せないが
坂田靖子の地球外の星っぽいストーリーは、おk?
それとも単なるファンタジーに分類かな?
佐々木淳子なら「Short Twist」だなー。
何気に怖い話だと思う。
日渡早紀のはSFと言うには今ひとつ物足りない気がする。
明智抄の『サンプルキティ』、『砂漠に吹く風』、
『死神の惑星』はSF少女マンガです。
かなり上質の。ただし読者を選びます。
>>20 言う通りなんだが、一見普通のおばちゃんが
ご飯作ってる話に見えるというw
内田美奈子の『赤々丸』はどうでしょ。
少女マンガ度はあまり高くないが、SFではあると思う。
同じく内田美奈子で「アンバランス・トーキョー」とかね。
神坂智子「シルクロードシリーズ」の主役10人の白い神達の設定。
過去に滅びた文明のタイムカプセルにより生き延びた人間と言うものだった。
でもストーリー全体は、SFじゃない鴨…。
20世紀Fox
スレ伸びないな…20超えたが、念のため保守age
日渡の「早紀ちゃんシリーズ」1話目に出てくる
空間移動できるルービック・キューブは、面白いアイテムだったなぁ。
ふくやまけいこ「ゼリービーンズ」
>>27 あ〜それ欲しいんだけど、どこにも見当たらないんだよな……
樹なつみ「OZ」「獣王星」
ふくやまけいこ「星の島のるるちゃん」
竹本泉「あおいちゃんパニック!」
萩岩睦美「うさぎ月夜に星のふね」「小麦畑の三等星」
やまざき貴子のムシシリーズ
パッと思いつくのはこのくらいか…
即死判定には耐えられたけど、何となく落ちそうな気配のする
スレッドだな。
つか、自分も詳しい訳じゃないんでネタ振れんw
>>1は、自分の知ってる作品で話題振る気がないのか?
清水玲子「22XX」「秘密(第1話のみ)」
山下友美「超音速 -スーパーソニック-」
清水のはどちらも、パーソナルストーリーよりも、認識の根本的な変化に重点を置いた非常にSF的な話。
22XXは著者の(ミス)リーディングが素晴しい効果をあげている。
山下のはあっと驚く結末が待っているが、SFの小道具を用いないと不可能な話。
ネビュラ賞のSF長編でこれとほぼ同じアイデアのものがあるが、切れ味で山下のほうが上。
34 :
花と名無しさん:2006/04/29(土) 05:05:35 ID:M4qoyiQm0
関係ない話かも知れないが「ラブひな」とか、アメリカでは少女マンガのジャンルで売っていた。
向こうは少女雑誌なんてものはないから、恋愛中心の作品は少女マンガにジャンルワケするようだな
SFなどは少女マンガのジャンルに入れるのかと思ったりしたな
SF作品としての魅力があったのはこの辺かなぁ。
佐々木淳子 :初期短編や那由他、ダークグリーン
明智抄 :サンプルキティ、死神の惑星
佐藤史生 :ワンゼロ
華不魅 :鉄錆廃園、グラマラスゴシップ
山田ミネコ :ハルマゲドンシリーズ
清水玲子や萩尾望都も大好きだが、SFネタ的には借り物感が強くて。
星野架名の緑野原シリーズってのもあったな。
最後、どうなったんだっけ?
>>36 そもそも筋らしい筋があったのかどうかも覚えていない
ママ4やドラミちゃんもここでOK?
ママ4て何?
>>36 むっちゃ亀レスだが、星野スレが存在するので
そこで聞くのがベストだとオモ。
天女と羽衣と羽衣を拾った男の輪廻話すきだったな。
タイトル思いだせんが。
(及川センセイのだっけ?)
自分の好きなのが大体出ててちょっと嬉しい。
これから期待できそうな人は かまたきみこ かな。
人間がしっかり描ける人だし、ストーリーも上質。
もうちょっと顔が派手に描けるようになれば、もっと売れそう。
清水玲子は絵もきれいだし、話も泣かせる物が多いよね。
ただ、SF設定に突っ込みどころがありすぎるのと、悲劇に持っていくためとしか思えない設定が多すぎるかな。
なんていうか、必然性を感じられるもっともらしい説得力がなくて…
ちょっとほろっとしながらも「なんじゃそらー!」と突っ込みいれたくなる話が。
まぁ、少女漫画少年漫画ノベル関係なしに、本来の意味で「サイエンス・フィクション」作る人はほとんどいないんじゃない?
>1の言う「SFに限る。ファンタジーは除外」がどんな意味かはわからないけど、とりあえず上げてる作家さん見る限り「スペース・ファンタジー」どまり。
↑
ごめん、44だけど。
「スペースファンタジー」どまりの人が含まれてる。
の間違い。
>35
清水はわかるが萩尾の借り物は小説ネタからでしょ?
絵重視なら萩尾望都「銀の三角」
新鮮度なら「11人いる」
ストーリイなら水樹和歌子「イティハーサ」
佐藤塩 「ワンゼロ」他短編
SFらしさなら佐々木淳子「ナユタ」「ブレ5」かな
佐々木淳子なら短編の方がSF的におもしろいかな。
「リディアの住む時に」とか「WHO!」とか。
>>42 笈川 かおる 羽衣一景・ショウダウン・夢の終わり
好きだった…けどあれはSFかなという気がする。
君を待つ千夜 のほうがSFでない?
萩尾望都でまだ出てないのだと
「あぶない丘の家」「海のアリア」「バルバラ異界」
なんか好きだ。
私が好きな作品は殆ど絶版…
奥友志津子 「パーフェクション」「レッドリンクス」
竹宮恵子の具体的な作品名がなぜか出てないな。
あんまり人気ない?
「告白」なんていい作品だと思うけど。
竹宮恵子は「エデン2185」
私を月まで…もそうだったけど、
ちょっとした事故で、あっという間に人が死んでくってのがリアルでした。
>>51 あっ本当だw
誰かが書いてると思い込んでたよ
竹宮恵子なら「地球へ・・・」も。
あと、今 市子「砂の上の楽園」とか。
曽祢まさこ「二人目の神話」
エデンって百年かけて入植惑星へ向かう話だっけ。
1世代目は2度と地球に戻ることは無く、2世代目は宇宙船内で一生を終え、
3世代目がようやく入植地へたどり着く。それをあらかじめ誰もが知っている閉塞感がなんとも。
あと山口美由紀の「音匣ガーデン」も。
どうも切なさと、いい意味で期待を裏切った希望を残してくれる話に弱い。
山口美由紀なら、「お日さまの世界地図」の方が好きだな。
ありがちなハッピーエンドに終わってないところがいい!
岡野玲子さんの「陰陽師」が星雲賞を受賞したそうですね…。
あの賞の基準って、過去の情報見ても意味ワカランwww
基準は別にないでしょ。
ファンの好き勝手な人気投票みたいなもんだから
竹宮恵子「寺へ・・・」かな?
ぎゃーてぃーぎゃーてぃーはらぎゃーてぃー
ぎゃーてぃーぎゃーてぃーほんじそわかー
>>61 仏教の2大宗派が対立する歴史スペクタル?
中学の時友達が貸してくれたけど、
個人的な感情で地球を滅ぼしていいのかよ!?って思った。
普通に考えたらいいわけがないだろ
というようなことを普通にやっちゃうのが漫画だな。
SFならなおさら。
「地球へ…」 の場合は、誰も個人的な感情で滅ぼしたりはしてないけどね。
そうだっけ?
主人公が地球のマザーコンピュータを破壊して力尽きた後に、
ミュウに適したもうひとつのマザーコンピュータが起動。(どちらも地殻の動きを抑えていた)
名前忘れちゃったけど、マザーの申し子って言われてた男が
新マザーの話を聞いてやるせなくなり、何が起こるか分かっていながら思わず停止。地球あぼーん。じゃなかったけ?
ナスカが爆撃されるところは不覚にも泣いてしまった。あーまた読みたくなってきたかも。
地球は自力で浄化の道→気候大荒れ、地殻変動ありで人間の住めない星になっただけだったような。
キースはコンピュータに制御された人間(社会・未来)という選択肢を選ばなかったっていう結末なんでは。
保守
68 :
花と名無しさん:2006/08/14(月) 14:00:40 ID:2x5/Cplc0
道原かつみさんの、「アルカライア」
この作家の初期のもの
道原かつみなら「ノリ・メ・タンゲレ」が好きだ。
>>56 57
山口美由紀のSFものでは「印象ローズ」が私のイチオシ
読むたびに、いい年こいて号泣してしまう。
これって星雲賞候補じゃなかったっけ?
>>68 ・ヒロインに遺跡のシステムが反応したけれど遺跡は壊れていてアルカラル達は甦らなかった。
・主人公の友人は既に死んでいて癒着生物に蓄積された巫女達の意思で動いている。
は理解できたけど、最後に遺跡が崩れてどうなったか思い出せない…
手放すんじゃなかったなあ、どこの古本屋にも無い。
アルカライアは初期だっけ?
初期はアルカラルの遺産じゃなかったっけ
>>72 アルカライア と 初期もの という意味じゃないのか?
アルカライラ…じゃなかったっけ?
わけワカメだったので続き出るのかと思ったら出なかった。
>>44-45 > まぁ、少女漫画少年漫画ノベル関係なしに、本来の意味で「サイエンス・フィクション」作る人はほとんどいないんじゃない?
> >1の言う「SFに限る。ファンタジーは除外」がどんな意味かはわからないけど、
> とりあえず上げてる作家さん見る限り「スペース・ファンタジー」どまりの人が含まれてる。
まるっと同意。
>1さんが言いたいのは、
異星人、タイムスリップ、ホストコンピュータ、ESPなどの「サイエンス・フィクション」定番モチーフを
科学的考証ありで描いたものをSF、科学的考証なしで登場させるのはファンタジー、
ってことなのでは?
えーっ、そしたらほとんどダメじゃん!
面白さは別にして。
>>76 少女漫画でのSFだし、ファンタジー要素は多かれ少なかれ、たいていの作品にありそうだね。
ひとまず、サイエンス要素が濃いめに出ていてファンタジー要素が薄め、ってのを優先してゆくとか?
作品の面白さっていうのは、SFに慣れてる人が描くから面白さが出てくるんだと思う。
色んな人が挙げていた
萩尾望都『11人いる!』も、そのひとつだと思う。
(1975〜1976 別冊少女コミック掲載)
もう30年前の作品だ。
未来の宇宙が舞台になるという点で、少女漫画の本格SFというのは、この辺から始まると思う。
正編続編合わせて300ページ近くなる長編だけど、
SF漫画は初めてという人でも取っつきやすい長さだと思う。
『11人いる!』よりも前に描かれた萩尾作品の本格SF短編としては、
超能力を持つ少年が家族と離れて暮らす結末になる「あそび玉」(1972)、
少年と宇宙飛行士との別れを描いた「6月の声 」(1972)がある。
>>77 そだね〜少女漫画だから。
> 作品の面白さっていうのは、SFに慣れてる人が描くから面白さが出てくるんだと思う。
SFに慣れている人が読むから面白いってのもあるよw
でもSFやサイエンスに予備知識なくても
普通に興味持ってる人なら、楽しめると思う。
吉田秋生「YASHA」なんて
ジャンルとしてはハードボイルド系だけど
クローン医学やバイオハザードが結構くわしく表現されているので、
SFに入れてみてもいかも。
亀レスですみませんが道原かつみは少女漫画?
デビューは花ゆめだったけどその後は少女漫画雑誌じゃないし。
でも好きだけどw
優先順位的には、少女漫画誌に載った作品をお願いしたいです。
あと
>>6和田慎二「少女鮫」、SF的な部分て終わりの方だけでは?
WINGSなら女性向けでおkでは?
今までに名前が挙がった作家、40名以上になったのでちょっと整理してみたくなり、
SF作品が多い(または代表作に入っている)少女漫画家13人の作品リストを、暫定的に作ってみました。
(作品名が挙がった長編と連作シリーズ、独立した短編)。
収録単行本データは、文庫化などで現在入手しやすいものを優先、URLは、資料サイト。
暫定的に ■SF(サイエンスフィクション)の要素が大。▲スペースファンタジー、時間旅行or超能力ファンタジー等。
順次検証してリストに追加修正していきたいので、
作品情報、作家情報、求む。
既出・新規を問わず、作品についてのコメント歓迎。
↓ ここから作家13名(50音順)の作品リスト、その後に31名の作家名。
【さ】
>>7 >>35 >>46 ■佐藤史生『夢みる惑星』(1980〜1984 プチフラワー) 1996 小学館文庫 (全3巻)
■佐藤史生『ワン・ゼロ』(1984〜1986 プチフラワー) 1996 小学館文庫 (全3巻)
■佐藤史生『打天楽―ワン・ゼロ番外編』(1986〜1987 プチフラワー) 2001 小学館文庫 (全1巻)
■佐藤史生『やどり木』(1986〜1987 グレープフルーツ) 1985 新書館 (全1巻)
ttp://ww1.tiki.ne.jp/~quelmal/shio_sato.html >>14 >>18 >>35 >>46 >>47 ■佐々木淳子『ブレーメン5』(1979 週刊少女コミック増刊〜1989 コロネット) 2001 MF文庫(全3巻)
■佐々木淳子『那由他』(1981〜1982 週刊少女コミック) 2001 MF文庫(全2巻)
■佐々木淳子『ダークグリーン』(1983 週刊少女コミック〜1986 コロネット) 2001 MF文庫(全5巻)
■佐々木淳子『SHORT TWIST』(1987 プチフラワ−) 1988 小学館(全1巻) ←短編集?
■佐々木淳子『リュオン』(1996〜2002&書き下ろし) 2004 幻冬舎(全1巻) ←ブレーメン5那由他ダークグリーンの番外短編集
・短編
■佐々木淳子「みどりの大地」(1976) 1983 小学館FC 『ブレーメン5』第3巻に収録
■佐々木淳子「リディアの住む時に」(1977) 1981 東京三世社 / 1993 フロム出版『Who!』(全1巻) に収録
■佐々木淳子「Who!」(1980) 1981 東京三世社 / 1993 フロム出版『Who!』(全1巻) に収録
■佐々木淳子「霧ではじまる日」(1982) 1983 小学館FC 『ブレーメン5』第4巻 / 2001 MF文庫『ブレーメン5』第2巻に収録
ttp://homepage1.nifty.com/natsuei/rdreaming.htm
【し】
>1 >33
>>35 >>44 ▲清水玲子『ミルキーウェイ』(1986 LaLa) 2000 白泉社文庫(全1巻) ←ジャック&エレナシリーズ
▲清水玲子『竜の眠る星』(1986〜1988 LaLa) 2000 白泉社文庫(全2巻) ←ジャック&エレナシリーズ
▲清水玲子『天使たちの進化論』(1990 LaLa) 2001 白泉社文庫(全1巻) ←ジャック&エレナシリーズ
▲清水玲子『月の子 ―MOON CHILD―』(1988〜1992 LaLa) 1999 白泉社文庫(全8巻)
■清水玲子『22XX』(1992. 1993. 1996 LaLa) 2002 白泉社文庫(全1巻) ←短編中編集
▲清水玲子『パピヨン』(1993. 1996 LaLa) 2001 白泉社文庫(全1巻) ←短編中編集
▲清水玲子『輝夜姫』(1993〜2005 LaLa) 2000〜2005 白泉社(全27巻)
■清水玲子『秘密―トップ・シークレット』(1999〜2006 メロディ) 2001〜2003 白泉社(1〜2巻) ←シリーズ(第1話)
ttp://aquamoon.serio.jp/uta/ >>5 ■柴田昌弘『赤い牙 ブルー・ソネット』(1974 マーガレット〜1987 花とゆめ) 2000 MF文庫(全11巻)
・短編
■柴田昌弘「盗まれたハネムーン」(1980 花とゆめ) 2003 朝日ソノラマ文庫『盗まれたハネムーン』に収録
■柴田昌弘「ミッシングアイランズ」(1988 花とゆめ) 2005 朝日ソノラマ文庫『 ミッシングアイランズ』に収録
ttp://www.venus.dti.ne.jp/~minatoga/masa.html
85 :
竹宮恵子:2006/08/22(火) 08:51:22 ID:???0
【た】
>1
>>51-54 >>56 >>61-66 ■竹宮恵子『地球へ・・・』(1977〜1979 マンガ少年) 1995 中公文庫(全3巻) 2000 朝日ソノラマ(全5巻)
■竹宮恵子『私を月まで連れてって!』(1981〜 フォアレディ) 1995 小学館文庫(全4巻) 2005 白泉社完全版(全6巻)
■竹宮恵子 (原作: 光瀬龍)『アンドロメダ・ストーリーズ』(1980 マンガ少年〜1983 デュオ) 2000 朝日ソノラマ(全3巻)
■竹宮恵子『エデン2185』(1984〜1985 プチフラワー) 1996 中公文庫『殺意の底』 (全1巻) に収録 ←『私を月まで〜』続編
■竹宮恵子『ブライトの憂鬱』(2000〜2004 メロディ) 2002〜2005 白泉社 (全2巻) に収録 ←『私を月まで〜』続編
・短編
■竹宮恵子「告白」(1979 LaLa) 1996 中公文庫『告白』 (全1巻) に収録
ttp://www.eurus.dti.ne.jp/~miyabi/kt-lib/
86 :
萩尾望都:2006/08/22(火) 08:52:30 ID:???0
【は】
>1
>>3 >>8-9 >>13 >>35 >>46 >>49 >>77 ▲萩尾望都『精霊狩り』(1971〜1973 別冊少女コミック) ←三部作のシリーズ 1978 萩尾望都作品集(第1期)第13巻『11人いる!』 に収録
■萩尾望都『11人いる!』(1975〜1976 別冊少女コミック)1994 小学館文庫(全1巻) ←続編『東の地平西の永遠』も収録
■萩尾望都『スターレッド』(1978〜1979 週刊少女コミック) 1995 小学館文庫(全1巻)
■萩尾望都 (原作: ブラッドベリ)『ウは宇宙船のウ』(1978 週刊マーガレット) 1997 小学館文庫(全1巻) ←連作短編集
■萩尾望都『銀の三角』(1980〜1982 SFマガジン) 1994 白泉社文庫(全1巻)
■萩尾望都『A-A'』(1981 プリンセス) 2003 小学館文庫(全1巻) ←一角獣種シリーズとして『X+Y'』『4/4カトルカース』も収録
▲萩尾望都『モザイク・ラセン』(1982 プリンセス) 1998 秋田文庫(全1巻)
■萩尾望都『マージナル』(1985〜1987 プチフラワー) 1999 小学館文庫(全3巻)
▲萩尾望都『海のアリア』(1989〜1991) 2001 小学館文庫(全2巻)
■萩尾望都『あぶない未来少年』(1994 ASUKA増刊) 2001 小学館文庫『あぶない丘の家』(全1巻) に収録
▲萩尾望都『バルバラ異界』(2002〜2005 フラワーズ) 2003〜2005 小学館FS(全4巻)
・短編
■萩尾望都「あそび玉」(1972 別冊少女コミック) 1985 萩尾望都作品集(第2期)第9巻『半神』に収録
■萩尾望都「6月の声 」(1972 別冊少女コミック) 2003 小学館文庫『A-A'』に収録
▲萩尾望都「ユニコーンの夢」(1974 別冊少女コミック) 1995 小学館叢書『A-A'―SF傑作選』に収録
■萩尾望都「左ききのイザン」(1978 SFファンタジア) 1996 小学館文庫『半神』に収録
■萩尾望都「ハーバル・ビューティ」(1984 ぶ〜け) 1996 小学館文庫『半神』に収録
■萩尾望都「きみは美しい瞳」(1985 ASUKA) 2003 小学館文庫『A-A'』に収録
■萩尾望都「スロー・ダウン」(1985 プチフラワー) 1996 小学館文庫『半神』に収録
ttp://cafebleu.net/hagio/
【ひ】
>1
>>19 >>26 ▲日渡早紀『星は、すばる。』(1982〜1985 花とゆめ) 2005 白泉社文庫(全1巻) ←早紀シリーズ(第1話)
■日渡早紀『記憶鮮明』(1984〜1999 花とゆめ増刊) 2004 白泉社文庫(全1巻)
▲日渡早紀『ぼくの地球を守って』(1987〜1994 花とゆめ) 1998 白泉社文庫(全12巻) 2004 白泉社愛蔵版(全10巻)
▲日渡早紀『ボクを包む月の光ーぼく地球次世代編』(2003〜2006 別冊 花とゆめ) 2005〜2006 白泉社(1〜3巻)
ttp://www.z-kk101.org/ 【み】
>>10 >>14 >>46 ■水樹和佳子『樹魔・伝説』(1979〜1980 ぶ〜け) 2001 ハヤカワ文庫(全1巻) ←樹魔シリーズ
▲水樹和佳子『イティハーサ』(1986〜1997 ぶ〜け) 2000 ハヤカワ文庫(全7巻)
■水樹和佳子『月虹ーセレス還元ー』(1981 ぶ〜け) 2001 ハヤカワ文庫(全1巻)
・短編
■水樹和佳子「ケシの咲く惑星」(1985 ぶ〜け) 2001 ハヤカワ文庫『樹魔・伝説』に収録
■水樹和佳子「月子の不思議」(1985 ぶ〜けせれくしょん) 2001 ハヤカワ文庫『樹魔・伝説』に収録
■水樹和佳子「墓碑銘二〇〇七年」(MILLENNIUM:00 SF Japan) 2001 ハヤカワ文庫『樹魔・伝説』に収録
ttp://www.fbook.com/waka_mizuki/index.html
下記(50音順)は、まだ調べてないので、読んだことある人、作品紹介コメントタノム
既出以外のSF少女漫画(家)知ってる人もヨロシク
>>54 今市子「砂の上の楽園」
>>15 牛島慶子「イライア」
>>22-23 内田美奈子「赤々丸」「アンバランス・トーキョー」
>>42 >>48 笈川かおる「羽衣一景」「ショウダウン」「夢の終わり」「君を待つ千夜」
>>58 岡野玲子「陰陽師」
>>50 奥友志津子「パーフェクション」「レッドリンクス」
>>35 華不魅「鉄錆廃園」「グラマラス・ゴシップ」
>>10 亀井高秀「天使の化石」
>>14 川原泉「ブレーメンII」
>>10 わかつきめぐみ「So What?」
>>6 >>79 和田慎二「少女鮫」
>>18 佐々木淳子「SHORT TWIST」(短編?シリーズ物?)
=======================================================
>>81-88 ★作品リスト★
明智抄
樹なつみ
佐藤史生
佐々木淳子
清水玲子
柴田昌弘
竹宮恵子
萩尾望都
日渡早紀
水樹和佳子
山田ミネコ
吉田秋生
夢路行
>>89-93 ★他の漫画家と作品
=======================================================
では、既出、初出を問わず、引き続き、好きな作品の面白さについて語って下さい。↓
奥友さんなら、「ドリーマー」もじゃない?
「砂の上の楽園」に入っているか忘れたけど
今さんの宝石が出てくる話もSFだろう。
話はベタだが、なかむらよしみの
「フレヤ―女神保存仮説―」も一応SFでは。
「らせんディスク」の方は読んでいないんで、知らない。
リュウがオッケーなら、真乃呼の「緑の世紀」もいれたいとこだけど、
真乃呼自身は少女マンガ系(70年代の少女マンガ)だと思うが
掲載誌が絶対だとすると、ちょっと違うかもしれない。
長岡良子の「古代幻想ロマンシリーズ」のうち、首とまゆり、
小角が出てくる巻はSFではないかと思う。
文月今日子「グリーン・レクイエム」
原作の新井素子はこの作品で
1981年に星雲賞の日本国内短編作品部門受賞。
主人公は緑の髪を持ち、その髪で光合成して栄養を得ている宇宙人。
繊細なタッチの絵が忘れがたい。
>>95 奥友志津子の「ドリーマー」
この人の漫画の中で一番長いシリーズだったような?
確か単行本で5巻。
全部読んだわけではないけどこの人は大半がSFで結構骨太の作品だった。
>>96 星雲賞といえば「地球(テラ)へ…」竹宮惠子
コミック部門創設の1回目に受賞したんだよね。
'80年代は大友克洋と萩尾望都が交互に受賞してた時期もあって
すごく真摯な重厚感のある賞だったような気がする。
つか、何年も長く続いてようやく完結っていう作品じゃなく
今が旬って感じの、中だるみのない作品が選ばれてた。
98 :
花と名無しさん:2006/08/22(火) 13:17:21 ID:cblEAFNW0
>>81-94 乙です。
山田ミネコ『最終戦争シリーズ』全部まとまったのが出てたんですね。
大人買いしそうw
あと萩尾望都さんに「百億の昼と千億の夜」も入れて下さい。
北原文野「Pシリーズ」
まだ出てないようなので書いてみる。
>>100 キリのいいところでうれしい過去スレ感謝〜
これから読んでみるけど
スレタイで、やっぱりSFっつったら本格ハードSFのことなんだなあと思えるよ・・・
>97
書き忘れた。続編の「レフトロンリー」もあったね。
奥友さんのSFは、「百億〜」のラストシーンみたいな
静かな終焉を迎える終末的なものが多いような。
レッド・リンクスみたいなコメディも好きなんだけど。
昔からSF(ハードSF)好きで、SFの洗礼は「地球へ…」と
「スター・レッド」と佐々木淳子で受けた口なんだけど、
「銀の三角」だけは一回読んだだけではわからなかった。
説明不足ってわけじゃないのに。
萩尾望都って、頭のなかでセイみたいな認知を
してるんじゃないかと思ったよ。
連続ごめん。だんだん思い出してきた。
内田美奈子の「百万人の数学変格活用」も
SFじゃなかった? 実家にあるんで、確認できないけど。
収録されていたもののうち、どれかがそうだった。
名香智子の「樹海の虜」にもタイムスリップがあったと思う。
タイムスリップつながりで、池田さとみの「スーベニア」
ただここまでいくとSF風になっちゃうかも。
デュオやグレープフルーツは、結構いいSFがあったような気がするけど、
今手元になくて思い出せない……。森脇さんとか。
>>104 106です。
ちなみに私の入り口は萩尾望都「11人いる!」でした。
全集でまとめ読みしたのですが、
「銀の三角」と「百億〜」はむずかしかったです。
他のは全部気に入ってて何年か経つと読み返してます。
>81
乙です。
まだ出てないと思う作品を挙げます。清水玲子、弓月光、道原かつみ以外、全部ウイングスから
内田美奈子「良次郎帰還せず」
聖悠紀「ファルコン50」
弓月光「うっふんレポート」「トラブル急行」
速水翼「ジャック&エースシリーズ」
柴田昌弘「フェザータッチオペレーション」
あずみ椋「パイラザーダ」
清水玲子 「もうひとつの神話」「夢のつづき」「ノアの宇宙船」「ネオドーベルマン」
道原かつみ「キャウキャットキャン」
>95
リュウがオケなら「緑の世紀」は外したくないね。
リュウの柴田昌弘の読みきりで、好きだったのがあるんで思い出したらそれも挙げたい。
雪、氷河の世界で巫女の様な少女と、少女を守る、前髪で両目が隠れたガタイのいい青年が出て来る話。
これに少し似た作品で、最近ミスボニで新人の手代木史織が割といい雰囲気の読みきり描いてた。
百億〜ってありなのか?
SF小説のコミカライズがSFなのは当たり前というか…
111 :
花と名無しさん:2006/08/22(火) 22:13:42 ID:uNE5cGfC0
>>89-92 清原なつのはSF専門作家ではないが、おさえておくほうがいいと思うぞ。
森脇真末味、川原泉は、たまたまSFも描いたという感じ。
坂田靖子はファンタジーの名手。ファンタジーを入れだすと、中山星香や紫堂恭子なども入りだす。
岡野玲子「陰陽師」をSFに入れると、今市子などの怪異ものはすべてSFになりそう。
奥友志津子、筒井百々子、
>>99の北原文野はSFブームで出てきた専門作家だが小粒。
ところで、花郁悠紀子が出てこないのはなぜなんだ。
奥友志津子の「ゲームオーバー」もSFだったね。
喜多尚江「空の王国」がいいなら、「真夏の国」もいいんじゃない。
あと、遠藤淑子「ヘヴン」
めるへんめーかーの作品にもSFといえるようなのがあったと思うんだけど、
ちょっと今手元にないので…。
>106
どういうSFが好きかにもよる。奥友作品は、バッドエンドと行かないまでも
悲しい感じで終わるのも結構あったと思う。
自分は「レッド・リンクス」が好きだけど、これはコメディだから。
>95
「緑の世紀」は大丈夫なら、続編の「カラス」もだね。
>最近ミスボニで新人の手代木史織
ミスボニ見てるけど、キーリなら原作付じゃなかったっけ?ほかにあったっけ。
手代木史織といえば、チャンピオンで星矢の作画をやるみたいだね。蛇足だけど。
ミスボニつながりで木々の「にぶんのいち」もSFかな。この人、ほかにもあったよね
それと、これは聞きたいんだけど、「アルジャーノンに花束を」がSFなら
それをもじった池田さとみ「アルジャーノンにゆりかごを」はSFになるだろうか?
ほんとは内田美奈子「BOOM TOWN」がイチオシなんだけど、さすがに掲載誌が少年誌では…。
>>112 めるへんめーかーのSFといったら「永遠なる夢 永遠なるめざめ」だね。
「歌う竜」もSFにカテゴライズしてもいいけど、純粋にSFといったらコレ。
>111
筒井百々子は作品数は少ないけど、小粒とは思えない。
「たんぽぽクレーター」はSF的にも名作だと思う。
>112
キーリやる前に描いてた読みきりだよ。中々よかった。
あれ読んで柴田昌弘のを思い出した。
ハルノ宵子(字うろ覚え)「プロジェクト魔王(アルドラ)」未完。
成田美名子「一星へどうぞ」たぶんデビュー作。
竹宮さんの「空が好き!」は確か超能力が出てきたはずだけど入れてもオケ?
筒井百々子小粒かねぇ。「ものまね鳥シンフォニー」たんぽぽ…の前日談。
竹本泉はSF漫画も結構描くんだが、ここでいう少女漫画のカテゴリで出しているのは
「あおいちゃんパニック!」と「ねこめ〜わく」だけかな?
(少女漫画以外なら腐るほど出している気がするが)
「あおいちゃんパニック!」
転校生の女の子が地球人と宇宙人のハーフだった!
おまけに彼女を訪ねて友人知人(もちろん宇宙人)が訪ねてくる…
元居た星との重力の違いで地球では跳躍力等が地球人と違う、などのSF考証ガッチリあり。
「ねこめ〜わく」
猫が二足歩行して喋る世界(未来の地球?)に召喚される体質の主人公。
何故猫が進化したかというと、未来の人間が猫を進化させて、
そのまま地球以外のところへ旅立ったらしい。
そこへあらわれたのは、元宇宙飛行士の人間(男性)。
ロケットのテスト飛行中のウラシマ効果で還ってきたら地球が猫の惑星になっていたのだ。
猫たちは「人間の文化の維持」と「独自の進化」の間で揺れ動く…?
SF考証ガッチリあり。
ふと柿崎普美を思い出した。
この人はファンタジーのノリでSF書いてたとは思うけど。
>113
ソレだ。めるへんめーかーは全部持ってるんだけど、
実家にあるんで。thx
>114
彼女が飛んだ日より前なのかな。
あったのような気もするんだけど、ボニータすてちった。
彼女は結構好きな漫画家なんで。
柴田昌弘は私も好きだ。ソネット見て泣いたクチ。
連続ごめん
>117
「吸血樹」「まもって&heats;あげたい」はSFでいいんじゃないかと。
マーガレット系にもときどきSFがあるよね。
珍しいけど槇村さとるの「FAKE」も一応SFだったような。
くらもちふさこの「α」に収録されているやつで
1つだけSFがある。あれはSFにしようと思って描いたのじゃないかも
しれないけど、視点は間違いなくSFだと思った。
>111
単行本だと「フェネラ」「風に哭く」あたりの作品ですね>花郁さん
亀レスで3連投スマン
>1が考えてるSFとファンタジーの基準はどうもよく分からないけど、とにかくスレ立ててくれて感謝。
>>81 乙です。作家別に整理してあると、SF初心者には役に立ちそうだね。
かくいう自分は、1980年代白泉系の雑誌中心で、グレープフルーツとぶ〜けを読まなかった。
惜しいことをしたと思っている。
>>89-93は、次スレ立てる人テンプレにいれてほしい。
>>75 > 異星人、タイムスリップ、ホストコンピュータ、ESPなどの「サイエンス・フィクション」定番モチーフを
> 科学的考証ありで描いたものをSF、科学的考証なしで登場させるのはファンタジー、
これはすごく納得する。
>>77 > 少女漫画でのSFだし、ファンタジー要素は多かれ少なかれ、たいていの作品にありそうだね。
> ひとまず、サイエンス要素が濃いめに出ていてファンタジー要素が薄め、ってのを優先してゆくとか?
でいいと思う。
>>111>>114 作品的に小粒でも、故郷の地球に疑似氷河期とかはサイエンスフィクションらしいじゃないか。
一般には短編だと小粒になるが、
筒井百々子「たんぽぽクレーター」は単行本で2巻までいったし
そこそこ掘り下げられていると思う。
>>110 萩尾望都「百億の昼と千億の夜」
途中で挫折したw 絵的には阿修羅好きだけど。
同じ小説家(光瀬龍)の原作でも、作品によってちがうよね。
竹宮さんが描いた「アンドロメダ・ストーリーズ」は、少女漫画っぽいノリで描かれていた気がする。
「百億〜」は宗教上の有名人キャラ勢ぞろいの所も面白いんだろうけど
掲載誌が少年チャンピオンだったこともあって、少女漫画読者を想定してない感じ。
>>96 新井素子原作の漫画化も色々あったけど
「グリーン・レクイエム」は一応サイエンス・フィクションだと思う。明日香の光合成等の科学的考証明らかだし。
よしまさこの「星へ行く船」シリーズは、原作にないキャラも出てきて設定も変えてあるけど、SF要素は乏しいね。
亜藤潤子が漫画化した「扉を開けて」は、異世界ファンタジー。
ちなみに、新井素子原作の漫画化は色々あるけど
「グリーン・レクイエム」は二回漫画化されている。
春名里日「グリーン・レクイエム」。Theデザート2003年3月号〜4月号、講談社2003年5月に単行本化。
文月今日子のは 週刊少女フレンド1984年の連載で、1985年に単行本化(絶版)。
文月のをリアルで読んでいる身には、春名里日のはイマイチだが
名作として語り継がれてゆくのはうれしいことだ。
>>106 奥友志津子に限らないが、基本的には発表年代順に読むのがいいんじゃないか?
>>112の言う、コメディかシリアスかってのも、あらかじめ分かってるほうがいいと思うけど、
自分の知る範囲では悲しい方向のでもまるで救いのない話ってわけじゃないから、
読みごたえは大きいと思うよ。
ただ、少女漫画の場合は、絵的に受け入れにくいケースもあるw
樹なつみのファンに若い世代が多いのも、時代を反映していそうだ。
まあ奥友志津子に関しては
佐々木淳子や萩尾望都の傑作も多い1980年代ってのを承知の上なら、期待外れにはならないだろう。
>>116 作品タイトルだけ上げるより、こういうふうに
この部分がSFらしいとかを語ってもらえるとうれしいよ。
読んでないのも多いし、内容を忘れてるケースも多いと思うし、また読みたいって思う。
多少のネタバレになってもいいじゃん。
結末とかの重要部分をバラす場合はメール欄参照にしとけば。
テンプレに入れるのはどうかと思うよ。
思い出したら、結構たくさんあったような気がするので、
やったら長くなるのでは。
外部にまとめサイトかブログ借りたらどうだろう。
ブログなら、コメント追加もしやすいし、検索とかで来る人も
いるかもしれないから、広めるのに役立つかもしれない。
せっかくまとめてくれたので、81がやってくれるなら助かるけど、
無理そうなら自分がやってもいいよ。暇人なので。
利用しやすくして、SFファンが増えるなら、何より嬉しい。
>123
ごめん。手元にないのが多くて、タイトルや作家を思い出すので
ぎりぎりなんだ。補完できる人頼む。
125 :
81:2006/08/23(水) 13:20:31 ID:???0
>>124 うん、SF少女漫画のファンがふえてほしいね
(若い読者にも1980年代の作品は一度は読んでみてほしい)。
ある程度整理した資料があるといいね。
まとめサイトみたいなの大歓迎、あったらいいなと思う。
当方暇な時間は不規則なので、
124さんがブログ立ち上げて下さるとありがたいんだけど
お願いしてよいですか?
ブログは、作品単位でコメントを書けるようにしてあるといいな。
内容の紹介とか感想とか、色んな受け止め方が一目瞭然になるよね。
このスレでは、時折、
>>89-94のように、作家別に整理しておけばいいかなと思う。
それだったら自分でも引き続きやれるので。
次スレになるのはだいぶ先のことだろうけど、
テンプレでは、50音順で既出作家+主要作品タイトルを並べるぐらいでいいと思う。
リンクを張るのは一括で、前スレとまとめブログの2つのURLだけでよいのでは?
このスレでアンカーとかリンクを貼る場合、1レスで10個までの制限があるから、
>>89-94のように貼ってたら、テンプレだけでとんでもない長さになるw
とりあえずは様子を見ながら、すこしずつ進めていきませんか?
>>121 > かくいう自分は、1980年代白泉系の雑誌中心で、グレープフルーツとぶ〜けを読まなかった。
> 惜しいことをしたと思っている。
自分も1980年代後半あたりからは読んでない(しばらく漫画から離れてた)。
グレープフルーツの作家には、同じ版元である新書館のウイングスに描くようになったケースが多いね。
ぶ〜けの作家は、主にプチフラワー→フラワーズ。
LaLa出身作家は、雑誌が健在だからあまり動いてなさそうだけど
年齢層がやや上のメロディへのシフトもある。
127 :
124:2006/08/23(水) 14:56:43 ID:???0
了解。ちょっと待って。
作家名でカテゴリ分けして、作品名をタイトルの形で整理する。
ある程度できたら、リンク貼りに来る。
要望あれば、今のうちにどうぞ。
浅川まゆみ知ってる人、いない?
好きだったんだけどいつの間にか見かけなくなった。
129 :
124:2006/08/23(水) 15:41:23 ID:???0
続けて申し訳ないが、作者サイトがある場合は、
入れた方がいい?
今のところ
タイトル:作品名
本文:
データ
スレ内に作品内容について触れている場合の書き込み
販売・復刊情報
で、まとめてる。
作ったブログは、ページの独立性と
カテゴリへのアクセスからウェブリブログ
スレ立て逃げした責任皆無の1ですが
SF漫画だけのスレって他になかったし、
立てとけばそこそこ需要はあるだろう、と思って立ててすっかり忘れ(ry
>>1のSFとファンタジーの定義について
何回か突っ込まれたみたいなので、今更ですが弁解に出てきました
科学的考証云々での定義分けではなく、
SFとファンタジーってジャンルとしてひとくくりにされがちに思ったので
「ファンタジー除外」としただけであって。
広義でのSFとファンタジーの区別しかしてません。
(ちなみにファンタジーで真っ先に思い浮かぶのは、
山岸涼子さんの「妖精王」のような世界観のお話)
「まともなSF」って書いたのが余計だったかなー。
ちなみに自分SFに関する知識とかは全然ないです。
漫画も大した量読んでないし、頭の弱い子でごめん…
テンプレまで作ってまとめてくれた方、乙です。
結構あるんだなぁ、ほとんど読んでない自分にはありがたい。
とりあえず読める範囲から読んでこようと思います
>>128 浅川まゆみ、なつかしいー。好きだったよ。秋田で書いてた人だよな。
コミックス全部持ってたけど引っ越しの時処分しちまった…。
ウィングスの高橋冴未も、白泉時代(かわなみはるか名義)から小粒で良い感じの
SF&ファンタジー短編がいくつかある。
ヒットした平安ものより、この作家は絶対こっち系の方が良いと思うんだがな…。
お勧めは
マインドエレクトリックシリーズ(ESPもの)
君だけのオルゴールboy(アンドロイドもの)
SF少年物語(ステルビアのような設定のお手軽学園ラブコメ)
きみにやどる星(異星人+レプリカント+ファンタジー)
81です。
>1さん、始めまして。これからまたよろしくお願いします。
自分的には2chのSF板が最近?ファンタジーやホラーと一緒の板になったのが淋しいのですが
かつての名作いまのおすすめ、みなさまから教わって色々と楽しんでいきたいと思います。
>>127 >>129 お手間かけますが宜しくお願いします。
> 作家名でカテゴリ分けして、作品名をタイトルの形で整理する。
ですね。
作者サイトが分かる場合は、入れたほうがいいと思う。
公式でも私設ファンのでも、情報さがしてる人にはありがたいものだよ。
まとめサイトブログにはこういうのを、ってリクエストは
明日のくらいまで受け付けてもらえるかな?
このスレは昼間書く人と夜書きに来る人がいるみたいだし。
基本的には、このスレでまとまった意見やデータが置いてもらえれば充分。
自分も暇を見てデータ補完に努めるよ。
>>131 どういうSFなのか、おおまかにでも分かる紹介ってうれしいよ。
未読だけどそのうち探してみるね。
トーキョー・ガーディアン(佐野真砂輝&わたなべ京)はこのスレ的にはファンタジーに分類されちゃうわけ?
>>133 読んだことないから分からない。
知ってる人からのレス次第。
できれば、作者名と作品名を出すだけじゃなく
簡単に内容を説明して。
よしながふみの大奥はSFに含まれますか?
聞くところによると男でもSFアンテナが発達している人には読まれているらしい。
>>135 う〜〜ん。江戸時代に正体不明の熱病のような天然痘のような病気で
男性が次々亡くなって貴重な人材になり、とうとう仕事分担まで
男性と女性が逆転するという奇想天外な設定は面白い作品なんだが、
SFって聞かれると微妙だなー。
作者のよしなががフォモ好きだから発想できたと言うか…「大奥にいるのは
男ばかり」って設定。個人的見解は仮想物語→ファンタジー。
あれはオチにも寄るんじゃないかなあ。
平行世界だと考えれば、一応リアル歴史ベースだけに
SFといえないこともないって感じかな。
江戸時代で思い浮かんだが
>>56-57 >>70 の山口美由紀の作品にもあるんだよね、
「春告げ小町」花とゆめコミックス全4巻(2002〜2004)
メロディ連載の、読みきり形式のシリーズ。
他人の心の声が聞こえる浪人に、和菓子屋の看板娘が片思いしている話。
浪人はその能力ゆえに苦労をしてて・・・
っというところは一種のEPS物、超能力である。
しかし、これをSFと呼ぶには、無理がある。
いかんせん江戸時代だし科学的要素がほとんど出てこない。
オカルトチックなロマコメと受け止めるべきだろう。
超能力とかタイムトリップが出ればSFとするのは安易すぎるね。
ちなみに、小説の方では、ミステリ畑の宮部みゆきが
江戸時代を舞台にした超能力者の話をいくつか書いている。
テレパスだったり予知能力だったり。
本来は現代物で社会派のミステリ書いてる人で、文章力もストーリー構築力もかなり高い作家だ。
結構多作なので、一部の作品に余興的に超能力者を登場させてるにすぎないと思うのだが、
超能力が登場するだけで宮部はSFも書ける等と評する人もいる。
おそらくは本格的なSFを読んだことのない評論家なのだろう。
長文でスマソ
佐藤史生で思い出したんだけど、大きな宇宙船に乗る話。
あれ、タイトル「心臓のない巨人」だったっけ?
70年代のSFっぽくて、「歌う船」とかその辺を彷彿とさせるんだけど、
あまり明るい話ではなかった。でも、独特の閉塞感が、どうも忘れられない。
「チェンジリング」だったかもしれないけど。
タイトルうろ覚えでごめん。
巨人であってるよ
>>138 山口美由紀の時代物なら、「ひとゆり峠」のシリーズもありますね。
超能力者の旅人(タビニンと読む)が行く先々で他の超能力者に出会う話。
第1話だけちょっとファンタジーがかってるけど。
(ストーリー自体はSFではないが)
時代劇だと個人的には木原敏江の描く鬼の設定がSF。
『紫子』だと、鬼は実は漂着した外国人で、
迫害されながらも少数で生きてゆくために超能力を得た一族という設定。
能力を使うと瞳の色が変わる=擬態が解ける等のギミックあり。
>>139 「チェンジリング」は種子の探索者がとある惑星に降り立つ話だね。
続編の「ネペンティス」では、帰還中にロボットと複合船に乗り込む話。
少しコミカルな感じで好きだ。
「心臓のない巨人」もそうだけど、複合船が関わるもので
「バビロンまで何マイル」もあったね。星間を移動してきた尼さんが出てくる話で。
>>138 逆に自分なんかミステリ小説好きなんで、宮部のその江戸時代に
ESP能力者が主役でのミステリ小説ってナンジャソリャ?!だったが。
(事件解決の糸口が主役のESP能力だったから)
ミステリ、SF、どちらにジャンル分けしても中途半端な作品。
それ読んでから宮部からちょっと離れたもんなぁ…。ちょっとスレチだスマソ。
山口美由紀の「春告小町」「ひとゆり峠」は、共に時代物漫画に
SF風味程度だと思う。このスレで積極的にSF作品として
誰かにお勧めするとか、リストに加えるなら
>>57が挙げた
「おひさまの世界地図」の方が相応しいんでは・・・。
145 :
128:2006/08/24(木) 10:27:24 ID:???0
>>131レスサンクス
浅川まゆみでちょっとググって見たら、PN変えてレディコミに描いてるみたい。
・・・この人もレディコミに流れてたのね・・・。
昔の作品をどっかで出してくれないかな。
那州雪絵「フラワーデストロイヤー」は既出?
あと、「バビロンまで何マイル」で川原泉を真っ先に思い浮かべた
自分・・・orz。
石田拓実の「パラパル」はSFと言っていいのかな?
頭の中に宇宙人が〜って言ってるけど
>>145 佐藤史生のと酷似したタイトルだけど
川原泉『バビロンまで何マイル?』
タイトル末尾に「?」が付くw
これは1991年から1997年まで花とゆめに連載されていた長編。連載中断してた時期があるようだ。
幼なじみの少年少女が、妖精からもらった指輪によってタイムスリップっていうのだから
SFではないのは明らか。
恐竜時代編は古代史ファンタジーだし、ルネッサンス時代編は歴史ウンチク漫画かも。
佐藤史生の『バビロンまで何マイル』は、
1997年にプチフラワーに載った短編で、1999年に単行本『心臓のない巨人』に収録されている。
川原といえば、『 ブレーメンII』の存在を知ったとき
真っ先に思い浮かべたのは、佐々木淳子の『ブレーメン5』。
佐々木淳子のは、コミクスが第何巻まであるのかよく分からなかったけど
全6巻ってのがようやく分かった。
『ダークグリーン』連載中は中断してたんだね。
佐藤史生・「金星樹」入れて下さい。初期のSF短編もいろいろあるので。
124です。
>81-88の分は、まとめました。
それ以降の発言は、次回更新のときにそれぞれの
作品に追加していきます。
なにかあれば、今のうちにお願いします。
tp://girls-sf.at.webry.info/
151 :
81:2006/08/25(金) 17:58:42 ID:???0
124さん、乙! すごく細やかな作り方で感激。しかも見やすくてキレイ。
読んでみたい人へのフォローもうれしい。
今夜またゆっくり見ますね。
SF少女漫画さらに色々読みたくなり、
懐かしい作品もまた読み返してみたくなりました。
「ぶーけ」って地味だけどいいSF作品が載ってたよね。
水星茗の最後のほうにもSF作品があったよ。
近未来の超能力者ものだった。
大天使は地球を夢見る
「ピュアベイビーシリーズ」
千の月の夢
エデンの真珠
A×ANGEL
↑ごめん、手元に本がないのでうろ覚えだ。
超能力だけじゃなくてアンドロイドものとか
宇宙飛行士の話もあったよ。
花郁悠紀子 作品リスト
・短編
▲花郁悠紀子「フェネラ」(1977プリンセス7〜8月号)/1977秋田書店プリンセスコミックス『フェネラ』/1999秋田文庫『フェネラ』収録
↑
次元に裂け目が出来て、人間の住む世界と妖精たちの住む世界に接点が出来てしまう。
フェネラは、その結果で人間の父と妖精の母の間に生まれた女性。
青年科学者アナトリィ(故国の母がESPでミュータントとして迫害を受けた)の登場するシリーズの初作だが、SF色はかなり薄め。
▲花郁悠紀子「昼下がりの精霊」(1979ビバプリンセス春号)/1981秋田書店プリンセスコミックス『風に哭く』/1999秋田文庫『フェネラ』収録
↑
タイムマシンを作りそこねた天才科学者の娘マリオンは、かつて父の研究所が建っていた草原で
自分とそっくりの女性の幻を見る。
その女性の正体は…? といった、ミステリー的な謎解きが楽しめる。
麒麟などの、変態(ミューテーション)動物とかのファンタジー要素が入っていなくても
このネタでのSFのストーリーは成立したと思う。
▲花郁悠紀子「水面に咲く」(1978ビバプリンセス春号)/1981秋田書店プリンセスコミックス『風に哭く』/1999秋田文庫『フェネラ』収録
↑
青年科学者アナトリィ、人間と妖精のハーフである女性フェネラの二人が
ESPの関わっている殺人事件の謎に挑むストーリー。
この二人は同じ作者の短編「フェネラ」(1977)で出会っているけど、この「水面に咲く」では二人ともESP。
■花郁悠紀子「風に哭く」(1980ボニータ夏号)/1981秋田書店プリンセスコミックス『風に哭く』/1999秋田文庫『フェネラ』収録
↑
ESP(テレパス)を持つが他人に心を許していない少年、ラシッドが主人公らしい。
同じ作者の「フェネラ」(1977)「水面に咲く」(1978)に登場していた ESPステーションの青年科学者アナトリィによって、
ラシッドが、ズーフィタ計画の研究所に連れてこられる所から、物語が始まっている。
ズーフィタ計画というのは、動物と植物両方の性質をもつ植虫類(ズーフィタ)を操作して、惑星開発を行うプロジェクト。
研究所にはズーフィタをテレパスで動かせそうなESPたちが集められていた…。
花郁悠紀子のSFではESPが主役。
超能力者(ミュータント)として迫害を受けた過去のトラウマなどが痛ましいね。
この「風に哭く」は、ファンタジーやミステリーに依存しない純粋SF作品だと思う。
プリンセスコミックス版『風に哭く』には初期のSF未発表作「キンポウゲ 」「ミッシェル 」「ちょっとしたこと」 (1972?執筆)も収録。
参考サイト(ファン)
http://alisato.parfait.ne.jp/book/kai/index.htm
>>83 佐々木淳子 追加
・短編
■佐々木淳子「オパールの竜」(1989ASUKA5月号)/1992角川書店ASUKAコミックス『ブルーオベリスク』(全1巻) 収録
↑
一億年先の未来世界に住む考古学者たちが、古代の遺跡として恐竜や人間の骨を発掘する話。
スケールの大きい設定なので、短編なのが惜しい。
未来人が100年前とか1000年前の過去の人類の遺産として書物を見るようなシーンは、
最近だと萩尾望都『バルバラ異界』『マージナル』があるのだが…
■佐々木淳子「ベビーNの幸福」(1988?プチコミック12月号1月号)/1992角川書店ASUKAコミックス『ブルーオベリスク』(全1巻) 収録
↑
女同士、男同士のカップルでも、DNA操作でベビーを作れる時代の話。
プラスチックケースではなく代理出産した女性や男の子育ての苦労が描かれる話なので、SFとしての出来具合はどうかな?
ただ、この作品の描かれた1980年代だったら、こういうコンセプトは映画になったら受けたと思う。
>>86 萩尾望都 追加
・短編
■萩尾望都「金曜の夜の集会」(1980 SFマガジン) 1996 小学館文庫『半神』に収録
↑ 佐々木淳子「霧ではじまる日」(1982)と共通するテーマかも。未来の時間軸に進めない世界の話。
↓ これについては保留かな?
このスレ的にはSFじゃないけど、色んなタイプのSFを描ける稀有な漫画家だということを示す作品だろう。
▲萩尾望都『百億の昼と千億の夜』(1977? 週刊少年チャンピオン) 1994 秋田文庫(全1巻)
>>85 竹宮恵子 連載誌データ 補完
・長編と連作シリーズ
■竹宮恵子『私を月まで連れてって!』(1981フォアレディ? プチフラワー) 1995 小学館文庫(全4巻) 2005 白泉社完全版(全6巻)
↑ 続きはまた夜中に書きに来ます
↑ すみませんブラウザのバグなのか、「〜」が文字化けて省略されてしまったので、一部訂正。
>>156 ■佐々木淳子「ベビーNの幸福」(1988〜1986プチコミック12月号1月号)/1992角川書店ASUKAコミックス『ブルーオベリスク』(全1巻) 収録
>>157 ▲萩尾望都『百億の昼と千億の夜』(1977〜1978週刊少年チャンピオン)/1994 秋田文庫(全1巻)
>>158 竹宮恵子 連載誌データ 補完
・長編と連作シリーズ
■竹宮恵子『私を月まで連れてって!』(1981フォアレディ〜1986プチフラワー)/1995 小学館文庫(全4巻) /2005 白泉社完全版(全6巻)
萩尾望都の「キャベツ畑の遺産相続人」もSFだと思う。
清原なつの「アンドロイドは電気毛布の夢を見るか?」
タイトルはともかく、中身はまともにSFしているのだろうか?
>>91 補足と追加
萩岩睦美『小麦畑の三等星』(1981〜1982 りぼん)/2001 集英社文庫(コミック版)(全2巻)
萩岩睦美『うさぎ月夜に星のふね』(1986〜1987 りぼん)/2004 集英社文庫(コミック版)(全2巻)
・短編
萩岩睦美「不思議の国の金魚姫」(1985 りぼん)/1986 集英社りぼんマスコットコミックス『魔法の砂糖菓子』に収録
萩岩さんのはファンタジー色が強いので、分類すると▲になると思う。
「不思議の国の金魚姫」は、基本はラブコメファンタジー。
卒業制作のタイムマシンで過去へ行くつもりが、ピンク色の池のある不思議な国に。
その国の王女と一緒に、タイムトラベラーの彼女の恋人を探す旅に出る。…という内容。
ピンク色の正体や、不思議な国々へ飛ばされる原因等の説明が一応ある。
>>154-160さんを見習って、自分もまとめてみました。
SF者じゃないので、コメントが微妙かも。
>>86の萩尾望都、チェック漏れ報告スマソ
> ▲萩尾望都『モザイク・ラセン』(1982 プリンセス) 1998 秋田文庫(全1巻)
これは除外だね。
SF要素はほとんど出てこない、異次元ファンタジー。
イギリスのハイスクールに通う少女が、幼少時から何度も夢の中で会っている少年と現実で出会い、
それを機に少女も異次元の世界へ飛ばされて冒険するみたいなストーリー。
> ■萩尾望都「きみは美しい瞳」(1985 ASUKA) 2003 小学館文庫『A-A'』に収録
これは哲学的な雰囲気のスペースファンタジーかもしれないなあ。
眼球移植とかの医療話は出てくるけどね。
舞台は星間旅行が日常化している未来世界。
辺境の星で捕獲された“鳥”と呼ばれる美しい異星人種が登場する。
“鳥”が新たな飼い主となった青年僧侶に悪夢を見せ、
その結果で青年の心がむしばまれてゆくという、何だか暗い話。
でも青年僧侶の親友である若い領主の男が、青年の病んだ心を救うような予感で話は終わっている。
>>161 > 萩尾望都の「キャベツ畑の遺産相続人」
(1973週刊少女コミック15号) /1976小学館文庫『精霊狩り―傑作短編集』/1996白泉社文庫『この娘うります!』収録
SF入りはちょっと無理があるんじゃないかと思う。
村では魔女と呼ばれる3人の若い女達のロマコメ・ファンタジーだし、
亜空間という異次元世界に居た親戚のオジサンが登場ってのは、安易すぎるしね。
しかし、よく考えたら、この「キャベツ畑〜」という短編の前後に書かれた『精霊狩り』シリーズも、
テレポートとかは出てくるけど、ロマコメの付録的にちょこっとSF要素ってところは、似たようなレベルだね。
この二つは外してもいいんじゃないかとも思う。
どう思いますか?
発表当時はSF描く漫画家がごくわずかだったせいか
初期の単行本などを見るとこのへんでもSFに含められていたらしいフシもあるけど。
>>163 萩岩睦美『小麦畑の三等星』ESPものだったね。おへそがない子が主人公だった。
『うさぎ月夜に星のふね』はよくおぼえてないけど、宇宙からの侵略ものだったような。
川原泉・清原なつの
>>14 >>111 >>148 川原泉 作品リスト
■川原泉『ブレーメンII』(1985別冊花とゆめ夏の号〜PUTAO〜2004メロディ) /2000〜2004白泉社JC←「アンドロイドはミスティブルーの夢を見るか」の続編
・短編
■川原泉「アンドロイドはミスティー・ブルーの夢を見るか?」(1985別冊花とゆめ夏の号)/1985白泉社HC 『カレーの王子様』/1994白泉社文庫 『 空の食欲魔人』に収録
参考サイト(ファン)
ttp://no-0.hp.infoseek.co.jp/IzumiKawahara/index.html >>10 >>111 >>162 清原なつの 作品リスト
■清原なつの『アレックス・タイムトラベル』(1981〜1982りぼんオリジナル)/2001ハヤカワ文庫(全1巻)
・短編
■清原なつの「アンドロイドは電気毛布の夢を見るか?」(1987ぶーけ3月号)/1987集英社ぶーけコミックス『アンドロイドは電気毛布の夢を見るか?』/2001ハヤカワ文庫『千の王国百の城』収録
佐藤史生 追加
>>83 >>139 >>143 >>148 >>149 佐藤史生 追加
・短編
■佐藤史生「金星樹」(1978別冊少女コミック4月増刊号)/1979奇想天外社『金星樹』/1992新潮社『金星樹』(全1巻) 収録
↑
植物が特殊な能力をもっているという設定は、花郁悠紀子「風に哭く」(1980)とも共通しそうだ。
佐藤史生を初めて読むなら『夢見る惑星』『ワン・ゼロ』の前に、『金星樹』などの初期短編集で慣れておくと良いのかも。
水樹和佳子なら大作『イティハーサ』の前に、短編連作集『樹魔・伝説』。
■佐藤史生「心臓のない巨人」」(1998プチフラワー11月号.1999.1月号)/1979奇想天外社『金星樹』/1992新潮社『金星樹』(全1巻) 収録
↑
>>139 > 大きな宇宙船に乗る話。70年代のSFっぽくて、「歌う船」とかその辺を彷彿とさせるんだけど、
> あまり明るい話ではなかった。でも、独特の閉塞感が、どうも忘れられない。
■佐藤史生「チェンジリング」(1999プチフラワー3月号)/1989小学館PFコミックス『チェンジリング』 収録
↑
>>143 > 種子の探索者がとある惑星に降り立つ話だね。
> 続編の「ネペンティス」では、帰還中にロボットと複合船に乗り込む話。
> 少しコミカルな感じで好きだ。
■佐藤史生「バビロンまで何マイル」」(1997プチフラワー1月号.3月号)/1979奇想天外社『金星樹』/1992新潮社『金星樹』(全1巻) 収録
↑
>>143 > 「心臓のない巨人」もそうだけど、複合船が関わるもの。星間を移動してきた尼さんが出てくる話で。
>>5 >>84 >> 114
>>118 柴田昌弘 追加
・短編
■柴田昌弘「枯葉の街」(1980少年少女SFマンガ競作大全集8号) /1981白泉社『成層圏のローレライ』/1997大都社『回転扉』に収録
■柴田昌弘「ひとりぽっちの戦争」(1980少年少女SFマンガ競作大全集7号) / 1981白泉社『成層圏のローレライ』
■柴田昌弘「未来都市バラン」(1980花とゆめ19,20号) /1980白泉社『未来都市バラン』/1994大都社『未来都市バラン』/2003朝日ソノラマ文庫『未来都市バラン』に収録
>>11 >>111 >>114 >>115 >>121 筒井百々子 作品リスト
■筒井百々子『たんぽぽクレーター』(1983プチフラワー7月号〜1985.1月号) /1984〜1985小学館PFビッグコミックス (全2巻)
■筒井百々子『火星に捧げるデュエット』(1986ウイングス5〜7月号12月号〜1987.1月号) /1987新書館ウイングスコミックス (全1巻) ←たんぽぽクレーター続編
■筒井百々子『ものまね鳥シンフォニー』(1988クレッセント1号〜4号) /1989東京三世社マイコミックス (全2巻) ←たんぽぽクレーター(医療都市)建設前のストーリー
■筒井百々子『小さき花や小さき花びら』(1988クレッセント5号〜9号) /1990東京三世社マイコミックス (全1巻) ←たんぽぽクレーター続編
>>29 >>163 >>167 萩岩睦美 作品リスト
▲萩岩睦美『小麦畑の三等星』(1981〜1982 りぼん)/2001 集英社文庫(全2巻)
▲萩岩睦美『うさぎ月夜に星のふね』(1986〜1987 りぼん)/2004 集英社文庫(全2巻)
・短編
▲萩岩睦美「不思議の国の金魚姫」(1985 りぼん)/1986 集英社りぼんマスコットコミックス『魔法の砂糖菓子』に収録
↑
>>163 > 卒業制作のタイムマシンで過去へ行くつもりが、ピンク色の池のある不思議な国に。
> その国の王女と一緒に、タイムトラベラーの彼女の恋人を探す旅に出る。…という内容。
> ピンク色の正体や、不思議な国々へ飛ばされる原因等の説明が一応ある。
>>122 春名里日 作品リスト
■春名里日 (原作: 新井素子)『グリーン・レクイエム』(2003Theデザート3月号,4月号) /2003講談社KC(全1巻)
>>96 >>122 文月今日子 作品リスト
■文月今日子 (原作: 新井素子)『グリーン・レクイエム』(1984少女フレンド8号〜11号) /1985講談社KC(全1巻)
>>57 >>144 山口美由紀 作品リスト
・短編
■山口美由紀「おひさまの世界地図」(1995花とゆめ1号2号) /1996白泉社花とゆめコミックス『おひさまの世界地図』に収録
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
SF少女漫画作品 各種
下記の作品リスト(50音順)は、まだ調べてないので、読んだことある人、作品情報や内容紹介コメントタノム
●できれば、どこがSF要素なのかも含めて教えて下さい。
既出以外のSF少女漫画(家)知ってる人もヨロシク
前回の整理リスト
>>89-93に上書きで追加してあります。
△印…現時点で“SFではなさそうor少女漫画ではなさそう”という結論になっているものも含めています。
次回の整理の時までに“SF少女漫画”という結論になっている場合は、△印を外します。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
>>24 △ 神坂智子「シルクロード」シリーズ
>>17 >>111 △ 坂田靖子
>>133 佐野真砂輝&わたなべ京「トーキョー・ガーディアン」
>>11 市東亮子「LIVE!」
>>10 篠原烏童「ファサード」シリーズ
>>55 曽祢まさこ「二人目の神話」
>>131 高橋冴未「マインドエレクトリック」シリーズ(ESPもの)
「君だけのオルゴールBoy」(アンドロイドもの)
「SF少年物語」(宇宙のステルビアのような設定のお手軽学園ラブコメ)
「きみにやどる星」(異星人+レプリカント+ファンタジー)
>>4 >>29 >>116 竹本泉「あおいちゃんパニック!」(地球人と宇宙人のハーフ。元居た星との重力の違い等)
「ねこめ〜わく」(ロケットのテスト飛行中のウラシマ効果で還ってきたら地球が猫の惑星に)
>>112 手代木史織「キーリ」
>>105 名香智子「樹海の虜」(タイムスリップもの)
>>95 なかむらよしみ「フレヤ―女神保存仮説―」「らせんディスク」
>>95 長岡良子「古代幻想ロマンシリーズ」のうち、首とまゆり、小角が出てくる巻
>>2 >>145 那州雪絵「フラワーデストロイヤー」
>>115 成田美名子「一星へどうぞ」
SF少女漫画作品 INDEX
SF少女漫画作品 INDEX
>>81-88 ★作品リスト★
明智抄
樹なつみ
佐藤史生
佐々木淳子
清水玲子
柴田昌弘
竹宮恵子
萩尾望都
日渡早紀
水樹和佳子
山田ミネコ
吉田秋生
夢路行
>>154-160 ★作品リスト★
花郁悠紀子
佐々木淳子(追加分)
萩尾望都 (追加分)
竹宮恵子 (連載誌データ補完)
>>168-172 ★作品リスト★
川原泉
清原なつの
佐藤史生 (追加分)
柴田昌弘 (追加分)
筒井百々子
萩岩睦美
春名里日
文月今日子
山口美由紀
>>173-184 ★他の漫画家と作品(未検証作品リスト)★
=======================================================
まとめサイト
ttp://girls-sf.at.webry.info/ =======================================================
“ SF少女漫画”の定義は今のところ、次のような優先順位になっているようです。
・SF(サイエンス・フィクション)の要素が大きいもの
(未来世界or未来社会、宇宙空間の星系、異星人、ESP、
タイムトリップorタイムスリップ、ロボット・アンドロイド・サイボーグなど)
・スペースファンタジーとしてまとまっているもの
“少女漫画”は、少女向け漫画雑誌とその後継的な女性向け漫画雑誌に載った作品ということで。
少年青年向け等で男性読者対象の漫画雑誌は含めないことにしますね。
“ SF ”の定義についてはWikipedia等を参照してみて下さい。
↓ では、既出、初出を問わず、引き続き、好きな作品の面白さSF要素について語って下さい。↓
SFとしてのレベルとかは全然別にして、リスト見ていたら
泣けたSFを思い出した。
若干ネタばれなんで、未読の人注意。
『マージナル』は連載も追いかけていて、萩尾望都はすごいなと改めて思ったんだけど、
最終巻のメイナードとナースタースの展開がすごく好きだった。
てかナンダッテー!気づかなかった! というのもあったけど。
SFとしてもすごかったけど、ドラマとしてもすごく良かった。泣けた。
『秘密』シリーズのうち、青木の下に新入りが入ってきて
被害者になってしまう話が泣けた。最後に脳の記憶を見るんだけど、
最期に見た夢が、本当にささやかな幸せで、
多分、生きてさえいれば、本人もそのうちに忘れてしまいそうなこと。
そういう機械がなければ、誰も知ることがなかったような夢で、
人間の一生懸命さとかそういうものに泣けてきた。
清水玲子は話がすぐ破綻してしまうんだけど、ときどき、
拾い上げるものがすごく人間的で、話と絵の無機質さと相反していて好きだ。
>>165 「きみは美しい瞳」の鳥の見せる夢はその人の心にあるものだから、
あれは自分の内面と対峙する話だよ。
自分自身の心の問題だから、領主が僧侶を救うことはないと思う。
>>187 >『マージナル』
あの2人についてもうちょっと描いて欲しかったなあ…正直本編より魅力を感じた。
>『秘密』シリーズ
彼女にそれを望ませてしまった同僚達の後悔、そしてもう誰も叶えてやれないやりきれなさが切なかった。
青木が父の遺品を燃やす時のシーンとか、どれも取り返しの付かない事を思い知る瞬間ではあるけれど、とても暖かい。
清水玲子は友達が大好きでよく貸してくれるけど、別に好きじゃなかった。なのにこれは自分で買った。
>>184 竹宮恵子の「空が好き!」って少年詐欺師タグ・パリジャンの話ですよね。
第1部・第2部と番外編的な「ノエル」を読んだことありますが、どれも超能力者を含めSF的要素はなかったような?
これ以外にもまだ他の話があるんでしょうか?
里中満智子のショートショート集「夜のメルヘン」と「まちこの千夜一夜」にも結構SF作品があったと思う。
河あきらの「ジャングル・ナイト」は?
そういえば、ポプラ社のSFセレクションに少女漫画も含まれていた。
曽祢まさこ「おむかえがくるよ」、佐藤史生「金星樹」とか。
連載中の田村由美「7SEEDS」は、トンデモなサバイバルものだけど、設定はSFだと思う。
194 :
花と名無しさん:2006/08/27(日) 17:45:44 ID:fjOdF4IK0
>166
「精霊狩り」は一見コメディにみえるけど、
テーマは異人種(エスパー)排斥・共存だと思うので
重い話をさらりと描いてある萩尾作品の典型的なSFでしょう。
外すのはどうかと思います。
初期の「あそび玉」も入れて下さい。
須藤真澄は猫ものじゃない作品のほとんどSFだし、
2,3かなりハードなものもあると思うが、少女マンガかどうか自信がない。
掲載誌によるんじゃない?
PFに描いてたことあったよね。
>>195 そうかなあ?
どっちかっていうとファンタジーに入ると思うけど。
この先いくつか連投スマン
>>194 そうですね。「精霊狩り」と「キャベツ畑の遺産相続人」はやっぱりリスト入りかな…
手元にある古い本によると、作者の萩尾さんご自身が、当時はSFを意識して描いた作品だということが分かる。
ちょっと引用すると、こうです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「わたしはSFが好き……でも女の子にはSFがわからないのだというのです。ほんとかしら……?」
萩尾望都さんは、1971年に発表した作品「精霊狩り」のひとこまに、
ローマ字で、こっそりとこう記している。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
萩尾望都作品集14『東の地平西の永遠』(1978年6月初版発行) P.247 小野耕世氏の解説文より
このこっそりらくがき的な一コマというのは、「精霊狩り」の終わりに近いページで登場する。
死刑執行書類にハンコを捺すシーン。
初期の「あそび玉」については、
>>77に出てるけど、
このスレの萩尾リスト
>>86にも入っているよ。
「精霊狩り」も「あそび玉」も、惜しいことに現在は再版予定のない古本でしか読めないんだけどね。
古書店サイトを探すとそれなりに売ってるみたいだし、全集のばら売りもよく見かける。
「精霊狩り」収録本は2種類ある。
・旧小学館文庫の『精霊狩り』(1976.12.20初版)。
・萩尾望都作品集(第1期)第13巻『11人いる!』(1978.5.10初版)
「あそび玉」収録本は1種類。
・萩尾望都作品集(第2期)第9巻『半神』(1985.3.20初版)
余談になるけど、萩尾望都作品集という全集のうち、第1期の全17巻は、装幀違いで2バージョンある。
1977年〜1985年前後までの重版なら、赤いカバーで、本文にはカラー口絵と解説文がついている。
1990年〜1995年前後までの重版は、白いカバーで、カラー口絵と解説文はついていない。
解説文というのは(萩尾作品やSFに限ったことじゃなく)当たり外れが大きいんだけどね。
まあ個人的に好みの作家が解説担当の場合はうれしいものだけど、
解説者が自分語りというか、その作者の作品との出会いとか、作者と会ったときのエピソードとかが多くて、
肝心の作品解説はあまり突っ込んでないケースも多い。
でも、萩尾望都作品集第1期のはそういうタイプが少ないし、
1970年代当時のSF作品の受け止め方っていうのが分かったりして面白かったよ。
萩尾望都作品集、第2期の全17巻は、1985年前後に刊行されたもので、重版も装幀は同じ。
この第2期のは、解説文がないこと、雑誌掲載当時のカラーページをかなり再現しているのが特徴。
見開きカラー扉や本文の最初の方のカラーのコマがあるのは
プチフラワーに載った「A-A'」「X+Y」、ぶ〜けに載った「ハーバル・ビューティ」、
週刊少コミの「スター・レッド」とか。
「銀の三角」「ウは宇宙船のウ」あたりも絵がキレイなので、
このB6サイズの全集だと見ごたえも大きいよ。
>>187 ネタばれもこのくらいならかまわないとオモ。
読む楽しみをそいでしまいそうなネタだったら、メール欄利用すればいいんじゃないの?
>>187>>189 萩尾望都『マージナル』、ナースタースの出番が少なかったのは残念だったね。
メイナードとナースタースの過去は、脳内補完してるw
清水玲子の『秘密』シリーズは、まだ完結してないんだっけ?
未読なので近いうちに読んでみる。
清水玲子の作品で最初に読んだのは『月の子』、単行本で一気読み。
後半になってからのギル、リタは
> 拾い上げるものがすごく人間的で、話と絵の無機質さと相反していて好きだ。
って感じだった。
>>188 > 「きみは美しい瞳」の鳥の見せる夢はその人の心にあるものだから、
> あれは自分の内面と対峙する話だよ。
> 自分自身の心の問題だから、領主が僧侶を救うことはないと思う。
うーん、そういえばそんな気もしてくるわ。
萩尾望都の作品には、SF以外でもたまにこういう、結末の解釈で悩むものがあるね。
自分の場合は、タイトルから、何となく、希望の見える将来を予感したけど、
シニカルな意味で「美しい瞳」と言ってるような気もするしね。
この作品は、全体的にページ数がもうちょっと多いとよかった。
領主、婚約者、僧侶、鳥・・・の人間関係をもっとじっくり描いてほしかったなと思う。
>>190 竹宮恵子の「空が好き!」(1971〜)は、細かいとこよく覚えてなくてごめん。 SFらしさがあったような記憶はない。
けど、後年の『地球へ…』(1977 〜) に向かうステップになった作品だと思う。
そういえば、萩尾望都の本格SF初作「あそび玉」(1972) も超能力者の話なんだよね。
宇宙が舞台になるSF漫画がふえるのは、
映画「スター・ウォーズ」(1977/米) のヒット以降だなって気がする。
>>193 > そういえば、ポプラ社のSFセレクションに少女漫画も含まれていた。
これだね。全7巻のうちの、第1巻と第5巻。
赤木かん子編SFセレクション1『時空の旅』 2005ポプラ社 佐藤史生「金星樹」を含む
赤木かん子編SFセレクション5『地球最後の日』2005ポプラ社 曽祢まさこ「おむかえがくるよ」を含む
他の収録作品は、H・G・ウェルズ、アーサー・C・クラーク、星新一、赤川次郎など海外と国内のSF短編小説。
「おむかえがくるよ」初出年や雑誌は未確認だけど、ここ数年以内の作品?
作者の短編集にも収録されてるね。
曽祢まさこ『おむかえがくるよ』2000ぶんか社ホラーM (全1巻)
(収録作品)恋物語地獄変/毒虫/閉ざされた部屋/おむかえがくるよ/フェアリー・テール
> 連載中の田村由美「7SEEDS」
「7SEEDS」2001別冊少女コミック〜2002フラワーズ〜連載中
『7SEEDS』2002〜2006 小学館FC (1〜8巻)
>>195 > 須藤真澄
具体的な作品タイトル教えて。できたら載ってる雑誌名も。
>>78 >>88 吉田秋生『YASHAー夜叉ー』はSF要素結構入ってると思います。
これの続編『イヴの眠り』も入れて下さい。
吉田秋生『イヴの眠り』
フラワーズ2003年8月号〜2005年11月号
2004〜2006 小学館FC(全5巻)
『YASHAー夜叉ー』は、
DNA操作によって生まれ超人的な能力を持つ新人類の双子の兄弟、有末静と雨宮凛の対決に
遺伝子やウイルス研究にたずさわる医学者たちの陰謀が絡むストーリィ。
『イヴの眠り』では、
時代が次世代に進んでいて
有末静のDNAを受け継いで、静とは意識を共有できたりする超能力も備えている娘、アリサが主人公。
静の少年時代に秘密裡に作られていたという静のクローンから成長した、新たな悪役が登場するストーリィです。
このまま、まとめて行くと一冊の本になりそうな勢いですね。
以下、今まで出たもので分かる範囲で軽く補足。
>>95 今さんの宝石が出てくる話
今市子「夜の雫」(1992同人誌) 『懐かしい花の思い出』に収録
SFモチーフでファンタジーという感じ。宝石の中に呪術で記憶を閉じ込めた辺り。
今市子「神々の花」(1991同人誌) 『懐かしい花の思い出』に収録
今市子「砂の上の楽園」(1996ネムキ) 1997眠れぬ夜の奇妙な話コミックス/2001ソノラマコミック文庫
この2作品は、ファンタジーかと思って読んだら最後はSFだった。
川原由美子「翡翠の森」(1987〜1988ちゃお) 2003ソノラマコミック文庫
衛星を観測する星見が、僻地へ星が墜落することを知らせに行く話。
>>176 ■奥友志津子「明日への終止符」 1975りぼん夏の増刊号/1980東京三世社マイコミックス『冬の惑星』収録
奥友志津子のデビュー作の短編。
これは
>>157の
萩尾望都「金曜の夜の集会」(1980 SFマガジン11月臨時増刊号)
佐々木淳子「霧ではじまる日」(1982別冊少女コミック12月号)
と共通するテーマ(未来の時間軸に進めないで同じ一日や一年をくりかえす)。
奥友志津子は、りぼんからデビューした時は
SFを描ける新人として抜擢されたそうだ
(単行本の『冬の惑星』にその経緯が書かれていた)。
206 :
花と名無しさん:2006/08/29(火) 00:51:16 ID:SdpSp6GS0
>>201 今、手元にあるのは「夜のメルヘン」の1・2だけなんだけど、その中で
14話「見えすぎて!」、18話「清き一票」、20話「そして2人は…」、が該当しそう。
>>206 里中満智子『夜のメルヘン』第14話「見えすぎて!」(コミックVAL1993.12月号)
里中満智子『夜のメルヘン』第18話「清き一票」(コミックVAL1994.4月号)
里中満智子『夜のメルヘン』第20話「そして2人は…」(コミックVAL1994.6月号)
『夜のメルヘン』1999 双葉文庫(全2巻)
『夜のメルヘン』2002 フロッグエンターテイメント(全2巻)
ですね。
宇宙物?未来社会物?タイムトラベル?それとも・・・
どういう種類のSF要素なのかしら?
SFには縁がなさそうな作家でも意外とあるもんだね。
里中さんとは違う意味での、少女漫画の大御所と思える一条ゆかりにも、あったわ。
一条ゆかり「雨のにおいのする街」(りぼん1972.8月号別冊付録)
1973集英社RDC『一条ゆかり長編集 2 雨のにおいのする街 摩耶の葬列』収録
1976集英社漫画文庫『一条ゆかり長編傑作集 2 雨のにおいのする街 摩耶の葬列』収録
1991集英社SGC『春は弥生 おとうと 雨のにおいのする街』収録
2005集英社文庫コミック版『摩耶の葬列』収録
天才科学者の少年が、原子力発電所のある村で魔女と呼ばれる娘と協力して
原子力発電所の大規模なコンピュータの故障に立ち向かう、という話なんだけど、
この娘が実はESP。
テレパスで念動もできたりする。
失敗すれば、熱を持ったコンピュータの所為で原子力発電所が爆発して、四方のエリアが大惨事となるかも、
なところは、チェルノブイリの事故が1986年だったことを思うと、かなり先見の明があったのか?
…まあ物語の舞台となるのが(1970年代当時の)最先端の科学者研究者たちの集まる場所なので、
なんとかSFらしくみえるという感じだけど。
一条ゆかり 、1980年代の後半には
週刊マーガレットに載った『こいきな奴らPart.2』で、登場人物のひとりにESP(念動)の少年が登場するけど、
さすがにそっちはSF漫画とは言いがたいw
>>205 奥友志津子は、SF小説を色々読み込んでいるみたいだね。
今「ドリーマー」シリーズを読み返してるところだけど
近未来が舞台で、ヒロインがかっこいい。
他の女性キャラもかっこいい。
りぼんでは高校生主人公が目立ったけど
秋田書店へ移ってから大人のSFファンに対応できる漫画家になれたんだね。
>>204 > 今市子「神々の花」
> 今市子「砂の上の楽園」
> この2作品は、ファンタジーかと思って読んだら最後はSFだった。
そういう意外性のある展開だと、なんだか読んでみたくなりますわ。
明智抄の「サンプル・キティ」から始まるシロッコ関連のシリーズも、
最初の方はサスペンスホームドラマみたいだけど、
あれは途中から構想が膨らんでSFベクトルになったのかも。
> 川原由美子「翡翠の森」
ハードSFに入りそうですね。
ネムキの「観用少女」のSF度はどうなんでしょう?
>>119 槇村さとる、『フェイク』は、ちょこっとSFってとこじゃないの?
SF要素としてはESPだけ、
しかも突然変異で出てくる超能力もの(せっぱ詰まると爆発や火災を起こせるパワー)、
同じ作者の『シンパシー』の超能力(こっちは他人の気持ちが読める少女)と、
レベルはたいして変わらない。
『フェイク』、サイコホラー系サスペンスとしては、ストーリー的に上手くてさすがなんだけど。
『フェイク』も『シンパシー』も、発表された時代(1990年代初期)を考えると、
大友克洋『童夢』『AKIRA』の影響かなあって思うよ。
他の漫画家の超能力モノにも大友の影響がありそうだけど。
例えば
>>78の吉田秋生、『吉祥天女』なんかもそのひとつだろうな。
この人は、超能力よりも絵の方で大友の影響受けていそうだけど。
212 :
花と名無しさん:2006/08/29(火) 18:48:02 ID:x+VfmXXu0
>>207 「見えすぎて」は透視能力だから、超能力物。
「清き一票」は近未来物+テクノロジー物
「そして2人は…」は宇宙物
>>201 「まちこの千夜一夜」では、
第8話「ぼくのアフロディーテ」(近未来テクノロジー物)
第13話「ブタは社会の味方です」(バイオテクノロジー物)
第20話「不死身のヒーロー」(宇宙物)
第35話「愛の宇宙」(宇宙物)
第37話「あなたの夢をかなえます!」(発明物)
第39話「いつでもそばにいて」(未来物)
とか。
>>210 「観用少女」は、ミルクと砂糖菓子と愛情で育つ人形の話だからなぁ…。どうでしょう。
近未来の建造物や電化製品のデザインが細かくて面白いのだけど。
「メランコリィの花冠」の話では、立体映像ビデオが出てきたり、
警備員がパワードスーツを装備しているコマがあったりしてSF的に楽める?
北原文野の名前を見てふと思い出したのが
かつてコサージュという雑誌に連載されていた「クアナの??」とか・・・
西村しのぶの「サードガール」目当てて買っていた雑誌でした。
正確なタイトルおぼえてなくてすみません。
超能力者の出てくるSFだったのは覚えていますが、
あれはPシリーズですか?
めるへんめーかーにちょっと似た絵柄でした。
杉本亜未『ANIMAL X 』はSFにははいらないでしょうか?
>>215 自分未読なので、判断しにくいわ。
どういうSF要素を持つかにもよるので、簡単にでいいから内容も紹介してね。
SF要素って、
>>186の言い方に倣っておおざっぱに分類すると、こんな感じでは?
複合的に用いられるケースも多い。
1) 未来世界or未来社会
(ハイテク機器その他で進化した街や科学技術が登場。人類の歴史の終焉を描くSFも含む)
2) 宇宙空間の星系
(惑星開発、宇宙船や地球外の星が舞台のスペースオペラ等。天文学的考証が薄いものはスペースファンタジーかも)
3) 異星人・異星の生命体
(侵略SF、ファーストコンタクトSFも含む)
4) ロボット・アンドロイド・サイボーグ
(いわゆるサイバー系SF)
5) 人工生命体
(遺伝子操作や合体手術などで生まれる有機的な生命体。クローンもここに含まれる)
6) ミュータント
(新人類または突然変異体の生物を描く。何らかの超能力を持つことが多い)
7) タイムトラベルorタイムスリップ
(タイムマシンや冷凍睡眠によるものは正当派。天災などの突発的事態によるものはタイムファンタジーが多い)
8) ESP
(精神感応・予知・透視・念動、空間移動など、何らかの超能力を持った人間を描く。地球外の生命体が持つESPも含む)
>>214 「クァナの宴」はPシリーズ。細々と書き続けてますね。
>>214 >>218 Pシリーズは息の長い作品だね。
早川文庫になった分しか読んでないけど、
他の絶版単行本に入ってる分も文庫にまとまってほしいよ。
作者が長年そのシリーズに掛かりっ切りなのと、続きを同人誌で描いてる所は
山田ミネコの最終戦争シリーズと似てる。
でもSFらしさは北原文野の方がだいぶ上。
>>217 すごくわかりやすい分類だね。
自分的にはサイエンス要素の多いものがハードSFかと思っている。
> 複合的に用いられるケースも多い。
確かに。
複合的に用いられている作品だとSFらしさが感じられるね。
複合ではなくどれか1つしかないものは、ファンタジーかライトSFとなるんじゃないの?
既出だけど竹宮恵子の「私を月まで連れてって!」、
読みきり連作シリーズだけど
1〜8をほとんど取り入れてるんじゃないの?
>>213 川原由美子
「観用少女」は、一種のアンドロイドという説明をどこかで読んだので気になってたの。
文庫の第一巻だけ店にあったので買ってきたけど、
(「メランコリィの花冠」の話は入ってない)
街の景色なんかは、近未来っぽいね。
第9話の「宝石姫」では、エアカーみたいなのも飛んでるみたいだし。
ファンタスティックなライトSFと言えるんじゃないかなと思う。
「翡翠の森」は、メカが宮崎アニメみたいな暖かいタッチで、ストーリーにもよく合っているね。
星座の名前にアリクイ座とかカブトトカゲ座とかのオリジナリティがあるのも、なんとなくうれしかった。
「観用少女」は世界観がSFだな。
舞台は近未来の香港?
はじめから「プランツ(人工生命体?)の愛玩が日常に認知されている社会」という設定
作者の目的がSFを描くことではなく、プランツと関わった人間の情動を描くことに重点を置いてる気がする
>>115 > 成田美名子「一星へどうぞ」
これは、SFとは言いにくい…明るいオカルトファンタジーじゃないの?
白泉社のコミックス「ウエルカム」(1978年)に収録されてる。
高校生の男の子が、夢の中で会ったハーフの少年と現実で出会い
男の子のピンチを救ってくれたその少年の正体は(メール欄)。
成田さんF映画とかは好きみたいだけど。
「一星へどうぞ」の男の子の部屋には「DUNE 砂の惑星」のポスターが貼ってあるし
確か「エイリアン通り」etc.にもダースベイダーやエイリアン人形とかが書き込まれていた。
>>84 柴田昌弘「フェザータッチ・オペレーション」はリスト入り出来る?
1980年代のWINGS連載(シリーズ)。
この時期はWINGSもまともなSFが中心だったし
柴田さん花ゆめにも色々描いてた頃だから、少女漫画っぽい雰囲気入ってるし
当時のWINGSは、出版社は違うけど、少年少女SFマンガ競作大全集の
後継的な内容だったと思うんだけど?
>>223 メール欄、書き忘れスマソ > 成田美名子「一星へどうぞ」
225 :
花と名無しさん:2006/08/31(木) 16:44:25 ID:Xwp9S4Hb0
まだ出ていないようなので
三岸せいこ「夢みる星にふる雨は…」「ヴィクトローラきこゆ」 ぶーけ、1980年代
226 :
花と名無しさん:2006/08/31(木) 21:19:10 ID:0ZGDn8cr0
227 :
花と名無しさん:2006/08/31(木) 21:44:12 ID:Xwp9S4Hb0
作品に描かれた世界や会話が
懐かしい映画のような味わいだったね > 三岸せいこ
秋里和国「ルネッサンス」
>>214 >>218-219 北野文野のPシリーズ、なんか気になって探していたら、絶版分が電子書籍になってた。
さらっと立ち読みしてきたけど、読みやすくて好きな作品になりそう。
>>229 電子書籍、いいなあ。自分マカーだからあのサイトで売ってる仕様のものは見れない。
北野文野の<P>シリーズ、
(知らない方は、作者名でググると出てくる、本人監修のファンサイトの案内を見てね)
古書店サイトをあたって集めてみるかな・・・
ハヤカワ文庫になった「夢の果て」は大型書店だと手に入りやすいみたいだね。
かくいう自分、最初に読んだのが人から借りた「夢の果て」だったから
書店で文庫が並んでるの見かけるとうれしかったりする。
リーやケビンよりスロウが好きだ。
>>212 検索してる最中に偶然出会った「少年少女SFマンガ競作大全集」第2号の紹介の中に
里中満智子の名前が出ていた。
(1979年 東京三世社 漫画スーパーギャンブル7月増刊)
「里中満智子のSF入門講座」という記事を書いている。
当時はSFブームが始まった時代というのもあるけど、一通りのSFの素養は持っていたと思う。
この人はオールマイティな才能ありそうだし、丁寧な取材とそれを活かす能力にも長けているので
ギリシア神話を漫画化した単行本8巻(文庫にもなっている)の充実ぶりを考えると
もしSF小説を漫画化したら原作に忠実で感情移入のしやすい傑作を描いたかもしれないね。
>>228 秋里和国「ルネッサンス」
読んでないから感想も聞かせて欲しいな。
(プチフラワー連載/1990〜1991小学館FC/2002小学館文庫)
amazonにあった出版社からのコメント
“オゾン層の破壊で白人だけが滅亡した数百年後の地球。突然、そこに白人女性が出現!?話題のSFヒューマン・サスペンス。”
…ってのを見て、ふと私的に連想したのは、ハインラインのSF小説『自由未来』。
核戦争によって核シェルターごと家族と使用人一同が未来にタイムスリップ、サバイバルライフが始まる。
行き着いた未来社会では英語がすたれていて、フランス語から進化した言語が公用語になっていたため
使用人だったアフリカ系アメリカンの青年が優遇されるという設定がある。
現代の価値観や習慣がとんでもなく変わっているところも、未来モノの面白さだよね。
とはいってもSF作品は人間同士のドラマ抜きだと読みごたえが弱いし、
萩尾望都「11人いる!」以降、SFの傑作と言われてファンが多い作品は、
たいていSF要素と人間ドラマのバランスが良いのではないかな?
秋里和国「ルネッサンス」にもそういうものが予想できる。
>>229 北野文野のPシリーズなつかしいですね。
「夢の果て」あたりが連載されていたウイングスは良かった・・・
>>223さんも言っておられるように、まともなSF漫画雑誌というか、
硬派のSFらしいSFが中心だったので。
1980年代の半ばまでは、新書館のウイングスも徳間のリュウも、
親に見られても安心できる雑誌だったw
>>230 早川の文庫は、北野文野、森脇真末味、清原なつの、水樹和佳子、ふくやまけいこ等々、
古きよき時代のSF漫画を結構出してるので
いっそ上記の作家達の新作を載せるSF漫画雑誌も出して欲しいような・・・
>>232 >>228じゃないけど、設定は面白い。
ただ、個人的には、この作者の作品全般に共通して感じることだけど、せっかくの設定やアイデアをストーリーとしてうまく生かし切れてないように思った。
(つまり、話としてはあまり面白くなかった)
人物にいまいち面白みがないせいかもしれない。
あくまで個人的感想なので、一般的な評価は別かも知れないけど。
なつかしい話題が出てますね
>北野文野 Pシリーズ
「北野」じゃなくて「北原」ですね。
「北原文野」検索で出る公式サイトは昔ので、この春?引っ越した模様。
ここに最新サイトを載せて行きます。
ttp://homepage3.nifty.com/minaru-azaru/hayaharu/ 現在、新刊(商業単行本)で捜せるのは
ハヤカワ文庫「夢の果て」3巻と
最新作品Pシリーズ単行本の
「瞳に映るは銀の月/妖精計画」2004年(秋田書店)、
「瞳に映るは銀の月/地上の園」2005年(秋田書店)
かな。
あとPシリーズ以外のSFは
「もうひとつのハウプトン」1988年(SG企画)収録の
■「もうひとつのハウプトン」(絵の中に入るタイムスリップもの)
■「月がみえる、、、」(未来宇宙?もの)
「きのういたベン」1989(新書館ウィングスコミックス)収録
■「きのういたベン」(未来ものサスペンスもの)
■「明日の作文」(未来超能力者もの)
も入る??
里中満智子の未来物のショートショートで、宇宙基地に勤める女医がヒロインの話があったけどタイトルが思い出せない。
人間そっくりで、持ち主の好み通りに作られたアンドロイドが商品として販売されている時代。
恋人や夫が自分の思い通りに対応してくれなかったことに失望したヒロインは好み通りの男性型アンドロイドを購入して一緒に暮らす。
最初はヒロインはアンドロイドが自分の好みや願う通りに答え、行動することに喜んでいた。
しかし次第に結局、それが自分の投影=もう一人の自分自身でしかないことに気づき、空しくなって手放してしまう、という話。
「千夜一夜」の話かと思っていたんだけど、双葉文庫版では見つからなかった。
「夜のメルヘン」の方かな?
>111
>坂田靖子はファンタジーの名手。
確かにファンタジーが多いけど、ショート・ショートにはSF物も結構あるよ。
「半熟少年」(発明物?)とか「エイリアン88」「注文の多い喫茶店」(どちらも宇宙物)とか「宇宙からの来訪者」(エイリアン物)とか「予言者」」(タイムスリップ物)とか
その他いろいろ
明日のために ≪全3巻≫
('98年7月−'99年7月)ソニー・マガジンズ・バーズ・コミックス
高口里純 著
不老の薬品が実用化された社会が舞台です。自然出産をした女は老いるが、
人口統制のためや医療体制などで、軍の女が数人政府に選ばれて出産しているだけ。
社会では、子供は肉体をとうさずに人工子宮のようなものから産まれて親をもたない。
やがてその子供達は、社会の外に集団をつくり、政府は先の女に一掃させる。
なぜなら、人工出産での子供は超能力や優れた頭脳を持ち、そして感情が無い生き物である。
私は自然出産して母となった女たちが、老いない年上の男性上官に
昔いばっていたのに、今は坊や扱いが出来る と、現実には
あり得ない会話をするとこが好き。 あと、バトルスーツとか、人工知能のある
巨大機械とかも。
和田慎二の初期の作品で「ばら屋敷のなぞ」
一種のサイバーものかな?
コンピュータ学の権威である父親が、自分の専門を駆使して生まれつき知的障害のある息子を天才に仕立てようとする話。
「自閉症」について基本的誤解をしてるのがナンだけど。
あと同じ作者の「わが友フランケンシュタイン」シリーズは?
一応科学者が作った人造人間=人口生命体の話なんだけど。
>>201 河あきらの「ジャングル・ナイト」 はヒロインがテレパシー能力者。
同じく一種の超能力者(どういう能力かは一言では説明しにくい)の男性とのちょっとサスペンスタッチのラブストーリーです。
竹宮恵子の「集まる日」(エスパーもの)がまだ出てないな。
このシリーズ後半に行くほどファンタジー色が強くなってるけど、少なくともこの第一作はSFに入ると思う。
>>239 > 和田慎二の初期の作品で「ばら屋敷のなぞ」
柴田昌弘の「フェザータッチ・オペレーション」とちょっと似てる人工頭脳だね。
> あと同じ作者の「わが友フランケンシュタイン」シリーズは?
SF小説の起源はジュール・ベルヌの書いた地底海底探検物とかになってる一方で
作家名忘れたけどフランケン・シュタインの小説がSF小説の起源とする見方もある。
自分的には、「少女鮫」のSF性って終盤(突然変異だかウイルスだかで生まれた新人類の問題)だけみたいな気がするし
あなたの発掘した「わが友フランケンシュタイン」の方が全体的にSFらしいと思うよ。
>>240 意外な作家がSFって感じで興味ある。
作品の中のどういうエピソードを見てSFって感じたの?
>>242 >作品の中のどういうエピソードを見てSFって感じたの?
どういうエピソードっていうか、ヒロインと恋人の能力自体がストーリーの基本的テーマになってるところかな。
佐伯かよのの作品がまだ出てないよね。
知ってる範囲では、
「彩子」とその続編の「紅いラプンツェル」、「黄泉からの声」なんかがSFに入ると思う。
>>202 > 須藤真澄
具体的な作品タイトル教えて。できたら載ってる雑誌名も。
195じゃないけど、知ってる作品では「コーヒー・カンタータ」(「天国島より」所収)がSFに該当するかなあ。
副作用なしで幻覚作用のあるコーヒーの話。
作中の「おっちゃん」の話が本当かどうかで異次元ものに入るかどうか微妙なところ。
でも、この作者のマンガは基本的にはエッセイマンガとファンタジー系中心だと思うし、この作品もどっちかっていうとファンタジーに入るんじゃないかと。
超能力モノ色々あるね。
ぶっちゃけ、超能力っていうだけでSFにしてたらキリがないかもw
でも、作中での扱い方が、
科学的研究の行われているESPとして描かれているものなら、
このスレではSFに含めていいんじゃない?
たとえば、上に出ていた和田慎二、
明日香シリーズになると、
超能力を研究する科学者も医者も登場しないし
明日香の超能力は、故郷の守り神が授けた力だとかになっている。
こういうのは、SF抜きの超能力ファンタジーと言うべきだろう。
>>211の槇村さとる 「フェイク」は、
政府直属の特殊機関に所属する医師が、主人公のESP少女の養父となり、
記憶操作を行ったりして超能力を封じていたとかの設定が、SFらしいと思う。
同じ槙村の「シンパシー」は、
超能力の表われ方も封じ方もおまじないレベルだし、SFらしさはないね。
ただ、「シンパシー」読んでみて、
主人公が殺人の被害者に手を触れて、被害者が死の直前に見た殺人犯を探ろうとするESPは
十数年後の清水玲子の「秘密」になると、
生体科学の最先端技術として描かれているので、
超能力SFというのも今どきは安易に描けないのかもしれないなと思った。
超能力に限らずSFの基盤にあるのは、やはり科学的考証だろうなあという印象も持ったよ。
>>237 坂田靖子の作品はなんとなく短編が多いような気がしてたけど
シリーズ物? それとも独立した短編?
お気に入りのストーリーも紹介してくれるとうれしいな。
>>238 高口里純は、坂田靖子とデビューの年が近い作家だったような気がする。
坂田靖子は単行本の数が再版抜きで100冊越えてたりするけど、
高口里純はもっと多くて150冊を軽く越えてたと思う。
職人肌の量産作家だなと思ってたけど、SFもあったとは知らなかった。
高口里純もハードボイルド的な要素を描ける作家だし、
「明日のために」の、自然出産した女と人工子宮で生まれた男の会話も面白そうだね。
>不老の薬品が実用化
ふと連想したのは、全然路線が違うストーリーだけど萩尾望都「バルバラ異界」。
製薬会社を経営してきた一族の老婦人、十条菜々実が
若返った時はマリエンバードと呼ばれる女性になるんだけど、
主役ではないけど、老いてる時も若返った時もどこか憎めない不思議な魅力があって良かった。
「バルバラ異界」は、イントロが意表をつく構成だったな。
第1話が小さい子どもの目線によるホームドラマファンタジーという感じ。
第2話になると全く別の人間達が登場し、
読者はそこで初めて知らされる。第1話の内容が、アクシデントで眠ったままの少女が見ている夢の中の世界だということを。
一種の劇中劇かと思ったが、じつはそうでもなく、
現実と夢の接点が明らかになるほど、謎がふえていくという、サスペンス的な楽しみも大きい。
劇中劇といえば、
>>119 くらもちふさこ『α』の「#1」、
(コーラス2001年3月号、2003集英社ヤングユーコミックス『α』(上巻))
異星に住む王族のお姫さまの結婚話をメインにしているけど、
この第1話にSFを持ってきたのは、非現実の劇中劇であることを印象づける意味もあるのかもしれないね。
登場人物一同の中世風ファッションがハイテクな景色とうまく溶け合ってるあたり、
スペースオペラの要素がたっぷり入ってると思うよ。
『α』は、劇と現実とを交互に組み合わせた面白い構成だね。
メインキャラ4人は現実では俳優、彼らが出演する映画やドラマが劇中劇。
まだ全体の半分しかしか読んでないけど、
現実での片思いと劇中での片思いがどんなふうに影響し合うのか等々、見どころが色々ありそうだ。
長文連投スマン
>>241 竹宮恵子の“集まる日”は四部作なんだよね。
1.「集まる日,」(1978別冊少女コミック1月号)
学校のSF研仲間7人のうち終笛(オルフェ)と結惟(ユーイ)を中心にした話。
2.「オルフェの遺言」(1978週刊少女コミック増刊フラワーコミック6月30日号)
飛行機事故で異世界に飛ばされた終笛を、SF研仲間がESPで呼び戻そうとする話。
3.「遥かなり夢のかなた」(1980プチフラワー秋の号)
異世界の住人達と終笛の話。ほとんどSF要素なし。
4.「そして、集まる日。」
この4.は『竹宮惠子全集8』(1988角川書店)での書き下ろしだそうで、読んでいない。どんな内容なんだろう?
(1996中公文庫『オルフェの遺言』にも入ってる)。
タイトルからは、異世界に行ったままのオルフェが戻ってきそうな印象を受けるけど。
「オルフェの遺言」は、“砂時計-三つのSF世界-”というオムニバス三部作で発表された作品でもあるけど、
これらは主人公も設定も別々の話。
1.「オルフェの遺言」(1978週刊少女コミック増刊フラワーコミック6月30日号)
飛行機事故で異世界に飛ばされた少年に向かって、仲間たちがESPで呼びかけ語りかける。
2.「 西暦2763年の童話」(1978週刊少女コミック増刊フラワーコミック6月30日号)
火星に移住する少年のバッグに入っていた木偶人形が、少年になにげなく人生論を語る。
3.「夜は沈黙のとき」(1978週刊少女コミック増刊フラワーコミック6月30日号)
年老いた芸術家が少年時代を回想し、物事の光と影、表と裏の構造を知ったときの感動を語る。
どれも時代設定は未来だけど、全体的にはファンタジーという感じ。
特に3.は冒頭にボードレールの詩の引用もあり、ストーリーより映像で凝っている。
この3作では、詩人としての竹宮恵子を表現したのかもしれない。
>>244 >佐伯かよの
「黄泉からの声」SFというよりはホラーサスペンスじゃない?
世界中の人間がレミングみたいな集団自殺になりかかる怖いストーリーだった。
「彩子」「紅いラプンツェル」は超能力を持っている女の子のストーリーで、
「午後5時1分前…!」もそうだけど
あまりサイエンス要素入ってなかったような気がする。
佐伯かよのはデビューの頃のがサイエンスフィクションを色々書いてる。
「世界一幸福な男の話」・・・・物質電送機の発明
「地球最後の男の話」 ・・・・冷凍睡眠
「もしも…」 ・・・・異星からの侵略
>>241 ぶーけに載ってた「MIRAGE」もまだ出てないね。
>>249 「ジルベスターの星から」にもリルケの詩が引用されてるよ。
>>246 >明日香シリーズになると、
超能力を研究する科学者も医者も登場しないし
「明日香子守歌」や「聖痕編」「学校編」とタイトル忘れたけどアメリカ人の双子のエスパーが出てくるのには
一応医者や研究者が登場してるけどね。
研究者・科学者が登場してこないのはファンタジーといっちゃうのは妥当かどうか判断が難しい。
それ言い出すとジュール・ベルヌやハインライン、ウェルズ、小松左京のSF小説なんかにも登場しない作品も多いけど、それらをファンタジーといっちゃっていいものかどうか…
>247
坂田靖子の作品はなんとなく短編が多いような気がしてたけど
シリーズ物? それとも独立した短編?
一応全部短編です。
一番好きな「予言者」についてストーリーを紹介すると、
中世の英国(スコットランド?)の領主の城に現代のものと思われる気象観測機がタイムスリップしてきて領主の話し相手になっている。
その地はイングランドと戦争していて、領主は気象観測機の予想し天候を目安に戦闘計画を立てるが、観測機のことなど知らない家臣たちは領主の天気予報を信じず、計画を不利とみて、領主を暗殺してしまう。
彼の殺された後、天候は観測機の予想したとおりになる。
ラストは現代。
城のあった場所は気象観測所となっていたが、爆弾テロによって破壊されている。
(その衝撃で観測機はタイムスリップしたらしい)
城が滅んだ後、観測機はそのまま地中に埋もれていたが、
テロ事件後の現場検証をしていた警察にテロで散らばったうちの一台と見なされて回収される。
まだ出てないSF少女漫画
・吉田弥生「マジカル・ダイナマイト・ツアー」
タイムトラベル会社のシリーズもの
・松苗あけみ「うるとらまりりん」
未来社会から交配相手を探しにきた少女のタイムスリップもの
あと次の作品はどうだろう?
・松苗あけみ「友よ尾をふれ」
天才マッドサイエンティストに犬と自分の脳を交換移植されてしまった少年とその友達・彼女の話。
・大島弓子「ロング・ロング・ケーキ」
男子学生と彼の前に現れた宇宙人の話。
・大島弓子「ジョカへ…」「ほとんど以上絶対未満」
どっちもいろんな薬品かぶって少年から少女に性転換してしまった話。
>>254 > 研究者・科学者が登場してこないのはファンタジーといっちゃうのは妥当かどうか判断が難しい。
研究者・科学者が登場するかしないかっていうのは一つの例で、
要はどこまで科学考証して書かれているか、ってことじゃないの?
宇宙人やタイムトラベルなんかの設定が出てくる漫画でも
同じことが当てはまるんじゃない?
>>256 > ・吉田弥生「マジカル・ダイナマイト・ツアー」
SF的なガジェットはお気楽過ぎたけど
コメディに徹した楽しい作品だった。
芸能人や偉人のパロが定番になってたな。
>>253-254 >>246 > 明日香シリーズになると、
> 超能力を研究する科学者も医者も登場しないし
> 明日香の超能力は、故郷の守り神が授けた力だとかになっている。 ←ここがポイントw
> こういうのは、SF抜きの超能力ファンタジーと言うべきだろう。
>>256>>257 自転車がタイムマシンなとこは
萩尾さんの「あぶない未来少年」と似てる > 吉田弥生「マジカル・ダイナマイト・ツアー」
>>257 >要はどこまで科学考証して書かれているか、
その「科学考証」ってのも本当に科学的なものかどうかは作品によってかなり開きがありそう。
個人的には、あまり厳密に規定しないで、
>>246さんのいう「故郷の守り神」みたいに、科学的にありえない存在
−神とか妖精とか、妖怪・怪物・魔物とか悪魔とか、天使とか、魔法の実在する異世界とか−
が登場しない限り、SFに含めちゃってもいいんじゃないかと思ってる。
(実際、漫画に限らずSF小説でも結構その辺適当なものもあるし。)
たとえば、山田ミネコの「最終戦争シリーズ」なんかは、ディーバダッタが登場しないものはSFだけど、登場するものはファンタジーだと自分の中では分類してる。
>>260 え?でもデーバダッタって宇宙人じゃなかったっけ?
遠い冥王星かどっかからやってきた思考生命体とかの設定があったような…
『絶対に』
人がこの世に生まれてきてから何度使われたであろうか。
まだあるときは自信の表れとして。あるときは冗談として。
まだ見ぬ未来を、どこか遠くを指す言葉。
何一つ確かではない、この世界で。
人を勇気づける、せつない言葉。
世界で一番、当てにならない言葉。
人が口にしたたぶん一番最初の嘘。
『絶対に』
その言葉だけは絶対に無理だよ。
それがこの世で唯一の絶対。
>>260 山田ミネコの「最終戦争シリーズ」がまともなSFになってるのは最初の方だけ。
円盤とか火星金星とか四次元コイル発明なんかでね。
笑(エミ)がディーバダッタになってからの話は、時代設定が未来になっていくだけで。
不死身のところだけ着目すればポーの一族の体質だもんね。
法華経では悪役の提婆達多が悲しい運命を背負ったディーバダッタになるのは、面白い解釈だけどw
まあ、たくさんの外伝の中には硬派のスペースオペラかなと思わせる短編もあるけど
自分は分類できるほどの通ではない・・・スマン
キャラ萌出来る人がウラヤマシス
>>265 まったく同感。
まともなSFだったのは、せいぜい「最終戦争」くらいまでかな。
「緑の少女」までは自分にとってはSF漫画の中でも最高傑作とその後の展開を期待してたのに。
ディーバダッタを出したことで安易なヒロイックファンタジーの流れになってしまった。
設定では人間に憑依した宇宙からの生命体といってるけど、その描かれ方は魔女や妖精と同じでほとんど科学的でないし。
後半になるとさらに人間に変身できる妖怪やら「黄泉の王」(だっけ?)とかが登場しだして完全にファンタジー化してしまってるし。
外伝の「パトロールシリーズ」の方がまだSFとして最後まで完結してるだけ秀作だと思う。
高階良子の「地獄でメスが光る」
一応、医学者によって作られた人工生命体の話なんですが。
名香智子の「黄金の少年」「樹海の虜」は時空を越えた歴史ファンジーでしたが、
王家や天河とはまったく趣の違う少女漫画でした。
魔法の存在する異世界を描いたものでも、
実はそこは地球人の植民星のなれの果てで、
魔法と見えていたものも科学に裏打ちされていた
とか、
実はコンピュータ内の仮想環境でした!
という設定ならSFといえないこともないが。
>269
>実はコンピュータ内の仮想環境
佐藤史生「魔術師さがし」がそんな感じだったね。
那州雪絵でSFっぽいのは
智美&徹シリーズ(宇宙人)(1985〜86 別冊花とゆめ、花とゆめ)
『U.F.チャンス』『秘密だよ』『BOYのテーマ』『冬の瞳』(白泉社文庫『フラワー=デストロイヤー』収録)
『フラワー=デストロイヤー』シリーズ(超能力)(1985〜87 花とゆめ、EPO、1991 花とゆめ)
『フラワー=デストロイヤー』『プロトウィンド』『サマー・ファング』『ダーク・エイジ』(白泉社文庫『フラワー=デストロイヤー』収録)
『美形いりませんか?』(アンドロイド)(単行本が手元にないので初出不明)
(花とゆめCOMICS『イリュージョン・フード・マスター』収録)
『月光』はファンタジーか。
あと俺敵にわかつきめぐみ『So What?』はSFよりファンタジーだと思う
>>269 「最終戦争シリーズ」の未来社会では科学が「魔法」、科学者は「魔法使い」と呼ばれてたね。
そういう設定だけなら、SFとして認められるんだが。
名香智子の「ふんわり狩人」と「グリーン・ボーイ」。
「ふんわり狩人」の方は特に非科学的な存在は出てこないけど、
「グリーン・ボーイ」はサボテンが人間に変身してしまう設定とかはファンタジー的かな?
「最終戦争」の後半はSFのふりをしていたが
三田佳子かとツッコミたくなるくらいの「男はみんなマザコンよ」の話だった。
>>274 >「男はみんなマザコンよ」の話だった。
その傾向は、初期の「冬の円盤」の頃からあるけどねw
まあ、「最終戦争シリーズ」に限らず、山田作品の男はマザコンの場合がよくあるし。
>>269 > 魔法の存在する異世界を描いたものでも、
> 実はそこは地球人の植民星のなれの果てで、
> 魔法と見えていたものも科学に裏打ちされていた
> とか、
> 実はコンピュータ内の仮想環境でした!
> という設定
に近いのは、佐々木淳子の「ブレーメン5」の初期だね。
あそこでは、住人達に慕われる神様が作った世界が、実は科学者の実験現場。
でも、ああいう始まり方が、広い宇宙へのあてどない旅へと変わって
色々な星系の探検記としても、かなりおもしろかったし、
半端者同士の友情や自我の持ち方とか、考えさせられるテーマも多くて、
読みごたえが深かった。
少女漫画である以上、ファンタジーとSF考証の境界が曖昧になるのは、
ある程度仕方ないかなあと思っている。少女漫画的感覚や感情を
SFとしてやろうとすると、どうもファンタジー臭くなるという意味で。
特に1970〜80年代は、いろいろな人がSF的な作品を描いていたので
区別するのも難しいと思う。
最終戦争シリーズのような、一応「SFという体裁(設定)を取っている」漫画は、
少女漫画の範囲では、ライトなSFってことでいいんじゃないかなと思う。
ある程度、意見や感想が出ていれば、後は見る人が
判断すればいいんじゃないかと。
どうしても「SFの境界」は個人の好みが
大きく出てしまうので… と思うハードSF者。
SF要素を取り入れた、高河ゆんの「アーシアン」は本格SFじゃなくて
ファンタジー?のジャンルだと思うけど。
>>276に名前のあがった佐々木淳子の「ブレーメン5」は、
ファンタジーを要素を取り入れた本格SFじゃないかと思う。
みずき健「シークエンス」は転生を扱ったライトSF。
=======================================================
今までに名前が挙がった作家、 およそ80名。
作品一覧を、作り直してみました。
・前回リスト
>>154-160 >>168-172 >>173-184からの主な変更点
・既出SF作品を作家名50音順に整理。
・竹宮恵子『私を月まで連れてって!』明智抄『サンプル・キティ』初出誌データ補完。
アンカー>>の * は、具体的なSF要素や作品内容に触れているレス。
収録本データは、執筆時期のわかりやすいものと、文庫化などで現在入手しやすいものを優先。
暫定的に
■SF(サイエンスフィクション)の要素が大。
>>217参照。
▲SF要素は中位? スペースファンタジー、時間旅行/異星人/超能力ファンタジー等のライトSF。
△現時点で "SF的アプローチではない" "非科学的設定" とみられているファンタジー物・ミステリー/ホラー物。
次回の整理の時までに“SF少女漫画”という意見になっている場合は、△印を外します。
□現時点でSF内容が未確認/未報告。
読んだことある人、内容紹介感想コメントタノム
・どこがSFなのかを含めて。感想はSFに関係ないことでも歓迎。
既出作品の解説感想、既出以外のSF少女漫画(家)知ってる人もヨロシク
=======================================================
↓ ここから作家(50音順)の作品一覧。10レス×2くらいになりそうなので、状況に応じてスキップして下さい。
=======================================================
【あ】
=======================================================
>228
>>232*
■秋里和国『ルネッサンス』(初出 ?年 プチフラワー連載) 1990〜1991小学館FC (全2巻) /2002小学館文庫 (全1巻)
>>109 □あずみ椋『パイラザーダ』(初出 ?年 ウイングス) 1984〜1985新書館(全2巻)
>128 >131
>>145 □浅川まゆみ(作品名の紹介なし)
>>20-21*
>>35 >>210*
▲明智抄『サンプル・キティ』(1993別冊花とゆめ〜1995.8月号) 2006 朝日ソノラマ文庫 (全4巻)
■明智抄『砂漠に吹く風』(1995別冊花とゆめ9月号〜1996.7月号〜他誌) 2006 朝日ソノラマ文庫 (全2巻) ←『サンプル・キティ』続編
■明智抄『死神の惑星』(200?〜 コミックアイズ) 2006 朝日ソノラマ文庫 (全3巻) ←『砂漠に吹く風』続編
=======================================================
【い】
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>>105 >>112 □池田さとみ『スーベニア』(初出 ???) 2005朝日ソノラマ文庫
□池田さとみ『アルジャーノンにゆりかごを』(初出 ???) 1993朝日ソノラマ眠れぬ夜の奇妙な話コミックス
>>146 □石田拓実『パラパル』(初出 ?年 クッキー) 2005〜2006集英社りぼんマスコットコミックスCookie(1〜3巻)
>>208*
■一条ゆかり「雨のにおいのする街」(りぼん1972.8月号別冊付録) 1973集英社RDC『一条ゆかり長編集 2』/2005集英社文庫コミック版『摩耶の葬列』に収録
>>208*
△一条ゆかり『こいきな奴らPart.2』
>1
>>29 >>123 ■樹なつみ『OZ』(1988 LaLa 増刊〜1992) 2004〜2005 白泉社完全版(全5巻)
■樹なつみ『獣王星』(1993 LaLa〜2006 メロディ) 2006 白泉社完全版(全3巻)
>>54 >>95 >>204* >210
・短編
■今市子「神々の花」(1991同人誌) 2002朝日ソノラマ文庫『懐かしい花の思い出』に収録
■今市子「砂の上の楽園」(1996ネムキ) 2001朝日ソノラマ文庫『砂の上の楽園』に収録
>>204*
△今市子「夜の雫」(1992同人誌) 2002朝日ソノラマ文庫『懐かしい花の思い出』に収録
=======================================================
【う】
=======================================================
>>15 □牛島慶子『イライア』(初出 ???) 1997角川書店ASUKAコミックス(全2巻)
>>22-23 >>105 >>109 □内田美奈子『赤々丸』(1983WINGS7号〜1987.7月号) 2005〜2006ブッキング(1〜3巻)
□内田美奈子『アンバランス・トーキョー』(コミックバンバン1989増刊〜1990vol.7) 1990徳間書店(全1巻)
・短編
□内田美奈子「百万人の数学変格活用」(1981デュオ12月号〜1982.3月号) 1982朝日ソノラマ(全1巻)
□内田美奈子「良次郎帰還せず」(1983WINGS5号) 1985新書館『赤々丸グラフィック』に収録
=======================================================
【え】
=======================================================
>>112 □遠藤淑子『ヘヴン』(1998メロディ10月号〜2001.5月号) 2001白泉社HC(全2巻)
=======================================================
【お】
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>>42 >>48 □笈川かおる『君を待つ千夜』(初出 ???) 1989秋田書店キャンドルコミックス(全1巻)
>>48 △笈川かおる「羽衣一景」 △笈川かおる「ショウダウン」 △笈川かおる「夢の終わり」
>>256*
▲大島弓子『ジョカへ…』(1973別冊少女コミック4,7,9月号) 1979小学館FC(全1巻) /1986朝日ソノラマ『大島弓子選集3巻ジョカへ…』
・短編
▲大島弓子「ロング・ロング・ケーキ」(1987ASUKA6月号) 1988ASUKAコミックス『秋日子かく語りき』に収録
>>58-60 △岡野玲子(原作: 夢枕獏)『陰陽師』(1999メロディ8月号〜2005.7月号) 1999〜2005白泉社(全13巻)
>50 >95
>>97 >>104*
>>106 >>111 >>112 >>123 >>205*
>>209*
▲奥友志津子『ドリーマー』』(1980〜1985ひとみDX)/1982〜1985秋田書店ひとみコミックス(全5巻)
▲奥友志津子『レフト・ロンリー』(1983ひとみDX8月25日号、1987Candle.vol5,vol6)/1987秋田書店キャンドルコミックス(全1巻)←『ドリーマー』番外編
■奥友志津子『パーフェクション』(ボニータ掲載) 1986秋田書店ボニータコミックス(全1巻)
■奥友志津子『レッドリンクス』(ボニータ掲載) 1988秋田書店ボニータコミックス(全2巻)
・短編
■奥友志津子「明日への終止符」( 1975りぼん夏の増刊号) 1980東京三世社マイコミックス『冬の惑星』に収録
■奥友志津子「ラザ市にて」(1976りぼんデラックス夏の号) 1980東京三世社マイコミックス『冬の惑星』に収録
■奥友志津子「さすらいの人たち」(1977りぼんデラックス冬の号) 1980東京三世社マイコミックス『冬の惑星』に収録
■奥友志津子「冬の惑星」(1978りぼんデラックス冬の号) 1980東京三世社マイコミックス『冬の惑星』に収録
■奥友志津子「サラの樹の下で」(1981ひとみ6月号) 1983朝日ソノラマ.サンコミックス『ゲームオーバー』に収録
■奥友志津子「宇宙岬」(1982プチフラワー1月号) 1983朝日ソノラマ.サンコミックス『ゲームオーバー』に収録
▲奥友志津子「パターンA」(1982ウイングス2号) 1983朝日ソノラマ.サンコミックス『ゲームオーバー』に収録
上の方でちょっと話題になってたけど、里中満智子といえば、ごく初期(デビュー2、3作目?)の作品で近未来の核戦争を扱った作品があったな。
昔「ピアの肖像」(朝日ソノラマ)を立ち読みした時、ついでにざっと見ただけでタイトルよくおぼえてないけど。
収録リストから推察すると、「くらい空のはてに」かな?
あと、やっぱり古い作品では忠津陽子「花のアイドル伝」(マーガレットコミックス「美人はいかが?」4巻収録)なんてのもあった。
これは頭のできはものすごくいいけど、顔もスポーツもさえない学生が自分で調合した薬によって容姿も性格も運動神経も自分とは正反対の人物になって女にもてようとする「ジキルとハイド」的な話。
=======================================================
【か】
=======================================================
>111
>>120 >>154-155*
・短編
▲花郁悠紀子「フェネラ」(1977プリンセス7〜8月号)/1977秋田書店プリンセスコミックス『フェネラ』/1999秋田文庫『フェネラ』収録
▲花郁悠紀子「昼下がりの精霊」(1979ビバプリンセス春号)/1981秋田書店プリンセスコミックス『風に哭く』/1999秋田文庫『フェネラ』収録
▲花郁悠紀子「水面に咲く」(1978ビバプリンセス春号)/1981秋田書店プリンセスコミックス『風に哭く』/1999秋田文庫『フェネラ』収録
■花郁悠紀子「風に哭く」(1980ボニータ夏号)/1981秋田書店プリンセスコミックス『風に哭く』/1999秋田文庫『フェネラ』収録
*プリンセスコミックス版『風に哭く』には初期のSF未発表作「キンポウゲ 」「ミッシェル 」「ちょっとしたこと」 (1972〜1973執筆)も収録。
>>117 >>119 □柿崎普美『吸血樹』(初出 ???) 1981/2000集英社マーガレットコミックス(全1巻)
□柿崎普美『守ってあげたい』(初出 ???) 1988/2000集英社マーガレットコミックス(全1巻)
>>35 □華不魅『鉄錆廃園』(初出 ???) 1991〜1997ビブロス. ビブロスコミックス (1〜6巻)
□華不魅『グラマラス・ゴシップ』(初出 ???) 1994〜1997新書館ウイングスコミックス(1〜4巻)
>>43 □かまたきみこ(作品名の紹介なし)
>>10 □亀井高秀『天使の化石』(初出 ???) 2000/2003ソニー・マガジンズ(全1巻)
>192
>>201 ▲河あきら『ジャングル・ナイト』(1986 BE-LOVE 9月2日号〜1987 第6号)/1987講談社BLKC (全2巻)
>>131 □かわなみはるか(作品名の紹介なし)→高橋冴未に改名
>14 >111
>>148 ■川原泉『ブレーメンII』(1985別冊花とゆめ夏の号〜PUTAO〜2004メロディ) /2000〜2004白泉社JC←「アンドロイドはミスティブルーの夢を見るか」の続編
・短編
■川原泉「アンドロイドはミスティー・ブルーの夢を見るか?」(1985別冊花とゆめ夏の号)/1985白泉社HC 『カレーの王子様』/1994白泉社文庫 『 空の食欲魔人』に収録
>145
>>148*
△川原泉『バビロンまで何マイル?』
>14
>>204*
>>210 >>213*
>>221-222*
▲川原由美子『観用少女-プランツ・ドール-』第9話「宝石姫」(1995ネムキVOL.25)
▲川原由美子『観用少女-プランツ・ドール-』第21話「メランコリィの花冠」(1998ネムキ11月号,1999.1月号)
(1992眠れぬ夜の奇妙な話VOL.10〜1994ネムキVOL.20〜1999.1月号)
1995〜1999朝日ソノラマ眠れぬ夜の奇妙な話コミックス(1〜4巻)/2001朝日ソノラマコミック文庫(1〜2巻)
*全21話のうち第19話「プレゼント」は文庫未収録
・短編
■川原由美子「翡翠の森」(1987〜1988ちゃお) 2003朝日ソノラマコミック文庫『翡翠の森』収録
=======================================================
【き】
=======================================================
>>112 □木々『1/2〜ニブンノイチ〜』(2004ミステリーボニータ6月号〜2005.12月号) 2006秋田書店(1巻〜)
>>99 >>111 >>214 >>218 >>229-230 >>235*
>>252*
■北原文野 Pシリーズ『L6−外を夢みて−』(1980別冊少女コミック1月増刊) 1987新書館ウィングスコミックス(全1巻)/1993小池書院(全1巻)←「残像〜夢.時を越えて」は小池書院のみ収録
■北原文野『時のほとりに』1996スコラ社LC(全1巻) ← Pシリーズ「L6外伝 草原の子ども」「GREEN ZONE」(1993〜1994同人誌) を収録
■北原文野 Pシリーズ『砂漠に花を・・・』(1992アップルミステリー11月号〜1993.3月号) 1993主婦と生活社ミッシィコミックス(全1巻)
■北原文野 Pシリーズ『砂漠の鳥たち』(1993アップルミステリー11月号〜1994.1月号,1992アップルミステリー1月増刊) 1994主婦と生活社ミッシィコミックス(全1巻)
■北原文野 Pシリーズ『夢の果て』(1985ウィングス4月号〜1991.3月号) 1986〜1991新書館ウィングスコミックス(全6巻)/2002ハヤカワ文庫(全3巻)
■北原文野 Pシリーズ『クァナの宴』(1992コサージュ夏の号〜1994.3月号) 1993小池書院(途中まで収録の第1巻のみ )/1996ひかりコーポレーション(1〜2巻)
■北原文野 『もうひとつのハウプトン』1988SG企画(全1巻)←Pシリーズ書きおろし短編「夜明けまで」を収録
■北原文野 Pシリーズ『魂を鎮める歌』(1991コサージュVOL1〜2,プチフラワー1980夏の号, 1983. 9月号11月号, 1984.12月号,) 1992小池書院(全1巻)
■北原文野 Pシリーズ『瞳に映るは銀の月〜妖精計画』(2004ミステリーボニータ2月号〜6月号) 2004秋田書店ボニータコミックスDX
■北原文野 Pシリーズ『瞳に映るは銀の月〜地上の園』(2004ミステリーボニータ11月号〜2005.3月号) 2005秋田書店ボニータコミックスDX
*Pシリーズ収録本を、概ね作中時間軸の年代順に列挙↑ 執筆順序は、各初出誌発行年月を参照。
・短編
▲北原文野「もうひとつのハウプトン」(1980別冊少女コミック1月増刊) 1988SG企画『もうひとつのハウプトン』に収録
■北原文野「月がみえる…」(1986GROUP26号) 1988SG企画『もうひとつのハウプトン』に収録
▲北原文野「きのういたベン」(1985プチフラワー2月号) 1989新書館ウィングスコミックス『きのういたベン』/1996スコラ社LC『きのういたベン』に収録
▲北原文野「明日の作文」(1980年代初期?同人誌) 1989新書館ウィングスコミックス『きのういたベン』に収録
>>14 >>112 □喜多尚江『空の帝国』 (1994花とゆめ増刊〜1997) 1995〜1997白泉社HC (全7巻)/12005白泉社文庫(全3巻)
□喜多尚江『真夏の国』 (1990〜花とゆめ増刊〜メロディ1999) 2004白泉社JC『真夏の国 完全版』(全2巻)
>>10 >>111 >>162 ■清原なつの『アレックス・タイムトラベル』(1981〜1982りぼんオリジナル)/2001ハヤカワ文庫(全1巻)
・短編
■清原なつの「アンドロイドは電気毛布の夢を見るか?」(1987ぶーけ3月号)/1987集英社ぶーけコミックス『アンドロイドは電気毛布の夢を見るか?』/2001ハヤカワ文庫『千の王国百の城』収録
=======================================================
【く】
=======================================================
>>119 >>248*
くらもちふさこ「α」の中の「#1」
■くらもちふさこ『α』「#1」=第1話(コーラス2001年3月号) 2003集英社ヤングユーコミックス『α』(上巻)
=======================================================
【さ】
=======================================================
>>244 >>250*
・短編
■佐伯かよの「世界一幸福な男の話」(1972りぼん4月増刊号) 1995/2000講談社『佐伯かよの自選集 1 世界一幸福な男の話』に収録
■佐伯かよの「地球最後の男の話」 (1972りぼん夏の増刊号)
■佐伯かよの「もしも…」 (1973りぼん4月増刊号)
□佐伯かよの「エレクトリック・ジェラシー」(1980東京三世社.少年少女SFマンガ競作大全集8号)
□佐伯かよの「マルチ・インセクト」(1981東京三世社.少年少女SFマンガ競作大全集9号)
>>250*
△佐伯かよの「黄泉からの声」 △佐伯かよの「彩子」 △佐伯かよの「紅いラプンツェル」 △佐伯かよの「午後5時1分前…!」
>>17 >>111 >>237*
>>247 >>255*
・短編
▲坂田靖子「宇宙からの来訪者」(1983アラン15号) 1984白泉社JC 『村野』/1998白泉社文庫『村野』に収録
▲坂田靖子「半熟少年」(1986ジュネ7月号) 1989白泉社JC『シマウマ』/1999白泉社文庫『月と博士』に収録
▲坂田靖子「予言者(やわらかい機械2)」(1987SFマガジン7月号) 1989早川書房/1995ハヤカワ文庫『時間を我等に』に収録
▲坂田靖子「エイリアン88」(1988ジュネ7月号) 1989白泉社JC『シマウマ』/1999白泉社文庫『月と博士』に収録
▲坂田靖子「注文の多い喫茶店」(1994ジュネ5月号) 1997マガジン・マガジン『よなきうどん』に収録
291 :
佐々木淳子:2006/09/05(火) 21:58:05 ID:???0
>14 >18 >35 >46 >47
>>104 >>139-140*
>>143*
>>148 >>156*
>>205*
>>276*
>>278*
■佐々木淳子『ブレーメン5』(1979 週刊少女コミック増刊〜1989 コロネット) 2001 MF文庫(全3巻)
■佐々木淳子『那由他』(1981〜1982 週刊少女コミック) 2001 MF文庫(全2巻)
■佐々木淳子『ダークグリーン』(1983 週刊少女コミック〜1986 コロネット) 2001 MF文庫(全5巻)
■佐々木淳子『SHORT TWIST』(1987 プチフラワ−) 1988 小学館(全1巻) ←短編集?
■佐々木淳子『リュオン』(1996〜2002&書き下ろし) 2004 幻冬舎(全1巻) ←ブレーメン5那由他ダークグリーンの番外短編集
・短編
■佐々木淳子「みどりの大地」(1976) 1983 小学館FC 『ブレーメン5』第3巻に収録
■佐々木淳子「リディアの住む時に」(1977) 1981 東京三世社 / 1993 フロム出版『Who!』に収録
■佐々木淳子「Who!」(1980) 1981 東京三世社 / 1993 フロム出版『Who!』に収録
■佐々木淳子「霧ではじまる日」(1982) 1983 小学館FC 『ブレーメン5』第4巻 / 2001 MF文庫『ブレーメン5』第2巻に収録
■佐々木淳子「オパールの竜」(1989ASUKA5月号)/1992角川書店ASUKAコミックス『ブルーオベリスク』に収録
■佐々木淳子「ベビーNの幸福」(1988〜1986プチコミック12月号1月号)/1992角川書店ASUKAコミックス『ブルーオベリスク』に収録
292 :
佐藤史生:2006/09/05(火) 22:02:13 ID:???0
>>7 >>35 >>46 >>139*
>>143*
>>148-149 >>169*
>>193 >>202 >>269-270*
■佐藤史生『夢みる惑星』(1980〜1984 プチフラワー) 1996 小学館文庫 (全3巻)
■佐藤史生『ワン・ゼロ』(1984〜1986 プチフラワー) 1996 小学館文庫 (全3巻)
■佐藤史生『打天楽―ワン・ゼロ番外編』(1986〜1987 プチフラワー) 2001 小学館文庫 (全1巻)
■佐藤史生『やどり木』(1986〜1987 グレープフルーツ) 1985 新書館 (全1巻)
■佐藤史生『魔術師さがし』(2000プチフラワー1,3,5月号, 書き下ろし) 2000小学館PFコミックス (全1巻)
・短編
■佐藤史生「金星樹」(1978別冊少女コミック4月増刊号) 1979奇想天外社『金星樹』/1992新潮社『金星樹』/2005ポプラ社.赤木かん子編SFセレクション1『時空の旅』に収録
■佐藤史生「星の丘より」(1977別冊少女コミック5月増刊号) 1979奇想天外社『金星樹』/1992新潮社『金星樹』に収録
■佐藤史生「花咲く星ぼしの群れ」(1978別冊少女コミック8月増刊号) 1979奇想天外社『金星樹』/1992新潮社『金星樹』に収録
■佐藤史生「チェンジリング」(1989プチフラワー3月号) 1989小学館PFコミックス『チェンジリング』に収録
■佐藤史生「バビロンまで何マイル」」(1997プチフラワー1月号.3月号) 1999小学館PFコミックス『心臓のない巨人』に収録
■佐藤史生「心臓のない巨人」(1998プチフラワー11月号.1999.1月号) 1999小学館PFコミックス『心臓のない巨人』に収録
>>191 >>201 >>206-207 >>212*
>>231 >>236*
■里中満智子『まちこの千夜一夜』第8話「ぼくのアフロディーテ」(1983mimi12月9日号)
■里中満智子『まちこの千夜一夜』第13話「ブタは社会の味方です」(1984mimi2月24日号)
■里中満智子『まちこの千夜一夜』第20話「不死身のヒーロー」(1985mimiデラックス9月号)
■里中満智子『まちこの千夜一夜』第35話「愛の宇宙」(1987mimiカーニバル7月号)
■里中満智子『まちこの千夜一夜』第37話「あなたの夢をかなえます!」(1987mimiカーニバル9月号)
■里中満智子『まちこの千夜一夜』第39話「いつでもそばにいて」(1987mimiカーニバル11月号)
1984〜1989『まちこの千夜一夜』講談社(全4巻)/1997『まちこの千夜一夜』双葉文庫(全3巻)に収録
■里中満智子『夜のメルヘン』第14話「見えすぎて!」(1993コミックVAL12月号)
■里中満智子『夜のメルヘン』第18話「清き一票」(1994コミックVAL4月号)
■里中満智子『夜のメルヘン』第20話「そして2人は…」(1994コミックVAL6月号)
1999 双葉文庫『夜のメルヘン』(全2巻)/2002フロッグエンターテイメント『夜のメルヘン』(全2巻)に収録
>>133 □佐野真砂輝&わたなべ京『トーキョー・ガーディアン』(初出 ?年 ASUKA) 1991〜1996角川書店(1〜7巻)
=======================================================
【し】
=======================================================
>>11 □市東亮子『LIVE!』(初出 ???) 1999〜2000ソニー・マガジンズ(全7巻)/2005MF文庫(全4巻)
>>262 □篠原千絵『海の闇、月の影』(1987週刊少女コミック3号〜) 1997〜1998小学館文庫(全11巻)
>>10 □篠原烏童『ファサード』(ウイングス〜2006.6月号) 1991〜2006新書館ウィングス コミックス(1〜14巻)/2006新書館ウィングス文庫(1〜2巻)
294 :
柴田昌弘:2006/09/05(火) 22:05:23 ID:???0
>>5* >109 >114
>>118 >>223 ■柴田昌弘『赤い牙 ブルー・ソネット』(1974 マーガレット〜1987 花とゆめ) 2000MF文庫(全11巻)
■柴田昌弘『フェザータッチ・オペレーション』(1982〜1988WINGS) 2000朝日ソノラマ文庫(全1巻)
・短編
■柴田昌弘「盗まれたハネムーン」(1980 花とゆめ) 2003 朝日ソノラマ文庫『盗まれたハネムーン』に収録
■柴田昌弘「ミッシングアイランズ」(1988 花とゆめ) 2005 朝日ソノラマ文庫『 ミッシングアイランズ』に収録
■柴田昌弘「枯葉の街」(1980少年少女SFマンガ競作大全集8号) 1981白泉社『成層圏のローレライ』/1997大都社『回転扉』に収録
■柴田昌弘「ひとりぽっちの戦争」(1980少年少女SFマンガ競作大全集7号)/1981白泉社『成層圏のローレライ』に収録
■柴田昌弘「未来都市バラン」(1980花とゆめ19,20号) 1980白泉社『未来都市バラン』/1994大都社『未来都市バラン』/2003朝日ソノラマ文庫『未来都市バラン』に収録
295 :
清水玲子:2006/09/05(火) 22:09:41 ID:???0
>1 >33* >35
>>44* >109
>>187*
>>189*
>>246*
▲清水玲子『ミルキーウェイ』(1986 LaLa) 2000 白泉社文庫(全1巻) ←ジャック&エレナシリーズ
▲清水玲子『竜の眠る星』(1986〜1988 LaLa) 2000 白泉社文庫(全2巻) ←ジャック&エレナシリーズ
▲清水玲子『天使たちの進化論』(1990 LaLa) 2001 白泉社文庫(全1巻) ←ジャック&エレナシリーズ
▲清水玲子『月の子 ―MOON CHILD―』(1988〜1992 LaLa) 1999 白泉社文庫(全8巻)
■清水玲子『22XX』(1992. 1993. 1996 LaLa) 2002 白泉社文庫(全1巻) ←短編中編集
▲清水玲子『パピヨン』(1993. 1996 LaLa) 2001 白泉社文庫(全1巻) ←短編中編集
▲清水玲子『輝夜姫』(1993〜2005 LaLa) 2000〜2005 白泉社(全27巻)
■清水玲子『秘密―トップ・シークレット』(1999〜2006 メロディ) 2001〜2003 白泉社(1〜2巻) ←シリーズ(第1話)
・短編
▲清水玲子 「もうひとつの神話」(1985LaLa3月号) 1986白泉社花とゆめコミックス『もうひとつの神話』収録
▲清水玲子「夢のつづき」(1988LaLa4月号) 1989白泉社花とゆめコミックス『夢のつづき』収録(
▲清水玲子 「ノアの宇宙船」(1985LaLa1月号) 1985白泉社花とゆめコミックス『ノアの宇宙船―清水玲子傑作集』収録
▲清水玲子 「ネオドーベルマン」(1986LaLa春) 1986白泉社花とゆめコミックス『天女来襲』収録
=======================================================
【す】
=======================================================
>>214-215 □杉本亜未『ANIMAL X』(1991ASUKAミステリーDX〜Chara2004.6月号) 1998〜2004徳間書店キャラコミックス『ANIMAL X 荒神の一族 』(全4巻),『ANIMAL X大地の掟』(全4巻),『ANIMAL X原始再来』(全10巻)
>>195-197 >>202 >>245*
・短編
▲須藤真澄「コーヒー・カンタータ」(初出 ???) 1992/1999河出書房新社『天国島より』に収録
=======================================================
【そ】
=======================================================
>>55 >>193 >>202 ・短編
□曽祢まさこ「ふたりめの神話」(初出 ???) 1986講談社KCなかよし『ふたりめの神話』(全2巻)に収録
□曽祢まさこ「おむかえがくるよ」(初出 ???) 2000ぶんか社ホラーM『おむかえがくるよ』(全1巻)/2005ポプラ社.赤木かん子編SFセレクション5『地球最後の日』に収録
=======================================================
【た】
=======================================================
>>238*
>>247*
■高口里純 『明日のために』(1998コミックバーズ8月号〜1999.7月) 1999ソニーマガジンズ・バーズコミックス (全3巻)
>>268*
▲高階良子『地獄でメスが光る』(1972なかよし7月号〜10月号) 1973講談社コミックス(全1巻)
297 :
高橋冴未:2006/09/05(火) 22:14:27 ID:???0
>>131 □高橋冴未『きみにやどる星』(初出 ???) 1994新書館ウイングスコミックス(全1巻)
□高橋冴未『マインドエレクトリック』(初出 ???) 2003新書館ウィングスコミックス『マインドエレクトリック』(全1巻)←続篇「マインド・オペレイション」も収録
・短編
□高橋冴未「君だけのオルゴールBoy」(初出 ???) 2003新書館ウィングスコミックス『マインドエレクトリック』に収録
□高橋冴未「SF少年物語」(初出 ???) 2003新書館ウィングスコミックス『記憶の化石』に収録
>1
>>51-54*
>>56*
>>61-66* > 96 >104 >122 >158 >200 >220
>>241 >>249*
>>251 ■竹宮恵子『地球へ・・・』(1977〜1979マンガ少年) 1995中公文庫(全3巻)/2000朝日ソノラマ(全5巻)
■竹宮恵子『集まる日』(1978別冊少女コミック) 1996中公文庫『オルフェの遺言』 に収録 ←「集まる日,」続編として「オルフェの遺言」「 遙かなり夢のかなた」「 そして、集まる日。」も収録
■竹宮恵子 (原作: 光瀬龍)『アンドロメダ・ストーリーズ』(1980マンガ少年〜1983 デュオ) 2000 朝日ソノラマ(全3巻)
■竹宮恵子『私を月まで連れてって!』(1977SFファンタジア地上編,1980フォアレディ12月号〜1986プチフラワー) 1995小学館文庫(全4巻)/2005 白泉社完全版(全6巻)
■竹宮恵子『殺意の底』(1985プチフラワー) 1996中公文庫『殺意の底』←『私を月まで〜』番外編として「E=MC2」「エデン2185」「殺意の底」「エデンの国境」「ふる星のごとくに」「宇宙に永遠」を収録
■竹宮恵子『ブライトの憂鬱』(2000〜2004メロディ) 2002〜2005白泉社 (全2巻) ←『私を月まで〜』続編
・短編
■竹宮恵子「ジルベスターの星から」(1975別冊少女コミック3月号) 1996中公文庫『オルフェの遺言』(全1巻) に収録
▲竹宮恵子「真夏の夜の夢」(1975別冊少女コミック5月号) 1996中公文庫『告白』 に収録
■竹宮恵子「告白」(1979 LaLa10〜11月号) 1996中公文庫『告白』(全1巻) に収録
▲竹宮恵子「砂時計-三つのSF世界-」(1978週刊少女コミック増刊フラワーコミック6月30日号) 「西暦2763年の童話」「夜は沈黙のとき」→1996 中公文庫『告白』 「オルフェの遺言」→1996中公文庫『オルフェの遺言』
■竹宮恵子 (原作: 光瀬龍)「決闘2108年」(1980 週刊少年マガジン39号) 1996中公文庫『オルフェの遺言』に収録
▲竹宮恵子「夢狩人」(1983 別冊少女コミック8月号) 1996中公文庫『オルフェの遺言』 に収録
▲竹宮恵子「雪国」(1983 奇譚5号) 1996中公文庫『殺意の底』 に収録
▲竹宮恵子「MIRAGE」(1984ぶ〜け5月号, 1985.10月号) 1996中公文庫『告白』 に収録
>>115 >>190 >>200 △竹宮恵子「空が好き!」
>>4 >>29 >>116*
▲竹本泉『あおいちゃんパニック!』(初出 ?年 なかよし) 1984講談社KCなかよし(全3巻)/1992主婦と生活社ミッシィコミックス(全3巻)/2000MF文庫(全2巻)
▲竹本泉『ねこめ〜わく』(初出 ?年 ネムキ増刊.夢幻館) 1992主婦と生活社ミッシィコミックス(全3巻)/2006朝日ソノラマ(全4巻)
>>193 >>202 □田村由美『7SEEDS』(2001別冊少女コミック〜2002フラワーズ〜連載中) 2002〜2006 小学館FC (1〜8巻)
=======================================================
【つ】
=======================================================
>>11 >>111 >>114-115 >>121*
筒井百々子
■筒井百々子『たんぽぽクレーター』(1983プチフラワー7月号〜1985.1月号) 1984〜1985小学館PFビッグコミックス (全2巻)
■筒井百々子『火星に捧げるデュエット』(1986ウイングス5〜7月号12月号〜1987.1月号) 1987新書館ウイングスコミックス (全1巻) ←『たんぽぽクレーター』続編
■筒井百々子『ものまね鳥シンフォニー』(1988クレッセント1号〜4号) 1989東京三世社マイコミックス (全2巻) ←たんぽぽクレーター(医療都市)建設前のストーリー
■筒井百々子『小さき花や小さき花びら』(1988クレッセント5号〜9号) 1990東京三世社マイコミックス (全1巻) ←『たんぽぽクレーター』続編
=======================================================
【て】
=======================================================
>>109 >>112 >>268 □手代木史織(原作: 壁井 ユカコ )『キーリ〜死者たちは荒野に眠る』(初出 ?年 ミステリーボニータ) 2006秋田書店(全2巻)
=======================================================
【な】
=======================================================
>>95 □長岡良子「古代幻想ロマンシリーズ」のうち、首とまゆり、小角が出てくる巻(作品名の特定なし)
>>105 >>268 >>275 名香智子『ふんわり狩人」(1979週刊少女コミック20号〜1980.9号) 2002小学館文庫(全1巻)
・短編
□名香智子「樹海の虜」(1981コロネット初夏〜夏の号) 1996小学館文庫『花の美女姫』第3巻に収録
□名香智子「黄金の少年」(1981コロネット冬の号〜1982年秋の号) 1996小学館文庫『花の美女姫』第3巻に収録
>>275*
△名香智子『グリーン・ボーイ』
>>95 □なかむらよしみ「フレヤ―女神保存仮説―」 (1996別冊花とゆめ年5月号〜8月号) 1996白泉社(全1巻)
□なかむらよしみ「らせんディスク」 (1996別冊花とゆめ年11月号〜1997.6月号) 1997白泉社(全2巻)
>>2 >>145 >>271*
▲那州雪絵 『フラワー=デストロイヤー』(1985〜1987花とゆめ,EPO, 1991花とゆめ) 2002白泉社文庫(全1巻)←同シリーズの『プロトウィンド』『サマー・ファング』『ダーク・エイジ』も収録
▲那州雪絵「智美&徹シリーズ」(1985〜1986別冊花とゆめ,花とゆめ) 2002白泉社文庫『フラワー=デストロイヤー』に収録←『U.F.チャンス』『秘密だよ』『BOYのテーマ』『冬の瞳』
・短編
▲那州雪絵「美形いりませんか?」(初出 ???) 1993白泉社HC 『ダーク・エイジ』に収録
>>271*
△那州雪絵『月光』
=======================================================
【は】
=======================================================
>>29 >>163*
>>167 ▲萩岩睦美『小麦畑の三等星』(1981〜1982りぼん) 2001集英社文庫(全2巻)
▲萩岩睦美『うさぎ月夜に星のふね』(1986〜1987りぼん) 2004集英社文庫(全2巻)
・短編
▲萩岩睦美「不思議の国の金魚姫」(1985りぼん) 1986集英社りぼんマスコットコミックス『魔法の砂糖菓子』に収録
>1 >3 >8-9 >13 >35 >46 >49
>>77* >98 >104 >107 >110 >122
>>157* >161
>>165-166*
>>187-189*
>>194*
>>198-200*
>>205*
>>247*
>>259 ▲萩尾望都『精霊狩り』(1971〜1973 別冊少女コミック) ←三部作のシリーズ 1976小学館文庫『精霊狩り―傑作短編集』/1978小学館『萩尾望都作品集(第1期)第13巻.11人いる!』 に収録
■萩尾望都『11人いる!』(1975〜1976 別冊少女コミック)1994 小学館文庫(全1巻) ←続編『東の地平西の永遠』も収録
■萩尾望都『スターレッド』(1978〜1979 週刊少女コミック) 1995 小学館文庫(全1巻)
■萩尾望都 (原作: ブラッドベリ)『ウは宇宙船のウ』(1978 週刊マーガレット) 1997 小学館文庫(全1巻) ←連作短編集
■萩尾望都『銀の三角』(1980〜1982 SFマガジン) 1994 白泉社文庫(全1巻)
■萩尾望都『A-A'』(1981 プリンセス) 2003 小学館文庫(全1巻) ←一角獣種シリーズとして『X+Y'』『4/4カトルカース』も収録
■萩尾望都『マージナル』(1985〜1987 プチフラワー) 1999 小学館文庫(全3巻)
▲萩尾望都『海のアリア』(1989〜1991) 2001 小学館文庫(全2巻)
■萩尾望都『あぶない未来少年』(1994 ASUKA増刊) 2001 小学館文庫『あぶない丘の家』(全1巻) に収録
▲萩尾望都『バルバラ異界』(2002〜2005 フラワーズ) 2003〜2005 小学館FS(全4巻)
・短編
■萩尾望都「あそび玉」(1972 別冊少女コミック) 1985小学館『萩尾望都作品集(第2期)第9巻.半神』に収録
■萩尾望都「6月の声 」(1972 別冊少女コミック) 2003 小学館文庫『A-A'』に収録
■萩尾望都「キャベツ畑の遺産相続人」(1973週刊少女コミック15号) 1976小学館文庫『精霊狩り―傑作短編集』/1996白泉社文庫『この娘うります!』収録
▲萩尾望都「ユニコーンの夢」(1974 別冊少女コミック) 1995 小学館叢書『A-A'―SF傑作選』に収録
■萩尾望都「左ききのイザン」(1978 SFファンタジア) 1996 小学館文庫『半神』に収録
■萩尾望都「金曜の夜の集会」(1980 SFマガジン) 1996 小学館文庫『半神』に収録
■萩尾望都「ハーバル・ビューティ」(1984 ぶ〜け) 1996 小学館文庫『半神』に収録
■萩尾望都「きみは美しい瞳」(1985 ASUKA) 2003 小学館文庫『A-A'』に収録
■萩尾望都「スロー・ダウン」(1985 プチフラワー) 1996 小学館文庫『半神』に収録
>98 >104 >107
>>110 >>122 >>157 △萩尾望都(原作: 光瀬龍)『百億の昼と千億の夜』
>>165*
△萩尾望都『モザイク・ラセン』
>>109 □速水翼『ジャック&エース―Secret twin』(初出 ???) 1995大都社(全2巻)
□速水翼『パール・ライオン』(初出 ???) 1985新書館ウイングスコミックス←「ジャック&エース」シリーズ
□速水翼『波打ちぎわの海竜』(初出 ???) 1985新書館ウイングスコミックス←「ジャック&エース」シリーズ
□速水翼『プライベート・パニック』(初出 ???) 1985新書館ウイングスコミックス←「ジャック&エース」シリーズ
□速水翼『レティシア』(初出 ???) 1985新書館ウイングスコミックス←「ジャック&エース」シリーズ
>>122*
■春名里日 (原作: 新井素子)『グリーン・レクイエム』(2003Theデザート3月号,4月号) 2003講談社KC(全1巻)
>>115 □ハルノ宵子『プロジェクト魔王(アルドラ)』 (1991〜1995ASUKA増刊ファンタジーDX) 1992〜1996角川書店ASUKAコミックス(全6巻)
=======================================================
【ひ】
=======================================================
>>109 □聖悠紀『ファルコン50』 (1982ウイングス創刊号〜 ) 1998〜1999 ビブロスコミック文庫『聖悠紀作品集』5〜8巻(計4巻)
>1
>>19 >>26-27*
日渡早紀
▲日渡早紀『星は、すばる。』(1982〜1985 花とゆめ) 2005 白泉社文庫(全1巻) ←早紀シリーズの第1話
■日渡早紀『記憶鮮明』(1984〜1999 花とゆめ増刊) 2004 白泉社文庫(全1巻)
▲日渡早紀『ぼくの地球を守って』(1987〜1994 花とゆめ) 1998 白泉社文庫(全12巻) 2004 白泉社愛蔵版(全10巻)
▲日渡早紀『ボクを包む月の光ーぼく地球次世代編』(2003〜2006 別冊 花とゆめ) 2005〜2006 白泉社(1〜3巻)
=======================================================
【ふ】
=======================================================
>14 >27
>>29 □ふくやまけいこ『ゼリービーンズ』(初出 ???) 1984/1993徳間書店(全1巻)
□ふくやまけいこ『星の島のるるちゃん』(初出 ???) 2005ハヤカワ文庫(全2巻)
>>96*
>>122 ■文月今日子 (原作: 新井素子)『グリーン・レクイエム』(1984少女フレンド8号〜11号) 1985講談社KC(全1巻)
=======================================================
【ほ】
=======================================================
>>36-37 □星野架名『緑野原幻想』(1983花とゆめ11月増刊号〜 ) 2003白泉社文庫(全1巻) ←「緑野原」シリーズ
□星野架名『緑野原少年』( 〜1991花とゆめ) 2004白泉社文庫(全1巻) ←「緑野原」シリーズ
=======================================================
【ま】
=======================================================
>119
>>211*
>>246*
■槇村さとる『フェイク』(1991マーガレット2号〜8号) 1992集英社MC(全1巻)/2001集英社文庫(全1巻)
>>211*
>>246*
△槇村さとる『シンパシー』
>>256*
▲松苗あけみ『うるとらまりりん』(1997コーラス9月号〜1999.8月号) 1998集英社(全1巻)
▲松苗あけみ『友よ尾をふれ』(1996セリエミステリー8,10,12月号〜1997.2,4,6月号) 1997白泉社(全1巻)
>>95 >>112 □真乃呼『緑の世紀』(初出 ?年 リュウ) 初版?年 1980年代前半.徳間書店アニメージュコミックス(全2巻)
*番外続編「カラス」は2003年前後の同人誌掲載、単行本未収録。
=======================================================
【み】
=======================================================
>>278*
・短編
□みずき健「シークエンス」(1989 ウィングス1〜2月号) 1989新書館『シークエンス』/1998新書館ウイングス文庫『シークエンス』に収録
>>10 >>14 >>46 ■水樹和佳子『樹魔・伝説』(1979〜1980 ぶ〜け) 2001 ハヤカワ文庫(全1巻) ←樹魔シリーズ
▲水樹和佳子『イティハーサ』(1986〜1997 ぶ〜け) 2000 ハヤカワ文庫(全7巻)
■水樹和佳子『月虹ーセレス還元ー』(1981 ぶ〜け) 2001 ハヤカワ文庫(全1巻)
・短編
■水樹和佳子「ケシの咲く惑星」(1985 ぶ〜け) 2001 ハヤカワ文庫『樹魔・伝説』に収録
■水樹和佳子「月子の不思議」(1985 ぶ〜けせれくしょん) 2001 ハヤカワ文庫『樹魔・伝説』に収録
■水樹和佳子 (原作: 光瀬龍)「墓碑銘二〇〇七年」(MILLENNIUM:00 SF Japan) 2001 ハヤカワ文庫『樹魔・伝説』に収録
>>152-153*
■水星茗『千の月の夢』(初出 ???) 1993集英社ぶ〜けコミックス(全2巻) ←カイエシリーズ
■水星茗『エデンの真珠』(初出 ???) 1992集英社ぶ〜けコミックス(全1巻)←ピュアベイビー〜エンジェルシリーズ
■水星茗『A×ANGEL』(初出 ???) 1998秋田書店(全1巻)←ピュアベイビーシリーズ
・短編
■水星茗「大天使は地球を夢見る」(1987 ぶ〜けDX) 1990集英社ぶ〜けコミックス『大天使は地球を夢見る』に収録←ピュアベイビー〜エンジェルシリーズの前身
>>10 >>68-69 >>71-74*
>>79 >>109 □道原かつみ(原作: 麻城ゆう) 『JOKER (ジョーカー) 』(初出 ?年 ウイングス) 1998〜2004新書館ウィングス文庫(全4巻)
□道原かつみ『アルカライラ』(初出 ???) 1993新書館ウィングスコミックス(全1巻)
□道原かつみ(原案: 麻城ゆう) 『ノリ・メ・タンゲレ―私にふれるな』(初出 ???) 1990徳間書店.少年キャプテンコミックススペシャル(全1巻)
□道原かつみ『キャウキャットキャン』(初出 ???) 1990徳間書店.少年キャプテンコミックススペシャル(全1巻)
>>225-227 ・短編
□三岸せいこ「夢みる星にふる雨は…」(1981ぶ〜けDX9月10日号) 1982集英社ぶ〜けコミックス『夢みる星にふる雨は…』に収録
□三岸せいこ「ヴィクトローラきこゆ」(1979ぶ〜け11月号) 1981集英社ぶ〜けコミックス『ヴィクトローラきこゆ』に収録
=======================================================
【め】
=======================================================
>>112 >>113 □めるへんめーかー『永遠なる夢 永遠なるめざめ』(初出 ???) 1987秋田書店(全1巻)
=======================================================
【も】
=======================================================
>>10 >>111 □森脇真末味『アンダー (UNDER) 』(1990プチフラワー9月号〜1992.3月号) 2001ハヤカワ文庫(全1巻)
=======================================================
【や】
=======================================================
>56-57 >70
>>144 ・短編
□山口美由紀「おひさまの世界地図」(1995花とゆめ1号2号) 1996白泉社花とゆめコミックス『おひさまの世界地図』に収録
□山口美由紀「音匣ガーデン」(1989花とゆめ3号4号) 1990白泉社花とゆめコミックス『音匣ガーデン』に収録
□山口美由紀「印象ローズ」(2000別冊花とゆめ2月号3月号) 2002白泉社花とゆめコミックス『マジック☆マイスター』に収録
>>138*
>>141*
△山口美由紀『春告げ小町』 △山口美由紀『ひとゆり峠』
>>14 □柳原望『まるいち的風景』(1995 Lunatic LaLa3月10日号〜 LaLaDX2000.7月号) 1998〜2000白泉社HC(全4巻)
>>29 □やまざき貴子『アカデメイアの冒険者』(1988 LaLa増刊号〜) 1988, 1996白泉社HC(全2巻) ←「ムシ」シリーズ
□やまざき貴子『GONDWANA』(???) 1990白泉社HC(全1巻) ←「ムシ」シリーズ
□やまざき貴子『マリー・ブランシュに伝えて』(???) 1992白泉社HC(全1巻) ←「ムシ」シリーズ
>>33*
・短編
□山下友美「超音速 -スーパーソニック-」(1993年花とゆめPLANET増刊5月1日号) 1993白泉社HC 『超音速 -スーパーソニック-』に収録(全1巻)
>10 >35 >98 >218
>>260-261*
>>265-266* >272
>>274-275* >277
▲山田ミネコ『アリスと3人のふたご』(1976 花とゆめ増刊など) 2001 MF文庫(全1巻)←アリスシリーズと最終戦争シリーズをつなぐ短編「妖魔の森」を収録
▲山田ミネコ『最終戦争シリーズ』(1977 LaLa〜デュオ〜2005 同人誌) 2001~2002 MF文庫(1巻〜16巻)
=======================================================
【ゆ】
=======================================================
>>109 □弓月光『うっふんレポート』(1979週刊マーガレット1〜18号) 1980集英社漫画文庫(全2巻)
□弓月光『トラブル急行』(1982週刊マーガレット15〜30号) 1983/1995集英社(全2巻)
>>11 >>14 ■夢路行『蒼天をみる想い』(1992〜1994 クルー) 2004 一迅社/スタジオDNA 夢路行全集第11巻『蒼天をみる想い』(連作シリーズ物)
・短編
■夢路行「草原から来た少女」(1984 ぶ〜け) 2004 一迅社/スタジオDNA 夢路行全集第1巻『緑野』に収録
■夢路行「緑野」(1986 ぶ〜けDX) 2004 一迅社/スタジオDNA 夢路行全集第1巻『緑野』に収録
=======================================================
【よ】
=======================================================
>>78*
>>203*
>>211 ■吉田秋生『YASHA-夜叉-』(1996 別コミ〜2002 フラワーズ) 1997〜2002 小学館FC(全12巻)/2005 小学館文庫(全6巻)
■吉田秋生『イヴの眠り』(フラワーズ2003年8月号〜2005年11月号) 2004〜2006 小学館FC(全5巻)
>>211 △吉田秋生『吉祥天女』
>>256-257*
>>259 ▲吉田弥生『マジカル・ダイナマイト・ツアー』(別冊花とゆめ1996年7月号〜1999.9月号) 2006朝日ソノラマ文庫(全2巻)
>122
△よしまさこ(原作: 新井素子)『星へ行く船』 (1984週刊マーガレット39〜51号) 1988白泉社JC
*原作のストーリーや設定はかなりアレンジされている。
>>135-137* >164
△よしながふみ『大奥』 (2004メロディ8月号〜) 2005白泉社JC(第1巻〜)
=======================================================
【わ】
=======================================================
>10
>>271 □わかつきめぐみ『So What?』 (1986LaLa〜1990) 白泉社文庫(全4巻)
>>6 >79 >239*
>>242*
>>246*
>>253*
>>258*
■和田慎二『わが友フランケンシュタイン』(1972別冊マーガレット9月号) 1994大都社スターコミックス(全1巻)←同シリーズ「谷間に鳴る鐘」「怒りの十字架」も収録
・短編
■和田慎二「ばら屋敷の謎」(1972別冊マーガレット12月号) 1993大都社スターコミックス『大逃亡』/ 2003メディアファクトリー『神恭一郎事件簿』第1巻に収録
>242* >246* >253* >258*
△和田慎二『少女鮫』 △和田慎二「明日香」シリーズ
=======================================================
【その他】 △全体的にSF的アプローチではない作品など
(■か▲のSF作品が挙がっている作家の△作品名は、各作家の項目に併記)
=======================================================
>>122*
△亜藤潤子(原作: 新井素子) 『扉を開けて』
>>142*
△木原敏江「夢の碑」シリーズの『とりかえばや異聞』(紫子)等
>>278*
△高河ゆん『アーシアン』
>>24*
△神坂智子「シルクロード」シリーズ
>>115 >>223-224*
△成田美名子「一星へどうぞ」
=======================================================
【SF少女漫画全般についての意見】2
>>138 >>186 >>200 >>217 >>220 >>246 >>253-254 >>277 =======================================================
“ SF少女漫画”の定義は今のところ、次のような優先順位になっているようです。
(1) SF(サイエンス・フィクション)の要素が大きいもの →
>>217参照
(未来世界or未来社会、宇宙空間の星系、異星人、ロボット・アンドロイド・サイボーグ、
遺伝子操作等の人工生命体、ミュータント、タイムトリップorスリップ、ESPなど)
(2) サイエンス考証の淺いものでも全体がSF的アプローチになっていれば
SFファンタジーあるいはライトSFと考える。
(3) 非科学的な設定が入るものは除外。
(神、妖精、妖怪、魔物、天使、魔法ありの異世界、心霊現象、転生、一部の超人もの超能力もの等)
基本的に少女向け漫画雑誌とその後継的な女性向け漫画雑誌に載った作品ということで。
男性読者対象の雑誌と幼年低学年向けの雑誌は含めません。
315 :
作家名一覧:2006/09/05(火) 22:58:18 ID:???0
=======================================================
作家名一覧
=======================================================
■▲スレッド内で【作品のSF要素を書いたレスがある】 34名
【秋里和国】 【明智抄】 【一条ゆかり】【大島弓子】 【奥友志津子】
【花郁悠紀子】【河あきら】 【川原由美子】【北原文野】 【くらもちふさこ】
【佐伯かよの】【佐々木淳子】【佐藤史生】 【里中満智子】【柴田昌弘】
【清水玲子】 【須藤真澄】 【高口里純】 【高階良子】 【竹宮恵子】
【竹本泉】 【筒井百々子】【那州雪絵】 【萩岩睦美】 【萩尾望都】
【春名里日】 【文月今日子】【槇村さとる】【松苗あけみ】【水星茗】
【山田ミネコ】【吉田秋生】 【吉田弥生】 【和田慎二】
■▲《作品のSF要素を書いたレスがない》 10名
《樹なつみ》《今市子》 《川原泉》 《清原なつの》《田村由美》
《日渡早紀》《三岸せいこ》《水樹和佳子》《山口美由紀》《夢路行》
□[作家名・作品名が出ただけ] & △(SFではなさそう) 48名
[あずみ椋] △(亜藤潤子) [浅川まゆみ] [池田さとみ] [石田拓実]
[牛島慶子] [内田美奈子] [遠藤淑子] [笈川かおる] [岡野玲子]
[柿崎普美] [華不魅] [かまたきみこ] [亀井高秀] [かわなみはるか]
[木々] [喜多尚江] △(木原敏江) △(高河ゆん) △(神坂智子)
[佐野真砂輝&わたなべ京][市東亮子][篠原千絵] [篠原烏童] [杉本亜未]
[曽祢まさこ] [高橋冴未] [手代木史織] [長岡良子] [名香智子]
[なかむらよしみ]△(成田美名子)[速水翼] [ハルノ宵子] [聖悠紀]
[ふくやまけいこ][星野架名] [みずき健] [道原かつみ] [めるへんめーかー]
[森脇真末味] [柳原望] [やまざき貴子] [山下友美] [弓月光]
[よしながふみ] [よしまさこ] [わかつきめぐみ]
SFの定義って難しい…。
おおざっぱに例えると、天動説(ファンタジー)か地動説(SF)かってことだよね。
天動説と地動説の中間タイプに地動説優位はSFに入れる。
天動説優位はファンタジーに入れる。
こんな感じかな。
=======================================================
【INDEX】 SF少女漫画作 作家別の作品一覧について
=======================================================
アンカー > > の * つきは、具体的なSF要素や作品内容に触れているレス。
収録本データは、執筆時期のわかりやすいものと、文庫化などで現在入手しやすいものを優先。
URLは、作家作品資料サイト。
暫定的に ■SF(サイエンスフィクション)の要素が大。
>>217参照。
▲SF要素は中位? スペースファンタジー、時間旅行/異星人/超能力ファンタジー等のライトSF。
△現時点で "SF的アプローチではない" "非科学的設定" とみられているファンタジー物・ミステリー/ホラー物。
次回の整理の時までに“SF少女漫画”という結論になっている場合は、△印を外します。
□現時点でSF内容が未確認/未報告。
読んだことある人、作品情報や内容紹介感想コメントタノム
・どこがSF要素なのかも含めて内容を教えて下さい。感想はSFに関係ないことでも歓迎。
既出作品の解説感想、既出以外のSF少女漫画(家)知ってる人もヨロシク
【あ】
>>280-283 【か】
>>285-289 【さ】
>>290-296 【た】
>>296-301 【な】
>>301-302 【は】
>>302-306 【ま】
>>306-308 【や】
>>309-311 【わ】【その他】
>>311-312 【参照事項】>313-315
まとめサイト
ttp://girls-sf.at.webry.info/
=================================================================
↓ では、上記リストのSF少女漫画作品について、引き続き、感想意見などを語りましょう。↓
作品リストを参考に、好きなところ気になるところ等々、ご自由に。
まだリストには出ていない作品も歓迎
(収録本データが分かる場合は添えて下さい)。
タイトル不明の作品は、内容をなるべく具体的に書けば誰かが知っているかも。
既出、新規を問わず、多少のネタバレ可、結末とかの重要部分をバラす場合は[メール欄]。
=================================================================
>>279 詳しい一覧作成、お疲れ様です。
本当、大変な作業でしたね。
労力に頭が下がります。
で、お疲れのところ、わがままなお願いなのですが、できれば■▲□△各々の分類の判定基準を教えていただけないでしょうか。
それぞれの境目がイマイチよくわからないので。
↑
319は
>>317でいわれてるところの具体的な境目の基準、という意味です。
作品解説を少し
『OZ』(樹なつみ)
1990年、世界は壊滅した。たった一発の核弾頭の誤爆が引き金となって始まった
この第三次世界大戦は、わずか40分で終結した。生存者は全人類の約40%。
それから31年後、分裂したアメリカ内部の小国家、「サンレイト」から舞台は始まる。
少女フィリシアは、傭兵ムトーと、兄リオンが使者として用意したサイバノイド1019(テン・ナインティーン)
と共に、伝説の科学都市「OZ」を探す旅に出る…。
SF要素
・核戦争後の世界情勢
・人工生命体の感情の芽生え
・サイバノイド(戦闘用人造人間)とバイオロイド(人造人間)の違い
・臓器移植
・不老不死
・人工知能搭載のマザーコンピュータ
・キラー衛星
・冷凍睡眠による年月の経過
・「ロボット三原則」を破るロボットはロボットと呼べるか?
>>278 > みずき健「シークエンス」は転生を扱ったライトSF。
転生はSFじゃないよね。
これは主人公に未来の記憶とか持たせてSF風味にしてるけど
全体的にはやっぱ転生ファンタジーの短編かな。
>95>97
奥友志津子の「ドリーマー」は近未来の設定が貫かれているけど
サイエンス要素はあまり強くはないね。
ヴィジフォンと呼ばれるTV電話みたいなのが
しょっちゅう出てくるのは未来社会らしい。
医者の使う注射器とかは全然未来っぽくない。
普通のハードボイルド少女漫画かな。
>>318 316ですが、
>>69は自分の発言ではないですが、道原かつみ先生の「ノリメタンゲレ」は
秀逸なSF作品だと思います。
悪い未来人が転送装置を使って精神だけ古代人に憑依して、歴史に干渉しようとするのを
阻止しようとする時空警察みたいな設定です。
清原なつの先生の「飛鳥夢語り」は有馬皇子を助けるために未来人が歴史に干渉しないように
工作をするという歴史ファンタジーで、厳密にはSFじゃないんですが。
SFじゃなくてもタイムスリップもので歴史ものが好きな方にはお薦めです。
赤石路代先生の「AMAKUSA 1637」は時代考証もSF交渉もラストでぶっ壊す
別の意味で必見に値する迷作です(個人の価値観なので、あえてお薦めしません)。
>>322 連載当時は未来から過去に転生と言うネタが読者には新鮮だった。
今考えると確かにSFじゃないですね。年がバレてしまいますが。
ご指摘ありがとうございます。
生殖医療も30年前に試験管ベビーで生まれた超能力者が出てくると、
SFっぽかったんですが、現代で同じネタ使っても単なるサイキックものでしかない
(体外受精も今では不妊治療の一種でSFじゃない)。
ごめん。
名前の欄は278=322ではなくて、278=333です。
訂正してお詫びします。
再度訂正。
278=323です。
すみません。
『獣王星』(樹なつみ)
世界背景
2089年以降、地球の人口増加・資源枯渇により他星やスペースコロニーへの移民が当たり前になっていた。
13番目に発見された惑星「バルカン」への移民も順調に進み、2150年には地球から他星系への移民がほぼ止まる。
だが、2270年、太陽系は高酸素帯に浸食され、他星との通信が不可能に。
2320に通信は回復したが…
物語
西暦2436年、バルカン星系のコロニー“ユノ”で育った白人の双子の兄弟、トールとラーイは
外見は瓜二つだが性格は正反対。
ある日、エリート官僚である両親が政府のエージェントに殺害されたところを目撃した
二人は世間から隠された存在である死刑星“キマエラ”に墜とされる。
そこは自転周期が公転周期の三分の二、一日が二年、181日の昼と181日の夜で構成され、
昼の間は30度から50度の猛暑、夜は-40度のブリザードが吹きすさぶ、
生態系も地球とは異なり、肉食植物が猛威を振るう、人間こそが圧倒的弱者の世界だった。
生き残ったトールは両親の復讐と自らが“キマエラ”に墜とされた理由を知るために
獣王になるべく生きていくが、その過程で自らの出生の秘密を知ることとなる…。
SF要素
・惑星“キマエラ”の設定
・代理子宮での出産
・人類の短命化問題(人工臓器を使用しても寿命が約50年)
・人間の冷凍保存・クローン人間の作成
・遺伝子操作
・メール欄
備考
SF設定を他者に委託している。
設定プロデューサー:井上博明(オニロ)
科学考証:後藤信二
佐藤史生「一角獣の森で」を追加してください。
ESPの人権?の話です。
樹なつみの『朱鷺色三角形』とその続編の『パッション・パレード』も超能力モノ。
近親婚の結果、一族の人間しか愛せない登場人物なども。
奥友志津子「遠い雷鳴の中」もエスパー物だったと思います
星野架名は緑野原シリーズ以外にもSF作品描いてるよね。
すぐにタイトル出て来ないけど…
東城和実「禁区」
主なジャンル:近未来SF
主人公の属性:超能力者
あらすじ(電子書籍の紹介文より引用)
西暦20XX年、遺伝子操作によってアヤセとサクヤは特殊な力を持つ超能力者として生み出された。
アヤセは遠隔視・透視・テレキネシス(念動力)を、サクヤはテレパス(超能力)を持つ。
苛酷な宿命は、二人を戦いの中へと招く――。衝撃のサイキック・ストーリー!
(引用元
ttp://www.ebookjapan.jp/so-net/title.asp?titleid=5919)
☆おすすめポイント
ストーリーはジュブナイル小説のような感覚。シャープな絵柄がSFに合っている。
遺伝子操作によって誕生した異形の生命体(外見はモンスター並)の表現がリアル。
バイオハザートよりは心理描写が繊細でナイーブ。
>>322 >>324 転生モノといえば、
日渡早紀『ぼくの地球を守って』を連想する。
月に基地を構えて地球を観測する異星人のチーム全員が
早逝の後に地球人に転生となるわけだが、
生まれ変わる理由は、科学的瀬設定ではなく、チーム内の対人関係にありそうだ。
そういう意味では、転生ファンタジーと言うべき作品。
しかし、長編だけあって、別々の星で生まれ育った主人公達の幼少時以降のドラマは
スペースオペラ風のSF的アプローチで丁寧に描かれている。
個人的には、連載の中盤で占めているそれらの異星でのストーリーが気に入っている。
(初期のコミックス21巻中、8〜10,15〜18巻あたり)。
柴田昌弘「盗まれたハネムーン」、
これも転生の一種だと思うが、
宇宙船の事故で地球に残された異星人の女性が
故郷の星からの救援が来るまでには寿命が足りないので
[メール欄]。
意図的に行うその継承は、一定の年齢になると
次世代へと継承されるようプログラミングされていたようで
そんなところも、いかにもSFらしい発想だなと思った。
こういったSF設定は、ハイテク機器を描くのと違って
四半世紀を経た今現在読みかえしても
古くささを感じない。
トリックもオチのつけかたも秀逸だと思うよ。
柴田昌弘は短編の名手だな。
高河ゆん
医療用アンドロイドと人間の恋を描いた「サフラン・ゼロ・ビート」(発火能力者も出てくる)
アンドロイドに、主人を慕う機能(「パブロフ回路」)があるかないかでモメる、とか
人間は老いるが、アンドロイドは老いることはなく、過去を忘れるということもできない…という
SFエピソードあり。
BASARA(田村由美)は設定が未来だけどSF要素ってあったかもしれないが、
詳細は忘れてしまった。
文明が滅びた後のネオ歴史ファンタジー。
少女漫画においてよく出るSFネタ
三大パターン
・タイムトラベル
・クローンニング技術(その他生殖医療技術を含む)
・ロボット・アンドロイド
次点候補に超能力(サイキック)系・平行(パラドックス)世界系等…
これらのSFネタのどれかを扱っていて、それが作品のテーマに深く関わっていて、
ストーリーの展開に必要不可欠と認めたものはSF系少女漫画として
認めてもいいと思う。硬派かどうかは別として。
そうですね。「SF」の定義についてはユルーくしておいたほうがいいかと。
「ハードSF」の定義ですら曖昧なところがありますし。
かといって何でもかんでもリストに加えるのもどうかとは思いますが、
このスレッドにあえて書き込むような人ならその「一線」をなんとなく把握しているでしょう。
>
>>319 自分は
>>279ではないけど、
■▲□△の分類は分かりやすいと思う。
□と△は、
>>279>>317に出ている通りで、
このスレでの意見を反映しているものだね。
> △現時点で "SF的アプローチではない" "非科学的設定" とみられているファンタジー物・ミステリー/ホラー物。
> □現時点でSF内容が未確認/未報告。
□は、スレに登場したのが意見ではなく作品タイトルのみだから、
次回のまとめの時には■や▲に変わるものがふえるんだろうね。楽しみだ。
■と▲も、大半はこのスレでの意見を反映しているように思える。
萩尾竹宮佐々木あたりの充足ぶりを見ると、
>>279氏の判断も色々と含まれていそうだが。
未読のものが多い自分にとってはかなりありがたいし
これから読む人にも目安になるのではないだろうか。
>>279 乙。
自分にとっては懐かしい作品も多いので
初出データまで調べてくれた労力に感謝の念でいっぱいだよ。
リクエストをするのも恐縮だが、
次回は何々コミックス等を簡略化して、
遺伝子操作、アンドロイド、 惑星開発、冷凍睡眠々のSF要素をひと言ずつ添えると、
更に有益な資料になると思う。
>>336 ストーリーの展開に必要不可欠という以前に、
そのSF要素の扱い方にもよるのでは?
夢のある物語や非現実的なストーリーを描くための作品であれば、
科学的考証は必ずしも必要ではない。
たとえば登場人物を、アンドロイド、超能力者、何々星からやってきた異星人とかに設定するだけですむ。
舞台を宇宙船とか西暦何年辺りの地球とする場合もそうだ。
つまり既存のSF作品から、SF要素の表面的な部分だけを取り入れればすむ。
超能力者だから他人の心の声が聞こえるとか、サイボーグだから感情や情緒がないとか、未来世界の乗り物だから空中タクシーやワープで高速移動とかの。
非現実的なストーリーでも、最初からSF的アプローチで描く作品なら、
天文学や物理化学や生体医学などの科学的考証ぬきではむずかしいだろう。
サイボーグなら生命維持装置のメカニズムも出る。
地球人と外見がそっくりの異星人がいきなり登場するケースよりも
惑星開発物での原始的な生命体が多くなったりする。
スペースファンタジーなら、天文学の知識がなくても描けるけど、
> ・タイムトラベル
> ・クローンニング技術(その他生殖医療技術を含む)
> ・ロボット・アンドロイド
> 次点候補に超能力(サイキック)系・平行(パラドックス)世界系等…
これらのSF要素のうち、
初歩的段階ながらも実現しつつあるのは、クローンとロボットだね。
超能力ものは、何かほかのSF要素も登場する作品だと、違和感が薄れる気がする。
超能力自体は、今現在の自然科学では実在しないものとされているだけに。
設定を突然変異や血族による超能力者登場とするだけでは、SFらしさが感じられない。
(柴田昌弘「赤い牙」シリーズも、ランやイワンだけではSFにならなかったが
サイボーグのソネットやタロンのロボット登場でやっとSFになった)
>>332の 東城和実「禁区」のような生体医学方面の考証があればSFらしさも濃厚になりそうな気がする。
>>337 > かといって何でもかんでもリストに加えるのもどうかとは思いますが、
> このスレッドにあえて書き込むような人ならその「一線」をなんとなく把握しているでしょう。
同感。
長文連投スマソ
>>337 >このスレッドにあえて書き込むような人ならその「一線」を
なんとなく把握しているでしょう。
うん。初心者向けのユルイ定義は本音としては要らない。
でもSF好きの読者の層を新たに開拓するには、
人気作家にあえてそうしたSF風の作品に意欲的に取り組んでほしい。
でないとSFというジャンル自体が少女漫画界から消えそうな予感がする。
ついでに、SFは相当の画力が無いと描けないですからね。
ストーリーはしっかりしていても画力や構成力がないと
それらしく見えなかったりするから。学園ものや恋愛ものよりリスキー。
出版社の偉い人、
実力のある漫画家が、良質のSF大作を発表する機会を
もっとたくさん与えてください。
画力は内容によると思うけど、画力のものさしが人によって
違うしな
連投すみません。
336ですが、一日経過して自分の書き込みを客観的に判断して
>>336の定義だと、やはり困ったことになりそうだと気が付きました。
たとえば、山岸涼子先生の「日出処の天子」はご存知の通り、
主人公の聖徳太子のキャラクターにSF的解釈を加えて
超能力者に仕立ててしまったわけですから、
しかも異質な能力を持ったが故に母親から疎んじられ
凡人の弟の方を可愛がり、太子はグレてしまった…とか、
ストーリーやテーマとも深く関わっていますので、
この作品をSFの範疇に入れてしまったら、分類上おかしくないか?
と自分で自分の書き込みを突っ込み入れたくなりました。
SFの定義については、スレの住民の皆様の
良識のあるご判断にお任せします。
お騒がせしてすみません。
>344
主題は別のところにあるがSFとして見ることも可能な作品、という扱いにすればよいのでは?
>>344 あれは個人的にはSFだとは今まで思ってなかった。
SFと見るにはあまりにも仏やその眷属や、魑魅魍魎めいたものが厩戸の周りにちらついて。
わたしも
>>314の(3)の
「 非科学的な設定が入るものは除外。」
(神、妖精、妖怪、魔物、天使、魔法ありの異世界、心霊現象、転生、一部の超人もの超能力もの等)
をSFの最低基本条件と考えてるから。
>>345 336
そういう分類なら、
渡辺多恵子の「ジョセフへの追想」もリストに入れていいかもしれない。
カナダの田舎で育った幼馴染の少年と少女。
成長した少年がエイリアンとして覚醒されて少女を拉致してしまう。
主題は別のところにあるけれど、SFとしても見ることも可能な作品です。
ジョセフへの追想は広義のSFに入れていいと思う。
設定とかはぼろぼろだけど、ハリウッド的SF映画にありそうな
アプローチ・設定で、一般的にあれだけ要素があれば
SFだと見る人が多いだろうと思えるので。
個人的には、SFではなく鉄郎におけるメーテル
(=青春の日の幻影)に見えるけど。
>>345 主題は別のところにあるが(過去の歴史や古代史の中のロマン、転生ドラマ、ハードボイルドストーリー、友情恋愛ドラマ等)
SFとしての充実感がある作品も含む、という扱いにすればよいのでは?
作家の意図がどうあれ、
科学的考証をしながら描くものと、しないで描くものには、SFらしさで差があるからね。
>>346-348 SFとしての充実感となると、
読者のSF経験値で評価が分かれるだろうね。
でも、
>>341さんの言ってる初心者向けのユルイSF定義のものは、
そういう区別のわかる人がその旨を書いてくれると、SF初心者には手が届きやすく、
ハードSF嗜好者も無駄な買い物をしないですむ等で、
分かりやすくなると思うよ。
今の段階では、
>>279さんが初出雑誌名をデータとして出してくれたことで
多少は見当がつくと思う。
例えば、りぼんやマーガレットと、りぼんオリジナル/ぶーけでは、対象年齢も違うし、
1980年代前半までのウイングスなんかは本格物の宝庫だし。
>>338 >
>>279 > リクエストをするのも恐縮だが、
> 次回は何々コミックス等を簡略化して、
> 遺伝子操作、アンドロイド、 惑星開発、冷凍睡眠々のSF要素をひと言ずつ添えると、
> 更に有益な資料になると思う。
これには同意。
これから作品を紹介する場合も、
単に「超能力」とか「宇宙人」とかではSF要素の扱われ方が分からないだろうから、
本質がSFなら、「惑星開発/恒星間旅行で出会う異星人」とか「アンドロイドと人間の友情」とか、
SF要素だけを書けばいいし、
本質がSF以外なら
「学園ドラマ + 異星人/超能力者」「古代史ロマン + タイムスリップ」「医学サスペンス + クローン」
のように、
本来のジャンルも書いておけばよいのでは?
>>346 > わたしも
>>314の(3)の
> 「 非科学的な設定が入るものは除外。」
> (神、妖精、妖怪、魔物、天使、魔法ありの異世界、心霊現象、転生、一部の超人もの超能力もの等)
> をSFの最低基本条件と考えてるから。
これは譲れないよね。
まぁ、例外としては、
>>333に解説がある 日渡早紀『ぼくの地球を守って』。
それと、
>>154-155に内容紹介がある 花郁悠紀子「フェネラ」「水面に咲く」「風に哭く」。
フェネラの設定は、
1作目では人間と妖精のハーフであるEPSの女性だけど、
2作目では人間界に帰化したからなのか?フェネラはフェンと呼ばれ、
精神感応、遠視、透視、念動が使える強力なEPSの女性。
この3作は、
フェネラのパートナーでもあるESP研究者アナトリーの三部作として扱っていいと思う。
あの、少女漫画のSFってことは、掲載誌が少女又は女性向けであること
が条件でしょうか。これ、たしか少女誌だったと。
今まであがってないと思うのですが、石森氏の少女向けのSF。
古典と言うべきですかね。「ミュータント・サブ」「アガルタ」
「おかしなおかしなおかしなあの子」
SF少女漫画だと思うのですが。どうでしょう。
>>278 「アーシアン」
天使が地上に来て地球人の生存を継続させるか滅亡させるかって話だから除外だね。
>>262 篠原千絵
「海の闇、月の影」
これはホラー漫画として書かれたものでSF漫画として読めるもんじゃなさそう。
双子の片割れが突然テレポートなんかの超能力を持ってしまう原因が
古代遺跡から出てきた謎のウイルスらしいっていう設定はおもしろいけど。
>>323 清原なつのだったら「真珠とり」「千の王国 百の城」の方をリストに入れて欲しいね。
この人のSFは一見ソフトSFって感じのが多いけど
大学時代は生物学だったか理科系で学んだだけあって
「アレックス・タイムトラベル」に登場する青い薔薇の話とかは、さりげにリアリティがある。
「真珠とり」もハヤカワ文庫の「千の王国 百の城」に入ってるよ。
アーシアンはアンドロイドが出て来る話もあったけど、
全体的はファンタジーかな…
>>351 私は「僕の地球を守って」はSFに入ると思うけど、「フェネラ」はファンタジーだと思う。
(というか、読んだときからずっと今までそう受け取っていた。)
妖精っていうのはどうしても科学的存在とは思えないし。
(輪廻転生も科学的とは思わないけど、「僕〜」の場合は、それ以上にほかの設定がSF的だと思うので)
一連の同じシリーズがSFであっても、すべてがSFに入るとは限らないってのは、
すでに上述の
>>249さんが紹介している、「集まる日」シリーズみたいな例もあるわけだし。
ちなみに、「僕の地球を守って」の続編にあたる「僕を包む月の光」についても、やっぱりこっちはSFじゃなくてファンタジーだと私は思ってる。
>>278、
>>336と、
>>341は同一人物(私)の発言なんですが、
>>353 >「アーシアン」
>天使が地上に来て地球人の生存を継続させるか滅亡させるかって話だから除外だね。
これは同意です。
エイリアンの属性を持った登場人物が登場するだけで、
SFらしい背景が薄い場合は、アーシアンのように異世界の住人と
同一ということで、SFからは除外した方がいいかと・・・。
渡辺多恵子さんの「ジョセフへの追想」は、
外国ドラマのロズウェルを思わせるような前半のSFっぽいエピソードが、
SFファンの想像力を刺激する(でも後半は青春SFドラマというよりサイコ)。
>>348 >個人的には、SFではなく鉄郎におけるメーテル
>(=青春の日の幻影)に見えるけど。
ジョセフはヒロインにとって何だったのか、
郷愁を感じさせるラストが印象的でした。
>>292 佐藤史生の「やどり木」と「チェンジリング」は、
文庫化されているのでそちらをリストに加えた方が良いのでは。
「やどり木」は、ハヤカワコミック文庫『天界の城』に収録。
脳の一部を変質させる“ミスルトスパイス”を得て、
惑星を傷つける行為を止めた選択をした人々が描かれている。
SF要素は「惑星開拓」
「チェンジリング」は、小学館文庫『ワン・ゼロ番外編 打楽天』に収録。
地球から移民した人々が起源の、惑星住民とのファースト・コンタクトもの。
創造主を滅ぼしてしまったロボットの辿る道が描かれている。
同様に『打楽天』に収録されている、「チェンジリング」続編の「ネペンティス」は、
主役が同じで、ヒューマノイド・ロボットが助手となっている。
100人が1つのファミリーとして暮らしている、特殊な宇宙船での出来事。
このシリーズのSF要素は、「異種族遭遇+アンドロイド」ということになるのかな。
>>350 SF要素とジャンルを明記するのは、いいですね。新しい作品を読む目安がつきますし。
>>355 あ、自分も「僕地球」と「僕月」の見解に同意。
僕タマには、異星人が地球を観察する為に月に基地を作るという
科学的側面が粗筋に重要な要素として関わるし、
ヒロイン木蓮以外で、輪や未来路などESP能力が沢山出てくるのでSFって認識。
しかし…ちょっと見ない間に議論が熱くて驚いた。
まとめサイトを作っていらっしゃる方、凄い!乙です!!
>>279です。
>>315で[真乃呼]がぬけてしまった。スマン
>>319 >>338さんが言って下さったとおりです、338さんフォローありがとう。
>>338>>350>>357 次回の整理の時は、SF要素を入れるようにしますね。10日〜2週間くらい先になりそうですが。
>>358 >>125にも書いたようにこちら暇な時間と日にちが不規則なもので
まとめサイトは
>>124さんが作って下さってます。124さん作業ありがとう。
みなさんのおかげで漫画の内容紹介に加えてSF談義も出てきたし、このスレが盛り上がってくれてうれしいです。
>>333 > 柴田昌弘は短編の名手だな。
同意。
>>349 > そういう区別のわかる人がその旨を書いてくれると、SF初心者には手が届きやすく、
入門用ならやっぱり短編じゃないの?。
50ページから100ページ前後ってくらいの。
柴田昌弘の初期SF短編集とか、ベタだけど萩尾望都「11人いる」とか。
佐藤史生の初期短編集「金星樹」も初心者におすすめだけど
これは新刊書店では入手できないな。
長編なら文庫にもなってる萩尾望都「スター・レッド」や
佐々木淳子「ブレーメン5」あたりから入るといいんじゃないかな。
再版が多いところでは
竹宮恵子「私を月まで連れてって!」も推したい。
一話完結形式のシリーズだから
どこから読んでもSF通になれるんじゃないかと思える。
マニア向けのSF用語なんかは、そのつど欄外に解説が出てくるし。
時代は、月や火星への旅行が、現代の新婚旅行くらいに庶民の手に届くようになった、近未来、
メインキャラの、ダンはNASAの宇宙飛行士、
ダンが婚約しているニナは普通人のふりをしてるけどテレパスでテレポートも出来る、
っていう初期設定だけど、
SF要素は何でもありってくらい多彩だから、まとめて読んだら相当SF通になれると思うよ。
>>361 萩尾さん竹宮さんあたりは
すごくSFに詳しいから。
SFのむずかしい部分を
わかりやすく表現してる作品が多い。特に初期のはね。
他の作家は、自分の知る範囲で思い起こすと、
超能力をウリにした作品は、SFとしての当たり外れが大きいね。
竹宮さんの「私を月まで連れてって!」は超能力をウリにしてたわけでもなく、
連載の中ではたまにしか出てこなかった。
ニナがやむをえず使う場合がほとんどで
超能力者モノにありがちの悲壮感(超能力があるので人並みの幸福が得られない等)が
ないから好きだな。
>353
>356
地球外生命体による審判というのは古典的なSFのジャンルだと思うが。
SF的要素に重点を置いたストーリーではない物語だとは思うが、勝手に除外するのも如何なものか。
>354が言うようにアンドロイドの恋愛感情を描いたエピソードもある。
353
>>363 >地球外生命体による審判というのは古典的なSFのジャンルだと思うが。
アーシアンは日渡早紀のアクマくんシリーズのように、
異世界ファンタジーの延長線上の少女漫画だと思っていたので、
そうした観点でこの作品を読んだことがありませんでした。
貴重なご意見ありがとうございます。
あくまで個人の価値観ということでスルーしてください。
今後また、多角的な視点でSFの範疇に入れてもいい
作品がありましたら、教えてください。
同じく353
外見ファンタジーで本質がSFの作品の場合はどう区別したらいいのでしょうか?
魔法をSF的に考える
ttp://mentai.2ch.net/sf/kako/979/979827346.html 7 名前: 名無しは無慈悲な夜の女王 投稿日: 2001/01/19(金) 13:31
「極限まで発達した科学は、魔法と区別がつかない」
アーサー・C・クラーク
この言葉で問題は終わってしまっているんだが…
ループの話題のようなので、魔法はさすがにSFから除外した方が賢明かも
しれませんね…。
道原かつみなら銀英伝(田中芳樹)も追加すべきかな?
番外編 黄金の翼:リュウコミックス
本編 銀河英雄伝説:キャプテンコミックス
※キャプテン連載だが途中で掲載誌があぼーんして終盤はキャラ(少女向け→BL雑誌)で連載
道原かつみ(原作: 麻城ゆう) 『JOKER (ジョーカー) 』
未来社会で合成人間が人権を無視されたり、単純労働などで使役されるなか、
例外として「特捜司法官」は、合成人間であるがゆえに
知能・体力ともに人間以上の力をももち、感情に左右されない公平な判断力があるとされ
犯罪を捜査するために特別な特権(犯罪者の処刑の権利など)を持たされている。
人類の居住地は地球だけでなく月・火星・金星へとひろがり、
星ごとで統一政府が出来ている世界。
日本州の刑事、六道リィンはその特捜司法官のなかでも最高機密となっている
「JOKER」と偶然出会い、可憐な女性である「彼女」と恋をするが
実はJOKERは男女とわない変身&変形能力があり他人の遺伝子情報があれば
その相手に変身できる特殊能力の持ち主だった。
ストーリーは基本は犯罪捜査→刑事の捜査→特捜司法官の介入→解決だが結末は闇へ
事件も未来社会特有の香りを持つ小道具などが鍵になっていたりする。
あと、特捜司法官は優遇されていても合成人間であるがゆえに、
使い捨て扱いされていたり劣化がはげしくて短命だったりする。
道原かつみ「アルカラルの遺産」「アルカライラ」
※惑星開発/恒星間旅行で出会う異星人
「アルカライラ」ウィングスコミックスは
「アルカラルの遺産」リュウorキャプテンコミックスの続編。
ある惑星で発見された遺跡の中に休眠中の異星人を発見される。
その人類とは違った特色を持つ異星人をめぐってのはなし。
人類とその異星人をつくった古代の上位種がいたエピソードあり。
獣型の寄生生物がペットとして流行したが、それもその前史人類の遺産だった。
道原かつみ『キャウキャットキャン』
※惑星開発/恒星間旅行で出会う異星人
ある植民星には「キャウキャットキャン」と呼ばれる身体能力に優れた亜人類が住んでいる。
彼らはその星の原生生物だった「砂漠猫」から人為的に操作してつくられていて、
その発生段階で「創造種」にたいする盲目的な服従と憧憬を植えつけられている。
何らかの事情でただひとり生き残った「人類=創造種」である主人公は、
もともとはその刷り込みに対して拒絶感を持っていたため、
自分の正体を隠して惑星で隠れ住もうとするが…
上述の「アンドロイドの恋愛感情」というので、遠藤淑子の「改良型スズキ君」を思い出した。
ヒロインの父親である科学者が作ったヒロインが憧れている同級生をモデルにつくったアンドロイドの話。
父親が作ったのは単に大型防犯装置くらいの機能しかなかったのに、父親の部下のマッドサイエンティストが手を加えて
人間並みの機能(ただしモデルと違って口が悪い)が備わってしまうという話。
マッドサイエンティストが作ったアンドロイドのコメディーというと、
宇野亜由美の「オコジョさん」に収録されてる「ダーリング」なんてのもあるな。
姉は、黙ってれば知的美人で通るのにかなりぶっ飛んだ性格で、金をかけては意味のない物を発明。
自分が作った大金が稼げるはずの高機能の美形アンドロイドも使い道も誤っていたw
>マッドサイエンティストが作ったアンドロイドのコメディー
「ちゃんと愛してる」(米沢りか)
主人公の桂人は母親譲りの容姿で、科学者である父親から溺愛されている。
その桂人が16歳の誕生日に父親から貰ったのはいるはずのないお兄さん…!?
実はその正体は科学者のパパが造った、「桂人を愛する」機能だけしか持たないロボット『K‐5』だった。
桂人の父親は、母親を出産時に亡くした桂人を不憫に思い、兄弟を作るべくケイゴを開発したはずだが、
ケイゴの愛情は兄弟を超越していて…?
これは道具立てがSFかな。ストーリーはコメディー。
なるしまゆり『原獣文書』(新書館 現在8巻まで)
隕石の落下・奇妙な伝染病などにより人口・その版図・地形などが
ガラリと変わってしまった今から約千年後の地球。
人類はようやく復興の兆しをみせ、千年のあいだに生まれ、
謎となっていた、新大陸の調査が始まる。
巨大な昆虫・六本足のトカゲのような生物など、
生態系からしてまったく未知の大地。
真偽は定かでないが、そこに生息する人間は性別を持たず、
奇妙な石を使って性別と伴侶を決めるという。
なるしまゆり『プラネット・ラダー』(創美社 クリムゾン 全7巻)
カードで占いをすると必ず白紙を引き当ててしまう少女かぐや。
彼女は滅びゆく九つの平行世界にそれぞれある地球の内、
ただ一つ救うのできる星を指し示す「あなないの娘」だった。
どなたか補足キボン
>>371の紹介文を見て、山田睦月の「AS YOU WISH」を思い出した。
これは喜怒哀楽を含め感情を表さず、何にも興味を示さない主人公の少年の前に現れた
「君の望みを叶えるために来たロボットだ」
と自称する不思議な少年の話。
実は彼は科学者である母親が精子バンクの精子を用いて生まれながらの天才となるべく生み育てた人間だったという設定。
主人公とこの少年との同性愛めいた友情が中心で、それに彼の正体は?という謎が絡む話だから、▲か□かな?
横レスしてすみません。
アンドロイドで思い出した作品があります。
川原由美子の少女漫画でコメディタッチのアンドロイドのベビー・シッターが
登場する短編がありました。別の表題作の単行本に収録されていました。
他に漫画ではありませんが、
タニス・リー著「銀色の恋人」 (早川書房)
精巧な人型ロボット「シルヴァー」に恋した女の子の話だそうです。
学研の「恋愛小説の基礎」という題のムックに書評が載っていて、
表紙は川原由美子氏です。書評の文章によると
“ロボットとの恋をきっかけに自立の道を歩みだす少女の成長物語”
だそうです…。
はるえるぽん『US−アス−』も設定SFでメインはギャグだった気がする。
現物が手元にないので確認できないが、
遺伝子実験でもうひとりの自分ができるんだったか、そんな話だったような。
>>310 夢路行さんの作品について知りたいです。
内容を知ってる人、教えて下さい。
全集も出ているようなのでキャリアが長い人みたいですが・・・
310じゃないけど
復刊ドットコム特集ページ
ttp://www.fukkan.com/group/?no=6 『夢路行』プロフィール
長崎県生まれ。
漫画家。1983年、『踊る三日月夜』(「ぶーけ」)でデビュー。
その後は、同誌や「きらら」などでの連載を手がける。
またコミックの他、小説の挿絵や、デビュー後も同人誌への作品を発表するなど、
地道な活動も続けている。
主な作品は、『オプショナル・ツアー』、『金と銀』、『天からの贈り物』、『桜の楽園』など。
>>284 忠津陽子の作品では「三月の庭から」所収の「勝手にしてよ!」もSF要素のある作品。
世界に散らばる超能力者一族のラブコメディー。
彼らはエスパーであることは隠して占い師やマジシャンなどそれぞれの能力を生かした仕事をしているという設定。
エスパー絡みのコメディというと、桐島いつみの「まっかな人間像」の中の「エスパー」なんてのもあるな。
これは、378とは逆にエスパーが「エスパー」を職業としている話。
>229
>230
北原文野の「Pシリーズ」知っている人がいるなんて、嬉しい。
自分もマックなので、電子書籍は見れない。
「夢の果て」が売れて、他のPシリーズもハヤカワ文庫で出たらいいのに。
復刊ドットコムに、特集ページ発見。
ここで話題に出た「クアナの宴」が、100票越えてるのだがどうなのだろうか
北原文野特集
http://www.fukkan.com/group/?no=1582 未来の地球、人間は地下都市に暮らしているが、
超能力者が「P」(混乱させる者)として恐れられ密かに抹殺されている
数少ないPが地上にもいる。
PをつかまえるPもいる。
自分、上手く説明できないので、(上の説明文だけで我ながら解説下手で悲しくなる… onz)
ストーリーやキャラなどの説明や、どこがイイとかは、
どなたかフォロー宜しくお願いします。
>>376 夢路行さんは私も未読。
SF中心で書いた人ではなさそうだけど、
デビュー期はぶ〜けだったことを考えると、SF要素がお子様向けじゃないことはあきらかだね。
だいたい1975年頃から1985年頃までは
SFブームというのがあった。
初出誌にもよるけど、この時期のは本格SFと、その影響下で書かれたものが多い。
ファンタジーっぽいSFやBL内のSFとかは、それより後の時代にふえる。
1975年以前だと、異星人とかじゃなく、宇宙人とかの言い方がよく出てくる。
そのくらい旧い作品だと、マニア向けの本格SFとお子様向けのものという両極端。
>>380 北原文野の「Pシリーズ」今読んでるところ。
リアルで読めたのは 「クアナの宴」と「砂漠」シリーズの初期だけなので
それらが、何世代もの人間達が登場する未来史物語の一部分だということは、
最近になって「夢の果て」の文庫を買って解説コーナーで分かった。
雑誌で見たからか「クアナの宴」と「砂漠」シリーズに関係があるとは気付かなかったw
でも、別々に読んでも、ストーリーはわかりやすいと思う。
> ストーリーやキャラなどの説明や、どこがイイとかは、
あったら自分もぜひ知りたいw
全体を読んでる人、とりあえずはこのスレで20行以内におさまるPシリーズ解説を書いてみては?
たしか1レスの行数は30行だったと思う。
>>379 里中満智子の初期作品の「ミスター・レディ」
性同一性障害の男女の双子が登場するドタバタ・コメディ漫画。
SFではないけど、二巻では青い薔薇の研究というSFっぽいネタが出てきて、
さらに脈絡無くこの青い薔薇が好物という宇宙人まで登場し、
この宇宙人が主役の双子の性別が逆になるボディトリップ現象まで起こす。
わけの分からないままSF的展開になるノリのよさ。
バカバカしいけど、里中先生よくこれだけのSF要素を詰め込んだね、
と感心する70年代少女漫画の傑作コメディー。
成田美名子「はるかなる黄金の砂漠」
初期のタイムスリップ物。
天涯孤独の主人公の少年の前に現れた少年は、未来人で、主人公は幼い頃タイムスリップしたまま生き別れになっ兄弟で元の世界に連れ戻しに来たという。
二人ですったもんだやってるうちに、未来少年のタイムマシンが作動し、二人は20世紀初頭だか19世紀末だかの中東の砂漠に飛ばされてしまう。
そこで二人を助けたのは、壮年となった主人公の同じアパートの友人。
二人が飛ばされた直後、タイムマシン作動中の彼の部屋に入った友人はさらにそれより数十年前の同じ中東の地に飛ばされ、そのままそこで家庭を持って暮らしていたのだという。
最後、未来少年はすべての状況ををタイムマシン作動前に戻し、友人からは関係する記憶を消し、主人公とともにもとの世界に旅立つ。
こんな話だったと思う。
個人的には本格SFだと思うんだけど。
もう一つ、同じ成田作品で、もっと前に描かれた近未来物もあったんだけど、タイトルが思い出せない。
こっちはもっとハードなSF設定だった。
天の神話地の神話?
>>385 それとは別の話。
三話からなるオムニバスで、カタカナのタイトルで、音楽のメロディーがモチーフになっていた。
もとはデビュー以前の投稿作だったらしい。
SFじゃなくてファンタジー?という作品群。
中村地里「銀のキメイラ」秋田書店(ひとみコミックス)全5巻。
続編にあたる「新・銀のキメイラ」1、2巻。
恋愛ものがテーマのファンタジーと思ってみた方がいいかも。
SFだと思って読むと矛盾だらけ銀の血だらけで葛藤すること間違いなし。
片山愁「銀河鉄道の夜」(ASUKA COMICS DX) 角川書店
↑原作がそもそも亡くなった友人と宇宙を飛ぶ列車の中で再会するという、
某SF大河漫画のネタになった有名な作品。
しかしSF的要素よりもファンタジーやオカルトの要素が強いように思う。
他にも片山愁さんの作品にはSFではないが、
一部SF要素の入ったものがある(学園便利屋シリーズ)。
北川玲子「暗闇に葬れ」
天才科学者が恋人のために開発した、使用すると必ずダイエットに成功する化粧品。
しかし、その化粧品には恐ろしい副作用があった。
それを隠して販売利益を拡大しようとする化粧品会社と秘密を知ったヒロインたちの攻防を描いた作品。
さらにヒロインの出生の秘密、天才科学者との関係が絡んで…と、どっちかっていうと、SF色よりサスペンス色の方がより強いかな?
中村かなこ「赤い星」
ペスト(黒死病)の赤バージョンみたいな不治の病が蔓延し、そのため赤い色が忌まれる世界が舞台の三部作。
異世界が舞台だからファンタジーなのかもしれないけど、それ以外は非科学的な存在、設定はなく、
危ない研究やってる研究所から人体実験のモルモットにされて逃げてきた人物なども登場する、SF色がかなり強い話だと思う。
>>299で
△竹宮恵子「空が好き!」
となってるけど、「空が好き!」はファンタジーでさえない、リアル設定の話なのでリストからはずすべきでは?
これをリストに入れると、他の竹宮作品も全てリストに加えないとおかしな話になると思うんだけど。
>>279-315 □現時点でSF内容が未確認/未報告
・内田美奈子「百万人の数学変格活用」
テレパシー能力を持つ高校教師と、彼の学校でグループを組む生徒たち(テレパス含む)の学園物
・曽祢まさこ「ふたりめの神話」
子供を二人以上持つことが禁止された近未来、双子で生まれたため、その存在を隠して暮らす妹と、兄の話。
・田村由美「7SEEDS」
予測された隕石の地球衝突から人類の滅亡を避けるため、コールドスリープで隕石衝突後の未来に送られた少年少女のサバイバル物。
・山口美由紀「おひさまの世界地図」
発達しすぎた文明が元で滅亡を招いた地球から、新天地の異星をめざし、何も知らぬ赤ん坊のうちに宇宙船に乗せられた子供たちの話。
392 :
花と名無しさん:2006/09/11(月) 00:27:57 ID:ub60dg4L0
1から走り読みですので、読み零していたらすみません。
雑誌「WINGS」(旧)が対象に入っているようですので
厦門(あもい)潤
「KENIYA−草と惑星」は如何でしょうか?
地球人が新たな開発惑星として到着・命名した「惑星KENIYA」には
精霊信仰の民族が住んでいた……
……な感じの物語でした(今手元にありませんで;;)
ファンタジー要素の方が強いと言われるかもしれませんが;;
ちなみに、ご存知の方も多いと思われますが
既出の「亜藤潤子」と、コミック版「カスミン」作画の「あもい潤」との
同一人物でもあります。
「銀河を継ぐ者」 (週刊少女フレンド、講談社) 全1巻。
作画グループ合作のSF+ファンタジー。
古い作品で残念ながら復刻はしていない。
世界設定・舞台
地球以外のどこか遠い惑星。
文明が進んだ地区は科学技術が高度に発展した近未来的な、
どこか世紀末ムード漂う世界。対して主人公の住む世界は
古代ヨーロッパを思わせる牧歌的な雰囲気の小さな村。
主人公ショタっぽい男の子(作画担当:あずみ椋)。
両親がいないので唯一の肉親である姉にブラコン気味
(姉の作画担当:神坂智子)。
あらすじ
・・・記憶がおぼろげです。
394 :
花と名無しさん:2006/09/11(月) 06:40:20 ID:z+V0ArsT0
>>393さん
現在SG企画で入手可能なようですね
連載当初は画面が余りに黒すぎて(宇宙空間を描くからでしょう)
担当さんが困惑したと言う逸話がありました。
参加メンバーは旧WINGSの顔ぶれを思い出していただければ
宜しいのではないでしょうか
(聖悠樹・速水翼も参加してました)
人間が、麻薬のような薬を使用して亜人間と呼ばれる人々を
奴隷のように使役するお話でもありました。
柴田昌弘の「グリーン・ブラッド」もそんな感じでしたよね(確か)
「KENIYA−草と惑星」はいいんじゃないかな?
「キリンヤガ」がありなわけだから。
396 :
393:2006/09/11(月) 12:28:53 ID:???0
>>394 情報サンクス。さっそく、あずみ椋さんのファンサイトからリンクをたどって
在庫を調べてみました。
>人間が、麻薬のような薬を使用して亜人間と呼ばれる人々を
>奴隷のように使役するお話でもありました。
そうです。二人の主人公がいて、一人は自然児のように育ち(前述のあずみ椋画)、
一人は過酷な奴隷状態におかれて屈折した(聖悠樹)、両極端のキャラクター。
どちら強いパワーを持った超能力者という設定でしたね。
さて、今日はニューヨークで某事件が起きた日。
五年前のあの日、TVでビルが倒壊して行く様を見て、
佐々木淳子の「霧で始まる日」のラストを思い出して、
衝撃を覚えました。事実は小説…いえSF漫画より凄い。
事件に巻き込まれた方のご冥福を祈ります。
現実をSFに重ねて語るスレじゃないんで、
スレ違いの話題ですみません…。キーワードは「歴史を変える」
次の方どうぞ↓
>キーワードは「歴史を変える」
青年漫画や少年漫画じゃありがちな感じだけど、少女漫画じゃあんまりないよね。
どっちかっていうと、「歴史が変わるのを防ぐ」ってコンセプトで展開してる話が多い。
「月の子」は未来を知った上で、チェルノブイリの事故を防いでたかな
清水玲子はこれと秘密を手元に残してるわ
清水玲子がぐだぐだになった記念碑的作品だね>月の子
歴史を変えたのは、少女漫画で昔見た別フレだったかな(記憶違いかも?)。
茶木ひろみの「真珠姫」ではないが、転生ファンタジーの形を借りた
超能力アクションのはしりみたいな作品でした。
ある学園(高校に美少女の転校生現る。美少女を偶然助けるクラスメイトの男子。
車にひかれるのを助けるために少年の超能力が発動する。
自分の潜在能力に驚く主人公、前世の記憶のある美少女は彼の能力を見て
確信を持つ。なんだかんだあって前世の記憶を共有する仲間が集まって
江戸時代?にタイムスリップ。美少女はさる城のお姫様だった。
日本の歴史そのものは大きく変えないが、その学園のある地方の歴史を
変えちゃった。悪人だった研究所の博士のような人が過去から帰ってきたら
にっこり笑って迎えてくれた。現代に帰って都合のいいところだけ歴史が変わって、
悪人が善人に変わってて、前世の仲間は全員無事に日常にもどれた…。
こんなストーリー、だれか心当たりあったらリストに加えてください。
タイトルと作者名忘れました。
>キーワードは「歴史を変える」
>>323で既出のAMAKUSAもメール欄
AMAKUSAはSFファンからみたら安易なSF的発想で萎えまくり。
映画の「オーロラの彼方へ」の赤いオーロラの神秘で30年の時を越えて、
父と息子が無線で交信するという設定と、AMAKUSAで赤い空が出たときだけ、
未来から持ってきた携帯同士が繋がるという設定が似ていると思った。
おそらく偶然アイデアがかぶったのでしょうが、
「オーロラの彼方へ」の製作が2000年なので、90年代にAMAKUSAを
発表していたら斬新なアイデアで面白かったのに、と思うと惜しい。
茶木ひろみといえば、タイムスリップ物の「姫」なんてのがあるね。
あの作者の幻想物ではめずらしくはっきりとしたハッピーエンド。
個人的には茶木作品の中で一番好き。
今度文庫が出るらしいけど。
あと、「おれは薔薇」もSF要素があるかな。
ヒーローが薔薇の香りがする対人的に有害な毒性のある体質で、ヒロインが彼の体質を治すために医者になろうとする話だっけ?
405 :
マジで探してます:2006/09/12(火) 22:08:17 ID:eCTsIgTw0
正直皆さんの様にこの分野に知識ないのですが、お知恵拝借お願いします。
作者も作品名も分かりませんが、1980年代前後のSF少女コミックを探しています
子供用のSFではなかったと記憶してます。
設定は文明の進んだ未来。
(服装や環境の雰囲気は竹宮恵子さんの「地球へ・・・」に似てたとおもいますが
もうちょっと大人対象の感じ)
現実世界とは別にそっくりの世界がある。そこには瓜二つの人々が生活をしている。
(月の反対側に地球とそっくりな星があるような感じです)
現実世界にもう片方の星の人は憧れるが入り込めない。。。法律かなんかで
以上の設定で短編の話が続くんですが、主人公は基本的に黒髪の男性(ちょっとロン毛?)
その話の一つに主人公の同僚の女性がもう一つの世界で主人公とそっくりサンの男性(育った環境が主人公とは違い過酷)
と恋をするが、かなわず悲しい別れをする。。。(この話の時の衣装はアラブっぽかったかも)
自分の世界にもどっても容姿がそっくりな主人公をみてより切なくなる。。。二度と会えないことを痛感する
(主人公とその同僚の女性は喧嘩仲間のような付合いでお互いに恋愛感情はない)
って内容っだったと思います。
探せだせるでしょうか?20年以上前の話なので記憶が曖昧で説明も下手で本当ごめんなさい
でもどうかよろしくお願いしますm(_)m
部分的な場面で、噴水の水面の下に別世界があるときもあったような。。。
幻想的で綺麗な絵だったと思います。男性は切れ長美形です
>>405 すみません、お探しの作品は心あたりがありません。
SFのジャンルとしてはパラレルワールド系SF。あるいは、平行宇宙とか反宇宙とか。
復刊ドットコムにもリクエストが出ていますが、コバルト文庫にパラルドワールド系SFに
似たような雰囲気の作品がありました。たぶん、お探しの作品とは違うとは思いますが。
コバルト文庫の「ジュネ・シリーズ」で最初のシリーズのタイトルが、
「フォックスさんにウィンクを」でした。主人公の「いずみ」は、パラレルワールドで
自分のボーイフレンドにそっくりの「狐」という人物に出会います。
専門スレもありますので、こちらも有効に活用してみてはどうですか?
少女漫画のタイトル&作者名捜索願(27)
http://comic6.2ch.net/test/read.cgi/gcomic/1157289639/
407 :
マジで探してます:2006/09/13(水) 00:01:54 ID:eCTsIgTw0
有難うございます(^^)「少女漫画のタイトル&作者名捜索願」にもう少し
内容を整理して質問してみます。
408 :
花と名無しさん:2006/09/13(水) 00:10:29 ID:JcrjyrCm0
ふと思いついたのですが。
「パタリロ」(一部)は如何でしょうか?
特に初期の頃は、SF風の物語もありましたし。
……さすがに全部は認められませんが;;(当然)
>>408 タイムスリップモノ (フランス革命モノ、過去と未来のパタリロなど)
ロボットモノ (ロボット一家のエピ)
超能力モノ (タマネギ?号が治癒(実は自分の命を他の人に分け与える)エピ)
なんかがあてはまるよね。
殿下が超能力者でマッドサイエンティストなのでSF。かも。
411 :
406:2006/09/13(水) 02:05:26 ID:???0
>>405 お探しのコミックの作者は山田ミネコさんだったんですね。
パラレルワールドとか勘違いしていましたが、タイムとラベル系でしたね
(タイムパラドクスが起きている場合はパラレルワールドになりますが)。
主人公にそっくりなのは実はクローン技術で作られた人間だからです。
とりあえず、見つかってよかったですね。
ヤフオクで全6巻が売りに出されてる写真を見ました。
6冊の中に影シャドウと書いてある表紙がありますね。
パトロールシリーズは一部立ち読みしていたので、
影の巻の部分は読んでなかったから想像できませんでした。
412 :
406:2006/09/13(水) 02:07:34 ID:???0
タイムとラベル系?
タイムトラベルの変換ミスでした!すみません。
もう眠いので落ちます。
>>401 多分「はざまもり」夢狩り伝説
でも「夢狩り伝説」も「姫 クラシックガール」も「九太郎まいる」も
「樹海の虜」もタイムスリップはあるけど、ほぼファンタジーだと思う。
405はパロトールシリーズだったんですね。
遅くなりましたが、まとめ乙です。ブログの方の管理人ですが、
将来的に外す可能性があるものが含まれそうなことと、
意見のログについて、ちょっと整理方法を考えたいので
反映までには、少し時間をください。
415 :
406:2006/09/13(水) 16:33:45 ID:???0
405=401
有難うございます!
これで長年のもやもや感がスッキリ晴れました。
>でも「夢狩り伝説」も「姫 クラシックガール」も「九太郎まいる」も
>「樹海の虜」もタイムスリップはあるけど、ほぼファンタジーだと思う。
同意だけど、SFからファンタジーに、少女誌の読者の人気が移っていく
過程に生まれた良作だと思う。
こうした流れが「遥かなる時空の中で」 に受け継がれて、少女漫画の中で
一つのジャンルとして定着している。
「僕の地球を守って」は、外見がファンタジーでありながら、SFらしさを残している。
現在連載中の続編は、ほぼファンタジーだけど。
416 :
406:2006/09/13(水) 16:54:16 ID:???0
>405=401
失礼しました。上のレスは間違いでした。
406=401でした。
405さん、ごめんなさい…。
パトロールシリーズの影(シャドウ)は、メディアファクトリーからも
出版されているようですね。「最終戦争シリーズ」の中にまとめてあるみたい
(このスレのリストの山田ミネコの項参照)。
>>408 同じ魔夜峰夫の短編で「ルルベル火星行き」って未来物のSFがある。
ルルベルってのは、まだ子供で、天才だけど、とんでもない性格の女の子。
で、「パタリロ」の番外編でこの子がパタリロの子孫のやっぱりパタリロ殿下のいとこという設定になっていた。
思わず、この設定には納得してしまったけどw
岡野史佳の作品がまだ一つもあがっていないところを見ると、
「薔薇科少年」とかはファンタジーなんだろうね。
岡野史佳@まんぱらのページの説明を読むと、
なかなかバイオテクノロジーが高度に発展した近未来の火星で、
地球で危機に瀕した動植物を救うためのプロジェクトとか、
それぞれの動植物の遺伝子を組み込まれた異種混合体(キメラ)が
特殊能力を発揮して活躍していたりと、
海外のミュータント系SFを思わせるような設定で面白そうだ。
前に雑誌でパラ読みした時は、ふわふわした可愛い絵柄に思わず
引いてしまったのだが、SF的視点でも十分読める作品ではと思います。
ファンタジーのようなSFのような作品で思い出した作品群。
赤石路代「天よりも星よりも」
超能力転生モノ。(ほぼFT
厦門潤の「PANGAEA」は、世界観はSF。
「KENIYA 草と惑星」「DRAGON CYCLE」これらも厦門潤名義。
「@テンション!」はあもい潤。
タイムとラベルものは短編とかで普段SF書かない人とかが
結構書いてるよね。コミックの最後のほうに載ってたりするタイプだ。
421 :
花と名無しさん:2006/09/15(金) 00:07:46 ID:InsDbul70
SFを「サイエンス〜」と読むか「スペース〜」と読むかで年齢層が何となく分かれてしまう気がしています(笑)
「スペース〜」で見るのならば
紫堂 恭子「海からきた星たち」(小学館版 辺境警備収録)
居住型衛星(ISSの規模大きい版?)のお話(アバウトすぎ…;;)
ひかわきょうこ「エイプリル・マジック」(花とゆめコミック パステル気分収録)
SF研に入部した大学新入生の主人公が、タイムスリップしてきた少年の
「おうち(もとの時代)に帰る」までのお手伝いをする物語
は如何でしょう?
422 :
マジで探してます:2006/09/15(金) 00:08:13 ID:hxp7MiGB0
405です。先日は有難うございました。2ちゃんねる初めての書き込みで
要領がわからずカテ違いとか失礼があったなら済みませんでしたm(_)m
またこの掲示板も見失ってましてお礼が遅くなり申し訳ありません
探していた作品はもう20年も前からの作品なのに終わってない可能性もあるみたいで…
影(シャドウ)とはまだ縁が切れそうにないです。
とにもかくにも皆さん有難うございました!
423 :
花と名無しさん:2006/09/15(金) 00:18:41 ID:CGGu8H9t0
>>422さんへ
可能性も何も…まだまだ終わりそうにありません。
「パトロール・シリーズ」は「最終戦争伝説」と土俵が同じですので
結局「最終〜」が終わるまでお付き合いしないといけないと思われます。
ちなみに現在は主に同人誌にて活動中
webコミック「Michao(
ttp://moura.jp/manga/michao/)」で
最新作が連載中…らしいです
何はともあれ、すっきり良かったですね
>>422 上にも書いた通り、影(シャドウ)はMF文庫のハルマゲドン・シリーズに
まとめてあるようですが、メディアファクトリーで復刊されたハルマゲドン・シリーズの
あとがきに書いてある方法で通信販売出来そうです。
MF文庫を買わなくてもネットで作者のHPを調べて、そこから同人誌を在庫を調べて
通販してもよいと思います。ハルマゲドン・シリーズの続きで、
「パトロール伝説」シリーズというのも出ているそうで、パトロールシリーズとも
接点があるとか無いとか…(ややこしい)。
425 :
花と名無しさん:2006/09/16(土) 20:15:21 ID:hD08h1Ch0
和田慎二氏の旧作「バラ屋敷の謎」(マーガレットコミックス 明日香のどれかに収録)
作品としてはサスペンスの部類に別けられると思うのですが、
「自閉症児の脳をコンピューターに干渉させて天才児に仕立て上げる」設定は
十分SF要素があるのでは無いかとも思います。
萩尾望都「11人いる!」久々に再読。
感情移入キャラを読むたびに変えてるから飽きないw
フロルの性別が男とか女とかが星の風土や民族特有のものに起因するというあたりは
後年の「マージナル」のキラにも繋がってくる。
SF的想像力が生きてるなあと、あらためて思った。
それでなんとなく思いだしたのが
上の方にあった、知り合いが作った薬であっけなく性転換って言う話。
そういうのってけっこうある。
既出の大島弓子「ジョカへ」の他にも
前原滋子「ミスター東はOhショック!」
桑田乃梨子「ほとんど以上絶対未満」
たいていはコメディだから書いてる作家が意表をつく展開を狙っただけで、
作家は全然SF視点じゃないと思ったよ。
部分的にでもSF感覚で書いてたら、
里中満智子「ミスターレディ」みたいに
宇宙人の進んだ科学と結びつけたりするだろう。
あとマッドサイエンティストが手術して犬とか猫が人の言葉を喋るというのも
それだけだったらSFとは呼びたくない。
川原泉はバイオテクノロジーの進化した未来の話として
そういう動物たちを「ブレーメン II」で書いた。
SF的な視点というのは、
未来が舞台とか宇宙に関係ある話ばかりじゃないと思うけど、
医学や薬品のSFなら科学的な考証のあるものをリストに入れて欲しい。
そういうのなしだったら
コメディかファンタジーと考えるべきじゃないのかな?
岡野史佳「月齢14.8」 (別冊花とゆめ1997年7月号)
1998白泉社『薔薇科少年』に収録
月にからめたファンタジー系だけど世界観がSFっぽい。
作者と題名を忘れたけど印象に残ってるSF漫画
道原かつみと同じ時代です。
ある殖民惑星にはシンガーと呼ばれる人々がいた。
かれらはシンパシー能力が強大で、歌によって人々を癒す。
(変化した原因は環境変化に対応するため?)
そのため人々には崇拝され、贈り物が耐えない。
シンガーに選ばれた者は成長が止まり、
何年も歌い続けて死ぬと老人の姿になる。
シンガーは死ぬ前に次のシンガーとなるべき者を見つけ出す。
(歌い方は専門の人?一族?に教わる)
この設定で二作書かれています。
一つは他の惑星から来た男が、ひとりのシンガーと死ぬまで付き合っていく。
(義兄弟という設定)
男の名前がスース=スーン。
老いて行く男と若いまま歌い続けるシンガーの対比が鮮やかだった。
もう一つ、シンパシー能力に長けた家系に生まれた少女(見た目が少年)が、
植物の惑星と化した地球に呼ばれる話。
少女の名前がエデット。
家族がなくなって一人だけになった少女が、宇宙船に乗り込む。
その中で、乗務員の一人の悪夢に入り込み、トラウマを治していく。
(上の話しは下の話しの番外編として語られる)
続篇を匂わせていたが絶版。
SF的要素
舞台が宇宙船が飛び交う未来。
宇宙船の中で物語が進行していく。
シンガーが登場する背景が、心理学、生理学的に語られてる。
シンパシー能力で人の夢に入り、トラウマを癒していく。
シンガーやシンパシー能力について詳しく説明してたのが印象に残ってます。
名作ではないが佳作だと思います。
>>428 それ言い出したら宇宙物や未来物だって科学的考証は適当なものが多いけどねえ。
「11人いる!」とかも含めて。(特にあの続編はファンタジー要素の方が強いと思う)
何をもって科学的考証がなくても宇宙物・未来物はSFで、現代が舞台なのはSFじゃないかがちと曖昧だな。
復刊ドットコムにリクエストが出ている、「青い宇宙のルナ」。
あさぎり夕の初期の傑作SF。
宇宙物だからSFだと思うけど、主な舞台はファンタジー風の少女が登場する
ある惑星ということなので、科学考証はどうだったかよく覚えていません。
>>430 >
>>428 たしかに科学考証のモンダイはあなたの言う通りかもしれない。
少女漫画だからというわけではないよ。
少年漫画や青年漫画誌に載ったものも含めて
たとえば宇宙を舞台にした作品なら、
描く側がどの程度天文学に関心を持っているかで、だいぶ差があるような気がする。
>>427>>428に出てくる「SF的視点」とか「世界観がSF」の方を大事にしたい気がする。
以前のレスで、くらもちふさことか川原由美子の作品が挙がったときも
そういう評価が出てたしね。
つい最近、竹宮惠子「ブライトの憂鬱」2巻のエッセイ漫画で、
名言に出会った。
個展の展示用に加えることになった1枚のカラー画、
竹宮さんが、色の再現方法に苦心し、ものすごく手間をかけたその作品について、こう言うのだ。
「受け取る方に"色"の知識がなくても
送り手にこだわりがあれば
かならずそれは「説得力」になって
受け手に伝わる」
"色" を "SF" 等の、他のものに置き換えても、納得できそうだ。
>>427 萩尾望都の描く性別モチーフ、
「11人いる!」と「マージナル」の間に、
「X+Y」というのもあるね。
「X+Y」タイトルにまんま染色体の呼称を使ってるだけあって、
科学的考証がそこそこ出来ていそうな描き方だ。
こちらは門外漢なので、
作中の専門用語のうちどれが実在するものでどれがオリジナルなのかは判断できないが、
ハードSF小説にはよくあるサイエンスフィクションらしさだと思う。
「X+Y」は、一角獣種と呼ばれる、宇宙開発作業用に改良された新人類の末裔が登場するシリーズ。
この短編で登場するタクトの両性具有は、その新人類の特性ではなく、
タクトの両親に原因があるわけだが、
両親が同性同士のカップルというのは
佐々木淳子の「ベビーNの幸福」とも共通するシチュエーションだ。
個人的には天文学オタクだった過去があるので、
「X+Y」では、火星や土星の惑星その他の描き方がリアリティ豊かで嬉しかった。
>>429 心当たりはないのでスマン
選ばれたシンガーとか歌手というモチーフでは
奥友志津子「ドリーマー」シリーズのローレル、
萩尾望都「銀の三角」のエロキュスを思い浮かべた。
1980年代中頃の流行りだったのだろうか?
>>431 未読でスマン
あさぎり夕の初期作品なら
既出の竹本泉の作品と時期が近いのではないだろうか?
>>429 上に同じく心当たりがありません。
>>406に貼ったリンク先のスレで依頼してみては?
もしくは
>>405さんのようにリストにあがった作者の別のシリーズだったり、
外伝だったりするかもしれませんね。
>あさぎり夕の初期作品なら
>既出の竹本泉の作品と時期が近いのではないだろうか?
竹本泉の作品はあまり知らないので時期が近いかどうか知らないけど、
「青い宇宙のルナ」は初出誌が1978年なかよし8月増刊号です。
絶版コミックスはKCコミックスかKCデラックスの二種類。
>429
それ、真乃呼「緑の大地」と「カラス」
徳間書店の「リュウ」あたりで連載。
緑の大地は全二巻、カラスはプチ・アップルパイか
なにかに掲載の読み切りだったと思う。
二巻めを入手するために5年古本屋を回ったよ。
続編は、同人誌として発売してるらしい。
真乃呼でぐぐると出てくるよ。
ごめん、間違えた。
「緑の大地」は佐々木淳子の漫画だった。
正しくは「緑の世紀」
ついでに続編だけど、小説らしい。
自分は漫画家の小説では山田ミネコで懲りてるので、
入手してないけど。
>>431 > あさぎり夕の「青い宇宙のルナ」
ストーリーはどうなの?
> ファンタジー風の少女
じつは妖精とか精霊なんていうんじゃなければ
このスレ的にSFだと思うよ。
>>436-437 真乃呼捜して読んでみたくなったよ。
佐々木淳子の「みどりの大地」は1976年ので
ほぼ新人時代の短編だけど
ストーリーは結構うまく出来てたな。
緑の植物の正体が明かされるラストがうまい。
439 :
435:2006/09/17(日) 19:02:48 ID:???0
>>435 心あたりなし、とレスをした者ですが、個人的に興味があったので、
読んでみたいと思って勝手ながら、436さんのヒントをもとに検索してみました。
まず、「緑の世紀+真乃呼」でヒットしたページには、「緑の世紀」の復刊リクエストが
出されています。内容紹介の欄には、シンガーというキーワードは出てこないので、
詳細がよくわかりません。もしかして、「シンガー」シリーズは同じ作者の
別のシリーズなのかもしれません
(「緑の世紀」と世界観や登場人物がリンクしているということなのでしょうか)。
◆◆SF系漫画を語ってくれ(硬派希望)◆◆
http://comic.2ch.net/gcomic/kako/1000/10004/1000474583.html 以上のスレの
>>161−163で話題になってます。
440 :
435:2006/09/17(日) 19:08:34 ID:???0
431ですが、
>>438 神話風の少女が登場するのですが、地球から亡命(あるいは逃亡)してきた
ロケット工学の権威の娘ということです。
ネタばれになるので少女の生い立ちは書きたくなかったのですが、
科学的考証は細部では曖昧かもしれませんが、
少年と少女の淡い恋愛を軸にしてSFとしても見られる作品だと思います。
雰囲気としては柿崎普美に似ているかも。
441 :
435:2006/09/17(日) 19:10:31 ID:???0
>>435の訂正。亡命じゃなくて、惑星そのものが流刑の地だったかもしれません。
詳しいストーリーや設定は忘れてます。すみません。
昔、少女コミックに載ってた「オパーリン」という作品。
最終回だけ読んで、「SF的な漫画だな」と思った覚えがあるんだけど、肝心の内容をすっかり忘れてしまった。
どんな話だったかどなたかご存じですか?
>439
436だけど、シンガーは「緑の世紀」にも出てくる。
同じシリーズで、主人公は違うという感じ。
「カラス」は「緑の世紀」の外伝という位置づけ。
手元にないので、詳細不明でスマン。
amazon見たら、若干あるみたいだね。
444 :
435:2006/09/17(日) 20:09:37 ID:???0
>>442 河内実加「オパーリン」(小学館・・全3巻)
明るく元気で人並外れた行動力を持つ高校生のあおこは、生物の教師、夜光に思いを寄せていた。
毎日のように猛烈なアタックを続けるあおこは、ある日、先生がつけていた
オパールの指輪を手にいれるが、それをつけた途端、人の考える事や植物の思いなど、
様々な「声」が聞こえるようになり……。
どこかのページのコピペですみません。
前半はファンタジーのようですが、先生は自分のことを地球だと言っていたり、
テーマが地球の環境破壊のことまで広がっていって、SF要素の入った。
おそらく純粋なSFというより、ディープ・エコロジーの思想に基づいたものでは
ないかと思います。アムネスティ・インターナショナルも創立したときは、
精神世界系の団体が基になっています。
現在のアムネスティは精神世界とは無関係ですが。
オパーリンは確かにSF的要素の入った漫画だと思うけど、
これをSF漫画に入れると、有吉京子の「救世主入門」のような精神世界系の作品まで
SF漫画に入ってしまうので、自分が地球とか言っている登場人物は
とりあえず精霊の一種ということで、ファンタジーに分類した方がいいと、思いますが。
445 :
435:2006/09/17(日) 20:21:48 ID:???0
日本語が変になってしました。
×テーマが地球の環境破壊のことまで広がっていって、SF要素の入った。
○テーマが地球の環境破壊のことまで広がっていって、SF要素が入っている。
ちなみに、有吉京子の「救世主入門」 は、イエス・キリストの生まれ変わりの
庭師のジョーという人物が登場する。主人公は日本からアメリカに留学してきた少女。
作中に超能力やヒーリング(治癒能力)も出てくるが、
宗教やオカルトが題材になっているので、SFらしさは微妙である。
これと同じで、不思議な能力を持つ人物が登場するのが、
赤石路代の「セイント SAINT」で、聖人のような属性を持った金髪の少年が
次々と奇跡を起こしていく物語。SFらしさは上記の作品よりも少し強くなっているが、
これもオパーリンと同じくファンタジーに分類した方がよいと思う。
>>444-445 レスありがとうございます。
そういえば、地球とか、環境とか生命とかがキーワードになってたような。
私も地球環境をテーマとしたのはSFに入ると思いますが、オカルティックな精神世界の要素が混じるのは除外したほうがいいのではないかと。
前に、話題になってた「超少女明日香」なんかもそうですが。
>>443 >>433の萩尾望都「一角獣種シリーズ」は
短編3つから成るシリーズだけど、
1作目「A-A'」と、2作目「4/4カトルカース」は、
登場人物も舞台も違う話。
3作目「X+Y」には、2作目の登場人物が入ってくる。
真乃呼のシンガーが出てくる作品も、
そういう継ぎ足し複合型のシリーズなのかもね。
>>444 「オパーリン」のような、地球の環境破壊問題は、
その扱い方によっては、それがSF要素となるかも知れない。
現代が舞台で、登場人物が地球の未来を考えるっていうだけなら、
SFにはならないけれど、
現代ではまだ不可能な環境保全システムとか、
未来の先取りっぽい何かががあれば、
SFになると思うよ。
>>444-446 本来のジャンルが別のもので(部分的に)SFの要素が加わったものなら、
純粋なSFとは別に考えるべきでは?
そのようなタイプとして
>>314 の分類をあと1つくらい増やしてもよいのでは?
有吉京子の「救世主入門」赤石路代の「セイント SAINT」は
超能力の根っこがSFではないと思う。
あと、超常現象のすべてがSFにされてしまうと辛いもんがある。
河内実加「オパーリン」の
> オパールの指輪を手にいれるが、それをつけた途端、人の考える事や植物の思いなど、
> 様々な「声」が聞こえるようになり……。
って、いわゆる不思議な出来事、ファンタジー物ではありがちの要素。
これらは、
>>314 > (3) 非科学的な設定が入るものは除外。
> (神、妖精、妖怪、魔物、天使、魔法ありの異世界、心霊現象、転生、一部の超人もの超能力もの等)
に準じるのではない?
「ファンタジー」と「SFファンタジー」の境目は、難しいと思う。
タイムスリップものは、未来社会や未来人が出てくるならSFになるけど、
過去への移動では、歴史物か自分探しのジャンルに近くなりそう。
超能力物は、遺伝子工学がからんだり近未来設定とかだったらSFになるけど、
そういう背景のない、単に一族の血筋とか、
事故ったショックで使えるようになったみたいなのは、ファンタジーでは?
>現代ではまだ不可能な環境保全システムとか、
未来の先取りっぽい何かががあれば、
SFになると思うよ。
コミックスにはなってないみたいだけど、大昔「週刊マーガレット」に連載されてた
鈴木葉子の「グリーン色の遺言状」がそんな内容だったと思う。
自ら人間の体に植物の性質を取り入れて光合成ができるよう改造するという研究の人体実験になった青年と当時問題になってた大気汚染とを絡めた話だった。
やっぱ、どこまでをSFと捉えるかは、読者それぞれの見方によってズレがあるから、あんまり厳密に規定するのは難しいと思う。
個人的には、
>>314の
(3) 非科学的な設定が入るものは除外。
(神、妖精、妖怪、魔物、天使、魔法ありの異世界、心霊現象、転生、一部の超人もの超能力もの等)
だけとりあえず最低条件として押さえておけばいいんじゃないかと思うんだけど。
>>449 へえ〜あるところにはあるものなんだ。
作者の発想が、もうしっかりSF視点になっていそう。
438であげた(ってもとっくにリスト入りしてる)
佐々木淳子の「みどりの大地」は、
{メール欄参照}するっていうオチなんだけど
その日は突然訪れて
ちょっとご都合主義に流れちゃってるのが惜しいんだよね。
>>449 もしかしたら、コミックスに入ってたかも。
マーガレットコミックスで読んだような気もするので。
>>450 超能力に関しては、
> (神、妖精、妖怪、魔物、天使、魔法ありの異世界、心霊現象、転生、一部の超人もの超能力もの等)
最後のトコに入ってるよ。
まぁ、宇宙開発やロボットなんかとは違って、超能力と時間移動は
現実の科学では、実在しないもの実現不可能なものとされているからね。
>>452 ググったらあったよ〜
鈴木葉子「グリーン色の遺言状」週マ1974年 No.7-No.9
「赤いベレーはVサイン」鈴木葉子 集英社マーガレットコミックス 1975/1/20
「赤いベレーはVサイン」「はるかなるアドニス」「グリーン色の遺言状」収録
>438
佐々木淳子の「緑の大地」は確か投稿時代に持ち込んでボツだった作品だったと思う。
私も割といい作品だと思うんだけどね。
はっきり覚えてないけど後に「少年少女SF漫画競作大全集」か「ぱふ」の佐々木淳子特集か、別のどっかで
未発表作として掲載された記憶があるよ。
その時の佐々木さんのインタビューで、持ち込んだ先の編集者から「SF描くなら萩尾さんの11人いる!みたいに
必然性がないといけない。これならSFにしなくても人間関係とか描けるんじゃないか」みたいな事を言われて、
「11人いる!もSFにしなくても、人間関係とか描けるんじゃないですか?」と返事をした、みたいな事を
書いてた記憶がある。
人間関係や対立、葛藤などは大抵ジャンル問わず、置き換え可能だと思うけど、置きかえられるから
SFにする必然性がない、と何故いわれるのか昔から疑問だ。 結局SFに対する需要が少ないから、
という事なんだろうけど、SFに対しては昔から門戸が狭いというか、厳しかったよね。
456 :
435:2006/09/18(月) 00:49:55 ID:???0
リロードを忘れていたので、レスを飛ばして失礼…。
>>443 シンガーは「緑の世紀」でしたか。情報ありがとうございます。
しかし、
>>314のガイドラインを厳密に採用すると、
歌で人々を癒すとか超自然な能力はファンタジーの十八番だからダメ、
ということになってしまう(それを言うと「僕の地球を守って」もキチェの件で除外ってことに)。
>>449 昔コバルトのSF傑作短編集に、似たようなアイデアの短編小説がありました。
恋人の乗った宇宙船が行方不明になって、宇宙船だけが見つかった。
恋人がどうなったのか気になる主人公の青年が調査隊に志願して、
発見された宇宙船の機内に乗り込む。そこで見つけた恋人の変わり果てた姿。
青年の恋人は光合成で生きていける実験の被験者となって、
緑色のスライムのような姿になっていたのだ。
グロイと思えるようなアイデアを純愛ものと上手く絡めて、
SF版冬のソナタ(と言うのは大げさだが)のように美しく昇華させた傑作。
>>450>>453 >>341を
> > (神、妖精、妖怪、魔物、天使、魔法ありの異世界、心霊現象、転生、一部の超能力もの時間移動もの等)
と終わりの方を改めればいいんじゃ?
>109で書いた柴田昌弘の作品の載ったリュウが出てきたんで書きます。
ファンタジー風味のSFかな、と思います。(設定はSFだけど、モチーフが北欧神話っぽい?)
「ワフ・ヴァレーの神話(MYTH OF THEWORF VALLEY)」別冊アニメージュ「リュウ」昭和58年11月号 徳間書店
冷たい雪と氷に閉ざされた惑星ペイトラム。春が来て、氷河期の終わりが来ることを人々は信じる。
ラ・クエンティ(永遠の処女)と言われ、神に仕え、全ペイトラム人の心の支え、平和の象徴、
未来として多くの神官にかしづかれ、神殿で数百年の時を過ごしてきた少女、クェンティ。
クエンティが神殿の外に出ることは掟で禁じられていた。一度も外を見たことがないクェンティは、ある日
感情が爆発し、彼女を守る「ナイト」と言われる巨漢のサイボーグ、ミンツに助けられながら、
ドプラー(監視・偵察機)で神殿を脱出、「ワフ・ヴァレー」といわれる禁断の地に向う。
その瞬間からクェンティはかしづかれていた神官達によって、抹殺の対象とされる。
神殿の外に出れば、この厳しい自然でクェンティの華奢な身体は2日ともたない。
神殿はこの事実を国民に隠していた。
サイボーグ、ミンツは吹雪の中、クェンティを腕に抱えて体内ヒーターで暖めながら歩き続けた。
途中、民家を見付け、宿を頼んだ二人だったが、宿主が気を回して神殿との直通TV「ビューラー=ビジョン」で
神殿に知らせた為、その家族は全員ビューラービジョンの爆破によって殺されてしまう。
追っ手から逃れる為、すぐにその場を離れ、「ワフ・ヴァレー」に向う二人。
2年毎に神官達が祈りを捧げる場所、ペイトラムの裂け目と呼ばれる巨大な峡谷、遠い昔、この星がまだ暖かかった
時代、ペイトラムの全ての生命がそこから生み出されたと言われる「ワフ・ヴァレー」。そこに降り立った2人は
自分達の下に凍りに閉ざされた巨大な宇宙船を見る。ミンツはクェンティに「ノアの箱舟」だと言った。
そこで、クェンティが知った事実とは。
>>458 北欧神話は全部を読んでいないんだけど
確かに北欧神話の登場人物名や場所の名前を連想するね。
漫画のストーリーは概ね柴田氏のオリジナルだと思える。
神が奇跡を起こしたとか何々族に伝わる魔法みたいな
神話のほうのエピソードが登場するのでなければ、
ファンタジー風味のSFとかSFファンタジーとか呼ぶ必要はないと思うよ。
>459
魔法や妖精や奇跡の類は一切出て来ない。
ファンタジー風味ってのは、自分の読んだ作品の印象を伝える為に勝手に書いたので、
雰囲気で受けとってもらえれば。
本質はバリバリのSFだと思うんで、逆に変に誤解を与える様ならやめるよ。
北欧神話っぽい、というのも同じ、ネタもSFの定番といえば定番だし、ノアの箱舟という言葉は
使っているけど完全に柴田さんのオリジナルだと思うよ。
話や設定を具体的に絵で表現しているのが相変わらず凄いと思う。
435ですが、
極端なたとえ話ですが(あくまで比喩なので一般的な見解とは異なりますが)
・・・佐々木淳子の「那由他」」頭に嵌めると人の心を読めたり、
手を動かさずに物を動かしたりする、不思議な能力を発動させるアイテムの輪(ジャルナー)を
手に入れたことで、謎の宇宙人(厳密には人工生命体だが)と輪を所有した人類との戦いに
巻き込まれ…
なんて書くと、一瞬SFファンタジーかな?と思うのですよね。
>>314 > (3) 非科学的な設定が入るものは除外。
> (神、妖精、妖怪、魔物、天使、魔法ありの異世界、心霊現象、転生、一部の超人もの超能力もの等)
に準じると、「那由他」もファンタジーということになるかもしれないが、
実際はSF風味のファンタジーでもファンタジー系のSFでもなく、紛れも無くSF。
455、458、460に続き、連投失礼します。
>282>294 初出まで調べてまとめて下さってありがとうございます。
>282
内田美奈子「良次郎帰還せず」
該当のウイングスが引っ張り出せないのでかなりうろ覚えの記憶ですみませんが、内容は以下の様な感じだったかと。
不条理SF?
物質変換の装置か何か?を友人が発明?(←ここら辺の設定の記憶がかなりあやしいです。
間違っていたらすみません)
主人公の良次郎が思い付きで鏡に入り込み、替わりに鏡の中から鏡の中の良次郎が現れる。
鏡から来た良次郎が鏡に戻っても、元の良次郎と交替で戻れるワケではなく、合わせ鏡の様に更に
別の鏡の世界に入り込むだけで元の世界に戻れなくなり、平行世界のそれぞれの良次郎が入り乱れて混乱していく話。
平行世界の発想と解決方法が不条理で面白く、個人的にはハードSFに入れている短編良作。
>294
柴田昌弘「フェザータッチ・オペレーション」
慎平の下宿先に、黒い鞄一つでいきなりやってきた親戚だという娘は早紀と名乗った。
冴えない大学生慎平と、常識しらずで無垢で、常人を超えた記憶力、計算力を持つそばかすが可愛い
早紀の明るい同棲SF。何故か早紀は、銭湯に行くときも浴室の中まで黒いカバンを持ち込む。
(以下ウイングス50号あらすじより原文ママ)
天才科学者財部健三の孫早紀は、電子頭脳NOVA7000を移植されたサイボーグ少女。
コンピューターメーカーのRISCOMが彼女をつけねらう。健三は早紀を大学生の慎平に託して死に、
慎平は無垢な彼女をRISCOMの魔手から守ることになる。
下宿に同居する早紀と慎平のヘンテコな生活が始まった…。
篠原烏童さんは既に「ファサード」シリーズが出てますが、これも
「沈黙は星々の渇き」(朝日ソノラマ文庫)
辺境の惑星の賞金稼ぎシーバーと、バイオロイドのジャンを中心に
展開するお話。宇宙海賊や中央政府機関なども絡み、最後は
主人公格二人の秘密が明らかになります。
こう書くとスペオペ風なんですが・・・
根底にあるのは、上手く言えませんが「人と地球の関係と、それを思う
ことの大切さ」ではないかと。このテーマはSFだと思うのですが。
この作品の設定で本編に出し切れなかった事の一部は、
「ファサード」の7〜9巻(文庫版だと5〜6巻)にて補完されています。
>>460 80年代までの柴田昌弘ならバリバリのSFに決まってるね。
柴田ファンサイトの作品リストを見たら
昔のコミックスにも収録されてるようだから、そのうち読んでみたい。
すぐ見つかるかどうかはわからないけど。
「黄色いウサギ」(白泉社)'87
>>461 「那由他」は全体がSF的アプローチになってる作品だから、
細かい道具立てについてはあまりこだわらなくてもよいのではないかな?
頭にはめるあのリングは、宇宙人つまり科学が進んでる異星の種族から
受け取ったという設定なんだから、それで充分だよ。
宇宙人の登場もかなり早いし、
作者が最初から異星人と関わるSF作品として描き始めたのは明らかだ。
まあ最初はファンタジー風で途中からSF設定が浮上するというのは、
佐藤史生さんの「夢みる惑星」とかでもそうだし。
自分的には佐々木淳子作品なら「ダークグリーン」のが、
SFファンタジーと呼ばれても妥当かなと思ってる。
眠ってるときの夢の世界が、現実で生きてる他人と共有する戦場という設定なのだから。
戦う敵の正体も、「那由他」とちがって具体的に明らかにされてるわけではないし。
もっとも、他人の夢の世界に入るというSF小説や映画は、たまにあったりするので、
起きている他人の心の世界に入る超能力=精神感応のバリエーションとして、
夢の世界の共有をSF要素とする見方が存在している可能性も、あると思う。
>>462 > 不条理SF?
ファンタジーという言い方ではそぐわない場合は、
不条理という言い方があったのかw
タイムトラベル物で出るパラレルワールドならSF要素だけど、
ある日突然鏡の中から〜になると、単なるファンタジー扱いになりそうだ。
でも
> 物質変換の装置か何か?を友人が発明?
という、他のSF要素のおかげで、 平行世界の発想もちゃんとSFになっているのではないかな?
> 柴田昌弘「フェザータッチ・オペレーション」
これ、文庫で最近読んだばかり。
今なら早紀の中継器もあんな大きなかばんじゃなくて、携帯電話くらいの手軽さだろうね。
そこいらへんは、文庫巻末で柴田さんも、ハイテク機器の急進化として語っていた。
>>463 > 根底にあるのは、上手く言えませんが「人と地球の関係と、それを思う
> ことの大切さ」ではないかと。このテーマはSFだと思うのですが。
スペースオペラ風ならそれで充分SFだと思うよ。
スぺオペは、あんまり科学考証細かくないとも言われるけど、
日常生活の服とかは地球の人類の前々世紀風でも
大型小型の飛行艇メカとか、何かの研究とかの、要所要所でわりと科学考証してるからね。
人と地球の関係とか、地球を思う心とか、そういうテーマは、
SFというジャンルでなくても創作できるものだろうけど、
SFで描くとスケールが大きくなるのは言うまでもないね。
>>463 同じ作者の「純白の血」はどうでしょうね。
主人公たちはヴァンパイア扱いされてたけど、実際には特殊な体質の人間という印象で、環境問題も絡んでたと思うんですが。
番外編というか姉妹編の日本が舞台で同じ体質の人々の話は特にSFぽかったような。
ガイアシンフォニーというドキュメント映画のシリーズがあった。
ディープエコロジー感覚の実写のノンフィクション映画で、
ガイアというのがガイア仮説というギリシャ神話をネタにしたものだから、
ガイア仮説もSFやファンタジーに通じるものがある。
SFの究極の意義はセンス・オブ・ワンダーだそうだ。
ガイア仮説はいろんなメディアのSF作品などに、好んで使われるモチーフなので、
キーワードとして覚えておいて損はない。
英国の科学者ジェームズ・ラブロックが提唱した"ガイア仮説"
すなわち地球上の生命体が環境を制御しているという仮説のことです。
フィクションの世界では割と知られているが、一般ではニューエイジ思想の
ファンタジーにすぎないとみられている。
仮説なので学説としては成り立たないらしい。
>>433 > 萩尾望都がSFで描いた両性モチーフは、
「11人いる!」 主なSF要素:宇宙飛行士養成/星間戦争
「X+Y」 主なSF要素:惑星開拓
「ハーバル・ビューティ」主なSF要素:星間密売/異種生命体
「マージナル」 主なSF要素:未来社会の実験都市
となる。
萩尾望都の短編リストに「真夏の夜の惑星」が入ってないね。
初出誌「プチフラワー」1990年11月号
小学館叢書『A-A’―SF傑作選』1995.9
小学館文庫『半神』1996.9
主なSF要素:異星の生命体
>>458 柴田昌弘の「ワフ・ヴァレーの神話」は北欧神話的タイトルだけど、
こっちはシェークスピア劇のタイトルをパロって、劇のキャラ名も多いけど、
ストーリーはSFファンタジーのオリジナル。
SF要素とは関係ないけど粋な台詞がラストにある。
>>448 ファンタジー:
>>457 (3) 非科学的な設定が入るもの
> (神、妖精、妖怪、魔物、天使、魔法ありの異世界、心霊現象、転生、一部の超能力もの時間移動もの等)
SF ファンタジー:
主に宇宙や未来の雰囲気を重視したSF。
基本的には上記のような非科学的な要素が入らないもの。
自分的にはSFもファンタジーも好きだけど、どっちつかずのものはハマれない。
SFテイストの入ってるファンタジーというのは、
SFとしてもファンタジーとしてもおおざっぱだから。
前によく話題になった日渡早紀「ぼく地球」は、SF要素:異星人の描写量がかなり多い。
転生は、地球人類の能力で考えるなら非科学的設定だけど
異星人たちのより進化したESP能力の技と考えれば、辻褄が合う。
花郁悠紀子「フェネラ」は、妖精界と人間界の通路ができる設定が安易すぎるからファンタジー。
でもファンタジーとしての読みごたえは、絵的な美しさしかない。
萩尾望都の「精霊狩り」みたいに、古代の生態系の有翼種という設定ならよかったのだけど。
高河ゆん「アーシアン」は天使がめだちすぎてるからファンタジー寄りだと思う。
清水玲子「月の子」は人魚がめだちすぎだけど途中からSF視点になった感じ。
>>329 >樹なつみの『朱鷺色三角形』とその続編の『パッション・パレード』も超能力モノ。
>近親婚の結果、一族の人間しか愛せない登場人物なども。
『朱鷺色三角形』と『パッション・パレード』は、『八雲立つ』の原点とも言える
超能力を受け継ぐの血族の物語なので、
SF的要素よりも日本の旧家の複雑な人間関係や、どろどろした心理描写の方が
主題のようなので、リストから除外されていますね。
同じ作者の『OZ』や『獣王星』と読み比べると違いが明らかですね。
>>471 このスレでは除外されたわけではなく、
>>329 以前には作品名として挙げる人がいなかったということ。
>>472 『朱鷺色三角』(『朱鷺色三角形』は間違い)全5巻、単行本の初版が出たのが1985年。
雑誌に初掲載されたのが、昭和59年のLaLa8〜9月号。
知らない人がいても無理ないですね…。
474 :
473:2006/09/18(月) 18:53:36 ID:???0
雑誌「ちゃお」に連載された灘しげみさんの『タン・ハー 渇愛』とか、
マイナー志向の作品は、このスレには名前が挙がらない。
樹さんの『朱鷺色三角』『パッション・パレード』も単に時期が古いからじゃなくて、
マイナーだったからかも。マイナーなSF作品が好きな方おられませんか?
竜樹諒さんの作品もマイナー路線で好みに近いようなので、長年探しているのですが、
近くの古本屋では全く見つかりません…。『人形物語』ってSFですか?
>>466 すいません、「純白の血」は未読です・・・。
伸たまき(現:獣木野生)にいくつかSF的設定の作品が。
「カインド・マシン」(新書館)
未亡人と、亡き夫が残したロボットの、ハートフルコメディ
「2821コカコーラ」(新書館 初出Wings1986年発表)
舞台設定が近未来の地球。テーマは(作者曰く)ブラックユーモアを
ちりばめた反戦物。
2つとも、SF的要素は道具立てにすぎないという印象を受けますが。
山田睦月(原作:新堂奈槻)「オーダーメイド・パラダイス」(新書館)
舞台が近未来で、コンピューターや体制への革命などが話の中心。
前回といい、初出があやふやで申し訳ありません。
『朱鷺色三角』『パッション・パレード』がこのスレのラインナップを見ていたら、ララ連載だし
マイナーとか、あと古過ぎるってこともないと思う。たまたま挙げる人がいなかっただけでは。
ここ、マイナー嗜好の人結構いると思うよ。 自分も結構マイナー嗜好。
そもそもあまりマイナーメジャー、古い新しいの区別はつけなくていいんじゃ。
>474
「人形物語」竜樹諒 昭和55年4月初版 プリンセスコミックス 秋田書店
不思議話から現代物まで読切がいくつか入ってるけど、SF的要素はそんなにないかも。
表題作「人形物語」(ドールストーリー)
この日本人形を抱いて寝たら、人形がいい夢を見せてくれて、幸せにしてくれるという話。
病気で長くないらしいかんざしをさした女の子が冒頭に出てきて、「人を愛したい、人を理解したい、
孤独な人に夢をあげたい〜中略〜みんな幸せになるといい。逝かなきゃならない私の分まで」と
思いながら寝床で人形を縫っている。作中3本のショートストーリーで構成されている。
一章「夢人形」
ケンカがたえない芸能人の両親を持つ少女が、道で長髪黒髪和服姿の青年の財布を拾ったことからお礼に人形をもらう。
ニ章「いもうと」
新聞配達で家計を助ける少年の話。妹が人形を拾ってくる。病弱な母親の入院費を気にして、牛乳配達のバイトも
増やすが、何度も牛乳瓶を割ってしまい、クビになってしまうが…。
三章「鍵」
恋人に死なれた事を事実として受けとめられない女性。引っ越した部屋に、前の住人が忘れて行ったらしい
人形が置いてあった。
>476つづき
「時計物語」(タイムストーリー)
魔法の時計を扱った作品。使い方を間違えなければ幸せになれるが…。作中2本のショートストーリーで構成。
人形物語で出てきた和服姿の青年が出て来る。「魔法の時計店」という時計屋で働いている。
一章「花時計」家の外に出さないと10分おきにすずらんの花を咲かせる時計。
ニ章「時期時計」柱時計。決して声に出して数を数えてはいけない。
「ミッドナイトストーリー」夏の夜話
ショートホラー。子供の頃友人が、木の上で足を滑らし胸に枝が刺さって死んでしまう。
目の前にいて助けられなかった青年は、その事をずっと気に止んでいた。
ある日、同じ光景に遭遇して恐怖で逃げ帰ってしまうが…。
「幽霊塔」不思議ショート?
人里離れた山の中に幽霊が住んでいる塔があるという。5人の子供達がその塔を探検するが。
「こわれた時計」ショート。これは時間を扱ったSFっぽいと言えなくもないかも。
少女が寮?の部屋に寝に入ると自分のベッドに誰かが寝ていて、起すが叫ばれて、部屋の外に逃げられる。
不審に思うがとりあえずベッドに入ると、ドアを開けて誰かが入ってくる。
「夏休みが来る前に…」現代物
「ハローレディ」現代物。両性で悩む少年(少女?)の話。
478 :
473:2006/09/18(月) 22:21:51 ID:???0
>>476-477 詳細な情報ありがとうございます!
本当に見つからないんで内容を確認するのも難しくて、
ネットを知った頃には探すのも忘れてて…
最近このスレを見ながら思い出しました。
内容は、ほとんどが幻想的なものですね。今市子さんっぽい感じかな?
教えてくださったタイトルをヒントに探してみます。
追加で自己レス
>>474 灘しげみ『タンハー(渇愛)』、30年くらい前の「ちゃお」に連載されていました。
SF要素も入っているけど、転生を扱ったオカルト系かな?
手のひらに三つの黒子がある女の子が登場する。
未確認情報では単行本化されていないもよう。「ちゃお」には他にも当時
『レッツゴー奈々!』という怪力娘の漫画が印象に残っています。
奈々はSF的設定をパロった傑作コメディーでした。
479 :
473:2006/09/18(月) 22:30:13 ID:???0
×レッツゴー奈々!
○Let's go奈々!
作者は島貴子です。全8巻コミックスが出ていますが、絶版です。
内容は小学校高学年〜中学生向きのラブコメ
(一部学園・超常現象・冒険アクション・グルメ紀行)です。
マイナーなのを1つ。
内田美奈子「キャンパス8(エイト)」
「百万人の数学変格活用」の前身となる短編。
掲載誌は「リリカ」79年3月号
超能力もので、どっちかというとファンタジーかもしれない。
掲載誌が掲載誌なので単行本収録は難しい。
森脇真末味、「アンダー(UNDER)」近未来SF。
同じく、「天使の顔写真」SFファンタジー・コミックの短編集(ハヤカワ文庫)。
マイナーというより穴場の作品です。
482 :
481:2006/09/19(火) 14:41:07 ID:???0
森脇真末味の名前は既にいくつも名前があがってましたね。
うっかり見落としていました。
作者名が思い出せるのはそれくらいです。
あとは作者名や作品名が思い出せません。宇宙の便利屋とか何でも屋さんで、
SF少女漫画の読みきり連作があったような…。
>>482の最後の二行の作品についてお尋ねします。
作者の名前、およびタイトルが思い出せません。
宇宙船の船長に雇われた若い女性が主人公です(年齢はだいたい17才〜20才ぐらい)。
掲載された雑誌は学生かOL向けの少し年齢対象が高めの少女誌。
時期は正確に覚えていないが、10年〜15年くらい前に発表された作品。
女性は自立してフリーで働いている。独身で天涯孤独なのか、家族がいる描写がない。
職業は何でも屋で、宇宙に出かけることもあるし、
ときには身寄りの無いお年寄りの相談相手も引き受ける。
数ヶ月前に妻を亡くした元愛妻家の船長と共に、宇宙船で生活をすることになるが、
船内で奇怪な事件に遭遇する。ある日、彼女が船の中で入浴中にバスルームの浴槽の
自動開閉蓋が突然閉まり、窒息死させらそうになる。機転を利かして耳に付けた
ピアスを使って、内側から蓋を壊して脱出する(ピアスの宝石がダイヤモンドで、
蓋の素材が透明のガラス。カッターのように切ることができた)。
他にもいろいろ危ない目に遭遇する。船長は意外にもあまり驚かない。
というより、心当たりがあるのか主人公に真実を明かそうとしない。
隠し事をしていることを主人公が気がついて、船の中枢部で船全体の機能を制御する
コンピューターに問題があることを自力で突き止める。実は船長の死んだ妻が、
このコンピューターと深く関わっている(だいたい予測は付くと思うが、
ミステリー風味の作品なのでこれ以上のネタばれは控えます)。
事件の真相が解けて、船長は船を破壊して地上に降りた。主人公とも別れた。
これが読みきり連作の第一作のストーリー。
実家にあるんで、内容の確認ができないんだけど
「宇宙の便利屋」で「赤いピアス」だと
「レッドリンクス」奥友志津子を思い出すんだけど…。
レッドリンクス 奥友志津子で
イメージ検索すると、小さいけど画像があるよ。
SFに登場する超能力と、ホラー作品ファンタジー作品に登場する超能力は、別のものだと考えて欲しい。
超能力が登場するものをすべてSFに含めてたらキリがない。
世間では、SFとファンタジーの境目があいまいになりつつあるけど、
SFを深く知る人なら、SFファンをふやすためにSFの意味を曖昧にしてしまう方法は、あまり好まないと思う。
超能力そのものは、超能力は超心理学(パラサイコロジー)の中心的な研究対象。
超能力ものSF(サイキック・サイエンス・フィクション)、
超能力ファンタジー(サイキック・ファンタジー、サイキック・ホラー)といった分け方も出来るが、
それよりは、本来のジャンルに部分的にライトSFの要素が加わった作品として考えるほうが、理解しやすいと思う。
SFに登場する超能力と、ホラー作品ファンタジー作品に登場する超能力の違いを書いてみる。
最大の違いは、科学考証の有無と、超能力以外のSF要素の有無。
・SFに登場する超能力
たいていは、超能力者というSF要素が、他のSF要素(未来社会、遺伝子操作、異星人、サイボーグなど)と併用される作品になる。
超能力者の登場は、サイエンスフィクションの視点から出てくるため、
超能力を持つ理由が、人類の進化による突然変異体、優秀な遺伝子の掛け合わせ、といった科学的な考証に基づいている。
そのため、科学の進歩した未来を舞台にする作品が多い。
(竹宮惠子「地球へ…」、北原文野「P」シリーズなど)
現代を舞台にする場合でも、サイボーグやクローンなどが登場しているケースが目立ち、現代に近い近未来という設定が多い。
(吉田秋生「YASHA」「イヴの眠り」、柴田昌弘「ブルー・ソネット」など)
異星人とのかかわりで超能力者となるケースもある。
(佐々木淳子「那由他」、日渡早紀「ぼく地球」など)
明智抄「サンプル・キティ」シリーズや柴田昌弘「紅い牙」シリーズは、最初は超能力だけが登場する現代物だが、
続編からクローンやサイボーグが登場して、SF作品として評価されるようになったケース。
・ファンタジーやホラーに登場する超能力
他のSF要素が登場しないケースが多い。
(超能力にタイムスリップがからむ場合もあるが、移動先は概ね過去の時代になり、
最初の移動では行き先の年代は到着してから判明する。
時間を移動する手段が、タイムマシンや冷凍睡眠等の科学技術によるものではないためである。)
超能力者の登場は、非現実的な不思議な出来事という視点から出てくるため、
超能力を持つ理由が、ある出来事に遭遇した途端に突然使えるようになったり、
指輪などの(メカニズムが不明の)アイテムを得て使う等、科学的な考証のないものになっている。
血縁のある一族に(不規則に)表われる特徴とされる場合は、遺伝子工学の考証が出てこないケースが多い。
>>483-484 「レッドリンクス」奥友志津子
これの第1話は、
女性便利屋チームのリーダー、ルーが老人の実業家の殺しを依頼される話で
そこへ記憶不完全のクローン青年の謎がからむというストーリー。
未来の地代の話で、宇宙をまたにかける便利屋チームは各自が何らかの超能力を持ってる。
単行本にはボニータ掲載作品としか出ていない。
10年〜15年くらい前に発表された作品だと
奥友志津子のSF執筆時期じゃなさそうだね。
ありゃ、しまった。捜索スレに誤爆しました。
同じレスをこちらに送ります。
>>484 さっそく「レッドリンクス」に関して調べた見ましたが、
記憶にある絵柄は奥友さんの作品とは違うようです。わたしが読んだ作品の主人公は、
「レッドリンクス」の主人公と違って、ショートカットのさっぱりした性格で
普通の容姿だったし、船長は奥さんを亡くしたばかりとは言え、まだ若い男性なのに、
主人公にはまったく手も触れないし、美人扱いはされていなかったようです。
(単に船長の好みのタイプではなかったのかもしれませんが)。
スレ違いの話題なのに、ヒントを教えてくださってありがとうございます。
>>485-
>>486 いろいろスレ違いの漫画のタイトルをあげてしまってすみません。
荒らすつもりではないんですけど、どうかSF少女漫画の定義合わない書き込みは
スルーしてください。今後は自粛して非SF作品の事はなるべく話題に触れない気をつけます。
スレの空気を汚してすみません。
マイナーとかメジャーってこと気にしてるひと。
同人誌でしか読めないっていうのならともかく、
普通の雑誌に載ったのならそれで対象内ではないの?
低学年向けとか90年代のウイングスは入ってないから、
そこらへんで判断したらいいんじゃない?
この作品はSFだろうか?って迷うなら、
SF要素がくわしく書かれてないと、
このスレではあまり意味がないと思うよ。
>>485 > それよりは、本来のジャンルに部分的にライトSFの要素が加わった作品として考えるほうが、理解しやすいと思う。
そうそう、全体的にはSFじゃないけど、
部分的にSFっていう作品もあると思う。
作者がSFを意識して書いてる作品には、
それなりの科学的考証が、絵や台詞に出るけど、
作者がSFをよく知らない場合は、
すごく安直な設定になってるから。
その科学的考証自体も、定義付けがイマイチ曖昧な気がするんだけど。
たとえば、実際の科学上は無理といわれるタイムトラベルものなんかはどの程度の内容ならSFに入るのか。
上の方で言われてた、未来へのタイムトラベルや未来人が出てくるのはSFで、現在と過去の間のはSFでない、というようなのは個人的には首を傾げたくなるんだけど。
私なんかはむしろ、科学的考証よりも
>>432さんの言ってる
『「SF的視点」とか「世界観がSF」の方を大事にしたい気がする。』
という考え方の方がいいと思うんだけど。
竹本泉
「アニー・パトロール」 1991講談社なかよし増刊るんるん
「アニー・パトロール2」 1992るんるん春休み号
時は二千二百十三年
二十三世紀である
火星である
SFである(←どのへんがSFかっていうと このへん、月がふたつあるでしょ?)
オネコネアラ・アニー・フジサキは十三歳
宇宙パトロールの隊員(少女警察官)である
という書き出しではじまるおはなし。
「アニー・パトロール」は盗賊とアニーが対決するおはなし(火星の水事情が事件解決の鍵)
「2」は火星人の遺物?をめぐるおはなし
竹本泉なのでもちろんSF設定にぬかりなし。
ほかにも「働く少女」シリーズはSFが多い
『レディ・タンポポ』(宇宙海賊)、『スウィート少女ライフ 』(未来の甘味料開発)、
『ぴこぴこるいるい』『ぴこぴこぶんぶん』(異世界からの“運”の介入を…)
少女誌掲載のものというと限られてくるかもしれないが。
>>470 >萩尾望都の「精霊狩り」みたいに、古代の生態系の有翼種という設定ならよかったのだけど。
古代の有翼人の話なら、伊藤愛子の「鳥人島」なんてのもありましたね。
あれは遠い昔、異星から移住してきた宇宙人で、今の人類はその子孫、背中のでっぱりは昔羽のあった名残り、という設定でした。
他にも伊藤愛子は「星を渡る犬たち」なんて宇宙人絡みの話も描いてます。
>>473 灘しげみの作品では「時のかなたに」の方がSF要素は強いかも。
発掘調査中のヒロインが発掘中に見つけたタイムマシンでナウマン象の時代にタイムスリップし、未来人の青年たちと出会う話でした。
493 :
花と名無しさん:2006/09/19(火) 21:59:28 ID:kFuGwQ6p0
SFと言うよりはラブコメかとも思われますが
異星人とロボット(らしきもの)が出てくるという点で
小林 薫「ATHENA16」(角川書店 あすかコミックス)
……まだ出ていませんよね;;
紫堂恭子の「ブルー・インフェルノ」
瀬名秀明ばりだがもっとリアリティがあると思う。
苦情を言うなら、連載に間が空きすぎて絵が変わっちゃったことくらいか
>>494 「インフェリア」だお
「インフェルノ」はコワイお(^ω^;)
庄司陽子「風の福音」
超能力研究所で育った男女が自分の意志で自由に生きるために脱走し、やがて迎える悲劇。
普通の人にはない能力を持つが故に、社会の中で阻害され、生きる場所を失うエスパー達の悲哀が印象的だった。
和深ゆあな「空夢のうた」
他のサイトから引っ張ってきたのだけど、こんな話。
↓
あらすじ
■人々は地上が汚染されたために空の無い地下に住んでいた。研究者の娘である主人公は空を見たことがある少年アンドロイドと空を見ると約束するが、彼は殺人用に作られたアンドロイドだった。
>>496 庄司陽子も転生ものや超能力ものの作品を手がけていますね。
他のジャンルに比べると少なめですが、このスレ的には非SFになってしまうのが、
多いので詳しく語れないのが残念ですが…。
浦川まさるの「赤い風の伝説」「ウルフボーイ伝説」とか、このジャンルの漫画バナ
どこかで語りたいです。
笈川かおるの項に、追加で「へ・へ・への方程式」(ぶーけコミックス)を。
タイトルはふざけてるように見えるけど、案外しっかりしたSF話。
主人公は全寮制の女子高校で暮らしている受験生の女の子。ある日、ひょんな
ことから異星人と精紳を共有することになってしまう。
この異星人は、団体で地球へ観光に来ていたところで宇宙船が事故り、遭難して
現在は救助を待っている状態。
肉体的には(地球の生命体に較べると)とても希薄な存在で、心は地球人とわりと
似通っているので、地球人が近くに来ると取り込まれてしまう、というやっかいな性質を
持っている。
主人公に「入って」しまった異星人は、それまで別の人間に「入って」いて、その人間が
たまたま事故で亡くなってようやく抜け出せたのに、また主人公に入ってしまったらしい。
異星人は事故のときに自分のパートナーとはぐれてしまっており、パートナーもたぶん
誰かに「入って」いるだろうと考えて探している最中。
パートナーが近くにいれば、テレパシーのようなもので感知できるということで、主人公の
住んでいるあたりにそれらしきものを感じ取り、周囲を調べているところだった。
異星人(かつ、分類的には男性に相当するらしい)と精紳を共有しつつ日常生活(含む
お風呂やトイレ)する女の子の困惑、しかも大学受験目前の秋という切羽つまった状況下、
遭難した宇宙船にも救助の目算が立ったため、見失ったパートナーを見つけ出すには
タイムリミットが設けられ…。
という状態が、コメディタッチで綴られています。全一巻、結構「濃い」内容で好きでした。
タイトルは、トム・ゴドウィンの古典的な名作短編「冷たい方程式」を踏まえていると思われます。
超能力・魔法・呪術が体系的にまとめられていて
一般人でも(手続きをふめば)利用することが出来る、というような世界観の場合はSF?
>>490 「SF的視点」とか「世界観がSF」であれば、
科学考証の多少に関係なく、作品全体がSFらしい雰囲気になると思うんだよね。
ただ、「SF的視点」とか「世界観がSF」かどうかは、
ある程度SF慣れしている人じゃないと見抜けないだろう。
あなたもそういう観点から、このスレで挙げられた作品について意見を言ってあげてよ。
>上の方で言われてた、未来へのタイムトラベルや未来人が出てくるのはSFで、
>現在と過去の間のはSFでない、というようなのは個人的には首を傾げたくなるんだけど。
確かにかなり大ざっぱな見解だね。
でも、タイムトラベルについては、当たらずと言えども遠からず、な感じ。
実際、未来の時代を書こうとすれば、現代ものと同じように描くわけにはいかない。
街の景色も乗り物も通信手段も日常の小物等々、未来っぽく描かないといけない。
ある程度ハイテクやメカに関心を持ってる人じゃないと、
それらの進化したイメージをリアルに想像するのは難しいだろうね。
でも、全部じゃなくても、要所要所で未来っぽさを描いてあれば、SFらしくみえる。
例えば、部屋の中が20世紀風でも、住人のアナログ趣味という設定にして、
外を移動するには空中タクシーも使えるというような設定になっていれば、
その作品の世界観はSFだろう。
タイムトラベルに関しては、
>> 217
7) タイムトラベルorタイムスリップ
(タイムマシンや冷凍睡眠によるものは正当派。天災などの突発的事態によるものはタイムファンタジーが多い)
これもひとつのポイントになると思う。
まあ、タイムマシンでも何かのショックでも、過去に来ましたという展開にするのは簡単だけど、
着いた時代の人物と関わりあって時機が来たら現代へ戻る、
っていうだけじゃ、SFにはならないと思うよ。
過去のある時代を描くっていうのは、SF視点じゃなく、歴史探索視点あるいは個人史回顧の視点。
そういうのとは別に、
タイムマシンそのものにトラブルが出来たり、
過去の歴史に手を加えることが大問題になったり、
パラレルワールドの別の時間軸に入ってしまう問題とか、
そういうのが重要なエピソードとなるなら、それがSFらしさというか、SF的視点ってやつではないかな?
>>499 > タイトルは、トム・ゴドウィンの古典的な名作短編「冷たい方程式」を踏まえていると思われます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「なんてこった 密航してくるなんて!」
「船の中をよく知らないから
倉庫のパスタ袋に テレポートしちゃったのよ」
「一歩間違えば
パスタと個体融合して 核爆発だぞ
全員オダブツだ」
「用心はしたわ」
「それだけじゃない
"冷たい方程式"って話を知らないのか」
「知ってるわよ
燃料ギリギリの宇宙船で密航したために
宇宙船に放り出されて死んでしまう
かわいそうな女の子の話でしょ!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
竹宮恵子『私を月まで連れてって』中央公論社愛蔵版 第2巻P37より
第30話「バミューダ・ハリケーン」
>>503 >「一歩間違えば
パスタと個体融合して 核爆発だぞ
全員オダブツだ」
一歩間違えると、倉庫内に小麦粉の粒子が充満して
粉塵爆発を引き起こします。固体融合より可能性が高いです。
初めて粉塵爆発を知ったのは、東城和実のSF要素の入った短編読みきりでした。
当時はSF的発想かと思ったんですけど、自然現象の一種だったんですね。
横レスすみません。
505 :
504:2006/09/20(水) 17:25:24 ID:???0
粉塵爆発はおいといて、
>>499 「へ・へ・への方程式」の内容紹介読んでたら、マーガレットに掲載されていた
弓月光の『エイリアン1/2』 を思い出した。
>>501 490でーす。
>あなたもそういう観点から、このスレで挙げられた作品について意見を言ってあげてよ。
私個人は
>>314の
3) 非科学的な設定が入るものは除外。
(神、妖精、妖怪、魔物、天使、魔法ありの異世界、心霊現象、転生、一部の超人もの超能力もの等)
さえ押さえてあれば、SFに入れてもいいんじゃないか、という考えなので、その範疇からはみ出てなければ、SFと認めるという立場です。
もともと、他の人が挙げてる作品について意見したり、SFだとか、そうでないとかこのスレで論評したり、つもりではここに来てませんでしたし。
スレタイトルの通り、誰かが、SFとして例示した作品について語り合うことを楽しみたくてここを覗いてます。
501さんとはもしかしたら、ちょっと違ってるかもしれませんね。
でも、お互いそれはそれでいいんじゃないでしょうか。
どうせ、このスレ限りの範囲での話題だし。
>>505 弓月光、週刊マーガレットではけっこうSF書いてたんだね。
男性誌へいく直前の時期だ。
『エイリアン1/2』にはハインラインのわりと初期の小説「人形使い」を連想しちゃった。
異種生命体が地球人の体に貼り付いて精神を乗っ取る話だったけど、
弓月光のはコメディで、主人公の女の子に付くのは漫才師みたいなエイリアン。
テンポがよくっておもしろかったよ。
続編の『エイリアン2×2』もあるね。どっちも短編だけど。
既出『うっふんレポート』 はお色気コメディ。
異星人が地球の研究するために地球人に化けるんだけど、
男になったり女になったり出来るという体質が原因でトラブルが、ってやつ。
『トラベル急行』はかなりSF要素が濃いね。
めずらしくシリアスだし。個人的には弓月のSFではこれが一番。
新米の宇宙飛行士の話。異星人も宇宙船もリアルだった。
>>506 >>314の(1)(2)(3)全部でいいじゃん。
みんなSF要素がある漫画の話をしたくて来てるんだから。
竹本泉「魔神空をゆく」アップルミステリー1991年9月号
主人公はアラビアの魔神。悪さをして壺に長いこと閉じ込められ、
ようやく出られたと思ったらそこは恒星間植民船の中。
魔神の魔力をもってしても4光年彼方の地球へ帰ることはできず、
仕方なく移民につき合うはめに。
植民船生まれの女の子と俺様な魔神のやり取りが楽しいです。
>>507 『トラベル急行』は、多分だけどそれまで弓月さんが読んできたSF小説にあった
小ネタを全部ぶっこんで趣味に走った話というか……ジャンプでやってた『コブラ』
みたいに、ほとんどのエピソードに元ネタがあるです(パクリとかいうんじゃなくて、
オマージュの方)。
折鶴の形の宇宙船→野田昌宏「折り紙宇宙船の伝説」
パペッティア星人→ラリイ・ニーヴンの『ノウン・スペース』シリーズにレギュラー出演
大増殖するミチン→初代スター・トレックの「トリブル騒動(珍種クワドトリティケール)」
ヒロイン・アルコの母ジレル→C・L・ムーア「ジョイリーのジレル」シリーズの主人公
等など。
当時あれを読みながら、「おおこんなネタを持ってきたか」「これをこう使ったか」と
仲間内でワクテカしてました。
>>500について知りたい。
これを「世界観がSF」に分類できるかどうかで
紹介できる作品がいくつかあるので。
>>509 >>503の竹宮恵子『私を月まで連れてって』にも
名作SFネタがいっぱいあるみたいだね。
ハインライン「夏への扉」とか、ブラッドべり「何かが道をやってくる」とか。
>>500 いやー、超能力はおいといて、魔術や呪術はやっぱりファンタジーか伝奇ものに入るんじゃないかなあ?
上の方で誰かが言ってたように、実態の内容は科学技術を「魔術」「呪術」という呼び方をしてるっていうんなら別だけど。
>>508 >>510 >>470読んだ?
> 萩尾望都の「精霊狩り」みたいに、古代の生態系の有翼種という設定ならよかったのだけど。
としか答えようがないなあ・・・
>>508 > 主人公はアラビアの魔神。悪さをして壺に長いこと閉じ込められ、
> 魔神の魔力をもってしても4光年彼方の地球へ帰ることはできず、
これは、魔法の世界の物語が、宇宙空間に進出したというものだろうけど、
魔術を使うんじゃ、のスレ的には一般ファンタジーだと思うよ。
「精霊狩り」をちょっと読み返してみたけど、
この作品では、時代設定が大戦により歴史的資料を殆どなくしてしまった未来で、
町の人々からは精霊と呼ばれる一族は、
旧い時代にはESPとかミュータントとか呼ばれた異人種の末裔ということになっている。
こういう設定は、世界観がSF、SF的視点、ってやつの一例だなと痛感したよ。
>>512 竹本泉の「ちまり」シリーズあたりが、かなり微妙な境界線にいるのではないかと。
「魔法を使う人が普通にいる世界」の話なんだけど、その「魔法」というものの
扱い方がSF的というか。
・基本的に現代社会とほとんど変わらない世界
・「なんでも魔法がベース」な世界(眼鏡には『ちかめのまほう』や『とおめのまほう』
がかかっている。多分、乗り物のたぐいも『いどうのまほう』で動いている)
・「工場生産される魔法」が一般的で、缶詰や瓶詰めになってるのを店から
買ってきて使う
・初歩的な魔法は学校で習うし、誰でも使える(音楽とかダンスみたいな感じで、
上達したい人は専門の教室に通う)
・検定試験を受けて昇級できる
SFの定義のひとつに、「ごく普通の日常描写の中に、なにか一つ一般的ではないものが
存在している」ってのがあるんだけど、このシリーズにおける『魔法』はそんな感じで
扱われてる。
明らかに科学技術ではないんだけど、とてもSF的なアプローチだと思う。
あと、同氏の「ねこめ〜わく」シリーズでも、ヒロインが猫の世界へ呼び出される手段は
「怪しい呪文と儀式」によるものなので、かなり魔法ネタ寄りの話だったりする。
まーこの人の場合、ジャンル「竹本SF」とくくってしまってもいいくらいの独自路線なんだけど。
515 :
508:2006/09/21(木) 00:24:20 ID:???0
>>513 バグダッド←→コンスタンチノープル間を15分で飛べるのが自慢の
魔神がその200億倍の距離の地球へ飛ぼうとすると57万年かかると知って
ショック!(魔法によっては物理法則の中にいる)とか、
宇宙船の中がガンダムのコロニーみたいに円筒形の壁の内側に町が張りついていたり、
世代交代しながら新しい恒星系を目指していたり、
人口調節のルールがあったり、宇宙移民もののツボをおさえていて
世界観はSFだと思ったんですが。
>>514 うーん…実際の作品読んだことないんで、本当はどうなのかよくわからないけど、
その説明読んだ限りでは、SFよりもやっぱりファンタジーという印象が強いんだけども。
SFがサイエンス・フィクションである以上は、「一般的ではないもの」の内容は、
話の他の部分に科学的要素がないならやっぱり科学的なものでなければ、語義として成り立たないんじゃないかなあ?
>516
出しなおし版が古本屋に安く売っているから実際に立ち読みしてみるといいかも
「非常に進んだテクノロジーは魔法と区別できない(A・C・クラーク)」じゃないけど
魔法がテクノロジーとして存在している社会を描いてる
518 :
504:2006/09/21(木) 01:26:36 ID:???0
>>500 >魔法・呪術が体系的にまとめられていて
>一般人でも(手続きをふめば)利用することが出来る、というような世界観の場合はSF?
SFというより、RPGの世界みたいだね。
セガの家庭用ゲーム機用に、『ファンタシースター』というゲームソフトが販売された。
これは、少女漫画的なキャラクターが登場するRPGで、SF的な世界観を取り込んでいる。
そのゲーム内では、一般人でも魔法と同じような技を「テクニック」と称して使うことができる。
魔法が使えるという時点で本当のSFじゃないから、いくら宇宙人やメカニックな乗り物や武器が登場しても
ファンタジーであることに変わりない。
>513
>高河ゆん「アーシアン」は天使がめだちすぎてるからファンタジー寄りだと思う。
>清水玲子「月の子」は人魚がめだちすぎだけど途中からSF視点になった感じ。
自分は
>>470に同意しかねるからなんとも言えないな。
「アーシアン」の“天使”はそう自称してるだけで、有翼型異星人なんだよね。
>500を可とするなら
佐野真砂輝&わたなべ京『トーキョー・ガーディアン』
超能力者と魔物があふれかえった東京新宿に、それ専用の警察課があるという話。
超能力(ESP)にはESPでしか対抗できず、呪術には対呪術装備でしか対抗できないが
主人公は両方に対応するバリアを展開できる特異体質。
超能力犯罪者の独房にはESPジャマーが置かれ、
呪術犯罪者の独房には結界のお札が貼られているが、それを逆手に取った犯罪も発生する。
日常の中にESPや呪術が存在し、社会的認知度も高い。
簡単な呪物は講習会で使用方法を会得できたりする。
精神力を物理学的なパワーに変換する機械を研究している人間が出てくる。
佐野真砂輝&わたなべ京(葵 二葉&紅 三葉)は初期から最近までBLでSFを描いてる。
『プラチナ』(アンドロイドと人間の恋にアンドロイドの製作者の執着が絡む。時間漂流者・ESP持ちも登場)
『WEST END』(マザーコンピュータの管理する未来社会。荒廃した社会に生きる人間と
薬を飲まないと生きていけない人工生命体(?)デミウルが存在するが実は…
“城”に管理されるアンドロイド(通称「先生」)の感情の芽生え?エピソードあり
エンディングへの流れは実にSF)
>518
『ファンタシースター』世界の「マジック」は先天的に使用できる超能力。
「テクニック」は後天的に学習して誰もが会得可能な科学技術の応用です。
『ファンタシースター』はRPGにありがちな「死者の復活」を「クローン」として描いたりと
本格SFであり、ファンタジーに分類するとSF者に怒られますよ。
ゲームの話で申し訳ない。
521 :
504:2006/09/21(木) 01:42:35 ID:???0
ただし、ファンタジーとSFが上手く融合しているケースは
SFファンタジーとして、ぎりぎり許容範囲になる作品もある。
ただしファンタジーに大きく傾いている場合は一応線引きしといた方がいいと思う。
その線引きが難しいんだけど。
抽象的だけどSFらしさとか、SFのにおいがするとか、そんな感じで
最終的には個人の主観になってしまうのは、ある程度仕方ないかな。
522 :
504:2006/09/21(木) 01:50:22 ID:???0
>>520 え?でも本格SFとまではいかないんじゃないの?
だって制作サイドの資料にはタイトルの由来は、
「星々を巡るファンタジー」という意味があるとか。
SF的世界観やSF的な小道具や仕掛けがたくさん登場するけど、
根底はファンタジーなんじゃないかな。
ルツがどうして超能力を使えるのか、遺伝子工学的な説明はあまりなされていないし。
コールドスリープで長い眠りに入る前に、既に1000年は生きていると言われるけど、
何の説明もなしに仙人のようなキャラクーが当たり前みたいに登場するし、
ファンタジーだからしょうがいないかって感じでプレイしてたけど…。
ま、あくまで個人で主観であって、SF的視点でも見られるということだと、
思うのですが。
523 :
504:2006/09/21(木) 01:57:50 ID:???0
>>520 >本格SFであり、ファンタジーに分類するとSF者に怒られますよ。
あくまで、自分が例に出したのは初代の「ファンタシースター」なので、
『ファンタシースターU』以降は本格SFという意見にとりあえず同意。
スレ違いの話題で申し訳ない。
>522
しつこくて悪いけど
タイトルの由来も当時のアイドル酒井法子の曲から来ているし
ルツの存在は超人ロックみたいなもので、
全ての超能力者にその超能力の理由付けが必要か?という問いには
前提としてのSF世界があれば必要ないと思うけど。
>>514 その説明で挑戦してみたくなったよ。
別ジャンルと思われるものでも、SF要素やSF的視点があるものを
語ってもらえると嬉しい。漫画として面白い、そういう作品を広く知りたいので。
SF・非SFかの論議は専用スレでした方がよいのではないかな。
ループネタになるし。
メガドライバーが場違いな発言をして申し訳ございません(笑)
ファンタシースターなんかSFじゃねーよ
クローン出しときゃいくらでも復活できるなんてどこが科学的だ
ファンタジーRPGの死者復活をふいんきだけでクローンに置き換えただけで
イベントで死ぬ奴は死ぬし
んじゃ、ちょっと毛色の変わったところで、美内すずえの「バラ物語」。
ある品種(たぶん架空)のバラにまつわる、過去・現在・未来の話。
中世時代に、バラ作りで有名だけど敵対している二つの家があり、ひそかに
愛し合っていた双方の娘と息子が協力して美しい新品種のバラを作り出した
けれど、不幸な巡り合わせで二人とも命を落としてしまう、というロミオとジュリエットな
過去篇。
そのバラがきっかけで、わらしべ長者的に成功の道を歩んでいく青年が主役の
現代篇。
で、未来篇が完全にSF話。
そのバラの、最後の一本が展示されていた博物館のある宇宙ステーションに、謎の
宇宙生物(アメーバ状の物体)が来襲する。
いろいろな攻撃を加えても全然効かない謎の生物に、このままではステーションも
地球も危ない、と人々が恐れる中、偶然、「バラの香り」が唯一その生物を弱らせる
ことがわかり、展示されていたバラからエキスが抽出されて、武器として使用される。
無事生物は撃退されたがバラは枯れてしまい、バラの世話係だった少女は「これが
最後の一本だったのに、とうとう絶滅しちゃった」と嘆く。
だが枯れた鉢をよく見ると、実がひとつだけついていた。
「この実から種がとれるわ!私、また新しいバラを咲かせてみせる」と少女が喜んで幕。
100ページの長編よみきりだったかな、未来篇は(丸っこいレトロな形とはいえ)メカ描写
バリバリ、宇宙空間をビームが飛び交う、という、当時としてはあんまり少女漫画らしくない
絵が満載で、読んでて「珍しいな」と思った記憶が。
美内さんは、異世界ものとか超能力ものとかSFっぽい漫画も結構描いてたけど、メカメカ
しい感じのはあんまりなかったかも。
>>529 美内すずえでヘビーメタルなSFは記憶に無い。弟子の佐々木淳子は描いてたけど。
過去の作品で佐々木淳子がメカ担当をしていた可能性がある。
それが薔薇物語かどうかは知らないけど。
==================================
“ SF少女漫画一覧”の分類について
==================================
今までに名前が挙がった作家の 作品一覧を、作り直しました。
・前回リスト
>>279-317からの主な変更点
作品全体がSF的アプローチかどうかで分類しています。
収録本データは、執筆時期のわかりやすいものと、文庫化などで現在入手しやすいものを優先。
■SF作品(サイエンスフィクション)…………………………【主なSF要素】を表記
▲SFファンタジー(サイエンス系)・ライトSF作品………【主なSF要素】を表記
※部分的にSF要素が加わっている作品…………………………【本来のジャンル】+【SF要素】で表記
△非科学性ファンタジー要素+科学的SF要素で成り立っている作品……【ファンタジー要素】+【SF要素】で表記
*SF要素が見られない作品…………………………………………………【ファンタジー要素】などを表記
□具体的なSF内容が未報告/未検証………………………………無記入または簡易説明
・科学的考証が深くないものでも、作品の世界観がSF、作家の視点がSFとして挙げられたものは、▲に含めます。
サイエンス系SFファンタジー…主に宇宙や未来の雰囲気を重視したSF。空想幻想シーンの非科学性はOK。
魔法等の非科学的設定が入るものは、※*のファンタジーに含めます。
・全体がSFか、部分的にSFなのか、判断できないものは、□に入れてあります。
報告が「超能力」「発明」等の説明不足で、SF度が判断できないものも、□に含めます。
・整理作業中に登場した新規作品のいくつかは、今回□に含めて次回に反映します。
・作家別作品リストは3種類です。ご希望が重なれば将来的にさらに分割されるかもしれませんが、
色々なSF作品の内容を知らせ合って語り合うことが目的のスレになりつつありますから、
分類は新規購読用などの目安と考えて下さい。
■▲※の作品
△*の作品
□の作品
・■▲△※*□【主なSF要素】は、みなさまのレスをもとにした整理人の判断ですが、
より適切な分類や表記もあると思いますので、訂正のご希望がありましたら、次回の整理の時に直します。
・具体的なSF内容が未報告で、整理人が未読または内容を忘れている作品は、□に移しましたので、
ご存知の方、補完レスよろしくお願いします。
・作品の内容紹介や感想は、既出新規を問わずなるべく具体的なものを出しましょう。
色々な受け止め方を知ることも、SF好きには収穫が大きいと思います。
==================================
“ SF少女漫画”の定義
==================================
このスレッドの“ SF少女漫画”の定義は、今のところ、次のような優先順位になっているようです。
(1) SF(サイエンス・フィクション)の要素が大きいもの 。
未来世界or未来社会(進化した街や科学技術などが登場。人類の歴史の終焉も含む)
太陽系内外の星(惑星開発、宇宙船、宇宙飛行士、星間業者等)
異星人・異星の生命体(侵略、ファーストコンタクトも含む)
ロボット・アンドロイド・サイボーグ
人工生命体(遺伝子操作などで生まれる有機的な生命体。ミュータント的新人類、クローンなど)
タイムマシンや冷凍睡眠によるタイムトラベルおよびタイムスリップ
ESP(精神感応・予知・透視・念動、空間移動などの超能力を持った人間または地球外の生命体)その他。
(2) サイエンス考証の淺いものでも、全体がSF的アプローチになっていれば
SFファンタジーあるいはライトSFと考える。
部分的にSF要素が含まれる作品は、本来のジャンルも理解する。
(3) 非科学的な設定は、SF要素には含めない。
神、妖精、天使、魔法の存在する異世界、心霊現象、転生、一部のタイムスリップもの超能力もの等
基本的に少女向け漫画雑誌とその後継的な女性向け漫画雑誌/単行本に載った作品ということで。
読者対象が少年青年向け低学年向けの雑誌は含めません。
作品執筆の時期によっては編集方針や読者層が変わっているケースもありますので、
WINGSやリュウは1980年代まで、少女雑誌は1970年代以降が目安になっています。
================================================
↓ ここから作家(50音順)の作品一覧。状況に応じてスキップして下さい。
整理レス終了時にはその旨を書きます。
==================================
■SF作品(サイエンスフィクション)
▲SFファンタジー(サイエンス系)・ライトSF作品
※部分的にSF要素が加わっている作品
=======================================================
【あ】
=======================================================
>323 >402-403 >420 >447-448
※赤石路代『AMAKUSA 1637』(2001〜2005フラワーズ) 2001〜2006小学館(全12巻)
☆歴史ロマン+タイムスリップ
>228
>>232*
■秋里和国『ルネッサンス』(初出 ?年 プチフラワー)
1990〜1991小学館FC (全2巻) /2002小学館文庫 (全1巻)
★オゾン層破壊で白人が滅亡した数百年後の地球
>431 >434-435 >438 >440-441
・短編
■あさぎり夕「青い宇宙のルナ」 1978なかよし8月増刊号 1999講談社『青い宇宙のルナ』に収録
★異星の住民/地球から来たロケット工学者の娘
>>20-21* >35
>>210*
▲明智抄『サンプル・キティ』(1993別冊花とゆめ〜1995.8月号) 2006 朝日ソノラマ文庫 (全4巻)
★サイキック・ホームドラマ+ESP
■明智抄『砂漠に吹く風』(1995別冊花とゆめ9月号〜1996.7月号〜他誌)
2006 朝日ソノラマ文庫 (全2巻) ←『サンプル・キティ』続編
★クローン
■明智抄『死神の惑星』(200?〜 コミックアイズ)
2006 朝日ソノラマ文庫 (全3巻) ←『砂漠に吹く風』続編
★クローン/テレパスEPS/人工知能
>>122*
>>392* >395 >420
▲厦門(あもい)潤『KENIYA 草と惑星』(1988〜1991ウイングス) 1989〜1991新書館(全4巻)
★惑星開発+精霊信仰民族
=======================================================
【い】
=======================================================
>>208*
・短編
▲一条ゆかり「雨のにおいのする街」(1972りぼん8月号別冊付録)
2005集英社文庫コミック版『摩耶の葬列』に収録
★原子力発電所/テレパス念動ESP
>>208*
※一条ゆかり『こいきな奴ら Part.2』(1986週刊マーガレット37号〜41号)
1996集英社文庫コミック版『こいきな奴ら』第2巻に収録
☆ハードボイルド系ロマコメ+念動ESP
>>492*
▲伊東愛子「鳥人島」(1976別冊少女コミック10月号)
1979朝日ソノラマサンコミックス『たんたんたかゆき』に収録
★異星からの移住/古代の有翼人種
>1 >29 >123
>>321*
>>327*
>>471-473* >476
■樹なつみ『OZ』(1988 LaLa 増刊〜1992) 2004〜2005 白泉社完全版(全5巻)
★核戦争後の未来/人工生命体等
■樹なつみ『獣王星』(1993 LaLa〜2006 メロディ) 2006 白泉社完全版(全3巻)
★星間移住/遺伝子操作等
=======================================================
【う】
=======================================================
>>369*
※宇野亜由美『ダーリング』(2000メロディ11月号〜2001.9月号) 2002白泉社『オコジョさん』第5巻に収録
☆コメディ+アンドロイド
>22-23 >105 >109
>>391*
>>462*
>>465* >480
・短編
■内田美奈子「良次郎帰還せず」(1983WINGS5号) 1985新書館『赤々丸グラフィック』に収録
★物質変換装置/パラレルワールド
※内田美奈子「百万人の数学変格活用」(1981デュオ12月号〜1982.3月号) 1982朝日ソノラマ(全1巻)
☆学園もの+テレパスESP
>>413 ※浦川まさる「九太郎まいる!」
☆忍者+タイムスリップ
=======================================================
【え】
=======================================================
>112
>>368*
■遠藤淑子『ヘヴン』(1998メロディ10月号〜2001.5月号) 2000〜2001白泉社HC(全2巻)
★文明が衰退した未来/ロボット
・短編
※遠藤淑子「改良型スズキ君」(1993花とゆめ19号) 2003白泉社文庫『天使ですよ』に収録
☆ホームコメディ+アンドロイド
=======================================================
【お】
=======================================================
>>499 >>503 ■笈川かおる「へ・へ・への方程式」(1982ぶ〜け1月号) 1983集英社『へ・へ・への方程式』(全1巻)に収録
★異星人の宇宙船遭難
>>256*
・短編
※大島弓子「ロング・ロング・ケーキ」(1987ASUKA6月号) 1988角川書店『秋日子かく語りき』に収録
☆自分探しのドラマ+何にでも変形出来る異星人
>>418-419*
>>428 ・短編
▲岡野史佳「薔薇科少年」(1998別冊花とゆめ2月号) 1998白泉社『薔薇科少年』に収録
★近未来の火星/動植物の異種混合生命体
▲岡野史佳「月齢14.8」(1997別冊花とゆめ7月号) 1998白泉社『薔薇科少年』に収録
★月にからめたファンタジー系
>50 >95 >97
>>104* >106 >111 >112 >123
>>205*
>>209* >322 >330 >434 >484
>>487-488*
▲奥友志津子『ドリーマー』』(1980〜1985ひとみDX) 1982〜1985秋田書店(全5巻)
★近未来の管理社会+ハードボイルドロマン
▲奥友志津子『レフト・ロンリー』(1983ひとみDX8月25日号、1987Candle.vol5,vol6)
1987秋田書店(全1巻)←『ドリーマー』番外編
■奥友志津子『パーフェクション』(初出 ?年 ボニータ) 1986秋田書店(全1巻)
★遺伝子操作によるミュータント
■奥友志津子『レッドリンクス』(初出 ?年 ボニータ) 1988秋田書店(全2巻)
★ESPを含む星間便利屋チーム
・短編
■奥友志津子「明日への終止符」( 1975りぼん夏の増刊号) 1980東京三世社『冬の惑星』に収録
★時間軸が未来に進まない世界
■奥友志津子「ラザ市にて」(1976りぼんデラックス夏の号) 1980東京三世社『冬の惑星』に収録
★人工都市/遺伝子操作
■奥友志津子「さすらい人たち」(1977りぼんデラックス冬の号) 1980東京三世社『冬の惑星』に収録
★宇宙飛行士養成学校
■奥友志津子「冬の惑星」(1978りぼんデラックス冬の号) 1980東京三世社『冬の惑星』に収録
★地球から隔離されたESP達の惑星開発
■奥友志津子「サラの樹の下で」(1981ひとみ6月号) 1983朝日ソノラマ『ゲームオーバー』に収録
★惑星開発/異種生命体
■奥友志津子「宇宙岬」(1982プチフラワー1月号) 1983朝日ソノラマ『ゲームオーバー』に収録
★太陽系外への移民宇宙船
▲奥友志津子「パターンA」(1982ウイングス2号) 1983朝日ソノラマ『ゲームオーバー』に収録
★人工都市の実験体人間
■奥友志津子「遠い雷鳴の中」(1978デジール増刊号) 1979秋田書店『遠い雷鳴の中』に収録
★念動ESP少女
■奥友志津子「自然淘汰」(1979デジール増刊号) 1979秋田書店『遠い雷鳴の中』に収録
★マザーコンピュータ管理の未来社会
=======================================================
【か】
=======================================================
>111 >120
>>154-155* >351 >355
>>470*
▲花郁悠紀子「昼下がりの精霊」(1979ビバプリンセス春号) 1999秋田文庫『フェネラ』収録
★タイムマシン
▲花郁悠紀子「水面に咲く」(1978ビバプリンセス春号) 1999秋田文庫『フェネラ』収録
★ESPの関わる殺人事件←「フェネラ」のEPS研究者が登場
■花郁悠紀子「風に哭く」(1980ボニータ夏号) 1999秋田文庫『フェネラ』収録
★テレパスESP/異種生命体←「フェネラ」「水面に咲く」のEPS研究者が登場
・1977プリンセスコミックス版『風に哭く』には
初期のSF未発表作「キンポウゲ 」「ミッシェル 」「ちょっとしたこと」 (1972〜1973執筆)も収録。
>14 >111 >148
>>427*
■川原泉『ブレーメンII』(1985別冊花とゆめ夏の号〜PUTAO〜2004メロディ) 2000〜2004白泉社JC
←「アンドロイドはミスティブルーの夢を見るか」の続編
★船長以外はすべてバイオテクノロジーで知性を得た動物たちが乗務員の宇宙輸送船
・短編
■川原泉「アンドロイドはミスティー・ブルーの夢を見るか?」(1985別冊花とゆめ夏の号)
1994白泉社文庫 『 空の食欲魔人』に収録
★星間企業社長影武者のアンドロイドと女性宇宙飛行士
>145
>>148*
※川原泉『バビロンまで何マイル?』(1990花とゆめ19号〜1991.8号) 1997白泉社文庫
☆古代と中世ルネッサンス歴史ロマン+タイムスリップ
>>14 >>204*
>>210 >>213*
>>221-222*
>>374 ▲川原由美子『観用少女-プランツ・ドール-』第9話「宝石姫」(1995ネムキVOL.25)
★未来社会/観賞用アンドロイドの一種
▲川原由美子『観用少女-プランツ・ドール-』第21話「メランコリィの花冠」(1998ネムキ11月号,1999.1月号)
★未来社会/観賞用アンドロイドの一種
(1992眠れぬ夜の奇妙な話VOL.10〜1994ネムキVOL.20〜1999.1月号)
1995〜1999朝日ソノラマ眠れぬ夜の奇妙な話コミックス(1〜4巻)/2001朝日ソノラマコミック文庫(1〜2巻)
・全21話のうち第19話「プレゼント」は文庫未収録
・短編
■川原由美子「翡翠の森」(1987〜1988ちゃお) 2003朝日ソノラマコミック文庫『翡翠の森』収録
★都市文明崩壊後の未来/異種生命体
=======================================================
【き】
=======================================================
>99 >111 >214 >218 >229-230
>>235*
>>252*
>>380* >382
北原文野
・「 P」シリーズ ★大戦後の未来社会/迫害されたESP達と人間達の関わり方を幾世代かに渡って描く未来史
■北原文野『L6−外を夢みて−』(1980別冊少女コミック1月増刊)
1987新書館ウィングスコミックス(全1巻)/1993小池書院(全1巻)←「残像〜夢.時を越えて」は小池書院のみ収録
■北原文野『時のほとりに』1996スコラ社LC(全1巻)
← Pシリーズ「L6外伝 草原の子ども」「GREEN ZONE」(1993〜1994同人誌) を収録
■北原文野『砂漠に花を・・・』(1992アップルミステリー11月号〜1993.3月号)
1993主婦と生活社ミッシィコミックス(全1巻)
■北原文野『砂漠の鳥たち』(1993アップルミステリー11月号〜1994.1月号,1992アップルミステリー1月増刊)
1994主婦と生活社ミッシィコミックス(全1巻)
■北原文野『夢の果て』(1985ウィングス4月号〜1991.3月号)
1986〜1991新書館ウィングスコミックス(全6巻)/2002ハヤカワ文庫(全3巻)
■北原文野『クァナの宴』(1992コサージュ夏の号〜1994.3月号)
1993小池書院(途中まで収録の第1巻のみ )/1996ひかりコーポレーション(1〜2巻)
■北原文野 『もうひとつのハウプトン』1988SG企画(全1巻)
←Pシリーズ書きおろし短編「夜明けまで」を収録
■北原文野『魂を鎮める歌』
(1991コサージュVOL1〜2,プチフラワー1980夏の号, 1983. 9月号11月号, 1984.12月号,)
1992小池書院(全1巻)
■北原文野『瞳に映るは銀の月〜妖精計画』(2004ミステリーボニータ2月号〜6月号)
2004秋田書店ボニータコミックスDX
■北原文野『瞳に映るは銀の月〜地上の園』(2004ミステリーボニータ11月号〜2005.3月号)
2005秋田書店ボニータコミックスDX
・短編
▲北原文野「もうひとつのハウプトン」(1980別冊少女コミック1月増刊)
1988SG企画『もうひとつのハウプトン』に収録
★タイムスリップ・ファンタジー
■北原文野「月がみえる…」(1986GROUP26号)
1988SG企画『もうひとつのハウプトン』に収録
★太陽系外移民宇宙船の遭難
■北原文野「きのういたベン」(1985プチフラワー2月号)
1989新書館ウィングスコミックス/1996スコラ社LC『きのういたベン』に収録
★移民宇宙船内の疑似地球体験
▲北原文野「明日の作文」(1980年代初期?同人誌)
1989新書館ウィングスコミックス『きのういたベン』に収録
★EPS隔離政策
>>10 >>111 >>162 >>323*
>>353 ■清原なつの『アレックス・タイムトラベル』(1981〜1982りぼんオリジナル)/2001ハヤカワ文庫(全1巻)
★タイムマシン製造者の青年科学者
■清原なつの『真珠とり』(1981りぼんオリジナル) 2001ハヤカワ文庫『千の王国百の城』に収録
★宇宙飛行士/冷凍睡眠
・短編
※清原なつの「飛鳥夢語り」(1987りぼん7月号) 2006ハヤカワ文庫『飛鳥夢語り』に収録
☆歴史ファンタジー+タイムトラベル
>>379*
※桐島いつみ『まっかな人間像』その10「エスパー」(1994ぶ〜け1月号) 1994集英社
☆コメディ+ESPを職業として扱う
=======================================================
【く】
=======================================================
>119
>>248*
■くらもちふさこ『α』「#1」=第1話(コーラス2001年3月号) 2003集英社『α』(上巻)
★異星の住民達/スペースオペラ風の星間ロマンス(劇中劇)
=======================================================
【こ】
=======================================================
>>278*
>>334*
>>353-354* >356 >363-364
>>470*
■高河ゆん『サフラン・ゼロ・ビート』(初出 ???) 1993新書館ウイングスコミックス
★医療用アンドロイド
>>493*
※小林薫『ATHENA16』(初出 ???) 1997~1998角川書店あすかコミックス(全4巻)
☆ラブコメ+異星人とロボット
=======================================================
【さ】
=======================================================
>244
>>250*
・短編
■佐伯かよの「世界一幸福な男の話」(1972りぼん4月増刊号)
1995/2000講談社『佐伯かよの自選集 1 世界一幸福な男の話』に収録
★物質電送機の発明
■佐伯かよの「地球最後の男の話」 (1972りぼん夏の増刊号) 1976集英社RMC『午後5時1分前…!』に収録
★冷凍睡眠
■佐伯かよの「もしも…」 (1973りぼん4月増刊号)
★異星人による侵略
>17 >111
>>237* >247
>>255*
・短編
■坂田靖子「予言者(やわらかい機械2)」(1987SFマガジン7月号)
1989早川書房/1995ハヤカワ文庫『時間を我等に』に収録
★現代の気象観測機が中世へタイムスリップして領主と会話する
>404
※茶木ひろみ『姫 クラシックガール』(初出???) 1986集英社/2006朝日ソノラマ文庫(全1巻)
☆ロマコメ+桃山時代からのタイムスリップ
>>393-394*
>>396*
■作画グループ『銀河を継ぐ者』(1981週刊少女フレンド9号〜13号)
1981講談社KC(全1巻)/1987 SG企画『合作大全集』第4巻に収録
★異星の住民/超能力
>14 >18 >35 >46 >47 >104 >139-140* >143* >148 >156* >205* >276* >278* >361 >396 >437-438
>>451*
>>455*
>>461*
>>464*
佐々木淳子
■佐々木淳子『ブレーメン5』(1979 週刊少女コミック増刊〜1989 コロネット) 2001 MF文庫(全3巻)
★科学者の実験で作られた人工生命体やサイボーグ/恒星間旅行の宇宙船
■佐々木淳子『那由他』(1981〜1982 週刊少女コミック) 2001 MF文庫(全2巻)
★異星人の地球侵略/テレパスやテレポートなどのESP
■佐々木淳子『ダークグリーン』(1983 週刊少女コミック〜1986 コロネット) 2001 MF文庫(全5巻)
★環境汚染とも関係のある地球侵略もの/睡眠中に見る夢の世界を共有
■佐々木淳子『リュオン』(1996〜2002&書き下ろし) 2004 幻冬舎(全1巻)
←『ブレーメン5』『那由他』『ダークグリーン』の番外短編集
・短編
■佐々木淳子「みどりの大地」(1976) 1983 小学館FC 『ブレーメン5』第3巻に収録
★太陽系内宇宙船/地球の未来
■佐々木淳子「霧ではじまる日」(1982)
1983 小学館FC 『ブレーメン5』第4巻 / 2001 MF文庫『ブレーメン5』第2巻に収録
★核ミサイル墜落ショックのため時間軸が未来へ進まない世界
■佐々木淳子「オパールの竜」(1989ASUKA5月号)
1992角川書店ASUKAコミックス『ブルーオベリスク』に収録
★未来の異星の住民が一億年前の生物化石を研究
▲佐々木淳子「ベビーNの幸福」(1988〜1986プチコミック12月号1月号)
1992角川書店ASUKAコミックス『ブルーオベリスク』に収録
★同性のカップルで子どもを作るための遺伝子操作
>7 >35 >46 >139* >143* >148-149 >169* >193 >202 >269-270*
>>328*
>>357* >361 >464
■佐藤史生『夢みる惑星』(1980〜1984 プチフラワー) 1996 小学館文庫 (全3巻)
★宇宙船で訪れた先祖を持つ古代王国
■佐藤史生『やどり木』(1986〜1987 グレープフルーツ) 2001ハヤカワ文庫『天界の城』 (全1巻)に収録
★惑星開拓
・短編
■佐藤史生「金星樹」(1978別冊少女コミック4月増刊号)
1979奇想天外社『金星樹』/1992新潮社『金星樹』/2005ポプラ社.赤木かん子編SFセレクション1『時空の旅』に収録
★惑星開発/異種生命体
■佐藤史生「星の丘より」(1977別冊少女コミック5月増刊号)
1979奇想天外社『金星樹』/1992新潮社『金星樹』に収録
★異星の王国/テレパシーを使えない子どもはミュータント扱いされる世界
■佐藤史生「花咲く星ぼしの群れ」(1978別冊少女コミック8月増刊号)
1979奇想天外社『金星樹』/1992新潮社『金星樹』に収録
★人間不在環境でコンピュータが養育した少女
■佐藤史生「一角獣の森で」(1978別冊少女コミック8月増刊号)
1979奇想天外社『金星樹』/1992新潮社『金星樹』に収録
★捕獲される念動ESPの人権
■佐藤史生「チェンジリング」(1989プチフラワー3月号)
2001 小学館文庫『打天楽―ワン・ゼロ番外編』に収録
★異星系住民とのファースト・コンタクト
■佐藤史生「ネペンティス」(1989プチフラワー5月号)
2001 小学館文庫『打天楽―ワン・ゼロ番外編』に収録 ←「チェンジリング」続編
★宇宙船コロニー/ヒューマノイド・ロボット
■佐藤史生「バビロンまで何マイル」」(1997プチフラワー1月号.3月号)
1999小学館PFコミックス『心臓のない巨人』に収録
★宇宙船コロニー/自分たちの星を買う目標を持つ修道女の団体
■佐藤史生「心臓のない巨人」(1998プチフラワー11月号.1999.1月号)
1999小学館PFコミックス『心臓のない巨人』に収録
★増築を重ねて複合船となっている巨大な宇宙船コロニー
>191 >201 >206-207 >212* >231
>>236*
>>284*
>>383*
>>427*
▲里中満智子『まちこの千夜一夜』第8話「ぼくのアフロディーテ」(1983mimi12月9日号)
★近未来のテクノロジー
▲里中満智子『まちこの千夜一夜』第13話「ブタは社会の味方です」(1984mimi2月24日号)
★バイオテクノロジー
▲里中満智子『まちこの千夜一夜』第20話「不死身のヒーロー」(1985mimiデラックス9月号)
★宇宙物
▲里中満智子『まちこの千夜一夜』第35話「愛の宇宙」(1987mimiカーニバル7月号)
★宇宙物
▲里中満智子『まちこの千夜一夜』第37話「あなたの夢をかなえます!」(1987mimiカーニバル9月号)
★発明物
▲里中満智子『まちこの千夜一夜』第39話「いつでもそばにいて」(1987mimiカーニバル11月号)
★未来物
1984〜1989『まちこの千夜一夜』講談社(全4巻)/1997『まちこの千夜一夜』双葉文庫(全3巻)に収録
▲里中満智子『夜のメルヘン』第14話「見えすぎて!」(1993コミックVAL12月号)
★透視ESP
▲里中満智子『夜のメルヘン』第18話「清き一票」(1994コミックVAL4月号)
★近未来のテクノロジー
▲里中満智子『夜のメルヘン』第20話「そして2人は…」(1994コミックVAL6月号)
★宇宙物
1999 双葉文庫『夜のメルヘン』(全2巻)/2002フロッグエンターテイメント『夜のメルヘン』(全2巻)に収録
・短編
■里中満智子『くらい空のはてに』(1965 週刊少女フレンド21号) 1974 朝日ソノラマ『ピアの肖像』に収録
★近未来の核戦争
>>383*
>>427*
※里中満智子『ミスター・レディ』(1976なかよし10月号〜1977.8月号) 2002講談社漫画文庫(全2巻)に収録
☆双子のコメディ+異星人
=======================================================
【し】
=======================================================
>>421 >>494-495 ・短編
▲紫堂恭子「海からきた星たち」(初出???) 初版199? 小学館PFコミックス『辺境警備』第4巻に収録
★居住型衛星
>>463 ■篠原烏童『沈黙は星々の渇き』(初出 ???) 1994朝日ソノラマ(全3巻)/2000朝日ソノラマ文庫(全2巻)
★辺境の惑星の賞金稼ぎ
>5* >109 >114 >118 >223 >333* >340 >361 >394 >458-460
>>462*
>>464*
■柴田昌弘『赤い牙 ブルー・ソネット』(1974 マーガレット〜1987 花とゆめ) 2000MF文庫(全11巻)
★サイボーグ/感情を持つロボット/ESP
■柴田昌弘『フェザータッチ・オペレーション』(1982〜1988WINGS) 2000朝日ソノラマ文庫(全1巻)
★コンピュータとつながる人工頭脳を持つ少女
■柴田昌弘『グリーン・ブラッド』(1981少年少女SFマンガ競作大全集10号) 1988白泉社(全2巻)/1992大都社(全1巻)
★22世紀後半の未来/人間に変わる労働力として合成された亜人間
・短編
■柴田昌弘「盗まれたハネムーン」(1980 花とゆめ) 2003 朝日ソノラマ文庫『盗まれたハネムーン』に収録
★宇宙船の遭難
■柴田昌弘「ミッシング・アイランズ」(1988 花とゆめ) 2005 朝日ソノラマ文庫『ミッシングアイランズ』に収録
★太平洋戦争時代の南の島へのタイムスリップ
■柴田昌弘「枯葉の街」(1980少年少女SFマンガ競作大全集8号) 1997大都社『回転扉』に収録
★人工子宮/パラレル・ワールド
■柴田昌弘「ワフ・ヴァレーの神話」(1983リュウ11月号) 1987 白泉社『黄色いウサギ』に収録
★氷河期の惑星/巨漢サイボーグ
■柴田昌弘「枯葉の街」(1980少年少女SFマンガ競作大全集8号) 1997大都社『回転扉』に収録
★人工子宮/パラレル・ワールド
>1 >33* >35 >44* >109 >187* >189*
>>246*
>>399-400 >>470*
>>519 ▲清水玲子「メタルと花嫁」(1985LaLa1月号) 1985白泉社HC『ノアの宇宙船―清水玲子傑作集』収録
←ジャック&エレナシリーズ
★近未来/人型ロボット(アンドロイド)
▲清水玲子『ミルキーウェイ』(1986 LaLa) 2000 白泉社文庫(全1巻) ←ジャック&エレナシリーズ
▲清水玲子『竜の眠る星』(1986〜1988 LaLa) 2000 白泉社文庫(全2巻) ←ジャック&エレナシリーズ
▲清水玲子『天使たちの進化論』(1990 LaLa) 2001 白泉社文庫(全1巻) ←ジャック&エレナシリーズ
▲清水玲子『月の子 ―MOON CHILD―』(1988〜1992 LaLa) 1999 白泉社文庫(全8巻)
★地球の未来/原子力 発電所の実験
▲清水玲子「22XX」(1992 LaLa) 2002 白泉社文庫(全1巻) ←ジャック&エレナシリーズを含む短編中編集
★食欲を持つ人型ロボット(アンドロイド)
▲清水玲子『パピヨン』(1993LaLa) 2001 白泉社文庫(全1巻) ←短編中編集
★宇宙空間の少年院からの脱出
▲清水玲子『輝夜姫』(1993〜2005 LaLa) 2000〜2005 白泉社社HC(全27巻)
★クローン
■清水玲子『秘密―トップ・シークレット』(1999〜2006 メロディ) 2001〜2003 白泉社JC(1〜2巻) ←シリーズ(第1話)
★近未来/脳内記憶をスキャナー機器で映像化
・短編
▲清水玲子「もうひとつの神話」(1985LaLa3月号) 1986白泉社社HC『もうひとつの神話』収録
★ひとりだけ生き残った人類とロボット
▲清水玲子「夢のつづき」(1988LaLa4月号) 1989白泉社社HC『夢のつづき』収録
★玩具の星に二人きりで住む青年と令嬢
▲清水玲子「ノアの宇宙船」(1985LaLa1月号) 1985白泉社社HC『ノアの宇宙船―清水玲子傑作集』収録
★宇宙飛行士/記憶消去
▲清水玲子「ネオドーベルマン」(1986LaLa春) 1986社HC『天女来襲』収録
★遺伝子操作〜バイオテクノロジーによるキメラ(犬と人間のキメラ)
>>496 >>498 庄司陽子
※庄司陽子「風の福音」(初出 ???)
1993講談社BELOVE KC『風の福音』/1998講談社漫画文庫『庄司陽子傑作選 1 風を見る人/風の福音』に収録
☆超心理学ロマン+超能力者たちが集められた研究所を脱出するカップル
>>475 ※伸たまき 「カインド・マシン」(1983ウイングス)
2001ウィングス・コミック文庫『獸木野生短篇集 1 ホワイト・ガーデン』に収録
☆ハートフルコメディ+未亡人の夫が遺したロボット
※伸たまき「2821コカコーラ」(1986ウイングス)
1986新書館『2821コカコーラ』
☆反戦物ブラックユーモア+近未来の地球
=======================================================
【す】
=======================================================
>>449*
>>451-452 >>454 ■鈴木葉子「グリーン色の遺言状」(1974週刊マーガレット6,7合併号〜9号)
1975集英社MC 『赤いベレーはVサイン』に収録
★人間の体で光合成を行う実験体
=======================================================
【そ】
=======================================================
>>55 >>193 >>202 >>391*
曽祢まさこ
・短編
■曽祢まさこ「ふたりめの神話」(初出 ???) 1986講談社KCなかよし『ふたりめの神話』に収録
★近未来の出産制限
=======================================================
【た】
=======================================================
>>238*
>>247*
■高口里純 『明日のために』(1998コミックバーズ8月号〜1999.7月) 1999ソニーマガジンズ・バーズコミックス (全3巻)
★不老の薬品/人工子宮
>>267*
▲高階良子『地獄でメスが光る』(1972なかよし7月号〜10月号) 1973講談社コミックス(全1巻)
★医学者が作る人工生命体
>1 >51-54* >56* >61-66* >96 >104 >122 >158 >200
>>220 >>241 >>249*
>>251 >>355 >>361-362*
>>432 >>503 >>511 ■竹宮恵子『地球へ・・・』(1977〜1979マンガ少年) 1995中公文庫(全3巻)/2000朝日ソノラマ(全5巻)
★マザーコンピュータ管理の未来社会/人類とEPSを持つ新人類との戦い
■竹宮恵子『集まる日』(1978別冊少女コミック) 1996中公文庫『オルフェの遺言』 に収録
←「集まる日,」続編として「オルフェの遺言」「遙かなり夢のかなた」「 そして、集まる日。」も収録
★精神感応ESP (「遙かなり夢のかなた」は異世界ファンタジー)
■竹宮恵子 (原作: 光瀬龍)『アンドロメダ・ストーリーズ』(1980マンガ少年〜1983 デュオ) 2000 朝日ソノラマ(全3巻)
★異星から来て「神」を名乗る自立型コンピュータ
■竹宮恵子『私を月まで連れてって!』(1977SFファンタジア地上編,1980フォアレディ12月号〜1986プチフラワー)
1995小学館文庫(全4巻)/2005 白泉社完全版(全6巻)
★近未来/宇宙飛行士andほとんどのSF要素
■竹宮恵子『殺意の底』(1985プチフラワー) 1996中公文庫『殺意の底』
←『私を月まで〜』番外編の「シド」シリーズとして「E=MC2」「エデン2185」「殺意の底」「エデンの国境」
「ふる星のごとくに」「宇宙に永遠」を収録
★太陽系外移民宇宙船
■竹宮恵子『ブライトの憂鬱』(2000〜2004メロディ) 2002〜2005白泉社 (全2巻) ←『私を月まで〜』続編
・短編
■竹宮恵子「ジルベスターの星から」(1975別冊少女コミック3月号) 1996中公文庫『オルフェの遺言』(全1巻) に収録
★太陽系外の惑星開発
▲竹宮恵子「真夏の夜の夢」(1975別冊少女コミック5月号) 1996中公文庫『告白』 に収録
★未来社会のストレス
■竹宮恵子「告白」(1979 LaLa10〜11月号) 1996中公文庫『告白』(全1巻) に収録
★結婚出産も保安局の指示で決まる未来社会/人型ロボット
▲竹宮恵子「砂時計-三つのSF世界-」(1978週刊少女コミック増刊フラワーコミック6月30日号)
「西暦2763年の童話」「夜は沈黙のとき」→1996 中公文庫『告白』
「オルフェの遺言」→1996中公文庫『オルフェの遺言』
★火星旅行/未来都市の芸術家
■竹宮恵子 (原作: 光瀬龍)「決闘2108年」(1980 週刊少年マガジン39号) 1996中公文庫『オルフェの遺言』に収録
★火星勤務の宇宙飛行士
▲竹宮恵子「MIRAGE」(1984ぶ〜け5月号, 1985.10月号) 1996中公文庫『告白』 に収録
★未来都市の住人や博物館
※竹宮恵子「夢狩人」(1983 別冊少女コミック8月号) 1996中公文庫『オルフェの遺言』 に収録
☆寺山修司の世界観へのオマージュ+宇宙空間
※竹宮恵子「雪国」(1983 奇譚5号) 1996中公文庫『殺意の底』 に収録
☆川端康成作品へのオマージュ+地球調査員の異星人
>4 >29 >116* >491
▲竹本泉『あおいちゃんパニック!』(1983なかよし2月号〜1984.7月号)
1984講談社KCなかよし(全3巻)/1992主婦と生活社ミッシィコミックス(全3巻)/2000MF文庫(全2巻)
★地球人と異星人のハーフ
>>491 ・短編
▲竹本泉「アニー・パトロール」「アニー・パトロール2」(1991〜1992なかよし増刊るんるん)
2003朝日ソノラマ『ばばろあえほん』に収録←「働く少女」シリーズ
★近未来の火星
>284
>>378 ・短編
※忠津陽子「勝手にしてよ!」(1978LaLa1月号) 1978白泉社『三月の庭から』に収録
☆ラブコメ+超能力者の一族
>193 >202 >335
>>391*
■田村由美『7SEEDS』(2001別冊少女コミック〜2002フラワーズ〜連載中) 2002〜2006 小学館FC (1〜8巻)
★近未来サバイバルロマン/冷凍睡眠
▲田村由美『BASARA』(初出 ?年 別冊少女 コミック) 1991〜1999小学館FC (全27巻) 2002小学館文庫 (全16巻)
★文明崩壊後の近未来
=======================================================
【つ】
=======================================================
>>11 >>111 >>114-115 >>121*
■筒井百々子『たんぽぽクレーター』(1983プチフラワー7月号〜1985.1月号)
1984〜1985小学館PFビッグコミックス (全2巻)
★月に建設された医療都市
■筒井百々子『火星に捧げるデュエット』(1986ウイングス5〜7月号12月号〜1987.1月号)
1987新書館ウイングスコミックス (全1巻) ←『たんぽぽクレーター』続編
■筒井百々子『ものまね鳥シンフォニー』(1988クレッセント1号〜4号)
1989東京三世社マイコミックス (全2巻) ←たんぽぽクレーター(医療都市)建設前のストーリー
■筒井百々子『小さき花や小さき花びら』(1988クレッセント5号〜9号)
1990東京三世社マイコミックス (全1巻) ←『たんぽぽクレーター』続編
=======================================================
【と】
=======================================================
>>332*
>>340 ■東城和実『禁区 SECRET AREA』(初出 ???) 1990大陸書房/1994新書館 (全1巻)
★遺伝子操作によるESPとモンスター
=======================================================
【な】
=======================================================
>>389 ▲中村かなこ『赤い星』(初出???) 1997小学館フラワーコミックス(全1巻)
★病原菌による視覚障害/人体実験
>>271*
・短編
▲那州雪絵「美形いりませんか?」(初出 ???) 1993白泉社HC 『ダーク・エイジ』に収録
★アンドロイド
>474
>>478* >492
▲灘しげみ『時のかなたに』(1975週刊少女コミック連載) 1977小学館フラワーコミックス(全1巻)
★タイムマシンでナウマン象の時代に行く/未来人
>>384-386*
■成田美名子「はるかなる黄金の砂漠」(1978LaLa8〜9月号) 1989白泉社文庫『天の神話 地の神話』に収録
★タイムトラベル
>>372*
▲なるしまゆり『原獣文書』1996〜2005(初出 ?年 サウス) 新書館ウイングスコミックス(1〜8巻)
★未来の地球の生態系変化
▲なるしまゆり『プラネット・ラダー』(初出 ?年 コミッククリムゾン) 1988〜2004集英社-創美社(全7巻)
★多次元宇宙の滅亡の危機
=======================================================
【は】
=======================================================
>29
>>163*
>>167 ▲萩岩睦美『小麦畑の三等星』(1981〜1982りぼん) 2001集英社文庫(全2巻)
★異星人と関わりのあるEPS
▲萩岩睦美『うさぎ月夜に星のふね』(1986〜1987りぼん) 2004集英社文庫(全2巻)
★宇宙からの地球侵略
・短編
※萩岩睦美「不思議の国の金魚姫」(1985りぼん) 1986集英社RMC『魔法の砂糖菓子』に収録
★コメディ+タイムマシン
>1 >3 >8-9 >13 >35 >46 >49 >77* >98 >104 >107 >110 >122 >157* >161 >165-166*
>187-189* >194* >198-200* >205*
>>247*
>>259 >>361-362 >>427*
>>430 >>433-434*
>>447 >>469-470*
>>513 ▲萩尾望都『精霊狩り』(1971〜1973 別冊少女コミック) ←三部作のシリーズ
1976小学館文庫『精霊狩り―傑作短編集』/1978小学館『萩尾望都作品集(第1期)第13巻.11人いる!』 に収録
★未来世界で異人種とされているESP末裔達のロマコメ
■萩尾望都『11人いる!』(1975〜1976 別冊少女コミック)1994 小学館文庫(全1巻) ←続編『東の地平西の永遠』も収録
★宇宙飛行士養成/精神感応ESP/星間戦争
■萩尾望都『スターレッド』(1978〜1979 週刊少女コミック) 1995 小学館文庫(全1巻)
★火星に棲息する地球人の子孫
■萩尾望都『銀の三角』(1980〜1982 SFマガジン) 1994 白泉社文庫(全1巻)
★滅亡した星系の民族とつながりのある吟遊詩人/クローン技術
■萩尾望都『A-A'』(1981 プリンセス) 2003 小学館文庫(全1巻)
←一角獣種シリーズとして『X+Y'』『4/4カトルカース』も収録
★惑星開拓/クローン技術/惑星開拓作業向けの人類改良種
■萩尾望都『マージナル』(1985〜1987 プチフラワー) 1999 小学館文庫(全3巻)
★未来社会の実験都市と村落/人工子宮による出産管理
▲萩尾望都『海のアリア』(1989〜1991) 2001 小学館文庫(全2巻)
★異星人の音楽教師/楽器の役割をする特殊な生命体
■萩尾望都『あぶない未来少年』(1994 ASUKA増刊) 2001 小学館文庫『あぶない丘の家』(全1巻) に収録
★未来と現代を行き来するタイムマシン
▲萩尾望都『バルバラ異界』(2002〜2005 フラワーズ) 2003〜2005 小学館FS(全4巻)
★睡眠中の夢の世界を脳内イメージスキャナーで映像化
・短編
■萩尾望都「あそび玉」(1972 別冊少女コミック) 1985小学館『萩尾望都作品集(第2期)第9巻.半神』に収録
★近未来/念動ESPの隔離政策
■萩尾望都「6月の声 」(1972 別冊少女コミック) 2003 小学館文庫『A-A'』に収録
★惑星開拓に向かう宇宙飛行士
▲萩尾望都「ユニコーンの夢」(1974 別冊少女コミック) 1995 小学館叢書『A-A'―SF傑作選』に収録
★宇宙飛行士とその恋人のスペースファンタジー
■萩尾望都「左ききのイザン」(1978 SFファンタジア) 1996 小学館文庫『半神』に収録
★砂漠化した惑星の遺跡調査
■萩尾望都 (原作: ブラッドベリ)「ウは宇宙船のウ」(1978 週刊マーガレット) 1997小学館文庫『ウは宇宙船のウ』収録
★宇宙飛行士候補生
■萩尾望都 (原作: ブラッドベリ)「宇宙船乗組員」(1978 週刊マーガレット) 1997小学館文庫『ウは宇宙船のウ』収録
★太陽系内宇宙飛行士
▲萩尾望都 (原作: ブラッドベリ)「ぼくの地下室へおいで」(1978 週刊マーガレット) 1997小学館文庫『ウは宇宙船のウ』収録
★地球侵略の疑惑
■萩尾望都「金曜の夜の集会」(1980 SFマガジン) 1996 小学館文庫『半神』に収録
★時間軸が未来へ進まない世界
■萩尾望都「ハーバル・ビューティ」(1984 ぶ〜け) 1996 小学館文庫『半神』に収録
★恒星間密売業者/異種生命体
■萩尾望都「きみは美しい瞳」(1985 ASUKA) 2003 小学館文庫『A-A'』に収録
★異星で捕獲された鳥
▲萩尾望都「スロー・ダウン」(1985 プチフラワー) 1996 小学館文庫『半神』に収録
★宇宙開発作業等の孤独に耐える実験
▲萩尾望都「真夏の夜の惑星」(1990 プチフラワー11月号) 1996 小学館文庫『半神』に収録
★異星で棲息する生命体が登場するファンタジー
>>375*
・短編
※はるえるぽん「US−アス−」(1995ASUKA10月号) 1996角川書店『US−アス−』に収録
☆コメディ+遺伝子実験
>>122*
■春名里日 (原作: 新井素子)『グリーン・レクイエム』(2003Theデザート3月号,4月号) 2003講談社KC(全1巻)
★地球に住み着いた異星人
=======================================================
【ひ】
=======================================================
>>421 ・短編
▲ひかわきょうこ「エイプリル・マジック」(1980LaLa4月号) 2000白泉社文庫『春を待つころ』に収録
★SF研究会/タイムスリップ
>1 >19 >26-27* >333* >351 >355
>>358 >>456 >>470*
■日渡早紀『記憶鮮明』(1984〜1999 花とゆめ増刊) 2004 白泉社文庫(全1巻)
★精神感応ESP/クローン
■日渡早紀『ぼくの地球を守って』(1987〜1994 花とゆめ) 1998 白泉社文庫(全12巻)/2004 白泉社愛蔵版(全10巻)
★異星人の地球観察+転生ESP
▲日渡早紀『ボクを包む月の光ーぼく地球次世代編』(2003〜2006 別冊 花とゆめ) 2005〜2006 白泉社(1〜3巻)
★ファンタジー系ホームドラマ+精神感応および空間移動 EPS
・
短編
※日渡早紀「魔法使いは知っている」(1982〜1985 花とゆめ)
2005 白泉社文庫『星は、すばる。』(全1巻) ←早紀シリーズの第1話
☆高校の天文部を舞台にした天体観測ロマン+異星人の空間移送ツール
=======================================================
【ふ】
=======================================================
>96*
>>122 ■文月今日子 (原作: 新井素子)『グリーン・レクイエム』(1984少女フレンド8号〜11号) 1985講談社KC(全1巻)
★地球に住み着いた異星人
=======================================================
【ま】
=======================================================
>119 >211*
>>246*
※槇村さとる『フェイク』(1991マーガレット2号〜8号) 2001集英社文庫『フェイク』に収録
☆記憶消去で管理される念動ESP達のハードボイルド・ロマン
>>256*
▲松苗あけみ『うるとらまりりん』(1997コーラス9月号〜1999.8月号) 1998集英社(全1巻)
★未来から交配相手を探しにきた少女のタイムスリップもの
▲松苗あけみ『友よ尾をふれ』(1996セリエミステリー8,10,12月号〜1997.2,4,6月号) 1997白泉社(全1巻)
★天才マッドサイエンティストに犬と自分の脳を交換移植されてしまった少年とその友達・彼女の話。
>95 >112 >429* >436-439 >443
>>447 >>456 ■真乃呼『緑の世紀』(初出 ?年 リュウ) 初版?年 1980年代前半.徳間書店アニメージュコミックス(全2巻)
*番外「カラス」(プチ・アップルパイ掲載?) の続編は同人誌掲載、単行本未収録。
★恒星間飛行宇宙船/殖民惑星の住民のシンパシー能力
>>408-409 >>417 ・短編
▲魔夜峰央「ルル=ベル火星行」 (1978LaLa6月号) 1980 白泉社HC『パタリロ!』第2巻に収録
★未来物
=======================================================
【み】
=======================================================
>10 >14
>>46 ■水樹和佳子『樹魔・伝説』(1979〜1980 ぶ〜け) 2001 ハヤカワ文庫(全1巻) ←樹魔シリーズ
★地球外異種生命体/サイボーグ
■水樹和佳子『月虹ーセレス還元ー』(1981 ぶ〜け) 2001 ハヤカワ文庫(全1巻)
★太陽系外の星系惑星文明の滅亡と再生
・短編
■水樹和佳子「ケシの咲く惑星」(1985 ぶ〜け) 2001 ハヤカワ文庫『樹魔・伝説』に収録
★金星開拓
■水樹和佳子「月子の不思議」(1985 ぶ〜けせれくしょん) 2001 ハヤカワ文庫『樹魔・伝説』に収録
★月面基地生まれの少女/精神感応などのESP
■水樹和佳子 (原作: 光瀬龍)「墓碑銘二〇〇七年」(MILLENNIUM:00 SF Japan) 2001 ハヤカワ文庫『樹魔・伝説』に収録
★木星探査チームの宇宙船
>>152-153*
・短編
■水星茗「大天使は地球を夢見る」(1987 ぶ〜けDX)
1990集英社ぶ〜けコミックス『大天使は地球を夢見る』に収録←ピュアベイビー〜エンジェルシリーズの前身
★冷凍睡眠/宇宙船乗務員
>10 >68-69 >71-74* >79
>>109 >>323*
>>366-367*
道原かつみ
■道原かつみ(原作: 麻城ゆう) 『JOKER (ジョーカー) 』(1986〜1991ウイングス)
1998〜2004新書館ウィングス文庫(全4巻)
★未来社会/人造人間である犯罪捜査官+変身能力
■道原かつみ『アルカライラ』(初出 ?年 サウス第2号〜 14号)
1993新書館ウィングスコミックス(全1巻)
★惑星開発, 恒星間旅行で出会う異星人
■道原かつみ(原案: 麻城ゆう) 『ノリ・メ・タンゲレ―私にふれるな』(1983リュウ9月号〜1984.5月号)
1990徳間書店.少年キャプテンコミックススペシャル(全1巻)
★タイムトラベル, 時空警察
■道原かつみ『キャウキャットキャン』(リュウ1983〜1984)
1990徳間書店.少年キャプテンコミックススペシャル(全1巻)
★惑星開発/恒星間旅行で出会う異星人
>>225-227 ・短編
▲三岸せいこ「夢みる星にふる雨は…」(1981ぶ〜けDX9月10日号)
1982集英社ぶ〜けコミックス『夢みる星にふる雨は…』に収録
★恒星間旅行で訪れた抒情的趣味人の住む惑星
=======================================================
【め】
=======================================================
>>112-113 ▲めるへんめーかー『光の回廊』(初出 ???) 1991角川書店ASUKAコミックス(全1巻)
★星間移動の乗り合い宇宙船
=======================================================
【も】
=======================================================
>>10 >>111 >>481 ■森脇真末味『アンダー(UNDER)』(1990プチフラワー9月号〜1992.3月号) 2001ハヤカワ文庫(全1巻)
★近未来の犯罪多発都市
=======================================================
【や】
=======================================================
>56-57 >70
>>144 >>391*
・短編
■山口美由紀「おひさまの世界地図」(1995花とゆめ1号2号) 1996白泉社HC『おひさまの世界地図』に収録
★太陽系外移民宇宙船の子ども達
>10 >35 >98 >218 >260-261* >265-266* >272 >274-275* >277
>>405-406 >>411 >> 422-424*
>>437 ▲山田ミネコ『アリスと3人のふたご』(1976 花とゆめ増刊など)
2001 MF文庫(全1巻)←アリスシリーズと最終戦争シリーズをつなぐ短編「妖魔の森」を収録
▲山田ミネコ『最終戦争シリーズ』(1977 LaLa〜デュオ〜2005 同人誌)
2001~2002 MF文庫(1巻〜16巻)
←「影(シャドウ)」等の外伝を含む。近年の同人誌掲載分は含んでいない。
★異種生命体/タイムトラベル等
>>373*
>>475 ■山田睦月(原作: 新堂奈槻)「オーダーメイド・パラダイス」(初出 ???)
1997新書館ウイングスコミックス(全1巻)
★銀河連邦から追われるテロリスト/政府のコンピューターに対する革命
・短編
※山田睦月(原作: 新堂奈槻)「AS YOU WISH」(初出 ???)
2000新書館ウイングスコミックス『AS YOU WISH』に収録
☆少年同士の友情+ロボット
=======================================================
【ゆ】
=======================================================
>109 >505
>>507*
>>509*
弓月光
■弓月光『トラブル急行』(1982週刊マーガレット15〜30号) 1983/1995集英社(全2巻)
★宇宙飛行士養成学校/異星人
▲弓月光「エイリアン1/2」「エイリアン2/2」(1982週刊マーガレット2,3合併号.43号)
1983集英社MC『エイリアン1/2』(全1巻)
★異種生命体と地球人が肉体を共有するコメディ
▲弓月光『うっふんレポート』(1979週刊マーガレット1〜18号) 1980集英社漫画文庫(全2巻)
★地球人類調査のため人間に化けている両性具有異星人のコメディ
>11 >14 >376-377
>>381 ■夢路行「緑野」(1986 ぶ〜けDX) 2004 一迅社/スタジオDNA 夢路行全集第1巻『緑野』に収録
★最終戦争後の地球
=======================================================
【よ】
=======================================================
>>78*
>>203*
>>211 ■吉田秋生『YASHA-夜叉-』(1996 別冊少女コミック〜2002 フラワーズ)
1997〜2002 小学館FC(全12巻)/2005 小学館文庫(全6巻)
★遺伝子工学による精神感応ESP新人類/クローン/バイオハザード
■吉田秋生『イヴの眠り』(フラワーズ2003年8月号〜2005年11月号) 2004〜2006 小学館FC(全5巻)
←『YASHA-夜叉-』の続編
>>256-257*
>>259 ※吉田弥生『マジカル・ダイナマイト・ツアー』(別冊花とゆめ1996年7月号〜1999.9月号)
2006朝日ソノラマ文庫(全2巻)
☆近世歴史コメディ+タイムトラベル斡旋会社
>>371*
※米沢りか『ちゃんと愛してる』(1994 LaLa増刊9月10日号, 1995LaLa4月号) 1996白泉社(全1巻)
☆コメディ+ロボット
=======================================================
【わ】
=======================================================
>6 >79 >239* >242* >246* >253*
>>258*
>>425 ▲和田慎二『わが友フランケンシュタイン』(1972別冊マーガレット9月号)
1994大都社スターコミックス(全1巻)←同シリーズ「谷間に鳴る鐘」「怒りの十字架」も収録
・短編
■和田慎二「ばら屋敷の謎」(1972別冊マーガレット12月号)
1993大都社スターコミックス『大逃亡』/ 2003メディアファクトリー『神恭一郎事件簿』第1巻に収録
★コンピュータとつながる人工頭脳を持つ少年
>242* >246*
>>253*
※和田慎二『少女鮫』 (1996〜1999花とゆめ) 1996〜1999白泉社(全10巻)
☆ハードボイルドロマン+特殊なウイルスがからむ新人類の誕生
>>347-348*
>>356 ※渡辺多恵子『ジョセフへの追想』(1985別冊少女コミック12月号〜1986.1月号) 2000小学館文庫
☆青春ロマン+異星人
>>497 和深ゆあな
▲和深ゆあな『空夢のうた』(初出 ???) 2001角川書店あすかコミックス(全1巻)
★最終戦争による地下への移住/殺人用に作られたアンドロイド
=======================================================
△非科学性ファンタジー要素+科学的SF要素で成り立っている作品
*SF要素が見られない作品
=======================================================
【あ】【か】
=======================================================
>420*
>>447-448 *赤石路代『天よりも星よりも』 *超能力転生ファンタジー
*赤石路代「セイント SAINT」*奇跡を起こす聖人のファンタジー
>>122*
*亜藤潤子(原作: 新井素子) 『扉を開けて』*異世界ファンタジー
>444-445
>>447-448 *有吉京子「救世主入門」*超能力による心療等も出る精神世界系
>329
>>471-473*
*樹なつみ『朱鷺色三角形』*超能力を持つ一族の話
*樹なつみ『パッション・パレード』←『朱鷺色三角形』の続編
>>480 *内田美奈子「キャンパス8(エイト)」*超能力ものファンタジー ←「百万人の数学変格活用」の前身
>>256*
*大島弓子『ジョカへ…』*薬を浴びて男女の性別が入れ替わる
>111 >120 >154-155* >351 >355
>>470*
△花郁悠紀子「フェネラ」*妖精界+ESP
>>387*
*片山愁「銀河鉄道の夜」*他界した友人と宇宙を飛ぶ列車の中で再会
>442 >444 >447-448
*河内実加『オパーリン』*指輪をつけた途端、人や植物の思いや声が聞こえるエコロジー系ファンタジー
>>142*
*木原敏江「夢の碑」シリーズ 紫子『とりかえばや異聞』*テレポートその他が鬼の得た超能力という設定
>278* >334* >353-354* >356 >363-364 >470*
>>519 △高河ゆん『アーシアン』*地球滅亡か存続かを天使が裁定
>24*
*神坂智子「シルクロード」シリーズ *冷凍睡眠の設定はあるが全体はファンタジー
=======================================================
【さ】【た】
=======================================================
>>250*
*佐伯かよの「彩子」*サイキックホラー。超能力(透視や予知など)が突然目覚める設定に必然性がない。
*佐伯かよの「紅いラプンツェル」←「彩子」の続編とされる超能力ファンタジー
*佐伯かよの「午後5時1分前…!」*サイキックホラー。超能力(予言能力)が突然目覚める設定に必然性がない。
>133
>>519*
△佐野真砂輝&わたなべ京『トーキョー・ガーディアン』(初出 ?年 ASUKA) 1991〜1996角川書店(1〜7巻)
>262
>>353*
*篠原千絵『海の闇、月の影』 *ホラー+テレポートESP
>>479 *島貴子『Let's go奈々!』 *超常現象等のラブコメ
>4 >29 >116*
>>491 >>514 △竹本泉『ねこめ〜わく』(1991アップルファンタジー, アップルミステリー→1999〜2002宙出版ねこミックス等)
1992主婦と生活社ミッシィコミックス(全3巻)/2006朝日ソノラマ(全4巻)
*進化した猫が二足歩行して喋る世界、猫の世界へ呼び出される手段は魔法的呪文と儀式
>>508 >>513-514 △竹本泉「魔神空をゆく」アップルミステリー1991年9月号
△竹本泉「ちまり」シリーズ
=======================================================
【な】【は】
=======================================================
>>387 △中村地里『銀のキメイラ』『新・銀のキメイラ』 *異星人が出てくるが吸血鬼も出てくるファンタジー
>474
>>478*
*灘しげみ『タン・ハー 渇愛』 * 転生を扱ったオカルト系
>115
>>223-224*
*成田美名子「一星へどうぞ」 *夢で会った少年と現実で遭遇するファンタジー
>98 >110 >122 >160
>>165*
*萩尾望都(原作: 光瀬龍)『百億の昼と千億の夜』 *宇宙の造物主と戦う地球の哲学者と神族のファンタジー
*萩尾望都『モザイク・ラセン』 *異世界スリップのファンタジー
△萩尾望都「キャベツ畑の遺産相続人」 *亜空間スリップはあるが魔法による設定が多く全体はファンタジー
>401*
>>413 △はざまもり『夢狩り伝説』(初出???) 1992講談社KCフレンド/2000講談社(全1巻) *転生ロマン+超能力/タイムスリップ
=======================================================
【ま】【や】【わ】
=======================================================
>211*
>>246*
*槇村さとる「シンパシー」 *サイキック・ミステリー+透視ESP
>278* >322*
>>324 △みずき健「シークエンス」 *転生ロマン+未来の記憶
>>344-346*
*山岸凉子『日出処の天子』 *ESP登場はあるが、仏やその眷属、魑魅魍魎めいたもの等、非科学的要素が多い。
>138*
>>141*
△山口美由紀『春告げ小町』 *江戸時代の町の人々のロマコメ+精神感応ESP+心霊現象
*山口美由紀『ひとゆり峠』 *江戸時代の渡世人のドラマ+念動ESP
>>211 *吉田秋生『吉祥天女』 *謎の人身事故で念動の超能力疑惑。総合的にはサイキック・ミステリー。
>246* >253* >258*
>>446 *和田慎二「明日香」シリーズ *分身その他の超能力ファンタジー
=======================================================
□具体的なSF内容が未報告/未検証
=======================================================
【あ】
=======================================================
>109 >393-396
□あずみ椋『パイラザーダ』(初出 ?年 ウイングス) 1984〜1985新書館(全2巻)
>128 >131
>>145 □浅川まゆみ(作品名の紹介なし)
>>420 □厦門潤『KPANGAEA』(1989〜1990ウイングス) 1990新書館(全1巻)
□厦門潤「DRAGON CYCLE」
□ あもい潤「@テンション!」
>105
>>112 □池田さとみ『スーベニア』(初出 ???) 2005朝日ソノラマ文庫
□池田さとみ『アルジャーノンにゆりかごを』(初出 ???) 1993朝日ソノラマ
>>146 □石田拓実『パラパル』(初出 ?年 クッキー) 2005〜2006集英社(1〜3巻)
>352
>>359*
□石ノ森章太郎『星の伝説アガルタ』(1974 週刊少女コミック40号〜1975.1号)
1976朝日ソノラマ/1984大都社
☆古代文明ファンタジー+UFOと異星人?
□石ノ森章太郎 『おかしなおかしなおかしなあの子』(1964マーガレット9号〜1965.7号)
*執筆年代の発表誌は低学年向け
>>492 □伊東愛子「星を渡る犬たち」(1976別冊少女コミック3月号)
1979朝日ソノラマサンコミックス『たんたんたかゆき』に収録
☆宇宙人絡みの話
>54 >95 >204*
>>210 □今市子「神々の花」(1991同人誌) 2002朝日ソノラマ文庫『懐かしい花の思い出』に収録
□今市子「砂の上の楽園」(1996ネムキ) 2001朝日ソノラマ文庫『砂の上の楽園』に収録
>>204*
□今市子「夜の雫」(1992同人誌) 2002朝日ソノラマ文庫『懐かしい花の思い出』に収録
☆宝石の街が舞台。SFモチーフでファンタジー?
>>15 □牛島慶子『イライア』(初出 ???) 1997角川書店ASUKAコミックス(全2巻)
>22-23
>>82 >>175 □内田美奈子『赤々丸』(1983WINGS7号〜1987.7月号) 2005〜2006ブッキング(1〜3巻)
□内田美奈子『アンバランス・トーキョー』(コミックバンバン1989増刊〜1990vol.7) 1990徳間書店(全1巻)
>42
>>48 □笈川かおる『君を待つ千夜』(初出 ???) 1989秋田書店キャンドルコミックス(全1巻)
□笈川かおる「羽衣一景」
□笈川かおる「ショウダウン」
□笈川かおる「夢の終わり」
>>58-60 □岡野玲子(原作: 夢枕獏)『陰陽師』(1999メロディ8月号〜2005.7月号) 1999〜2005白泉社(全13巻)
=======================================================
【か】
=======================================================
>117 >119
>>440 □柿崎普美『吸血樹』(初出 ???) 1981/2000集英社マーガレットコミックス(全1巻)
□柿崎普美『守ってあげたい』(初出 ???) 1988/2000集英社マーガレットコミックス(全1巻)
>>35 □華不魅『鉄錆廃園』(初出 ???) 1991〜1997ビブロス. ビブロスコミックス (1〜6巻)
□華不魅『グラマラス・ゴシップ』(初出 ???) 1994〜1997新書館ウイングスコミックス(1〜4巻)
>>387*
□片山愁「学園便利屋」シリーズ
>>43 □かまたきみこ(作品名の紹介なし)
>>10 □亀井高秀『天使の化石』(初出 ???) 2000/2003ソニー・マガジンズ(全1巻)
>192
>>201 □河あきら『ジャングル・ナイト』(1986 BE-LOVE 9月2日号〜1987 第6号) 1987講談社BLKC (全2巻)
☆ロマコメ+超能力?
>>131 □かわなみはるか(作品名の紹介なし)→高橋冴未に改名
>>374 □川原由美子 タイトル不明
☆コメディタッチのアンドロイドのベビーシッター
>>112 □木々『1/2〜ニブンノイチ〜』(2004ミステリーボニータ6月号〜2005.12月号) 2006秋田書店(1巻〜)
>>388 □北川玲子「暗闇に葬れ」2004ダイソー ハッピーコミックス
☆化粧品サスペンス+?
>14
>>112 □喜多尚江『空の帝国』 (1994花とゆめ増刊〜1997) 2005白泉社文庫(全3巻)
□喜多尚江『真夏の国』 (1990〜花とゆめ増刊〜メロディ1999) 2004白泉社JC『真夏の国 完全版』(全2巻)
>10 >111 >162
>>323*
>>353 □清原なつの『千の王国百の城』(1990ぶーけ7月号, 1993.3月号) 2001ハヤカワ文庫『千の王国百の城』に収録
□清原なつの「アンドロイドは電気毛布の夢を見るか?」(1987ぶーけ3月号)
2001ハヤカワ文庫『千の王国百の城』に収録
>>43 □かまたきみこ(作品名の紹介なし)
>>10 □亀井高秀『天使の化石』(初出 ???) 2000/2003ソニー・マガジンズ(全1巻)
>192
>>201 □河あきら『ジャングル・ナイト』(1986 BE-LOVE 9月2日号〜1987 第6号) 1987講談社BLKC (全2巻)
☆ロマコメ+超能力?
>>131 □かわなみはるか(作品名の紹介なし)→高橋冴未に改名
>>374 □川原由美子 タイトル不明
☆コメディタッチのアンドロイドのベビーシッター
>>112 □木々『1/2〜ニブンノイチ〜』(2004ミステリーボニータ6月号〜2005.12月号) 2006秋田書店(1巻〜)
>>388 □北川玲子「暗闇に葬れ」2004ダイソー ハッピーコミックス
☆化粧品サスペンス+?
>14
>>112 □喜多尚江『空の帝国』 (1994花とゆめ増刊〜1997) 2005白泉社文庫(全3巻)
□喜多尚江『真夏の国』 (1990〜花とゆめ増刊〜メロディ1999) 2004白泉社JC『真夏の国 完全版』(全2巻)
>10 >111 >162
>>323*
>>353 □清原なつの『千の王国百の城』(1990ぶーけ7月号, 1993.3月号) 2001ハヤカワ文庫『千の王国百の城』に収録
□清原なつの「アンドロイドは電気毛布の夢を見るか?」(1987ぶーけ3月号)
2001ハヤカワ文庫『千の王国百の城』に収録
↑二重送信ミススマン
=======================================================
【さ】
=======================================================
>>290 □佐伯かよの「エレクトリック・ジェラシー」(1980東京三世社.少年少女SFマンガ競作大全集8号)
□佐伯かよの「マルチ・インセクト」(1981東京三世社.少年少女SFマンガ競作大全集9号)
>>250*
□佐伯かよの「黄泉からの声」(1980ポップティーン12月号) 1994講談社『黄泉からの声』に収録
*ホラーサスペンス? SF的視点かどうかは未確認
>17 >111 >237* >247
>>255*
坂田靖子
□坂田靖子「宇宙からの来訪者」(1983アラン15号) 1998白泉社文庫『村野』に収録
□坂田靖子「半熟少年」(1986ジュネ7月号) 1989白泉社JC『シマウマ』/1999白泉社文庫『月と博士』に収録
□坂田靖子「エイリアン88」(1988ジュネ7月号) 1999白泉社文庫『月と博士』に収録
□坂田靖子「注文の多い喫茶店」(1994ジュネ5月号) 1997マガジン・マガジン『よなきうどん』に収録
>>404 □茶木ひろみ『おれは薔薇』(1988マーガレット4号〜11号) 1989/2000集英社(全1巻)
>>18 □佐々木淳子『SHORT TWIST』(1987 プチフラワ−) 1988 小学館(全1巻) ←短編集?
>>47 □佐々木淳子「リディアの住む時に」(1977) 1981 東京三世社 / 1993 フロム出版『Who!』に収録
□佐々木淳子「Who!」(1980) 1981 東京三世社 / 1993 フロム出版『Who!』に収録
>>169*
□佐藤史生『ワン・ゼロ』(1984〜1986 プチフラワー) 1996 小学館文庫 (全3巻)
□佐藤史生『打天楽―ワン・ゼロ番外編』(1986〜1987 プチフラワー) 2001 小学館文庫 (全1巻)
>>269-270*
□佐藤史生『魔術師さがし』(2000プチフラワー1,3,5月号, 書き下ろし) 2000小学館PFコミックス (全1巻)
>>236*
□里中満智子 タイトル不明 短編で、宇宙基地に勤める女医とアンドロイドが出てくる
>>11 □市東亮子『LIVE!』(初出 ???) 1999〜2000ソニー・マガジンズ(全7巻)/2005MF文庫(全4巻)
>>494-495 □紫堂恭子「ブルー・インフェリア」
>>10 □篠原烏童『ファサード』(ウイングス〜2006.6月号)
1991〜2006新書館ウィングス コミックス(1〜14巻)/2006新書館ウィングス文庫(1〜4巻)
>>466 □篠原烏童「純白の血」
>>170 □柴田昌弘「ひとりぽっちの戦争」(1980少年少女SFマンガ競作大全集7号) 1981白泉社『成層圏のローレライ』に収録
□柴田昌弘「未来都市バラン」(1980花とゆめ19,20号) 2003朝日ソノラマ文庫『未来都市バラン』に収録
>>215 □杉本亜未『ANIMAL X』(1991ASUKAミステリーDX〜Chara2004.6月号)
1998〜2004徳間書店キャラコミックス『ANIMAL X 荒神の一族 』(全4巻),『ANIMAL X大地の掟』(全4巻),
『ANIMAL X原始再来』(全10巻)
>195-197
>>202 >>245*
□須藤真澄「コーヒー・カンタータ」(初出 ???) 1992/1999河出書房新社『天国島より』に収録
☆異次元もの?
>>193 □曽祢まさこ「おむかえがくるよ」(初出 ???)
2000ぶんか社ホラーM『おむかえがくるよ』(全1巻)
2005ポプラ社.赤木かん子編SFセレクション5『地球最後の日』に収録
=======================================================
【た】
=======================================================
>>131 □高橋冴未『きみにやどる星』(初出 ???) 1994新書館ウイングスコミックス(全1巻)
□高橋冴未『マインドエレクトリック』(初出 ???)
2003新書館ウィングスコミックス『マインドエレクトリック』(全1巻)
←続篇「マインド・オペレイション」も収録
□高橋冴未「君だけのオルゴールBoy」(初出 ???)
2003新書館ウィングスコミックス『マインドエレクトリック』に収録
□高橋冴未「SF少年物語」(初出 ???) 2003新書館ウィングスコミックス『記憶の化石』に収録
>>284 □忠津陽子「花のアイドル伝」(1971別冊マーガレット1月号) 1971集英社『美人はいかが?』第4巻に収録
>>474 >>476*
□竜樹諒「こわれた時計」
☆時間を扱ったSF?
□竜樹諒『人形物語』(初出 ???) 1980秋田書店プリンセスコミックス
>109 >112
>>268 □手代木史織(原作: 壁井 ユカコ )『キーリ〜死者たちは荒野に眠る』(初出 ?年 ミステリーボニータ)
2006秋田書店(全2巻)
=======================================================
【な】
=======================================================
>>95 □長岡良子「古代幻想ロマンシリーズ」のうち、首とまゆり、小角が出てくる巻(作品名の特定なし)
>105 >268
>>275 >>413 □名香智子『ふんわり狩人』(1979週刊少女コミック20号〜1980.9号) 2002小学館文庫(全1巻)
□名香智子「樹海の虜」(1981コロネット初夏〜夏の号) 1996小学館文庫『花の美女姫』第3巻に収録
タイムスリップ?
□名香智子「黄金の少年」(1981コロネット冬の号〜1982年秋の号) 1996小学館文庫『花の美女姫』第3巻に収録
□名香智子『グリーン・ボーイ』(1989〜1990ASUKA) 2000秋田文庫(全1巻)
>>95 □なかむらよしみ「フレヤ―女神保存仮説―」 (1996別冊花とゆめ年5月号〜8月号) 1996白泉社(全1巻)
□なかむらよしみ「らせんディスク」 (1996別冊花とゆめ年11月号〜1997.6月号) 1997白泉社(全2巻)
>>2 >>145 □那州雪絵 『フラワー=デストロイヤー』(1985〜1987花とゆめ,EPO, 1991花とゆめ)
2002白泉社文庫(全1巻)←同シリーズの『プロトウィンド』『サマー・ファング』『ダーク・エイジ』も収録
☆宇宙人?
□那州雪絵「智美&徹シリーズ」(1985〜1986別冊花とゆめ,花とゆめ)
2002白泉社文庫『フラワー=デストロイヤー』に収録←『U.F.チャンス』『秘密だよ』『BOYのテーマ』『冬の瞳』
☆超能力?
>>271*
□那州雪絵『月光』(初出 ???) 1994〜1996白泉社HC (全5巻)
☆ファンタジーか?
>>384-386*
□成田美名子 タイトル不明 ★近未来ハードSF設定 三話からなるオムニバス
=======================================================
【は】
=======================================================
>109
>>393-396 □速水翼『ジャック&エース―Secret twin』(初出 ???) 1995大都社(全2巻)
□速水翼『パール・ライオン』(初出 ???) 1985新書館ウイングスコミックス←「ジャック&エース」シリーズ
□速水翼『波打ちぎわの海竜』(初出 ???) 1985新書館ウイングスコミックス←「ジャック&エース」シリーズ
□速水翼『プライベート・パニック』(初出 ???) 1985新書館ウイングスコミックス←「ジャック&エース」シリーズ
□速水翼『レティシア』(初出 ???) 1985新書館ウイングスコミックス←「ジャック&エース」シリーズ
>>115 □ハルノ宵子『プロジェクト魔王(アルドラ)』 (1991〜1995ASUKA増刊ファンタジーDX)
1992〜1996角川書店ASUKAコミックス(全6巻)
>109
>>393-396 □聖悠紀『ファルコン50』 (1982ウイングス創刊号〜 )
1998〜1999 ビブロスコミック文庫『聖悠紀作品集』5〜8巻(計4巻)
>14 >27
>>29 □ふくやまけいこ『ゼリービーンズ』(初出 ???) 1984/1993徳間書店(全1巻)
□ふくやまけいこ『星の島のるるちゃん』(初出 ???) 2005ハヤカワ文庫(全2巻)
>>36-37 □星野架名『緑野原幻想』(1983花とゆめ11月増刊号〜 ) 2003白泉社文庫(全1巻) ←「緑野原」シリーズ
□星野架名『緑野原少年』( 〜1991花とゆめ) 2004白泉社文庫(全1巻) ←「緑野原」シリーズ
=======================================================
【ま】
=======================================================
>408-409
>>417 □魔夜峰央『パタリロ!』の中のタイムスリップもの、 ロボットもの、超能力もの。 タイトル未確認。
>10 >14
>>46 □水樹和佳子『イティハーサ』(1986〜1997 ぶ〜け) 2000 ハヤカワ文庫(全7巻)
>>415 □水野十子『遙かなる時空の中で』
>>152-153*
水星茗
□水星茗『千の月の夢』(初出 ???) 1993集英社ぶ〜けコミックス(全2巻) ←カイエシリーズ
□水星茗『エデンの真珠』(初出 ???) 1992集英社ぶ〜けコミックス(全1巻)←ピュアベイビー〜エンジェルシリーズ
□水星茗『A×ANGEL』(初出 ???) 1998秋田書店(全1巻)←ピュアベイビーシリーズ
>>323*
□道原かつみ(原作: 田中芳樹)『銀河英油伝説』(初出 ?) 1990徳間書店少年キャプテンコミックス *初出誌未確認。
□道原かつみ(原作: 田中芳樹)『銀河英油伝説番外編 黄金の翼』(初出 ?年 少年キャプテン) *初出誌が少年向け。
>>225-227 □三岸せいこ「ヴィクトローラきこゆ」(1979ぶ〜け11月号)
1981集英社ぶ〜けコミックス『ヴィクトローラきこゆ』に収録
>>112-113 □めるへんめーかー「永遠なる夢 永遠なるめざめ」(初出 ???) 1987秋田書店(全1巻)
>>481 □森脇真末味「天使の顔写真」(ハヤカワ文庫)
=======================================================
【や】
=======================================================
>>14 □柳原望『まるいち的風景』(1995 Lunatic LaLa3月10日号〜 LaLaDX2000.7月号) 1998〜2000白泉社HC(全4巻)
>>56-57 >>70 □山口美由紀「音匣ガーデン」(1989花とゆめ3号4号) 1990白泉社HC『音匣ガーデン』に収録
□山口美由紀「印象ローズ」(2000別冊花とゆめ2月号3月号) 2002白泉社HC『マジック☆マイスター』に収録
>>29 □やまざき貴子『アカデメイアの冒険者』(1988 LaLa増刊号〜) 1988, 1996白泉社HC(全2巻) ←「ムシ」シリーズ
□やまざき貴子『GONDWANA』(???) 1990白泉社HC(全1巻) ←「ムシ」シリーズ
□やまざき貴子『マリー・ブランシュに伝えて』(???) 1992白泉社HC(全1巻) ←「ムシ」シリーズ
>>33*
□山下友美「超音速 -スーパーソニック-」(1993年花とゆめPLANET増刊5月1日号)
1993白泉社HC 『超音速 -スーパーソニック-』に収録(全1巻)
>12 >14 >376-377
>>381 □夢路行『蒼天をみる想い』(1992〜1994 クルー)
2004 一迅社/スタジオDNA 夢路行全集第11巻『蒼天をみる想い』(連作シリーズ物)
□夢路行「草原から来た少女」(1984 ぶ〜け) 2004 一迅社/スタジオDNA 夢路行全集第1巻『緑野』に収録
>135-137*
>>164 □よしながふみ『大奥』 (2004メロディ8月号〜) 2005白泉社JC(第1巻〜)
>>122 □よしまさこ(原作: 新井素子)『星へ行く船』 (1984週刊マーガレット39〜51号) 1988白泉社JC
*原作のストーリーや設定はかなりアレンジされている。
=======================================================
【わ】
=======================================================
>>10 >>271 □わかつきめぐみ『So What?』 (1986LaLa〜1990) 白泉社文庫(全4巻)
=======================================================
【その他】初出および収録本未確認(次回反映)
=======================================================
>>519*
□佐野真砂輝&わたなべ京『プラチナ』『WEST END』
>>529-530*
□美内すずえ『バラ物語』
=======================================================
=======================================================
【SF少女漫画全般についての意見】
=======================================================
【SF少女漫画全般についての意見】
>44-45 >58-60 >75-78 >97 >100 >103 >108 >123 >126 >130
>138 >186 >200 >217 >220 >246 >253-254 >277
>336-337 >339-342 >349-351 >357 >361 >365 >381 >427 >430 >432
>>446-448 >>450 >>453 >>456-457 >>461 >>467-468 >>470 >>506-507 >>512-518
△非科学性ファンタジー要素+科学的SF要素で成り立っている作品
*SF要素が見られない作品
【あ】【か】
>>567 赤石路代------------神坂智子
【さ】【た】
>>568 佐伯かよの------------竹本泉
【な】【は】
>>569 中村地里------------はざまもり
【ま】【や】【わ】
>>570 槇村さとる------------和田慎二
□具体的なSF内容が未報告/未検証
【あ】
>>571-572 あずみ椋------------岡野玲子
【か】
>>572-573 柿崎普美------------清原なつの
【さ】
>>575-576 佐伯かよの------------曽祢まさこ
【た】
>>577 高橋冴未------------手代木史織
【な】
>>578 長岡良子------------成田美名子
【は】
>>579-306 速水翼------------星野架名
【ま】
>>580 魔夜峰央------------森脇真末味
【や】
>>581 柳原望------------よしまさこ
【わ】【他】
>>582 わかつきめぐみ------------美内すずえ
【SF少女漫画全般についての意見】
>>583
【SF少女漫画一覧についての説明】
分類について&このスレッドの“ SF少女漫画”の定義
>>531-533 まとめサイト
ttp://girls-sf.at.webry.info/ ↓ では、SF少女漫画作品について、引き続き、感想意見などを語りましょう。↓
□現時点でSF内容が未確認/未報告。
読んだことある人、内容紹介感想コメントタノム
・どのようなSF要素なのか詳細を教えて下さい。感想はSFに直接関係ないことでも歓迎。
既出作品の解説感想、既出以外のSF少女漫画作品を知ってる人もヨロシク
(収録本データが分かる場合は添えて下さい)。
タイトル不明の作品は、内容をなるべく具体的に書けば誰かが知っているかも。
既出、新規を問わず、多少のネタバレ可、結末とかの重要部分をバラす場合は[メール欄]。
>>531 リスト乙です。
SF要素がついてると確かに参考になるね。
>>555 筒井百々子には火星の話を書いたSFもあったと思うけど
立ち読みだったから内容が思い出せないorz
>>413 > ※浦川まさる「九太郎まいる!」
>>554 > ※忠津陽子「勝手にしてよ!」
このへんはファンタジーに移したほうがいいと思う。
忠津陽子のはTV番組の超能力か手品かってなブームに
乗って出てきたようなコメディで
大昔だけどSF読んでる気がしなかった。
あと大和和紀の「私の兄はヌードロン」(少女フレンド1970年前後?)
学園ラブコメ+透明人間になれる異星人、
設定は結構しっかりしていたよ。
生き別れだった兄が宇宙の彼方の惑星から帰ってくるんだけど
地球育ちじゃないので色々失敗をするというもの。
>>588 「火星に捧げるデュエット」に入ってるどれかじゃないの?だったら既出だよ。
火星の話だったら、萩尾望都の「スター・レッド」が最高峰だと個人的に位置づけている。
そういえば市東亮子「LIVE!!」も火星の都市だったわ。
何にせよ、単行本で全3巻とか全4巻っていう長さがちょうどいい。
SFに限らないけどストーリーが途中でダレないし飽きない。
夜寝る前の数時間で読めて、なおかつ余韻に浸れる時間もある、程よい長さでもあるんだわ。
現在連載中の作品について全何巻と書いてしまうのは問題がありませんか…
ねこめ〜わく(竹本泉)
7SEEDS(田村由美) 連載中。
樹なつみの『朱鷺色三角形』は『朱鷺色三角(トライアングル)』が正式タイトル?という指摘も。
>>590 『朱鷺色三角(トライアングル)』が、正式タイトル。
パッションパレードの方は『パッションパレード−朱鷺色三角 2』が正式タイトル。
>>531-587 お疲れ様です、相変わらず大変な作業に感服しました。
ところで、前から気になってるんですが、リスト作るさい、一応、実際の作品内容を確認されてるんでしょうか?
ここのスレの解説だけだと▲■△□*判別がついてないんじゃないかな、と思うものもあるので。
作品の実際の内容確認がご自身でできないものは保留にしておいた方が無難な気もするんですが。
あ、592はクレームつけてる訳じゃなくて、ある作品について何人かで評価が分かれてる場合はどうしてるのかな、程度のものなんですが。
高橋冴未『きみにやどる星』(1994wings1-3月号)
1994新書館ウイングスコミックス(全1巻)
主人公は、惑星ル・ウォンの精神物理学者ルーム。
精神物理学者の仕事とは、人の心を分析し「心の宇宙図」を作成すること。
人の心に反応する水晶球が被験者を選び、その人物と行動をともにして分析をする。
水晶球が選んだ被験者「こゆる」という少年を調査するために、地球へやってくる。
移動手段は、水晶球が行う空間転移。地球は遺伝子工学が発展し、医療介護用に
開発された「DOLLY」という有機アンドロイドが人間のサポートを行う未来の設定。
街などの描写はそれほどSFという雰囲気ではない。
世界観はSFだが、心理描写が主体で科学的要素よりも非科学的要素の方が前面に
出ているので▲か△か迷う所。
595 :
花と名無しさん:2006/09/21(木) 22:45:31 ID:uzXPJRub0
速水 翼「ジャック&エース」シリーズ
通称「シークレット・ツイン」と呼ばれる二人は職業「なんでも屋」
ジャックはヒューマノイドだったと思います
お仕事があれば様々な惑星を行ったりきたり。
某惑星の地質調査・某惑星のVIPのボディガードなどなど
保護者のフィリップと共に暮らす家には、お手伝いロボットもいます。
どちらかと言えば、ファミリーコメディ?
>531-587
まとめ乙です。ここ良スレですねー。このまま「SF少女漫画大全」という本になっても良さそう。
自分も知ってる範囲で、情報を。
>541
>■北原文野『L6−外を夢みて−』(1980別冊少女コミック1月増刊)
→『L6−外を夢みて−』は多分、別コミではなくて、
1985プチフラワー10月号からの隔月連載だったと思います。
>■北原文野『砂漠に花を・・・』>■北原文野『砂漠の鳥たち』
→同『砂漠シリーズ』続きの『砂漠をわたる風』が、
1994アップルミステリー秋あたりから1995.6月号まで、1年ほど?連載。
単行本未収録ですが、「北原文野個人集<早春>」の同人誌で
2册完結で復刻されてます。 (公式サイト見ると現在入手可能の模様)
参考 北原文野公式サイト↓
<A HREF="
http://homepage3.nifty.com/minaru-azaru/hayaharu/ ">
http://homepage3.nifty.com/minaru-azaru/hayaharu/ </A>
Pシリーズ全体を読んでる人はさすがにいないのかな?
>北原文野の電子書籍
を読める方が羨ましい。1作でも読んだ人の感想を聞けたらいいな。
竹沢タカ子「ラストゲイル」(東京三世社)「ボイルス・タウンの狼男」(新書館ウィングス)
牧村ジュン「銀河のブリンセス」(なかよし)
リストの
>>567の『セイント SAINT』角川書店・アスカコミックス、
あらすじとSF要素について(※以下ネタばれ注意)
主人公は横浜の開業医の一人娘のはるひ。はるひは横浜の港で記憶喪失の少年セイントを助ける。
自分の名前も思い出せない少年は、けがや病気を治すことができる聖人のような不思議な能力を持っていた。
いつしかセイントと呼ばれるようになった彼が、記憶を取り戻しかけたとき、謎の組織の魔の手が伸びる…。
セイントはカルト宗教のサイエンス技術によって創られた、教祖のクローンだった。
しかも、教祖のクローンは複数作られていて、彼は33人目。
オリジナルの治癒能力はセイントに比べると微弱なもので、性格も聖人とはほど遠い野心家だった。
よってクローンも似たりよったりの邪悪な性格で微弱な治癒能力しか持っていない。
そのために組織は治癒能力を増す薬物を開発して、身代わりの教祖のクローンにドーパミングして、
信者の目を欺いたりする。なぜセイントだけが並外れた治癒能力を持つのかは不明。
遺伝子工学だけでは説明できないのでファンタジーに分類されると思われるが、
セイントを作り出した組織との攻防もあったりと、ハードボイルドの要素もある。
600 :
1/2:2006/09/22(金) 01:05:05 ID:???0
石原理作品はどうでしょうか(
ttp://www.denpajack.net/info.php)
基本的にどの作品も少年漫画っぽい近未来冒険活劇といった感じです
「DUMPSダンプス」(青慈ビブロス/ゼロコミックス)
“不法投棄されたロボットを回収・転売する集団ダンプスの勝士は
エターナル社手配中のロボット、プロトタイプ・ノイエルングだった”
生きた人間の脳幹・脊髄をしょったロボットが、自分は人間か否か問うのが
基本ストーリーで、作中では作者オリジナルの脳医学理論など出てきます。
「カプセル・ヨードチンキ1、X(←実質2巻)」(ビブロス/ゼロコミックス)
舞台は近未来日本で、ハッカーの克郎とその仲間がコンピューターの中や外で
あれこれ暴れる短編連作集です。
作中SFっぽいと思うのが「jack-in-the-box“びっくり箱”」と「失われし者の記憶」
の2編です。ある日突然眠り込んでしまう奇病患者のサンプルとして保管されていた
脳がコンピューターに進入し、人口子宮システムを破壊してしまう。
それを防ぐために克郎達がコンピューター世界にダイブする・・という話です。
601 :
2/2:2006/09/22(金) 01:06:39 ID:???0
「電子少年デジタルゴースト」(新書館/ウィングスコミックス)
あるレーベルが売り出した、CGキャラのロックバンドのPVに触発された自殺や傷害
事件が発生。そのビデオのサブリミナル効果のせいかもしれない。そのビデオは元々
内記と聡弥の兄弟が作り出したCGシステムだが、不正使用・開発されたもので、
CGキャラのモデルは25年前のテロリスト。兄弟とテロリストは、共に特殊な遺伝子を
組み込まれたモノ・チャイルドだった。彼らに組み込まれた遺伝子は何か?
1巻だけ出版されており、未完です。
「東京ブギィウーギィAside・Bside(全2巻)」(ビブロス/ゼロコミックス)
無法地帯の東京を巡って中国マフィア、日本政府、日本の若いチンピラ達が抗争する話。
「セルナンバー8」(ビブロス/ゼロコミックス)
神経錠で繋がれた囚人2人が海上刑務所から脱獄。
実は2人は人工知能の成長のための人間端末実験体だったという話で未完です。
602 :
花と名無しさん:2006/09/22(金) 01:22:57 ID:cejCGheA0
「JANE」(ビブロス)
タイトルは主人公達が乗船している宇宙船の名前
著作者(橘水樹・櫻林子)と出版社から極々僅か乍もBL風味もあり
宇宙船のクルーは全宇宙様々な星系・惑星からのえり抜きが集められている
ヒューマノイドもいたりしまして……
SF(サイエンス・フィクション)を冠しても宜しいのでは…と思います。
惜しむらくは、作者陣が休筆(笑)している間に、出版社が倒産してしまった事ですか。
>>602 「JANE」のコミックス読んだ記憶、うっすら甦って来た。
BL要素がなければ、結構本格派のSFだったような…。
著作者(橘水樹・櫻林子)の公式ホームページが見つかったけど、
「JANE」の紹介なかったよ。
>>603 自己レスで訂正。
>著作者(橘水樹・櫻林子)の公式ホームページが見つかったけど、
>「JANE」の紹介なかったよ。
すいません。よく見たら「JANE」同人誌の紹介がありました。
『UNOFFICIAL MISSION 1(改訂版)』、『UNOFFICIAL MISSION 2』の2冊です。
同人誌の作品まで入れたらキリがないよ。
初出雑誌は同人誌とか自費出版本でも、
その後に商業出版の単行本に収録されている作品、と
限定したほうがいいんじゃない?
>>596 北原文野「砂漠をわたる月」
商業誌に連載された作品としてリストに加えてもいいんじゃない?
あれは単行本未収録のを同人誌で本にするというめずらしいケースだけど、
同人誌って、入手方法が限られてしまうからね。
一般の出版社とちがって版元の住所も電話も非公開だし
問い合わせも出来ない。
面白いと評判を聞いて集めたSF長編作が、未完だと知って萎えたりしないように、
このスレでは長編に限って、未完か完結かくらいは教えてほしい。
本編が完結してて、外伝の読みきりが同人誌で出版されている程度、だったら
わざわざスレに書かなくていいけど。
リスト乙です。
私も未報告/未検証もので知っているものの内容を少しずつ書かせていただきますね。
>>572 今市子「神々の花」(1991同人誌) 2002朝日ソノラマ文庫『懐かしい花の思い出』に収録
砂漠の大国イスガルの姫カリーシャは城の東の塔に住む同盟国リドスの姫ルーラグを
姉のように慕っている。
ある時ルーラグが話してくれた、白い花が一面に咲き乱れるという西の国。
それは多分神さまの国なのだとルーラグは言う。
カリーシャの父である国王は猜疑心の塊のような人物で、その恐怖政治により
イスガルは近隣諸国との戦が絶えない。そしてそれはカリーシャ達の日常に
悲劇をもたらす事になる。
イスガルと反乱軍との戦いが何年も続く中、この地域は50年に1度の冬を迎える。
しかしその冬はいつになく寒く、大地を覆った『白い花』が戦況を動かす事になる…
既出のように大筋は歴史もののような流れですが、オチがSFになっております。
オチはメール欄に入れようと思っていたのですが、長すぎると弾かれたので以下に。
※※以下ネタバレ注意※※
先進文明惑星人が後進文明惑星を監視、本来は禁止されているが接触・介入もしていた
>>572 今市子「砂の上の楽園」(1996ネムキ) 2001朝日ソノラマ文庫『砂の上の楽園』に収録
世界最大のオアシス国家ミモの街は数百年にわたってリネージ族によって治められて来た。
リネージは異種族婚を禁じていた。それはかつてリネージが異種族婚により
神々の住む天上から追放されたという神話に基づくものだ。
リネージの純粋な血統を守っていればいつか天上から迎えが来ると頑に信じている者もいる。
ある重要な目的でミモの街にやって来た青年アシラーと不思議な女性イライザとの出会い。
そしてミモの王族や家臣、砂漠の民達の間で物語は紡がれて行く。
「神々の花」のリメイク作で、こちらも大筋が歴史ファンタジー、オチがSFになっております。
※※以下ネタバレ注意※※
リネージ族は事故でこの星に不時着した惑星移民団の子孫で、
イライザはそれを調査・救出しに来た先進文明異星人
>>572 今市子「夜の雫」(1992同人誌) 2002朝日ソノラマ文庫『懐かしい花の思い出』に収録
宝石の街カダインの鉱物博物館でガイドをしていたアレックス。
十年前より以前の記憶を失っている彼女はなぜか博物館に展示されている青い涙の形の宝石
「ブルー・ドロップ」に惹き付けられている。
アレックスが館長とケンカをしてクビになってしまった夜、この一ヶ月毎日博物館を訪れていた
男性が語った昔話…同じ女性を愛した兄弟、女性が兄の元へ嫁ぐ事になった婚礼の夜の悲劇、
そして女性を守るために弟は禁じられた術を使って涙の形の青い宝石に彼女を封じ込めた…
その夜アレックスの脳裏に蘇ったのは彼女の過去の記憶なのか、それとも男性の見せた幻影なのか…
物語自体にはあまり絡んで来ませんが、設定が人類が外惑星を行き来している時代という所にも
SF要素はあると思います。
610 :
花と名無しさん:2006/09/22(金) 19:51:46 ID:y/21Gns90
>>602>>605 「JANE」については実際商業誌として発行されてまして、同人誌はその外伝的存在。
記憶に間違いがなければ、8巻くらいまで発行されてました。
最初「ビブロスコミックス」として発行されてましたが、
その後「ZEROコミックス」にて再販(掲載誌の関係でしょうか)
「JANE」としてのタイトルでは全7巻くらい
「JANE〜NULLALIVE(ナルアライブ)」は1巻以降未刊になっていたと思います。
公式サイトに掲載されていないのは、理由は不明ですが
コミックス主流の古書店を回れば、恐らくは手に入るかと。
ただ、先述しましたように、版元倒産につき、未完です。
(それ以前からこの作品は2〜3年ばかし休載扱いでしたが)
説明不足で申し訳ありませんでした。
>>590 「7SEEDS」
>>554 連載中の旨を表記してあるし全何巻とはしていないのに失礼では?
「ねこめ〜わく」
>>568 これ長編というより短編連作シリーズ長期連載。
こういうシリーズ物だと、
誌上で最終回宣言が出ないでいつのまにか自然消滅なケースも多いんだよね。
そして、これみたいに忘れた頃にシリーズ再開ってケースも多いw
ま、これの場合は単行本紹介は朝日ソノラマ版(1〜4巻)だけでいいと思う。
朝日ソノラマ版は1〜3巻が宙出版の分の復刻だしね。
個人的には「7SEEDS」「ねこめ〜わく」どっちもSF視点は部分的なもので、
総合的にはそれ以外の要素が勝ってると思うけど。
そう?
「ねこめ〜わく」は読んだことないからわからないけど、私は「7SEED」はSF作品だと思うけどなあ。
隕石による文明の破滅って発端から、未来の世界での生物や地形の変化もかなり科学的な設定になってると思うんだけど。
「ねこめ〜わく」もかなりSF度高いよ。
絵柄が可愛らしいのと、直立する猫とかヒロインが妖しい儀式で
呼び出されて…とか、一見ファンタジーな感じだけど、人間と
(進化した)猫との異文化交流とか、価値観の相克とか、ウラシマ
効果ではるかな未来に放り出されてしまった宇宙飛行士の孤独とか…。
「非人間による人間文化の模倣(もしくは継承)」は、「ねこめ」の元ネタの
ひとつでもある『地球人のお荷物』ってSFでも重要…かもしれないテーマ。
>>614 元ネタは読んだことないけど
> 「非人間による人間文化の模倣(もしくは継承)」
で思い浮かんだのは、
>>562 三岸せいこ「夢見る星にふる雨は…」
SF要素の文も、まんま表わしてるけど、
"地球の文学"にかぶれてるみたいな種族なんだよね。
"文学と児童文学"と言うべきかな?
大島弓子好きななひとにおすすめ。
「コミック星新一」(秋田書店)
「ミステリー・ボニータ」に色んな漫画家が描いた作品まとめたアンソロジー。
そのうち「ボッコちゃん」「ゆきとどいた生活」「生活維持省」「空への門」「宿命」とかが特にSF的。
新井素子の小説が原作になった漫画というのも数編あったと思う。
「星へ行く船」作画・よしまさこ、白泉社(ジェッツコミックス)
「週に一度のお食事を」作画・森脇真末味、『天使の顔写真』収録。
他にも「大きな壁の内と外」の漫画を見た記憶があります。
618 :
617:2006/09/23(土) 00:34:01 ID:???0
新井素子の原作の漫画「星へ行く船」は既出でした。ごめんなさい。
『天使の顔写真』は
>>481に書いてリストにも入れてもらいましたが、
森脇真末味が新井素子の小説を漫画版が入っていることは、書き込んだときは
まだ知りませんでした。リスト作成者の方、お手数ですが追加してください。
しかし、星新一は日本のSFの草分け的存在だし、616に上がってる星新一の原作ショート・ショートがSFだってことを否定する人間はいないと思うんだけど、
これまでここで論じられてきたSF定義からすると、星作品てかなりSFとしてはぬるい感じのものも多い気もするんだけど。
私は個人的にはその程度でもマンガや小説いずれの場合もSFでいいんじゃないかというスタンスなんですが、その辺、他の人の考えも知りたい。
赤石路代「ふしぎのRIN」
古代遺跡から発掘されたカプセルに入っていた宇宙人(思念体?)が
主人公とその恋人の体の中に入り込む。宇宙人が人間の身体を支配すれば
素晴らしい身体能力や記憶力が発揮される。バトル要素もあり。
由貴香織里「螺子」
事故で致命傷を負った主人公は冷凍睡眠につき、40年後に再び目覚める。
目覚めた主人公はESPが使えるため政府の暗殺者となる。
その他にもアンドロイドの反乱エピソードなどもあり。
621 :
617:2006/09/23(土) 01:41:19 ID:???0
>>616 星新一作品のコミカライズのアンソロジーは秋田書店から
第一弾が、『コミック☆星新一午後の恐竜』
第二弾が『コミック☆星新一空への門』というタイトルで出ているようですね。
読んだこと無いのでコメントできないけど、機会があったら読んでみたいです。
今さっき作家の筒井広志が亡くなった事をWikiで知って落ち込んだ。
『アルファ・ケンタウリからの客』は漫画化されていないけど、ミュージカルの原作になった。
筒井康隆より好きだったのに…。漫画化されたら面白そうなライトSF。
小説のコミカライズは、原作に忠実かかなり離れるかの両極端になりやすいような気が。
新井素子原作が既出だから例にとると、
文月今日子作画「グリーン・レクイエム」はかなり忠実。
よしまさこ作画「星へ行く船」はかなり離れる。
脇役のキャラ設定を変えてるし、
もともとは5作品から成るシリーズだけど、
第1作だけで終わってしまった。
もっとも原作の方がコバルトだからか、
SFらしさはライト系で、探偵事務所のロマコメ+火星/宇宙船、な感じ。
よしさんは第2第3と続けるつもりだったのが実現できなかったとか
どこかにインタビューっぽく出てたのだけど、
内容がよくても雑誌全体のバランスとか、
その時期売りたい路線とかの事情とかもあるだろうし、
編集部からゴーサイン出ないとむずかしいだろうね。
星新一は、新井素子の実父と大学で同期だったとかどこかに出ていたが、
それはさておいて、星新一ショートショートの中には、
SF要素が濃いものから極めて薄いものまで幅広く含まれているのは確かだ。
ブラッドべリの短編もそうだ。
代表作がSF色の豊かなものだと、SF作家という位置づけになるのだろうね。
しかし、
>>558 > ■萩尾望都 (原作: ブラッドベリ)「ウは宇宙船のウ」(1978 週刊マーガレット) 1997小学館文庫『ウは宇宙船のウ』収録
> ★宇宙飛行士候補生
> ■萩尾望都 (原作: ブラッドベリ)「宇宙船乗組員」(1978 週刊マーガレット) 1997小学館文庫『ウは宇宙船のウ』収録
> ★太陽系内宇宙飛行士
> ▲萩尾望都 (原作: ブラッドベリ)「ぼくの地下室へおいで」(1978 週刊マーガレット) 1997小学館文庫『ウは宇宙船のウ』収録
> ★地球侵略の疑惑
旧リストでは、ブラッドベリ短編集が1冊のSF作品集となっていたのが気になっていたのだが、
元々それぞれの作品はテーマも登場人物も別々なのだから、
SF要素のないものを除外して短編に分類したのは良かった。
>>531 今回のリスト改訂版、乙枯、
SF要素の追加希望を取り入れてくれて感謝。
少女漫画に分類していいのか分からないけど
・森博嗣原作・スズキユカ画「女王の百年密室」「迷宮百年の睡魔」
・友谷蒼原作・船戸明里画「星の砂漠 タルシャス・ナイト」
>>623 私も今回の萩尾リストの整備が嬉しかった。
竹宮リストは「ブライトの憂鬱」最終話に、ちょっとファンタジーっぽい要素も入るけど、
太陽系宇宙進出時代の雰囲気は、相変わらず硬派のSFだと思う。
SF少女漫画という分野を確立させたと言ってもいい、巨匠二人については、ほとんどコンプリートだね。
上の方で時たま、ゆるいSFとかぬるいSFという言葉が出てたけど、
ライトSFでひとくくりにしちゃってもいいんじゃないかなあ。
もちろん言い方は何でもいいんだけどさ。
でもその程度?のSFとハードSFとを同類項にしちゃうのは、賛成できないよ。
個人的には非科学設定抜きのが好みだから、
魔法でもSFの要素として扱うのは、
自分のSF感ではどこかおかしいと思う。
児童文学の世界では、
魔法が出てくる話は、だいたい低学年向けなんだよね。
尤も今の時代はゆとり教育とかもあって、
昔と同じ尺度の低学年向け高学年向け一般向けという分類はできない。
SFへのきっかけは、大昔は映画と小説、昔はアニメ、今はRPGの影響が大きいと思うけど、
RPGのお約束をSF漫画に当てはめるのは、賛成できないよ。
個人個人の考えで、これとこれは同じくらい価値が高いとするのは自由だけどさ、
SF少女漫画はたくさんあるんだから。
このスレだと、私みたいにSFに興味持ってる人が未読作家のを買う場合、
SF度?がある程度見当つくから、外さないですむんだよね。
ちなみに■北原文野、大当たりだった。
このスレのおかげで、一気にPシリーズにはまってしまったよw
SF作家原作本も可ならば、これも入れて下さい。
フレドリック・ブラウン原作
「フレドリック・ブラウンは二度死ぬ」朝日ソノラマ・講談社文庫
漫画化は、坂田靖子・橋本多佳子・波津彬子(合作もあり)の
短編集です。
ショートショートのライト系でしょうが、
個人的にはSF(空想科学小説)感たっぷりだと思います。
とくに、坂田靖子のクレイジー・プラセット(ブレイクスリー現象)
漫画ならではの表現でした。
ここで語って良いのか・・・判りませんが
只今佐々木淳子に物凄い勢いで嵌っています。
特にMF文庫の3作品が古き時代のSFという雰囲気で
気に入っています。
う〜ん、リアルタイムで読んでみたかったな、と。
すまん!修行してくるよ。
↑これは、誤爆でした。すみません。
>>627 佐々木淳子はリアルタイムでファンでした。SF度が濃いせいか遅筆で、しかも休載も多くて
ファンはじらされっぱなしでしたね。懐かしいです。
道原かつみの項目にいくつか補足を。
「アルカライラ」は、掲載誌は違うけど「アル・カラルの遺産」の続編です。
あと、「キャウ・キャット・キャン」「ノリ・メ・タンゲレ」の前に「パンドラの惑星」
という単行本も出てます。
表題作「パンドラの惑星」と続編の「アコーリアン・ドリーム」が、惑星殖民・
超能力・クローン・異星生命体との接触など、濃いテーマを扱ってます。
どっちもアニメージュ・コミックスという絶版レーベルから出てたもので、今は
古本屋で探すしかないのが残念ですが。
>>626 「フレドリック・ブラウンは二度死ぬ」
原作はどれもショートショートではないし、
SF(サイエンスフィクション)というよりはファンタジー(幻想小説)。
あの時代1950年代あたりの幻想小説というのは、
まあ魔法ものじゃない異世界系が多いんだけど
大人が主人公のおとぎ話ってところは、日本のショートショートに似ている。
収録作のひとつ「ミミズ天使」 (The Angelic Angleworm)は、
タイプライターの故障のおかげで
angel と angle がこんがらかって
怪奇現象(ミミズに羽根が生えて飛んでいる)が見えてしまう話。
(これがオチではなく、話はさらに続く)
そのあとの結末も、英語圏の言葉遊びが、まさしくキーワード。
舞台が日本なら誤変換ネタとか空耳アワーとかになりそうだ。
波津彬子が漫画化した「ミミズ天使」は、外国物に慣れてるだけあって
絵の雰囲気が自然なリアリティを持ってる。
ブラウンの短編には、他にも言葉遊びネタがからんでる作品が多い。
坂田靖子が漫画化した「プラセット」 (Placet is a Crazy Place)にも、
言葉遊び系が出てくる。
「フレドリック・ブラウンは二度死ぬ」でここのリストに入れるのは、
「プラセット」だけだろうね。
ある惑星の、特定の時間帯のみに起こる不思議現象を書いたものだけど、
宇宙空間を舞台にしたファンタジーという感じ。
原作は1950年代だけど、
今でいうところのセンス・オブ・ワンダーかも。
漫画化なら川原泉向きかなとも思ったけど、
ギャグ画とシリアス画の差がありすぎるし、
スペースファンタジーに慣れてる坂田靖子の画風は、
「プラセット」の漫画化には適任だったと思うよ。
↑
坂田靖子「プラセット」 初出:1983年 『デュオ』9月号
短編集『フレドリック・ブラウンは二度死ぬ』収録、
朝日ソノラマ(1983、1985)/コミックス (2002/12)
▲サイエンスファンタジーで、SF要素は「ある惑星の特定の時間帯のみに起こる不思議現象」として下さい。
>>627 ここでも語って下さいよ。
とくに「ブレーメン5」は他の2長編ほど詳細が語られてないし。
「那由他」と「ダークグリーン」は全体が1つのストーリーだけど
「ブレーメン5」は連作だから、どっから読んでも入っていけると思います。
でも最初の、実験生命編?を読んでおくのは必須ですね。
個人的には、彼らの旅は、童話の方のブレーメンより
オズの魔法使いのドロシーやブリキ男やライオンやらを連想します。
まとめブログに「か」まで追加しました。幾つか確認お願いします。_
・浦川まさる「九太郎まいる!」
これは、「九太郎がやってきた!」の記憶違いかと思います。
ファンサイトで確認したところ、「九太郎がやってきた!」で
コミックスが出ているとのことです(そのように補足しました)。
多分同時期の楠桂「桃太郎まいる!」と混同されたのではないかと。
・奥友志津子コミックス情報について
絶版という情報がありましたが、秋田書店は相当なことがないと
絶版にしないはずだったので、その旨記載していません。
この辺りの絶版情報についてご存じの方、補足お願いします。
・フェネラについて
ファンタジー色が強いとのことでしたが、1冊にまとまっている
シリーズ作品の一作目ですので、便宜上登録しました。
・観用少女について
特定の話数が独立していましたが、これは作品単位ということで
登録は作品名とし、中に詳細を書く形にしました。読み切り連載系の
1つ1つを取り上げたりすると、「ブレーメン5」とかが大変なことに
なってしまうので…。
・公式サイトについて
公式サイトを持っている漫画家さんについてはわかる範囲で追加して
いますが、「話題になった過去作品についての情報などがない」かつ
「現在の活動ジャンルが年齢制限であるなど、以前との開きが大きい」
という場合にのみ、リンクをしていません。
今のところ該当者は2人です。
以上です。
もう一点忘れていました。
・内容について
情報が他サイトのコピペだとちょっとマズイので、
明らかにコピペとわかる場合は出典がない限り、収録しません。
出典を入れてくださると助かります。
(花郁さんの項目には入れてあります。参考までに)
------------------------
ここからは思い出したSFですが、遠藤淑子「パンドラの函」
確か、外惑星にまで移民が広がった未来で、帽子屋(男)と
2人の女性キャラが活躍するどたばたSFコメディだったと思うのですが。
バウンティハンターじゃなかったかと。
>>109 >リュウの柴田昌弘の読みきりで、好きだったのがあるんで思い出したらそれも挙げたい。
>雪、氷河の世界で巫女の様な少女と、少女を守る、前髪で両目が隠れたガタイのいい青年が出て来る話。
亀レスですみませんが、その作品見たことあります。
巫女の様な少女は生身の人間で、ボディーガードのようなガタイのいい青年は
一部(生殖機能)を残してアンドロイド化されいる設定だったと覚えている>タイトル忘れた
他にも柴田作品のSFを短編まで全部リストアップするのは大変な作業だ。
あれもこれも思い出深いものばかりだし、個人的には少年漫画に掲載された
「ラブ・シンクロイド」も好きだ(今の青年漫画の柴田作品に比べてエロや萌えは抑え気味)。
『ラブ・シンクロイド』(MF文庫・全5巻)は、少女漫画じゃないから除外されるかもしれないけど、
>>170 『未来都市バラン』(大都社 STコミックス)全1巻。
収録作品は「未来都市バラン」他、「第3の娘」「村祭りの夜」「成層圏のローレライ」「赤い仔猫は笑わない」
花とゆめコミックス版には、収録されていなかった「村祭りの夜」は、舞台がチベットで少数民族の少年少女が主人公。
核戦争によって人類が激減した近未来を描くSF。
639 :
627:2006/09/23(土) 14:48:09 ID:???0
>>630 過去スレありがとうございます。
文庫化祭りとリュオン祭りが面白かった。
過去スレでも既出でしたが、SFって出版社は嫌なのかな〜ってのが残念。
ブレ5・・・
タイトルはブレーメンだけどキャラはオズの魔法使いだと
指摘されて始めて気が付いた。
(イヤ、ブリキはCA38で、ライオンは〜って感じかな
とは思っていたんだけど、それがオズだと今気がついた)
連載中断前と後で結構違うな〜
前半の旅の途中辺りが好きです。
SFとして変だろうと!!
宇宙のあっちゃこっちゃに立ち寄って、
想像もつか無いような文明?や現象に
巡りあうというのが物凄く好み。
恐らく死ぬ迄地球の重力に縛られる立場の者からすると
太陽系外への宇宙旅行が羨ましいんだと思います。
で―以下蛇足
話はブレ5が好きなんですが、
キャラはぶっちぎりでリュオンに惚れてます。
多分リアルタイムで読んでいても惚れただろうけど。
>>635 お疲れ様です。
絶版情報に関してですが、当方は下記のサイトを参考にしております。
Books.or.jp 【本をさがす】
ttp://www.books.or.jp/ ↑日本書籍出版協会が運営する書籍検索サイト
書店で今現在、流通している本の検索が出来る。
かつては入手可能だった本でも、こちらで検索が出来なかったものは、
絶版と考えて良いのではないでしょうか。 (出版社が版権を手放した)
ちなみに、「奥友志津子」では1作品もヒットしませんでした。
>>640 7&Yでブック検索してみたら、いくつか「奥友志津子」でヒットしました。
ほぼ絶版また重版未定という状態でした。
一ヶ月ほど前に、ジュンク堂サイトで
7&Yにもamazonでも注文不可の、1980年代発行の本が注文可になってて、
申し込んだら
二日後に在庫なしのメールが来た。
書店系サイトは、基準がまちまちだから、よく分からん。
絶版でも在庫なしでも、購入不可能なことには変わりないので、
そういう判別はどうでもいいよ。
古書店サイトかオクで手に入るものはそれなりにあるからね。
訂正希望、萩尾望都の「あそび玉」、収録本はあってるけどリンク先の本には入ってなかったよ。
>642
ご指摘ありがとうございます。修正しました。
何人か、アマゾンにも復刊ドットコムにも該当書籍がないという
漫画家さんがいらっしゃるので、そういう方の作品については
別途項目を立ててアナウンスすることにします。
■北原文野 調べてきました。
Pシリーズの中の『砂漠シリーズ』(PをつかまえるSSPリーとケビンの少年時代)↓
■『砂漠に花を』■『砂漠の鳥たち』の他に、単行本未収録で同人誌で入手可能な作品。
■『砂漠をわたる風』<アップルミステリー1994.10〜1995.6>同人誌で全2冊で復刻。
→公式サイトに通販情報あり、通販で入手可能(アップルミステリー誌は休刊。)
■『砂漠を照らす月』前後編2002.12〜2003.1(同人誌/前後編)
■『天使の羽を、さがしてる』1997〜1999(同人誌/全6巻)
他、Pシリーズの外伝同人誌多数あり。在庫のある本のみ現在も通販可能。
入手方法など詳細は、公式サイトをくまなく読むと出ています。
(神保町の『書泉ブックマート4F』でも同人誌入手可能との事)
>625
>ちなみに■北原文野、大当たりだった。
>このスレのおかげで、一気にPシリーズにはまってしまったよw
以前書き込みした者の1人ですが、それは良かった。
どの本を読まれたのか、どのあたりがはまり所だったのか
教えてくれると嬉しい。
「夢の果て」最初はこの絵で、何故ハヤカワ?と思うけど、読むと「SF」ですよね。
ハヤカワ文庫「夢の果て」が売れないと続刊はないそうなので
気に入った方は布教よろしく。
(と文庫でPシリーズ読めるようになりたいので布教中)
536 の訂正をお願いします。
>109>462 で書いた内田美奈子「良治郎 帰還せず」32p のあらすじですが、漫喫にて本編確認出来ました。
(「ナイフと封筒」サンコミックス 朝日ソノラマ に収録)
書いたあらすじが大きく違うことが分かりました。名前も「良次郎」ではなく「良治郎」でした。
かなりいい加減な記憶で大変すみませんでした。
内田風不条理さは記憶以上、ハードSFという個人的位置づけは変わりません。
良治郎は物に身体がめり込む体質。冬になると影が薄くなる自分を思い出し、これも病気の前触れだったのかと気づく。
友人の二谷にこの悩みを「理屈をつけてくれ」と相談するが、「論理立てに成功すれば堂々と発表できるワケでもあるまい」と一蹴される。
ラーメン屋でラーメンを食べながら、二谷が薦めた実験は「鏡に足を突っ込めば何が起こるか」という事だった。
ぼやきながら自室で実験してみる良治郎。片足を突っ込んでみると、鏡の中から同じように足が出てくる。
不覚にも面白がってしまったのがまずかった。
そして今、自分が元いた部屋にいるのは良治郎ダッシュ。オリジナルの良治郎は街中に出ると信号から看板の文字から反対の世界にげんなりする。
この世界の友人、二谷に連絡を取ると「是非うちの鏡から別の世界に移動したまえ」と元の二谷と同じ性格でそそのかす。
鏡は表と裏の順番をきちんと繰り返し、いくら移動しても二谷がいる。
ある時、その世界の二谷が、部屋に貼ってある宇宙空間のポスターを指して「鏡じゃなきゃいけないってことはないんじゃないか。
単純な細胞に奥行きがあるという錯覚を持たせればいいんだろ」と言った。
その一言がきっかけで、宇宙空間にまで漂うハメになる良治郎。良治郎の手足は何故か透けていた。
>645つづき
猫型の宇宙人が乗っている招き猫型宇宙船が宇宙服も付けずに宇宙に漂う良治郎を発見し、収容するが、良治郎はステーション?で
女の子二人に引き渡され、事情を説明する。女の子達から良治郎は自分が手配中の生物「物理の法則も化学式も根こそぎ無視の
『良治郎』族」だと指摘される。
その時、オリジナル良治郎の世界にいた良治郎ダッシュは退屈のあまり宇宙空間のルービックキューブを作り、宇宙空間をぐちゃぐちゃにしてしまう。
そうと知らないオリジナルの良治郎は、宇宙ステーションを出てちょん切れた空間の原因を調べに行き、そこで大量の良治郎達と出会う。
そこで良治郎達は、宇宙空間に漂う弾力のある長く白くうねる物体を発見するが。
>637 >109ですが、知っている人がいて嬉しいです。あの後雑誌が出てきたんで>458で結末抜かして挙げてみました。
ラブシン、いいですよね。私も好きです。少年漫画なので挙げませんでしたが、柴田SFではこれが一番好きかな。
あと柴田さんでは短編の「修理屋」? だったかな。未来社会のさえないサラリーマンの夫が出てくる話が不気味で印象に残っています。
家電製品の発達で一般人にはブラックボックス状態、毎日何かしらの家電製品が壊れて修理に来てもらう。人も若返るのがあたり前。
そういう世の中に抵抗する一人のしがないサラリーマンは。ていう話だった様な。
>645つづき
猫型の宇宙人が乗っている招き猫型宇宙船が宇宙服も付けずに宇宙に漂う良治郎を発見し、収容するが、良治郎はステーション?で
女の子二人に引き渡され、事情を説明する。女の子達から良治郎は自分が手配中の生物「物理の法則も化学式も根こそぎ無視の
『良治郎』族」だと指摘される。
その時、オリジナル良治郎の世界にいた良治郎ダッシュは退屈のあまり宇宙空間のルービックキューブを作り、宇宙空間をぐちゃぐちゃにしてしまう。
そうと知らないオリジナルの良治郎は、宇宙ステーションを出てちょん切れた空間の原因を調べに行き、そこで大量の良治郎達と出会う。
そこで良治郎達は、宇宙空間に漂う弾力のある長く白くうねる物体を発見するが。
>637 >109ですが、知っている人がいて嬉しいです。あの後雑誌が出てきたんで>458で結末抜かして挙げてみました。
ラブシン、いいですよね。私も好きです。少年漫画なので挙げませんでしたが、柴田SFではこれが一番好きかな。
あと柴田さんでは短編の「修理屋」? だったかな。未来社会のさえないサラリーマンの夫が出てくる話が不気味で印象に残っています。
家電製品の発達で一般人にはブラックボックス状態、毎日何かしらの家電製品が壊れて修理に来てもらう。人も若返るのがあたり前。
そういう世の中に抵抗する一人のしがないサラリーマンは。ていう話だった様な。
重複すみません。
現在スレ容量482kb。
普通なら1000まで書き込めるんだけど、このスレ
長文とアンカーリンクが多いから容量増えてるなあ
(500kbまで行くと書き込めなくなる)。
650あたりで新スレ立てたほうがいいかも。
650 :
630:2006/09/23(土) 19:35:46 ID:???0
>>639 佐々木作品については、復刊ドットコムとは別に「たのみこむ」というサイトで
「佐々木淳子さんの単行本未収録作品の単行本化」という案が出されていました。
一昨年『リュオン』(幻冬社)が発売されたので、現在は投票は締め切られていますが、
他にも、佐々木淳子先生の新作SF連載希望という案や、
佐々木淳子さん原作「那由他」オリジナルアルバムのCD化なんて案もあります。
那由他のイメージアルバムよかったです。OAVのサントラじゃなくてこちらをお薦めします。
亜月裕「昭和アホ草子 あかぬけ一番!」
文明の発達からやってきた異星人の幼い王子が居候として男子高校生と彼の馬と共同生活する話。
馬がかなり擬人化されて家事をやったり口はきけないけど、人間並みの思考をするように描かれてる点はファンタジーっぽいけど、
全体としては王子の星の科学力による機械や、タイムトラベル、未来人なども登場するけっこう、SF要素の強い作品だとおもう。
この作者には他にも青年誌に描いた作品で「コメットさん」をパロった「おめっとすわん」なんて宇宙人物もある。
652 :
637:2006/09/23(土) 22:24:19 ID:???0
>>458 「ワフ・ヴァレーの神話」緻密に考えて作った壮大な世界観が、
レスから想像できました。大変参考になりました。
非SFに途中からSF要素が入っている珍しい作品。
佐伯かよの作品の『星恋華』。
SFじゃないのにヤバイですよ、コレ。何がヤバイって女豹のような目をした
敏腕マネージャーにスカウト(ハンティング?)された天性の声の19歳の存在ですよ。
SFじゃないのに、SF少女漫画で吉野屋コピペみたいに語りたくなるんですよ。
もう、何がサイコ―って最初は芸能界サクセスストーリーだったのに、
人気が低迷したという理由で牧村の生い立ちに秘密が隠されていて、
実はシンパシー能力のある動物を操ることのできる一族の生まれってことにされる。
もちろん後付けですよ。科学考証なんて一切無し。だれも検証なんてしませんよ。
検証しなくても声だけでマジ動物殺しちゃう?人間も危ない?
動物愛護団体呼べ!って感じですよ。
653 :
531:2006/09/23(土) 22:31:40 ID:???0
>>531です。
詳細紹介修正情報等、色々ありがとうございます。
>>635まとめサイトさんも作業ありがとうございます。
あいかわらず暇時間不規則ですが、
現在はこのスレだいたい2日おきペースで見てます。
■▲※の作品群は9割がた△*の作品群は6割ぐらい内容を見てますが
中には手に取ったのがかなり昔というものもあるので、
うろ覚えからの不適切な分類もあってスミマセン
覚えてるものでも現在手もとにない本の方が多いので、ちょっともったいないことをしたなあと・・・
そのうち少しずつ買い直そうと思ってます。
>>649 一両日中に、新スレ立てますね。
立てたらすぐここへ報告誘導レス出しますが、
もし間に合わなかったら、
「SF少女漫画を語るスレッド」で板を検索して下さい。
>>644 北原文野「Pシリーズ」
メインで出てくるのは「夢の果て」の主人公スロウだけど、
個人的に好きなのは「クァナの宴」の主人公クァナの生き方かな。
政治家の一族に生まれて、Pを犯罪者扱いする市政に疑問を持ちながら悩んでいて、
そして徐々に勇気を出して反体制側につくんだよね。
クァナが、少年時代はPであることを隠していたところはスロウと似てるけど、
親とか家族に依存しないクァナの自立心が、早いうちから垣間見えてる所が気に入ってる。
「夢の果て」まだ文庫3巻の途中までしか読んでないけど、
スロウとクァナの関わるエピソードがもっと色々読みたかったなあ。
「砂漠」シリーズは、虐待シーンが多いから斜め読みしたページもある。
なんていうか、いつ終わるんだって感じで先が見えないんだよね。
リーに異常につらく当たるロド氏の過去、連載中にもっとちゃんと出せばよかったのに。
でも「クァナの宴」に出てくるリーは、他人を癒せる青年になっててホッとする。
どういうふうに過去のつらさを乗り越えたんだか、よく分からないけど。
このスレの北原文野リストには、
『砂漠をわたる風』の雑誌掲載データだけでいいと思う。
漫画家の同人誌発行リストまで出してたらキリがないもん。
ちなみに同人誌『天使の羽を、さがしてる』は、完結編の第6巻が在庫なしだよ。
巻末に犯人当て感想集の切り貼りとかもあるから、売れるの早かったんじゃないかな。
北原文野サイトでは、14冊が「強力Pシリーズオールセット」となってるけど、
そこには、在庫のない書き下ろし『プランタン4 砂漠シリーズ外伝 〜TETSU 〜』
同じく『クアナの宴』9〜11等は、含まれていない。
在庫なしも含めた同人誌発行記録が通販案内サイトにまとまってるわけではないので、要注意。
吾妻ひでお「ノヴァ」(プリンセスコミックス「オリンポスのポロン」1に収録)
ほとんどの人類は宇宙に移住し、文明が滅び地球自体も滅亡間近な未来が舞台。
わずかに地球に取り残された人間達はその環境に適応できるよう、異形の姿となり、超能力を身につけていた。
そこに宇宙船で立ち寄った研究者の娘である少女と地球に住む少年ノヴァの物語。
あからさまに地球の人間を蔑視するヒロイン以外の宇宙船の乗組員の態度とそれに反発する地球人達との抗争を軸に展開していたと思う。
やまざき貴子の作品で「ZERO」がまだ出てませんよね。
核兵器によって日本が滅亡してしまった近未来の話。
途中までしか読んでないんで、ラストまで非SF設定が出てきてないかどうかはよく知らないんですが。
あと丸山真理の「2001年のトレジャー」はどうでしょう?
比較的短編ですが、石渡治の「パスポート・ブルー」の出だしの少女漫画版みたいな内容です。
描かれた当時の近未来が舞台でかなり科学的な内容ですが、その分実現可能性の上ではリアルで「空想的」からはちょっとずれるかも。
今まで論じられてたのは「SF」のSの点についてですが、Fについて微妙、というのはどうなんでしょう?
>>652 佐伯かよのはハードSFでデビューした後、ロマコメアクション→ホラーサスペンス→女性誌に転進→大河ドラマ
となった人。
『星恋華』は女性誌へいく過渡期の、ベースが芸能界アイドル漫画。
途中から主人公には超能力設定が加わるけど、ある時期からはうやむやになった。
芸能界漫画が流行った80年代に始まって、長い中断の後数年前に再開したけど、完結してなさそう。
単行本は10巻以上15巻未満。
この人の超能力ものは、どれもある日突然ヒロインにそういう力が身に付いて、
最初はひそかに喜んでるけど、やがてその力のために周囲にトラブルが、というパターン。
SF要素の超能力じゃないんだよね。
SFでは超能力も定番要素の一つだけど、ある日突然そういう力が目覚める場合でも、
時代が未来で人類が進化しているとか、優秀な遺伝子の掛け合わせとか、近未来で核戦争の影響とか、異星人と関わって身に付いたとか、
なんらかの科学的発想がついてくる(こじつけられているとも言えるけど)。
いわゆる超能力とタイムスリップに関しては、他のSF要素も出てくる作品じゃないと、SFって感じがしない。
川原泉の「バビロンまで何マイル?」は、
あっちの世界から来たノームと名乗る小人からもらった指輪で過去に行くのだから、
非科学的要素+SF要素、の方へ入れるべきでは?。
小人の姿をした異星人とかの設定も出てこない。
>654
>北原文野「Pシリーズ」
詳しく教えてくれて有難う。参考になったよ。
商業誌に関しては、「夢の果て」+「瞳に映るは銀の月」2巻+電子書籍読めば
Pシリーズ網羅?
>>643 アマゾンは絶版本の検索が弱いですよ。出版社が倒産したものは特に。
問屋が運営している、e-hon、本やタウンなどは検索結果が見やすくて重宝してる。
一般書店も利用しているので、流通状況も把握しやすい。
>>656 「ZERO」は最後迄SFですね。
クローン人間も出てくるので十分SFだと思われ。
やまざき貴子だとムシシリーズもタイムマシンが出て来るSFでは。
661 :
660:2006/09/24(日) 11:42:27 ID:???0
すみませんムシシリーズは既出でしたねorz
こっちいつ落ちても安心ですね。今492KB。
あの、長すぎるテンプレは本当に必要なんだろうか。
スレ変わったら使えなくなるし。できればwikiとかでやってほしい。
あの目次が必要だとしても、そんなにしょっちゅうまとめいれても
無駄に容量食うだけだからせめて1スレに一つぐらいにして欲しい。
もっとSF漫画自体の話がしたい。
よくあれで助かったよね思い切り曲がってたのに さw
>>662 スレ立て乙華麗
こっちそろそろ終わりそうだから、こっちの話はこっちに書いときますか。
>>657 >
>>652 > 『星恋華』は女性誌へいく過渡期の、ベースが芸能界アイドル漫画。
> 途中から主人公には超能力設定が加わるけど、ある時期からはうやむやになった。
これには、編集事情がからんでたんですよ。
選集に書いてあったんだけど、当時は掲載誌が小学生を対象で
イマイチ連載ウケがよくなかったんで、苦肉の策として
ヒロインが超能力者になってしまったという裏話がありました。
超能力者にしたら、人気が出たらしい。
動物が異様になつくとかも、ありましたよね。
小さい子って動物も好きだし、そういう不思議モノも好きなんですよね。
> 芸能界漫画が流行った80年代に始まって、長い中断の後数年前に再開したけど、完結してなさそう。
今も未完ですよw
佐伯さんは芸能界を描きたかったのだそうで、超能力は気乗りしないで書いてたんだと思います。
>>669 『星恋華』ミッシィコミックス(宙出版=主婦と生活社)になってから12巻で完結したよ。
10巻の後しばらく出なかったのは確かだけど。
グラミー賞めざすところまでいくんだからゴージャスだよ。
スレちがいな話しでスマソw
>>650 佐々木さん情報色々ありがとうございました。
これからのんびりお宝発掘いってきます。
うまくいけば、最終レス書き込みの後、放置しておけば2日以内に落ちて
最終レスだけ読める状態になるかな?
まだ書ける?
>>669 >>657 私もすれ違いだが、「星恋華」。完結したけどコミクス絶版。
しかし来月だったか?文庫化情報スレに文庫情報出てた。
また「作者公式サイト」で佐伯さん本人が間違いないとレスあったので、
完結読んでない場合、文庫で入手可能になると思います。
まだ書けそうなら、一つ微妙なラインのライトSFを。
ゼロサムより、「アダ戦記」堤抄子
人が剣で戦い、魔術と呼ばれるテクノロジーが存在し、星を読んだり、精霊を崇めたりする人類がいて、
月鬼と呼ばれる怪物と日照りによって荒廃しつつあったりする惑星の、パっと見はファンタジーな世界観。
どの辺りがSFかといえば、地球の科学文明が失われた世界であるということ。
魔術とは書物に残された科学技術の一部、精霊とは人類を救うために残されたシステムであったりするわけです。
最終的には惑星規模の既存科学技術を用いて結末を見せるわけなんですが、
実は、あまりSF作品を読んでいる気はしないですね。
基本的に主人公と怪物の戦いの描写が多くて、子供の頃から地下牢に幽閉され、言葉も知らなかった主人公が、
旅の中で人や精霊?と関わって成長していく話から始まり、
主人公がそれを持って生まれたとしか説明できない、ファンタジーな部分が主軸になっていますから。
>>596 605-606
>>654 >>658 北原文野、単行本と同人誌の関連について。
こちらのスレで出た話題なので、こちらで書いておきます。
Pシリーズ全容は、現在新刊書店で流通している5冊で、おおむね理解できると思いますよ。
『夢の果て』文庫全3巻と『瞳に映るは銀の月』新書版1〜2巻。
Pシリーズの同人誌は既刊の8割ぐらいを持ってます。
興味のある方は、
とりあえず最初に「Pシリーズ公式ガイドブック」とPシリーズ入りの最新刊ぐらいがあれば
それでいいと思います。
「Pシリーズ公式ガイドブック」は2003年8月の発行で、『夢の果て』文庫復刻に合わせたようです。
そのため『瞳に映るは銀の月』シリーズの分は含まれていませんが、
各キャラの解説がわかりやすいです。
デビュー以降の全作品の解説は、公式ホームページにある内容とほぼ同じですよ。
「砂漠」シリーズは、
>>654さんと同じ理由で私もいまいちですから、
リー・カールセンの少年時代に興味のある人のみおすすめですね。
Pシリーズは、簡単に言ってしまえば、
迫害されるESPが人間たちと理解しあう社会を作るまでの壮大な未来史、だと思います。
現時点で発表済みの作品群は、およそ100年間に渡る、さまざまな出来事を描いていますが、
作中の時間軸に沿って読むとしたら、
アトラス暦470年→518年前後〜550年前後→550年〜556年〜566年
ゲオルグ1世の青春期→スロウの少年期〜青年期→ミリアムの少女期〜女帝期
『L6−外を夢みて−』→→→→『夢の果て』→→→→『瞳に映るは銀の月』
これ以外のPシリーズは、単行本も同人誌も、上記の3作の流れの中の外伝になります。
Pシリーズ外伝と言えるものは、3種類あります。
1.さまざまな人物の、少年時代を描くもの、大人になった時代を描く、短編・中編。
これはかなり多くて、単行本収録分では、長編『クァナの宴』『砂漠』シリーズ、短編「草原の子ども」「SNOW FESTIVAL 」等。
2.Pシリーズの中核的長編『夢の果て』を生み出すきっかけになった、初期の短編連作。
単行本『魂を鎮める歌』収録の4部作「あてどない夜」「7時に迎えが…」「小さな籠の中」「金色の昼と銀色の夜」
3.雑誌連載中にはページ数の都合で出せなかったと思われるエピソードを、独立させた短編。
同人誌ではこれが殆どで「天使の羽をさがしてる」、プランタン13「夏の庭」等。単行本収録分では「残像」等。
『瞳に映るは銀の月ー地上の園ー』の終りの方では、
ゲオルグ1世の青春期→スロウの少年期〜青年期という
およそ80年間の歴史が、大きなターニングポイントを迎えます。
同人誌「プランタン13.5」の作者コメントによると、
この未来史物語はさらに先へと続くのだそうで、
Pシリーズ年表にも新しい出来事が幾つか加わっていて、
シャルルマーニュとかルーディとかの新キャラ名入りのもあります。
とはいえ、近年発行の同人誌は、
Pシリーズよりも、ヨーロッパが舞台の漫画や旅行記その他のエッセイ漫画が中心ですから、
『瞳に映るは銀の月ー地上の園ー』以降のストーリーは、
雑誌連載の機会がきたら発表となるような気がします。
単行本には北原文野さんへのお便りの宛先として、ミスボニ編集部気付のものが出ていますから
ファンの人は新連載熱望レターを送るようにしてみては?
北原文野さんに限ったことではなく、
絶版単行本の復刻は期待したいですが、
出版社側に立って考えてみるとより多く本を売るのが商売ですから、
再版復刻があるとしたら、現役で商業誌に書いている人が優先なんですよね。
北原文野さんの場合、今後は、新連載にともなう再版や復刻のほうが、可能性は高いと思います。