1 :
花と名無しさん:
2 :
花と名無しさん:02/04/07 01:38 ID:abCGCH0c
3 :
花と名無しさん:02/04/07 23:39 ID:nbOn6tho
ぎゃ〜なんでこんなにほっておいてあるの〜?
1さんありがとう&お疲れ様です!
4 :
スレ立て人:02/04/08 00:19 ID:T3tMSxuc
レスありがとうございます。このまま沈んだらどうしようかとやきもきしてました。
画集は皆さん入手されたんでしょうか。
5 :
花と名無しさん:02/04/08 00:34 ID:7BRKgMbs
>4
近所には売ってねえよウワァァンヽ(`Д´)ノ!
今度遠出した時に買おう…つか昔からのイラスト網羅した画集とか出ないかね。
豪華3冊セットとかでも頑張って買うYo(;´д`)
6 :
花と名無しさん:02/04/08 00:48 ID:JKeZViWw
萩尾望都は意外に画集少ないよね。チェリッシュ・ギャラリーとSANCTUSと
今度出たのくらいじゃないの?
金銀砂岸は絵物語、漫画もまじってるから純粋な画集ではないでしょう。
立原道造と中原中也の詩についてる絵は好きだ。
手元にないからタイトル忘れたけど童話イラスト集みたいのもあるよね。
後、1977年頃出た「萩尾望都」の世界。これはデビュー前の漫画とか
インタビューとか、コメントがのっててファンには嬉しいかも。
金銀砂岸は「酔夢」「ラーギニー」っていう幻想的な短編が凄くいい。
ストロベリーフィールズはエッセイ、インタビューが多くてカラー版じゃないけど
エーリクとシドのイラスト付き物語がとってもいい。
SANCTUSって最近出版されたんですか?どんな感じですか?
>>9 それは「月夜のバイオリン」の事でしょうか?
>エーリクとシドのイラスト付き物語がとってもいい
あれはとても(・∀・)イイ!!ですね、セピアな色調が又(・∀・)イイ!!
>「月夜のバイオリン」
?かなぁ〜???でもアジア系の昔の童話っぽかったような気がするんで
ちょっと違うかも?。間違ってたらごめんなさい。
確か「湖畔の夏」だったかな???エーリクの私的なモノローグと
イラストが凄く好き。
12 :
11:02/04/08 04:48 ID:???
私的→詩的
の間違いでした。
13 :
花と名無しさん:02/04/08 09:03 ID:dHEdjwzA
>>9 Sanctusは3〜4年前に発売されたCD-ROMです。
画集というかデータベース的な感じ。
CD-ROMのわりには収録されてる絵は少ないように感じた。
エーリクとシドの話は「湖畔にて エーリク14才の夏」かな。エーリクには
これがあり、オスカーには訪問者があるんだからユーリも何か番外編が欲しい。
>CD-ROMのわりには収録されてる絵は少ないように感じた。
同意。データ化されると聞いて萩尾さんの今までの作品が
全部データで納められてるんだすごいぞ、と誤解した自分のバカは
別として、絵の数は期待はずれでした。おまけのCDの中身が嬉しかったり
する、わりと色物な内容。今回の画集は正統派。
>14
本当にそう思います。
ユーリの番外編といったらどんなのになるんだろう。
16 :
花と名無しさん:02/04/09 01:14 ID:yZmuJGuY
ハゲでお腹の出た中年の修道士が自殺志願の少年を思いとどまらせる。
最後の回想で、ハゲのデブは実はユーリの今の姿ということがわかる・・・
とかいう話だったらみんな怒るでしょうね?
17 :
花と名無しさん:02/04/09 02:01 ID:WQIRkcDY
怒るというよりガカーリ(w
徳間書店から1978年に出たイラスト集『萩尾望都の世界』と
白泉社のギャラリー『萩尾望都』は今でも持ってる。
白泉社の方は、箱入りの立派な原画集。それから『少年よ』も持ってる。
19 :
花と名無しさん:02/04/09 21:04 ID:vtR8fYsc
チェリッシュ・ギャラリーの複製原画集というのはどういう意味?
普通の絵とは違うの?
20 :
花と名無しさん:02/04/11 22:49 ID:SWNNsEHw
昨日『スター・レッド』て読んだけど、
あの野球帽ののっぽのあんちゃんはミロンの原型ですかね
黒羽というキャラがとても良かったのですが
消息不明でちょっと悲すぃ
21 :
花と名無しさん:02/04/11 23:43 ID:/U0Zixz.
>>19 複製原画も印刷物なのですが、その名の通り原画を複製したものなので、通常の漫画のページやカラーページと違ってタチキリの外まであります。
欄外に作家の手書き文字とかがある場合もありますよ。
モノクロページの複製原画では、ホワイトのかけかたとかよくわかります。
うまく説明するのがむずかしいです。役立たずでごめんなさい。
しかも萩尾さんの複製原画持ってないし。w
持っているのは三原順のチェリッシュギャラリー。
22 :
花と名無しさん:02/04/15 01:51 ID:rYIrzn0w
絵のことはよくわからないのでモノクロページ見てもホワイトの
かけ方とかはわからないですが、確かに欄外にピカデリー7時、
萩尾望都、7、と書き込んであるものがあります。
ネームが原画のままで誤字もそのまま残ってるランプトンは
語るの中の1ページがおもしろいかもしれない。
23 :
花と名無しさん:02/04/15 10:12 ID:vm56Jts.
萩尾さんはヘッセを愛読してましたよね。
ファンの間では散々ガイシュツかも知れませんが、
ユーリは「知と愛」のナルチスを思い出します。
ってことで、番外編は
病気で倒れ神に召されようとするユーリと
そこに駆けつける、ユーリと対照的な
生き方を選んだオスカーorエーリク
(=ゴルトムント)っていうのはどうでしょう?
最後に手を取り合って青春時代を邂逅し、
生き方は真逆でもお互いがお互いの
真の理解者であったことを確認する…なんて。
>23
悲しすぎる。死ぬところから始まるなんて。
25 :
花と名無しさん:02/04/16 01:07 ID:6zKhCSEQ
萩尾望都って名前よく聞くんで、たまには読んでみようと思って
「トーマの心臓」読んだんだけど、あまりのつまんなさにビックリして
しまった・・・。他の作品が面白いのかな・・・?
26 :
花と名無しさん:02/04/16 01:49 ID:s/SjMNg6
>>25 全ての人が読んで面白いという作家ではないからね。
読み手を選ぶというか、玄人受けするというか。
漫画を読み慣れていない人には、勧められない。
27 :
25:02/04/16 01:52 ID:6zKhCSEQ
玄人受けか・・。
私、漫画家なんだけど・・・(笑
あなたは?
28 :
花と名無しさん:02/04/16 01:59 ID:oWLJGf6U
「知と愛」の最後はゴルトムントがナルチスに
「あなたはお母さんがいなくて生きていけるんですか?」
ナルチス、ガーン! みたいに終わるからもっと悲惨。
「トーマの心臓」がおもしろいかおもしろくないかは、
漫画を読み慣れてるかどうかは別に関係ないんじゃないの?
あの話が好きかどうかだけの問題だから。
漫画家でもつまらないと思ってる人たくさんいると思うよ。
26がいう玄人が漫画家のことを指してるとも思わないが。
30 :
25:02/04/16 02:14 ID:6zKhCSEQ
>29
そだね。ま、マンガ読み慣れてるってことさ。
25が漫画家さんの文章とは・・・正直、チョトビクーリ・・・
25はどんな面白い漫画を描いてる人なんだろうか…
33 :
花と名無しさん:02/04/16 13:44 ID:JaaSDfRo
トーマの心臓に限らず、萩尾漫画は想像力豊かな人が読むとそれなりに面白いと思う。
つまり25さんは想像力が乏しいということで、それって漫画家としては致命的かも・・・
34 :
花と名無しさん:02/04/16 13:52 ID:xUDjnkxs
もう萩尾マンガが面白い→想像力豊か他肯定的性質ってのやめようよ。
私も好きだけど全然そんなじゃないもの。
読む資格無しって言われてるみたいでいやだ。
>26の「玄人」だってたくさんマンガを読んでる人と思ったよ。
玄人も素人もない。
要は、好きか嫌いかっていうだけだと思う。
私は萩尾漫画好きだけど、
嫌いな人がいても当然だと思うし。
ただ、それをわざわざ書き込む神経がわかりません。
「どこが面白いの?」と聞いて、
「ここが面白いんですよ」って言われたところで
面白く思えるようになるわけじゃないでしょ?
そもそも本当に漫画家ならそれぐらいのことは
わからないのかな。
同業のベテランを「萩尾望都って名前よく聞く」
程度にしか認識してないレベルだから無理か…
仮にも同業者ならそれぐらい知ってて下さい。
好き嫌いはあるにしても、
少女漫画の一時代を築いた有名な人です。
1の文章からして25のような否定的な内容を非難するのはどうかと思う
ただ、25が漫画家と名乗ったので
「萩尾望都って名前よく聞くので読んだ」「あまりのつまんなさにビックリ」という
書き込みのレベルにちょっと引いた。
面白いか面白くないかは、個人の好みの問題なんじゃないの?
想像力とか関係ないと思うが。
自分は萩尾漫画が好きでここにいるが「つまらない」といわれた位で
相手を否定するのはいかがなものか。
萩尾望都が玄人うけするという意見に賛成。(漫画家とか読みなれていると言う意味でなしに)
誰がどんな漫画を読もうが勝手だが万人受けしないのは確か。
読み手を選ぶとはそうゆう事。
想像力が豊かで深く読み込む事ができないと無理。
マンガなんて暇つぶしパラパラと読み捨てるものという気分では読めないのは当然。
そうやって見てみると萩尾望都好きって似ている。
単に好みの問題ではないと思う。
好き嫌いと解る解らないとは違う。
解るけど好きじゃないと、どこが良いのかわからない、これは根本的に違う。
39 :
34:02/04/16 15:04 ID:QAlFP2Ns
私は萩尾好きだけど、あなたと似てるとは言われたくない。
つまらないと言われたから、だけで
非難している訳ではないと思われ。
私が一番イヤだなって思ったのは、26の
玄人受け発言(確かに的外れだったが)に対して
『へー。私漫画家(=玄人)なんだけど?
そういうあんたはどうよ?(ワラ』
みたいにとれるニュアンスのレスを返したこと。
「あまりのつまらなさにびっくり」だけじゃ
意見にもなってないし。
レベルが低すぎて煽りのように見えてしまう…
ってことは反応するだけ損ってこと?
同人誌書いてても漫画家だからね。
十中八九、25は漫画家じゃないよね。
少なくとも、メジャー誌で少女漫画を正業としている人の発言じゃない。
つまり、小者の煽りっぽいってこと。反応するだけ無意味。
正直25に反論した人の中にイタイ意見があって
それこそ煽りかと思っちゃったyo、これだから萩尾信者はっていわせる為の(苦稿
まぁ、いづれにせよ楽しい話題になりそうもないし、そろそろ終結でいかがでしょう?
44 :
38:02/04/16 15:37 ID:???
「理解できない奴はレベルが低い」とか言うと必ず
「そんなふうに言われたくない」とか「じゃあおまえはどの程度のレベルなんだ」等
でてきますがあるものを理解できる者と出来ない者(漫画だけでなしに)
のあいだに能力的に差があるのは当然です。
それが難解になればなるほど差は開きます。
日本は恐ろしい平等主義に侵され他を阿呆呼ばわりする事はタブーとなっていますが
阿呆は阿呆です。馬鹿にはとうてい分からない世界というものがあります。
34さんは何か劣等感でもありますかな?
久々にあぶ丘2巻を読んで
義経がマヒコに最期に「できれば命を大切にな」というシーンで泣いてしまった。
トータルでみると頼朝に感情移入してしまうが・・・。
私は34ではないが38=44みたいな人はスルーしたいな。
あぶ丘・・・コミックスで出てた時は面白くなかったんで売っちゃったけど、文庫でまとめて読み返すと面白かったYO!
その昔ちょっと年上の友達が「萩尾望都はまとめて読まないと面白くない」と言ってたのを思いだした。
私は残酷な神は苦手なんだけど、これも全巻まとめて読むと面白いのかな。
コミックス出るごとに買って読んだけど、毎回読むのが辛かった。
ほも嫌いだ。
48 :
花と名無しさん:02/04/16 15:53 ID:Y.Cm/b8Q
男と付き合ったことがあるかないかが
分水嶺になるマンガだと思う。
遠くから見てる段階で死ぬとかなんとかっておいおい・・
って思う人もいるでしょう。
>>47 残酷な神は考えさせられたよー。
DVとかPTSDについて
いろんな資料を調べたりしちゃったし。
登場人物に引きずられて重たくなったし、
かなり辛くなる漫画であることは確かだけど
考えさせられる点で名作といえると思う。
あと、あの作品でジェルミが女だったら
生々しすぎたと思う……私はほもすきーではないが。
50 :
花と名無しさん:02/04/16 23:53 ID:a937Zh3Y
書店の新刊マンガ平台を見てると、ああ昭和24年組ってのははっきりいって
オールドウェーブなんだなあと実感するよ。
現役バリバリの漫画家さんだと、萩尾望都や竹宮恵子見ると「ふ、古っ」って
思うのも無理ないと思う。山岸凉子読ませたりすると「し、白っ」とのけぞる
かもしれない。
マンガの読まれ方自体が変わっちゃったんだよ。
俺は萩尾作品からSFや異文化を、山岸作品から歴史と社会心理の世界を教わ
って興味もってここまで来たけど、いまの子も何かしらいまのマンガから何か
を刺激されてどっかに自分を捜しに行けばいいなあと思うよ。
でも悲しいかな、俺には今のマンガは違和感ありすぎて読めないんだ。スマソ
51 :
花と名無しさん:02/04/17 00:05 ID:ZeLzxCLc
>50
白い漫画は何時の時代でもある。自分の世代だと高河ゆんとか。(w
だけど「名前はよく聞く」程度にしか知らないってのは…
売れてる漫画家なら知らないはずはないんじゃ?
作風や何かを全部知った上で自分は新しいフェーブを、
っていうならともかく「よく聞くから読んでみたけどつまんない」
は仮にも漫画家の発言とは思えません。。。
しかも現役バリバリならそんなことは絶対言わないでしょう。
あと、私はどっちかというと今の子に属する年代だと思うけど、
萩尾作品好きですよ。
最も一番好きなのは初期の頃の作品で、最近のは苦手な物もありますが。
ミュージカルや野田地図も未だに「半神」上演してるし、
何十年前のものでもいいものはいいと思う。
確かにオールドウェーブな感じは否めないので、
リアルタイムで人気爆発っていうのは無理だろうけど。
蒸し返しちゃってごめんなさい。
私も萩尾望都の代表作にあげられる「ポーの一族」「トーマの心臓」あたりは
生まれる前の作品、って世代の人間だけど、同世代の友人に勧められて初めて読んだ時は
とにかくこの人はすごい作家だと思った。萩尾望都知ってから、この次代の漫画家の作品を
読みあさるようになったけど、正直、この頃の作品を知ってから、最近の作品のレベルの低さが
悲しくなってしまった。「今の子には……」って問題ではないと思う。
ただ単に知る機会があるかないかじゃないかな?もちろん好みはあるだろうけど。
54 :
53:02/04/17 00:49 ID:lCcRNQt.
この次代→×、この時代の間違いです。
24年組、山岸涼子、池田理代子、大和和紀、木原敏江作品は若い世代にも
もっと読み継がれて行ってほしい。
花の24年組が活躍していた時代は少女漫画少年漫画の黄金期でした。
その頃の作家に比べたら今の作品が見劣りするのはしかたがないかもしれない。
あと三十年たった時今の漫画で残っているものはどのくらいあるだろう。
56 :
花と名無しさん:02/04/17 02:11 ID:ruc1Yin6
んなもん売れっかよ。
57 :
花と名無しさん:02/04/17 08:09 ID:M6xk8K8g
俺、20年弱前の「ぱふ」が好きで、とくにその年の作品への人気投票の号が好きだった。
少女マンガ部門では24年組がトップ走ってて、成田美奈子あたりが次世代として台頭し
てた。佐々木倫子とかが出てくるのはまだまだ後だった。
最近仕事でまた「ぱふ」読むようになったのだけど、はっきり胃ってついていけない。
ていうか、そこに取り上げられた作品が退屈で。
萩尾さんたちの世代がやってきたことは、いつもいつも“世界”を拡げることだった。
マンガでは無理、と思われた表現に「いや、できるはず」と挑戦し続けていたような。
今のマンガは、狭いマンガサークルの中で狭いバリエーションを繰り返してるように
見えるんだな。ストーリーも絵も、今のマンガサークルのなかでどれだけ突出するか
がテーマになってるだけで。“世界”が広がっていかないんだよね。
俺の頭は硬直してしまっているのだけど、今のマンガマーケットも硬直してるような
気がしてならないの。現役の漫画家さんが「萩尾望都って聞いたことある」くらいな
のも理解できるよ。今の漫画家さん忙しいもん。昔のことなんか知ってても金になら
ないし。でも、良い作品と出会って自分の世界を拡げて、それを読者にフィードバック
してもらいたいんだな。
>57
本当にそう思う。
今の漫画ってつまらない。
漫画業界は昔の漫画のリバイバルでもっているという感じ。
そろそろ萩尾さんの作品自体に話を戻しませんか?
______ _
/ ____ヽ /  ̄  ̄ \
| | /, −、, -、l /、 ヽ
| _| -| ・|< || |・ |―-、 |
, ―-、 (6 _ー っ-´、} q -´ 二 ヽ |
| -⊂) \ ヽ_  ̄ ̄ノノ ノ_ ー | |
| ̄ ̄|/ (_ ∧ ̄ / 、 \ \. ̄` | /
ヽ ` ,.|  ̄ | | O===== |
`− ´ | | _| / |
| (t ) / / |
「トーマの心臓ってつまんないよね」 「のび太くんにはちょっとむずかしいかもね」
>60
なごんじゃったよ(w
昨夜久々に「11月のギムナジウム」の文庫版を読み返しました。
収録されてる作品では「秋の旅」「白き森白き少年の笛」
「セーラ・ヒルの聖夜」が好き。
独特の雰囲気をもった作品群ですよね。しんみりと癒されます。
「11月〜」は……私は「トーマ」の方が好き。
のび太くんよりドラちゃんとのほうが話合いそうです(w
62 :
花と名無しさん:02/04/18 00:14 ID:00kS4VqM
長かった残酷な神が終わって、次はどんな話を描くんだろう。
久し振りにSFを描いてくれないだろうか。
あぶない丘みたいなんじゃないヤツ。
63 :
花と名無しさん:02/04/18 00:52 ID:BVQEqjg6
「トーマ〜」は冒頭の列車飛び込み自殺でかなり期待したんだけど、
死に方の激しさのわりには終わってみれば美談に終始してて、
ファンタジーに過ぎるなあと思って不満だったです・・。
山岸先生の「スピンクス」のママが車に飛び込んだみたく、
もっと激しい愛憎で生きてる人間をとことん悩ませ苦しめるのかと思った。
なんたって轢死だし・・・。列車はしばらく運行できないし
車輪の掃除は手間だし、遺族に大金が請求されるし・・・(笑
トーマは自分とユーリのことしかかんがえてないっ!
64 :
花と名無しさん:02/04/18 01:35 ID:Th3rYPMo
あのぅ、トーマは列車飛び込み自殺ではなくて
陸橋からの飛び降り自殺だと思うのですが・・・。
轢死ではなかったですね。たしかに親御さんのことを思えば金がどうとか
いうことでなく、トーマは自分とユーリのことしか考えてなかったとは言えるかも。
66 :
花と名無しさん:02/04/18 11:11 ID:USs6TzLM
>65
思春期だーね。親より年の近い仲間の方に意識が傾いてる。
私は映画で「乙女の祈り」なんかも好きだす。(こっちは女の子)
67 :
**:02/04/18 18:29 ID:FfzJQiK2
オークションで「ポーの一族」フラワーコミック全5巻、状態並以下500円
つーのがあるんだけど買いでしょーか?
横レスでスマソ
残神16巻118ページのアレがカオナシに見える・・・。
ガイシュツ?
70 :
**:02/04/18 22:16 ID:???
71 :
花と名無しさん:02/04/19 11:51 ID:2Cpg5uwI
まだ付き合っていないのに
「君のためなら死ねるよ」までいってしまうのは
ほもの愛のお約束だったんですな。
ピンとこなくてとまどってしまったよ。
トーマの心臓、ポーの一族、久しぶりに読みたーーーい!
あれ読むと別世界に入り込めちゃうんだよね。放心しちゃう。
それがまた気持ちいいんだな〜。
>「乙女の祈り」
残神も恐かったけど、あれも恐かった…。(題名は可愛いのに)
私は「ポーの一族」では「グレンスミスの日記」と「ペニーレイン」が好きです。
「グレンスミス〜」は一族ならではの時の超え方が壮大で比較的短い短い編にもかかわらず
あれだけの歴史、人々の生活、人生を描ききるなんて凄い。
「ペニーレイン」はイギリスの片田舎の小雨降る鬱々とした雰囲気がなんともいえない。
陰惨をかき消すようにエドガーがくべる暖炉の火。
そしてアランが目覚める晴天の朝。
登場人物の心情と物語の雰囲気が見事に一致してすばらしい。
そしてそのまま「リデル森の中」に進んでいく流れは芸術品と言ってよいのでは。
「ペニーレイン」は渋い
77 :
花と名無しさん:02/04/23 01:06 ID:ZDjf02F6
トーマの心臓ではユーリとヘルベルトの口論が好きだった。
話の大筋にはかかわりが薄くてもユーリの性格がよくわかる。
「僕が知りたいのはね、彼があそこで謝れる理由だよ」と言って
泣くヘルベルトに萌え〜。
>77
私もそのシーンは好き。
ユーリの「うわさによって君がぼくを否定にしろ肯定にしろ評価するのは自由だ。
でもぼくの存在にはなんらかかわるところはない。ぼくはぼくだ」というセリフには
はっとした。うわさに振り回され泣いたり笑ったり友達をなくしたり、
そんなことってばかばかしいことなんだって当時十五才の私に教えてくれた。
ヘルベルトも「うわさに振り回されるほうが馬鹿だっての?!」
いっているから分かっているのだけれど。
二人の会話がすごく大人っぽいと思った。
79 :
花と名無しさん:02/04/24 12:00 ID:rFMpKvsU
確かブラッドベリ原作の作品ですが、
あの幻想的な風景を描いた萩尾さんに私は当時びっくりしました。
それができるマンガ書きはとても少ないと思う。
それと萩尾さんのマンガは早読みできるものではありません。
というかページをめくる手がしばし止まることがあります。
たまに戻ることも・・・。
80 :
花と名無しさん:02/04/24 22:35 ID:dhfTzC1Y
>それと萩尾さんのマンガは早読みできるものではありません。
そうなんだよ。漫画喫茶で「銀の三角」読み始めたんだけど、
途中でやめて結局買った。はじめから買った方が安かったんだ。
81 :
花と名無しさん:02/04/25 23:01 ID:2RCPHjYE
>80
銀の△は自分的には一番難易度が高かった(;´д`)好きだけど。
82 :
卑邪弥:02/04/26 18:28 ID:???
三瀬龍原作の「百億の昼と千億の夜」
今読み終わった。
読んでるときは色々考えたけど、今になってみると
「すごかったなぁ。」としか感想が述べられない自分がいる。
キリストが破壊の使途だったりショッキングな配役が多かったな。
萩尾の原作じゃないけど萩尾ワールドも入ってるから面白いよ。
なんだか体力消耗する漫画だった。
83 :
:02/04/27 00:38 ID:???
>82
私もあれ読んで体力消耗した気がしたYO。
頭もクラクラ来たが、萩尾作品って重いというか、深いというか
密度が濃いんだよね。
好きキライありそうだが、秀逸な漫画作品多いと思う。
銀の△もえがったなー。
テーマもストーリーも重層的に織り込まれていて
それでいて一つの作品に纏まってるっちゅースゴイ技を見たよ。
エッグスタンドって中編、ご存知の方いらっしゃいますか?
あれも濃い話だった。
84 :
卑邪弥 :02/04/27 00:42 ID:???
>>83 エッグスタンド知ってるよ〜
小鳥も絵が妙にリアルで怖い&残酷。
あの1コマで忘れられない話の仲間入りしたよ。
85 :
花と名無しさん:02/04/27 22:51 ID:A0UQsLs6
flowers の公式ホームページによると、新作は7月27日発売の
9月号に載るそうだ。
86 :
花と名無しさん:02/04/28 21:39 ID:Z.mt.wyg
萩尾作品て酔いが長く続く。
んで酔い具合も強い。
も〜後引くひく・・・
のらないときは全然読みたくもないが
いったんスイッチが入るととまらんね〜しばらく
あ〜ハードカバーでポーそろえたい。と今になって思う。
文庫じゃいやだぁ
探せばあるものでしょうか?
トーマの扉絵も好きだった・・・
つい読んだことあるから持ってるから、と後回しになってたけど
思い出したころには書店から姿消してんだよね・・・
でもほしいな!!
ポーのハードカバー、古本屋で探せばあると思うよ。
コミックスもまだ絶版じゃなかったはずだし。
萩尾作品は入手困難なものはそんなに多くないでしょ。
88 :
:02/04/29 00:06 ID:???
>84
亀レスすまそ。
あの後眠気に負けて・・。
小鳥の絵はショックだったですよね。。
でもストーリーが巧いとオモタ。
89 :
花と名無しさん:02/04/29 01:09 ID:SBFpVRHg
残酷な神が支配するを読んで、子供にだけはあたるを止めようと思いました。
今の子供はダンナの連れ子で、どうしてもムカつくことがあるんです。
でも、子供って絶対分かってるんですよね、、きっと、、。
愛せるようになりたいな、、、。
90 :
花と名無しさん:02/04/29 10:19 ID:xZGbrVHU
うーん。虐待、、、。
91 :
:02/04/29 11:34 ID:???
>89
自分の子でもムカつく事はあるようですYO。
それを連れ子だから、余計89さんも心配しちゃうのかもね。
虐待してるなら、自分の子、連れ子に限らず、問題あるかなぁと思うので
誰かに相談した方がいいと思うけど・・。
92 :
花と名無しさん:02/04/30 14:32 ID:jRbGLyXg
>91
同感。89さん、無理しない方がよいと思うよ。
93 :
花と名無しさん:02/04/30 22:33 ID:VVT331Ms
はじめて来ました。男ですがまぜてください。
>>83 「エッグスタンド」、めちゃめちゃ好きです。
文庫本「訪問者」で読みました。
読んでただ衝撃を受けるというものすごい作品ですよね。
ラウルという存在の重さと、どうしようもない悲劇にただ打ちのめされる。
個人的なベストは「メッシュ」です。これは小数派でしょうか?
94 :
:02/04/30 22:46 ID:???
>93
メッシュも好きです。
文庫本一巻買ってみてはまってしまい、翌日一気に買いそろえた思い出が。
95 :
93:02/04/30 23:03 ID:VVT331Ms
>>94 オレも文庫で読みました。
最初はどうかと思ったんだけど、「春の骨」で来ましたね。
最終巻(文庫)が圧巻でした。
それは愛ではないにしろ。
96 :
思い出したい!:02/04/30 23:17 ID:lAtw75wI
うろ覚えなんですが、女性が少年を拾って、一緒に住むんですが、
女性はユダヤ人でナチスに追い詰められ、最後にはアパートの上から飛び下りてしまう。
といった内容の漫画のタイトルを御存じの方いませんか?
もう一度読みたいのですが、なにぶんうろ覚えで、、。
97 :
花と名無しさん:02/04/30 23:21 ID:/AHLcZpk
>95
メッシュ好きなのですが、実は最終回でずっと疑問に思ってたシーンが
あります。
本当の最後の駅でのシーンで、
メッシュが父親を見かけて、ミロン(髪の長い男の人)の乗った
電車も出発し、父親の列車も出てしまい、一人プラットフォームに
残されたところ・・。
はっきりとは意味が分からないなりに、凄く印象に残ったのですが・・。
結論は出ず、あえて問題をそのまま残された感じがしたので。
98 :
花と名無しさん:02/04/30 23:28 ID:TijWpKa.
>96
えーそれがエッグスタンドと思われ…
それが本筋ではないにしろ。
99 :
花と名無しさん:02/04/30 23:31 ID:A6dAlato
>96
「エッグスタンド」ですよ。今まさに話題になってる。(w
文庫「訪問者」で買うのがオススメ〜。
これに載ってる話はどれも重くて良いと思いません?>93
100 :
花と名無しさん:02/04/30 23:31 ID:k3zGCLDU
エッグスタンド
逃亡しようとするときの
「一人じゃ行かないわ・・・」とか言うセリフに
烈しく萌えた
好きだーアアイウノ
101 :
花と名無しさん:02/04/30 23:31 ID:4zJchJj6
>96
「エッグスタンド」ですよ〜
102 :
96:02/05/01 00:13 ID:YZPci3vk
>98〜101
きゃあ〜皆様ありがとう!! さっそく朝一に本屋へGOします!!
昔読んで凄く印象的だったんですよ〜! 忘れられないくらい!
うろ覚えなのに、今だに女性がナチスに追い詰められてアパートの上に登ったシーンを思い出します。
103 :
花と名無しさん:02/05/01 00:32 ID:YZPci3vk
この人の漫画って1度読んだら忘れられないという物が多い。
「残酷な神が支配する」と「半身」はだけは未だに衝撃がある。
>102
良かったですね。
やっぱりエッグスタンド印象に残ってる人多いようですね。
私もあの話はほんと、なんか・・(ホロリ。
>103
半身は衝撃ですよね。
残酷な〜、は私にはチョト重すぎて、途中読むのをやめ、
最終巻だけ買いました。(一応最後だけ見届けたくて)
ポーの一族のあの雰囲気は、記憶に刷り込まされてしまってます。
姉が借りてきた本を子供の頃にこそーり(子供なので汚すと思われ
見せてもらえなかった!)見て、
エドガーの肖像画のページが脳裏に焼き付いてた。
その後、大人になって愛蔵版買って読んだけど、
子供の時に受けた印象は変わらなかった。
なんか絵だけでも訴えてくるものあったんだろうな〜。
105 :
93:02/05/01 21:40 ID:ePAZxr5I
>>97 「メッシュ」の最終話のラストは、
メッシュが父サムソンに対する執着から解放されたということを表しているのだと思います。
「メッシュ」は父殺しの話としてはじまりますが、
メッシュが本当に殺したかったのは現実の父ではなく、自身の心の中に巣食う父ですよね。
メッシュは父のもとを逃げ出してなお悪夢にうなされつづけていたわけですし。
最終話で母マルシェと格闘した結果、メッシュは(真の)父殺しを完遂した、
父からの解放を手にしたと、そういうことだと思います。
…んー、なんか言葉足らずだなあ。
「メッシュ」は父殺しというか広義の「親」を殺すという物語で、
親を殺すというモチーフはこの連作短編の中で何度か変奏されていると思います。
たとえば最終話のひとつ前「謝肉祭」でも、ルシアンがオズの「親」だったり。
オズもルシアンを「殺し」ますよね。
現実のルシアンではなく、オズの中のルシアンが「死ぬ」。
最終話ではついに主人公メッシュが親を殺したと、オレはそう受け取りました。
最後の白いページは、解放後のメッシュが新しい世界で呆然としている、
そんな感じでしょうか。
<思いもよらず「殺し」てしまったという感じですから
理屈っぽくてスイマセン。
以前「メッシュ」論を書こうとして挫折したことがありまして(^^;
しかも結局全然言葉足らず…。
「メッシュ」、個人的には中途半端なラストではないと思います。
読者を突然放り出す乱暴なラストではありますが、
ていうかそれもあって、すごいラストになっていると思います。
106 :
93:02/05/01 21:41 ID:ePAZxr5I
>>99 「訪問者」はホントに珠玉の短編集ですよね。
表題作がすばらしいとしかいいようがないのはもちろん、
中ではわりと軽い(?)「天使の擬態」だって好きです。
274ページ(文庫)の次子のセリフがグッと来たです。
「半神」といえば、夢の遊民社の演劇もありますよね。
大昔にビデオで見ただけなんですが、めちゃめちゃ良かった。
他の萩尾作品もほうりこまれていたりして、それもファンには嬉しく、
また、野田秀樹はホントに萩尾望都ファンなんだなあとも思いました。
#一気に書き込もうとしたら、改行が多すぎると怒られた(^^;
107 :
96:02/05/02 00:18 ID:rdzjuz.Q
皆様ありがとうございました!!
本屋さん8件目にしてやっとgetしましたー!
やっぱり「エッグスタンド」でした。今読んでもじーんときます。
こんなに忘れられないくらいの漫画があるなんて、、、。
上手く言えないんですが、萩尾先生の漫画は脳に傷をつけるような
記憶を残す気がします。
108 :
花と名無しさん:02/05/02 13:12 ID:Iv0YwxMo
ウンウン、「人生ってさぁ」とかじゃない、深層心理をえぐられるような
どことなく不安なような、闇にまぎれてそれが何か分からないけど
ふと思い出す…心象風景のような
そんな作品がいくつかあります…
109 :
花と名無しさん:02/05/02 20:40 ID:WV5Fi0ro
>107
>108
本当にそう思います。
先生の作品って言葉にはできない何か寂しさを伴う記憶を与えられますね。
エッグスタンドの載っている「訪問者」、トーマの心臓の外伝ですが
それ皆さんご存知で読んでますよね。
あれだけでもすばらしい話ですが、トーマ読んだ後に読むと百倍位感動できます。
111 :
花と名無しさん:02/05/02 23:49 ID:jmuHGQwc
>110
そうそう、5年前の話なんだよね。
あの後にユーリの身に起きたことや、オスカーの成長ぶりなど
知ってるとよけい泣く。
112 :
花と名無しさん:02/05/03 00:19 ID:j4m8JoHs
ご存知で読んだかどうか、怪しい。下手したら「訪問者」が先だったかも…。
最後に出てきたユーリは事件にあう以前の彼だったんですね。
それも何かせつないです。
あのー「百億の昼と千億の夜」の阿修羅と宝生舞って似てませんか?
>105=93
97ですが、レスサンキューです。
なるほど〜という感じです。
「父殺し」という話になると、なんかユング心理学的解釈を思い出しますね。
私も、ラストシーンで、メッシュが新しい世界で呆然としているように
思えましたが、
父殺し完遂させた後、メッシュに何か残ったのかが気になってしまって・・。
あのラストシーンで、父殺しを完遂させたメッシュは、父親を見かけた時、
父に対する憎しみ(執着)が消えている事に気付いたのではないかと推測しました。
それで、開放感とともに、足場がなくなり呆然としているように見えました。
(父への憎しみを足がかりとして生きていた気がするので)
なので、あのラストシーンで終わられてしまうと、
父殺しした後はともかく、その後メッシュがどう生きていくのかが
つい気になってしまって・・。
答えを与えて欲しいと思ってる訳じゃないのですが、
萩尾望都が、親殺しの後の生き方としてどういう結論を出すのか興味があるので
いずれ別の漫画にでも描いてくれたらいいなぁ・・と思います。
偉そうな事書いた気もして今更恐縮なんですが、
こんな風に色々考えさせられる漫画描けるのは凄いと思います>萩尾望都。
メッシュ論書いたらどんな感じになったんでしょうね?
面白い題材ですよね。 学校の論文か何かだったのですか?
>112
宝生舞に似ていると私も思いました・・
シュロッターベッツは女っ気ないね。本当は洗濯のおばさんぐらい
いるんだろうに。シスターみたいな人もいない。
オスカーはよくまっとうに育ったもんだと今更ながら感心。
オスカーは外出等で息抜きしてるからでは?
女学生に大人気だったし。
93男のかた。
あなたの存在がとてもうれしい。
117 :
花と名無しさん:02/05/05 17:02 ID:qIRXqtHk
萩尾望都に男のファンなんていくらでもいるぞ。
そういう人の意見が聞きたい。
119 :
花と名無しさん:02/05/05 20:08 ID:BwfrY8vw
「メッシュ」ラストが長らく気になってたのでなんか落ち着いたり。
舞台版「半神」は初演時に見ました。
「霧笛」のセリフとか散りばめられていた感涙モノの記憶が。
先日テレビで見たときは挫折したけど。テレビだとカナーリの集中力がいる。
ところで萩尾キャラの一番人気って誰なんでしょう。
どっかでそういうのやってました?
ちなみに私はダントツ、オスカーで
以下「ポー」アラン、「残神」イアン、メッシュ…だったり。
ローマへの道、良かった
昔パフでやっていましたね。人気投票。
当時のコミック全部の中でオスカーが一番だったね。
122 :
花と名無しさん:02/05/05 21:46 ID:1TcDufao
>>121 それ、20年近く前ではなかったですか?
いまやったらどうなんだろう、自分もオスカーが一番だが。
オスカーって人気あるんだね!誰より切ないからかな。
いつも脇役好きの自分だがその中でも萩尾さんの描く脇役って
ほんとーに魅力的。
表面に出てない深さをかんじるというか
描かれ過ぎないことで奥行きをかんじれるというか
なんか「人間」としての存在感があるんよ。
124 :
花と名無しさん:02/05/06 02:43 ID:VIs/LFyo
レヴィ、メイヤードも人気あります。
メイヤードは泣いたぜ…。泣かされたぜ…。
126 :
花と名無しさん:02/05/06 23:21 ID:qFD6mNdA
レヴィはさ、脇役のときのほうが結構気になってた
ローマへの道の主人公を好きになれなかった分余計
この美しい男子はだれじゃって隅の方を探してたよぉ〜
なんか悟ってる風がよかった!!
(感謝知らずの〜では私のイメージより性格脆すぎたカモ・・・)
( ´ Д `)<んあ?
128 :
花と名無しさん:02/05/07 01:16 ID:pWONZvXA
レヴィが主人公の「狂おしい月星」良かったじゃないかーーーっ。
まあ、いろんな作品でいろんな面を見せてくれた人だよ。
129 :
花と名無しさん:02/05/07 01:24 ID:S.EJ1OR6
「残酷」のイアンも好きだな〜。
「エッグスタンド」の女の子もいい。
オスカーはもちろん萌えですが、バッカスもカナーリ好きだったりします。
マイナーなところで「温室」のジョゼファーツお兄さまとかポーのエディスに出てくる
ヘンリー兄さんが好きです。長い黒髪がよい!
あ、ユーリも黒髪ですね。好きです!
ユーリがいちばん好きなんだが、
萌え的にはエドガー!つーかエドガー×メリーベル萌え?
訪問者、トーマの後に読んだ。何ともいえない気持ちになった。
その後またトーマを読むと、更にせつない。
134 :
花と名無しさん:02/05/07 21:55 ID:qq/c1VzY
そうね、ジョゼファーッお兄さまだったわね。
ランジュ萌え〜。
135 :
花と名無しさん:02/05/07 23:14 ID:x6hz4GLs
>>131 マイナー編 エヴァンズの遺書のロジャーが好き。
悪人になりきれない間抜けぶりとか。
エヴァンズも好きだ。
X+Yのモリもいいよ・・・
>>134 ジョゼファーツお兄さまを知っている人に会えて感激。
未来の大作家にコニャック仕入れてくる友達もよかった。
ああいう暮らしに憧れたなぁ〜
138 :
花と名無しさん:02/05/08 15:42 ID:0HivLK6k
私もジョゼファーツかなり萌え!!一番好き。
「温室」かわいそうすぎて切ないよ…
タイプ打っているジョゼ カコイイ!
萌え!
でもそのおかげでランジュがああなったと思うと…
温室みたいな話は正しい意味で「耽美」と言っていいね。
141 :
花と名無しさん:02/05/08 21:49 ID:lwoLBEfw
『温室』?
しらん!よみたい!!
そうかー これで私は「耽美」に目覚めてしまったのね。
「だれかいる」「だれが?」
ってところでピッ、ピシッっと何かがはじけてしまった15才のあの時。
141も目覚めよ!
文庫の「半神」か、作品集10「キャベツ畑の遺産相続人」が
入手しやすいかな。
一応文庫の方は全部持ってるんだけど(新刊が「あぶない丘の家」のと「ケーキケーキケーキ」の方)、その他に簡単に入手出来る萩尾望都の漫画ってありますか?
145 :
花と名無しさん:02/05/10 12:54 ID:YES5VXpU
イギリスで「半神」みたいな双子生まれたね。せつないなぁ…もしかしてガイシュツ??
146 :
141:02/05/10 21:26 ID:t6khhSHI
>143
ありがとぅ
目覚めのひはチカイ・・・
「どうして招待されたなんてすてきじゃないか」と言えるオスカーが素敵だー!
ついでに小脇にバケツを抱えてるのもカコイイ!
↑私の知らないオスカーがいる。
これは何?
>148
エーリクがトーマの家に招待されて、どうしようかとオスカーに相談してるとこだよ。
ほ、本当だ…(確認)
数万回(気分)読み尽くして知らない所などない!って思ってたのに…
ショック
やはり私はユーリばかり見てたんだろうか。
151 :
花と名無しさん:02/05/11 09:59 ID:twSQehjk
>>93 そういや「ゼンダ城の虜」に「おもと」って出てくるけど
たしかに萩尾望都から「萩」を剥いだら「おもと」だわ(w
>150
オスカー派の自分にとってはケコーウツボなシーンなんだが(w
オスカーってバケツ持ってたりおたま持ってたりするよね。
それがまたカコイイのね。
夕食の当番とかけっこうマメだしね。
うん、アイスクリーム盛るやつとかももってたね。あと
倒れた校長の為に摘んだ野花の残りなんかもさりげなく持ってたりする。
155 :
花と名無しさん:02/05/11 22:37 ID:Am2lmmwE
>>151 >「ゼンダ城の虜」に「おもと」
「ゼンダ城の虜」って何に載ってますか?読んだ事ない!(゚Д゚)!!!
>>155 萩尾作品ではなく「半神」を劇化した野田秀樹の
夢の郵便社時代の作品名では?
151 は
>>93 じゃなくて
>>106 だね
誕生日sage
>151、156
初めて遊眠社を見たとき、訳わかんなくて唖然としていたら、不意に
“大丈夫、ユリスモール”という台詞が耳に飛び込んできて、周りが静かなのに
一人でプッとなっちゃったのを思い出したよ。
あと、第三舞台でも“浮浪者の家族の一大叙事詩「ぷぅの一族」”なんてネタがあったなあ。
散々ガイシュツだけど、萩尾さんの作品て、芝居的なのも多くて嬉しいです。
・・・直接関係ないのでsageます、スマソ
158 :
花と名無しさん:02/05/12 00:24 ID:iqaWBWRA
エドガー様、萩尾様、ハピーバースデー!
>145
2年前の今頃?だったかな、
新聞でまさに「半神」みたいな双子が生まれたって記事を読んだ事がある。
アメリカだったと思っていたが、イギリスだったか。
メアリーちゃんとジョディーちゃんという仮名で報じられていたと思う。
姉のジョディーが妹のメアリー分も栄養供給、血液循環を担っていて、
このままだと、半年のうちに2人とも死んでしまうから、
2人を切り離してせめて姉の方だけ助けよう、
ということで生後数週間で切断手術が施されて成功したらしい。
両親は敬虔なカトリックで、最後まで切断手術に反対していたんだけど、
結局裁判かなんかで、切断することに決まったんだよね。
記事見たとき「まさに半神じゃん!」ってすごく印象に残っているんだけど、
145さんが言っているのは、その話のこと?それとも最近の話題?
145じゃないけど、手術の話は最近ニュースでやってたよ。
イギリスの話。
双子の話で好きなのは「アロイス」。
161 :
花と名無しさん:02/05/12 21:54 ID:SdgoCGjU
>147
バケツ持っても絵になるオスカーに萌え、だった。
2chにはまったく関係ないネタですが
1.5chの801板のデフォルト名無しさんが「残酷な名無しが支配する」
という事に今さら気づいてビクーリ。
>151
昔、魔夜さんがパタリロ!の中でそんなギャグかましていたような。
>162
ほんと? 2chはアレなのにね。
「残神」・・・ずっと敬遠してきたけど、最近読んでみる気に漸くなれたので
全巻一気に読んだ。
心理描写も良く描けているし傑作だとは思ったけど、なんだかなぁ、
イマイチ萌えられなかったヨ。
165 :
花と名無しさん:02/05/15 21:45 ID:IhFN0zuc
傑作だと思ったんなら十分。
雑誌でずっと読んでた私には傑作とは思えないので
一気に再読してから判断しよう考えています。
166 :
164:02/05/15 22:30 ID:???
>165
そっか!
しかし一気読みは疲れたぞ。ついつい先が気になって止めるに
止められない状態だった。途中同じ繰り返しのとこはダレたけど。
トーマの心臓 ポーの一族 11人いる!は読んだのですが
(どれも好きでした)
他でお勧めあったらぜひ教えてください。
168 :
花と名無しさん:02/05/16 02:00 ID:OSp5UvZA
「訪問者」はオスカーの話なので必読でしょう。
「アロイス」は書かれた時代が同じくらいなので読みやすいのでは?
「マリーン」はおとぎ話のように美しい話、「イグアナの娘」は、母と娘もの、
「温室」は耽美系、「君は美しい瞳」は心理学系、「X+Y」「A-A'」はSF。
これはいずれも短編。
「ローマへの道」「感謝しらずの男」「青い鳥」「フラワーフェスティバル」も
バレエ好きにはお勧め。
「マージナル」はSFでやや難しいがメイヤードにキャラ萌えしながら読める。
SFなら「スターレッド」「銀の三角」「X+Y」シリーズ「モザイクラセン」
シリアスなら「メッシュ」短編だけど「偽王」とか、「半身」が大感動。
中期の「アメリカンパイ」とかもいい作品が多い。
「残酷な神が支配する」は賛否わかれるけど読み応えはある。
軽めの「フラワーフェスティバル」とか「この娘うります」のコメディもいい。
「訪問者」は良いよー。
「モザイク・ラセン」「スター・レッド」「A-A'」「X+Y」
「感謝知らずの男」「メッシュ」「マージナル」「半神」
「百億の昼と千億の夜」
167さんにお勧めしたいのはこのあたり。
念のため、11人!の続編は読んでるよね?
まだ読んでないんだけど「アメリカンパイ」は評判いいね。
「ばらの花びん」も私は好き。お勧めはしないが。
171 :
花と名無しさん:02/05/16 16:33 ID:OBTRjuNk
お〜!同志がいっぱいだー。11人以上いる!(藁
私も「マージナル」のメイヤードには泣かされた。
最初借りて読んだんだけど、メイヤードが忘れられず、自腹を切った。
時々読み直すも、メイヤードの出てくる部分だけ飛ばし読みしたりする。
最近は、ちょっとネズも萌えるなぁ。
ところで、今公開中の映画「指輪」ですが。
これの主人公って
「残酷」に出てくるジェルミに見えてならんよ。
ガイシュツだったら、スマソ。
やめてください〜・゚・(ノД`)・゚・。
おねがいします〜・゚・(ノД`)・゚・。
別にジェルミが嫌いというわけではなけど〜・゚・(ノД`)・゚・。
174 :
花と名無しさん:02/05/17 02:25 ID:YuhptewY
マージナル・銀△・半身は共通するテーマが多いですね。
キラの「四人のキラ」とメイヤードの遺伝的疾患の要素が統合されたのが
マーリーとクローンたちか?
なんかこのスレってループしてない?
「○○の△△が良かった」ばっかり。
「指輪」の主人公、表情が良くって、巻き毛の美形だし、
「トーマ」のエーリクとか、ジェルミを確かに連想させる。
というよりSFファンタジー小説の挿し絵にいそうな顔だとは
思ったが。
新作描くなんて話はないんですかね?
まあまあ、ここには不特定多数が来て、好きな作品をそれぞれいいたい訳だから。
といってる私は、
?T萩尾作品読みたーい?Uと思ってたまたま読んだ作品がベスト。
その時その時で引き込まれます。
179 :
花と名無しさん:02/05/17 15:44 ID:O7FLX4C.
>>174 アーリンの卵子と、メイヤードの遺伝的疾患の要素が統合されたのが
イワンの作ったクローン。
それが「四人のキラ」。
半神は、いいよねぇ。20ページもないのに、深い。
181 :
花と名無しさん:02/05/17 23:27 ID:zp9rZqSc
>177
新作はフラワーズの九月号でしょ。
182 :
花と名無しさん:02/05/18 02:43 ID:r8I2ZiS2
167です
皆さん色々教えてくれてありがとう!
イパーイあるんですね〜皆様の意見を参考にして読んでみようと思います!
184 :
花と名無しさん:02/05/18 20:32 ID:o0QRNVgw
短編では「半神」の評価がダントツですね。私は「城」という短編も好きです。
ブラッドベリも彼女の短編から知りました。「湖」とかね〜。
そう言えば、角川のASUKA創刊号に掲載されていた「君は美しい瞳」という作品が
印象に残っているのですが、これって単行本に収録されてますか?第二期の全集には
入っていなかったような・・・、雑誌で読んだきりで、ちょっと気になってます。
185 :
花と名無しさん:02/05/18 20:48 ID:dxAxfWTU
萩尾信者だけど「半神」はあまり好きじゃないです。
「君は美しい瞳」は秋田文庫の「モザイクラセン」に収録されてます。
評価されてないけど個人的にはこちらの方が好み。
僕は「モザイク・ラセン」「銀の三角」とかが好きです
萩尾さんの作品はSFがSFらしい壮大感があるっていうか
世界の作り方や描写が素晴らしいと思います。SFでない作品でも。
187 :
花と名無しさん:02/05/18 22:31 ID:ks9LOti6
永井均という哲学者の「マンガは哲学する」(講談社)で
「半神」が<哲学的なマンガ>の代名詞としてとりあげられてますよ。
あと「A−A’」も。
萩尾さんのほかにもイパーイ作品がとりあげられていて楽しいっす。
188 :
花と名無しさん:02/05/18 22:49 ID:c3BTR1Zc
SF作品のレベル、凄く高いと思います。挙げたらきりがないけど、「銀の三角」
「スターレッド」が特に好きだった。flowersでまたSF書いていただきたいな。
そうね。萩尾望都のSFはいいね。
現代が舞台の話より、ファンタジーや近未来が舞台の方が好きだなぁ。
強いて言うなら、長編よりも読みきり短編の方が好きかなぁ。
「ハーバル・ビューティー」とか、罪がなくてエエ感じだ。
好みの問題だけども。
SFで思い出した。
萩尾さんと言えばポーやトーマのイメージが強かった私、
「左ききのイザン」を読んだ時は、
ちょっと大人っぽい感じで意外でした。
手塚さんとか石ノ森さんとかが描きそうな話。
それまでの印象とあまりに違うので、
何か元ネタがあるのかなと思ったくらいです。
(あ、今流行りのパクりとかいう意味ではないですよ)
作品リストを眺めると、その頃が転機という気もする。
191 :
花と名無しさん:02/05/19 20:11 ID:fmhtTDQ.
君は美しい瞳 (・∀・)イイ!
偽王 (・∀・)(・∀・)イイ!イイ!
これらの絵も美しいが台詞回しも好きだ〜会話というより独白、のような…なんともいえない間があって。
音楽のMDやCDのように、自分の好きな話だけ集めて本が作れたらいいのに〜!
「ゴールデンライラック」。一篇の映画を見ているよう。
>191
>これらの絵も美しいが台詞回しも好きだ〜会話というより独白、のような…なんともいえない間があって。
そうそう、詩のようなというか、歌のようなというか。台詞とト書き?との調和もすばらしい。
だあれもみつけちゃだめよ でも恋人ならいいわ 恋人ならいいわ
だいたい、映画観てるような気にさせる作品が多いけど
「偽王」いいよね〜。映像が目に焼き付くというか、迫力というか、鳥肌立ちます。
194 :
花と名無しさん:02/05/20 19:57 ID:ugyY7WHw
読んでると、絵とせりふと、コマ割と、すべてすべてが
だんだんと独特の、一定のリズムを刻んできて、自分の中を充たしてしまう
そんな時には、読み終わってもどこか現実に戻りきれないままで
まるで、海の中
長く波にゆられた後の、砂浜にいても体を包むその揺れのようで・・・
そうゆう萩尾作品に出会ったときには、
本当にその世界を少しでも共有できる幸せと恐ろしさのようなものを感じる
脳の普段の生活には使わない部分を使ってるって実感があるね〜
それって結構気持ちいいな
195 :
花と名無しさん:02/05/20 20:18 ID:WTeUda8s
「スターレッド」を読み返しています。
やっぱり、スケールが違うよね。
今がどうか知らないのですが、過去の作品はいつ読んでも面白いと思う。
「偽王」!いいね!!
最後、主人公はヴァルー・ファルーに帰ったんだろうか…。
萩尾さんの漫画は、読者に想像する(考える)余裕を持たせてあると思う。
ここで引き合いに出したくないが、手塚治虫の漫画もそうゆう感じ。
読後も長く脳裏に焼き付いてしまい、ずーーーっと考えてしまう物語って、
なかなか無いんだよねぇ。
197 :
花と名無しさん:02/05/20 22:27 ID:ugyY7WHw
〜美しい瞳、とっても好みの作品なのですが
私の貧弱な想像力と人生からは最後の言葉の意味が掴みきれないのです…。
なにもかもわたしにははじめてみるものばかり
なんか結局、メールデールはどうなっちゃうのでしょう。
鳥の目をもったメールデールはハプトにとってどういう存在になったのでしょう。
誰か、解説していただける方がおられましたら是非・・・!!
198 :
花と名無しさん:02/05/22 12:19 ID:Zy7jy1WU
「偽王」あたりの絵が一番好き。あと「一週間」とか「マリーン」も好き。後者は泣けた(゚∀゚)
「一週間」てポーの一週間?
「ポーの一族」文庫の全三巻とコミックの全五巻と順番が違うんだよね。
時を越える物語だから順番はどうでもいいようだけれど微妙に、いやかなりちがうんだな〜
「ペニーレイン」の次は「リデル森の中」であってほしかった。
「一週間」の位置もちがうしね〜
200 :
花と名無しさん:02/05/22 21:31 ID:Mr23MqUw
作品集もハードカバーも、みんな順番が違うんだよ。
阿修羅王ハァハァ・・・
202 :
198:02/05/22 22:48 ID:nfLO2NbE
>199
そだよー。ポーの「一週間」。文庫しか持ってないうえに、はまったの最近なもんで。
きっかけは、ねぇちゃんが「半神」持ってて盗み読みしたのれすよ(゚∀゚)
読んだ後、脳に衝撃が走った。そして心に穴が開いたよーな…とにかく凄いな、と思ったです。
203 :
199:02/05/23 01:05 ID:???
>202
まあ、萩尾望都は読んでおいた方がいい。
もっといろいろあるよ。はまりまくれる。
お姉様に感謝ですね。
「半神」選ぶもなかなかお目が高い。
人生における宝がいっこ増えたことでしょう。
204 :
花と名無しさん:02/05/24 01:12 ID:ai9eghW6
グレッグってカッコよくねえ?
一巻当たりのながぜりとかさ。愛についてとうとうと語る男のアンビ
バレンツ。
もっと書き込んで欲しかったな。グレッグがいかにしてああなったのかを。
ゴルツィネは純愛野郎と認められないでもないがグレッグは単なる変態で、
共感できる愛敬がない。最終話程度の話じゃ言い訳としか感じられない。
206 :
花と名無しさん:02/05/24 12:13 ID:8s2Hyrf2
「残酷な〜」は読んでない…一巻買って「なんじゃこりゃぁ!!」と思って辞めた…
これだけは読め!っていう漫画教えてくらはいー
>206&>207
同意。
残神は相当慣れてる人以外読むもんじゃないと思う。
萩尾先生の漫画に初めて手を出す人が読んだら鬱になるだけ(藁
初めて見た時(母親のだった)消防で、マジ吐きそうになった。
209 :
198=206:02/05/24 21:02 ID:JAaXjKQ6
>>207 わざわざどうも!
文庫で出てるのは殆ど読んだです。
残念な事に、地元の本屋は、萩尾望都の漫画あんまり置いてないのですよ
もっと読みたいっス。
どいつもこいつも偉そうだね…
>208
私も消防のとき、図書館に置いてあった萩尾先生の作品見て、
吐きそうになったよー。たしかホモセクシャルな描写と、
暴力的な描写だったと思う。(タイトル忘れた)
半分くらい読んで、気持ち悪くなって、やめた。トラウマになった。
「半身」は読みました。あれは良かったです。
212 :
207:02/05/24 23:43 ID:???
>>209 いえいえ、どうも。
大きな本屋でも、萩尾望都の漫画を網羅してるのって少ないっすね。
でも、いちもにもなく「半神」は必読でしょお。
ちなみに、「残酷」も全部読みましたが、
性暴力の描写もさることながら、
登場人物全員どこか精神的に病んでいるのが、読んでて辛かったです…。
213 :
花と名無しさん:02/05/25 01:30 ID:mJCeixHA
初期から中期の「ポーの一族」「トーマの心臓」の双璧も読んでください。
あと「小夜の縫うゆかた」知っている人いますか。
萩尾望都の名を知らずに読んだ出会いの作ですごく心に残った。
今までよんだ漫画と全然違うと思った。
214 :
211:02/05/25 01:33 ID:???
>213
「ポー」と「トーマ」は読んでて辛くなる描写は少ないですか?
萩尾先生の作品は、評価が高いので読みたいのですが、
トラウマのせいで、「残酷」のような性暴力があるものは
どーもダメで・・・・。
そういうのがない作品だったら、読んでみたいんです。
215 :
花と名無しさん:02/05/25 01:37 ID:UKjDL1ag
でも残神はある意味とてもわかりやすかったです。トーマとか初め読んだとき
綺麗すぎて分け分からなかったですが残神の後読んだらすーっと分かってきました。
(他のもそう)ただ後半はリアルタイムで読んでましたが辛かったですね。ちょうど
受験時代と(浪人したから長かった)重なってたので。読むときが滅入るだけなのに
読まずにはいられなくて。次回いきなり不幸に終わったら私も大学落ちるかも
と思ってました。
216 :
花と名無しさん:02/05/25 01:46 ID:DO.VNXLM
「小夜の縫うゆかた」は自分も消防の時読んで
とても心にのこりますた、小品だけど名作だと思う
「赤ッ毛のいとこ」の最終話や「秋の旅」もしみじみしますね。
217 :
213:02/05/25 02:23 ID:mJCeixHA
>211 >214
大丈夫です。残酷な描写など皆無です。
十代少女を対象とした作品で魂を揺さぶられるような感動を味わえます。
「残酷な〜」はむしろ特別な方。
「トーマ〜」「ポー〜」を知らずして萩尾望都は語れない。
「トーマ」も「ポー」も、主人公に感情移入すると切なくなるかもは
知れないですけどね(特に「ポー」は)。
でも、読んでて辛くなるという種類ではない、ハズ。
「トーマ」を読んだら、是非「訪問者」もどぞ。私はコレで泣きました…。
219 :
209:02/05/25 06:33 ID:mApAfjxw
「小夜の縫う浴衣」存じませんー
売ってますかね?
ポーの最後、アラン好きだから切なかった。
唯一「恐るべき子供たち」が好きになれないれす(゚Д゚)
「小夜の縫う浴衣」かぁ〜。懐かしい。
本誌では知らなかったけど、最初にコミックスに収録された時に読みました
そんな自分は「メリーベルと銀の薔薇」をリアルタイムで読んでた世代。
さすが、萩尾さんスレだなぁ。古い読者もいて嬉しい。
>211
SF系が苦手でなければ、「A-A'」や「スターレッド」もいいですよ。
切なくなりますから。
ケーキケーキケーキが好き・・・。
222 :
213:02/05/25 11:47 ID:xjYZp0mc
>220
古さにおいては自信あり。
A−A’の後書きに高橋留美子が「優越感を味わう萩尾望都体験」
というのを書いていたけどまさに数年遅れで同じ体験をしてきた。
リアルで読んでた幸運みたいなことが書いてあって深く、懐かしく、しみじみ同意。
トーマ読んだら「訪問者」これはお約束。
223 :
213:02/05/25 11:57 ID:xjYZp0mc
小学館ハードカバーの「トーマの心臓」斎藤由貴の後書きもいいぞ〜
トーマはまさに“宝石”
心に沈み込んで一生の宝となる。
224 :
花と名無しさん:02/05/25 15:06 ID:DO.VNXLM
>>219 「小夜の縫う浴衣」は第1期作品集2巻 「塔のある家」に入っています。
萩尾さんの作品目録がのってるファンサイトに詳しい情報が(他にも収録あり
検索すればすぐ出てくると思われ。
初期の短編もバラエティに富んでいて面白いですyo
「恐るべき子供たち」は元々小説ですしね。
自分も話自体がちょっと。
>211、214さん
「とってもしあわせモトちゃん」は?文庫で手に入るはず。
「残酷な・・」の対極にある作品だと思うのだけど。
あと「11人いる!」の番外編「スペースなんとか」も絵柄と雰囲気が似てますよね。
「とってもしあわせモトちゃん」はどうかなぁ…。
ちょっとマニアック過ぎる気も(個人的意見ですスマソ
とにかく他の萩尾作品とは違う短編のギャグ漫画?なのでご了承を。
227 :
花と名無しさん:02/05/25 21:07 ID:mNN0Et.6
モトちゃんはエロガー・ポーチネロが出る話が好き。
228 :
219:02/05/25 22:27 ID:mApAfjxw
>>224 解りやすい説明、ありがとうございましたー
第1期作品集2巻とやらは普通の書店にはなさそうですね。おっきな本屋で探してみます。
萩尾望都の漫画は(普通の本屋じゃ売ってないから)お金を賭けて探しても、その価値に見合うモノばかりでハマったばかりの自分にとっては買い甲斐がありますです。
とってもマンセー(゚∀゚)モトちゃん♪
>>197 「なにもかもわたしにははじめてみるものばかり」
その言葉には前があるって点と、
(「きらめきと、きらめきをうつす影と」から続くセリフ)
上記のセリフをつぶやくメールデールの表情が、
もはやうっとり顔ではなくて、呆然という感じに変容している点が、
解釈のポイントかなあと。
「とってもしあわせモトちゃん」ほのぼのしてて結構好きだった。
シリアス系と180度違うけどマターリ癒し系だよね。
「残酷」の後に読むとほっとするかも(藁。
231 :
花と名無しさん:02/05/27 21:58 ID:iSi0FcJw
>>229san
ありがとうね!!
メルデルは鳥の目をもらってやっと、人間になれたみたいな…?????
うぁやめたやめた。
いつか分かる日がきますように…
232 :禁断の名無しさん :02/05/28 11:41 ID:SSIfncx9
ポーの一族の女の子はどっちも男親だったけど立派に成長してたね。
漫画だし最後不幸だけど。
リデルは最後不幸じゃなかったけどね。
>>162 カメルーンレスだが苺BBSに801板ってありましたっけ?
234 :
233:02/05/28 22:25 ID:???
すいません1,5chって別にあるのね。
今更ポーの一族を始めて読みました。
すっかり語り尽くされた作品を今更読むのってなんとなく疎外感を感じます。
ので友達に読ませまくって語ろうと思ってますが理解してくれるかなあ・・。
236 :
花と名無しさん:02/05/29 02:58 ID:x8.2c1oQ
以前友達に「ポーの一族」を貸したら「意味わかんなくて、おもしろくない」と言われた…
あたしにとっては最高傑作なのになぁ〜
>236
トーマは解らない人いるかもな〜って思いますが
ポー解らない人がいるとは… 意味わかんない… はぁ〜脱力。
感性は人其々なのでピンとこない人もいると思われ。
>>232 その女の子ってリデルなのか、幸そうだったが
最終的には祖母に育てられたという気も…。
萩尾望都「意味わかんない」って人いますが>236
「私は好みじゃない」=感性の違い、というのとちょっと違うと思います。
単純じゃないっていうか読み込まないとわかりずらいところはあると思うので。
誰でも親しめるものではないかも。
ポーは文学的に難しいとかなわけじゃないから、時を越えた物語だから登場人物がいきなり死んでたり、はたまた子孫の話になったり結構馴れがいるかも。
時代順に読ませてみるとかしてみたらどうでしょう?
あとスター・レッドで、最後、ネクラ・パスタが復興し始めたのは、エルグの愛の感情を取り込んだから
という解釈でよろしいのでしょうか?
萩尾望都は馬鹿には無理
242 :
:02/05/30 02:18 ID:???
>>241 そんなことないよー
私でも面白いと思って読めたもん。
243 :
242:02/05/30 02:20 ID:???
あっ、でも銀の三角は難しかった!
241の様にかく人がいるとイヤだなとおもって
感性という言葉を使ったのですが、徒労でした…脱力。
作品世界が性に合うかどうかも、理解にかかわってくるとは思いますが
作品自体について語っていった方が無難と思われ……。
>239
そんなことないと思いますよ。
感性の違いと好みじゃないっていうのはあると思います。
マンガは絵と物語の複合体です。
たとえば、どんな有名な巨匠の絵だって、好みじゃない人はいるでしょう?
ピカソが苦手とか、ルノアールは好きでもシャガールはダメとかね。
物語も同じことです。文豪の作品で名作といわれるものの数々も、好きな物
嫌いな物があると思います。
内容が理解できる云々に関わらず、苦手な作品だってあるんじゃないですか?
エミリ・ブロンテの「嵐が丘」は私はあまり好きになれないし、萩尾さんが
描かれた「恐るべき子供たち」は、原作もマンガ作品もどちらも好きじゃないです。
でも、他のほとんどの作品については好きですし、元々が小学生の時からディープな
SFファンだったことや、海外翻訳もので育ったせいか、リアルタイムで読んでた
「ポーの一族」も初めて読んだ9歳で理解してました。
#自分語り、スマソ
萩尾さんの作品はむしろ小難しく理解しようなどと考えることなく、作品世界に
頭からダイブする感覚の人の方が入り込みやすいのかもしれません。
後は読み終わった後に、何を感じて、何を受け取ったかだけじゃないですか?
どんな感想でも間違っているとうことはないように、気に入ったかどうか、
それが感性だと思います。
自分が好きなら、人の事は別にいいと思うのですが…荒れる元ですし人其々なので。
長く書いてらっしゃるから絵柄の違いでも作品の印象かわりますね。
自分は小鳥の巣〜遥かな…、トーマの中後期とメッシュ、銀の三角の頃が好きです。
逆に温室の頃がちょこっと苦手(スマソ
247 :
246:02/05/30 14:25 ID:???
作品の時期がダブってますね(汗
小鳥の巣〜遥かな…の間でエヴァンスの遺書の頃の
絵柄がちょっと違和感あったいうことで(あっなんかドツボに…逝
248 :
花と名無しさん:02/05/30 21:11 ID:nDpcLeGU
今朝、脚本家の三谷さんが、亡くなられた伊藤俊人さんの葬儀で、
『一つ目の死は肉体的な死、二つ目は友人に語られなくなる事の死』
とか言ってましたね、
つい、“それなら僕には永久に二度目の死はないのだ、彼は死んでも僕を忘れ
まい”(うろ覚えスマソ)と口走ったモーファンは私だけではあるまい。
>245
じゃ、感性鈍いっていうのかな。
250 :
236:02/05/30 23:29 ID:F6Pw0sjk
なんだか、私が軽くぼやいた書き込みのせいで、空気が悪くなっちゃいましたね…
申し訳ない(゚Д゚;)
>>248 そんな事言ってたのですか!
三谷さんは「トーマ」知ってたのかなぁ…
一つ目の死は肉体的な死、二つ目は・・・というのはトーマ以外でも
一般的に言われてることなのかなあ。
ポーの最後、エドガーが死んだんだとしたらアーサー氏こそ永遠の孤独だよねえ。
彼は仲間増やす力なさそうだし。
クエントン卿みたいな人は、ポーの村には住まわしてもらえないの?
ポーの村を見つけられるかが問題じゃない?
エドガーたちもずっと探してたんだし。
ポーの仲間は細々分散して隠れ住んでいるのでは?
エドガーには協力者もいたし
やぱーり亡くなってしまったけどポリスター卿もいたし
クエントン卿はその気になれば仲間を増やす事も可能では?
256 :
255:02/05/31 03:53 ID:???
と、思ったが大老ポー→エドガー→アランの時点で、
仲間を増やすのに血が薄いならポー一族は絶滅の危機だね。
でも、老ハンナ亡き後でも仲間は増やせたようだし…
単にアランがポーに合わなかったのだろうか???
>>248 伊藤さんスレ見てたらそのことで萩尾の名前が挙がってて、
久々にこのスレ覗いてみた。
ついでに、この言葉の出典は?ってことになってたスレがあってそこからのコピぺだけど
>>251 >「人は二度死ぬ〜」は福永武彦「草の花」だったような気がする。
>読んだのはかなり前なので違う本と勘違いしてるかもしれないけど。
らしいよ。
>>256 エドガーが特異なんじゃなかったっけ。
メリーベルにも血が合わなかったらしいし。
いつでも人間に戻りたがってたからとかなんとか。
エドガーがポーになる時
「幸運な子だ大老の血をもらえるとは、一滴でもと皆望んでるのに」
といっていたから、殆どのポーはハンナか次の世代の人に血をもらったんだよね。
「ポーの一族」冒頭と「メリーベルと銀のばら」のポーの村って同じ場所なのだろうか
というか一族の者も百年以上も辿りつけない村って…。
261 :
花と名無しさん:02/06/01 00:47 ID:1y6pr6ZQ
萩尾望都は奥が深ぇ!
262 :
花と名無しさん:02/06/01 01:20 ID:Wm00S0WA
>>240 スターレッド好きですねー。(リアルタイムで星と同じ年で読みました)
ネクラ・パスタの復興は、おそらく
物質的には、エルグの亡骸の有機物を材料とし
進化の方向としては、一つの星の運命に恋した少女を愛したエルグの感情に
ネクラパスタが共鳴して、
水や芝草や花が生まれるような方向を選んでいるのだと
勝手に思っています。
星を生命の元から復興させる話は、
海のアリアにも、マージナルにも、あぶない丘の家にも感じられますね。
それにしてもネクラパスタ、って今書いてみるとおもしろい名前……。
263 :
花と名無しさん:02/06/01 01:37 ID:KW5i.Z4k
「残酷な神が支配する」を大人買いしてしまいした。
この漫画は大人読みするには痛すぎ、、、、。
てゆーか、すんげえーブルー入ってきた、、、、、、。
痛すぎ、痛すぎだよ、、、、、、、、、、、、、、、、、、。
>>263 このスレでも一巻で挫折したとかケコーウ書いてあるのに(自分もそう・ニガワラ
何故に大人買い&大人読みしてしまったのか…
合わないと思われたら途中挫折という手もあるyo(手元に本があると難しいか…
「残酷な神が支配する」は、
1年とか半年おきに3冊づつとか借りて読んでた。
しかし、インターバルを開け過ぎて、途中から個人的に盛り下がってしまったなぁ。
扱ってる題材はイタタタで、読んでるとウトゥだが、
現実とも幻影とも、誰の精神的錯乱ともわからぬ不安定が視点がよかった。
もう一度、まとめて読みなおしたいと思っておる。
266 :
花と名無しさん:02/06/02 00:16 ID:KkHnsaoQ
話の腰を折ってしまったらごめんなさい。
ポーの一族ですが、生活費はどうなってたんでしょうか。
エドガーたちは男爵として、又は寄宿学校に入るなど、結構いい暮らしをしてましたよね。
一族に有り余る財産があったとしても、ポーの村にたどり着けなければ
今みたいに便利なカードがあったわけでもないし(w
どうしていたのか気になります。
移動するときに金銀財宝も一緒に運んでたんでしょうかね。
すいません、夢のない話で。
>266
そりゃ殺した獲物から奪い取っているんだろう。
財産を持つ人間を狙っているらしい記述もあったし。
それよりも気になるのは戸籍。
どうやってパスポートを発行しているんだ?
どうも偽造担当みたいな人間が一族にいるみたいだけど。
その辺のからくりも気になる。
「ポーの一族」の気になるところといえば、ポーの村に居た召使のバンパネラ(?)の人たち。
彼らは永遠に召使やってるんでしょうか?
主従はどこで線引きされてるの?
そこまで考えて書いてなさそう
>>268 それは生まれでは?ヨーロッパには階級制度があるから。
ポーの不思議を考えると意外とおもろいな。
>270
いや〜でも永遠の命をもらって永遠に人に仕えているなんて…
私だったら、途中で革命起こすさ(笑)
オズワルドは凄い家柄だったけど時代が進むにつれて没落していったし
ポーの召使達の地位も向上してるかもね。
でもポーの召使ってポーの村でしか見てないから、いつまでも昔風な暮らしなのかも…。
273 :
花と名無しさん:02/06/03 02:49 ID:7vx2B0xM
私がエドガーだったら、アランを連れて行く時、目ぼしい宝石も
持ってこさせる。
>273
きっと後から弁護士か何かを通じて「財産よこせ」って言ってるよ。
獲物から金を奪いとってるに1票
食事+収入=2度美味しい
なんか話題がとーても低レベルでつまんないんですが。
>>276 ハイレベルでおもしろい話題提供してください。
そうね、つまらなかったら
自分で話題をふってそれとなく自分好みの方向に持っていくのが
ハイレベルだと思うけど<276
279 :
276:02/06/03 21:16 ID:???
なんかそれも萎える。
276はどうしたら満足なの?
とりあえず自分はとーても書き込みづらいが。
誰かを楽しませる為にやってるわけじゃないからねえ。
まあいいや。
私はポー一族の口座かなんかあるのかと思って読んでたけど
たぶん盗品だね。
じゃ、ハイレベルにグローバルに。
一部じゃ「ポーの一族」のぱくりじゃないかと噂されてる「インタビューウィズヴァンパイア」(原作邦題:夜明けのヴァンパイア)
実際のところ、どうなんでしょう?
原作を読む限りでは、かなりの類似点が見受けられるが。
初版の歳は、ほぼ同じ。
ポーの村特産薔薇のジャムとか作って売ってたら嬉しいんだけどな。
>>282 待ってましたその話題!
個人的にはパクリではないと思います。その根拠として、あまりにも似すぎてます。
まあ、あの手の内容(男たちの愛の物語)を描く人間なんて似たような人なんでしょう。
根拠が斬新でチョトビクーリ(w
ポーの村特産薔薇のエッセンスでもいいな。
286 :
花と名無しさん:02/06/04 13:46 ID:SiXR5Rd.
ポーの村のバラのスープ、ウマそうで一度飲んでみたかった。
あまり評判よくなかったみたいだけど、
「トーマ」の次に連載されたコメディ。
(タイトルがどうしても思いだせん。
クラビーとかプランタンとかでてくるやつ)
あれ、けっこう好きなんですよ。
「トーマ」の暗いイメージから抜け出したいって言って
コメディとしても面白いんだけど、話しが進むにつれて
なんかどんどん切なくなっていき・・・
「パリたゆたえど沈まぬ船よ めぐる季節に恋はゆきすぎぬ」
にはナケタ。
どこまでも萩尾ワールドなんやなあ・・・
ここまで覚えてて、なんでタイトルがでてこん。
>>286 「この娘うります!」だyo(第1期作品集15
評判悪かったかな?
自分も結構好き。キャラがそれぞれ面白かった
脇もいい味出してたし(ナニィとかカメラマンとか
お莫迦で感性の無いらしい漏れにトーマの心臓の
奥深いところを教えて下さい。
未だに全然良さがわかりまへん、、。
いったい何が言いたかったのか?
289 :
・・・:02/06/04 21:41 ID:S5TZVFE2
萩尾望都センセ、好きだけど、内容が重いんですよね。
ちょっと難しいのもあります、私には。
大した話じゃ無かったような、、。
それとも此処の住人は色々と脳内アドレナリンを分泌させて
深読みするのかな?>トーマ
確かに重い。おれは半神の文庫の左利きのイザンがよくわかんなかった。
温室とかハーバルビューティーとかはかなり気に入ったけど。
292 :
花と名無しさん:02/06/04 22:19 ID:Lu/V5TsU
>>291 禿同。私も「左利きのイザン」はわからなかった。
あと「霧笛」もわからん。
誰か「集会」の最後の意味教えて下さい。ティモシーは死ぬんですかね?
左利きのイザンは自分もわからなかった。
初めて読んだ時中学生だったから
ものすごく????な気持ちに、今でもイマイチわからない。
>288
簡単に言ってしまえば、
愛によるトラウマからの脱却vv
295 :
花梨:02/06/04 23:00 ID:???
>>291-293 それはあなたに理解力がないだけじゃない?
マンガだけじゃなく文学作品とかも読みなよvv
どうしてトーマは自分の死でユーリを救おうとしたんだろう。
やはり、ユーリの心の傷の重さを慮って、生きてユーリの支えに
なろうとするのはユーリにとって重荷でしかないと判断
したんでしょうか。だから死を選んだ・・・?
読後、萩尾さんは、一瞬は自殺を選んでまでユーリを救いたいと思う
トーマの、稀有なまでのひたむきさを描きたいんだと
思いましたが、やっぱり違うような気がする。
やっぱり、自分のせいで自殺されたら、その愛への感動よりも
罪悪感の方が先立つと思うんですが、どうでしょう。
トーマの本当の気持ちと、ユーリがトーマの死について
何を思ったのか、確信がもてません。
私は多分、読み込みが甘いだけだと思うので、
どなたか解説してくれないでしょうか。
297 :
296:02/06/04 23:10 ID:???
>一瞬は自殺を選んでまでユーリを救いたいと思う
トーマの
私が読後、一瞬そう思ったという意味です。
紛らわしいので補足しました。
295って感じ悪いね・・・作品について解釈しているならまだしも
ってスルーすべき人?
299 :
花と名無しさん:02/06/04 23:40 ID:D9DHJplI
>罪悪感の方が先立つと思うんですが
というのは私も賛成。
トーマの心臓は大好きだけどね。
「君にはわかっているはず」って、普通わからないよ。
トーマは肝心のテーマよりも話の流れとか描かれている個々のシーンに
感動したのかも知れない。
手紙を書いてるユーリとオスカーの言い合い、心の中で「ごめんユーリ、
僕は知ってるんだ」と謝るオスカー、ユーリとヘルベルトの口論、
時計を盗んだレドヴィがユーリに「それでも聖人のようなふりをして
〜している嘘つきよりよっぽどましです」と言い返すシーン、エーリクが
ユーリと同部屋になって越してきたときの二人の口論。
「キスしてほしいんならそう言ったら?」「君が出てったら?」みたいな台詞も
意外性があって萌えた。少年愛好き、と片付けられるとチョト違うかなと思ふ。
うん、、トーマ〜は本筋がよく分からない。
自殺してまで愛する人を救う、、なんて事有るのだろうか?
かえって自殺という事実だけが相手に残って一生心の中で
生き続けられる、、狡い行為だと思うんだけど。
何でトーマが自殺しなければいけなかったのか未だに分からない。
ユーリを支えてる廻りの人間達の心には打たれるモノがある。
でもユーリの元々のトラウマ=八角メガネとの関わりもいまいち理解しがたい。
要は神を信じていても自分が究極の選択をするときは自分自身が可愛いって
事をリンチによって証明させられただけでしょう。
この時代に生きる人間には理解しがたい。
301 :
293:02/06/05 00:25 ID:???
自分が「左利きのイザン」がわからないというのは
この作品のどこに面白味を感じたらいいのかわからないという意味なんだな(コソリ
トーマの自殺の理由って、私もよく分からなかったんだけど、友人の説明では
神を否定して羽を無くしたユーリに、自分の羽をあげるためには、トーマは自殺をして
地獄へ落ちることで自分の羽をなくす必要があった、という解釈でした。
・・・て、そんなのは言わずもがな、の部分ですよね。
自分が死ぬことによって、ユーリに生きている自分、生きていくこと、
生きていかなくてはいけないということを自覚させたかったのかなあ、なんて
表面的だけど、漠然と思ってました。
話の主旨がズレてる気がしてきた。スマソ
303 :
花と名無しさん:02/06/05 00:49 ID:K0mO714E
ユーリは神様を信じる生活をしていて、
正しく認められる子どもできっといたかったんだけれど、
思春期を迎えるにあたり、上級生のサイフリートの醸し出す雰囲気に
なぜか惹かれて(自分の生まれを肯定的に見てもらえたこともあるだろう?)
結局上級生のリンチにあって、神よりも自分が大事、と思い知らされ
また(多分キリスト教的価値観からは)悪魔に屈服させられたことになり、
天国に召される資格がなくなった、という傷を負ったのでしょう。
トーマはそこまで知っていたかどうか分からないけれど、
ユーリが天国に行く翼を失った(と信じている)のであろうことは感じていて、
まっすぐに愛される資格がないと思うユーリが
(そりゃそうですね、実際はサイフリートのような影に惹かれるのですし)
トーマをこっぴどくふって
トーマはそのショックもあり自殺……。なんだけど、
自殺はやはりキリスト教的には禁じられた行いであり、
トーマは当然天国に行く翼を放棄したことになります。
トーマはユーリの苦しみと同じ次元に立ちたかったのでは?
トーマの手紙がこういう意味だったのだとユーリが理解したのは、
エーリクが、僕の翼片方あげる、といったときだったと思います。
(手元にマンガなく書いていますので間違えていたらご容赦を)
14歳の頃は、こんな風に理屈を並べて読んで感動したわけではなく
僕の翼片方あげる、のもつニュアンスの広がりに
萌えていたなぁ。
とりあえず思い出したことだけ書いてみました。
>(自分の生まれを肯定的に見てもらえたこともあるだろう?)
今まであんまりそう考えたことなくて、萩尾さんが意図してたか
どうかもわからないけど、お父さんはギリシヤ系だね、素敵な黒髪だ、
で頬を染めたユーリはそんな風に感じた可能性があるね。自分は
父のように欠点のないドイツ人になる、と決意していて、ギリシヤ系に
引け目は感じてなかったにしても特にプラスの価値を与えてたわけでは
なさそうだから。
>>303 トーマはサイフリートのことなど何も知らないで逝ったのですよ。
>振られたショックで自殺。
全然違う。
ふられたからというのは「茶番劇」でしょ。
それを真に受けてるとはちと信じがたい。
出だしからして間違ってると思われ。
トーマが自殺した原因はふられたからじゃないけど、
「茶番劇」と言ったのはユーリで、トーマはそう思って
たわけじゃないんだから、ふられたことは真に受けてたんじゃないの?
真に受けたというのはトーマは振られたから自殺したと思ってる
読者のこと。
トーマは自殺して友人に重荷を背負わせようとしたとか
翼をあげるため自分が地獄に落ちる必要があったわけではない。
彼は生死を超越した心理にあった。
トーマの詩にすべては書かれてある。
「だからあのアムールはあんなに明るい目をしていってしまったのだ」by ユーリ
311 :
花と名無しさん:02/06/05 03:14 ID:hsENzGTY
振られたから自殺した、と茶番劇を真に受けたように
読めるような書き方になった私が悪かったと思います。
ただ、茶番劇を茶番でなく受け取ったであろうトーマの部分もおそらくあり、
一方でそれは単に振る振られるの表層的な恋愛沙汰ではないことも
トーマは感じ取っていたのであろうというか。
翼のない同じ土俵に立つという層もあり、
一方でちゃんとトーマには天使のお迎えが来ている(と思われる)層もあり、
いろいろあるなと思うのでした。
そのいろいろな層を貫通して逝ってしまうトーマの存在が、
(あえていうなら)欲動のダークサイドにとらわれて傷ついた
ユーリを解放する鍵になるように、設定されていたなというように思います。
(解放された、とはまだ思えない段階ですが)
言葉足らずかもしれませんがどうぞご容赦を。
半神の文庫結構昔読んだはずだけどどれがどれだか。
左利きのイザンってどんな話でしたっけ?
漫画だけに限らないけど、その作品が好きか嫌いかとか
良さが解るとか解らないとかって、どんなに説得力のある説明
したところで結局は読み手側の好みだと思うよ。
別に理屈で好きになるわけじゃないからな、自分の場合はだけど。
ユーリはちゃんと翼を持っているのです。
図書館のはしごの上に立つユーリ翼あります。
エロスの愛とアガペーの愛があって、トーマのユーリスモールへの愛は
アガペーの愛。
キリスト教、もしくは神への信仰心を持っている(多少とも理解している)と
納得しやすいかもしれないと思います。
>296
一瞬思った方のが正しいでしょう。
トーマは複雑に見えるけど解ってしまえばシンプルな話。
>299 >300
>「君にはわかっているはず」って、普通わからないよ。
>この時代に生きる人間には理解しがたい。
自分の価値観の座標軸から離れることが想像力の第一歩なので。
>303
自殺によって天国にいかれない、という考えは「教会」の考えで
「神」は違います。
「彼はいっさいを許していたのだと」とユーリが言っているように
トーマからのおおいなる贈り物を受け取ったときに
(ぼくは幸福ではなかったか? 心を閉ざしていたときも、
トーマがぼくを愛していると知って苦しんだ時も、
遺書を受け取った時も、あらゆる時ぼくは幸福だった。
と気付くユーリ)
そしてユーリの出発とトーマの生がある。
(そうしてぼくは生きている彼の目の上に)
トーマは語るもんじゃないだけどなぁ
考えることはない。全部セリフに書いてある。
読み込んで感じること。
アガペー愛の究極。
エロスと間違えると「茶番劇」
トーマは死をもってユーリを愛しオスカーは生きてユーリを愛している。
ユーリがボンの神学校に行くと言った時
「トーマは彼をつかまえた」と言ったオスカー、切ない。
オスカー、君もトーマに負けないくらいユーリを愛していたよ。
ユーリとオスカーが校長先生が倒れた時話していた場面で オスカーの
「ぼくの望んだことは気付いてくれることだったんだ、きみでも彼(ミュラー)
でも、ぼくが愛しているって事に」
「うん、ユーリぼくは待っていた。それだけ」
のセリフ、トーマと通じるところがある。
萩尾望都は宗教的なというか、神の「愛」について描くことがおおいいですよね。
「訪問者」の中で、猟師の罪を裁こうとした神が家の中で眠る幼な子を見ただけで帰っていく。
神の赦しを描いたエピソードだが、オスカーの
「彼の家の中に住む許された子どもになりたかった」のセリフには
ユーリの苦しみに通じるものがある。
あとトーマやオスカーが父からの話によって人生や世界の理を知り考えるのはすきだな。
>>312 「左利きのイザン」は遺跡しかない星で単身発掘調査をしている
ブール博士(銀の三角にも出ている)の元に遭難者が不時着する。
遭難者は左利きのイザンと名乗り、もう4人も殺していてみつかったら分解だと博士を脅す。
遺跡調査についていったイザンは
壁画の女性が自分が最初に殺したヘルマロッドに似ていると逆上する。
自分のロケットを修理しようとしたイザンは、崩れてきた遺跡で大怪我をする
見捨てられずに助ける博士、しかしいつもより大きな砂津波が起きようとしていた・・・。
結末までは書きませんがこんな感じ(説明下手でスマソ
「第1期作品集 第14巻 東の地平・西の永遠」にも入ってます。
この作品が好きな方、どこが良かったですか?
実はヘルマロッドを殺したのは自分の意思ではなく扱いに慣れなかった左手が勝手にやってしまったことだった。
このことで、常に罪の意識を感じていた。そして、命が危なくなったとき、いよいよ罰が下される、と思い、弱気になった・・・・
しかし罪の意識があっても4人も殺してるしなぁ。やっぱりわからん.
「左利きのイザン」を読むと「はぁ、そうですかぁ・・・・・・」
という感じでブルーになる、救いが無いというか・・・。
やっぱり全然理解できないや。>トーマ
自分には苦手領域みたい。
皆さんのように感動したり、感銘を受けるなんて出来ないや。
解説ありがとうございました。
慶応大学の教授がトーマの心臓に関する論文を発表してるよね
読みたいもんです。
「残酷な神が支配する」もどっかの精神科医と作家が話しているの見た。
トーマの心臓はよく理解できても人の気持ちを傷つけるのは平気な人はいるんだ。
そりゃそうだ、人間なんて案外効率の悪いものさ。
別にトーマが理解できる=出来た人間って事では無いでしょう。
所詮人なんて現実は無茶苦茶自分本位だけどこんな漫画の世界で位、
綺麗な気持ちになっても罰は当たらないし、、。(藁
が、、これ読むと無茶苦茶凹んだり、むかついたりする。
↑意味がよくわかんない。
ケキョーク左利きのイザンが好きな人は現れそうにない事はわかりますた。
>所詮人なんて現実は無茶苦茶自分本位だけど
だからこそでしょう。
だから、トーマのユーリへのアガペーの愛や、彼等の労る気持ちや擦れ違う
感情に、切なさを感じて好きになってしまうんじゃないですか。
自分が利己的だと分かっているから、惹かれると思いますよ。
326は作品の解釈も結構だが、もう少し読み手の気持ちも考えて文章書けと
いいたいのかと思ってしまった・・・。
>>330 だって他に面白い作品はいくらでもあるんだもん。
二言目には「傷ついた」と言う傷つきやすい人ってウザイ。
もう少し自分を省みろっていうの。
アオリカモと断ってるのにそんなに烈しくのらなくても・・・。
左利きのイザンの話題が出て人気のない漫画ってなんだろう、とふと思ってしまった。
残神の様に賛否両論ある漫画ではなくて、好き、面白いという人があまりいない漫画。
何処にお断りが?
>337
326の名前欄よく見てごらん
いやぁ〜 見てませんでした。
すぐ傷つく人って多いから又それかと‥
トーマの売りは美少年だよ。駄目?
>>340 それも大きな魅力の一つなのでは
ブサばかりの登場人物ではねぇ……。
モチロン?ポーの一族も美形揃い。
>334
>328を受けての>331の書き込みだけど、わかんないならそれでもいよ。
私とは求めてる物が違うんでしょう。
>>340,341
別に煽りでは無いですが、、、
この人の絵で美少年と言われても、、。(藁
話しもちょっと良いですか、、と寄ってくるもの○の棟の
信者の様で脳内アレルギーが出そうです。
絵柄は好みがあるので仕方ないのでは。
あぶ丘の3巻を読む度に
あの後ミウの事を父親になんと説明したのだろう…
お父さん可哀想…と思ってしまう。
トーマの自殺の理由を2行で説明します。
教会は、死は、人間の原罪がもたらした刑罰と見なしています。
なのでトーマは、自己犠牲(アガペー)によってユーリの罪を引き受けようとしたわけです。
アガペー=無償の愛を、(エロスに対する)プラトニックラブみたく考えるから
理解できないんだと思われ。
トーマはユーリとサイフリートの事知らなかったんでしょう。
ただいつも見つめてるだけでユーリの心の闇を知ったの?
それで自己犠牲で救おうとしたの?
それって、、ただのDQNじゃん。
奢ってるよ。自己犠牲でユーリが救えると思った時点で。
それがユーリを余計苦しめることになるとは思わなかったのかなぁ、、?
結局トーマは自殺したことでユーリの心の中にず〜〜っと生き続ける。
その事の方が罪なんじゃないのかなぁ。
俗物の思慮ですみません。
348 :
346:02/06/08 01:53 ID:???
いや、原罪ってのは心の闇とかそういうことではなくて
人間が生まれながらにして持っている、逃れることのできない罪なんです。
その罪に課せられる罰が死、という。
人が生きるというのは、その罪を少しでも償うこと、すなわち信仰
というのが教会の考え方です。
んで自己犠牲というのは、
この罪の償い(=信仰)のために、イエスが人類にかわって十字架にかけられたことを
示す言葉なんですね。
ところで、もともと非常に敬虔なキリスト者であるユーリにとっては、
清く正しく生きることは、まさに信仰の実践に他ならない。
そんな彼ですから、サイフリートの一件で信仰を捨てた時点で、
もう、この世に生きてる意味さえなくなっちゃった。
トーマのメモには
「今彼は死んでいるも同然だ
そして彼を生かすために
ぼくは、ぼくのからだが打ちくずれるのなんか
なんとも思わない」
という一文がありますが、
トーマの真意に気がついたユーリは、その愛に応えるために
だから神学校に行ったんじゃないかと。
(実際に彼がそのメモを目にするのは、神学校に向う列車の中でしたが)
>それがユーリを余計苦しめることになるとは思わなかったのかなぁ、、?
>結局トーマは自殺したことでユーリの心の中にず〜〜っと生き続ける。
うん、だから実際ユーリも、トーマがフラれたはらいせで死んだと思ってる頃は
精神的に不安定になってて、挙動がおかしかったですよね。
以上私見ですが。。。
うーむ結局2行では説明不可能だったか。
>347
トーマは、ユーリに愛の存在を信じてもらうためには、
自分が愛のために命を捨てるという究極の方法しか残っていないと思い込んでしまったのでしょう。
それほどトーマの愛は深く、ユーリの愛への不信感は強かったと。
それと同時に、トーマは永遠にユーリに愛され続ける存在になりたいという思いもあったのだと思います。
ユーリを苦しめても、自分の命が無くなっても、愛されたかったのでしょう。
自分のために“自殺”した人を忘れることは一生できないでしょうし、
それによってユーリがトーマの愛を信じる気になってくれれば、
ユーリの中でトーマは永遠に美しい愛の対象として変わらず存在し続けますから。
信教の自由は憲法で認められているが(以下自粛)
ユーリにとっちゃ迷惑だよな。逝ってよしですか?
そんなあなたには、イアンの愛を(W
オスカーなら、生涯ユーリの良いパ−トナ−になってくれそうだな。
イアンのようにユーリと一緒に遭難もしてくれそうだし。
30代くらいの二人を想像して思わず萌え。
・・・残神は、そゆ話だったんか。<神学校に逝かなかったユーリ
トーマの愛によってユーリの原存在の価値が成立する。
356 :
花と名無しさん:02/06/08 09:51 ID:4Ws311Zo
でも、萩尾さんはトーマの家族をわざわざ出して
トーマも生身の少年だったってことを描いてる。
なんか私はトーマもある意味病んでいたのではと勝手に推測しちゃいたくなる。
チェリッシュ複製原画集(でかい)ってヤフオクで購入するとしたら
何円くらいまでが妥当でしょうか?
ホスィ…
定価の2300円くらいでどうよ? 送料もかかることだし。
萩尾さんのは元々売れた数が多いせいかレア度はそれほどでもないのでは。
ヤフオク見てても何度も出てるような気が。あせりは禁物。
トーマの気持ちは結局
「彼を生かすためにぼくはぼくのからだがうちくずれるのなんかなんとも思わない」
の一言に尽きる。
トーマの愛は「贖罪」とか「自己犠牲」なんかでくくれるほど簡単なものじゃないと思う。
トーマは「教会」の教えなんかより自分で考えた「真実」があったんだと思う。
エーリクがトーマのお父さんから聞いたトーマとの会話。
「宇宙はめぐる。この花も実を落とす。ごらん永遠なるものを。
そこに神々は住まいたもう。
私たちもいつかは同化し一体となりあの高みへと飛ぶだろう」
の考えが近いかも。
トーマにとって己の死は一番の問題ではなかった。
ユーリの精神的な死や友人に忘れ去られることに比べたら
たいした違いはないように感じたのでは。
トーマは自らの死によってユーリを生き返らせ彼の中に永遠に生きる方を選んだ。
ユーリが神学校に行ったのも
「罪を償う」というよりも彼にとって最も安らぐ場所、
神の御手に近い所にいたいという素直な気持ちでいったのだと思う。
神の愛に気づいた彼には力みが全くない。
解釈は色々できるだろうけど
生きてて支えればいいじゃないか、という考え方もあるという事では?
ユーリは最終的にはトーマの思いを自分なりに昇華できたからいいけど
いっぽ間違えれば、逆恨みでエーリクを殺して破滅の道を歩む危険性もあった。
すごいよね。
ひとりの漫画家の脳内で生み出された世界がいろんな人に影響を及ぼすなんて。
それが「描く」ということの醍醐味でしょうか。
これほど人々に深い影響を与えた話ってそうないよね。
364 :
花と名無しさん:02/06/08 15:52 ID:fhavkQks
>361
トーマは生きて支えられなかったじゃないか。
どんなに頑張っても所詮「茶番劇」だし。
生きてユーリを支えているのはオスカーじゃ!
だからオスカーは切なくも萌え!
トーマの想いをユーリが受け止められたのもほとんど「奇跡」だし
そこに我々は安堵しつつも涙するのです。
そこにエーリクという絶妙キャラが存在し
く〜 なんという考え尽くされた設定じゃ〜 と唸るのです。
ユーリは逆恨みで人を殺したりはしません。
いっぽ間違えればすごーくつまらん話になるね。
365 :
花と名無しさん:02/06/08 16:13 ID:fhavkQks
トーマはユーリを「救ってあげよう」とか「想いを受け入れてもらいたい」などという
「奢った」考えがあったわけじゃない。
無償の愛ってすべてを許し「だだ待っていたそれだけ」byオスカーってものでしょう。
ちょうどと図書館の隅に忘れられひっそりとたたずむあの詩のように。
それをレドヴィに見つけ出されエーリクからユーリに渡る。
あの終り方ってちょっと考えられないくらい凄いんですけど。
>>364 >どんなに頑張っても所詮「茶番劇」だし。
トーマの書いた手紙とユーリのエリークへの告白のくだり
(「彼は何も知らなかった、彼が知っていたのは…」)
を読めば、トーマも「茶番劇」だと思っていたとは思えないのだが…。
>365
たしかにあの終わり方って凄いですよね。
なんか見事に作品の中の素材すべてが昇華されたというか、
あの作品のカタルシスは見事ですよね。
話が逸れますが、私もオスカーのその台詞好きです。
どこかの対談で、ユーリを神学校に行かせるラストにしたのは
「逃げ」だった・・・という作者コメント読んだことがあります。
それで逃げなかったキャラとして登場させたのが残神の
ジェルミだそうな。。。
ユーリとジェルミって似ていると思わなかったので、いまいち
意味がわからなかったのですが、
罪に気付いた人間が、その後どうやって生きていくのか・・・
みたいなテーマなのでしょうか?
実はよくわからなかったの・・・。 誰かわかる人教えて!
トーマは、相手がユーリだったからこそ、ああいう死と愛を彼に提示したわけで、
もし相手がオスカーやエーリクだったら、きっと全く違った愛のかたちを
見せてあげたんでは?
ユーリが自分をユダだと思い込んでいて、
トーマがそんな彼のために、自分が彼のイエスになってあげようと思うことは、
ぜんぜん簡単なことでもちっちゃい世界観でもないと思うけどなあ。
自分はキリスト教者じゃないんで、想像もつかない世界だけど(W
でもだからこそ、「トーマ」が、キリスト教的な理屈に馴染んでないと
登場人物の考え方や行為に納得しがたいものがつきまとう、
というのだけは理解できるし、
そういった神様を内に持たないイアンやジェルミのケースが、
ああいう結末を迎えたのも納得できる。
>368
なるほど。
ユーリは信仰に救いを求めたんですね。
信仰という事で決着をつけたあたりが、
萩尾望都(作家)としてはちょっと「逃げ」だったと思ったのかなぁ。
ユーリの場合は自分もトーマを愛していたことを受け入れ、
トーマの無償の愛が、さまざまな愛(神様の愛)と重なって、
救われたわけですよね。
一方、ジェルミには信仰という逃げ道は用意されていなかったので
あんなに徹底的に苦しむ漫画となった訳なのね。。
ちょっと話はそれるけど、
理由なく12,3歳くらいの人が自殺して、周りはただただ驚くという
事があるようですが、
トーマのように何か透明なものに心をつかまれてしまったのかもしれませんね。
あまり美しい心の人は、神様が早くお召しになってしまう・・・ということも
あるのかも。。
まぁ、実際には真似してはいけませんが!!(いないか?)
ただ、そういう純粋な時代を皆経て、大人になるような気がします・・。
370 :
364:02/06/08 21:58 ID:fhavkQks
>366
分からんかね。
トーマはどんなにユーリに愛しているって言っても心を閉ざしているユーリには伝わらない。
「茶番劇」と一刀両断にされているでしょう。
トーマの気持ちが茶番劇じゃないことは基礎の基礎!
しっかりしてくれ。
366タン
揚げ足とったつもりかね。
凄いねこのスレ。
トーマで盛り上がって、、でもさっぱり理解できない。
確かにトーマの純粋で無償の愛って言うのは判るけど
結局自分の思いを貫いただけでしょう。
その代償として廻りのトーマを愛する人たちがどれだけ苦しむか
考えずに、、。
やっぱり思春期の一過性の思いのような気がする。
どちらかと言えば全て理解して支えようとするオスカーの愛の方が
深いような気がするのは自分だけ?
>358
レスサンクス。焦らず、安い時に頑張って買います。
>373
トーマの家族は可哀想だったね。
意見は正論だと思うんだけど、ちょっと、もにょる。
「トーマ=キリスト者」となぞらえると私も思うんだ。
キリストは自分の信じる道を貫いて十字架にかけられましたが、
トーマも、何かそういう崇高なものがあった気がする。
もっとも一歩間違えれば、ユーリがずっとトーマの愛に気付かないまま
終わって本当に「茶番」のままだったでしょうね。 結果として。
ふつう誰かが誰かを救うなんて、そう出来ることじゃないと思うので、
どちらの愛が深いかというのが問題なのではなく、
ユーリがトーマによって救われたというその奇跡が、
美しい作品だから盛り上がるのじゃないかなぁ。
さっぱり分からない。
結局トーマは自分を押しつけたDQNにしか思えない。
>376
う〜〜ん。
ユーリも初めは、トーマの死をそう思っていたよね。
迷惑だとか言ってたので。
押しつけかどうかは、受け取った相手がどう思うかによって変わりますよね。
人から熱狂的に愛された場合、
自分がその人のことを全然好きじゃなかったら
その愛を迷惑だと思うだろうし、
もし自分もその人の事を愛していたら、押しつけとは思わないと思う。
ユーリはもともとトーマに惹かれていたのに
サイフリートとの一件や「茶番」という誤解もあって
トーマを愛している自分に気付かないでいたけれども、
最終的にはトーマの無償の愛によって、彼を愛するようになったのです。
だから最終的にはユーリにとってトーマの愛は押しつけではなく
救いになったわけです・・。
まぁ現実にはあり得ないような話だから、奇跡なわけで
美しい物語だな〜と・・。
376さんの疑問は、なんでユーリがトーマの行動を迷惑だと思わないのか?
という事だと思うけど、
理由はユーリがトーマを愛しているから・・とシンプルです。
なんで愛しているの?という疑問もでてきそうですが、
好きか嫌いかは理屈じゃないから説明のしようがないだろうなぁ・・。
トーマの心臓が理解できない人は、
話の筋が分からないとかじゃなくって、
単純にトーマが好きじゃないからではないか・・という気がする。
でもって、キリスト教についてもしっくり来ない人が多いのではないかなぁ。。
>>377 解説ありがとう。
その通りですね。
>単純にトーマが好きじゃないからではないか・・という気がする。
気が付きました。
どちらかというと自分に正直なエリークの方が共感できます。
ユーリにとってエリークの役割はどうだったのでしょう?
最初はトーマ(=トラウマ)の様な存在だと思ったのですが
ユーリを現実に引き戻して立ち直らせたのはエリークだったのですか?
過去ログ読んで初めて知ったこと。
メイヤードは萌えキャラなのか。そうなのか…。
私は間違ってなかったのか…。
>373
オスカーの愛は深いね。でも直接的にはユーリを救えなかった。
深く愛しててなんでも知ってる人だから救えるとは限らない。
それがオスカーの切ないところ。
トーマはユーリを救いたくて、
オスカーはユーリを守りたかった。
エーリクはただただユーリが好き。
って感じ?
382 :
花と名無しさん:02/06/09 03:13 ID:2sMs.1iA
「トーマ・ヴェルナーに負けそうなんだ。ユーリの頭から彼をけせないんだ。
ジョーカーも持たず何も知らない彼に負けそうなんだ」
「ぼくは君が好きだけど…君はエーリクも方が好き?」
「ぼくはだめか。ユーリぼくではだめか」
オスカー萌え!
オスカーの萌えセリフは他にもイパーイ
番外編
「君はいつもユーリ!ユーリ!ユーリ!死んじまえ!ユリスモールなんか!」
アンテ萌え!
383 :
花と名無しさん:02/06/09 03:23 ID:2sMs.1iA
>381
お〜素晴らしい考察です。まさにその通り。性格もドンピシャ!
378さんトーマが好きじゃなくても自分とは共感できなくてもいつかは解る時がくるといいですね。
もう少したったら読み返すといいかも。自分以外のキャパ(キャラじゃない)
を受け入れられるようになったら少しは感じ方変わるかも。
376=378
みたいな自分の考え以外はわからない!っていうのいるよね。かわいそう。
誰だってトーマみたいなの理解できないよ。
いるわけないよそんなやつと思っても彼の偉大さに衝撃受けてひれ伏すみたいな気持ちになるよ。
それをDQNって自分がそうじゃん。
もっと想像力働かせろよ。
漫画だから美しいけど、トーマのやったことは現実やられたら
たまらん。重過ぎるよ…。オスカーみたいに見守ってやろうとは
思わなかったのか?愛情と言うより、やっぱり、自己愛、
自分自身に生きる意味が感じられないとか、ふられた腹いせとか
頭がおかしかったのか、と現実的なことばかり考えてしまう。
>>383 キャパってcapacityのことですか?
だしたらそれは、トーマに共感できるできないこととは
全然ちがう問題だと思うな。
あなたも378さんのような感じ方をする時がこないとも限らないんだから。
>373
トーマの自殺をユーリとトーマという視点でなく、彼の家族の視点から
見たら、確かに身勝手とも取れるよね。
でも、彼の父親との会話を思い出して欲しい。
>359が書いてくれてるけれど、トーマの父親は永遠性を幼い彼に話してる。
だから、トーマは彼の息子としての形が失われても、彼自身の存在が
父の中から、あるいは家族の中から失われるとは思ってなかったと思うよ。
悲しませるとは知っていただろうけれど、より切迫した形で自分の生命を
トーマためにああいう形で使うことを決心させたのは、父親とのそんな会話が
あったからこそだと思う。
そして、ユーリの中でもトーマは生き続けることができたわけだし。
誰か書いてたけど、現実の若い方の自殺は、私は自分自信のためでなく…って
いうのがあるのかどうか、ちょっとあやふやです。
トーマの場合は、心の根底に信仰があったからこそ、わかるっていうか。
388 :
387:02/06/09 08:13 ID:???
あっ、名前を書き間違えた。スマソ
「悲しませるとは知っていただろうけれど、より切迫した形で自分の生命を
ユーリのためにああいう形で使うことを決心させたのは、父親とのそんな会話が
あったからこそだと思う。 」
これだけなんなので、オスカーのこともひとつ。
オスカーが生きて見守る立場を取るのは、彼自身の生い立ちが強く影響していると
思う。
「訪問者」を読んだ人なら分かるはず。
彼は愛してる人、愛されたい人に置いていかれてしまったから、相手にそんな
悲しみや苦しみだけは絶対にさせたくないと強く思ってると思う。
だからいつも傍で見守りつつ、でも言葉に出さないんだろうなぁと思う。
あああ、また訪問者が読みたくなってきた…。
「訪問者」良いですよね。
実はリアルタイムで読んだとき自分は今ひとつピンとこなかった。
オスカー大好きだったのにもかかわらず。
その理由の一つには、自分があまりにも「トーマ」の頃の絵を
引きずっていたからかも・・・。
ところが数年ぶりに読み返してみたら、これがもう泣けて泣けて!
作品に感情移入できるかどうかは、読む人の趣味嗜好や環境に
大きく影響するから今はダメでも、いつか受け入れられる時が
来るといいね。
390 :
369:02/06/09 10:32 ID:???
>387
若い人の自殺が皆トーマのようなものとは確かに限りませんね。(訂正)
色々危険な発言だった気もするので。。
トーマの心臓に感動した方なのですが、
>385さんのような意見はしごく健全だと思ってしまう。
そういう視点は必ずどこかに持っていたいと思うなぁ。。
ふと思ったのですが、ユーリって人を愛せない事に苦しんでいた人の
ような気がする。 家族とも複雑な思いがあったようですし。
「愛されたら愛し返さなければいけない?」という台詞から・・。
でもどこかで、人を愛せない自分を恐ろしく思っていて、
上手くいかなくて、上辺だけでつきあっていた。
エーリクみたいに、駆け引きもなく正面から体当たりする人がいたから
ユーリも心を揺さぶられて仮面を外し、自分自身と向き合うことが
できたんだと思う。 いつもは冷静な委員長だったのに、
エーリクに対しては最初から『素』の表情を見せていましたしね。
ユーリは、最終的にはトーマの愛に救われたけれども、
トーマ一人に救われたのではなく、
エーリクやオスカー達がいなければ救われなかったと思います。
だから、感動はしたけれども、
神学校に行くラストがハッピーエンドとも思えなかった。
ユーリは今度は、トーマへの愛に守られる事に逃げた気がする。
愛やら憎しみやらが渦巻く現実社会から、また背を向けてしまった気もして
(はっきりは分からないけれども)
その後どういう人生送るかまでみないと、トーマの愛が本当に
ユーリにとって救いとなったかは判断できない気もします。。
超遅レスです。
左利きのイザンのあんまり具合のよろしくない味わいが好きでした。
今読み直したらちがうのかもしれないけど…。
392 :
383:02/06/09 15:02 ID:2sMs.1iA
>386
Capacityというのは容量、受容力という意味です。
トーマに共感しろと言っているわけではありません。
あなたの中に自分の価値観以外を受け入れられないCapacityの狭さが
「トーマがわからん」一番の原因、問題だと思うのです。
>私が387のような考えになるっっていうのは意味がよくわからないのですが
トーマに共感できない時が来るかもってことですか?
だったら違いますね。そんなことありえない。
それとも私にも自分以外を受け入れるキャパがないということ?
ありますよ。「トーマ理解できない。ただの自己中じゃん」と言う人
いると思うし、かわいそうだと思うし、そういう人多いかもとおもいます。
共感じゃないけど理解しています。あなたの気持ち。
393 :
花と名無しさん:02/06/09 15:05 ID:Ju2sMk/k
ユーリはトーマを愛してたし、その自覚もあったのだから
人を愛せないことに苦しんでたとは思えないな。むしろ、
愛したくなくても愛してしまう自分にとまどっていたように
見える。
394 :
花と名無しさん:02/06/09 15:24 ID:2sMs.1iA
>393
禿同
「昔はああじゃなかった。彼は友人を愛するほんとうのいい委員長だったよ」byオスカー
「きみを見ていると過去に起こったあらゆるやさしいことを思い出す」byユーリ
ユーリの中にはあふれるほどの愛があった。
390さんはサイフリート前と後のユーリがごっちゃになっているのでは。
ユーリの家族の確執は彼のおばあさんに対するものだけで、それも彼は昇華させている。
それが原因で彼が人を愛せないとは思えない。
ユーリは彼女を気まずいとは思っても彼の性格からして愛していたと思うよ。
>390
>ユーリは今度は、トーマへの愛に守られる事に逃げた気がする。
これって前に出たよね、作者の言葉として。
描いた本人が言うのならまだしも読者に言われたらたまらんね。
390は評論家にでもなったつもりかね。
たとえどう描いたって別の視点から見れば別の見方ができるわけで
それを言ったらきりが無い。
要は一つのテーマで完結させる事が大事でそれを「逃げまい」とあれもこれも
詰め込んだら支離滅裂になるだけ。
396 :
花と名無しさん:02/06/09 15:55 ID:5jrXToQQ
既出だったらゴメン
トーマの心臓は何とかいう映画のラストから
インスピレーションを得たというエピソードを聞いた記憶があるんだけど。
(少年の自殺で終わるらしい)
映画の題名知ってる人、教えてくれますか。
観てみたいなあ。
>376
>結局トーマは自分を押しつけたDQNにしか思えない。
376タンかわいそうでつ
385にも現実と漫画の世界がごっちゃになってるヤシがいます。
もしかしたらこいつは漫画の世界を現実だったらこうだっておもってよんでいる?
チョトビクーリ
悪い事いわんからキミは学園ものかライトノベルくらいにしておきたまえ。
390って生煮えでモニョる
385にはピーチガールがおすすめ。
>396
確か「寄宿舎」じゃなかったけ?自分も見てみたい。
いるいる390みたいな生煮えタイプ
>ユーリって人を愛せない事に苦しんでいた人のような気がする。
は?ちゃんと読めよ。こういう基本的な事で間違われるともう絶望的になる。
>家族とも複雑な思いがあったようですし。
それは、家族が「うぜえ!」てぐれている今時のお子ちゃまじゃ?
>「愛されたら愛し返さなければいけない?」という台詞から・・。
でもどこかで、人を愛せない自分を恐ろしく思っていて、
上手くいかなくて、上辺だけでつきあっていた。
ガイシュツ、それはサイフリート後の話。
390はこんだけ話取り違えてよく感動できたね。
>神学校に行くラストがハッピーエンドとも思えなかった。
トーマみたいなのハッピーエンドっていうんかね。
勧善懲悪しか理解できないお頭と思われ。390タン
>ユーリは今度は、トーマへの愛に守られる事に逃げた気がする。
アナタこれ以上何を求めるの?
403 :
401:02/06/09 18:03 ID:???
補足
ちょっと調べてみた。DVDで販売してたよ。
タイトル「寄宿舎〜悲しみの天使」
(原題 LES AMITIES PARTICULIERES)
思わず注文しちまった!
404 :
386:02/06/09 19:42 ID:???
>>392 私は378さんじゃないし、トーマの心臓は
好きな作品ですよ。それから390さんに同意。
トーマ個人を理解「できない」=かわいそうな人
ですか…。痛たっ。
どう理解「する」かは個々人の問題ですよ。
共感できるようになるという、一方通行の成長プロセスなんかでは
ないんじゃないでしょうか?
自殺を華美に肯定すること(嫌な言い方だけどね)が
自分の中でひっかかる時だって、いつかはあるかもしれませんよ。
ということが言いたかったのでした。
405 :
390:02/06/09 21:04 ID:???
>勧善懲悪しか理解できないお頭と思われ。390タン
むしろ逆で、アンビバレンツなレスを書いたから自分は
生煮えな方かと思いましたが・・。
402さんは、一つの作品に対して読者は完全肯定派か否定派、
二種類しかないと思ってませんか?
あ、でも、
>人を愛せない事に苦しんでいた
というのは間違いかも。たしかに。 ご指摘thanksです。
サイフリート後「人を愛する資格がない」と言ってましたが、
その前のユーリについても、ふと疑問に思ったことがあるんです。
お茶会事件の起こる前からユーリは、良い自分はトーマに惹かれ、
半分の自分はサイフリートに惹かれていたと言ってましたよね。
サイフリートに惹かれたのは何故かなぁって考えてたんです。
402さんは何故だと思いますか??
分からないなりに憶測したのですが、家族のところに行き着くかなぁ・・と。
妹を愛していたのは分かっているけど、あの祖母はひどかったですよね。。
だけど、ユーリの性格だと、ぐれたりすることは出来ないだろうし、
子供っぽく母親に泣きつくようなこともしなかっただろうと思うんです。
子供なのに大人のように振る舞って無理を続けていた彼が、
何か心の隙間があって、サイフリートに引き込まれてしまったのではないか・・。
だから人を愛せないで苦しんでいたというよりは、
人を憎む気持ちもどこかにあって、神を信じていたユーリは
そんな自分に苦しんでいたのではないか・・・と考えました>サイフリートに惹かれたユーリ。
そんな彼が、本当に心を開いたと思った瞬間に、神学校へ行ってしまったから・・。
個人的な意見でいえば、あのままエーリクやオスカー達と一緒に
過ごして欲しかった。ユーリの愛だけでなく、オスカーやエーリクも
いたからこそ彼は救われたと思っていたので。。
作品にけちつけてるつもりは無かったです・・・。
>405
>ユーリの愛だけでなく、オスカーやエーリクも
>いたからこそ彼は救われたと思っていたので。。
みんなそう思ってると思うよ。
407 :
406:02/06/09 21:51 ID:???
あ、訂正するの忘れた
ユーリの部分はトーマの間違いだね
408 :
392:02/06/09 23:16 ID:???
>396
>トーマ個人を理解「できない」=かわいそうな人
ですか…。痛たっ。
イタタはどっちだ。
何度も同じこと言わせないでくれ。
>共感できるようになるという、一方通行の成長プロセスなんかでは
ないんじゃないでしょうか?
トーマ「個人」を共感しろなんて一言も言っていない。
共感が成長プロセスだとも思わない。
要は自分と違う価値観も認められるキャパシティの広さを持てといいたい。
勝手に人の意見を脳内変換しないでくれ。
それと文章の意味がとーてもわかりづらいんですが。
>自殺を華美に肯定すること(嫌な言い方だけどね)が
自分の中でひっかかる時だって、いつかはあるかもしれませんよ。
だーかーらー
誰がいつ「自殺を華美に肯定」したのよ
トーマ好き=自殺肯定 というあなたの脳内変換にはついていけない。
とーても訳わからんチャンなので同じことかきます。
よーく読んでね。短い文章だから。
392ヨリ
Capacityというのは容量、受容力という意味です。
トーマに共感しろと言っているわけではありません。
あなたの中に自分の価値観以外を受け入れられないCapacityの狭さが
「トーマがわからん」一番の原因、問題だと思うのです。
409 :
402:02/06/09 23:29 ID:???
>405
あなたの意見のどこがアンビバレンツなの?
意味取り違えてる?
「生煮え」とは「未消化」ということ
「完全肯定派と否定派」なんて考えたこともない。
とっから出てきたのこんな考え。
>405
>あの祖母はひどかったですよね。。
何か心の隙間があって、サイフリートに引き込まれてしまったのではないか・・。
人を憎む気持ちもどこかにあって、>サイフリートに惹かれたユーリ。
405タンは」とってもステレオタイプな人ですね。
サイフリート=悪=心の隙間=ひどいユーリのおばあさん
一晩たったら、すっかり低レベルなレスりあいになっててびくーり。
とりあえず半角カタカナ幼児言葉でレスるなよ。悪意を意図的に演出してんだろうけど。
カンに触るし、気色悪い。
ここは2chですよ。
イタタな411に合掌。
413 :
花と名無しさん:02/06/10 00:44 ID:E7Z.sT3.
まあまあまたーりで。
ひとつの作品といえど、人によっていろいろな感じ方があるものですね。
自分が気づけなかったことに気づける、というのは貴重なことだと思います。
かなり横レスで申し訳ないのですが、
>405
お茶会事件の起こる前からユーリは、良い自分はトーマに惹かれ、
半分の自分はサイフリートに惹かれていたと言ってましたよね。
という文章を見て、成田美名子の「natural」であった守護天使の話を思い出しました。
右側の天使は人を善に、左側の天使は悪に向かわせる、のだそうです。
根っこの部分では似てるなあ〜と思ったので。
作品に対する考えと、現実の事物に対する考えは、自分自身の中で別々にしていかなければならないし、
また他の人の考えに対してもそうしていかなければならないのでしょうが、なかなか難しいことですね。
415 :
花と名無しさん:02/06/10 01:45 ID:dRneTjTs
サイフリートに惹かれた自分をユーリ自身はよく思ってないだろうけど
頭が良くて社会規範に逆らった考え方をしセックスアピールもある人に
魅力を感じるのは人間としてよくあること。私にとってはそういうユーリが
魅力的。
そういう気持ちを知っている人間が神父になった方が信者の悩みをよく
理解できるだろうと思う。
みなさんの話の腰を折るようですいません、独り言させて下さい。
ポーはリアルタイムで読んでたのに、
しばらく(・・・いや、かなり)離れてしまっていたのが残念といえば残念。
なので、作品を読んでいると幼い頃の感覚が甦ります。
読み返しみると、また別の意味で切なくなります。
作品を追いかけていた時期は短期間ではあったけど、
萩尾さんの絵柄が身に染み込んでいるということかも。
詩のように雰囲気だけで読んでいたところがあったようです。
唄のようなところとストーリーに深く関わるところの境目を意識していなかったので、
読み返すと深いですね。
彼女だって若かったであろうに、ストーリーテラーとしての才能は
早い時期に開花していたんだと再認識。
全作品で、欠けているものを補完しなければならないという気持ちです。
また、昔、少女コミックに掲載されたものをそのまま切り取っていたのに、
なぜ残しておかなかったんだろう・・と、今さらながら後悔中。
しかしまた幼少から同じ作家さんと今でもつきあえる(一方的ですが)ことの
幸せも実感しています。
長々と書いてしまいました。迷いつつ送信します。
417 :
387:02/06/10 07:17 ID:???
>416
萩尾さんは全集とかも結構出てるので、古い作品を補完することも
しやすい作家さんなのは、ありがたいですよね。
ゆっくりとお気に入りの紅茶を楽しむように、力まないで作品と
萩尾さんの世界を堪能されてくださいね。
サイフリートに惹かれるユーリを家族に原因があるように結びつけた意見があったけど
ちと短絡すぎるような。ユーリの悪い部分が悪い奴に惹かれたみたいな。
「心の中に良い種と悪い種があって良い方はトーマに悪い方は彼(サイフリート)
に惹かれていたんだ」というユーリの言葉はエーリクにわかり易く説明しただけなのであって
こんな事(相反するものに惹かれる)は人間ならよくある話。
415さんに賛成。
ユーリは人間に対していろんな意味で度量があると思う。
だからトーマの奇跡が受け取れたのでは。
家族の葛藤から悪い奴に惹かれたというのとは全く反対といえる。
ユーリの魅力は深い。
419 :
359:02/06/10 09:30 ID:???
トーマの父親の話を書いた359です。
387さんがわかってくれてうれしかった。
>416
萩尾望都はいつ読み返してもあの頃が戻ってきて新たな発見があってよいのです。
一生かけて読んでいくような話が多くて。
でも、やはり若い時(十代)に読んでおいた方がいいかも。
友達で大人になってはまった人がいたけれどどうしても頭で読んじゃうというか、
馬鹿みたいに萌えながら感覚で読めないっていうか、
(萩尾作品は理も立つけど感覚に訴える作品だと思うんで)
リアルタイム組みというのはそれだけで幸運なんですよ。
その時代の空気ってあるでしょう。
話す相手もたくさんいたし。
切り抜きを残しておかなかったのは残念でしたね。
今あったらお宝かも。
皆様
長い間のスレ誠にご迷惑をお掛けしました。
これというのも「サッカーなんてただのボール蹴りじゃん」、ワールドカッップ
なんてDQNじゃん。どこがいいのかさっぱりわからん」(もののたとえですよ)
というDQNと少々頭の弱いお子ちゃまがいたためにこのようになりました。
謹んでお詫び申し上げます。
>>420 あの、誤爆なさってらっしゃるようですが・・・。
みんな読みが深いですね。
でも所詮自分でどう感じたか、、ですよね。
上のレスで色々書いてありましたが人に解説されても納得出来ないところや
違うと感じた部分多いと思います。
何回も読みふけるのが得策かなぁ。
DQN的に言うと、、“何でお前に偉そうに解説されなきゃいけないんだよ!”
ってとこですか。(藁
これだけ年月が経っても感慨深いのは良い作品なんですね。
何か此処コェ〜yo
言葉こそ平静を装ってるけど、、。
やっぱり年齢層が高いから陰湿なのか?
もっと楽しく出来ないのかネェ。
2chだよ。(ゲラ
マンガってさ、強制されて読むものではないんだから理解できない作品があったっていいじゃないですか。
国語の問題じゃないんだから受け取り方も多種多様でいいんじゃない?
それで自分の意見と違うならここはこうじゃない?って言うことはあってもそれを他人に押し付けるのは違うのでは…
>“何でお前に偉そうに解説されなきゃいけないんだよ!”
はい、「なんでDQNに解説してやんなきゃいけないんだよ!」って気持ちです。
これってネタばれじゃね〜の〜とも思うし。
やはり何回も読みふけるしかありませんね。
正直最近ここちょっと恐い・・・。
427 :
390:02/06/11 01:09 ID:???
なるほどね〜。
読みが深くて面白いです。 私もまだまだ全然浅いんだわ〜(ワラ。
なんか叩かれるようなキツイレスも多いけど、
皆トーマの心臓がそれぞれ好きで書いてる人が多いので、
案外嬉しいんですが。
トーマの心臓が分からないっていう人について、
「可哀想な人」で片づけるのはちょっと頂けないですけどね。
彼女に勧められて読みました
>422
所詮自分がどう感じたか…、だけでいいと思いますよ。
他人の解説に納得するもよし、やっぱ分からねぇー、でもよし。
年齢や環境によって見方や感じ方が変わる可能性は、いつだってありますし。
もちろん変わらなくたって、いいと思います。
でも、去らずにここを覗きに来られてるというのは、やっぱり萩尾さんの
作品に何かの魅力を感じたいと思ってらっしゃるのかな、と作品を愛してる
ファンのひとりとしては嬉しいです。
そう言えば、なんでも鑑定団にトーマの扉絵の原画が
出たことがあって、それが75万とか?
確かトーマの原画プレゼントって昔やってたんだよね。
当たった人がうらやましー!!
(いや高値がついてるからっていう意味じゃなしに)
とりあえず『トーマ』については共通の価値観なんてないって事がわかったので
『トーマ」の話しはやめませんか
>>391 自分も遅レスでスマソ
成る程ねーと思いますた、サンクスです。<イザン
>431
もう420が終了しています。
「残酷な神が支配する」が萩尾作品の入り始め。
我ながらハ―ドな入り方。(W
読み応えあってよかったわ。
初萩尾が「残神」とは。挫折しないでよかったね。
自分の初萩尾作品なんだっけ?
遥か昔のことで記憶があやふやだ・・・
自分の初萩尾作品は、たまたま家にあったので、「トーマ」。
次が、同一作家の最新作ということで、連載途上の「残神」。
当時(厨房の頃)、2つが同じ作家のものとは到底思えず、
両作品の間を補完しようと、古本屋でいろいろ萩尾作品探して読んだ。
「トーマ」→「残神」→「ポー」→「半神」→「スターレッド」→「メッシュ」くらいまでは
覚えてるけど、あとは手当たり次第あるものを、という感じ。
読み始めた時はトーマと同年代だったのに、もうイアンくらいの年になる・・・。
437 :
花と名無しさん:02/06/12 00:36 ID:CxMLaCm.
私は萩尾作品はポー、トーマ、訪問者と来て
そして残神を読みましたが、私は面白かったです。
イアンにロンドンに連れ戻されるくらいまでは、本当に展開が気になって
一気に読んでしまいました。確かにグレッグは怖かったけど、
展開がすごいので読まずにはいられなかった。
その後がダラダラしてちょっと飽きたけど、でもやっぱり最近の薄っぺらな漫画
ばっかり見せられてた私には、最後にはやはりこの方すごい、と感じましたね。
誰か「残神」のイラスト集、買いました?
本屋で見たものの、今、金欠にて買い控え中。
すぐには無くならないと思いつつ、ドキドキ。
439 :
花と名無しさん:02/06/12 11:11 ID:E2g4YY22
アニメ「.hack/sign」の放送で「出逢いは神の御業、別れは人の仕業」
と言う言葉が萩尾望都の作品からと言う形で引用されていたのですが
どの作品かご存知でしょうか?いろいろ探したのですが見つからなくて…
>>435
「電波オデッセイ」とか「漂流教室」とか読書傾向がハードですねー私って。
「残酷な神が支配する」もそうだけど最後まで一気読みしないと良さがわからない
作品ばかりだなー。読み応えあってこちらも進歩させられている、いい作品群です。
ジェルミの受難、こういう経験はないけど「逃れられない支配」を自分の受難経験
に変換して読んだりもします。イアンのような人に会えてもジェルミが云ってたように
自分の苦しみは自分で引き受けて何とかしなくてはならないんですね。
悲しい悟りでもあるんですが、そんな真実は新たなスタートでもあるわけで。
私も彼に助けられ、息をつけるようになって、生まれ直したという実感があります。
ジェルミの苦しみの記憶は消せはしないまでも彼の性格に深みを与え、より高い所に行き
つく力になって欲しいと思います。
普通、ジェルミ・イアンが「彼を生んだ気がした」シーンで終わりそうなものじゃない
ですか。でも二人ともそれぞれの生活や友達つきあいやガールフレンドがいる、
そこがよかった。
もう少し大人になった二人は寝るかもしれないし寝ないかもしれない。
でも「友情」の一つの形は継続していく・・そんな気がする。
私がジェルミの(イアンでもいいけど)ガールフレンドないし伴侶なら、二人が
寝ても構わない。私との結びつきもジェルミ(ないしイアン)との結びつきも
やはり尊いものと捉えたい。一生、一緒にいられるか、いられないかはわからない
けど、人と人のえにしは尊いものだと思う。彼や友達、両親・・・
色んなえにしがあるけどどれも尊いなあ。ありがたいです。
此処のレスコェ〜!(ブルッ
永杉。オバ厨丸出し。
見にくくて仕方ない。
まともな話しも良いがそう言うのはファンサイト逝って下さい。
此処は2ch??別世界?
442 :
別オバ:02/06/12 23:01 ID:???
長いのが増えたのは最近ですよ。
長い上に「私って」なんて言われると吐きそうです。
ヲタ丸出し(ゲラ
そんなに誰かに語りたかったのか、、、
>>440
ヤパーリここのノリ最近ヘンだよなと
思っていたのは自分だけじゃなかったのか。
me too
マージナルをやっと読んだのですが、
このスレでも人気の、ラスト間際のナースタースの告白にさしかかった時
「ああ、このセリフが例の皆が泣いたという感動ゼリフね〜なるほど〜」
とかしみじみ思ってたら涙の一つもこぼれませんでした。なんだかな〜。
>441の煽りっぽいのもウザイけど、>440の自分語りは更にウザイ。
長文読むのは気にならいんだけどね〜。
>446
感動した〜って、周りから聞かされたら、期待し過ぎて逆に
感動できなかった…という罠かもしれんよ。
つか実際コワイからな、ここんとこ、チョト入れ込み過ぎでは?
以前は作品に対してもレスに対しても
もっと適度な距離感があった様に思うのだが。
449 :
けんぽー:02/06/13 03:11 ID:oM6ghFaQ
へー、ナースタースのあれって名台詞扱いなんだ。
メイヤードの、私は此処の最後の番人てほうが、俺にはシチュエーション的にショックがあったけどな。
エディスでエドガーがアランに、おまえいつ自分が年を取らないバケモノだって彼女に言うんだ、と切り返したときも、あれ読んでてショックだったな。懐かし。
450 :
花と名無しさん:02/06/13 21:28 ID:eiAcFNYg
亡くなった伊藤さんのお葬式で、三谷こうきがトーマの心臓の台詞言ってたね。
よんでるのかしら。それとも有名な言葉なの?
「人には二度の死があります〜」
>450
ヘルマン・ヘッセの本で読んだような気がするが・・・。
452 :
花と名無しさん:02/06/13 22:53 ID:eiAcFNYg
>451
じゃあ作者はそこからとったのね!
それにしても頭よさげ…
ヘルマンヘッセなんて知らない〜(泣
ヘッセ知らない方が頭悪いの。
山のあなたの空遠く 幸い住むと人の言う…
私が初めて全文諳んじたのは、ヘッセのこの詩でした。小学生の時。
(上は無論出だし一行だけ)
別に頭が良かったわけでなく、雑誌(マンガだったと思う)の表紙を捲った
次のページの見開きで、綺麗な外国の山と湖の風景をバックにあった詩が
とても印象に残ったから。そんなものじゃないかなぁ。
近年は「誰が為に鐘は鳴る」が「人には二度の死がある」と、別ベクトルで
いろいろ考えさせられます。
どちらも失われた人に関してですけどね。
455 :
花と名無しさん:02/06/14 09:45 ID:3wpio.VQ
>454
それはヘッセじゃなくてカール・ブッセ。
456 :
花と名無しさん:02/06/14 12:55 ID:GoDvqRww
>>446 先入観とネタバレがあると感動できないという罠。
>>454 だーかーらー
>別に頭が良かったわけでなく、
あなたは頭悪いの!
文章も訳解らんヘタレ文。
「別ベクトル」って何? 自分だけ解ってても他の人はどうかね。
厨のためにちと書いておくね。(ばかばかしいけど)
ヘルマン・ヘッセ
ドイツの作家。主な作品「車輪の下」「デミアン」「知と愛」
ノーベル賞受賞。
459 :
花と名無しさん:02/06/14 16:00 ID:fioEHR8s
>>458 まぁまぁ、そんな反応しなくても、ほっとけばいんだよ454みたいなヒトは。
ヘッセ「車輪の下」は、夏の文庫100とかで絶対出てくるし
中学生以上なら一度は目にしたことがあるよねたぶん。
私も「車輪の下」は中学の時読んだ。
でも454とか440って微妙に人をいらいらモードに持っていく雰囲気を醸し出している気がする。
デムパが電波を放っているからです。
それにしてもむかつく感じ。
>454 & 455
山のあなたの空遠く 幸い住むと人の言う…
このフレーズ、ずぅっと気になりつつ、出所が思い出せなかったんですが、
こんな所で分かるとは・・・!
とてもすっきりしました。 ありがd!
ヘッセといえば、中学校の時の教科書に載っていた
「少年の日の思い出」という中編が初めて読んだ作品ですが、
萩尾望都の絵で漫画化したらいい感じになりそうなお話なので
ちょっとオススメ♪
>403さんが紹介してくれた「寄宿舎」のDVD観た方いたら感想キボ-ン!
454=463
465 :
463:02/06/15 10:45 ID:???
>464
違うよん。
私は454さんじゃないですよ〜。
でも、454のレスに過剰反応する理由はワケ♪ワカ♪ラン。
「ヘッセという詩人(であり作家)を知ってるか知らないかで、
頭がいいか悪いかっていうのは決まらないのでは・・?」
と言ってるだけですよね、454は。
「私もヘッセ知ってるけど、頭が良い訳じゃないよ」と
むしろ控えめな発言だよ。
そんな人に向かって「あんたは頭悪いんだよ!」と言う
458って一体・・・。 誤爆?
「人には二度の死がある」っていう事いついてヘミングウェイの作品に
触れてた最後の3行は確かに説明不足な気がするけどね。
466 :
464:02/06/15 14:58 ID:???
464ですがあなたこそ私を458って言ってませんか?
私は454と463に同じデムパを感じたのでそう書いたのですが。
(ついでに454=463=465)
>「私もヘッセ知ってるけど、頭が良い訳じゃないよ」と
>むしろ控えめな発言だよ。
って本人以外言うだろうか。
バレバレですな。
自爆厨!は出てくんな。
恥晒したら出てこねぇぞ普通。
↑は454(自爆厨)に言ったのね
469 :
花と名無しさん:02/06/15 15:10 ID:Yb4ABmCk
なんかどうでもいいけど
ポーを読み終えたときは車輪の下を読んだ時と同種の凹みかたをしたなあ。
>464
そして464さんへのレスは上3行分だけですよ。
454の名誉の為に言っておくけど、私は454さんじゃないですってバ…。
言っても信じないかもしれませんが、違うものは違うので。
人の言うこと疑ってばかりいると神経おかしくなるよ。もっと気楽にどうぞ…。
464さんだけじゃなく、467さんとか458さんのレス見てると、
454のレスにどうしてそんなに過剰反応するのか疑問。。
「詩を諳んじた」あたりは微妙にデムパを感じるけど、
それほどムカツクものかねぇ。 もうどうでもいいのでスルーして。
はじめの「そして」は脳内あぼーんで宜しく。
このスレはこういうミスでも「頭悪いの!」とか「オツム弱い」とか
言われるんだろうか…と思えてコワイ。 もう逃げまーす。
確認しておきましょう。
>>454は「山のあなたの空遠く 幸い住むと人の言う…」という
“ヘッセ”の詩を、小学生の頃そらんじた、という話を書いています。
それは頭がよかったからではなく、マンガで知ったからだ、と。
つっこみポイント:
・「頭がよかったわけじゃなくって」と断り書きをしなくても、
誰もそんなこと思わないって。
・っつーかそれ、ヘッセじゃなくてカールブッセだし。
・そして、ヘッセは知ってたら頭が良いという作家ではなく、
むしろ知らないと恥ずかしい作家である。
(名前くらいは知ってるだろう)
・詩の方はというと、小学校の教科書に出てる詩だし。
「別に頭が良かったわけでなく、」という一言さえなければ、
ヘッセじゃなくてブッセだよ、という突っ込みはもう少し優しいものに
なっただろうし、
そうそう、マンガで覚えた詩や映画のフレーズとかってあるよね〜という
楽しい話題になったのだろうと思います。
454はお馬鹿なのに私ってヘッセの詩とか諳んじているし
と自分のお馬鹿ぶりに気づかず不快なデムパを撒き散らしているから不快です。
>463=465=470=471
>このスレはこういうミスでも「頭悪いの!」とか「オツム弱い」とか
>言われるんだろうか…と思えてコワイ。
たかが変換ミスや「そして」を入れたくらいでそんなふうに言われたりはしません。
なぜそう言われるのかわかってないとこが454に微妙に似ているんですけど。
もう逃げてください。そして二度と戻って来るな!
463さんのネタ 中学の教科書「少年の日の思い出」
454さんは 小学校の教科書にも載っている「山のあなたの空遠く」
すご〜くネタがかぶってるんですけど、
わたしも同一人物に思える。
今日都内には珍しく立ち読みできる本屋があったので
半身の文庫に入っている「真夏の夜の惑星」が読めた、ラッキー
ダブってる作品が多いと買うのがちょっとつらいので
萩尾さんごめんなさい、お話はよかったですよ。
ヘッセについて
ブッシュ先生の授業ちゃんと聞いてろよ。
これじゃテストも赤点だぜ。
エーリクはちゃんと出来たけど。
スレズレのネタを延々引張るのもどうかと思われ
ここって、粘着な人が多いのかしら・・・・・。
454が何度も書いたから粘着の倍返し状態になってるのだと思われ。
一気に駄スレ化
話を萩尾作品に戻して
以前ここで話題にあがって興味をもった「金曜の夜の集会」読みました。
萩尾さんらしいタッチの作品だなというのが第一印象でした。
481 :
463:02/06/16 01:13 ID:???
>472
まともなレスしてくれて有難う。
でも454の「頭が良いわけじゃなくて」の断り書きは
>>452のレスを踏まえてなされているんだと思いましたよ。
下記も確認してみて〜〜。
451 :花と名無しさん :02/06/13 21:48 ID:???
>450
ヘルマン・ヘッセの本で読んだような気がするが・・・。
452 :花と名無しさん :02/06/13 22:53 ID:eiAcFNYg
>451
じゃあ作者はそこからとったのね!
それにしても頭よさげ…
ヘルマンヘッセなんて知らない〜(泣
もぉどうでもいいけど。 454は私じゃないけどね。
それよりDVD観た人はおらんのかいね・・。
473は、何をカリカリしてるのかね?
なんか攻撃的な人達多いので、おっしゃる通り、それではさいなら
>454=463=465=470=471=481
>でも454の「頭が良いわけじゃなくて」の断り書きは
>452のレスを踏まえてなされているんだと思いましたよ
>454は私じゃないけどね。
あなたが454じゃないのなら何でそんなに454の肩を持つの。
違うよでいいじゃない。
言えば言うほど454デムパがむんむんなの。
>もう逃げまーす。
>それではさいなら
って言ってるくせに又書いている。うんざりなんだよ。どっか逝け!
DVD観たよ。鉄橋からの飛び降りじゃなく、汽車から飛び降りて死ぬ
んだったかな。あの下級生が救われなくてかわいそうだったから、
というのがトーマを書いた動機だそうだね。
自分としては上級生の方がちょっと育ちすぎてる感じがした。
また来るよ。
454=463=465=470=471=481
まとめて逝っとけ
誰がどういう発言しようがそれに対して電波とかどうとか
煽り文句をつけているのは更に荒れるのを期待してやっているとしか思えない
454=463=465=470=471=481
読んでると口調がそっくりでよ545と463以下
他人の空似でもこうは似まい。
じゃあ他人の双子。
いい加減、粘着くん止めれば。>486その他。
レス番号を勝手に=させてるのを見るたびに、2chで一番うざいタイプの
粘着を見る気がする。
こ こ は い っ た い な ん の ス レ で す か ?
自分のアフォさ加減を披露してデムパを発信するスレ?(ゲラ
語りのカキコが終わったらお莫迦披露大会になってる。
やっぱりこの人信者って変わってるネェ
プチ知性をお披露目しようとして自爆しちゃっただけなんだから
流してやりなよ。
所詮こんなとこで自分の知ってることさらけ出そうなんて考える奴は
電波なんだからさ。
なんか、変な煽りがいるなぁ。アンチスレから流れてるんじゃないの?
相手にしない方がいいと思われ。
荒らしたくてやってるとしか思えん
493 :
花と名無しさん:02/06/16 08:12 ID:LJIk7ZnM
新作まだ〜? まちくたびれた、まちくたびれた。
そういえば新作の話、前にここでもちらっとでてきてたね。
どういうジャンル、雰囲気の作品になるのか楽しみ。
反動で、ものすごく明るいコメディになったりして。
440 長い自分語り
↓
454 プチ知性お披露目自爆
↓
463 弁護 以下同文
↑読んでみました。
このスレに限らないんだけれど
おのれの馬鹿を自覚している馬鹿は可愛いがその自覚が無い馬鹿は最悪ということで。
いい加減に流せよ。どっちが電波か一目瞭然。
とにかくお前の粘着uzaい。どっか逝け。
以後粘着はスルーで宜しく、萩尾さんの話に戻りましょう。
>497
煽りは放置でしょ。
おやめなさい、あなたの方が電波に見えますよ。
もう無限ループ(w
ネタにレスが付かないのが致命傷と思われ。
傍から見るとどちらも見苦しい&迷惑というだけなのだが・・・。
海のアリアを何年かぶりに再読したら、殆ど忘れていた。
最初の歌手のエピソードが好き、でも全体的にみるとちょっと散漫な印象も。
アベルの父親、嫌なヤツキャラだなぁ。
前の作品を読むと、残神のグレッグに似た人が
結構出てきてる感じがするのんだけど、どうだろう・・
ハーバルレモン?とかが出るのってあったよね。
あれに、登場人物(主人公かな)の幻覚に「勉強しろ!勉強しろ!」って
年老いた父親が出てたのが、印象的だった。
残神のサンドラっぽい表情の女性もよく登場してるよね。
現実を直視しないタイプの人として。
いやごめん、結構テキトーに読んでるだけかも。
(萩尾さんの親との確執については具体的にどこかで読んだことはないです。
どっかに書いてるの?既出だったら無視してね)
504 :
503:02/06/16 18:42 ID:???
自己レス
>前の作品を読むと、残神のグレッグに似た人が
っていうのは、骨格とかそのへん。
ホント適当なのね、わたし・・・
海のアリアのアベルのオヤジはからかわれてておもしろかった。
本物のアベルから見ると、死んじゃったんだからあの話はハッピーエンド
じゃないよね。それとも死にたかったんだからそれで良かったということか?
女の子に「じゃあ、死ねば?」と言われてニッコリするアベルがとっても
萩尾さん的で好き。
ハーバルレモン?はハーバルビューティかと
ブルーレモンというハーブもでてくるので混同されたのでは。
親との確執はハードカバーの訪問者のあとがき(81年)に
たいていの事を犠牲にしても漫画を書いていきたいのか
両親に納得できるよう説得できなかったので
親子間の意識にこれだけのギャップがあるのかと
心理学・育児・教育etcの本を読み漁ったと。
>502
>傍から見るとどちらも見苦しい&迷惑というだけなのだが・・・。
こういう一言が余計ですよ、お気をつけて。
話がやっと別の話題で展開しはじめた時に…507もちょっと気をつけて欲しい。
親との確執の話は、親から「そろそろ漫画家をやめたら」といわれた
という発端が抜けていました、わかりにくくてすいません。
>>506=508
ありがとう。
そうですか、プライベートな親子間のことなので曖昧に
書いてあったのだろうかと推測していました。
思ったよりはっきりとした表現だったのだということを知ることが
できて嬉しく思います。
それにしてもハーバルレモンなんて間違えて恥かし・・・
次作のテーマは久しぶりにSFもいいな。
「左利きのイザン」に出てくるブール先生、
銀の三角でもご活躍ですね(これも既出かな、スマソ)。
510 :
花と名無しさん:02/06/16 23:31 ID:wE0uIIos
>493
新作は7月に出るフラワーズだよ。
ちゃんと漫画になってれば何でも良い。絵プラス詩、とかお話、とかは勘弁。
そういうのが嫌いというのではないけどできれば漫画を読みたい。
揚げ足取られる事すんじゃねえぞ(゚Д゚)ゴルァ!!>502
イアン「ジェルミ、アメリカもベスト16に残れて良かったな」
ジェルミ「何の話?」
話題がつまんないせいかレスが伸びないね。
がんばって>506=508
514 :
花と名無しさん:02/06/17 00:17 ID:LHqt14OQ
>512
ぷぷっ。なんかいい会話。
今ふと思ったんだけど、アメリカって「残酷」にあったような性犯罪多いよね。
美少女コンテストで優勝バンバンかっさらってた女の子は、結局実の父に
犯られて殺されちゃったのかな、、。犯人はだれだったのかな?
久しぶりに「11人いる!」を読み返した。
いつ読んでも面白いなぁ…かなり好きみたいだ、この話。
結構何度も読み返すんだよね。
…
がんばってね…
「残酷」の舞台はイギリスだけどな。
ジョン・ベネちゃん事件は迷宮入りなんだろう。
次の作品はジョン・ベネちゃん事件の漫画化でもいい。
ちゃんと犯人教えてくれ。
ずっとカキコ出来なくて遅くなったが、自分も「寄宿舎」見たよ。
内容的にはとりたてて惹かれるものは無かった。
だからこそ483も言ってるように「トーマ」を書いてくれたん
だったら、物足りなさを感じても「寄宿舎」に感謝するよ。
でもツボなシーンが結構あったぞ。
たとえば、校舎と高い木立をバックに生徒たちがサッカーを
している描写と同じシーンが出てきたりとか、
食堂の雰囲気や温室(これはポーだが)が出てくるあたりとか。
ギムナジウムでの生活を描くのに結構この映画を参考にした
んじゃないかなとオモタ。
そういう意味では自分は楽しめた映画。
作品の舞台別ワールドカップ成績中間発表
トーマの心臓 (ドイツ) ベスト8 優勝候補
ポーの一族 (イングランド)ベスト8 人気ありすぎ
アメリカン・パイ (アメリカ) ベスト8 快挙だが米国民は関心なし
ローマへの道 (イタリア) ベスト16 顔のレベルは高い
メッシュ (フランス) 残念
>512
ワラタ。
「寄宿舎」観た人達感想ありがとう〜。
寄宿舎の雰囲気からインスパイアされて、更に濃いものを
作っちゃったんですね〜。>萩尾都望
親との確執話ですが、
「少女漫画魂」というインタビュアー藤本由香里の本で
そのあたり詳しく載ってました。
親御さんが、漫画家っていうよりは絵本作家の方が
聞こえがいいから(うろ覚えなので、違っていたらスマソ)
絵本にしたらどうだ?とか言われたとか…。
なんか個人的な話になってしまって恐縮ですが、
公的な本に載っていた事だからまぁ良いですよね。
「少女漫画魂」のインタビューは私も読みました。なんか、藤本さんが
逆にインタビューされてるような個所もあって、藤本さん好きじゃない
けどあれを読んでけっこうおもしろい人なんだと思いました。
絵本作家の方が聞こえがいいから、というようなこと言ってましたね。
「二十歳の頃」でもそんなこと言ってたしごっちゃになってるかも。
トーマ、ポーを描いた後の萩尾望都にでも親はそんなこと言うのか、と
漫画家の社会的地位の認識について世代間ギャップを感じました。
私は創作活動のなんたるかを面白可笑しく描いた「でくのぼう」が好きです。
漫画家がいかにしてネームをひねり出すか、いかに深い思考から話の構成を拾い出してくるか。
そうやってあれらは生み出された物なのねと感動。
523 :
花と名無しさん:02/06/18 09:52 ID:DWOjD9.I
うわー。それ読んでみたい
>>522 単行本に収録されてますか?
まぁ、それほど454の自爆がケッサクだったということで。
>494 反動で、ものすごく明るいコメディ
反動で軽めの短編がちょっと読んでみたい。
胃にもたれるほどのヘビー級はしばらくはかんべん。
自分も軽いタッチの作品が読みたい。
これで終り?な感じだったあぶ丘もちゃんと結末をつけて欲しいが。
526 :
花と名無しさん:02/06/18 19:15 ID:S6eulq16
522じゃないけど…
「でくのぼう」は
第2期 萩尾望都作品集15「モザイク・ラセン」
に収録されてます
527 :
dddd:02/06/18 19:26 ID:sdO3NSRU
528 :
花と名無しさん:02/06/18 19:38 ID:6cws01FI
ジョン ベネ ちゃん事件か、、。
犯人はだれだ?
529 :
花と名無しさん:02/06/18 19:50 ID:DWOjD9.I
>>527 ありがとうございます! 週末、探しに行きます。
編集さんと平和な打ち合わせ
編集さんと戦闘的な打ち合わせ
っていうのこういう題名だったのか>でくのぼう
531 :
:02/06/19 01:30 ID:???
作品集はもう増刷しないのだろうか。新刊が入手しにくくなりつつある。
煽ラーもいなくなったけれど話題もとってもさびれたね。
533 :
名無しんぼ@お腹いっぱい:02/06/20 10:26 ID:HACVQiCY
「残神」では、過去の作品のエッセンスが色々とちりばめられていたと思うのですが、
たとえば
長髪男と主人公の同性愛・主人公とチト異常な母・主人公にからかわれるというか弄ばれる(←というと言い過ぎだけど)そばかすの男の子
こういうネタは萩尾先生にとってどういったものなんだろう。単なる好みなんだろうか。
私は銀の三角が好きです。ラグト―リン萌え。
534 :
名無しんぼ@お腹いっぱい:02/06/20 11:39 ID:HACVQiCY
10年近く前、ホラー系の分厚い雑誌、なんだったかなあ。サスペリアだったかホラーMに、
「マリーン」のパクリとしか言いようのない短編が出ててすごく腹立たしかったよ。
マリーンに当たる人は男だったけど。
でも、絵は下手だったしつまんなかった。「マリーン」読んでてもパクリと思う人は少ないかと思うくらいひどい漫画だと思った。
でもパクリだと思った。パクリとまでいかなくても、その作者が「マリーン」を読んだことはあるんじゃないかと思った。
誰かその漫画(題名は忘れた)読んだことある人いないかなあ。
535 :
花と名無しさん:02/06/20 12:23 ID:x9ajkmUM
でもパクリ問題って微妙だしな〜。
「マリーン」のような題材って割とあると思うんだけど。
ようはどう書いて表現するかではないでしょうか。
>533
好み、繰り返すテーマはどんな作家にもあるような気がするけど、あの作品は
トーマの未消化部分「性」を深く掘り下げて描いた「裏トーマ」じゃないの?
537 :
花と名無しさん:02/06/20 22:54 ID:QVKT2Z3E
私は「マリーン」読んだ時は水野英子の「セシリア」思い出した。
定説 ? で、「セシリア」は映画の「ジェニーの肖像」そのまま。
>537
私も「マリーン」を読んで「セシリア」を連想しました。
友達に言ったら、よくあるネタだと一蹴された。
「セシリア」の原作が「ジェニーの肖像」なのは有名な話ですね。
ちなみに「ジェニーの肖像」は小説ですが、映画にもなってるし
石ノ森章太郎もマンガにしてるらしい。読んでないけど。
スレ違いスマソ。
539 :
名無しんぼ@お腹いっぱい:02/06/21 01:14 ID:X.Sj6sMo
マリ―ンって、原作者いるよね。誰だったっけ。
今里孝子
541 :
名無しんぼ@お腹いっぱい:02/06/21 01:19 ID:X.Sj6sMo
>540
アリガトウ!コミックスが手元にないもんでわからなかったのです。
ネタ的にはタイムパラドックスものだよねぇ。
それに恋愛の切なさを絡めてるというか。
「マリーン」以外は読んでないので、類似性は分からない。
でも、ネタだけでいえば、結構よくある。
それをどう料理したかが、作家の技量。
>>518 「寄宿舎」感想、サンクスです。
私も観てみたいのお。
あと、タイトルとあらすじしか知らないんだけど、
「テルレスの青春」観たことある人、いますか?
1966年の西ドイツの寄宿舎もの。
あらすじによると、寄宿舎内の暴力とか盗みとかゲイテイストとか、
けっこうトーマっぽいみたい。
「感謝知らずの男」初めて読んでみた。
萩尾望都のバレエ漫画って絵的にどうだろう?と
期待しないでいたら想像してたより(・∀・)イイ
547 :
花と名無しさん:02/06/22 16:55 ID:7rioaSrE
個人的にはバレエのシーン自体はそんなに好きじゃないけど
話はいい。特にレヴィが良い。
私も「テルレスの青春」見たい。評判だけはきいてます。
トーマって
>寄宿舎内の暴力とか盗みとかゲイテイストとか
なんすかね。
>>542 「マリーン」、「ジェニーの肖像」はタイムパラドックスには関係ないぞ。
>549
タイムパラドックスの定義を知りませんが
あるキャラにとっての「時間」の経過の仕方
が他のキャラと違うのは確かですよね。
トーマには確かに寄宿舎内の暴力、盗み、ゲイテイストはある。
それがすべてではないけど。
それはどうかしら?
私は数少ない萩尾さんのラブコメが大好きですが。
「ジェニファ恋のお相手は」とか古いけど、なんかセンスの良さを感じる。
後は「この娘売ります」とか、「3月ウサギが集団で」、「キャベツ畑の遺産相続人」
みたいなメチャクチャコメディが見られなくなったのがちょっと寂しい。
「あぶない…」はかなり滑ってるし。
フラワーズの9月号から新連載スタートですね。あまり、重くなりすぎないのを
希望する。
そうか、「あぶない・・・」は滑ったコメディだったのか。
納得。いったい何なんだ、と思ったよ。
「テルレスの青春」検索してみたら、なかなかの名作らしい。
ドイツのギムナジウムが舞台で、主役のマチュー・カリエールは誰もが認める美少年だと。
ヴィスコンティも彼を使いたがっていたとかいないとか。
これは、絶対、買いだーーーー、と通販サイトに行ったら「在庫切れ」
あきらめないで地道に探してみるわ。
こんな評判の映画なら、萩尾先生が見逃したはずがないと思う。
>トーマには確かに寄宿舎内の暴力、盗み、ゲイテイストはある。
こういうのまにうける厨てのもいるんだろうな。
>>556 >トーマには確かに寄宿舎内の暴力、盗み、ゲイテイストはある。
ーあるーーと深読みできないほうが厨だと思うが。
>556
ないのか?あるだろ。
トーマ読んだけどどこに暴力やゲイがあんの?
まさかあれがそう?
つまんねーー
トーマって何言おうとしているかさーーーぱりわかんないんですけど。
トーマってご都合主義の綺麗事ちゃんって感じで嫌い。
これを深読みして勝手に解釈してトーマほど奥深い話は無い、、とか
心酔するオバにはなれない。
確かに叙情的で綺麗だけど中身は??と思うことの方が多い。
確かにご都合主義という側面は否めないね
深読みしなくても描かれていると思うが
それともまたトーマ解釈論争をむしかえそうという罠?(w
解釈は人それぞれだから。
終了
>あらすじによると、寄宿舎内の暴力とか盗みとかゲイテイストとか、
>けっこうトーマっぽいみたい。
545の厨がすべての原因です。
読みが深いとか浅いの問題外。
なんかキショイ
なぜだかトーマの事になると、過剰に反応しがちということで
終了
「ポーの一族」より「トーマの心臓」好きな人の
数がかなり多いのだろうか。「ポーの一族」の話題は
ここではあまり盛り上がらないような気が・・・・
ポー〜大好きだよ。
最近また読み返して、、あの時間の流れとか好き。
エドガーがやっぱり孤独っぽくて可哀想だけど。
あれは、、最後アラン消えちゃったんだっけ?(亡
ユーシスももう少し大人で思慮深かったら、、といつも思った。
自分はユーシスより、その兄上の方に萌えますた。
>>568 禿どう。
「みんなわたしを〜」のせりふの情けな顔萌え〜
>>549 「ジェニーの肖像」は知りませんが、女の子が自殺(?)することによって
過去のまだ全然存在さえ知らない子供の年齢の時の少年に会いに、時間を
超えて(溯って)会いに行ってますよね。
それによって少年の心の成長、引いては進路が変わって行くのなら、充分
タイムパラドックスと言えると思うのですが。
>549にとっては、あれは単なる幽霊譚なのか…
>あらすじによると、寄宿舎内の暴力とか盗みとかゲイテイストとか、
>けっこうトーマっぽいみたい。
545はくだらねえことかいてんじゃえーよ。(゚Д゚)ゴルァ!!
てめえのおかげでスレが荒れるんだ。
549ではありませんが。
>570
SFでタイムパラドックスという言葉は、たとえば、
「未来の自分が過去の自分を殺したら、今の自分はいなくなる。
しかし自分がいなくなれば、未来の自分は過去の自分を殺せない」
という、時間移動によって起こる説明不可能な矛盾を言うので、
570の言うように影響を受けるだけでは、
パラドックス(矛盾)という言い方は使わないと思います。
時間旅行物が必ずしもタイムパラドックスを扱ってるわけではないので。
スレ違いスマソ。
>>569 その時のマドンナのセリフにも萌え
ポー内ベストカップルかも。
いや、やはりベストカップルは老ハンナと大老ポーでしょう(w
ポーの中で一番DQNはシーラかな。
奴がもっと気を付ければメリーベルは消えなくて済んだ。
アランも一族になっていなかった、、??
でも、、果てしなく続く命って何処か淋しいよね。
576 :
花と名無しさん:02/06/25 00:59 ID:9qqL8OCQ
age
>572
タイムパラドックスが矛盾だけを指しているものではないと思われますが。
あなたが指しているのは、あまりにも有名&固定化した狭義のものですよね。
誰の短編だったか忘れましたが、海外小説で人類発生以前の時代にリープした
トラベラーが一匹の蝶々を踏みつけたことにより、その登場人物の時代に戻って
来た時に、政治形態が変わっていたというものもありました。
旅行前と旅行後に矛盾が生じる=影響を与えるというのは、こういったものも
含むと思います。
「マリーン」の場合は物理的な矛盾で言えば、銀のイヤリングがあります。
あのイヤリングが十数年前から存在していたはずはありません。(誰かの
遺品で受け継がれた物とかでなければ)
普通のお店で十数年も売れずにいれば、それは不良在庫もいいとこです。
薬屋のお祖父さんはイヤリングでの支払いを断りましたが、小さな影響が
積み重なって最終的に大きな矛盾を生ではないでしょうか。
「マリーン」自体はその辺りに主旨を置いた話ではないので、取り上げられては
いませんが、雇い主先のお金持ちの女の子がイヤリングを見つけて少年とケンカ
したエピソードなどもあり、彼の進路の決定に影響を与えていると思います。
少女が幼い日の少年と会うか会わないかで、少年の人生行路が変わっているだろうと
思われる点で、私はこれも広義のタイムパラドックスネタのものだと思いました。
でも、物語の主旨はあくまで恋愛(というか…思慕?)なので、これ以上突っ込んで
この話をやりとりしても、仕方ないかなぁと思います。
実際、作者もそういう風に読まれることは本意ではないでしょうし。
興味のない方には面白くない話を長々と引っ張ってすみません。
「マリーン」は女性の年がとってないのに不思議に思わなかったのか疑問だった。
あ、突っ込んではいけないんですね。
>>577 何だか、、凄い迷惑。
こんなレス付けられても読めないよ。
語りたいなら他逝って。
580 :
花と名無しさん:02/06/25 23:03 ID:MUpf56aA
>578
いやあ、不思議には思ってるでしょう。
「不思議だね」とか言ってなかった?
>577
語る場所だからいいと思うけど、難しくて良く分からん。
>あのイヤリングが十数年前から存在していたはずはありません。(誰かの
?マリーンが自殺して過去に戻って主人公にイヤリングを渡したことですか?
>581
そのことでしょう。<イヤリング
たとえば今年作ったはずの新製品が、10年前に存在してたら変だろうってことかな。
583 :
花と名無しさん:02/06/26 10:37 ID:TouGJjmM
物語なんだから進行に都合よくいろんな言葉ができると思う。
タイムパラドックスが問題になるのはそれを使った物語を作る時だけと思う。
そうでなきゃタイムマシンで過去に行っただけでもうパラドックスでしょ?
タイムパラドックス
アズ兄ちゃんがあぶ丘の中で説明して、みんなこんがらがってたような気が。
585 :
花と名無しさん:02/06/27 00:42 ID:kBYrDk/Q
今どこかで作品描いてますか
大体においてタイムマシンで過去に行ったら、パラドックスを生むんじゃない。
SFの本とかだと、いかにパラドックスを生まないか、最新の注意を払ってるけど。
萩尾さんの本じゃないけど、映画の「バックツーザフューチャー」なんて、
パラドックスを作ることが娯楽になってるんだし。
ハリウッド映画だから、そこら辺は娯楽作としてお気楽に作ってるけどなー。
587 :
花と名無しさん:02/06/27 01:51 ID:088vNKlY
>585
今は描いてない。フラワーズ九月号を待て。
588 :
花と名無しさん:02/06/27 19:59 ID:pDf7zt3M
今日の毎日朝刊2面下の小説紹介、装画・萩尾望都となってた。
何て人のだったかな?継体天皇の話らしい。
挿絵もやってるのかな。
萩尾さん、小説の挿し絵とか表紙は昔から結構やってるよ。
FTやSFが多いけど。
一度ガンダム(だっけ?)か何か、「えーー!?」と目をパチクリして
しまうような本の表紙も描かれてた。
ああ、思い出せないのがもどかしい。健忘症か(w
590 :
花と名無しさん:02/06/28 13:12 ID:cNGJoc4E
萩尾望都の最初のギムナジウムものって「11月のギムナジウム」なんでしょうか?
それ以前の作品をあまり読んだことがなくて。
ギムナジウムや外国の寮生の学校の中での少年達のドラマ(ラブあり)ってこの作品が起源と
なってるんでしょうか?
>>589 ターンエーガンダムの表紙だと思います
くはっ、見たいガンダムのイラスト
592 :
589:02/06/29 01:51 ID:???
>590
ありがとう。すっきりしたー。
で、最初のギムナジウムものは「11月のギムナジウム」で合ってると思います。
それ以前にも外国ものは描かれてたけど、寮生のはなかったはずです。
新作ファンタジーになるみたいですね。
キャベツ畑みたいなどたばたになるのかなー?
古くてすまんです、萩尾さんのファンタジーでこれが好きなもんで…。
自分は「あぶない〜」みたいなSFファンタジーでも可。
前編、後編にわかれる程度の長さはちょうど良いような気がする。
最近のここ前半と違ってつまんね。
ポーの一族。
あの話マジで切ないですね。
シーラのせいで若い医者にばれて、メリーベルが追いつめられて
灰になるシーン。。
脳裏に刻み込まれるっていうか、なぜか昔から知っていた物語のような
不思議な感覚に襲われます。
色々印象に残るシーンが多いです、ほんと。
アランと出会った頃の話で、メリーベルの部屋の窓から、雨の降っている
海が見えるところとか、なんか感性が凄い人だなぁと。
それともそういう映画のエッセンスのようなものを掬い上げ、
萩尾望都ワールドにしていっているのでしょうか…??
(映画あまり詳しくないもので)
いずれにせよ、すごいなぁと…>ポーの一族。
グレン・スミスの日記とかも評価高いですが、好きな回が
沢山あります、あの漫画。。 っていうか、ほとんど??
マンセー意見ですんませんが。
74 :花と名無しさん :02/04/20 15:17 ID:???
私は「ポーの一族」では「グレンスミスの日記」と「ペニーレイン」が好きです。
「グレンスミス〜」は一族ならではの時の超え方が壮大で比較的短い短い編にもかかわらず
あれだけの歴史、人々の生活、人生を描ききるなんて凄い。
「ペニーレイン」はイギリスの片田舎の小雨降る鬱々とした雰囲気がなんともいえない。
陰惨をかき消すようにエドガーがくべる暖炉の火。
そしてアランが目覚める晴天の朝。
登場人物の心情と物語の雰囲気が見事に一致してすばらしい。
そしてそのまま「リデル森の中」に進んでいく流れは芸術品と言ってよいのでは。
このスレの前半にこんなんありました。
596に同意。
597さんがんばってるけどね…
600 :
花と名無しさん:02/07/01 23:43 ID:7JsT7W..
リデルはおとぎ話みたいな話だけど「ペニーレイン」は渋いねー。
日本の梅雨みたいにむしむしする雨じゃなく英国の冷たい雨なんだねー。
ポー最終シリーズ、これで最後なのになんか他のに比べて余韻が少ない感じの作品で寂しい…
つうか、エディスめ、エディスのやつめ〜うわーん。
>596 禿同 煽ラーいた時のほうがまだましだとオモタ
>597 厨のかきこはイタイわ
>600 >601 そう、そういうのが普通よ。普通のカキコしよう。
>>602 禿道
597みたいな語りカキコは痛すぎ。
前にトーマを一生懸命語ってた厨か?
アランが消えたとき、、悲しかった。
あの後エドガーはどうしたんだろう、、とず〜っと思っていた。
一人じゃ淋しすぎ。(ゴウキュウ
萩尾望都スレの法則 1
イタイカキコがあると、スレが活気づく。
萩尾望都スレの法則 2
トーマの話になると、荒れる
606 :
花と名無しさん:02/07/02 00:12 ID:S41Q9J2I
エドガーも火の中に飛び込んだんじゃないのかなあ。
もう明日へは行かないって言ってたし…
つうか、エディスめ…
たいしてキャラも立っていないくせにー。
萩尾望都スレの法則 3
煽ラーが常駐している
萩尾望都スレの法則 4
マターリできず意見はたいてい別れるが、皆それぞれ作品を愛している(らしい)
萩尾望都スレの法則 5
素直な感想も作品の評論も排除される傾向がある
>>606 やっぱり死んじゃったのかな・・・・・・
>597みたいな語りカキコは痛すぎ。
>前にトーマを一生懸命語ってた厨か?
ピンポーン、つまんねスレの超本人。
しばらくROMっててくれないかな。決して来るなとは言わないからさ。
萩尾望都スレの法則 6
1〜5 → そして誰もいなくなる
613 :
花と名無しさん:02/07/02 00:58 ID:S41Q9J2I
キリアン・ブルンスウィック(だっけ?)好き。
少年らしい葛藤があって、いい子ちゃんじゃないところが。
彼のその後の話が読みたかったなー。
ところでエドガーとアランだったら、皆さんどっち派ですか?
私は他の作品ならエドガー的性格が好きなんだけど、ポーの一族に関してだけは
断然アラン派です。
「僕のことだけ考えてくれなきゃやだ!」
私はオズワルド派ですだ。
キングポーは何処で寝てる?
私もオズワルドに一票(w
キリーもいいけど委員長もいい味出してたな。
あと、兄を殺し損ねた方のロジャーとか。
エドガーは人間だった頃の方が好きかも。
小鳥の巣から読んだからどうしてエドガーがいばってるのかわからなかった。
463 :花と名無しさん :02/06/14 23:49 ID:???
>454 & 455
山のあなたの空遠く 幸い住むと人の言う…
このフレーズ、ずぅっと気になりつつ、出所が思い出せなかったんですが、
こんな所で分かるとは・・・!
とてもすっきりしました。 ありがd!
592 :589 :02/06/29 01:51 ID:???
>590
ありがとう。すっきりしたー。
>603 >601
いるんだよね、モニョル厨が。
痛いカキコですぐわかる。「すっきりした」他
私も逝って欲しい。
↑
>601間違い。>611でした。
>>618 解ります。それにスゴイしったかぶりだし。
オエってなる。
イタイ厨が消えてくれることに賛成ー!
煽ラーだって厨がいなければ煽りようがないんだしさ。
厨叩きの蒸し返し、繰り返しもちょっとうざい
痛いといわれるレスが返って来るまで煽っている様で引く。
>萩尾望都スレの法則 ワラタ
個人的には、長く書きたきゃ書かせておけばいいじゃん、と思う。
このくらいで長いって言ってたら三原スレは読めない。
問題は、長さじゃない。
まーもういいんじゃない?
他スレを引き合いに出しても住人も違うし
これだけ書かれたらわかったでしょう、多分。
つーか、>618の粘着ぶりがコエーYO。
スレ保存して毎日チェックか?(ワラ
突然ですが、フラワーズの次回作は「イグアナの娘」級の傑作であることを祈ります。
残神がNGだったので(たまに雑誌でチラチラみたりはしたけど
萩尾さんの新作読むのは何年ぶりという世界だ…。
NGでない作品ならOK位の気持ち(w
629 :
花と名無しさん:02/07/03 03:45 ID:JzFMDCqM
>626
同意。これが「618にとっての話題」なのだろう。
長文ってもそれ程痛く感じないのに、あえて煽ろうとしてるみたい。
変なレスは徹底無視したほうがいい。
>>630 つまんない方向で盛り上がってもたまんないしね。
オードリー・ヘプバーンのフォトブックを見ていて思ったんですが、
「ローマの休日」の頃のオードリーを少年っぽくしたら残神のジェルミになるかも。
あれだけ太い眉毛が顔にぴったりはまる人(それでいて爽やか)
ってオードリー以外に思いつかない。
>632
私はオードリーを見て、
「恐るべし(・∀・)子どもたち」のアガートを思い出してターヨ
634 :
アゲアシトリ:02/07/03 20:56 ID:NjNtLUjM
「恐るべき子どもたち」だべ?
アガートはジェルミの実の母でした。
(・∀・)も入ってるしわざとかとおもったyo<恐るべし
次のフラワーズの、どうなんのかな。
できれば銀の三角みたいなしっかりしたSF
また読みたいけど…
ま、前後編だから今もSF描けるかどうか
すぐ分るね。
637 :
花と名無しさん:02/07/04 21:50 ID:RldCURac
SFも描けなくなるもんなんか?
銀の△ 好きだったんだけど、久しぶりに読んだらおもしろくなかったよー。
クローンとか日常の話題に近くなりすぎたのか?
>>633のメール欄、見てみ。
SFは構想が立派なだけじゃ、読者に満足を与えられないからなー。
萩尾作品は、時間かけてもいいから良質なのを求むキモチで、
マターリ待つべし、ってとこ?
640 :
花と名無しさん:02/07/05 00:57 ID:g.jtMjnY
その通り。
新作は読みたいけど、萩尾さんが本当に描きたいものができるまで
描かなくてもいい、とも思う。
残神をずーっと書いてる間に
他に書きたい題材がたまっていそうな気もするのだが
一つの作品に没頭してると難しいかな。
>641
きっと軽い物が描きたくなったんだろうな>次回昨
>642
その可能性は高そうだ。
軽いのも重いのも、とにかく新作は嬉しいけどなー。
読んでみるまでそれが自分にとって面白いかどうかは分かんないし。
当たり外れがおおきいからなー。
>>640 そやね
もう、描きたいモノだけ描く、で、充分生活していけるだろうし。
でも新作よみたい。
う〜ん、住人かわったねココ。
最近の話題はなんか萌えない。
萩尾望都スレの法則 7
つまらない、低レベル等スレに文句をいう人が
自らネタ振りする事はない。
定期的に「このスレつまんね」とか言う人がいるね。
そういうレスが、スレを一番つまらなくさせると思われ。
『煽りにマジレスカコワルーイ』だけどさ。
では、文句のみレスも今後スルーという事で。
「暗いと文句をいうよりも、進んで灯りをつけましょう」
だってつまんないもんはつまんないんだも〜ん
>650
そうですかー。でも、それで…?(終)
>649
そうですね。
ついでに「低レベル」発言するレスも、そうっとしておいてあげませう。
萩尾望都のマネージャーの人の話(とあるインタビュー)。
萩尾作品は奧が深いので、深い内容のファンレターが届いたりするそうな。
だけど、作者も色々抱えていてお互いに自分の事だけで手一杯なため、
ファンレター送った読者と作者に意志疎通はないとか。
「愛はあっても理解はない」みたいな感じかな!(ワラ!
ここのスレにもあてはまりそうだね。
自戒もこめて、前の方のカキコ読んでみたら、結構皆いいこと言ってた。
なのに、レス間のつなぎが悪くて、混線気味なのが勿体ない。
「スルー」というのはそいつを無視して盛り上がれなければサミスィのね。
最近のココがつまんないのはそういうこと。
>652
意味不明。
さびれてるってこと
さびれてるのは、カキコにいちゃもんつける人がいるからでないかな。
「レベルが低い」と思う人は、自らいい文書いて、スレの「レベル」とやらを上げれ。
つまんねーと思う人は面白くしる!
それをやらないで文句だけいうのはただの煽りっしょ。
しかも負の方向への「煽り」。
よって、>649 に同意。
>1で、「萩尾望都さんの作品群について、ファンもアンチも普通の読者も
忌憚の無い意見・感想をどうぞ」と間口は広いのにな。
カキコにいちゃもんつける人がいるから→さびれる
カキコにいちゃもんつける人がいるから→意見が出て盛り上がる
いろいろなパターンがあります。
それは住人によるものです。
>「レベルが低い」と思う人は、自らいい文書いて、スレの「レベル」とやらを上げれ。
>つまんねーと思う人は面白くしる!
だーれがすっか! 自分達で盛り上がってみろ! 人を頼りにすんな!
どうぞスルーしてください。
楽しい盛り上がりを期待します。
だってこの人もう終わってるし、振るようなネタが亡い、、。
それにたまたま此処覗くとむか〜しの話しが花盛りで
痛すぎるオバ厨が出現するんだモン。
>656
内容のあるいちゃもん(正の煽り)なら、
反論・共感・感想が出る余地があり盛り上がる可能性もあるが、
「つまんねー」「レベル低い」等のつぶやき系いちゃもんは、
場の雰囲気が悪くなるだけで、盛り上がりようがないのでは…。
いちゃもんのカキコする人にも、色々なパターンがあるのには同意。
もうほっとこ、相手すると何処までもいちゃもんレスする気満々みたいだし…。
萩尾さんの話しすらしていない(ニガワラ
>660
スマソかった。
イタイレスなんかより、自分だけ安全な所にいて文句だけつける
つぶやき系いちゃもんレスが、一番レベルが低いと思いますた。
知性のレベルじゃなくて、コミュニケーション能力のレベルの話。
けど、つぶやき系いちゃもんの人も、なにげに萩尾望都好きそうだったから、
勿体ないと思っただけ。
堕レススマソです>ALL。
そうっと置いておくようにしますわ。
23 :花と名無しさん :02/04/15 10:12 ID:vm56Jts.
萩尾さんはヘッセを愛読してましたよね。
ファンの間では散々ガイシュツかも知れませんが、
ユーリは「知と愛」のナルチスを思い出します。
前半の住人ですが「ヘルマン・ヘッセってだれ?」っていう
ここんところの住人は見ていられません。
>662
23読んでみた。
レス後半の、エーリクとオスカー=「知と愛」のゴルトムントで、
ユーリと最後に理解しあうという想像には、私も萌えた。
ヘルマン・ヘッセだれ?というレス、正直衝撃だったが、
さり気なくスルーしてますた。
あれこそ少数派と思っていたが、違ったのかな?
萩尾作品のアンチというわけでもなく
ただ、スレを荒らしたくて仕方ない人がいるみたいね(鬱
25 :花と名無しさん :02/04/16 01:07 ID:6zKhCSEQ
萩尾望都って名前よく聞くんで、たまには読んでみようと思って
「トーマの心臓」読んだんだけど、あまりのつまんなさにビックリして
しまった・・・。他の作品が面白いのかな・・・?
前半の↑以降の忌憚のない意見も好きでした。
このスレで読めたのは265までかな。
>665
私もそのあたり好きだった。後からROMしたのですが。
25の話題で長くレスが続いていましたが、読み応えあった。
>666
くだらないレスだと思えても、カチンと来る言い方はまずいっす。
266くらいのカキコだったら、気持ちはわかったのだが。
IQ(知能指数)の高さも大事だが、
EQ(感情面・対人面でのIQみたいなもん)の高さも大事かも。
さり気なく話題変えるとかで対処するのが得策と思われ。
ってエラソーでスマソ。 自戒の意味もこめてます。
668 :
花と名無しさん:02/07/06 23:53 ID:MEEvJkV2
ヘルマン・ヘッセを知らない方へ。
「トーマの心臓」でエーリクが「詩人になりたい、さもなくば生きて
いたくないとヘッセは言ったが、小説家として名を成し、しつこく85(?)
まで生きた。若いときは本屋につとめても3日でやめる放蕩息子・・」みたい
な感じで紹介をしてくれています。
ヘッセは好きだったけどあれは新鮮でよかったな。
私はこのスレ好きですよ。平均年齢高いわりには話題が俗世間離れしてて。
ヘルマン・ヘッセ知らないチャンはブッシュ先生もしらないんです。
それで萩尾スレに来ているの。
萩尾さんじゃなくて、スレ分析してる人、コエー。
なんで、そんな昔の話をむしかえしてるのか。
スルーしてはよ盛り上げよ>670
672 :
花と名無しさん:02/07/07 01:34 ID:k9dCd0k2
「11人いる!」のあと、
宇宙アカデミーの生活ぶりを描いた短編ってありましたよね?
「モトちゃん」系のコメディタッチのもので。
あれってどっかから出ています?
タイトルも忘れちゃったのですが。
>>672 タイトルは「スペースストリート」
萩尾望都第1期作品集14 続・11人いる 東の地平・西の永遠と
11人いる!の文庫版に入っているとおもいます(どちらも小学館
「タダとフロルのスペースストリート」だな。小学館文庫の「11人いる!」に
入ってるな。あと、作品集の「続・11人いる!」が入ってる巻に入ってる。
生まれた子供でサッカーチーム作る相談とかしてたな。
675 :
672:02/07/07 02:06 ID:k9dCd0k2
そして夜が明けた。
675さんは本屋にダッシュか。なんかカワイイ。
見つかるといいね。
文庫は、中島らもの解説も楽しかった。
灘高萌え〜。
「美少年とは何者か」ですね。
文庫の解説は中島らもですか〜、
中島らものファンなんだけど…、678さんの「美少年とは何者か」は
どんな脈絡でかかれていたのか気になる…。
しかし、らもの学生時代のエッセイを読んでいてたまに思うのですが、
『おっさん!若い時の自分を美少年ゆうのヤメィ!』です。
いや、ホントに美少年だったのかもしれないが、
どうも違う気がしてしかたがない…。
スレ違いなのでsageですね。
>>679 文庫の解説は読んでないけど、美少年についての思い出話は読んだことある。
男子校でマジかわいい美少年がいて…という話だったよ。
>680
そおっか〜、そんなエッセイもあったね。
自分のことを「美少年」だったと書いていることばかり思い出して、
おっさん何を後書きエッセイしたんじゃ〜と思ったよ。
こんなですが、らもさんも萩尾さんも好きなんですよ。
と、とりあえず、sage
アメリカンパイを何度読んでも泣いてしまうと
書いたのもらもさんでしたっけ?
らもさんの灘高ネタで印象に残ってるのは、
友達が洋楽ロックのコピーをやってて
「これをマイナーコードでやってみ」ってリクエストしたら
そのままの音で悲しそうな顔をして歌ったってヤツ。カワイイ。
萩尾ファンだったとは。
684 :
花と名無しさん:02/07/09 22:07 ID:j15l7FpQ
恐るべき子供たちは、原作とほぼ同じですか?
同じなら原文を読むのが面倒くさいので、漫画を読もう
と思っているのですが…。
>>682さん、
文庫違うけど、以前
夢枕漠さんが少女マソガ自選集みたいな
(ゴメン、もう手元にねーや)文庫を出された際に
『アメリカンパイ』を絶賛されてました〜。
改めて読み直したが、やぱり落涙してしまたよ〜
みたいなことが書いてあたよ。
ちょっと脱線なのでsageときます。はい
686 :
花と名無しさん:02/07/09 23:21 ID:4R7.bcm.
恐るべき子供たちは原作は知らないけど映画にはかなり似てた。
原作の最後はどういうシーンなんだろう。映画のあの、
ドーン、バターンで終わる壮絶な最後が漫画では萩尾さんぽく
なってた。
687 :
花と名無しさん:02/07/14 19:19 ID:HN.UeoKU
「恐るべき子供たち」の中で子供たちが着てる制服はジャン・コクトーの
絵からとったみたいね。
688 :
花と名無しさん:02/07/14 21:46 ID:oXR3CjLg
ちょっとネタふってみる。
このスレ読んでいる人で60年代の水野英子、西谷祥子、わたなべまさこの代表作を
ちゃんと読んでいる人ってどのくらいいるのかな?
水野スレが立ってるけどあまり伸びていないんだよね。24年組より昔に遡って少女
マンガを読んでいる人が非常に少ない気がするのだけど、もしそうだとすると萩尾
望都の功罪と言うことになるのかなとふと思ったので。
対象はいったい幾つぐらいの方なんでしょう?(ゲラ>ネタふり
>688
萩尾望都の功罪という意味がわからない。
その場合、何が功で何が罪なの?
>689 スルーさせて頂く(キパーリ。ワラ。
>688
正直、その3人で知ってるのは…『わたなべまさこ』だけでつ。
水野英子は聞いたことあるけど、西谷祥子さんに至っては
マターク知らない…。
漫画は遡って読めるから年齢っちゅーよりは、やっぱ名作と
うたわれるのを目を通してるけど。。
過去の漫画の方が案外密度濃かったりして結構遡って読んだり
してるのですが、オススメあったら教えてです。
あと、萩尾望都が出てきた当時のことを知ってる人いらっしゃったら
情報キボーン。 やっぱり「彗星の如く」って感じでせうか?
今ですら、過去の萩尾望都作品を越えたり、後を継ぐような
漫画ってない気がしますが。。
>690
功罪、この場合影響とも読みかえられます。
>692
横やり補足。
萩尾望都等24年組のインパクトが強くて、
その前の60年代にも名作があるが、忘れられがちなのでは…?
みたいな感じなのでせう?>功罪。
694 :
花と名無しさん:02/07/15 00:59 ID:RZPq6SgA
はい、私は水野英子、西谷祥子、わたなべまさこを
子供時代に読んで育ちました。
この3人からは卒業しましたが萩尾望都からは卒業できません。
今でも水野英子の絵は大好きですが内容について言えば
萩尾漫画から受けたような人生観が変るような衝撃を
受けたことはありません。
西谷さんはマリイ・ルウから数年間自分にとって一番の
漫画家でしたが途中で飽きました。
60年代の漫画は読者の大多数が子供だったし、いわゆる
24年組の漫画のように大人の鑑賞にも堪える、というわけには
いかないのではないでしょうか。
>691
萩尾望都、大島弓子、木原敏江、竹下恵子、名香智子、
佐藤史生、坂田靖子、樹村みのり、青池保子、内田善美etc.
このへんが私の中ではひとくくり。
特に萩尾さん1人だけが注目されているということは
なかったように思います。
目玉商品ではありましたが、他にも人気作家がいたので。
萩尾望都ファンにお薦めしたい古典(?)は、とりあえず
佐藤史生、花郁悠紀子、内田善美、名香智子、坂田靖子、
森脇真未味、水樹和佳子(水樹わか)…他にもイパーイ
水野さんとわたなべさんは知っているけど、
綺麗な絵を描く人ってぐらいの印象しかのこっていないでつ。
わたなべさんはちゃんと恐いホラーを描く人だという印象。
残念ながら、ともに本をとっときたいとまでは思わないです。
わたなべさんの描いた恐いシーンがたまに思い出されて、
ちょっとだけ読みたくなります。
>695
『ひとくくり』の漫画家さん達のレベル高〜密度濃いっ!! ドヒ〜。
その中ならば、「萩尾さん一人が注目されなかった」というのにも納得です。
名香智子は幼少の頃読み潜在意識にすり込みされておりますが(ワラ、
他の方達は半数以上知りません。
まだまだ読んだことがない名作があるので幸せです。 有難うございます。
ところで、694さんの仰る人生観が変わる衝撃のあった萩尾作品って
なんなのでせう? ちょっと気になります…。
私は、しいて言えば「メッシュ」です。
作品として完成度も高く雰囲気的に好きなのはやはり
ポーの一族なのですが…。
>695
「竹下恵子」→「竹宮惠子」ね。
私の印象では、山岸凉子も695さんが言ってた中に入ってると思うのですが…
なにぶん、現代から見る事しかできない(当時まだまだ生まれてなかった現役工房)ので、
リアルタイムでトーマとかポーとか読んでた世代には違うのかもですが…。
私が一番好きなのは「半神」です。「11人いる!」も好きなのでチョト迷いますが…。
699 :
695:02/07/16 14:20 ID:???
>698
あ、竹宮だった。スマソ。
でも惠子って…昔の漫画を見ると恵子だよ? と思って、
検索してみたら、だいぶ前に惠子に改名されてたんですね。
知らなかった。
山岸凉子もいましたね。
そうなると森川久美も加えたくなる。
萩尾・大島が少女漫画の双璧というのが私のイメージでした。
竹宮を加えて、三羽烏ってとこでしょうか。
>697
人生観が変わったりはしなかったけど、
萩尾望都を知って人生の楽しみがほんの少し増えたのは確か。
現役工房が萩尾望都なんか読むんですか?
現役工房も読むんじゃなぁい?
私が初めて萩尾作品読んだのは、小ガッコの頃だったけど。
しかもドンドン遡って読んだし。
>695
森脇真未味さんだけ、知らない。後は好き(だった)な人ばかり。
要チェックだ。
花郁悠紀子さんは、妹の波津さんもよいよね。
703 :
花と名無しさん:02/07/17 00:46 ID:wd8FAjSM
友達にトーマの心臓勧めたけど
絵が古いってよんでくれないかったよ
此処は古典漫画の推薦板なんですか?
かなり寒いんですが、、。
705 :
花と名無しさん:02/07/17 01:00 ID:wd8FAjSM
古典漫画に萩尾氏は含まれるの?
706 :
花と名無しさん:02/07/17 01:00 ID:4FaK7qLw
私は萩尾全盛期には生まれてない世代ですけど、同世代で萩尾望都好きな人
結構いますよ。時代は関係ないと思います。
読むきっかけがあって、それが自分のツボにはまるかどうかでは?
695さんの挙げているような漫画家さん達の作品に出会えなかったら、私はきっと
「漫画なんて低レベル」って価値観を持ち続けていただろうと思います。
時代ごとに魅力のある新しい漫画は生まれるんでしょうけど、
音楽におけるクラシックみたいに萩尾さん達の漫画はいつの時代にも
読みつがれていくもの、という気がします。
萩尾漫画を忘れさせるほどおもしろいものが出ればそれはそれで嬉しい。
695はホント豪華な顔ぶれだけど、
やっぱりと言うか、いわゆる花の24年組の人達が多いですね。
しかもほとんどの人が今でも活躍してるってとこが凄い。
今市子さんの絵柄って萩尾さんに通じるものがない?
線とか、なんとなく。
>705
萩尾さん自身は現役の漫画家さんだから
古典と呼ばれるのは不本意かもしれないけど、
ポーやトーマはもう古典的名作と言えるんじゃないかなあ。
>703
絵の古さは、どーしてもあるよね。
でも、オスカーのキャラは色褪せてないぞ。
711 :
花と名無しさん:02/07/17 18:39 ID:7m.Z46uQ
>>709 今市子さんは萩尾さんの漫画に影響されたって自分で書いてましたよ。
絵柄が似てると言うのは初耳だけど…
709>711
そうなんだー。自分で言ってるんですか。
似てるってほどではないんだけど。
今さんの漫画を見てると、なぜか萩尾さんを思い出すんだよね。
少し古い、もう少し濃くない頃の。
>703
あの時代(70年代)を考えると絵のセンスはかなりいいんじゃないか?
>713
いい、とか言うよりも先駆者そのものだと思う。
古いと言われるってことは、真似する人(影響を受けた人)がそれだけ多かったってことだろうなあ。
萩尾氏は、流行を追いはしないけど、自らの画風に固定されもしない、
稀有な人だと思うがどうか。
715 :
花と名無しさん:02/07/18 10:30 ID:K8P.18CI
自分は最近になって「ポー」とか読んだけど、
アンティークを楽しむ感覚で可愛いと思った。
そんなに絵が古いかなあ。
そりゃ30年以上前から描いてる人だから、
古いのはあたりまえなんだけど。
見慣れちゃってるから気にならないだけ?
個性ってことにはならないのかね。
じゃ少女漫画で新しい絵ってどんなのだろう。
そりゃ、最近のアニメ系の絵に慣れた人には、古く見えるだろうなぁと思う。
でも、いつの時代も変わらずに好きだなぁ。
雰囲気とかがとても綺麗で落ち着ける絵だよ、個人の好みの問題だけど。
>少女漫画で新しい絵ってどんなのだろう
コギャルみたいなの
コギャルみたいな絵もきらいじゃない
センスあるなーと思う人はいっぱいいるしね
でもそれを見慣れて萩尾さんの世界を分からないとしたら勿体無いと思う
私は20代前半ですが周りの友達は
萩尾さんや大島さん坂田さん名香さん山岸さん知らなかった
読ませても「すごい・・・・」とは言うけどはまらないみたい
残念
わたなべまさこさんはたまにミステリー系のレディコミに書いてますね
最初絵がうけつけなかったのに読んでみたら泣きまくって、
レディコミでここまで泣かされるなんてやっぱすごいと思った
コギャル系の絵で19世紀末のイギリスものを描かれてモナー、って話もあるしな。
その逆もまたありだし。
たしかに「いま/ここ」から時間的/地理的に隔たった話に
につかわしい絵ではあると思う。
クラシックというよりアンティークな絵だよね。
>クラシックというよりアンティークな絵だよね。
同意。素晴らしい鑑定眼です。
722 :
花と名無しさん:02/07/22 04:54 ID:iu9q2pLI
一条ゆかりも萩尾と同世代だな。
昔は、一条と山岸がりぼんの2大スターだったって聞いたことがある。
あとは大和和紀も大人気だったのでは。
日本映画黄金時代の名作をすすめても古いから見れない、つまんないと言う人も
いるから、仕方ないよね。手塚治虫だって劇画ブームにすごい苦しんだし、
むしろその絵なり表現方法なりが完全に消費され尽くしても残るものがある作品が
残っていくんでしょうね。
今のギャル系の絵柄で書いてる漫画家さん達も岡崎以外に何人残るかって考えると
ほとんどは残んないと思う。
もちろんそれは悪いわけじゃなくて、大衆文化の良い所でもあるし・・。
724 :
花と名無しさん:02/07/22 23:31 ID:Zq5dsttQ
私は古い萩尾ファンですが岡崎京子ファンでもあります。
他の萩尾ファンの皆さんにも岡崎読んでもらいたいです。
絵で拒否反応を起こさないで。
私が惹かれる岡崎の部分というのは他のギャル系絵柄の
漫画家さんには全然ないなあ。モヨコも読んでみたけど、
2冊目が読みたくはならない。
725 :
花と名無しさん:02/07/23 00:07 ID:Jg46HZsc
モヨコはいいよ
萩尾系の好きな私は逆にモヨコ系はいかにもってかんじで
惹いてみてたんだけど
ハッピーマニアはかなりよい。
というか、今の価値観反映しているけれど
それをきちんと形にできているという点で名作だと思う
ギャル系というと、「フィールヤング」とか、「ヤングユー」あたりの系統を
言うんですか?安野さん、今が旬の漫画家ですよね。ハピマニ初回から読んでるけど
面白かったですよ。若い人にしか描けないパワーがある。
岡崎京子さんは自分にとっては良くわからない作品もあるけど、「ヘルタースケルター」は
感覚が鋭いし、センスも抜群。読んでおく価値はある。
萩尾さんはこういう人たちのセンスから比べると古いのかもしれないけど。
萩尾さんは正統派・若い人は流行派って感じ
岡崎京子さんは「リバーズ・エッジ」がスゴイと思った
6年くらい前に読んだのかな 泣いた
萩尾望都というば、例の「残酷な神が支配する」のパクり騒動で
かなり作家として評判落としたね。
>>714 大袈裟。
そこまで大した作家じゃないでしょう。
>728
あれはパクリじゃなくてオマージュだよ!
なんかこのスレって変。
何十年も前の作品の話ばっかり。
近作が駄作ばっかりだっていう証拠かな。
萩尾望都って「残酷な神が支配する」読んで完全に変態だと思った。
けっきょくあーゆー少年愛が描きたい人だったのね・・・
残神は評判悪いなぁ
70年代漫画の革新て、漫画表現は他の表現方法と同じようにもっと深いテーマや
複雑な心理などあらゆる事を物語ることが出来るという事への試みだったと思う。
岡崎含む80年代のニューウェィヴと呼ばれてた流れは、70年代で物語が語りつ尽くされた
後の閉塞感から物語を開放する流れと勝手に解釈しとりました。
萩尾ファンの私は当時、この新しい漫画家さん達の新鮮さや面白さに興奮すると
同時に食い足りなさも感じてた(70年代の呪縛ですかね)。今はこの表現方法も
一般化されて、面白いもんは面白いし、つまらんもんはつまらんと思ってます。
私は当時、個人的には高野文子さんがお気に入りだったんですが、岡崎さんは
一番とんがってましたね。その後の作品も含めるとやっぱ岡崎さんかな。
この流れ汲んでる今の漫画家で一番注目されてるのってやっぱ安野モヨコかな?
私はやまだないとが一番好き。「西荻夫婦」はやられました。
あー、話の流れは移ってたのか・・失礼。
岡崎のルーツは大島弓子だよ。
コマ構図がそっくりなのまであって、大島信者と岡崎信者による
パクリだいやパクリじゃない論争は結構有名。
737 :
花と名無しさん:02/07/24 00:57 ID:kNuXxvvE
わたしたちの世代では岡崎はちょっと古いってかんじ
738 :
花と名無しさん:02/07/24 01:11 ID:j3BiGjUc
たしかに岡崎の場合は大島弓子の方により近い。
>大島信者と岡崎信者によるパクリだいやパクリじゃない論争
両方のファンの人というのはたくさんいて、パクリだいやパクリじゃない
と言う論争は大島信者対岡崎信者みたいな構図ではないと思うが。
岡崎の「エンド・オブ・ザ・ワールド」に入ってるVAMPSという短編は
吸血鬼の話で、エドガーとメリーベルの会話を思い出すシーンがあった。
文庫版「訪問者」で折原みとが解説してて、その中で
「私のルーツは萩尾望都」なんて言ってた。
折原さん、頼むからやめてください。
>>737 古いって・・・
今でも十二分に読めるだろ。
現在的なテーマを扱ってるし。
なんかでも岡崎=80年代というイメージがあるにはある。
萩尾望都のファンの方、岡崎京子よりも新しい漫画家で
萩尾ファンにもお勧めの漫画家がいたら教えてください。
岡崎京子の大島引用率の高さは、ファンの間ではある意味常識のようです。
page.freett.com/tach/okazaki_quote.html
岡崎信者と大島信者の論争は、自分も目にしたことがあるんですが
ただ争点が、大島からの引用を前提としたうえでの作品優劣論だったので
パクリ云々よりある意味さらにイタタな展開になっていますた。
岡崎信者は男性が意外に多いみたい(80年代サブカル野郎)
モヨコは岡崎のアシスタントをやってたはずです、たしか。
だから岡崎の洗礼は間違いなく受けていると思うが、
「24年組?だっさーくっらー」くらいのスタンスなのでは。
スレに関係なくてすまそ。
>740
岡崎=80年代、同意だなあ。
そして、戸川純・京子姉妹が完全に時代の遺物となってしまっている現在では
737の、岡崎京子は既に時代遅れと言うのもうなづけるのだった。
大島さんに影響されてる漫画家はゴマンといるだろう、パクリ云々は不毛。
90年代で岡崎さんを超えるような実力の漫画家さんはいるんですか?
是非知りたいもんだ。今読みたいと思うのは自分はやっぱり安野さんかな。
注目してる漫画で「ベルセルク」をあげてたので(勝手に)漫画を見る目は
確かなんだなとおもた。
>744
ベルセルクのどこを注目してるかによるね。
単なるキャラ萌えということもあり得る。
>745
アニヲタじゃあるまし…。
ベルセルクの三浦は、少女漫画家では大島に影響
うけたと、インタビューでいっていたぞ。
大島スレか岡崎スレでやってください。
749 :
花と名無しさん:02/07/24 23:24 ID:/EFKNNVY
時代から遅れるというのはネガティブな事ばかりではないと思うよ。
全ての人間に訪れる事。流行って常に若者のものだし。
むしろ私は時代から一歩引いた時に何を作るのか、とても興味がある。
漫画に限らず、音楽なんかも。
時代に乗り遅れないように無理して若作りしてるものはあまり興味がないけど、
より普遍的なテーマをどう扱うかとか、どう成熟してくのかに興味がある。
「ポーの一族」や「トーマ」が70年代なら
「残神」のような殺伐、リアルとした世界は90年代以降のものだろう。
しかもこのことは萩尾望都に限らず―同時代の人間が―岡崎京子も然り。
まあ、これが90年代から現在に続く世界なんだろうね。
「残神」評判悪いみたいだけどこの現実を疲れながらあえて直視しておく
という態度があっていい。
80年代に限っていえば、あの時代に一世を風靡した俳優やクリエイターが
スマートでかっこいい年の重ね方(生き残り方)に成功しているとは思えないなあ、
申し訳ないけど。
だから岡崎さんや戸川さんについては気の毒だと思う一方で、
実に象徴的な結末だよなと思ったのも事実。
思えば萩尾さんの80年代の作品も、理屈ばっかりで身体性に貧しい人間
(自他の境界が曖昧でコミュニケーションがうまくとれない)が主人公の話が
多かったよな。
萩尾ネタは出尽くしたんでしょうか?
とにかく
「トーマの心臓」における「愛」のかかれ方が中世的な「神への愛」
と近代的な個人の愛が混交しているのはどう読んだらいいんでしょう。
トーマの遺書が挟まれていた本が「ヒューマニズムとルネッサンス」だし
それに加えて、性を剥奪された「少年のときとしての愛」を用いることで
思弁的な愛の形象を浮き彫りにされているとは感じるが。
>753
「象徴的な結末」には同意。けど成熟というのは誤解を招く言い方だったかな。
クリエーターにスマートでいて欲しい訳じゃなくて、むしろもがいて欲しいんだろうな。
ちゃんと、真剣に。
それが、そこから創れるものだろうし、年取った自分(私ね)の現実の一部分でもあるし。
自分が萩尾さんや岡崎さん読み続けたのはそれがあるから。
漫画家個人の人生から考えれば桜沢さんみたいな仕事の仕方するのが幸福なのかもしれんが、
そうなるともう創造じゃないし。
寿退社で責任回避したって別の責任は負うでしょー!(意味不明)
大島弓子や高野文子の仕事の仕方見てると、あれはあれで「よっ!ご隠居!」
ってかんじで、アリかと思ったりするんだが。
>754
>「トーマの心臓」における「愛」のかかれ方が中世的な「神への愛」
>と近代的な個人の愛が混交しているのはどう読んだらいいんでしょう。
すみません、ちょっと確認。
それはトーマの愛が、
「神の愛」の模倣のようでもある一方で、
ユーリへの個人的な愛(ルネサンス的な愛、キリスト教の影響のない愛)
が混合しているように感じられるという事でしょうか?
もしそうであれば、
個人の愛も、純粋に高められれば、神の愛に近くなる…といった所かな〜と
思っておりました。
そこに「愚かで世俗的な人間」の中にも希望を見いだしているっちゅーか…。
性に目覚める前の少年の日のプラトニックな愛は、
神の愛に近くなるのは理解できるのだが、肉欲が入るとなかなかそうは行きませんね。
性を含めて「愛」に取り組んだものとして「残神」を読んでみると
あの作品もそれなりに興味深いかも…。
757 :
754:02/07/25 22:35 ID:???
>>756 >トーマの愛が、「神の愛」の模倣
という理解の仕方はしています。でもトーマの示した愛に近代的な愛
が混合しているという捕らえ方とはちょっと違います。
それはむしろエーリクやオスカーが担っているのか?
個人としての愛と神の愛が二項対立的にではなく、混ざり合わず、
そして離反せず、この作品の世界に現前しているというということ
だけ理解しています。
でも、曖昧模糊としていまいちつかみ所が無い、輪郭がぼやけて捉
えられない。
しかし、言語(ラング)とは世界認識を反映する鏡です。そして、「ある
一つの言語を想像することは、ある一つの生活を想像することである。」
ので天上や、神、愛、という言語(ラング)は日本人には理解できないと
ころでしょう。
この世界はそもそも、作者も含めて理解できないものなのかもしれない。
ちょうど西洋人が始めて日本にやってきて「日本人の顔がすべて同じに見
えた。」という時の世界認識のように。
と う ま の し ん ぞ う
・・・って書くと忍者者みたいだ(W
トーマの愛って物凄くエゴイスティックでナルチシズムな部分があるような
気がしてならない。ユーリの精神的負担とかまったく考えなかったんだろうか。
漫画だから美しく描かれてるけどまったく無視してる面があると思う。
>>759 無視されていい思う。トーマは全てをゆるす自己犠牲の愛をあらわ
す部分を担う曲の一部でいい。
現実的な発想を桎梏にしないことでこの世界が思弁的に純化される
といえばいいのか。無視することで表現できる世界―完結していて
文章みたいに全体として意味がにじみ出る。
761 :
花と名無しさん:02/07/26 20:05 ID:sP9GBiqM
(,,-_-)
>747
あ、私もそのインタビュー読みました。
でも、ベルセルクのどの辺りが大島弓子に影響受けているのか
正直わからなかった。
モノローグや、心象風景を絵にするあたりは少女漫画の手法だと思うけど、
大島弓子独特な世界は見あたらなかったような…。
あ、でもベルセルクはオススメです。 特に中盤あたり!
(でもグロイ表現もあるので、苦手な人はいるかもしれませんが)
763 :
762:02/07/26 22:21 ID:???
大島弓子スレと萩尾望都スレ両方見ていたので、
禿しくスレ違いになっているのに気付きませんでした(誤爆。
ゴメソゴメソゴメソ…。
764 :
花と名無しさん:02/07/26 23:50 ID:4TsNgryo
トーマは自己犠牲というよりは死をかけてユーリとコミュニケーションしたんでしょう。
でもそれは賭けですよね。
伝わるか・伝わらないかの。
この話では伝わったわけですが。
こういう形のコミュニケーションはよくわるんじゃないでしょうか。
まあ、自殺という形をとらなくても
あのとき親の言っていたことが今になってわかるとか。
>760
>現実的な発想を桎梏にしないことでこの世界が思弁的に純化されるといえばいいのか。
同意。
>ユーリの精神的負担とかまったく考えなかったんだろうか。
こういうことを書いてしまうとあの話は成り立たない。
違う話になる。
トーマは本当にギリギリの細い刃の上に立ったような話なので。
「トーマ」では救いのある無償の愛を描いてて、「残酷」ではまったく逆の
奪う救いのない愛を描いてるのが面白い。
767 :
花と名無しさん:02/07/27 00:11 ID:L6y6GRTE
話しの中では精神的負担になっちゃっててんぱっているユーリ。
でもそのくらいの出来事がなければ
あのカラはやぶれない。
>766
ですね。
でもイアンとジェルミの間にはセクースもあるがあいもある…。
「神の愛」と「ルネサンス的な愛」は混じることないとしても
同時に存在するコトが出来るという意味で、ここに救いがあるような気もする。
769 :
花と名無しさん:02/07/27 00:28 ID:L6y6GRTE
現実的には無償の愛は理想の世界。
残酷は現実に対応した話だと思う。
770 :
花と名無しさん:02/07/27 00:41 ID:Ru5NIENI
「トーマ」と「残神」の相関関係ハケーンですか。
トーマの自殺は無償の愛から出たものかもしれないが結果的には
最低な行為だと思う。「トーマ」は良く出来た話だが愛情を描いた
話にしては決定的に甘い面がある。そこを追求してるのが残酷だとは思うが。
772 :
花と名無しさん:02/07/27 01:17 ID:49kTgOO2
残酷は「愛情」というよりは「人間1人を壊すのはとっても簡単なんだ」と実感させられた、、。
一度壊れちゃった人間と「どう接していくのか」というのは実際のところ難しいだろうな、、。
自分の大好きな人が発狂したり、虚食症になったり、壊れて行く様を見るのは恐いね。
771、772に同意。
>772
なるほど。
人を狂わせるような「愛のつもり」「愛情の押しつけ」…
テーマとは逸れるかもしれませんが、色々思い浮かびますね。
結局それは愛でも神でもないのだろうけれども…。
775 :
花と名無しさん:02/07/27 02:26 ID:/Vcds2NQ
萩尾さんには「天使の擬態」にあらわれているよに「天上」的なものを志向
するという人物がでてきますね。あの話は最終的に天使のふりでもしておこ
うということになるのだけれど(それにより人間の位置をしめした)。
トーマにも人間的なものと、神的なものがまざりあっていて。
キリストをラディカルに否定したニーチェのように「大地に忠実であれ」と
いうのではなく、キリスト教のように天上に救いがあるというのでもなく。
人間は天使にはなれないのだけれどすてたもんじゃないというモチーフ。
(もっと考えを整理したいけどできないヽ(´Д`)ノ ウワァァァン!!)
776 :
花と名無しさん:02/07/27 16:45 ID:y5/WzC7s
小コミの新連載は、「スターレッド」の続編orパラレルなのでしょうか?
777 :
779:02/07/27 16:46 ID:???
小コミ→別コミですた。
778 :
花梨:02/07/28 17:25 ID:???
だれも>776に
「萩尾さんの新連載は小コミでも別コミでもなくてフラワーズだろ!」
と教えてやらんのかい…?
「スターレッド」とは関係なさそうですが、
少女が主人公で共同体の中の異邦人という意味ではちょっと似てるかも。
780 :
花と名無しさん:02/07/28 22:44 ID:GvK/uGaY
後半を見ないと良いとも悪いとも言えない。
>780
や、なんか前後編じゃなく(長い?)連載になったっぽいですよ。
でもなんだかすっごくわかりづらかった・・・
絵は残神より見やすい気がする。
>でもなんだかすっごくわかりづらかった・・・
賛成。
「海のアリア」とか「おぶない丘の家」系統のSFなのかって
感じはした。
萩尾さんの新作読んだ。私もなんだかよくわからない漫画だった。
軽い感じの絵は可愛いと思ったけど、ちょっと雑になった…?
SFメルヘンっぽい話なのかなぁ。あの雑誌では面白そうな話だが。
ポーの一族って面白い?
本屋で文庫見かけて興味出たんだが・・・
>784
60年代から描いてるから、多少絵柄とか古いのは覚悟したほうがいいが、
読み応えあり。最近の漫画読者だったら、始め違和感があるかもしれないけど
そのうち独特の世界観に引き込まれる(たぶん)。
マニアック系な読者だったら違和感ないかも。
「ポー」のよさ今ひとつわからんのだけど、好きな人はどのへんにひかれてんの
かな。
教えてくれ。
感覚的なものなのかな?耽美性?
ただアラン萌え〜ではある。
>>785 サンクス。面白そうだから今アマゾンで買ってきた。(届くのは8月だが…
耽美マンセーだから楽しめそうだ
正しい意味の耽美である。失望しないように。
確かに(w
正しい意味の耽美・・・言いえて妙(w
萩尾さんの新作いま見てきた。(立ち読み)
”バルバラ”の意味 帰ってきて検索してはじめてわかった。
それふまえてもう一回みないとなんかわけ解からんかも。
自分がリアルタイムじゃないのにポーの一族とかはみだしっことか読んでいるのは
よく病気で寝こんでいていて
親が近所の美大のお姉さんからまんがをかりてくれたからなんだよな
熱もあったこともあってあの世界にすっかりはまった
特にポーの一族は。
すっかり題名を忘れていて高校生になったときに古本屋でなんとなく立ち読みした本が
ポーの一族だったのですごく感動したおぼえがある
だけど、エドガ―・アラン・ポーと知ったときは
ちょっとなんだかなあ、とは思いつつも。
無償の愛はユーリに対するオスカーの方が(以下略…
謎が解けた。
「トーマ」は聖書だったんだ。
-----------------------------
この世界は「偉大な建築家」である神の被創造物だし、聖書(作品)に書かれている事象は
無謬であり、逐語的に真実であるという(原理主義的な)見方がなりたつんだ。
それゆえ登場人物の言動はあらかじめアプリオリな必然性に支配されておりその当否は
問題にならない。ようするにわれわれは作品に書かれている"真実"から説教を得ればいいわけで
トーマの自殺の当否とか、オスカーが見守るだけであったこと とかとかの当否は問題にならない
トーマ自身 信仰のためやっとさずかった息子(自分の分身、自分自身)を殺害するという
聖書の追体験だし・・・
----------------------------
言いたいことが解かる人レスくれ。余分な文章は無視して『「トーマ」は聖書である』
というのをアフォリズムとして捉えて咀嚼してみて。
794 :
花と名無しさん:02/07/31 13:29 ID:zaSA.eQU
「百億の昼と千億の夜」を置いてる大阪市内のマンガ喫茶知ってる人いたら教えて
795 :
花と名無しさん:02/07/31 23:17 ID:qy.8eUKA
age
796 :
花と名無しさん:02/08/01 00:20 ID:MXv6sp0w
以前、「スターレット」の文庫本を友人が貸してくれて、
けっこう面白いなと思った記憶がある。
つい最近、その「スターレット」のB6版が近所のバザー
で300円だったので買った。
いや、よかったです。
画面が大きいと、バックの風景から情感がよく伝わります。
改めて、漫画は絵の大きさも作品の一部なんだと思いました。
797 :
花と名無しさん:02/08/01 03:33 ID:iAUS4U7.
784だ。ポーが届いたんで読んだよ。
も、萌え死ぬ。萌えすぎて死ぬ。もうだめぽ。(*´Д`)アハァハァ♥
一瞬「私にはやおい属性があったのか(ガクブル」と恐ろしくなったが、面白かったから無問題
萩尾スレのどっかで見た「エドガーアランポーそのまんま」の意味がわかりますた。
あはぁ、こりゃたしかにそのまんまですな。爆笑しますたyo。
>796
車じゃないって(ぱしっ)
ネタかもしれないが一応ツッコミを(笑
「スター・レッ*ド*」だよん。
久々に「あそび玉」を読んだが、当時の萩尾の迫力は凄い。
最新作読みました。表紙の萩尾望都の文字の大きさが凄いです。
ふんいきは「モザイクラセン」に近いと思います。
期待できそうです。
最新作すごく(・∀・)イイ!!!!
もう泣きそう
SFやファンタジーを待ってた身としては震えます
子供かわいすぎだよー
昨日初めて「スター・レッド」を読んで、ラスト付近鳥肌立ちました。
最近本当にこういう物語そのものに感動できる少女漫画ってないですよねー。
ただエルグと星の恋愛がもう少し盛り上がっていたら、
ラストのエルグのモノローグにもっと感動できたと思います。
ちょっと唐突に感じたので。
でも、そこらへんは萩尾さんの作品だからしょうがないか。
あと、源が結局救われなかったのが悲しい。
803 :
:02/08/03 00:18 ID:???
最近11にんいるを友達の家で読んで、おもしろくてはまってます。
今は、銀の三角読んでる最中です。
まだ意味がよくわかんないけど。。
銀の三角は三回目でやっと理解できた・・・。
しかも説明しろと言われたら困ってしまうレベル(汗
805 :
花と名無しさん:02/08/03 17:39 ID:bXXm8CaY
1回読んでめげました。
>>793 遅レススマソ。
聖書詳しくないですが…。
ユーリ=ユダ
トーマ=キリスト
として考えると、色々納得が行く。
1.ユーリについて
聖書)キリストの弟子でありながら、キリストを裏切ってしまったユダ。
トーマ)トーマに惹かれつつも、サイフリートに惹かれ裏切ってしまったユーリ。
2.トーマについて
聖書)裏切ったユダを、責めることなく行かせたキリスト。
トーマ)ユーリが何に苦しんでいるか知らずとも、はじめから許していたトーマ。
3.トーマの自己犠牲について
聖書)人類全ての罪を背負い十字架にかけられたキリスト。
トーマ)ユーリに自分の羽をあげる為、死んだトーマ。
この3番目が一番の問題…。
なぜトーマが死ぬことが、自己犠牲につながるのか? ユーリの救いにつながるのか?
まぁ、そんな事いったら、なぜキリストが十字架にかけられる事が
人類全体の救いになるのか?って話にもなるワケだが。
ここが不明瞭な為に、「トーマはDQNだ!」「トーマは自分勝手だ」とか言う
意見が出てきてしまう。 (それも分からないでもない)
そこで、793さんの仰るように、トーマという作品を「現実の少年達の話」ではなく
「聖書」のようなアフォリズムとして捉えてみると、納得がいく。
と思う、多分。
いや、少しはスッキリすると思う。
※アフォリズム = 簡潔な圧縮された形で表現された人生、社会、文化などに関する
見解。簡潔鋭利な評言。断想録。警句。
要するに、理解できなかろうが、なんだろうが、
ともかく正しいんですよって話なんですよ >聖書もトーマも(汗。
長文スマソ。
いよいよ本題。
>『「トーマ」は聖書である』というのをアフォリズムとして捉えて咀嚼してみて。
「人は、悪も善も両方持っている。」の一言かな〜。(芸がなくてスマソ)
もうちょっと頑張って書いてみれば、
「人間に失望するなかれ。 人は自分の見ようとする物しか見えない。
逆に、人間の中に光を見ようと心すれば、必ず光は見える」
というトコロかな。 まさに宗教…(ワラ。
「人間は善も悪も両方持っている」という観点に立てば、
善だけの人間なんていないので、善の化身のようなトーマは、人間世界に
降り立った神の子(=キリスト)もしくは天使となぞらえる事ができます。
なので、お伽話や、聖書みたいな感じとして読むのが妥当かな〜と思いました。
ちなみに私は、人間の心の中に起こる物語として読んでました。
809 :
793:02/08/04 13:34 ID:???
レスありがとーござあいます。
理解してもろた。多謝。
ところでトーマ解釈をもうすこしさせてもらうと話の中でリルケが出てきてるんですが。(エーリクがトーマん家に行く少し前)この場面の意味について。
ヘッセについては触れてあるレスがありましたが。むしろ作品の内容に関して有用な相関をもつのはリルケでしょう。
はじめに告白するとリルケに関しては「おお、薔薇。純粋な矛盾・・・」という有名なやつしか知りません。
ただ、作中にでてきたリルケの手紙による章のテーマが"自我に目ざめよ"であること。
中世的な世界観で言うと世界は中心は神であり、人間は自己主張なんかできなかった。それがルネッサンスをへてヒューマニズム(人間中心主義)にいたる
そして作品から中世、近代の人間観をよみとるなら「教会の絵画みたい」(中世の宗教画がどのような性質か考えられたい)なユーリは中世的な没主体的な人間であり、めざめるべきものかもしれない。
まだ掘り広げた解釈の余地はありそうだけどとりあえずこのへんで
812 :
花と名無しさん:02/08/04 18:16 ID:M2HeDAVU
うーん、リルケか・・・・。読んだことない・・・・
トーマねたってどうしてこう周期的にクるんだかな……
まあ一度は語ってみたくなる題材であることは認めるが
申し訳ないけど、どの書き込みもほとんど同じにしか見えんのよ。
いいかげん独立スレ作ってもいいのでは?
そこで延々気の済む迄やってほしい。
>813
トーマだけでスレ立てちゃうと重複スレになるんであれだが、
トーマとキリスト教の関係については、昔この板にあった
「風と木の詩・トーマの心臓」スレでさんざん語り尽くされてたような。
たしかに最後には同じ結論になっちゃうね…
814さんはもう長くこの板、スレにいらっしやるようですね。
私はトーマネタを振った張本人ですが
古くからの住人さんには嫌気がさしたかもしれません。申し訳ない
新作を前にした新鮮さもあってか、尚のこと「トーマ」は旬でわなかったと思います
ただ今のところこれといってネタもないようですし大目にみて下さい
所で、トーマを聖書のようにみる。近代、中世的世界観・人間観の混交というのも既出ですか。
>815
安易に聞く前に、過去ログ読めば?
親切にタイトルまで教えてくれてんだし。
ここのトーマ長文カキコ者に共通して認められる悪癖だけど、
過去にどういう議論が持たれたか目も通さずに、
ただもう持論を垂れ流すだけの人が多すぎる。
書き込む前にせめて現行スレの過去ログぐらいは読み返しましょうよ・・・
語りたい人は、自分でHP作るという手もあるよ。
簡単なものなら、今は初心者でも作れるらしいし。
同好の士と、気がねなく討論できる。
過去ログ倉庫で探して来ました↓
「風と木の詩・トーマの心臓」
http://salad.2ch.net/gcomic/kako/972/972389405.html ここでは、トーマとキリスト教の関係については、飛び飛びに数件、
「キリスト教を背景にしている」という指摘はありましたが、
あまり深く掘り下げられていませんでしたよ。
私には上の方のレス、持論の垂れ流しとは思えないけどな。
「近代、中世的世界観・人間観の混交」という初出です。
1,2時間かけてじっくり読んでみて目新しかったのは、
「トーマ」=アガペー,「風木」=エロスと、
風木がアニメになってた事(そしてセルジュの声がのび太くん!)ワラ!
とても面白く拝見しましたが、良スレでしたね!
>817
現在これといったネタもないしスレ違いでもないので、余所行く必要まで
ないと思うんだが。
うーん。
話題が固くなりがちなのが問題…なのかな?
トーマネタに拒否反応示す人が多いようだが、
基本的には話題としてはOKだと思う。
でも、分かり易い文章を心掛けませう。
個人サークルのHPではなく、いちおー掲示板なので。
色々触発されるネタ(<トーマ)であるだけに、
ご本人の中でもまとまっていないうちに書いてしまいがちのため
「垂れ流し」というキツイ意見も出て来ちゃうのかもしれません。
私もこのスレに常駐してますがいろんな形でトーマネタ出てきて
かまわないと思います。
書き込む前に過去ログを読め、というのは酷な話だし。
トーマネタは食いつきがいいことから考えて、はじめてこの板のこのスレに
来た人が書き込みたいネタでもある、ということでしょう。
私の書き方が乱暴だったようで、誤解を招いてしまい、すまそです。
私が言いたいのは、せっかく真剣に語る用意があるのであれば、
話題ループだとか、ただの自分語りとか思われないためにも
せめて現スレの前出カキコぐらいは読んで、ここでの議論の過程を把握してみてはどうよ?
ということであって、816さんにこれもう以上書くなとか、
トーマをここで語るなボケとか、長文ウザいんじゃ!てことでは決してないです。
以下どういうことなのか、816さんが提起したテーマにそって具体的に説明します。
・「トーマを聖書のようにみる」について。
これは>793の問いに対する>806,807のことでもあると思うのだが
806,807は、ここの300番台で持たれたやりとりを簡潔にまとめた要旨になっている。
従って全く新規の視点ではない。
このスレだけでも遡って読んでいれば、すぐに気がついたことでしょう。
822 :
816:02/08/06 03:21 ID:???
↑は816です。
・「近代、中世的世界観・人間観の混交」について。
中世的世界観=教会の保護と支配下のもとで秩序だてられた客観世界
近代的世界観=自我(主観)によってただ認識される世界
ってことだと思うんですが、
ならばこれも表現は違うが、既に指摘されていることである。
>>359 >トーマの気持ちは結局
>「彼を生かすためにぼくはぼくのからだがうちくずれるのなんかなんとも思わない」
>の一言に尽きる。
>トーマの愛は「贖罪」とか「自己犠牲」なんかでくくれるほど簡単なものじゃないと思う。
>トーマは「教会」の教えなんかより自分で考えた「真実」があったんだと思う。
>>368 >トーマは、相手がユーリだったからこそ、ああいう死と愛を彼に提示したわけで、
>もし相手がオスカーやエーリクだったら、きっと全く違った愛のかたちを
>見せてあげたんでは?
>ユーリが自分をユダだと思い込んでいて、
>トーマがそんな彼のために、自分が彼のイエスになってあげようと思うことは、
>ぜんぜん簡単なことでもちっちゃい世界観でもないと思うけどなあ。
両者は一見対立してるようだけど、
中世的世界観に先立つ近代的自我の存在を認めている点、
つまりトーマが、イエスの振舞いを模倣しようとした動機が
聖書に示されている内容だからとか教会の教えだから、とかいう理由によらないこと
を主張している点で、一致している。
これは、ト−マの内部における二つの価値の対立ではなく
混淆もしくは融合を示唆するものではないだろうか?
823 :
816:02/08/06 03:25 ID:???
(
>>368がそれに引き続く内容で
・ただし自分にはそういう中世的世界観は全く理解できないものである
・作者は、中世的な意味での神が完全に死んだ世界として、残神の世界を設定している
としているのは、個人的に関連話題として興味深い)
繰り返すようですが、私は、書くな、って言ってるんじゃない。
ただ書くならば、じゃ前出の考察の、自分はここには同意できるがここは違うとか、
同じことだけども自分の言い方ではこうなるとか、
そういう客観的な視点や他者との関係性を少し、持たせて欲しいなあ。
そういうことなのでした。
ということで、長文失礼しました。
どうぞ815さん、書き込んでくださいね。
824 :
花と名無しさん:02/08/06 03:44 ID:XOB1rmT.
スレが今くらい長くなるとレスを全部読むの大変だから
画面に表示される程度のものを読むだけで好きなこと書いて
いいと私なんかは思うけどね。
>>821 806、807は300番台のまとめが要旨なわけではありません。
額面的にはそう見えますが793とのやりとりでうえで意味を持つもので300番台とはべつのコンテクストになっています。
それに807で「『トーマはDQNだ』『トーマは自分勝手だ』と言う意見が出てしまう」と言っているので300番台を踏まえているでの内容だと思います。
>>822 810、811との関連で「中世、近代的世界観・人間観」をとらえるなら
822の既出であると言う論証は有効ではないと思います。
語るのはおおいにかまわんと思うが、宗教の学問的なことは
わけ・わか・らん。
>「彼を生かすためにぼくはぼくのからだがうちくずれるのなんかなんとも思わない」
学問、漫画では高尚なものかもしれないけど、はたして現実は
どうなんだろうと思うと至上なものから出たものかもしれないが違う面がある
気がする。
学問の枠の中じゃなくて現実的な面からどう考えてるのか聞いてみたい。
私は前出のレスを読まなかったわけでもありません。
しかし、必ずしも過去の議論を踏まえたわけではありせん。
あなたのような注意を予想はしました。
ただ「規則」と「実践」がどういう関係か知ると守らないという態度が
あっていいと思うようになってしまいました。
とりあえず825は、まずそれ人に読んでもらうって文じゃないだろう。
酔っぱらってるのか?
↑823さん宛て
815より
ミスってる。。 >830は828に対するもの
>825
>806,807は、ここの300番台で持たれたやりとりを簡潔にまとめた要旨になっている。
>従って全く新規の視点ではない。
300番台でまとまっていなかったのを、「完結にまとめた」のなら、
読んでる人に親切なレスだと思うが。
806と807の後に、808で「さて本題」と書いているので、
敢えて書いたのでしょう。
という訳で、
>>824 に同意。
>825 ではなく、>821の間違い(スマソ)
難しい事はわからないけど、いい漫画だよね、うんうん。
ですね、
>834
シンプルでいいなぁ。
そう。読む前も、読んでる最中も、あまり小難しいことは考えてないよね。
その作品世界を楽しむのがナチュラルだ。
他の作品だと娯楽としてあまり考えずに楽しむ方んだけど
萩尾望都漫画は、読むと色々考えさせられちゃう。
特に、半身、ポー、トーマ、メッシュ、残神あたり。 時々重い、それもまた楽し。
SF系なら、わりとシンプルに読めるんだけどな。
皆さんが、萩尾望都にはまった最初の作品ってなんですか?
私は、ポーです。
838 :
花と名無しさん:02/08/08 01:23 ID:x7Ay/xXc
私は温室
はまってないけど、、
ポーで好きになってトーマでもう読むまいと決心しました。
わたしは★レッド。
でも、最初に読んだのは11人いる!
しかも小学館文庫の時代…カバーの絵が怖かった…
話の流れと関係なくてすみませんが、
残神の16巻ってどこにも売ってないですよね。
小学館にきいても「品切れで増刷予定なし。」なんです。
他の巻に比べてよく売れている原因はなんなのでしょうか?
なにか、特別なシーンでもあるのでしょうか?
読んだ方におききしたいです。
教えてチャンでスマソ。
本やタウン、というところの検索だと一応ニッパンと出版社には在庫あることに
なってるけどね。
よく売れてる原因は思いつかない。
絶版にして文庫化するつもりか?
特別なシーンとかは思い当たらないね。たまたまじゃないのかな?
古本屋に行けばみつかるでしょう。レア物ってことはないだろうから。
『このマンガがすごい』で『11人いる!』を知って、萩尾望都の作家名で
『銀の三角』を読みハマリ(難しかった)、百億、レッド、トーマ、ポー、短編集など
文庫ででているのを主に読みました(残神は未読)
残神は読まなくてもいい。その分マージナル+メッシュでも読むのをおすすめする。
>845
残神は読者を選ぶね。
私はリアルタイム世代ではないので昔の作品は読んだ事無くて、当時連載中だった
残神をフツーに手に取って読んでしまったよ・・・
ストレートに虐待を描いていたのでちょっとウロタエ!Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)ましたが、
話の続きが気になってハマッたよ〜。
しかし話以上に演出や漫画的描写の技術の高さに驚き、印象に残りました。
残神の連載が始まった頃って、ちょうど世間一般でも親の虐待が認知され、
関心が高まり始めた頃じゃなかったっけ?
#認知というより、着目され始めたと言った方がいいか。
長い連載っていうのは、いろんな楽しみ方があるもんだよね。
なにより自分が年取るしさ(w
848 :
花と名無しさん:02/08/10 17:56 ID:n8.PotqM
今日久しぶりに花とゆめを読んだら、
由貴香織里の「ゴッドチャイルド」に
オスカーとマリーウェザーという名前が並んで出てきて
チョト驚いたんですが…。
マリーウェザーとかいう名前ってめずらしいもんなんじゃ?
がいしゅつだったらスマソ。
849 :
:02/08/11 00:58 ID:???
去年買った「11人いる!」が最初に読んだ本。
古本屋の100円コーナーにあったから買ってみた。
私にとっては漫画を読むキッカケになった作品でもあります。
その後「銀の三角」を読んでハマりました。
この二冊を読まなかったら、今も漫画を読まずに過ごしてたんだろうなあ…
百億→半神→マージナル→☆レッド→ポー→アリアと読んで、次は
何読もうか考え中。
>849
次はメッシュなんかお薦め。
A-A'、4/4 、X-Y の一角獣シリーズ。SF好きそうなんでお勧め。
それなら「モザイクラセン」も挙げとこう。
853 :
花と名無しさん:02/08/11 09:01 ID:PjlqRrVM
西の地平東の永遠はどうなのでしょう。古書店がないもので
のぞけないんです。教えてチャンですまんが。
あとスターレッドのちょっと唐突な終わり方は、
打ち切りという噂がありました〈ホントかどうかはしらんが)。
854 :
849 :02/08/11 17:25 ID:???
>850-852
お薦めを教えてくれてありがとう。
SF好きなもんで、さっそく今日「A-A'」買ってきますた。
面白かったあ〜。
メッシュとモザイクラセン、今度探してみます。
11人いる!のキャラの名前個性的だね…一回聞いたら忘れられない(;´Д`)
おうさまの名前(・∀・)イイ!カコイイ!
王様age
857 :
:02/08/14 01:13 ID:???
メッシュって何巻まででてるんですかい?
>>857 『メッシュ』は、白泉社文庫で3巻。
小学館から出ている「萩尾望都作品集 第2期」なら4巻です。
メッシュは一話完結なので1冊ずつ買って読んでもイイ!
マージナル読みました
861 :
花と名無しさん:02/08/14 20:52 ID:7CSyqDUL
マージナルは難しいけどなかなかよかった。
メイヤードのすわってる椅子(?)がホスィ。
862 :
花と名無しさん:02/08/15 01:34 ID:1pcSTGj8
残酷を大人買いして一気に読んでしまった、、、、。
なんか今すっごく思い、、、。そして辛い、、、、、、、。
なんつー恐ろしい漫画なんでしょう。
大人買いか・・・。
萩尾望都集3とか出ないようだから、中古(スマヌ)でゲットしておこうかの〜。
連載の初めの方なんか、恐くてちゃんと読んでなかったし・・・。
残神、初期の頃雑誌立ち読みしていて、コミクスは最終巻だけ買って読みました。
最後は見届けましたが、途中についてはあまりに辛そうなので、
今も、全巻読破する勇気のない私ですた。
そういう方やはりいらっしゃるんですね。
(ベルセルクですらちゃんと読めたのに…あれもかなり重いのだが。)
全巻読破した方の感想、ちらほらお見かけしますが、
やはり不評気味なのでしょうか。
(ちょっと重すぎるのかな…すぐ結論の出るような漫画じゃないのかな。)
残神ってどういうのなんでしょうか?恐るべき見たいな感じ?
残神だけは手を出す勇気ないなあ〜・・・
チラとも読んでないんだけどさ。
鬱になるヤシと語りたがるヤシに別れそうなイメージがあるな。
恐るべきよりも何倍も重く、暗い内容です。
主人公の少年が義理の父(連れ子あり)にDV(性的なもの含む)されて、
義理の父を殺し、義理父の連れ子と同性愛の関係に陥るというもの。
(かなり端折ってます)
萩尾先生の作品ですから心理描写などはきちっとしてると思います。
読みたければどうぞ。
私は重いのより長すぎるのが不満。
母親を人質にとられた形のジェルミだけど
延々と性的虐待されててうんざりした。
もっと早く殺意を抱けよ。
えっちなんですか?
えっちだとは感じなかった。恐かった。<マジレスしなくていいきもするが、イチオー。
あのかーちゃんが知っていて放置していたのかもってのも恐かった。
ある意味二人いる保護者どちらからも虐待されていたのかも・・・。
こう書いてみると、読んでない割には読んでたな〜ってことに気がついた(藁。
ある意味、時間がかかる救済なんだろうけど、救いきれてないように思えた。
大人買いして読み直したら、もうちょっとちがうように読めるかな?
マジレスありがとぉ。
872 :
花と名無しさん:02/08/18 18:58 ID:xE/Q3k9D
えっちですよ。
グレッグ相手のは怖いだけかもしれないがイアン相手のはえっち。
874 :
花と名無しさん:02/08/18 19:46 ID:b9sf6qBW
最初は衝撃的な内容でコミック職場で回し読みしてたら、みんなにすごい反響
だったんだけど、進むにつれ??て感じになってきて惰性で買い続けてた。
萩尾さんの作品好きなんだけど、時々はてなと思う内容のがあるわ。
875 :
花と名無しさん:02/08/18 19:50 ID:NzQYQvH3
>866
私もコレは駄目・・・
結構別れるだろうな。
>874
いったいどんな職場なんですか・・・(;;´Д`)
つか、職場でコミックの回し読みって結構やるものなのですか?
ウチの職場でもコミックの回し読みはやります。
この人ならこういうの好きそうだ、と思う人にはトーマ、ポーを
貸したことがあります。
「動物のお医者さん」は職場の人に借りてはまって自分で買うように
なりました。
878 :
花と名無しさん:02/08/19 15:40 ID:quRHlTkj
女性ばかりの職場で、多い巻があると袋に入れて、「はい、次なになにさんにね!」
ってコミックまわしてましたわ。
自分では買わないようなコミックまでまわってきて、結構新鮮なものですよ。
いいなあ職場でコミック回し読み…私は学生時代までだなあ…
アニメーターさんとかじゃないの?<職場で回し読み
全然違います。普通の事務職ですよ。
>878さんみたいに、自分では買わないようなコミック
がまわってきて、新しい作家を開拓できたりするのがいいところ。
仕事中に読むわけじゃないので、アニメーターさんとかには
限らないと思います。
会社の雰囲気によるのでは?
うちの会社でもやってたな。>回し読み
もちろん職場で読むわけじゃなく、貸し借りするだけだけど。
でも「残神」はちょっと職場ではすすめるのが難しい…
884 :
花と名無しさん:02/08/21 20:36 ID:tJVGk/WC
15年くらい前小さな職場にいたとき、ほとんど全員で「日出処の天子」
にはまった。考えてみると特殊な職場だった。
「残神」は今の職場でプチフラワーがまわっていたので読んだ。
885 :
花と名無しさん:02/08/21 20:39 ID:JwgRBZ5s
私も光ッちゃんさんと同じ意見です。
886 :
花と名無しさん:02/08/24 19:01 ID:hg3Txx2O
私も残神未読だな。そんなに凄い話なのか…(ズーン)
初めて読んだ話はスターレッドかな?小学生の頃だったし、全然理解してなかったな。
887 :
花と名無しさん:02/08/24 19:35 ID:hg3Txx2O
「湖畔にて」って、今だと何に収録されてるか教えて欲しいです。
888 :
花と名無しさん:02/08/24 19:37 ID:qlvsGIRw
メッシュがものすごく好きです
889 :
花と名無しさん:02/08/24 22:17 ID:hWbk8FM4
「湖畔にて エーリク14才の夏」でしたらストロベリー・フィールズ収録です。
ストロベリー・フィールズは今絶版ですが、復刊ドットコムで100票に達したので
復刊されるかもしれませんね。
890 :
花と名無しさん:02/08/24 22:58 ID:hg3Txx2O
どうも有難うございます
>>889 全く知りませんでした>復刊ドットコムで100票
未読の萩尾作品多いのですが、なかなか書店に無くて…。
萩尾作品は好きだけど、たぶん子どもには絶対読ませないと思うw
11人いる!なら見せるけど、トーマやエッグスタンドはなぁ・・・
私も別に親に勧められたり許可を得たりして読んだわけじゃありません。
まあ、言葉のアヤなんだろうけど、子供に何を読ませるとか読ませないとか
言う親はキライ。
別に何言ったって子どもは子どもで好きなもの読むものだし、いいんじゃない?
いや、わざわざ買って読ませたり
積極的に提供はしないってことでしょ
>>891は自虐的なのりの冗談とも取れる。
ところで、ネタ不足?
896 :
花と名無しさん:02/08/25 23:56 ID:sifhtYB1
ポーの続編が読みたいです
バルバラの二回目が出るまではネタ不足です。
バルバラ、けっこう好きだなー…とは思う。
でも皆さんの言うとおり、今の段階じゃなんとも判断がつかないね。
899 :
花と名無しさん:02/08/26 04:35 ID:uQTCYbji
残神、最期の方(15巻くらいか?)突然絵が小さくなって
線が細くなった気がしたんですけど・・ガイシュツか?
70年代末期から80年代はじめにかけて、文化的にアメリカの都会(とりわけNY)が
ものすごく流行ってて、少女漫画の世界でも登場人物が途中でアメリカに行って
ました。砂の城とかスワンとかね。それまで少女漫画は欧州文化マンセーだったので、
それが新しかった。(吉田や成田や槙村の世代は、いきなりアメリカ好きだったけど。)
萩尾さんの「メッシュ」はそんな頃に書かれてまして、舞台がパリですよね。
24年組というのは、当時まだ斬新で花形学問だった精神分析にいちはやく目をつけ
ていた人達で、そのあたりも「脱少女漫画」漫画と言われてた所以だと記憶してますが
(ここでいう精神分析学とは、実践的なものでなく、フーコー、ラカン、ドゥルーズ、ガタリなど
当時ヨーロッパ中心に発生した新思想潮流ニューアカデミズム(笑)のひとつです。)
大島さんや山岸さんもですが、あの頃の萩尾さんは、ポストモダンやスキゾアナリーズにハマって
おられたのですね。「メッシュ」は、だからパリなんだ、と最近気がついた。
それにしてもポストモダンってなんだったんだ(笑)
大学生や高校生がうわ言の様に言ってましたよね。
スキゾ・パラノとかリゾームとかさー。はずかしー
今の人にとってそういう物はなんですか?とスレ違いなんで忘れてください。
メッシュはリアルタイムで読んでたときは可もなく不可もなし程度に
しか感じてませんでしたが、最近になって一話ずつじっくり読むと
滋味がわかります。
ポストモダン・・・懐かしきバブルのかほり・・・
>>900 まさか岡崎京子さん?
んなわけないか。
漏れは82年生まれなので80年代は聞きかじるしかないけど、
消費社会を背景にしたお祭騒ぎは奇異に感じるなぁ。
でも、押井守じゃないけど「祭りが終わった後」にどこも逝くとこ
ないって感じたりする。
バルバラ2回目、意外な展開でした。 海のアリア風でもあるが、何か
新しいものを期待してます。しっかり書いていただきたい。
905 :
花と名無しさん:02/08/29 00:53 ID:n4EtMcKl
せっかくおもしろくなってきたのに来月はお休み。
2ヶ月待つのは長いよ〜〜。
906 :
花と名無しさん:02/08/29 00:55 ID:IPp45VU5
907 :
花と名無しさん:02/08/29 20:01 ID:GbozwkIL
>>900 フランス現代思想の影響でパリが舞台かぁ。
白泉社文庫の「銀の三角」の解説を読むと「銀の三角」には
メタフィクションが入っているのが解る。80年代のSFはニューアカ
の影響でポストモダンとか脱構築、メタフィクションなんかが
流行ってたからその影響もあるのは想像が付くけど
SFマガジン誌上という特殊な送り手と受け手の関係が成立して
いてこそ可能な表現だろう
そして作品自体もこの送り手と受けての関係と言うコンテクストを
離れて成立しないかも。部外者が突然やってきて理解できる
ようなものではない。
1回目=主人公の夢の世界、2回目=主人公の現実世界なのか?
長編になりそうな予感・・
SF系の話はもちろんほとんど好きですが、
おとぎ話系の作品もよいですよね。
家の塔に小人が住む話とか、パンを踏みつけて湖に沈む女の子の話とか、
「小夜の縫うゆかた」とか、小品ものも上手ですよね。
「ゴールデンライラック」みたいなのもスキ
でも一番共感したのは「感謝知らずの男」。
レヴィがその後どうなっていくのかも描いて欲しいような気がします。
>900>907
お前らのやりとりが恥ずかしい。
プ 電 波 厨
>910
当時はど田舎の高校生でもこんな会話してたんだyo・・・ハズカチイ
それこそうわ言のように。
まあ・・・萩尾望都はバカには理解できない、って事で・・・。
ほんと、最近のマンガ、頭悪いの多いもんなぁ・・・。
ポンチ絵と呼ばれていた頃から劇画とよばれる程に成長したが
いまは、絵が劇画で内容がポンチなマンガが多いから。
また、内容が良くても読む方がポンチだからなあ。
ぼくたまの、「フィクションと言うな」ってクレーム、
頭がおかしいとしか思えない。
(転生は信じる者の自由だが、マンガなんだからフィクションだろ〜)
>>910 >>900に対してオレがレスしたんは最初の数行だけだろが
これもデムパか?
900さんは遠慮がちにレスつけて自らスレ違いだから忘れてと言っ
てるだろが。
>>909 激しく同意。
あれじゃレヴィ恋人いなくて気の毒なまんまだよ。
あのバレエシリーズ(?)キャラが繋がってて面白いね。
「ジュリエットの恋人」にオリバーとローズマリィ(名前だけ)、
レヴィとミツグが脇役で出てきたもの。
>911>912>913
ふ〜〜〜ん 工 房 時 代 か ら ヴァ カ 治 ら ず
むかしの人って なんで 嘘ばかり いうのかな
>915バカ工房ハケーン
>915
たのむから自分のバカ晒しながら煽るのやめてくれる(w
いくらバカ工房でもみてられないから。(バカって憐れだな、可哀そ)
>915
どの部分が嘘だと思ってるのかが気になる。。。
夏休みの終わりに、最後のあがきですか?>915タン
宿題はもう終わったのかなー?
「バルバラ」やっと本格的SFみたいな感じになってきましたね〜。
SFミステリィっぽい展開になっていくんだろうか。
読み応えのあるSFはやっぱり萩尾さんにはかなわないなぁと思ってしまう。
次回が楽しみです。
SF作品、
自分の中では「銀の三角」が最高峰。
次点で「スターレッド」。
モザイク・ラセンとか海のアリアは「え、こんなんでいいの?」
って話だったなあ。
>>921 銀の三角‥1980年SFマガジン
スターレッド‥1978年週刊少女コミック
モザイクラセン‥1982月刊プリンセス
海のアリア‥1989年月刊ASUKA
掲載誌や、読者層、年代によって描く物のレベルを変えていると思われ。
私の自分ランキングでは(SF)
1位‥銀の三角 2位‥A・A´ 3位‥マージナル
どうでもいいっすね‥
ASUKA<週コミ
ということですね。
少コミはやはり昔から掲載してるから力入ってるのかな?
>>923 というより、78年当時は少女漫画業界以外でもSFブームで
少々難解でも読者の方に読む素養があった。80年代に入って、
SFはさらに浸透と拡散し、89年頃にはSFジャンルそのものが
雲散霧消していたので、こだわりの薄い作品となっているのかも。
89年ごろのASUKAなら、まだクランプ参入の前だったので雑誌の
レベル的には(略)
今は、SFってファンタジーものの中に混在してるって感じだね。
ファンタジーものって、お手軽な上に変に現実逃避な反面もあるから
ちょっと子供っぽさが見えてなー……
自分が大人になったからなんだろうか?
個人的にはスターレッドより海のアリアの方が好きです。
カーンカーンカーン。
何事かと思ったけど、そういえば「トーマ」はドイツ・・・
イメージが全然違うっ(w
>927
そりゃ、あんなゴツイカーンさまのイメージとダブらせたら…(略)
いや、カーン好きさ。サカー苦手なのに、しっかり覚えたさ。
顔とチーム名だけ(w
カーンは萩尾先生より、青池先生ですね
サッカーあんまり見てないけど、ドイツはこれでもかっって程ゴツかったような。
ゲルマン魂全開なヤシらでしたな。(カーン様はええキャラや〜)
萩尾ヨーロパに近いイメージなのはアイルランドとかの北欧系だったかな?
イタリアは美形多かったけどギラギラしすぎてた(w
でもネスタさんは黒髪だし穏やかな感じで(しかも眉毛つながりぎみw)ジェルミ
のイメージが少ーししました。今回自己犠牲的な移籍だったし(;;)
931 :
花と名無しさん:02/09/02 21:53 ID:z19aSfsS
萩尾さんはやはりイングランドが向いているのではないですか。
トーマに出るような寄宿学校も実際にはイギリスに多いわけですし。
バルバラの二回目かなり良かったのに書き込み少ないですね。
>931
flowersスレで結構話題上がってるYO!
萩尾fanでない人からも2話目は評判いいみたい。
933 :
花と名無しさん:02/09/03 00:52 ID:eLkFBivR
征矢さん、ペンネームを決める時点で失敗だったか?(w
望都先生ってほんとに巻き毛と直毛のカプルが好きそうね。
残神読んでないけど、どうでしょう?
935 :
花と名無しさん:02/09/03 09:50 ID:pq441AuM
>930
しかしアイルランド代表はじゃがいもとか言われてましたよ。
イングランドも意外と平均的な容姿は地味だからな。
北欧か東欧、ロシアあたりが一番イメージかもしれない。
端正で浮世離れ気味の人が多い。(この辺が一番日本人には
違和感の無い顔だと思うのになぜマイナーなんだろう)
スターレッドは当時つまらんと思っていたけども
ココ見て意外に評価高いんで読み直してみたくなったよ。
今読むと感想も変わっているだろうか.
>936
ヒロインがあんまり活躍しないからリアル少女読者にはイマイチに感じられたとか?
スターレッドも巻き毛と直毛カプルだーね。
938 :
930:02/09/04 11:39 ID:???
>>935 しまった。デンマークって言いたかったんだ(アホ
そんな事より私もスターレッド好きです。
強烈なキャラがいなかった所為で(フロルみたいな)作品として地味目か…
萩尾先生は、フロルやエーリクみたいな鼻っ柱の強い子が好きみたいですね。
始めてカキコします
萩尾先生は随分長いこと現役なので
イパーイ作品読んでるのに作品と題名が一致しなかったの
でもここのスレ見てたらだんだん思い出してきました
フラワーズ連載のバルバラは好きです
今後の展開が楽しみ
残神は何だか悲しかった
ジェルミが表情が乏しくなっていくのがよくわかって
最後の方でイアンと愛し合うようになっても
ソレが素直に反応してしまったような
言葉や態度に自分でビックリしたりしてるのが
痛々しくて、そこを描ける萩尾先生は凄いなと・・・
話の腰を折ってしまってスマソ
941 :
花と名無しさん:02/09/05 21:42 ID:zzDba5Qm
ねえ、なんでみんなsageてるの?
バルバラの二回目はファンタジーよりSFよりになってきておもしろいね。
あの息子の活躍を期待してる。
>>941 ねえ、なんでみんなsageてるの?
荒れるのイヤだからじゃない?
IDが???になるからじゃないの? <sage
>943
メール欄に「homosukisan」と入れれば
私のようにIDが出ないよ(・∀・)y─┛~~
945 :
花と名無しさん:02/09/06 01:39 ID:QsHCnDYt
またトーマ舞台化だって〜
>>944 おひおひ… (^^;)
ageたい時は、メール欄に 0とでも入れときゃID出ないっす。
>>943
947 :
花と名無しさん:02/09/06 18:02 ID:h8yOsJ+U
漏れもage進行キボンヌ
メルヘンで猟奇殺人はないだろな<バルバラというわけで現実と相対するんだろ。
バルバラ=バラバラ殺人?
ていうか人喰いどうすんだYo
ハンバーガーor心臓たべた。・・・
m
952 :
たてました: