【ミカヤ】
一家最年少に見えて実は最年長。占いで家計を支えている。ユンヌが身体をよく乗っ取る。
【シグルド】
グランベル商社に勤めるサラリーマン。とてもお人よしだが、近親相姦アレルギーなのでKINSHINを察知すると凶暴化する。
【エリンシア】
一家で最も家庭的だが、怒らせると「ぶっ飛ばして差し上げますわ」の声と共にぶっ飛ばされる。ガチムチ好き。
【アイク】
グレイル工務店で働く漢。一家最強だが恋には鈍感朴念仁でフラグクラッシャー。他人のフラグもへし折る。
【エリウッド】
一家で最も常識的な人。兄弟の迷惑行為に胃を痛める日々が続く。たまに壊れて「蝶サイコーッ」と叫ぶ。
【ヘクトル】
口は悪いが友情を大切にし、不器用ながらも優しさも兼ね備えている。 周囲からメタボだと思われている。
【エフラム】
自他共に厳しいつもりだが妹と幼女に弱い歩く妹製造機、シスコンロリコン疑惑をかけられている。ヘクトルとよく喧嘩する。
【エイリーク】
ルネス女学院に通う。高貴、気品さにおいては兄弟の中では随一。成績も良い。努力家でもあるが、その努力が胸だけには実った事は無い。
【リン】
肝っ玉母さん的存在。年齢に合わないスタイルのせいか老けて見られる。それをからかうマルスをよくフルボッコする。
【マルス】
権謀術数に長けている兄弟一の腹黒。リンをよくからかうがそれは愛情の裏返しなツンデレ姉萌え。スマブラが大嫌い。
【アルム】
セリカラブ。セリカといちゃつく度にシグルドに襲われる。畑で野菜を作るのが趣味だが、影が薄い。
【セリカ】
アルムラブ。それを除けば一家の中では普通だが一度怒らせると毒舌家になる。ミラ教(狂)信者。
【セリス】
一家の中では一番笑顔がよく似合う。人形が好き。通称マミー君を一番気に入っている。
【リーフ】
怪人・イモータルムッツリ。年上のお姉さんが大好き。運が悪く、よく荒事に巻き込まれる。この人でなしー。
【ロイ】
エリウッドと並ぶ常識人。ツッコミ担当。女性関係はほぼハーレムになっている。ヘクトルに対しては黒い。
【竜王家の皆さん】
チキ・ファ・ミルラのょぅじょ3人組やユリウス・ユリア兄妹、
イドゥンさん、氷竜姉弟、ハゲ黒竜王、アル等々、兄弟家に縁がある竜の一族。
持っている力が力なだけに、すさまじい騒動を引き起こすことも……。
【ひろし】
世界ひろしと言えど様々な職を器用にこなすのはひろしだけ! 通称ヴォルツ。
【ルーテ】
「私、優秀ですから」が口癖で、発明から同人までなんでもこなす少女。アスレイ、フォルデ、ノールは助手。
【ターナ】【ラーチェル】
エイリークの親友。貴族の令嬢だが、なぜか平民のエイリークの方が気品に勝る。
【ユンヌ】
ミカヤの身体に憑依して現れるアイクラブな自由と混沌の(※威厳の無さナンバー1の)女神。
混沌の名のままに、好き勝手に場を荒らすが、大体最後には痛い目を見る。
【AKJ(兄が、嫌いな、女子は居ません!会)】
ブラコンの中のブラコンが集う女性の会。兄の為なら全てを犠牲に出来る妹達が揃う(※会長はラケシス)。
兄弟家のSが天敵。
ゝ~"~< -;
,ζノ=lノ=l〉 //
レ、d ゚ ロ゚ノゞ. 、// <既存の設定はこんな感じだが、特にガチムチに定められたものではないので必ず従う必要は無い。
/,--┬'^つ</、 歴代FE主人公が兄弟でさえあれば、他の設定はどんなんでもOK!
|∪===|~〆 他人の設定に乗っかるもよし、自分独自の設定を作るもよし!
. ノ___r T ! ゝ …自分に都合のいい設定だけ一緒にするのもありだな
i_/、」 ~~
・嫌いなネタに文句をつけるより、自分の好きなネタを書きましょう。
ゝ~"~< -; ・好きなネタを読んだら、面倒くさくても「GJ」の一言ぐらい書いてみましょう。
,ζノ=lノ=l〉 // つまらないネタに無理矢理レスしろとは言いません。面白かったらつけましょうという話です。
レ、d ゚ ロ゚ノゞ. 、// ネタ書く側も「喜んでくれる人がいるんだな」とほっとします。
/,--┬'^つ</、
|∪===|~〆 ・感想しか言えない、ネタなんか書けない、という人でも、「このネタ嫌い」と言うよりは、
. ノ___r T ! ゝ 「こういうネタも読んでみたい」と言った方が建設的だし平和的です。
i_/、」 ~~ 「梅雨のネタが読みたい」とか「兄妹で仲のいい話が読みたい」といった漠然とした希望でもいいから、
試しに書いてみてはいかが?
・誰が兄弟か、はスレの軸となる大切な要素なのでスレ住人全員で共有。勝手に減らしたり増やすのはやめよう。
スレの平和的利用のために、上記の文をよく読んで欲しい
ゝ~"~< -;
,ζノ=lノ=l〉 //
レ、d ゚ ロ゚ノゞ. 、// <【注意!】 AA規制の関係で、最初の一行が空行だと、警告なしでレスが消えるぞ。
/,--┬'^つ</、
|∪===|~〆
. ノ___r T ! ゝ
i_/、」 ~~
スレ立て乙です。
>>1乙
>>1 スレ立て乙!
そういや今日は雛祭りなんだな
サラ「雛祭りね…」
エフラム「どうかしたか?」
サラ「いや、ちょっと気になることがあって」
エフラム「何だ?」
サラ「私の家も雛人形飾ってあるんだけど、大きい雛壇に高い雛人形飾ってるくせに
三月三日に日付変わった瞬間におじいさまと教団の部下が大急ぎで片付けちゃうんだけど…なんで?」
エフラム(雛人形の片付けが遅れると嫁に行くのが遅くなる、とは言うが…)
アイク「……
>>1乙なら、ある」
>>8 マンフロイ「今すぐにでも嫁にいってもらいたい」
サラ「そんな焦らなくても嫁ぎ先は決まってるのに、ねえ?」
エフラム「…なんで俺を見る?」
サラ「あれ、じゃあ入り婿?」
エフラム「そんな話したことあったか?」
サラ「あ、内縁の妻なら今すぐ…」
エフラム「…少しは俺の話を聞いてくれ」
>>10 エフラムはそろそろ覚悟を決めた方が良さげw
…リーフとの結婚が先になる可能性が微粒子レベルながら(ry
リーフ「やったね!これでサラから逃げられるよ!」
ユリウス「早く雛人形を片付けてくれ!全員嫁に行ってくれたらこれ以上酷い目に遭うことはないから!」
>>12 サラ様は「自覚有」どころが「わざと」やってるトラブルメーカーだからなww
エフラム「勘弁してくれ・・・」
ユリウス「もうだめだ・・・ 体が持たない・・・」
リーフ「お願いですサラだけはほんと勘弁お願いですあっあの4人は全員勘弁ですほんとお願いしますお雛様・・・ってちょ、え、うわああああああコノヒトデナシー」
でもなんだかんだいって愛されてるよなww
前スレで便乗した小ネタ書いたら埋まっちまったやw
しかしAA以外で埋まるのは久々な気がする。
>>9 サラ「おじいさまもああ言ってることだし、普段迷惑かけてる分早く安心させたいから、ね?」
エフラム「…迷惑かけてる自覚あったのか」
サラ「一緒にお風呂入ったり同じベッドで寝たことまであるのに、別に遠慮することないじゃない」
エフラム「い、いや、あれはだな…」
サラ「もう…素直じゃないんだから、今日だって桃の節句にちなんだ楽しいこと考えてきたのに…」
エフラム「まあ…一応言ってみろ」
サラ「まず服を脱ぎます」
エフラム「…やっぱり待て」
ひな祭りな流れをぶった切って前スレの流れをぶち込みますよ猿渡さん!!
『剣聖VS神将』
アイク「というわけで噂の剣聖に会いにやって来た」
カアラ「なにが「というわけで」なのかわからぬが
兄者に用事というのなら呼んでこよう。しばし待て」
アイク「わかった」
カレル「君かな? 私に用事があるというのは」
アイク「ああ、グレイル工務店のアイクだ。今日は修行のためにあんたに会いに来た」
カレル「兄弟家のアイク…だね。噂は聞いているよ。
町内でも最強の名が上がるほどの剣士が私のような老いぼれになんの修行をするんだい?」
アイク「あんたの剣の腕の噂は聞いている。どんな剛剣もあんたにかかっては全く歯が立たないと」
カレル「それは買いかぶりだよ。しかしわざわざこの家まで足を運んでくれた事だし
もてなしの代わりになるとは思えないけど一手交えてみることにしようか。
カアラ、ちょっと出てくる
多少時間がかかるかもしれないから客人用のお茶の用意をしておいてくれないかな」
カアラ「分かりました」
カレル「さて、さすがにここで君に剣を振るわれると家に被害が出そうだからね。場所を変えよう」
アイク「ああ、かまわない」
…アイクとカレル移動中
フィル「母上! 私も後学の為見学してまいります!!」
バアトル「待ていフィルよ!! 最強を目指す漢同士の戦い、この父もしかと見届けようではないか!!
というわけでカアラ! おぬしも来るのだ!!」
カアラ「いや、私は兄上から茶の用意を…」
バアトル「ええい!細かい話はいい!! 共に最強を目指す漢ならこの対決を見届ける義務があるはず!!!」
カアラ「…私は女だ。 まあいい、支度が終わったら私も向かうとしよう。
二人とも巻き込まれないよう注意するのだぞ」
フィル「ハイッ!!」
バアトル「よし、ゆくぞフィルよ!!」
数十分後
カアラ「さて、意外に時間を食ってしまったがまだ続いておるの…か?」
カアラが目にしたのは無造作に剣を下げ、穏やかな笑みをたたえたままのカレルと
対照的に剣を正眼に構え、ポーカーフェイスを崩さないアイクの姿だった。
両者とも全く動かないが静と動、お互いの闘気が絡み合い周囲の雰囲気をすべて飲み込んでいるかのようだ。
近くを見ると息を飲んで見守るフィルトバアトルの姿がある。
カアラ「おい」
フィル「ヒィッ!!」
バアトル「うおぁ!!!!」
カアラ「まさかとは思うが仕合始めてからずっとあの状態なのか?」
フィル「は…はい! でも動かないだけであのお二人は何十合の斬り合いをしているような…そんな雰囲気です」
バアトル「ウ…ウム。ワシも難しいことはよくわからぬがあの二人が凄まじきばかりの域で戦っていることは分かるぞ!!」
カアラ「む…」
二人がカアラに答えていた刹那、目にも止まらぬ速さでアイクの剣がカレルを襲った。
バアトル「ぬぉ!!」
フィル「叔父上!!」
だが確実にカレルを捉えたかのように見えた剣は虚しく宙を切る。
そして最小限の動きで攻撃をかわしたカレルの剣が今度はアイクに向かって最短距離で放たれる。
ガキッ!!
しかしその攻撃もまた、素早く防御の姿勢にシフトしていたアイクの剣によりガッチリと阻まれた。
アイク「かなり、やる」
カレル「…噂では剛剣の威力ばかり耳にしたが、
君の剣の真の強さは基礎から徹底して鍛えられた剣技の賜物だね」
カレルの言葉が終るや否やアイクが絡んだ剣を一気に振り抜く。
カレルはそれに逆らわず後方に飛びつつ反撃の体制を整えようとするが
それより速くアイクの攻撃が怒涛のように打ち込まれる。
カレル「なるほど…これは!」
だがカレルはその全ての攻撃を最小限の動きで自らの剣で攻撃の軌道を変え受け流し
わずかにできる隙を狙ってアイクに必殺ともいえる攻撃を放つ。
カアラ「兄上の攻撃は全てが後の先を取り、相手は為す術もなく食らうのが普通なのだが…」
カアラが呆れるほど正確な動きで後の先を取られるにもかかわらず
カレルに攻撃を繰り出し続けながら自らに放たれる攻撃を防御するアイク。
お互いの直近で一秒にも満たぬ鍔迫り合いの直後、同時に距離を取る二人。
カレル「これは私のような年寄りには少々荷が勝ちすぎる相手だね」
アイク「そうか? 俺にとってはこういう戦いは新鮮で楽しいんだが」
カレル「やれやれ…」
アイクの相手がまともに務まる相手は大概人外級の身体能力の持ち主であり
また、それらと互角以上に戦うからこそ町内最強クラスの名をほしいままにしているのだが
純粋に技術を競える相手で言えば実際のところ漆黒の騎士くらいしかいない。
その点柔の剣を極めているとも言えるカレルの相手は
アイクにとってなかなか体験できる機会ではない。
カレル「さて、申し訳ないが次の一合でお開きにさせてくれるかな?
さすがに体力が限界でね、帰ったらお茶にしよう」
アイク「わかった。最後にするのなら全力で頼む」
カレルが初めて剣を両手に持って構える。
アイクは変わらず正眼の構えを崩さない。
カアラ「…」
バアトル「…」
フィル「…」
見守る三人も息を呑む中、再び周囲が静寂になる。
カレル「……」
アイク「…ぬうん!!」
三人が見たのはコマ落としのような動きでアイクに剣を振り下ろしたカレル。
そして構えていた剣で薙ぎ払いを放ったアイクだった。
フィル「い…一体今のは!?」
バアトル「ぬぉぉ…わしが瞬きをした間に何が起こったというのだ!!」
カアラ「…無拍子…」
カレルが放ったのは一切の殺気も予備動作も存在せず、斬られた相手がその後になって気づくという
ある意味究極の一撃。
そしてそれに反応できたのもカレル以外ではアイクだけであった。
カレルの頭上を薙いで止まったアイクの剣
そしてアイクを両断していたはずの位置で止まった”折れた”カレルの剣。
カレル「武器が壊れてしまったか、私の負けだね」
アイク「いや、もしその剣がもう少し丈夫であれば俺は斬られていた。俺の負けだ」
カレル「では間をとって引き分けということにしておこうか」
アイク「ああ、そうだな」
カレル「さて、だいぶ待たせてしまったようだねカアラ。戻ってお茶にしようか」
カアラ「わかりました、茶の用意は済んでおりますゆえ戻るといたしましょう」
フィル「叔父上! アイク殿! 素晴らしい勉強になりました!! 是非私にも後ほど一手ご指南いただきたく!!」
カアラ「やめておけフィル、アイク殿は相手が誰であろうと手加減はせんと聞く。治療の手間をかけさせるな」
バアトル「ぬおおぉぉぉぉぉ!! なぜわしはあの時瞬きをしてしまったのだ!! 一生の不覚!!」
〜バアトルの家〜
カレル「アイク、君はなぜ強さを求める?」
アイク「理由がないといかんのか?」
カレル「例えば名声であったり復讐であったり、大抵人が強さを求めるのにはそれぞれの理由があるからね」
アイク「あんたはどうなんだ?」
カレル「私は……そうだね。私はかつて人を斬りたい…人を斬る事そのものが人生の意味となっていた。
今はただ、私にとっての剣とは父なる空の声を聞き母なる大地に育てられた物。
風をなぎ、気と調和するというものが紆余曲折の果てに私が見つけた、私なりの剣の道だった。
だから理由があって求めたのではなく、辿りついたといったほうが正しいのかもね」
アイク「そうか、やはり俺にはわからん」
カレル「わからない?」
アイク「そうだな。もし俺があんたの言う境地にたどり着いたとしてもきっと俺はその先を見たいと思うだろう。
俺は自分がどこまで進めるのかそれがみたい。強いて言うならそれが理由かもしれん」
カレル「…なるほど。アイク、きっと君はいつか私なんかを超えて誰も見たことがない境地に分け入ることだろう。
柔も剛も全てを超越した境地に。
だがそれはきっと孤独で険しい道だ」
アイク「覚悟ならで来ているつもりだ」
カレル「ははは、そう言うだろうと思っていたよ。
毎回さっきのような仕合をするのは勘弁願いたいけど、何かあればまた来るといい」
アイク「ああ、ありがとう。あんたと仕合えて得たものは多かった。決して無駄にはせん。
じゃあそろそろ帰ることにする、お茶まで出してもらって悪かったな」
カアラ「何、気にするな。なかなか良いものを見られた。また来るといい」
バアトル「ぬう、難しい話は聞いておると頭が痛くなる…一体何の話だったのだ!!!」
フィル「今の私では叔父上やアイク殿と仕合うにはまだ未熟…!! これからも精進しなくては」
〜兄弟家〜
アイク「というわけで剣聖と仕合ってきた」
ミカヤ「というわけでじゃないわよ、いきなり他所様の家に押しかけて仕合を挑むのはしっこくさんとこだけにしなさい」
マルス「それにしても意外だね。カレルさんて『剣魔(笑)』のイメージがすごくあるから
普通にアイク兄さんに星にされると思ったのに」
アイク「そうなのか? それはそれとしてあの感覚を忘れんうちに練習しておきたい。付き合ってくれ」
リーフ「え、ちょ、なんで、なんで僕が襟つかまれて引きずられてるの!?」
アイク「仕方がないだろう、エフラムとヘクトルは出かけていていない。それにお前は自分で思っているよりも弱くない」
リーフ「イヤーー!! このひとでなしー!!」
カレル「それにしても強かったね、あの若さと強さで進化し続けているというのが今後とても楽しみだ。
私も若い頃あれほどに一途に『強さ』を求めていればね…」
〜終わり〜
GJ!男のロンゲ剣士は(笑)か空気ばっかりだけどカレルはあのネタのおかげでちゃんと剣聖になれたのか
これが達人と達人の戦いか……
バアトルさん、技が見れなくて悔しかっただろうなあ。
短くまとまっていていい作品でした。GJ!
ユリウス「ユリアとチビ達が早く嫁に行き理不尽な虐待がなくなりますように・・・」
ティニー「セリス様がユリウス様の嫁になりますように」
>>16-19 剣聖VS蒼剣GJでした!
クリス♂「マルス様、新作でまた続投という根も葉もない噂を聞いたのですが」
マルス 「ただの噂だよ。気にしないでくれ」
クリス♀「そうですか。それは残念ですね」
マルス 「??なんでだい?」
クリス♂「事実ならばスマブラ続投も確定でしょうしね」
マルス 「休暇が欲しいなら素直にそう言えばいいのに」
クリス♂「すみません、今の言葉はなかったことにして下さい」
クリス♀「それに新作でマルス様もとうとうクラスチェンジできる か も しれませんしね」
マルス 「そういう風に考えたことはなかったな。ありがとうクリス♀、
来月の給与査定楽しみにしておくといい。そしてクリス♂、君も
来月の給与査定、 た の し み にしておくといい(笑)」
これから四人の人物がヒーニアスを囲みます
それらの四人にはすべて共通点があります
共通点と彼らの名前を当ててみてください
当たっても何もないけどちょっとだけ嬉しいかもしれません
@
ト
ミヒリ <タスケテエイリーク!
ワ
A
ロ
ラヒウ <タスケテエイリーク!
ジ
B
パ
フヒユ <タスケテエイリーク!
メ
C
ダ
バヒダ <タスケテエイリーク!
ラ
D
ラ
プヒク <タスケテエイリーク!
テ
>>24 Aロイド、ライナス、ウルスラ、ジャファルで黒い牙の四牙
しかわからんかった
むずかしー!
ワとミとかワユとミストかミカヤくらいだと思うんだけど共通点なあ…
ワレスだともっとわけわからんし
>>24 Dラケシス、プリシラ、クラリーネ、ティニーのAKJ幹部
妹の為にしっかりしなさい的な説教をされるヒーニアスの図
>>25-26 ピンポーン♪
それじゃ答え合わせ
@ トムス、ミシェラン、ワレス、リフ ハゲ頭軍団
B パオラ、フィオーラ、ユーノ、メング ペガサス三姉妹長女組
C ダグダ、バアトル、ダイス、ラルゴ お父さん斧兵軍団
>>16-19 良い戦いだった。GJ!
>>24 @リリーナ、ワード、ミレディ、トレックの封印組?
難しすぎワロタ
29 :
28:2012/03/04(日) 18:33:37.92 ID:ZjrSlalx
…って答え来てるじゃん気づけよ俺orz
ちょっとハードラグドゥ遺跡逝ってくる
>>14 このスレで一番いい思いをしているアイクの嫁候補って、ダントツで
イレースなだけに、珍しくワユが良いとこ持っていけてて面白かったw
とりあえず一番空回りしてるのはサナキ様かな?
(メダリオンの女神さまはノーカウントで)
共通の趣味が有るのは強いなあ。
>>30 空回りってことならレテが一番じゃね。アイクの親友二人からサポートを受けてるにも関わらず
進展は何もないんだから
ナバール「……」
シャナン「(なんで私がここにいるのだ…)」
シヴァ「……」
ルトガー「……」
ヨシュア「……(スゲー居心地悪ィ)」
ツイハーク「なんだかずいぶん雰囲気が悪いな」
カレル「さて、集まったようだね」
ナバール「……依頼と聞いたが一体何の用だ」
シヴァ「……」
ルトガー「…あんたからの連絡だ…どういう意図があってここに呼んだ?」
シャナン「正直ものすごく帰りたいんだが」
ヨシュア「いや、とりあえず話は聞こうぜ。一応依頼なんだし」
カレル「いや、直接の依頼人は私ではないよ。
実のところかつての私に共通点のある者を集めて欲しいという話が来てね」
シヴァ「少なくともお互い名を知らないものはいない剣士ばかりだ。具体的な依頼内容をお教えてもらおうか」
カレル「依頼主の要件は”自分の訓練の相手をして欲しい”とのことだよ。
今言っていたようにここにいるのは町内でも名うての剣士ぞろいだ」
ナバール「先日お前の姪から一方的に挑戦を受けたが、俺は女を斬る剣は持ってはおらぬ…
あの女が依頼人なら俺は降りさせてもらおう」
カレル「それは済まなかった。フィルが失礼したようだね。
だが今回の依頼人は男だ。その点は安心してくれ」
ルトガー「俺の剣は人を斬るためのものだ…訓練の相手などできん」
カレル「まぁ待ちなさいルトガー。少なくとも君が全力を持って相手をするにふさわしい相手だよ」
シャナン「とりあえず私はラクチェの護衛があるので帰りたいんだが」
ヨシュア「コイン10回投げて10回とも裏が出たぜ。正直気が進まないな」
カレル「まぁまぁ…成果に満足できたときは彼のバックについている組織から
可能な限りの報酬や見返りを受けられることになている。悪い話ではないと思うがね」
ツイハーク「このメンバーで戦うということになると俺に出番が回ってくるかちょっと不安だな
やる以上は手は抜かないけど」
ナバール「フッ…そういうことなら仕方あるまい」
シヴァ「しかしその相手というのは一人なのか? 訓練とはいえこの面子と数では不公平な気がするが」
ルトガー「剣聖の見立てならば間違いはあるまい……早く呼べ」
ヨシュア「言っとくけどあんまりヤバそうならとっとと手を引くからな?」
シャナン「とりあえずバルムンクは使ってもいいんだな?鉄の件オンリーだったら泣くぞ!」
カレル「武器に関しては…まぁそれぞれの得意な武器でいいんじゃないかな、それじゃ呼ぼうか」
ツイハーク「……なんとなくオチが読めたよ」
アイク「待 た せ た な 」
アイク「マルスから聞いたんだが『ナバール系』と呼ばれる剣士は皆凄腕ぞろいとのことだ
あんたたち相手なら相手にとって不足はない、全員いっぺんにかかってきてくれ」
カレル「(相も変わらず破天荒だね。昔の私ならこの中に参加していたかもしれないが)」
ナバール「かわいそうだが死んでもらう くらえ! 必殺の剣!! 」
シャナン「クッ…ここは流星剣で一発逆転を…アッー、見切りはらめぇぇぇぇぇ!!」
シヴァ「ふっ、おろかなやつだ…」
ルトガー「これが噂の男か、恨みは無いが死んでもらおう」
ヨシュア「あ、俺パス、依頼の前金は返しとくから文句は無いよな?」
ツイハーク「カレル殿…人が悪いですよ。彼の相手をするには正直これでも役者不足だと思いますよ?」
カレル「まぁそう言わずに手合わせしてやってくれないかい?
君たち自身の成長にもつながることだろう」
ワルイガアンタハココマデダフッバカナハナシダフッバカナハナシダフッバカナハナシダ
ヨシュア「こいつら人間レベルならトップクラスに強いはずなんだけどな…」
アイク「さすがにいい修行になった、また機会があれば頼む。
あとこれは前にベグニオンの社長からもらった『お願い引換券』だ。
好きに使ってくれ」
カレル「技術や力もそうだが耐久力や持続性もたいしたものだ」
アイク「いや、まだまだ天空に頼りすぎていた面がある。また修行のやり直しだな」
チート戦士を止められる猛者は覚醒で登場するのだろうか?
乞うご期待!!
ナバール系のキャラってシャナン以外ってほとんで土でないよねぇ
剣魔さんは一時期結構出てたけども
オグマ系はロリコンが多い分、エフラムの政党がらみで結構ネタになっているから、それに比べるとナバール系はシャナンを除くとネタになってないからね。
それにしてもサナキさま不憫すぎる。恋する幼女の互助会はあっても良さそうだ。
面子はサナキ、ミルラ、サラ、ユミナあたりか?
サナキ「はぁ……どうすればいいのじゃ……」
ミルラ「フラグブレイカーは強敵なのです…お兄ちゃんもその要素が強いのです」
サラ「あら、兄様は弄り方しだいよ。一本気だからうまく誘導すればいいの」
ユミナ「えーいそれよりオグマよオグマ!シーダなんて欠片も脈無いんだからさっさと諦めればいいのにブツブツ…その点私なら…べ、別になんでもないけど…」
サラ「ツンデレは進展遅いわよ?」
ユミナ「うるっさい!大きなお世話よ!」
こんな感じかね?
そういやユミナとユベロがオグマ弄るネタ思い出した
>>34 一応ギィも…ナバール系の仲間にいれてやって…
ギィ地味だよなぁ、好きなんだけど
戦闘グラも固有で、みつあみヒラヒラさせてんのみて不覚にも可愛いと思ってしまった
プリシラと絡ませたいがこのスレのプリシラはアレだしなぁ、まあ好きなんだけど
ギィはナバール系かっていうと……剣士って事以外ナバール系的な特性が無いというか
それはそうと絡ませたいなら絡ませてみればいいと思うよ
同じキャラ付けでなきゃならんわけじゃないんだからKINSINNにとち狂って無いプリシラを書いてもええんよ
ギィはどっちかというとフィルとかセンシガルシアノムスコロス的なキャラだと思うんだ
基本ナバール系って登場時点(劇中的な意味)で相当の達人ってイメージが強い
とはいえツイハークなんかは人当たり良過ぎ
という当たりでナバール系としては異色な気がする
言われてみりゃそもそも烈火には剣魔()さんがいたんだった
ギィは序盤に敵として登場、キルソ持ちで説得によって仲間になるって流れが
ルトガーとかぶりまくってたんで烈火のナバール枠だと脳内に刷り込まれてたわ
烈火の剣のナバール系のなかにはレイヴァンが入る可能性があるんだが、ナバール系というよりは、このスレでは妹との絡みがでかいよな。となるとやはり剣魔カレルがナバール系になるね。
>>36 サラ「フラグブレイカーというか、一本気な人にはツンデレは逆効果よね。
自分の気持ちには正直になるって大事、好きとか嫌いとか最初に言いだしたのは誰なのかしら」
エフラム「まあ、言葉にしないと伝わらないことは世の中にはたくさんあるな」
サラ「兄様も可愛いとか好きとか愛してるとか結婚したいとかお持ち帰りしたいとかこの槍で好きにしたいとか言ってもいいのよ」
エフラム「…前半はいいとしても後半は止めてくれ、警察が動きかねん」
セイラム「サラ様、なるべく危ない発言はご自重下さい。司法関係者への賄賂でロプト教団
財政が逼迫しています。山吹の力でも流石にもう限界です」
ベルン署で賄賂貰ってそうなのっていうとナーシェンかw
ツァイス「エフラムも危ないがあのサラという少女からも危険な匂いを感じるぞ…。児童保護課のエレンに連絡したほうがいいのか…。」
下手するとエレンさんもターナになるぞと思ったが。
サウル相手みたいにすかしそうな気もする。
なんか天然とか苦手な気がするし。
>>43 サラ「最近は信者も増えてるし、杖とか魔道書の販売も好調だし、魔戦士の派遣事業だって順調でしょ。
そんな嘘言ったってダメよ」
エフラム「分かってるなら少しは自重した言動をだな…」
サラ「兄様みたいな人はちゃんと言わないと分かってくれないからこうなるんじゃない。
兄様がさっさと私に手を出してくれればそれでいいのに…しっかりしてよね」
エフラム「…俺が悪いのか?」
サナキ「質問があるのじゃ、はっきり伝えてもまだ問題がある相手の場合はどうすれば良いのかのう?」
サラ「それはもう実力行使しかないわね」
ミルラ「実力行使って…何ですか?」
サナキ「…具体的には何をせよと?」
サラ「それは…今私が言うよりあなたの部下の胸の大きい方に聞いたほうがいいと思う」
ユミナ「何させるつもりなの?」
サラ「それはここではちょっと…」
ユミナ「…だから何なのよ」
ネタ投下します
前スレ
>>520ー522『紋章町のサムライガール』に便乗
―流星軒―
ガラガラガラガラ
アイラ 「はい、いらっしゃいっ! ん、カアラか。久し振りだな、今日は家族は一緒じゃないのか?」
カアラ 「あぁ、久しいな。今日は、その、家族のことで相談というか……話を聞いてもらいたくてな」
アイラ 「……ふむ。奥、行くか?」
カアラ 「そうしてもらえると助かる」
アイラ 「スカサハ、厨房はまかせて大丈夫か?」
スカサハ「うん、もうピーク過ぎたから。母さんはカアラさんとゆっくりお茶でも飲んでなよ」
アイラ 「フッ……言うようになったね、スカサハ。ラクチェは皿洗いが終わったら、調理の特訓。いいな?」
ラクチェ「……はぁーい。いいなぁ、スカサハは褒められて……はぁぁ」
アイラ 「返事は伸ばすなっ! ぐちぐち言うなっ! 溜め息をつくなっ!」
ラクチェ「はいっ! ごめんなさいっ!」
カアラ 「まあまあ、アイラ。ここは私に免じて、な?」
アイラ 「それで、どうしたんだ? カレルの病気でも再発したか?」つ【お茶】【煎餅】
カアラ 「ああ、ありがとう。今度は兄者ではなく娘が、な……」
アイラ 「フィルが?」
カアラ 「……うむ……」
〜ここから回想〜
―紋章町公園―
フィル 「たのもー! マリータ殿はおられるかー!」
マリータ「目の前におるっちゅーねん。そんなでかい声で呼ばなくても、聞こえてんで?」
フィル 「マリータ殿、一手死合いを所望する! いざ尋常に勝負!」
マリータ「なんや、客ちゃうんか。ウチは今から夜の仕込みせなあかんねん。そういう話なら、また今度な?」
フィル 「マリータ殿、そんなご無体な! 相当な手練れと聞いておりますゆえ、ぜひお相手を!」
マリータ「う〜ん、せやけど仕事せなぁ」
フィル 「……マリ板」ボソッ
マリータ「……うっしゃ。その喧嘩、買うたるわ。泣いても知らんでーっ!」
―ジスト電器店―
ジスト 「おいおい。二人とも、いい加減離れてくれよ。仕事がしづらくてしょうかねぇ」
テティス「ん〜、そうね。マリカが離れたら、私も放してあげる」ガシッ
マリカ 「……じゃあ、テティスが離れたら、放す」ガシッ
ジスト 「あのなぁ、お前ら……ん? 客か?」
フィル 「たのもー! マリカ殿はおられるかー!」
ジスト 「ほら、マリカ、ご指名だ。行ってこい」
マリカ 「……むぅ」パッ
ジスト 「テティス、マリカが離れたんだから放してくれ」
テティス「あら、せっかく独り占めできると思ったのに」パッ
フィル 「拙者はフィルと申す者! 一手死合って頂きたく馳せ参じた次第! いざ尋常に勝負!」
マリカ 「……何を言ってるかよくわからないけど、勝負なら受ける。表に出て」
フィル 「おお、さすがマリカ殿! 勝負は全て受けるという噂は本当でござったか……話が早いのでござる!」
マリカ 「……ござる?」
ジスト 「なんだ? 勝負すんのか? 俺が立ち合ってやるよ」
フィル 「かたじけないでござる、えーと……?」
ジスト 「ジストだ。お前さん家のテレビやらエアコンやらは、バアトルとカアラがうちの店で買っていったもんだ」
フィル 「そうでござったか。それはお世話様です……ござる」
ジスト 「よし、二人とも、準備はいいか?」
マリカ 「私はいつでも大丈夫。多分手加減できないから、覚悟して」
フィル 「無論、手加減など無用! 武士道とは、死ぬことと見つけたり!」つ【倭刀】
ジスト 「よーし、始め!」
マリカ 「……!」つ【シャムシール】【スキル・瞬殺】
フィル 「へっ!? は、はや……っ! きゃあああああっ!」
ジスト 「おっと、危ねぇっ!」ガッ!
フィル 「……っ!」
マリカ 「……」
ジスト 「勝負あり、だな。嬢ちゃん、大丈夫か?」
フィル 「……マ、マリカさんはアサシンなんですか?」ガクガクブルブル
マリカ 「ううん、ソードマスター」
フィル 「な、何で【瞬殺】なんて使えるんですかっ!?」
マリカ 「やってみたら出来た」
―グレイル工務店―
フィル 「たのもー! ワユ殿はおられるかー!」
ワユ 「おー、噂をすれば何とやら、だね」
フィル 「噂? 拙者の噂でござるか?」
ワユ 「うん。色んな人と手合わせしてるみたいだから、そのうちここにも来るかなって」
フィル 「ならば話は早いのでござる! いざ尋常に勝負!」つ【倭刀】
ワユ 「あはは、ちょっと前のあたしみたいでござる。いっくよー!」つ【倭刀】【スキル・待ち伏せ】【スキル・流星】
フィル 「はわわわわわっ! つ、強……っ!」ズガガガガガッ!
ミスト 「ていうか、仕事中なんだけどね」
イレース「……アイクさんに勝った人の姪っ子さんですよね? フラグ立てちゃったりとかは」
ミスト 「それはないみたい」
イレース「……わかるんですか?」
ミスト 「うん。最近見ただけでわかるようになってきた」
―兄弟家―
フィル 「たのもー! リン殿はおられるかー!」
リン 「ま た か」
フィル 「リン殿、今日こそは死合って頂きますぞ!」
リン 「断るっ! あんたからの要請は金輪際全て一切断るっ!」
フィル 「やはり拙者では役不足と申すか……っ! これ以上生き恥を晒すわけには……っ!」
リン 「だからすぐ切腹はやめれぇーっ!」
マルス 「おや、半裸の女の子を押し倒して何してるんですか。新たな嫁候補ですか? 百合ンディス姉さん、ぷぷっ」
エリンシア「リ ン ち ゃ ん ?」つ【アミーテ】【ライブの杖】
リン 「エリンシア姉さん、誤解しないでっ! マルス、後で今日をあんたの命日にしてやるっ!」
エイリーク「ただいま戻りました」
リン 「タスケテエイリークネエサン!」
エイリーク「……なるほど、よくわかりました。胸の豊かな女の子同士で仲良くするなんて、私への当て付けですか」
リン 「な ん で じ ゃ あ っ !? エイリーク姉さん、曲解しすぎっ!」
エイリーク「リン、今日という今日は許しませんっ! 覚悟してくださいっ!」つ【ジークリンデ】ドガガガガガッ!
リン 「だから、誤解よおおおおおっ!」つ【ソール・カティ】ズガガガガガッ!
ロイ 「いらっしゃい、フィル。来てもらってすぐで悪いんだけど、表に出てくれないかな。ここ、危ないから」
アルム 「3秒前」
セリス 「2」
リーフ 「1」
どんがらがっしゃっーーーーーんっ!
エリウッド「ただいまぁー……ふっ、ふふ……あははははっ! 蝶っ! 蝶っ! 蝶っ! 蝶サイコーーーーーッ!」
〜回想ここまで〜
カアラ「……と、こんな具合でな……兄者の時は周囲に迷惑を掛けることはなかったが、フィルは手当たり次第勝負を
挑んでるみたいで……途中で変な方向に入って兄者のようになっても困るし……はぁぁぁぁぁ〜」
アイラ「……まだちょっと早いが、飲むか?」つ【ビール】【グラス】
カアラ「うん、飲む……ありがとう」グビッ グビッ プハァー
アイラ「ひとつだけいいか?」
カアラ「なんだ?」
アイラ「うちのシャナンには 絶 対 に 近 付 か な い よ う に 言っておいて欲しい」
カアラ 「ああ、そうか。シャナンは道場を開いているんだっけか。迷惑を掛けないように言っておこう。それにしても、
なんでうちの人間はこう……」ブツブツ
アイラ 「ま、まあ、そんな所だ(……言えんっ! いくら親友のカアラでも、うちのシャナンはロリコンで、フィルは
きっとシャナンのど真ん中どストライクだなんてことは絶対に言えんっ!)」
ガラガラガラガラ
フィル 「たのもー! ラクチェ殿はおられるかー!」
カアラ 「……噂をすれば、か……迷惑を掛ける前に連れて帰るとしよう」
アイラ 「私が言うのもなんだが、お手柔らかにな?」
カアラ 「いいや、先程のアイラを見習ってキツく接しよう」【げんこつ】ゴッチーン!
フィル 「あ、母上もこちらにおられたのですか……って、いったぁーいっ! 母さんっ、いきなり何っ!?」
カアラ 「やかましいわっ! 誰彼構わず勝負を挑むなっ! 帰るぞっ! アイラ、世話になったな」
アイラ 「あ、ああ。またお茶でも飲みに来てくれ。話だったらいくらでも聞くから」
フィル 「あ痛たたたたっ!? 母さん、耳引っ張らないでっ! ……恥ずかしいよぉ……////」
カアラ 「恥ずかしいのはこっちだ!」ズルズル
ラクチェ「うわぁ〜、痛そ〜……っていうか、今の何だったの?」
スカサハ「……さあ?」
アイラ 「……気にするな。そろそろ夜の仕込みを始めるぞ」
スカサハ・ラクチェ「「はいっ!」」
終わり
おまけ
―後日・シャナン道場―
フィル 「たのもー! シャナン殿はおられるかー!」
シャナン「……黒髪ポニテ侍美少女ktkr!(……フッ、私に挑むとはいい度胸だ。我が剣技、とくと味わうがいい!)
ラドネイ「ホンネトタテマエガギャクデスヨ、シャナンサマ……」つ【勇者の剣☆100】
今度こそ終わり
GJでっせ!
カアラも苦労人だなあ…ワロタw
旦那がアレで兄も昔はアレで今は娘がこの状態だもんなぁw
誰かカアラさんに癒しを与えてやってくれと切実に思う
そしてエイリークが平常運転過ぎて地味にワロタ
トリスタン「今から1時間以内に書き込みがなければラドネイと婚約する。
書き込まれたらヨハンとスカサハ誘ってまた飲み会だ畜生!」
そぉい!(阻止
そしてフィルネタ最近多いな!GBAから始めた俺歓喜だぜ
ところでジストが電気屋やってるって設定はオリジナルだろうか?
なんか初めて見た気がする……グローメルやいかづちよ!の人のライバル出現か
アトス「WIiiiiヒャッフーーー!リア充は絶滅しろーい!」
カアラ気苦労が耐えないな。
破天荒にみえるようだけど、それでも旦那のバアトルさんは直感が優れているし、
経営センスはあるから、経済的には破綻してないんだよな。
この崩れそうで崩れない微妙なバランス感覚はカアラがとってるかと思うと、涙がでる。
しかしAKJの潜在敵対勢力として、駄目親戚更生同盟とかできそう。
主なメンバーとしてカアラ、レナ、アイラ、セティ、クレインあたりで。
>56
飲める相手がいるのは幸せだぞ。
本編じゃあ天然系のカアラさんが振り回されてるのが凄いw
本編が本編だけに、心労には気をつけて欲しい。
>>59 マーシャ「ぜひ入れてください!」
それこそカレルが今の状態になった時のネタだとパントさんち並みに熟年ラブラブ夫婦だけどな>バアトル&カアラ
まあバアトルはのびのび健康に健全に育てるのは得意でも常識とかを教えるのは苦手そうだから
今の状態も暖かく見守るだけであまり気にしてないんだろ。カアラは兄の前例を考えると気が気じゃないんだろうけど
34章564-570、656-659・35章364-382、673-675、前スレ35-39、116-120の続きです。
第二章 とあるイリアの冬将軍(その1)
「待たせてごめん」
言いながら、大きなリュックを背負ったロイがバスから降りてくる。
バスの外で天馬と待っていたシャニーは、その姿を認めると「気にしないで」と
微笑みながら返し、ロイを天馬の後ろに乗るよう促す。
「でも、大丈夫なの?二泊用の荷物が詰まってるし、重くないのかな?」
スキー場を飛び立ってすぐに、シャニーの提案でロイ達はバスに荷物を取りに来ていた。
元々のロイの予定では、スキーを終えてからバスに置いてある荷物を持ち、宿に向かう予定であった。
が、シャニーが目的地とするところは宿から見てゲレンデやバスがあるのとは逆の方向にあるようで、
それならば行きがけに荷物を持って行ってしまった方が、後が楽ということだった。
「大丈夫だよ、これくらい。
天馬は、武器を持った天馬騎士と重装備の騎士が相乗りしたって飛行距離が縮まないんだよ。
もっとも、少しでも天馬の負担を軽くするように、天馬に乗る女の人は、その・・・体のことを
なるべく気にするんだけど」
いくら活発でボーイッシュなシャニーといえども、ストレートに体重と言うのは
気恥ずかしかったのか、あるいは普段から「よく食べてよく寝る」を信条としていることに
後ろめたさでも感じているのか、やや言葉を濁しながら先の質問にシャニーが答える。
「そうか。シャニーが大丈夫って言うんならいいんだ。じゃあ、行こうか」
「うん!」
言って、シャニーが天馬に鞭を入れる。
すると、瞬く間にロイ達は再び、イリアの青空の中へと吸い込まれていく。
ちなみに、シャニーの荷物はすでに宿へと運びこまれている。
その宿はシャニーの姉夫婦であるユーノとゼロットが経営しており、今回の林間学校に
格安で提供してくれているのだ。シャニーは、あらかじめ自らの天馬をこの故郷へと帰らせ、
バスから天馬を迎えに行くついでに荷物を置いてきたのだ。ロイも先に荷物を宿に運ぼうと提案したが、
時間がもったいないとのことでシャニーに却下されてしまった。
本当の理由は、宿にいるリリーナ達に、今回の抜け駆けを知られたくないというものだったが、
ロイがそんなことに気づくはずもなく、天馬は一路山稜を目指し飛ぶ。
「――あれがね、ペイレネの泉。
天馬の放牧地だよ。天馬も草を食べるときは地上に降りるんだ、当たり前だけど。
でも、デリケートで他の動物に荒らされてるような場所の草は食べないから、イリアの中でも
天然のエサ場は限られてるのよ」
ときおり、シャニーは下の景色を指し示しながら、故郷のことをいろいろと話してくれた。
勉強が得意とは言えないシャニーであるが、イリア人の例に漏れず郷土愛は強い。
授業では習わなかったような、様々な話をロイに聞かせてくれた。
「あそこのモクモクしてるのが、イリア最大の源泉で、むか〜し偉い勇者様が、氷竜の神殿を
探してるときに見つけたんだって」
「あ、それ知ってるよ!勇者アンリ様でしょ?マルス兄さんが、前に話してくれた人だ!」
「ええ、そうよ。でも、結局イリア、っていうかエレブにはアンリ様が求める神殿は無かったの」
「確か、アカネイア地区の奥地にあったんだよね!
凄い秘境で、今はアンリの道と言われてる場所の奥にあるって!」
流れる風に飲み込まれないように、ロイはいつもより大きな声で喋っていたが、
そんな中でも、シャニーの声は雑踏の中の鈴の音のごとく、すんなりとロイの耳に入ってくる。
(座っている場所のせいかな?それとも、天馬に乗って離すのに慣れているからかも)
「うん、そうかな?
でも、ホントの昔にはイリアにも氷竜がいて、それを祀る神殿が今も氷竜さまのお山には
残ってるんだって」
話がイリアの外のことになると、すぐに疑問符がつくところがシャニーらしかった。
が、そんな普段の彼女らしい一面も、天馬の背の上で見ると、いつもより魅力的だと
ロイには感じられた。
「なんだかいつもよりも元気が良いね、シャニー!」
「え、そうかな?」
ロイが感じたままに告げるも、シャニーには今一実感がないようだ。
「久しぶりに、イリアの空を飛んでいるからかも。やっぱり、あたしはイリアの空が一番好きだな!」
顔は見えないが、シャニーが満面の笑顔を浮かべているのが分かり、ロイの顔からも笑みが零れる。
「それに・・・」
「え、なに?」
シャニーの最後の言葉が聞き取れず―もっとも、シャニーにとっては声に出したつもりのない
台詞であったが―、ロイは思わずシャニーの背から顔を出した。
「きゃあッ!」
突然自分の顔のすぐ横に出て来たロイの顔につい声をあげ、その弾みで手綱を強く
引いてしまうシャニー。ロイの赤毛が、自分の頬に触れるのを感じた。
よく訓練された天馬は、動揺した主人の操作にも姿勢を乱すことこそなかったが、
恨めしげに一声わななく。その声で、天馬を操ってる最中への不用意な行為だったと気がついた
ロイはすぐさま謝り、シャニーから身を引く。
「ごめんね、シャニー」
「う、ううん。別に大丈夫。ちょっと、驚いただけだから」
シャニーの言葉通り、ロイは少し驚かせてしまった程度にしか考えていないが、
シャニーは赤くなってしまった顔を冷やすそうと、必死で頭を振るのだった。
イリアの空は、そんな少年少女の微笑ましいやりとりを全て包み込むかのように、
真っ青に晴れ渡っていた。
「ほら、見てごらんセリカ!綺麗な花畑だね!」
山道を歩き通し、やっと開いた視界に広がる美しい光景に、アルムが感嘆の声を上げる。
そこは周囲を林に囲まれた、半径十数メートル程の円形の空間であった。
林の間を縫って差し込む日光を糧に咲いているのは、イリアでもある程度標高の高い所にしか
咲かない高山植物で、上品さと儚さを感じさせつつ、それでも懸命に大地に生きる
力強さを感じさせる、白く美しい花であった。
「ここが、一番奥のチェックポイントになるみたいだ。
ロイ達はここでチェックをうけて、後はあっちの林道から今の道とは別ルートで
宿に向かうんだよね?」
「・・・・・・」
アルムがセリカに確認をするも、セリカは相変わらず上の空だ。
「〜〜〜ッ」
アルムは思わず頭を抱え込んでしまう。
いくらアルムであっても、一日中このような調子ではたまったものではない。
先ほどから何度も、セリカの気を紛らわせようとアプローチするも、セリカは聞いているのか
いないのか、ぼんやりとした返事しか返してくれず、ともすれば沈んだ表情を浮かべているのだ。
「なぁ、セリカ。
シグルド兄さんのこと気にするのはわかるけど、今更どうしようもないだろう?
とにかく、気を取り直して僕達の役割をこなそうよ」
このままでは、中学生の面倒などみれたものではない。それこそ、シグルドが言った通りに
なってしまうではないか――。アルムは続けるものの、気落ちしている人間に正論など
語っても意味は無い。
「・・・うん」
「はぁ。まぁいいや、とりあえず休憩しようよ。
こっちに着いてからずっと山道を歩いて来たんだから、疲れただろう?」
言いながら、アルムは背負っていた荷物をその場に下ろし、花畑の中に座り込む。
その際に下敷きとなった花の花弁がひらひらと舞い散る。セリカはそれをなんとなく目で追いながら、
アルムの隣に腰掛ける。
「ん〜!良い天気だなぁ」
アルムはそのまま後ろに倒れこみ、腕を大きく伸ばしながら空を見上げる。
視界には青い空とこちらを見下ろすセリカの流れる赤い髪、そして舞い踊る白い花びらが見えた。
(普段なら、最高のシチュエーションなのにな)
日の当らない木々の根元にはまだ雪が残り多少の肌寒さは感じるものの、春の日差しを浴び、
澄んだ空気を吸いながらセリカと二人でいるのはアルムにとって最高の幸せであった。
もしもシグルドとの一件がなければ、セリカも咲き誇らんばかりの笑顔をアルムに
向けてくれただろう。
(シグルド兄さんが心配するのもわかるけど、いつも二人ともすぐ熱くなっちゃうんだよな)
セリカとシグルドの喧嘩は、もはや日常茶飯事と化している。二人ともが熱くなりやすく、
また引くことをしない性格であるので、どちらかが折れてその場で解決というわけには
いかないことが多い。それでも、そこは長年一緒に暮らす兄弟。
気づけば元通りになっており、仲良く直卓を囲んでいることが多いのだが・・・。
『兄さんなんか、本当は私達のことなんか愛していないんだわ――ッ!!』
今回ばかりは、少しこじれるかもしれない。今朝のセリカのセリフを思い出し、アルムは考える。
シグルドが幼い兄弟達を養う為に、自らの青春や楽しみを犠牲にしながら、身を粉にして
働き続けてきたことはアルムもセリカも分っている。親のいない兄弟家で、アルムやセリカ達が
何不自由なく生活できているのは、ミカヤやシグルド、アイク、エリンシアと言った年長組が
家を支えてくれているからだ。
その中でも、長女として、長男として必死に両親の代わりを務めてきたミカヤとシグルドの苦労は
幼いアルムたちではうかがい知れないものがあるのだろう。
しかしだからこそ、セリカの気持ちもアルムには理解できる気がした。
(最近、特に忙しそうだ。まともな会話なんて、もう随分してないんじゃないか?)
今回の林間学校も、シグルドは今朝になって初めて知ったようだった。
いつも可愛がられている末っ子のロイでさえ、いまやシグルドの目には入っていないのではないか?
そんな疑問が頭をかすめてしまう。
(だったら、普段から叱られて、喧嘩ばかりしている僕達はどうなってしまうんだろう?)
まさかと思いつつも、一度不安に思ってしまうと堰きとめられなくなるのが人の想像力の
恐ろしいところだ。
家族の為に働いてくれている兄、シグルド。しかし、いまや働くことこそが彼の目的となり、
家族を養っているのはそのついでではないのか――?
(・・・なんて、ね)
そこまで考えておきながら、しかしアルムはそれらがただの被害妄想であることを知っていた。
――普段、憎まれ口をたたいていても、血の繋がった兄弟だからな。愛情を疑ったことなんかねぇよ。
いつだったか、ロイと喧嘩したヘクトルが後にアルムに話してくれた言葉だ。
お互い、正直者のようで素直でないところのあるロイとヘクトルであるが、心の底では
互いを深く大切に思っていると、ヘクトルは言っていた。
その言葉を聞いた時、アルムはこのぶっきらぼうな兄が、それでいてとても繊細な感性の
持ち主であることを知ったのだ。
(僕だってそうだ。シグルド兄さんの愛情を疑ったことなんかない。
それに負けないくらい、僕も兄さんのことを大切に思ってる。でも、セリカは不安なんだ)
兄のことを大切に思えばこそ、その兄に見放されるのが怖い。決して壊れることのない絆を
信じていたいからこそ、それを疑ってしまう。普段強がって見せているセリカは、
そんな弱いところも抱えた女の子だった。――だから、アルムはそんな妹を愛おしく思うし、
兄として男として守っていかなければいけないと、そう強く感じるのだ。
地面から見上げるセリカの横顔は、今にも泣き出しそうに見えた。
「なぁ、セリカ」
だから、アルムはセリカに語りかけるのをやめない。
「帰ったら、僕も一緒に謝ってあげるよ。僕にだって、責任があるんだから」
たとえ返事がなくとも、自分の言葉は必ず彼女に届くことを知っている。
「それでさ、シグルド兄さんが許してくれたら、今度は僕達が兄さんに文句を言ってやろうよ」
「無理よ、許してなんかくれないわ。私、シグルド兄さんにひどいことを言ってしまったもの・・・」
ようやく、セリカが返事らしい返事を返してくれた。
アルムは心の中で小さくガッツポーズを作り、勢いよく上半身を起こす。
「平気さ!シグルド兄さんはいつだって、最後には許してくれるじゃないか」
「そう、かしら」
アルムの言葉で、セリカの瞳に僅かながら希望の輝きが戻る。
「そうだよ!シグルド兄さん、結局は弟妹にてんで弱いんだからさ。今回だって、
こうやって僕達はここに来れたし、兄さんがホントのホントに僕達を邪険にするなんて、
はなからできるわけないじゃないか」
「ふふ。そんな言い方したら、シグルド兄さんが可哀そうよアルム」
そうして、ようやくセリカが笑顔を見せた。
「よかった。セリカ、ようやく笑ってくれたね?」
「え?私、ずっと笑ってなかったかしら。今日はずっとアルムと話してたんだから、
そんなことは無いと思うんだけど」
セリカはキョトンとするが、アルムはその表情にこそ苦笑いを浮かべてしまう。
「ずっと、ふさぎこんでたよ。話してたって言っても、僕が一方的に声を掛けてただけじゃないか。
セリカ、朝からの会話、何も覚えてないだろう?」
「そう・・・だったかしら。ごめんなさい、アルム」
「いいさ。それより、少しは元気出た?」
アルムが、立ちあがりながらセリカに右手を差し伸べる。
セリカは左手でアルムの手を取りながら立ち上がり、おしりについた草を手ではたく。
土と草に交じって、白い花びらが幾片か宙を舞う。
「うん、少しは。ありがとう、アルム」
まだ少々のぎこちなさが残るが、セリカが精一杯の笑顔をアルムに向ける。
アルムはセリカの表情にほっと胸をなで下ろした。
「どういたしまして。・・・さぁ、オリエンテーションの下見を続けよう。
しっかり働かないと、またシグルド兄さんに怒られちゃうからさ」
アルムが手を引いて、二人は来た道とは反対の林道へと進みだす。しかし、立ち上がり、
広がった視野にすぐさまセリカが足を止める。アルムが何事かと思い隣のセリカを覗き込むと、
今度こそ満面の笑顔をセリカが浮かべている。
「見て、アルム。この花畑、とっても素敵ね」
「――そうだね、セリカ」
アルムも笑顔を返すと、繋いだ手はそのままに、二人は再び歩き出した。
第二章(その2)につづく
兄弟家の「僕と契約して、魔法少女になってよ!」のガイドライン
ミカヤ「私と契約しても、魔法少女はやらないわよ!」
シグルド「私と契約して、お得意様になってくれ!」
エリンシア「私と契約して、KINNNIKUをつけましょう!」
アイク「俺と契約して、訓練相手になってくれ」
エリウッド「僕と契約して、病弱な体を治してよ!」
ヘクトル「俺と契約して、不良共をにシメようぜ!」
エフラム「俺と契約して、魔法少女になって!…なんて言おうものならうわサラなにをs」
エイリーク「私と契約して、た…体型を女らしく…!」
リン「私は契約とか、縛られたくないわ!」
マルス「僕と(闇の)誓約して、下僕になってよ!」
アルム「僕と婚約してして、お嫁さんになってよセリカ!」
セリカ「私と婚約して、お婿さんになってよアルム!」
セリス「僕と契約して、魔法少女になってよ!」
リーフ「きれいなおねいさん僕と契約して、あんなことやこんなkアッーコノヒトデナシー!」
ロイ「僕はもう、突っ込む気さえ起こらないよ」
>>66 全国の子供達「えっー!?そんなぁ…」
エーディン「ぃ喜んでぇ!!」
リュシオン「ぜひ頼む。私を最強の戦士にしてくれ」
セネリオ「ではまず、建築の基礎の基礎工学から…アイク?訓練はまだ始まってもいませんよ?」
カナス「静養かな。今のところの治療法はこれしかない。また何かわかれば連絡するよ」
ロイド「不良共を煮しめるって結構怖いことを言うのな」
サラ「契約も何もわたし既に魔法少女なんだけど」
リオン「君の言いたいことは…うん、わからないでもないけどもっと具体的に言ってくれないかな。
じゃないとこっちとしても対策のしようがなくてね」
ソーンバルケ「束縛に抗い、凄絶に自由を求め続けるか。上等!」
クリス♂「はい、マルス様!どこまでもお供いたします」
クリス♀「何でもご命令ください。料理だってお手の物です」
ジャンヌ「ひどいなーアルム君。わたしとのアレは一体なんだったの?」
セリカ「ちょっとアルムどういうことよ!!?」
ユリウス「お前もうそんな歳じゃないだろ」
キサ「まあ、きれいなおゲイさんだなんて。4人娘には悪いけどつまみ食いさせてもらおうかしら」
ロイ「クロムが入ってきたらツッコミ役二分しよう。1人でこなすのは辛い」
今度の覚醒にはバトルシスターという兵種があるらしい……。
あるらしいから、ユリウスは逃げといた方がいい。
セリス「よーし、1時間書き込みがなければアイク兄さんみたいに筋肉ムキムキになって男らしくなれる。
もう女の子みたいなんて言わせない!」
ユリウス「……阻止……言うな…もう何も言うな…」
三分以内で阻止とは流石ユリウス
つまりそれだけセリスへの愛が溢れているということアッーコノヒトデナs(ry
>>70 ユリウス、お前は正しい。間違ってないよ・・・。
セリス「アイク兄さんは強いし見た目も中身もかっこいいし女の人にもすっごく人気じゃん!
なんで僕が男らしくなりたいっていうとみんな揃ってそんなこと言うんだよう!」
マルス「人には向き不向きというものがあってだね」
>>73 いわゆるゴリマッチョ 暁アイク
プロレスアメフト的な筋肉デブ ヘクトル
細マッチョ 蒼炎後半アイク、エフラム
セリスが目指すなら細マッチョなんだけど、目指すべきエフラムは過保護なせいでセリスに反発されてるっていう
アイクやヘクトルみたいなわかりやすい筋肉体型にあこがれてるのはそういう年頃だからなのか
エイリーク以上が高校生なのはほぼ定番っぽいけどリン以下は高校生か中学生なのか結構あいまいだよね
個人的にはリン以下は中学生って脳内保管してるけど。
なんとなく思い浮かんだ兄弟家体重比較
ヘクトル≧アイク>エフラム>シグルド≫エリウッド≧エリンシア=リン≧エイリーク≧マルス=アルム≧セリカ=セリス=リーフ>ロイ>ミカヤ
>>74 エイリークはもうちょい後ろじゃないかな、セリカセリスと同じか、
下手したらもっと軽いイメージ。
えーとほら…余計な肉が付いてないから…
アルムは農作業で筋肉ついてるからもっと上だろう
エイリークやリンより上行く
あとロイもセリカよりは上だろう
中学生くらいならそれなりに体できてくる年だし
そうか身長のイメージもつけないと伝わるわけないか
シグルド>アイク≧エフラム≧エリウッド=ヘクトル>エリンシア≫エイリーク>リン>マルス≧アルム=セリカ>セリス=リーフ>ロイ>ミカヤ
シグルド、エリンシア、リンは比較的背が高い方でマルス以下の全員は歳を考慮しても小柄の印象
セリス、リーフ、ロイはデザインの上でもあんまり大きくはないよね。
マルス、アルム、セリカに関しては初期の絵のせいだと思う
外見もそうだが体の質とか骨格もあるんよ
小学生ならリーフロイがセリカより下はあるかも知れんけど男子中学生くらいになるとそこまで体重軽いイメージ無い
うっすらと髭も生えてくる年だしね
あとこのスレのアルムは鍬ばっか振ってるせいでかなり筋肉ついてるイメージある
身長はそれほどでもないだろうけど結構骨太なんじゃないだろうか
セリカと体格=じゃあ男の面目立たんからそこは立ててあげようぜw
>>75 エイリーク「ちょっと屋上の方まで来てもらえませんか」
アイクのほうがヘクトルより体重上かおんなじくらいな感じ。
>>78 まあただのイメージだったんだけど確かにアルムはもうちょいあるかもね。
たぶん中学生って確か身長的には男女の差がほとんどない時期ってのと
ゲーム内でのセリカの鬼性能が上の俺のイメージの理由だと思う
>>79 エイリークはもう陥没レベルだからね・・・
そしてイシュタルはもう泣いても良いと思う
>>77 蒼炎の時点でエフラムと同程度くらいと思われるアイクがさらに、
成長期のサザより伸びてると言われてるんだから
アイクはシグルド以上にデカいんじゃないだろうか。
ヘクトルも背自体はアイクと同じくらいだと思う。
でもマッチョだけどスタイルのいいアイクと身体自体デカいヘクトルが同程度に重そうというのはあれだ。
アイクが鉄人すぎて筋肉が必要以上に重そうであるか、
あるいは脂肪は筋肉より軽いから(ry
>>68 ラナオウ「バトルシスターとは…胸が熱くなるな」
レスター(そういうラナは胸は薄いけどな)
>>85 知らなかったのか?
ラナオウからは逃げられない……!
_, -=''"" ̄ ̄""=-―,.、
_,=、  ̄=.、
彡 "" - ,
> ヽ
:" .__=__  ̄=.、 \
/ 彡⌒ | |  ̄=--,、 ヽ .' , .. ∧_∧
/彡" /~ニ | j|∧_∧ "ヽ ヽ .∴ ' ( ) ←レスター
/ ( /_/ |( ´_ゝ`) \ ミ ・,‘ r⌒> _/ /
ヽ ミ .|ヽ,- ⌒ヽ. ,_ ミ ,i ’| y'⌒ ⌒i
 ̄| ミ ノ|ヽ Y|三) ヽ .| | / ノ |
| | / \_ノ |ミ ij , ー' /´ヾ_ノ
ヽ ヽ | | |i / , ノ
"ー、 | | ノ / / /
ヽ ヽ ノ / / / / ,'
ヽ ヽ // / / /| |
/ ) / / !、_/ / 〉
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>>87 ドロシー「……それでは次のニュースです。本日未明、ユングヴィ家のレスターさんが変死体で発見されました。
ベルン警察は事故死と殺人の両方を視野に入れて捜査しているとのことです」
ファバル「無茶しやがって…」
ユリウス「クロード神父んとこ行ってくるわ。
遂に僕以外にも被害者が出たか…」
ロイ「マルス兄さんはいろんな情報握ってて凄いなあ。なんか紋章町の影の支配者って感じだよね」
マルス「違うよロイ、紋章町の影の支配者は僕じゃなくてアルムさ」
ロイ「えっ、どうして?」
マルス「この紋章町で流通している穀物・野菜・果実類はほぼ全てあの有名な『アルム式農法』に基づいて生産されていてね」
ロイ「スゲー、アルム兄さんスゲー!」
リーフ(アルム式農法……一体どんな農法なんだ……)
アルム「そんな訳ないだろ、末っ子からかうのはやめなよマルス兄さん」
マルス「てへ」ぺろ
リーフ「なんだ冗談か。でもロイはかなり真に受けてるっぽいよ」
ロイ「うおおおおっ!ロイ式滅空蒼殺剣!」
マルス「あはははは、彼の中の中学2年生が大暴れしてるみたいだね」
覚醒といえば、ファミ通に乗ってたキャラにアルム&ジャンヌと仲良くなれそうな奴が…w
これ以上はスレチ&ネタバレだから後は議論スレ辺りで言うけどさ
マルス「でも、市場の70%はアルムの作った穀物・野菜・果物が出回ってるってのも事実なんだよ」
アルム「いつか90%以上になれるようがんばるよ」
リーフ「最近酪農にも手ぇ出し始めたよね。体力保つの?」
>>93 リーフ、気にするのは体力じゃねえ。時間だ
酪農と畑同時とか学校なんか行ってる暇ねえぞアルムw
バトルシスターといえばリズは出る前から変なキャラが固まりつつあるな
本編次第とはいえこのまま行ったらこっちに来る日が楽しみなキャラになりそうだ
>93
ドゴゴッズボボッ
一面の畑に地竜たちは突進する。
かつての災厄の再来か思えば、そうではない。一人の暗黒竜の指示にしたがって行動的している。
化身したユリウス「次はこちらの畑耕すんだ」
地竜たちは若い竜の指示を受け、別の畑を耕しはじめる。
アルム「ロイが心配するのもこうやってある程度は作業は短縮できるしね」
ロイ「ユリウスさん、薔薇や花造りが趣味だといってたけど、こんなこともしているんだ……」
マルス「竜王家は大地主兼メディウス翁以来の地竜トラクターは信頼があるからね」
いやつい昔読んだエニックスの四コマのせいで地竜のイメージがトラクターになっている。したがってユリウスも二代目地竜トラクターになってしまった。
もはや、ユリウスがどんなキャラ付けされても受け入れられる気がしてきた
>>97 ユリウス「げへへへへ、セリスぅ、パンツみせろや」
マルス「こんなのでもですか」
セリス「あの、ユリウスならいいけど、でも、こんなのじゃなくてもっと優しく・・・」
ユリウス「チキ達を邪険にしたのは謝りますからもう許してくださいマルスさん。セリスもやめてユリアやラナに聞かれたらってちょユリアやめ・・・アーッ!」
ここんとこ更新が遅れ気味でごめんなさい。
『ママチャリの系譜』、前スレ
>>493-497の続きを投下します。
170.5
フュンフ♀「さて、今回でようやく第2レースも終わりです『ママチャリの系譜』。今回はラストと言う事で、
7番8番10番12番の大盤振る舞いで行きましょう!!」
ズィーベン「うす、久しぶりだな。元気だったか。風呂入ってるか。歯ァ磨けよ」
ツェーン 「よう、紋章町のボーイズェン・ガールズ! 調子はどうだい。俺は上々さ」
フュンフ♀「……あれ? アハトとツヴェルフはどうしたの?」
ズィーベン「アハトの野郎、何かピンク色の画面観てニヤニヤしててキモかったから放置してきたぜ」
ツェーン 「ツヴェルフはおピンクな動画をウヒウヒ堪能してたから、気を利かせてそっとしておいてやったぞ!」
フュンフ♀「……あいつら公衆の面前で何やっとんじゃいっ!?」
ツェーン 「待て待てフュンフ、彼らを責めるのは良くないぞ。
彼らにもバラ色の人生、バラ色の世界、バラ色のあれやこれやがあるんだ!」
ズィーベン「おい、くだらねえ事言い出すんじゃねえよ」
ツェーン 「だが、彼らの過ちに固執しても先には進めん。『汝の敵を愛し、迫害するものの為に祈れ』。
俺の座右の銘だ。だから、彼らを赦そうではないか!」
フュンフ♀「いやまあ、そこまで大層な話じゃないんだけど」
ズィーベン「うるせえぞ、テメェら。んな事どうでもいいから、適当にさっさとやっちまえよ。
読者を待たすんじゃねーよ」
フュンフ♀「はいはい、それじゃあ前スレ
>>493-497の状況をざっと見ていきましょうかね〜」
上位3チームのみ、もうゴール直前。
┏━━━┓
┃.GOAL!┃
┗━━━┛/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
| グラウンドオーバルコース |
| |トリ
\____________/
スカ ラク
順位変動 マシン名 搭乗者 現ドライバー 単勝倍率
2位→1位:6 ゴリアスティーノ田中 スカサハ&レイリア スカサハ 15.6倍
1位→2位:4 シューティングスター ラクチェ&シャナン ラクチェ 1.9倍
3位:3 大万福丸 トリスタン&ラドネイ トリスタン 17.0倍
4位以下のチームは順位変動がないのでカット。
・スカサハとラクチェの頂上決戦開始。
・ほぼ互角の戦いを繰り広げていたが、最後のグラウンドコース手前でラクチェが前に出る。
・このままゴールまで2チームでの首位争いが繰り広げられるかと思ったら、
一度は敗れたはずのトリスタンチームが復活、ツインエンジンで猛追をかける。
・スカサハが最後の力を振り絞り、立ち漕ぎターボ起動。
レイリアとのコンビネーションプレイでラクチェを追い抜き、首位に浮上した所で前回終了。
・尚、トリスタンの真面目モードは継続中。よって、通常時と区別する為『トリス※』と表記されています。
ズィーベン「チッ、本当に適当にやりやがったな…」
フュンフ♀「あんまり話が進んでないから仕方ないでしょ。適当なのはアンタの人生だけで充分よ」
ズィーベン「うるせえっつんだよ」
ツェーン 「自分が変われば世界が変わる。今の凍えるブリザードから真夏のトルネードへクラスチェンジ、
ブランニュー・ズィーベンを目指そうじゃないか!
そうすれば、君の人生はラヴとピースとハッピーに満ちた華々しいバラ色の人生になるぞ!!」
フュンフ♀「まあそれでもコイツの人生が適当である事に変わりはないでしょ♪」
ズィーベン「うるせえっつってんだろ、ブッ殺すぞテメェら」
171
ノイン 「スカサハ&レイリアペア、絶望的な状況から並み居る強敵を打ち倒し、難コースをクリアして、
グラウンドオーバルコース残り半周を過ぎた所でついに!
ついに! ついに!! トップに立った! ク○ラが立ったあああぁぁぁーーーっ!!」
レイリア 「やったわ! 遂にトップよっ!!」
スカサハ 「ゴールまで気を抜くな! 奴らが来るっ!!」
ノイン 「しかし、まだ安心は出来ませんっ!! 後方には未だ諦めを知らないシューティングスター、
そして、その後ろ、第1コーナーの大万福丸ですが……あああっと!?」
トリス※ 「ラドネイ、しっかり捕まっていろ!」
ラドネイ 「分かってるよ! でも、胸がどうとか言ったら殺すぞっ!!」(ギュッ!!)
| トリ
/ |
/ / キュウゥゥゥゥンッ!!!!
________/ /
スカ ラク /
ノイン 「ハングオン!! ツインエンジンでの高速走行を維持しながら、ハングオンで綺麗な弧を描きつつ、
コーナーを超高速クリアしているトリスタン&ラドネイペアっ!!」
エルフ 「ハングオンとはバイクのテクニックの1つで、ドライバーがシートからカーブのイン側へ腰をずらし、
重心を低くしてカーブを曲がる技術です。膝が地面に擦るぐらい、思いっきり体をインに倒しての
走行ですが、危険ですので、バイクでも自転車でも公道ではしないで下さいね」
ドロシー 「どんな姿勢かは、ググったらよく分かりますよ」
セーラ 「遂にググるとか言いやがった……」
ノイン 「残りグラウンド約半周、大万福丸は既にシューティングスターを射程圏に捉えているっ!!
最後の最後で大番狂わせが起こるのかぁッ!?」
トリス※ 「これぞ、スーパー真面目モードの真骨頂だ!」
ラドネイ 「平民だからって舐めんな! 私らだって、これぐらいは出来る!」
ノイン 「未だかつて、これ程のダークホースが存在したでありましょうかッ!?
恐るべきスピード、これが幼馴染みのチームワークなのかぁっ!?」
ラドネイ 「捉えたぞ、ラクチェ!!」
ラクチェ 「嘘でしょッ!?」
シャナン 「バカなっ!? 自転車、しかも2人乗りでハングオンだとっ!?」
トリス※ 「そう、そして、この必殺技はスカサハ達にもマネできないだろう。
ツインエンジン・ターボ、スイッチオン!!」(バッ!!)
ラドネイ 「行っけえーーーーーっ!!」(バッ!!)
ノイン 「おわぁっと!? トリスタン&ラドネイペア、ツインエンジンの状態から更に立ち上がった!!
トリスタン選手、ツインエンジンの3500馬力にプラスして立ち漕ぎターボの魂を吹き込む!!
追撃・連続・必殺・突撃・見切り・流星剣!! 熱血・必中・閃き・愛・勇気・魂!!」
エルフ 「被りまくってますし、スキルはラクチェ選手で再現できますよ」
ノイン 「ちなみに私のスキルは追撃・連続・必殺・ライブ!!
精神コマンドは熱血・不屈・鉄壁・集中・根性・ド根性であります!
何だ、そこっ、役立たねーっちゅー顔はっ!?」
エルフ 「スキルは役に立つんですけどね。ライブ以外は」
ノイン 「一方、精神コマンドの役満状態! トリスタン&ラドネイペアの駆る青白きイナズマが、
国士無双をユグドラルの怪物・ラクチェ選手に叩き込む!! その時、ラクチェ選手に電流走る!!」
トリス※ 「さらばだっ!!」
ラクチェ 「ああっ!!」
172
\__________
スカ ラク
←───トリ
グオッ!!!!
ノイン 「その急加速力をもって、大万福丸がシューティングスターをオーバーテイクだぁぁぁっ!!
そして、最終コーナー手前でゴリアスにテイルトゥノーズッ!!」
シャナン 「ラクチェ、まだ終わってない! 食らいつけっ!!」
ラクチェ 「当然です、まだまだぁっ!!」
トリス※ 「ハアアアアァァァァーーーーーッッッ!!」
スカサハ 「どおりゃあああぁぁぁぁぁーーーーーッッッ!!」
ノイン 「しかし、ゴールはもう間近、最後のコーナーを……おおおおおおおおおおおおっ!?」
スカサハ 「レイリアッ!!」
レイリア 「うんっ!!」
↑ ..|
\ \
\ \
ズザザザザッ!!!\ \______
\_スカ トリ ラク
ラクチェ 「なっ!? あれはっ!!」
トリス※ 「やりおった!」
ノイン 「ラクチェ選手のお株を奪うイナーシャルドリフトォッ!! 立ち漕ぎのままこの芸当をかませるのは、
このペアだけでありましょうッ!! ゴールデンコンビ、スカサハ&レイリアペアッ!!」
エルフ 「しかも、後続のトリスタン選手を上手くブロックしていますわ!」
ドロシー 「うおっしゃぁぁぁー!!」
シャナン 「この場面でアレをやるとはっ!!」
ラドネイ 「くっ、なんて奴らだっ!」
ノイン 「ゴリアス、トップでゴールに向かって突っ走るっ! しかし、2位の大万福丸も負けてはいないっ!
3位シューティングスターが優勝候補の意地を見せるかっ!!」
セーラ 「おるらぁぁぁぁぁっ!! 根性見せろ、ラクチェーーっ!!」
ドロシー 「スカサハさん、逃げ切ってくださーーいっ!!」
ノイン 「残り50m! ピットクルーはもう泣いている!! ピットクルーはもう泣いております!!
40……30……20……10……今っ!!
ゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーールっ!!」
エルフ 「ゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーールっ!!」
セーラ 「ゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーールっ!!」
ドロシー 「ゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーールっ!!」
173
ノイン 「今世紀最大の大逆転劇っ!! ゴリアスが3周目最下位からの奇跡のチェッカー!!
紋章町史に残る快挙をやってのけました、スカサハ&レイリアペ……あああっ!?」
スカサハ 「へへ……燃え尽きたぜ……真っ白によ……」
レイリア 「パトラッシュ……私……もう……疲れちゃった……」
ラクチェ 「ちょっと、2人ともしっかりしてっ!」
トリス※ 「……スカサハ……お前の生き様、この目にくっきりと焼き付けたぜ」
シャナン 「戦いは全てを燃焼し尽くすその過程だという事か。実に漢らしい最期だった」
ラドネイ 「いや、死んでないし。男の子らしいバカな事言ってないで、これどーすんだよ!?」
ノイン 「燃え尽きてますっ! 両選手、自転車に乗ったまま真っ白に燃え尽きてますっ!!
限界を超えた走りで奇跡を起こした2人が、精も根も尽き果ててピクリとも動きませんっ!!」
ドロシー 「(*´∀`*)アハハ…ウフフ…」
セーラ 「こっちはこっちで何かトリップしてるし…」
エルフ 「フィーアさん、お願いしますわ」
フィーア 「もちろんですわ。このわたくしを大いに感動させてくれたお二人は、
わたくしが責任を持って看て差し上げますわ! ほぉぉーーーーーーっほっほっほっほっ!!」
セーラ 「あんなんに救護班任せていいの?」
エルフ 「ええ、大丈夫ですよ。フィーアさんは自分の仕事に誇りを持っていますから。
死にさえしなければ、どの様な怪我人でも治してくれますわ」
セーラ 「マジでっ!?」
ノイン 「さて、トップの2人がフィーア率いる救護班から治療を受けている中、
後続チームが次々とチェッカーを受けていきます。ブラギマジックに始まり、
中盤は群雄割拠の大混戦、最後は奇跡の大逆転劇で幕を閉じた第2レースっ!!」
セーラ 「1周目のブラギマジックはまさに神がかってたわね」
ノイン 「このレースを制したのは、スカサハ&レイリアペアのゴリアスティーノ田中っ!!
そして、2位はなーんとなんとトリスタン&ラドネイペアの大万福丸っ!!」
ドロシー 「(* ̄▽ ̄*)ポワァァァン」
セーラ 「ドロシー、アンタどうしたのよ?」
ノイン 「大本命とされていたシューティングスターは上位2チームの合体技に敗れ、3着に終わりました。
大方の予想を覆し、ゴリアスティーノ田中と大万福丸が本選進出となりましたぁっ!!」
エルフ 「おめでとうございますわ」
アイラ 「我が息子ながらよくやった。特別に一週間の休暇を与えよう」
ティルテュ「えへへ、たのしかった。4にんともおめでと〜!」
ホリン 「本当に奇跡を起こすとはな、俺達が勝てない訳だ」
デイジー 「あ〜、シャナン様負けちゃったんだ〜」
レックス 「スカサハにトリスタンか…楽しみが増えたな」
アゼル 「くれぐれも彼らの未来を潰すようなマネはしないでよ…」
ハンニバル「見事だ、このパンツマスクは君達にこそ相応しいっ!!」
リーン 「スカもトリスも本当に着そうだからやめて」
クロード 「最後の最後で我らの魔法を打ち破られましたからね。完敗です」
コープル 「僕達の代表として、次も頑張ってください!」
ヨハン 「フッ、流石は私が見込んだ漢だ。実に素晴らしいレースだった。
君達の偉業は我が日記『ドズルの貴公子ヨハン 気高き我が強敵(とも)達』に記載しておこう」
ヨハルヴァ「他の日記もあるのかよ…。ま、この調子で本選も勝ってこいっ!」
ノイン 「勝者の周りに戦いを終えたライバル達が集います。試合が終われば全員仲間! なっかまっ!!
これぞユグドラル魂! 我らの誇りです!!」
174
エルフ 「皆さんお疲れ様でした。それでは第2レースの結果を発表します」
順位 マシン名 搭乗者 単勝倍率
1位:6 ゴリアスティーノ田中 スカサハ&レイリア 15.6倍
2位:3 大万福丸 トリスタン&ラドネイ 17.0倍
----------【もしかして】限界突破の壁【フラグ立った?】----------
3位:4 シューティングスター ラクチェ&シャナン 1.9倍
4位:9 ぱんださん号 アイラ&ティルテュ 7.5倍
5位:7 アリス・ムーン ホリン&デイジー 10.8倍
6位:1 やらないか アゼル&レックス 9.2倍
7位:8 トラキアエクスプレス リーン&ハンニバル 20.4倍
8位:5 ギルガメス クロード&コープル 12.1倍
9位:2 愛のパルちゃん号 ヨハン&ヨハルヴァ 14.3倍
エルフ 「単勝は6番、複勝は3-6です。その他の車券については別途掲示板やモニター等を御覧下さい」
ドロシー 「イヤッハァァァァァァァーーーーーーッ!!」
セーラ 「ちょっとドロシー、アンタまさかっ!?」
ドロシー 「さんっ!! ろくっ!! 大穴来ましたぁっ!!」
セーラ 「嘘っ!? マジで当たったのっ!!」
ドロシー 「マジですよっ!!」つ車券
単勝 2車複 3連複
……… ……… 3-4-6 300G
6 100G ……… ………
……… 3-6 200G ………
セーラ 「( ゚д゚)マジだ……しかも、3連複まで当てとる……」
ドロシー 「万車券キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!」
エルフ 「次に、第3レースの出走表を発表しますわ」
グランベル3R 13:00
ファイアーエムブレム聖戦の系譜15周年記念杯予選
聖戦系サラ10歳以上 オープンGU 150000m?
枠 番 マシン名 搭乗者
黒1 1 影の伝説 ファバル&ジャンヌ
緑2 2 緑三号 アレク&ブリギッド
赤3 3 お ジャムカ&ベオウルフ
赤青4 4 フェニックスアロー レスター&デルムッド
迷彩5 5 SDL551バゼラート アサエロ&ロドルバン
黄6 6 世界ひろし号 ヴォルツ&リデール
白7 7 プリンツェーッサ デュー&パティ
黒8 8 黒王号 ラナ&ユリア
紫9 9 謎のユングヴィ城 エーディン&ミデェール
ノイン 「さて、ファイアーエムブレム聖戦の系譜15周年記念杯予選第2レースはこれにて幕引き。
この戦いに勝者も敗者もありません。あるのは爽やかな汗と得難い友情と、そして……永遠の愛!
観客の皆様、素晴らしい感動のレースを見せてくれた彼らに改めて盛大な拍手を!」
観客 「(゚∀゚)ワーーーーーーーッ!! パチパチパチパチ!!(゚∀゚)」
ノイン 「興奮冷めやらぬ所ではありますが、そろそろお時間となりました。
それでは、第3レースの時間となるまで、感動のるつぼと化したここ、
グランベル総合運動公園特設サーキットから、しばしのお別れであります」
エルフ 「解説は竜王家使用人、背番号11番、シャーマン・エルフ。ゲストはセーラさん、ドロシーさん」
ノイン 「実況はわたくし、竜王家使用人、背番号9番、ソードマスター・ノインでお送りしました」
セーラ 「キーーーーーッ!! 悔しーーーーーーーいッ!!」
ドロシー 「この調子で次も勝ちますよ!! あ、それと次回予告も流しておきますね」
第3レース予告
リデール 「皆さん、次回予告と行きましょう」
ラナ 「あの枯れ葉が落ちる時、私の命も天に召されるのね…」
ベオウルフ「いや、その心配はねえ。さっき枯れ葉にバルキリーかけて、アスタルテの加護も付けておいたからな」
ブリギッド「そうさ、これで枯れ葉が落ちるこたぁないよ」
ラナ 「あれ? と言う事は、私……不死身になっちゃった?」
ファバル 「そう、そしてここから新たな超人伝説が始まる…」
ヴォルツ 「しかし、突如自転車レースによって勃発したユングヴィ家最強決定戦。
ラナに降りかかるユングヴィ最強の女、大魔王エーディンの粛清の嵐、嵐、嵐っ!」
パティ 「果たして、ラナは恐怖の大魔王エーディンの手から生き延びる事ができるのかっ!?」
エーディン「ちょっと、誰が恐怖の大魔王ですかっ!!」
アレク 「やがてレースは、紋章町全体を巻き込んだ一大政治抗争へと発展する!」
デルムッド「轟く悲鳴、阿鼻叫喚の地獄絵図がっ!!」
ジャンヌ 「そして、ラナはその戦いの中で真の世紀末覇者、ラナオウとしての力に目覚めるっ!」
ロドルバン「一人、また一人と仲間達が倒れていく中、光の悪魔と化した親友、ユリアが彼女の前に立ちはだかる」
ユリア 「待ちなさいっ! いつの間にか話が変な方向に行ってるわよっ!」
デュー 「かつての親友との戦いの中でラナは、兄レスターの悲しい正体を知ってしまう……」
アサエロ 「愛する兄を呪いから解放する為、涙を流しながらユングヴィ剛掌波を放つラナ!」
レスター 「私は呪われていたのかっ!?」
ミデェール「ですが、涙を怒りへと変え、世界の命運を賭け、大魔王エーディンに最大最後の戦いに挑みますっ!」
デュー 「そして、遂に始まった頂上決戦っ!
世紀末覇者と光龍ナーガ、そして恐怖の大魔王! 三つの力が交錯する戦いの終焉にはっ!?」
ジャムカ 「そして訪れる衝撃の結末…」
ジャンヌ 「ど、どうなるんですか? 一体」
ヴォルツ 「わからん。作者がそこまで深く考えているとは思えねえけどな…」
ノイン 「と言うわけで、次回『ママチャリの系譜』
第3章『撃墜王エルとジャン』ユグドラルの馬謖(ばしょく)、今こそ山頂に陣を張れ!!」
エルフ 「この予告はフィクションですわ」
ドロシー 「エルとジャンって誰ですか?」
セーラ 「最早何も言うまい……」
アイク「その戦いちょっと俺も混ぜてもら…いや、水を差すわけにはいかんな。ハァ〜」
>>99ー105
第2章完結乙!
更新のペースは人それぞれだから気にすることないんよ
スカ&リア、トリ&ラド決勝進出おめ
特にスカ、今日から君もリア充なんよ!
GJ!
>>98 ミスト「そのセリフを言うような人の一割でもお兄ちゃんが興味を持ってくれればね…」
ワユ「まあねえ…今に始まったことじゃないけど」
イレース「…パンツを見せるだけで気が引けるならいくらでも…ですよね…」
Q、好きな人に「パンツを見せて欲しい」と言われたらどうしますか?
見せる……0%
見せない……0%
その他……100%
その他と回答した人の言葉。
お兄……あの人の場合は見せる見せない以前の問題だと思うの。(工務店勤務)
勝負に勝ったら結婚してほしい、という展開の方がまだ現実的かな……。(工務店勤務)
見せるのは大丈夫……ですけど……本当に言われたらそのまま私を食べてもらった方が……。(工務店勤務)
ありえなさすぎて想像できないのよねえ。あ、でもこの前入荷した媚薬を使えば……。(道具屋)
あいつがそんなことを言うはずがない、なのでどちらとも言えん。し、しかし本当に見たいと言うのならばだな……。(ラグズ戦士)
よ、よく分からんが男性はそのようなことが好きなのか……ん?これをどうぞってなんじゃその派手なパンツはシグr(社長)
パンツだけと言わず全部脱ぐ用意があるわ!(女神)
>>100-
>>105 乙でした!
オードの人たちが1位2位独占するかと思ってたけど
まさかのトリスタンとラドネイw
あと次のレースのラナとユリアに期待wこのコンビ好きなんだ・・・!
蒼炎のバグサンダーでイレースの黒ぱんつが拝めますよ
いや、突然思い出しただけです
>>112 リーフ「イレースさんの黒パンツだってぇ!?…ブッハー!」
ロイ「み、みんな大変だ!リーフ兄さんが急に鼻血を吹き出して!」
マルス「こういう時は鼻を摘んでふんっと力を込めればいいんだよ」
アイク「俺にまかせろ…ぬぅん!」
リーフ「くぁwせdrftgyふじこlp;@:ゴフッ」
ロイ「うわー!今度は口から吐いたー!!」
イレース「モグモグ…何か……楽しそう……。」
アイク「イレース…何でうちの飯を食べてるんだ?……肉以外なら構わんが」
マルス「いいかい?よく聞くんだリーフ…蒼炎の頃だよ?つまり3年前さ。
考えてご覧? 3 年 前 な ん だ よ ?」
リーフ「ハッ!3年前!?と言うことは…
お 姉 さ ん で は な い ?」
アイク「ところでイレース。今日のパンツは何色だ?」
イレース「モグモグ…パ、パンツですか……?今日は……黒です……そんな事よりもっと食べ物を……」
リーフ「な、なんだってぇ!?ブッパー!!!」
ロイ「うわー!リーフ兄さんがまた鼻血を!」
>>113 どさくさに紛れてアイクがパンツの色を聞いてる…だと…?
明日は紋章町に槍が降り注ぎかねんなwww
>>73-83の身長とか体格とかを見て
ロイ「やっぱり似てないなぁ・・・ うーん・・・」
マルス「どうしたんだいロイ?」
ロイ「あのね、うちの兄さんや姉さんたちって全く似ていないなぁ、って。
だから僕らのお父さんとお父さんてどんな容姿だったのか不思議で・・・」
マルス「親違うのかよ!ってくらい似てないよね。でも君はエリウッド兄さんとかなり似ているじゃないか」
ロイ 「そうなんだけど・・・ 現に僕とヘクトル兄さんなんて全く正反対と言っていいほど似てないし
やっぱり不思議だなぁ」
マルス「確かにそこは疑問だね。あのミカヤ姉さんでさえ両親の事は隠してるのかどうかは分からないけど知らない、って言うし。
じゃあ今日は僕たち兄弟の外見についてちょっとまとめてみようか」
ロイ「まとめるにしても何をすればいいのかな?とりあえず紙とペンは用意したよ」
マルス「うーん、まずは髪じゃないかな?髪色のリストを作るとか」
ロイ「髪か・・・ えっと、一番多いのは青かな?シグルド兄さん、アイク兄さん、ヘクトル兄さん、エフラム兄さん、エイリーク姉さん、マルス兄さん、セリス兄さん・・・
うわあ、7人もいる!」
マルス「エフラム兄さんとエイリーク姉さんはどちらかというと水色かな?でも一応青に入れておこう」
ロイ「ってことはお父さんとお母さんのどちらかは青髪だったのかな?」
マルス「その可能性は高いね。じゃあ次行ってみよう。」
ロイ「次・・・次はえっと・・・ 赤かな?」
マルス「エリウッド兄さん、セリカ、そして君だね。」
ロイ「3人かあ がくっと減ったね 次は何人かな」
マルス「緑かな?エリンシア姉さん、リン姉さん、アルム・・・同じ3人か。赤緑で任天堂ぽくていいんじゃないかな。FE 的にも赤緑は伝統だし」
ロイ「何を言っているの兄さん・・・あれ、もう2人以上の髪色が無い?」
マルス「ミカヤ姉さんの銀髪と、リーフの茶髪か 全部で5色だね」
ロイ「案外少ないような・・・ いやでも多いか。
とりあえず、片方の親が青い髪ってのは確定・・・?にしても色とりどりすぎるよね?」
マルス「そう考えてもいんじゃないかな?
・・・いやでもペガサス3姉妹なんて髪色バラバラがデフォだしそうでもないのかもな・・・」
ロイ「うーん・・・ つまり髪色から両親を想像するのは難しいってことなのかな?」
マルス「まあ・・・そうだろうね」
ロイ「はあああ・・・ 残念」
マルス「まあまだ道はあるよ」
ロイ「うん・・・ じゃあ次は・・・ 顔立ち?」
マルス「完全に似てるのは3組かな。
エリウッド兄さんと君、シグルド兄さんとセリス、エフラム兄さんエイリーク姉さんの双子」
ロイ「それ以外だと・・・ ちょっと似てるとは違うと思うけど
アイク兄さんはヘクトル兄さんとエフラム兄さんを足して割った感じだとは思うよ。
顔はそのまま二人を混ぜた感じで、体格はヘクトル兄さんで、ピザってないというか、
昔の会アイク兄さんの印象も入れてだけど、あの体でなんとなく華奢な感じはエフラム兄さん・・・ みたいな」
マルス「あぁ〜・・・ 確かにそうかもね。でも年齢順的には、アイク兄さんからその二人に枝分かれした、って感じかな」
ロイ「姉さんたちは・・全員が似てるような、似てないような・・・」
マルス「エリンシア姉さんとリン姉さんは顔立ちや性格はあんまり似てないけど、外見の雰囲気は似てると思うよ。
髪の色も一緒だし、二人とも背が高いって所が。」
ロイ「だったらミカヤ姉さんとセリカ姉さんも雰囲気は似てるかも。小柄だったり、なんか「魔力>力」って感じ?
二人とも神様に関わりがあるし。 あっ、あとアルム兄さんとリーフ兄さんも似てると思うよ。これは本当になんとなくだけど」
マルス「そうかなぁ?確かにまったく似てないというわけではないけど・・・
あっ!影が薄いってところか!なるほどね」
ロイ「ち、違うよ!(でも否定できない・・・)」
リーフ「ひどいなぁマルス兄さん!ちなみに僕はマルス兄さんとロイも似てると思うけどね」
ロイ「!?うわ、いったいどこから」
リーフ「まあいいじゃない!ほら、ロイはマルス兄さんとなんとなく被るように設定されたってどこかで聞いたし、
それにマルス兄さんとロイ・・・二人ともステータス的には・・・ねぇ?」
アルム「うんうん、いくら影が薄くたって、ステータスは負けてないよ!!」
ロイ「う、うるさいな!というかアルム兄さんまで・・」
マルス「・・・さて女性陣の話に戻るけどもエイリーク姉さんはその4人の姉さんを足して割った感じゃないかな?」
アルム「だとしたら外見はエリンシア姉さん似だと思うよ。というか性格もエリンシア姉さんに近い」
ロイ「そう考えるとほかの3人には似てない・・・?ああいや、やっぱりなんか似てるかなぁ・・・。
エリンシア姉さん5、リン姉さん1、セリカ姉さん2、ミカヤ姉さん2、って感じ」
リーフ「んでそのミカヤ姉さんと似ているところは小柄って事だよね?小柄って言っても一部だけだけど」
マルス「うん、もちろん胸だけだよねww」
この後(親の特徴は特定できてないまま)エイリークに〆られたマルスとリーフでしたとさ。
なんとなく自分の中の兄弟家の似てる似てないイメージを書いてみた。
案外兄弟家って似てるのかも知れない・・・
クロムは誰に似てるのかなあと今から想像するのが楽しいぜ!!
でも今のこのメンバーでの兄弟家が見納め(ちょっと大げさか?)と思うと少し寂しくなる自分もいるという・・・w
このスレ内でのキャラ付けが似てるというわけではないけど、マルスから連なる王子様系は
FE主人公の典型としてエリウッドまで続いていたわけだから、性格的にも通じるところはあると思う。
もう一つ、というか最近の典型とも言えるイケイケ系は、ヘクトルから生まれたような気がしてたけど、
よく考えるとアルムの時点で確立されていたのかもしれない(ひねりつぶしてやるとか)。
なんだかんだで、最初の二人の主人公は偉大だよね。
>>113 そこはただアイクに聞かれて応えるより
イレース「自分で……確かめてみますか?」
とか
イレース「……下着の色より……もっと私を知って欲しいです……」
となる可能性に期待したいと思うんだぜ
>>117 アルム「ハッハッハッそうだろうそうだろう!
僕とマルス兄さんは偉大なのさ!ハッハッハッ!」
シ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン
アルム「……あれ?誰も……聞いてくれてない(´;ω;`)」
セリカ「アルム……ファイトッ!」
アルム「エグッ……なんでみんな聞いてくれないんだよぅ……エグッ」
セリカ「アルム……」
アルム「エグッ、せ、セリカぁ……(´;ω;`)」
セリカ「アルムぅ……(´;ω;`)」
泣きながら抱きあう二人
シグルド「……KINSHINレーダーが反応したから監視していたが、
なんだ?この気まずい状況は・・・・・・」
まあもしだよ、もしもアイクがきちんと結婚して家庭を持ったという話を書くと
ミストの場合
ミスト「お帰りなさいお兄ちゃん」
アイク「なあミスト、結婚したんだからもうお兄ちゃんはよせ」
ミスト「いいの、お兄ちゃんはお兄ちゃんなんだし」
アイク「まあ構わんが…」
ミスト「早く呼び方を変えて欲しいなら…ね?」
アイク「…ああ」
イレースの場合
アイク「…相変わらずよく食べるな。けどあまり塩分はとりすぎるなよ」
イレース「はい…お腹の中の子のためにも栄養は必要ですから」
アイク「俺達の子供だからやはり食べる子になるんだろうな」
イレース「よく食べてよく遊んでくれて元気いっぱいな子供なら嬉しいです」
ワユの場合
ワユ「たいし…じゃなかった、お帰りなさいあなた」
アイク「ただいま。慣れないなら別に無理して言わなくてもいいんだぞ?」
ワユ「いやいや、こういうのは形が大事だから。それにいつかは呼び方がパパになるんだし」
アイク「そうか…まあワユがそれでいいなら構わないが」
サナキの場合
サナキ「アイク、すまないな」
アイク「うん、何がだ?」
サナキ「私の身体のせいで苦労させてしまってるだろう?」
アイク「気にするな、お前の成長が遅いのは仕方のないことだ。それに…」
サナキ「それに…?」
アイク「俺はサナキのそういうところも含めた全てが好きだから結婚したんだ。だから卑屈になるな」
兄弟の嫁候補新婚生活シリーズ、作ってみたくなったじゃないか、どうしてくれるw
ララベル・ユンヌ・レテ「「「作れ、さあ早く!」」」」
リーフ「僕とおねいさんのラブラブ新婚性活も作ってもらえるかなぁ…エヘヘヘヘ…」
〜 注意 〜
・このネタはいわゆる紋章町が舞台ではありません。
・戦国時代の兄弟の生涯…生まれてから亡くなるまでを追っていく形になります。
従って一部を除いてキャラが歳を取ります。物語後半は老人中心になっていきます。
・キャラが死にます。あなたの好きなキャラが死ぬかも知れません。
・合戦、決闘等のシーンがあります。描写は抑えてありますが人によってはキツく感じるかも知れません。
・中には悲劇的な末路を辿るキャラもいます。
・ギャグやほのぼのはほぼありません。基本シリアスに徹しました。殺伐としてるかも知れません。
・ネタというより小説です。ちょっと毛色の違うのをやってみたかったんだい!
それにほら…話のパターンや形式も色々開拓してみたいじゃない。
・俺設定満載です。苦手な人は注意。便乗してくれる方はご自由に使ってください。
・場面によってはキャラの口調が時代がかってます。時代劇ですので。
・長編になります。
・筆者は歴史好きですが色々時代考証とか間違ってます。その辺は生暖かい目で見てやってください。
・その辺とか好きな漫画とかを元にしたエピソードとかあります。元ネタ知ってる人はクスリと笑ってくれると嬉しいっす。
・日本をモデルにした東方の島国が舞台になります。
地名については(例)クリミア国とか出たら日本で言えば甲斐国とか武蔵国とかみたいな一地方と思ってください。
あくまでも基本一国の中の話です。
長い注意書きで申し訳ない
上記が駄目な人はスルーしてください
前スレ
>>452-455の続きです。
闇夜の空を一頭の天馬が飛ぶ。
漆黒に染まる空を裂いて飛ぶ。
「ターナ。今少し速度を上げられませんか?」
「無理よエイリーク。二人乗りではこれが限界」
もどかしい思いに歯噛みせざるをえない。
ルネス家大納言エイリークは黒の狩衣に御剣ジークリンデを引っさげて姫武者ターナの天馬の後ろに座していた。
地上には馬を駆る従者ゼトとラーチェル…そしてゼトの馬に同乗するヒーニアスの姿がある。
それはほんの半刻前の事であった。
ルネス家の屋敷に立ち寄ったエイリークの友人ターナはフレリア家の従士を集めていたのだがその彼女の口からその名前が出たのは。
「…そういえばラグドゥの鬼神フォデスを討つ…といってたった一人でラグドゥに向かった無謀者の浪人がいたわ。
いい腕をしていたけれどたった一人じゃもうやられちゃったでしょうね」
ターナに茶の湯の腕を披露したエイリークは眉根を寄せる。
皇祖神アスタルテに服従せず敵対する鬼神フォデス討伐は朝廷の懸案の一つだ。
これが百年前なら諸国の大名や豪傑を募ってフォデスを討伐したのだろうが今は動乱が相次ぎ帝の命に真剣に従う者はほとんどいない。
「…都の鬼門より呪いを振りまくかの禍神を討つ事は帝のお心に沿うものでしょう…その方の名は?」
「エフラムって言っていたわ。背が高くてわりと男前だったわね」
この名前を聞いた時の衝撃は一生忘れる事は無いであろう。
我が身の半身。幼い頃から何かが足りなかった…
何もかもが不完全に思えた……
西国に発った折に姉のミカヤから聞いてはいたのだ。
己が半身としてこの世に生れ落ちた兄の名を。
その者がたった一人で妖怪変化が跳梁跋扈するラグドゥの山に入っていった……
「……これもアスタルテのお導きでしょう……この私が帝より御剣ジークリンデを賜った事も…
兄上がラグドゥに向かわれた事も……アスタルテは私に兄上を助けてフォデスを討てと命じておられる」
「兄…上…?」
「ターナ。私の心は決まりました。これよりラグドゥに向かいフォデスを討ちます。
フォデスの呪いは日を追うごとに強まり今やこの都ですら夜は妖怪どもが出没する有様。
それを討たんとする兄上を助け、鬼神を滅ぼす事は帝の臣民たる私たちの取るべき道でしょう」
それから事情の飲み込めぬターナにエフラムが自分の生き別れた兄と告げるとエイリークはさっそく支度を始めた。
その時である。襖が開き従士のゼトが姿を見せたのは。
「エイリーク様…立ち聞きの無礼をお許しください。
なれどこの臣ゼト。エイリーク様をラグドゥに向かわせる事まかりなりません」
「ゼト!?何故ですか?」
「……かのような地にエイリーク様を行かせて万が一の事あらばこのゼト。黄泉で眠るファード様に顔向けできませぬ。
なにとぞお控えください」
従士の顔にはエイリークを死地に行かせまいとする強い決意があった。
だがエイリークも穏やかな性格ながら一度定めた事は早々覆さぬ頑固な人となりである。
ましてそこには兄がいるのだ。
しばらくの睨み合いの末…折れたのはゼトであった。
「…致し方ありますまいな…なればこのゼト。身命を賭してエイリーク様のお供仕る。
エイリーク様に傷一つ付けずにこの館へお戻りいただく事を亡きファード様にお誓い申す」
「なれば戦支度をなさいゼト。すぐに出立を―――」
「あいや待たれい!このヒーニアスを忘れてもらっては困るぞ!」
高い声が響く。
ゼトとは反対側の襖を開けて姿を見せたのは検非違使のヒーニアスだ。
「兄様!?なんでここにいるのよ!?」
「お役目で夜の見回りをしておったところルネス家の近くまで来たのでな。挨拶でもしようと立ち寄ったのだ。
それよりも話は聞いたぞ」
若き検非違使は表情を引き締めた。
「フォデスを討って帝のお心を安んじ奉る事は臣民の役目。これを果たせばこの私はそなたに相応しい男となれよう。
その時は今度こそ我が想い受け入れてほしい」
兼ねてよりヒーニアスは幾度もエイリークに求婚していた。
それまであまりよい返事は貰えなかったのだが――――
「心得ました。ヒーニアス様がフォデスの御首を取ればそれはすなわち兄上の命の恩人。
その時はこのエイリーク。生涯あなた様の伴侶としてお仕えします」
「おお誠か!」
「二言はありません」
躊躇いも無いエイリークの言葉に戸惑ったのはゼトとターナであったがエイリークのまだ見ぬ兄への思い入れはそれほどまでに深かったのかもしれない。
ルネス家屋敷の門前に集まり早速ラグドゥへ向かおうとする四人の前に馬で駆けつけたのはラーチェルだ。
ロストン家屋敷よりルネス家に舞い降りる天馬を見て久方ぶりに三人で語ろうと駆けつけてきたらしい。
「まぁ…なんですの皆さんその出で立ちは?」
戦支度を終えた四人の姿を見て瞳を丸くしたロストン家の姫君だが次の瞬間には好奇心に沸き立ったような顔をしている。
こうなった以上危険だから来るなと言って従うラーチェルでは無かった―――
都の鬼門の方位ラグドゥの山の奥―――
山道には数え切れぬほどの妖怪変化の屍が転がっている。
腐人やがしゃ髑髏は下より一つ目鬼や土蜘蛛…蛇女など上級の妖怪の屍も少なからず。
怨念を吐いて流された返り血を浴びながらラグドゥの七合目まで歩んで来たのは一人の浪人者だ。
だがその代償は安くはなかった。
無数の妖怪と渡り合ううちに浪人もまた数え切れないほどの手傷を負いその姿はまさしく満身創痍。
持ってきた傷薬は既に使い切ってしまった。
体がだるい。腕が上がらない。どうも左腕をやってしまったようだ。
「脱臼か……ぐっ…」
外れた左肩を無理やりはめこむ。
言葉にならないような激痛が肩に走った。
…だがこれでまだ戦える……
「ち…これしきのことで……」
額から流れる血が片目に入りそうになり慌てて血を拭うと手拭を額に巻きつけて包帯代わりにした。
これで視界は守れる。両目を開いて戦う事ができる。
「この程度の事で動けなくなるほどヤワな鍛え方をした覚えは無い……」
歯軋りをしよろけかかる体を槍で支える。
そう、これは最後の一本。他の槍はすべて折れ砕けてしまった。
最後の頼みのこの槍もすでに穂先がグラついている。
槍を杖代わりに一歩一歩山頂へと歩んでいく。
やがて滝に差し掛かった。
山道は崖に途切れ傍らを大きな滝が流れている。
崖には一本の頼りなさげな吊橋がかけられていた。
まさしく襲撃にはうってつけの場所だ。
「だが…他に道無し……」
歩みだしたまさにその時であった。
風切り音も高らかに翼持つ蛇が舞い降りたのは………
「蛇竜か!?」
それは妖怪の中でも高位を占める妖怪。
先に倒したゲブよりもなお上を行く妖怪の将の一人蛇竜のヴァルターであった。
「人間にしてはやるではないか?このラグドゥの七合目まで達するなど大したものだぞ?」
「退けい…貴様などに用はない……!」
渾身の力を込めて槍を繰り出す。
だがひらりと宙を舞ってかわされてしまう。
「人間を殺すのは簡単だ。高いところから落ちただけで貴様らは死ぬのだからな?」
エフラムから距離をとったヴァルターは翼をはためかせると吊橋に体当たりをして激しく振動を伝えさらに牙を持って綱を断ち切ったのだ。
たちまち吊橋は崩落していく。
眼下の大地まで数十米はあろうか……落ちたらどう考えても命はあるまい。
「ぬあっ…お、おのれ……」
崩落して崖にぶら下がる吊橋の一端に辛うじてしがみつき難を避けた…とはいえ……
「それではもう戦う事もできぬな?」
そう…辛うじて綱にぶら下がってるだけのこの姿勢でどうやって戦う事ができるだろう。
しかも脱臼したばかりの左腕にはほとんど力が入らず右手でもって綱を掴むために槍は捨ててしまった。
「そら、私がこの綱を切れば貴様は死ぬぞ?怖いか怖いだろう?態度次第で我らに逆らった事を許してやらんでもないぞ?」
エフラムの頭上を舞うヴァルターは鋭い牙を綱に宛がいエフラムを嘲笑する。
この妖魔は可虐心に満たされた瞳でエフラムを見下ろしていた。
そうだ。この者はエフラムに命乞いをさせその心までへし折りたいのだ。
だが……
「豚が人間の言葉をしゃべるなよ。こちらまで恥ずかしくなるからな」
「小僧が…その強がりがどれだけ続くか見ものだな?」
怒気を滲ませたヴァルターは鋭い爪の生えた前足でエフラムの左肩を掴んだ。
すでに負傷箇所は見抜かれていたのだ。
肩口に爪が食い込んでいき血が溢れ出る。
「その痩せ我慢がどれだけ続くか見てやろうではないか?」
激痛が全身を蝕む。これほどの痛みがあったのであろうかと思うほどだ。
ヴァルターの爪は肉を突き破りはめ直したばかりの骨にまで達さんとするほどであった。
汗がにじみ出る。声が出ない。あまりに激しい痛みは脳がそれを理解する事を拒絶するものかも知れない。
「私を愚弄したのだ。この程度で楽にすると思うなよ?」
強靭な蛇竜の足がエフラムの右手を掴む。
ヴァルターが少し力を入れただけでエフラムは人差し指の骨が砕けるのを感じた。
「そら、力を抜くなよ?油断すると下まで真っ逆さまだぞ?」
間違いない……こいつは俺の指を一本一本砕いてどれだけ我慢して綱にしがみ付いていられるか…
どれだけ命乞いせず耐えられるか楽しむつもりだ…
諦める…などというつもりは自分には無い。あの日…リオンを救うと誓った。
だがどれだけ考えてもどれだけ耐えてもここから逆転する方法などありえようはずもない。
小指に鋭い痛みが走る。ああ指の骨が砕かれるとはこのような痛みが走るものか。
次第に体重を支えられなくなってきている。体がずり下がる。
眼下を見ればそこは遥かな崖下。
リオン……すまん………俺は……
さしもの豪傑の精神にも亀裂が入りかかったその時であった。
烈風が舞いヴァルターが飛び退る…
何が起きたのか考える暇とてない。
だからせめて目を凝らしてみた。
見出したものは一羽の天馬。乗っているのはラグドゥに来る前に知り合った娘だ。ターナとかいったか。
それと後ろにもう一人…公家の狩着に見事な太刀……水色の長い髪を翻らせて…ああ…あれは……
そうだ覚えがある……あいつと俺は二人でどこか穏やかで優しい海にたゆたっていたような……
そうだ、生まれる前から一緒だった。どこで別れたのか記憶にすらないがそれだけは思い出せる……
「邪魔をするか女ぁ…?」
「だまりなさい妖怪変化!このルネス家大納言エイリークがそなたを誅する!」
天魔が舞い蛇竜に迫る。
水色の髪の公家は輝く太刀を持ってヴァルターの背中に突き立てにかかった。
「女の細腕で我が鱗が貫けるはずあるまいが?」
余裕と嘲弄の笑みを浮かべた蛇竜であったが……御剣が月光の如き輝きを放った瞬間にその笑みは凍りついた。
「き…貴様その太刀は?」
「そなたら妖怪変化を滅さんがために帝より賜りしジークリンデ…
避わそうと思えば避わせたものを相手を愚弄せんとあえて受けたそなたの慢心が運の尽きです…天魔伏滅!」
気合一閃、ヴァルターの鱗を貫きとおしたジークリンデは蛇竜の心の臓を突き破りその息の根を止めた。
怨念を吐き出して崖下へと落ちていくヴァルターを一瞥し……
エイリークは己が半身へと瞳を向ける。
「…兄上…お久しゅうございます」
幼き日に分かたれた破片はここに巡り合い一つとなったのである―――――
次回
侍エムブレム戦国伝 風雲編
〜 エフラムの章 鬼神 〜
>>124-129 うはあGJでした!でもヒーニアス結婚できなさそう。リオンだって見ず知らずの誰かよりエフラムに討ち取ってもらいたいだろうし
投下乙
ヒーニアスw
プロポーズが死亡フラグにならないことを祈る
GJ!
>>125-129 ウオオオオオォォッ!!!
杖が使えるラーチェル、弓が使えるヒーニアス、機動力に優れるゼト、そして最強の双子なら鬼神フォデスに勝てるな!
GJ!
>>114 紋章町ならありそうなんで書いてみた
リーフ「ふぅ、今日は平和だなぁ」
アイク「む・・・何故か久々にブラザーアーチの練習をしたくなってきたな」
リーフ「我ながら見事なフラグ回収だよ・・・ふふふふふふふふイヤアアアアアア!!」
庭へ引きずられるリーフ。
ブゥンブゥン
アイク「ぬぅん!!」
リーフ「アッーーーーー!」
〜紋章町上空〜
ハール「今日はこれで最後か」
ジル「ハールさん、こんなに槍をどこまで届けるんですか?この大きさじゃきっとすごい数ですよ」
ハール「最近大事件が多発してるからな。ベルン署の槍の在庫もそろそろ切れそうってんだ。」
ジル「なるほど・・・あれ?なんか飛んでくる・・・」
ジルは凄まじい速度で飛来する一つの物体を発見する。
リーフ「ぁぁぁぁぁぁああああああああ!!!!」
ジル「!?ハールさんハールさんあれ!」
ジルの叫びも虚しく、ハールは居眠り運転中だった・・・
ハール「んんってなんd」
ジ&ハ「ぎゃあああああああああ!!!」
リーフ「この・・・ひと・・・で・・・」
ドロシー「・・・中継です。ご覧の通り、街中に槍と思しき物体が大量に降り注いでいます。今屋外にいる方は速やかに屋内に避難し、絶対に中から出ないでください・・・」
>>121 アイクとイレースの子供とか単独で町の食料を食い尽くしかねんぞw
>>134 FEだと兄妹率高いから子供が二人になるととんでもないことになるぜ…
>>133 ハール「……というわけで、これが今回の損失だ。俺とジル、飛竜の治療費も合わせてきっちり払ってもらうぜ」つ【請求書】
エリウッド「( ゚Д゚)……(゚Д゚)」
アイク「……すまん、エリウッド」
そういや明日はホワイトデーじゃないか
ヘクトル「…えっと…ああでもねーだろ、いや…ここはココアをもう一杯…」
エフラム「ん、何してるんだエフラム?」
ヘクトル「何も蟹も、お返しのチョコレートってやつを作ってるんだよ」
エフラム「ふーん、大変だな」
ヘクトル「なんだその余裕の態度は…」
エフラム「チロルチョコを大量に買ってきておいた。これで大丈夫だろう」
ヘクトル(ターナとかラーチェルがそんなんで納得する訳ねーだろ、ったく…)
…ぬぐっ、後は任せたぞ
ジョウズニヤケマシタ-!
アイク「よし、これで明日のホワイトデーの準備は万全だな」
アイクが連続肉焼きセットでこんがり肉を大量生産するのか…
アイクは天性で「漢の料理」とか作れそうな気がしないでもない。
豪快だけど旨い、みたいな。
リーフ「えーと、このケーキはこの粉の比率でいいのかな、セリス兄さん」
セリス「うん、これでいいよ。やっぱりリーフはコツをつかのが早いね」
リーフ「これぐらいしか取り柄がないからね」
マルス「君はお姉さんたちから全滅しているはずなのに、ホワイトデーの準備とは珍しいね、リーフ」
セリス「あ、マルス兄さん。兄さんもシーダさんのホワイトデー用のお菓子作り。
リーフ「マルス兄さん、おねえさん達は全滅したけど、一応チョコをくれたみんなにはお返しはするよ。
なんだかんだいって付き合い長いし。それにエフラム兄さんがチロルチョコしか準備してないようだから、
サラにもう少しあげないとまずいと思ってね」
セリス「リーフったらすぐにお菓子作りのコツを掴んですごいんだよね。僕はどうもすこし不器用でこまるなあ」
マルス「ははっ、セリスはすぐにその足りない部分を補いたくなる人達がいるから大丈夫さ。
セリスは、これからケーキ作りかい?」
セリス「うん、リーフのケーキが終わったら、リーフと二人でロイの友達や姉さんたちへの分と一緒にね。」
マルス「となると、これがリーフが作ったケーキかい?」
リーフ「ナンナには、このマーマレードケーキ。ミランダには干し果物入りのフルーツケーキ。サラはチョコレートケーキ。
ティニーはチョコソースの絵入りケーキかな」
マルス「ずいぶん凝っているね。君をいぢめているのに、なんというか……」
リーフ「あげるからにはやれる範囲で全力をつくすよ、僕は。兄さんもシーダさんや他のみんな分は考えているの?」
マルス「一応、ジェイガンやマリク達と共同であげることにしてるよ。シーダ用は今からパレスの商店街あたりで今から買いにいくところだよ」
セリス「兄さんも僕達と一緒に作ればいいのに……僕、手伝うよ」
マルス「僕はリーフほど器用じゃないからね。でも買い物から帰ってきたら少しだけ手伝おうかな?」
セリス「ありがとう、兄さん。正直ぼくとリーフだけじゃ大変で……」
マルス「ロイ達の分も考えるとね、さすがにね…じゃあ、いってくる。セリスも義理堅いけど、リーフも負けず劣らずだね、全く」
(外にて)
マルス「(ピッ!)あ、クリス。すまないけど、今夜ぼくのうちで少し手伝ってほしいことがあるんだ。うん、ホワイトデーのね。
カタリナの分もぼくの方で用意するからさ。あ、来てくれるか、ありがとう…(ピッ)
>142
アイクは丸焼きとか、BBQ、ダッチオーブンで出来る料理は上手そうだよね。
こったお菓子類だとさっぱりだろうけど。
もっとも例外はあって、焼きリンゴとか焼き芋は野生の勘でいいタイミングの焼味を作りそう。
菓子作りは男衆の中ではリーフとセリスが上手かな。
ユリウスがホワイトデーのお返しをセリスに上げるのかどうか…それが重要だ…
ロイ「えーっとリリーナにシャニーにソフィーヤにララムにスーにギネヴィア先生。
よし、リムステラさんは今度遊びに来てくれたら良いって言ってくれたから、親しい人の分はこれで終わり」
シグルド「これが業務チョコ用のお返しでこれが同じ部署用、これがエーディンにラケシスそしてこれが何より大事なディアドラ用♪」
エリウッド「兄さんとロイも用意は済んだみたいだね」
シグルド「ん?そういえばアルムとマルスはどうした?」
ロイ「アルム兄さんはジャンヌさんへのお返し用意してる所を見られて逃げてるし、マルス兄さんは……その…リン姉さんを」
シグルド「又か……どうもあの二人はKINSINの気がしてならない」
エリウッド「後はセリスは返すより返される側だしリーフはリワープされたしみんな用意出来たね」
>>146 魔道軍(笑)ェ・・・
あとなんでリーフリワープされてるんだw
>>138 ビラク「聞いたよへっきゅん!俺のためにチョコレートを作ってくれているんだって!?いや??嬉しいな??バレンタインデーにチョコレート送っといて正解だったね!いや??嬉しいな??」
>>145 止めろ!ティニーが聞いたらユリウスがセリスにお返しをするように全力で画策するじゃないか!
>>147 15日にやけにやつれたリーフと肌の綺麗な3人娘が発見されるんですね
エフラム「なんだか今日はやけにご機嫌じゃないか」
サラ「ツンデレって思ってたより効果あるのね。されてみて初めてわかったわ」
エフラム「なんだそれは。それよりリーフどこいったかしらないか?」
サラ「天国、もしくは林ってところかしら。お肉の」
アイク「肉の林だと!?」
サラ「・・・あなたのとこの女性陣にいってみたら教えてくれるかもね」
>>146 セシ…いや何も言うまい
お返しだけで費用いくらかかるんだろう…
>>148 ヘクトル「確かにお返しは必要だよなぁ・・・?」
ビラク「ようやく俺の愛が伝わったんだNE!」
ヘクトル「この変質者が!今すぐっ!死ねえええええ!!」ハルベルト必殺
ビラク「アッー!」
リン「そうよね・・・お返しは必要だもんね!・・・私もちょっと変態盗賊シメてくる」
リンの場合は仮にフロリーナから迫られたら本当に百合ップルになりそうな感じがする
サラ「兄様……今日はホワイトデーなんだけど、何か渡すものがあるんじゃない?」
エフラム「ああ、用意してあるぞ、ほら」
サラ「あ……これ、ホワイトチョコね」
エフラム「最初は大量のチロルチョコを用意していたんだが……家族全員から総突っ込みを受けてな。それでこれを作ったんだ」
サラ「……それは当然」
エフラム「まあ食べてみてくれ、自分で言うのもなんだが上手く出来たと思うぞ」
サラ「……ねえ、ちょっとやってみたいことあるんだけど」
エフラム「ん?何だ?」
サラ「兄様がチョコの端を咥えて、私が直接それを食べるってやつ」
エフラム「な、なんでそんな真似をしなきゃならないんだ」
サラ「……ダメ?」
エフラム「…………」
サラ「…………」
エフラム「……わかったよ」
サラ「……ありがと、やっぱり優しいのね」
エフラム「……自分でも分かってるんだが、どうしても断れないんだよな……」
サラ「……思ったより美味しかった」
エフラム「……それは良かった」
サラ「兄様の味がする……」
エフラム「そんなわけないだろ、というかどんな味だ」
サラ「褒めてるのに」
エフラム「どういう褒め方だよ……しかし誰も見てないのに妙に恥ずかしい……」
サラ「そんなに恥ずかしがらなくてもいいじゃない、兄様の業界だと御褒美でしょ?」
エフラム「……何の業界だ?」
>>152 ビラク「まったく、へっきゅんったらそんなに照れなくたっていいんだZE?」
ヘクトル「な、何故死なない!?」
ビラク「決まっているだろう? 愛 の チ カ ラ さ ♪」
ヘクトル「う、うわああああぁぁぁぁぁ!!!???」
ビラク「そんなに照れなくたっていいじゃないか〜このツンデレさんめ♪」
ヘクトル「帰れー!!!ってかなんでお前が俺達の家にいるんだー!」
ビラク「そんな事はどうでもいいじゃないか〜♪」
その頃…
ロイ「クスッ、へっきゅんニーサン喜んでくれたかな?僕からのサプライズプレゼントww」
リーフ「く、黒イ……」
>>155 ギプスマルス「そういう黒さにバチが当たって年増のストーカーに狙われるんだと思うよ」
黒イ「いつまで恩師面して来るんだろうねあのウザイ人」
ミイラアルム(空気が黒い……)
リーフ「セシリアさんのよさがわからないなんてロイは子供だなぁ、HAHAHA。」
美人家庭教師のお姉さんとヤーンな関係になるとか最高だろ
と思っちゃうのは俺がオッサンだからか
>>154 ロリ業界にも色々あるので他にどんなご褒美があるのか詳しくですね(略
>>146 そしてディアドラへの本命用上生菓子を間違ってラケシスに渡すんだね。シグルドは若干ドジッ子属性があるからある意味人の心を弄ぶ天才と言える
>>160 エーディン「何故ッ!そのドジがッ!私に向かないのですかッ!」
>145
ユリウス「イシュタルとユリアには、ミレトス産のチョコを……他の使用人たちには、ララベルの店のクッキーでいいかな。あとは、こいつを……」
セリス「ユリウス!君もホワイトデーのプレゼントを渡したの?」
ユリウス「うっ、セリス!いや、今から渡しに行くとこだぞ。(しまった。コイツの分忘れてた)」
セリス「イシュタルさん、楽しみにしているんだろうね……」
ユリウス「ああ、たぶんな……(いかん、これだけ心配しているのに、なにも渡さないのは心が痛む……そうだ!!)
セリス、とりあえずこれがお前の分だ!」
セリス「ありがとう、ユリウス。綺麗な花束……」
ユリウス「ああ、俺が自分の手で作った花束だからな。うまいのが当然だ」
セリス「……!これ、大切に生けとくね。本当、アルム兄さんが言ってたけど、上手に花造りするんだなあ」
ユリウス「メディウス爺に鍛えられたし、アルムのアドバイスもあったからな。さて俺はイシュタルの分も渡しに行くからな。じゃあな。セリス。アルムにもよろしく言っといてくれ」
セリス「うん、アルム兄さんに伝えとくよ。イシュタルさんにもよろしくね。じゃあ」
ユリウス「ふぅ。なんとかごまかしたか。……イシュタルの分の花束、また今度渡すしかないか……」
ユリウスはこんな経緯でセリスにプレゼントしそうだ。
>>159 サラ「他にどんなと言われても、兄様に普段からしてるやつ以外に何かあるのかしら」
エフラム「……もしかして、押入れから唐突に出現したり、風呂に入っているときに乱入してきたり、
朝起きると隣にお前が寝ているのがそうだと?」
サラ「どれも兄様みたいな人が喜びそうなことばかりかと」
エフラム「お前な……そもそも来るなら先に言えよ、驚くだろ」
サラ「だって先に言ったら兄様の驚いた顔が見れないじゃない」
エフラム「……やっぱり自分の趣味じゃないか」
ラケシス「・・・(///)」
アレス「シグルドさんにチョコ貰ってからずっとこの調子なんだ」
エルトシャン「いっそシグルドがラケシスに好意を持ってくれれば良いのに・・・」
アレス「並行世界じゃともかくこの世界じゃ無理だろうな・・・」
エルトシャン「はぁ・・・」
ラケシス「シグルド様は私達の最大の敵だというのにこの気持ちは何なの!?」
ノディオンじゃこんなことになってそう
このスレのシグルドとラケシスで壮大なロミオとジュリエットができそうだな
このスレのディアドラじゃあ別にエーディンになびいても気にしない気がするのが悲しい・・・
むしろシグルドの立ち居地はみんなと違っててそれがよい個性付けになってて面白いと思う
好意の向きが主人公 ← 嫁婿候補のケースがこうなってる人間関係が多い兄弟家において別の向きむいてるのはシグルドらしいと思うよ
シグルド → ディアドラ
なんというか女の子側が主人公を落とそうと四苦八苦してる姿よりも
男が頑張って女の子振り向かせようと苦労してる姿の方が応援したくなるのは俺が男だからかも知れん
覚醒のPVが凄い事になってるな
このスレでもネタを作りやすくしてくれそうな事しやがって…(胸熱
覚醒でも実はいい人のタスケテエイリーク!が出来ると聞いて
覚醒出る頃には次スレ到達してるかな?
フライングする人が出たらまずいし、
次のテンプレには覚醒ネタ解禁時期を明記しておいた方がいいかも。
サラ「覚醒には過去作のキャラも出られるのね」
エフラム「そのようだな」
サラ「私も出られるのかしら…兄様は出れそうだけど」
エフラム「さあな…こればかりはわからん」
サラ「もし色んなキャラが出られるならチキ、ファ、ミルラと私で兄様を囲んで幼女スクエアアタックが可能に…」
エフラム「どんな技だ、というか俺にやるのか!?」
リーフ「もうすぐ覚醒が出るってことでクロム兄さんについて語ろうよ!ロイ」
ロイ「クロム兄さんか……甘党だったね」
リーフ「そうだね……あっ、そういえばクロム兄さんはイチゴ牛乳が好きだったよね。買っておかないとまずいかな?」
ロイ「大丈夫じゃないかな?買い出しはエリンシア姉さんやリン姉さんがするだろうし……」
リーフ「そういえばロイは覚えてるかな?一昨年辺りのお正月にクロム兄さんにお年玉をくれ!って言ったら口から白玉だして『これが俺からのお年玉だ……』って言ってたの」
ロイ「あれはさすがに引いたねwww」
リーフ「ねぇ、ロイ……」
ロイ「どうしたんだい?リーフ兄さん」
リーフ「話ふっといて悪いんだけどさ……中の人ネタは疲れたよ……」
ロイ「僕もだよ、兄さん」
リーフ「覚醒の発売日楽しみだね……」
ロイ「そうだね……」
リーフ「……スマブラでもやろうか」
ロイ「僕はブレイブルーやりたいな……」
リーフ「ロイ……」
ロイ「あぁ、そうだったね。ごめん…兄さん」
リーフ「スマブラやろう?」
ロイ「……うん。」
無双〇ロチ2やってて思ったんだが、兄弟家があのゲームやったら誰使うんだろうか?
とりあえずシグルドは馬超(馬に乗るのがデフォで義にこだわる)エリンシアが甘寧とか典偉とか(kinniku的な意味で)、エフラムは卑弥呼と小キョウとガラシャ(説明不要)だと思うが。
アイクが呂布とか忠勝使ってぬぅんするんですねわかります
アイクはどのキャラ使うって事よりもコントローラー破壊しそうだけど…
>>174 シグルド→お人好し的な意味で劉備でもいいかも
マルス→司馬懿
リーフ→チョウセン・シンキ等おねいさんキャラ
リン→孫尚香・稲姫等姉御肌キャラ
リリーナ→カコウエン等ZEINIKUキャラ
ユンヌ→ダッキ(邪神)
ロイ→曹丕等厨二っぽいキャラ
エイリーク→ゲームの女キャラの胸を見て凹む
兄弟家以外の人間もいるが、気にしないでほしい
確か同じような趣旨でみんなが戦国武将だったらみたいな雑談から侍エムブレムが生まれたんだったね
誰かこれに着想をえて三国志エムブレムでも書いてみないもんだろか
>>174 前にもあげたことあるかもしれんがこんな感じかな
http://chan.sankakucomplex.com/post/show/808841 アイク「どうせなら自分でやる」
リン「私たちは控えにいるから危なくなったら入れ替えてね兄さん」
マルス「なんでだよなんでだよなんでなんだよ!スマブラじゃないよと
言われてホイホイと来てみればこんなことに…」
カミュ「マルス殿、どうぞ落ち着かれよ」
ロイ「やっと僕の出番ktkr!手始めにお前から」
漆黒の騎士「出番ktkrなのはわたしだって同じだ。身の程をわきまえよ」
拙者フィルと申すものでござる。毎日立派な侍となるべく修練を積んでござる。
今日の寺子屋では卒業後の進路希望用紙が配られたでござる。
明日までに提出するよう言っておられた。
なんでもそれで職業の社会科見学の授業をするそうでござる。
なので拙者、侍になるでござると言ったらセシリア師範が困った顔をされておられた。
どうしたのでござろうか?
むむむ…なれど…武士は食わねどなんとやらとは言うが収入は必要でござる。
やはりいずれかのご家中にお仕えして俸禄を貰わねばならんでござる。
武士として主君に忠節を尽くしたいでござるし…
なれどどこにお仕えしたものでござろう?
とりあえず紋章町の仕官先のリストを作ってみたでござる。
何か侍のお仕え先とは違うものもある気がするでござるが細かい事は気にしないでござる。
0、兄弟家 基本でござる。ロード、すなわち君主…日本語にすれば殿でござる。
1、竜王家 大変な名門でござるな。ご家中の家長はデギンハンザー殿なのでござろうか?
2、腐リージ家 何やら妖しい気配が漂ってござるな…
3、ベルン署 火付け盗賊改め方…鬼の長谷川平蔵ならぬゼフィール殿の下で町与力になるでござる。
4、FETV ここは亡霊戦士なる忍びを使って間諜しておると評判でござる。
5、イザーク道場 ここで免許皆伝を取って後進に剣の道を説くのも侍かも知れんでござる。
6、グランベル商事 ここは士農工商で言えば商人でござる!どう考えても武士ではないでござる。なんでリストに入れたのでござろう?
7、AKJ 拙者に兄上はおりもうさん…母上にはおられるが。
8、エフラムの政党 エフラムと申す方、立派なもののふと聞き申す。その一派に仕えるのもアリでござるかな?
9、ルネス女学園 進学も選択肢に…けふけふ、こういうのは社会化見学と言わない気もするでござるが。
フィル「…結構多いでござるな…この中から一つに絞るでござる。あれこれ迷っても仕方ないしクジでびしっと決めるでござる」
拙者、十枚のクジに0〜9までの数字を書いたでござる。
これを折って数字を隠して混ぜて……引いたクジの結果は如何に!?
ちなみにこの書き込みの書き込み時間の一番下の桁で判断するでござる。
…拙者の引いたクジは7でござった。
AKJ……ふむふむ……ではここに体験仕官にいくでござる。
体験なれど臣下と思いしかとお仕えするでござるよ!
近日続きを投下でござる。
よりによってそこかー!(°□°;)ガガガビリーヌ
これはクソワロタwwwwwww
なんでよりによってAKJwww
これは続きにwktkせざるをえないwww
フィル侍さまキターw
属性のないところに体験仕官とか、異文化難しそうでござるな。ニンニン
フィルを取り込む→カアラゲット!(剣聖の方の兄者ならいけそう)
の道ができるからAKJ的にはメリットありか…
AKJなら修行にもいいんじゃない?ラケシスなんて女性唯一のマスターナイトだし。
リストを作るまではともかく、くじ引きで決めちゃいかんだろw
続き期待してるぜ
〜エイリークの部屋〜
エイリーク「……今日の宿題はこれで終わり。まだ就寝までには時間があるし、明日の予習を……」
コンコン。
エイリーク「はい、どうぞ」
セリカ「お邪魔します……」
エイリーク「セリカ? 何かあったの?」
セリカ「うん……ちょっと、話を聞いて欲しくて……」
エイリークは複雑そうなセリカの表情を見て、何か愚痴を吐きたいらしいな、と察する。
にっこり笑って、テーブルの前のクッションを手で示した。
エイリーク「どうぞ、そこに座って」
セリカ「ありがとう。ごめんね、勉強中に邪魔しちゃって……」
エイリーク「構わないわ、ちょうど終わったところだから。それで、何のお話?」
セリカ「うん。あのね、ヘクトル兄さんのことなんだけど……」
と、セリカが話した出したところによると、今日の昼間に
教会関係の仕事で遠出した際に、ちょっとした事件があったらしい。
セリカ「……それで、シスターのジェニーが柄の悪い男の人たちに絡まれちゃって。
でも場所が場所だけに炎の魔法は使えないし、剣も教会の中だったから……」
エイリーク「大変だったのね。それで、ヘクトル兄上が……?」
セリカ「うん。突然現れて助けてくれたのよ。と言っても、その男の人たちが勝手に怯えて逃げちゃったんだけど」
エイリーク「そう。ヘクトル兄上は有名なのね」
セリカ「そうみたい。『ヘクトルって、エレブ高の超重戦車と言われている……!?』とか、
『メタボリック・アニマルの異名を持つ男か!』『に、逃げろ、潰されるぞ!』
とか言って一目散に逃げていったわ」
エイリーク「それは……何と言うか」
何とも言えない気持ちで苦笑いするエイリーク。
セリカ「……まあ、そこまでは良かったんだけどね」
エイリーク「その後に、何か?」
セリカ「うん。それでジェニーと一緒にお礼言ってたら、
ヘクトル兄さんの後輩の人が出てきて、こう言ったのよ」
マシュー『若、早く行かないと闘技場が満席になっちゃいますよ』
セリカ「……って」
エイリーク「なるほど、それで怒っていたのね」
セリカ「そうなのよ。そりゃね、わたしだって助けてもらったのは嬉しかったけど、
それとこれとは話が別だと思わない? 闘技場よ、闘技場。
ただでさえ褒められた趣味じゃないのに、増してや兄さんはまだ学生の身分なのよ?
それでわたし兄さんを止めようとしたんだけど、お説教してもうるさそうな顔でそっぽ向くし、
怒ったらはぐらかして逃げるし……! その上ジェニーは何を勘違いしたんだか
『セリカ様のお兄様ですか? ワイルドで素敵な方ですね……』とかってポヤッとしてるし……!
そりゃあわたしだってヘクトル兄さんは尊敬できるところだってあると思うけど、
でも教会のシスターとはどう考えたって合わないと思うの。
まったくもう、どこぞの不良ニュースキャスターじゃあるまいし……」
……といった文句に始まり、セリカの愚痴が続く。
エイリークはさして口を挟むこともなく、ただ的確に相槌を打つに留める。
そうして、二十分ほどの後。
セリカ「……だから、ヘクトル兄さんはもう少し生活態度を改めるべきだと思うの。
ミラ教に改宗しろとまでは言わないけど」
エイリーク「そうね、確かにもう少し礼儀正しくしてくだされば、悪い噂も減るでしょうね」
セリカ「やっぱりそうよね、エイリーク姉さんもそう思うでしょ? あ、でも……」
エイリーク「でも?」
セリカ「うん。ヘクトル兄さんのあの豪放さが人を惹きつける魅力になっているのも分かるのよね……」
エイリーク「そうね……どうしても堅苦しいのが苦手な人もいるから」
セリカ「うん。それで、あまり口うるさく言うのもどうなのかな、と思って。
だからエイリーク姉さんに話を聞いてもらおうと思ったんだけど」
エイリーク「そういうことなら、この話はわたしの胸に留めておくことにしましょう」
セリカ「うん。そうしてもらえると凄く助かる……って」
そこでセリカは、ようやく何かに気付いたような顔をして、
セリカ「……ごめんなさい、調子に乗って随分長く喋っちゃった」
エイリーク「いいのよ。わたしも兄上の話が聞けて楽しかったから」
セリカ「うん……いや、やっぱりごめんなさい。エイリーク姉さん、黙って聞いてくれるからつい……」
セリカが気恥ずかしそうに肩を縮めるのを見て、エイリークは小さく微笑む。
この妹がこういう話をしに来るのは、これが初めてのことではない。
大体二週間に一度はこういうことがあり、エイリークはそのたび黙って愚痴を聞いてやるのだ。
愚痴と言っても、その多くは家族を心配する内容がほとんどだ。
だからエイリーク自身、さほど面倒とは思わず真剣に耳を傾けることができる、のだが。
エイリーク「そうね……じゃあセリカ、一つ聞いてもいい?」
セリカ「なに?」
エイリーク「セリカはどうして、わたしにだけこういう話をしてくれるの?」
セリカ「あ……ご、ごめんなさい、やっぱり迷惑……」
エイリーク「ああ、違うの、そうではなくて。ただ、純粋に不思議だったものだから」
相談相手と言えばミカヤやエリンシアやシグルドなどの年長組は言うに及ばず、
エリウッドやエフラムだって面倒くさがらず真剣に話を聞いてくれるだろう。
リンだってセリカと似た真面目さを持っているし、それに何より、彼女にはアルムがいるのだ。
そういう、もっと適切に思える相手ではなく、自分を選ぶのはどうしてなのか。
エイリークは、そのことを常々疑問に思っていたのである。
エイリーク「たとえば、ミカヤ姉上やエリンシア姉上、シグルド兄上はどう?」
セリカ「えっと……エリンシア姉さんやシグルド兄さんには、家族のことで変な心配かけたくないし……
ミカヤ姉さん自身は相談相手には適切かもしれないけど、たまにユンヌと入れ替わってて酷い目に遭うし……」
エイリーク「ああ、それは……ええと、ではアイク兄上やエフラム兄上はどうかしら」
セリカ「……アイク兄さんにこういう話をすると『よく分からんがヘクトルを叩きのめせばいいのか』
とか言い出しそうで怖いし、ヘクトル兄さんはうるさがって話を聞いてくれないし、
エフラム兄さんはほら、普段はそこそこまともだけど、妹絡みになると暴走しがちで不安だから……」
エイリーク「それは、何と言いますか……」
セリカ「で、エリウッド兄さんに相談したらまた胃薬の量が増えそうで気の毒だし、
マルス兄さんに相談するのは何か裏でいろいろ手を回しそうで不安でしょう?
セリスやリーフやロイは弟だから、愚痴なんか聞かせたくないし。
リン姉さんは話に感情移入しすぎて、剣片手に飛び出していきそうで怖いし」
エイリーク「……アルムは?」
セリカ「アルムは……その」
と、セリカはちょっと気恥ずかしそうな顔で、
セリカ「……あんまり、ヒステリックなところ見せたくなくて……」
エイリーク「……ふふ。そう、よく分かったわ」
セリカ「えっと。なんか、消去法みたいに聞こえたかも知れないけど、そういうんじゃなくて」
エイリーク「それは分かっているから大丈夫よ。ありがとう、頼ってくれて」
セリカ「……エイリーク姉さんは黙って話を聞いてくれて、胸に閉まっておいてくれるから安心できるの。
いつもありがとう。これからも、たまにこういうことあるかもしれないけど……」
エイリーク「気にしなくてもいいわ。いつでも来てくれて大丈夫だから」
セリカ「ありがとう。そう言ってもらえると凄くほっとする……」
言葉通りほっと息を吐きながら、セリカは小さく苦笑する。
セリカ「……駄目ね、わたし。仮にも神官なんだから、本当は相談を受ける立場なのに……」
エイリーク「神官だって人間なんだから、ストレスを感じることだってあるわ。ため込むのは良くないでしょう」
セリカ「そうかもしれないけど……うん、駄目ね、また考えこんじゃってるかも」
エイリーク「でも、その真面目さはセリカの美点でもあると思うわ。それを忘れないでね」
セリカ「ありがとう、エイリーク姉さん。ちょっと気が楽になったかも」
エイリーク「それなら良かった」
二人はその後もしばらく、他の兄弟たちに比べれば随分品のいい雑談を交わしたのであった。
オチは特にない。
なんかあんまり見たことない組み合わせだけど結構仲良さそうな二人だよな、と思って書いたが、
ここまでスレ進んでるのに、一対一の関係があんまり描かれてない兄弟がいたりして結構びっくりする。
よくよく考えなおしてみれば案外まだ描かれていない組み合わせはたくさんありそうだよね。
GJ!
なんか和んだ
確かに馴染みはないけど相性良さそうな組み合わせだね
ヘクトルがジェニーとフラグを立ててる…だと…?
それ以上にエイリークとセリカの会話が色々と和んだ(*´ω`)
GJですた!
ティニー「セリカさんとエイリークさんですか。ふむ…ネタとしては申し分ないですね、でしたら
こんな感じで行きましょうか。兄が本気になってくれず心身共に疲労した二人は傷の
舐め合いを…次第に愛は深まって行き別の近親相愛を目覚めさせた」
ラーチェル「ライバルが増えそうな予感!?魅力的すぎる淑女というのも困り者ですわね…ああんエイリーク…♪」
ターナ「親友二人が近寄りがたい雰囲気を発してる件」
セリカ「エイリーク姉さん、頼みたいことがあるのだけど……」
エイリーク「なに、セリカ?」
セリカ「姉さん、ピアノも弾けたわよね?
実は、うちの教会でいつも聖歌隊の伴奏して下さっているシスターが、
腰を痛めて起き上がれなくなっちゃって……」
エイリーク「まあ、それは大変。分かったわ、拙い腕で申し訳ないけれど、協力するわね」
セリカ「ありがとう姉さん、本当に助かるわ……」
エフラム「……だから、俺たちはエルダーバールの巣に百回ほど突入することになったわけだ」
リーフ「いや待って兄さん、全く意味が分からないっていうかどうして僕もここにいるの?」
エフラム「妹の晴れ舞台だからそれにふさわしい衣装を用意しなければならない。
特急仕事が得意な王様の仕立て屋に言ったら『エルダーバールの糸を明日までにこのぐらい用意してこい』と指定された。
倒すだけなら俺でもいいが、そういうのを効率的に集めるならお前の手を借りるのが一番だと判断した。
以上」
リーフ「異常だよ。なんなのさ、そのきっつい条件」
エフラム「お前は兄弟の助けになるのが嫌だと言うのか?」
リーフ「いや、そういうわけじゃ……」
エフラム「では行くぞ!」
リーフ「あーもう……この人でなし―っ!」
……こうして後日、紋章町新聞に「ミラ教会に聖女降臨」なる記事が掲載されたのであった。
セリカ「……こういうところから信徒が増えることもあるから、いいと言えばいいんだけど……」
エイリーク「ええと……何と言うか、ごめんなさい」
>198
エフラムも兄バカだなあ。それに付き合うリーフもなんだかんだいってお人好し。。
もっとも結構ちゃっかりしているからこんなことをしているかも。
リーフ「エルダーバールの糸も便利だけど、ここの内蔵と毒も一応とっておいて売っとこう。家計の足しになるし」
エフラム「お前はなんというか、本当に転んでもただで起きない奴だな……」
>>199 アルム「待った、リーフ兄さん」
エフラム(お、止めるのか?)
アルム「外側の甲殻も加工方法によってはいろいろと使えるから取っておこうよ」
リーフ「へえ、それは知らなかったな」
アルム「ただはがし方にちょっとコツがあってね。今から僕がやるから……」
エフラム(……弟たちのサバイバル能力が高すぎる。無人島に漂流したら国でも作りそうだな……)
過去ログで紋章町サバイバルコンテストが開かれて、アルムがずっと帰って来ないから探しに行ったら山中で小屋建てて暮らしてたって話があったなw
畑とか野草を元にした獣除けの薬とかを作ったりして、悠々自適に暮らしてた覚えが
実際リーフ、アルム、アイクあたりのサバイバル能力を見ると、エフラムの考えどおり国の一個くらい作りそうだ…
>>201 マルスが仕切り、リーフが採り、アルムが作り、ロイがつっこむ。いい国ができそうだな
ルーテ「島で国づくりですか……優秀な私があのゲームを作りますか。
トロピカル エンブレムを。エフラムさんや他の政党のシミュレーションにもなりますし。」
マルス「あの神ゲーの移植だと……!ルーテさん、これ前払いね」
こんなネタが思い付いた。しかしこのネタわかる人いるのだろうか……?
>>203 わからんかったからググったが、元ネタはトロピコ?
島国で大統領になって治世を行うって、エフラムに限らず兄弟家全員とんでもない国を作りそうだw
こんなこと書いといてアレだが、違ったらスマソ
205 :
203:2012/03/18(日) 01:51:36.73 ID:93VxH44g
>>204 あたりです。農業立国から軍国、宗教国家までできる。箱庭ゲームの傑作です。明日仕事があるから今すぐ書けないけど。
>>202 ロイの所で卑猥な想像をしてしまった、ちょっとリリーナ嬢に燃やされてくる
>>203 サラ「国づくりね……想像しにくいけど兄様だと妙に様になってるような気がするのはなんでなのかしら」
エフラム「俺に言われてもな……」
サラ「兄様だったらどんな国にするの?」
エフラム「そうだな……」
サラ「やっぱり小学生と結婚できる国とか?」
エフラム「いや、なんでそうなる!?」
サラ「兄様が堂々と私に手を出すには国から作って法律を決めるのも一つの手かと」
エフラム「……結婚したいから国を興すってのも凄い話だな」
>>203 ビラク「国作りか…ウホホッ♪」
ロシェ「ねぇビラク…まさか男だらけの国を作るとか言うんじゃ…」
ビラク「そうだよロシェ♪男だらけの国を作って愛しのへっきゅんを姫として迎え入れるんだよ♪さぁ、これから忙しくなるNE!」
ヘクトル「なんなんだ…?この感じは…」
ロイ「どうしたんだい?へっきゅん兄さん」
ヘクトル「いや…ちょっとな……てかロイ!へっきゅんって呼ぶな!」
ロイ「いやーごめんごめんうっかりぃうっかりぃ( ^ω^ )」
209 :
アルムの土1:2012/03/18(日) 19:52:14.74 ID:R/+r3MTe
「いつも悪いねえ、アルム君」
畑で野菜の収穫をしながらチャップがそう言うと、アルムは手についた土を払いながら答える。
「いえ、好きでやってることですから。それに将来の役に立ちますし」
今は庭で家庭菜園をやっているアルムだが、いつか自分の畑を持った時の為に、チャップやネフェニーのところへ勉強がてら手伝いに訪れることにしていた。
そんなアルムの姿をチャップは嬉しそうに眺めながら、首にかけたタオルで顔を拭う。
「今時珍しいねえ、そういう風に言うのは……アルム君が家に婿に来てくれたらいいんだけどなあ」
冗談めかしつつもどこか真剣なチャップの呟きを、アルムはいつものように笑って誤魔化すのだった。
「所で、他のボウズ達はどうしてるのかな?」
「そういえば見当たりませんね」
今日、ここに手伝いに来たのはアルム一人ではない。家で暇そうにしていた兄弟と友人らを連れてきていたのだが……。
210 :
アルムの土2:2012/03/18(日) 19:54:09.47 ID:R/+r3MTe
二人から少し離れた場所にリーフ達はいた。
「なあ、ロビンにクリフ。お前たちの知り合いにおねいさんはいないか?」
「お姉さんっていったらやっぱりマチルダさんだな」
「騎士をやってて、馬に乗った姿がかっこいいんだよ」
「マチルダおねいさん! 僕を後ろに乗せて下さい!」
「ただしクレーベっていう彼氏がいるんだぜ」
「おのれクレーベ! その席は僕のものだぞ!」
「同じ騎士で、結婚の約束もしてるとか」
「クレーベ爆発しろ! それか馬に蹴られて地獄に落ちろ!」
「蹴られるのはどっちかっていうとお前だろ」
「まあマチルダさんの尻にしかれそうな気はするけどね、実力的に」
「おねいさんの尻だと!? くそ、こうなったらクラスチェンジして馬になるしか!」
こうして盛り上がっている三人に水を差すようにグレイが口をはさむ。
「お前ら、どうでもいいけど働けよ」
「おやおやグレイさん、一人だけ恋人がいるからって余裕の態度ですなあ」
「ロビン、それはどんなおねいさんなんだい?」
「いや、同年代の天馬騎士の子らしいぜ」
「それなら別にいいや」
「その子はさっきのクレーベの妹だよ」
「クレーベの妹と仲良くなることによって、婚約者であるおねいさんに近づこうというその魂胆……グレイ、お前は天才かっ!?」
「そんなわけあるか!」
作業をせずに騒ぎ続けている四人に呆れて、アルムはため息をつく。
「なにやってるんだ、あいつら」
「おーい、口ばっかじゃなくて手も動かせよお」
そう四人に叫ぶチャップの声色には、普段の温厚な彼が見せぬ、まるで父親のような厳しさがこもっていた。
211 :
アルムの土3:2012/03/18(日) 19:56:09.22 ID:R/+r3MTe
オレンジ色の空の下、アルムとリーフは籠を持って帰路についていた。籠にはチャップに渡された野菜が山盛りに積まれている。
初めの頃、彼はアルバイト代としてお金を渡そうとしたのだが、アルムが断ると野菜を半場無理矢理に持たせた。
それすらも遠慮がちだったアルムだが、最近になって、もし何も受け取らずに帰ってしまったらチャップの立つ背がないということが分かってきた。それは自分が少し大人になったのだと感じる瞬間でもあった。
「いやー、今日は手伝いにきて良かったよ」
慣れない作業をしたせいかさすがのリーフにも疲れが見えるが、それでもはつらつとした表情でアルムに話しかける。
「初めは大分渋ってたみたいだったけど?」
「まあね。でもなかなか出来ない体験だし。何より新たなおねいさん情報が入手できたのがでかい」
「相変わらず年上好きだね」
「当たり前だ。僕のおねいさんへの愛は海よりも深いのだ」
「はいはい」
「ロビンクリフには聞かなければならないことが山ほどあるな。まだ見ぬおねいさんたち待っててね!」
「はいはい」
ソニアおねいさんは三姉妹か、と悩ましげに呟くリーフを呆れたように横目で眺めるアルムであったが、その実、感心していた。
もちろんそれはおねいさんへのひたむきな情熱にではなく、今日初めて出会った人とああも親しくなれる社交性にだ。
恐らく自分はおろか他の兄弟にもない性格であり、アルムは彼を尊敬すらするのだった。
212 :
アルムの土4:2012/03/18(日) 19:57:30.00 ID:R/+r3MTe
「そういえばアルムってなんで農業に興味持ったわけ?」
「え?」
「なんとなくね、きっかけがあったのかなって。まあアルムには似合ってるし、深い意味はないんだけどさ」
本当になんとなくで聞いたのか、リーフはすぐに別の話を始めたが、アルムは少し考え込んだ。
そして思い出していた。自分の幼き日の出来事を。
あれはアルムがまだ幼かった頃、遠足で芋掘りに出掛けた時のこと。
要領が分かっておらず土の感触に戸惑ったアルムは、形の悪いものやひどく小さいものしか掘れなかった。
それを当時はまだ親しくなかったグレイらに笑われて、悔しさと情けなさが入り混じった感情のまま家に帰ったのだ。
その時幼きアルムが見たものは、今日と同じように茜色に染まった空と、家の前に立っているあの人の姿――。
家の近くまでたどり着いた時、リーフが突然家の前へ向けて手を振った。
その人は二人に気がつくとすぐに手を振り返し、慌ててアルムも応える。
そして、その人の近くまできたリーフが誇らしげに籠の中の野菜を見せると、アルムの記憶をなぞるように言うのだった。
「これで美味しい料理を作りましょうね」
あの時、自分の手が汚れるのをいとわず、まだ土の残る小さな芋を握ってそう言ってくれた彼女に、今アルムは感謝の言葉を口にした。
「ありがとう、エリンシア姉さん」
脈略のない言葉に一瞬戸惑って、しかしエリンシアは微笑んだ。
それは幼きアルムが見たものと何も変わらない、暖かく優しい笑顔だった。
GJ。やっぱアルムはこういう素朴な感じのが似合うよな。
しかしリーフはある意味涙ぐましい努力をしてるよなw
FEのおねいさんって大抵彼氏持ちだしな。
まあ一部を除いてだけど。ほらセシ
「今日はアルムとリーフが持って帰って来てくれた野菜を使った料理ですよ」
「野菜もいいんだが肉がもっと欲しいな」
「そーだそーだ、肉だけ食いたいぜ」
「それ以上メタボになるつもりか?」
「私は嬉しいけどね。野菜はお肌にもダイエットにも最適だし」
「肌はともかくダイエットは無駄な努力だと思う、って痛い痛いっ!」
「兄さん、僕の分も食べて健康になってよ」
「うぅ、弟の優しさが胃に染みるなあ」
「こら、さりげなく嫌いなものをエリウッドに渡そうとするんじゃない」
「そうですよ、好き嫌いしていては強い男性になれませんよ」
「よーし強い男になるために沢山食べるぞー」
「ねえ、ソニアおねいさんの話聞かせてよ」
「ソニアさんならセリカの方が詳しいと思うよ」
「彼女は大量の魔女を引き連れて襲ってくるから気を付けなさい」
「なにそれすごい」
「彼女達のワープ攻撃に多くの男がいったわ」
「なにそれひわい」
「そういえばミカヤ姉さんは?」
「占いの仕事で遅くなるそうですよ」
「……恋人と結婚するなら馬と爆発に用心しなさい」
「えっ?」
アルムとエリンシアの絡みが見たかったから書いたけど、リーフのこのスレでのキャラの立ち方がすごすぎた
リン(……ダイエット、かあ……)
ミカヤ「一カ月飲まず食わずとか痩せるわよ。昔よくやったわっていうかやらざるを得なかったわ」
エリンシア「痩せるためには運動よリンちゃん、そしてKINNIKU! KINNIKU!」
エイリーク「脂肪を吸引してリンの胸からわたしの胸に移しましょう」
セリカ「そうね、ちょっとこの魔法陣に入ってくれる? 大丈夫よちょっとミラ神に捧げるだけだから」
リン(……駄目だっ、相談できる相手がいない……ッ!)
カシム「よろしければ最新のダイエットサプリをお売りしますよ。
適量を調べるため身体測定をさせて頂きますが」
(サプリと盗撮写真で丸儲けのチャンスキターo(`▽´)o)
マルス「もしもし、ベルン署ですか?詐欺師が家にいるんで大至急来てください。とりあえず音声は録音しておきました」
カヒタリーノ「体型のことで悩んでるの?私に任せなさい。こう見えても体格は15あったのよ。
11の今でも大きいと感じるけど、4減っただけで(ダキュン!)キロ落ちたわ」
ロイ「僕は剣しか使えないのに、リーフ兄さんはいろんな武器が使えて凄いなあ。尊敬するよ」
リーフ「ふふ……ロイも僕のように、どんなおねいさんが来ても対応できるようにという志を持てばすぐに」
ロイ「さすがリーフ兄さん、やっぱり尊敬するのはやめておくよ!」
覚醒にヒーニアスが出ると聞いて
ヒーニアス「いつのまに通信で無料配信か。これはいいな」
エイリーク「ですが、あなたの場合だと…」
ニア強さを見る
ヒ<私はフレリア王子だ スカウト
戦う
持ち物を買う
別れを告げる
戻る
強さを見る
ヒ<……… スカウト
戦う
ニア持ち物を買う
別れを告げる
戻る
エイリーク「という感じで身ぐるみはがされて」
強さを見る
ヒ<タスケテエイリーク! スカウト
戦う
持ち物を買う
ニア別れを告げる
戻る
エイリーク「という風になりそうな」
マルス「プギャーwwwwwwww」
ヒーニアス「………」
ルーテ「か、完成しました……これがトロピカルエムブレム〜目指せ、楽園の大統領〜です」
リーフ「いつになくやつれているね。ルーテさん。大体血反吐を吐くのはフォルテさんやノールさん、アスレイさんなのに……」
マルス「キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!ああぁ、色んな政策が楽しめるぞ!!楽園から煉獄、ぼくのこの手の中にある!」
アルム「いつになくハイテンションなマルス兄さんだ。こんな姿を見るの初めてだよ」
エフラム「俺の政党にも役立つというから来たが、この島の模型みたいな画面は何だ?」
パソコンの画面には脳天気な音楽と共に、ポツンとした島の画面が浮かんでいる。
http://www.youtube.com/watch?v=PerUUphrEu0&feature=player_embedded マルス「何をいうんだ、アルム!!君の理想とする国家も作れるんだぞ。
日頃影が薄いと呼ばれてる農業を光あるものにして、農業で栄光をつかむことができるんだ!」
アルム「な、なんだって!アストロノーカでしか味わえなかった栄光がこのゲームではできるの?」
マルス「その通りだ!君の国の砂糖やタバコを加工して、
ブランド物のラム酒や葉巻で世界に名を馳せることも可能なんだ!
エフラム兄さんなら、自分の理想とする政策をどのように実現化していくか……そんなこともできるんです」
エフラム「ふむ、カナス教授の講義も受けてるが、こんな形で政治をある程度学べるとはな……」
ルーテ「それだけではありませんよ。元ネタはカリブ海が中心の舞台ですが、
紋章町の各地帯の気候に合せて島を作ることができます。
勿論それにあわせて生産物は変わります」
リン「となるとサカやイリアの気候も……」
ルーテ「勿論可能です。私優秀ですから」
リン・アルム「キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」
ロイ「でも、それって表題のトロピカルとなんの関係もなくなるよね」
リーフ「こまけぇこたぁいいんだよ!!ふ、マゾゲーマーの血が騒ぐね。
となると、そのやつれは気候区ごとのプログラミングとかで?」
ルーテ「ええ、それだけでなく、大統領の特徴とか、シナリオとかも色々作りましたしね。
そのプログラミングにだいぶ苦労しました。ノールやアスレイも三度ほど倒れましたしね。
さすがに4のような大統領アバターは難しいので、初代をベースにしました」
ルーテ「ええ、それだけでなく、大統領の特徴とか、シナリオとかも色々作りましたしね。そのプログラミングにだいぶ苦労しました。ノールやアスレイも三度ほど倒れましたしね。さすがに4のような大統領アバターは難しいので、初代をベースにしました」
マルス「大統領アバターはなしかあ。まあ結構無理させちゃったし、新しい大統領の特徴と気候区だけで妥協するかな」
ルーテ「それだけではありませんよ。プレイヤーにならなかった兄弟家や他の有力な皆さんがAIとして政敵になりますから。
ぶっちゃけ倒れた原因は私はそれのプログラミング、アスレイ達はそれらの調整にあります」
マルス「うーん、それはきついなあ。となるとあれに金を使いそうだなあ」
ロイ「兄さん、勝手に納得しないで、僕らにどんなゲームか教えてくれないかな?」
マルス「ああ、すまない。このゲームは、南の島国を舞台にした箱庭シミュレーションでね。
プレイヤーはこの島の大統領になって、自分の理想とするどんな政策でもでき、それを維持するためにありとあらゆることが出来るゲームなんだよ(ニヤリ)」
ロイ「うわ、兄さん。黒い笑顔。どうせロクでもない手段もあるんでしょ?」
マルス「そりゃ勿論さ。でもそれは実際のプレイをしてみると、わかりやすいかな。
それにルーテさんのことだから、原作そのままにはしてないんでしょ?」
ルーテ「はい、原作ではどの政策でもコストは特別な場合を除いて一緒ですが、
このゲームでは大統領の特徴によって政策コストが効率的であったり、そうでなかったりしますので、変動します。
今回はどちらも初心者の方が多いので、割引だけにしてますが…」
マルス「また変なところでリアリティ優先しているね」
ルーテ「一応政策シミュレーターとしての機能も作りたいと考えてましたから」
エフラム「ふむ……俺の政策作成能力とかも評価されてるのか、緊張するな……」
ルーテ「もっとも基本はゲームとして遊べるようにしましたから、特徴とかは変えることはできます」
ロイ「ルーテさん、特徴ってなんなのさ」
ルーテ「一応このゲームには最初に大統領として、どんな背景で大統領になったのか、
大統領を支える政治基盤、得意なことは何かという素質、それと同時に必ず欠点を持つことになります。
この画面で皆さんの特徴をみることはできますよ」
エフラム「ふむ、俺の背景は住民の英雄、支持基盤は家族第一主義を掲げた政党になるわけか……たしかに妥当だな」
マルス「兄さんは原作のゲームにあってもおかしくないね。ただ家族第一主義が幼女第一主義になるわけだけど……」
エフラム「何をいう。幼女が笑って暮らせる社会こそ素晴らしい社会じゃないか。
家族の明るさの象徴としての幼女だ。それに幼女だけではなく妹も大切にすべきだとおもってるぞ」
マルス「……一応家族第一主義になるのかな。しかしこれ、原作にある設定でしょ?他にはないのルーテさん?」
ルーテ「勿論ありますよ……一応幼女第一主義に変えることもできます。背景のタブをチェックしてください」
リーフ「どれどれ……うわっ、これはすごい。農民、宗教的指導者、金持ちの息子、傭兵団のリーダー、というありきたりのものから、
女神に信任された、ペグニオン家から信任された竜王家から信任された。警察署長から任命された、大統領に指名された、盗賊団のリーダー、AKJの信任etc。
本当にたくさんあるね。OIOのリーダーはないの?」
ルーテ「最近ネタになってませんので……ちなみにリーフさんの大統領としての特徴は、盗賊団のリーダーという背景にしてあります。」
リーフ「orz おねえさんファンは少ないなあ。それとメタ自重」
ルーテ「その代わり権力基盤としておねえさん第一主義を作っておきましたから、それで我慢してください」
リーフ「急にやる気が出てきたよ!!おねえさんの住みよい国を目指して頑張るぞ!!」
エイリーク「体格の差別はいけませんよ、リーフ!」(ズガガガガッ!!アーッコノヒトデナシ
エイリーク「さて今までネタにされてきましたが、今度はそんなことはないでしょうね、ルーテさん(にっこり)」
ロイ「ジークリンデを構えた姉さん、これは本気だ。前にも色々ゲームがお流れになるようなことはないだろうね」
ルーテ「大丈夫です。この権力基盤を見てください」
ロイ「権力基盤もカオスだね……家族第一主義の政党をあげた。
ミラ教の信任を受けた。女神の加護を得たなんていうのもあるし…
エギール格差の是正、ベオクとラグズの平等、魔物の保護をかかげた、科学立国、農業立国、スポーツ大国、実力第一主義、
おねえさん第一主義を掲げたというのもあるんだね」
ルーテ「基本この路線を維持すれば、当初の支持基盤は指示してくれます。まあ国が発展してくれれば色々変わりますが。
ちなみにエイリークさんの希望の体格格差是正は、エギール格差の部分になります。
これが上昇すれば身体のエーギルも自ずとあがるようになります。
それと後で説明しますが、医療政策の中に体格是正もあります。」
エイリーク「!? わたくしだけでなく全ての貧乳の女性が救われることになりますの!!」
ルーテ「そういうことですね。」
エイリーク「ルーテさん、なんて素晴らしいソフトを作ってくださったのですか!是非プレイさせてください!!」
ロイ「(本当に大丈夫かな......)」
ルーテ「ええ、優秀な私が心血注いで作ったゲームです。エイリークさんの希望もかなえるようにします。
しかしこのままだとゲーム機の台数の割りにプレイヤーが多いですね。誰かに絞ってもらえませんか」
ロイ「やっぱり一番慣れているマルス兄さんからやるのが一番かな」
マルス「いやそれは一番慣れているからこそ、最後にやっときたいな。アドバイスする人も必要でしょ、それにやりたさそうな人たちはたくさんいるし……」
ロイ「うわ、本当だ!」
アルム「農業が地味だなんて、いわせない!!僕のブランドの農作物で世界を制するんだ!!」
エイリーク「いえ、これは全ての貧乳の女性の救出のための一歩なのです。最初のプレイは私にさせてください!」
エフラム「一応、政党の指導者として自分の政策の障害を知る必要がある。これは俺が先にやるべきだ」
リーフ「いつもルーテさんのゲームレポートは僕がしてたんだぞ。おねえさん天国のためにも僕にやらせてよ!!」
マルス「このままだとリアルファイトになるからじゃんけんで決めたほうがいいね」
ルーテ「まあ、一つの国を作るのに3時間ぐらいで終わるように難易度も調整しときましょう。その上で四人のうち誰かからテストプレーを順にすればよいのです」
マルス「ああ、この4人がどんな政策するか……楽しみだなあ」
ロイ「兄さんの笑顔が黒い……」
229 :
203:2012/03/19(月) 14:15:29.09 ID:0h9bq4La
とりあえずこんなネタになりそうでした。もっと軽い記事になるはずだったんだけど、どうしてこうなった。
まあ元ネタが自由度が高いから、こうなるのは必然かな。
とりあえずリプレイの最初のプレイヤーの指定を次のレスの人でお願いします。
1 アルム(農業万歳!農業王に僕はなる!!農業立国)
2 エイリーク(福祉医療大国です。全ての体格是正を!)
3 エフラム(福祉大国と経済の安定を目指す。)
4 リーフ(お姉さん万歳!!、お姉さんがつどうビーチと観光の楽園を!!観光立国)
てな感じで。
おまけ
セリカ「アルムと一緒に農業を目指すべきか、それとも体格是正を目指すべきか、宗教国家にすればいいのか迷う!!」
2でお願いします
231 :
203:2012/03/19(月) 15:34:41.17 ID:0h9bq4La
>230 了解です。最初のプレイヤーはエイリークですか……
>211 アルムとエリンシアの関係がいいなあ。それとリーフとアルムの友人たちの会話がらしくっていい。
GJです。
>217 素直にフロリーナあたりに聞こうよwリン。
トロピコキター
4の体験版をやってみたが、想像以上に面白かったです。シムシティ系のシミュレーションはやったことないけど、ためしに買ってみようかなぁ
エイリークの政策・・・もとい体格是正の努力に期待
この場合アイクはどういう風に国を治めるんだろう
暁やってないからわからないけど、そっちで何か描写があったりするのか?
一人旅に出る
王様とか領主とかにはならないし描写もない
正直なところなっても成功しないだろう
彼の気質ではないし猛将にはなれても君主にはむかないと思う
何だかんだ言って君主、統治者に向いてるのってマルスとリーフなんだよなぁ。
>>233 蒼炎の後、功績を認められて爵位を授かるも色々性に合わなくて元の傭兵生活に戻る
連合軍の総大将を任せられた時、サナキに「地位が気になるならもう一度爵位を」と打診されるが、「いらん」と一刀両断
そしてエンディングで旅立つ
早い話、アイクは自分が国を治めるなんてことは欠片も考えちゃいない
君主としては、マルス、リーフがトップの素質で、エリウッド、ヘクトル、ロイ 、エフラム、セリスあたりがそれにつぐかな。
将軍や騎士、象徴として有能なのと君主として有能なのは違うからね。
やっぱりそうなのか、器じゃないとまでは言わないけど似合わない気はするね
紋章のエンディングで主だった王族がみんな消えちゃってマルス大丈夫なのかと思ったりしたけど、このスレのマルスなら平気そうだなあ
マルス「たしかに似合わないかもしれないけど、時々自分のやな発想に自己嫌悪するときがある。
でもアイク兄さんや、リン姉さんに顔向けできるような政策ってなんだろうってかんがえると、いいアイデアが浮かんだりするからね。兄さんには政治は似合わなくても、こういう形で政治と関わるね」
リーフ「ああ。それは僕も一緒だ。兄さんや姉さん、それにナンナやサラがどんな顔するかなって思うと、しぜんに いいアイデアがでるよね。」
たとえアイクが政治に向いてなくても、こういう形で関わるのがアイクの位置なんだと思う。
アイクは立ち位置的にあくまで「将軍」止まりなんだよなぁ
いいとか悪いとかではなく本人が人の上に立とうとか欠片も考えちゃいない
傭兵団は家族みたいなもんだから食わせなきゃ的な意味でやってたんだろうが
あくまで武道家気質というかなんというか…
ヘクトルとかエフラムは一応生まれが生まれだから
後々自覚が出るわけだけど
蒼炎なんてほとんど成り行きで将軍やってるし
暁も本人スゲー嫌がってたもんなぁ
アイクに関してはおそらく実質カリスマのみのお飾りでセネリオとライの完全サポートで無難な国にするんだろう。アイクはともかく補佐二人の実績は折り紙つきだしな
あとリーフはどうだろうな。よく言われるけど大抵のことはそつなくこなすけど、極めるのは苦手だし、
補佐のメンツも後ろ盾もいまいち。原作の話ならお坊ちゃん過ぎて目も当てられない
シグルドは原作でもあれだったけど、平和な世の中でも野心を持った部下に寝首書かれたり
民意をいまいち組めなかったりでたぶん王には一番向いてないんじゃないだろうか
厳しい事言うとカリスマ不足かも知れんね。
部下が裏切った場合部下が悪い、じゃなくて部下を心服させられなかった君主の徳が足りないって話になるし
この点はレイガンスやデビアスを使ってたヘクトルにもいえるんだよなあ
もっとも彼らはヘクトルが生きていた場合は謀反せずに従ってたかも知れんけど
原作基準
マルス>>アルム=セリス=ミカヤ=エリンシア=ロイ>ヘクトル=エリウッド>リーフ>エフラム>シグルド>>アイク
スレ基準
マルス>>越えられない壁>>エリウッド=エリンシア=エフラム=リーフ>ミカヤ=ヘクトル=ロイ>シグルド>セリス>>アイク
格付け厨ですまんがこんなもんじゃないか。スレのロイとセリスが低いのは比較的幼いから
原作ヘクトルエリウッドは同盟の不安要素に対処できなかったから、エフラムは本人の発言から。
王になってないのは入れてない
アイクは将軍職やらされて爵位はもらったが王になってないわけだが
シグルドも王ってか王国内の一領主じゃね?
まぁリキア同盟も領主の集まりであって王って言うとまた違う気がするが
どっちにしろアイクは領地治めたりとかしてねーぞ
>>244 シアルフィ公なんで王ではあると思うがまあそこは気にせんでくれ
アイクは話の流れで入れた。書き忘れ。
シグルドも領主バイロンの息子であって領主そのものにはなってない
人脈的にはロイが一番凄そうなんだよな。なんか成り行きと言うか強運で、
あっちこっちの凄い人たちと半自動で強固な友好関係が出来あがって行くようなイメージ。
EDでも「その後も数々の伝説を残していくことになる」とかばっちり書かれてるしさ。
>>246 要はリンエイリークを入れない理由を書いただけなんであんまりつっこまんでくれ
>>247 >ロイが一番凄そうなんだよな。
うん、俺もそんなイメージ。
若いだけにノビシロはまだまだありそうだし、EDがああだし、そして何より色々とフラグメーカーだしw
リーフ「ロイってマルス兄さんとよく出かけるね?」
ロイ「うん。いろいろと見分を広げようと思ってね。マルス兄さんはいろんなこと知ってるから」
リーフ「なるほどね。マルス兄さんもよく付き合ってくれるなあ」
マルス「ははは、弟がやる気を見せているんだから、兄としては当然付き合ってあげないとね」
マルス(……というのも嘘ではないんだけど、ロイと一緒だと不思議といろんな出会いが起きるんだよね。
これを利用して一体どのぐらいパイプを作れたことか……)
俺通りすがりのオスティアの密偵だが、
実はロイの机の二番目の引き出しの奥に中二病ノートが隠されてるらしいぞ
>>251 兄弟家男子たちの厨二の思い出
シグルド 幼い兄弟の面倒を見つつアルヴィスと仲良くケンカしながら健康的に育つ
アイク 最強をめざし修行中。思春期と同じく厨二もこない
エフラム 最強武器とか必殺技とか考えちゃう。兄は強くなくてはならんのだ
ヘクトル 厨二全開。ただしチンピラ的な意味で。
エリウッド 復讐日記に書いてやる!
>>252 現状とあまり変わってないなw
エリウッドは復讐日記→家計簿に成長したか
>>252 女子側はリンが部屋をサカっぽく飾り立てるとか、
セリカがグレてドーマ教に走るとかそのぐらいしか思い浮かばないな。
ミカヤは本人普通なのにユンヌのせいで「多重人格キャラ作ってる」とか生温かい目で見られてそうだw
>>252 リーフ この頃はまだナンナサラミランダの三人。この三人からの懲罰が過激になり始めた時期
アンデッドボディに体を作り変えた時期でもある
セリス マミー君マミー君マミー君マミー君マミー君マミー君マミー君…マミー君マミー君…
とにかくマミー君。あなたあなたあな(ryと同じ症状
アルム 自分の影の薄さに気づき始めた時期。新たに黄昏キャラを確立しようとして失敗した
エリンシア 老けてると言われ続けて登校拒否になった時期。アイクが言った奴らをぶっ飛ばして
謝らせてから通えるように。その頃からアイクに意識(KINSIN)し始めた?
他の方々
サザ 習得するまでにはかなりの時間が掛かるものの極めると天下一品の技能を持っていた
あの頃のアイツはなんだったんだろうと紋章町の都市伝説の1つとして有名
アル サバイバル愛好会の会長。兄弟家ではアイクとリーフが会員。厨二に限らず1年間の
4/5くらい山で生活している。他は竜王家か学校。実はロイの中二病ノートの
中身を全て知っている。中身についてロイの嫁候補達から弾圧を今も受け続けている
しっこく 大きくなったら純白の聖騎士になるんだと夢見ていた奴。どこで変わったのか
>>255 アwwンwwデッwwwドwwwボディwwwwww
マルス「ふと、火星行こうかと思ったがやめた」
ロイ「っていうか、急に何をいいだしてるの兄さん?」
現代版FEとか火星FEとかやってみたかったが色んな意味で荒れるなw
259 :
侍のお仕事:2012/03/21(水) 23:09:42.33 ID:Q8txDRsE
フィル「たのもー!ラケシス殿はおられるかー!」
というわけで拙者ノディオン家のAKJ本部をお尋ね申した。
何が、というわけ…なのかは
>>180-181を参照してほしいでござる。
イーヴ「こんにちは。エレブ中から連絡のあった就職体験の方ですね…なんでよりにもよってウチに…」
フィル「…なにか申されたでござるか?」
イーヴ「…それはよろしいとしてどうぞこちらに」
…なんか流されたでござる。
拙者はイーヴ殿の案内で会長室に通されたでござる。会長は有名なラケシス殿でござる。
FE妹=ブラコンのイメージを一代で築き上げた偉大な人物と聞き及んでいるでござる。
会長室にはラケシス会長の兄上エルトシャン殿の肖像画が掲げられていたでござる。
ものすごい兄愛でござるな。
ともあれ体験と言えどこれよりこの方はご主君。ただの一日と言えど忠節を尽くすでござる。
フィル「拙者フィルと申す者。本日ただの一日と言えど滅私奉公仕る!何卒よしなに!」
きちんと正座してお辞儀でござる。
…どうして板張りなのでござろうか…床が冷たいでござる。
もっと畳の部屋を増やすべきでござる。
ラケシス「そう…それで貴女兄上はいらっしゃるかしら?」
フィル「いえ、あいにくと」
ラケシス「なんでいないのよっ!?」
フィル「申し訳ござらぬっ!」
プリシラ「いないならご両親に頼んで作ってもらってください!」
フィル「はぁ…さようでござるか…」
何故か叱られ申した。わけがわからんでござる。
弟妹ならともかく兄上はもはや今更どうしようも…って拙者は何を考えているのでござろうか。けふけふ。
ラケシス「まぁ今回は体験という事だから兄上がいない点は不問に付すわ。けれど正式に入会するなら兄がいないとダメよ」
クラリーネ「それではさっそくAKJのお仕事を手伝っていただきましょう」
ティニー「AKJのお仕事。それは兄妹愛の成就を助ける事や新規会員の募集になりますね」
フィル「心得申した!忠節一筋しかとご主君のお役に立ってお見せ申すでござる殿!」
ラケシス「誰が殿よ!?変な呼び方しないでよね!」
…というわけで拙者意気揚々と新規会員の募集に乗り出したでござるよ。
やはり手っ取り早いのは知り合いに声をかける事でござる。
封印繋がりの同胞達にお頼み申す。
フィル「たのもーシャニーどのーはおられるかー?」
シャニー「はーい。あれ、どったのフィル?私は剣士じゃないよ?」
フィル「果し合いの申し込みではござらん。拙者シャニー殿を生涯の友と見込みお頼みしたいことがあって参った次第」
シャニー「なんかそのなりきりも板についてきた感じ?それでなにかなー?」
フィル「何も言わずにAKJに入っていただきたい!!!」
シャニー「えうあ!?」
フィル「聞けばAKJ会員は義兄妹もありとの事。シャニー殿にも義兄上がおられるゆえ入会資格は満たしてござる!」
シャニー「い、いやーそらそーだけどゼロット義兄さん妻帯者だし」
フィル「そこを曲げて何卒!何卒!」
シャニー「私が義兄さん狙ったらあらゆる意味でシャレにならないでしょー姉さんの旦那寝取るとかどこの昼ドラよ!?」
フィル「これほど頼んでもだめでござるか?」
シャニー「当たり前!」
フィル「無念…我が殿ラケシス様…貴女様より大命を賜りながら拙者ご期待に沿えず…もはや貴女様に生きて合わす顔なしっ!!!」
シャニー「切腹癖はやめいっ!?お腹かっさばいたらバルキリー高いんだよー!またカアラさんにしばかれても知らないよー!」
フィル「離せー武士の情けでござるー!」
260 :
侍のお仕事:2012/03/21(水) 23:09:59.10 ID:Q8txDRsE
…結局駄目だったでござる。無念でござる。
プリシラ「ええいっふがいない!それでもAKJ会員ですか!」
フィル「これはプリシラ殿。なれどなんと申して説得したものか…」
プリシラ「FE界の兄妹にはDNAレベルで愛が刻まれているのです。これは全兄妹共通です。私の勧誘をサポートして学びなさい」
フィル「御意!拙者全力を持って兄妹を成就させてご覧に入れ申す!してどちらに行くのでござるか?」
プリシラ「この家よ!」
フィル「心得た!かんね……フィル一番乗り!」
プリシラ「…貴女最近三国志読んだでしょ」
フィル「たのもー…む…この家は…」
玄関のドアがあいたでござる。
そうして顔を見せられたのは…
カアラ「ああ、どちらさま…む、フィルか。今帰りか?」
フィル「拙者の家ではござらんかプリシラ殿!?」
プリシラ「そのとおーりっカアラさんっ兄カレルさんとの愛を成就せんがため是非AKJにご加入くださいっ!」
カアラ「ま た お 前 か」
プリシラ「今日こそよいお返事をいただくまでここから動きません!」
カアラ「ああもう…で、フィルよ。お前なにやっているんだ」
フィル「拙者ただいまAKJにお仕えの身の上!たとえ相手が母上だろうと私情は交えませぬぞ!何卒AKJに入っていただきたい!」
カアラ「バカモン!私にはバアトルがいるわ!アホな事に付き合ってないでさっさとこっちこい!」
フィル「否!今の拙者はラケシス殿の一臣なれば例え死すともAKJにお尽くし申す!」
プリシラ「よく言いましたフィルさん!娘さんの決死の説得を聞いて心が動きましたでしょう!?
原作で行方不明の兄上を追って旅をした兄への情熱が貴女の中にもあるはずです!」
カアラ「あのなあ…いいからお前もとっとと目を覚ませ。お前の兄上だって目の色変えてまで慕えるのは若いころだけだぞ。
年も取るし中年過ぎればハゲるかも知れんぞ(主にストレスで)いつまでも夢見ていないでだな…」
プリシラ「どうあっても駄目というなら…フィルさん!」
フィル「おうっ!母上一手勝負を所望する!拙者が勝ったら…」
カアラ「よかろう。AKJでもなんでも入ってやる。だが私が勝ったら半年間小遣い無しな」
な…なんと…なんという恐ろしい条件を!?
せせせせ拙者…い、いや、これもご主君の御ため!それに勝てばよいのでござる!」
フィル「心得た!いざ尋常に勝負!」
カアラ「よかろう。軽くもんでやろう」
…………………拙者の小遣い……ああ…諸行無常………
がっくり肩を落とす拙者の横ではプリシラ殿がキレておられる。
曰く兄を愛さないなんて間違ってるだのなんだの…なんにしても拙者と母上の立会いは拙者の完敗でござった。
我が母強しでござる。無念でござる。
AKJはいつもかくも過酷な運動に身を投じているのでござるか。兄上のおらぬ拙者ではござるが苦労は伝わってきたでござる。
プリシラ「ええいまだまだよ!AKJは滅さず!次の仕事よ!宿敵Sをヌッコロしにいきますよ!」
フィル「おう戦でござるか!腕が鳴り申す。今度こそ一番手柄を立ててご覧にいれるでござる!」
………拙者の仕官体験は散々な結果になったとここに記すでござる。
思い出すのも恐ろしい鬼と戦ってきたでござる。えらい目にあったでござる…
仕官して働くということは容易なことではないでござるな。
毎日家族のために働いておられる父上を拙者あらためて尊敬申し上げるでござる。
終わり
>259-260
フィル、ボロボロだなあ。予想はしていたとはいえ。
まだカアラには勝てないんだね。
ノア「とりあえずしばらくはフィルさんに奢らないとまずいかな。社会人として」
できれば他の組織にも見学して欲しいところだGJ
やってほしいとしたら腐リージ家の妖怪退治かルネス女学院の大奥だな
>>プリシラ「いないならご両親に頼んで作ってもらってください!」
これで腹筋が死んだ
>>259ー260
>思い出すのも恐ろしい鬼と戦ってきたでござる。えらい目にあったでござる…
KINSHINキラーモードのS兄さんと戦ってよく無事だったなw
とりあえずGJ!
KINSHINキラーモードのシグルドか…
ガチでアルヴィスと殴り合える位に強いんだろうなw
アルヴィスどころかユリウス位倒せそう
…ユリウス相手にKINSHINキラーモードって未出かな
>>266 ユリウスは妹達にその気がないから彼を相手にKINSHINモードになることはないと思うよ
最近思ったけどユリウスって苦労してるよな。ベルン署に理不尽な虐待されてるって言ってもあんまり相手にされなさそう
>267
しかもセティ達涙目同盟にも入れてもらえない不憫さ。
ユリウス「AKJねぇ。遺伝子レベルで愛が刷り込まれているなら、うちの妹の態度がひどすぎるんだけどなあ」
リーフ 「やっぱりお姉さんだね、畜生、ユリウスの勝ち組め。イシュタルさんやイドゥンさんとか
このスレではお姉さんキャラ運がたかすぎる!少しは分けてよ!!」
ユリウス「お前さんだって姉がたくさんいるじゃないか。手を出したらシグルトさんのアタックを露骨に受けるわけだがな。
まあなんというか、お前の場合はほっといても大丈夫だから姉からの保護欲をそそられんのが問題だと思うんだが」
保護欲がどうとか以前に変態だからドン引きされてるんだと思われ
>>266 過去ネタでユリウスはKINSINキラーモードのシグルドにぶった斬られてる
>>267 最近あまり目立ってないけど、ユリウスはユリアに対してわりとシスコンだったりする
リーフ「むしろ『愛するユリアと仲良しなセリスの邪魔をしてやろうと思ったら
何故かそのセリスに懐かれてしかもなんかやたら可愛くて僕もう困っちゃう』みたいな感じだよね。
家でおねいさんに囲まれている件といい全くいいご身分だよ爆発すればいいのに」
ユリウス「爆発なら毎度してるじゃないか……もう勘弁してくれ」
>>271 こうなったらもうイシュタルは夜這いするしかないなww
ファバル「そしてユリウス自体もセリスに懐かれてることは悪く思ってないんだよな」
アレス「最近ティニーとリンダが必死なのはそのためか」
スカサハ「ユリウスが新世界に羽ばたくかどうかで賭けてるヤツもいるらしいよ」
レスター「そしてラナとユリアがまた暴れるのか…」
腐リージ家
ティニー「リンダ、何としてでもユリウス様を新世界へ羽ばたかせるのです!」
リンダ「イシュタル姉様が相手とはいえセリユリの実現だけは絶対に譲れません!」
ヒルダ「その意気だよ。アンタ達が引き入れた仲間達とも協力しな。
肉親が相手でも遠慮は無用だよ。(アタシが教えることはもうほとんどないね。引退する時がきてもこの子達には後を任せられるハズだ。正直嬉しいよ)」
イシュトー「イシュタル…気の毒に」
むしろイシュトーは協力してそうな
紋章町新聞
・魔防床原料、一時300Gに高騰
・ヨハン愛の詩五巻「夜空を駆ける麗し」重版決定。
・ヨハルヴァ著「弟は辛いよ」本日発売。
・FETVのS氏に所得隠し疑惑。
本文より一部抜粋。
・紋章町ローカルネットで有るFETVの社長S氏が社員給与額を水増し申請している疑惑が出ている。
同社スタッフと親交の有るFETVスポンサー企業の社員O嬢が労働時間比の生活レベルの低さを疑問に思い調査を依頼している。
我が社特派員の調査によると、FETVスタッフの時給額は紋章町労働基準法の最低賃金に届いておらず。
近く税務署がS氏の脱税疑惑として本腰を入れて調査に乗り出す方針を固めている。
276 :
――特報:2012/03/24(土) 20:19:13.88 ID:ivbt/SZU
――暗雲垂れこめる町の中を、息を切らして駆ける一人の少女。
イシュタル「この道だ、この道を曲がればユリウス様のいらっしゃる竜王家はすぐそこに……!」
――立ち塞がる少女たちの影。
腐リージ兵1「イシュタル様!」
腐リージ兵2「申し訳ありませんがここはお通し出来ませぬ!」
イシュタル「ええい、どけ貴様ら、トールハンマーで黒焦げにされたいか!」
腐リージ兵3「お好きになさればよろしい!」
腐リージ兵4「だが我々とて新世界到来に一身一命を賭している身!」
腐リージ兵5「ただで通れるとは思わぬことですな……!」
イシュタル「クッ……たかが雑兵ごときが何と言う気迫……!
かつて女神アスタルテが『正の使徒』と名乗る集団に力を授けた事件があったというが、
こ奴らの力や結束力はその比ではあるまい……!」
ライザ「イシュタル様……」
イシュタル「……義姉上……まさか、あなたまで奴らに与しているとは……」
ライザ「仕方がなかったのです! 従わなければレプトール×イシュトーを現実の物とすると……!」
イシュタル「なんと卑劣な……けだものめ!」
腐リージ兵6「ふふ……イシュタル様、どうやら進退極まったようですな」
腐リージ兵7「腐の女神インムの名の下に、お裁きを受けられるがよろしい!」
イシュタル(クッ……ここまでか……!?)
覚悟を決めかけたとき、突如として腐リージ兵たちの一角が突き崩される。
腐リージ8「な、なんだ!?」
腐リージ9「後続の兵たちが、宙を舞っているだと……!?」
???「オラァッ、どけどけ、通しやがれッ!」
――逆光の中に堂々と立つ、一人の男。
イシュタル「あ、あなたは……!」
???「よう、無事だったみたいだな」
イシュタル「何故ここに……どうしてわたしを助けてくれるのですか」
???「ヘッ、大した理由はねえよ。腐った連中から弟を救うため。そして何より……」
イシュタル「何より……?」
ヘクトル「……個人的に、俺はそういうのが大嫌いなんだよッ!」
――かくして雷神の槌たるトールハンマーと天雷の斧アルマーズは手を取り合い、
腐の神を信奉する集団との決戦の火蓋が切って落とされる!
277 :
――特報:2012/03/24(土) 20:21:13.02 ID:ivbt/SZU
ティニー「イシュタル姉様……あくまでもわたしたちの道を阻むのなら!」
――立ち塞がるルーキー!
ヒルダ「フン……どうやら娘の尻を叩いて、根っこから腐れてやらないといけないようだね……!」
――君臨する大主教!
イシュトー「イシュタル、ライザ……俺はどうすれば」
ブルーム「フリージ家の先達としてこういう時どうするべきか、教えてやろう」
レプトール「雷雨はただ過ぎるを待つべし、だ」
――打ちひしがれる弱者たち!
リンダ(そう、ヘクトルさんは弟さんのために……
どうしましょう、ユリウス×セリスもいいけどヘクトル×セリスも素敵だわ……!)
――迷う信徒と叛乱の兆し!
ユリウス「……イシュタルとヘクトルさんが仲良く? ……いや、別にいいんじゃないの……僕には関係ないし
ところで神将器にはロプトウスの効果を打ち消す機能はなかったよね? ちょっと散歩に行って来ようかなあ……!」
――紛れ込むイレギュラー!
セリス「今日はなんだか騒がしいね、ユリウス」
――何も知らぬは渦中の人ばかり!
そして混迷を極める紋章町に、新たな勢力が爆誕する!
???「……男×男なんて不健全で非生産的だわ」
???「女の子の候補がたくさんいるのに男×男でしかEDがないってあり得ないし」
???「……そういうのは、良くないと思います」
???「わたしたちがこんなにフラグ折られまくってるのに……」
???「腐ったリンゴは芯から取り除かねばならんようだな……!」
???「一人残らず焼き尽くしてくれようぞ!」
ユンヌ「さあ皆、行くわよ! 打倒ライ、セネリオ! ついでに腐リージも叩き潰すのよ!」
アイク嫁候補たち「オーッ!」
ライ「おい、俺とばっちりじゃねーか!」
セネリオ「ひどい有り様です」
激突する二つの力、暗躍する者たち、引き裂かれる愛、愛、愛!
腐の神と負の神が激突するとき、紋章町に何が起きるのか!
そして兄弟スレでは今一つ影が薄い、雷神少女の恋の行方やいかに!
ヘクトル「――お前と会えて、幸せだったぜ」
劇場版FE主人公兄弟家 〜共に腐り、共に逝きる〜
永遠に公開未定!
(同時上映『魔女っ子ミカリンリターンズ 〜そろそろ歳を考えろ〜』もよろしくネ!)
なんという大作映画。
しかしイシュタルとヘクトルのコンビというのもありそうだな。
フロリーナ「お姉ちゃん、大変だよ!私達よりもスタイルの良い人とヘクトル様が親しくしているって!」
ファリナ 「う、相手はフリージ家のお嬢様、ど、どうしよう!」
というか「新たな勢力が爆誕」に笑ったw
セネリオとライは確かにとばっちりだし、腐リージだって基本逆恨みでしかないじゃないかwww
イイゾモットヤレ
ライとセネリオwww
ライは別作品の同名のキャラもホモ疑惑があってか本当泣けてくるなww
「性癖を賭けて、かかってこい!」byティニーX
…上のフレーズネタ分かる人居るかなぁ?
ヘクトルも何気にフラグ立てるの上手いからなあ
これ最終的にイシュタルがヘクトルにときめいちゃってユリウス更に涙目になりそうな気がw
>>282 さすがにそれは…無いだろ
誰でも彼でもフラグはすべて主人公相手って域になるとさすがに萎える
>>284 現実にそういうネタが投下された後でそういうこと言っちゃダメだよ。
批判は禁止だからね、このスレ。
このネタは利害の一致のコンビであって恋愛フラグではないと思われ
ミカヤ「そんな事よりリーフがパルテナ様パルテナ様言って部屋から出てこない件」
288 :
会長の苦悩:2012/03/25(日) 15:32:33.46 ID:JaHvehN6
ノディオンAKJ本部
ラケシス「……で、今日もSによって妨害されたと」
AKJ平会員1「はい!私達がAKJへの勧誘活動を行っているといつものように」
AKJ平会員2「KINSHINは許さんぞー!と」
ラケシス「またですか!あの男がいる限りAKJの理想とする世界は実現しそうにありませんね。なんとかして排除しないと」
プリシラ「それについてですが」
ラケシス「プリシラ?」
プリシラ「排除しようにもあの男、KINSHINが絡むとまるで烈火ヘクハーのマクシムのようにブーストがかかります。力づくは難しいかと」
ラケシス「その程度分かってるわよ!それでもなんとかしないことには」
プリシラ「だから、視点を変えましょう」
ラケシス「視点?」
プリシラ「SがKINSHIN嫌いなのは原作でのトラウマ、並びに今現在自身の恋愛が上手くいかない僻みによるところが大きいです」
ラケシス「なるほど、それで?」
プリシラ「だから、Sが今現在思いをよせるD嬢への思いが成就すれば…」
ラケシス「Sの妨害も無くなるということね!幸いD嬢なら知り合いよ。早速実行しましょう!」
ディアドラ「ラケシス様から声をかけて下さるなんて珍しいですね。今日はどういった御用で?」
ラケシス「いえ、特に用はありません。ただ少しおしゃべりがしたくなって」
ディアドラ「まぁ、そうなんですか。あら、この紅茶おいしい」
ラケシス「これですか?兄弟家のアルム君からいただいて」
ディアドラ「まあ、シグルド様の弟さんから」
ラケシス(…よし、Sの話を自然に引き出せたわ。ここからが勝負よ!)
ラケシス「そういえばディアドラ様はシグルド様と親しくしているとか…どうなんですか?」
ディアドラ「ええ、とても仲良くさせてもらっていますよ」
ラケシス「へぇ、それはつまりやはり頼れる殿方として…」
ディアドラ「殿方…とまではさすがにいきませんが、仲の良いご友人です」
ラケシス(うわー見事に報われない良いご友人ポジションね。S…相手はかなりの鈍感かとんでもない悪女のどっちかっぽいわよ…。
ええい!ここは不本意ながらSが魅力的な殿方だと思わせないと!エルト兄様すみません。お世辞とはいえ兄様以外を褒めるラケシスを許してください)
エルトシャン「へあっくしゅん!」
アレス「どうした?風邪か?」
エルトシャン「ラケシスがまたろくでもないことを考えてる気がする」
アレス「ナンナといいうちの女性陣はどうなってんだ?」
289 :
会長の苦悩:2012/03/25(日) 15:32:50.77 ID:JaHvehN6
ラケシス「…というわけで、シグルド様はこのようにとてもとても良いお方なのですよ」
ラケシス(フッ…決まった!完璧だわ!エルト兄様を讃えるときと同じ要領でほめたたえたのよ!これでSがどれほどのブサイクだったとしても、素晴らしい御仁に見えてくるはず!)
ディアドラ「まぁ……」
ラケシス(D嬢もウットリとした目でこちらを見つめてるわ!完璧ね!…あれ?この人なんか私を見てすごく優しそうに微笑んでない?)
ディアドラ「ごめんなさい、私貴女のことを誤解していました。ラケシス様はもう生涯治らない重度のブラコンだと思っていましたが」
ラケシス「いや、別に私は何も…」
ディアドラ「間違った道を改めたのですね」
ラケシス「へ?」
ディアドラ「もう、とぼけなくてもいいんですよ。シグルド様のことを深くお慕いしていることがよくわかりましたから」
ラケシス「は?え?ええええええええええええええええええええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」
ディアドラ「い、いきなり叫んでどうされたの」
ラケシス「いや、なんで、なんでそうなるの?私はエルト兄様一筋です!あんな男など我がAKJの悲願を邪魔するだけの害悪にすぎません!」
ディアドラ「またまた照れてしまって。先ほどシグルド様の魅力を語っていらしたときは、エルトシャン様の魅力を語っていたときよりも輝いていましたよ」
ラケシス「いや違う!それは絶対違う!私はあんな男にかけらも興味を持ってません!見間違いです!」
ディアドラ「それにしては随分と細かいところまでよくご存じでしたよ?」
ラケシス「それはAKJの天敵としてやつを分析したためです!対策を立てるために必要だったのです!」
ディアドラ「なるほど、最初は分析のつもりだったのが、次第に本気になってしまったというわけですね」
ラケシス「なんでそうなる!わ、私はSのことなどなんとも思っていません!ええ!これっっっっっっぽっちも気にしていません!」
ディアドラ「なるほど、これが噂のツンデレというやつですか」
ラケシス「ちがうちがうちがーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーう!」
ディアドラ「フフッ、大丈夫です。誰にも言いませんし応援しますから。あ、そろそろアルヴィス様と約束があるのでこれで」
ラケシス「え、あ、ちょ…待ってーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」
ラケシス「どうしてこうなったどうしてこうなったどうしてこうなったどうしてこうなったどうしてこうなった」
プリシラ「ここのところ会長が壊れっぱなしなんですが誰か何か知りませんか?」
クラリーネ「さぁ……」
シグルド「ここのところディアドラが妙にラケシスのことばかり話してくるんだが」
エルトシャン「俺に聞くな」
空回りしてんなあ、ラケシスw いや噛み合ったら噛み合ったで困るんだけど。
とは言えエルトシャン的にはラケシスがシグルドといい感じになってくれたら万々歳だろうな。
実直な親友なら相手としてはこれ以上望むべくもないだろうし、ラケシスも離れてくれるし。
っつーかこの流れだとその内ディアドラもエルトシャンにラケシスのこと話すだろうし、
そうなったらむしろ嬉々としてカップル成立を応援しそうだよな。
ますますラケシス涙目w
>>287 エリンシアにパルテナの格好させて呼び出せばおk
>>288ー289
投下乙
ディアドラは天然なのか確信犯なのか
どっちにしろ頑張れシグルド兄さん
ティニー「ラケシス様とシグルドさんが結婚すれば…エルトシャン様とシグルドさんが義兄弟!?
……アリです。どっちが攻めでしょうか…。」
ラケシス「裏切り者ー!?」
>>252 ミカヤ 周りが打製石器を使っているのを嘲笑しちゃったりしていて、かっこつけて一人だけ磨いて尖らせた石器を使う。
最初は周りから失笑されていたがその後見直され、周りも同じような道具を使うようになった。
磨製石器、新石器時代の幕開けである。
そういえば昔「あんまり絡みのない兄弟の話を書こう!」みたいな企画あったな
アイクとリンのネタとかあって珍しくてよかった
>>287 仮にご対面しても、ピット以上に手玉にとられる姿しかみえないです……。
>>293 スレ20の辺りだな。
こういう「誰かと誰かが絡んでるネタ」は読み返すと楽しかったりするからまとめが欲しいところだが……
スレの整理も途中で止まっちゃってるし、現状だと難しいかな。
本当は投下された端からどんどん皆で保管していくのが理想なんだろうけどな。
やっぱりみんなそういうのは面倒臭い感じ?
>>287 3DS割りとクオリティ高いアニメが配信されてるよね。
あれFEでも非常に欲しい。
もちろん歴代キャラゲスト出演有りで。
特にアニメ化されたマルスさん。
かの炎を抱く地は吾が子孫の帝たるべき地なり。皇孫これ就きて治らせ。
天日のもとに吾が霊を継ぐ者の栄えまさむことまさに天壤と窮まりなかるべし。
〜 アスタルテの神勅 『紋章書紀』より抜粋 〜
闇があった。深遠があった。数十年にわたりこの地には日の光が差した事は無い。
天空は晴れる事なき暗雲に覆われアスタルテの加護たる陽の光を拒み続けている。
そうだ。恨み深きかの神の勅などに誰が従うものか。
我が呪いは地を蝕みアスタルテの定めし都を覆いつつある。
アスタルテの子孫もそれに従う者どももことごとく滅びるがいい―――――
ラグドゥの山頂。鬼神フォデスの社……その名を魔殿という。
魔殿の奥の台座の中に青年は座していた。
フォデスの軍勢…妖怪の只中にあって彼は唯一の人間であった。
………リオン………鬼神の社の神主である。
「ヴァルターが討たれた……」
その口から呟きがもれる。
彼の者は有力な妖魔であった。痛いと言えば痛いがまあいい。
エフラムは一歩一歩確実に山頂へと近づいてくる。
六年前のあの日に別れてからそれはわかっていた事だ。彼はそういう男だ。
必ず自分を助けにここへ来るだろう。
「助けに……ね。そうだ。君はそういう男だよエフラム。上ってくるがいい。
一歩一歩ラグドゥの穢土を踏みしめて上ってくるがいいさ。一歩一歩が死への一里塚となる…」
待ちわびていた。エフラムが山頂まで辿り着くのを待ちわびていた。
それがかなわず途上で息絶えるならそれまでの事とも思ったが…彼は着実に近づいてくる。
ヴァルターが滅びた以上は残った雑兵どもでは山頂までの道を阻む事はかなわないだろうが。
「だが…それでいい。六年ぶりの再会を盛大に祝おうじゃないか…僕の晴れ姿を君も喜んでくれるだろうエフラム?
君は僕の唯一の友なのだからね……」
青年が見上げるその視線の先には鬼神フォデスの木像が虚ろな目を虚空に向けていた……
禍神ユンヌ……大蛇メディウスと並びアスタルテの勅に従う事を拒み続けた鬼神の望みがかなう時も近い……
青い髪の若者はゆっくりと瞳を開いた。
先ほどまで重くて満足に動かなかった体が楽になっていくようだ。
開けた視界に映るものは自分と同じ髪の色をした娘。
随分立派な狩衣を着ている。公家であろう。
「兄上…」
「こういう時は久しいと言うべきなのだろうな。だが俺はそなたの名を知らぬ。名を教えてくれるか?」
「エイリーク……エイリークと申します」
エフラムは噛み締めるようにその名を呟いた。
「エイリーク…か。よい名だ…だが今は多くを語るまい…俺にはやらねばならぬ事がある」
生まれる前から共にあった半身…その者と幾年月を経てここに巡り合った事はエフラムに深い感慨を持たせる物があった。
だが今はやらねばならぬ事がある。感傷に耽るのはそれからでもよかろう。
「まだ動いてはなりませんわ。外傷は塞がっても骨まで治癒するのは時間がかかりますことよ!」
身を起こそうとしたエフラムを叱りつけたのは傍らで治癒の術を唱え続けていたラーチェルである。
周辺にはルネスの従士ゼト、フレリアの姫武者ターナ、検非違使のヒーニアスの姿もある。
とりわけ憮然としているのはヒーニアスだ。かつて自分が取り調べた浪人者の破落戸がエイリークの兄上である事が面白くないのだろう。
この男をこの自分が義兄上と呼ばねばならないなどと反吐が出る。
山頂へ向けて気の急くエフラムにゼトが告げる。
「エフラム殿は私の馬にお乗せいたす。道々治療しつついかれるがよろしかろう」
「待て。女子供連れで鬼神の待つ山頂まで行くわけにはいかん。エイリーク。それとターナだったか?
あとそっちの小さいの。お前らは今すぐ山を降りろ。ここに来るまでの妖怪は大体成敗したから帰り道は安全なはずだ」
「んまっ!小さいのとはご挨拶ですわね!わたくしは名門公家たるロストンの姫ラーチェルですわ!
格調高く姫様とお呼びなさいこの無礼者!」
高い声をあげて怒気を露にするラーチェルを押しとどめるとエイリークは一歩歩みでた。
「兄上。私どもの身を案じていただけるのは嬉しく思いますがルネス家大納言エイリーク。
帝の一臣として朝廷に弓引くフォデスを成敗に参りました。帰れと言われても帰るつもりはありません」
言うだけ言うとエイリークはゼトらと協力してエフラムをゼトの馬の背に括りつけた。
充分に傷の癒えていないエフラムでは抗う術も無い。
「な、何をする!俺は自力で歩けると…」
「強がりはおよしください。ラーチェルの見立てでは手傷も骨折も多数。
傷が癒えるまでは後続に回っていただきます」
かくて一行は再び山頂を目指して歩み始める。
エイリークと馬を下りたゼトとターナが前列に立ちそれをヒーニアスが弓で援護し、
最後尾にエフラムとその馬の手綱を取るラーチェルが続いた。
エフラムにとって守られる立場とは不本意なものではあったが傷の深さを思えばやむを得まい。
それから山頂まではあまり苦にはならなかった。
襲い来る妖怪の数も少なく怪異どもはエイリークやゼトの太刀に叩き切られターナの槍に貫かれヒーニアスの弓に倒れていく。
ジークリンデが輝き土蜘蛛を一刀両断にする。ジークリンデについた体液を一閃して拭い去る。
周囲に次々と落下してくるのはターナが叩き落した邪眼どもだ。
「まつろわぬ者ども……思ったより守りが薄い?」
エイリークの疑問に答えたのはエフラムだ。
「…七合目まではかなりの数が出てきたのだがな…山頂に陣を張りなおしたか?」
「ふん、ならば早々に討ち滅ぼすまでの事だ。鬼神が御首はこのヒーニアスが見事取ってみせようぞ」
疑問とともに歩みいる山頂。
鬼門の頂。冥府魔道の地。
重苦しい瘴気が岩場を覆っており歩いているだけでも気分が悪くなってくる。
やがてその建物は姿を見せた。
意外なほど小さな社。人が数人入ったらいっぱいになってしまうような小さな建物。
だがそこが瘴気の中心であった。
「あそこ…か?」
ここに辿り着くころにはエフラムの傷も癒えていた。
ラーチェルが懸命に術を唱え続けた結果だ。もっともそのラーチェルは疲れ果てて馬の上で荒い息をついているが。
「…一気に踏み込む?」
地表近くに下りてきたターナが問う。
「いや…待て……」
瘴気を撒き散らして社の扉がゆっくりと開いていく。
そうして姿を見せたのは痩身の男であった。
彼は彼は一行を眺めわたし……その視線はエフラムの顔で止まる。
「やぁ……来てくれたんだねエフラム…久しいね…六年ぶりになるのかな?」
「リオン…無事でよかった…もう心配はいらんぞ。山を降りよう」
六年…そうだ。この六年というものずっと武を磨いてきた。
それも今日この日のためだった。あの日の誓いはもう目の前にある。
後は友を無事に連れ帰るだけだ。エフラムはそう信じて疑わなかった。
だが…あの日妖怪に浚われた友の言葉は彼の理解を超えていた。
「ああ、変わらないね。君はずっとそうだった。僕が苛められっ子に苛められていると真っ先に助けてくれたね。
いつも君は僕の前を歩いていて…僕は君の後ろを半歩控えて歩いていて……君はずっと眩しくて…
僕は君の事が大好きで…憎かったよ……」
「お前……」
エフラムの顔に戸惑いの色が浮かぶ。
対照的にリオンは唇を吊り上げて見せた。
「知っているよ。君はね。自分より弱い者を庇護していないと安心できないのさ。
誰かを守る自分でいたいのさ。自分が強くて立派だって再確認したいんだろ?
だけどね。守られる者にとってはね。君の自己満足に付き合わされて弱者扱いされて…
そして頼んでもいないのに鬼神の地にまで踏み込んでくる……」
リオンの顔にはありとあらゆる負の感情……
羨望…嫉妬…憎悪…屈辱…侮蔑……そんなものが滲み出ていた。
「だけどね。フォデス様は違う。フォデス様だけが僕を認めてくれた……
新たなる御子としてね!」
その言葉に弾かれるようにエイリークが御剣を向ける。
「その言葉捨て置けません!鬼神に魂を譲り渡した不忠者!成敗いたします!」
「待て…エイリーク!」
一閃であった。リオンの手のひらから発した闇がエイリークを弾き飛ばし岩肌に叩き付けたのは。
「邪魔だよ。僕とエフラムの話に割って入ってこないでくれるかな。脇役はお呼びじゃないんだよ」
したたかに体を打ち付けて悶絶するエイリークが見たものはぞっと底冷えのするようなリオンの冷たい眼だった。
「貴様……っ…何故だ?
お前は女に手をあげるような男ではなかったはずだ!」
エフラムが一歩歩み出る。その瞳には怒気が漲っていた。
ヒーニアスが弓に矢をつがえる。ゼトが太刀を抜く。その彼らをエフラムは眼光を持って下がれと威圧した。
今は誰にも割って入ってほしくはなかった。
「僕はね。もう昔の僕じゃないんだよ。フォデス様の神霊はすでに僕の中におられる。
文弱と謗られるひ弱なリオンじゃないんだ。かつてオルティナがアスタルテから帝に選ばれたように…
僕はフォデス様に選ばれて新帝となる…誰もが僕を仰ぎ見る!エフラムが見下したリオンが君よりも遥かな高みに上るんだ。
出でよ我が民!雑魚共をフォデス様の贄とせよ!」
闇が立ち上った。リオンの足元から広がる闇は大地を漆黒に変えてゆき地の中から続々と妖怪変化が湧き出してくる。
土蜘蛛や腐人…がしゃ髑髏に邪眼…ありとあらゆる妖怪が……
「数を頼みとする雑兵ごときが!」
ゼトが太刀を持って腐人の首を叩き落す。わらわらと群がってくる怪異どもにエフラムらは円陣を組んで立ち向かった。
「兄上!これを!」
エイリークはゼトの馬に括っていた白木の箱を開けてその中身をエフラムに差し出した。
それは宝槍。帝より賜りし対なる槍ジークムント。
その柄の手触りはエフラムの手にまるで数十年に渡って振るい続けた槍のようによく馴染んだ。
「おう!これはよき槍かな!いくぞ!」
突き出された穂先は眼前に迫っていた一つ目鬼の鎧のように頑強な腹筋を貫きただの一突きで討ち果たした。
そのままエフラムは地を蹴ってリオンに迫る。
「貴様ら雑魚共は頼むぞ!」
「ま、待て貴様!フォデスを討つのは私…」
ヒーニアスが何か言っているが取り合うつもりはない。
リオンの中にフォデスの神霊がいるならそれを叩き出さねばならない。
「リオン!」
青年は両手を広げて薄笑いを浮かべていた。
「エフラム…君は僕の過去なんだよ。君をフォデス様への贄として僕は生まれ変わるんだ!」
リオンの口が呪いを発し凝固した闇そのものがエフラムの体を撃った。
呪いが肌に染み込み体内から焼け付くような痛みをもたらす。
だがエフラムは前進をやめなかった。全身の血管が沸騰するような灼熱の呪いに身を焦がされてもなお。
「俺の言葉が届かぬならその性根叩き直してくれる!」
呪いを浴びながらも進めばそこはすでに間合いだ。
だが…槍を突き出すつもりはない。俺は…友を救いにきたのだ……
「歯ぁ食いしばれい!」
拳が飛んだ。
リオンは一瞬何が起こったかわからぬような顔をしている。
…これは…エフラムが自分を殴りつけた?
鼻から毀れる血がそれを証明している。
「エフ…ラム?」
「どうした。さっさと殴り返してこい」
そうだ…たった一つだけ思う事は…エフラムは子供の頃リオンとただの一度も喧嘩をした事がない。
それは…どこかで自分がリオンを弱い奴と決め付けていたからではなかったか。
喧嘩は対等の男同士がするものだ。そしてエフラムはリオンをそうした対象と見てこなかった。
それがどれだけリオンを傷つけていただろうか。
「何をばかな…新帝が君に手を汚すと思うのか?僕の呪いは…」
「殴り返してこいと言っている!」
再び鉄拳がリオンを殴り飛ばした。
もんどりうって倒れた鬼神の神主は怒りと屈辱に顔を歪めて…その時である。
リオンの取った行動はフォデスの予想を超えたものではなかったか。
フォデスの束縛を振り払った彼は喚き声をあげて起き上がると拳を握りエフラムの顔面を殴りつけたのだ。
リオンの細腕ではあるが…防ぎもせずにまともに顔面に受けたためにエフラムの唇の端は切れて血が滲み出している。
「そうだ…やればできるじゃないかリオン…お前を侮ってすまなかったな…」
痛みよりもエフラムはどこか胸がすくような気持ちを味わっていた。
そうだ……本気で喧嘩をした事の無い友などというものがどこにいるだろうか。
自分はこの時本当の意味で生涯の友を得たと思った。
……だが鬼神の呪いは豪傑の希望を容赦なく打ち砕いたのだ。
「すまない…エフラム…ぼくが…弱かったから…僕の中の鬼神が……ああ…」
「リオン…どうした!?」
「鬼神は…あまりに強大な妖気を持っているだけに…アスタルテの加護の薄いラグドゥでしか動く事ができない……
だから…だから、闇の術の素養を持った僕に宿って変わり身としていたんだ…信仰が廃れアスタルテの加護が国中から完全に失われる日まで…
……フォデスの意思を拒絶した僕を…見限り……っ」
リオンの体から瘴気が立ち上ったのはその時である。
リオンはドス黒く濁った血を大地に吐き散らして地に倒れ伏せた。
彼の本来の性質を歪めていた鬼神の神霊は形を成してその身から離れて宙に舞った。
声…?
いや…直接脳裏に響いてくるようだ。
あまりに大きな神の魂そのものの意思が。
「小癪なり。我が仇敵アスタルテの兵どもよ。憎き朝廷の犬どもよ…我が神主をたぶらかしおって……」
強い意志が鬼神の魂…青白く輝く妖気そのものを見据える。
「御託はいい…俺の友の仇は取らせてもらうぞ」
エフラムはあまり感情を露にするほうではないが…彼の声には静かなる怒りが込められていた。
六年も人生の若き青春を奪われた友。血を吐き散らし命を落とした友。
その仇を討たずにはいられなかった。
「待て!フォデスを討ち果たし男を上げるのはこの私だ!」
そこに割って入ってきたのはヒーニアスである。
リオンが放った妖怪どもを打ち滅ぼし他の面々が駆けつけてきたのだ。
ヒーニアスが放った矢はフォデスの魂の中心を射抜いて…そのまま溶けて消えていった。
「なにっ!?」
「アスタルテならいざ知らず…たかが人間に神が討てるか…我が怒りの深さを知るがよい!」
フォデスの魂はたちまち実体化を始めた。
神が信仰を力とするなら鬼神は怨念を力とする。
その力と怨念の深さはかつての禍神ユンヌすら比較にならぬほど強大なものであった。
その巨大さと強大さは…まるで山の如し……
天を突くような巨躯は百米はあろうか。
その巨体は数里離れた麓の村からも目撃されたと記録に残されている。
肌は暗雲そのもののように暗い灰色をしており分厚い皮に覆われている。
胴は神のためにあつらえられた伽和羅を纏い甲の表面にはところどころ傷跡が見られた。
神代の時代にアスタルテと戦って受けた傷跡であろうか。
山をひとなぎにするような腕には黒の斧ガルムが握られている。
長さは二十米を超え重さは何百貫あるか想像もつかぬ。人間の身で受ければ肉片も残すまい。
面構えは禍々しく頭には鬼神の名に恥じぬ二本の角が生えている。
古の昔、アスタルテと覇権を争い敗れラグドゥに幽閉され続けていた鬼神は呪いを放ちながらアスタルテの力が弱まるのを千年以上に渡って待ち続けてきたのだ。
そしてここ百年ほどの間に陽の神の加護は弱まり鬼門は大きく開いている。
国中から聞こえてくる怨嗟と呪いの声がフォデスの力を大きく増していた。
「……化け物……」
小さく呟いたのはターナであった。
見上げるしかなかった。聳え立つ巨神を見上げるしかなかった。
声も無い。言葉も無い。人間は理解を絶する存在の前には思考すら放棄して呆然と立ち尽くすしかないのかも知れない。
膝が震える。冷や汗が伝う。誰かが息を呑む音が聞こえる。
巨神の腕がゆっくりと上がっていく。
重々しいガルムの不気味な刃が天高く掲げられ………
「いかん……よけろぉ!?」
まるで天そのものが落ちてきたかのような地響きであった。
ラグドゥの山が割れていた。振り下ろされたガルムは大きく地を穿ち切り裂き山頂に谷間を作り出した。
地形までもを変えてしまったのだ。現代でもこの谷間はガルムと地名をつけられて残り鬼神の伝承を現代に伝えている。
地を走った衝撃は地響きとなって周辺数十里にまで伝わりそれはここ都の御所までももたらされた。
大きな揺れに屋根瓦が落ちて砕け女官たちが悲鳴を上げるのを長のシグルーンが叱咤して落ち着かせる。
「陛下…お怪我は!?」
「いや…大事ない」
シグルーンの声に応じた帝サナキは小さく呟く。
「神代の昔…皇祖アスタルテと鬼神フォデスの戦いは地を揺るがし雷雲を呼んだと伝え聞く…」
ルネス、フレリア、ロストンの三家の者たちが鬼神討伐に向かった事はすでに帝の耳にも入っていた。
「アスタルテよ。心あらば朕が臣をして凱歌をあげさせたまへ―――」
朗々と祝詞を謳い上げる現人神たる帝を前にして女官らは唱和するように祈りの声を上げるのだった。
大地が裂け崩落していく中、地を蹴り逃げ惑う事で精一杯の中それでもなお闘志を失わぬ者もいた。
最初に鬼神に向き直ったのはヒーニアスである。
「ふん、そうだ。そうでなくてはな。そのくらいであってこそ私の武功の引き立て役になれようぞ!」
「兄上!何をやってるのよ!?逃げないと踏み潰されちゃうわよ!?」
「ええい五月蝿い!考えてもみよ。絵巻物や鬼退治の物語は私のような善玉の美丈夫が勝って大団円と相場が決まっているのだ!」
妹に怒鳴り返すとヒーニアスは狩衣のもろ肌を脱ぎ弓に矢をつがえた。
そうだ。鬼神の首を取り晴れてエイリークをこの腕の中に迎えるのはこの自分なのだ。
だが立て続けに放たれた矢ははるか頭上の鬼神の頭まで届くはずもなく途中で勢いを失って落ちていく。
目標をフォデスの足元に切り替えてみたが何本か矢が刺さっても小揺るぎもしない。それはそうだろう。
人間でいえばノミに棘を刺された程度の事なのだ。
「こ…これではどうにもならないじゃありませんの!?」
「いえ、勝機はあります!」
ラーチェルの声にエイリークが応じる。
「対の神器は破邪の武具!鬼を討つためアスタルテが授けた力ある武具。
その力は同時に振るう事でさらに増し輝きます。
ジークリンデとジークムントを同時に持ってすれば…」
「どうするのだ?」
「鬼の鬼たる力の象徴はあの双角…あれを同時に貫ければ…」
その時である。
フォデスの口が呪いの言霊を撒き散らし闇そのものが地を這い周囲を覆っていったのは。
ヒーニアスが悶絶する。
呪いにその身を焼かれているのだ。
その呪力の強さはまさに全身を引き裂かれるような激痛だった。
鬼神の神霊の前には人の魂など吹けば飛ぶような小さな物にすぎない。
「ああもう!世話が焼けますこと!」
ラーチェルが駆け寄って治癒の術を唱える。
「ターナ!天馬の手綱をください!兄上と私で鬼神の頭上まで飛んで双角を断ち切ります!」
「扱えるの!?」
「なんとかします!…兄上!」
「おう心得た!」
ターナは天馬を降りると手綱をエイリークに渡した。
天馬を操るには極めて卓越した馬術が必要な上に天馬は女子にしか手綱を許さない。
不安はあるが他に方法は無かった。自分がジークムントを扱えていれば己が飛べばいい事だが神器は誰にでも扱えるものではない。
エイリークは不慣れな天馬によろめきつつもかろうじて宙を舞った。しかも後ろにエフラムを乗せての二人乗りだ。上手く飛べようはずもない。
飛び立つ両名を見上げながらゼトは太刀を握る手に汗をこめた。
鬼神はあの巨体だ。死角はいくらでもあろう。人間とてまとわりつく小虫をすべて視認できるはずもないのだから。
「なればこのゼト…身命を賭して鬼神の意識を引き付けてみせようぞ!」
彼は雄たけびをあげると馬を駆り巨神の足元へと突っ込んでいった。
「エイリーク…奴はあの図体だ!なるべく密着して飛べばそうそう見つかるものではない!」
「は…はい!」
覚束ない手綱捌きでかろうじて飛ぶ二人は鬼神の肌に触れるようなすれすれを飛んでいく。
だが………不慣れな手綱捌きのためであろう。天馬の羽先が鬼神の肌に触れてしまったのだ。
鬼神の瞳が冷たく輝く。
「纏わりつく疎ましい蝿めが…………」
―――――鬼神の口が雄たけびをあげた……それは大気そのものを振動させるような大音響であった……
「う…馬がっ!?」
人間も鼓膜が破れるのではないかと思うほどの大音響である。
軍馬といえど恐れて戦かずにはいられない。まさしくその時天馬の動きが止まってしまったのだ。
鬼神の空いた左腕がその隙をついてエフラムとエイリークを拳に握りこむ。
軋むような痛みに呻き声をあげざるを得ない。
「エイリーク様!?」
はるか鬼神の足元からゼトの声がする。
「お…おのれぃ…」
ヒーニアスが歯軋りしながらも弓を番える。
だがもはやなすすべはない。
ゼトの太刀もターナの槍もヒーニアスの弓も捉われし双子を助ける力は無いのだ。
「無為な事よ。アスタルテが黄泉に去りし今、我を妨げる者はおらぬ。
我こそがこの地を統べる主神となるのだ。神々の王権交代を目の当たりにした事を名誉として我が贄となれい!」
フォデスがあとほんの少し力を入れればエフラムとエイリークの体は人間が平手で蚊を叩き潰したのと同じような有様になるであろう。
全身を激痛が苛なむ。意識が遠のいていく―――――
ああ…無念だ……俺は……リオンの仇も討てずに…エイリークを守ってやる事もできずに逝くのか……
その時…闇夜を割くように三日月が煌いた……
何が起きたのか理解はできなかった。
一つだけわかった事は鬼神の手首から血が噴出し握りこむ力がわずかに緩んだ事である。
はっとして輝きが走った方向に視線を向けたエイリークは確かに見出したのだ。
幼き日…はるか過去の記憶……
あの日闇夜の中で怪異を切り裂いた黒備えの武者が岩場の上に立っているのを。
鉄面に覆われた顔は伺い知れないが…それに鬼神に手傷を負わせたであろうあの太刀は……
伝承に曰く神剣ラグネルと対をなしオルティナ帝が振るったとされる双剣…エタルド?
だが……今はそれを考えている余裕はない。闇夜に溶け込むように消えてしまった武者の事を考えている余裕はない。
エフラムとエイリークは力の緩んだ鬼神の掌を抜け出すと鬼神の腕の上を疾走した。
かの者の頭……その両脇より生えし双角めがけて。
「おのれ小虫ども……っ!」
鬼神の瞳が驚愕に開かれる。
それは…人間どもが携えしその刃は……
神すら断ち切りうるアスタルテが与えし………
対の神器が放つ光は皇祖神の…主神の加護そのもの。
それは互いに揃い得た事でその力を何乗にも高めていた。
本来人間が持つはずがないほどの……
「何故だ―――何ゆえに貴様はそうまで……っ」
鬼神は吼えた。
この場にはいないかの神の背に向けて吼えた。
我が地を奪いラグドゥに封じたのみでは飽き足らず神ならぬ人に討たれる屈辱まで与えようというのか。
振るわれた御剣。突き出された宝槍。
二対の武具は鬼神の双角を断ち切り打ち砕き神の霊をあるべき世界へと返したのである…………
―――どことも知れぬ場所のどことも知れぬ宮殿―――
「鬼神が滅びた…か…愚かなものよ。いつまで現世に拘っておるやら」
「そなたは拘りがなさすぎる。己が一族十五万が海神の元に消えた時もそうであったが…」
「龍神よ。国産みの時代も神代の時代もとうに過ぎ去ったのだ。
我らはここで供物の酒でも飲みながら人間どものやりたいようにやらせておけばいいのだ。
そらそのうち鬼神がこちらにくるぞ?
数百年は腸が煮えくり返って落ち着くまいが」
「宥めるには骨が折れるか。知らぬな。儂は元よりあの者の敵だ……」
銀色の髪をした女神は仏頂面の龍神の渋面を見やると小さく肩を竦めて見せたのだった。
次回
侍エムブレム戦国伝 風雲編
〜 セリカの章 進者往生極楽退者無間地獄 〜
>>307 GJ!
やっぱ黒揃えの騎士は漆黒なのか?
>>297 協力はしたいけど、WIKIに関して初心者なのでやり方がよくわからないと言うのが本音だなあ・・・
ガイドラインとかあったら教えてくれるとありがたいし、自分みたいな人他にもいると思う
たしか前にもこんな風に保管の動きがあって実際いくつか保管してくれた方々が居たんだけどそれも自然消滅しちゃってるしなあ
やっぱり大変なんだろうか?
とにかくガイドラインみないなのをさえ教えて(作って)くれれば出来る限り協力したいと思います!
>>299-307 GJでした!そしてヒーニアスは結婚できないwww
次回がすごいな。セリカの最終奥義みたいなタイトルが
>>300-307 黒斧ガルムがフォデスの武器となってたのが意外だな
それにしても熱い戦い(という名の文章)だった、思わず身体を前に出して見入ってしまったよ
GJ!
…後セリカのタイトルワロタ
>>296 自然王はあの口調でロリでツンデレとまんまサナキ様だったなw
>>313 サラ「小さい子がああいう古めかしい喋り方をするのがいいの?」
エフラム「いや、俺に聞かないでくれ」
サラ「喋り方で人気が出たり無茶が通ったりするのかしら…私もちょっとやってみようかな、えっと…
『兄様、これからは私の言うことに絶対服従するのじゃ!』とか?」
エフラム「…普段とあんまり変わらないじゃないか」
ナチュレ様はマジでサナキ様だったな
しかし幼女の言うことを聞くのはエフラムの業界ではご褒美では
見た目はと口調はサナキ様だけど中の人はリン姉さんなんだよな・・・
つまりリンがサナキ様の格好をすればエフラムも反応するかもしれない?
リン「に、兄さんのことなんか全然好きじゃないんだからねっ!
止めてよね、他の人が見てるじゃない…」
エフラム「………」
リン「な、何よその反応は!?せっかくノッてあげたのに!バカ!バカ!」
パルテナにこんなシーンがマジであるから困る
マルス「ヤラレチャッタヤラレチャッタヤラレチャッタヤラレチャッタヤラレチャッタ」
ロイ 「マルス兄さんは一体どうしたの?」
リーフ 「パルテナネタが連続して続いたからトラウマ発動中」
ロイ 「中の人にはカービィもいるからねぇ。ほんとう、スマブラれんぞくしゅつえんしたひとはかくがちがうなー(ギギギ)」
リーフ 「リストラキャラ乙。さて、パルテナ様に本気度9.0で稼いだハート貢いでこようっと。待ってて下さいパルテナ様ー!」
パルテナじゃ様々な武器があるが、アイクは巨塔を好んで使いそうだと思う。
でも実際に会合したらギネヴィアさんに続く二人目の年上ヒロインかユンヌに続く二人目駄女神ヒロインとしてフラグが立つだろうがね。
調べたらスマブラのリンの中の人ってピンクボールだったんだね
リン「マルスーーーー!!!私が実は35歳とか、また変な噂流して!!!!
今日という今日は許さないわよーーーーー!!!!待てゴルァ!!!!」
マルス「えww違うんですかwwwププっwww(ブーツ使用で高速で逃げながら)」
リン「(くっ…!こういう時だけ逃げ足早いんだから…。
そうだわロイに教わったあの手で!)」
リン「ぽよーーーー!!!」
マルス「」(その場に白目向いて泡吹いて倒れる)
リン「よし動きが止まった!捕まえたわ…。
あれ…?ちょっとマルス!?どうしたの!?(がくがくと揺さぶる)
アイク「ピンクのイレースもといカービ●はどこだ!こっちで声がした。今日こそは勝つ…!」
リン「あわわ…。アイク兄さんまでいきなり帰ってきたし…どうしよう…」
リンと同じ声優さんはカービィだけじゃなくネスもだな
ちなみに海外版リンはリュカ、ピットと同じ人
リンに超能力者フラグが…
属性過多ってレベルじぇねーぞ!
春休み中なおかげがスレが賑やかだな……良いことだ
>>288-289 シグルドとラケシスってこのスレ独自のカップリングだよな
でも確かに敵対する関係から恋仲ってのは良くある組み合わせだし、今後も増えていってほしい
こういう反応のラケシスは珍しくて見てて面白いしなw
投下乙なんだぜ
>>300-307 おお、更新乙です!
ヒーニアスが良い働きするなぁ……いろんな意味でw
しかし普段のスレでの行動に比べればかなりまともに見える、不思議!
エフラム、エイリーク編はこれでひと段落かな?
続き待ってるぜ、GJ!
亀筆ながら
>>118に触発されて書いてみた
ちょっと趣旨がずれてるかもしれないが許して欲しい
んでは、投下
ベニグオン本社近くに建設途中のビルが一つある。
もっとも造り始めたのはつい最近である為、無造作に骨組みの金属部位が剥き出しにされており、
ビルというにはまだ少し早いのかもしれない。
そのビルの16Fにあたる場所で、私はただ一人空を見ていた。
どこまでも彼の髪に似た蒼い空が続く。
掴み所の無さといい、本当に青空のような人だなと、今更ながらしみじみと思ってしまった。
(あ、あの雲……アイクさんの横顔みたい)
近くに自分に似た形の雲はないかと目を光らせてみるも、それらしいものは見つからない。
そんな下らないことを仕事中に考えていた罰が当たったのかもしれない。
事前に強風の中で高所での作業になる為、気をつけるようにさんざん言われていたというのに。
一陣の強風が吹き抜ける。
一瞬の浮遊感。そして
気が付いた時には既に遅く
先ほどまで立っていた場所を下から眺めながら、私の体は大地へと引き寄せられていった。
既に足場は遥か彼方にあり、掴まるには私の落下速度が速すぎた。
(……これは、無理)
頭の中は憎らしい位冷静に数秒後の結末を予測した。
走馬灯位流れればもう少し可愛げがあるものを。
無駄と知りつつも一応歯を食いしばり身構え、着地の衝撃に備える。
焼け石に水レベルだろうが、死の恐怖から逃れる為にせざるを得なかった。
(…………………?)
しかし恐れていた衝撃がやってくることはなく、骨が砕ける音も聞こえなかった。
「……ふぅ。ぎりぎりだった……俺も修行が足りんな」
代わりに聞こえてきたのは、聞き覚えのある声。
否、聞き覚えがあるなんてレベルではない。
「危ない所だったな」
声の主である“彼”は、私を所謂お姫様抱っこ状態で抱えたままそう言った。
彼の仕事場所はここではないはずだが、落ちていく私を見てから落下地点に先回りしたのだろう。
まだ助かったという実感が湧かない。
回らない頭でかろうじて彼への感謝の言葉を絞り出す。
「あ、あの、ありがとうございました……アイクさん」
「気にするな……と言いたい所だが、注意力散漫だと言わざるを得ない」
彼にしては珍しい強い口調で、こう続けた。
「俺が通りかかったから良いものの、そうでなければ間違いなく死んでいたぞ。
バルキリーだって無料じゃない。それに工務店の評判にも影響する」
「……ごめんなさい」
ぐうの音もでない位の正論。
誰が言っても正論は正論なのだが、意中の人に説教されるというのは格別なものがある。
こんなにも自分が惨めに思えてくるのだから。
そういえば彼が家族以外の異性相手に怒った所を初めて見た気がする。
最も、怒りの対象が自分だとはその時は思いもしなかったが。
頭の片隅でそんな風に客観的に今の状況を見つめている自分に気がついて、自己嫌悪せずにはいられなかった。
「……まぁいい。俺も言い過ぎた。次からは気をつけろよ?」
「はい……本当に、ありがとうございました」
「それならいい。
どうやら怪我もないようだしな」
彼はそう言っていつものように笑いかける。
飛び降り未遂の件はこれで終了とばかりに、辺りが緩んだ空気に満たされる。
「話は変わるが……その、なんだ」
「?」
「もっと下にも注意を払った方がいいぞ。特に、そんな格好をしてる時はな」
一瞬彼が何の事を言っているのか分からなかったが、すぐにスカートの事を指しているのだと理解できた。
と同時に、私は彼が何を見てしまったのかも悟ってしまった。
無意識の内に頬が上気するのを止められない。無論、嬉しさ等ではなく恥ずかしさの為だ。
私の想像が間違っているという一縷の望みに掛け、彼に具体的な質問をぶつける。
「……見たんですか?」
「見たというか、見えたというk」
「見 た ん で す ね?」
「あ、ああ」
気まずそうな表情をしながらもアイクさんはそう言う。
助けてもらった私が一方的に悪いというのに、妙に責任感のある所が実に彼らしい。
最初から言わなければいいのに、と思うが隠し事は出来ない性分なのだろう。
(……関係ないけど、同じ読み方の書く仕事も出来ないんだろうなぁ)
こんな訳の分からない事が脳裏に浮かぶ程度に、この時の私は混乱していた。
相手がアイクさんとはいえ、下着を突然見られたのだから仕方がないと言えば仕方がないのかもしれない。
それでも、普段私を食べて〜等の発言をしておいて下着位でこの様では先が思いやられる。
「その……こういうのは、余程親しい間柄でなければ異性には見せないのが普通らしいです」
「むぅ、やはりそうなのか。
しかし工務店だと夏場はよく俺やボーレなんかが上半身裸でいるが」
「男性はそうなのかもしれませんが……女性はそうなってるんです」
「そ、そうか。その、すまなかったな。……しかし」
「?」
「いや……意外と大人びた物を身につけているんだな。
こう言っては何だが俺と同じくあまり身なりには気を使ってないイメージがあった」
身なりに気を使っていない
みなりにきをつかっていない
み な り に き を つ か っ て い な い
「……ひどいです」
ぷうと頬を膨らませて言う。
無論本気で怒っている訳ではない。
女として見られてなかったのか等々胸中に渦巻く物はあるが、決して怒ってなどいない……多分。
乙です
アイイレいいなあw
イレースが可愛らしい
>>329 すいません、もうちょっと続きます
彼もそれは分かっているらしく、苦笑しながら言う。
「はは、悪かった。今度飯でもおごるから勘弁してくれ」
「……約束、ですよ?」
元々は私の不注意が原因だというのに、何故か彼とデートの約束をとりつけてしまった。
災い転じて福と成すとはまさしくこの事だろうか。
正確には主に自業自得の人災なのだが、この際気にしないことにしよう。
キュウケイシュウリョー!サギョウサイカイウンヌンカンヌン……
「もうこんな時間か。また高所での作業になるが……もう落ちるなよ?
次は助けてやれないかもしれないからな」
そう言ってそのままアイクさんは壁を素手でよじ登っていった。
……正直、そんな事ができるなら私の一人や二人片手間で助けられるのでは、と一瞬思ってしまった。
助けてもらった私が言える台詞ではないのだが、彼なら本当にやりかねない。
(アイクさんとシフトが被る日は常に勝負下着……守っておいて良かった。
次はどんなのを穿いてこようか……あえて穿かないとかいいかも)
そんな過激な考えを振り払い、私はもう一度上へ上へと昇っていく。
流石に次落ちたら冗談では済まされないので、慎重に、慎重に。
バルキリーがあるこの紋章町では死は軽く考えられがちだが、蘇生できなかったり後遺症が残る場合もある。
もしかしたら、死因が原因で潜在性の高所恐怖症にでもなっていたかもしれないのだ。
そうなったら当然工務店は辞めざるをえなくなり、結果的に彼に会う機会は激減していたに違いない。
そう考えると、彼にはいくら感謝してもし足りない。
いつも奢ってもらうのも悪いし、食事の時何かお礼を持っていこう。
先程落ちた場所まで戻り、一息つく。
落ちない程度に下を覗き込むと、下に向けて吸い込まれそうな錯覚に陥った。
ここから落ちて、よく助かったものだと思う。
彼に助けてもらわなければ、今頃どうなっていたのか想像するのも恐ろしい。
ふと、彼とのやり取りを思い出す。
……アイクさんにはもう落ちるなよって言われたけど、それは無理な相談だ
――だって私は、とっくに恋に落ちているのだから
終わり
休憩時間なのにこの二人が昼飯食べてない件についてorz
>>320 戦国無双の稲姫(小松姫)もリンと同じ人だよ
マルス「出たな、妖(あやかし)!」
リン「不埒です!許せません、リンが成敗致します!」
>>325-329,331-332
GJでした。
アイク「リーフほどじゃないが3日間までなら絶食できる。大丈夫だ」
リーフ「兄さんにしては珍しくそこだけは常人レベルだよね」
乙でした
アイイレたまらないな
>>325ー332
イレースの勝負下着がどんなのか詳細を(略
純白の白(大事なことなのでry) ミスト
上も下もスポーティ ワユ
黒いスケスケ イレース
>>335 イレース「申し訳ないんですけど、穿いてるときも穿いてないときもアイクさん専用なのでNGです」
アイク「そんなにイレースのが気になるなら仕方ない、俺が直接聞いてくる」
マルス「死ぬ気ですか……?いやいや、本気ですか?」
マルス「どうでした?」
アイク「部屋に来れば教えるって言うから、行ってくる」
マルス「それは……何というか」
アイク「……何でそんな微妙な反応なんだ?別に取って食われる訳じゃないだろ」
マルス「かもしれません、別の意味で」
>>338 とりあえず部屋に居る筈のイレースが他の嫁候補に拉致されてて見れなかった
まで読んだ
マシュー「今日も平和な紋章町……っと、あれは……?」
セリス「ユリウスー、今日一緒に遊びに行かない?」
ユリウス(ああ、物陰から凄まじい殺気に満ちた視線を感じる……!
でも断るとセリスが涙目になるしどうする僕……!)
マシュー(おやおや……こりゃ下手すると平和が吹っ飛ぶな。どれ、ここは一つ……)
セリス「……? ユリウス、どうしたの? あ、もしかして用事とか……」
ユリウス「いやその、なんというか……」
prrrrr……
セリス「あれ、電話だ……はい、もしもし……ヘクトル兄さん? うん、うん……」
ユリウス「……? どうした?」
セリス「ん……なんか、ヘクトル兄さんが緊急事態だから家に帰ってこいって……なんだろ。
ごめん、そういうわけだからさっきの話はなしで」
ユリウス「そ、そうか! いや、そういうことなら仕方ないな。じゃあまた次の機会にな」
セリス「うん。じゃあね、ユリウス」
ユリウス「……フー、助かった……殺気もいつの間にか消えてるし、万々歳だ」
イシュタル「ゆ、ユリウス様!」
ユリウス「ん、何か用か、イシュタル」
イシュタル「あ、あの、予定がなくなったのでしたら是非とも私と町へ……!」
ユリウス「あ? ああ、まあ別にいいけど」
イシュタル(やった……! ありがとう、ヘクトルさん!)
〜兄弟家〜
セリス「ただいまー……あれ、この靴……?」
ユリア「お帰りなさい!」
ラナ「セリス様!」
セリス「あれ、ラナ、ユリア……どうしてここに?」
ヘクトル「おー、来たかセリス」
セリス「ヘクトル兄さん。用事ってなに?」
ヘクトル「いや、こいつらがお前を尋ねてきてな」
ユリア(本当はヘクトル義兄様に呼び出されたのだけど)
ラナ(黙っておきましょう
セリス「そういうことだったんだ……でも緊急事態って大袈裟じゃないかな?」
ヘクトル「男なら女を待たせるべきじゃねえぞ」
セリス「……! さ、さすがヘクトル兄さん、かっこいい……!」
ヘクトル「へっ、よせやい。じゃ、俺は出かけるから、後よろしく頼むぜ」
セリス「うん、いってらっしゃい。気をつけてね!」
ヘクトル「……ったく、マシューの奴め、余計な報告よこしやがって。柄にもねえことしちまったぜ」
リン「本当にね」
ヘクトル「うおっ……なんだリン、見てたのか?」
リン「途中からね。あんたにしちゃ随分気を回すわね……どういう風の吹き回し?」
ヘクトル「別に……男とどーたらで騒がれるのは俺一人で十分だと思っただけだぜ。」
リン「……いや、そんな諦観漂う口調で言わなくても」
ヘクトル「そうは言ってもなあ……ならお前の友達とか紹介してくれよ」
リン「妹に何を……っつーかあんたみたいな脳筋に大事な友達を紹介できるわけないでしょ」
ヘクトル「けっ、相変わらず口の悪い奴だぜ」
リン「あんたに言われたくないわ……じゃ、行きましょうか」
ヘクトル「は? どこに?」
リン「どこでもいいでしょ。セリスたちの邪魔しちゃ悪いし、適当にぶらつきましょうよ」
ヘクトル「……まあ、いいけどよ」
リン「いいならさっさと行く。男が女を待たせちゃいけないんでしょ?」
ヘクトル「へいへい」
〜物陰〜
フロリーナ「……ヘクトル様、やっぱり素敵……!(ドキドキ)」
>>342 っつーか書いてて思ったけど、こういう風にくっついとけば全部丸く収まるんだよな。
何がどうなって今みたいなねじれ状態が発生してるんだw
理由は簡単だ
丸く収まってるよりねじれてた方がネタになるからさ
>>325-329,331-332
禿げ上がるほどGJ。
「覚醒」に出番とかあったら無駄に夢のひろがっちゃうレベル。
リン「うーん……」
エリンシア「どうしたのリンちゃん」
ミカヤ「難しい顔しちゃって」
リン「いや……こういう言い方は失礼かもしれないんだけど、
エリンシア姉さんとミカヤ姉さんって美人で性格もいいのに全然浮いた話ないなーって……」
マルス「それについては僕が説明しましょう!」
リン「どっから出てきたのあんた!?」
マルス「エリンシア姉さんたちに浮いた話がない理由……それはかつて……」
〜回想中〜
ヘクトル「おめーらがエリンシア姉貴たちにデート申し込みに来たって野郎どもか」
エフラム「姉上たちを誘いたいのであれば……」
アイク「俺たちを倒してみせろ」
〜回想終了〜
マルス「……ということをやっていたからで」
リン「要するにお前らのせいかァァァァァァーッ!」
エフラム「ま、待てリン、俺たちはただ姉上たちのことを案じてっ!」
ヘクトル「そうだ、俺らに負けるような奴にデートの相手なんて……やめろっ、分身はやめろっ!」
アイク「あいつらは何を騒いでるんだ?」←ほとんどただ戦いたかっただけの人
エリンシア「ふふ……なにかしらね」
ミカヤ(どっちにしてもこの子たちがこの調子じゃ、そういうのはしばらく無理よね……)
それで向こうでしょーぐんと緑風が泣いてるのか。
>>336 やっぱイレースは黒だよな、バグサンダー的に考えて
>>346 ワロタwお前らが原因かよwww
それでも食いついてくる婿候補が複数いるミカヤはまあいいとして、
しょーぐんくらいしかいないエリンシアはちょっと出会いを探してみてもいいと思うんだ
トラキア辺り体格伸びる的な意味で好みのKINNIKUいるんじゃないか?
>>349 トラキアで体格の伸びのいいキャラというと……マチュアさん?
ネールなしで体格カンストしたときはどうしたものかと思ったが。
エリンシア×マチュア…、ヘザーさんぐらいか、喜びそうなのは。
>>346 漆黒の騎士「お前たちを倒せば乙女とデートできるのだな?よし、この女神の加護付き鎧と女神の加護付きエタルドで相手してやろう」
緑風「勝てる気が全くしないんよ…」
ペレアス「涙ふけよ」
緑風「勝てないのはお前も一緒だろうが!」
ペレアス「いや、僕はバサーク使えばワンチャンぐらいはあるし」
緑風「(´・ω・`)ショボーン」
>>350 いや自分が喜ぶ
今すぐそのネタを書く作業n(
>>351 確かに邪魔してるのがこいつらならミカヤの婿候補で一番可能性があるのは漆黒さんだなww
強い分3人のやる気も上がって苦戦するかもしれないが
しょーぐんもいい奴なんだけど蒼炎のアイクとエリンシアが良すぎてなぁ…暁はどうしてああなった…。
ミカヤ「エリンシアとアイクは高校が一緒で、髪の色とか違った分、姉弟と気付かずこんなことがよくあったそうなの」
「エリンシアちゃんマジ姫。同じクラスなれてよかった。」
「人見知りな感じがたまらんよな。」
「今日も一人で弁当食ってるな。誘ってみるか?」
アイク 「(ガラッ)エリンシアはいるか?」
エリンシア「あ、はい。アイク。」
アイク 「一緒に飯食うぞ。みんな屋上で待ってる。」
エリンシア「あ…ありがとうございます。」
「えー。マジかよ。」
「なんだよ今の奴。」
「嘘、知らないのか?アイクっていう色々と有名な奴だぜ。うちの高校で一番モテる男。」
「もしかしてバレンタインに机と下駄箱とロッカーパンクさせたとかいう奴か?!」
「そうそう。でもそんだけモテるのにうまくいった女子はいないらしくて。」
「てことはさっきのエリンシアちゃんとの親しさはどういうことだよ。」
「やべーな、付き合ってるなあれは。俺たちじゃ勝ち目ねーよ。」
「どうせ顔だけだろ。エリンシアちゃん逞しい奴が好きとか噂に聞いたしあいつなら十分奪えるくないか?」」
「何言ってんだ。あいつ脱いだら凄いって評判で水泳の授業の写真女子に高値で取引されてんだぞ。」
「何だそれ、どんだけだよ。もう知らねーけどそれなら力ずくで奪ったらよくね?」
「バカか!『色々』有名って言っただろうが!アイクって奴の一番有名なとこはな…」
「は?!サッカーやらせればキーパーごとネット突き破る?!野球で打たせれば捕手ごとホームラン?!
武道の授業に至っては危険すぎて強制見学?!何、柔剣道場が真っ二つになってるのはあいつがやったせいだと?!」
「な、無理だろ。」
「あ、ああ…」
エリンシア「あの、アイク。ありがとうございます。いつも誘ってくれて…」
アイク 「姉さんはほっとくといつも一人で食ってるからな。嫌ならいいがみんなで食った方がうまいだろ。」
エリンシア「嫌なんてとんでもないです!…ありがとう。」
エリンシア(私がどうして自分から行かないか。それはアイクがこうして迎えに来てくれるから。)
アイク 「(ガラッ)すまん、またせたな。」
レテ・イレース・ワユ・マーシャ・ライ・ボーレ・セネリオ等「遅い(です)!」
エリンシア(まあ、二人きりには程遠いんですけどね。)
ミカヤ「というわけで学校一モテる男女はお互いと付き合ってると誤解されたまま、誰とも付き合うことなく高校を卒業したの。」
マルス「誰ともフラグを成就させないのは二人が付き合っていたから。彼女を心配させないために
思わせ振りは全くしない硬派な男。なんか、そう考えると異様に納得できる誤解ですね。」
クラスはアイクとエリンシア兄妹だってこと知らなかったのか?
姉弟でござる
原作でもエリンシアの方が二つくらい年上の印象あるな
しっかり者度はアイクのが高いけどアイクは若くしてなんだか悟ったような印象がある
>>356 スレ設定には今更文句はないけど、原作に関してはアイクのが上だと思ってた
あくまでも俺の印象だから実際のところはどうかはわからんけどね
これについては公式設定無いし
>>356 エリンシアはアイクより4歳位年上だと思ってたな
何か2歳だと近すぎるような気がする…まぁ公式設定が出てない以上印象でしか語れんものだけどさ
そういやAKJの人もエリンシアが兄だって間違ってたでござるなw
とりあえず年齢についての公式設定わかってる範囲で
マルス 暗黒竜1章タリス島のマップで16歳
プロローグに「マルスが16になったある日」みたいな一文がある
セリス 聖戦2章と3章の間に産まれる、トラキアでリーフが言ってたセリフで「ボクより一つ上」というのがあるのでリーフより一歳上
リーフ トラキアは各キャラの年齢が設定されてる
それによると開始時で15
エリウッドヘクトルリン
この三人も公式設定アリ、17、17、15(北米版では17)
エフラムとエイリークは双子なのでぴったり同い年
ミカヤはミサハ暗殺の時点で産まれていたと思われるので最低でも23歳
(暗殺事件は暁より23年前)
原作だとシグルドっていくつなんだ?
個人的に28のイメージ
封印の3人はこのスレだと全員同い年のイメージだったな そうか原作だとリンが年下だったか
セリスとリーフも自分は同い年のつもりで居たな 聖戦やったのにまったく年齢覚えてない・・・
シグルドの年齢は完全に不明
ただ二十歳半ばくらいに見える
ここで疑問だがそのくらいの歳でゲーム開始時で結婚どころか婚約者すらいないのは貴族の跡取り長男としては不思議だ
年の近いであろうキュアンやエルトももう妻帯者だったんだしかなり周りから結婚せっつかれたり見合い話もらってたりしてたと思うんだが
あの通りのポエマーだったから長男に嫁をとらせたいパイロン卿の苦労もシカトして
運命の出会いを夢見てたんじゃない?
2,3章のラケシスのブラコンっぷりに負けず劣らずくらいに
相手に対する理想が高すぎたとか
スレ的に考えても女性陣以上のポエマーだったな・・・シグルドェ・・・
ディアドラさんへのセリフは読んでるこっちが恥ずかしくなったぜ!
まとめると
ミカヤ ダキュン!ダキュン! 歳
シグルド 二十代半ば〜後半
エリンシア アイク+0〜4歳
アイク 21(原作)
エリウッド 17(原作) 高2or高3
ヘクトル 〃
エフラム 〃
エイリーク〃
リン 15(原作)中3or高1
ってとこかな?
マルスは
>>361の設定で16でいくとリンより年上になって「ツンデレ姉萌」が成立しなくなっちゃうなww
アルムセリカセリスリーフロイもそんな感じでスレ内での年齢設定はうやむや?
ロイは末っ子ってことだけど公式で15だからリンと一緒で
公式設定でロイと同じ年のリーフの上にさらにセリスが居るとなると
セリス>リン(=リーフ=ロイ)ってなってテンプレの順番が間違ってることになっちゃうな
まあもう40章超えてるし、あまりにもおかしい年齢設定(シグルドが中学生とか)じゃなければ個人の自由だとは思うんだけど
ネタ書くときとかにわからない人もいるだろうし、あくまでこのスレでの年齢設定をわかるキャラ(兄弟オンリー)だけでもテンプレに書いといたらどうだろうと思うんだけど・・・
あまりにもおかしい年齢設定すら個人の自由でいいでしょ
誰に迷惑かかるわけでもないし
>>364 >あくまでこのスレでの年齢設定をわかるキャラ(兄弟オンリー)だけでもテンプレに書いといたらどうだろうと思うんだけど・・・
下手に表記しちゃうとネタの幅が狭まるかもしれないので、従来通りでいいかと。
例えば、ネタによってはマルスが中学生だったり高校生だったりするし。
ネタの都合によって多少の年齢の上下は有りで、ただし兄弟の順番は変えるな、的な書き込みが過去ログにあったような…
うろ覚えですまん。
原作で親子だった連中がここではそのままだったり兄弟化してたりしてるから
厳密に当てはめる事自体がナンセンスだよね
年齢のテンプレ追加については不要かと
変に職人を縛るだけになりそうだし
順番じゃなくてメンバー構成でしょう
変えてはいかんってのは
スレ公式設定はどうでもいいけど、リンは烈火組より少し下ってイメージがある
実際の年齢は別として、小さい頃一緒に遊んでたグループだと
ミカヤ
シグルド
エリンシア、アイク
聖魔組、ヘクトル、エリウッド
リン、マルス、セリス、リーフ
外伝組
ロイ
ってイメージ。
書いていいネタかどうか分からんけど一つ
リーフ「ひゃっほう!ぼくの宝剣とフィンの守槍が『覚醒』で」
エフラム「ずるいぞリーフ。おれにも武器だけでもいいから登場させろ!」
へクトル「いいやおれの武器を」
シグルド「まあまあ私ということも」
セリス「アイラさんで消えたから無いでしょ」
シグルド「いやシグルドの銀の剣で登場かも」
マルス「また今度はなにを揉めてるんだい?」
ロイ「聞いてよ兄さん、阿」
マルス「吽。そういうことか。何かと思えばくだらない」
アルム「ぼくとセリカには(知名度の関係上)大問題なんだよ!」
セリカ「そうよ!なんでクレアなのよ!そこはわたしでしょ!」
アルム「ぼくに決まってるだろう!いくらセリカでもそこは譲れない」
アイク「こうなったら?」
「出番を賭けて勝負だ!!」 アイク「大乱闘ktkr!!おれも混ぜろぉ!」
???「すごい有様だな」
マルス「あれ、もうこっちに来れるようになったの?」
???「まさか、ちがいますよ。おしのびで来ているだけです。今度住むことになりそう
なところはどんなところかなって」
マルス「で、どう思った?」
???「正直言って身が持ちそうにないなと」
マルス「ッハハハハハ!まぁそうだろうね」
新作関連の解禁日はまだだから駄目だろ、こういうのは。
こういうチキンレースみたいなギリギリネタ狙われまくっても困るし、
解禁日までは新作関連ネタは全面的に禁止って方がいいんじゃないか。
俺もそう思うわ
書いていいネタか分からんと言うなら投下しない方が無難だろう
流石に公式で公開されてる情報なら良くないか、公式の情報をネタバレとは言わんだろ
それすら禁じられたら今後新作の情報が出てもそれを話の種にすることすらできなくなるじゃん
久しぶりに来てみたら何やら雲行きが怪しい様子なので、とりあえずネタ投下。
何か話題を変える手助けにはなるかと。
今回に限った事ではありませんが、文字数や容量の関係上、やや中途半端な所で区切っています。
少々読みにくいかも知れません。
では、『ママチャリの系譜』第3章、スタートです。
175
ノイン 「皆さんお待ちかね、ファイアーエムブレム聖戦の系譜15周年記念杯予選第3レースの時間が
やって参りました。実況はお馴染み、わたくし竜王家使用人、背番号9番、ソードマスター・ノイン」
エルフ 「解説はわたくし、竜王家使用人、背番号11番、シャーマン・エルフと、
ゲストのセーラさんとドロシーさんでお送りしますわ」
セーラ 「は〜い、みんなのアイドル、セーラちゃんで〜す☆」
ドロシー「……ドロシーです。ノインさん、こんな人ほっといて、先進めて下さい」
ノイン 「流すな危険! それでは第3レース、まずはオッズから行ってみましょう」
エルフ 「予想のマークは『◎>○>●>△>▲>×>−』となっています。
実際の競馬等とは違いますので注意して下さい。なお、枠の色はマシンの色です」
セーラ 「オイコラッ、無視すんなよっ!!」
グランベル3R 13:00
ファイアーエムブレム聖戦の系譜15周年記念杯予選
聖戦系サラ10歳以上 オープンGU 150000m?
枠 番 マシン名 搭乗者 予想 倍率
黒1 1 影の伝説 ファバル&ジャンヌ △−○×− 10.9倍
緑2 2 緑三号 アレク&ブリギッド ▲−●−× 12.3倍
赤3 3 お ジャムカ&ベオウルフ −●×−● 11.7倍
赤青4 4 フェニックスアロー レスター&デルムッド ×○−●▲ 8.1倍
迷彩5 5 SDL551バゼラート アサエロ&ロドルバン −×▲−− 20.2倍
黄6 6 世界ひろし号 ヴォルツ&リデール ○△◎△◎ 3.2倍
白7 7 プリンツェーッサ デュー&パティ −−△▲− 13.6倍
黒8 8 黒王号 ラナ&ユリア ●◎−○○ 3.5倍
紫9 9 謎のユングヴィ城 エーディン&ミデェール ◎▲−◎△ 3.4倍
ノイン 「紋章町の有名人たる世界ひろし、世紀末覇者ラナオウ、ユングヴィの女帝エーディンの
3強激突の様相を呈しております!」
セーラ 「あら? ラナオウが3番人気ってのは意外ね」
ドロシー「と言っても、1番2番とは紙一重の差ですけど」
エルフ 「スレ補正と作者補正により、ラナ選手は全選手中でもトップクラスの実力を誇りますが、
ユリア選手とのチームワークと、何かやらかすであろう不安感が倍率を下げていると思いますわね」
ドロシー「あの二人、チームワーク悪いのかな?」
セーラ 「かも知れないわね。ユリウスをボコる時のチームワークは抜群だけど」
エルフ 「ですが、1番人気のひろしチームはともかく、2番人気のエーディンチームはどちらかと言えば
人気先行ですから、真の本命はやはりラナ&ユリアペアではないでしょうか? ただ……」
セーラ 「ただ?」
エルフ 「この3チーム以外のチームは、このスレでの登場機会…もとい、紋章町での知名度が
それほど高くないが故の低オッズですし、実力のある選手は揃っていますから、
必ずしもこのオッズが実力を示す指標とは言い難いですね」
セーラ 「なるほどね。それで、エルフは今回のレース、どう見てるの?」
ドロシー「セーラさん、情報を聞き出すつもりですね…」
エルフ 「そうですわね…これはあくまでわたくしの予想ですが、今回は何らかの要因(妨害)によって
リタイアするチームが続出すると思います。ですから実力云々よりも、
生き残りそうなチームを予想して、その中で勝ちそうなチームに投票するといいと思いますわ」
セーラ 「つまり…どのチームがラナオウに潰されないかってとこかしら?」
ドロシー「でも、そのラナさんも殆どのチームにマークされているでしょうから、
案外目立たないチームが残るかも知れませんよ」
セーラ 「それも考えられるわね……うぁ〜、誰に賭けよう?(スタスタ)」
ドロシー「あまり考えすぎない方が良さそうですね。(スタスタ)」
ノイン 「考え杉の戸を開けてぞ今朝は別れゆく! パドックの紹介を前に、セーラさんとドロシーさんが
実況席に別れを告げて、車券に夢を託しに行きます!」
エルフ 「今回のレースは特に荒れそうですから、当てるのは難しいと思いますよ」
176
ノイン 「それでは第3レース。パドックの紹介をして参りましょう」
エルフ 「服装について何も言われてない方はTシャツやジャージ等、
運動向けの格好をしていると思って下さい」
ノイン 「1枠、レジェンド・オブ・影、影の伝説を創り出す男は、忍者の姿をした弓闘士、
爆裂スナイパー・ファバル選手っ! 影があるからこそ、光は輝く! 頑張れ、影の伝説!」
ファバル 「ふっ、滅私奉公こそ我らが務め、我ら忍びに目的などござらんっ!
闇に生き、闇に死す、それが忍びの掟!」
エルフ 「すっかり成りきってますわね」
ノイン 「そのファバル選手と伝説を創りあげるのは、このスレ内において兄弟家のアルムさんと並ぶ影の薄さ、
紋章町最強クラスのステルス性能を誇る女、ジャンヌ選手っ!! ……って、あれ? いない」
エルフ 「えっと…どちらにいらっしゃるのでしょうか?」
ジャンヌ 「ちゃんとファバルさんの後ろに乗ってますっ!」
トリスタン「そうだ、しかもだんだん重くなっていくんだぞ」
ジャンヌ 「何か違う物になってるわよっ!? というか、兄さん、セリカさんのとこにいてって言ったでしょ!」
トリスタン「ちぇっ……お兄ちゃんはいつでものけ者だ……お兄ちゃん寂しんぼだよ……」
ラドネイ 「はいはい、分かったから妹の邪魔だけはしてやんな。あんたが出てくると話がややこしくなるんだよ」
ノイン 「兄トリスタン選手が相方に連行され……あっ、ジャンヌ選手、確かに後部座席に座っております」
エルフ 「私も見えました。衣装の方は……くノ一ですわね。やはり、網タイツは外せませんか」
ジャンヌ 「『くノ一なら網タイツぐらい穿かぬか!』と、男性陣に一喝されたので…」
ノイン・エルフ「「何ゆえ……?」」
アルム 「ジャンヌ、応援してるよ〜!!」
セリカ 「あの女、これを機にファバルって人とくっついちゃえばいいのに…」
ノイン 「お次は2枠、一号と二号はどこ行った? 海に生きる荒くれ達の海賊船、緑三号の舵を取るのは
ユングヴィ家の長女にしてオーガヒルの海賊頭、ブリギッドの姐御です!!
妹エーディン選手のシスター服が意外とよく似合う! 流石は少女漫画を読んで泣く女!」
ブリギッド「言ったらシメるっつったろ、こぶし飛ばして、意識っから飛ばしてやろうかっ!!」
ノイン 「私が私が大ピンチであります。今回はイチイバルを持っていませんので姐御モードでの出場です!」
エルフ 「イチイバル装備時のお嬢様モードとのギャップで意外にファンが多いんですよね」
ノイン 「そのお嬢様モードでありますが、皆さんに拝見してもらおうと思いますので、
特例としてユングヴィ家からイチイバルをお借りしました! ツヴェルフ、イチイバル、ゴーッ!!」
ツヴェルフ「りょうか〜いっ! てぃやぁあああああっ!! ……ちょす」
ブリギッド「(ギュッ!!)!!」←イチイバル装備
ブリギッド嬢「しょ、少女漫画の一つや二つ位、いいじゃないですか……私だって、女の子ですのよ?
その……可愛い物にだって興味はあります」
ノイン 「こっ……これはっ!?」
エルフ 「く、口調ばかりではなく仕草まで、その……何だか可愛らしいですわね」
ブリギッド嬢「……どうして皆さん、そんな不思議そうな顔をなさるのですか?
私、そんなに可笑しい事をしているのでしょうか……?」
ツヴェルフ「そんな事ないよっ!! ボクだって、不当な目的で女の子の使用済みの服とか水着とか下着とか
歯ブラシとかを裏ルートで……」
エルフ 「(#^ω^)ビキビキ ……ツヴェルフさん、通報しますよ?」
ツヴェルフ「サーセン……それじゃ、イチイバルは持ってくよ。姐さん、こんな弾圧に屈しちゃダメだよっ!
自分のやりたい事もできない世の中に未来なんてあるものかっ!!」(バッ!!)←イチイバル盗む
ブリギッド嬢「あっ……」(シュッ!!)←イチイバル盗られる
ブリギッド「……ん? どうしたんだい、あたしの顔に何かついてるってのかい?」
ルーテ 「……これは研究材料になりますね」
エルフ 「何かこう、鬱屈があるのでしょうね……本人も意識していないアニマとアニムスが……」
ノイン 「わたくし、庶民に生まれて良かったです」
ファバル 「ちなみに、俺の場合は何も変わらねえぞ」
177
ノイン 「さあ、気を取り直して参りましょう。この姐御がパートナーに選んだのは意外や意外、
FEシリーズ伝統の赤と緑のソシアルナイト、その緑を担当する男、アレク選手!!
姐御の為にソシアルナイトから海賊へと兵種変更しました!」
アレク 「ふっ、今日の俺はパイレーツ・キングだ!」
エルフ 「GBAシリーズの海賊ですわね。それにしても、随分スマートな海賊になりましたね」
ブリギッド「でも、意外ってのは心外だねぇ。あたしゃアレクとは結構付き合い長いんだよ」
アレク 「一応、恋人会話があるしな。ダメ元で誘ってみたらOKしてくれたぜ」
マリータ 「う〜ん、あの姐御さん。何や、ものごっつうおかんそっくりやわ」
ガルザス 「……他人の空似だろう」
ノイン 「3枠、未だかつてこれ程シンプルな名前をつけたチームがあったでしょうか! いや、無いっ!!
熱く燃える赤きマシンの名は、何と『お』!! 『お』は『漢(おとこ)』の『お』だそうです!」
エルフ 「シンプルにも程がありますわ」
ノイン 「1番手の漢はヴェルダンの頼れるアニキ、相手が死ぬまで撃ち続ける漢、ジャムカ選手!!
身に付けている物は僅か一枚の布、黒のブーメランパンツ一丁で世の女性達を魅了しますっ!!」
ジャムカ 「俺の放つ矢は、『とある兄貴の漢の衝撃(メンズビーム)』とも言われている!!」
エルフ 「絶対食らいたくないですわね」
エリンシア「ならば、わたくしが受け止めて差し上げますわ! さあっ!!」
リリーナ 「メンズビーム……!? ぜっ、是非オスティア学園にっ!!」
ノイン 「ガチムチ好きのご婦人方が大ハッスルしております! そのマッスラー超兄貴・ジャムカの相棒には
10000Gの漢、あの世界ひろしと肩を並べたこともある腕利きの傭兵、ベオウルフ選手!
ジャムカ選手とお揃いの黒のブーメランパンツ一丁の姿が何とも潔いっ!」
ベオウルフ「ふっ、ふっ、ふっ! 見よ、この腹筋!」
エルフ 「パンツ一丁で腰を振らないで下さい」
リリーナ 「いいえっ、振り続けてっ!! もっと速く、亜高速に達するまでっ!!」
エリンシア「( ゚∀゚)o彡° KINNIKU、KINNIーーーKUッ!!」
エルフ 「わたくし、思うのですが……どうして毎レース、裸の男達が出てくるのでしょうか?」
ノイン 「もちろん読者サービスです! これぞアレス選手やスカサハ選手とは違う『大人』のKINNIKUっ!
わたくし、その美しさに目が眩んで何も見えませんっ!! さあ、お通りください」
エルフ 「ワセリンを身体中に塗りたくって、体がテカってますから、その影響でしょう」
ノイン 「テカった体でライトニングも夢ではありません!
いつか光魔道士がKINNIKUとハゲ頭の集団になる日が来そうで怖いです」
エルフ 「アナタ光魔道士を何だと思っているのですか?」
エリンシア「ああ……アーチャー系KINNIKUにナイト系KINNIKU。
2人ともそれぞれの分野で素晴らしいKINNIKUをお持ちですわね」
リリーナ 「素晴らしいKINNIKUには同意しますが、アーマー系KINNIKUとZEINIKUのハーモニーこそ至高ですっ!」
ジョフレ (ナイト系KINNIKU? 一体どういう物だ? しかし、それを鍛えればエリンシア様も…)
ノイン 「そして4枠、赤と青の炎を纏った不死鳥、フェニックスアローの背中に陣取るのは、
あの世紀末覇者ラナオウの兄、レスター選手だぁっ!!」
レスター 「兄より優れた妹など存在しない、このレースでそれを証明してみせる!」
エルフ 「金髪揃いのユングヴィ家において、何故か青髪という異端児ですわね」
ノイン 「その容姿故にシグルドorレックスの子供と勘違いしたプレイヤーも多かったのではないでしょうか?
作者は最初に見た時、ガチでレックスの子だと思っていました!」
エルフ 「シグルド&エーディン不倫説も少々頭をよぎりましたけどね」
シグルド 「そんな事実は一切無いっ!!」
レックス 「俺の恋人はアゼルだけだっ!!」
アゼル 「レックス……焼き加減はウェルダンでいいよね?」つ【☆100ボルガノン】
ドッゴォォォォォォンッ!! ゴオオオオオオ……
レックス 「アーッ、コノヒトデナシーッ!! でもアゼルだから許すっ!!」
178
ノイン 「レックス選手が観客席で爆発・炎上して大惨事になりつつ、パドックの方に戻って参りましょう。
レスター選手、妹ラナオウの元ネタである北○の拳を意識しているのか?
その姿は友情に命を懸ける宿星『義星』を背負った男そのものであります!」
エルフ 「水鳥拳ですわね。外伝では蒼黒の餓狼という二つ名が加えられていますわ」
レスター 「てめえらの血は何色だぁあああーーーっ!!」
ノイン 「赤です。しかし、目を惹くのはそのコスプレではありません。この奇っ怪な自転車を何と表現したら
良いでしょう? 背もたれ付きの仰向けに近い形で座るドライバーズシート、
前輪タイヤの上部に位置するペダル、このような超変形マシン、見た事がありません!」
エルフ 「あれはリカンベント自転車と言う物ですわ」
ノイン 「知っているのか、解説のエルフさん!?」
エルフ 「空気抵抗の少なさ、スピード維持の楽さにおいて、この自転車の右に出る物はいません。
2人乗りに強引に改造したのはグランベル大学自転車部の面目躍如でしょう」
ノイン 「なるほど! 未知数のマシンスペックに期待して参りましょうっ。
そして、その改造ナビシートに座るのは、リーゼントが眩しいカリスマ総長、デルムッド選手!!
こちらは『将星』の男の姿であります。ノディオンの聖帝様にあるのはただ制圧前進のみ!!」
エルフ 「レスター選手とデルムッド選手、2人とも今の見た目は非常識ですが、
それぞれの家では数少ない良識派だそうです」
デルムッド「聖帝とか帝王とか、俺の柄じゃないんだけどな……でも、せっかくだから楽しませてもらうとするか。
……退かぬ! 媚びぬ!! 省みぬ!!! 帝王に逃走はないのだぁあああーーーッ!!!!」
ノイン 「逃げ切りは無いそうです」
エルフ 「かと言って追い込みはキツイと思いますよ」
デルムッド「そういう意味で言ったんじゃないぞ……」
ノイン 「続いて5枠、これまた何とも珍しい迷彩色のマシン、その名もSDL551バゼラート!
紋章町防衛軍『Monsyoucyou Defence Force』、略してMDFと呼ばれる謎の団体が生み出した
最新鋭特殊戦闘用自転車であります!」
エルフ 「MDFと言っても魔法防御の事ではありませんので、注意して下さい」
ノイン 「被弾よりも衝突事故の方が甚大な被害を及ぼす謎の作りになっており、
『接触しただけで壊れる』ガラスの機体の持ち主で、MDFの永遠のアイドルとも言われています!」
エルフ 「そんな脳内設定いりませんわ」
ノイン 「そのマシンを引っさげて難関ミッションに挑むは、MDFイザーク支部アサルトチーム所属、
ロドルバン選手!! 黒いヘルメットの迷彩服でサーキットのフォーリナーを殲滅せよっ!!」
ロドルバン「サー、イエッサー!」
ノイン 「声が小さい! ふざけるな! 大声を出せっ!!」
ロドルバン「Sir! Yes thunder!!」
エルフ 「サンダー……? それはそうと、あなた『サー』じゃありませんわよ?」
ノイン 「んな事ぁどうでもいい! 突撃隊長ロドルバン選手と共に死地に赴くのは、
MDFコノート支部スナイパーチーム所属、コノートのヒットマン・アサエロ選手!!」
アサエロ 「よく考えたら、俺ってこういうネタに登場するの初めてなんじゃないか?」
ロドルバン「過去ネタの野球大会に出ていた気はするけど……妹(デイジー)は出番多いのにな」
エルフ 「でしたら、これはいい機会です。このネタで思う存分自己アピールなさって下さいね」
ノイン 「登場機会が極端に少ないが故に、その実力は未知数のアサエロ選手!
こちらは赤いヘルメットの迷彩服での出撃であります!
貴様は許可なくリタイアする事を許されない!! 豚娘は自転車を愛しているかっ!?」
アサエロ 「生涯忠誠! 命懸けて! 闘魂! 闘魂! 闘魂!!」
ノイン 「草を育てるものは!?」
アサエロ 「熱き血だ! 血だ! 血だ!!」
ノイン 「貴様の商売は何だ!?」
アサエロ 「走りだ! 走りだ! 走りだ!!」
エルフ 「よく聞こえない、繰り返せ」
アサエロ 「ここまでやらせといてそりゃねえだろ!」
ロドルバン「本部の罠だ…」
179
ノイン 「お隣り6枠は、サーキットのファンタジスタ、カナリアイエローをまとっての登場は世界ひろし号、
黄色い車体を操るはもちろんこの人っ! 世界ひろしと言えどもこの俺を殺れる奴はいないっ!!
世界ひろし、通称ヴォルツ選手!!」
ヴォルツ 「ふっ、俺より速い奴はいねぇよ。この世界ひろしと言えどもな…」
ノイン・エルフ「「ひろしキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!」」
ヴォルツ 「うるせえよ!」
ノイン 「その世界ひろしが相棒に選んだのは何と、七三軍団末弟、リデール選手だっ!
高い能力値+指揮官☆4+勇者の剣+パワーリング+追撃・必殺で
犠牲者を出したプレイヤーは数知れず! 雑魚だとなめてかかると痛い目を見るぞっ!!」
リデール 「久々にまともな戦ができそうだ、礼を言うぞ」
ノイン 「ひろし効果か七三の実力か、オッズは何と1番人気っ!
やはり世界ひろしと言えども、このチームほど人気の出るチームはいなかったっ!!
早くも観客スタンドの応援が怒号となって響いております! シャルル怒号空港!」
エルフ 「ひろしコールとリデールコールが交互に発せられていますね」
ザイン 「リデール! 我らの代表である事を、誇りに思え!」
パピヨン 「こんな大舞台で七三軍団の名を紋章町に知らしめる事ができようとはな。
蝶サイコーな気分だ……蝶サイコーーーーーッッッ!!」
マゴーネ 「我らの目に灯るは烈火の炎! 我らの心に吹きすさぶは灼熱の疾風!
我らの心に咲き乱れるは、情熱に染まりし真紅のバラ!!」
ハロルド 「まずは最初が大事と知れ、始まりは大胆にアプローチ!
このまま終わりにすると言うのは、これ以上ない、悪だ!」
コルータ 「我々は悪に染まりはしない! 今こそ、我らの正義を実践する時!」
ムーサー 「七三軍団に栄光あれ! 伝説はお前自身が創りだすもの! さあ、行け、リデール!!」
リデール 「ありがとう、兄上達……」
ノイン 「お、同じ顔が7つ……」
エルフ 「人類の神秘ですわね……」
ノイン 「7枠、ロシア語で王女様っ! 純白の怪盗プリンツェーッサを名乗って
本選への切符を華麗に奪おうと目論んでいるのは、デュー選手とパティ選手の盗賊コンビだぁっ!!」
エルフ 「この二人、大沢版では親子なんですよね。このネタでは違いますが」
ノイン 「ファーストドライバーはラケシス、エーディン、ブリギッドと、あらゆる姫君のハートを
盗んでいった夢盗っ人、純白のタキシードとシルクハットを身に付けたデュー選手っ!!」
デュー 「そう、おいらこそ聖戦を代表するドリームハンター・D・E・W!」
エルフ 「怪盗1412号に似ていますわね。ですが、こういう格好で行くなら、大沢版の子世代で出てきた
シャナン選手もビックリの8頭身イケメン・デューさんの方が良かったですわ」
パティ 「そうよ、何で大沢版の8頭身イケメンの姿じゃなくて、原作の姿なのよっ!?」
デュー 「おいらに言われても知らないよ! それに、これでも君よりずっと年上なんだから!」
フィン 「確か、私やオイフェ殿と同じぐらいだったはずだ」
オイフェ 「うむ、中学生ぐらいから外見が全く変わってない」
ノイン・エルフ・パティ「「「マジでぇっ!?」」」
デュー 「皆そういう反応するんだよなぁ」
ノイン 「…あー、えーっと、デュー選手の背中を守るのは、艶やかなピンクのレオタードに身を包んだ
パティ選手っ! まるで、猫目石の名を冠する謎の女盗賊を思わせる姿でありますっ!」
エルフ 「喫茶店を営んでいる三姉妹ですわね。もしくは、空飛ぶお尻でしょうか?」
パティ 「シャナン様〜! 撮って撮って〜!!」
シャナン 「うむ……」(カシャッ!! カシャッ!!)
(ムハ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!! レースには負けたが、天は私を見捨ててはいなかった!
この日の為に大枚叩いて買った新型デジタル一眼が火を吹くぞっ! パティタン(*´Д`)ハァハァ)
ノイン 「シャナン選手のいやらしい視線に晒されながらも健気に手を振っております、
魅惑の怪盗・パティ選手! いやらシグルドさん!!」
シグルド 「関係無いだろ、私はっ!!」
シャナン 「い、いやらしい視線など、送ってません!!」
アイラ 「嘘をつくな、顔がにやけているぞ」
180
ノイン 「原作での話になりますが、世が世ならユングヴィのお姫様であったパティ選手。
プリンツェーッサ……つまり、プリンセスを名乗ったのはその名残でありましょうか?
空飛ぶお尻、ケツがぷりぷりプリンケツ!」
エルフ 「不適切な表現がありました事をお詫びしますわ」
ノイン 「白きドリームハンターと怪盗プリンセスはいかなる手段を用いて勝利を奪い取るのでしょうか?
私の宝石のようなピュア・ハートならいつでも奪っていっていいのに……
お願い、誰か私のハートを奪って☆」
エルフ 「廃家電リサイクル業じゃないんですから、そんな物引き取ってくれませんよ?」
ノイン 「リサイクル料出してもいい。500Gまでなら……誰のクリスタル・ハートが廃家電よっ!?」
ノイン 「エルフさんの厳しいお言葉にも負けません、竜王家使用人、背番号9番、ソードマスター・ノイン!
8枠、漆黒の覇王、黒王号の背中に身を預けるのは、ナース服に身を包んだ紋章町超ド級危険人物の1人
ユングヴィが生んだ最強にして最凶の世紀末覇者、ラナオウ……もとい、ラナ選手っ!!」
ラナ 「うぬは命がいらんようだな…」(ゴゴゴゴゴゴゴ……)
ノイン 「物凄い闘気です、私何かまずい事言いましたでしょうか? しかし、それでも私は喋り続けます。
紋章町の拳王として様々な方面で大活躍のラナ選手、
威風堂々の世紀末覇者は、期待通り並み居る強豪を一蹴するのかっ!?」
ラナ 「愚問ね、この私が目指すのは天! つまり優勝よ! 邪魔者はすべて排除するわ!」
レスター 「それはどうかな? お前、後ろに乗るのがユリアだって事忘れてるんじゃないのか?」
ユリア 「レスター様、それはどういう意味ですかっ!?」
デルムッド「何かやらかすって事だろ? お前達が組んで何かが起こらないはずがないからな」
ノイン 「デルムッド選手の言う通り、絶対一筋縄で行く訳がないでしょう。
世紀末覇者ラナオウの相棒を務めるのは、反則的な強さを誇るFE歴代最強クラスのチート武器、
ナーガの使い手、ユリア選手!! 今回は普段、私達が着用しているメイド服でのお忍びレースです」
エルフ 「ラナ選手とユリア選手……世の中には組み合わせてはいけない物がありますわね」
ユリア 「お兄様がっ! お兄様がセリス様と組まなければこんな事にはっ!!」
ラナ 「それはこっちのセリフよ! 何であなたと組まなければならないのよ!?」
ユリウス 「セリスに言われてチーム組んだんだろ? 僕は別に…」
ユリア・ラナ「「問答無用っ!!」」
ユリウス 「(ドッゴオォォン!!)チキショーーーっ!!」
ノイン 「…またやってますね」
エルフ 「ユリア選手がリザイアを使っているのが、せめてもの救いでしょうか」
ノイン 「神器禁止で本当に良かったです。しかし、ユリア選手、普段はナーガに頼りきっているせいか、
素の能力ではドライバー、ナビゲート能力共にがっかりな低バランスを誇りますっ!」
ユリア 「ノイン……それ以上言うと減俸するわよ!」
ラナ 「事実じゃないの」
ノイン 「ですが、彼女自身が持つ豊富な妨害系必殺技は他チームにとっては驚異的っ!!
ラナ選手と共に全ての敵をなぎ倒して勝利を狙うかっ!?」
セリス 「あっ、いたいた。ユリウス、一緒にラナとユリアを応援しよ…って、どうしたの、その傷っ!?」
ユリウス 「……リア充だから爆発した」
セリス 「???」
イシュタル(またセリス君に先を越された……)
ユリア (セリス様!? ……とりあえず、レースが終わったらお兄様に必殺ナーガ)
ラナ (あくまでセリス様の隣を陣取るつもりね。後でユングヴィ神拳の真髄を教えて差し上げるわ)
181
ノイン 「大外9枠! セクシーヴァイオレットの謎のユングヴィ城は、これまたメイド姿が可愛い、
ユングヴィ家に仕える執事さん、ミデェール選手が鞍上だっ!!」
ミデェール「着せられたんですっ、無理矢理!」
ノイン 「そそりますね」
エルフ 「そそりますか」
エーディン「ミデェール、可愛いですわよ」
ブリギッド「あれっ? ミデェールって、女だったっけ?」
ノイン 「さあ、そして謎のユングヴィ城のナビシート、謎のメイド執事さんにエスコートされて現れたるは、
あらゆる男達を惑わした聖戦のかぐや姫、全ては彼女の誘拐から始まった!
ラナオウが唯一恐れる女、ユングヴィの女帝、エーディン選手ッ!!」
エルフ 「ヒロインかと思ったら違いましたね。あと、一部で有名な恋人宝物発言ですが、
実は彼女も似たような事を言っていますわ」
ノイン 「聖戦4章ですね。その時のセリフがこれであります。
『アゼル、私は幸せです。あなたは誰よりも優しい人、私の宝だもの…』
いたいけな少年を誑かしおって、この魔性の女め! 羨ましくなんかないぞっ!!」
エーディン「うふふ、魔性の女とはよく言われますね。
ですが、本来ならば聖戦のヒロインも恋人宝物発言も私のはずなのにっ!」
エルフ 「ディアドラさんとセティ&ホークさんに見事に奪われましたね」
ディアドラ「ごめんなさいね。そんなつもりはなかったのですけど」
セティ 「知らなかった…あの発言は私とホークだけだと思っていたのだが」
ホーク 「リンダは可愛いな、私の宝物だ…」
リンダ 「/////…ホーク様ったら、そんな事を言われては困ってしまいます」
ノイン 「そこっ、イチャつくな! ……コホン。エーディン選手、ヴィクトリア調もかくやと言わんばかりの
凄い豪華なドレスでの登場ですっ! 溢れ出る気品が何とも憎いッ!!」
エーディン「ありがとうございますわ」
ノイン 「流石本物、モノホン王女、煌びやかなオーラが大舞台で一際輝いております!
王者の風格に観客も魅了されっぱなしでありますっ!!
メイドとお姫様のコンビがサーキットにいかなる混沌をもたらすのかっ!?」
エルフ 「このネタは夏真っ盛りなんですが、この炎天下にドレスとか…暑くないんでしょうかね?」
エーディン「暑いですわよ!」
ミデェール「メイド服も暑いですよ!」
ノイン 「以上、この9チームが第3レースで勝敗を争っていく訳ですが、
解説のエルフさんはどのチームに注目を?」
エルフ 「エーディン&ミデェールマシンでしょうか」
ノイン 「ほほう、敢えてマシンと言うからには、
その機体に秘められたポテンシャルが他のチームとは異なると?」
エルフ 「そうですわね……噂によると7つの必殺武器があるとか」
ノイン 「人の噂も75武器!!
何と、75の武器を搭載した殺人マシンがエルフ解説員を皆殺し! 37564、皆殺し!!」
エルフ 「一緒に死んで下さいね」
セーラ・ドロシー「「ただいま〜」」
エルフ 「おかえりなさい」
ノイン 「無理心中か曽根崎心中、紋章町に甦る近松門左衛門達が、スターティンググリッドに収まります!」
ゲストのお二人も戻って来て、実況席に収まります!」
エルフ 「門左衛門関係ないですわ」
ノイン 「さあ、いよいよユグドラル地区の命運を賭けた大一番、そのスターティングランプが赤く染まるぞ!
赤い赤いっ、赤い仮面はローローではなくツタンカーメンっ!!」
エルフ 「奴は金色ですわ」
ノイン 「金のメダルを目指して、銀輪を輝かせ、赤銅色の肌を持つ18人の聖戦士達が、
今や遅しと赤のサインが青に変わる様を見つめます!!」
セーラ 「…ので、第3レース、次回スタートで〜す!」
ドロシー 「今回も普通のレースにはならないでしょうね」
続く
GJ!!ツタンカーメンワロタwww
なにがどうなったらこうカオスになるんだ・・・
相変わらず凄い熱気だ...
ってなんでEDF3の隊員がいるんだwww
>>377GJ
長編やれる人凄いなあ
ちょっと小ネタ。前にも似たようなのあった気もするけど
フィーナ「赤は情熱の踊り。たすけて…盗賊達が…わたしを…ダンサーレッド!」
シルヴィア「緑は風の踊り。人をさんざんもて遊んでおいて、用がなくなったら捨てるというの…ダンサーグリーン!」
ラーラ「黒は盗賊の踊り。そうしてほしいのなら、おどりこに戻ってもいいよ…ダンサーブラック!」
ララム「黄は喜びの踊り。私のとくべつなおどり見せてあげる…ダンサーイエロー!」
ニニアン「白は…あの、清廉の…踊り。あの、えっと…あの…ダンサーホワイト…」
『五人合わせて踊り子ファイブ!!』
フィーナ「いやー、決まったわね」
シルヴィア「でもニニアンがちょっと恥ずかしがってたかな」
ニニアン「ご、ごめんなさい」
ララム「私の料理食べたら元気になれるよ!」
ラーラ「いやいや、それはないから」
エリウッド「ニニアンとお友達かな?こんなところで何をしてるの?」
ニニアン「エ、エリウッド様…」
エリウッド「それにさっきのは…」
ニニアン「あの、私…いやー!!」
エリウッド「ああ!急に竜になってどうしたんだニニアン!」
シルヴィア「あーあ、氷竜なのに体真っ赤にして飛んでいっちゃった」
フィーナ「ちょっと!レッドの座は渡さないんだから!」
ララム「竜って何を食べるのかなあ」
ラーラ「いやいや、食べさせようとしなくていいから」
テティス「ふふふ、新レッド。私の跡を継いでしっかりやりなさい」
ジスト「…おいおい」
リーン「私も踊り子ファイブに入りたいなぁ」
レイリア「あなたならきっとなれるわよ。頑張ってね」
アレス「頼むからやめてくれ…」
また一段と紋章町の日朝が充実するなw
いやぁ、ブリギッドと(女装した)キュアンによる「二人はブリキュア」は強敵でしたねぇ〜
ブリキュアならブリアンとキュアンでもいけるなw
ティニー「ブリアン×キュアンでブリキュア…新たな世界が開けそうです。ハァハァ」
レイヴァン「うちのプリシラではダメですかそうですか。」
シャナム「いや、一応オファーは出したんだが…」
ちなみに今のところテンプレにこういう文を加えようという話題にまとまってます。
意見のある人は
>>392のスレでよろしく
・新作発売時は未クリアの住人へのネタバレに配慮してネタバレ禁止期間を置くものとします。
ネタバレ禁止期間は新作発売日から一ヶ月間とします。
発売前の事前公開分の情報を使ってネタを書くのはOKですが、新キャラを直接出すのは禁止です。
後は各自の判断に任せますが、グレーだと思ったら投稿を控えるようお願いします
サラ「みんなが話してるプリキュアってあれかしら、日曜朝に小学生か中学生の女の子が変身して悪と戦うってやつ」
エフラム「何で俺に聞く?」
サラ「そういうの詳しいんじゃないかと思って」
エフラム「…お前は俺を何だと思ってるんだ」
サラ「私とミルラでもやれるかもね、色的に私が白でミルラが黒で」
エフラム「ああ、そうだな」
サラ「…今見た目と中身の色は逆だなとか思ったでしょ」
エフラム「誰もそんなこと言ってないだろ…」
>>394 プリティだけどキュアではないな、片方が黒すぎるせいで…すいませんサラ様許s
サラ「……こんにちは」
エリンシア「あらサラちゃん、いらっしゃい」
ミカヤ「エフラムだったらちょっと出かけてるわよ。まあ上がって上がって」
サラ「お邪魔します」
セリカ「お菓子食べる? あ、今ジュース持ってくるわね」
サラ「……」
ミカヤ「……? どうしたの、不思議そうな顔して」
サラ「ん……ううん。姉様たちは、わたしが来ても何も言わないのね」
エリンシア「あら? いらっしゃいって言い忘れてたかしら?」
サラ「そうじゃなくて……エフラム兄様に悪戯したりしてるのに、迷惑そうでもないし」
ミカヤ「だって実際に悪戯レベルだしね」
サラ「……わたしが子供だから何もしないと思ってる?」
セリカ「んー……子供だからっていうよりは……」
ミカヤ「今まで何もしてないしね。ほら、本当にその気になればスリープとかいろいろあるし」
セリカ「ビグル大量召喚して拘束するとかね」
エリンシア「食事に変な物が混ざってたこともないし、催眠術みたいなものをかけている形跡もないし」
セリカ「だから何の問題もないかなって」
サラ「……」
サラ「……兄様がなんだかんだでわたしのあしらい方に慣れてる理由、何となく分かったわ」
エフラム「何の話だ、いきなり」
ミルラ「お兄ちゃん、お願いがあります。明日お祖父ちゃんたちを驚かせたいので、この紙に署名とはんこをお願いします」つ【婚姻届】
ニニアン「エリウッド様、ニルスを驚かせたいので(ry」つ【婚姻届】
ユリア「セリス様、ユリウス兄様を(ry」つ【婚姻届】
チキ「マルスお兄ちゃん、チキもけっこんするー!」つ【婚姻届】
ファ「ロイおにいちゃん、ファもー!」つ【婚姻届】
リン「なーにやってんのあんたたちは。没収」
チキ「あーっ!」
ファ「ひどいーっ!」
リン「まったくもう……ニニアンまで……」
ニニアン「す、すみません、つい……」
マルス「いや、リン姉さんの言うとおりですよ」
リン「……マルス? あんたがわたしに賛成するなんて珍しいわね」
マルス「当然じゃないですか。こんなのまったく常識的じゃない」
リン「うんうん、そうよね」
マルス「分かるかなみんな、つまりこういうのは理に適ってないんだよ」
リン「そうそう」
マルス「やるんだったらもっと用意周到にだね」
リン「うんうん……ってオイ」
>>396 エフラム「お前、魔物の召喚が出来るのか?」
サラ「……出来ないけど。もう……人を何だと思ってるの?」
エフラム「す、すまん……出来ても不思議ではないと、つい」
サラ「まあでも練習すれば何とか……」
エフラム「出来るのか!?」
>>399 セリカ「イリュージョン(外伝の魔法。ソルジャー、魔戦士、Pナイト等を召喚する)の
ちょっとした応用よ。出来なくはないと思うわ」
エフラム「……お前のところの宗教は一体どうなっているんだ……」
>>400 セリカ、それイリュージョンやない。
祈祷士が使うメサイア(敵が使う召還魔法。高位レベルの祈祷士はビクルを召還出来る)やww
アゼルもレックスに追い回されてるから何か思いついた
ヘクトル「あぁ!クソッ!」
アゼル「あ、君はシグルドさんのところの。どうしたんだい?」
ヘクトル「そーいやアンタはアルヴィスさんのとこの弟だったな。
普段は一部の身内や信頼できる仲間にしか話さないけど愚痴らせてもらうぜ・・・」
アゼル「割と深刻なんだね。僕が聞いてもいいのかい?」
ヘクトル「あぁ。最近ホモストーカーに追い回されてるんだ。
どんなに拒絶してもツンデレとか自分に都合の良いように捉えるんだ。おかげで精神的にキツくてさ・・・」
アゼル「・・・」
ヘクトル「それに何回叩きのめしてもしばらく経ったらまた来やがるんだ。マジでもう嫌なんだよ。
挙句に一番下の弟は同級の女子の1人のことで俺に嫉妬してるっぽくてさ、あの害虫に協力しやがるんだ」
アゼル「・・・る」
ヘクトル「どうしたんだい?黙りこくって」
アゼル「すごく分かるよ!その気持ち!!」
ヘクトル「もしかしてアンタも・・・?」
アゼル「うん。僕も君と同じなんだ。友人だったヤツがホモになってさ、追いかけまわしてくるんだ」
ヘクトル「マジで迷惑だよな。こっちは気持ち悪がってるっていうのに」
アゼル「そうそう。どんなに焼いても復活するし拒絶の意思は好意の裏返しって捉えるから余計にタチが悪いんだよね」
ヘクトル「それ分かるぜ。兄貴とかには相談しねーのか?」
アゼル「相談したら協力してくれるけどアルヴィス兄さんにはできるだけ手間をかけさせたくないからね」
ヘクトル「頼りになる兄貴じゃん。会社じゃエリートらしいし人を見る目とかありそうだな」
アゼル「うん。頼りになる兄さんだし会社でもまた功績を挙げたみたい。君もシグルドさんとかに相談しないの?」
ヘクトル「シグルド兄貴にも相談したがKINSHIN以外なら何でも構わんとか言うから頼りにするだけ無駄だよ・・・
相談する時の相手は主にミカヤ姉貴にエリンシア姉貴、エリウッドくらいさ。時々マルスやアイク兄貴、リンも助けてくれるけどな。
でも俺もアンタと同じで家族に手間はできる限りかけさせたくねーんだよな」
アゼル「正直KINSHINの方がマシだよ。でもシグルドさんがダメでも他の何人かは協力してくれてるじゃないか。・・・話を変えるけどさ、手を組まないかい?」
ヘクトル「俺もKINSHINの方がマシだと思うよ。それから手を組む?」
アゼル「あぁ。僕が君をホモから助けるから君も僕を助けてほしい」
ヘクトル「良いぜ。1人で対応するよりはマシだしな」
アゼル「よし決定。僕が先にレックスから逃れられても僕が君を助けるよ」
ヘクトル「あぁ、俺もアンタに協力するからビラクの野郎をシメるのに協力してくれ」
アゼル「オーケイ。心強いよ。連絡先とか交換しておこう」
ヘクトル「そうだな」
レックス「アゼルのヤツ・・・照れ屋だな」
ビラク「一部始終を見させてもらったがあれは明らかに嫌がってた。好意の押し付けは良くないZE」
レックス「お前こそ相手が本気で嫌がってるのを追いかけまわしてるだけだろう!相手の気持ちを考えろ!」
ビラク「違う!へっきゅんはツンデレなんだ!」
レックス「ありえん!あれは本気で嫌がってる顔だ!」
ビラク「ロイ君やエフラム君はツンデレだと言っていた!」
レックス「エフラムの方はヤツと仲が良くない、ロイの方はオスティアのお嬢さんに関する嫉妬でそう言ってるんだよ!現実を見ろ!」
ビラク「お前こそ!嫌がってる相手を狙うようなことはやめろ!」
レックス「違う!アゼルは嫌がってなんかいない!」
アゼル「・・・じゃあ早速動こうか。ヘクトル君」
ヘクトル「そうだな。ゴミ掃除は必要だしな」
ビラク「うほっ!へっきゅんじゃないか!本心じゃ俺の事が好きなんだろう!?」
レックス「嫌がってる相手に何を!アゼル、お前は俺が好きだろ!?」
アゼ・ヘク「「お互い本心から気持ち悪がっとるわボケエエエエエエ!!!」」ボルガノン(星)必殺+ポールアクス必殺(最大錬成)
ガチホモ`s「「アッーーーーーーー!!!」」
おまけ
社員1「なんか課長の弟と係長の弟が変態に付きまとわれてるらしいね」
アルヴィス「何だと!?」
社員2「課長!?どこに行くんですか!?まだ仕事中ですよ!」
アルヴィス「仕事などクソ喰らえだ!あの変態め・・・!いまだに嫌がる私の弟を付け狙うかああああああ!!」
シグルド「KINSHIN以外なら別に構わんではないか・・・ん!?」KINSHINセンサー発動
社員3「係長?」
シグルド「KINSHINは許さんぞおおおおおおおおおおおおお!!」
社員一同「いい加減にしてくれよ・・・」
バイロン「非常に重要な今回の仕事を放り出すとは・・・2人共減給じゃあああああ!」
その日の夜アルヴィスに謝るアゼルとシグルドと一切口を利こうとしなかったヘクトルがいたとか
終われ
アルヴィスもヤバい属性がw
アルヴィスはKINSINというよりただの兄バカのような気が
エイプリールフールなので
シグルド「エルト、聞いてくれ。ラケシスから結婚の申し出があった」
アイク「実は修行にいささか飽きてな。婚活始めようと思ってる」
セリス「やっとユリウスとゴールインしたんだ双六で。温泉旅行に行ってきたよ」
リーフ「最近エダさんとは真剣なお付き合いを始めたんだ」
セリカ「改宗しようかと思うの」
マルス「クリス♂、マクリルさんに会ったらはっきりと言うつもりだ。
大好きなクリス♀を僕にくださいって」
エイリーク「リオンがセライナさんと付き合ってると言っていました(これは本当)。
わたしもそれに習ってグレンさんにアタックしてみます」
エフラム「熟女いいな熟女」
>>405 エフラムはむしろ、
エフラム「今日はエイプリルフールか……俺も何か嘘をつかねばならんな」
サラ「あら兄様、何してるの?」
エフラム「サラ……実は一つ言わなければならないことがある」
サラ「なに?」
エフラム「俺は、お前のような幼女が大好きだッッッッ!」
サラ「ッ……へ、へんたい……ッ!」
リワープ。
エフラム「……しまった、嘘だと言いそびれた」
ツァイス「あー、ちょっといいですか、ベルン署までご同行を……」
ミルラ「……それでつい逃げ出してしまったんですか」
チキ「あはは、顔真っ赤ーっ!」
ファ「真っ赤―っ!」
サラ「……直球は苦手……」
>>406 エフラム「……何とか事情を説明して事なきを得た」
サラ「……そう、よかったわね」
エフラム「嘘でも幼女がとかより『お前が好きだ』の方がまだ良かっただろうか」
サラ「……止めて、真顔でそんなこと言われたら恥ずかしくて死んじゃう」
後でヒドい事になるな。
>>405 エルト「だそうだ。本当か?」
ラケシス「………」(あれ、なに?これなに?胸がバクバクして…まさか病気!?」
アイク嫁候補s「「「「「「戦争じゃー!」」」」」」
ラナオウ、ユリア「「ほう?」」
ナンナ、ミランダ、サラ「「「お仕置きが必要なようね」」」
サラ「今ならロプト教がおすすめよ」
クリス♀「マルス様の命とあれば喜んで!」
エフラム「よし分かった。誰かドラゴンスピア持って来い」
エフラムは他の人がやってるんでパス
リーフ「要するにさ、サラはほどほどの位置を保っていたいわけだよ」
ミカヤ「ほどほど、ね」
リーフ「そう。遠すぎると寂しいけど、近すぎると恥ずかしいってわけ」
ミカヤ「じゃあ、やっぱりあまりベタベタしないぐらいに接してあげた方がいいのね」
リーフ「そういうことさ。姉さんたちの好意はサラにも伝わってると思うから、それで大丈夫だよ」
サラ「……」
マルス「大事にされてるね、君も」
サラ「……うるさい(べしべし)」
>>407 サラ「まあでもせっかくだから言ってみてくれる?」
エフラム「何をだ?」
サラ「『サラ、お前のことが好きだ』って、嘘でいいから」
エフラム「…その手にあるボイスレコーダーは何だ」
サラ「…気にしなくていい」
エフラム「…気になるに決まってるだろ」
エフラム(バサーク中)「ロプトウスさんにはっきりと言うつもりだ。大好きな
サラをオレによこせって」
ユリウス「いや、別にいいけど……その子よく知らんし」
サラ「……なにそれ。障害がないと燃えないじゃない」
ユリウス「どうしろと……」
>>411 後で再生してベッドの上でゴロゴロ転がりながら一人で悶える訳ですね
ユリウス「(めんどくさいなぁ)じゃあ・・・サラガホシカッタラミゴトワレヲタオシテミセロ!」
サラ「え、何その無理ゲー」
ユリウス「え」
アイク「ユリウスと戦えると聞いて走ってきた、サラヲオレニヨコセ さぁいくぞユリウス!」
ユリウス「えええええぇぇぇぇ!!!」
ユンヌの加護がつけばロプト効果も無効化とかだったらユリウスが泣く。
ロプト効果を破れそうな武器っていうと…
聖武具の中で上位扱いのナーガ
アスタルテに止めをさせるラグネル
聖武具=神将器 つまりその上位扱いのナーガ=同じく上位の封印の剣
この三つくらいだろう
逆にいうとアイク、ユリア、ラナオウ、ロイ以外でユリウスを倒すのは無理げー
ロイも武器はともかくステータスは足りなそうだからタイマンじゃ厳しいと思う
>>417 待てwwwしれっと新将器無しのラナオウが入ってるぞwww
ユリウス「うう……まったく、酷い目に遭った……」
サラ「相変わらずロプトウスの性能を活かせてないのね。ヘタレだわユリウス」
ユリウス「相変わらずなのはお前もだろ。まったく、一応ロプト教徒なんだから少しは僕を敬えよ」
サラ「いや」
ユリウス「こいつはもう……」
セリス「こんにちはユリウス」
ユリウス「ん……ああ、セリスか」
サラ「こんにちは、セリス姉様」
セリス「僕は姉様じゃ……ってあれ、サラも一緒? 二人って知り合いだったんだ?」
ユリウス「ああ……まあ、いわゆる腐れ縁だよ」
サラ「下僕とその主よ」
ユリウス「おい」
セリス「ふふ……仲良いんだね。あ、そうだユリウス。これから一緒に宿題やらない?」
ユリウス「え……う、家でか?」
セリス「うん。あ、迷惑だったらいいんだけど」
ユリウス「いや……しかしな、今日はユリアもいないし二人きりって言うのはさすがに……」
サラ「……変態」
ユリウス「なっ……何を言うっ、今のはそういう意味では……!」
サラ「ヘタレの上に変態で性倒錯者の上にヘタレ。救いようがないわユリウス」
ユリウス「おいお前今ヘタレって二回言ったよな!? 一体どういう……!」
セリス(本当に仲が良いんだなあ……兄妹みたいだ)
>>414 サラ「再生っと……」
サラ『ほら、言うだけでいいから』
エフラム『やれやれ……分かったよ。なんで四月一日にこんなことを……ああいや四月一日だからか……混乱してきた、まあいいか。
サラ、お前のことが好きだ。……これでいいか?』
サラ「……っ……はあ……録音でも結構くるものがあるかも……顔から火が出るってこういうのかしら……」
マンフロイ「……一人で何をしているんじゃ?」
サラ「!!!?」
エフラム「……もう遅いぞ、そろそろ帰った方がいいんじゃないか?」
サラ「……帰ってもいいけど。兄様、家に泊まりに来る?」
エフラム「……何でそうなるんだ」
サラ「だって帰っても誰もいないんだもん、暇なの」
エフラム「なんだ、マンフロイ殿はまた仕事か?」
サラ「ううん、入院してる」
エフラム「入院?なんでまた……病気か?」
サラ「……知らない」
>>418 ラナオウってセリス以外のあらゆるものを無効に出来そうじゃないか
エリンシア「アイクたちが野菜を食べてくれなくて困るわ……」
アルム「そんなエリンシア姉さんの悩みを解決すべく品種改良してみたよ!」
アイク「なんだこれは……人参か?」
アルム「肉みたいな味のする人参だよ! これで万事解決!」
ヘクトル「……食感が人参なのに味は肉って感じで気持ち悪いんだが」
アイク「肉汁が出てこないとどうも物足りんな」
アルム「なるほど……今度はその辺をどうにかしてみるか」
ヘクトル「どうにかなるのかって以前にそれもう野菜じゃねえだろ……」
>>421 ユリウス「くそー…ユリアの奴まいどまいどほんと容赦が無いな」
ラナオウ「待てぃ!セリス様を付け狙う悪漢め!今日こそ俺が成敗してくれるわ!」
ユリウス「げーーーーー!ラナオウ!?く、くそっ!」
ユリウス(って待てよ?こいつは神将器無しでしかも素手!ロプトウス効果は破れないはず!勝てる!勝てるぞ!)
ユリウス「クククッ…この僕に勝てるとでも思っ」
ラナオウ「ふん…ユングウィ神拳究極奥義!夢想転生!」
レスター「夢想転生…相手のどんな攻撃も受け流すこの技の前にはどんなスキルも効果も武器も無効!」
マナ「まさにユングウィ神拳最強の奥義!」
ユリウス「へ?」
ラナオウ「この俺も悲しみを背負うことができたわ…いくぞ強敵よ!」
ユリウス「ちょ、ま、何そのチート…ギャーーーーーーーー!」
こうですね分かります
>>424 このラナオウは正直エクスティムを乗りこなしてもおかしくなさそうだから困る
…ユリウスはそろそろ某セティの会に所属してもいいと思うんだ僕
なんだかんだでいい目見てるからなあ……イシュタルは嫁だし
セリス争奪戦では間違いなく一歩リードしてるしw
>>424 セティ「その案却下」
レイヴァン「入る資格なし」
クレイン「リア充お断り」
来た瞬間に追い出されるんですね。分かります
イシュタルはOKなのがなんともいえないがね。
フラグが一人しかないのが涙目酒場入りの条件なのか。
来たとしてもイシュタルを迎えに来たとかそんな感じだよね。
逆に考えるんだ、『イシュタルも加入させればいいや』 と考えるんだ(AA略
…家族仲は良好かもしれんが腐女子揃いだし、ユリウスはセリスとフラグ立ててるし、
更にリーフに狙われてると、結構扱いが不憫だぞ
>>428 そもそもそのセリスと勝手にフラグが立ってしまってるのがユリウスの不幸所なんだよな。
セリスの誘いに乗ればユリアとラナオウがユリウスを殺しに来て、突っぱねたらセリスを泣かせたと言ってユリアとラナオウがユリウスを殺しに来て…と、回避不能な訳だ。
そして本命(イシュタル)の心は離れて行く…しかもイシュタルは身内に同人組がいるから最悪毒される可能性まである訳だ。
http://www.nintendo.co.jp/3ds/interview/afej/vol1/index4.html サラ「今度の新作は結婚システムが復活するみたいね、私はよく知らないけど」
エフラム「その様だな、俺も良く知らんが」
サラ「しかも専用グラフィックがキャラクター全員分に用意されてるみたいね、私は良く知らないけど」
エフラム「その様だな、俺も良く知らんが」
サラ「更に告白ボイスも付くみたいね、私は良く知らないけど」
エフラム「その様だな、俺も良く知らんが」
サラ「………………」
エフラム「…………………」
サラ「………………」
エフラム「……何だ。言いたい事があるのならハッキリと言え」
サラ「…………」カチッ
『 サラ、お前のことが好きだ。』
サラ「あとは専用グラフィックだけね、有志の皆さん期待してるわよ?」
エフラム「…………、…………」
>>430 登場人物全員が結婚できるという言葉に嘘偽りがなければ
幼女とも結婚できるのか?エフラム始まったな
>>431 本当に始まったのはakjだろ。今頃驚喜乱舞の宴中だな
実際には多分血が繋がってないんだろうけど
「マイユニットは誰とでも結婚できるようにしたかった」とか書いてあるし、
マイユニット以外は今までの支援みたいな感じである程度組み合わせが決まってるんじゃないか?
「仲間とは誰とでも結婚できる」っていうのも多分「マイユニットは」っていう主語がつくんだろうし。
シグルド「そういうわけで残念だったな君たち!」
ラケシス「まだそうと決まったわけではありませんわ!」
エルトシャン「どっちにしても兄妹同士は不可だろう常識的に考えて……」
カタリナ「……何にせよ、マイユニットが誰とでも結婚できるのは確定的……
クライネ、任天堂とインテリジェントシステムズに暗殺部隊を送り込んで
この企画を潰しましょう」
クライネ「……そしたらあんたもクリスと結婚できなくなるけどいいの?」
カタリナ「……! 仕方ない、他の女キャラを全員毒殺する程度にとどめておきましょう……」
マイユニ女の場合はショタとかジジイキャラとかとも結婚できるのかな?
そこまで突き抜けてるならある意味賞賛するが
今分かってるだけのネタでも相当なものだよな覚醒。
早く発売一ヵ月後にならんものか。
多分次にファミリー入りするのはクロムかな
リズはどういうポジションになるんだろうか
主人公の妹だけどファミリー入りするのかな
誰とでもってことは作った子どもともう一回結kいやいや流石に無理があるか
兄妹だけでもシグルドすごいことになるのに親子でってなったらどうなるんだろう?
>>437 主人公の妹ってだけなら入らないだろ
ミストとかエリスとかアルテナとかウーゼルとかと同じ扱いになるだろうな
440 :
助けて!名無しさん!:2012/04/04(水) 23:29:22.15 ID:TgwtFI35
一応マイユニももう一人の主人公と言われてるが、兄弟入りは無理かなやっぱり
>>430 サラ「公式に新しい動画があるけど、これを見る限りだと結婚した後に子供が未来から来たりするのかしら」
エフラム「さあな」
サラ「……ところで兄様、結婚したら子供は何人欲しい?」
エフラム「はあ!?」
サラ「私は二人は欲しいな……私が子供の頃は色々あって寂しかったから、子供にはそういう思いをさせたくないし」
エフラム「いやちょっと待て」
サラ「兄様はどう? もしかして兄様の家族と同じくらい? やだもうどれだけ頑張る気なの……」
エフラム「だから待てって……何でいきなりそんな話を?」
サラ「まあ結婚の話題が出たことだし、それとこの音声を……」
エフラム「そ、それはもういい。とにかくだ、俺たちは色々とまだそういう話をする段階じゃない、わかるな?」
サラ「……そうね、ごめんなさい。私、兄様の気持ちを考えてなかった」
エフラム「いや、わかってくれたならいいさ」
サラ「難しい話は無しにして、早く子作りさせろと」
エフラム「……もうちょっと話そうか」
フラゲ来た覚醒スレの速度がリミットオーバーアクセルシンクロしてるってレベルじゃNEEEEEE!!
今から5月19日(恐らく解禁日)が楽しみすぎて胸が熱くなるな…
>>440 マイユニは兄弟に入れないってことで結論が出てるな。
覚醒は体験版はなさそうだね
>>441 エフラムとサラの子供ってどうなるんだ?
歩兵で槍と魔法使うのか?珍しい、と思ったらただのバロンだったでござるの巻
エフラムクラスチェンジで馬だからマスターナイトかも
兄妹で兄が槍使いで妹がシャーマン(闇魔法)とか
しかし今回ってチェンジプルフのおかげで上級職→下級職もいけるわけだから、最初から上級で仲間になったキャラも下級に戻して育てなおすことも可能なわけか
つまり某魔乳軍将のような悲劇は起こらない。やったねセシリアさん!
…もし配信でセシリアさん来て仲間になったとして、ステがあのままだったら笑う
まあ装備だけ剥いで要らないゴミはポイっと捨てれば良いだけさ。
セライナ「もうやめて!」
ブルーニャ「セシリ…SのHPはとっくに0よ!」
452 :
助けて!名無しさん!:2012/04/06(金) 01:33:54.26 ID:YJXDSml2
覚醒の新クラス、ダークペガサスなら槍と魔法が使えるぜ!!
上級職だけどな。
>>449 むしろ実はいい人の参戦が決まってるから、チェンジプルフで下級職に戻してフォレストナイトにCCさせたいなw
華麗に馬を乗りこなし、弓のみならず剣も使いこなすヒー様・・・スゴイぞー!!カッコいいぞー!!ワハハハハハハ!!
もう「助けてエイリーク!」などとは言わせない!!
あ、でも剣が使えるようになっても三すくみの関係でエフラムに負けますね^^
>>431 >登場人物全員が結婚できるという言葉に嘘偽りがなければ
ロイ「それって他作品から参戦するゲストキャラも含めてなのかな?」
マルス「どうだろうね。いまの段階じゃあ何とも言えないなぁ。」
( ゚д゚ ) ガタッ
.r ヾ
__|_| / ̄ ̄ ̄/_
\/ /
リーフ「 姉上のようなセルフィナや、美人妻ルイーズさんともフラグが建てられると聞いry」
公式カップルからNTRとか、シグルドには新センサー追加だな。
つまりアイクの嫁が増える可能性もありか。
エフラムの幼女ハーレムが実現するのか、胸が薄くなるな
>>456 サラ「幼女ハーレム計画とか、ずいぶんと素敵じゃない」
エフラム「いや待て、誰もそんなことは言ってないだろ」
サラ「昨日の夜、『もう逃がさないからな』って言いながらあんなに激しく私を貫いてくれたのに…」
エフラム「それはパルテナの対戦の話だろ!?お前わざと変な言い方してないか…?」
エフラムは間違いなくガルランサー使い、槍的な意味で
リンは間違いなくナチュレ射爪使い、声優的な意味で
貫くってーとエフラムは神弓か狙杖使いなのか
近接ヒャッハーなイメージがあるから意外だ
>>457 ※パルテナの対戦風景です
アメリア「し、師匠の攻め激しすぎますぅっ!も、もうダメ……」
ミルラ「う、後ろから来ちゃ嫌です……なにがどうなってるのかわかんなくなっちゃいます……!」
サラ「兄様何でそんなに上手いの……私もう何回逝ったか憶えてないわ」
エフラム「なんだもう終わりか、俺の体力はまだ全然減ってないぞ」
マルス「あの、兄さん」
エフラム「どうした?」
マルス「いくら3DSのゲームだからって言っても、家の外ではやらない方がいいかと」
エフラム「何でだ?」
マルス「いや、警察に職務質問されますから」
>>460 よし、その対戦時の音声をもっとよこすんだ
執着があればそれに酔わされて、ものの姿をよく見ることができない。
執着を離れるとものの姿をよく知ることができる。
信仰のために私の言葉に捉われることもまた執着である。
仏弟子の肝心なる事は常に思索し続け内省的である事。
この世界における自分の役目や、
自分の行動が世界に対して贈り物になるか災厄になるかということを常に己に問い続ける事べし。
〜 古代ミラ教仏典より抜粋 〜
ソフィア国の政変から一年……この一年はあらゆる事が目まぐるしく蠢き変わる一年であった。
前例の無い事が立て続けに起こりそれは否応無く人々に世の中の移り変わりを意識させる。
まず第一に初めて僧が一国の政権を握った事である。
それまで武家支配に慣れきっていた人々は喜びとともにこれを迎え入れた。
リマ四世とドゼーと悪政が続きソフィアの民はもはや武家支配に嫌気が差していたのである。
あるいはマイセンであればこれを治められたかも知れないがマイセンはすでに亡く、
彼に変わってソフィアを領有したのはドゼーの首を取ったミラ宗の僧セリカであった。
…誰も知らぬ事ではあるが実際にドゼーの首を取ったのはマイセンである。
だがその場に居合わせたのはセリカの他に無く、マイセン亡き今セリカは何憚る事無く自らがミラの天意によりドゼーを討ち果たしたと公言して憚らなかった。
その功績こそがミラ宗によるソフィア統治の正当性となった所以であるが、この際その偽り事をセリカは必要悪と割り切っていたようである。
「ミラ宗派がソフィアを治める事こそが人々の平安と幸福に繋がります。そのためならばこのセリカいくらでも業を背負いましょう。
私の罪は死後にミラ様のお裁きに委ねればよい…」
それがセリカの考え方であった。
セリカが統治に乗り出して最初に行った事は農民への米蔵の解放である。元よりそのための一揆であったのだから当然の事と言えよう。
まだ充分では無いにしても蓄えられた膨大な年貢米は飢饉に苦しむソフィアで人々に一息をつかせるには充分なものであった。
次いでソフィアの城から政治の中枢をミラ宗総本山に移転しソフィア城は廃城となった。
これにより事実上ソフィアは祭政一致の政体が取られていく。当然のごとく他のあらゆる宗派は布教を禁じられミラ宗のみが唯一の宗教となる。
これもさして問題は無い。元々ソフィアはミラ宗の勢力が強くほとんどの者は信徒であった。
次に取り組んだ課題は農地の再興である。
先年来の飢饉で荒れ果てた畑を立て直し食糧生産を軌道に乗せる事は来年以降のソフィアの安定を図る上で欠かす事ができない。
これには農業知識を持たないセリカはミラ仏への五穀豊穣の祈祷を行う事で解決を図ったがもちろん神仏頼みで解決すれば誰も苦労はしないのだ。
ゆえに農民の代表たちの中から一人を選んで農政を任せる事となった。
権力の分散はソフィアを強固に掌握するためには望ましくはなかったが渋るセリカを説得したのはジェニーであった。
「セリカ様…餅は餅屋と申します。畑の事は農民がもっともよく知ってございましょう」
「ジェニー…天地の動きも実りもすべてミラ仏の思し召しよ。飢饉が起きたのはドゼーらの不信心に対する仏罰と考えるべきでしょう。
ドゼーはすでに滅び…我ら清く正しいミラ信徒が心より祈祷したのだから来年以降の豊穣は約束されたようなものよ」
「それはそうではありましょうが…万一来年以降も米の生産が回復しなければ再び一揆が起きましょう。
人事を尽くすのもミラ様のお心にかなうのではないでしょうか?」
「そう…それでは人選を進めておきましょう」
この時セリカが考えた事は私心無く農業に勤める人物でありなおかつ権勢に興味を持たない人物であった。
心当たりはあるし昨年の一揆の折に首脳部に近い場所にいたと言ってよい。
マイセンの孫……彼ならばミラの宗派の決定に異を唱える事もなく黙々と働いてくれるだろう。
戦が終わって以降早々に村に帰り一人畑を耕しているというが……
一揆の間、彼と親しく付き合ったというわけではないがその存在はどこかで心に引っかかっていた。
…今、自分は何を考えていたのだろう?
セリカは軽く頭を振った。自分が考えるべきは紋章の国をミラ教国としあまねく衆生を救済することではないか。
それこそが御仏の使徒たる己の為すべき事である。
そのために己はこの世に生を受けたのだ。
セリカの信仰は鉄の意思と情熱によって支えられておりそれはなによりも強固なものであった。
移ろい変わり変転するこのソフィアにおいて変わらなかったものもある。
相も変わらず東の国境近辺ではギース率いる野武士の大集団が暴れ周りその撃退にミラの僧兵たちは手を焼いていた。
そして……北に控える大名ルドルフである。
ドゼーがソフィアを統治していた頃から北の国境で合戦が繰り返されていたがそれはセリカの統治になってからも変わらなかった。
一度は和議の機会もあったのだ。
ドゼーが倒れた事を知ったルドルフは早速使者を出しセリカに講和と飢饉に喘ぐリゲルに米の援助を要請した。
それに対してセリカが出した条件は…
「リゲルの民をすべてドーマ宗からミラ宗に改宗させること」であった。
長年ドーマ宗を信仰していたリゲルの民にとって受け入れる事は難しい条件である。
紆余曲折はあったが和議は破綻し再び戦端が開かれる事と相成ったのはリゲル側がいくつか譲歩案を出したにも関わらずそれらをセリカが全て蹴飛ばした事に原因がある。
これにはさすがに全員が賛成はしなかった。
この時期のミラ宗の僧たちはともすればミラへの信仰をセリカ個人の強烈な統率とカリスマへの信仰に無意識に置き換えていたといってもよい。
だがそれでも疑問を持った者がいなかったわけではない…
ミラ宗総本山の禅問答場において三人の僧が語り合っていた。
ボーイ、メイ、ジェニーである。いずれもセリカの側近と目される者たちであった。
「僕たちはセリカ様についていくだけさ。あの方はミラ様のご意思を誰よりも体現してる方だよ」
「そうよ。私たちが余計な事を考える必要はないわ。あの方についていけばいずれ楽土がもたらされる。
私たちは信じて従っていればいいの」
ボーイとメイの言葉に困ったような顔をして疑問を差し挟んでいるのはジェニーである。
「けれどリゲルと戦をする必要があるのかしら?ドゼーは紛れもない仏敵。それを倒すに躊躇いはなかったけれど…
この上合戦を続けて犠牲を出す事はミラ様も望まれないのではないかしら…」
「セリカ様が天下を取ればそうした世の中も終わりさ。ミラ様の法に治められた楽土がもたらされる。
それまでは仏敵と戦って血を流すのもやむをえないよ。セリカ様がそう言っていたのだからその言葉は絶対だよ」
「そうよ。どの道都に軍勢を進めようとすればリゲルは避けて通れないもの。
そのためにも異教徒ドーマ宗を倒すのはミラ様の意思にかなうはずだわ。これはリゲルの人々のためでもあるのよ?
邪教から解き放ち彼らを正しい信仰に改宗させるためのね」
…ジェニーは沈黙せざるを得なかった。
まったく取り付く島もない。ボーイもメイも…いや、ミラ宗のほとんど全てがセリカの意思をミラの意思と信じて疑っていない。
だがそれでも忘れてはいけない人物の名が脳裏に閃いた。
「せめて…リゲルとの一件はノーマ様に相談するべきではないかしら?」
そう…病気を理由に長らく人前に姿を見せてはいないがミラ宗の大僧正はノーマなのだ。
すでにセリカに全権を委任しているとはいえさすがにリゲルとの一件は耳に入れておくべきだと思えた。
だがボーイとメイはジェニーが何を言っているのか充分には理解できていなかったようだ。
いや、ノーマの名すら言われるまで意識から外れたいたとすら言える。
熱狂的な信仰と強大な意思が醸し出すある種の魅力はかくも人の意識を惹きつけてやまないのやも知れない。
「ああ…ノーマ様ね……もうセリカ様がご報告してるだろうさ。そんなことより僧兵を再編しないとね。
僕らはセリカ様のご命令に従って仏敵との聖戦に望めばいいよ」
「ええ、セリカ様がおっしゃっていたわ。仏敵との戦い参加した信徒はたとえ志半ばに倒れても極楽浄土に招かれると…
苦しみ多く楽しみ少ないこの世からね。何を躊躇う必要があるのかしら」
もはや言うべき言葉は無いのかも知れない。
ジェニーは口元まで出掛かった言葉を押しとどめると場を後にした。
自分がここにいてできる事は恐らくもう何もあるまい。
あるいは彼らの盲従を見て割り切る事ができたのかも知れない。
自室に戻ったジェニーは手早く荷物を纏めると直ぐに総本山を出た。
おそらく二度と戻る事は無いだろう。
自分とセリカ達の信仰はもはや分かたれたのだから。
山門を下り際にジェニーは一度だけ寺の方を振り返った。
石垣が組まれ塔が建てられ戦に備えて要塞化された寺を……
その奥からは僧兵たちの練兵の掛け声が聞こえてくる。
―――進者往生極楽退者無間地獄―――進者往生極楽退者無間地獄……
リゲルとの合戦に望むにあたってセリカが取り入れた言葉である。
信徒の勇気を鼓舞し死を恐れず仏敵討ち滅ぼすべし…
勇猛に進んで討ち死にした者は極楽へ…怯えて逃げた者は背教の咎を受け地獄へと…
いたたまれなくなってジェニーは石段を降りる歩を早めた。
あるいは自分は恐ろしくなって逃げているのかも知れない。
自分は充分にセリカを諌めただろうか?
ボーイとメイの様子を見て早々に諦めたのではないか…だが彼女にセリカの鉄の信仰に異を挟む勇気は無かった。
石段を降りていく途上…若い男が下から上ってくるのが見える。
あれは…見覚えがある。
先年の一揆の折マイセンの側にいた…たしかアルムと言ったか。
ラムの村から呼ばれてきたのだろう。
軽く会釈をして通り過ぎるアルムの背中にジェニーは小さくつぶやいた。
「ミラ様のご意思が何処にあるか…神仏ならぬ身では伺い知りようもないわ。
すべては終わってみて初めて御仏のからくりを知りえるのかも…私が成せることは…」
その先を口に出すのは彼女にとっては怖くて仕方の無い事であった。
未練を振り切るように首を振ると小柄な僧は石段を下っていった――――――
―――よくご決断なされました―――
「それが楽土を作る唯一の道ならためらう事はないわ」
一人居室に座すセリカは風に乗って流れてくる声を聞いていた。
開いていた仏典をそっと閉じる。
この者と話す時だけは仏典を開いている気にはなれない。
――ほ・ほ・ほ……それでよいのですよ。如何様にもお役に立ちましょう―――
「勘違いしない事ね。私が貴女を用いるのはリゲルとの戦いに役に立つと判断したからよ。
必要悪を担う覚悟はできてる…楽土のため…万民のためにね…リゲルへの浸透は?」
――滞りなく……私と私の子達が貴女に天下を献じましょうや―――
やがて…気配は消えた。
セリカは面白くもなさそうにかぶりを振ると天井を仰ぎ見て一人呟く。
「背教者など許さない。異教徒など許さない。ドーマ宗のリゲルも…アスタルテを祖とする帝も…それが誰であろうと許さない。
全ての悪を許さない。それらを滅ぼす事がどれほどの犠牲を払う事であっても、友愛と善意に属する素晴らしき事柄を滅ぼす事だとしても、
躊躇う事無く排除していく…仏敵を討つべき役目を授かりし明王…その存在に対する異論など許さない。目もくれない。聞きもしない。
ただひたすら邁進するのがこの私…私は世界でただ一人ミラ様の意思をこの世に実現する。その時こそ私は純粋な善を体現する。
この世に涅槃がもたらされる…私が何をしようとしているのか異教徒になどわかるはずもないわ。私はこの世でただ一人ミラ様の意思を代行する。
何者にも邪魔は許さない。蒼天は我らミラ宗にこそ相応しいもの…時代がこの私を求めている。私は都に攻め上りかの地で明王となる」
ミラの軍勢が熱狂的な情熱と鉄の意志を持って「正義」を実現するためにリゲル領内へと乱入していくのはそれからすぐの事であった。
敵対者を悪と断ずるそれはもっとも無慈悲な御仏の尖兵であった……
次回
侍エムブレム戦国伝 風雲編
〜 アルムの章 混迷の大地 〜
セリカYABEEEEEEE!!
リアルでもそうだが、宗教狂い程恐ろしいものは無いな…
そして次の動乱を裏で手を引いてるのはやはり…
続きに期待。GJ!
>>458 エフラムは痛破掌使いじゃないのかw
アイクは間違いなくマグナ使い
セリカは最早(セル)カの域だよこれ。アルムの影がますます薄くなるなwww
チキ「おっじゃまっしまーす!アイクさんはいらっしゃいますかー?」
エリンシア「あらいらっしゃい、マルスちゃんじゃなくていいの?」
チキ「はい、アイクさんだけにしか頼めないことなんです」
エリンシア「(力仕事かしら)わかったわ。ちょっと待っててね」
アイク「ひょい)呼んだか?」
チキ「はい、あの、アイクさん、ちょと…(ポソポソ」
アイク「なんだ?…………あぁ、そのことか」
チキ「どうすればできるようになりますか?」
アイク「取得なら誰でもできるが結構な苦行になるんだ。それでもか?」
チキ「おねがいします!」
アイク「よしわかった。準備が整い次第山へ。サザも連れて行こう」
チキ「どうしてですか?」
アイク「アイツはおれより教えるのが上手い。それこそ神の領域だ。アイツのもとで成長していった奴らは
神の原石、雫、種となる。それに恥ずかしい修行でもあるから証人がいないとな」
サザ「門外不出の技なので概要は省く(チキには説明済)。心の準備はできたか?」
アイク「やめるなら今のうちだぞ。後悔はさせたくないからな」
サザ「この技は習得しちまえばこっちのもんだが、それまでは一時の愉悦、恥辱、苦痛等といったある意味痛みを超えた
痛みを体感する。おれも始めたときなんの罰ゲームだこれと思ったくらいだ」
チキ「大丈夫です。始めます!」
チキ?「こ、これが…私?」
アイク「意外と早かったな」
サザ「おれでもびっくりするぐらい上達が早かったな。3日かかるかと思ったが3時間
で終わらせちまった」
チキ?「ねえねえどうどう?上手くできてるかなぁ」
アイク「体は大きくなっても中身は子どものまんまなのな」
サザ「仕方ないよ団長、性格までは変えられないって。よしよし上出来だ。元に戻る練習もしなきゃな」
チキ?「うん、ちょっと恥ずかしいけどがんばるよ!サザのおにいちゃじゃなくて…先生!」
サザ「自分とほとんど年が変わらないように見えるのに…なんか複雑だなぁ」
???「ぼくがいない間にいつの間にこんなことを?ククク、面白いネタになりそうだ」
>>469 覚醒ネタは、発売後一ヶ月は厳禁な
書きたいのはわかるが・・・
某SRPGの成長期並みに都合のいい設定だな
>>470 覚醒に成長したチキが出るってのはもう公開されたろ
別に問題ない
???ってリーフだよね?
考えすぎかもしれんが覚醒の新キャラを匂わせたとか登場させた誤解されそうだからここは気をつけたほうがいいかも
474 :
ビラク:2012/04/08(日) 19:29:45.37 ID:e5Rcd73E
うほっ代理投下開始するZE♪
475 :
遠き日の夢:2012/04/08(日) 19:30:21.16 ID:e5Rcd73E
それは此方の幻であり、彼方の現実。
――喉がヒリヒリするように乾く。背中はじっとりと濡れ、額に置こうとして挙げた腕が鉛の様に重く感じた。
「――はぁッ」
大きく息を吐き出すと同時に、寝ることをあきらめてベッドから体を起こす。
枕元を見てみると、既に深夜二時を過ぎていた。
春先とはいえこの時間の空気はまだ冷たく、窓から差し込む月の光もいやに寒々しく感じた。
「痛つつ・・・」
こめかみの辺りに、にぶい痛みを感じる。風邪をひいたわけではない、と思う。
普段病弱な自分だが、最近は調子が良かったはずだ。
ただ――。
「夢見が悪かったな・・・」
誰に聞かせるわけでもなく呟く。そう、自分は夢を見ていた。見ていたのだが、
その余りの夢見の悪さに目を覚まし、その後寝つけずにいたのだ。
普段から、あまり夢を見る性質ではない――見たとしてもその内容まで覚えている
ことはほとんどないのだが、先ほどまで見ていた夢はいやに現実感があり、その中身も
ハッキリと頭に残っている。
それは、まさに悪夢と言ってよい内容だった。
(水でも飲んでこよう)
とにかく、この喉の渇きようは耐えられるものではない。
汗にまみれたシャツも気持ちが悪かったが、今はそれよりも何よりも水が飲みたい。
きっと、汗で水分が出ていったせいであるし、冷たい水を飲んで気を落ち着かせたいというのもある。
部屋のドアを開け、二階にある自分の部屋から一階の台所を目指して足を踏み出す。
ギシッと、大きな音が響いた気がした。
普通に考えれば普段歩いているときから同じ音が鳴っているはずなのだが、周りの音に
かき消されてしまっているのだろう。
何といっても、我が家は人様の家の十倍は騒がしいのだから。
そんなことを考えながら、寝ている兄弟達を起こさないように出来るだけそっと階下へ進む。
台所に着くと、意外なことに先客がいた。明かりは着いておらず、窓から差し込む
僅かな光がその先客のシルエットを浮かびあがらせている。
「ヘクトルか?」
「ん?なんだよ、エリウッド。こんな時間に」
台所にいたのは、自分と一番近い年の兄弟、ヘクトルだった。
彼の言葉に、「そっちこそどうしたんだ」と返しながら、彼の方、つまり水道の蛇口へと
近づいていく。
「ちょっと、喉が渇いてよ。お前も飲むか?」
「頼む」
見ると、彼の片手には空になったグラスが握られていた。僕の返事を聞き、空いたグラスに
水を注いで渡してくれる。
「ほらよ。同じで構わねぇだろ?」
「あぁ、ありがとう」
受け取りながら、キッチンの目の前に置かれたテーブルの椅子を引き、座る。
ヘクトルもそんな僕の姿にならい、隣に腰掛ける。
「ひでぇ顔してるぜ、お前。具合でも悪くしたか?」
普段が普段だからだろう。こちらの顔を覗き込むヘクトルが心配そうな顔を浮かべる。
「いや、体調は問題ない」
闇に目が慣れてきたな、とヘクトルの表情を読み取りながらぼんやりと悟る。
こちらを心配してくれている彼には悪かったけれど。
476 :
遠き日の夢:2012/04/08(日) 19:30:47.18 ID:e5Rcd73E
「最近、調子が良いんだ。弟達の面倒をみることが減ってきたからかな?学校にだって、
休まずに行けているじゃないか」
「馬鹿。だから心配なんだよ。良い時が続けば、どこかで崩れることもあるだろ?
体が弱いのが治ったわけじゃねぇんだからよ」
はは、と苦笑いを浮かべる。他に、どんな反応を返せばいいのか分からかったからだ。
調子が悪いと心配をかけるし、良い時は良い時で結局心配を掛けてしまう。
「ヘクトル、君は僕を心配しすぎだよ」
「そうかもな。だけど、いつも口うるさいのはお前の方だぜ?お互い様だな」
お互い様、ということは互いに心配をかけあうのがそれほど悪くない、という意味だろう。
兄弟の中でも年が近いせいか、ヘクトルと僕は一緒にいることが多い。
互いに互いのことを理解しながら、それでも心配してしまうのはやはり兄弟だからだ。「それで、体の調子が悪いってんじゃねぇんなら、こんな時間にどうしたんだよ?
お前、髪まで汗で濡れてるぜ」
思索に耽っているところに、ヘクトルの声がかかる。言われて手で前髪をかき上げると、
たしかに髪は湿り気を帯びていた。
「夢を、見たんだ」
「悪い夢か?」
「とびきりね」
からかうような笑みを浮かべて尋ねるヘクトルに、僕も精一杯の嫌味な笑みで返そうと
口角を上げる。下らないことだったが、そんな下らないことが気持ちを落ち着けるのに丁度良かった。
「夢の中では、僕は今よりもずっと年をとっていた」
「シグルド兄上位か?」
「もっとだ」
「ミカヤ姉上位か?」
「馬鹿を言うな」
夢の中の自分は、ここから三十ほど年を重ねた姿だったように思う。ただ、夢の中でも
僕は病弱で病に伏せっていたので、かなりやつれた姿をしていた。
本当は、もっと若かったのかもしれない。
「その夢の中では、僕と君は兄弟ではなかった」
「はッ。ありえねぇな。それこそ夢の話だぜ」
だから夢の話だと最初から言っているのに。そう思いながらも、僕の話を一笑に伏した
彼の言葉には同意する。生まれてからずっと一緒に過ごしていたヘクトルと自分が兄弟でないなど、
いくら夢とはいえ突拍子がない。
「それで、夢の中で何があったんだよ?リンやマルス達も、年をとってたのか?」
「いや、リンディス達は出てこなかったよ。――夢の中では、僕も君も裕福な家に
生まれていてね。僕達は親友として過ごしていたんだ」
「!――へぇ。そりゃ、割と良い夢だったんじゃねぇか?」
一瞬、ヘクトルの表情が強張った。が、彼が何事もないように振舞うので、僕も気づかない
ふりをした。
「夢の中では、戦争をしていたよ。たくさんの罪のない人が死に、大地が傷つけられていった」
今思い返すだけで、凄惨な光景だった。あれが夢で、本当に良かったと思う。
「僕は僕として夢の世界にいるんだけど、まるで物語を見ているみたいに、自分や外の世界の
様子が分るんだ。僕は必死に鍛えた力を持っているのに、病で自分の国のために戦うこともできず、
ただベッドの上から窓の外の景色を眺めていた」
夢の中の自分は、今よりもずっと具合が悪かった。
「きっと、あれは僕であって僕でなくなってしまった人なんだ。
あの僕を、デュランダルは認めてくれないだろう」
夢の中で、僕の傍らに愛剣は無かった。戦場に出ていないのだから当然なのだが、
それがひどく悲しかった。
477 :
遠き日の夢:2012/04/08(日) 19:31:36.89 ID:e5Rcd73E
「優れた武器は、自らの意思で主を選ぶという言い伝えがある。僕のデュランダルも
君のアルマーズも、今は僕達に力を貸してくれているけれど、僕達がその資格を失ったら、
また眠りについてしまう」
「もっとも、この町でその力を振るうときは、大抵しょうもねぇ事件に巻き込まれた時だけどな」
「茶化すなよ」
彼の横やりに、眉根を寄せる。それなりに真面目な話をしているつもりだったのだ。
「まぁ、気持ちは分るけどよ。武器は自分の一部って言うからな。その武器がなくなれば、
そりゃつれえよ」
武器は古来、英雄の象徴であった。自分がそういう大それた存在だとは微塵も思っていないが、
物語の主人公が最後に伝説の武器を手放すように、僕達も僕達の人生の中で象徴を持つに
ふさわしい時期、まさに自らが主人公だといえるような青春時代を過ぎたら、愛剣を
手放さなければいけないのかも知れない。
「そんな風に、病に倒れ、戦う力さえ残っていない自分を見るのが嫌だった。
苦しんでいる人がいるのに、それを助けられない自分を見せつけられるのが嫌だった」
夢の中とはいえ、そんな自分を見るのが耐えられなかったのだ。話している内に、
夢を見ていたときに感じた妙な現実感が胸から込み上げて来て、また頭が痛くなってくる。
そっと、こめかみに指を添えた。
「所詮は夢だ。気にするなよ」
そんな僕の様子を見て、ヘクトルが言う。
「分っているよ。分っているけど、例え夢だとしても許せないことがあった」
僕は、まっすぐにヘクトルを見据える。あんな夢を見た直後に、彼とこんな話をしているのは
偶然ではないのかも知れない。
「ヘクトル。僕は、君との誓いを違えてしまった」
言いながら、僕は自らの掌を見せる。闇夜でも、目を凝らせばうっすらと傷跡が見える。
その傷跡を見て、彼は僕の言わんとしていることを全て悟ってくれたようだった。
「『僕達二人は、生涯志を同じくする者。一方が危機に陥った時は、命を掛けて相手を守る』
夢の中の僕達も、同じ誓いをしていたよ」
それは遠い昔、近所の子ども達が集まった時に交わした誓い。結局その場で互いの手を
取ったのは兄弟である自分達だけだったが、それでも僕達二人の根幹にある、何よりも大切な誓いだ。
「夢の中の僕達が同じ誓いをしていたのは嬉しい。だけど、僕はその誓いを破ってしまった。
戦争で君が本当に危ない時、病を理由に駆け付けなかったんだ。夢の中の君は、どんなときでも
誓いを守ってくれたのに・・・!」
夜中だということを忘れて、大きな声を出しそうになってしまうのを、なんとか堪える。
「その結果・・・夢の中の君は命を落としてしまったんだ」
――――。
重苦しい沈黙だった。たかが夢の話。そんなことは分ってる。だけど、例え夢の中であろうと、
一番守らなければいけない約束を破ってしまったことが、重く僕の心に圧し掛かっていた。
「すまない。変な話をしてしまって。さぁ、もう寝ようか。大丈夫、明日の朝には、
夢のことなんて忘れているよ」
言って、立ち上がろうとする僕をヘクトルの言葉が引きとめる。
「俺も――夢を見たぜ。俺が、死んじまう夢だ」
「!」
ヘクトルが俯きがちに、呟くように言葉を紡ぐ。
「俺とお前が必死で助けた奴に、殺されちまう夢だ」
「ヘクトル、その夢は」
先ほど、彼の表情が一瞬強張った理由に思い当たる。が、そんなことがありえるのだろうか?
「でもよ、最後の最後の瞬間、俺は安心して逝くことができたぜ。
親友が、誓いを守ってくれたからな」
478 :
遠き日の夢:2012/04/08(日) 19:32:04.34 ID:e5Rcd73E
「そうか――。それは、良かったな」
死んだ夢を見たと言う人間に掛ける言葉ではないとは、自分でも思う。が、その結末を
正直羨ましいと感じた。
「あぁ。そういう意味では、悪くは無い夢だったな。唯一つ不満なのは、その親友が
変に自分を責めてるってことだ」
ヘクトルの言わんとするところが分からず、視線を向けて先を促す。
「俺の死に際に駆け付けたのは、親友の息子だった」
「ヘクトル、それでは誓いは守られなかったんじゃないか。
親友は、君の所に行かなかったんだろう?」
彼の見たという夢の中で、『親友』は誰なのか。その『息子』は誰なのか。
問う気持ちは湧かなかった。
「いや、親友は来たぜ。息子が、親友の想いを連れて来てくれた」
ヘクトルが顔をあげてこちらを見る。
「その息子は、まだ頼りないところも見えたが、それでいてこれ以上ないほどに頼もしく見えた。
まるで、一番楽しかった頃の『そいつ』が来たみたいだったよ」
「だけど、それは『彼』じゃない」
それは、あくまでも息子なのだから。ヘクトルと誓いを結んだのは、その父親のはずだ。
「そうだな。だけど、まぎれもなく俺の親友の息子だったよ。同じ顔を持ち、同じ眼差しを持ち、
同じ強さを持ち、同じ意思を受け継いだ――俺の親友が、駆けつけてくれたんだ」
彼の言葉で、胸から込み上げてくるものを感じる。それは、先ほどまでとは違う、
熱い何かだった。
「その息子は連れて来てくれたんだ。遠き日の誓いを果たしに、病と闘いながらそれでも
なお俺と同じ戦場に立たんとしてくれる、親友の魂を!」
――――。
再びの沈黙、しかしそれは心地の良い余韻を残した空気だった。
「――そうか。彼は、君の下に駆け付けてくれたか。誓いは、守られたんだね」
「あぁ」
僕には、それだけしか言えなかった。それ以上言葉に出すと、いよいよ夜の静寂を
破ってしまうことになるからだ。
479 :
遠き日の夢:2012/04/08(日) 19:32:31.61 ID:e5Rcd73E
「さってと、じゃあもう寝ようぜ。どうせ明日も春休みだっつーのに『朝食は皆で
食べるのものだ!』とか言って叩き起こされるんだからよ」
「もしかして、シグルド兄さんの物真似のつもりか?似てないぞ」
「うるせー」
椅子から立ち上がりながら、壁に掛けられた時計を見ると既に三時直前となっていた。
「親友の息子は、立派になっていたかい?」
「あぁ。それも、まだまだ大きくなりそうな器を感じたぜ」
台所を出る前にふと足を止め、ヘクトルに問いかける。
「僕達の弟も、大きくなったものだね」
「まぁ、な。でも、まだまだだぜ。せめて、俺達と互角に戦えるようになれなきゃ、
危なっかしくて見てられねぇな」
夢の中の彼よりも、今の彼は少々年齢が下るだろうか?
「そのくせ無茶をしたがるのは、一体誰の影響かな?」
「エフラムの馬鹿のせいだろ」
「ははは。それは酷いだろう」
何となく、このままここを立ち去るのが惜しい気がした。降りて来た時は、あんなにも
沈んだ気分だったのに。
「じゃあ、あんなに頭の固いマジメちゃんなのは、だれの影響だろうな〜?」
「リンディスじゃないかな」
「てめぇ、言いやがるな!」
くっくっと。声を抑えてひとしきり笑う。
「楽しみだね。これから彼がどう成長していくのか」
「あぁ、そうだな。俺達も負けねぇ様に、いつまでも『兄貴』でいられるようにしなきゃな」
十年と言わず、十五年経っても二十年経っても、彼が皆に愛される彼のまま成長してほしいと、
弟に身勝手な願いを託しつつ、深夜の語らいは幕を閉じた。
それは此方の幻であり、彼方の現実。
生まれて出でて十の年月を数える『炎の紋章』の物語を振りかえる、かつての知られざる英雄達が見た、遠き日の夢であった。
了
480 :
ビラク:2012/04/08(日) 19:34:25.23 ID:e5Rcd73E
代理投下終了だZE♪
うほっへっきゅんとエリウッドは原作でもここでも深い絆と男同士の熱い友情で結ばれているんだZE!
俺もへっきゅんともっと深く想いあいたいZE♪
代理投下の褒美はへっきゅんと一日デートでいいんだZE?
>>470 う〜ん、公式で出てればいいかなと思ったんだが。じゃあ公式で何が出ようと禁止…でいいかな?
>>480 黒イ「いいよ、ぼくが許す」
S「まあKINSINじゃなければ」
ティニー「ここはぜひとも」
へクトル「良くねーよ!!」
>>475-480 エリウッドが見た夢は封印時代のもの…って解釈でいいっけか?
しかし良い話だった。GJ!
>>481 個人で決めることではないし、本スレでする話ではないので議論板を見てくれ
>>475-480 GJ!封印でのエリウッド視点を思うと切なかったけど最後のほうで和んだよ。良い話だなぁ
サラ「覚醒でチキが成長してることに悲しんでるペド……ロリコンの人がいるみたいだけど」
エフラム「……言い直してもあんまり良くなってないぞ」
サラ「兄様も女の子が成長するのは歓迎できなかったりするの?」
エフラム「何をバカな。子供の成長を喜ぶのは当たり前だろ」
サラ「じゃあもし私が成長して巨乳になっても愛してくれる?」
エフラム「……何かどう答えてもろくな結果にならん気がするんだが」
サラ様は成長してもぺたーんなままな気が…おっとこんな時間にだれか来たようだ
>>487 サラ「勝手に人の将来を決めないでくれる?女の子の胸には夢と希望が詰まっていると誰かが言っていたわ」
エフラム「初めて聞いたぞそんなの」
サラ「あ、でも成長しないなら兄様好みの幼児体型でいられるのね。じゃあいいや別に」
エフラム「……忙しい奴だな」
このスレのサラとサーリャが性格的にちょっと似た所あるなw
そういえば名前も似t
同じダークマージだしな。ん?間違ったかな…?
ロプト教のメンバーなのになにげに闇魔法使えないのは結構謎だな
セイラムの存在意義を保つ為に自重してるんです
このスレのサラなら普通に使えそうだけど
サラ「私はダークマージじゃないので誤解しないように、なんで誤解されるのかも不思議なんだけど」
エフラム「そういえば、お前はロプトの人間なのになんで闇魔法を使わないんだ?」
サラ「……家族はみんな教団の仕事でいないし、教団の連中も私を腫れ物みたいに扱うし……。
そんなだからロプト教の闇魔法なんて覚える気がしなかったの。今はそういうのもちょっと落ち着いたけどね」
エフラム「……すまん、悪いことを聞いた」
サラ「……なんて、冗談よ。単純に闇魔法みたいな暗くて楽しくないことなんて興味なかっただけ」
エフラム「……そうか」
サラ「だから気にしなくていいの。あ、もしかして慰めてくれる? じゃあ思いっきりハグしてもらおうかな、ぎゅっと」
エフラム「よし、わかった」
サラ「ちょっ……本当にしなくていい……! 苦しいから……もう、バカなんだから……」
マルス「おまわりさんこの人です」
ヘクトル「馬鹿野郎、家族を売るんじゃねえ!(ボカッ)」
マルス「いてっ……えー、じゃあヘクトル兄さんはあれ許すんですか? 明らかにロリコンですよ?」
ヘクトル「 ホ モ で な け り ゃ そ れ で 良 し ! ! 」
マルス「……さいですか」
ヘクトル「……大体あんなもんあと数年も待てば何の問題もなくなるんだから大したことねーだろ」
マルス(……あまりのホモ地獄にパラダイムシフトを起こしたか……ヘクトル兄さんの進化が始まったようだな)
なんとなくサラは母親がマンフロイの娘だとして、父親が光魔道の人なんじゃないかと予想してる
でもって生まれたサラは光魔道に精通、ディアドラに似た不思議な雰囲気を持った美少女
・・・まさか・・・クルト・・・
トラキアはシリーズでも珍しく全キャラの公式設定が設定されててそれによるとサラの年齢12歳
つまりバーハラの戦いから数年後に生まれた事になる
クルトが死んだのはバーハラの戦いよりしばらく前、シグルドがシレジアに亡命するより前になるからそれはないかと
もしクルトが父ならクルトはバーハラの戦いの後も生きてないといけなくなるし
クルト「この俺が死んでいるといつから錯覚していた?」
501 :
499:2012/04/11(水) 00:06:54.49 ID:HotCjT2n
>>500 すまぬ…
新情報を肴に何かネタ書こうと思ったんだが今までネタ書いたこともなかったし特に浮かばなかったのだorz
>>493 紋章町は女子の結婚可能年齢を12歳からにするようにすべき
…地味に町民に同意者がいそうな気がしなくもない
>>502 まだ体の出来ていない女子を結婚させるとは何事だ!
とエフラムが先頭切って反対するぞ
セシリア「男女差別反対!女子だけ下げるなんておかしいわ!下げるなら男女両方可能年齢をさげるべき!」
>>503 サラ「あら、結婚=体が出来てないと不都合な行為。なのね」
>>504 ゼフィール「ぬぅん!」回転斬り×2
ブルーニャ「援護します」フィンブル×2
ナーシェン「終わりだよ犯罪者!」ルーンソード×2
>>502 サナキ「ま、まあ反対する理由はないのう」
ミルラ「おじいちゃんにお願いしようかな…」
サラ「外堀から埋めていけば兄様も逃げられないわよね…教団の連中を使おうかしら」
紋章町は外堀埋め系ヒロインの多い町ですね
ジャンヌ「将を射んとすればまずは馬からってわけです。シグルド義兄さんは私の味方にまわってくださってます」
>>504 ユアン「結婚年齢を下げる?男はいいけど…だって12歳になるともう、いや下手すれば10歳くらいには既にあそこが」
ジード「そっから先言ったらマジでしょっぴくぞ」
>>508 セリカ「そのままシグルド兄さんとくっついちゃえば良いのに」
エフラム「……ちょっとキシュナと共に武者修行の旅に出てくる」
>>510 サラ「行きたい場所があるならワープで送ってあげるわ。私もリワープで追いかけるから。
修行するなら回復役は必要でしょ?」
知らなかったのか…?サラ様からは逃げられない…!
人のいない僻地で幼女と槍の修行(意味深)
覚醒の発売まであと1週間か……
楽しみではあるが、しばらく更新が遅くなるかも。
『ママチャリの系譜』
>>377-383の続きです。
181.5
フュンフ♀「ようやく第3章が始まりました『ママチャリの系譜』。
今度のレースも頑張っていきます、竜王家使用人、背番号5番、スナイパー・フュンフ!
キリがいいので、そろそろ私もモードチェーンジッ!!」
フュンフ♀(トラキア)→フュンフ♂(聖戦)
フュンフ♂「さて、聖戦モードに戻った所で、あらすじを紹介していきたいとこだが、
今回はレース前だし、前回から間が開いているから、出走者の確認だけしときますよ〜」
ミカヤ 「ちょっと待ったぁーーーーーッッッ!!!」
フュンフ♂「むっ、あなたは兄弟家長女のミカヤさん!? どうしたんです、血相変えて?」
ミカヤ 「このスレの名称は何? はい、そこの雌雄同体!」
フュンフ♂「雌雄同体とは失礼な。あと、このスレの名称は『歴代FE主人公が兄弟だったら』ですが、何か……?」
ミカヤ 「そう、FEの主人公キャラがメインの兄弟家スレなのに、何で私達の出番が少ないのよ?
シグルドやセリスちゃんの出番はまだまだ先だし、リーフなんか負けちゃったし」
フュンフ♂「いや、そんな事を俺に言われても知らんがな」
ミカヤ 「とにかく! 今回のレースの間、このコーナーは私達兄弟家が仕切らせてもらうわ!
これはお姉ちゃん命令よっ!!」
フュンフ♂「いや、アンタ俺の姉ちゃんじゃないし」
ミカヤ 「お姉ちゃんがお姉ちゃんって言ったらお姉ちゃんなのっ!」
フュンフ♂「お姉ちゃんが壊れてきた……とりあえず、出走者の確認を…」
ミカヤ 「あっ、ちょっと待ちなさい、お姉ちゃんがやるから!」
枠 番 マシン名 搭乗者 1stドライバー 単勝倍率
黒1 1 影の伝説 ファバル&ジャンヌ ファバル 10.9倍
緑2 2 緑三号 アレク&ブリギッド ブリギッド 12.3倍
赤3 3 お ジャムカ&ベオウルフ ジャムカ 11.7倍
赤青4 4 フェニックスアロー レスター&デルムッド レスター 8.1倍
迷彩5 5 SDL551バゼラート アサエロ&ロドルバン ロドルバン 20.2倍
黄6 6 世界ひろし号 ひろし&リデール ひろし 3.2倍
白7 7 プリンツェーッサ デュー&パティ デュー 13.6倍
黒8 8 黒王号 ラナオウ&ユリア ラナオウ 3.5倍
紫9 9 謎のユングヴィ城 エーディン&ミデェール ミデェール 3.4倍
フュンフ♂「一部、名前が改変されている人がいる件について」
ミカヤ 「えっ? 世界ひろしとラナオウで合ってるでしょ?」
フュンフ♂「あー、うん、まあ確かに……」
ミカヤ 「それじゃあ、次回からは私…じゃなくて、兄弟家がここを担当するから、
あなたは観客席でレースの観戦でもしときなさい」
フュンフ♂「いや、俺も一応ここを任されてるし、離れる訳にもいかんので、端っこの方で適当にしときます」
ミカヤ 「仕方ないわね。かなり邪魔っけだけど、
私は紋章町でもちょっと有名なぐらいに寛容だから我慢するわ」
フュンフ♂(有名なのか……?)
182
ノイン 「静かな闘志の森の陰から、もういっちょいかがとカッコーが鳴く!!
カッコーが鳴いたら、第3レースのスタートとなります!」
エルフ 「『もう起きちゃいかが』ですよ? 何でそんなラーメン屋の大将みたいな、
威勢のいいカッコーなんですか?」
ノイン 「威勢の名物赤福餅はええジャマイカ! 首都はキングストン!
サーキットのキングかクイーンを巡って、今……」
プッ プッ プッ ピーーーーッ!!
グオッ!!!!
他┃───────→ラナ
┃
全┃───→ロド
┃────→ジャム
員┃───→ファ
─────────────
ノイン 「スターティングランプが赤福から青福へと変わったぁっ! 全車一斉にスタートだ!
まず飛び出したのは紋章町のワントップ、拳王ナース・ラナ選手っ!!」
セーラ 「ラナオウが飛び出すのは予想通りね」
ドロシー 「……? 今、変な音がしませんでしたか?」
ノイン 「続いて、いいスタートを切ったのはマッスル全開、ビルドアップのジャムカ機『お』!
両サイドには影の伝説とSDL551バゼラート! 残る5台は微妙に出遅れたかっ!?」
エーディン「うふふ……」
ミデェール「果たして、そうでしょうか?」
エルフ 「いえ……ちょっと待って下さい……」
ノイン 「あっ、と、只今、大会実行委員会より情報が入りました! フライングッ!!
好スタートに見えた黒王号、『お』、影の伝説、SDL551バゼラートの4台、フライングだっ!!」
ラナ 「何ですってっ!?」
ロドルバン「嘘だろっ!?」
ノイン 「気が焦ったか、痛恨のフライング!! 早くも失格者続出の波乱含みの展開だッ!!
波乱たいらさんに1000点!!」
ジャムカ 「何っ!? 失格なのかっ!?」
ファバル 「3000点ぐらいあげてくれっ!!」
アサエロ 「それはどーでもいいっ!!」
エルフ 「いえ、失格ではありません。ピットイン時にペナルティとして
10秒ストップが与えられる事になります」
ユリア 「何よ、焦ったじゃないっ!! いい加減な実況しないでよっ!!」
ノイン 「いい加減な実況大好き、ソードマスター・ノイン! 動揺した先行4車、
あっという間に残りの5台に抜かれております!! フライング意味ナッシング!!」
エルフ 「スタートライン付近の集音マイクがシグナルON寸前に笛の音を拾っています。
それに、スタート直前のエーディン選手の不審な動き……」
ラナ 「エーディンお姉様、あんなタイミングで笛吹くなんて卑怯よっ!!」
エーディン「うふふ、必殺ハウリングスタートの恐ろしさ、思い知ったかしら?」
ノイン 「出えええええええええええええええええええたあああああああああああああああああああッッッ!!
必殺ハウリングスタート!! 謎の姫魔術師・エーディン選手が早くも仕掛けてきたぞッ!!」
エルフ 「スタート寸前にエーディン選手に笛を吹かれ、思わず飛び出してしまったんですね」
セーラ 「セコッ!」
ドロシー 「これは荒れそうですね…」
ノイン 「敵のずば抜けた反射神経を逆に利用した恐るべき必殺技ッ!!
ユングヴィの女帝の力を見誤ったか!? さて、スタート順位は大きく変わっております!」
183
ノイン 「1位、スタート後の混乱を上手く利用した男、世界ひろしと言えども俺の前を走れる奴はいないっ!
ヴォルツ選手の駆る世界ひろし号!」
セーラ・ドロシー「「ひろしキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!」」
ヴォルツ 「あんなの無視だ!」
リデール 「だが、いい滑り出しだぞ」
ノイン 「その背後、混迷の元凶、紫の魔王城、謎のユングヴィ城はここにいる!
ナゾ○ーランドでADEAN姫を救え! 操るは、エーディン&ミデェールペア!」
エルフ 「間違ってもADEAN(エーディン)をARDEN(アーダン)と読まないで下さい」
エーディン「いい位置につけました。見事ですよ、ミデェール」
ミデェール「ありがとうございます」
ノイン 「その後ろ、あなたはとんでもない物を盗もうとしていました。それは順位です。
デュー&パティチームの怪盗プリンツェーッサは3位!」
デュー 「あっぶな〜、危うく引っかかるとこだったよ」
パティ 「ホンット、油断ならないわね」
ノイン 「サイドバイサイドで聖帝様のリカンベントマシン、
レスター&デルムッドタッグのフェニックスアローは4位!」
レスター 「さてどうする…?」
デルムッド「決まっている、あるのは制圧前進のみっ!」
ノイン 「その後ろピタリは5位、荒ぶる修道女・ブリギッド選手が不敵に笑う! 笑う門には福来たる、
服ぐらい着て下さいよお父さんはもうお風呂上りはいつもそんな……」
ブリギッド「はん、予想通りエーディンの奴、やってくれたねえ」
アレク 「正直、お前が先で良かったぜ。俺だったら引っかかってたかもな」
ノイン 「6位はブラックニンジャ、ファバル&ジャンヌペアの影の伝説!
ほぼ並んでその外側、熱く燃える漢達、ジャムカ&ベオウルフペアの『お』は7番手!!」
ファバル 「くっ、エーディン姉上にしてやられたでござる…」
ジャンヌ 「ファバルさん、それはいいですから普通に喋って下さい」
ジャムカ 「エーディン…」
ノイン 「8位にはガラスのボディかガラスのハート、SLD551バゼラートのアサエロ&ロドルバンペア!
そして、地に膝をついてしまった拳王ラナオウの黒王号は屈辱の最下位!
ラナオウ、貴様が握るのは天ではなく死兆星だっ!!」
ラナ 「エーディン姉様……あなたに打ち倒される拳王ではないわ!」
ロドルバン「後ろが怖いな…」
アサエロ 「ちっ、いきなり面倒な事になっちまったぜ」
ノイン 「さあ行くんだ、その顔を上げたり下げたりしながら!
メイドお嬢様・ユリア選手がドライバーズシートのナース・ラナ選手の毛並みを整えつつ前を伺う!」
ユリア 「違うわよっ! ラナの頭がデカくて邪魔だからかき分けてるだけなのっ!!」
ラナ 「うるさいわね、大人しくしてなさいっ!!」
ノイン 「邪魔をするから、ジャマー! 一番怖いマシンが最後方にいる、
前方のマシンの恐怖はいかばかりか!? たこばかりか!? 中トロ丼は中トロばかりか!?」
エルフ 「中トロ丼にイカだのタコだの入っていたら、店主と殴り合いになるでしょう?」
ノイン 「殴り合い宇宙! 意外と武闘派だ、機動武闘伝Gシャーマン・エルフ!
折れたこの手がまたくっつく!! 人体の神秘であります!」
セーラ 「そりゃ、力限界15の聖戦シャーマンで力13もあればね…」
ドロシー 「シャイニング・リザイアと言う名のアイアンクローが決め技ですね」
エルフ 「私のこの手が光って唸りますよ?」
184
ユリア 「ちょっとラナっ、何やってるのよっ! 私、最下位は嫌よっ!!」
ラナ 「あーっ、もう! それならアンタがどうにかしなさいよっ!!」
ノイン 「嫌よ嫌よのユリア選手、ハダカハダカのジャムカ&ベオウルフ!
漢がパンツ一丁で自転車漕いで来るものかっ、おっちょこちょいのちょい!」
エルフ 「いえ、本当にパンツ一丁で自転車漕いでますが」
ノイン 「怪人パンツ漢が男をさらいにやってくる!! 最後方からやって来るのは黒き覇王・黒王号!!
怪人魔人を一網打尽! さあ、戦闘態勢に入るぞ!!」
セーラ 「おっ、早速やる気ね」
ドロシー 「この人達、まともにレースする気あるんですか?」
ラナ→ロド ファ
ジャム ブリ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\レス
\デュー
\ミデ
ノイン 「本レースファーストバトルは奇しくも最後方からッ!! 紋章町防衛軍の永遠のアイドル
SDL551バゼラートに、天を目指す者達を乗せた黒王号が最接近!」
ユリア 「さあ、行くわよ!」つ【トレイ】
ラナ 「……そんな物で何する気よ?」
ノイン 「しかし、凍てつく視線のスナイパー・アサエロ選手の薫陶よろしくきっちりインを締める
ロドルバン選手!」
アサエロ 「ロドルバン、ラナオウの奴が来たぜっ!」
ロドルバン「イラッシャイ」
ラナ 「気が抜ける……」
ノイン 「礼儀正しいロドルバン選手! タイム衣食足りて礼節を知る!
サーキットのアタックチャンス、狙い目は8番手のSDL551バゼラート! 迷彩色が黒に染まるか!?」
ユリア 「食らいなさい、竜王家メイド48の殺人技の21番、必殺トレイカッターSPッ!!」(ブンッ!!)
ロドルバン「(ゴスッ!!)ぐおっ!?」
ノイン 「うぉうぉうぉおおおおおッ!? あれは我が竜王家の使用人に伝わる超必殺技、
トレイカッターSPッ!! メイドお嬢様・ユリア選手の手に握られたトレイが翻り、
ロドルバン選手の後頭部を殴打! ハンドリングを誤った隙にラナ選手が抜くッ!!」
エルフ 「ヘルメットを被っていますから、ダメージはそれほどありませんわね」
セーラ 「うわ〜、予想通りの展開ね」
ドロシー 「剣とかじゃなくてトレイって辺りがまた何とも言えませんね」
ノイン 「これは強烈! 序盤も序盤から妨害上等だ、メイドお嬢様!
さあ、戦闘速度の黒王号がメイドカッターを振りかざし、上位に切り込んで行くぞ!!」
ユリア 「ほらほら、どきなさーいっ!!」(ブンブンッ!!)
ベオウルフ「おお怖い怖い。ジャムカ、こりゃ関わらねえほうがいいぜ」
ジャムカ 「ああ、そうだな」(ササッ!!)
185
ノイン 「右へ左へ無茶苦茶にトレイを振り回すメイドお嬢様・ユリア選手!
事なかれと『お』が道を空ける形! うおっと、551のバゼラート、黒王号にスリップストリーム!」
ロドルバン「後ろなら安全だな」
アサエロ 「このまま連れて行って貰うぜ!」
ロド・ラナ
 ̄ ̄ ̄ ̄\ \ ジャム
\ \
\ \
| ↓
ノイン 「コバンザメ走法で一緒に『お』をオーバーテイクッ! 更に、5位緑三号、
6位影の伝説を射程圏内!! ユリア抜刀斎のトレイソードが血に飢えている!」
ブリギッド「やれやれ、穏やかじゃないねェ」
ファバル 「まだ始まったばかりだと言うのにな」
ノイン 「血に飢え様、お元気ですかー! トンチ小僧も元気があれば何でも出来る!
1、2、3! 4、5! 出撃だ!! 血に飢え様への生贄を捧げるべく、トレイで撲殺だ!」
エルフ 「や○うえ様並にどうかと思いますね、血に飢え様」
ノイン 「打撃を受けるのは御免被りたい各マシン! 回避行動に力を注ぎ込むが……
そこへ、すかさず世紀末ナース・ラナ選手がオーバーテイイイイイクッ!!」
セーラ 「あら、意外と簡単に前を譲るわね」
ドロシー 「最序盤からこんなの相手してたら身が持ちませんよ」
ノイン 「ファバル選手とブリギッド選手をまとめて抜き去る! コバンザメ走法・SDL551バゼラートも
後ろについて……あっ、いや! 海賊シスターの姐御さんが意地を見せる、ここはブロックだ!」
アサエロ 「ちっ、通してはくれねえか」
ブリギッド「残念だったねェ。悪ぃけど、あんた達は通さないよ!」
ノイン 「後方集団の順位が激しく入れ替わる! 黒王号が5位にのし上がり、更に意気揚々と上位集団に
ケンカを売りに行く! その黒王号に後れを取ったものの、その卓越した運動能力を魅せた
ブリギッドマシン緑三号は6位を堅守。お、おく、おくれ……オ○レ兄さーーーん!!」
エルフ 「落ち着いて下さい?」
ノイン 「防衛軍ナビの作戦勝ちか、コバンザメ走法で7位に上がってきたSDL551バゼラートはここにいる!
星のナービー、僕の考えたナービー、本部の罠だぜナービー!!」
ロドルバン「姐さんに邪魔されてこれ以上は進めないな。一旦引くか」
エルフ 「退却は許可できない、戦闘を続行せよ」
アサエロ 「待てやコラ」
ノイン 「何でも吸い込む凄い奴! 凄いステルス性能を誇るのは影の伝説! ブービー賞の8位まで
順位を下げてしまったが、まだ無理をする局面ではないファバル&ジャンヌペア!!」
ファバル 「ジャンヌが後ろにいるのは重さで分かるんだが……イマイチ気配がつかめないな」
ジャンヌ 「そんなに影薄いですか? これでも結構表に出てる方なんですけど…」
ノイン 「夏のグランベルを駆け抜ける赤き流星となったメンズナックル『お』は最下位に転落しながらも
余裕の表情。大人の余裕とKINNIKUを見せながらの走行でありますっ!」
エルフ 「大気圏で燃え尽きる気しかしませんね」
ジャムカ 「…少なくとも俺はKINNIKUを見せている訳じゃないんだが」
エリンシア「いけませんっ!! 殿方はもっとKINNIKUを誇示するべきですわっ!!」
リリーナ 「皆さん、サービス精神が足りませんよっ!!」
186
| ファ
/ロド
/ ブリ
_________/
ミデ レス←ラナ
ヴォ デュー
ユリア 「レスター様、覚悟っ!」
レスター 「ラナ達かっ!?」
デルムッド「迎え撃つぞっ!」
ノイン 「うおっと、そして、ブルークリスタルメイドカッターを手に、
漆黒の覇王がフェニックスアローに突貫をかける! ユリア選手、ヒートボディ全開だ!!」
レスター 「そんな物で我々を倒せると思うな!」
ラナ 「兄様如き、私が手を下すまでもないわ…ユリアッ!!」
ユリア 「レスター様、愛してます」
レスター 「なっ!?(ゴスッ!!)へぶっ!?」
ノイン 「ああっと、らしくもなくトラッシュトークに気を取られたレスター選手、
無様にも顔面にトレイの洗礼を受けたあああッ!? 洗礼名はガブリヨリ!!」
ユリア 「フン、大した事なかったわね」
ノイン 「土俵際でがぶりよられた蒼黒の餓狼・レヰ…ではなく、レスター選手!
足を止めたグランベル聖拳フェニックスアローの横を各マシンがパスしていく!」
レスター 「くっ、てめえらの血は何色だああぁっーーー!?」
デルムッド「愛などいらぬっ!!」
ノイン 「最後尾、『お』が抜きかけた所で復活したフェニックスアロー!
まさに鳳凰の如く、その瞳に炎を宿し、今8位でリスタートだッ! 青春炸裂ファイアー!」
パティ 「予想通り、無茶苦茶な事をするわね」
ユリア 「痛い目に遭いたくなかったらそこをどきなさいっ!」
デュー 「嫌だよ、前に行きたかったらおいら達を倒してからにするんだね!」
ノイン 「レスター選手が雪辱を果たすべき黒王号は、3位の白き怪盗プリンツェーッサにスリップストリーム!
白タキシードとレオタードとナースとメイドのシュールな戦闘開始か、シュールストリーミングス!」
エルフ 「ノインさんはシュールストレミング(※)大好きッ娘ですね」 ※世界一臭い食べ物
セーラ・ドロシー「「うぇ……」」
ノイン 「美味しいんだよ!? 紋章町の人には分からないのです!」
髭のおじさん「おえ……」
ノイン 「なっ、なにい!?」
サイキック少年「おえ……」
ノイン 「うそおっ!?」
ハイラルの勇者「おえ……」
ノイン 「リ○クまで!?」
エルフ 「今度、プレゼントしますね」
ノイン 「ありがとうございます! スパシーボ効果! 嬉しい気持ちになってきました!!」
エルフ 「プラシーボ?」
ノイン 「プラッシーボ! プラッシー大好き、ラナ選手! 鉄ヤスリで歯を磨いております!!
サーキットの大怪盗、デュー&パティペアに噛み付き流血トレイカッター攻撃を食らわすか!?」
ラナ 「うぬは本当に命がいらぬようだな…」
187
ロプト兵 「ちわ〜、ロプト便でーす」
ノイン 「お、そして今、乾物屋『よつむんがんど☆』から、シュールが届きました。流石は仕事が早い!
高級干しシイタケ1パック100G!!」
ユフィール「くふふ…人間どもよ……我が乾物の餌食となれ」
エルフ 「協賛ありがとうございますわ」
セーラ 「ちょっと! そんな物持って来ないでよっ!!」
ドロシー 「そうですよ、もし誰かが開けたりなんかしたら…」
ノイン 「では早速、開けて参りましょう!」
エルフ 「いけません! セーラさん、ドロシーさん、これをっ!!」つ【ガスマスク】
ブバシューーーーーーーーーーーーーーッ!!
選手全員 「○#&×¥♀∀♪〒♂♭△$%☆*□@〜ッ!!?」←言葉にならない叫び
ノイン 「うおおおおっと、グラウンドが汚染された! そして、マシンが次々にストップ!
ストップひばりヶ丘!! 白いワニをロボに乗る警官が倒しに行く!」
パティ 「ちょっと……何、この臭い……」
エーディン「ダメ……ケダモノの臭いよりキツイわ……」
ブリギッド「くをらあああああっ! レースの妨害するんじゃ……うっ……」
ファバル 「ブリ姐、大声出さないでくれ……頭に響……うぇっ…」
ヴォルツ 「世界ひろしと言えども……こいつを上回る化学兵器は存在しねえ…」
デルムッド「フッ…鳳凰の聖帝の夢は潰えたか……うげっ……」
ラナ 「ば……馬鹿な、この拳王が……!」
ユリア 「ああ、セリス様……」
セーラ※ 「(ガスマスク装備)間一髪だったわ…」
ドロシー※「(ガスマスク装備)エルフさん、ありがとうございます」
エルフ※ 「(ガスマスク装備)いえ、お気になさらずに」
ノイン 「全車ストップで、気分を整える! ストップ高だッ!! うお!?
だが、円高ドル安の申し子、ロドルバン選手だけがグラウンドを疾駆する!」
セーラ※ 「あいつら嗅覚おかしいんじゃないのっ!?」
\________________________
ヴォ ブリ レス
ミデ デュー・ラナ ┌──ロド ファ ジャム
←───────┘
ギュイーーンッ!!
ノイン 「さながら、サーキットの疾駆ハウス症候群! バイ○ハザードに右往左往する各選手を後目に、
一人だけ順調に走る紋章町防衛軍の剣士・ロドルバン選手! 何故だ!?」
ドロシー※「ガスマスク無しで平気なノインさんも凄いんですけど…」
エルフ※ 「彼と後部座席のアサエロ選手はマスクを装着していますね」
ノイン 「あの状況でガスにやられないとは、流石防衛軍の勇者っ!! 技あり2本で一本勝ち!
技ありのマスクで飛び出したSDL551バゼラートッ!!」
ロドルバン「うぇ……」
アサエロ 「やはりダメだったか……」
ノイン 「あっ、いや、やはり止まった! ようやく匂いがマスクの中に入った模様!!
スタンドの皆さんがわたくしに殺気を向けております、さっきから!」
セーラ※ 「当然でしょっ!!」
ドロシー※「今大会最大級の妨害ですよ!」
エルフ※ 「現在、大会実行委員がシュールを片付け、消臭しておりますので、しばらくお待ち下さい」
……
…………
………………
続く
ノインはくさやも大丈夫そうだな
>>510 サラ「……ところで、何で修行の旅とかをする必要があるの?」
エフラム「それはだな、過酷な状況に身を置くことで心身を鍛え直して……」
サラ「過酷な状況なんて旅をしなくても作り出せるじゃない。例えば、兄様の兄弟と手合わせする方が
人のいない場所で修行するよりよっぽどハードだと思わない?」
エフラム「それはまあ……そうかもしれないけどな」
サラ「人は、人との関わりの中でこそ成長できると思うの。誰もいないところで黙々と修行しても得るものは限られてるわ」
エフラム「……確かにその通りだ。……お前にしてはずいぶんとまともなことを言うな」
サラ「つまり、強くなるためにも人との関わりを大事にした方がいいってこと。そういうことだから兄様、明日遊びに行きましょう。
学校終わったら迎えに行くから、予定空けといてね」
エフラム「あ、ああ……わかった。……ん?」
>>523 つまり過酷さは
アイクとの手合わせ>>>>>越えられない壁>>>>>武者修行
ということか
525 :
助けて!名無しさん!:2012/04/13(金) 21:30:41.61 ID:z5Ak9RIo
>>523 サラは葉っぱよりも性槍使いの嫁の方が似合うな。もうお前ら婚約でも結婚でも夜伽でもしちゃえよ
>>524 アイク「最近手合わせの相手が見つからなくてな……弟たちはもう少し鍛え直してからと言うし」
セネリオ「……わかりました、任せて下さい」
セネリオ「イレース、少しいいですか?」
イレース「……はい、何でしょう?」
セネリオ「ここに焼肉の食事券があります、差し上げましょう」
イレース「あ、ありがとうございます……でも、どうして……?」
セネリオ「ただし、アイクと手合わせしてもらえれば、ですが。勝てとは言いません、アイクを満足させることができれば結構です」
イレース「私に……できるでしょうか……?」
セネリオ「ちなみに、これはアイクが行きたいと言っていた店で使えるものなのですが」
ワユ「今日のイレースは動きが違うねー。大将も結構苦戦してるっぽいかも……自分からやらせてくれって言うだけはあるわ」
ミスト「手合わせしてくれ、なんて普段はあんまり言わないのにね。イレースも訓練に目覚めたのかな?」
遠回しにこれでアイクとデートしてこいって言ってるようなもんだなこれw
そら気合入るわw
セネちゃまはイレース推しなのか?w
ティニー「なぜ自分を押さないのですか。数いる嫁候補を押しのけてペアエンドを持っているのに。ちなみに私は暁はロードのたびにアイセネAにしてます」
>>526 >アイクを満足させることができれば
イレース「わ、わかりました!頑張りますっ…!」
セネリオ「は、はあ…?」
>>529 ライ 「…そこで凍ってるのは誰だ?」
セネリオ「僕のアイクへの忠誠を侮辱する発言があったので頭冷やしてもらってます。ま、死にはしないでしょう」
ライ 「容赦無いなお前…」
やはり雷は風に弱かったか…
>>525 サラに嫁なんて立場は似合わないよ。やはり愛人がピッタリだ。
>>526 食事に行った帰りに、イレースが「満足させろ、ということなので…」と言って
アイクを部屋に連れ込む話はまだかね?
しかしハレー氏涙目である。
ツイハークイレースネタを書いてもいいのよ
前にも一度そういうネタ見た覚えあるよー
>>534 わっふるする準備はできているので誰か書いてくれても構わないぞ
>>537 お前が書いてもいいのよ。
っつーかネタというレベルまで至らなくても、
断片的な会話ややり取りだけでもいいから気軽に書いてみりゃいいのよ。
このスレだとそういうのがエフサラぐらいしかないからさー。
断片的な会話のやり取りを積み重ねれば、
自分の好きなキャラとかも分かってくるし、
自分のキャラというものもできてくるしな。
イシュタル「でも涙目キャラは勘弁です……酒場にいくべきかどうか悩みます」
リリーナ「涙目の皆さんに言える事だけど押しと自己主張が弱いからライバルに負けるのよ?どんな手を使っても兄様をZEINIKUに導くくらいの意気込みが必要よ」
そのネタ見る度に思うがシャニーかスーが一番問題無い相手に思える、の。
ZEINIKUマニア、魔道軍娼、年の差三桁、最終味覚破壊兵器。
リリーナ「問題無い相手だからネタにもならず出番が無く私のライバルになりえないの…このスレで生き残るにはHENTAIなりなにか濃さが必要なのよ…」
>>539 スレ住人一人一人が「俺はこのキャラと兄弟を絡ませるぞ!」とガッチリ決めて
それを基本にネタや断片的な会話を書けるだけ書いていく、というのも面白いかもしれない。
そういう流れの中から新たなスタンダードが生まれてくるかもしれないし。
ミカヤ「エリンシア、お見合いよ!」
エリンシア「……はい?」
ミカヤ「だから、お見合いよお見合い! さあ、写真とプロフィール持ってきたからここから選んでね!」(ドザーッ!)
エリンシア「って、多い! 多いですよお姉様! どうしたんですか急に!」
シグルド「訳はわたしが話そう……」
エリンシア「シグルドお兄様?」
シグルド「ほら……ちょっと前にキュアンとエスリンが遊びに来たことがあっただろう?」
エリンシア「ああ……はい、お兄様のご親友のご夫婦ですね」
シグルド「そのとき空気読まずにイチャイチャしやがってたあの二人を、
お前が羨望の眼差しで見つめていたのが気がかりでな……」
ミカヤ「うう……ごめんねエリンシア! お姉ちゃんあなたに家のこと任せきりで、
あなたが一夏のアバンチュールとかに憧れてることに全然気がつかなくて……!」
エリンシア「古いですわお姉さま……」
エリンシア(……それにしても、あのとき、か……)
〜回想〜
キュアン「イチャイチャ」
エスリン「コラコラ」
エリンシア(……ふむ。ゲイボルグを操るレンスター家の当主と聞いてガチムチを期待していたけど……
想像と違って、長身ではあるけれど随分ほっそりした殿方。
でもわたしの目は誤魔化せない……! この方、かなりの細マッチョと見た! KINNIKU最高!)
〜回想終了〜
ミカヤ「二人に注がれていたあの情熱的な視線……!」
シグルド「すまないエリンシア、我々がふがいないばかりに……!」
エリンシア(……思いっ切り誤解されている……! 一体どうしたら……!)
ミカヤ「というわけで、方々から有力な男の子の情報を集めてきたわけよ!」
シグルド「わたしも拝見させてもらったが、なかなかの好条件揃いだったぞ!」
エリンシア「はあ……いえ、ですがあの、順番的にわたしはまだ……」
ミカヤ「あはは、大丈夫よ、お姉ちゃん一番最後まで待つつもりだから!」
シグルド「わたしももう決まった相手がいるからなあ!」
エリンシア「ええー……ああいえ、分かりました、では有り難く選ばせて頂きますね……」
エリンシア(……私まだ結婚する気ないですしお見合いなんて乗り気じゃないのだけど……
お二人の気持ちを無碍にするわけにもいきませんし、
KINNIKU情報収集のいい機会だと思えばまあ悪くはないかしら)
エリンシア「……ではこの
>>545さんでお願いします」
というわけで好きなキャラヨロ。どんなキャラでもいいよ!
HAHAHA!
どんなキャラでもいいとか書いちまって良いのかい?
じゃあラガルトで
>543
まあたしかにそんな風に会話とか作っていくことはあるな。
例えばユリウスをネタに会話を作るなら、ユリウスと親しそうな人物ならリオンかなって考える。
暗黒魔法の達人という共通点を、魔王に乗っ取られる前の人格ならユリウスのいい先輩分になりそうだ。
ならリオンの友人としてエフラム、エイリークとも仲良さそうだな。
二人と会話するならと考えて、作ったのが下の会話っていう感じで作る。
ユリウス「リオンとの紹介で俺もエイリークさんやエフラムさんと知り合ったからな。
もっともエフラムさんとは両方の妹に関してばかりになるけどね。ハァなんでうまく妹との関係がないんだろう」
エイリーク「そういうふうに人のつながりができるものですね。
エフラム兄さんもセリスとはうまくいってないですし、万能じゃないですよ
それとその…、ユリウスさん、イシュタルさんから教えてもらえたでしょうか……」
ユリウス「あ、はいはい。イシュタルが好きな献立ね。基本なんでも好きだと思うけど、ローズティーが好きとか言ってたような。」
エイリーク「そ、そうですか。(ローズティー、本当に胸に効くのでしょうか……」
>544-545
うわ〜筋肉が伸びにくいラガルトさんか。人格的には申し分ないんだけどな。
一振り毎に土の手ごたえが手に伝わる。混ぜ返した土に桶から肥を撒いていく。
独特の畑の香と呼ばれる香りが風に漂う。慣れない者には厳しかろうが幼いころから幾度もかいできたものだ。
鍬を手に土つくりに励む若者は久方ぶりに戦から離れ土を相手に生きる事に心からの喜びを覚えていた。
だが同時に憂いも大きいものであった…
「土はいいんだ…お天道様が足りないんだ…」
屍龍の山が巻き上げた噴煙の影響はいまだ充分には収まっておらず南国は長らく天候不順が続いている。
このままでは今年の収穫も期待が持てない。
幸いというか各村落にはソフィアの城の米蔵から運んできた米があるためにすぐに飢餓に陥るという事は無いが…
米や野菜が取れるようにならないと根本的な解決にはならないのだ。
若者アルムは天を仰いだ。恵みも乾きも全ては神々の御心匙加減次第。小さな人間にできることはいくつもない。
「じいちゃん…僕にできる事…どれだけあるかな…」
アルムは先の戦以降ラムの村に帰り一人畑を耕す日々を送っていた。
先日ソフィアを支配したセリカより農政を任せたいとの書簡を受け取ったが彼はまだ決めかねていたのだ。
まだ若年の…それも一揆の英雄でもなんでもない一介の農民の自分にどれだけの事ができるだろうかと。
かつては煌く黄金色の瑞穂が彩り、今は枯れ果てた弱弱しい稲しか見当たらぬ寂しげな田を見つめていると己の無力に腸が煮えくり返る―――
天地の恵みはいまだ返らぬがそれでもソフィアはまだましだったろう。
リゲルでは餓死者は山をなし村落は人気が消え他の領地へ飢えて逃げ出す者が続出している。
青年はやりきれなさに溜息をつくが…すぐに気を取り直した。
自分にできる事はただ鍬を振るうことのみだ。
その夜……アルムの友人の一人でラムの村長となったグレイとクレアの祝言が行われた。
一揆の後も歯を食いしばって田畑を耕してきた村人たちにとっては久々の明るい話題である。
わずかではあるが取っておいた酒が振る舞われ誰もが喜びを口にした。
「おう、もっと飲めよ。今日の主役なんだからさ」
「おうよ…こんなご時勢なのに悪いな。俺ばっかさ」
「こんなご時勢だから…だよ。一揆は終わった。飢饉だっていつか落ち着く。落ちきれば後は上をむくだけさ」
クリフがグレイの枡に酒を注いでいく。
幼い頃から野山を駆け巡った友達も背は伸び、責任は増し…そして家族を持った…
アルムは眩しい思いがした。
方を並べて歩んできた友が人生の歩で自分より一歩先に進んだように思われたのだ。
アルムは座布団を立つとグレイを囲む輪に混ざり彼のそばを確保する。
すでにグレイは強烈に酔い酒精を漂わせた赤ら顔でけらけら笑っていた。
「グレイ。僕からも一杯。本当におめでとう」
「おう、あんがとな…なぁアルム……」
「何?」
「お前……あの申し出渋ってるんだって?」
アルムがセリカから誘いを受けていることはすでに村人みんなの知るところである。
狭い村の事だ。噂は早い。
「うん。僕は一介の農民だよ。どうして僕にそういう話題がきたのかわからないんだ…
僕はこの村で爺ちゃんの墓を弔いながら土を耕して生きていく…それだけなのにね」
「お前さ…」
「ん?」
空気がどこか変わった。
友人は酒臭い息を吐きながらも…その眼には一点の濁りもなかった…
「受けてみろよその話…」
アルムは軽くむせそうになった。
強い酒が胸を焼くようだ。
「グレイ?」
「世に出ろなんていわねぇけど…けどよ…もうこの国は侍の国じゃねぇんだ…
今は僧が治めてっけどさ。ドゼーの軍隊と戦ったのは俺たち農民なんだぜ?
なのに上の方の寄り合いはみんな坊さんに埋められちまってるじゃねぇか…俺はよ…俺は…」
…彼が言いたい事はわかる。
大勢の者が血を流して戦ったにもかかわらず指導層に農民の代表が一人も入れられていない事に納得がいかないのだ。
それにミラの僧侶たちがこの不作になんらの手を打つ様子も感じられない。
彼にはそれが歯がゆいのだろう。
「お前にとっちゃ振ってわいたような話だろうけどよ…俺は…俺たちはよ…」
…いつの間にか…ロビンもクリフもクレアも…いや、集まった村人たちみなの視線がアルムにむいていた。
グレイは彼らみなの言葉を口にしているのだ。
「ミラの坊さんたちが何を考えてるのかは知らねぇ…けどよ。お前が俺たちと連中との間に入ってくれるなら…
少しでももう少しでもマシになるかも知れねぇんだ…ドゼーは倒した。あとは畑さえ立て直せばなんとかやってける。
俺の親父はドゼーに直訴に行って殺されちまったが…今は違うんだ。今は農民の声が上に届くようにする機会なんだぜ…」
「グレイ……僕は……」
言いよどんだアルムの胸に浮かんだのはマイセンの今わの際…
マイセンは言っていなかったか。みなと心が繋がっていると…
だからこそマイセンは老身を押してでも槍を振るい一揆の先頭に立ったのだ。
少しでもソフィアの土と共に生きる人々のためになれるなら…
自分が本当にマイセンの魂を受け継いだ者ならば躊躇うべきではないのではないか。
アルムはグレイの手にあった酒瓶をひったくるようにすると一気に飲み干し据わった眼を一堂の者たちに向けた。
「僕は……いや、俺は行くよ。皆の分まで想いを背負ってソフィアの農民の暮らしをよくするために…
だから頼むよ…俺の畑は皆が守っておいてくれ」
歓声が沸き起こった。
皆がアルムの背を叩き喜びと期待を口にする。
とりわけ三人…グレイ、ロビン、クリフらは幾度もアルムの肩を叩いて彼を励ましたものだ。
「任せとけ。お前が村に帰って来た時には収穫を倍にしといて度肝抜いてやるぜ!
お前の畑は俺が面倒見とく…こいつと一緒にさ」
グレイは少し照れくさそうな顔をしながらもそっとクレアの肩を抱いた。
「ばかっみんな見てるでしょ!?」
軽い肘鉄をくれながらもはにかむクレアの顔を見ながらアルムは親友の幸福を心から祈った―――――
ロイド 「…ライナス、ちょっと
>>544を見てくれ」
ライナス「んっ、どうした兄k…
何…だと…?」
ヘクトル「おい、二人ともどうしt……( ゚д゚)」
ライナス「な!ビックリしたろ!」
ロイド (あのラガルトが自分でお見合いを提案したとは思えない…一体誰の仕業だ?)
ジャファル「…ブレンダンに頼まれた。反省はしていない」
村長の家を見渡せる高い松の木…月明かりすらない新月の夜。
かすかな木々のざわめきの中、彼女は覚えのある気配を感じた。
枝の上に腰を下ろしたまま振り返りもせずに声をかけてくるのを待つ…
「ここにいたの?」
「……何か?」
「…仕事よ…リゲルに行く」
「わかりました……カタリナは先に?」
「もう立派なドーマの僧兵よ。疑う者は誰もいないわ。ああいう事は器用にこなす…」
「そちらは彼女…となると私は…」
「そう、ルドルフ。マイセンの時の失敗を帳消しにする機会をくれたエレミヤ様に感謝するのね。
屑に等しい抜け忍のあんたをひろってくだされた上にこの温情。私にはわからないわ」
「そして繋ぎ役は貴女…というわけですねクライネさん…わかりました。リゲルに向かいます」
「できるのかしらねあんたに。篭絡しようとした相手を殺し損ねてそれで今はこんなところで未練たらたら。
今更他の生き方ができるはずもないのに」
「それ以上口を開かないほうがいい……」
「なに?」
「枝の周囲に刃鋼線を張り巡らせてあった事に気がつかないのですか?
私が引き糸を引けば貴女の首が飛びます…」
「こいつ……っ」
「…くす…冗談ですよ……ルドルフも…そしてアルムも私が殺しましょう」
「できるのかしら?汚点を拭う事があんたにね」
「終わった時の貴女の顔が楽しみですよ…」
ただ風だけが凪いでいた。木の葉がまい散る中―――――
そこにはもう誰の気配も無かった…
次回
侍エムブレム戦国伝 風雲編
〜 リンの章 草原が呼ぶ声 〜
いやいや気にしないでねー
ラガルトのチョイスは自分にも意外だったとしかいえぬっ!
戦国の人にGJ。皆の想いを背負って立つアルムの決意は立派だが、
この先にどんな苦難が待っているかと思うと……頑張ってほしいぜ。
で、お見合いラガルト編即興ながら書けたので投下します。
〜お見合い当日〜
シグルド「それでは……」
ミカヤ「後は若い二人にお任せして……」
エリンシア「……」
ラガルト「……若いお二人、とはねえ……俺なんか知り合いの女の子におじさん呼ばわりされるぐらいなんだが」
エリンシア「そうですか? ラガルトさんほどの美男子でしたら、年下の女の子には慕われていらっしゃるのかと」
ラガルト「ははは、お上手お上手。さすが敏腕として名高い元クリミア大学の自治会長さんだ」
エリンシア「あら、私のことご存じでしたか?」
ラガルト「ああ。一度依頼……っと、仕事関係でちょっとね」
エリンシア「お仕事……ええと、慈善団体の『黒い牙』のご所属と伺っておりますけれど」
ラガルト「そうそう。エリンシアさんのところにもチャリティー関係のイベントで行ったことがあってね」
エリンシア「そうでしたの……すみません、私知りませんで」
ラガルト「いやいや、直接顔合わせたわけでもないから当然さ。
もっとも、噂の自治会長がこんな美人さんだったら挨拶しとけば良かったかな、と今は後悔してるがね」
エリンシア「ふふ……ラガルトさんこそお上手ですこと」
エリンシア(……この方、白筋はそれほどではないけれど赤筋が凄い……
痩せっぽちに見えて相当絞り込んでいるわ……これならどんな過酷な状況でも生き延びられそうな……
けれど、慈善団体の方がどうして? 趣味でランニングでも……いいえ、これはそんな生易しい鍛え方では)
ラガルト「……なるほど。男の筋肉がお好きかい?」
エリンシア(ドキィッ!)「えっ、い、いえ、わ、わたしなにもそんな……!」
ラガルト「ははは……いやいや、隠さなくてもいいよ。別に咎めようってんじゃないんでね」
エリンシア「……取り乱してしまってごめんなさい。ええと、もしかして噂か何かで……?」
ラガルト「ん……いやなに、まあ、勘みたいなもんさ」
ラガルト(……同業者が相手を観察するときみたいな鋭い目だったからな。嫌でも分かるぜ)
ラガルト「……しっかし、そうなると分からんな?」
エリンシア「え……?」
ラガルト「筋肉がお好みなら、俺よりももっといい相手がいたんじゃないのかい?
まあ自分がもやしだとまでは思わんが、マッチョだとは口が裂けても言えんからね」
エリンシア「……すみません、実は……」
ラガルト「……なるほど、兄さんと姉さんの顔を立てるためにね」
エリンシア「ごめんなさい」
ラガルト「いやいや、気持ちは分かるさ。それに、その辺はお互い様だしな」
エリンシア「お互い様、ですか?」
ラガルト「俺も首領……いや、上司に頼まれちまったもんでね。適当に話合わせてごめんなさい、ってことにしようかと」
エリンシア「あら……そうだったんですか」
ラガルト「お互い大変だねえ」
エリンシア「本当ですね」
和やかに笑い合う二人。
ラガルト「……とは言え、俺の方はちょっと本気になってもいいかな、と思わないでもなかったんだが」
エリンシア「はい?」
ラガルト「いやいや、何でもないよ……うん、そうだな」
エリンシア「なんでしょうか?」
ラガルト「折角の縁だし、今後もちょっと連絡取り合ってもらってもいいかい?」
エリンシア「え? ええと……」
ラガルト「……いいKINNIKUの情報、流すぜ?」
エリンシア「!!」
ミカヤ「……そう。駄目だったの」
エリンシア「はい……」
ミカヤ「まあ、気を落とさないで! 次の相手こそあなたの運命の人よ、きっと!」
エリンシア「ありがとうございます、お姉さま」
シグルド(……駄目だった割にむしろ上機嫌に見えるのは気のせいだろうか?)
エリンシア(今日もラガルトさんから筋肉写メが……なんというベストアングル! あの方は神だわ!)
〜黒い牙〜
ブレンダン「この間はすまなかったな、ラガルト。表の仕事の付き合いあるから、あまり無碍にもできんでな」
ラガルト「いやあ、気にせんでくださいよ首領。俺はそこそこ楽しかったですしね」
ブレンダン「そう言ってもらえると気が楽だな」
ラガルト「代わりと言っちゃなんなんですが、一枚写メ撮っていいですか? あ、顔は写さないんで」
ブレンダン「……? 妙な要求だな。まあ構わんが……」
ラガルト「はいどーも。(パシャッ)んー、さすが首領、いい筋肉だ」
ブレンダン「……お前まさか妙な趣味に」
ラガルト「ははは、俺だってそこまで枯れちゃいませんや。この間の見合い相手も結構いい線行ってたんですがね」
ブレンダン「なに? それなら……」
ラガルト「いや、残念ながら振られちまいましてね。なかなか上手くいかないもんだ」
ブレンダン「そうか……そりゃ、残念だな」
ラガルト「なーに、気にしちゃいませんって」
ブレンダン「……ところで、な」
ラガルト「……裏の仕事の話ですかい?」
ブレンダン「ああ。依頼があった。まずは探りを入れてくれるか」
ラガルト「りょーかい。そんじゃ、資料を頂きましょうか」
ラガルト(……こんな仕事やってんじゃ、本当の本気になるわけにゃいかんわな。
家族は大事にしなよ、エリンシアさん)
この作中の黒い牙は「表は慈善団体、裏では任侠風味の必殺組織」ってことで一つ。
こんな感じで良かったかな?
安価意外と楽しかったんで、うざくならない程度にその内またやってみたいです。
>>558 仕事早ぇ!!
なかなかこのスレには登場しないラガルトさんだが
やっぱり格好いいな
GJ!!!
>>534 アイク「悪いな、手合わせの相手をしてもらった上に食事にまで誘ってもらって」
イレース「い、いえ……その……アイクさん」
アイク「どうした?」
イレース「その……満足させろ……ってことなので……その」
アイク「……満足?」
イレース「……私の部屋に……寄りませんか?」
アイク「……ああ、なるほどな」
イレース「は、はい……」
アイク「すまないな、お前に言わせてしまって。こういうときは俺から頼むべきなんだろうが」
イレース「いえ……そんなことは」
アイク「だが、お前の部屋だと都合が悪いだろう。良い場所を知ってる、ついてきてくれ」
イレース「結構歩きましたけど……ここは?」
アイク「この辺りは空き地でな、この時間は誰も来ない。多少大きい声を出しても迷惑はかからないはずだ」
イレース「大きい声って……そ、そんなに激しくなるんですか……?」
アイク「ああ、激しくなるぞ。知ってると思うが俺は手加減が苦手な男だからな。……嫌か?」
イレース「い、いえ……嫌じゃ……ないです」
アイク「わかった……実を言うと、さっきから昂りを抑えらえなくてな……すぐにでも始めたいんだ」
イレース「……は、はい……私も……です……」
アイク「よし、魔道書の用意はいいか? 俺はいつでもいいぞ」
イレース「え? ……魔道……書……?」
アイク「……ん? 俺が満足いくまで手合わせの相手をしてくれるんじゃないのか?」
イレース「……え……いや……その……」
アイク「最近は満足いくまで手合わせを続けることができなかったからな……相手になってくれて感謝するぞ」
ワユ「おーっす! おはよー!」
ミスト「おはよー」
イレース「……ふあ……おはようございます……」
ワユ「ん? どしたの?」
ミスト「寝不足?」
イレース「……はい……昨日……アイクさんが……寝かせてくれなくて」
ワユ「んなっ!?」
ミスト「え!?」
イレース「……もう……限……界……お休みなさい……」
ワユ「ちょ、寝るな!」
ミスト「ど、どういうこと!? 説明して!?」
イレース「……zzz」
ワユ・ミスト「「寝るなー!!!」」
アイクが満足いくまで手合わせとか魔道書何冊いるんだww
この3人というか、嫁候補が報われる日は来るのか・・・
個人的にはティアマトさんを押す!みんないい子だよね
>>560 ワユ「いやちょっとあんた説明しなさいよ」
ミスト「ほら、寝てないで」
イレース「…私がもう無理です、って言ったらアイクさんがまだ満足してないって…でも私を求めてくれるなら嫌じゃないというか…」
ワユ「ま、マジで!?」
ミスト「そ、それから?」
イレース「………zzz」
ワユ「だから寝るなって!」
ミスト「も、もっと詳しく!」
イレース「…アイクさん…ダメです…そんなに激しくされたら…私…死んじゃいます………zzz」
ミスト「いや、ちょ、起きてってば!」
ワユ「ミスト、レスト使って!早く!」
自分はララベルさんとくっついて欲しい!
…がララベルさん自体どうもネタ扱いなうえ
文才がないからネタを書くこともできない…
切ないぜ…
>>561 報われて幸せになる一番早い方法は潔く諦めて他の相手探して幸せになる事だと思う
一途ってのもいい事ばっかじゃありませんな
ボーレもヨファもツイハークももうちょっと頑張れー
>>563 文才がないからなんてのは言い訳でしかないぜ!
ネタという形に出来ないなら具体的にどういう風にくっついてほしいのかとか
そういう妄想をぶちまけるだけでもいい。押し付けたり強制したりするのはいかんが。
ともかく言い訳は周囲をイラつかせるだけなのでNGだぞよ。
>>556 >慈善団体の『黒い牙』
フイタww名前真っ黒じゃねーかwww
でも「白い牙」だったらそれはそれで怪しいよなw
いやそもそも「牙」とかつけんなよって話なんだけどさw
>>562 ワユ「レストまで使ってようやく聞き出せたね……」
ミスト「うん……まさか手合わせの話だったとはね……」
ワユ「紛らわしいったらないよ……ん?」
イレース「もう……アイクさん、昨日は調子に乗り過ぎです……」
アイク「す、すまん……つい」
イレース「……あんまり激しくするから、本当に死んじゃうかと思いました……」
アイク「……悪かった。でも、お前の動きも良かったぞ」
イレース「……本当ですか?」
アイク「ああ、何回か意識が飛びそうになったぞ。あれは痺れた」
イレース「そ、そうですか……嬉しいです……。じゃあ……今日も……します?」
アイク「いいのか?」
イレース「は、はい……」
ミスト「あれって……」
ワユ「……いや、手合わせの話でしょ?」
ミスト「だよねー」
ワユ「………」
ミスト「……ねえ、私たちも混ぜてもらえないかな?」
ワユ「混ぜてもらうって?」
ミスト「だから、四人でしちゃダメかなって」
ワユ「よ、四人で!?」
ミスト「も、もちろん手合わせの話だよっ!」
ワユ「そ、そーだよね……あははは……」
ミスト「……今、変な意味で考えなかった?」
ワユ「か、考えてないって!ミストこそ……」
ミスト「そ、そんなことないよ」
ワユ「………」
ミスト「………」
ワユ「……じゃあ、大将たちに頼みに行こ」
ミスト「そうだね……何かもう凄く疲れた気がするけど」
>>565 そうか…イライラさせてしまってすまんね
だけどギャグならなんとかひねり出せそうなんだけど
恋愛ネタを少しでも入れようとするととたんにダメになっちゃうんだよなー
そういうのを書くコツとかってある?
>>569 コツがあったら俺が実践してネタ書きまくってるわw
強いて言うならいい妄想が浮かんだらメモっておくとかそういうのぐらい?
くっついて欲しいと思うぐらいなんだから「くっついた二人」についていろいろ想像してるべ?
それをそのまま形にすりゃいいんじゃないかな。
あと、上でも書いたがどうしても台本形式にする必要はなく、
「こういう感じのが見たい」とか「こういうシチュエーションっていいよな」みたいに書くだけでもいいと思う。わ
目的からすると本末転倒だがいっそギャグに徹するとか…
あとは過去の恋愛ネタで好きなネタを読んで参考にするなりしてもいいかも
個人的にオススメはイリオスオルエンとかジャンヌ視点とかアサフィーとかの一人称視点でネタ書いてる人の一連の作品
あれらはうまいラブコメだと思うしいまでも時々読み返してる
>>568 ユンヌ「カオスの気配がしたので、というか私も混ぜなさい」
>>570,571
ふむふむ、妄想をメモする、他の人のを参考にする、ね
よし、とりあえず過去ログあさってみることにする
ありがとう
あ
>>572 ユンヌ「ていうかあなた、アイクと手合わせとかいって色々良い思いしてるんじゃないの?」
イレース「……何のことでしょう?」
ユンヌ「とぼけないの、終わった後にマッサージしてもらったりとか、汗かいたから家でシャワー浴びませんかとかいって
アイクがシャワー浴びてるときに乱入したりとか、ついでにそのまま泊まってもらってアイクが寝てるときに
布団に潜り込むとかしてるんじゃないの!?私もそのうちやろうと思ってるのに!」
イレース「……その発想はありませんでした」
マルス「う〜んなんかどうもなあ…」
アイク「どうしたマルス、悩み事か?またスマブラ参戦で嫌だとかか?」
マルス「あ、兄さん。もちろんそれもありますが、そういうことじゃなくてですね」
アイク「さっきから流し目で何を見てる?ああなんだペレアスとセネリオ、それにアイネとクライネじゃないか」
マルス「アイネじゃなくてカタリナですよ。(まぁ最初に紹介したときアイネで通したから、いったん覚えてか
ら覚え直すのに少しかかるかもしれない)」
アイク「何をブツブツ言ってるんだ?」
マルス「いやほら、あの兄弟って性格が少し似てますよね。ペレアスさんとカタリナはちょっと頼りなくて優しい」
アイク「そういえばそうだな。妙に似ている」
マルス「セネリオさんとクライネはツンデレで口は悪くて悪態をつかせれば天下無双で」
アイク「精神的双子って存在するんだな」
マルス「ですねえ」
この姉妹の名前の由来はアイネ・クライネ・ナハトムジークだと思うんだが合ってるかな?ジークは既にいるからナハトムさえ
出りゃ揃いぶみだが
このスレのアイク達みてるとニヤニヤがとまらんwww
職人さんGJ。
エフラムが警察にマークされてるのに対して、逆にアイクの場合はどう思われてるんだろう(女性関係的な意味で)。
>>567 じゃあ「牙」を「歯」に変えて
慈善団体『白い歯』にしようぜw
すげえ本当に慈善団体っぽくなったwwww
>>577 流石に女性に人気がありすぎるからといって警察にマークされたりはしないだろw…しないよな?
>578 >579
いかん、そのネーミングで黒い牙の皆さんとが歯の健康のために啓蒙している姿が目に浮かんじまった。
ロイド「一日3回食後に歯を磨こう!」
ライナス「歯を磨かないと……」
ジャファル「お前の歯が蝕み、落ちる!」(瞬殺のアクションとその後で落ちる歯のアニメ)
ニノ「というわけで、私と一緒に歯の磨き方を一緒にやろうね」
尚一部のマニアからニノの歯磨き画像が取引されているとかw
ワロタwww
いっそ誰か歯科医でも経営すればいいんじゃねw
>>577 エフラム「なぜ俺が警察に目を付けられているのか、それがわからない」
サラ「目を付けられるようなことをしてるからじゃないの?」
エフラム「だからそれは誤解だと…」
サラ「分かってる、本当に捕まりそうになったら説明してあげるから」
エフラム「…いや、分かってくれているならいいさ」
サラ「…捕まるようなことしてても、互いに合意してるならバレなければいいよね?」
エフラム「…だから、お前がそういうことを言うから…」
584 :
私の勇者様!1:2012/04/16(月) 03:27:57.27 ID:+0V+DO53
実は自分もララベルさん押しなんだ、ってことで書いてみた
ただ物凄い突貫だし、かなりギャグだし、糖度全然無いしの内容になってしまって
>>573さんの求めていたものとはまったく違うものになってしまいました。本当に申し訳ないです…
以下ララベルさんの片想いネタになります
あ、花を見つめてる。やだ、何を考えてるのかしら。あの花、私にくれたらいいのに、なんて思ったりして。
うふふ、そんなことするはずないってこと、ちゃんとわかってるんだけどね。
だってあの人が家族以外の女性に花なんて渡したりしたら町中大騒ぎだもの!
さすが私の勇者様だわ…!
私?私はララベル。立派な道具屋を営む道具売りよ。
っと言っても複数店を他三人と一緒に経営、って形なんですけど。それでも店一軒は丸々私の店よ。
え?昼間から店はどうしたって?嫌だわ、休みに決まってるじゃない!
休みだからこそこうやって私の勇者様――アイクさんを観察してるのよ。
仕事を怠けてまで恋に燃え上がるなんてそんなこと私はしないわ。アイクさんに嫌われちゃうもの。
仕事は利用するものよ。そうね、その点ではあの娘たちは立派ね。
「お兄ちゃーん!」
「大将ー!」
「…アイクさん…!」
ほらあの三人、私のアイクさんに近寄っていくでしょ?
「ミスト、ワユ、イレース…ど
うした、今日の仕事は早く終わっただろ」
「そうなんだけど」
「せっかく早く終わったから大将と」
「…手合わせ…してもらえないかなって……」
ね、同じ職場ということを利用して、彼をバッチリ拘束するつもりでしょ?
それにあの三人抜け駆け無し、で協定結んでいるのも強いわね。
まぁ、アイクさんの嫁候補は大方あんな感じで抜け駆け無しが多い感じかしら。変態女神とか例外もいるけど。
でも私のこれは抜け駆けとは違うわ。これは観察だもの。
だから他の嫁候補たちがいくらアイクさんと仲良くしていても、私は嫉妬したりなんてしない。むしろそれを利用してしたたかに情報を収集するの。
ま、か弱い私じゃ勝てないから割り込まないだけなんですけど。
585 :
私の勇者様!2:2012/04/16(月) 03:30:20.31 ID:+0V+DO53
「手合わせか、いいな!」
「!」
三人とも手応えがあったから喜んでるわね。顔に出ているから直ぐわかるわ。
でもね、そんな抜け駆け協定なんて軽くやぶられるのよ。
「…だがすまない、実はティアマトに呼ばれていてな」
ほら。
「ティアマトさん!?」
あの人の場合職場の上司ポジの利用ね。良い手だわ。やってきたアイクさんと仕事の話をしながら…よくある手ね。
でもね、ティアマトさん。そういうことは部下が足を引っ張るものなのよ。
「大丈夫だよお兄ちゃん!」
「何がだ?」
「実はティアマトさん体調悪くてもう帰っちゃったんだって」
「なに!?それは心配だ!」
「…いえ…大丈夫です。明日にはすっきり…治ってます……」
「いや、しかし…」
「大丈夫大丈夫!心配ならわたしたちが見舞いに行くから!」
「ティアマトさんも大将がいきなり行くより、同性のあたしたちが行く方が気兼ねしないって!」
「…アイクさんのお気持ち…ちゃんと伝えます……」
「あ、あぁ…」
アイクさんが押されている。こういう時の女の子って凄いわよね。示し会わせていないはずなのにあの連携。
え?私?私はさすがに女の子って年齢じゃ…やだっ私に何言わせてるのよ!
「わかった、それじゃあティアマトのことはお前たちに任せた。
実はもともと用事があって、長くなるなら断ろうと思ってたいたんだ」
「え?」
どうやらもともとフラグはクラッシュされる予定だったみたいね。あの三人娘も巻き込まれたみたい。
さすがフラグクラッシャー。同じ女として同情するわ…
「ティアマトのこと頼んだぞ」
「うん…」
「了解…」
「はい…」
アイクさんが歩き出した。その後の彼女たちの応酬もちょっと気になるけど、私はアイクさん一択よ。追いかけるわ!
それにしても用事って何かしら。
586 :
私の勇者様!3:2012/04/16(月) 03:33:06.58 ID:+0V+DO53
「アイクさん結構歩くわね。あのまま行くと商店街の方だけど、何か買うのかしら」
もしそうならそれも良い情報になるわ!
あれから私はアイクさんを追い続けた。
アイクさんは途中何度か女性を助け、そしてフラグが立ったかと思うと折って…そんなことを繰り返していたわ。
何故バレないかって?ふふふ、商人をナメないでちょうだい!
ほりだし物でありながら売っていなかった、スキル『影』を付けているのよ。
私にだってステータスはあるんだからつけられるわ。キャパシティも問題ないし。…幸運がない?何の話かしら。
それにこれは横流しじゃないわ。私が買って店に出していないのなら私の物よ。
まぁ、ということで無事アイクさんに見つかることなくここまできたわ。
途中でアイクさんの弟には出くわしちゃったんだけど。
「僕のおねいさんレーダーが反応すると思ったらララベルさんだったのかぁ」
「あなたは…アイクさんの弟の葉っぱくんだったわね。あなたのレーダー、スキルすらを凌駕するとは…やるわね」
「ふふふ、おねいさんに褒められるとは…さすが僕のレーダー。まぁ葉っぱじゃなくてリーフなんですけど」
そんな弟くんは私が何も言わずとも声をおさえていた。この男…何か修羅場を知っているわね。
「それで、ララベルさんは『影』を付けて何を?」
「どう思う?」
「アイク兄さんを…ストーカーですか?」
アイクさんをチラッと見ながら弟くんは言った。その時のアイクさんは何度目かのフラグ立て真っ最中だったわ。
「イヤだわ、ただの観察よ。弟くんと一緒にしないでちょうだい」
「いやいや僕はただ見守ってるだけですよ!」
「なら私も見守ってくれない?」
そうウィンクして言うと、弟くんは「まぁ、もともと邪魔するつもりはないんですけど」と頭を掻いた。
「それに僕、アイク兄さんの嫁候補の中でララベルさんが押しの一人ですから!」
あら嬉しいこと言ってくれるじゃない。でもお姉さんはごまかされないわ。
「一人ってどういうこと?」
「あ、ティアマトおねいさんも押しているので」
まぁ、正直だこと。ま、それがアイクさん含め魅力なのかも知れないわね。
「ふふ、まぁいいわ。ありがと。そろそろアイクさん動き出したから私も行くわ」
「あ、頑張ってください!」
「弟くんも今度はお店にきてちょうだい。サービスするわ」
立ち去る私に手を振る弟くんが「おねいさんと会話しちゃった…」と呟いてるのが聞こえてきた。
そして次の瞬間変な音がしたから振り返ったけど、誰もいなかった。
あの子ホントに何か修羅場を知ってるんじゃない?
587 :
私の勇者様!4:2012/04/16(月) 03:35:49.13 ID:+0V+DO53
そんな回想をしている間にアイクさんは商店街の入り口に着いたわ。本当に何か買うのかしら?
さぁ私も商店街に…
「どこまでついていくつもりですかストーカー」
こ、この声は…!というか私はストーカーじゃないわ!
「出たわね!」
「僕は妖怪か何かですか」
一歩踏み出そうとした私にかけられた声。そこにいたのは工務店の経理担当セネリオ君だった。
「似たようなものじゃない!いつからいたのよ」
「初めからです。
アイクの仕事が早く終わっているのなら、僕の仕事も早く終わっている可能性が高い、とは考えませんでしたか?」
くっ、三人娘に気を取られ過ぎていたわ…!というか私『影』を付けてるはずなのにどういうことなの?
「僕は『隠伏』を付けています」
「そんな…私でさえ手に入らなかったのに…!」
というか私の心を読まないでちょうだい!
「火消しと契約しました。数時間借りています」
あの男、私には貸してくれなかったというのにどういうつもりなの!?
…まぁ、高額なお金ふっかけられて断ったのはこっちなんだけど。でもあれって私に貸すつもりがないってことよね。
ってもしかして…
「あなたまさかあの大金払ったの?」
「ノーコメントで」
そりゃあセネリオ君は金持ちの家かも知れないけど…あ、でもこの人、家のお金とか使わなそうよね。
つまり私がふっかけられた大金ほどではないかも知れないけど、自分の給料とかで払ったってことになる。
そこまでしてアイクさんに尽くすとは…ってそれってつまりそこまでして私の邪魔をするってことよね?
「ねぇ、どうしてそこまでして私の邪魔をするのかしら?あなたレテ押しみたいだけど」
「ライが応援してるから手伝っているんです。それに少しあるので…」
それが何かはわからないけど、昔あのレテって娘と何かあったのかもしれないわね。
セネリオ君昔はかなりツンツンだったみたいだし。今はこれでも社交的だって以前アイクさんが言ってたわ。
でもさらに疑問が残ったんだけど。
「それじゃ、他の娘たちを手伝うのは?」
「いけませんか?」
「いけないってわけじゃないけど…」
この人何言っても動じないからこっちも困っちゃうわ。
はぁ…そりゃ私だって人の恋路を邪魔したり、人の恋路を応援したり…
「それは私だって人の恋を応援してあげたい時はあるわ。特に付き合いのあるイレースなんかは」
イレースとはお腹の空き過ぎで倒れているのを見つけたのが出会いだったわ。
ムストンとか双子とかが何かと世話を焼いて、私だって色々してたわ。
それでも常にボーッとしてるようなあの腹ペコちゃんは、中々就職先が見つからなくて心配で心配で。
それがグレイル工務店に就職できた時にはホッとしたわ。
問題は同じ人に惚れたことかしら。
「でも好きなものは好きなんだもの。イレースだからってアイクさんは譲れないわ!」
だってそれが恋でしょ?
だからあの人たちだって抜け駆けはしないとしても、みんな一歩でも特別に近付こうと努力しているんだろうから。
「………」
あら?黙っちゃった。私何かおかしかったかしら。
588 :
私の勇者様!5:2012/04/16(月) 03:37:57.11 ID:+0V+DO53
セネリオ君は何かを考えるように顎に手を当てて…と思ったら正してこっちを向いてきたわね。
「…アイクはどちらかというと周りを振り回す人です」
しかも突然何を言い出すのかしら?でも確かにアイクさんってそういう人よね。
「まぁ、そうね」
同意すると何故かセネリオ君はさらに真剣な目を向けてきた気がする。…戸惑うんだけど。
でも顔キレイよね〜とかこんな時に考えてる私は、やっぱり商売人だわ。
ってな感じでこっちも真剣に見つめていたら、溜め息をつかれたりしたけど。ごめんなさいね。
「はぁ…まったく。いいですか」
えぇ、どうぞ。何を言われても私だって動じないつもりだから。
「逆にアイクを振り回す人はそう多くはいません」
ん?何の話になってるの?でも黙って聞いておこうかしら。
「そしてあなたは唯一アイクにその好意を理解されています」
そうね、そこは私の自慢だわ。
「だからです」
だから…?
「そしてそのことでアイクを振り回している、そんな貴重な一人だからですよ」
貴重…何だか凄いことを凄い人から聞いちゃったわ。
さて私はどう反応しようかしら。さっき反応しないって心の中で言っちゃったのよね。
まぁ、そうね、いつも通りかしら。
「…どうかしら、振り回されてるような気もするけど?」
こんなところで素直に喜んだりしないのが大人の女よ。
「あなたがそう思うのは自由です。で、まだアイクを追いかけますか?」
うーん、相変わらず交渉上手ねセネリオ君。ま、今回はそれに免じてあなたの思う通りにしてあげましょうか。
「…そうね。結構観察できたし今日はこれで諦めてあげるわ。それに私、今とても気分が良いから」
特別よ?そう言いながら私はさっさとアイクさんとは反対方向に向かった。
セネリオ君は無言で私を見つめていたようだけど、アイクさんに近づくようなことはしなかった。
そして私とはまた違う方向へと歩いていったみたい。
これでお開きね。…………なんて私が言うと思ったか!
こんなチャンス逃すものですか!
しかも私がアイクさんを振り回しているっていうのなら、さらに振り回すまでよ!
あっ、でも引き際の見極めも大切よ。嫌われちゃうから、これ教訓。
私は走ったわ。
そして商店街を歩いているアイクさんの後ろ姿が確実になったところで声をかけた。
「アイクさ〜ん!」
そこで私は見たわ。私の声に反応して振り返るアイクさんが目に入ると同時に。
アイクさんから隠れて物陰にいるセネリオ君の姿を。
「これで1回は協力しましたよ」
それだけ聞こえたわ。そして彼が立ち去っていくのが気配でわかった。
んもう、カッコいいんだから。…ん?でもこれってセネリオ君もストーカーなんじゃ…
「ララベル…あんたか」
なんて一瞬悩んだけど素敵な声が上からしてきたから、すぐにどうでもよくなったわ。
だってあのアイクさんが私を見つめてるんだもの!ふふふ、この視線を独り占め。
あぁ、背は高いし逞しいわぁ。ん?何だか今アイクさんのお姉さんがよぎった気がする。
589 :
私の勇者様!6:2012/04/16(月) 03:40:01.24 ID:+0V+DO53
「あら、誰だと思ったかのかしら」
「いやあんたしか思い付かなかった」
「まあ!」
なんて凄い台詞かしら!私しか思い付かなかっただなんて!
「それに今日はずっとお前のことが浮かんでてな」
きゃあああああああ!聞いた!?1日私のことしか浮かんでなかったって、それってつまり…!
つまり…つまり……つまり………
「わ、私のことが気になってきたのよ!」
とかなんとか強がってみたけど、それってつまり私が今日1日中ストー…いえ、観察していたからよね?
『影』を付けていてもやっぱり気配って完璧には消せないのね。
「それはない」
しかもずばっとクラッシュ!ふ、ふふふふ…でもここで挫ける私じゃないのよ。
「まぁ、だからあんたの店に行こうかと思ってたんだが」
だってこうだから!そんな単純な思考最高。
「…何でここにいるんだ?」
「今日はお休みだったのよ。それで今、店に帰ろうかと思っていたの」
もちろん嘘。嘘は上手に扱わなくては駄目よ。アイクさんの場合は「そうか」ってこれで納得してくれるんだけど。
そうねぇ、ちょっと試しに一歩踏み出してみようかしら。
「ねぇねぇアイクさん、私とデートしましょうよ」
「断る」
ふふふ、その返答は想定内よ!
「お肉が安く手に入る場所教えてあげるから」
「なに…?」
そしてこの返答も!
「それにデートって言っても私のお店に一緒に行きましょってだけよ」
さすがに本当のデートは頼まないわ。セネリオ君に免じてそこは譲歩しましょう。
それに大きいものを呈示してから小さいものを呈示されると人間、小さい方に違和感を覚えなくなるものよ。
「いや休みなんじゃ…」
「大丈夫!アイクさんのためだけに特別開けちゃうわ」
ほらほら良い感じ。
「それに店に行くつもりだったのなら何か買うつもりだったんでしょ」
まさか私に会いに行く!なんて甘い話ないだろうし。
「あぁ、肉料理に良いスパイスを」
あら、これは想定外だわ。
「誰から聞いたの?」
「オスカーから聞き出した。ある日味付けが変わっていてな。そしたらあんたの店で買ったと言われた」
「んもう、あれは隠し球だったんだけどなぁ」
アイクさんの気を引くために苦労して手に入れて、こっそりオスカーさんに渡して。
その味を覚えてもらったところで私の手料理を…なんて作戦だったんだけどなぁ。
まだ料理練習してない…不得意だからって後回しにしなきゃ良かった…
「あれだが…うちにも欲しい」
「もう一回!」
「は?」
とかなんとか考えてたけど、一気にどうでもよくなったわ!
今、私の頭は覚醒した。
「もう一回、今の部分を出来れば『も』を抜いて!」
だけどこれですんなりいくと思ってたのに…
「いや駄目だ」
とあっさり断られた…ですって!?
「どうして!?」
「どうしてって…何であんたはそんなに必死なんだ」
「必死になるわよ!」
「わけわからん」
あ、これがもしかして振り回してるって状態?
590 :
私の勇者様!7:2012/04/16(月) 03:42:17.10 ID:+0V+DO53
「実はセネリオから、ララベルの『お願い』はあまり聞くなと言われていてな」
って…あっ、あの小舅〜!手は打ってるってわけね!「当然です」って声が聞こえる気がするわ。
でもね、セネリオ君。ララベルさんはそんなに甘くないのよ。
「言ってくれたら無償でお譲りするわよ?あれ結構高いの」
人間タダには弱いわ。
「………まぁ大丈夫か?」
「何もしないわ。さぁさぁ!」
さぁ、準備OKよ!
「『うちに欲しい』…これでいいか?」
「えぇ、バッチリ!」
私が何をしたかって?ちょっとボイスレコーダーをポチッとね。持ち歩いてて良かったわ!
ま、他に公開とかはやめておきましょ。報復怖いし。自分一人で楽しむわ。
そう笑う私をアイクさんは怪訝そうに見てたけど、諦めたみたいに溜め息を吐いてから歩き出した。
だから私も隣を歩く。誰がなんと言おうとこれはデートよ!
「それにしても…その後に嫁に来い!がつけば完璧だわ」
「よめ?」
「夜目が利くなんてアイクさん最強よね」
「あぁ、鍛練したからな」
こういう誤魔化しも効くとは…アイクさん違う意味で最強ね。
「以前夜にリュシオンと共にティバーンを…――」
そんな風に修業のことを夢中になって話す横顔は輝いていて。
あ、やっぱり素敵。好きだな、ってこういう時思うわ。
こういう気持ちは他の人たちも同じなんでしょうね。
そうして私はアイクさんの修業の話を聞きながら、私のお店までの短いデートを楽しんだわ。
大好き私の勇者様!
後日、私とアイクさんが仲良くデートをしていた、と噂が流れた。
ふふふ、計算通り。あそこにはアイクさんと仲が良いボーレも店を構えていたし。それに…
「アイク!あなたが嫁がどうとか話していたという噂もあります。僕があれほど…!」
「いやすまん。修業の話しかしなかったはずなんだが…」
さて、他の嫁候補たちが怒り狂ってるでしょうから、どうやって逃れるか考えなくちゃ。
ねぇ、そこのあなた?あなたの良い案待ってるわ。ぜひ私のお店にいらっしゃい。
‐おわり‐
一人称視点で書くのは数年ぶりだったんだけど、ララベルさんだからか正直書いてて楽しかった
おかげで恋愛とかどこか行っちゃったけど
ということで自分はララベルさんを押すぜ!
591 :
573:2012/04/16(月) 15:36:42.37 ID:AuedhnU8
>>584 GJ!マジでGJ!!
ララベルさん派が自分以外にもいて、しかもネタまで書いてもらえるなんて…
ありがとうございます!
まさに自分が見たかった書きたかったのはこういう話だったので、すごくうれしいです!
セネリオとの牽制してるような交渉してるような会話とか、アイクをうまい具合に動かして
噂を作ってしまうようなところとか、これぞララベルさんって感じですごくよかったです
ララベルさんとアイクの振り回してるのか振り回されてるのかって関係いいよね!
>>583 サラ「警察に目を付けられるのが嫌なら、やったらまずいことと、そうでないことを区別していきましょう。
私が今から言う事をセーフかアウトが判断して」
エフラム「よし、わかった」
サラ「じゃあ最初に……私の頭を撫でること。これはまあセーフよね」
エフラム「まあな、これを駄目という奴はいないだろう」
サラ「次、私をハグすること。これも問題ないよね?」
エフラム「まあ、中の良い間柄なら大丈夫だろう。……でもなんでお前限定なんだ?」
サラ「……いいじゃない別に、ただ例として挙げただけ」
エフラム「……まあ、いいけどな」
サラ「次、私と一緒に寝ること。これも大丈夫なはずよね?」
エフラム「まあ、寝るだけなら……と言うか、お前が俺が寝てるときに勝手にワープで侵入してくるから……」
サラ「次、私とお風呂に入ること。これもいいわよね、もうやっちゃってるし。次行きましょう」
エフラム「……何かだんだん雑になってきてないか?」
サラ「次、私とキスすること。……これはどうなの?」
エフラム「……いや、これはだな……」
サラ「駄目?私はそうは思わないけど。親密な関係なら不思議じゃないでしょ?」
エフラム「しかし……」
サラ「……頬とかおでことかなら親密な関係だと挨拶みたいなものだと思うけど。兄様はどんな想像したの?」
エフラム「……お前、そういうことは早く言えよ。俺はてっきり……」
サラ「はあ……これだからロリコンは……」
エフラム「それはお前が……ああもう、わかったわかった……セーフでいい」
サラ「……言ったわね」
エフラム「……ん?」
サラ「大丈夫なら今まで言ったことをしてもいいよね?じゃあ早速、ほら」
エフラム「お前……謀ったな?」
サラ「何のこと?あ、今までのやりとりは録音してあるから言い逃れはできないよ。まあ、キスはどこにするかくらいは選ばせてあげる。
唇でも頬でも爪先にでも好きなところにね」
エフラム「……普段お前に言っているが、『言動には気をつけろ』という言葉の重さを実感したよ」
サラ「ほら、早く早く♪じゃあ最初は撫で撫でから……」
>>549-552 毎回更新お疲れ様です!
アルム、目立てて良かったね!
そして黒幕達も動き始めてきましたな……
続きが気になるぜGJ
>>556-558 すげえ、よく拾えたなw
ラガルトさんはこのスレじゃ珍しいけど話の構成とかキャラがすごく良くできてると思う
こんな感じで次回があったら頼む、GJだぜ
>>584-590 ララベルとは珍しい……いや、賎めてるわけじゃないんだ
このスレではあまり登場してない彼女だけど、うまく持ち味が出せてて良かったぜ
個人的には道具屋だけど道具を上手く使ってたのが面白かったw
GJ!
>>592 サラ様は本当に頭の良いお方…これからは知略の時代なのだ
エフラムはもう開き直れw
>>594 サラがユダかよwとか言ってたら何か思いついたので、ちなみにAC北斗の拳ネタです
必殺技
光系魔道
一度思い知らせてやろう
マンフロイの知略
わしを利用したのか〜!!
スタンプ・ザ・SARA
ベルドの知略
イシコロ
知略の時代
究極奥義
トラキア大橋崩壊
サラ「……なにこれ?」
ルーテ「今ちょっと知人の方々を参考にした格闘ゲームを作っているのですが、サラさんのキャラが完成したので見てもらおうかと。
ちなみにこれは必殺技になっていまして……」
サラ「ふうん……」
エフラム「ほう、結構よく出来てるじゃないか」
ルーテ「ちなみにサラさんは魔法と部下を呼び出しての設置技を駆使して戦うテクニカルキャラになっています」
サラ「へえ……結構面白そうじゃない」
エフラム(部下……ベルド殿は分かるが……マンフロイ殿……)
ルーテ「エフラムさんのキャラも作っていますよ」
エフラム「本当か、ちょっと見せてくれ」
ルーテ「ああでも作り始めたばかりでして……必殺技も投槍しか出来ていないんです」
エフラム「そうなのか、残念だな」
サラ「じゃあ完成したら私は兄様を使うわ。兄様は私を使うように」
エフラム「ああ、それも面白いかもな」
ルーテ「それから、他にもアイクさんのキャラを作ったりもしているのですが……」
エフラム「……聞くだけで凄まじい強キャラってことが分かるな」
>>595 技名の改変うめえwイチコロがイシコロってベルドがストーン使うのか
そしてエフラムがサウザーかよw
アイクはバグキャラのトキなのか、それとも意図的に強キャラにされたと言うレイなのかw
リーフ 「アッハッハ、バスケはたのしーなー」
ヘクトル「ちょ!待て!なんでキャラがボールの如く跳ねてんだよ!何だこのクソゲー!」
リーフ 「いや、神ゲーだよ。異論は認めるけど」
リーフ「サラがエフラム兄さんに懐いてる?
ナンナにミランダは用事でいないしティニーも同人誌販売会でいない。これはチャンスじゃないか!今なら行けるぞ!
一時間以内に書き込みがなければ確実におねぃさんを口説ける!」
サラ「ダメ。ゼッタイ」
>>597 アイク→ケンシロウ(邪魔する奴は指先一つでダウンさ)
ラナ→ラオウ(説明不要)
エリウッド→トキ(病人的に)
ヘクトル→ハート様(ピザ的に、もちろん投げキャラ)
前話題が出たFE無双思い出した。
その場合各キャラの性能は
アイク
攻撃力・防御力共に高く弓にも強い。
リーチは長くないがモーションが優秀でタイマン乱戦両方こなせる。
無双技の天空は基本タイマン用だが衝撃波を飛ばす為前方には強い。
但し魔法防御は無いと言って良く体力は平均より多少上程度で、無双もほぼ移動しない為魔導士部隊に多方向を囲まれるとあっという間に灰になる。
リン
攻撃前後の隙が異常に少なく前方に集中する上C3のガードブレイク、C2のかち上げからコンボが繋がる上無双の五分身斬りが強力でタイマンには非常に強い。
が、防御力体力共に低めで範囲の広い攻撃がC4の3way弓(非貫通)しか無いので乱戦には弱い為、高めの移動力とジャンプ力での立ち回りを求められる。
エイリーク
タイマン性能を落とし弓が無くなった変わりに、出が速いが攻撃後に硬直の有る薙払いC4が付き、騎乗攻撃力と防御力の増したリン。
ジャンプキャンセルによる立ち回りが重要。
ヘクトル
攻撃力防御力の高いパワーファイター。
劣化アイク。と言うのは早計、体力値がずば抜けて高く魔法防御もアイクより高いので、総合的な耐久力は主人公一。
無双、通常攻撃、C攻撃全て範囲が広く、耐久力と相まって乱戦向き。
但し足は遅く馬に乗っての戦闘も苦手。なので広いマップやイベントの多いマップは不得意。
とりあえず思い浮かんだのはこんな感じ。
FE無双か……ポケナガがかなり売れたし、新作の売上次第ではあるいは……
リンクにサムスに鷹丸にとコラボあったんだからアイクやクロムに期待しちゃうなどうしても
>>600 アイク「グレイル流剣術の前には死、あるのみ!」
ラナ「この私も悲しみを背負う事ができたわ」
エリウッド「命は投げ捨てる物ではない……」
ヘクトル「ひ……ひでぶ!」
ルーテ「かなり完成に近づいてきたのですが、どうでしょうか?」
サラ「動かしてて楽しくはあるんだけど、色々気になる点が……」
エフラム「エリウッドのキャラなんだが、人間では捉えることのできない動きで画面中を飛び回ってるんだが……いいのかこれは?」
ルーテ「相手を直接攻撃する必殺技が少ないですし、攻略が進めば対応されるから問題無い。と、ノールが言っていました」
エフラム「いや、明らかにまずいと思うんだが……」
サラ「兄様のキャラ使ってて思ったんだけど、防御力低すぎない?すぐガード割れちゃうし」
ルーテ「投槍などの優秀な飛び道具を持っていて、接近戦も強いとなると防御力を落とすことでしかバランスが調整できない、とノールが」
サラ「……これも駄目だと思うんだけど」
ルーテ「アスレイとも相談してバランス調整したのですが……」
エフラム「大体なんでヒット数が増えるとキャラが跳ねるんだ?まるでバスケのドリブルじゃないか」
サラ「あら、これはこれで楽しくない?」
エフラム「そ、そうか……?」
ルーテ「貴重なご意見をありがとうございます。せっかくなのでお二人にはテストプレイヤーとして協力をお願いしたいのですが」
サラ「そうね……やってもいいわ」
エフラム「俺も構わないが……」
ルーテ「ありがとうございます。これで開発がさらに捗ることでしょう」
エフラム(正直、これをこのまま世に出していいものなのだろうか……?)
多くはいえないけど、覚醒マジ覚醒しすぎワロタ
こりゃ解禁日が本当に楽しみすぎるわ・・・w
>>605 ああっ、そうだな
まさか最終決戦で皆デジモンになってしまうとは思わなかったよな…!
主人公オメガモンVSラスボスは凄い白熱する戦いだったぜ…!!
…ごめんなさい、嘘です
早いとこじゃ今夜の12時(もとい明日の明朝?0時)から売るところもあるだろうしネタ解禁したい人は御自由に
>>604 最強を求めるエフラムと弱点を突くことに定評があるサラはテストプレイヤーに向いているかもしれん
ていうかこの二人は普通にゲームが上手そうではある
>>607 ネタバレ禁止を周知したいにしてもマッチポンプはよせ、露骨過ぎる
>>608 エフラム「昔から皆と色々やってきたからな、それなりには自信がある」
サラ「……昔から家に誰もいなかったから、暇潰しでよくゲームしてたからかも」
エフラム「……よし、今度みんなで何かやるか。ミルラたちも呼んでな。今だったらパルテナとか」
サラ「……いいよ、私の射撃★6スナイパーショット捌きを見せてあげる」
エフラム「……少しは手加減してやれよ」
>>611 リーフ「ぼくもパルテナお姉さんに沢山のハートを捧げたら、凄い神器とか授けてもらえるのだろうか……。ぼくのハートでよければ、喜んでパルテナ様に捧げるというのに……」
アイク 「俺の射撃★6マグナの巨塔に挑むと聞いて」
リン 「私の打撃★6ダッシュ打撃+4の撃剣景丸に挑むと聞いて」
エフラム「鬼か…」
アイク「お前もこの前射撃★6ダッシュ射撃+4のガルランサーができたって言ってたじゃないか」
サラ「そういえば、兄様がそれ使ってるのって何で?」
エフラム「槍要素があるのがこれしかなかったんだ」
リン「せっかくだからバトルロイヤルやってみない?」
アイク「ああ、面白そうだ」
エフラム「この面子でこの装備でか……嫌な予感しかしないんだが」
>>614 一撃死しかいないじゃねえかw酷いことになるぞw
俺知ってるよ、エフラムのホームはナチュレ様バージョンなんだろ?
んで100万くらいハート捧げて凄いお近づきになってて毎日礼拝してんだろ?
愛用の神器は価値300超えのナチュレの破掌なんだろ? 俺知ってるんだから!
>>613 リンはスパ●ボJの見た目が瓜二つな女戦士のイメージの所為か、
射撃が得意そうなイメージガガガ
ユンヌ「何なのよ皆してパルテナパルテナナチュレナチュレって! あいつらより可愛い女神様ならここに一柱居るでしょうがと!」
マルス「ははは、性格が捩じくれ過ぎておぞましい形にひん曲がっちゃってる人はお呼びじゃないって事ですよ。しっしっ」
ユンヌ「酷い! 言っとくけど性格の捩くれ具合ならあいつらも私とそう変わんないからね!?」
マルス「何を言うやら……いえまぁ確かに随分とフランクな女神さまではありますけど」
ユンヌ「あの二柱ったら昔っから私の事目の敵にしてて、任天神様学校に通ってた頃なんか凄い酷い目に遭わされてたんだから!」
マルス「え、知り合いなんですか? ていうか神様学校って」
ユンヌ「私がちょっと楽しい事しようとすると血相変えて飛んできて、親衛隊やら爆弾やら親衛隊やら差し向けてきて何度死にかけた事か……」
マルス(きっと『楽しい事』が洒落にならないような事だったんだろうなぁ)
ユンヌ「ああ、今でも目を閉じれば思い出すわ……ハデスと組んでのうんこ祭り、ラーズとのオーラム狩り、そして炸裂するポセイドン先生のモーゼ拳骨」
マルス「やっぱりね」
ミカヤ「懐かしいわねぇ……私もメデューサに色々いじわるされたっけ」
マルス「そして姉さんはナチュラルに話に混ざらないッ!!」
ナチュレ様は人間だと8歳くらい、ユンヌ様は…?
ユンヌ「年齢とか面倒だしどうでもいいわ。問題はどうすればアイクが私を襲ってくれるか、なのよ」
>>622 もうやめましょう…
女神に(男を作れる)希望など無いのです…
ユンヌ「冗談じゃないわ!見た目ロリ!でも○○○万歳だから結婚できる!数々の奇跡で生活をサポート!
こんな超優良物件を放っておく手は無いでしょ奥さん!」
アスタルテ「……奥さん?」
ユンヌ「やはりこっちから攻めるしかないわ。じゃあ私今からアイクの寝床に忍び込んでくるから」
アスタルテ「……まあ、頑張れ」
任天堂の神様はカオスだのぅ……。
だがそry
エフラム「ユンヌも黙っててくれればな…」
サラ「物静かな子のふりをすれば兄様が襲ってくれると聞いて」
エフラム「正直言ってもう逃げたい。どっか落ち着いて修行しつつサラとかにジャマされない環境はないのか…?」
????「平行世界なんかお勧めなんだな、これが」
エフラム「誰だよアンタ」
リーフ「まあ、ぶっちゃけた話出来なくはないよ」
エフラム「なに、そうなのか?」
リーフ「そりゃ僕だってサラとの付き合いは長いし、そういう方法を知ってはいるけど、ただ」
エフラム「ただ、なんだ?」
リーフ「そういうことするとすっごい傷つくよ、サラは」
エフラム「……」
リーフ「あれで意外に繊細だからね。そういう本気で拒否る姿勢を見せたらどうなるかって言うとねえ……」
エフラム「……」
リーフ「まあ上手いあしらい方が分かるまで頑張りなよ! これも修行ってやつだよ多分」
エフラム「こういう形で精神修行をしたくはないんだが……」
サラ「精神修行ならいいのがあるわ……」
エフラム「何だそれは?……その前になんでそんなにくっついてくるんだ」
サラ「幼女に密着されても平常心を保つ修行」
エフラム「そんなのが修行になる訳ないだろ」
サラ「……嘘。普段より心拍数が高くなってる。心臓に耳を当てればすぐ分かるんだから」
エフラム「それは……ん?何でお前が俺の平常時の心拍数を知ってるんだ?」
サラ「……秘密」
エフラム「……いや、そこは教えてくれ。怖いから」
ターナ「前に水着を着たチキファミルラサラ様たちに囲まれた事があったのに、決して手を出そうとしなかったエフラムに精神修行はもう必要ないと思うの」
エイリーク(……何でしょう、『自分だったら手を出してましたた』という様なニュアンスが感じられるような……)
>>631 だが待って欲しい、そのときこそまさに精神修行の最中だったのではないだろうか
>>633 エリウッド「逆に考えるんだ、2、3年後の姿がそんな姿になってるんだと…」
まさか剣魔(笑)カレルさんを遥かに凌駕するある意味真の中二病患者が覚醒にいたとはな…
解禁日が楽しみだぜ
あのね。それは事前公開されてない情報なの
ネタバレだと思うの…間違ってネタバレしてしまいそうならそういう話題しないほうが手硬いと思うがどうか?
>>635がアイクに引きずられてハードラグドゥ遺跡最下層へと向かっていった…
ぶじにかえってこれるといいなー(棒
>>633 藤坂なのはラストストーリー繋がりだとは分かってる
分かってるんだが藤坂絵で異世界とかだとどうしても新宿自衛隊東京タワー思い出してなあ
こうして見るとやっぱ親子って似るものなんだなー。ロイもリーフも顔つきが親にそっくり
ネタバレは駄目だがネタの書き溜めはOKだからな。
解禁日に備えて書きまくってる住人はたくさんいると見たぜ……!
あいにくプレイに忙しくてそれどころでなかったり…
書き溜めはしてないがネタは考えてるな。
解禁日が楽しみである。まだクリアしてないけどなw
やっぱ自然と考えちゃうよな、いろいろとw
しかし実際解禁日どうなるんだろ。
何せこのスレでは初めての兄弟追加だからな。
投下ラッシュになって埋もれるネタが大量に出そうだぜw
>>638 ロイ「なんなのだこれは!?どうすればいいのだ!」
藤坂と聞くとこのゲームしか浮かばない
5月19日か…発売前は発売日が楽しみすぎてwktkしてたが今はここの解禁日が楽しみすぎるなwww
クロムの性格設定って基本的にどうなってんの?
>>633 このロイならセシリアさんも「ショタ喰い」なんて言われずに済みそだな
いわれないですむけどその代わりセシリアさんの興味の対象から外れるだろ
ロイ「つまりこのまま成長したらストーカーはいなくなる、と」
いなくなるかは考えモノだな…
なにしろ舞台は紋章町で当事者がロイなんだから、新しく誰か来ると思っていて妥当なはずだ
リリーナ 「ワ」
シャニー 「ス」
スー 「レ」
ララム 「ル」
ソフィーヤ「ナ」
セシリア 「・・・」
ミカヤが初登場したときってスレはどんな感じだったの?
いつの間にか家族のメンバーになってたりしたの?
このスレの1スレ目ができたのは暁発売後
従って最初からいた
>>652 保管庫の過去スレ見てくれば幸せになれるよ
新規加入キャラに関しては「何かの事情で家を出ていた」とかって感じで、
「実際にいませんでした」って設定に出来なくもないけど、その場合過去ネタを書くのが難しくなるからな。
多分最終的には自然と「最初からいたものとして扱う」作者がほとんどになるだろう。
もちろん「実際にいませんでした」って設定で書くのも有りだけどね。
特にそういうことを考えずに何時の間にかいるようなネタもありそう
アルム「…はっ、新作の兄弟たちはいつの間にか居たって設定が主流になるという事は、
理論上は新作が出るまで僕よりも影が薄いという事に…イヤッホオオオオォッ!!(AAry」
>何かの事情で家を出ていた
何かの事情・・・登場作品の本編ですね分かります(棒
祝!覚醒発売!プレイとネタ書きの時間配分に悩みつつ長編の合間に小ネタとか書きたいのう
解禁日が楽しみだー
この小説を読む前に
>>124の注意書きを参照してください。
>>549-550>>552の続きにあたります。
東洋世界の中心に位置するかつてのアカネイア帝国の帝都パレス……
ハーディンの死後はサカの支配下にあるこの都市は周辺を強固な城塞と塔に囲まれアカネイアの最盛期には百万を超える人口を抱えた世界最大の都市である。
経済と政治の中心であるこの地には巨大なアカネイアの支配地域に暮らす諸民族が入り混じって暮らしており、それはサカの支配に代わってもなんら変わらなかった。
アカネイアの版図を受け継ぎさらに急速に拡大したサカ部族は支配階級でありながらすでに帝国内では少数民族となっていたのだ。
推計であるが大陸最大の版図を有したサカ帝国のこの時代の人口はおよそ三億人…そのうちサカ人は五百万人に満たなかったものと言われている。
「……異人が増えたな……」
宮城内を歩きながらダヤンの子ラスは呟く。
かつてはサカ部族で一枚岩だった帝国も領土が広がり異民族の非支配階級が増えるにつれて彼らの中から人材を登用せざるをえなくなっていた。
戦争においては精鋭騎馬軍を抱え無敵を誇ったサカも農耕民族や都市居住者の統治にはまったく手腕を有しておらず彼らの中から旧指導層に当たる者を使わざるを得なかったのだ。
遊牧生活とは文化も何もかも違いすぎる。
それを特に実感できるのがこの宮城であった。偉大なる君主、ダヤンをハーンとして仰ぎながらも城内を行きかう文官や官僚はほとんどがアカネイア人か異民族である。
ラスは幾分か釈然としないものを感じていた。
確かにこれほど巨大化した帝国を運営していくにはもはやサカ人だけでは不可能である。
だが異民族の登用に従って徐々にサカの者たちも変質しつつあった。
あるサカの武将は成り上がった貧乏人が羽目を外し過ぎるかの如く豊かな都市暮らしに溺れて堕落した。
ある族長はアカネイア人の商人に言いくるめられて彼の娘と結婚した。今後その部族は何かと彼らの商売に利用されかねない。
アカネイア人たちは戦争にこそ敗れたものの巧みに政治と経済の間を縫って帝国上層部に入り込み強くとも純朴なサカ人を絡め取って自分たちの色に染め上げている。
サカが狼のごとく強くあったのは草原にて常にニケの息吹を感じていたためではなかろうか?
これでは牙を引き抜かれた犬ではないか……
忌々しげにラスは顔を歪めると恭しいが心の篭らぬ挨拶をしてくるアカネイア人官僚たちを一顧だにせず宮城の廊下を歩んでいく。
「父さん…!…東征軍が全滅したというのは誠なのか!?」
ラスは謁見の間に歩みいると玉座に座す彼の父に声を張り上げた。
「ラスよ…公式の場では陛下と呼べ……」
「…ご、ご無礼いたしました……」
膝をついたラスは玉座に座すダヤンを見上げる。
父は変わった。雄大な草原のごとく大らかだった心は権勢と猜疑心に固まり、目は充血し頬はこけて窪んでいる。
彼の心を蝕んだものが何かをラスはよくわかっていた。
一介の部族長から身を起こしてサカを統一し、ついには大陸の大半を征服した男はあくなき宮廷闘争の只中で誰を信頼すればよいのかわからなくなっている。
かつてサカ人のみを身近に置いていた時には無かった事だ。
それは帝国上層部の問題のみならず、皇室…クトラ族長家の家族の問題とも密接に絡んでいた。
大族長でありハーンであるダヤンには二十七人の妻と四十五人の子がいたがその中で後継者と目される実力者は下記の四人である。
まず長兄たるラス。彼は実力人格ともに申し分なく順当にいけばダヤンの跡目を継ぐと囁かれていた。
とりわけ軍略に優れ征西軍を率いてエッダ教圏諸国の騎士団をイリアの戦いで打ち破り東欧を支配下に置いた事は人々の記憶に新しい。
次いで第九子であり剣の達人と目されるカレル。彼はダヤンの子の中では最も武芸に秀でており強さを尊ぶサカ戦士たちの中には彼こそ次の指導者に相応しいと目する者も多い。
だがあまり広くは知られていない事だが彼は心の壊れた猟奇殺人者であり夜な夜な辻斬り凶行に及んでいた。側近が諌めても聞く耳を持たず彼をハーンとした場合史上最悪の暴君になるのではないかとの声もある。
第十子でありカレルの同母妹であるカアラは実力もさる事ながら人格清廉にして高潔であり彼女を慕う人間は多い。
それは蛮勇を持ってなるサカ戦士にとっては甘さとも映りサカ人には余り人気は無かったが彼女の周囲にはアカネイア人がよく集まってきた。
とりわけ世間をよく知らぬカアラをハーンに祭り上げてうまく操りその下で甘い汁を啜ろうと考える者にとってはカアラを支持したくなるのであろう。
最後に末弟のシンである。
彼は末子という立場をよく弁えており何事にも自己主張というものをせず控えめであり続けた。
先に紋章の国への使者などという役割を引き受けたのも宮廷闘争から身を遠ざけたいゆえの事であったろう。
そのために四十五人もの子とその取り巻きが次のハーンの位を争って足を引っ張り合い陥れあって共倒れで自滅していく中で生き残った感がある。
そしてこれらの後継者たちの周囲には彼らを盛り立てて次の代で利権を貪ろうとする官僚や商人が大勢集まり反目しあっていたのである。
周囲がそうである以上家族の間がうまくいくはずもなくクトラの族長家は内々で冷たく反目しあっていた。草原にいたころはありえなかったことだ。
それにも増してダヤンを苦しめ猜疑心を肥大化させたことは相次ぐ暗殺未遂である。
即位から数年……ダヤンは実に二十七度もの暗殺未遂事件にあい、重傷を負うこと七回、毒を飲まされる事四回。
いずれも生き延びる事ができたもののその都度彼の精神は苛まれ、地上最大の権力者となったはずの男は釘の落ちる音にも怯えて暮らさざるを得なかったのだ。
しかもそのうちの十三の事件はダヤンの妻や子が起こした事件でありもはや彼は誰にも心を開くことができなくなった。
ハーンの玉座に座す痩せこけた父を見上げながらラスは思いを致さざるを得ない。
今更ながら環境の厳しい草原を出て豊かな外の世界に生活の場を広げようとした事は誤りだったのではないかと。
石に囲まれた荘厳さと虚飾に覆われたパレスの城では草原の息吹を感じる事はできなかった。
「…事実だ…東征軍…ジュテ族とロルカ族の船団は台風で壊滅した……」
「では…モンケ族長も……リンも?」
「おそらく生きては帰るまい……て、ってて…ていこくの……不敗にど、どろを…どろを……」
ダヤンの手が小刻みに震えている。
精神の変調は人の体にも影響をもたらす。慌てた侍従たちが薬湯を持ってきたがダヤンはそれを飲もうとはしない。
毒殺を恐れているのだ。ダヤンが毒殺を恐れるあまり食事すら控えるようになって衰弱死するのはこれから三年後の事である。
その後数十年は被征服諸民族の反乱が相次ぎ…サカ帝国は建国から五十二年という短い歴史を閉じるのだが…さしあたってその話はこれからの物語には関わりが無い。
関わりがある事は謁見の間を辞して自室に戻ったラスが一人の男を自室に呼んだ事である。
背が高く髪の長い男であった。虎狼のごとき瞳は剽悍なサカ戦士そのものであるが顔立ちにはどこか違った特徴も見受けられる。
「すまん…一つ頼まれてほしい…」
「………話を」
ラスもこの男も口数は少ないほうである。だが幾多の戦場で優れた働きを見せたこの男をラスは重用していた。
「先に紋章の国を攻めた東征軍が壊滅した事は知っていよう…紋章の国に潜り込み…一つ確かめてほしいことがある」
ラスは一度言葉を切った。
そして少し躊躇いつつも……はっきりと口にした。
「…ロルカの族長リン…その生死を確かめ…もし生きて見つける事ができれば連れ帰ってもらいたい…
リンは俺の妻になるべき女だ。引き受けてくれるかルトガー?」
「リン…か…そうか…わかった…引き受けよう」
本来ならラスは自分で行きたい気持ちをもっていたがサカ人への怒りで満ちる紋章の国に言葉の通じぬサカ人が単身で潜入するのはほぼ不可能な上に、
今後彼は中東ジャハナへの遠征が控えていた。
だから信頼できる者に託す事にしたのだ。
それにルトガーはサカと異人の混血児であり語学にも堪能だ。紋章の国の言葉も習得しているという。
彼ならば血筋を隠して忍び込む事もできよう。
リンの安否に思いをいたしていたラスは気がつくことはなかった。
恭しく頭を垂れたルトガーの口元が釣りあがって禍々しい笑みを形作っていたことに――――――
「これは……箸……これは…茶碗…よ?い、異国の人もお米は食べるよね?」
「ハ…ハシ……?」
『……癖のある言語…直ぐには覚えられない』
「え…えと……なんて言ってるの?ごめん…わからない」
困惑した表情の紫色の髪をした娘に黒髪の娘は異国の言葉で応じる。
とある寒村の一軒家では三人の娘が顔を突き合わせて言葉を交わしていた。
だが二人の異邦人はこの国の言葉を習得しておらず満足にやりとりを交わす事ができない。
困ったような顔をした小柄な娘は軽く溜息をついた。
「お姉ちゃんたち…今帰ってきたらびっくりするだろうなぁ……けどしょうがないよね…」
娘の名はフロリーナ。
寒村に暮らす村娘であり出稼ぎに出ていった二人の姉の留守を守っていた。
戦に敗れて落ち武者となった二人の異邦人を拾ったのはつい先日の事である。
本来なら役所に突き出すべきなのだろうが…それができなかったのは娘の優しさでもあり甘さでもあろう。
彼女らを匿ったのはほとんど衝動的なものであるがそれでも一度拾った相手を捨てる気にはならなかった。
こうして他の村人の目に触れないようにリンとスーを家の納屋に住まわせて一週間近くなる。
その間、どうにかお互いの名前は理解できたもののそれ以上の意思疎通もままならないままの暮らしにフロリーナは焦燥感を覚えていた。
一生匿い続けるわけにもいかないしどうにかせねばならない…
さしあたってリンの怪我が充分に癒えるまではここにいてもらえばいいが…
「また…包帯を替える時に来るね?それまで休んでいて」
納屋を出ていった娘を見送りながらリンは小さく頭を下げた。
娘が何を言っているかは理解できなかったが彼女…かろうじてフロリーナという名であるらしい事だけは理解できた…の厚意は感じ取る事ができた。
「スー…サカ戦士の掟は覚えているわね?」
傍らの相方を振り向いてリンは呟く。
リンの意を汲んだのであろう。スーは一言一言確認するように言葉を紡いだ。
「…受けた恨みと屈辱は必ず晴らす。受けた恩は必ず返す……」
「今の私たちにできる最大の恩返しは…早々に立ち去る事でしょうね。
動けるようになったら直ぐに出るわよ…」
「ん……わかった……」
いつまでもこうしていてはいつ他の村人に自分たちの存在が知れ渡るかわからない。
そし敵国人であるて自分たちを匿ったとあってはフロリーナにも咎めがあるだろう。
大陸に帰る当ても無いが今は早くここを立ち去るべきと思えた。
戦続きでささくれだったリンの心は今この時だけ不思議な安らぎを感じていた。
戦争と略奪と流血に彩られてきた人生の中でこのほんの数日のことではあるがリンは戦いの事を忘れていた。
言葉が通じないなりに懸命に話しかけてきて甲斐甲斐しく世話をしてくれたフロリーナには人の心を和ませるものがあるのだろう。
なればこそ…いつまでも自分たちがここに居座るべきではないのだ。
一刻も早くあの懐かしい草原へ戦士たちの魂を連れ帰らなくてはならない。
リンはギィの遺髪を胸に抱いて草の香りを思い起こしていた………
それから数日―――――
この寒村に小さな事件があった。いや、事件というものでもないが数年に一度のことであろう。
西国へと商売に行くワーレンの豪商一行が通り道に近かったこの村で宿を取ったのである。
それはすぐに村人たちの間に広まり夕暮れ時から村はなんとなく落ち着かないような空気であった。
それだけなら一夜明けて一行が立ち去ればそれで終わっただろうが……
「リン……聞こえる?」
「ええ………なにかざわついているわ……」
納屋に隠れひそむ二人の優れた聴覚はそのざわめきを捉えていたのだ。
何を言っているかまではわからなかったが……
「私たちの事が…割れたのかも知れないわね…スー。すぐにここを発つわよ」
「足は?」
「…まだ多少痛むけど……大丈夫。動かせないほどじゃない」
幸いと言っていいのかはわからないがフロリーナは宿の店主に頼まれて厨房の手伝いにいっている。
行くなら日も暮れ始めた今のうちだろう。
リンは優れた聴覚と嗅覚を生かして納屋の周囲…すぐ外側に人がいないことをたしかめるとそっと扉をあけた。
姿勢を低くして背の高い草の生えた藪に入っていく。
音も無く低い姿勢で歩く姿は獲物を狙って地を這い攻撃態勢を作る狼を思わせる。
リンは横目で人のざわめきが聞こえる方向を確かめた。
建物まばらな寒村で一際大きな建物が目に入る。知る由も無いがそこが豪商が泊まっている宿である。
「人が…集まってる……やはり兵を集めて……」
まったくそんな事は無かったのだが追われる立場の人間というものはなんでも危険な物に感じてしまうものなのだ。
言葉がわかればそのような不安は杞憂であるとわかったのだが。
その時である……
宿の襖を開けて一人の青年が庭に出てきた。
酒を飲んでいるのか顔が赤らんでいる。夜風にでも当たるつもりだろうか?
着物を着込んだ彼はどう見ても兵士には見えなかった。
動きといい足取りといい武芸を学んだ事はまったくないようだ。
だが…身なりは綺麗であり質のよい着物を着ている。
ある程度の地位のある者なのであろう。官僚か役人の類だろうか?
…この時リンの計算は素早かった。
自分たちがここに逗留した事は敵(実際にはそんなものはいなかったが)には既に割れており追っ手がかかってくるだろう。
それならば地位ある者を人質に取って追っ手を鈍らせるしかあるまい……
幸いあの男は今は一人だ……
意を決したリンはスーに目配せをする。スーもまたリンの意を汲んで小さく頷いた。
風が…凪いだ………
西国へ商売の用事で一月ほど出かけて来ていたマルスは幸い商談もうまくまとまり、ワーレンへの帰り道で寄った宿で手代や奉公人たちに酒を振舞っていた。
アベルもカインもドーガもゴードンも今回の仕事ではよく働いてくれた。
それに…ワーレンに帰れば愛しい妻のシーダが待っている。
厄介極まりないリーフとの縁も切れた。今頃は獄中で勝手にくたばっているに違いない。
まさに今が順風満帆というべきである。久しぶりに美味い酒を飲んだマルスはほろ酔い加減で少し夜風に当たると言い残して庭に出ていた。
「……ふふ…んー……飲みすぎたかな……シーダ」
頬が綻ぶ。
西国で仕事中にワーレンから届いた文にはシーダがマルスの子を身篭った事がわかったと記されていた。
今まで紆余曲折あったがこれからが人生の円熟期なのだ。
あのとき…姉を探しに大陸に行く事を諦めてシーダの手を取ったあのとき…
今でも時折姉の事は思い出さないわけではないが…やはりこの選択は間違ってなかったのだと思う。
これからは自分はシーダと生まれてくる子のために生きて働こう…ああ…その前に子供の名前も考えないと…
男の子と女の子…両方の名前を考えておく必要があるな……
庭を散策しながらマルスは今後の事に思いをいたしていた…
だから気がつかなかったのだ。獣のような俊敏さで藪から飛び出してきた影に…
いや、仮に気がついたとしてもなんの武術の心得も無いマルスには反応すらできなかっただろうが。
背後から当身を食らわされてマルスが意識を失うまでの時間はまさに刹那。
うめき声すら漏らさずに失神したマルスを影は藪へと引きずり込んでいった……
宿からはまだ酒に酔った奉公人たちの笑い声が聞こえてくる……
「あれ…旦那様はまだ戻られぬのか?」
「厠じゃないの?ちょっと見てくるよ」
「ああ、頼むゴードン」
小柄な若者が襖を開けて庭の様子を伺う。
「旦那様…旦那様ー? やっぱりいないや。厠だよ厠。そのうち戻ってくるって」
彼はもはや誰もいない庭に一声呼びかけると再び宴席へと戻っていった……
再び風が草木を凪いでいった――――――
次回
侍エムブレム戦国伝 風雲編
〜 マルスの章 苦悩 〜
FE覚醒のエクストラで登場する、気まぐれな占い屋の
爺さんがレギュラーになったら、素晴らしいネタが
沢山生まれそうだ
覚醒はここでネタにしろと言わんばかりのアレコレが多すぎる
解禁されたらどうなっちまうんだ
たとえば今から解禁日に向けて長めのネタ書いたとして、
解禁直後に投下しようとしたら他の人の迷惑になっちゃうかな?
多分その日は皆もネタ投下したいだろうし。
上手いこと空気読まないといかんかもしれん。
今なら他の人と被らんだろうというタイミングで投下すれば問題無いんじゃね?
まぁ解禁日は休日だから絶対被らないタイミングがあるのかどうかは、解禁日に投下されるネタの数次第だろうけど。
それもそうだな。委縮したら本末転倒っていうかつまらないし。
むしろその辺の混沌具合も含めてお祭り気分で楽しんだ方が良さそうだ。
個人的には読む方が追いつかないぐらいの勢いでネタが投下されることを期待するので
みんなも今から書きためようぜ!
>>661-666 乙でした。ここでマルスくるかー
リンにあっさりのされるあたりがなんというかマルスらしいw
エフラム「ただいま……む、小さな靴がいくつも……」
アルム「あ、お帰りエフラム兄さん。ミルラたちが来てるよ」
エフラム「ということは、お前が相手をしていてくれたのか? 悪かったな」
アルム「いやいや、大丈夫だよ。こっちとしてもちょうど良かったしね」
エフラム「ちょうどいい? なんの話だ?」
チキ「あ、エフラムおにいちゃまだ!」
ファ「エフラムだエフラムだ!」
ミルラ「……お帰りなさい、エフラム」
エフラム「……お前達、顔がクリームだらけだぞ」
ミルラ「はう……拭き忘れました」
ファ「あははは、本当だ!」
チキ「クリームで真っ白ー!」
エフラム「ケーキでも食べていたのか。買い置きがあったのか?」
チキ「違うよー」
ファ「アルムが作ってくれた!」
エフラム「なに……アルムがケーキを?」
アルム「うん。最近農場の敷地を利用して酪農も始めたんだ」
エフラム「随分手広くやってるんだな」
アルム「せっかくだからね……それでいろいろ試してたんだよ。ケーキ作りもその一環」
ミルラ「クッキーもあるんです。アルムはお菓子作りの天才です」
アルム「ははは、大袈裟だな。でも喜んでもらえて良かったよ」
エフラム「いや、大したものだ」
チキ「エフラムおにいちゃまは作れないの?」
エフラム「俺か? いや、俺は料理はな……肉を丸焼きにすることぐらいなら出来なくもないが」
ミルラ「……エフラムがお菓子を作ってるところ、見てみたいです」
ファ「見たいー!」
アルム「……だってさ。折角だし、どう?」
エフラム「いや、しかし」
アルム「お菓子作りって結構体力使うんだ。案外向いてるかもしれないよ、兄さん」
エフラム「……そうだな、まあ折角だから少しやってみるか」
アルム「そうこなくっちゃ。食材は台所にまだまだあるからね。早速やってみよう」
エフラム「ああ。ところでどんな食材を使ってるんだ? お前のことだからこだわりの食材なんだろうな」
アルム「もちろんだよ。まずはケルベロスの乳とゴーゴンの卵を」
エフラム「待て」
そういえば親友に刺し殺される極悪皇帝ロイってネタも出来るのか、中の人敵に。
ああ、ウォルトが返り討ちにされたような緑のオバサンの死体の横で食中毒でのたうち回って矢で射抜かれて槍で刺されて闇に潰された後消し炭にされたような死体に、誰がこんなひどい事をー(棒)
何言ってんだこいつ
>>673 アイク 「そんなものより畜産を始めろ。肉を作れ」
アルム 「肉なら放って置いても兄さんが勝手に狩って来るじゃないかー、これ以上我が家の食卓を脂っこくしてどうするのさ・・・」
エリウッド「でも考えてみると家は農業、畜産・・・これで酪農と自給自足してるはずなんだよね。なのに家計が一向に良くならないのは何故だろう・・・」
ヘク・エフ 「すまん・・・(´;ω;`)」
>>661-666 アトス「27人の妻……じゃと……? ちょっとダヤンに大賢者の偉大さを教えてやろうか。
ついでにマルスもシメる!」つ【スリープ、ルナ、フォルブレイズ】
……なんて事が思い浮かんでしまった。
しかし大族長は悲惨だな…よく生き延びれたもんだ。そしてルトガーは何を企んでいる……?
あと、マルスはここでもリンにのされるのねwww
次回も楽しみにしています、GJでした。
さて、こちらも覚醒をプレイしつつ、解禁日が来るのを楽しみにしながら、
41章最後の『ママチャリの系譜』を投下します。
>>515-521の続きです。
187.5
ミカヤ 「さあ、シグルドのお友達も参加している『ママチャリの系譜』第3レース。
今回からは私達兄弟家がこれまでのあらすじを伝えて行くわよ!」
シグルド「…と言うか、姉上が無理矢理このコーナーを乗っ取ったのでは?」
ミカヤ 「違うわ、フュンフさんとの厳正なる話し合いの結果、こうなったのよ。
対話をして分からない事なんてないわ。全ては対話と圧力よ!」
シグルド「圧力…?」
ミカヤ 「それと、これはテンプレの順番で行くから、次回はあなたとエリンシアで頑張ってね」
シグルド「了解……それはいいのだが姉上。何故私の服装がレースの時と同じ裸エプロンなのだっ!?」
ミカヤ 「ただ普通に出るのも、あんまり面白くないでしょ?」
シグルド「…それで?」
ミカヤ 「そこで、裸エプロンよ!」
シグルド「わかりませんっ!?」
ミカヤ 「平たく言えば読者サービスね。さあ、前回
>>515-521の様子を見ていくわよ」
前回終了時点の状況、順位
グラウンドコース(全員停止中)
\_______________________
ヴォ ブリ レス
ロド ミデ デュー・ラナ ファ ジャム
順位 マシン名 搭乗者 現ドライバー 単勝倍率
1位:5 SDL551バゼラート アサエロ&ロドルバン ロドルバン 20.2倍
2位:6 世界ひろし号 ヴォルツ&リデール ヴォルツ 3.2倍
3位:9 謎のユングヴィ城 エーディン&ミデェール ミデェール 3.4倍
4位:7 プリンツェーッサ デュー&パティ デュー 13.6倍
5位:8 黒王号 ラナ&ユリア ラナ 3.5倍
6位:2 緑三号 アレク&ブリギッド ブリギッド 12.3倍
7位:1 影の伝説 ファバル&ジャンヌ ファバル 10.9倍
8位:4 フェニックスアロー レスター&デルムッド レスター 8.1倍
9位:3 お ジャムカ&ベオウルフ ジャムカ 11.7倍
・第3レーススタート。ラナ、ロドルバン、ファバル、ジャムカがいいスタートを切ったかに見えたがフライング。
エーディンのハウリングスタートにまんまと引っかかってしまう。
・これが原因で最下位に落ちたラナ&ユリアペアだが、ユリアが竜王家メイド48の殺人技の1つ、
必殺トレイカッターSPを実行、ロドルバンを抜いて8位に。
・7位ジャムカが戦闘回避の為、ラナに道を譲る。ついでにロドルバンも一緒にジャムカを抜いて行く。
・ラナはそのままファバル、ブリギッドも追い抜き、5位に上がる。
尚、コバンザメ走法のロドルバンはブリギッドに邪魔されて7位止まり。
・ラナとレスターの兄妹対決。しかし、レスターはあっさりとラナに敗れ、8位後退。
・次に3位のデューとの対決だが、ここで何故か実況席にシュールストレミングが届き、ノインが開封。
・あまりの強烈な臭いにロドルバンチーム以外のチームがストップ。
だが、ロドルバンもやはり止まってしまい、全車ストップという状況で前回終了。
・尚、特に描写はないが、一応まともに走っていたのでロドルバンがトップに立っている。
ミカヤ 「ところで、問題のシュールストレミングなんだけど、
今、ロプト教団の人から貰っちゃったの。今日の晩御飯はこれで決まりね♪」
シグルド「勘弁して下さい。常軌を逸した香りで家の中がコノヒトデナシーッ!!な事態になってしまうので……」
ミカヤ 「匂いが何よ! ただ臭いってだけで、シグルドは食べられないって言うの?」
シグルド「い、いや、そんな訳じゃ……」
ミカヤ 「好き嫌い言っちゃダメよ、シグルド! もし、これを食べられないと言うのなら
三輪車でハンバーガーショップのドライブスルーに行ってもらうわよっ!!」
シグルド「地味に嫌な罰ゲームだなオイッ!?」
ミカヤ 「もちろんその格好(裸エプロン)で行くのよ!
ちなみに、オーダーは『バンズとハンバーグ抜きのチーズバーガー』よ!」
シグルド「それ只のチーズだっ! それに、姉上は私を社会的に抹殺するつもりですか!?」
ミカヤ 「ソンナコトナイワヨ?」
188
ノイン 「さあ、汚物(?)の消毒と消臭も済みまして、レースがリスタート!
素早い動きはメイド執事・ミデェール選手!」
ミデェール「エーディン様、トップに出ました!」
エーディン「いい調子ですよ、ミデェール」
ノイン 「そしてヴォルツ選手、デュー選手、レスター選手、ラナ選手、
ロドルバン選手、ファバル選手、ジャムカ選手、ブリギッド選手と続く!」
エルフ 「私達もガスマスクを解除しましたわ」
セーラ 「うぁ〜、暑…」
ドロシー 「私達に被害が及ぶようなマネはやめて下さいよ……」
ノイン 「トップが入れ替わり、第2コーナーの攻防! 先程のシュール被爆地真っ只中での戦いは、
洗浄液と消毒液の液溜まりが点々としております! 踏むと爆発する!!」
ジャンヌ 「えっ、そうなの?」
リデール 「爆発はしないだろうが、泥が跳ねるだろうな…」
パティ 「臭いがついちゃいそうね……」
デルムッド「行けっ、レスター!!」
レスター 「どおりゃーっ、中央突破ぁッ!!」
| ■■■│ ■=シュール被爆地帯
|....ミデ■↑■└────────
| ヴォ■│ギュイーーンッ!!■
┏━━━━┥ デュ■│■■■■■■
┃ ピット内 . | ラナ レス _____
┃ | ロド ファ /
ノイン 「各マシンが右へ左へ迂回する中、グランベル六聖拳・フェニックスアローが被爆地帯を全力疾走!!
引かぬ、媚びぬ、省みぬ! サーキットの帝王には愛も情けもない!」
ヴォルツ 「うおっ!? 泥を跳ね飛ばすなっ!」
デュー 「こら、臭いがついちゃうじゃないかっ!」
ノイン 「グランベル水鳥拳の泥の必殺技が、フェニックスアローをトップに立たしめる! ……ああっと!?
だが、恨み骨髄ずいずいずっ転ばし俵の猫が鼠食ってにゃー!!」
エーディン「ミデェール、やっておしまい!」
ミデェール「御意!」(バシャッ!!)
レスター 「うわっ!?」
ノイン 「猫、窮鼠を噛む! 泥に弾かれた猫の軍団マシンが怒り心頭で窮鼠に泥を弾きにかかるっ!
まさに泥仕合!!」
レスター 「うまい事言ってんじゃないっ!!」
ノイン 「たまらずレスター選手が後退ッ! グランベル水鳥拳が茶壷に追われてとっぴんしゃんだっ!
ちゃんりんちゃんだっ!!」
デルムッド「こら、退くんじゃねえっ! あるのは前進制圧のみだろうがっ!」
レスター 「お前、なりきりすぎ…」
ノイン 「サーキットのハーバルエッセンス、髪をサラサラさせながら、
謎のメイド執事とお姫様の謎のマシンがスルリとトップ奪還!! Yes! Yes! Yes!」
エーディン「もう、レスターったら、何て事するのよ…」
ミデェール「終わったら着替えないといけませんね…」
189
ノイン 「大混乱の最中、トップに躍り出た謎のユングヴィ城を先頭に、最初の難関コース、
たんぽぽ小道ロングストレートに踏み入り竹を取りつつ万のことに使いけりっ!」
セーラ 「さて、今度はどんなラフプレーが待っているのかしら?」
ドロシー 「グラウンドではノインさんのシュールストレミングで全滅でしたからね」
ノイン 「聖戦の竹取物語、かぐや姫エーディン選手を乗せ、トップを行くのは
謎のユングヴィ城の謎のメイド執事・ミデェール選手! 人間光源氏の独壇場となるのかっ!?」
エルフ 「光源氏は人間ですけれどね、元々」
エーディン「うふふ、かぐや姫ですか」
ドロシー 「まあ、間違ってはいませんね」
セーラ 「ケッ、あんな女のどこがいいのよ?」
ノイン 「褒めると女の顔になります、エーディン選手っ! 雌です! 雌な地が透けて見えます!
メスティーソは混血児であります」
エーディン「雌言うなっ」
ノイン 「しかし、シュール騒動の混沌を利用して上位を狙う覇王のマシン、
黒王号がトップのかぐや姫エーディン選手を視野に入れ、尾道の坂を下るが如き速さで迫る!」
┌──────────
│ ギュイーーンッ!!
│ ┌───→ミデ
│ │ヴォ レス
│ ラナ ┌─────
ラナ 「エーディンお姉様、覚悟っ!」
エーディン「甘いわよ、ラナッ!!」
バラバラバラバラバラ……
ノイン 「うおっと、かぐやエーディン様がご乱心! 黒王号への迎撃として、最初の必殺武器を使うっ!
たんぽぽ小道に盛大にまきびしを撒きまくる!! 非常にまきびしーーーーーーーーッ!!」
ラナ 「ちょっと、お姉様っ!?」
レスター 「うぉっ!?」
ヴォルツ 「こんなん避けれるかよっ!!」
ファバル 「待て待て待てぇーっ!!」
ロドルバン「いやこれ無理だろ!」
ブリギッド「げっ、踏んじまったよっ!」
パンパンパンパンパンッ…
ノイン 「パンクパンクパンク!! タイヤにぶすぶす刺さるぅ! 空気が漏れまくっております!
謎のユングヴィ城を除く全車が走行不能だ!!
エーディン選手の謎のアルテマウェポンが全てのマシンを巻き込むーーー!!」
ラナ 「エーディンお姉様っ、貴女も塵と砕けよ!!」(ビュウン!!)
エーディン「えっ!!」
ノイン 「おおっと、世紀末の覇王はタダでは死なない!
ラナ選手、地面に落ちているまきびしを謎のユングヴィ城に投擲っ!!」
ギュイーーーン!! ズガーーーンッ!!
エーディン「しまったわっ!?」
ノイン 「めいちゅーーーーーっ! 謎のユングヴィ城、タイヤバーストっ! いやっ、タイヤ崩壊かっ!?
ラナ選手、ユングヴィ剛掌波もかくやと言わんばかりのまきびし手裏剣でエーディン選手を撃破っ!!
これで、全車走行不能だぁっ!!」
セーラ 「つーか今、明らかにパンクじゃない音だったわよ」
ドロシー 「で、全車走行不能ですが、この場合どうなるんですか?」
ノイン 「シュー、リー、ケーン!! 手裏剣ポリマーか、トリマーか!
意気揚々と始まったファイアーエムブレム聖戦の系譜15周年記念杯予選第3レースでありますが、
全車リタイアという残念な結果に終わってしまうようであります。それでは皆さん、ごきげんよう」
エルフ 「いやいやいや、ちょっと待って下さい?」
セーラ 「ちょっと、マジで終わっちゃうの!?」
ドロシー 「まだ始まったばかりですよ!?」
190
プップクプー!!
ノイン 「お、今、特例として、ピットクルーが出張して行って修理する事を許可するという
大会実行委員会からの発表がありました。レース続行! 続行であります!」
セーラ 「あ〜良かった。また外れるところだったわよ」
ドロシー 「つまり8-9には賭けてないんですね」
ノイン 「呑気にレースを観戦していたピットクルー達が、にわかに慌ただしく工具と替えタイヤを持って、
ピットを飛び出して行きます! ニワカさんがコーラ瓶を拾う!」
エルフ 「サッカー通とにわかの違いですか?」
ノイン 「走れ走れ、ピットクルー共! GO!GO!GO!GO!GO! グランベル大学自転車部有志の
ピットクルー達が、観客に拍手で追い立てられながら、たんぽぽ小道へ走る!」
エルフ 「ご苦労さまです」
セーラ 「ほらー、さっさと行きなさいよーーっ!!」
ドロシー 「早くレースを再開して下さーい」
ノイン 「ゲストのお二人も声援を送る。オレイン酸も豊富です!
ドライバー達のレーシング能力ではなく、ピットクルーの脚力が試されるこの展開は予想外ですね」
エルフ 「エーディン選手、恐るべしですね」
ノイン 「まさに一撃必殺! 会場全体が謎のユングヴィ城の謎の必殺攻撃にやられてしまった!!
『エーディンの謎と必殺のまきびし』! 脱税しつつもベストセラー!!」
ドロシー 「本にされてますよっ!?」
セーラ 「しかもベストセラーかよっ!?」
ノイン 「おっ、ようやく、ピットクルー達の先頭グループが事故現場に到着だ! 息も絶え絶えアリダエイ!
最も早く到着したのは皮肉にも大戦犯エーディン選手のピットクルー!」
セーラ 「何か不条理を感じるわね…」
ノイン 「更に次々とピットクルーが己の手塩に掛けたマシンのタイヤ交換を行います!
一方、一応イエローフラッグが振られて、実行委員がまきびしの回収を行っております」
エルフ 「まあ、スローダウンするべきマシンも走っていませんからね」
ノイン 「さあ、まきびしの回収は終わって……フラッグがしまわれます。
タイヤ交換作業はまだ……続く……か? おっ、今終わった! 休暇は終わりぬ、ものたりぬ!」
エーディン「さあ、気を取り直して行きましょう」
ミデェール「はい、エーディン様」
┌──────────────────────
│ ファ デュ ギュイーーンッ!!
│ ジャム ロド ラナ ミデ──────→
│ ブリ ヴォ レス
│ ┌──────────────────
ノイン 「それゆけユングヴィプリンセス、エーディン選手がナビシートに座って、謎のユングヴィ城が
先陣を切って再発進! 結果的に見れば、謎の必殺武器が後続との差を大きくしたっ!」
ドロシー 「これ計算してたんでしょうか?」
セーラ 「あの女ならありうるわね」
ノイン 「他のチームもそろそろ作業を終えそうです……ピットクルーがマシンから離れたっ、
世界ひろし号急発進! 更にリカンベントレスター機フェニックスアロー!」
ヴォルツ 「ちっ、思わぬアクシデントだぜ!」
レスター 「一気に行けないのがこの自転車の欠点だな…」
ノイン 「残るチームも続々とリスタート! 最後にオーガヒル発、ユングヴィ行きの最終便、緑三号が
汽笛代わりのベルを鳴らして、牧歌的に走り去りました!」
ブリギッド「やれやれ、あたしらが最後かい」
アレク 「細かい事は気にするなって」
191
ノイン 「これで、全てのマシンがコース上に復帰! 2位以下との差を大きく広げた謎のユングヴィ城!
その牙城を崩すか2位世界ひろし号! だが、まだまだリードはセーフティだっ!! その差15秒7!」
エーディン「さあ、ここで一気に畳み掛けて、差を広げるわ。ミデェール、カタストロフィ行くわよっ!」
ミデェール「了解です、第2の武器『カタストロフィ』投下っ!」
ノイン 「うおっ、トップの謎のユングヴィ城が、道に投下した小さな物体がいきなり膨らみだした!
風船バルーンをタイヤハブに直結したポンプから伸びるホースを経て空気を膨らませる!」
セーラ 「うわっ、何アレ!?」
プクプクプクプクプクプクプク…………
ノイン 「これは凄い、みるみる風船が膨らむ! こんな風にわたくしの胸も膨らんでいきたいところ!
胸が膨らみブラが破け恥ずかし乙女!!」
エルフ 「あの風船ポンプシステムは、元々走行する事で自動的にタイヤの空気入れが出来るという
自転車の新型パーツを流用して作成した物ですね」
ノイン 「ポンプ、ポンパー、ポンペスト!! サーキットのスパルタカスが、
ポンペイウスによって、その反乱を鎮圧されようとしている! 武器は風船!!」
ヴォルツ 「おいおいおいおい……」
レスター 「でかい風船だな…」
ラナ 「姑息なマネを…!」
______________________________
ファ ラナ / ̄\
ジャム デュ ヴォ| ^o^ | ミデ
ブリ ロド レス \_/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ノイン 「狭いコースを、巨大な風船が完全に塞ぐ! これでは、前へ進めません!
密集している後続集団をまとめて足止めだ! バルーンブロッカー!」
ドロシー 「最初のスタートもそうだったんですが、何かブラギマジックと似たような香りがするんですけど…」
セーラ 「いや、モロにブラギマジックでしょ」
クロード 「そうです、彼女も神に仕える同志ですからね。ブラギ神のご加護を受けているのですよ」
コープル 「当然、あれもブラギ神108の魔法の1つです」
ノイン 「何と、前レースで猛威を振るったブラギマジックが再登場!
どこまでも恐ろしい存在であります、ブラギ神!」
セーラ 「ちょっと待ってよ! またあんな展開になるの?」
ドロシー 「流石に同じ展開が2度続くとは思えませんが…」
ヴォルツ 「何だよ。こんなの浮かして下を通ればいいだろ?」
リデール 「おい、ヴォルツ。気をつけてくれよ……」
デルムッド「レスター、俺達も行くぞ!」
レスター 「しかし、大丈夫だろうか…」
ラナ 「フン、こんな物!」
ユリア 「ラナっ、もう少し慎重に…」
ノイン 「おっかなびっくり、ヘッピリビックリ、チキチキマシン3台が、ユングヴィの魔王エーディンと、
そのメイドさんミデェールを追って、肥大化した風船を持ち上げ……」
パァンッ!!
ヴォ・リデ・レス・デル・ユリ「「「「「にゃっ!!」」」」」
192
ノイン 「割れたぁっ!! ブラギ神直伝のブラギマジックがレースを越えて炸裂っ!
完全に勢いをブロックされた世界ひろしと死兆星が頭上に輝いたフェニックスアロー!」
セーラ 「風船が割れる時って何故か怖く感じるのよね」
ドロシー 「同感です」
ラナ 「こんなの只の子供騙しよっ!」
ノイン 「しかし、ラナ選手には通じないっ、単独2位に躍り出たっ! ユングヴィの世紀末覇者の前には
さしものブラギマジックも赤子同然なのかっ!? さらに、風船の影響で3位以下の差が
グッと縮まった! これは面白くなって参りましたぞ、殿! 一揆です、殿!」
エルフ 「民忠です、民忠を上げるんです」
ノイン 「たーーーみーーーちゅーーー! そうこうしている内に、最後尾走行に甘んじていた
緑三号各駅停車と赤く燃えるメンズスチーム『お』が前に出ようとしているがっ!」
──────────────────┃ ┃───────
ファ ┃省┃ →
ジャム─→ デュー ヴォ ラナ ┃ ┃ ミデ →
ブリ──→ ロド レス ┃略┃ →
──────────────────┃ ┃───────
ファバル 「甘いぜ、ジャムカのアニキにブリ姐っ!」
パティ 「ここは通さないわよっ!」
ロドルバン「こうして広がっていれば、狭すぎて抜けまい!」
ジャムカ 「ちっ、邪魔だな…」
ブリギッド「やっぱ簡単には行かせてくれないみたいだねぇ」
ベオウルフ「まっ、ここはまだ勝負所じゃねえって事だな」
ノイン 「ブリギッドの姐御とジャムカアニキの2人に抜け道なし!! 先行3台に完全にルートを
塞がれた形になっております! 各駅停車の旅は続くっ、青春18切符状態だッ!!」
ユリア 「さて、前に立った所で後ろを牽制しておこうかしら」(スッ!!)
ラナ 「何をする気よ?」
ユリア 「それっ! 竜王家メイド48の殺人技の16番、ウルトラ煙幕!!」(ポイッ!!)
ノイン 「うおっと、どこからともなく黒い球体を取り出して、おもむろに後方目がけて投げるユリア選手!」
ヴォルツ 「(ヒョイッ)フン」
ノイン 「避けた! 3位の世界ひろし・ヴォルツ選手、首を僅かに動かして避ける!」
ユリア 「避けないでよっ!」
ヴォルツ 「無茶言うな!」
リデール 「(ボフッ)ぐえっ!」
ノイン 「ああっと、首の動き一つで避けてしまった為に、真後ろに乗っていたリデール選手は避けきれない!
顔面にヒット! そして、黒い球体が煙を噴いたぁッ!!」
ヴォルツ 「あ、スマン」
ユリア 「ジェスッ! ウルトラ煙幕命中っ!!」
モクモクモクモクモクモク…………
ノイン 「世界ひろし・ヴォルツ選手の真後ろで黒い球体が煙を吹き出した!! 煙幕炸裂! どろろん煙幕!!
ブリ姐さんとジャム兄さんには届かない煙幕!!」
デュー 「うわっ!?」
ジャンヌ 「けほっけほっ!」
アサエロ 「ちいっ、煙幕かっ!」
ノイン 「その代わり、3位から7位の集団をまるごと包み込んだ煙幕! 真っ白しろ助出ておいで!!
白煙を切り裂いて出てきたのは、シスター・ブリ姐さんとビルダー・ジャム兄さん!!」
ジャムカ 「いかん、このままでは俺達は超兄貴だと認定されてしまうぞ」
ベオウルフ「KINNIKU、ワセリン、パンツ一丁。もう手遅れだ…」
193
ノイン 「前方集団が撹乱され、隊列を乱したと見るや、猛ダッシュで煙がデオキシリポ拡散しきっていない
小道の端をアウトランで煙幕に喘ぐ前方集団をごぼう抜き、それぞれ3位4位に浮上だ!
勝負を知る大人のチーム、アレク&ブリギッドペアとジャムカ&ベオウルフペア!!」
ブリギッド「いやー、まさかラナに助けられるたぁねェ」
アレク 「最後方だったのが幸いだったな」
ノイン 「逆に煙幕だまりの後方から抜けて来たのは、ヴォルツ&リデールペア!
さしもの世界ひろしも至近距離で煙幕を食らってはたまらないか!? 世界ひろしに煙は立たない!」
エルフ 「いや、立ちましたけどね」
ラナ 「へえ、ナーガ無しで役立たずかと思ってたけど結構やるじゃない」
ユリア 「いちいち気に障る言い方ね…まあ、この程度の策なら楽勝よ。
もっとあくどい事はあなたの方が得意でしょうから任せるわよ」
ラナ 「ちょっと、聞き捨てならないわねっ! アンタの方がよっぽど悪でしょうっ!?」
ノイン 「チームワークがガタガタだっ! 奥歯から手ぇ突っ込んでチームワークがたがた言わせたるわぁっ!」
エルフ 「奥歯から……?」
ジャムカ 「もらったっ!」
ブリギッド「おっ先ぃっ!」
ラナ・ユリア「「あっ!?」」
ノイン 「チームワークの乱れが走りの乱れっ!! ラナ&ユリアペア、妨害工作に失敗っ!
ジャムカ機『お』とブリギッド機緑三号に抜き去られるっ!!」
セーラ 「あーあ、こんな時にケンカなんかしちゃって」
ドロシー 「何やってるんですか、もう……」
ノイン 「一分の隙も見逃さない動体視力だ、KINNIKUスナイパーとシスタースナイパーッ!!
一流の狙撃手として、そのポテンシャルを十二分に見せつけます! 赤坂見せ附けっ!」
リデール 「フッ、愚かな…」
ヴォルツ 「人を呪わば穴二つってなっ!」
デュー 「おっ先〜!」
ラナ・ユリア「「ああっ!!」」
ノイン 「煙幕を食らいながらも何とか踏みとどまった世界ひろし号と、ラフプレーにはある程度耐性のある
盗賊コンビ、プリンツェーッサも黒王号の横をスルリと抜けて行くっ!」
セーラ 「盗賊だから煙幕の対処には慣れてるのかしら?」
──────────────────────────────────────
ファ レス デュ ジャム →
ロド ラナ ヴォ ブリ ミデ →
──────────────────────────────────────
エーディン「あらあら、後ろは賑やかねえ」
ノイン 「超速スピードコースのたんぽぽ小道を半分以上消化して、依然として二人旅の
エーディン&ミデェールペア! 8台で長蛇の列を作って駆け抜ける後続車に大きく水を空ける!」
セーラ 「まさかこんなに早く独走状態になるとはね」
ドロシー 「よもやブラギマジックが出るなんて予想してませんでしたからね」
ノイン 「二人旅の恥はナマステ。インド象もビックリのここまでの序盤戦、
どうですか、解説のエルフさん? インドと巨像!」
エルフ 「完全にエーディン選手に翻弄されましたね。7つの必殺武器+ブラギマジックという
最悪の妨害工作を如何にして攻略するかが今後の鍵になるかと思います。
後続で争っている場合ではないと思うのですが」
ノイン 「なるほどランドドライブ。謎の必殺武器とブラギマジックをガード&レジストする事は出来るのか、
後続各車!? 出来なければ男はガチホモ、女はハードレズだ!」
後続全員 「何でだよっ!?」
ノイン 「まだまだ気持ちでは負けてない、負けられんメルセデス! ホモとレズの一群がこぞって
エーディン選手とミデェール選手のお尻を追うぞっ!!」
エーディン「恐ろしい事言わないでッ!!」
ミデェール「ちょっ!? マジで怖いんですけどっ!!」
続く
>>661-666 戦国更新ktkr!これで勝つる!
いつもいつも高いクォリティで楽しませてもらってますw
しかしマルスェ……順調にいってる人程転びやすいってことなんだろうが……
後リーフも生存フラグが立ったのかな?
ますます続きが気になるぜgj!
>>673 ミルラちゃん、顔中に白いものをつけたままエフラムといるとあらぬ噂が広まるから要注意だ!
そのままの顔でベルン署の前とか行くなよ!絶対いくなよ!!
>>678-684 乙
もうすぐ200回ですね、戦国や幼旗の人もそうですが長編書いてる人には本当に頭が下がります……
そしてシグルドの裸エプロンとか誰得www
続きまってるぜGJGJ!
覚醒プレイ中なのにネタ投下とはすばらしい……
ここは未だ3DSを持ってない自分もネタを投下すべき!
……の前に次スレです
http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/gamesrpg/1335426263/l50
686 :
助けて!名無しさん!:2012/04/26(木) 19:25:17.48 ID:KZswXuCE
きんたま
リミット解除…コード・
>>685乙、でぃぃぃぃや!!
・・・み、ミカヤ姉さん・・・いくら家の皆を食べさせるためだからって・・・もっと自分を大切にしなきゃ・・・(´;ω;`)
ノ ノ ヽ / ヽ
ノ ノ------- ヽ / ヽ ノ
ノ | ノ ヽ/ ノ
| ノ /ヽ ノ
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|::::,,..ii::t、;;iiii,, i;; ii",,"--i;;;,,""| ,,.、-‐、 ,,.、-‐==z
ト、.;;;/ ̄ ヽ..、/" ヾ ,,,| ,.r ''´ ̄ ̄ ̄``ヽ、 ヽ ̄゛'‐─-、/ ゛'‐=z ,,‐":::::::::::::::::: ̄゛'‐-、.
ヾF"| ト | r'´ _>,_゛'‐、 ヽ,´ ̄` ゛'‐-、:::::::::::::::::::::::::::::::::::\
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レ"二==-- --,,.、-''" -、 __゛'-v‐{ヽ `{{,.、Jル ´ __ } /ヽ_i_\}‐、 .゛'、 ゛'‐、 \_::゛'、::::::::::::::::::::ゝ__
"| | Fリフ.ii /: : : : : : /´: : : : : :ヽ r 、i f_,, -‐ ""ヾ,´ ヽj i _,-゛'‐、゛'、 /_zニ二_ ヽ:::i‐、::::::::::::::::::/
│ii| || / /: /,,‐"`´゛ヽ i: : : : : :ヾ| `´ __,,,, トミヽ、 }'、 ,,.z;ニ-、ァ | .|=、 / ´ ゛" ノノl i:::::::::::::/ /
ヾ| |、|/|: i :| __ |人ヽ、: ヽ、:l=;=、 ィ‐〒テ_" ヒ_ミiV _ゝ ´-`""´゛ .| .|ソ // ‐':::::::::/ /::::
| ヾ=-ヽ、`|,r;;;、` .‐--ヽ、ヽ_ ヽ ̄|  ̄ ノ _ツl|l! / '、'、 /、`、__ |::/ ./\::::
ト、 --=-- .`| .ー'ノ '.ri,lヽ|,l^i¨/ヽ し ' | l川|ヽ __, l '、| / '、 .─` .,, |,| /:::::::::::\
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