歴代FE主人公が兄弟だったら 40章

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1焼きそば
ここはファイアーエムブレムの歴代主人公が兄弟だったら、という前提で
彼らとそれを取り巻くFEキャラ達の生活を描くネタスレです。

前スレ
http://yuzuru.2ch.net/test/read.cgi/gamesrpg/1312985182/

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絵版
http://cat.oekakist.com/FE_heros/
2助けて!名無しさん!:2012/01/01(日) 01:33:30.95 ID:jxjJo0D7
【ミカヤ】
一家最年少に見えて実は最年長。占いで家計を支えている。ユンヌが身体をよく乗っ取る。

【シグルド】
グランベル商社に勤めるサラリーマン。とてもお人よしだが、近親相姦アレルギーなのでKINSHINを察知すると凶暴化する。

【エリンシア】
一家で最も家庭的だが、怒らせると「ぶっ飛ばして差し上げますわ」の声と共にぶっ飛ばされる。ガチムチ好き。

【アイク】
グレイル工務店で働く漢。一家最強だが恋には鈍感朴念仁でフラグクラッシャー。他人のフラグもへし折る。

【エリウッド】
一家で最も常識的な人。兄弟の迷惑行為に胃を痛める日々が続く。たまに壊れて「蝶サイコーッ」と叫ぶ。

【ヘクトル】
口は悪いが友情を大切にし、不器用ながらも優しさも兼ね備えている。 周囲からメタボだと思われている。

【エフラム】
自他共に厳しいつもりだが妹と幼女に弱い歩く妹製造機、シスコンロリコン疑惑をかけられている。ヘクトルとよく喧嘩する。

【エイリーク】
ルネス女学院に通う。高貴、気品さにおいては兄弟の中では随一。成績も良い。努力家でもあるが、その努力が胸だけには実った事は無い。

【リン】
肝っ玉母さん的存在。年齢に合わないスタイルのせいか老けて見られる。それをからかうマルスをよくフルボッコする。

【マルス】
権謀術数に長けている兄弟一の腹黒。リンをよくからかうがそれは愛情の裏返しなツンデレ姉萌え。スマブラが大嫌い。

【アルム】
セリカラブ。セリカといちゃつく度にシグルドに襲われる。畑で野菜を作るのが趣味だが、影が薄い。

【セリカ】
アルムラブ。それを除けば一家の中では普通だが一度怒らせると毒舌家になる。ミラ教(狂)信者。

【セリス】
一家の中では一番笑顔がよく似合う。人形が好き。通称マミー君を一番気に入っている。

【リーフ】
怪人・イモータルムッツリ。年上のお姉さんが大好き。運が悪く、よく荒事に巻き込まれる。この人でなしー。

【ロイ】
エリウッドと並ぶ常識人。ツッコミ担当。女性関係はほぼハーレムになっている。ヘクトルに対しては黒い。
3助けて!名無しさん!:2012/01/01(日) 01:34:01.26 ID:jxjJo0D7
【竜王家の皆さん】
チキ・ファ・ミルラのょぅじょ3人組やユリウス・ユリア兄妹、
イドゥンさん、氷竜姉弟、ハゲ黒竜王、アル等々、兄弟家に縁がある竜の一族。
持っている力が力なだけに、すさまじい騒動を引き起こすことも……。

【ひろし】
世界ひろしと言えど様々な職を器用にこなすのはひろしだけ! 通称ヴォルツ。

【ルーテ】
「私、優秀ですから」が口癖で、発明から同人までなんでもこなす少女。アスレイ、フォルデ、ノールは助手。

【ターナ】【ラーチェル】
エイリークの親友。貴族の令嬢だが、なぜか平民のエイリークの方が気品に勝る。

【ユンヌ】
ミカヤの身体に憑依して現れるアイクラブな自由と混沌の(※威厳の無さナンバー1の)女神。
混沌の名のままに、好き勝手に場を荒らすが、大体最後には痛い目を見る。

【AKJ(兄が、嫌いな、女子は居ません!会)】
ブラコンの中のブラコンが集う女性の会。兄の為なら全てを犠牲に出来る妹達が揃う(※会長はラケシス)。
兄弟家のSが天敵。
4助けて!名無しさん!:2012/01/01(日) 01:34:31.45 ID:jxjJo0D7
ゝ~"~<      -;
,ζノ=lノ=l〉     //
レ、d ゚ ロ゚ノゞ. 、//   <既存の設定はこんな感じだが、特にガチムチに定められたものではないので必ず従う必要は無い。
/,--┬'^つ</、      歴代FE主人公が兄弟でさえあれば、他の設定はどんなんでもOK!
|∪===|~〆         他人の設定に乗っかるもよし、自分独自の設定を作るもよし!
. ノ___r T !  ゝ      …自分に都合のいい設定だけ一緒にするのもありだな
i_/、」 ~~

               ・嫌いなネタに文句をつけるより、自分の好きなネタを書きましょう。

ゝ~"~<      -;    ・好きなネタを読んだら、面倒くさくても「GJ」の一言ぐらい書いてみましょう。
,ζノ=lノ=l〉     //    つまらないネタに無理矢理レスしろとは言いません。面白かったらつけましょうという話です。
レ、d ゚ ロ゚ノゞ. 、//      ネタ書く側も「喜んでくれる人がいるんだな」とほっとします。
/,--┬'^つ</、
|∪===|~〆         ・感想しか言えない、ネタなんか書けない、という人でも、「このネタ嫌い」と言うよりは、
. ノ___r T !  ゝ        「こういうネタも読んでみたい」と言った方が建設的だし平和的です。
i_/、」 ~~            「梅雨のネタが読みたい」とか「兄妹で仲のいい話が読みたい」といった漠然とした希望でもいいから、
                試しに書いてみてはいかが?
              
               ・誰が兄弟か、はスレの軸となる大切な要素なのでスレ住人全員で共有。勝手に減らしたり増やすのはやめよう。
                スレの平和的利用のために、上記の文をよく読んで欲しい

ゝ~"~<      -;
,ζノ=lノ=l〉     //
レ、d ゚ ロ゚ノゞ. 、//   <【注意!】 AA規制の関係で、最初の一行が空行だと、警告なしでレスが消えるぞ。
/,--┬'^つ</、
|∪===|~〆
. ノ___r T !  ゝ
i_/、」 ~~
5とある焼きそば屋の話 その7:2012/01/01(日) 01:36:11.74 ID:jxjJo0D7

マリータ「いやもうビックリしたわ。ウチらの得物知らん間にみんな盗み取られてしもてな。
     んでこらあかん、どないしょ思た時にその焼きそば屋のおっちゃん来てくれはったんや。
     そのおっちゃん取り出したの何や思う? コテやコテ、焼きそばとかお好み焼き作るのに使うあのコテや。コテコテや。
     んなもんでヤクザをどうしばくねん言うてん、そしたらおっちゃん――」
ラクチェ「分かったから黙ってて! 今集中してるんだから!」
マリータ「はは、そやな。堪忍堪忍」


 マリータが舌を出して笑う。ここはラーメン屋『流星軒』、店舗スペースの裏にある台所兼食卓。
 テーブルにはまな板と、その上にひと塊のチャーシューが置かれていた。
 ラクチェは包丁を手に、そのチャーシューに全神経を集中させる。気を静め、息を整え――


ラクチェ「 流 星 剣 !!」
キラーン...ズバッ! ザクザクザクザクッ!


マリータ「……相変わらずやなラクチェは。ちゃんと切れてへん、チャーシューみんな端っこくっついとるで」
ラクチェ「こ、これでも上達したんだから! まな板切れてないじゃない!」
マリータ「切れてのうて当たり前や。ちゅうか真っ二つになってへんだけで、切り込み入りまくりやないか」
ラクチェ「うるっさいわね、大体マリータが横から話しかけてくるから……」
アイラ「話しかけられただけで気が散るなら、どのみち修行が足りないってことよ」
マリータ「アイラおばちゃん! どうも、ご無沙汰してますー」
アイラ「久しぶりねマリータ。この時期は忙しいんじゃないの?」
マリータ「もー忙しい忙しい、てんてこ舞いや。
     朝もはよから仕込みして、立ちんぼで料理作って呼び込みして、日ぃ暮れたら売り上げの勘定と次の日の支度して。
     稼ぎ時やしうれしい悲鳴っちゃ悲鳴なんやけど、まー肩こるわ。体ガッタガタやわほんま。
     んでやっと暇見つけたやさかい、久々に流星軒のラーメン食べよ思て来たちゅうわけや。
     なんか食べさせてぇな。何ラーメンでもええわ、おばちゃんにおまかせするやさかい」
アイラ「はいはい、今支度するわ。
    スカサハも手伝ってくれる? とりあえず、そのチャーシューをちゃんと切り直して」
スカサハ「はいはい、それじゃ…… 流 星 剣 !」 キラーン! バババババッ!
マリータ「おー、さすがスカサハはきっちり切るわ。まずまな板を全然傷付けへん。
     ラクチェは剣はめっちゃ強いのに、なんで包丁やとこんな下手になるんかいな……」
ラクチェ「知らないわよ、こっちが聞きたいわよそんなの!
     ああもう、毎日毎日修行修行……スカサハの方が料理上手なんだし、そっち跡取りでいいじゃないのよもう!」
アイラ「跡取り関係なく、料理はちゃんと出来ないと将来困るでしょ?
    お豆腐とまな板の味噌汁作るような子を、お嫁に出す訳にはいきませんからね」
ラクチェ「はぁ〜ぁ……」


マリータ(せや……あのおっちゃんがヤクザしばき倒したアレ、流星剣に似とるんや。
     せやけど、違うんやな。流星剣は使い手がぴかぴかーって光るねん、緑色に。
     おっちゃんのは別に光ったりせえへんかったし……思い過ごし? 似とるだけの別物なんかいな?)
6とある焼きそば屋の話 その8:2012/01/01(日) 01:43:22.45 ID:jxjJo0D7
シャナン「おおマリータ、久しぶりだな」
ラクチェ「げ、出たわロリコン」
マリータ「あーシャナンさんお久しゅう、お噂はかねがね聞いとるでー。
     なんや怪しい宗教にハマってたり、鳥の王さんにケンカ売って全殺しにされてボッタクリ神父さんの世話になったそうやないか」
シャナン「宗教ではない、政治団体だ。蘇生費も経費で落ちているから心配は無用だぞ」
アイラ「当たり前です。3万ゴールドも飛んだら家計簿が太陽剣よ。
    というより、いい加減その政治活動っての辞めてもらえない? こっちは大迷惑してるんだから」
シャナン「何故だ? 幼女を愛し守ることが、叔母上に不利益を被らせているとは思えんのだが」
アイラ「売り上げが落ちてるのよ売り上げが! おかげで子供連れのお客さんが、気持ち悪がってぱったり来なくなったじゃない!
    今までは見て見ぬふりをしてきたけど、お店に損害与えるのなら仕方ないわね。辞めないなら出てってもらうわ」
シャナン「ふっ……長く居候の身に甘んじてきた私も旅立ちの時か。
     案ずるな叔母上。私に流星剣の輝きがある限り、我が道場の安泰は揺るぎはしない」
アイラ「言っとくけど、流星剣も光らなくなるわよ。私が言ってるのは家を追い出すだけじゃなくて 勘 当 だから。
    流星剣は流星軒の家系にのみ伝わる奥義、我が家の人間でない者のは紛い物ですからね」
マリータ「!」
シャナン「ま、待て叔母上。流星剣の緑の光は宣伝の要でもあって……」
アイラ「知らないわよそんなの。嫌なら政治団体とかいうのを今日にでも辞めてくるのね」
マリータ「おばちゃんごめん! 急用できたやさかい、ラーメンはまた今度や! 堪忍やで!」
ラクチェ「ちょ、ちょっとどこ行くのよ!?」


タッタッタッタッタッ...
マリータ(そうや……そういうことやったんや!
     あのおっちゃんは元々、流星軒の家のもんやった。ヤクザいてこました技も流星剣なんや!)
マリータ(せやけど何かの理由で、流星軒を追い出されてもうた。それで流星剣も光らなくなってもうた)
マリータ(ウチのほんまの親のこと、流星軒のみんなは誰も教えてくれへんかった。
     流星軒は何代も続いてる老舗の店や。そんな店が勘当した家族のこと、みだりに人に話すとは思えへん!)

マリータ(それに……思い出したわ。あの焼きそばをどこで食べたか)
マリータ(うんとちっさい頃に食べたことある。何度も、何度も何度も!
     なんぼ食べてもちぃとも飽きへんかった……間違いないわ、あの時のあの味や!)
マリータ(きっと、きっとあのおっちゃんは……!)
7とある焼きそば屋の話 その9:2012/01/01(日) 01:48:27.35 ID:jxjJo0D7

マリータ「おっちゃんっ!!
     あれ……おっちゃん、何しとん?」
主人「見ての通り、荷造りだ」
マリータ「荷造りって、まだ縁日終わりやあらへんのに……」
主人「ヤクザに目をつけられたからな。迷惑が掛からんうちに他へ移ることにする」
マリータ「ヤクザなんか怖ないやろ! さっきみたく軽ぅしばいてやればええねん!」
主人「直接ここへ来るとは限らん。ヤクザがその気になれば、どんな手でも使ってくるだろう」
マリータ「そりゃ……せやけど……」
主人「世話になった。じゃあな」
マリータ「ま、待ってや! ウチまだ、おっちゃんの名前聞いてへんのや!」
主人「ただの焼きそば屋だ。名乗るほどの者でもない」
マリータ「それでもや! ウチおっちゃんの名前知りたいねん、知りたいねん!
     お願いや、一生のお願いや! おっちゃんの名前教えてぇな! なぁ!!」
主人「…………」
マリータ「なぁ……なぁて……」


 涙声で訴えるマリータに、焼きそば屋の主人は背を向ける。
 無言のまま、まとめかけていた荷物を解いた。鉄板を敷き、火をかけ、油を引いて麺を広げる。
 辺りに香ばしい匂いが漂い出した。


主人「よく見てろ」
マリータ「えっ……?」
主人「それ、一、二、三、四、五…………
   ほれ、二人前だ。パックに詰めとくから、多かったら後で食べろ」
マリータ「…………」
主人「これくらいは出来るようにしとくんだな。上手くなったら食べに来てやらんこともない。
   じゃあな」 ガラゴロ...

マリータ「……おっちゃん……」
8とある焼きそば屋の話 その10:2012/01/01(日) 01:55:29.29 ID:jxjJo0D7

ダラハウ「行っちゃったのね〜。
     出ていく話は聞かされてたけど、ちょっとお見送りに間に合わなかったのね〜」
マリータ「ダラハウさん……あのおっちゃんな……」
ダラハウ「あの焼きそば屋さん、もしかしたらガルザスさんかも知れないのね〜」
マリータ「ガルザスさん? 誰やのんそれ?」
ダラハウ「さすらいの焼きそば屋さんよ〜。たまにテキ屋さんの間で噂になる人ね〜。
     腕は超一級品。屋台を引いてふらりと現れ、評判が知れ渡った頃にはいつの間にか姿を消している。
     ダラハウも仲間に言われるまで忘れてたけど〜、もしかしたらもしかするかも知れないのね〜」
マリータ「ガルザス、さん……ガルザスさん……!
     ま、待ってガルザスさん! ウチは――」
ダラハウ「お待ちっ!」 ガシッ
マリータ「何すんねんダラハウさん、離してぇな!」
ダラハウ「『人の過去を無闇にほじくらない』。この業界のルールはマリータちゃんもよ〜く知ってるはずよ〜」
マリータ「…………」
ダラハウ「悪いと思ったけど、ダラハウさっきの話を少し立ち聞きしちゃったのね〜。
     焼きそば屋さんはマリータちゃんに名前を明かさなかったけど〜、それもきっとあの人なりの事情があるからなのよ〜。
     マリータちゃんも一人前なら、それを分かってあげないといけないのね〜」
マリータ「せや、けど……せやけどでも……!」
ダラハウ「上手くなったら食べに来るって、約束してくれたのね〜。
     それを信じて、今から腕を磨くといいのね〜。大きな大きな宿題なのよ〜」
マリータ「……宿題……」
ダラハウ「おいしそうな焼きそばね〜。冷めないうちにいただきましょ〜」
マリータ「んなこと言われても、もったいなくて食べれへん……!」
ダラハウ「じゃあ二人前あるし、ダラハウと半分こするのね〜。ご飯は一人より二人で食べた方がおいしいのよ〜」
マリータ「……うん」

ダラハウ「ん〜おいしい、これぞ一流の味なのね〜」
マリータ「うん……」
ダラハウ「全然食べないのね〜、ダラハウが両方とも食べちゃうのよ〜?」
マリータ「ダラハウさん鬼か! こっちゃゆっくり味わって食べとんねん!」



マリータ「おいしい……ほんまおいしいわ……
     ……おとん……」
9とある焼きそば屋の話 その11:2012/01/01(日) 02:02:09.95 ID:jxjJo0D7

ガルザス「よく、ここが分かったな」
アイラ「偶然よ。知りようがないじゃないの」
ガルザス「まあな」


 その日の夜。
 住宅地のとある路地に焼きそば屋の屋台がある。客は女が一人だけいた。


アイラ「焼きそば屋ガルザス。
    流星軒の先々代の跡継ぎと目されていたが、同じく跡継ぎ候補だった先代との後継者争いに敗れる。
    自分の腕に絶対の自信があった彼はその決定を不服とし、先々代に審査のやり直しを申し立てるも却下。
    逆に流星軒を追われ、一家からも勘当されてしまった。会得した流星剣も二度と光ることはない」
ガルザス「…………」
アイラ「そんなどん底から心機一転、屋台の焼きそば屋に転向。いまや音に聞こえた名職人。
    本当に大したものだわ。それだけの腕があれば、店を持つことだって出来るでしょうに」
ガルザス「若気の至りで居場所を無くし、女房は苦労をかけた末死なせ、挙げ句娘まで面倒を見損ね見失ってしまった。
     どうも俺は、周りに厄介事を呼び込む性質のようでな……ひとつの所には留まれん」
アイラ「マリータに会ったそうね。紋章町に来たのもそれが理由?」
ガルザス「まさか俺と同じ、テキ屋を生業にしているとは思わなくてな。気にはなった」
アイラ「あの子の様子だと、貴方の正体に気付いてたみたいだけど」
ガルザス「二度も父親に見捨てられたと泣いてたか?」
アイラ「そう思った? 残念、大はずれよ。あの子なんて言ってたと思う?」


マリータ『ほんのちょっとやけど、めっちゃうまい焼きそば屋さんに稽古つけてもろたんや!
     どこの誰か分からんかったけど、きっと世界一の職人さんに違いないでぇ!』


ガルザス「……そんなことを言ったのか?」
アイラ「ええ。まるで子供みたいにはしゃぎながら触れ回ってたわ」
ガルザス「…………。そうか」
アイラ「ガルザス……私も今は、流星軒の看板と掟を先代から受け継いだ身。
    貴方に店の敷居をまたがせることは出来ないし、貴方について語ることも子供達には許していない。でも……
    マリータは流星軒の人間ではないし、あの子も寂しそうな顔、することあるから。たまには会ってあげて」
ガルザス「…………」
アイラ「恥じることはないはずよ。ラーメンと焼きそば、道は違えど」
ガルザス「俺の選んだ生き方を、誰にも同情などさせん。
     ……マリータもそうだろうな。我ながら下らんことを聞いたもんだ」
アイラ「今の暮らしが辛くないかとか、親がどうだとか聞いたんでしょ。
    貴方はもう少し、自分に自信を持っていいんじゃないの? でないとマリータに先越されるわよ」
ガルザス「そう簡単に、抜かれてたまるか」
アイラ「その調子なら当分は平気ね」


アイラ「さてと、いい時間ね。お暇しようかしら」
ガルザス「そうだな。もう会うこともないかも知れんが」
アイラ「そう決め付けたものじゃないわよ。実際こうして会えたのだし。
    また会いましょう、さすらいの焼きそば屋さん」
ガルザス「ああ。縁があればな」
10とある焼きそば屋の話 エピローグ:2012/01/01(日) 02:08:51.79 ID:jxjJo0D7

タッタッタッ...ファサッ
アイク「やっぱりあんたか! またこの場所に戻ってきたのか」
ガルザス「あんたか、また会うとはな」
アイク「ああ。早速だが焼きそば大盛り、肉多めで」
ガルザス「あいよ」ジュ〜...


ガルザス「……出来たぞ、二人前だ」
アイク「なんで二人前なんだ? 確かにおかわりはするつもりだったが」
ガルザス「片方はおごりだ、金は要らん」
アイク「いいのか?」
ガルザス「ああ。今日は気分がいいんでな」
アイク「そうか。あんた、言うほど不器用でもないんだな」
ガルザス「そう言うあんたも、世辞が言える程度には無愛想じゃないらしい」
アイク「ばれたか、今のはお世辞だ」


ガルザス「ふっ」
アイク「ははは」


〜完〜

11助けて!名無しさん!:2012/01/01(日) 02:18:05.61 ID:jxjJo0D7
これにておしまい。
ちなみにこの話のマリータは、流星剣を覚えていない設定です。FETVの社長と面識がないのでw

これを書くに当たり、イザーク周辺の家系を調べ直してみたんですが
マナナンの下にガルザスの母・マリクル・アイラの三姉弟がいて、ガルザスとシャナンとスカサハ・ラクチェが従兄弟で
ガルザスから見たらアイラは叔母で……あれ? 姪じゃなかった??

とややこしかったため、適当に大体同じくらいの年齢設定にしてしまいました。両方子持ちですし。
それはそれで先代は急死でもしたのかとか、また別の問題が起きてしまってますが…;
12助けて!名無しさん!:2012/01/01(日) 03:40:30.15 ID:u7IVQVXr

ここのマリータ好きだー♪
13助けて!名無しさん!:2012/01/01(日) 11:49:31.86 ID:NOHGiVcB
>>1-11
スレ建て&投下乙!
焼きそば屋ガルザスかっこいいぜ・・・ アイクとのコンビもいいキャラ!
GJでした!
14助けて!名無しさん!:2012/01/01(日) 21:38:45.53 ID:7XyCIzJJ
乙です!

マリータいい子だな〜
15助けて!名無しさん!:2012/01/01(日) 22:28:34.69 ID:hTNfkfo0
サラ「明けましておめでとう、兄様。今年もよろしくね」
エフラム「ああ、よろしくな」
サラ「と、新年の挨拶も済んだし……新年らしい遊びでもしない?」
エフラム「何だ?羽根つきとかか?」
サラ「姫始め」
エフラム「お前……それのどこが遊びなんだ」
サラ「こういう火遊びは若い男女ならみんなやってるんじゃないの?」
エフラム「そんなわけないだろ!何だその偏った知識は!」
サラ「突っ込みの反応が速い……腕を上げたわね兄様」
エフラム(やれやれ……今年もこうなるのか……「でもこういう生活がだんだん楽しくなってきた気が……」
エフラム「人の心の声に変な台詞を被せるな。というか何でわかった」
サラ「鋭い返し……やっぱり腕を上げ……」
エフラム「……それはもういい」
16助けて!名無しさん!:2012/01/01(日) 22:32:59.26 ID:xjrDZvHn
サラ様は着物が似合いそう
なんか七五三みたいだ
17助けて!名無しさん!:2012/01/01(日) 22:48:30.27 ID:0RRimmus
ミルラ「姫始めってなんですか?」
アメリア「えっと…ち、ちょっと説明が難しいかな」
サラ「じゃあ今から私と兄様で実演するから…」
エフラム「色々と待て」
18助けて!名無しさん!:2012/01/02(月) 00:59:45.31 ID:Oyr21S5w
マルス「ねえチェイニー、竜王家の性に関する教育ってどうなってるの?」
チェイニー「…新年早々何聞いてんだ、あんたは」
マルス「まあまあ、将来我が家でも数名お世話になるかもしれないし」
チェイニー「基本的に必要そうになれば教えるんだが…」
マルス「ああ、じじ馬鹿か」
チェイニー「そういうこと。ユリアとかニニアンに教える時は苦労したぜ」
マルス「なるほどね」

ロイ「いいから早くデギンハンザーさんを止めるの手伝ってよ!」
デギンハンザー「UGAAAAA!!」
エフラム「くっ、何故俺は何もしてないのに追われるんだ?」
リーフ「サラがミルラちゃんに余計な言葉言うから…ってこのひとでなしー!?」

ミルラ「で、姫始めって何ですか?」
ユリア「もうちょっと大きくなるまでは知らなくていい言葉よ」
ニニアン「私もエリウッド様と……」

実際問題、竜王家の下三人娘は知らなそうなイメージ
19助けて!名無しさん!:2012/01/02(月) 09:50:35.92 ID:1R2Cxcz9
ミルラはあれで結構なおばあちゃんだから、案外いろいろ知ってる気がする
原作でも割としたたかだし……

…ん?なにか飛んできたな…
20助けて!名無しさん!:2012/01/02(月) 13:22:24.67 ID:Kb2L8mtH
ユリウスはイドゥンさんやセリスに性教育の事とかを聞かれたらテンパりそうな感じがする
21助けて!名無しさん!:2012/01/02(月) 20:41:01.21 ID:FUB8co3n
>>20
箱入り娘のイドゥンさんはともかく、
保健体育を学校でやった筈のセリスが何でユリウスに聞くんだよw
22助けて!名無しさん!:2012/01/02(月) 22:03:19.34 ID:r1xwG/B8
ユンヌ「アイクへの性教育なら任せろー」
23助けて!名無しさん!:2012/01/02(月) 22:13:02.73 ID:ka6vURpu
ビラク「へっきゅんへの性教育は俺が担当しよう」
24助けて!名無しさん!:2012/01/02(月) 22:31:50.17 ID:Xh9QVHWx
アトス「だ、誰か儂に性教育を…///」
25助けて!名無しさん!:2012/01/02(月) 22:50:32.85 ID:j5SwrfXX
>>20
                   ,'⌒,ー、           _ ,,..  X
                 〈∨⌒ /\__,,..  -‐ '' " _,,. ‐''´
          〈\   _,,r'" 〉 // //     . ‐''"
           ,ゝ `く/ /  〉 /  ∧_,. r ''"
- - - -_,,.. ‐''" _,.〉 / /  . {'⌒) ∠二二> -  - - - - - -
  _,.. ‐''"  _,,,.. -{(⌒)、  r'`ー''‐‐^‐'ヾ{} +
 '-‐ '' "  _,,. ‐''"`ー‐ヘj^‐'   ;;    ‐ -‐   リーフ「ちょっくらイドゥンさんに性教育してくる」
 - ‐_+      ;'"  ,;'' ,''   ,;゙ ‐-  ー_- ‐
______,''___,;;"_;;__,,___________
///////////////////////
26助けて!名無しさん!:2012/01/03(火) 00:56:01.94 ID:fb1I+eVu
ヘザー「じゃあリンちゃんの性教育は私がやるわ」
ヒーニアス「エイリークの性教育は私がやろう」
27助けて!名無しさん!:2012/01/03(火) 21:06:01.82 ID:yH/MuEfd
>>25
ナンナ「…リーフ様の野望を阻止、っと(ポチッ」

      、′     、 ’、  ′     ’      ;  、
          . ’      ’、   ′ ’   . ・
       、′・. ’   ;   ’、 ’、′‘ .・”
            ’、′・  ’、.・”;  ”  ’、
       ’、′  ’、  (;;ノ;; (′‘ ・. ’、′”;
         ’、′・  ( (´;^`⌒)∴⌒`.・   ” ;  ’、′・
      、 ’、 ’・ 、´⌒,;y'⌒((´;;;;;ノ、"'人      ヽ
           、(⌒ ;;;:;´'从 ;'   ;  ;) ;⌒ ;; :) )、   ヽ  -‐,
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   ′‘: ;゜+° ′、:::::. :::    ´⌒(,ゞ、⌒) ;;:::)::ノ‐''"..,,_
            `:::、 ノ  ...;:;_)  ...::ノ  ソ,. r ''" `''‐,,._ X
           ,ゝ `く/ /  〉 /  ∧_ ...::ノ  '' "
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  _,.. ‐''"  _,,,.. -{(⌒)、  r'`ー''‐‐^‐'ヾ{} +
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28助けて!名無しさん!:2012/01/03(火) 21:24:06.72 ID:AvnVqy6V
>>22
ワユ「いくら大将でも改めて性教育が必要ってことはないよね…?」
ミスト「さすがに知識としては知ってるでしょ…というか知っててもらわないと困るよ」
イレース「…ここは体を張って確かめるしか…」
ワユ「その正直さはある意味羨ましいよ…というか抜け駆けは」
ユンヌ「だったら全員でやればいいじゃない、私も参加して五人でってのも」
ミスト(こういう話になると本当すぐ湧いてくるなあ…)
29助けて!名無しさん!:2012/01/03(火) 21:51:48.51 ID:ahMNb0ZX
>>26
 ド
壁ヒレ <アーッ!タスケテエイリーク!
 壁

ラーチェル「エイリーク、待っていてくださいまし! 今すぐに馳せ参じてみせますわ!
      ヘザー? 止めませんわ、同好の士ですもの!」
30助けて!名無しさん!:2012/01/03(火) 23:26:40.01 ID:fb1I+eVu
ビラク「へっきゅーん!」
ヘザー「リンちゃーん!」
ヘクトル「助けてファリナとフロリーナ!」
リン「助けてラスとケント!」
ヘク・リン「「何でベルン署は対処しないんだ(のよ)!
俺(私)達に同性愛の趣味はないし正真正銘の被害者なのにっ!」」
31助けて!名無しさん!:2012/01/03(火) 23:32:32.16 ID:7wNQZTw4
ゲイル「別に同性愛だけじゃ犯罪じゃないし…警察は個々人の性癖までは取り締まらないのだよ。
逆に考えてみたまえ。一般的な性癖じゃないってだけの人が逮捕させるのはまっとうな社会じゃないとは思わんかね?
例えば近親…一般的なモラルには反するが犯罪行為にはあたらん。一般的ではない性癖が取り締まりの対象になるなら私は君らの兄弟を逮捕せねばならなくなるのだが…

あ、でもロリコンだけは別な。これは犯罪だ。エフラム逮捕するぞ!」
32助けて!名無しさん!:2012/01/03(火) 23:40:30.97 ID:3vTGtHsz
性癖を持つだけならまだしも、それで相手を追いかけまわしたら立派な犯罪だと思うけど
・・・まぁ、紋章町だしね!
33助けて!名無しさん!:2012/01/03(火) 23:41:42.11 ID:rV6+zA+7
リーフ「強姦は犯罪じゃないんですか!?
     おねいさんを襲っても問題は無いんですね!!
34助けて!名無しさん!:2012/01/04(水) 00:07:17.22 ID:WOuItxoN
マーティ「残念。そのおねえさんは私です…ビラクばかりがもてはやされるけどエンディングでの俺の肩書きに驚いた人は多いはず」
35とある主人公の封印之剣(ソードオブシール):2012/01/04(水) 13:41:32.61 ID:CI0UfAgD
 34章564-570、656-659・35章364-382、673-675の続きです。
 半年以上前に投下した長編の続きを今更書いていいものかとも思いましたが、やっと続きを書く時間が作れたので
投下させていただきます。


とある主人公の封印之剣(ソードオブシール)

あらすじ

 季節は春の大型連休。ロイは中学の林間学校として、未だ雪の残るイリアへと出発することになっていた。
 また、兄弟家からはロイの他に、エリウッド、エフラム、アルム、セリカの4人が学生インストラクターとして参加が
決まっていたが、出発当日にその事実を知ったシグルドが、アルムとセリカの引率を取りやめさせようとした。
 中学校の生徒の面倒をみるのに、同じ中学生では問題が起こった時大変だろうというシグルドの配慮からだったが、
セリカはそれを自分達に厳しくしているからだと思い、喧嘩になってしまう。
 シグルドに対し、自分達のことを愛していないとまで言ってしまうセリカに対し、シグルドは言い返さず、エリウッド達に
アルムとセリカの世話を頼み、会社の会議に出るため出勤した。
 行きのバスの中、そのことを気に病むロイだが、エリウッドの言葉を受けて林間学校を楽しむことにする。
 ――しかし、その裏では、メディウスからの依頼を受け、戦闘竜のエーギルと引き換えに兄弟家を狙う、ネルガルと
リムステラの暗躍があった。



第一章 とある学校の校外学習 (その3)


 陽光が降り積もった雪に反射し、あたり一面をキラキラと輝かせている。山の斜面には雪が潰されてできた幾筋もの跡があり、
脇には、天馬で吊り下げたゴンドラに人を乗せ、上まで運ぶためのリフトがある。そう、ここはスキー場だ。
 目的地に到着し最初の説明が終わった後、初日は自由時間となったが、宿泊場所のすぐ近くに広がるゲレンデを見て大半の
生徒は移動の疲れなど忘れ、ここに来ているのである。

「いいかい?ここには一般のお客さんもいる。あまり羽目をはずして、迷惑をかけてはいけないよ。それと、集合時間を守って、
バスから荷物を取っていくのを忘れずに宿に行くこと。宿はすぐ近くだから大丈夫だとは思うけど、不安な人は集合時間二十分前に
ここに集まれば、僕が連れて行ってあげよう。夕食までは自由時間だけど、なるべく一人で出歩かないように。分かったかい?」
「はーい!」
 エリウッドの注意に、彼の周囲にいる中学生達が元気に返事をする。
そこからやや離れた位置では、エフラムも同じように自分の班の生徒を集めていた。
「明日は山を歩くから、その分の体力は残しておけ。
それと、怪我だけはしないように。せっかくの林間学校だ。宿で留守番などとなってはつまらないからな」
「分かりました〜」
「よし、いい返事だ。それでは、俺はこの近くにいるから、何かあったら呼んでほしい。
それじゃあ、解さ――」
「ワ―――ッ!」
 エフラムが言い終わらない内に、中学生達が我先にと滑り出していく。一面の銀世界に、もはや自分を抑えきれなかったのだろう。
エフラムが苦笑しながらそれを見つめていると、同じような表情をしたエリウッドがエフラムの方に近づいてくる。
傍らには、ロイとロイの友人たちもいる。
36とある主人公の封印之剣(ソードオブシール):2012/01/04(水) 13:43:32.35 ID:CI0UfAgD
「お疲れ様、エフラム兄さん!」
「こんにちは、エフラムさん」
「あぁ、こんにちは。お前達も滑りに来たのか」
 エフラムの姿を認めたロイが笑顔で兄に声をかける。ウォルトがそれに続き、その後ろにいたロイのクラスメート達もエフラムに挨拶をする。
 エフラムがそれに応じると、次はエリウッドがエフラムに声をかける。
「中学生達の元気には、圧倒されるものがあるね」
「あぁ。だが、子どもはそれ位元気なほうがいいだろう」
「それもそうだけど。元気が余って怪我をしないといいが」
「そうならないように、俺たちがいるんだろう。――ん?」
 話している途中で、ロイのグループ以外の生徒達が、自分達の周りに残って視線を向けているのにエフラムが気づく。
そして、一番近くにいた女子生徒が、遠慮がちに声をかけてきた。
「あ、あの・・・」
「どうした?」
「何かあったのかい?」
「え、えっと、その――」
 エリウッドとエフラム、二人に視線を向けられた女の子は頬を染めて、言葉に詰まってしまう。
そのすぐ後ろでは、その子の女友達が小声で「頑張って!」等と声援を送っている。
「黙っていたら、分からないぞ?」
「僕達はみんなをサポートするために来ているんだ。遠慮せずに言ってごらん?」
 エフラムがぶっきらぼうに、しかしその目に僅かな笑みを湛えながら声をかけ、エリウッドは優しく、少女の視線まで屈んで
あげて先を促す。
「その、私、スキーって初めてで。どう滑ればいいのか、分からないんです」
「あぁ、そういうことか」
「君達も、同じかな?」
 意を決して告げた少女に二人は納得すると、後ろに控えていた少女の友人達に視線を向ける。
視線を向けられた女子生徒も先ほどの少女と同じように頬を染めながら、コクコクとうなずく。
「それじゃあ、僕達が教えてあげるから、慣れるまでは一緒に滑ろうか?」
 エリウッドの提案に、女子生徒達から黄色い歓声が上がる。
「あれ、エリウッド兄さんってスキーできるんだ?」
「僕の時の林間学校も、イリアだったんだ。そこで覚えた。
ただ、それだけだと不安だったから、この前、エフラムと一緒にアイク兄さんに付き合ってもらって練習をしたんだけど――」
「エリウッド」
 エリウッドの傍らで一部始終を見ていたロイが問いかける。それにエリウッドが答えていると、エフラムが途中でそれを遮る。
その声は重く、表情は、彼には珍しく苦々しい。
「その話はやめよう。あれは、練習なんて軽いものじゃない。武者修行の方がしっくりくる。しばらく、思い出したくはない」
「・・・そうだな。僕が軽率だった」
「は、ははは」
 アイクと修行、もとい練習と聞いただけで、二人の表情のわけを知り、乾いた笑いをあげるロイだった。
「とにかく、この話は終わりだ」
エフラムは話題を切り上げると、気を取り直すように頭を振り、そして周りに聞こえるように声を張り上げた。
「では、滑るのが不安なやつは俺達の周りに集まってくれ!俺とエリウッドで、滑り方の基本を教える!」
 すると、とたんに周囲にいた中学生達がわらわらと集まってくる。
予想以上の数が集まって来たことに二人は驚いたが、そこは高校生と中学生である。すぐに周りを落ち着かせ、指導に入っていく。
「しかし、最初の子はどうしてあんなに緊張していたんだろうね?
僕達はインストラクターとして来ているんだから、頼まれればいくらでも教えてあげるのに」
「さぁな。まぁ、初めて会う高校生相手じゃ、そんなものじゃないか?」
 二人は気づいていない。集まってきた生徒の中には、無論男子生徒もいるにはいるが、大半は女子であるということに。
そして、その中には明らかにスキー経験者らしき者もなぜか混ざっていることに――。
37とある主人公の封印之剣(ソードオブシール):2012/01/04(水) 13:45:18.45 ID:CI0UfAgD

「ロイ様は、エリウッド様達とご一緒じゃなくてよろしいのですか?」
「うん。何も、ここまで来て兄さん達の近くにいる必要もないし、それに」
「それに、なんだよ?」
 エリウッド達と別れ、とりあえずと初心者用のコースを滑ってみた後で、ウォルトがロイに話しかけてきた。
ロイは兄弟家の末っ子で、兄達がこの林間学校に来ることを喜んでいたから、てっきり自由時間はエリウッド達と過ごすと思ったのだ。
 ロイの返答に対し、一緒にいたレイも気になったのか、先を促す。
「兄さん達は気にしてないけど、ちょっとあそこには近づきがたいよ」
 言って、ロイは初心者コースの一番下の一角で指導しているエリウッド達に視線をやる。
 そこには――
「足は平行にするんじゃない。八の字をつくってみろ」
「こ、こうですか?」
「いや、そうじゃない。こう、足を絞るようにだな――」
「キャア!」
「ん?どうした」
「な、なんでもありません・・・!」
 体育会系のノリで、多少体に触れることも気にせず、ナチュラルに中学生を指導するエフラムと
「痛たた・・・」
「大丈夫かい?」
「す、すみません」
「謝る必要はないよ。さぁ、この手につかまって」
「は、はい・・・」
 太陽と雪の光、そこに王子様スマイルを加えてキラキラと輝きながら女生徒に手を差し伸べるエリウッドの姿があった。
 彼らの周りは、女子生徒達の熱視線によりここが雪に囲まれたスキー場だとは思えない程の熱気に包まれている。
「うわぁ」
「なるほど、納得したぜ」
 レイが引いた声をあげ、それにチャドが続く。
「なんか、ほんとスゴイよ、兄さん達。
本人達はごく普通にしてるつもりなんだろうけど、なんか自然にあぁなっちゃうみたいなんだよね」
「ロイの兄さん達って、いつもあんななの?」
「大体いつもあんな感じですよね、ロイ様?」
「そうだね、大体いつもあんな感じだね。それで本人達が気付いていないのが一番スゴイ――!チャド、危ない!!」
「あん?・・・ってうおぉ!?」
 ルゥの質問に答えていたロイが、自分の正面に立つチャドの後ろに迫ってくる影に気づいた。
「きゃあー!こ、これ、どうすれば止まるのよーーッ!!」
チャドが後ろを振り向くと、オレンジ色の髪をなびかせた少女が、初心者コースではありえないようなスピードで突っ込んでくる。
「ち!」
 すばしっこいチャドは、スキー板を着けていても機敏に跳び、少女をかわす。すると、今度はロイが少女の進行先にいることになる。
「――く!」
 当然、ロイも横に避けるが、そこで、ロイの視界に自分の背にいた女子生徒が入った。今からでは、声をかけても避けきれないだろう。
ロイは、つい一瞬前まで自分がいた場所に手を伸ばし、突進してきた少女を無理やりに引き寄せた。
 ドサァッ!
と、豪快な音を立ててロイと少女が雪の地面に突っ込む。
38とある主人公の封印之剣(ソードオブシール):2012/01/04(水) 13:46:26.00 ID:CI0UfAgD
「いたたた〜」
「大丈夫?」
「ありがとう。助かったわ・・・って!?」
 雪に体を捕らわれながらロイが少女に声をかけると、そこでようやく、少女は自らを助けてくれたのが誰なのかを知る。
「ロ、ロイ!」
「意外だね。キャスは運動神経が良いから、こういうスポーツも得意だと思ってたよ」
「し、仕方ないでしょ!?私、こんな所に遊びに来るの初めてなんだからッ!」
 格好の悪いところを見られたという気恥ずかしさからか、あるいは助けてもらった嬉しさの反動か、ついキツイ物言いをしてしまう。
それに対し、ロイは苦笑いを浮かべながら言葉を続ける。
「ははは、実は僕もスキーは初めてなんだ。おかげで、格好良くは助けられなかったよ。怪我はない?」
「う、うん。大丈夫みたい・・・。それに、格好悪くなんか――」
 最後の方は声が小さく、ロイの耳には入らなかったが、とりあえず怪我はないらしい。
 ならば、この状況をどうにかしなければいけない。正直、この態勢はきつい。
「よかった・・・。それじゃあ、そろそろどいてくれないかな?」
「ッ!?」
 ロイのセリフで、自分達の現在の状況―すなわち、ロイの上にキャスが馬乗りになっていること―を知り、
キャスは慌てて立ち上がろうとする。
「ご、ごごごゴメン!すす、すぐにどくから!!」
「落ち着いて。ゆっくりでいいから――うわぁ!」
「〜〜〜〜〜ッ!!」
 が、足につけているスキー板のせいで上手くいかず、さらにロイの方へ倒れ掛かってしまう。
近づいたロイの顔に、キャスは顔を耳まで真っ赤にして慌ててしまう。
「ったく、なにやってんだか・・・ん?」
 呆れながら、チャドが二人を助けに近づこうとすると、チャドは横―つい今まで自分とロイが居た位置の後ろ―からの
熱い視線に気を取られた。そこでは、本来キャスとぶつかっていたであろう少女が、
「ロイくんが、身を呈して私をかばってくれた・・・。ララム感激!」
目をハートの形にしていた。
「・・・・・・」
「どうしたの、チャド?」
 急にげんなりした表情を浮かべた幼馴染に、ルゥが怪訝な目を向ける。
「いや、なんでもねぇ。ただ、血ってスゲェんだなって、思い知っただけさ」
「は?何言ってんだお前?」
 もはや説明する気力もうせたチャドは、レイの言葉を無視すると、ロイとキャスを助けようとしているウォルトの手伝いに
向かうのだった。


 ――ザザザァッ!
「キャー!ロイくん素敵ーーッ!」
「ララムさん、危ないよ!」
 ロイが滑るその横をララムが並走―しかもあろうことか顔をロイの方に向けながら―している。
当然、先ほどのキャスよろしく前方にいる人とぶつかりそうになるが、ララムはひょいひょいとそれをかわしながら滑っている。
 ロイはロイでララムに気を取られながらも、一度もこけることなくコースの下まで滑り切る。
 下では、すでにウォルト達が滑り終えて二人を待っていた。
「すごいね、ララムさん。スキーはやったことがあるの?」
「んーん。でも、あたしってほら、運動神経抜群じゃない?スポーツならなんでもできちゃうのよね〜」
「ハ!自分で言うか?普通」
 初心者コースには相応しくないテクニックを見せるララムに、ルゥが驚き、自身があまりスポーツを得意でない為か、
レイは皮肉をこぼす。
 先ほどのアクシデントの後、ロイとウォルト、ルゥ達三人組にキャスとララムを加えた七人は、一緒に初心者コースでスキーを
楽しみ、すでに一時間程の時間が過ぎていた。
39とある主人公の封印之剣(ソードオブシール):2012/01/04(水) 13:47:05.36 ID:CI0UfAgD
「結局、いつもクラスでいるメンバーが集まっちまったな」
「そうね。まぁ、楽でいいんじゃない」
 チャドの呟きに、キャスが返す。今この場に集まっているのは、全員が同じクラスで、一年のセシリア級メンバーである。
 クラスの中では、幼馴染であるロイ・リリーナ・ウォルトやルゥ・レイ・チャドの仲が特に良く、馬が合うのかチャドとキャスは
一緒にいることが多い。また、喧嘩するほど仲が良い女子メンバーとしてリリーナを含んでシャニーやララム、スーやソフィーヤがいる。
それぞれが別のグループを形成はしているものの、クラス全体でロイを中心にまとまっており、このように一緒に遊ぶことも多い。
「そう言えばリリーナ達はどうしたのかしら?」
「魔道組が好き好んでこんな所に来るわけないだろ?ソフィーヤと一緒に、明日に備えて宿行って休んでるだと」
「スーも、草原は好きだけど雪原は苦手って言って、宿に行ったみたいだよ」
 ララムの問いに答えたのはレイとウォルトだ。如何にも彼女達らしい理由にララムは納得する。
「ふむふむ、それはなるほどね。じゃあ、シャニーは?」
「さぁ?ロイ様はご存知ですか?」
「いや、分からないな。
でも、シャニーのことだから疲れてだとか、明日のためにだとかで宿で休んでるってことはないんじゃないかな?」
「あははは、それも納得。もしかしたらもっと上の方のコースにいるかも知れないね。あたしも行ってこようかな?」
「そうだね。スキーにも大分慣れてきた気もするし」
「もうそろそろ初心者コースを抜けてもいいかしら?」
「さっきの醜態がウソのようだぜ」
「うっさい!」
 ララムの言葉に、ロイが今しがた自分が滑って来たコースを仰ぎ見ながら同調し、それにキャスが続く。元々ロイとララム、
チャド、キャスの運動神経はかなり良い。初めのうちは滑りがぎこちなかったり転んだりしていたが、早くも初心者コースならば完璧に滑れるようになっていた。
「それじゃあ、あたしは上級者コースに行ってみよーっと。ロイくんも一緒に行くでしょ?」
「いきなり!?いや、僕は順番に中級コースに行くよ」
「がーん、ララムショック!!・・・しょうがない。キャス、二人で行きましょう!」
「私もまだ中級でいいよ、って!ちょ、引きずらないでよ!!」
「ロイくん!私達、上で待っているわ!早く来てね!」
 ロイの返答に、ララムはハンカチを目に当ててヨヨヨ、としなをつくった後で、キャスを引きずってリフトの方に行ってしまう。
「・・・約束はできないかな」
 ララムの強引さにキャスを助け出すタイミングがつかめず、ロイは呟きながら二人を見送る。
「ルゥ達はどうする?一緒に中級にでも行くか?」
「僕はまだここがいいな。まだ、上に行くのは怖いよ」
「俺達をお前達と一緒にするなよな。大体、俺はこういう風に体を動かすのは好きじゃないんだよ」
「そう言えば、さっき魔道組は好きでこんな所に来ない、とか言ってたな。ルゥはともかく、なんでいるの?お前」
 チャドも特に疑問に感じていなかったようだが、冷静に考えるとレイは自由時間にいちいち体を動かすようなタイプではない。
なのでその疑問は至極真っ当ではあったものの、チャドの物言いを聞いたレイは眉根を釣り上げる。
「ッ!お前が、スキーは初めてだ、楽しみだ、なんて言ってたから、仕方なく付き合ってやってんだろうが!
じゃなきゃ、俺もルゥも、少ない体力絞ってスキーなんてしねぇよ!」
「そ、そうだったのか。わりぃな、サンキュ」
「べ、別に、お前のためじゃねぇよ・・・!」
「矛盾してるよ?」
 一瞬の驚きの後に述べられたチャドの礼に、気恥ずかしくなってそっぽを向くレイ。そんな弟に、ルゥが苦笑しながらツッコミを入れる。
「と、言うことでだ。俺とルゥ達は休憩しながら、初心者コースで滑ってるよ」
「うん、分かった。ウォルトは?」
 拗ねてしまったレイをなだめた後で、チャドがロイに告げる。どうやら三人はまだここにいるらしい。
ロイは中級者コースに行くことを決めていたので、残るウォルトに問いかける。
「申し訳ありません。僕もまだ自信がないので、ここでチャド達と一緒に滑っています」
「そうか。じゃあみんな、また後でね」
「はい。お気をつけて、ロイ様」
 そうして、ロイはウォルト達に見送られながら、中級者コース行きリフトの列の最後尾に加わった。

第一章(その4)につづく
40ガーネフ魔法の恐怖:2012/01/04(水) 13:55:42.80 ID:gwvzGReQ
リーフ「今日も元気だおねいさんハント♪アルテナさ〜ん♪」
アルテナ「なんか葉っぱもいい気がしてきた」
イドゥン「葉っぱさん…可愛い…」
セシリア「なびかないロイよりも素直な葉っぱに乗り換えたほうがいいみたい…」
イシュタル「新世界に飛び立ったユリウス様に見切りをつけて葉っぱくんと恋人になりたいわ」

 ア
イ葉セ
 イ

リーフ「つ、ついにおねいさんとフラグが立つ日キター!?しかもハーレム!?僕の夢と希望が現実に!」
ガーネフ「ここで魔法解除!」

アルテナ→レックス「や ら な い か?」
イドゥン→キサ「ライ隊長ほどじゃないけどなかなかプリティーな坊やね。可愛がってあげるわ♪」
セシリア→マーティ「公式ウホッの威力を見せてやるぜ」
イシュタル→ダグダ「ガハハハハハハハ!」

この日…葉っぱはショックで滅びた…

ガーネフ「エリスたちに化けたわしらの術が解けた瞬間にショックを受けた者は多いはずじゃい。
      これぞ精神攻撃!上げて落とす作戦!」
41助けて!名無しさん!:2012/01/04(水) 18:32:06.15 ID:83F5K+rG
>>35-39
お久しぶりですたい
そして相変わらずモテモテのロイェ…GJ!

>>40
何だろう…このガーネフGJ!と言いたくなってくる気持ちは…wwwww
42助けて!名無しさん!:2012/01/05(木) 21:14:55.94 ID:f48KoFTe
>35
久しぶりの投稿GJでした。
空気を変えたいけどネタがでない……
そこでネタ出しのため、このスレでの設定の確認をすることにしよう。
紋章町の警察組織はベルン署だけど、

署長であるゼフィール……原作通りご先祖様が竜と結婚している以上、
竜王家とも懇意がある厳しい署長。アシュナード、アイクなどの人間台風とやりあえるから、
多少行き過ぎでも町民から信頼されている。
というより実父より竜王家の皆さんあたりが疑似家族になっていそうだね。
イドゥンさんかナギさんあたりの婿候補になりそう。3長老が孫離れできなさそうだよなあ。

信頼している部下はマードック、ゲイル、ブルーニャあたりかな。
このスレでは、アシュナードあたりとは天敵認定だと思われる。
こんな感じだろうか?
43助けて!名無しさん!:2012/01/05(木) 21:32:18.87 ID:5p+/UGY2
あれ…するとゼフィールって竜の血引いてるの?

ハルトムートとミリィザの子がアル
ミリィザが封印されたあとハルトムートが誰かしらと再婚して子孫をこさえて
その子孫がゼフィールって感じで血は引いて無いと思ってたんだが

フラグメイカーであれだけフラグたてたイドゥンさんとのフラグがこのスレで語られてないのはちと意外だったな
原作でもかなり関わりの深いキャラなだけに


ただ、スレの設定の確認というが公式設定ではない点は留意ね
44助けて!名無しさん!:2012/01/05(木) 21:52:29.52 ID:nnJMwuP4
化け物クラスが頻繁に暴れる紋章町の警察トップは、ゼフィールとかラスボスクラスでないと
勤まりそうにないよね。

>>43
覇者の剣設定でも、ゼフィールは竜の血をひいていないで合っているはず。
45助けて!名無しさん!:2012/01/05(木) 22:03:07.74 ID:f48KoFTe
>43-44 すまん、うろ覚えで見落としてた。指摘ありがとう。
ヤァン「うちの立場としては、是非イドゥンあたりと結婚してほしいが」
ユリウス「あそこで涙目になっている賢者を見ていると、ちょっと熱心にすすめるわけにはいかないしなあ。
イドゥン姉は天然だし、あのおっさんがそこ受け入れられるか疑問だしな」
爺さん達が暴れてこっちが警察のお世話になりそうだし」
ラケシス「いえ、こっちのストイックな兄妹関係こそAKJの理想とする兄にふさわしい。
ギネヴィアさんと結ばれるべきです」

ブルーニャ「AKJと竜王家のバックアップ、私の味方はどこに!」
46助けて!名無しさん!:2012/01/05(木) 22:26:34.60 ID:wEdGKl97
ソフィーヤ「くぉ……?」

47助けて!名無しさん!:2012/01/05(木) 22:30:07.26 ID:5p+/UGY2
ヘレーネ「うちの子には結婚なんてまだはやいわ!ママの目の黒いうちはゼフィールをその辺の馬の骨なんかにわたさなくてよ!」
ゼフィール「あ…あのな母上…ワシももう三十過ぎ…」
ヘレーネ「いいのよいいのよ。こういう事は人生経験を長く摘んでる私のほうがわかるのだから。あなたは安心して母上のいうとおりになさい」
ゼフィール「はぁ……」

ヘレーネ(女の予感…あのブルーニャとかいうのはうちの子を誑かしそうね気をつけないと…)

ブルーニャ「……ビクッ」


ゼフィールが独身な理由ってこんな感じじゃね?
あの母上は溺愛のあまり無茶苦茶息子の人生に口出しまくりそうな気がする

仮にどうにか結婚まで漕ぎ着けてもむちゃくちゃ煩い姑さんになって嫁いびりとかしそうだ
48助けて!名無しさん!:2012/01/06(金) 10:57:10.21 ID:2YIp/UnZ
年末年始はあまり時間が取れず、更新できなくてすみません。
ようやく平常運行に戻ったので、『ママチャリの系譜』前スレ>>402-408の続きを投下します。
とりあえず、週一ぐらいのペースで投下できるようにしていきたいと思います。
あと、新スレに移ったので、コースとルールの説明も最初に投下しておきます。
49ママチャリの系譜 第2章:2012/01/06(金) 10:58:23.95 ID:2YIp/UnZ
ノイン  「と、言う訳で、第2レースの途中ではありますが、この『ママチャリの系譜』の
      メインであるファイアーエムブレム聖戦の系譜15周年記念杯争奪二人乗り自転車レースの
      ルールとコースの紹介をおさらいしておきましょう」
エルフ  「どうでもいいという方はスルーして下さいね。それではフュンフさん、お願いしますわ」
フュンフ♀「は〜いっ! じゃあまずはルールから」

・出場資格は『ファイアーエムブレム聖戦の系譜』に登場した人物のみ。
・レース中の妨害、攻撃は基本的には何でもアリ。武器の持ち込みもOK。
 ただし、神器、魔法の杖、遠距離攻撃武器(メティオ等)の持ち込みは禁止。持ち込んだ場合は失格。
 なお、リターンリング等で移動した場合は逆走したと見なす。
・妨害や攻撃等で図らずも他の選手を殺害してしまったチームは即失格となり、罰金30000G×殺害数。
 つまりバルキリーの料金を負担する事。
・服装は自由。公序良俗に反する服装でも面白ければOK。
・各チーム必ず1回以上ピット(サーキットの修理所)に入らなければならず、
 必ず2回以上交代しなければならない。
・完走できなかったチームが複数出た場合は、走行距離で順位を決定する。

注:このネタは夏に書き始めた為、季節は夏となっております。実況でも猛暑がどうとか言う事があります。
  現実世界で冬将軍が猛威を振るっていようとも、このネタの中では夏真っ盛りです。
  この時期、完全に季節外れになりますが、いきなり冬にする訳にもいかないのでご了承下さい。

フュンフ♀「だいたいこんな所よ。何か抜けてたらゴメンね。じゃあ次はコースの確認よ」

■■■■■■■■■■■■■■■               ◇=スタート ◆=ゴール
■┌→→→→→A→→→→→B■               ■=壁、フェンス、建物などの障害物
■↑■■■■■■■■■■■↓■
■↑◆             ■■■↓■                @グラウンドオーバルコース
■└┤ ┌◇→→→┐ ■┌→┼→D→山┐       Aダンディライオンロングストレート(たんぽぽ小道)
■□ ↑↑   @  ↓ ■↑泉↓■     ↓         Bたんぽぽカーブ
■ピ  ↑       ↓ ■└C┘■       E      C勇者の泉ウォーターバンク
■ッ   ├←←←←┘ ■■■■■      ↓         Dナーガヒル山間ラリーコース
■ト   ↑         ■┌←←←←←山┘         Eナーガ神像折り返し地点
■□   ↑ ■■■■■■F■■■               Fグランベル中央体育館裏ヘアピンカーブ
■   H  ■■体育館■└→┐■                Gグランベル中央体育館裏ストレート
■   ↑  ■■■■■■■■↓■                Hグラウンド前休憩所(ピットロード)
■   └←←←←G←←←←┘■
■■■■■■■■■■■■■■■

フュンフ♀「コースの名称はノインが勢いで言い換えてるから、大まかな参考程度にしてね。
      このコースを3周走って、グラウンド1周を最後に走りきり、図の◆の所に到達すればゴールよん♪
      そして、予選を1位、2位でゴールしたチームが本選への出場権が得られるの!
      で、現在本選出場が決まっているのは以下のチームよ」

マシン名            搭乗者
スターダスト・フェアリーズ  シグルド&アルヴィス
ダブル・エルダー       アルテナ&マナ

シグルド 「本選に出られるのはいいが、我々の出番はまだまだ先だからな…」
アルヴィス「仕方ない、作者がやたらめったら長く書いてるからな…」
マナ   「先は長いんです。お茶でも飲んでくつろいで下さい」つ旦
アルテナ 「ありがとう。(ズズズ…)ふぅ、出番が来るまで残りのレースでも観戦してましょうか」

ノイン  「はい、ありがとうございました。本編での実況解説は、このエルフ&ノインにお任せあれっ!!」
エルフ  「よろしくお願いしますわ。それでは本編をお楽しみ下さいね」
50ママチャリの系譜 第2章:2012/01/06(金) 10:59:57.69 ID:2YIp/UnZ
131.5

アハト  「待たせたね、紳士淑女諸君。ようやくボキの出番がやってきたよ!
      ボキは竜王家使用人、背番号8番、セイジ・アハト!」  
フュンフ♀「私は毎度おなじみ竜王家使用人、背番号5番、スナイパー・フュンフ、トラキアモードです」
アハト  「フッフッフ。このワタクシが、来たからには!!
      万全の、完璧なる、これ以上はあり得ない、大→成↑功↓をお約束しよう!!」
フュンフ♀「あー、またエラいのを呼んでしまった。まあ、順番だから仕方ないか……
      で、どこからそんな自信が来るのよ?」
アハト  「なぜなら! 私は、自らの出番が来た時の為に、幼き頃から毎日のように
      エア・ディレクションで研鑽を重ねてきた!」
フュンフ♀「要するに妄想でしょ?」
アハト  「古今東西の名作を紐解いては、私ならここはそうする、あそこはこうすると!
      そして、時には志を共にする同志達と微に入り細に入った激論を繰り広げ!!」
フュンフ♀「要するにテレビ見てツッコミ入れたり、ネットの実況スレに常駐してた訳ね」
アハト  「今日この日の為に心・技・体全て準備は万端だ!
      さあ、前スレ>>402-408のあらすじ、まとめて逝きますぜ、ダンナ!」
フュンフ♀「あかん……私のコーナー、完全に乗っ取られた」

前回終了時点の状況、順位
┌─────────────┘.   └──────┘山岳コース
│       ホリ ハン レク                ラド    レイ
│ ヨハ □□□□□□□□□□□     ┌──────┐  アイ  シャ
│ コプ□□ウォーターバンク□□ .       |            |

順位変動      マシン名          搭乗者             現ドライバー   単勝倍率
2位→暫定1位:4 シューティングスター   ラクチェ&シャナン     シャナン         1.9倍
1位→暫定2位:9 ぱんださん号          アイラ&ティルテュ    アイラ           7.5倍
     暫定3位:6 ゴリアスティーノ田中   スカサハ&レイリア   レイリア        15.6倍
     暫定4位:3 大万福丸          トリスタン&ラドネイ    ラドネイ       17.0倍
7位→   5位:1 やらないか         アゼル&レックス     レックス       9.2倍
8位→   6位:8 トラキアエクスプレス   リーン&ハンニバル   ハンニバル     20.4倍
9位→   7位:7 アリス・ムーン         ホリン&デイジー      ホリン       10.8倍
5位→   8位:2 愛のパルちゃん号    ヨハン&ヨハルヴァ   ヨハン        14.3倍
6位→   9位:5 ギルガメス            クロード&コープル    コープル        12.1倍
※山岳コース入りしたチームはルートがバラバラで順位が確定しない為、暫定順位での発表です。

・アイラ、シャナン、レイリアが揃ってウォーターバンク・イン。
・この危険地帯でシャナンが仕掛ける。コースアウトかと思われる無謀な作戦だが、これはシャナンの計算の内。
 絶技ファントムターンでトップの座を奪い、そのまま山岳コースへ。
・一方の後続陣、4位ラドネイ、5位クロード、6位ヨハンがウォーターバンクに突入。
・3人の中で最も早く動いたのはヨハンチーム。超必殺ドズル・スマッシャー(手斧)でクロードを攻撃。
・クロードは手斧を避けるが、ブーメランのように戻って来た手斧が勇者の泉に突っ込み、
 タイヤにかかった水でスリップ。
・その隙にヨハンが追い抜いて行くが、クロードが相討ち狙いのボディアタックでヨハンチームを道連れにドボン。
・それを見て、最後尾グループのアゼル、リーン、デイジーがドライバーチェンジ。
 水没した前2台を追い抜き、トップ集団を猛追。
・その後に水没したヨハンとクロードもレースに復帰。クロードはここでコープルにドライバーチェンジ。

アハト  「前々回辺りからレースが盛り上がってきたでしょ? あまりに盛り上がってきたから、
      ボキも観客席でワイフとちょっといけない事に及んでしまいそうだったよ」
フュンフ♀「…一応聞いておくけど、アンタの嫁って?」
アハト  「フッ……アイドル育成ゲーム『アイドル☆カスタマー』の最年少歌手、ミラルちゃん!!
      たどたどしく健気に歌う姿は妖精或いは座敷わらしとしか言いようがないっ!!」
フュンフ♀「やはり画面の中か……」
51ママチャリの系譜 第2章:2012/01/06(金) 11:01:43.83 ID:2YIp/UnZ
132

ノイン  「さて、トップをかっさらった最強従兄妹コンビを乗せるシューティングスター、
      山岳コースではどのようなドラテクを披露してくれるのでしょうか?」
エルフ  「順位に変動は無いようですわね」
ラクチェ 「走ってる時は気付かなかったけど、後ろって結構揺れるんだ」(ボインボインッ)
ノイン  「トップを行くシューティングスター、でこぼこ道の振動に後部座席の
      ラクチェ選手の胸がえっらい事になっています! まさに放送禁止状態! 茸の菌糸がこんにちは!」
エルフ  「お子様連れの方はご遠慮下さい!」
セーラ  「隠れ巨乳っつーか、思いっきり巨乳じゃないの?」
ドロシー 「スタイルいいですよね…」
シャナン (くそっ、ものすごく後ろを見たいっ!)
ラクチェ 「シャナン様、下っ!」
シャナン 「ん?(ガッ!!)うわっ!?」
ノイン  「ああっと、集中力を切らしていたか、シャナン選手、障害物に前輪を大きく上に弾かれたっ!!」
シャナン 「そりゃあああっ!!」(ググッ)
ノイン  「これは驚き! 驚き桃の木山椒の木ブリキに狸に洗濯機!!
      シャナン選手、強引にウィリー体勢に持ち直して着地っ!! 新感覚飲料ウィリーどこへ行く!?」
エルフ  「ウィリーはともかく、サーチは何処へ行ってしまったんでしょうね?」
ノイン  「魅せてくれます、シャナン選手のパワープレイ! 叔父の借金2000万、2000万パワーズ健在なり!」
エルフ  「ウル○マンは何でリ○シマンになってしまったんでしょうね?」
セーラ  「あんたら雑談しすぎっ!!」
ノイン  「雑談も実況の内です。しかし、シャナン選手、この山岳コースには苦戦を強いられている様子です。
      だが、別ルートを取ったアイラ選手やレイリア選手も疲労からかガクンとペースが落ち、
      4位以下との差が縮まってきています!」
アイラ  「(ハァ…ハァ)流石に連投で登りはきついな…」
レイリア 「(ハァ…ハァ)折り返しまでは頑張るから」
ラドネイ 「こっちでいいんだな?」
トリスタン「つーん! ラドネイが黙れ黙れって怒るから、ぼくもう喋らない」
ラドネイ 「ここは喋っていいっ!」
ノイン  「そして後続、大万福丸の後ろの5位集団が山岳コースに突入して行きますが……おっと!」
ホリン  「言われた通りに走る! デイジー、頼んだぞ!」
デイジー 「OK! 野苺のルートで行くわよ!」
ホリン  「了解だ!」
トリスタン「野苺ルートか……!」
ノイン  「知っているのか、トリスタン選手!?」
トリスタン「ラドネイが野苺を食べ過ぎて腹を壊したルートだ!」
ラドネイ 「アンタも腹壊しただろっ!?」

ロドルバン「二人共、張り合ってばくばく食べまくるからだろ……」
ジャンヌ 「しかも、苺に限った話じゃないんですよね……」
ノイン  「どっきんばくばく苺の実! まさに大満腹丸! まさに野生児!
      野生のエルザクルセイダーズ!! 野ザル山ザル子ザル!!」
トリスタン「山ザルみたいにシイの実を食いまくって腹を壊した事もある!」
ラドネイ 「私らの恥ずかしい過去を暴露するな!」

クリス♂ 「ほう、あそこにも苺の実がなっているのか。今度、行ってみよう」
リンダ(紋章)「ねえ、私も一緒に行っていい?」
クリス♀ 「もちろんよ、みんなで一緒に行きましょう」
カタリナ 「ククク…クリスニチカズクモノ、ミナコロス……クリスヲコロシテ、ワタシモシヌ…」(ゴゴゴゴゴ…)
クライネ 「アイネ……あんたがどうしようと勝手だけどさ、周囲に怨念と恐怖を撒き散すのはやめてっ!」
ローロー 「ウキキ、某SRPGのテラーナイトみたいだな」
52ママチャリの系譜 第2章:2012/01/06(金) 11:03:15.17 ID:2YIp/UnZ
133

山岳コース登り
      ギュイーーーンッ!!!!
   ホリ───────→
     ハン  レク

ノイン  「ここで仕掛けてくる、ホリン機、アリス・ムーン! 前走車両が苦しんでいる中、
      猛烈なスピードで一気に坂を昇りけり!! イエローラビット、略してイメクラっ!!」
ホリン  「断じて違うっ!!」
デイジー 「何をどうしたらそうなるのよっ!?」
ノイン  「イメクラの帝王・ホリン選手、奮起したかっ、山岳コースに入り、猛追っ!
      二つの月の神殿は伊達じゃない!! ヴォーパルバニー、自然に還るっ!!」
エルフ  「何言ってるのかよく分からないのですけど、ホリン選手はデイジー選手の緻密な指示で
      動いていますわね。両者に大きな信頼関係があるからこそ出来る作戦ですわ」
セーラ  「つーか、まずあいつらの接点が分かんないんだけど」
ドロシー 「あぶれ者同士…でもなさそうですしね」
ホリン  「ご想像にお任せする。あと、俺はイメクラなんかに行った事はない!」

デイジー 「ホリンさん、次の木立を右っ! その次は左よっ!」
ホリン  「よしっ!」
ノイン  「木々や石塊、道の凹凸が行く手を阻む難所を、土地勘と洞察力で的確なナビゲートを行います、
      バニー・ザ・ムーン、デイジー選手っ!! 兎神の化身だ!!」
ハンニバル「まだまだ若いモンには負けんぞっ!」
レックス 「ホリンだけにいい思いはさせねえぜ!」

山岳コース登り
    グオオオオッ!!
  ハン───→ホリ
レク────→

ノイン  「おおっ、そして、その後ろをぴったりマークは勇者超特急トラキアエクスプレスと、
      いい男達の逃避行・やらないか号っ! このスピードに遅れを取りませんぞっ、殿っ!!」
セーラ  「面白くなってきたじゃない!」
ドロシー 「オード一族だけじゃなく、全選手が争ってこそのレースですね!」
ノイン  「シャナン選手、アイラ選手、レイリア選手、ラドネイ選手とはルートが異なるものの、位置的には
      3位か4位あたりに浮上の元最後尾の3機!! この躍進はどういう事ですか、解説のエルフさん?」
エルフ  「パワーウェイトレシオの関係ですね」
ノイン  「パワーウェイト・れし男っ! 誰っ!?」
エルフ  「こっちが聞きたいですわ。……えー、重さに対してパワーの比率が大きい、
      つまりコパイロットが軽量でドライバーが力のあるユニットである事が大きな要因ですね」
ドロシー 「(資料を見る)え〜っと、作者の評価では3人ともパワーAですよ」
セーラ  「力の基本パラメータが高い2人に、力の成長率が高いジジイね」
エルフ  「1周目でのスカサハ選手とハンニバル選手の驚異的な追い上げや、
      後続集団がトップからそれほど離されていなかったのはこの為です」
ノイン  「なるほど・ザ・ブッチャー!! 毒針エルボー炸裂でありますっ!
      軽量級ナビ軍団の隠されたポテンシャル! ポテ腹ちびっ子、幼女体型っ!!」
デイジー・リーン「「誰が幼女体型よっ!!」」
アゼル  「誰が幼女ですかっ!? 僕は小柄なだけですっ!!」
レックス 「そんな所も可愛いぜ、アゼル!」
アゼル  「燃やされたくなかったら、余計な事言わずにペダル漕いでっ!!」
エルフ  「ノインさん、あなたも幼女体型ですよ?」
ノイン  「なっ、ばっ、私のは計算され尽くしたアレなのよっ! ダイエット失敗?」
ドロシー 「よりタチが悪いような…」
ホリン  「何をやっとるんだ、実況席は…?」
53ママチャリの系譜 第2章:2012/01/06(金) 11:05:02.47 ID:2YIp/UnZ
134

シャナン 「くっ、アイラ達もペースが落ちているから抜かれるまではいかないが、
      せっかく広げたリードが詰められてきているな…」
ラクチェ 「……ですが、今更ルートを変える訳にはいきません。何とか持ちこたえて下さい」
ノイン  「そして前走車は大万福丸を除き、予想外のスローペースです。スタミナ切れのアイラ選手、
      レイリア選手はともかく、シャナン選手はまだ半周しか走っていないという事で、
      もっと元気いっぱい夢いっぱい愛情いっぱいドリンク剤いっぱいかと思われたのですが」
エルフ  「シャナン選手が選んだのは、知る人ぞ知るルート24ターボですわね」
セーラ  「またよく分からん道が出てきたわね」
ドロシー 「それはどういったルートなんですか?」
エルフ  「これは山岳コースを一気に駆け上がるルートで、一般的に最短ルートと呼ばれている道よりも
      距離が短いルートだそうですが、傾斜がキツく、樹の根っこが出っ張っていたり、
      石が多く埋まっている等、とても足場の悪い道ですわ」
スカサハ 「ルート24か…あれは上級者コースなんだよな」
レイリア 「短くても、あのルートは…ダメよね……」
トリスタン「25か26ぐらいにならんかなあ?」
ラドネイ 「差が分からんっ!」
エルフ  「ですが、その障害物を克服出来るのであれば、恐らく最も早く折り返し地点に辿り着く事が出来る
      ルートだと思います。悪路に慣れていないと逆にタイムを落とす羽目になりますが……
      このルート選択が裏目に出ましたね。あと、ドリンク剤の差し入れ、ありがとうございますわ」
ノイン  「ドリンク剤ならシアルフィ家傘下のグリューン薬店。疲れて仕事ができない時はコレ!
      いかなる疲れも一瞬にして吹っ飛ばす最強のドリンク剤、Sドリンクは1本5000G!!」
パルマーク「差し入れたのはSドリンクではありませんよ。
      あと、ちゃんと疲れを取るなら、本当はしっかり眠った方が身体にはいいです」
エルフ  「協賛ありがとうございますわ」

ノイン  「さあトップグループのブレーキと後続集団の追い上げによって中盤の順位が崩壊しようとしています。
      もはや、誰が上に行ってもおかしくない大混戦! 勝負もそろそろ折り返し地点、
      最も辛く激しい戦いはここからが正念場、謎のキノコ人、ショウ・ネンバ!」
エルフ  「ハイラル人っぽい気もしますけど、セカンドネームが」
セーラ  「いや、それはない」
ノイン  「キノコ人とハイラル人の融合体、シャナン選手、
      悪路に四苦八苦しながらも位置的にトップを死守だっ!」
シャナン 「いや、私は思いっきり紋章町の人間なんだが…」
ノイン  「純国産120%、シャナン選手が120度の傾斜を駆け上がる!!
      ナーガ神像給水ポイントまではあと120m、ラクチェ選手のラーメンの犠牲者は120人だっ!!」
ラクチェ 「そこまで多くないっ!!」
エルフ  「多くないそうです」
スカサハ 「俺もラーメンを作るのは苦手だが、あれ程酷くはない」
レイリア 「スカちゃんって、ラーメン以外は何でも出来るのにね」
トリスタン「だが、スカサハのラ・メーンは絶品だぞ」
ラドネイ 「よく分からんけど、何故か美味いんだよな……」
ラクチェ 「甘い麺とかズワイガニとかイタリアンとかジュレ仕立てとか、ラーメンとして間違ってるのに……」
アイラ  「どうしてこうなってしまったのだろうか……」

ノイン  「ところで、シャナン選手の残りの20%はどの辺りから来ているのでしょうね?」
アイラ  「私が10%で、スカサハとラクチェで5%ずつだ」
ノイン  「遺伝子過多ロースだ、剣聖オード一族! 骨付きカルビンルター、走る宣教師
      クロード&コープルペアは、只今、最後尾を爆進中! トップ争いとは全く関係ないっ!!」
コープル 「1周目は無敵だったんですけどね…」
クロード 「ヨハン殿にしてやられましたね」
ノイン  「ギルガメスとパルちゃん号を除く7台の明日なき暴走車が一気に折り返し地点に接近してくる!
      最初にナーガ神像に辿り着くのはどのチームだっ!?」
54ママチャリの系譜 第2章:2012/01/06(金) 11:07:21.07 ID:2YIp/UnZ
135

ノイン  「さあさあ、面白くなってきました、グランベル総合運動公園特設サーキット!
      多方に分かれたスピードの狼達が折り返しポイントで再び集う!!」
セーラ  「どうなってるか楽しみね」
ドロシー 「思わぬ逆転に期待してます」
ノイン  「果たして、トップで折り返し給水ポイントにやって来るのはどのマシンか!?
      マシンとマンが一つになって! あれは!」
エルフ  「あれは」

        └────┐
                  ↓
■■■■■■       シャ ┏━┓
■■■■■■         ┃給┃

ノイン  「あれは僕らのシャナン選手! ナーガ神像給水折り返しポイント定点カメラに
      まず最初に姿を見せたのは、グリーンメテオールプリンスナンバー1、シューティングスター!!」
シャナン 「ようやく折り返しか…普通の道を行けば良かったな」
ラクチェ 「ごめんなさい、シャナン様…」
ノイン  「おっ、いやっ、少し後ろに定点カメラではありませんが、レーダーが接近する機体を発見!!
      ミノフスキー粒子も薄すぎるぐらいに薄い!!」

─────────┐
   ギュイーーーンッ!!  .↓
              レク
■■■■          ハン┏━┓
■■■■         ホリ┃給┃
■■■■.            ┃水┃
■■■■.            ┃所┃
■■■■      シャ  ┗━┛

シャナン 「アイラじゃないのか!?」
ノイン  「給水ポイント手前で、立ち漕ぎでやって来たのは何とバニーの楽園アリス・ムーン!!
      そして、そのすぐ後ろには新幹線と化したトラキアエクスプレスが、
      いい男達の遙かなるバイオレット・やらないか号が列をなしてやって来たぁっ!!」
ホリン  「トップが遅れてて助かったぞ!」
ハンニバル「らしくないな、剣聖よ」
レックス 「ウホッ! いいスピード!」
ノイン  「後続3機が驚異的な追い上げで、遂にトップのシャナン機シューティングスターを捉えたぞッ!」
エルフ  「何て恐ろしい子!!」
ノイン  「恐ろC子か寿C子! 3台が一列縦隊で特製ドリンクをかっさらって、下りコースに入る!
      そして、オーバーテイクを許したとはいえ、即逆転可能圏内でピタリだ、ラドネイマシン・大万福丸!
      特製ドリンクをゲットして後を追うっ!!」
ラドネイ 「熱っ!? このクソ暑いのに、何でホットなんだよっ!?」
トリスタン「だって、1個だけコールドだったら、無益な争いが起きるだろ?」
ラドネイ 「アンタが仕込んだんだなっ! …有益な争いでアンタを亡き者にしたろか!」
ノイン  「少し離されて、最強の珍獣ぱんださん号、アイラ選手!
      やはり1周余分に走っているハンデはきつかったのか、6位に後退!!」
アイラ  「くっ、不覚だ…」
ティルテュ「アイラちゃん、がんばって!」
ノイン  「そして、オレンジの人間火炎放射器・ゴリアス田中さんが7位で折り返し地点に到着、
      弾が切れてしまったか、レイリア選手、バテバテですっ!」
セーラ  「見事に前と後ろが入れ替わっちゃったわね」
ドロシー 「と言っても、1位から7位までの差はそんなに大きくありませんよ」
レイリア 「ハァ…ハァ…後、任せたわ…」
スカサハ 「任せられたっ!」
ノイン  「おっ、レイリア選手、今、給水ポイントでドリンクを取りつつ、スカサハ選手と
      ドライバーチェンジだ! 新たな弾丸をリロードしたゴリアス、ここからの巻き返しなるか!?」
搭乗者交代 レイリア→スカサハ
続く
55助けて!名無しさん!:2012/01/07(土) 14:42:02.19 ID:CiLPdXJK
〜 注意 〜

・このネタはいわゆる紋章町が舞台ではありません。
・戦国時代の兄弟の生涯…生まれてから亡くなるまでを追っていく形になります。
 従って一部を除いてキャラが歳を取ります。物語後半は老人中心になっていきます。
・キャラが死にます。あなたの好きなキャラが死ぬかも知れません。
・合戦、決闘等のシーンがあります。描写は抑えてありますが人によってはキツく感じるかも知れません。
・中には悲劇的な末路を辿るキャラもいます。
・ギャグやほのぼのはほぼありません。基本シリアスに徹しました。殺伐としてるかも知れません。
・ネタというより小説です。ちょっと毛色の違うのをやってみたかったんだい!
 それにほら…話のパターンや形式も色々開拓してみたいじゃない。
・俺設定満載です。苦手な人は注意。便乗してくれる方はご自由に使ってください。
・場面によってはキャラの口調が時代がかってます。時代劇ですので。
・長編になります。
・筆者は歴史好きですが色々時代考証とか間違ってます。その辺は生暖かい目で見てやってください。
・その辺とか好きな漫画とかを元にしたエピソードとかあります。元ネタ知ってる人はクスリと笑ってくれると嬉しいっす。
・日本をモデルにした東方の島国が舞台になります。
 地名については(例)クリミア国とか出たら日本で言えば甲斐国とか武蔵国とかみたいな一地方と思ってください。
 あくまでも基本一国の中の話です。

長い注意書きで申し訳ない
上記が駄目な人はスルーしてください


前スレ>>392-396の続きです。
56侍エムブレム戦国伝 死闘編 セリスの章 星:2012/01/07(土) 14:42:30.27 ID:CiLPdXJK
「さてこれから忙しくなるぞ。この地は上り調子だ。ますます財を築く機会というものよ」
ヴェルトマーのアルヴィスがグランベルの大名となって以来、商業の保護や街道の整備が進められグランベルの国内は好景気に沸き立っていた。
宿敵アグストリアとの合戦も有利に進めており両三年中にはアグストリアを屈服させるだろうとの見通しが広まると各地から仕官を求める野武士が集まり始めたのだ。
勝ちに乗っている者のところには人が集まるものである。
イザーク屋の亭主シャナンはそろばんをはじきながら笑みを零していた。
最近は料亭のみならず旅籠もはじめてみたがこれがなかなか好調だ。アルヴィスに仕えようと望んで集まる者たち相手に大いに稼ぐことができる。
人の集まる場所で商売をするというのは商売の基本だがさらにセリスという金の成る木が大いに人を集めてくれる。
この十数年で築いた富はそこらの家老や城代にも匹敵するであろう。
もはや一生遊んで暮らす事ができるだろうが人間の欲とは際限が無いもので、さらに多くを望む心がシャナンと名乗るこの男の中に芽生えていた。
「惜しいものよ…セリスさえ真に女子であったなればアルヴィス様の側室に入れることもできように」
あれほどの美貌に育った我が娘だ。
大名とて心を動かされるだろうに…となれば富も権力も思いのままなのではあるが……

さて…シャナンの元で蝶よ華よと育てられた芸伎のセリスは今宵も馴染みの客に酌をしていた。
今宵の客はグランベルに仕える武将の一人レイドリックである。
「おお愛い奴愛い奴…ささ、もそっと近うよれ近うよれ」
「お戯れをレイドリック様…」
セリスはこの客があまり好きではなかった。
厭らしい目付きの貧相な男でありなにかと言ってはセリスの身に触れてくる。
このような者の相手をしているとどうしても様々な事が思い出されるのだ。
子供のころの微かな記憶の中のシャナンは強く雄雄しい剣客だった…
生活のためとはいえ自分にこのような男の接待をさせるような男ではなかった…ように思う。
そして三年前に旅立ったあの若武者……
セリスに求婚する者は後を絶たないがあれほど真摯に自分を想ってくれた者はいなかった。
ユリウスは無事息災であろうか………
57侍エムブレム戦国伝 死闘編 セリスの章 星:2012/01/07(土) 14:43:04.53 ID:CiLPdXJK
セリスが心楽しまぬ日々を送っていたとある一日―――――

セリスはどうにかシャナンに許しを貰って街を散策していた。
時には外に繰り出さないと息がつまる。
とはいえグランベルの城下でも有名人のセリスの事。
目立たぬように編み笠で顔を隠し着物も地味なものに変えている。
その甲斐あってか衆目に気付かれる事もなく久方ぶりに街を歩く事ができた。
「…街に出るたびに人が増えていくわ…」
向かいでは新しい建物が普請されている。街に出るたびにこの城下が発展している事が感じ取れる。
先代のクルトはアルヴィスに跡目を譲って楽隠居を決め込み、
アルヴィスの元でグランベルは北国の覇権を完成させようとしている事は市井の人々の目にもはっきりと感じ取れた。
彼かゼフィールのどちらかが天下人となると噂されるのも無理からぬ事である。

息の詰まりそうな日々のささやかな外出を終え、菓子屋で好きな煎餅を買い求めるとセリスは道を引き返し始めた。
久々の外出につい遠出をしてしまったが気がつくと日が沈み始めている。
「いけない。門限に遅れてしまうわ」
シャナンはセリスを心配してか帰りが遅くなる事を好まないしそれに娘の夜歩きは危険だ。
セリスは近道を通ろうと裏路地に踏み込んだ。
だがそれがいけなかった………
しばし人気の無い裏路地を進んでいると幾人か柄の悪い男どもがたむろっているのを目にした。
人が集まるという事はよからぬ者も増えるということだ。
関わるまいと来た道を引き返そうとするとそちらからも二人の男が道をふさぐように現れた。
彼らは下卑た笑みを浮かべてセリスの体つきを眺めている。
「あ…あの…通してくださいな…」
「そうつれない事をいうなよ姉ちゃん…ちっと俺らと遊んでいってくれや」
ならずものたちの首領格のガンドルフという男がセリスの華奢な細腕を強引に掴んで引き寄せた。
抗おうとはするのだが娘として芸事のみしか教わってこなかったか弱い腕ではどうにもならない。
しかもその拍子に編み笠が地に落ちて――――――

男たちはセリスの可憐にして見目麗しい素顔に息を呑み一瞬我を忘れた。
彼らはこれほど美しい娘をかつて見た事がなかった。
「た…たまんねぇな…」
「お、親分っおれはぁもう涎がでそうで…!」
「ば、馬鹿野郎ゲラルド!もの欲しそうな顔をするんじゃねえや!まずは頭からだろうが!」
血走った獣のような目をしたガンドルフはセリスを強引に組み伏せていく。
このようなところで野獣のような男どもに貞操を散らされてしまうのだろうか?
セリスの声は悲鳴すら鈴の音のように可憐に響く。
「お、大人しくしろや…そうすりゃ優しく可愛がってやるぜ?」
厭らしい笑みを浮かべてガンドルフがセリスの着物に手をかけた瞬間…
58侍エムブレム戦国伝 死闘編 セリスの章 星:2012/01/07(土) 14:43:13.60 ID:CiLPdXJK
手下の悲鳴が響き渡った…
「な、なんだいいところで!!!」
怒声をあげたガンドルフが振り返って目にしたものは地に倒れ付した子分どもと長髪を靡かせて立つ一人の浪人者であった。
「全国津々浦々を旅して回ってきたが…どこにも貴様のような下衆はいるものだ」
男は研ぎ澄まされた太刀を構える。
喚き声をあげて襲い掛かるガンドルフは瞬く間にみね打ちを受けて意識を失った。
その太刀捌きはまさしく流星を撒き散らしたかのように流麗であった。
「大丈夫か娘?これに懲りたら女の一人歩きは控える事だな」

セリスは声も出ない。それはそうだろう。
目の前にいる男は自分の義父なのだから…だが…何かが違う。
いつもの義父と違い眼光は自信に満ち溢れて鋭く立ち振る舞いは燐としている。
「義父…様?」
ぽつりと漏れたその言葉に男は不可思議そうに瞳を瞬きした。
「…人違いではないか?私に娘はおらん。私はそんなにそなたの父上に似ていたのかな?」
その剣客は長い黒髪を指ですくとセリスの手を取り立ち上がらせた。
「さあ早く家に帰るがよい」
それを言い残して踵を返す剣客の背をセリスは呆然と見送っていた……


イザーク屋からセリスが行方を眩ませたのはそれからすぐの事であった。
星だけが彼女…いや、彼の行方を知っていた………


次回

侍エムブレム戦国伝 死闘編

〜 シグルドの章 敗残者たち 〜
59助けて!名無しさん!:2012/01/07(土) 22:51:50.28 ID:Uu620isR
乙です。
シャナン?かっけー
60助けて!名無しさん!:2012/01/10(火) 00:17:13.74 ID:s82iR0pY
アスタルテ「私は聖でも、邪でもない。
      私は束縛。私は秩序。私は安定。
      私は過去。私は答え。私はアスタルテ。ぬるぽ」
61助けて!名無しさん!:2012/01/10(火) 08:40:08.05 ID:aPIUEQpr
>>60
ユンヌ「神乙、抜かったわ」
62FEお悩み相談室:2012/01/10(火) 14:02:15.61 ID:PALXZ2Ij
色んなネタお疲れ様です。今回は彼らで

フリージ家のIさんの悩み…SさんやKさん、Rさんの仲間入りをしていた夢を見ました。どうやったら現実化を免れるでしょうか?正直かなり不安です…

シレジア社のMさんの悩み…ウチの社長のR様が久々に戻ってくるようですがS様の差し向けか社長の部屋にアッー!な人が待ち構えてます。その後を見物したいというのが本音ですがR様を助けるべきでしょうか?

フリージ家のRさんの悩み…I姉様には幸せになって欲しいのですが新世界の実現も捨てがたいです。どちらを優先するべきでしょうか?

現在無職のMさんとRさんの悩み…妹(弟)がお年玉をくれない。最近は仕送りもくれないし…。去年までは頼めばくれた出来た子達だったのに…。どうやったら以前のような優秀でキレイな子に出来るだろうか?

兄弟家のH君とRさんの悩み…ベルン署は何故ストーカーに対処をしないのだろうか。私達は嫌がってるのに拒絶の意思を変態達が自分たちの都合が良いように捉えて困ってます。

グラド学者Nさんの悩み…幸せになるにはどうすれば良いでしょうか?

兄弟家のAさんの悩み…家族を守るために更なる力が欲しいが強者が見当たらない。どこに行けばいいだろうか。

兄弟家のMさんの悩み…弟達と妹達を嫁(婿)候補の誰かをくっつけるには既成事実を作らせるしかないのかしら?ちなみに我が家はホモとレズはお断り。KINSHINは正直微妙ね…

ベルン署のNさんの悩み…最近署長が私よりGを出世させようとしている。一体どのような事をすればGの昇進を帳消しにできるのか!?

屋台のMさんの悩み…最近おとんみたいな人に会ったんや。もう一度会いたいんやけど屋台の仕事も辞められへん。おとんを探さないのも屋台を辞めるのも嫌や。ウチはどうすりゃええん…

シレジア社のDさんの悩み…経営権が欲しいがどうすれば私がトップに立てるだろうか。きっとRよりも私の方が人望はあるだろう
63助けて!名無しさん!:2012/01/10(火) 14:55:33.25 ID:44NJMzcU
>>62
Iさんへ
リグレ家Kさん…飲みなよ…そして全てを忘れなよ…もう手遅れなんだよ…

Mさんへ
腐リージ家T…いえ、見物に回るべきです。それとその時は私にも連絡くださいハァハァ

Rさんへ
腐リージ家A…両立すればいいんじゃね?世の中には両刀という言葉もあってだな…

M&Rへ
僧侶R…その方法はありません。あなたたちの苦しみの理由は金への執着です。
      仏教では人間の苦への原因を心の中の執着心と教えています。我が寺で修行をして煩悩を取り去る事をおすすめします。

H&Rへ
ベルン署G…警察も暇じゃないのだ。というか過去ログみたが何回同じような相談をする気だ。いい加減ワンパターンだぞ。さっさと諦めろ。
        我々がお前らの事まで手がまわらんのはそもそもお前らの家のE(兄の方)への警戒に人手を割かれるからだ。なんとかしてほしいならEのロリコンをどうにかしろ。

Nさんへ
道化師D…幸せは歩いてこないのね〜〜だから歩いていくのよ〜〜

Aさんへ
竜王D…強さとは虚しい物だ…いくら上げても上には上がいる…とある武術家が言った事がある。
      剣術は基礎を完全に体得するまでに五十年。そこからさらに極めるまでに二十年を要すると…奢らず剛に偏らず柔を極めるまで歩き続けるがよい。
      
Mさんへ
ロストン家R…Hのような強引な迫り方はわたくしもどうかと思いますけれど…わたくしとE(妹の方)は良好な関係を築いていますわ。
         そもそも貴女は弟妹の恋愛にまで口を出しすぎています。
         いい年齢の弟妹たちが姉に恋路の事にまでおんぶにだっこなんてとても情けない事ですわ。
         結婚まで母上に面倒見てもらわないとダメなマザコン男とか想像してごらんなさい?貴女がやってる事はそういう家の母上と同レベルです。
         それぞれの自主性に任せて引っ込んでいてもらいたいものですわね。

Nさんへ
教師W…貴様それでも男か!同輩と正々堂々と競い合おうというのではなく足を引っ張ろうなどとは男の風上にも置けん輩よ!
      その腐った根性叩き直してくれるわ!フハハハハハハハ!

Mさんへ
FETV社長S…げげっ!?お、お前はあの時の流星娘!?
          あ、あーおほん……元気にしていたか?
          何を隠そう私はFETVの社長と知り合いでな。TVで探し人広告流してやるからそう落ちこむでないぞ。

Dさんへ
腹心P…御意。まずはSを味方に引き込みましょう。あれはもうRに愛想を尽かしてますから。
      株主の間でもRの素行の悪さは評判です。次の株主総会で経営陣からたたき出すよう働きかけをすすめておきます。
64回答者へのお礼:2012/01/10(火) 15:43:17.43 ID:PALXZ2Ij
Kさんへ…イヤ!まだ人生どん底に落ちたくないっ!!

Tさんへ…お任せください。撮影準備とかもしておきますね

Aさんへ…両立か…難しいなぁ

Rさんへ…俺達は弟や妹を人望ある人間にしたいだけなんだ(自分たちのためにも)

Gさんへ…だって本当に困ってるんだよ…。ちなみに兄さんのことは私達も協力するからこっちにも手を貸してください

Dさんへ…久々に外へ出てみます。何か良いことあるかも

Dさんへ…柔か…。そちらにも気を入れてみよう。助言に感謝する

Rさんへ…口を出しすぎなのかもしれないのは認めるけど自主性に任せてたら他の子達はもちろんEに至ってはそれ以上に危ないのよ。特にあなたやHみたいな人が相手だとね

Wさんへ…だ、誰でも良いから助けてくれえぇぇぇぇぇ!アッー!

Sさんへ…ありがとな。それから言うとくがアンタ社長本人ちゃうか?

Pさんへ…Rを叩き出してSを味方に出来れば私が経営権を握る日も近くなるな。さてどのようにS達を引き入れるか…
65助けて!名無しさん!:2012/01/11(水) 11:14:33.04 ID:vNVL1384
何だか過疎ってるな。年初めだからか?
66助けて!名無しさん!:2012/01/11(水) 18:24:25.77 ID:KNIrbC+8
ネタがでないのよ。見てはいるよ。
67助けて!名無しさん!:2012/01/11(水) 20:13:21.84 ID:OHsRqS4/
んー、入試とか休み明け試験とかで学生の人は忙しいんじゃなかろうかと推測する
過疎ってほどでもないと思われ

……でも確かに昔はこういう季節の節目にネタが大量投下されてた気がする
職人が短編をノリで書く人達から長編を継続的に書きく人達にシフトしたってことかね
それが悪いって訳じゃあないが

まぁ、gdgd言わずになんか正月ネタでも考えてみます
見てる人もなんかネタにしてほしいシチュとかあったらどんどん書き込んでくれ
イレース系ならなんとか書いてみる

68助けて!名無しさん!:2012/01/11(水) 20:18:25.24 ID:KNvshQ8Y
時事ネタは毎年やってると過去のネタと被るからねえ
69助けて!名無しさん!:2012/01/11(水) 21:41:10.63 ID:22CTiY7z
ネタ投下します
>>49ー54『ママチャリの系譜』、>>56ー58『侍エムブレム戦国伝』に便乗させてもらいました
70FEステーション 1/8:2012/01/11(水) 21:42:19.61 ID:22CTiY7z
ドロシー「皆さん、こんばんは。FEステーションの時間です。進行のドロシーです。そして、今日のコメンテーターは
     『私、優秀ですから』のセリフでお馴染みのルーテさんです。よろしくお願いします」
ルーテ 「はい、よろしくお願いします。ところで、私の記憶によるとあなたの視力は裸眼で両目とも2.0だったと
     記憶していますが、なぜ眼鏡をかけているのですか?」
ドロシー「えっと、雰囲気というか、気分というか、番組的に。少しは賢くなったように見えませんか?」
ルーテ 「……なるほど、言われてみれば確かに。ということは、優秀な私が眼鏡をかければ、さらに優秀に見える
     わけですか。勉強になります」
ドロシー「は、はぁ……。っていうかルーテさん! なんで私の視力知ってるんですか!?」
ルーテ 「私、優秀ですから」
イリオス『さっさと最初のニュースいけ』つ【カンペ】
ドロシー「……それでは、最初のニュースです。えー、ベルン警察署の一日署長にデインの狂王アシュナードさんが
     就任しました。セーラさんがベルン警察署に取材へ行ってくれましたので、こちらのVTRをご覧ください」

―VTR・ベルン警察署―
セーラ   「はぁ〜い☆ みんなのアイドル、セーラちゃんでぇ〜す(はぁと)。今日はベルン署の一日署長就任式に
       お邪魔してま〜す。あっ、今から一日署長の挨拶が始まるみたい!」
アシュナード「くははははっ! 刑務所の罪人共を解き放て! 力ある者はその手で奪うがいい! 種族、身分、
       地位、肩書きなどに意味は無い! 力を持って得ることこそが自然の摂理であり、真の平等なのだ!」
ぜフィール 「なるほど、一理ある」
ツァイス  「ぶっ!? しょ、署長っ!?」
ぜフィール 「だが、紋章町の治安を守るのが儂の仕事だ。貴様の言う通り力でねじ伏せ、続きは署内で聞くと
       しよう」つ【エッケザックス】
アシュナード「くくく……よい……よいぞ。さあ、我に挑むがいい! 貴様の力で治安とやらを守ってみせろ!」つ【グルグラント】
スクリミル 「GAOOOOO!(おい、貴様! いい加減俺の背中から降りろ! というか騎竜はどうした!?)」
アシュナード「黒竜王を乗り回して以来、竜王家に警戒されてしまってな。翼がないのだ、飛べとは言わん。だが、跳べ」
71FEステーション 2/8:2012/01/11(水) 21:43:43.62 ID:22CTiY7z
スクリミル 「UGAAAAA!(くそっ、こうなりゃヤケだ! やるからには勝つ! 勝つ勝つ勝つ!)」
ゲイル   「ツァイス、ミレディを連れて逃げろ」
ミレディ  「そんな、あなたを置いて逃げるなんて出来ない! あなたが戦うなら私も一緒に戦うわ!」
ゲイル   「ミレディ……」
ミレディ  「ゲイル……」
ツァイス  「ゲイルさん、姉さん、こんな時にいちゃつかないでください!」
ナーシェン 「クックックッ……今のうちにゲイルを……」
マードック 「ナーシェン。署長への忠誠心、今こそ見せてもらうぞ」グイッ ポーイ
ナーシェン 「いやあああああっ! 人間台風に放り込まないでえええええっ!」ズギャギャギャギャギャッ!
ブルーニャ 「私は署長のフォローに……!」
マードック 「ブルーニャは署周辺の住民を避難させてこい」
ブルーニャ 「……はい……」グスン
マードック 「フフフ、狂王アシュナード……一度あいまみえてみたかった」つ【トマホーク】
セーラ   「き、緊急事態です! ベルン署のど真ん中で人間台風が発生しましたぁ! それも二つ! みんな、
       逃げてーーーーーっ! って、ユアン! あんたは逃げるなぁっ! 私を撮り続けろゴルァァァァァッ!」
ぜフィール 「ふんっ!」ズガガガガガッ!
アシュナード「貴様の実力、その程度ではあるまいっ!」ドガガガガガッ!
スクリミル 「GURUAAAAA!(アシュナード、貴様っ! 少しは攻撃を避けろーーーーーっ!)」
セーラ   「えっ!? ちょっ、こっち来んなっ! い、いやあああああっ! 誰か助けてえええええーーーーーっ!」
???   「ぬぅぅぅんっ!」ガッ!
 プツンッ、ザーーーーー………………

ドロシー「…………えーと」
ルーテ 「酷い有り様です」
ドロシー「それ、ルーテさんのセリフでしたっけ?」
ルーテ 「いいえ。私のセリフではありませんが、言わなければいけない気がしたので」
ドロシー「……この件で他にコメントは?」
ルーテ 「一週間前にベルン署から紋章町の全住民を無作為に一人だけ選出するプログラムを作るよう要請があったわけですが」
ドロシー「ですが?」
ルーテ 「まさかいきなりデインの狂王を選出するとは、運が無いですね」
ドロシー「選出し直す、ということは考えなかったのでしょうか?」
ルーテ 「考えなかったみたいですね」
72FEステーション 3/8:2012/01/11(水) 21:45:32.95 ID:22CTiY7z
ドロシー「えー、ちなみにセーラさんとユアンさんはまだFETVに帰ってきていません。連絡も取れていません。
     もし見かけた方がいましたら、FETVまでご一報ください。ご協力のほど、よろしくお願いします」
ルーテ 「テープを送ってきたということは、おそらく無事でしょう」
ドロシー「性格はともかく、その辺のプロ意識は高い人たちです」
ルーテ 「評価します」
ドロシー「ところで、VTRの最後に映った人影は一体……?」
イリオス『次、スポーツいけ』つ【カンペ】
ドロシー「続いて、今日のスポーツです。本来はセーラさんの担当なんですが……」
テティス「セーラちゃんの代打キャスター、テティスよ。よろしくね(はぁと)。ユアンは大丈夫かしら?」
マリカ 「……」
ドロシー「テティスさんとマリカさんに、急遽出演をお願いしました。お二人には取材にも行って頂いたようで?」
テティス「ええ。グランベルで開催中の『ファイアーエムブレム聖戦の系譜15周年記念杯争奪二人乗り自転車レース』
     略してママチャリレースの取材に行ってきたわ」
マリカ 「……略? ママチャリなんて単語、どこにもない」
テティス「細かいことは気にしないの。それじゃマリカ、V振りお願い」
マリカ 「……私がやるなんて聞いてない」
テティス「もう、少しはアドリブをきかせてちょうだい」
ドロシー「……(この二人の取材、すごく不安だ……)」
ルーテ 「……(これが漫才というやつでしょうか?)」
テティス「それでは、VTRどうぞ」

―VTR・グランベル総合運動公園―
テティス「ふぅ、それにしてもすごい暑さね。お化粧もつかしら?」
マリカ 「……テティス、カメラ回ってる」
テティス「あら、いけない……さて、私たちはママチャリレース開催中のグランベル総合運動公園まで来ているわ。
     ゲストとして実況席にいるセーラちゃんとドロシーちゃんの代わりに、選手たちのインタビューや舞台裏を
     伝えていく予定よ……運営側には内緒で」
マリカ 「内緒? なんで?」
テティス「んー、社長の本物がいるからじゃないかしら?」
マリカ 「……そう」
テティス「それじゃ早速第1レースの勝者にインタビュー……といきたいところだけど、その前に一つだけ悪い知らせがあるわ」
73FEステーション 4/8:2012/01/11(水) 21:46:33.75 ID:22CTiY7z
シグルド 「うおおおおおっ! キュアーーーーーンッ! エルトシャーーーーーンッ! 私を残して逝くなど……っ!
      何故だあああああーーーーーっ!」
ラケシス 「いやあああああっ! エルト兄様ーーーーーっ!」
テティス 「……第1レース中にAKJの誘導型遠距離魔法『プロミネンス』の直撃を受けたキュアン選手とエルトシャン選手が、
      救護班の懸命な治療を受けていたけど、たった今静かに息を引き取ったわ。……でも大丈夫! クロード選手と
      コープル選手がレースが終わり次第生き返らせてくれると思うから、その時はいい知らせになるわ!」
シグルド 「キュアン、エルトシャン、お前たちの無念は私が必ず晴らしてみせる! 私がこのレースで優勝できない運命
      なんて認めないっ!」
マリカ  「……フリルのエプロン、かわいい」
テティス 「裸エプロンだけどね」
マリカ  「こっちは……ウサギ?」
テティス 「破壊力抜群ね」
アルヴィス「ディアドラが選んでくれた衣装だ。悔いはない」
ニニアン 「ふーっ、ふーっ」つ【氷のブレス】
マリカ  「……これは、何してるの?」
テティス 「遺体が傷まないように冷凍してるのよ」
ナンナ  「ラケシスお姉様! エルトお兄様から離れてください! 一緒に凍っちゃいますよ!?」
ラケシス 「このまま離れるくらいなら、いっそ氷漬けになった方がマシです! うわあああああんっ!」ズルズル
ナンナ  「だから、生き返りますって!」ズルズル
リーフ  「ぐすっ、キュアンさん……」
マリカ  「……股間に葉っぱ一枚……あ、見えた……小さい?」
テティス 「そうね、小さいわね」
リーフ  「ぐは……っ! まさか初対面のおねいさんたちにいきなり罵られるなんて……だが、それがいい! さあ、遠慮なく
      僕を罵ってくだs」
マリカ  「……消えた」
マナ   「ふへー。アルテナさん、こっち涼しいですよー」
テティス 「大和撫子残念系マナ選手、2位で予選通過した今の気持ちは?」マナ   「だーかーらー! 私、残念な女の子じゃありません!」
テティス 「ライブ、リライブの上位互換に相当するHPを完全回復させる魔法の杖は?」
マナ   「もう、バカにしないでください! 私こう見えてもシスターですよ!? えーと、ライブ、リライバー、リライブスト!」
74FEステーション 5/8:2012/01/11(水) 21:47:38.98 ID:22CTiY7z
テティス 「残念ね」
マリカ  「うん、残念」
アルテナ 「マナ、少しはおとなしくして体力の回復に努めて」
テティス 「竜槍の君アルテナ選手……まぁ、なんて美人さんなのかしら!」
アルテナ 「はぁ、どうも……(竜槍の君なんて名乗ったことないけど……ノインが勝手に呼ぶから……)」
テティス 「あなたにぴったりのエステとメイクをしてあげるわ。紋章町商店街のテティス・サロンをよろしくね」
マリカ  「……テティス、仕事」
テティス 「あら、ごめんなさい。美人さん見るとつい、ね」
トラバント「アリオーンよ、さっさと帰るぞ」
アリオーン「父上。アルテナが予選突破したのですから、最後まで見ていきませんか?」
トラバント「そうか……そうだな」
テティス 「やだ、私好みの渋いお・じ・さ・ま発見(はぁと)。インタビューしなくっちゃ♪」
マリカ  「……そのまま付き合えばいい……」ボソッ
テティス 「何か言ったかしら?」ニッコリ
マリカ  「! ……な、何も言ってない!」
イリオス 「おい、運営側にバレそうだ。適当に切り上げて、さっさとずらかるぞ」

ドロシー 「……って無許可で取材って何やってるんですか、社長っ!」
ルーテ  「無許可でもオンエアするあたり、さすがFETVですね」
テティス 「ちなみに、このレースの優勝賞金は10万ゴールドと自転車マスターのトロフィー。それと、これが目玉ね。
      ナーガ神がどんな願い事でも一つだけ叶えてくれる、ということになってるわ」
ルーテ  「欲望過多の紋章町で、ある意味博打のような優勝賞品ですね」
ドロシー 「誰が優勝しても、ろくなことにならないような気が……」
テティス 「これからもゲリラ的に取材するかもしれないから、マリカ共々よろしくね。マリカ、最後に何かない?」
マリカ  「……特に、ない」
ドロシー 「テティスさん、マリカさん、ありがとうございました。えー、続いて明日の天気……?」
イリオス 『セーラと連絡ついた。ベルン署から生中継』つ【カンペ】
ドロシー 「……行方不明になっていたセーラさんから連絡があった模様です。FETVにご一報して頂いた視聴者の皆さん、
      ご協力ありがとうございました。それでは、ベルン警察署から生中継です。現場のセーラさーん?」
75FEステーション 6/8:2012/01/11(水) 21:48:34.82 ID:22CTiY7z
―LIVE・ベルン警察署―
アイク  「大丈夫か、スクリミル」
スクリミル「いつかお前と手合わせしてみたいと思っていたが……まさかこんな形で戦うことになるとはな。
      今度は一対一で戦ってみたいものだ」
アイク  「今日は久し振りに骨が折れた。弟とそこのシスターがいなかったら、危なかったかもしれん」
スクリミル「おぉ、お前アイクの弟か。俺は剣も槍もさっぱりわからんが、身のこなしは中々だったぞ」
エフラム 「ラグズと戦う機会は滅多にないからいい修行になった……いきなり建物が崩れた時は何事かと思ったが。
      兄上はなぜここに?」
アイク  「エトルリアで仕事があってな。たまたま通りかかっただけだ」
セーラ  「はぁ〜、ヘクトル様もいいけどお兄様たちも素敵〜(はぁと)」ドロシー 「セーラさーん、クネクネしてて気持ち悪いですよー、カメラ回ってますよー、仕事してくださーい」
セーラ  「はっ!? ちょっと、カメラ回ってんなら言いなさいよ! えっとぉ、ベルン警察署で発生した人間台風は
      たまたま通りかかったアイクさんと、署内で取り調べを受けていたエフラムさんによって鎮圧されました。
      みんな、安心してね♪」
ドロシー 「そのキャラ、手遅れですよー」
ルーテ  「正確には、先ほどのVTRの後半から手遅れです」
セーラ  「(スルー)なお、ベルン警察署は全壊、周辺の住宅にも被害は出ましたが、周辺住民に怪我人は出ませんでした。
      ただしベルン警察署職員の九割が壊滅したので、市民の皆さんは警察署が復旧するまで、自分の身は自分で
      守ってくださいとのことです。以上、現場のセーラちゃんでしたぁ☆」
ドロシー 「セーラさん、ありがとうございました。とんでもない事態ですね……。明日からしばらくは犯罪が横行すると思うので、
      市民の皆さんは十分注意してください」
ルーテ  「アシュナードはある意味目的を達成したと言えるのかもしれません。困ったちゃんですね」

ドロシー 「続きまして、明日の天気です。お天気キャスターのミカヤさーん」
ミカヤ  「はい、私は今FETVの屋上に来ています。今日はここから明日のお天気をお伝えしますね。というわけで、
      ……キエエエエエーーーーーッ!」
ドロシー 「何事っ!?」
76FEステーション 7/8:2012/01/11(水) 21:50:02.84 ID:22CTiY7z
ミカヤ? 「はいはい、明日の天気ね。んーとね、全体的に晴れるんだけど、冬将軍が冬神将にクラスチェンジするから、
      冷え込みがもっと厳しくなるわ。特にシレジア、イリア等豪雪地帯は外出時に炎魔法や防寒具を忘れずにね。
      あ、ユグドラル地方のグランベルだけは、イード砂漠から吹き込んでくる熱風の影響で、真夏みたいな暑さになるわ。
      最高気温42℃、湿度80%ってとこかしら。こまめに水分補給して熱中症に気を付けましょー。
      私はアイクに熱中症☆だけどね! それじゃミカヤ、後はお願い」
ミカヤ  「……ふぅ。お疲れ様、ユンヌ。それでは今出ている注意報、警報をお伝えします。エトルリア地方にイレース警報、
      フリージ家周辺に雷注意報、紋章町全域に大賢者注意報が出ています。お出かけの際には、Mシールドや聖水でしっかり
      とした自己防衛を心がけましょう。カップルの人たちは、特に気をつけてね。それと今日発生した人間台風なんだけど、
      予測がとても難しいので、もし近くで発生したら速やかに全力で逃げてください。お天気は、以上です」
ドロシー 「ミカヤさん、ありがとうございました」
ルーテ  「これは天気予報というよりかは占……むぐ」
ドロシー 「お天気キャスターですから。気象予報士とは言ってませんから。ルーテさん、番組の最後に一言お願いします」
ルーテ  「ぷはっ……大きな事故、事件もなく、概ね平和な一日だったのではないでしょうか」
ドロシー 「ルーテさん、今日はありがとうございました。なお、番組の内容を一部変更してお伝えしました。ご了承ください。
      それでは、また明日」
イリオス 「(音声のみ)この番組の提供は『家電ならおまかせ ジスト電器』と、『オギャーから棺桶まで ニイメ産婦人科』、
      ご覧のスポンサーの提供でお送りしました」

―CM―
エリンシア「ニュースの後は」
エイリーク「侍エムブレム戦国伝!」

―兄弟家―
セリカ  「えっ!? 今テレビに映ったの、エリンシア姉さんとエイリーク姉さん!?」
エリンシア「ふふふ、みんなを驚かせたくて黙っていたの♪」
エイリーク「テレビで自分の姿を見るのは、変な感じがしますね///」
セリス  「ううん、変なんかじゃないよ! すごくきれいだった!」
77FEステーション 8/8:2012/01/11(水) 21:50:58.06 ID:22CTiY7z
リン   「いいなぁ。私もいつかCM撮影あるのかな……?」
マルス  「はははっ。リン姉さんがテレビに映ったら、紋章町のテレビが全部爆発しますよ……ん? リン姉さん?
      僕の後ろに回り込んで何を……? ああああっ! ままままっ、まさかの投げっぱジャーーーマンッ! アッー!」
リーフ  「ちょっ!? こっちに飛ん……っ!? アッー! コノヒトデナシーッ!」グシャッ!
アルム  「ミカヤ姉さんの新しい仕事って、あれ?」
エリウッド「みたいだね。でも、占い師も続けるって言ってたから、体壊さないか少し心配だなぁ……」
ヘクトル 「ミカヤ姉、頑張り過ぎるからな。……俺もバイト探してみっかぁ……」
ミカヤ・シグルド・アイク・エフラム「「「「ただいまぁー」」」」
エリンシア「お帰りなさい。ご飯、温め直しますね」
エイリーク「寒かったでしょう。お茶淹れてきます」
セリス  「お風呂沸かしてくる!」
ロイ   「……マルス兄さん、リーフ兄さん、大丈夫? てゆうか、聞こえてる?」

終わり
78助けて!名無しさん!:2012/01/11(水) 22:11:35.23 ID:KNIrbC+8
おつかれ様でした。
79助けて!名無しさん!:2012/01/11(水) 22:23:32.33 ID:6wyfij7L
>>67
正月ネタってことなら、アイクとイレースが初詣に行く話とかどうか
80助けて!名無しさん!:2012/01/11(水) 22:27:08.50 ID:ZWN2A5TZ
>>70-77
ベルン署ダメすぎだろww
そして、警察署全壊程度では「大きな事故、事件もなく」にされてしまうんだな
81助けて!名無しさん!:2012/01/11(水) 23:12:03.86 ID:MCBLIsCz
セガサターンのナ○シコのゲームの主人公みたいに
選択肢によって性格や性別、素性が変わる軍師
というのを妄想した
82助けて!名無しさん!:2012/01/12(木) 13:56:00.38 ID:llQgpRK6
>>70-77
GJ!テレビ局はいつも元気だなあ…

てかテティスだったらリーフを邪険にせずに遊んでくれそうだな
弟持ちの姉だし、ジストとは夫婦みたいなものだから人妻属性あるし、セクシー系だけど母性もあるし
大人の余裕で適度な距離感は保ちつつだから、四人娘もまあ安心かもしれない
83助けて!名無しさん!:2012/01/12(木) 16:10:30.06 ID:9FR5iZUU
>>82
しかし今度はユアンに焼かれる罠。

後チェイニー式変身術でリンに変身してマルスに、ロイに変身して嫁候補に、フロに変身してリンに、エフラムに変身してサラに、それぞれ大嫌いと言ったらどうなるの?っと
84助けて!名無しさん!:2012/01/12(木) 17:42:08.23 ID:cnMr4TuY
>>83
リンがガチでへこんで、サラは人のいない場所で独りマジ泣き、ロイの嫁候補(リムステラ1万体も)が兄弟家に押し掛けて
小競り合いが勃発、家が崩壊エリウッドあばばばbbb、事の真相を突き止めたマルスがエフラム・リン・サラに情報を与えて
まずは犯人を物理的に天誅。エフラムたちが戦っている間にマルスは裏から手を回して犯人の戸籍等を消し、最初から存在しな
かったことにする。笑顔で。

そして、何食わぬ顔で今日もリン姉さんとプロレスごっこ。
85助けて!名無しさん!:2012/01/12(木) 18:02:51.66 ID:b+FbqeQc
マルスが言われる側だぞ
86助けて!名無しさん!:2012/01/12(木) 20:19:07.73 ID:nU2/M/lU
>>70-77
カオス過ぎてワロタwww
GJ!
87助けて!名無しさん!:2012/01/12(木) 21:40:08.10 ID:YhZPkXbt
>>70-77
くっそワロタwwwwお天気占い吹いたわww
コラボとか、ミックスとかも面白いな GJ!
88助けて!名無しさん!:2012/01/13(金) 02:20:34.43 ID:Uh8Dc6i3
>>84
リーフも裏で大いに暗躍してそうだ
89助けて!名無しさん!:2012/01/13(金) 23:12:16.80 ID:E00oR+hf
>>62ー64
亀だが投下乙

シレジア社に暗雲が…
頑張れセティ
90助けて!名無しさん!:2012/01/14(土) 08:38:30.31 ID:T1NZF6hd
>>70-77
投下乙。そして、コラボありがとうございます。
舞台裏とか選手へのインタビューの企画、面白いですね。機会があれば、またよろしくお願いします。
そして、ベルン署に天気予報。マジで笑いましたwwwGJです!!

『ママチャリの系譜』前回>>49-54の続きですが、前回からあまりスレが進んでないので、
あらすじ書かなくてもいいんじゃないか? とも思いましたが、一応書いておきました。
尚、今回はこの人ですので、箇条書きではありません。
91ママチャリの系譜 第2章:2012/01/14(土) 08:40:12.24 ID:T1NZF6hd
135.5

ノイン  「さあ、やって参りました『ママチャリの系譜』! 今回のあらすじを担当させて頂きます、
      誰1人欠けても成り立たない一心同体少女隊なロプトの十二魔将!
      そのヒロイン筆頭、竜王家使用人、背番号9番、ソードマスター・ノイン!」
フュンフ♀「解説はわたくし、竜王家使用人、背番号11番、シャーマン・エル…って、ちっがーーーう!!
      私は竜王家使用人、背番号5番、スナイパー・フュンフ・トラキアモードッ!!」
ノイン  「今回の相方はいつものエルフさんではなく、フュンフさん! エルフさんとのコンビ実況は
      レースの華とも言われておりますが、フュンフさんとでは如何なるハーモニーを
      奏でるのでありましょうか!? わたくしの新たなる可能性に期待であります!」
フュンフ♀「絶対乗っ取られると思ったから、コイツだけは呼びたくなかった…
      私、コレジャナイロボの気持ちになってきたわ…」
ノイン  「アハトのイチ押しのゲーム『アイドル☆カスタマー』を買いに行って
      『アイドル八神将』を買ってくる。まさにコレジャナイゲームの決定版でありましょう!」
フュンフ♀「ああ…あの伝説的なバカゲー」
ノイン  「そんなポエポエ娘2人組でお送りします。さあ、早速前回>>49-54のおさらいといきましょう!」

順位変動      マシン名          搭乗者             現ドライバー   単勝倍率
        1位:4 シューティングスター   ラクチェ&シャナン     シャナン         1.9倍
   7位→2位:7 アリス・ムーン         ホリン&デイジー      ホリン       10.8倍
   6位→3位:8 トラキアエクスプレス   リーン&ハンニバル   ハンニバル     20.4倍
   5位→4位:1 やらないか         アゼル&レックス     レックス       9.2倍
暫定4位→5位:3 大万福丸          トリスタン&ラドネイ    ラドネイ       17.0倍
暫定2位→6位:9 ぱんださん号          アイラ&ティルテュ    アイラ           7.5倍
暫定3位→7位:6 ゴリアスティーノ田中   スカサハ&レイリア   スカサハ       15.6倍
    暫定8位:2 愛のパルちゃん号    ヨハン&ヨハルヴァ   ヨハン        14.3倍
    暫定9位:5 ギルガメス            クロード&コープル    コープル        12.1倍
※折り返したチームのみ、順位が確定しています。
 尚、山岳コースで全選手の位置を図に表すのはキツイので、今回は省略します。

フュンフ♀「え〜、まずトップに立ったシャナン選手はルート24という短いけど障害物が多く
      足場が悪いルートを選択し、予想外の大苦戦。2位のアイラ選手、3位のレイリア選手は
      スタミナ切れでペースダウンしてしまい、後続車との差が縮まってしまいます!」
ノイン  「そしーてそしての車輪眼! この最強三闘神に立ち向かうはホリン&デイジーペアのアリス・ムーン!
      そして、トラキアエクスプレスとやらないか号! この3チームの台頭と共に、中盤の順位は崩壊!
      ぐしゃっと砕いてスプラッター! はードスコイ、ドスコイ!」
フュンフ♀「…そんな大混戦の中、トップで折り返したのはシャナン選手。
      でも、その直後、ホリン、ハンニバル、レックスの3選手が尋常ではない追い上げで、
      一気にトップを射程圏内に捉え、そのまま下りコースに突入!」
ノイン  「俺はここだぜ一足お先の2位集団の男子3人組の後ろを走るはラドネイ選手!
      トリスタン選手の謎の言動にペースを乱されつつも4位とは僅差の5位!
      一方、アイラ選手はジリジリと順位を下げ、気がつくと6位での折り返し!
      激しい運動で乳以外が痩せたアイラ、ラドネイ両選手でした。…チクショウ、いいなあっ!」
フュンフ♀「アンタは乳から痩せていくからね」
ノイン  「これ以上痩せる乳なんてありません! 7位で折り返したのはレイリア選手。一時はトップに
      立った事すらあるチームですが、もう少しでブービー賞かという所まで落ちぶれてしまいました!
      ここでドライバーをスカサハ選手へと代え、巻き返しを図りますっ! 前回はここで終わりっ!!」
フュンフ♀「はぁ〜、いつもと違って長々と説明したから疲れたわ。まあ、そんなこんなで…」
ノイン  「本編をお楽しみ下さい!!」
92ママチャリの系譜 第2章:2012/01/14(土) 08:42:09.79 ID:T1NZF6hd
136

ノイン  「さあ、ここまで7つのチームが折り返し地点を通過し、下りコースに突入して行きました!
      パワーはいらぬがテクニックが欲しいっ、あたしゃ、も少し胸が欲しいっ!!」
エルフ  「切実ですね」
セーラ  「…つーか、つるぺた」
ドロシー 「隣のエルフさんと比べると……酷い有様です」
ノイン  「いーのっ! いつか大きくなるもんっ!!
      とか申し上げている間にも、レイリア選手からスカサハ選手へ、
      オレンジの暴走チャリ型兵器・人間大砲ゴリアスがその真価を発揮すべく、リスタートっ!!」
スカサハ 「ちょっと飛ばしてみるか? 折角、大きな胸があるんだし」
レイリア 「(ボインッ)この胸には夢と希望が詰まっているわよ♪」
ノイン  「ブラギマジックにしてやられたものの、1周目では最後方からあっという間に2位まで登り詰め、
      その実力を見せつけた流星軒のFUNDOSHI大将・スカサハ!! おおっと、物凄い声援だっ!!」
エルフ  「実力が過小評価されていただけに大穴の可能性が最も高いですからね」
セーラ  「(ボソッ)コイツに賭けときゃ良かったかな…」
ドロシー 「セーラさん、聞こえてますよ」
ノイン  「もう陰に隠れてるなどとは言わせない、名実共にトップランカーの仲間入りだ!!
      さあ、早くも超獣ぱんださん号を射程に捉えます!!」

■■■■■      ┃所┃
■■■■■      ┗━┛
            スカ
  アイ←────┘

アイラ  「くっ、スカサハか!」
ティルテュ「アイラちゃん、どうしよう?」
スカサハ 「遅いッ!!」(グオッ!!)
ノイン  「肉体的疲労か、何とも制球が定まらないアイラ選手。それを容赦無く一気にブチ抜いていったぁっ!!
      そして、前を走る集団に追いつくべく、更なる加速を生み出したぞっ!!」
セーラ  「うわ、もう大混戦よ。コレ」
ドロシー 「水没した2チームが完全に蚊帳の外ですね」
ノイン  「そして、追われるトップ集団に順位の変動はありません。但し、徐々に奇妙な冒険ではありますが、
      2位集団とトップのシューティングスターとの差が開きつつある!」
シャナン 「年寄りの冷や水だなっ、ハンニバル殿!」
ハンニバル「何の、若いモンの壁になれんようでは、老体を晒して生きる意味はない!」
ノイン  「冷や水の舞台から飛び降りるっ! 決死の覚悟でナーガ神像から山岳コースを下りていく各マシン!!
      登山に疲れたのか、今が雌伏の時と見たか、仕掛ける気配はまだありません」
ラドネイ 「ここで行くぞっ!!」
トリスタン「良きに計らえ」
ノイン  「んっ? いや、しかし、下りに入ってピッチを上げたマシンがもう1台!
      元紋章町代表ラドネイ選手が率いる大万福丸だっ!
      流石は世界を狙えるチーム! 走る世界遺産だっ!!」
トリスタン「ちなみに何の代表だったんだ?」
ラドネイ 「ミスユニバース」

〜山岳コース下り〜
 ハン        ギュイーーーーーンッ!!!!
ホリ  レク  ←───────────ラド

ノイン  「ユニバアアアァァァーーーーースッ!! 下りのスピードがマッハを超えるっ!!
      ラドネイマシン・大万福丸のスピードが今大会最高速の54.7km/hを記録したっ!!」
ミカヤ  「すっ、すぴーど違反よっ! 捕まる捕まるっ! 私もそれで一発免取だったもんっ!!」
ロイ   「ミカヤ姉さん……何の免許?」
エルフ  「何に乗って何キロ出したんでしょうね……? それはさておき、通常のシティサイクル(ママチャリ)
      ではあそこまでのスピードは出ませんが、カリカリチューンの成果ですわね」
ノイン  「カリカリくぽーっ!! これ程のハイスピードマシンを制御しきるラドネイ選手恐るべしっ、
      コイツも運動神経の塊だっ、運動神経の鎌足っ!!」
セーラ  「コイツといい、アイラといい、どんなチューニングしてんのよ!? グランベル大学自転車部は!!」
ドロシー 「第1レースでツインチェーン出した時点で、もう間違ってますけど…」
93ママチャリの系譜 第2章:2012/01/14(土) 08:44:09.08 ID:T1NZF6hd
137

ノイン  「まさに自転車レース界の大化の改新でありますっ! 37564年皆殺し!!
      さしものいい男達の連携マシン・やらないか号も最高速勝負に後塵を拝すっ!!」
レックス 「速ぇ…」
アゼル  「瞬間抜かれた…」
エルフ  「登りでは力を貸してくれた軽さが、下りではネックになりましたね」
ノイン  「重いぞ速いぞトリスタン&ラドネイペアッ!! 乳の重さが速さを生むぞっ!!
      無理はしない静かなる勇者新幹線と月の支配者を一気に抜き去る超剛球児・ラドネイッ!!」
ハンニバル「むぅ…」
デイジー 「ラドネイすごっ!!」
ラドネイ 「私はそんなに重くない……はずっ」
トリスタン「お前、今日からあだ名はメタボリック・ガールな」
ラドネイ 「死ねーーーーーっ!!」(ドカッ!! バキッ!! ゴスッ!!)
トリスタン「痛い痛いっ! 落ち着け、メタボリック・ガール!」
ラドネイ 「どやかましいわっ!!」

ラクチェ 「シャナン様、後方にラドネイ確認!」
シャナン 「まずいな…」
ノイン  「しかし、こうなると、ようやくエンジンがかかってきたシューティングスターも心配でありますっ!
      首位の座危うしっ! 今日の乙女座も恋愛運危うしっ、負けるな私っ!!」
エルフ  「どうしてそんな関係ない運を執拗に気にするんですか……?」
ノイン  「いいもん、いつか役に立つ日が来るんだからっ!! しかし、乳の重さに定評があるのは
      大万福丸だけではないっ! 後方から来る1台のマシンっ!」
ホリン  「……まあ重いだけでスピードが出る訳じゃないんだけどな」
レイリア 「あたしは重くないわよ!」
スカサハ 「でも乳は重そうだ」
ノイン  「そう、ホリン選手の言うように、重さだけで勝負が決まる訳ではありませんっ。
      ドライビングテクニックも物を言うっ!」
ラドネイ 「来ると思ってたよ!」
シャナン 「やはりこのままでは終わらんか、スカサハ!」
ノイン  「猛スピードで坂を駆け降りるラドネイ選手! が、それを更に上回るスカサハスピード!!
      剣聖オードのもたらす流星エンジンここにあり、パワーもあればテクニックも超一流っ!!」
セーラ  「こいつら速すぎっ、スピード違反もいいとこでしょっ!」
ドロシー 「あれホントに只のシティサイクルですか?」

〜山岳コース下り〜
          ハン
ラド        ホリ  レク              アイ
      ←───────────スカ
          ギュイーーーーーンッ!!!!

ノイン  「そのドライビングテクニックを駆使してスカサハ機ゴリアス田中君が先行3台を
      一気にオーバーテイィィィィィィクっ!! 流石に難コースには強い、FUNDOSHI大将スカサハっ!」
エルフ  「確かにテクニックも重要ですが、それと同時に高速判断を要求される分、ナビゲーターの性能、
      そして、いかに道を知っているかも重要な要素ですね」
スカサハ 「貰ったっ!」(グンッ!!)
ラドネイ 「いや、このまま連れて行ってもらうよ!」
トリスタン「ほう…どうやらお主はスカサハを愛してしまったようじゃな」
ラドネイ 「ええいっ、この期に及んで変な事を口走るなっ!!」
ノイン  「多種多様な条件が絡み合う山岳コース滑降路! 3位にのし上がったFUNDOSHIを装備した
      神風特攻ロケット砲弾・スカサハ選手が一気に飛び出し、2位浮上っ!!
      その飛び出しに呼応して、鋼の女将・ラドネイ選手が即座にスリップストリーム!」
ドロシー 「シャナンさんも下りに入ってから結構頑張ってましたが、これは追い付かれますね」
セーラ  「と、言う事は、遂に首位攻防戦ね!」
94ママチャリの系譜 第2章:2012/01/14(土) 08:45:45.85 ID:T1NZF6hd
138

ノイン  「2台連なって、戦闘スピードで下りをマッハ移動!
      SMLのサイズのウチ、KINNIKUサイズMとバストサイズLが飛び出すッ!!」
エリンシア「私の所に来て下さればXLサイズ以上のKINNIKUにして差し上げますわ」
リリーナ 「オスティア学園に入学すれば、更にZEINIKUもつけてあげるわ!」
ノイン  「L知っているか! 死神は自転車にしか乗らない!!
      自転車に乗った死神が1位の流星のペドフィリア・シャナン選手に襲いかかる!!」
シャナン 「だから私は幼女趣味ではないと、何度言ったらわかるんだっ!!」
ノイン  「どうですか、解説のエルフさん?」
エルフ  「……」
ノイン  「エルフさんも黙秘権! 太極拳のようなゆらりとした動きで、
      だが、力強いストロークでスカサハ選手がシューティングスターを射程に収める!」
ラクチェ 「スカサハッ!!」
シャナン 「来たかっ!!」
スカサハ 「望み通り勝負です、シャナン様っ!!」
ノイン  「さあ、パワーオブパワーの流星軒の裸の大将・スカサハが勝つか、
      試合巧者の流星軒のマスター・シャナンが勝つか、漁夫の利を得るか、鋼の女将・ラドネイ!?」
セーラ  「順当に行けばシャナンが勝つだろうけど」
ドロシー 「私としてはスカサハさんかラドネイさんに勝って欲しいですね」
ノイン  「トップの座を賭けた、首位攻防戦inナーガヒル第2ラウンド第1戦。
      山岳コース下り線で繰り広げられる三つ巴のバトルロイヤルを制するのは果たして誰か!?」
セーラ  「2周目だから第2ラウンドなのね」
スカサハ 「行きます!」
ノイン  「緩いカーブの下り坂! 熱きFUNDOSHI大将がここで仕掛ける!
      ドリフト気味にインベタでコースを塞ぐウェイター剣聖! チャンピオンマークだ、インベター!」
シャナン 「そう簡単には行かせんぞ!」
ノイン  「嵐、熱帯低気圧のような荒々しさで、あらあらうふふと攻め込む、
      アクアサイクラー・スカサハ&レイリアペア! 更に強引にインに入るのか!?」
スカサハ 「あらあらうふふ」
レイリア 「あらあらうふふ」
トリスタン「あらあらうふふ」
ラクチェ 「本当に言わんでいいっ! 約1名、違うチームでしょうがっ!!」
スカサハ 「そんじゃ、ま」

〜山岳コース下り〜
    ガガガガガガガガッ!!
  .     /\
    シャ /   .\  スカ
            \/   ラド

ノイン  「インに入ると見せかけて、アウトに鋭く切り返す! この降下速度にして、この軌道!
      まさにイナズマ! 紋章町の牛若丸、イナズマ逆落としだァッ!!」
シャナン 「あのバカさ加減とは裏腹に、なんちゅう高度な技を使うんだ!?」
ラドネイ 「貰ったぁ!!」
ノイン  「そして、アウトに気を取られ甘くなったインを、
      朝まだ明け切らぬ中央市場を疾走する青白いイナズマ、大万福丸が襲うッ!!」
シャナン 「させるかッ!」
95ママチャリの系譜 第2章:2012/01/14(土) 08:47:35.00 ID:T1NZF6hd
139

〜山岳コース下り〜
       スカ
     シャ
  ←─┘←───ラド
ズザザザザザッ!!

ノイン  「おおっ、坂道を下りながらのドリフトだッ!! ドリフトキングダム・シャナン選手が精彩を放つ!!
      相棒はミニスカウェイトレス、ラクチェ選手ッ!!」
トリスタン「止まれっ!」
ラドネイ 「ッ!」(グッ!!)
ノイン  「完全にコースを塞がれたエプロン体操服のラドネイ選手、たまらずフルブレーキィングッ!
      そのタイミングを見計らって、星の剣聖がマシンを戻す!
      シャナン選手、辛うじて首位をキープしておりますっ!!」
ラクチェ 「シャナン様、流石ですっ!!」
シャナン 「ああ、だが相手がスカサハだけに油断は出来ん」
ノイン  「闘志溢れるプレーの連続に観客スタンドの応援団が踊っておりますっ!
      踊ると言えば、竜王家使用人、背番号12番、シーフファイター・ツヴェルフ!!
      得意技はリンボーダンス! 八重歯が何ともミルモでぽんチャーミング!」
ツヴェルフ「いや、ボク、リンボーダンスとか踊った事ないから」
ノイン  「踊った事はないが、大得意!! 牙が何とも幸田チャーミング!」
エルフ  「譲らない人ですね、ノインさん」
ツヴェルフ「これは牙じゃなくて八重歯なんだけどなぁ」

レイリア 「やっぱり簡単には行かせてくれないわね…」
スカサハ 「こうなったら…イチかバチか!!」
ノイン  「渾身のイナズマ逆落としを破られたスカサハ&レイリアペア、
      それでも諦める事なくトップのシューティングスターにテールトゥノーズでつけるっ!」

〜山岳コース下り〜
      グオッ!!
    シャ←──スカ
                  ラド

ラクチェ 「シャナン様、来ますっ!」
シャナン 「うむっ!!」
ノイン  「イトコ同士は鴨の味っ、兄妹同士は蟹の味っ!
      鴨しゃぶ少女ラクチェっ、鴨鍋(ナビ)能力を使ってゴリアスの追撃をどうしのぐっ!?」
ラクチェ 「勝手に変な風味を付けないでっ!!」
シグルド 「KINSHINは許さんぞっ!!」
ノイン  「♪風味〜っ! さあ、暁の流星VS暴走兵器の一騎打ち! 兄妹イトコ他人同士の四つ巴対決っ!
      勝ったペアにはアイラ選手から婚姻届が贈られますっ!!」
ラクチェ・シャナン「「(゚∀゚)えっ!?」」
アイラ  「そのような事実はない」
スカサハ 「隙ありっ、覚悟っ!」

スカサハ 「超! 真! 技! 流星えええええ……大→天↑空↓・サイクロォォォォンZ E R O 式ィッ!!」
ピカァッ!!
96ママチャリの系譜 第2章:2012/01/14(土) 08:49:35.04 ID:T1NZF6hd
140

レイリア 「えっ、何なのっ!?」
ラクチェ 「なっ、何か光りましたよ、シャナン様っ!?」
シャナン 「うぐっ!」
ノイン  「両の車輪が光って唸るッ!! 両のクリスの頭も光って唸るっ!!」
クリス♂♀「「唸らないっ!! と言うか、ハゲにしてないから、光らないっ!!」」
カタリナ 「私はクリス達が光って唸っていても構いません」
リフ   「それがお望みならば、今すぐにでも頭を丸めて差し上げますよ」

〜山岳コース下り〜
  スカ  シャΣ(゚Д゚; )アッ!?
                ラド

ノイン  「などと言っている間にゴリアス田中君がシューティングスターを撃ち落としている!
      必殺技名を叫んでいましたが、一体何が起こったのか!?」
エルフ  「何も起こってはいませんよ」
ノイン  「どういう事ですか、解説のエルフさん?」
エルフ  「技を叫んで、フロントライトをONにして、ただ抜き去っただけです。
      ハッタリに驚いている間に抜いたんですね」
ノイン  「幽霊の正体見たり枯れオーバーテイクッ!! 伝家の宝刀ハッタリ走法で
      ウェイター剣聖&流星ウェイトレスペアを抜き去ったぁっ!!」
シャナン 「くそっ、見事にやられた!」
ラクチェ 「ハッタリかましてくれるなんて、やるじゃない!」
セーラ  「意外とセコい手使うわね」
ドロシー 「でも、これでトップですよ!」
ノイン  「緑に輝く流星ソードマスターコンビの虚を突いた、素晴らしいオーバーテイク!
      オレンジの暴走兵器・ゴリアスティーノ田中君が再びトップという名の王座に返り咲いたッ!!」
リーン  「へえ、凄いじゃない」
ハンニバル「うまい事やりおったな」
アイラ  「なるほど、戦術の何たるかを心得ているな」
デイジー 「シャナン様でもあーゆーの引っかかるんだ」
レックス 「やるじゃねえか、あいつ。惚れそうだぜ」
アゼル  「……レックス」
ノイン  「激しいトップ争いとは打って変わって、いつの間にかアイラ選手を加えた後続の4位集団は
      トップ3台とは離れすぎないように巡航中!
      やはり登山で追い付く為に、スタミナを大きく消費していたかっ!?」
ヨハン  「ムッ? 久しぶりの出番だな」
コープル 「僕達、最下位ですからね…」
ヨハルヴァ「なんか前は凄え盛り上がってるけどな」
クロード 「これも全て、神の思し召しです」
ノイン  「最後尾2台も折り返しを過ぎ、4位集団にジワジワと近付いている。
      ブラギマジックはなりを潜めているが、再びレースを支配する時は来るのでしょうかっ!?」

続く
97助けて!名無しさん!:2012/01/16(月) 00:50:42.36 ID:ChuHtMuX
投下乙。
小ネタ投下させてもらうとする。

 
ライ   「明けましておめでとう。今年もよろしくな」
マルス 「今年もよろしくお願いします」
セネリオ「おめでとうございます。今年もひどい有様です」
ライ   「いや、その新年の挨拶は意味が分からん」
マルス 「そんな事よりも、今年こそは進展させたいですね」
セネリオ「そうですね。フラグ成立とまでは行かなくても、一歩前進ぐらいはさせたい所です」
ライ   「その一歩前進がとんでもなく難しいからなアイクの場合」
セネリオ「剣や他の事では前に進み続けますが、恋愛に関しては前に進むどころか後退していきますからね」
マルス 「こんなんでよく嫁候補の人達に見限られないものですよアイク兄さん」
ライ   「ま、俺達がこうやって諦めないのと同じ様なもんだろ」
マルス 「何か凄く納得しました。僕達もよく懲りないし、めげないものですよね」

−−−−−

マルス 「話は変わりますが、二人は兄さんの嫁候補の中で誰を推してますか?」
ライ   「俺は言うまでもなくレテだな。ツンデレとフラグクラッシャーと言う最悪の組合せなのが頭を抱える所だが」
セネリオ「僕もレテなのですが、他に挙げるとすればミストとワユですね。この三人が一番まともだと思っています」
マルス 「なるほど。僕はそこにサナキ社長も加えたいけど、ロリコン呼ばわりされるからアレなんですよねぇ…」
ライ   「極端な話すっと、俺はアイクに恋人が出来ればそれでいいからな。最近仲の良いイレースでも構わないが…」
セネリオ「食費でひどい有様になるのが目に見えるから勘弁してほしいですね。それだったらララベルさんの方がマシです」
マルス 「ララベルさんって…一番反応に困りますよ。兄さんに唯一フラグ折られなかったのは評価しますけど」
セネリオ「そういえば、他にもマーシャとかフリーダとかリアーネ姫にもフラグ立ててた様な…」

ユンヌ「ちょっと待ったぁー!!」

マルス 「…ぁあ、ユンヌさんですか。明けましておめでとうございます」
ユンヌ 「あ、おめでとう。今年も宜しくね☆ …じゃなくって!何でここ私の名前が挙がらないのよ!?」
セネリオ「今までの貴方の行動を顧みてはいかがでしょうか。後、アイクは人間で貴方は一応神の分類に入ります」
ユンヌ 「だから何?主人公が神様と結婚するゲームだってあるのよ。だからノープロブレム!」
マルス 「メタ発言自重!何にせよ変態女神はお呼びじゃないです。お帰り下さい」つ【メダリオン】
ユンヌ 「ちょ、早過ぎ!押入れは嫌ー!!」
ライ   「嵐の様に来て、嵐の様に去っていったな。俺としては別にユンヌでもいいんだけどな?」
セネリオ「アイクに対しての好意は本物なんですが、いかんせん発言があれ過ぎます」
マルス 「あれさえ無ければもう少し認める気にもなるんだけどね…」

ライ   「とにかくだ。今年こそ進展させて…」
マルス 「気合入れようとしてる所は悪いんですけど、あちらをどうぞ」
セネリオ「…この流れ、何処かで見ましたよ?」

アイク 「新必殺!音速フラグジェノサイド!!」
嫁候補「グワアアアアア(ry」

※上の会話はイメージです

マルス 「新年早々、元気にフラグをへし折るアイク兄さんの姿が!」
ライ   「…ぁあ、今年もダメな予感がしてきたぜ……」
セネリオ「ひどい有様です」

<糸冬>
98助けて!名無しさん!:2012/01/16(月) 00:56:20.73 ID:ChuHtMuX
以上、新年初ネタでした。まぁ新年と言うには随分と経ってるけどw
今年も兄弟家の動向が気になるものだ。
99助けて!名無しさん!:2012/01/16(月) 03:32:44.90 ID:p6YsHqB1
エリウッド「寒さも本番だね」
アイク「ああ」
エリウッド「冬だね」
アイク「ああ」
エリウッド「冬といったら」
アイク「ああ」

ミカヤ「今日の晩御飯は闇(属性)鍋よ〜♪」
エリウッド「キター!!(´д`;)」
アイク「キター!!(゜ω゜)ノシ」



シグルド「ん?今日は梅茶漬けなのか?」
エリンシア「鍋…でしたわよね?どうしてお漬物の味が…?」
アイク「今日は牡丹鍋か。うまい(゜ω゜)ノシ」
エリウッド「タバスコ入れたの誰だい…?うぅ…胃が…」
ヘクトル「誰も追加してねーはずだけどよ…バニラアイスの味が…おぇ…」
エフラム「むっ、山菜づくしとはなかなかいい趣向だな、ミカヤ姉上」
エイリーク「あの…晩御飯にプリンはいかがかと思いますが…」
リン「海藻のスープ?これじゃ物足りないわよ」
マルス「痩せるにはちょうど…イタタ!ギブギブ!お腹のハンバーグが出てくる!」
セリス「コンポート美味しいね、リーフ」
リーフ「シュールストレミングとかこのひとでなしー!」
セリカ「今日はクルトンサラダ成功したのね、ミカヤ姉さん」
ロイ「フカヒレスープとか、お金かけすぎじゃない?」
ユンヌ「パッピンスにビビンバ混ぜるとかなかなかカオスじゃない!やるわねミカヤ!」
100助けて!名無しさん!:2012/01/16(月) 03:33:54.67 ID:p6YsHqB1
ミカヤ「やーね、鍋と見せかけたチーズフォンデュじゃない」
アイク以外「( Д ) ゚ ゚」
ミカヤ「具もオーソドックスにパンに魚介類だし」
アイク以外「( Д )    ......._。......_。 コロコロコロ…」
ユンヌ「あはははははカオスばんじゃーい(((((((( ;゚Д゚)))))))」
アイク「うまい!さすがミカヤ姉さんだ!( ゚ω゚ )」
しっこく「うむ。これぞ母の味」
ミカヤ「やだもー///アイクに騎士様、褒めても何も出ませんよー///」




緑風「またみそ汁だったんよ……(・ω・)」
ぺ様「しっこくカレー……?」
アルム「チョコフォンデュ…は近いのかな…?てかなんで家族で僕だけセリフがここなの…?」
イレース「チーズフォンデュおいしいです(^q^)」
101助けて!名無しさん!:2012/01/16(月) 03:35:35.03 ID:p6YsHqB1
オルティナ「あら?ゼルギウスは?」
セフェラン「兄弟家にお呼ばれだそうです」
オルティナ「あら…せっかく腕をふるった夕飯なのに…」
ララム「私たちも」
ミスト「腕によりをかけて」
タニス「愛情をこめて」
ユリア「まな板と包丁が欠けるほど」
クリス♂「全力で」
クリス♀「お手伝いしました!」

セフェラン「さあ、サナキ様は私のチーズフォンデュをどうぞ」
サナキ「む?みそ煮込みうどんではないのか?相変わらずわけがわからぬがそなたの料理は美味いのう」
シグルーン「サナキ様とセフェラン様のほのぼのひと時ブバァァァー!!///」



オルティナ「ルベール、二人分召し上がってね。若いんだから遠慮しなくてもいいのよ?」
毒料理人ズ「どうぞ♪」
ルベール(毒・石・麻痺)「ずぇるぐぃうすどのーーー!!お怨み申し上げますーーー!!」
イレース(毒・石・麻痺)「皆さんのフルコース美味しいです(^q^)」
102助けて!名無しさん!:2012/01/16(月) 03:42:03.39 ID:p6YsHqB1
鍋食べたいよね、冬だもん。
肉まん美味しいよね、冬だもん。

ミカヤ姉さんのカオスクッキングが書きたかっただけ。
103助けて!名無しさん!:2012/01/16(月) 03:47:20.98 ID:p6YsHqB1
ちなみに自分の中でシグルーンはハレグゥのベルのイメージ。
(分かる人いるのかな?)
104助けて!名無しさん!:2012/01/16(月) 10:19:48.90 ID:qDdBF+94
>>103
分かるわ〜w
他を挙げるとイシュタルはマリィっぽい感じがするしビラクとヘザーさんはダマ、ヒーニアスは保険医、ラーチェルもベルっぽいな
105助けて!名無しさん!:2012/01/16(月) 22:13:59.36 ID:gbSFGRMf
>>98
乙。
たとえ年が明けようと、世の中に流されないアイク兄さんがステキだなw
今年は兄弟がまた一人ふえるぞーい。
106助けて!名無しさん!:2012/01/16(月) 23:29:05.87 ID:EHcUFgxd
ミカヤ「アイクのあのものすごく魅力的だけど手に入らない感はアイドルへの恋みたいな感じがする」
マルス「アイドルか…いっそアイドルだったら好きになる側は割り切れて楽ですよね。無駄な魅力の有効活用で儲かるし」
ミカヤ「アイドルならエリウッドとセリスと組み合わせると最強じゃない?逞しくてワイルドな男前男子と」
マルス「スタンダードなキラキラ王子様に可憐な男の娘か」
ミカヤ「この三人でほぼ全ての女性を網羅して男性ファンのおつりまでくるわ」
マルス「あと幼女要員にエフラム兄さんとBBA要員にロイを入れたら下から上まで完璧ですよ」
ミカヤ「あらま、五人組ユニットできちゃったわ。誰がキ○タクポジション?」
マルス「えー、キ○タクポジは俺様的性格もいるからなあ。この五人ではピンとこないし、あえて挙げるならヘクトル兄さん?」
ユンヌ「ヘクトルが看板とかマジないわー」
ミカヤ「こら、失礼な突っ込みをするためだけに出てこないの」
ユンヌ「で、その五人で何するの?歌うの?踊るの?」
マルス「……」
ミカヤ「……」
ユンヌ「いや、アイクのアクロバットは最高だと思うわよ、腹筋チラ見せしそうだし。
   ただ、アイドルってより雑技団っぽいなって。あと、幼女が群がってくるエフラムは放送倫理的にまずいかなって」
マルス「想像したら急に駄目な気がしてきた…」
ミカヤ「カレーとケーキとコロッケと大福と刺身混ぜてもいい料理にはならない…ってか柄ってもんがあるわね…」
107助けて!名無しさん!:2012/01/17(火) 20:19:36.38 ID:dqv6h9+Y
ヘクトル「」
リーフ「」
アルム「いや僕にはセリカが居るし・・・気にしていないよ・・!ね、シグルド兄さん・・・・?」

シグルド「KINSHINはゆるさ・・・ ああいやうん私はアイドルなんてあまり興味ないよアルム」
マルス「ああそんな君たちそ選ばれないからって落ち込んで・・・」ニヤニヤ

ヘクトル「お前はいいよなそういうポジションで・・・」
リーフ「せめて僕にも頭脳派キャラの要素があれば今頃いろんなことが・・・ああ」

女性組でも作れるなー 兄弟家はなんだかんだで稼ぐ方法は沢山あるさ!
出費がやばすぎるだけで
108助けて!名無しさん!:2012/01/17(火) 21:18:42.17 ID:9I+XUBr6
でもリンの追っかけは出来ないと思う。
暴暗黒腹王子の策略で。
109助けて!名無しさん!:2012/01/17(火) 23:05:29.84 ID:zmCHZm4+
仮にだよ、リンとマルスが姉弟で
ヘクトルとエリウッドが、他所様だったら
マルスどーすんだろ?w
110助けて!名無しさん!:2012/01/17(火) 23:39:36.35 ID:byuU7CU6
>>109
ファリナとユリアンに全力で協力するんじゃね
フロリーナだとばれると困るしストーカー手伝って竜王家的に回すより恩を売る方が得だし
111助けて!名無しさん!:2012/01/17(火) 23:47:38.68 ID:XKkqB6SH
>>110
ユリアンって誰だと思ったがニニアンの事か。
おかげで一瞬デストローイな褌兄貴が思い浮かんでしまったじゃねーかw
112助けて!名無しさん!:2012/01/17(火) 23:52:27.64 ID:byuU7CU6
>>111
すまん素で間違えた

マルスはアイクの嫁候補に協力してるけどシグルドにはなんで協力しないんだろうな
113助けて!名無しさん!:2012/01/17(火) 23:56:13.86 ID:ltJ47uim
シグルドのプライドに配慮してだろう
いい大人の男が嫁さん探しや恋愛を未成年の弟に手伝ってもらうなんて男として恥もいいところだよ
自分が同じ事されたらと思うとぞっとする状況だよそれ
114助けて!名無しさん!:2012/01/18(水) 12:25:30.65 ID:YykK7e10
>>110
でもリンが誰かとガチフラグ立ったら悪態つきつつひっそり応援してそう
仮にブロリーナだとしても、政界へのコネクションをフルに活用して紋章町を同性婚できるようにしそう
115助けて!名無しさん!:2012/01/18(水) 12:47:12.35 ID:39+VXURV
> ブロリーナ

某サ○ヤ人のように髪の色が変わると共にムキムキになって性格も変わるフロリーナが…

リンが発狂しそうだな、エリンシアとかリリーナは大歓喜だろうけど
116とある主人公の封印之剣(ソードオブシール):2012/01/18(水) 20:25:57.26 ID:fRcIyC6f
>>115
↑X↓BLYRAで、『キアランの公女』でのフロリーナのセリフが
『エリウッドさまぁっ!』から『エリウッドォ・・・』になるんですね、わかります。


>>35-39の続きです。
スキーの描写がありますが、書き始めたのが春なので設定的にも春となります。


第一章 とある学校の校外学習 (その4)


 ロイがウォルト達と別れリフトに乗りこもうとしている時、それを上空から見つめる者がいた。
ゴンドラを吊り下げ、スキー客達をそれぞれのコースの上へと運んでいる天馬達よりも高い場所で、
誰の目にも見つからないように地上の様子をうかがう影。
それは、先ほどロイ達の会話に名が挙がっていた少女、シャニーであった。
(やった!ロイくんが一人になったわ)
 リフトの列に並んだのがロイ一人だということに気づき、内心でガッツポーズをとるシャニー。
実は彼女は、このスキー場に着きロイの姿を見つけてから、すでに三十分以上こうして
ロイ達の様子を観察していたのだ。
 一応断りを入れさせてもらうが、なにもシャニーにストーカー癖があるわけではない。
確かにシャニーはロイに好意を寄せているが、普段の彼女ならばこのように遠くから
想い人の姿を見つめるのでなく、ララムのようにロイや他の友人達と一緒に遊んだり
騒いだりすることを好む性質(たち)だ。
 それにも関らず、こうしてロイが一人になるタイミングを見計らっていたのには理由がある。
 彼女は、ある決意を秘めてこの林間学校に臨んでいるのだ。

 ――シャニーにとって頭の痛いことに、年上年下同年代、その想いを素直に表現する者から
内に秘め続ける者まで様々だが、ロイに好意を寄せている女性は多い。
シャニー自身、すでにライバルの数を把握することはあきらめていたが、それでもシャニーには
そんな数多くいるライバル達の中でも、自分がロイに近い位置にいるという自信があった。
(中学に入って、同じクラスになって。一緒に喋ったり、遊んだり、ときどきロイくんの
無茶に付き合ったり・・・。少なくとも、ただのクラスメートよりはずっとロイくんと
一緒にいるもの)
 ロイに憧れながらも遠巻きに見ているしかできない女子や、そもそも接点をつくれない
立場にいる者が大勢いる中、シャニーは持ち前の性格をいかして積極的にロイと関わり、
明るく屈託のない笑顔を持ってロイと接してきた。さらに、兄弟家の例に漏れずトラブルに
巻き込まれることが多いロイを、彼女なりに献身的に支えてきたつもりだ。
 その甲斐あってか、シャニーの自信は自惚れとはならず、ロイもシャニーのことを
大切な友人として見ている。が、現段階では『大切な友人』の一人に留まっているとも言わざるをえない。
確かにシャニーは女性の中ではロイと近い場所にいる。
が、それは所謂パートナーとしての位置ではなく、あくまでも友『達』の位置だ。
『家族以外の女性の中では』という注釈が入ったうえで、特に仲の良い数人に数えられる
程度のものでしかない。
 その他大勢ではないものの、こと恋愛が絡めばロイが余程の人でなしでない限り、
そのパートナーとなれるのは一人だけだ。
(リリーナやララム達と一緒にやきもきするのも、楽しくないわけじゃないんだけど・・・
やっぱりあたし、ロイくんにとっての一番になりたい!)
117とある主人公の封印之剣(ソードオブシール):2012/01/18(水) 20:26:51.82 ID:fRcIyC6f
 普段、そこまで恋愛ごとには積極的と言えないシャニーだが、今回の林間学校はイリア
―彼女の地元―で行われているのだ。天馬でしか行けない、とっておきの場所も知っている。
ここで一気に攻勢に出ないと、一生今のままで関係から抜け出せないのではというあせりが、
彼女の中にあった。
(それに、ティトお姉ちゃんもこの林間学校で彼氏と良い雰囲気になったって言ってたし・・・)
 あの堅物の姉が林間学校から帰った直後、現在では恋人となった人物との距離を一気に縮めたと、
部屋で枕を抱きしめ、それに顔をうずめながら話してくれたとき―おそらく、やや浮かれていた
のだとシャニーは思っている―、シャニーは校外学習というものが持つ魔力を感じたものだった。
(確か名前は、なんとか、レ・・・ン?
まぁ、いいや!とにかくあたしは今日、ロイくんに告白・・・までは行かなくとも、
少なくとも一歩、みんなと差をつけてあげるんだから!!)
 姉の恋人の名前を思い出そうとし、しかしすぐに思考を切り替える。
そして、決意を新たにしたシャニーは、ロイを誘い出すべく地上に降り立っていく。

「ロイくん!」
「うわッ!?」
 ロイがリフトから降りて中級者コースに着いたのを見計らい、シャニーも地上に
降りてロイに声をかける。突然目の前に降りてきた天馬に驚いたロイだったが、
すぐにその天馬に騎乗しているのがシャニーであると気づく。
「びっくりさせないでよ、シャニー」
「えへへ、ごめんね。驚かせるつもりはなかったんだけど」
 言いながら、シャニーが天馬より降りる。最初こそ、突然舞い降りた天馬に驚いた
他の客達からも視線を集めたが、イリアでの天馬はそう珍しいものでもないので、
すぐに気にされなくなった。
「ロイくん一人なんて、めずらしいね」
「そうかな?でも、そうかもね。いつも、ウォルトやリリーナ達と一緒にいるから」
「ウォルトくん達は?」
「下の方にいるよ。ララム達は上級者コースに行って、僕だけここに来たんだ」
「ふ〜ん」
 もちろん、シャニーはロイがウォルト達と別れるのを見計らって声をかけたので
当然それらのことは承知していたのだが、それを正直に言うわけにもいかず、
気の入っていない返事を返す。
 ロイはそんなシャニーの態度を特に訝しむこともなく、それよりも彼女の衣装に気を取られた。
「ところで・・・」
「ん?」
「なんで、いつも通りの格好なの?」
「あっ、ひっどーい!これでも、林間学校用にお洒落してきたんだよ?」
 ロイの言葉に、むくれた顔をするシャニー。
その様子にロイは自分の言い方が悪かったことに気づくが、しかし、ロイが言いたいのは
お洒落どうこうの話ではないのだ。
「ご、ごめん。そういうことじゃなくてさ、その・・・」
「なに?」
 自分とシャニーの格好を見比べながらロイが尋ねる。
「寒くないの?」
「え、なんで?」
118とある主人公の封印之剣(ソードオブシール):2012/01/18(水) 20:27:41.39 ID:fRcIyC6f
 キョトンとするシャニーだが、ロイの疑問は当然と言えるものだった。
現在のシャニーの格好は、白い半そでブラウスの上に、裾の短い水色のワンピースを重ね着し、
天馬に騎乗するため普段から愛用しているグローブとロングブーツを身につけた姿だ。
ブラウスの袖部分とワンピースの裾には―普段あまり女の子らしい格好を意識していない
彼女なりのお洒落だろう―白いフリルが付いており、シャニーの活発さを残しつつ
可愛らしさを演出している。
その姿はロイの目から見ても十分魅力的に映っているが、ここはスキー場である。
 五月の今はイリアも短い雪解けの季節を迎えているものの、大型連休中の観光客を確保するため、
ゲレンデは理魔法による人工雪―もっとも、理魔法は精霊の力を借りた魔法であるので
『人工』という言葉は正しくないが―で覆われている。
 スキーウェアで身を固めたロイでさえ、動いていないとすぐに足下からの冷気に震えそうになる。
 シャニーのスカートやブラウスの袖から伸びる健康的な素肌はあまりにも寒々しく、
見ているロイの方が凍えてしまいそうだ。
 が、シャニーはまったく気にした風もなく続ける。
「あたしってほら、イリアっ子だから。寒さには強いの。
それに、天馬を駆る人はみんなこんな格好だよ」
「・・・まぁ、シャニーが寒くないって言うんならそれでいいんだけど」
 確かに、ロイの知る天馬の乗り手たちは皆揃いもそろって涼しそうな格好で天馬に
跨っている気がする。しかし、それはあくまでも紋章町の街中での姿であって、
このような雪中でも変わらないものなのだろうか?疑問を抱かないではなかったが、
本人が問題に感じていないのならば良いだろうと納得することにして、ロイは話題を
切り換えることにする。
「ところで、シャニーはここで何してるの?
板もないし、スキーをしに来たわけじゃないみたいだけど」
「う、うん。実はね・・・」
ロイの言葉に、シャニーは口ごもってしまう。シャニーはロイを誘い出そうとして
彼の下に降りてきたわけだが、何と言って誘えばいいものやら、言葉が出てこないのだ。
事前に色々と考えていた気もするが、思い出せない。
(ど、どうしよう。こういった時、なんて誘うのが良いのかな?
『あたしと一緒に空の散歩なんていかがですか?』・・・は、あたしのキャラじゃないし、
『へいロイくん!天馬の後ろに乗りなよ!良いところに連れて行ってあげるよ?』
・・・ってナンパじゃないんだから。
『君も・・・あたしの風を感じてみない?』は・・・なんか、致命的に違う気がする)
「あっと、その・・・、え〜と」
 シャニーは頭を高速回転させて言葉を探すが、口から出る頃には意味を成さないものに
変ってしまう。
「シャニー?どうかしたのかい?」
「え!?う、うん。その・・・」
 いつもハッキリものを言うシャニーの珍しい態度に、ロイが不思議そうな顔をする。
それを見て、シャニーもますます焦ってしまいそうになるが、
(えーい!女は度胸よ!!)
と、心の中で気合を入れてロイの方をまっすぐに見つめる。
「ロイくん!!」
「な、なに?」
 シャニーの真剣な眼差しに、ロイも何となく背筋を伸ばしてしまう。
「もし良ければ・・・あたしと一緒に、天馬で出かけない?集合時間には間に合うようにするから」
「シャニー?」
「その、せっかくあたしの故郷に来てるんだから、ロイくんに見せたい景色が・・・
一緒に見たい景色があるの。だめ――かな?」
 最後は首をかしげながら、不安そうに声をやや小さくして問いかけるシャニー。
119とある主人公の封印之剣(ソードオブシール):2012/01/18(水) 20:28:35.17 ID:fRcIyC6f
 シャニーがどうしてここまで真剣に自分を誘ってくれているのか?
その理由にまでは思い至らないまでも、ロイにとって特に断る理由はなかった。
スキーは十分に楽しんだし、今は自由時間であるので、集合時間に遅れず、かつ地元の
地理に詳しいであろう彼女と一緒ならば、少しくらい外に出ても問題は無い。
「それじゃあ、連れて行ってくれるかい?僕も、シャニーが見せたいって言うような景色に、興味があるから」
 ロイの返答に、シャニーの顔がいつにもまして明るく、ぱっと輝く。
「ありがとう、ロイくん!それじゃあ、あたしの後ろに乗って」
 シャニーが天馬の手綱を取り、その背に跨りながら自らの後ろを示す。
ロイがそれに従いシャニーの後ろに乗ると、シャニーは愛馬の鬣(たてがみ)をそっと撫でてから、
「よろしくね」とそっとその耳に囁きかける。天馬が「ブルル」と鼻を鳴らしそれに応えると、
シャニーは手綱を強く握りしめた。
「それじゃあ、しっかり捕まっててね!いっくよー!」
 そうして、イリアの空に天馬がまた一頭舞い上がる。
 ロイは、ショートカットの後ろからちらりと見えるシャニーの耳がほんのり染まっていることに
気がついたが、寒さのせい―先ほど彼女自身が寒くはないと言っていたにもかかわらず―
と思って気に留めず、天馬から振り落とされないように注意しながら、眼下に広がる
スキー場の景色を眺めていた。



――そして――


「セリカ、寒くないかい?」
「・・・うん、平気よ。ありがとう・・・アルム」
 山道を歩きながら、アルムが隣にいるセリカを気遣う。それにセリカが返答するものの、
声には力が入っておらず、表情も暗い。
「――僕達も、オリエンテーリングの下見なんかしないで、スキー場で滑りたかったね。
二人で滑ったら、きっと楽しいよ!」
「・・・」
 アルムが努めて明るく話を振るものの、今度は返事すらなかった。
アルムは「あ〜」と気まずそうに頬をかきながら、視線をセリカから目の前の山道へと移した。
(困ったな。セリカのやつ、朝からずっと元気がないままだ。
シグルド兄さんに言っちゃったことを気にしてるんだろうけど・・・)
 山道といってもそこまで険しい斜面ではない。多くの登山客によって踏みならされた道は
中学生の体力でも登りきることができるだろう。
日頃から鍛えているアルムにとっては、さらに容易い道のりであったのだが・・・。
(はぁ、足が重いよ。この山、思ったよりもずっと険しいな・・・)
 アルムはセリカに気取られないよう、内心でため息をついた。

120とある主人公の封印之剣(ソードオブシール):2012/01/18(水) 20:29:35.11 ID:fRcIyC6f
――ロイとアルム達を巻き込むことになるであろう――


「ネルガル様、ここは?」
「イリアの山奥だ。人の足で来れぬこともないが、来る必要もない場所だ」
「なるほど、それではこの場所で『儀式』を行うのですね?」
 リムステラの質問に、ネルガルが答える。ネルガルの言葉に納得したように反応したのは、
リムステラとよく似た、漆黒の髪と金色の瞳をもつ美男子だ。
「『儀式』などと言うほど、大げさなものではない。
今や失われた魔道ではあるものの、私にとってはただの魔道書と変わりはせん」
 男が「さすがはネルガル様です」と主を讃えるが、ネルガルは特に気を良くした様子も
悪くした様子も見せない。
「そんなことはどうでもいい。
それより、リムステラ、エフィデル、そして我がモルフ達よ。体に不調は無いか?」
「特にございません」
「私もです。はやく、この力を試したいくらいですよ」
 リムステラが無表情に、エフィデルがやや高揚しながら調子を伝える。二人の後ろに
控える大量のモルフ達も、リムステラと同様に表情を変えることなく己の体の調子を確認する。
「問題無いのなら良い。それでは、これより実験を開始する。
竜のエーギルの力、存分に発揮するがよい。しかし――」
 モルフ達の様子に、満足げな笑みを浮かべるネルガル。そして放たれる幕開けの言葉の最後を、
リムステラが引き継いだ。
「ロイ様に、けして正体を知られぬように――ですね?」
「うむ」
 ネルガルは、ロイを実の孫のように可愛がっている。
これから起こる事件の首謀者が自分であることを、知られるわけにいかないのだろう。
 そんなネルガルの胸中を察しながら、リムステラはネルガルから惜しみない愛情を
受けている少年の姿を思い浮かべる。
(――うらやましい。そう感じる心もまた、偽りのもの)
 リムステラの前に広がるのは、雪解けを迎え、緑がまばらに見えてきたイリアの大地だ。
僅かに残された雪の白と、濡れた土の黒と、若葉の緑が雑多に混ざり、あまり美しいとは言えない光景だ。
(ならば、塗りつぶしてしまえばいい。白く、何もかもを――)
 考え、リムステラは雲ひとつない青空を見上げる。


――季節外れの吹雪が、訪れようとしていた――。



第二章へつづく
121助けて!名無しさん!:2012/01/18(水) 21:04:29.06 ID:uHmaToBx
>↑X↓BLYRAで、『キアランの公女』でのフロリーナのセリフが
>『エリウッドさまぁっ!』から『エリウッドォ・・・』になるんですね、わかります。

このスレでその元ネタ知ってる人はどれだけいるんだろうなw
それはともかく投下乙。ティトの恋人の誤魔化し方に目から鱗だった。そういや両方共「レン」が付くなw
122助けて!名無しさん!:2012/01/18(水) 21:06:13.53 ID:uHmaToBx
と、正確には「レ」と「ン」か。失礼。
123助けて!名無しさん!:2012/01/19(木) 05:08:30.33 ID:kIxG4IV2
ネタ内の設定なんだし別に遠慮したり誤魔化したりする必要を感じないな
クレインとアレン、好きな方に決定してしまっていいと思うんだけどな
124助けて!名無しさん!:2012/01/19(木) 12:33:39.01 ID:cucCkR69
>>116
>>121
反撃・受け身不可の投げ技でアイクやラナオウ等の修羅達を完封するのか
125ふと思い浮かんだ小ネタ:2012/01/19(木) 19:19:36.22 ID:zuf99bKB
猿とリーフと

キュアン「フィン、私の靴がないぞ」
フィン 「懐で温めておきました」
キュアン「おお、気が利くな」

アルテナ「あれ?私の靴は?」
リーフ 「お姉様、私が懐で温めておきました」
アルテナ「変質者」
リーフ 「(´・ω・`)」


走れビラク

ビラク 「ヘクトル、俺を殴れ。殴ってくれなければ、俺は君と抱擁する資格すらないのだ。」
ヘクトル「絶対に殴らん」
126助けて!名無しさん!:2012/01/19(木) 21:26:43.93 ID:i0Q4yKhD
リーフがやるとどうしても下心があるように見えてしまう・・・
いやこの場合実際にあるだろうけどww
127助けて!名無しさん!:2012/01/19(木) 22:28:33.16 ID:XFrj9MXj
本スレの
「蒼炎・暁の炎の紋章はストーリーに深く関わり、さらに普段はミストちゃんの胸元にしまわれているという破格の待遇」
という書き込みにたいして、本人(ユンヌ)は別にどう思ってるんだろうとか、ふと思った。
128助けて!名無しさん!:2012/01/19(木) 23:40:40.45 ID:IVwwuukV
>>125
不覚にも噴いてしまったwGJ!
129助けて!名無しさん!:2012/01/20(金) 11:06:22.22 ID:kJznPQxI
紋章町新聞
・エレブ中学空教員枠ににギネヴィア氏就任。
・月刊セリス創刊。
・ニーナ著「真実の愛の貫き方」本日発売。
・ハーディン著「まことの愛の貫き方」本日発売。
本文より一部抜粋。
以前より紋章町男女から多数の要望が出ていた、兄弟家セリス君の情報誌が本日創刊される運びとなった。
毎月セリス君の様々な情報が記載され、月毎に違う衣装を来たグラビアポスターが付属される。
なお創刊に至って某光竜娘と拳王の武力的圧力が有ったとの未確認情報が有り、本誌特派員が目下調査中で有る。
130助けて!名無しさん!:2012/01/20(金) 15:57:20.48 ID:fBXGHAWt
>>129
これ絶対ロイ狙ってるだろ・・汚いなさすがギネヴィアきたない
131助けて!名無しさん!:2012/01/20(金) 16:15:10.69 ID:sEQEMZ9V
>>129
同じ愛の貫き方でも中身は全然違うんだろうな…
132助けて!名無しさん!:2012/01/20(金) 20:04:08.37 ID:UwV/e1jk
>>131
「真実の愛」と「誠実の愛」なんじゃないか。わざわざひらがなにしてるぐらいだし。
なんにしてもいろんな意味で泣けるぜ……
133助けて!名無しさん!:2012/01/20(金) 20:09:39.56 ID:VVXA6SGQ
>>129
ちょうどハーディンでggってたら「お前の胸をやりでつらぬいて〜」ってセリフのとこの画像が出てきてタイムリーで吹いたww
月刊セリスとか購買層の守備範囲広すぎだろ 男も女も男の娘も王子様も弟系も孫系もできるんだから
134助けて!名無しさん!:2012/01/20(金) 21:34:43.54 ID:iKHyy2Ss
ユリウス「よし、月刊セリス・・・!買った!!」
135助けて!名無しさん!:2012/01/21(土) 21:54:11.47 ID:3v7uT8aU
リリーナ「ヘクトル兄様を横綱にしたいです……」
ロイ「メタボっていうと聞こえは悪いけど力士やプロレスラーは適度な脂肪を体作りに取り入れて衝撃に強い体を作るんだ」
リリーナ「つまりそれが打撃に強い体とタフネスに繋がるわけね。守備力の高い兄様がメタボなのも納得だわ」
ロイ「うん、武術家の脂肪はただのデブではないよ。ちゃんと理にかなった体作りをしているし脂肪の下には屈強な筋肉があるわけだね」
リリーナ「筋肉と脂肪の適度なフュージョンが最強の道というわけね。さあ兄様ちゃんこを食べてもっと強くなりましょう!」

ヘクトル(な…なんかちょっとだけ納得しかかっちまった…俺はどうすればいいんだ…それはそうとちゃんこ美味そうだぜ…)
136助けて!名無しさん!:2012/01/21(土) 22:35:49.36 ID:UoTuEexd
>>134
ユリア「没 収 し ま す」つ【ナーガ】

>>135
マルス「(ヘクトル兄さん、それは罠です……言わないけどw)なるほど、だからリン姉さんは太いんだ。胸とか脚とか」
137助けて!名無しさん!:2012/01/21(土) 22:50:19.98 ID:YbKwABpU
>>136
エリウッド「ヘクトル。それ罠」
ヘクトル「あ、ありがとよ。エリウッド(ビラクだけじゃなくリリーナにも関わりたくなくなってきた)」
リン「マルス。覚悟は決まってるわね?」
マルス「ちょw分しアッー!」
138助けて!名無しさん!:2012/01/22(日) 08:27:45.23 ID:iYfzNBr7
>>134
イシュタル「私という者が・・・」つ【トールハンマー】
139助けて!名無しさん!:2012/01/22(日) 10:33:52.43 ID:FmiQ2wOd
>>134
ユリウスお前…イシュタルって美人とフラグ立ててんのに自ら折るとか馬鹿なの?死ぬの?
140助けて!名無しさん!:2012/01/22(日) 13:59:05.74 ID:qXRP6o+/
http://chan.sankakucomplex.com/post/show/808841

ルーテ「こんなゲームを製作中です。どうですかテストプレイヤーのアハトさん」
    タイトルは”夢想怨楼血 紋章異伝”にしようかと」
アハト「いやいやどうもこうも何もこれ、無○オ○○のパクr」
141助けて!名無しさん!:2012/01/22(日) 20:14:47.79 ID:VTtKpe5M
>>140
このゲーム、ちょっとやりたいと思ってしまったwww

えー、それでは、『ママチャリの系譜』前回>>91-96の続きを投下します。
142ママチャリの系譜 第2章:2012/01/22(日) 20:16:29.85 ID:VTtKpe5M
140.5

フュンフ♀「すっかりお馴染みになりました『ママチャリの系譜』のあらすじを大雑把にお伝えする竜王家使用人、
       背番号5番、スナイパー・フュンフ・トラキアモード! え〜、今日の助っ人は前回>>91-96
       紹介に与ったツヴェルフです。こらツヴェルフ、実況席でエロ本熟読すんな! 没収っ!!」
ツヴェルフ「OHHHHっ!! ボクの性春があぁぁーーーーーっ!!」
フュンフ♀「私も半分男だから気持ちは分かるけどさ…ちゃんと仕事したら返してあげるわよ」
ツヴェルフ「ホントだね!? だったら任せといてよ、ボクを誰だと思ってるんだい?
       自分の仕事はきっちり片づける十二魔将の必殺仕事人、竜王家使用人、背番号12番、
       八重歯がチャームポイントのシーフファイター・ツヴェルフ!!」
フュンフ♀「そうかいそうかい、その言葉を聞いて安心したぜ。
       さすが先生。『早すぎた性教育』の通り名は伊達じゃねえって事か」
ツヴェルフ「ふっ……昔はそんな風にボクを呼ぶ奴もいたね。でも、それは息子に付けられた名さ」
フュンフ♀「ほぅ先生、息子がいらっしゃるんで?」
ツヴェルフ「ええ、股間の方に一人」
フュンフ♀「もしもし、ベルン署ですか? ええ、今をときめくHENTAIが…」
ツヴェルフ「待ってよ! ただの挨拶じゃんか、こんなの。それにフュンフだってノリノリだったでしょ!」
フュンフ♀「むっし〜。んじゃ早速、前回>>91-96の状況を見て行きましょうかね〜」

前回終了時点の状況、順位
〜山岳コース下り〜               少し離されている2チーム
←                         ハン     ┃
← スカ  シャ            ホリ  アイ ┃  ヨハ
←        ラド              レク   ┃    コプ

順位変動   マシン名          搭乗者             現ドライバー   単勝倍率
7位→1位:6 ゴリアスティーノ田中   スカサハ&レイリア   スカサハ       15.6倍
1位→2位:4 シューティングスター   ラクチェ&シャナン     シャナン         1.9倍
5位→3位:3 大万福丸          トリスタン&ラドネイ    ラドネイ       17.0倍
2位→4位:7 アリス・ムーン         ホリン&デイジー      ホリン       10.8倍
3位→5位:8 トラキアエクスプレス   リーン&ハンニバル   ハンニバル     20.4倍
4位→6位:1 やらないか         アゼル&レックス     レックス       9.2倍
6位→7位:9 ぱんださん号          アイラ&ティルテュ    アイラ           7.5倍
     8位:2 愛のパルちゃん号    ヨハン&ヨハルヴァ   ヨハン        14.3倍
     9位:5 ギルガメス            クロード&コープル    コープル        12.1倍

・交代直後のスカサハが速攻でアイラを追い抜き、6位に浮上。
・ラドネイが今大会最高速の54.7km/hを記録し、5位から2位に浮上。
・しかし、それを上回るスピードでスカサハが猛追。前4台を一気に追い抜き、2位浮上。
・抜かれたラドネイが即座にスカサハの後ろに付き、2台連なったままトップのシャナンに襲いかかる。
・シャナン、スカサハ、ラドネイの三つ巴の戦い。まずはスカサハがイナズマ逆落としでシャナンを攻撃。
・その2人の隙を突いてラドネイが抜きにかかるが、シャナンのドリフトブロックに阻まれ、トップ争いから脱落。
・残るスカサハとシャナンの一騎打ち。スカサハが超真技・流星大天空サイクロンZERO式と言う名のハッタリ技で
 シャナンを怯ませ、トップを奪還。前回はこの辺で終了。

ツヴェルフ「今回のレースの衣装において、ボクはラドネイさんに一言申し上げたいっ!!
       体操着を着ているのに、何  故  ブ  ル  マ  で  は  な  い  っ  !  ?」
フュンフ♀「血の涙を流しながら力説する事なのっ!?」
ツヴェルフ「古き良き伝統工芸をこよなく愛す、一人のブルマニアとして、この事態は嘆かわしい事なんだよっ!」
フュンフ♀「正直私にはよく分からんけど、そこまで残念なの?」
ツヴェルフ「当然だよ。柔らかい尻肉がブルマからぷるりとハミ出てる姿は、何人も美しいっ!!
       ラドネイさん美人だから、ボクの股間も大喜びだったのに…」
フュンフ♀「もしもし、ベルン署ですか? ええ、今をときめく公然猥褻の男が…」
ツヴェルフ「通報しないで〜!!」
143ママチャリの系譜 第2章:2012/01/22(日) 20:17:51.36 ID:VTtKpe5M
141

ノイン  「さあ、間もなく下り坂も終わる、魔法が解けるぞシンデレラ! ラドネイ選手はツンデレラ!!
      ガラスの階段登ると割れて足が痛いぞビデオガールッ!!」
ラドネイ 「誰がツンデレだッ!」
トリスタン「勘違いしないでよねっ! 別にアンタの事なんて、何とも思ってないんだからねっ!!」
ラドネイ 「うっさいわっ!!」
ノイン  「そして、トップを奪還したFUNDOSHI兵器・ゴリアスティーノ田中が山岳コースを抜けた!
      その先にあるのは体育館裏ヘアピン!!」
エルフ  「下りでスピードを上げ過ぎたせいでしょうか、充分な減速が出来てませんね」

┌─────────────
│          ←────スカ

│     ┌────────
│     │
│     └────────

ノイン  「下り続きでスピード感覚が麻痺してしまったか、スカサハ選手、明らかなオーバースピードっ!
      果たしてこの速度でカーブを曲がりきれるのか!?」
スカサハ 「一気に行く、ここで差をつけるぞ!」
レイリア 「了解、対ショック防御シーケンサー最大っ!」
ノイン  「スカサハ選手、ドリフトの体勢!! ここで後続との距離を稼ぎたいFUNDOSHI大将が
      ドリフトで魔のヘアピンに挑む模様っ! 今日の私のブラは縞模様っ!
      たぶん、スカサハ選手が一番好きな柄のはずでありますっ!!」
シャナン 「ほう…」
レイリア 「なるほど…」
ラクチェ 「ケダモノ…」
アイラ  「何、そうなのかっ!?」
スカサハ 「どーでもいいだろっ、そんな事っ! て言うか、何で母さんが一番食いつきいいんだよっ!!」
ノイン  「あなたのクラスの女子の間では有名だからであります!
      さあ、縞模様好きのスカサハ選手がヘアピンの悪魔に挑みますっ!」
スカサハ 「ちょっ、ちょっと待たんかいっ!! 何だそのまことしやかな話は!?
      普通に実況しようとすんなっ!!」
レイリア 「じゃあ何模様が好きなの?」
スカサハ 「あー……?」
     (何だろう……イチゴ模様? 水玉模様? やっぱり縞模様?)
セーラ  「ねえ、アレほっといていいの?」
ドロシー 「……束の間の夢でしたね」
ラクチェ 「2人共、危なぁーーーいっ!!」
レイリア 「え? ああっ、スカちゃん、前っ!!」
スカサハ 「あ? ………あああっ!!」

 ┌─────────────
 │..  / ̄ ̄      シャ
 │.. /
 ..|/     ┌────────
スカΣ(゚Д゚ ;)…!?
 │      └────────

キキーーッ!! ガラガラドッシャーーーンッ!!
スカサハ・レイリア「「アーーーーーーーーーーッ!!」」
ノイン  「っきゃあああっ、スカサハ選手が好きな下着の模様を答える前に、ゴリアスが猛スピードで
      クッションゾーンに直行だぁぁぁぁぁッ! ぞーーーーーーーーん!!」
セーラ  「ちょっと、今回は明らかにアンタのせいでしょっ!!」
ドロシー 「妨害実況しすぎですっ!」
エルフ  「同情申し上げますわ」
144ママチャリの系譜 第2章:2012/01/22(日) 20:19:37.46 ID:VTtKpe5M
142

スカサハ 「どわあぁぁっ!?」
レイリア 「きゃあああああっ!!」
ノイン  「スカサハ君、吹っ飛んだーーーーーっ! レイリアちゃん、吹っ飛んだーーーーーっ!
      クッションのどこかに当たってくれえええっ!!」
ピューーーン……ボフッ ゴスッ!!
ノイン  「レイリア選手がクッションに当たったーーーっ!
      しかし、地面に墜落したスカサハ選手のダメージは大きいッ!!
      マシンとスカサハ選手とレイリア選手の三位一体がバランバランだ! 体育館裏の法則が乱れる!」
セーラ  「レイリアはともかく、スカサハはヤバいんじゃないの?」
ドロシー 「何かいい音がしましたよね…」
スカサハ 「うぃぃ〜……」←ピヨリ状態
レイリア 「あぅぅ〜……」←ピヨリ状態
ノイン  「トップが自滅(という事にしておこう)の間に2位のシューティングスターが来たッ!
      おおっと、やはり、ドリフト! ドリフトでヘアピンの悪魔に立ち向かう!」
シャナン 「ぬうっ、思った以上に滑るな……しまった!?」
ラクチェ 「きゃあっ!?」

┌─────────────

│..   / ̄ ̄     ラド
│   /  .┌────────
スカ  |   ..|
│.  | キキーーッ!!───────
│  \
│    シャ
└─────────────

ノイン  「あーっと! オーバースピードか、ドリフト失敗かッ!?
      アウトに振られてクッションコーナーへいらっしゃーい!! イエスノークッション!」
シャナン 「く、まだまだ!!(ピタッ)……ふう」
ラクチェ 「危なかったです……」
ノイン  「軽く車体がクッションに触れるように接触して、ギリギリアウトのマシンストップ!
      ドリフト、ドリフター、ドリフテスト!
      剣聖ドリフターズ・シャナン選手もヘアピンの悪魔に勝てず!!」
セーラ  「うわぁ、これは痛いミスね」
ドロシー 「敢えて聞きますけど、ドリ○ターズには突っ込まないんですか?」
ノイン  「しかし、ダメージ最小限は流石! イザークのじょんがら節を背に素早いリスタート!」
セーラ  「こんな実況にいちいち突っ込んでたら、身がもたないわよっ!」
ドロシー 「そこで敢えて突っ込むのがセーラさんじゃないですか!」
ノイン  「続く大万福丸はかなりのロースピード! シャナン選手の下山ドリフトに阻まれて
      スピードを落としたのが功を奏したか、ジャストフィッティングでクリア!!」
ラドネイ 「ったく、スピード出し過ぎなんだよ」
トリスタン「スカサハとレイリアの冥福でも祈っておくか。NAMU-AMI……」
スカサハ・レイリア「「うきゅ〜〜」」←まだピヨっている
145ママチャリの系譜 第2章:2012/01/22(日) 20:20:51.06 ID:VTtKpe5M
143

ノイン  「結果的にトップのシューティングスターとサイドバイサイド……
      いや、僅かにタイヤ1/4程度で大万福丸がトップだ、ラドネイ選手!!」
ラドネイ 「トップに出たのはいいんだが…うわ、もう来た!」
シャナン 「思った以上に時間を取られたな」
ノイン  「次にヘアピンに入ってくるのは…おおっ、4位集団のアリス・ムーン、やらないか号、
      トラキアエクスプレス、ぱんださん号であります!」
ホリン  「やってしまったか…」
デイジー 「あ〜あ、可哀想にね〜」
ハンニバル「フッ、まだまだ青いのぅ」
リーン  「それにしても派手にやったわね…」
レックス 「俺はそんな所も愛してやるぜ!」
アゼル  「彼の未来の為にも勘弁してあげて」
ティルテュ「スカちゃんとりあちゃん、だいじょうぶ?」
アイラ  「レイリアはわからんが、スカサハはこの程度でくたばる奴ではない。安心しろ」
ノイン  「羹(あつもの)に懲りて膾(なます)を吹く! 4台ともクラッシュしたゴリアスを横目に、
      超スローダウンでヘアピンを曲がって行きます! なまずなまずなまずー、鯰瓢箪!」
エルフ  「瓢箪で鯰を押さえるとも言いますね」
ノイン  「魔物の巣食うヘアピンも、これでは可愛いワンちゃんも同然! 当然難なくクリアだが、
      ワンちゃんと猫ちゃんが喧嘩したらどうしてくれるんだよぉ!」
エルフ  「無責任な男ね」
ノイン  「しかし、むしろ、上位2チームとの差は縮まっている! これはこれでいいのか!
      何とも納得のいかないサーキットの珍プレーと好プレー!」
スカサハ 「う〜ん、痛ててて…」
ノイン  「とか言っちゃったりなんかしちゃったりしてな!! おっと、スカサハ選手がピヨリ状態から
      復活しました! 大丈夫なのか!? 大丈夫の場合は誰にも見せた事がない特別な踊りをするぞ!!」
スカサハ 「意味分からんわっ!!」
ノイン  「しませんが、元気そう! ……とかいってる間に、8位愛のパルちゃん号が
      真心いっぱいの愛を込めてヘアピンに入ってきた……が、これはやや速いか……速いか? 速い!」

┌────────────
│        ←─ヨハ
│               コプ
│      ┌───────
スカ         |
│      └───────

ヨハン  「私とした事が…」
ノイン  「いけませんっ、走る愛の使者、ヨハン選手! ヘアピンクリアにはややオーバースピードだ!!」
ヨハルヴァ「やべえぞ兄貴、とにかくブレーキだっ!!」
スカサハ 「ヨハンッ!?」
ノイン  「右京も真っ青の張り子の虎猫走法! 本人は猫ではなく愛の使者!
      ああーーーっと、しかも、マシンの軌道の先には未だリカバーならぬゴリアスが!」
エルフ  「これは危ないですよ!」
ノイン  「このままではヨハヨハ兄弟がオレンジのマシンに突っ込んでしまうッ!!
      前代未聞の大クラッシュと……なっ、なっ、なっ……!!」
ヨハン  「許せ、スカサハ!」つ【愛の斧(フライパン)】
スカサハ 「ちょっ、待て! そんな物で何する気だッ!?」
146ママチャリの系譜 第2章:2012/01/22(日) 20:22:49.70 ID:VTtKpe5M
144

 ┌───────────
 │    / ̄
 │  /    コプ
 │ /   ┌──────
スカ☆ ガキンッ!!
 │ \   └──────
 │  \
 │    ヨハ
 └──────────

ノイン  「ならなぁーーーーーーーーいッ!! クラッシュ回避っ!!
      ヨハン選手が愛のフライパンでマシンの軌道を変えて、強引極まりないコーナークリアだッ!!」
セーラ  「何でフライパンなんか持ってるのよっ!?」
ドロシー 「アカネイア地区ではたまに武器の代わりとして使われているらしいですけど……」
エルフ  「それはよろしいのですが……フライパンを突き立てた時に妙な音がしましたね?
      ゴリアスのフレームに当たりましたか?」
ノイン  「オンボードカメラのスロー画像によりますと……ああっ!! 愛のフライパンが
      ゴリアスのチェーンを直撃していますね……見た目は大丈夫そうですが……」
セーラ  「フレームと違ってチェーンは普通の強度なんでしょ? 切れてないというのが凄いわね」
ドロシー 「可能な限り力を抑えたんでしょうね。斧使いの隠れた技術でしょうか?」
ヨハルヴァ「何とか助かったが…」
ヨハン  「ああ……」
クロード 「後は神に祈るのみです」
ノイン  「愛の国からやって来たヨハン選手、相手チームを気にしながらも、体育館裏ヘアピンを後にします。
      その後ろ、かつての王者ギルガメスがヘアピンを通過。おっ、レイリア選手も復活しましたね」
スカサハ 「レイリア、大丈夫か? どっか怪我してないか?」
レイリア 「え、ええ…何とか。それより、あなたこそ大丈夫? 身を投げ出してあたしを庇ったでしょう?」
スカサハ 「ふんだ、アンタの事、庇ったんじゃないんだからねっ。勘違いしないでよねっ!」
レイリア 「さてはスカちゃん、ツンデレねっ」
スカサハ 「なんだと」
レイリア 「マーベラス!!」
スカサハ 「そういう日もある……まあ、俺はこれでも毎日シャナン様やラクチェから流星剣を食らってるだけに、
      身体は頑丈だからどって事ないが……
      マシンが無事かどうかは怪しいな……ヨハンのフライパンに踏まれたからな」
セーラ  「このやり取りって……かなり謎な2人ね」
ドロシー 「しかもやたらと仲が良さそうなんですよね。新たなフラグでしょうか?」
スカサハ 「よし、乗れ、レイリア。レース続行だ」
レイリア 「ええ、でも無理しないでね」
ノイン  「何あの青春らぶらぶストーリー。もう、あいつら負けでいいっスよねー?」
セーラ  「私は良いわよ。ドロシーとエルフはどうなの?」
ドロシー 「駄目です」
エルフ  「駄目ですわ」
ノイン  「じゃあ頑張るよ。えーと、ゴリアス田中君はどうやらスカサハ選手が
      ドライバーズシートに座るようですね。心配されるマシンダメージはどうか?」
エルフ  「スタートしましたが……走行に支障はなさそうでは……ん?
      いえ、待って下さい。ギア付近で変な金属音がしますね……」
ノイン  「ファイアボディだ、火の車! マシントラブルで有力機体が炎上か!?
      細身の武器で超必殺武器を作る! テリウスが産んだ驚異の錬成技術だ!!」
エルフ  「サンダーでも出来ますわね」
ガキガキ ガキガキ ガキガキ……
スカサハ 「……まずいな、ギアかチェーンか……或いはその両方がイキかけてるかもな」
レイリア 「何とかピットまで行きましょう!」
ノイン  「周期的にガキガキと金属音が聞こえてきます! 果たして、ピットまでもつのか!?
      不慮の事故であろうと妨害であろうと、ルール上セーフです!」
セーラ  「つーか、何したらアウトになるのよ?」
ドロシー 「基本的に何でもアリですからね…」

続く
147助けて!名無しさん!:2012/01/22(日) 21:36:27.72 ID:4a1aD5Kh
>>142ー146
乙&GJ!
相変わらずテンション高くてどこから突っ込んでいいのかわからんw
とりあえず、いつかこの十二魔将の日常が読んでみたいw



ところで昨日(1/21)は旧紋章の発売日だったんだな
148助けて!名無しさん!:2012/01/22(日) 23:05:28.71 ID:XnswlO6X
リーフ「なんだろう。僕の魂の友が増えそうだ。ツヴェルフさん、そのエロへの情熱に敬意を払う!」
GJでした。

しかしリーフのエロ関係の悪友は師匠格のユアン、ツヴェルフ以外にどれだけいるんだろう。
149助けて!名無しさん!:2012/01/22(日) 23:27:44.09 ID:i+uqryn4
あからさまにエロい人でなくても気さくな男なら軽く応じそうなジャンルの話題ではある
150助けて!名無しさん!:2012/01/23(月) 01:00:29.87 ID:Ho5RGJqh
ヘザーさんと話合いそう
愛かエロかの違いはあるだろうが
151助けて!名無しさん!:2012/01/23(月) 20:15:04.95 ID:X1Pu8Ew6
>>148-149
イ○ム  「リーフって奴とエロ談義をする為に」
アホ○ル「違う作品から飛んできました、これがな」
152助けて!名無しさん!:2012/01/23(月) 21:01:40.62 ID:zwcYkRPb
誰か全くわからん他作品のキャラなんぞいらんから
153助けて!名無しさん!:2012/01/23(月) 21:20:44.90 ID:pLp2QhTM
うん、こういうのはスレ違いだから遠慮してほしいかな
そんじゃ元の流れで
154助けて!名無しさん!:2012/01/23(月) 21:29:42.67 ID:Ho5RGJqh
スレチとまでは言わんでも…
メジャーどころでないと反応に困るから止めろってだけで
155助けて!名無しさん!:2012/01/24(火) 10:52:06.36 ID:wAJJN4Ln
>>140
何気に味方スマブラ勢なのねこれ。ロイを救出しようとして間に合わず過去を変えて助けるとか?

>>142-146
いつも面白いぜ!GJ!
156助けて!名無しさん!:2012/01/24(火) 13:41:21.09 ID:5Yp4DPiK
この小説を読む前に>>55の注意書きを参照してください。
>>56-58の続きです。

>>69
自分の作とコラボ感謝!
FETVの面白さを再確認したよ。
ドロシー大好きだ。かわえぇ♪
グランベルの城ではアルヴィスが天守閣に座し天下の趨勢を伺っている。
彼の眼光は鋭く天下を見つめていた。
「兄者……」
声をかけたのはまだあどけなさを残す若武者だ。
名をアゼルという。アルヴィスにとっては胸のうちを語れる数少ない相手であった。
「どうだ民の様子は?」
「はっ…落ち着いておりまする。領内は賊も少なく商いは栄え他国から評判を聞きつけて流れてくる者も多くあります」
「…うむ…特にシアルフィの旧領には気を配るのだ。かの地は領主が変わって間もないゆえにな」
「ははっ」

アルヴィスがシグルドを逆賊として追ったのは実のところレプトール、ランゴバルトの両名に配慮した部分が大きい。
彼らは長らくシアルフィの地から冨を得てきたがそれが露見する事を恐れていた。
とても褒められた事ではないが天下を伺う上でこの両家の力添えはアルヴィスにとって必要不可欠なものであった。
「詫びぬぞシグルド……今、混沌としたこの時代に覇権を打ちたて世を安寧に導ける者はこの私をおいて他にはおらん」
だからというわけではないがアルヴィスはシアルフィの民の宣撫には力を入れていた。
シグルドを慕っていた民を自らの元に引き寄せるには威徳と慈愛をもってせねばならず、
そしてそれは概ね成功していたと言ってよい。
政治経済の手腕においてアルヴィスはシグルドを大きく上回っておりシアルフィの民にとっては安定して繁栄できる日々の暮らしはなによりもありがたいものであった。
戦国の世においては国境線は頻繁に入れ替わり土地を治める領主も戦乱の中で目まぐるしく入れ替わる。
昨日はシグルドを慕いながら今日はアルヴィスを仰ぐ……となると節操無く感じられるであろうが実のところ民衆にとっては善政を敷いてもらえるのであれば誰が主君であっても構わなかったのだ。
「圧制などというものほど愚劣なものはない。民草の敵意を招き結局は己の首を絞める事になるのだからな。
 ソフィアのドゼーは悪政を行い贅沢に溺れ民草に滅ぼされたと聞く」
自分はそうはならない……奪い取った土地では税を減免し商いを保護し必ず善政を敷く。
先だって征服したヴェルダンでも同じように統治に気を配っている。
圧制などというものは征服された側の残党兵などにとってはありがたいくらいなのだ。圧制を敷く者ほど抵抗しやすい敵はいない。
征服者が悪辣であればあるほど民衆の敵意を煽り自分たちの支持を高めて自陣営に味方を増やす事ができるのだから。
それを思えば逆に善政を施せば民衆の心は征服者に傾き、旧領主の残党など動乱を撒き散らすだけの厄介者として支持を失っていく。
もっとも優れた征服の方法は敵を心から心服させ尊敬を勝ち取る事にある。
古代のマークの兵書にも記されている。
城を攻めるは下策。心を攻めるをもって上策と成すと―――――

「先だって発した触れの効果はどうだ?」
そう、しばし前にアルヴィスはシグルドに付き従う臣下を対象にお触書を発していた。
帰参する者は罪は問わず重く遇すると……同時に彼らの家族の面倒を見たのも彼が人心掌握に長けている事を示す。
シグルドの兵たちは多くがシアルフィに家族を残してきており、アルヴィスは彼らのうち病める者には薬を与え貧しい者には米を与えた。
「はっ…北の地から話を聞きつけて帰参した者は先月来五百人近くなります。兄者に忠誠を誓う者も少なからず」
「ん……勝っている限り人は集まってくるものよ。勝っている限りな……アゼル。
 アグストリアのシャガールを滅ぼしたら私は都へ向かう。誰が天下の第一人者かを世に知らしめ戦国の世に終止符を打つ」
赤い髪の男は天守閣より空を見据えた。
彼の弟は後に語る。天下を睨みすえるその眼光は飛び立つ機会を伺う伏龍の如しと………
夏も盛りだというのに寒風吹きすさぶ極北の地。
雪の解ける事なき山頂にその砦はあった。
この地に落ちて以来、寒さに凍えながら苦心して築き上げた彼らの最後の砦だ。
かつてのシアルフィ当主シグルドと彼に従う僅か三百ほどの手勢が立て篭り捲土重来を期していた。
だが、その士気は往々にして低かった。

「敗北……北の地は負け犬が落ち延びていく…負けて得られるものなんぞなんもありゃしない」
そう呟いたのは誰であっただろうか?

兵卒というものは主が落ち目となって手柄を立てても恩賞に預かれないとなると主君を見限って逃げ始めるものである。
連日この砦からは脱走する者が後を絶たなかった。
一つにはアルヴィスが旧シアルフィの統治で寛容さを示している事が大きい。
砦の見張り台の上で二人の足軽が囁きあっていた。
「おい…聴いたか…」
「ああ……アルヴィス殿は帰参した者をみな許しているらしいな…」
「それだけじゃねぇ。病人貧民を助けているというぞ…郷里に残してきた俺のおふくろも臥せっておるが薬をいただいたという…」
「アルヴィス殿は情け深い方なのじゃな…」
「情けの深さでは我が殿も劣らぬが…このまま殿についていっても……」
未来は無い……それはぐっと飲み込んだ本心であった。

「そこっ!何を無駄口を叩いておるか!」
聞きつけて怒鳴り声をあげたのはシグルドの腹心ノイッシュである。
彼は連日脱走者の相次ぐ状況に業を煮やしていた。
慌てて見張りに戻る見張り達の姿を見送り彼は深々と溜息をつく。
この地に篭ってから今後どうするのかシグルドと共に連日相談してみたが実のところどうしようもない。
「我が殿には野心が無い……だが……」
ノイッシュはシグルドに男としての野心を持ってほしかった。
彼がついていく主にはより高きを目指してもらいたかった。
アーダンが命を投げ打ってまで守ったに値する男になってほしかったのだ。

その時である。
僚友アレクがノイッシュの元に駆け寄ってきたのは。
「ノイッシュ…馬小屋から馬が十頭ばかりいなくなっている」
「何…勝手に出ていったわけでもあるまい?」
「盗み出されたかも知れん…追ってみよう!」
二人は急ぎ自分の馬を馬小屋から連れ出すと砦の門に向かった。
門の所では数名の門兵が疲れた顔をして立ち尽くしている。
「おい、馬を連れ出した奴を知らんか?」
ノイッシュの問いに一人の門兵が顔をあげた。
「そういえば先ほど馬の世話役のデューが外に連れ出しましたね」
「誰も咎めなかったのか?」
アレクの問いに門兵たちは顔を見合わせた。
「さぁ…命令でやってるんじゃないんですか?」
どうやらろくに確かめもせず門を開いたようだ。
この士気の低さにはノイッシュも頭を抱えざるをえない。
デューを追って外に出たアレクとノイッシュは深々と溜息をついた。
「いかんな…兵士たちは無気力になってきている…」
「無理もあるまい…食い物も充分ではないうえにこの寒さだ…まして…な」
今のシグルドに付いていって未来があるかと言われれば否である。
機会を掴みえるまで今は耐え忍ぶ時期なのであろう……そう思わなければやりきれなかった。
雪の中を馬の足跡を追うこと半刻……
数頭の馬の影を見て取った二人は馬を急がせて追い上げた。
馬を引いて逃げようとする馬番の少年の前に回りこむと太刀を構える。
「デューよ。なぜ馬を盗みだした?」
観念したのか少年はがっくりと項垂れた。
「いくら頑張ってみてももうだめさ…みんな戦う気力を無くしてる…
 だったら今のうちに土産をもって投降したほうがいい…」
「卑怯者めが!」
鋼の太刀が唸り少年の首を跳ね飛ばした。
鮮血が白雪を染め上げていった………

この一件の報告をうけたシグルドは無言であった。
その様は己の至らなさを攻めているかのごとしだ。
彼はじっと自らの手を見つめる。
シグルド自身今後の事を決めかねていたのである。
「殿……」
「ノイッシュ…よい、もうよかろう。行きたい者は好きに行かせてやるといい…」
「しかしそれでは……」
「いや、よいのだ。脱走者が出るのも私がみなを心服させられておらぬ…至らなさゆえの事だ」
彼らの主は極限の北の地で雌伏の時を過ごすのか…それともこのまま雪に埋もれて歴史の表舞台から消えて無くなるのか――――

「一つだけ申し上げとう存じます…アーダンを犬死させないでくださいませ。
 奴が命を捨てて守った男がただの敗者で終わってはあまりにも報われませぬ…何卒…何卒…一国一城の主となって胸を張らせていただきたく…」
「うむ…心得ておる……今は時を待つしかあるまい…」
重々しい空気にアレクが雰囲気を変えようと一石を投じた。
この男はこうして人の気を紛らわす気遣いのできる男だ。
「そういえば客人の…ユリウス殿のお姿が見えませぬな?」
「ああ、彼は北の社に向けて出立したよ。命の宝珠を求めての事だという。
 グランベルの城下の大層美しい娘と結婚するには義父殿に五つの宝珠を献じねばならんのだそうだ…なんといったかな…そう…
 命…星…光…大地…闇…であった。そうしてもう何年も旅をしているそうだ」
「よいですなあ。俺もそれくらい惚れ込めるような女に出会いたいものです」
陽気に笑うアレクを見やりながらシグルドは出立するユリウスの姿を思い起こしていた。
彼は何度も礼を言いながら雪原に一人歩みだしていった。
旅立つ若武者の背には迷いも淀みもなかった。
恋慕に全てを賭けている男の歩みは確かなものであった。
翻って自分はどうか……
いつまでも旧主への忠誠に拘って帰参の機会を待つ気持ちが無かったか…もはやかなわぬ事と知りながら。
今や一人の男として立つべきではないのか。誰かの臣下としてではなく一方の雄として……
それがアーダンの望みではなかったか。
シグルドがかつて忠誠を誓ったクルトに胸のうちで別れを告げたのはこの時であった。


続く

侍エムブレム戦国伝 死闘編

〜 ロイの章 継承 〜
160助けて!名無しさん!:2012/01/24(火) 23:41:33.99 ID:U1NY+n9l
シグルドに凄い不幸な展開が待ち構えてる気がしてならんな…GJ!
161助けて!名無しさん!:2012/01/25(水) 21:43:41.47 ID:w3rUjdOO
>>157ー159
アルヴィスに隙が無さすぎる……GJ!

頑張れシグルド兄さん
セリカぐらい野心があれば何とかなる、かも
162助けて!名無しさん!:2012/01/28(土) 16:05:40.92 ID:isFFeuNp
マルス  「馬鹿な!三日も何事も無く平和だと!?天変地異の前触れか何かか!!?」
エリウッド「でも家計には優しくて助かるよ。このまま続いてくれれば僕は蝶サイコー!」
ロイ    「いや、普通に停まってるだけって言おうよ」
リーフ   「早く新作出ないかなー。と言うか続報プリーズ。それ以上に新作おねいさん情報プリーズ!」
マルス  「はいはい、新作で君が喜びそうな黒髪パッツンなドS女魔道士がいるみたいだから勝手に期待してて」


40スレ目にもなると流石に動きも鈍くなるかな。新作でまた盛り上がりたいものだ。
163助けて!名無しさん!:2012/01/28(土) 17:25:16.12 ID:7I+jaT4P
それじゃ話のタネに表作るわ
戦国ネタの後だし主人公兄弟は歴史上の人物にしたら誰が近いか考えてみた
俺主観

ミカヤ 卑弥呼
シャーマンだし占い師だし年代も古いのでピタリ

シグルド 魏延文長
なんのかんので反逆者に追い込まれた感がある人同士で

エリンシア ラクシュミー・バーイー
苦労人の女王、かつ軍事指揮官

アイク 宮本武蔵
さすらいの剣豪、暁後一人旅に出たアイクは武蔵っぽい

エリウッド 大谷吉継
病弱な武将ということで浮かんだ。沖田総司でもいいかも

ヘクトル ウィリアム・ウォーレス
巨人とまで言われた巨漢の猛将

エフラム 前田利家
槍の達人、青年時代は血気盛んだけど収まるとこに収まったのも彼らしい

エイリーク 巴御前
自分はトップに立たず一歩引いた位置にいるあたりがエイリークっぽい

リン チンギスハーン
遊牧民繋がりで

マルス 諸葛亮孔明
原作ならともかくこのスレのマルスの策に長けたところから

アルム 豊臣秀吉
農民上がりの武将

セリカ サラーフアッディン
宗教戦争の英雄

セリス 倭健命
女装した人物なので

リーフ 石川五右衛門
有名な泥棒というとこうなる

ロイ リチャード1世
獅子の二つ名繋がりで
164助けて!名無しさん!:2012/01/28(土) 18:28:24.40 ID:tLJl71aM
>>163
割と20スレ以降は大人しい時はこんな感じだよ
ネタを投稿する時、長編以外ならわざわざ被ってないか過去のネタ全部チェックする人もそれ程いないだろうし

自分みたいに試験期間で来られない人とかもこの時期はいそうだな
165助けて!名無しさん!:2012/01/28(土) 18:48:06.31 ID:f/IBsv0H
>>162
昔は良く書いてたけど最近はモチベーションが湧いてこなくて閲覧に徹してた俺が来ましたよ
今リハビリついでに長いネタ準備してるから待っててくれ
166助けて!名無しさん!:2012/01/28(土) 18:53:59.64 ID:isFFeuNp
そうだったっけ?ここん所数スレは一日ぐらいなら書き込み無しならあったが
三日近くもネタどころか書き込みすらも無く過疎ってんのは初めてな気がしたが記憶違いか。アテにならん記憶だ。
167助けて!名無しさん!:2012/01/28(土) 18:56:22.45 ID:isFFeuNp
と、>>166>>164に対してのレスな。
書き込む前に更新する癖付けんといかんなw
168助けて!名無しさん!:2012/01/28(土) 19:07:48.66 ID:f/IBsv0H
>>166
三日連続レスなしは今回が初めてだよ
まぁでもあまり気にする必要は無いと思う
新作が発売されて新作ネタが解禁されたらネタは一杯来るだろうしさ
169助けて!名無しさん!:2012/01/28(土) 19:17:08.87 ID:7I+jaT4P
そもそも長期連載してるネタがあれば定期的にネタは来るんだし本当に過疎るって事はないと思う
今ならママチャリと戦国とロイの長編か
170助けて!名無しさん!:2012/01/28(土) 19:26:39.53 ID:De75sqYS
あえて議論スレじゃなくここに書くとぶっちゃけ、

感想レスが無い

書き手のモチベーションが上がらない

ネタ来ない

過疎って感想書く人も減る

はじめに戻る、の負のスパイラルな気がする

確かに感想は強要されるものじゃないけど、
問題が連鎖的に生じてる以上流れ自体を変えようと思えばそれなりに必要だよね
171助けて!名無しさん!:2012/01/29(日) 03:58:23.40 ID:k9C8+Fx5
ジャンヌ「この時間ならいけるはず…1時間書き込みなければアルム君は私のものです」
172助けて!名無しさん!:2012/01/29(日) 04:07:55.46 ID:1YeJu1d2
セリカ「シャー!」
173助けて!名無しさん!:2012/01/29(日) 11:51:05.12 ID:TK2NCkaK
ロイ「しかし暇だね。lv5ポイズンダンサーとlv5エルダーシャーマンをオーバーレイ。No61フォルブレイズ・クイーン(ATK2500DEF2000)を召喚。
ORYを取り除いて兄さんの場の竜騎姫アルテア(lv7ATK2800DEF1700)を効果破壊して、アルテアの攻撃力分兄さんにダメージ。
そしてフォルブレイズクイーンで愚鈍将セシリー(lv8ATK300DEF100)に攻撃。更に空いた所に可憐天馬騎士シャミーでダイレクトアタック。
シャミーの特殊効果でこのカードの攻撃に対して罠と魔法は使えないけどどうする?」
リーフ「参りました以外無いよコノヒトデナシー」
マルス「いくらファンデッキでも能力低い上に自分フィールドの罠カード使えなくする愚鈍将なんか入れるからだよ」
アルム「まだだ。僕は墓地の植物属モンスターを一体除外してラピッドラディッシュ(lv7ATK2500DEF2700)を召喚」
マルス「はいはい。暴王の宣告発動。手札を一枚捨てて特殊召喚無効して破壊ね。
更に墓地に送った亡霊王子(lv5ATK1500DEF1300)の効果発動。墓地のこのカードと亡霊族を一枚除外して相手の墓地のモンスターを次の自分エンドフェイズまで自分フィールドに特殊召喚する、ラピッドラディッシュ美味しいです(笑)
更にさっき除外した暗闇の賢者の効果発動。このカードが除外されたとき相手のメインフェイズをスキップする。
そして僕のフィールドの自爆神の効果で君のバトルフェイズはスキップされる。そして僕のターン」
174助けて!名無しさん!:2012/01/29(日) 12:17:37.86 ID:IL8+aXly
ロイ「うーん……」
ミカヤ「どうしたの、ロイ。難しい顔で」
ロイ「あ、ミカヤ姉さん。いやちょっとね、学校でこういうのが配られて……」
ミカヤ「なにこれ……進路希望調査? それに将来の夢か……」
ロイ「そう。小学校の頃も将来の夢みたいな宿題はあったけど」
ミカヤ「じゃあそれと同じように書いたらいいんじゃない?
    ロイは確か……サッカー選手だっけ?」
ロイ「さすがにその夢は……小学生のときよりは僕も現実を知ってるよ。
   この街の『紋章リーグ』とか、超次元サッカーも目じゃないレベルじゃないか」
ミカヤ「そうね……毎回スタジアム半壊させては『大丈夫、ハンドじゃない!』とかやってるもんね」
ロイ「それに今、いろいろ悩んでてるし……どうも兄さんたちを見ていると、自分が何に向いてるのか分からなくなるというか」
ミカヤ「うちの子たちは何かしら規格外だものね」
ロイ「それに比べたら僕は特技なんて何もないからなあ」
ミカヤ(人たらしと超強運っていう立派な特技があると思うけど……)
ロイ「それで、何を書いたらいいのか迷ってるんだ。そんなに深刻な物じゃないって、頭では分かっているんだけど」
ミカヤ「そんなことないわ。こういうのを真剣に考えるのって、大事だと思うわよ」
ロイ「そうかな」
ミカヤ「ええ。よく悩んで、しっかり考えて書くのよ。あ、それと、学費とか何とかは気にしなくていいからね」
ロイ「ありがと、姉さん。もう少し考えてみるよ」
ミカヤ「ええ。頑張ってね」

マルス「でもロイの将来って間違いなくどこかの婿養子ですよね」
ミカヤ「聞いてたなら出てきてアドバイスの一つでもしなさい。まったくこの子は……」
175助けて!名無しさん!:2012/01/29(日) 12:40:34.56 ID:IL8+aXly
シグルド「おはようございます、アルヴィス課長」
アルヴィス「おはよう、シグルド。今日の会議の件だが……」
セリス「……ええと」
シグルド「……? セリス? どうした、何故お前が会社に……」
アルヴィス「無礼者!(ゴォォォォォーッ!)」
シグルド「うわっち! な、なにをするんですか課長、急にファラフレイムなんて!」
アルヴィス「貴様こそ何をしているか! 身の程を弁えよ!」
シグルド「は?」
アルヴィス「こちらのお方を誰と心得る! 恐れ多くも我がグランベル総合商社のセリス社長であるぞ!」
シグルド「……はぁーっ!?」

シグルド「……で、どういうことなんだ、セリス。うちの社長は才智あふれるクルト様だったはずだが」
セリス「うん……あのね、昨日社会科の見学でこの会社に来たんだけど」
シグルド「ふむ……それで?」
セリス「最初は事務の人が案内してくれることになってたんだけど、
    通りすがったクルト社長が『わたしが案内しよう』って言い出して」
シグルド「才智あふれるお方だからな……それで?」
セリス「事務の人が止めたんだけど結局押し切られて、クルト社長とあちこち回ることに……
    案内とか説明は凄く分かりやすかったんだけど」
シグルド「才智あふれるお方だからな……それで?」
セリス「でもさすがに社長さん相手だから皆緊張して疲れちゃって。
    それで、社長室で休むかい? って言われて断りきれなくって。いいのかなとは思ったんだけど」
シグルド「才智あふれるお方だからな……それで?」
セリス「社長室って凄く豪華だし、椅子も高級そうで大きくて。それで見惚れてたら、『座ってみるかい?』って」
シグルド「才智あふれるお方だからな……それで?」
セリス「断ったんだけど熱心に勧めてくるものだから、とりあえず座ったんだ、社長の椅子。そしたら……」

 ニアせいあつ
  たいき

セリス「……こんなコマンドが出て、つい好奇心で……」
シグルド……そういうシステムだったんだ、これ……」
176助けて!名無しさん!:2012/01/29(日) 12:58:31.15 ID:AcEh/QPy
敵兵が制圧した場合は城破壊されたよねたしか?

破壊 → 倒産 → 失職か…
ハロワに通うシグルド兄さんの姿が……
177助けて!名無しさん!:2012/01/29(日) 13:58:08.58 ID:oOIQgfxv
>>173
遊戯王知ってるから言うけどインチキカードの大盤振る舞いじゃねーか!
インチキ効果もいい加減にしろ!www

>>174
紋章町リーグ…誰がサッカー選手なのか気になる
まともな面子じゃないのは確かだろうけどw

>>175
これはワロタwww
迂闊すぎるってレベルじゃねーぞクルト社長w
178助けて!名無しさん!:2012/01/29(日) 21:35:32.76 ID:A4xLK0cM
>>175
血縁オチかと思ったら、そうきたか。
感心しながら笑わせてもらいましたw GJ。
179助けて!名無しさん!:2012/01/30(月) 00:58:08.68 ID:2LdzUxT6
高校生でありながら社長に・・・セリス大出世だな。誰が秘書になるかで戦争起こりそう。
秘書官は男でもなれるみたいだし、複数の秘書がいてもおかしくないところもあるし
180助けて!名無しさん!:2012/01/30(月) 01:06:16.16 ID:6mthxj3U
ユリア「秘書は是非わたしに!」
ラナ「いえいえ、是非ともわたしに!」
ユリウス(どっちでもいいから、僕に火の粉が降りかかる前に決めてほしいな……)
セリス「うーん……じゃあユリウス、よろしく!」
ユリウス「は!? な、なんで……!」
セリス「だって、社長秘書って大変な仕事なんでしょ? か弱いユリアやラナにやってもらうわけにはいかないよ。
    その点ユリウスは丈夫だし優秀だし責任感はあるし、ぴったりだと思うんだ。
    そういうわけで、激務になると思うけどよろしくね!」
ユリア(オニイサマ……!)
ラナ(ドレダケジャマヲスレバ……!」)
ユリウス「……お前のせいで早速激務の予感だよ……」
181助けて!名無しさん!:2012/01/30(月) 23:52:23.19 ID:wWuTnAog
書き込めるようになったか?
182助けて!名無しさん!:2012/01/31(火) 00:00:59.98 ID:a3Fa4uGK
アルム「えーっと、これが大量のビグルを燃やした灰?」
セリカ「そう。突然湧いて出たものだから、一か所に集める余裕もなくて一気に燃やしちゃって……」
アルム「仕方ないね。箒で集めて袋に詰めて、ゴミ捨て場に持っていくよ」
セリカ「ごめんね。わたしはあっちの方の片付けがあるから……」

アルム「ふう……結構な量になったなあ。しかし、ビグルの灰か……何かに使えないもんかな。
    ……季節も季節だからしょうがないけど、枯木ばっかりで寂しい風景だなあ。
    そうだ! この灰を撒いて、『枯れ木に花を、咲かせましょー!』なーんて」

ドロシー『はい、こちら現場のドロシーです! 現在紋章町全域で、冬だというのに桜が満開になるという怪奇現象が……』
ユンヌ「駄目よー、アルムちゃんはミラの加護を受けてるんだから、迂闊なことしちゃ」
アルム「すみません……って謝るところなのかなこれ……」
183助けて!名無しさん!:2012/01/31(火) 11:08:20.75 ID:5QXg6sPQ
花咲かアルムかよwwww
184助けて!名無しさん!:2012/01/31(火) 11:51:08.62 ID:P9YlBJph
>175 >180 美味いネタだ!!GJ
ユリウス「とりあえず人手が足らないから、無理はしない程度にユリアとラナも入れとこうや。(命も惜しいし…)
あとサイアス兄やイシュタル、イシュトーは秘書にほしい。セリスのほうで他にいい人材は、ないか?」
セリス 「そこは任せるよ。こっちの方では、スカサハやアーサー辺りに声をかけておくよ。
ただ不良債権になってるイザークのラーメンチェーンや、ヴェルダン林業などはどうする。」
ユリウス 「そこは事情とかを組まないとまずいな。傷口がでかくなる前になんとかしないと……」
セリス「やっぱり頼りになるなあ。」
ユリウス「まあ、爺たちに鍛えられたからな」

なんて会話を妄想してしまった。
グランベル商事の子世代親世代混合部隊がみてみたいぜ。
実際人妻好きのクルト社長よりも、このスレのセリス=ユリウス体制が普通に業績がアップしそうなのがなんとも…

>176
大丈夫だと思うよ。なんだかんだ言って、シグルド兄さん人脈スキルが半端無いし。
シグルド兄さんの仕事ぶりを妄想すると、弱った営業部門の立て直しとか販路の開拓とかはやたら上手いけど、
それを維持安定するのが下手くそなイメージが原作から見てもあるんだよな。
かといってアルヴィスが代わりになるかといえば、やや情が少ないから反発がありそうだ。
シグルド兄さんは社長は無理でも監査部門とか、営業部長ぐらいまではスタッフに恵まれたら努められそうな気がする。
兄さん単品の能力だけなら営業課長どまりだけど。

>182

アルムも神に愛されてるなあ。地味だけど……
185FEお悩み相談室:2012/01/31(火) 16:04:54.59 ID:v/cM7Q6x
セリスは確かにシグルド以上に出世しそうだなw

今回は彼らで

兄弟家のSさんの悩み…世の中は何故KINSHINに甘いのだ!ロリコンよりもそっちの方が危険なはずだ!

ロストン家のRさんの悩み…私まで変態のHと同じ扱いをされてるとはどういうことですの!?納得行きませんわ!

兄弟家のE君の悩み…俺はロリコンじゃない!そもそも俺よりも妹を付け狙うHやR、ZやSの方が危ないだろうが!

流星軒のS君の悩み…新しいレシピが思い浮かびそうで思い浮かばない時はどうすれば良いんだ?

ノディオン家のA君の悩み…YとSが親友同士なのは分かるが昨日腕を組んでるのを見た。変な噂がたつ前に注意した方が良いのだろうか?

シレジア社のSさんの悩み…今私は秘書を2人付けているがもう1、2人程付けるべきだろうか?

ベルン署のTさんの悩み…最近犯罪がとんでもない勢いで増加してます。そのためか休暇も取れません。マッサージする場所や良い温泉とかないかな…

竜王家のY君の悩み…助けて

兄弟家のR君の悩み…リワープやレスキューの回避法を教えて。このままじゃ体が持たない!
186助けて!名無しさん!:2012/01/31(火) 16:56:18.95 ID:I2pkxGNb
>>185
Sさんへ
詩人H 危険は裏を返せば緊張感になり躍動感になるのさ。こいつは男女の火遊びにも通じる理屈だな。
     俺は詩人だからわかるが文学でもなんでも健全なだけだと面白みのかけらもねぇ。物事にゃ毒って奴が必要なのさ。
     神話なんかでも多いぜKINSHIN。神話から名前をとった奴が多い紋章町はその辺受け入れる土壌があるのかもしんねーな。

Rさんへ
兄弟家E ふふふ大丈夫ですよR。貴女は私の大切な方ですから。
       過去ネタでも多くの触れ合いを持ってきたではありませんか。
       えと…その…H様のような困った方だなんて思ってませんので。
     
E君へ
ロプト教S 兄様…自覚が無いって罪よね。くす。私とお風呂に入ったり一緒に寝たりした仲じゃない。くすくすくす。

S君へ
ウォーリアB 走れ!太陽に向かって走るんじゃ!
         行き詰った時は雄たけびをあげろ!男ならあれこれ悩むよりも体を動かせ!
         頭すっきりさせれば気分も変わるぞ!

A君へ
踊り子R だめよ!そんな野暮な事しちゃだめ!絶対だめ!Aはニブチンすぎ!
      どうしてYの気持ちを考えてあげられないの!もう一度言うわ。だめ!
      人の事あれこれ気にするくらいなら私と遊ぼうよー

Sさんへ
魔道士A S様が僕を抜擢してくれるなんて…S様…ハァハァ

Tさんへ
ウォーリアB よかろう!ワシがマッサージしてやろう!
         ……むむむぅ…お主のような男なら娘の婿にしてやってもよいと原作で言ったのじゃが…
         なんでお主と娘には支援が無いのじゃ?ぬおおおおおおおおおお!!!!Fよー軟弱なNなど許さんぞおおおおおお!!!!

Y君へ
ドズル家次男Y 一輪の花を胸に抱きたまえ。愛の御旗の元に集う勇士よ。
           愛に彷徨せし男の魂を安らげるのは愛しき娘よ。
           我、愛に生き愛に死す。我が墓碑に銘は要らず。ただ愛しき人の涙のみ我が魂を安らげん。

R君へ
バーサーカーR&M 「この子バカだねR」「そうだねM」「サイレスすればいいのにねR」「せっかく杖使えるのにねM」
              「でもこの子魔力が低いよR」「そんなときは聖水を使えばいいんだよM」
187回答者へのお礼:2012/01/31(火) 18:02:50.83 ID:v/cM7Q6x
幾つかは別の人が答えてます

Hさんへ…どんな理屈があろうがKINSHINは許さん!

兄弟家のMさんとEさん…Hみたいな子じゃないしこの子からEを任せられるかしら…?

ベルン署のGさん…E、逮捕だ

Bさんへ…すっきり忘れたらシャレになりませんよ…

Rさんへ…あいつらは男同士だぞ…?
それにYは彼女持ちだぞ。多分…

A君へ…案は拒否しよう。MにH、君たちにはこれからも私を支えてほしいが頼めるかな

Bさんへ…アハハハハ…
気持ちは嬉しいです

Yさんへ…変なポエム読んでる暇があるなら今すぐ駆けつけてきてくれぇぇぇぇぇ!

RさんとMさんへ…その手があったか…!
NにSにTにMめ…!今日こそ吠え面かかせてやる!来いよレスキュー!
188助けて!名無しさん!:2012/01/31(火) 20:10:30.87 ID:p0MbcAb1
>>186
原作で娘とツァイスの支援が無い?

逆に考えるんだバアトルさん、
「このスレで作ってもらえればいいや」
と考えるんだ!
189助けて!名無しさん!:2012/01/31(火) 20:21:31.15 ID:Iq3OM8Mn
何故だろう……魔力を上げても、葉っぱがコノヒトデナシー!!な目に遭う結末しか思い浮かばない。
そしてユリウス……イ`……マジイ`。

そんなこんなで『ママチャリの系譜』前回>>142-146の続きです。
190ママチャリの系譜 第2章:2012/01/31(火) 20:23:16.18 ID:Iq3OM8Mn
144.5

フュンフ♀「さあ、スレがあまり進んでいなくとも、自分の仕事を休むようなマネは致しません。
      あらすじ担当の竜王家使用人、背番号5番、スナイパー・フュンフ・トラキアモードと……」
エルフ  「本編で解説をやらせて頂いています、竜王家使用人、背番号11番、シャーマン・エルフで
      今回のあらすじをお送りして参りますわ」
フュンフ♀「よし、今回は比較的まともなエルフだ! 今日は私がボケに回ってやる!」
エルフ  「何というか、こう、色々見失ってる気がしますわね……。
      ところで、フュンフさんはモードチェンジ(聖戦→トラキア)すると男性から女性に変わりますが、
      わたくしの場合はシャーマンからセイジにクラスチェンジします。いわゆる賢者モードですわね」
フュンフ♀「(*゚∀゚*)おほっ、賢者モード!? イヤだわ奥さん、ここは全年齢向けですわよ?」
エルフ  「顔芸やめれ。で、その時のわたくしは、能力的にも性的にもかなりの危険人物ですので、
      殺戮のリザイア・エルフでも、残虐のエリート・エルフでも、
      恍惚のバサーク・エルフでも、好きに呼んで下さい」
フュンフ♀「うふふ、普段良い子ちゃんぶってるエルフのPerfect営業smileが淫らに崩れ落ちる様は、
      ぜひ見てみたいですわね〜」
エルフ  「わたくしのボケはFULLスルーですか? そんな事では、至高──その境地に至るには
      まだまだ先ですわよ? あと、パーフェクトとスマイルの発音何とかして下さい」
フュンフ♀「何で滅多打ちなのよっ!? つーか、何の境地!?」
エルフ  「それでは、前回>>142-146の状況を見て参りますわ」
フュンフ♀「無視やめて…」

前回終了時点の状況、順位
←グラウンドコースへ
──────────────────────────────┘スカ    .|
←  ラド   ホリ レク                  ヨハ     コプ             |
←   シャ    ハン アイ                                   │
──────────────────────────────────┘

順位変動   マシン名          搭乗者             現ドライバー   単勝倍率
3位→1位:3 大万福丸          トリスタン&ラドネイ    ラドネイ       17.0倍
     2位:4 シューティングスター   ラクチェ&シャナン     シャナン         1.9倍
4位→3位:7 アリス・ムーン         ホリン&デイジー      ホリン       10.8倍
5位→4位:8 トラキアエクスプレス   リーン&ハンニバル   ハンニバル     20.4倍
6位→5位:1 やらないか         アゼル&レックス     レックス       9.2倍
7位→6位:9 ぱんださん号          アイラ&ティルテュ    アイラ           7.5倍
8位→7位:2 愛のパルちゃん号    ヨハン&ヨハルヴァ   ヨハン        14.3倍
9位→8位:5 ギルガメス            クロード&コープル    コープル        12.1倍
1位→9位:6 ゴリアスティーノ田中   スカサハ&レイリア   スカサハ       15.6倍

・トップのスカサハが山岳コースを終え、ヘアピンカーブに差し掛かるが、
 ノインの妨害実況(?)で大クラッシュ。2人共目を回してしまう。
・次にシャナンがヘアピンに突入。しかし、オーバースピードでギリギリアウトのマシンストップ。
・3位のラドネイはヘアピンを難なくクリアし、僅差でトップに立つ。
・続く4位集団のホリン、ハンニバル、レックス、アイラは無難にヘアピンクリアし、上位チームとの差を縮める。
・スカサハがピヨり状態から復活。それとほぼ同時に8位ヨハンがヘアピンに突入する。
・しかし、ヨハンはオーバースピードで曲がりきれず、リカバーしていないスカサハマシンに突っ込みかける。
・…が、ヨハンが愛のフライパンをスカサハマシンに突き立てて、強引に自分のマシンの軌道を変え、
 クラッシュ回避&ヘアピンクリア。最下位のコープルも無事にヘアピンをクリアする。
・その後にレイリアも復活し、スカサハ達は最下位でリスタート。しかし、ギアかチェーンか、
 或いはその両方にトラブルを抱えてしまう。果たして、ピットまでもつのか!? それとも…

フュンフ♀「さて、前置きが長くなっちゃったから、さっさと本編に戻るわよ!」
エルフ  「わたくしも解説に戻りますわ」
191ママチャリの系譜 第2章:2012/01/31(火) 20:25:08.56 ID:Iq3OM8Mn
145

│   ┃         .|
│   ←┐ ↑    .|
└──┐ラド シャ     |
      |           |
      |           |
      |    ホリ    .|
      |   ハン レク  ..|

ノイン  「さあ、トップは早くもピット付近! 大万福丸はピットインだが、
      シューティングスターはスルー、更にドライバーチェンジ、1ストップ作戦だ!」
エルフ  「2周目も激しい戦いに身を置きましたが、タイムロスを避けてのスルー。勝負に出ましたわね」
ラドネイ 「ちっ、義務とはいえ、ここでのタイムロスは痛い」
トリスタン「ごくごくごく……ぷはーっ。あー、すっきりした。もういいや、ぼくおうちかえる」
ラドネイ 「帰るなっ!!」
シャナン 「ラクチェ、今の内に交代だ」
ラクチェ 「はい、シャナン様!」
ノイン  「そして後続、3位集団のピットストップはトラキアエクスプレスのみ!
      こちらも1ストップ作戦だッ! そして、ここに来てぱんださん号が遂に交代するっ!」
ティルテュ「アイラちゃん、ティルテュがんばるからねっ!」
アイラ  「ああ、好きなように走ってくれ」
ノイン  「大熊猫ぱんださん号のドライバーズシートに跨るのは、猫を担当するフリージ爆弾猫娘、
      ティルテュ選手! いかなる走りを見せてくれるのか、観客のボルテージも最高潮であります!
      ボルテージVに命をかけて! 追撃必殺もかけておきましょう!」
搭乗者交代 シャナン→ラクチェ、アイラ→ティルテュ

レックス 「ティルテュが乗るのか…」
ホリン  「ある意味では厄介だな」
デイジー 「どうして?」
アゼル  「まあ見たら分かるよ…」
ティルテュ「そおれ〜〜いっ!!」

   ギュイイイィィィーーーーーンッ!!!!
            . . -‐→
      . : ´     ラク
   /        / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  /   ホリ  /
  ,'  レク  ./
  |      |
 ティ     .|

セーラ  「速っ!?」
ドロシー 「これ絶対途中でバテますよっ!」
ノイン  「おおっと、ティルテュ選手、ドライバーチェンジ直後から、声援に押されるかの如く、
      トップスピードでオーバルコースに突入して行った! ペース配分を考えていないのか!?」
ラクチェ 「うそぉ!?」
シャナン 「何だとっ!?」
ティルテュ「にゃっははーっ! ティルテュがいっちばーんっ!!」
アイラ  「思ったよりも早く交代するかもしれんな…」
デイジー 「バカと言うか何と言うか…」
192ママチャリの系譜 第2章:2012/01/31(火) 20:26:41.57 ID:Iq3OM8Mn
146

ノイン  「考えておりません! 凄い勢いで力の限りかっ飛ばすガス爆発! 一気にシューティングスターから
      トップの座をかっさらい、猛スピードで去って行きます!!
      ガス欠になるまではこの調子で行く模様であります・モマ」
ラクチェ 「ちょっと!? こんな所で突き放される訳にはいかないわよっ!!」
シャナン 「ラクチェ、ついて行くのは構わんが、ペースを考えて走るんだ!」
トリスタン「むっ、何か面白い事になっているじゃないか」
ラドネイ 「ちょっと待てトリスっ! アレに付き合う気かっ!?」
デイジー 「更なるバカ発見!!」

      ギュイイィィーーーーンッ!!!!
       ┌───────→   ギュイイィィーーーーンッ!!!!
       |            ラク──────────→
       |   ホリ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ┌──┘ レク /
 トリ ┃      │

レックス 「うわっ!?」
アゼル  「ついて行く気だ!」
ホリン  「根性あるな」
ノイン  「何とぉっ!! 追い抜かれたラクチェ選手と、今しがたピットから出た
      トリスタン選手が、考えなしに飛ばすティルテュ選手を追いかけるっ!!」
セーラ  「バカって凄いわ…」
ノイン  「誰が呼んだか知らないが、言われてみれば、確かにバカ!
      激烈バッカマンが、バッカカーに乗って走る! バッカマークが空に浮かび上がるぞ!!」
エルフ  「かなり馬鹿ですね」
搭乗者交代 ラドネイ→トリスタン

クロード 「ティルテュですね、これは」
ヨハルヴァ「何やってんだよ…?」
リーン  「お父さん、私達はマイペースで行きましょうね…」
ハンニバル「うむ、そうだな…」
ノイン  「ニュードライバーの修羅場が見れるぜ、このグランベル総合運動公園特設サーキットオーバルコース!
      トップグループがトップスピードのデスマッチを繰り広げている中、7位パルちゃん号、
      8位ギルガメスがピットイン! 入れ替わるようにしてトラキアエクスプレスがリスタートっ!!」

│  ┃    |
│        |
└─┐    |
    |    |
    |    |
    | ↑ └───────
    | └─スカ

ノイン  「そして最後方、スカサハ&レイリアペアのゴリアスティーノ田中、
      満身創痍ながら、騙し騙しグラウンド前休憩所まで……」

バキィィィィィンッ!!

スカサハ・レイリア「「なっ!?」」
ヨハン  「ッ!?」
エルフ  「チェーントラブルっ!」
ドロシー 「嘘っ!?」
セーラ  「マジでッ!?」
193ママチャリの系譜 第2章:2012/01/31(火) 20:28:49.67 ID:Iq3OM8Mn
147

ノイン  「チェーン断絶、お家断絶!! ゴリアスのアキレス腱が切れたぁッ!
      You ZAPPED to! エルフさん、チェーントラブルというのは?」
エルフ  「主にチェーンが切れてしまう事を言います」
ノイン  「なるほど、ザ・ワールド! デ○オ様は言ったね!」
エルフ  「いえ、わたくしが言ったんですけれどね」
ノイン  「ピットスポットが近いのが幸いか! ゴリアス田中君のピットクルーが慌ただしい!
      両足をついて、よたよたとどうにかこうにかピットロードへ!」
スカサハ 「よいしょ、よいしょ!」
レイリア 「もうちょっと、もうちょっと!」
ノイン  「ピットクルーが心配そう! ……今、何とか……ピットイン!!
      ピットクルーが作業に取り掛かる! 皆様お疲れ様です!」
スカサハ 「はぁ……何とか辿り着いた」
レイリア 「後はクルーの皆さんに任せましょ」
ヨハン  「……」
ノイン  「さあ、お疲れ様ですか、お疲れサマーデイズ! 夏の日々のど真ん中に
      この人達は何をやっているのでありましょうか、自転車を走らせる謎の一団!!」
ラドネイ 「主催側が何を言っとるんじゃっ!!」
シャナン 「好きで暑い中、レースをしている訳ではない」
ノイン  「好きよ好きよも嫌のうち、食べてみたいな幕の内、お食事中の方々もスタンドに見受けられる中、
      レースの本筋に戻っていきましょう!」
セーラ  「あのバカ3人衆はどうなったかしら?」
ドロシー 「セーラさん、あんまりバカバカ言わないで下さい。これ生放送ですから」
ノイン  「レースの本筋、ミレト筋、二重三重駐車は当たり前の地獄の片道切符、
      こちらは駐車どころかノンストップ・フルスピードだ、最強の珍獣ぱんださん号!!」

┌───────────
│ギュイーーーーンッッッ!!!!
│  ┌───→ラク・トリ・ティ
│  |  ┌───────
│  |  │

ティルテュ「イヤッハァーーーーーッッッ!!」
トリスタン「サイケデリック・カーニバル!! イェアーーーーーーッッッ!!」
ラクチェ 「まちなさぁぁぁーーーーーいっ!!」
ノイン  「既にたんぽぽ小道ロングストレートに差し掛かっております、トップグループ。
      電気猫・ティルテュ選手と不屈の鉄人・トリスタン選手の
      ご機嫌な笑いが木霊します、ちっちきちー!!」
エルフ  「そぉんな奴おらんやろ〜」
セーラ  「いつの間にかラクチェがトリスタンに抜かれてるし」
ドロシー 「この人も後先考えずに全力投球ですね…」
ノイン  「さあ、後続グループも少しバラけてきたようです。4位に月の支配者、
      本家本元ヴォーパルバニー、ホリン&デイジーペアが地味にペースを上げている!」
ホリン  「焦らなくていい。じっくりと行って、奴らがバテた所を叩くか」
デイジー 「あんなのに付き合ったらペースを乱されるもんね」
ノイン  「5位につけるのは、いい男達の遙かなるバイオレット・やらないか号、
      乗るのは道下アゼル&阿部レックスペアだッ! 6位には勇者特急トラキアエクスプレスの勇者親子、
      パンツマスクヴァンガード・ハンニバル選手&ブレイブソードダンサー・リーン選手!」
レックス 「俺の! 心は! 常に! アゼルと共にっ!!」(バッ!!)
アゼル  「サドルの上でベルン署のゲイルさんに槍で刺されそうなポーズを取らない!」
リーン  「違うわ、署長から回転刃物の一撃を繰り出されそうなポーズよ!」
ハンニバル「どう違うのじゃ……?」
ノイン  「7位、8位、9位は今の所ピットにいます、愛のパルちゃん号、ギルガメス、ゴリアスティーノ田中。
      愛のパルちゃん号とギルガメスはそろそろ再発進のようですから、この2機が7位8位となるでしょう」
セーラ  「トップとの差を考えると、下位3チームはもうダメなんじゃないの?」
ドロシー 「実質6台での勝負ですか…」
194ママチャリの系譜 第2章:2012/01/31(火) 20:30:11.34 ID:Iq3OM8Mn
148

ノイン  「さて、ピット組で心配なのはゴリアスティーノ田中。ピットクルーが……? 何やら……?
      言い争っているようですが……? あ、今、ピット情報が入って参りました」
ドロシー 「どうしたんでしょうか?」
ノイン  「なぁんと!! これは大変な事になりましたぁッッッ!!
      スカサハ&レイリアチームは切れたチェーンを修復にかかりましたが、長さが足りません!」
セーラ  「あらら…お気の毒に」
レイリア 「ええっ!?」
スカサハ 「そんなバカな…!」
ヨハン  「ッ!?」
ノイン  「替えのチェーンが……ないという事で、これは、トップランカーを擁するチームが
      ここでレースを終えてしまうという事になりそう……です!!」
シャナン 「スカサハが落ちた…か?」
トリスタン「惜しい漢を亡くした……」
アイラ  「いや、まだ死んではいないぞ」
ヨハルヴァ「すまねえ、これも勝負だからな…」
クロード 「はい、ですがヨハン殿達も生き残るためには仕方がなかったのです。
      どうか彼らを責めるような事はなさらないで下さい」
レイリア 「クロード様……ええ、わかってます…これは事故ですから」
スカサハ 「くっ……!」
コープル 「お二人とも悔しい気持ちは分かりますが…」
ノイン  「これは悔しい! これは無念だ! ねえ、むーねん、こっち向いて!
      ボクはカバじゃないよ。シグルド選手はカバの顔!」
アルヴィス「馬面だっ!!」
シグルド 「違うっ!!」
エルフ  「うーん……1度ならず2度までもトップに登りつめたチームですからね……何とも勿体無い話です」
ヨハン  「すまん、少し待っててくれ!」
ヨハルヴァ「兄貴?」
ノイン  「さあ、ヨハルヴァ選手、クロード選手がドライバーズシートに着き、残り8台でレース続行と……
      ん? ヨハン選手がスカサハ&レイリアペアの所に行きます」
エルフ  「何かを手渡していますね……? スペアのチェーン……のようですが」
ヨハン  「……スカサハ、このチェーンを使われよ」
スカサハ 「えっ、いいのか?」
レイリア 「けど……」
ヨハン  「フッ、これで貸し借りはナシだ。勝敗など関係なく、素晴らしいレースを観客に見せる事が、
      我々の使命であり、何より大切な事ではないのか?」
スカサハ 「あ……」
ヨハン  「それに、君はこの程度の事で諦めるような人間ではないし、何より、我が愛しのラクチェの兄君を
      私のせいでリタイアさせては、彼女に合わせる顔がない。……サーキットで待っているぞ!」
スカサハ 「ヨハン……」
レイリア 「どうしてラクチェの前では、ああいうまともな態度を取らないのかしら?」
ヨハルヴァ「ケッ、カッコつけやがって。ま、こういう所があるから憎めねえんだけどな」
コープル 「でも、ああいうの嫌いじゃないですよ」
クロード 「ええ、では我々も彼らの壁となるべく、スタートしましょうか」
ヨハン  「ああ、待たせたな」
ノイン  「そして、今、ゴリアス田中君にラブ注入した愛のパルちゃん号と
      ブラギ神の使徒達の駆る黄金の聖闘士ギルガメスがほぼ同時にリスタート!」
搭乗者交代 ヨハン→ヨハルヴァ、コープル→クロード
195ママチャリの系譜 第2章:2012/01/31(火) 20:31:58.03 ID:Iq3OM8Mn
149

スカサハ 「おい、チェーン貰ったぞ、修理頼むっ!」
ピットクルー達「オオーーーーーッ!!」
ノイン  「ピットクルー達に檄を飛ばすスカサハ選手! 息を吹き返したスカサハ&レイリアペア!
      敵に塩を送ったヨハン選手の紳士的な行為に観客席から万雷の拍手です!」
ホリン  「全く、余計な事ををしてくれる」
デイジー 「あら、そう言う割には嬉しそうじゃない」
レックス 「我が甥ながら、なかなかいい男に育ったじゃねえか。じゅるっ」
アゼル  「もうヤダこの人……」
ノイン  「そして、同時に、大きく出遅れながらも不屈の闘志で男球並に向かう
      スカサハ&レイリアペアへの賞賛の拍手でもあります! どんとこいトラブル!!」
セーラ  「あいつらこの状況でも諦めてないわね、目が違うわ」
ドロシー 「塩を送ったヨハンさんも立派ですが、それに応えようとする彼らも立派ですね」
ノイン  「何でもないようなチェーンが幸せだったと思う!
      ピット作業の間にもライバルチームはその差を広げていきます!」

────────────────────────
               ギュイーーーンッ!!
     ラク・トリ・ティ──────────→
────────────────────────

ティルテュ「すぺしゃるティルテュだ〜〜〜っしゅ!!」
トリスタン「行っけぇーーーっ!! 俺のレッド・アンタッチャブルっ!!」
ラドネイ 「こら、ペース考えて走れっ!!」
ラクチェ 「奥義!! ハイパーウェイトレスターボ・流星ver!!」
シャナン 「ラクチェも同レベルで張り合うな!」

ノイン  「んんっ? 他チームのピットクルーも手を貸しに来ますね……。これはOKなんでしょうか?」
エルフ  「ただいま実行委員会で協議が……OKだそうです!」
ノイン  「仲間の窮地に一丸となる! それがユグドラル魂だッ!!
      観客スタンドからはピットクルーコールが巻き起こる!!」
スカサハ 「お前ら……」
ノイン  「会場が!! 今!! 一つとなったぁぁぁぁぁッ!!
      これぞ聖戦の系譜が誇るユグドラル魂!! これこそユグドラルスピリッツッ!!」
レイリア 「みんな……ありがとう!」
ノイン  「わたくし、不覚にも涙が出て参りましたっ!! 涙で前が見えませんっ!!
      涙が9分で会場が1分!! 涙が9分で会場が1分でありますっ!!」
エルフ  「(ノд`)ホロリ……」
ノイン  「エルフさんも泣いている!! 頑張れピットクルー!! 頑張れユグドラル魂!!
      ♪ファイ〜ア〜〜エ〜〜ムブレ〜ム、手〜強い〜シミュレ〜ション!!」
エルフ  「♪や〜り〜始〜〜めたら、ね〜〜むれない!」
ノイン  「観客スタンドがファイアーエムブレムのテーマの大合唱だぁっ!! もう止まりませんっ!!
      わたくし、実況のソードマスター・ノイン、感涙したまま、実況を続けさせて頂きます!!」
ドロシー 「…グスッ……セーラさん?」
セーラ  「……なっ、泣いてなんかいないんだからねっ!!」
ノイン  「さあ、ピットクルーがオレンジに輝くFUNDOSHI達のマシン、ゴリアスティーノ田中から離れます!
      グランベル大学自転車部総出で修理した、最後の自転車を、ピットから送り出す!!」
エルフ  「タイヤ交換、ブレーキの調整等、出来る事は全てやりましたわね」
196ママチャリの系譜 第2章:2012/01/31(火) 20:33:55.25 ID:Iq3OM8Mn
150

スカサハ 「ありがとう、みんな」
ピットクルーA「ここまで来たら、トップで帰って来なよ」
ピットクルーB「奇跡を……信じています!」
ピットクルーC「俺達は全力を尽くした。後は、お前達次第だ」
レイリア 「ええ……! 行きましょう、スカサハ!!」
スカサハ 「……レイリア。俺、このレースが終わったら、小さな店を開きたいんだ。
      みんなでさ。楽しそうだろ?」
レイリア 「死ぬ気ねっ、スカちゃんっ!?」
スカサハ 「さて、行こうかな。りあ姉ちゃんのタオル、お守り代わりに借りてくよ。戻って来たら返すからさ」
レイリア 「死ぬ気なのねっ、スカちゃんっ!?」
スカサハ 「だって、この中に犯人がいるかも知れないんだ!?
      俺は死ぬのはごめんさ! 1人で部屋にいるぜ!」
レイリア 「どうあっても死ぬ気なのねっ、スカちゃんっ!?」
スカサハ 「ヤクザな俺だったが、これが終わったら足を洗うかな、ははは」
レイリア 「ねえ、これからボケられなくなるから今のうちに頑張るのはわかるけどさ、早く行きましょうよ」
スカサハ 「よし、気合一閃、俺発進! ……俺沈没!」
レイリア 「沈没しないでーーーっ!」
セーラ  「ダメだ……あのペアはもうダメだ……」
ドロシー 「いい話が台無しです!」

┌──┘
│           / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
│ ┌─→    /
│ スカ┃     |
│.   ┃     |

ノイン  「オレンジの人間大砲ゴリアスティーノ田中、今、奇跡へのリスタート!!
      一度は息絶えたかに見えた暴走FUNDOSHI兵器が、不死鳥の如くサーキットに甦ってきたッ!!」
ヨハン  「フッ、帰って来たか」
アイラ  「これだけ離れていれば、相まみえる事はないだろうが…見事な復活劇だ」
トリスタン「HAHAHA!! You達、頑張ッチャイナYO。オケラ、ミミズ、アメンボ、ミンナ応援シテルSA!」
ラドネイ 「何が乗り移ってんだよっ!?」
シャナン 「キャラクターどうなってるんだ、あいつは……?」

───────────────────┐
                                |
─────────→ラク・トリ・ティ         .|
───────────────┐      |

ノイン  「しかし、既に他のチームは遥か先! トップ集団のぱんださん号、大万福丸、
      シューティングスターに至っては、たんぽぽ小道を踏破し終わろうかという苦境!!」
ドロシー 「実にコースの約1/3…これは絶望的な差ですよね」
セーラ  「トップ争いは無理だろうけど、どこまで伸びるかは見ものじゃない?」
ノイン  「だが、インターバルを充分に取ったスカサハ選手、力強いストローク!
      そして、観客の拍手が背中を押す! 何より信じられるチームメイトがいるっ!!」
レイリア 「さあ、あたし達の底力、見せてあげましょ!」
スカサハ 「HAHAHA!! ワカッテルヨー、マカセルアルヨー!」
レイリア 「あなたも何が乗り移ってるのっ!?」
セーラ  「こ……い……つ……ら……」
ドロシー 「ここまでのいい流れを完膚無きまでにぶち壊してくれましたね……」
エルフ  「それがユグドラル魂ですわ」

続く
197助けて!名無しさん!:2012/01/31(火) 22:48:49.90 ID:CWU12ywC
>>185
乙。ユリウスが相当追い込まれてる件
バーサーカーR&Mワロタw GJ!

>>189
こっちも乙。ついにティルテュの出番か
…バカって強いんだよな
どういうレース展開になるか楽しみにしてまっせ GJ!
198助けて!名無しさん!:2012/02/01(水) 01:48:42.13 ID:4SPZ90Um
サラ「ところで、兄様はロリコンって言われるのは嫌なの?」
エフラム「当たり前だ、俺はロリコンじゃない」
サラ「それなら私に一緒にお風呂に入ろうとか、一緒に寝ようって言われても軽く流せばいいじゃない。動揺したりしないでさ」
エフラム「それは……」
サラ「ロリコンじゃないなら、一人の女の子として意識しちゃってる……とか?」
エフラム「な、何をバカなことを」
サラ「じゃあやっぱり小さい子の方が好きなの?……ねえどっち?」
エフラム「そ、それはだな……」
サラ「……とまあ、こんなふうにどっちに転んでも自分に都合のいい結果になるようにするのが大事よね」
エフラム「……おい、人で遊ぶのもいい加減にだな」
サラ「大丈夫、分かってるから。兄様は私の話をちゃんと聞こうとしてくれてるだけなんでしょ?」
エフラム「……ああ、まあな」
サラ「でも実際のところ、兄様のストライクゾーンってどのくらいなの?幼稚園児から中学生くらいまでとか?」
エフラム「お前……いい加減にしないと本当に怒るぞ」
サラ「怒るっていうか、俺だって男なんだぞ!とか言いながら襲いかかってくる場面なんじゃ」
エフラム「……お前の中の俺はどんな人間なんだ」
199助けて!名無しさん!:2012/02/01(水) 02:29:52.58 ID:xDiDaY1D
>>198
サラ「ただ襲われる他にも、途中で冷静になって『…悪かった』『ううん、兄様なら私…』ってのもあるけど…」
エフラム「…俺に何を選べと?」
200助けて!名無しさん!:2012/02/01(水) 17:26:02.18 ID:TfWWPQq2
>>199
一部始終を隠し撮りされてて既成事実成立、ってパターンですねわかります
201助けて!名無しさん!:2012/02/01(水) 21:53:21.13 ID:GgTfHxKZ
ネタ投下します。スルー要素は特に無いです
202今日の予定 1/4:2012/02/01(水) 21:54:44.54 ID:GgTfHxKZ
セリカ「……もう10時過ぎてるじゃない。もうちょっと早く起きるつもりだったのに」
私は目覚まし時計を睨み付けると、ベッドから出て部屋に設置してある祭壇に向かって跪き、ミラ神に祈りを捧げた。
セリカ(お祈りの時間が遅くなって申し訳ありません……昨夜は所用があって眠りに就いたのが遅かったのです)
昨夜、アルムの部屋に忍び込もうとするジャンヌの気配を感じた私は、彼女を一晩中追いかけ回し、何とか撃退した。
そして、ベッドに入ったのは夜明け近く。正直寝足りないけど起きなきゃね。
これでも規則正しい生活を心掛けてるのに……あのアマ……ッ!
いまいちスッキリしない頭を怒りで覚ましながら、私は着替えて居間へ向かった。

今日は日曜日。常日頃あれだけ騒がしい我が家は、信じられないくらい静まり返っている。
みんな出掛けたのかしら?
私はコーヒー(砂糖、ミルク多め)を淹れると居間のホワイトボードを見た。
エリンシア姉さんがしっかりとした休日を送るために設けられた伝言板には、びっしりと兄弟たちの予定が書き込まれていた。

月×日(日)
AM5:45 アルム  :みんなおはよう。チャップさんの畑仕事手伝ってきます。
AM6:00 ミカヤ  :アルム早っ! オルティナさんとミサハさんの所に行ってきまーす! きゃっほーいミ☆
AM6:50 シグルド :姉上も充分早いですよ。レプトール専務たちの接待ゴルフに付き合うことになった。
          接待ゴルフだが、アルヴィスには負けん!
AM7:20 アイク  :急に仕事が入った。流星軒の改装工事に行ってくる。エリンシア、しっかり休めよ?
AM8:40 エリンシア:あらあら、ありがとう。それではお言葉に甘えて、ルキノと映画館に行ってきます。

アルムの予定は昨日聞いてた通り。
ミカヤ姉さんの人脈はよくわからない……そんなに朝早くて大丈夫なの?
シグルド兄さん、接待ゴルフって負けなきゃいけないんじゃないの? 詳しくは知らないけど。
アイク兄さんって、たまにさりげなく優しいのよね。こういう所がもてる理由なんだと思う。
エリンシア姉さん、目一杯楽しんできてね。いつも頑張ってるんだから。

AM8:45 エリウッド:紋章町図書館で調べものしてくるね。昼前には帰ってくる予定。
AM8:50 エイリーク:ラーチェルとターナと一緒に舞台を見に行ってきます。帰宅は18時頃になると思います。
203今日の予定 2/4:2012/02/01(水) 21:56:08.98 ID:GgTfHxKZ
うわぁ、二人とも相変わらず字が凄くきれい。字からもオーラが出てるっていうか、気品の良さが伝わってくる。

AM9:00 リンディス:フロリーナと遊びに行ってくるわ。天馬に乗せてくれるって言ってたから、すごく楽しみ!
AM9:05 マルス  :シーダの買い物に付き合ってきます。
          リン姉さんを乗せるとは、天馬も気の毒に。どうせ重くて飛べないだろうから、馬でいいんじゃ
AM9:06 リンディス:それじゃ行ってきます。

マルス兄さんの伝言は途中で切れていて、ホワイトボードには血痕を拭った跡があった。
マルス兄さんはもっと真っ直ぐ好意を示せばいいのに。私とアルムみたいに。
構ってもらいたい気持ちはわかるからさ。
リン姉さんはリン姉さんで、男の人と出掛けてるの見たことないわ。

AM9:15 エフラム :あまり気が進まんが、リオンの所へ行ってくる。勉強会でなければ喜んで行くのだが……ハァ……。
AM9:25 ヘクトル :面倒くせぇが、キアラン男子校の連中シメてくらぁ。俺の舎弟に手ぇ出しやがって。あー面倒くせぇ。
AM9:30 セリス  :↑ケンカはよくないけど、ちょっとかっこいいと思っちゃった。怪我しないように気を付けて。
          リーフと一緒に竜王家にお邪魔してきます。
AM9:31 リーフ  :セリス兄さんと一緒に竜王家へ。イドゥンさんに堂々と会える! イヤッホー!
AM9:40 ロイ   :えーと、ウォルトの家に遊びに行ってきます。夕方には帰ってきます。

エフラム兄さんが溜め息なんて珍しいわね。でも、そろそろ成績上げないと。姉さんたちも心配してたし。
ヘクトル兄さん、オスティア学園に転校してからもっと男臭くなったわね。
面倒でも弟分のために行くのがヘクトル兄さんらしいわ。セリスじゃないけど、ちょっとかっこいいかも。
んで、セリスはヘクトル兄さんに憧れてると。……ガチムチのセリス……ちょっと想像出来ない、というかしたくない。
セリスには悪いけど、線の細いままでいてほしい。
リーフ、そういうこと言ってると……。
ロイはもうちょっと外で遊んだ方がいいんじゃないかしら? なんてお姉さんらしいこと思ってみたり。

さて、私以外の兄弟はみんな出掛けたみたいね。
『最後まで残った人が留守番』というルールに従って、今日は私が留守番。
学校の宿題は昨日の夜片付けちゃったし……何しようかな?
204今日の予定 3/4:2012/02/01(水) 21:57:05.16 ID:GgTfHxKZ
アルム、早く帰って来ないかなぁー……今だったらいちゃいちゃし放題……えへへ。
………………。
…………。
……。
無視しようと思ったんだけどね。
何でみんな出掛けた後なのに伝言が続いてるのよっ!?

AM9:45      :ど、どうしましょう……図書館の前でエリウッド様をはね飛ばしてしまいました……。
          とりあえず竜王家で手当てさせてもらいます。
AM9:48      :↑訂正。私が天馬でユングヴィ病院にお連れしますのでご心配なく。
AM9:51      :兄様、勉強なんてつまらないから私と遊びましょう? 私の部屋なんてどうかしら?
AM9:52      :↑訂正です。お兄ちゃんは今から竜王家に向かいます。
AM9:53      :師匠に稽古をつけてもらおうと思ったんですが……留守のようなので帰ります。う〜ん、残念。
AM9:54      :エフラムさん、おらんのけぇ。アメリア、私らだけで稽古しちょうよ。
AM9:56      :リーフ! たまには私の家に来たっていいのよ! ぐ、偶然クッキーが美味しく焼けただけなんだから!
          他意はないわよ!
AM9:57      :↑修正します。リーフ様はフリージ家に来ていただきます。原稿手伝ってもらいますね。
AM9:58      :↑訂正します。リーフ様はノディオン家にお招きします。ほら、ミランダとティニーも一緒に行きましょう?
AM9:59      :いやだっ! イドゥンさんに会いに……アッー! この人でなしーっ!
AM10:05      :アイクは今日休みだと聞いておったんじゃが……留守なら仕方ないのじゃ。帰るのじゃ。
AM10:08      :今日こそはと思って勇気を振り絞って来たのに……。次こそは……デ、デ……け、稽古をつけてもらうからな!
AM10:10      :あら、私の勇者様はお留守? ざ〜んね〜ん。
AM10:14      :面倒なら凄腕の私を雇えばいいじゃない! 特別に格安料金+ランチ+ディナーで手を打つわ!
AM10:20      :ロイ君には特別授業が必要ですので、エレブ学園中等部の社会科資料室にお連れします。
AM10:22      :↑訂正。ロイに必要なのは保健の授業よ。というわけで保健室に連れていきます。
          新米教師がしゃしゃり出ないでくださる?
AM10:23      :↑訂正! ロイ君は私の天馬で一緒にイリアに行くの!
205今日の予定 4/4:2012/02/01(水) 21:58:06.07 ID:GgTfHxKZ
AM10:24      :↑訂正! だめ! ロイ君は紋章町公園で私の手作り弁当食べるんだから! こら、オージェ!
          私のお弁当勝手に食べるな!
AM10:25      :↑訂正。ロイ君は私と草原に行く。だから、そこをどいて、ウェンディ。友を傷付けたくない。
AM10:26      :……くぉ……? ロイ君はナバタの里にご招待します。

……とりあえず伝言はここまで。ていうか、勝手に人の家に上がって何やってんのよ……っ! この人たちは……っ!
何気なく居間の時計を見ると、時刻はAM10:30。その時だった。

ちゅどおおおおおーーーーーんっ!
どぐぁあああああーーーーーんっ!

かなり近くで、爆発音がした。
??? 「こんにちはー。誰か居ませんかー?」
庭先から聞き覚えのある声がしたので、私は居間の窓を開けて彼女を迎え入れた。
セリカ 「えーと、リリーナちゃん、だっけ? 何度か遊びに来たことあるわよね?」
リリーナ「お久しぶりです、セリカ義姉さま。私のことはリリーナと呼んでください。えっと、伝言板は……」
セリカ 「あー、書かなくてオーケー。私が聞くから」
もう書く必要も無いし、書けるスペースも無い。
リリーナ「それでは、ロイはオスティア家にお招きします」
セリカ 「……一つだけいいかしら?」
リリーナ「はい、何なりと」
セリカ 「ロイはヘクトル兄さんたちと比べてあんまり頑丈じゃないから、お手柔らかに」
リリーナ「はい、任せてください。私、杖も使えますから。それでは、お邪魔しました」
リリーナは満面の笑みを浮かべると去っていった。その背中は小さいけれど、どこか満足げだった。

この後、ミラ神にみんなの無事を祈ってたら(特にエリウッド兄さん)、ひょっこりジャンヌが現れて、
叩き出してやろうかと思ったけど、お互い寝不足で休戦。
みんなが帰って来るまでお喋りしたり、ゲームやったり。もちろん、お茶とお菓子も出したわ。
エリンシア姉さんが引き止めて晩御飯も食べていった。
……アルムさえ絡まなければいい子なのよねー……アルムは 絶 対 に 渡 さ な い け ど 。
それよりも。
そ・れ・よ・り・もっ! シグルド兄さんの締まりのない笑顔といったら……っ!
今までで一番イラッ☆ときたわ……っ!

終わり
206助けて!名無しさん!:2012/02/01(水) 22:02:40.87 ID:GgTfHxKZ
投下終了。名前欄の空白は皆さんの想像にお任せします。
207助けて!名無しさん!:2012/02/01(水) 22:14:37.16 ID:iu2wLkX7
投下乙っす。
一々人様の家に上がりこんで伝言板に書き込んでいくなよw
しかし10:20に書き込んでいる人だけが分からない。誰だろうか?
208助けて!名無しさん!:2012/02/01(水) 22:21:26.69 ID:V+pgF1HJ
乙!久しぶりの予定ネタですな
しかしウェンディまで末っ子の毒牙に掛かっていたとは……
ウェンディ×オージェ派の自分としてはリリーナの為の口実と思っておこう

>>207
回転署長の妹君だと思われ
違ったらごめん
209助けて!名無しさん!:2012/02/01(水) 22:25:27.48 ID:0s813uN8
いや、リリーナの命令でスーを邪魔しにきただけだと思うよ
210助けて!名無しさん!:2012/02/01(水) 22:33:49.57 ID:4bPp07FK
>>208
しかしそうなるともうSさんは要らない子か。
名家出教師っていう以外他のヒロイン候補に全てに置いて劣ってたし。
211助けて!名無しさん!:2012/02/01(水) 22:34:23.61 ID:bzYnBZoM
賑やかなのはやはり楽しいなぁ。
キャラクターが皆さん立ってることに改めて感心。
212助けて!名無しさん!:2012/02/01(水) 22:48:27.06 ID:iu2wLkX7
>>208
ギネヴィアか。頭の中からすっかり抜け落ちていたわw
何故かリムステラが思い浮かんでいたよw
213助けて!名無しさん!:2012/02/02(木) 00:07:37.48 ID:n9tqy7CN
>>209
それなら呼び方がロイ様のはずじゃね?
それに手作り弁当を持っていく訳が……
ああそうか、オージェに喰わす口実だ。うん。そう思うことにした

>>212
リムステラさんも出してほしかったが、そうすると2万回も書き込まれて偉いことになるからなwww
後リムさんは呼び方が君じゃなくて様がこのスレだとデフォだった気がする
214助けて!名無しさん!:2012/02/02(木) 00:30:24.73 ID:kLTofp+i
手作り弁当持ってったのってララムだろこれ
オージェと支援もあるから関わりあるし弁当ってワードでララムが浮かぶでしょ

ウェンディについては>>209だと思うよ
215助けて!名無しさん!:2012/02/02(木) 01:25:09.83 ID:n9tqy7CN
>>214
あー、紋章町最終兵器ララムさんのこと忘れてた
指摘サンクス
あとオージェ生きろ
216助けて!名無しさん!:2012/02/02(木) 10:01:33.45 ID:hoLMlZK4
>>202-205
兄弟家の人間でも無いのに使ってる香具師多すぎだろww
GJ!


>>210
                 オッパイ
FE的な戦闘力は皆無だが、戦闘力は最強じゃあないか…(AA略
217助けて!名無しさん!:2012/02/02(木) 10:29:29.14 ID:vexYIVUY
>>216
いや、そういう点でもギネ様の完全下位互換だし、無駄に偉そうな分勝ち目が無い。
218助けて!名無しさん!:2012/02/02(木) 13:04:16.31 ID:HEytbQNK
>>217
セライナ「もうやめて!」
ブルーニャ「セシリアのHPはとっくに0よ!」
219助けて!名無しさん!:2012/02/02(木) 22:33:41.62 ID:JNdNHnQK
お前等がいうなw

つか、バレてても名前を伏せるのがやさしさだと思うの。ブルーニャさん。
220助けて!名無しさん!:2012/02/02(木) 22:39:29.85 ID:TfPKAdkA
アル「ん?あのきれーなオバサンもといセシリアがどうかしたのか?」
ロイ「そんなこと言ってると、また盥を頭から被せられるよ」
リーフ「麗しのセシリアさんとなにその珍プレイ?!羨ましすぎる!」

実際公式でオバサンと明言したのはアルだけ。セシリアのことを初対面できれーなオバサン呼ばわり
して、セシリアはショックで青い顔になり放心状態。罰としてアルは盥を頭から被せられるという珍事。
なお、ロイはちゃんとさん付けで言うがアルは呼び捨てにしている。
221助けて!名無しさん!:2012/02/03(金) 08:57:24.09 ID:H1VQpg6V
綺麗なおばさんは確かカリルさんも言われてるね

紋章町には美熟女が多いということか
222助けて!名無しさん!:2012/02/03(金) 10:03:47.92 ID:KrgnJYLZ
>>220
流石は始祖竜の末裔やでぇ


キルマー 「竜と人が共存するスレで言うのも何だが、やはり竜とは合わん…アルは例外だがな」
エフィデル「上に同じく」
223助けて!名無しさん!:2012/02/03(金) 15:32:07.93 ID:Fki80rsx
>>218
いや、本人は負けてると理解出来ずに気持ち悪い妄想とストーキングを続けるだろうから擁護しなくて良いんじゃないの?
224助けて!名無しさん!:2012/02/03(金) 16:28:19.13 ID:BjHqzrHP
てかロイとギネ様にフラグなんてあったか?
原作見ると紋章のマルスとニーナくらいの距離感保ってたしこの二人に恋愛感情なんて感じられないんだが

いや、別にこのスレ独自設定でもいいけどそういうネタってなんかあったっけ?
225助けて!名無しさん!:2012/02/03(金) 21:57:38.50 ID:mhqGXbdo
紋章一部か暗黒竜の話なら、ニーナはマルスとなら結婚もそこそこ乗り気だったんじゃなかったっけ
たとえとしては微妙じゃね

あとなんか過去ネタであったよ。どこらへんかは忘れたけど
226助けて!名無しさん!:2012/02/03(金) 22:26:44.77 ID:BjHqzrHP
んにゃ、アカネイアの王にするのに婿取らなきゃならなくなってその候補がマルスかハーディンしかいないって事じゃなかった?
候補にあがったのは王族で、戦争の英雄って理由だけだから別にマルスに気があったってわけではないでしょ
あの時点でもカミュの事を吹っ切ってたとは思えないし

そっか、応えてくれてありがとう
227助けて!名無しさん!:2012/02/03(金) 22:34:27.50 ID:5tuQ3QSs
原作だとロイの口からリリーナの名前が出た時に「……」と意味有り気な無言があったぐらいじゃないだろうか?
その無言がある前の流れがイマイチ覚えてないからあれなんだけどねw

てかこのスレじゃアイクの嫁候補なワユやイレース、ミストがいる時点でそんな突っ込みは無粋だぜw
228助けて!名無しさん!:2012/02/03(金) 23:59:14.64 ID:VD4o64pW
アイクの嫁候補の違和感の無さは異常
229助けて!名無しさん!:2012/02/04(土) 01:53:12.16 ID:7hirQV5A
イレースとか蒼炎だと雨の中で敵に無理矢理協力させられてるところをアイクが助ける、っていう
状況だけ見ると完全に嫁候補、ただその後フラグ立てたまま放置なのがアイククオリティ
230助けて!名無しさん!:2012/02/04(土) 04:20:57.00 ID:lctZRyf5
>>229
ミストはともかくワユも結構それっぽいよな。
でも一番ひどい放置っぷりはマーシャだと思うんだ。このスレじゃ嫁候補じゃないけど
海賊に襲われてるところを助けて、その後お礼をします!仲間にしてください!なんでもします!
とまでいったのにその直後の拠点以外にはまともに接点ないからな

エリンシア?彼女は放置じゃなくて折られてry
231助けて!名無しさん!:2012/02/04(土) 04:24:32.45 ID:MngXhfnP
普通に恩人で留まったって事じゃね?
会話イベントが豊富=恋愛とは限らんからねえ
232助けて!名無しさん!:2012/02/04(土) 13:53:23.79 ID:eD0l0aY3
そういやもう節分か


ヘクトル「アイク兄貴が豆投げると散弾銃とそう変わらん殺傷力になるから、アイク兄貴は鬼役な」
アイク  「(´・ω・`)」
233助けて!名無しさん!:2012/02/04(土) 14:04:28.88 ID:xbv5muep
エフラム「ちょっと保育園行って来る」
ヘクトル「また逮捕されるぞ」
エフラム「鬼役を子供達が待っているのだ。そのためならば逮捕など恐れぬ」
234助けて!名無しさん!:2012/02/04(土) 14:55:34.56 ID:lctZRyf5
>>231
それをフラグ放置というんじゃなイカ?
235助けて!名無しさん!:2012/02/04(土) 15:00:05.87 ID:sa3B+ek/
エフラムは女ばかりでなく男の子からも人気ありそう
憧れる対象として十分過ぎるし
236助けて!名無しさん!:2012/02/04(土) 15:01:46.16 ID:xbv5muep
>>234
そうかな?
あれくらいでフラグになるなら会話しただけでもフラグって言ってるようなもんだと思うけど
それだとアイクに限らずある程度親しげに会話した男女は全部フラグ持ちにならないか?

助けてもらえば恩に感じるのは普通の事だしガトリーが同じ事してもマーシャは感謝したでしょ
特別アイクだからってわけでもない
237助けて!名無しさん!:2012/02/04(土) 15:09:26.35 ID:Y1MuXUN+
>>235
強いしそれに子供の話をきちんと聞いてくれそうだものな
ベルン署からは「ロリコンだけでなくショタコンも発症していたか!」とか言われそうだがw
238助けて!名無しさん!:2012/02/04(土) 16:21:10.59 ID:DvCsVEWv
イレース「節分おいしいです(^o^)」

豆まいた後はイレースが吸い込んでくれるから片付けが楽



オルティナ「さてと、年の数だけ食べないとね…<ダキュン!ダキュン!ダキュン!>個っと」
ミサハ「<ダキュン!ダキュン!ダキュン!ダキュン!>個ですよ、姉上」
ミカヤ「<ダキュン!ダキュン!ダキュン!ダキュン!ダキュン!>個じゃなかったっけ?」
239助けて!名無しさん!:2012/02/04(土) 17:03:09.47 ID:Y1MuXUN+
億の単位を食うのか…これは大変だ
240助けて!名無しさん!:2012/02/04(土) 18:00:15.59 ID:e9VFs3bA
>>236
山賊に襲われてるところを助けてお礼に仕事止めて仲間になるってのは十分RPG的には恋愛フラグになると思うが
241助けて!名無しさん!:2012/02/04(土) 18:11:08.60 ID:lctZRyf5
>>236
まあフラグかどうかなんて個人の判断だからな

小ネタ
エレミヤ「さあお前たち!子供たちに禍を与えるのです!」

in幼稚園
ローロー1「ウキキ」
ローロー2「わるいこはいねがー」
子供1「ぎゃー!」
子供2「うわーん!」
カタリナ「みんな鬼に豆を投げて追い払うのよ」
先生「鬼は外―!」
子供「「「鬼は外ー!服は内ー!」」」
クライネ「福は内ー・・・・エレミヤさま、これでほんとにいいんですか」
エレミヤ「これでいいのです。見なさいあの子供達の涙顔を。ふふふ今日も悪いことをしました」
242助けて!名無しさん!:2012/02/04(土) 18:16:57.19 ID:Y1MuXUN+
仕事止めたのはそれだけじゃなくて騎士団宿舎にも借金取りが来たとかマカロフさがさなきゃとか複合的な理由だった覚えがある
借金取りの件が無ければそこまではしなかったかも知れんね
243助けて!名無しさん!:2012/02/04(土) 18:22:50.71 ID:XFUzY/WO
>>233
サラ「ねえ兄様、保育園もいいけど終わったら家にも来てよ。鬼役なら私がやってもいいし」
エフラム「…その前に、節分に何をするか知ってるのか?」
サラ「兄様に豆で弄ばれたり、恵方巻きを味わえばいいんでしょ?ねえいいでしょ、今日家に誰もいないの…」
エフラム「何かわざと妙な表現してないかお前!?」
マルス「おまわりさんこっちです」
244助けて!名無しさん!:2012/02/04(土) 18:29:23.53 ID:Y1MuXUN+
>>243
ゲイル「呼ばれて飛び出て!……何度捕まれば懲りるんだアイツは…」
ツァイス「警察の仕事って基本的には対処療法ですからねえ…とはいえこれじゃイタチごっこです」
ナーシェン「何をやってるのかね。さっさと更生させたまえよ」
ゲイル「あなたはまず自分自身を更生させるべきだと思うのですが…」
245助けて!名無しさん!:2012/02/04(土) 19:01:11.01 ID:DvCsVEWv
>>241
ローローなまはげかよw
このスレのエレミヤはそんなに悪いことしてないよな

道路にガム吐き捨ててデギンハンザーにガチ説教されたネタを思い出した
246助けて!名無しさん!:2012/02/04(土) 19:57:09.70 ID:UMjLmTYH
>>238 
エリンシア「さて・・・そろそろ節分の豆を準備しなければ。皆、手伝ってください」
一同「了解!」

ロイ「持てる分だけだけど買ってきたよ」リーフ「僕も用意できる分には!・・・別に盗んでないよ!」
セリカ「教会の皆に少し分けてもらったわ」シグルド「私も会社の同僚から少し・・・」
リン「自然に自生してるのを少し採ってきたわ」アルム「僕の畑で育ててる豆とチャップさん達からも少しもらったので5kgほど用意できたよ」
ヘクトル「スーパーで売ってる豆全部箱買いしてきたぜ!!」エフラム「サラ達に言ったら10箱ほど用意してきてくれたぞ」
エイリーク「私も学園の友人にお願いして豆製品加工会社社長のお父様に頼んでもらい1000kgほど・・・」
マルス「裏ルートで5000kgは用意したよ」アイク「サナキ社長に言ったら1トン用意してくれた」
エリンシア「みんなありがとう!私もルキノたちからいくらか貰いましたわ!」

ミカヤ「みんな私の分の豆を集めるために・・・ ありがとう」

そんな数の豆食べるより集めるのが大変だなww
247助けて!名無しさん!:2012/02/04(土) 21:49:18.47 ID:eD0l0aY3
>>241
俺ですらどうやったら原作の外道っぷりを緩和出来るのか試行錯誤したってのに、
こんなにあっさりと…!
カカロット…お前が、ナンバーワンだ

>>246
ミカヤは大人しく見た目年齢の数にしてきなよw
…見た目年齢は15〜16位…だっけ?ある意味合法ロリだな
248助けて!名無しさん!:2012/02/04(土) 22:41:41.92 ID:UMjLmTYH
>>246
エリウッド忘れてた・・・

エリウッド「豆代で胃が痛い・・」
249助けて!名無しさん!:2012/02/05(日) 00:18:09.40 ID:vaR9WQKB
>>232

アイクの鬼とか

アイク「どうして俺の前に立った」ズォォォォォン…

エリンシア「ブバァァァァァ!!」
リーフ  「半裸で鬼の面を被った筋肉ムッキムキの大男が腕組みして仁王立ちしてるとか」
マルス  「どう考えても豆投げつけるとか無理です。本当に(ry」
250助けて!名無しさん!:2012/02/05(日) 11:32:59.21 ID:72dH1JsD
>>249
想像したら吹いたwww
251助けて!名無しさん!:2012/02/05(日) 15:23:35.61 ID:UEXNIiEt
イレース「…節分って豆と太巻き食べ放題の日ですよね?ごちそうさまでした」
252助けて!名無しさん!:2012/02/05(日) 16:59:10.84 ID:IHHnYaxD
ユンヌ「あー、そういや節分のときに『豆を撒くより私にアイクの恵方巻きを食べさせて♪』ってやればよかったわ」
イレース「………!」
ワユ「…なにその『その手があったか』みたいな顔は」
253助けて!名無しさん!:2012/02/05(日) 17:19:59.75 ID:a375Y8Bs
>>252
アイク 「そうか…そんなに俺の恵方巻きを食べたかったのか。
     だったら食べさせるしかないな」
イレース「…!(他の候補が涙目になる展開来ました!)」
アイク 「少し待ってくれ。今から道具揃えて作ってくるからな」
イレース「えっ」
254助けて!名無しさん!:2012/02/05(日) 17:30:02.89 ID:hbOuT//e
アイクは結構料理するのが似合うと思うわ
男の料理って感じで

猟師が作る猪鍋とか漁師が焼く焼き魚とか
相撲取りがちゃんこ鍋作るのとかと同じ独特の逞しさと男らしさが感じられていい
そういう男臭さ大好きだわ
255助けて!名無しさん!:2012/02/05(日) 17:30:36.50 ID:IV1r/Ppx
手料理食べさせてくれるならそれはそれでいいだろw
256助けて!名無しさん!:2012/02/05(日) 18:29:42.70 ID:45AGl669
>>253
アイク「どうだ?美味いか?」
イレース「は、はい…アイクさんの恵方巻きおいしいです…っ…♪」

ワユ「…何か言葉だけ聞くと」
ミスト「羨ましいことをしてるように聞こえなくもないような…」
257助けて!名無しさん!:2012/02/05(日) 20:29:30.30 ID:rqbG9ahq
>>254
鉢巻装備のせいか板前の恰好しても似合う気がする
兄弟家って男物のエプロンとかないだろうからもし料理するならエリンシアのフリフリエプロン装備なんだろうか
258助けて!名無しさん!:2012/02/05(日) 20:41:21.95 ID:xFjZh0dS
アイク「食べることのために作る・・・ それだけだ」
259助けて!名無しさん!:2012/02/05(日) 21:05:04.16 ID:UEXNIiEt
>>258
ロイ「エリンシア姉さんのフリフリエプロン姿でそんなこと言われても……ていうかエプロン小さくない?はち切れそう」
エリンシア「ハァハァ……アイクちゃんの大胸筋が私のエプロンに包まれてブバアアアアアッ!」
260助けて!名無しさん!:2012/02/05(日) 22:18:25.97 ID:94RjLoGF
>>259
エリンシアが小さいフリフリエプロン着てはち切れそう に見えた
261助けて!名無しさん!:2012/02/05(日) 22:22:38.29 ID:AiaeiwYr
リハビリついでに久しぶりにネタ投下
とりあえず長文注意ですたい


ロイ  「えっと…皆さんこんにちは、ロイと言います。
     僕の大家族は一部を除いて皆が警察官という、
     世界ひろしといえども他に例を見ない警察一家なんです。
     皆それぞれ担当の事件や管轄があって、様々な方面で大活躍しているんだ。
     僕はまだ見習いの身…でも近い内に、ベルン署のアカデミーから卒業する事になってます。
     少しでも早く、兄さん姉さんの役に立ちたいなぁと思う…
     …今日は、そんな警察一家の目まぐるしい一日をお見せしたいと思います」


ヘクトル 「…ふあぁ〜、おはようエリンシア姉上」
シグルド「おはようヘクトル」
セリス  「おはよう兄さん」
エリンシア「あら、ヘクトルちゃん珍しく早いのね」
ヘクトル 「まぁな。今からエトルリア地区の××団地の方で、名前はいえねーけど
      くr…あるヤクザ組織の犯罪情報を握ってる奴と話をするんだよ。
      あそこまで行くのに40分は掛かる。早く行く事に越した事はないからな」
エフラム 「俺も同行させて貰おうか」
ヘクトル 「別にいいよ。一人でやってる方が性に合ってるからよ」
エフラム 「いや、あの団地には俺も用が有る。
      …何でも最近変質者が出没しているらしくてな、もう一度行って聞き込みしようと思っていた所だ」
ヘクトル 「そうか、分かったよ」
ミカヤ  「ワープで送ってあげよっか?場所は私も知ってるし」
マルス  「緊急でもないし、ワープ代がもったいないからいいよ別に」
アイク  「…んっ、セリカはどうしたんだ?いつもならもう起きてるはずだが」
エリンシア「アイクは知らないんでしたっけ?…数日前に謹慎処分を喰らったのですわ」
シグルド 「KINSHINだと!?上層部は一体何を考えるんだ!!」
エリンシア「近親ではなく謹慎ですわ」
リン    「シグルド兄さんの方が一体何を考えてるのやら…(溜息」
アイク  「それで、理由は何だ?」
エリンシア「……行き過ぎた取調べの結果、ですわ」
262歴代FE主人公が警察官だったら:2012/02/05(日) 22:24:04.73 ID:AiaeiwYr
セリカ 「さぁ、他のメンバーの居場所を吐いて貰おうかしら!」
下っ端 「はっ、俺は犯罪者じゃねーし、例えそうだとしても吐く訳がねーだろ」
     (ふんっ、一介の婦警如きにペラペラとしゃべるかよ馬鹿馬鹿しい。
      黙秘権を最大利用させて貰うぜ)
セリカ 「ミラ様に誓って嘘はついてないでしょうねぇ?」
下っ端「ついてねーよ!」(何言ってるんだこの女?俺は嘘だらけだぜ)
セリカ 「そう…じゃあ仕方が無いわね…(退室」
下っ端 (カツ丼でも持ってくるのか…?まぁそれが役に立つわk)
     「……えっ(゚Д゚)」

    r'ニニ7      本当にミラ様に嘘ついてないという気持ちで…
     fトロ,ロ!___       胸がいっぱいなら…!
 ハ´ ̄ヘこ/  ハ
/  〉  |少  / |      どこであれ正直に答えられる…!
\ \    /| |
 ┌―)))――)))‐―┐      たとえそれが…
  ヽ ̄工二二丁 ̄
   〉 ヽ工工/ ;′∬     肉焦がし… 骨焼く…
  lヽ三三三∫三三\;'
  h.ヽ三∬三三';.三三\';∫   鉄板の上でもっ………!
  └ヽ ヽ三,;'三三∬三;'三\'"
    ヽ |__|烝烝烝烝烝烝|__|
      lj_」ー――――‐U_」

下っ端 「…ひ…ひ…ひえええええぇぇ!!!!」
警察官A「おい!だ、誰かセリカ婦警を取り押さえろォォォ!?」
263歴代FE主人公が警察官だったら:2012/02/05(日) 22:25:06.08 ID:AiaeiwYr
リン  「(;^ω^)…」
セネリオ「酷い有様です」
ミカヤ 「それを除けば、優秀な婦警なんだけどねぇセリカは」
アルム 「逆に考えるんだ、『それがセリカの魅力なんじゃないか』と考えるんだ」
ロイ  「アルム兄さんも焼き土下座するべきだと思うんだ僕」

アイク 「…さて…今日は非番だな。朝食食べたら素振りしてくるか…!…(プルルルルッ、ピッ
     ああっ、アイクだ……それは本当か…!分かった、今すぐそっちに向かう(ピッ」
エリンシア「どうしたのですアイク?」
アイク 「非番はまだ今度になった。
     トラキア地区で大男が暴れてるらしい…その鎮圧に行ってくる」
エリウッド「えっ、でもアイクがいく必要は…」
アイク 「誰にせよ、強い相手だそうだ…胸が躍るな」
ロイ  「本当アイク兄さんって戦闘狂だよね」
アイク 「…俺はただ強者と戦いだけだ。では行ってくる」
ヘクトル「じゃあ俺達も行くとするか」
エフラム「ああっ」
ミカヤ 「遅くならない内に帰ってきなさいよ〜!(さて、私もあの事件の続きを…」

マルス 「あっ、リン姉さんもう行くの?」
リン  「そうよ。女性のみで構成された特殊部隊、ベルン署第501統合戦闘航k」
マルス 「おkリン姉さん、そのネタは色々とアウトだ」

セリス 「僕も行ってくるよ。午後からおとり捜査やらないといけないからさ」
エリウッド「痴漢のおとり捜査かい?」
セリス 「えっ」
エリウッド「えっ」
マルス 「えっ」
ロイ  「えっ」
エイリーク「何それこわい」
264歴代FE主人公が警察官だったら:2012/02/05(日) 22:32:41.35 ID:AiaeiwYr
エフラム 「さて、ついたな」
ヘクトル 「俺は早速あいつと話をしてくるからな」
エフラム 「…少し気になったが、それは部下の警察官にさせればいい事だろう?
       警部のお前がしなくても…」
ヘクトル 「俺ぁ自分の足で、自分の耳を使って仕事をやりてぇんだよ。
      情報集めを全て部下に任せたり、科学捜査の類に頼ったりせずにな」
エフラム 「お前の信念は立派だと思う。
       …だが真実を暴き、犯人を捕まえる事が俺達の仕事なのを忘れるなよ?」
ヘクトル 「ふんっ、それ位分かってるよ」
      (黒い牙…お前らの数々の非道な行為…尻尾はいつか俺の足で掴んでみせるぜ!)

エフラム 「俺は聞き込みでも開始するか……んっ、アレは…?」


マルス  「…またここに居るのかい、リーフ?」
リーフ  「ああっ、マルス兄さんか。刑務所生活も中々慣れて見ると悪くないね!」
マルス  「あのなぁ…」
リーフ  「……今捕まってる、あの組織の隠れシンパからからさり気無く情報引き出してきたよ。
      どうやらあの組織は正体不明のウイルスを使った怪物の誕生に成功したみたい。
      トラキア地区でかなり近い内にテスト運用されるとか…」
マルス  「そうか。いつもすまないねリーフ」
リーフ  「気にしないでよ兄さん!…僕は、皆と違って警察には根本的には向かないんだ。
      でも悪を野放しする気はさらさらないよ。だからこうして裏世界のモグラという立場から情報提供する。
      …兄弟家の一員として、僕は警察官ではなく闇の住人として、悪と戦う…これが僕の正義だ」
マルス  「…だったらこれ以上言う事もないか」
      (それにしても怪物のテスト運用か…恐ろしい話だ。確か場所は………!!?)
      「リーフ、そのテスト運用される土地は…!?」
リーフ  「あ、えっと、トラキア地区……兄さん!?」
マルス  (クソ、何てこった…ここからだとワープが必要だな。ワープ先はあのマンション街…
      いや、リーフの情報を考慮すればココは『アレ』を家から取ってこないと…
       とにかくアイク兄さん…無事で居てくれよ!)
265歴代FE主人公が警察官だったら:2012/02/05(日) 22:33:29.37 ID:AiaeiwYr
????「GUOOOOOOO!!?」
警察官B「くっ、何てこった…」
警察官C「ヘリコプターから突然落ちてきたと思えば、無差別に破壊行為を行い…
      更に訓練を受けた私達ベルン警察官30人余りをここまで…」
警察官D「きょ、距離を取って戦うんだ。魔法と弓で遠くから攻撃をすれば…」
????「GAAA!!」
警察官D「うっ…うあああ!!?」
アイク  「ぬぅんっ!(ガッキーン!!」
????「GUO!?」
警察官B「ア、アイクさん!」
アイク  「ここは俺が何とかする。後は頼む」
警察官C「は、はい!」
アイク  「…アンタが何者かは今更どうでもいい。
      悪いがアンタは…(ラグネルの先を向けながら)…ここまでだ」

ヘクトル 「…アンタが、カナスだな?」
カナス  「ええっ、そうですけど…他には誰も来てませんよね?」
ヘクトル 「ああっ、他の警官は下の方に居るぞ」
カナス  「それでは中に…」
ヘクトル 「あー、あまり気にするな。玄関口で話すので充分だ」
カナス  「分かりました……その情報と言うのは、偶然知ったものなのですが…」


エフラム「ほ〜らほら、ブランコも悪くないだろう」
幼女  「わ〜い!」
母   (わ、私の娘が変な警官服来た男と遊んでいる…!
     ま、まさかあの男が他の奥さん達の娘も会ったという変質者…!
     お、お巡りさんを早く呼ばないと…(プルルルルッ、ピッ)」


????「いい、ウルスラ?彼がターゲットよ。
      警察官も一緒に居るけど気にする事は無いわ…二人とも消しなさい」
ウルスラ「…了解」
266歴代FE主人公が警察官だったら:2012/02/05(日) 22:35:22.36 ID:AiaeiwYr
幼女  「お兄ちゃんありがとー!」
エフラム「感謝の気持ちをちゃんと言えるとは、おりこうさんだな」
ツァイス「あのー、今の電話は貴方によるものでしょうか?」
母    (よし来たわ!これで変質者に勝つる!)
     「ええっ、そうよ…!
     おまわりさん、あの男が娘に色々しようとしてるわ!!早く逮捕して頂戴ッ!」
警察官E「な、何だと!?
      なんて腐れロリコン野郎なんだ。そいつの顔が見てやり……( ゚Д゚)」
エフラム「んっ、どうしたんだ?ヘクトルの指示で待機してたんじゃなかったのか?」
ツァイス「お前こそ何してるんだよ…」
エフラム「んっ、聞き込みついでにこの子と遊んであげてるんだ」
母    「えっ、この変質者知り合い?」
警察官E「思いっきり身内ですがな」
ツァイス 「奥さん安心して下さい。彼は白です…その行動ゆえ、勘違いされやすいですがね」
警察官E「どうやら変質者の正体みたり、だな」
     (何度かココに来たが、その度にお前が幼女と戯れた結果がこれだよエフラムェ…)


アイク  「ぬぅん!」
????「GYOOO!?…GAAAAAA!!」
アイク  「ッ!……タフだな」
警察官C「くぅ…アイクさんを手助けしたいが…」
警察官B「こういうのも何だが、怪物同士の戦いにノコノコ出て行っても
      足手まといになるだけだ…」
警察官D「だがせめて、俺は奴の気を一瞬でも逸らさせるッ!つ銀の弓」ビシュッ
????「GA!?」
アイク  (!)「…今だッ!…天↑空↓ッ!!」
????「GUGOOOOOOOO!!?
      GAGAAAAAAA!!?」
警察官B「やった!コートを剥ぎ取った上に右腕を切断したぞ、これで有利に…」
????「…GU…GUU……GYAWOOOOOO!!!!?(ゴゴゴゴゴッ」
警察官C「なん…だと…?」
警察官D「身体が赤く変色して…爪も8本…信じられない…!」
アイク  「コイツは、一筋縄ではいきそうにないな」
267歴代FE主人公が警察官だったら:2012/02/05(日) 22:36:02.88 ID:AiaeiwYr
ヘクトル「…なるほどな。俺達に協力してくれた事、心より感謝するぜ」
     (んっ、部下達が何処かに向かっていってるな。何かあったのか…?)
カナス 「情報が役に立ったようで何よりです」
ヘクトル「さて、俺もそろそろ部下連れて引きあg」
????「サンダーストームッ!!」
カナス 「!?」
ヘクトル「!?」


ズ ッ ガ ア ア ア ア ア ア ア ン ッ ッ !!!!


????「…流石はウルスラね。見事な一撃よ」
ウルスラ 「ありがとうございますソーニャ様。では早く非常口から逃げましょう…!」
ソーニャ 「そうね」


ヘクトル 「ケホッ、ゴホッ、ゴフッ…い、今のは何なんだクソ!!?
      そういやカナスは…おい、しっかりしろカナス!カナス!」
カナス  「…(気絶)…」
ヘクトル 「どうやら意識はねーが、生きてるようだな。今の攻撃は…あの組織によるものか!?」
      (だとしたら何処から情報が漏れたんだ…情報提供者は公には秘密の筈なのによぉ…まさか裏切り者が…?
       何にせよ、今はそんな事を流暢に考えてる場合じゃねぇ!
       …今の攻撃が飛んできた角度と場所、それに奇襲後に逃げる事を考えると…!) ダダダッ

ヘクトル 「隣のマンションの非常口…そこから逃げる筈……頼む、間に合ってくれ!」
ツァイス 「な、何だったんだ今の雷攻撃は!!」
ヘクトル 「今やっと来たのかよ…とにかく、ツァイスは今すぐカナスの所に行って手当てをしてきてくれ!
       もう一人はバックアップと、後救急車を手配しろ!」
警察官E「は、はい!」
ヘクトル 「そして俺は攻撃魔法の対策に……(ゴクリッ」
268歴代FE主人公が警察官だったら:2012/02/05(日) 22:37:01.47 ID:AiaeiwYr
????「GAA!!」
アイク  「ぐっ…ぐああ!!?」
警察官B「アイクさんが押し負けただと!」
警察官C「あの爪…一本一本がラグネルと同サイズか。当たれば一瞬であの世だな」
アイク  「ぬぅ…機動力もさっきと段違いだな。…ここは手早く決めさせてもらう!」
????「GYAWOOOO!!?」

シュウウゥゥゥン・・・ スタッ
マルス 「よし、ここか」
警察官D「あ、貴方は…」
マルス 「今戦ってくるアイク兄さんの弟だよ。見た限り状況は…不利だね」
警察官C「ど、どうなるのでしょうか…?私達程度では解説役が精一杯で…」
マルス 「僕がまっすぐココに転移せず、わざわざ一度家に帰った理由は…コレだ!つメダリオン」
ユンヌ 「久し振りの出番でイヤッホゥゥゥゥ!!?(ガタッ」
マルス 「突然で悪いけど、アイク兄さんにス○ブラの奥義の力を授けてくれ」
ユンヌ 「え〜、嫌よーだ!」
マルス 「…言う事聞いたらアイク兄さんの穿きたてアンダーパンツをあげるよ(ボソッ」
ユンヌ 「よし、交渉成立な」
ユンヌ以外(もうヤダこの変態女神)
ユンヌ 「アイク、貴方に…全ての力を授けるわ」パアアアァァ!!

アイク 「…!!……この感じ、勝てる!」
????「GYAWOOOOOO!!」
警察官D「一気に踏み込んで首を狙ってきたぞ」
警察官C「アイクさん、逃げろー!」
アイク 「…ふっ、はアァ!」
????「NU…GAO!?」
マルス 「流石は兄さんだ、首への攻撃を即座にしゃがんで回避し、
     しゃがんだ所から一気に身体を上げて攻撃のインパクトを上げたなんて…!」
アイク 「任せろ…これで、決める!大→天↑空↓ッ!!!」 ガンッ ガンッ ガンッ ガンッ ガンッ ガンッ ・・・ドゴオオォォォォンッ!!!
????「GUGAAAAAAAAAA!!!?……」

マルス 「流石は兄さんだ」
アイク 「今の蒼炎、お前の手助けだったのだろう?」
マルス (どっちかっていうと変態女神の手助けだけどね)
警察官B「(防護服姿)せめてこの切断された腕を持ち帰って調べてみましょう」
警察官D「(防護服姿)ぬぉ…意外と重いなコレ」
アイク 「強敵だったな」
マルス 「うん、今の怪物を倒した事であれを生み出したテロ組織に狙われるかもしれないよ」
アイク 「……望む所だ」
269歴代FE主人公が警察官だったら:2012/02/05(日) 22:38:08.41 ID:AiaeiwYr
ウルスラ 「…よし、後はこのドアを開けb」
ヘクトル 「そこまでだ!」
ソニ・ウル「「!?」」
ヘクトル 「何故リワープを使わないのかしらねーが、大人しく捕まって貰おうじゃねーか」
ソーニャ (緊急時でも無いし…第一杖代もったいないじゃなぁい?)
ウルスラ (どうしてこういう所だけはケチなのですかソーニャ様…?)
ヘクトル 「お前ら…"黒い牙"で間違いねーな?」
ウルスラ 「ふふふっ、もしそうだとしたら?」
ヘクトル 「ココで…とっちめる!」
ウルスラ 「エルファイアーッ!!」 ゴォォォォ!!
ヘクトル 「がああ!!?…だ、だがさっきの雷よりは大分マシだな」
ウルスラ 「貴方まさか、聖水を…?」
ヘクトル 「俺ぁ馬鹿だが、さっきの魔法みたいなのはごめんだからな。魔法防御を上げさせて貰った!」
ソーニャ 「ふんっ…」
警察官E 「ヘクトル警部、増援部隊が到着致しました。最早袋のネズミです!」
ツァイス 「そして情報提供者の方も命に別状はなく、今は救急隊員が付き添っています!」
ソーニャ 「…なるほど、身をはって他の警察が到着するまでの時間稼ぎをしたのね」
ウルスラ (ソーニャ様、流石にリワープを使いましょう。このままでは…)
ソーニャ (そうね、目的は果たしてるワケだし…こんなクズの相手はもう飽きたわ。) シュゥゥゥゥ
ヘクトル 「(くっ、とり逃がすかよ!?)はああああああぁぁッ!!!」 スカッ
ツァイス 「斧が当たる直前で消えた…取り逃がしてしまったか」


ヘクトル 「…ち く し ょ ー 、 ち く し ょ お お お お お お お お お ! ! ! ?」
270歴代FE主人公が警察官だったら:2012/02/05(日) 22:40:04.07 ID:AiaeiwYr
ロイ   「……大変だったね、ヘクトル兄さん」
エイリーク「情報提供者の方は無事でしたか?」
ヘクトル 「まぁな」
ミカヤ  「…警察の中にモグラが潜んでるだなんて、信じたくない話よねぇ」
エフラム 「んっ?モグラが居て問題があるのか?(動物のモグラは中々愛嬌があるしな)」
ロイ   「(;^ω^)…」
セリス  「(;^ω^)…」
ヘクトル (素でボケてるのか、阿呆なのか良く分からん…)
マルス  「そういやリーフも近々出所するってさ」
ミカヤ   「そう…」
エリンシア「昔はあんなに良い子で正義感が強かったのに、どうしてこうなってしまったのでしょう…?」
マルス  (…リーフ、君の信念も結構だけど、家族がそれを理解するのは当分先かもね)
セリカ  「もう…どうして誰も理解してくれないの!?アイツは黒なのよ、だったら何をしてでも…」
アルム 「まぁまぁセリカ落ち着いて…」
シグルド「またアルヴィスに事件を解決されてしまった…orz」
エリウッド「シグルド兄上もしっかりして下さい」
リン   「…そういや、ロイは近々アカデミーから卒業するんだっけ?」
ロイ   「えっ、あ、うん…」
シグルド「何でも首席という話じゃないか。ベルン署のゼフィール署長も将来を大いに期待してるそうだ」
ミカヤ  「ロイがどういう分野で活躍するのか、楽しみねぇ〜」
アイク  「特殊部隊も…悪くないな」
マルス  「いやいや、流石にアイク兄さんみたいな」
アイク  「…あの時は世話になったが、それとこれは別だぞ。
      悪いが、アンタはここまでだ。」
マルス  「アッー!」


…こうして家族の皆は、警察官としての職務をこなし、忙しい毎日を過ごしています。
僕もアカデミーを卒業した暁には、警察一家の一員として一般市民…いや、大切な人たちを護れれば良いと思う。
それが僕の夢だから…!


終わり
271助けて!名無しさん!:2012/02/05(日) 23:11:50.96 ID:Yq1fATzM
アイクが誰と戦っていたのかが分からないのだが。他のゲームのネタかな?
272助けて!名無しさん!:2012/02/05(日) 23:16:37.90 ID:AiaeiwYr
>>271
まぁただの人型の化け物って事にしといて下さい(元ネタはあるけどな…
273助けて!名無しさん!:2012/02/06(月) 00:32:35.47 ID:pIP7c0+O
セリカのキャラいいね!GJ
274助けて!名無しさん!:2012/02/06(月) 14:18:16.48 ID:OMrc5Gbv
そういや、節分が終わったと思ったら来週にはもうバレンタインなんだな
275助けて!名無しさん!:2012/02/06(月) 14:23:04.38 ID:zgWN5ul0
>>274
マルス「アイク兄さんの嫁候補達やエリウッド兄さんのファンクラブのおかげでいくらチョコを仕入れても売り切れるので」
リーフ「商売するにはいい季節ってイレースさん食べないでこのひとでなしー」
276助けて!名無しさん!:2012/02/06(月) 21:05:55.62 ID:3usE6LTc
>>275
マルス「もっとも最近はいくら仕入れても足りないからアルムの畑でココナッツから自家栽培、製造しているよ」
ロイ「というかアルム兄さんの畑って何でも育つんだね・・・」
277助けて!名無しさん!:2012/02/06(月) 21:19:03.25 ID:cggW9Xl2
紋章町のバレンタインは毎年戦争なんだよな……つーか、アルムの畑凄ぇ!

まあ、そんな事とは関係なく『ママチャリの系譜』前回>>190-196の続きを投下します。
278ママチャリの系譜 第2章:2012/02/06(月) 21:21:25.79 ID:cggW9Xl2
150.5

フュンフ♀「え〜、毎度おなじみ『ママチャリの系譜』あらすじ担当の竜王家使用人、背番号5番、
      スナイパー・フュンフ・トラキアモードですが、今回、あらすじがちょっと長くなってしまったので、
      私一人でお送りさせて頂きます。まあ、ウチの連中(十二魔将)一通り出したから、
      たまにはいいでしょ。んじゃ、早速前回>>190-196の状況を見ていきましょうか!」

下位チーム                         上位チーム
│↑↑ |                           ┌────────┃省┃────────┐
│     |/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\.      |       ホリ      .┃  ┃  ラク・トリ・ティ     .|
│                  クロ       \.    |   ┌───── ┃略┃─────┐    |
┘    スカ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\    .|   |   └──┐               │    |
        |    グラウンドオーバルコース    |ヨハ  .|   |     レク    |                     │↓↓│
┃      |                    |     |   └──┐   |
┃.       \__________/    .|         │   |
┃     ハン                     /       │   |
┃     |\_____________/         │ ↑..│

順位変動   マシン名          搭乗者             現ドライバー   単勝倍率
6位→1位:9 ぱんださん号          アイラ&ティルテュ     ティルテュ       7.5倍
1位→2位:3 大万福丸          トリスタン&ラドネイ    トリスタン     17.0倍
2位→3位:4 シューティングスター   ラクチェ&シャナン     ラクチェ       1.9倍
3位→4位:7 アリス・ムーン         ホリン&デイジー      ホリン        10.8倍
     5位:1 やらないか         アゼル&レックス     レックス       9.2倍
5位→6位:8 トラキアエクスプレス   リーン&ハンニバル   ハンニバル     20.4倍
     7位:2 愛のパルちゃん号    ヨハン&ヨハルヴァ   ヨハルヴァ      14.3倍
     8位:5 ギルガメス            クロード&コープル   クロード      12.1倍
     9位:6 ゴリアスティーノ田中   スカサハ&レイリア    スカサハ      15.6倍

・2周目が終了。トップのラドネイはピットイン、2位のシャナンはピットをパスしてラクチェと交代。
・3位集団のピットインはハンニバルのみ。残る3チームはピットをパス。アイラがようやくティルテュと交代する。
・交代直後のティルテュは、開幕から何も考えずにトップスピードでぶっ飛ばし、一気にトップに立つ。
・しかし、追い抜かれたラクチェとリスタート直後のトリスタンが考えなしに飛ばすティルテュを追いかける。
・一方で7位のヨハン、8位のコープルがピットインし、入れ替わりでハンニバルがリスタート。
・最下位のスカサハが、ピット手前でチェーンブレイク。だが、何とかピットには辿り着く。
・トップ3台はティルテュ、トリスタン、ラクチェと順位を入れ替えてノンストップ・フルスピードのデスマッチ。
・後続集団もバラけ、4位ホリン、5位レックス、6位ハンニバルとなる。
・そして、ピット内でスカサハチームにアクシデント。
 チェーンの長さが足りず、替えのチェーンがないという事で、レースを終えてしまう事態に陥る。
・それを見たヨハンがスカサハに自らのスペアのチェーンを渡した後、クロードチームと共にリスタート。
・ヨハンの紳士的行為により、リタイアを免れたスカサハチームは全チームのピットクルーの協力で完全復活。
 トップとの差はコースの約1/3と非常に苦しい状況でのリスタート。

フュンフ♀「あ〜、久しぶりに一人でやるとすっごい楽だけど、何か物足りないわね……
      次からまた誰か呼ぼうかな? さてさて、それでは本編へGO!!」
279ママチャリの系譜 第2章:2012/02/06(月) 21:23:11.56 ID:cggW9Xl2
151

                  |
───────┐ トリ ラク   |
              |  | ティ |  .|
        グオッ!! |   | グオッ!!
              | ↓ .↓  .|

ノイン  「さあ、第2レースもいよいよ大詰め、もはや交代時の勢いのないティルテュ選手を
      トリスタン、ラクチェ両選手がオーバーテイィィィィィクッ!!」
ティルテュ「ふぇ〜ん、ティルテュもうつかれた〜」
アイラ  「山の手前まで頑張れ、そこまで行ったら交代しよう」
ティルテュ「うん、がんばるね」
ノイン  「トップ争いは2台に絞られ、水の魔物が住まうウォーターバンクへと向かいますっ!!」
エルフ  「ティルテュ選手らしい、短期集中追い上げ&ペースを考えないバテを
      体現するかのような走りでしたね」
ラクチェ 「さて、後はあんた達だけね!」
ラドネイ 「ラクチェ、いくらあんたでも、そう簡単に勝てるとは思うなよ!」
トリスタン「ああ、俺とラドネイはチームワークも抜群だし、
      ファイアーエムブレム検定・マスター級に合格した一級茶葉だけを使っている!」
シャナン 「途中からお茶の話だっ!!」
トリスタン「そのお茶を飲んでいる為に、俺達にはファイアーエムブレム検定能力が付いているんだ?」
ラドネイ 「疑問を持ちながら喋るなっ、そして私を変な事に巻き込むなっ!!」
ラクチェ 「えーっと……ここ、ボケる所なのかな? マジで行っちゃっていいのかな?」
トリスタン「大マジでかかって来るのよ! レースはいつだってエキサイティングなんだから!!
      ふざけた事ぬかしてるとペンチで引き抜くわよッ!?」
ラドネイ 「何でオネエ言葉なんだよっ!? お前が一番ふざけとるわっ!!」
シャナン 「ラクチェ、彼らのペースに飲み込まれるな。平常心で行け!」
ラクチェ 「あ、はい、シャナン様!」

レイリア 「さて、ここからどうやって追い上げようかしらね?」
スカサハ 「……なあ、レイリア。お前は計算をして必要な時だけ頑張る男と、
      駆け引きなしで最後の最後まで全力を尽くす男とどっちが好きだ?」
レイリア 「後者よ」
スカサハ 「だろうな。俺も、そうありたいと思うんだ。……思うんだが、ダメか?」
レイリア 「うふふ、あたしが断らない事、知ってて聞いてるでしょ?」
スカサハ 「やれやれ、お姉さんにはお見通しか……。……行くぜ!!」

    ギュイィィィーーーーーンッ!!!!
スカ──────────→
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\クロ
|     グラウンドコース         |
|                        |
\_____________/
            ヨハ

ノイン  「そして最後方、猛追を見せる流星軒のFUNDOSHI大将!
      人間ロケット砲弾・スカサハ選手のゴリアスが、8位の黄金の聖騎士王ギルガメスに迫る!!」
セーラ  「何よコレッ!? このレース飛ばし屋ばっかりじゃないっ!!」
ドロシー 「前回『HAHAHA!! ワカッテルヨー、マカセルアルヨー』とか言ってた人とは思えませんね」
ノイン  「これは速い!! 神がかってきたぞ、スカサハ選手!!
      ゴッドスピード! 新井木さん!! この速さはどうですか、解説のエルフさん!?」
エルフ  「修理を行った後のセッティングが絶妙というか、
      それこそ神がかっていたようですね……怪我の功名とでも言いましょうか」
ノイン  「災い転じて福と成す! ふくふくにゃーん! ふくふくふにゃーん!!
      コーナーを曲がって、ブラギの使徒・クロード選手を完全に射程圏内に捉えた!」
280ママチャリの系譜 第2章:2012/02/06(月) 21:25:05.51 ID:cggW9Xl2
152

                /
__________/
       クロ←──スカ

スカサハ 「初っ端からあんた達か!」
レイリア 「今度はあたし達だけでどうにかしないといけないわね」
クロード 「来ましたね。我々も最強の魔法で迎え撃ちましょう、Zエクスカリバー!!」
コープル 「Zエクスカリバー準備完了、システム・オールグリーン!」つ【エクスカリバー】
セーラ  「何故使えるっ!? そして、どこから持って来たっ!?」
ドロシー 「突っ込んだら負けです、セーラさん」
ノイン  「さあ来たぞ、ナイト・オブ・ザ・ラウンドテーブル、ギルガメスが元王者としての意地を見せる!
      ライバルの健闘に無気力試合で応える訳にはいかない、
      最強のブラギマジック、Zエクスカリバー抜刀状態で戦闘態勢だぁっ!!」
スカサハ 「来るか……!」
ノイン  「スカサハ選手もニヤリと笑う! この扉をこじ開けなければ、次のフロアへの道は開かれません!
      ましてや相手は神の使徒っ! FUNDOSHIコンビ、スカサハ&レイリアペア、戦闘態勢に入るっ!!」
レイリア 「させないわっ!!」

レイリア 「超! 真! 技! 流星えええええ……大→天↑空↓・サイクロォォォォンZ E R O 式ィッ!!」
ピカァーーーーーッ!!!!

クロード 「そんなハッタリに……うぉっ!?」
コープル 「まぶしっ!!」
スカサハ 「違うんだな、これが」
ノイン  「なぁんと、これは前にスカサハ選手が使ったフェイント技!
      しかし、今回は実弾入りだぁッ!! レイリア選手、手鏡をかざし、
      太陽光反射でクロード&コープル両選手の目を眩ます!! グラマラス眩ます!!」
エルフ  「最初にハッタリと見せかけて、実はちゃんとした必殺技だったと言うわけですね」
ドロシー 「虚と実を上手く使い分けての勝利ですね」
ノイン  「灼熱の褌娘・レイリア選手のミッ○ーロークばりの猫撫でパンチさながらの目潰し攻撃!
      後ろに目をやった隙に目を潰されたクロード選手がたまらずペースを緩める!
      たまり醤油かたまらず醤油!!」
スカサハ 「貰ったぁっ!!」
クロード 「うぐっ……」
ノイン  「最強のブラギマジック・Zエクスカリバーを発動前に潰し、完膚無きまでのオーバーテイク!
      序盤、あれ程てこずった強敵を一撃で倒し、スカサハマシン・ゴリアスティーノ田中君が8位浮上!」
クロード 「これは一本取られましたね…」
コープル 「完敗です」

┌────────


│   □□□□□□
│   □□□□□□
│   □□□□□□
│    ←─トリ ラク

└────────

ノイン  「一方のトップは現在ウォーターバンクを攻略中!! 激しいトップ争いも予想されましたが、
      流石のこの2人も水の龍が住まう危険地帯での戦闘は避けた模様でありますっ!!」
シャナン 「ここは危険だ、無理をせず山で決着をつければいい」
ラクチェ 「はい、シャナン様!」
ラドネイ 「いいか、絶対にいらん事はするなよ!」
トリスタン「安心しろ、俺はやる時はやる男だ! だが、やっちゃいけない時にもやる男だがな」
ラドネイ 「だからそれがいらん事だっつーのよっ!!」
281ママチャリの系譜 第2章:2012/02/06(月) 21:27:21.68 ID:cggW9Xl2
153

ノイン  「トップを走るのは青白きイナズマ大万福丸・トリスタン&ラドネイペア。
      大番狂わせの展開に観客も大番も狂喜乱舞! 凶器ラブ!!」
エルフ  「大番て誰ですの?」
ノイン  「分かりません。その後ろを走るシューティングスターも力強いストロークで勇者の泉を……おおっ!?
      今ちょっとズルッと行きかけました、危険が危なあいっ!!」
シャナン 「ラクチェ、大丈夫か!?」
ラクチェ 「は、はい。何とか」
ノイン  「流星をも飲み込まんとする貪欲な水龍の口、約500uを誇る巨大な水底への一方通行片思い。
      舐めてみたいなリコーダーであります!」
エルフ  「歪んだ片思いですわね」
ノイン  「歪んだ言うな。歪み湯河原温泉郷、温泉ならぬ冷泉、勇者の泉を横目に
      そろりそろりと素早くウォーターバンクを駆け抜ける先頭2台、怪傑そろり!!」
セーラ  「何よ、つまんないわね! とっととバトりなさいよっ!!」
ドロシー 「いや、ここまでフルスピードで来てるんですから、そんな余裕無いと思いますよ」
ノイン  「この辺り保守的なプレイが目立ちますね、解説のエルフさん?
      有言実行ホシュトリアン、歌う大竜宮城に続く勇者の泉を後にします、トップの2台」
エルフ  「コースアウトで失格という訳ではありませんが、やはりここで濡れ鼠になってしまっては、
      今までの苦労が水の泡になってしまいますからね。かなり慎重になっているのでしょう」
ノイン  「慎重の蚊取り線香! ニッポンの夏、紋章町の夏、夏夏夏夏常夏アイアイアイアイお猿さんだよー!
      愛と言えば、愛の狩人・ヨハン選手!!」
ヨハン  「愛・こそ・文化! 愛・こそ・人生ッ!!」
ヨハルヴァ「おいコラ、薔薇を掲げて自慢のポーズを取るんじゃねえ!」
エルフ  「お見せできないのが残念ですわ」
ヨハン  「フッ、これから始まる戦いを前に、今の私の熱い気持ちをポージングで表現したくなったのだよ」

┌────────────

│   ┌─────────
│   │
│   └──┐
│         |
└──┐ ヨハ  |
      │. スカ│

ノイン  「だが、そうしている間にもゴリアスの猛追は続いているっ!! 次の相手も一筋縄では行きません!
      あの猛威を振るったブラギマジックを最初に破った男達、愛の伝道師ヨハヨハ兄弟!」
セーラ  「あれはかなり意外だったわね」
ドロシー 「あそこからレースが動き出したんですよね」
ノイン  「かつて共闘した2チームが今度は敵と味方に分かたれての一戦!
      しかし、この知と力を兼ね揃えたレジェンド級のスーパー兄弟を倒さずして、
      奇跡への道は成らないッ!! 舞台はたんぽぽ小道手前で幕を開ける!!」
ヨハルヴァ「流石はスカサハだ、やっぱり復活してきやがったなっ!」
ヨハン  「来たか…さあ、正々堂々戦おうではないか!」
スカサハ 「味なマネを……」
レイリア 「敵ながら天晴れだわ」
ノイン  「エールを交換し合う両チーム! そして、バトルスタートだ! ヨハン選手のナビで
      変則的なリズムでブロッキングに入る愛のパルちゃん号、ラブウォーリア・ヨハルヴァ選手ッ!!」
ヨハルヴァ「そらそらそらぁっ!!」
スカサハ 「やるっ!」
ノイン  「この防御を崩す事が出来るか、熱きFUNDOSHIコンビ、スカサハ&レイリアペア! どう出るッ!?」
スカサハ 「レイリア、ブレイド・ターンだ!」
レイリア 「了解っ!」つ【竹刀】
282ママチャリの系譜 第2章:2012/02/06(月) 21:28:57.92 ID:cggW9Xl2
154

│    ┌────────
│    │
│    │
│   ヨハ └───┐
│↑          │
│└───スカ  .│
└─クルッ!!┐     .|

ノイン  「たんぽぽ小道への入り口カーブ、コーナリングしながらのブロッキングは流石に不可能!
      そのタイミングを突き、竹刀を地面に突き刺し、それを軸にして高速コーナリング!」
ヨハルヴァ「何だとっ!?」
ヨハン  「くっ、これではやられる」
ノイン  「これには、流石のヨハヨハ兄弟も対応できずッ!!
      コーナーの立ち上がり、その減速した所を、抜き去られるッ!! ……いっ、いやっ!?」
ヨハルヴァ「行かせるかあぁぁっ!!」
ヨハン  「ヨハルヴァッ!?」
ノイン  「ここで急加速して、強引にコースを塞ぐっ! だが、これではパルちゃん号が曲がりきれませんっ!!
      これは捨て身のディフェンスだァっ!!」
スカサハ 「レイリアっ!」
レイリア 「オッケーっ!」

│.       ┌────────────
│.    ↑ │
│ヨハ ..│ │
│スカ─┘クルッ!!

ノイン  「レイリア選手、インに立てた回転軸の竹刀を引き抜いて、逆サイド、アウトの地面を突き押して、
      マシンの軌道を多段的に変化させたあああっ!!」
ヨハン  「なっ……!?」
ヨハルヴァ「っ、しま……っ!!」
ノイン  「これはしまったぁ! 愛の狂戦士・ヨハルヴァ選手、捨て身のブロックも合体技の前に不発っ!!
      愛のパルちゃん号がアウトのグラベルに突っ込んで大クラッシュだぁッ!」
ガラガラ ドッシャァーーンッ!!
スカサハ 「ヨハン! ヨハルヴァ!」
ノイン  「おおっと、だが、ドライバーは無事! すぐにすっくと立ち上がる!」
ヨハン  「…………」(ビシッ!!)
ノイン  「そして、ヨハン選手が見上げるのは遙かなる天空! 彼の視線と掲げた薔薇の先にある悠久の高みは
      ……ナーガヒル!! そこへゆけと! ライバルを、今、無言で叱咤します!!」
セーラ  「ヨハンってこんなカッコいいキャラだったっけ?」
ドロシー 「ただの変態ポエマーだと思っていたのですが…」
ノイン  「ヨハヨハ兄弟をも打倒したオレンジの最終兵器ゴリアス田中君の勢いは本物だ!!
      さあ、目の前に続くたんぽぽ小道ロングストレートには、次なる敵が待っている!!」
レイリア 「温存なんて考えなくていいわ、一気に行くわよっ!」
スカサハ 「当然だっ! 秘奥義、前傾スーパー流星ターボチャージャー!!」
エルフ  「前傾姿勢にして空気抵抗を減らす乗り方に切り替えましたわね」
ノイン  「何と、今入った情報によりますと、3周目にして、第1レースを含めたここまでの区間ラップを
      全て塗り替えております、オレンジの人間ジェノサイド砲・ゴリアスティーノ田中!!」
セーラ  「マジでっ!?」
ドロシー 「何者ですかっ!?」
ノイン  「驚異的なスピードは最早、手負いの剣士ではない!! チャンピオンの座を取り戻すべく、
      凄まじいスピードで6位勇者超特急トラキアエクスプレスとの差を縮めるッ!!」
283ママチャリの系譜 第2章:2012/02/06(月) 21:30:28.63 ID:cggW9Xl2
155

┌───────────ギュイィィィーーーーーーーーンッ!!!!──────
│            スカ────────────→
│                                  ハン
ヨハ(停止中)┌──────────────────────

リーン  「お父さん!」
ハンニバル「うむ! 大盾ブロッキング!!」
ザザザザザザザザッ!!
ノイン  「うぉうぉうーっ、パンツマスクの勇者・ハンニバル選手の大盾ブロッキング発動っ!!
      大地を駆ける勇者超特急トラキアエクスプレス、右に左にブロッキング!!
      トラキアの赤い雨がゴリアスのスピードを阻むかッ!?」
ハンニバル「さあ、若いの。見事このワシを越えてみせるがいい!!」
スカサハ 「上等だっ!!」
ノイン  「ゴリアスの大砲は勇者の盾を叩き割る事が出来るのかっ!?
      ゆうしゃはみをまもっている!! 試しにフ○ーラ! ザラキ大事に!!」
エルフ  「フ○ーラ派に殺されますよ?」
スカサハ 「ちなみにラクチェはビ○ンカ派で、母さんはフ○ーラ派、シャナン様は幼女派だったな。
      それはともかく、ラクチェをも手こずらせた最強のブロッキングか…」
レイリア 「スカちゃん、有無を言わさず一気にオーバーテイクよっ!!」
スカサハ 「応っ、前傾スーパー流星ターボチャージャーMAX!!」

────────グオッ!!!!──────────
                 ┌───→
        スカ──┘ ハンΣ(゚Д゚ ;)ナニッ!?

─────────────────────

リーン  「うそぉ!?」
ハンニバル「ッ!?」
ノイン  「なぁんとォォォッ!! スカサハ機ゴリアス、更に、更に加速したぁっ、猛スパートだ!
      気が狂ったようにスパート! 震えるぞスパート! 燃え尽きる程スパート!!
      前傾スーパー流星ターボチャージャー全開っ!! ゴリアスの弾丸がマッハを超える!!」
セーラ  「ちょっ!? どんだけ速いのよっ!?」
ドロシー 「いっけーーーっ!!」
ノイン  「波紋黒死蝶が勇者の盾にブロックさせる間を与えないッ!!
      さしもの防御のスペシャリストも、亜空間スピードのチェンジペースに反応出来ませんっ!!」
レイリア 「ジェネラルの弱点は重量級ゆえのスピードの鈍さっ!」
スカサハ 「そして、いかに最強の防御力でも、反応出来なければ意味が無いっ!」
ハンニバル「見事だ…!」
ノイン  「老獪なるベテラン兵、ハンニバル選手をもってしても為す術ナシっ!!
      老兵は死なず、ただ去るのみ! ゴリアスが超スピードで去って行くぞっ!!」
ハンニバル「ふぅ、ワシの役目もこれで終わりか……」
リーン  「終わってないから! まだレース終わってないから、せめて完走だけはしてっ!」
ノイン  「これで6位浮上! あっという間に3チームを追い抜いたぞッ!! これは奇跡なのか!?
      奇跡だとでも言うのか!? 否! 断じて否!!」
エルフ  「確かにまだ6位ですからね。ただ、ここまでのタイムは奇跡に等しいですわよ」
ノイン  「ここまでは、まだ前哨戦! 何故なら、前を走る5台は、
      どのチームも一筋縄では行かない猛者揃いだからでありますッ!!」
セーラ  「あー、確かに。これはキツイわ」
ノイン  「いい男達のやらないか号、月の支配者アリス・ムーン、地上最強の超獣ぱんださん号、
      青白いイナズマ大万福丸、そして、宇宙に輝く2つの流星シューティングスター!!」
ドロシー 「どうでしょうか……ここからは難関コースですからね」
ノイン  「この5チームを倒さぬ限り……そう! 倒さぬ限り、栄光のチェッカーはありません!! この壁に!
      このアドバンテージに挑む復活の最終兵器、ゴリアスティーノ田中とスカサハ&レイリアペア!!」
セーラ  「ここまで引っ張って、途中で燃え尽きたら面白いのにね♪」
ドロシー 「あり得る展開だけに否定できません」

続く
284助けて!名無しさん!:2012/02/06(月) 21:49:27.56 ID:sEMa4SYB
>>276
アルム「え・・・?ココナッツをチョコにするつもりだったの?もしかしてカカオと間違えてない?」
マルス・リーフ「「えっ・・・・・」」

後日
シグルーン「社長、M&Rの出したココナッツミルクチョコは巷の話題をさらい今年のバレンタインの主役になりそうです」
サナキ「ぐぬぬ・・・グレイル建築の三人娘も今年はココナッツで勝負するというし・・・やむを得ん!他社の品だが今年は私もそれをアイクにおくるのじゃ!」


マルス「いやぁ一時はどうなることかと」
リーフ「余らせて在庫を作らないように家でたくさん使ってもらったけど必要なかったね」
エリンシア「でもおかげでココナッツミルクのレシピの幅は大きく広がりましたわ。二人もアルムちゃんもありがとう」
アイク「うむ・・・だがさすがに3食におやつに夜食までココナッツは・・・さすがに当分ココナッツは見たくないな」
285助けて!名無しさん!:2012/02/06(月) 23:18:05.25 ID:yYKobKlw
>>278ー283
更新乙
スカサハすげぇw
だが、そろそろ大賢者の嫉妬に気を付けた方がいい気がしないでもない
286助けて!名無しさん!:2012/02/06(月) 23:50:34.04 ID:a0FV+bCY
ワユ「そういえば、そろそろバレンタインだよね。なんか準備してる?」
ミスト「もちろん!今年は特に気合いを入れて用意してるんだから」
イレース「私は…チョコを作ってるとつい自分で食べてなくなっちゃうんですけど…どうしたらいいんでしょう?」
ミスト「いや…流石にそこまでは面倒見れないよ…」
287助けて!名無しさん!:2012/02/07(火) 04:51:45.35 ID:GsRmc9Lj
大作揃いだな、皆乙です
試験勉強から逃げてきました

>>261-270
少し前にもし警察官だったら、って雑談があったがまさかネタにしてしまうとは……
便乗しようか迷う位よくできてるな、GJ!

>>278-283
毎回更新乙!
GBA世代の自分でも楽しめてるぜ、続き待ってる!GJ!

>>286
自分の食べてるチョコを口移しで上げればいいじゃない!
288助けて!名無しさん!:2012/02/07(火) 10:00:10.94 ID:WF5TzX2X
>>287
アイク「すまん、今虫歯ができていてな(嘘)。移すと悪いから口移しはできん」
マルス「兄さん女性回避するの上手くなってきましたね」
アイク「避けることができるうちは自分でやるが、面倒臭くなってきたらセネリオに丸投げだ」
マルス(それが嫁候補達がセネリオさんを嫌う要因の一つになるわけか)
アイク「場の空気がいよいよ危うくなったらライをセネリオの補佐に、リュシオンを仲介に行かせる」
マルス「・・・兄さん、それ本当に効果があるんですか?」
アイク「・・・・・・ないかもしれん。リュシオンが行くと乱闘は終わると聞いたが・・・」
289助けて!名無しさん!:2012/02/07(火) 23:59:29.59 ID:LXSzwX54
イレース「ア、アイクさんと口移しだなんて…でも…『口移しよりもお前を食べさせてくれ』と、とか…」
ワユ「…まあ、そんな機会そうないだろうけどねー」
ミスト「あはは…でも、お肉を口に咥えて『食べたかったら直接食べて』ってやればしてくれるかもね」
イレース「………それです!今度試してみる価値はあります…!」
ワユ「やっぱりミストは天才だね…」
ミスト「え?え?」
290助けて!名無しさん!:2012/02/08(水) 19:18:27.23 ID:6M2kZp5d
>>289
アイク「必殺!烈火音速フラグクラッシュ(ry」
嫁候補「グワアアアア!!?」
291助けて!名無しさん!:2012/02/08(水) 23:03:04.72 ID:AIv9UFi4
サラ「そろそろバレンタインだけど、何か考えてる?」
ミルラ「はい、自分でチョコを作ってお兄ちゃんに渡そうと思って」
アメリア「あたしもそんな感じかな……」
サラ「まあ……それもいいと思うんだけど、インパクトが足りないと思わない?」
ミルラ「そう……ですか?」
サラ「いくつか考えてみたんだけど……バレンタイン当日の朝にこっそり布団に忍び込んで渡す、っていうのと
    チョコに色々仕込んで渡す、っていう作戦が……」
アメリア「それチョコ渡すっていうより襲撃に近いよね。ていうか仕込むって何!?」
サラ「……まあ命に関わったり、後遺症があるものではないのは保障するから」
アメリア「……ま、まあそれは置いておくとして、なんでそんな作戦を……」
サラ「多分……というかほぼ確実に、兄様はバレンタインに年端もいかない子供とか血の繋がった妹から山ほどチョコをもらうと思うの。
    そんな状況で普通にチョコを渡しても印象に残らないと思って」
アメリア「それは……そうかもしれないけど」
サラ「そんなわけだから、早速今から私の部屋で作戦会議ね」
ミルラ「い、今からですか?ずいぶん急な……」
サラ「なに言ってるの、お菓子扱ってる店ならバレンタイン用のチョコの注文なんて先月から受け付けてるし、
    むしろ今から準備なんて遅すぎるくらいなんだから」
ミルラ「そ、そうなんですか……」
サラ「あ、さっき言い忘れたんだけど三番目の作戦で、裸にリボンだけで体にチョコクリームで『私を食べて』って書くっていう……」
アメリア「……ごめん、やっぱりやめとく」
292助けて!名無しさん!:2012/02/08(水) 23:57:17.98 ID:gcHAp2aW
>>291
三番目の作戦kwsk
293助けて!名無しさん!:2012/02/09(木) 00:51:57.27 ID:/lgX3DKO
>>292
サラ「上手くいけば」

エフラム『そんな寒い格好してたら凍え死ぬぞ。ただでさえムードを盛り上げるために氷竜のバイト達が
    氷のブレスで猛吹雪を起こしているというのに。しょうがないな、俺が湯たんぽの変わりにでも
    なって直接温めてやろう』

サラ「それとも」

エフラム(ダークサイド)『ほう、良かったのか?のこのこと俺の部屋に入って来ちまって。俺は異種族だろうと
            同族だろうとかまわないで喰っちまう野獣なんだぜ』

サラ「てなことになるかもね……フフフ…」
294助けて!名無しさん!:2012/02/09(木) 02:28:12.15 ID:dVozKhlp
>>293
どちらにしろ既成事実ゲットとかサラ様は本当に頭の良いお方
295助けて!名無しさん!:2012/02/09(木) 04:55:59.08 ID:ht76VyZ/
>>293
サラ「前者だと『兄様の体温かい…私も熱くなってきちゃった…』みたいになって、後者だと
    『あ…ダメ…兄様…そんな…無理矢理…ああっ!』って感じかしら。私はおいしく食べられちゃうなら
    どっちでもいいけど。兄様はどっちがいい?」
エフラム「…お前は俺に何をさせたいんだ」
296助けて!名無しさん!:2012/02/09(木) 09:11:31.80 ID:VntBOo8v
ゲイルさんこっちです
297助けて!名無しさん!:2012/02/09(木) 12:13:27.85 ID:6iMGTy9G
ユリウス「バレンタインね…。ユリアやラナオウに恨まれず平穏に終わることを祈るよ」

ラナ「今年こそセリス様と結ばれるわ!」
ユリア「いいえ、セリス様にふさわしいのは私です」
298助けて!名無しさん!:2012/02/09(木) 12:34:06.38 ID:12JLFYlR
>>297
レイヴァン「いっそお前もしばらく身を隠すか?」
299助けて!名無しさん!:2012/02/09(木) 14:48:42.09 ID:3Z1j/sP6
クレイン「彼は学生だしねぇ…身を隠すにも相応の身分が必要だから…ああ、胃が…」
レイヴァン「おいちょっと待て」
ウィル「ニートor引きこもり乙w」
300助けて!名無しさん!:2012/02/09(木) 14:59:43.48 ID:fXngZ47D
>>297-298
セティ「我が社の設備を貸すよ・・・」
301助けて!名無しさん!:2012/02/09(木) 15:54:58.42 ID:4eaIReSE
ユリウス「イシュタルからはもらわないとそろそろほんとに捨てられかねないんだよ・・・」

残る  →セリスからのハートチョコ   →ラナとユリアに殺される
逃げる→セリス悲しむ&イシュタル怒る →ラナとユリアとイシュタルに殺される
302助けて!名無しさん!:2012/02/09(木) 16:15:55.56 ID:6iMGTy9G
ユリウスがイシュタルに捨てられても得する奴はいな…いや、ティニーがいたな
303助けて!名無しさん!:2012/02/09(木) 17:25:40.23 ID:/lgX3DKO
リーフも得するんじゃね?堂々とイシュタル狙えるから

リーフ「サラはエフラム兄さんにかまけてていないし、ナンナはラケシスのKINSIN地獄に
   捕まってるし、ミランダはリンダやリノアンと遊んでるし、ティニーはネタ探しで遭難し
   たし、今なら寂しがってるイシュタルさんをぼくの愛で包んであげられる!待っててね、
   イシュタルさん!」
304助けて!名無しさん!:2012/02/09(木) 17:50:51.94 ID:trN7qxWx
さっきロプトウスに噛まれてるリーフを見かけたが何かあったのか?
305助けて!名無しさん!:2012/02/09(木) 20:18:37.92 ID:4eaIReSE
>>303
サラはエフラムにあんだけちょっかい出してるのにリーフにもお仕置きはするんだよな

サラ「兄様はおかず、リーフは主食」
306助けて!名無しさん!:2012/02/09(木) 20:35:36.49 ID:gGbcyiVb
サラに限らんが多くのキャラは複数の嫁候補、婿候補を持ってるんだし手広く付き合ってるんじゃないの?
…気の多い奴ばっかりやw
307助けて!名無しさん!:2012/02/09(木) 20:51:49.96 ID:12JLFYlR
いや、アイクやロイの嫁候補は結構一途だと思う。
リリーナ様と緑のヘタレオバサンは弁護不可だけど。
308助けて!名無しさん!:2012/02/09(木) 20:58:58.69 ID:gGbcyiVb
ええやん気が多くたって別に悪い事でもないぜよ
別に恋人関係成立してるわけじゃないんだしリリーナ様も緑のオバサンもあれはあれで自然ですぜ

学生時代とかそうじゃない?
特定の相手と付き合ってない時なんかは気になる相手は何人かいたりするし

このスレで一番気が多いのは葉っぱだと思う
309助けて!名無しさん!:2012/02/09(木) 21:23:32.23 ID:VntBOo8v
スレの流れ見てたら

ターナ「エフラムとサラ…両方捨てがたい…う〜ん」
リリーナ「私、ロイとヘクトル義兄さま両方狙ってるわよ。別腹ってやつよねー」
ターナ「なるほど。私もそうしよっと」

なんて会話を思い付いた
310助けて!名無しさん!:2012/02/10(金) 01:45:56.60 ID:ecxtnjL2
この小説を読む前に>>55の注意書きを参照してください。
>>157-159の続きです。
311侍エムブレム戦国伝 死闘編 ロイの章 継承:2012/02/10(金) 01:46:28.43 ID:ecxtnjL2
東国の雄。東方に覇を唱えし英傑……若くして天下を伺う猛者の一人……
ゼフィールはこの年十七歳を迎えていた。
戦国の世においては前当主の早逝など珍しいものでもない。
この年頃は当主継承には若くはあったがありえない話でもなかった。
彼は沈黙していた。厳めしいベルンの城の天守閣。
部屋の中には誰一人いない。ゼフィールは身の回りに人を置く事を好まなかった。
すでに夜の帳が下り頼むものはほのかに揺らめく蝋燭の炎である。
「殿……ブルーニャ様のお言いつけでお飲み物をお持ちしました」
襖の向こうから侍女の声が聞こえた。
かの武将はなにかとゼフィールを心配して気を回してくる。
「それは…どこのものか?」
「は……どこと申されますと」
「……要らぬ…のどは乾いておらぬ…下がれ」
開いていた巻物を巻きなおして窓に歩み寄る。
襖の向こう側の気配はすでに消え失せていた。
「度し難いな…我ながら」
彼の呟きは夜空に吸い込まれて消えた……その時である。
確かにゼフィールは声を聞いたのだ。
「毒を恐れるのはそなた自身が毒を用いるからだ…のうゼフィール」
薄暗い部屋の片隅の暗がりであった……
首が転がっていた。忘れるはずもない父の首だ。
そこにはベルンの前当主デズモンドの首がゼフィールを見据えていた。
「戯れが過ぎますな……父上」
ギネヴィアに毒を漏った事を皮肉っているのは間違いないだろう。
父の亡霊はゼフィールの胸の内を抉り返すかのようだ。
「ギネヴィアが生きていてはベルンは二つに割れる事となったでしょう。
 天下統一と万民の平穏のためにはベルンの力は不可欠なのです」
それはゼフィールの本心ではあったが…
ギネヴィアに対する嫉妬がわずかでもなかったかと言えばそれを否定する事は彼にはできなかった。
「目的が崇高ならば手段は正当化されるか…なかなかどうして…一人前の大名の考え方をするようになったではないか」
父の首からは表情は読み取れない。
わが子の成長を喜んでいるようでもあり皮肉ってるようでもあった。
息子は窓際から踵を返して部屋の中央に立ち父の首を見据える。
「父上…私はかつて貴方を憎み死を願った…だが今はどうでしょうな?
 …私がこうして腹を割って話せるのは貴方だけだ」
若き大名は書机の上の蝋燭台を手に取り父の首が座す部屋の暗がりを照らし出した……
そこにあった物はただの蹴鞠に過ぎなかった………

「度し難いな…我ながら……」
312侍エムブレム戦国伝 死闘編 ロイの章 継承:2012/02/10(金) 01:46:54.70 ID:ecxtnjL2
東国をほぼ平定したベルンによるオスティア攻略戦は激しさを増していた。
ベルン軍は連日国境の砦に猛攻を仕掛けてオスティア軍に消耗を強いている。
オスティアに通じる二つの街道…東街道からはマードックが南街道からはナーシェンが先陣を切って軍を進め、
後備えの遊撃の位置にゲイルとヴァイダの軍団が展開して事あらばマードック、ナーシェンらの援軍として動けるよう待機している。
さらに本城はブルーニャが堅く守りこれら緒将をゼフィールが統制して隙の無い陣立てを整えていた。
オスティアが落ちれば東国平定は完成する。
そうなれば都への道は開けている。

これに対するオスティアの大名ウーゼルは自ら出陣し国境の守りについて連日マードックの軍勢と戦っていた。
南にはマーカスが派遣されている。本来はオズインが南街道の防衛に派遣されるはずだったが侍大将エルバートが猛烈に反対したのだ。
彼の真意はウーゼルには測りかねたが結局は折れる形でオズインとエルバートに本城の守りを任せていた。
東の砦に布陣し対陣するマードックの陣を見やりながらウーゼルは呟く。
「エルバートがああまで儂の采配に異を唱えたのは初めての事ぞ……」
信頼する宿将の言葉と受け入れたが一抹の不安を隠す事はできなかった………


オスティアの若武者ロイは前線に派遣される事も無く心楽しまぬ日々を送っていた。
今の彼にとって大きな目標の一つはゼフィールに雪辱を晴らす事である。
義母セシリアを救う事と合わせてそれはさけては通れぬ彼の道である。
だがフェレ家の当主エルバートがロイを養子に欲しがっているらしくそのためか彼は引き続きフェレ家に留め置かれてエリウッドの世話をしている。
それ自体はよい…エリウッドの話は常に身近に死を感じてなければならぬ武士道の者としては学ぶところも多いし、エルバートの厚意もありがたい事ではある。
だがまだ若い彼は畳の上に座すよりも再びの戦場に血気を燃やしたかったのだ。
そこにゼフィールがいるのであれば………

「浮かない顔をしているね……迷いがあるのかい……」
「いえ……」
エリウッドという青年はこれでなかなか人の感情の機微を繊細に読み取ってくる。
いや、自分がわかりやすいのかも知れないが……
ロイは病の床に伏すエリウッドの傍らに座して彼の話相手になっていた。
「焦ることは無いんだよ……すぐに…すぐに君にはその機会が来る…それまで技を磨き続ければいいんだ…」
「エリウッド様……それがしは……」
「父上が君を欲しがってる。心にとどめ置いてくれないか?」
…気づいている……それはロイもわかっている。
病弱なエリウッドにはフェレ家を継ぐ事はできないだろう。
それゆえエルバートが跡目を欲している事はわかっている。
けれど……
「…父上と親子の縁を持てば…君の義母上と縁が切れるようで辛い……」
ロイは顔を上げた。
エリウッドの言葉はまさしくロイの心そのままであった。
もう何年も顔を見ていないセシリア。生きているかどうかももはやわからぬセシリア…
誰よりもロイを慈しんで育てた母上だ。だがベルンに捕らわれて以降の消息は知れない……

「…一つだけ……僕は…僕には…弟がいれば君のような者だったろうなと…そう幾度も思った………」
「エリウッド殿…そうまで僕に目をかけてくださる事は嬉しく思います…あなたからは学べる事が多い」

青年は小さく微笑んだ。
それならば…この前途ある若者に何か一つでも残せるならば…自分がこの世に生を受けた意義はあるのだと。
そうなのだろうと…彼は胸の内で慈悲の深き死神に問いかけをした。
今も彼を待って…僅かの時を与えてくれた彼女へ………


だがこの日…戦雲の中のささやかな休息は終わる………
313侍エムブレム戦国伝 死闘編 ロイの章 継承:2012/02/10(金) 01:47:33.95 ID:ecxtnjL2
事の起こりはオスティアの城より。
その日…出陣したウーゼルに変わって城を預かる侍大将エルバートは城を固める兵たちの稽古を終えると一室にオズインを呼び出したのだ。
赤い髪の武将は座してオズインを招きいれると口髭を震わせて第一声を発した。
「オズインよ……いや…単刀直入に聴こう…何者だ貴様?」
エルバートの問いは異なものに感じられただろう。
その名を知っていながら何を言うのか。
「…おっしゃる意味がよくわかりませんな?」
大男は怪訝な顔をして宿将を見返した。
「わからぬか…ならば言おう…貴様オズインではあるまい……儂の目を節穴と思うなよ。
 少しずつ少しずつ違和感は広まっておった……
 オスティアに仕える侍の素行がどこかおかしく感じられるようになった…
 怪しげな妖術使いが密やかに蠢いておる事に気づかぬとでも思うたか」
「エルバート殿……」
「…オズインはお主のような死んだ魚のような目はしておらんわ。
 早々に正体を現せい!」

大男が脇差に手をかけたのとエルバートが太刀を抜いたのは同時であった。
エルバートの太刀はかつての戦功の褒美としてウーゼルより賜りし名刀デュランダルだ。
その切れ味は鋼鉄すら豆腐のように引き裂いてしまう。
それほどの太刀がエルバートほどの達人の放つ居合いと合わさればこれを避ける事は容易にはかなわない。
現に目の前の男は脇差にかけた手を切り飛ばされた。
だが…男は平然として落ちた右腕を蹴飛ばすと左腕で脇差を引き抜いたのだ。
まるで痛みなど感じていないかのように……

「やはり…お主オズインでは……」
「いいや、本人じゃよ」
誰何の声を投げかける暇もあらば傍らからしわがれた声が響く。
いつの間に…というべきだろう。
そこには一人の老人がいた。
「気付かねばお主も密やかに傀儡に変わってもらったものをな…
 じゃがもう手遅れよ…オスティアの城に残った兵はすでに我が傀儡…やれいオズイン」
「御意に」
濁った瞳の巨漢は咆哮をあげてエルバートに襲い掛かった。
確かにオズインは槍の達人であり音に聞こえた剛の者であった…
だがこれほどまでの俊敏さは持っていなかった筈だ。
怪しげな老人に何がしかの術をかけられたのだろうか……

「おのれぃっ!」
エルバートは襖を破って城の庭に駆け出した。
狭い場所で巨漢と戦うのは分が悪いと判断したのだ。

「な…何事ですお館様!?」
大声に驚いた槍持ちのロウエンが駆けつけてくる。
「おおロウエンか。今すぐみなを呼び集め……」
「無駄じゃよ」
老人の声が重なる。
なぜならば既にこの城は掌握したのだから。
出陣したウーゼルを取り逃がしたのは惜しいが……

次々と同じ顔をした者どもが姿を見せる…いや、中にはオズインのように生気の無い目をしたオスティアの侍もいる…
なんという事か………
「ロウエン!お主はすぐに屋敷に戻りエリウッド達にこの事を伝えて東の砦に…殿の元に連れてゆけい!」
「御意……お館様は!?」
「儂はこやつらを撃つ…何、ほんの五十人ほどよ。容易い事じゃ」

……嘘である。
共に逃げたところで逃げおおせる事は難しい…そう判断した上での事だ。
混乱しつつもそれを察したのだろう。ロウエンは何も言わなかった。
庭の土を踏みしめて走り去るロウエンの背を見送るとエルバートは吼えた。
ウーゼル様さえあればオスティアは滅びぬ……
314侍エムブレム戦国伝 死闘編 ロイの章 継承:2012/02/10(金) 01:47:51.30 ID:ecxtnjL2
剣戟の音が響き渡り血飛沫が舞う修羅場を縁側に陣取って見守るネルガルは傍らに姿を見せた女に声をかけた。
「どう見る? あれを?」
「腕は立ちますわねぇ…壊さずに捕らえるのは難しいでしょう」
「傀儡にはできぬか…つまらぬ……ならばよい。やってしまえソーニャ」
すでにデュランダルの前に三十人近い傀儡が打ち倒されている。
庭には飛び散った手足が転がり凄惨な修羅場と化していた。
その中を一人の大男が歩む。
彼の手には十文字槍が握り締められていた。
「オズインよ…主は誰よりも殿に忠誠厚かった男だ…今の姿は見るに耐えん…楽にしてくれよう…」
槍の穂先が突き出される。
早い……それも連撃だ。
だが見切れぬほどではない………エルバートはオズインの槍を紙一重…薄皮一枚切らせるだけでしのぐと突きにかかった。
早いとはいえオズインはすでに片腕だ。充分に槍の取り回しはできまい…
如何に痛みを感じぬといえども心の臓を貫けば―――――
その時エルバートの全神経はオズインに注がれていた…
だから避けえなかったのだ。背後から飛来した火弾を。

「当たったよ。今度はうまくできたよウルスラ!」
「飲み込みの早い娘ね。さすがはソーニャ様の娘だわ」
「これでまた母さんに褒めてもらえるね」

全身を妖術の炎で蝕まれた武者が膝を付き…肉の焦げる匂いが周囲に立ち込める。
術を放ったのは年端もいかぬ少女であった。
だがその妖力は類まれなるものがあった。
その少女…ニノはかつてネルガルが妖力の素養に目をつけてさらってきた娘だ。
育てる事はソーニャに任せてきたが……
戯れだろうか。意外にもソーニャはニノを可愛がった。
それゆえか…その子供ならではの無邪気さ……
虫の足をもいで遊ぶかの如き子供ならではの無邪気な残酷さを彼女は修正しえないまま育ってきたのだ。
ソーニャの手によって…

「しぶとそうなおじさんだったけどこれで……」
しとめたと確信したのだろう。
ニノがソーニャに視線を向けたその刹那……エルバートは最後の咆哮をあげてオズインの胸板をデュランダルで貫いた――――
彼の逞しい胸板を貫き通した烈火の太刀は背中まで突き破り大量の血を撒き散らしていた。
「え…嘘っ…なんでっ!?」
「時々いるのよ。強い精神力を持った者にはね。よく見ておきなさいな。
 殺したと思っても最後に一矢報いようとする輩の厄介さをね」
青い髪のウルスラが呟く。
オズインの遺体もエルバートの遺体も損傷がひどい。
これは傀儡にはできないだろう。
まったく…駒が増えていればこちらが楽をできたのにね……
煙管に火をつけながらウルスラは呟いた………


こうしてオスティアの城はネルガルの手に落ちた……
時に炎正十三年九月十日の事であった――――――


続く

侍エムブレム戦国伝 死闘編

〜 エリウッドの章 再会 〜
315助けて!名無しさん!:2012/02/10(金) 19:50:57.32 ID:3pEftsIS
>>309
駄目だこの巨乳、早く何とかしないと…(AA略

>>311-314
エルバートさんェ…(´・ω・`)
GJでした!
316助けて!名無しさん!:2012/02/10(金) 21:46:15.64 ID:UbnKAcuk
覚醒の続報が来ていた。
ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org2619232.jpg

クリス 「マルス様達だけじゃなく、俺達にも兄弟が増えると聞いて」
マルス「でも今回は口調も変わるからちょっと扱いに困るかもね」
クリス 「仮にここで出せなくても、マルス様達にクロム殿と言うご兄弟が増えると言うことだけでも俺は嬉しいです」
リーフ 「で、覚醒の主人公のクロム…兄さんかな?多分年上っぽいし。王子で自警団の団長らしいね」
ロイ  「マルス兄さんとアイク兄さんを足して割ったみたいな感じかな?」
マルス「何にしても楽しみだね」
317助けて!名無しさん!:2012/02/11(土) 11:40:02.02 ID:seRrS/7l
>>316
ミカヤ  「結局リズって女の子は兄弟家の一員にならなさそうね」
エリンシア「ちょっと残念ですわね」
セリカ  「扱いはアイク兄さんの妹のミストと似たような感じになるのかしら?」


ポール  「デュアル攻撃って新システム良さそうだねジャスミン」
ジャスミン「そうだねポール」
ポール  「僕たち兄弟みたいなのが敵として使ってきたら怖いよね」
ジャスミン「そもそも僕たち枠が登場するのかは分からないけどね」
ポール  「……」
ジャスミン「いや、何か言おうよポール!」
318助けて!名無しさん!:2012/02/11(土) 11:56:57.74 ID:N31UVxnV
アルム「ていうかまた家にファルシオン増えるんだね」
マルス「都合四本目だね」
アルム「あれ?ぼくのとマルス兄さんのと新しいのと・・・あと一本は?」
マルス「安眠枕と羽毛布団のセットと交換でナギさんからもらってきた」
319助けて!名無しさん!:2012/02/11(土) 12:01:50.43 ID:+8YXijOn
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/9373/1279193398/
続報着た事だしとりあえず誘導しておく
前情報見る人ばっかりじゃないだろうからネタバレはほどほどに
320FEお悩み相談室:2012/02/11(土) 13:07:15.20 ID:31P+LIDE
>>309
腐女子になったりロリに走ったり…ターナは一体どこへ行くんだ…

>>311ー314
毎回楽しみにさせて頂いてます。乙!

今回は彼らで

ノディオン家のRさんの悩み…中年寝取られ童貞Sの抹殺法を教えてください。毎回毎回邪魔をされて迷惑この上ありません!
兄と妹の恋路を邪魔する者は許せません!

シレジア社のMさんの悩み…Sを味方に引き入れたいが話し合いの件で兄に先を越されてしまった。どうしたらSやその周囲の連中をこちらに引き込めるだろうか

竜王家のY君の悩み…バレンタインを平穏に過ごす方法を教えて欲しい。Rオウと妹が恐すぎる!一体僕が何をしたと言うんだ…

兄弟家のMさんの悩み…最近何かしたいって欲とかが起こらないの。老けてきた証拠かしらねー

シレジア社マギ部のBさんの悩み…本社からスカウトが来てるんだが行くべきだろうか。出世のチャンスだが今の場所にも愛着があるんだよな

シレジア社のKさんの悩み…上司弄りが楽しいんですがもっと効率良く弄るにはどうすれば良いかな?言っときますが上司のことはそこそこに好きですよ。
上司本人は弄られてることに気付いてないんだろうけどね♪

兄弟家のSさんの悩み…KINSHIN集団AKJの撲滅法を教えて欲しい。背徳行為を平然と行う連中は許せん!

腐リージ家のTさんの悩み…最近I姉様がすすり泣いてますが何があったのでしょうか
321助けて!名無しさん!:2012/02/11(土) 14:17:51.09 ID:2YkJccJ0
>>320
Rさんへ
AKJ幹部P…Sはそれなりに実力者です。ですが決して無敵ではありません。会長のパラメータなら勝算は充分あります。
         ☆100つけた勇者の剣を装備すれば充分やっつけられます!

Mさんへ
腹心D…社内のパワーバランスは変わりつつあります。D様が正攻法ならこちらは搦め手。
      幸い私の娘がSの秘書ですのでそのラインで接触を図ってみます。

Y君へ
詐欺師K…光の結界…光の結界セットで5000Gです…
       これを買って自分の周りに配置すればYもRオウも攻撃できませんよ…
       光の結界買ってください…母の薬代がいるんです…ううっ…

Mさんへ
老騎士J…貴女からすればワシなどおしめの取れぬ赤ん坊くらいにしか感じられんでしょうがあえて申し上げる。
       「80歳は童なり。90を過ぎて迎えが来たら100まで待てと追い返せ。我ら老いてますます意気盛んなり」
       ワシの好きな言葉です…

Bさんへ
FETVスタッフI…男なら野望をもって人生にチャレンジしろい!ぬるま湯に浸かったような生っちょろい事言ってんじゃねぇ!
            俺なんて…俺なんて……いいか…チャンスは無駄にするなよ……一生後悔するぞ…

Kさんへ
吟遊詩人R…あいつぁ真面目君だからな。ちょいとおちょくっただけでも面白いリアクションくれるぜ。
         冗談を冗談とわからないあたりは欠点だなぁ…その辺織り交ぜて可愛がってやってくれよ。

Sさんへ
オスティア家R…そのためには強くならないといけません。ウェイトリフティングや腕立て伏せを行ってKINNIKUを増量する事をお勧めします。

Tさんへ
僧侶R…怪我をして傷が痛むのでしょう。傷薬を塗れば泣き止みます。
322回答者へのお礼:2012/02/11(土) 15:41:21.89 ID:31P+LIDE
Pさんへ…何としてでもSは抹殺せねばなりません!

Dさんへ…うむ、頼んだぞ。Sを引き入れられたら我々が有利だ

Kさんへ…追い込まれてるとはいいそこらへんの分別が出来ないほどバカではないぞ。警察には通報した。覚悟しろ

Jさんへ…その言葉は覚えておくわ

Iさんへ…そうだよな…。本社のスカウト受けてみるか

Rさんへ…しっかり可愛がるので任せてください!

Rさんへ… ……

Rさんへ…事情を聴いてみましたが怪我ではないようです。余談ですが結構怒られました
323助けて!名無しさん!:2012/02/11(土) 16:11:41.49 ID:7L/M9NPW
>>318
新暗黒でナギからもらうファルシオンは性能が落ちてるんだよな
やっぱあれコピー品なのか
324助けて!名無しさん!:2012/02/11(土) 22:25:08.76 ID:8RqowMj0
神龍の牙から錬成するみたいだから
 「虫歯とか乳歯とかで作ったよ」
説をここに提唱。
325助けて!名無しさん!:2012/02/11(土) 22:41:56.86 ID:tmM4AgbW
リーフ「ナギお姉さんの唾液をいっぱい浴びた歯とかめっちゃ欲しい!」(余ってるなら僕にも神器ちょうだいよ)
ロイ「兄さん本音と建前が逆・・・ってもうナンナさんたちに連れてかれたか」
326助けて!名無しさん!:2012/02/11(土) 23:47:27.43 ID:GDKEI2f6
チキの歯が生え変わる度に神器が増えるのか…
327助けて!名無しさん!:2012/02/12(日) 00:20:40.24 ID:DFyZRPar
リーフ「そういえば専用武器はなんで専用武器なんだろう」
マルス「は、何言ってんの」
リーフ「専用なら他の人には使えない理由があるはずじゃんっていう」
マルス「ああ、他の人が使うとどうなるかってことか。確かティルフィングは他人が持つと異様に重くなるとか」
リーフ「神秘的だね。ん?アイク兄さんが普通に借りてたような…」
マルス「力ずくで持たれたら神器の面目ないね。ああ、そういえばアイク兄さんのラグネルは気位が高いらしく」
リーフ「気位が高い?!」
マルス「ふさわしくないヘタレが触ると衝撃波出してくるらしい」
リーフ「アイク兄さんに故意は無いのに僕によく衝撃波が来るのはひょっとして…」
マルス「エタルドは比較的社交的らしいからみんな使えるらしい」
リーフ「それで拒否されたら結構へこみそうで怖い」
マルス「エイリーク姉さんのジークリンデの二つ名は雷剣。エイリーク姉さん以外が触ると感電する
    エフラム兄さんのジークムントは炎槍。同じく触ると火傷する」
リーフ「ほう、格好いいねそれ。ん?じゃあ烈火の剣や天雷の斧も…」
マルス「いや、デブ剣はエリウッド兄さん以外が使うと攻速が大幅に落ちる」
リーフ「それエリウッド兄さんもじゃん」
マルス「アルマーズは使うと落石くらう」
リーフ「それなんてボルトアクス」
マルス「ここだけの話マーニ・カティ、ソール・カティはおっぱい星人」
リーフ「選ばれた者だけが引き抜けるなんてよくある仰々しい設定使っておいて真実はそれか!」
マルス「アルムのファルシオンは影が薄くないと存在を認知できなくてだね」
リーフ「なにそれひどい」
マルス「あ、そういえばファルシオンから専用武器の話になったんだっけ。使ってみる?僕のファルシオン」
リーフ「うん。お言葉に甘えて…ん?」

暗証番号ヲ入力シテクダサイ

リーフ「…何これ」
マルス「ああ、そういえば忘れてた。この剣セキュリティロックあるんだよ。
    僕は指紋認証で通るからいいんだけど暗証番号使わないから忘れちゃった。確か24桁で…」
リーフ「通らないとどうなるの?!」
マルス「セコ○が来る。あ、しっこくさんこんにちは」
漆黒の騎士「身の程をわきまえよ」
リーフ「ギャー!この人でなしー!」
マルス「しっこくさんセ○ムもやってるんだ…」
328助けて!名無しさん!:2012/02/12(日) 01:05:57.29 ID:ha09sTzk
>>326
ナーガ神は蛇神、そして蛇の歯は何度も生え変わる。
つまりファルシオンは実は量産可能ってことか

バヌトゥ「これが300年前の、こっちは100年前のものか」
チェイニー「なにやってんの」
バヌトゥ「うむ、チキの歯から作ったファルシオンの整理をな。こうやって整理すると感慨深いものがあるのう」
チェイニー「・・・子供用サイズとはいえこんなにごろごろ神器が並んでるとちょっと悲しくなるな」
329助けて!名無しさん!:2012/02/12(日) 03:15:10.80 ID:xKtEzAvz
>>326
チキ「あれ、なんかこの歯グラグラしてきたー」
ミルラ「あ、もうすぐ抜けそうですね」

サラ「せっかくだから、一本くらい槍でも作ってもらったらどう?」
エフラム「…そう簡単に言われるとありがたみが無いな」
330助けて!名無しさん!:2012/02/12(日) 07:22:00.48 ID:FFJjs3yX
>>311-314
原作のニノがこんな感じだったら、ジャファルも民家で倒れたままだったんだろうなぁ…
続きも楽しみにしてるんよ
331助けて!名無しさん!:2012/02/12(日) 12:33:50.82 ID:mvCk7IaX
>>327
そういえば武器擬人化ネタが以前あったっけ
おっぱい星人の刀吹いたわw
332助けて!名無しさん!:2012/02/12(日) 13:31:46.48 ID:3OWTELLv
n番煎じになるかもしれんが、ちょっと思いついた

リーフ「うーん・・・」
マルス「何してんの?」
リーフ「学校の宿題。英文を翻訳せよってやつなんだけど、一問だけ分からなくて・・・」
マルス「えーと、何々?」

Hi do I arisa mades. U

リーフ「分かる?僕さっぱりなんだよねえ」
マルス「うん、まあ、頑張って訳してご覧。聞いててあげるから」
リーフ「えーと・・・やあ、私がアリサを作った。U。作ったってなんだろうね、なんか響きがエロいよね」
マルス「・・・うん、君の語学力じゃそこまでだろうね」
リーフ「コノヒトデナシー。兄さん、ヒント、ヒントちょうだい」
マルス「セネリオさん」
リーフ「・・・は?」
マルス「あとローマ字読み」
リーフ「ひ・・・ど・・・」

酷い有様です
333助けて!名無しさん!:2012/02/12(日) 14:52:42.52 ID:B0uoZymo
>>311ー314
乙。次のエリウッドの章が気になる GJ!

ファルシオンが量産できたり、しっこくが○コムだったり……ワロタw

ネタ投下します。
『ママチャリの系譜』
『侍エムブレム戦国伝』
>>129『紋章町新聞』
>>182のアルムのネタに便乗させてもらいました
334FEステーション 1/9:2012/02/12(日) 14:54:05.10 ID:B0uoZymo
ドロシー「皆さん、こんばんは。FEステーションの時間です。今日の進行は私、ドロシーと」
セーラ 「こんばんは。セーラの二人でお送りしていきます」
ドロシー「……セーラさんの割には随分としおらしいですね。眼鏡までかけちゃって」
セーラ 「何よ、あんたもかけてるじゃない。それにほら、これは普段とは違う一面を見せてイメージアップよ。
     たまには知的なセーラちゃんもいいでしょ?」
ドロシー「自分で言っちゃ駄目でしょ、そういう事は。人に言ってもらわないと。えー、本日のコメンテーターは先日に
     引き続き、ルーテさんです。よろしくお願いします」
ルーテ 「はい、よろしくお願いします」
セーラ 「あんたまで眼鏡かけてるの? 眼鏡だらけじゃない」
ルーテ 「これで私ももっと優秀に見えるはずです。アスレイも似合うと言ってくれました」
セーラ 「公共の電波で堂々とのろけた……!? あんたって結構天然よね?」
ルーテ 「私が天然なわけがありません。私、優秀ですから」
ドロシー「天然の人はみんなそう言いますね。それともうお一方、ゲストコメンテーターをお呼びしています。
     紋章町の歴史学・考古学研究の第一人者で、エレブ大学教授のカナスさんです。今日はよろしくお願いします」
カナス 「こんばんは。どうぞ、よろしくお願いします」
ルーテ 「……」
ドロシー「ルーテさん? どうしたんですか?」
ルーテ 「えい」つ【ファイアー】
カナス 「えっ!?」カキーン! NO DAMAGE!
イリオス「あぢゃあああああーーーーーっ!」
セーラ 「ああっ!? 跳ね返ったファイアーがオルソンにっ!」
イリオス「オルソンじゃねえええええーーーーーっ!」
ルーテ 「とう」つ【ファイアー】
カナス 「うわっ!」カキーン! NO DAMAGE!
イリオス「あぢぃいいいいいーーーーーっ!」
ドロシー「ル、ルーテさんっ! 突然どうしたんですかっ!?」
ルーテ 「……はっ。すみません、私としたことが。闇魔道の使い手を見ると、つい」
ドロシー「ついって!? CM! CMですっ!」

―CM―
Dゾンビ  「ギャオオオオオーーーーーッ!」【腐敗のブレス】
バアトル  「ふぁいっとおおおおおーーーーーっ!」つ【こわれたおの】
ドルカス  「いっぱあああああーーーーーっつ!」つ【こわれたおの】
ナレーション「滋養強壮、疲労回復、ここ一番に Sドリンク」
335FEステーション 2/9:2012/02/12(日) 14:54:53.76 ID:B0uoZymo
ドロシー「……先程は大変お見苦しい場面をお見せしました。申し訳ございませんでした」
セーラ・ルーテ「「申し訳ございませんでした」」
ドロシー「なお、イリオスさんはライブの杖で回復しました。それでは、最初のニュースです」
セーラ 「はい、こちらをご覧ください。紋章町新聞の一面です。『原因不明・季節外れの桜満開』。いきなりすぎて、
     びっくりした人も多いんじゃないかしら?」
ドロシー「紋章町公園で町の人の声を聞いてきましたので、こちらをご覧ください」

―VTR・紋章町公園―
ドロシー「うわ〜、見事に満開ですね。人通りも多く、出店なんかもありますね。では早速インタビューしたいと思います」
マリータ「いらっしゃい! ん? 何や? テレビか?」
ドロシー「儲かってまっか〜?」
マリータ「ボチボチでんなぁ〜……って、何でやねん!」
ドロシー「すいません、言ってみたかっただけです。突然の桜満開で困惑したと思いますが、実際の所どうでしょう?」
マリータ「ん〜、せやな〜……確かに驚いたけど、ウチにしてみたら花見客で賑わってくれた方がありがたいねん。桜様々やで」
ドロシー「商魂たくましいですね」
マリータ「そらそーや。こんなんでいちいち驚いてたら商売出来ひんわ。稼ぎ時はしっかり押さえとかなぁ」
ドロシー「なるほど、ありがとうございました。あ、お好み焼き五人前ください。お昼まだなんで」
マリータ「熱々やから気ぃ付けてや〜。ほな、おおきに!」
イリオス「お前、それ全部一人で食う気か?」
ドロシー「まさか。皆さんの分もですよ。社長とセーラさんの機嫌も取っておきたいですし」
イリオス「気が利くねー。で、奢り?」
ドロシー「イリオスさんが無頓着すぎるんです。まぁ、ユアンさんからお金をもらうのは気が引けるので、奢りでいいです。
     イリオスさんは半分出してください」
イリオス「ですよねー」
ユアン 「やたっ! ゴチになりまーす!」
ドロシー「さて……次はあそこのサラリーマンの方に話を聞いてみましょう。すいませーん、FETVですが」
シグルド「ん? 取材かい?」
ドロシー「はい。まだ会社が終わるには早い時間帯ですが、場所取りですか?」
シグルド「はははっ、課長に『場所取りの方が役に立つ』と言われてしまってね……ちくしょおおおおお!」グビッ グビッ グビッ
336FEステーション 3/9:2012/02/12(日) 14:55:44.94 ID:B0uoZymo
ノイッシュ「課長は冗談のつもりで言ったんですが……」
アレク  「係長、もうそれぐらいにした方が……みんなが来る前になくなっちゃいますよ」
ドロシー 「……これ以上インタビューを続けるのはちょっと無理そうですね。ありがとうございました。さて次は……」
オルソン 「見てごらん、モニカ。桜が綺麗だよ」
モニカ  「あなた」
オルソン 「でも、君の方がずっと綺麗だけどね」
モニカ  「あなたあなたあなた」
オルソン 「照れなくていいんだよ。本当のことを言っているのだから」
モニカ  「あなたあなたあなたあなたあなたあなた」
オルティナ「ここの桜は〈ダキュン! ダキュン! ダキュン!〉年経っても変わらないわね……」
ミサハ  「<ダキュン! ダキュン! ダキュン! ダキュン! ダキュン!>年ですよ、姉上」
セティ  「……ここの桜を見ていると……会社に戻りたくなくなってくるな……はぁ、ティニー……」
ホーク  「気分転換のつもりで外に連れ出してみたが……失敗だったか?」
ミーシャ 「お疲れのようだから、もう少し休ませてあげましょう」
ヘザー  「リンちゃーん! 桜なんてどうでもいいから、一緒に百合の花咲かせましょうよ〜!」
ビラク  「へっきゅーん! 俺は桜よりも菊の花が見たいZE!」
リン   「……いいわ。そんなに花が見たいなら」つ【マーニ・カティ】
ヘクトル 「血の花咲かせたらぁっ!」つ【ヴォルフバイル】
イシュタル「ティニー、突然桜が見たいなんてどうしたの?(ユリウス様と見に来るつもりだったのに……orz)」
ティニー 「たまにはイシュタル姉様に甘えたくて……いけませんか?(ユリウス様は今頃セリス様と……リンダ、
      そちらは任せましたよ)」
クラリーネ「桜が綺麗ですわね、クレイン兄様」
クレイン 「そうだね、クラリーネ」
クラリーネ「今日のお召し物も、とーっても素敵ですわ!」
クレイン 「そうだね、クラリーネ」
クラリーネ「私とお兄様は、いつまでもいつまでも、ずーっと一緒なのですわ!」
クレイン 「そうだね、クラリーネ」
プリシラ 「やっと捕まえ……二人きりになれましたね、レイモンド兄様」
レイヴァン「……さっきの弁当に何を入れた? 体が動きづらいんだが」
プリシラ 「私……嬉しいのです。こうして兄様の隣にいられるなんて」
レイヴァン「俺の弁当に何を入れたと聞いている」
337FEステーション 4/9:2012/02/12(日) 14:56:57.63 ID:B0uoZymo
プリシラ 「私ずっと、こんな日が来るのを夢見ていました……」
レイヴァン「少しは人の話を聞け!」
シグルド 「KINSHINは許さんぞおおおおおーーーーーっ!」つ【ティルフィング】
クラリーネ「きゃあっ!?」
プリシラ 「きゃっ……! S!? あなたはいつもいつも……っ!」
シグルド 「この世にKINSHINがある限り、私は戦い続ける!」
セティ  「クレイン! クレインじゃないか! 最近ちっとも居酒屋に来ないから心配してたんだぞ!」
クレイン 「はっ! セティ! 僕は今まで一体何を!?」
レイヴァン「シグルド殿、かたじけない!」
シグルド 「さあ、ここは私に任せて行きたまえっ!」
レイヴァン「いや、それは出来ない」
シグルド 「何だと!? まさか、君はすでに……っ!」
レイヴァン「違うっ! 俺は今まで逃げ続けてきた。だが、それがいけなかった……逃げずに戦うべきだったんだ。
      シグルド殿、俺も共に戦わせてくれ!」
クレイン 「レイヴァンの言う通りだ。これ以上妹に振り回されるわけにはいかない!」
セティ  「クレインが戦うのならば、私も協力は惜しまない!」
シグルド 「三人とも、よく言った! ヘクトル、リン、お前たちも手伝いなさい!」
ヘクトル 「悪い、シグルド兄貴っ! こっちはこっちで!」ドガガガガッ!
リン   「手が離せないのっ!」ズガガガガッ!
クラリーネ「ああっ、そんな……っ! クレイン兄様ぁっ!」
プリシラ 「くっ……Sめ! こうなった以上仕方ありません。AKJ戦闘部隊!」
戦闘部隊 「「「「「はっ! プリシラ様! 何なりとお命じください」」」」」ザッ!
クラリーネ「戦闘部隊!? これは一体どういう事ですの!? AKJに戦闘部門は作らないとラケシス会長が……!」
プリシラ 「……会長の意に反しているのは分かっています。ですがこのままではAKJ会はいずれSに滅ぼされてしまうでしょう。
      全ての責は私が負います。今こそSとの戦いに終止符を! 私たちの最大の障害を取り除くのです!」
ドロシー・イリオス「「( ゚Д゚)……(゚Д゚)」」
ユアン  「カメラマンだからこっち見んなとは言わないけどさ、何か喋ってよ」
ドロシー 「……えっとですね、インタビューの最中ですがどうやら抗争が勃発した模様です。皆さん、逃げてくださーい!
      巻き込まれますよーっ!」
338FEステーション 5/9:2012/02/12(日) 15:00:10.99 ID:B0uoZymo
クレイン 「くっ……!」
レイヴァン「人数が多すぎる!」
セティ  「シグルド殿、このままでは……っ!」
シグルド 「わかっている! イシュタル! 君 が 欲 し い ! 」
イシュタル「なっ!?」
ティニー 「えっ!?」
シグルド 「君の身内が、ティニーがAKJに籍を置いているのは百も承知だ! だが、イシュタル! 君が今ここにいるのは
      ティニーの策だ! ユリウスは今頃うちのせリスといちゃついているぞ!」
イシュタル「!」
ティニー 「な、何でわかったんですか!?」
シグルド 「KINSHINキラーモードの私には、人の心を読むことなど造作もない!」
イシュタル「……ティニー?」
ティニー 「あぅ……怒ってますか?」
イシュタル「怒ってないから、そこを動かないで」ニッコリ つ【トールハンマー】【スキル・怒り】
ティニー 「きゃあああああっ! ごめんなさあああああいっ!」ドゴオオオオオン!
ジャンヌ 「シグルド義兄さん、私も助太刀しますね」つ【リライブ】
シグルド 「助かる、未来の義妹よ!」
???  「私たちも!」
???  「お手伝いします!」
シグルド 「む? 君たちは……?」
シルク  「あの、初めまして! 私、シルクっていいます! その、本人にはまだ言ってないんですけど、私アルムが
      好 き な ん で す ! 」
クレア  「あっ、シルク! 抜け駆けはずるいわ! 私だってアルムのこと 好 き な ん だ か ら ! 」
ロビン  「うぉぉぉぉぉいっ!?」スガーーーン!
グレイ  「何ぃぃぃぃぃーーーーーっ!?」ズガガガガガーーーーーン!
クリフ  「じゃあ、何でグレイと付き合ったのさ?」
クレア  「だって、しつこいんだもん。面倒臭くなっちゃって、それで」
グレイ  「うわあああああぁぁぁぁぁーーーーーん!」
シグルド 「アルム、意外と隅に置けんな……よし、今から私のことを 義 兄 と呼ぶといい!」
シルク・クレア「「はいっ! 義兄さん!」」
プリシラ 「まずいですね、どんどん戦況が覆されていきます……っ! 魔道士部隊はメティオの準備を!」
クラリーネ「まさか、アレを使う気ですのっ!? アレは会長の許可が必要ですわっ!」
プリシラ 「終止符を打つと言ったはずです。Sを討てば、会長も気の迷いに気付くでしょう。まずは遠距離魔法で牽制を!
      時間を稼ぐのです!」
339FEステーション 6/9:2012/02/12(日) 15:01:04.97 ID:B0uoZymo
シグルド 「私にメティオの雨を降らせるとは……ますます許せんっ!」
プリシラ 「あなたさえいなければ私は今頃兄様と……っ! 会長だって惑わされることはなかったでしょうっ!」
シグルド 「私がラケシスを惑わした? 何を言っている?」
プリシラ 「! ……その言葉、妹としても女としても許せません! この鈍感っ!」
ゲイル  「お前たち! こんな所で何をしている! 双方とも武器を収めてこちらの指示に従え!」
ドロシー 「ベルン警察です! ベルン警察が騒ぎを聞いて駆けつけた模様です!」
ナーシェン「クックックッ……この手柄は私のものだぁっ!」バサッ!
ツァイス 「ナーシェン巡査部長、無茶です!」
ナーシェン「あっ!? いやあああああっ! メティオらめえええええっ!」ドォォォォォンッ!
ドロシー 「メティオの直撃を受けた警察官が墜ちていきます! おっとこちらにも流れメティオが!」サッ
ユアン  「よっと」ヒラリ
イリオス 「おあぢゃあああああーーーーーっ!」ドォォォォォンッ!
ドロシー 「イリオスさんに流れメティオが直撃しましたが何とか無事です! 出かける前にセーラさんにMシールドを
      かけてもらっておいて正解でしたね」
ゲイル  「ツァイス、メティオの射程圏外を旋回しながら機を狙え。行くぞ!」バサッ!
ツァイス 「はい、ゲイルさん!」バサッ!
プリシラ 「S! これで終わりです! 遠距離誘導型大量破壊兵器プロミネンス、発動っ!」ゴオオオオオッ!
イリオス 「おいっ! 何だ、あのバカでかいメティオはっ!?」
ドロシー 「えーと、ママチャリレースでキュアン選手とエルトシャン選手を吹き飛ばした特大のメティオと同一の物かと」
イリオス 「よし、逃げるぞっ!」
ドロシー 「着弾する前に逃げ切れればいいですけどねっ!」
プリシラ 「Sッ! その忌まわしき聖剣と共に散りなさいっ!」
シグルド 「ぬおおおおおぉぉぉぉぉーーーーーーーーーーっ!」
???  「(音声のみ)ここは危ないから他の場所を探すか。行こう、ディアドラ」
???  「(音声のみ)はい、アルヴィス様」
 どごおおおおおぉぉぉぉぉーーーーーーーーーーんっ!
 プツンッ、ザーーーーー………………

セーラ 「あんたたち、よく生きて帰って来れたわね」
ドロシー「セーラさんのおかげですよ。Mシールドが無かったらどうなっていたことか……」
340FEステーション 7/9:2012/02/12(日) 15:02:17.01 ID:B0uoZymo
ルーテ 「遠距離誘導型大量破壊兵器プロミネンス……興味があります」
ドロシー「これ以上紋章町に危険物を持ち込まないでください。さて、抗争が起きたものの、大勢の人たちが満開の桜を
     楽しんでいました。しかし、この時期に桜が咲くというのは今までにないことで、不安に感じている方も
     大勢いらっしゃると思います。原因は一体何なのでしょうか?」
カナス 「はい、このような現象が起きる前には、必ず前兆というものがあります。例えば、イザーク高気圧が大きく
     発達していて例年より早く紋章町を覆い、気温が上がって桜が開花、といった具合にです。ですが、今回は
     そのような前兆が全く観測されていません」
ドロシー「ということは……?」
カナス 「学者として、研究者として申し訳ありませんが、原因は特定できていません。ただ、過去に似たような事例が
     一つだけありまして。紋章町が興る前よりずっと昔、やはり原因不明の大洪水(注:ユンヌの仕業)が突如
     起こったと古文書にあります。この二つに関わりがあるのかどうかはまだわかりませんが、一方が解明できれば
     もう一方も解明できるかも知れません」
ドロシー「紋章町の安全の為にも、ぜひ解明していただきたいですね。カナスさん、今日はありがとうございました」
カナス 「はい、失礼しました」
ドロシー「それでは、明日のお天気いってみましょう。今日は氷竜神殿からお伝えするそうです。ミカヤさーん」

―LIVE・氷竜神殿―
ミカヤ 「はい、今日は氷竜神殿から明日のお天気をお届けしますね。見てください、この満点の星空! 空気が澄んでいて
     とても綺麗です……ふあぁ、なんだか眠くなってきちゃった……」
ドロシー「起きててくださーい。寝たら死んじゃいますよー」
ミカヤ 「それでは、早速……」
氷竜  「キシャアアアアアーーーーーッ!」
ミカヤ 「どっせえええええーーーーーい!」つ【レクスオーラ】【スキル・暁光】
セーラ 「氷竜、一撃で仕留めたわね」
ミカヤ 「それでは、早速……キエエエエエーーーーーッ!」
ルーテ 「何事も無かったかのように再開するとは、さすがですね」
ミカヤ?「…………」
ドロシー「? いつもと様子が違いますね。ミカヤさん? ミカヤさーん? まさか、寒さで意識が……!?」
341FEステーション 8/9:2012/02/12(日) 15:03:14.05 ID:B0uoZymo
ミカヤ?「……明日の天気。そろそろ春の風を呼び込むとしよう。よって、全体的に崩れ気味になるだろう。気温も徐々に
     上がり始める。雪国は雪融けによる雪崩や災害に注意。寒い日と暖かい日が交互に入れ替わるが、それが春というものだ。
     それと、桜の件だがミラの加護を与えられし人の力によるもので、悪意はない。安心してよい、我が子らよ。
     ミカヤ、これでいいのか? 後は頼む」
ミカヤ 「……ふぅ。ありがとう、アスタルテ。それでは今出ている注意報と警報をお伝えします。まずはイレース警報が
     注意報に引き下げられました。節分の豆と恵方巻きである程度満足したみたい。しばらくは活動が鈍くなる見通しです。
     一方で、大賢者注意報が大賢者警報に引き上げられました。バレンタインデーに近づくにつれ、被害が増える
     懸念がされています。カップルの人たちは十分気を付けてください。対策としては聖水とMシールド、魔力に
     自信のある人はサイレスの杖もいいかもね。ちょっとかさばるけど、サンダーストームやパージで牽制するのも
     効果的と言われています。それと、今日の日中に紋章町公園で発生した雷ですが、フリージ家の人が怒っていたら、
     出来るだけ宥めてあげましょう。運が良ければ、雷の発生を防げるかも。お天気は以上です……それにしても、
     眠く……なって……私……ここで……もう……」
ドロシー「ミカヤさーんっ! その台詞、絶対最後まで言っちゃダメですよーっ! ていうか、社長は何考えてんですかっ!
     ミカヤさんも断っていいんですよっ!?」
ミカヤ 「……だって、ギャラが……よかっ、た……から……サ」
ドロシー「セーラさん、レスキュー! レスキューッ!」
セーラ 「ほいっと」つ【レスキューの杖】
ドロシー「ふぅ……ミカヤさんは無事救出されました。兄弟家の皆さん、ご安心ください。ではルーテさん、番組の最後に
     一言お願いします」
ルーテ 「番組中に桜の原因が解明されましたね。季節外れのお花見でしたが、私の優秀な頭脳によると昨年もこのような
     感じだったと記憶しています。例年通りですね。バレンタインデーの前哨戦といったところでしょうか」
342FEステーション 9/9:2012/02/12(日) 15:04:06.22 ID:B0uoZymo
ドロシー「ルーテさん、今日はありがとうございました。なお、プライバシー保護の為、音声を一部変更してお伝えしました。
     ご了承ください。それでは、また明日」
イリオス「(音声のみ)この番組の提供は『快適な砂漠な旅を ジャハナ・ツーリスト』と、『引っ越しするなら
     ハール引越しセンター』、ご覧のスポンサーの提供でお送りしました」

―CM―
セリス「ニュースの後は、侍エムブレム戦国伝! みんな、見てね」ニッコリ

―竜王家―
ユリウス「白いうなじと肩が色っぽブバアアアアアッ!」
ユリア 「……ユリウス兄様、覚悟はいいですか?」つ【ナーガ】
ユリウス「ぐはっ……ユ、ユリア、魔道書で殴るな……っ! 話せばわかるっ!」
ユリア 「何もわかりたくありません。昼間もいやらしい目でセリス様を見ていましたよね? それも独占状態で」
ユリウス「独占状態ってアレスにファバル、ラナとリンダも一緒だっただろ?」
ユリア 「いやらしい目で見ていたのは否定しないんですね……兄様、辞世の句はありますか?」
ユリウス「ちょっと待て」
ユリア 「『ちょっと待て』が辞世の句ですか」
ユリウス「違うっ! お前も鼻血出てる。ほら上向け」
ユリア 「……っ! セリス様の艶姿は認めざるを得ませんが、私が鼻血なんて……////」
ユリウス「おい、誰か!」
ノイン 「はいはーい! ユリウス様のお声あらばメイド姿で即参上! ユリウス様、今宵もスカートの中覗かれますか?」
ユリア 「……兄様?」
ユリウス「そんなことした覚えは一度もない! 僕がいつも覗いてるみたいに言うなっ!」
フィーア「まあ、ユリウス様ったらおませさんですわね。それでしたら私の胸にお顔を埋めますか? ささ、ユリアさま、
     横になってくださいまし。治療いたしますわ」
ゼクス 「ユリウス様が望まれるのでしたら、わ、私、脱ぎますから////。ユリア様、どうぞ私の膝に頭をお乗せください」
ユリア 「ちょ、ちょっとあなたたち、そんな大げさな……」
エルフ 「ユリウス様、エロい妄想はほどほどに。どうしても止められないのでしたら、私が<ダキュン!>して差し上げましょうか?
     とりあえず、そこの鼻血でできた水溜まりはご自分で拭いてくださいね」つ【ぞうきん】
ユリウス「……お前ら、本当にクビにするぞ……orz」ゴシゴシ

終わり
343助けて!名無しさん!:2012/02/12(日) 15:32:57.60 ID:Qtm6nsAr
>>334-342
どこから突っ込めばいいんだコレwww
とりあえずプリシラが近い内にAKJを奪回して自分の過激派AKJを立ち上げそうな悪寒
後ユリウスはもげて爆せよ。GJ!
344助けて!名無しさん!:2012/02/12(日) 16:53:47.53 ID:PbR++WmX
クレアはともかくシルクは本編の嫁であるセリカを差し置いて駆け落ちまで持ち込んだ猛者だからなw
問題は外伝もましてやその小説もマイナーすぎるところだ
345助けて!名無しさん!:2012/02/12(日) 19:40:53.24 ID:Rsz7htcZ
>>332
この発想はなかった

>>342
GJ
大賢者注意報吹いたw
346助けて!名無しさん!:2012/02/12(日) 23:19:37.82 ID:nNVTqRdw
力作が並んでうれしいぜ。これがアルム効果というものか
347助けて!名無しさん!:2012/02/13(月) 11:51:00.21 ID:R1Og6A+9
こともあろうにシグルドがイシュタルとフラグ立てたのかと思った
348助けて!名無しさん!:2012/02/13(月) 17:23:22.98 ID:2UGliHhu
イシュタル「う〜ん悩みます。ユリウス様よりシグルド様のほうに乗り換えた方がいいのでしょうか?」
349助けて!名無しさん!:2012/02/13(月) 18:19:35.56 ID:GODP5Ob4
アトス「乗り換えてもあっちはあっちでディアドラしか興味無いから相手にされんぞ?それよりも君の魅力に気づいている男の方がよいじゃろう。例えば君の目の前にいるような…」
350助けて!名無しさん!:2012/02/13(月) 20:22:39.35 ID:hQShYJeZ
ラインハルト「僭越ながら、私のことでしょうか?」
351助けて!名無しさん!:2012/02/13(月) 23:44:15.28 ID:2UGliHhu
サラ「いっそわたしと?」
352助けて!名無しさん!:2012/02/13(月) 23:51:07.11 ID:TpicX3+2
リーフ「サラ自重。やっぱり僕だよね!」
353助けて!名無しさん!:2012/02/14(火) 00:12:45.07 ID:7gV3AakN
ヘザー「ワタシもいつでもオッケーよ、イシュタルちゃん」

イシュタルも結構百合候補多そう。そういう同人誌読んだことあるし。
354助けて!名無しさん!:2012/02/14(火) 00:18:05.92 ID:PHFbOez5
ティニー「BL同人誌…リーフ様、兄様、セティ様、イシュタル姉様…私もなかなか気が多いようです」
355助けて!名無しさん!:2012/02/14(火) 04:15:49.21 ID:X1YbOrtV
バレンタインということで一つ、あと>>291のネタを少しお借りした

サラ「ハッピーバレンタイン、兄様」
エフラム「あ、ああ…」
サラ「というわけで、チョコあげるから目を閉じて」
エフラム「なんで目を閉じる必要があるんだ?」
サラ「いいからいいから、ちょっとでいいの」
エフラム「わかった…これでいいか」
サラ「うん、…よっと………もういいよ」
エフラム「一体何を…!?お前、なんだその格好は…」
サラ「どう?リボンでギリギリ見えないように巻くの大変だったんだから」
エフラム「ほとんど裸と変わらないじゃないか…」
サラ「自分でやってて、裸にリボンのみってある意味裸より過激なんじゃないかと思ったわ。…もっとじっくり見ていいよ」
エフラム「見れるか!」
サラ「そんなこと言わないで。ほら、このお腹のとこ」
エフラム「ん…?『わたしを食べて』って書いてあるの…か?」
サラ「そ、チョコクリームで書いたの、これが今回のチョコ。早く食べて…」
エフラム「どう食べろっていうんだ、直接舐め取れとでも?」
サラ「…私ごと食べられる展開を考えたんだけど、まずそっちに行くとか…兄様もかなりやるわね」
エフラム「知らん、とにかく服を着ろ」
サラ「そんなこと言わないで」
エフラム「いいから服を着ろって」
サラ「どうしてもダメ?」
エフラム「駄目だ」
サラ「そう…兄様のために頑張って用意したのに…」
エフラム「………」
サラ「………」
エフラム「…わかった、ただし食べるのはチョコの部分だけだぞ」
サラ「うん、それでいい」
エフラム「………」
サラ「は…あ…裸同然の格好でこんなに近くに寄られると…ドキドキする…」
エフラム(い、いいのか?何か取り返しのつかないことになるような気が…)
サラ「…はい、もういいよ」
エフラム「…なに?」
サラ「兄様にこの格好を楽しんでもらえればそれでよかったんだけど、まさかこうなるとは思わなかったわ」
エフラム「…性質の悪い冗談は止めろよ…俺に本当に襲われたらどうする気だったんだ」
サラ「それはそれで」
エフラム「お前な…」
サラ「でも、直接舐めようとしなくても掬って何かに移せばよかったんじゃない?それとも私の体に触れたかった?」
エフラム「…さっきは動転してたんだ。いいからもう帰れ」
サラ「そんなに気を悪くしないで。ほら、これあげるから」
エフラム「…何だ、普通のもあるんじゃないか」
サラ「やっぱりさっきのが良かった?個人的な目的にしか使わないなら写真撮ってもいいよ」
エフラム「何だ個人的な目的って…それより、これは大丈夫なんだろうな?」
サラ「大丈夫って、何が?」
エフラム「変なものが入ってたりしないかってことだ」
サラ「何も入ってないから…今回は」
エフラム「…次回からも入れるなよ」
356助けて!名無しさん!:2012/02/14(火) 09:40:30.25 ID:zfy+Z8OL
>>334-342
投下乙です。
AKJは大分、プリシラに乗っ取られつつあるな……
あと、酒のせいかKINSHINのせいか、シグルド兄さんはっちゃけ過ぎwww
GJでした!

>>355
とりあえず、エフラムの気が動転していたという事は、
サラの魅力に落ちかけていたのでは? と思ってしまった。GJです!

こちらはバレンタインとは全く関係ない物を投下します。
『ママチャリの系譜』前回>>278-283の続きです。
357ママチャリの系譜 第2章:2012/02/14(火) 09:42:56.21 ID:zfy+Z8OL
155.5

フュンフ♀「世間はバレンタインで騒いでいるみたいですが、この『ママチャリの系譜』内では
      そんなの関係ありません! 今日も今日とてあらすじを伝えて参ります、
      竜王家使用人、背番号5番、スナイパー・フュンフ・トラキアモードっ!!
      え〜、今回の助っ人は、本人の強い希望により、彼女に担当してもらう事になりました」
ノイン  「本編の実況担当、竜王家使用人、背番号9番、ソードマスター・ノインであります!
      バレンタインという事で、今回は血みどろの実況をしてくれるわ!!
      バンアレン帯の誕生日だと思って浮かれやがって!!」
エルフ  「バレンタインに罪はありませんよ、ノインさん」
ノイン  「どいつもこいつも義理チョコありがとう義理チョコありがとうって!!
      私は義理チョコありがとう教のご本尊かっちゅーのよっ!?」
エルフ  「アナタ似たような事をレース中にもおっしゃいましたわよ?」
ノイン  「どう見ても不器用な女の子が一生懸命作った手作りチョコが義理な訳ないとか分かってて!!
      そんな血のバレンタインに相応しい前回>>278-283の状況はこちらっ!!」
フュンフ♀「うおっ!? さりげなく進行しおった!」
エルフ  「尚、トップから最下位までの差があまりに大きいので、図は省略させて頂きます」

順位変動   マシン名          搭乗者             現ドライバー   単勝倍率
2位→1位:3 大万福丸          トリスタン&ラドネイ    トリスタン     17.0倍
3位→2位:4 シューティングスター   ラクチェ&シャナン     ラクチェ       1.9倍
1位→3位:9 ぱんださん号          アイラ&ティルテュ     ティルテュ       7.5倍
     4位:7 アリス・ムーン         ホリン&デイジー      ホリン        10.8倍
     5位:1 やらないか         アゼル&レックス     レックス       9.2倍
9位→6位:6 ゴリアスティーノ田中   スカサハ&レイリア    スカサハ      15.6倍
6位→7位:8 トラキアエクスプレス   リーン&ハンニバル   ハンニバル     20.4倍
7位→8位:2 愛のパルちゃん号    ヨハン&ヨハルヴァ   ヨハルヴァ      14.3倍
8位→9位:5 ギルガメス            クロード&コープル   クロード      12.1倍

・トップ3台のノンストップ・フルスピード合戦は1位のティルテュが脱落し、
 トップ争いはトリスタンとラクチェに絞られ、そのままウォーターバンクに突入。
・一方、最下位のスカサハが全力疾走で猛追。グラウンドコースでクロードチームを倒し、8位に浮上。
・ウォーターバンクでトリスタンがトップに立ち、後ろのラクチェも静かなままに山岳コースへと向かう。
・そして、8位に上がったスカサハは、ロングストレート手前で7位のヨハヨハ兄弟とバトル開始。
・スカサハチームは必殺技ブレイド・ターンでヨハヨハ兄弟を撃破し、7位に浮上。
・その勢いでロングストレートに突入。6位ハンニバルとの差を一気に縮め、バトル開始。
・ハンニバルが大盾ブロッキングで待ち構えるが、スカサハは有無を言わさず一気にオーバーテイク。
・ハンニバルはこの亜空間スピードのチェンジペースに反応できず、スカサハが6位に上がった所で前回終了。

ノイン  「しっとの心は父心! 押せば命の泉湧くっ!
      今日はしっとパワーマキシマム全開の大賢者様に期待したい所であります!」
フュンフ♀「紋章町で血のバレンタインを再現する気かっ!?」
エルフ  「ですが、大賢者様は一度、リア充ばかりがチョコをもらっている事に憤りを感じ、
      義勇兵を募って、リア充達を総攻撃して多くの犠牲者を出した事がありますわよ」
フュンフ♀「あれハルマゲドンでしょ? しかも一日で鎮圧されたし。本人は確か、
      『これは天に代わって悪を討つ正義の業! 決して私怨からではないっ!! 聖戦じゃ!!』
      とか言ってたけど」
ノイン  「聖戦だぁッ!! 今度は私がしっとレディになって第2次ハルマゲドンを起こしてやるーーーっ!!」
エルフ  「ノインさん、わたくしが昔やってたとっておきのバストアップ法を教えますから、落ち着いて下さい」
フュンフ♀「あと、フィーアから貰ったバストアップブラもあげるから、機嫌直しなさい」
ノイン  「っしゃああっ! 機嫌直ったあっ!!」
フュンフ♀・エルフ「「早ッ!!」
358ママチャリの系譜 第2章:2012/02/14(火) 09:44:15.47 ID:zfy+Z8OL
156

ノイン  「さあ、スカサハ&レイリアペアの壮絶な追い上げから目を離しまして、
      トップの方を見て参りましょう!」

〜山岳コース登り〜
                                   トリ──→
アイ                                     ラク──→

ノイン  「トップ争いのお好み焼き屋の格好をした問題児トリスタン、流星ウェイトレス・ラクチェの両者は
      既にナーガヒル山岳コース登りの後半戦に入っておりますっ!」
セーラ  「まさかこいつが対抗馬になるとは……」
ドロシー 「思いもしませんでしたね……」
ノイン  「そこから下がって3位は……アイラ選手ですね。
      どうやら山岳コースに入ると同時にドライバーチェンジをしたようです」
ティルテュ「ティルテュつかれたし、のぼりはヤだもん!」
アイラ  「無理強いさせるつもりもないしな。だから予定通り、山の手前で交代した」
ティルテュ「えへへ、アイラちゃんだいすき〜」
ノイン  「大好きピオか、大スコピオか!? 終章、最後の聖戦にてセリス軍と激突します!!
      マスターナイトなのに弓以外の武器を持ってないので、みんなに囲まれて終了〜っ!!」
エルフ  「勿体無いですわね」
スコピオ 「私だって、勇者の剣を持ちたかったんだ!
      だが、ユングヴィ家当主(当時)としての誇りがそれを許さなかった……」
搭乗者交代 ティルテュ→アイラ

エルフ  「3周目ともなると、かなりコース取りにも慣れが見られますね」
ノイン  「人間ナックルボール・トリスタン選手と、流星プリンセス・ラクチェ選手っ、
      最後の登り坂を舞台にがっぷり四つっ、うっちゃりつっぱり大相撲、
      東○大相模を東○大相撲と間違えた場合は千本ノックっ!!」
エルフ  「東○大相模の方、ごめんなさいね。……まあ、ユグドラル学園の野球部も、
      女子部助っ人エースのラクチェ選手に抑えられてしまううちはダメですね」
ノイン  「ラクチェ選手は直球も速いのですが、変化球のキレがまた凄いんですよね。
      ちなみにカットボールとスライダー、縦に割れるカーブも武器のようです。エースで4番っ!!」
エルフ  「手元の資料では、最近、チェンジアップも覚えたそうですね」
セーラ  「アンタ達雑談してないで実況しなさいっ!!」
ドロシー 「セーラさんにまともな事を言わせるこの人達が凄いです」
ノイン  「そのラクチェ選手ですが、あのノンストップ・フルスピード合戦が効いたのか、
      登りに入ってからペースが格段に落ちているっ!!」
シャナン 「大丈夫か、ラクチェ? 私と代わってもいいのだぞ?」
ラクチェ 「(ハァ…ハァ)いえ、行かせて下さい、シャナン様」
ノイン  「だが、それでもトップから離される事はありませんっ、ラクチェ選手っ!!
      ですが、そのトップを走るトリスタン選手も余裕はなさそうではありますが……」
ラドネイ 「正直、あんたがこれ程とは思わなかったよ」
トリスタン「(ゼェ…ゼェ)俺もお前の乳がこれ程とは思わなかった。これで後10年は戦える……」
ラドネイ 「レース終わったらマジでコロス!」
セーラ  「余裕あるんじゃないの?」
ドロシー 「この期に及んでこの人達は……」
359ママチャリの系譜 第2章:2012/02/14(火) 09:46:35.88 ID:zfy+Z8OL
157

ノイン  「優しくも巨大な声援を受けて、シューティングスターが最後の山道を駆け上がる!
      それにしても、1周目と違ってやや精彩を欠く動き! 何とも制球が定まらないぞ!!」
エルフ  「ノンストップ・フルスピード合戦で消耗していますから、持久戦に持ち込まれた節がありますわね。
      こうなってくると、体力で勝るトリスタン選手の方が有利になりますわよ」
セーラ  「えっ、そうなの!? どれどれ……(資料を見る)どえっ、130%っ!?」
ドロシー 「……期待値はともかく、何ですか!? このベオクにあるまじきHP(体力)の成長率は!?」
エルフ  「持って生まれたポテンシャルですわね。それに加えて作者補正もかかってますから、
      トリスタン選手の持久力、それに伴う巡航能力はトップクラスですわよ」
ノイン  「これを頭に入れた上での作戦か、謎のお好み焼き屋、トリス亭の鉄人トリスタン!?
      はたまた、彼のペースに振り回されて本来の力を発揮できないのか、流星ウェイトレス・ラクチェ!?
      いずれにせよ、大万福丸との距離が縮まらない!」
エルフ  「尚、トリス亭は紋章町には実在しません」
ノイン  「もう1つの流星、いや、むしろこっちが本命か!? 神剣バルムンクに選ばれし剣聖シャナンっ!!
      ドライバーズシートに着く事はもうないのかっ!? 炎のリリーフ登板なるかっ!?」
エルフ  「タイムロスになりますし、ラクチェ選手の性格を考えると、多分、ないでしょうね」
セーラ  「確かに負けん気が強そうな性格してそうだわ」
ノイン  「静かに、淡々と、コース上に己が軌跡を刻み込みます、トップの2台。
      レースをリードするこの2台に動きがあるのはいつか!? 6日7日14日28日っ!
      来月の定休日は以上です、テリウス区、鷺の三兄妹のカラオケ店・ガルドル!!」
ラフィエル「お店の宣伝ですか? ……えーっと、よろしくお願いします」
リュシオン「日頃ストレスが溜まっているのなら、ウチに来て全てを忘れて絶叫しろ」
リアーネ 「みなさ……あそび……きてくだ…さい」
エルフ  「協賛ありがとうございますわ」

ノイン  「しかし、ダーナ砦もビックリの奇跡を起こそうとしているこの2人は全く静かではないっ!!
      ここに来て未だにスピードの落ちていないゴリアスティーノ田中っ!!」
スカサハ 「うおおおおおぉぉぉぉぉーーーーーーーっっっ!!!!」
レイリア 「行っけぇーーーっ、スカちゃんっ!!」
ノイン  「そのスーパースピードのマシンを待ち受けるのは勇者の泉、ウォーターバンク!
      ここを潜ることが出来るのはプロダイバーかプロバイダー!」
ドロシー 「両方とも入れたら駄目ですっ!!」
ノイン  「もしくは遊びに来た人達のみっ! 各マシンが落ちたらメーなのよー!
      全軍突撃、ウォーターバンクっ! 現在5位のレックス機やらないか号が突撃中っ!!」
レックス 「ホリンに離されちまったな…」
アゼル  「まだ諦めるのは早いと思うよ」
スカサハ 「それぇいっ!!」

──ズザザザザザザザッ!!!!─┐             ┌─────────┘|   └─
──────────┐   |             │                    |
─────────┐↓   |             │   □□□□□□□  |   ┌─
                  | スカ  .|             │   □□□□□□□ ↓ ...│
                  ││   |             │   □□□□□□□ スカ ..│
                  ││ ギュイーーーンッ!!!!   │   □□□□□□□       |
                  ││   |             │      レク            │
                  ││   |             └────────────┘

ノイン  「その後方っ! たんぽぽ小道からスライドドリフトで飛び出して来たのは、
      王座奪還を狙うオレンジの影! もはや畏怖さえ感じるハイパーダッシュ!」
レックス 「うおっ、来やがったっ!?」
アゼル  「こんな所じゃ戦えないよっ!」
360ママチャリの系譜 第2章:2012/02/14(火) 09:48:11.03 ID:zfy+Z8OL
158

ノイン  「ウォーターバンクのコーナーに入ったやらないか号の後からカーブに入って来るゴリアスっ!
      レックス選手と同じラインを取らないっ!?」
スカサハ 「……戦闘は避ける、一発で追い抜くぞっ!!」
レイリア 「やるのね、アレをっ!」
レックス 「何をする気だっ?」

┌────────


│  レク □□□□□
スカ      □□□□□
│ \グンッ!! □□□□
│  \ . □□□□□
│     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

└────────

アゼル  「なっ!? あれじゃコースアウトしに行くようなものじゃないか!?」
ノイン  「インから切り込んでくるナイフの如き切れ味のコーナーイン……!
      これは見覚えがあるっ! これはっ、これはっ……これはぁぁぁっ!!」
スカサハ 「ファントムターンだっ!!」(グッ!!)
レックス 「何ぃっ!?」

┌──────────────
│ ギュイーーーンッ!!!!   レク
スカ───────────→
│     □□□□□□□□□□□
│     □□□□□□□□□□□

アゼル  「凄い…」
シャナン 「ほう……」
ラクチェ 「私も……負けられないわね…」
ノイン  「シャナン選手の超必殺っ! 絶技ファントムターンをスカサハ選手が完全再現っ!!
      シューティングスターのお株を奪うハイパースキルだっ!!」
スカサハ 「シャナン様、お借りしましたっ」
シャナン 「ふ……利子は高くつくぞ」
ノイン  「ご利用は計画的にっ!! 利子はトイチだっ! 暴利をむさぼるボウリングっ!
      マイボールとマイシューズとマインドシーカーっ!!」
セーラ  「いや、もう意味分からんから」
ドロシー 「もう今更ですよ」
ノイン  「そして、最下位からのリスタートだったスカサハ機、ゴリアスティーノ田中っ、
      ウォーターバンクの終わり際でレックス機やらないか号をオーバーテぃぃぃぃぃぃぃイクっ!!」
レックス 「アイラの息子がこれ程のいい男だとは思わなかったぜ……ウホッ!」
アゼル  「もう何も言うまい…」
セーラ  「ちょっと、これ行くんじゃないの?」
ドロシー 「トップはもう山を折り返しましたよね。……可能性としてはありますよ」
ノイン  「遂に5位っ、これで半分のライバルを撃破したゴリアス、
      その勢いのままにウォーターバンクを後にしますっ! 残るは4機っ!!」
レイリア 「スカちゃん、頑張って! ここからが正念場よっ!!」
スカサハ 「(ハァ…ハァ)ああ…燃え尽きるまで走ってやるっ!!」
361ママチャリの系譜 第2章:2012/02/14(火) 09:50:16.68 ID:zfy+Z8OL
159

ノイン  「行く手にはナーガヒル山岳コース! 最も危険で最も熱い、天国に最も近い最難関コースで
      月の支配者、ルナティックヴォーパルバニー・ホリン選手が待っているッ!!」
ホリン  「もう来たのか……速いな。流石はアイラの息子といったところか」
デイジー 「最強の挑戦者ね」
ホリン  「挑戦者か……どちらかと言えば俺が挑戦する方だな」
スカサハ 「どぉりゃあああぁぁぁーーーーーーーーーーーーーッ!!」

〜山岳コース登り〜
    ギュイイィィーーーーーンッ!!!!
スカ─────────────→  ホリ

ノイン  「来た来た来た来たあああああああぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーッッッ!!!!
      オレンジの暴走最終兵器が、サーキットの殺人兎を一気に射程圏内に捉えたぁッ!!」
スカサハ 「行きます、ホリンさんっ!!」
ホリン  「簡単にはやらせんぞっ!!」
ノイン  「奇跡への挑戦は後半戦に突入だぁッ!! この終盤のキツい登坂コースで右へ左へブロックをかける
      ルナティックヴォーパルバニー・ホリン選手ッ!! そのタフネスも賞賛すべし!」
デイジー 「ホリンさん、右! 次、真ん中へんっ!!」
ホリン  「よしっ!」
スカサハ 「くっ!」
ノイン  「まさに炎の闘志! まぁさぁに、灼熱のファイティングスピリッツ!!
      ホーリンデーイージーー、ファイティッ!!」
スカサハ 「(ハァ…ハァ)流石に、手強い……」
レイリア 「スカちゃん、ヤマトエラシコ七変化で行きましょう!」
スカサハ 「了解!」(スッ!!)
セーラ  「今度は何をする気よ!?」
ドロシー 「分かりませんけど何か期待が持てそうですよ」
ノイン  「スカサハ選手、立ち漕ぎの体勢ッ!! いやっ、しかし、これはただの立ち漕ぎではないのかっ!?」
デイジー 「何? スピードアップして一気に追い抜くつもり?」
ホリン  「そうはさせんぞっ!!」

〜山岳コース登り〜
       キキッ!!  キキーッ!!
.           ∧  ↑
        スカ / │  ホリ
          ∨ └→↓

ノイン  「とはいえやはり簡単には抜かせてくれません、月の支配者アリス・ムーン! 左に右にブロッキング!
      ああっ、だが、その更に深い所、抜き去ろうとするゴリアス田中君!」
ホリン  「甘いっ!!」
スカサハ 「まだまだっ!」
ノイン  「更にスライドしてブロックをかけるうさみみタキシードのホリン選手……ぅううっ!?
      何だっ!? 右から抜くように見えたゴリアスが……」
スカサハ 「今だっ!!」
レイリア 「えぇーーい!!」
362ママチャリの系譜 第2章:2012/02/14(火) 09:51:54.78 ID:zfy+Z8OL
160

〜山岳コース登り〜
        ブロック!!                     ┌────→
.   スカ┐  ホリ       →        ┌─┘
     └→ ↓                    |.スカ┐ホリΣ(゚д゚ ;)ナニッ!?
                          └─┘

ホリン  「バカなっ!?」
デイジー 「何よ今のっ!?」
ノイン  「ゴリアスが、あり得ない挙動で左からのオーバーテイクに変化したぁっ!!
      これは一体なんだるしあへ続く洞窟!?」
エルフ  「落ち着いて下さい? ……あれは、サッカーのテクニックでエラシコというのに似ていますね。
      右から抜くと見せかけて左から抜き去る」
セーラ  「あー、聞いた事あるわ」
ドロシー 「それを自転車でやったんですか!?」
エルフ  「言うのは簡単ですが、あのマシンの挙動は二人乗りゆえの、
      二人分の重心が複雑に移動する事によって起こる、独特の軌道です」
ノイン  「見たか聞いたか、ヤマトエラシコ七変化!! これぞコンビ技、これぞペアならではの必殺技!
      変幻自在の七色の挙動を持つオーバーテイク技だッ!!」
ホリン  「ふっ…俺も…バカな男よ…」
デイジー 「もぉっ、やんなっちゃう!」

〜山岳コース登り〜
             ギュイーーーーーンッ!!!!
         スカ──────────→  アイ
ホリ         

ノイン  「月の支配者アリス・ムーンを完全に抜き去ったオレンジの暴走最終兵器ゴリアス田中君!
      猛スピードで坂を駆け上がり、目の前には、地上最強の珍獣ぱんださん号が射程圏内!!」
スカサハ 「次の相手は…母さんかっ!!」
アイラ  「まさか本当に追いついて来るとは思わなかったぞ」
ティルテュ「スカちゃん、りあちゃん、しょうぶだ〜っ!」
レイリア 「先手必勝、行くわよッ!!」
ノイン  「さあ、スカサハ&レイリアペアがまたもヤマトエラシコ七変化の体勢に入る!!
      虹色のコンビ技の前に、くまさんの姿をした流星軒の女将、アイラ選手も屈するのか!?」
アイラ  「ふ……予測が不可能ならば、心眼で『見切る』のみ!!」
ノイン  「くまさん女将の心眼『見切り』VS灼熱のFUNDOSHIコンビのヤマト・エラシコッ!!
      世紀の対決に、ナーガヒルの山神の御霊も震えたまいしかぁっ!?」
スカサハ・レイリア「「ヤマトッ・エラシコォッ・七→変↑化↓ェェェェェェェッ!!」」
ノイン  「うおおおっ、行ったぁっ! オレンジの最終兵器、渾身のヤマト・エラシコッ!!」
363ママチャリの系譜 第2章:2012/02/14(火) 09:53:58.90 ID:zfy+Z8OL
161

〜山岳コース登り〜
        ブロック!!                 ブロック!!
.   スカ┐  アイ       →         ┌─→↑
     └→ ↓                    |.スカ┐アイ
                          └─┘

アイラ  「甘いッ!!」
スカサハ 「うっ…」
ノイン  「しんがーーーーーーんっ!! くまさん女将の心眼が勝ったぁっ!!
      完全にブロ……ッ……いっ、いやっ!?」

〜山岳コース登り〜
              ┌───→
          ┌─┘
          |.スカ アイΣ(゚д゚ ;)ブロ…エッ!?
          └┘ ↓

スカサハ 「…そぴょーん!!」
アイラ  「何だとっ!?」
レイリア 「残念、エラシコは一発だけじゃないんですよっ!」
ティルテュ「ふぇ? ティルテュたちまけちゃったの?」
ノイン  「右、左、右のダブル・エラシコだぁッ!! くまさん女将の心眼、敗れるゥっ!!
      ダブル・ヤマト・エラシコが最強の女将の『見切り』を貫いたっ!!」
アイラ  「くっ、これまでか…」
ティルテュ「もう! やんなっちゃう」
ラクチェ 「母さん、それ私の散り際のセリフだから!」
シャナン (私はアイラに嫌われているのだろうか……?)
※アイラの散り際のセリフは『シャナン、元気でね…』

ノイン  「必殺技連発で、2台を一気にオーバーテイクのゴリアス、一挙に暫定3位に浮上だぁっ!!
      超力ペア、スカサハ&レイリア!! このスーパーコンビはもう止められないぞッ!!」
エルフ  「本当に素晴らしいコンビプレイですわね。
      名コンビ……そう、ゴールデンコンビと呼ぶに相応しいですわ」
ノイン  「私とエルフさんも、十二魔将のゴールデンコンビと呼ばれております。
      天へ奏でる美しいハーモニー。いかがですか、エルフさん?」
エルフ  「心外ですわね」
ノイン  「Σ(゚д゚lll)ガーン ……!? ……ごめん、ちょっと泣きそう。立ち直るから10秒ちょうだい……」
セーラ  「10秒でいいんだっ!?」
エルフ  「冗談ですわよ♪」
ノイン  「エルフ解説員の意地悪にもめげず、頑張っていきたいと思います。
      頑張れ、私! ありがとう、私応援団!!」
セーラ  「もう立ち直ってるしっ!?」
ドロシー 「強靭な精神力ですね……」

続く
364チョコを渡した順番1:2012/02/15(水) 05:33:45.19 ID:2mgc+ONv
>>357-363
相変わらず先の読めない展開で続きが気になります。GJでした!


今からバレンタインネタ投下します。当日に間に合わなくてゴメンなさい
しかも甘くもなければ恋の話でもないという…







――2月14日午前0時

日付が変わって直ぐのこと。

セリカ「アールム!」
アルム「なに、セリカ?」
セリカ「うふふ――はい!」

楽しそうに笑うセリカは、後ろ手に隠していたソレをアルムに差し出した。
それはラッピングされた箱である。そう、バレンタインのチョコだ。

アルム「わぁ、今年もありがとうセリカ!」
セリカ「当たり前じゃない!」

開けていい?とセリカに許可を得てから、リボンを解き箱を開けるアルム。
中には大きなハート型のチョコと、その周りに小さな円形のチョコが数個入っていた。勿論手づくり。

セリカ「どうしても一番にあげたかったの」
アルム「うん、ありがとう」

アルムに一番にあげるため、早く寝るように催促されながらもここまで粘ったのだ。
そしてその想いをわかっていたアルムも、何かしらの理由を付けては起き続けていた。

セリカ(それにこの時間ならジャンヌに邪魔されることもないし…)

などといった考えは心にしまっておく。

アルム「せっかくのチョコだけど、学校から帰ってきてから食べるね」
セリカ「えぇ、さすがに今は遅いから。午後にじっくりと味わってね。私の愛情たっぷりだから!」
アルム「あはは、さすがセリカ」
セリカ「アルム…」
アルム「セリカ…」

そうやって二人の世界へと突入する。だが普段ならばここで聞こえてくる声がこの時は聞こえてこなかった。

セリカ「………」
アルム「…シグルド兄さん遅いね」

見つめあっていた二人だったが、何だか調子でも出ない、とでも言いたそうな表情となる。
そしてそんな二人に声をかけたのはシグルドではなかった。
 
365チョコを渡した順番2:2012/02/15(水) 05:36:09.64 ID:2mgc+ONv
ミカヤ「最近仕事が忙しいんですって。さすがに日付が変わっても帰ってこないのは久々だけど」

そう言いながら玄関の方を見つめている。
実はミカヤは日付が変わってからの二人のやりとりを、ずっと見守っていたのだ。

ミカヤ「それよりもあなたたち、明日…今日も学校でしょ?さすがにもう寝なさい」
アルム「ミカヤ姉さんは?」
ミカヤ「シグルドを待ってるわ」

寝坊も恐くないのは占い師という職業柄か。

アルム「なら兄さんは姉さんに任せて僕たちは寝ようか」
セリカ「…そうね。ミカヤ姉さん、この時間まで起きてるのを許してくれてありがと」
ミカヤ「一番に渡せて良かったわね、セリカ。おやすみ」

二人はおやすみと同時に挨拶してから、それぞれの部屋へと向かって行った。



次の日、セリカは学校で男女それぞれの友人に、義理チョコやら友チョコやらを渡し、そして受け取った。
本来学校には持ち込み禁止のチョコだが、皆こそこそと持ってきていたのだ。
きっとアルムももらっていることだろう。
表向きは友チョコやら義理チョコなどと銘打っていても、中には本命チョコもあるかもしれない。
それにジャンヌの存在もある。
去年までならばそのようなことにやきもきしていたセリカだったが、今年は違った。
一番に渡したことによってその気持ちは落ち着いていたのだ。
私こそが一番なのだ、と。

むしろ今の心配は別のこと。

セリカ(シグルド兄さん大丈夫なのかしら)

結局シグルドはセリカ達が寝てからしばらく後に帰ってきたらしい、と学校に行く直前に起きてきたミカヤが話してくれた。

エリンシア「そんなに遅かったのですか!? 仕事が忙しい、ともうとっくに会社に行ってしまいましたわ」

とその時エリンシアは驚いていたものだ。

セリカ(寝不足なんかでむしろ仕事に響かないのかしら)

セリカは家へと帰ろうと校門に向かいながら思う。
アルムはまだ学校。委員としての仕事が残っているのだ。
一緒に帰るために待っていようと思ったセリカだったが、アルム本人に先に帰ってていいよと言われたので諦めた。
 
366チョコを渡した順番3:2012/02/15(水) 05:38:34.92 ID:2mgc+ONv
セリカ(一緒に帰って私のチョコを食べさせようと思ったのになぁ)

少しむくれる。だが変に粘って彼に嫌われては意味がないのである。そんなことはなさそうだが。

セリカ(今回は今までで一番の出来なのよね)

そう冷蔵庫の中のチョコ(「アルム用 食べるな」と貼ってある)に思いを馳せていたその時、ふと校門の影に目がいった。そこには…

セリカ「貴女…!」
ジャンヌ「!」

校門から中を窺っていたジャンヌがいたのだ。向こうもセリカに気付く。
おそらくセリカの隙をついてチョコを渡すつもりだったのだろう。実際、多くの生徒は彼女に気付くことなく通り過ぎていた。
しかし残念ながら彼女に最初に気付いたのはセリカであった。
そしてセリカから離れようとしたジャンヌを呼び止めたのも、そんなセリカだった。
そしてセリカが告げたのは…

ジャンヌ「渡しても、良い…?」
セリカ「えぇ、そうよ。何か文句でもあるの?」

なんとセリカが告げたのはアルムにチョコを渡しても良い、とのことだった。
しかしジャンヌが怪しむのもおかしくはない。今までセリカは頑なに彼女がアルムに近づくのを拒否していたからだ。

ジャンヌ「どういうつもりですか?」
セリカ「別にどうもこうもないわ。どうせ今ここで阻止したって貴女、どんな手を使ってでも渡すつもりでしょ」
ジャンヌ「それは勿論」

そうやって今までセリカを出し抜いてきたのだから。

セリカ「なら今私が見ているところで渡してちょうだい。その代わりその他は一切禁止よ」
ジャンヌ「何を企んでるんですか?」
セリカ「疑うの?」

校門で繰り広げられる女のバトル(?)に学生たちは興味津々。だが直接観戦するには少々近寄りがたく、遠巻きになってはいたが。

セリカ「ならこの話はなかったことにするだけよ。どうなの?」
ジャンヌ「…真意は?」
セリカ「アルムは今、委員の仕事を教室に残ってしているわ。その邪魔はしてほしくないのよね」

それも理由だった。熱心に仕事に打ち込むアルムは素敵で、邪魔をしたくはなかったから、セリカも大人しく一人で帰ることに決めたのだから。
でも本当の思いは別にもあった。
一番。つまり一番に渡したことが大きい。アルムにとっての一番、それは私。これがセリカにとって重要だった。
 
367チョコを渡した順番4:2012/02/15(水) 05:40:22.16 ID:2mgc+ONv
セリカ(最初に食べてもらうチョコも私の!って念を押さなくちゃ)

そんな一種のセリカの独占欲を知ってか知らずか、ジャンヌはしばし考えた後返事を返した。

ジャンヌ「…わかりました。今回は貴女の考えに従います。今度休みにでも会いに行きますから」
セリカ「ならアルムに――って今なんて言った!?」
ジャンヌ「何も?」

睨み合う二人。はぁ…と観念したように息を吐いたのはセリカ。

セリカ「ならさっさと教室に行くわよ。貴女他校生なんだから怪しまれる前に」

既に怪しまれてます、とは周りの談。

セリカ「ほら」
ジャンヌ「………」

しかしジャンヌは動かない。なぜなら校舎の方を向いている後ろ姿のセリカが、手は後ろのジャンヌに差し出しているからだ。
その手には紙袋が握られている。

ジャンヌ「それは?」
セリカ「今日は何の日よ」

何故かむすっとしたセリカの顔。と言ってもジャンヌには見えないのだが。
ふふ…とジャンヌは笑う。

ジャンヌ「まったく…同じこと考えてるのって嫌ですね」
セリカ「何のはな……」

セリカが振り返ると同じく手を差し出しているジャンヌ。その手には同じように紙袋。

セリカ「………」
ジャンヌ「………」

二人は互いの紙袋を無言で交換した後歩き出した。

セリカ「それ貴女のお兄さんにも渡しておいてちょうだい。私知り合いには必ず渡すようにしてるから」
ジャンヌ「まぁ、渡すのはいいですけど」

そして教室に残っているアルムに会いに行った。
アルムはアルムで二人が一緒なことなどに驚いていたが、素直に受け取った。
後にそれが学校中で噂されることを彼はまだ知らない。

 
368チョコを渡した順番5:2012/02/15(水) 05:42:35.61 ID:2mgc+ONv
セリカ(まったく私ってなんて優しいのかしら)

そして学校から家へと帰りついたセリカは思い出しながら自画自賛。
その後学校から帰ってきた順に兄や弟へとチョコを渡した。
姉たちとはチョコを作りあっていた時に既に味見しあっているので、交換は無しと話し合い済(勿論セリスもこっち)。
夕方帰ってきたアルムに自分のチョコを食べさせ(一番であることを強調した)、夕飯前に仕事から帰ってきたアイクにチョコを渡したところで、セリカのチョコは残り一つとなった。
――シグルドの分だ。
夕飯の席にその兄はいない。今日も遅くなると、既に連絡があったとエリンシアが教えてくれた。

セリカ「………」

セリカは夕飯を食べながらその席をただ見つめていた。

夜。それぞれが寝るために部屋へと向かっていく中、セリカは一人リビングのテーブルにいた。
テーブルに置かれた一つの箱を見つめている。

アルム「セリカ寝ないの?」

そんなセリカを見兼ねたアルムが声をかけた。風呂上がりのパジャマ姿。

セリカ「うん…寝なくちゃなんだけど」

セリカは小さくアルムに笑うが、直ぐに箱に目を落とした。
セリカを見つめるアルム。暫く無言が続いたが、アルムがふっと笑った。

アルム「………セリカは優しいね」
セリカ「え?」

その言葉の真意をはかりかねる、とセリカはアルムを見た。その顔は優しく微笑んでいて。

アルム「僕も付き合おうかな」

そう言いながらセリカの隣の椅子を引いた。

アルム「一人より二人のが寂しくないしね」

そして座る。

セリカ「………」
アルム「さぁ、何を話そうか」

笑いながらセリカに向き合うアルム。

セリカ「………ねぇ」
アルム「ん?」

そんな彼にセリカは思うのだ。

セリカ「………アルムは優しいね」
アルム「そうかな?」

だから好きなのだと。

そうして二人でたわいない話をしながら待った。途中エリンシアが寒いからと毛布を持ってきてくれた。
一人、一人と床に就いていき、遂には起きているのは二人とミカヤだけとなった。
けれどそれまでの時間は二人には実際より短く感じられた。
そしてようやくその時がきた。ただいまと寝ている家族に配慮した小さな声。待ち人来たり。
 
369チョコを渡した順番6:2012/02/15(水) 05:44:39.94 ID:2mgc+ONv
アルム「ほら、セリカ」
セリカ「うん」

二人で包まっていた毛布を取り椅子から立ち上がる。が…

アルム「どうしたの?」
セリカ「アルムは行かないの?」

アルムは椅子に座ったまま。

アルム「僕はここで待ってるから行っといでよ。セリカが待ってたんだからさ」
そう言ってテーブルの上の箱をセリカに渡した。

アルム「忘れたらダメだよ」
セリカ「アルム…!」
アルム「食べた時も言ったけど、凄くおいしかったよ」

セリカはアルムを抱きしめるかわりに受け取った箱を抱きしめる。そして玄関へと走り出した。

アルム「まぁ、僕以外に本命に近いチョコを渡してるのは見たくないしね。兄さんにやきもちとか恥ずかしいけど」

そうセリカが去ってから呟いた。

玄関にはシグルドを出迎えているミカヤがいた。ミカヤは走って来たセリカを見た瞬間小さく笑った。

ミカヤ「良かったわね、シグルド」

と少し微笑みながら、わけのわかっていないシグルドの荷物を持ってその場を去っていく。

ミカヤ「良かったわね、セリカ」

セリカとすれ違う際に彼女にも同じことを言って。

シグルド「セリカ!?どうしたんだ、こんな時間まで起きて…」
セリカ「ちょっとその言い方ひどいわ」
シグルド「あ、いや、スマン。…ん?」

わけもわからず素直に謝る兄に、くすくすとセリカは笑わずにはいられない。本当にお人よしだ。

セリカ「シグルド兄さんが帰ってくるのを待ってたんじゃない」
シグルド「そうか。それはすまなかった。だが何故私を?」

しかも鈍いときた。
セリカはまったく、と溜息をついてから手に持っていた箱を差し出した。
 
370チョコを渡した順番7:2012/02/15(水) 05:46:45.78 ID:2mgc+ONv
セリカ「はい」
シグルド「これは?」
セリカ「そこまで言わせるの?今日は何日?」

そう言われて玄関にあったカレンダーを見る。あぁ、今日は…

シグルド「14日」
セリカ「そう、つまり…」
シグルド「だったみたいだな」
セリカ「え?」

セリカはシグルドの目線の先――時計を見る。その針は12を過ぎていた。

セリカ「ちょっと!シグルド兄さんが遅いせいで過ぎちゃったじゃないっ!」
シグルド「いやいや、今日は昨日よりは早いぞ!」
セリカ「そんな問題じゃないでしょっ!」

大声で叫び合う。寝ている家族のことなどすっかり忘れている。

セリカ「んもう!せっかく作ったのに!どうせシグルド兄さんは誰からももらえないから、っていう私からの優しさなのに!」
シグルド「いやいやいや!会社の女性陣から貰ったから!それにディアドラが本命をくれたぞ!」
セリカ「それ本当に本命なの!?」
シグルド「う…!いや、うん多分…?」

段々意気消沈していくシグルド。
実はアルヴィスと同時に同じ大きさの箱を渡されたのだ。その時ライバル二人は互いの顔を見つめあったものだ。真意が読めない、と。
セリカはそんな兄を見て笑わずにはいられなくなった。

シグルド「お、おい、笑うなセリカ!」
セリカ「だって馬鹿みたいなんだもの」
シグルド「馬鹿って…まったく、お前は私を兄として尊敬してないのか?」
セリカ「ほら」

そして心配していた自分にも。

セリカ「チョコ。シグルド兄さんが最後よ」
シグルド「そうか」

素直にチョコを受け取ったシグルド。

シグルド「早速開けてもいいか?」
セリカ「別にいいけど」
シグルド「実はお腹空いててな」
セリカ「チョコくらいじゃ意味ないわよ」

いやちょうどいい、そう言いながら箱を開ける。
中にはアルムのよりは小さいハートのチョコが数個。因みにアルムを除いた他の兄弟もなのであしからず。
そしてそのうちの一つを手に取り口に入れた。
自信があるとはいえドキドキするセリカ。
 
371チョコを渡した順番8:2012/02/15(水) 05:48:45.09 ID:2mgc+ONv
シグルド「うむ、うまい。去年よりうまくなってるな」
セリカ「去年のなんて覚えてないでしよ」
シグルド「いや覚えてるよ。お前が初めてくれた時のことも」
セリカ「え!?」
シグルド「あれは確かまだお前が…」
セリカ「やめてっ!思い出さなくていいから!」

そのまま過去の思い出を語り出すシグルド。その様はまるで父親のようで…
一方のセリカの方は必死でそれを止めようとしていた。

セリカ(何で覚えてるのよ〜!?)

セリカも覚えていたからだ。
あの頃はまだ今とは違いシグルドに素直だった頃で、それはそれは姉たちと作ったチョコを喜んで渡しに行った。
が、正直微妙な味だったそれを他の兄弟たちは微妙な顔で食していた。さすがのアルムも無言だった。
ただ一人シグルドだけ笑顔で「おいしいよ」と言ったのだ。

セリカ「もうまったく!…ここは寒いし早くリビングに行きましょ」
シグルド「それもそうだな」

何とか話を切ったセリカが言い、シグルドも従う。

シグルド「ところでこれは本命なのか?」
セリカ「アルムが本命に決まってるじゃない」
シグルド「いやKINSHINはだな…」
セリカ「またその話ー?第一シグルド兄さんに本命あげてもKINSHINじゃない」
シグルド「あれ?」

そしてアルムとミカヤが待っているだろうリビングへと向かった。


――2月15日午前0時過ぎ

セリカのチョコは配り終わり。


−終わり−



書いてる本人もよくわからない話になってしまいました
何だかセリカのネタばかり書いてる→このスレのセリカが好きなんだ!という結論に今回至った
自分が書くときつい娘になってしまうのが申し訳ないけれど
そしてシルドと絡ませるのが好きっぽい。すまん、アルム!
372助けて!名無しさん!:2012/02/15(水) 06:31:33.39 ID:2mgc+ONv
>>371
×シルド ○シグルド

最後に誤字、本当に申し訳ないです
実は締切な物があったから徹夜明けなんだ。おかげでこの話も当日に間に合わなかったし
次からはもっと見直してから投下します
373助けて!名無しさん!:2012/02/15(水) 20:13:40.63 ID:tjJQhsJV
>>357-363
スカサハすごいなw
レイリアのカリスマ支援効果もあるしね!
続き楽しみにしてます

>>364-371
このスレのセリカとジャンヌはかわいすぎる
GJでした
374助けて!名無しさん!:2012/02/15(水) 23:12:15.59 ID:mvj1rxoN
シグルド兄さんも幸せだなあ。前にセリカが遅く帰ってきた時の反応をおもいだしたぜGJ!
375助けて!名無しさん!:2012/02/16(木) 01:26:02.87 ID:JYMK451g
>>364
GJ!
セリカがかわいすぎてキュンキュンした
ちょっとキツイところとか最高!
376紋章町対抗、サバイバルゲーム! 予告編:2012/02/16(木) 15:01:51.04 ID:sqtUCGqP
唐突に思い付いたネタ、予告兼アンケートです

きっかけはある学生達の何気ない会話からだった。

シビリアンA「紋章町で最強っていうとだいたい数人候補あがるじゃん」
シビリアンB「そうだね。人間台風とか竜王家の人とかがだいたいランクインするよね」
シビリアンC「で、それがどうしたの?」
シビリアンA「いや、そういう人達に勝つなら人間って仲間達で対抗するだろ」
シビリアンB「そうだね、勝てるかどうかは別として」
シビリアンA「なら軍団での戦いなら誰の仲間が最強なのかなってな」
シビリアンD「やっぱりそれは最強クラスの人がいるチームじゃないかしら?」
シビリアンC「でも全滅以外で勝てる戦いなら最強クラスでも負けるかもよ?」

ああでもない、こうでもないと言った言い争いはクラス、学校、次第に町中に飛び火していく。
そして、ついには紋章町で我こそが最強のチームと名乗る住人達が現れる。
これを黙って見逃す訳がないFETVはついに一つの企画を作ってしまった。

セーラ「という訳で最近話題のチーム対抗戦を始めるわよ」
ドロシー「町中が殺気で満ち溢れてますね、はい」
イリオス『とりあえずルール説明だ』

・1チーム5人まで、参加チームは身体のどこかに風船をつけること
・風船が割れたら当人は失格
・チームリーダーの風船が割れたらその時点でチーム脱落

イリオス『それ以外は何でもありだ。共闘、策謀なんでもござれ』
セーラ「町の建造物とかも壊していいなんてすごい話よね〜」
ドロシー「スポンサーの人がノリノリですからね、はい」
ユアン「僕たちFETVも参加するから頑張らないとね」
セーラ「私、ドロシー、オルソン、ユアン、オルエンさんの5人よね」
オルエン「はい、こういう遊びは初めてなので頑張りたいと思います」
イリオス『…マジかよ』
ドロシー「ではこれから10分後に開始します」

シャナム「…なんで俺だけ仲間外れなんだよ」


という感じでやる気が続くまでやっていこうと思います。
FETVのように毎回好きな組み合わせの5人組を募集していく形式の予定です。
例ですとリーフと4人娘やアイクの嫁候補みたいな感じです。
もちろんこのスレだけの設定や、こんな組み合わせも見たいでもOKです。
リクエストは毎回2か3組まででお願いします。
377助けて!名無しさん!:2012/02/16(木) 15:32:35.93 ID:duQIQNvh
エフラム、サラ様、ミルラ、チキ、ファ

このチームは欠かせない気がしたw
378助けて!名無しさん!:2012/02/16(木) 15:43:22.12 ID:dyhvVWWc
もうリク受けはじまってるってことでいいのかな?

それならリリーナ様のガチムチ軍団を頼みたい
ある意味強いと思うのだがw
メンツはリリーナ様とゴンザレス、ガレット、ボールス、バース辺りで
379助けて!名無しさん!:2012/02/16(木) 19:25:08.92 ID:tFDQKlZy
>>376
面白そうな企画だなぁオイ
じゃあ俺も↓の面子をチームとしてエンタリーさせて貰うぜ!



ヘルボーン、デスガーゴイル、ケルベロス、ゴーゴン、ドラゴンゾンビ
380助けて!名無しさん!:2012/02/16(木) 20:08:09.12 ID:Yap2jzWn
ユリウス「・・・今年も貰ったけどどうすればいい?」つセリスからのハート型チョコ
381助けて!名無しさん!:2012/02/16(木) 21:22:27.42 ID:YPI7aFM+
>>380
ユリア&ラナオウ「爆破だ!」

>>376
そいじゃあ自分は アイク(アタッカー、ディフェンダー) ライ(ムードメーカー、纏め役) セネリオ(メインブレイン、回復役)
リュシオン(再行動その他) サザ(瞬殺でいい削り、盗む)で。いいバランスだと思ってるがこのゲームに当て嵌まるかどうかは
382助けて!名無しさん!:2012/02/16(木) 21:50:11.37 ID:biivmfJq
じゃあ、聖戦では見ることのできなかった。組み合わせを

シグルド アルヴィス ディアドラ キュアン エルトシャン

セリス ユリウス ユリア ラナ イシュタル

どれも魔法にかたよるなあ。

他作混合なら
セティ レイヴァン ルセア クレイン シグルドのアンチAKJ部隊。

この3チームのうちのどれかを。
383助けて!名無しさん!:2012/02/16(木) 22:08:08.27 ID:ye1UmcQi
>>380
マナ「殺してでもうばいとる」
384助けて!名無しさん!:2012/02/16(木) 23:59:36.91 ID:jvDzIkNn
>>376
面白そうなネタですね!

ニケ ビーゼ レテ リイレ リアーネ
の翼と尻尾のラグズ女子チームでお願いします。
385助けて!名無しさん!:2012/02/17(金) 01:48:19.51 ID:OvcsY36S
>>380
アレス「俺も貰ったわけだが」
ファバル「俺とパティも貰った。ハート型じゃなくてよかったな……ユリウス生きろ」

>>376
アンチAKJ部隊が出たんで一応挙げとく
ラケシス、プリシラ、クラリーネ、ティニー、セリカのAKJ部隊
反応の多さに感謝と謝罪を。
すいません、あまりにごちゃごちゃしてしまうのでリクエストは一回に2か3組までにしてます。
そのかわり重複しない範囲でいろんな組み合わせのチームを書こうと思ってます。
リクエスト自体は嬉しいですし、皆さんの意図が面白いと思います。
せっかくなので最初の3組だけでもと即興で書き上げましたので投下します。

開始早々町中から響き渡る爆発音、悲鳴。早速遭遇したチームによる戦闘だろう。
そんなことを考えながらエフラムは公園のベンチに座っていた。頭に風船をつけながら。
エフラム「ふむ、始まったはいいがどうしたものか」
サラ「兄様、とりあえずこんな無防備に公園で遊んでいる場合じゃないと思うわよ…」
エフラムの右に座り、半分呆れ顔で話すサラ。
ミルラ「わ、私はお兄ちゃんと一緒なら何でも楽しいです」
サラに対抗するように左側からエフラムに密着するミルラ。
ファ「ねえねえ、この風船割られたら負けだよね?」
チキ「そうだよ、だから見つからないようにつけないと」
のんきに公園で話す2人。割られたら負けだと把握しているだけである。
エフラム「…そろそろかな」
とエフラムが呟いた直後、公園中から爆発音や悲鳴、風船の破裂音が聞こえてきた。
エフラム「よーし、移動するぞ。チキもファも遊びは一旦やめだ」
サラ「…ちょっと、どういうことか説明してよ?」
エフラム「いや、無防備なチキやファを狙ってくるであろう輩を排除しておこうとな」
ミルラ「お兄ちゃんは始まる前に公園中に罠をいっぱい仕掛けてたんです」
入口には対風船用ボム、藪中にワイヤーで作動する弩。通路には落とし穴+落石。
そこらのシビリアンでは回避不可能な罠を二重三重に設置していたのである。
エフラム「さて、この混乱のうちに生き残りの風船を割るか。行くぞ、皆」
エフラムの指示で化身する竜娘達、後方から大量の杖を構えるサラ。
罠からかろうじて生き残ったシビリアン達のチームが全滅するのは時間の問題だった。

一方その頃、開幕早々から爆発音を奏でた1人、リリーナが町を歩いていた。
リリーナ「さて、まずはロイかお姉様、お兄様を探さないと」
リリーナの周囲を囲むように歩くガチムチの面々。暑苦しいとはやられたシビリアン談。
ゴンザレス「リ、リリーナ。て、敵がいる」
ガレット「おいおい、さっき姫さんが周囲の敵は燃やしたろ?」
開幕早々の爆発音はリリーナが被害を考えずにメティオを撃ちまくったからである。
ボールス「とはいえ気配を感じるなら生き残りがいるのだろう」
リリーナ「そうね、皆隠れるわよ」
バース「リリーナ様、あの建物に隠れましょう」
バースの見つけた建物に潜む5人。全員が隠れた少し後、何者かの足音が聞こえ始める。
リリーナ「誰かしら…知り合いなら共闘を持ち掛けられるのに」
バース「あの窓から確かめます。こんなこともあろうかと手鏡を持ってますので」
窓から顔を出さないように鏡を使って外を覗くバース。
バース「………いや、見間違い…ではないのか」
窓の外には頭に風船をつけた魔物達が歩いて、一部は飛んでいた。
魔物達は考えていた。俺達だって人間みたいに徒党を組んで戦えると。
そこで閃いた。同じ奴らよりいろんな奴らと戦う方が人間よりも強くなれる。
そうしてヘルボーン、デスガーゴイル、ケルベロス、ゴーゴン、ドラゴンゾンビが参加したのである。
途中、正義の味方を名乗る金髪で馬に乗った女に追われたりしたが逃げ出せた。
そこで一旦隠れる場所を求めて誰もいない廃墟へと向かっていたのである。

リリーナ「どうしましょう。ヘルボーンとかはともかく動きの早いケルベロスは強敵よ」
ゴンザレス「ま、待ち伏せ?」
ガレット「いや、こっちの面子じゃ早さに対抗できねえよ」
ボールス「大人しく隠れてましょう」
動きの早いケルベロス相手では風船を割られてしまうだろう。
そう判断した一同は魔物達が見えなくなるまで潜むことにした。
唯一の誤算は魔物達を倒そうとしたチームの存在があったことだろうか。

サラ「正面から5体の魔物の群れが風船をつけてこっちに来てるわね」
エフラム「む、魔物か。ミルラがいれば楽勝だろうが無理は危険だな」
ミルラ「わ、私なら簡単に倒せます」
エフラム「風船を考えなきゃな。とはいえ一度倒す練習も必要だろう」
サラ「なら待ち伏せ?」
エフラム「そうだな、チキやファにも協力してもらうか」

ヘルボーン(…?なんだ、さっきあの建物から物音が)
デスガーゴイル(気のせいだろ。俺が見張ってるが何も見えなかったぞ)
ゴーゴン(いざとなったら私の眼で動けなくさせてケルベロスが割れば大丈夫よ)
ケルベロス(ふん、人間ごときが俺様の動きを捉えられる訳がない)
ドラゴンゾンビ(…ん、今何か…?)
ケルベロス(ぐっ…がっ…)
ドラゴンゾンビが何かに気がつくと同時にケルベロスが眠っていた。
ゴーゴン(こ、これはスリープ!?)
チキ「がおー!風船は割らしてもらうよー」
ファ「あー!私だって割るもん!」
空中から飛竜となって飛んできたチキがデスガーゴイルの頭上から、
先程ワープで送られたファがヘルボーン後方から風船を割った。
風船の破裂音で一瞬何が起こったか理解できなかった魔物が正気に返る。
ドラゴンゾンビ(ふ、伏兵だと!?)
ミルラ「お兄ちゃんのために負けません!」
正面から飛んできたミルラが化身して魔物にブレスを吐こうとする。
既に目的を果たしたチキとファは離脱し、3体の魔物だけが取り残されていた。
ゴーゴン(や、やらせないわよ!)
と、咄嗟にゴーゴンだけは反撃の体勢に移ろうとする。
ゴーゴンが咄嗟にストーンを唱えようと構えた直後、何かがすごい早さでゴーゴンの横を駆け抜けた。
ゴーゴン(えっ…!?)
反応をする間もなく、気がつくとゴーゴンは空中を飛んでいた。
エフラム「今だミルラ!ドラゴンゾンビとケルベロスにブレスを!」
物凄い脚力と膂力でエフラムがゴーゴンを槍の柄で吹き飛ばしたのである。
そのまま勢いを殺さずに駆け抜け、ブレスの射程から逃れる。
魔物達の風船がブレスによって割られたのはその指示の直後だった。

リリーナ「…つ、強い」
建物の中から覗いていたリリーナ達は見事な連携に驚いていた。
バース「どうしますリリーナ様。彼らの隙をついて攻撃しますか?」
リリーナ「い、いや。ロイのお兄様なら話せば仲間に…」
どうやって攻撃される前に共闘を持ち掛けようか、リリーナが悩んでいると、
サラ「ふふ、共闘したいの?なら兄様も呼ぶべきかしら」
5人が振り向くのと、サラがレスキューでエフラムを呼び出したのは同時だった。

エフラム「話はわかった。ロイの知人なら嘘はつかないだろう」
リリーナ「で、では?」
エフラム「いいだろう。こちらも仲間がいると安心だからな」
リリーナ「よろしくお願いします」
エフラム「こちらこそ。リリーナ氏も含めて俺も彼らと一緒に君達を守ろう」
ゴンザレス「よ、よろしく」
ガレット「あんたが噂のエフラムか。まあよろしく頼むぜ」
ボールス「同じ槍使いとしてよろしく頼む」
バース「では当分は我々は索敵と拠点探しをしましょう」
エフラム一行とリリーナ一行は共闘し、手頃な砦を探しはじめるのであった。

現在の参加チームリーダー エフラム、リリーナ。

脱落チーム モンスターチーム
次回に続く

次回の参加チームは早い者勝ちで2組まででお願いします。
389助けて!名無しさん!:2012/02/17(金) 02:47:56.80 ID:6w4ZPe8Q
じゃあアイク、ミスト、ワユ、イレース、エリンシアで
エリンシアは趣味だけど飛行系一体いるとバランスいいしな。
390助けて!名無しさん!:2012/02/17(金) 02:50:19.88 ID:2T+dc4MD
>>386
GJ!エフラム容赦ねえなw
間に合ったら ヒーニアス ジョルジュ ウォルト ロナン ウィルの弓兵チームで
391助けて!名無しさん!:2012/02/17(金) 07:35:06.32 ID:YNFLMi8E
ルドルフ、トラバント、ガルザス、バアトル、グレイル

親父チーム
392助けて!名無しさん!:2012/02/17(金) 12:59:00.14 ID:johwlgSu
>次回の参加チームは早い者勝ちで2組まででお願いします。

2組までですぜ
393助けて!名無しさん!:2012/02/17(金) 17:01:14.88 ID:johwlgSu
恐怖!学校の七不思議!

階段に出没する十三段腹の怪人
三年生の教室を徘徊するゾンビ
男子更衣室の鏡に映る令嬢
弓道場の囲まれしもの
家庭科室の毒弁当魔
美術室の腐乱娘
男子トイレのいいおとこ

君は学園七不思議の正体をすべて解き明かす事ができるか?
394助けて!名無しさん!:2012/02/17(金) 17:23:28.13 ID:jv5StdaE
>>393
上から順に…

ヘクトル
リーフ(三年生お姉さんを狙う的な意味で)
プリシラ?
ヒーニアス
ララム
ティニー
ビラク

か?
395助けて!名無しさん!:2012/02/17(金) 17:32:01.50 ID:johwlgSu
三つ目はマジックミラーで男たちの肉体美を覗いてハァハァしてるリリーナですた
ちなみにヘクトルが階段にいたのは階段ランニングでダイエット中

あとの五人は解説するまでもなしw
396助けて!名無しさん!:2012/02/17(金) 22:22:54.99 ID:Tr3TQr/Z
>>395
>マジックミラーで男たちの肉体美を覗いてハァハァしてるリリーナですた
ベルン署のお巡りさん、こっちです。
397助けて!名無しさん!:2012/02/18(土) 00:00:23.38 ID:prxHLywc
いいネタが揃って嬉しいぜ。
ふと受験の季節だが紋章町の大学というネタが出てきた。

エリウッド「う〜ん、そろそろ進学か就職か、考えないと…大学は一応どこでも入れるとはいえ…」
エリウッドは、大学案内を読んだ。
どの大学もフリーダムアンドクレイジーなことにはかわりない。

エリウッド「理系ならやっぱりグラドなんだろうなあ」

パンフを読みはじめる。


グラド大学は創立数百年を誇る大学です。特に魔物の生態と地震から天候の予測で目覚ましい成果をあげてます。未来の資源の有効利用と先を見通した研究に貴方も参加してみませんか?

グラド大学理事 リオン

エリウッド「若っ!僕と同じ年ぐらいじゃないか!エフラムが彼に勉強を頼りきりになるはずだよ」

さらにパンフレットを見ると、研究者の名簿の中に助教授としても名前がでている。よほど有能なのだろう。兄弟家に出入りするルーテでもこの若い理事にはかなわないのではないか?そんな感想をエリウッドは持った。

エリウッド「いい大学なんだろうけど、僕はどちらかいえば文系だしなあ…」

そういって次のパンフレットを読み始めた。



とりあえず浮かんだネタはこれだけだけど、他にどんな大学があるんだろう?
398助けて!名無しさん!:2012/02/18(土) 00:37:40.37 ID:ku4wB3KB
>>397
グラドに大学があったらっていう着眼点が面白いね!
他にあるとしたら

グランベル大学…政治経済学部
ナバタ大学…考古学部
バレンシア大学…農学部
オスティア大学…体育学部
ロプト大学…保育学部
カダイン大学…教育学部
フリージ大学…漫画学部

とか?
399ojの日記:2012/02/18(土) 11:26:07.34 ID:II8xXEhc
2月某日
ここ数日の記憶が無い。
というより何日か寝ていたようだ。
という訳で思い出しながら書いてみる。
そう確か……2月14日。そこを最後に記憶が途切れている。
確かあの日は……
まず早朝、リリーナ様がダンベル型チョコ(プロテイン入り)を配られた。
その後登校する最中ウェンディさんに話しかけられた所でまずスーさんが来たので妨害に入る。
馬乳酒入りチョコを奪取したらキラーボウが飛んできた。
竜の盾と女神の像万歳。
続いて飛んできたシャニーさんは、さっきの事を教訓に担いで付近にいたボールスさんに引き渡した。
ものすごい眼で睨まれた。
学校近くの路地で先だって机や下駄箱、ロッカーのチョコを回収していたアストールさんが重みで潰されていた。
あれは百や千では効かないだろう。
教室に入ると同時にソフィーヤさんの手のチョコを転んだ振りをして叩き落とす。
涙目になったソフィーヤさんを見て、ブツクサ言いながら割れたチョコを喰ったレイは本当に歪みが無いと思う。
昼休みにマシューさんからギネヴィア先生のチョコを奪取したと連絡が入る。
(一名除いて)同級生の邪魔だけで心労は溜まるので、前の担任と違いちゃんとした大人の女性で頼りになる恩師の邪魔までせずにすんだのは正直有り難い。
そして五時限目、ようやく登校してきたラスボスの相手をする、今まで念入りに制作していたチョコ色の何かを携えて……
そう、そこで、ウェンディさんと二人でロイさんから引き剥がし、捨てても何か起きそうなので、曲がりなりにもアレに耐性の有る俺が奪って喰った。
その後……確か何時もより強烈な味に死の予感を覚え、何故か突然とても愛おしく思え始めたララムさんに、ウェンディさんの前で 愛 の 告 白 を
後で聞いた話だとリリーナ様のチョコはミュルグレとマルテに粉砕されたらしい……
色々と……誰か夢だと言ってくれ……
400助けて!名無しさん!:2012/02/18(土) 11:26:45.78 ID:II8xXEhc
おまけ
ウェンディ「……やっぱり……迷惑……よね」
落ち込んだ気分のまま手の中のピンクの包み紙の箱を見つめる。
昼間見た告白が思い出され知らずに涙が出てきた。
捨ててしまおう。そう思っていると後ろから声をかけられた。
バース「どうかしたのか?」
ウェンディ「バ、バースさん。何故ここに」
バース「いつも懸命なお前が上の空になっていれば気にもなる。
……渡せなかったのか?」
ウェンディ「……はい……」
バース「そうか。誰か知らんが、随分と高望みが過ぎる男だったんだな」
ウェンディ「え……それって……」
バース「訓練をしていたら腹が減ってな。要らんなら貰って良いか?」
ウェンディ「はい…私ので良ければ」
バース「問題は無い」
401助けて!名無しさん!:2012/02/18(土) 11:59:28.48 ID:iYCXmMtu
乙!
ojとウェンディは泣いていい
402助けて!名無しさん!:2012/02/18(土) 12:33:31.79 ID:cmQJgUPs
>>399ー400
>捨てても何か起きそう
何が起きるんだよw

>何故か突然とても愛おしく思え始めた
1.ララムが惚れ薬入手、混入
2.調理中(合成中?)に偶然出来た
3.オージェの防衛本能が働いた
……とか色々想像できた

オージェもセティやクレインに負けないくらい苦労してると思う
ララム的な意味で
フラグも折れたみたいだし
GJ!
403助けて!名無しさん!:2012/02/18(土) 14:09:31.25 ID:HAMiHIGg
原作ではオージェはララムの兄じゃないか?っていうニュアンスあるよね。そういうの挙げ出したらキリないけどさ

プリシラ「では兄だと発覚した折には是非ともララムさんをAKJに」
404助けて!名無しさん!:2012/02/18(土) 14:44:39.58 ID:QuY9EtuD
セティ「オージェ。君も私達の仲間だ」
レイヴァン「来たくなったら来い。俺達はいつでもお前を歓迎する」
クレイン「仲間が増えることに喜びを感じるのは気のせいかな…」

3人がオージェを誘ってます
405助けて!名無しさん!:2012/02/18(土) 14:52:42.41 ID:XHVP6aBU
ウェンディ「……その仲間入りは無しの方向で。フラグは何度でも蘇りますので」
406最低!エロ本争奪戦:2012/02/18(土) 21:20:45.64 ID:FaBpdyec
ちょっと猥談的なもの書いてみた

エリウッド「こ、これは・・・誰もいないな。家で読ませてもらうか。卑猥なものなんかじゃない、これは保健体育の延長だ」つエロ本

ミカヤ「おかえりなさーい。動きが少し妙なのは気のせいかしら?(あらあら。何だかんだでお年頃ね〜♪)」
エリウッド「気のせいだよ、気のせい(ふう、バレると色々と面倒だからね)」

エリウッド「よし、それじゃあ開いてみるか」
ヘクトル「おい、エリウッド」
エリウッド「ヘ、ヘクトル!?いつの間に!」
ヘクトル「ほう・・・中々良いもの持ってるじゃねえか、見せろよ」
エリウッド「読むのは僕が先だ!言っておくがバラすと君にも被害は出るぞ」
ヘクトル「いーや!俺が先だね!俺も興味あるんだよ!」
エリウッド「拾ったのは僕だし僕にも興味はある!ピザでも食べてなよ」
ヘクトル「ピザは関係ねえ!エロウッドが!」
ロイ「兄さ・・・あれは!よし、ここは・・・」
ヘクトル「おい、ロイ。何してんだ?」
エリウッド「これは君にはまだ早いんだ」
ロイ「兄さん達こそ。エリウッド兄さんは胃痛起こすだろうしヘクトル兄さんはピザを食べてれば良いんだ」
エリウッド「悪いけど純粋に興味があるんだよ」
ヘクトル「俺もだ。ガキは引っ込んでろ」
ロイ「兄さん達こそ18歳を過ぎてないじゃないか!」
エリウッド「そ、それは!」
ヘクトル「リーフはどうなる?アイツだって俺達より年下だろ」
ロイ「だったら僕にも読む権利はあるはずだ!」
ヘクトル「お前はリーフよりガキだろうが!」
エリウッド「全くだ。子供が出る幕じゃないんだよ」
ロイ「兄さん達こそ子供じゃないか!」
エリウッド「いいや、大人だ。そうでなくとも子供と大人の中間・・・そこ、何をしている」
マルス「チッ、バレたか」
ヘクトル「ドサマギで上手く行くと思うなよ」
ロイ「これは兄さんには関係ないものさ」
マルス「哀れですねえ・・・。ガールフレンドがいない人達は・・・」
エリウッド「じゃあ何故君はそれを欲しがってるんだ?」
ヘクトル「シーダがいるじゃねーか」
マルス「近い将来のための勉強に決まってるじゃないですか」
ロイ「何だかんだで自分が読みたいだけじゃないか!」
マルス「少なくとも今の君や兄さん達が読むよりは役に立つさ。それにそれ以上のことも予定してー!」
エリウッド「うわあ・・・すでに自分の良いようにする気とはねえ」
ヘクトル「ああ、さすが腹黒鬼畜王子だ」
ロイ「まさにけだものだね・・・」
マルス「そんな目で見るな!あれは言葉のアヤで・・・」
407最低!エロ本争奪戦:2012/02/18(土) 21:21:32.85 ID:FaBpdyec
エフラム「お前達、何をしている?それにこれは・・・」
エリウッド「何だロリコンか。引っ込んでてくれよ」
ヘクトル「小学生と中学生は出ないからロリコンはさっさと出て行きやがれ」
マルス「そうですよ。ロリコンはょぅι``ょと遊んでれば良いんですよ」
ロイ「そうだよ。ロリコン兄さんには関係ない事だから幼稚園に行ってなよ」
エフラム「俺はロリコンじゃない!幼女を守りたいだけだ」
ロイ「なら出て行きなよ。ロリコン兄さんの大好きな幼女が待ってるよ?」
エフラム「なら出て行ってやる。だがコイツは俺が貰う!」
ヘクトル「何だと!?ふざけるなロリペド野郎!」
エリウッド「この聖典は僕の物だ!」
マルス「違う!聖書を読むのは僕だ!」
ロイ「いいや、僕だ!」
エフラム「潔く俺に譲れ!」
リーフ「何をしているかと思えばたかが一冊にこんな執念を懸けてるなんて・・・」
ヘクトル「来たな葉っぱ!」
マルス「エロの権化が来るとは・・・!」
リーフ「良いかい?そもそも拾ったエロ本で争うのが間違いなんだ。
エロを求めるなら自分の財産を賭けるくらいの覚悟を・・・アッー!コノヒトデナシー!!」
ロイ「レスキューされたか・・・」
エリウッド「無理をするからこうなるんだ」



セリス「そろそろお団子が焼けそうだね」
エリンシア「ちょっと遅いけどどんど焼きですわ」
エイリーク「焚き木もかねてますがね」
セリス「ミカヤ姉さんと兄さん達を呼んでくるね!」
エリンシア「シグルド兄様とアイクは仕事で2人欠けますね」
セリカ「兄さん達の分は取っておきましょう」
エリンシア「そうですわね」
アルム「美味しそうに焼けてきたなぁ・・・」
408最低!エロ本争奪戦:2012/02/18(土) 21:23:35.94 ID:FaBpdyec
再び家内

エフラム「このままではラチがあかん」
ヘクトル「なら勝負と行こうじゃねえか・・・」つアルマーズ
エフラム「良いだろう。俺達には最も向いた方法だ」つジークムント
エリウッド「これは譲れない!」つスレンドスピア改
ロイ「絶対勝つ!」つ封印の剣
マルス「勝者は僕さ!」つファルシオン
一同「「この戦い・・・勝つのは僕(俺)だ!!!」」
ワーワーギャーギャードタドタ
エフラム「さすがになかなか出来るなっ!」
エリウッド「本物の神将器を使えばこの程度は!」
マルス「さすがにデブ剣は使わないか!」
ヘクトル「いい加減に諦めやがれ!」
ロイ「兄さん達こそ!」
一同「「くたばりやがれっ!!」」
バリーン!ドゴオオオオオオオ!!ヒュウウウウウウ
ヘクトル「ヒュウウウウウウ?」
ロイ「ああっ!聖典が!」
マルス「くそっ!絶対に渡すか!」
エリウッド「そうは行くか!」
エフラム「待てっ!死にたくなければ今は止せ!」
ヘクトル「あぁ?ゲッ!!」

ヒュウウウウウウ
エイリーク「?」パシ
セリカ「何それ?」
エリンシア「あらあら」
セリス「兄さん達はこれが原因でケンカしてたみたいだけど。あれ?アルム兄さん何で目隠しするの?」
アルム「セリス。世の中には知らない方が良いこともあるんだ」
セリス「???」
エイリーク「これはキツイお仕置きが必要ですね・・・うふふふふふふふ」ベリベリベリ
アルム「ああ、本が燃えていく・・・」
セリス「何で本で怒るの?」
ミカヤ「ちょっと危ない本だからよ」
セリカ「よりによって巨乳ばっかり・・・!」
ミカヤ「あらら、あの子達も気の毒ねえ」
409最低!エロ本争奪戦:2012/02/18(土) 21:24:36.18 ID:FaBpdyec
ロイ「ああ・・・!聖典がああああああ!!」
エフラム「今は逃げるぞ!胸の事で怒ったエイリークは止められん!」
マルス「あんなものを抉れた胸のエイリーク姉さんが見たからには・・・アッー!助けてシーダアアアアアアア!!」
ロイ「ああっ!マルス兄さんが一瞬で血だるまに!」
エフラム「待て、エイリーク!俺は胸の大きさにはあまりこだわりはない。例えお前が無乳でも・・・」
エイリーク「うふふふふふふ・・・無乳?Aはありますよ。そして私は巨乳を許しません!!」
エフラム「言ってることが無茶苦茶アッー!助けてエイリーク!」
ヘクトル「エフラムゥゥゥゥ!」
ロイ「マルス兄さんとエフラム兄さんが一瞬で・・・!」
エリウッド「彼らの犠牲を無駄にするな!」
ロイ「逃げないと・・・!」
セリカ「逃がさない・・・!」
エリウッド「どいてくれ!セリカ」
ヘクトル「今は命が惜しいんだよ!」
セリカ「やっぱりみんな巨乳が良いのね・・・!許さない!!」つライナロック
エイリーク「私も入れてくださいセリカ。二人でやりましょう・・・」
ロイ「そういえばセリカ姉さんも貧に・・・アッー!」

エリウッド「ハア・・・ハア・・・逃げ切れたのは僕達だけか」
ヘクトル「とりあえず一息つこ・・・」
ファリナ「聞いたわよ・・・アンタ達のこと」
フロリーナ「ヘクトル様のバカ・・・」
フィオーラ「許せませんね・・・」
ニニアン「ユリウスと同じ目に合わせて差し上げましょう・・・!」
一同「「お仕置きです!!」」トライアングルアタック(つらぬきの槍×2+ホースキラー)+氷のブレス
エリ・ヘク「アッー!コノヒトデナシー!!」
エイリーク「こっちは既に終わったようですね・・・」
ターナ「あら。エイリーク、どうしたの?」
エイリーク「ターナ・・・貴女という人は!」
ターナ「あのー、エイリーク?なんか凄く怖いんだけど・・・」
エイリーク「貴女はこんなに胸が大きいのに私は努力しても大きくならない。正直羨ましいですよ・・・!」
ターナ「エイリーク、痛い!力入れすぎだって!そもそも胸が大きくたって得なんてないわよ!」
エイリーク「なら小さくて苦しんでる者の辛さを貴女に教えてあげましょう・・・!」
ターナ「ちょっ、イヤアアアアアアアッー!」
(以下自主規制)

かくしてひとつの争いは終わった。
一冊のエロ本に全てを懸けた兄弟達の戦闘は数人の貧乳女性を激怒させ、
そして数人の巨乳女性の犠牲と共にはかなくも消えた。

戦い途上において傷つき倒れた者・・・エリウッド、ヘクトル、エフラム、マルス、ロイ
エイリークの被害に遭った女性達・・・ターナ、シグルーン、ララム、ナターシャ、アルテナ、ミレディ、その他多数

おしまい
410助けて!名無しさん!:2012/02/18(土) 22:32:54.72 ID:2pPK+z2/
長文ご苦労様。
アイクの影すら見えないのは流石だと、変な方にも感心したw
411助けて!名無しさん!:2012/02/19(日) 03:22:13.56 ID:DYvN+ZKm
>>409
たまにはこういうネタもいいね。みんな年頃の男の子なんだし。こういうこともあるのかな…?

エリウッドとロイが必死になってるのは普段のキャラから想像しにくいけどwなんか二人ともムッツリなイメージがあるな。
412助けて!名無しさん!:2012/02/19(日) 03:27:46.35 ID:rAPfrT0E
エロイとエロウッド
そらまあこの二人も聖人君子じゃないんですしエロい事に興味くらいあるさw
413助けて!名無しさん!:2012/02/19(日) 10:37:52.88 ID:eABT3fd9
シグルド「……」
414助けて!名無しさん!:2012/02/19(日) 11:07:23.37 ID:7B67S7cM
>>412
ロイの部屋のエロ本はストーカーの検閲により幼馴染モノに偏ってそうだ
リーフは普通にお姉さん系の本をベッドの下に隠してそうだけど定期的に没収&BL本に差し替えられてるんじゃないかね
415助けて!名無しさん!:2012/02/19(日) 12:05:29.93 ID:eABT3fd9
>>414
リーフ「はっはっはっはっはー!僕がそんな所に隠してる訳ないじゃないかァ!
    そんな初歩的な間違いはもう犯さないよ。プロはもっと予想できない所に隠すのさ!」
マルス「誰もまさか天井裏に隠すとは思わないしね!」
リーフ「…………(#^ω^)」
マルス「…うっかり侍」
416助けて!名無しさん!:2012/02/19(日) 21:44:00.84 ID:15juWpWy
>>406
GJ!
面白かった!
みんなお年頃なんだねw
兄弟中心でワイワイしてるネタ久しぶりですごく嬉しい
417助けて!名無しさん!:2012/02/20(月) 00:24:04.13 ID:te/noiD2
ユアン「ん?全年齢コミックだよこれ」つToLove〇
ロス「おい早く貸せよ」
418助けて!名無しさん!:2012/02/20(月) 09:54:28.72 ID:0AL99dJ/
リーフが胃(喉?)の中にエロ本を隠すという謎電波を受信した
419助けて!名無しさん!:2012/02/20(月) 11:01:09.14 ID:bMPOcdy8
リン 「男子サイテー」
ミカヤ「まあまあ、健全な男の子なんだから当然よ」
リン 「でもアイク兄さんは全然こんなことに興味無いわよね」
ミカヤ「アイクは異常っていうか…健全かどうかって言ったら誰よりも健全に男らしいはずなんだけどね」
リン 「なんかアイク兄さんって嫌な男らしさは全然持ってないわよね。筋肉ムキムキだけど暑苦しくないし、
    清潔な感じがするというか、ムサくない。ヘクトルとの印象の差がこのへんにあるような」
ミカヤ「なんかそう言われると男らしいと言うよりも宝塚の男役みたいなテライケメンな
    性質を持った女性みたいと言えるかもしれない。男らしさをいいとこ取りしたみたいな」
リン 「じゃあそもそもアイク兄さんが女だったら…」
ミカヤ「蒼炎アイクをさらに細くして髪を伸ばした感じね。邪魔にならないようにポニーテールで束ねてるかしら」

アイ子「わかっている。私は約束を違えん」
アイ子「見守ってくれないか?頼む」

リン 「宝塚ね」
ミカヤ「宝塚だわ。タニスさんを連想したわ」
リン 「ある意味全然違和感無いっていう」
ミカヤ「まあ男でも女でもアイクはアイクだったってことね。他の子はどうかしら?」
リン 「えー、リー子とか?」
ミカヤ「小動物系のかよわい小柄な子っぽそうよね」

リー子「イケメンのお兄さーん!!」
リー子「ミラ男、好きよ。ナン太、好きよ。あ、でもイケメン見ーっけ!!お兄さーん!!!」

リン 「ビッチじゃない!」
ミカヤ「まあ、イケメン追いかけるのが趣味なだけで最終的に身近な子に落ち着くかもね」
リン 「エフラム兄さんはどうだろう」
ミカヤ「危険な香りが…ってかそれだと私もアウトか」

エフ美「ミル男はかわいいな。でも男の子だからしっかりするんだぞ。ニル子姉さんを守れるようにならなきゃな」

ミカヤ「あれ…?まとも…」
リン 「幼女と青年だからヤバいのね」
ミカヤ「マル恵は」
リン 「多分私にとって不快な想像にしかならないからやめとく」
ミカヤ「ヘク美はどうかしら」
リン 「ヘクトルが女子とか一番想像がつかないんだけど」
ミカヤ「私はリンみたいかなと思ってたけど。性格も似てるしおっぱい大きそうだし」
リン 「何それ!じゃあ私の男版はメタボのヘクトルって言いたいの?!」
ミカヤ「いやそういうわけじゃ」
リン 「やだ!マル恵『リン太兄さんそのお腹どうにかした方がいいわよ(・∀・)』とか想像したくなかったのに!」
ミカヤ「そういう不快な想像だったんだ…」

性転換紋章町楽しいかもね
420助けて!名無しさん!:2012/02/20(月) 15:36:38.84 ID:0MwqA2jL
>>419
ルーテ「優秀な私の出番ですね」
421助けて!名無しさん!:2012/02/20(月) 15:47:56.61 ID:it4DO9Rx
>>419
アルム「セリカ・・・」
セリカ「アルム・・・」

ミカヤ「この二人は性別とか関係なく変わらないわね」
422助けて!名無しさん!:2012/02/20(月) 22:19:26.73 ID:EfKYuicN
セリス「みんなー、何の話し? 僕も混ぜてよー」
423助けて!名無しさん!:2012/02/21(火) 00:25:21.75 ID:AqiEByv5
性別:セリス
男女逆転には関係ないですね。ああ、ラナオウが本当にラオウになっちゃうのか
ゲーム開始直後、多くのチームは町中を動き回っていたが、例外もいる。
全員が弓兵であるチームはその一つである。リーダーヒーニアスの指示で砦に篭っていた。
ウォルト「ヒーニアスさん、指示通り砦の周囲に罠を設置しました」
ヒーニアス「うむ、ご苦労。そこにいれた紅茶でも飲んで休みたまえ」
普段はエイリークのストーカー行為に必死な印象のある彼だが、実はいい人である。
普段の印象が印象のため策謀家としての一面はあまり目立たないが、今日は違った。
ヒーニアス(我々弓兵が接近されたら役立たずなのは認めよう。なら、近づけさせなければいい)
チームの全員に遮蔽物の少ない広い草原に罠を設置させ、砦で待ち伏せをする。
万が一接近を許したとしても唯一接近戦もできるヨファに弩を持たせる。
これこそが勝つための弓兵の戦いであるとヒーニアスは確信していた。
ウィル「魔法対策に魔力の高いロナン、接近にはヨファか。万全だな」
ロナン「しかも全方位にアーチも設置し、秘密兵器もある。さすがだ」
ヒーニアス「ふん、私だけではなくジョルジュ氏もいたからな」
ジョルジュ「気にするな、俺はまな弟子の成長を見たいだけだ」
5人が優雅に紅茶を飲んで雑談していると部屋にけたたましい鈴の音が鳴り響きはじめた。
ヒーニアス「む、誰かが罠の地点まで近づいてきたようだな」
罠の更に手前に設置されていたワイヤーで敵の接近を知らせる。
それを探知した直後に5人はアーチへと向かいはじめる。
先程までと打って変わって真剣な眼差しの狙撃手へと変貌していた。

ヒーニアス「さて、接近してきたのは誰だ?」
アーチに併設されている望遠鏡を覗き込むヒーニアス。徐々に近づいてくる男にヒーニアスは震え出した。
ヒーニアス「ふ、ふふ…エフラムの奴が来るとは私はついているようだ」
早速エフラムのいる方位へとアーチの射撃を指示しようとしたヒーニアス、
だがそれは慌てたウォルトやヨファの声で掻き消されることになる。
ウォルト「げっ、リリーナ様!?」
ヨファ「ちょ、ちょっと。子供達がいるよ!?」
ヒーニアス「なんだと?」
ジョルジュ「どうするヒーニアス殿。あれではエフラム殿だけを狙うのは難しいが?」
ヒーニアス「ぐっ…エフラムだけを倒すにはどうしたものか」
ジョルジュ「一番簡単なのは大将同士の一騎打ちだな。負けた方のチームが全滅だ」
ヒーニアス「…わかった。全員に命令だ」
リリーナ「あら、このお茶おいしいわね」
ミルラ「はい、このお菓子もおいしいです」
チキ「おかわりちょうだい」
ファ「ファもー」
サラ「…こんなのんびりしてていいのかしら?」
砦内部ではヒーニアスが事前に準備していた紅茶と茶菓子が振る舞われていた。
ヨファ(ねえねえ、このお菓子と紅茶って…?)
ウォルト(たしかヒーニアスさんが睡眠薬を仕込んでいなかったか?)
ウィル(あ、それはまた別のだ。こっちのは俺達用に置いておいたやつだな)
大将達を差し置いて、少女達はアフタヌーンティーを満喫していた。

エフラム「もらった!」
ヒーニアス「甘い!」
エフラム「なっ!?」
一方こちらはエフラムとヒーニアスによる一騎打ちが行われていた。
実力こそヒーニアスはエフラムに及ばないが、それを策略と罠を駆使して補っていた。
ヒーニアス「罠の位置は全て把握している。今日こそ私に勝たせてもらう!」
エフラム「ぐっ…やるな。だが一騎打ちを申し込んでおいて卑怯だぞ!」
ヒーニアス「今の私には私を信じてくれた4人がいる。勝つためになら汚名など気にしない!」
エフラム(…普段の自信家なだけの奴じゃない…今日の奴は手強いな)
ヒーニアスの覚悟を悟ったエフラムは槍をにぎりしめる。
エフラム「行くぞ、ヒーニアス!俺も負けられん!」
掠るだけで動きが止まりかねない剛槍の突きを設置した罠で狂わせるヒーニアス。
直後に距離を取り直し、先端の部分に小石を詰めた火薬袋をつけた矢を射る。
避けた直後に矢の先端は破裂し、飛び散る石を全て槍の穂先や柄で叩き落とすエフラム。
直後にヒーニアスとの間合いを詰め、槍で貫こうとするが直前で足元がふらつく。
二人の戦いは一進一退を繰り返しながら、見るものを感動させる美しい戦いを演じていた。
しかし、その戦いもとある乱入者によって終わりを告げることとなる。
アイク「見事な戦いだ。エフラム、それにもう一人もやるな」
大会最有力候補、アイクの率いるチームが砦へと接近していたのである。
イレース「…あ、このお菓子おいしそうです。いただきます」
少女達の優雅なアフタヌーンティーを一人の侵入者が終わらせた。
ヨファ「う、うわぁぁ!?イレースさん!なんでここに!?」
ミスト「あれっ?ヨファじゃない」
ロナン「侵入された!?」
ワユ「よくわかんないけど皆風船つけてるなら敵よね?」
エリンシア「全部割らせてもらいます!」
イレースに続いて一斉に現れる乙女達。エフラム一行を招いた際に罠を解除したのがあだとなった。
サラ「と、とにかく逃げるわよ」
咄嗟にサラとリリーナがワープの杖でチキとファを外に逃がした。
意図を察したのかリリーナの護衛や弓兵組も団結して陣形を敷き、身構える。
リリーナ「さあ一旦逃げるわよ。あなたたちも早く!」
ミルラを送り、急いで残りの8人を送ろうとするリリーナとサラ。
しかし、8人はそれを拒み、リリーナとサラに逃げるように伝えた。
ゴンザレス「お、俺逃げたらリリーナ守れない」
ボールス「それに、我々が逃げたらせっかく持て成してくれた彼らを見殺しにする」
ガレット「ま、一宿一飯の恩ってやつだな」
バース「リリーナ様、ここはお任せください。我々が敗れてもあなたさえ無事なら負けではありませぬ」
リリーナ「…いやよ!私だけ残ったら誰が魔法を受けるのよ!?」
ロナン「魔法なら俺が代わりに受ければいい。こう見えても魔力には自信がある」
ジョルジュ「それに、彼らが残るなら俺が指揮をするしかないだろう」
ウォルト「リリーナ様、ロイ様と会えることを祈ってます」
ウィル「さあ早く逃げるんだ」
ヨファ「僕達は必ず勝って追い掛けるから早く!」
リリーナ「…ごめんなさい。皆さんありがとうございました」
そう言い残してリリーナはリワープで脱出した。今頃外にいた3人と合流して逃げ出しただろう。
サラ「…私も兄様とヒーニアスさんに伝えてくるわ」
そう言ってサラもリワープで部屋を離脱する。そして残された8人は部屋の出口を即座に塞ぐ。
守るべき者達のために、漢達は目の前にいる戦乙女達との戦いを始めるのだった…
サラ「兄様!聞いて、砦に敵が…っ!?」
リワープでエフラムのもとに駆け付けたサラは目の前の光景を見て理解する。
サラ(そうだわ…彼女達がいるってことは当たり前じゃない)
槍を構えたエフラムと弓を構えたヒーニアス。2人は動けずに目の前の男と対峙していた。
アイク「なかなかやるな。久々に本気でやり合える」
ヒーニアス「くっ…隙が見つからん」
エフラム「サラ!?いかん、お前は逃げろ!」
サラ「それどころじゃないわ!アイクさんの仲間に襲撃を受けてるのよ」
ヒーニアス「なに!?皆はどうしている?」
サラ「私達を逃がすために皆戦っているわ…」
ヒーニアス(…そうか。皆は守る道を選んだか)
エフラム「くっ…加勢に行きたいがこのままでは」
ヒーニアス「…逃げろエフラム。お前はアイク氏には勝てん」
エフラム「馬鹿言うな!貴様よりは戦え…」
いつものように挑発する口調で馬鹿にするヒーニアスに反論しようとしたエフラム、
だがそれはヒーニアスの表情を見て途中で言えなくなった。
ヒーニアス「わからないか。ここは私が引き受けるから逃げろと言っている」
エフラム「ヒーニアス…お前…俺達を守ろうとしてるのか」
ヒーニアス「何を勘違いしている。私はお前が私以外の奴に負けるのを見たくないだけだ」
エフラム「…わかった。だが負けるなよヒーニアス」
ヒーニアス「ふっ…別に奴を倒してしまっても構わんのだろう?」

サラのワープで消えるエフラム。直後にサラもリワープで逃げ、残された2人。
アイク「ほう…俺の相手はお前か。楽しませてもらうぞ」
ヒーニアス「…行くぞ!」
1人の弓兵が風船を失ったのはエフラム達が無事に逃げ出してからだった。
同時刻、砦内で8人の風船が割られたのも何かの運命だったのだろう。

生存チーム
エフラムチーム、リリーナチーム、アイクチーム
脱落チーム
ヒーニアスチーム、魔物チーム
428助けて!名無しさん!:2012/02/21(火) 00:41:10.84 ID:DH142ZIq
以上です。次回の希望チームは3組まででお願いします。
全員の希望を書けなくて申し訳ないです。リクエストはすごく嬉しいので感謝してます
429助けて!名無しさん!:2012/02/21(火) 00:44:52.72 ID:mol96gPE
乙です!ではリクエストいいでしょうか?

ナバール、シャナム、ルトガー、ヨシュア、ツイハークの剣士チームをお願いします!
430助けて!名無しさん!:2012/02/21(火) 00:51:48.95 ID:/khgtkv0
ビラク、レックス、キサ、アスベル、セネリオのうほっいいおとこ軍団を頼む
431助けて!名無しさん!:2012/02/21(火) 01:40:13.54 ID:AqiEByv5
GJ!かっこいいヒーニアスは久しぶりだな
リーフ ナンナ ミランダ セティ フィンのチームトラキアおねがいします
432助けて!名無しさん!:2012/02/21(火) 02:10:14.94 ID:a4bGmqfq
ラーラ・キャス・ラガルト・コーマ・サザの賊組
433助けて!名無しさん!:2012/02/21(火) 03:46:57.22 ID:RZVR2evl
GJ!漢達もアイクチームには敵わなかったか・・・
ところでヨファがいたら六人にならね?
434助けて!名無しさん!:2012/02/21(火) 18:22:48.81 ID:WWAdc+ZK
>>424-427
ヒーニアスがかっこいい…だと…?
いや、むしろ原作準拠と言った方がいいか。
GJ!

>>432
足手まといが二人程…いや、何でもない
435助けて!名無しさん!:2012/02/21(火) 22:40:49.37 ID:ahbUAfJ6
>>424-427
やはりアイクチームは強いな。それに、今後、どんどんチームが増えるから、どういう展開になるか楽しみです。
こちらも機会があれば、リクエストさせて頂きます。GJ!

では、『ママチャリの系譜』前回>>357-363の続きを投下します。
436ママチャリの系譜 第2章:2012/02/21(火) 22:42:56.53 ID:ahbUAfJ6
161.5

フュンフ♀「さてさて、今週もやって参りました、『ママチャリの系譜』あらすじ担当の竜王家使用人、
      背番号5番、スナイパー・フュンフ・トラキアモードでございまーす。
      今回の助っ人はこいつら! はいっ、1番2番3番、ゴーッ!!」
アインス 「では、第34回『ママチャリの系譜』本編の前に前回>>357-363のあらすじを報告……」
ツヴァイ 「ねえ、小腹が空きませんか? このレース終わったら、ラーメン食べに行きましょうっ!」
アインス 「とんこつ、味噌、醤油、いずれの店に……違ーうっ!!」
ドライ  「おお、ノリツッコミやな」
ツヴァイ 「流星軒のノリラーメン美味しいですよっ」
アインス 「そういう事を話したいのではない!
      あらすじを説明するつもりが食生活指針検討審議会になっているではないかっ!」
ドライ  「古来より……兵站を軽視して勝利した軍隊はあらへん!」
アインス 「む……正しい指摘ではあるが……」
ツヴァイ 「そうですよっ、おヴェントウは重要なんですよっ! だから、皆さんの分も作っておきましたっ!」
アインス 「何故、イタリー風なのだ? そして、何でさも自然に発音しているのだ!?
      更に、弁当があるのにラーメンを食しに行こうとしていたのかっ!?」
ドライ  「おお、気が利くやないか! 今日のヴェントウは何やろな〜?」
アインス 「ドライ殿も!?」
フュンフ♀「あ〜、ヴェントウいいな〜。このレース終わったら私にもヴェントウ頂戴ね」
アインス 「フュンフ殿まで!?」
フュンフ♀「んじゃ、一コント終わった所で、はい、前回>>357-363の状況っ!!」
アインス 「コントだったのか!?」

順位変動   マシン名          搭乗者             現ドライバー   単勝倍率
     1位:3 大万福丸          トリスタン&ラドネイ    トリスタン     17.0倍
     2位:4 シューティングスター   ラクチェ&シャナン     ラクチェ       1.9倍
6位→3位:6 ゴリアスティーノ田中   スカサハ&レイリア    スカサハ      15.6倍
3位→4位:9 ぱんださん号          アイラ&ティルテュ     アイラ         7.5倍
4位→5位:7 アリス・ムーン         ホリン&デイジー      ホリン        10.8倍
5位→6位:1 やらないか         アゼル&レックス     レックス       9.2倍
     7位:8 トラキアエクスプレス   リーン&ハンニバル   ハンニバル     20.4倍
     8位:2 愛のパルちゃん号    ヨハン&ヨハルヴァ   ヨハルヴァ      14.3倍
     9位:5 ギルガメス            クロード&コープル   クロード      12.1倍

・トップ2台は山岳コースに入り、静かなトップ争い。首位を守るのはトリスタン。
・ティルテュが山岳コースに入ると同時にドライバーチェンジ、再びアイラがドライバーに。
・そして、後方ではスカサハが猛追。ウォーターバンクでシャナンが2周目に披露した絶技ファントムターンを
 完全再現し、5位レックスをオーバーテイク。
・そのまま山岳コースに突入したスカサハ、そのスピードを緩める事なく、4位ホリンを一気に射程圏内に捉える。
・ホリンはブロックで応戦するが、スカサハチームのコンビ技、ヤマトエラシコ七変化の前に敗れる。
・続く3位アイラもヤマトエラシコ七変化で追い抜こうとするが、アイラのスキル【見切り】に敗れる。
 ……と思われたが、スカサハチームはもう一発のエラシコ、ダブル・ヤマト・エラシコで
 アイラの【見切り】を貫き、3位に浮上した所で前回終了。

ツヴァイ 「ふぅ……一仕事して僕、疲れました」
ドライ  「せやな、はよ観客席に戻ろか」
アインス 「卿らは弁当が重要とか、ラーメンを食しに行くとかの部分で、実質的な仕事をしたのは私だっ!」
フュンフ♀「はいはい、落ち着きなさい。バカな事やってないで、さっさと本編に戻るわよ!」
アインス 「御意。出場者達の頭上にロプトウス神の恩寵あらん事を」
437ママチャリの系譜 第2章:2012/02/21(火) 22:44:54.62 ID:ahbUAfJ6
162

ノイン  「オフロードの厳しいコースを物ともしない超強力必殺技で強敵2人を打ち破ったゴールデンコンビ、
      スカサハ&レイリアペアとオレンジの暴走最終兵器、ゴリアスっ!!」
アイラ  「……確かに私の心眼は破られた。だが、それだけで勝ったと思われては困るっ!」
ティルテュ「そうだそうだ〜! いっけえ〜、アイラちゃん!」
ノイン  「おおっと、このままでは終わらない両チーム!! ぱんださん号、アイラ選手。
      抜かれた直後にスリップストリームの体勢に入るっ! 意地でも逃さないつもりだぁッ!!」
ホリン  「まだ俺達は負けた訳じゃないぞ!」
デイジー 「覚悟しなさいっ!!」
ノイン  「そして、後塵を拝してはいるものの、やはり地力では引けを取らない月の支配者、
      アリス・ムーンのルナティックヴォーパルバニー・ホリン選手も来ているぞっ!!」
スカサハ 「ハァ……ハァ……しぶといな…」
      (流石に二人とも疲れが見えるが……かと言ってこの坂では一気に振り切る程の
       瞬発力はもう出せない。さて……どうする?)
レイリア 「スカちゃん、このままでは追い付かれるわ。あたしも……」
スカサハ 「…どうやら、同じ事を考えてたみたいだな」
レイリア 「クスッ」(コクッ)

〜山岳コース登り〜
                   ギュイーーーーーーーンッ!!!!
ホリ             スカ────────────→
            アイ

ノイン  「ゴールデンコンビがアイコンタクト……そして、おおおおおおおおおおおおっ!?
      スーパー急加速!! これは……これは……これはぁあああああっ!?」
スカ・レイ「「愛と友情のツープラトン、必殺ツインエンジン走法っ!!」」
ノイン  「うおおお!? 1つのペダルに2つの足!! 2つのペダルに4つの足が添えられ、漕ぎ出す!
      この発想はなかったあ!! まさにコンビ必殺技!!」
アイラ  「何だと!?」
ホリン  「速いっ!!」
ティルテュ「ぶー! スカちゃんたちのバカ!」
デイジー 「もおおぉっ、本っっっ当にやんなっちゃうっ!!」
ノイン  「物凄いリンゲージパーセンテージだっ!! ゴールデンコンビの、これぞ合体技の真骨頂!
      ツインエンジンのスーパーアクセラレーターパワー!!」
セーラ  「こいつら次から次へと……どんだけ必殺技持ってるのよっ!?」
ドロシー 「て言うか、あれ支援効果付いて、お金の受け渡しができて、
      隣接したらハートマークで必殺攻撃とか出るんじゃないんですか?」
ノイン  「まあああさあああにいいい、コンビ必殺技ぁっ!! 新しい! 全く新しいスーパー必殺走法で
      坂を駆け上がり、ぱんださん号、アリス・ムーンを一気に突き放したぁぁぁッ!!
      黄金の4本の脚が、流星軒女将と月光亭大将の炎の追撃を打ち破るゥっ!!」
レイリア 「振り切ったわっ!」
スカサハ 「…あと2チームっ!!」

.          | 
■■■■     |      ┏━┓
■■■■     |      ┃給┃
■■■■     | ギュイーーーーーンッ!!!!
■■■■     |      ┃所┃
■■■■     |      ┗━┛
.          |
    スカ←─┘

ノイン  「そのまま、ナーガ神像給水ポイントを通過ッ! うおっ、ドリンクを取りません、
      スカサハ&レイリアペア! その権利すら放棄して、タイムロスを削る!」
エルフ  「もう前を追う事しか考えてませんね」
セーラ  「ちょっと、本当に行くんじゃないの、これッ!?」
ドロシー 「凄い勢いでトップとの差も縮まってますよっ!!」
438ママチャリの系譜 第2章:2012/02/21(火) 22:47:31.78 ID:ahbUAfJ6
163

ノイン  「飽くなき勝利への執念がこの猛追を成さしめているのか!? 内なる敵は最早無い!
      あるのは宿敵、トリスタン&ラドネイペアとラクチェ&シャナンペアの二つの壁ッ!!」
トリスタン「やはり来たのか。我が強敵(とも)ながら、天晴な奴だ」
ラドネイ 「お前、たまにはまともな事言うんだな」
トリスタン「ふっ、だが奴の健闘ぶりを見ていると、俺もおちゃらけてはいられんなっ!!」(キリッ!!)
シャナン 「おおっ、トリスタンが何やらシリアスな顔に変わったぞっ!?」
ラクチェ 「スーパー真面目モードねっ!」
ラドネイ 「最初っからそのモードで行かんかいっ!!」
ノイン  「何とぉっ! 強敵(とも)の頑張りに心を打たれたかっ!?
      トリスタン選手、伝家の宝刀、スーパー真面目モードっ!!
      お好み焼き大将の皮を被った問題児・トリスタン選手の必殺変身モードがここで火を吹くっ!!」
エルフ  「普段の彼からは想像も付かない、謎のトランス状態ですね」
ノイン  「このモードに突入した時、その口からは問題発言が一切なくなり、
      普段の彼を知っている者にとっては、身がよじれる程の常識人へと変貌するのである。
      但し、シスコ…妹への愛も通常の3倍に上昇。(ロドルバン談)」
セーラ  「要するに言動がまともになるだけでしょ?」
ドロシー 「そうなるだけでここまで言われる彼って一体…」
エルフ  「尚、このモードが終わるまでトリスタン選手は『トリス※』と表記されますわ」

ノイン  「さあ、参りましょう! 最強最後の戦いへ!! 最も近しく、最も強き、
      その強敵と書いて友と呼ぶ相手、そして、最大最強の超存在『妹』の元へ!!」
シャナン 「もう近いところまで来ているな」
ラクチェ 「くっ、スカサハなんかに負けてられないわっ!」
ノイン  「流星軒の熱き裸の大将と灼熱のカリスマダンサーが我々を高みへと連れて行ってくれます!!
      奇跡という名の最終決戦!! ナーガ神もとくとご照覧あれ!!」
ナーガ  「はい」
セーラ  「今、何か聞こえなかった?」
ドロシー 「えっ? 気のせいじゃないですか?」
ノイン  「ツインエンジン、フル稼働で下り坂を猛スピード降下のゴリアスっ!
      第1レースのアリオーン選手の八艘飛びも真っ青のマッハでの滑降劇っ!」
スカサハ 「待ってろよ、トリス、ラクチェっ!!」
レイリア 「あたし達は負けないわっ!」
ギュイーーーーーーーンッ!!!!
ノイン  「速い、速いぞ! これは速いっ!! 人とマシンの雪崩落とし! オレンジ流星……いや、
      オレンジ彗星のメテオフォールが紋章町を揺るがすぞ!! 区間ラップ更新は確実!!」
エルフ  「ツインエンジン&ノーブレーキですね。速いのも道理です」
ノイン  「ノンストップ・フルスピードで一気に坂を駆け下りるゴリアスの前を行く2台、
      追われる立場の大万福丸、シューティングスターは山岳コースも終わり……」
ラクチェ 「スカサハがあんだけ根性見せてるんだから、私だって…!!」

←ヘアピンカーブ
────────┘グオッ!!!!
         ←────ラク
            トリ
────────┐

ノイン  「おおっと、兄の猛追に火がついたかっ、ここで遂にラクチェ選手が前に出たぁっ!」
ラドネイ 「何だってッ!?」
トリス※ 「まだあれだけの力が残っていたのかッ!? だが……」
ノイン  「だが、目の前には難所としてはラストとなる、悪魔の棲むヘアピンがあるっ!!
      前門の虎後門の狼っ!! 狼が来るぞっ! おおっ、神よっ!!」
ラクチェ 「シャナン様、耐衝撃防御ッ!」
シャナン 「いつでもいいぞっ」」
ノイン  「ああっ、これは……この体勢はっ! 出るのか、必殺イナーシャルドリフトっ!?」
ラクチェ 「秘技! イナーシャルドリフトっ!!」
439ママチャリの系譜 第2章:2012/02/21(火) 22:48:57.12 ID:ahbUAfJ6
164

┌─ズザザザザザッ!!────────
│      / ̄ ̄ ̄ ̄ラク
│    /                 トリ
│  /  ┌───────────
│  \  └─────────┐
│    \      / ̄\        |
│      \_/      \      |
└─────────┐\    |
                    │. ↓   .|

ノイン  「出ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!
      剣聖オードの力を借りて、今、必殺のイナーシャルドリフトっ!!」
トリス※ 「おおおっ、これは凄いっ!!」
ラドネイ 「感心してる場合か! しかし、ここで決めてくるとは、流石はラクチェだ」
ノイン  「ん〜〜〜〜〜〜……っ!! グルービーっ!! こんな完璧なヘアピンクリア見た事無いっ!!
      パーフェクトヘアピンクリアっ、略してパーピンっ!! パーピンゴールドバーグ!!」
セーラ  「決まったわね。あのFUNDOSHIコンビでもこれ以上の事は出来ないでしょ」
ドロシー 「やはりトップの壁は大きかったですか…」
ノイン  「これは決まったかぁっ!? シューティングスター、流星ウェイトレス・ラクチェ、
      最後の最後で大技炸裂っ! さしもの人間大砲ゴリアスもこれには届かないかっ!?
      続いて、スーパー真面目モードのトリスタン選手がヘアピンの悪魔と対峙するッ!!」
ラドネイ 「トリスっ、ヘアピン接近! 緊急減速!!」
トリス※ 「OK!」
キキーーーッ!!
ノイン  「ああっ、左右のブレーキングに不均衡が生じたか!! リアが流れるっ!!
      そのままヘアピンに突入だぁあッ!! クラッシュ万事休すっ!!」
ラドネイ 「いぃンだよっ!!」(グイッ!!)
ノイン  「おおっと、後部座席から身を乗り出して車体を絶妙なバランスに流すっ、鋼の女将ラドネイッ!!
      ドリフトの体勢に持って行くぞっ!!」

┌──────────────
│ズザザザザザザッ!!!!
│  ┌───トリ
│  |  ┌──────────
│  |  └─────────┐
│  │                      |
│  └──→                |
└─────────┐      |

ラクチェ 「ラドネイもやるじゃないっ!」
シャナン 「だが、戦いの帰趨(きすう)は決した、我々の勝利に揺らぎはない!」
ノイン  「これは見事なドリフトが出ました! ドリフトドリフタードリフテスト!
      ドリフターズもビックリの最上級を越えた最上級プレイ。まさに最上キュエスト!!」
エルフ  「名前みたいですわね、西条キュエスト」
ノイン  「謎のキノコ人ハーフ、西条キュエスト21歳! 好きなコントは志村後ろであります!」
エルフ  「わたくし、雷様が好きですわ」
ノイン  「しかし、このドライビングは光ります! まさに現代に甦る光る囲碁、
      首から下は真っ白けのサイであります!」
エルフ  「湯気祭りもびっくりですわね」
レイリア 「負けたとか思ってる?」
スカサハ 「いや全然。まだ終わってないだろ?」
ノイン  「さあ、そして、奇跡への道はなるか、ゴリアスっ! いよいよ山岳コースの出口が見えてきた!
      トリスタンマシン、大万福丸は、次のコーナーに差しかかる所!」
ラドネイ 「なっ!? 嘘だろ……コースの1/3以上離してたんだよ……?」
トリス※ 「本気のスカサハは、やっぱり恐ろしいな」
ラドネイ 「……だな」
440ママチャリの系譜 第2章:2012/02/21(火) 22:51:00.02 ID:ahbUAfJ6
165

ノイン  「フルスピードで坂を下りきったゴリアス!! だが、このスピードでは明らかにクラッシュだぞ!?
      前周回の悪夢が甦る金狼!!」
スカサハ 「未だ成功した事のない技だが、今の俺ならば……出来るっ!!」
レイリア 「そう、失敗を恐れていては、本選には行けないわっ!!」
スカサハ 「レイリア、振り落とされないように、しっかり捕まっとけっ!!」
レイリア 「了解よ!」(ギュッ!!)
スカサハ 「行くぞ、剣聖オード一族の誇る究極奥義……天舞ッ!!」

┌──────────────
│   ギュイーーーン!!
│  ______スカ
│ /    ┌──────────
..|/      .└─────────┐
┃                     |
┃ グオオオオオオッ!!   トリΣΣ(゚Д゚ ;)!!?
┗━━━━━━━━━┯━┓   |
                    │  ↓   |

ノイン  「なーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーにーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!?
      ウィリーの体勢から斜めにクッションゾーンに飛び上がり、
      そ  の  ま  ま  壁  走  り  っ  !  !  !  ?」
ドロシー 「うっそおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!?」
セーラ  「ありえねえええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!?」
トリ※・ラド「「なあッ!?」」
ノイン  「トリスタン&ラドネイペアの頭上をオレンジの暴走最終兵器がゆくーーーーーーーーーーッ!!
      これぞ、究極奥義!! 天を舞うが如き人間ロケット砲弾が空中オーバーテイク!!」
トリ※・ラド「「( ゚д゚)ポカーン……」」
ノイン  「スカサハ&レイリアペア、遂に2位に浮上っ!! 本選進出圏内に足を踏み入れたぁっ!!
      だが、これで満足する彼らではないっ、その視線の先に捉えるのは最後の壁、
      最大最強の戦闘妖精ラクチェ&シャナンペアのみっ!!」
スカサハ 「これで残るは……」
レイリア 「1チームっ!!」

───────────────┘ |   ..│
ラク              スカ←───┘   │
                        ギュイーーーンッ!!!!│
───────────────────┘

トリス※ 「……はっ!? まだだ、まだ終わらんぞっ!!」
ラドネイ 「…当たり前だっ!!」
ノイン  「しかし、不屈の精神を持つスーパー真面目トリスタンの牙はまだ抜かれてはいない!!
      ゴールデンコンビの背中を追って、ゴリアスに挑む! その意気や良し!!」
トリス※ 「待て、お前らっ!!」
レイリア 「追ってくるわよっ!」
スカサハ 「だがこっちの方が速いっ!!」
ノイン  「ああっ、だが、むしろ、その差は開く! オープン! オープンサラミ!
      サラミ味! うまいぜ棒! 256の棒の話が始まります!!」
エルフ  「ややスピードの落ちるドリフトの大万福丸と、
      完全スピード保持の壁走りのゴリアスティーノ田中との明暗が分かれた感じですね」
トリス※ 「くっ、更にツインエンジンか。アレに勝つには……ラドネイっ!」
ラドネイ 「……やるのか。いや、しかし……今のアンタなら」
ノイン  「リードを奪うのはむしろ、人間最終兵器ゴリアスティーノ田中!!
      そしてトップのシューティングスターとの差はグングン縮まってきているぞっ!!」
ラクチェ 「ちょっと何なの!? あのスピードはっ!?」
シャナン 「何て奴らだっ!! 二人でペダルを漕いでるぞっ!!」
441ママチャリの系譜 第2章:2012/02/21(火) 22:53:19.93 ID:ahbUAfJ6
166

─────グオオオオオッ!!!!─────────────────
    ラク←───────スカ           トリ

───────────────────────────

ノイン  「サーキットの夢は何色チェイサー、略して夢色チェイサーは、
      シューティングスターをチェイスHQだ!! ゴリアス速い!
      そして、体育館裏ストレートの中ほどで遂に、遂に、遂に!! トップに追いついたぁっ!!」
セーラ  「本当に来ちゃったわよ…」
ドロシー 「信じられません…」
ノイン  「超高速の兄妹対決っ!! これまでの最高区間ラップを全て塗り替えたゴリアスが、
      最速の称号を引っさげてシューティングスターに挑みかかるっ!!」
シャナン 「まさかここまで来るとはな…」
ラクチェ 「でもね、せっかく来てくれて悪いんだけど、トップは譲らないわよっ!!」
レイリア 「あら、みんなそう言って前を譲ってくれたわよ?」
スカサハ 「ここまで来たら…勝つッ!!」
ノイン  「最強ソードマスターコンビVSゴールデンコンビ!! 勝つのはどっちだ!? どっちが勝つんだっ!?
      カツ丼は手摩地雄食堂! 思わず涎が出そうになりますっ、味噌汁おしんこ付き65Gっ!!」
デマジオ 「けだものはお断りだぜ、ウチは清く正しく美しい店なんだからな!」
エルフ  「協賛ありがとうございますわ」
セーラ  「いろいろ突っ込みたいけど、まず、あの店主がけだも……」
ドロシー 「セーラさん、人を外見で判断しちゃダメですよ!」

┌─────────┘    └─────
│                      ハン──→

│    □□□□□□□   ...┌─────
│    □ウォーターバンク□     |
│    □□□□□□□      |
│     クロ             |
│             ヨハ     |
└────────────┘

ヨハン  「悩ましい……愛しきラクチェを応援しようか……
      それとも、熱き友情で結ばれた親友スカサハを応援しようか……」
ヨハルヴァ「いつの間にかスカサハが親友にされてる……気の毒に」
コープル 「平和ですねえ、クロード様」
クロード 「ええ、激しいトップ争いが嘘のようです」
ノイン  「こうなってくると、最後尾グループはだるだるです。もはや巡航スピードもピクニック速度と
      言わざるを得ません。見ざる聞かざるファンデルサール」
エルフ  「パルちゃん号がクラッシュ中に最下位に落ちていますわね」
ハンニバル「ふぅ……3回目の登山は流石に堪えるのう」
リーン  「お父さん、あとちょっとだから、頑張って完走しようね」
ノイン  「特に、山岳コースに入った7位トラキアエクスプレスに至っては、
      完全なるピクニック・サイクリングスピード! パパと娘の楽しいピクニックになっております!」
エルフ  「見た目は覆面マントの変態が、いたいけな少女を誘拐して、山へ逃走している感じですわね」
レックス 「よし、後続車が追いついて来る気配ナシ! アゼルに『とつげき』っ!!」
アゼル  「必殺ボルガノンッ!!」
ゴオオオオオオオオオオ……!!!!
レックス 「アーーーーーーーーーーーッ!!」
セーラ  「オイッ、レース中にパートナーに襲いかかるなよっ!!」
ドロシー 「あの人の真価は待ち伏せでしょうに……」
ノイン  「6位やらないか号は内乱が勃発! レックス選手がアゼル選手の貞操を制圧しようとしましたが、
      逆に燃やされて戦闘不能に陥った為、ここで再ドライバーチェンジ。しかし、勝負を諦めたのか、
      後続のチームはスピードがガタ落ちですので、さほど傷口は深くない!」
エルフ  「レックス選手の傷口は深いですけどね」
搭乗者交代 レックス→アゼル
続く
442助けて!名無しさん!:2012/02/21(火) 23:51:38.39 ID:vXrPJPuG
>>436ー441
投下乙そしてGJ!
流星軒ズの爆走見てて思ったんだが、こいつらの出前めっちゃ速そうだなw
443助けて!名無しさん!:2012/02/22(水) 14:51:32.42 ID:mFofY0V7
http://www.geocities.co.jp/Athlete-Crete/2377/s.05.mmj.top4.w.biceps.jpg
エリンシア様とリリーナ様にプレゼントします
444助けて!名無しさん!:2012/02/23(木) 02:32:18.93 ID:x7MXZv1A
シグルド「参ったな4月19日にクロムが帰って来るんだが、アイツの部屋が無い。困ったな」
アイク「仕方が無い。俺が4月19日までに部屋を増築するよ」
リン「よりいっそうにぎやかになりそうね」
445助けて!名無しさん!:2012/02/23(木) 03:11:59.88 ID:mrBfmzAF
そういや新作あるんだったな
446助けて!名無しさん!:2012/02/23(木) 04:14:14.54 ID:CPpE5pFI
追加コンテンツ(要はDLC)で過去キャラとの絡みというか従来ファンへのサービスもあるらしいんで楽しみだ
発売すぐは無料らしいから事前情報をとらない人もこの件に関しては多少はチェックしたほうがいいと思うよ
447助けて!名無しさん!:2012/02/23(木) 05:16:12.78 ID:nxmLo7wh
アルム「過去キャラとの絡み…セリカ!ついに僕達も新ハードで復活だね!?」
セリカ「なんだか嬉しいわ、アルム!」
アルム「セリカ…」
セリカ「アルム…」
シグルド「KINSHINは(ry」


ビラク「過去キャラとの"絡み"なんて素敵だよね、へ~っきゅん♪」
ヘクトル「う、うわあああぁぁ!来るんじゃねえええぇぇ!」

ロイ「もしかしたら僕のスマブラ復活もありえるんじゃ!?」
マルス「'`,、('∀`) '`,、 ロイww馬鹿も休み休みいいたまえよ'`,、('∀`) '`,、」
448助けて!名無しさん!:2012/02/23(木) 16:10:28.68 ID:Czl7xd7x
>>446
サービスはサービスでも、ファンサービスになりそうな悪寒ガガガ
449助けて!名無しさん!:2012/02/23(木) 18:15:02.76 ID:pBfMYS2m
テリウスを旅立ったアイクがラグネルかエタルド持って敵で出てきたら軽く絶望できるな
スリープ効くなら余裕だけど
450助けて!名無しさん!:2012/02/23(木) 18:38:41.63 ID:x7MXZv1A
>>449
ゲーム中はラグネル・エタルド共にサナキに返却してると
思うが、本当にアイクがやってくるなら面白そうだw
アイク「クロムとの真剣勝負楽しめそうだな!」
451助けて!名無しさん!:2012/02/23(木) 20:05:00.62 ID:f6MOCuUm
この小説を読む前に>>55の注意書きを参照してください。
>>311-314の続きです。
その日。私はオスティア市を訪れていた。
オスティアは関東地方の工業地帯ベルンのベッドタウンとして閑静な住宅街が立ち並ぶ静かな街だ。
同時に古来よりの歴史的建造物が数多く残されており古代と現代とか入り混じった古い町並みを現代に残している。
駅からタクシーに乗りこんだ私は車窓から流れ行く景色を見つめながら同時に時が有限である事を呪わしく思ったものだ。
私にもっと時間があれば無粋な車などではなく、私はゆったりと時間をかけてこの街を自分の脚で歩く事ができただろう。
古い蔵や築百年は超えていそうな木造家屋を見かけるたびにその思いは強くなった。

やがて私を乗せたタクシーは住宅街の外れ…やや閑散とした雑木林沿いの道路を抜けて古い門を構えた大きな屋敷の前に辿り着いた。
料金を支払い車を降りた私はこの建物が増改築を繰り返しながらも数百年来こうしてここにあり続ける事に心が震えるのを感じたものだ。
ここは戦国より続く武家名門の旧家フェレ家の屋敷であり、現代の頭首アル氏は既に齢八十を超える老人ながら剣道は最後の十段位を授けられた達人である。
この方は若い頃は大層な武勇伝の持ち主であり、半世紀前の世界大戦では幾つもの勲章を授かったらしいが同時に破天荒なエピソードも幾つも伝わっている。
老境に至ってからはすっかり落ち着いて伝統武芸を現代に継承し後進の指導にあたっているそうだ。
玄関のチャイムを押した私を出迎えてくださったのはアル氏の奥さんのティーナ婦人である。
上品な佇まいをしたこの老婦人も半世紀前は敵国の戦艦を沈めた事があるというのだから人間とはわからないものだ。
奥の間に案内された私は座布団に腰を下ろした老剣士に深々と頭を下げた。
「ご連絡差し上げたグラド大学考古学科助教授のカナスです。本日は不躾な願いを聞いていただきありがとうございました」
「なに、たまには虫干ししないと腐ってしまいますでな。よい機会じゃて」
威厳のある袴姿と白髭姿からはアル氏の言葉にはギャップが感じられる。気さくな方なのだろう。
アル老人が木箱から出して見せてくださったのは一枚の巻物に記された。
本日私がフェレ家を訪ねたのは戦国時代よりの貴重な遺産であるこの絵巻物を見せていただくためだ。

この絵巻物の題名と作者の名は現代には伝わっていない。
だが絵巻物に記された荒涼とした岩場…重く沈んだような濃い色の川は冥府と三途の川を描いた物と推測される。
広げられた絵巻物を前にアル氏が解説をしてくれた。
「儂のご先祖様…戦国期のフェレ家頭首ロイにはなんでも義兄がおったらしいのです。
 家系図も戦災で失われたために名は伝わっておりませぬが、その方がこの絵巻物を記したらしい」
「……どこか寂しげな光景ですね…この絵を残した方は何を思って……ん?」
絵を隅から隅まで眺めているとこの寂しげな光景の片隅に一人の女性の姿が描かれているのを私は目にした。
白の着物に銀の髪……例えるならば初雪を思わせるような儚げな女性だった。
すでに古い絵巻物の塗料は劣化しかさついていたがそれでもなお時は彼女から美しさを奪うことはできなかった。
「これは……」
「当て推量になりますがな。この絵巻物を記した方はその娘を描きたかったのではないかと儂は思っとります。
 男なんてものはどれだけ時が変わろうと根っこのところは変わりませんでな。
 好いた惚れたに生きるのも馬鹿な男の生き甲斐じゃて」
アル氏は立派にたくわえた白髭をさするとまるで世代を超えた悪童のような笑みを浮かべた。

……この絵巻物を記したと言うロイの兄は何を思って彼女をこの巻物に描きだしたのであろうか。
数百年前の人の思考を辿る楽しみは私が考古学にのめり込んでいった所以だ。
私には彼の思いは…それは荒涼とした冥府の中の唯一の希望に感じられた―――
炎正十三年九月十日―――――――
ネルガルの一団はオスティアの城下を完全に掌握した。
オスティア城を制圧し、さらに牙一家をも掌握する事で表社会も裏社会も制圧したのだ。
わずかに逃れた兵や侍たちは大名ウーゼルが篭る東の砦へと落ちのびていき、
東街道は逃げまどう者たちで混乱と混迷の様相を示している。
その中に赤い髪の若武者ロイがいた。
彼は懸命に大八車を引いていた。車の上には痩せこけた病人が乗せられており、大八車の後ろからは従者のロウエンが車を押している。
傍らによりそい時折エリウッドに声をかけるのはエルバートの奥方エレノア、エリウッドの義母に当たる人物だ。
元より長くは生きられないとされていたエリウッドだが、オスティアを脱出して二日。逃避行の疲労から著しく体調を崩していた。
頬は扱け瞳は窪み、彼の髪は衰えて白い物すら混じっている。
説明されなければ未だ十代の若者とは信じられないだろう。
「いい…ここでいいから置いていってください……母上たちだけでもウーゼル様の下へ…」
「戯けた事をお言いではありませぬエリウッド。病を得たといえどこれしきの事で弱音を吐くように育てた覚えはありませんよ」
先頭で車を引くロイの額を汗が流れる。
痩せこけたエリウッドは驚くほど軽かったがそれでも一昼夜こうして車を引いているのだ。
だがこのままではいつ追っ手がかかるかわからない。
ゆえにエリウッドは自分を置いていってくれと言っているのだ。
無論そのような選択肢はロイにはないが。
…口に出してはいないがオスティアに落ち着くまで長らく一人であったロイにとってエリウッドはまさしく兄だった。
彼とともに過ごした歳月は長いものではないが彼は色々な話をしてくれた。
ベルンと戦う事しか考えていなかった自分に心の道を示し続けたのはエリウッドであった。
だがそれも過去の事となろうとしている。
ロイの目からもエリウッドには死相が浮かんでいるのが明らかであった。
十八時四十二分。
エリウッドは意識を失う。
ほとんど屋敷から動けなかった彼にとって外の風は身に染みるのだ。
「エリウッド殿……エリウッド殿!」
ロイはただ只管に呼びかけた。
彼の心に残る青年に向かって……その言葉はほとんど無意識に流れ出た。
「兄者!」
うっすらと青年の瞳が開く。
夜の帳が降り、誰も彼もが我先にと東の砦を目指す野辺の道において彼らを顧みる者もいない中、
その周囲だけはどこか時が止まったようにすら感じられた。
青年は擦れかかった声で少年に呼びかけた。
「ああ……そう呼んでくれるのか…いいね……いいものだよ…兄弟というのは…最後にそれを知れて……」
エリウッドは最後の力を振り絞り、肉付きの無い片腕を動かす。
その手はやせ細りまるで骨に皮がぶら下がってるかのごとき有様だ。
懐からその手で取り出したのは絵巻物。生涯唯一の仕事としてエリウッドが描き上げ先日完成したばかりのものだ。
「これを……僕が生きて残した……」
巻物はしっかりとロイの手に握られた。
同時にエリウッドはロイの手に別の物を残していたのだ。
生きる事のできなかった自分の人生を彼はロイの手に伝えていた。
今この時よりロイの命は彼一人の物では無くなったのだ。

「待たせて…待ってくれた……ありがとう……」
もはや意識も混濁していたのだろうか。
擦れかかった声で呟くとエリウッドは最後の息を吐き出した。

炎正十三年九月十日十八時五十分――――――
フェレ家の青年エリウッドは十七年に及ぶ闘病の人生を閉じた。
常に死と隣り合わせであり病魔と闘い続けながら心荒む事もなく、
後に彼を語る人は口を揃えてこう言った。

澄んだ湖畔の如き生であり、深き心の道を生きた男であったと――――――




「星が……落ちた……」
巫女は夜空を見上げていた。
雲ひとつ無い夜空には月と星々が輝いていた。
その中の一つが瞬いて消えた。儚さと切なさを抱いて消えた。
「ミカヤ……」
肩の上の小鳥が囁く。
巫女と古代の神はデインに向かう街道の途上でそれを見たのだ。
小さな星が消えてゆくのを。
「精一杯生きたのかしら? 人の心に何かを残せたのかしら?
 姉上不幸な子。私がそちらにいったら沢山叱ってあげないといけないみたい」
銀の髪の巫女は一筋の涙を零した。
「行きましょうユンヌ……エリウッドは黄泉の国に発ってそして眠る…
 幾星霜か私がそちらに行ったら沢山お土産話を聞かせてあげないといけないわね。
 姉上の旅の物語を………」
巫女は静かに顔を伏せると編み笠を被り直しデインへ向けて歩みだした。
両親からの手紙によればガヴェイン殿に預けられたアイクがかの地にいるという。
いずれ別れる身であるにしても生あるうちに一目会いたかった。
それは…夢か現か幻か……
遠い昔に見た夢か……
青年は岩肌を踏みしめていた。
信じられない。体が軽い。もはや自ら立つことができなくなって久しかったものを。
動く。脚が動く。荒涼たる大地を踏みしめて青年は歩く。
確信がある。ずっとずっと待っていてくれたのだ。
あの河のほとりに彼女がいる。

やがて水の流れる音が青年の耳に入ってくる。
河のほとりは身を切るような冷気に満たされていたにも関わらず…どこか暖かかった。
「変わらないね貴女は…あの時の僕は今よりずっと子供だった…ニニアン」
河のほとりの大きな岩に腰を下ろしていたのは銀の髪と透き通った雪のような白い着物の死神であった。
死と言う名の慈悲深き刈り入れ人。
あれからずっと待っていてくれた。
「…十七年……苦しかった? 楽しかった?」
「…楽しかった…父上と母上は僕によくしてくれた。生涯君を心に抱いて生きる事ができた…人生の最後に…弟を得る事ができた…
 本来…七年前に終わっていた筈の生を力の限り生きる事ができた…ありがとう…僕に時をくれて……」
娘は岩肌から立ち上がった。
彼女は立った一言呟いたのだ。
「そう…」と……
だが…吹雪の如き白き死の龍神は微笑んだのだ。
慈しみに満たされた慈母のように。
彼だけではない。この乱世で幾人もの死を受け止めてきたこの神は慈悲深く囁いてくれる。
懸命に生を生きた者にもう休めと囁いてくれる。


彼女は青年の手を取った。
青年は彼女に誘われて黄泉路を歩んでいった―――――――――


続く

侍エムブレム戦国伝 風雲編

〜 エイリークの章 破片 〜
456助けて!名無しさん!:2012/02/23(木) 20:29:31.43 ID:7gJV3jGG
エリウッドェ・・・
457助けて!名無しさん!:2012/02/23(木) 20:33:58.32 ID:Czl7xd7x
>>452-455
(´;ω;`)ブワッ
458助けて!名無しさん!:2012/02/23(木) 23:24:16.30 ID:vQ1FyWZV
>>452ー455
投下乙、GJ!



フィオーラ「( ゚Д゚)……(゚Д゚)」
ファリナ「こっち見んな」
フロリーナ「エリウッドしゃま……ぐすん」
459助けて!名無しさん!:2012/02/24(金) 00:23:12.96 ID:5/FCqkid
フィオーラ「メエエエエイデエイ、めええええいでえい、メエエいでエイ…。竜の肉 にくにく 食べたべ にくたべたひよおおおおおお」
460助けて!名無しさん!:2012/02/24(金) 18:44:45.88 ID:uaaSF/wG
>>459
ちょっとは落ち着けやフィオーラwwww
461助けて!名無しさん!:2012/02/24(金) 19:37:24.19 ID:awBQKhMk
エリウッド「あの…フィオーラ…僕生きてるからね?確かにメイクのセーラさんにリザイアしてもらってやつれてたけど」
ニニアン 「フィオーラさん元気出して!『私達は』もうクランクアップだけど、あなたなら出番あるわよ(・∀・)ニヤニヤ」
ドロシー 「安堵の表情でニニアンさんに襲いかかるのはやめてくださいフィオーラさん!!」

FEステーションで侍エムブレムがドラマ扱いっぽいのを見て、
茶の間で見て楽しむ兄弟達や、楽屋裏的な話とか書くの楽しいかなと思ったんだけども

こういう便乗ってしていいでしょうか作者さん?
OKOKっす
>>55でも書いたけど便乗してくださる方は自由に便乗してください
自分もネタ楽しみにしてますよん
463助けて!名無しさん!:2012/02/24(金) 20:10:44.00 ID:+gVJnukV
セリス「あうぅ・・・」
ロイ「・・・・・」ギュッ
エリウッド「ハハハ・・・参ったな」
ミカヤ「あらあら、なんか珍しい光景ね」
エリウッド「なんか二人とも急にさびしくなっちゃったみたいで」
ミカヤ「お芝居とはいえお兄ちゃんがいなくなって寂しいわよね。家計簿とかは私がやっておくから今日は二人と一緒にいてあげなさい」
エリウッド「ありがとうミカヤ姉さん」


ミカヤ「あなたも少しは落ち着きなさい。大して強くもないのに飲み過ぎよ」
シグルド「ううう・・・兄より先に逝くのは許さんぞエリウッド・・・」
ミカヤ「全くお芝居だって言ってるでしょ。エリウッドなら今日も元気に胃潰瘍よ」
シグルド「いや、わかってるんだけど・・・どうしても想像して涙が・・・」
ミカヤ「・・・そうね。兄より先に死ぬのは兄不幸かもね。それならあなたも姉も不幸にしないようにお酒は控えて長生きしなさい。私が死ぬときに看取ってくれる兄弟がかけてるなんて嫌だからね」
464助けて!名無しさん!:2012/02/24(金) 20:44:23.43 ID:Se/2zDjX
>>461
ユリウス「やれやれ、ニニアン姉にも自重してほしいもんだ」
ファリナ「本当よね。姉さんのストッパーも大変だけど妹が恋敵ってのも大変よ。
まあ普段は仲が良いから泥沼って程にはならないけど」
ユリウス「争いにならなくて良いなぁ。僕なんか嫉妬でナーガですよ。
最悪トールハンマーと杖ボコのオマケつきっすよ?最近は新世界への扉を開きなさいって声が聞こえるし」
ファリナ「その声の主は案外アンタの身近にいるかもよ・・・」
465助けて!名無しさん!:2012/02/24(金) 22:33:19.65 ID:mJe5mwbE
>464
ファリナとユリウスも苦労してるなあ。
466助けて!名無しさん!:2012/02/24(金) 23:19:13.16 ID:awBQKhMk
>>462
どうもー!
あ、そういえば烈火はリザイア闇魔法だった/(^o^)\
ユアンってことでひとつ!

ミカヤ  「まあね、最初はいつもの『魔女っ娘ミカリン☆』的なあれかと思って即断ろうと思ったんだけどね」
エリンシア「あの局の制作とは思えない壮大な大河ドラマでしたわね」
ミカヤ  「ね。大河女優なんて言われたらちょっと心惹かれちゃうわよね」
ユンヌ  「どうも。一話目から登場している女優のユンヌざます」
マルス  「女優(笑)。ただの素じゃないですかアレ」
ユンヌ  「うっせー!!お前だってまんま素だろーが大根!!」
マルス  「大根言うな!たまたま素に近い役だっただけですー!それにリン姉さん程のはまり役じゃ…アッー」
リン   「うっ…否定できない…勝手にマルスをシメるこの体が憎い…ギシギシ」
ミカヤ  「逆に役と離れてる程演技力が光るわよね。意外とヘクトルとか」
ヘクトル 「そ、そうか?」
ロイ   「普段あんなかっこよくないもんね」
ヘクトル 「うっせえ!!」
ミカヤ  「役作りのためにダキュン!ダキュン!キロも痩せたしね」
ロイ   「すぐリバウンドしたけどね」
ヘクトル 「アイク兄貴の鬼のトレーニングメニューだぞ!?続けられるかっつーの!!」
アイク  「慣れれば毎日20セットはいけるぞ?」
ミカヤ  「アイクはそういえば芸達者よね。少年時代はおろか子供時代まで子役使わずに自分でやっちゃうんだから」
アイク  「まあ、『できるなら本人で全部やるのがいい』って言われたからな」
ミカヤ  「まさか向こうも本当に幼くなれるとは思わなかったでしょうけどね」
ヘクトル 「子役と言ったらニノの演技力はやべぇよ。本気で鳥肌立っちまったもん俺」
エリウッド「素と正反対だからね。演技でも父さ…エルバートさんに後で本気で謝っちゃうような子なのに」
ヘクトル 「おう、エリウッド、クランクアップ乙」
エリウッド「あはは…ユアンくんったら本気でHP1まで削るから自分でも迫真の演技だったと思うよ…はは」
エイリーク「私、本当に兄上が死んでしまう気がして泣いてしまいました…!」
セリス  「僕も!」
エリウッド「そう言ってもらえると本気で死にかけた甲斐があるよ…
      僕はこれからのんびり見る側に回るからみんな期待してるよ」
ミカヤ  「逆に私は役柄上最後まで楽できなさそうねー。アイクやロイも先は長そうかしら?」
アイク  「先の台本は貰ってないからわからんがな」
ロイ   「あ、そういえば僕みんなと違って成長途中だから大人の役どうするんだろう」
ミカヤ  「本当、どうする…あっ…」
ロイ   「え、何々姉さんどうした…あっ…」
アイク  「ん?…あっ」
エリウッド「あの、みんなどうして僕を見つめてるんだい…?」
アイク  「前から兄弟でも特に似てると思ってたが…」
ロイ   「髪型少し変えたらきっと…」
ミカヤ  「こんなに早く舞台降りちゃうのももったいないわよね…」
エリウッド「え、何?!ロイ青年役で続投とかしないよ?!回転署長とガチアクションシーンとか無理だからね?!」

というわけで、エリウッドお疲れさまでした。
467助けて!名無しさん!:2012/02/24(金) 23:21:56.03 ID:dq+NZEpD
エリウッドの良い意味での愛されっぷりにほっこりした。
468助けて!名無しさん!:2012/02/25(土) 11:46:22.55 ID:MREg+pIq
クレイン「まさかまともな出番なしで死ぬとは思わなかった」
プリシラ「ごめんなさい…」
469助けて!名無しさん!:2012/02/25(土) 13:38:54.55 ID:2vIj5Acz
>>466
大丈夫だよエリウッド、ニコニコネタで禍絶の零剣っていう奥義持ってるじゃん。王者の劫渦に十分対応できるよ。

アイク「ほう、エリウッドがそんな奥義持ってたとはな」
ゼフィール「…闘争」
エリウッド「余計なこと言わないでよ!戦闘狂の闘争心に火を点けちゃったじゃないか!…ゲフゲフッゲホッゴホッ」
470助けて!名無しさん!:2012/02/26(日) 13:33:40.84 ID:uwl3HFkP
そういや覚醒のパッケージが公開されてたね。

リーフ「………」
ロイ  「………」
マルス「……………」
ロイ  「…これってさ、どう見ても…」
リーフ「マルス仮面…。一体何王子なんだ…?」
マルス「いやいやいや!これ僕と決まったわけじゃないし!そもそもこれ僕と言うには女性並に細すぎるじゃないか!!」
リーフ「ルセアさんと言う男の人がいてだね。今回の絵師が男を女の人っぽく描く人なのかは知らないけど」
ロイ  「ひどいや兄さん!リメイクに飽き足らず、新作にまで出るなんて!!」
マルス「何か言い方が何処ぞのLっぽいよロイ!?とにかく僕に言われても困るって!」
リーフ「マルス仮面…。一体何王子なんだ…?」

ヘクトル「…仮にあのマルス仮面がマルスじゃなくてもDLCであいつはほぼ確実に出てくるよな」
シグルド「今回の舞台は再びアカネイア大陸みたいだからな。どうなることか」
ミカヤ  「それにしても、あの仮面の人は誰なのかしら?」


マルス仮面…一体何者なんだ……?
471助けて!名無しさん!:2012/02/26(日) 21:29:01.02 ID:OHr4R/78
クロムが英雄王の末裔なのでマルスの子孫じゃないかと思ってるが

マルス「つまり、原作では見かけは若いけど相当なおじいちゃんてこと!?」
チキ?「マルスお兄ちゃん」
マルス「うわっなんだいチk…どちら様?」
チキ 「チキね大人になったんだよ。これで一緒にいてもお兄ちゃんがロリコンって言われることはなくなるね」
マルス「あ…ありが…と…う…?」
472助けて!名無しさん!:2012/02/26(日) 21:31:07.76 ID:vz0vA+3W
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/9373/1279193398/
もう一度誘導しとく
…っても現時点じゃ新しい意見も出ないと思うけれど…
473助けて!名無しさん!:2012/02/28(火) 13:04:00.12 ID:5Pm8SfE8
アイク「一時間以内に書き込みが無ければ修行に行って来る。
     書き込みがあったら気は進まんがシグルド兄さんやミカヤ姉さんが勧めてくるお見合いとやらに行って来る」
474助けて!名無しさん!:2012/02/28(火) 13:12:21.07 ID:UQwbNKOj
リフ「我が寺は縁結びのご利益もあると評判でしてな。若人たちに良縁がある事を祈っておりますぞ。私も若い頃は浮名を流しておりました。
   いや、若気の至りですなお恥ずかしい。ふぉっふぉっふぉっ」
475助けて!名無しさん!:2012/02/28(火) 13:14:42.89 ID:CgqTc+pL
セネリオ「いってらっしゃい
お気をつけて」
476助けて!名無しさん!:2012/02/28(火) 13:39:08.85 ID:5Pm8SfE8
アイク「(´・ω・`)…分かった。お見合いに行って来る」
477助けて!名無しさん!:2012/02/28(火) 13:49:11.97 ID:1H8nGY1K
エレミヤ「ふふふ・・・意味のない書き込みをしてスレの容量を圧迫します。今日も悪いことをしました」

ていうかシグルド兄やん人の見合いの世話してる暇あったら自分のことなんとかしなさいよw
478助けて!名無しさん!:2012/02/28(火) 14:02:54.54 ID:un9V1Kmt
>>473
何故か最後にはお見合い相手と剣を交えてるんですね、分かりますw

>>477
1行レスとか意味無ぇwwwwww
479助けて!名無しさん!:2012/02/28(火) 15:16:31.92 ID:neXQmcrV
なんとなく兄弟家の日常(?)
http://chan.sankakucomplex.com/post/show/1067022

アイク「ったく、セネリオもライも俺に見合いの話をたくさん持ってきて。おまえらはどうなんだ?人の心配を
   してないで自分の嫁探したらどうだ?」
セネリオ「ライ、ぼくは今幻聴が聞こえたような気がするのですが」
ライ「まったくの同意見だぜ。まさかあのアイクが他人の嫁を心配するように聞こえたんだが」
480助けて!名無しさん!:2012/02/28(火) 15:24:55.80 ID:kX9gmvMS
マルス「多分セネリオさんは頭が良いし、ライさんは人柄が良いから、自分と違ってモテない訳じゃ無いと思ってるんだろうね」
リーフ「自分と違ってって言うのが罪だよね」
481助けて!名無しさん!:2012/02/28(火) 15:28:51.51 ID:6iM2eLrp
>>479
アルム&セリカェ・・・

ライ「俺は一応はリィレとフラグがあるし」
セネリオ「ぼくは寿命長いですから、アイクの子孫を見守りながら過ごすので全く問題ありません」
482助けて!名無しさん!:2012/02/28(火) 18:32:20.96 ID:UQwbNKOj
>>481
キサ「もう一人フラグのある人を忘れてないかしら?」
483助けて!名無しさん!:2012/02/28(火) 20:01:13.53 ID:neXQmcrV
>>482
ライ 「アイク、ビラク、こっちだ」
アイク「フラグとやらを折って欲しいんだって?」
ビラク「ガチムチなナイスガイがいるんだって?」

シグルド「アルム、落ち込むな。セリカ、めげるな。兄さんがちゃんとしたものを持ってきたから」
http://chan.sankakucomplex.com/post/show/724691
セリカ 「わぁ、シグルド兄さんありがとう」
アルム 「でもこれエリンシア姉さんがいないし、マルスは3人いるし、アイク兄さんも…」
セリカ 「細かいことはいいじゃない」
シグルド「そうだ気にするな」
アルム 「いいのかなぁ…。ま、外伝が忘れられてないのを良しとするか」
484助けて!名無しさん!:2012/02/29(水) 12:49:49.83 ID:G2KVYKQ7
>>479
大乱闘スマッシュ兄弟家が出たらいいのにねぇ
485助けて!名無しさん!:2012/02/29(水) 18:09:00.69 ID:2AwruSfS
コーエー×IS(インテリジェントシステムズ)のコラボとかないかなぁ、最近のコーエーなんか凄いし
○○の野望とか紋章無双(最早シミュレーションじゃない)とか
486助けて!名無しさん!:2012/02/29(水) 18:45:51.11 ID:SQYCdjoF
>>485
IS自体には任天堂との資本関係はないからコーエーとのコラボは可能なんだけど
例の件のことを考えると版権関係は任天堂だろうな。
どっちにしても懐古厨にたたかれるだけで、固定客の多いFEでは売れないしやらないだろう
487助けて!名無しさん!:2012/02/29(水) 21:22:32.10 ID:SkjyDBg7
SFC紋章から入った懐古厨の俺だが正直なとこ変化を求めてる
ゲームシステムも主人公の人物像もパターン化が否めないのよ
クロムがチャラいナンパ男だったりとか今までなら考えられないような奴だったらいいんだが
488助けて!名無しさん!:2012/02/29(水) 23:38:51.64 ID:ZbseATIl
マルス「大乱闘スマッシュ兄弟家なんて冗談じゃないよ」
アイク「FE無双か……腕が鳴るな」
489助けて!名無しさん!:2012/02/29(水) 23:54:33.58 ID:MZQ5Lq2O
アシュナード=呂布、ラジャイオン=赤兎馬な光景が余裕で浮かんだ
490助けて!名無しさん!:2012/03/01(木) 00:46:33.56 ID:X1Y80Lu+
>>488
スマブラじゃ強キャラのマルスも兄弟家だと苦しいなw
そしてどうあがいても絶望な対アイク戦

無双というか三国志や戦国史だとシグルドはどこらへんのキャラなんだろ
とりあえずミカヤ姉さんは黄忠なwwww
491助けて!名無しさん!:2012/03/01(木) 01:33:45.95 ID:LV5TOWdD
悩むけど、演義三國志なら劉備だろうか。武力も曹操以外ならほぼ勝てる強さと人たらしという点で。日本なら義経が近いと思うけど<シグルド
492助けて!名無しさん!:2012/03/01(木) 19:49:17.31 ID:2xdfJvOj
話の流れを切ってしまいますが、ここでネタ投下します。
『ママチャリの系譜』>>436-441の続きです。
493ママチャリの系譜 第2章:2012/03/01(木) 19:50:52.42 ID:2xdfJvOj
166.5

フュンフ♀「さぁーて、第2レースもいよいよ佳境に入って参りました、『ママチャリの系譜』!
      毎度おなじみ竜王家使用人、背番号5番、スナイパー・フュンフ・トラキアモード!
      今回のあらすじは4番5番6番で伝え……」
フィーア 「ほーーーっほっほっほっほっ!!」
フュンフ♀「相変わらず飛ばしてるわね〜」
ゼクス  「ほーーーっほっほっほっほっ!!」
フュンフ♀「ゼ、ゼクスぅーーーっ!? どうしたのよ、アンタまで!?」
フィーア 「ほーーーっほっほっほっほっ!! 前のレースのように怪我人が出なくて暇ですから、
      ゼクスに淑女のたしなみというものを教えて差し上げておりますのよっ!!」
ゼクス  「はい、フィーアさんに高貴な女性としての美学を貫く為の基本的な振る舞い方や、
      美学に基づいた特別な言葉『エレガントワード』というのをご教授頂きました」
フュンフ♀「美学!? エレガントワード!? 何かスゴいのが出てきたわよっ!!」
フィーア 「ゼクスに教えたのは基礎中の基礎ですわ。
      さあ、早速エレガントワードを使って前回>>436-441を振り返っていきますわよ」
ゼクス  「お黙りっ!!」
フュンフ♀「何、それがエレガントワードなのっ!?」
フィーア 「よくってよ、よくってよぉー! ほーーーっほっほっほっほっ!!」
フュンフ♀「笑い飛ばす所か!? もはや会話になってないわ……恐るべし、エレガントワールド」

体育館裏ストレート、上位3チームのみ
─────────────────────
←  ラク スカ                  トリ

─────────────────────

順位変動   マシン名          搭乗者             現ドライバー   単勝倍率
2位→1位:4 シューティングスター   ラクチェ&シャナン     ラクチェ       1.9倍
3位→2位:6 ゴリアスティーノ田中   スカサハ&レイリア    スカサハ      15.6倍
1位→3位:3 大万福丸          トリスタン&ラドネイ    トリスタン     17.0倍
     4位:9 ぱんださん号          アイラ&ティルテュ     アイラ         7.5倍
     5位:7 アリス・ムーン         ホリン&デイジー      ホリン        10.8倍
     6位:1 やらないか         アゼル&レックス      アゼル          9.2倍
     7位:8 トラキアエクスプレス   リーン&ハンニバル   ハンニバル     20.4倍
9位→8位:5 ギルガメス            クロード&コープル   クロード      12.1倍
8位→9位:2 愛のパルちゃん号    ヨハン&ヨハルヴァ   ヨハルヴァ      14.3倍

・スカサハチームに抜かれたアイラとホリンがスカサハを逃すまいと追いかける。
・しかし、スカサハチームはツインエンジン走法で2人を振り切り、そのまま折り返し地点を通過。
・スカサハの頑張りに心を打たれたトリスタンがスーパー真面目モードに突入、言動がまともになる。
 尚、この状態のトリスタンは通常時と区別する為『トリス※』と表記される。
・山岳コース終わり際、根性を見せるスカサハに負けまいとラクチェが奮起し、トップの座をかっさらう。
・そのまま最後のヘアピンに突入。ラクチェはイナーシャルドリフトで完璧にクリア。
・2位トリスタンはラドネイの助力を得て、見事なドリフトクリア。
・その直後、猛追を見せるスカサハがフルスピードのままヘアピンに突入。
 究極奥義・天舞(壁走り)でヘアピンクリア&トリスタンチームを空中オーバーテイク。
・その勢いでトップのラクチェを捉え、スカサハとラクチェの最後の戦いが始まる。
・尚、6位以下のチームは勝負を諦めたのか、ピクニック・サイクリングスピードでのんびり走行。
・ヨハヨハ兄弟がスカサハチームのブレイド・ターンでクラッシュした時に最下位に転落していた。
・レックスがアゼルに『とつげき』するが、アゼルに燃やされて戦闘不能になり、仕方なくドライバーチェンジ。

フュンフ♀「怪我人で思い出したけど、レックスが戦闘不能になってるじゃない。アレ治療しないの?」
フィーア 「大丈夫ですわ。基本的にギャグキャラですから、燃やされても頭がアフロになるだけで済みますのよ。
      わたくしの手を煩わせる必要はございませんわ。ほーーーっほっほっほっほっ!!」
ゼクス  「ほーーーっほっほっほっほっ!!」
フュンフ♀「……」
494ママチャリの系譜 第2章:2012/03/01(木) 19:52:32.09 ID:2xdfJvOj
167

ノイン  「奇跡への挑戦、運命の最終決戦、ファイナルラウンドッ!!
      遠からんものは音に聞け、近くば寄って目にも見よ!!」
セーラ  「いよいよ最後ね……まだ予選だけど」
ドロシー 「しかも、まだ2レース目なんですよね……」
ノイン  「3周目ぶっちぎり最下位スタートにも関わらず、数々の超必殺技で次々とライバルを撃破してきた
      ゴールデンコンビ、スカサハ&レイリアペアと、大本命の優勝候補、
      最強の流星ソードマスターコンビ、ラクチェ&シャナンペアの一騎打ちだぁっ!!」
ドロシー 「スカサハさんとラクチェさんがどこかでぶつかるとは思ってましたけど……
      まさか、こういう展開で来るとは思いませんでした」
エルフ  「どちらが勝つかは分かりませんが、最後は流星軒チームでワンツーフィニッシュになりそうですわね」
ノイン  「地獄から這い上がって来た兄と、常にトップ集団でレースをリードしてきた妹の最終決戦っ!!
      原作では両者共にトップクラスの実力を持ちながら、なぜか印象は正反対っ!」
エルフ  「ラクチェ選手が華やかなのに比べて、スカサハ選手は地味で影が薄い印象があるんですよね。
      似たような初期値と成長率なのにどうしてでしょうね?」
セーラ  「やっぱソードマスター>フォーレストなんじゃない?」
ドロシー 「会話イベントの少なさも影響していますね……」
ノイン  「奇しくもセリス軍のスーパーエース同士が雌雄を決する戦いの構図を見せております!
      勝った方が、真のスーパーエースだっ!!」
エルフ  「ところで、紋章町のセリス軍は何をする集団なのでしょうね?」
ユリウス 「カバディ」
セリス  「えっ、初耳だよっ!?」
ノイン  「カバディ集団、セリスグループ! カバっぽいのはシグルド選手!」
シグルド 「全然カバっぽくないだろっ!!」
ユリウス 「拾うな〜、冗談のつもりだったんだが」
セリス  「ところで、カバディって何なの?」
ユリウス 「スポーツだよ。僕もよく知らないけど」

────────────────────────
     ラク                        トリ
    スカ
────────────────────────

ラクチェ 「スカサハ……」
スカサハ 「ラクチェ……」
ノイン  「悠然と前方を窺うスカサハ選手と、それをブロックする気配もなく待ち受ける
      ラクチェ選手の視線が交錯する……そして、今、並んだぁッ!!」
スカサハ 「……いいか?」
レイリア 「あなたが思うようになさい。ここまで来たのは、あなたの頑張りが殆どなんだから」(スッ!!)
ノイン  「ツインエンジンから通常運行に切り替え、真っ向勝負を挑むゴリアス! 史上最強の兄妹対決、
      スカサハ選手とラクチェ選手の1対1……いや、ナビも含めて2対2の真剣勝負っ!!」
シャナン 「……なるほど、最後は小細工なしの真剣勝負か」
ラクチェ 「真っ直ぐな気持ちには真っ直ぐな思いで応える! スカサハ……勝負っ!!」
レイリア 「この戦いはタッグ戦、あなた達に真のチームワークと言うものを見せてあげるわ!」
スカサハ 「……行くぞっ!!」
ノイン  「夜空に輝く流星を撃ち落とす事が出来るか、FUNDOSHI大将・スカサハっ!!
      灼熱の最終兵器を粉砕する事が出来るか、流星ウェイトレス・ラクチェっ!!」
セーラ  「と言ってもこれ予選だし、1位と2位だから勝とうが負けようが本選行けるじゃない」
ドロシー 「そういう問題じゃありませんよ! この結果次第で、本選への意気込みが変わってきますから!」
495ママチャリの系譜 第2章:2012/03/01(木) 19:54:27.17 ID:2xdfJvOj
168

────────ギュイーーーンッ!!!!──────────────────
         ←──────ラク                        トリ
         ←──────スカ
────────────────────────────────

ノイン  「流星の双子が揃ってラストスパート、両者共にフルスピードで体育館裏を突っ走る!
      恐るべき底力、スカサハ&ラクチェ両選手の底知れぬパワーには驚嘆させられます。
      鍛え方が違うのか、それとも、持って生まれたポテンシャルなのか!?」
アイラ  「私の子供達だからな、生半可な鍛え方はしていない」
ノイン  「持って生まれたエッセンシャル! 汗の香りもかぐわしい!
      ……と、ヨハン選手が言っていました」
ヨハン  「フッ、あくまでラクチェ限定だがな」
ヨハルヴァ「最低だな、お前っ!!」
ノイン  「特に、最下位から這い上がってきたスカサハ選手は、コースの約8割をフルスピードで
      駆け抜けてきております! それでもまだこれだけの余力が残っていたのかっ!?」
エルフ  「いえ、これはもう精神が肉体を凌駕していますわね。ですが、ラクチェ選手もスタミナ切れに
      近い状態でしたから、こちらも余力など残ってはいないはずですよ?」
ドロシー 「スカサハさんの底力がラクチェさんを奮い立たせたんでしょうね」
セーラ  「確かに。山岳コースはイマイチだったのに、いきなり復活してヘアピンで大技決めちゃったもんね」
ノイン  「恐るべし、スカサハ! 恐るべし、ラクチェ!!
      この2人に限界はないのか!? 限界突破! 戦え! ありがとう!!」

トリス※ 「……行くぞ。奴らに目に物を見せてやる」
ラドネイ 「当然だ、私達はまだ終わっちゃいないよ」

          |
          └─ギュイーーーン!!!!──
           ←────ラク
           ←────スカ
────────────────

ノイン  「さあ、スカサハ&レイリアペアとラクチェ&シャナンペアの最後の決戦はグラウンド前に
      もつれ込み……おおっと、ここでラクチェ選手がドリフト!!」
ズザザザザザザッ!!!!
ラクチェ 「……くっ!」
シャナン 「ラクチェっ!!」(グググッ)
ノイン  「コースラインがやや外に流れてはいたが、シャナン選手がバランスを上手く立て直し、復活っ!
      ゴリアスに差をつけたぁっ!! 緑の流星シューティングスター、簡単にはトップを譲らないっ!!」
シャナン 「どうだっ!!」
スカサハ 「まだまだぁッ!!」
ノイン  「だがゴリアスも負けじとついて来るっ! スカサハ選手の瞳に宿るは勝利への意志!
      臨界点を突破した戦いの先に、奇跡のチェッカーははためいてくれるのかっ!?」
ドロシー 「いっけーーーっ!! ここまで来たら、奇跡を起こしてくださーーーいっ!!」
セーラ  「ラクチェーーーッ!! 最強ユニットの実力、思い知らせてやんなさいよーーーっ!!」
ノイン  「そして、ピットロード、色とりどりのツナギを着たピットクルー達がゴリアスに、
      シューティングスターに声援を送り、チェッカーフラッグの前祝いとばかりに
      思い思いにハンカチを振る!!」
シャナン 「向こうはもう限界だっ! このまま振り切れっ!!」
ラクチェ 「はいっ!!」
レイリア 「スカちゃん、あと少しよ!!」
スカサハ 「ああっ!!」
ノイン  「そして、グラウンドに姿を現した、光り輝く緑とオレンジのマシン!! その勇姿に、
      割れんばかりの拍手と歓声ッ!! 勝つのはゴリアスか、シューティングスターか!?」
スカサハ 「ぐっ…!」
レイリア 「スカちゃんっ!?」
ノイン  「しかし、ゴリアスとシューティングスターとの差は徐々に開いていくっ!!
      やはり気力だけではどうにもならないのか、スカサハ選手ッ!!
      ここまで数々の奇跡を起こして来たゴールデンコンビが遂に敗れてしまうのかっ!?」
496ママチャリの系譜 第2章:2012/03/01(木) 19:56:04.44 ID:2xdfJvOj
169

ノイン  「最後の最後まで気が抜けません! この最後の1ラップを誰もが心に焼き付け……あああっと!」

       トリ                 スカ   ラク
       /  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ 
     /  グオオオオッ!!!!
     |   |

ラドネイ 「アンタ達だけで盛り上がってんじゃないよっ!!」
トリス※ 「面白そうだから俺達も参加するぜっ!!」
ノイン  「なんとおぉぉぉっ!! 一度は後塵を拝したはずの大万福丸が驚異的なスピードで
      追い上げて来たぞっ!! これは一体どういう事だぁッ!?」
シャナン 「あれは…」
スカサハ 「ツインエンジンかっ!!」
ラクチェ 「嘘でしょっ!?」
ノイン  「何とツインエンジン走法ッ!? スカサハ&レイリアペアのお株を奪う必殺走法で猛追だぁっ!!
      トリスタン&ラドネイペア、これまでのやり取りからは信じられない程に息がピッタリだぞっ!!」
セーラ  「あんだけケンカしてたのに、いざとなったらコレッ!?」
ドロシー 「あー、もー、こいつら全員恋人同士で良いっスよ」
エルフ  「随分やさぐれていますね?」
レイリア 「やっぱりあの2人、仲良いんじゃないの?」
スカサハ 「何だかんだ言ってあいつら幼馴染みだからな。
      それだけに歯車が噛み合った時の強さは尋常じゃないぞ!」
トリス※ 「ツインエンジンは元々俺の思いつきで生まれた必殺技!
      お前達よりも遥かに洗練された走りを見せてやろう。ラドネイっ!」
ラドネイ 「わかってるよ!」
ギュイィィーーーーーーーーンッ!!!!
ノイン  「速い、速いぞ、もう一つのツインエンジン! 必殺技のデパートならぬ必殺技の総合商社、
      トリス亭の大将女将ペアが、緑の流星と暴走最終兵器との差をグングン縮めてきているっ!!」
エルフ  「トップ2台はグラウンドコースの第1コーナーに差しかかっていますが、
      これは分からなくなってきましたね」
トリス※ 「これが幼馴染みコンビのチームワークだ! 2人の呼吸を合わせない限り不可能な技だが、
      今の俺達にかかれば容易い事!」
ラドネイ 「二人三脚みたいなモンだからな。
      一時的にまともになったとはいえ、コイツと息を合わせるのは癪だけど」
ノイン  「チムチムニー、チムチムチームワークっ! 私は煙突掃除屋さん!
      紋章町のミュ○とラーデ○イさんっ!」
エルフ  「勇者を目指す少女と元勇者のお爺さんですけど、こんなネタ分かる人いるんでしょうかね?」
セーラ  「いや、んな事どうでもいいからレースの実況しなさいっ!」
ドロシー 「せめて最後ぐらいは真面目にやりましょうよ」

レイリア 「これじゃ追いつかれるわ! スカちゃん、これが最後よ。コーナーリング制御はあたしに任せて、
      とにかくトップスピードで突っ走る事だけを考えてっ!」
スカサハ 「了解っ!」(バッ!!)

   トリ──────→            スカ
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\  \ ギュイーンッ!!
                             \  \
                              |   ↓
                              |   ラク

ノイン  「スカサハ選手、最後の力を振り絞って立ち漕ぎ流星ターボチャージャー起動ッ!!
      あっという間に再びシューティングスターにテールトゥノーズッ!! 何という執念だッ!!」
ラクチェ 「ッ!? しぶといっ!!」
シャナン 「ふ……だが、それでこそスカサハだ。ラクチェっ!!」
ラクチェ 「分かってます、シャナン様!」
497ママチャリの系譜 第2章:2012/03/01(木) 19:57:40.09 ID:2xdfJvOj
170

ノイン  「不敵に笑うシャナン選手! とんでも剣士フテキング!!
      飛んでも8分歩いて10分ゴリアスなら0.05秒で蒸着です!! 8分で9600回蒸着!」
ラクチェ 「てぇいっ!!」
スカサハ 「むっ!?」

           |    スカ
           |   ラク
           |   |
         /  / ズザザザザッ!!
       /  /
      /  /

ノイン  「ダイナミックにドリフトブロックをかけてくるシューティングスター、流星王女ラクチェ選手!
      ああっ、しかし、更にそのコーナー大外からゴリアスが抜きにかかる!」
セーラ  「ちょっと、無茶でしょっ!」
ノイン  「だが、これでコーナーを曲がりきれるのかっ!? コースアウトもやむなし!!
      ワインは山梨、帰る宿なし、金もなし!! ハイヨー、シルバー!!」
レイリア 「それっ!!」(ググッ!!)
ラクチェ 「ええっ!?」

               /     |
             /       |
______/       /
       ラク      / キュウゥゥゥゥンッ!!
        スカ__/

ノイン  「いや、コースアウトしません、ゴリアス!! ナビシートのレイリア選手!!
      思い切った体重移動でスカサハ選手を救う!! スクーン!!」
シャナン 「何、あのスピードで曲がり切っただと!?」
ノイン  「立ち漕ぎしたままの絶妙なコーナリングだッ!! 遠心力に吹っ飛ばされそうな
      高重心のマシンをコントロールするのは後部座席のレイリア選手!!」
ドロシー 「いいです、そのままトップに…」
ノイン  「何というコンビネーション! 何というパートナーシップ!
      スカサハターボチャージャー超加速器とレイリアスタビライザーバランサーの絶妙なハーモニー!!」
スカサハ 「貰ったぁ!!」
ラクチェ 「しまったっ!!」

                        /
______________/
              ラク
           ←──スカ
          ギュイーーーンッ!!

ノイン  「まさにパーフェクトハーモニーッ!! 完全調和を成したスカサハ&レイリアペア、
      そのまま一気にシューティングスターをオーバーテイイイイイィィィィィーーーーークッ!!」
レイリア 「やっ……!! やったわっ!!」
シャナン 「くっ…ラクチェ……」
ノイン  「オーバーテイク、オーバーテイクッ、オーーーバーーーテイイイイイィィィィィーーーーーークッ!!
      ゴールデンコンビ・スカサハ&レイリアペアが奇跡の首位浮上!!」
ドロシー 「キタ━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!!!」
セーラ  「ガ━━━━━━━(゚Д゚;)━━━━━━━ン!!!!」
ノイン  「このFUNDOSHI大将に不可能はないのかぁっ!? それとも後部座席の炎の嵐を呼ぶ女、
      爆炎の踊り子・レイリア選手のカリスマ支援効果が、彼に人知を超えた力を与えるのかッ!!」
エルフ  「あの支援効果は10%どころの話ではありませんね」
セーラ  「あれ指揮官☆5ぐらいあるでしょっ!!」
ドロシー 「いえ、これがスカサハさんの潜在能力なんですよっ!!」

続く
498助けて!名無しさん!:2012/03/01(木) 23:51:02.65 ID:TvqMzYgq
>>493
スカサハぱねぇwww
いやまあ聖戦でも妹が優秀すぎるだけなんだよなぁ

>>486
ポケモンでやれたんだからワンチャンぐらいなら…
499助けて!名無しさん!:2012/03/02(金) 01:17:30.30 ID:OcWgO4fU
スカサハは弱いわけじゃないんだが、髪型や性格が普通なお蔭で印象薄いかもしれない
主力中の主力でシャナンより強くなった印象ならあるかな
500助けて!名無しさん!:2012/03/02(金) 15:20:32.12 ID:UJWZqCA8
>>500ならアイクのお見合いが成功する
501助けて!名無しさん!:2012/03/02(金) 17:10:21.62 ID:RvMCa0GX
>>500
アイク「こうか、九頭龍閃!」
シグルド「アイク、九頭龍閃は抜刀術じゃないぞ」
マルス「つっこみが違いますよシグルド兄さん」
502助けて!名無しさん!:2012/03/02(金) 17:21:25.82 ID:NwimNuNS
防御半減の九連斬撃か。
503こんな説もありました:2012/03/02(金) 17:32:14.19 ID:LeqGXm3S
リーフ「新作発売前ってさ。どういうゲームなのか予想してみてそれが当たってたり外れてたりを楽しめるものじゃん?」
マルス「だねえ。僕が覚醒に出るのかどうかわからないけど一説にはなってるしね」
リーフ「それで思い出したんだけどさ。烈火発売前はリン姉さんはフィルの母説が出てたんだよね」
ロイ「確かに年代は合うしサカ人同士だし」
エリンシア「つまりリンちゃんはバアトル様のお嫁様っ!?なんて羨ましい…」
ロイ「いや、その説は外れたからね?」
リーフ「そうだけどあれを見てみ?」

フィル「たのもー!お姉様はおられるかー!」
リン「ちょっ……なんでお姉さまよっ!?」
フィル「学校で聞きました。リンさんは年下の少女にお姉さまと呼ばれるのが無上の喜びだと」
リン「マルスかそんな噂を流しくさったのは!」
フィル「さぁさぁお姉さま!いくらでもお姉さまとお呼び申しますので一手死合い願いたい!」
リン「なんでそうなるっ!?」
フィル「強い剣士とあらば死合わずにはいられないもののふのサガというもの」
リン「だが断る!」
フィル「なんと…ならどれだけお姉さまと呼べばお受けくださるのですかお姉さま?」

ギャラリー「ざわ……ざわ……」
ヘザー「やっぱりリンちゃんの百合力はFE一ね♪はじめて女の子同士のペアエンドを実現しただけの事はあるわ」
リン「この光景を見てどうしてそう思える!つーかやめれ!ますます変な疑惑が深まるでしょ!」
フィル「明鏡止水…剣の道を学んでいれば外野のざわめきごときそよ風の如しです」
リン「私はちゃうわーっ!もーやってられないわっさらばっ!」(ダッシュ
フィル「逃げるかっ!尋常に死合ってくださいお姉さま!」(ダッシュ

ロイ「なにあれ…」
マルス「ぶひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ♪さすがリン姉さんはもてもてですな(笑」
リーフ「どこに意外な人間関係があるかわからないよねえ。発売前のガセやら外れ予想もネタの材料になるって事で一つ」
504助けて!名無しさん!:2012/03/02(金) 21:43:23.08 ID:bV9fQx6r
あったなぁそんな説。懐かしいものだw<リンがフィル母

そういう意味ではマルス仮面には期待だな。何か公式絵見る限りじゃ女っぽく見えるし。
こういうのが最終的にどうなるかが見物だね。
505助けて!名無しさん!:2012/03/02(金) 22:36:35.33 ID:OcWgO4fU
エフラム「む、手強いな…」
セリス「なにしてるの兄さん?」
エフラム「ん?あぁ、3DSのラビリンスの彼方というゲームをやっている。ジャンケンの3すくみを
      利用した魔法を使って敵と戦いながら少女をラビリンスから脱出させることが目的となる」
マルス「プッ、兄さんが好きそうなょぅiょゲーwww アッー飯綱落としはらめえぇぇ!」
セリス「今どの辺なの?なんだか毒の川が流れているように見えるけど」
エフラム「10層中の下から5層目の『廃墟』だ(ちなみに3周目)。この毒川には水龍のシュイロンがいるが
      攻撃しても毒水があれば体力が全快する厄介な相手だ。一度実際に戦ってみたいな」
セリス「なにアイク兄さんみたいなこと言ってるの?身の程をわきまえといた方がいいよ」
エフラム「大丈夫だシュイロンくらいなら。イェンロンや根を壊していないマリグナント・コア、
      イビルヘッド、ローヴァーウィング、シーカーヘッド、オオニュウドウ、ベヒモスは
      さすがにマズイけどな」
506助けて!名無しさん!:2012/03/02(金) 22:36:35.71 ID:n8Don7Yk
>>502
しかも装備は鎧用鈍器ですね、わかります。
507助けて!名無しさん!:2012/03/02(金) 22:55:26.08 ID:RvMCa0GX
>>503
強さを目指すもののふ→アイクが戦いたがり勝負→ry→嫁候補
はいはいフラグフラグ

いつぞやのカアラバアトル熟年夫婦モノではノア殿は夫婦そろって認められてないかわいそうなポジションだったけど
アイクだとあっさり認められて話がややこしくなりそうな。アイクが婿入りしたら何故かエリンシアがついてきそうだけど
508助けて!名無しさん!:2012/03/02(金) 23:12:54.80 ID:NwimNuNS
原作ではツァイスがバアトルに認められてる件。
更に言うと美人な姉が居て男性恐怖症シスターともフラグが有ると言う……
509助けて!名無しさん!:2012/03/02(金) 23:27:22.66 ID:tf0IDWBA
エレン「……」ジト
ツァイス「最近エレンが怖い」
ミレディ「…バカ」
ゲイル「甘いな」
510助けて!名無しさん!:2012/03/02(金) 23:27:47.14 ID:kOma2ALX
アイクがお見合い相手とか大当たりなのか、絶対成功しないから期待する分大はずれなのか

伝説のポケモンが野生で出てきたのにボールが無いとかそんな気分
511助けて!名無しさん!:2012/03/02(金) 23:44:58.52 ID:PrHFqVT3
もう残り10KBじゃないか、次スレ立て挑戦してくる
512助けて!名無しさん!:2012/03/02(金) 23:47:53.07 ID:LeqGXm3S
頼む
駄目だったら自分が行く
513助けて!名無しさん!:2012/03/02(金) 23:49:59.82 ID:mJkz0/kL
俺ノア好きなんだけどな。うまく成長して、フィルを運んで放り込むと結構活躍して使いやすかった。
やっぱり微妙に後ろ向きなところがあるし、真っ直ぐなバアトルさんとカアラさんに気に入られなかったのかな。
伯父さんのカレルとは支援があるから、親族の信頼ゼロというわけでもないし、
存外イリアで合宿という形でノアとデートとかしていそう。
しかし紋章町のバアトル、カアラ、カレル、フィル一家は結構豊かな生活していそう。
カレルが更生しているし、フィルの実家はスポーツジム兼スポーツバーとして流星軒と並ぶレジャースポットの経営者の娘さんになるから、
でもフィルの料理の腕前はどうなるんだろう。
まさかとは思うが、自分で料理できないからノアが料理兼トレーナーとして有能だから付き合っているのかな。
某腹ぺこ王とそのマスターみたいに。
514助けて!名無しさん!:2012/03/02(金) 23:53:09.26 ID:PrHFqVT3
515助けて!名無しさん!:2012/03/03(土) 00:01:49.41 ID:6wLlHYFK
カアラが触りだけ仕込んでそうな気はする
ラクチェほど下手なイメージは無いかな
それと両親には気に入られない方がむしろ面白い
反対する頑固親父と対決なんて男として燃えるじゃん
むしろそれは美味しいイベントでっせ

>>514
516助けて!名無しさん!:2012/03/03(土) 00:25:20.27 ID:Nwd7v7RE
>515 たしかにそんな感じだよね。でもそれで単発ネタができてしまった。
フィル「今度のグランベル中学との対抗試合で負けたら、私とノア殿で皆さんの料理を作ります!」
エレブ中学剣道部の皆さん「おぉ〜。(まぁ、フィルもそこそこの料理だし、ノア先輩が手伝ってくれるから大丈夫だよね)」

ラクチェ「今度のエレブ中学との試合で負けたら、私がみんなのためにラーメンを作るわっ!」
グランベル中学の皆さん「勝て!絶対勝つんだ!ラクチェ(このままでは全員倒れる!全身全霊込めて應援しないと!」
517助けて!名無しさん!:2012/03/03(土) 04:12:18.33 ID:FOvPID/N
ルトガーに勝負を挑むノリでアイクに挑んだら
確実に半殺しにされますな<フィル

まぁバアトルさんもカアラさんも性別が女だからって
どうたらこうたら言う人では確実にないから特に問題はないのか
剣聖の方のカレルさんとアイクが勝負したらどうなるか見てみたくはある
剣魔(笑)の方だとぶっちゃけボコボコに大天空される姿しか想像できない
518助けて!名無しさん!:2012/03/03(土) 11:07:28.79 ID:hyfzSxNs
>>514
乙カレー。

剣聖カレルならアイクに勝ってなんかいいこと言いそうな感じだね。

逆に剣魔だとポエム吐きながらアッーチョッーラメェーとかいってボコボコにされそう。
519助けて!名無しさん!:2012/03/03(土) 11:34:22.68 ID:C50U3opg
ダメージとしてはアイクが圧するけど、剣術として一本取られた感があって俺の負けだみたいな感じかもしれない
まあ、アイクの技ってベオクで最高だから意外とかなり緻密なんだろうけど
520紋章町のサムライガール:2012/03/03(土) 14:39:52.56 ID:rEB2p7Ie
*フィルさんが壊れてます。か、関西弁のマリータとかいるんだしこれくらい…いいよ…ね?
ともあれ心の中のフィルさんを大事にしたい人はスルーしてね。


フィル「武士道といふ事は、死ぬ事と見つけたり。二つ二つの場にて、早く死ぬかたに片付くばかりなり。
    別に仔細なし。胸すわって進むなり。図に当たらぬは犬死などといふ事は、上方風の打ち上りたる武道なるべし―――素晴らしい…」

私は…じゃなかった拙者は本を閉じました。
もののふの生き方を記した葉隠は実に名著というべきです…いうべきでござる。
昨日古典の授業でこの一説を読んで以来、心にビビッとくるものがありました。
これこそ私が剣士としてもののふとして取るべき生き方と確信したのです…したのでござる。

そう……私は侍になる!!!!


…というわけで形から入ってみました。
着物に袴に倭刀に脇差。靴は止めて足は草履。
これぞ正しい侍の姿でござる。
この姿を家族に披露して侍宣言したところ父上は、
バアトル「うむっ!フィルは何を着てもよく似合うぞ。うおおおおおおおお!」
と、褒めてくださいました。
カレルおじ上は、
カレル「ああ、フィルも中学生だものね。誰だってそういう時期を経て成長していくんだよ
    私は特にそういう時期を長く過ごしすぎたけどね。はははは」
といつものように柔らかい微笑をくださいました。
ただ母上だけが頭を抱えておられます。
カアラ「……何故にうちの者はこう…影響を受けやすいというか…変な思い込みが強いというか…はぁぁ…
    フィルよ…お前は外見は私に似たが性格はバアトルに似たな…」
はて…何の話でしょうか?
いえ、ござるか?
あ、いけない。学校…いえ、寺子屋の時間でござる。
早々にお出かけしなければ。
侍言葉って慣れないと難しいなぁ…精進精進。
大事な事は形から入る事です。
521紋章町のサムライガール:2012/03/03(土) 14:40:13.58 ID:rEB2p7Ie
…というわけで拙者午前中の授業を受けたのでござるが…いや、目立つ目立つ。
友達にも突っ込まれまくってしまったでござる。
だがこれしきでやめるくらいならはじめからやらないのでござる。
明鏡止水の心が武道には欠かせません。
しかし墨と筆でノートを取ったらあっという間に真っ黒になってしまいました。
文武両道こそ武士であるからには書道の修行も必要でござるな。


授業が終わったら死合いの相手を探す事にしました。
毎朝毎夕、改めては死に死に、常住死身になりて居る時は…というのが武士の生き方。
常に死んだ気で挑めという事。
何処かに強者は……と思っていたら上級生のリン殿を見つけたのでさっそく拙者は勝負する事にしました。
剣客たるもの戦う事に理由無し。ただより強きを討つべし。
フィル「リン殿!一手死合いを所望する!いざ尋常に勝負!」
リン「げっまたあんたかい!?」
フィル「今日こそ死合いをお受けいただく!」
リン「真剣は危ないっていってんでしょーがっ下手すりゃどっちかバルキリー!」
フィル「もとより死合いとはそういうもの!」
リン「やなこった!私は平和な学園生活したいのよ!」
フィル「なんと…拙者相手では真剣勝負は役不足と申されるか…なんたる無念。もはや切腹しかござらん!」
リン「わーっやめーっなんでそーなるっ!?」
侮りを受けるは生き恥…もはや腹を切るしかないでござる。
だが拙者が脇差を抜くとリン殿は拙者にしがみ付いて止めるのでござった。
勝負もダメ切腹もダメとはいったいリン殿は何がしたいのでござるか。ぷんぷん。
522紋章町のサムライガール:2012/03/03(土) 14:40:47.39 ID:rEB2p7Ie
結局勝負は受けてもらえなかったでござる。
うーん、そういえばふと思ったでござる。武士はもののふ。強さを求めると同時に忠義に生きるものでござる。
だけど拙者には主君がござらん。誰か生涯お仕えする主君が欲しいでござる。
だれぞいい方はござらんか……

ヒーニアス「タスケテエイリーク!」
ならず者A「げっへっへ!四人で囲んじまえばなんもできめぇ!」
ならず者B「さぁさっさと有り金出しやがれ!」

むむっ!か弱き弓兵をよってたかって苛めるとはなんたる卑劣漢!
義を見てせざるは勇なきなり。拙者さっそく割って入って悪党どもを蹴散らしたのでござる。
ヒーニアス「ワハハハハハハ!見たか悪人ども!このヒーニアス囮となって貴様らを引き付けその隙を援軍に突かせたのだ!
      我ながら策謀の王子と呼ばれし頭脳が怖いな。ふふん」
…援軍とは拙者の事でござろうか…そのような策があったなどと初耳でござるが…
拙者が助けたとたんこやつ強気になり申した。
ヒーニアス「うむっ!援軍感謝するぞ!私はフレリア家ヒーニアス!この礼はいずれかならず!」
フィル「はぁ…さようでござるか」
あれが名門フレリア家でござるか…あれは主君にしたくないでござる。
ずっと仕えるとかぞっとするでござる。
仕えるに値する方とはそうそういないものかも知れないのでござる。



死合い相手も主君も結局見つからなかった拙者は闘技場に行くことにしたのでござる。
ここならば勝負の相手には事欠きもうさん。
それに……ち、違うのでござる。
別にここでノア殿とよく会えるとかそんな事は考えてないのでござる///////
そそそそそのような浮ついた心など拙者は武士としてもってないのでござる////////

ノア「あ、フィルさん。今日も出場するのか?」
フィル「ひゃいいいっ!?いきなり後ろから話かけないでくださいっ!?」

不覚……つい地が出たでござる…
まだなりきりが足らんでござる…

ノア「ごめんごめん…てかそれコスプレ? けど桜色の着物ってフィルさんにはよく似合うね」

ああ〜どうしてそういう事を言うのでござるか!?
そ、それは拙者とて女子…着物や袴を選ぶ時に多少の洒落っ気も…げふげふ。
と、とにかくそんな事を言われたら恥ずかしくてしかたないでござる。
それを覆い隠すためにも拙者はいつもの言葉を言うのでござった。

フィル「ノア殿!一手勝負願いたい!」


終わり
523助けて!名無しさん!:2012/03/03(土) 16:10:44.08 ID:ysmdBNza
>>520-522
カレルの中二病が感知したというのに、カアラも大変だなwwwww
原作のフィルも割と騙されやすいと言うか感化されやすい子だから、あまり壊れてもいない気がするぜ!
GJ!
524助けて!名無しさん!:2012/03/03(土) 18:23:45.35 ID:H+CmQnqm
>>520ー522
乙!
さすがカレルの姪というかw
慌てると地が出るところがかわいかった
GJ!

525助けて!名無しさん!:2012/03/03(土) 22:06:59.35 ID:Nwd7v7RE
>520-522
サムライガール、フィル。これはとてもいいものだ。
しかし思い込みが強くて、うっかりで、地はとても少女というところが素晴らしい。
GJ!

カアラ「なんだか、胃薬が必要になってきた……」
526助けて!名無しさん!:2012/03/03(土) 22:43:50.99 ID:EmyECwJ1
>>507
なに、その俺のFE最燃&最萌カップル。
527助けて!名無しさん!:2012/03/03(土) 22:49:47.10 ID:EmyECwJ1
おっと、>>520-522に感想を書く前に送信してしまった。
連投すいませんが以下感想。

流石は初代「倭刀」持ち、侍ガールはこうあって欲しいもんです。GJ
528助けて!名無しさん!
初期倭刀持ちはフィルカアラ以外だと…

ワユ   「………」
ミスト  「侍?」
イレース「さむらい?」
ワユ   「や、確かに暁での初期クラスは『剣豪』だけどさ。侍とはまた違うんじゃないかなあたし」
イレース「語尾にござる、って付けたら…それっぽく見えるんじゃないでしょうか?」
ワユ   「…ちょっと言ってる所を想像してみたけど…うん、あたしには似合わないね!」
ミスト  「普通に剣士って感じだよねワユさんの場合。勝負しかける所は一緒だけど」
ワユ   「そろそろ一本取りたいんだけどねー。あ!大将発見!いざ尋常に勝負ー!!」

ドウシテオレノマエニタッタ? キュピーン!ギィン!!ギィン!!

イレース「…これで、何戦目でしたか?」
ミスト  「500戦した所で数えるの飽きたけど、全敗なのは覚えてるよ。…って!お兄ちゃんにお姫様抱っこされてる!」
イレース「お姫様抱っこされる、侍なんていません。阻止です…!」

ワユ 「う〜ん…、次こそ勝つでござる〜」 
アイク「…ござる?ござるって何だ?何にせよキルロイに見せないとな」


初期倭刀持ちって、勝負仕掛けたり仕掛けられたりと勝負事多いよね。